Tnguc さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
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リズと青い鳥の感想・評価はどうでしたか?
Tnguc さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
merolin08 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
書きたいこと選定せずに書きまくってたらとてつもない量になりました。多分全部読んでくれる方はいないと思いますが、熱量だけでも置いとかして下さい(笑)。
テレビアニメ「響け!ユーフォニアム」シリーズのスピンオフで、主人公の先輩2人の関係を描いた本作。テレビシリーズは見てたんですが、映画はなんとなく観てなくて、今になってなんとなく観たんですが、これは…!テレビシリーズ観返してから誓いのフィナーレと合わせて観たんですが、映画としての完成度は、個人的にはこちらが圧倒的だと感じました。時系列的には「リズと青い鳥」→「誓いのフィナーレ」の様ですが、もし今から観る方がいればぜひ反対の順番で観ることをオススメしたいです。おそらく分からないところも出ないし、その方が「リズと青い鳥」を堪能できそうな気がします。
作画・音楽は言うまでもないんで割愛します。これにケチ付ける人いないでしょ。作画演出については思うところ有りなので、物語と合わせて触れていきたいと思います。
本作は、鎧塚みぞれと傘木希美のお互いに対する「思い」がテーマになっている作品です。テレビシリーズのある種スポコン的な、「チーム」の物語とは打って変わって、個人の思いにフォーカスしており、そのギャップに少し驚きました。これに伴ってまず気になるのが色使い。テレビシリーズと比較すると全体的に淡い色使いになっているように思いましたが、これもテーマに紐づいた表現だと感じました。例えば、アニメ1期で演奏から外されて号泣して悔しがる久美子のシーン、とっても心揺さぶられるシーンですが、だれもがこの時の久美子みたいに自分の気持ちとまっすぐに向き合えるわけじゃない。自分自身でも自分の気持ちが分からなかったり、自分の気持ちに折り合いをつけて無理やり自分を納得させていたりする。そんな「思い」の繊細さを表現するような画面づくりだったんじゃないかと勝手に想像しております。
この作品、色使いみたいな大きなところからはじまり、あらゆる場面で思いを描写するような「演出」が詰め込まれてます。これにめちゃくちゃ感動したので、ここからは気になった演出について話していきたいと思います。
まず冒頭の{netabare}2人が音楽室まで学校の中を歩いていくシーン。上履きに履き替え(ここの演出は後で改めて)、下駄箱に手をついて歩いていく希美と、同じ場所に手をついて後をついていくみぞれ。冷水器で水を飲む希美、後に続くみぞれ。みぞれが後をついてくるのは当然であると振り向くこともなく堂々と前を進む希美と、その後をちょこちょことついていきそれが自分の世界だと思っているみぞれ。普通友達同士が歩くときって横に並んで歩くものですが、この2人を対比させるような演出が、すこし噛み合っていないけど互いに強く信頼しあっているという、{/netabare}2人の関係性を表す様なシーンだと感じました。これが物語の中核となっていきます。
次に2人のパートごとの練習シーンについて。{netabare}2人の思いをテーマとしたこの作品では、「練習」は本筋とは少し離れるためか、そもそも描写自体が殆どありません。それでも練習しているシーンがあるみぞれに対して、パート練の時間であろうシーンでの希美は、そのすべてでパートのメンバーとおしゃべりをしています。1年生の時、先輩がまじめに練習しないからという理由で部をやめた希美の過去を考えると、これも何か意図があるように思えます。個人的には、これも希美のみぞれに対する思いに関係する演出であるように感じました。
みぞれの持っていたパンフレットを見て自分もその音大を受験することを決める希美ですが、劇中で希美自身が語っているように、これにはみぞれに対抗するような思いがありました。希美は自分が音大に行きたいのか、みぞれと対等でありたいのか自分の気持ちが分からずに悩むわけですが、この練習シーンは、希美の音楽に対する思いとみぞれに対する思いの回答を裏付ける様な位置付けだったのではないかと思います。{/netabare}
ここからは物語の中核、結局「リズと青い鳥、みぞれと希美はどちらがどちらなのか」に関する演出について。複数の演出が互いに関係しているので、ごちゃついた文章になると思いますが、ご容赦ください。
前述した{netabare}上履きを履き替えるシーンで、上履きを放るように落として履き替える希美と、丁寧にそろえて置いてから履き替えるみぞれ。これも二人の性格を対比するシーンですが、加えて絵本の世界のリズが就寝するシーンを見てみると、リズはベットに入る前にきちんとスリッパをそろえなおして就寝しています。この2人を重ねるような演出を考えると、みぞれが青い鳥を手放すことが出来ないリズであるかのように思えます。{/netabare}
