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「月がきれい(TVアニメ動画)」

総合得点
93.7
感想・評価
1794
棚に入れた
7551
ランキング
9
★★★★☆ 4.0 (1794)
物語
4.1
作画
4.0
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.0

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☆の総合評価
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月がきれいの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

Prospero さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

ハッピーエンドでよかった

桜がきれい…東山さんの挿入歌も良かった。
初恋同士が結婚するなんて奇跡だね。

投稿 : 2022/03/21
閲覧 : 198
サンキュー:

7

Kansan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:今観てる

あなたの心に大ダメージ

まだ半分くらいしか見てないけど、すでに精神的にかなりのダメージを負っている。ただただピュアすぎて眩しすぎて。

投稿 : 2022/02/25
閲覧 : 438
サンキュー:

8

もっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

王道の純愛アニメ

思春期の中学生の恋について描いた作品です。すごくリアルで、中学生の気持ちが繊細に描かれていて、主人公の行動にむず痒さを感じたりしました。僕もこの年ながら、2人が惹かれて合って付き合って行く過程を見ながらニヤニヤしてました。作画は進研ゼミのCMを彷彿とさせるようなもので、アニメアニメしてないような画でした。ときどき、東山奈央さんの挿入歌が流れてきて、作品に綺麗な印象を与えました。こういう純愛を描いてるアニメもいいと思います。

投稿 : 2022/02/20
閲覧 : 366
サンキュー:

21

これ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

王道恋愛者

初恋のキュンを描いためちゃくちゃ王道な作品です!
そしてなによりキャラクターに嫌味なものが無く
主人公とヒロインもめちゃくちゃ一途なところもよかったです!
こんな恋愛したかったなぁ
と思わせてくれて心がほっこりしてあったまる作品

多分アニメ好きじゃない人が見ても楽しめそうだなって思ったのと今の恋愛で実際にありそうな展開や
作中に流れてくるJPOPもすごくいい演出していて
個人的によかったのは最後のエンディングにて
LINEのやり取りがでてくるのがすごく染みました(❁´ω`❁)
恋愛物でおすすめの作品ないかな?といわれたらこの作品がいいかなって思います!ドロドロもしてなくきれいな作品で川越にも行きたくなりました

投稿 : 2022/02/10
閲覧 : 239
サンキュー:

14

ネタバレ

梨の妖精 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

とてもきれいな純愛物語

普段あまり恋愛物は観ません。全然別ジャンルですが、自分はおちこぼれフルーツタルトというアニメが好きで、同じ制作会社で評価も高いということで視聴しました。

自分は恋愛物だとドロドロした人間模様を描いた物はあまり好きじゃ無いのですが、この作品はキュンと来る純愛物で楽しめました。

主人公もヒロインもとても純粋でとても応援したくなるんですよね。

一応ライバルキャラもいますが、お互いに他の相手に靡く事なく、徹底して2人が一途なところが好きです。

最終回も2人が最後まで一途すぎて涙出ました。めちゃくちゃ綺麗な最終回ですね。

何よりこの愛が一時のものではなく、この先もずっと続いていくっていうことを最後に描いてくれたのが凄く良かったと思います。

あと作中ではJ-POPの有名な曲がところどころで流れるのですが、普段はあんまり自分はJ-POPほとんど聴かないんですけど、fragileは好きな曲だったので感動しました。

各話の最後にあるショートストーリーも良かったです。自分はろまんと涼子先生が好きだったので、あの2人の回をずっと観ていたかったです(笑)

ストーリー以外も全体的によく出来ていると思いますし、内容的にかなり万人受けすると思うので、あまりアニメ観ない人にも観て欲しい作品の1つです。

追記
脚本書かれた柿原優子さんは色づく世界の明日から、白い砂のアクアトープ、BanG Dream!などの脚本を描かれた方なのですね。今作も含めていつも良い脚本書かれるなと。柿原さんの担当した作品もっと観てみたいなと思いました。

2022.2/4
物語を4→4.5に修正。理由は観終わってだいぶ経った今でもあの最終回の余韻が凄く残っているため。

投稿 : 2022/02/04
閲覧 : 284
サンキュー:

11

かとー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

大人になったら忘れる事を思いださせてくれる

高校生くらいまであった甘い思春期のアニメ

自分も昔はピュアだったのに、遊び人を経由して、30代独身に突入しました。すっかり汚れてるから、この甘酸っぱさに直視ができず、飛ばし飛ばしで見ちゃいました‥

青春してる人、青春をしたかった人は絶対見るべきアニメだよ。

投稿 : 2022/01/11
閲覧 : 381
サンキュー:

11

ネタバレ

エイ8 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

皮肉かと思った

『月がきれい』(つきがきれい、as the moon, so beautiful.)は、feel.制作による日本のテレビアニメ作品。2017年4月から6月まで放送された。(wikipediaより)

あにこれで2017年春期総合1位を獲得している作品。レビュー時点で93.6の非常に高い評価を得ている。
ということは視聴者の心に訴えかけるものがあった、ということなのだろうし、若い方が見れば特にその傾向は強いのかもしれないが、個人的には少しうがった見方ができてしまう作品であった。

{netabare}古い作品なので細部まできっちりと覚えているわけではないが、とにかく現代の若者の等身大の姿を描こうとしたのだろうなというのは伝わってきた。そしてそれは、むしろアイロニー(皮肉)として描写したのではないのかという印象を受けた。

・序盤で安曇と水野が家族と外食に行くことになるのだが、それがドリンクバー付きのファミレス。
・水野の姉がヤンチャ系。爆音車、上等な将来設計だけは軽々しく口に出る。ラストからして将来結婚してる様子なし。
・永原がラブホに誘いがち……ってこれ設定中学だよね?どんな底辺校だよ。

特に覚えてるのはその辺。彼女を追ってわざわざ遠い高校を受験するのもありがちな流れ。合格させて疎遠になるという流れも見たかったが、まあ人生そう上手くはいかないという意味ではこっちの方が正しいかもしれない。ラストの大団円はむしろファンタジー。

前述したが、等身大といえば等身大なんだがそんな描写わざわざ入れる必要がある?と思うところがちらほらあって、この作品の主題ってひょっとしたら貧困問題とか性の乱れとか学力の低下とかそういう社会性方面なんじゃないかと思わずうがった見方をしてしまったのを覚えている。{/netabare}

投稿 : 2022/01/06
閲覧 : 310
サンキュー:

