「君の膵臓をたべたい(アニメ映画)」

総合得点
73.1
感想・評価
149
棚に入れた
845
ランキング
676
★★★★☆ 3.8 (149)
物語
3.8
作画
4.1
声優
3.7
音楽
3.9
キャラ
3.8
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君の膵臓をたべたいの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

蒼い星 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

僕のための物語。

【概要】

アニメーション制作:スタジオヴォルン
2018年9月1日に公開された劇場アニメ。

原作は、「小説家になろう」に連載していたweb小説が双葉社に紹介されて書籍化された、
小説家・住野よるによる青春小説。
監督は、牛嶋新一郎。

【あらすじ】

物語は雨の日から始まる。クラスメイトである山内桜良 (やまうち さくら)の死。
「僕」は彼女の葬式にも通夜にも出なかった。
「僕」はひとりだけで、彼女との想い出を振り返っていた。

桜が咲いていた四月の日。他人に興味がなく関わらない生き方をしてきた「僕」が、
盲腸の手術の抜歯に訪れた病院に待合席で拾った、「共病文庫」という文庫本。
中身は、膵臓の病気で余命わずかなことを綴られた日記帳だった。
すぐに現れた持ち主が桜良で、彼女の見た目は健康そのものだったが、
冗談ではなくて膵臓が使えなくなって、あとちょっと死ぬという。

「僕」は病院関係者と彼女の身内以外で病気を知る唯一の人間になってしまった。
このことがきっかけで、彼女が「僕」に接してくるようになり、
彼女の秘密を知る「僕」は、彼女が余生でやりたいことに付き合うようになった。

桜良に振り回される日々で、「僕」は少しずつ何かが変わっていくのだった。

【感想】

「僕」と「彼女」の会話主体で朗読劇みたいなアニメ。
過剰なまでの台詞の多さと作者の理屈で物語が進んでいきます。

コミュ障唐変木男子に勝手気ままな美少女が何故かまとわりついて青春していくという、
妄想みたいな御都合主義観あふれる展開。多分、エモい物語として作られたのでしょうが、
「僕」の無表情ぶりと「彼女」の、わざとらしい元気さが気になってしまい、
見ていてカップルとしても特に心惹かれることの無いビミョー感。

ふたりの態度に意味があって、上辺の言葉や行動の裏に込められている、
別の意図が存在しているのかな?と思えば、種も仕掛けもなく実に見たまんまなお話。

見た目は新海誠を意識したような綺麗な作画なのですが、
視聴者に情報を伝えるのは台詞のみで、キャラの表情に動きが少なく、
視線や手の動き、足運びなど無意識から出る仕草にといったサインも特に無く、動く紙芝居状態。
TVシリーズなら及第点でも劇場版アニメとしては面白みのないアニメーション。
そこまで考えて作画芝居をさせている会社は京都アニメーションなどに限られている事実があるので、
そこは責めるところじゃないでしょうけどね。

平坦な日常話だけにならないように、ふたりのイチャつきに青春ポイントを散りばめているのですが、
『海がきこえる』に影響されたような話とか定番の花火シーンとか、既視感がある展開がちらほら。
ふたりの距離を縮めるためだけにストーカーキャラにされたクラスメイトがいて、
ドキドキイベント後には一度も登場しなかったり、他にも主要キャラの身内の扱いとか、
物語の都合でパーツで動いてるに過ぎない人間描写が散見して雑だなと思いました。

やかましいほどに「彼女」が饒舌で台詞が多すぎ、不治の病設定なのに、
好き勝手に飲み食い暴力なんでも出来る全く病人に見えない元気さに情緒や共感が薄く、
病気に対する不安が言葉と薬と注射器だけで、ほとんど可視化されていない。
そもそも悲劇感を出すためにとってつけたような病気で残り時間がない設定。
闘病生活の現実は重要でないかのように、もうすぐ死ぬとだけ。

それこそ、“呪いで死ぬ”“回避不可能な殺害予告”でも代用可能な設定で、
『そこ、泣けるでしょ?』みたいな、感動させるための無理矢理感が気になりました。

ただ単に『君の膵臓をたべたい』と決め台詞を効果的に使いたいためだけに、
キャラの生命を物語の小道具にする。
無感動でコミュ障な「僕」に人並みの感情を芽生えさせるために、
「彼女」の生命を養分にしなければなかった。

結末から逆算した物語の作り物っぽさが凄く不自然に見えたり、
芝居の間とか作画の感情表現よりも、感動させようと台詞を詰め込みすぎる、
小説家としての欲が映像から垣間見えてきたり、
感動ジャンルのアニメとしては、あまり出来が良くないなと思いました。

まあ、劇場でカップルに観られることに特化したアニメらしいですので、
満ちたることのない男女の別離の物語にカップルが自分らを重ね合わせたり、
感想を言い合ったりするのが正解なのかもしれませんけどね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2019/11/20
閲覧 : 108
サンキュー:

35

ネタバレ

 (・ω ・ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

やっとわかって、泣いた(☆1.3.5のみで評価)

実は2周目
最初はべたな話しだな・・・
と思ってた
けど

愛でもない
恋でもない
情でもない

ただ方向性が違う二人が少しずつ近づいてくような
そして

考え?
思い?
フィーリング? が重なったと気付いたとき

涙でた
号泣した

投稿 : 2019/11/09
閲覧 : 63
サンキュー:

3

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 1.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ノンフィクションなら… 批評です

ひょんな事から主人公はある少女の秘密を知ってしまう。それは家族しか知り得ない、彼女の病気、余命に纏わる事。全く異なった性格の二人、いつしか心の居心地の良さに気付き、惹かれ合って行くが…

本作ですが、まず人の死を題材にしている以上、賛否は当然で有り、共感、感情移入が出来れば涙を流し良しと出来るが、そうでない場合は批判が口をつくのは致し方ないと思います。

本作を好まれる方々には申し訳ありませんが、此処からは個人的な作品批判になります。
作品の意図するものが解りにくく、何を重きに置いているのか?命の重たさ?主人公の成長?ヒロインに対する哀れみ?なので共感出来ない事と、

ノンフィクションであれば、ヒロインに対する哀れみは大きく、可能性も無い話しでは無いのですが、
フィクションとなると、先に有るのは人の利です。よって言葉は悪いですが、ヒロインの結末は下劣な手法だと言わざるを得ないです。これで涙を誘うような演出、構成はプロの主業とは言い難いと思います。ホラーやダークファンタジー、戦争物ならいざ知らず、リアルに近い題材で人の死を扱うには、軽い気がします。この内容で劇場版として、収益を得ようとする行為は非常に残念に思います。

投稿 : 2019/10/15
閲覧 : 96
ネタバレ

ウル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.5 作画 : 4.0 声優 : 2.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

