ゲーム原作で魔法なTVアニメ動画ランキング 18

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のゲーム原作で魔法な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月15日の時点で一番のゲーム原作で魔法なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.1 1 ゲーム原作で魔法なアニメランキング1位
テイルズ オブ ジ アビス-TALES OF THE ABYSS(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (559)
3370人が棚に入れました
二大国・キムラスカ・ランバルディア王国とマルクト帝国により危うい均衡が続いている時代。
キムラスカ公爵家の一人息子・ルークが敵国マルクトに誘拐された。それから7年後、自分の屋敷に軟禁されているルークは、師匠・ヴァンとの剣の修行が唯一の趣味となっていた。
そんな折、ルークはヴァンを殺そうと屋敷に侵入してきた少女・ティアと超振動を起こし、彼女とともに見知らぬ場所に瞬間移動してしまう。屋敷に戻るため、ルークはティアと行動を開始する。その旅路で、ルークは様々な人と出会い、自分の生まれた意味を知ることとなる。
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

奈落の底

[傾向・特徴]
・ゲーム原作(テイルズオブ○○シリーズ)
・バトルファンタジー
・魔法
・主人公が落ちるだけ落ちる…そして…
・本物と偽物


怠惰で傲慢な貴族の主人公の少年が思わぬことから、空間移動をしてしまい、全く違う国に飛んでしまうことから始まる話です。帰宅するための旅をするに連れて様々な問題に巻き込まれていきます。
初めのうち性格・態度などが最悪の印象の主人公のルークですが、そこで嫌いにならずに観続けることができるかがこの作品を楽しめるのかの分かれ目になると思います。
旅をしていくうちに、自分とは何なのか…本物とは何なのか…はたまた偽物とはどういうことなのかということに触れてからが面白くなっていきます。そこがテーマというか見所だと感じます。


感想{netabare}

まず、もし自分と同じ人間が二人いたらどう考えますか?まぁ驚くのは間違いないですけど、受け止められますか?
私は、兄弟がいないのでとてもうれしく感じると思います。毎日ワイワイはしゃいで遊んで楽しく過ごすでしょう。これが一般論の一部だと考えています。

しかしこの物語ではどうでしょう…。ルークとアッシュは戦う運命にあった…。悲しいことだと思います。二人とも過去は決していいものではなかったのに、最後まで報われない双方でした。
ルークは「造られた存在」過去と呼べるものはない…。
アッシュは「本物の人間」ちゃんと生まれてきたけど、誘拐されたことによりルークとすり替えられてしまった。
とても残念で可哀想な二人だと感じます。
そう感じながら最後の戦いを観ていて辛くなりました。そして…。


さて、本編の感想に移ります。
一番の印象は、主人公のどん底からの成長ですね。これはすごく良かった。落ちるだけ落ちて落ちてしまっても開き直って、はたまた人のせいにする最低の主人公から、文字通り英雄になりましたね。過去は消せないから背負っていく覚悟を見せてくれたルークに好感もてました。
覚悟を示すために髪を切りましたが、普通は決意の証に髪を切るのは女だと思っていた私からしては、印象が強かったです。そこからこの作品がグイグイ面白くなっていった分岐点だったと思います。

最後に、
過去の失敗を忘れろとは言わないから、背負う強さを身につけるべきだ。それが「成長」。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

なんと言いましょうか

原作ゲームは知りません

正直、ちょっと期待はずれでした
まず世界がせまく感じる、大陸を行ったり来たりしてるのに時間の流れを感じない
無駄に道中を描くよりはよしとしたのでしょうね

主人公がまともになるまではイライラしっぱなし・・・
バトルもあっさり終わるパターンが多く物足りない
とても世界の命運を左右するPTに見えなくて残念

良いところもあるんだけどイマイチ頭に残らず

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自分の存在意義を見出しながら成長していく主人公を描いた作品・・・聞いていた通り名作だったと思います。

この作品の原作であるゲームは未プレイです。テイルズシリーズで3番目に視聴した作品になります。
2作目の「テイルス オブ ファンタジア」がOVA4本分という短さだったため、ゲームの世界観を描くに留まりましたが、今回の「テイルズ オブ ジ アビス」は堂々の2クール作品です。
その上、あにこれで懇意にさせて頂いている方から「名作」と伺っていたので、とても視聴を楽しみにしていました^^

私はこのシリーズを制作された時系列の順に視聴するつもりですが、これまで作品前後の繋がりが全くありませんでした。
もしかすると、時系列に視聴しなくても物語についていけなくなる事はないのかもしれません。
この辺りも気にしながら視聴を進めたいと思います。

物語の舞台は、預言(スコア)と呼ばれる創世時代に未来の出来事が記された譜石通りに人類が生きていく事を是とする異世界・・・
スコアには国家間の戦争から個々人の行動といった幅広い内容が記されており、このスコアに従っていれば国家の繁栄が示唆されていた事から、人々にとって無くてはならない存在となっていました。

一方、この世界ではキムラスカ王国とマルクト帝国という二つの大国が、和平条約を遥か昔に取り交わしたものの緊張状態に陥っていました。
そんな中、キムラスカ公爵家の一人息子であるルークが誘拐されるという事件が発生します。
幸いにも大きな怪我を負うことなく救出されたのですが、ルークは誘拐前の記憶を一切失っていたのです。
そして7年の歳月が流れ・・・17歳になったルークは剣の師匠であるヴァンと稽古をしていたところ、ティアというヴァンを殺害するため屋敷に不法侵入してきた少女の武器を防ごうとした際、ルークの身体の回りが急に光りだしティアと一緒に全く知らない場所に飛ばされてしまうんです。

何が起きたか全く分からないルークでしたが仕方ありません・・・
この7年間、ルークは軟禁されていたのですから・・・
こうしてルーク達の壮大な物語が動いていくのです。

まず物語ですが、2クール作品だけあってストーリーがしっかり練られていて、一切無駄がありません。
内容は・・・驚きの連続です。
生きていく上における「自分の居場所」・・・身分の差はあれど家族という一つの集団の中に必ず居場所はあるので、普段は気にする必要の無い事です。
ところが、この作品においてそれは考えの甘さである事を痛感させられます。
家族の中における自分の居場所・・・昨日までの自分の居場所が今日は無い・・・
これが運命なら自分の不運を呪う・・・?
それで居場所が戻ってくるなら、きっと誰もが呪うことでしょう・・・
でもそんな事をしても・・・生きていく上において何の価値も無いんですよね・・・
今日食べる食事や寝床にも結びつかない・・・

だから過去に因われるのではなく先を見据えて生きていく・・・
正にその通りなのですが、気持ちと心はホントにバラバラです^^;
過去の思い出や約束に縋らないと心が折れてしまう・・・
やっぱりそこまで強くなれませんし、それで良いのだと思います。

でもいきなりこんな展開から物語が始まる訳ではありません。
序盤はルークの考え無しの言動に・・・正直何度かイラッとしました^^;
言う事は一丁前なんですが・・・やってる事はヘタレなところも苛立ちを後押しします。
そんな言動を発してしまう理由もあって彼ばかりを責められない一面もあるのですが・・・

ルークも自分の行いにハッと気づくのですが全ては後の祭り・・・
周りの信用を失ってしまったルーク・・・
どん底からルークはどうやって這い上がるのか・・・この作品の一番の見どころです。

この作品はRPGが原作なので、主人公以外のパーティーの仲間も登場する訳ですが・・・この仲間が半端なく素晴らしいんです。

私の一推しはヒロインのティア・・・少し影がある感じで決して表に出ることは多くないのですが、ルークを見守り時には叱咤する彼女・・・CVのゆかなさんとの相性もバッチリだったと思います。
他にも魅力的なキャラがたくさん出てきますが、濃密な2クールなので登場人物の名前が分からなくなる事はありませんでした。

その最大の理由が・・・それぞれのキャラを深掘りしていく先には想像を超える接点や、一人で抱えるにはあまりにも重すぎる過去を背負っている人達なかりなので、どのキャラにも感情移入ができちゃうんですよね^^

この感情移入という点においては、敵に対しても同じです。
大切な人を殺された・・・
この大切な人が居たから今の自分があるというのに・・・
直接的ではないにしろ、それに加担してた・・・
貴方だけは許せない・・・
自分の筋を通すには十分過ぎる理由だと思います。
そして次の瞬間画面一杯に広がるのは、本気と本気の激しいぶつかり合い・・・
本当に好きになれない敵もいましたが、敵でも嫌いになれない人の方が多かったのも印象的です。

そして物語だけでなく作画の緻密さにも圧倒されました・・・
原作がRPGなので、お約束の船や飛行艇が登場する訳ですが、それらどれもが細かいディテールまで丁寧に捉えられているのですが、その出来映えには感嘆の声しかありませんでした。

2クール全26話の作品です。物語が面白くて声優陣が豪華で作画が綺麗・・・文句の付け所の無い作品だったと思います。
特に中盤以降・・・目が画面に釘付け状態で視聴していました^^;
こういう王道ファンタジー作品・・・見応えがあって堪りません。
販促目的の作品が多い中、しっかりと物語を完結している所も好印象です。
こういう作品は、これからもどんどん視聴していきたいと思います^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

68.1 2 ゲーム原作で魔法なアニメランキング2位
うみねこのなく頃に(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (995)
5158人が棚に入れました
時は、1986年10月4日。舞台となるは、大富豪の右代宮(うしろみや)家が領有する伊豆諸島の六軒島。年に一度の親族会議を行う為に、当家の親族達が集結しつつあった。一見和やかに、久しぶりの再会を楽しむ親族たち。

しかし、島で待っているのは「当主死亡後の財産分割問題」という、親族同士に暗雲を呼び込む議題。かつて当主が、島に隠れ住んでいるとされる魔女ベアトリーチェから、資金調達の担保の為に授けられたとされる10トンの金塊を巡って、長男の横領を疑う親族たち。それに対して、親族たちの困窮を見透かすかのように、反撃に出る長男。さらに余命の迫った当主は、自らの命だけでなく、親族郎党・資産のすべてを生贄として捧げ、最愛の魔女ベアトリーチェの復活を願っていた。

声優・キャラクター
小野大輔、井上麻里奈、堀江由衣、鈴村健一、釘宮理恵、小林ゆう、麦人、小杉十郎太、篠原恵美、伊藤美紀、広瀬正志、小山力也、田中敦子、小清水亜美、船木まひと、上別府仁資、羽鳥靖子、石住昭彦、佐藤利奈、遊佐浩二、茅原実里、大原さやか、田村ゆかり、緒乃冬華、井上喜久子、杉田智和、甲斐田ゆき、斉藤佑圭、米澤円、日笠陽子、吉田聖子、新名彩乃、山岡ゆり、豊崎愛生、喜多村英梨、水野マリコ、廣田詩夢

ARENO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

答えの明かされない推理小説

◇◆◇要素◇◆◇
嵐の孤島×洋館×そして誰もいなくなった×連続殺人事件×魔女×推理バトル×相当なグロ描写+まさかのモザイク描写


概要です!

有名作品「ひぐらしのなく頃に」の作者が贈る、最強のミステリ(ゲームが原作)
名作「そして誰もいなくなった」を根本に展開される殺人事件が
魔女によるものか、それとも人間の起こした事件であるのかを
証明していくというもの。
作者曰く、「同じ舞台を何回も巻きもどして繰り返していく、それらを重ねて見る事で一本のシナリオでは見えないものが見えてくる」という“多層世界的”なストーリーです!
最初に言っておきますと、ひぐらし視聴済みな方ならお分かりのとおり
残酷な描写、いわゆるグロシーンが大量に出てきます。
連続殺人が起きるたびに、目を覆いたくなるような惨状が描かれているので
免疫のない方は少々きつめかも。
まあ、あんまりにもなシーンにはモザイクかかってますが…
(モザイクを濫用するアニメも珍しいですね…汗)

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・・-・-・

その大量グロシーンに目を瞑っても納得できる面白さがあると私は
思います。一時期、ものすごくハマっていました!
正直、原作及び小説ファンな私としては、
アニメではなかなか満足いかないところも多いのですが…


何より、話が難しく何度か見直したくなるので、ちょっとアニメに
不向きだったかもです。
それ以前に、あんな残酷シーンは何度も観れたものではありません泣



先に書いた要素だけを見ると、ありがちなストーリーだとお思いに
なるかもしれませんが。
問題はストーリーではなく、物語の作り方及び、いち視聴者としての
この作品への向き合い方、というものでしょうか。


まず、物語中で起こる不可解な殺人事件。しかし、それがどう考えても
人間には不可能な事件であったとしたら。しかし、魔女の存在など
あるわけがない。人間の仕業としてきちんと説明がつく。
ならば、それはどのように説明できるのか。

ざっとこんな内容です。本来なら、作中の名探偵がこれを鮮やかに
解き明かし、一件落着となります。
でも、それじゃあくまで私たちは視聴者でしかないですよね。
ところがこの作品では、あらゆる考え方、ヒントは出ているのに
答えだけは明かされてないんです。


つまり、私たちが自分で考えた人だけがその真相にたどり着く
ことができるということ。(たどり着けなければ終わりですがww)


ちなみに、難易度はかなりのものです。
私も、友人と一緒に放課後を使って謎解きに挑みました。

結果、碑文一つ解けなかった…悔しい泣

このように、よくある推理小説に飽きてしまった方にはすごく
お薦めであります(*^_^*)


ちなみにですが、いままで推理な面だけを大きく取り上げて
きたのですが、もちろんきちんとしたお話が成り立っています。
特に、キャラクター一人一人にちゃんとしたストーリーが
あるんですね。

誰がどのキャラにどんな思いを抱いているか、など。

でもこれって、推理小説にとって大事な要素の一つです。
「動機」を考える上で重要な。
もちろん、うみねこでもこれは求められます。
だからますます、面倒くさい…ww

そうそう、実を言うとキャストって結構豪華でした。
主人公役・小野大輔そのほか、井上麻里奈、堀江由衣、釘宮理恵、小林ゆう
、鈴村健一、大原さやか、遊佐浩二、田村ゆかり、小清水亜美

うわー、書ききれない…でもそれだけ、本当にキャラの数が多いんです。


最後に…
志方あきこさんの歌うOP「片翼の鳥」は、独特の雰囲気によくあっていて、
一発で好きになりました。「うみねこのなく頃に」(曲名)も
お薦めなので、是非聴いてみることをお勧めします!

