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「メガロボクス(TVアニメ動画)」

総合得点
69.5
感想・評価
264
棚に入れた
861
ランキング
1744
★★★★☆ 3.5 (264)
物語
3.4
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.4
キャラ
3.5

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メガロボクスの感想・評価はどうでしたか?

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 1.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

地下のイカサマ勝負から本物の勝負へ…野良犬が(メガロボクサー)ジョーになる。…なんだけど、う〜ん(汗)

『あしたのジョー』50周年企画作品らしいですね。
私は『あしたのジョー』は名前しか知らないですが。その前に産まれても形さえも無いな(笑)


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全13話・30分アニメ)


カッコイイ!…とは思いました。
ただ疑問点が多かったです。
なので『勇利』の「メガロボクスはただの殴り合いではない」ってセリフも『???』ってなりました。

機械を装着してボクシング。でも身体は生身。

え?

細かいのは省いてこれが1番の疑問点。
なぜメガロボクスはルールで生身とメガロボクサーは普通に戦っても大丈夫なの?いくら規定してないからってさ、危ないのは分かるよね?殺してもOKなの?
しかもAIを使ってもOKって…
百歩譲ってOKを許すとしてもメガロボクサーが生身に負ける様なら『メガロボクス』って装備する必要ある?
いくら前例が無かったとしてもここは納得させる様な説明が欲しかった。
皮肉的な見方をすると『殺しても装備してない方が悪い』ってなる様な気がします。
どんな競技でもプロだと死ぬ可能性はありますがこれはそれとは違うので余計にね。


これ以外にも疑問点が多く、正直楽しめなかった。
これだったら普通に『ボクシングアニメ』にしてくれた方がまだ観れたと思います。
歌もなんか古い。
技術も進んでるのか進んでないのか分からない世界観も萎えました。スラム街の地下闘技場にさえ『メガロボクス』があるのに工事現場等は全く発展してない。


良かったとこは心理描写とカッコイイ演出ってとこですね。それだけでした。


私からはオススメしませんね。
40代(男性・女性各一名)の先輩に観せたのですがその方達も「これは無い」って言ってました。


『白都ゆき子』の最後のギアの説明も納得出来なかった。「能力を〜…」って言ってたけどさ、あれを外した時のプレイヤーは…。
設定が残念だと思いました。

投稿 : 2018/10/20
閲覧 : 270
サンキュー:

9

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7
物語 : 4.5 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

TVアニメ『ピンポン』以来の、魂震わすファイティングアニメ!!!

ROUND1「BUY OR DIE? くすぶる火をたやすな。それが暗い道を照らす灯となる」
ROUND2「THE MAN ONLY DIES ONCE 二度死んだヤツはいない、バクチ打ちはそう嘯いた」
ROUND3「GEAR IS DEAD 絶望の果ての負け惜しみ。機械はハナから息しちゃない」
ROUND4「LET'S DANCE WITH DEATH 死神と踊るより、あの娘とブギーを踊りたい」
ROUND5「THE MAN FROM DEATH あんたはどこから来たんだ?向こう岸だよ、地獄さ」
ROUND6「UNTIL THE LAST DOG DIES 真夏の犬は人を殺したくなる暑さだが、決してへたばりゃしない」
ROUND7「THE ROAD TO DEATH 三の名がつくあの川を渡るのに、往復の船賃は無用だ」
ROUND8「DEADLINE OF THE DREAM あんたの夢の賞味期限を決めるのは、誰かじゃない」
ROUND9「A DEAD FLOWER SHALL NEVER BLOOM あの花のつぼみは腐臭をまき散らし、種は土にかえる」
ROUND10「THE DIE IS CAST サイは投げられた。ダブルアップでベットするも良し」
ROUND11「A DEADMARCH 辛気臭い讃美歌はよしてくれ。欲しているのはラッパだ」
ROUND12「LEAP OVER THE EDGE OF DEATH 岸辺にアルバムを残したいなら、三の川から引き返せ」
ROUND FINAL「BORN TO DIE 肉は朽ちても骨は残る。それが生を受けた証となる」

投稿 : 2018/09/25
閲覧 : 257
サンキュー:

1

ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あしたのジョーのことを忘れて観ると素直に面白い

<2018/7/1初投稿>
全部観終えました。
「あしたのジョー」連載開始から50年記念の作品。
なので原案「あしたのジョー」。

素性の知れない底辺の男が、
ボクシングの天才と出会い、
ひたすらその天才を追い求め
リングで駆け上がろうとする

プロットは「あしたのジョー」です。
キャラクターも主要人物は立ち位置含め似たような感じ。
河原にジム作ってトレーニングも。

と言っても世界観は全く異なります。
ほんの少しだけ未来SF要素がありますし。
都市の周囲はひたすら荒れ地だし。
都市の外の背景だけ見るとダーリン・イン・ザ・フランキスとあんま区別つかない 笑
(当然のことながらダリフラとは全く別物です)

基本ボクシングなので男と男のゴツゴツした硬い殴り合い。
血と汗が飛び散る
ストーリーはシンプルですがその分没入できると思います。

最終話は{netabare} 随分平和な終わり方だなー、とちょっと肩透かし。
まぁでも、ジョーと力石、じゃなかった勇利のライバル関係があんまり熟成されなかったのでこんなもんかもしれません。{/netabare}
やっぱ13話だとちょっと尺短く感じてしまいますね。

でも、面白かったです。
最近こういうのあんまないですしね。
男はこういうの好きなんですよ。

以下は「あしたのジョー」と比べての感想
ネタバレはたぶん書いてないですが、一応ネタバレタグで囲っておきます。

(注)私は「あしたのジョー」ちゃんとは観てません。
子供の頃に飛び飛びで観てた記憶です。
なので多少頭の中で美化されたり改変されたりしてるかも知れませんがそこら辺はご容赦くださいませ。

{netabare}
まずジョーの声。
メガロボクスのジョーは上手な声優さんだと思います。
いわゆるイケボ。
でもあおい輝彦の正体不明、程よくいかれてやさぐれた声と演技の方が好きでした。
少し調子の外れた、聴いてる人を不安にさせる「へへへ」には敵わないな、と。
これはオンリーワンのものなので致し方ないと思いますが。
キャラ的にもやはり「あしたのジョー」の方が魅力的に感じましたね。

勇利は雰囲気出てましたね。
声も合ってる。
不気味さと格好よさが良い具合に混ざってます。
力石よりイケメンなのが最初ちょっとだけ邪魔に感じてしまいましたが、それもすぐ慣れました。

南部贋作は最初「丹下段平の贋作か?笑」とか思ってしまいましたが話が進むにつれ良い味わいが出てきました。
贋作ではない、本物のおっちゃんですよ。

そして一番気になったのがジョーと勇利の出会い方。
2人のライバル関係の始まりのとこ。
ガンダムで言えば最初の搭乗シーンみたいなもんで、極めて大事なとこですが、ここは「あしたのジョー」の方が衝撃的。
メガロボクスでは「なんでジョーが勇利と闘うことに恋い焦がれていくのか」が今ひとつピンときませんでした。
メガロボクスの話数の短さも相まって肝心要の2人のライバル関係にあまり盛り上がりを感じられなかったのは残念です。

総じてお話のインパクトはやはり「あしたのジョー」に軍配が上がるのかな、とか思いました。
まぁあれは名作の類ですしね。
仕方ないのかも。
{/netabare}

というわけで、「あしたのジョー」知らない人にとっては素直に面白いと思えます。
知ってる人は観るときはあしたのジョーのことは忘れましょ。。

投稿 : 2018/09/01
閲覧 : 375
サンキュー:

31

ネタバレ

レイン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

終わり方が?

