アメリカでコメディなTVアニメ動画ランキング 15

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のアメリカでコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月30日の時点で一番のアメリカでコメディなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.2 1 アメリカでコメディなアニメランキング1位
血界戦線(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1196)
6990人が棚に入れました
異界(ビヨンド)と人界とが交差する変わり果てたニューヨーク、「ヘルサレムズ・ロット」。深い霧に閉ざされ、様々な勢力と様々な種族がせめぎあう危うい均衡の上に浮かぶ街。
クラウス率いる「秘密結社ライブラ」は、いつ破れるとも知れぬ世界の均衡を守るために様々な事件へと挑んでいく。

声優・キャラクター
小山力也、阪口大助、中井和哉、小林ゆう、宮本充、銀河万丈、折笠愛、内田雄馬、大塚明夫、石塚運昇、宮野真守、藤原啓治、緑川光、石田彰、釘宮理恵、水樹奈々、沢城みゆき、各務立基、こおろぎさとみ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

光に向かって一歩でも進もうとしている限り、キミの魂が真に敗北する事など、断じて無い!!

今回は去年(2015年)話題となったアニメ、そして個人的には2015年アニメ内で1番だと思っている作品、『血界戦線』について書いていきたいと思います。
私のつたないレビューで恐縮ですが、読んで下さる心お優しい方はどうぞお付き合い下さい。

まずは簡単なあらすじから
かつてニューヨークと言われた街は、「大崩落」という超常災害によって異界と人界が交差した結果、超常日常・超常犯罪が飛び交う地球上で最も剣呑な緊張地帯、「ヘルサレムズ・ロット」となった。
そんな街でいつ破れるとも知れぬ均衡を守るために秘密裏に活動する者たちがいる。
クラウス・V・ラインヘルツ率いる「秘密結社ライブラ」
彼らはさまざまな能力を駆使し、異界の住人と日夜戦っていた。

主人公、レオナルド=ウォッチは半年前の事件で異界のものに遭遇し、自らの眼をよこせと迫られる。
かろうじて、眼を奪われる難からは逃れたが、結果、妹のミシェーラが対価として視力を失ってしまう
妹を救う術を求めて彼はヘルサレムズ・ロットを訪れた。
ライブラの新人と間違われたことをきっかけに、妹の視力を対価として異界のものから与えられた「神々の義眼」の力で事件を解決し、レオは正式にメンバーの一員として迎えられる。
彼は、クラウスらとともに様々な事件(あるいは異界ならではの日常)へと足を踏み入れていく事になるのだった。

同時期、院内墓地に訪れたレオのもとに自らを幽霊と名乗る少女が現れる。
彼女の名はホワイト
不思議でどこか活発な少女は次第にレオと心を通わせていく事になる。
後にホワイトの兄、ブラックとも出会い、3人は良好な関係を築いていく
そして、少しずつ距離を縮めていくレオとホワイト
しかし、彼女達の背後には自らを絶望王と名乗る少年の姿があった。
彼、彼女の正体、絶望王と名乗る少年の目的、3人の関係、そして彼らが思う真意とは…?
全てが明らかになった時、ヘルサレムズ・ロットに1つの大きな嵐が吹き荒れていく。
主人公レオは大切な人々を救うため、前へと歩き続ける。
血闘で結界を守る、秘密結社ライブラの血界戦線が今、始まろうとしていた…


ここからは私の個人的感想を書いていきたいと思います。
私が全話観終わってまず感じたのは、このアニメはスタッフに愛されて作られた作品だったんだなあという暖かい気持ちです。
随所に作品愛のちりばめられたアニメだったなあと観終えてからは改めて思う事が出来ました。
そもそも、観始めたきっかけといえば、私の好きなバンド2大巨頭、BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENがOPとEDを担当していた事、内藤先生の前作『トライガン』の大ファンだったからという本作の内容とは全く関係のない理由
まあ、『トライガン』の作者だから、一定水準を満たす位には面白いだろうなと舐めて考えていましたが、正直に言います。
シナリオ、キャスト、演出、音楽、作画、どれも他の同時期のアニメと比べて軒並みずば抜けていました。
最終話を観終えてからは感動で彩られた大きな余韻と上手く収まったという気持ちの良いすっきり感、そして、少しの寂寥感を感じた数少ないアニメです。
まさに感無量でした。
初めて観た時のワクワク感、躍動感は今でも忘れられません…
アニメスタッフの皆さん、ホントにありがとうございました!!

さて、私がこの作品を観続けた理由は他にもあります。
一番の理由は主人公、レオナルド=ウォッチの魅力に取りつかれたからです。
このレオという少年、本当に普通な男の子です。
普通に優しくて、普通に明るく、普通におせっかいな少年
人並みに正義感も強く、仲間思いで、誠実な、極めて普通の少年なんです。
作中でも、「普通」という言葉はよく使われていました(主に彼に対してだけ)
しかし、彼のその人間性は「普通」という言葉では片づけられない程、片づけるには失礼すぎる程、高潔で勇敢です(『血界戦線』のキャラもレオに対してそのように考えています)
他のライブラメンバーのように戦闘に役立つ特殊能力は持っていないし、大人びた考えも持ち合わせていない。
性格はすこぶる良いけど、頼るとしたら少し力不足かなと抱く人もいるかもしれません。
しかし、このアニメを最後まで観ると必ず思います。
真にホワイト達を救う事が出来たのはレオナルドしかいなかったな…と。
一気に視聴してみると、なるほど、改めてそうだと思わせるだけの説得力がこの作品にはありました。
また、ホワイト、ブラック、絶望王のオリジナルキャラクターも作品の雰囲気を壊す事無く、むしろ原作に登場してくれないかなと思わせてくれる程です。
実際、最後のシーンでは私もレオと一緒に涙を流してしまいました…
物事に説得力を持たせるのが一番難しいとされるサブカルチャーにおいて、ここまで思わせてくれた『血界戦線』は実は凄い作品ではないかと思います。
主人公、レオが大切な人達を救うため、非力な自分に何ができるか模索しながらも前へ進んでいく最終話の姿は必見です。
最高にクールだぜ、トータスナイト!!
最高に輝いているぜ、トータスヒーロー!!

上記の反応からも分かる通り、このオリジナルストーリー展開は私個人としてはとてつもなく楽しめました。
短編集のようなテイストの中に1つの軸となす長編が隠されている構成のアニメは他にも多く観てきましたが、これも他の作品とご多分に漏れず素晴らしい出来だったと思います。
ミシェーラの光を頼りに元気に生き延びているレオ
誰にも頼れず、闇に支配されながら生きるホワイトとブラック
希望と絶望で比較された2つの対比関係には私も非常に考えさせられました(もしかしたらレオナルド兄妹も一歩間違えれば…?)
勿論、原作通りの話も同様に面白く、ごちゃごちゃでどたばた、異常が日常のヘルサレムズ・ロットの世界、存分に浸れました。
しかし、1つだけ注意点を
このアニメを見る際は絶対に流し見では駄目です。
話が理解できなくなりますから…
まあ、内藤作品では細かいことは考えたらだめですけどね(笑)

さて、以上でレビューを終えたいと思います。
レオという「リトルブレイバー」がもたらした一世一代の頑張り物語、どうかじっくりと堪能してください…
共に最低で最高な日々を過ごしましょう!!


人の歩みを進めるのは、希望ではなく意思
人の歩みを止めるのは、絶望ではなく諦め


PS.
この後、観る方々に1つ、忠告を
これから観るであろう1話をよく覚えておいて下さい。
今後の彼自身を見つめていく上ですごく重要な回なので…
後に最終話と比較する事で、彼の本質をさらに感じられることでしょう…

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

ばぶえたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画や世界観の描写は上手いけれど原作未読者には難しい?

