クジラの子らは砂上に歌う(TVアニメ動画)

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「クジラの子らは砂上に歌う」

よみがな:くじらのこらはさじょうにうたう

放送時期:2017年秋アニメ(2017年10月~2017年12月)

★★★★☆ 3.5
物語:3.3 作画:3.8 声優:3.5 音楽:3.6 キャラ:3.3
総合得点 61.0
感想・評価 287
棚に入れた人 1210
ランキング 3093
砂の海に覆われた世界を舞台とするファンタジー。

砂上を漂う巨大な船・泥クジラでは、サイミアと呼ばれる超能力を持つ代わりに短命な少年少女たちが暮らしていた。外の世界を知らないまま、泥クジラの上で短い一生を終えると信じていた記録係の少年・チャクロが、泥クジラに漂着した廃墟船の中で1人の少女と出会ったことから物語が動き出す。(TVアニメ動画『クジラの子らは砂上に歌う』のwikipedia・公式サイト等参照)

このアニメの感想・評価 287

2018.01.17 18:29 101匹足利尊氏の評価 | 観終わった| 112が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: クジラの子らは砂上に歌う(TVアニメ動画) 物語 : 4.0  作画 : 4.5  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

記録か?忘却か?喉が渇くらい乾いた砂上のハイファンタジー

原作コミックは未読。

砂の海に浮かぶ“泥クジラ”という設定から醸される乾いた雰囲気に惹かれて視聴。

とにかくドライな表現が目に付いた本作。

例えば{netabare}“情念動(サイミア)”で戦う幼い子供たちが、
まるでかくれんぼの鬼みたいなノリで、無邪気に次の敵を殺しに行く……。
それに対し子供たちを戦場に送る決断をした首長が、
良心の呵責に苛まれるというシーンがありました。{/netabare}

およそヒロイズムからはかけ離れた描写に、
それ表現しちゃいますか……(汗)と思わず苦笑いすると同時に、
これは一味違うと惹き付けられました。


この他にも本作には多数の死別がありますが、
死別の瞬間自体は意外とあっけない印象。

大切なあの人も寿命を迎えた電球みたいに、
あっという間に瞳から光が失われ絶命。
戦の最中も射的ゲームのまとみたいにパタパタと人が倒れて行きます。

それなりの作画ソースを有したスタッフ陣が、作画枚数の省エネではなく、
意図して簡素な死の表現を積み重ねていると感じさせるのが、ある意味凄いです。

対照的に“砂葬”のシーンがかなり頻繁かつ長いのが本作の特徴。
本作みたいに“感情”をテーマに押し出すと、
致命傷喰らったはずなのに、一体この人はいつ死ぬんだろう?
というくらい今際の台詞が長文化する傾向がありますがw
本作の場合、感情を突き詰めた結果、
死別の瞬間は理解と激憤、対応で手一杯。
湿った哀悼の気持ちは葬儀などでじっくり洗い流して……。
という様式に辿り着いているのが興味深かったです。

強いて死別の瞬間が長かったシーンを挙げると、
{netabare}オウニが二ビと別れる場面くらいでしょうか。
ただ、あれにしても、肉体の死は一瞬で終わり、
後は精神世界での描写でしたが……。{/netabare}


その他、私が感情以外にテーマとして惹かれたのは記録について。
本作の主人公少年は初期能力が低い記録係。
頼りになる群像間を右往左往する典型的な狂言回しのポジションなのかな?
と思っていましたが、終盤に記録の重要性がより明らかになり、
この少年もテーマを背負った主人公キャラなのだなと思えるようになりました。

物語の核心に触れつつ例示すると、即ち、
{netabare}人間の寿命を“魂形(ヌース)”に捧げて“情念動(サイミア)”
を得ていたチャクロたちの“泥クジラ”だけでなく、
帝国もまた感情を“魂形(ヌース)”に捧げて文明を成り立たせていました。
そして、それらの事実を例えば感情は罪悪などと、
でっち上げも交えて隠蔽することで、秩序を維持しています。

そもそも砂に覆い尽くされた世界の惨状についても、
人類の原罪と神罰を大いに想像させられますが、
真相は容易に変容する伝承により煙に巻かれています。

忘却こそ楽園の必須条件。
秘匿で形作られた世界に対して事実をありのままに記す
使命感を抱いた少年は危険な存在だと思われます。

楽園の嘘を知り、チャクロたちの“泥クジラ”では、
早くも不協和音が生じていますし……。
今更、現実を知り、“魂形(ヌース)”との契約を拒絶して、
感情や寿命などの人間性を奪還しようにも、
この砂の世界では、人間たちが皆ありのままで暮らしていける
まともな地表など早々見つかりそうにありません。{/netabare}

「チャクロの日記」なる記録がこの先、
秘伝になるのか公伝になるのかは定かではありませんが、
彼が握っているペンには案外バルス級の破壊力があるのかもしれません。


私にとっては主人公もようやく確立されて、
やっと物語が始まったところでの1クールアニメ終了。
そういう意味でも、誠に喉が渇く展開w

このまま渇きを我慢せずに原作追い掛け始めるのも一手ですが、
この物語はうねる砂の海を映像で眺めながら飲み干したいので、
是非アニメ2期実現を望みたいです。

 サンキュー(29)
2018.01.16 00:34 ほか弁の評価 | 観終わった| 26が閲覧 ★★★★☆ 4.6 評価対象: クジラの子らは砂上に歌う(TVアニメ動画) 物語 : 4.5  作画 : 4.5  声優 : 4.5  音楽 : 5.0  キャラ : 4.5

凄く

2期に期待してます。
ファンタジーの王道。
個人的にどストライク。

 サンキュー(1)
ネタバレ
2018.01.16 00:18 しんじの元嫁の評価 | 観終わった| 31が閲覧 ★★★★☆ 4.0 評価対象: クジラの子らは砂上に歌う(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 4.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

外の世界と出会わなければ幸せにょろーん?