あしたのジョーのリメイク風アニメ。
リメイクではありません。

あまり期待しないで見始める。
ギアは最初からいらないですね。
途中で外すくらいなら最初からギアの設定はいらなかったと思う。

あしたのジョーを見ていた世代なのでちょっとどうかなと思ったが
キャラのデザインも作画も声優も頑張っていて結構良かった。
ストーリーもギアの設定以外はかなり良かった。

作画は手描きの時代を思い出させるような作画で背景も昔風。
CGも違和感がなく融合していて良かった。

この作品で一番感動したのは作画監督の石川晋吾さんだ。
2話目を見ていたらジョーと戦い終わって「終わりだ」って言っている
勇利の作画が素晴らしくてびっくり
作画監督を見たら石川晋吾のクレジット
今までの作品を知らないが近年稀に見る作画で感動した。
他のアニメーターに例えると湖川友謙さん風の作画ですね。
今時こんな作画をする人がいるのが嬉しくなった。
最終話は4人が作画監督してますが
石川晋吾さんが描いたシーンはすぐにわかりました。

でメガロボクスの感想ですが
最後が試合の決着シーンがないままイメージ的に終わってしまったのは
本当に残念。
男と男の戦いの決着シーンが無いのは納得できなかった。
戦い終わって握手でもするシーンがあったら良かったと思う。

あしたのジョーを見ていた世代でも嫌な感じがしないで
最後まで見られたのは結構すごいことだと思う。
名作には程遠いですが見て損はなかったです。

ところでマンモス西のキャラはいなかったですよね?(笑)

投稿 : 2018/08/23
閲覧 : 247
サンキュー:

6

衛狸庵 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

普通にリメイクすれば?

つまらなかったので途中で見るのやめました。

腕だけ機械付けても意味ねぇだろ
腕だけでパンチ出してるとでも思ってんの?
強化するなら踏ん張る足と回す腰と一体的な強化しないと意味無い。

投稿 : 2018/08/21
閲覧 : 220
サンキュー:

2

ネタバレ

lll1 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スティーヴン・ディレイン

 NETFLIXにて視聴。テレビ放送版と違ったりするのかな。わからないけど。
 久々のテレビアニメ新作の感想。

 まず、良いところから。第5話のコールドオープンの演出が凄く良かった。兵士たちが砂埃が舞う中を進んで行くんだけど、不気味な音楽が映像に合っていて、画面に引き込まれる。あのシーン、もっと長くてもいい。

 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の「ブレードランナー2049」によく似てた。模倣かもしれないけど、高演出なのはやっぱり良い。あの演出の水準が前編に渡って続くアニメ作品を観てみたい。


 CGを使って会場とかを立体的にして、カメラをぐるぐる回して撮ってたのが良かった。私は映像ファンなので、カメラワークを結構気にする。
 アニメ作品だとなかなか動かない。アニメーションは動いていてもカメラは動かない。せいぜいパン程度が多い。個人的に動いてると興奮する。


 声優は良い人集めてました。雰囲気を壊すような人はおらず、作風に合った声を持つ人を起用していた。斎藤士朗がメインキャラクターはなかなかないと思う、演技微妙なところもあったけど。木下浩之とか、田村真、多田野曜平、浦山迅、良い人ばかりだった。
 個人的に村瀬迪与が、こんな演技も出来るのかと感心した。リトルウィッチアカデミアのスーシィと同じ人とは思えなかった。


 脚本はそこそこ良かったと思うんだけど、構成に疑問を持つ。これから起こることを先にを映してから、一回に過去のシーンを映した後に、現在に戻る。わざわざこんなことを何回もする必要があるのか。割とその事実を知った上で、観ても全然良かったと思う。その方がキャラクターの関係性に興味深さが増す気がする。

 
 キャラクターとそのデザインについて。ラスボスの勇利が全然魅力的に見えない、アラガキとかペペ、バロウズとかのがキャラクターデザインにおいては魅力的だったかなと。
 あと、白都ゆき子。あのダサい髪型と服はなんなんだ。全くもって魅力的ではない。服とか髪型を毎回変えるだけでも、結構違うと思う。勇利と白都ゆき子が、魅力がないもんで、最後の方も盛り上がりに欠けた。アラガキみたいにしっかり描くことが出来ていたらよかったのに。


 であとラップ。一回目のシーンは良かったと思うけど、3回目のサチオが急に歌いだすのは意味が分からなかった。不自然過ぎるとスタッフは思わなかったのか。
 

 第1話~第3話ぐらいまでやってたけど、軽快な音楽流すのは止めて欲しい。この作品のジャンル、コメディじゃないだろ。アクション,スポーツ,ドラマだと思う。
 誰が流す音楽を決めているのか、誰が作曲家にそのような音楽を要求できるのかとかが、不勉強なもんで良く分からない。音響監督でいいのかな?監督?演出?
 音楽はめちゃくちゃ重要だと思っているので、調べます。
 軽快な音楽を流すのは、結構多くのアニメでやってる。別にジャンルがコメディならそれでいいけど、違うのにコミカルな雰囲気にする曲を流すのは意味不明。

ちょっとネタバレ。
{netabare}
 ジョーが試合に勝つんだけど、なんかあっさりしてて盛り上がらない。単純に殴り合ってるシーンも短い。アラガキとの闘いは、本当にしっかり描いてた。一番アツかった。
{/netabare}

最終評価は 6 / 10点です。

タイトルの「スティーヴン・ディレイン」はイングランドの俳優です。
HBOの「ゲーム・オブ・スローンズ」でスタニス・バラシオンという役を演じています。
その吹き替えを担当しているのが多田野曜平。
今作のメガロボクスで、ミヤギを演じてます。
このミヤギのキャラクターデザインがスティーヴン・ディレインにカットによってはめちゃくちゃ似ていた。
それだけです。

投稿 : 2018/08/17
閲覧 : 281
サンキュー:

4

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 3.0 作画 : 1.5 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

昭和臭い

何の事前知識もなく視たんですが、あしたのジョー50周年のオマージュ作品??そもそもあしたのジョー世代ではないので、名前は知っているけれど、何の思い入れも親和性もありません。そういう条件で第一話を視たのですが…

まずは作画ですが、なんというか古臭いんですよね。人物はどうやら50年前の作品のオマージュということなんでしょうが、背景もそこはかとなく古いというか粗いというか、80 年代を思い出します。そういう狙いかもしれないんですが、ノスタルジーを求めていない層としては、要らん古臭さです。

それでプロットも古臭いですね。アンダーグラウンドの拳闘士とか、よくわからない機械仕掛けのカスタムパーツをつけての試合とか、esportsが開幕しようとしている現代にはちょっと合わないというか、陳腐な印象を受けます。真向、ガチンコのスポ根ものならまだ分かるのですが、ゴテゴテと不要な装備と設定を引っ付けて、これでどこに行こうとしているんだろう…と。

作風や世界観が合わないので、早々に撤退いたします。

____________________________
…実はあのあと、惰性で見続けて完走しました。
正確には、レコーダーの毎週予約設定を消すのを忘れていて、そのまま見続けたって感じですけど、当初よりも評価を上げておきます。
まあ、「そうなるよね」っていうベタな展開と、相変わらず昭和臭い作画ですが、それでも最後まで完走させるだけの中身を持っていました。
作中、謎の日本語ラップ(ダサい)が出てきたときはビールを吹きましたがw

投稿 : 2018/08/10
閲覧 : 298
サンキュー:

4

ネタバレ

やまげん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

騙された気分

あしたのジョーは原作もアニメも全く見ていない。

この作品を見ようと思ったのは、公式サイトのギアをつけたジョーの画像がかっこよかったのと、「肉体とギア・テクノロジーを融合させた究極の格闘技―「メガロボクス」にすべてを賭ける男たちの熱い闘いがはじまる!」というイントロダクションを見て、単なるボクシングではなくSF的・近未来的なボクシングを描くのかと思ってわくわくしたから。

{netabare}しかし、実際にはそんなことはなかった。

ギアなしで戦うのは注目を集めてメガロニアに出場するための作戦ということだったから、メガロニア出場後は普通にギアをつけて戦うのかと思っていたら、そんなこともなく、しまいには相手もギアを外す始末。なにこれ?