次に2人の会話を見ていきます。{netabare}2人の会話シーンでは、みぞれが何か言いかけて(やりかけて)それを待たずに希美が話を進める、という場面がたくさんあります。アニメでよくある演出なだけに視聴中特に何も感じずに流しちゃってましたが、観終わって考えると単純にみぞれの性格を記号的に表現しているだけではないように思えます。結論から言うと、これは希美がみぞれを拒絶するような演出だったのではないかと考えました。もっと言うと、希美はみぞれの変化を怖がっていたのではないかと思います。
これに関係してくるのが、オーボエの1年生「剣崎梨々花」。内気で心を開こうとしないみぞれに根気強く話しかけ、徐々に関係が芽生えていきます。これがみぞれに小さな変化を生むきっかけとなりますが、希美はこれを少し動揺した様子で見ていたように思います。プールに誘うシーンとか。
みぞれの自分に対する愛情ともいえる思いは、雛鳥が初めてみたものを母親と認識するような、ある種刷り込みともいえる部分があり、変化したみぞれは自分への愛情をなくしてしまうのではないか。希美は、変化を始めたみぞれに対し直感的にそんな感覚を覚え、踏み込もうとするみぞれを拒絶したのではないでしょうか。そう考えると、青い鳥を手放すことが出来ないリズは、希美のようにも思えます。
これに関しては最序盤(変化前)でも希美がみぞれを避けるようなシーンがあるので、みぞれの変化が要因じゃない気もしますが、いろんな受け取り方がありな映画だと思うのでこんなんも。{/netabare}
そして終盤、みぞれと新山先生がソロの演奏について話すシーン、{netabare}ここまでずっと青い鳥を手放すリズの気持ちに悩んできたみぞれは、青い鳥の感情に目を向けることで「思い」に大きな変化が。ここでずっと2人が自分と重ねていたリズと青い鳥の対応関係が逆転します。そしてクライマックスのみぞれが希美に思いをぶつけるシーンへと繋がっていくわけですが、ここでも繊細な演出があったように思います。
希美のすべてが「好き」と思いをぶつけるみぞれに対し、希美も「みぞれのオーボエが好き」と返す。複雑な思いの中でも、お互いがお互いを思っていることを口に出し、2人の歯車がかみ合ったようなシーンですが、みぞれは「希美」が好きと言っているのに対して、希美はみぞれの「オーボエ」が好きと言っています。これが、青い鳥の羽(みぞれのオーボエ)を思い手放す決心をするリズ(希美)と、リズ(希美)を心から思っているがために羽ばたく決心をする青い鳥(みぞれ)の関係になっているところに鳥肌が立ちました。{/netabare}
これら演出を踏まえて、結局どちらがリズでどちらが青い鳥なのか。{netabare}物語上は、リズ=みぞれ・青い鳥=希美の関係で進行していき、それが逆転した、という一定の回答が出ているわけですが、個人的には最終的に明確に結論付けるということは出来ないのかなと思いました。ぬるい意見になっちゃってるかもですが、互いに強く思いあっている関係の中では、どちらも相手を縛り付けてしまうことがある。オーボエはみぞれの羽だったけど、最初から思っていたように別の側面でみぞれが希美を鳥籠に閉じ込めてしまうことだってある。{/netabare}そんなただただリズと青い鳥という絵本に対応しているだけではないところが、この作品の味わい深いところだと思います。
このアニメの結末は{netabare}リズと青い鳥の絵本通り「別れ」です。これだけ聞くと、冷たい現実的な結論のように思えます。{/netabare}しかし、前述したとおり、ただ「絵本に対応して2人の関係が変化しましたー」じゃないからいい。劇中での希美のセリフ{netabare}「物語はハッピーエンドがいいよ。青い鳥はリズに会いたくなったらまた会いにくればいい。」{/netabare}これめちゃ好きです。このセリフを踏まえると、ラストシーンで{netabare}希美が振り向き2人が向かい合うシーン。冒頭のシーンからも分かる互いにすれ違っていた2人の関係が変化したことを表すシーンですが、みぞれは驚いた表情をしています。このシーンは、関係の変化、つまり別れを意味するシーンでもあるわけなので、本来ならみぞれの表情は絵本で青い鳥が飛び立つシーンの表情と一致するべきところのはずです。なのにみぞれは驚いている。これは希美が「ここからは私たちの物語だ、物語はハッピーエンドがいいよ。」と語りかけていることを表していて、現実的な結論の中にも未来への希望を含んだ、絵本とは違う明確なハッピーエンドとして物語が締めくくられているのだと思いました。{/netabare}
ここまで狂ったように書き綴ってきましたが、こんな感じで本当に何気ない仕草まで「思い」が伴った演出になっていて、この作り込みにめちゃめちゃ引き込まれました。テレビシリーズとは違った、もう一つの青春。観直すたびに発見がありそうな映画です。
正直テレビアニメしっかり観てないと分からない部分が多々あると思うので、単発映画としては人に勧めづらいところもありますが、本当にいろんな人に観られるべき作品だと感じました。人によっていろんな受け取り方がある作品だと思うので、今から皆さんのレビュー徘徊するのが楽しみです。万が一ここまで読んでくださった方がいれば、拙い長文で相当読みづらかったと思います。自己満足にお付き合いいただき、ありがとうございました!