4

ネタバレ

まさっぷる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 2.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

嫌な気持ちにならない恋愛モノ

ストーリーは特に新しい発見があるアニメではありません。
しかし、よく恋愛モノにあるような変な駆け引きがなく、三角関係はありながらもキャラクターがみんな正々堂々としていて見ていて嫌な気持ちにならないのです。

気持ちの表現に太宰の小説を絡めたり、挿入歌に懐メロが入ったり、人間描写や表現方法が素晴らしいと感じたアニメです。

照明のヒモにパンチするのよくやってたなぁって昔を思い出しました(*´∀`*)

投稿 : 2022/01/05
閲覧 : 153
サンキュー:

7

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

恋愛アニメで一番好きな作品

恋愛アニメは苦手なジャンルなんだけど、この作品は好きだな、初々しくてニヤニヤが止まらない😁
エンディングの演出もとても良いので、飛ばさずに観てほしい、それからレビューでラブコメと書かれてる方がいますが、コメディ要素はありません

投稿 : 2022/01/02
閲覧 : 125
ネタバレ

kdt さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

最高の「普通」なアニメ。その積み重ねで「奇跡」が生まれた

YOTUBEでおすすめアニメで出てきてたので視聴

良い意味でとんでもないアニメでした。

この物語には奇跡なんてものは存在しません。

あるのは中学3年生のリアル

最初は接点は何もなかった安曇小太郎と水野茜

そんな2人はほんとにただの偶然から徐々に接点を増やしていく

相手を意識するタイミングは本当にえ?それだけって思うような事。

それがリアル。交通事故にあいそうなところを助けたりなんかの非日常はそこには存在しない。

そこから2人は交際していくがその道中も全てリアル。中学生の時に経験した恥ずかしさとかうしろめたさが全部詰まってる。。。

なんかみてたら自分にはこんなまぶしい思い出はなかったなって感じて胸が苦しくなります。。。。最高です。

話は変わって、各シーンには懐かしいBGMが流れます。個人的には村下孝蔵の「初恋」が完璧でした。没入感がエグイです。

"普通”が起き続ける物語に面白みがあるのかと思う人もいるかもしれませんが最終回で全部ひっくり返るのでとりあえず全部視聴することをお勧めします。

投稿 : 2021/11/08
閲覧 : 253
サンキュー:

7

らの さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 1.5 状態:----

淡々と続く話

結論から言うと私には合わなかった。
大きな事件が起きるでもなく急展開が待っているでもなく……終始物語が淡々と進み気づけば最終回。その最終回も、なんだかぁという終わり方で不完全燃焼でした。
主要キャラのモジモジした感じがとにかくイライラして、ちょっと苦痛だった。
それら全てがリアルでいいと言えれば面白いのかもしれないが、私がアニメに求めている物とは違った為に低評価となってしまった。

投稿 : 2021/11/04
閲覧 : 236
サンキュー:

5

ちあき さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初々しい恋物語

観ているこっちがどうにかなりそうなほど、初々しい思春期の恋。その恋物語一本だけで成立しているのがこの作品の凄いところではないでしょうか。

この初々しさ、今の自分にはもう共感できない領域を見せつけられたようでした。というか、青くて青くて、青々しいといったほうがしっくりきます。

ただ観ているこっちは青く感じるのですが、恋をする本人達の一生懸命な姿勢を感じられるのも、この作品の良い点だと思います。恋であれ、何であれ、こういう一生懸命な姿勢を優しく見守れる大人になりたいです。

投稿 : 2021/10/25
閲覧 : 329
サンキュー:

17

イザヤ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

けっこうよかった

恋愛系がみたくなったので視聴。期待通りの作品だった。

投稿 : 2021/10/21
閲覧 : 224
サンキュー:

5

ネタバレ

祇園 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

好きな人が、自分を好きになってくれるなんて… 奇跡だと思った…

ラブコメではなく純愛です。
コメディ要素は一切ありません。

投稿 : 2021/10/10
閲覧 : 181
サンキュー:

2

あと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

中学生っぽい良作

健全な恋愛物ですね。ストーリーの重点を殆ど2人に絞ってたので結構すんなり嫌なところもなく見れました。良いところが結構あって、リアルな作品で、中学生らしいキャラと葛藤が描かれていて重めで感情揺さぶられるところもあるので面白かったです。気になったところは見ていてスッキリするみたいなところは無かったのと要所要所の東山奈央!!!って感じなところとEDで結末がわかってしまっうのであんまり展開について行く気が無くなっちゃうところ、要所要所のサブキャラがCパートしかなく殆ど何も描いてないところなどはありますが、個人的な感想レベルで片付けられるところなので、楽しめる作品だと思います。いい作品。

投稿 : 2021/10/07
閲覧 : 239
サンキュー:

7

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

今宵の月はどんな色?

オリジナルアニメ 全12話

漱石の逸話をご存知であれば、文学の香り漂う静の佇まいをタイトルから感じとれるでしょう。
総合9位(2020年11月)。旧採点方式でも一桁台だったような… 名作の誉れ高きラブストーリーの逸品。
とっとと観ればいいのにあにこれ登録ごくごく初期から『観たい』棚に入れたままようやくやっと。心が整った時に…とワケわからん理由で寝かせておりました。例によって期待値コントロールが重要なやつですね。フラットな心持ちで臨まれたし!

結局、心が整ってたわけでもないまま突入。読後…じゃなくて視聴後の感想は『大満足』でした。

 中学三年生の男女の恋物語

はい。太宰読みました。漱石読みました。尾崎豊も聴いてました(違っ)。“なろう”前夜でラノベの始祖スニーカー文庫なんてのも身近にありました。私の中学生時代。
色恋話は無縁だったので、噂になった男女にはやっかみ半分でひやかしたりゲスな問い詰めをしたものです。そんなんでは噂になりたくない気持ちは痛いほどわかります。

 こうしてなにかしら過ぎ去りし日々とピントが重なる瞬間に出くわします

それにビンゴと言いますかあくまで友達の話ですけど…好きな子が陸上部の有力選手だったりして村下孝蔵「初恋」{netabare}(※第3話の挿入歌){/netabare}に自分の心情を重ねていた思春期。目で彼女を追っちゃうんですよね。それに部活違うから同じ部員同士で仲良くしてるのを見かけると無駄に焦っちゃうみたいなところある。えぇ…友達の話(キリッ)