ギアについても、ギアをつけることでどういう効果があるのかさっぱりわからなかった。この作品、そもそも制作側でギアについてのちゃんとした設定を作っているのだろうか。

別に詳細な説明をして欲しいとは思わない。進撃の巨人の立体起動装置だって、あんな装置で実際に森や建物を自在に飛び回れるわけがないことくらいわかるが、理解はできる。でもこの作品では、そんな最低限の設定も放棄しているように思える。

最初から普通のボクシングを描いたアニメだとわかっていたら視聴していなかったと思うので、はっきりいって騙された気分で、後味が悪かった。 {/netabare}

投稿 : 2018/08/05
閲覧 : 254
サンキュー:

8

ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ただ、格好良い

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
なんかこう、久々に魂が入った作品を観たって感じです。

原案が、ボクシング漫画の金字塔「あしたのジョー」。これは勝手な予測ですが、アニメスタッフの中には、このアニメに関われたことを誇りに思い、単なる仕事以上のモチベーションをもって仕事に臨んだスタッフも多いんじゃないかな? だって、幼い頃に自分が熱中した作品に、(少し違ったカタチとはいえ)自分が関われるとしたら、それはもう、男(仕事をする上で)の幸せ以外のなにものでもない気がします。

それが面白いとか売れるとかクオリティ高いとかそういうことじゃなく、漂う美学というかが、「俺らはこんなアニメが創りたいんだ」という気概みたいなものを感じて、それがレビュータイトルになりました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「ダサ格好良い」ってのは、「不変の(色褪せない)格好良さ」なのかなって思うことがあります。

「ダサい」ってのは、「今流行りではない」ってことで、それでも「格好良い」ってのは、やはり、「不変の」「世代を超えた」格好良さがあるのかなと。

そういう意味で、正に「ダサ格好良い」作品だったのかなと。

OP、EDは共に、2018春の「剣道部賞(なんじゃそりゃw)」かなと。作風にもマッチしてましたし、OPの「噛みつかせろ」、EDの「お前の母ちゃん出べそ」なんかは、やけに耳に残ってます。これもまた、「ダサ格好良い」。

中身からいうと、正直、「メガロ」の要素が必要あったのか、というのは争点になるだろうと思います。

「メガロボクス」は勿論、「生身(ジョー)」の魅力を引き出す為の、対比として用いられたのは分かりやすいです。競技として私が面白く感じたのは、「メガロボクス」は、攻撃力過多だということです。機械化で強化できるのは攻撃力だけで、耐久力は生身なので、そこに魅力があるんだと思います。

確かに、メガロの要素はなくても成立したと思います。が、成り上がりストーリーとして、(1クールの中で)スピィーディーに(作品内の)ジョーの人気を高める為に、「ギアレス」という要素は上手く働いていたと思います。

ラストも好きでした。ジョーと勇利、死力を尽くした13ラウンド。最後のクロスカウンターが、、、というところで、試合のシーンは終了。その後の会話や車イスに乗る勇利の姿から「多分、ジョーが勝ったんだろうな」とは思うものの、最後の最後までハッキリとは勝敗を述べない構成。というか、倒れる勇利も、ガッツポーズをするジョーも描写しない構成。これは想像なんだけど、多分制作は、マットに沈む勇利も、その傍らで喜ぶジョーも描きたくなかったのでしょう。試合後に、まるで十年来の親友のように接する二人を見ていて感じるのは、「死力を尽くした二人の男には、勝敗なんて関係ない」というメッセージ。勝ったから喜ぶとか、負けたから悔しがるとか、そういう次元で勝負している二人ではありませんもんね。だったら勇利はギアを外さないし、ジョーはギアを着けるはず。まあ、バトルもののラストとしてはベッタベタなのですが、これまた、「ダサ格好良い」。

近年、(優秀な原作不足の影響からか)名作のリメイクが続いていますが、この作品は、その中でも最も成功した作品のように思います。この作品のように、「名作のエッセンス(美学)」を用いて、「現代の高い作画能力」で、「オリジナルストーリー」を描くというのは、ひとつのモデルケースとして、流行っても良いんじゃないかと思いました。

制作の皆さん、お疲れ様でした! 格好良い作品でした♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
作画、良いな~。好きな感じ。信じた自分を信じる生き方。

2話目
少しは認める部分があったと。イカサマに何ができるか、見せてやるよ。ここで、ジョー、か。

3話目
赤玉、ドラッグみたいなもんかな。熱いな~。メカニックもいるのか。

4話目
ギアを外すと、防御力(耐久力)も変わるの?

5話目
PTSD。元弟子対決。この時代でも、義足はハンデなのか?

6話目
なるほど、南部が手塩にかけたもの=過去の自分、か。それを壊したいと。新垣(涙)。外れ馬券、だからピストル自殺を思い留めたのか。

7話目
ちょいと政治的な要素も。なるほどだね。ほ~、展開変えてくるか。

8話目
悪くはないが、1話かけて再試合を決めるのも、ダレたかな。

9話目
汎用性がないのはな、売れないわな。でも、ユーリの一体型も、使い手を選ぶんじゃなかったっけ? 体が反応したか。

10話目


11話目
実際に歌うか。南部の男気、、、(涙)

12話目
電源切れば? まあ、プライドの問題か。これ、ユーリが負ければ宣伝になるのかな? みんな、熱いな。

13話目

{/netabare}

投稿 : 2018/08/03
閲覧 : 313
サンキュー:

30

けいたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:今観てる

全話視聴感想

■3話まで視聴
ジャンクドックまたはギアレスジョー!

とにかく彼がかっこ良い!
例えていうなら「範馬刃牙」のような漢を感じる!(他作品を例えに出すのはマナー違反かもしれないが…)
『男と生まれたからには、誰でも一生の内一度は夢見る「地上最強の男」』
のような男の憧れが描かれている。
痛い、辛い、恥ずかしい…。そんな感情で諦めた男の憧れをギアレズジョーは体現してくれる!きっとこれからの展開も視聴者を裏切ることはないだろう!そう思わせてくれるだけの魅力がこの作品にはある。

また音楽も良い!
OP,ED、挿入歌(ヒップホップ)がかっこ良い!世界観に非常にマッチしている!個人的にはEDが好き!
そこも見所です!


■全話視聴後
意外とあっさりラストに拍子抜けという印象。
1クールなのでしょうがないのは分かるのだが、とくに試合(バトル)のシーンが、迫力、ボリューム共にあっさり感に残念。

メガロボクス=ギア=普通のボクシングではない
この定義だと思うのですが……別に普通のボクシングにしかみえないことに特に残念。

ただ全体的なストーリーを考えると心情描写等が上手く描けており、ジョーが漢(男)の憧れを体現していく姿には奮起します。

結果的に評価は高く設定できませんでしたが、自分は好きなアニメでした。
ギアレス・ジョー!ありがとう!

