アルバイトで友情なおすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアルバイトで友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月07日の時点で一番のアルバイトで友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.2 1 アルバイトで友情なアニメランキング1位
ReLIFE(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1359)
6929人が棚に入れました
海崎新太(27歳)は、新卒として入社した会社を3ヶ月で退職。
その後の就活もうまく行かず、親からの仕送りも打ち切られ田舎に戻ることを迫られる。
悩みを打ち明けられる友達も彼女もいない……
途方に暮れる海崎の前に謎の人物・夜明了が現れる。
夜明は海崎にニートを対象にした社会復帰プログラム「リライフ」への参加をもちかける。
その内容は、謎の秘薬で見た目だけ若返り、1年間高校生として高校に通うことだった――。

声優・キャラクター
小野賢章、茅野愛衣、木村良平、戸松遥、内田雄馬、上田麗奈
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ニートしてたら高校生やり直すことになりましたヽ(´▽`)/

ニート更生プログラムリライフ…
たしかに高校3年生からやり直せるのなら
多少はやり直したいことあるので受けてみたいな~
ニートになろうかな~

1話 {netabare}
この主人公わざとスーツ着て飲み会いってるよ
絶対こんな飲み会楽しくないわwお母さんにそりゃ怒られるわwww
仕送りももうなくなって…27歳に仕送りはきついわなwwww
新太、大学院まで出てるのね

新太の前にリライフ研究所の夜明さんが
リライフの被験者?実験期間は1年間
最終的に就職先まで用意してくれる胡散臭い仕事先(笑)

新太若返ってる~(笑)
見た目が高校生くらいまで若返る薬(・∀・)イイネ!!
この春から1年間高校生になって高校に行けとか
もう一回やり直してみたいって意味では行きたいかもね(*’ω’*)

夜明、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
大人のクズ褒められた(*’ω’*)
生活全部保障っていいよね
高校生でもう一回やり直すかどうかは新太次第

本当に来ちゃった新太君(笑)
しかも3年生から
いきなりコミュ障かましてる(笑)
夜明も一緒のクラスかーい(笑)

夜明去年もここに通ってたのかw
最初に新太が絡んだのは秀才タイプの千鶴ちゃん
高校生らしい自己紹介じゃない新太
さらにいきなりテストキタ━(゚∀゚)━!www

まず筆箱がない学生www
新太感覚がクズだなぁwww
そして隣の席の狩生さんは優しい子だな~(。-∀-)
狩生さんはこのテストに賭けてるのな

数学ってもうできないよな~(笑)
職員室に呼ばれる新太、怒られてる(笑)
年下に怒られる新太さん
新太の諦観具合の羨望w
先生に対してトラウマがあるのかね?

出た!夜明!高校生なのか大人なのか?
記録員の夜明(。-∀-)こいつ性格ドSだなあ~
研修がてら去年も

リライフはニートを更正させるプログラムなのね
なんていうか…リライフしたいよーな…したくないよーなヽ(*´∀`)ノ

新太、被験者2号なのね
ってことは1号は?
{/netabare}

海崎 新太(かいざき あらた)
27歳無職・大卒院卒。初めての就職先で社会に絶望し退職。
友人たちとの差に焦りつつ日々を送る。 “リライフ”という実験の被験者に選ばれ、 高校三年生に戻ることを選択。

2話{netabare}
社会復帰プロジェクトちょっと受けてみたいな~(笑)
早起きマジで辛いは同期
新太のテストの点数ひどいな( ̄∀ ̄)w

チャラいのに頭いいとかすげぇな
大神のコミュ力すごいな~
機嫌悪くても…狩生ちゃんw
ひとつでも赤点あったら再テスト(笑)
エンドレス再試wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
新太って墓穴掘るタイプよねw
大神っていいやつだな、さらにメガネっ子小野屋さんもw
上には上が居るが下には下も(沙*・ω・)

大神(おおが)、思春期は人の恋模様に機敏よね~
お揃いのピアスなんだヽ(・∀・)ノ
狩生ちゃんかわいい子だなwツンデレだなwでも自分を追い詰めちゃう子なんだなw
二人でクラス委員したかったんだろうな

新太と小野屋のナイスコンビネーションw
4点でタバコの人だと日代さんに思われてるw
なかなか難しいタイプの子だな(笑)
大人だと思われた新太wまぁそうなんだけどw
笑顔の日代さん( ・∀・) イイネ!

シルバーピンすげぇ
新太なんか大物だと思われてるw
そういえば夜明は一人飯(ぼっち)なのねん

今度は1000円も追加されてるw
結構思ってることを口に出しちゃうのね(笑)
社会人やると人の感情や言動に機敏になるよね

日代さんもなかなか考えてるんだなぁ
敬語で話すのもキャラになっちゃえばとっつきにくくなくなるよね
日代のニコニコwwwwwwww

自然に友達はできないよなー
当たり前の未来なんてそうそうこないよなー
いきなり携帯くれ発現www
アドレス的なものを教えてってことよねw

日代さん頑張ったヽ(・∀・)ノ
夜明の観察者っぷりな

案外、タバコのこと気にしてる新太(笑)
記憶消えちゃうのね
リライフの他言も禁止

記憶のないまま気づいたら28歳になっちゃった…恐ろしいな…
日代さん丁寧でいい子だな
新太勉強しろよw
EDホットリミットなんだけどwww

{/netabare}

日代 千鶴(ひしろ ちづる)
女子成績学年1位の秀才。
極度のコミュニケーション音痴。
わからないことをすぐネット検索に頼るクセがある。

3話{netabare}
下駄箱に手紙とかヽ(・∀・)ノ
日代さん案外お茶目でかわいい♪好きだわ~♪
まず下駄箱って響きが懐かしいw

日代さんさすがネットの申し子w
だけど真面目キャラ(笑)
夜明の笑顔が怖い(╬゚◥益◤゚)
大神は大神なのねw
再試の方が悪くなる新太と杏
駄目だこいつ認定されてる大神(笑)

事実想像以上のバカ新太さん
カズ君って誰も呼んで…おっと日代さんだけ(笑)
ニコニコの意味が間違ってるw
もうこの時期の女の子こわーいw
運動とかいつぶりってなるよなw

男女体育教師対決w
朝地君地味にすげぇw
最近の子は体型かっこよくて羨ましい
犬飼君こえー

大神運動ダメなのね~ヽ(*´∀`)ノ
生まれ持った運動センスなーw
新太歳のせいで肩が回らなくなってるw
大人って急に動いたら危ないんだな

女子のも見れるのいいね~
狩生ちゃん運動神経いいのね
玉来さんめっちゃ運動神経すごいのな
なんていうか…狩生ちゃん…JKのキャッキャはいいね

犬飼めっちゃ絡んでくるなw
狩生と日代さん相性悪いのな(笑)
名前覚えてもらえてないとか一番ショックよね∑(O_O;)

夜明の平均値すげぇな~

新太足を痛める不祥事wwwww
もう身体がついていかないのねw
膝グロテスクwそして朝地がちょうイケメンなことについてw
お姫様抱っこされてる(笑)

傷の治りが遅いのも…日代さんにいつかバレるんじゃね(笑)
狩生さんびっくりしてる日代の笑顔
めちゃくちゃ勘違いで問題が起こる予感
去年の被験者とは違いが大きい

毎回ED変わるのね
歌のチョイスで年代わかるよね(笑)

{/netabare}

大神 和臣(おおが かずおみ)
チャラいイメージだが実は成績クラス男子1位。
ピュアな一面もあり、 恋愛に疎い。運動音痴。

4話{netabare}
狩生はステータスと大神の隣に入れることが…
千鶴と大神の感じにwwwカズ君定着してるのねwww
狩生と千鶴の一触即発(一方的)起こりそうな予感w

狩生ちゃんめちゃくちゃ不機嫌(*’ω’*)
千鶴のゲス顔を思い出してイライラw
玉来ちゃん、ご飯の時も牛乳っ子、身長ではなく胸に全部栄養が(笑)
なんというか一番になれないし…千鶴のニタ顔wwwwwwwwww
大神の努力実らずw新太も小野屋もまったく成長せず(笑)

千鶴も誘って二人のシルバーピンパターンw
新太の空気読むスキルぱないな~(笑)
そして大神はバカだった(笑)
大神のジト顔嫌いじゃないw
新太空気読めるなりの疲れがあるよね

千鶴のぼっちスキルぱないなw
友達もできそうな感じ、しかも狩生とだと!!w
勘違いはなはだしいな(笑)

もう一人のボッチw夜明www
夜明は仕事上、千鶴を誘うことができないらしい
周りを綺麗にしときすぎるのも…
二回目の青春のあがきが凝り固まっていた心を揺らぎ解かす

リライフ生活1か月経過
大神がいなくても再試のプリントやらんとねw大神怖いwww
狩生と目が合っただけで仲いいと思ってる日代さん

狩生の負のオーラが溜まってるなー(笑)
玉来親衛隊だな~(*’ω’*)☆
負けず嫌いと嫉妬と不安な気持ちで押しつぶされそうなのなー
アラサーになると身体の治りが遅くなる

おっと…嫉妬の気持ちが歪んだ方向に~
ナイスタイミング?バットタイミング?で新太と遭遇
揺らぐ心(=゚ω゚)ノ

ある意味青春の一ページ
というか事故…そして当事者の意識がない千鶴が二人を発見

EDのチョイスが素晴らしいな
ラルクのHONEYとか熱い!!
{/netabare}

狩生 玲奈(かりう れいな)
負けん気の強い性格で、成績優秀・スポーツ万能。女子バレー部所属。
だが、そんな自分に満足せずに常に上を目指すストイックなツンデレ。

5話{netabare}
物音を聞いて駆けつけた千鶴が目にしたのは階段から落ちて倒れてる二人…

目覚めたら保健室のベッドの上
男の子(27歳)にはきついなー
社会では自分のせいでなくても謝らなくてはいけないこともある
みんな蹴落とさないと上にあがれなく…

人を落とすことは自分を落とすことにもなる
狩生ここで負けるな~(=゚ω゚)ノ
頑張っても報われないこともある…よなー

新太大人だなー(27歳)
なんつーブーメラン戦法(笑)
おっと千鶴キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!待ってたー
千鶴のコミュ音痴はなはだしいw
鈍感に悩む千鶴…人の気持ちって難しいよな~
気にしすぎちゃうとこっちが疲れるし…千鶴の頭がショート寸前☆
もやっとした気持ちは後回し

新太も二人を観察、さらに夜明もいたのねw
これは狩生と千鶴で解決しなきゃいけない問題だもんなー

千鶴の鈍感さ、すごいよなー(笑)
まぁある意味ドストレート(笑)
案外新太の言葉は人に突き刺さり影響を与えるのね
狩生の勘違いと整理wwww
なんていうかこのくらい不器用だと面白いよなw
分析能力に長けてても人との付き合いはわからない

なんていうか青春(笑)
二人の仲を取り持った新太
ただ…自分の放ったきれいごとが正しかったかどうか…
夜明なかなかドSだなぁ

今日のEDはパフィー♪
狩生ツンデレキャラみたくなってるwツンデレかw

{/netabare}

夜明 了(よあけ りょう)
リライフ研究所の サポート課職員。海崎のReLIFE実験担当者。
いつも朗らかだが“くえない”性格。
高校生の姿になり、海崎の同級生としてサポートしている

6話{netabare}
千鶴…もしかして恋をしちゃってる?w
あれOPの最初こんなだったっけ?…まぁいいや(*´▽`*)
千鶴のひきつった笑顔好きだわwww

新太GW油断しすぎwwww
10分間で片付けられるのか(*´▽`*)
新太必至に片づけと消臭したなぁ
勉強会というよりどれだけごまかせれるか
今どきの子はMD知らない٩( ‘’ω’’ )و

新太が入学できたのは…w
小野屋さん謎な子だよなー
社会人的付き合いってだるいからなぁ
そして二人は勉強のし過ぎでショート(笑)

再試のあとには中間テスト…再試無限ループ(笑)
新太頑張って隠し通せるかな~(´・ω・`)
新太突然のバイト…コンビニでやってたのか~
コンビニ大変だよなぁ٩( ‘’ω’’ )

二人きりだとまずい発想がない…純粋な大神なwww
二人きりはきまずい新太であった(*‘ω‘ *)
何状態観察って?(笑)
そんなこともできるのか?プライバシー筒抜けだな(笑)
おっと小野屋にカレンダーのこと聞かれて…ピンチ!!

そりゃ夜明もドキドキだわな
アルバイトでごまかした~(笑)
おっと駅前のコンビニでバイトしてたか…新太と以前あったというが…

小野屋眼鏡外すとかわいいなカワ(・∀・)イイ!!
小野屋と新太急接近?w頭に気になる子出てきてるやんw
小野屋可愛いなぁカワ(・∀・)イイ!!

夜明駆ける(*´▽`*)
そしてドアから登場w
小野屋もそっち側の人なんだろうな~
やっぱりなー(‘ω’)ノとりあえず小悪魔だなw自由奔放w
サポート課はふざけてルやつばっかり

今日は新太の人間性を試す実験だったらしい
ニコニコしてる二人怖いなー(笑)
新太を選んだのは小野屋らしい

半分本島で半分嘘の真実とは…ね
今日はセンチメンタルバスか
{/netabare}

小野屋 杏(おのや あん)
海崎と同じく3年生から編入してきた。
楽観的で何を考えているのか、むしろ何も考えていないのか、分からないところがある。

7話{netabare}
夜明さん上からの圧力すごいな~
自分の立場なー…

そういえば被験者1は誰なんだろう?
適正調査?被験者2?なるほど少し過去回想なのか
普通に小野屋はメガネじゃない方がかわいい気が(*´▽`*)
距離感は確かに難しい…

毎日毎日レポート書いてるのね
被験者1号は何の変化も見られなったのね…
小野屋いい後輩だな( ;∀;)

夜明さんの切り替えすごいな~w
小野屋も夜明も一体何歳だろう?
本来の夜明は茶目っ気あるのな

夜明視点の話も面白かったな(*´ω`*)
EDサウダージとか熱すぎるな!!
{/netabare}

8話{netabare}
テストの実力は変わらずじまい(笑)
小野屋は赤点回避w先生に呼ばれるとかある意味オワタ新太w

先生にも真面目に心配される…新太さんである
何のミスもなくそれですか(*‘ω‘ *)
諦めても逃げずに立ち向かう…

出た!玉来ほのかちゃん
この子も赤点5つ取ってるww
新太仲間できて嬉しそう
先生いいこと言うやん
男子バレー部だって頑張ってるんだようwww

ほのかはスポーツ推薦で入ったから勉強が少し苦手
青葉を選んだのはあきちゃんとのぶちゃんw
青春だなぁww

出た!日代さん(*‘ω‘ *)
急にシャットダウンしてるwww
みんな大神と小野屋の関係を気にしてるw
狩生愛されっぱなし(*‘ω‘ *)笑
はい喜んで~(笑)

戸惑う狩生はかわいいぞカワ(・∀・)イイ!!
ほのかってこういう噂話とか悪意とか…弱そう
狩生もほのかもいい友達持ったな~

あきちゃん程度www
のぶちゃんは寝るの早いw
部活やる前に再試…

夜明、新太に再試がなってよかったね~
小野屋混ざるとクールな夜明がwww
ほのかは合格
新太はまた来週w

ほのか寝不足で…てか保険医って犬飼の姉なのか(*‘ω‘ *)
大神、新太がダメで嬉しそうwww

唐突にシャットダウンしちゃうのが人間…
あー穂乃果が倒れて拍子にボールが転がって狩生が避けようとして
捻挫してしまって…

亀裂とはこういうことか…
なんで…こうなっちゃうのかしら…青春って残酷な一面もあるよな
ED雪の華なのもいいな
{/netabare}

玉来 ほのか(たまらい ほのか)
女子バレー部のキャプテン。 マイペースでおっとりしているが、スポーツ万能でまさかの怪力の持ち主。 犬飼&朝地とは幼なじみで、二人からは「タマ(ちゃん)」と呼ばれている。

9話{netabare}
日代んって呼ばれてるのか千鶴
あれからほのかと狩生は…

千鶴ってぐさぐさいくのなw
だけど変に鈍感な千鶴さんなのである(笑)
あーあ狩生これ間に合わないやつだな…全治2週間か…

狩生…もうこのまま引退するつもり…かー
さすがの千鶴も何か気づいたかな?(笑)
ほのか…話しかけたいけど言葉が出てこない…わかんないよな~
逃げるしかないのか…

気が早いなーあきちゃんw
おっさんの粋な計らい…ここでかーw
負けず嫌いだな狩生wまったく間の悪い大神さんであるw
まったく大神はいいやつだなーw

狩生は自分に素直になれないのなー
いやー楽しそうだな~小野屋(笑)
被験者がいないところでいろいろ事件がな…
主人公はまだ気づかず…

今日はオムライスにしたけれど一人な千鶴…さすがに様子がおかしいことに気づいてる
お!さすがに新太も気づいたか!この妙に居心地の悪い感じ…
新太は味わったことがある…あの感じ…

千鶴…お部屋の前まで来てたとかww
相談したいことがあるから直接とかw電話という発想に思いつかなかった千鶴さんw
新太の方が動揺すごいなww
超監視されてるwww

千鶴空気を読めるようになった?
自分のことじゃないなら空気読める
理不尽でも正しくても…抑えなくてはいけないものがあるのか…
感情だけではどうにも…

新太のトラウマ的な部分に…自責の念が暴走しちゃってww
新太の先輩…

周りからしてあげたい気持ちもあるが踏み込んでいいのかどうなのか…怖いよな
千鶴いいこというな!リベンジ!しかも一緒にとか
ふぁいおーwww

ほのか調子出ないよな~
千鶴のリベンジマッチ
本当にほのかも狩生も愛されてるなw

セッティングは完了…あとは動き出すリライフ
今日のEDは…カボチャ知らない( ゚Д゚)
と思ったらブリリアントさんかー!
{/netabare}

犬飼 暁(いぬかい あきら)
無口で無愛想だが正直な性格。
口より先に手が出るタイプ。
玉来&朝地からは「アキ(ちゃん)」と呼ばれている

10話{netabare}
ほのか思いのたけを告白…
頑張れば頑張るほど周りを傷つけるって…辛いよな~

狩生の負けず嫌い最初からだな~w
たしかに初対面ならなんなのこの子~だよなw
手を抜いてるかどうか確かめたかったのね(^-^)

拒絶されたらどうしよう…怖いよな~
転校が多いと心がどんどん麻痺していくのか
人とかかわるのをあきらめたらこの様ですw
新太ナイスサポートするよな

ほのかの笑顔が見れただけでwこの間は不細工www
本当にチャンスは突然訪れる( ゚Д゚)
ほのかと狩生…このままでは…
まったく素直じゃないんだから~狩生~
まぁこういうのも青春の1ページか

夜明から急に感謝…w
また明日ってことは夜明も来るのかwってことは小野屋もw
狩生が来ることを信じるしかない
トーナメント戦だから勝たなかったら…

千鶴、引きずってまで狩生連れてくるつもりなー
過度な干渉はダメだけどこういうのは手助けしたくなっちゃうよな~w
逡巡しちゃったのな狩生
踏み込んでこないでか…きついよなー

気持ちがわからなかったら心配しちゃだめなのかな~…か
手を出すこともあるのねwww
千鶴が言うと説得力あるな~
わがままを通しに来たのな~千鶴
どうでもいいけど転校しない一番最初の千鶴さんかわいいなw

狩生は愛されてるな~
最後の試合にでてほしいはみんなのわがままは一緒
1セット目は取られて…ペースはあっち…
新太も千鶴もナイスフォローだな

まぁ話は終わったらだよねw
こっからが試合本番よね~♪
まぁでも終わっちゃったものはしょうがないし千鶴は真ん中に座ってしまったんだろうw

一件落着かね(^-^)
犬飼さんお礼とか言えたのねw

おいED最強かよ
泣かせる気まんまんだろ青春かよw
{/netabare}

朝地 信長(あさじ のぶなが)
温厚で優しい性格で人当たりも良い。
運動神経抜群。 玉来&犬飼からは「ノブ(ちゃん)」と呼ばれている。

11話{netabare}
元に戻る薬が欲しいらしい…新太トラウマと向き合う覚悟を決めたのか
やっぱり先輩は死んじゃってたのね…

夜明も同行するつもりらしいw
首元はやっぱりトラウマの…
夜明も同行するなら新太お墓参り許可される

千鶴から声かけるとかたしかに珍しいな( ゚Д゚)w
夜明は起きられないタイプの人らしいw
起こすのに疲れるタイプらし夜明www

大人になるまであっという間(*´▽`*)
小野屋は何を頼まれたんだろう?
新太はお話ができる人なのかww

佐伯先輩かっこいいな憧れちゃうな
人ひとりの命より仕事だー、会社だー、自分の昇進だー…
っていやになることもありますよな…

大人になるってこういうことなのかな
就活するってなるとぞっとするよな
ちょっと…新太の死んだかおといったらw

今にも切れそうな糸を必死に…
新太新卒には…ヒーロー扱いされてるのな
行動は意外なところに…

新太の言葉に重みがあってカボチャ泣きそう
優しいヒーロー先輩♪
まぁ仕組まれてはないけど動向はやっぱり

小野屋www
素直じゃないお二人だこと(*´▽`*)

今の若い人はchemistry知らないのに驚愕Σ(゚Д゚)
ってわけで今日のEDはけみすとりー
{/netabare}

12話{netabare}
最近自分から声をかけられるようになった千鶴
二人からヘアゴムをもらったらしい( ´艸`)
小野屋の名前はまだ覚えてないw三つ編みメガネw

夜明があんなダッシュするなんてw
下の名前で呼んでたww
新太さん青春送ってるな~
夏休みに浮かれる気持ちは…
期末の再試合格してないと夏休み中も…
受験とか懐かしいな(*´▽`*)

ちょっと新太この生活が好きになってるねw
制服で乾杯してる~wwwwww
経費で飲む、お酒と飯はうまいw
こいつら楽しそうだな~(‘ω’)ノ

本人の気持ちが大切よねー
そっかこの日々は忘れさられてしまうのか
大神の女子力高いな~( ゚Д゚)

もう新太が再試ダメなのはですよね~レベルw
大神…ピュアかよーww
夜明が笑っちゃってるよな~ww

大神ピュアかよ~(笑)もう一回言うわ(笑)
すごいブーメラン自爆使いだな新太w

狩生といつかの後輩君…
なんていうかいい雰囲気でよかった大神と狩生w
素直すぎて不気味wwww
いつもどおりが楽しくて♪

大神、やっと狩生のことを意識し始めたよw
おっさんはどうするのかね(^-^)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ニヤニヤが止まらないw

花火大会なんていいチャンスの場所
なんか色々と集まってきたw
女子?戦力外?ついでw

なんか千鶴さんが怖いのはw
サポート課はこういう時助けてくれません(笑)
打ち上げ花火~♪

EDのチョイス今日も最強かよw
夏祭り~♪

狩生ドキドキかよw
とりあえずみんなに送ってるうやつ
だけど…
{/netabare}

13話{netabare}
千鶴も浴衣を買ったのね~(*´ω`*)
おっと二人が告白することを知ってしまった千鶴さんw
離れることになるとわかっていて好きになるって無駄?それとも?
時間に遅れたからっていう自分への攻めwww
混雑に慣れてないのねwww

それとなーくw
新太も色々と勘違いを繰り返していく(笑)
みんなのサポート課wwwお祭りハンターw
祭りはいっかなって感じなのかw

サポート課は新太を動かす気だなw
大神と狩生の方が先に気になるよな~(笑)
こんなにドキドキしたのは久しぶりだわ(*´ω`*)ほっこり
恋愛ものってあんまし見れないけれどこういうのは本当に好き♪
ヒロインは暴力混じりなの大事w

冷静になると時間差で恥ずかしくなってくるパターンのやつw
手をつなぐのにこんなドキドキするのあれよね…久しぶりかもしれないw
朝治君のおかんオーラ(笑)

サポート課やるな~(‘ω’)ノ
新太もハメられたのかw
花火のタイミングなー(‘ω’)ノ

正直花火どころじゃない二人は置いといて٩( ‘’ω’’ )و
新太動揺してるのか?お?お?w

どうせ消えてしまう幻…
千鶴が第一号だったのか!!
なんかうまくいったみたいでにやけちゃうよなw

人酔いわかる~٩( ‘’ω’’ )و
言わないと後悔してしまうけれども…
後のことを気にしてももったいないのかもしれない…か

新太って本当にブーメラン使うよなw

神様とか運命って本当にナイスタイミングするよなーw
さてと…これに続きはないのかな?

2学期の担当小野屋になるのね…千鶴w
あーwwwだからww
花火は消えてしまうが思い出は消えないか
一瞬一瞬を大切に!!
{/netabare}

いやー最後に伏線も回収して…
だけど夏休みまでの話だったので
ここからの新太とそして被験者第一号さんの
続きが気になるので…早く2期を~

それにしてもEDのチョイスと
タイミングだったり音楽の演出が上手かったな~
なんかよりドキドキしたりしたな~٩( ''ω'' )و

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

約束しなくても友達に毎日会える。そんな奇跡に、あの時気付いていたらな。 by ナカムラミツル

「アオハライド」「君と僕」などが好きな方は合うかもしれません♪

[2016夏 個人内ランキング 1位]

書いてて、同年代(20代後半~30代前半)にしか、伝わらないダメレビューになりました(汗)

大人になると、友達に会うって、ハードル高いんだよね。必ず約束しなければならないし。学生時代って、ホントに閉ざされた奇跡的な世界だよね、今になって思うと。多分このアニメ、主人公と同世代「25~30歳」くらいにはドンピシャだと思います。

《以下ネタバレ》

【各話感想(ED、毎回感想書いてしまったw)】
{netabare}
OPの歌、映像ともに、NHK臭がするのは、私だけw?
さあ、MDを何人ググったかが気になる、MD世代ど真ん中の剣道部っす(笑)

第1話
「笑ゥせぇるすまん」や、森絵都さんの「カラフル」を思い出した。なんか、(ジャニタレとかで)ドラマ化できそうな感じだね。メガネ女子は、最高(^.^) てか、やはり「カラフル」をパクってないかい?

第2話
女子、イイね、3人とも! 特に、杏と千鶴は可愛い! 見た目的には杏でしたが、「にゃあ」にやられて、千鶴派に(笑)

てか、ED,毎回変わるんかい! 全部どストライク世代だよ! ズルいよw

蛇足
いや~、100㍍のくだりは、あるあるですな、イメージに現実が追い付かない(笑) 私も、大学卒業後はほぼ剣道やってなくて、付き合いと義理で年に一回やるかどうかです。その時、自分の技の遅さにびっくりします。んで、思うのは、「悔しい、情けない」ではなく、「技に申し訳ない」という、不思議な感情。自分の剣道を支え、何度も厳しい場面を救ってくれた得意技が、見るも無惨な姿になっている。得意技に対し、「自分の不摂生のせいで、申し訳ない」と、土下座したい気分でした。なんか、「共に命を救い合った戦友が、アルコール漬けの日々を送っていることに対するやりきれなさ」的な感情を感じました。これは、伝わらないな(笑)

第3話
千鶴の魅力が増す一方。メインヒロインは確定なんで、こうなると、杏の存在意義が気になる。もしかして、杏もReLIFE被験者かな?

ED、いや~ウリナリって楽しかったよね~(遠い目)

第4話
安定した千鶴の黒笑顔w 夜明の言うことには、ホントに同意。職場にも20代前半の若い子はいるけど、あんまり仕事(正解)教えたくないしね。せっかく若いのにこっちのやり方真似されても、当たり前だけどこっちには勝てないわけで。若いからこその無茶や熱意を期待したい。それがたまに、経験を上回る大当たり(利益)を生み出すことがあるから。ホントにヤバイ時は止めるし、多少のミスならカバーできるからこその中堅なわけで。若いうちから小利口に立ち回るな、と(ハッ、若い子が引いてるわ)。

ED、どちらかと言うと、Driver's High のが好きだけど、どちらも良い曲♪

第5話
コミュオンチって、良い言葉だね♪ 千鶴にピッタリ! コミュ障よりやわらかくて、ずっと良いね♪ 千鶴の連続笑顔、鉄板w 新太、悩んでるけど、基本的にアドバイスなんて自分を棚にあげないとできないよ。じゃないと、誰もイチローに野球のアドバイスできないことになるし。それに、自分のアドバイスの「お陰で」相手が変わったなんて、傲慢な考え方だと思う。人生の選択権は常に本人にあるんだから、それは、相手が自分のアドバイスを受け入れるという「決断」をしたに過ぎない。だから、狩生が変わったなら、それは狩生の力と責任であって、新太は単にきっかけをあたえただけ……と、新太より更に年上の私は、彼に説教してしまうと思う(笑)

今回のEDはPUFFYか! 千鶴に初めて同性の友達ができた回にふさわしい選曲だね♪

第6話
千鶴の「(新太に対しての)恋があり得ない」ってのは、「自分がReLIFE経験者だから、年下の高校生に対しての恋なんてあり得ない」ってことかな? 杏にMDが通じたことが怪しい。杏回でしたね。う~ん、杏の魅了半減(汗)いや、ここから大人の魅力で挽回か? いや、JKに迫られたら……(以下略)w

ED、イントロ1秒で気付いたよ! 青春の一曲だよ! センチメンタルバス解散してるけど、臨時収入やね(笑) 多分、いつか川本真琴の1/2が出るなw

第7話
夜明回だね。杏がReLIFEの観察員だとすると、やっぱ、被験者No.1は、千鶴(杏が夜明の後任)? そうじゃないと、新太との恋愛が成就しても先が甲斐がないからね。大人に戻って、大人同士の恋愛を続けるんだろうね。千鶴の残念可愛い部分が視られず、残念な回。

ポルノも良いね~♪ カラオケじゃあ歌いこなせないけどw

第8話
強いチーム(部)じゃないのにスポーツ推薦枠あるの?という疑問はともかく、私もスポーツ推薦で高校入学しましたが、特待生ってもっと厳しい世界だから、甘々の面々にはあまり共感はできず。まあ、団体競技と個人競技の違いはあるけど、団体競技でダントツのエースに嫉妬ってするか? ポジションの違いもあるだろうし。

edは(良い曲だけど)イマイチ選曲意図が分からず。てか、千鶴要素が足りない~。つまらな~い。

第9話
だから千鶴要sog……(以下略)。Bパート冒頭で、ようやく本領発揮w 怖い怖い怖い怖い(爆笑) 千鶴の私服がダサい(オバサンっぽい)のが、このアニメの場合、逆に良いね! 「私は感情が馬鹿」……また良い表現使ったね! 「コミュオンチ」といい、作者の、ReLIFE体験者(社会に上手く適合できなかった人達)に対する優しさというか、愛情が言葉の端々から滲み出ている。こういう、語感の良い作品は文学好きとしては大好物♪ 「個として正しい行動が、集団として正しいわけじゃない」……理解はできるけど、納得はできない理屈だよね。てか、それが大人だとしたら、納得できないし、納得しちゃいけないとまだギリギリ思える自分は、良いのか、悪いのか。ホント、アラサー(と、青春の心を忘れてないover30w)向きの作品。

ブリグリの声質ってホントにonly oneで、声聞くだけで胸が締め付けられるわ! 「大きな曲がり角を曲がったら走りだそう。とまどうことはもうやめて。その先に何があるかは分からないけど、そう、強くなるために」って、内容と歌詞合いすぎだろ! むしろ、この曲ありきか! 鳥肌たったわ!

第10話
「このざまです」w「人格を疑います」w いや~安定感ある千鶴の毒舌♪ 千鶴姐さん(確定w)、素敵だ♪ たかが2週間、大したブランクじゃないけどね。負けても笑えるのは素敵なことだけど、正直、試合開始時にいなかった選手をゲームに入れるのは、自分がチームメイトなら、イラッとするけどね(部活ものに厳しい剣道部w)。ED、「I WISH」の「明日への扉」は名曲! でも私は、「川嶋あい」さんのファンなんで、「旅立ちの日に」の方が好き♪

【蛇足】
実は大学の同期に、「あいのりに出てフラれて帰ってきた男」がいた。そこそこのイケメンなのに、変に有名になっちゃって、女子は寄り付かないし、男子には小馬鹿にされてるで、いっつも屋上で一人、カレーパン食ってたな……。テレビって、人って怖いな~と思った。

第11話
トラウマ……そりゃそうだよね。以前も観た回想シーン中心なのに、こんなに長々流す必要あるか? でもこれは、日本社会に実際にある闇のひとつだよね。有名な話で、松下幸之助さんは、経営不振でリストラをしなければならないと言われた時に、社内放送で「誰もリストラしない」と宣言したことで、社員のモチベーションを上げ、業績回復させたって逸話がありますね。ブラックは、やっぱり本当の利益も出ないと思うんだけど、理想語りすぎかな?

ED 「半端な夢の一欠片が、ふいに誰かを傷つけていく」「君に言いそびれた言葉が、ポケットの中にまだ残ってる」……って、選曲上手すぎだろ! むしろ「曲ありきでアニメ作ってんの?」ってレベルだわ!

第12話
ニヤニヤが止まらない回でしたな。「へ~海崎さんは女性経験でいらっしゃるんですか。大人ですね(黒笑顔)」「あ、いや、普通だよ、もう高三だしね」「それはすみません、私が異常で」……のやりとりは、鉄板で笑えるw 12話まできて、まだサブキャラの掘り下げをやっていて、千鶴好きとしては不満でたまらないけど、まだ夏休みだし、原作連載中だし、これは2期ありきか? だとしたら、許しますw

EDは、Whiteberryの「夏祭り」。「JITTERIN'JINN」のカバー曲だって、若い人は知らないだろ~な~。次話、最終回で夏祭り回で告白だろうから、次話にこそぴったりだけど、今回使うってことは……やっぱり次回EDは、川本真琴さんの「1/2」とみたw

第13話
冒頭のヒシロン、可愛い♪ いや、だからヒシロンの浴衣がダサイ(そこが良い!)ってw 狩生たちはニヤニヤですな。最近、花火の作画にだけ異常にこだわるアニメが多いけど、これは普通(ショボいw)で、逆に良いね! そこが魅せ処ではないし。具合が悪い人にミネラルウォーター買うって、ちょっと大人だよね。高校生ならジュース買いそうw 最後のヒシロンの黒笑顔……最高www

EDは、なしか。絶対「1/2」だと思ったのに(笑)
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
ストーリーもキャラも音楽も秀逸だった。ただ、評価が難しいのは、「これが一期だけなら3の上」。2期前提なら「5」ってところです。(だから間をとって4)

もし2期前提なら、サブキャラばかりを掘り下げた今期は英断です(2期はヒシロンが大暴れできる土壌を作ったことになるし)。ただ、1期で終わりなら、多少原作を無視してでも、ヒシロンを生かして欲しかった。

いや、もうとにかくヒシロンが可愛いくて……。

極々個人的な話ですが、私の好きなヒロイン、1位はダントツで河合律(河合荘)。2位は山神ルーシー以下略(サーバント×サービス)。3位は青山素子(ラブひな)。4位は稲葉姫子(ココロコネクト)。5位は鶴来民子(花咲いろは)。ここに新興勢力として、アクア(このすば)と日代千鶴(ReLIFE)が入ってこようとしています。(基本的に、不器用である意味ダメな黒髪キャラが好きなんで)

アニメ好きで、100単位で観ている方なら分かると思うんですが、好きなヒロインTOP5が変わりそうって、結構大変なことっすよね?

だ、か、ら、こそ、2期をつくり、ヒシロンをもっと活躍させて、彼女に幸せな結末をぉぉぉ……!

