ほのぼのでショートアニメなおすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのほのぼのでショートアニメな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番のほのぼのでショートアニメなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.0 1 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング1位
ヤマノススメ(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1283)
5350人が棚に入れました
インドア志向で高所恐怖症のあおいと、アウトドア志向で山が好きなひなたは幼なじみ。
しばらく離れていた二人は高校で再会し、幼い頃に見た山頂の朝日をもう一度見るために登山に挑戦することを決める。
そもそも登山素人のあおいと、父親の影響で山は好きだが経験や知識は初心者レベルのひなたは、少しずつ登山に関する知識を身につけ、登山仲間を増やしていく。

声優・キャラクター
井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯、荻野晴朗、儀武ゆう子、鳴海杏子
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ヤマノススメ入門編(※作品紹介レビュー)

「夏に見たくなるアニメ」シリーズ第 3 弾、登山系作品の紹介です。関東地方はぐっと気温が低くなりすっかり秋の気配ですが、秋といえば紅葉の季節。これからは山のシーズンということで、ヤマノススメをさせていただきたいと思います。


◆作品情報◆
ジャンル、原作、監督、話数、放送期間、アニメーション制作会社の紹介です。( wiki 参照)

{netabare} ジャンル:登山
原作:しろさん(漫画、コミック アース・スター)
監督:山本裕介さん
話数:全 12 話
放送期間: 2013 年 1 月~ 3 月
アニメーション制作会社:エイトビット{/netabare}


◆キャラ&声優さん紹介◆
キャラ名、(声優さん名)、二言紹介、で書いてあります。( wiki 参照)

{netabare} 雪村あおい(井口裕香さん)・・・本作の主人公。人付き合いが苦手でインドア趣味だった高校 1 年生。
倉上ひなた(阿澄佳奈さん)・・・あおいの幼馴染。ちょっと強引だけど元気あふれる高校 1年生。
斉藤楓(日笠陽子さん)・・・登山洋品店で出会った山友達。しっかり者で頼りになる高校 2年生。
青羽ここな(小倉唯さん)・・・高尾山で出会った山友達。天然系の森ガールっぽい中学 2 年生。 {/netabare}


◆あらすじ◆

高校に進学したあおいは一人、インドア趣味を満喫しようと考えていた。しかし、実は同じ高校に幼馴染のひなたも進学していて、強引に山登りに誘われることに。そこから始まる、思い出の景色を目指す物語。


◆オススメポイント◆

① 山に登りたくなる!

この作品は一言で言うと、「かわいい女子校生が山に登るアニメ」です。だから、軽音楽のけいおん!や麻雀の咲、戦車道のガルパンなどと同じ路線にあります。

かわいい女子校生がやっていると、どんなにマニアックなものでもついつい惹かれてしまうのが男心ではありますが、この作品はその点、よく作られていると思います。

登山といえば、けっこうハードなイメージがありますが、この作品を見てると「あれ?俺でもいけるかも」と思えてきます。また、楽しそうに山を登っている姿が描かれているので、自然と山登りに行ってみようかなという気持ちになってきます。そして、けっこう専門的な内容や実際の山の紹介もあるので、十分に参考になるところもありがたいです。

(私はこの作品を見て山に興味を持ち、聖地巡礼も含めて実際に登山に行ってきました。詳細は「余談」のところにあるので、興味のある方はご覧ください。)


② 全 12 話で 42 分

この作品は「 1 話 3 分 30 秒」のショートアニメです。なので、さくさくと見ることができます。それでいて内容もしっかりとしているので、「時間はないけどアニメが見たい」という人にはオススメです。


◆注意点◆

① ショートアニメはお好きですか?

実は私がこの作品を初めて見たときは、 1 話で辞めてしまっていました。当時の私は、「ショートアニメなんて邪道」だと決めつけていて、1 話だけでは山登りの魅力にも気づくことができなかったのです。

※今はまったく邪道だなんて思っていません。今期も楽しく「だんちがい」を見ています。

しかし去年の夏、セカンドシーズンが放送されていたので見てみると、なんだ普通に面白い。セカンドシーズンは 1 話 15 分に拡大されていたのもあって、想像以上に面白く、ファーストシーズンから出直すことと相成りました。 1 期が面白いかは、今まで書いてきたとおりです。2 期はより深く高くなっているので、もっとヤマノススメを楽しみたい方にはオススメです。


◆感想&まとめ◆

この作品が伝えたかったことは、「君と行く山登りは楽しいよ」ということ。登山はたしかに危険でハード。でも、正しい知識といっしょに行く仲間がいれば、きっと誰でも楽しむことができる。

もうすぐそこまで秋が来てる。みなさんも「ヤマノススメ」という近くの山に、足を運んでみてはいかがでしょうか。


~君と行く 楽し険しい 山の道~


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


オススメ度 ★★★★★★★☆☆☆



◇余談◇

『聖地巡礼 ~高尾山ノススメ~』

※私が先日行って来た、高尾山の登山記録です。みなさんの参考になればと思います。


{netabare} ヤマノススメを見てから 1 年の歳月を経て、やっと山登りに行ってきました。どこに需要があるのかまったくわかりませんが、勝手に紹介したいと思います。


△高尾山

東京都八王子市に属する「高尾山」は、関東山地の東南、都心から約 50 キロメートルに位置しています。標高は 599 m。都心からの交通の便にも恵まれ、日帰りでもゆっくりと山歩きが楽しめる国定公園で平成 19 年度に富士山と並んでミシュランの三ツ星に指定された素晴らしい山です。(高尾登山鉄道ホームページより)


▲日にち・天気

7 月 31 日金曜日。仕事が休みで、人が少ないと思い行って来ました。天気は晴れ。最高気温はたしか 33 度。


△服装・装備

T シャツにジーパンという出で立ち。くつはいつもランニングに使ってるランシュー。持ち物は小さなショルダーバックに水筒とタオルでした。


▲登山の流れ

聖地巡礼も兼ねていたので、あおい達が歩いた道をほぼそのまま歩いた感じです。

10 時 30 分、高尾山口駅到着。そこから、「 1号路」を通って頂上を目指しました。その日は夏真っ只中でとても暑かったですが、木漏れ日が涼しくて心地よい。道もだいたいコンクリート舗装されていたので歩きやすかったです。自然の中で身体を動かす喜びを感じながら歩いていました。

途中、あおい達が休憩した場所で私も休憩。「三福だんご」を頂きました。クルミ味噌のタレは香ばしく、けっこうボリュームもあって美味しかったです。一人で行ったのでパワースポットはほぼガン無視で進み、目安時間の 90 分で無事山頂にたどり着きました。

頂上ではお昼を食べながら 1 時間ほど休憩。お弁当を持っていくわけはなく、山頂にあったお店で「山菜おにぎり定食」を頂きました。値段はたしか 850 円。おにぎりに山菜と山菜の味噌汁が出てきたのですが、山菜がとてもいい味を出していました。おにぎりもとても美味しかったです。おそらく、お塩が美味かったのかな。

帰りは「 6 号路」を通りました。こちらは本格的な山道で、けっこう歩くのが大変でした。アニメで出てきた川の飛び石は、もっとゴツゴツしてたかな。途中小川があって、ゆったり休憩できたのはよかったです。この道を登りで歩いたらかなりキツかったと思います。そんなことを考えながら、ひなた達に習って私も「あいさつ」していました。

帰りも所要目安の 90 分で下山。途中ケーブルカーのある清滝駅まで迷ってしまいましたが、最後はお土産屋さんで「ソフトクリーム」を食べてご満悦。しかも BGM が私の好きな aiko だったから、もう大満足です。

とても楽しい高尾山登山でした。


△一人で山に登るということ

今回一人で決行してきました。が、結果的には一人でよかったのかなと思います。

まず、一人だと終始自分のペースで歩くことができます。登りの時、私の前を 3 人グループの社会人(男性 1 、女性 2 )が歩いていたのですが、 3 人のペースが合ってないみたいで少し大変そうでした。女性の内の一人はドイツ人だったのですが、その人サンダルで歩いていたので。(そりゃキツいでしょ)

あと、一人だと話をして無駄な体力を消耗しなくて済みます。誰かと話しながら歩くのももちろん楽しいでしょうが、疲れていると話をする元気なんてない。そして、沈黙が余計に疲れる、みたいな。

なんだか、一人での山登りを正当化している感じですが、実際に一人で山登りに来ている方もけっこういました。それこそ、もう定年したおじいちゃんから、女子大生くらいの女の子まで。

ただ、気もつけなければいけないのは、一人だと体調不良や事故などにあった時に困ること。高尾山は「たしか」携帯がつながるから大丈夫だと思いますが、これからの時期は天気も変わりやすいので注意が必要だと思います。もっと危険な山だと尚のことです。


▲感想

私の感想は、「意外とキツくて、意外とキツくない」でした。

道自体は勾配が急だったり予想以上に山道だったりで大変でしたが、体力的には無理なく最後まで登れたので思ったよりはキツくなかったです。(最近週に 1 回ランニングをしてくるくらいなので、体力は「並」だと自分では思っています。)

山の中で感じる自然と、身体を動かす喜び。今年の秋は、いろんな山に登ってみようかなと思います。一人でも、十分に楽しめることもわかったので。


~一人行く 意外と楽しい 山の道~


みなさんもよろしければ高尾山、訪れてみてください。


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

5分アニメは、興味を持ちましたら、悩むより即見ちゃいましょう♪

本作第1期は、2013年1月放送。
5分枠のアニメ。全12話+Blu-ray映像特典1話。

第2期は、2014年7月現在より放送中。
15分枠アニメに昇格(?)2クール予定。


【前置き】

当時の私は、5分枠のアニメといえばホラー短編の「闇芝居」しか見たことがなく、本作にもあまり手が伸びませんでした。

「関連性の無い怪談を描くならまだしも、物語性のある作品を毎話5分では描き切れないでしょう。」

という、(今思えば古臭い?)気持ちが、どーしても強かったからです。

しかし、本サイトの評価では短編枠の中でもかなりの良作とのことで、自分のような偏見持ちの初心者には良いかな?、と思い視聴し始めました。



【あらすじ】

インドア趣味で高所恐怖症の主人公「雪村あおい」が、アウトドア志向の幼馴染「倉上ひなた」との再会をきっかけに、

「昔見た山頂の朝日を、また一緒に見よう!」

と、色々なアウトドア知識を身に付けながら、登山に臨むという内容。



【論じてみる】
{netabare}
最初の1話も見れば、上記の内容がすんなり頭に入ってきて、ドンドンと魅せてくれました。
5分枠と言っても実質、本編3分にエンデイング曲が30秒ですので、退屈に感じる暇も無いというのは、ある意味で新鮮でしたしね。

都心を中心に話が進むので、関西出身の私としては山の地名等は「何のこっちゃ」でしたけど、アウトドアグッズの情報は短い時間で分かりやすく解説されていて、見ていて非常に楽しめました。


ただ、やはり30分に慣れ親しんでいるせいで、当初は5分枠であることに戸惑いもありました。
ホント、話に入り込んだと思ったら一瞬で終わりますので。

しかし、これだけ短いにもかかわらず、各話の終わりが変なブツ切りになっておらず、むしろシナリオ構成としては丁寧に感じた程でした。
「5分枠なんだから、こんなシーン飛ばしてしまえ」ってシーンでも、丁寧にすくい取って描いていたという印象ですね。

短編アニメとしては珍しく、本作は各話のシナリオに連続性を持つのが特徴のようですが、これも一気見するには好感触だった気がします。
逆に言えば、週毎の視聴だと印象も少し変わったかもしれませんが。


丁寧といえば、作画に関しても「低予算」という5分枠アニメの概念を覆すかのような、手抜きを一切感じさせない美麗な自然の背景や、可愛くしっかり描かれたキャラクターデザインも好感触でした。
特にキャラデザに関しては個人的に、萌え萌えし過ぎていない絶妙のラインで、非常に好みでした。

声優さんも、全員ヒロインレベルに(井口裕香さん、阿澄佳奈さん、日笠陽子さん、小倉唯さん)豪華で、バッチリでしたしね。
3次元のご本人さん達はよく知りませんが、作品の臨場感を意識してプライベートでも仲の良いメンバーを揃えたようですね。

私的には、小倉唯さんの囁いたような…か細くも繊細な声が好きです。
小倉唯さんが演じた「青羽ここなちゃん」も、作中メンバーでは最年少ながら女子力の高い小さな山ガールで、これまた非常に可愛かったですしね。


……ただ、主人公の「雪村あおいちゃん」に関しては…、少々ネガティブというか…。
人見知り設定だから仕方無いかもなのですが、友達の行為(ひなた全般)を悪い方に捉えがちなウジウジした性格は、個人的には好きになれなかったです。

短い故に、どうしてもキャラクターの色々な面が見れないので、致し方無いところですが。
(2期を試聴していると、実際この気持は大分と薄まりましたしね。)

付け加えると、個人的には『可愛いは正義』だと思っているので、このキャラデザからの見た目だけで、そういう点も補って余りありましたけどね。
むしろこういう子には、思いっきりスパンキn(後述)
{/netabare}



【総評】

もし興味を持った方がいらっしゃいましたら、私がしていた見るか悩んでいた不毛な時間を早々に捨てて、視聴をオススメします。

非常に見やすく、絵もとても綺麗でキャラデザも可愛く、思った以上に山の知識も得られ、少~しほっこりともさせてくれる。
ハードルは上げませんが、このように総じて御興味を持っただけの内容では迎えてくれる良作ではないかと思います。

私的には、短編アニメを見るきっかけとなり、今後も他の短編アニメを見てみようかなぁと思わせてくれた作品となりました。
(そして、次に見た短編アニメ「pupa(ピューパ)」で、また考えを改めることとなる…。)