現在4話まで視聴済。

冒頭観た感じ、文豪ストレイドッグスやカウボーイ・ビバップのような印象を受けました。
ちょっぴりおしゃれな近未来空間+異世界でのスタイリッシュ異能バトル作品。

能力名や世界観にやや中二エキスが入っているように感じられました。

1話目はふむふむと観てましたが、だんだん難しく感じ、4話で「?」。
尺の割にキャラ解説(描写?)が弱くて、細かいところが全く入って来ず。
結構説明をはしょってストーリーを流している感がありました。

異能力やキャラが分からないまま話が進みすっかり置いていかれてしまい、4話は2回繰り返してしまう羽目に。

これは原作を見た人でないと内容を受け取れないかもです。
引き続き、もう少し観てみます。

ただ釘宮さん好きならばキュンキュンできるキャラがいるので、そこはぜひ観て頂きたいです。

作画や動画、音楽などはとてもしっかりしていて素敵な作品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

甘くて苦くて目が回りそう…なんです♪

『甘くて苦くて目が回りそうです…♪』

心地よくてカッコイイ!!
気分が上がって何度も聴いてしまう…
そうです、中毒性…あり!ってことです♪

文頭を飾ったこの言葉は私が一気に心を掴まれてしまったED「シュガーソングとビターステップ」のフレーズです♪

これまで例外なく作品の中でアニメソングに出会っていましたが今回は逆になりまして・・・

アニメソングの甘い誘惑に誘われて視聴を決めたのです。
OPとED共に素晴らしい楽曲と映像に仕上がっています。

もしお時間がありましたら是非曲だけでもどうぞ
とオススメしたいのです。
ハイ、こちらです。
ED ;「シュガーソングとビターステップ」
OP;「Hello,world!」

EDではキャラクターが思い思いのダンスを披露していて私も踊りだしたくなるような楽しさが溢れた映像
楽しいリズムとビートに病みつきになりました~!


そして物語ですが私の大好きなジャンルSFです。

舞台は世界で最も危険な都市。

主人公の少年はふとしたきっかけで世界を救う秘密の組織と出会い、そこから物語が動き出します。

アニメだからこそ堪能出来る非日常の光景!
規格外キャラクターたち!(たまにちょとキモチワルイよ)
胸騒ぎが止まらない緊迫感!
華麗なアクションで魅せます…よ!

そう、この世界の均衡を保つために戦う姿がスリリングに描かれていて私を熱狂させるのです。
けれど、それだけではありません。
人びとの苦悩や葛藤を映し出したドラマも折り込まれているのです。

予測出来ない!そんなSFと人間ドラマが絡み合って展開していく作品でした。
{netabare}
個性が抜群のキャラクターが集結
メンバーとのコミカルなかけあいも必見です。
また、クスリと笑いを誘う要因に必ずザップが絡んでいるのは…お約束ですか?

私のお気に入り回は2話あります。

・ネジ君とレオとの友情回
公園のベンチに仲良く肩を並べる二人。頬をピンク色に染めて幸せそうに4個のハンバーガーを均等に食べるネジ君…うん、ホントに可愛すぎです♡

思わぬ事件が起こりお互い記憶が消えたはずなのに、それでもまた二人は出会う…種族の垣根を超えた友情は見ていて心を動かされ、時にホロリとさせられました。

・レオ&ホワイトのデート回♡
世界救済の戦いの行方も気になりますが、
レオとホワイトの関係がどのように進展するのかも興味が尽きないところでしたね。
5話では心の距離が縮まり
身体を寄せてレオの肩を抱き寄せるホワイト
映画のワンシーンのようでとってもロマンティック
エンディング曲が存分に気持ちを盛りあげるように流れ出します。
その一瞬で私の心は取り込まれて曲と共にこの作品で一番お気に入りのシーンとなりました。

エンディングに使われている「シュガーソングとビターステップ」は、あにこれユーザーさんの2015年の曲ベストに多くランクインしているんですよね。
遅まきながら私も曲と出会い。
今回ストーリーに付加されたことで心に何倍も残る曲となりました。

エンディング映像は赤い緞帳にスポットライトがあたり結界キャラクターがダンスのステップを踏み、楽しいステージを作り上げるのです。
中盤にミステリアスなホワイトの憂いを含んだ視線の先に映る映像が印象的でしたね。

また、作品の世界観をピタリと表現したオープニング曲「Hello,world!」に合わせてレオの成長がドラマチックに美しくつづられていきます。
「ハロー どうも 僕はここ」
成長し駆け上ったレオ。メロディと伸びやかな声とが相まって開放感が溢れる大きなスケールで魅せるのです!!
最終話を観た後にこの映像を見返してみると胸が熱くなってしまいました。

~レオの軌跡~
深い絶望を抱えていたレオがこの街でライブラに参加して試練を乗り越えることで希望の光が見えて、同時にメンバーとの間には強固な絆が生まれましたね。

絶望の淵を這い上がり、自信を手に入れたレオがブラックとホワイトの明かされた過去に終止符を打つために後押しをします。
それはレオが成長するために大きな意義のあることでした。

エンディング、私にとって愛着のあるキャラクターになっていたホワイトとの別れには寂しさを感じましたが、皆にとってはこれが良い幕閉めだったのだと信じています。
{/netabare}
原作ではホワイトとブラックは登場しないとのことで、これからチェックしてみようかなと思っています。
感想レビューはいずれ、まんがーれに投稿しますね。

血界戦線の新作アニメ「王様のレストランの王様」も期待値大で視聴しようと思います♪


マーマレード&シュガーソング

ピーナッツ&ビターステップ

甘くて苦くて 目が回りそうです♡

南南西を目指して パーティーを続けよう

世界中を驚かせてしまう 夜になる

I fell 上々 連鎖になってリフレクト♫

投稿 : 2024/04/27
♥ : 60

60.0 2 アメリカでコメディなアニメランキング2位
マイアミガンズ(TVアニメ動画)

2000年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (21)
100人が棚に入れました
舞網警察署所属の美少女警官・桜小路妖と天野ルウが巻き起こす、ドタバタ犯罪捜査劇!

声優・キャラクター
豊口めぐみ、田村ゆかり、小形満、田中理恵、西村知道、大沢千秋

83.7 3 アメリカでコメディなアニメランキング3位
小林さんちのメイドラゴンS(第2期)(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (553)
2052人が棚に入れました
あのはちゃめちゃドラゴンメイドが再び!ひょんなことから小林さんちのメイドとして働くことになったドラゴン・トール。大好きな小林さんに時々(嘘。たくさん)迷惑を掛けながらも、なんとか人間社会に溶け込み立派に(嘘。そこそこに)メイド業をこなしていた。同じドラゴンのカンナ、ルコア、ファフニール、エルマたちも、それぞれ自分の居場所を見つけて、人間たちと異種間コミュニケーションを満喫していた。そんなまったり、たまに激動の日々を送っていた頃。小林さんに、新たなドラゴンの脅威が襲いかかる―。

声優・キャラクター
田村睦心、桑原由気、長縄まりあ、高田憂希、髙橋ミナミ、嶺内ともみ、小野大輔、中村悠一、加藤英美里、後藤邑子、石原夏織

ひろたん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「変わらない」って、実はすごいこと。

OPは、メイドラゴンらしい良い味がでていました。
曲の冒頭は、耳に残りますよね。
カンナちゃんは、相変わらず可愛いです。
他のドラゴン娘たちの乳は、相変わらず大きいです。
しかし、もはやここまでくるとエロを通り越して、エロくありません。
トールのしっぽと同じ類の「なにか」になってしまっています。
こうなると、別の何かを求めカンナに人気が集まるのも頷ける気がします。


1期では、小林とトールが各々自分の気持ちに答えを出すと言う話でした。
二人は、生まれ育った世界が違うのに一緒にいてもいいのかと悩みました。
でも、最後は、「一緒にいたい」と決心したのでした。

一方、2期は、大半が面白系エピソードですが、少しだけシリアスです。
小林とトールの間に急に重い話が入ってくるように感じるかもしれません。
しかし、これは二人にとって必要なエピソードなのだろうなと思います。
やはり、付き合いが長くなってくると、いつかは、こう言う時がきますよね。
相手のことが、面倒くさくなったり、重く感じてみたり・・・。
むしろ親密になってくればくるほど避けて通れません。
二人は、これを乗り越えられるかどうかがこの物語では試されます。
もし、ここでお互いが「重いな」って思って距離を置いてしまったら・・・。
所詮、それまでの仲だったと言うことになってしまいます。
さて、二人の結末は如何に・・・?