 酸いも甘いもそこらじゅうに仕掛けられたキュン死地雷を踏み抜くと沼確定です


ついつい主人公安曇小太郎(CV千葉翔也)を通してヒロイン水野茜(CV小原好美)に恋をしてしまうおっさんの私。わりと気持ち悪い構図です。正確には中三の自分に戻って恋をしていた…なんでしょうけど。

 あの時こうはできなかったな~
 なんであんなことしたんだろう
 
リアル寄りと言われております。具体的には“見ための再現度”“心情の再現度”作画や脚本部分のアニメーションがまさにそう。そこに“自然体の演技”が加わり作品の世界観を構築している。
だからこそ我々にあの頃を想起させるのです。酸いも甘いもと言いながらほとんど酸っぱめというかほろ苦い記憶と共に。
ハーレムや変な部活は無し。父と母は普通のおじちゃん/おばちゃん。一人だけ髪がピンクなのおりますが特殊な女の子が出てくることもありません。はっきりいって地味です。
そんなリアル寄りの“見ための再現度”“心情の再現度”“自然体の演技”3点について触れとくので、興味を惹いたら是非!


■見ための再現度

冒頭1話。中3男子の制服袖が短い。急激に大きくなる身体。あと1年だから新調したくない親の思惑。
頭身デフォルメや萌え仕様とは一線を画したキャラ造形の地味さは当たり前として、背景・小道具などに作品のこだわりを感じます。


■心情の再現度

同じく冒頭1話。近所のファミレスでばったり鉢合わせた二人のよそよそしさと距離感が物語のツカミとして完璧。
※ストーリーに影響はないけど一応隠します↓
{netabare}・家族といるとこ見られるのが恥ずかしい中学生男子
・ファンタメロンを選びかけてつい見栄張ってコーヒーを入れてしまう
・「お父さん、そういうのやめてあげて頂戴。小太郎も思春期なんですから」むしろ母親それやめて!
・帰宅後にシャワーも浴びずジャージのままって異性を意識する前ならではよね
・「学校では言わないで。恥ずかしい…」中学生女子も恥ずかしいようです{/netabare}

親といるのが恥ずかしがったり異性とのちょっとした接触でドキドキしたりなんてことは、たとえ『LINE』みたいにツールが発達した今も関係ないのでしょう。年相応の心の動きはいつの時代も一緒なのです。そうはいっても
・学校では会話できないのにLINEなら饒舌になる
時代性も踏まえている。実際そういうものらしいですしね。


■自然体の演技

二つあります。ひとつは抑揚と緩急に乏しいアニメアニメしてない発声その他。声演技のプロなんだし演技指導少しすれば早速演出に沿ったものが出てくるのでしょう。そんな“自然体の演技”を演技されてます。気心知れた仲間や家族との会話のテンションに差があることもしっかり表現されてました。
もうひとつはこの作品でのお芝居の要と断言できるコレ↓

 「ん…」「ハァー…」「…うん。」

短いセリフに様々な感情を込めたり、セリフなしの吐息だけで情感を伝える声の演技が秀逸。テクニカルな意味だけではなく

 {netabare}どんな言葉を伝えたらいいのかわからない{/netabare}

この作風には必然だったのではないのでしょうか? 小利口になるのはこれより後、年齢を重ねてからでよいのです。



まとめ

単純にリアルだったら良いわけではありません。この作品を観るとあの時の自分や周りの人に対して抱えていた想いは、振り返れば些細なことで、それでも当時は一大事だったことを思い出します。
そんなリアルな感覚を視聴者に感じさせる演出・脚本は計算されていて素晴らしいものがありました。
その分キャラクターはガチガチに作り上げられたものではなくて、曖昧で感情的な10代の揺らぎが存分に発揮されていました。万能感を感じながらも簡単なことで感情や考えが揺らいで進んだり戻ったりしてましたよね?貴方も私も。

そしてリアルに寄せた物語だからこそなのでしょうか。「まあ普通こうだわな」で終わらずに「こうであったらいいな」おとぎ話ほどではないけれども細い糸を手繰り寄せたかのような結末に感動する1クールです。
{netabare}※ちなみに第1話古本屋の主人が引っ張り出したLPレコード『はっぴいえんど』ですっかり幸せな結末しか信じてませんでしたがかなり不穏だった最終盤の展開でした。{/netabare}

続編は不要ですね。きもちいいくらい「きれい」な物語です。




※ネタバレ所感

■日本人が好きな“好き”

「直接じゃないけどどう考えても“好き”ってことが伝わるほうがよくね?」
「むしろラブソングでまんま“I love you”ってダサいっしょ」

作詞に悩む某氏の言。たしかに『トリセツ』には好きだの愛してるの一言が一切ない。また「ブレーキランプ5回点滅」は未だに語り継がれております。

{netabare}「もっと喋りたい…安曇くんと」

上記のセリフが「付き合いたい」「私も好きよ」に置き換えられるとエモーショナル成分が格段に落ちるのがわかります。それで大事な一言は溜めて溜めて…ドーンでしたからね。{/netabare}

万葉集あたりの恋の歌からしてそうじゃないですか。そのまま字面を追っただけでは歌意を捉えることができません。。ものによっては暗号です。
日本人が…は盛ってるかもしれませんが、自分は「好きだ」「愛してる」を連発するのよりはこっちのほうが好みです。


■30秒の功績

{netabare}Cパートですね。だいたい15秒or30秒のエピソードが毎話2.3本。{/netabare}

{netabare}いわゆる脇役たちのキャラ回に相当するパートをここが担ってましたね。
本編はほぼ二人に焦点を絞っていてどのシーンでも小太郎か茜が登場するのでした。陸上部のイケメン比良君やショートカット千夏ちゃんらキーマンは適度に顔見せしながら、同級生’SはCパートで人となりを説明します。
こうして二人をがっつり掘り下げ、学園群像劇らしく脇役にも視聴者の目を向かせて12話に纏める。春から卒業までの一年の物語を追ったわりには駆け足と感じない構成の妙でした。{/netabare}


■太宰治のビフォアアフター

小太郎のペンネームは「安曇治」。太宰好きの中三と聞くとそれだけでめんどくさそうな子です。

{netabare}「或る実験報告。人は人に影響を与えることもできず、また、人から影響を受けることもできない。」
『もの思う葦』に登場する一節。父に「小説書いてるのか?」と聞かれ浮かんだフレーズ。{/netabare}

{netabare}「少くとも恋愛は、チャンスでないと思う。私はそれを、意志だと思う」
『チャンス』に登場する一節。小太郎が図書館で手にした一冊から引用。{/netabare}

{netabare}「人が人に影響されないなんて、大嘘だと知った」
体育祭でべにっぽを見つけた後のやりとりは示唆に富む。
太宰の否定ではなく太宰からの解放というべきか。
一方で小太郎は自身の恋愛において太宰が言うように勇気を出して意思を示し続けてたと思う。

 実践の無い知識は無用の長物

使える太宰と使えない太宰。初めての恋で手探りしながら頑張ったからこそ手にしたものが血となり肉となる。こうして経験値は溜まっていくのだと思います。{/netabare}


■最終回※未見者開いちゃダメ、絶対!

