アルバイトで高校生なTVアニメ動画ランキング 14

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のアルバイトで高校生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月28日の時点で一番のアルバイトで高校生なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.4 1 アルバイトで高校生なアニメランキング1位
五等分の花嫁(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1087)
5037人が棚に入れました
貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!! 全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児! 最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!? 毎日がお祭り騒ぎ! 中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!

声優・キャラクター
松岡禎丞、花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

五等分の花嫁 レビュー

この作品の設定は、深夜向けというより一般ドラマ向けなんじゃないかと思うのですがどうでしょう。
視聴前の印象は、女性声優さん達が新人声優とは言いがたいけれども、若手声優さんの中では「売れっ子」な人達を集めて、おお、気合の入ったメンツだなあ、と感じましたね。
しかし、キャラクターデザインに少し古さを感じるところもあり、期待値的にはやや低めという感じでした。印象的なのは五つ子の髪色や服装の強めの配色や、2019年では少しシンプルな瞳のデザインなどでしょうか。
現時点では5つ子を一人ずつフォーカスしていく地道なラブコメディの展開ですが、1話冒頭及び原作でも提示されている、「主人公の花嫁は誰なのか?」という謎により、五つ子達の主人公への気持ちの傾き、恋心への変化を視聴者に敏感に感じとろうとなってしまう仕組みがにくい!

可憐で個性豊かな五つ子達によって描かれる日常とロマンスの魅力を紐解いていきましょう。

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Introduction(公式サイトより引用)
貧乏生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、
好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。
ところが教え子はなんと同級生!しかも五つ子だった!!
個性豊かな中野家の五つ子は全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児!
最初の課題は彼女たちからの信頼を勝ち取ること…!?
毎日がお祭り騒ぎ!中野家の五つ子たちが贈る、
かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!

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さて、冒頭に書いたとおり、私としては、一般向けドラマ的印象がありますね、この作品。
どこにそんな要素があるのでしょうか?
まず、設定を整理しましょう。主人公である上杉君が貧乏で、教え子となる五つ子は美少女でお金持ち。そして上杉君は頭がよく、五つ子は勉強嫌い。
対照的ですね。
この対照設定が、その要素の一つだと思います。逆シンデレラストーリー。貧富の差を越えた恋物語はいつのでも大衆向けかもしれません。上杉君で一般的よりも少し貧しい生活を描き、五つ子達で華やかな高校生活を描く。こうして、どんどんと「差」を描くことで、対比が強くなっていくのかなと。
成立した時のシンデレラ感があるのかもしれないですね。最初は上杉君に対して五つ子は最初は仲が悪いですが、嫌いからの好きになるという関係の変化を描く恋物語展開はありがちですが素敵ですよね。
最初から上杉君と五つ子が一緒に行動しないというのが、この作品の重要な骨組みだと思います。上杉君が行動している間に、五つ子達は別の事をしている。または、上杉君に協調しない。
5人それぞれの個性を描いていますよね。それぞれが別の友達を持っていたり、別の趣味を持っていて、五つ子の個性が多彩だと感じました。
5人それぞれが多彩な個性を持っているので、コメディとしてのドタバタ感がよく引き出されています。最終的には、上杉君の家庭教師の場に全員集まるのが理想ですが、現状では皆が別々なことをしてしまっている。その別々なことを描くことによって、物事が予定通り進まない、ドタバタ、を描いているのだと感じます。それが少しずつ整理されていくのが、物語が進むに当たって気持ちがいい所かもしれません。


作品を語るにあたって、やはり登場人物の魅力には触れておかなければならないのですが、まだ五つ子全員のフォーカスは終わっておらず、核心的な魅力はつけないかもしれません。
4話まで終わり、三玖と二乃には触れられましたね。
私は元気で明るい子のほうが、恋愛で曇ると素敵に見えるので、四葉が好きです。これからの展開に期待ですね。

作品のEDについても触れておきたいです。
多分このED曲が「ドラマ」感が強い(笑)。
「Sign / 内田彩」ですね。日本コロムビア(株)のYouTube公式ページで試聴できます。「運命の恋の予感に胸のベルを高鳴らせる気持ちを切々と綴る」楽曲だそうです。
恋をストーリーのベースに、女性の心の繊細な変化や可憐さ、運命感のロマンチックな想いを歌いあげていますよね。
映像の方も、五つ子それぞれの個性、可愛らしさや意地悪っぽさ、いじらしさなどがよく出た表情をしていると思います。
薄いピンクのバラやマニキュア、リップなど、大人びた女性をイメージできたり、花嫁という華やいだ女性の美しさをイメージするのにピッタリだと思います。
運命の赤い糸が五つ子と絡まりながら、恋の関係性や女性としての変化を、グラスの水の変化やケーキ、マニキュアの形で表現しているのかもしれませんね。女性的な美しさや大人の女性らしさを物の鮮やかさによって表現した素晴らしいEDだと思います。

さて、いかがだったでしょうか。本編映像面で少し劣ることもあるかもしれませんが、楽曲や物語の大筋はとても魅力的になっていると思います。
ED詐欺?(ヾノ・∀・`)ナイナイ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 34
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

あなたは誰を選ぶ?? 作画がもう少し良ければ神作品だった

1話の感想 ★★★★★ 5.0
転校生
{netabare}
まず、OPからやべー!!
バイノーラルみたいになってて、5人の声が近くから聞こえる!!
(イヤホンで視聴)
テレビ派の人も1回イヤホンで聞いてみて!
主人公はつぐつぐが声優か、ええな〜
おもろい!
ヒロインはみんな有名声優さんだしこれは観るわ。
最後に結婚するのはやっぱり五月?{/netabare}

2話の感想 ★★★★☆ 4.5
告白
{netabare}
いきなり告白イベントか!?
とも思わない。むしろ、ですよね〜って感じ。
おっぱい、ぽいんは胸熱だし、ストッキングの脱ぐシーンは制作陣の熱意を感じた。
三玖は超可愛かった。
{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
邪魔をする
{netabare}
二乃……
好きくない……
でも、この後恐らくデレるんだろうなってのは分かった。
1番好きになったら夢中になりそうなキャラ。
ラストの方でそれぞれ問題を抱えてそうなフラグが…
一花はなんかドロドロしそうだし、四葉は泣くことになりそう……
悲しい展開だけは勘弁してな{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
花火大会
{netabare}
妹ちゃん、可愛いね~
どうすればこんな純粋な妹が生まれるんだろうか…
永遠の謎。
花火も順調かと思いきや、一花がおっさんと密会してた。
本当にアダルティな関係じゃないだろうな。
一花ちゃん普通に好きだからいやだな~
三玖は今回も本当にかわいい。
もう、三玖と結ばれてくれて全然かまわん!{/netabare}

5話の感想 ★★★★☆ 4.5
一花の仕事
{netabare}
結局打ち上げ花火は全員では見れなかったね。
しかし、まぁ丸く収まったしよかったよかった。
三玖は上杉にガチ恋じゃん!
なんて羨ましい!!
三玖は可愛すぎる!!
そして、一花も上杉との壁1つ亡くなった感じだね。
まだ好きとは少し違いそうだけど……
膝枕、私もされたい……{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
タイムリミット
{netabare}
三玖がかわいい〜
一花も分かっちゃってるから、めっちゃ弄るしね。
二乃と五月はまだ心を開いてないな〜
なにげに、四葉もまだ好意までは抱いて無さそう。
次回も楽しみだ〜〜{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
中間試験
{netabare}
五月との仲直りは分かったが、なぜ二乃が止めたんだ?
二乃はあんなに辞めさせたかったのに…
他の姉妹たちのことを思って渋々?
そこの説明が少し甘いかな。
作画崩壊は引いた絵の時に少し感じたが支障が出るほどでは無かった。
アップではちゃんと可愛いしね。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
試験後
{netabare}
今までは前哨戦だったんだな。
それが分かる1話だった。
恐らく作者さんはここからの内容が書きたかったんだろう。
少しニセコイに似てるが、これがいいんよね!
しかし、あの5人は判別不可能だろう。
あれを一瞬で見抜ける猛者はいるのか?
結局、誰なんだろうか……
まぁ、五月だろうとは思うが私的には三玖が好きだから三玖に来て欲しい。
次点で一花!
四葉の告白はマジなのか?それとも、本当に嘘ななのか??
次話、はよはよ!!{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
林間合宿にむけて
{netabare}
今のところ、一花と三玖がふーたろうに気があるって感じなのかな?
四葉は好きだけどLIKEって感じ?
この林間合宿で何かが起こる!!
予想では、二乃が過去のふーたろうに気づきそう。
次回予告的に。
次回が楽しみだ。{/netabare}

10話の感想 ★★★☆ 3.5
林間学校2日目
{netabare}
今回は流石に作画が酷かった。
あんまり作画には気にしなかったけど、今回のは目に付いた。
まぁ、最後の一花が涙を流すシーンは作画が綺麗だったからまだ許容できるが、作画崩壊ギリギリ。
一花ちゃんのすごいいいシーンだったのにちょっとがっかり。
{/netabare}

11話の感想 ★★★★☆ 4.5
林間学校3日目
{netabare}
今回はいつもと作画の描写が異なっていた。
水彩画チックな所があった。
すごいよかった!!!
ここで作画がよくなるのか〜
できるなら最初から気合い入れろよ!
カマクラのシーンは胸熱でした。{/netabare}

12(最終)話の感想 ★★★★☆ 4.5
キャンプファイヤー
{netabare}
風邪だったんだな〜
ここまでが上杉の好感度稼ぎで、こっから個々の胸キュンエピソードと過去の事が明らかになって行く感じなんだろうな。
アニメは残念ながらここで終わりだけど。
結局は五月と結ばれたのかな?
個人的には一花か三玖と結ばれて欲しいな。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

普通に面白い、普通に萌える、普通に2期観たい(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ギャルゲみたいなハーレムアニメ。

良くも悪くもそれ以上ではなく、それ以下ではない、クラシカルで優秀な楽しいラブコメ。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品の最大の問題点は、圧倒的にぶち抜けて断トツで、三玖がメインヒロインだということです(笑)

特に、三話目の「切腹」は、萌えた♪

作風的には、それこそファンが五等分されるような感じが理想でしょう。その上で、風太郎が誰を選ぶかを楽しむ。そういう作品なのに、、、

ちなみに、私が萌えた順番でいくと、三玖>>>>>一花>>>四葉>五月>二乃、ですかね。

もう、三玖以外がメインヒロインなら許さないぞというところまで来ています(まあでも、五月なのかな? 結局)。

なぜ、三玖ひとり勝ちみたいなアニメ化にしたんでしょう? (原作未読ですが)まあ、アニメスタッフが大の三玖好きで三玖の映える回ばかり選んだ可能性もありますが、多分、三玖は「序盤のメインヒロイン」で、この後、他の四姉妹も掘り下げていくんでしょうね。

この後(原作ラスト)は、4パターンでしょう。

①誰がメインヒロイン(結婚相手)かは、最後まで明かさずに終わる。→無難だけど納得いかない。

②このまま三玖がメインヒロイン。→個人的には嬉しいけど、無さそうかな。

③三玖以外の誰かがメインヒロインだが、結局、三玖が一番人気のまま。→これが一番のバッドエンド。

④三玖以外の四人全員が、この魅力的な三玖を更に超える萌えレベルまで上昇し、誰かがメインヒロインになる。→これが出来たら大したもの。

さあ、皆さん、どれだと思います?

私は①か③な気がしてます(苦笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
分かりやすいハーレム展開ながらも、テンポがよくて楽しめた。ラブコメにプラスして、先生要素がどこまで面白いかがポイントか。200円あるなら、握り飯なり弁当なり、自炊したら?とは思ったけど(どうせなら100円で良かった)。

2話目 ☆4
三玖回。歴女。なんかこう、可愛らしいな。声優さんもピタリと合っている気がする。

3話目 ☆5
二乃回。今のところ、五月とやや被ってるんだよな。安易に「1話一人攻略」にしないところが良いね。三玖の「切腹」が良かった♪

4話目 ☆3
らいは は良い妹キャラだな♪ そこで素直に宿題やる5人は、なんか違和感。萌え的には、やはり三玖の一人勝ちだな~今のところ。百歩譲って赤の他人(笑) 2話跨ぐの?

5話目 ☆4
パートナーだって、良いな。手持ち花火の幸せ。珍しいね、同じの選ぶなんて、の、萌え♪

6話目 ☆4
一応は3人、攻略? 真面目だが、馬鹿なだけだ(笑)
勘違いコント(笑) 三玖が1項目も当てはまらない(笑) 分かりやすくデレたw 三玖が自分の部屋に泊めるというのもな。定番(笑) ギャグのキレが良かったな♪

7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆4
肝だめしが怖いから、という理由は可愛い(笑)

10話目 ☆2
いつもの死んだ目に生気(笑) 二乃の萌え度、だだ下がりだな。普通にツンデレ貫いて、風太郎にデレてほしかったけど、それは五月の役目かな。まあ、二位は一花かな。

11話目 ☆4
なんで泣いちゃったかな~。って、良いな。ホントにギャルゲのイベントだな(笑) そして、かまくらイベント(笑)

12話目 ☆3
まあ、原作連載中だし、落とし処としては、こんなもんでしょうね。アニオリのラストなのかな?
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 40

75.0 2 アルバイトで高校生なアニメランキング2位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7085人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハーレム物だけど、意外と良かったかな。

全話みた感想です。

{netabare}
幽霊の女の子、魔法少女、宇宙人の女の子、地底人女の子、大家さんの女の子、地球人の女の子に、囲まれて普通とはちょっと違うハーレム状態?でしたが、以外とおもしろかった。

主人公は、普通の地球の男の子見たいな設定だけど、この部屋にいた幽霊の女の子が普通に見えた時点で、もう普通じゃないよね。
あと、どんどん強くなってってるみたいだけど、なんか特殊な人みたい。最後まで、正体はわからなかったけど、なんかあるのかな?
一番強いのは、アパートを壊されたときの大家さんって設定もよかった。

特殊な設定だったけど、それぞれの女の子に敵がいて、その敵を倒していくんだけど、そんなに思い設定はなかったけど、楽しめました。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

侵略恋♪バトル

なんか面白そうな設定だなって思って観てみたハイテンションハーレムラブコメ。

でもハーレム物って感じしなかったなぁ、、、どっちかって言うと家族物に近い感じ?
観てて微笑ましい気持ちになりました。

とりあえずハーレム物なので女の子いっぱい。
でも普通の女の子はいないんだよね~w
幽霊とか宇宙人とか地底人とかコスプレしょ…げふんげふん魔法少女とかとか。
でもみんな可愛い!
一番はゆりかふぁいおーことレインボーゆりかちゃん!
声が好きだなー、脳みそが蕩けますw

メインヒロインの声優、新人さんばっかしだったみたいだけどみんなはまってたね。
上手いとか下手とかじゃなくはまってた。

その四人が歌ってたOPあれ好き。
これからも頑張ってほしいです!応援してます!!