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・・-・-・

以上のように皆さんも、魔女の挑戦状たる謎に挑んでみてはいかがでしょうか。

あ、グロ描写が苦手な方は、本当にお気を付けください。
食事時および就寝直前は控えることをおすすめします。


それでは、長々と失礼しました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21
ネタバレ

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

謎の解答がなかったです。謎の答えが解ると驚きます。

ひぐらしと違って、答え合わせがない作品です。

知らない人がこのレビュー読んだら、(答え合わせって何?)となると思うので説明しますと
ひぐらしとうみねこはミステリーホラー(サイコホラー要素も含む)なので
作中で描かれる謎を登場人物達と共に解いていくことになります。

そして基本的に最後に犯人だったり、謎だったりが解るように作られるのですが
うみねこは最後でも明確な解答を視聴者に教えません。

なので観ている方としては(結局どうなったか教えろよ!)と思うのではないでしょうか?


かく言う私もそうでした。
ですので、私がネットを駆使し調べ、引用した解答をここに書きますね。


{netabare}六軒島連続殺人事件とは、魔法とかではなくて、全て人間が起こして行った事件です。

事の起こりは戦時中、右代宮戦人(主人公)の右代宮金蔵(祖父)が、六軒島で初代ベアトリーチェと出会い、二人の間に娘(二代目ベアトリーチェ)が出来ます。
初代ベアトリーチェは、産後の肥立ちが悪く死亡します。

金蔵は、生まれた二代目ベアトリーチェを死んだ初代ベアトリーチェの生まれ変わりだと信じ
二代目ベアトリーチェとの間にも子供を作ってしまいます。
これが安田紗代(三代目ベアトリーチェ【通称ヤス】)です。
二代目ベアトリーチェは、海岸で崖から落ちて死亡してしまいます。

ヤスは多重人格者で、紗音、ベアトリーチェなど複数の人格を持っています。
嘉音も、ヤスの人格の呼び名の一つです。

※これが【アニメを見ている私達視聴者には複数の人間に見えても、実際には一人の人間】
という叙述トリックになっており
一見人間に不可能に見える連続殺人を成立させています。

そして【ベアトリーチェ】という名称で登場する人物が、実際には三人います。

※これは【アニメを見ている私達視聴者には一人の人間に見えても、実際には複数の人間】
という叙述トリックになっており
一見人間に不可能に見える時系列などを読み解く鍵になっています。

※また、人格をカウントする際には、沙音、嘉音などはそれぞれ『1』にカウントされ
ベアトリーチェは魔女であるためにカウントされません。
物語の中で人数が出てくる場合に【人間の肉体の数】をカウントしているのか
【人格の数】をカウントしているのかが伏せられており
これも一見不条理に見える数字を読み解く鍵になっています。

ヤスは、金蔵が近親相姦の過ちを繰り返さない為に
出生の秘密を隠して右代宮家に使用人として連れてこられ育ちます。
金蔵は、86年の六軒島連続殺人のかなり前に死んでいますが
死ぬ前に碑文の謎を解いたヤスに右代宮家当主の地位や財産を相続しています。

ヤスは紗音の人格で、戦人に恋をします。
戦人はヤスに『白馬に乗って迎えに来る』という約束をしますが
翌年から家庭の事情で親族会議に来れなくなります。

紗音人格のヤスは、戦人がいつまでも迎えに来ない事に傷つき
戦人への恋心を自分の別の人格(ベアトリーチェ人格)に預け
別の恋を探します。

ヤスの紗音人格は、譲治と新しい恋をし、交際を進めます。

しかし、86年に数年ぶりに戦人が親族会議に帰って再会した為に
ヤスの中の2つの人格が、紗音は譲治に、ベアトリーチェは戦人に
別々に恋をしている状態になります。

ヤスは自身の恋に決着をつけるべく
①戦人と結ばれる。
②譲治と結ばれる。
③または誰とも結ばれない。
の三つの結果の可能性がある事件を起こそうとしますが、未遂に終わります。

なぜ未遂になったかというと、ヤスが事件を計画した前日に
戦人の両親ルドルフと霧江が、右代宮家の資産を我がものにせんと
他の親族を次々に殺し始めたからです。
譲治も殺されてしまいます。
ルドルフと霧江は、絵羽に返り討ちに会い死にます。

ヤスは戦人と逃亡しますが、ヤスは自分の恋に決着がつけられなかった事に絶望し
海に飛び込み自殺をしてしまいます。

結局事件の後には、戦人と絵羽の二人だけが生き残りました。

戦人はヤスを助けようとした際に、溺れて記憶と人格を失ってしまいます。
しかしその後、徐々に断片的な事件の記憶を取り戻し、『偽書』を書きます。

この偽書というのは、六軒島連続殺人事件をフィクションとして虚実をない交ぜて【戦人が書いた小説】であり

【私達視聴者が見ているうみねこの各エピソードは、この「戦人が書いた『偽書』という小説」である】

という事が真相であり、解答です。{/netabare}


この様に作中で答え合わせをしていたのなら、うみねこのなく頃にの評価も大分違ったと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

だんちょー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

※グロ警報発令※

ひぐらしの素敵な出来に引き続き見た作品ですが・・・

ストーリーが難解すぎてわかりずらい作品。(自分がバカだからか?)

ひぐらしが面白かったので期待してみたのですが、ちょっと期待はずれでした・・・

グロ描写が半端ないです。これ考えた人、大丈夫ですか?っと言わんばかりのw

食事時には絶対見ないほうが良いでしょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

68.5 3 ゲーム原作で魔法なアニメランキング3位
GRANBLUE FANTASY The Animation(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (370)
1478人が棚に入れました
父親の手紙に記された星の島・イスタルシアを目指すため、故郷の島ザンクティンゼルを発つ決心をした主人公は、エルステ帝国から脱走してきた少女・ルリアと出会う。ルリアを帝国から庇い重傷を負った主人公だったが、ルリアが自らの命を主人公の命とリンクさせ、一命を取り留める。主人公はイスタルシアを目指すため、ルリアは帝国の追手から逃れるため、ザンクティンゼルを飛び立った。

声優・キャラクター
小野友樹、東山奈央、釘宮理恵、沢城みゆき、平田広明、田村ゆかり、山路和弘、田中理恵、加藤英美里、杉田智和、伊藤かな恵
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

良い意味で、ソシャゲRPG原作らしからぬ、真っ直ぐで爽やかなアニメ

【文量→中盛り 内容→感想系】

【総括】
2期、視聴開始っす♪

ソシャゲRPG原作らしい作画の良さとキャラデザの格好良さ、音楽の素晴らしさ(特にOP)がまず際立つ。その上、ソシャゲRPG原作らしからぬ、しっかりとした王道のボーイミーツガールのストーリー展開が好印象。キャラも増やしすぎず、きちんと感情移入できるものになっていました。

素晴らしく面白い! とまでは言えませんが、観ても損しない、なかなかに面白い作品でした。

《以下ネタバレ》


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
※個人的経験と感情により皮肉っぽくなっていますが、基本は、誉めてますよw

私は基本的にソシャゲ嫌い、ソシャゲRPGはアニメに向かない、という考え方です(詳細はチェインクロニクルのレビューに)。

でも、本品は良かったですね。ストーリーこそ目新しさはないものの安定していたし、それ以外はいずれも高いクオリティだったかと(音楽とかすげぇ良かった。OPは今期(2017春)1位かも)。

個人的に一番の高評価は、カタリナのポンコツっぷりでした。3話とか、かなり萌えましたw ラカムもFFにそのまんま出てきそうwで、格好良かったですね。

あと、8話目のダンジョン回好きでした。1話完結でも魅せ所をちゃんと作り(バトル)、普段と雰囲気を変えたラブコメの要素(ルリアのアホ毛レーダーとか笑えたし、砂山を滑ってきてグランに抱きつくかたちになり、照れてるところとか萌えた)。その中で新たな仲間に出会い、新たな武器を手にするという、正道のファンタジー要素も忘れない。かなり優秀な回で、これは脚本が良かったのかな?

私は原作未プレイなので自信はないけど、課金によって得られるのは主に「武器」と「召喚獣」なんですね。だとすれば、アニメにするには都合良いのでしょう(キャラを増やさずにいけるから)。

と、思ったら12話は怒濤の登場人物連続出場でしたねw まあ、ここまでご新規さん向けに作ってきたから、最後に原作ファンへのサービスがあっても良いのかもしれませんね。

そして、ある意味超展開の13話(笑) まさか、ここまであんなに丁寧に作ってきたのに、根底から覆すとわ(笑) まあ、明らかに賛否あるでしょうが、個人的には好きですよ。13話ですし、円盤特典のOVAをタダで観られたと思えばお得です。てか、あにこれならこっちの方が評価上がりそうだと思うのは、私だけでしょうか(笑)

こういうソシャゲ原作なら、今後も観たいですね♪
{/netabare}


【余談1 ~グラブルへの一方的な逆恨み(笑)~】
{netabare}
自分が唯一ハマったソシャゲの運営がグラブルと同じなのですが、グラブルが売れるのと反比例するように、ウチのイベが雑になり、ガチャやゲームシステムも「重課金者から搾れるだけ搾り取ろう」という方向性に。そして、サービス終了。だから、グラブルには恨みしかないんだよな~w そして、それがソシャゲの本質。愛がないっすよ(涙)

ただ、グラブルへの個人的な逆恨みは、本作への評価には関係しておりませんし、グラブル自体が嫌いなわけではないので、悪しからず(むしろ、好きな世界観で興味あるんだけど、サービス終了になった「我がゲーム」に義理を通し、喪に服すためにもプレイすることはないでしょうw){/netabare}


【余談2 ~番組間のCMに物申す(笑)~】
{netabare}
ルリア「ねえグラン! 私たちの冒険がゲームでも出来るって知ってた!?」

……いや、アニメを観ている層で、グラブルがソシャゲだと知らない人って、どのくらいいるのかな?(笑)
{/netabare}

【先行放送 ザンクティンゼル編(自分用メモ)】
{netabare}
王道のボーイミーツガール。

初対面の少女を助けるために、帝国の正規兵と躊躇なく戦うとかw なんかこう、展開が早いというか、キャラに感情移入できないまま、ストーリーが進んでいく。グランはなぜ、ルシアを正しい者だと断言できるのだろうか? 美少女だからか?(笑)

後編、少年時代のグラン……まんまラピュタですやん(笑)

美少女と離れられないだって……!? 御褒美ですやん(笑)

てか、今期(2016冬)、釘宮さんのマスコット役多すぎないかいw
{/netabare}


【本編 各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ん? 先行放送の「ザンクティンゼル編」のまんまかな?

2話目
同上。

3話目
カタリナ、ダメ可愛いw 渋いオッサンキャラは鉄板の格好良さですな。

4話目
なんか、普通のRPGのようにストーリーが流れていて、ここまでは好印象です。

5話目
艦隊戦っぽさもあり、面白かったです。なるほど、これで次のエリアにいけるわけですね(ソシャゲっぽい)w

6話目
シェロの動きは、清々しい程の力業で解決。まあ、開き直られると何も言えないw

7話目
なんか、ドラマをやってたな。悪くはないけど、普通に主人公パーティの話の方が好きだな。

8話目
なんか、ギャグ&日常回? ルリアさんのアホ毛、そんなことできるの(笑) あの剣は、ミッションクリア報酬かな(笑)

9話目
シリアス? ここからストーリーをまとめにいくのかな? オッサン同士の会話は、良いね~。

10話目
カタリナは、ルリアの親代わりなんですね。

11話目
安定してるな~♪

12話目
なんか、いっぱい出てきたぞ~。オッサンがパーティーに二人って、良いね!