振り返ってどんな話だったかは小太郎と茜の掛け合うようなモノローグで全て説明がつきます。

{netabare}小太郎<初めての恋だからまだ何も知らなかった>
   <すごい緊張して手の繋ぎ方、キスの仕方、友達にも秘密で、恥ずかしくて>
茜  <いつもどうしていいか分からなくて…だけどあの時勇気を出して伝えてくれたから>
   <ずっと一緒に歩いて行けるって信じられた>
小太郎<好きな人が自分を好きになってくれるなんて>
茜  <奇跡だと思った>{/netabare}

めちゃくちゃ一生懸命な二人の恋を応援した全12話でした。

{netabare}女の気持ちはわからんので小太郎について
A.「なんかうじうじして煮え切らん」
B.「お祭りの日もお前なにキレてんの?」
C.「最終回、泣いてる茜ちゃん追いかけろよ!」
ABCすべからく出来ないのが普通ですよね。小利口になるのは先で良い。
なんなら今でもやりだしかねん既婚俺氏。

最終回一つとっても。。。
まずはお姉ちゃんの煽りがありました。「遠距離なんて無理」と。
⇒どうなるかわからないのだから年長者のもっともらしい一言で揺れます。そんなことあったとは小太郎もつゆ知らず、茜も「お姉にこんなこと言われてさ」と小太郎に話を振ることができない。
その流れで、千夏と小太郎が同じ高校になり、千夏の告白を断ったのは千夏から知らされてたけど、小太郎がその話をしない。
⇒茜にとっては離れている間に千夏と何かあっても内緒にされそうに感じて不安になるし、小太郎にとっては余計な心配かけたくないからだしと擦れ違いが生じる。

それこそどうしたら信頼や愛情を確かめられるかわからなくて、それがキスという形になった。
もうそうするしかなかったんだろうってのが泣ける。
なんというか、べにっぽ(芋)を置いてこうとしたり、二人ベンチに座っているところ川を流れてる重なった落ち葉がすっと二つに分かれるところを見たりしてたので、今生のお別れコースかと思いました。{/netabare}

{netabare}陸上部のイケメン君もショートの親友ちゃんもグッジョブでした。
イケメンが告白のタイミングを逃しまくるのはしょうがない。あの頃言いたくても言えなかったよ。
親友ちゃんの“どうせフラれるんだから筋を通して告るだけしときたい”も責められませんよ。

かませ犬じゃなく千夏の告白時に真正面からのカットを用意するスタッフにも優しさを感じました。
それに主役二人が頑張ったからかな。千夏が告白した橋は小太郎と茜がキスした思い出の場所だったし、胸元に飛び込んでもそこには手編みのマフラーが。魔除け…じゃなかった…しっかりセーフティが働いてるようにも思えた最終回。{/netabare}




※最後に

『徒然草』の月を使った一節にこういうのがある

「花はさかりに 月は隈なきをのみ見るものかは」

桜は満開、月は満月の夜を見るものですか?いや違うでしょうの意です。そこから、雨の夜に見えない月を想い、どこにも出かけず過ぎ去る春を想うのも良し、と続きます。
それだけで終わらず…これは男女関係も同じで、本能の赴くままアレするのが全てではなくて、逢えないつらさを胸にかかえ 果たせなかった逢瀬を想って長い夜を一人で明かす。遠い空のかなた あの人はいる・・・ 

「浅茅(あさじ)が宿に昔を偲ぶこそ、色好むとは言はめ」

と荒れ果てた家で懐かしいあの頃を思い出したりする。恋愛の情緒を知っている人とはそういうもんだよ。と締めます。

月は満月・新月・半月・三日月といろんな表情を見せますよね。
今のご時勢だと下弦・上弦なんてのもあります。

重ねた月日の分だけ“今宵の月”はいろんな顔を見せることでしょう。それでも兼好法師が言うところの“恋愛の情緒を知っている人”よろしくどの月も“きれい”だったと振り返ることのできる人生を送りたいものです。

たぶん小太郎と茜はそんな感じ。


長文お読みいただき有難うございました。



視聴時期:2020年11月 

-----
2021.09.16 追記

緊急事態宣言期間の合間で川越行ってきました。聖地云々抜きにして趣きや良し。
たまたま宿の裏が3話に登場した{netabare}(小太郎が告った){/netabare}神社でした。「月がきれいだね~」と家族に振ったら「そう?半月じゃん」とむべなるかな…



2020.11.22 初稿
2021.09.16 タイトル修正/追記

投稿 : 2021/09/16
閲覧 : 833
サンキュー:

70

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

純粋ピュアラブストーリーあの日に戻れます

私自身この作品に多く共感し、過去の自分と姿を重ねてしまったので補正がかかっていたらすみません
ジャンルとしては本当に純粋な学生ラブストーリーで、それも中学生の話なので本当にピュアな作品となっています
恋愛している中学生の気持ちや描写などがかなり忠実なので、経験したことがある人は確実にその時のことを思い出すと思います
それと同時に今では忘れてしまった、あの純情というものも思い出せるような作品となっているのでおすすめです
もちろん老若男女問わず楽しめる作品となっています
面白いというよりかは心があたたまるようなそんな作品なので肩の力を抜いて楽しめる良い作品です

投稿 : 2021/09/01
閲覧 : 197

たつや さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

間違いなくラブコメNo.1の純粋青春物語

大学受験終わって、暇で「月がきれい」っていうアニメを見始めて、今見終わったんだけど、めっちゃ感動でガチ泣きしてしまった…特に最後のLINEの伏線回収が…話の構成が最高すぎるし、本当にピュアでこんな恋がしたいって思った…いつか彼女ができたらこのアニメを見せたい。お互いに感動を共有したい…このなんとも言えないエモい気持ちを忘れるな!僕の中でこの作品は1番好きだし忘れない。最高でした!
補足:制作会社が僕の好きなfeel.さんというのもあって、アニメーションも最高。特に茜可愛すぎる!!