登場人物誰一人共感できませんでした

私はお涙頂戴系の物語は好きですし王道で先が読める展開も面白かったら気にならいないタイプですがこのアニメは合わなかったです。

ここからはほとんど批判なので好きな人は見ない方がいいかもしれません。
不快な気分になると思います。

主人公の魅力が全然ない(描写がない)のに、病気のことが知られたくらいで、自分と性格が正反対なくらいで、なぜ付きまとうのか、好きになるのか意味が分かりません。
ヒロインの友達に声かけられても無視したり、別にヒロインに優しくしてる訳でもない。暗いし、コミュ障、デリカシーもない…この主人公の良いところってどこ?
見ていて好きになったタイミングも全くわかりません。
病気のこと知っても態度変えずに相手してくれるとはいってもこの主人公と一緒に過ごしたいって理由はわからなくもないですが色々足りないと思います。
それだけの理由であそこまで付きまとうのはリアリティがなく感じます。
前からめちゃくちゃ好きで仕方がなかったのならわかなくもないですけどそんなこともないですし。

ヒロインの余命いくばくもない膵臓の病なのにまさかの酒にスイーツ、焼肉食べ放題⁉︎
これ現代が舞台ですよね?
慢性膵炎なら劇症型急性膵炎を起こして亡くなると思いますし、膵癌だとしたって、末期には膵性糖尿病でインスリン注射打ってたってコントロール不能な状態ですよ?
この作者はちゃんとそこらへん取材したの?調べたのってレベルです。
闘病生活している人に誤解を与えかねないです。
私は本当に苦しんでそれでも前へ進もうと努力して闘病生活をしている人を知ってますのでこんなの有り得ないと思いました。

あと人と関わるの嫌でヒロインの友達には無視するのに元カレにはしつこい人は嫌いって言って挑発する…どうゆうこと?
この後ヒロインがさっきはごめんと謝るシーンも僕が君に出来ることは少ないと思うよとかありがとうの前にまず主人公が謝れよと。
ヒロインも主人公のこと挑発して気持ち弄んだのも悪いですけどそこから襲おうとして冷静になってビビッて一言も言わないで逃げ出す主人公もそうとう悪いですよ。
あと主人公をよく見せるために元カレを悪く描いてるところも好きじゃないです。
そういう物語も嫌いじゃないですがそれは主人公や周りの人たちが魅力的であってはじめて成立するものであって魅力のない主人公をよく見せるためだけに周りの有能そうなキャラクターを無能に見せるのは違います。


1番ビックリした場面は僕は君と違って健康体だよって返す部分があるんですが描きたいことはわかりますよ…冗談言えるほど仲良くなったんだって。
けど余命もう半年切ってる子に言っていいことと悪いことってありますよね?
ヒロインは気にしてないかもしれませんが見てるこっちはすごく不快な気持ちになりました。
高校生で余命半年でそんな冗談聞き流せるとは思えないです。
いくら自分で色々言ってても自分で言うのと他人が言うのじゃ訳が違います。
もし自分がヒロインの立場ならショックすぎますし主人公の立場なら口が裂けてもそんなことは言いません。てか言えませんよね。「死」というテーマがここまで軽く扱ってるとは思いませんでした。
ここをいいシーン風にしてるのが意味がわかない。

この後ヒロインが通り魔に殺されますがこのシーンいります?
事件をテレビを見てびっくりして泣き崩れる主人公。
亡くなる前に教えるヒロインの約束、本を返せす約束ここまではいいです。
もっと長く入れると思った、後悔がないようにすごしてほしかった。もっと一緒にいたかった、犯人許せないという表現もなくいきなり葬儀にはいります。
この表現の仕方なら病気で弱っていくヒロインを看病しながらその中で主人公やヒロイン周りの人達の心理描写を表現した方が良かったと思います。
尺が足りなくて無理やり刺殺された感がいなめないです。
無意味にヒロインが亡くなったとしか思えないです。

ヒロインの日記をヒロインの親友に渡すシーンでなんであんた葬儀に来なかったのと言われテーブルを叩き店をざわつかせますが親友が冷静になって謝ります。
そして来てくれてありがとうちゃんと話すのは初めてかな?みたいなこと言いますがここもまず主人公も謝れと。
親友に半端な気持ちで一緒にいるなって言われてたのに葬儀来なかった主人公が悪いです。
主人公もショックなのはわかりますが親友も同じくらいショックですし忠告もしてるのに葬儀には出てほしい。
ここの心理描写でもあれば少しは見方が変わったのかもしれませんが。
何故葬儀に出なかったのかも主人公の口らはっきり言うべきだったと思います。
それで印象がかなり違ったと思いました。
この後ヒロインの親友と友達になろうって言いますが言い方悪いですけどこんな自分のことや気持ちを人に伝えるのが下手な主人公がどうやって親友と友人になれたのかが疑問で仕方ない。
ラスト二人でお参りするシーンがありますがどうやって仲良くなったか全く分からないまま終わります。

奇をてらったタイトルをつけ、そのタイトルに至る結末は無理やりなこじつけ。病気への追求が圧倒的に足りない何でもかんでも詳細(病名など)に書く必要はありませんが、少なからず「死」という重いテーマを扱う以上、それにキチンと向き合う必要はあります。
しかしこのアニメでは、ただただ主要人物を殺したい、タイトルに無理やり繋げたいがために都合よく病気が使われている気がしてなりません。

最後に作画はかなり綺麗でよかったです。

まとめですが物語もどこでどのように暮らしているのか、今まで学校でどう過ごしてきたのか、何に悩んで葛藤を抱えてきたのかなど、バックグラウンドが描かれず、親や家族ですら、さらっと触れるだけで、まるでほかの人間は空気のよう。

フィクションの作品では人間の関係性や心理はとても大切で根底にあるものだと思っています。その背景や心情が希薄で感情移入出来ませんでした。

投稿 : 2019/10/08
閲覧 : 130
サンキュー:

11

ネタバレ

ツークツワンク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

DTの妄想ストーリー

主人公は他人に関心の無いクラス内カーストも見たところ底辺のコミュ障。
そんな彼が病院で偶然日記帳を拾ったことから、持ち主の美人で性格良しの女性と交際を始めるが彼女の余命は残り少なかった……

「世界の中心で愛を叫ぶ」を知ってる世代もだいたいアラサーなのかな
ということでこのような作品が何年か周期で若者の間でブームになるのは分からなくもない

世間一般の人達は先行して作られた実写版の方で消化してるからわざわざアニメ版を見るのはアニオタくらいかと思いきや「君の名」効果で割と視聴している一般人も多かったりするのが意外

主題歌、挿入歌、エンディングも「君の名」を見習ったのか滅茶苦茶良いし、キャラデザもこれまた一般人に受けるようにアニメアニメしてない感じのオシャレな感じに仕上がっている


閑話休題で、冒頭がヒロインの葬式シーンから始まって出落ち感半端ないが、最後の最後で葬式ぶっこまれるよりは先に消化してくれた方が自分としては良いかなと思う

日記帳を拾ったことからコミュ障が美人と付き合うというDTの妄想を描いたようなストーリー展開に身もだえしながらも、テンプレの旅行(ホテルで一緒の部屋に泊まる)やなんやかんやイベントを挟みつつ、最後はやっぱり定番の花火を一緒に見てヒロインは通り魔に殺されておしまい

映画という尺の都合もあるのだろうけど、全体的にキャラの魅力があんまり描けていないというか。ヒロインは可愛いんだけどそこにひたすら萌えるような作品ってわけでもないんですよねこれ