(゜ロ゜; 取り乱しましたw

でも、そのぐらい2期を期待している、2期がなくてはいけない作品だってことです!
{/netabare}

【総括】
ニヤニヤが止まらないって、こういうアニメですな。高校生の恋愛にガッツリ焦点を当てながらも、それが少女漫画のようにクドくならないのは流石(いや、私は少女漫画のクドさ好きですがw)。それはやはり、主人公が独特の設定のため、1歩引いた位置から俯瞰しているためか。

とにかくまあ、色んな意味で、20代後半から30代中盤で、それなりに高校生活を謳歌しつつも、やはり悔いが残る人にドンピシャなアニメか。

まあ、高校生の恋愛も楽しいだろうけど、大人の恋愛も負けてないよって、感じました♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

青春のやり直し、この物語は青春ものの名作と思います

2016夏期アニメ流行のやり直し、変えたい系のひとつです。原作等知らないので真っさらな状態で見れました。
作画もまずまずで期待大でした。何より…1話のEDが民生だったのが良い!!しかもイージューライダーじゃないか!! これだけで完走決定しましたた。

1話…始まり始まり
{netabare}就活してもニート扱い。ニートの定義は分からん。3ヶ月リタイアに対する現実突きつけているようだが、現実はどうなんだろう。にしても、27で仕送り打ちきり、当たり前と思ってしまう自分は年取ってる?
タバコに酒、そういや、高校ではダメなの当たり前だった…戸惑うのも無理はない。けっこう現実を見るような感じで考える作品かな。リライフの本当の目的とか、面白そうです。{/netabare}

2話…携帯の持ち込みは禁止
{netabare}いや待て、俺の時は携帯なんて無いし、ポケベルすら無いから…
ちょい大人と高校生の会話、良くできてます。そうだ、27のころに高校の問題解いたことあったが、まさに…何で大学まで行けたんだろうか?全くもって不思議。
海崎と千鶴の大人の会話、最後はみんなと別れるのでしょうけど、この二人の関係が気になっていています。{/netabare}

3話…27歳で体力落ちたとか言ってたらさ…
{netabare}俺はどうなるんだよ…と思った方、けっこういるのでは? はい、自分はその通りです!
体力測定をして、海崎がおのれの年齢を認識しするという回。肩が回らない、足がもつれる…あるよね~(泣)。1か月で高校生活に馴染んで、サンプルとしては上々のようです。
人間関係を構築してくなかで、合わないような人同士がどうなっていくのかというのも物語で面白い部分です。狩生と千鶴がどうなっていくのか見ものです。千鶴が狩生のこと分からなくなっているのは№001の伏線なのでしょうね。にしても、面白い。大笑いというより、くすくす笑えるところがいいです。大人のアニメという感じですね。{/netabare}

4話…その階段落ちで入れ替わったら…
{netabare}「転校生」だよね。あ、小林聡美と尾美としのりの方です、世代的に…。
千鶴の不可思議な笑顔が不幸を招くとは…。若い者の悩みは若い者同士で解決しないとね。自分は説教したら敗けだと思っている、普段から。アドバイスはいくらでもするけどね。狩生の闇なんて、闇じゃないんだけど、その世代だと、深いんですよね。スゴく理解できましたし、そこがうまく表現できていたと思います。{/netabare}

5話…友達になろう
{netabare}階段落ちした二人は保健室へ。海崎は狩生に説教。説教しながらも海崎はそれまでの現実に葛藤。
狩生は千鶴と正面から向き合うことに。狩生と千鶴は互いに思っていることを語り合う。そこで初めて千鶴の本当を知る。他人に全く興味がないこと、変えようとしてること、不器用なこと。そして友情の握手。
海崎は夜明と酒飲みながら語り合う(姿は高校生だった気が…)で終了。

狩生への説教は完全に大人目線だよね。悩んでいる若者見ると言いたくなるのはよく分かる気がする。でも、説教ではないです。アドバイスだと思う。けど、高校生にはオッサンの説教にしか聞こえないかもね。狩生の反発も高校生らしくて良いです。
千鶴の他人に全く興味がないまま生きてきたという設定も良いです。被験者1番が彼女なのが分かるように誘導してます。千鶴が海崎に意識し始めた描写があったので、千鶴の変化が今後の見処ですね。

3頭身転換の流れ、場面の作り方、心理描写、本当に上手です。{/netabare}

6話…メガネ女子がメガネを外すとき
{netabare}可愛いのがアニメである。これは譲れない(何が?)
大神と杏がのんびり休みを過ごしている海崎の家に押し掛けて勉強会。海崎はビール缶とタバコを隠して…。大神は良いヤツ過ぎだけど、鈍い。海崎と杏の大人のツッコミにも動じない。狩生の思いは届くのだろうか…。
杏は夜明の後輩でした。Jkでないのは分かりきっていたけどね。海崎に気があるのは間違いないんだろう。海崎と千鶴が良い感じになったらどうなるのか見ものです。
千鶴も海崎も互いに意識してきているのですが、互いに被験者と気づいたらどうなるかも見ものです。{/netabare}

7話…研究所も組織にかわりはない
{netabare}今回は海崎が被験者になる前の夜明の話です。被験者001がうまくいかなくて、夜明の立場がないような状態。上司からは詰められ、悩む夜明。そんな時に被験者候補の海崎をチェックして…。杏と夜明の関係とか、見ごたえある回でした。
そうか、研究所とはいえ、1組織にしかすぎませんね。嫌な上司もいるだろうし、うまくいかず悩むことだって有ります。海崎だけでなく、夜明の方まで描くとは思わなかった。心情が読み取れて面白いです。夜明も杏も意外とリライフを楽しんでいるのかもしれません。
しかし…フリーザ様と貝木が上司にいた気がする…。これが上司って、想像しただけで嫌だ…{/netabare}

8話…狩生が不憫すぎる…
{netabare}海崎はまたもや赤点いっぱいの追試モード…。本当に院まで進んだ人なんだろうか…。
そしてタマがやっぱり赤点追試。まさかのスポーツ推薦入学とは思ってなかった。無理してはダメです。その結果が狩生のケガに…。狩生を追い詰めるアニメだな…。タマはタマで、トラウマ抱えてた。言われたくない一言を親友に言われたら辛いよね。幼馴染みがなんとかせねば。でも3人の関係も微妙そう。青春ものだなと思う。
肝心の海崎と千鶴は、なんか良さげ。最近、千鶴の存在が薄いのでちょっと寂しい…。メインヒロインだよね?
良い感じで話が進んでいるけど、どう見ても夏で終るよね。早くも二期を期待してます。
にしても、モブ女子高生に水瀬さんの名前があったのは驚いた。先週の上司といい、隠れキャラみたいな感じで面白いです。
{/netabare}

9話…千鶴養分たっぷり
{netabare}狩生のケガはけっこうな重症。優しくする大神、話すことができないタマ、自分が嫌になる狩生…狩生の闇は深くなるばかり。
さすがの千鶴も雰囲気に気付いて相談しに海崎の家に(大胆なのか、鈍いのか)。二人の会話聞く杏と夜明。海崎はすこし前のできごとを思い出して…。

千鶴たっぷり。この子が先を考えているようです。{/netabare}

10話…先生…バス…バレーがしたいです…
{netabare}千鶴に告白した「試合がしたい…」はまさにあの有名なシーンのオマージュじゃなかったかと。

たまちゃんの思いにアドバイスする千鶴と海崎。そのなかで千鶴にの過去が明らかに。小学生の時は普通だったのに…。コミュ障害だったとは思えないくらい、きちんと話して、自然な笑顔で対応できてるじゃないか。何気に背中を押す海崎も男前。

話し聞いていた狩生、本当にめんどくさい。試合がしたいけど、行けない。最後に押したのはやはり千鶴。結局試合は負けたけど、たまちゃんと狩生が得たものは大きかったようで。二人の笑顔がその証拠。にしても、めんどくさい女子を演じたら戸松さんに敵う人いないんじゃないかな? 本当にめんどくさいんだもん。

やはり千鶴が被験者001なんでしょう。発言が大人だし、夜明の嬉しそうな感じで分かります。今回は青春ものの極みみたいな話で面白かったです。千鶴も大活躍だったし。{/netabare}

11話…大人になれ…ってどういう事よ?
{netabare}いまだに良くわかりません。我慢? それは違うと思う。ただただ人生積み重ねていくだけの事ではないかな。

重い回でした。海崎の人生を変えたであろう、会社の出来事が回想されました。面倒を見てくれた教育係の先輩は出来すぎな人で、周りからやっかみにあい、陰湿な嫌がらせを受けます。我慢できない海崎の気持ちが爆発、その結果、嫌がらせは加速、そして自殺…発見したのは海崎。社長は会社で自殺したのは会社愛があったからだと言い、反抗した海崎は会社を退職…で、今に至ると。
海崎が墓参りに訪れと見知らぬ若者が。聞けば海崎の後輩だという。海崎は後輩から伝説の社員と崇められているというところで次回へ。

なぜ海崎がリライフに至ったのかという核心の話でしたが、2~3話くらい使ってもいいような内容だったと思います。が、これでは短い。先輩の自殺が本当はなんだったのかは実はよくわかりません。また、腐っている会社の中身も分からないし、社員もこんな連中だけではないだろうし…って、それやったら実写ドラマになってしまうか。

この話し、夜明も自らリライフしているんですよね。自分の置かれている立場が海崎の過去と重なるようになって、会社やめた海崎を実は尊敬している節が見受けられます。

にしても、このアニメ、本当におもしろいな。もう終わりになるのか…もっともっと見たいです。{/netabare}

12話…君がいた夏は遠い夢の中♪…JITTERIN'JINNでしょ?
{netabare}えぇっ!!Whiteberry?…て、時代的にそうだよね~
長期休みのありがたさは卒業して初めて分かります…でも海崎には補習という変わらない日常が待っているわけで。
制服でビールかい、しかも経費でだと?なんて贅沢な。う、羨ましくなんか…羨ましい…。
にぶちん大神がとうとう気持ちもに気づいた。これを見守ったり、冷やかしたりするアラサーの面々。大神は告白を決意して、そして次週、最終回へ。
って、来週最終回かい!!面白いのに、なんて半端な…。{/netabare}

最終話…告白って、いろんなパターンあったんだよなぁ…
{netabare}夏祭りは心も盛り上がるよね~そうだったな~懐かしいなぁ~
とうとう大神が狩生に告白、狩生は狩生で告白を決意していたとは。ピュアだわ…見てる方が恥ずかしいわい。うまくいったね、当たり前だけどさ。
でも本当の主役は海崎と千鶴でした。千鶴が被験者だったことが回想されました。分かっていたけど、最終回で持ってきたね。二人とも同じ感情を持ってしまって、気持ちあるのに、忘れてしまうことが怖くて、言い出せない。切なくて、切なくて、それでも辛くしないのがこのアニメのいいところ。二期に繋げる終わり方でした。それにしても千鶴は可愛かった。{/netabare}

おもいっきり青春ものというところと、大人目線で見た青春、これにやり直しという設定も加わり、さらには社会の重さまで重なるという、ちょっと間違えたらグタグタになりそうなところをうまくまとめて、本当に面白い作品でした。
海崎、千鶴、夜明、杏の大人組、狩生、たま、大神の現役組、キャラも良くて、展開もすいすい進むし、ちょっと考えるところもあれど、難しくはありません。そこが良いのだと思いました。

作画はまずまず、デフォルメのシーンも無駄なものではなく話に溶け込んでかえって良かったなと思います。OPのボタンは今期一番好きな曲でした。EDはすべて歌ってました。久々にカラオケにも行きましたし。

二期あることを信じたいです。卒業は多分、泣くな…。来年4月にイベントあるということは…二期の発表で逢ってほしいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60

82.7 2 アルバイトで友情なアニメランキング2位
まちカドまぞく(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (652)
2398人が棚に入れました
15歳のある朝、封印されし「魔族」の力に目覚めた吉田優子の任務は、ご町内に住む「魔法少女」を倒すこと!? ツノと尻尾は生えたけど、力は普通の女の子以下な優子が“月4万円生活の呪い"解除めざして奮闘する、逆転マジカルヒロインストーリー!

声優・キャラクター
小原好美、鬼頭明里、高橋未奈美、高柳知葉
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これで勝ったと思うなよぉ!!

原作未読
魔法少女枠かな?完全にダークホースでした。

お話のざっくり概要
優子はある日、突然魔族として覚醒。
普通の女子には生えないものが生えてしまいました。
その後あだ名が定着してしまい、本名で呼んでくれるのは母だけ。
魔法少女から生き血を奪う為、鍛錬の日々…小遣い月500円にUP!
だが、魔法少女は片手ダンプ…その戦力差は圧倒的!!!
ドアストッパーと共に魔法少女から筋トレ指導を受けるが
夢の中で好き勝手やられたりと散々な日々
ご近所に2度見され気まずくなり回覧板デビュー待ったなし
だが、懸命に頑張る努力のへっぽこ娘「時は来た…(イケボ)」
ってな感じ

書いてるうちに混乱してきました(苦笑)
魔法少女物かな?と視聴前は少し身構えてました。
そんな必要無縁のへっぽこ娘に癒されるアニメ。

主人公であるシャミ子は、へっぽこ魔族です。
もう清々しいぐらいに。
でも、怖くても家族の為に魔法少女へ挑み続ける
…けなげ(ホロリ)すっかりファンになりましたw
モデルは多摩市。
めっちゃみた事あるような既視感を感じます。

●魔法少女(モモ)戦について
なんというか魔法少女側は命かかってるからかなり強いんですよね。
対するシャミ子は…まぁ、へっぽこです。
情けをかけられてからの「これで勝ったと思うなよぉ」コンボです。
モモは色々と言葉足りてないと思いますけど、結構シャミ子に優しい。
自己ベストは{netabare}シャミ子のソーセージ{/netabare}を救出する際に更新
…とても強い(小並感)

アルバイトの着ぐるみはバク宙からの熱々オデンらしいです。
意味不明ですけど、ちょっと見てみたい…先代はドアラさんなのか?
それにしても魔法少女みかん回(8話)は爆笑しましたw
{netabare}
「コスプレぶらり旅ですか?」「ううん、通りすがりの魔法少女」
「とんでもないざっくり系です!!!」
「早く脱いで!」「脱ぎなさない!」「脱げません!!!」
「通報しようか迷ってた」
「年いくつ?」「これで勝ったと思うなよぉ」
{/netabare}
流れと勢いが凄かったです。怒涛のジャブラッシュ。
一つ一つは威力無くても、畳みかけられるとボディに効きます。
ぶらり旅も通りすがりも少しワードを足すだけで、
超パワーワードになるという良い例ですね。
ワードセンスが素晴らしいです。
{netabare}「安心して、峰打ちするから」「拳の峰打ちはただの裏拳です!」{/netabare}
じわじわと効いてくるこのセンス…たまらないw

あと、危機管理で発覚したのですがシャミ子はすんごい着痩せします。
凄いの持ってるよこの娘。
「私シャドウミストレス優子15歳{netabare}どこにでもいる町の変質者{/netabare}」
ご先祖はすごくポンコツなご先祖です。
ただ、衣装のデザインセンスは素晴らしいですね。(よくやった!ご先祖!!)

母も妹も健気で良い家族…月4万の極貧生活は辛いですね。
点数は中間評価です。
頑張れシャミ子!負けるなシャミ子!大きな魔族になるんだ!

―――――――――――――――――――――
シャミ子の声優(小原好美さん)、完璧です。
擬音というか言葉にならないようなセリフとか
(「あじゃぱー」とか「ぽがー」とか)
あと、へたれ具合とか、勝ち誇った感じとか
器の小ささをしっかり出してて素晴らしいww

母…ご先祖にも主導権を渡さない吉田家の主
良子…デジタル盛り技術に精通した吉田家軍師
ごせん像…アイドルにしてへっぽこ家計の元凶

後から気づいた事
{netabare}
2話のモモ戦の7-1の見事な負けっぷりって
元ネタやっとわかったw
ワールドカップのドイツ-ブラジル戦かwww
「1点は入ってましたか?」
「うん。友達だからおまけで1点入れといた」
優しさが切ないwこれは目汁だ!涙ではない!
{/netabare}

モモの名言
{netabare}
「出せるか出せないかじゃない。出すんだ。出していこう」
シャミ子と一緒のツッコミを画面に言ってましたw
{/netabare}

領収書まで噛むってどういうことなんだろ?w
{netabare}
テスト答案にも、もう本名じゃないのかwww
ついでに、ご先祖も張り出されてるし
この学校カオスすぎるwそして小倉が何か怖いw
{/netabare}

1話から見直してみて、改めて面白さを確認。
気づけばシャミ子の大ファンに…
ふぐふぐ? えぐえぐ? してる顔が好み
守りたい…このへっぽこw

2019.09/28 見終わって追記
すんごい面白かった。
今まできらら枠って、割と面白いぐらいの域を出なかった
だけど、本作は凄くネタが細かくって
見れば見るほどドンドン魅力が増していき
最終的にはシャミ子のファンになりましたw

色々と思った事
{netabare}
OPのネタについて
まぁとにかくサビのカオス感は凄いw
メタ子とたまさくらちゃんの存在感!w

シャミ子がみかんに「みせろ」ハラスメントしてたけど
毎週さらっと流されてるけどOPで撃ってるよねw
超一瞬だから分かりづらい

OPのドラクエ風の部分、
ボスリリスの危機管理フォームだwww
ま:99が魔法少女LV99として
「のろい」のバステも分かるけど、まひはなぜ?

ご先祖は酒に使ってたり、隣に水筒もあったり
タコさんウインナーは顔がご先祖彫りだしw
アンリのバーではご先祖とミカンがボトルキープ
あのメタ子の写真って多分、良ちゃん提供だよね
(モモ宅で、無防備メタ子を激写しまくってたしw)
みかんとのツーショットは映画館構成だけど
後ろのフィルムに映ってるご先祖は3Dメガネかけてるし
シャミ子の体操服ランニングがバインバインだったり
本編のダイジェストが詰まってるOPだなぁ~w

露出魔族だったり、飯炊き魔族だったり、
かよいづまぞくだったりする、シャミ子です。
魔法少女を{netabare}餌付けで配下にする{/netabare}などお手の物。

すごい細かい所でネタや表現を仕込んでるので
見つけるのが楽しい
{netabare}
ご先祖の来てた服、さらっと流してしまいそうだけど
「My blood sugar level is dangerous」
⇒血糖値、気を付けてぇ!ご先祖ぉぉぉ!!!
⇒{netabare}「コーラうめぇ!」って{/netabare}血糖値の原因それじゃね??
ひじきは実は鉄分が少ないポスター
飼い主募集ポスター⇒まだあの鳥、手元にいるんすねw
補習の実施についてポスター⇒シャミ子や…(´;ω;`)
でも、ちゃんと修羅場回避の所の「これから補習なので」
に繋がってるの凄いw
モモ自宅の表札…あの余白は桜さんだったのか…細かい
リリスの辛かったこと日記⇒No.5963って多過ぎw
ご先祖テレフォン⇒ミリオネアかな?
あれ?銃の引き金ってどんなだったっけ?⇒引き金が逆w
夢の中のメモ帳⇒ゆメモ帳…ちょw細けぇw
入れたばかりの色のついてない麦茶⇒確かに薄いw
段ボールがお父さんだと分かってから
⇒それまで乗せていた麦茶を床に置く優しさ
熱にも、油にも、衝撃にも強い段ボール!⇒ずっと出演w
投げられたご先祖…封印の呪いに犬あったからそこなのか
ラスト変身バンク+ミカン呪い=ワカメシャミ子98円
⇒「余もこんなんなったぞ」超笑ったw
「今のモモは無理してるように見えます」⇒背伸びww
あの犬、「いぬ」って名前なのかよwwwネーミング雑w
スルー力がハンパナイ⇒なるほど、シャミ子通報回避w
{/netabare}

■シャドウミストレス優子
体が弱くて運動神経もダメダメだが胃袋は最強クラス
ご近所さんに二度見されるのを恥ずかしがるぐらいには
普通の羞恥心を持ち合わせている女の子
(だが、命の危機であれば、露出魔族も辞さないw)
「こ…これで勝ったと思うなよ…じゃ!」
亜種バージョンのノルマも割といいw
シャミ子はお母さんを信じるとてもいい子なんですよ。

■魔法少女モモ
はーい、肉の魔法少女だよ。
バーベル片手で何キロ持てる?
あとそのままスクワットしようか?
そんな感じw
シャミ子が「頭にササミとプロテインが詰まっている」
と評していたほどの脳筋…だが頭脳派物理少女だった。
それにしてもダンベルと同時期だったせいもあって
ダンベル700回を数日に分割払いも笑った
たまさくらちゃんの熱烈なファンみたいっす
買い支える義務感…w

■魔法少女ミカン
女の子のタイプとしては一番好み…呪いさえなければ…
状況を知らない系女子だけど、
常に相手を心配し気にかけたり、幼い子に優しく接したり
正統派魔法少女やってる(ピンクの誰かさんと違ってw)
映画館のチヨモモは呪いかと思ったけど、あれ任意装着w
「そこにアイスはやめて!呪い出ちゃうから!」
一体、どこにアイスしたんですかね???
配下になったけど、モモの被害も甚大(呪い出まくりw)
大蛇がパピコ飲み込んでるのが笑ったw
ワープして気遣いフルーツをお勧めする系女子
フルーツの盛り付けすんごい女子力高い!

■小倉しおん
倫理が壊滅的にダメな人w絶望のオーラ習得済みなの?w
草葉の陰からいつも見守ってるストーカー的な人
実験したいから友達になりたいって…それ友達なのか?w

■ご先祖(闇を司る魔女リリスさん)
「嘘だろシャミ子、正直な感想を述べてみよ。見よぉ」
ニューご先祖は面白だったw
意外に頭良いみたい。超ポンコツなのにw
最終回の色々の回想の中に入ってくんなニューご先祖w
笑っちゃうだろーwww

■吉田家
シャミ子の家、ブラウン管TVなのにゲームソフト大量w
4万円でどうやりくりしたんだろう??
お茶は7~8回は出すらしい、それほぼお湯じゃんw
お母さんは良くクルクル回ってます。超かわいいw

ちょっと待って…モモのチャンネルに入る為に
良ちゃんが撮ってると思われる枕元に置いた写真…
どうやってモモの変身シーン撮ったの?すごくね??
0.01秒の中のシャッターチャンス
ってかあんな安物だとブレブレで見れたものじゃない
はずなのにこれが魔族の力なのか…良ちゃんおそるべし

お母さん、なんでこの嘘を言う事になったんだw
「原子力潜水空母でイカ釣り」
「宇宙戦艦で空気清浄機の買い付け」
ドジっ娘成分と巨乳はお母さん譲りだったのか~w

お父さんは{netabare}このミカン箱に封印されてい{/netabare}ます!
ええええええええwwww 観ててリアルで声出たっすw


■夢の中
メタ子の見た目のインパクトが強すぎるなぁw
あと、地味に武器を想像するのって難しそう。
あの様子だと正確にイメージできないと創れないみたい
重量や質感、細かい形状まで諸々イメージしきるのは
手に持ったことがある範囲のものじゃないと難しそう
(実際、シャミ子が出したのって持った事あるやつだし)

モモの名言2
{netabare}
「今ちょっと夢が立て込んでるから起こさないで」
なんぞそのワードwみかんナイスフレンドリファイア!
{/netabare}

{/netabare}

ED曲はすんごいノリが良くって好きです~
曲としてはEDの方がOPより好き
BGMもかなり良いです!

最初見始めの頃は、結構おもろいなー
ストライクゾーン入ってるぐらいだったのが
観てる内にどんどん、自分の方が矯正されてしまい
いつの間にかストライクゾーンど真ん中になってた…

ほんと細かい所、一杯あって何周しても違うの発見します
既に5周してますw 原作買いに行く予定っすー
(円盤も買うかも)

2019.10.03追記
もう3件も探してるのに2巻が見つからないぃ(´;ω;`)
(1巻と3巻は買いました!あとラインスタンプもw)
円盤も少なくなってるらしいしはよ買いに行かなきゃ…

あ、どうでもいいですがくだらない宣伝を思いついた
{netabare}
清子「お父さんはBlu-rayボックスの中にいます!」
優子「ええええ!…ってBlu-rayってなんですか?」
良子「宣伝も頑張るお姉はやっぱり凄い!」
{/netabare}
ってCMを妄想するまでは一瞬でしたw

2019.10.16追記
原作やっとゲットできましたー 面白いです!
それでアニメも神編集・神構成だったと分かりました。
(評価変更します)

思いついた宣伝パート2
{netabare}
清子「桃さんがDVDを見る権利をくれました。拝みましょう!」
優子 \眩しい!/
良子 \眩しい!/
モモ「違います!…普通にプレイヤーで見て下さい。」
リリス「シャミコ- 早くお供えしておくれ」
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 59
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

友人曰く覇権アニメ

いきなり魔族に目覚めたとか言われてもねえ。
魔法少女にかけられた呪いのせいで生活費が制限されているという割ときつい仕打ちうけてる。だから、血を邪神像にかけろとか言ってたし、まさかきららなのに血みどろの戦いがあるのか?と思ったけれど、魔法少女と魔族の温かい交流が見られるほのぼのとした作品。

名前がシャドウミストレス優子になって角が生えても周囲が違和感なく接してることにびっくり。適応力高い。

ご先祖様の扱いが結構雑なところは面白かった。{netabare}変なところに足が生えてカサカサ動くあたりとか。{/netabare}

お父さん・・・{netabare}段ボール箱だったのかあ。何気なく使っていたことにびっくり。だから、強度高かったのか。しかも、シャミ子をずっと応援してたナレーションが父ヨシュアだったのは感動的。見守ってる。{/netabare}

友人が覇権アニメと言いたくなる気持ちも分からないでもないという感じ。安定のきらら枠の中でも面白いと感じるほうだった。DVDの重版が決定したらしいし、人気があることも伺える。

OP
町かどタンジェント 歌 shami momo[吉田優子(小原好美)、千代田桃(鬼頭明里)]
ED
よいまちカンターレ 歌 コーロまちカド[シャミ子(小原好美)、桃(鬼頭明里)、リリス(高橋未奈美)、ミカン(高柳知葉)]
OP割と好きだったかも。

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ご近所まぞく、はじめました!ある朝突然闇の力に目覚めた女子高生・吉田優子は一族にかけられた呪いをとくため魔法少女を倒すことになってしまった!!だけど相手は命の恩人!?そもそもく勝てそうにない!?ポンコツ系庶民派まぞくとクール系筋トレ魔法少女が織りなす日常系マジカルコメディーはじまります!!!

1. 優子の目覚め!家庭の事情で今日から魔族
どこにでもいる普通の女子高生・吉田優子は、ある朝目が覚めるとツノと尻尾が生えていた。パニクる優子に母・清子が告げたのは衝撃の事実。「吉田家は古代より闇を糧とするもの……封印されし『闇の一族』の末裔なのです」一族の封印を解くべく、闇の力に目覚めた優子と一族の宿敵・魔法少女との戦いが今、幕をあける……?

2. スポ根ですか!?万物は流転する
魔法少女・千代田桃との歴然とした力の差を見せつけられたシャミ子。桃を倒すため特訓を決意したのも束の間、いつの間にか近くで話を聞いていた桃に勢いで決闘を申し込んでしまう。決闘の日は週末。果たしてシャミ子はそれまでに強くなれるのか!? そして増額してもらったシャミ子のお小遣いの行方は!!?

3. 悪夢か吉夢か!?闇のドアストッパーさん降臨
休日に惰眠を貪っていたシャミ子は自分の名前を呼ぶ何者かの声に気づく。まどろみの中で目を開けると、そこにはなんとなく見覚えのあるツノと尻尾の生えた金髪の女の子が! 「余はおぬしの祖先‼ 闇の一族の始祖だ‼」ご先祖さまはシャミ子が魔族として目覚めてからの活動について何か言いたいことがあるようで……

4. 心研ぎ澄ませ!!魔法少女の新たなる力
ご先祖像に謎のスイッチがあるのを発見した桃は、自分が対処できるうちにと迷わずオン! 出し抜けな桃の行動に文句を言うシャミ子であったが、不意に気が遠くなり……気づくとそこはご先祖様のいる封印空間!? 謎のスイッチの正体--それは、ご先祖様が子孫の体を借りて戦うことができる「ごせんぞスイッチ」だった‼

5. 町内は罠だらけ??崖っぷちまぞくの新たなる能力
バイト代で桃への借金を完済したシャミ子。残りのお金で良子にプレゼントをしようと商店街で待ち合わせするも、いつの間にかついて来ていた桃を良子に目撃されてしまう! 良子に語っていた魔法少女との戦いの話が盛りに盛った嘘だとバレてしまうのを恐れたシャミ子は、桃を魔法少女ではなく親友として良子に紹介するのだが…

6. あすへの決意!!重いコンダラ止まらない
リリスの企みに乗せられて桃の潜在意識へと侵入することになったシャミ子。目的は桃が起きたあと自ら生き血を献上するよう暗示をかけること。しかし侵入した空間はヘドロまみれで、そこにいたのは今よりも髪が長くて背の小さい子供の桃だった! 戸惑うシャミ子、果たして思惑通り桃の生き血を手に入れることができるのか!?

7. 桃色メソッド!!丸いタイヤは運命の輪!
シャミ子の活躍により一族の封印の一部が解除された! 「吉田家家訓! いいことあった時は家族で鉄板を囲むのがテッパンです!!」清子の申し渡しで喜びを分かち合う吉田家。しかし、一得一失。魔力が減少した桃との約束で町を守るのを手伝うことになったシャミ子の修行は一段と厳しくなり、そして、新たな刺客も--!?

8. 呪われた果実!!すっぱいミカンにご用心!!
新たに現れた魔法少女は桃が助っ人に呼んだ陽夏木(ひなつき)ミカンだった! ミカンの持つ“呪い”に翻弄されながらも打ち解けるシャミ子。そして、ミカンも加えたある日の放課後トレーニングの最中、いつにも増して強引な桃に尻込みしながらも、ミカンが漏らした桃の秘密を聞いたシャミ子の心に、ある思いが生まれる--

9. 期末テスト!!今日の私は頭脳派まぞく!
桃に認めてもらいたいシャミ子は、頭脳戦で勝とうと期末テストでの勝負を申し込む。思いのほか成績の良い桃に負けまいと必死に勉強に励むシャミ子だったが、本番前日、リリスからある提案が……。果たしてシャミ子は悪魔の囁きに乗ってしまうのか!? そして、ミカンの言う“桃に内緒で付き合ってほしいこと”とは!?

10. ご先祖は進化する!!メガネが映す暗黒部屋
小倉しおんに強引にラボに連れ込まれたシャミ子は、ご先祖様の新しい依代を作ることに。シャミ子が心を込めて作った依代の出来栄えや如何に!?また別の日、調子の悪くなったパソコンを見てもらうため良子を連れて桃の家へと出向いたシャミ子は、桃が魔法少女であることを良子に打ち明ける決心をするのだったが……

11. 夢ドリーム再び!!桃色防衛線を突破せよ
桃の心を開く決意をしたシャミ子は再び桃の潜在意識へと突入する。しかし、そこに居たのは覚醒状態の桃だった。話し合いの末、浮かび上がったシャミ子の家の秘密。鍵は母・清子だと確信し吉田家へと向かう桃。そして、覚悟を決めた清子の口からお父さんの謎が今、明かされる!!

12. 伝えたい想い!!まぞく新たなる一歩!!
自分自身の戦う理由をやっと見つけられたシャミ子は傷心の桃を追いかけ町を奔走する。放っておくと自分の前から居なくなってしまいそうな桃。引き留めるため、シャミ子は桃を探すことを決意する。町を見下ろせる高台で桃を見つけたシャミ子。果たしてシャミ子が桃に語る誘惑の言葉とは--? そして桃の返答は--

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

過去最弱の魔族(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
きらら系らしい、ほんわかしたファンタジーギャグ日常系アニメ。

期待値は高くなかったのですが、ギャグがなかなかに面白く、妙な中毒性がありました。

今期(2019夏)のダークホース枠ですかね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
とにかく、ギャグの質が高かったです。

爆発力ある笑いというより、クスりとさせられるギャグの連打。しかも、あったかい。一括返済を却下されるとか、「人を傷つけない笑い」に感心しました。そもそも、「必要最低限しか稼げない呪い」という設定がユニークな上に、「医療費、教育費、ライフラインは別腹で稼げる」という親切具合が絶妙なラインでした。貧乏ネタは、下手すれば人をバカにしたようは不快さが漂うけど、ちゃんと笑える、微笑ましいモノになっていました。

あと、シャミ子の立ち位置。普通なら、ボケキャラだと思う設定ながら、周りが変人ばかりなので、ツッコミにまわっていました。「困りツッコミ」とでも言いたくなるような、微笑ましく笑える秀逸なツッコミキャラ。実はシャミ子が1番常識人だというところが(笑)

それから、シャミ子が「実は巨乳」というのも、なかなかにポイントが高い。そういうアニメじゃないからそこまで押さないけど、ああいうアワアワポンコツ系が、「脱げば凄い」というのは、アリですよね(笑)

ラストの2話は、ややシリアス系というか、ストーリーを追いかけてきました。最初は、「日常系ギャグで通した方が良いのでは?」とも思いましたが、結果、ちゃんと笑えてしっかり感動できる、素晴らしいクオリティに。まさか、語り手が父親だったとは、、、メチャクチャ素敵なオチやん♪

これは、一期でも綺麗にまとまってるし、二期もできる流れだし、素晴らしいね。いやはや、最初に観たとき、ここまでハマるとは思いませんでした♪
{/netabare}

【余談~ シャミ子のレシピで作ってみたw ~】
{netabare}
ちょうど家に材料全部あったんで、10話の「シャミ子風焼きうどん」を作ってみました(笑)

材料「冷凍うどん、キャベツ、しめじ、人参、ネギ、えのき、ツナ。昆布つゆ、ごま油、オイスターソース、酒、砂糖、チューブ生姜」

細かい分量や手順は示されていないので、映像から読み取れる範囲と、あとは目分量でw

①電子レンジで、冷凍庫うどんを3分解凍。

②めんつゆ+オイスターソース+砂糖+酒の、調味液を作っておく。

②野菜ときのこは一口大に切り、ツナ缶の油は切っておく。
(映像から、調味液にツナの油が浮いていないため、捨てると判断。後でごま油入れるから、油っぽくなりすぎないようにかな?)

③うどん、野菜、きのこ、ツナをフライパンに入れ、ひたひたになるくらい、調味液を入れる。
(正直、この段階でめんつゆやオイスターソースを、しかもあの量入れるのは疑問。でも、なるべく映像通りに。おそらく、水分を飛ばしながら、炒め煮みたいにしていくものと考える。その方が麺に味が染みるからかな? ただ、オイスターソースと合わせること考えると、めんつゆはかなり薄目でOK)

④蓋をしめ、しばらく過熱。
(まあ、この行程もよく分からんが、映像通りに。少し煮込みます)

⑤蓋を開け、強火で炒め、鍋を振り、水分をとばしていく。

⑥水分がとんだら、最後に、ごま油を回しかけ、生姜を入れて完成!

では、実食!

