打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ映画)

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「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

よみがな:うちあげはなびしたからみるかよこからみるか

上映開始時期:2017年8月18日

★★★★☆ 3.4
物語:3.1 作画:3.9 声優:2.9 音楽:3.8 キャラ:3.3
総合得点 59.3
感想・評価 133
棚に入れた人 550
ランキング 3587
物語の舞台は、夏休みのある一日。花火大会をまえに「花火は横から見たら丸いのか?平たいのか?」の答えを求め、町の灯台から花火を見ようと計画する少年たち。一方、クラスのアイドル的存在・なずなに想い寄せる典道は、時間が巻き戻る不思議な体験のなかで、なずなから「かけおち」に誘われることに……。何度も繰り返す一日のなか、なずなと典道を待ち受ける運命は? そして、果たして花火は下から見ても、横から見ても丸いのか?(アニメ映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』のwikipedia・公式サイト等参照)

このアニメの感想・評価 133

2017.09.30 23:54 NANAの評価 | 観終わった| 74が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ映画) 物語 : 4.0  作画 : 4.5  声優 : 3.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.5

常識だと思っていたことが本当は間違っているのかもしれない

ハッピーエンドではありません。
いや、彼らにとってはハッピーエンドなのかな?主人公の最後の願い(?)は叶ったのだから…

確かにこの終わり方だと評価が分かれるのも分かる気がします。モヤモヤするやつだ。(自分は嫌いじゃないです)

思春期の少年達が他愛もないやり取りを繰り返しながら、周りの状況が大きく変化していきます。
少年達は時には下品な会話をしたり、素直になれずぶつかり合ったりするのですが、等身大の中学生(原作は知りませんが中学3年生ぐらいだと受け取りました)という感じがして微笑ましく見ていました。
一方のヒロインは、特殊な家庭事情を差し引いても大人びていて色っぽ過ぎるかなと思いましたが、主人公目線では好きな女の子はそんな風に見えちゃうのかもしれませんね。

どこか謎めいた美少女に翻弄されてしまう主人公。タイトルはカップルで花火を観るイメージかなと思っていましたが、全然違いました。そういうことだったのですね。
甘くも切ない恋(初恋かな?)はやがて主人公を非現実の世界に連れて行きます。それでも、彼女を守るために突き進んで…
始終振り回されっ放しで、女に溺れて酷い目に遭う男のパターンでは⁉︎と思わなくもないですが、思春期の少年にとっては好きな子を守りたいと言う純真な思いからの選択の数々だったのですよね。だから、彼に後悔はない。
最後、{netabare} 彼女とずっと一緒にいたいと願ったからあのガラス玉?が砕け散ったのではないかと思います。元の世界とは違う世界で彼等は一緒にいる。きっと永遠に。 {/netabare}

少年達の些細な心の変化が丁寧に描かれているのが好印象でした。ヒロインは少し現実離れしているように感じましたが、人物の描き方はわりと好みです。俳優の起用については、最初は苦手に感じましたが、人物像がしっかりしているので思ったほど気になりませんでした。

タイムリープ物になるのですかね?タイムリープと言うより、ドラえもんのもしもボックス的なパラレルワールドなのかなと思いました。
この世と並行して、私達が知らない別の世界、色んな可能性を秘めた世界が無数に存在していて、ある日突然それらの世界を彷徨い歩いているかもしれない。

思春期の少年少女の心の脆さや危うさ、純真さを追体験する映画でした。面白かったです。最後、切ないですし、運命は無情だなぁと。ストーリーから何かを学び取ると言う映画ではないですし、ああいうラストである以上モヤモヤは残りますが…

映像(主に人物)は綺麗でした。クオリティ高い。
あと、他作品との比較ですみませんが、個人的には時かけよりもずっと楽しめました。




追記

他の方のレビューも拝見させて頂きました。打ち上げ花火なんて丸いに決まってる!と言ってる人がいてびっくりしました。
ええっ⁉︎本気で言ってるんですか??

マジレスすると平べったい花火もあります!!


…と、無粋な話は置いといて、そういうことが言いたいんじゃないですよね。

あなたがいるこの世界は、本当にあなたが知っている世界ですか?
当たり前だと思っていることは本当に正しいですか?
物事の見方を変えれば世界が変わるかもしれない。
そんなことを考えさせてくれる映画でした。


で、設定では主人公達は中学生一年生なのですね。(^-^;
男子はそう見えなくもないけど、ヒロインは少し無理がありますね。(^^;
まあ、この年代って女の子の方がませていますし、家庭環境の問題もあって余計に背伸びしてる+憧れの女の子効果で美化されてると思えば良いですかね。(^^;;