コミュ症主人公に魅力を感じるシーンが一つもない
サブキャラの中でガム君だけは主人公の変化も描けていて良かったかなって思うんだけど、ヒロインの友人&元カレが単なる障害物にしかなっていなくて残念
元カレが通り魔だったら面白かったかもしれない

初回は友人が単なるヒステリー気味のキャラかと思いきや、2回見直すとコミュ障主人公の対応もかなり問題だったりで余計に主人公が嫌いになりそう

物語はキャッキャウフフしている場面が多く、病人だから食事のシーンとかで病弱なんですよアピールしたりとか、病院で苦しんでいるシーンを加えた方が良かったのではないかと思う
唯一病人らしいシーンが鞄の中の大量の薬と注射というね
膵臓やられてそれだけの薬飲んでる奴が酒呑んだら即死しそう

そこら辺の描写が薄いせいか死生観について考えさせられることもあまりなく、冒頭の葬式は病気で死んだ!と思わせて実は通り魔に殺されたんですよ!
なんてどんでん返しにもならないようなことされてもなぁという感想

病気とか関係なく人は死ぬタイミングを選べませんよ全力で生きましょうってことや命の儚さや死の理不尽さを伝えたいのかなってのは分かるのだけれども

最後のエンディングロール前も素直にコミュ障卒業した主人公と友人が和解
でエンディングロール終わったら墓参りで良かったんじゃないのかなこれ
そこでエンディング入るんかいって終わり方していて、えって思ってしまった

音楽、キャラデザは良かったので雰囲気で押し切ったという作品に感じてしまう

投稿 : 2019/09/23
閲覧 : 96
サンキュー:

4

ネタバレ

石槍 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 2.0 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

世代によって温度差のある作品?

絶賛する声、酷評する声それぞれあると思いますが、原作小説?携帯小説?、実写映画は一切観ずに、アニメ映画の方鑑賞しました。私見をここにメモしておこうと思います。

アニメ制作側は何を伝えたいのかまとまっていなかった。物語を通し生きるとは何か示すものなのか、主人公がヒロインと関わって人間的に成長する物語なのか。それともヒロインの晩年をただつらつらとその日常を描く作品なのか。全くわからなかった。感動、共感できなかった。

ストーリーですが尺は100分と内容の割に長いように感じられました。とにかく中身が薄い。これは原作に由来する稚拙さかわからないがありきたりな展開で面白くない。タイトルのインパクトに負けていると思います。

映画始まってすぐ主人公はヒロインの通夜葬式には行かなかったと語り、初見からしてみれば出落ちで呆気にとられました。ストーリーの構成は主人公とヒロインの邂逅から別れとその後を回想するように組み立てらていて単純明快であった。話のターニングポイントとして口数の少ない主人公がヒロインに「ありがとう」と言う場面が2箇所あるがその前後の演出は良かった。葬式でヒロインの友達が霊前で泣き崩れるシーンは臨場感があったのと、主人公がテレビのニュースでヒロインが通り魔に殺害され死亡したことを知ったシーンの主人公の表情、動きがよく描き出されていた。それ以外光る演出は皆無です。

作画は安定していて見やすかった。若干キャラのモーションがいい加減な部分も散見されました。風景は3DCGを多用しているせいかキャラが一部浮いてしまっているところもありました。

声優ですが、どのキャラもそうですが、喜怒哀楽が表現しきれていないように感じられました。特に主人公の声優はただ声を当ててだけでキャラになりきれていない。泣き崩れるシーンの声はひどく唸っているようにしか聴こえなかった。

投稿 : 2019/09/03
閲覧 : 194
サンキュー:

10

ネタバレ

える908 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

キャラクターは作者の駒などではないと思います!

初めに、すみません。
これはレビューにもなっていない、
私の勝手な、感情的コメントです。
なので、評点はデフォルトのままで、触りません。
これから書くことも、目にしたら不快に感じる方も
多くいらっしゃると思うので、ネタバレタグでたたみます。

{netabare}この作品に接して、
思ったこと、言いたいことは、タイトルに書いた通りです。
作者は、原作を描く小説家でも、アニメや映画をつくる制作者でも、
その作品世界の神様であるからこそ、
キャラクターを愛し、慈しむ人でなければならないと思います。
今まで私自身、あまりはっきりと意識してきたことではないのですが、
この作品をみたとき、明確に認識しました。

「作り手は、キャラクターを二度殺すな」

現実の世界でも、物語の世界でも、
命あるものが死ぬことは、運命かも知れません。
だからと言って
それが、
与えられた寿命さえも、全うできるとは限らないという、
世界の残酷さを表現するためだとしても、
少なくともそこに、キャラクターに対する愛情がなければ、
それはただの、作り手の傲岸な自己満足です。
人が、死ななければならない物語であるのなら、
作品の受け手が釈然としないままに放り出されるような、
そんなものであっては、
絶対にいけないと、思っています。
{/netabare}

投稿 : 2019/07/22
閲覧 : 143
サンキュー:

27

ネタバレ

BLEU62 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

物語のラストはこれでいいのか?

ヒロインが病気で余命幾ばくというありふれた設定ながら、ラストには通り魔に殺されてしまう意外な結末。
きれいな終わり方をしていますが、殺人犯はどうなった?
家族も彼氏も犯人に憎しみを感じないのか?
王道の悲恋物語でも十分に泣かすことができた作品ではないかと思いました。

投稿 : 2019/07/06
閲覧 : 99
サンキュー:

5

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

互いを必要とし互いが思った言葉

君の膵臓をたべたい。

自身が患う部分は健常者のその部分を食べることで治るかも知れない。
昔の人の言い伝えとして、彼女が最初に言ったこの一言は純粋にそういう意味が込められていました。

その後、次第に互いを認め合い理解していく中で、この言葉は違う意味になって行く。互いが互いを必要とするために思う言葉として。

インパクトのあるこの表題も、物語を観て理解することで感動してしまいます。
彼女が余命を全う出来なかった結末は驚きでしたが、作者が我々に伝えたかったことは充分理解出来たつもりです。

でもヒロインが亡くなるストーリーは観ていてちょっと辛いものがありますね。

投稿 : 2019/07/01
閲覧 : 59
ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

伝えたい部分が伝わっていない

原作未読、アニメ映画のみ鑑賞済みです。
正直、アニメ映画のみだと何を伝えたい映画なのかがわからない。友達と二人で見に行きましたが、二人とも可もなく不可もなくといったところでした。
泣けるシーンなどはところどころありましたがいまいち感情移入ができなかったかな。
釈然としない終わり方だったので、家に帰ってから色々と原作との違う部分など検索して調べたところ、原作では最後にさくらが死んでしまう理由にキチンと余命宣告をされていようと命の価値は平等で何が起きるかわからないという部分に触れているといった記事を見つけ、本当かどうかは原作未読なのでわかりませんが、なるほど、その一番大事な部分を省いてしまったからあんなに釈然としない終わり方だったのか。と思いました。その部分の描写が一番大事で、そこがあれば何を伝えたい作品かが明確にわかり納得出来たかもしれないのになぁ。と少し残念でした。
それと、もう1つ ん?っとなった所をあげるとすれば、さくらが主人公の男の子にすごくちょっかいをかけていたのにいざ男の子のタガが外れてさくらを襲いそうになったら泣いて怖いと拒んだ意味がちょっとわかりませんでした笑 友達と、さくらからちょっかいかけてたのになんで?って感じでした笑笑
キャラクターがいまいち私には合わなかったかなぁ。

投稿 : 2019/06/22
閲覧 : 76
ネタバレ

カラオケ鍛錬中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ラスト予想を裏切る展開に!