投稿 : 2021/08/28
閲覧 : 433
サンキュー:

17

BLEU62 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

めちゃ、ピュアなラブコメ。胸キュン!です。

オレも子供のころ、何気に電灯のひもボクシングやったわ。

投稿 : 2021/08/25
閲覧 : 163
サンキュー:

4

ネタバレ

ひろたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

ヒロイン水野茜のあまりにも普通過ぎる髪型に惹かれた

主人公たちは中学生。
青春と呼ぶには少し早いですが、子供でもありません。

しかし、エヴァの主人公に代表されるように、
この時期の子供たちは、とても複雑。
自分の内側に芽生え始めた嫌な部分と
まだ残る純粋な部分があり、二律背反です。

高校生になると、その二つにうまく折り合いを
つけてしまっています。
それを成長と呼ぶのだと思いますが、もう大人です。

初恋や恋愛に目覚めるのは、
子供以上、青春未満、思春期のちょうど真ん中、
やはりこのどっちつかずの中学生だからこそ
描けるテーマなのだと思います。
初恋と言うテーマは、高校生では少し遅いかも。

この作品は、そんな初恋について、
「まだ残る純粋な部分」に真摯に向き合って描いています。


初恋とは、総じて良い思い出だけで終わってしまうものなのですが・・・。

物語は、ヒロイン水野茜の{netabare}内にため込んできた気持ちが
一気にあふれ出した{/netabare}あと、ラストまで駆け抜けます。
その間、どうなっちゃうんだろうって心穏やかではありません。

「月がきれい」どころか、君たち二人がきらきらしていてまぶしすぎるよ。
と、言いたくなります。
・・・自分、歳とった!?・・・つらい。


ヒロイン水野茜の髪型、結っていない、リボンや飾りもない、
ギャルでもない、不思議スタイルでもない。
つまり、アニメじゃない、あまりにも普通過ぎるところが、
純真無垢で、自然で、それでいてどこか懐かしさもあり、
とても惹かれました。

ピュア、ナチュラル、ノスタルジック・・・
こんな言葉に反応しちゃうのは、やっぱり歳のせい?
だって、自分が中学生のころは、こんな言葉に反応はしなかったでしょ。

この作品は、こんな乾いた気持ちに潤いを与えてくれました。(涙)

投稿 : 2021/08/20
閲覧 : 324
サンキュー:

24

nohara さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

退屈で停止ボタンを押した

2~3話くらいまでしか観ていない。
退屈過ぎて止めた。

投稿 : 2021/08/12
閲覧 : 219
サンキュー:

3

ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

初恋と文学

ロラン・バルトの『恋愛のディスクール』。
何ら成算がないにも拘らず、敢えてこの書物のことを仄めかす意図、
それは、本作のあまりにも明け透けな「文学」への言及に対して
テクスト論からのアプローチを思わず誘発されてしまったことへの
一種、自嘲めいた気分を顕さんがためである。

本作の至る所、文学からの「引用」は執拗に、明示的に反復される。
それらはただの趣向やスパイスではなく、記号ともまた異なっている。
「作品とはさまざまなものが引用された織物のような物であり、
 それを解くのは読者である。」(Wikiのバルト解説からそのまま借用。)

自分にとって「解釈」は宿業のようなもので、それが全てだとは勿論思わないが、
ただ、文学を正面切って掲げた上は相応の覚悟は問われて然るべきであり、
こちらも私情でこそあれ、ただでは済ませておけないという妙な義務感がある。
「文学」とはのっぴきならないものだ。そうだろう? 安曇小太郎君。

自分はこう仮定したい。この作品は多分、まるで呼吸をするように自然に
私たちの身近に遍在している、ミニマムな「文学」へのオマージュなのだと。


{netabare}
月夜の晩の神社の境内。小太郎と茜が二人きりで座っている。
序盤のクライマックスとも言える、告白のシーン。

小太郎の脳裏には、恋の文句をめぐる文豪のエピソードが浮かんでいる。

 I love you を、月がきれいですねと訳したのは、
 太宰治だっけ、夏目漱石だっけ・・・

顔を上げられないまま、俯いて水面に映る月の影を見つめている・・・と、
ふと盗み見した茜の横顔は、月よりももっと美しいと感じられた。
そして、口をついて出たのは、tsu-ki の二音。

  つき・・・
  え? 月? ・・・ほんと、月、きれい・・・。

それ、自分が言いたかったことなのに…、と一瞬悔やんだだろうが、
月を見上げている彼女の横顔にますます心を奪われ、ついに
抑え難い初恋の衝動が、文学少年のロマンチックな背伸びを裏切るにいたる。

  つき・・・あって・・・
  え?…

文学的なフレーズからは、まず意味が脱落して音声へと溶解し、
次いで、文学とは程遠い直情的な告白にすり替わってしまう。
このシーンが暗示するものは、通常の文学イメージの奥に潜ませた
本作固有の眼差しによって、初恋を描き出そうという意図ではないだろうか。

水の上にたゆとう、涼やかな月の影。
虚空に照り輝く月よりも、さざ波立つ水面に揺らぐ月影の方が
主人公の心の有り様をより正確に映し出しているようだ。
天空の月が、文豪だけが到達し得る高みの世界だとするならば、
小太郎たちが紡ぐ恋模様はもっと身近な、足元にある月の輝きであっていい。

かなり思い切った深読みには違いないが、
本作が指向する「文学」のユニークな位相がここに定位されているように思う。
多分それは、日常の中に遍在するミニマムな「文学」に向けられている。



象徴的なのが、LINEの存在だ。
今どきの恋愛の基本にして必須のツールであるそれは
作品にリアリティーを付与する重要な舞台装置となっていると同時に、
二人の関係の進展を、臨場感を伴って同時進行的に体験させる媒体でもある。

LINEが、いわばミニマムな文字テクストであるという事実を想起したい。

期待のこもる緊張の中、スマホの画面に現れてくる文字、言葉。
未知を前にした張り詰めた待機状態は、まさしく進行途上の恋愛心理と相似である。
やり取りの画面に高揚し、幸福感に満たされた互いの表情がそこに織り込まれる。
その目撃者である私たちは、今しも紡がれてゆく初恋のテクストの読者でもあるのだ。