なんか原作は7巻からが面白くてこれは7巻までの内容だったみたいだから二期あるといいな。
楽しみに待ってます!

、、、長い年月が経った。二期はさすがに厳しいか?
原作読もうにも既刊37巻って、、、頼む!二期を作ってくれぇ!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 29

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

多種多様な人物が六畳間を巡って織り成すドタバタコメディー

主人公をはじめとして、幽霊、地底人、魔法使い、未来人(とその部下)、ギャグ的に強い主人公の同級生の大家さんが織り成すドタバタコメディー。1話で一気にこれらが揃うので、最初はキャラの多さに面食らうが、少なくともアニメではこれ以降レギュラーキャラは増えない。魔法使いと主人公の先輩(女)との友情も良い。基本はコメディーだが、主人公がヒロインを救う話もある。正直幽霊の早苗と未来人救う話はあまり面白くなかったが、地底人と魔法使いのユリカちゃんを救う話は良かった。憑依されたり操られる埴輪を見たりしているからか、早苗や地底人、未来人についてはあっさりと受け入れる癖に、いくらユリカが抜けっぽいとはいえ魔法使いだけは頑なに認めない主人公にはイラッとした。明確な理由もなくギャグで魔法使いは認めませんと流されると辟易する。
女キャラは可愛い。幽霊の早苗が主人公に憑依している時が可愛い。憑依と聞くと体が乗っ取られるのを想像するが、この作品での憑依とは、早苗が主人公に抱き付くだけである。はっきり言って羨ましい。地底人は有能でインテリっぽく、おっぱいがでかい。良い大和撫子。未来人は若干横暴だが、部下が冷静で可愛い。ただし、カブトムシに対してヒステリックを起こすのが難点。魔法使いのユリカはツインテールが似合っているしアホ可愛い。大家さんは基本的に優しくてかわいい。主人公の先輩も病弱で可愛い。主人公も、魔法使いを認めない頑固さ以外は、好青年で印象は良い。
声優は、中村悠一と早見沙織、高本めぐみが好きなのと、二つの埴輪が竹達と悠木だったこと、敵役に忠芳が出ていた事、ユリカ役の人がハマっていたので、それなりに評価。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

59.4 3 アルバイトで高校生なアニメランキング3位
R-15(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (573)
3267人が棚に入れました
ポルノ小説でプロとして活躍している芥川丈途。丈途は職業柄あまりよい目で見られなかったがその能力が認められ、天才と呼ばれるにふさわしいものだけが入学を許される私立高校・閃学園に入学することになる。そこは個性あふれる生徒が集まっており、翻弄される丈途。学園や先輩から出される幾度の難題なテストにも負けず、彼らと協力しながら勝利を収めていく……。

声優・キャラクター
喜多丘千陽、福原由莉奈、柏山奈々美、小松真奈、積田かよ子、村上まどか、村井理沙子、月宮みどり、有賀由衣、野水伊織、長島☆自演乙☆雄一郎

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『R-15 #すぺしゃる』R15少年漂流記視聴済。

放送期間:2011年7月~2011年9月

『R-15 #すぺしゃる』は、2011年12月15日発売の小説10巻の限定版付属のDVDに収録されたテレビアニメ未放映エピソード。

オープニングテーマ
「マジヤバもーそうLOVE♥」
(第1話 - 第9話、第11話、第12話、OVA)
第12話では挿入歌としても使用
「マジヤバもーそう乙」(第10話)
エンディングテーマ
「HIRAMEKI!ピース(≧▽≦)v」
(第1話 - 第9話、第11話、第12話、OVA)
「HIRAMEKI!乙(≧0≦)q」(第10話)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

stone0819 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

評判悪いみたいだがそんなことはなかった

他の方のレビューを見てるといい評価見られないけど自分的には結構楽しめた。
かなりエロかったけど←

実はこのアニメ以前に1話だけ見て「何この糞アニメ」って思ってほったらかしていたんだけど、久しぶりに見てみたら最後まで楽しく見れた。
他の方が言うように確かに毎年天才ばかりがこんなに集まるのも設定的に無理があるし、天才って言っても主人公がポルノ小説の天才って設定のように変な天才もいて何これってなる。

でも一番の見所はヒロインの鳴唐吹音で、見た目は可愛くて優しくておしとやかなんだけど、クラリネットの天才と言われているが本人は天才だとは思っておらず閉鎖的であったが、主人公の努力で最終的に能力を開花させるという設定で、結構感動させられる。

そして主人公に関わった女の子たちが全員主人公を好きになるっていうハーレムアニメかと思っていたがそうでもなかったのが逆に良かった。

ただ正直キャラデザインはちょっと残念かな。目が大きすぎw
見た目ではボクっ子の香学創が一番可愛かったけど、性格も含めるとやはり鳴唐吹音がヒロインだけあって一番だった。
(ちなみに鳴唐吹音のキャラソンもいい曲ですb)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Q質問 A解答 T突っ込み

A,物語 4
面白いアニメですね
さすがに主人公が変態ってだけあっていじくられています
そういえばこのアニメ
「これが私の御主人様」に類似しているような気がする
エロが大丈夫な人は是非

声優 4
声優の卵もいいものですね

キャラ 4.5
ここに関しては文句なし
謡江はいいと思った

作画 4
比較的綺麗な作画である

音楽 3.5
OPは微妙だけどEDはいいと思う

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

72.6 4 アルバイトで高校生なアニメランキング4位
好きっていいなよ。(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1134)
5552人が棚に入れました
16年間、彼氏も友達も作らずに生きてきて、周りからは暗いやつと思われている、橘(たちばな)めい。ある日、ひょんな誤解から学校一のモテ男・黒沢大和(くろさわやまと)にケガをさせてしまうが、なぜか大和はめいを気に入って一方的に友達宣言、むりやりケータイ番号を押しつける。めいがストーカーにつきまとわれた時、呼んだらすぐにきてくれた大和は、めいを守るためとキスまでしてきて……!?

声優・キャラクター
茅野愛衣、種田梨沙、櫻井孝宏、島﨑信長、内山夕実、寿美菜子、前野智昭
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

<最終回まで視聴完了> なんだんねんw

いろんな意味で、少女マンガの王道だったかもだね。
誰かの嫉妬から嫌がらせを受けたりして傷ついたり、
ありもしない噂流されたら本人に確認する前に信じちゃったり、
そういう人間くさい愚かな部分を描きつつ、恋を実らせ育んでいく2人。

やきもきしたり、じれったかったり、イラッときたりしながら
最後まで観たわけだけれど、う~ん・・笑っちゃったな。

期待しすぎてしまったのかな。もう少し感動が欲しかったんだと思う。
なぜそこでそう思う・・?ってことがあまりに多くて
それは、めいにも大和にもすごく感じた。
{netabare}
しかも、めいと大和の間に会話はあまりないようで、
お互いがもっといろんなことを何でも話し合ってる仲だったら
こんなことにならないのに、ってことが多かった気がする。
付き合いが浅いからこそ、たくさん話をすべきだし
それがないから、すごく好きなのに信頼関係が浅いってことに
なってしまうんだろうね。
{/netabare}
でも、愛子やあさみっち達のようにいろんなカップルがいるわけで
その2人だけのカラーみたいなものは確かにあるし、
めいと大和も、これまでの経験と教訓を生かしながら
今後はもっともっと会話に花を咲かせたり、信頼関係を深めていくのかも。
そう思わせてくれる可愛く初々しいい話ではあった。

ちなみに、愛子やカイがいてくれたから成り立ってたし
この2人がとても魅力ある人物で、けっこうお気に入りだった。

展開的には前回(12話)のほうがよほど最終回にふさわしい内容で
盛り上がれたような気がするなぁ・・

リアルだなとは思うのだけれど、せっかくのアニメ作品だし
もう少し見せ場が欲しかったのは正直なところ。
それでも、作画は毎回美しかった。
背景がきめ細かく、隅々まできれいに描かれていて
つい見落としそうな小道具や部屋のインテリアや
置いてあるものなんかで、キャラ設定もわかりやすかったし、
そういう行き届いた想いが伝わってくるのは嬉しかった。

それに表情の微妙な変化なんかも細かくて。
あと、OPに岡崎律子の歌が起用されていたことも嬉しかった!
彼女のやさしい歌声とメロディーはとてもピッタリだったと思う。

一応、原作が手元にあるのでこれから読んでみるつもり。
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<8話の感想>

モテるからって恋愛上手なわけじゃない。
大和は確かに八方美人なところ、あるよね。
誰にでも優しくしてしまうのは、中学時代・・苛められないよう
表面を取り繕ってた時から変わってないんだなぁ。
嫌われたくない思いと、女の子は大事にしたいって思いは
わかるけれど、目先だけで動いてしまうんだろうなぁ。
あとは実際、恋愛経験が少ないから気が付かなさ過ぎてるだけ。
でも本気で好きな子がいるなら、その子を不安にさせちゃダメだよね。
めいみたいな子と出逢ったことで、これから彼もわかっていくんじゃないかな。
めいも大和と出逢って、自分の気持ちを表現するにはって悩みながら
どんどん変わっていってるしね。
新キャラの男の子、大和を昔から知ってるような感じだったし
今後どう絡んでくるのか楽しみ。
-----------------------------------------
<7話の感想>

読モのめぐちゃんは、自分に正直な子。
しっかりしたところもあって決して悪い女の子ではない。
愛子はけっこう冷静に観察しているけど、情に厚い姉御肌。
{netabare}
デリカシーないのか?と思ったあさみっちも、実はちゃんと気づいてた。
大和は、心変わりや裏切りなどしてないし、
めいには誠実なんだけど彼女の本音までは見抜けなかったかもだね。
ずっとメールを待っていためいが、大和からのメールに
「遅かったね」と打ちそうになったのを「おつかれさま」に
変えた気持ちが痛いほどわかる。
{/netabare}
でも、やっぱり気持ちは伝えないと伝わらない。
お互いが本音に気づいてあげられるほどの関係じゃないから、なおさら。
嫌な噂を耳にして、不安が疑惑に変わってしまったり
理解してるつもりで本音を隠し、いい子ちゃんぶってしまう・・
誰にでもよくあることかもしれない。
でもそのままにしておくと、気づかないうちにどんどん歯車がズレていく。
いつのまにか離れてしまってた、なんてことがないように
大切なその自分の想いをまずは信じて、勇気出すしかないのだよね。
{netabare}
愛子やあさみっちに気持ちを打ち明けためい、一歩前進できて良かった。
大和を想う気持ちの分だけ、少しずつ髪が伸びていっているめい。
気持ちをわかってくれる友達もできて、ますます変化が楽しみ。
{/netabare}

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<6話の感想>

ふたりで下校中の夕焼け空を一直線に横切る飛行機雲が、
一途な思いを揶揄しているように見えた。
でも、めいが久しぶりに1人で下校したときの夕焼け空は
どこか淋しげに映った。
だけど彼女は、今まで恋をした経験も友人もいなかったわけで
大和に対しても好意は持ちつつ、まだ自分を見失うほどの情熱には
発展していない段階なのだよね。
大和や他の登場人物の言動によって、自分の気持ちに少しずつ気づいたり
相手のことを信じれるようになったり、全部まだこれからって状態。
そんな中、大和の気持ちが今のところ揺らがずにいてくれてるのが
せめてもの救いだし、安心して観ていられる。
1クールなのかな?だとしたらそんなに話も入り組めないから
めいが今後、心乱されながらも大和と信頼関係を築いて
ほんとうに「好き」って言えるまでを描くのかもしれないね。
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<5話の感想>

猫を通してさらに距離が縮まっていく流れがいい感じ。
生真面目で優しい、めいのキャラがとてもよく表現された回だった。
そして、大和のちょっとだけ生意気な妹の繊細な気持ちが
いろいろな言動に表れていて、思わず抱きしめたくなった。
オーブン電子レンジからケーキを出すあの後姿が、めちゃ可愛い!
子供の頃の自分と重なる想いやエピソードもあって切なくなったけど
彼女には めいがいてくれて良かった。
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<4話の感想>

大和の友だちである早川君、音立てて汚い食べ方(苦笑)
イヤ~な奴の描き方がすごくわかりやすいよね。
それぞれの人物の細かな表情の変化、しぐさ、目線、指先。
そういう演出がとても良いと思う。
場面によっては、こっぱずかしくて赤面しそうなんだけど
それは、そのピュアさが今の僕に無くなりつつあるからなのかな。
大和とめいの信頼関係が少しずつ少しずつ深まっていくのは
心地良いし、素直に応援したくなる。
毎回OP聴いてるだけで泣きそうになるんでホント反則だぁw
--------------------------------------