2014年7月より、2期が1話15分の2クールで放送中です。
時間が増えてもっと楽しく感じるか…、それとも退屈に感じてしまうか…。

そんな期待と不安がありましたが、今現在は前者のようです。
あの楽しげなオープニング曲を聴くのが、また待ち遠しいですね。
なつい~ろ♪ プ~レゼント♪


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『倉上ひなた』声 - 阿澄佳奈さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『青羽ここな』声 - 小倉唯さん



以降は、主人公「雪村あおい」のウジウジした性格を矯正させる為の、私が考えた案をまとめました。

(※ここからの文には、暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています※)
{netabare}

こういうウジウジした性格の子は、『スパンキング』して調教し、一度全てをさらけ出してしまうことが、社交性を身につける上で重要だと私は考えます。

つきましては、その叩き役を是非とも、私めにやらせていただければと強く願います。

勿論、心が痛むのは承知の上ですが、それも全て「あおいちゃんの為」と思い、耐える覚悟です。


ただ、やはりここは作中になぞらえ、登山グッズを用いて『スパンキング』するのが、本作ファンとして果たすべき規律ではないかと私は嗜好し……いえ…、趣向しました。

ちなみに、『スパンキング』とは、主に平手打ちや平らな物で尻を叩く行為を指す言葉であり、叩く物により実際に呼称も異なっていくようです。


『ウィッピング』(鞭)

『スリッパリング』(スリッパ)

『パドリング』(カヌー等で用いるパドル)

『ケイニング』(ケイン(木や竹を加工した棒)、杖など)


本作「ヤマノススメ」になぞらえて考えるに、あおいちゃんのお尻には、やはり
「トレッキングポール」(山を登る際に使う杖)
を使った、『ケイニング』が一番良いのではと、私は結論を出しました。

ちなみに、トレッキングポールは主に「ステッキ型」と「ストック型」がありますが、種類によっては鋭利で刺さるモノもありますので、登山グッズは用法を守って正しくお使い下さい。


ではでは最後に、一言。

『皆さんも、マナーを守って楽しく登山しましょう\(^o^)/』


私も、山であおいちゃんをケイニング中であろうと、すれ違う方々への登山マナーの一礼は、欠かさないつもりです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

晴れたら山へ出かけよう。【4.3】

物語:3.8 作画:4.3 声優:4.1 音楽:3.9 キャラ:4.1 【平均:4.0】                            (64.9)
物語:4.2 作画:4.6 声優:4.7 音楽:4.2 キャラ:4.7 【平均:4.5】セカンドシーズン                  (82.8)

ジャンル        :登山
話数          :5分×13話、15分×24話(セカンドシーズン)
原作          :しろ(漫画)
アニメーション製作 :エイトビット
監督          :山本裕介
シリーズ構成     :山本裕介(第2期)
脚本          :山本裕介(第1期)、ふでやすかずゆき(第2期)
キャラデザイン    :松尾祐輔
音楽          :Flying-Pan(第1期)、Tom-H@ck・yamazo(第2期)
主人公声優      :井口裕香
主題歌(1期)     :「スタッカート・デイズ」
OP(2期)       :「夏色プレゼント」             
            :「毎日コハルビヨリ」
ED(2期)       :「Tinkling Smile」作詞 - 磯谷佳江 / 作曲 - 小野貴光 / 編曲 - 大久保薫 / 歌 - 小倉唯
            :「スタッカート・デイズ」
            :「Cocoiro Rainbow」作詞 - 稲葉エミ / 作曲 - 奥井康介 / 編曲 - 百石元 / 歌 - 鳴海杏子
             
             作詞 - 稲葉エミ / 作曲 - Tom-H@ck / 編曲 - yamazo
             / 歌 - あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)、かえで(日笠陽子)、ここな(小倉唯)

参照元        :Wikipedia「ヤマノススメ」

【あらすじ】
人付き合いの苦手な少女・あおいは、高校生になったばかりのある日、いきなり親しげに話しかけてきた少女・ひなたから、高校生になった今こそ、一緒に山へ登ろう、と誘われた。人と関わるのが億劫な上に幼いころジャングルジムから落ちたために高所恐怖症のあおいは何とか断ろうとするが、ひなたの勢いに引きずられ、彼女の家へと連れて行かれた。 Wikipedia「あらすじ」冒頭

【特徴:イメージ→(*´ω`*)】
①ショートアニメ(1期5分枠、2期15分枠)
②ほのぼの、日常系
③ご当地アニメ(埼玉県飯能市)

【長所】
①ストーリーのある日常系作品
②モデル地域の長所が描かれている(山、散策ポイント)
③繊細な背景画
④主題歌が豊富

【短所】
①5分枠の場合、時間を置くと前回の内容を忘れやすい
②モデル地域に興味が湧いても遠方に住んでいる場合は訪れにくい

【短評】
{netabare} 本作はほのぼの系作品の弱点である冗長なテンポを克服していると感じた。主に良いテンポに感じたのは15分枠の2期ですが、その理由についてはこれより述べたいと思います。
 
 始めに長所①ですが、本作で特に優れていると感じたのはこの①です。物語内容はメインキャラである仲良し4人組みが登山の計画を練り、準備したり、学生らしい事をしながら幾つかの山を登ってステップアップしていくという内容です。なので物語構成は似たり寄ったりの日々を繰り返し描いた訳ではなく、一貫したストーリーによって構成されています。冒頭のテンポの良さについてはこの一貫したストーリーにあると思いました。また、ある程度先の展開が想像出来る物語でしたが張られた伏線はしっかり回収します。この伏線を回収するという部分が日常系作品でも珍しく、良く練られたストーリーに感じる事が出来ました。
 続いて②です。飯能市の観光における長所をしっかり描けてるので良いPRになっているのではないかと思いました。これは単に私が隣接する街の出身なので感じ取る事が出来ました。
 続いて③です。葉や山や岩肌などの背景に関してはこれ以上を望まないくらい繊細で綺麗に見えました。正直これ以上の出来具合にするには描くのが大変なのではないかと思いました。 
 最期に④です。ショートアニメにもかかわらず、上記の通り2期合わせた主題歌は6種類です。僅かな時間内でも変化を付ける事が飽きを防ぐ為の工夫に感じ、長所としました。尚、OPの動画は輪郭に線を付けないデザインでとてもオシャレに感じました。

 次に短所です。致命的な短所と言えないと思っているのですが一応書きます。
 ①ですが単純に短時間で強く印象に残るシーンが無く、1週経つと忘れてしまうのではないかと思いました。ギャグ作品との相性は良さそうですが、日常系は不向きに感じました。
 ②ですがアニメ自体に落ち度はありません。ご当地アニメの欠点でロケ地に行ってみたいと思ったところでどうしても時間や金銭の問題が発生してしまう為、中々訪れにくいと思います。偏見ですが作品の人気のはモデル地と周辺地域だけなのではないかと思いました。{/netabare}
 
【総括】
目のくりくりっとしたキャラデザインが可愛らしいほのぼの日常系作品です。それに、画面の真ん前で構えず、肩の力を抜いて観る事の出来る作品だと思います。1期はサラッと一気に観る事をお勧めします。2期は15分毎なので時間を取りにくい方でも観やすいと思います。また、日常系でもストーリーがあり、温かみのある物語でもあります。興味を持たれたら観る事をお勧めします。



【思った事、及び蛇足】

知ってる土地がロケ地だととこんなにもテンションが上がるものなのかと
自分でも驚いてます。
それに作中登場する山は小学校低学年の時に遠足で登りました。
(登るって程の高さじゃなかったけどw)


そういえば
1期放送以前に西武池袋線の車両にデカデカとステッカーが貼られているのを思い出しました。
「あの花」で味を占めたのか
大々的に宣伝してるなーって当時思いました。


それと
主人公達の通う学校ですが
私の弟も通ってました。
もう10年以上前に弟から聞いた話なのですが
「40kmハイキング死ぬかと思った。」
とか言ってるのを思い出しました。
「良かったね^^」と返したら。
「はーマジ マスにでも食われてこいよ。」とか言われた気がする。
・・・何処歩いたんよw


結局何処を歩いたのか聞きませんでしたが
確か山とか言ってたような。
それが確か2年の時だったような。
とまぁ、この学校では実際にハイキングさせてるようでした。


それともう一つ。
長野県出身の知人は中学の時に遠足で3000m弱の山に登ったと言ってました。
流石に文化の違いを感じましたね。
教育委員会公認なんですね。
というか伝統なんですかね。


作品と関係ないことばかり書きましたが
多くの方が良作だと書かれてるとおりの良作でした。
背景とか水の音とか綺麗でしたし
とても良く出来た作品だなと思いました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

76.3 2 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング2位
ヤマノススメ サードシーズン(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (386)
1477人が棚に入れました
この夏、あおいが、ひなたが、かえでが、ここなが、そしてほのかがTVアニメに帰ってくる!
そして新しい友達との出会いも……。
今度はどの山に登ろうかな?

声優・キャラクター
井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯、東山奈央、牧野由依、儀武ゆう子、七瀬彩夏、高尾奏音、山本亜衣
ネタバレ

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

山は人を素直にさせる

自分の中での「自然+萌えキャラ」3大コラボアニメ
「のんのんびより」「ゆるキャン」「ヤマノススメ」

「田舎」「キャンプ」「登山」とそれぞれのツールを通して自然を楽しむ可愛い女の子達を眺めていると、新鮮な空気に包まれてる気分になって癒される。
ここは共通するコラボの醍醐味♪

その中で本作「ヤマノススメ」の特徴はシリアス成分の多さにあります。
あとの2作品が、のんびり、ゆるいコメディ寄りのストーリーなのに対して、登山に伴う自然の厳しさと登場人物の心の成長に伴うもどかしさが加味された物語になっています。
そこが好みの別れるところかも知れませんが、私は、キャラ達が楽しむ姿とシリアスな心情描写のどちらもが好みで、その緩急のついたストーリーにショートアニメとは思えない見応えを感じました。

3期作中で、{netabare}主人公が山上でビターテイストのコーヒーに挑戦するくだり{/netabare}は作品の楽しみ方を示唆しているよう~
自然の中で味わう青春のほろ苦さもまた格別ではないでしょうか~♪

以下は1期から3期まで通してのネタバレ感想です~
{netabare}
題材からして、高校時代、登山部員だった私が本作にハマるのは必然なんでしょうけど、登山のシリアス描写だけじゃなく、ここまで人物の関係性に踏み込んで主人公の成長を描いてくれるとは!
つい親目線で見てしまって娘の頼もしくなった姿に感無量でした。

《二人のストーリー》

人付き合いが苦手でインドア派の主人公「あおい」。
小学生の頃の友達ひなたと高校で再会し、登山をしていく事で友達が増え、外でバイトも始める。
あおいの成長ストーリーとしては王道展開なんですが、2期終了時まではひなたという良い友人に引っ張られた側面も強く、あおい自身は受け身で自信のなさもまだまだ感じてました。
それが3期では、ひなたに頼らずクラスメートと出掛け、バイト先ではしっかり接客もこなせるようになる。
一人で過ごすより社交的な方がいいと言うつもりはありませんが、苦手だと思っていた事に自らチャレンジして克服するのは感心しました。
(お父さんは誉めてあげたい!よく頑張ったね♪)

一方、もう一人の主人公と言ってもいい「ひなた」。
あおいと違い誰にでも気さくな彼女は社交性には問題なく安心して見ていられる。
一人でいる事の多いあおいに対して、何かと気にかけ、登山もリードしてやる優しい子です。
でも、2期まではイイ子ちゃん過ぎるようにも感じてました。
そんな彼女が3期後半では繊細で我が儘な一面を見せます。
すれ違いが続き、モヤモヤが爆発。
その時に見せてくれた、縦走初日の自分勝手に登る不貞腐れたような子供っぽさ。
見ててイライラされた方が多いかも知れませんが、私はリアルな人間味を感じてとっても可愛いく見えました♪

この3期のクライマックスである縦走エピソードは、それまで友達というより姉妹っぽくもあった二人の関係においても大きなステップになりました。

いつまでたっても不機嫌なひなたに、めげずに優しく声をかけ続け、ひなたのケガを知って真っ先に同行下山を名乗り出る。
それだけであおいがひなたを大切に思っている事は伝わるんですが、その後の二人の会話が最高に温かい!

ひなたは、ただすれ違いと焼きもちだけで拗ねていた訳じゃなく、引っ越しで離れた時の寂しさを思い出しナイーブになっていた心境を明かします。
(繊細な乙女心が可愛いくて萌える~*^^*)
「バッカじゃないの!・・・」即座にあおいは、今までのひなたへの感謝を伝え一番の親友だと告げます。
(「恥ずかしい事言わせないでよ!」照れるとこが可愛くて更に萌える~*^^*)

普段なかなか口に出してまでは言えない友達への感謝と親愛の情。
「山は人を素直にさせる」
飾らない自然が心の虚飾を取り払ってくれる、本作のシチュエーションならではの素晴らしいシーンでした!