原作未読で劇場に観に行きました!キャラデザをloundrawさんがされているのを知って観に行きました!(普段から絵師さんで観る作品を選んでいます。)世界観、音楽(この映画でsumikaさんの歌を聴くようになりました。)キャラクター、背景の色づかいなどとてもきれいでとても引き込まれました。挿入歌の「秘密」が個人的にはとても好きです。ラスト手前のシーンでは「えっ!?」ていう感じの展開で正直予想していなくてびっくりしました!この映画をみてすぐに原作小説と漫画を購入してしまうぐらい好きな作品になりました。

投稿 : 2019/04/07
閲覧 : 100
サンキュー:

1

ネタバレ

Rust さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

アニメこそ至福。

原作既読、実写映画視聴済。
実写映画はほんとに酷かった… 無駄なアレンジが見ててブチ切れるかと思った。一方アニメ映画は原作にそれなりに忠実。ヒロインはまさしく原作通り、むしろ映像化によってより魅力的に感じた。
やはりアニメは良い。期待を裏切らない。
ただ、原作を読んでない人には優しくないと感じた。この作品は死というものの不条理さを描いてる。病気で寿命が宣告されたが、病気で死ぬまで絶対に死なないという保証はどこにもない。そういう意味で誰もが平等に一日を過ごしている。
最後の死に疑問を持った方は是非原作を読んで頂きたい。

投稿 : 2019/02/05
閲覧 : 170
サンキュー:

2

ネタバレ

Jun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 2.5 音楽 : 4.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

明るいヒロインが死んで、暗かった少年が社会性を取り戻す話

ボーイミーツガール。少年とヒロインのコントラスト。時代劇のように型にはまった、涙を誘ういい話だと思ったのです。偶然の出会いではなく、自分の選択の積み重ねが出会いにつながっているという考え方も自律性、主体性があって、教科書に書いてあるようなメッセージなのです。ところが最後に通り魔に殺される。死ぬまでのやりたいことリストを二人で消しこんで満足して終われると思っていたのですが。絵に描いたようにきれいにストレス発散できるような話ではありません。突然の殺害に対して少年がどんな折合いをつけたのか理解できませんでした。あと少年がなぜ始めからコミ障なのか不明ですが、作画や声から、ヒロインと対極にある暗さがあまり感じられませんでした。

投稿 : 2019/01/05
閲覧 : 122
サンキュー:

5

ネタバレ

※アニをた獣医学生◎ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

互いに求めあいたい… 真実を知って…

この作品をアニメで見れるのはとても嬉しいです!
劇場映画だったと思いますが、
正反対の性格の2人が、互いに自分の欠けている部分を持っているそれぞれに憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。
「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意する。桜良は恋人や友人を必要としない僕が初めて関わり合いを持ちたい人に選んでくれたことにより「初めて私自身として必要されている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。
感動をよぶ純愛作品。それは悲しく儚くも目を離せないストーリーとなっていると思います。
正反対の二人、これがこの作品のいいところでもあります。ないものを求める二人。

君の膵臓をたべたい。{netabare}
君のような人間になりたい、君を求めたように君のようになりたい、いや、君の膵臓をたべたら同じ人間になれるんじゃないか?それほど君を求めていた。そんな意味だと思います。互いに求めあった結果、最後二人が会えなかった 、だとしてもその思いは、君のような人になりたい、君の膵臓をたべたいという思いは伝わっていた。それこそ二人は恋愛や家族の関係を越えたものになっていたのではないのでしょうか… {/netabare}
小説を読んで、これまでにないくらい、良い気持ちになりました。自分のバイブルです!

原作の二人のなんともいえないキョリ、これをどのように表現するのか。二人の変わった関係。
そしてそれは二人に何を運んでくるのか。



小説を読んで、映画を見て、感無量です。
ここまで再現してくれてとても嬉しかったです。

お互いに交錯しあって、求めあって…


最後まで見届けてあげてください。
彼と彼女の想いを理解してあげてください。

投稿 : 2018/12/31
閲覧 : 179
サンキュー:

15

ネタバレ

ウェブペンギン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

実写版より好きかな

エンディングテーマを聞き終わった後の余韻で、後日談的なラストがいい感じだった。

投稿 : 2018/12/15
閲覧 : 91
サンキュー:

0

ネタバレ

teji さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

見終わったには見終わったが

見終わったには見終わったが もっと 泣けると思ってただけに 残念・・
正直 作画も 声優さんも いい感じなのに・・・ 内容が・・

投稿 : 2018/12/12
閲覧 : 121
サンキュー:

3

ネタバレ

dakiramk3 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

脇!脇がいいんですよ!

 何と言うかですね、ラストの星の王子様的世界で語らうあのシーンでのあの衣装、桜良の脇を堪能出来るのが良いですね。自分としては脇はあんまり興味はなかったのですけど、二次元特有の毛穴も見えないすべすべのそれを目の当たりにするとですね、こう……得も言われぬ感慨深さがですね……え?そういう作品じゃない?ごもっとも。

 さて本題。これを読んでいる方は原作・実写・アニメいずれかを読んでいて物語のアウトラインはインプット済み、しかも大筋はどのメディアも等しいと仮定してのお話ですんで、ネタバレ全開で行きます。

 膵臓を病んでるってんだから、主人公と桜良が関係を育んで……といった展開を期待してたんですが、見事に裏切られました……ええ、『人間は覚悟してるよりもあっさり逝っちゃうんだから、日々を精一杯生きなければいけないという教示でもある』と仰る人が居ることも分かるのですが、やはりここはそういう期待をしては居ないと思うので、前述のような展開が相応しいのでは……とおもったのですけど、これはアニメ版の問題ではないと思われるので、ちょっと論評するのがはばかられるところであります。

 アニメとしての出来映えなら、及第点……ですかね。基本的に作画的な粗とか、効果音のタイミングや選択やらという問題は見当たりませんでした。人物の仕草が細かく、これぞ劇場アニメをお金を払ってみているという矜持を十分に満たしてくれるレベルではありました。

 まあ基本的に僕はこういったアニメは女の子が可愛いか否かに全てを掛けているわけですが、その観点からでも悪くありませんでした。こうして観ると、本当に二次元JKって素敵なものですね。果たしてスタッフが意図したものかどうか、たびたびローアングルで桜良の脚が映るのですが、その目映さといったら……仄い青春を送った自分にとっては、上映時間じゅう爆発しろとも思いましたが。

 そういえば、自分が高校の時分にも、17歳で亡くなった女の子が居ました。その子とは一言くらいしか交わしていませんし、今となっては姓すら覚えていませんが、そんな子にもたった十七年とはいえ人生があったのだと思うと……何かしら感じずには居られませんでしたね。この作品自体のデキとは何ら関係がありませんが。

投稿 : 2018/10/02
閲覧 : 92
サンキュー:

5

ネタバレ

試しに作ってみた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

好きになった人の死についてどう考えるか。

死について考えさせられた作品でした。
結論からいうと、よかったと思います。
結末はすごく悲しいものだったけれど、爽やかで気持ちのいい終わり方でした。

このお話の一番のテーマは、
「もうすぐ死ぬとわかっている相手と付き合うこと(一緒に過ごすこと)」だと思います。
男の子(僕)も女の子も「死」について、そして、「二人の関係」について深く考えていて、それが、最後の共病日記に細かく書かれています。

「恋人でも、友達でもない存在」として、二人は仲良しになるのですが、結局は「恋人以上」の関係という感じでしたね。

また、「お互い相手の名前を呼ばない」ことについて。
{netabare} 名前を呼ぶことで、「大切な人」として認識してしまうから、あえて呼ばない。死ぬ相手のことを、大切な人として認識してはいけない・・・という感じです。
二人はずっと「僕」と「君」という代名詞で呼び合います。
特に「僕」の名前は、ずっと伏せられていましたね。
でも、終盤では僕の名前が明らかになり、二人の名前は両方「春」に関係したもので、運命を感じさせるものでした。
また、最後には、僕は女の子のことを「桜良」と呼んでいます。
お墓の前のシーンでしたが、すごく素敵でした。{/netabare}

ハッピーエンドではないけれど、バッドエンドでもない。不思議なお話です。
{netabare} 桜良ちゃん(女の子)がいたことで、「僕」(男の子)は変わることができたし、逆に桜良ちゃんも、「僕」のおかげで楽しい人生を歩むことができた。後味の良い感じでした。 {/netabare}

あと、富山県高岡市が舞台だったので、
高岡駅のシーン、市民病院、雨晴海岸、二上山の絵、とても力が入っていました。私はその近くに住んでいるので、うわあ、、綺麗にかいてくれてありがとう。。って思って、見ていました。



(あと、おまけで・・・不満に思ったところ)
だけども!!
私は、桜良ちゃんも、恭子ちゃんも、嫌いです。
{netabare}
実際会っていたら、二人とも一発カツを入れてあげたくなります。。

桜良ちゃんのやりたいことである
「好きでもなく、友達でもない人とイケナイ関係となる」ことについて。
あの思わせぶりは、、ひどい。。。
「好きでもない人」=僕 だなんて・・僕のこと好きじゃないのに一緒にいたの?本当に失礼だと思います。。。
しかも、エッチなこと誘っておいて、その態度!
映画館で少し私は怒ってました笑

あと恭子ちゃん・・・
「僕」の立場とか気持ちも考えずに、
桜良のために別れろ・・・とか言ってたけれど、、
もっと話聞こうよ!!!事情を察して!!!と思いました。
もしくは、桜良が自分で説明してあげたら、なんとかなったんじゃないかなって感じです。
{/netabare}

投稿 : 2018/09/24
閲覧 : 81
サンキュー:

12

ネタバレ

8ta さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

BGMだけが心残り!

今日、やっとのことで観られました。

公開日から二週間経っているので少しばかり情報の鮮度は落ちてしまいますが、その辺りはお察し下さい。住野よるさんは好きですが、残念ながらそこまでコアなファンにはなれていません。

むしろ原作である小説を読み終えた時点で充分に満足してしまったので、映画版の公開が決定したときも「気が向いたときに観に行けば良いや(最悪観に行かなくても良いかな)」くらいに考えていました。

 

しかし、最近になってコミカライズ版を読み、急きょ考えが変わりました。

 

「これは観ておかないと」
 

強迫観念に近い何かを感じました(病気かな)。原作小説やコミック版と比較しながら観たら面白いんじゃないかと思って、とりあえず2つの内容を忘れないうちに観ておくことにしました。

 

さて、感想ですが文句なしに面白かったです。小説版とコミック版、実写版の後に公開しただけあって、完成度はかなり高いように思いました。

所々、原作には無かった台詞が加えられて内容が厚くなっている部分もあれば、映画に合わせて意図的に削られているであろう台詞もちらほら見えました。

ストーリーの小さな改変などあそび要素も含まれていて、間違い探しをしているような気分まで味あわせてもらいました。てっきり原作そのまんまだと思っていたので、良い意味で裏切られた気がします。私のように小説・コミック版を読んでいる人にもお勧めできます。

 

作画に関してはあくまでも「受け手側」の意見ですが、まさに言うこと無しだったと思います。人物も背景も想像していた以上に綺麗で、かつ繊細に描かれていました。中でも演出は見事で、原作小説やコミック版では無かった映画館ならではの迫力あるシーンも出てきました {netabare} (花火) {/netabare}。

あの音。煌びやかに瞬く大画面。

このワンシーンだけで観に行く価値が存分にあると感じました。

 

まぁ、内容自体は良かったところを挙げ出すときりがないのでこの辺りにしておきます。気になった方は、是非劇場まで足を運んでご自身の目で確認してみてください。家に映画館ばりの巨大スクリーンと音響設備がある方ならBlu-rayの発売を待つのもアリですが、そうでなければ迷わずGOです。今ならもうわりかし空いていると思います。


なんか途中、観ていて「申し訳ないなぁ」とさえ思いました。こんな作品を2,000円で見せてもらって良いの?って。

ここまで完成度の高いものを見せられると、もはやお金を対価として払うことに疑問すら感じます。当然制作者側は受け取るならそれが一番嬉しいんでしょうけど、とんでもなく高い技術と手間がかけられたものをただ座っているだけで見せてもらえるなんてえらく贅沢な身分だなぁと思います。エンドロールで数え切れない人たちの名前が流れていく様を見て痛感しました。本当、良い時代に生まれたなと。

投稿 : 2018/09/22
閲覧 : 60
サンキュー:

5

ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

いつか、ではなく今

 長文につき概要は略。重要なネタバレあり。

 主人公は人付き合いが極めて悪く、クラス内の評判も芳しくない。彼は自分が嫌われ者であることを自覚しており、「僕と友達になりたい奴なんていない」と他人と距離を置くことで完全に孤立している。碇シンジ君の方がまだ社交的だと思えるほど内向的な性格で、まるで二枚貝のようにぴったりと心を閉ざしている。

 対してヒロインの咲良はとても明るくて可愛らしく、当然男子生徒から人気があるし、女友達も多い。実は彼女は膵臓に重い病をかかえており、余命1年と宣告されている。にもかかわらず、自分の命が長くないことを主人公に明かす彼女は悲愴感がなくあっけらかんとしており、その話が冗談にしか思えないほど生のエネルギーにあふれている。「死んでるように生きている」僕とはまるで対照的だ。

 そんな真逆の性格の2人が病院の待合室で偶然出会うところから物語は始まる。なぜか咲良は彼に興味津々で「友達になろうよ」と熱心に誘い込む。主人公はいつも通りぶっきらぼうな態度で、あからさまに迷惑そうな空気を出すが彼女はまったくめげる事なくアプローチを続け、やがて主人公は心を開いていく。・・・とここまでよくある流れではあるが、実際に見ると違和感が大きい。なぜ冷淡な対応を続ける主人公にヒロインがこんなに良くしてくれるのか?という部分に説得力が乏しい。カウンセリングの先生に大金を納めてもここまで献身的になってはくれないだろう。咲良はなぜ彼と仲良くなろうと思ったのか多少のフォローはあるのだが、最後まで観てもあまり納得はいかない。これは本作の最大の欠点であろう。