13話目
まさかの女性主人公編(笑) まあ、良いんじゃないでしょうか。ファンサービスとして。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

グラブってる…?(CM三人衆出てきた!「ウェーイ!」)→ ifで締めるだと!(グラン編はファミ通文庫でノベライズ)

私はグラブってません(笑)。
まあ、このアニメは悪くない感じなのでしばらく観てみます。

2017.4.18追記:
ストーリーは、普通にRPGですね。そんなに悪くはないんだけど、パーティーのメンバーが揃うのにはもう数話かかりそうです。

ゲームでグラブっている人にはBD or DVDの特典が嬉しいのか、円盤の予約状況はわりと良いようです。

私は地上波でみられますけど、BSでしか観られない人は神撃のバハムートと放送時間かぶっちゃいますね。それでよいのか、Cygames…。

2017.5.29追記:
街中でイカ焼き売ってる露店の店員として、CMで「グラブってる?」、「ウェーイ!」ってやってる三人衆が出てきました。キャストもCMと同じっぽいです、ってただそれだけ…。

2027.6.25追記:
放送最終回の1話前が事実上の「最終回」でした。最終話は女性主人公のジータを選んだ場合のダイジェストストーリーでしたね。グラン版の映像を流用して、半分総集編みたいな最終話でした。

ただ、最終話を観て思ったのはジータはグランよりもかなり腕が立つように描かれてましたね。腕はSTAR WARSシリーズのジェダイマスター並みです。特殊能力なしでもカタリナより強そう(笑)!

EDもジータ版として背景アニメに若干の変更がありました。全体として、普通に冒険しててグラン版だった本編はけっこう面白かったです。

2017.8.29追記:
ジータ主人公の特別編はさておき、グラン主人公のストーリーはファミ通文庫でノベライズ(現在8巻:Ⅰ~Ⅷが刊行)されています。アニメのストーリーの続きを読もうと思うとⅣ以降になるみたいです。

続編がアニメ化されるかどうかは何とも言えませんが…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

俺が欲しかったものはたった一つ…ルリアだ!!

2018.07.07記


ゲーム未プレイ

背景画がきれいで、ゲームもこんなきれいだったらいいよなーと思ってるうちにいつの間にか最終回。
RPGならではの仲間を集めていく過程とかイベント(クエスト)をクリアして進めていくところなどは王道といえば王道。いや、とても慣れ親しんだ世界です。

ただし、これ

「ゲームをやっていれば感情移入できるんだろうなぁ」

とはなっちゃいますな。

{netabare}これまで出てきてなかったキャラ達が勢ぞろいしちゃう12話とか、グランどこいっちゃんたの?の最終13話とかはアニメオンリーだと解釈難しいでしょうね。{/netabare}


私みたいな素人でもTHE販促アニメというのがわかってしまうほどの作品でしたが、不思議と嫌悪感のようなものは覚えませんでした。きっと露骨すぎて逆に微笑ましく思えたのでしょう。

なお、BUMPの主題歌はとても良い。


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2018.12.19追記


ルリアのスマホカバーしてる男の子を電車の中で2,3回見かけたことがあります。私は一時期パズドラやってたくらいなもので、ケータイゲームには本当に疎いです。きっとルリアちゃんもめっさ人気があるんだろうな。いい子だったもの。。。



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2019.11.03追記
《配点を修正》 ̟+0.1


※低評価は「そりゃないっしょ?」なオチだったから。
 いろんな作品観た今なら許せるかもしれませぬ。

2期始まりました!なんだかんだ観ます。だってきれいなんだもの…
そして2期の1話観てみたところいい感じで続編感が出てます。

この1期は最終話が別の意味で劇的ではありましたが、それ以外は1クール通して地道なRPGやってました。
無味無臭なのは否めないものの、クセもなく嫌味な感じはしない作品です。



視聴時期:2018年4月~6月 地上波再放送  

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2018.07.07 初稿
2018.12.19 追記
2019.11.06 追記/配点修正
2020.07.21 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 38

67.9 4 ゲーム原作で魔法なアニメランキング4位
テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (353)
1638人が棚に入れました
人の目には見えない霊的な存在「天族(てんぞく)」に囲まれて育った人間の青年・スレイ。
「かつて、人間の誰もが天族の姿を見ることができた」という伝承を信じる彼は、
古代の謎を解明し、人と天族がともに生きる世界を実現したいという夢を抱いていた。

ある日、生まれて初めて訪れた人間の都で妙な事件に巻き込まれたスレイは、
なりゆきから石に突き刺さる聖剣を引き抜き、世界の災厄を払う「導師」となる。
重き使命を刻み込む胸の中、人と天族の共存という夢はより熱さを増し——

仲間とともに、「導師」は大冒険の旅路への一歩を、今、踏み出す。

声優・キャラクター
木村良平、逢坂良太、茅野愛衣、小松未可子、下屋則子、福圓美里、小野大輔、津田健次郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

キャッチフレーズは「伝承はいつしか「希望」になる」

この作品の原作ゲームは未プレイですが、PVを見た時から視聴を決めていた作品です。
アニメーション制作がufotableさんなので、クオリティの高さは折り紙付である認識は持っていました。でもPVの中には思わず息を呑んでしまう程の美しい世界が広がっていたのです。
当時未視聴だったテイルズシリーズ前作の視聴に熱が入ったのも、全てはこのPVを見たから…といっても過言ではありません。
こうして満を持して視聴に臨みました。

この物語の主人公は、幼いころ天族たちの住むイズチに引き取られ天族と一緒に生活を続けてきた人間のスレイ…
彼の趣味は、幼馴染であるミクリオと一緒に遺跡探検をすることでしたが、ある日いつもと同じように探検していたところ、人間の女の娘が倒れているのを見つけるのです。
彼女の名前はアリーシャ・ディフダ…アリーシャは地上で起こっている厄災や異変を治めるべく、「導師」の存在を信じ探していました。
「導師」とは、天族と言葉を交わし、この世の厄災を祓う力を持った存在…
でもそんな稀有な存在は一向に現れず、いつしか人々からはおとぎ話の中の存在の様に扱われるようになっていました。

そんな彼女との出会いをきっかけにスレイとミクリオは人間の住む下界に降りる決心をするのですが、地上についた彼らの前に広がっていたのは、お祭りによる人々の活気と穢れによる瘴気でした。

ちょうどそのころ、湖上の街レディレイクでは「導師しか手に出来ない聖剣」を引き抜く聖剣祭が開催されていました。我こそは…と思う人が次々と剣に手をかけますが、誰も引き抜く事はできません。
それもそのはず…その聖剣は「湖の乙女」として祀られていた天族の女性そのもので、人間は遥か昔に天族と対話や視認する術を失っていたのですから…
だから彼女が見えないばかりか、彼女の問いかけにも人間は答えられないのです。

聖剣祭の最中…突如憑魔が出現し周囲を瘴気で満たしていきます…
そんな中、スレイが聖剣の前に立つと、「湖の乙女」である天族のライラが剣を引き抜く意味をスレイに伝えます。
「剣を抜く」という事は導師になる事を選択する事…導師としての力を得る事ができるが、そしてその道は決して平たんではない事を…
それでも「人と天族が幸せに暮らせる世界を作る」事が目標だったスレイは聖剣を引き抜き…導師として生きていく事を選択して物語が大きく動いていきます。

これからスレイの導師としての活躍を漫喫できる…と思っていた矢先、全くこれまでとは異なる展開…まるで全く異なる物語が始まったかのような状況に少しビックリしてしまいました。
調べてみると、この作品と関連のある「テイルズ オブ ベルセリア」の登場人物の物語だったようです。このゼステリアと今後どの様に物語が絡んでくるのかが楽しみです。
ベルセリアの主人公であるベルベット・クラウは同じ主人公でもスレイとは対極に位置するキャラみたいでしたから…

この作品の作画の素晴らしさについては先に触れましたが、登場するキャラも魅力的です。
イチオシは、かやのん演じるアリーシャ・ディフダ…ハイランド王国の王女で、騎士としての凛とした雰囲気と言動が堪らなく恰好良いのです。
有言実行するアリーシャ…それは彼女が命の危機に晒されても決して揺らぐ事は無く初志を貫徹させる…
そんな彼女の言動に強く惹かれながら視聴していました。
これからスレイの導師としての長く険しい旅が始まっていく訳ですが、王女である彼女は導師と共に歩む道より国や民を優先させると思うんです。
ホントはスレイと共に歩む彼女の勇姿を見続けたい…が本音なのですが、少し難しいかもと思っています。

小松未可子さん演じる商人ギルドのロゼも外せません。
理不尽を決して許さない彼女の片鱗…1期ではほんの少ししか見ることができませんでした。
アリーシャから真意を引き出し、彼女の覚悟を見届けるために同行して…十分過ぎるくらい気持ちを受け取って…それでも止まらないアリーシャを本気で心配する彼女…
これからの活躍が楽しみな一人です。

ミクリオ、ライラ、エドナら天族の動向も見逃せません。
特にライラ…ゲーム版のCVは松来さんだったんですね(wikiより)…
天に召されてもうすぐ一年…振り返ってみると時間の流れの速さを感じずにはいられません。

オープニングテーマは、FLOWさんの「風ノ唄」
エンディングテーマは、fhánaさんの「calling」
どちらも大好きな曲でカラオケでもチャレンジ済です。
少しきーは高いですが、歌っていて気持ちの良い歌だと思います。

1クール13話の物語でした。嬉しいのは既に続編の放送が2017年に決まっている事です。
1期はきっと導入部という位置付けなのだと思います。
これからの導師の旅…そして抱き続けている目標の顛末に注目したいと思っています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

①に作画の美しさに感動。②にRPGのアニメ化の難しさを痛感。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
王道RPGのアニメ化。

テイルズといえば、やはりこの「中世ヨーロッパ風+α」の世界観が似合います。(最近テイルズやってないから分からないけど)キャラデザを藤島さんと、いのまたさんが一緒にやっていることに、やや違和感を感じてしまいます(嬉しくもあるけど)。作画は相当綺麗ですね。ずっっと劇場版を観ているようです。

レビューでは、アニメと関係なく、「RPGをアニメ化する難しさ」の持論展開になってしまいました(汗)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まさしく、「(テレビ)ゲーム原作」って感じですね。作画(CG)は綺麗でヤバいレベルです。このクオリティでやってくれれば、名作になり得ただろうと思える作品がいくつあったことか。

ストーリーはややぶつ切り感があり、アニメとしては少々分かりにくい。壮大な世界観とストーリーの密度が釣り合っていない感じ、と言えばいいでしょうか?

そう考えると、ゲームっていかに脳内補完が大事(だから楽しい媒体)なんだなって思いました。

据え置き型ゲーム機のRPGって、(モノにもよるけど)多分20~30時間くらいでクリアすることが多いと思います。でも、ストーリーを箇条書きにしちゃう(プロット段階だ)と、多分、めちゃくちゃ少ない展開しかない。

街と街の間を移動したり、レベル上げしたり、モブ達から有益な情報を集めたり。そういう、「アニメにできない隙間の時間」のなかで、世界観に浸たり、自分で鍛えたキャラクター達に愛着をもっていくんじゃないでしょうか。ストーリーとストーリーの間に「自分だけのストーリーを挟み込める」のが、ゲーム(RPG)の楽しさ。

それは正に、「自分がゲームの主人公になる」感覚です。

しかし、アニメは制作からの一方向にしか展開がない媒体だから、主人公を眺める、感情移入はできても、自分自身を主人公にはできない(からアニメがゲームに劣るなんて思わないよ。むしろ今は断然アニメ派だし)。

そこの部分のズレが、RPG原作アニメに共通して感じる(マイナスの部分である)「テンポの早さ(荒らさ)」や「薄っぺらい感じ(世界観の壮大さに比してストーリーの密度が薄い)」って部分なのかなぁ? (まあ、全部見せちゃうと販促にならないって大人の事情もあるだろう)

尤も、会話の情報量が多いノベライズ(エロゲ含む)系や、そもそもストーリーが希薄で自由度が高いソシャゲ系はその限りではないのだろうけど。

さて、基本的に、テイルズシリーズは大好きなゲームです。小学生の時だったかな? ファンタジアをプレイしたときは衝撃的だった。正に、「アニメをプレイしている」感覚。美しい映像(OP)、可愛いキャラ(アーチェ)、シリアスな物語(チェスター)、信念のある敵(ダオス)、いずれもそれまでにないゲームでした。その後発売された、「ディスティニー」はガラッと世界観を変えつつも、高いクオリティを維持していて、そこで完全にファンに。エターニアのOPも最高だった。ディスティニー2、シンフォニアまでは楽しくプレイした。

ただ、そこからは(学生になったこともあるけど)あまりに乱立するシリーズについていけなくなって離脱してしまった。それ以降、テイルズシリーズからは離れていた。

絶対に、発売し過ぎたと思う。1年に一作のペースで良かった。ただまあ現在もスーファミ時代から「らしさ」を残しつつ「オフラインRPG」の牙城を守っている唯一の存在、と言っても良い本シリーズ。心の中では応援してました(まさか、ドラクエ、FFがヒヨるとは、ね)。