最終話、二人でナイショ話をする場面。
もう気のおけない親友となった二人の関係が微笑ましかったです。
(視聴者に聞こえないようにしてるのが憎い♪)

《キャラ》

登場メンバーの年齢は高2から中2までバラバラですが、山登りを通して親しくなったので部活動のような上下関係がないのがリラックスできますね。

自分の属性的に気になったのが「ひなたの父親」
スマートな物腰で娘と良好な関係を築き、娘の友人だけでなくその美人ママまで一緒に登山を楽しむデキル親父。
あやかりたいものです~

《作画》

スタッフが実際に登山をしてロケハンしたんでしょうか?
私、行ったことない山ばかりですが手書きの風景画は新緑から紅葉まで風薫る美しさを感じました。

あと、天覧山などの自宅付近の山並みや名所、二人の通学路の用水路?を挟んだ公園や河原の景色もキレイで、聖地巡礼に行ってみたいと思わせてくれました。
協力の飯能市の良い町起こしになったのでは~

《音楽》

主題歌は、ほとんどがキャラクター達の歌声で雰囲気にマッチしており楽しげです。
私は特に、カワイイ歌詞と出掛けたくなる曲調の2期OP「夏色プレゼント」と、あおいとひなたの微笑ましい関係が伝わる3期ED「色違いの翼」が好き。
「色違いの翼」のジャケット絵が最初の頃の二人の立ち位置と逆転してるのも洒落てます♪

《声優さん》

出演の方々は皆さん実績のある人気声優さんなので安定してました。
本作の中で特に好きなのはひなた役の阿澄佳奈さん。
他に演じられたキャラでは、のんのんびよりのコマちゃんの弄られっぷりが堪りません♪

《登山に関して》

日常の中の非日常体験。
雲海が広がるパノラマなど高地になるほど絶景が広がるんですが、たどり着くまでに厳しい自然とも向き合う事になります。
そのシビアさを描いた2期の富士登山。
アニメだから体力作りをろくにしなくても3000m級の山に行けるんだなと思って見てたらガチでダウンさせるとは!
シリアスな描写が私には痛烈で一気に見応えを感じました。

私、富士山は未踏なんですが、あおいと同い年の時に所属していた登山部の夏山縦走で、北岳(日本で2番目に高い山)に登った時に高山病になったんです。
だから、あおいが富士登山であくびをしだした時点で当時の状態を思い出し悪寒が走りました。
自分は頂上には登ったものの酷い頭痛でその後の行程は断念。
憔悴して下山するあおいを見てると、当時私に付き添って先に下山した顧問の先生に申し訳ない気持ちで一杯になったのを思い出しました。
3期であおいが行ってた歩荷訓練は、私も入部当初から当然やってて、それなりに体力はついてたんですが、当時の行きのリクライニングのない夜行列車で全然眠れず睡眠不足のまま登ったのが原因でした。
だから3期で、よく眠ってない事をひなたが怒るのを聞いて耳が痛かった~(汗)
高2の時も同じ原因で軽い高山病になりましたが、幸い早めのテント泊で全回復して先輩のメンツは保つ事が出来ました。
是非あおいにも次の富士登山は笑顔で御来光を見てほしいです~(^^{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

山登りよりもひなたとあおいの関係性に主眼

山登りはあるけれど、ひなたが不貞腐れたところに持っていかれた感じ。関係がすぐに元通りになると思いきや、意外と面倒くさい性格だったようだ。集団で登山するときに身勝手な行動は本当に迷惑。山舐めてるんじゃないのと言っておきながら、自分が山舐めてるという。ちょっと、いらっときた。{netabare}あおいが自分以外の子と仲良しなことに妬いたのかしら。遊ぶときに予定が合わなかったのは映画の予定を勘違いしてたひなた自身のせいだってのに。{/netabare}他はそれなりに面白かった。

あおいが群馬に行って、ほのかに会うとき、{netabare}登場したほのか兄が完全に頭文字Dを意識した感じ。やっぱり群馬エリアだからかな。音楽もそれっぽいし、車も。{/netabare}

今作での登山お役立ち知識は登山靴と解けにくい紐の結び方くらい。次回作に期待したい。あおいの富士山再チャレンジ見たい。

OPは地平線ストライド。山登りの振り返りあり。
EDは色違いの翼。あおいとひなたが歌う。映像の葉がぶわーっとなるところ好き。
ヤマノススメの楽曲はメロディは結構良いので、すごく頭に残る。

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 『筑波山で初デート!?』
夏休みが終わり、新学期が始まった。高校1年生のあおいは、夏休みに登った富士山で、幼なじみのひなたがプレゼントしてくれた人形のお礼をしたいと考えていた。アルバイト先の先輩・ひかりからアドバイスをもらったあおいは、ひなたに筑波山への登山を提案する。

2. 『登山靴ってすごいの?』
富士山登山に再チャレンジすることを決意したあおい。だが、山登りの先輩・かえでから、そろそろちゃんとした登山靴を買ってはどうかと勧められる。高額な金額を聞いて尻込みするあおい。放課後、なけなしの貯金を手にしたあおいは、ひなた、かえでと登山用品店へ向かう。

3. 『飯能にアルプス!?』
富士山登山再挑戦に向けて体力をつけるため、新品の登山靴を履いて「飯能アルプス」踏破をすることにしたあおい。今回はひとりでの登山だ。飯能アルプス最初の山・天覚山を登り始めたころは鼻歌交じりで快調だったあおいの足取り。だが次第にバテてしまい……。

4. 『クラスメイトと遊ぼう!』
10月になり、衣替えの季節。しかしあおいはいまだにクラスに馴染めず、クラスの中に友だちはひなただけだと思っていた。休み時間、ひとりで編み物をしているとき、ふとクラスメイトのみおに話しかけられる。それをきっかけにふたりで話をするうちに、放課後、同じクラスメイトのゆりやかすみ、そしてひなたも一緒にカラオケへ出かけることに。

5. 『思い出を写そう!』
ひなたの父の取材に便乗して、群馬県にあるロックハート城を訪れたあおいとひなた。高尾山で出会った友人のここな。谷川岳の登山で出会い、群馬に住むほのかも一緒だ。城内を散策し、おいしいカレーを食べたり、写真を撮ったりして楽しむ4人。そのうちに『プリンセス体験』の看板を見つけた4人は……。

6. 『コーヒーってなんの味?』
ひなたの家のウッドデッキでお茶をごちそうになっていたあおい。ふとひなたを見ると、コーヒーを飲んでいる。山頂でコーヒーを飲む「山コーヒー」のおいしさを勧められたおあいは、自分もやってみたいと思うものの、コーヒーの苦さがまだ苦手。ひなたと山コーヒーをするために、あおいは豆選び&ドリップの練習を始める。

7. 『働かざるもの、登るべからず!?』
ひなたがあおいに、今度の休みに池袋まで遊びに行こうと誘うものの、あおいはアルバイトがあるからと断る。アルバイトの当日、その日はクラスメイトやお母さんの退院祝いを買いに来た女の子など、様々な人たちがやってくるが、あおいは熱心に接客をするのだった。その様子を見たひかりは、あおいの成長に目を細める。

8. 『ふたつの約束』
「あおいでも登れそう」ということで、ひなたは群馬の赤城山登山にあおいを誘おうとするが、連絡がつかない。そのころ、あおいはほのかと群馬の伊香保温泉に遊びに行く約束をしていたのだ。翌日、あおいからほのかとの約束を告げられ、一緒に行こうと誘われたひなただったが、断ってしまう。あおいはひなたのそんな様子をいぶかしがる。

9. 『それぞれの景色』
伊香保温泉の階段を登りきり、伊香保神社や展望台を歩き回るあおいとほのか。さらにほのかはせっかく来たのだから、露天風呂に入っていこうとあおいを誘う。友達とお風呂に入ることがちょっぴり苦手なあおいだったが、覚悟を決めて露天風呂に向かう。一方、ひなたは、あおいのことを案じながら、ここなと一緒に赤城山を登りきる。

10. 『すれちがう季節』
同級生のみおたちに池袋へ遊びに行かないかと誘われたあおい。ひなたにはすでに予定があって一緒に行けないと知り、あおいは遊びに行くかためらうが、みおたちと出かけることに。当日、あおいからの楽しそうなメールを受け取ったひなたは、あおいの楽しそうな様子を見て一抹の寂しさを感じていた。

11. 『ぎこちない縦走』
あおいが池袋で買ってきたおみやげをひなたに渡したものの、ひなたはどこか浮かない様子。そんななか、かえでが「週末にテント泊しながら瑞牆山と金峰山に登ろう」と誘う。出発の前日、あおいは自宅に泊まりに来たここなと一緒に翌日の夕食の準備をしていた。ところがその準備に思いのほか手間がかかってしまい……。

12. 『ともだち』
前日に準備してきた晩御飯を振る舞うあおいとここな。そのおいしさにひなたも少し喜んでくれた様子で、あおいは胸をなでおろす。翌日、早朝から金峰山へアタックを開始するが、ひなたの様子がおかしい。すると、ひなたにあるトラブルが発生し、心配になったあおいはひなたに寄り添うのだった。

13. 『秘密だよ?』
季節はめぐり、もう11月。富士山登山に向けて体力をつけるため、あおいはペットボトルを入れた荷物を担いで、天覧山に登っていた。そこで偶然ここなと会ったあおいは、そこでひなたの誕生日が近いことを知らされる。ひなたへのプレゼントは何がいいのか、あおいはいろいろと考えを巡らせるが、なかなか思いつかずにいて……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

会いに行こう…かけがえのないともだちとステキな景色に

アニメ視聴の中でも続編の視聴は楽しみがひとしおです。
だって、これまで決して溶けなかった封印が開き、物語の一歩奥に踏み込めるのですから…
今回2018年の夏アニメで3期が放送された訳ですが、2期が放送されたのは2014年なんです。
4年も経った気がしないんですけど…

完走してレビューを書くためにwikiをチラ見して知りました。
ロケハンも大変であり、第2期の終盤が綺麗な終わり方をしていたことから続編の計画がなかなか立たなかったが、第3期を待望するファンの声により話が進んだそうです(wikiより)
この記事を見た時、思わず胸が熱くなってしまいました。

昨今、大人の事情やら何やらで、様々な改変が行われながらアニメ化が進められています。
中には、一旦TVアニメ化発表され歓喜したのも束の間…劇場版になった上、尺が思い切り短くなりその作品の持つ本来の良さが見出せない作品がありました。
こういう現状を目の当たりにするたび、そもそも基盤となっているべき視聴者、読者の声が反映されない事に対して寂しさを通り越して憤りを覚えていました。

でも…やっぱりそれが全てじゃないんですよね。
この作品の様に、作り手に私たち視聴者の声が届いて企画が前に進むこともあることを知れたのは精神的に大きいです。
大好きな作品を応援するのは、決して無駄じゃないという事の裏付けなのですから…

2期では挑戦して…決して甘くない現実を突きつけられ英断を迫られられた4人でしたが、今回はもう一度夢に挑戦するため、改めて自分たちを俯瞰した上での言動が揺れ動く心と共にとても丁寧に描かれています。
季節は夏から秋に変わり、夏の登山をきっかけに交友関係も広がって、もう独りぼっちで部屋に閉じ籠っていたころとは別世界の景色を見ています。

夏の挑戦は本当に大変でした。
だからこそ、お互いの絆の結びつきはより一層強くなったと言っても過言ではないでしょう。
強くなるだけじゃない…お互いの距離だって縮まったと思います。
たくさん笑って、たくさん泣いたから…

そしてこの世界はあおいとひなた、そして4人で築き上げたモノ…
でも夏休みが終わり新学期が始まると、否が応でも第3者が介入してきます。
だって当たり前です、クラスメイトは二人だけではないのだから…

次にぶつかる壁は距離感に対するギャップ…
縮まった距離感でしか知り得ないギャップ…
きっかけは些細なことでしたが、相当デリケートな事だと思います。

立場も見える景色も…何もかもが一緒だったはずなのに感じるギャップ…
これって、状況によっては結構辛いんですよね。
でも親友なら一緒に超えていかなきゃいけない壁だと思います。
もう、その壁の乗り越え方なんて、とっくに知っているんですけどね。
彼女たちが導き出す答えは…
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。
溢れんばかりの眩しい笑顔が温かく視聴者を迎えてくれることでしょう。

オープニングテーマは、あおい、ひなた、かえで、ここなの「地平線ストライド」
エンディングテーマは、あおい、ひなたの「色違いの翼」
期を重ねる事にテーマソングがレベルアップしているように感じているのは私だけでしょうか?
今回のテーマソングも素晴らしいです。
個人的にツボに入ったのはエンディング…このフレーズとアニメーションを見ていると、何故だか泣けてきます。
今期のアニソンBEST10の上位に入る作品だと思っています。

1クール全13話の物語でした。
今期の内容自体もしっかり堪能させて貰いましtが、何より嬉しいのが4人にでっかい目標ができたこと…
この目標に対する行動と顛末はきっとアニメ化されると信じています。
(今のままでは綺麗な終わり方とも言えませんし…)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36

70.3 3 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング3位
川柳少女(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (289)
1162人が棚に入れました
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。たった17音で紡がれる2人の日常は、いつだって幸せいっぱい!