「うむ、ウマイ。ただ、うどんはかなり柔らかめです。煮込みうどんの汁無しって感じかな。味的には、中華と和食の中間、やや中華寄りです。オイスターソース入れたからか、少し煮込んだからか、ちょっととろみが出たのが餡掛けみたいで旨かった。この料理、最後に入れる生姜がポイントですね。グッと味が引きしまりました。絶対に生姜が必要です」

「この料理、何気に考えられているのが、昆布つゆのグルタミン酸、ツナ缶のイノシン酸、きのこ類のグアニル酸と、三大旨味成分がちゃんと入っているところ。さらに、オイスターソース(牡蠣)の風味や旨味も加わるので、非常にバランスが良い。しかも、安い。ツナ缶1つで3人前って考えると、1人前130円くらいかな?」

「ただ、個人的にはやはり、もう少しウドンにはコシがあり、野菜はシャキシャキした方が好きなので、調味液を入れるタイミングはもっと後で良いし、量も少なくて良かったと思います」

結論

「好みはあるものの、アニメで作られる料理の中では、普通に作れる上に、トップレベルにウマイっす♪」
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
ユルい日常系かな。ユウコのキャラが見処かな。

2話目 ☆


3話目 ☆3
家事スキル0(笑) ファミレスは必殺技みたい(笑) 魔法少女、良い子♪

4話目 ☆3
あの形状で、あのスイッチで、エロい意味での怪しさしかないんだがw 医療費、教育費、ライフラインは別腹で稼げるて、親切(笑) 後ろ、タコさんに像混ざってる(笑)

5話目 ☆3
一括返済、却下された(笑) メチャ良い子(笑) 兵法書w 尻尾でバレる(笑) 学校のPC教室の活用(笑) シャミ子、意外と巨乳(笑) ドーナッツ型の枕(笑) Aパートだけなら、☆4でも良かったんだけどな。

6話目 ☆


7話目 ☆4
残念な微調整w 酒びたしw 肉なしが貧乏の象徴は、もうないよな。野菜、高いし。オカラと小麦粉なら、小麦粉の方が安くない? 筋肉(笑) ちょろい(笑)

8話目 ☆3
新キャラ、良い子なんか。不器用なフォローw

9話目 ☆3
シャミ子、良い子だな~。ご先祖の小さな叫びw ちゃんと、ご先祖の分、お金払うんだなw

10話目 ☆4
尻尾のつかいかた(笑) テレパシーで丸聞こえ(笑)
ポイントカードまで作ってる(笑) よし、うどん、作ってやろう(笑) いや、りょうちゃん(笑) 顔芸までこなすか(笑) ふわたり銀行のペン(笑)

メモ「冷凍うどん、キャベツ、しめじ、人参、ネギ、えのき、ツナ。→昆布つゆ、ごま油、オイスターソース、酒、砂糖、チューブ生姜」

11話目 ☆3
少しシリアスというか、ストーリーを見せにきたか。これじゃない感は正直あるけど、まあ、ラスト2話をちゃんとストーリーでまとめようという姿勢自体は好きかな。それはそれ、これはこれ(笑) どんな寝言だよ(笑) 対峙と退治、アンジャッシュネタ(笑) オブラートを諦めないで(笑)

12話目 ☆4
素敵な最終回に、満足。これ以上良い話の闇堕ちもないなw まさか、語り手が父親だったとは、なんて素敵なオチだろう♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38

76.6 3 アルバイトで友情なアニメランキング3位
イエスタデイをうたって(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (478)
1733人が棚に入れました
大学卒業後、定職には就かずにコンビニでアルバイトをしている"リクオ"。特に目標もないまま、将来に対する焦燥感を抱えながら生きるリクオの前に、ある日、カラスを連れたミステリアスな少女―“ハル"が現れる。彼女の破天荒な振る舞いに戸惑う中、リクオはかつて憧れていた同級生“榀子"が東京に戻ってきたことを知る。

声優・キャラクター
小林親弘、宮本侑芽、花澤香菜、花江夏樹、鈴木達央、坂本真綾、寺島拓篤、洲崎綾、名塚佳織、堀江瞬、小野友樹、喜多村英梨、前川涼子、遠藤大智、大塚明夫、小形満、川島得愛、小林千晃、田中宏樹、西山宏太朗、藤原夏海、本田貴子、諸星すみれ、天海由梨奈、村井美里
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ゆらぎ(※配信限定エピソードを再視聴して)

アニメーション制作:動画工房、
監督・シリーズ構成・脚本:藤原佳幸、
副監督:伊藤良太、脚本:田中仁、
キャラクターデザイン・総作画監督:谷口淳一郎、
総作画監督:吉川真帆、原作:冬目景

作品タイトルと同じ、10話からのED主題歌が印象的だ。
ブルージーなギターからは60~70年代の薫り。
調べてみるとRCサクセションの
初期の曲のカバーだった。
発売はやはり1970年。
『イエスタデイをうたって』は、
ビートルズの『イエスタデイ』を歌って欲しいと
せがむ少女についての曲だ。
ちなみにビートルズの『イエスタデイ』は、
母を失ってしまった今の自分は、
失ってしまう前の昨日の自分とは
全く変わってしまったという深い哀しみの曲。
『イエスタデイをうたって』という作品のタイトルは、
原作の冬目景が最初に考案したものを
編集者にダメ出しされて思いついたものだった。

主人公は、大学を卒業しても自分探しのために、
モラトリアムな状況を続けている魚住陸生。
いかにも、ひと昔前の人物像だ。
ある日、鴉を連れた少女・野中晴(ハル)と
アルバイト先のコンビニで出会ったことで物語が始まる。

1話ずつの完成度がとても高い。
感情の機微を丁寧に掬い上げていく。
まるでオムニバス形式に感じるほど、
序盤は余韻を残しつつ完結し、次の物語へと続いていく。

ひと昔前の年代を感じさせる時代背景。
携帯電話がなく、黒電話やカセットテープなどの
グッズが懐かしい。コンビニに外人がいない。
若者の思考にも時代性を感じさせる。
自分自身が青春時代を過ごしたころなので、
余計に感慨深くなる。
視聴すると昔の感情が呼び覚まされる。

振り返ってみると、舞台となっている02年ごろは、
バブルがはじけたといえど、
経済的にはまだ安定していて生き方の自由度が広がり、
価値観がより多様化した時代だった。
私たちは自分に正直に生きることを望み、
本当に大切なものを手に入れようとあがき続ける。
自身の心に問いかけ続けるあまり、何もできなくなる。
でも、欲しいものが必ず手に入るとは限らない。
人はどこかで、その望みに折り合いをつけて
いかなければいけないが、それをできる人と
できない人にはっきりと分かれていく。
なぜかと言うと、いつまでも追い続けることが
可能なほど自由度が高いから。
だから、動き出しても、またすぐに
立ち止まってしまうことになる。

そんななかでも人は年を取るごとに
何かを得て、何かを失いながら変わっていく。
2度と戻ってこないものもある。
懸命に生きているときはそれに気づかない。
何かが終わっても、ただ寂寥感だけが積もっていく。
でも、私たちは進み続けていくしかない。

主要人物はほぼ4人だけ。
彼らは皆、長い時間をかけた行き場のない心を抱えている。
物語が動かないため、退屈だと感じる人も多いだろう。
しかし、停滞しているようでも
登場人物の心は、いつもゆらいでいる。

空気感の演出が抜群に優れている。
桜の儚い美しさ。一方通行の想い。
「死」を身近に感じる状況。
哀しみがこみ上げる瞬間。
二度とは戻ってこない日々。
そのときのシーンに応じた劇伴も効果的で、
観ている者の心を動かす。
繊細で大切なものが零れ落ちていく。
目や手の動き、仕種、ちょっとした沈黙。
心を映しているような描写だ。

彼ら4人はずっとゆらいでいるが、
周囲の人々は、決意して前に進みだす。
ハルの同級生の湊航一や陸生の元恋人の柚原チカ。
決着をつけて自身のなかに何かを見出す。
陸生自身も少しずつではあるが前進しようとする。

軸は4人のラブストーリー。
とはいえ、この作品の核の部分は、
陸生と榀子の心情のゆらぎにある。
自分の心の在りかをずっと探っている。
似たもの同士、受け身気質のふたりが
歩んでいく方向を見つけるために
真剣に迷い続ける物語といえるだろう。
そう考えると、納得感のあるラストだった。

陸生の気持ちのゆらぎは、
世田谷線の車内での独白に集約されている。
自分で自分の心が分からない。
正直さ、誠実さを突き詰めようとすると、
自分の本質がゆらいでいくように感じる。
それでは、どうしたらいいのか。
物事を論理的に考えるのではなく、
感覚的に捉えることだ。
自分の心がどこにあるのか。
もっとシンプルに考えるべきだ。

{netabare}ひとつ残念だったのは榀子の心の動きを
描き切れていないこと。
2話からずっと榀子の心模様を
繊細な描写で追ってきたのに、
最後の段階では、井の頭公園での陸生の言葉に
全て任せきりになってしまっている。
アニメを観ているだけだと、榀子がどのように
自分自身に決着を付けたのかが理解できない。
もちろん、想像することはできるが描写不足は否めない。
だから榀子だけが身勝手な女性に見えてしまうが、
個人的にはとてもリアリティがあるし、
現実の人物像もひとりふたりは思い浮かぶ。
作者がどのように捉えているのかは関係なく、
情の深いキャラクターだと思う。
原作は未読なので分からないが、
単純に尺が足りなかった可能性もある。
ラストに向けては、2話分くらいかけて
ふたりのやり取りを突っ込んで欲しかった。{/netabare}

タイトル面から作品を考えると、
ハルが主人公のようにも思える。
そもそも作者が最初に考案していたのは
「ハル」というタイトル。
{netabare}ハルは陸生に近づいたことで、
以前よりも臆病になってしまい、
自分が変わってしまったことを自覚する。
これは『イエスタデイをうたって』の詩にもつながる。
だとすると、この作品はハルや浪の変化を
目の当たりにした陸生と榀子が
それに押し出されるようにして
一歩踏み出そうとする物語とも言えるだろう。{/netabare}

原作の量からすると、1クールでは厳しかった感はある。
ショートアニメ&ラジオドラマで補完しているが、
若干の消化不良感は残った。
ただ、作品は全話を通して、とても丁寧な仕上がり。
それぞれの動きや言葉にリアルを感じる。
懸命に生きている人間の息遣いが聞こえる。

4人が歩み出す先にささやかな幸あれ。
(2020年7月4日初投稿)

原作を読了して(2020年8月9日追記)
{netabare}ここのレビュアーさんから、アニメとは大きな違いがあり、
とても良い作品であることを聞いて原作購入。
つい先日、読了した。

漫画を読んで再認識したのは、
アニメの完成度がとても高いことだった。
漫画を読んだ後に自分のレビューを再読したのだが、
この作品に対して感じたことは、
原作読了後も基本的には変わっていないし、
大切な部分は、ほとんどアニメでも
表現しているのではないかと改めて思った。
もちろん、漫画とアニメとは表現方法が違うため、
コマで感じることのできる微妙な「間」や
心情のゆらぎは、圧倒的に漫画のほうが優れている。
11巻も巻数があるので、登場人物も多いし、
人間関係も複雑になっている。
最初のレビューで書いたように榀子の心情について、
アニメでは圧倒的に描写不足。
しかし、それにも関わらず、私のアニメに対する感想は、
漫画を読んだ後でもほとんど変わりはなかった。
それは、凄いことではないだろうか。
アニメでは、漫画で登場する重要なふたりの人物を
完全にカットして物語を短くしているにも関わらずだ。

例えば同じように原作を短くしたアニメを視聴してから、
原作を購入した『はねバド』という作品がある。
放映時には原作が未完だったので、
全く同じ状況ではないが、原作を大幅にカットして
物語を再構築したことは同じだ。
こちらもアニメは、なかなか面白かったが、
作品としては全くの別物といっていいほど
原作とは違ってしまっていた。
再構築とは普通はそういうものだろう。
しかし『イエスタデイをうたって』は、変わっていないのだ。
作品をじっくり咀嚼して大切な部分だけを残して
アニメとして作り上げている。
スタッフの多くは原作のファンという話を
どこかで読んだが、それは原作とアニメを
両方味わってみれば、とても納得できる。

漫画とアニメにおける大きな違いは「時間の流れ」だ。
この物語のひとつの軸は、陸生と榀子が出会って
別れていくまでの話になる。
長年、片思いしていた陸生が榀子を手に入れながら、
そこで葛藤して別れを決意するまでには、
劇的な出来事でもない限り、それなりの時間や葛藤が必要だ。
ところがアニメでは、付き合ってから、
大した理由もないのにすぐに別れてしまう印象。
じっくり物事を考える陸生の性格からすると、
あり得ない展開ともいえる。
それは榀子についても同様だ。
榀子は、自分の感情と理性の間でずっとゆらいでいるわけだが、
アニメを観ていると、それまでのスローな時間が
最後になって急加速して自身も納得するという
どう考えても受け入れがたい流れになっている。
ただ、これは尺の問題であって、
限られた時間のなかで、スタッフは最良の仕事をしたと
漫画を読んで感じた。

それでは漫画はどうなのか。
アニメ同様、繊細な心情描写を
時おりオーバーアクションを挟みながら独特のリズムで
紡いでいく。バックボーンとして私が感じたのは、
冬目景が大ファンだったという高橋留美子だ。
高橋留美子は、80年代に女性漫画家が少年誌に
連載するという画期的な立ち位置を確立した人物。
同じ女性漫画家として目指す人だったようで、
冬目景も当初はギャグ漫画を描いていたそうだ。
だから、この作品でも若い巻数のころは、
ギャグテイストに共通点のようなものを感じさせる。
それと、何人かの人も指摘していたが、
榀子=響子さんというのは、影響しているだろう。
私が感じたのはハル=ラムだった。
作者は意識していないかもしれないが、
やはり自分の好きな作品の影響は
どこかに出てくるものだ。

また、これは私の勝手な想像だが、
高橋留美子が自身を投影していたのは、
しのぶであり、響子さんであり、あかねであり、
かごめであるのだが、『イエスタデイをうたって』でも
自身を投影して、思い入れが深いのは、
榀子ではないだろうか。
作者自身はインタビューで榀子を「毒」と呼んでいるが、
これはある意味、自虐だから言えるコメントであって、
自分のなかにある「面倒臭い」部分を
抽出した人物像ではないかと思っている。

榀子の「純粋な無自覚」が相手を傷つけるのは、
多かれ少なかれ、人間関係のひとつの形だ。
榀子は世話焼き女房のような性格で、
自分の近しい人の部屋を掃除したり、
料理を作ってあげることを全く厭わない。
それが浪の父親にいつまでも頼られる
原因にもなっているが、
無意識に人の世話をすることで、
相手から好意を持たれてしまう。
しかし、その気持ちに最終的に応えることはない。
確かに考えるとなかなか厄介だ。
陸生が榀子を好きになった銀杏のエピソードも
そういう榀子らしさがよく出ている。

漫画とアニメとの最大の違いは、
陸生と榀子が関係を解消することになった
心情描写だ。漫画のほうが積み上げる
エピソードが長いので、
読者の心にも同じように積もっていく。
陸生がハルを想う気持ち。
榀子の場合は、ライバルの莉緒が登場してからだが、
その複雑な心情は繰り返し描かれる。
しかも、その対比として雨宮とみもりという
幼馴染の関係性もクローズアップされる。
徐々に焦点が合ってくる感覚がある。

決定的な出来事は、陸生の兄の結婚祝いに
まつわる部分で、陸生がキスをしようしたとき。
陸生の手が紙切れにふれることで
ハルに対する気持ちのゆらぎが表現される。
榀子は、表情や仕種によって
我慢のようなものが描かれる。
そういう意味では、陸生の決断は納得できるものだった。
そして、リアクションや表情、
自宅に戻った後の描写によって
榀子の気持ちも明らかになる。
このシーンはよくできているが、
時間的な理由でアニメでの表現は難しかっただろう。

ここまで、ハルのことをほとんど書いてこなかったが、
私が思うに、ハルはラムであってファンタジーなのだ。
どちらかと言うと、こういう子がいたら可愛いなと
思わせるキャラクターで、あまり実在感はない。
高橋留美子は最後までラムのことを
自分では理解できないキャラクターだったと語っている。
それは冬目景にとってのハルと
似たようなものではなかっただろうか。

表向きの主人公はハルだが、
やはり真の主人公は榀子だったのだろうというのが
漫画を読了したときの感想だった。
漫画本編のラストは、榀子が桜を眺めながら
穏やかな表情で歩く姿なのだから。{/netabare}

配信限定エピソードを再視聴して(2023年4月16日追記)

{netabare}放映当時にアニメを補完する物語として
配信限定で観ることのできたエピソードが
改めてdアニメストアで再配信された。
それを観ていて感じたことがあったので追記したいと思う。

この作品のアニメ本編は、分かりやすくするために
原作とは違ってほぼ4人の登場人物に絞っており、
いろいろなことを内省することをメインに構成されている。
私は、この作品を観ていて、
時代背景などから懐かしさを感じていたのだが、
別の側面から捉えると、多くの人々が「常識」と考える
男女関係の在り方そのものが
硬直化していた時代でもあったのだと思った。

この作品の時代背景は2002年ごろだと先のレビューで記したが、
それは作者がインタビューで答えていたもので、
実際にこの作品に通底している時代は、
70年代から80年代ごろではないかと感じる。
そもそも『イエスタデイをうたって』という
古い曲をタイトルにしていることだけ考えても
作者の心のなかにある時代が想像できる。

だとすると、この作品に対する見方も少し変わる。
陸生と榀子は、お互いのことが好きだと思って
付き合い始めるのだが、それは陸生がハルという
年下の少女のことを好きだという感情を
封印するためだったと考えることもできる。
榀子の場合は死んだ恋人の弟で、学校の生徒でもある浪に
特別な感情を抱くことは、社会の常識から外れた行為だと思ったために
陸生からの告白を受け入れたともいえる。
ふたりの男女が「時代の常識」に囚われた結果、
最初から「愛」というものを勘違いしていたのかもしれない。
個人的には、これが2002年という年代なら納得ができないが、
70年代~80年代の時代背景なら妙にしっくりくる。

そのことを象徴しているといえる
配信限定エピソード内にある陸生の独白を紹介しよう。

男女の友情は存在するのか。
そんな答えのない永遠の謎に
大人になれないオレは、自分の感情を誤魔化しながら
自分の都合のいいように生きてきた。

これはオレの悪い癖だ。
自分の好きなカメラだって、諦めるわけでもなく、
ただその欲求をずっと抱えていた。
答えを出すのが怖くて、答えが出るのが怖くて、
結末が怖くて、ずっとこのままでいいと、
いつか忘れてしまうことを待っていたんだ。
それは居心地がいいようで、息苦しい空気が漂っていて。

何かに変化を求めていた。
何かに期待していた。
変化を求めながら、自分から変われない自分が情けなくて、
そんな後ろ向きな動機でしか頑張れない自分を変えようとした。
その結果、自分のことしか考えていなかった結果、
傷つけてしまった。

失ってから気づくような愚か者で、
これからも同じような過ちを繰り返すかもしれないけど、
オレにできる限り大事にしますので、
これからもよろしくお願いします。

ハル:60点。
陸生;え!?
ハル:前半、榀子先生とのことじゃん。
言い訳ばっかじゃん。
大事な私と具体的にどうなりたいかが明確じゃない。
やり直し!

先ほどの独白は、陸生のラブレターなわけだが、
アニメオリジナルの部分。
しかし、このアニメをとても上手く表現している。
今さらこんなことをまた書いてしまう私は、
やはり、この作品のことが好きなのだと思う。
これまで、お気に入りの棚に入れるのは、
自分の総合点が4.6点以上の作品と決めていたが、
この作品は、例外としてお気に入り作品にすることにした。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 87
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

(音無響子+関口さとみ)÷2ってどう?

原作未読 18年かけて完結した名作らしい


つくづく携帯電話というツールが青少年の恋愛模様に与えた影響は計り知れないものがあると思う。
コミュニケーションの取り方が今とまるで違う。

 『ポケベルが鳴らなくて』とその主題歌のヒットが93年
 初期費用10万円越えだが携帯電話が小型化したのが94年
 PHSのサービス開始が95年
 それに引きずられて携帯初期費用の下落が起きたのが96年
 契約台数200万台から一気に10倍規模へと拡大した97年
 99年に11桁化へ

私の場合、世の女子はポケベルかピッチ(PHSのこと)かなにも持ってないかみたいな時期に大学入学し卒業年次には皆さんおおかた携帯電話を持ってたかなぁという過渡期に学生生活を送ってます。振り返ってみると移動端末を持ってない女子には独り暮らしでもしてない限りアタックすることは無かったような… 逆もしかりで「携帯持ってない」はひとつの断り文句として通用するようになりもしました。

 “チャンスが失われる”

若者にとっては死活問題。端末が手に入れやすい価格帯になってあっという間に10倍以上の規模となった裏には下心あり。かようにわずかニ、三年で恋愛のルールに大転換が起きたのです。


本作の連載開始が98年1月。構想期間などリアルタイム反映は難しいにしてもすでにNO携帯な恋愛劇はやや時代遅れ感なきにしもあらずなタイミングです。
作者冬目景の生年は1970年。物語の主役が大卒直後のフリーターであって作者とリンクさせるなら92~93年頃と携帯端末勃興前夜の計算になります。原作者が自信をもって世に送り出せる恋愛劇に携帯というガジェットは辞書に載っておりません。単純に消化して落とし込むことができなかったのではないかと思われます。
ディスりではなくて、なんとはなしに肌感覚でNO携帯な恋愛劇を描いた最終世代の作品として貴重なのでは?と思いながらの鑑賞でした。推定'96大卒くらいまでがリアルに感じる恋愛物語と言えましょう。

現在でもやってやれないことはないでしょうが20年も経てば、当時を知る若者は中年/壮年になり恋愛する感覚が追いついていかない部分あるだろうし、リアル若者は取材した上で落とし込む作業が必要なんだろうなあとぼんやり考えてました。
肌感覚でイメージしづらい若人の皆さんでも手っ取り早くどんなものか知る方法はございます。動画とかで『JR東海 X'MAS EXPRESS』のCMをいくつか見てみたらいかがかと。60秒でNO携帯時代の恋愛のクライマックスを垣間見ることができると思います。


時代背景の前フリが長くなりました。作品に戻ります。

 『49%うしろ向き、51%まえ向き』

水前寺○子がニコニコしながら歩いてきそうな大きなテーマがまずはそこにあります。
繰り広げられるのは主要メンバー男2名女2名計4人の恋愛劇で登場人物はこちら↓

魚住陸生(CV小林親弘)
野中晴(CV宮本侑芽)
森ノ目榀子(CV花澤香菜)
早川浪(CV花江夏樹)

主役は大卒フリーター魚住陸生(リクオ)♂。その同級生、新卒で高校教諭の榀子(シナコ)♀。シナコの教え子だったが高校中退した晴(ハル)♀。シナコの実家金沢からの縁、浪(ロウ)♂。で、この狭いコップの中でいろいろやり合うわけでございます。
主役はなんとはなしに“陸に住み生きる魚”よろしく居場所がなく所在もなさげな青年。それでも“野”中や“森”ノ目と陸の上に安住の地を求めてるからなのか苦しんでしまう。そんな印象を受けた序盤です。
{netabare}※早“川”ならラクじゃんと腐女子が鼻血出しそうな展開を想像しかけたがあえてスルーしとく。{/netabare}

作品のキャッチコピーから
主役名からの類推(妄想)から
そして作品タイトル“イエスタディ”から

すっきりせず停滞しそうな物語を約束されたようなものであり、事実そんな感じの全12話でした。12話分を俯瞰するとやや途中の説明不足や強引な終幕を残念に感じる一方で、

{netabare}よくもまぁこの短尺で“恋愛の停滞感”を出せたなぁ…{/netabare}

むしろポジティブに受け止めたい。感心することしきりでした。約束された“停滞”はおそらく原作でも鍵になってるんでしょう。そのへんをアニメスタッフが大事に扱っていることを伺わせるような作り方をされてたと思います。

この褒め言葉としての“停滞”を生んだのは明らかに二点。
7割方は主人公らのパーソナリティ。これはネタバレで各人個別に後述します。こっちがやきもきするような優柔不断な二人が中軸なので話が進みません。
残り3割はツールの不備。先述の携帯端末がないことに起因してます。即時そして直接のやりとりが減るためすれ違いが生じやすくなり、当人らの性格もあいまって話が進みません。


 2%前に進んだ(かもしれない)恋愛群像劇


“即断即決”の2020年代を生き抜く私たちにとって、“すれ違い”や“空白”。行ったと思ったら戻ったりのもどかしさを楽しむタイプの作品です。
現実においてはアニメ作品も放送延期が連発したこの時期。
立ち止まって一呼吸したのは作品や業界だけでなく我々もでした。
奇しくもそんな2020年春クールにて、視覚に頼れず音と想像で空白部分を埋めるラジオという媒体を扱った作品だったり、本作だったりが生き残ったのは偶然ではないのかもしれませんね。
例えば空白部分。画面にも映らなかった会えない時間に彼女らがどんなこと考えてたんだろう?とかを想像しながら、深まってく想いだったり徐々にズレてく想いを堪能できる良作だったと思います。



※ネタバレ所感
以下、当方ゲスモード全開でいきます。Wヒロイン評いってみよー!
不快な表現があるやもなので純粋レビュー止まりならここでブラウザバックすることを推奨します。


■(音無響子+関口さとみ)÷2

誰のことかすぐ頭に浮かんだあなたは立派な大人です。そう榀子センセですね。

{netabare}想い人を亡くしたことが重しになってこじれちゃってるのが共通項。気立てが良くて恋愛経験少ないのも似てるかしら。めんどくさいけどかわいいのが響子さんで鬱陶しいのがシナコさんです。{/netabare}
{netabare}そのかわいいと鬱陶しいを分かつものは関口さとみ成分の有無でしょう。関口さとみ自体の説明は割愛。どうぞ『東京ラブストーリー』をご覧くださいませ。シナコは天然というか自分に素直なだけなんですが、リクオを完全にキープ扱いしてますよね。外形だけみると地雷女以外の形容詞が浮かばない彼女の特徴は以下↓

・過去を引きずり過ぎ
 ⇒まだなにも始まってない相手への一方的な恋心だぜ?
・浪を甘やかしすぎ
 ⇒自分の居場所確保のために彼に言うべきことを言わない
・リクオを都合よく利用し過ぎ
 ⇒そのくせ「私が甘えてるだけなのよ」と本人に言ったりする
・自分からフッたのに怒る
 ⇒そのくせ「私たちそんな関係じゃないから別に」と言わずにいられない
・自分から告ったのに優柔不断
 ⇒なんだかなぁ{/netabare}

この上なく強烈な印象を残すキャラクターさんとなってしまいました。ロクなもんではありません。
…と言いながらかくいう私だったらホイホイついていくと思います。

{netabare}そして、「そんなつもりじゃないの…」とフラれる未来を想像して打ちひしがれるまでがワンセット。
普通の男…と言っても自分基準ですがなんといいますか口説けそうだと勘違いしてアタックしかけるでしょう。作中でも複数回チャンスありました(キリッ)。そこを全く行動を起こさないリクオだから良かったかと思いきやところがどっこい。断言してもいいですが「冗談、ゴメン忘れて」という態度をこちらが取ることができればリセット可能とふんでます。そしてこのテの方々は“まだ脈はある”と匂わせる行動を繰り返します。理由は

 考えてそうでなにも考えてないから

前後の行動の因果関係や会話で投げかけられた言葉の意味を理解できていません。他者への想像力の不足。これまで言い寄ってきた男もいたでしょうが亡者バリアが発動し見切りをつけられたいていの男は彼女の元を去っていって久しい。そのくせ異性の気配がないのはそれはそれで淋しいというのが露骨であり、その感情を整理なり処理できてるようには見えません。バリアをくぐり抜けた親族ロウと優柔仲間リクオくらいしかストックがない。逆にくぐり抜けさえしてしまえば言葉悪いけどちょろいです。あとは「こんなに思われてるんだからしゃーない」と自分を納得させたいだけでしょう。

要は“一線越えて上書きしてしまえばいーじゃん”という思想です。作中でもシナコ本人が自分で決断する怖さから判断をリクオに委ねる意思表示をしてましたがそこに乗ることのできないリクオというのがまた作品の味となってました。

と、これまでボロクソに言いつつされど惹かれてしまうやっかいな女性だと思われます。原作者の方女性と聞いて納得したのですが、シナコは女性のめんどくさい部分を詰め込んだような人。そこが良く描かれてます。このめんどくささってそのまんまめんどくさいんですけど一方でめんどくさいのが好きな人もいるでしょう。私なんかそのうちの一人ですよ。
そんな「いいですよね~めんどくさいの」と言い切れちゃうような某アニメに言わせれば南極向きな性格をしている男性陣はおおいに楽しんだらいいと思います。{/netabare}


■少女漫画に描かれた文脈でしか男を知らない人

誰のことかすぐ頭に浮かんだ人は残念なことに私と思考回路が似通ってるかもしれません。
そう晴ちゃんのことですね。

{netabare}まだJK年代だからいいけど早いうちに軌道修正してねという娘さん。カラスを手籠めにしている女性は古今東西、魔女しか私は知りません。{/netabare}
{netabare}家庭環境から妄想する偏見ですけど男女交際のロールモデルを想像できてないんだと思います。自分の“好き”という感情に直面した時に、まがりなりにも次の段階を想像できているのがシナコだとして、ハルにはそれがありません。
それでいて臆病なシナコとは対極的にハルは行動的です。想像してみてください。イメトレなしで試合に臨んだ時の惨状を。もしくはゴールや落としどころを描けずに商談に臨んだらどうなるかを。ハルのやってるのがまんまこれ。下手に行動力のある分ズレたらズレたであさっての方向に行ったまま帰ってこれない怖さがあります。

 一緒にいるだけで幸せ

彼女の好きになった理由が希薄なこともあるかもしれません。高校中退理由もなんだかよくわかりません。シナコに輪をかけてなにも考えてなさそうなのが彼女の危なさ。地雷臭しかしないでしょ?普通。

と、同じくボロクソに言いつつされどこちらも惹かれてしまうやっかいな女性だと思われます。
ただし理由はしょうもないところ。

 {netabare}好意もたれて嫌いになれるわけねーじゃん{/netabare}

ストレートな愛情表現を“素直”であると好意的な勘違いをしかけますが、彼女と一緒に描く未来が見えません。でも見ため可愛い子に好意もたれたらホイホイついていくスケベ心を私は隠さないですよ。
そんな抗えない下心を是とされる男性陣はおおいに楽しんだらいいと思います。{/netabare}



男二名のめんどくささも書くつもりでしたが息切れしました。野郎二人は中学生です。学校で教師を呼び捨てにしてマウント取ろうなんて高校三年生としては稚拙。黙って○○へ行け! …以上です。

ということでもう一度戻って女子二人。要は二人ともめんどくさくて二人とも魅力的なのです。
出来れば両方ともおつきあいしたいとゲスの極みなことを考えているのは私だけでしょうか。皆さんどの子がいいなぁという視点で観てるんでしょうか。その場合誰が人気あるんだろう?
最後に本作で自分だったらこの娘さんが一番いいなぁと思った人と理由をネタバレで挙げときます。
ズバリ当てたらすごいかも(笑)


{netabare}その子はリクオと4か月付き合ったという同級生の子{/netabare}

{netabare}迷わないですね。キタエリさんが声あてしてた娘です。次点はハルのバイト先のお姉さん。理由は↓

・言い寄られると弱いという自分の弱みを理解している
・そしておそらく経験を踏んで対処の仕方も心得ている(はず)
・育ちが良いので本人が遵守してるかはともかく社会常識の判断基準に世間とのズレはなさそう
・職能を理解しなんだかんだ生活するための目途をつけている
・例えばピアノできるのよ、のドヤ感が一切ない。わきまえてる
・居候先にリクオを選んだ選球眼と行動に移せるメンタリティ
・シナコやハルの様子を瞬時に察してフォローにまわれる観察力
・そしておそらく「一線越えてから考えよう」の割り切りの良さに聡明さを感じる


たぶん付き合ってて退屈しないし、結婚したらしたでしっかりするであろうと思われる。{/netabare}



この物語を鑑賞して思ったのは女のめんどくさいはかわいくて男のそれはどうでもいいということ。
次に主役四人組以外の登場人物はわりとまともだったこと。
あと言い忘れてたけど榀子センセなんかの比じゃないくらいこいつはダメだと思ったキャラがおります。さっき最後と言っといてすみません。断トツでした。

{netabare}そいつは早川父。

「いい加減解放してやれよ」

突き放してあげるのも大人の役割です。

携帯電話のない恋愛劇を懐かしむことのできた方々はこの父親と同年代くらいではないでしょうか。
どこかしら欠落した四人組にあーだこーだとマウントを取ろうとする前に、はたして自分がこんな早川父みたいな大人になってはいないか自省してみるのもよいのかもしれません。{/netabare}



視聴時期:2020年4月~6月 

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2020.07.04 初稿
2021.03.07 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 68
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな by与謝野晶子

[文量→大盛り・内容→(大きな愛ゆえの)酷評系]

【総括】
ジャンルは恋愛。青春群像劇。

レビュータイトルの短歌は、「何となく、君が待っているような気がして出掛けたら、花畑に夕方の月がかかっていました」という意味で、このアニメの魅力を的確に表していると思います。

この短歌のように、すれ違って、もどかしくて、ふるくさくて、でも、美しくて、切ない。それが、「イエスタデイをうたって」です。

私はこのアニメの原作漫画が大好きで(多分10周くら読んでるw)、原作に評価つけるなら☆5。だから、「原作の魅力をきちんと出せれば」アニメの評価も☆5になるわけです。

ただ、、、最終話がねぇ。原作好きの私的には、「12話は存在しない」が、正解です(苦笑) 私、11話までこの作品を、「☆5お気に入り棚」に入れてたんですよ?

よって、今からこのアニメを観る方には、次のような視聴方法をオススメします。

①アニメの1話~11話までを観る。②原作を読んで完結させる(出来れば1巻から観てほしいけど、9巻くらいからでも良いです)。③アニメの最終回は一生観ない。

マジこれ、オススメです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
大事なことなので最初に言いますが、「私は榀子派」です(笑) 地雷女だ全ての元凶だのメンヘラだの言われようが、私は、メンドクサイ榀子が好きですw

でも、だからといってハルには不幸になって欲しくない。最終回、ハルの恋が叶ったことは素直に嬉しい。あのキスシーン(タバコ臭い)は、漫画史に残したくなる名シーンです。

それはつまり、「とてもレベルの高いダブルヒロインもの」ってことです。榀子もハルも悪くない。そう、悪いのはリクオだけですw

というか、私が榀子派なのは多分、「ハルも榀子も幸せになるためには、リクオと榀子がくっつくしかないんじゃないか」って思うからです。

ハルは多分、リクオじゃなくても大丈夫。それこそ、湊ならハルを幸せに出来ると思う(雨宮には無理)。リクオは、ハルでも榀子でも大丈夫。つか、ハルにも榀子にもフラれても、それなりに生きていける。

でも、榀子にはリクオしかいなんじゃないかって思うんですよね。申し訳ないけど、浪くんじゃあ、力不足です。

個人的には、榀子が浪くんと結ばれる未来は全く想像できない(湧くんのことがあるから、逆に浪くんとだけは絶対に無理だと思ってる)。さりとて、どこかの馬の骨にかっさわれるのも納得できない。

ハルにはリクオとくっついてほしい。榀子には幸せになってほしい。そんな矛盾する願いを叶える、私的な解決策は1つ。

「リクオが榀子と一線越えてから、別れて、ハルと付き合う」

これですな。

ハルの幸せは、=リクオと付き合う、なんですが、榀子の幸せは、=前進する、なんですよね。榀子はハルより年上だけど、精神的には、ハルよりずっと幼い。んで、榀子が子供なのはやっぱり、「男性経験がない」ってのも大きいと思うんですよね。変な幻想があるというか、無駄にびびってるっていうか。

かの北方謙三先生は、「童貞は風俗にいけ」という言葉を残しました。かなり乱暴だけど、一部、真理は突いているとも思ってて、「とりあえず榀子は男とちゃんと付き合え」ですよ。心の枷というか、変なプライドみたいなのを捨てた方が、多分うまくいくと思う(現に榀子は、初めての男女交際をリクオとすることで、最終話、少しだけ前進できた)。

ちなみに、この最終話、かなり不評のようで、それはよく分かります。序盤~中盤をかなり丁寧に描いたことで、明らかに尺不足。原作未読組には厳しかったでしょう。

大体、1巻~6巻までの内容を10.5話くらい使っているのに、7巻~11巻をラストの1.5話くらいに押し込むなんて、無理な構成でしょうに。

本来は、(原作ネタバレ){netabare}就職した後のリクオはもっとミルクホールに通い、ハルとの関係も深めていたし、榀子の拒否り具合や二人がギクシャクする感じも、ちゃんと描かれている。その上で、ハルを狙う雨宮という優しい男がいて、リクオにフラれたハルはちょっと流されそうになる。そんな状態が嫌なハルは、岐阜だったに逃げる。それを追いかけるリクオ。{/netabare}

そういう過程を経ての、ラストの駅のシーンに至るわけですよ。しかも、

(原作ネタバレ){netabare} 浪は浪で、莉緒という年上のモデルと頽廃的な逃避行があり、榀子と付き合うなんてことはないです。榀子に関しては、リクオと別れた後、寂しげに笑うカットがあるだけで、その後は不明です。アニメ最終回のように、浪の家に行くなんてシーンはない。{/netabare}

冒頭書いたように、私は榀子の幸せを心から願いますが、アニメの最終回の展開は、絶対にアリエナイ。あの改変はダメでしょ。冬目さんも、榀子の扱いに困ってた(てか、あんまり榀子を好きじゃない)から、許可とれたのかもしれないし、監督の勝手かもしれない(この監督が原作を愛していて、熱量を持って作ってくれているのは感じてて、だから、四人それぞれに結論をだしたかったのだろう)けど、とにかく、「ないわ~」と思った。

私の評価、1話から順に追っていくと、5→5→5→4→5→5→5→5→5→4→5→1ですよ? 最終回でここまで評価下げる作品なんて、過去で一番かもしれません。

いや、実は原作のラストも、自分的には100点ではないんですよ。でも、アニメのラストよりかなりマシ。

アニメ制作陣の皆様、この度は私の好きな「イエスタデイをうたって」という、すでに完結から4年以上経つ作品をアニメ化して下さり、本当に感謝しています。しかも、美しい作画と、素晴らしく原作のイメージに近い声優陣、何の文句もありませんでした。ただ、最終回。色んな思いや事情の上でしょうが、アレはないです。本当に、「画竜点睛を欠く」惜しいアニメだったと思います。
{/netabare}

【余談~ 原作漫画について ~】
{netabare}
本作、「作画」と「声優」に関しては、満点だと思います。

まず作画は、「動画工房、こんなにすげぇんだ」と思いました。原作の冬目先生は、画集を出すほど絵にはこだわる漫画家。ていうか、漫画家というより、絵描きだから、あの人(笑) それを、きらら系や萌えアニメのイメージが強い動画工房が、ここまで描ききるのかと、かなりビックリしました。


声優陣ですが、「自分の中での」イメージは、

リクオ→もう少し低い感じ。
ハル→大体イメージ通り。
木下さん→めっちゃイメージ通り。
福田→もうちょい高い感じ。
榀子→かなりイメージ通り。
浪→もう少し高いイメージ。
杏子さん→イメージ以上。

てな感じ。私はあまり、原作→アニメっていかないんだけど、先に原作を読んだ作品としては、歴代1位の納得感でした。

ストーリーに関しては、11巻を12話だから、そんなに難易度は高くないと思うけど、「原作の空気感」を大切にしているため、「間」をたっぷりとっていました。その分、「ハル×雨宮」「雨宮×みもり」「浪×莉緒」「木ノ下妹×深町」「滝下×葛原」「杏子×クマ」というサブキャラの恋愛(ていうか存在自体)をカットし、メインキャラ四人の恋愛話にしていた。

これも、12話って尺を考えると、英断だったと思う。

これだけ、「間違えずに、原作を表現してきた」のに、なんで最終回で、あんなに間違ったのかなぁ?