 さて、どうしようもない男だった主人公も咲良と打ち解けていき、友達というよりは恋人のような付き合いが始まる。俗に言うところのストロベリータイム。観ていてイライラするほど甘ったるい、いや正直超うらやましい。「そのポジション俺に代われ!」と思うこと請け合い。しかし、余命1年の少女という設定であれば、やがてヒロインを病魔が襲い、主人公を奈落に突き落とす展開になるのはもはや確信的である。というよりも本作は開始直後の冒頭でヒロインの死を視聴者に明かしてしまう。感動物語のテンプレを最初に匂わせるのは予想外の展開を用意しているからである。


 咲良は通り魔に刺されて死ぬ。この唐突な展開には面食らうことだろう。各所のレビューで批判的な感想も多く見受けられた。なぜ、作者は死が間近に迫る彼女をわざわざ「殺した」のか?

 ヒロインから少しずつ活力をもらった主人公は「いつかは君のようになりたい」という気持ちが芽生えていた。その気持ちは、これまで断ってきたガムをくれるクラスメイトの好意を受け入れて、「ありがとう」と礼を言う場面に分かりやすく表れている。今までひどすぎたのが少しまともになった程度であるが、そんな小さな変化でも僕は大きな一歩を踏み出したように感じていただろう。そこに咲良の悲報が飛び込み、彼は一変する。
 
 それは「いつか変わりたい」などという漠然とした目標ではなく「今日から、今この瞬間から変わろう」と誓うこと。咲良はまるで地球の反対側にいるように、正反対な2人だと言った。もし本当に彼女のようになりたいと思っているのであれば、生まれ変わるくらいの気概で行動しなければ「地球の裏」で待っている彼女の元には永遠に辿り着けないだろう。

 流行語になった林修の決め台詞ではないが、何か目標を達成しようとする時「いつか」と「今から」では大きな違いがある。この物語は僕が咲良の親友だった恭子と友達になるという形で締めくくられる。恭子は社交性がなく煮え切らない態度を取る主人公を嫌い、友人との残りわずかな時間を自分から奪った男だと感じている。恭子は僕にとって一番仲良くなるのが難しい相手である。でも咲良は、クラスで一番友達になりにくいであろう自分と友達以上の存在になってみせた。いま咲良と春樹は鏡像の関係にある。ただ単に遺書に書いてあった咲良の願いを果たすために恭子に友達になろうと呼びかけているわけではなく、彼女と過ごした時間の意味を恭子との関係に残そうとしているのである。僕が生きている今は咲良が生きたかった未来なのだから。

 ある種卑怯といえる手段を使ってでも作者が訴えかけたかったのは「今を生きることの大切さ」なのだろう。普通に病気で命尽きる展開であれば、一時期はケータイ小説を中心に粗製乱造された「泣ける話」の数々と大差なく話題作にはならなかったのではないかと思う。

 正直いって本作は粗削りなところが多々ある。主人公にとって都合の良すぎるヒロインだという印象は拭えない。でも劇場を出た後、僕は「耳をすませば」で雫の書いた物語を読んだあと西老人が語った言葉を思い出した。「荒々しくて、率直で、未完成」。本作はそんな処女作だけが持つ魅力を確かに有してるように感じる。自己投影しているのが丸わかりの内向的な主人公。クラスで3番ではなく、どう考えても自分の1番としか思えないヒロイン。高校生の時可愛い彼女がいたらこんな青春をしてみたかった・・・という理想を詰め込んだ、見ていて恥ずかしくなるほどキラキラした彼女との日々。今を生きる大切さを直球で訴えかけるラスト。そして、「俺の書いた小説を読んでくれよ」と言わんばかりの奇抜なタイトル。書きたいもの、見せたいものが痛いほど分かる作品である。

 感動系が好きなら見る価値は十分あると思う。ただアニメ作品として突出しているものがあるわけではなく、世間の評判はどうも「原作>実写>アニメ」で固まりつつあるようなので、もしかすると原作を読めば十分なのかもしれない。

投稿 : 2018/09/20
閲覧 : 136
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26

ネタバレ

Worker さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

2018年一番のアニメ映画

劇場で見たのだが、四回も泣かせてもらった。まあ、泣けるとかは多くの人が言うので、他のことを書こう。
よく言われることが、「なぜ桜良を、膵臓病ではなく通り魔に殺させたのかが分からない」だ。私が考えたのは、膵臓病で死ぬようにすると、それまで主人公が桜良を看病する話になってしまう。そうすると、尺が足りない上、共病文庫の存在を生かしきれない。だから、私は、通り魔に殺させたのではないかと考え、それは間違いではないと思った。確かに、ある種のタイトル詐欺ではあるが、仕方がなかったと思う。
この作品で重要なのは、共病文庫の存在だ。あれがあることによって、話が始まり、桜良の死後も前向きに話が続いていくのだ。実際、一年後に主人公は恭子と友達になっている。無ければ、ヒロインが死んでクラスメイトが泣くだけの話。三流作品で終わっていただろう。
この作品は一流ではないが、二流より上だろう。共病文庫の存在がそうさせているのだ。

投稿 : 2018/09/17
閲覧 : 80
サンキュー:

6

ネタバレ

ものと さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

2人の男女が織りなすヒューマンドラマ

ラブストーリでもなければ男女の友情話でもない。ヒューマンドラマ、と表現したら良いのかな。一言で表現することが難しい二人の関係は、二人の選択の連続で繋がった、かけがえのないものでした。

冒頭の葬式のシーン、ここからこの結末へと動き出す物語が始まります。
自分の中で他人の思考を決めつけて他人との関わり合いを避けてきた「ぼく」と人を愛し、愛され人との関わり合いの中で生きてきた桜良。

正反対の2人がひょんな偶然から仲を深めていくのですが、この仲を深めていくまでの描写がとても良かった。不自然なまでに距離を詰めて遊びに誘いまくる桜良と振り回されながらもまんざらでもなさそうな「ぼく」。男女の仲になりそうでならない。おそらく自分たちでもこの感情が”好き”なのか”友情”なのかわかっていなかったのではないかと思います。

それが時が経つにつれ尊敬しあえる恋人以上の大切な相手なのだと、二人は自分の心をに整理がついてきた最中に起きた、悲しい事件・・・。

あまりに唐突な、あっけない結末に見ていた自分もかなり動揺しました。
ここで冒頭につながるのか、と。

その事件から数日後、気持ちの整理をつけた「ぼく」は桜良の家にお香典を届けに向かいます。(ここの立ち直りまでの心理描写をもっと描いて欲しかった・・・)
そこで桜良の母から渡された”共病文庫”を見て「ぼく」は憧れていた桜良になるために、自分の殻を破って様々な行動に出ていきます。最後は1年経って変わった春樹がはじめての友達となった恭子と共にお墓参りをして物語の幕は閉じます。