投稿 : 2018/07/28
閲覧 : 168
サンキュー:

3

ネタバレ

bk958 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

拳ひとつで成り上がる野良犬の物語

「あしたのジョー」50周年記念のオリジナルアニメで、制作はトムスと3×Cube。八百長試合で身を立てていたジャンクドックが、ギアを装着して戦うメガロボクスで成り上がっていくさまを描いています。

「あしたのジョー」のキャラクター関係を踏襲しながらも、世界観をスチームパンクに設定し、ボクシングをメガロボクスという新競技に翻案した点が秀逸。「負け犬」対「エリート」という構図は、現代を舞台にするよりもくっきりして全体を通して入り込みやすかった。

原作ではお馴染みの「立つんだジョー」や、矢吹丈の必殺クロスカウンターなど、原作を読んだことなくても知ってる名シーンを山場山場で再現し、1クール通して勢いがありました。「JOE」の名前をチラ見せしたり、序盤では南部さんが「立つな」とフリを入れていたり、期待感を煽る演出も良かった。

放送前は、ジョー原作なら三回パンやハーモニー処理など、出崎演出バリバリかと思っていましたが、意外にも演出はオーソドックスでした。それでいて作画は描線が太くパワフルで、そこら辺のバランスが森山監督のセンスなのかなと。2018年春クールでは一番好きな作品でした。

あとサチオは個人的に春クールイチの萌えキャラ。白都家でしおらしくなってたサチオに癒されました。

投稿 : 2018/07/22
閲覧 : 187
サンキュー:

8

ネタバレ

番長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 1.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

尺が足りてない

3話まで丁寧な描写が多く引きこまれる内容でした。

魅力の無い葉子さんに尺が足りないのか肝心のジョーの描写が少なく
試合内容はユーリ戦ですらダイジェスト
スポコンものなのに全くアツイ試合が全く無かったです。

投稿 : 2018/07/20
閲覧 : 189
サンキュー:

4

ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

あしたはどっちだ!

「あしたのジョー」連載開始50周年記念作品 全13話

身体にギアというものを装着して(メガロボクサー)身体能力を向上させて行う競技「メガロボクス」が行われている世界。地下で燻っていたメガロボクスをしている主人公が、ある出会いで最強のメガロボクサー勇利に叩きのめされた主人公は火がつき、リベンジを果たすために勇利が出場するメガロボクス世界王者決定戦メガロニアに出場するべく、色々な困難に合いながらも実現していくお話です。

キャラは「あしたのジョー」に合わせていますね。

お話はテンポよく展開しますが、もう少し主人公や勇利たちのことを知りたかったです。

あっさりしていて感情移入ができませんでしたね。

作画は古い感じでしたが、この作品に合っていたと思います。

最後は綺麗に終わっていますね。
{netabare}
最終話、勇利とジョーの談笑は、原作の力石が生きていたらこんなシーンがあったんじゃないかという制作者の願望のように思えました。
{/netabare}
「あしたのジョー」を知っている人は懐かしさを、知らない人は格闘技が好きな方は観てもいいかもしれませんね。

OPからお話まで「あしたのジョー」ぽい雰囲気が出ていましたね~ EDはう~んどうでしょうねw

最後は、やはり「立てー!立つんだー!ジョー!」で終わりたいと思います。

投稿 : 2018/07/18
閲覧 : 319
サンキュー:

28

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

スポコンものは、感情移入が命です!

ネタバレ感想

『あしたのジョー』連載開始から50周年を迎えたことを記念して作られたオリジナルだそうで。
原作漫画は未読ですが、子供の頃再放送されてたアニメは観ています。
ジョー以外の主要登場人物たちは、昔とよく似てる印象でした。

作画はワザとだろうけど、昭和風にして綺麗だと思った。。
ボクシングのアクションシーンはちゃんと迫力あって良かったと思う。

声優さんも、ジョー役の細谷佳正の声がカッコ良く、役に合ってて良いですね。

話的に、1クール全13話で話を完結させてるので展開も早いから、勇利との宿敵となる因縁付けがちょっと弱く感じたかな。

近未来のボクシングとして、強化外骨格ギアというサポートする機械を身に着ける設定は面白かったですが・・・
でも、攻撃力がupされても、受ける顔面は生身だから、まともに喰らったら1撃でノックアウトになり、あっけない試合ばかりなりそうなんだけどな^^;
そんな中、ジョーがギアなしで勝ち進んでいくのは、ちょっち無理があるようにも思えた。
それに、重要なことを言わせてもらえば「スポコンもの」としてはどうなの?っと思ってしまいます。
全13話で勇利以外、ライバルらしいキャラがいないのはしゃーなしとしても、ジョーが成長して強くなっていく過程も気薄です。
名勝負となるベストバウトも、これといってなかった気がします。
最後のジョーと勇利とのギアなしガチ試合でも、自分はイマイチ盛り上がれませんでした。
原作では、力石がジョーの階級まで落とす苦しい減量をするんだけど、この作品では勇利が自分の肉体と融合しているギアを手術で除去することで、肉体の苦痛と精神のストレスでそれを合わせてるとことか、上手いような・・・苦しいような・・・ちょっと笑っちゃった。
ガチ試合だった割りには、なにもアツくなれなかったなぁ。。。
最後は原作通り、真っ白に燃え尽きるのかと思いきや、激闘の末 普通に勝っちゃうジョー。
勇利もちゃんと生きてます。
原作のジョーって、大事な試合で結構負けることが多いんだけどね。
ちょっとあっさりした最後に、拍子抜けした感が拭えませんでした。

スポコンものって、胸がアツなったり 泣けるほどじゃないと感動できないんだよね。
この作品に関しては、それがなかったのは致命的欠陥かな?
僕としては、ジョーや勇利に ちゃんと感情移入できる話の流れや、キャラにもっと魅力を感じれる描写が欲しかったです。
それが一番の原因かもですね。
あくまで僕の感想です。
惜しかった・・・

投稿 : 2018/07/17
閲覧 : 331
サンキュー:

35

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

キャッチコピーは、「とどまるか、抗うか― あしたを、選べ」。

本作品は、オリジナル作品だったみたいですね。
「あしたのジョー」連載50周年を記念して制作された作品との事です。

もう50年も経ったんですね…というのが率直な感想です。
もちろん連載当初はこの世に生まれてきていませんが、オリジナルのジョーを子供の頃に見てきた私にとって、強烈な印象として記憶に刻まれています。

何度倒れても立ち上がる…
目標を達成するため、極限まで自分を追い込む…
そしてリング上での全力全開の真剣勝負…
若かりし頃の憧れであり目標だった作品…と言っても過言ではありません。

物語の細かい設定は知りませんでしたが、即視聴を決めた作品でした。
でも背中を押してくれたのはそれだけではありません。
当時の矢吹丈と本作のジョー…
当時の力石徹と本作の勇利…
当時の丹下段平と本作の南部贋作…
そして当時の白木葉子と本作の白都 ゆき子…
立ち位置が似ているだけでなく、容姿までもがソックリなんです。

否が応でもオリジナルのジョーを思い出してしまう設定…
これって最高じゃありませんか…
期待値MAXで視聴に臨みましたよ。

この物語で描かれていたのは、ただのボクシングの試合ではありませんでした。
身体能力を向上させるギア・テクノロジーとボクサーの肉体を掛け合わせた普通のボクシングより遥かに過酷な「メガロボクス」に全てを賭ける男たちの熱い物語が描かれていたんです。

このメガロボクスは肉体を鍛え上げるのも重要なファクターですが、何より大切なのがメガロボクサーが身に纏う「ギア」なんです。
このギアの性能の良し悪しが勝負を左右する大きな要素になっていたのでした。
だからランキング上位のメガロボクサーは、これまで積み上げた戦績と実力に裏付けされた一級品のギアをみんな持っているんです。

だから、メガロボクスの頂点に君臨できるのは、自身が環境に恵まれていること…
世の中には2つの種類の人間がいるんです。
「持っている者」と「持たざる者」の2種類です。

「持っている者」とは、自身の存在を認められている上、先述した恵まれた環境の中で、自分のために懸命に研鑽を積むことができる者…
たゆまぬ研鑽の果てに勝利への道を切り拓ける者…