ゆうきち さんの感想・評価
4.9
物語 : 5.0
作画 : 4.5
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
みぞれとのぞみ,アニメ2期で仲良くなったんかなと思っていたけど,この二人はどれだけ仲良くしようとしても結ばれない運命なのか, いくら仲良くしようとしても心の奥の嫉妬はお互い消えないんだろうな
タマランチ会長 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
冒頭から画面に釘付けになりました。早朝、校門前でのぞみを待つみぞれ、その視点がのぞみの脚やうなじ、揺れる髷にあることが分かります。これ、実写でやったらかなりエロくなってしまうところですが、アニメだからこそ健康的で美しく、また詩的に映ります。実写映画のような画面作りでしたが、その美しさはそれを超えています。階段を1段跳ばしで快活に昇るのぞみの後を一段ずつゆっくり登って付いていくみぞれ。こういったシーンを積み重ねる演出が、2人の関係性を暗示していてとても心地よく、「画面から目を離したくない」と思わせてくれました。パソコンをいじらずに最後まで集中して観られた作品は久しぶりです。
リズと青い鳥の物語は従来のアニメっぽい演出で、現実世界との差を引き立てていました。2人の関係がリズと青い鳥の逆だと分かってからのしっくり感がとても気持ちよかったです。脚は口ほどにものをいうという演出も納得でした。
いや、いいものを観ました。傑作です。納得の傑作。
ASKA さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
響けユーフォニアムのみぞれを主人公にしたスピンオフ作品。本編のメインキャラの鎧塚みぞれと傘木希美との友情物語。コンクールで吹奏楽部が演奏することになるリズと青い鳥という曲でそれぞれフルートとオーボエを担当するみぞれと希美。その中で絵本のリズと青い鳥のシーンも挿入されながらみぞれ、希美それぞれを描写していきます。
けい さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
〇ojima さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
観終わって思ったのは「京都アニメーションが日本映画を作った。」
と感じました。
アニメの良さは撮影では不可能な設定を差し込める点と伝えたいシーンやパーツを強調できるところだと思っております。
本作品はそこを上手に使って、アニメーション会社しかつくれない良い映画ができたと思います。
あらすじは
二人は性格の違う女子高生。一人は憧れを抱いて接しています。もう一人はその相手がいることがあたり前のように接しています。だけれど、コンクール自由曲「リズと青い鳥」を二人がパート代表で演奏するに当たり、作品の物語を理解することで自分の今の心を理解してゆくお話です。
京アニ、本当は響けユーフォニアムの続編を作ったつもりはないと思いましたが、続編の誓いのフィナーレを観ると本編につながるスピンオフです。
単体で十分に良質な映画作品ですが、順番に観たほうが良いですね。
本流続編作品はユーフォ誓いのフィナーレで2019春公開の作品です。こちらは黄前ちゃんメインでいつもの賑やかさです!
キャポックちゃん さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
(末尾に【追記】を加えました)
【総合評価:☆☆☆☆☆】
高校の吹奏楽部で、それぞれオーボエとフルートを担当するみぞれと希美。ふたりは(一見)とても仲が良い。しかし、コンクールで演奏する自由曲「リズと青い鳥」での掛け合いが、どうもしっくりしない。その原因はどこにあるのか…?
アニメ『リズと青い鳥』は、青春期の戸惑いや心の揺らぎを、優しく繊細に描き出す。声高な主張はない。わずかな仕草や言い淀んだ沈黙を通じて少しずつ明かされる真実は、切なくやるせなく、人生は見かけ通りではないというアイロニーを感じさせる。
【みぞれと希美】
みぞれはひどく内向的で他者とのかかわりを避け、めったに感情を表さない。一方の希美は外向的でいつも取り巻きに囲まれ、感情豊かに会話する。表面だけ見ると、人付き合いが苦手で立場の弱いみぞれが、希美に庇護されているようでもある。しかし、制作した京都アニメーションのアニメーターたちは、そんな単純な関係でないことを画面にきちんと描き込んでいる。
作品冒頭、みぞれと希美が校門から部室へと向かうシーン。石段の上で青い羽根を見つけた希美は、太陽にかざして「わっ何これ。めっちゃ青い。きれい!」と声を上げ、「あげるよ」とみぞれに差し出す。みぞれは、ぼおっとした表情のまま「ありがと」と微かに語尾を上げて受け取り、「なんで疑問形?」と突っ込まれる。二人の関係性が凝縮され、見ているだけで切なくなる名シーンである。
そのまま先に立ってずんずんと進み、軽くターンしてから一段飛ばしで階段を上る希美は、常にどう見られているかを意識し自分を演出する。一方、希美の行為をなぞりながら数メートル後ろを付いて行くみぞれの姿は、外界との距離感を確認しつつ慎重に立ち位置を見定めているようだ。希美にとってのみぞれは、自分の演技を見つめる観客の一人。みぞれにとっての希美は、外界とのつながり方を示す唯一の指標で、それ故に強い思慕の対象でもある。相手への思いに、「親友未満」と「親友以上」という格差がある。
もっとも、みぞれが頼りないのは外面だけ。{netabare}そのことを示すのが、中盤でみぞれが独りオーボエを練習する場面から始まる(私好みの)シークエンス。オーボエ担当の後輩が「ダブルリードの会(吹奏楽部に4人しかいないダブルリード楽器担当者の茶話会)」に誘っても、「わたしが行っても楽しくないから」とすげない返事。確かに、みぞれが希美のように「朝ご飯に何を食べるか」といったテーマで会話を弾ませる姿は、想像もつかない。ところが、同じ後輩がリードを自作するみぞれに「あたしにもできますかね~」と擦り寄ると、すぐに「今度教える」と答えて、後輩を感激のあまり泣かせる(後輩が何か言うのだが、涙声で聞き取れない…)。