本作、2クールでアニメするような作品ではないけど、1クールにまとめられるような作品でもないと思います。許されるのなら、「ReLIFE」のように、「後編」をつけて、15,6話くらいでアニメ化するか、アニメの11話までを12話で描き、「みもりと雨宮、莉緒が登場するところから最後まで」を劇場版でやれれば、名作になったと思います。勿体ない。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆5
作画、素晴らしいね。声も、概ねハマっている。原作の大ファンなんだけど、めっちゃ良かった。空気感が、原作を上手く表現できてる。ただちょっと、ギャグパートの演出がくどいかな。まあ、原作好きはあの地味で暗く変化の少ない空気感が好きだけど、アニメで入る人にはややハードルが高いから、ちょうど良いのかもしれない。

2話目 ☆5
基本的に、シナコが子供で、ハルが大人だからな。内面的には。

3話目 ☆5
半周遅れのランナー。愛とはなんぞや。印象的な言葉だよか。この回のハル、可愛いよな~。

4話目 ☆4
滝下の声も、概ねイメージ通り。この盛り上がりに欠ける回、原作好き以外は楽しめてるのだろうか?(笑)

5話目 ☆5
リクオのカメラ好きは、ここまでにもう少し推しておいた方が良かったかな。なんか、ちょっと作品のテンポが早くなってきたな、この作品の場合、あまり褒め言葉ではないんだけど。ハル、ビールじゃなくてオレンジジュース飲んでる(笑) エンゲージリングのくだりのハル、可愛いよな(笑) 湊、1話で退場か。結構好きなキャラなんだけどな。

6話目 ☆5
ユズハラ、好きなキャラなんだよな。「文化系の妙な色気」は、結構自分の好みを変えた言葉だな。この回の榀子は可愛いんだよな。この二人、怒り方が対照的なんだよな(笑)

7話目 ☆5
ゆっくり、ゆっくり、皆が進んでいく。この作品の醍醐味。

8話目 ☆5
チャンスをモノにできない男(苦笑) まあこの作品、意図的に携帯を排してるかならな。男は働いて、自信を持つことが大事。ハルの言葉に、魚住の理解度という点で負けていることを悔しく思う榀子。無理してって、リクオはダメだな~。ハル、めっちゃ理解力あって、可哀想。

9話目 ☆5
そう、どうなったって壊れないんだよ。そもそもあの発言が重い女(笑) 京子さんは大人だからな~。ハルサンタ可愛い♪ 鉄壁のシナコ(苦笑)

10話目 ☆4
福田嫁、出来る女だな~。これが本当の女子力(笑) クマさんと京子さんの恋愛話も好きなんだよな~。ムーンストーンは「恋愛成就の石」。石言葉は「純粋な愛」「母性本能」「永遠の愛」で、「恋が叶うまで自分を磨き待つ」という意味ももつ。ぴったりですな。深い意味はないし、何で連絡ないのよ? シナコさん、難しい(笑) いけ、リクオ、チャンスだ! 逃すな(勢いでヤッちまえ)! 、、、って、逃すの知ってるけど(笑) ただこれ、最終話までに、まとまるか?

11話目 ☆5
知らない天井(笑) ハルは本当は、謎料理が得意だけどね(笑) 榀子は、男をダメにするな~。小学生だよな(笑) 荷物を落としそうになって、握り直す描写、好きだな。ハルの本音と正論。完全に榀子が悪者なんだよな(苦笑) まあ、カットされてるけど、リクオも結構ミルクホール行ってたからな~。リクオ、ダメだな~。そういうことじゃない。シナコをちゃんと叱らないと。

12話目 ☆1
いや、やって良い改変と、ダメな改変があるでしょ。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39

72.6 4 アルバイトで友情なアニメランキング4位
ヤマノススメ セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (810)
3633人が棚に入れました
インドア趣味で高所恐怖症の主人公・あおいと、
山が大好きで常に人を振り回す・ひなた。
幼馴染の二人は、
幼いころ一緒に見た山頂の朝日をもう一度見る為に、
登山に挑戦することに。
登山を通じてできた仲間に助けられながら、あの時見た山頂を目指す…。

声優・キャラクター
井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯、牧野由依、東山奈央、儀武ゆう子、久川綾、荻野晴朗

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

好きな作品

主題歌が良くてしかも、キャラクターがかわいい。岳人の歌まで作中で流れる。
山登りの知識も得られる好きな作品です。

この作品を見て富士山を登ったなあ。富士吉田口から。兎に角人が多いし、ごみも多い。奇跡的にご来光が見られて影富士も見られて嬉しかったが、あの人混みには正直うんざりした記憶がある。見動きとれなくなったせいで体が冷え込みすぎて頭が痛くなった。これも高山病?
でも、下山は火山灰土だから走りやすくて楽しかったような。御殿場ルートだったらもう一回行ってもいいなあ。

世界で一番遭難者が多い谷川岳にもいつか行ってみたいなあ。
この作品を見ると山を登りたくなってしまう。


OP
夏色プレゼント 歌 あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)、かえで(日笠陽子)、ここな(小倉唯)
毎日コハルビヨリ 歌 あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)
ED
Tinkling Smile 歌 小倉唯
スタッカート・デイズ 歌 あおい(井口裕香)、ひなた(阿澄佳奈)
Cocoiro Rainbow 歌 鳴海杏子


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
新一合目 テントに泊まろう!
ひなたの家でテントをはって、あおい・ひなた・かえで・ここな4人でお泊まり会。みんなで料理を作って、恋話?をして、歌を歌って楽しい時間を過ごす4人。翌朝、テントを抜け出したあおいとひなたは朝日を眺める。あおいが"富士山"に登ってみたいと知ったひなたは...。

新二合目 富士山を見に行こう!!
あおいが"富士山"で朝日を見たいと思っているのを知ったひなたは、かえでとここなと相談して富士山が近くに綺麗に見える山に登ってあおいを驚かせようというサプライズ登山を企画する。

新三合目 山に登るということ
サプライズ登山の行き先は"三つ峠"。富士山が頂上で初めて見える、少し険しいルートで登る4人。頂上までの道のりは険しい。何とか登りきったあおいがそこで見た景色は。

新四合目 降りた後のお楽しみ!
頂上で美しい富士山を見て、感動に浸るのも束の間、あおいたちは三つ峠を下る。思った以上にきつい下り。ふもとには温泉があるという。テンションがあがる4人。

新五合目 ゆるして、あげない!
過ってひなたが、あおいのスカートをずり下ろしてしまい、2人はちょっとした喧嘩になってしまう。謝られても素直になれないあおいは、許してあげるタイミングを逃してしまって...

新六合目 好きな事をするために
ひなたのお父さんから富士山での体験を聞いたあおいは富士山に行くことを決意するが、あおいのお母さんからの猛反対を受ける。どうしても諦めきれないあおいは...

新七合目 カワノススメ?
富士山に登るなら、体力もつけよう!ということでトレーニングもかねて?4人は川に泳ぎに行くことに。ひなたが「セクシーな水着で集合!」と言い出して...

新八合目 素敵な思い出を
いよいよ富士山に登る日が明日に迫ってきた。最後の準備を整える4人。だんだん不安になってきてしまったあおいは皆に相談したいのだが、言い出せない。

新九合目 初めまして、富士山
遂に富士山に登る日。富士登山は想像以上に厳しい。でも憧れてきた山であり、素晴らしい景色を見て、やっぱり来てよかったと思うあおいだった。

新十合目 富士山って、甘くない...
8合目の山小屋に向けて足を進めるあおい達。「今ホントに富士山にいるんだ...」感慨深くなり不思議な気分になる。しかし7合目を越えたあたりで急激に険しい斜面に直面。登るにつれて空気が薄くなりじっとしてても息が苦しくなってくる...。

新十一合目 もぉ、やだ!!
夜明け前に頂上に到着したひなたとここな。空の色がゆっくり変わり、御来光に照らされていく。皆で同じ東の空を見つめている一体感に二人は包まれている。そんななか、かえでにせめて夜明けでも...と山小屋の外に連れてきてもらったあおいは悔しくてたまらない。

新十二合目 Dear My Friend
富士山から帰って来たあと、何となくひなた達と顔を合わせづらいまま夏休みを迎えてしまったあおい。山登りを始める前には大好きだった刺繍をしてみても何だか気分が乗らない。そして部屋の隅には帰って来たときのままで荷物が置かれていて...。

新十三合目 不思議なホタルの物語
たくさんホタルを見れる場所があるので皆で行こうというここなの提案に、あんまり乗り気じゃなさそうなひなた。実は、幼稚園の頃あおいと一緒に行った湖での思い出に理由があって...。かえでも誘って皆で浴衣を着て集合した当日、あの日の真相が明らかになる。

十四合目 お母さんと霧ヶ峰!
「次、どこ登る?」そんなひなたの言葉に富士山から帰った時のことを思い出すあおい。お母さんを心配させちゃったから言い出しにくいな...。そう悩んでいると、ひなたがひらめいた。「だったらさ、お母さんも誘えば?」

十五合目 雨具の記憶 ねぇ、ゆうか。今なにしてるの?
部屋で服の整理をしていた楓は一着の雨具を見つける。それは中学生の頃にケンカしてしまった「ゆうか」との思い出が詰まっているものだった。誰の評判も気にせず大好きな山登りをしていた当時はケガをしてしまうこともしばしば。そんな彼女にいつも声をかけてくれるのは「ゆうか」だった

十六合目 思いをうけついで
4人は楓の家で集合し、北アルプスを縦走してきたという楓の写真を見せてもらう。あまりの断崖絶壁に驚く3人。しかしあおいとひなたの思い出の場所である谷川岳は「ロープウェイ」という難関が。谷川岳に登りたいあおいは、高所恐怖症をどう解決するのか?

十七合目 高いところって、平気?
「たまには山以外のところで遊ぼうよ!」というひなたの提案に、武蔵丘陵森林公園にそれぞれ手作りのお弁当を持ち寄って出かけた4人。広い園内には川や色んな遊具やがあってボリューム満点。しかしこの公園に来たのはとあるひなたの思惑があったのだ。

十八合目 アルバイト、始めます!
山登りをするのも結構お金がかかることに悩むあおい。家庭教師のアルバイトをやっているひなたは、買った雨具の思い出や体験を話し、いつもの様にからかってあおいをノセることに成功。あおいはとあるアルバイトを始めることを決意する。

十九合目 宿題が終わらないよぉ
バイトも充実して、谷川岳に向けての準備もばっちりで「全部順調で超イイ感じ!」と上機嫌なあおい。うきうきしているとお母さんから「夏休みの宿題、やっているの?」というセリフが。何ひとつ片付いていなかったことを思い出し青ざめるあおい...。谷川岳の前に宿題山脈を登る日々が始...

二十合目 ここなの飯能大冒険
谷川岳挑戦の前日、ここなは自宅のアパートでとある人からのプレゼントを見つける。嬉しさのあまりとある場所に「行っちゃおうかな...」とひらめく。プレゼントを携え、勢いよく扉を開けるここな。彼女の飯能大冒険が始まる!

二十一合目 思い出の山へ
小さなころ交わしたあおいとの約束、忘れられない思い出。「いつかまた、ふたりでこようね!」「うん、約束!」富士山に登れたんだから心配はないけど...でも、この約束が叶ったら、何かが変わっちゃったりするのかな...。ひなたの足がすこしずつ重くなってくる。

二十二合目 ともだちになろ?
ロープウェイとリフトも何とかクリアし、いよいよ谷川岳登山の本番!険しい道や崖もあって息が上がってきたけれど「富士山に比べたらこれくらい!」と自分を奮い立たせるあおい。行く手に見えてきた小屋の中で、とある人物と偶然の出会いが...。

二十三合目 約束
雨も本降りになってきた。雨宿りの小屋の中で食事をしたりサプライズ企画を実行したりと、楽しく穏やかなひと時を過ごす一行。皆の笑顔を写真に収めていくほのかにも、だんだんと変化が出てきて...。

二十四合目 さよなら、わたしたちの夏
明日は、飯能納涼花火大会!ほのかが群馬から遊びに来て、皆で花火を見て、お菓子と、紅茶と、たくさんのおしゃべりするんだ...楽しみ!と、うきうきのあおいだったが、ふとしたことでいつものごとくひなたとケンカになる。そして...。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

放送時間が拡大になったアニメってない…ですよね?

ヤマノススメ第1期全話分の動画がニコニコ動画にて無料公開されています。
1期未視聴の方には是非ともオススメしたいところですが、絶対視聴して欲しい!という気持ちまではいきません。
2期1話を見なければガンガンオススメしていたかもしれません。


【第1期と第2期について】
1期→3分1クール
2期→15分2クール

1期、2期と続いてきたアニメについては結構見てきたつもりですが、放送時間が拡大されたアニメを視聴するのは恐らく今回が初でしょう。
期待ばかり持つのではなく、『放送時間の拡大』についてもう少し考えた上で視聴するべきだったと1話見終わって感じています。

私は1期の3分間という形態が凄く好きでした。
1期のレビューにも書いてますが、30分やらなくてもいい、3分でも十分な魅力をもった作品だと思いました。
魅力的な作品であった大きな要点を2つ挙げます。
1つは、『ゆるふわながらもテンポが良い作品』であること。
日常アニメにはよくありがちですが、「だらー」というか「ぼけー」というか、なんかゆるーい感じの日常風景を描くことがよくあります。
もちろんそれが魅力になってる作品も多くあるし、とくにのんのんびよりはゆるい場面と動く場面のメリハリが素晴らしい作品です。
ヤマノススメはやってることはとてもゆるいんですが、3分という尺の都合も相まって、テンポ良く話が進んでいきます。
会話が全く途切れなかったり、画面が全く動かない場面を作らなかったり、静止画の場面にもキャラのデフォルトフェイスを入れたりなど、“静”となる場面が少ないです。
丁寧な作りのアニメとよく評価されるアニメですが、考えてみれば結構納得のいく描写をしてると思います。
このテンポの良さが1つの魅力であり、他のアニメには中々真似できないところだと思います。

もう1つは、『強調する場面の割合が多い作品』であることです。
「かわいい!」「カッコイイ!」「スゲェ!」という胸躍らせる場面、ここでいう強調する場面というのがどのアニメにも必ずあります。
ただ、この場面ばかりではアニメは成り立ちません。
いや、成り立っても評価にはまず繋がらないでしょう。
強調する場面は普通の場面とのメリハリがあるからこそ輝くし、ひたすら強調ばかりしてもハードルを自らの手で上げてしまうため、そのハードルを越えられなければ視聴者にはつまらなく見えてしまいます。
これも1期のレビューで書きましたが、ほぼ強調場面で作品を成立させられるのは私の中では『ちはやふる』だけです。
最近で言えば『キルラキル』なんかも近いイメージではありますが、これはこれで例外っぽいイメージもあります。
ヤマノススメはこれまた3分という尺の都合も関係していますが、短い分、どんどん魅力を詰め込んでいかないとあっという間に終わってしまうという事情があります。
逆に、普通のアニメでは有り得ないくらい強調する場面の割合を多くしても大丈夫なんです。
それは3分アニメだからこそです。
30分ひたすら強調されても、はっきり言ってくどいし、最悪飽きがきてしまいます。
しかし、3分ならくどくなる前に終わる、つまり自らハードルを高めることはないんです。
ヤマノススメは、3分と短いながらも非常に純度の高い、濃密な作品であると私は思います。

あとは完全に好みの問題です。
3分で短いと思うか、これで満足と思えるかです。
以上、ここまでが1期についての考察です。


予想以上に前置き長くなってしまった…
すいません、ここからが本題です。

じゃあ、3分から15分に拡大して、これまで述べたような魅力を兼ね備えた展開を出来るでしょうか?

まぁ冷静に考えれば無理だと思うんですよ。
今までのヤマノススメの魅力って、3分だったからこそというのが想像以上に大きい感じがするんですよね。
2期の1話を見て、すごく期待していたのに、思ったより心に響かない、逆にニコ動で1期の動画を見てめちゃめちゃ癒される。
この心境の変化が気になって少し考えた上で、このレビューを書くに至りました。

いや、2期も悪くないし、まったりした空気も心地いいし、尺がある分1期よりも1話の構成がしっかりしていて綺麗な作品になってると思うんですが、やっぱり何か足りないんですよ。
尺が長くなったのに足りないというこの現象。
たぶん、これが2期じゃなくて1期目の作品だったら「最高の日常アニメが来た!」と思って飛び跳ねていたと思うんですよ。
ただ、このセカンドシーズンに1期目の良かった所を求めてしまうと物足りない気持ちになってしまうわけで。
最悪、「1期とは別の作品」として視聴しなければこの先楽しめないかもしれないという考えさえ浮かんでしまいました。
でもそれって凄く寂しいことですよね。それだけは思ってもやってはいけないこと。

でもやっぱりある程度は考慮した上でこの2期を見るべきだとは思いました。
1期、2期と続けて視聴して、2期1話で私と同じように戸惑った方がいるかもしれません。
ただ、それだけで視聴断念にいってほしくないなぁと。
15分になって今まで通りを望む方が難しいと思うし、1期にはなかった魅力もこの先たくさんあるかもしれない。
そういう気持ちで私もこれから視聴していければなぁと思いました。

1期まだ見てない方に、1期を絶対オススメしたい気持ちになれないのはこのためです。
もしかしたら1期を見てない方が2期を純粋に楽しめるかも知れないと思ったからです。
ちなみにいつまでニコ動で無料配信されているのかは分からないので、見るなら早めの方がいいと思います。


色々思うところはありますが、やっぱり期待してしまいます。
これからどうなるか不安ではありますが、同じかそれ以上に楽しみな作品です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ゆるふわだけじゃなく、人間として大切なことを気づかせてくれる物語

このアニメはゆるふわとして有名です。
主人公たちがとても可愛く、心を癒してくれます。

ですが、それだけじゃありません。
人間として大切なことを何気に気づかせてくれます。
そして、あおい、ひなた、かえで、ここなの性格がとても美しい。
彼女らの行動は、見ていて気持ちが良いです。
さらに、あおいとひなたの関係が凄く良く描かれており、思わず微笑みました。

以下、気になった箇所だけ選んで読んでいただければ幸いです。

■人間として大切なこと {netabare}
以下のようなことに気づきました。

 ①友達を大切にする
 ②親には自分の気持ちを真剣に伝え、理解してもらうように努める
 ③自分が本当にほしい物は、親にねだるのでなくバイトをして得たお金で買う
 ④一歩づつ、ゆっくりでもいいので前へ進む
 ⑤失敗しても、またチャレンジすればいい  
 などなどです。

例えば、親と疎遠な人は少なからずいると思います。
でも自分は今まで親に、自分の想いを熱心に伝える努力をしたかというと、あまり自信がありません。
親はいつも子供の幸せを願っています。
自分の考えを懸命に親に説明すれば、親もきっとわかってもらえます。


しかもこれらは、教え諭されるのでなく、見ていて自分で何気に気づくように描かれています。
だから、すんなりと心に入ってきます。

Openingソング「毎日コハルビヨリ」にも大切なことが唄われていました。
「世界で一番の絶景ポイントはいつも目の前のその笑顔」
とても素晴らしい表現です。思わず納得してしまいました。

だから、この物語を見ると、いつの間にか前向きになれます。
{/netabare}


■4人の性格について {netabare}
みんな可愛くて素直な女の子です。

あおい
 非力ですが、がんばりやさんです。
 そして、いつもみんなの和をとりもつようにしています。
ひなた
 太陽のように明るく元気です。
 たまには失敗しますが、小さいことは気にしません。
ここな
 いつも笑顔でみんなの心を癒してくれます。
 彼女の穏やかな話し方は、聞いていて和みます。
かえで
 年長者ですが、しゃしゃり出ることなく、
 みんなが困ったときに何気なくみんなをフォローします。
{netabare}
かえでは、富士山で高山病になったあおいを看護しました。
そのため、かえでは頂上には行きませんでした。
このときあおいは、「みんなに迷惑をかけた。特にかえでに迷惑をかけた」と感じます。
でも、かえではそんなことを全く気にしていません。
だって具合が悪くなった人がいたら、その面倒を見るのが当たり前だと彼女は割り切っています。
それが登山者の基本だから…
{/netabare} {/netabare}


■あおいとひなたの関係について  {netabare}

あおいにとって、ひなたは特別な存在です。
あおいは最初は内気で地味でしたが、ひなたのおかげでいつの間にか外交的で前向きになりました。

ひなたはいつも、あおいの背中を後押しします。
あおいの成長をひなたは自分のことのように喜びます。

ひなたがいたからこそ、今のあおいがいます。
そしてあおいがいたからこそ、いまのひなたがいます。
ケンカするほど仲が良いといいますが、
二人は何度もケンカをし、何度も仲直りします。
こんな仲が良い友達がいたら、それだけでも十分に幸せですね。(^_^)
{/netabare}


■余談: 高山病にならないための準備  {netabare}

富士山に初めて登る人は高山病になりやすいです。
一度高山病を発症したら、低いところに降りるまで治りません。
そして、頭がズキズキと痛くなり、何をしても苦痛に感じます。

高山病にならないように、以下のように心がけたほうが良いです。
・5合目で十分休憩をとり(できれば2時間以上)体を気圧に慣れさせる
・5合目から6合目までは、深呼吸をしながら、いつも歩く速さの2/3ほどでゆっくりゆっくり進む。
 なだらかな上り坂なので、ついつい早く進みたくなります。
 でも、体は富士山の気圧に慣れていません。気圧になれるためにもゆっくり進みましょう。
・六合目についたら、できれば10分以上休む。
・6合目から7合目までも同様に、深呼吸をしながらゆっくりゆっくり進む


高山病にならないためにも、焦らずゆっくりゆっくり登りましょう。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 61

68.0 5 アルバイトで友情なアニメランキング5位
放課後さいころ倶楽部(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (285)
918人が棚に入れました
とびっきりの「楽しい」を、キミと!いつもひとりでいること—。人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく—。

声優・キャラクター
宮下早紀、高野麻里佳、富田美憂、M・A・O、黒田崇矢
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

軸足が定まらない感じ

京都を舞台に女の子たちがボードゲームを通して友情を深めていく感じ…なのかな?
取り敢えず1話に関してはかなり微妙、というか有り体に言えば面白くなかった

まず京都弁いる?というのが一点
{netabare}京都が舞台だし京都弁もそりゃあっていいと思うけど、モノローグまで含めて無理に京都弁を話させる意味がない
つーか京都を舞台にしたアニメなのに京都弁を話すのが一人だけなので、むしろ京都弁であることが違和感になってしまっている
これが東京を舞台にして京都出身の転校生が主役になるなら分かるけど、京都が舞台だから逆に据わりの悪さばかり目立つ
{/netabare}

キャラの行動原理もストーリーありきでグチャグチャ
{netabare}内向的でクラスの親睦会すら嫌がる主人公というキャラ付け自体は気にならないけどその設定がマイナスにしか活きてこない
クラスメイト相手にまともに話せないまではともかく、ゲームで負けそうになって身動きが取れなくなるってどうなの?と
その割にほぼ初対面の相手に連れ回されて流れで仲良くなるのはゲーム仲間を作るための無理な展開に見える

そしてこの内向的な主人公を引っ張っていく牽引役のツインテも何から何までおかしい
グイグイ迫ってきて道案内を求める…までは分かるけど、「道案内してよ!→迷子ごっこをしよう!」って意味不明すぎる
結果として案内を求めた主人公を逆に引っ張って歩き回ることになるので言動のおかしさばかり目立つ
というか牽引役としてキャラ付けがされているはずなのに本筋のゲームに関しては素人そのものなので、正直存在意義は皆無と言っていい
前半はストーリーを進行させる役割だったのに、後半はストーリーを乱す場面ばかり出てきて単純な役割としても中途半端
もっと純粋にゲームを楽しむ役割とかでも良かったんじゃないの?

ゲーム屋でバイトする委員長と店長に関しては見るべき点もないので割愛
良くも悪くも普通のゲーム進行役って感じ
強いて言えばコワモテの店長ってキャラ付けが「マジで相手をビビらせる店長」となるのはゲーム進行を乱すだけで不要な設定だってくらい
{/netabare}

Aパートの展開が一つも必要じゃない
{netabare}実際のところは主人公と牽引役のツインテの出会いから仲良くなるまでを描いてるから必要なはずなんだけど、本筋を思うと尺の無駄
そもそも、上でも書いたけど道案内を(強引に)頼まれたそばから唐突に迷子ごっこなんて始められて「すごい!楽しい!」となるかって話
特に主人公は内向的で人と同じ楽しみ方が出来ないだなんだと言ってるわけで、そんな人間が一日振り回されただけで変わるかと言うと…

時間を割いてまで描いた二人の交流に説得力がない上に、本筋となる後半のゲーム描写が薄味になっているのでとにかくマイナス
これなら「学校から出た直後に案内を求められる→案内途中に偶々委員長を見かけてゲームの世界へ」くらいアッサリで十分だった
というか導入をどんなに短くしようと違和感は拭えないし、いっそ出会いのシーンはカットでゲームから初めて良かったんじゃない?とすら
{/netabare}

肝心のボードゲームの描写が全然面白くない
{netabare}ゲームのルール自体はちゃんと説明されているので、何をしたいゲームなのかは理解できる
ただ、初めてやるゲームなのに序盤の手探り感も全てカットしていきなり終盤のピンチだけを描写されても、こちらに緊迫感が伝わらない
ルール説明を終えてから少しでも良いので勝ち負けを気にせずプレイする楽しさを描くことは出来なかったのか?

ここまではまあゲームをオマケに皆が楽しむ様子を見せられるなら問題ないんだけど、プレイヤーが全然楽しんでないから雰囲気も悪い
店長が大人気なく一人勝ちしようとするって展開自体は普通に有りがちだから気にならない
ただ、それに対して青髪の主人公が本気で萎縮してプレイを半ば放棄するのは見ていて単純にイライラした
これが罰ゲームがあるような真剣勝負ならまだしも、今回のコレは店長主催のボードゲームお試し会なわけで……
萎縮する理由も無ければ視聴者にそのジメジメした雰囲気を見せる理由なんかもっと無い
観光案内を強要されたシーンでは唐突に仲良くなる癖に、こういうシーンだけ初期設定に沿った内向的な要素を持ってこられても、という感じ
{/netabare}

委員長が介入して主人公を勝利に導くシーンも爽快感がない
{netabare}結局の所序盤中盤がないままいきなり最後だけ見せられても没入できるわけがない
知らないチーム同士の野球の試合を9回から見ているような気分
そして、介入によって得られた勝利を経て主人公はボードゲームの楽しさを知るわけだけど、そこの説得力が全く無い

アニメ的な話で言えば、委員長が介入して勝たせるのはともかく、プレイ中萎縮させる必要はあったか?
ゲームの魅力を感じて少しずつ心を開く様子があるならともかく、プレイ中特に楽しそうにしている様子はない
そんな主人公と負けそうになって文句を言い出すツインテ、勝ちに拘る店長という三人の様子にゲームを楽しんでいる雰囲気は感じられなかった
ボードゲームって皆でテーブルを囲んでワイワイやるパーティゲームの要素が大きいわけで、ゲームの魅力を描くならまずそこだろうと
序盤中盤を丁寧に描いて少しずつ主人公が笑顔になっていって、最後に負けそうになったところを委員長がアドバイス、のほうが収まりが良い

これでは主人公が楽しみを見出だせた理由がただ勝てたから、というだけになってしまう
そんな曖昧な理由で楽しんだところで今後も継続的にプレイしたい!とはならないだろうと
そもそもボードゲームの魅力をテーマにしたアニメなのに楽しさの中核になるポイントを描けない時点で失敗じゃないか?という感じ
{/netabare}

京都を舞台にしたい、女の子同士の友情を描きたい、ボードゲームの楽しさを描きたい、を整理しないで適当に並べただけの展開
そこに繋がりがないから3要素を並べる意味がないし、無理につなげたことでキャラの動きや感情が不自然になっている
京都弁の違和感だったりツインテの声のキンキン感だったりを抜きにしても躓く箇所が多すぎる印象
2話以降はもっとゲームを通した交流を丁寧に描いて欲しい

2話視聴
{netabare}色々酷い

まず開始のモノローグ
絶対あんな陰気な始まりにする必要なかった
周りを見て「楽しいと思えない」とか語りだすと楽しそうに見えない
もちろん直後にノーパンが声をかけてくる所で転機が訪れたってのを表現するためなんだけど、
それなら最初から主人公を笑顔にすれば良いんじゃないの?
理由もなく周りを下に見たようなモノローグで初めて、結局その直後には同じ穴のムジナじゃねーか!…ってジョークにもならないんだが

で、今回初登場の男キャラ
まあ一言でいうと「要らない」
少なくとも、2話で出すキャラクターではない
メインの3人は前日に一回ボドゲを遊んだばかりで、まだまだ人間関係が固まりきってない状態
まずはこの3人(と店長のおっさん)だけでボドゲを進めていって、気兼ねない関係性が出来上がってから入れればいいだろうに
ボドゲ経験ほぼゼロ、友人関係はこれから、という段階で新たな人間を入れても3人の繋がりが薄い以上会話が広がることもない

肝心のゲーム描写
ここがやっぱり酷かった
「ごきぶりポーカー」というゲーム自体は心理戦が主体で面白い要素もある…はず
ただ、肝心の心理戦を行うのがノーパンvs男の間ばかりで、他二人はチュートリアル解説のキャラに終わっている
心理戦だし、女の子3人がトークをしながら害虫当てをするだけで性格の掘り下げもゲームの和やかな雰囲気を見せることも出来たはずなのに…

心理描写に関わる部分は
男→ノーパン「ノーパンは嘘がつけなそう」
青→男「ノーパンに惚れて接待プレイしてそう」
これだけ
委員長はマジでチュートリアルを語るだけのゲーム進行役でしかない

じゃあゲームの描写はどうかっていうと、委員長のゲーム解説と嘘の混ぜ方の注意を終えたあとはひたすら学校の背景を映すだけ
手札やテーブルの推移も見せること無く、階段だの廊下だのを映す画面に「これはゴキブリです」などの台詞だけが挿入されていく
1話でも書いたけど、ゲームの推移を見せないまま終盤だけ描かれても面白くもなんとも無いんだって……

オマケに最後の勝負は「ノーパンが負けないように接待する」っていうゲームの本筋から外れた部分の駆け引きがメインになってしまっている
もうね、ゲームを見せる気がないならゲームしなくていいよっていう
しかも今までのゲームがずっと顔も手元も見えないままだから、視聴者はノーパンが嘘を付いているか否かを想像することすら出来ない

ただまあここまでならまだ許せた
マラケシュと違って分かりやすいルールだし、接待プレイに徹しつつも自分も負けたくないっていう計算があるため多少のゲーム要素も見えたから

問題は結末の部分
ノーパンは勝負に負けて害虫カードが揃って敗北してしまう
ここで、負けたノーパンがマジで泣いて男キャラに詰め寄ってくるのは本当にキツかった
1話の繰り返しになるけど、ここでプレイしてるのはパーティーゲームなわけ
しかも1話同様初見ルールを覚えるための練習も兼ねたお試しプレイ
負けて悔しいのはともかく、それを理由に泣いて詰め寄る様子を見せられても説得力がないし、何よりゲームの印象が悪くなる

で、そうやって泣いたキャラがシーンが変わった瞬間「楽しかった!もう一回やろう!」と言い出すのはちょっと気味が悪い
そりゃアニメの序盤で友情ブレイクなんか出来るわけないのは分かるけど、そうならそうでもっと穏やかにゲームをしろよと

多分作者がゲームを舞台に話を作ることが出来なくて、適当にキャラを泣かせて無理にドラマを作ろうとしてるんだろうな、と
ならゲームをテーマにした話をそもそも作らなければ良かったんじゃないの?という感想しか浮かばないわけだけど

その後の勘違いネタが云々のラブコメもどきはどうでもいい
話の本筋ではないし、その辺が意味を持ち出すのはもっとあとだろうから
ただ、
「ゲームで泣いて空気を壊した挙げ句、男キャラの好きな相手を勝手な解釈で推測し、根拠のない推測をさも真実のように他人に言いふらす」
こんなキャラのどこに好感を持てる要素があるの?というのを作者はもう少し考えて欲しい

暴走キャラが扱いやすいのは分かるけど、ノーパンは1話から通して人の話を聞かず面倒に巻き込んで癇癪を起こしてばかりの最低な正確になってる
主人公もそうだけど、作者の都合で雑なキャラ付けをした挙げ句フォローが出来ないのは下の下だと思う
次回あたりもっとちゃんとしたキャラ設定に変更していて欲しい{/netabare}

4話視聴
{netabare}3話も大概アレだったけど、半ば諦めてたから感想は書かないようにしてた
4話はちょっと我慢もできないくらいキツかったから書いとく
もしかしたら5話途中辺りで見るの辞めるかもだし

生徒会副会長がピンク髪でピアスしてるってなんなの?キャラデザもうちょっと無かったの?
そして文化祭の会議だけど、そもそもなんで内容を大幅に変えようとしてるの?
というか生徒会長は入院していても会話が普通にできる状態なんだし、大枠の方針を聞くくらいしてないの?
文化祭の企画が例年通りになりそうってだけでなんで大ピンチみたいな空気感出してるの?
というか回想での生徒会長の描写、会議をほったらかしてお喋りって流石に不真面目すぎじゃないの?
そしてそんな会長に対して注意して、「校則を守れ」と副会長が言うわけだけど、自分の髪とピアスは何なの?
資料作成を指示する相手が適切じゃなかった、と会長がフォローを入れてるけどそもそもそれらの指示って会長の仕事じゃないの?
一年生で周りの人間を把握しきれてない副会長に仕事を丸投げして、自分は最後に横槍入れて仕事した気になるってむしろ会長は無能じゃないの?

もうね、アホかと
シーンが切り替わる度に違和感が増えていくって何を考えてるのかと
つーかここに挙げた違和感なんてどうでも良くなるくらい以降の展開がおかしいのって本格的にアホかと

いくらバイト申請の管理を生徒会が行ってるからって個人情報を漁るのが当然みたいな描写はどうなの?
そうしてやってきたバイト先に対して「金稼ぎは大学入ってからでいいじゃん」って、バイトしたこと無いのにその発言はどうなの?
そしてバイトしている理由として将来の目標を語った相手に対して、思い切り夢を馬鹿にする発言を繰り返すってどうなの?
拒否をされたから居座って出ていかない、と言うのはただの営業妨害じゃないの?
そもそも自分一人の我儘で文化祭を変えようとしてるのに、事情も言わず無理矢理協力を求めてる点はどうなってるの?

