「若おかみは小学生!(アニメ映画)」

総合得点
76.5
感想・評価
58
棚に入れた
332
ランキング
446
★★★★★ 4.1 (58)
物語
4.3
作画
4.1
声優
4.0
音楽
3.9
キャラ
4.2
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ネタバレ

かんぱり

★★★★☆ 3.6
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

健気で明るい主人公が良いです。

{netabare}両親を交通事故で亡くした{/netabare}主人公のおっこが、祖母の旅館に引き取られ、旅館の若おかみとして頑張るお話。
小説やコミックやTVアニメ版もあるみたいですが、この劇場版が初視聴です。

ちょっと子供向けの雰囲気があるけど、なにより主人公のおっこが明るくて前向きで、見ててすごく気持ちがいいです。
悲しいことがあってもめげないで何事にも一生懸命なおっこってすごいなあと思って見てました。

でも・・ {netabare}車の助手席に乗ったおっこが、事故のフラッシュバックで息が苦しくなったり、旅館に泊まりに来たお客に、あの事故の相手がいて、取り乱し涙を流す場面を見て、辛い気持ちを抑え込みながらも明るく振る舞ってたんだなあと、おっこの気持ちを考えると、うるっとしてしまいました。。{/netabare}

そしてラスト。{netabare}事故の相手がおっこに気を使い、別の旅館に泊まるというのをおっこが、涙を浮かべながら、私はここの春の屋の若おかみです、と言うシーンを見て涙が出てしまいました。。おっこちゃんは強いなあ。{/netabare}

幽霊のウリ坊やミヨちゃん、同級生で同じく旅館の若おかみの真月など、周りのキャラもいい感じでした。

投稿 : 2019/08/12
閲覧 : 21
サンキュー:

10

BLEU62

★★★★★ 4.7
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

見てよかった!ラストは泣けてしまいました。名作です。

TV版も見ましたが、こちらのほうが良かったです。キャラデザインとかちょっと濃すぎるイメージだったんですが、背景の色彩などにマッチしていました。
ストーリーもうまく練られていて、時間内で見事に完結していました。
表題が子供向けな印象を与えてしまいがちですが、全世代で見ていただきたい良作です。

投稿 : 2019/08/07
閲覧 : 21
サンキュー:

3

ネタバレ

scandalsho

★★★★★ 4.8
物語 : 5.0 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

TV版とは一味違う良さ

原作未読。TV版は視聴済み。
TV版のダイジェスト版程度のつもりで視聴したら、良い意味で裏切られたという・・・(笑)。
途中までは、確かにTV版のダイジェストだったけど、後半のエピソードはTV版のアフターストーリー。

主人公のおっことウリ坊、美陽、鈴鬼の繋がりの深さはTV版を視聴していないと、チョット分かりづらいかな?
本作では、かなりあっさりと描かれていたからね。

{netabare}おっこの両親が亡くなった交通事故の加害者運転手家族が「春の屋」へ宿泊したくだり。
圧巻でしたね。
ここに繋がるんだって・・・。{/netabare}

TV版のレビューでも書いたけど、タイトルだけで敬遠するのは、もったいないレベルの作品です。

投稿 : 2019/07/27
閲覧 : 31
サンキュー:

14

ネタバレ

Jun

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

小学生にしては頑張ったね

お仕事シリーズみたいな。でも小学生。手の方が先に動く子供なんて見たことない。

悲壮感はありません。冒頭両親が事故で亡くなるところくらいです。屈折した感情をバネにしてのし上がるという昭和のパターンではないのですね。ヒロインも含めみんな素直で心が強くすごく優しい人達ばかり。

子供の幽霊のサポートがあったりして、しっかりしたおかみさんなっていくんだろうなぁ。

世間擦れしたサラリーマンにはお酒の肴程度になるかわいいメルヘンでした。

投稿 : 2019/06/10
閲覧 : 27
サンキュー:

2

ネタバレ

フウ

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

感動!

キャラデザを見れば、子供向けの大したことないアニメ映画だなと思うかもしれないが…それは違う!(ゆたぼん)本作の主人公、おっこという少女が両親を亡くして、花の屋という旅館を営む祖母に引き取られ、若女将として色々な客人と接していくという話...とにかく、若女将おっこが魅力的で、人として強いなと感じた…こんなに辛い過去を背負ってるのに彼女は過去に捕らわれず、色々な客人を笑顔でおもてなしする姿に感動した。とにかくシナリオに関しても、感動に持ち運ぶ時は完璧だった!特に終盤は泣ける人には泣けるものとなっているだろう。

投稿 : 2019/06/04
閲覧 : 39
サンキュー:

7

頑張って見る蔵

★★★★☆ 3.9
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

おっこちゃんが良い子すぎる

交通事故で両親を亡くしたおっこちゃん、旅館を営むおばあちゃんに引き取られるところから始まる話。
瀕死の体験をキッカケに幽霊が見えるようになり、みよちゃんとうりぼーという2人の幽霊と友達になる。

両親を亡くしたばかりのころのおっこちゃんがあまりにも元気すぎるのが気持ち悪い気がしたけれど、両親が死んだところを受け止めきれなかったのだろうな。
と思う描写もあって、最後までみると気持ちがうるってきました。

だんだん旅館のお仕事と環境が好きになっていくおっこちゃんの健気で前向きな姿。完璧すぎるけど、とても良いお話でした。

子供向けだとは思いますが大人でも全然、というかかなり楽しめます。

投稿 : 2019/05/25
閲覧 : 40
サンキュー:

10

ネタバレ

参参線維

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

他人を救うことで、己自身も救う。だれも自分を赦すことはできない。

この作品の感想はふたつに分けて書きます。

A:児童文学視点。「子どもと一緒にみるときのポイント」

ソフトが発売し、自分の分と一緒に甥と姪への贈りものとして買って、改めて視聴したとき、映画館では気づかなかったことがありました。

この作品は親と子が一緒に、あるいは子ども同志が友だちと一緒に見たとき
「社会に出て生きていく事の、厳しさと難しさ」
「ひとのために役立つことの、よろこびとうれしさ」
を学び知ってもらうためには、最高の映画だと思いました。

主人公のおっこは、なりゆきではありますが「若おかみ」という職業を通じ、社会勉強を始めます。

始めのうちは歩き方を教わって転ぶ。履物の揃え方を教わって転ぶ。ぞうきんがけをして転ぶで散々。まったくいいとこなし。

普通の小学生なら止めるといいだすところ。でも、おっこは「おばあちゃんを尊敬」している。
だから「厳しくてもやめない」という固い決意をもって、若おかみ修業を続けます。

両親を事故で失い、おばあちゃんの経営する旅館「春の屋」で暮らすことになったおっこは、都会の子にありがちな虫が大嫌いな子でした。

そんな子ですが、おばあちゃんには厳しく叱られます。
おっこは仕方なく、温泉に浮かんだ虫の死骸を処理します。
こうしておっこは、社会の厳しさを学びます。

おっこにとって初めてのお客様は、同い年の男の子「神田あかね」でした。
あかねは母親を亡くしたばかりで、父親の思いやりすら受けつけない子でした。
それを見て腹を立てたおっこは、同い年ということもあり、失礼な態度を取ってしまいます。

ですがおばあちゃんに諭され頭を下げに行きます。
ここでおっこは接客業の難しさを学びます。

少し元気になったあかねは、旅館なのに「ケーキが食べたい」とわがままをいいます。
おっこは自分から商店街まで買い物に急ぎますが、すでにお店は閉まっていました。
ここで「現実は思い通りにはいかない」という厳しさを学びます。

でも「自分でデザートを作ればいい」ということにひらめきます。
「無理だと思えても、解決策を探せば見つかる」ということを学びます。
あかねは感謝の気持ちをおっこに伝え、いきいきとした姿でうれしそうに帰っていきました。

「あんなに風に喜んでもらえるなんて 旅館の仕事って すごいね!」
おっこは若おかみとは「哀しくつらいことなどで元気をなくしたひとを、励まし元気を与えるひとの役に立つ仕事」だということを学び、仕事によって得られるよろこびとうれしさを体験します。

こうして、おっこの「この仕事を続けたい」という決意はさらに固くなります。

結果的に「本当におばあちゃんの跡継ぎになる」という意志をしっかり固めたおっこは、その決意を買われ温泉街に伝わる神楽を舞うという、神聖で重要な役に選ばれます。

でもこのときおっこの心には不安がよぎっていたため、うまく舞うことができず、同じく神楽に選ばれたライバル旅館の跡取り、秋野真月(あきのまつき)と大げんかをしてしまいます。