声優・キャラクター
花澤香菜、畠中祐、矢作紗友里、逢田梨香子、久野美咲、上坂すみれ
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想を 川柳使い まとめたいw

[文量→中盛り・内容→各話感想系]

【総括】
設定が 少し変わった ラブコメだ。

川柳で 気持ち表す リズム良し。

ヒロインが アワアワしてて 可愛いし。

暇なくも ショートアニメで 観やすいよ♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
五七調、使って書こう、本レビュー。これ以下は、長歌形式、使いますw

1話目「しゃべらない ことで引き立つ 魅力かな」
{netabare}
散々に、やりつくされた、ラブコメも、ガチでしゃべらぬ、ヒロインは、レアな存在、ちゃんと可愛し。
{/netabare}


2話目「短冊に その使い方 あるんかいw」
{netabare}
短冊を、フルに使いし、その姿勢、作者のセンス、こだわりに、好印象だ。新キャラの、琴姉いつか、ライバルに、なってくるのか、わからぬが、七々子には、勝てぬ戦い、無理せずいこう。 {/netabare}

3話目「遊園地 異世界だから 言えること」
{netabare}
先輩が、いい性格を、してやがるw 序盤はギャグが、満載で、靴ナメるとこ、笑ったわw。遊園地、普段は言えぬ、ことだって、言ってしまえる、七々子さん。あざといが、確かに萌えた、靴紐に、気づかぬエイジ、総ツッコミだw
{/netabare}

4話「新しき コミュ障少女 ノリは良し」
{netabare}
川柳の、次は絵画で、表現を、している少女、登場し、ツッコミが、冴える部長の、キャラが立つ。既存のキャラの、関係を、崩さずプラス、アルファーを、付与す新キャラ、素晴らしい。七々子とエイジ、変わらない、イチャイチャを、温かく見る、キノの立ち位置。
{/netabare}

5話「Tシャツに 萌える童貞 愛らしいw」
{netabare}
どんどんと、七々子がデレる、ラブコメの、基本おさえた、展開が、面白いけど、マンネリに。サブキャラ使い、変化出す、けれど結局、ゲストキャラ。ユキ姉の、三角要素、必要かもね。
{/netabare}

6話「反抗期 ナナコは無縁 メチャ良い子」
{netabare}
父親の、暴走ネタを、取り入れて、マンネリ防ぐ、家族愛。されど記憶に、残るのは、ナナーコという、謎呼び名、後は七々子の、可愛さだけだw
{/netabare}

7話「雨の日も 小屋壊れても 素敵な日♪」
{netabare}
雨で髪、気にする七々子、ちゃんと女子。えいちゃんの、ウサギ伏線、活かしてる、サブキャラもいて、賑やかな、回ではあるが、ふと思う。まともな人は、いないのかw 相合傘は、男のロマン(笑)
{/netabare}


8話「水着とは 何着るかより 誰着るか(笑)」
{netabare}
水着着る、前に選んだ、その過程、しっかり魅せて、萌えを生む。ビキニでも、カメオつけても、変わらない、結局誰が、着るかだから。
{/netabare}

9話「何人(なんぴと)も 恋するナナコ 止められぬ」
{netabare}
サブキャラの、日常見せる、それだけで、楽しく観れる、優秀な、アニメの証。ラーメンの、クダリはかなり、笑ったわw 麦わら帽子、似合ってる、恋するナナコ、無敵の可愛さ。
{/netabare}

10話目「何を見る よりも大切 誰と見る」
{netabare}
胆試し、演出わりと、ちゃんとして、ガチで怖がる、視聴者もw ホタル見た、感想上五、えいちゃんと。ナナコにとって、ホタルより、えいちゃんと見る、ことが大切。
{/netabare}

11話目「花火より 指輪が光る 河川敷」
{netabare}
お祭りで、テンション上がる、ナナコさん、可愛さ倍増、レア顔も。想い人、前で平気に、イカ焼きを、食べるナナコは、素敵だな。花火より、光るナナコを、見つけたエイジ。
{/netabare}

12話「川柳が 繋ぐ二人の 恋模様」
{netabare}
最終話、0話に戻る、構成に、消化不良を、感じるが、もし二期あれば、繋がるな。馴れ初めも、可愛い二人、応援を、したくなったな、これからも。まあ結局は、ナナコ可愛い、だけなんすけどw
{/netabare}

……もう2度と、こんなメンドイ、書き方は、しないと誓う、午前2時w このアニメ、結局ナナコ、可愛いくて、許されている、だけなんすよね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なるほど、少し変わったラブコメながら、アニメだと心の声も入るから、違和感なし。毒島君にも魅力あり。七々子も、大人しくて可愛いな。「なな、ご、ね(笑)

「しゃべらない ことで引き立つ 魅力かな」

2話目 ☆4
17音、崩れてない? 腹さわらせるとこ、可愛かったですね♪

「短冊に その使い方 あるんかいw」

3話目 ☆4
遊園地回、先輩、良い性格してやがる(笑) 靴をナメるマスコット(笑) 七々子、わりと積極的だな。

「遊園地 異世界だから 言えること」

4話目 ☆4
折った(笑) 別タイプのコミュ障害。実際の音声(笑) メタネタもあるんですね(笑) 意外としゃべる(笑) 優れた適応力、、、ノリツッコミ(笑) てか、川柳作れよ(笑) 「毎日君を見てるから(萌)w」

「新しき コミュ障少女 ノリは良し」

5話目 ☆4
しゃばいこと、って久々に聞いたな(笑) イチャイチャすんなや(笑) 言い直して攻撃力アップ(笑) 下ネタか(笑) 五位野雷(笑)

「Tシャツに 萌える童貞 愛らしいw」

6話目 ☆3
アグー、豚じゃん(笑) 反抗期娘を持つ父親は大変だな(笑) ナナコの、メンチ顔w 父親は、最弱だしな、家族内で(笑) ナナーコ(笑) ウサギって、食糞するんかい? 本当にエイちゃんうんち食べてるの?(笑)

「反抗期 七々子は無縁 メチャ良い子」

7話目 ☆3
ナナコ、意外とというか、結構ちゃんと女子だよな。この学校、まともな人間いないんかい(笑)

「雨の日も 小屋壊れても 素敵な日」

8話目 ☆3
水着ってほとんど下着、ですよね(笑) ホント、わりとよく喋る(笑) 赤子以来(笑) 短冊の可能性(笑)

水着とは 何着るかより 誰着るか

9話目 ☆4
恋するナナコ、可愛いな~。エイちゃんも、可愛いし。ナナコにいじめられてた設定は、良いと思う。エイちゃんに惚れる理由にも説得力が生まれる。サブキャラの日常を魅せるのも良かったね。

「何人(なんぴと)も 恋するナナコ 止められぬ」

10話目 ☆3
ホタル、普通に周りにいたな(笑) ナナコ、蛍キャラ、似合っているな。タロット手裏剣。これは怖いよな(笑) ででででも(笑) 気合い?(笑) エイちゃんと、から始めようとするあたり、本当にベタ惚れな(笑)

「何を見る よりも大切 誰と見る」

11話目 ☆4
ナナコが満面の笑みなのが良いね♪ ナナコ、叫ぶとか、テンション高いな♪ イカ焼きを食べるのがまた、ナナコの可愛らしさ♪ 指輪の伏線も効いてたし。

「花火より 指輪が光る 河川敷」

12話目 ☆4
中学生かよ! と思ったら、中学生だったな(笑) 9話のイジメ伏線も効いてたし、多少浅かろうと、エイジに惹かれる過程を描いてるのは良いね。

「川柳が 繋ぐ二人の 恋模様」
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ざーさん喋んなくても良かったのでは?

原作未読


タイトルに惹かれたのがきっかけ。“文学的”ななにかを期待しての視聴開始です。
蓋をあければ、コミュニケーション手段が川柳のみという内向的な少女をヒロインにしたラブコメ寄りのショートストーリーでした。1話15分で全12話。
雪白七々子(CV花澤香菜)が自分の想いを五七五で短冊に書きとめて、周囲が各々アクション/リアクションしていく進行が基本的な流れです。


で、これ、、、ツッコんだらだめなんでしょうけど、すごい不自然です。
{netabare}何より不自然なのは、ヒロインがなんでこの方式!?を採るまたは採らざるを得なかったかの説明が最後までなかったこと。特異なコミュニケーションスタイルの理由背景は欲しかったかな。{/netabare}

短冊どこにストックしてんの?
いつ書いてるの?

なーんてのは微塵も気にしてません。会話があっても二往復止まりです。それは筆談しかも五七五縛りと制約があることが影響しているのでしょう。会話の内容もテンポも悪くなってしまいました。
また、七々子が句を詠みあげる音声が視聴者には聞こえても、登場キャラには文字情報だけでリアクションする設定ですから、キャラと私たちとで受け取る感覚に差が生じます。


そして川柳…

捻りもなければ奥行きも感じられない凡句のオンパレード。俳句や川柳は短い語の組み合わせだからこそ言外に意味を含ませるようにするものです。堅苦しいものではありません。サラリーマン川柳の入賞作など身近なやつを検索してみればわかります。
または技法。韻を踏むことも言葉遊びもありません。あくまで口頭会話の代替手段で音だけを五七五に収めただけ。それ以上の意味を成さないため五七五が単なる足枷にしかなってないのがもったいない。設定の独自性をもっと活かして欲しかったところです。

{netabare}例えば、
 ・回の終わり “今日の一句” のようなパートで渾身のやつをあてがうとか。
 ・返歌のイメージで以前詠んだ句を想像させるような句をもってくるとか。{/netabare}

それなりに川柳だということを意識させる仕掛けをやろうと思えばできたはずなのに。
音や動きの入るアニメだと原作漫画では目立たなかったであろう“粗”が出てきちゃったんでしょう。漫画止まりでアニメ化しないでも良かったのではないかと思います。



そして悲しい哉、設定を活かせないぶん他で活路を見出さざるを得ず、皮肉にもそこが本作の良いポイントとなったように見えました。
以下の点だけでもニーズはあると思いますので、ご興味のある方はどうぞ。それは、

 雪白七々子の表情

句を披露する時。相手の反応に応えるかたちで。はにかんだり、恥じらったりと。このへんのざーさんの演技はさすがです。画も表情は頑張ってた気がします。
恥ずかしがり屋さんがもじもじするところを愛でるにはとても良い、とあまりその気のない私でもそう思うクオリティでした。

{netabare}結局キャラでもたせるしかなくて、絵でのみ会話する子を登場させたり、水着回(第8話)設けて隠れ巨乳設定入れてみたり、と後半は顕著になっておりました。{/netabare}

ヒロイン以外では、喋らない七々子の通訳としての片桐アマネ(CV矢作紗友里)の存在が救い。矢作パイセンのツッコミはさすがのキレがあります。
想い人のはずの毒島エイジ(CV畠中祐)がここにのっかかってくればもう少し違ったでしょうが、七々子と双璧をなす存在感を発揮できたか?または見事な引き立て役を演じられたか?というとどちらも中途半端だったと思います。これは演者の力に依るところが大きい。



総論としてはこんな感じ↓


 川柳で なくてもいいじゃん キャラだけじゃん


コミュニケーションの不自然さはしょうがないですが、私の場合“文学的”ななにかを期待してしまったことで追い打ちをかけられちゃいました。これはもう私の失敗です。


うーん、これ全く別物になるんでしょうけど、七々子の句を会話相手が代読するみたいな台本は考えられなかったんでしょうか?
七々子の表情の豊かさはそのままに。ざーさんの台本は「あ」とか「うーん」止まり(笑) ここに全てを集中してもらうのです。
「なんて贅沢な使い方をするんだ」と話題先行させといて、ここ一番でざーさん情感たっぷりに句を読み上げる(心の声)!みたいなので良かったんじゃないかなあと夢想してます。



■余談
エーちゃんは「しゃばい」と何度言っただろう 若い子は分かるんかいな



----
視聴時期:2019年4月~6月


2019.06.24 初稿
2019.07.17 修正
2020.01.27 追記

投稿 : 2024/06/01
♥ : 47
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

春アニメ 気楽に川柳 楽しもう

最終話まで
15分作品としては楽しめました。いい話が多かったですね。
10話
いい仲間と仲の良い二人の笑顔で、こっちも笑顔になります。いい話でした。
9話
毒島くんも七々子のこと好きなんだよね・・・(今さらw)もうちょっとビシッと気持ちを明らかにしてあげたらいいのに・・・。どちらかというと七々子の方が積極的だしね~。そういう時代なのかな・・・w
8話
個人的には、{netabare}七々子の水着は一番最初に試着したワンピが一番可愛いかったと思う。結局、白のビキニで友達とプールに行ったらエイジ君に遭遇して・・・恥ずかしい気持ちと見て欲しい気持ちが入り混じって、川柳も字余りになってたりして、{/netabare}気持ちが複雑に揺れ動いてて、まぁ~微笑ましいお話でした。お友達のアマネ、タオ、キノもそれぞれ個性的で面白さを持っているので、楽しめる作品ですね~。
7話
微笑ましいお話。部長はいい奴ってことですね!
6話
{netabare} 反抗期か・・・親の気持ちになったことがないので、それがどれほどのショックなのか想像はつかないなぁ。{/netabare}俺だったら、こんな風にはならないと思うが・・・。
5話
占い師登場。{netabare}七々子とエイジの占いの結果は最悪だったが、エイジが強く否定して七々子は満足。しかしエイジの名前の字が間違っていて本当は相性抜群だったというオチ。{/netabare}この二人の幸せの一ページって感じのお話w
4話{netabare}
また話せないキャラが登場w 今度は絵の上手なキノ画伯。自分の言葉はコメント付きのイラストでコミュニケーションをとるみたい。七々子とはいい関係になりそうです。エイジ君のことを意識すると照れる七々子ですが、独占欲は強そうですね。いつもエイジ君の隣にいるしね!キノ画伯はレギュラーメンバーになるのかな?話せない「〇〇少女」がいっぱい出てこないことを祈るww{/netabare}
3話 {netabare}
エイジ君は七々子ちゃんには優しいね~。アマネ部長の粋な性癖のおかげでデートをすることになった二人はお似合いな感じで微笑ましいです♪七々子ちゃんもエイジ君には積極的で可愛いです。しかし、川柳少女っていうから、川柳が好きな女の子の話かと思ったら、川柳でしかコミュニケーションがとれない女の子のお話で、{/netabare}それがいい方向に出ていると思います。

2話 {netabare}
エイジのお姉さん?登場。琴姉さんのアメリカ陸軍格闘術部の方も気になりますけどね。しかし、家族とも短冊で会話とか・・・怒る時も短冊なんかい(笑)。七々子とエイジってほとんど彼氏と彼女じゃないかなぁ。{/netabare}チープな感じだけど、まぁ~これはこれで楽しいです。
 
1話{netabare}
川柳を短冊に書いて会話をするんですね(笑)。七々子ちゃんは口下手なだけで全く喋れないわけではなさそうですね。いつかしっかり自分の口で話す日がくるのかな?ほんわかするようなショートアニメでざーさんの声にも癒されるので継続視聴しようと思います。しかし、考えがまとまらなくて話せないのに川柳にすると大丈夫っていう矛盾を覆す設定には、なってなさそうなので気楽に楽しみたいと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

70.4 4 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング4位
ぼのぼの(TVアニメ動画)

1995年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (156)
923人が棚に入れました
ラッコの“ぼのぼの”と、シマリスやアライグマなど、強烈な個性を放つ森の動物たちが繰り広げる、元祖癒し系動物ギャグアニメ。
独特な作風は子供を中心に人気を集め、現在でも根強いファンを持つ。原作にある哲学的な要素は、節々に見られるものの抑えられ気味になっており、純粋なギャグアニメーションとして(たまに教訓的な話もある)製作されている。また、原作を元にしている話がいくつかあるが、ほとんどが大幅に改変されている。

声優・キャラクター
渡辺久美子、吉田小南美、藤原啓治、小杉十郎太、田中真弓、ならはしみき、柳沢三千代、キートン山田、茶風林

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ぼのぼのと一緒に、ほのぼの哲学

子どもの頃に大好きだったアニメです。

シマリスくんの「いじめる?」は、
妹と一緒に「怒られる!」と思った時に親相手によく使ってたわww

最近またブームが来ているのかな?
グッズとかよく見かける気がします。

1話が10分程度のショートアニメです。
全48話。


● ストーリー
森に暮らすラッコのぼのぼの、シマリスくん、アライグマくんは
仲良し3人組。

いつも森で楽しく遊び、いろいろな出会いや発見をしている。

今日は何をして遊ぼうかな?