本当に、ただ単純にイライラした
「皆を笑顔にしたい!」とか言ってるその口で、夢を語って実際にそれに向けて努力をしている人間を馬鹿にするって普通有り得ないシナリオ
そしてこれに対する反論を委員長本人はほとんどしない上に、主人公の青髪は引っ込み思案を見せてろくな反論もできない
ボドゲアニメとかそういう諸々を抜きにしても、こんな展開をわざわざ行う意味がわからない
これが仮に委員長が主人公で、副会長がメインのライバルキャラっていう対立構造で1クール進行するならまだ分かる
ただ、副会長はこの回だけ(後半ででるかもだけど)のゲストキャラで、委員長はメインではあっても主人公キャラではない
何をどうしたら序盤のキャラ紹介レベルの回で脇役のギスギスをメインにすることになるんだろう

Bパートからはゲーム勝負
「勝ったらバイトを続ける、負けたらいいなりになる」ってどこの闇のゲームだよ…
再三になるけど、こっちは「ゲーム内の盛り上がり」を見たいわけで、「ゲームの外のいざこざ」ばっかり見せられても楽しいわけがない
そしてルールを聞いてなお馬鹿にした態度を崩さない副会長

最初に軽く3回分カードを並べるシーンを見せられた
ここで数字の小さなカードの利用法を示したり、不用意なカードの出し方が失敗を招くことを見せてくれたのはプラス
ただ、それ以降は恒例のダイジェスト…

結局中盤終盤の展開は数個の台詞だけで示されての結果発表
「放課後さいころ倶楽部」ってタイトルだし勝つのはそりゃ当然、しかも途中の展開が無いから駆け引きの盛り上がりもないただの予定調和
そして当然ながら副会長がビリ…なのは良いけど、負けた副会長が持っているカードを投げ捨てるのは悪印象にも限度がある

というか序盤からカードの出し方に失敗して、その後も一切挽回できずボロ負けしただけ
にも関わらず「このゲームが面白いのも分かった!」と半ギレ口調で言ってしまう副会長
最初からゲームを馬鹿にして空気を悪くして、いざゲームが始まると序盤から一切挽回できずボロ負け

こんな展開を受けて「面白かった!」なんて言われて誰が信じるの?
負けた腹いせに適当言って逃げてるようにしか見えないんだけど
負けた側に「面白い」と言わせたいなら、ある程度拮抗した勝負のなかでゲームの楽しさを感じさせないと駄目だろうと
今回で言えば駆け引きで相手にカードを押し付けるなり、ブラフで出したカードを騙して安全に置くなりやりようはあったはず
そういう「楽しんでいる副会長」という最低限の要素も描かずに、何をどうすればこのゲームの楽しさを描けると思ったの?
正直ここまでの話数ででてきたゲームはすべて印象が悪くなっているとしか思えない

4話は今までのモヤモヤと違って、ハッキリと酷い内容だった
一応メイン3人の人間関係は一通り描き終わったし、こっからはちゃんと和やかなゲーム風景を描くようにして欲しい
ゲームの外で問題を起こして、その問題とギスギスをゲームの内側に持ち込んで地獄みたいな雰囲気でゲームをする展開はもうウンザリ
もしも5話すらゲーム外でシリアスを描くようならいよいよ視聴を辞める予定{/netabare}

結局6話で断念
{netabare}5話は割と面白かったけど、やっぱりメイン3人の「外側」で起こったトラブルがゲームのきっかけになってたので微妙だった
そして6話冒頭で店長とその知人がやっぱり喧嘩腰になってて、ちょっと見てられなくてそこで断念

この回からボドゲ制作っていう新たな軸がでてくるのは粗筋で知ってたんだけど、そこまで見てられなかった
メインキャラの交流が薄味なのにトラブルだけはやけに豊富、そしてゲーム描写も薄味…
ちょっとこのパターンが多すぎかな、と

話をワンパターンにしないためにサブキャラのトラブルを持ち込んでいるんだろうけど、それが足を引っ張っている
トラブル発生→ゲームダイジェスト→なんかいい話風エンドとむしろワンパターン化を起こす主要因
しかもトラブル描写でAパートを使うせいでメインキャラの掘り下げが不十分
オマケにゲーム描写がBパートだけに追いやられ、一話完結形式のためダイジェスト化が免れない

この辺が解消されないまま、なおも店長が発端でトラブルを起こそうとしているのはあまりにも芸がない
シナリオに工夫がないまま紹介されるゲームのクオリティが下がることだけは確実なため、自作ゲーム云々は見ようと思えない
結局、半分近くを見てもテーマどころか「何をウリにしたいのか」すら伝わらないアニメだった{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ボードゲーム楽しい

ボードゲームを題材にした作品。ボードゲームを通して登場人物たちが仲良くなっていく。
作中でも述べられている通り、日本では電子機器でやるゲームのほうが圧倒的に人気でアナログなボードゲームの人気はない。アナログなやつってコミュニケーションツールとして優秀だからもっと流行してほしいと願っている。平成の最後くらいからちらほらボードゲームカフェが増えているということは少しずつ火がついているということなんだろうけど。この作品がアニメ化したのもそこを受けてかな。

アナログなボードゲームの代表格と言えば麻雀かなという感じあるけど、近年では雀荘も減少しているし、する人自体も減っている。それに僕はルールを覚えるキャパシティーがないので、主にカタンしてる。
カタンは結構、運要素があってビギナーズラック狙いやすいし、ルールも割とシンプルで1ゲームにそこまで時間がかからないから参加しやすい。この作品でも触れてほしかった。有名すぎて触れないんだろうけど。
翠が最後作っていたボードゲームはなんかキングドミノに近いものがある。シンプルで毎回異なる自分だけの作品を作りあげられるところも魅力。

1ゲームするのに5時間かかるようなヘビーなものから10分以内で終わるライトなものまであるし、運要素、チキンレース、完全に実力だけで決まるものまで幅広いボードゲームは楽しい。ただ、ネットでやるのはつまらない。人と対面して表情とか会話があるから盛り上がるし、楽しい。一人ではできないけど、そこが魅力なんです。実際、ボードゲームをやれば割とすぐ仲良くなれる気がする。誘うハードルは高いかもしれんけど。

人とあまり関わりたくない美姫でも人と打ち解けていってわけだし、ボードゲームの効力が発揮されている。友達が増えて、悩みがあって励まされて努力してというあたりを単純に楽しめた作品だった。綾は女の子の感鋭い発言からの猛烈な勘違い。恥ずかし楽しい。
なんだかんだ周囲の人間は優しくて見ていてほっとする。マキにもギャップ萌え。

文化祭の催しの良いアイデアにラップバトルが挙げられていたのは見逃せなかった。ラップバトルは人が死ぬ恐ろしいものだから禁止じゃあ!!


OP
Present Moment 富田美憂
ED
On the Board 武笠美姫(宮下早紀)、高屋敷綾(高野麻里佳)、大野翠(富田美憂)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
いつもひとりでいること--。人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく-。

1. 知らない世界
いつも引っ込み思案で人付き合いが苦手な武笠美姫は、ある日、天真爛漫なクラスメイト、高屋敷綾に声をかけられ、一緒に知らない場所をさまようことに。そんな奔放な綾に戸惑う美姫だったが、初めて人と一緒にいる温かさを感じる。帰り道、街でクラス委員長の大野翠を見かけ、あとを追ってみると、「さいころ倶楽部」と書かれたいかがわしい店にたどり着く。美姫と綾が恐る恐るドアを開けてみると、そこには見たこともない数々の美しいボードゲームが彼女たち待っていた…。

第2話
人付き合いが苦手な武笠美姫は、ボードゲームを通じて高屋敷綾、大野翠と親しくなることができた。ある日の放課後、3人でボードゲームをしようとしていたところに、翠の幼馴染みで、綾の隣の席の田上翔太が教室の入口に…。「忘れ物を取りに来た」と説明する翔太だが、綾に誘われ、ゲームに参加することに…。張り切ってゲームに参加した翔太だったが、なぜかそわそわと落ち着きがない…。それに気がついた美姫の胸に、ある想いが湧く。「もしかしたら、田上くんて…。」

第3話
ある日の休日、美姫は綾の家で遊ぶことになった。美姫が待ち合わせ場所に向かう途中、神社の境内を歩いていると、猫が軒下に隠れてしまって困っている綾の姉、花と出会う。綾の家に着くと、綾、翠、花と、花の友達の牧京子とボードゲームをすることに。見た目が不良風の京子に戸惑う美姫だったが、彼女は美姫と以前どこかで会ったような気がしていた…。ボードゲームを進める中、美姫は京子との出会いを思い出していく…。

第4話
楽しい時間を一緒に過ごせる仲間ができた美姫にとって、一学期はあっという間に過ぎ、文化祭の季節が近づいてきていた。そのころ、生徒会副会長の渋沢蓮は、文化祭の催しの良いアイデアが浮かばず悶々としていた。蓮は中学のときの後輩だった翠に協力をお願いするのだが、「他にやりたいことがあるから」と断られてしまう。諦め切れない蓮は翠のバイト先のボードゲーム店『さいころ倶楽部』に乗り込み、ボードゲームで決着をつけようと持ちかける…。果たして翠の『やりたいこと』とは…?

第5話
夏休みに金沢の海へ旅行に行くことになった、美姫、綾、翠の3人。美姫の叔母が女将の旅館で、美味しい食事や温泉を満喫する。温泉を出ると能登地方に古くから伝わり、今も遊ばれているゲーム、“ごいた”を見つけて、早速みんなでプレイすることに。叔母は、美姫が幼い頃にもこのゲームをやったことがあると言うが、美姫にその記憶はなかった。翌日、水着に着替えて海に行こうとした美姫たちだったが……。

第6話
翠がバイト先の『さいころ倶楽部』で自作のゲームを店長にテストプレイしてもらっていると、そこへ店長の友人で、有名なゲームデザイナーのジョージ・ペレスフォードが現れる。「俺にもプレイさせろ」と言うジョージだったが、翠は「未完成だから」と断った。すると、ジョージはそんな翠に「残念ながらそのゲームは完成することはない」と断言する。

第7話
喫茶店に一人でいた美姫は、突如現れたマキに半ば強引にツーリングに誘われる。風光明媚な山中で無邪気に川遊びを楽しんだあと、美姫のカバンに入っていた、“もんじろう”で遊ぶことに。ゲームの中で〝お互いに相手の悪口〟を言い合って遊ぶ2人。辛辣なマキの悪口にショックを受けながらも負けじとやり返し、次第に心が解放された美姫は「おおきに」とマキに感謝の言葉を伝える。その言葉の意味をマキもわかっていて……。

第8話
文化祭のボードゲームカフェの参考にするために、学校の近くに新しくできたボードゲームカフェを訊ねた美姫、綾、翠の3人は、そこでドイツから来た転校生、エミーリアと出会う。ゲームを通じてすぐに仲良くなる4人。そして文化祭当日、4人がメイド姿で接客するボードゲームカフェは大繁盛するが、それを快く思わない生徒会副会長の渋沢蓮は……。

第9話
美姫、綾、翠と『さいころ倶楽部』でゲームをしていたエミーは、共にゲームデザイナーになろうと約束した友人をドイツに残してきてしまったことを思い出し、思わず涙する。そんなエミーを見て自分と同じ夢を持っていると知った翠は、急に態度が変わってしまう。だが翠と仲良くなりたいエミーは、みんなで“だるまさんがころんだ”がやりたいと言いだすのだが……。

第10話
カメラマンをしている綾の父親、建司が二年ぶりに帰国した。綾はさぞかし喜んでいると思いきや、建司は仕事仕事でほとんど家に居らず寂しい綾。そこで美姫たちはエミーの家で行うクリスマスパーティーに招待しようと提案する。だが建司はその約束をすっかり忘れて撮影の仕事を入れてしまっていた。綾は、これまでの不満が爆発し、怒って家を飛び出してしまう。

第11話
NYの有名ゲームデザイナー、ジョージ・ベレスフォードが開催するゲームコンペに参加することになった翠は、オリジナルゲームのワンルームを完成させることに必死になるあまり、自分を見失いかける。そこでもう一度原点に戻ろうと思い出の場所を訪れる翠。そして遂に完成したゲームを美姫、綾、エミーと4人でテストプレイすることに。果たしてその出来は……。

第12話
終業式の日。美姫は、綾、翠、エミーと出会えたことでとても楽しい一年間だったと振り返る。だが二年生になればクラスが変わってしまう。それが寂しくてずっとこのままでいたいと思う美姫だったが、翠も綾もエミーも将来の夢に向かって歩み始めていた。立ち止まっているのは自分だけと感じた美姫は一人取り残されたような疎外感に見舞われてしまうのだが……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

コミュニケーション、イマジネーション、タクティクス、ラック

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ボードゲームを遊ぶ女子高生の日常アニメ。ゲームを通じた、夢や友情が描かれる。

基本的には、ゲームのルールを紹介して、遊んで、各キャラの成長や交流を描く。

わりと変わったテーマに取り組んでいるアニメだから、たくさんのアニメを観てきて、新鮮さを求める方にオススメですかなね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
将棋、囲碁、オセロ、麻雀。

日本人に馴染み深く、代表的なボードゲーム。

その醍醐味は、戦略性と駆け引き。ルールがシンプルで奥深いものだからこそ、広く長く、愛され続けているんだろう。

そして、上記のいずれもが、日本において衰退(競技人口の減少)している(と思います)。

なぜボードゲームが衰退しているかと言うと、多分、「人と面と向かってプレイするのが面倒」だから(なんじゃないのかな?)。

ボードゲームは、演出などの面においては絶対にテレビゲームには勝てないと思う。

どんなボードゲームも、テレビゲーム化できないものはないだろうし、許可さえ出れば、「100以上のボードゲームを詰め込んだテレビゲーム」も簡単に作れる。ネットに繋げばいくらでも相手を探せる。

でも、それでもボードゲームに勝てないのは、「生でのコミュニケーション」だ。

勘違いしている人もいるかもしれないけど、ボードゲームは、「ゲームを楽しんでいる」以上に、「コミュニケーションを楽しんでいる」。少なくとも、私はそうだ。

私は、麻雀が好きだ。世界で一番面白いゲームだと思っている。でも、そこまで上手いわけではない。大体、頻繁にやったのは学生時代くらいだし。

私は麻雀自体も好きだが、麻雀中のダベりの方が好きだった。一人で雀荘に行くような強者ではなく、仲間とだけ卓を囲む、軟弱者。部活終わり、スーパーに寄って食材や酒を買いながら、同期の家に集まる。私は料理が得意なので、買ってきた食材で晩飯やツマミを作る(その代わり、食材代金は免除w)。その間、同期はマリカーやウイイレ、スマブラなんかをやりながら時間を潰す。ある程度のツマミが揃ったら、麻雀&飲み会開始。大体点5、時折点1すらある軟弱麻雀。

それでも、たまらなく楽しかった。

基本的には、悪口の応酬(笑) 酔っぱらってくると、うち間違いも多発するけど、それもまた良し。朝までうって、近くの立ち食い蕎麦屋に行って、〆のソバを食って解散したっけ。たまに、罰ゲームがレートの時もあったな。ドンキで買ったスカートで大学行ったバカもいた(笑)

そういう「全部を含めて」が、私にとっての麻雀である(ガチの方は、もっとストイックな楽しみ方をしているんでしょうが)。

そして、本作も、「ボードゲームの良さ」以上に、「ボードゲームをしている時間、空間の良さ」を押し出していると思う。

本作の特徴は、ルール説明やゲームの内容を最低限に抑えているところ。同じくゲームを題材にした「遊☆戯☆王」(のように、バトルを魅せる作品)なんかとは、真逆のスタイル。

それで作った時間(放送尺)で、彼女らの交流や、心の成長を描いていく。

ボードゲームに必要なのは、レビュタイにした4つな気がするけど、それらを非常にバランスよく配置したアニメ化。原作も良いんだろうけど、これはアニメ化に際しての切り取り方も良かったんだと思う。

きっと、日本人が(ドイツ人などに比べ)ボードゲームにハマりきれないのって、コミュニケーションとイマジネーョンが苦手だからだよな。

ゲームの世界にセルフで入り込むのが苦手だから、昨今のテレビゲームはあんなにも美しい映像をしているのかもしれない(と、少年時代にドット絵のゲームにハマった世代として、思うわけですよ)。

さて、最後にちょっとだけ、アニメそのものの感想を(笑)

メインキャラの四人は、それぞれにキャラが立っていて良かったです。個人的には、ミドリの不器用な感じは好みでした。キャラデザ的にはミキが可愛いけど。ただ、主要キャラが(アヤ以外はw)皆、わりと精神年齢高めというか、落ち着きがあり、常識的で、萌えという要素は少な目だったんじゃないかな~と。

なんか、同じ事を「けいおん」のメンバーで観てみたいなと思った、外伝として(多分、めっちゃヒットする)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
OP的には、低予算くさいが、まあ、あんまり気にしないし。まず、コンビニかどっかでパンツ買えと(笑) 「今日は迷子になろう」って、なかなか素敵なワード。遊ぶことが下手ってのは、分かるな~。

基本的には、ボードゲームを紹介する日常系アニメなんだろうけど、だからこそ、ここでキャラクターを立たせるのは上手いな。

2話目 ☆3
これ、パスするメリットが少ない気がする。高屋敷とのラブコメは意外だな。

3話目 ☆3
あれは、帰る帰らないの駆け引き、つまり、トーク力も大事だな。ボードゲームアニメで、ギャグにしないでストーリー、成長をいれるのは意外。

4話目 ☆3
ドイツでのゲーム文化、へ~だな。「賭ケグルイ」や「アカギ」とかも、どこかで発想のヒントにしてるのかな?

5話目 ☆3
京都から金沢て、女子高生なのに渋い選択だな(笑) そして、一瞬の金沢(笑) 主要キャラを3人した効果を上手く使ってるね。水着はチラ見せで、ボードゲームか。なるほどね、ばっこ、は鷲巣麻雀に近いな。

6話目 ☆4
日本だと、デジタルゲームが強い、が、ボードゲームの良さがあるということには、同感。確かに、たくさんの人に遊んでもらって、ブラッシュアップしていった方が手っ取り早いやな。「めちゃくちゃ怒ったくせに」て(笑)

家具ゲーム。相手を邪魔するか、自分の部屋を作るかだな。ただの点数稼ぎになって、部屋のコーディネートが出来ないのが難点かな。あと、相手を邪魔できないのがな。

未完成のゲーム、作者が自分で考えたの? だとしたら、えらいな。

7話目 ☆2
あのサイコロのヤツは、なにが面白いのか、? 脱出のやつは、もうちょい尺とって細かにやらんと、魅力が伝わらない。

8話目 ☆3
ゲームを紹介するバランスが良いね。吉岡君の小手、何気にディティールが細かい(笑) ボードゲームカフェ、、、一緒に遊ぶ女の子が可愛かったら流行りそう、、、って、すでにあるかな?

9話目 ☆3
今回はボードゲーム少なめ。ダルマさんが転んだを、ちゃんと分析(笑) 非常に正論。タッチされたら1pマイナスとか、助けるか助けないかの選択が出来たら、さらに面白くなるよな。

10話目 ☆4
上手くゲームとドラマを組み合わせたな。こういうのが、作風だよね。

11話目 ☆4
ミドリのゲーム作り。クリエイターと言われる所以。やりらなければならないことと、やりたいこと 。あとはバランスの問題だな。明らかに「この揃え方が良い」というパターンがあれば、ダメなわけだし。

12話目 ☆3
ここでタイトル回収。最後まで、ゲームより人物メインやったな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

65.8 6 アルバイトで友情なアニメランキング6位
装神少女まとい(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (276)
1156人が棚に入れました
西暦2016年――。釜谷市にある「天万神社」で、巫女のアルバイトをしていた中学2年生、皇(すめらぎ)まとい。幼少の頃に母と生き別れになった彼女は、父方の祖父母の家に長年預けられており、三ヶ月前からようやく父である伸吾とふたりで暮らし始めた。そんな境遇からか、まといは平凡で穏やかな日常に憧れていた。

まといの親友で、バイト仲間である草薙(くさなぎ)ゆまは、「天神社」の神主一族に生まれた次期巫女候補であった。彼女は、一族が悪霊を払うための「退魔行」を先祖代々行っていたことを知り、まといを誘って「退魔行」にまつわる儀式「神懸りの儀」にチャレンジしようとする。

学校が終わり、いつものように神社へと向かったふたりであったが、そこで荒らされた境内と、傷つき倒れたゆまの両親に遭遇する。さらに、刑事である伸吾が捜査を行っていた怪事件の重要参考人で、どこか正気でない雰囲気を纏った男の姿もあった。暴れる男を抑えようと、ゆまは咄嗟に「神懸りの儀」を執り行ったのだが、異変が生じたのはゆまの方ではなく――。

平凡で普通の生活を求めていた少女に与えられたのは、神を纏って悪霊を払う能力!? 皇まとい、誰にも邪魔されない穏やかな日々を取り戻すため、退魔活動(タイカツ)に励みます!

声優・キャラクター
諏訪彩花、大空直美、戸松遥、東地宏樹、川澄綾子、檜山修之、阿部敦

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

父娘の「願い」が叶う場所

今期、2016年秋アニメは見事に魔法少女物、俗に言う変身少女物がとても多いクールでした。
最近流行りのスタイルから、古き良き作風を思い出す物まで、実に選り取り見取りの作品揃い
ここまで同じジャンルが被ると言うのも案外、珍しい物
その中でも好みが分かれたり、分かれなかったりと派閥大戦争がどこぞで勃発していたようですが、それはひとまず置いといて…
私は今回、そんな数多くある変身少女物の中でも意欲作と思っている作品『装神少女まとい』について書いていきたいと思います。
これは1人の少女から生まれた「願い」を自身が叶えるまでの物語
読んで下さる心お優しい方はどうぞお付き合い下さい。


まずはあらすじから簡単に説明します。
西暦2016年
関東、釜谷市にある「天万神社」では中学2年生、皇まといが親友でバイト仲間でもある草薙ゆまと共に巫女のアルバイトをしていた。
彼女は幼少の頃に母と生き別れになったばかり…
今までは父方の祖父母の家に預けられていたのだが、3ヶ月前からようやく父である伸吾と2人で暮らし始めている。
しかし、長年会っていなかった事と彼の不器用さも相まってか、なかなか安定した関係を築けない日々
そんな境遇からか、まといは家族みんなで暮らす、平凡で穏やかな日常を密かに憧れていたのだった…

一方、草薙ゆまは「天万神社」の神主一族に生まれた次期巫女候補である。
彼女はまといが悩んでいる最中、一族が悪霊を払う為の「退魔行」にまつわる儀式「神懸りの儀」に挑戦中…
しかし、それもなかなか上手くいかない彼女はまといに(無理やり)協力してもらって、儀式を成功させようと働きかけている所だった。
しかし、そんな彼女の行いが1人の少女との不思議な出会いを生んでしまう事を、2人はまだ知らない…

平凡で普通の生活を求めていた少女に与えられた1つの力
それは、神を纏って悪霊を払う能力だった!?
皇まとい、14歳
誰にも邪魔されない穏やかな毎日を取り戻すため、日々の退魔活動(タイカツ)に励みます!!


ここからは私が今作を観た上で感じた事、思った事、見所を存分に書いていきたいと思います。
さて、この『装神少女まとい』ですが、はっきり言って今期の中では抜群に面白い作品です(と勝手に思っています)
オリジナル作品と銘打って発表された作品は、魔法少女モノかと思いきや纏創少女モノと言う、微妙に違う見慣れないジャンル
しかも、このアニメ、どこか懐かしい印象を与えており、何故か私にとって気になる存在でした。
聞く所によると、どうやら「父娘愛」を主軸にしているらしいと言う噂
一体どんな出来になるかと思って、ほんの少しの興味本位で観てみたら……
見事に自分的には「当たり」と呼ぶに相応しい作品へと昇華してくれました。
1人の少女が願っていた事の真意
普通の女の子が抱いた、父に対する優しき思い
それが叶えられるかもしれない事を知った時の彼女の迷いと選択
もう、全てが痺れましたね…
心に深く浸透していった次第です。

そんな個人的に好評である今作をもっと浸透させる為、今回も多く見所を語るとしましょう。
①キャラがそれぞれ立っている
とにかくキャラクター全員が覚えやすい!!
そう私が断言できるのは、それぞれの登場人物達が上手い具合に個性、特性、魅力を持って描かれているからです。
一部で絶大な人気となった草薙ゆま(通称ゆまちん)は勿論の事、主人公である優しい少女、皇まとい(通称といちゃん)や謎の少女クラルス、今作において重要人物の刑事、皇真吾
他にもIATOの眼鏡ボインこと春夏・ルシエラ先生やクラルスの保護者であるカリオテ、真吾君の部下ことポチ等、最初から勢揃いとなっています。
しかし、こんなに多く感じても、私は1話で殆どの登場人物の名前を覚えられました。
地味にこれは凄い事だと私は思います。

そもそも、昨今のアニメを良作だと断定するにおいて、最も大切な事は何か…
ストーリー、作画、演出等々、どれを重視するかにおいて様々な意見がある物
どれも必要な要素ですが、その中の1つである重要な要素にキャラ立てがあると思います。
「現実世界でも実際にいるような気がする」
「キャラのそれぞれが人形ではなく、作中世界で生きている」
こういった感覚と言うのは、高評価に値するには重要な産物、ファクターと言えるでしょう。
なぜなら、そのような感想を抱く事自体、キャラクターが少なからず視聴者に対して影響を与えていた事の証となり、夢中になれる可能性を秘めているからです。
上記のような思考を植え付けられるアニメと言うのは、意外にも中々無い物
今期のアニメ数は多いですが、私が思うそういったアニメはその中でも今作を含めて3つ程しかありません。
そして、その数少ない作品の中でも、今作は実に素晴らしい!!
人それぞれに異なった要素、尚且つ埋没していない魅力を与える事によって、キャラ全体が生きているような錯覚を起こしてくれます。
その為、見分けがつきやすく、特徴も把握しやすい。
そして、それ故にストーリーも理解しやすく、人間関係の構図も掴みやすい
と、実に長所が連鎖反応で成立していく作品です。
全員が同じような設定で、名前だけに特徴を加えているような作品と今作は、非常に一線を画した作品と言えるでしょう。


②よく出来たストーリー
次に紹介したいのがストーリー展開、物語構成の良さです。
これを語るにおいて、私はもう1回最初から今作を観返してみました。
そして視聴中も感じていた事が今回の一気視聴で明確になった次第です。
うん、このアニメストーリーには全くもって「無駄」がない。
全てが必要な要素として、最後の展開に結びついています。
最初の不自然な描写、不可解な展開が次話、もしくは後半になるにつれて、必要であったという確信に変わっていく…
そして、それが上手く帰結していく展開は正にお見事、感無量と言える物でした……

直近1年間のアニメで紹介した中では、『Dimension W』が1番よく出来ていました。
しかし、正直、今期は「これ、必要なのか?」と思わせる類の、関係ない話のあるアニメがいくつか存在したように思います。
特定のキャラ回のようにそれが明確になっていれば結構なのですが、明らかに本筋の話をなぞっているのに視聴者にそう思わせてしまったらおしまいです。
「疑念」と言うのは、全ての可能性を途絶する爆撃兵器の様な物
大抵は、原作付きのアニメでさえ、必要な話だったか、無駄な描写ではなかったかと感じてしまう作品が多い物
しかし、このアニメの凄い所はそういった不安、不満の類が仮に生まれてしまったとしても、話が進むにつれて、そして、あの最終回を観終わった後では見事に消化され、必要だったと感じさせてしまう所です。
しかも、これはオリジナルアニメ
ここまで上手く展開させるのは、余程のベテランでないと到達できない領域です。
改めて、オリジナル作品と言う物を作るにおいて、別の意味でかなり挑戦したアニメだと私は感じました。

さっきも申しあげたとおり、今作は全話を隅々まで観終えて、初めて1つのきちんと帰結した作品と言えます。
それは言うならば、別の意味で、目が離せない描写ばかりと言う事
スタッフが考えて作られた作品だったと言うのが明確に断言できる今作
途中で述べたように、尻上がりに面白くなり、最後まで付き合うと実に感慨深い物がこみ上げてくる作品です。
だからこそ、これは観始めたら、観たいと感じたら、是非最後まで観て欲しいと私は思います。


③テーマ性の統一
このアニメにおいて一貫して伝えているのは、父と娘の関係です。
物語以前に離れ離れとなってしまった親子
10年越しに娘と父親は再会し、関係を築き始める2人
彼らはどこかぎこちない、不器用な関係でありながらも共に生活していく内に本当の親子に戻る為に、邁進していきます。
私はその過程に一役買ったのは「纏創」=「変身要素」であると断言できます。
そういった状態でなければ素直に真意を、自らの想いを吐露できなかった2人
そう、『装神少女まとい』の面白い所は変身少女物でありながら、それは舞台要素の1つに過ぎず、真の意図は別にあると言う所です。
私はあまりこういったジャンルを拝見した事は無かったので、もしかしたら他にも今作の様なアニメがあるのかもしれませんが…
この作品は変身して戦う事が主軸にはありません。
このアニメのテーマは戦った先にある物、すなわち「願い」と言う存在です。

心の奥底にある「願い」は何か?
と、誰かに聞かれたら、一体どれ位の人が簡単に即答できるでしょうか?
私は恐らく、判断に窮します…あまりに数が多すぎて(笑)
しかし、数が多いのは「願い」ではなく「欲望」ではないかと感じてしまう私です。
そう考えると、「願い」と言うのは、あまり思い浮かばない類の産物ではないかと感じてしまいます。
信じる者は救われ、願いが叶うと言うのはキリスト教の教え
ですが、そもそも「願い」が思い浮かばなければ、信じようがないと言うのは私のように恵まれ過ぎた現代人特有の発想
普遍的な「願い」と言う概念を持っている人は考えてみると、意外に少ないのではないか……
そんな事を夢想してしまう私のような穢れた人間とは違って、といちゃんは至極純粋な心を持っています(笑)
彼女の根源に内在しているのは父親と、母親と、3人で幸せに暮らす事
母親はいなくなってしまいましたが、残された自分の父だけでも守っていく事を誓います。
その為にといちゃんは1人の「普通」な少女でありながら、次第に纏創少女としてその誓いを成就せんと活動していくのです。
そして、父親である真吾君は妻の「願い」を胸に、1人娘である彼女を一生懸命守る事を誓います。
この、ひたむきな互いの想い、相手が相手を不器用ながらも優しく思いやる要素に王道ながらも心を打たれました。
そして、そんな2人のまっすぐな感情が1つの「願い」を生むのです。
最後まで乱れたり歪曲したりする事の無かった登場人物達の純粋さが、上手い具合に帰結していく瞬間、実に見事でした……


さて、ここまで熱く語ってきましたが結局の所、この『装神少女まとい』と言う作品は、少しずれていた関係が普通なまでに戻っただけの話です。
それはまるで、モーリス・メーテルリンクが著した『青い鳥』の物語の様
あの童話、戯曲は「幸福」を
身近にあって日常の輝きを感じさせる物でありながらも、捕まえて半永久的に自分の所に留めておく事は出来ない物
とまとめていました。
「特別」を求めようとして「普通」に落ち着いたチルチルとミチル
「普通」であろうとするが為「特別」になったといちゃん
主人公は相反する存在でこそありながら、伝えたい真意はどちらの作品も同じように感じてしまいます。
『青い鳥』の「青い鳥」は最後に大空高く飛んで行ってしまいました。
といちゃんはチルチル、ミチルのように決して手放さない事を、彼女の「普通」の「幸福」が『青い鳥』の如く簡単に終わらない事を祈って……
このレビューを閉じたいと思います。
ここまで読んでくださってありがとうございました。

「普通」ではない少女が「普通」を求めて戦った結末
戦闘の果てに辿り着いた数多くの「願い」とその帰結
興味を持った方は是非ともご視聴、オススメします!!
恐らく後悔はさせませんよ(笑)

P.S.
何も着てなくて…夏って(笑)
またずいぶんと懐かしい楽曲ネタを入れてきましたね…
今の子供達はこのネタの元は分かるのだろうか?
疑問に感じた最終話視聴後の事

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゆまちん、ホントにいい性格してるわw

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総評】
アニオリ作品としては、やりたいことがハッキリしていて、かなりバランスの良い作品だと思います。

後述しますが、序盤で少し気になる描写もあり視聴断念しましたが、キャッチさんからオススメされ、AT-Xの一気放送を機に全話視聴。結果、観て良かったアニメでした♪

一見、魔法少女モノですが、わりと真面目に親子愛や友情を描いています。☆4と迷いますが、惜しくも☆3で。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作で視聴を妨げた理由は、「まといの全裸描写」と「まといと伸吾の微妙な関係性」でしょう。私もそれで、1度は視聴断念してたし。

まず、全裸ですが、これは単に不要でしたね。実際、後半にいくにしたがってそのような描写も減っていきましたが、作品の魅力は損なわれませんでしたし。最初から無くても良かった気はしますね。

次に、まといが伸吾を「伸吾くん」と呼んだり、伸吾も天纏したまといの胸を揉み、「しおりはこんなに小さくない」とか。他にも全般的に、血の繋がった親子にしてはぎこちなく、なんなら少しの「恋愛臭」すらして、そこでアレルギー反応を起こす人もいるでしょう(少なくとも私はその一人)。

現実的に考えれば、あり得ない。てか、まとい、酷すぎる。いくら離れて暮らしていたとしても、一応4歳までは一緒に暮らしていたわけだし、その後も少しは会っている(8話の会話から分かる)わけだから、だったら、「お父さん」って呼んで然るべき。「伸吾くん」って、生き別れレベルか(汗)

しかし、12話で呼び名の伏線回収。「伸吾くん」は、母親が旦那を呼ぶときの呼び方だった。つまり、幼い頃に母と生き別れたまといが、無意識的に、自身が母親の代わりを務めようとしていたのだ。それが、微妙に漂う父親(母からみれば旦那)との、ラブ臭に繋がるのだろう。

ということで、一応の説明はついている。もっとも、この呼び名に関しては、最終話に、初めて「お父さん」と呼ばせたいが為に、逆算してストーリーをくっつけているように思えてしかたがない。であるならば、別に「伸吾くん」ではなく、「ねぇ」とか「あの人」でも良い気はする。うーん、でもそうすると、こういう温かい作風にはならないし、難しいところだね。

とまあ、色々あるが、諸々込みで、「伸吾くん」という呼び名は、やや損をしている気がする。

次に、バトルの面だが、これはまあハッキリいって面白くない。一応、メインキャラ3人には個別の能力があるものの、それを生かしてどうこうというのはない。基本的にはパワープレイ。京都タワーのクダリも、わざわざゆまちんをブッ飛ばす必要があったのか。まあ、このアニメにおいては、バトルの要素はオマケに過ぎないから、その良し悪しは決定的なマイナスポイントにはならない(良いに越したことはないが)。あと、どうでも良いが、まといの八百万の神の力は、超元気玉と解釈しても良いのかな(笑) 戦闘時のエフェクトは綺麗でしたよ。

さて、ここまで酷評っぽく書いてるが、☆4に近い☆3ということで、基本的には高評価だ。

高評価の一番の理由は、何をおいても、ゆまちんのキャラクター。まあ、とにかく明るくて前向き。いわゆる「いい性格してるわ(呆)」って感じw 声優さんもぴったりで、良い演技してたね。自分が装神少女になれない時も、まといに嫉妬するわけでもなく、まといが超次元に行く時に、祖父にキレたりだとか、本当に素直で真っ直ぐ。彼女なしには語れない作品だった。

また、三人娘の友情も見処で、原宿回は面白かった。あんな感じのOVAなら、いくつでも見られるな。

一番好きなシーンは、まといが超次元に旅立つ際の、伸吾とまといの別れのシーン。互いを大切に思い、だからこそ何も言わず、相手が何も言わないその意味を、ちゃんと感じてる。良いシーンだったと思う。

あと、「撮らないで、上げないで、呟かないで~」を筆頭に「恩が仇になって返ってきたよ~。世知辛いよ~」「無理です。モキューとしか言いません」など、笑える台詞が多々あり、センスの良さを感じた。

それに、滝のシーンや雲、街並みなど、所々でハッとするほど美しい背景が描かれ、作品に「格」を与えていた。人物などは、多少 ? と思うところもあったが、まあ、力の入れ所抜き所がしっかりしてたかな。このメンツのキャラデザ、基本的に好きだし。

なにより、アニオリ作品なのに、1話から通してストーリーに破綻がなく、伏線もキッチリ回収し、やりたいことがちゃんとやれていた制作の手腕が素晴らしい(まあ、他のアニオリ作品が酷すぎるってのもあるけど)。十分に楽しめるアニメでした。


《まとめ》
×伸吾君という呼び名。漂う親子の恋愛臭。
×まといの全裸描写。
△バトルのつまらなさ。
◎ゆまちんがナイスキャラ。
○三人娘の関係性、友情。
○親子の感動的な別れのシーン。
◎ワードセンスの良さ。
○美しい背景。
○破綻のないストーリー。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
改めて観ると、作画も悪くないな。ドタバタしながらもストーリー進んでるし。まあ、伸吾とまといの恋愛要素(伸吾君呼ばわり)、Cパートの全裸くらいは引っ掛かるか。

2話目
ゆまちんが、やっぱり良いキャラしてるよね。撮らないで、上げないで、呟かないで(笑)

3話目
倒錯したw 高次元生命体、正解するカドかな(笑) じゃあ、我々も二次元に行けるのかな(笑) バトルはそこそこですね。

4話目
飛び込む、ゆまちんw 回送シーン、フロースをグサッとやるのかな~と思ってたら、グロ描写回避ですか。個人的には、良です。なるほど、八百万の神特性ね。でも、まだどんな能力か、分からないな。先頭シーンはともかく、背景やエフェクトは綺麗だね。

5話目
「恩が仇になって返ってきたよ~。世知辛いよ~」
は、笑えたw いなり寿司。いちいち、神道を絡めてて、良いね。ナイツから護衛してると思ったら、ナンパから護衛されてるw ずっと食ってやんw てか、あんだけ服を買ったら、軽く四、五万は(汗) ゆまちんも戦士化か。吉と出るか凶と出るか。神様に会いたいと神頼み。

6話目
OP、遊ぶなや(笑) 「無理です。モキューとしか言いません」(笑) でかくなると可愛くないなw ゆまちん回。いきなり戦えるゆまちん優秀(笑)

7話目
「違います」w サービス回ですね。手塚、即逮捕だぞ(笑) かなりテンポが良かった。ただ、純粋なバトル要素だけなら低評価なんだよね、そういうアニメじゃないんだけどね。

8話目
あずちん、すげぇな。ゆまちんは、願いじゃなくて煩悩(笑) これまでも、たまには会っていたなら、普通にお父さんと呼んでやれや、可哀想だろw まといの八百万、ようは超元気玉なわけですね(笑)

9話目
纏創システムを悪用したテコ入れ(笑) いよいよ、ラストに向けて、色々種明かしがありそうですね。

10話目
ハルマゲドン的な展開は定番だけど、1クールだからしょうがないけど、「失いたくない日常」「大切な絆」の強さがさほどではないから、イマイチな感じはする。ポチが黒幕か~。まあ、主要キャラの中ではまだ可能性はあったもんね。

11話目
滝のシーンとか、時々、ハッとするほど背景が綺麗なんだよね。世界を救うのではなく、お母さんを向かえに行くのは、普通の女子中学生でもできるってことだね。なんかこう、竹取物語みたいだな。まといと伸吾の会話、良いね。互いの覚悟と思いやり。

12話目
伸吾君の呼び方、伏線回収。うん、これなら、まあ、分かる。無意識的に、母の代わりをやっていたと。ゆまちん、これといった見せ場なしw 母を訪ねて32次元里w おいおい、最後の神様のGOODポーズ、格好よすぎだろw 普通じゃないw

総集編
ゆまちんまとめました。強制的に振り返らされるんだ(笑) スポンサーへの配慮w もう少し、ゆまちんがおしゃべりしても良かったかな。いっぱい突っ込んで欲しかったな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魔法少女やり残し発掘アニメ

魔法少女アニメは基本的に面倒くさいを避けるジャンルだと思います。

戦いによる街の被害は結界や原理不明の自動修復でなかったことにされ、
変身で消えたヒロインの衣服は戦闘後どこからともなく蘇り、
一般人は魔法少女の正体はおろか、存在自体知らないこともしばしば。
都合のいい設定により、リアルとの引っかかりをスルーして、
テンポ良く悪役を退治します。


一方、本作はこれらのリアルと魔法少女設定の間に生じる
厄介な諸問題をむしろ設定として詰めて場面化していくことで、
これまで見落とされがちだった
魔法少女の表現を再発掘していった点が特徴的。

例えば、{netabare}人間界の組織により退魔少女と敵・高次元体との戦いは、
把握、対策、研究、伝承化。
さらに、ゆまちんの積極広報等によりw退魔少女の存在はHP、動画等、
ネットを通じて世界に拡散w

さらに、変身時消えた衣服は高次元のものじゃないため?
一切戻ってきませんwすっぽんぽんですw{/netabare}


こうして魔法少女設定とリアル世界との引っかかりを敢えて増やすことで、
出現したシーンは時にシュールですがw

設定の密度が濃くなったことで、
一つ一つしっかりとした設定の土台の上に、
プロット構造を乗せることができたためか、
個人的にストーリーの納得度は比較的高かったです。


納得する一方で、設定からある程度、
道筋が読めたため、意外性は低めでした。
本作が神懸かり的な傑作になるためには、物語の納得性を確保しつつ、
さらに視聴者を驚かせる仕掛けが必要だったのかもしれません。

ただ、その点を差し引いても、個人的満足度は上々。
設定もおざなりなままに、やたら視聴者を驚愕させようと、
唐突に奈落に突き落としたりする、
絶叫マシーン型アニメよりは、本作の誠実さを私は買いたいです。
むしろこういう方針の作品が増えて欲しいなと私は思いました。


それにしても、これだけ色々設定を考え出す、
スタッフの熱意の源泉はどこにあったのでしょう?