それでは「持たざる者」とは一体何を指すのか…
自身の存在を認められないばかりか、何もない空っぽの場所で、デタラメな行為を繰り返すことしか認められない者…
だからその日暮らしだってままならない…

これだけ雲泥の差があるんです。
そしてメガロボクスは、「持っている者」の中から最強を決める戦い…
「持たざる者」はスタートラインにすら立たせて貰えないんです。

そしてジョーは「持たざる者」側の人間だったんです。
ですがジョーは南部贋作とチームを組んで「持っている者」に…メガロボクスに挑戦状を叩きつけるんです。
無名のボクサーがメガロボクサーの頂点を決めるメガロボクスに勝負を挑む…
目標は、メガロニア出場権の獲得と…そこで本物の戦いを繰り広げること…

ですがただ挑めば良いという訳ではありません。
順当にランキングを上げていく時間の無いジョーらの取った作戦とは…?
ジョーのリングネームだけ記載しておきます。

「"ギアレス"ジョー」

このリングネームから言えること…
ここから壮絶という言葉が陳腐に思えるほど激アツな戦いの幕が上がったということ…
そして一度上がった幕は、完全に終わらないと下ろせないということです。

ジョーを見るたび、当時のジョーと丹下段平の雄姿が何度も瞼の裏にチラつきました。
メガロボクサーとしての進むべき道を、ジョーらはどの様に歩んでいくのか…
それだけじゃありません。
メガロニアでジョーを待ち構えている男の約束を守るための決意と覚悟…こちらも半端ありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、LEO今井さんの「Bite」
エンディングテーマは、NakamuraEmiさんの「かかってこいよ」
個人的にはエンディングの曲調…ノリが気持ち良い曲だと思いました。

1クール13話の物語でした。
最終話のサブタイトルは「BORN TO DIE」
肉は朽ちても骨は残る。それが生を受けた証となる…だそうです。
この物語のエンディングに相応しい文言だと思います。
視聴して良かったと本気で思えた作品でした。

投稿 : 2018/07/16
閲覧 : 309
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17

ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最下位から目指す頂点

あしたのジョー50周年記念作品。

私自身あしたのジョーを観たことをがないのですが、単体でも観れるということなので今作を視聴。

1話~3話まで
{netabare}
高性能の機械に対し主人公が生身で立ち向かっていく感じか。熱い展開が続いて個人的には現状期待以上です。

あしたのジョーをほとんど知らない自分が楽しめるのだから少しでも知っている人や自分と同じく知らない人にも是非見てほしい。

今後にも期待大です。

{/netabare}

4話~6話まで
{netabare}
ジョーの打たれ強さは下積み時代があるからこそか。

ギアは攻撃力を上げられても防御面は変わらないみたいだからジョーは身軽さを利用して持久戦に持ち込めばギアレス状態でも全然勝てる。

最初の2話ほどの勢いはなくなってきたものの安定して面白いです。

{/netabare}

7話~8話まで
{netabare}
ギリギリで再試合を申し込むことに成功したジョー。

白戸兄のAI搭載ギアはギアの電波を感知して動くものでありギアレスには反応しないらしい。

尺的にはここから試合のみの進行なら上手い具合にまとまりそう。

4話~6話で少し勢いが落ちたかなと思いましたがここにきてまた良くなってきました。
{/netabare}

9話~11話まで
{netabare}
一度はバラバラになったチーム番外地だが再び集結。

南部さんの覚悟は凄いけどエグい。

ついにユーリとの再戦。ジョーの運命はいかに。
{/netabare}

12話目感想
{netabare}
ジョーと対等でありたいからギアを外すユーリ。

しかしその代償は大きく...。

ジョーが勝ってもユーリが勝っても良い最終回になりそう。

13話目(最終回)感想
{netabare}
ジョーとギアを外した勇利の真剣勝負。

皆がハッピーというか平和に終わらせるとしたらこういう形が無難か。

面白かったんだけど尺不足が惜しい。

前の感想でどっちが勝っても良い最終回になりそうとは言ったけど正直ラストは微妙でした。

それでも春アニメのトップ10に入る面白さではあったと思います。
{/netabare}

投稿 : 2018/07/14
閲覧 : 310
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13

ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

二つの夢と、四つの拳

最底辺の賭けボクサーが世界一を目指して這い上がる、拳闘下剋上記。
『あしたのジョー』連載開始50周年企画らしい。
その原案を、浅学ながら私は読んだことがありません。
ただ、今でも通用するシンプルな物語の訴求力と、そこに見いだされた夢は、垣間見せてもらえた気がする。
泥臭い人間模様をもっと長く見たかった、そう思わされた良作でした。
以下、たぶんあまりに主観的な感想。


私には、本作で描かれた夢は二つあるように見えました。
一つは、「偽物」「野良犬」が「本物」「頂点」を目指す、という非常にシンプルな下剋上の夢。
単純であるがゆえに、男の子(おっさんだけど)であれば血のたぎりを感じずにはいられません。

そしてもう一つの夢。
それは「正々堂々」の理念とでも呼べばいいのか。
強者も弱者も、同じリング、同じ条件で、己の拳のみを頼りに闘う。
機会の平等にも似た理想が貫かれていたようにも思うのです。

元来ボクシングとはそういうスポーツ。
しかし、この作品はそこにひねりを加えてきた。
作中のボクシング大会、メガロニアにおいて、選手は身体機能を補助する「ギア」を装着して闘います。
そしてそのギアの性能は、バックの資金力や技術開発力に依存する。
ここにおいて、ギアは選手の社会的地位の象徴と化します。
{netabare}
主人公・ジョーも周囲も、何も持たずして生まれ、もしくは何かを奪われ失って落ちてきた、社会の底辺でもがく者たち。
そんな野良犬たちの当然の帰結として、ジョーはメガロニアに、ギア無しで挑みます。
私は当初、ギア無しのジョーと、人機一体・大財閥の後ろ盾を背負ったユーリの因縁の行方は、「持たざる者」が「持てる者」に食らいつく物語になるのだと思っていました。
あえてリングにギアという格差を持ち込んだのは、弱者による下剋上を強調するため。
そう考えていたんです。
しかし、生身とギアの闘い、「持たざる者」と「持てる者」の闘いという主題は、白戸財閥当主の兄・ミキオ戦で消費されました。
そして迎えたユーリ戦。
我々が見たのは、ギアを外し生身となったユーリ。
己の二つ拳のみで殴り合う、二人の対等な男の姿でした。{/netabare}

これ、本当に強烈に「夢」だと感じたんですよ、僕は。
意地悪な見方をすれば、特権階級の人間が、野良犬と同じくする理想を実現するためだけに、積み上げてきたものを放棄して同じ戦場に下りてくるってこと。
社会的地位の固定化・再生産が叫ばれる昨今、個人的にもそれを意識させられることしばし。
そんな時代において、なんと美しいおとぎ話を紡ぐのか。
今、その夢の強度はどれほどのものなのか。
「本物」にとってスポーツの、ボクシングの神髄とはそういうものだ、と言われれば頷くしかない。
もっと言えば、制作側の意図なんてわからないし、単純に原案での力石の減量苦を翻案しただけなのかもしれない。
ただ、私の眼には、ボクシングのため他のすべてを顧みず闘う二人の姿は、あまりに美しく、かつ儚く映りました。
50年前、昭和40年代の読者は、『あしたのジョー』にどんな夢を見ていたのでしょうね。


さあ、個人的な妄想だけだとアレなので、最後に細部の話を。
まず声優陣がよかった、渋い声がたくさん聴けて満足。
ジョーの大胆不敵さ、不屈さは、細谷さんの熱演なしには描けなかったでしょう。
もう一つ、OP・EDや、mabanuaによる劇伴が素晴らしかった。
身一つで戦う野良犬たちの主題歌として、飾りのない言葉・音で紡ぐグルーヴがマッチしていたように思います。