評価としては、興味深い内容ではあったけど、中途半端だったかなという印象にょろーん。もうちょっと泥クジラでの日常を描いて外の世界の謎をちょっとずつ考えていくか、逆に戦争を中心にその残虐さを描いたほうがよかったのかなっと感じたにょろーん。

{netabare}そして、このアニメの物語の正体というのは、泥クジラに乗っている人々は、感情をヌース(船の原動力)に渡すことを拒み、そのため流刑されたという、罪人の末裔たちだったにょろーん。そのため、本国の人々に「処刑」されてしまう、そういう話だったにょろーん。

だから、本国の人々は感情というものが争いを招くものだと忌み、感情がないにょろーん。泥クジラに住んでる人たちは感情を持っているにょろーん。

まるで、感情を持つかわりに罪人となっているというのは宗教みたいで面白いにょろーん。
だからこそ、感情を持っていても争いは起きないというような、感情を持ちながらどのように泥クジラでの秩序を保ってるかみたいな日常がみたかったにょろーん。

しかし、感情を持ったからといって自由かといえばそうではなく、外の世界から隔離され、同じところをさまよっていたわけで、監獄にとらわれていたにょろーん。

そして、サイミアを使える印の人々は、泥クジラに寿命と食べられていたにょろーん。感情のかわりに命をあずけていたにょろーん。

果たして、命を削っても感情をもって生きることは自由なのか、泥クジラの人々は外の世界に出会って、どのような選択をとるのか、というところで終わってしまったにょろーん。
{/netabare}

思ったことを述べれば、これは大航海時代に始まる世界の開拓に通ずる点があるかなと思ったにょろーん。
{netabare}泥クジラに乗ってる人たちは本国の人たちの虐殺に会う前は、狭い船の上ではあるけど、自由で平和な生活を送っていたにょろーん。
これは、大航海時代のラテンアメリカに通ずるところがあって、ラテンアメリカはヨーロッパ人と出会ったことで虐殺され、奴隷にされていったにょろーん。
泥クジラの人たちは感情をヌースにあずけなかった「罪人」として、虐殺が正当化されたにょろーん。
ラテンアメリカの先住民たち、またアフリカの人たちは狩りをすることで生活していたわけだけど、これをヨーロッパ人は神様から与えられた農耕という技術を使ってない、神の恩恵を受けていないということで、虐殺、奴隷化が正当化されたにょろーん。
世界と出会うことで「罪人」扱いをされてしまい、人権は時に無碍にされるというのが描きたかったポイントかな?とは思ったにょろーん。
そういえば、作中でも肌の色とか気にしていたにょろーん。
{/netabare}

 サンキュー(11)
2018.01.15 02:48 yowanoの評価 | 観終わった| 12が閲覧 ★★★☆☆ 3.7 評価対象: クジラの子らは砂上に歌う(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 3.5  音楽 : 3.5  キャラ : 4.0

砂海の上の営み、設定が十分に練られたファンタジー

砂漠の海を走る巨大な生き物、その上で暮らす人々の物語です。
独特な世界観ながら美しさや広がりに富み、秀逸なファンタジーになっていました。

現実世界とは全く違う文化と未知が多数存在しており、
物語が進むにつれてそれらが少しずつ明らかになるので、興味深く観ていられます。
まだまだ謎の多い前半より段々全貌が見えてくる後半の方が面白いです。

味方陣営のレギュラーキャラが魅力的だったのも良かったと思います。
チャクロにはいかなる時も他人に優しくできる純真さがありますし、
オウニは不器用ながらも仲間思いで味方を守れるだけの力も持っています。
サミは明るく献身的でチャクロへの好意が隠せていないところが可愛らしかったし、
リコスの健気だが気弱で他人思いのあまり落ち込んでしまう心根に惹かれました。

作画やキャラクターデザインも高いクオリティで安定していますし、
戦闘描写こそ思っていたより大人しくて地味だったものの、
総合してかなり見やすいアニメになっています。

ただ良いところばかりでなく、展開は全般的に雑だったかなと思います。
話を特定の方向へ展開するために味方や敵が急にポンコツになったりするので、
納得がいかなかったり、違和感が拭えない箇所がいくつもありました。

特に王道展開で人が生き残ったかと思えばあっけなく死んだりもする命の軽さは残念でした。
ここで死なせて感動的な展開にしたいという作者の意図が見えてしまっている印象です。

それでも量産型のファンタジーではないと言えるだけの設定の作り込みがあり、
描きたい世界を描くという気概を作品から感じられたので、断じて駄作ではなかったと思います。

 サンキュー(3)
2018.01.14 13:29 ahirunokoの評価 | 観終わった| 26が閲覧 ★★★☆☆ 3.6 評価対象: クジラの子らは砂上に歌う(TVアニメ動画) 物語 : 3.5  作画 : 4.5  声優 : 3.5  音楽 : 3.5  キャラ : 3.0

2012年の新世界より、にストーリーが似ている感が

レビュータイトル通りです。

あと、何話目か忘れましたが、女の子が歌いながら踊るシーンがありましたが自分的に素晴らしかったです!何故だかスゴク感動しました!

 サンキュー(9)

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