なんか、久々にテイルズシリーズをプレイしたくなったな♪

(一体、アニメはどのくらい原作ゲームのストーリーを再現しているのかな? アニメ観た後にゲームやっても楽しめる作りになっているのかな?)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最大の魅力はキャラクターの関係性。第2期が今から楽しみ

2016年夏期放送のテレビアニメ。第1期13話。
ゲームが原作です。

ゲームゼスティリアは未プレイですが、内容の賛否については一通り調べました。
キャラクターに関する批判点はほぼ改善されていますが、短縮や改変が多いので再現されていないエピソードも少なからずあり、1クールで進んだのは本筋の序盤あたりまで。

世界観や設定の説明を最低限にして、ストーリー展開と味方キャラクターの関係性を重視した作りで一貫しています。
説明不足で進む所もあるので、直感的に「こういうものなんだろうな」くらいで見られないとストレスがたまるかも知れません。
ベルセリア編とても好きなのですが、ゼスティリア本編の詰め込み具合を見るに、特番とかで別にやってくれたほうが嬉しかったかも。今後ちゃんとクロスすると良いなあ。

ストーリーは王道でしっかり考えて構成されています。
再度一周したら必要な描写を入れ込むためにかなり余裕のない展開をしているのがわかりましたが、毎週見ている時にはそう感じなかったのが凄い。
王道過ぎて淡白に感じる人もいるようですが私は逆で、一つのシーンから想像をめぐらせ繋がりを見つけていくのがとても楽しかったです。

キャラクターデザインは、複数人のキャラクター原案を上手く調整して違和感のない絵柄に落とし込んでいて、とても魅力的だと感じました。
映像面ではたまに手描きが浮いてしまうことはあるものの、繊細なCGの背景と手描きのキャラクターを上手く馴染ませていてとても綺麗。特にドラゴンの造形・動きの懲りようと重量感は一見の価値ありです。

【キャラクターについて】
{netabare}
パーティーメンバーの入れ替わりなどあるので大雑把ですが、スレイが主人公・アリーシャが準主人公で二人の関係性はストーリー的にも柱のひとつで、それぞれに同性で年齢の近いサポート役(戦友)にミクリオとロゼがおり、見守る年長者ライラとエドナの存在があります。
皆がフォローしあっていてとても印象が良い。そして第2期でスレイとロゼの関係がどう描かれるかも注目所でしょうね。

スレイは意思の強い心優しい青年で、怒りをあらわにするのがいつも誰かの為であったり、戦闘の際ためらいなく仲間を庇ったりと誰からも愛される主人公像です。そして純粋で世の中を知らない故に脆く、穢れかねない危うさを持つという点が魅力を増します。憑魔化したランドンを浄化した後剣を収めるスレイの少し苦い表情は印象的で、これで乗り越えられたのかも気になるところ。

ミクリオとスレイはお互いへのライバル心や少年らしい意地が見ていて楽しい。
ミクリオはライラやエドナとのやりとりも少し背伸びしてる印象で微笑ましいです。初めてアリーシャがライラやミクリオの声を聴いた時の「君の感謝はちゃんと伝わっているよ」の言葉に和んだので、もう少しアリーシャとの交流があってもいいなあ。

アリーシャは自分の無力に苦しむことはありますが、騎士として様々なものを見てきているため実は芯の強い王女でした。穢れとは何か、感覚的に理解しているのかも知れないとさえ感じます。
スレイや天族との交流が前半では主に描かれるため、ロゼとの対峙までアリーシャの強さに気がつきにくいのですが、狙った構成だとしたらとても面白い。

ライラはスレイの決断を尊重する懐の深さや、他者への思いやりを印象付ける描き方になっています。導師の導き手としてスレイに隠していることもまだあるのでしょうが、スレイの心身を案じているからこそ話せないでいると感じられる所もあり、胸の裡を吐露する相手としてエドナがいるのもとても良いですね。
個人的にはライラはある意味最も重要な立ち位置だと思うので、とても良い方向に変わっていて嬉しいです。

エドナの斜に構えた態度もアイゼンの一件を丁寧に描写したことで納得できましたし、人間嫌いに見える部分も、実際には人間を理解した上で諦め半分悲しさ半分という見せ方になっていて好印象。
友人を救うために手にかけようとするザビーダの複雑な心境もとても良かったです。

ロゼはバルトロ卿の依頼を受けた理由が説明不足に感じられるのが残念ですが、自身を必要悪と割り切っているのかな。普段の姿は現実主義的ながらさっぱりした女の子として嫌味なく描写されています。深刻さを増すであろう第2期を少しでも明るい雰囲気にしてくれることを期待しています。
デゼルの掘り下げは第2期までお預け。

災禍の顕主とサイモンについてはこれからに期待ですが、あんなに普通の悪役になるとは思わなかったなあw
{/netabare}

【演出について】
{netabare}
全体的に演出も好きでした。
王家の紋章の短剣や街中にはためく導師の紋章の旗など、紋章の使い方が印象的です。
アリーシャがスレイに弱音を吐くシーンが二度ほどありますが、その際騎士の紋章をあしらった上衣を脱いでいたり、スレイの導師の衣もそうですが、誇りであると同時に背負うものとして、背中を大写しにする演出を意図的に使っています。

あと最終話はとても良い。
初見ではドキドキしていて気づかなかったのですが、アリーシャは腰の後ろに天異見聞録を差して常に持ち歩いていて、それが盾になって命を取り留めているんですね。スレイとアリーシャにとってバイブルとも言える天異見聞録っていうのがイイ!
ベタベタではありますが、第0話で伏線が張ってあったことには気がつきませんでしたw

アリーシャが死んでしまったのか助かったのかわかるまでのシーンは、初見では大丈夫だと思いながらもひやひやしながら見ていましたが、二度目の視聴時には、アリーシャが目覚めるのを待つ間スレイも同じようにアリーシャと出会ってからのことを思い返しているように感じられました。何度か丁寧に視聴すると違う感動があります。
{/netabare}

【第2期に期待すること】
{netabare}
スレイは導師として穢れを払い、アリーシャは王族として穢れの原因を少しでも取り除くという方向性が描かれたので、この先はお互いに役割を補完しあい状況が好転する過程が見たいですね。

穢れは人が生きる上でどうしても産み出してしまうもの。憎しみや怨みのみならず恐怖や悲しみも穢れの元ですから、人間が居る限りこの世界は「詰み」の状態なのですよね。
世界全て浄化することは出来ない以上、第2期でどう結末を迎えるか、ゲームと同じなのか、変わるのかも含めて注目しています。
{/netabare}2016.9.29

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

56.7 5 ゲーム原作で魔法なアニメランキング5位
聖戦ケルベロス 竜刻のファタリテ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (191)
1048人が棚に入れました
剣と魔法が支配するクナアーン大陸。そこには協力な三つの国が存在していた。聖アモリア王国、イシルフェン王国、ヴァンロディス王国の強力な三国である。三国の力は均衡状態にあり、いずれか一国で変事が起これば、大陸全土に戦火が広がるのは目に見えている。クナアーン大陸には、各地に出没し大地を焼き、破壊をほしいままにしていた邪竜と恐れられるダガンゾートが存在していた。10年前、ヒイロの両親バイロとキスミテーテをはじめ魔導士たちはダガンゾートを封印しようと魔法の儀式を行ったが、何者かによって邪魔が入り、封印に失敗した。のちにこれは「バルバゴアの惨劇」と呼ばれる。幼いヒイロはギルーに助け出され、両親の仇を討つために剣の修行に励む。そして10年後、16 歳になったヒイロは、邪竜退治の旅に出ると勝手に家を出るヒイロ。そんなヒイロにギルーはしかたなくついていくしかなかった。邪竜ダガンゾートを探し出す旅の道中で、ヒイロは様々な種族の人々と出会い、いつしか仲間となってダガンゾート討伐を目指すのだったが…。果たしてヒイロは、自らが負った宿命に打ち勝ち、ダガンゾートを倒すことができるのだろうか…?!

声優・キャラクター
松岡禎丞、M・A・O、内田真礼、楠大典、小笠原亜里沙、咲野俊介、伊瀬茉莉也、沼倉愛美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ギャグアニメならまぁ分かるが、どういう意図の作品なのだろうか?

[文量→小盛り・内容→雑談系]

【総括】
剣と魔法の世界。対立する王国。所謂ハイファンタジー。ジャンルとしては、(個人的には)スペースオペラ、ラブコメと並び好きなジャンルです。ですがぁ、、、。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
しっかし、コテコテですね。強いて言えば特徴的なのは主人公のヒイロが弱いってところですね。しかも、ガチにw

弱い系の主人公×異世界バトル というのは確かにジャンルとしては成立してて、古くは私が愛する「ロードス島戦記」もそうだったし、最近では「灰と幻想のグリムガル」なんか、成功例ですね。

グリムガルのハルヒロは、弱いことに苦悩しながらも、身の丈にあった戦い方を模索しました。

ロードスのパーンは、弱いことを認めつつ、長い年月をかけて大陸有数の騎士になりました。

ケルベロスのヒイロは、弱いことに気付かずにいたら、なんか仲間達が助けてくれましたw

まっ、そんかところですね(笑) あまり肩肘張らず、気軽に眺めるの程度が吉かと。半分以上はギャグアニメなので。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

この作品・・・原作はゲームだったんですか^^;?

この作品の原作は未プレイです。事前情報は声優さんだけ・・・松岡さん、M・A・Oさん、内田真礼さん、伊瀬茉莉也さんが出演される事を知り、殆ど条件反射的に視聴を決めた作品です。
何も考えず脊髄で行動するから、毎期の視聴数がとんでも無い事になっている自覚はありますが、一度視聴スタイルが定着してしまうと、中々変えられないんです。
特に期の変わり目は未視聴作品が一気に溜まってしまっていますが、レビューを書きながら気長に視聴していきたいと思っています^^;

この物語の舞台はクナアーン大陸・・・この大陸は聖アモリア王国、イシルフェン王国、ヴァンロディス王国という3国・・・
そして何とか3つの王国の危うい均衡が保たれていました。

この大陸には最悪の災いが・・・それは邪竜と呼ばれるダガンゾートが村や街に猛威を奮っていたのです。
その事態を重くみた魔導師たちはダガンゾート封印しようと試みますが、妨害を受けて作戦は失敗・・・
その場に居合わせた殆どの魔導師が生命を落としてしまったのです。
その魔導師の中には、この物語の主人公でるヒイロの両親も含まれていました。
作戦当時は年端のいかない子供だったヒイロ・・・そして月日な流れ、両親の仇討ちのためヒイロが立ち上がり・・・物語が動いていきます。

松岡さんが主人公であるヒイロ役を演じられていたので、主人公無双系なのかな・・・と思いきや全然そんな事はありませんでした。
それどころか、自らを「剣士」という割に腕前はどちらかというと残念系だったような・・・^^;

そんなヒイロの仇討ちの旅に同行する華がサラート(CV:M・A・Oさん)と、エリン(内田真礼さん)です。
サラートは長く青い髪に青い瞳をした謎の美少女で、ヒイロの事が気に入ったようで、良く行動を共にしています。
感情を表現するのが苦手なサラートですが、ヒイロ達との旅の中で変わっていく彼女を見るのもこの作品を堪能する上でのポイントになっているかと思います。

そしてエリンの同行する理由は・・・こちらは物語の中で明らかになっていきます。
一癖ありそうな彼女ですが、根は優しい女の子なんだと思って視聴していました。
なんといっても演じてるのが内田さんですし・・・(//∇//)

でもこの旅の中で一番変化を遂げたのは、何といってもヒイロだったでしょう・・・
本人は一流の剣士を目指して日々の鍛錬にも耐えてきました。
それでも、剣術の腕が一向に上がらないんです。
どんなに下手な人でも毎日必死に練習すれば、それなりに上達すると思います。
でもヒイロはどんなに頑張っても上達しないんです・・・
一体それは何故なんでしょうか・・・
剣術のセンスが無い・・・確かにそうかもしれません。
でも実際にはセンスなどという言葉では表し尽くせない位の業が存在しており、感想して振り返ってみると、物語の核となる部分だったように思います。

ヒイロの背負った業とは・・・気になる方は是非本編でご確認下さい。
色んな事に納得できる物語の構成だったと思います。

でも物語終盤の展開・・・流石にこれには胸が痛みました。
きっと一番知りたくなかった事だったのかもしれません。
そして絶対に見たく無かった場面だったように思います。
紆余曲折を経た事の顛末は如何に・・・?