LINEのやり取りでは順調に距離を縮められた二人だったが、
直接会って言葉を交わす場面では、ぎこちなさが余計に際立って見える。
この明らかな落差は、あるいは作り手によって計算されたものではないだろうか。

  もっと・・・しゃべりたい・・・安曇くんと…
  それっ…て・・・返事…?
  うん…。

二人の間でポツポツと交わされる言葉の一片一片が
LINEでの一言とほぼ等量、あるいはさらに断片化していることに気づかされる。
LINEで円滑に交換されていたのとほぼ同じ単位の言葉が
面と向かい合った場面では途切れたり、滞ったりする。そのことで
二人の関係の初々しさが強調され、もどかしさもまた増幅される効果を生む。

想いばかりがあふれて、それを伝える言葉が見出せずにいる時、
あるいはためらいによってなかなか口に出せずにいる時、
そこに生まれる沈黙の「間」と、その間合いに差し挟まれる生々しい息遣いとが
言葉以上に雄弁に彼らの心の火照りを描き出す。

ここに、テクストと対をなす、もう一つの言語の位相が認められるように思う。

やっと実現した二人きりのささやかな逢瀬のひと時。
緊張感と闘いながら、舌足らずな言葉を交わしていく古書店内のシーン。
小太郎が口にした間接的な「好き」は、その場の空気を緊迫させ
恋心をうまく表現できないもどかしさのあまり、思わず茜の手に自分の手を重ねる。

この接近・接触を誘発する、濃厚な身体性を孕んだ言語の位相、これを仮に
言語学で個々の発話を指す「パロール」の語で呼んでみたい。

私たちが本作に感じとる比類のないリアリティーはどこから来ているのか?
言うまでもなくリアルとは、現実の単なる忠実な模写を意味してはいない。
初恋の特権性を可能な限り繊細に表出するために練り上げられた、
テクストとパロールの併用によるこの独特のナラティブ(語り方)こそが
作品特有のリアリティーを生み出しているのではないだろうか。

テクストとパロールの双方が相補的に絡み合い、織り成されてゆく中に
本作の目指した初恋のディスクールが実現していると自分は考える。
つまり、初恋は固有の「文学的」ディスクールとしてこの物語の核心を形成しているのである。



初恋のディスクール。そこに最初に刻まれるものは
初めて人を好きになった歓び。そして、想いが通いあった幸福感。
だがやがて、その裏側に潜む苦しみをも知ることになる。

本作が卓越している点は、初恋の歓喜と苦悩とを同一のナラティブによって表現し、
かつ、それらを小太郎と茜とに振り分けていることである。

春から夏へ、秋から冬へと、移ろう季節とともに心に生じてくる翳り。
親友との関係を危うくする三角関係、家の引越し、小太郎の受験失敗。
それらすべてが茜の内面を震撼させ、平和な少女時代に終わりを告げる契機となる。

茜は漠然と別れを予感していて、その不安をどうにも解消できないでいる。

  私…・・・ずっと・・・不安で・・・不安で…・・・
  小太郎くんに・・・迷惑ばっかり…・・・それが・・・
  いちばん・・・つらい…・・・どしたらいいの?

誰かを好きになることによって、同時に抱え込んでしまった未知の感情。
その悲哀が相手への愛おしさに伴う、恋の宿命であることを知りつつも、
そこからの出口が見つからない切なさを彼女は訴えている。

紛れもなくこれも、初恋のディスクールの一片である。
まだ未熟な心が突き当たった限界点をありのままに表出する、この上なく真実なパロール。
初恋が少女の心にもたらした深淵を垣間見て、私たちは胸を打たれるのだ。

想いが溢れて言葉が無効になる瞬間、全身から衝動が迸り出る。
誰もが虚を突かれた、茜の突然の行動・・・それは彼女の苦悩が
二人を隔てる距離への絶望的な恐れによることを痛々しく物語っている。

このあと、小太郎が茜をフォローするシーンは一切ない。
現実に横たわる非情な距離を前に、LINEはもはや役には立たない。
パロールとテクスト、双方の限界が二人の前に立ちはだかった時、
それを突破する力はどこに求められるのか。
初恋は試練を乗り越えられるのか―。

その答えは、ラストへと収斂してゆく展開の中に明瞭に語られる。

距離という障害を克服し、さらには未来をも先取りするような
揺るぎない確かな結びつきを生みだす奇跡の回路、それが「文学」だ。
本作のテーマがここに明示される。

小太郎の小説「13.70」。それは二人が共有してきた時間を凝縮したテクストであり、
同時にメタレベルで追求されてきた「初恋のディスクール」が作中に具体化したものだ。
だからこそ、その「終章」は文字通り、本作の内容の終結を意味するとともに
新たな物語の始まりの宣言でもあるという、両義的な構造を内包し得るのである。

そしてそれは、偶然の助けによって茜のもとに届いた恋文に他ならなかった。
そこにはこんな文句が記されている―。

  ずっと、大好きだ。

はっきりと伝えることができずにいた愛の告白の言葉、
小太郎が漸く見出した、彼自身の I love you であるこの表現―、
あのボソボソした、自信なさげな「つき…あって…」がこの力強い一言に結晶する、
その過程を描いた物語だったとさえ言うことができるだろう。

茜を乗せて走り去る電車に向かって、彼がこの言葉を全身全霊で叫ぶとき、
並行するテクストとパロールがついに重なり合い、初恋のディスクールは完成する。



さて、自分の考えでは、本作における月は「文学」のメタファーである。
虚空に冴えわたる月。水面にたゆとう月の影。その対比については上に触れた。

そして、ラストシーンに映し出される昼の空の月について。

列車を見送ったまま立ち尽くしている小太郎の頭上の空に
ポツンと浮かんでいる、控えめな目立たない昼の月にはおそらく、
本作の最終的なメッセージが込められている。

それは多分、この作品が初恋を通して掬い上げようとした、
私たちの日常に潜む、ありふれてはいるがかけがえのない無数の小さな「文学」、
その存在を象徴しているのだと思う。

ラストシーンに向かって、二人のモノローグが掛け合いを繰り返しながら
一つの心情の表明に結実してゆく。その最後の結びとなる小太郎の言葉、

  好きな人が、自分を好きになってくれるなんて・・・

これに続く、茜の

  奇跡だと思った。・・・

この最後の言葉が、頭上の月の映像とシンクロして重なり合う。
その時、「奇跡」という言葉の深く鮮烈な余韻と響き合い、
こんな祝福のメッセージが私たちにも投げかけられているような気がする。