みぞれは、社会のさまざまな側面に対して適切に対応する柔軟性を欠き、そのせいでいかにも頼りない。しかし、自分には何ができるかをはっきり自覚しており、役割を果たせるとわかれば能動的に行動する。
これに対して、希美は多くの後輩に慕われ楽しげに振る舞うものの、明確な上下関係が生み出す雰囲気を好んでいるだけで、その言動はあまり主体性を感じさせない。みぞれとの付き合いも、そうした上下関係の一つと捉えているようだ。みぞれをプールに連れて行こうとしたとき、「ほかの子も誘っていい?」と予想外の返答をされ、心底驚いた表情を隠せなかった(映像では、人が前を横切った瞬間に取り繕う)。他の同期生とは対等な会話を避けており、みぞれとの件で部長に責められたときには、まともに返答できない。{/netabare}精神の内奥においては、みぞれの方が希美よりも遙かに勁(つよ)い。
{netabare}希美の弱さが表に現れるのは、木管楽器の指導者がみぞれだけに音大のパンフレットを渡したと知ってから。音大進学を表明したものの強い決意があったわけではなく、周囲にふと「あたしさぁ、本当に音大行きたいのかな」と問わず語りに口にする。主役のつもりで演じていたのに、スポットライトが傍らを通り過ぎただけと気が付いた---そんな役者を思わせる情けなさそうな表情で。何度見ても、私はこのシーンで泣いてしまう。泣かせるシーンではないのに。{/netabare}
【人生のアイロニー】
物語が進むにつれて、みぞれと希美の間のひずみはしだいに大きくなる。一見、とても仲が良さそうなのに、相手に対する思いのベクトルは微妙にすれ違う。社交的な希美が孤立したみぞれを庇護しているようで、精神の強靱さも気遣ってくれる友人の数も、希美よりみぞれの方がずっと上である。こうした外見と内実の乖離が前提となって、クライマックスの演奏シーンが強烈なエモーションを生み出す。
この作品は、人生のアイロニーを強く感じさせる。アイロニーとは、表面的な意味と隠された内実が相反することを表す用語で、主に物語芸術に関して、登場人物の認識と現実の状況が食い違う場合に使われる。例えば、ギリシャ悲劇『オイディプス王』では、己を正義だと信じるオイディプスが前王殺害の真相を追究するうちに、真犯人が誰で自分は誰と結婚したのかという恐るべき事実を突きつけられる。まさに悲劇的アイロニーの極北である。『リズと青い鳥』も、これに似たアイロニカルな状況を描いた作品である。ただし、ギリシャ悲劇のように深刻なカタストロフはない。現実の人生でごくふつうに起こり得る、ささやかなアイロニーである。そんな事態を前にして、人は寂しそうに笑うしかない。
ところで、この物語の後、みぞれと希美はどうなるのだろうか?{netabare}アニメのラストはハッピーエンドと呼んで良いものだが、二人の性格と置かれた状況を考えると、幸せな状態がいつまでも続くとは思えない。みぞれが「ハッピー・アイスクリーム!」と声を上げたときも、希美はそれがゲームだと気づかない。親友同士のように振る舞いながら、互いに相手のことをよく理解していない状況は、大して変わっていないのである。想像するに、それぞれ別の大学に進学して疎遠になり、その後の人生ラインが交わることは、もはやないだろう。もっとも、それは必ずしも悲しむべきことではない。人生の一時期に、生涯の宝となる貴重な体験をしたという事実は揺るがないのだから。{/netabare}
【アニメにおける人間描写】
『リズと青い鳥』は、みぞれと希美の内面を深くえぐった心理劇である。アニメは、小説や演劇に比べて心理描写に向かないメディアだと見なす人もいるが、そんなことはない。むしろ、言語による抽象的な観念に束縛される小説や、生身の俳優が持ち込む身体性を排除できない演劇に比べて、純粋に心理だけを描き出せるメディアである。
アニメの強みは、個人が創作する小説などと異なり、人間が持つさまざまな側面を、各分野の専門的なクリエーターが磨き上げられる点にある。私は、プルーストやヴァージニア・ウルフの心理描写が好きだが、それでもこんなアニメを見せつけられると、言語表現の限界にいやでも気づかされる。クライマックスの演奏後にみぞれと希美が行う対話を使って説明しよう。
台詞は、言語に対して鋭い感性を持つ脚本家が彫琢する。{netabare}希美は、妙に冷めた見方でこれまでの経緯を振り返り、「違う」「希美」と言葉を挟むみぞれを無視して話を続けるが、途中でみぞれが強い語調で「聞いて!」と遮り、思いの丈を語り始める。「希美の笑い声が好き、希美の話し方が好き、希美の足音が好き、希美の髪が好き、希美の…希美の全部」。希美がそれに応えるように「みぞれのオーボエが好き」。{/netabare}
声優は、台本だけではわからないニュアンスを言葉に付け加える。過去を振り返る際の、冷静さを装いながら端々に心のざわめきが現れる希美の口調。一方のみぞれは、口数が少なく自分の内面を説明しないが、かすれそうでかすれない口吻は、意外と粘り強い性格を感じさせる。
劇伴となる音楽も、心理描写に欠かせない。対話シーンでは、当初、バックで音楽が鳴っていることにほとんど気づけないほどかすかな音の連なりが続くが、少しずつ明瞭になり、ほんのわずかな期間、明るく心躍るメロディを奏でたかと思うと、次の瞬間にはスッと消える。まるで、いつも揺らいでいる少女の心のように。
何よりも素晴らしいのが、表情や仕草に魂を込めた作画。それまで意図的にこしらえた微笑ばかり見せていた希美なのに、ここでは視線が定まらない。一方のみぞれは、まっすぐに希美を見つめる。{netabare}「大好きのハグ」をするときの、二人の手の位置、体の傾げ方、そして、感極まったようなみぞれとどこか曖昧な表情を浮かべる希美の対比。そのすべてが、二人の心の内を照らし出す。{/netabare}
『リズと青い鳥』は、静謐なアニメだ。長広舌よりも途切れた言葉、目的を持った行動よりもちょっとした仕草の表現が素晴らしい。例えば、希美にもらった青い羽根を、みぞれが両手で包み込んで口元に寄せるシーンのような。シャープペンの持ち方、髪のいじり方、地面を蹴るときの足の動き---そんな些細な描写にも、アニメーターの思いが籠もる。
アニメとは、間違いなく、日常の奥深さを描けるメディアである。
【監督・山田尚子】