逆に残念だったのは、①ピンチ→カウンター一発KOばかりな試合展開、②後半になるにつれ勢いが衰えた作画、③1クールゆえの食い足りなさ、でしょうか。
3点目は単純に、13話だけでも陰影を感じられるキャラクター群だったので、もっとみんな深掘りしてほしかったな、という願望です。
荒巻さんとユーリが好きなんですよね、あと退役軍人会の宮城さん。
スピンオフとか出ねーかな。
そんなことをつい願ってしまうくらい、楽しませて頂きましたとも。

73点

投稿 : 2018/07/11
閲覧 : 309
サンキュー:

20

たかのぞみ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 2.5 音楽 : 2.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

知らないなりにも楽しめた

リメイク、リブートが流行りの昨今
明日のジョーの何周年かの記念作品
漫画も旧アニメも見てない自分からみても見やすく最後まで見れた
内容は 底辺からチャンピオンを目指す王道中の王道。硬派で話の面白さにかわいい女の子いらんねん、泥臭く、汗臭いおっちゃんがいっぱい出てくる
あ、聞いたことあるってセリフや近未来の世界観、キャラの人間味で話にのめりこんでいける

話に穴は感じることもあるけど 人にも薦めたい作品

調べたこと
監督・コンセプトデザイン- 森山洋
アニメ全話の監督したことは検索してもこれ以外に出てこなかったけど
コンセプトデザインは甲鉄城のカバネリ、だったり演出関連で 進撃の巨人の劇場版 2016のルパンだったり世界観に魅力のある作品にかかわってる人らしい

投稿 : 2018/07/09
閲覧 : 148
サンキュー:

4

コンソメポテト さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

必要なのか?

■観方 録画したものを毎週一回観て 録画を消去しています

あしたのジョー50周年記念作品 とのことだけど
企画屋さんがいかにもって感じで立てた企画だね 

でも作画など全体的に良い味出してると思いますよ
均一じゃない線で描かれていても 全然問題ない
今でも通用するって感じです
この作風であしたのジョーに縛られないオリジナル作品を観たいですね
アニメーターさんは頑張ってます

EDのNakamuraEmiさんの曲良いですね
ラジオで生演奏をギターとボーカルの二人だけでやってましたが
EDで流れてる声のまんまでしたよ スゴイ上手い 
わりとライブで聞くとアレ?って思う事が多いんですけど
そんな事は無かったですねー改めてスゴイ!

ただ劇中に流れる歌自体は良いのだけどなんというかワザとらしくて
気恥ずかしい感じになります 特にあのチビが歌い出したときはww
間違えないでほしいのは声優さん上手く歌ってますよ でもなんか恥ずかしいのよ

ここからはこの企画を立ち上げた人達の問題
やはりこの作品で一番に気になるのはギアの存在
なんの為につける必要があるのか ギアを装着する事によって階級のハンデ差がなくなり戦えるようになるとかさ そういう最低限の説明は必要
見た目が派手にとかいうなら全身ギアでの格闘技にした方がもっと派手なんだしボクシング縛りの意味が判らない 

せめてこの競技のレギュレーションの説明位しないとダメなんじゃないの?
そもそも道具の性能差で勝敗が決まる割合がデカい格闘競技って観ていて面白いのかな?・・・・と色々疑問に思う事も多いのですが
作り手側も70~80年代の大らかなノリで作る事で
作品の80年代未来感の雰囲気を構成してるのでしょうから
細かい事を指摘するのは野暮なのかもしれませんね 

最終話を観て・・・う、うん色々ぼやかされた感じがするね
やはりジョーとユーリが戦う動機付けが弱いんですよね
もっと戦う為の強力な意味づけが欲しかった 
自分的にはギアを二人とも装着して お互いのギアを破壊されんがらも、ギア無しで戦い続ける二人のケモノ感!!燃えると思うんですけどね
そういうの欲しかったなー  

今は70年代のように燃え尽きるって時代でもないんだって事かな
ちば先生もジョーは真っ白に燃え尽きても死んではいないんだって
おっしゃってましたし そういう事が反映されてるのかなとも思いました

あしたのジョーを知らない、観た事、読んだ事のない人なら
普通に楽しめるのではないでしょうか

投稿 : 2018/07/09
閲覧 : 212
サンキュー:

8

ネタバレ

うどんこ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

お気に入りのシーンが二つ

8話ぐらいの、お兄ちゃんとの試合に勝った後の余韻が最高でした。どん底から這い上がってきて、順当に勝ち進んで、ちょうど大台に乗った所。目標が手の届くところまできている、上り調子の中の一時の休息。きっと人生で最も幸福な時間の一つなんだろうなぁと、実感させてくれた(その後すぐにおっちゃんがヤクザに脅されるけれども)。

もう一つは、最終話のクライマックスシーン。(これは結構解釈入れちゃって、ずいぶん違う感じになるかもしれないけれど)人と出会う瞬間の話。出会うというのは、初対面の顔合わせのことだけを言うんじゃない。ある瞬間に、俺は会うべき人に出会ったんだ、と気付く。その瞬間のことを出会いという。なるほどと、気づかされました。自分にとって特別な存在になった瞬間、それも出会いの瞬間なんだと。同じ人なんだけれど、その瞬間をまたいで、全く別の存在になる。経験は無いですが、納得しました。自分もそんな出会いをして見たいものだなぁと思いました。



以下、散文的感想

ギア使って欲しかった。メガロボクスなんだから、ギアの特性を生かした戦い方のバリエーションとか見たかった。それをすると、あしたのジョーとかけ離れたものになるからダメだったのかな。

原作未読だけれど、ジョーはカウンターが得意らしいから、相手のギアの力を利用して戦うということで、ギアレスでも勝てる説得力はあるなぁと思った。でもやっぱりちょー強いギア見たかった。

投稿 : 2018/07/09
閲覧 : 197
サンキュー:

4

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

実存のゆくえ

【誤記修正】

50周年を迎えた『あしたのジョー』のアニメ化。

原作を再消化し現代によみがえらせたアニメ化だが、感想の前に、少し原作を振り返っておきたい。


原作の『あしたのジョー』については、マンガ批評家の夏目房之助による分析と批評が最も説得力がある。

梶原一騎と ちばてつや というまったく異なる巨大な才能同士が互いに一歩も引かずにぶつかり合った結果、『あしたのジョー』というマンガは、両者の得意とするいずれの領域とも全く異なる、第三の地点へと、作品の像が結ばれることになった。

ぶつかり合う個性が、梶原的な「右翼結社のユートピア」とも、ちば的な「貧民共同体の楽園」とも異なる場所へ作品を押し出したのだが、『あしたのジョー』は「世界に投げ出され、単独で世界と対峙する」青年の実存という、両者のいずれの個性からもかけ離れた物語として奇跡的な像が結ばれたということだろう。

終幕へ進むに従い、登場人物が次第にジョーから離れ、段平すらも存在感をなくしてジョーが孤独化していく印象は、まさに「唯一無二の私が全世界と対峙する」青年の実存が純化してゆく必然だ。

孤独に世界と敵対する青年の実存は、観念の吸引をも必然化する。
生命の危険を無視するようにボクシングへのめり込む展開は、スポ根の「克己心」の表現ではなく、世界の具体性から逸脱して「観念」に憑依されていく現れだ。
終幕にやや唐突に登場する「真っ白な灰になりたい」というセリフは、もはや「チャンピオンになる」といったスポ根的努力への「報酬」という実体性が無意味化して、破滅も辞さず「果てまでゆく」、生命を燃焼させたいという「観念」の呪縛に囚われきったことを示している。