個人的に印象に残っているのは最終話、
{netabare} クラルスが自身が纏創限界を迎える高次元で、
甲冑衣装が剥がれていくピンチシーン。

練り込んだ設定とすっぽんぽんが交錯する、
色々な意味で限界で危険な場面ですがw

見ていて、結局、黒田さん以下、スタッフ一同の設定追及は
合理性のあるすっぽんぽんアニメ実現欲求によるもの
という疑惑が私の中に浮上しましたw


思えば第九話にて、
変身し過ぎて、着る服がなくなり、
フリーマーケットに安い服をまとめ買いに出かける
主人公ヒロインというあらすじもシュールでしたw

今度フリマでボロ衣装大量買いしている女の子を見かけたら、
退魔少女かもしれないので、手を合わせておこうと思いますw{/netabare}




【三話感想】で、結局、今回の黒田さんの三話はどんな山だったのか

長いので折りたたみw

{netabare} 三話で一つの山を持ってくる構成が信条のアニメ脚本家・黒田洋介さん

尊氏は放送開始前から三話で落とすのではないかとビクついて、
大変お騒がせ致しましたw
黒田洋介さんが関わる作品を見る時は、
私はいつもこんな感じですwスイマセンw

で、その三話……。
{netabare}
……実を言うと、一話の時点で、
私はこれはあまり視聴者を奈落に突き落とすタイプの作品じゃないな。
と感じ放送前に、落とすぞ落とすぞと
必要以上に煽ってしまったと焦りましたw

本作は数多くの世界観設定や、それにまつわる登場人物たちの謎を、
徐々に解き明かして、物語を展開していくタイプの作品。
高低差のあるジェットコースター型のプロットとは相性が悪そう。

だから三話で、先輩金髪変身ヒロインが、
織田無道のそっくりさん?(笑)を相手に苦境に陥った時も、
私は例えば某魔法少女みたいに突然……。
といった嫌な予感はあまりしませんでした。

黒田さんらしく三話で、割と重要な設定を解き明かして山は作っては来ました。
けれど比較的、山の傾斜はなだらかでした。よかったw


ただ、設定に色々と不穏な点も多いので、
今後も悲劇の可能性は高いとは思います。
ですが突発的な落とし穴は、設定を一枚、一枚めくっていく、
プロット構造全体を破壊しかねないので、
そのような奇策はあまり得策ではないでしょう。

まぁ……深夜アニメですし、何が起こるかは分かりませんけどねw


三話までで奈落がなかった代わりに、私は一話にて、
本作が変身解除後、素っ裸になるw
レアな魔法少女物だと判明したことが、一番衝撃的でした。
これで本作も栄えある、すっぽんぽんアニメの仲間入りですねwおめでとう♪


他にもこの和風魔法少女アニメ、
現実世界との距離の近さがアブナイですw

魔法少女等の能力は女の子と一部知性体だけの秘密ではなく、
事情を知る一部の人間による組織に、
把握され管理されているようですし、

敵が起こした事件は、刑事事件の側面からも捜査されてますし、

魔法少女等が起こしたトラブルは
例えば結界が解かれて記憶もろとも消滅し元通り♪
な~んて都合のいいことはありませんw

まといちゃんが半裸で逃走する動画もいきなり5000万回再生を達成しましたねw
これで、まといちゃんもピコ太郎に比肩する有名人ですねw
全然、普通じゃないですねwおめでとう♪

この辺りの波乱要素にも警戒しつつ、
視聴の任務を続行する覚悟であります。{/netabare}{/netabare}


以下、放送前のコメント。

【期待?】和風魔法少女でタイカツ♪……ほのぼの系?と思いきやスタッフにあの方の名がw

やはり長いので折りたたみw

{netabare}
神社で巫女のバイトしてる女子中学生とその社の次期巫女候補が、
神を纏(まと)って、和風魔法少女に変身し、退魔活動(タイカツ)に勤しむ……。

就活、婚活、恋活、終活の如く、活付けてお手軽感を出す、
ゆるいお話かな?と思っていたところ、
構成・脚本に黒田洋介さんの名を発見し硬直w

『無限のリヴァイアス』以来、尊氏の天敵である黒田さんは、
しばしば様々なジャンルで毒を盛っては、
視聴者を奈落の底に突き落としている、罪なお方ですがw

どーせ今作でも三話辺りで最初の落とし穴を仕掛けて来て、
あの魔法少女と何が違うのか?と言われたりするものと予想されますw

大体、やたら活!活!と契約サービスを押し売りしてくる広告は概ね詐欺ですw
そう思うとタイトルロゴのデザインにも何だか既視感が沸いてきて……w

ですが巫女、和風変身ヒロインなら尊氏はご飯何杯でもいけそうですし、
何やらヴァチカンから金髪の悪魔祓いの甲冑少女も派遣されて来るようですし、
私の好きな成分がたくさん配合されていそうなので、
この尊氏、毒を食らわば皿までの覚悟で、
またぞろ黒田さんにカモにされる所存でありますw {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

75.1 7 アルバイトで友情なアニメランキング7位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7086人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

六畳間に集まる侵略者達!?

ヒロイン全員侵略者ではなく宇宙人と地底人が侵略者です。
ラブコメで時々シリアスという感じですかねー、一話は怒濤の展開、三話はマラソン回でしたがマラソンではなく障害物マラソンでした。
詳しく知りたい人はラノベを読む、大まかなな本筋を知りたい人はアニメを観るのがおすすめ。

ラノベの一巻を購入したのでお約束は出来ませんが感想を書くかもしれません。
一巻読んだ感想
大まかな違いを書きます。ここからはネタバレというより、違いを書きますが一応ご注意を。それが大丈夫という方はどうぞ…
{netabare} ゆりかの扱いが酷い(笑)陰の功労者なのですが誰も魔法少女と信じません。アニメ以上に不憫なキャラです。大家さんの掘り下げと桜庭先輩の掘り下げがラノベ版の方が充実しています、特に桜庭先輩は読んでおかないと何故孝太郎に好意を抱いているのか不透明だったのでその疑問が解消されました(されます)
侵略者メンバーで幽霊の早苗は一巻の時点で孝太郎に対する敵意がとあることで薄れています。 {/netabare}
ラノベ版を読むと桜庭先輩と早苗とゆりかの印象が変わります、そのかわりアニメのように展開が早いというわけではありません。アニメ一話がほぼ一巻の内容をざっくりとカットして映像化しているのでご注意。

九話感想
ゆりかが可愛い…だと!?
ラノベ読んだから知ってましたけどね
タイトルの解釈としては『陽だまりと虹』は孝太郎がゆりかに対するイメージであり、ゆりかが孝太郎に対するイメージかなと思いました。
 九話は孝太郎がゆりかをおんぶしているシーンがまさに孝太郎がゆりかにとっての『陽だまり』という感じが出てて良かったと感じました。

十話感想
早苗が孝太郎の身体に入って眠っていましたが、あれは早苗的に『暖かいから入っている』らしいからです。
孝太郎は最早、早苗に対しまったく敵意もなくなおかつ家族感覚なので暖かいみたいです。朝に寝起きの悪い孝太郎を起こしに来るルースはびっくりしています(尺の都合によりここの下りはカット)
ゆりかの馬の役はいじめとかではなく、ゆりかには馬の演技が上手いと評価されてまた馬役をしました。

十一話感想
キリハが左腕に付けていた篭手は雷と炎を操れる代物です。
キリハは障害物競走で完走寸前までいったので運動は得意な方なのでしょう、急進派のリーダーにはスタンガン的な衝撃を与えて昏倒させました。
急進派のリーダー、シジマ・タユマは騒動の後地底にて裁判にかけられます。シジマは所謂武家に当たる家で生まれ武力による侵略を提唱して一定の支持を得ています。地底の技術は確かに地上を圧倒していますが数は断然、地上の人間が多いですし対策も早いでしょう…サンレンジャーはその為の組織です。
今回サンレンジャーが遊園地まで出動しませんでしたが、ラノベ版だと遊園地に出動します。一瞬でやられますが、ゆりかの防御魔法で大事に至りませんでした。
サンレンジャーという組織は全国に居るらしいです(あやふや)あのスーツは一応戦える機能が備わっています。

キリハは可愛いのですが後々にならないと真価が発揮されないもったいないキャラですかね。

キリハの過去については…ラノベを買おう!
ここで言うのは止めておきます。
大家さん貴方は一体何者なんだ…

十二話感想と総評
クリスマス回&演劇回でした。
アニメの尺に合わせて一話並みの再構成がされました、ある意味原作越えをした回でした。
ヒロイン全員が可愛いと感じたのは久々なんじゃないかと感じました。どのヒロインも薄い印象ではなく色濃く記憶出来るアニメだったのはないでしょうか?(一話で切らなければ)
十二話は原作超えたと個人的な感想です。
本当に素晴らしいアレンジ、改変、再構成が光るアニメでした、スタッフの皆さんありがとうございました。

アニメは終わりましたが、ラノベはまだ続いているので気になる人はチェック!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんな可愛すぎんでしょおおおおおおお

 HJ文庫よりライトノベル原作、ハーレム気味ラブコメ作品。
幽霊に魔法少女に地底人に宇宙人に付き人に大家さんに先輩に……節操のないヒロインの種類と多さ。
1話の時点じゃ「あ、これ、がをられ枠か」もしくは「脳コメ枠か」とか感想を抱いても仕方ない。
だって全員一挙登場するんだもの……。

しかしながら1話の雑多感に反して、2話以降から丁寧なキャラクターの掘り下げが進行してゆく。
設定の無茶苦茶さはあるものの、内容は見せ場やメッセージ性がハッキリしてるので意外に観やすい。

1話は顔見せ、2話以降から各キャラが深く関わるエピソードがそれぞれ用意されている、
侵略戦争とは名ばかりで、そんなに駆け引きやバトル対決的な内容ではない、
といった辺りを念頭に置けば、方向性が分からず振り回されることなく、視聴できるかもしれない。
しかし特殊キャラたくさん出してきたのに、最も普通っぽい先輩が一番メインヒロインっぽいという。

■キャラクターを輝かせるエピソードの展開力
{netabare} この作品は実にキャラクターの魅力を引き出すための話作りが上手いと思う。
初めにいいなと思ったのは、第三話の部活対抗障害物マラソンの話。
この話で最も印象に残ったのが桜庭先輩とゆりかふぁいおーの助け合いシーン。
侵略者面々の中で一人抜けたポンコツぷりを発揮してたゆりかだけに、その健気さに胸を打たれる。
先輩の聖人っぷりも拍車をかけて、ゆりかに恵みあれといった気持ちにさせられた。

ハーレムモノで男キャラ不在の中でのキャラ掘り下げというのも新しく、
厳密にはハーレムモノというよりキャラによって別個のドラマがある作品という印象が強まった。
安易なラブコメに走らずに個性を描く方向に重点を置いたことで、結果魅力を高めているのではないか。

そんなこんなで全員それぞれが際立つエピソードが用意されているために、
観ていけば観ていくほどキャラの魅力が深まっていって、みんな可愛い……

早苗ちゃん:人懐っこさが可愛い どんなときでも味方になってくれそうな信頼感
ティア:反応がいちいち可愛い 小っちゃくて度々弄ばれるけど、案外懐が深くて頼もしい
ルースさん:誠実で可愛い 常識人的ポジションだけど最も暴れてた人
ゆりか:ポンコツ可愛い 泣いたり笑ったりオチ担当だったり面白い でも影の功労者だったりする
キリハさん:機転が利く可愛い 最初は読めない人だったけど、真意が明かされて好感を持てた
桜庭先輩:ヒロイン可愛い 完全に惚れちゃってるよね、という行動の端々が破壊力ありすぎる
大家さん:自由人可愛い 一人だけ別格な格闘家やってるあたり笑えつつ、いると安心感ある
ハニワも竹達と悠木碧だと思うと頭がとろけそうだった。

これほど全ヒロイン魅力的な作品もそうないな……。
そして主人公の孝太郎も終始明るい好青年で、いざというときは台詞も格好良くて好感度高かった。{/netabare}

☆総評
 展開自体はチープさもあったのだけど、キャラクターは本当ずば抜けて良い作品だった。
作画も安定感があり表情豊かで、ポーズも特徴的に決まってて良かった。
ちょっとした所作にどきっとさせられることもあり、可愛さがオーバーブレイクする。
1クールでこれらのキャラを一通り描ききっていて、満足感のある内容だと思う。
ただ方向性を掴むまでの出だしがネックか。まぁ総じて予想以上に良作のキャラ萌えアニメだった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品は1クールアニメでは魅力が伝わらないタイプだったのではないかと

原作未読です。

最近たまたまこの作品の原作の良い評判を目にしたのですが、それに対して「でも自分はそんなにこのアニメに強い印象はなかったな~。原作はもっと面白いのかな~」と思ったわけで。

ただ、そのように思いを巡らせたことで一つ気付いたことがあるので、自分へのメモがてらレビューにしてみます。



このアニメに対する自分の印象は、
「ファンタジーハーレムときどきバトルで、決してつまらなくはないものの無難だったアニメ」
というものでした。

そこで今回あらためて「なぜ無難と感じたか」を突き詰めてみたのですが、それはアニメ範囲内では「設定が活かされてない」と無意識で感じていたからみたいなのですよね。


つまり、幽霊やら地底人やら宇宙人やら魔法少女やら、いろいろなキャラがいましたけど、それぞれが上手く絡むことなくエピソードがそれぞれが独立していた、というか…。

例えば幽霊早苗ちゃんメインのエピソードで、他のメンツが地底人やら宇宙人やら魔法少女である必然性があまりなかったように思えて、
その必然性のない状態が、全メンバーの人数分だけメインヒロインキャラを変えて繰り返されただけで、起伏のない状態のまま最終回までいってしまった、みたいな…。

なんか言葉が上手くないですね。伝わっていなければゴメンナサイ…(>_<)




ただ、最近目にした原作の良い評判というのは「伏線の回収の仕方が絶妙」というものでした。

それで思い出しました。
あー、言われてみればなんか伏線っぽい展開はあったな~。結局アニメ範囲内で回収されることはなかったから記憶に残ってなかったけど。


この原作って、20巻くらい出てるんですもんね。

もちろん原作者さんが魅力的な話を作り続けられるからそんなに続くのでしょうけど、それはそれとして、そりゃあ20巻も続いていればじっくりゆっくり伏線回収もできて面白いラノベになりますよね。


かたやアニメ。

何巻までアニメ化されたのかは知らないですけど、きっとこの作品って序盤はメインキャラの自己紹介巻が続いて、
序盤だけでの伏線回収とか、アニメ化された際に合わせた序盤の盛り上がり巻とか作らなかったのでは?


いや、ラノベはあくまでラノベですから、アニメ化を見越して12話24話でまとまりそうなポイントに合わせてメリハリのある盛り上がり回を作るというのは本来違うのかもしれないというのは分かるんですよ。

でも、自分は新しい漫画やラノベを積極的に発掘しようとするタイプではなく、アニメ化されたものの中からかなり気に入ったものだけ原作に進むタイプなので、アニメ12話の時点で強い印象がなければその先には行かないというのが事実なわけで。


例によって話が行ったり来たりしてしまいましたが、今回何を言いたかったのかをまとめますと、
そんなに伏線回収が巧みな原作なのだとしたら、それがまったく感じられなかったアニメ12話の構成(原作序盤の構成)はもったいなかったんじゃないかな~
…ということなのでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

70.7 8 アルバイトで友情なアニメランキング8位
こばと。(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (520)
3351人が棚に入れました
ある一軒のアパートに、とある目的のために奮起する少女が1人やって来た。彼女の名前は花戸小鳩。彼女の目的は「行きたい所」に行く為に、人間の傷付いた心を癒しその心で「ビン」を一杯にすること。
お目付け役の謎のぬいぐるみ・いおりょぎと共に早速傷付いた心を癒そうとするも、極度の世間知らずかつ天然な小鳩はやることなすこと空回っては、いおりょぎに怒られてばかり…。
そんな時「よもぎ保育園」の園長・沖浦清花と保育士の藤本清和に出会い、そこで雑用担当のバイトをすることになる。

声優・キャラクター
花澤香菜、稲田徹、前野智昭、折笠富美子、桑島法子、中島愛、神谷浩史、三木眞一郎、小山力也、浪川大輔、吉野裕行、斎藤千和、成田剣
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「わたしにできること」

容姿も性格も可愛い少女が、周囲の人々の心を癒していく様子を、ほのぼのと緩い気持ちで眺めて楽しむアニメだろう、と思い込んで、あまり期待せずに視聴を始めた本作ですが、いま考えると、その第1話から、OP『マジックナンバー』の30秒あたり、「好きなときに歌いたいだけなのに」という歌詞が流れたあと、雨の中で立ち尽くす少女が、ふっと横顔を上げる、その頬(ほほ)に、水滴に混じって、白糸のような涙が伝うシーンが挟まれていることに、もう少し注目すべきでした。

序盤は明るくて元気いっぱいだった少女の表情が、中盤過ぎから次第に曇りはじめ、終盤には人知れず《もの思い》にふけりがちになってしまう、その過程が自然に描かれていて、胸が締め付けられるような切ないシーン、それから「ああ良かったね」と手を叩きたくなるシーンも十分以上に堪能できました。


◆期限付きの「契約」と、少女の「願い」

「いおりょぎさん」という犬の縫いぐるみの形のマスコットを伴って、神様との契約により、季節が四つ廻るまでの期限つきで地上に降り立った謎少女・・・という設定は、よくある「魔法少女」のフォーマットどおりなのですが、この「こばと」という少女は、魔法が使えるわけでもなく、超能力があるわけでもない、無力な存在です。

こばとにできることは、いおりょぎさんの助けを借りて、傷ついた人々の心を癒すこと、そうすれば、癒された心はコンペイトウに形を変えて、ビンに集まってくる。
そして、ビンいっぱいのコンペイトウを期限内に集めることが出来れば、こばとは「行きたいところに行く」という自らの「願い」を叶えることができる、それが神様との「契約」。

だけど、こばとは・・・

←ココ、まだ本作を視聴されてない方々は、【絶対ネタバレ回避】が賢明です。
事前情報はこれで十分と思いますので、早めに視聴を開始しましょう。

※予(あらかじ)め断っておくと、本作は、『CLANNAD AFTER STORY』や『四月は君の嘘』のような、人の死をダシにして視聴者を無理やり泣かせにかかるアザトい構成(両作のファンの方には申し訳ありませんが)にはなっていません!

両作とは、感動のポイントが違う、というか、感動の種類が違う、というべきか(個人的には「感動のクオリティ」が違うと表現したいくらいです)、それはともかく、本作は2クール全24話をかけて、非常にゆっくりと(その分説得力は高く)、こばとの心情推移を描き出すので、何となく話の筋は予想できても、いざそのシーンまで来ると、やはり心にグッと来るものがありました。

いやあ、CLAMPさん、実によく分かっていらっしゃる。


※以下、猛烈ネタバレ。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=================== こばと。 (2009年10月-2010年3月放送) ====================

 ------ OP「マジックナンバー」  ED「ジェリーフィッシュの告白」 -----
{netabare}
第1話  …願う少女。 ★ 桜が満開の公園にこばと登場、藤本さんとの出遭い
第2話  …コンペイトウの輝き。 ★ 園児(俊彦君)の心を癒す回 *3
第3話  …雨の贈りもの。 ☆ 片想い気味の女子高生の心を癒す回
第4話  …青葉のときめき。 ☆ 琥珀のデートを助ける回、こばとの時間制限
第5話  …ホタルのやくそく ☆ 孤独な絵本作家の心を癒す回
第6話  …小さなかくれんぼ。 ☆ 保育園への不審な電話、こばと自身が園児に癒される回
第7話  …やさしいひと。 ★ 藤本さんの友人の大学生(堂元さん)の心を癒す回
第8話  …こねこの子守歌。 ★ アパートの大家さんの双子達の心を癒す回
第9話  …夏の記憶。 ☆ 仲直りしたい女子高生達の心を癒す回
第10話  …オルガンと少年の日。 ★ こばとが藤本さんの少年時代を少し知る回
第11話  …探偵 花戸小鳩。 ☆ ケーキ店の店長&店員の心を癒す回
第12話  …銀色の瞳。 ☆ いおりょぎさんの憂鬱
第13話  …天使と守り人。 ★ 古い銀杏の木霊を癒す回、この頃からコンペイトウ集めが滞り始める
第14話  …黄昏の探しもの。 ☆ 芋を盗んだ少年の心を癒す回
第15話  …秘めたる祈り。 ★ 清花(さやか)園長の病気とこばとの記憶、こばと自身が藤本さんに癒される回
第16話  …謎の生命体。 ☆ 保育園の立ち退きのピンチとバザー回、藤本さんの笑顔に気付く
第17話  …謎の生命体、2号。 × 続き、安易な脚本引延ばし(いおりょぎさんの冒険)が残念
第18話  …木枯らしのぬくもり。 ★★ 堂元さん告白回、こばと気付かずスルー *1
第19話  …ホワイトクリスマス。 ★★★ こばとへの一番のプレゼント *2{/netabare}

 ------ OP (変わらず)      ED「わたしにできること」 -----
{netabare}
第20話  …旅をするひと。 ☆ バレンタイン・デー、こばとの逢いたい人 ※『ツバサ』一行登場回
第21話  …春の足音。 ★ 清花園長&ヤクザの息子(沖浦さん)の心を癒す回
第22話  …さよならの日。 ★★ 保育園取り壊し回、こばとの心の痛み
第23話  …こばとの願い。 ★★★ 再び桜満開の公園(期限の到来、藤本さんのコンペイトウ回) *4{/netabare}

 ------ OP (変わらず)      ED「あした来る日〜桜咲くころ」 -----
{netabare}
第24話  あした来る日…。 ★ 6年後の春の話{/netabare}
-----------------------------------------------------------------------
★★★(神回)2、★★(優秀回)2、★(良回)9、☆(並回)10、×(疑問回)1 個人評価 ★★ 4.6


◆考察メモ(※OPは一度も変わらないが、EDが二度変わることに注目)

本作のEDは、第1話から第19話までずっと「ジェリーフィッシュの告白」となっており、2クール作品としては異例。
その後に、第20-23話EDは「わたしにできること」に切り替わり、最終第24話だけED「あした来る日〜桜咲くころ」となっていて、これらは制作側の何らかのサインと考えるのが妥当である(→考察の最大のポイント)
因みに、EDが切り替わる直前の第19話および第23話が、私の基準ではともに《神回》評価となりました。


◇「ジェリーフィッシュの告白」(第1-19話ED)

{netabare}*1:第18話に、堂元さんのこばとへの告白がある。

{netabare}「こばとちゃん、いつも周りの誰かのことを心配してるね。優しくて、真っ直ぐで、こばとちゃんはいつも一生懸命だ。」
「はあ。」
「こばとちゃん、こばとちゃんみたいな女の子、好きだよ。」
「(笑顔で)堂元さん、有難うございます。」
「え?」
「お蔭様で、ちょっと元気になれました。」
「どういたしまして。」{/netabare}

→堂元さんの「好き」は、likeじゃなくてloveなのに、こばとは全然分かってなくて、そこも面白いのですが、ここで引いてしまう堂元さんも好印象かも。


(《複数形》 jellyfish,jellyfishes)
1 a 【可算名詞】 【動物, 動物学】 クラゲ.
b 【不可算名詞】 (食べ物としての)クラゲ.
2 【可算名詞】 《口語》 意志の弱い人.

→つまり、ジェリーフィッシュ(=意志の弱い人)は堂元さん(第7話「やさしいひと。」より)となるので、このEDは堂元さん視点の歌とみると一番しっくりくる (※こばと、いおりょぎさん、藤本さんはいずれも意志が強いため)

*2:第19話までに、こばとは藤本さんのことが気になって肝心のコンペイトウ集めに全く身が入らなくなってしまい、いおりょぎさんの怒声もうわの空になってしまう。

{netabare}「私、かえって藤本さんを傷つけてしまったみたいで、また藤本さんに嫌われてしまいました。それが、それが・・・なんでこんなに苦しいんでしょう・・・」
「そんなに、清和のことが気になる?」
「つい、考えてしまうんです。藤本さんのこと。何故だか分からないけど、考えると胸が痛いんです。」
「そうか。」
「堂元さん?」
「こばとちゃんへの一番のプレゼントが、今ようやく分かったよ。」{/netabare}

※このあと第20-23話まで、EDが「わたしにできること」に切り替わる。つまり、

「ジェリーフィッシュの告白」 →※堂元さん(=おそらく男性視聴者の代理)視点の歌
「わたしにできること」 →※こばと視点の歌 ・・・と思う。{/netabare}


◇「わたしにできること」(第20-23話ED)

{netabare}魔法も超能力もない「こばと」に「できること」は、裏や下心のない優しさで周囲の人々に接すること。
それが、こばと自身も気付かないうちに人々の心を癒してしまう(*3:第2話、いおりょぎさんのこばとへのアドバイスより)。

{netabare}「優しく・・・したんでしょうか。私・・・」
「裏や下心があるのに優しくしても人は癒されねえし、お前はお前のしたいようにやってけばいいんだよ。」
「はい。」{/netabare}

だけど、そんなこばとの優しさも、彼女にとって一番気がかりの藤本さんには届かない。

{netabare}「おい、ひとつ言っておく。同情や好奇心なら来るな。迷惑なんだよ、可哀想だの大変だの思われるのは。」
「そんなこと、思ってません。」

・・・(中略)・・・

「やっぱり、私のやっていることは、人を癒して差し上げることなんかじゃなくて、むしろ、迷惑なんでしょうか。」
「藤本さん、何か傷ついていそうでした。けれど、藤本さんは迷惑だとおっしゃってました。」
「まあ、人によるかもな。」
「世の中に、傷ついている人と傷ついてない人がいるとして、傷ついている人の中にも、癒されたい人と癒されたくない人がいるってこと、知りませんでした。」
「んで、お前はどうしたいんだよ。」
「私は・・・」
「お前は癒したいんだろうがよ。なら癒せよ。」
「いいんですか。」
「いいも悪いも、んなことは実際に癒してから考えろ。」
「はい(笑顔)。」
{/netabare}

こばとは本作の中で、まず序盤には琇一郎を想う琥珀の姿勢から、それから自分への堂元さんの姿勢からも少し、そして何よりも清花園長と沖浦さんの姿勢そしてそれを見守る藤本さんの姿勢から、少しづつ恋愛感情を知っていくことになるが、藤本さんの心を癒せず、彼の力になれない自らの心の痛みが、実は恋の痛みであることをなかなか自覚できない。

藤本さんはこばとの気遣いを自分への同情や好奇心と思い込んで「迷惑だ」と頑なに拒絶し、こばとの心を苦しめるが、清花先生は保育園の取り壊しのあと「藤本君の力になって欲しい」と、こばとの肩を押す。

そして、第22話終盤で再度藤本さんに拒絶されたのち、第23話を迎えてようやく・・・
→琥珀のセリフ「こばとちゃんは選んだんですね」。

こばとにできることは、いおりょぎさんの助けを借りて、周囲の人々の傷付いた心を癒し、ビンいっぱいのコンペイトウを集めて自分の願いを叶えること。
でも、こばとは、コンペイトウを集めることよりも、期限の日まで「大切な人」である藤本さんの傍にいて、少しでも彼の力になること、を選んだ。
→これが、こばとの選択。

→「わたしを大好きでいてくれる人たちの所へ行きたい」から、「わたしの大切な人のそばにいたい」へ、こばとの願いが変わってしまった。


*4:第23話後半の公園のシーンで、ようやく藤本さんは、こぼとの気持ちは同情や好奇心ではなかったことを理解する。
→そのとき藤本さんは、こばとを必死に引き留めようとするが、それと同時に、それまで傷付いて頑なになっていた藤本さんの心が、こばとの真心に触れて氷解し、巨大なコンペイトウになって、こばとのビンを満たす。
→そして、こばとは神様との当初の契約どおり「行きたいところに行く」ことになり、藤本さんの目の前で姿を消す。{/netabare}


◇「あした来る日〜桜咲くころ」(第24話ED)※EDとしては最終話だけだが、第1,13,19話で重要な挿入歌となっている

{netabare}第22話の冒頭、こばとが幸福そうな寝顔で見る夢の中で、ピアノを弾く藤本の後姿を嬉しそうに見詰めるまだ幼いこばとが描かれており、そこが、こばとが行きたい場所(私を大切にしてくれる人がいる所)であることを暗示している。
→この夢のシーンが、最終第24話での6年後の春の二人の再会につながる。
(つまりアニメでは、こばとは藤本さんとの公園での別れよりも10年前の世界に転生したことになる。)

※なお原作では、二人の再会は、こばとが転生した16年後の春となっており、アニメよりも納得がいくラストとなっている。{/netabare}


◆総評:本作は繰り返しの視聴に耐えうる《感情描写系の名作》

例えば、第19話の真ん中付近に、ヒロインのこばとが急にシクシク泣き出すシーンがあるのですが、1回目の視聴時は私はこのシーンはほとんど何も感じることができずに見過ごしてしまいました。
ところが2回目の視聴時には、その前後でのヒロインと相方のそれぞれの心情が自然に推察できるようになっていて、この何気ないシーンにも少しばかり心が動かされてしまいました。

要約すると、本作はヒロインこばとを中心とする一人ひとりの登場キャラクターたちの心情推移が、作品全体を通して実に整合性が取れていて説得力のあるものとなっており、繰り返し視聴することにより、そうした一つ一つのシーンでの心情の読み取り精度も次第に高まっていくので、作品から得られる感動自体も増していく作品、と個人的に結論づけたいと思います。

二転三転する派手なシナリオ展開よりも、数人の登場キャラたちの自然で納得のいく心情推移を腰を落ち着けてじっくり鑑賞するのが好きな方には特にお勧めできる作品です。


◆(参考)歌詞メモ

◇「ジェリーフィッシュの告白」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=aIStKxQS5AE
作詞:岩里祐穂/作曲・編曲:宮川弾/歌:中島愛

人はみな飛んでみたいのに/重力に騙されてるんだ/誰もほんとは飛べるんだよ
あのコがあんなに哀しそうなのは/自分の影をどこかに忘れてきちゃったからかも/それなら
アリガトウ、って君に言えたら/アリガトウ、って君が笑えば/行ったり来たり  うれしくなる/君がシアワセになる
心配なんていらないよ  いっしょにいるから
うれしくっても涙がでるなんて、不思議だ{/netabare}


◇「わたしにできること」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=7sgyvTUTpUk
作詞・作曲:宮川弾/歌:中島愛

無くしたものと/集めたものの狭間に/あなたの笑顔 落ちていたの/届きそうで届かない
とんでいけるわけじゃないし/笑わせてあげたいだけなのに/役立たずのこの翼/なんのためにあるのだろう
あなたのそばで笑うよ/わたしにできること/あたためるだけでもいいのかな/せめてつつみたい
気付くの そのための翼と/今こそわたし 笑うよ{/netabare}


◇「あした来る日〜桜咲くころ」歌詞(short ver.)

{netabare}https://www.youtube.com/watch?v=Sw_adAyjkqY
作詞:新居昭乃/作曲・編曲:はまたけし/歌:花澤香菜

春に咲く花 夏広がる空よ/心のなかに 刻まれてきらめく/朝に降る雨 窓を閉ざす日にも/胸にあふれる ひかりは雲の上
喜び悲しみ すべて抱いて歩いてる/私の手と君の手を 強く繋ぐもの/私を導く 遠い遠い呼び声よ/微笑むように 歌うように/響く風の音
秋は水辺に 冬こずえに潜む/世界の奥の 限りない優しさ/夜が来るたび 祈りを捧げよう/あした来る日を 静かに迎えよう
私を導く 遠い遠い呼び声よ/ほほ笑むように 歌うように/響く風の音/喜び悲しみ 全て抱いて歩いてる/私の手と君の手を 強く繋ぐもの{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 49
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

一気に心に流れ込む感じ

1~19話くらいまで1話完結で進行していくので、好きな人には申し訳ないが、少し流していいかな、見なくてもいいかなという感じだった。しかし、EDが「ジェリーフィッシュの告白」から「わたしにできること」に変わる20~23話で一気に感動を覚える展開に。まず、前者も良曲だけど、後者の歌詞がすごく響く。23話の最後で{netabare}こばとの集める金平糖が足りなくて行きたいところへ行けなくなるはずだったけど、藤本の心が癒されたことで満たされたはいいけど、1年を人間界で過ごすうちにこばとの願いが変わってしまった。それなのに、藤本の目の前から消えなければいけない。とは言え、最終話でこばとのことを思い出した藤本と再会できたが。琥珀と同じく、別れても何度も出会える運命かも。{/netabare}

藤本は幼少期の心の傷が原因なのか知らないが嫌な奴過ぎる。もう少し優しいキャラクターだったら途中も見やすかったのに。{netabare}クリスマスに嫌な思い出あっても、大学生になってまで引きずるもんなのか?{/netabare}

OPのマジックナンバーの軽快さは好き。

1. …願う少女。
桜の花びらが舞い散る春。とある公園に突如現れた、おしゃれで可愛い天然少女、花戸小鳩。小鳩は自分の望みを叶えるため、いおりょぎから傷ついた心を集める『ビン』を貰うべく、適正テストを受けることに…。そして、ひょんなことから、公園で行われていたお花見会場の出店をお手伝いすることになり―――!?