その日に訪れたお客様は、内臓を壊していたため油ものや味の濃い料理は食べられず、お酒も飲めません。

おっこは勉強家である真月なら、いい知恵があるかもしれない。
でもさっき大げんかをしたばかりだと一瞬ためらいます。
それでも悔しさを押し殺し謝りにいきます。

案の定、真月から皮肉をいわれると、おっこは「でもお客様に喜んでもらうほうが大事」と答え、その真摯な姿勢に心を動かされた真月は、敵に塩を送ります。

春の屋に戻り、真月の助言と資料を参考に、調理された料理を平らげたお客様は大満足し「生きててよかった」と思わずこぼします。

若おかみ修業を始めてもうすぐ一年になるころには、おっこは未熟な部分はまだまだあるけれど「若おかみという、仕事に対する真摯さと辛抱強さ」を立派に身につけていることがわかります。

以上「社会勉強を通じて直面する、厳しさと難しさ」と
「人の役にたつことの、うれしさとよろこび」の部分だけを抜き出しました。

B:物語全体の総評。「他人を救うことで、己自身を救うことができる」

この視点から「春の屋」に訪れる三組の来客者たちをあげ、事故からおっこが両親の死を受け容れるまでのプロセスを考察してみた。

ウリ坊の出現となりゆきで「旅館業」という、未知の世界に足を踏み入れたおっこ。
来客者たちはみな「傷ついた心と体を癒やされ、新しい生き方を見つけ、元の生活へ帰って行く」。

おっここと関織子は事故で両親を失ったことを、現実として受け容れていない。
住んでいた無人のマンションを出るとき「いってきます」といったり、電車内で親子が楽しそうにしているのをみて、笑顔でいたりする。
劇中ではたびたび夢に両親が現れ「生きているんだよね?」とたずねている。


[一 神田幸水・あかね親子 あかね=現在のおっこ]
幸水は妻、あかねは母を亡くしたばかりで、墓参りのため花の湯温泉に来ていた。

あかねは哀しみに耐えられず、学校にいけないほど元気を無くした少年。
体が弱いため、春の屋に来た当初は布団から起き上がれずにいた。
父の気遣いや、おっこと峰子のことばすら聞き入れず、なぐさめにもならない。

あかねはおっこと同い年。さらに親を亡くしたばかりという境遇まで同じ。
あかねは同じ体験をしたはずのおっこが、若おかみをしていることに驚く。

だが幼さゆえに互いに反発しあい、あかねはますます自分を殻に閉じ込めてしまう。
{netabare}
しかしおっこの「わかるわ!わたしも両親を亡くしたばかりだもん」ということばにはっとさせられる

おっことあかねは大げんかをするが、おかげで熱が下がり起き上がれるようになる。
元気が出たため「ケーキを食べたい」とわがままをいうあかね。
{/netabare}
だがおっこはあかねに対し、逆に「自分にできることはないか」と気持ちが傾く。
本来慰められる立場のものが、他人が苦しむ姿に我を忘れ心を動かされていく。

おっことあかねのもっとも異なる部分は、この「自分より他人を救いたい」気持ちだ。
{netabare}
おっこはケーキを用意出来なかったが、代わりに自家製プリンを差し出す。
だがそのプリンをあかねは一口も口にすることなく、拒んでしまう。
{/netabare}
ときに現実は非情である。おっこの思いを裏切るように厳しい事実を突きつけてくる。
だがあかねは要望は満たされないものの、おっこのひたむきさに共感しつつあった。
暗く落ち込んでいた気分が、少しずつ前向きな方向へと気持ちが移り変わっていく。
{netabare}
このとき峰子が、亡くなったあかねの母のために料理を用意していた。
遺影を前に父幸水から「あかね ここに来てよかかったな」と諭される。
あかねが哀しみが一気にわき起こり、布団の中にこもって泣き出してしまう。

思い切り泣いておっこに刺激されたおかげで、あかねは学校に行く気になった。
「あいつの気持ちが変わらないうちに 帰ることにしました」と語る幸水。
予定よりも早く春の屋を去ろうとする神田親子。

このとき見送りに出ようとしたおっこは、幽霊の美陽に落書きをされてしまう。
あかねは涙がでるほど大笑いし、初登場と比べると別人のような明るさだった。

あかねは別れ際おっこに語る。
「昨日の露天風呂プリン 母さんと一緒に食べたよ」
「とってもおいしかった」「ありがとう 若おかみ」
あかねはタクシーに乗り見えなくなるまで手を振り続けた。

さらに峰子の計らいで、あかねは大量の鯉のぼりが空を埋め尽くす光景に感動する。
{/netabare}
祖母の峰子の助力もあり、あかねは見違えるほど元気になって帰っていった。

「あんなに風に喜んでもらえるなんて 旅館の仕事って すごいね!」
おっこは大喜びし、自分が選んだ職業の本質と深さを体感する。


[二 グローリー水領=未来のおっこ]
失恋の傷を癒やすため春の屋に来た占い師。食欲をなくしやせてしまう。

旅館にくるのが初めてのグローリーに対し、おっこはできる限りのもてなしをする。
季節は春から夏になっており、おっこも接待や所作の基本は既に身についていた。

おっこは理由はわからないが、グローリーに元気がなく食欲があまりないことを気にかけ、ドリンクと一緒に食が進まないときでも食べやすい食事を用意する。

おっこが厳しい仕事に対し真摯に向き合う姿にグローリーは感激し、心を開いていく。
立場の垣根を越え、心に傷を持つもの同志が共感するように、友情が芽生えはじめる。
{netabare}
浴衣を着たことがないグローリーはおっこに着せてもらい、浴衣の涼しさに新鮮さを味わい、少し元気を取り戻しファッションモデルのまねごとをする。
おっこもつられてグローリーのマネをして楽しませる。
グローリーは「どうもありがとう」と、おっこのことが気に入り食欲も出てくる。

グローリーは花の湯温泉を楽しみ「最高に気持ちいいわ」といってドリンクを持ってきたおっこから直接グラスを受け取り、一気に飲み干し氷を噛み砕くほど元気が戻っていた。
浴槽内を泳ぎ「こんな所にあなたみたいな 頑張り屋さんがいるなんて」「おばあ様やご両親の教育がいいのね」と感心する。
{/netabare}
このとき翌日に町までショッピングの付き添いを頼まれる。
「気晴らしは買い物が一番!」というグローリーはすっかり元気になっていた。
{netabare}
だが対向車のトラックとすれ違ったとき、おっこは事故の記憶がフラッシュバックとしてよみがえり、現実感のなかった両親の死を突然思い出し過呼吸におちいる。
ここで両親が生きている幻覚を見る。

そのことをグローリーに打ち明け「お母さんも お父さんも 生きてる気がしてしょうがないんです」と、死を受け容れていないことを語る。
それでもおっこは戻りたいとはいわず、ショッピングに付き合うことをやめない。

グローリーはこのとき、自分よりももっとつらい体験をしたのに、若おかみという大変な仕事をしているおっこに励まされ「わたしがこの子を励まさないと」という気持ちになったのかもしれない。

ここで重くなった空気を吹き飛ばすかのように、作品内で一番テンションが上がるシーンとなる。このときグローリーが流した曲は「ジンカンバンジージャンプ!」「小林星蘭」と表示され、唄の歌詞はこの作品とおっこと来客者たちの生き方を象徴している。

はじめはグローリーが様々衣装に着替え山ほど買い物をする。おっこと一緒にジュースを一気のみするほど明るく元気な様子を見せる。さらにおっこに様々衣装に着替えさせ、ファッションショーを楽しみ「歳の離れた友だちからの プレゼントだと思ってちょうだい」として着た服全部を買って帰る。

グローリーが失恋を打ち明けると、おっこは大声で驚く。でもそれが「大きいリアクションありがとう」「あなたと話してると なごむわ」と、逆にグローリーを喜ばせる。
{/netabare}
おっこは両親を亡くしたことを、グローリーは失恋を打ち明けた。
互いの距離は一気に縮まり、グローリーは新たな人生への道しるべを見いだす。

「人を励ますのが仕事の占い師が 人から励まされちゃった」
「占いは わたしの天職」「そろそろもどらなくっちゃね」

おっこは「元気がなかった」グローリーを、これほどまで励ますことができた。
これはおっこのもつ天性の明るさと朗らかさなのだろう。

だが今回、あかねを大喜びで見送ったはずのおっこは、別れ際に淋しさを感じている。
他人を励ますことはできても、おっこ自身は自らを励ますことが、まだできていない。
結果として避けていた体験を逆に浮き彫りにしてしまった。

グローリーは新しい生き方を見つけ、元気を取り戻し春の屋を去って行く。
それは未来のおっこの姿を暗示していた。


[三 木瀬文太・寅子・翔太一家 翔太=過去のおっこ]
事故に巻き込まれた文太は、療養のため春の屋に一家で訪れる。

翔太はトカゲをいやがって殺そうとする、死を理解できない子ども。
それをみたおっこはトカゲを平気でつまみあげる。
おっこは春の屋に来たばかりのころ、トカゲをみただけで叫び声を上げていた。
だが季節が春から冬になるころにはすっかり平気になっているのがわかる。