<3話の感想>

この作品、OPがものすごく好きだけれどEDもいいな♪
歌だけでなく、あの紫陽花色のイラストの数々がすごく好きだ。

人には多少なりとも心の傷があったり
罪悪感や劣等感を持ちながら前へ進んでいるよね。
そんな自分の心のうちを大切な人に打ち明けることで
お互いの距離を縮めたり、理解したり、しようとしたり。
大人ならさらっと流してしまうことでも、彼らは高校生。
ひたむきさ、みたいなものが伝わってきて
大和やめいはもちろんだけれど、波乱因子になりそうな愛子のことも、
ちょっと憎めないものを感じた。
それにしても、大和モテすぎだろww
まぁ、実際ああいう人いたけどね(笑)
{netabare}
チャラいようで実は、めいを好きになった理由がちゃんとあったってことが
今回は言いたかったみたいだね。
{/netabare}
-------------------------------------
<2話の感想>
{netabare}
中西くんが意外にいい奴で、初々しくも想いをはっきり伝えてるところ
なんかけっこう好感持てた。
あさみっち、ライバルになるのかと思ったら、
いいお友達になれそうだしホッとした~
にしても、あのチュー攻めは観ててニヤケながら複雑というかw
思わず顔がほてったww いったいどんな展開が待ってるやら。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 63

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最初と最後で、別人のような主人公

王道の少女漫画。
高校生同士の、まさしく恋愛模様を正面から描いています。
定番にして王道。意外性はありませんが、等身大の高校生の「恋」」にまつわる喜びや苦悩。
キャラクターも漫画チック&アニメチックな要素は少なく、現実に居そうな感じの登場人物。
人間くさく、未熟で、不器用で、もどかしく、切ない。
そんな恋愛ものです。


初っ端で主人公は、なかなかトゲのある人物像を見せてくれます。
人間不信で周りから距離を置いて何処か達観している風な性格。そんな主人公が、モテモテイケメンの男と恋をして、色々悩みながら変わっていく軌跡が本作の全て。
どんどん人間らしく
どんどん若者らしく
どんどん女の子らしく
恋をすることで、他人と関わることで、変化していく主人公の様に感情移入して嬉しかったり苦しかったり。
ストーリー展開こそフィクションらしく色々と事件が起こりますが、奇をてらった演出や特殊な人物はでてきません。
あくまで現実の高校生に起こり得る設定の範疇で、極端な事をすることもなし。ある意味漫画のキャラらしくない等身大な行動原理の中でのお話。
根幹にあるのは「トラウマの克服」でしょうか。主人公に限らず、みんな色々悩んでいますがそれを乗り越えた先での愛情・友情の物語。
少女漫画らしく、恋に想い悩み、他人との関わりを持つ事の「キモチ」を丁寧に描くことに注力してあります。


話数を重ねる毎に飛躍的に可愛らしく変わっていくのが魅力的。しかもそれが無理なく自然に見えるのが秀逸。
いい意味で、主人公の変貌ぶりに驚かされる作品です。

大切な人が出来て、気持ちを通わせて、前向きに自分が変わっていく。
これ、やっぱり女の子の憧れのシチュェーションなんでしょうね。
赤面するようなシーンもいっぱありますが、
「ああ、そうだよねぇ」
という納得の気持ちが、気恥ずかしさに勝ってしまいます。


とにかく、王道中の王道。
久しぶりに、由緒正しい少女漫画のパワーを見せつけられた気分です。これ、イイです!

OPも作品の雰囲気や内容を反映してか、静かで優しく切なく暖かい旋律・・・いいですねぇ。
紆余曲折あったけど、みんな自分の進むべき道を行っている、そんな締めくくりも暖かい。

クサい表現になりますが、恋って素敵。(〃'▽'〃)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

共感して、心にぐっときた。

女の子の絵はかわいいんですが、男子(大和など)の体の書き方や髪形に少し違和感を感じます

ですが、背景がけっこう細かくてびっくりしましたねー。
作画は中といったところですかね。


話的には、このアニメ(マンガ)心理描写がリアルすぎて
見てて痛々しくなるときありますが、
とても共感しやすいお話なので、けっこう楽しめて好きだったりしました^^

また、いちおう原作、読んでますw
原作では最終回の続きも書いてるので、続きが見たい人は一度見てみるのもいいかもしれませんねー


個人的にキャラで海とナギと姉御(愛子)が好きです!
海みたいな人が現実にいたらいいのにな~と本当に思いますしねw


~13話~(最終回)

{netabare}いままでの回で一番笑いましたw
特に妹ちゃんと大和の会話が漫才みたいでしたよw


あと、このアニメカップル多いですね~。
この回ですべてのカップルが出てきて、思わずドンドンしてしまいました^^;

そのギャップとひどいせいか、海がかわいそうなんですけどね・・めぐたんと付き合えばいいのに・・w


ニコニコ、ニヤニヤでおわりましたね~
最終回ボロ泣きするようなアニメもいいですが、こんなふうにすっきり終わるのもいいですね!^^{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

85.5 5 アルバイトで高校生なアニメランキング5位
僕らはみんな河合荘(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2397)
13613人が棚に入れました
親の転勤で「一人暮らし」をすることとなった男子高校生・宇佐は「河合荘」という賄い(食事)付の下宿に住むこととなった。そこには彼にとって憧れの先輩である女子高生・律も住んでおり、宇佐は「彼女と共に、穏やかで充実した高校生活を送りたい」と願う。

しかし河合荘には律の他に強烈な個性を持った住人がおり、宇佐は彼らに大きく振り回されてしまう。

声優・キャラクター
井口祐一、花澤香菜、四宮豪、佐藤利奈、金元寿子、小林沙苗

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかなOPが良かったです(*´ω`*)♬

趣のある古い木造の下宿『河合荘』を舞台に
残念な住人たちが繰り広げるコメディ作品。
全12話。

主人公である高校1年生・宇佐 和成が親の転勤を機に
憧れの一人暮らしと胸を躍らせながら河合荘に入居する。
そう、あの変人たちが待っているとも知らずにw

テンポの良さ、個性的なキャラ、笑いのセンスなど
コメディ作品に必要な要素はしっかり抑えています。
文字で取る笑いや登場人物が限られている事も
プラスポイントになっていると思います(´∀`)b

無愛想なヒロイン・河合 律をはじめ
個性的な住人たちは魅力溢れるキャラばかり。
高校生2人:成人4人の住人割合がこの物語に
ピタッとハマっていた気がします♪

コメディには似つかわしくない色彩豊かな
作画が印象的でしたw
この辺りは宇佐と律の甘酸っぱい青春ものを
意識した結果なんですかね。
とても優しい感じを受ける色使いは個人的に◎
モデルが岐阜の街並みもキレイでした。

無愛想なヒロイン役を演じるのは花澤香菜。
はいそこ「出過ぎなんだよ」とか言わないw
ハイテンションな役どころも好きだけど
こういう役もいいですね(´ー`)

何か良いことしか書いてないなぁ…
でもまぁ、これといった欠点も見当たらないので
色々な方に楽しんで頂ける作品だと思いますよw
笑いで元気を貰える良作、オススメです♪




《キャスト》
宇佐 和成(CV.井口祐一)
河合 律(CV.花澤香菜)
城崎(CV.四宮豪)
錦野 麻弓(CV.佐藤利奈)
渡辺 彩花(CV.金元寿子)
河合 住子(CV.小林沙苗)


《主題歌》
OP:『いつかの、いくつかのきみとのせかい』/fhna
ED:『My Sweet Shelter』
   /河合 律(CV.花澤香菜),錦野 麻弓(CV.佐藤利奈),渡辺 彩花(CV.金元寿子)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 80
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

河合荘、その響きが悲しくも心地よい。<追記:特別編>

岐阜市、金華山、長良川。
このアニメは、自然と趣が溶けあった町が舞台のメゾンラブコメです。
時々訪れるラブ模様は、片っ端から破壊されます。
そのハイテンポ、ハイテンション、ハイクオリティーのお笑いセンスに大爆笑です。

主人公は、高校2年生の律ちゃんと高校1年生の宇佐君。
読書大好き、ひとりだけどボッチじゃない少女、律ちゃん。
律ちゃんに近づきたい、変処理好青年、宇佐君。
律ちゃんは本に夢中で、宇佐君、なかなか近づけません。
そこで、本を利用して・・・。
純朴な二人の関係は微笑ましいです。
とくに、律ちゃんの表情の変化はバッチ恋いです。

一方、河合荘の大きなお世話トリオは超個性的。
麻弓さんは、下ネタ好きのあけっぴろげOL。
彩花さんは、腹黒女子大生。
城さんは、M体質の小説家?
彼らの破壊行為は、筆舌を尽くしがたいです。

そんな変人たちに宇佐君は、重箱の隅をつつくがごとく対応。
これは、宇佐君の対人距離測定能力が優れているから。
この能力があれば、大抵の人とうまく付き合えるでしょう。
うらやましいかぎりです。

このアニメを魅力的にしているのは声優さんの演技。
とくに、サトリナさんは素晴らしい。
素のように思えてならないのですが・・・。
また、小林沙苗さんがこんな役もできるなんて、ちょっとびっくりでした。

OP、ED双方、良曲です。
EDのドーゾ♪、ちょいハマリでした。

<追記:特別編>
{netabare}文化祭の話です。
久しぶりだけあって笑った笑った。
麻弓さん:下ネタ担当、彩花さん:いじり倒し担当、城さん:変態担当。
相変わらず過ぎて、涙を流して笑ってしまった。

宇佐君との擦れ違いに、律ちゃんに心の変化が・・・。
でも、最終的には丸く収まります。
私と性格が似ている律ちゃんに共感。
感動の涙が・・・。

2種類の涙を流した特別な作品となりました。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 99
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかな初々しいラブコメ

食事付きの下宿「河合荘」で一人暮らしをすることになった
主人公の宇佐が憧れの先輩や個性的な人たちと同居することになった
一つ屋根の下(下ネタ系)日常ラブコメ。

オンエア版は全12話で、第13話はOVAのみでワンシーズンなので
個性豊かなメンバーのドタバタ劇や胸キュンな初々しい恋愛描写も
楽しんで観る事が出来て、昔のアニメや海外アニメを見慣れていたせいか
最近の日本のアニメってこんなに作画が繊細で色彩が綺麗なんだ・・と
ちょっと感動しながら観ていました。
特に律を見つめる時の主人公の恋する気持ちや感情を表現した
潤んだ瞳の描き方がとても色っぽいなぁと思います。

OPで律の色んな姿(メイド服や執事等)が観れるのが楽しくて
毎回飛ばせなかったです。
{netabare}律が本を読みながら歩いていると
文字が雨のように落ちてきて
追いかけてきた宇佐が傘をさす描写のシーン。
読書好きな律の頭の中が覗けると同時によく見るとOPの歌詞なのがツボです。{/netabare}

岐阜県が舞台で、都会の喧騒から離れた岐阜市川原町の
古い町並みが残った風景に癒されます。

余談
{netabare}
3話の最後あたりで腹黒だけど可愛い彩花さんの
表情や手口にドキドキしてしまい、
自分が男性だったら嫁に・・なんて観ながら妄想をしていたら
なんか・・濡れてる。
おかしい、と思い自分の胸元を見たら

血まみれでした。
鼻血です(´・ω・`)

アニメ観てる時に大笑いしたり、泣きながらハンカチで拭って
テレビに投げたりはあっても、鼻血は初めてでした。
のぼせたのか彩花さんの魅力にやられたのか・・謎です。

それぐらい彩花さんに破壊力があると感じたので、
皆さんも鼻血が出たときは、冷静に鼻をぐっと抑え
下を向いて止血してください。
(上を向くと喉に血が流れ炎症起こすので)
{/netabare}
とにかく作画が綺麗で、青春時代を思い出すような胸キュンシーンや
コメディ(殆ど下ネタだけど・・)もあるのでオススメです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 84

84.1 6 アルバイトで高校生なアニメランキング6位
ReLIFE(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1358)
6916人が棚に入れました
海崎新太(27歳)は、新卒として入社した会社を3ヶ月で退職。
その後の就活もうまく行かず、親からの仕送りも打ち切られ田舎に戻ることを迫られる。
悩みを打ち明けられる友達も彼女もいない……
途方に暮れる海崎の前に謎の人物・夜明了が現れる。
夜明は海崎にニートを対象にした社会復帰プログラム「リライフ」への参加をもちかける。
その内容は、謎の秘薬で見た目だけ若返り、1年間高校生として高校に通うことだった――。

声優・キャラクター
小野賢章、茅野愛衣、木村良平、戸松遥、内田雄馬、上田麗奈
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

青春のやり直し、この物語は青春ものの名作と思います

2016夏期アニメ流行のやり直し、変えたい系のひとつです。原作等知らないので真っさらな状態で見れました。
作画もまずまずで期待大でした。何より…1話のEDが民生だったのが良い!!しかもイージューライダーじゃないか!! これだけで完走決定しましたた。

1話…始まり始まり
{netabare}就活してもニート扱い。ニートの定義は分からん。3ヶ月リタイアに対する現実突きつけているようだが、現実はどうなんだろう。にしても、27で仕送り打ちきり、当たり前と思ってしまう自分は年取ってる?
タバコに酒、そういや、高校ではダメなの当たり前だった…戸惑うのも無理はない。けっこう現実を見るような感じで考える作品かな。リライフの本当の目的とか、面白そうです。{/netabare}

2話…携帯の持ち込みは禁止
{netabare}いや待て、俺の時は携帯なんて無いし、ポケベルすら無いから…
ちょい大人と高校生の会話、良くできてます。そうだ、27のころに高校の問題解いたことあったが、まさに…何で大学まで行けたんだろうか?全くもって不思議。
海崎と千鶴の大人の会話、最後はみんなと別れるのでしょうけど、この二人の関係が気になっていています。{/netabare}