2. …コンペイトウの輝き。
なんとか適性テストに合格し、『ビン』を手に入れた小鳩。さっそく、いおりょぎとともに傷つき、困った人々を探しに街へ出かけるが、人の心を癒す方法がわからず、失敗の連続で途方に暮れる小鳩。そんな時、偶然通りかかった「よもぎ保育園」が人手不足と聞いた小鳩は、お手伝いをさせてもらえることになったのだが……。

3. …雨の贈りもの。
長雨が続く中、土管の中で雨宿りをしていた小鳩といおりょぎ。そこに「よもぎ保育園」の園長・清花がやってきて、小鳩に親友の千歳が管理人をしているアパートを紹介する。親切にしてくれる清花のためにも、“保育園”のお手伝いに向かう小鳩はその路中で剣道具を持った少女と出会う。少女はどうやら悩み事があるらしく…

4. …青葉のときめき。
今日も小鳩は『ビン』いっぱいに“コンペイトウ”を集めるため、傷ついた人々を探しに行く。突如、何かに心を奪われたかのように立ち寄った、小さな教会。そこで小鳩は、天界で最も美しい心を持つ天使「琥珀」に出会う。涙を流していた琥珀とお友達になった小鳩は、琥珀の心を癒すため、涙の原因を調べることに。

5. …ホタルのやくそく。
小鳩はよもぎ保育園の園児達へ絵本を読んであげることになった。でも、なかなか上手に読めず藤本からも嫌味を言われる始末。小鳩は園児達に喜んでもらうため、いおりょぎと絵本を読む練習をしていた。そんな時に恋人を失って傷心の童話作家に出会った。絵本を書く気力すら失っていた、 彼の心の傷を知った小鳩は……。

NR
言語: 日本語 再生時間: 24 分 初公開日: 2009年11月10日
その他の購入オプション
6. …小さなかくれんぼ。
初夏。小鳩はよもぎ保育園のみんなと、遠足へ出かけることになった。近くの公園で、楽しく遊んでいたところ、園児の満里奈ちゃんが行方不明になってしまった。小鳩は藤本と、懸命に満里奈を探すが、なかなか見つからず…!?一方その頃、いおりょぎは保育園のトラブルの原因を探るべく、一人で玄琥の所へ向かうことに。

7. …やさしいひと。
藤本がよもぎ保育園に忘れた大学のレポートを、小鳩は清花先生に頼まれて、学校へ届けることになった。藤本を見返すため、張り切って探していた小鳩は、大学で藤本の友人・堂元崇に出会う。彼も一緒に藤本を探してくれることになったのだが何故か、いおりょぎは不機嫌になっていて……?!

8. …こねこの子守歌。
小鳩は、街中で段ボールの中で心細そうに鳴いていた、一匹の子猫を見つけた。いおりょぎや藤本からは「手を出すな!?と言われたものの、ほおってはおけず、子猫をアパートへ連れて行くことに……。そこで小鳩は、アパートの管理人・千歳の双子の娘、千帆と千世に子猫のことを相談し、新しい飼い主さんを捜すことになり!?

9. …夏の記憶。
よもぎ保育園は夏休み。小鳩がいおりょぎを洗っていると、『夏祭り』のチラシが風で飛んでしまった。そのチラシをアパートの前を通りかかった、女子高生に拾ってもらう。彼女は親切にも手が濡れていた小鳩に、ハンカチを貸してくれた。しかし、小鳩はそのハンカチを返し忘れてしまい、その女子高生に会いに行くことに……。

10. …オルガンと少年の日。
アパートでお布団を干していた小鳩はいつもドジっぷりで朝から大騒ぎして隣人の藤本からも、いつも通りの嫌味を言われる始末。小鳩は少しでもよもぎ保育園のお役に立てるよう、園のお布団も干しに出かけることに。よもぎ保育園に着くと、そこには清花先生がいて。いつもいじわるな藤本の、小さい頃の話を聞かせてくれた。

11. …探偵 花戸小鳩。
よもぎ保育園のお手伝いを終えた小鳩は、藤本の机の上に置いてあった、アルバイト雑誌を見つけ、藤本のように保育園を助けるため、アルバイトを探すことに。千歳に相談すると、『チロル』の店長・植田弘康を紹介してもらう。店員がケガをしてしまい、人手不足で困っていたので、働かせてもらえるようになったのだが。

12. …銀色の瞳。
いつものように、小鳩のカバンの中に入っていたいおりょぎに、満里奈ちゃんが可愛いリボンを結んでくれた。不機嫌ないおりょぎに、小鳩はまったく気がつかなくて―――。一方、くまのバームクーヘン屋に、玄琥をたずねて銀生があらわれた。どうしていおりょぎは、ぬいぐるみの姿のまま、小鳩と行動をともにしているのか?いおりょぎの真相を聞きに来た、銀生の目的とは?!

13. …天使と守り人。
秋のにおいを感じながら、いおりょぎとお散歩をしていた小鳩は、路中で立派なイチョウの木を見つけた。さっそく小鳩は、積み木の取り合いでケンカをしてしまった、俊彦くん達を連れて、きれいに色付いたイチョウの落ち葉を使い、お絵かきをすることに―――。ところが、みんなで落ち葉を拾っていた時に、このイチョウの木が切られてしまうことを知った小鳩は・・・・・。

14. …黄昏の探しもの。
今日はよもぎ保育園のお芋掘りの日。初めてのお芋掘りに、朝から張り切って準備をしていた小鳩。でも、相変わらずの的外れな行動で、いおりょぎにツッコミを入れられてしまう―――。畑に到着し、みんなで楽しくお芋を掘っていたところ、小鳩は見慣れない少年を見つける。藤本が声をかけると、少年はお芋を持って、あわてて逃げてしまうのだが―――?!

15. …秘めたる祈り。
小鳩は管理人の千歳から、綺麗な折り紙をたくさんもらった。でも、遊び方を知らない小鳩は、よもぎ保育園の飾りを作るため、その折り紙を切ってしまう。いおりょぎに怒られて、遊び方を知った小鳩は残った折り紙を、よもぎ保育園へ持って行くことに。翌日、保育園に到着した小鳩は、清花先生に折り紙を渡したものの、体調の悪そうだった清花先生が、急に倒れてしまい・・・・・!?

16. …謎の生命体。
よもぎ保育園のお手伝いを終えて、アパートに戻った小鳩は、管理人の千歳から千帆と千世の学校で行われる『バザー』の話を聞いた。『バザー』を開いて保育園の借金を返すことを思いついた小鳩は、さっそく清花先生たちへ提案することに。藤本から「やるだけ無駄だ」と冷たく言われてしまい、落ち込む小鳩だったが清花先生が、賛成してくれて。

17. …謎の生命体、2号。
バザー当日。いおりょぎはバザーで売れそうなモノを調達しに、玄琥のもとへ行くことに。「くまのバームクーヘン屋」は、瑞祥がお店の手伝いをしなければ追いつかない程の、大盛況!?生までもが、バームクーヘンの配達にかり出されていた。いおりょぎは、あまりの馴染みっぷりに呆れるものの、玄琥たちはまったく気にしていない様子で!?

18. …木枯らしのぬくもり。
季節は冬。街角に飾られているクリスマスツリーを見て、大喜びの小鳩。保育園に到着すると、以前も嫌がらせにやって来た、借金の取り立て屋が門の前に立っていた。藤本は、ただ立っているだけの取り立て屋に、何もできず悔しさをこらえていて。園の中では、園児たちがクリスマス会の飾り付けを行っていた。堂元も準備の手伝いに来てくれたのだが…。

19. …ホワイトクリスマス。
クリスマス会の準備も順調に進み、毎年サンタさんになっている藤本は、服にアイロンをかけていた。小鳩は、目が合うとすぐにそらしてしまう藤本の態度が、少し気になっていた。そんな時、園の前で待っていた堂元に呼び止められる。帰りが夜遅くになったため、堂元が小鳩のアパートまで送ってくれることになったものの、街中を歩いていた二人の前に偶然、藤本が現れて?!

20. …旅をする人。
まだ肌寒い2月のある夜。小鳩はいおりょぎに、コンビニでチョコレートが載っている雑誌をたくさん見かけたことを話した。いおりょぎからバレンタインデーの話を聞いた小鳩は、よもぎ保育園でバレンタイン会をやろうと、藤本に相談する。お金に余裕が無い保育園のためにも、小鳩はチョコレートの材料を分けてくれることになった「チロル」で、お手伝いをすることになり・・・・・!?

21. …春の足音。
いつも通り、小鳩がよもぎ保育園でお手伝いをしていたところ、以前に「園は潰す」と脅してきた、沖浦和斗が現れる。話し合いに来たのだと告げる沖浦に、小鳩と藤本は警戒するものの、清花は沖浦の話を聞きいれてしまう。納得のいかない藤本は、沖浦の事務所に向かうが、事務所の前で沖浦の部下・宮田に呼び止められて・・・・・。


22. …さよならの日。
小鳩は清花と二人で、よもぎ保育園のお片付けをしていた。藤本はアルバイトを増やし、以前にもまして忙しくなったため、保育園には現れなくなっていた。忙しそうな藤本を心配していた、小鳩は・・・・・!?一方、いおりょぎは「コンペイトウ」を集める期限を延ばしてもらう秘策を考え、玄琥のいる「くまのバームクーヘン屋」へ向かうが―

23. …こばとの願い。
アルバイト中に、怪我をしてしまった藤本を心配した小鳩は、毎日早朝から藤本の部屋を訪れていた。怪訝そうな藤本をよそに、小鳩は張り切って藤本のお手伝いをすることに。コンペイトウを“ビン”いっぱいに集める期限が近づき、焦るいおりょぎを尻目に、小鳩は藤本をお散歩に誘った。公園に到着したものの、藤本は相変わらず迷惑そうな様子で……!?

24. あした来る日…。
季節は春。ガブ城ヶ崎のアパートにも、桜の花びらが一枚ヒラヒラと舞い落ちる。早朝、小鳥の鳴き声で目を覚ました藤本は、布団の上でぼんやりと天井を見つめ続けていた。大学へ向かったものの、なぜか授業に集中できず、手元のノートは白紙のままで……・。その後、アルバイトでピザの配達をしていた藤本は、路中で清花に出会い。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

フーカム さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ネタバレ無しのレビューって限界あるな…

一生懸命考えた…
でもネタバレを含めるかで内容が変わり過ぎてしまうから無理だという結論に至った…

とりあえず心温まる話、伏線や意外な展開が好きな人にオススメ

最後の2話内容が詰まっているため序盤はあまり面白さを感じない作品だと思うのでプロローグだと思いながら最後まで見切って欲しい(でも重要ではある)

 ここからは自分なりに思ったことなど感想
多分間違ってることもたくさんあるとは思うので違っていたら教えてもらえると嬉しい
{netabare}
 まず、「こばと。」というタイトル
これは少し入れ替えると "ことば" という単語になる
また、この最後の句点の "。" はそれを臭わせるためのリードになっているのだろう
そして、鳥のカバンを持ち歩いていることやタイトルロゴにある鳥からもわかるように
手紙のような簡単なメッセージを運ぶ"伝書鳩"とも掛けられているのではないだろうか

言葉とはそもそも意思疎通のための手段である
これらからこの物語に(前半の内容になるが)キャッチフレーズのようなものをつけるのであれば

        「コミュニケーション」

といった感じなんじゃないかな?
作品を見ていてコバトはとてもいい子だと感じる
それは見た人であれば言わずとも分かるであろう
 第一話
コバトはイオリョギに人間界での常識力をテストされる
しかしコバトは失敗し迷惑ばかり掛けてしまうような子であった
にも関わらず人の心を引き寄せるものがある
つまり、それこそがコミュニケーション能力なのだ(実際には迷惑でなく癒しに繋がっている)
でもそんなコバトにも1つだけ得意なものがある

        「歌を唄うこと」

歌は詩からできておりこれも"言葉"やそれを届ける"伝書鳩"を印象づけるものの一つなのだと思う

 続いてフルネームについても

        「ハナト コバト」

ここから連想されるもの、、、そう

          「花言葉」

そして花といえば"謎のうさぎさん"が持っていたあの花
ちなみに保育園の回で植えていたりAパートBパートの繋ぎや物語中に出てくるうさぎが持っている向日葵(ひまわり)の花言葉は

       「私はあなただけを見つめる」

割としっくりくるのではないでしょうか?

さらに保育園でのバザー回でコバトは違う意味で”謎なうさぎ”を作る
このことからコバトと謎のうさぎさんは何かしら強い関係がある気がする(よくわからないw)

 さて、随分と長い余談となってしまったw
ここからは物語について話していきます!

そんなコバトちゃんなのですが悲しいことに既に死んでしまっっており、人間界には「行きたい場所に行く」という願いを叶えるために、「ビンいっぱいに傷ついた人の心(コンペイトウ)を癒して集める」という試練を受けに来ました

この試練は最終的には藤本の心の傷を癒すことで完了するのですが
ここで藤本の心の傷とは一体何だったのか?
私は大切な家族である両親に捨てられ孤独を抱えていた背景から

         「大切な人がいないこと」

ではないかと思いました
つまり、コンペイトウが藤本から現れたということは大切な人ができた

      「こばとが藤本にとって大切な人になった」
 
ということではないのでしょうか?

そして私はこうも思うんです
そもそもこの試練は藤本1人のコンペイトウだけで十分であり他のコンペイトウはただの前座に過ぎないのではないかと
もっといえば
こばとの願い「行きたい場所(一番の傍にいたい人の居るところ)に行く」を叶えるためのもの
だから、「お互いが大切な人だと認め合うこと」に意味がありそれこそが本当の試練だと
物語中でもまだビンいっぱいではなかったはずなのですが、藤本のコンペイトウによりそれ以外の今まで集めた全てのコンペイトウが液化しビンいっぱいになっていく描写があります
そこでイオリョギが

   「コンペイトウが…貯まっていく…」

という表現をしていることからもこの仮説が正しいのではないかという裏付けではないでしょうか?

そしてコバトの目的であった「行きたい場所」というのは、死んだコバトが「生きたい場所」だったのではと解釈しました

疑問に感じている人もいるかもしれないですが、記憶を失った藤本に残されたコンペイトウはだれのもの?

私は"藤本とこばとの2人で1つのもの"だと思っています
その根拠はコハクの

 「生まれ変わる度に再び巡り合い心が惹かれるんです
   前世の記憶は失っていたとしても同じ魂を持った人だから
          魂の赴くままに道を進む限り何度でも…きっと」

ということばにあります
そして最後に息子夫婦を失くした人の孫であり遺産相続人というシチュエーションでコバトの生まれ変わりが現れます
このときコバトの生まれ変わりは藤本と同様に大切な人が周りからいなくなり傷ついているでしょう
そして藤本からコンペイトウを渡され歌うことで記憶が甦りコンペイトウが消滅します
それは

 「大切な人がここにいることを思い出し、
     お互いが大切に思い合うことで2人で1つの魂が癒された」

からだと私は思う。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

63.6 9 アルバイトで友情なアニメランキング9位
RobiHachi(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (109)
387人が棚に入れました
時はG.C.0051(G.C.=Galaxy Century)。NEO TOKYOの住人ロビーと、一人の青年ハッチが、銀河の彼方、訪れると幸せになるという伝説の惑星「イセカンダル」を目指して、ひょんなことから宇宙船でギャラクシー街道を旅することに。二人はその道中で、降りかかる火の粉のごとく災難に遭い、行く先々でドタバタ騒ぎを起こすのだった……。

声優・キャラクター
中井和哉、河本啓佑、阪口大助、杉田智和、木村昴、徳留慎乃佑
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

宇宙で東海道中膝栗毛

宇宙を舞台にした東海道中膝栗毛でロビー・ヤージは弥次郎兵衛、ハッチ・キタは喜多八、JPS-19(イック)は作者の十返舎一九ってことらしい。

オダワーラ(小田原)、ハッコーネ(箱根)、ハママⅡ(浜松)、アッカサッカ(愛知県豊川市にある赤坂のことらしい)、マルベリー7(桑名 マルベリーは桑の実の意)、ヨッカ・マルシェ(四日市)、イセカンダル(伊勢かつヤマトの目的地イスカンダル)

しかも宇宙戦艦ヤマトのパロとか、色んなテレビ番組のパロがあってなかなかのカオス。それにしても、誇大くんは笑ってしまう。

基本的に一話完結で話が進んでいく。あとは銀河道中ヒザクリガーが鍵を握っている。
最終話の{netabare}ワープが取って付けたような感じだけど、いい感じの終わらせ方に持って行った。{/netabare}
男同士の熱い友情?愛情?炸裂で気づいたら見終わってた。普通に面白かった。

{netabare}
約10年前、ロビーは、父親の宇宙船「長屋ボイジャー」を盗んで家出。
そして現在(ギャラクシー世紀0051)、住居としていて整備不良の長屋ボイジャーを発進させるが、その船内でロビーとハッチは50年前のアニメによく似た合体ロボット「ヒザクリガー」を発見。

約50年前、日本でアニメ「銀河道中ヒザクリガー」が放送時、
初めて宇宙人と遭遇して超技術を得て大金持ちとなり月面に王国を作った一族がいる。その王子がハッチでロビーの借金を返済してくれていた。イックは、冥王星から追尾している宇宙船に気付く。『クレジット履歴』から太陽系外にでたことがばれて、ルナガード(月面警備)が出動したらしい。
{/netabare}

OP
天才のプレイリスト 歌 Hatchi(河本啓佑) feat. Robby(中井和哉)
ED
Dancing to Night 〜君への最短ワープ航路〜 歌 Allo(木村昴)&Gras(徳留慎乃佑) feat.Yang(杉田智和)
ヤンからロビーへの想いが溢れている。熱い。
挿入歌
銀河道中ヒザクリガー! 歌 串田アキラ



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ズバリ!熱い!!正反対の男同士のバディものスペーストラベラーズ!

1. 旅は道連れ Journey to the Star
宇宙人とのファーストコンタクトから半世紀、人類が自由に宇宙旅行を楽しめるようになったNEO TOKYO--。顔は悪くないが美女とおいしい金の話に弱い残念アラサーのロビーは、今日も高利貸しのヤンから多額の借金を抱えていた。その取り立てに現れるバイトのハッチ。ロビーはヤン達から逃げようと一か八か、今や完全に住居となっている古い宇宙船で逃亡。何とかヤン達を振り切ったロビーは、 このまま『イセカンダル』に厄落としの宇宙旅行に出ることを思いつくのだが、実はその宇宙船にはハッチが乗ったままで……。

2. タコから出た真実(まこと)
高利貸しのヤンから逃げようと宇宙に飛び出したロビーとイックの宇宙船『ナガヤボイジャー』。どうせならこのまま『イセカンダル』に厄落としの旅に行ってしまおうと決意するのだが、そこにヤンに雇われたバイトのハッチも同乗していた!ロビーはハッチに「帰れ」と宇宙船から下ろそうとし、揉める二人。そこへ追ってくるヤンの宇宙船。しかも攻撃してきた。ロビーとハッチは偶然宇宙船内で発見した小型宇宙船に乗り撃退しようとするが……。そんなこんなで何とかヤンから逃れるのだが、燃料が足りなくなり、ロビー達は火星へと立ち寄るのだった……。

3. 冥王星の惑星(ほし)恨み
火星を出発し、ギャラクシー街道に沿って宇宙船『ナガヤボイジャー』でイセカンダルへ向かうロビー、ハッチ、イック。ところが、謎の宇宙船に行く手を阻まれ、冥王星に強制着陸することに。そこには--冥王星が惑星から外れ、準惑星に格下げされたことに頭を悩ませる冥王星の住民達がいた。ロビーとハッチは住民らに冥王星が人気観光スポットとなるようにしてくれと懇願されるのだが……。

4. 「竿の先に半魚人」
いよいよロビーとハッチらを乗せた宇宙船『ナガヤボイジャー』は太陽系の外へ。まず最初に訪れたのはギャラクシー街道第9番プラネット『オダワーラ』だった。早速、わくわく繁華街に出てみると、半魚人だらけ!?オダワーラは半魚人の星だったのだ。「もう二度と来れないかもしれないし!」と嬉しそうにグルメスポットを調べては積極的に観光を楽しむハッチ。それに付き合わされるロビー。そんな中、ロビー達は所持金が無くなり、『オダワーラ』の海鮮丼のお店でバイトすることになるのだが……。

5. 「地獄の沙汰もドン次第」
『オダワーラ』を飛び立った宇宙船『ナガヤボイジャー』。イセカンダル詣でにいく為には、ギャラクシー街道第一関所がある『ハッコーネ』を通過せねばならない。温泉露天風呂を楽しみにハッコーネに着陸するのだが、通行手形を持っていないと関所を通過できないことが発覚!通行手形を持っていないロビーとハッチは、『ハッコーネのドン』と呼ばれる男に通行手形の発行をお願いしにいくことに。果たしてそのドンの正体とは……!?

6. 「寝耳にウナギ」
ロビーとハッチが次に訪れたのは『ハママⅡ』。この星の名物はウナギである。地球ではトッチャイナ星人の乱獲により、ウナギはすっかり獲れなくなっていた。噂に聞くだけでウナギを見たことも食べたこともないハッチは大喜び。おりしもハママⅡでは大ウナギ祭りが開かれようとしていた!一方、高利貸しのヤン達一行もロビーを追い、ハママⅡに到着。筋骨隆々のムキムキ水着姿お祭男達に囲まれる中、必死にロビーを探すヤン。ロビーとハッチも気づくと大ウナギ祭に参加させられており……。

7. 一寸先は夢の国
ヤン達が迫る『ハママⅡ』から逃げ出したロビーとハッチは、次なる宿場星『アッカ・サッカ』へ。--そこは夢と冒険、そして愛と希望に満ち溢れた丸ごと全て一大テーマパークの星。しっかり入園料も取る。パーク内に入るなり、ロビー達をミュージカルで迎える満面の笑みのお花ちゃんズ……。ファンタスティックなパレードに様々なアトラクション……とまさに夢のような場所なのだが、一方で妙な気味の悪さを感じるロビー達。そんな中、もちろんヤン達も追ってきて……。

8. メカるが勝ち
ロビー達は次なる宿場星『マルベリー7』へ。しかしイックの策略で機械人間の星『マルベリー8』へ。『メカにあらずんば人にあらず』とスローガンを掲げ、生身の生命体は奴隷扱い。人間達は浜辺でハマグリを採って、観光客に売っている。ロボットである故、すっかり高待遇に迎えられるイックに対し、人間であるロビーとハッチも最初はひどい扱いを受けるのだが……。

9. 亭主の好きなヒザクリガー
故障してしまったヒザクリガーを修理する為、次の宿場星『ヨッカマルシェ』に立ち寄るロビー達。実はナガヤボイジャーもヒザクリガーも、この星に住む『ヨッカマルシェ星人』が作ったものらしい。無事到着し、早速修理を依頼するのだが、そもそもなぜこんな遠い星でヒザクリガーが作られたのか?ロビーはこの星にいるアニオタ達からとんでもない事実を聞かされる……。

10. 相棒(バディ)喧嘩は犬も喰わない
とうとう最終目的地『イセカンダル』が目前に迫るロビー達。しかし、イセカンダルに向かう為にはその前に関所を通らねばならない。借金を抱えているロビーはブラックリストに載っており、今のままでは関所を通過できず、宇宙入管管理局に送られてしまうと知る。その件が発端となり、今までたまりにたまった日常生活の不満が爆発。宇宙船内でロビーとハッチの大ゲンカが始まるのだった。

11話 聞いて極楽、イセカンダル
ギャラクシー街道の最終目的地『イセカンダル』に到着したロビー達。しかし、イセカンダル参拝にはいろいろと段取りがあるらしい。段取りに沿って今夜は宿に泊まってお参りは翌朝からすることに。その前に、参道を散策。左右にびっしりと並ぶお休み処、お食事処、土産物屋、旅籠……。参拝客もさることながら、売り子達なども多数おり、かなりの賑わいだ。ロビー達もおみくじを引いたり、食べ歩きしたりとご利益だらけのイセカンダル観光を楽しむのだが、ハッチはいつもと何か違う感じで……。

12. 月の夢、地球の夢
ハッチが月の王子様だったという衝撃の事実を知ったロビーとイック。ルナガードとヤンたちが迫る中、「最後までロビーとイックと一緒に旅を成し遂げたい!」と話すハッチに「ロビーが出した決断とは?!一方地球では大変なことが起こっており……。ロビー、ハッチ、イックの旅の結末とは?!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ナンセンスというより、センスないギャグアニメに飽きた。一時、戦略的撤退(苦笑)

【1話ごとの感想】
1話目「旅は道連れ Journey to the Star」☆2
{netabare}
ドタバタギャグ、か。とりあえず、作画はだいぶ酷い。ギャグパートは良いけど、シリアスに振ったときに、心配は残る。

監督の高松信司さんは、「男子高校生の日常」「ぐらんぶる」の監督だと思えば信頼できるけど、「ナンバカ」「イクシオンサーガDT」の監督だと思えば、やや不安が(笑) まあ、「銀魂」「スクールランブル」あたりから考えても、ハイテンポであることは間違いないだろうけど。

東海道中膝栗毛は未読なんで、一般的な知識の部分しか分からないな。私は文学部ですが、近代文学専行なんで、古典は逃げまくってたし(笑)

《今後の展望》
しばらく、3話くらいまではドタバタコメディか。中盤から後半にかけては、ハッチの実家問題を解決しつつ、最終的には、「俺たちの旅はまだまだ続く」で終わりそうな気配がしますな。
{/netabare}

2話目「タコから出た真実」☆3
{netabare}
なんか、色々パロディだが、ディズニーは怖いぞ? 大丈夫か(汗)?

《今後の展望》
なんか、イセカンダル、火星でも宣伝してるって、実は怖いところ(なんか捕まって実験的な)かなと一瞬おもたったけど、伊勢神宮をそんな風にイジれるとも思わないので、それはないかな。

イセカンダルは、アニメの聖地だったりするのかな?
{/netabare}

3話目「冥王星の惑星ほし恨み」☆
{netabare}
月をディスるなや(笑) スケールでけぇな(笑) 電通にケンカ売るなよ(笑) 許可、とったなら電通が偉いし、とってないなら、制作が根性あるな(笑)

う~む、月をディスるスケールの大きさや、身内といえる電通にケンカ売る姿勢は、当時の「風刺」という文化も併せ、好きではある。が、プルトニウムバスターはな~。本気で腹立つ、悲しい思いもする人はいるだろうにと、岩手県出身者として思う。

やはり、パロディは笑えないとね。笑えないパロディは、ただの冒涜。

《今後の展望》
関係各所に怒られて、放送中止(苦笑)?

とりあえず、有名な宿場町まわるんだろうし、次は小田原ね。美人な女将に誘われ宿へ。そこで風呂が熱いのなんきので踏み抜いて大騒ぎ。原作ではそないな感じ。前半は多分、踏襲するかな?
{/netabare}

4話目「竿の先に半魚人」☆2
{netabare}
東海道中膝栗毛のBL要素は、ロビハチではなく、こっちで消化するのね。

働き方改革に、半魚人、、、魚民、かな(汗)?

原作、あんまり関係なしですね。設定だけをもらう感じかな。

《今後の展望》
う~ん、あんまり面白くならないね。

次は箱根。これで地震ネタや火山ネタを引っ張ってきたら、流石に切るかな~。
{/netabare}

5話目「地獄の沙汰もドン次第」☆2
{netabare}
箱根はまんま箱根だな。箱根は行ったことないけれど(笑) わりとしょうもないオチ。笑い処がみつからないな~。

《今後の展望》
次は浜名湖? うなぎ美女に、うなぎパイで精力アップ、みたいな展開かな?
{/netabare}

6話目「寝耳にウナギ」☆2
{netabare}
ハママⅡ(笑) う~ん、美女が出てこない展開は意外だったけど。利子から、尻w ツケから、尻w まあ、ツマランナ。

《今後の展望》
まあ、多分今後も1話完結のバカギャグ回が続くんでしょう。んで、10話か11話くらいから、イセカンダル絡みの話かな。とりあえず録画だけしといて、評判良い回だけ観るか、イセカンダルに入った辺りから観るかな。とりあえず、一時、戦略的撤退ですw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

瀬名 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

テンションについていけない

なんとなく目に付いて見ている作品。

へぇー、中井さんが主人公か。この借金取り杉田さんじゃん。あれ、このロボット坂口さんじゃん。なんか既視感……。と思ってちょっと調べてみたら、銀魂の監督さんとのこと。
なるほど納得。

私は銀魂大好きなのですが、今作のギャグテンションにはなかなかついていけず。

初っ端からなんだか勢いとテンションが高く、なんの予備知識もなく観始めた者からすると、すんなり受け入れられるような感じではありませんでした(個人的には)。

そのテンションは下がるどころが、どんどん上がっていく。
なんか元気だなぁと、作品のテンションに置いてきぼりを食らいながら観ている感覚。

話の大筋は、不運にまみれたアラサー男が、借金取りに追われつつ、幸せを求めて伝説の「イセカンダル」へ向かうというもの。

舞台は宇宙の火星や冥王星などの様々な惑星。
どんな惑星にも普通に人間が住んでいるという不思議設定にツッコんではいけない。

初回から突然ロボット(ヒザクリガー)が出てきて驚きましたが、無駄にヒザクリガーのテーマ曲に力が入っていて、普通に良曲で笑いました。

OP曲は中井和哉さんと相棒役の河本啓佑さんが歌っており、ED曲は借金取り3人組の杉田智和さん、木村昴さん、徳留慎之佑さんが担当。

ED曲はモロ遊んでいます。
OPもEDも、みんな歌上手くてびっくり。

本作の全力で遊んでる感、この思い切りは良いかと思います。
私の肌にはあまり合いませんでしたが…。
特に7話は軽くイラっとくるしつこさでしたw

でも、観ていればどんどん慣れてくるもので、観続けているとだんだん楽しめてきました。
慣れるほどに面白くなる作品なのかも。

10話のハッチの行動にはちょっと感動した。

肌に合う、合わないはあるかと思いますが、このテンションが好きなら楽しめると思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

53.4 10 アルバイトで友情なアニメランキング10位
DRAMAtical Murder(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (171)
917人が棚に入れました
主人公・蒼葉は、日本列島の南西に位置する碧島で、ジャンクショップでアルバイトをしながら、祖母のタエと2人で暮らしていた。島では肉弾戦での縄張り争いを繰り広げる「リブスティーズ」、仮想空間でバトルを行う電脳オンラインゲーム「ライム」が流行していた。蒼葉はそのどちらにも参加せず、日々を過ごしていたが、ある日、突然に強制的にライムバトルに引きずり込まれてしまうのだった――。

声優・キャラクター
私市淳、高橋広樹、日野聡、松田健一郎、中澤まさとも、竹内良太、高橋研二、間島淳司、樋口智透

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

不思議(ヘンな)色と音の世界(-"-)

終わっちゃいました。。ナンだったんだろ、このアニメ?
色も音も服も話もヘンです;
どこが面白いのか、こんなにはっきりしないのも珍しいですね!
つまりは面白くなかった、とゆーことになるのでしょうか。。

*以下にも騒ぎましたが、ノイズだけ、めっちゃハマりました。
彼の不思議な魅力(総キャラ不思議ちゃんですが;)は、私の好みにぴったりだったのでしょう。
私がノイズの回にだけハマったよーに、みなさんも、自分の好きなタイプのキャラの回だけハマることもあるかもしれませんね。。なので、キャラのみ★3.5にしとこ~
あとは評価したくありませんので、3.0です。

意外と男性に高評価の方がいらっしゃるので、今までにないSFとして観れば、確かに価値のあるアニメなのかもしれません。
本来持つべき期待をし過ぎると、肩透かしを食らうとゆーワケですか(-"-)
。。以上です。

**********************************
8話目にしてモエ~3
ノイズがあんまりカワユイので、2度観てしまいまちた。。

ちなみに7話目から、EDは個別のキャラソンに。
7話は紅雀のエピソードで、EDは紅雀でした(モエなかったけど)。
ノイズ萌えの今回、8話のエピソードとEDは、もちろんノイズ。
つー事は、来週は誰のエピソードになるのかな~?

相変わらず、ちっともBL色は無いんだけど、各キャラの攻略ルートを薄っすら踏襲し始めたみたい。
ノイズ、あんまりカワイイから、ゲームやりたくなっちゃうよ~;
ゲームのノイズはもっとカワユクて、かなり大胆らしいです。。

*********************************

過激なBLゲームで名高い、Nitro+CHiRALから発売されたゲーム原作。
前作「咎狗の血」が、ほとんど色味の無いモノクロの世界であったのと一転し、目がチカ☆チカ☆するほどカラフリャ~☆
登場人物達のファッションも、奇抜というか懐かしいというか。。とにかく何だか不思議な絵なのです。

7話まで視聴しておりますが、正直、全く面白くありません。
イケメン揃いなのに、変な色と服(言っちゃった!)せいか、ちっとも萌えません。
原作ゲームはかなり過激なBLっぽいのに、ちっともエロくもありません。
前作アニメ「咎狗」の方が、ストーリーはずうっと面白いし、ところどころエロめかしくて、モエモエします。
ただ、このアニメの不思議な色彩と画、脳内から酔いそうなOPの音に、ついつい惹き込まれてしまうのです。
飼い主を見つめるニャンコのような、主人公アオバの瞳にも、吸い込まれてしまいそうになりますね。。ちょっと怖いけど;

面白い、面白くないで判断するアニメじゃないのかもしれません。
じゃあ、どうやって評価すればいいのかな?
。。分かんな~い。
全部観てから★つけてみマス(^_^);

興味ある方、一緒に観てみましょ♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

境界線の観測者 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ぱっとしない、色々と惜しい作品

日本列島の南西に位置する碧島。

島では肉弾戦での縄張り争いを繰り広げる「リブスティーズ」
仮想世界を舞台にした電脳オンラインゲーム「ライム」が流行していた。

巻き込まれ系主人公のSFアクション、サスペンス。

設定や世界観は丁寧に作られているのが伺える。
しかし残念ながらそれを伝えることが出来ていなかった。

全体的にテンポがよくない。
続きを見せるための引きが弱く、続きが気になる様に作られていない。

ストーリーの事件をきっかけに
キャラクター同士の関係性を描いているがこれはまぁ普通。
普通に良い話だし心理的な描写もそこそこましなでき。

アクションシーンはだめだめ。
正直、電脳空間の戦闘描写はもっと頑張ってほしかった。
心理世界の描写はまぁそこそここんなもんかなって感じ。

全体的に地味、ぱっとしない。
下の中、アニメ作品としてはそんな印象を受ける。
できそこないだけど、見るのを辞めるほど話は破城していない非常に困る作品。

機会があってもみるのはお勧めできないが
どうしても見たいのなら止めはしないといった作品だ。



自分用メモ

第1話 Data_01_Login
{netabare}
主人公、世界観の説明に終始。

神隠し、デスゲームですね、はい。

期待ができる「におい」がしない一話だ。
{/netabare}
第2話 Data_02_Crack
{netabare}
チーターかよ

神経の通っている髪
{/netabare}
第3話 Data_03_Presage
{netabare}
最強ばあちゃん

まさかのキス 

ヒロインはばあちゃん
{/netabare}
第4話 Data_04_Disappearance
{netabare}
完璧な幸福
{/netabare}
第5話 Data_05_Error
{netabare}
主人公の秘密はいかなるものか?

暴力がやめてください ⇒ おっ、おう。
{/netabare}
第6話 Data_06_Revelation
{netabare}
ボスが中盤くらいで明らかになる展開はすき

ばあちゃんはいいおんな

軽く伏線があった [スクラップ] 地味に丁寧な作り 
{/netabare}
第7話 Data_07_Distance
{netabare}
俺の未完の最高傑作

精神世界に土足で踏み込む
{/netabare}
第8話 Data_08_Reply
{netabare}
時給の良いバイトでもやってんのか?

たこやき、クレープ、揚げドーナッツ

血が綺麗に落ちている

もうがんばらなくていい?
      ⇒ はい
        いいえ

認めろよ、おれのことを(迫真)
{/netabare}
第9話 Data_09_Echt
{netabare}
クリアの素顔 突然歌うよ 子守歌

クラゲも眠ると、夢を見るんでしょうか?
{/netabare}
第10話 Data_10_Faith
{netabare}
一人で抱え込むなよ

だめだなぁ 想像力は大切だ

こんなところに居やがったのか!! ⇒ なんだこいつ!? ⇒ ぞろぞろ

もうひとりのぼく
{/netabare}
第11話 Data_11_Fixer
{netabare}
僕はもう限界なんだ

双子の兄さんだよ?