文太は事故で内臓を壊し食事制限のため、薄味の料理に満足ができない。
おっこは勉強家である真月ならばと、知恵を借りるため秋好旅館に出向く。
だが真月とはさきほど大げんかしたばかりだった。
{netabare}
真月から、春の屋を訪れる客は、高齢の峰子とまだ子どものおっこに対し、重い荷物を持たせることに抵抗があるはず。そんな客が気を遣う旅館なんていずれ潰れると、おっこがもっとも大切なものと誇りを侮辱した。

真月の心ない言葉は許しがたく、おっこは唸るほど思い悩む。
それでもおっこは相談に向かった。

おっこは非礼をわび、力を貸して欲しいと頼む。
当前真月に「あなたには 意地ってもんはないのかしら」といわれてしまう。
それでもおっこは自身より「お客様の方が大事」と「プロとしてのプライド」をとったことを告げる。
さらに「真月さんだって そうするわよ!」と、真月に対する尊敬の念も語る。
{/netabare}
おっこが自身のエゴを抑えてでも、お客様に尽くそうとする態度に真月は共感。
この真摯な姿勢に心動かされた真月は、さまざまな資料と高級牛肉まで渡し、敵に塩を送る。

おっこの「他者を救いたい」という思いは、一度敵対心を抱かせた相手の心すら動かすほど、強いものになっていた。
{netabare}
さっそく板前の康さんが作り直した食事に、文太はすっかり満足する。
「生きててよかった」とつぶやく文太に、おっこは喜んでもらえたことを嬉しく思う。

だが文太は自分が事故に巻き込まれ、ある夫婦を巻沿いにしてしまった罪悪感を吐露してしまう。

非情なる運命の出会いと巡り合わせ。この原因は鈴鬼に依るものである。
そのため神楽を舞うシーンで、鈴鬼はおっこの両親の遺影を見つめている。

おっこは両親を亡くした原因となった人物が目の前にいることに衝撃を受ける。

さらに成仏しきれていない両親の霊が見え、今まで現実味が希薄だった両親の死が、現前する事実として深く心に突き刺さってしまい、おっこはダムが崩壊するように泣き崩れながら部屋を飛び出してしまう。

そのとき胸騒ぎがしたため、再び春の屋に訪れたグローリーと再会。
おっこは車の中で泣きながら、幽霊たちが見えなくなってきたことも含め全てを話す。

グローリーは「あなたは ひとりじゃないわよ」とおっこに恩を返すように励ます。
大泣きしていたおっこはグローリーの言葉で、自身の使命を思い出しいったん落ち着く。

このとき文太が事故の当事者だと気づいた峰子は、秋好旅館に連絡し木瀬一家の宿泊先を変えてもらう手配をしていた。

しかし春の屋が気に入った翔太はここがいいと、だだをこねる。
文太は「お父さんここにいられないんだ」と諭すが、いうことを聞かない。

戻ってきたおっこに「ここにいたい」という翔太に対し、おっこは「いいのよ」と答えた。
{/netabare}
おっこは亡くなった両親と、祖母がよく口にする話をする。
「花の湯温泉のお湯は 神様からいただいているお湯 だれも拒まない」
「すべてを受け容れ 癒やしてくれる」

文太はおっこに感謝をしつつも、春の屋に残ることはできなかった。
{netabare}
「だってあんた おれが死なせちまった関さん夫婦の一人娘 織子ちゃんだろ?」と明かす文太。
迎えに来ていた真月はことの真相を知り驚く。
{/netabare}
「いいえ あたしは ここの 春の屋の若おかみです!」
このひと言が、おっこが両親の死を受け容れたことを示す。

「だれも自分で自身の罪を赦すことはできない。」
{netabare}
文太の罪悪感は、被害者本人であるおっこによって赦された。
消えることのないと思っていた、罪の意識からも救われた。
{/netabare}
結果的におっこは「他人を救うことで、己自身を救うことができた」のだ。
{netabare}
おっこの姿に感動し、いままで見下してきた真月は「春の屋の若おかみさん」「バカおかみは返上ね」と、おっこが立派な若おかみであり、よきライバルであることを認め去って行く。

そして神楽の日、ウリ坊と美陽との別れがくる。幽霊であるふたりはこの世に未練が残っていた。だがおっこによって安心して成仏していった。
おっこはふたりの親友との別れを惜しみつつ、それすらも受け容れることが出来た。最終的におっこは死者の魂すらも救うことができた。
{/netabare}
神楽の伝承「花の湯温泉のお湯は、だれも拒まない」と言われるゆえん。
 娘をオオカミに殺された村人が、復讐のためにオオカミを追いかける。
 だが村人は深手を負い、ほうほうの体で山奥に逃げ込むが、そこは温泉だった。
 しかもそこには手負いのオオカミが浸かっている。この機を逃すまいと村人は弓をつがえる。
 だが温泉で傷を癒やすオオカミをみて、村人はついに矢を放つことはできなかった。
 その後その村人によって、花の湯のお湯は誰でも利用できるようになった。

その伝承を元にした神楽を、おっこと真月は舞いながら物語は幕を閉じる。

「禍福はあざなえる縄のごとし」「人間万事塞翁が馬」
幼い少女にとって、非情なる事故と運命はあまりにも過酷だった。
だがその裏には、少女が歩むべき新たな生き方への、道しるべが遺されていた。


※ここから個人的感想
「灰羽連盟」と構成がよく似ていることに驚いた。
この作品も「他人を救い続けることで自分が救われる」「罪と赦し」をテーマとしている。
さらに「だれも自分を赦すことはできない」と語る話師という人物がいる。

レキは自分の罪が赦されることを望み、他人にやさしく振る舞い続けラッカと出会う。
罪憑きとなったラッカが鳥に赦されるまで支え、最後にラッカによって赦され救われた。
「大切な人と別れることを受け容れる」というラストシーンも同じだった。

投稿 : 2019/05/22
閲覧 : 44
サンキュー:

4

ネタバレ

このままじゃダメだ

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 5.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今期イチの注目株と聞いたので観てみました

テレビ版と原作は触ってません。


以下ネタバレ内に推測上のテレビ版との比較を入れています。
(こんな状態で語るのはおこがましいと思いますが、あにこれに劇場版の感想書いてる人が少ないので一応記載させていただきます。勘違いしている部分があったらその都度指摘してください。詳細を書いてくれる人が現れたら消しますので参考程度で)

{netabare}1スタッフが違う
脚本もキャラデザも監督も違います。つまりはTV版のつぎはぎ総集編ではないということが言えます。

2原作は同じ
オリジナルエピソードではなさそうなので、エピソードの被りはあるかもしれません。

3視点を変えている
これでしょうね。テレビ版は織子が若女将として仕事をする中で、様々な困難に挑み、失敗しながら少しずつ成長していくお話がメインなのかな?{/netabare}
映画版は両親を亡くした織子のトラウマを少しずつ克服して行くところを中心に描いています。

これよりネタバレを含む感想{netabare}
家族との幸せな時間…両親との別れは突然に訪れます。
反対車線に飛び出したトラックに突っ込まれた乗用車。数分前まで会話をしていた両親が亡くなるのを目撃した織子はいったいどれほどのショックを味わったでしょう。
しかし、描かれたのは落ち込んだ様子の無い織子。
おそらくいつもやっているように誰も居ない我が家に挨拶をして離れ、引き取り先の祖母のもとへ向かいます。
移動中は特に両親の話題に触れず夏休みの間だけ親戚の家にお泊りに行くただの女の子のよう。

勿論徐々に両親について話題が出てきますが、
最初は「お父さんとお母さんは生きてる気がする」と言っていました。
幽霊がみれたことも一因なのでしょうか。
現実に目を向けられていない織子。仲居さんが気の毒そうな表情を浮かべますが、織子は気にする様子がありません。
そんな中、母を失ったばかりだという親子が旅館に泊まることとなり、時にお客さんと言い争いになりながらも、親身になってもてなしてゆく織子。
最初はやり場のない怒りを織子にぶつけていた同じくらいの年の子は、織子のやさしさにふれ、たまらず泣いてしまいます。

このあかねという子が布団に潜り込んで泣いてたところは印象深いシーンの一つです。
おそらくあかねさんは同い年の織子が両親を亡くしながらも強く正しく生きているのをみて、恥ずかしさ少々、自分に尽くしてくれたことで愛情を感じ安心して堰をきったのでしょう。
ひとしきり泣いて気持ちに整理をつけたあかねさんは、登場直後のひねくれた感じではなく素直で優しそうな子に変わりました。

続いて登場したのは恋人と別れた直後のお姉さんなお客さん。
織子と意気投合し、織子をドライブに誘いますが、事故のトラウマで震えが出て呼吸も大きく乱してしまいます。
最初は大丈夫でもちょっとした拍子でトラウマが呼び出されてしまう様子は、震災の体験談などで聞いたことがあります。
物語に関わりのないちょっとした仕草ですが、これによって物語のディティールがより細かくなったように感じます。