3話…27歳で体力落ちたとか言ってたらさ…
{netabare}俺はどうなるんだよ…と思った方、けっこういるのでは? はい、自分はその通りです!
体力測定をして、海崎がおのれの年齢を認識しするという回。肩が回らない、足がもつれる…あるよね~(泣)。1か月で高校生活に馴染んで、サンプルとしては上々のようです。
人間関係を構築してくなかで、合わないような人同士がどうなっていくのかというのも物語で面白い部分です。狩生と千鶴がどうなっていくのか見ものです。千鶴が狩生のこと分からなくなっているのは№001の伏線なのでしょうね。にしても、面白い。大笑いというより、くすくす笑えるところがいいです。大人のアニメという感じですね。{/netabare}

4話…その階段落ちで入れ替わったら…
{netabare}「転校生」だよね。あ、小林聡美と尾美としのりの方です、世代的に…。
千鶴の不可思議な笑顔が不幸を招くとは…。若い者の悩みは若い者同士で解決しないとね。自分は説教したら敗けだと思っている、普段から。アドバイスはいくらでもするけどね。狩生の闇なんて、闇じゃないんだけど、その世代だと、深いんですよね。スゴく理解できましたし、そこがうまく表現できていたと思います。{/netabare}

5話…友達になろう
{netabare}階段落ちした二人は保健室へ。海崎は狩生に説教。説教しながらも海崎はそれまでの現実に葛藤。
狩生は千鶴と正面から向き合うことに。狩生と千鶴は互いに思っていることを語り合う。そこで初めて千鶴の本当を知る。他人に全く興味がないこと、変えようとしてること、不器用なこと。そして友情の握手。
海崎は夜明と酒飲みながら語り合う(姿は高校生だった気が…)で終了。

狩生への説教は完全に大人目線だよね。悩んでいる若者見ると言いたくなるのはよく分かる気がする。でも、説教ではないです。アドバイスだと思う。けど、高校生にはオッサンの説教にしか聞こえないかもね。狩生の反発も高校生らしくて良いです。
千鶴の他人に全く興味がないまま生きてきたという設定も良いです。被験者1番が彼女なのが分かるように誘導してます。千鶴が海崎に意識し始めた描写があったので、千鶴の変化が今後の見処ですね。

3頭身転換の流れ、場面の作り方、心理描写、本当に上手です。{/netabare}

6話…メガネ女子がメガネを外すとき
{netabare}可愛いのがアニメである。これは譲れない(何が?)
大神と杏がのんびり休みを過ごしている海崎の家に押し掛けて勉強会。海崎はビール缶とタバコを隠して…。大神は良いヤツ過ぎだけど、鈍い。海崎と杏の大人のツッコミにも動じない。狩生の思いは届くのだろうか…。
杏は夜明の後輩でした。Jkでないのは分かりきっていたけどね。海崎に気があるのは間違いないんだろう。海崎と千鶴が良い感じになったらどうなるのか見ものです。
千鶴も海崎も互いに意識してきているのですが、互いに被験者と気づいたらどうなるかも見ものです。{/netabare}

7話…研究所も組織にかわりはない
{netabare}今回は海崎が被験者になる前の夜明の話です。被験者001がうまくいかなくて、夜明の立場がないような状態。上司からは詰められ、悩む夜明。そんな時に被験者候補の海崎をチェックして…。杏と夜明の関係とか、見ごたえある回でした。
そうか、研究所とはいえ、1組織にしかすぎませんね。嫌な上司もいるだろうし、うまくいかず悩むことだって有ります。海崎だけでなく、夜明の方まで描くとは思わなかった。心情が読み取れて面白いです。夜明も杏も意外とリライフを楽しんでいるのかもしれません。
しかし…フリーザ様と貝木が上司にいた気がする…。これが上司って、想像しただけで嫌だ…{/netabare}

8話…狩生が不憫すぎる…
{netabare}海崎はまたもや赤点いっぱいの追試モード…。本当に院まで進んだ人なんだろうか…。
そしてタマがやっぱり赤点追試。まさかのスポーツ推薦入学とは思ってなかった。無理してはダメです。その結果が狩生のケガに…。狩生を追い詰めるアニメだな…。タマはタマで、トラウマ抱えてた。言われたくない一言を親友に言われたら辛いよね。幼馴染みがなんとかせねば。でも3人の関係も微妙そう。青春ものだなと思う。
肝心の海崎と千鶴は、なんか良さげ。最近、千鶴の存在が薄いのでちょっと寂しい…。メインヒロインだよね?
良い感じで話が進んでいるけど、どう見ても夏で終るよね。早くも二期を期待してます。
にしても、モブ女子高生に水瀬さんの名前があったのは驚いた。先週の上司といい、隠れキャラみたいな感じで面白いです。
{/netabare}

9話…千鶴養分たっぷり
{netabare}狩生のケガはけっこうな重症。優しくする大神、話すことができないタマ、自分が嫌になる狩生…狩生の闇は深くなるばかり。
さすがの千鶴も雰囲気に気付いて相談しに海崎の家に(大胆なのか、鈍いのか)。二人の会話聞く杏と夜明。海崎はすこし前のできごとを思い出して…。

千鶴たっぷり。この子が先を考えているようです。{/netabare}

10話…先生…バス…バレーがしたいです…
{netabare}千鶴に告白した「試合がしたい…」はまさにあの有名なシーンのオマージュじゃなかったかと。

たまちゃんの思いにアドバイスする千鶴と海崎。そのなかで千鶴にの過去が明らかに。小学生の時は普通だったのに…。コミュ障害だったとは思えないくらい、きちんと話して、自然な笑顔で対応できてるじゃないか。何気に背中を押す海崎も男前。

話し聞いていた狩生、本当にめんどくさい。試合がしたいけど、行けない。最後に押したのはやはり千鶴。結局試合は負けたけど、たまちゃんと狩生が得たものは大きかったようで。二人の笑顔がその証拠。にしても、めんどくさい女子を演じたら戸松さんに敵う人いないんじゃないかな? 本当にめんどくさいんだもん。

やはり千鶴が被験者001なんでしょう。発言が大人だし、夜明の嬉しそうな感じで分かります。今回は青春ものの極みみたいな話で面白かったです。千鶴も大活躍だったし。{/netabare}

11話…大人になれ…ってどういう事よ?
{netabare}いまだに良くわかりません。我慢? それは違うと思う。ただただ人生積み重ねていくだけの事ではないかな。

重い回でした。海崎の人生を変えたであろう、会社の出来事が回想されました。面倒を見てくれた教育係の先輩は出来すぎな人で、周りからやっかみにあい、陰湿な嫌がらせを受けます。我慢できない海崎の気持ちが爆発、その結果、嫌がらせは加速、そして自殺…発見したのは海崎。社長は会社で自殺したのは会社愛があったからだと言い、反抗した海崎は会社を退職…で、今に至ると。
海崎が墓参りに訪れと見知らぬ若者が。聞けば海崎の後輩だという。海崎は後輩から伝説の社員と崇められているというところで次回へ。

なぜ海崎がリライフに至ったのかという核心の話でしたが、2~3話くらい使ってもいいような内容だったと思います。が、これでは短い。先輩の自殺が本当はなんだったのかは実はよくわかりません。また、腐っている会社の中身も分からないし、社員もこんな連中だけではないだろうし…って、それやったら実写ドラマになってしまうか。

この話し、夜明も自らリライフしているんですよね。自分の置かれている立場が海崎の過去と重なるようになって、会社やめた海崎を実は尊敬している節が見受けられます。

にしても、このアニメ、本当におもしろいな。もう終わりになるのか…もっともっと見たいです。{/netabare}

12話…君がいた夏は遠い夢の中♪…JITTERIN'JINNでしょ?
{netabare}えぇっ!!Whiteberry?…て、時代的にそうだよね~
長期休みのありがたさは卒業して初めて分かります…でも海崎には補習という変わらない日常が待っているわけで。
制服でビールかい、しかも経費でだと?なんて贅沢な。う、羨ましくなんか…羨ましい…。
にぶちん大神がとうとう気持ちもに気づいた。これを見守ったり、冷やかしたりするアラサーの面々。大神は告白を決意して、そして次週、最終回へ。
って、来週最終回かい!!面白いのに、なんて半端な…。{/netabare}

最終話…告白って、いろんなパターンあったんだよなぁ…
{netabare}夏祭りは心も盛り上がるよね~そうだったな~懐かしいなぁ~
とうとう大神が狩生に告白、狩生は狩生で告白を決意していたとは。ピュアだわ…見てる方が恥ずかしいわい。うまくいったね、当たり前だけどさ。
でも本当の主役は海崎と千鶴でした。千鶴が被験者だったことが回想されました。分かっていたけど、最終回で持ってきたね。二人とも同じ感情を持ってしまって、気持ちあるのに、忘れてしまうことが怖くて、言い出せない。切なくて、切なくて、それでも辛くしないのがこのアニメのいいところ。二期に繋げる終わり方でした。それにしても千鶴は可愛かった。{/netabare}

おもいっきり青春ものというところと、大人目線で見た青春、これにやり直しという設定も加わり、さらには社会の重さまで重なるという、ちょっと間違えたらグタグタになりそうなところをうまくまとめて、本当に面白い作品でした。
海崎、千鶴、夜明、杏の大人組、狩生、たま、大神の現役組、キャラも良くて、展開もすいすい進むし、ちょっと考えるところもあれど、難しくはありません。そこが良いのだと思いました。

作画はまずまず、デフォルメのシーンも無駄なものではなく話に溶け込んでかえって良かったなと思います。OPのボタンは今期一番好きな曲でした。EDはすべて歌ってました。久々にカラオケにも行きましたし。

二期あることを信じたいです。卒業は多分、泣くな…。来年4月にイベントあるということは…二期の発表で逢ってほしいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 60
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「Re」物は満腹と思って未視聴の方におすすめ

世界観:6
ストーリー:8
リアリティ:5
キャラクター:8
情感:7
合計:34

<あらすじ>
海崎新太は、新卒で入社した会社を三カ月で退社。その後の就活もうまく行かず、田舎に戻ることを迫られる。途方に暮れる海崎の前に、夜明了と名乗る謎の男が現われ、ニートを対象にした社会復帰プログラム「リライフ」への参加を持ちかける。内容は謎の秘薬で見た目だけ若返り、一年間高校生として高校に通うことだった。
(公式サイトより)

社会人が高校生活を送りなおすという現実味のない設定で、あにこれ評価点は確か中の上くらいというのは記憶していましたが、私も今の生活から逃避したい欲求があったのか今回、選択してみることにしました。

冒頭では、やはり設定の緩さが気になりました。{netabare}見た目を若返らせられる薬を開発できるのであれば、それを売るだけで営利企業として十分であり、何でニートを更生させるなんて回りくどいことするのかと。しかも、被験者の生活保障までしてあげて。もし、割を合わせるとしたら、就職できた暁には100万単位の成功報酬をもらう契約じゃないと現実味ないです。1日中被験者をストーキングするとか、どんだけの人件費かけるんだという話。
夜明さんにかかるコスト、時給1200円として1日12時間(くらい拘束してるでしょ)、1年365日で525万円。小野屋もいる。このコストに見合う利益の源泉は何なのか。

研究が裏世界的なもので、実は若返りや老化に大きな副作用やリスクがあるとか? でも夜明さんも薬普通に飲んでいるし、夜明けさんも会社に使いつぶされているだけという可能性はあるかな。この薬が一般的に使用できるようになれば、これくらいのコストは元取れそうだし。なら、主人公が定期的に検査を受けるシーンを入れておけばOKという感じか(ないけど)。もしくは、お金持ちのマッドサイエンティストの道楽か?

しかし、戸籍などの関係から、高校生として入学させるのは結構大変なんじゃないか。更に、高校生活を送った人たちから記憶が消えるという。1人の記憶から、特定の人物の記憶を消す技術自体も超高度なものだが、それを、高校生や教師全体に行うって、どうやって? まあ、このあたりまで考えて、設定は気にしてはいけないタイプの作品なんだろうなと見切りをつけました笑(中盤には元の見た目に戻る薬も出てきて、簡単に変化できるし、佐伯さんの墓参りのエピソードで海崎のマークを去年からやっていたことも判明しますしね)。{/netabare}

しかし、視聴を続けていくと、ガバガバな設定の割に、登場人物たちの高校生らしい日常風景をコミカルに描きつつ、心理描写は意外と丁寧で面白い。{netabare}まずは、千円の畳み方(ターバン英世)に爆笑。ネットで検索したらほんとにあるし。日代の愛想笑いのシーンも笑えました。感情に訴えてくるシーンも複数あります。

被験者001がクラスにいるのだろうなというのは早めから気づきましたが、それが誰なのかというのもミステリー的に楽しめました(最初、小野屋が怪しく思いましたがスタッフだったということで、残った候補が最終話でそうですよねという結果に)。

あと、EDは奥田民生のイージュー・ライダーで渋い選曲と思いましたが、2話目でT.M.レボリューションが流れた拍子に笑いがw。毎回どんな懐メロが流れるか楽しみになりました。90年代後半頃を中心に、当時流行ったけど今は忘れられているような絶妙な選曲です。主人公は独身にする必要があり、かつ視聴者のターゲットを学生にもおいていることを踏まえて27歳に設定されていますが、大人になってから学生時代を想って視聴することができるという面で真のターゲットは30、40代かなと思いました。{/netabare}

今の学生のリアルとはズレがあるのかもしれないし、むしろ人間関係が煩わしく、早く大人になりたいと思っている学生もいるんでしょうけど、戻りたくとも戻れない社会人から伝えたい内容が随所に詰まっています。

勉強も大切ですけど、出会いと別れが繰り返される中で集団生活を送り、人間関係を築くという面のほうが、学生生活には重要というだということ、貴重な時間だったということが痛感されます。当時の自分には、大人へのレールに乗っているだけで主体的な取り組みをしようという自覚はなかったので。