≪ 個性豊かなキャラクター ≫
マイペースでおっとり素直な、ぼのぼの。

早口でせわしない、時々腹黒のシマリスくん。

乱暴者のガキ大将。子どもたちの中では大人びているアライグマくん。


この3匹がメインキャラクター。

3匹だけの発見をして喜んだり、
大人たちから何かを学んだり、
誰かと触れ合ってみたり。

子どもたちがのびのびと学び、成長していく物語。

観ている側はそれを見守っている感覚に近いです。

そのほか、登場するキャラクターはすべて動物。

いわゆる脇役キャラも個性が強くて、
1話しか登場しなかったりするのに、すごく印象に残りますww

「しまっちゃうからね~。」のしまっちゃうおじさんは
その典型例なのではないでしょうか…。(彼は何度か登場しますが。)


≪ 「どうして楽しいことって終わっちゃうのかな?」 ≫
ぼのぼのは考えます。

「どうしてだろう?」とのんびり。

私たちが普段は見過ごしている当たり前なこととじっくり向き合います。

答えにたどり着けないときは、
森の先生のような存在・スナドリネコさんが子どもたちを諭してくれる。

時々あるこのような哲学回、大好きでした。


≪ ”間”の使い方 ≫
なんとも言えないシーンでは言葉の代わりに

「ぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅーん」の効果音と一緒に汗が飛び出したり、
「はいや!はいや!はっはっは!」というオチをつけたり、

このなんともいえないオチ達がすごく好きww

お笑いで言う”間”を、効果音でうまく笑いに変えています。


≪ 10分の中で… ≫
1話が10分なので観やすい、というのに加えて、
10分の中に詰まっている内容の濃さ。

もちろん、48話の「どれもがおもしろい!」とはいかないのですけど、
いいお話が多いです。

上で述べた哲学回をはじめ、笑いあり、感動あり…。

1話の中で笑いも感動も満喫できるぼのぼのって、
すごい作品なのではないかと思います(笑)


● 音楽
OPはなし、EDのみです。

このEDが秀逸…!すごく好きです。


【 前半ED「近道したい」/須賀響子 】
歌詞がすごく好きです。

この歌を聴くと自然と肩の力が抜けて、楽になります。

生き急がなくたっていい、近道したっていい。

苦労することが立派なことじゃないんだから。


【 後半ED「LOVE, TWO LOVE」/須賀響子 】
こちらも歌詞がすごく好き。

「自分を愛すること、人愛すこと。
ひとつにならないから、きっと地球はいつでも回っている」

いさかいの絶えない世界。
だけどそんな世界だからこそ私たちの住む愛しい世界なのだと、

世界を丸ごと包むこの歌の愛が、たまらなく好きです。


● まとめ
子どもの時は、ぼのぼののシュールな笑いがすごく好きだったけど、
今も変わらず大好きでした^^

大人が子どもの頃を忘れないのと同じように、
私はぼのぼの達のことをずっと忘れないと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

90年代にすでに存在した日常ギャグアニメの金字塔。最高の配役は最高の演出に勝る。

時は90年代!。ジャンプ黄金期でハイスコアガールだった時代。子供にとってはイケイケでなんの影も差さないかに見えていた時代。


そんな時代に、すでにその後に訪れる癒し、脱力なシュールさ、日常系といった要素を先どったアニメが存在していた。


その名のも「ぼのぼの」


そのタイトルからだけでもわかる脱力っぷり。タイトルバックの音楽ものんびりの極致であり、わずか1話10分ほどの中で繰り広げられるのは劇的さは欠片もないしょーもなさ。


しかし、そんな内容なのに全く退屈させられることはない。いくら見続けても飽きないし、見るほどに彼等が好きになる。


ぼのぼの、しまりす、あらいぐま。このメインの奇跡的なマッチぶりだけで本作は勝利を確定していると言える。


話は少し変わるが、「おジャ魔女どれみ」の声優さんをPがオーディションした時、有名な人や上手い人ではなく、役に合ってる変わった声の新人さんばかりを選んだという。


シロバコの岩浪さんではないが、新人さんでも演技は育ててあげれば上手くなる。しかし、声に合ってる特異な声は他に替えがたい価値がある。


やはり声優さんは流行ってるタイプに合わせたそこそこ上手い人とかではなく、他にはない個性こそ重要だと言いたい。


最高に声優さんと合っているキャラたちのやり取りだけでここまで愉快なアニメは稀有だろう。


更に、本作はシュールなぼのぼのの妄想や、なんでも疑問に思って哲学する心が他にない楽しさを産み出しているのも素晴らしい。


物凄い盛り上がりとは無縁だが、飽きずにずっと見れる名作としてオススメな一本です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

Tnguc さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

近道をしなくなったのはいつからだろう?

~
 車もないし電柱もないし何もない。まるで縄文時代の人の営み。そこで楽しく笑いあって生きているのは、二足歩行のラッコやシマリスやアライグマなどの動物たち。彼らの生活レベルは原始的なのにそれを羨ましく思えるのは、現代社会にはない自由が描かれているからだと思う。それを強く代弁したED曲が秀逸。本来、生物が当たり前に持っていた権利だ。いつからか近道という冒険に挑戦することはなくなりナビのルートを辿るだけの平凡な毎日を送る社会人にとってそこは桃源郷のように見えたはず。笑いどころは暴力のみでバイオレンスが寄り添って同居しているディスコミュニケーションは法に縛られない者達の解放的な世界だ。無垢なる動物たちの好奇心は哲学と紙一重であり、子どもだったあの頃を思い返してくれるタイムカプセルである。放牧的なメロディーに誘われて覗き見た動物たちの世界は、無邪気に遊んでいた若かりし日々と重なり合い、懐かしいアルバムを開いたときのような感傷をこの作品は面白おかしく映し出してくれる。

個人的評価:★★★★☆(4.0点)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

58.6 5 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング5位
パンでPeace!(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (181)
798人が棚に入れました
みなみちゃんは今日から高校生。朝食に大好きなパンを食べて、最高の一日が始まります☆クラスメイトの「パン友」と一緒に毎日ハッピー! キュートなふわふわパン4コマ!を原作とした作品。

声優・キャラクター
木戸衣吹、山崎エリイ、豊田萌絵、大森日雅
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パン友って何だろう?

登場するパンがどれも美味しそうに描かれています。
女の子たちのゆる~い会話とパンを食べている様子を見て安らかな気持ちになれるアニメです。
{netabare}
1話登場のたまごサンドに苺ジャムという組み合わせは想像だにしなかったので軽い衝撃を受けました。ぐぐってみたら愛媛県南部ではこの食べ方をする事がある様です。そのうち試してみて感想書くかも知れない。(良いジャム手に入ったので近日中に本当に試すかも知れない)

2話の「これは武器」はパン好きな家庭なら必ず誰かがやるギャグですね?のあちゃんがやると非常にかわいい。(ギャグのつもりでは無いらしいけれど)

1話、2話では主に女の子がパンを食べて楽しそうに会話していただけだったので物足りなさを感じましたが、3話ではパン作りのシーンが有り、本編が2分半程度の割には過程が中々上手く描かれていました。もう少し番組枠があれば、細かい所も説明出来たのではと思うと少しだけ残念でした。

4話は購買のパンを買って食べるだけ。見た目コドモにしか見えないのあちゃんですが、チャバタパン(私は食べた事も無いし聴いた事も無かった。)なんて知っていて博識。ただ者じゃない。

5話はゆうちゃんの回。漫画家志望らしい。この回でものあちゃんの妙な知識の片鱗が‥。ゆうちゃんがのあちゃんに頭ナデナデされているシーンは微笑ましかったです。

6話はふゆみ回。ふゆみに付き合って皆でダイエット。運動もそこそこに皆でパン作り。カリふわメロンパン食べてふゆみ大満足。のあちゃんの優しさも空気の様に描かれていてとても良かったと思います。沢山運動して沢山食べると言うダイエットの仕方は、食べ物からせっかく手に入れたカロリーを無駄に消費している様で私は好きではないですが、全然そんな話では無かったので楽しめました。これが本能に負けた人間の顔か‥。

7話は、のあちゃんが風邪でダウンして、チョココルネでお休み。のあちゃんの妹あみちゃんが登場しましたが、この子ものあちゃん萌えでした。

8話では、のあちゃんが新キャラの河合さんに餌付けされかかりピンチ!?ふゆみがそれに対抗します。のあちゃん愛と心配性がお姉ちゃんからお母さんにレベルアップしたふゆみ。「フランスパン担当」という言葉が登場してましたが日常で使う機会はあるのだろうか‥。

9話はメイド喫茶回。やはり今回もみんな(主にふゆみ&まい)で、のあちゃんに萌える回でした。クロワッサンは美味しそうでしたが、初回と比べてパンの存在感がどんどん薄れて行く様な気が‥。

10話ではふゆみとまいの間にパン友の兆しが表れる。めんたいフランスパンは私も食べた事があり、最初見た時は意外な気がしましたが、食べてみると非常に良い組み合わせである事が分かります。たらこ嫌いの人は無理だと思いますが、そうでなければ子供から大人までお勧め出来る、万人受けする様な美味しさを持つパンです。

ふゆみのぐぬぬ顔が似合い過ぎで、かわいくて笑えました。

最後まで見終えて、途中から登場キャラ、および私も、のあちゃんを愛でる事にばかり気をとられつつありましたが、毎回登場するパンはやっぱりみんな美味しそうでした。パンを通して広がる友情、面白かったです。

極めつけはやはり最終回、のあちゃんの深~い台詞で締めくくりましょう。

「ふたりがくれるフランスパン多すぎ。アイテムのとりすぎも状態異常になる。」のあちゃんのそこはかとない優しさと嬉しさの込められた、のあちゃんらしい、面白くて可愛いらしいせりふでした。

{/netabare}
男性視聴者から見れば、のあちゃん萌え要素は当然の様に受け入れられる所ではありますが、女性視点から見た場合はそうでは無いと思われます。どのアニメにも言える事ですが、異性の視点を想像したければ、全キャラクターの性別を逆転してみると良いです。そうすれば何故ボーイズラブが女性に好まれ、百合が男性に好まれるのか概ね理解出来ると思います。

それにしてもパン友なんて言葉初めて聴きましたが、高校生でパン友って実在するのだろうか? とか思ってましたが‥

10話視聴後、初回近くではネタ以上の印象しか抱けなかったパン友について、素直に気持ちを伝える事の出来ない人が、自分の気持ちを相手に伝える為に、用事を口実にして訪ねたり、料理を作ってあげたり、プレゼントをあげたりする、遠回しの好意あるいは照れ隠しの一種だと解釈出来ました。パンでワンクッション置いて、少しずつ相手に気持ちを伝えてゆくのが、パン友のあり方なのかも知れません。

本編2分半程度とかなり短いのですが、噛めば噛むほどに味の出るフランスパンの様に素敵なアニメだと思いました。

おまけ ~いちごジャム+たまごサンド試食の感想~
{netabare}
1話冒頭でみなみが食べていた、いちごジャム+たまごサンドを試食してみました。アニメではレタスらしきものが挟んでありましたがこれは省略。

たまごサンドと言えばゆで卵のみじん切りを想像する方もいるかと思われますが、触感や味が良いので今回は炒りたまごとさせて頂きました。

炒りたまごはジャムと合わせる事を前提としているので、無塩、胡椒無し、バター(今回試したのは普通のバター、無塩バターでも良いと思います。)のみでオムレツ並みの半熟に仕上げます。

予め※トーストしておいた食パンにジャムとほぼ等量のいりたまごを挟めて出来上がり。(簡単です)

味の方はどうだったかというと、一口で言えばスイーツ。さらに言葉を加えれば、いちご風味のシュークリームといった味わいです。ジャムの糖分に、たまごのこくが加わっているので、シューやカスタードクリームの砂糖+たまごの風味を彷彿とさせます。中々においしい組み合わせでした。

はちみつや他の果実のジャムを合わせてみても良いかも知れません。いずれ試してみようと思ふ。食というものはまことに奥の深いものです。


※8枚切り食パンを対角線上に切り、フライパンで両面を焼く。平均的な大きさのフライパンなら一度に大体2枚(4切れ)くらいまで焼けます。両面が焼き上がって硬くなった食パンの断面には簡単にナイフが入ります。三角形の食パンをポケット状に仕上げれば、ハム、カツ、炒り卵、レタスやピクルスなどを挟んで、手をあまり汚さずに食べられるサンドウィッチが出来ます。
{/netabare}
さらにおまけ ~少し珍しいパンの焼き方~
{netabare}
[乳酸菌のみで膨らむパン、超簡単サワードゥ・ブレッドの作り方]