・・・ささやかな、素晴らしい数々の奇跡を、この世界は秘めているのだ、と。
{/netabare}


初恋というものの特権性について、一言触れておきたい。
初恋を特別に美しく、純粋なものとして聖別しようとする心性は
美しさに憧れそれを希求する、普遍的な人間感情におそらくは根差している。

本作で描かれる初恋も、かなり純化され理想化された像になってはいるが、
観る者が身につまされるような、非常な迫真性がそこに感じられるのは、
私たちの心の中にある憧憬と現実とが巧みに配合された
いわば「願望のリアル」が表現されているためなのだろう。
文学もまた、そうした願望のリアルを追求する営為だと言ってよく、
文学と純愛とが、永遠に親和的である最大の理由はここにあるはずだ。

本作の着想の土台となっている漱石の「月がきれいですね。」にしても
出所不明のいわゆる都市伝説の類であることはすでに知られているが、
むしろその方が、本作の文学観にはマッチする。
有名なアニメでも言われていたように、「都市伝説、それは一種の願望だ。」
人間が存在する限り、常に抱かれる願望が空想を刺激して
私たちの周囲には日々、無数のミニマムな「文学」が発生し続けるのである。

投稿 : 2021/07/29
閲覧 : 2034
サンキュー:

25

jankusan さんの感想・評価

★★★★★ 4.9
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

学生時代思い出せた

非常に中学時代を思い出させる作品でした。
恋愛メインですがそれ以外の親の気持ちやら
いろんな事を感じさせてくれました。
久しぶりに自分を見直すことのできる作品に会えたと思います
学生時代または、純粋な恋愛物に興味がある方に
とてもオススメです!!
評価
よく考えられた物語であるが、長さが
欲しかったので4.5とします
細かい動作も違和感無い作画
登場人物に適した声、演出
物語に合った音楽、
キャラそれぞれに個性があり、
人間関係がよく再現されてい良い
ってことで甘々な、評価ですが気に入ったので4.9ですね
以上です〜

投稿 : 2021/07/29
閲覧 : 199
サンキュー:

8

ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あのころ。

小学高学年~中学の頃、家族の真似をして日記をつけてたことがあって。
何年か前、実家の物置から偶然見つけて読んだらもう恥ずかしいのなんの(〃▽〃)
あの頃、あんなことで悩んでたんだなぁ、こんなことを頑張ってたなぁって懐かしくて。

あのころの恋のことも。

まだスマホとかなかったですけど、あの思春期の色々な思い出は恥ずかしくてドキドキして甘酸っぱくて。

そんな、あのころのことを懐かしく思い出しながら、この作品を見ていました。

修学旅行の恋バナとか私もやったなぁ。。二人で自由行動してたカップルもいたっけ。

あぁでも付き合い始めた二人のやりとり見てるとムズムズしてこっちが恥ずかしくなる~(。-_-。)ポッ

主人公二人はもちろんだけど、片思いの子たちもきちんと描かれてたとこも良かった。

初恋、やさしい気持ち、3月9日、夏祭り、未来へなど、懐メロカバーも情景にあってて盛り上げてくれてましたね♫

ラストの走る小太郎と”短編”を読む茜のシーンはじわっときました♡

でも、 {netabare}二人が結婚する暗示は余計かなー。そこは視聴者の想像に任せたほうがよかったかも。{/netabare}

投稿 : 2021/07/17
閲覧 : 480
サンキュー:

41

ネタバレ

二ノはる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

タイトルなし

透明感があって甘酸っぱくてキュンとしました。和の雰囲気と二人の純粋で初々しい感じが凄いきれいでした。音楽もよかったしラストは感動しました。心に残る作品です。

投稿 : 2021/06/15
閲覧 : 258
サンキュー:

7

種馬 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

飾らない秒速5センチメートル。

純・恋・愛の青春アニメ。
自分のリアルと重ねる超・感情移入系。
流行りとかとは無縁の雰囲気で、一部の人にコアな人気とかだと思ってたら…

まさか、あにこれでこんな高評価になってるとは(^_^;
個人的に隠れ名作と思って胸に秘めてたのに(笑)
やはり本当に良いものもはいつの時代でも認められるということですね。


※テレ玉で観てたので、途中川越まつり?のCMやら、十万石まんじゅうなんかの埼玉ローカルCMをはさんで親近感もマックスでした。
それで余計に自分の青春時代と重ねて見てしまったかもです(笑)

投稿 : 2021/06/13
閲覧 : 276
サンキュー:

8

コタロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

アニメ会の純文学

綺麗です。
中身も美しい
心も透き通っています。

音学も良かった。
何も文句の言いようがないのですが・・・
何か物足りない。

心の綺麗なあなたなら、正しい評価ができるでしょう
整った美しい作品です。

投稿 : 2021/06/12
閲覧 : 196
サンキュー:

5

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

こういうのでいいんだよ

ってなった。
と言うか、こういうのがいいんだよ、もっと言えば「くーそー、こうありたかったなぁ」だ!!コンチクショー。

物語はいたってシンプル。
恋愛もののアニメは数あれど、その中でもいたって正統派のノイズの少ない作品だと思う。
そういう意味では、名作と言っても過言ではないと思う。

余談だが、私の同級生にも小中同級生どうしてくっついた者がいたが、
ある意味、運命的な出会いをしていたのだろうなぁ、今となって思えば。
そういったノスタルジーと言うか、そういう事もあるのだなぁ、そういうのっていいなぁ、と率直に思わせる作品。

萌え萌えの作品とは別の意味で、背中のどこかがむずがゆくなった。

しかし、この作品・・・。
主人公たちと同年代時に観ていたら・・・、どう思ったかなぁw
これから、こんな未来が待っているかもしれない?
うらやましいいいいい?
俺には、こんなことないよなぁ?
俺も、こんな風になれるように頑張ろう?
等々・・・どうだったかなあ。

オジサンになってしまった今となっては、
やはり、背中をこそばゆく思いながら、そうでもなかった自分の過去を懐かしむのみw
諸行無常だねぇ・・・。


さて、この作品。
さすがに、若い年代の一区切りを見せるだけなので、今後のお二方の行方を気にしながらのエンディングになるのだが、ちゃんと趣のあるカットの連続で結末を見せてくれて一安心。