確かにギャグ作品でシリアスエピソードは必要かと言う話はあります。
でも、そう言う意味では、1期も重い話はありました。
ですので、メイドラゴンとは、そう言う話だと納得できれば大丈夫でしょう。
ただ、1期は、そのシリアスの描き方がたぶん上手かったのだと思います。
つまり、シリアスを上手く日常ギャグの中に溶け込ませていたと感じます。
逆に2期は、シリアスとギャグの境目がはっきりしちゃったのでしょうね。
そのため違和感があったのだと思います。


ところで、2期は、いろいろ翻弄された作品でした。
しかし、拍子抜けするほど良い意味で前作と変わっていませんでした。
「変わらない」って実はすごいことなのだと思います。
それは、一度途切れたものをもとに戻すには相当な努力が必要なはずだからです。
また、2期は、暗い過去や努力の痕跡を視聴者に感じさせませんでした。
そう言うところも、また、プロフェッショナルの仕事だなと感心させられます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 40

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

スーパーちょろごんずに追加メンバー!

== [下記は第4話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
「S」の付かない『小林さんちのメイドラゴン』の続編となる2期目。原作漫画『小林さんちのメイドラゴン』はスピンオフ作品を含めて月刊コミックフラッパーズの看板連載になっています。

京都アニメーションとしてはいかんともしがたい理由により武本監督から石原監督に交代となっていますが、シリーズ総監督として武本氏の名前はクレジットされています。

1期目終了から本作まで間がけっこう開いたからか、本作でのキャラの初出でキャラ名がテロップ表示されるのは親切設計ですね。

2期目ともなると混沌勢、調和勢、傍観勢といったドラゴンたちの間の勢力争いといったこの作品ならではの設定も特に説明もなく当たり前に出てくるのですが、それでも日常パートでの笑いも取ってくる謎のバランス感覚は健在ですが、何とはなしに監督交代の色みたいな物は感じなくもないです。

原作漫画では3巻巻末で登場のイルルが新たなドラゴンとして加わって、ここまで多少のエピソードの原作からの入れ替えなども交えつつ、原作4~6巻辺りのエピソードを中心として、イルルが人間界に馴染む過程を含めた人間とドラゴンたちの間の異種族間コミュニケーションによる人外日常コメディーとしてアニメも楽しんでゆくことができそうです。

ただ今のところの印象では、1期目よりも本作の方が原作のテイストに近いシリアス目の成分多めな感じを持っています。

OP主題歌『愛のシュプリーム!』の歌い出しがラップだったのはビックリでしたね。背景アニメーションも、監督の違いによる色みたいな物は感じました。

本作は最終話まで観る予定です。
== [第4話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.10.1追記:
第12話(最終話)まで観終わっていましたが、更新が遅れていました。

喋ってる人間とは直接関係ないところで、キャラがいちいち細かい所作で動きまくる。良い意味で頭のオカシイ演出と作画でした。京アニしか、勝たん。

ストーリー/エピソードに関しては必ずしも原作に忠実というわけではなかったんですが、もうメイドラゴンはこれで良いのかもしれない…。
(それでも全体ストーリーに関わる、キーになるエピソードはちゃんと拾われてはいます。)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 48
ネタバレ

olmo さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アニメ業界盟主の帰還

あの事件以来もう二期はないんだろうな…と考えていましたが、良い意味でのまさかテレビシリーズで二期があるとは思いもしませんでした。

さて前書きが長くなりましたが、1話目を観た感想としては控えめに言って作画が最高でした。
他のアニメ制作会社にはできない色合い、そして安定した描写と動きの作り込みが良くできていた印象です。

また、opアニメーションも頭に印象付けられるような動きをしておりこれに関しては一期より更に良くなっているように感じられました。

ストーリーに関して言えば、アニメ制作側の要因ではないのですが、{netabare}漫画とはどうしても流れが違うので後半パート、イルルの登場シーンが微妙になってしまってた印象です。
しかしながら前半パートのトールのバイト回は漫画を上回っていたと感じましたのでそこまで後半パートに関して言えば気になりませんでした。{/netabare}

再び京アニ作品を観れることに感謝しつつ、ここから1クールでどのように収めるのか楽しみに見ていきたいです。

4話までの感想(2021/07/31)
{netabare}ここまでのところ原作のストーリーを忠実に踏んでいる感じですね。
あとは会田君とイルルとの絡みとトールとイルマさんの過去回やる程度なのかという感じですが、折角ここまで忠実に作ってるのなら作者も交えて日常回のアニオリを作ってもいいかもしれませんね。

どちらにせよ作画は基本的に安心して観れるので、とてもノーストレスです。{/netabare}

6話までの感想(2021/08/13)
{netabare}ここまで原作とのストーリーの乖離は無いですが、5話以降急に作画と演出が変わったように思えます。
特にキャラクター毎のシリアス展開な演出もそれぞれの性格に深みを持たせてきている所が以前と違うかなと感じました。

ここからは石原監督のメイドラゴンになり、原作もシリアス?な展開が続くのでここからまた見方が変わるかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

76.0 4 アメリカでコメディなアニメランキング4位
GREAT PRETENDER(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (351)
1470人が棚に入れました
自称"日本一の天才詐欺師“枝村真人。その日も相棒の工藤と2人で浅草観光に来ているフランス人に詐欺を仕掛けてひと儲け…のはずが、逆に騙され大金を奪われてしまう。その男はローラン・ティエリー、マフィアさえ手玉に取るコンフィデンスマンだったのだ。ローランが仕掛ける桁違いの<コン・ゲーム>に、枝村は巻き込まれていく…!!

声優・キャラクター
小林千晃、諏訪部順一、藤原夏海、園崎未恵

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アニメで「コン・ゲーム」は珍しい。今クールのダークホース枠?

[総評]
ハリウッド映画ではそこそこあるけどアニメでは珍しいコン・ゲーム物ということで、それなりに楽しく視聴できました。

作中でやっていることは詐欺であり犯罪で間違いないのですが、古くは「石川五右衛門」や「鼠小僧」など、犯罪者を主人公とする物語は日本にもないわけではないので受け入れられる素地は日本にもあるんじゃないかとは思いますが、海外の方がウケる作品であるようにも思われます。

現在の邦画の制作予算で逆立ちしても、本作を含めちゃんと作ったアニメを超えるレベルの映像作品は作れないと思われるので、そういう意味で「プアマンズ・ハリウッド」作品とでも呼ぶべきジャンルが確立しつつあるのかもしれないです。

ロケ用のセットやSFXで頑張るよりは、アニメを作る方が絶対に安いと確信できます。ただ、従来のアニメ好きが好む作風とは一線を画している気がするので、本作を楽しめそうな視聴層にどうやって周知を図るのかが課題なのかもしれません。

本作が地上波放送されたフジテレビ系列での「Ultra+」や『イエスタデイをうたって』や『体操ザムライ』が放送されたテレビ朝日系列での「NUMAnimation」などの枠にはそういった志みたいなものを感じるので、今後の展開に期待したいところです。

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー] ==
第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。

本作はNetflixがお金を出して作ったオリジナル作品らしいです。TV放送はされていますが、Netflixの配信が先行していますね。

タイトルと曲使用とどちらが先に思い付いたかわかりませんが、ED主題歌にはかのQUEENのフレディ・マーキュリーが歌う『The Great Pretender』が使用されています。

コンフィデンス・マン(confidence man: 虚偽の事業などを持ち掛けてお金をだまし取るようなタイプの詐欺師)が主役、いわゆる「コン・ゲーム」という分野のお話です。