当初設定でのツッコミ所はプラメモ以上ですが、最後には作品を愛せて、続きが楽しみになった作品です。放映の頃、Reゼロや僕だけがいない街を視聴していた上、設定が単純かつ同じシーズンのorangeに失敗した影響(rewriteもやっていた)等あって、「Re」物は満腹と思って視聴しなかったのですが、もっと早く見ておけば良かったと思いました。未視聴者(特にアラサー(後半)~アラフォー世代と、まだやり直しがきく中・高生)におすすめします。

<2019.1.25追記>
キャラクターの配点が高かったこと、相対的な評価も考慮して調整しました。未視聴の方におすすめします。

(参考評価推移:3話3.7→4話3.8→5話3.9→10話4.1→13話4.2→調整4.1)
(2018.1視聴、2019.1調整)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 55
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

体は高校生!頭脳は27歳!独創的かつ秀逸な設定で、2010年代の世相に苦しむ大人に、深く刺さる傑作青春劇

漫画・小説配信アプリ「comico(コミコ)」の漫画が原作の青春劇です。
社会からドロップアウトした大人(27歳)の主人公が「高校生に戻れる薬」で再び高校生活をする…
同級生の若者たちを大人目線で微笑ましく見守ったり、戸惑ったり、交流して青春したり。
変則的な「タイムリープや時間巻き戻し系」の亜種なんですが、大人目線の高校生活と、瑞々しい青春劇が巧みに描かれている力作。

日本が失われた○○年、リーマンショック(2008年)等の厳しい世相を感じているであろう世代(20代30代あるいはそれ以上)の心情に強く訴えかける舞台設定とテーマ性が素晴らしい。
この時代ならではの世相を反映した、隠れた話題作かと。

{netabare}『物語』
前職を退職し無職(コンビニでアルバイトはしている)主人公・海崎新太(かいざき・あらた)27歳が、謎の組織の謎のプロジェクト「リライフ」の試験者として「精神は27歳のままで体(見た目だけ)が高校生に戻り、もう一度高校生活」する事に。
…諸設定はかなり力業なんですが、この舞台設定が実に面白い。
謎の薬で大人と高校生になったり、謎の権限?で入学通したり、謎の力で周囲の記憶操作したり、ご都合主義連発…が、徹底して舞台装置として機能している。
ここら辺の「物語の為の舞台装置」に無粋なツッコミは無用なのですが、本作は比較的強引に押し通す事に成功している感。

…結構重めの話に見えますが、学園ドラマの大半は楽し気な雰囲気なので、全般的には親しみやすいです。
リライフの秘密を共有する大人組同士の交流もコミカルかつ本作特有の持ち味(大人目線の高校生活)あり。
「2つの世代」それぞれ特有の感情の機微が巧みに交錯していく学園ドラマ。
これがコミカル面でもシリアス面でも終始面白かったです。
…27歳は私(アラフォー)から見るとまだ若いので、海崎新太君の思考も私からすると微笑ましいですw
(例えるなら、小学生高学年の男の子が低学年の女子に「ぼくはお兄ちゃんだからな!」みたいな)


シリアス面では、27歳海崎の人生ドラマと、メインヒロインの女子高生・日代千鶴(ひしろ・ちづる)中心の女子ドラマの2本の軸が交差。
海崎の話は「ブラック企業」に代表される忌まわしき現代社会の闇に翻弄される苦悩、まさに現代日本(2010年代)の暗い世相を根強く反映した題材であり、後味は悪いけれど、共感せずにはいられない…。
海崎新太は高いコミュ力を持つ優秀な人物(学業はダメだけど)な事が示されている事もあり「悪いのは社会の方」という風刺を感じる。(やや一面的ではあるも、概ね共感)
逆説的に、彼くらいコミュ力も人格面も問題の無い人物でも、理不尽にドロップアウト強いられる事もあり得る、今の日本やばくね?と。
…憧れの先輩を救えなかった過去に苦しむ海崎が、2度目の高校生活で年下の若者たちとの交流で変わっていく過程が、もうひとつの軸(女子高生組のドラマ)と交差していく。

女子高生たちのドラマはやや少女漫画的な印象(作者が女性な為か)
モブの悪意とか、唐突な辛いアクシデントなど、辛辣さを感じる展開がやや難。
それをドラマチックさや交流劇・成長劇に昇華する展開は良かったです。
バレーボールの話は青春劇としてかなりジーンと来た。
若さゆえの思い込みや誤解、すれ違い…
大人の海崎はハラハラしながら見守りつつも、過度な干渉は慎重になる等のアプローチの迷いが終始緊張感あった。
最終的に三人の女子高生たちが成長し良い関係になっていく。
…きらら的ゆるふわではないが、本作みたいな女子の友情もある意味百合物かも。

総じて、舞台設定が抜群に秀逸でした。
現在進行形で高校生世代にも人生の先輩からの後押しになるかもですが…
それ以上に大人(だけど老人世代からすると若造)世代に強烈に刺さる作品でしょう。
難を挙げるならば、やや陰湿な悪意が不快要素なのが気になりました。
あと、日代さんの正体も余計だったような。海崎と世代が違うからこその交流劇が、興醒めになりそう…
ただ、そこは続編もあれば評価は変わるかも?
…彼らの学園生活はまだ途中、これは是非続編が観たいです。

余談
「comico」由来のアニメは本作で3作目(全国放送のみで)、「ももくり」も私的に大好物、今後comico作品に期待していきたいです。
(ナンバカは…うーん…)


『作画』
キャラデザも背景も安定感あり。
やや安っぽい印象も。
それでも十分美男美少女揃い。

『声優』
小野賢章さん、木村良平さんなど安定感あり。
上田麗奈さんの小悪魔キャラも面白かった。
茅野愛衣さんのぎこちなさ、戸松遥さんのぶっきらぼうなどハマリ役。
注目は 玉来ほのか役の茜屋日海夏さん。プリパラのらぁらちゃんじゃないか!

『音楽』
本作の見所。EDに2000年前後のJ-POPのヒット曲を使用しており、本作の対象世代に刺さります…
OPも良い。楽曲面で印象的です。


『キャラ』
社会からドロップアウトしたとはいえ、海崎新太は非常に高いコミュ力と思いやりや配慮を持つ立派な大人でした。
学業はニガテだけど大学院生だったエリート、人間力の高さが光った。
高校生や、新人女性教師(25歳)相手に(内心)大人ぶるのは、むしろ微笑ましいですねぇ…。
稀有な逸材、彼でなければこの物語成立しなかった。

飄々とした夜明了も、学園物としても本作特有のリライフ関係者としても面白い男であった。
ドSの皮をかぶった苦労人、彼で一番精神年齢高かったかも。

大人と女子高生をあざとく使い分ける小野屋杏の小悪魔っぷりも可愛い。

メインヒロイン・日代さんは交流の仕方が分からないだけで根は良い子、ポンコツ可愛かった。
無理やりな笑顔がかわいいw

狩生さんは、少女漫画なら彼女こそ主人公張れる器。
(あるいは、日代さんかほのかちゃん主人公だとライバルボジか)
一番感情の機微が分かり易いので好感持てる子でした。

玉来ほのかちゃんはホンワカ系で一番萌える。
優しさも責任感もある良い子なんですが、空回りすることもある…

男子生徒も良キャラおり、学園物として層が厚かったです。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 54

72.3 7 アルバイトで高校生なアニメランキング7位
xxxHOLiC ホリック(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (726)
4713人が棚に入れました
アヤカシに好かれてしまう高校生・四月一日君尋は、願いを叶えるミセの女主人・壱原侑子と出会う。アヤカシが寄り付かない体にしてもらう為、その対価として彼女の下で半ば強制的にバイトをしている間に、悩みを抱えた人間や人でない者等の不思議な客と出会い、奇怪な出来事に遭遇していく。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

《物語シリーズ》より、個人的にはこっちの方が好き・・・

原作マンガは今も少年誌に続編が断続的ながら連載中で、2年前には実写TV番組も作られた人気作。
そしてアニメの方は、2005年夏に公開された劇場版を皮切りに、2006年/2008年とTV版が制作され、その後も2009-2010-2011年とOVAが制作されています。

で、その劇場版・TVアニメ・OVAが全て、監督(水島努氏)+制作(Production I.G)の組み合わせで、劇場版を除いて、シナリオ構成および脚本に原作者CLAMPの大川七瀬氏が深く関わっており、原作マンガとアニメの世界観が揃っていて、『ツバサ』の時のような違和感を余り持たずに楽しめました。

※但し、一番最初に作られた劇場版『真夏ノ夜ノ夢』だけは、原作マンガやTVアニメと全く繋がりのないオリジナル・シナリオ(担当スタッフを確認すると、CLAMP大川氏が全く関わっていないようです)で、他のシリーズ作品とは異質な内容なので要注意です(この劇場版はOVAまで見終わったあとに、ついでに見とけば十分と思います)。


◆シリーズ別評価

劇場版(真夏ノ夜ノ夢) ☆   並 3.5 (70点相当)
第1期         ☆  並 3.8 (76点相当)
第2期(継)      ★  良 4.2 (84点相当)
OVA(春夢記)     ★  良 4.3 (86点相当)
OVA(籠)       ★★ 優 4.5 (90点相当)
OVA(籠 あだゆめ)   ★  良 4.2 (84点相当)
---------------------------------------------
総合         ★  良 4.2 (84点相当)

※因みに 原作マンガ ★★  優 4.7 (94点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


=============== 劇場版 xxxHOLiC 真夏ノ夜ノ夢 (2005年8月) ==============

{netabare}全1話 ☆ コレクター達への招待状、xxxHOLiCの意味(=何々中毒者){/netabare}

主題歌 「サナギ 〜theme from xxxHOLiC the movie〜」

※同時上映された『ツバサクロニクル鳥かごの国の姫君』と内容がリンクしていますが、xxxHOLiCの他作品とは余り繋がりがなく浮いた作品(脚本担当がCLAMPではなく、只のドタバタ喜劇に終わってしまっている印象)


====================== xxxHOLiC (2006年4-10月) ======================

{netabare}- - - - - - - OP 「19才」、ED 「Reason」 - - - - - - -

第1話 ヒツゼン ★ アヤカシを引き寄せる性(さが)、願いの叶う店
第2話 キョゲン ★ 幸運の女神?それとも・・・(九軒(くのぎ)ひまわり)、小指の呪い
第3話 エンゼル ★ 百目鬼(ドウメキ)との相性、コックリさん
第4話 ウラナイ ★ 偽者占い師、本物占い師
第5話 シリトリ ★ 狐のおでん屋  
第6話 タンデキ ☆ ネット中毒
第7話 アジサイ ☆ 雨童女(アメワラシ)、彼の岸と此の岸の境
第8話 ケイヤク ☆ サルの手
第9話 ユビキリ ☆ クダ狐、運命の赤い糸
第10話 トモシビ ☆ 百目鬼(ドウメキ)の寺での百物語(怪談)
第11話 コクハク ★ 座敷童(ザシキワラシ)、烏天狗(カラステング)
第12話 ナツカゲ ☆ 避暑先の幽霊
第13話 ヘンボウ ☆ 背中に羽根の生えた少女、餌(エ)

- - - - - OP 「19才」、ED 「蜉蝣 -かげろう-」 - - - - -

第14話 フウイン ☆ 双子姉妹、※初の2話続きもの
第15話 カイホウ ★ (続き)、言霊(ことだま)、言葉の縛り
第16話 サイカイ ★ クダ狐、座敷童へのお返し
第17話 ジショウ ☆ 幸せを受けとらない人
第18話 ホオズキ ★★ 百鬼夜行、座敷童、おでん屋の子狐、甘露、「全ては必然」
第19話 リフジン ☆ 年の瀬、雪合戦、願ったものが出てくる箱 
第20話 アガナイ ☆ 過去を映し出す写真、※脚本がやや安直
第21話 ツメキリ ★ 迷信・言い伝え、四月一日(ワタヌキ)の回想
第22話 ユウワク ★ 四月一日の心に忍び寄る婦人、※2話続きもの
第23話 センタク ☆ (続き)
外伝   ツイオク ★ 四月一日(ワタヌキ)の小学生時代の話、神隠し、誕生日{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)、★★(優秀回)1、★(良回)11、☆(並回)12、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8

※ここまで視聴しただけだと「ちょっと物足りない人情噺」という感想になってしまうかも。


===================== xxxHOLiC◆継 (2008年4-6月) ====================

{netabare}第1話 蜘蛛 クモノス ★ 四月一日・百目鬼の失敗、※第2期は続きもの
第2話 左眸 ヒダリメ ★ 本の虫、猫娘、烏天狗の懇願
第3話 朋分 ハンブン ★★ 座敷童、女郎蜘蛛、片目の半分
第4話 夢買 ユメカイ ★ 夢の矢、異世(コトヨ)、夢カイ
第5話 由縁 コハネ ★ 霊能師の少女(五月七日小羽(つゆり・こはね))、桜の霊
第6話 平和 コノハナ ☆ 麻雀回、桜の霊の昇天
第7話 水猫 ミズクミ ★ 猫娘との井戸水汲み、指切り、小指の痛み
第8話 鈴音 ササヤキ ★ 増えていく鈴、その場に居てはいけない者
第9話 流噂 フウヒョウ ★ 小羽の家庭事情、霊能師のTV特番出演
第10話 不戻 キヅキ ★★ (続き)
第11話 秘事 ヒトリ ★★ 小指の悪化、怪我、ひまわりの秘密
第12話 真実 ホントウ ★★ (続き)
外伝  報恩 オカエシ ☆ 狐のおでん屋に主要キャラ集合{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2


OP 「NOBODY KNOWS」
ED 「Honey Honey feat. AYUSE KOZUE」

※第2期は、一話完結回がほとんどだった第1期とはガラっと変わった続き物になっており、見違えるほどの面白さでした。


================ xxxHOLiC 春夢記 (OVA) (2009年2-6月) ================

{netabare}前編 ★ 百目鬼(ドウメキ)の祖父(遥さん)の依頼、※小狼・サクラ初登場
後編 ★★ 夢の中の世界、夢の世界でのサクラとの出遭い、「侑子さんの願いは何ですか」{/netabare}
------------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)1、☆(並回)、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