で、
{netabare}
他の方のレビューであのガラス玉がなずなの父親の持ち物だったとありましたが、見落としていました。そんなのあったかなぁ?(原作ですかね?)
父親が何故それを持っていたかは不明ですが、その事実から新たな解釈が出来ます。なずなの両親は駆け落ちして結ばれたそうですが、典道達のようにパラレルワールドを渡り歩いて辿り着いたのがあの場所(典道が最初にいた世界)なのかもしれません。
そして、もしかしたら父親はまた別の世界に旅立ってしまったのかも…典道のように。

あと、冒頭の水中イメージが何を意味しているのかよくわかりませんでした。ラストに繋がるシーンなのかな?(二人が溺れたかもしれない世界?)レンタル出たら見返してみたいと思います。

ガラス玉が砕け散った瞬間、無数の可能性を秘めた世界が垣間見えました。それぞれの世界で色んなストーリーが奏でられているのですね。
砕け散ったカケラはどこに行ってしまったのでしょう?
砕ける直前の背景がガラスの紋様になっていたのも印象的でした。全ての世界はガラス玉に閉じ込められ、そこを渡り歩くことが出来たのですね。砕け散った後はもう渡り歩けないと思われるので、典道は最後の世界にいるのだと思います。パラレルワールドを渡り歩いていた典道は最初の世界から来たので、最初の世界からは消えてしまったのでしょう。でも、他の人達はそれぞれの世界の住人なので、なずなはパラレルワールドを知らないようですし、その世界に住むなずななのかなと。最初の世界のなずなは両親に連れ戻され、別の世界(最後に典道が選んだ世界)では典道と駆け落ちしたなずながいるのかも。
{/netabare}
考え出すときりがないですが、パズルのピースを探すみたいで面白いですね。

 サンキュー(16)
ネタバレ
2017.09.25 20:44 ほらいぞんちゃんの評価 | 観終わった| 18が閲覧 ★★★☆☆ 3.8 評価対象: 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ映画) 物語 : 4.0  作画 : 3.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.5

評判ほど悪くない

君の名は。のパクリ!等の発言はスルーで一度見てもらいたいです。原作がかなり昔の文学作品ですし、むしろ逆。

中学生のその場で決めた先の見通しのない自分勝手な恋愛で若くて良いなあという印象でした。アニメーションならではの現実ではそうではないだろうという部分を良い意味で誇張しており満足いくものでした。(例えば中学生だからというものあり発育の早い女の子が中学生少年のファインダーから見ると大人びてみえたり。)
声優もアニメ声優向きではないことは確かですが作中では違和感なくそのキャラクターの声になっていました。

あえて言うならば『シャフトのわりには』作画が安定していなかったように感じました。

 サンキュー(2)
2017.09.18 16:46 shino73の評価 | 観終わった| 382が閲覧 ★★★☆☆ 3.9 評価対象: 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ映画) 物語 : 4.0  作画 : 4.5  声優 : 3.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

夏の日の少年少女

繰り返す、夏のある一日。
とある海辺の町。
花火大会を前に盛り上がる主人公典道と友人たち。
花火って横から見ると丸いのか!?平べったいのか!?

90年代、新進気鋭の映像作家として名を上げた、
岩井俊二監督の同名実写映画にして出世作。
影響を受けた世代として僕の周りで評価は良好でしたが、
人生の選択の分岐点をテーマに、
1つの物語で2つの結末を描くわけですから、
映画としての体を成していない企画先行ではあったのです。
今回のアニメ化で最も意識した所はそこだったそうです。
「なぜ時間が巻き戻るのか」
これは物語を成功へ導く最も重要なファクターだと思います。

舞台は茂下町。
風力発電機が立ち並び、渡り鳥が羽を休める憩いの渚。
幻想的な夕景と海の上を走る電車。
美しい景観に圧倒されます。
上手く表現できない好きと言う感情。
思春期の少年少女に突きつけられる厳しい現実。
「もう1度やり直せれば」と願った先に、
時間の巻き戻しという幻想的な奇跡が起こる。

{netabare}これは典道が望んだ世界でしょうか?
僕にはヒロインなずなの世界にも思えます。
なずなが海辺で拾った光る不思議な球体は、
彼女の死んだ父からの贈り物でしょう。
またいつか見直して確かめないと。{/netabare}

自転車で駆け下りる海辺の坂道。
飛び込んだプールの水飛沫。
そして夜空に咲く打ち上げ花火。
数々の夏の風物詩が眩しい、
美しくも切ない余韻を残す夏の物語。

これは恋の物語ではなく、
思春期の試練と決別を描いたのではなかろうか。

 サンキュー(42)
2017.09.17 22:36 I.S.Sの評価 | 観終わった| 39が閲覧 ★★★☆☆ 3.3 評価対象: 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ映画) 物語 : 2.5  作画 : 4.0  声優 : 3.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.0

恒例の「シャフト要素」はないに等しい

僕が(比較的)好きなシャフト制作のの劇場版だったので、
 かなり前から見ようとは思っていました。
 ただ時が経つに連れ僕の視聴前の期待は膨れ上がっていき、
 最終的には「時かけ超えなるか!?」というところまで来てましたねw
ところが、いざ映画館で見てみると... 結構しょぼかったっす。
 「え、これで終わり?!」ってなっちゃいましたね。
 かなり期待(前述)していたこともあり、少し残念でした。
まあ見る前の日に皆さんのレビューを見させていただいた際、
 結構酷評が多かったことから予想はしてたんですけどね...