映画ではハリウッド作品などでも『スティング』など有名作品はいくつかあると思いますが、日本ではそれほどメジャーな分野ではないと思いますしアニメでとなると心当たりはありません。

主人公の枝村真人(えだむらまさと: 通称エダマメ)は、日本で訪問タイプの詐欺師として生計を立てています。

ある日たまたま外国人旅行客をカモろうとして失敗、意気消沈しているところを突如拠点にしているアパートを取り囲まれてしまい、このままでは警察に捕まると慌てて日本を脱出してロサンゼルスへ高飛びするという導入でした。

ということで、本作の主な舞台はアメリカはロサンゼルスといったことになるようですね。

作品分野が分野なのか、脚本・シリーズ構成にはアニメ畑の人ではなく主に実写ドラマ、映画の脚本を書いている古沢良太さんを起用しています。脚本作品として有名なのは『リーガル・ハイ』、私が好きな脚本作品は『外事警察』です。

キャラクターデザインはエヴァで有名な貞本義行さん、監督は『91Days』の監督だった鏑木ひろさん、制作スタジオは「WIT STUDIO」ということでなかなか俺得な製作スタッフですね。

『91Days』同様に実写作品寄りのストーリーにはなりそうですが、この設定で日本のスタッフが作品を作るなら絶対に実写よりアニメの方が安くつくと思います。

この先どう転ぶかは良くわかっていませんが、ありきたりなありふれた感じのアニメ作品にはならなそうな期待でいっぱいです。
== [第2話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

投稿 : 2024/04/27
♥ : 38

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

詐欺師集団

ケース1~3 2020.7.31 視聴完了。
ケース4 2020.10.18 視聴完了。

人を騙して金をとる話ですが
騙す相手が悪人なので、まあギリ許せるかなと。
ケース1がマフィア
ケース2が見た目アラブの大富豪?(八百長レースで財をなす)
ケース3が絵画の鑑定士
ケース4は人身売買の話

内容的にはそんなに頭を使っているようには感じない。
エンタメと割り切って見るなら面白い。


4を見終わっての追記
Netflixのアニメの中では傑作だと思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

知っている顔が、続くと慣れてくるかも

 何が起きているのか?なより始まり、詐欺集団コンフィデンスマンたちの演技、騙し、巧妙な手口などによって、悪党から大金を巻き上げる詐欺の活躍を描くお話だったです。

 主人公のエダマメこと枝村真人が詐欺をしてたとき、ターゲットにした外人からさらに進み話は、見ている側も騙されることで始まる舞台裏も含めたお話の連続です。
 海外をまたいで、コンフィデンスマンとの出会いからあらゆることで、エダマメの世界が変わっていったです。

 エダマメは、ローラン、アビー、シンシアと出会い共に、悪人を欺き大金を取っていったです。皆、やや楽しんで行動している反面、エダマメも含めそれぞれに、今に至る過去を持っているです。その回想は、話を盛り上げる興味深い事だったです。
 コンフィデンスマンの舞台裏は、決行以上に振り返りの多く詐欺決行のからくりがようやく理解できるところが、面白いところです。シンシアの登場にも、初めて見た人のほとんど人は、騙された人が多かったと思うです。

 終わり方もそれぞれに区切りがつけたようで、「これで、いいのだ!」な感じと意味のありげなシーンに終盤の話の過去の真相は、なんだったのかなぁとも思ってもしまう幕引きが、このお話らしい結末だったです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

55.2 5 アメリカでコメディなアニメランキング5位
Rio-Rainbow Gate![リオ レインボーゲート](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (301)
1374人が棚に入れました
巨万の富を得るために世界中の人々が集まるエンタテインメントリゾートホテル「ハワードリゾート」。リオ・ロリンズはそのカジノの美少女ディーラーで、「勝利の女神」と呼ばれていた。リオは偉大なディーラーである母に近づくため、13枚集めるとMVCD(Most Valuable Casio Dealer)の称号が贈られる伝説のカード「ゲート」の収集に挑戦する。

かまぼこ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

何気に・・・

ギャンブルのディーラーをメインにした作品です。
全話見てストーリーが良くまとまっていて驚きました。
レビューを見ている限りでは途中で断念した人が多く見受けられましたができれば最後まで見てほしいと思います。
作画もキャラも特に悪い要素は無かったと感じました
断念した方は序盤のギャンブルとかけ離れた演出また原作との違い主にストーリーに不快感を覚えたからでしょう
しかしアニメとしてはなかなかだったと思います。
最終回を見て良かったと思いました。
2期フラグがあリましたが2期は流石にいらないかと。。。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

BONUS STORY レッツ☆ハッピー&デイ☆ドリーム視聴済

放送期間:2011年1月~2011年3月

原作側はアニメ化のオファーを断っていたが、2009年にコーエーとテクモが経営統合したのをきっかけに、アニメ化が実現した。
BONUS STORY(第14話)はDVD第7巻収録の未放送エピソード。

オープニングテーマ「世界と一緒にまわろうよ!」
(第2話 - 第13話、BONUS STORY)
第1話はOPがないため未使用。
第4話はリオ、第7話はリナ、第10話はリンダ、第12話はミントのソロバージョンとなっている。
第13話では挿入歌としても使用。
エンディングテーマ「みらくる☆ちゃんす」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

soundnoise さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

何気中毒

 ストーリー展開はとんでもなく滅茶苦茶でやや目を背けたくもなる

かもしれませんが,他の方のレビューにもあるようにそこらへんを適当に

流すことが出来ればそれなりに面白く見ることができると思います。

 私自身,1,2話を見た時点で断念しかけましたが,キャラ自体は個性的で

面白いし楽曲も非常に気に入ったので見続けるうち,ストーリーのダメっぷりと

キャラや楽曲の良さが醸し出す独特の雰囲気に惹かれてしまい,見終わる頃には

この作品がとても気に入ってしまいました。

 話数も12話+OVA1話ですし,暇つぶしにちょくちょく視聴されては

いかがでしょうか。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

73.0 6 アメリカでコメディなアニメランキング6位
こどものおもちゃ(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (177)
1142人が棚に入れました
『こどものおもちゃ』は小花美穂による少女漫画作品、またはこれを原作にしたテレビアニメ。略称は「こどちゃ」。人気タレントである少女と、そのクラスメイトで大問題児である少年を中心に進むドタバタ学園ストーリー。本作は、1996年から98年にかけてテレビ東京系にて放送された人気アニメ「こどものおもちゃ」の後半、中学生編。集英社刊『りぼん』に連載された小花美穂による原作コミックを「おじゃる丸」の大地丙太郎監督がアニメ化し、大地監督の代表作と言われるほどの高い評価を得た。アイドルタレント・倉田紗南の波乱に富んだタレント人生と学校生活を中心に、いじめや離婚などアニメでは扱いにくい問題も丁寧に描いている。芸能界という舞台設定から実在芸能人も多数出演。準レギュラーとしてぜんじろうが出演していた他、TOKIOの松岡昌宏、篠原ともえ、ショッカーO野、声優(綾乃花丸小路智美)役で西村知美が出演している。また、八嶋智人も端役で出演。

声優・キャラクター
小田静枝、木野花、内藤玲、天野慶子、中崎達也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こどもだってこどもなりに、こどもだからこそ悩んでいます

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
以前、「12歳。ちっちゃなムネのときめき」を視聴断念したのち、レビュー(笑) こっち「は」良い作品ですよ♪

同じように断念した方に、少女漫画原作にも、似た設定のアニメにも、良い作品はあるから観てほしくなりました(古いアニメなんで作画は完敗ですが)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公やヒロイン達は、「12歳。」と同様に、12歳の小6。また、同じように、恋愛に迷走していきます。

しかし、根本的に違うのは、「こどちゃ」は、その表題通り、「こどもの恋愛」を「こどものおもちゃ」として、捉えている点。つまり、「恋愛ごっこ」である自覚。

登場人物達も、「恋愛ごっこ」であることに薄々気づきながらも、付き合ったり別れたりします。しかし、その中で、「本当の恋愛」を見つけていきます。付き合ったり別れたりも、じっくりと長い時間やエピソードを重ねていくので、感情移入ができるのです。

ラブコメっぽいですが、実はシリアス系の恋愛モノです。

彼ら、彼女らは、全員が(大人によって負わされた)心の傷を抱えていて、それが、微妙に歪んだ人間を形成しています(そこをどう乗り越えていくかも見所のひとつ)。

終盤、「あの人物がああいう状況になるのは」、胸が苦しくなりました。

小学生ならではの、不安定な心情を上手く書ききり、と同時に、ドキッとさせられるような大人びた発言もします。確か、原作を読んだのは中学生くらいでしたが、今でも内容はバッチリ覚えています。

私は原作→アニメなので、原作の方が感動できましたが、アニメも十分におもしろい!