当然のことながら、アニメの人間描写が優れたものになるには、スタッフの意思が統一されていなければならない。そのために重要なのは、中心的なリーダーの存在である。アニメの場合、通常は監督がリーダーとなり、スタッフと綿密な打ち合わせをすることで、作品世界を明確に設定し、人物像に一貫性を与える。こうしたリーダーの役割は、制作現場の状況を伝える断片的な報告に示される(例えば、イアン・コンドリー著「細田守、絵コンテ、アニメの魂」では細田守、『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』DVDの特典映像では神山健治、第6回文化庁メディア芸術祭における『クレヨンしんちゃん アッパレ!戦国大合戦』上映前のトークショーでは原恵一が、それぞれスタッフとどんな議論をして作品世界を作り上げたかが紹介された)。
『リズと青い鳥』がどのような状況で制作されたかはわからないが、監督・山田尚子のインタビュー(『リズと青い鳥』公式サイト liz-bluebird.com に掲載)を読んだ限りでは、テレビアニメの制作を通じてスタッフが原作に馴染んでおり、作品の方向性が自然と一致したようだ。インタビューから引用すると、「「少女たちの溜め息」のようなそっとした、ほんのささやかなものを逃すことなく描きたい」とのこと。
山田尚子は、監督に抜擢されたテレビアニメ『けいおん!』(2009)で人気作家の座を獲得した。この作品はギャグ中心の4コマ漫画をアニメ化したものだが、アニメでは、話数が進むにつれて、ギャグが薄まる一方で物語の流れが滑らかさを増しており、監督の技量がストーリー重視の方向に成長したことを伺わせる。『けいおん!』の第2期と劇場版、テレビアニメ『たまこまーけっと』とその劇場版も評判を呼んだ。ただし、私の見る限り、話を淀みなくまとめるのはうまいものの、心理描写はそれほど深くない。クリエーターと言うよりは職人に近いという印象だった。
(私の個人的な)評価が変わるのは、劇場用アニメ『映画 聲の形』(2016)から。聴覚障害者を主人公に人間のつながりを描いたものだが、イメージショットを多用し、流れよりも観客に何かを考えさせることを重んじる。アニメ作家として一皮剥けた感があった。
続く作品が『リズと青い鳥』で、これまでのところ山田の最高傑作である(一般的な評価とは少し違うが)。『けいおん!』以来、多くの作品で協力関係にあった名脚本家・吉田玲子と、トップクラスの職能集団である京アニ・アニメーター陣の力が大きいとはいえ、山田が着実に成長を続けていることを示す。今後の動向に注目したい。
【『響け! ユーフォニアム』との関係】
ここで、本作とテレビアニメ『響け! ユーフォニアム』の関係についてコメントしておこう。一言で言えば、まったく別の作品である。
京アニは、武田綾乃のライトノベル『響け! ユーフォニアム』シリーズを継続的にアニメ化しており、2015年と16年にテレビアニメ第1、2期が放送(いずれも放送翌年に総集編が劇場版として公開)された。これらは高校吹奏楽部の人間模様を描く群像劇で、まじめに作られたウェルメイドな作品である(ただし、私好みではなく退屈した)。さらに、2017年のトークイベントで、石原立也監督による「2年生になった久美子(シリーズの実質的主役)たちの物語」(2019年公開)と、山田尚子監督によるの「みぞれと希美の物語」(2018年公開の本作)という完全新作映画2本の制作が発表された。この2本は、いずれも、トークイベントのすぐ後に刊行されたシリーズ第4長編『北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』を原作とする。
京アニは、決して大きな会社ではない。同じ原作の(したがってファンがかぶる)劇場用アニメを並行して2本制作するというのは、かなり無謀な企画である。なぜそんな決定をしたのか、私のような部外者は憶測に頼るしかない。おそらく、2016年に、興行収入250億円という超特大ヒットアニメ『君の名は。』が出たほか、興収50億以上のアニメが3本、京アニ制作の娯楽性の乏しいアニメ『映画 聲の形』も興収23億(興収額は日本映画製作者連盟発表のデータによる)に上ったことから、経営陣が劇場用アニメ制作に前のめりになったのだろう。
原作小説『波乱の第二楽章』は前後編2分冊で、1本の映画にするには少し長すぎるため、2本に分割したと考えられる。ただし、前後編に分けるのではない。1本は、テレビアニメで登場人物の成長を描いてきた石原立也が担当し、久美子らが2年に進級してからコンクールに出場するまでを経時的に描いた。不思議なのは、もう1本が、かなり地味なみぞれと希美のエピソードを取り上げた作品になったことである。
山田尚子は、『聲の形』に先立つ『映画けいおん!』でも、それまでの京アニ記録だった『涼宮ハルヒの消失』の2倍以上となる興収19億円を達成しており、京アニ最大のヒットメーカーである。経営陣が彼女に大いなる期待を寄せ、その希望を最大限に受け入れたことは想像に難くない。こうして、山田が原作にとらわれず、自分の思うままに作ったのが『リズと青い鳥』なのである。
近所の図書館にあった原作の一部を読んでみたところ、控えめに言って、本アニメとはかなり趣が異なる(…って言うか、「全然ちゃうやん」というレベル)。原作の北宇治高校は男女共学なのに、アニメでは男子生徒の姿が見えず、完全に“女の園”になっている。目を凝らすと、全体練習の際にちらほら男子が映っているのだが、後方でぼかされた姿に。廊下や下駄箱周りにもモブのように現れるものの、巧みに別の箇所へと視線誘導される。おそらく、本アニメだけを見た人の大部分が、女子校の話と思ったはずだ。敢えて「男子はいない」と錯覚させるような演出がなされている。
原作には、部員たちの(擬似)恋愛の描写が過剰気味に現れるが、これもほとんどが省略された。それほど、みぞれと希美の関係に集中したかったのだろう。まるで、アンリ・ヴェルヌイユやエリック・ロメールら名匠の手になるフランス映画のように、二人の心理をじっくり描き出す。
石原立也が監督した『響け! ユーフォニアム』は、原作にかなり忠実なようだが、『リズと青い鳥』は、登場人物が共通するだけで、作品全体の方向性が全く異なる別作品だと思った方が良い。それぞれのキャラも、かなり大きく変更された。部長の優子は、頭の大きなリボンがいかにも不釣り合いな、真面目で他人思いのリーダーとして描かれる。