そして、心の支えにしていた幽霊が徐々に見えなくなっている織子。両親が死んだことも理解できるようになり急に孤独を感じるようになります。
織子役の小林星蘭さんの「置いていかないで!」と泣き崩れる演技、真に迫っていて織子が気の毒に思えて非常に胸が苦しくなりました。
一時自暴自棄になり飛び出す織子にハラハラ。
しかし、これまでの若女将の経験でいつの間にか大人になっていた織子、
事故で正面衝突をした張本人を前に、「私は関織子ではなく春の屋の若女将おっこです(どうぞくつろいでいってください)」と伝えます。
この時の織子がもう、どうしてこの娘はこんなにも逞しいのだろうか。まだまだ小学生だというのに…こんな良い子が…と、我が子の成長を見守る親の気持ちといいますか、そのような感じで胸がいっぱいです。
冷静になれば、菩薩か!と突っ込みを入れたくなるところかもしれませんが、そんな気分にはとてもなれませんでした。{/netabare}

物語の展開はほんとファンタジーです。しかし映像や見せ方のディティールがリアルなのでドキュメンタリーのように錯覚してしまう節があります。
また、両親の死を使った感動ストーリーに一瞬思えますが、最後まで見るとこの作品が織子の成長を描いたものであることがわかります。
この作品は一言で表すことが非常に難しいです。
変なレッテル貼りになっていないかとドキドキしています。

やはり、実際に見ていただくのが良いでしょう。
そして、それぞれ心に感じたことを自分の中で消化していただくのが良いと思います。
私は私の感想を大切にして、さらに読み込んていきたいです。

投稿 : 2019/01/04
閲覧 : 213
サンキュー:

11

アルキハイネン

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

観ないとイカン

児童文学作品ですが大人が観た方がより突き刺さりますよ

投稿 : 2018/11/25
閲覧 : 114
サンキュー:

3

ネタバレ

Tom

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

テレビ版をラストまで観てから観にいった

あっれえ…どっかでレビュー書いた気がすんだけどなーー。
どこで書いたんだろ…。

うろ覚え。。。もう一回観にいくかなあ。

テレビ版をラストまで観てから劇場に向かった。

周りは小学生がたくさん。小学生の女の子二人組とか、親子連れとか。
おじいちゃんおばあちゃんも一緒とか。
今までにない層の中で観た感じ。


事故の犠牲者だとしても、加害者のようで、その人を宿に残したのは、のちのちを考えると、大事なおもてなしだったかもしれないけれど。
少し、難しいところに手を出したなあと感じてしまったのが正直なところ。



泣いて泣いて泣いて。
見えなくなる恐怖。
見て貰えなくなる恐怖。


…やっぱリアルタイムで書いたレビューを探し出そう…思い出したい。

神楽?のシーンは美しかったなあ。あの風が心に吹いてくるような清々しさだった。





あった。スマホのメモに残ってた。

以下。


事故のことを語るシーン。
少し信じられない。
人を殺したようなソレを容易く他人に話せるだろうか。
その人も巻き添えをくらった、それによって臓器を失い、食べる楽しみを失った犠牲者なのだとしても。
そんな話をしてしまう程、旅館の心尽くしに感動し、寛ぎ、心が解けて、開いたのかもしれない。
生き延びた喜びを家族と分かち合ったのかもしれない。
罪を確認したのかもしれない。
でもこの違和感は、とんでもなくでかい。

ここでのおっこの泣きの演技は素晴らしかった。

グローリーの登場に安堵し、本当に素敵な女だなと思わせられる。

車でのトラウマによる発作のシーン。握る人形。呼吸、呼吸、呼吸。

鈴鬼?が意外と見せ場なかったなー。出番自体あんまりなかった。味はあったけど。特に草むしりのシーンは最高w
つまり、あのお客も鈴鬼が呼んだようなもんなんだろうな。
鬼が呼び寄せる厄介な客を通して成長する少女。

アニメ版を見終えてから観に行った。
事故のシーンから描かれていて、最初から泣きそうになり、なかなかのヘヴィさから物語が始まり、不思議な感覚に。
実感がない感じと、幻想にすがる心模様。

おばあちゃんも子供を亡くしていて、更には事故に巻き込まれているということで、相手(最初に事故を起こした人なのか、それを避けて来た人なのか、それすら体験したことがなくて知識がない)とのやりとり、お金の話やらなんやら。そういうのを全部、おばあちゃんがやったんだろう。旅館の切り盛り、子供を亡くした悲しみ、事故を起こした人への怒り、幼い子供を自分の歳でこれから育てて行く不安、傷ついた子供への心配り、引き取る手続き。おばあちゃんのことをもう少し描いたら、うり坊のあの必死さに寄り添えるのに。

神楽のシーンはとても良かった。妹に添いながら微笑む姉と、舞う。祖母の縁でたくさん守ってくれた少年と、舞う。続けばいいのにと、終わってしまわないでと、舞う。姿が消え、名前を呼ぶ。応えるように花が舞う。

エンディングの絵で滝に向かう時の二人が。ピンフリがおぶられてた。二人の心の近づきを描きたかったんだろうなー。清めのシーン。ピンフリの涙。

子供が友達同士で来ていたり、家族連れだったり、ここ最近無かった客層の中で観た感じ。ちょっとそれが楽しかった。

投稿 : 2018/11/10
閲覧 : 98
サンキュー:

7

ネタバレ

MLK

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

無題

グローリー氏のエピソードまでは本当に素晴らしい映画だと思えた。各キャラクターの立ち方、細部まで行き届いた画面の面白さ、おどけたやりとりと子供向けとしてはギリギリと思えるPTSD描写の話の落差、どれをとっても驚くようなレベルの高さだった。

それだけに、最後のエピソードが残念でならない。受け入れがたい現実に直面した時、最後におっこが選んだのは、神との合一だった。映画の最後が上手に踊れるようになった神楽で締められていることからもそれは明らかだろう。

もちろん、自分を俯瞰する視点を手に入れることは成熟への第一歩である。映画の中でも、一人の少女おっことしてよりも、神と生きる春の屋の若女将としての関織子を選ぶというのは人格の成長であると描かれている。



だがしかし。今回の件は本当におっこの成長だったのだろうか。私には、子どもが皆に期待される役割をこなすための方便として神が利用されたに過ぎないように見えた。

簡単に言えば、私は人が神を必要とする場面は大きく分けて2パターンであると思う。
⓵自分の意思による行動を正当化するとき(制御された計算の一部)
⓶湧き上がる感情を鎮めるとき(制御不能なものへの対処)

本作で言えば、おっこは⓵の意味で神を使ったように思える。つまり、加害者へ湧き上がる感情を抑えるためというよりも、春の屋の若女将を演じるために神との合一を行った。

もちろん、おっこは劇中で加害者へ湧き上がる感情に対処している。しかしその激情に対する制御装置として機能したのは、「すべてを受け入れる」神の思想ではなく「自分は若女将である」という義務感だったのではないだろうか。だからこそ、真月は去り際に「馬鹿女将は返上ね」といったのだろう。

つまりおっこは、感情に対し若女将としての義務をぶつけ、若女将であることを無理矢理正当化させるために神の思想を語っている。要するに、自分の騙し方のレパートリーが増えたということだ。

これが良いことか悪いことかは分からない。しかし、騙し方が増えただけでは、人はいつか破綻するかもしれない。そのときおっこは何を思うのか。

投稿 : 2018/11/04
閲覧 : 107
サンキュー:

4

ネタバレ

魂がBITCH♡

★★★★☆ 3.2
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

【酷評注意】是々非々 貶してから褒めてみる

☆制作スタッフ
▼原作:青い鳥文庫(講談社)
▼原作者:令丈ヒロ子
▼アニメーション制作:DLE、マッドハウス
▼話数:劇場版94分{netabare}
▼監督:高坂希太郎
・実績
(監督)
『CLOVER』『茄子 アンダルシアの夏』『茄子 スーツケースの渡り鳥』
▼脚本:吉田玲子
・実績
(シリーズ構成/脚本)
『カスミンシリーズ』『マリア様がみてる 』『けいおん!』『ガールズ&パンツァー』『のんのんびよりシリーズ』他多数
▼音楽関係
主題歌:「また明日」
▼CAST(略)
テレビ版に掲載{/netabare}

☆エピローグ
冗談抜きに酷評します。
劇場版のみの方、テレビ版と劇場版、原作既読と劇場版と様々な立場があると思いますが、私はテレビ版視聴済みの立場でレビューをします。
なお、閲覧の際、本レビューでは、本作ファンの方々の気分を害する可能性があることを特記します。

原作未読
テレビ版視聴済

【本文】{netabare}
辛辣なレビューになるから、本作の劇場公開が終了したタイミングで書くことにした。
先にテレビ版をレビューするか迷ったが、圧倒的に出来が良いテレビ版のレビューより、問題の多い劇場版からレビューすることとする。
タイトルの意味はそういう事である。
テレビ版を視聴した者の立場として素朴に「これ、劇場版《製作》する必要があったのか?」である。