OP 「sofa」
ED 「CHERISH」

※前編はCLAMP原作OVA 『ツバサTOKYO REVELATIONS』、後編も同じく『ツバサ春雷記』とリンクした内容なので、両OVAを先に視聴しておくことをお勧めします。


==================== xxxHOLiC 籠 (OVA) (2010年4月) ==================

{netabare}全1話 ★★ 侑子との別れ、10年後、飯縄(イズナ)使いからの依頼と対価{/netabare}

ED 「風(かざ)なぎ」

※前OVA『春夢記』そして本OVA『籠』で、ようやく物語が大きく動くので、xxxHOLiCの視聴を開始した方は、何とかここまで頑張って視聴を続けて欲しいところです。


================ xxxHOLiC 籠 あだゆめ (OVA) (2011年3月) ==============

{netabare}全1話 ★ 夢違え(ゆめたがえ){/netabare}

OP 「あだゆめ」
ED 「「ごめんね。」」

※第1期の第1話以来の様々なエピソードが回想されるアニメ版の事実上の最終回らしい良い出来と思いました。


◆総評

CLAMP原作作品は、

(1)前半で一見しただけだと詰まらないと感じてしまうようなエピソードを小出しして、視聴者にしだい次第に主要キャラへの愛着を持たせていき、
(2)後半のどこかのタイミングで一気にストーリーを動かして、視聴者のその愛着を強い感情移入へと転化させてしまう、

という王道の感動パターンを踏襲した良作が多いと思いますが、本作も第2期そしてOVAまで確り視聴すれば、そうした期待にまたしても応えてくれる作品に仕上がっているのではないでしょうか。

同じアヤカシ(怪異)を扱ったアニメ作品でも、内容に余り一貫性のない西尾維新氏原作の《物語シリーズ》より、個人的にはこちらの方により好感を持ちました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 33

クチナシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

コトバの強さ

原作が好きだったので、アニメもちょこっと観てみました。

「あやかし」を引きつけてしまう体質の主人公が、ある日惹きつけられるように一軒の家に入る。
そこは、それ相応の対価を払えばどんな願いでも叶えるというお店で、主人公は自分の体質を治してもらう代わりに、その店でアルバイトをすることになる……という所から物語は始まります。

妖怪モノのアニメというよりも、不思議な現象に悩まされたり、自分の性格を直したいというお客がやって来て、その原因を解明し、その人が心の奥に抱えている心理を明らかにするという感じ。
それを妖怪や昔からの日本の習わしと関連づけているので、とても面白いです。
何より、それぞれのエピソードで教訓めいたセリフがある所が好き。
例えば15話の「カイホウ」という話が良かったです。
いつも自分に自信がなく、「どうせ自分はできない」が口癖の女性の話ですが、言葉の持つ力がテーマになっています。
「コトバは人の生き筋さえ縛る」ということを改めて実感できました。
この話を観た後は、なるべく自分にも他人にも「できない」という言葉を使わないようにしようと心がけています。

日本文化やちょっと不思議なものが好きな人、アニメを通してちょっと知識を得たい人にはオススメ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

偶然じゃないわ~必然よ

おのれーどうめきの分際でー!
と言ったのは主人公の四月一日(わたぬき)君ですw
百目鬼(どうめき)、九軒(くのぎ)と最初はみんな名字が読めませんでしたw

原作未読 CLAMP作品 全23話+外伝1話
ミステリーホラーコメディ作品

お話は、主人公 四月一日君尋(わたぬき きみひろ)は、霊能力が強いために妖が嫌でも集まってくる体質です。ある日いつものように妖に追われていてなんとか撒いた主人公は、ある家に意志とは関係なく家に引き込まれ、その家の主人でもうひとりの主人公 壱原侑子(いちはら ゆうこ)に悩みを見透かされ、願いを叶えるために対価としてバイトすることになりました。その家を中心に色々な不思議なことや悩みを解決するお話です。

最初に感じたのが、キャラクターの体型です。みんな異常に手足が長くて胴体とアンバランスなので、すごい違和感がありました。慣れるまで2~3話かかりましたねw

でもキャラクターはすごい魅力的でした。ミステリアスでどこか浮世離れしてますが、大酒のみでちょっとお茶目なところがある侑子さんと、几帳面で料理が得意でいつも散々な目に合う四月一日との対比が面白いですねw{netabare}(通信機とか言ってちょびっツのちぃと同じ耳を付けたときは噴いてしまいましたw){/netabare}
他にもレギュラーで出ている、友人じゃないのにw友人の百目鬼静(どうめき しずか) 、主人公が恋い焦がれている九軒ひまわり(くのぎ ひまわり)さん、CLAMP作品と言えばよく出てくる黒モコナ、舘にいる可愛いお調子者のお手伝いさん2人マル&モロ(フルネームは書けませんw)、など中々面白い個性的な人々が集まっています。

日常を題材にしているお話が多く、結構身につまされますね~
{netabare}(嘘、占い、キューピットさん(こっくりさん)、しりとり、パソコン依存症などなど){/netabare}
ギャグ展開の話の中にもピリリと辛いスパイスの聞いた日常の不思議なお話となってます。メリハリが効いていていいですね。1話完結が多いので観やすいです。侑子の一言一言が胸に沁みました。
最後は少ししんみりしましたね。

侑子さん役の大原さやかさんの魅力的な声と四月一日役の福山潤さんのはじけぶりが見れる作品ですw
レンタルDVDで観たのですが、1枚に3話入ってますのでお財布にもやさしくなってますね。ミステリアスなお話が好きで、この作品の独特の世界観が気に入れば好きになれる作品だと思いますので、もし興味がありましたら観てくださいね。オススメです。

OP スガシカオさんが歌ってます。スガさんらしい曲ですね。
ED 2曲ありましたが、後半は{netabare}BUCK-TICK{/netabare}この作品に合う合わないは別として、びっくりしましたw

最後に、印象に残った言葉は「だってわたぬきなんだもん~」じゃなくてw 「あなたの願い叶えましょう」ですね^^

まだまだ分からないことばかりです。それでは2期を観てみますね。
{netabare}CLAMPさんはマカロニほうれん荘が好きなんですね~私も好きですw{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 37

63.2 8 アルバイトで高校生なアニメランキング8位
ハヤテのごとく! CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (527)
2863人が棚に入れました
3度目となるTVシリーズは「新しいハヤテのごとく!」を謳い、畑が原案を務めた物語を展開。
週刊少年サンデー31号にはアニメの絵コンテらしきものが掲載されており、その用紙には
「manglobe」の文字が見られる。
アニメーションの制作会社、スタッフの発表に期待しよう。
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

くぎゅうううううううう

作画が会社変わったからか変わったよね。
正直言って前の絵の方が自然な感じで好きでした~

それにお話も途中までうまくまとめられるか心配でならなかったのですが、
最終回いい話でしたね~。
涙ぐんじゃいましたw

来年4月の放送がとっても楽しみです!

1期と2期も見てみたいな^^


~12話~(最終回)

{netabare}いい話でしたねー
ニヤニヤしすぎて、いい話だったとしか言えませんw

ドリーも本当はいい人みたいですね。
最後泣いてたところには私もうるっときました。

無事、みんな助かって日常に戻ることができたようです^^

ルリとカラスはナギたちとはお別れしてしまいましたが、またどこかで会えると信じてます。


どうでもいい話

カラスさんとナギの父イケメンじゃないですか!

カラスさんは本物のカラスの妖怪?かと思ってましたけど、
まさか普通のイケメンさんだったとは・・w
ルリとお幸せに・・w

ナギの父は、女装して母とラブラブだったので何とも言えませんでしたが(w)、
ハヤテに別れを告げるときはかっこよかったですよ!
女装する必要ないのになー・・^^;{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

林檎´ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

そこで笑っててくれないか?

ハヤテのごとく!シリーズ第三期!!

キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと喜んだのもつかの間、原作を読んでない自分は話に全くついていけない;

物語とか設定とか、いろいろ変わってたような・・・。

なぜ?どして?と、ハテナが尽きない状態でしたが、まあ仕方ないと思い最後まで見ました。

途中までは予想出来なかったですが、最後は結構感動的でしたねw

ナギの両親を見ることが出来ましたし、良い作品だと思いますよ。

まあホントのところは、この作品のOPが好きでそれ目当てで見ていたっていうのもありますけどw

「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」

今時ストレートに表現された歌なんてそこら中に蔓延ってて、正直飽きてた自分が居たんですが、この曲は違いました。最初聴いたとき、微妙だなーなんて思ってたんですが、聴いてくうちにめちゃくちゃ良い曲だなと思うようになったんですよね。心に響くというか。歌詞がやばいですね!なかなかの名曲です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

77k さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

サードシーズン

原作未読 一期二期劇場版視聴済み

1期2期は一話完結型のギャグアニメって感じだけど
今作は一本のストーリーアニメですね。

前作よりパロやギャグが減ってシリアスなシーンもあります。ナレーションの天の声がなくなったのは残念((+_+))

前作には登場していないキャラが自然に居たりナギ達が
アパートで暮らしてたり原作未読だとわからない所もあります。

一番の話題の作画ですが、確かに前作とはだいぶ変わりましたが、個人的には嫌いじゃないです。前みたいなパロディメインじゃないんでこれはこれでありかと(^-^)

OP「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」

ED「恋の罠」水蓮寺ルカ starring 山崎はるか

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

62.6 9 アルバイトで高校生なアニメランキング9位
まじもじるるも(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (509)
2429人が棚に入れました
可愛くて切なくて、ちょっぴり”死”が身近なマジカル・スラプスティック・コメディ。
学校一のスケベ男として女子から総スカンを食らってる柴木のもとに送られてきた魔法のチケット。
それは、魔女から修業魔に格下げされたるるもの人間界での修行のためのものだった。
るるもの修業(と自分の欲望)のために魔法のチケットをじゃんじゃん使うと宣言した柴木だったが、
実はチケットは彼の寿命そのものだったのである。

声優・キャラクター
三森すずこ、高橋信、福圓美里、遠藤ゆりか、櫻井浩美、長妻樹里、石上静香、白石真梨、高橋未奈美、間島淳司、下野紘、石谷春貴、小林裕介
ネタバレ

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

るるもちゃんも柴木もいなくなった日

最近、この作品ほど大笑いして、大泣きした作品はありませんでした。ほんとうに、双方向で楽しく見られた秀作だったと思います。

あにこれでは、レビューは悪くないのに点数が低めだけど、どうしてかな? 


確かに、最初は絵柄は固いし、Hだし、男性向けのギャクアニメだなあと思って見てました。それに柴木(呼び捨て!)は私の嫌いなタイプでしたし、るるもちゃんも表情が固いし・・・

でも、見ていくうちに、 {netabare}柴木のるるもちゃんへのおもいやりがとっても温かくって、それがるるもちゃんの魔界でのいじめなどの嫌な思い出を、次第に忘れさせていく過程がとても素敵で気持ちよかったです。 {/netabare}見ている私の心も和らいでいくような感じ。

物語は温かい話だけではありませんでした。 {netabare}第6話の「雨の日のジケン」。柴木とジケンとのふれあいと別れは、私の柴木を見る目が変わった回でした。{/netabare}この回は柴木とともに私も大泣きでした。

大笑いしてストレス解消したのは {netabare}第10話の「混浴旅行in尾々神村」。柴木がオオカミになっちゃった回。
女子から見ると大迷惑な柴木が部長にオオカミにされちゃった。これって報いだよね♪ オオカミになってからの柴木のドタバタがもう、{/netabare}ストレス解消になりました(^.^)

11話。るるもちゃんが柴木だけに歌を歌ってあげるシーン。とてもおだやかできれいな歌声!
るるもちゃん役の三森すずこさん、とってもきれいな声で歌われるんですね。

最終回、見たあとの感想。ああ、これでるるもちゃんも柴木も見られなくなっちゃうんだ・・・

物語は途中で終わりますが、2期もぜひ制作してほしいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 56
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

女子のパンツは空より優しいんだぜ・・・

「コスプレ魔女ガール」のお話・・・

ではなく
「魔女」のお話です

あらすじは・・・
あにこれのものを読んでいただければよろしいかと思います

余談ですが
Wikiのほうではかなり詳しく書かれていますが
ネタバレを嫌う方にはオススメしません
ちなみに
私は作品を観終わってから
Wikiのあらすじを読んで思わず“涙”してしまいました^^;


原作は漫画作品
読んでいません

失礼ながら
存在自体もまったく知りませんでした

原作者は「弱虫ペダル」の渡辺航さんです
これも
視聴後にWikiで知ったのですが
確かにキャラデザはそのまんまですね


実は私
弱虫ペダルって途中までしか観てないんです

理由は単純
イケメンくんが出てないから^^

なんか男の子がみんな○ク○屋さんっぽい顔つきでイマイチ好感が持てないし
なによりキャラが顔のイメージそのまんまで怖いんです

まあ
このレビューでくどくど書くのもあれなんでこの程度にしておきますが

この「まじもじるるも」についてもやっぱりイケメンくんが出てこないですね~

一応
主人公の「柴木耕太(しばきこうた)」くんのクラスメイトの
「さくらい」くんが唯一イケメンという設定みたいですが(というよりカワイイ系)

私の少々高めに設定されたイケメン基準は残念ながらクリア出来ませんでした

ただ
そんなイケメン不作状態を補完してもなお余りあるくらい
女の子達がかわいかったので
キャラデザについてはとりあえず及第点って感じです


お話の感想の前に・・・

キャラデザについて酷なことを書いてしまいましたが
この作品を最後まで視聴して一番に思ったのが
キャラの掘り下げが実に巧みなこと

るるもちゃんの無口キャラや
こうたくんの変態キャラは最初から全開モードですが

周りの人物
とくに女の子のキャラクターなんかは
お話が進めば進むほど印象深くなっていくって感じです

かわいい系のキャラデザ
特徴的な大きな目
多種多様なオッパイ(巨乳からちっぱいまでいろいろ)