ただし、山田には原作から離れているという意識がなかったらしい。公式サイトに掲載された山田のインタビューでは、「原作の持つ、透明な、作り物ではない空気感を映像にしてみたいと思いました」「原作から受けたこの二人の物語の印象をそのままフィルムに落とし込んでみたいというのがまずありました」とある。原作に没入するうちに、行間を深読みしイメージが勝手に膨らんでいったのだろう。脚本の吉田玲子とも見解の相違はなかったようで、「あまり窮屈に打ち合わせるような感じではなかった」と語っている。
本人に「原作とは違うものを」という気負いがなく、思うがままに作ったため、壊れやすい少女の内面を丹念に描いた、アニメ史上に残る傑作が誕生したと言える。もっとも、山田の感性は『ユーフォ』ファンと少しずれがあったようで、興行的には惨敗に終わった。
【おまけ---オーボエという楽器】
本アニメでフィーチャーされるオーボエは、2枚のリードを向かい合わせに固定し、その間に息を吹き込むことで音を出す楽器。高音成分が多く震えるような切ない音色が特徴で、それに心惹かれる人も多い。ただし、本格的な演奏をしたければ毎回リードを自作せねばならず、やたらに手間がかかるのに、フルートのような華麗さに欠ける。希美がフルート、みぞれがオーボエを担当するのは、それぞれのキャラに見事にマッチする。
オーボエの名曲と言えば、モーツァルトやリヒャルト・シュトラウスの作品が有名だが、私は、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハのオーボエ・ソナタ ト短調が好きだ。派手さはないが心に沁みる曲で、みぞれのテーマとして使えそう。
【も一つおまけ】
作中でアニメ内アニメとして描かれるのが、コンクール曲のベースにもなった童話「リズと青い鳥」。大写しになった本の表紙に「ヴェロスラフ・ヒチル著」と明記されていたので、実在する童話かとおもって検索したが見つからない。ネットの情報によると、映画監督のヴェラ・ヒティロヴァをもじって、武本康弘(京アニ所属の監督で放火事件で亡くなった)が考案した名前らしい。ヒティロヴァには『ひなぎく』というぶっとんだ快作があり、私は30年ほど前、これ見たさに唯一の上映館がある吉祥寺まで遠征した。武本監督とは、そんな趣味も一致していたのか---ちょっと涙。
【追記】
上のレビューを執筆した時点では、原作となる『北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章 前編/後編』のうち、近所の図書館にあった前編しか読んでいなかったが、その後、別の図書館から後編を借りて読むことができた(文庫本くらい買えって言わないで!金欠なんだから)。
アニメが小説と趣を異にすることは前編と同じだったが、それが心理描写の深化にとどまらず、原作における客観的記述ともかなり食い違っていることに、少々驚いた。出来事の時系列や希美を諫める人物を変更したほか、みぞれと久美子の会話や、みぞれがオーボエソロで名演を示した後の指導者の対応など、ストーリーの上でかなり重要な部分をバッサリ切り捨てている。その一方で、原作では触れられない童話「リズと青い鳥」の細かな内容を、本編とは異なる技法を用いた映像によってたっぷりと見せる。ここまでくると、山田尚子がかなり確信犯的に原作を変更したのではないかと思えてくる。おそらく、原作(前後編)のプロローグ部分に記された希美とみぞれの関係に心打たれ、その部分をどこまでも拡大してアニメ化したのだろう。
そう考えると、本作が『響け! ユーフォニアム』シリーズの一編として制作発表されながら、公開時にそのことを示す副題がなかった理由も見えてくる。京アニの経営陣は、完成間近になって、原作や(原作に忠実な)テレビアニメとかなり異なると知って驚いたのではないか。「響け! ユーフォニアム」と冠すると、これまでの路線を大きく逸脱したことに対して、ファンの批判が高まりかねない。そこで、独立した作品としても楽しめるという言い訳をしながら、スピンオフ作品として扱わない方針を固めたと推測される。結果的には、それが大爆死と言える興業成績につながったようだが。
ぴかちゅう さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
「響け!ユーフォニアム」のスピン・オフ作品です。未視聴でも見れるかな、とは思うものの、2期を見ておいたほうが、感動は大きいと思います。映画アニメはあんまり見ないのですが、TVアニメがとても好きだったので、こちらも視聴しました。
吹奏楽部が舞台ですが、TVアニメと比べると、みぞれとのぞみの友情関係がメインで、音楽・部活アニメという感じではないです。
中学までと違って、高校生や大学生になると、進路とか恋愛とか、なかなか単純にはいかなくなって、仲良かった二人が、何かのきっかけや、あるいはきっかけなんてなくても、すれちがったりすることってやっぱりあると思うんです。このアニメは、そんな風にすれ違う二人の女子高生を描いた作品です。
アニメーションはTVアニメとはかなり違い、最初は戸惑いましたが、これはこれできれい。全体的に満足度の高い作品でした。「響け!ユーフォニアム」ファンの方はもちろん、未視聴の方にもおすすめです。
めあみやまや さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
実は本編の響け!ユーフォニアムの2年生編と辻褄があっており、本編を見てからでも楽しめます。
この作品は、鎧塚みぞれと傘木希美にスポットライトをあてていて、自由曲の「リズと青い鳥」のストーリーとみぞれと希美の関係を重ねています。
作画に音楽、そして演出はとても素晴らしく流石は京アニと思いました。キャラの表情、風の音、足音まで拘っており、みぞれと希美の心理描写を細かく描いています。
この作品の一番すごいと思うところは見る度に2人の関係性に対しての考え方が変わるというところです。
本編を視聴している方は必須レベル、見ていない方も話についていくことができるのでオススメです!