サワードゥ・ブレッドは一般的に、小麦粉にライ麦を混ぜ、生地の中に乳酸菌と酵母の共生関係を作り出し、それらを同時進行で発酵させるものですが、小麦粉と空気中に存在する乳酸菌だけでも作る事は可能です。それでは作り方を以下に‥。

1.しっかりと手を洗いましょう。(結構重要)
2.大体400gの小麦粉に対して二つまみの塩、一つまみの砂糖を加え、水多め、油少々を加え、粉がべとつかずにまとまるまで捏ねます。(手に生地がくっつく様なら粉と油を適当に足す。)
3.生地をボール状にまとめ、蓋付きフライパンなどに入れ、なるべく清潔で、暗く温かい所で6時間~10時間程放置。
4.多分膨らんでいるので、ガスを抜いてもう一回捏ねる。(二次発酵させずそのまま焼いても良い。すると重い食感のパンになる。)3に戻る。3を二度経由しているなら5へ。
5.膨らんだ生地を250℃位に予熱した高温のオーブンに素早く入れ、一気に焼きます。こんがりと表面にきつね色が付いたら頃合です。大体15分弱で焼き上がります。

イーストを使ったパンと比べて膨張率が弱く、またほのかな酸味が有りますが、バター、マーガリン等との相性がとても良く、なかなかに美味なパンです。何よりありあわせの材料で手軽に作れるところが嬉しい。

私はまだ試した事はありませんが、ローラ・インガルス・ワイルダー(ドラマ「大草原の小さな家」とかでも有名)の小説によれば、この生地を使ってビスケットなどのお菓子も焼く事が出来るそうです。いずれ作ってみたいです。
{/netabare}
パンでPeace!、和めるだけでなく、そこかしこに面白い情報が見え隠れするよいアニメでした。

2期あれば是非また観てみたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

パン好き女子高生が集まったら・・・アニメになっちゃいました^^;

この作品の原作は未読ですが、主題歌を悠木碧さんとあやちで構成されたユニット「petit milady」が担当されると知り視聴を決めた作品です。

これまで出演される声優さんで作品の視聴を決める事は多くありましたが、作品の主題歌だけで視聴を決めたのは、恐らくこの作品が初めてだと思います^^;
その位、私の中で悠木さんとあやちは崇高な存在だったという事になります^^

主題歌を歌う声優さんは、その作品に何らかの形で関わる事が多くありますが、この作品は純粋に楽曲の提供だけでした。
こういうのは色んなパターンがあって良いと思いますけれど。

レビューを書くためにwikiをチラ見したところ、気になる単語がありました。

「パン友」

いやいや、何でも「友」を付ければ良いってモノではないでしょう・・・^^;
でも、まさか自分が知らないだけで実は一般用語だった・・・というオチは恥ずかしいので「パン友」でググってみたところ、やはりこの作品による造語だったようです。
同じ「パントモ」という呼び方は歯科用語集の中に「歯列全部を撮影するパノラマ型のレントゲン」としてあるようですが・・・本作とはまるで関係ありませんもんね^^;

思わず「パン友」に突っ込みを入れてしまいましたが、実はこの作品はパンがお題じゃなくても成立するのでは・・・と思っていました。

なぜなら、この作品は女子高生4人組の「ゆるふわ」感が前面に押し出された作品なんです。
「ゆるふわ」感だけでみると、この作品中々の強者・・・ここまで押し出された作品も決して多くはないと思います。
パンはその「ゆるふわ」感の・・・刺身で言うツマ的存在だったように思えるんです。
勿論パンが「ゆるふわ」の代表選手なら細部まで拘った設定・・・という事になりますが、一番印象に残ったパンがフランスパンなのでイメージがちょっと合いませんでした。

特にお題が無くても4人組女子高生の「ゆるふわ」だけで成立する作品・・・だったように思える位の癒しパワーのある作品という印象です。

主題歌はpetit miladyさんの「青春は食べ物です」
前作は温泉幼精ハコネちゃんの「ハコネハコイリムスメ」に「コロコロ甘々温泉まんじゅう」が出てきましたから、食べ物繋がりがありますね^^
これから益々のご活躍を期待しています。

1クール全13話の作品でした。1話5分枠のショート作品なのでサクっと視聴する事のできる作品です。
この作品に感じた「ゆるふわ」感・・・GJだったのではないでしょうか^^?
こういう作品が毎クールに1作はあると心が和みます^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

3分アニメで良かったと思いますwww

原作未読 全13話

あらすじ・・・
パンが大好きな女子高校生たちの日常を描いたお話し


では感想を
1話が3分ぐらいのショートアニメwww

個人的には(内容が薄っ!)って思ってます(〃^∇^)o_彡☆あははははっ
ぶっちゃっけますと・・・
ほのぼの日常&萌え&百合のアニメって感じとしか思えませんでした。

(大家さんは思春期)
(旦那が何を言っているかわからない件)
(わかばガール)
などの類似作品には及ばずって思いました^^;

ツッコミどころも多数あり、15分アニメだったら心が折れていたかもしれないです^^

こうやって書くと出来が悪い作品に見えますが、3分アニメだし、少しほっこりするぐらいの感覚で見ると決して悪い作品ではないです。

まあこの作品を見るなら、類似作品の(大家さん)(旦那が)(わかば)をお勧めしますけどwww

作画崩壊はなかったものの、若干動きの少ない所が気になったりして^^;
キャラは萌えを意識していて可愛いと思いました。
音楽は普通~

ほのぼの日常、萌え、百合の成分が入った作品が好きな人にはお勧めです。 と言うか、その他の成分はありません^^;
気になる方は是非見ちゃってくださいwww


では最後に一言
絶望した~!萌え成分ばかりのアニメに絶望した~!!
やっぱり物語(ストーリー)って重要なんですね~!
(大家さん)(旦那が)の方が断然面白かったです~!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

58.3 6 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング6位
僕の妹は「大阪おかん」(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (300)
1141人が棚に入れました
「gdgd妖精s」の菅原そうたと石舘光太郎のコンビが贈るショートアニメ。
世界最強とも評される“大阪のおかん”のことを書いた「大阪おかんルール」を原作としている。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、白石涼子、井口裕香
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

阿澄さんのキャラといえば・・・浪花です!と言われる日も近い? B

原作未読

家庭の事情によって大阪で暮らしていた妹・石原浪花が、10年ぶりに兄・京介と暮らすことになったが、妹は大阪おかんの性質を身につけていた。このアニメは、その独特の大阪おかん(又は大阪)ルールを紹介していくもの。

まず、浪花のcv.を阿澄佳奈さんにしたことが狙っているのかと思わせられます。阿澄さんは福岡出身で、自身も自分がやって良いのだろうかと思ったそうです。多分、大阪の方は違和感ばかり感じられたと思いますが、これはきっと、{netabare}「最後のネタ:間違った大阪弁は絶対許されない」{/netabare}にツッコミを入れさせるための最大のボケだったんでしょうね。ですから、大阪関連者以外をキャスティングしたことについては、額縁に入れて飾っておくくらいの理由があったと言えます(考えすぎでしょうか?)。

内容については、いわゆる、大阪おかん(又は大阪)あるあるネタです。本当に「ある」ネタなのかどうかについては、大阪人でなければ当否が分からない内容が多いです。いや、当の大阪人であっても局所的なネタが混じっているとすれば、多分判断できないでしょう。ですから、あくまでも雰囲気で楽しむというのが、気持ちよく見るための条件と言えるでしょう。と言っても、どこかで聞いたようなネタが多いので、それらしく感じさせられることが多いことは確かでした。

ネタを締めくくる、浪花の「でんがなまんがな~」という言葉が、作品の良いアクセントになっています。この種の決め台詞が決まるかどうか(別の言い方をすると、視聴者に受け入れられるかどうか)によって、作品の成否が左右される場合って結構あると思います。ネタ的にさほどのものではなくても、ノリや勢いで笑いを誘うっていうパターンですね。この作品においては、それが上手く機能していたのではないでしょうか。毎回歌詞の変わるエンディングも、聞き所(ツッコミ所)の一つです。

本作はフラッシュアニメなので、絵に関しては期待しない方が吉です。ただ、フラッシュアニメだからダメということにはならないでしょう。原作は読んでないので、本作に当てはまるか断定的にはいえませんが、フラッシュアニメの方が合ってそうなものってありますよね。

ですから、この作品に関しては、「動きがない(ぎくしゃくしている)」と「面白さ」に相関関係はないと思います。ただし、「動きがない(ぎくしゃくしている)」ことが「違和感」を感じる原因にはなるでしょうし、その違和感を受け入れがたい方がいるのも確かだと思います。ですから、過去にフラッシュアニメを見て、動きが不自然なものは受け付けなかったという経験を持つ人には、お勧めできる作品ではありません。

まあ、色々なものを受け入れる素地がある人に向いている作品ということは言えそうです。「また一つ実験的な(変な)作品が出てきたな?じゃあ見てやろうじゃないか?」くらいの姿勢で臨むのが良いと思います。


ところで、私にとっては、阿澄さんの代表キャラと言えば、ひだまりスケッチの「ゆの」だったのですが、「浪花」はその座を脅かすくらいの個性を兼ね備えていました。安上がりアニメなのに恐るべしという印象です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

大阪ってこんなとこ?

なんだかんだ楽しく視聴させてもらいました。
短いからこそ面白く感じられた作品といったところでしょうか。

最初はアニメでの動きが珍しい感じで受け入れられなかったり、
大阪を馬鹿にしてるんじゃないかって思ってました。

が、それが逆にこの作品を魅力にさせるところで、
いいなって^^

このアニメで少しは大阪についてしれたんじゃないかなって
思ってます!w


~12話~(最終回)
{netabare}ついに、大阪おかんも最終回です!

だけど、相変わらず
「これ最終回?!」と思うようないつもどうりでした。

間違った大阪弁使われて嫌なのは当たり前でしょうね~
私の住んでいるところも大阪ほどではないですけど方言あるので、
間違った喋り方されると嫌ですよね。

なんだかんだ妹ちゃんの周りの人達は
大阪色に染められていたみたいですw

最初は微妙かと思っていたけど、
いつのまにか大阪おかんを見るのも楽しみにしてました^^{/netabare}


~11話~
{netabare}今回のは大阪人だけじゃなく普通のことじゃないのかな・・

うまい安いだけでなく、愛想がいい(接客)がいいってのも普通のことだと思うし、
クレームいうのは少し目立つし恥ずかしいことかもしれないけど店員さんのためにもなるってのも
正しいことだと思いますよ・・

出る前に「またきます、ありがとう」っていうのも
人として優しいしやらなきゃいけないことだと思いますしね。

まぁ、クレームはあんまり言いたくないですよね。
私の母はかなり言うタイプなので少しわかる気もします。

「ありがとう」って素直に言える妹ちゃん優しいなぁ^^

あの店員さんの声、友達の声をしてる井口さんが喋ってるらしい!
ギャップの凄さに笑ってしまいましたw{/netabare}


~9話~
{netabare}失敗をネタに。。
いいですね~、ポジティブらしいです。

私のイメージ的には大阪人=ポジティブ思考というイメージが強いので、
ネガティブな私は羨ましいというかあこがれというか。。

妹ちゃんみたいな気楽なこと友達になりたいですねw

サブタイトルでラノベのをいじるのはほかのアニメでもあったのでいいのですが、
最後の歌までネタを使うのを予想外で思わず笑っちゃいましたw{/netabare}


~7話~
{netabare}なるべく声は出さないようにしてますが、
好きな話とか盛り上がると電車でも声が大きくなる癖は、
大阪人じゃない私もしてしまう時があります^^;

母や祖母もそうなので、私の家は関西人に近いんですかね?w
気をつけなきゃですね。。

大阪の女の子はあっさりしてて気が楽そうですねー。
ネガティブな自分には羨ましいものです。。{/netabare}


~4話~
{netabare}サブタイトルがどっかのラノベで聞いたことある名前と似てますねw
あと、妹ちゃんに告ってた2人目と3人目って翼くんとはなわくんじゃない・・か?

気のせいでありますように^^;

それにしても、「考えときます」が断り言葉っていいですね。
その言い方だったら、あまり傷かなさそうですし^^
大阪って不思議なところですね・・{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

たこ焼き、豚まん、お笑い みんな大阪の名物や♪

大阪ルールの紹介を軸にしたショートアニメ。

大阪のルールって客観的に見ると面白かったりするから、
このアニメでも楽しめたらいいな~と。

そんな私は生まれも育ちも大阪。

さあ、大阪を正しくアピールしているか、
私が審査したるわ!

全12話です。
(他に特別編「東京ルール」が1話あります。)


● ストーリー
石原京介(いしはら きょうすけ)は
東京の高校に通う高校生。

長年大阪で暮らしていた妹の浪花(なみか)と
家庭の都合で一緒に暮らすようになる。

浪花と一緒にいる中で
京介は大阪のルールを知っていく。


登場する「大阪ルール」は全部で36個。

『わかるわ~!』と共感できるもの22個、
『これは主婦層のみに当てはまるルールやな。』というもの1個、
『目立つけど少数。』『大げさに言いすぎ。』というもの10個、
『まあ大阪の世間一般ルールとしてはそうかな。』というもの3個。
(※私が個人的にざっくり評価したものです。)

大阪と一言で言っても地域によって言葉もちょっとずつ違うし、
ひとくくりで紹介するには難しいところもあるものね。

でもまあ、全体的には
大阪ルールとして有名なものが多かったし、

「無茶苦茶やん!」「間違ってる!」というような
大阪ルールはなかったので、合格点をあげましょう。笑

でも大阪人をみんなこんなふうだと思わないでね。
あくまで「こういう人もいる」程度の視点で見てください。笑


● 声優
浪花役は阿澄佳奈さん。

だけど阿澄佳奈さんは大阪出身ではないそうじゃないですか!
福岡出身だそうじゃないですか!