それらの特徴を生かした数々のエピソード

一番に目を引いたのは
風紀委員の3人ですね

普段はメガネや髪の毛で目が隠れていて
完全にモブキャラ状態なのに
たまに目がみえるシーンがあり
そんなときは一気に注目してしまう存在になります

なかでも
コスプレっ子の「下村雅子(しもむらまさこ)」ちゃんが衝撃的でした

普段の制服メガネ女子姿と
魔法少女コス姿のギャップに
あっけなく撃沈してしまって

思わずるるもちゃんとのツーショットシーンをサムネにしてしまいました^^


さらには
各々のお話がとても秀逸

ギャグ
下ネタ
エロネタ
変態ネタ
おパンツネタ
オッパイネタ
(全体的にHぃお話が多い)
さらに
号泣ネタまで

お話のメインである
るるもちゃんの魔女としてのストーリー

そして
人間界での生活を通して
ほんのわずかながらも
るるもちゃんの表情や心境が変化していくところが見ものです^^


さて
お話についてですが・・・

この作品
「イケメン」くんが出てこないなんて先に書いてしまいましたが

じっくり見てたら
こうたくんって意外とイケメン(?)って思えてくるから不思議

これもキャラ掘り下げの妙なのでしょう

面倒見のいいところや
友達思いのところ
自分の命を危険に晒してまでるるもちゃんを助けようとするところ

H属性にもどことなく気品や哲学が感じられ
エロにまつわる謎の名言もちらほら

{netabare}「女子のパンツは空より優しいんだぜ・・・w」{/netabare}

{netabare}「俺は大きかろうが小さかろうが女子のオッパイの前にひれ伏すぜ・・・
 詰まってる夢は同じ大きさだからな・・・
 違いがあるとすれば
 それは大事にされているかどうか・・・だぜw」{/netabare}

迂闊にも心を動かされてしまいました^^;


そんなこうたくんの隠れた善人属性が如実にあらわれたのが
第6話の子猫ちゃんが出てくるお話なのですが

この子猫ちゃんのお話にはチョー泣かされました

{netabare}道端に落ちていたエロ本を拾おうとしたところ
女の子の視線が気になり
咄嗟に捨てられていた子猫を拾ってしまったのが運のつき・・・{/netabare}

普段の変態男子とは違ったこうたくんの人柄に魅せられます

{netabare}さらにはお話の間に語られる
るるもとるるもの使い魔
黒猫チロとの出会いのエピソード・・・{/netabare}

{netabare}本当はとても優しいヤンデレママさん・・・{/netabare}

等々

あんまり書くと長くなるので
詳しくは本作をご覧ください^^

とにかく
号泣モノです

ギャグやエロネタなんかの軽いノリのお話の中に
突然の涙の回

このお話の結末はとても意外なものでした

みんなで「よかったね~(笑」・・・なんて定石じみた展開は微塵もなく

思いっきり悲しみのどん底に叩き落されての
バッドエンド・・・

わが目を疑ってしまうほどのあっけない幕引きです

でもこれはこれで
最近のギャグ漫画原作アニメ作品の王道というものでしょうか

次のお話ではすぐにいつものノリに戻っている

こういったすっきりした展開が
各話完結エピソードのいいところなんですね


そして最後は

ファンタジー・・・
ラブ・・・
涙・・・
(残念ながらエロはない)

これまでの小気味よい展開をまとめたかのような最終回でした

とりあえず
Wikiのあらすじを読んで流した“涙”は
2期までの(仮)としておきましょう^^


2期に期待してます

投稿 : 2024/04/27
♥ : 27
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

う~ん?

【う~ん?】(3話現在)(2014.11/5)

ギャグも意外と面白かったし、新しい登場キャラの魅力も出ていたとは思うけど、いかんせん内容の濃度が薄い印象を受けましたね。
しかも今回は、けっこう大事な話のような気がしたのに何故ABパートで別々の話をしたんでしょうか。新キャラの紹介はいいとしても、もう片方の話は半パートであっさり済ませていいような内容じゃなくないですか?w

{netabare}もっとるるもが主人公と出かけたり遊んだりして、うかれてるシーンを1話の尺の中でしっかり描き、なぜ戒めを受ける必要があるのかを順序立てて視聴者に理解させて欲しかったです。それに、デート回なんて視聴者からしたらご褒美以外の何ものでもないのに、あんな最後にチョロっと回想を流されただけじゃあんまりですよ。これじゃるるもの思考や行動が読み取れません。{/netabare}
やっぱり1クールという尺の都合もあるんでしょうかね~。仕方のないこととは言え、とても残念でした。

まあでも、最後の{netabare}るるもの照れ顔{/netabare}には全てを許してしまうくらいの破壊力はありましたけどねw
可愛いは正義。いや~なんて素敵な言葉なんだ。


【あぁ^~るるもが可愛いんじゃあ~~】(1、2話現在)

タイトルの通りです。るるもが可愛いアニメです。

原作者は弱虫ペダルと同じ方で、同じクールに2本アニメを持っていることになります。
確かこちらの方が、弱虫ペダルより前に描かれていた作品のようですね。

とりあえず見てみた感想としては、無愛想無表情で不器用ポンコツなヒロインと、テンションかなり高めのバカっぽい主人公のよくあるラブコメ的な展開になっていく作品だと思いました。

そんな中で私がこの作品を語るときに「他の作品と違う部分」を挙げるとすれば、やはりマイナーな少年漫画っぽいチープ感漂う素朴なキャラデザですね。安直に萌え絵にしないところがとても好感を持てました。キービジュにもあるような、昔ながらの帽子が大きな魔女っ子ヒロインはいいですね~。また、ヒロインの属性が少し・・・ただのクーデレとは違うところもポイントです。それは言葉ではちょっと説明しづらいので、1話、2話を見ていただければと思います。

また、こういうラブコメものにはお約束なのか、ヒロインがけっこう脱ぎます!オーイエス!
そして主人公もリト先生みたく悟りを開いているわけでもないので、欲に正直だったり、自分の理性と戦っていたり、人間らしさが出ていて面白いです。

ただ、やはり少し残念な部分もありまして・・・。

まずヒロインのるるもが無口キャラなものだから、必然的に主人公が1人で話す場面が多くなります。そのためか、主人公がかなーりウルサく耳に障って、ギャグも勢いで押し切っている印象がありました。
コメディ方面にはこれからの展開に期待ですね。ただ、ところどころ笑えるポイントはあるので、ギャグのセンスはけっこう感じます。面白い!ワハハ!と言うよりはニヤッと楽しく見れる作品ではあると思いました。


まあ序盤の感想としてはこんな感じでしょうか。
まだ始まったばかりなので、色々と未知数な部分は多いです。これからも期待して見ていけるような作品であることは確かなので、今後の展開も楽しみにしています。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

61.9 10 アルバイトで高校生なアニメランキング10位
そにアニ-SUPER SONICO THE ANIMATION-(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (480)
2395人が棚に入れました
大学の講義が終わり、アルバイト先へと向かったすーぱーそに子の本日のお仕事は雑誌グラビア撮影。
水着姿でがんばってポーズを取る彼女に対して、もう少しアピールが欲しいという雑誌担当者から予備の衣装が入った袋を渡される。
期待に胸を膨らませながら袋を開けたそに子が見たものは…。

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ヘッドフォンはスルーなのね(笑)

すーぱーそに子なるものを全く知らず視聴しました。

まず目に飛び込んでくるドでかいヘッドフォン!
あの状態で大学の講義を聞いておりますが
先生からの注意は「遅刻が無ければ完璧なのになぁ」でした(笑)
いやいや!ヘッドフォンでしょ!まずそれを外しなさいよ!
それがすーぱーそに子をまだ理解していない私の最初の突っ込みでした(笑)

その後、航空チケットで本名が「すーぱーそに子」と判明。
ようやくそこで「あ、そういう設定なのね」と理解しました(笑)

おそらく本作はこの「すーぱーそに子ちゃん」を
愛でるアニメであって細かいことは気にするな、という
暗黙のルールだと理解しました(笑)
(マネージャーの北村さんには皆が反応するので
ちょっと気づくのが遅れましたね(^_^;))

そう考えれば何も戸惑う事なくそに子ちゃんを愛でられます!(笑)
そに子ちゃんは純朴な女の子でとてもカワイイです♪(^^)
「がんばりまうsよ~!」という誤字もそに子ちゃんらしいですね♪
周囲の人々も優しすぎるくらい良い人達です!

それにしてもそに子ちゃんはムチムチですねぇ。
男受けをあざとく狙ったボディです!素晴らしい!(笑)


私はてっきり、
すーぱーそに子は自分がロボだという事を知らず、
周囲の人々もそれに気づかせないように振る舞ってる
国家政策(「サトラレ」みたいな感じ)だと深読みしました(笑)

ニトロプラス社のイメージキャラクターなんですね。
声も「すーぱーそに子」だった理由が分かりました。
中の人はいません、って事ですね!承知しました!(笑)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 34

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ニトロプラスのすーぱーそに子の日常

ゲーム会社ニトロプラスのイメージキャラ「すーぱーそに子」のメディアミックス作品。
ガールズバンド「第一宇宙速度」のボーカル、グラビアアイドル、モデル、居酒屋「つぇっぺりん」の看板娘、武佐坂理科大学の学生と色々な顔を持つそに子ちゃんのバンド活動だったりモデル活動だったりバイト活動だったり大学生活だったりを描いていく作品です。2014年に12話放送されました。
制作はWHITE FOXです。OPがそに子が歌っていて、ED、挿入歌はそに子が所属するバンド「第一宇宙速度」の楽曲が使用されています。なので音楽評価を若干上げました。日常系好きな人向けです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

こういうアニメが好き!

すーぱーそに子の日常を描いた作品。
なんだかんだで今期一番楽しめました!

そに子ちゃんが可愛くて、見てて癒されるって言うのももちろんだけど、内容も、笑える話はほんとに笑える話で面白くて、いい話はほんとにいい話で感動しました。

そに子ちゃんの周りにいる人たちもいい人ばかり。
でもそれはそに子ちゃんの影響だよねきっと。
そに子ちゃんが一生懸命だから、みんなもそんなそに子ちゃんを助けてあげたい、応援したいって気持ちになれるんだと思う。

僕も、「とりゃ~!」には元気をもらいました。
思わず、一緒に叫んでしまったときも何回かありました(割とマジで)。

最終回のライブ、盛り上がったけど、これでそにアニおしまいなんだなって思うと、何故か切ない気持ちになりました。
それだけこの作品を好きだったんだと改めて実感しました。

もちろん、音楽も素晴らしい曲ばかりで、特にOPはお気に入りです!

そんなそにアニの二期ができることを、心から待ってます!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 28

61.8 11 アルバイトで高校生なアニメランキング11位
俺が好きなのは妹だけど妹じゃない(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (409)
1433人が棚に入れました
「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」は主人公の永見祐が、美少女で成績優秀、生徒会長も務める妹の永見涼花が”兄を溺愛する妹の小説”を書いてラノベ大賞を受賞したことから、ラノベを知らない妹の代わりに作家デビューすることになるラブコメディ。

声優・キャラクター
畠中祐、近藤玲奈、小倉唯、赤﨑千夏、荒浪和沙

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

平成最後の神アニメ

あらかじめ先に言っておくと、このアニメは聖剣使いの禁呪詠唱と同じく、
ニコニコ動画で視聴することが前提で作られている。
ニコ動のコメントが付いて初めて楽しめる作品なのだ。
つーかそのコメントを抜きにするとオール1の評価になってしまうんだな。

個人的にこれほどの神作画を見たのは俺ツイ以来だろうか。
ストーリーも噛めば噛むほど味が出る.......と思って噛み続けていたら、
味を感じる前に無くなってしまったみたいな。
最初からの構成だったのか途中で打ち切られたのかは知らんけど、10話で
終わってしまったのは残念でならない。
次は劇場版に期待しよう。
絶対に見に行かないけど。

まぁこれを作った制作スタジオは近い内に廃業するだろうな(笑

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

65.3 12 アルバイトで高校生なアニメランキング12位
虹色デイズ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (245)
1297人が棚に入れました
夏樹・智也・恵一・剛はいつもつるんでいる高校生男子4人組。
部活動もなし、勉強もそこそこに、楽しい毎日を過ごし中♪

そんな4人の目下の関心事はやっぱり恋愛!

違うクラスの杏奈に片想いをしている夏樹は、みんなからいじられつつ奮闘するけど…!?

声優・キャラクター
松岡禎丞、江口拓也、島﨑信長、内山昂輝、津田美波、内山夕実、茅野愛衣、石上静香

ルンチャット さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かっこいいかよ

少女漫画原作の恋愛&日常アニメ?かな
主に4人の男子高校生が主役でその4人の恋がどんどん発展していくって感じです!

15分くらいの短いアニメになっていますが2クールなので短いなって感覚はないです

しかし最終的な結果としては、恋は発展しているもののお付き合いするまではアニメ化して無いのでなかなかムズムズする感じで終わったところは続きがあるのかな?と思わせる感じですが、ネットなどで調べてみたらあまり円盤の売上がよろしくないとか...
続きは期待出来ないのかも知れません!
なので、もしアニメから見て、あにめは最後きっちり終わらないと夜も眠れない!って人は漫画を買う準備をした方がいいかもしれません笑
そこまでじゃないよって人もいるかもしれませんが...

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

高校生にもなってそれが恋かどうか判断つかないなんて。。。

4話まで
甘酸っぱいw


全部見終わって
最後までテイスト変わらずでとても良かった。
レズ女が終始うざかったが、まあそれも物語のいちペーストとして。

小早川さんの鈍感振りにはちょっと舌を巻くが自分が高校生だったときのことを考えるとわからないでもないのかな?と思ったり。

まーレズ女を好きになった人が一番の負け組みかなw

最後に全員カップリングが成立して全員ハッピー!!!ってならなかったのは非常に好感が持てる。


とても良いアニメでした。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2クールを経て・・・

男子高校生を主役にした、青春学園アニメです。

あんまり、男性主役のラブコメって観ないんだけど、
逆ハーレムじゃないから観れたのかな?