オープニングテーマは、内田真礼さんの「Resonant Heart」
エンディングテーマは、三森すずこさんの「Xenotopia」
どちらも文句無しに格好良い曲で優劣は付けられません。
この曲の発売前に内田さんの満面の笑みがネットの情報っとして流れたのが
印象的でした。
先日のカラオケでオープニングを歌ったので、今度はエンディングにチャレンジしてみたいと思います。

1クール13話の物語でした。中盤まで「もしかしたら1クールでは終わらないかも」と思っていましたが、物語的には一区切りついたところまで描かれていて良かったと思います。
でも、物語は未だ続くようです。
彼らの旅がこの先どうなっていくのか・・・もしそんな続編があるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

クソ、クソ、アンドクソ

なんじゃこりゃ。。。

行動の動機が希薄
まったく主人公に感情移入できません。

すべてがご都合主義的に進む。そして終わる。
紋切り型の悪役、ラスボス。
ナンブーコが大物感ない。
作画もひどい。


シャリシャルーだけが唯一の希望。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

68.0 6 ゲーム原作で魔法なアニメランキング6位
マナリアフレンズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (137)
623人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族の入り混じる神秘の世界ミスタルシア 快活なマナリア王国のお姫さま"アン" 内気な竜族のお姫さま"グレア" ふたりの出逢いからマナリア魔法学院の生活がはじまる。

声優・キャラクター
日笠陽子、福原綾香、水樹奈々、羽多野渉、こやまきみこ、井上喜久子、内田雄馬、沢城千春

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キャラ萌え勝負!「毒にも薬にもならない」よりはやや薬より…?(おまけ: 作中でサブタイトルに使われていた文字を読んでみた!)

== [下記は第3話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
ゲームが本業と思われるCygamesが、本業の宣伝のために作ったようなアニメです。本作品の舞台ミスタルシアは複数のゲームに出てくるようなのですが、まったくプレイしない私には良くわかりません。

さて、そのミスタルシアにあるマナリア王国にはマナリア魔法学院という学校があり、本作のダブル主人公としてその学院で学ぶマナリア王国の王女アンと、竜族の姫グレアが登場します。

基本的にはこの二人を中心とした学院の関係者による、学院あるいは王都を舞台にしたお話ということのようです。ここまで観る限り二人の交友関係を中心とした完全に日常系のストーリーでしかなく、考察や伏線などの要素はほとんど考える余地はなさそうです。

結局、二人を始めとする「キャラ萌え」要素と「百合」要素で勝負しようという感じの作品なので、気に入る人は気に入るだろうという一方、特に「大嫌い」という人は出てこなさそうなある種「安全牌」的な作品と言えます。

毎話ともEDの背景画が数枚切り替わって、それが本編のエピローグ的になっているのはちょっと面白いかも。

そんな平坦なお話ですが、第3話では二人が王都散策中にある服屋を見つけて入店するというお話でした。

これ以上ストーリー自体には触れませんが、置かれていた服がどう見ても我々の世界の体操着とかそれ系な感じだったので「イベント・コスチュームはこうやってこの世界に供給されているんだよ」的なお遊び回だったのかなあと思いました。
== [第3話まで視聴時レビュー: ここまで] ==

2019.3.25追記:
第10話で最終回ということだったようです。結局、作中での経過年数は1年ということだったんでしょうか。全寮制の学院ですが、学年の変わり目には多くの学生が帰省するようですね。

王都出身のアンも実家である王の居城に帰るようで、たぶん遠すぎるからなんでしょうが寮に残るグレアは独り取り残されながら、これからアンと一緒に過ごせる時間はどれくらい残っているのかと思いを募らせるといった感じのお話でした。

おまけ:
『神撃のバハムート』などでも使用されていた作中の文字ですが、本作のサブタイトル表示にも使われています。どうやらアルファベットをベースに作られた文字のようで、解読は難しくないので読んでみると英語っぽく読めるみたいです。

各話サブタイトルで日本語の左側に出ていた物を英語表記に書き換えてみたものを並べてみます。

1. ANNE AND GREA
2. AGONY OF GREA
3. PRINCESSS HOLIDAY
4. TEST TIME
5. ACADEMY DOWN
6. FLOATING AT SEA
7. HIDE AND SEEK
8. BACKSTAGE CONFIDENTIAL
9. A SLICE OF LIFE
10. THE PAIRS PROMISE

3. は読めた通りに書いたらこうですが、英語的に正しくは’が入って「PRINCESS'S HOLIDAY」じゃなかろうかとかツッコミどころはあります。10. も「THE PAIR'S PROMISE」なんですかね?

まあ「読んでみたらこうでした」ということでご参考まで。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

なんか覗いちゃってすみません

ゲームはしてない


まあ明確なターゲットがあるんでしょうけど、、、

実は本作が『神撃のバハムート』系列の作品と聞いて、視聴にあたってはTVアニメ『神撃のバハムート GENESIS』と『神撃のバハムート VIRGIN SOUL』で予習しました。
これだけ聞くとすごい気合いが入ってそうですが、よくある続きものの放送前に旧作を漁る的なやつです。両作品ともソシャゲ原作らしからぬ面白さで観て良かったと思える良作。

さて、『マナリアフレンズ』ですが、そういった予習は一切不要(笑)
15分一本勝負の百合百合ガチンコバトルです。

前クールの『やがて君になる』でまんざらでもないと思ったのも束の間、やっぱあたし無理!と思ってしまい撤退を視野に入れながら録り溜めてたものを観てるうちにうっかり完走しました。さすがの15分です。


■とはいえ良いところは良いのでは?

1.アンとグレア
アン:快活なマナリア王国の王女さま(CV日笠陽子)
グレア:内気な魔竜族の姫君(CV福原綾香)
それが男同士だろうが女同士だろうが関係なく、性格が陰と陽である鉄板の組み合わせです。


2.常にデレる
15分あっという間なのでこっちがじらされることはありません。アンはさっきまできゃんきゃん吠えてたのが突然顔を赤らめ、グレアは言葉に出せず恥じらいながら顔を赤らめます。
{netabare}あまりにもほっぺが赤くなるので第1回の頬を赤らめた回数を数えてみました。

アン⇒6回  グレア⇒6回

実質10分ちょっとの尺でどんだけデレてますの?というツッコミは置いといて、両者五分五分のいい勝負です。・・・と思っていたら見落としがありました。グレア特有の感情表現で、嬉しいと尻尾がピョンと上に跳ねるため、その尻尾ぴょこんの2回を含めると若干グレアに軍配が。。{/netabare}

もじもじしながら、「べっ別に・・・(以下略)」大解放中です。
そこにアンが「べっ別に・・・(同じく省略)」被せてきます。

笑い飯だと思えばイメージしやすいかもしれません。


3.綺麗
背景も人物も綺麗。神撃のバハムートでも感じたところですが磨きがかかってます。


このような感じで、王女さまと姫君といったやんごとなきお家柄のご令嬢が、これまた由緒正しい学園を舞台に〇〇したり××したり。
EDのピアノ曲は旋律がこれまたとても美しく、綺麗な絵と合わせて、耽美というか退廃的な雰囲気まで醸し出す。触れちゃいけない覗いちゃいけない世界な気がしてきます。
毎話のセレブの宴を庶民が覗き見るみたいな姿勢で毎週15分お付き合いする感覚でちょうどよいのかしら?


物語がないように見えて一区切りつけさせましたし、無理にとは言いませんが、30分枠だと匙を投げだしてしまうそこのあなた!
日笠陽子さんのロリボイスに釣られて15分×10回完走してみてはいかがでしょうか?



19.03.27 初稿
19.08.22 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

静かなる百合

美少女2人が永遠にイチャついてるアニメ。

15分アニメとはいえ、お話の中身は無いに等しいので、
『神バハ』とか『グラブル』とか、登場キャラが出ているサイゲのゲームをある程度好きでないとキツいかも。

私は『シャドバ』をやっていたことがあったので、キャラはギリギリ知ってたんだけど、
個人的に"両想いの百合"にあまり興味がないということもあってか結構退屈だったので、途中からほぼナガラ見状態だった。

別にいいけど、「アン」って名前すげー呼びづらそうですね(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

67.9 7 ゲーム原作で魔法なアニメランキング7位
CHAOS;HEAD カオスヘッド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (1159)
5667人が棚に入れました
現代の東京・渋谷で俗に「ニュージェネレーションの狂気」と呼ばれる不可解で猟奇的な事件が連続して発生する中、渋谷在住の高校生で引きこもり寸前の生活を送るオタク少年、西條拓巳はインターネットのチャットで「将軍」と名乗る人物が掲載した次のニュージェネの事件を顕示させるような残酷な画像を目撃する。翌日、拓巳は「将軍」と名乗る人物の発言通りの凄惨な現場に遭遇。同時に事件に関わりのある少女達が次々と拓巳の前に現れ、渋谷で起こる数々の猟奇事件に巻き込まれてゆく…。その際、拓巳の"妄想"が事件のキーワードとなる。

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

設定とストーリーのベースはいいけれどアニメとしては残念

原作未プレイ。

シュタインズゲートと世界観を共有している作品。
シュタゲの紹介文にある「ニュージェネレーションの狂気」はこのアニメで出てきます。


妄想が一人のものでなくなったら、全員が同じ妄想をしたら、それは現実と見分けが付くのか。
そういった「妄想」を主軸に、中二的要素を絡めた設定はおもしろいです。
それを利用したストーリー運びもなかなか魅せてくれます。


しかし、アニメとしては残念な出来。

特に気になるのは投げやりな作画です。

* パース崩壊
* 適当なアクション
* 声と合っていない表情

素人目に見ても粗が目立ちます。

「作画は慣れ。ストーリーだけを追えばいい」
そんな風に思っていた時代も私にはありました。

しかし、「傷だらけになって」といいつつ傷ひとつない見た目。
これはもう明らかな矛盾であり、こういった視覚情報のせいで現実に引き戻されてしまいます。


作画を置いといても、原作未プレイでも大幅カットしているのがわかるくらいのストーリーの突っ走りっぷり。
あまりにも展開が速く、キャラの心情がころころ変わっているように見え、感情移入の隙を与えてくれません。

内容と登場キャラの多さを考えたら2クールは必要なイメージがあります。
同じ1クールでも、カットする場所と重点的に見せる場所のメリハリが欲しかったです。

「妄想」という人の意識に関わる部分がキーになっている作品です。
心情の変わらない場所はさらっと、心情の変わる場所はじっくり、これだけでも印象は変わってくると思います。

また、妄想か現実か分からなくさせるという面で、ビジュアルを使ったトリックが成立するアニメは有利なはずです。
が、要の演出もあまりよろしくなく、先の作画の残念さと相まって、映像化が逆に足を引っ張っている気がします。


こうすればもっと良くなったはず、そういう意識ばかりが先行してしまった視聴でした。


と、終わったアニメに対してとやかく言っても仕方ないのですが、
続編の「Chaos;Child」がアニメ化するようなので、同じ轍を踏んで欲しくないです。

Chaos;Childは原作プレイ済み。
面白かったので今作の反省点を活かした作品になることを期待しています。

アニメ化公式サイト。

http://chaoschildanime.com/

投稿 : 2024/05/11
♥ : 38
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

主人公のキャラに耐えれるかどうか . . .

妄想と現実が交錯する、いわゆる「電波系」というヤツらしいです。
ジャンルはサイコサスペンスかな。全12話です。

この作品の特徴はとにかく主人公がヘタレ。これでもかと言うくらいイライラさせられました。
「妄想が力」的な設定上仕方ないのかもですが、かなり鬱陶しいです...
個人的にはベスト3位に入ります。「未来日記」の雪輝以上かもしれませんww

とりあえず、主人公のキャラを受け入れられない人は見れない作品だと思います!!

内容は、序盤から中盤にかけての、サイコサスペンス的な展開は結構良かったと思います。
次々と起こる事件や、謎を孕んだ登場人物。謎が沢山出てくるので、
それなり続きが気になる展開で楽しんで見れました。

ただ、中盤以降から展開が怪しくなってきて、当初のサイコサスペンス調の話は何処へ!?
って感じに...そして、終盤の超展開へ...

前半と後半で内容が変わってしまったのはすごく残念。最後までサイコサスペンスで
通してくれたほうが絶対に面白かったと思います!!
{netabare} 超能力バトルモノみたいな展開は要らなかったかな... {/netabare}

それに、ラストもあまり納得は出来ませんでしたし...
{netabare}
大筋の謎は大体は明かされけど、終盤になると強引な説明やご都合主義で、
荒っぽくまとめられているし、残りの謎を『妄想』で片付けられてる感じはどうなのかと...{/netabare}

まぁ、自分にはあまり楽しめなかったアニメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「序盤は」きついよね。きついにきまっている。きつくなきゃおかしい。きつくないなんていわせない!