テレビ版の後半クールのEDは劇場版のカットシーンで、劇場版鑑賞に来て下さいアピールが見え見えだったことからも、本作はテレビ版既視聴者をメインターゲットにしているのだろう。
ま、それでも内容が伴えばそれで良しだが、あっさりと言えば劇場版はテレビ版のダイジェストで横手さんの脚本を吉田さんが書き直したようなものだ。
それでも宣伝効果で前評判が高く、連休中の公開初日から数日は確かに休みも続き客入りも良かったそうである。
しかし、その後は失速し、興行成績向上のために有名監督や評論家を動員しての鑑賞批評をネット媒体やマスメディアでキャンペーンを張ったのも、一般鑑賞レビューが増えるに従いテレビ版と差異がないことが世間に周知されるとともに、テレビ版と変わらないなら劇場版の鑑賞は別にしなくてもいいな、となりつつある傾向に製作側が危機感を抱いたからだろう。
それを裏付けるかのように、他のサイトではステマ的なレビューすら散見された。
一部の劇場では公開延長があるようだが、マスコミが宣伝するように人気が高いのが理由ではないだろう。
私が鑑賞したシネマで本作は一番小さい劇場割り当てであり、かつ、公開最終日前日にも関わらず、客入りは良く見積もっても6割程度。
子供客で確認したのは1人だけ。
後は私のようなオヤジばかりの『ガルパン』と似たような客層だw
つまり、フェイクニュースを垂れ流してまで興行実績を残すことに必死なのが本作の現実ではなかろうか。

劇場版とテレビ版の大きな相違は、①交通事故のシーンとテレビ版第1話「おっこ」が旅立つカットシーンの追加②「ウリ坊」登場シーンの変更③美陽登場シーンの変更④「おっこ」の両親を殺した加害者運転手家族が「春の屋」へ宿泊したハプニングエピソードの追加⑤神楽の舞子をきっかけに「ウリ坊」「美陽」「鈴鬼」との別れを示唆するシーンの追加⑥両親との回想シーンの追加⑦「ウリ坊」と「みねこ」(祖母)のエピソード追加拡大といったところだ。

【各論】
<物語の批判点>
(1)前述のとおり、テレビ版視聴前提であれば②を除き「美陽」や「鈴鬼」の登場シーンを焼き直して尺を浪費する必要はなかった。そのまま「春の屋」の幽霊として登場させればいいし、テレビ版未視聴者でもさして不思議とは思わないだろう。
(2)②の「ウリ坊」の登場シーン変更だが、おっこが事故にあった瞬間ウリ坊が救出した設定としている。
その後の物語の展開を考えると「ウリ坊」が「おっこ」の両親を殺して、おっこを春の屋へおびき寄せた「悪霊」ようにも見えてしまう、かなり、疑問を抱いた設定変更だった。
なお、⑦は「ウリ坊」が「春の屋」の地縛霊となった経緯のエピソードであるが、さして尺も浪費しておらず「みねこ」のCVに花澤さんを起用し、ファン層の拡大という意味からも設定すること自体はストーリーの大局上、毒にはならない。
(3)③だが、妹を庇う姉としての登場が劇場版、「秋好旅館」に居場所が無くて「春の屋」に悪戯しに来ていたのがテレビ版、劇場版は「おっこ」と「真月」の出会いと合わせて登場シーンを設定し直しているが、前述のとおり物語に大きな影響を与える準主役の「ウリ坊」と立場が違う「美陽」の登場シーン変更ため態々尺を取る必要はないし「美陽」の境遇を考えるとテレビ版の方が共感する。
寧ろ、劇場版でイメージまで変更する必要はないキャラなのだ。
(4)⑥の演出にも関わらず、両親を失った「おっこ」の子供らしい感情発露の心理描写はテレビ版の方が遥かに丁寧であり上手だった。
劇場版では回想シーンを増やしたにも関わらず、テレビ版より劣ったのは、回想シーンのカット映像と他のエピソードとのジョイントの意味付けが希薄であり、結果、共感に至らなかったこと。
テレビ版のように「おっこ」の心理描写は派手な事故アクションや両親との思い出カット挿入ではなく、独立した尺を取り丁寧に描写をするべきだった。
(5)①の事故シーンだが、作画に関しては迫力があった。
しかし、このシーンの挿入は微妙であり、子供が鑑賞する想定ならショックが強すぎる。
もう少し和らげるか、子供には理解し難くても、続く電車内でハシャグ親子を窓の反射で間接的に眺め、悲しみを堪える「おっこ」の心理描写のメタファーと事故を繋げるメタファー演出と後の④のエピソードとオーバーラップするように繋げた方が作品の「品」が断然向上する。
(6)「真月」のキャラを立て過ぎている。
テレビ版でもやり過ぎではないかと思っていたが、劇場版ではよいよ…?(苦笑)である。
テレビ版では小学生らしい描写があったから救いもあったが、劇場版では彼女の部屋の描写を含め小学生が「哲学」に達観するなど、ほとんどギャグに等しい設定だ。
このため同じクラスメートの「おっこ」とのギャップが更に激しくなり興醒めした。
更にキャラデザがテレビ版以上にデフォルメされたプリキュア状態で見るに耐えなかった。
(7)「真月」もだが「美陽」のデフォルメも激しかった。ただでさえ本作の子供キャラは子供の視聴を前提としたデフォルメ系である。
確かに劇場版では背景美術に拘っただけあって素晴らしい出来だ。
しかし、逆に子供キャラがデフォルメされ過ぎていて、折角の素晴らしい背景に対し著しく浮いてしまうのだ。
『ゆるキャン△』のレビューでも述べたが、作品とは総合的な観点で評価されるものである。
キャラデザの性質を考慮せずに、背景に力を入れても徒労ではないのか。
自動車の精密描写も含めて作品の基軸ではなく傍系に拘っても、単に演出の自己満足にしか見えないのだ。
(8)テレビ版と同じエピソードを劇場版でやる必要性を感じない。
特に「あかね」と「おっこ」のやり取りはテレビ版第2話横手脚本、劇場版吉田脚本と明確に分かれるシーン。
だが「あかね」に説教する「おっこ」に説得力があるのは断然テレビ版である。
何故かというと、テレビ版では「あかね」への説教の以前に両親を亡くした「おっこ」の子供らしい素直な悲しみの感情表現が伏線として丁寧に描写されていたが、劇場版ではこの部分が圧縮され「おっこ」は両親を亡くしたという事実のみで、父親が健在で母親を亡くした「あかね」に説教を垂れただけの説得力の片鱗もない描写になってしまっている。
演出や脚本が「(4)」で述べたような「おっこ」の心理描写は既に済んでいるとしたのか、はたまた、テレビ版を視聴したのであれば深い説明が要らないと判断したのか定かではないが、その程度の描写なら「あかね」のエピソードの意味はなく不要であったし、尺の無駄遣いだ。
(9)これは批判というよりも疑問に近い。
⑤のシーンは本作の「完」を連想させるのだが、劇場版では曖昧な形「暗喩」で表現されている。
テレビ版の最終回を視聴した限りでは2期もあり得る終わり方であり、ネタバレになりかねない⑤のシーンは本当に必要だったのか?
テレビ版の2期はありません!劇場版でシメます!という製作ポリシーがない限り、やってはいけないシーンであったのではなかろうか。
喉にモノがつかえたような後味の悪さである。
(10)「グローリー」とのエピソードも焼き直しでありほとんど必要がない。これも「グローリー」の紹介程度にして、既に「おっこ」とは信頼関係が構築されている前提で劇場版のストーリーを立てれば良かったのだ。
このエピソードを冗長化させたのは、背景に拘った動機と同様に「ポルシェ911タルガ4」の3Dモデリングを観客に自慢したかった演出の自己満足にしか見えないし、本当にポルシェのステマ?wかと思うほどこれだけは良く出来ていた。(ステマをしなくても売れる有名なスポーツカーだけどねw)
本エピソードは物語がもうダメだと考えていた頃なので、ポルシェばかり見入っていた。
欲しくても買えないからねw
それにしても、本作のスタッフは相当カーマニアなのだろう。
現代では非現実的なT型フォードや初代クラウンが現役で花の湯温泉街を走り回っている。
「おっこ」の学校も木造校舎で現代では非現実的なのだが、クラッシックカーも遊び心のあるファンタジーとして許容は出来る。
しかし、ポルシェをあれだけ精密なモデリングとするなら、フォードやクラウンもポルシェと同等の精密モデリングとするべきであり、中途半端である。