一方、「12歳。」は、冒頭で「大人でも子供でもない」って言ってましたが、、、なんだろう? 大人が偏見混みでみた子供って印象で、「アニメじゃない」って歌ったのに一番アニメアニメしていた、ZZみたいでした(いや、ZZにも良さはありますが)w

少し話がそれましたが、私の知る限りの少女漫画で、一番胸が切な苦しくなりました。いや、個人的には「NANA」より切なくなりましたよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

a123_22 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これが小学生の話ですか?

すーと前から見てましたが、最近ようやく全部見たので書きます

一言:おもしろいです

最初はギャクアニメと思ってみてました

1話からテンションで高いアニメですね、笑いすぎてお腹がもちません

そして一転してシリアス、これもまたいいですね

本当に小学生のアニメですか?

すごく長いので、時間ある方は見て損しないと思います

前半:小学生、爆笑

後半:中学生、三角関係

最後に、レイとのり子の関係が気になります

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

mxx さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

紗南ちゃんに元気をもらえます(*´∇`*)♡

子供の頃アニメ見てました!こどちゃ大好きです♡
ほとんどギャグなんですけど、シリアスな部分もあります。子供の視点で問題を解決?してくような\(°ω° )/
改めて見てみると、そーゆう内容だったのか!ってのがどんどん出てきましたが、紗南ちゃんにゎ癒されるし、元気もらえます(ง •̀ω•́)ง✧小さい頃ゎ明るくて元気な紗南ちゃんに憧れてたなww
漫画いつも途中で断念してましたが、今度こそ最後まで読んでみます(*゚v゚*)!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

62.4 7 アメリカでコメディなアニメランキング7位
エル・カザド(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (173)
1115人が棚に入れました
物理学者ハインツ・シュナイダー殺害の容疑者で1人の少女に巨額の賞金が懸けられていた。その少女の名はエリス。数多くの賞金稼ぎたちが彼女の行方を追い求めていた。女賞金稼ぎのナディはメキシコの田舎町で遂にエリスを見つけるが、エリスの驚異的な身体能力を目の当たりにし、ふとしたいきさつから他の賞金稼ぎから救うことになる。そして、エリスが行きたがっていた南へ彼女を連れて行く代わりに、目的が済んだらナディの言うことをきくという条件で、かくして賞金首と賞金稼ぎの、奇妙な逃避行が始まることになる…。

声優・キャラクター
清水愛、伊藤静、久川綾、三宅健太、宮野真守、三木眞一郎、立木文彦、井上麻里奈

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

真下三部作の三作目

MADLAXよりよっぽど良かったけど、NOIRよりは面白くない。そんな感じです^^;
考えて見ればこの三部作、すごい似たり寄ったりだったなーと思います。でも、色々試行錯誤してもっと面白くしようと考えてるのが伝わってきましたね。
音楽はこれに合ったのをしっかり使ってますし、作画も表現するに足る物になってます。
声優さんの演技もなかなか良かったです。
正直なところ25話の感じを見て、これはいつもと同じか?と思わされましたが、最終話をしっかり作ったところはかなり評価できると思います。
もしMADLAXを見てもういいかなって思った人がいるとしたら、もう少し!もう少し見てやってください!
少なくともMADLAXよりはいい作品ですから^^;

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ガンアクション+魔女のアニメ 「いえっさー!」

全26話、真下監督美少女ガンアクション3部作の3作目。

賞金首で魔女のエリスと賞金稼ぎのナディの旅の物語。

他の2作品よりもキャラがとても個性的で丁寧にしっかり描かれているのが印象的でした。
特にエリスちゃんの純粋無垢で天然が入っている不思議ちゃん具合がたまらなくよかったなあ♪

ガンアクションとは言うものの、各キャラの心のつながりや動き、絆が深まっていくところなんかは、時間をかけてじっくり描写しております。
感情を持たないエリスちゃんが、少しづつ感情を持ち始め、ナディとの距離が近づいていくところなんか最高でした。

1クール目は1話完結的で、本線の動きはゆっくりですが2クール目あたりから動き始めます。
エリスちゃんが色んな組織から狙われ続けますが、最後は綺麗に収束します。

音楽はNOIRやMADLUX同様梶浦由記さんです。
個人的には最終話綺麗にまとめすぎたかな?なんて思いました。(気になる伏線があったので)

エリスちゃんの「遺言があったらどうぞ」の台詞にナディとの硬い絆を感じました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

kotoba-巧 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

遺言があったらどうぞ

地上波で放送してたとき最も気になってたアニメだったが忙しく見れず・・・
ずっと題名もわからず気になったままだったが、最近やっとこの作品を発見して一日で全部見ました!
最後のナディの涙にはとても感動しました。
あまり評価されていないようですが、ほのぼのした中にも人間ドラマがあり、作画も良く、キャラもすきで自分の中ではお気に入りの作品です。
ただ1クールでもよかったんじゃないかと・・・



投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

63.1 8 アメリカでコメディなアニメランキング8位
ヘタリア The Beautiful World(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (131)
917人が棚に入れました
「ヘタリア」アニメシリーズ、待望の新作! “キラ☆キラ"をテーマに、パワーアップした「ヘタリア」が帰ってきた! !

日丸屋秀和の描く驚異の大ヒットコミックス「ヘタリア Axis Powers」(幻冬舎コミックス刊)をアニメ化。
世界各国を擬人化した「キャラクターの魅力」や卓越したギャグセンス、さらに「感動」や「ときめき」まで詰め込んだショートアニメーション。

菊一 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

前より良くなった

ヘタリア1~4期まで観覧済みです。


・作画が細かくて背景などもハッキリ、色が綺麗
ここは本当に前よりも良くなりました。
パッと見て「おおお!!!」という感じでしたw

・ストーリー
マンガや今までのアニメを見ていない人にとっては分かり辛いかと思います。
キャラを把握している人だからこそ楽しめるアニメですねー。
逆にキャラを全く知らない人にとっては「は?」となるかも。

あと、これといってストーリーは特に感じられないです…
1つ1つの話は特に繋がってないですね。

・エンディング
これは個人の好みによりますけど…
よく動きますw やっぱり今までと変わらず中毒性のあるedですね。
何回もリピートしましたww


ヘタリア5期を待望にしていた自分にとっては満足です!!
是非、見てみることをオススメします。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

cocolo* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

二次創作含めて色々と満足な作品

まず宣言しておく・・・・

イギリスは私の嫁である。


5期になって本当に「キラキラっ★」な作画になった。みんなイケメン!
テンポも、4期までは間延びした感じだった(主にアメリカの倉庫掃除www)のだが、そんな感じを5期は全く感じさせない。キャラもいいし、というか擬人化最高ヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘ
アニメ版はストーリーを原作よりもだいぶプラスしているというかファンへのサービスが増えた気がする。
4期まで絵柄で敬遠していた人も5期からなら大丈夫なので是が非でも見るべき!