確かにイントネーションや強い違和感は感じなかったけれど、
わざとらしさやぎこちなさは終始感じていました。

なんというか「大阪弁ってこんな感じだよね。」という大阪弁。
そこはちょっと残念だったかな。

まあ、これは声優さんが悪いのか脚本が悪いのかは
微妙なところなのですが…。

浪花というキャラにはよく合っていたし、可愛かったけどな~。
でんがな、まんがな!


あ、京介の標準語のぬるーいツッコミには
イライラしました☆笑

せっかく浪花ちゃんがこんなにテンポよくボケてるんやから、
シャキッとつっこんでくれないと!


● まとめ
作画は期待せずに。
なんだか影絵?人形劇?のような動きでした。

ショートアニメなので気楽に観れるし、
何かをちょっとだけ観たいなーな時にはちょうどよいかもです♪

最後にこのアニメを観ていて
気が付いた大阪ルールを一つ。

『大阪人は大阪ルールを読んで
 「わかる!」「いやいやおかしいからw」と
 好き勝手につっこむのが好きらしい。』

でんがな、まんがなー!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

57.3 7 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング7位
まんがーる!(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (338)
1286人が棚に入れました
編集未経験の女の子たち4人が、ゼロから漫画雑誌を立ち上げる奮闘コメディ!(ほぼ実話!?)
もし、漫画編集経験ゼロの女の子たちが、コミック雑誌を創刊したら? 「月刊コミック アース・スター」創刊時より連載されている人気コミックが、ついにTVアニメ化!
天真爛漫な“はな編集長”と女子編集部員たちのゆる~い日常と、漫画業界のリアルな事情(?)の両方が詰まった『まんがーる!』。
これを見れば、コミック編集部の裏側がわかる…かも?

声優・キャラクター
宮本佳那子、駒形友梨、尾高もえみ、大橋彩香、茅野愛衣、竹達彩奈、喜多村英梨、悠木碧
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

(第5話まで視聴済み) DVDが発売されたら続きを視聴する予定。

第5話まで視聴済み。

私はこの作品をニコニコ動画でしか視聴できなかったのですが、
第5話の時点で全話無料配信されており、
その後も、てっきり放送が終了するまでの間は無料で視聴できると思っていました。

そしてもうすぐ最終回と聞き、
1話から一気に通して観よう!と思って『まんがーる!』チャンネルに行ってみると…
第7話以降だけが有料になっているではありませんか!

私が確認不足だったのは問題がありましたが、
さすがにこのやり方は好感が持てません。

期待していた作品でも、
お金を払ってまで小画面で視聴する気はありません。

DVDはおそらく1巻で収まるでしょうから、
発売されたら全話連続で気持ちよく視聴したいと思います。
ステータスは一旦「途中で断念」としておきます。


以下は視聴中のメモ。


{netabare}編集をしたことが無い女性キャラ4人が漫画雑誌をスタートさせる物語。
1話ごとに区切りはあるものの、
ストーリーは順番通りの視聴が望ましいと思います。


OP曲は明るいだけでなく中毒性があって面白いですw
電波ソング等に興味のある方は、曲だけでも是非とも聴いてみてください^^

そして、キャラも立っている。
ドジで おとぼけな子を、あえて「編集長」にしているのが
この作品の面白さを引き立てている思います。

短い尺にクスリと笑える要素をこれでもかとばかりに詰め込んでいるし、
それでいて無理してる感がほとんど無いのも素晴らしい。

声優は特に違和感は無し。演技力も充分だと思います。

作画も細部まで凝っていて、上出来だと思います。
部屋の本1冊1冊や料理、原稿にペンなど、質感にまでこだわりが感じられますし、
キャラの画もこれまでの所崩れたのを1度も見ていません。


今期のショート枠の中では、個人的には大いに期待していますし、
上記にて褒めているように、かなりオススメできる作品であると思います^^


※途中で切った場合や、書くのが面倒になった場合等、
 レビューを削除する可能性がありますので、予めご了承願います。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

カネの無い新鋭雑誌だって、こうやればアニメ化はできる

漫画雑誌編集部を立ち上げて、新しく雑誌を作っていく。
そして、雑誌を作ってからの編集のオシゴトを描いたコメディです。
実際、この漫画を掲載している雑誌(コミック・アース・スター)を実名で登場させ、一見ドキュメントのように描いてありますが、こんな編集者いるわけありませんw
お気楽編集部の日常を描いた4コマです。


題材のわりに案外フツー。
雑誌編集という仕事の内容を扱っているのは新鮮味を感じますが、その部分での深堀はそんなにありません。
もっと掘り下げて欲しいと思わないでもないですが、あまりウンチクばかりになっても興が醒めるというもの。
ショートアニメなので、ぬるーく面白く笑えればそれでいいと思います。

で、笑えるのかというと・・・・微妙でした^^
爆笑のギャクをかますような作品ではないのでクスッと笑ったりほのぼのしたり、な笑いが基本ですが、一番のボケ役が編集長という設定。編集長という立場上ボケ倒すわけでもない。
ミニスカの元気娘がときどきパンツをチラ見せしながら、ドジをやるのが笑い所。テンションは高いけど、エピソードには起伏がなく無難。
なので、あんまり面白味を感じません。
キャラに感情移入できれば、それもアリですがショート作の弱味、短すぎてキャラが掴めません。
ネタが漫画編集に関する事ばかりなので、イマイチ一般人にはピンと来ないものマイナス要素です。


笑いを取るというより、編集というものをフィクションを交えて紹介したような作品。
雑誌の目次ページに載っている編集後記の4コマ漫画ようなテイストでした。
(Wikiで調べると、実際原作はそんな感じで始まった漫画らしいですね)
それを、1本の作品にしちゃった、と。

コミック・アース・スター、総動員。
宣伝入りのショートアニメで、少ない予算で出来る事をプッシュ。
若い雑誌のイケイケなメディア戦略・・・・・こんな試みは嫌いじゃないです。
どんどん展開していって欲しいものです。

このアニメはイマイチ面白くなかったですがw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

漫画R

漫画雑誌の編集長を目指していた佐々山はな(ささやま はな)。
親友の鳥井あき(とりい あき)を副編集長に任命して、原木つぐみ(はらき つぐみ)・西島りんご(にしじま りんご)の2人を罠(?)によって編集部へと誘い込み、新しい漫画雑誌を発刊する事となる。

「作中作」という手法を知っているでしょうか?
例えば、本の中で作中人物が本を執筆するなどの手法です。
この作品は、まさに「作中作」を使っています。
ネタバレに気を付けたいので、ここまでしか言えませんが、最終話まで観れば確認できます。

内容ですが、全然役に立たない編集長に対して副編集長を筆頭に周囲がサポートしながら、漫画雑誌という物はどのようにしたら発行する事ができるのか、という過程を描いています。

原作が載っている雑誌の名前が『コミック アース・スター』、作中での漫画雑誌の名前も同じ『コミック アース・スター』という事で、
例えアニメが失敗したとしても雑誌の名前の宣伝になるという合理的な考え方です。
商売上手ですね^^

同じ漫画制作として「バクマン」と比べてみますが、主人公は漫画家ではないので編集の仕事について正確に比べる事ができているかは分かりません。
しかし、「バクマン」の編集部の仕事と比較してみても本作品の編集の仕事は、かなり省略している感じがします。
ショートアニメなので仕方が無いのですが^^;

漫画雑誌の制作過程について、本来はキビシイ世界であるところを楽しい雰囲気で描いている『コミック アース・スター』の宣伝番組でした。


【補足】
出版業界やアニメ業界を衰退をさせないためにも、漫画を立ち読みしているだけでなく、たまには購入したりレンタルしましょう^^
(漫画喫茶もアリですね^^)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

63.6 8 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング8位
gdgd妖精s (ぐだぐだフェアリーズ)(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (300)
1130人が棚に入れました
ピクピク・シルシル・コロコロの3人は「妖精の森」に住む小さな妖精さん。森には3人の木のおうち、魔力の弱い妖精たちでも自由に魔法を使える「メンタルとタイムのルーム」、他の世界を覗き見できる「アフレ湖」など、不思議な世界がいっぱい! 今日も3人でgdgdな毎日が始まる!!

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

センスが飛びぬけている(74点)

1クール予定。
1話15分程度。
アニメオリジナル。

個人的満足点:74点
アニメ系統:3DCGギャグ

キャッチさせていただいている方々が次々に視聴を開始されていて、
何か盛り上がりを見せていたため、私も追っかけて視聴を開始してみた。

正直な感想として、これはかなり好みが分かれそう。
基本3人による無茶苦茶な会話・行動がほとんどのため
この会話と行動についていけなければ、面白くないんじゃないだろうか。
しかし、ツボな人にとってはこれは相当面白いと思う。

3人でバカ会話を繰り広げる「お茶会」
3人でバカな遊びを繰り広げる「メンタルとタイムのルーム」
3人でシュールな映像にアドリブで合わせる「アフレ湖」
の3部構成。

これの内1つでもツボにはまれば結構いけるだろう。
個人的には「メンタルとタイムのルーム」がツボ。
特にバンジーとおじさんがツボったw
無茶苦茶度が飛びぬけている。
この無茶苦茶な部分にセンスを感じずにはいられない。

「お茶会」は3人で会話しているだけなので
バカな会話に一緒になって突っ込めればなかなか面白い。
特にコロちゃんのネガティブな会話にはセンスを感じるw

「アフレ湖」は毎回ドキドキする。
ものすごくシュールな映像にいったいどんなアドリブを入れてくるのか。
気が気じゃないw

また次回予告が色々なアニメのパクr・・・オマージュw
しかも全く次回予告になっていないw

もはや話の脈絡なんてものはないし、映像に根拠もない。
ただただバカバカしい内容に笑えるか笑えないかだけ。

合うか合わないか1,2話程度、確認してみてはいかがだろうか。


と、gdgd書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

エピローグ自重www


-----------------------------------------------------


以下、途中からの感想
ネタバレを含むので
未視聴の方はスルー推奨


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6話視聴。
今回はお茶会中止かよw
メンタルとタイムのルームの黒ヒゲ危機一髪クソワロタwww
アフレ湖なげえしw
コロちゃんはさすがだがw

エンディングのコロちゃんwwww
踊れよwwwww

次回予告ローゼンw
完全にアウトwwwww


7話視聴。
今週はお茶会のクオリティが高かった。
終始面白い会話だったが特に「一悪」には吹いたw
今週も笑わせていただきました。

次回予告「キラッ」
アウトwww


10話視聴。
                           
         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれはOPがこれからgdgd歌われると
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        思ったらいつのまにか終わっていた』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        おれも何をされたのかわからなかった…
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        頭がどうにかなりそうだった…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \    アウトだとか手抜きだとか
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ    そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ  もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…


11話視聴。
ちょwwwwwwwwwww
マミったwwwwwwwwwwww
もろにアウトすぎるwwwwwww

そしてどこから出した、スカウターwwwwwwwwww

俺の妹がこんなにgdgdなわけがない。
まったくその通りだよwwwww


12話視聴。
コロちゃん無双w
くそおwwwwwww
シリアスwwwwwww
シリアスなのに何故か笑えるw

そして来るぞ来るぞと待っていたオチはそれかwww

最後まで笑わせてもらいました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一度お試しください! B+

妖精の森に住む小さな妖精3人の日常を3つのコーナーで描きます。
他のレビューで何度も述べられていますが、初めて聞くという方もいらっしゃると思うので、登場人物(妖精)とコーナーから紹介していきます。

<登場妖精>
ピクピク;ピンク髪のツインテール。3人の中では一番素直な性格。
シルシル;黄色髪のポニーテール、ドクロの髪留めをしている。毒舌家。
コロコロ;紫髪のボブカットでキノコの帽子を被っている。不思議ちゃん。

<コーナー>

『トーク』
毎回お題目に沿ってトークを繰り広げます。
ピクピクが最初に話題提供し、シルシルが話をピクピクの思うのと違った方向に膨らませ、コロコロが壮大に展開したりシュールに落としたりする、というのが一連の展開です。
トリオ形式の漫才だと思ってもらえれば理解しやすいと思います。

『メンタルとタイムのルーム』
このネーミングもあれですね・・・。(分からない方は和訳して検索してみてください)
3人は魔力が余り強くないので、魔力を増幅してくれるというこの部屋に入って、魔法を使っていろいろなことをします。
この「いろいろなこと」というのが、他愛もないことであったり、何それ?っていうのであったりしますが、その殆どに共通して言えることは「くっだらね~ww」ということです。

『アフレ湖』
3人のいる世界とは別の世界を見ることができる湖があるのですが、そこから音は聞こえてきません。
それをいいことに、3人は別世界の映像に声をかぶせて(アフレコして)遊びます。
これは、声優さんがアフレコ用映像を見て、アドリブ一発取りしているそうです。
このため、素に戻った声優さんの声がそのまま収録されている箇所もあり、まるで声優さんのラジオを聴いているようなノリです。

『次回予告』
コーナーではないのですが、予告とは全く関係ない内容で毎回かましてくれます。
パクリ・・・いや、オマージュですね。


この作品は、期待して見ると多分ダメだと思います。
私が見たのも、毎回録画していたアニメが終わり、後番組としてこの作品が録画されていたのを、消すのも勿体無いから一応見てみようかと思ったからです。
あにこれで好レビューが結構あることなど全く知りませんでした。
加えて、最初は他のことをしながら流し見しかしていませんでした。
しかし、変な会話の内容が次第に耳を捉え、シュールな映像が少しずつ目に留まり、最後の方は構えるように見るようになった次第です。
そんなこんなで、最初流し見していて分からなかった箇所を見直してみようと、2回目を見始めているところです。

この作品はプレスコ(※)で収録されており(アフレ湖の映像を除く)、アドリブをそのまま収録することで、会話の日常感を出しています。

※プレスコ:声を先に録って映像を後で充てる方法(紅、夏雪ランデブーなどもこの方式)