以下はどうでもいいことだが、和の風景に合わせたオープンカーなら、マツダロードスターや絶版ではあるがホンダS2000など、国産の名車をプロップとして採用するのもアリではないかな。
「グローリー」のブルジョア生活を強調するのなら、ホンダNSX(23,700,000円)レクサスLFA(37,500,000円)という手もあるし、本作は子供が対象なのだから、我が国の工業技術の結晶である国産高級スポーツカーを採用し、将来の日本を担う子供達にモノ作りの夢を託す配慮があっても良かったと思う。
因みに、本作に登場するポルシェ911タルガ4だが、外観で分かる範囲で推測してみると、LEDヘッドライトが標準装備であるからグレードはGTSで21,540,000円。
ブレーキキャリパーがイエローであるから、オプションのセラミックコンポジットブレーキ(1,545,000円)がプラスされる。

<物語で評価される点>
残念ながら本当に少ない。
(1)ポルシェに乗って買い物に出かけた「おっこ」が事故の記憶を思い出しPTSD症状を起こした点。
これが、批判点(5)で述べた事故のメタファーだが、折角こういう名演出があるのに作品全体の軸として繋げきれていないのである。
(2)④はテレビ版にはないエピソード。
加害者一家が春の屋に泊まったシンクロニシティと、両親を殺した加害者を知った「おっこ」が両親との死別を乗り越えて花の湯での新たなスタートを誓い、明るく前向きに生きようとしていた矢先の実に残酷なシーンだ。
「おっこ」の複雑に絡み合った、いたたまれない心理描写は見事であった。
劇場版では実質吉田オリジナル脚本はここだけだが、流石、吉田脚本だと感じたシーンである。

(★は一個0.5点)
物語
★★★★★☆☆☆☆☆2.5
(各論のとおり。)
キャラ
★★★★★★☆☆☆☆3.0
(デフォルメ減点有り。)
音楽
★★★★★★☆☆☆☆3.0
(劇伴はまあまあだが、劇場のサウンドシステムを活かしているとは言い難い。主題歌は記憶に残らなかった。)
作画
★★★★★★☆☆☆☆3.5
(各論のとおり。)
声優
★★★★★★★★☆☆4.0
(テレビ版と一部キャスト変更があるが、大局には影響を与えていない。)

【雑感】
本作は原作も素晴らしく、また、テレビ版は良い出来で一定の評価ができるのに何故こうなったのか不思議でたまらない。
問題の核心はテレビ版を焼き直したプロットにあるのだろうか。
その責任が何処に起因するかと推測するとき、DLEやマッドハウスをはじめ製作委員会が制作に相当関与したと思われる。
おそらく、製作委員会で企画したプロットありきで、コンテと脚本を仕上げた結果が本作ではなかろうか。
つまり、監督も脚本もほとんど関与出来ない次元でプロットが決定している可能性が高いのだ。
原作ではテレビ版以外のエピソードもあるはずだが、テレビ版のエピソードを多用したところをみると、芸術的判断よりも政治的判断が濃い印象を受ける。
国内のファン向けであれば、テレビ版のエピソードよりも劇場版オリジナルの④のエピソードを軸に、テレビ版では触れられていない「おっこ」と両親の平和で心温まる日常、つまり前日譚にも尺をしっかり取り、天国と地獄の如く不幸のどん底に落ちた「おっこ」をより強調することと、若おかみ修業を通して悲嘆から立ち直り成長していく「おっこ」の成長物語とすることが出来たし、脚本吉田さんの起用はこのようなオリジナル性があってこそ生きるのだ。
純粋に芸術的視点で作品を作り込むのなら、テレビ版に左右されず、一からプロットを考えるはずであるが、本作はそういう構成にはなってはおらず、国内のファン向けではなく「アヌシー国際アニメーション映画祭出品」審査員向け作品と考えるのが妥当かもしれない。
審査員は恐らくテレビ版を観てはいないだろうから、相応の評価は受けるだろう。
本作ファンの一人として、可能であれば、マッドハウスのエースいしづか監督を起用し、吉田さんとコンビで作品を作り直してもらいたい気持ちだ。

高坂監督はマッドハウスで活躍し、ジブリ作品も参加経験が多く『風立ちぬ』の作監も務めた有名なアニメーターではあるが、業界キャリアに対して監督経験はそう多くないし、テレビ版のマッドハウス増原監督やDLEの谷東監督とは違いフリーだ。
この状況で劇場版の監督を依頼された経緯を考えてみると、公開されている事情の他、本作はアヌシー祭出品に向けて、カンヌ経験があり、ジブリ作品を手がけていることから国際的に名の通る監督の起用が政治的に必要であったのだろう。

なお、公式の高坂監督コメントに、本作はマルクスの世界観【下部構造が上部構造を規定する】で表現したとのコメントがあるが、本作を鑑賞した限り、テレビ版のシーン流用で独自性発揮の制約もあるし、また、演説でもない限り94分程度の映像では弁証法的唯物論のフル展開は厳しいだろう。
穿った見方をすれば小学生が労働する様は『蟹工船』的とも言えるが、本作はプロレタリアの悲惨さを強調し階級闘争を求めたものではないことは皆様御承知のとおり。
また、実際、本作はそのような組み立てにもなっていない。
ゆえに、誰かが本作を高く評価したといっても、それはコミュニズムへの感化とは無縁の出来事であると、あえて釘を刺しておく。
ま、あのコメントは当然好ましくはないが、監督本人の思想がマルキシズムに立脚しているという程度の意味だろうから。{/netabare}

率直に本音を述べれば、本作を鑑賞した後の気分は詐欺にあったときと似たような感覚だった。
テレビ版を視聴済みなら、あえて1,500円を支払い鑑賞に行く必要は感じられないし、いずれ「Amazonプライム・ビデオ」にエントリーされるだろうから、それを待って視聴しても良いと思う。

投稿 : 2018/11/04
閲覧 : 480
サンキュー:

30

てっく

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

全てを受け入れるという事の難しさと大切さ。

ふらっと唐突に映画館へ行きたくなり視聴。
原作を知らなかったので、タイトルと立ち絵を見た時には『大人が一人で観ても良いやつなのかな?』と思いましたが、公開されてから時間が経った遅い時間帯な事もあり、大人の方々が数名居るだけでした。

<あらすじ>
両親を事故で無くした『おっこ(関織子:小学六年生)』が、祖母が経営する旅館へ引き取られる事になる。
旅館へ到着するなり、おっこには幽霊の男の子『うりぼう』が見え、うりぼうの口車に乗せられる様に旅館で若女将として頑張ってみると言ってしまう。
その他にも、仲良くなる幽霊達やクラスメイトで同じ旅館業を営む『ピンふり(秋野真月)』などともドタバタしながら若女将として奮闘するお話。

原作は知らないですが、ストーリーは違和感なく入って来ましたし、内容も上映時間内で上手くまとめられてる作品だったと思います。
そして何よりも、
『大の大人が映画館である大衆の面前で、ほろっとさせられた事』の自分自身に驚かされました^^;
終盤の展開も、観ている時点で何となく気が付きましたが、それでもウルっとさせられたという事は、それだけ“おっこ”の頑張りが素敵なお話だったんだと思います。

可愛らしくも悲しく、でもステキな暖かい作品でした☆

投稿 : 2018/10/30
閲覧 : 364
サンキュー:

17

ハルヒ激love35

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ありありと思いつつも涙腺刺激されてしまった

劇場で視聴してきました。印象としては花咲くいろはと花田少年史を足して2で割ったような話でした。でもTwitterで新海誠さんが褒めてたのも納得で、結論めちゃくちゃ良かったです。
小学生という年齢ながら事故で両親を失った主人公おっこちゃん、そんなある日お婆ちゃんのやっている旅館で若おかみとして働くことになって話が展開していきます。また事故で死を経験しかけてしまって幽霊が見えてしまって会話ができるんですが、幽霊たちも皆キャラが良くて、おっこを見守ってサポートしてくれる重要な立ち位置でしたね。たまにイタズラしますがwww
この辺は花田少年史まんまでしたね。理由は違えど旅館で働く女の子の主人公ってのも花咲くいろはを彷彿させてくれました。2つとも名作なので、私としては嬉しい限りな設定でした。
両親を亡くしていることに屈せず、旅館の仕事を覚えて接客おもてなしをしたり掃除をしたり、笑顔でふるまっている様は見ているこちらも元気をもらいますし、おっこちゃんの心の強さに見ていて涙腺を刺激されます。
お客さんで登場した占い師のグローリーお姉さん、この人が1番良い味だしていて素晴らしい立ち位置で惚れ惚れしました。
ARIAやカレイドスター、花咲くいろはやSHIROBAKO、魔女の宅急便もそうですが、主人公の女の子が何か生きがいを持ち成長していくようなストーリー大好きです。
2018年下半期、アニメ映画で1番元気をもらえた作品でした。

投稿 : 2018/10/22
閲覧 : 119
サンキュー:

6

たわし(ガガ)

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

涙するが、「朝ドラ」程度

話題になっていたので視聴しましたが、正直個人的には普通のアニメでした。

まず、主人公のおっこが、「この世界の片隅に」のすずさん以上に大人に都合の良い感じの若者像であり、リアリティのかけらもありません。

冒頭で事故で両親を失って頼りになるのは自分自身というのは良いですが、日々の心の葛藤が本当に描かれない。このくらいの年頃なら、遊びに行きたいとか、彼氏がほしいとか、やりたいことができないとか、いろいろあるものですがそういったことには目も呉れず働きます。