そして大事なことなので二回言うが、

イギリスは私の嫁である。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

59.1 9 アメリカでコメディなアニメランキング9位
HEROMAN ヒーローマン(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (89)
716人が棚に入れました
アメリカ西海岸の町に住む少年ジョーイは、豊かではないが日々ささやかで平和でちょっと退屈な日常を過ごしていた。\nある雷雨の夜、ジョーイの家にカミナリが直撃、数日前ゴミ捨て場から拾った古びたロボットのオモチャが巨大化し、不思議なパワーが宿る。ジョーイはオモチャを「ヒーローマン」と呼び、幼い頃から憧れたヒーローが現実に現れた事にワクワクするのだった。\nしかし、これは全ての始まりにすぎなかった。やがてジョーイとヒーローマンは遥か宇宙の彼方から襲来し地球に忍び寄る、恐るべき侵略者との戦いに身を投じていくことになる…。

66.6 10 アメリカでコメディなアニメランキング10位
レジェンズ 甦る竜王伝説(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (88)
566人が棚に入れました
『レジェンズ 甦る竜王伝説』(レジェンズ よみがえるりゅうおうでんせつ)というタイトルで、2004年-2005年までフジテレビ系で放送。
【ストーリー】かつて地球上には「レジェンズ」と呼ばれる伝説のモンスターが存在した。しかし、レジェンズたちは「レジェンズウォー」という戦争の末、「ソウルドール」という結晶体に姿を変え長い眠りについていた。
そして現代、レジェンズは伝説の魔道具「タリスポッド」を使って復活(リボーン)させることが出来ることが分かった。各レジェンズはトルネード(風)、ヴォルケーノ(火)、ストーム(水)、アースクエイク(土)、スピリチャル(光)、ネクロム(闇)の六つの属性を持っており、各属性のタリスポッドを扱うことが出来る人間は「サーガ」と呼ばれる。

声優・キャラクター
井上和彦、岡村明美、那須めぐみ、鈴木真仁、南央美、齋藤彩夏、土井美加、山口祥行、渕崎ゆり子、天野由梨、竹本英史、前田剛、中野裕斗、沢城みゆき、石井康嗣、澤田博幸、安原麗子、松山鷹志

白帝 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こんなのが子供向けアニメなわけがない!!

見事に騙されました。

初めはコメディ調で物語が展開していくのですが──

大人になってから観るべきアニメだと思います。

とにかくハイクオリティなアニメを〝楽しみたい〟けど、昨今のアニメはどうにも薄い──という人が、まず初めに観るといいと思います。

子供に夢を届けるのが、〝子供向け販促アニメ〟の鉄則だと思います。

少なくとも私はそう思います。

感受性の強かった子供の頃の私には、ダイレクトに伝わり過ぎました。

今でも〝風が吹く〟と、この作品を思い出します。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

papa0080 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

見掛けに騙された名作

新しいおもちゃの販促アニメ
でもおもちゃはあまり売れなかったようです

しかしアニメのほうは大人が見ても面白い
とても子供向けとはいえないシュールなギャグ満載
本当に子供向けアニメなの?

四人の子供達がメインキャラ、どの子もどこかで見たような性格ながら
何故か個性があるなぁと感じます
脇役達のキャラが物凄い立ってるのがとても良い、むしろ脇役達が気になって仕方ない程

登場人物達はタリスポッドを使ってモンスターを呼び出します
メインキャラ達も同様なのですが・・・

あるキャラの初召喚には度胆を抜かれました笑える意味で
自分はこのシーンが一番印象残った程のインパクト

個人的には販促アニメとしてデジモン並みの作品なのですが
おもちゃに魅力が全くないのが残念(笑)

大人の方が今から見始めるのは少し抵抗があるかもしれませんが
見てみれば素直に面白いと思えるでしょう

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

72.0 11 アメリカでコメディなアニメランキング11位
ザ・シンプソンズ(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (46)
303人が棚に入れました
1989年に開始したアメリカの長寿アニメシリーズで、今までにもエミー賞などの受賞履歴を持つ。ブラックユーモアや風刺を交え、社会派ドラマや家族愛、政治など幅広いテーマを題材としているホームコメディーだ。実在の俳優やミュージシャンなどもゲストで登場している。どこかにある街スプリングフィールドで生活するシンプソンズ一家。ぐうたらなダメ親父ホーマーや、いたずら大好きの長男バートら一癖も二癖もある連中のため今日も街は大騒ぎに。

ブランドン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

アイカランバ!!

2011秋にシーズン23が米国で放送予定。
世界中で放送されギネスにも認定された
ザ・シンプソンズですが

「今から観ても長そうだから大変!!」
「某ドラマみたいに引っ張り続けてるんだろ?」

ご安心下さい。シンプソンズはサザエさんと一緒です。
1話完結なので設定だけ覚えればどのシーズンにも
対応できます。

●主要登場人物
ホーマー・シンプソン
一家の主。いい加減な性格でいつもトラブルを引き起こす。
キレやすく「地元の瞬間湯沸かし器」と呼ばれることも。
ものすごいバカ。異常なビール好き。原発勤め。

マージ・シンプソン
ホーマーの良き妻。家族をまとめる為、日夜奮闘している。
常識人だがぶっ飛んだエピソードも多数ある。

バート・シンプソン
小学4年生の長男。超イタズラっ子。
国際問題に発展するような事件も「ちょっとしたイタズラ」と
言いのける。

リサ・シンプソン
小学2年生の長女。父や兄に似ず頭がとても良い。
成績は常にトップクラス。
ホーマーやバートのせいでトラブルに巻き込まれることもしばしば。
優秀故友達がいない。

マギー・シンプソン
1歳の次女。
かわいい。

コメディアニメであり家族をテーマにしたエピソードが
主になります。
しかし投げっぱなしのオチで終わる回も多数あり、
オチ後にスタッフロールが流れると「えっ!?お終い!?」
と笑かしてくれます。
シーズンを重ねる毎にブラックユーモア満載になるので
そういうのが好きな方は是非!!
でもグロいギャグもあるから注意して下さい。
「臓物(ハラワタ)をブチ撒けろ!」的な。
年に1回放送される「ハロウィーンスペシャル」は
こんなシーンしかありませんw
さすが米国と言わざるを得ません。

そしてゲストキャラが本当に豪華です。
リチャード・ギア、メル・ギブソンなどのハリウッドスターや
レッチリやU2、Green Dayなどのアーティスト達。(Green Dayは映画で出演)
もはやシンプソンズ出演は一種のステータスになっているのです!!
でも話の中でボコボコにされたりする方もいます。
スターの懐の深さに感服!!

ちなみに吹き替え声優陣は大平透など超大御所!!
ですが声優の評価は4点にしています。
映画であんなことにならなければ…
ウワァァ━━━━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━━━━ン!!!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

アメリカアニメの代表作。

アメリカアニメの代表作。
家族愛・時事問題・政治など社会風刺がこの作品の特徴。
正直、日本アニメが此処までのクオリティーでシリーズ物を作るのは不可能だという事を教えられる。
一話作るのに半年間かけ必要経費も日本のアニメをはるかに凌駕する。
シンプソンズを見たことが無い人はぜひクリスマスや感謝祭シーズンの話を見て欲しい、家族愛やアメリカにおける絆がテーマになる事が多く取っ付きやすい内容。
それと政治色が強い作品を嫌がる日本人が多いがあくまで主張でありそれが正しいと思うかは視聴者が決めることでしたかない。これを見て友人や家族と考えを議論しても楽しめる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

負け猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

色々な所から怒られてそうwww

ブラックジョークアニメ^^

途中で断念というか、シーズンがいくつもあり1話完結モノなので
TVで放送してたら見るというスタイルでしたw

内容は
狂った町で狂った家族が楽しく暮らすアットホームドラマ仕立てアニメです。

一見まともそうなキャラでもどこか狂っていたりと、
大体の登場キャラは頭がイカれており、行動から言動までおかしいです。

非常にアメリカらしいブラックジョークの多いアニメで
日本ではみられないような過激な笑いを取りに来ます。
また、バート(息子)が大好きな作中のアニメで
トムとジェリーをパロったイッチー&スクラッチーも結構な見物です。
(グロ注意ですけどね^^)