とまぁ最後の駆け足感は否めなかったものの、二人の関係が深まっていく過程の描写(すこしドキドキするシーンもありつつ)やご都合主義ではない、どうしようもない現実の理不尽さをうまく描き切った作品だなと思いました。あと個人的には王道の感動ラブストーリーかな?思っては裏切られるということが作中でなんどもあって、展開の読めない映画でもありました。

また見に行こうかな・・・

投稿 : 2018/09/16
閲覧 : 55
サンキュー:

5

ネタバレ

Mさん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

原作のあの一文が再現されてた嬉しみ

友人に勧められたのと、自分で気になって原作買ってたので見に行きました!w
とりあえず感想。【ネタバレ有】

やっぱ原作の「【〇〇】くん」って表現は全て「君」に統一されてましたね。これはまぁ予想してました…w

あと個人的に入れて欲しかったのは、初恋のエピソードを話す下りです
あの呼ぶもの全てに『さん』を付けるっていう(まぁ後で嘘だと僕は言っていますがw)

あれ個人的にめっちゃ好きだったんだよなぁ…、桜良も胸キュンした場面で一番最初に上げてますしねw

そしてこの映画で個人的にウオオオオアアアア\( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!ってなったシーンがあってですね…

それは桜良の遺書の下書きを読むシーンなんですけど。
このシーンは原作の一文、『読み終わって、戻ってきた世界に彼女がいないと気がついた僕は〜』ってとこがめっっっちゃ忠実に、再現されてたんですよ!

自分は昨日の夜原作読みながら、このシーンはこんな感じ…みたいな感じである程度の映像を予想しちゃうんですけど、このシーンだけは想像とかなり違っていました(あくまで個人的には、ですよw)

自分は最初この一文をそこまで重要に考えていなくて、きっと僕に宛てられた文章を普通に読んでいく(一応考えとしては主人公の心の声→天国の桜良の声にすり代わりするのでは?)からの号泣シーン突入だと思っていたんですよ。

けど映画では、桜良の愛読書、『星の王子さま』をモチーフにした世界で彼女が語りかけてくれる、というものになっていました。
あの原作の一文にある、戻ってきた世界(桜良がいない世界)、つまりその前までいた戻る前の世界は桜良が生きてる世界ということになるわけで。

でもって『桜良』って人物を表す世界を、彼女のバイブル(?)である『星の王子さま』チックにしたってことだと自分は勝手に解釈してますw

なんかもう本当にそこは素敵と言うかなんというか…w
原作昨日買ったのでまだ1周半くらいしか出来てないんですけど、本当にそこは、凄く良かったなぁと思いました。

あとは…ファンファーレ良かった(これは超個人的な好み)


まぁ感想としてはこんな感じですかね…
もっと早くから原作を読み込んでおくべきだったと非常に後悔しておりまする…。
もちろん、普通に映画だけ見ても十分泣けると思いますので皆さんぜひぜひ『君の膵臓をたべたい』見に行って見てください!!!!

投稿 : 2018/09/09
閲覧 : 62
サンキュー:

7

ネタバレ

fuushin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

待つことの意味。 それを活かす価値。

原作は未読、実写版は観ていません。
レビューというか、感想です。


人は、どんなふうに死ぬのでしょう?

天寿を全うするのでしょうか。
病気で、亡くなるのでしょうか。
事故で、亡くなるのでしょうか。

桜良は、{netabare} 通り魔に殺されました。{/netabare}


人は、どのくらいの歳で死ぬのでしょう?

90歳? 80歳? 70歳?
桜良は、・・・高校生でした。


では、人は、どれほど "余命" を想像できるものなのでしょう?

60年? 40年? 20年?
桜良は、・・・1年でした。


最後に、人の余命は、{netabare} "どれだけ、確かなもの" {/netabare} なのでしょうか?


・・・桜良には、分かりせんでした・・・。

自分の "存在の確かさ" を。
誰かに "必要とされる自分でいられること" を。

桜良には、見つけられませんでした。

進んでいく病気を受け止めてくれる人。
残されている時間を共有してくれる人。
毎日、共病文庫に名前を登場させられる人、を。


生きる、死ぬ。 生きる、死ぬ。 生きる・・・。  そして、私は死んでいく。

まだ、出逢ってない。
ずっと、出逢えていない、
あとちょっとで、出逢えるかもしれない。

待ちつづけて、待ちわびて、 待ち焦がれて、待ちくたびれて・・・。


そして、ついに桜良は、"選んだのです" 。

生きている今、この実感を知りたくて、彼との出逢いの一瞬を。

生きてきた過去の意味を見つけたくて、彼と語らうチャンスを。

生きてゆける限りの歓びを感じたくて、彼といられるひとときを。

ようやくつかんだ、"奇跡の出逢い" なんだよ。
ようやく巡り合えた、人なんだよ。

だから私は、生きていたい! 精一杯、生きていたい!
だからもう、後悔はいらない! わずかな怖気も持たない!

君と思いきり、君と思いっきり、私の青春を謳歌していくんだ!!

残り1年・・・残り1日・・・残り1時間・・・残り1分・・・残り1秒・・・その瞬間すらも・・・その刹那でさえも。

桜良は、"珠玉の運命" なんだと思っている。

桜良は、幸せでいられる運命が、まだ残っていると、迷いなく信じている。



私は、

春樹と出会うまでの桜良の心情を、ぼんやり想像しています。
春樹と出逢ってからの桜良の笑顔を、まぶしいほどに感じてきました。
春樹と生き切ろうとする桜良の願いを、しずかに終幕まで受け止めようとしました。

そして桜良が、

短い余命さえも、全うできなかった "事実" を知りました。
長く、共病文庫にしたためてきた {netabare}"メッセージ"{/netabare}を、読みました。
ちゃんと、伝えたかった本心を、{netabare}"不思議な夢世界"{/netabare}で、聞きました。


本作は、
桜良と春樹の、淋しかった時間と、幸せな時間を、たっぷりと共有できます。
恭子と春樹の、{netabare}悔しく思う時間も、穏やかな時間も、しんみりと、共有{/netabare} できます。
そのつどに、泣かされました。


君の膵臓をたべたい。

この言葉には、"生きてみたい"、"ちゃんと生きていきたい"
"もっと、ずっと、君に生きていってほしい"
"いつまでも、どこまでも、君と生きつづけたかった"
そんな微かなニュアンスや、儚い願いが込められているように感じます。


"君" としか、"呼ばない" 。 "君"としか、"呼べない"。

桜良と春樹は、お互いの名前を、"呼び合わなかったし、呼び合えなかった" 。

そこに秘めた、2人の深い心情を、ぜひ、スクリーンでお感じになってみてください。


君の膵臓をたべたい。

ステキな作品でした。

P.S.
{netabare} でこぽんさんのレビューのおかげで、{/netabare} 大事なシーンを見逃さずに鑑賞できました。感謝です。


2018.9.8 追記です。

{netabare}
実は、私は、鑑賞後 "感動" の波に浸りきれなくて、 "?" マークが残ったままでした。
「物語と人物と絵」をうまく受け止められなかった・・。たぶんそんな感覚です。