健気で良いという意見もありますでしょうが、僕は全くの逆です。そういった日々の葛藤が人間を写すのであり「真実」だと思っているので、「君の名は」でも思ったことですが人間の深堀ができていない。

人は見た目以上に実際は悩んでいるし、言いたいことは言えないし、我慢していると思うのですが。。。最近のアニメの登場人物には本当にそういったことがありません。

果たしてこれで本当にいいのでしょうか。。。。

投稿 : 2018/10/18
閲覧 : 98
サンキュー:

10

褐色の猪

★★★★★ 4.5
物語 : 4.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

子供と一緒に若おかみ

脚本:吉田玲子氏、監督:高坂希太郎氏との事
吉田氏は昨今多くの人気作に名前を連ねてますが、
高坂氏はあの秀作「茄子・アンダルシアの夏」以来15年ぶりの監督就任。


驚く程重いプロット、背筋が瞬ゾクッとす表情描写、

感情表現、動作写実、構図等細部への拘り、

光容けるもの影を成し、光返すもの写し有り、


高畑勲氏と二人三脚で「セロ弾きのゴーシュ」を創り上げた才田俊次氏に師事されていた高坂希太郎氏の面目躍如。

巧さ際立つ大人の為のアニメーション作品という風情、
然し子供と一緒に観られる脚本の妙技。

堪能致しました。

投稿 : 2018/10/16
閲覧 : 118
サンキュー:

9

UBvht82268

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

すべてが素晴らしい

小学生の子供も観られそうだったのと近場の映画館では10月18日までということだったので家族3人で観に行きました。

すばらしかったです。私と妻は終盤は涙が止まりませんでした。6歳の子にはまだ早かったのか泣いていないと言っていましたが、たまに笑っていて感動せずとも楽しめたようです。家に帰ってからTVアニメ版をぶっ通しで24話観てしまいました。TV版と比べるとやはり劇場版の方が物語の構成や作画、演出表現などすべて上回っていましたので、TV版をみつつも劇場版をもう一度観たくなってしまいます。

子供が観ても面白いところはありますが、この演出、ストーリー構成は大人でなければ理解できないでしょう。まだ観ていない方はぜひ観に行きましょう。

序盤から何度も"花の湯は誰も拒まず"というような表現がされますが、さすがに最後の来客は残酷すぎるでしょう。すべてを失いかけるおっこの寂しさに共感し、涙なしでは観られませんが、それを乗り越えるおっこの強さと優しさ、包容力にはさらに涙腺崩壊してしまいます。

所々に現れる、演出やカットのみの感情表現、状況表現は本当に素晴らしいです。こういった表現はTVアニメ版には見られなかったのでクリエイターの方々の力の入れように感心するばかりでした。

色んな来客とストーリーが1時間半に詰め込まれていますが、流れと間には無理がなく自然なので、ダイジェスト感は全くありません。本当にうまくまとめきったと思います。

キャラについてはすべてのキャラが愛しいです。女将もライバルの女の子も幽霊も来客もみんなが愛しいです。

妻が「旅館に行きたいね」と言っていましたが、観終わったあとは花の屋のような旅館に泊まってゆっくりしたくなります。

素晴らしい作品なのでいずれTVでも放送されるでしょうが、BD/DVDが発売されたら必ず購入します。

投稿 : 2018/10/15
閲覧 : 115
サンキュー:

5

吠舞羅

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

一見の価値あり

まずは全体を通して、僕は一見する価値のある作品だと思いました。
アニメ版を見ていないので前情報は、水樹奈々さんが小学生役で声優を務めているということだけでしたが、それにゆえに声優さんへの偏見もなく、作品に感情移入し、感動することができました。

細かく評価させていただきます。

物語について、詳細はネタバレになるため省きますが、タイトルロゴやキャラデザからは想像しないほどの濃さでした。正直見る前は、なんとなく高をくくっていたのですが、ふと気が付けば引き込まれていて、感情を揺さぶられ、涙を流してしまいました。意外性ナンバーワンだと思います。
小学生ゆえの恐怖の感じ方や、感情の動き、葛藤までもがストーリーのスパイスになっていて、一見の価値はあると思います。

作画については、僕の個人的な好みになってしまいますが、もっと現代的な作画でもよかったような気がします。この作品はこの作画だからこそ、この味がでているという風にも感じていたので、評価をしないという意味での3.0としました。

声優さんについては賛否両論あると思いますが、僕は4.0と評価しました。
理由は、やっぱり水樹奈々さんが一番ですが、子役(?)の小林星蘭ちゃんの演技もあります。小林星蘭ちゃんではなく、プロの声優さんだったらもっと演技力も表現力も出るかもしれませんが、僕はプロの声優さんではこの感動を味わうことはできなかったと思っています。
おっこは、事情で若おかみとしての仕事を手伝うことになるわけですが、この時の心情や、声のトーン、印象、とまどいは、小林星蘭ちゃんのように小学生や中学生の方をキャスティングしたからこそリアリティが出たのだと思いました。
確かに、ほかの声優さんには、小松未可子さんから水樹奈々さん、そして山寺宏一さんまで年齢層も広ければ、経験されている量もけた違いですから、小林星蘭ちゃんではなくほかの声優さんを。という声もわからなくはないですけどね。

音楽も評価しないという意味の3.0なのですが、これにはまた違う理由があります。
まず、BGMについてだけで考えるなら、ほぼ満点だと思います。
小学生という主人公に感情移入できたのは、BGMの影響がどうしたって大きいですからね。
問題は主題歌です。
正直、印象がありません。
エンドロールまでちゃんと見終えていたはずなのに、印象がありません。僕は基本的に主題歌も意識して聞いているのですが、この作品は、後から主題歌をイメージしにくかったです。もしかしたら、ストーリーにひかれていて、忘れてしまっているだけなのかもしれません。
逆に悪い印象も抱きませんでした。なので主題歌は3.0として、評価できない部分があったので、音楽の総合評価を3.0とさせていただきました。

キャラは最近のアニメを見ていると、古臭いデザインに、性格だと感じるひとも少なくないと思いますが、この作品には、このキャラたちがベストマッチしていたと思います。
特に、主人公がやたら変に驚くとか、小学校に馬鹿みたいに派手な貴族っぽいキャラが出てくるとか、金髪ツインテールの幼女キャラとか、言い出したら全員上げてしまいそうです。ちょっと懐かしい感じがとてもよかったです。
0.5を引いた理由は、占い師のお姉さんの名前が、個人的にもう少しまともな名前にしてほしいと思ったので減点させていただきました。


タイトルロゴやポスターからは想像できないほどの感動で、一見すると子供向けの作品のようですが、決してそんなことはありませんでした。実際劇場内には子供はいませんでしたし……それはそれで問題な気がしますが。笑
ぜひとも一度見ていただきたいです。

投稿 : 2018/10/12
閲覧 : 74
サンキュー:

4

2010sw

★★★★★ 4.9
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

春の屋に泊まってみたいぜ!

エピソードは多めだけど
テンポ良くまとめているなーという印象。
それは、事務的にということではなくて、
重いテーマが、深く沈む前に駆け抜けていくという感じ。
そしてしっかりあとから効いてくる。

おそらくきっと、何かある度に、
おっこの姿が力になるかもしれない。
子供達にも大人にも。
そんなところが、このシリーズの人気の
ポイントなんじゃないだろうか。

それから背景や演出に、さまざまな仕掛けが・・
これは初見では、網羅しきれない。
教室の後ろの習字作品とか・・
添削までしてあったり・・
そのうち誰かが解説してくれると思う。
それもまた楽しみだ。

出張のときはいつもビジネスホテルだけど
たまにゃ旅館も試してみるかな・・

2018年秋、
これまた優しさ溢れる1本でした。

投稿 : 2018/10/03
閲覧 : 75
サンキュー:

5

ネタバレ

fuushin

★★★★★ 4.4
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

花の湯温泉、春の屋さん!お〜い、時間ですよ!