あとは記憶に残ったのは、
サブキャラの比良拓海、西尾千夏。
この二人も、ケジメのつけ方が正統派・・・、いや真正面から正々堂々とぶつかって選ばれなかった・・・立派だったぞ。
それでこそ、あとくされなく次のステップに勧めるのだろう。
根性なしの私にはなかなかにまねできないストロングスタイルだわ。

これって、オリジナルアニメだったはずですよね。
コンパクトに練り上げられた良質の等身大なラブストーリです。
観る価値はありますよ、おススメいたします。

投稿 : 2021/06/07
閲覧 : 522
サンキュー:

36

ネタバレ

a さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 2.5 音楽 : 5.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

音楽の使い方が印象的な作品

70点。何度も観るのを諦めながら最後まで視聴。
総合して惜しい作品だが、観るには値する。
序盤で諦めかけている人は最終回まで観ることを強くすすめる。

{netabare}
良かった点
終盤における歌・音楽の使い方が秀逸で作品に色をつける最高のアクセントになっていた。特に母親がおにぎりを作るシーンは感動の一言。
また中学生のリアルな状況をよく描けている。金銭面や人間関係など当時を思い返すと誰しも似たような経験があり、そこを描ききっていることで作品に深みを与えていた。

悪かった点
キャラの心情の移り変わりが激しくついて行きづらい。特に終盤のヒロインは理解に苦しむレベル。
最終回で思い入れのある人形を置いていくか(≒別れる)というシーン、そこに至るまでの心の動きがあまりに急激。脚本上最後に山場を持っていきたかったのだろうか。
さらに最終盤の回想シーン、付き合いは続く→結婚ENDだったが、あそこまで描かれるのは興ざめ。
中学生カップルの多くは結婚まで至らない。リアルな描写がすばらしい本作品だからこそ最後までリアルであって欲しかった。この2人が結婚することはもちろん嬉しいのだが、そこを作品内で明確に描く必要はなかっただろう。
電車に向かい大好きだと叫び、その叫びは直接届かなくとも主人公の一番大切な"小説"を通し気持ちが伝わる。その後遠距離で付き合っていくが、きっとこの2人なら大丈夫。と視聴者に想像させるENDだったらより良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2021/06/01
閲覧 : 292
サンキュー:

8

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

LINEから始まる現代風純文学。

↓親戚のJCとの会話。
(何かの話の流れの中で)
JC「こないだ彼氏がー、、、」

私「え?、、、ちょ、、は? 彼氏いんの!?」

JC「そりゃー、乙女ですからー(照)」

私「相手は2次元?」

JC「ちげーし!」

私「マジかー! 彼氏いて何すんの?チューとかすんの!?」

JC「。。。(虫ケラを見るような目で無言)」

そんなアニメです。
いや、違うわ。笑

と、
正直、中学生の真面目な恋愛作品って、
ホント何するの?
という懐疑心があったので、
今まで観るに至らなかったのだが、
んー、もったい事してた。。。

私自身、中学高校時代は、
部活動に人生の全てを捧げていたので、
色恋沙汰など一切なく、
特に中学の頃なんぞ、
業務連絡以外で異性と話した記憶すらない、
そんな私には眩しすぎる作品です。笑

恋愛、ラブコメ作品の大半が高校生である中、
中学3年生と言う、
微妙なお年頃の年齢設定が、
唯一無二の、
甘酸っぱさを生み出しているんでしょう。

そしてこの作品のキーアイテムは、
やはりLINEなんだろうと思う。
「電話する」「メールする」と共に、
「LINEする」という言葉が、
既に一般名詞化しつつある現在。
ひと昔前では考えられなかった、
時間を越え、距離を越え、
お互いの気持ちを簡単に伝え合える新世代のツールが、
主人公2人の心情をよく表している。
現代のティーンズの恋愛模様って、
こういう感じなんだろうな、
というのをリアルに表している。

その対比とも取れる、
純文学という古典的なテーマや、
川越の歴史的街並み、
伝統芸能であるお囃子など、
古い文化を取り入れた見せ方が、
実に秀逸です。
{netabare}
個人的には、
小太郎君の一挙手一投足に、
ニヤニヤが止まりません。。。w

ため息多めな序盤。
茜とのLINEのやり取りで、
1人嬉しさが込み上げて唸っちゃったり、
照明のヒモでボクシングしちゃったり(←男子は必ずやるやつw)。

男を見せた中盤。
勇気を振り絞った「つき、、、あって」と告白し、
古本屋で茜の手を握り、
遊園地で茜が比良と歩いているところ、
「彼女だから」と、
茜の手を引いて立ち去って行き。。。

そして、幸せと焦りの狭間の終盤。
茜が比良と喋ってる所を目撃し、
嫉妬しての不機嫌。
進路に関する親との衝突、反抗。

もう思春期男子そのまんま過ぎて、
大半の男性視聴者は、
若かりし頃の自分と重ねたりして、
恥ずかしい過去を思い出しちゃったり、
黒歴史を隠蔽したくなっちゃったりするんでしょう。
(↑当然私もその1人w)
{/netabare}
さて、
最終話のEDで伏線回収と、
色々な方がレビューされていたので、
どういうこと?
と思いましたが、、、

、、、やられた。
このEDでお気に入り確定しました。

最後の最後までニヤニヤさせてくれますね。。。w

投稿 : 2021/05/21
閲覧 : 213
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月がきれいのストーリー・あらすじ

キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。(TVアニメ動画『月がきれい』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2017年春アニメ
制作会社
feel.
公式サイト
tsukigakirei.jp/
主題歌
≪OP≫東山奈央『イマココ』≪ED≫東山奈央『月がきれい』

声優・キャラクター

千葉翔也、小原好美、田丸篤志、村川梨衣、筆村栄心、金子誠、石見舞菜香、鈴木美園、千菅春香、井上ほの花、広瀬裕也、石井マーク、白石晴香、熊谷健太郎、岩中睦樹、東山奈央、岡和男、井上喜久子、斎藤千和、前川涼子

スタッフ

キャラクター原案:loundraw、 監督:岸誠二、助監督:岩崎光洋/池端隆史、構成・脚本:柿原優子、キャラクターデザイン:森田和明、美術設定・デザイン:宮越歩、美術監督:安田ゆかり、色彩設計:伊藤さき子、撮影監督:中村雄太、編集:平木大輔、音響監督:飯田里樹、音楽:伊賀拓郎、音楽制作:フライングドッグ

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