そうして「果てまでゆく」観念に導かれるまま、最終戦では、すべての登場人物は単なる傍観者と化して「試合」の特権的な場から排除され、単独で世界と対峙する「青年」は、真っ白に燃え尽きて実存を生き切るラストを迎える。

20世紀的な青年の実存と観念の必然を描いた原作マンガが、あの時代に熱狂されたのも当然だろうか。


本作において、メガロボクス参戦に先立ってまずIDを偽造しなければならなかった主人公は、IDカード=アイデンティティ・カードを持たない=アイデンティティのない、世界の中に存在の基盤を持たない人物として登場する。
すなわち、「世界」の中に裸のままで単身投げ出されている、一人で全世界と対峙するものとして。

だが、明らかに空疎であるはずの自らの実存を埋める「観念」にしては、しゃにむに「戦い」を求める描写には「呪縛力」が希薄だ。
むしろ、世界と対峙する自覚すらない、空虚の人格化にすら見える。

虚空のかなたの「果てまでゆく」観念の呪縛を感じさせるのは、ライバルのチャンピオン、ユーリのほうだ。
すべての実績も、約束された栄光もスポンサーもパトロンも捨てて主人公との試合に挑むチャンピオンは、他者に誇示する栄光としての「勝利」ではなく、「観念」としての勝利、強さという「観念」に憑かれているのだと示されている。

現代において、「観念」の呪縛を説得的に描き出すには、まずチャンピオンという「勝者」が、持てるものを投げ捨てる描写が必要であったのかもしれない。
何も持たない「野良犬」が、実存の空虚を「観念」で埋めることは、現代では必ずしも必然ではないのだろうか。

しかし、ユーリの「観念」の呪縛を生み出すものは、「野良犬」である、アイデンティティを持たない空虚な主人公との試合だ。

何も持たずに「単独で世界と対峙」して「観念」に憑かれる『矢吹丈』を現代によみがえらせるために、矢吹丈は、主人公とユーリの二人に分離したのだといえるだろう。

そうした意味では、最終戦の結果は、もはや重要ではない。
矢吹丈の分身である両者がグラブを交えた時点で、「矢吹丈」は「一人」に統合され、「真っ白な灰」=観念の浄化はすでに成就しているともいえる。

ラストシーンの、見方によっては拍子抜けする穏やかな描写は、観念の浄化の向こうの現代的な表現なのだろう。
ようするに、その後のことは「どうでもいい」
原作マンガのラストシーンの後に何を付け加えても蛇足であるように、意味のある描写は何をもってきても蛇足なのだから。

それでも敢えてラストシーンが存在するのは、プリズムを通過した光が分光するように、「矢吹丈」が現代という装置を通過して主人公とユーリへと分化した、現代的な偏差のためかもしれない。


こうした本作の感想は、しかし、本作が『あしたのジョー』のアニメ化である、という了解があって生まれたものだ。
それゆえ、冒頭では長々しく原作マンガについて記述した。

別に作品の宣伝文句まで作品の一部として組み込まれているとは思わないが、気に止めてしまった以上、感想は影響を受けてしまう。

この情報がなく、単体で本作を視聴したならば、主人公の動機も試合でのランクアップも、ともすれば単なる上昇志向と承認欲求に駆動されるルサンチマンのように見えかねない。
最終戦を前にしたユーリの振る舞いも、「男の美学」とか「戦士の矜持」のような類型性に陥ってしまうだろう。

そうなれば、主人公の造形が動機が薄っぺらで、チャンピオンの行動が理不尽なご都合主義に受け取られかねない。

それはそれで、異世界もののような、主人公がシンプルな動機で勝利を収め続け、周囲の人間と分かり合って受け入れられるラノベ的感性のアニメ作品として観ることもできるだろう。


しかし、「原作」が心に引っかかってしまった以上、「観念」の「果てまで」行って再び人の輪に回帰してくる展開は、現代で視聴者の「承認」を得るためには、「果て」で燃え尽きる結末はあきらめざるを得なかったのだな、と思わずにいられない。

観念に憑かれることが必然であった20世紀青年の「実存」と、現代の青年の「実存」のありようが変わってしまっている現れのようにも感じられた。

投稿 : 2018/07/08
閲覧 : 469
サンキュー:

8

ネタバレ

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

メガロボクサー達が弱過ぎませんか

「あしたのジョー」の連載開始から50年を記念したオリジナル作品ですね。
「あしたのジョー」と言えば、日本のマンガ・アニメ史に輝く名作ですが、個人的にボクシングや格闘技に興味が無いので、私は特別好きな作品ではありません(作品を否定する意は無く、単に好みと違うというだけです)。
なので、メガロボクスも何となく観ていたのですが、一応最後まで完走できました。

ただ、ギアの無いジョーが勝ち上がっていくというのは、どうなんだろうという気はしました。
だってギアを付けたボクサー達が弱過ぎませんか。
それなら最初に付けていた、オンボロギアで戦い続ける方が真実味が増すというか、「あのオンボロギアで勝ち上がるなんて凄い」ってなると思うんですが。
勿論ギアレスで勝ち上がる方がもっと凄いことですが、それだと逆にうそ臭いと言うか。
ジョーが勝ち上がるほど、メガロボクスの価値が下がってしまうような気がしました。
そういう点では、決勝で勇利がギアを外して生身で戦ったのは良かったですね。

あと藤巻の行動も疑問でした。
素人的な考えですが、南部のおっさんから借金を早く返して貰うなら、賭け試合でチビチビ儲けるよりも、本当に才能のあるジョーを援助してスターにする方が儲かるのじゃないかな。
まあ、そういう業界のことを知らないので、的外れなことを書いていたらゴメンナサイです。

最終的には勇利も死ななかったし、ハッピーエンドで良かったと思います。
てっきり力石のように勇利も死ぬと思っていたので。

投稿 : 2018/07/07
閲覧 : 191
サンキュー:

9

おすぎまん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.0 状態:途中で断念した

普通につまらないですw

基本的にスポーツものは好きです
明日のジョーはたまたま深夜にやっているのを以前に観て、そのあと漫画喫茶で一気読みしたくらい好きです

明日のジョーを意識したセリフや、対戦相手の顔の描写にそれっぽいところを残していますが、ただ、それっぽいだけです

色々と良いエキスを抽出してみたけれど、効果的な使い道がわからなかったという感じです

ジョーがギアが手に入らないので、開き直って、ギアなしで戦い出したあたりで、何か「この競技の意味って」・・・と思って、観なくなりました

投稿 : 2018/07/06
閲覧 : 1238
サンキュー:

2

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 2.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