吹き替え版を見ていたのですが
ホーマー(父親)の驚いた時の声は独特で楽しいです。
「ドォッ」←こんな感じ

最後に耳にした話では何か制作上の問題で新シーズンが作れない状態だとかw
(確か声優のギャラが高すぎてとかだったかな?)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

67.0 12 アメリカでコメディなアニメランキング12位
範馬刃牙(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (66)
244人が棚に入れました
数々の強敵との死闘を経て成長した刃牙は、地上最強の生物と言われる父・範馬勇次郎との対決の時が熟しつつあった。そして、勇次郎と闘う前の適当なスパーリング相手として、まずはMr.アンチェインこと、ビスケット・オリバと闘おうと考える。オリバが現在いる場所は、通称「ブラックペンタゴン」と呼ばれる、凶悪な犯罪者たちが集められた刑務所。刃牙はオリバと闘うために、ブラックペンタゴンに自ら収監されるが、そこにはオリバは勿論、他にも超弩級の猛者たちが待ち構えていた!!

声優・キャラクター
島﨑信長、大塚明夫、雨宮天、古谷徹

69.5 13 アメリカでコメディなアニメランキング13位
怪奇ゾーン グラビティフォールズ(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (18)
67人が棚に入れました
ディッパーとメイベルのパインズ兄姉は、夏休みの間だけ、オレゴン州のグラビティフォールズに住む大叔父さんのスタンのもとで暮らすことになった。

しかし、スタンは観光客相手に詐欺を働いており、その上2人が宿泊することになるスタンの家"MYSTERY SHACK"では、奇怪な事件がほぼ毎日発生するのであった。

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ブラックユーモア×ディズニーのコラボ 新ジャンルの開拓

個人的には好きな作品(なので、今回参考にならないかもしれませんw)

あらすじ
12歳の双子の兄妹ディッパーとメイベルは、グラビティフォールズという謎の多い町に住む観光客相手に詐欺を働いているスタン叔父さんと夏の間過ごすことになり、仕事を手伝ったりするようになる。
そんな中、「指が6本ある3の数字が描いてある奇妙な本」を拾ってしまう。
そこに記された超常現象やモンスターに好奇心をくすぐられ事件に巻き込まれたりするミステリーアドベンチャーコメディ

フィニアスとファーブやアメリカンアニメやディズニー好きならハマるかもしれない。
作画はアメリカ特有のキャラデザや絵のスタイルだけど慣れてしまえば楽しめる。
ブラックジョークが効いていて、「ホントにこれ、ディズニーなんですか?こんなことして良いんですか・・」と心配して聞きたくなるようなジョークもある。
伏線の貼り方が上手く、後になって「前にこんな伏線があったんだ!」と驚いた。子供にはアドベンチャーコメディ。大人には小さい頃の懐かしい夏の出来事を思い出しながら観れるブラックユーモアと少し奇妙でシンプルな心温まるストーリーに映るかもしれない。
大体前半は一話完結だけど、若干繋がってる。クライマックスは壮大に話が繋がってるので一気観推薦。

一話30分枠のシーズン2で40話ほど。海外ではクライマックスが相当盛り上がったらしい(いいなぁ・・!)
最終回も伏線は全てではないけれどだいぶ回収された爽やかなラストだった。
製作者がFOXに行ったらしく、続編は有りそうで無い模様だけど大きくなったディッパーとメイベルが見たい。というか、会いたい。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 23

平尾町愛好会 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

本当にハマったカートューン(アメリカン)アニメでした‼︎笑いとスリル、そして感動をありがとうございました‼︎

とにかくとても面白いです‼︎(ですが、ディズニー作品とは思えない位に内容はかなりブラックユーモア色が強いですが…。ですが感動出来るシーンや意外な展開・バックボーンも沢山観られて、かなり造り込んだ、一度観たらクセになる位に面白く、とても見逃せないアニメです‼︎本当にオススメです‼︎)日本でもはやく新作(北米版でいうとシーズン2の中盤あたりのエピソード)が観たいです‼︎
2016年6月21日レビュー追加:最終回、観ました‼︎お世辞抜きで、本当に感動して、見終わった時、思わず涙しました…‼︎グラビティフォールズと言うとても素晴らしいアニメを世に出した、スタッフ・キャストの皆様、本当に感謝の気持ちでいっぱいです‼︎本当に笑いとスリル、そして感動をありがとうございました‼︎グラビティフォールズに関わった全ての皆様の更なる飛躍を強く願っております‼︎

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13

たぼろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

え、これ本当にディズニーなのか…!?

◯一言で表すと?

 『良い意味で』ディズニーとは思えない
 ストーリー展開の凄みがある。


◯このアニメの魅力は…

 展開は、SCPのような異常現象を相手に、双子の子供が
 周囲を巻き込みつつ、『なんとかするアニメ』です。
 面白い…というのは、どんな作品でも同じですよね。

 この作品の突出した魅了は、
 「ほぼ全ての伏線を、必ず回収して物語が進んでいく」という点です。
 
 なんとなくあのシーンに写り込んでいた"アレ"が後々重要な役割になっていたり、
 ちょっとした下らない言動が、後で重要な展開の引き金になっていたり…と
 誰もが予想しなかったものが、2周目に見返してやっと気づくものまであります。

 もちろん、ギャグ路線もかなりお気に入りです。
 OP曲だって、かなり気に入ってます。

◯お気に入りキャラクターについて

 どのキャラクターにも個性があり、最初から最後まで、個性がキープされてます。
 私は、そのなかでもスタン大おじさんが好きですね。

 最初はただの悪役堅物オヤジにしか見えない大おじさんですが、
 物語が進んでいくと共に
 バカで、客を騙すほどお金に目がなくて、自分勝手で…
 でも実は誰よりも寂しがり屋で、やさしくて、家族思いで…
 そんな大おじさんが作品では大好きです。

◯最後にひとこと

 海外初のアニメですが、日本語化がうまく出来ており、見入る程面白いアニメです。
 「カートゥーンアニメはちょっと…」という方!
 私もそうでしたが、このアニメを見れば「ちょっとナメてたな…」となりますよ!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

計測不能 14 アメリカでコメディなアニメランキング14位
ポパイ(TVアニメ動画)

1959年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (9)
47人が棚に入れました
ほうれん草を食べると超人的パワーを出すセーラー服姿の男ポパイと、その恋人オリーブ、そしてポパイの天敵である大男ブルート(ブルータス)の三人をめぐるコメディアニメ。

67.8 15 アメリカでコメディなアニメランキング15位
アンダーニンジャ(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (136)
389人が棚に入れました
忍者は今も日本に存在している。その数、およそ20万。
『NIN(National Intelligence of NINJA)』と呼ばれる
忍者組織は国家によるシビリアンコントロールを受けず、
その精鋭達は極秘裏に暗殺や破壊活動に従事していた。
そして、『NIN』と敵対するもうひとつの忍者組織、
『UN(アンダーニンジャ)』。
忍者と忍者――暗闘の果てに待ち受ける結末とは?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白かったですが起承転結の転の冒頭で終了。川戸さん最高でした。

 物語で言えば起承転結の転が始まったところ、つまり後半に差し掛かったところで終わった印象です。ですので、設定と展開、キャラ、ギミック等々は面白かったですが、この先がどうなるかで決まる類の話ですので、評価に困ります。

 ただ、このレベルで作り込まれていればグダグダがあったにしても、かなりの水準になるかなと。人気連載で無駄に引き延ばして急に人気が落ちて尻切れトンボにならなければ、ですけど。是非この点については編集の人は色気を出さないでほしいなあ。
 最終回で次につながる展開がありましたが、これは計算通りだと思います。

 やっぱりあのアパートの川戸さんが何者かが気になります。ここまで来て逆に一般人でしたはないと思いますけど…ただ、傍観者の位置漬けで特殊な一般人の可能性もあるでしょう。

 で、なぜ川戸さんに注目しているかというと、世界観によって苦しめられた後の達観がある人物だと思います。ですので彼女にテーマが集約されているのではないかと。そこをどう描くかで作者の言いたい事が読み取れるのではないか、と思います。ラスボスなのか一般人の希望あるいは絶望を描くのかわかりませんが。

 他のすべての世界観が007を通り越して科学忍者…つまりガッチャマンになっています。そこで視点として川戸さんが作品としてより重要な気がします。

 アニメの最後に来て、キルビル・あずみ・攻殻機動隊・アキラなどなどのオマージュが一気に出てきたのが面白かったです。原作者の好きな物特集でしょうか?