なかなか面白かったです。

1話が15分ほどで終わってしまうので、
2クール24話あってもあっという間だったかな。

いつもつるんでいる4人組みの夏樹・智也・恵一・剛

個性豊かで、皆イケメン←

一人一人がしっかり恋愛をし、男の友情をも感じさせるアニメでした。

恋愛といってもピュアで、なかなか進展しませんが、
夏樹の女々しくて奥手なところなんかは観ていて応援したくなる感じです。

季節ごとのイベントを経て、感情の動きが読み取れる作品でした。

女子と男子の距離感が凄くよかった。
少女マンガならではって感じもするけど、ゲスくない感じ?が好印象でした。

徐々に徐々に惹かれあうって描写が綺麗だったな。

奥手で探り探りな感じの恋愛もあれば、
フィーリングで直球のの恋愛もあるし、
趣味や共通の話題から発展する恋愛もあるよね。

そんな様々な恋愛模様が見れるアニメでした。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

66.5 13 アルバイトで高校生なアニメランキング13位
ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (122)
362人が棚に入れました
田舎育ちの女子高生・涼海ひより。好きなことは走ること。得意種目はハードル走。そんな陸上一直線女子のひよりは、陸上部のある学校に進学するため、地元を離れ、東京の桜丘高校へと入学することに。偶然クラスメイトになったのは超人気高校生アイドルユニット『LIP×LIP』の染谷勇次郎と柴崎愛蔵。街中の大型ビジョンで流れる華やかな姿とは裏腹に、ひよりは険しい顔でにらみ合う2人を目撃してしまう。アイドルなんて興味もないし、あんな怖い人たちと関わりたくない。そう思っていたはずなのに・・・。「どうして私が、この2人のマネージャー見習いに!?」新しく出会った友達、服部樹里や中村千鶴との楽しい学校生活。上京の目的だった部活動。そして、右も左もわからないアイドル業界で、マネージャー見習いとしても奮闘するひよりは大忙し。眩いステージで輝く高校生アイドル×努力と根性の陸上系ヒロインの、新しい青春が始まる――。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

HoneyWorks健在! めっちゃ面白い!

本作に出てくるアイドルグループLIP×LIPの結成を描く『FILM×LIVE』という劇場版作品もあるのですが、こちらは時系列的にはその後になる作品で、離島から東京の高校に陸上競技のために入学した涼海ひよりが主人公です。

実家からの仕送りに不安がある状況となりアルバイトを探すひよりが、なんとか採用されたのがなぜかひよりと同じ高校にメンバー二人が通うアイドルグループLIP×LIPのマネージャー見習いという、あるんだかないんだかわからないようなわりと強引な設定のお話です。

HoneyWorks原作ということで、楽曲面も充実しています。普通のシーンの作画とかも問題なく良いと思いますが、3DCGによるLIP×LIPなどのライブの作画は、ちょっとショボいです。まあ、本筋を楽しむ上ではあんまり関係ないので私はさほど気にはしませんが…。

キャスト的には主人公のひよりが水瀬いのり、そして親しい友人となる服部樹里に佐倉綾音、中村千鶴に早見沙織という布陣で、LIP×LIPの二人も染谷勇次郎に内山昂輝、柴崎愛藏に島﨑信長といったわりと豪華めな感じで、少女漫画的なビジュアルとストーリーで忌避しそうな層には大穴な良作です。

作中でひよりとの仲がこじれた千鶴の演技は最高でした!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

感動します。意外性もあり、キャラ造形が素直です。面白いです。

 なんというか、感動します。いい話でした。まあ、逆ハーレム王道の少女マンガですね。ただ、恋愛が結論でなく、友情とかファンとはとか、そう言ったところが落としどころなのもまた良かったと思います。話の展開は素直ですが意外性もあるし、ちゃんと面白いですし。そして、そっと涙をぬぐってしまうポイントが数か所ありました。

 原作がハニーワークスという企画集団で性別はわかりませんが、シリーズ構成、脚本、監督が女性なので、女性的感性が多分に入っていそうです。この場合の女性的感性とは素直さですね。女子の憧れを素直に形にする。そして女子の嫌いな状況とか辛い状況、嫉妬、恋愛の距離感、心理などをそのまま形にしたような感じです。

 若干陸上の描写が弱いのも女子的です。スポコンで女性作家の最大の欠点はスポーツが描けないこと、ですからね。本作もほとんどスポーツは描けていませんでした。その代わり根性と気合いですね。

 キャラは主要キャラのキャラが立っていて、自然でしたね。ストーリー展開にご都合主義があるものの、キャラ造形は非常に魅力あるし行動に納得感がありました。

 本作は、男の感性では描けないと思いますが、ジェンダーレスの時代ですからそういう男性もいるかもしれません。変な言い方ですが韓流的な素直さも感じました。だからいいんでしょうね。

 作画も少女マンガ的です。決して緻密な線ではないんですけど、華やかなシーンは力入ってます。ステージとか女子のおしゃれとか。興味ないところは、まあ、こんな感じ?になってしまっています。が、作品のどこに集中するかがうまいんでしょうね。注目するところはしっかり決まった絵になっていると思います。

 3人娘の声優が豪華ですね。アイドル2人プラスヒロインの構造に対応した、このヒロイン+ギャル+黒髪陰キャラの3人が引き立っていました。

 隠れた名作は言い過ぎか。隠れた秀作ですね。22年夏は神クズアイドルというこれまた男性2人ユニット+女性の作品きてますが、少女マンガ的アイドル物がひょっとしたらひそかに進化をしているのかもしれません。






4話 BL系に見えますが、題名通り頑張るヒロインを応援したくなります。

{netabare} 逆ハーレムものの少女マンガの構造みたいですね。それも古いタイプの下手をすると昭和のモテモテ男子に興味がない女子がイヤイヤかかわって、男子たちが惚れる…という展開なんでしょう。

 ですが「ヒロインたるもの」の題名が示すとおり、ヒロインが受け身でないのがいいですね。ヒロインの頑張りが周囲に認められて行き男子たちから見なおされて…という感じなんでしょうね。マネージャーというサポート役だけでなく陸上という芯があるのがいいですね。まあ、少女マンガ創成期の貧乏不幸美少女の系譜ではあるんでしょう。

 設定は粗を探せばいくらでもあるんですけど、分かっててあえて無視してるんでしょう。高校選びとかバイトの採用とかかなり不自然な部分はあります。撮影のときのいじわるなアイドルとかいつの時代だよ、という感じです。

 でも、本作で肝心なのは「ヒロインのがんばり」ですからね。その点ではかなり感情移入できます。いいですね。ひよりちゃん。男子からみて好感が持てる感じです。4話の最後、ちょっとホロリとしますし、事件の予感がありました。必要な部分のストーリーはしっかりしている気がします。

 一方で本作のヒロインが女子から受け入れられるか、ですね。低スペックに見えてかなり頑張っている少女です。こういう少女に令和の女子たちが自分を重ねられるか、ですね。本作のBL系男子の設定とコンフリクトしている可能性があります。
 女子向けBLの素材に見えて実は男子が見た方が面白い気がします。

 本作はニコニコ動画出身のPたちが作った企画ユニットが原作みたいです。どこまで関わっているかわかりませんけど、ゲーム企画やアイドルの売り出しといった意図がなさそうです。

 声優さんたちは今更売り出しが必要な人たちは全然いなくて、非常に豪華です。そういった意味では純粋に面白いアニメを提供しようという意図があるのではないでしょうか。アニメの作品そのものに好感がもてました。

 人物の作画は丁寧だと思います。一方で背景がのっぺりしているのでEDのクレジットを見たら、人に関わる原画を国内でやって背景やCG部分を海外でやっている感じですね。これも面白い試みではないかと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

眉毛の遺伝

男性アイドルかぁ、観たことないし興味ないな。しかし、ヒロインが一番好きな声優さんいのりん、しかもこれまた推しのあやねる、はやみん、男性声優さんもよく見かける人ばかり豪華だな。これは視聴してみるか…思った以上に面白かったです。

地元に陸上部のある高校ないから上京して一人暮らし。いやいくら田舎でも、陸上部はあるでしょ(^^;と思いつつ、同じクラスに2人組のアイドルいてる。面白い席順^_^アイドルユニットLIP×LIPの愛蔵と勇次郎。名前がダサいような気が。ひょんなことからひよりがバイトで2人のマネージャー見習いに。

ひよりの何にでも頑張る姿に、愛蔵と勇次郎もアイドルとして成長してしていきます。ライブシーンとかあるけど多くなく、結構歌が良かったりする。2人もアイドルっぽさがくどくなくて、萌えアニメ好きの私も全然いけましたね。仲が悪くてしょっちゅう喧嘩する2人を仲裁するひよりが面白い。ひよりの陸上部でのシーンも少なくそこは活躍する所観たかったなと。

まぁ、このアニメはどの話も軽めなのがいいですね。だから男性アイドルの話でも、男女問わず観れるアニメになってます。ベタなラブコメにならないのも良いですね。後半は少しシリアスな話になって意外性もあります。ひぐらし卒か?ってとこウケました。

作画は普通に良いと思いますが、ひよりの顔が美少女と言うより愛嬌のある顔、そして独特の眉毛。この眉毛は田舎臭さを出したんでしょうが、違和感ありましたね。母親も同じ眉毛で遺伝するのかとも思いましたが、最後まで慣れませんでした。

いのりんの田舎者的な話し方可愛いかったです。しかし、このアニメのアンチさんで、いのりんの声がJKにしては幼いや、キンキンしてうるさい等合わない人もいるようで、第一話で大丈夫か判断してください。私はいのりん最高でした^_^

ちょっと声優点5.0にしたので甘めの評価になりましたが、普通に面白いですよ、時間がある方はぜひ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

72.6 14 アルバイトで高校生なアニメランキング14位
ロマンティック・キラー(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (75)
296人が棚に入れました
Netflixにて配信

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

令和の顔芸は全身で表現する!

満足の1クール。とても楽しかったです。
おもしろくなかったら、すぐ切ろうと思っていたら、そのまま最後まで連続で観ちゃいました。
序盤はコメディ。スピードのある展開で面白いです。
中盤からは、、、見てのお楽しみ。

ヒロインは男気タイプ。筋が通って元気があって気持ちが良い。
顔芸も楽しかった。令和の顔芸は体全体で表現しちゃうんですね笑
男性陣は弱いのかというと、そうでもなく共感が持てる。

いやー、すっきりと楽しませていただきました。満足満足。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

想像以上に面白い。現代版「はめふら」っぽい感じです。

 想像以上に面白くて、ネトフリオリジナルなのがちょっと勿体ない気がするくらいでした。ネトフリの割にB級感はありますが、それがかえって面白さにもつながっていた気がします。

 ストーリーそのものは魔法を使ってご都合主義…に見せかけて、実は普通に青春ラブコメで、主要キャラに設定とドラマがある感じです。12話で過不足なくストーリーを語り切っており、構成・脚本も良かったと思います。

 絵柄とヒロインのキャラで「このすば」のように、登場人物イケメンだけど相対化されてしまい3枚目路線になっているのが効果的でした。コメディよりちょっとギャグ路線で面白かったし、それがヒロインや男子キャラの好感度にもつながっていて、結果的に爽快感がある話になってます。

 いうなれば現代版の「はめふら」のような感じだし、そういえば「トモちゃんは女の子」っぽい感じでもあります。

 欠点がないわけではないです。ゲーム・猫・チョコがキャラ付けにはなっていましたが、特にゲームが使えて無かったかなという気がしました。設定的には「神のみぞ知る世界」をちょっと思い出します。が、ヒロインのゲーム好きがラブ要素に活きていなかったかなあ?
 
 これは細かい話ですけど、ゲームしかしないチョコばっかり食べてるヒロインというキャラ設定なのに、ビジュアル、対人コミュニケーションはああならないだろう?という気がしなくもないです。

 それと親の使い方が少々中途半端だったかなあ?親の問題を入れるなら入れる、入れないなら入れないで、やり方があった気がします。

 ネトフリの基準の関係か、サービスカットが極端に少ない…というかゼロなのもかえって作品世界の描き方としていい方向にいったのではないでしょうか?

 作画は安っぽく見えますが比較的よく動いていたし、表情や動きなども必要十分だったと思います。

 ということで、面白さと言う点ではかなり水準が高い作品だったと思います。評価はオール4…かな?ストーリーとキャラは4.5にしてもいいかも。いい話でした。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ネトフリ独占配信もたまにはやる。

ネトフリオリジナルや独占配信シリーズ、
実写映画やドラマは上質な作品がたくさんあるのに、
アニメは外れの比率が高い印象。

しかし本作は素晴らしい出来でした。
タイトルからして秀逸。
ラブコメの定番「ロマンティック」を
ヒロインが「キラー」壊していくのですが、

なんといってもヒロインのコミカルな作画と
声優(高橋李依)さんの荒々しい演技力が100%以上のマッチ感で
ハイテンションコメディ好きには
たまらない極上のアニメとなっています。

高橋さん、リゼロ辺りから知ってて、
たくさん出演作品を観てきたと思いますが、
今まで観てきたどんな演技のアプローチよりも今作が秀でていて、
初めて「凄い声優」さん。と、認識しました。
人気があるのも納得。

相方(?)の魔法使い(小松未可子)さんも飄々とした演技が
絶妙過ぎて、二人の演技力でぐいぐい視聴者を
引っ張っていく、大正解のキャスティングだと思います。

やはりコメディは演者さんのセンスが重要だと改めて実感。

ネトフリ会員なら、是非観てほしい一作。
お勧めです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16
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