アニメの見る順番としては
響け!ユーフォニアム(1期)
↓
響けユーフォニアム(2期)
↓
リズと青い鳥
↓
響け!ユーフォニアム(誓いのフィナーレ)
の順で視聴することをオススメします!
ひろたん さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
うにゃ@ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
京アニらしい耽美な百合アニメになっている。
女子校にしか見えない男子学生の少ない画面。話はとてもまとまっており、緩やかな時間の使い方の中にしっかり納まっていて、流石劇場版な作品。
ユーフォを知らなくても見れる作品でユーフォ1,2の1年後、黄前ちゃんの1学年上の外交的な傘木希美と内向的な鎧塚みぞれがコンクールの自由曲『リズと青い鳥』の物語を二人の関係性に重ね合わせ、それぞれの進路や二人に関係のなかで成長していく話。
100点中80点
にゃん^^ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
たつや さんの感想・評価
4.9
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
響け!ユーフォニアムシリーズの続編で、オーボエのみぞれとフルートの希美、この2人の少女の関係性の変化を、「リズと青い鳥」という物語を通して表現している作品。思ったより淡々と話は進んで行くし、結構重い話であったが、物語が進んでいき、「リズと青い鳥」と向き合う事で、自分の気持ちや相手への気持ちを理解していく様子がすごく良かった。見方によっては、百合映画と分類されるものなのかもしれないが、一切嫌みのない描き方で、女の子の繊細な心情を表現するのが上手だと感じた。作画面に関して、前作のシリーズ1期や2期とは少し違う、ポップ風な、ソフトタッチの作画に思えたが、違和感はなく、むしろこの映画の世界観によく合っている。というか本当に美しいなって感じ。京都アニメーションまじ最高。そしてこの映画で1番良いと感じたのは、音響面である。「吹奏楽」としての音楽はもちろん、学校内の様々な音の表現も素晴らしかったと思う。ドアを開ける音、廊下を歩くローファーのこつこつ、という音、誰かの話し声。そういった日常を感じさせる面での音もすごく良かった。
個人的にフルートが太陽の光に当たってみぞれ側の窓に反射するシーンと、最後のお互いが旅立って自立できたところが好きです。
美しいアニメーションと少し大人向けの丁寧な青春ドラマでした。最後に、ハッピーアイスクリーム!!
みのるし さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ハナシは実はそうボクの旨をガシガシ鷲掴みにして離さないって感じではなく、まあたんたんと静かに進んでいきます。
ざっくりとですがボクが感じたこの話ってのは、同性に対するあこがれに近い愛情をもって接してる友達がいて、その思いを伝えるでもなく、だからと言って募らせるでもなく、このままがいつまでも続けばいいのに…って、そうやって昔から思ってたけれども、なんかいろいろあってああやっぱり違うんだなってことになんとなく気が付いて。そしていつか近い将来別れが来ちゃうんだな。。。それってさみしい?かなしい?…わからない。
・・・とゆうんじゃないかと…(滝汗)。
いやーだからこおゆううのん文字にしたらだめっすよねぇ。
とゆうですね、感じのお話なんで見どころは何かといえばずばり!
とにかく芝居。
キャラの芝居がすごい。ってことは演出がさらにすごいってことですよねぇ。
山田監督ってのはいったいなんなんですかねぇ。この人。
まだ結構若いのに素晴らしいセンスだ。
種崎さんも奈央ちゃんもそらあいいですよ!絵に負けてないし。
しかしまあこれはもうアニメーションを超えておりますです。
瞬きもできないほどの緻密な芝居に度肝を抜かれること必至です。
芸術的な作品に触れたいときにはこの作品をぜひ。
ガバ さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
みぞれと希美、2人の少女の関係性の変化が主題でそれを繊細に描いている。
この手の内面描写を多くしないといけない作品はのっぺりとした退屈な進行になってしまいがちである。(特に序中盤)しかし、本作ではそれを全く感じさせない。劇中に出てくる絵本の世界を描くときには淡いおとぎ話のような感じで、現実の世界を描くときには少しリアル調な感じで、メリハリがあって退屈しなかった。もちろん、こんなことは工夫のうちの一つにすぎず、私が気づかない細かい工夫がたくさんあったのだろう。
そして、何よりも際立っていたのは、サブキャラクター、剣崎梨々花の可愛さである。
結局アニオタはキャラ萌えには抗えない。物語の中盤は「剣崎かわいい」で見ていた人も多いのではないだろうか。この物語の主題から一歩離れたところからあるゆえに、逆にポップにかわいく描くことができたと思う。(これがメインキャラクターであったなら、細かく内面描写をする必要が出てきて、そのポップさがなくなってしまうだろう)
剣崎のポップなかわいさも印象に残った一方で、みぞれのリアルっぽい細かい仕種も印象に残った。彼女の伏し目がちに髪をいじる仕種は、見ている方をなにか、もどかしい(?)気持ちにさせ、そのもどかしさがキャラクターとしてのみぞれの魅力やリアリティにつながっている。
以上、演出の妙やキャラの可愛さ、魅力で見ている人を退屈させない、かつ主題のほうもしっかりしているので大変よかった。(小並感)
ninin さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
原作未読 1時間30分
響け! ユーフォニアムのスピンオフ作品、監督は「けいおん!」や「たまこまーけっと」、「聲の形」で監督をつとめていた山田尚子さんの監督作品。
AT-Xで放送されていたので観てみました。
オーボエ担当の鎧塚みぞれ、フルート担当の傘木 希美を主人公に北宇治高校吹奏楽部での高校生活最後のコンクールに挑む2人の関係を描く作品です。
山田監督の他の作品も観ましたが、キャラの仕草やカメラワークが巧みですね。
足元でキャラを表現したり、口元や目など部分的なところで表情を表現したりと山田監督らしい表現でした。
{netabare}
最後のシーンでみぞれさんの笑顔が描かれていたのが良かったです。
{/netabare}
2人の関係は「リズと青い鳥」のお話とリンクしていました。
最後はどちらがリズでどちらが青い鳥か分からなくなりました。2人ともリズであり青い鳥だったのかもしれませんね。
確かに本編観ていなくても大丈夫です。1本の作品となっていましたね。