 手塚プロダクションは評判悪いですが、この作品は悪くなかったと思います。アクションが全然物足りないですが、止め絵を使って上手く映像化したかなと思います。色合いやキャラデザは花沢健吾氏のアニメ化として良かったと思います。

 いつもの事ですが2期までやれば…と思わなくはないですが、原作が既刊11巻ですか?初めの方だけ既読ですが、かなり本作はいいテンポでアニメ化してます。もう少しストックないと厳しいかな?

 評価はストーリーは面白かったです。4.5と言いたいですが終わってないので4。キャラは川戸さんが最高です。他のキャラの作り方も不気味なSF忍者世界を上手く表現してました5。音楽はOPEDがアニメ含めていいセンスなので4。作画は動きはそうでもないですが、花沢健吾氏を良く映像化しましたので4。

 2期期待します…が、話題性がないみたいですね。ラブコメとか異世界ものを劇場版にしないで、こういう話を映画化してよと思わなくはないです。
 花沢氏のコミックなら読んで損はないと思いますのでしばらく様子見でそっちかな。





以下 初回時レビューです。


第1話 花沢健吾氏の作品をアニメ化するという無謀にも似たチャレンジ

{netabare} しかし、よりによって花沢健吾氏ですか。私は「ボーイズオンザラン」で精神を叩き折られて以来少々苦手意識があります。それだけ、心をざわつかせるのが上手いということでもありますが。

 氏の作品は人間の造形にリアリティがあるのに加えて、不思議な「間」によってコミカルな印象を持たせるのが絶妙です。そして最後はなにかやりきれない現実の中に希望を見せるのが上手いのですが、まあ、ちょっとなんというか「それ救われてる?」というほどひどい途中経過をたどる気がします。

 つまり、押見修造とか押切蓮介とか三部けいとか分かりやすいドロドロ、メンタル系よりは微妙にライトな展開ではあるんですけど、そのライトさが曲者なんですよね…バットエンドじゃやない古谷実と言えば近いかもしれません。

 それをアニメで表現できるのか?という疑問がいっぱいな感じで見始めました。そもそも誰のニーズだよ?という疑問もありますし。

 本作の原作は、そこまでメンタルをやられるような始まりではないですが、1巻…いや2巻くらいまでで読まなくなったと記憶しています。
 オールボケみたいなキャラばっかりで、読み飛ばせばそれほど暗い感じはしませんが、しかし、なんというのでしょう?なんか精神が病んでいく感じがするんですよね。

 ディストピア…とまではいきませんが、貧困と世界が壊れる途上にいるような雰囲気があり、ちょっと精神に余裕がないと読んでられなくなったからです。その点でいえばアニメは見やすいかもしれません。

 で、アニメですけど…構成をなぜいじったか?ですね。私の読んだ範囲だと学園ものではないですが、まあ、そういう展開になるのは分かります。構成をいじった意味があるかどうかは疑問ですけど、そうじゃないと引きが弱いという判断でしょうか?

 とにかく、チャレンジングな作品です。この作品をアニメ化しようという意気込みは買います。買いますが、難易度はとてつもなく高いと思います。正直無謀に近いと思います。そして1話を見る限りでは画面のクオリティは正直、期待される水準を満たしていません。

 途中のレビューは書けない作品でしょうねえ。花沢健吾氏の作品ですと、結末がどうなるかが最大の意味だと思いますので。 {/netabare}


10話 上手くアニメ化できている。テーマ云々というより話が非常に面白い。

{netabare}  結末を見てから再度レビューするつもりでしたが、かなり面白いので一度感想を。

 現代社会のアナロジーとかのテーマとかメッセージというより、アンダーグラウンドの謎組織というストーリーが面白いエンタメ作品のようですね。心配していたハードなNTR的なトラウマもなく、今のところ精神的に非常に見やすいです。
 攻殻機動隊のSACの設定をSF的に面白がれた人には適正がある気がします。テイストが全然違いますが、秘密組織的な設定や科学のギミックにワクワクするのは一緒です。

 原作は2巻まで既読です。本作との違いは正直シャッフルがあるようでわかりません。いえることはアニメはストーリーの時系列がちょっと飛び飛びになっていますが、それがかえって因果関係が分かりやすくなっており、理解しやすいです。

 改変はどこまであるかわかりませんが、川戸さんのエロいシーンが若干カットと改変があります…といってもエロいセリフとか放○シーンとかですけど。で、川戸さんが非常に気になる存在です。

 川戸さんはデリヘル嬢ですが、部屋の本の量ですね。頭がいいのを韜晦しているのか、それとも心の闇が深いのか。どういう存在か非常に気になります。
 キャラとしてコメディーリリーフ的にあえて無害な第3者を置いたという気もしますけど、根拠のない予感ですがラスボスなのかなという気もします。
 あるいは彼女になにかテーマ的なものが見いだせるのか。キャラ造形の深さから言って何もないとは思えないですが…彼女の言っていた事件2010年2月末とは何か?を考えると何かがありそうです。

 今のところ非常に面白いし、花沢健吾氏という癖のある作家の原作をうまくアニメ化していると思います。手塚プロということで前作「マイホームヒーロー」の出来栄えで不安がありましたが、それがスタッフとしては習作になっていた気もします。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あんなところにもNINJA!

最初から最後までなんだかわからないけど先が気になる個性的な作品、とても面白かった
全体的にシュールでお下品、アングラな世界観で、展開とかやってることはギャグなのに、キャラクターはいたって真剣だから
これギャグなの?シリアスなの?ってなる絶妙なバランスがクセになる
主人公っぽいのはいるけど、一見ただのモブでしかない人でも何かありそうで、主人公不在の群像劇、世界観に浸るアニメ
シナリオはいい意味でも悪い意味でも荒唐無稽で、最初から最後まで意味わかんないです
例えば町が急に江戸城に変形して、今まで出てきたキャラが全員一斉に忍者になってアメリカと戦いだしても不思議じゃない何でも起きそうなハチャメチャ感が普通だったら「何このふざけたアニメ」ってなるのにこのアニメだとそれが許される気がして
そういった何かとんでもないことが起きそうなワクワク感が本当に楽しかった

忍者だから人間離れした超人的能力や魔法みたいな術を持ってるってこともなくて、でも普通の人とは違っていて
なんか妙にリアリティのある「スゴい人」なのが面白い
忍者がもし今の社会にもいるなら、こんな感じなのかなー?って思った

間を空けるとそれぞれのキャラクターの動きとか設定とかがわからなくなるので一気に見たほうが良さそう

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ホラ ガキども母乳飲めっ!!

原作ヤンマガの青年漫画系の匂いが凄く漂う作品。この匂いの漂わせかたは大好き。
前半の話の運びも時系列演出もよく、ぶっとんでる忍者の世界観にぶっ飛んでる個々のキャラが混ざり合っているのがとてもいい。
終板は楊紀伊高校と講談学園と二手に分かれるため、ストーリー展開が前半の時系列展開の様に比重の偏りなく変わった形で展開するのも独特に感じた。

最終話は意外で次もちょっと変わった個性のキャラ達を楽しめそうな終わり方をする。

100点中80点

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2
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