  以下は各分野の詳細な評価です。



   総合評価:66点

    物語:☆2.5
{netabare}まさかのここが一番の欠点っていうね... 結論を言うと、とにかく不足感が残りました。ドラマ版,原作からの(尺の余りによる)カットが多すぎるし、そのせいか、行動の根拠がはっきりしない場面が数多くありましたね。ラストシーンに関しても同じことです。{/netabare}

    声優:☆3.0
{netabare}主演だった二人は、明暗がはっきり別れた。広瀬(なずな役)は割りと下手ではなかったですが、菅田(典道役)はおそらくよう実の主人公の中身とほぼ同レベル。経験不足が否めなかったですね。{/netabare}

    キャラ:☆3.0
{netabare}なずなが完全にガハラさん。脇役の男4人衆はそれなりに良かったけどやっぱりなずなが完全にガハラさん。だが全体的に見るとキャラの個性は抑えめだった印象です。ところで、なずなって完全にガハラさんじゃないですかwww{/netabare}

    作画:☆4.0
{netabare}シャフトらしく、きれいな映像美を披露してくれたシーンも多かったですが、目立ったのはやはり演出の陳腐さ。特別スタッフを入れ替えたわけでもないのにねぇ... 普段作ってるようなのとターゲットが変わったからかな?{/netabare}

    音楽:☆4・0
{netabare}主題歌「打上花火」は文句なし(このレビューもこれを聞きながら書いてました)でしたが、物足りなかったのはむしろ劇中歌でしょう。「物語シリーズ」など、過去のシャフトの作品で見受けられた神前ワールドが発揮できていなかったのは残念でした。{/netabare}



この作品を改めて(劇場で見たのは8月20日)振り返ると、
 シャフトの弱点がもろに露呈されてしまった感じですね。
つまり「シャフト制作だがシャフト感はない」映画だったということです。

  ドラマ版見てみようかな... 面白そうやし。


    
  

 サンキュー(3)
ネタバレ
2017.09.14 23:11 タマランチ会長の評価 | 観終わった| 47が閲覧 ★★☆☆☆ 2.8 評価対象: 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(アニメ映画) 物語 : 2.0  作画 : 3.0  声優 : 3.0  音楽 : 3.0  キャラ : 3.0

原作はノスタルジーを、アニメは未来を?

 前半は原作のもっていたリアリティーをアニメでかろうじて再現できていた感じでしたが、後半はその辺がどんどん崩れていって、ふわふわしたチャッチいモノになってしまったように思います。原作は小学生のリアルな日常と非日常な非行がノスタルジックな憧憬を感じさせてくれたのですが、アニメは夢物語とか不思議なことがおこりました的なファンタジー(褒め言葉ではない)で終わってしまいました。
 期待して観に行っただけに残念です。

以下、感じたことを箇条書き
・原作は小学6年生。それを当時中学生の奥菜恵が小学生男子には刺激的すぎるくらいの色気を出していたんだけど、アニメになるとその辺がよく分からなくなってしまっている。水商売をする。結果、16歳に見える?というセリフの説得力がそれこそよく分からない結果になってしまっている。
・親の再婚に反発しての家出なわけだけど、原作はあくまでリアリティたっぷりにその結末まで表現してくれたけど、アニメは無数の願いがちりばめられてよく分からんけど終わってしまった。余韻も感動も共感もない。
・打ち上げ花火はどこから見ても丸いことは崩してはいけない大原則だと思うんだけど、アニメはその辺を簡単に崩しちゃっている。その違和感が作品に入り込めない原因の一つになった。
・実写版は子どもが演じているだけあって男の子なんかホント子供なんだけど、アニメはそれが表現できていたかなあと。できてないことはなかったんだけど、原作と比べてわざとらしいというか、芝居じみている印象が強く、リアリティが低かったように思う。
・日曜の昼の上映を観たので、小中学生と思われる子が多かった。「最高に面白かった。ウンこしてきてきたウケる―。」と盛り上がっていました。そこしか印象に残ったところがなかったのかもしれません。

(17/9/14追記)
・ちょっと考えたんだけど、原作は少年の日のノスタルジーを、アニメは未来に目を向けたかったのかな?と。少年の未来はいくつもある、願えばどんな未来もありうるみたいな感じかな。だから小学校生活最後の小6ではなく、中学校最初の中1なのかな。でも、全然伝わんないなあ。

 サンキュー(6)

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