この目だれの目? で有名な作品ですね。

原作は未プレイです。

みなさんのレビューを見ていると、シュタゲーを観てからカオスヘッドを観る方多いようですが、私も同様です。

いわゆるニトロ+5pbの3部作、カオスヘッド、シュタインゲート、ロボティクス・ノーツとあったので、秋アニメでロボティクス・ノーツを観る予定で、せっかくだから第1弾のこのアニメを観てみました。

みなさんのレビューで評価も分かって観た、いわゆる怖いものみたさです。

このアニメは、主人公の妄想やオタクぶりに耐えれるかで視聴継続ができる、できないが分かれると思います。

私もタイトルの通り最初はきつかったですね。

でも、それを乗り越えたら案外サクサクと視聴できました。

グロ要素もあり、シュタゲ以上にオタク要素もあり、ハーレム要素もありと詰め込みすぎて、展開が早くボーとして観ると話が分からなくなります。

もし観られるときは、集中して観ることをオススメします。

おかげで私も何回か巻き戻ししてしまいましたw

私的には最後の方は面白かったですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

61.7 8 ゲーム原作で魔法なアニメランキング8位
エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (475)
2632人が棚に入れました
ここは何度目かの黄昏を迎え、徐々に終わりの時を迎えつつある世界。
その世界に存在する「黄昏の大地」の 遙か西方にある、かつて錬金術で繁栄した国家が存在した地方。
そこではいつか訪れる「黄昏の終わり」の到来を回避するため、失われた錬金術の発見と再生に力を注いでおり、再生された前時代の技術は「中央」と呼ばれる錬金術研究都市に結集されていた。
主人公は中央から配属された錬金術を研究している青年と、辺境の小さな街に暮らしている少女の二人。

少女の名はエスカ。
人々の役に立ちたくて自前の古い錬金術の知識を使い頑張っているうちに、開発班に配属されることになった。

青年の名はロジー。
中央で最新の錬金術を学んでいたが、とある事情で地方へ異動することとなり配属先の開発班でエスカと出会う。

二人は協力して錬金術の力を駆使し、開発班をもり立てていこうと約束する。
錬金術が紡ぐ、少女と青年の物語。

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

エスカ&ロジーはサーバントサービス

 視聴していておとぎの国に行ったような、しかも心が洗われるような物語が各話とも詰まっています。悪者は出てきていませんし、緊張感伴うようなドラマでもなさそうです。
 それでも私はこの素敵なアニメを支持したいと思います。

 主役のエスカは明るくて元気、ロジーのほうは仕事ができるけど中央での影を引きずりながらもエスカと協力して事に当たる姿、なんかいいなあ。仕事は早く言えば人助け、です。それに仕事仲間をお互いに思いやって、しかも支え合っていて、お互いを必要としている。それでいて周りの人から好かれていて、そんなのは今の世の中には少なくなってきているのに・・・。最近のアニメの逆をついているのではないでしょうか。最近のアニメは物語を面白くするために、裏切りや謀略、偏見や差別、人殺しや戦争と、パンドラの箱から解き放たれたものが多い中で、深夜番組でこのアニメを放送なんて、もったいないなあと思います。

 錬金術士とあるけど、仕事的にはサーバントサービスのように思えます。あ、アニメのサーバントサービスをご覧になった方、あれとちょっと雰囲気似てると思いません?
 
 あにこれでは評価が低いようですけど、私は最終回まで付き合っていこうと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 50

にゃっき♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

alchemists in twilight tone

高度な技術を持つ古代文明が滅んだ世界、辺境の街コルセイトを舞台に、支部の開発班に配属された地元のリンゴ農園の娘であるエスカが、本部から派遣(左遷?)された青年ロジーと共に錬金術を使って活躍する物語です。

エスカには尻尾があり何かの拍子に獣耳も生えてくるのを期待しましたが、ただのアクセサリーでした。
作品世界の錬金術とは色々な素材を使って新しく別のものを生み出す技術で、水質の浄化や新薬の合成などに活躍します。錬金術の過程は、レシピにある材料を集めてアトリエと呼ばれる工房にある大きな壺のような錬金釜に入れ、グツグツしながら掻き回せば出来上がりなので、配合に試行錯誤したりする事もなく、誰にでも出来そうにしか見えないのはちょっと残念に感じました。
コルセイトの上空には前時代の未踏遺跡が浮かんでいて、遺跡の調査はコルセイト支部の悲願であり、エスカもいつかは行ってみたいと願っています。知りあった人々の依頼クエストに真剣に取り組みながら、仲間や協力者が増えていくなか、エスカの夢が叶う日は訪れるのでしょうか。

ひとりでは出来ない案件を、多くの人々の協力のもと毎回次々とこなしていきますが、基本的に一話完結なので、かなり駆け足気味に詰め込まれています。
A15とあるようにゲームのアトリエシリーズ15作目が原作であり、ゲーム版の前作や次作にも登場しているキャラを掘り下げる必要があったためか、独立した1クールの作品としては不要に思えるエピソードもあったように感じました。
そこそこ魅力的な女性キャラも少なくないですし、8話目には温泉回もありますが、サービスシーンにはあまり期待しない方がよいです。ちょっと寂しさの残る結末も、ゲーム版では違ったエンディングが用意されているのが目に浮かびますし、この作品からアトリエシリーズ全般に興味を持った方も少なくないと思えますので、ゲームの販促作品としてはこれ以上を期待してはいけないのかもしれません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

『優しすぎるファンタジー』

世界の辺境の街「コルセイト」に住む少女・エスカは
錬金術を使い人々の役に立つとゆー目標を持つ。
願いが叶い役人として開発班に配属されたエスカと
同時期に赴任してきた青年・ロジー。
この2人を主人公にしたファンタジー作品。

錬金術とゆー事で難しい内容かと思いましたが
実際はほのぼのとした雰囲気のある作品でした(*´∀`*)
可愛らしいキャラ、作画や音楽はアニメの世界観に合っています。
お気に入りはホムンクルスたちです♪

個人的に印象的だったのはエスカとロジーのキャラ。
とても心優しい人物像で描かれており好感が持てました♪♪

ただストーリーが…。
序盤から中盤にかけての錬金術を使い人々を助けて行く展開は
良くもなく悪くもなくといった感じ。
一言で表すと「盛り上がりに欠ける」ですかね…
話しが同じよーなペースで進むので飽きてしまうかも(´▽`; )

終盤はエスカの夢「未踏遺跡への到達」を描いています。
ラストにふさわしいお話だったと思います。

全体を通しての感想は『優しすぎるファンタジー作品』
錬金シーンや冒険シーンが、もう少ししっかりと描かれていれば
スパイスの効いた良作に化ける可能性もあったアニメだと思います。

このアニメ、ゲームが原作だったんですね。
アトリエシリーズの15作目
黄昏シリーズの2作目
なるほどゲームっぽい世界観な訳ですw
少しでも販売数が伸びた事を祈りますw

ファンタジー好きな方にはオススメできる1本ですよ!


《キャスト》
エスカ・メーリエ(CV.村川 梨衣)
ロジックス・フィクサリオ(CV.石川 界人)
マリオン・クィン(CV.植田 佳奈)
リンカ(CV.小清水 亜美)
ウィルベル・フォル=エルスリート(CV.瀬戸 麻沙美)
ニオ・アルトゥール(CV.伊瀬 茉莉也)
ルシル・エルネラ(CV.本田 真梨子)
クローネ(CV.山村 響)


《主題歌》
OP:『アスイロ』/村川 梨衣
ED:『ふゆみどり』/霜月 はるか

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

66.2 9 ゲーム原作で魔法なアニメランキング9位
メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (123)
448人が棚に入れました
モンスターの心を癒やす力を持つ癒術士の少年・ユウは、幼い頃に父から不思議な瓶をプレゼントされる。
ユウが瓶に触れると中から出てきたのは液体状の少女・メルク。
そしてユウと出会う前の記憶がないメルクは自分が何者なのか知りたいと言い、2人はさまざまな国を巡る旅に出た。
モンスター恐怖症の見習い癒術士ユウと、瓶詰め少女のメルクが引き起こす2人のコミカルファンタジー開幕!

声優・キャラクター
田村睦心、水瀬いのり、花守ゆみり、チョー

いぬわん! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

土朝日朝に放映したほうがよかったのでは?

 2話まで視聴。
 ゲームやらない人なので、原作とどのくらい違うのかわかりませんが、ふつうに楽しめそうです。と言っても、傑作云々と言うレベルにはならないでしょうね。昔であったら、夕方に放映されているタイプでしょうか。だから見てる人少ないのでしょうね。モフモフした魔獣好きです(笑)。

 アニメ制作している会社と、そこの社長をしている監督さんのファンなので、頑張ってほしいですね。追崎さん、自ら作画してくれないかなあ。


 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

このお話は、意外と悪くなかったりするのですよ…?

== [下記、第5話視聴終了時のレビュー: 全話視聴後の追記あり。] ==
このレビューを書いている時点では第5話まで視聴済みです。

Happy Elements(ハッピー・エレメンツ)のスマホゲーム『メルクストーリア』(メルスト)が原作らしいTVアニメ作品。ちなみにメルストを遊んだことはないのですよ。

ちなみに「無気力少年」とあるのは主人公のユウ、「瓶の中の少女」とあるのは語尾が「~なのですよ」という喋り方をするメルクのことなのですよ。

一般的に人間とモンスターの共存が難しいと考えられている世界で、モンスターを「癒す」ことで鎮静化させて人に害を及ぼさない状態にする「癒術(ゆじゅつ)」と呼ばれるものがあり、これが使える人が「癒術士」と呼ばれているようです。

ユウの家でたまたま買い取った瓶の中からメルが現れ、記憶を失っているらしいメルが自身が何者かを知るために旅に出たいというのにユウが付き合って旅立つことになり、旅商人ジャモの護衛という職を得て、仲間になったモンスターのトトも合わせた四人(?)で諸国を旅しているといった感じの冒険ファンタジーです。

旅先で問題が起きているところをユウの癒術などもあって解決し、またその旅先で出会った人(← いつも姫様のような気がする)の成長やユウ自身の成長なども絡めながらの王道ストーリーといった感じで、同じようにハピエレのゲームが原作だった『ラストピリオド』のような尖がった作風ではありません。

が、王道には王道なりの良さというものがありまして心穏やかに観られる作品になっています。10月末時点でのベスト10には入れませんでしたが、私は意外と好きですよ。

ところで予告に出てくるティティとチョチョって、誰なのですよ…?
(↑きっとゲームをやっていればわかるんだろうな(笑)!)
== [ここまで] ==

2018.12.30追記:
最終回まで、視聴終了。URAHARAほどPOPではないにしても、キャラクターデザインがちょっと独特な感じで街並みなどの背景美術も物語絵本風でアニメとしてはちょっと変わっていて、私はけっこう好きでした。

ゲーム自体が続いている以上そんなにカッチリと終わることはないのですが、それでも「一つの冒険が終わった」という感じはありました。

EDの背景は各話で巡った国々をなぞっていたのですね。あれ、けっこう良かったと思います!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

お粥みたいなアニメ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ソシャゲを原作にしたアニメ。しかし、ソシャゲ原作らしいイヤらしさは無かったように思います。

基本的には、数話で1つのストーリーを完結させる、短編集のようなアニメ。ホンっっとうに平和で、キッズアニメのような作品です。が、、、(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まずは良いところを。

① とてつもなく優しい世界観。モンスターを「倒す」のではなく、「癒す」という設定は素敵だった。

② 様々な世界を巡る魅力。それぞれの国によって文化や景色が異なり、主人公達と共に旅しているような楽しさがあった。

③ メルクの可愛らしさ。明るい性格で見ていてるだけで楽しくなる。水瀬いのりさんの演技も良く、「~なのですよ」という口癖も可愛らしかった。

と、それだけ良さがあるにも関わらず、なぜ☆2なのか?

それはとにかく、「退屈」だから。

予定調和、毒も刺激もないストーリー。

笑いどころがない。熱い展開がない。悲劇も感動も薄い。

ほんとに、お粥のようなアニメでしたね、しかも、塩だけの超シンプルなやつ(苦笑)

優しさが癒しを超えると、退屈に辿り着くのだな~と思いました。

もちろん、シンプルなお粥が好きな方も多いわけで、今の私には合わないというだけ。観て不愉快になることはないと思いますし、好きな方は好きだろうなと。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
世界観や空気感は好きだな。作画の悪さはまあ、目をつぶろうw ゲーム原作って感じだね。モンスターを癒すって、どんだけ素敵なんだよ(笑)

2話目 ☆2
あまりにも平和すぎて、予定調和過ぎて、ここまでくるとつまらんな。てか、なぜ、惚れる?