普段は、事前情報を入れずに劇場に行くのですが、
今回は、かつてなく半分青い気分での鑑賞でした。

それに、大方のお客さんは女子小・中学生でしょ。
りぼん、キラピチ、ニコ☆プチ、JSガールの世界。

ブルーなんだけど、ピンキーな空気感にたっぷり包まれてきました。♡


こほん、さて、と。

第一印象は、起承転結の脚本がしっかりとしていることです。
それでいて、12歳前後の知識なら十分に理解できることです。

12歳のあどけなさと、若おかみの初々しさがあいまって
エピソード毎に、視聴者の心をぎゅうっと鷲摑みにしてきます。

あたかも、おっこと花の湯温泉を縦横無尽に走り回るようです。
だからでしょうか。ウリ坊、美夜ちゃん、鈴鬼くん、真月さんにも
ぐっと親近感が増してくるし、頼りにしたくもなります。

同じ世代、似た境遇の女の子は、夢が膨らむでしょうね。
支えてもらえれば、私もがんばっていける!って、
きっとそう思えるはず。


寂しい子は、{netabare} みんな春の屋に来ちゃえばいい!
ユーレイだって、鬼だって、独りぼっちは寂しいんだ。
いっしょのほうが、寂しくないもんね! {/netabare}

とは、おっこのことば。

誰とでも、つながれるきっかけが作れるおっこの秘密は、
若おかみとしての責任感。でも、それは寂しさの裏返し。

おっこの心理描写は、視聴者の年齢層に合わせてあって
そんなに深めてはないけれど、そこがいいなと思います。

大人なら、悔恨とか未練とかいう言葉で、思いを切り分けて
ゆっくりじんわり、収斂させていくのかもしれないけれど、
おっこには、そんなテクニックは、まだ難しいでしょうね。

だから、おっこは、グッと踏ん張って、いつだって全力疾走。
言葉と気持ちと行動が、いつも一緒なのがおっこの持ち味。
そこがいいんだと思います。


物語は、おっこの春の屋に、3組のお客さんがやってくるんです。

あかねさん。
水領(すいりょう)さん。
木瀬さん。

このお客さんのエピソードが、程よいアクセントになっています。
おっこの喜怒哀楽が詰まった、春の屋ならでは深い味つけです。


おっこが若おかみになってから、一番変わったのって、
ご両親と自分だけで100%だったときとは違っていて
お客様といろんな人たちも加えて、100%になっているってことなんじゃないかな。
それはつまり、おっこの時間の密度が濃くなったっていうことなんじゃないかな。

おっこは、余裕もなにもなくってぶっつけ本番の毎日だし、
ドタバタでおっちょこちょいなんだけれど、
ウリ坊や美陽ちゃんや鈴鬼くん、そして真月さんが
いっしょうけんめいにサポートしてくれるおかげで、
若おかみの振る舞いの中に、余裕が生まれてきたみたい。

それって、ゆとりってことだよね。
気持ちにゆとりが生まれれば、あせりのかわりに伸びしろができる。
伸びしろが生まれたら、少しだけ先が見えてくる。楽しく思えてくる。

そうしたおっこのポテンシャルって、たぶんもっと高くって、
同じ世代の、千尋やシータやキキが隣にいても、負けてない。
いい雰囲気でやれてるんじゃないかなって夢見てしまいます。

私が一番うれしかったのは、おっこが {netabare} 真月さんと神楽を舞ったこと。
そこに、{netabare} ウリ坊と美夜ちゃんも一緒に舞うことが{/netabare} できたこと。
本当に、美しくて、喜びに満ち溢れているような神楽舞 {/netabare} でした。
わずか数分の神楽舞の場面なのですが、私には一番印象的で、お気に入り。大好きなシーンになりました。


若おかみは小学生!って、TV放送で知った人が多いと思うんだけど、(わたしもその口なんですけどね)
ちょっと調べてみたら、凄いことになっていました。

小学中級から、青い鳥文庫(全20巻。300万部超の大ベストセラー)
同じ文庫版は、電子版としても配信中。
一般向けで、講談社文庫。(これがアニメ映画の劇場版原作)。
2歳以上で、ゴールド絵本(16ページ)。
6歳から小学校低学年のアニメ絵本(112ページ)。
とまあ、一気呵成の "大人気 児童文学" なんですね。

この作品で、世界に出るなんて、ステキなことだと思います。

いや、本当に子ども向けではありますが、見どころ満載。
飽きることはないと思います。私はとっても満足いたしました。

さぁ、おっこみたいにがんばってみよう!
そんなふうにも思える良作ですよ。

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございます。

本作が、皆様に愛されますように。

投稿 : 2018/10/03
閲覧 : 112
サンキュー:

15

むらさきたましい

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

子供向けだと侮るなかれ。名作でした

周囲の方々から強くお勧めされたので、原作もテレビ版も見ない状態で見てkました。
でも、しっかり理解できました。

冒頭であっさり流したなと感じていた主人公おっこの背景が、最後にぶち込まれて、涙が流れてしまいました。

子供向けの絵柄と宣伝文句ですが、子供を持つ親の世代にも十分に心に響く名作だと感じました。

投稿 : 2018/10/02
閲覧 : 76
サンキュー:

15

ネタバレ

根越 詠汰

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

私はおっこ、春の屋の若おかみです。

   私は内容的に、これ好きです。声優さんは、極端に上手い人とそこそこの人が、入り混じっていたかの印象もあったです。

 温泉旅行の帰り、突然の交通事故で、両親を失い奇跡的?に助かる関 織子(おっこ)から始まるです。{netabare}この出来事は、このアニメの中ほどや、終盤の展開に大きく絡むことになるのです。{/netabare}温泉旅館「春の屋」を営むおばあちゃんに引き取られ、ユーレイのウリ坊と出会う?です。ウリ坊の願いやおばあちゃん、従業員さんの思いを受けて、若おかみを修行することになった、おっこの成長と感動の物語だったです。

 虫やヤモリなどを怖がるおっこが、この先やっていけるのか?と始めは思ったです。自分には無理だと思う反面、教えてもらうとしても、旅館の仕事も子供ということもあってか?理解できないように見受けられた感じだったです。

 お客様達の出会いから、おっこがお客様に喜んでもらうことの素晴らしさを知り、春の屋の若おかみになることへ生きがい、自覚をしていく過程が良かったです。
 その後押しに不可欠だったのが、ウリ坊を始めとする美陽(みよ)、鈴鬼(すずき)といったユーレイの存在も大きかったと思ったです。ウリ坊がいなかったら、おっこは若おかみをしたか?どうか?も分からない気がするです。
 あと同級生の真月との対比も見逃せないです。

{netabare}「華の湯温泉は誰も拒まない。どんな人でも受け入れる」この言葉も、この物語のキーワードになるです。{/netabare}

 個性的なお客様が多い中で、初めは反発したりもあったです。それをも反省し、小学生とは思えないおもてなしの心で最善を尽くし、どんなお客様にも最後には喜んでもらう光景が良かったです。
 時折、夢や記憶?に出てくるおっこの両親とのやりとりも子供らしさ、親の必要性を見た気がするです。

{netabare} お客様のため、最善を尽くしたおっこの前にあの時の真実が、おっこに突きつけられるです。それをも乗り越えて、{/netabare}自分が「私はおっこ、春の屋の若おかみです。」という場面は、感動的だったです。

 「お客様にとにかく喜んでもらいただきたい」という一心な思いで、成長していくおっこの姿に感動したです。「おもてなし」とは何なのか?おっこが見せてくれたです。「これでいいのだ!」です。
 {netabare}最後の真月とユーレイたちとのシーンも必見です。{/netabare}

投稿 : 2018/09/27
閲覧 : 81
サンキュー:

8

承太郎♪

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

投稿 : 2019/08/09
閲覧 : 0

kuronotuki

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/08/08
閲覧 : 1

AKIRA777

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/07/28
閲覧 : 0

カラタチ

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/07/23
閲覧 : 0

LRpqy65931

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/07/16
閲覧 : 1

クラーリィ

★★★★☆ 4.0
物語 : 5.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/07/08
閲覧 : 1

れみ

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

投稿 : 2019/07/07
閲覧 : 1

碧悠

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

投稿 : 2019/06/23
閲覧 : 2
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若おかみは小学生!のストーリー・あらすじ

小学校6年生のおっこ(関 織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する旅館<春の屋>に引き取られることになった。

旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、小鬼の鈴鬼、ライバル旅館の跡取り・真月らと知り合ったおっこは、ひょんなことから春の屋の若おかみ修行を始めることになった。

慣れない若おかみ修行に、毎日失敗の連続…。

「あたしって、全然しっかりしてないじゃん。」

落ち込むおっこだったが、不思議な仲間たちに助けられ、一生懸命に接客していくうちに、少しずつ成長していくのだった!(アニメ映画『若おかみは小学生!』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
アニメ映画
放送時期
2018年9月21日
制作会社
DLE / マッドハウス
公式サイト
www.waka-okami.jp/movie/

声優・キャラクター

小林星蘭、松田颯水、水樹奈々、一龍斎春水、一龍斎貞友、てらそままさき、小桜エツコ

スタッフ

原作:令丈ヒロ子・亜沙美(絵) (講談社青い鳥文庫『若おかみは小学生!』シリーズ)、監督:高坂希太郎、脚本:吉田玲子、美術設定:矢内京子、作画監督:廣田俊輔、美術監督:渡邊洋一、色彩設計:中内照美、CG監督:設楽友久、撮影監督:加藤道哉、編集:瀬山武司、音楽:鈴木慶一、音響監督:三間雅文、音響効果:倉橋静男/西佐和子

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