硬派で泥臭い作風だけど、中身の熱さはそれほどでもないスポ根作品

あしたのジョーを原案として制作された近未来スポーツアニメ。全13話。
強化外骨格(ギア)を身に着けたボクサーたちによる格闘技・メガロボクスを描いていて、ストーリーは、非合法の地下闘技場で八百長試合をやっていた主人公・ジャンクドッグが、最強の王者・勇利を倒すために世界王者決定戦メガロニアを目指す、みたいな流れ。
序盤は面白くなりそうな雰囲気で期待したのですが、正直ちょっと期待外れで、最後のほうは惰性で観ていました。
まず、試合が面白くないです。なんとなく雰囲気は熱そうなのですが、ほとんどの試合は結果がおおよそ読めてしまうので興奮や驚きがありません。ギアから繰り出されるパンチが映像的に凄いわけでもなく、試合中に解説や蘊蓄などで盛り上がるような要素もないなど、見せ方にも工夫が足りませんでした。結局最後まで、名勝負と思える試合が1つも無かったのは、スポーツアニメとして痛いです。また、ギアにも存在意義が感じられません。普通の生身のボクシングですら一撃KOという場面は珍しくないのに、仰々しい機械を装着して繰り出したパンチが何発も当たっても相手を倒せない様子を見ると、もしかしたらギアというのはパンチ力をセーブするための安全装置なのかしら、なんて意地悪な疑問も湧いてきます。こういった、つっこみどころが気になってしまうのも、そもそも試合自体に、細かいことはいいんだよ!と思えるほどの勢いがなかったからで、要するに面白くなかったです。
人間描写についても、主人公からは、最強の男と戦わずにはいられないという、やむにやまれぬ衝動や、本能的な渇望のようなものは感じられず、せいぜい普通の男らしいスポーツマンという印象。勇利との関係にも、宿命のような強いライバル性は感じられなくて、スポ根系作品のキャラ付けとしては弱かったと思います。その他の登場人物も含めて、各キャラそれぞれ元ネタがあるので、形はそれなりに整っていますが、それ以上の魅力はありませんでした。
作画や音楽は、硬派で泥臭い、男の物語という空気をしっかり作れていて、とても良かったです。
最後まで観終わって、元ネタを知っているために、殊更評価が厳しくなっているという面はあるかもしれませんが、内容的には平凡な作品という感想でした。外面的な部分はそれなりに上手に出来ていたと思うので、あとは中身にもっと、スポ根作品に不可欠な燃えるような熱さが欲しかったです。

投稿 : 2018/07/06
閲覧 : 248
サンキュー:

18

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あしたのジョー50周年記念作品 現代風のジョーとは?

あしたのジョー50周年記念作品であしたのジョーをリブート(フィクション作品において、シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直すことを意味する用語)された作品です。

あしたのジョーは何故か2だけ見てる謎の人間ですがそれもあって原作で各キャラがどうなったのかなどはある程度理解してるつもりです。見てた当時はジョーvsカーロスが好きでした

1.2話の展開は凄いよかったと思います地下リングで戦うジョーがその世界でのボクシングのキング勇利(原作で言う力石ポジ)に俺のとこまで来いと言いその後戸籍を作るために名前を獲得する下りでジョーと付ける流れが素晴らしいと思います。古いファンも新しいファンもこの展開はたまらないでしょう

メガロボクスがどんな評価か知らないですが個人的にはちょっと残念だったかなと思いました。というのもこのアニメにはスポーツアニメとしてボクシングの純粋な面白さを求めていました。ですが、試合の内容が適当すぎるのではないでしょうかせめて最後の試合ぐらいは全てのラウンドの駆け引きみたいなものが見たかったですね…

ただ、見せてないということはこのアニメでスタッフが描きたかったのは試合云々ではなくて地下のリングから這い上がっていくジョーの姿だったのかなと思います試合以外でも色々トラブルに巻き込まれたりしてたのでそういう試合以外の部分含めてジョーの人生を見てほしかったのかなと思いました。でも試合もう少し熱くしてほしかったかなとそれでも自分は思ってしまいます

点数86

投稿 : 2018/07/05
閲覧 : 163
ネタバレ

anime さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

「立つんじゃない!」から始まるジョーの物語

生粋のボクサーである主人公「ジョー」が、近未来っぽい世界を舞台にチャンピオン目指して死闘を繰り広げるお話。

「あしたのジョー」連載開始50周年記念作品。キャラ設定やデザイン、世界観といったものはしっかり受け継ぎつつ、全く新しいストーリーが展開されます。

昭和の劇画風味を色濃く出しながらも、今風の技術みたいなものもうまく取り入れられており、今の時代にものせられるようないい空気感があったと思います。

主人公のジョーだけでなく、登場人物の一人一人が命を張った真剣勝負をやってる感が熱く、泥臭く迫ってくる感じが印象的でした。

南部さんのダメ男ぶりが特に光ってたかな。
人間のいろんな生き様について考えさせられました。

たくさんの人の「あしたのジョー」への愛情と熱意が感じられる心に残る作品だと思います。

投稿 : 2018/07/05
閲覧 : 160
サンキュー:

3

はちくじまよいちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

若い人たちは楽しめたのかな?

いったん視聴やめたんだけど気になって最後まで見ました。
昭和テイスト溢れる作品でした。OP曲なんて1960年代70年代のロックンロールですもんね。こういうのやるバンドまだ存在していたんですね。当時かっこいいとされていた雰囲気だけで持っていって話の筋にかなり無理があるのは今の若い人たちに受け入れられるのかな?と疑問に思って見てました。

投稿 : 2018/07/05
閲覧 : 142
サンキュー:

2

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

あしたのジョーらしい硬派な作品

最後の決着がアニメーションになっていなかったのが良かった。

投稿 : 2018/07/05
閲覧 : 128

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

リメイクするならゲゲゲもルパンもこういう風にやるべき。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:往年の名作にもIT化の波が(嘘
あしたのジョーのオマージュ?なんていうかよくわからんけど新しい。そして結構面白い。そもそもあしたのジョーが面白いんだからそりゃそうだ。期待しちゃうよ。
期待度:★★★★★


ちゃんと力石でした。


白戸財閥の御嬢さんとジョーの関係性だけが原作と違う感じがした。


一つ一つ見ると全然明日のジョーとは違うんだけど、すごく明日のジョーでした。言ってる意味わかるw

そういうところも含めすごく慎重に丁寧に作ってるなぁって思う。

投稿 : 2018/07/05
閲覧 : 236
サンキュー:

21

ネタバレ

saiha さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

メガロボクスである意味

あしたのジョーは未読です。

ひたすら打たれ強く、我慢して我慢して逆転の一閃を決める主人公。
極貧からチャンピオンに上り詰めるサクセスストーリー。
癖が強いけど優秀なセコンド。
などなど、映画のロッキーで既視感のある内容ばかりでした。

あと結局「ギアをつけた」ボクシングを舞台にした理由ってなんだったんでしょう。
ギアを有効に使ってたボクサーって樹生ぐらいだったような。
主人公はギアなしだし、しまいには勇利までギアなしになっちゃうし、ならもう最初から普通のボクシングしてればよくね?と思ってしまいました。

等々文句ばかりを書きましたが、王道ストーリーなので安心して見れましたよ。
昨今の女の子だらけのアニメたちとは一線を画す硬派なストーリーは◎です。
こういうアニメも1クール1本はほしいですね。

投稿 : 2018/07/04
閲覧 : 178
サンキュー:

4

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メガロボクスのストーリー・あらすじ

『あしたのジョー』を原案としたオリジナルストーリー。八百長試合に身を沈めるボクサーが、運命に抗うために、自分の全てをかけてリングで闘う姿を描きます。(TVアニメ動画『メガロボクス』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年春アニメ
制作会社
トムス・エンタテインメント
主題歌
≪OP≫LEO今井『Bite』≪ED≫NakamuraEmi『かかってこいよ』

声優・キャラクター

細谷佳正、斎藤志郎、安元洋貴、森なな子、村瀬迪与、木下浩之

スタッフ

原案:「あしたのジョー」(原作:高森朝雄、ちばてつや/講談社刊)、監督:森山洋、コンセプトデザイン:森山洋、脚本:真辺克彦/小嶋健作、キャラクターデザイン:清水洋、総作画監督:清水洋/石川晋吾/八崎健二、ギアデザイン:形部一平、プロップデザイン:嶋謙一、美術監督:河野次郎、色彩設計:茂木孝浩、撮影監督:江間常高、撮影:T2studio、編集:今井大介、音響監督:三好慶一郎、音響効果:倉橋裕宗、音響制作:東北新社、音楽:mabanua、オンライン編集:キュー・テック、協力:週刊少年マガジン編集部/少年マガジンエッジ編集部、ボクシング取材協力:ピューマ渡久地ジム

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