3話目 ☆3
笑い処がワカランナ~。仲間が集まる過程はなかなか面白い。

4話目 ☆2
なんかこう、全てが予定調和だな。癒術の難易度がワカラン。短剣の消滅と羽化の関係性。説明不足だと思うな~。

5話目 ☆2
小人の国から、古代中国風の世界観。

6話目 ☆2
なんか、18ifみたいだな。

以下は、感想書き忘れ(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

54.1 10 ゲーム原作で魔法なアニメランキング10位
BLAZBLUE(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (227)
1221人が棚に入れました
A.D.2199 Dec一年の締め括り、街は新年への期待で活気づいていた。そんな最中をSS級の統制機構反逆者にして史上最高額の賞金首、「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」が第十三階層都市「カグツチ」に出現したという情報が走り抜ける。対象「ラグナ=ザ=ブラッドエッジ」は別名「死神」と称され、その行動目的は統制機構の壊滅といわれている。対象に懸けられた高額な賞金や彼の所有する絶対無比の力を持つ魔道書を狙い、様々な者達がここ第十三階層都市「カグツチ」に集結する。

えんな さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

感想

正直、よく分からない世界設定に最後まで馴染めませんでした

キャラは可愛いけど、何がどうなってるの??
どこを取っても楽しめるところが私には見つけられませんでした

結局最後まで見たんだけど。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

(´σ `) ホジホジ (´∇`) σ--・ピン (←すいません 最近お気に入りなんで^^;)

原作 対戦格闘ゲーム  未プレイ

全12話

ジャンル:バトルファンタジー


ストーリー:ついて行けず、よくわからなかった 魅力がない

キャラ設定:どのチャラも癖が強すぎて、中二臭い

正直、よく完走できたなっと・・・
3話くらいから面白味に欠けて、~ながら観てました。

主役のラグナの声が杉田さんなんだけど、全然キャラに合ってない!
同じ今期やってる「サムライフラメンコ」の警官の方がぴったり
杉田さんに中二バトルキャラは似合わないと思う
個人的に突っ込み役の方が好き。
(勝手なイメージですがw)


あと、レイチェル=アルカード (声 - 植田佳奈)
このキャラ見たとき、「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」の
ミナ・ツェペッシュ (声 - 悠木碧)と被って見えました。
自分だけかな?
同じヴァンパイアで金髪ツインテール、話し方も似てたし!
ワザとか?って思った。^^;

何にしても、原作ゲームファン向けかな?
知らない人は微妙だと思います。
万人にはオススメできません。


OP:「BLUE BLAZE」歌 - 飛蘭

ED:「REINCARNATION BLUE」歌 - 結城アイラ

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

マジ意味わかんねよ~(酷評注意)

原作未プレイ 全12話

と何かのキャラが言ってましたが、この作品を観ただけでは世界観があまり分かりませんでした。(説明もほとんどないですからね。)
キャラが多く1~2話で出てこないことがあり感情移入も何もできません。
伏線も全然回収されてません。

原作は対戦型格闘ゲームらしいので、キャラ紹介に徹していたような感じです。

しかもお決まりの戦いはこれからだ!で終わりでは厳しいですね~

原作を広めるための販促用作品と言うような感じでした。オススメできない作品ですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

55.4 11 ゲーム原作で魔法なアニメランキング11位
ディバインゲート(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (236)
1079人が棚に入れました
聖なる扉「ディバインゲート」が開かれたことにより、<常界><天界><魔界>3つの世界が交わり、欲望や争いの交錯する混沌が訪れた時代。秩序回復のために支配層は「世界評議会」を結成。統制されたかりそめの平穏のもとで、「ディバインゲート」は誰もその実体を知らぬ都市伝説と化した。そのなかで世界評議会のもとに集う「適合者」と呼ばれる少年少女たち。ディバンゲート「扉」に自らがたどり着くことを信じる者たちである。敬愛する父の死に疑いを持ち再会を信じるアカネ、凄惨な過去のため人と距離をおくアオト、過去と向き合い真実を知りたいミドリ。彼らは、それぞれが心に抱える傷と向き合いながら「扉」を目指す。ディバインゲートにたどり着いた者は、世界を「リメイク」しその望みをかなえることができるという。その扉の先には何があるのか。扉にたどり着いたとき、世界は変わるのか。変わるのは、自らの抱える過去なのか、それとも未来なのか。少年たちはすべてを知るために歩み出す――。

声優・キャラクター
柿原徹也、斉藤壮馬、伊藤かな恵、竹達彩奈、雨宮天、吉野裕行、中村悠一、小清水亜美、渕上舞、阿澄佳奈、吉田有里、鳥海浩輔、石田彰、遊佐浩二、KENN、田所あずさ、村瀬歩、笹本菜津枝、高岡瓶々、清都ありさ、一木千洋、白井悠介、末柄里恵、乃村健次、桑原由気、志村知幸、花江夏樹、悠木碧、櫻井孝宏、釘宮理恵、緒方恵美、ゆかな

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少年と少女は歩き続ける・・・全ての願いが叶うディバインゲートのその先を目指して・・・

この作品の原作ゲームは未プレイです。レビューを書くためにwikiをチラ見して初めて原作がゲームだと知ったのですが、ゲームにするのは少々難しい内容の様に思いました。
ディバインゲートに向かって進んでいく・・・という点については、目標があるので分かり易いと思いますが、様々なキャラが色んな形で絡んでいくんですよね・・・ゲームではきっとアニメ化されていない物語も用意されているので、ゲームをプレイすれば全容が分かるかもですが、正直ゲームのイメージが沸かなかった・・・が本音です。

でも、キャラデザはどちらかというと好みな方・・・特にショートカットの女の子がストライクっぽい・・・
後にこの女の子を伊藤かな恵さんが演じると知り視聴を決定した作品です。

この物語では、ディバインゲートと呼ばれる門が大きな鍵になっています。
何でもこの門の先に辿り着くと何でも願いが叶うとか・・・
「大金持ちになりたい・・・」
「異性からモテたい・・・」
「世界を平和にしたい・・・」
人間の欲求は底無しなので、きっと叶えたい願いは次々に出てくると思います^^

アカネ(CV:柿原徹也さん):炎の属性持ちでイフリート(CV:小清水亜美さん)が守護。
ミドリ(CV:伊藤かな恵さん):風の属性持ちでシルフ(CV:あすみん)が守護。
アオト(CV:斉藤壮馬さん):水の属性持ちでウンディーネ(CV:渕上舞さん)が守護。

この3人の主人公はディバインゲートを目指して進んでいきます。
目指す彼らの動機は私が先述した願いなんかよりもっと純粋でしたけれど・・・
そしてゲートを目指すのは3人だけではありません・・・
アーサーを名乗る男もまたゲートを目指す事を決め・・・物語が動いていきます。

完走して振り返ってみると・・・少し難しい作品だった様に思います。
まず、1クールなのに登場人物が多すぎて名前がさっぱり覚えられませんでした^^;
名前もですが、皆さんが所属している組織・・・それぞれの関係も残念ながら^^;
主人公と守護精霊までは全く問題ありません。
伊藤さんやあすみんの演技が目一杯堪能できたと思います^^

でもここに特務機関ナイツ・オブ・ラウンドや世界評議会の面々が出てくる上、物語の展開上、場面と時系列があちこち飛ぶんですよね・・・^^;
こうなってくるともう駄目です・・・途端に訳が分からなくなってしまいました^^;

たくさんの登場人物を否定している訳ではありません。
皆さん入り乱れてのバトルシーンなんかは作画の大変さは伝わってきますし、釘宮さん、悠木さん、水瀬さんといった声優さんも大活躍してくれるので、今目の前で起こっている事の見応えは十分なんです。

登場するキャラに焦点が当たると記憶にも残りますが、それが無かったキャラの印象はどうしても薄くなってしまいます。
やっぱり1クールでは尺が短すぎたのかもしれません・・・^^;
こういう世界観の作品・・・嫌いじゃないだけに少し残念です。
でも、このレビューで名前を挙げた声優さんの演じたキャラは魅力的だったと思います。
悠木さんの演技とか・・・もう流石といしか言い様がありません^^
キャラに生命を吹き込む声優さん・・・その大切さを再認識しました。

オープニングテーマは、ヒトリエさんの「ワンミーツハー」
エンディングテーマは、vistlipさんの「CONTRAST」
オープニングを歌っているのは男性ですが、女性の視点で書かれた歌詞の歌で、もう格好良過ぎです^^
初めて聴いた時にビビっときて気に入ったので覚えてカラオケでチャレンジしてみましたが・・・キーも高いし歌うのが物凄く難しく玉砕してしまいました^^;
こういう曲がサラッと歌えるようになりたいのに・・・まだまだ修行が足りないようです^^;

1クール12話の作品でした。物語としては難解な部分もありましたが、ラストは綺麗に纏まっていたと思います。あまりにも綺麗に纏まっていたので、販促が目的・・・という印象はあまり受けなかったように思います。
もう少し尺が取れていれば、間違いなく評価の変わる作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

謎アニメ完走記念。ディバインゲートとはなんだったのか?!

まずは12話、完走おめでとうございます。
長い道のりでしたね!

最終回も謎展開すぎてつらかった~。
見てても早く停止ボタン押したくて、
ストーリーが頭にはいってこなかったw

物語はシンプルはシンプルなんですよね。
いろいろと不安定な世界と、その世界および異能者たちを
管理する世界評議会という謎の組織。

この世界には、どんな願いでも叶うという
伝説の門<ディバインゲート>があるらしく、
みなそれを目指している。

一応主人公クラスは男女3人、
それぞれ訳ありで、両親は不明か不在かってところ。

このキャラの自己紹介にはじめの数話を使った段階で、
え? もう行くの?! つながってんの???
みたいな驚きとともに劇的に進展します。

なのでこの先の話しはネタバレです。

{netabare}
たぶん、1話のアオトのエピソードはおもしろかったし、
雰囲気あるアニメになるのかなと思った人も多いでしょう。
ひどく陰鬱な主人公だけど、成長劇としては良さそうな。

なのになぜか、物語の設定を裏切り劇場、
神々の戯れ系にしてしまったのか、そこが謎ですね。

普通に神を倒す英雄譚みたいにするならアオト主人公でよかったけど、
そこに2人、3人、4人、5人と主人公級のキャラが増えていき、
だんだん話しがとっちらかってきました。

キャラ増える → 登場後10分持たず粛清 → 実は生きてた!
こーいうのやめましょうよw

結局、Fateの聖杯戦争になっちゃうんですよね。
意味なんてない。というオチに。

まぁ、そういう意味では・・・
この作品は、そこからさらにその上をいっていたとも言えます。

ゲート到着後の、お約束の開けるな説得~。
かーらーのー、開けるんだと思いきや、

ま さ か の 開 け ま せ ん 宣 言(笑)

うぉぉ~。
説得成功したアニメも珍しいですね!

たしかに最終回で残り時間もわずかで限られてたし、
開けたところで光に包まれて終わるよりよかったけど、、、

あと、ナイツオブラウンドのみんなが生き返った報告してたけど、
どうせならオズも若返らせてあげればよかったのに・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

熊一郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

GATE 俺氏 TVの前にて、斯く戦えり

ゲームのキャラ紹介動画の長いヤツ、全12話。

いや~ひどかった。ゲーム原作はストーリーが後付けになることが多いので、地雷が多いことは分かってたんですが、それにしてもひどかった。

辿り着いた者の望みを何でも叶えるという「ディバインゲート」。
主要キャラが一通り出揃ったらもう出発です! え?そんな簡単に行けちゃうの?(笑)

声優陣は豪華で、作画もよかったと思いますが、内容は「キャラ紹介動画」をつなぎ合わせただけでした。
原作のゲームをプレイしていない方はスルーでよろしいかと。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

58.6 12 ゲーム原作で魔法なアニメランキング12位
CONCEPTION (TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (126)
564人が棚に入れました
ケガレた異世界。巫女との絆。
そして、産まれる星の子達。世界の運命は――

『ケガレ』に侵された魔法世界『グランバニア』。

ケガレを祓うために地球(ソラ)より召喚された弓削イツキは、
『星の子』を誕生させるため、『12星座の巫女』達と愛好の儀に挑む。

「使命を果たすために……俺の子供を産んでくれ!」

声優・キャラクター
小野友樹、加藤英美里、遠藤綾、杉山里穂、阿澄佳奈、大本眞基子、藤田咲、小林沙苗、山口由里子、喜多村英梨、荒浪和沙、下田麻美、藤井ゆきよ、ゆりん、加隈亜衣、松田健一郎、平川大輔

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くまうざい

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:性教育ビデオか?作画も結構まともで序盤の入りも異世界転生ものとしてはなかなかの導入だったのに。。。いや、「私妊娠しちゃった」がまともかどうか怪しいなwしかも処女。うーむー・・・
期待度:★★★★

結局最後まで謎なまま。
最後の最後まで熊がうざかったなぁ。あの程度でエロを出そうなんて大人をバカにしている。
作画もさっぱりしていて悪くないんだけどいかんせん面白くない。

お茶ラケルならちゃんとおちゃらけてほしいし、シリアスにやるならちゃんとシリアスにしてほしい。中途半端

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ケガレた世界の命運は彼に託された

この作品の原作ゲームは未プレイです。
作画は特に私の琴線に触れることはありませんでしたが、えみりん、あすみん、キタエリにくまちゃんが出演されるとあっては視聴する以外の選択肢はありませんでした。
こうして声優さん情報のみで視聴に臨んだ訳です。

この物語の舞台は異世界「グランバニア」
グランバニアはケガレに侵食され、滅亡の危機に瀕していました。
そこで、ケガレからグランバニアを救うべく救世主「マレビト」を召喚したところ、高校生の弓削イツキが召喚されたんです。
マレビトの役目は12星座の巫女と「愛好の義」によって星の子を生み出し、迷宮に出没する星座のケガレを倒すこと…
こうして物語が動いていくのですが、この手の作品ならではの難しさが露呈したのではないでしょうか。