そんなわけで、本作視聴後に、原作、漫画、実写に触れ、そのうえで、もう一度劇場へ足を運びました。

理由は、本作鑑賞後に得た、まとまらない想いを整理したかったから。
背景は、本作の魅力をキャッチできないままで済ませるのが怖かったから、です。

それで、ちびっと分かったことがあります。
今回はそれをレビューしておこうと思いました。

それは、最終幕の "共病文庫の見せかたの妙" にありました。
原作は、「文字の配置とページめくり効果」
漫画は、「+絵・音喩(効果音)」
実写は、「+脚色・演出」
本作は、「+ファンタジー色を強めたアニメならではの表現」です。


桜良には小さい時から好きだった、ただ一冊の本がありました。
春樹にも作者は知っていましたが、未読だった本がありました。
それが、サン・テグジュペリの "星の王子様" です。
2人はそれぞれに、「文字」で創った世界観を持っていたと思うのです。


終幕で「ビジュアル」で表現されていた要素は二つ。

一つは、共病文庫の行間を彩ってきた、2人で共に創造してきた、たくさんの「エピソード」。
それが、{netabare}スクリーンをこれでもかと埋め尽くした春の樹、桜の木{/netabare} です。

もう一つは、星の王子様を読んだことで、2人が知っただろう「キーワード」。
それが、{netabare}『いちばん大切なものは、目に見えない』ということです。スクリーンに展開した宇宙と星のファンシーなビジュアル{/netabare}です。

桜良は、一本の桜の若木に水遣りをしていました。
「今はまだ、誰の目にも止まらない頼りなくて、小さくて折れそうな枝ぶりだけど、いつかはきっと大きく育って、たくさんの人に幸せを振りまける大きな桜になってほしい。」と、願っていたのかも知れませんね。

この二つの要素が、混じりあい、溶け合って、ほんのり甘酸っぱいシーンとして描かれていたように思います。

そんな2人だけのファンタジックなストーリー。 
2人は、話せなかった "本心" を語り合い、伝えたかった "願い" を交わしあっていました。
それは、まるで、2人の若々しい魂が、軽やかに触れあい、でももう重なり合えない "儚い精神性" を、豊かに表現した姿のように見えました。

そのように見立てたことで、ようやく私は、「桜良も、春樹も、ともにお互いを必要としていた。ともに生きる意味を待ち焦がれてきた」ことの意味を、あらためて、少しだけ深く、知ることができました。


アニメ作品ならではの "2人の柔らかな精神性" の表現。

彼女でも、恋人でもない、日常にいる、ただ仲良しな存在。

お互いの名前の響きの中に、魂の出逢いに驚いたり、生きてきた命の時間をいっしょに運んできたりしてきた、2人の仲睦まじいあしあとが、残っていました。

「人は、いつか死ぬよ」。
そう、その意味を、2人は2人の確かな選択に見つけ出し、喜びあえる存在だった。

桜良が、春樹と恭子に託したこと。2人がやれること、できること。
そんな桜良が遺した言葉を抱きしめて、希望を感じたくなる思いになりました。



orange(オレンジ、高野苺原作、2016年放送、13話、)を視聴後に本作を観たのですが、2作品だけでお腹がいっぱいになりました。

「大切なものは目には見えない」意味に触れられた作品でした。

でも、いつか、目に触れていない、他の作品にも目を通したいと思います。
{/netabare}


長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本作が、皆に愛されますように。

投稿 : 2018/09/08
閲覧 : 145
サンキュー:

27

ネタバレ

フランホーファー線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

よかった。

感動できた。
最初は、
ふーんって感じだったけど、面白かったし最後は泣いていた。
飛び飛びだけど、

{netabare}
主な登場人物...僕、山内、恭子。

僕は病院で共病文庫を拾う→僕は秘密を隠しておくことを約束する。
→遊んだり、色々…→山内が入院する→山内と僕は花火を見る
→山内退院
→退院したら会う約束をしており、僕が待っているが、来ない
→ニュースを聞くするとその山内の名が読み上げられ、
殺害されたことを知り、泣き崩れる。
→立ち直れず10日、葬式に出ず。→ケジメを付けるべく山内の家へ
→家に行き、山内のお母さんに話し、共病文庫を借りる
→そこでお母さんから共病文庫の後ろの方を読むよう言われる。
→遺書が書かれていた。→恭子に話す為カフェに呼び、真実を話す。
→恭子は、真実を知り、怒りと悲しみが出る。
→僕は恭子に許して貰える時が来たら友達になって欲しい。と言う
→エンデング→山内のお墓参りをする僕と恭子の姿
→僕は、桜を見た気がした…
と言う感じです。大雑把でごめんなさい。 {/netabare}

投稿 : 2018/09/06
閲覧 : 54
サンキュー:

4

ネタバレ

ゆい さんの感想・評価

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

まさかの

映画館でみた!
泣いた。かなりいい話で素晴らしい。感動しました。
でも膵臓の病気で死ぬのかとおもってたら、まさかの通り魔にころされて死んだ。残念すぎる
これは予想外だった。通り魔ゆるせない

あの二人はお互いにとっていい存在だったな。
男の子は人と関わるの避けてたのに変われたし、さくらは最期にいい思い出ができて、私もこういう人が欲しい!
抱き合った時キュンキュンした。

投稿 : 2018/09/03
閲覧 : 84
サンキュー:

5

sobranie さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/12/04
閲覧 : 1

はっとり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

投稿 : 2019/11/30
閲覧 : 0

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 1.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:----

投稿 : 2019/11/17
閲覧 : 5

clepp49491 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/11/12
閲覧 : 1
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君の膵臓をたべたいのレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
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君の膵臓をたべたいのストーリー・あらすじ

それは「僕」のクラスメイトである山内桜良 (やまうち さくら) が綴っていた、秘密の日記帳であり、彼女の余命が膵臓の病気により、もう長くはないことが記されていた。

「僕」はその本の中身を興味本位で覗いたことにより、身内以外で唯一桜良の病気を知る人物となる。

「山内桜良の死ぬ前にやりたいこと」に付き合うことにより、「僕」、桜良という正反対の性格の2人が、互いに自分の欠けている部分を持っているそれぞれに憧れを持ち、次第に心を通わせていきながら成長していく。そして「僕」は「人を認める人間に、人を愛する人間になること」を決意。桜良は恋人や友人を必要としない僕が初めて関わり合いを持ちたい人に選んでくれたことにより「初めて私自身として必要されている、初めて私が、たった一人の私であると思えた」と感じていく。(アニメ映画『君の膵臓をたべたい』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年9月1日
制作会社
studio VOLN
公式サイト
kimisui.jp/
主題歌
sumika
挿入歌
sumika

声優・キャラクター

高杉真宙、Lynn、藤井ゆきよ、内田雄馬、福島潤、田中敦子、三木眞一郎、和久井映見

スタッフ

原作:住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉文庫)、原作イラスト:loundraw、監督:牛嶋新一郎、脚本:牛嶋新一郎、キャラクターデザイン・総作画監督:岡勇一、美術監督:小川友佳子、美術監督補佐:渡辺佳人、色彩設計:堀川佳典、撮影監修:斉藤寛、撮影監督:小池真由子、3DCG監督:岸これみ、編集:神宮司由美、音響監督:はたしょう二、音楽:世武裕子、アニメーションプロデューサー:三田圭志

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