毎回これくらい動けばよかったのに
{/netabare}
第12話 Data_12_Dawn
{netabare}
ここまできて個別回か
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

夜。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ばーちゃん以外の女性キャラは面白い程出てこないw。

乙女向けBL系アダルトゲーム原作
脳内クラッシャーアドベンチャーアニメ。

未来の日本列島の南西に位置する碧島(どりじま)は
東江財閥有する富裕層「プラチナ・ジェイル」と
強引な開発の犠牲となった碧島原住民の街「旧住民区」に二分されている

旧住民区の若者たちの間では
肉弾戦での縄張り争いを繰り広げる「リブスティーズ」と
仮想世界を舞台にした電脳オンラインゲーム「ライム」が流行していた

主人公・蒼葉(あおば)その旧住民区にあるジャンクショップ「平凡」での
アルバイトに日々を費やし祖母のタエと二人で暮らしていた
しかし…そんな蒼葉の平穏な日々を揺るがす様々な異変は
確実に起こりはじめる。

*ゲームは未ロードな為…
 本編ストーリーを理解しておらずアニメを観ただけの感想。

暴露(スクラップ)という特殊能力を持つ主人公・蒼葉(あおば)は
自らの能力に関する謎と東江の思惑に立ち向かいながら
友人達や自分自身のトラウマ等を一緒に解決していく


BL的描写は無く普通のアニメとして見ることができる

仮想空間内での描写は音楽も描写も綺麗
登場人物達は乙女達のキャラ萌えを刺激するイケメン達ばかりで
ばーちゃん以外の女性キャラは面白い程出てこないw

元々はBLゲームである話の
SFちっくな精神世界を描く部分だけを用いて
何とか"TV向け"アニメに仕上げ
物語として見せたかったであろう事は理解できるものの
その内容が終盤になるにつれて凄くグダグダになっていく

話の設定自体はそこそこ充実していたので
もっと話をちゃんと作り込んでからアニメとして見せてほしかった

うーむ…残念としか言いようがなかった。


【memo】

《SLIP ON THE PUMPS》
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23961591

作詞:GOATBED
作曲:GOATBED

In the empty space
I go with the flow

高揚 知って射る前提の触れる目に放つような光彩
そうやって藻掻いた挙げ句 秒針で先送る SLIP ON…

Swing The Heartache
From the inside

牽制しあうこの間合いで頷いた
Climax=? Intercourse
順応的合成 万端に秒刻み
Cry heart=# Forever

Fantastic Sentence
Wonderful waiting
Stare into the void
Drifting Drowning Drone

君吸う空想譚 目眩く淡い憂いと走らせ
罪打つ雨に噎せ返る無意 魅入る手合いは 心なく愛しい痛みの最中

再三 賭した心情の闇まるで不確かな往来
どうやっても此処でまた果たし合う沸き起こる SLIP ON…

PULSE-RAIN-IMAGE-COLOR

Runabout run Clap your head
延々問う色付く胸は言うまでもなく

Bound round run Slap my hand
漫然たる夢にあぶれて形骸化した純情という可憐

Actual feel so fool
Peel a boy so good

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

62.2 11 アルバイトで友情なアニメランキング11位
ろんぐらいだぁす!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (265)
970人が棚に入れました
ある日、女子大生の倉田亜美はタイヤが小さな折りたたみ自転車に一目惚れ。
「運命の出会い」を信じた亜美は、貯金をはたいて「ポンタ君」を購入。
サイクリング経験者の幼なじみ・新垣葵と一緒に走り出す。
流れる景色、肌をなでる風の心地よさ……。
初サイクリングで味わった非日常的な体験が、亜美の心と体を刺激する。
「私…このままどこまでも行けちゃいそう」
しかし、サイクリングの現実は甘いことばかりではなかったのだ!

声優・キャラクター
東山奈央、五十嵐裕美、大久保瑠美、黒澤ゆりか、日笠陽子、東城咲耶子、津田健次郎
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

面白いと感じたけど、自転車に手を出そうとは思わない。

途中、総集編を挟むという業界でいうところの万策尽きた状態があった作品。過酷な労働の中、作品の質を担保するためにはしょうがない?作画に関してというよりCGのクオリティは少し怪しいところもあったように感じた。そうは言っても、2期があるなら、見たい。やってくれそうにないけど。

最初の折り畳み自転車で長距離走るのはやっぱりきついやろね。タイヤ小さい分、漕いでも、あんまり進まないだろうから。せっかく名前つけた愛車だけど、ロードバイクには勝てなかった。

あづみのオータムライドでは{netabare}スタートで区切られて亜美は一人取り残され、後ろの速い人に抜かれ、焦ってしまう。ショートカットしたい気持ちあるけど、仲間に促され、休憩ポイントに立ち寄り、のんびりしすぎる。最後尾を走るスタッフに時間ぎりぎりだけど、どうするか聞かれ、完走危ういと思われたが、他の4人で風よけになって引っ張ってくれる。競技自転車のごとき走りで時速40km超える速度になって余裕と思いきや最後に坂道でスリップストリームの恩恵を受けられなくて厳しい。諦めずに頑張って、ゴールした直後に泣くわけだが、自分の時計がずれていただけで実は制限時間に間に合っていた。それにしても、交通量少ない。車が一台も通らない。{/netabare}

しまなみ海道も良いスポットやったね。車が走る橋の下に自転車道路があって自転車乗りが多いのも頷ける。{netabare}雨の日走行は滑りやすいからグレーチングには気を付けよう。亜美みたいに下半身で踏ん張るとお股が裂けるし、自転車のハンドルが曲がる。{/netabare}

ブルベって作中で結構言ってるけど、タイムや順位にはこだわらず、制限時間内での完走を認定するロングライドのサイクリングイベントらしい。また、知識を得た。

主人公の亜美は自転車との出会いによって色んな人に出会うし、妹に最初はおかしくなったと思われたけど、自転車修理で見直されていいことづくめ。でも、長距離走るのとか坂道を嫌がるのなら、辞めたほうがいいんじゃない?とイライラすることもあった。

自転車は気持ち良さそうだけど、交通量の多いところを走る自転車乗りにイライラさせられることもあるし、車の迷惑になるのは嫌だから絶対に手は出せない。それに、男の場合は玉が温められて良くないとも聞いたことがある。{netabare}葵が光害とか言われて落ち込んでたけど、夜間は怖いからギラギラしていてほしいよね。亜美も前が見えなくて恐怖体験してたし。{/netabare}

どうでもいいけど、パカさんっていうのがエンドロールでバカさんに見えた。

OP
♡Km/h(ハートキロメートルパーアワー) 歌 Ray
アニメーションは、第4話までは第1話や第2話の本編から流用した素材で大半が構成されていたが、第5話からはすべて新作の素材。meg rock作詞で音楽と歌詞の噛み合いが非常に心地よい。またRayの歌声が聴ける日がくるといいな。
ED
ハッピーアイスクリーム! 歌 チーム フォルトゥーナ{倉田亜美(東山奈央)、新垣葵(五十嵐裕美)、西條雛子(大久保瑠美)、一之瀬弥生(黒澤ゆりか)、高宮紗希(日笠陽子)}
影山ヒロノブが作詞作曲していることに驚き。こんなほんわかした歌詞や音楽のイメージなかった。映像の最初で顔が隠されていた娘は佐伯美弥かな?{netabare}ロードバイクを最終話冒頭でさっと買ってて凄いと思った。{/netabare}
挿入歌
キミと 歌 Ray
Starting Up 歌 ChouCho


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ある日、女子大生の倉田亜美はタイヤが小さな折りたたみ自転車に一目惚れ。「運命の出会い」を信じた亜美は、貯金をはたいて「ポンタ君」を購入。サイクリング経験者の幼なじみ・新垣葵と一緒に走り出す。流れる景色、肌をなでる風の心地よさ……。初サイクリングで味わった非日常的な体験が、亜美の心と体を刺激する。「私…このままどこまでも行けちゃいそう」 しかし、サイクリングの現実は甘いことばかりではなかったのだ!

1. 第1話 小さな奇跡
大学生になった倉田亜美。何もないところで転ぶようなドジな女の子だけれど、始まった大学生活に期待を膨らませる。そんな時、キャンパスで見かけた折りたたみ自転車に「かわいい」と胸をときめかす。決心した亜美は、同じ大学に通う幼なじみの新垣葵と共に自転車ショップへ。本格的なスポーツ自転車の価格に驚きながらも、亜美は一台の自転車と出会う。この子となら、自信がない自分が変わるかも……。自転車を通して日常が少しずつ動きだし、新たな出会いと体験が始まる。

第2話 海沿いサイクリング
初めてのサイクリングを体験した亜美。そこで遭遇したピンチを救ってくれたのは、大学の先輩であり、サイクリストの雛子と弥生だった。経験豊富な二人の口から出たのは、「ブルベ」という長距離サイクリングの非日常的な世界。そして、チームで走る「フレッシュ」というブルベの魅力を教えられた亜美は、自分の前に広がる大きな可能性に胸をときめかす。そんな雛子たちに「海沿いをのんびり走ろう」と誘われた亜美と葵は、サイクリングの人気エリアである三浦半島へ。決して楽なだけじゃない自転車の現実と、非日常的な感動が亜美を待つ。

第3話 新しい世界
亜美がサイクリングを始めて一ヶ月。専用のウエアも揃えてモチベーションを高めた亜美は、先輩である雛子と弥生、そして幼なじみの葵とサイクリングを重ねていく。ある日、「本格的な峠に挑戦してみないか?」と雛子に誘われる。期待がふくらむ亜美は、その「ヤビツ峠」の実態を知らないまま走り出す。しかし、待っていたのは、どこまでも続く坂道と暑さだった……。サイクリングの厳しさと、自分に足りないものを思い知った亜美。その悔しさと仲間の存在が、亜美を少しずつ変えていく。

第4話 秘密のアルバイト
ロードバイクの軽さを知った亜美。私にはポンタ君がいるから……と、ロードバイクの購入を躊躇する亜美だったが、先輩の雛子と弥生に「自転車の使い分け」を教えてもらい、スポーツ自転車には用途に応じた車種があることを知る。 ある日、自転車ショップを訪れた亜美は、白くてキレイでカッコいい、しかも安いという奇跡的なロードバイクと出会う。その購入資金を用意するため、アルバイトに精を出す亜美だったが……。 サイクリング女子たちの意外すぎる一面が楽しめるサービス回!

特別編 わたしのサイクルアルバム
幼なじみの葵との初サイクリング、雛子と弥生に導かれた海沿いサイクリング、達成感と挫折を味わった峠越え。そして、紗希に出会った亜美は、ロードバイクの魅力を知り、新しい世界が始まる予感に包まれる……。自転車と出会って成長していく亜美が、仲間たちと一緒に体験してきたサイクリングシーンを振り返る特別編。ヒロインたちによる自転車の解説を交えながら、亜美がロードバイクを買うまでの道のりが、臨場感豊かによみがえる

第5話 変わる世界
ついにロードバイクを手に入れた亜美。その加速感や風を切る爽快さは、亜美に新たな感動と可能性を与える。そして、新しい自転車仲間とも出会う。彼女こそ、渋峠で遭遇していた高宮紗季だった。 走る気満々の亜美は、ある日、ひとりで江ノ島へのサイクリングを実行。仲間がいないことで、サイクリストとしての実力が試され、トラブルにも遭遇する。戸惑う亜美だったが、ひとりで走る体験をとおして、仲間と走る意味や楽しさに気づいていくのだった。

第6話 フォルトゥーナ
ロードバイクに慣れてきた亜美は、ヤビツ峠のリベンジを決意。亜美の成長を実感している雛子たちも賛成し、揃って走り出すことに。前回のリタイヤで味わった悔しさを胸に、力強く坂を登る亜美。やがて峠に達し、大きな達成感と仲間への感謝の気持ちに包まれる……。そんな時、チームジャージを着たサイクリストたちを見かける。「仲間の目印」であるお揃いのジャージを作って、5人でフレッシュに参加できたら……新たな夢が生まれた亜美は、実現のために動き出す。

第7話 チームの絆
愛しのポンタ君とロードバイクを掃除する亜美。その様子を見た葵は、ショップでの点検を薦める。さっそくショップに持ち込まれた亜美のロードバイクは、謎めいた店長によって各部が手際よく点検、調整されていく。居合わせた弥生が発するメカフェチオーラに戸惑いつつも、亜美はメンテナンスの大切さを知る。 ある日、待ちに待ったオーダージャージが届き、紗季を除く4人で日光いろは坂へ走り出す。そして、補給のために入ったカフェには、なぜか同じジャージを着た先客がいて……。「紗季さん!?」。偶然の再会によって、紗季の華麗な過去が明かされていく!

第8話 広がる世界
雛子と弥生の提案で、距離160kmを走るサイクルイベント「あづみのオータムライド」に参加することを決めた亜美。その練習を兼ねて、まずは距離100kmのサイクリングを体験。仲間に励まされ、見守られながら、亜美はサイクリストとして確実に成長していく。 イベントの舞台は信州。弥生の運転で現地に向かった亜美たち4人は、前泊する宿で紗季とも合流。岩風呂、夕食、枕投げ……合宿気分で夜を過ごし、ついにイベント当日を迎えたチームフォルトゥーナ。5人みんなで完走することを目標に、160kmの旅が始まる。

第9話 あづみのオータムライド(前編)

第10話 あづみのオータムライド!(後編)

第11話 街が動き出す瞬間
弥生の提案でナイトライドを体験することになった亜美。江の島あたりまで走る(距離約30km)と思っていた亜美は、夜通しかけて伊東まで走る(距離約100km)と知って驚く。ためらう亜美だったが、走り終わった後の温泉や朝の海鮮丼の素晴らしさを弥生に教えられるとモチベーションアップ。ライトや反射ベストなどナイトライドに必要な装備も貸してもらい、意気揚々と走り出す。月光に照らされる海原の美しさ、ライトなど装備の大切さ、そして、暁を迎えた伊東で見た光景……。自転車に乗って初めての経験を重ねる亜美は、自分の世界がまた広がったことを実感する。

第12話 ろんぐらいだぁす
亜美たち5人は、一泊二日の自転車旅行で「しまなみ海道」を訪れる。名コースならではの絶景とグルメを満喫しながら、泊まりがけのサイクリングに求められるノウハウを体験する亜美。そして、雛子や弥生、紗希たちの目標が、「PBP(パリ~ブレスト~パリ)」というブルベの最高峰に参加することだと知り、異国を走る壮大なロングライドに想いを馳せる。しまなみ海道を走りきった亜美は、「これからも自転車で走っていきたい、どこまでも、みんなと一緒に」という自分の強い気持ちに、あらためて気付くのだった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

不名誉な称号を排せば、なかなかに楽しめる自転車(ロングライド)導入アニメ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
作画崩壊に3度の放送延期と、不名誉なことで話題になった本作。ただ、「趣味としての自転車(ロングライド)導入編」としては、なかなか良かったと思います。自転車そのものの(走る)楽しさもそうですが、ロングライドに付属する楽しみ(景色・グルメ・温泉)なども充実していて、このアニメを観てロードが欲しくなる方もいるのでは?

また、単に「自転車最高\(^-^)/」ではなく、自転車ならではの辛さや挫折、危険などもしっかり見せているのが好印象でした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「競技系」の自転車は「弱虫ペダル」が有名だけど、それとは違って「ロングライド」をするってところは新しかったし、本作の見所でしょうね。

最近は自転車がブームらしいし、瀬戸内海の「しまなみ街道」なんて海外の雑誌で「走りたい道」の世界一にも選ばれたみたいですね。 都内でも、出勤をロードバイクでしている方も当たり前になってきました。「ALL OUT」のラグビーもですが、やはりブームに乗っかろうという作品ですな。

まあ、色々と惜しいアニメでした。でもまあ、2期あれば観たいなと思います♪

このアニメの問題点は、間違いなく作画だと思います。このアニメは絶対に、自転車でしか見られない、苦労した先にたどり着いた「美しい風景」を魅せるアニメだった思います。でも、その風景の作画に魅力がない(キャラとかはまあ作画崩れても最悪良いんです)。自転車の作画はがんばろうとしているのは伝わりますが……。

最低でも、11話の朝焼けくらいの風景を、2話に1回くらい差し込めれば……とまあ、それやると、最終回までどれだけ時間がかかったか分からないけど(笑)

もしこのアニメを、美しい風景を描かせたら天下一品のP.A.WORKSさんが制作したら、全く違う印象になると思います。

作品のテーマや雰囲気は良く、充分に楽しめている本作。マジで作画さえよければ、秀作多数の今期(2017秋)の中でも、上位にくるアニメになった可能性も。かなり延期しての、ラスト2話。ナイトライドにレインライド、しまなみ海道と、かなり詰め込んだ感じ。どれもこれも悪くはないけど、「達成感」でいえば、10話の安曇野オータムライドのゴールシーンが最高潮では? むしろ、そこで終わっててもアニメとしては違和感なかった。

これは、原作者、泣くな~。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
1話の前半は、大学か高校か。自転車か楽器か。という違いだけで、あとはまるっきり「けいおん」のパクリで、逆に笑えたw あんまりやりすぎると、京アニさんと、かきふらいさんに怒られるぞ(笑)
まあ、最近は折り畳み式の自転車でも良いやつ出てるけど、あの値段のあのインチの自転車なら疲れるよね、そりゃw1回だけ30万くらいの自転車乗せてもらったことあるけど、超進んでびっくりしたw

第2話
主人公の亜美が、まだそこまで「自転車楽しい!」になっていないところが、今後に期待をもたせますね。初心者がロングライドでつまずく所(登り坂、尻の痛さ等)をしっかり押さえつつ、その乗り越え方(ギア、クッション、名物料理、走行距離の満足感)も見せていて、自転車の初心者以下をターゲットにしてるのがよく分かります。ただ……本来一番の魅力の、景色が開けた瞬間があまりにショボすぎて……。

第3話
前回同様、試練でしたな。やはり、ポン太君で峠は厳しい。てか、早いうちに誰か教えてあげれば……。作画は一週休んだことでAパートはなんとか観られましたが、Bパートは……。このペースでいけるのだろうか?

第4話
思いきって欲しいもの買うって良いよね! つか、作画、もう日常パートは全編ディフォルメキャラでいったら? 表情とか日常パートは簡略してもいいから、ロングライドの描写や風景とか、大事なポイントに搾ってがんばったら? 最後に一言。1話に回は自転車に乗ろうw

総集編w
総集編でちゃんと働くのは声優さんだけ(笑) それぞれのキャラクターの自転車をちゃんと紹介しているのは良いですね♪ まあホントは、止め絵&文字解説で、アイキャッチかなにかでやってほしいけどw

第5話
ロードバイクに乗った時の嬉しさや難しさ、ちゃんと表現できてたと思います。困っているといつも誰かが助けてくれて、ラッキーだねw 初めて一人で走りに出た亜美。皆で走る楽しさを再確認して良い回でしたが、個人的には、一人(旅)には一人の良さもあると思ってます。

第6話
リベンジを楽しむってのは、まあ良い感じ。チーム名考えるクダリあったけど、普通に格好良くて、逆に微妙w 同時期のアニメでいっても「SNS部(死んだ魚の目日照不足シャトルラン部)」には勝てないな(笑) そう考えると、「放課後ティータイム」とか、やはりセンス◎。作画は安定して低レベル。まあ、そこはもう突っつかないであげましょうw

第7話
初のメンテの話。車好きな人もそうだけど、メンテも楽しさに含まれてるよね♪ 日光か~! 好きな街です。3回行ったな♪ 「いろは坂」に行くと、どうしても小柏(頭文字D)を思い出すw あっ、カレー食べてるとこ(コーヒーハウスユニコーン)は行ったことあるし、カレーもマジ旨かった♪ 優しい甘さのあるマイルドカレーだった♪ 女子向けかもね♪

第8話
新キャラ登場。どうせならBluetooth(インカム)をして会話を楽しむとか、ツーリングの現代的な楽しさを見せても良いのでは? 小川町って、行ったこと無いけど、東武東上線の駅名表示でよく観たなw 松本、良いところだよね♪ 山賊焼き旨かった♪ 安曇野の山葵はガチ旨かった♪

第9話
いや、亜美は悪くない、皆、待ってあげてれば良かったやん。第二エイド、沙希の説明的に絶対おやき だと思ったのにw まあ、岩手も粉モノ文化ってこともあり、おやき はそんなに「美味い~!」とはならなかったかな。

第10話
盛り上がり的には、この回がMAXかな? 亜美の(人間的な)成長を見せたかったのだろうけど、回想シーン多いし、これからの夢を語らせて、別に10話で終わりでも良かったような(汗)

第11話
かなり待たせたわりには、良くも悪くもこれまでと大して変わらず。ナイトライド後の朝焼け。ようやく真面目に景色を見せる気になったか(笑)

第12話
しまなみ海道って、本作のメインだね。虹の作画、ショボw 雨のシーンとか、辛いとこちゃんと見せるのが、このアニメらしいですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

女子大生の自転車ライフ♪女の子が自転車楽しんでいく雰囲気は悪くないです。

『月刊ComicREX』の漫画原作、全12話。
大学1年生の女の子が「ロングライド」(自転車で長距離を走る、サイクリングや競技など)と出逢い、大学の仲間や先輩たちと一緒に自転車の楽しさを知っていく…。
スポコンではない楽し気な雰囲気と、自転車ロングライドの大変さも同時に描く作風。
「けいおん!」の系譜ですが、完全ゆるふわでもない感じ。
「ヤマノススメ2期」に近い路線かも。

「万策尽きた」経緯はありますが、雰囲気は好ましく、自転車ロングライドの入門アニメとしては十分佳作じゃなかろうか。

{netabare}『物語』
今まで取り柄の無かった女の子が、入学をきっかけに、○○と出逢い、仲良し女子仲間と一緒に、○○の楽しさにはまっていく…
「けいおん!」以来の王道ですな。
「オーバードライブ」や「弱虫ペダル」のような競技系スポコンではなく、楽しくエンジョイする系なんですが…初心者の主人公・倉田亜美ちゃんに対する先輩たちの自転車指導が結構スパルタ、とまではいかなくても「甘やかさない・放任主義?」なので、初心者にとっては決して甘くはないロングライドの厳しさも結構ありました。

自転車を選んだり、メンテナンスしたり、長距離サイクリングはしっかり準備しないと厳しかったり、初心者な亜美ちゃんは頻繁に困難に直面。
…そこは先輩たちの優しさ(ただし事前に中々教えてはくれない)と、亜美ちゃんのドジっ子で放っとけないオーラな可愛さが合わさり、あまりストレスなく自然にクリアーしていく感じ。
一緒にロングライドする過程での仲良しな雰囲気で、日常系寄りな楽しさも良かったです。
小規模な旅行物な側面もあり、仲間と一緒に色んな場所に行く楽しさ。
終盤は静岡県や神奈川県、広島尾道~愛媛県今治市の美しい絶景も見せてくれる。
気の置けない仲間たちと一緒に見知らぬ土地をサイクリングするのはとても楽しそう、先々で名物を一緒に食べる食事シーンも見所でした。

山場の9話10話「あづみのオータムライド」は中々熱い展開…(本放送時、ここで万策尽きて最終2話まで間が空いた)10話で最終話でも良かった…
と思いきや、11話12話のロングライドは今までの集大成的な魅力があってとても良かったです。
決して楽なばかりではないロングライドの厳しさ、悪天候やアクシデントだってある。
けれど。
亜美ちゃんが試行錯誤悪戦苦闘しながらも、仲間たちと一緒に走ってきた時間は、決して無駄では無かった。
仲間と一緒に「しまなみ海道」の景色を見れた…ロングライドって良いものだな~と素直に思えました。


…基本的には好ましい佳作なんですが、以下やや難癖を。
キャラドラマ的には主人公の亜美ちゃんの成長が中心で、親友の葵ちゃんも含めて、ロングライド以外の交流や接点が乏しい面も。
先輩たちは親身になってくれるものの、あくまでも自転車仲間の域を出ない。
事前に手取り足取りは教えてくれない不親切さも、本作ならではの持ち味に繋がるので良いのですが、交流の乏しさもありそう。
…何となく、主人公が大学生という舞台背景が影響している気がします。
高校生までと違い、授業や教室や部活で四六時中一緒にいるワケでもなく、大人に近い距離感。
これは本作特有の良さでもあり、決して悪い面だけではないとは思うのですが(というか大会出場条件なので必須)…萌え的には若干不利に働いた感。
大学が舞台の作品自体(良作率高いながら)少数派なのも、日常系のゆるふわ的に不向きだからでは?
(逆に見ると大学舞台作品は軒並み大学ならではのアドバンテージ・必然性を活かしており、少数精鋭な良作多いのかも)

…全体的な流れも専ら亜美ちゃんのみに焦点を当てて、新しく挑戦→困難直面で青息吐息→何とか乗り越え→美味しいお食事やおしゃべり楽しい、ロングライドって楽しい♪
各場面は雰囲気良いし十分楽しいのですが、若干「単調」に感じました。
亜美ちゃんが着実に成長して自転車の楽しさを知っていく過程が丁寧ではあるので、↑は難癖かもしれませんが…あと少し飽きさせない工夫や、日常系萌えの見せ場が欲しかったです。
(コンセプトが一番近いと思うヤマノススメ2期はその点も完璧)
…もう少しきらら的な百合萌えがあればなぁ(そういう作風じゃないだろうし、難癖ですけど)

総じて「ロングライドの魅力を多角的に分かり易く、楽しく伝えてくれる」入門アニメとしては十二分に良かったです。
基本エンジョイだが厳しい側面も決して疎かにしない、でも明るく楽しい雰囲気が魅力でした。


『作画』
キャラデザは2016年にしては地味ながら、亜美ちゃんの可愛さは申し分なし。
ただ、葵ちゃんと紗希さんの黒髪組の見分けが付かないのは難。
静止画はところどころ崩れてはいますが、別に目くじら立てる程ではない。

自転車は力入れている面もありますが、サイクリングの魅力十分に伝えるのは厳しかった模様。

風景描写は11話12話に限れば中々、それ以外はイマイチ。
食事シーンも絵的には美味しそうに見えない。
…不評な作画は致命的とまでは思わんのですが、11話12話のクオリティーをコンスタントに出せていたら、一段いや二段は評価が上がったのでは。


『声優』
亜美ちゃんの東山奈央さんはかなり良かったです。亜美ちゃんの可愛さ存分に感じます。
他も安定感あり。
サイクルショップ店長の津田さんが津田健次郎さんなのは狙っているのかw

『音楽』
EDは地味ながら主題や雰囲気に沿った良曲、歌詞ラストにタイトル挿入するのは好印象。
OPも雰囲気に沿っていて楽し気で良いのですが、どちらかというとEDの方が好き。


『キャラ』
主人公・倉田亜美ちゃん一強でした。
不器用でドジだけどがんばり屋、先輩たちに愛されつつ、少しずつ自転車にハマっていくのが可愛らしい。
家で妹に呆れられるシーンは「けいおん!」の唯ちゃん彷彿として微笑ましいです。
エンジョイとがんばり屋のバランスが取れた良主人公でした。

本作は良くも悪くも亜美ちゃんの成長物語に絞られており、他キャラの印象が薄いです。
親友の葵ちゃんが奥ゆかしくって好きなのですが、主人公の親友ポジとしては地味。
先輩たちも良い人たちかつ個性は十分あるのですが、キャラ個別ではさほど印象に残らないです。

亜美ちゃん助けてくれたモブの自転車乗りさんの方が記憶に残ってるくらい。
姉の奇行に戸惑う恵美ちゃんが最萌でした。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29

66.2 12 アルバイトで友情なアニメランキング12位
天体戦士サンレッド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (265)
1406人が棚に入れました
『天体戦士サンレッド』(てんたいせんし - )は、くぼたまことの漫画作品。
ヴァンプ将軍率いる礼儀正しい悪の組織・フロシャイム(川崎支部)!! 宿敵・サンレッドの命を狙い、怪人たちが闘いを挑む!! なぜか怪人たちを応援したくなる!?

声優・キャラクター
髙木俊、鍋井まき子、山田ルイ53世、ひぐちくん、清水聖、イッキ、間宮くるみ、河西智美、斧アツシ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「これは、神奈川県川崎市で繰り広げられる、善と悪の戦いの物語である。」

2008年放送のアニメ。
当時はテレビ神奈川とニコニコ動画だけで放送されていたそう。

たったそれだけの放送から人気が広がったというのは、すごいですね。
もともと注目度が高かったのかな?

1話が15分程度のショートアニメ。
全26話です。


● ストーリー
神奈川県川崎市。
そこには世界征服を企む悪の組織“フロシャイム”の支部があった。

フロシャイムの幹部である、ヴァンプ将軍。
そしてその部下の怪人たち。

彼らの前には強力な戦士が立ちはだかっていた。
そのヒーローの名は、天体戦士サンレッド。

川崎市では今日も、
正義と悪の戦いが繰り広げられていた。


ヒーローものだけど、
ただのヒーローものじゃないのがこの作品の面白いところ。

あらすじだけ見れば正義と悪の物語ですが、
キャラを見ればどっちが悪でどっちが正義なのかわからないw

正義のヒーロー・レッドは彼女の家でヒモ生活しているダメ男で、
乱雑な言葉遣いに容赦ない暴力という、ガラの悪い男ですw

そしてヴァンプ将軍率いる怪人たちは、
世界征服と打倒レッドを掲げ、今日もボコボコにされるw

レッドに怯え、
戦い以外の時は穏やかな雑魚可愛い怪人たちです。

そんな普通じゃないヒーローと怪人たちが川崎市で繰り広げる、
日常の物語。

バトルはレッドの一撃により一瞬で終わることがほとんどなので、
それよりも普段の日常を楽しむ方がメインになるかな。


5話までは正直何が面白いのか掴めなかったのですが、
最終話に近づくにつれて、気が付けばハマっていました。

一度この作品に足を踏み入れたら、
じわじわと癖になっちゃう系の作品ですね。

15分という長さもちょうどいい。
短いストーリーがいくつも合わさってできる1話。

最初はこの15分でも長く感じていましたが、
気が付けば普通に楽しめているという。

キャラの魅力が大きかったのだと思います。


● キャラクター
主人公の正義のヒーロー、レッド。

ダメ男で乱暴者。
気分で怪人たちを振り回す。

怪人は力でねじ伏せる。ストレス解消程度のノリで。
怪人たちが引くぐらいの輩っぷり、笑う。笑

ヒーローマスクは常につけているけれど、
ヒーロースーツは滅多に着ない。

Tシャツ短パン+サンダルがデフォルト。
怪人との対決はコンビニ行ぐらいの感覚?笑

怪人たちを弱いとは思ってるけど、馬鹿にはしてない。
かみ合わないやり取りに呆れてはいるけど、嫌ってはいない。

むしろ、良好な関係なのよね。
戦いもするし、ボコボコにもしちゃうけど、
一緒にお酒飲んだりご飯食べたり、友達みたいだったりもするw

怪人たちをやっつけた後の説教タイムは、ただのレッドの愚痴。
弱いくせに襲ってくんな!とか、ヒーローのする説教じゃないw

恋人のかよ子には、
どこか頭が上がらないところも人間らしくて好感持てたりする♪

まさか最終話、かよ子とレッドの話で
うるっとさせられるとは思わなかったわ(´;ω;`)笑


世界征服を企むフロシャイムの怪人たち。

レッドが強すぎて弱く見えるけど、
本当は強いらしい。

見た目は怪人だけど、
レッドよりも良識ある気がするw

レッド以外には手を出してないし、
人助けもしてるし、

ヴァンプ将軍はカリスマ主夫で、
ご近所付き合いも良好w

悪の組織の幹部とは信じがたいほど、
ヴァンプ将軍がいい人なのよね~。

面倒見もよくて、いい上司♪

なぜ彼の料理コーナーがあるのかは不思議でしたがw
まあカリスマ主夫だからしょうがない。笑

髭男爵の二人が声優で参加しているのですが、
意外にも上手でキャラにも合ってて、いい仕事してました。

ヴァンプ将軍を山田ルイ53世が、
戦闘員1号をひぐち君が演じています。

私のお気に入りの怪人はウサコッツですね♪
あれは可愛すぎるマスコットww

タレミミ先輩のダンディボイスも好きでしたし、
ウサコッツの可愛すぎる見た目&ボイスに癒されてました(*´ω`)


● 音楽
【 OP「溝ノ口太陽族」/ manzo 】

この曲普通にかっこいいんだがw
戦闘シーンは本編にはない詐欺ですがw

レッドのかっこいい戦闘シーンが見れるのはOPだけ!


【 ED「鶏タンゴ鍋」/ 森野熊八 】

歌っている方は、作中でヴァンプ将軍のお料理コーナーを担当している料理研究家の方だというww(手元だけ実写登場)

後から知って笑いましたww
普通に歌うまいww


● まとめ
レッドは常に暇そうにしてるけど、
かよ子の台詞通り、正義のヒーローが忙しい世の中なんて嫌だもんね♪

だからレッドはこのままダメ男でいいのかもしれない。笑

そしてそんなレッドとの対決を楽しむフロシャイムの怪人たち。

こんな正義のヒーローと悪の組織の関係もよいものだ^^

2期も楽しみたいと思います♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ハニョー♪

怪人とお友達♡

{netabare}本作は、世界征服を企む悪の秘密結社である怪人組織フロシャイムと、彼らの野望を阻もうとする正義の味方サンレッドとの対峙構造を主軸として、ときに行われる戦い、馴れ合い、心温まる友情などを描く、特撮変身ヒーロー物のギャグ漫画である。
神奈川県川崎市(主に溝口などの高津区周辺)という極めて現実的かつ限定的な地域を舞台としており、物語には、マルイファミリー溝口 (cf.) や武蔵溝ノ口駅前周辺、溝の口駅西口商店街、高津市民館といった地元色に富んだ設定とネタがふんだんにちりばめられている。それらは、設定の上で施設名を変えられてはいても、デザイン等の強い相似性から当地域に詳しければ一目で特定できる描かれ方となっている(例えば、物語に登場する「溝の口病院」は、現実世界の帝京大学医学部附属溝口病院がこれに相当する)。
主人公は一応サンレッドとなっているが、物語の中核をなしているのは悪の組織側であり、フロシャイム川崎市支部幹部のヴァンプ将軍を始めとする怪人達が真の主人公であるような描写がされている。
怪人の性格は、良識人であるヴァンプ将軍を筆頭に、総じて人にも地球にも優しい連中である。
彼らは姿形こそ怪人であるが、普通に社会に溶け込んでおり、一般人と面識がある。また、フロシャイムなどの特定組織に所属しない“善良な一般市民の”怪人などもおり、悪の組織に所属しても根は善い怪人という者が多い。
その一方で、正義の味方を謳うサンレッドは粗暴な上、社会的にも非適応型でヒモとして暮らしていたりと、悪と正義の性格が逆転している。サンレッド以外のヒーロー達も素行の悪い者が比較的多く、乱暴者や、軽薄な男などが揃っている。
個々の戦いは基本的に、ヴァンプ将軍が公園などにサンレッドを呼び出して、その回の怪人と戦闘要員2人と共に闘いを挑むというものであるが、サンレッドはヴァンプ将軍を除く敵方の怪人と戦闘員を叩きのめし、虫の居所によってはヴァンプ将軍以下一同に説教を垂れる、無理を押し付ける、使い走りを強要する、などという展開になる。しかし、建前上は敵対しているが、相手が困ったときは助け舟を出したり、ときに友人として付き合うことなどもある間柄でもある。
作者が靴好きということで、怪人の名前などでそれにちなんでいる例が多い。また、同作者の漫画作品『GOGO!ぷりん帝国』とは世界観を共有しており、ぷりん帝国からのキャラクターがゲスト出演している。
なお、神奈川県にゆかりのあるイベントや企画とのコラボレーションを行うこともあり、実際にも地域密着型の作品となっている。例えば、テレビアニメにおける川崎フロンターレとのコラボレーション・アニメの制作や、高津区による区セールス事業などがそれである。他にもアキバプロレスにサンレッドとヴァンプ将軍および戦闘員1号が出場を果たしている(実際に戦ったのはサンレッド)。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

成功した日常パロディ作品。「テロなんてガン無視だよ!。なめちゃ駄目、あの人を」。

 日常パロディー作品はある時期から花盛りとなった。シリアスな作品のスピンオフとして、既存のジャンルの脱構築として。だが、大抵はワンアイディアでやりやすいからくらいの志の低い作品が多く見られる。しかし、本作はギャグとしても、日常作品としても成功している数少ない作品である。


 本作は、最初は脱構築パロディーの出落ち的なスタートであるといえる。ヒーローがチンピラみたいで、悪の組織の方がマトモだったら〜。普通ならしょせんは出落ち的なワンアイディアに過ぎない感じで終わっていただろう。


 しかし、本作の強みはまずキャラの描き方の懐の深さ、単純にキャラ描写力の強さだろう。レッドやヴァンプ様だけじゃなく、他の怪人たちも実に色んな面があり、キャラがちゃんとこいつならこういう行動するだろうと納得させられる上手さがある。ギャップ萌えとかの為のフリに過ぎないような薄さや違和感がない。キャラが実に生きている。だからこそ笑えるし、愛おしい。


 特に、ヒモ状態なレッドの彼女である「かよ子」さんが実に良い!。普通ならこのポジションのキャラなんて扱いがぞんざいになってしまう可能性も多いにある。そこを単なる記号的な良い女ではなく、怒りもイライラもするけど生きている良い女として描いているのが偉い。


 最終回で友達にレッドについて愚痴を最初は言ってたけど、友達があんまり上乗りしてディスるんで思わず言った台詞「でも、そん社会不適合者が世界の平和を守ってるの!」はグッとくるものがあった。レッドもその台詞に相応しい面がちゃんと描かれてるからええ。


 第二に、本作は日常を舞台にすることでギャグとしても、日常系作品としても成功している。ギャグとしては、「孤独のグルメ」に代表されるセコくてしょうもない日常の笑いとして実に上手いし、なによりレパートリーが多い。流石に2期になると少々食傷気味になってきたけど…。


 さらに、日常系作品の肝である「優しい世界」として、小さい所にも幸せがあるというポイントで見てもよく出来ている。しかも、本作は只々「優しい」わけではない。レッドの立場はやっぱりアレだし、悪の組織「フロシャイム」は全然アホウで上手くいかないという優しくない面も描かれるからこそ、「優しさ」が心に染みる。


 正直2期は少しパワーダウンしたかもだが、1期は心からオススメです。山田ルイ53世の一番の仕事は「ルネッサ〜ンス」言うことやなく、ヴァンプ様を演じたことなんや!と主張したい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
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