主題歌はHomecomingsさんが歌っています。
最後に、この作品を観たら劇場版〜誓いのフィナーレ〜を観たくなりました。
tinzei さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
スプリット さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
響け!ユーフォニアムに登場する人物、鎧塚みぞれと傘木希美の二人が主人公の劇場版作品。
ユーフォでも二人の印象的なシーンはありましたが、色濃く描いている作品です。
羨望、嫉妬、絶望、愛情。様々な思いを抱えて生きている高校生活を色鮮やかに優しく描いたいい作品だなと思いました。
リズと青い鳥、まさに作品を表しています。
見るべき作品だと思います。
あーちゃん さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
まつはや さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
くろわっ3 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
個人的に少し嫌なことがあって
今日は綺麗な世界の
きれいなおはなしに浸りたかったので、観た。
響け!シリーズを観たことが無いのだけど
大丈夫だった。
良き時間を過ごせたと思う。
やっぱり京アニの作品が好き。
映画としては、
静かなシーンと「間」が目立ち
描写上仕方がないのだが、さすがに眠たい印象。
特に序盤。
描こうとしたものは、
誰もが体験しそうな現実的な葛藤であり、
見た目ほど百合百合していなかったので(←ポイント)
普段映画鑑賞の途中で寝てしまう癖が無い人には
おすすめかもしれない。
観たみなさんは、どっちに感情移入するのだろう?
私は「みぞれ」でした。
コーヒー豆 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
原作未読、ユーフォニアム1期2期、誓いのフィナーレの後に視聴。
今回は
鎧塚みぞれ・オーボエ担当
傘木希美・フルート担当
この2人に主に焦点があたったお話。
童話のリズと青い鳥も映像化されていました。
スピンオフ作品ということだが、コンクールに向けての様子も観られるので
ユーフォ好きなら観て楽しめると思います。
みぞれの成長や気付きには嬉しさとともに切なさもありましたね。
そこが一番の自分の中では見どころでした。
終盤の
{netabare}
みぞれと希美がハグするシーンはキュンときましたね。
{/netabare}
評判通りの良作でした。
ストライク さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
シボ さんの感想・評価
4.6
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
つっちぃ さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
劇場で鑑賞しましたが咳が出そうになった時は困りました。それくらい静謐な雰囲気で少女らの関係性の推移を見守るような作品。実写で撮れそうだがこの鬼演出の連発は京アニでアニメだからこそだろう。音楽でも百合ぽさでも後々語られる代表的な作品でしょうね。
Fanatic さんの感想・評価
4.8
物語 : 4.5
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
REI さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
テレビアニメ「響けユーフォニアム2」を見ると、
のぞみとみぞれの関係が、より解りやすくなると思います。
みぞれが、のぞみに依存している感じは、私は個人的によくわかります。(^_^;)
私もちょっと同じような経験をしたことがあるので
思春期のそういう我儘な部分がよく描けているかと思います。
すべてアニメ制作者に感謝を!!
京アニショックから、まだ、立ち直れないけど、
やっぱりアニメは面白いです。
精神的にも物理的にも厳しいかもしれないけど
京都アニメーションの皆様には
間が空いてもいいので、
是非、この「響けユーフォニアム」の続編を制作して欲しいです。
みかづき さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
岬ヶ丘 さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
リズと青い鳥のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。
あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら。
リズと青い鳥のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら
こちらのフォーム よりお問い合わせください。
北宇治高等学校吹奏楽部でオーボエを担当している鎧塚みぞれと、フルートを担当している傘木希美。
高校三年生、二人の最後のコンクール。
その自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うソロがあった。
「なんだかこの曲、わたしたちみたい」
屈託もなくそう言ってソロを嬉しそうに吹く希美と、希美と過ごす日々に幸せを感じつつも終わりが近づくことを恐れるみぞれ。
親友のはずの二人。
しかしオーボエとフルートのソロは上手くかみ合わず、距離を感じさせるものだった。(アニメ映画『リズと青い鳥』のwikipedia・公式サイト等参照)
種﨑敦美、東山奈央、藤村鼓乃美、山岡ゆり、杉浦しおり、黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、桑島法子、中村悠一、櫻井孝宏
原作:武田綾乃(宝島社文庫『響け!ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部、波乱の第二楽章』)、監督:山田尚子、脚本:吉田玲子、キャラクターデザイン:西屋太志、美術監督:篠原睦雄、色彩設計:石田奈央美、楽器設定:髙橋博行、撮影監督:髙尾一也、3D監督:梅津哲郎、音響監督:鶴岡陽太、音楽:牛尾憲輔、音楽制作:ランティス、音楽制作協力:洗足学園音楽大学、吹奏楽監修:大和田雅洋
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