結果的にその手法は成功していると思います。
全篇に渡って作りこまれていない自然体な会話となっており、それはこの作品のタイトルでもあるグダグダ感にもつながっています。
一歩間違えば本当のグダグダにになってしまう、いや、もうすでにグダグダになっちゃっているんだけれども、それを楽しむっていうのがこの作品だと思うのです。

面白いか面白くないかで選ぶならば、私は面白いと思います。
でも、このグダグダ感が嫌だという人が相当数いるのではないかというのも、容易に想像ができます。
ですから、自信を持ってお勧めできる作品という訳ではないです。
ただ、一度はお試しいただきたい、試さないのは勿体無いですよと言いたい、そう思わせてくれる作品です。
相性さえ合えば、掘り出し物の逸品になると思いますよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

まりす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

(構成考察)キャラと声優の一体化

《本レビューは作品構成について考察しています》

公式曰く「業界もびっくりの低予算」アニメ。
皆さんに語り尽くされている感がありますが 振り返りまでに特徴的な点を挙げますと
①フルCG形式である(やっすいけど可愛い)
②通常通り脚本に沿って物語が進んでいくパートと
 声優に丸投げするアドリブパート(「アフレ湖」のコーナー)がある

と言ったところでしょうか。
特に②は今まで業界に無いスタイルだったので話題になりました。
(正確にはこのコーナーだけは声を先に収録してるのでアフレコではなく
 「プレスコ」なんですが)

ゆるーい作品なので ゆるーい気持ちで観ていましたが
途中で更に 特徴的な点を見つけました。

③アドリブパートでも声優はキャラを演じ続ける
④アドリブパートで声優が発した声に3DCGスタッフが動きを当てている
この2点です。

③で、「単に声優がラジオをやっている」のとは異なる空間が生まれました。
発言にメタ要素も多いのですが、ある程度素の自分を出しながらキャラを
演じるというのは並大抵のことではありません。
一般的に演者は役に没入することで 役との距離を縮めますが、
「アフレ湖」では演者そのものがキャラクターの基礎になるわけです。
これが作品のラジオ番組であれば「あ、なんか声優が頑張ってる」で
終わりますが・・・

私が本当に狂ってると思うのは④です。
「声優がキャラを解釈し 動きに合わせて演じている」のではありません。
「スタッフが声優を解釈し 発声にキャラの動きを合わせている」のです。
つまり、3DCGスタッフが声優の声色から動きを逆算している。
解釈の主体が声優からスタッフに変わっています。

この「スタッフが動きをあてたキャラクター」がよく動く。
表情は豊かだし、声の先行収録時に声優がやっていないであろう動作もある。
我々はアニメを観る以上、画面を見ないわけにはいきません。
キャラが普通に動いているという事実の前に、キャラと声優の距離が
限りなく縮まっていくのです。
そして、だんだん両方が好きになっていく(双方のプロモーションが出来ている)。
他社が声優にキャラのコスプレさせたりして「一体化」に予算を割いているの
とは対照的に、こちらは低予算でもある。まさに革新的試みだと思うのです。

こうした「キャラと声優の一体化」に向けた声優・スタッフ双方向からの
アプローチは、ドラマとアドリブの両方を含んだ映像作品形式だからこそ
出来たことだと思います。
しかも他社が真似すると確実に二番煎じ扱いを受けるでしょう。
まるで特許ですね。
さて、スタッフはどこまでこの手法を使い続けるのか。
或いはアニメ業界にこの手法が残り続けるのか。 楽しみですね。

お目汚し失礼いたしました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

60.2 9 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング9位
チーズスイートホーム(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (49)
217人が棚に入れました
元気でいたずらっ子な子猫のチー。生まれて初めてのお散歩で迷子になり、親切な山田家に拾われることに。
体は小さいけれど、態度は大きくて好奇心も旺盛なチーが、マンションや公園を舞台に小さな大冒険を繰り広げる。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

抱きしめたい

普段はあんまり、愛玩ぽいものにいっさい惹かれない ^^; 私が…

この作品にキュンキュンきて、原作を買った時期がありました。
かわいい!なにこれ かわいい!!
って思ってる自分が不思議で。


時を経た今、この漫画(の続編?)が連載されている雑誌を他の作品のために買ってますが、あの時のような気持ちには、ならないのです。
コレが何故だか、わかります。

私はあの時、初めて妊娠していたかその直前でした。

その後身籠る直前にも、もう子供が着られない小さな肌着を見ていたら、しきりに愛おしさが込み上げてきて、何だろうこれは、抱きしめたい、と涙が出た覚えがあり、その後妊娠が発覚し、そういう事なのかな…?と、思いました。


赤ちゃんは親を選んでやってくる、というとスピリチュアルな気配にアレルギーを起こす方もおられそうですが
(また、産めない方はどうなんだというニュアンスになりますよね)
私は伝道師ではないのでよくわかりませんが

やってきた時、にもたらされたと思われる、あのとりとめのない優しい気持ちは強く確かに思い出されます。



今、友人のお腹の中にいる赤ちゃんが、出産後には生きられない身体だそうです。
また、そういったケースを見聞きするのは初めてではなく
ネットの情報を読んでいても、多くの親がその状況と向かい合ってきたのだと思います。
「赤ちゃんは普通に産まれてくるものだと思い込んでいたよ」

申し訳ない事に、普段は意識もなかなか出来ないのですけど
「選んできた方式」で考えれば、それでも受け入れてくれるお母さんを選んでやってきて、お腹の中に包まれてみたかったのかな、と思ったり
こうして私にも、あの時の気持ちを思い出させてくれたんだなーと思ったり

色々思いましたですよ。

ウェットなひとり言で 何が何やらですが
かわいい、と思う気持ちはたぶん自然なことで大事なんだな〜って話でした。




すみませんサンキューのお礼、行けてませんm(_ _)mありがとうございます。
個人的掃除ブームの間に、どなたから言ってないのかわからなくなって、もう行きづらい事に〜

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

Britannia さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

猫を飼いたい今日この頃

ショートアニメ、1話 約3分、全26話

人と猫の価値観の違いを再認識するのに参考になるかも(=・ω・=)
あーーー高級家具が!
ガリガリฅ(●´ω`●)ฅガリガリฅ(●´ω`●)ฅガリガリฅ(●´ω`●)ฅ
コラ!(=`ω´=)

家で飼う以上、猫に罪はない。
怒ったりしてはいけない(´; ω ;`)

躾は難しいが、猫は嫌な事は良く覚えてるみたいですね(●ↀωↀ●)✧
「お風呂・ドライヤー・病院・トイレ・遊び・爪とぎ」の話があります。

ようつべの、子猫動画が可愛すぎて気づけば数時間ฅ*•ω•*ฅ♡


          ;' ':;,,     ,;'':;,
         ;'   ':;,.,.,.,.,.,,,;'  ';,   っ
        ,:'           : :、
       ,:'ノ       \   ::::::::',   っ
       :'  ●     ●      :::::i.
       i ///(_人_) ////*  :::::i  
       ,i.     し'         :::::i     
      (⌒)        (⌒) ::::::::: /        
       ;, :'       ; : : ::::::::`:、
        ; ,:'        ';,. : : ::::::`:、

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

もちすい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

萌え泣き

とにかく、「かわいい」の一言につきます。
観ながら終始にやにやしていました。

人が泣くのって、悲しいときだけじゃなくて、他にも、嬉しかったり、悔しかったり、と、ベクトルは違えど、感情というものが一定以上に振り切った時に人は泣いたりすると思うのですが、私、これを観ていて“萌え”という感情が振り切れすぎて、なんだかうるうるきちゃいました。

つまり、“萌え泣き”というものがあるんですね。
そんな不思議な感覚をこの作品で知りました。。。

でも、かわいいだけじゃないです。
多少デフォルメしているところはあったりしますが、猫の習性や生態を割とリアルに描いているので、猫を飼ったことがある人には、「うんうん」と思わず頷いてしまう描写がよくありますし、猫を飼ったことがない人でも、「猫と暮らす生活ってこんな感じなんだ」と、疑似体験にもなるのではないでしょうか。

話数は104話あるのですが、1話が3分ぐらいなので、短い時間でちょこちょこ気軽に観れますよー。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

61.9 10 ほのぼのでショートアニメなアニメランキング10位
おこしやす、ちとせちゃん(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (45)
140人が棚に入れました
京都に住む子ペンギン、その名もちとせちゃん。
もふもふした愛らしい子ペンギンのちとせちゃんは、
おいしいものや楽しいことが大好き。

人々と触れ合ったり、おいしいものを食べ(させてもらっ)たりーー
好奇心のおもむくまま、京都の街をうろうろします。

清水寺・銀閣寺・祇園 …
誰もが知っている京都の名所をペンギン視点から描きます。
なつかしてくてどこかあたたかい、ほっと心がやすらぐような
癒しのペンギンショートアニメ!

声優・キャラクター
遊佐浩二、小岩井ことり
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

私のPCのデスクトップは、龍安寺の石庭です(笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ペンギンが紹介する、京都の観光PRショートアニメ。、、、と、それ以外に表現しようがない(苦笑)

スポンサー、京都府なのかな?(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
では私も、京都のPRを(笑)

昔、京都旅行に行きました。目的は、龍安寺(石庭で有名なところ)。まあ、他にも色々行きましたがw

龍安寺には、私が好きなエピソードがありまして。大学の時に講義の中で(余談として)聞きました。それで、興味をもちました。

日本文学、文化の研究者として有名な、ドナルド・キーン氏が、まだ留学生として京都に下宿していた時(1940年代)の話。(「」内はキーン氏の文章)

「或る晩のことです。十五夜で、それはそれはきれいな月の晩でした。 私は大学からの帰り道、その月を見上げて惚れ惚れしながら京都の町を歩いておりました。」

……当時の京都は今ほど観光地化されておらず、龍安寺にも(他の寺にも)拝観料なるものはなく、常に門戸が開かれていたそうです。

「私は竜安寺の門をくぐって本殿に入り、あの有名な石庭を前にした縁側に座り込みました。月光に照らされた石庭の美しさ。私はしばらく身動きができませんでした。」

……私も、本当は月夜の石庭を眺めたかったのですが、17時までしか開いてなかったんで、仕方なく、昼に行きました(笑) 月夜の石庭、一度観てみたいな~。

「三十分、いえ 小一時間ほども私はぼんやりと庭を眺めていました。もう十分すぎるほど石庭に見惚れた後です。ふと傍らへ目をやると同時に私は驚きました。いつの間にか私のそばに、一杯のお茶が置いてあったのです。誰が?いつの間に?どうして?」

「想像するしかないのですが、おそらくお寺の誰かだったのでしょう。外国人の若い学生が石庭に見惚れているのを見て、邪魔をしないように、そうっとお茶を置いていってくれたのです。私は、とても感激しました。」

キーン氏は、「こんな気遣いの仕方ができるのは、日本人だけだ」と言います。曰く、

「我々(西洋圏)も、お客さんにお茶は出す。でも『やあ、良い夜だね』などと声をかけるだろう。しかし、日本人は違う。深い部分で他者を尊重していて、思いやりがある。その思慮深さ、高い教養に、私は日本人が大好きになった。」

……なんか、このエピソードを聞いたとに、素敵だな~。と、思ったんですよね。シンプルに。

ちなみに、キーン氏の留学中っていつ頃だろ?と思ってWiki調べたら、、、昨年の2月にお亡くなりになっていたんですね。享年96歳。最後は、日本に住み、日本国籍を取得し、日本人として亡くなったようです。御冥福をお祈りいたします。

キーン氏は晩年、今の日本社会の在り方に警鐘を鳴らしていました。

「日本社会の強さは、高い教養と共同体意識のはずだ。それが、世界に誇る日本独自の文化を支えている。私は以前、「日本は文化の維持、発展を国是として、アジアのフランスを目指すべきだ」と主張していた。その思いは、ますます強くなっている。急増する外国人観光客が、どこを訪れ、何に関心を持つかを考えれば、日本に何が必要かは明らかだろう。貧しくも豊かだった日本が、豊かだが貧しい国になりやしないか、危機感を持っている。」

……最近、マスコミを賑わす様々なニュース。高い教養と共同意識、思いやりの精神。変化して良いこともいっぱいあるが、忘れたらいけないものもあるよなと思いました。なんか、改めて(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

うみの藻屑 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

今期究極の癒し

コウテイペンギンが当たり前のように
京都に現れては人間と接していく、
そんな感じのほのぼの日常ストーリーです。

休日の朝にこれを見ると心が温まります。
キュッキュッという鳴き声ところんとした姿がたまりません///

京都は大阪から1時間弱で行けてしまうので
私も良く行くのですが、しっかり有名どころが描写されていて
「あ、ここ行ったところだ!」とつい口にしてしまうくらい
リアルです。

今の時代こういうまったりな時間の流れが不足している
ような気がして、本作を見ると忘れがちだった日常を
自然と感じさせてくれる気がします。

ちとせちゃんは気ままに京都をぶらぶらしていますが、
ご両親はどこにいるのでしょうか・・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

凄く可愛いよぉ〜(´艸`)*

ちとせちゃんは可愛いペンギンです(´艸`)*
この作品とても気に入っています^ ^
物語は数分なんですが、ちとせちゃんが京都の町を歩き回る作品でちとせちゃんが本当に可愛くて癒される作品です。
是非是非見てみてください^ ^
私は短編アニメは色々見てきたつもりですが短編シリーズではこの作品は一番好きです!
ちとせちゃんが可愛くて原作も購入しましたがかなり人気みたいで集めるのに苦労したりしましたw
ちとせちゃんは京都で大切にされてるのですが沢山の人から愛されてるペンギンさんで町の暖かさとか優しさとかも伝わるし雰囲気も素敵(´艸`)*
ちとせちゃんの鳴き声も可愛い♪
短編アニメではかなりオススメです^ ^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
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