一番難しいのはヒロインの魅力を最大限引き出して物語に華と彩りを添える事…
そのためには十分なキャラの深掘りが必要なのですが、12人ものキャラの魅力を均等に引き出すには、圧倒的に尺が足りなかった気がします。

そこで12人のヒロイン全員を均等に扱った結果、キャラの薄い作品になってしまった気がしてなりません。
キャラを魅せる作品でキャラの印象が薄かったら、それこそ本末転倒じゃありませんか。

中には魅力的なキャラに昇華できるヒロインも居たと思います。
結果的にヒロインである巫女よりも、イツキのお目付け役であるタヌキのマナと、くまちゃん演じる星の子の先生であるアーフィーの方が目立っていたような気がしました。
これはこれで良かったのかもしれませんが、そうなるといよいよヒロインが浮かばれない展開に…^^;

たくさんのヒロインが登場する作品…って響きはとても良いんですよね。
様々な性格や属性のヒロインの中には、自分好みのヒロインが絶対一人はいるでしょうから。
後は、そのオンリーワン推しで視聴を勧めれば、作品を総じて満足できる筈ですので…
でも、これって諸刃の剣で、自分推しのヒロインの扱いが雑だと逆にガッカリしちゃうんですよね。
この辺りの匙加減については、まだまだ課題が山積しているみたいですね。

それと「愛好の義」が淡泊過ぎた気がしました。
確かに放送できる範囲に限度があります。
でもそういう表現ではなく、星の子はマレビトと巫女の愛の結晶である事を、倫理的に問題無い範囲の使える全てを駆使して欲しかった気がします。

子育てって決して簡単じゃありません。
生んで育てて…どの局面においても苦しみが付き纏います。
そんな苦しみを凌駕するのが愛の結晶であり星の子なのではないでしょうか。

でもマイナスばかりではありません。
この作品特有のノリと勢い…これはしっかり感じられましたし、物語を軽快に進める上では必要だったと思います。
ただ、緩急があればもっと良かった気はしましたけれど…

それと気になったのがラストの展開です。
ハッピーエンドは嫌いじゃありません。
ですが、あの展開はちょっと雑だったのではないでしょうか。
詳しい説明とか一切ありませんでしたし…
そもそもこれから皆さん、どうすんでしょう…
因みに日本は一夫多妻制は認められていませんので。

そっか…一見ハッピーエンドに見えた最終回でしたが、実はここからが最終決戦ということなんですねっ!!
この修羅場を制するのは…!?
はこの物語で描かれていないので分かりませんが、そこに行き着くまでの過程はしっかり描かれているので、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ナノさんの「Star light, Star bright」
エンディングテーマは、沼倉愛美さんの「Desires」
どちらも良曲でしたが、個人的にはエンディグの方が好みでした。

1クール全12話の物語でした。
見る人を選ぶ作品…と言う表現が適切かは分かりません。
好き嫌いの好みが分かれる作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

一般ゲームらしいですが。。

内容はほぼアダルトゲームのそれなので、エロゲー原作かと思いきや原作は「ダンガンロンパ」のスパイクチュンソフトでした。

結構、キャラクターデザインは良いですが、作画に乱れがあるのはまあ手抜きでしょうね。アニメーターがあまり真面目に描いてません。

しかし、全体的には女の子は可愛く描けているので、良くも悪くもただのハーレムアニメでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

65.7 13 ゲーム原作で魔法なアニメランキング13位
GRANBLUE FANTASY The Animation season2(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (116)
434人が棚に入れました
空に憧れ、星の島を目指す少年は、蒼い髪の不思議な少女と、運命と生命を共にすることになった。空へと旅立った少年と少女が出会ったのは、信頼できる仲間たち、そして空を渡る騎空艇。帝国の追撃を躱し、星晶獣との邂逅を経て、二人は絆を深め、成長していく。だが、星の島への道程はまだ半ば。少年と少女は、仲間と共に次なる旅路へ進む。

声優・キャラクター
小野友樹、東山奈央、釘宮理恵、沢城みゆき、平田広明、田村ゆかり、藤原啓治、田中理恵、加藤英美里
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ファンタジーファンタジーしてるのよ

ゲーム未プレイ


「へー、2期やるんだ」
PS4で発売のゲーム販促目的だろうと納得しつつ、元はといえば5年以上サービス継続している老舗ソシャゲ。少し前にアニメ化もしているし認知度アップの必要もあるまいて。
事の真偽はともかくcygamesさんのご厚意であろう、と最大限好意的解釈しての鑑賞です。
1期視聴済のためそのまま2期も!って感じですね。

めちゃくちゃ面白いわけではないんですけど

 {netabare}ファンタジー世界として独立している{/netabare}

ひとつの世界観が構築されていて、へたに現代日本との関わりがあったりみたいなのは無し!それなりに没入感あることが気に入ってます。
気に入ってるところを箇条書きにしてみると、

1.独立したファンタジー世界
 “星晶獣(せいしょうじゅう)”“騎空艇(きくうてい)”
 オリジナル用語は慣れれば良いこと。

2.絵が綺麗
 ファンタジー作品の肝ですよね。街並みや船のデザインもだし陰影やら光の使い方が好みです。

3.過去作への信頼 ※視聴動機
 ゲーム原作でもしっかりアニメ作品として仕上げてきてます。『神撃のバハムート』なんかがそう。

豪華な声優陣。なーんてのも引力たりえます。あえて視聴の選択肢から外す理由がないんですよね。
ファンタジーが好きで、それでも流行の転生(転送)ものとは距離を置いて、ずっぷりその世界にはまりたい!ってニーズがあればアリな作品だと思います。



作品評価に戻ります。
第一話の冒頭からOPが流れる安心仕様。空の奥行きを感じさせる音になっていて、作品の世界観を邪魔してません。
物語は全13話(本編12話+Extra1話)。たしか1期1話からの旅の目的は星の島“イスタルシア”へ行こう!だったかしら。グランの父ちゃん絡みで、なんとなく『ラピュタ』っぽい設定です。そこに向って一直線とはなってないですね。RPGみたいにサブイベントをこなして積み上げていきます。1期もそうだったし2期もその流れを踏襲してました。
話数で区切ると↓ ※隠しときます
{netabare}#1-#5 ヴィーラ編
#6-#8 セレスト編(ドランク祖母の姉ちゃん)
#9-#11 ラカム編

ボリュームあった分、初っ端のエピソードが好きです。{/netabare}

サブイベントがこれまたいい話が多い。ほろ苦い系のやや痛みの残るエピソードばかりです。1期で個人的には「ハァッ!?」だったEXTRAの唐突水着回も今回は心の準備が出来てたため問題なし。「誰だよ?ジータって?」戸惑いは過去の話です。前回は最終話でのEXTRAでしたが今回は途中挿入です。どのへんで出会えるかはお楽しみに!

キャラ多めでなかなか名前を覚えられなかったり、
サブストーリーと本筋との関連が希薄だったり、
そもそも3話~5話でリセットして次!な進行も、

…と減点要素もありますよ。全方向でお薦めというわけではありません。
あえてフォローするならば、人がそれほど増えないこと。
グラン達VS帝国の構図の中で主要メンバーの増減はなく混乱はないかと思います。キャラ多めといっても新顔はゲストキャラに限られてたのは親切でした。


浮世と離れてファンタジーファンタジーした世界に浸かりたい気分には合うと思います。
キャラではカタリナさんの旧友“ヴィーラ”さんがよかったですね。CV今井麻美さんの特徴的な声も心地よかったですし、『天城越え』にも通ずる情念の深さを彼女から感じました。

この調子だと続編があっても不思議じゃなさそうです。これから観る場合はぜひ1期からどーぞ!



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2020.01.17 初稿
2020.07.21 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

グラぶるスマホの冒険者たちよ(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
大人気ソシャゲが原作のアニメ、2期。

ソシャゲ原作にありがちな「嫌らしさ」が少なく、アニメとしてシンプルに楽しめると思います。

RPGをそのままアニメにするような作品、結構好みです。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
いくつかのショートエピソードを積み重ねて、1つのストーリーにしているのが、RPG感を出していて良いですね。作画のヨサモあって、新しい島の風景を見ると、ドキドキワクワクしますね。

印象に残ったのは、ヴィーラのエピソード。百合をこじらしたストーリーだったけれど、シリアスに流して回想やらバトルを入れておいて、3話程度で綺麗なラストまでもっていった構成が良かったです。上手いな~と。

他のエピソードも及第点くらい。あと、ソシャゲのわりに、無駄にキャラを増やしすぎないのが良いですね。

とまあ、誉めてはいますが、一方で、「パンチがない」というマイナスポイントはあって。

不快さがないかわりに、これといった刺激やインパクトもなくて、☆4には至りません。

あと、私だけかもしれませんが、未だに「グラン」の強さや立ち位置がしっくりきていなくて(苦笑) 完全に主人公なんですが、なんか薄くて、\アッカリ~ン/的な存在に思えて仕方がない(笑)

(多分あるだろう)3期こそ、更に輝いて真の主人公になって欲しいっす♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
とりあえず、意味もなく映像を動かし、アピール(笑) ゲストキャラを出しても、安易に仲間を増やさないのは、良いね。

2話目 ☆3
やはり、新しい島の景色を観ると、ワクワクするな。グラブルパーティは、男女比が良いよね。

3話目 ☆3
これはある意味、カタリナの決断も頷けるというか、応援することもアリだと思うけどな。

4話目 ☆3
百合特有の(苦笑) たまにポンコツなカタリナ、可愛いよな。ヴィーラ、闇が深いな~。んで、超強いな。ただ、帝国側の意味がわからない。ただの愉快犯?

5話目 ☆4
全身打撲だな。カタリナ、致命傷では? まあ、惚れた方の負けだよな(笑) ナウシカwww 3話くらいかけた話として、スゴく綺麗にまとめたな。この1話というより、そこを評価して4にしよう。

6話目 ☆3
ゾンビを明るく捉えてることは、なんか良いな。

7話目 ☆3
顔、怖いわ(笑) セレスト編、盛り上がってきたな。

8話目 ☆3
村人達、物分かり良すぎかな。祖母の姉ね。まあ、綺麗にまとまっていたけど、最後は少し駆け足の印象。

9話目 ☆3
ラカムの掘り下げ。おやっさんが良いな。

10話目 ☆3
段々、流し見になってきたな~。なんかこう、ゴーイングメリー号の方が感動したな(笑)

11話目 ☆3
ノアの力。映像のクオリティは、流石だな。

12話目 ☆3
3期もあるだろう終わり方ですな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いま再び、広大な蒼の空へ…

この作品の原作ゲームは未プレイですが、前期に位置する「GRANBLUE FANTASY The Animation」は視聴済です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

Cygamesさんと聞いて頭に浮かぶのは、やはり「神撃のバハムート」です。
重厚な世界観と緻密に描かれた作画やキャラデザはとても秀逸でしたから…
この作品も「神撃のバハムート」と同様に、総じて秀逸な作品だと思います。


空に憧れ、星野島を目指す少年は、蒼い髪の不思議な少女と、
運命と生命を共にすることになった。

空へと旅立った少年と少女が出会ったのは、信頼できる仲間たち、そして空を渡る騎空挺。
帝国の追撃を躱し、星晶獣との邂逅を経て、二人は絆を深め、成長していく。

だが、星の島への道程はまだ半ば。
少年と少女は仲間と共に次なる旅路へ進む。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

公式HPのキャラクター紹介欄を見ると、改めてこの作品の起用する声優さんの物凄さを思い知ります。
奈央ぼう、くぎゅ、みゆきちにゆかりんって、どれだけ大物声優を揃えているんでしょう。
やっぱりゲームって儲かるのかな…?
なんてことを思わず考えてしまいますよ^^;

一方、物語の方はINTRODUCTIONに記載のある通り、まだ道半ばという感じです。
これまでは主人公であるグランと、メインヒロインであるルリアを中心に物語が動いてきましたが、今回はカタリナとラカムにも焦点が当てられていました。
カタリナがどの様な過程を経て騎士になったのかが今回の物語で明らかになります。
また、ラカムがどうしてグランサイファーに拘っていたのか…この理由も明らかになります。
そして、物語の鍵になりそうな「オルキス」という人物が登場することからも、物語は未だ当分続きそうです。
帝国の追撃も一層激しさを増してきましたし…

そういえば、アニメーション制作が第1期はA-1 Picturesだったのですが、第2期はMAPPAに代わり、スタッフも刷新されたのだそうです。
お互いを見比べてはいませんが、あまり違和感は感じませんでしたね。

作中に何度も出てくる「冒険」や「旅」という台詞…
現実に使う事は殆ど無くなった縁遠い台詞と言っても過言ではありません。
特にもう冒険なんてすることは一生無いでしょう。
「人生が冒険だ!」と言ってしまえばそれまでですけど…
だから自由奔放に生きている彼らが羨ましく思えるのかもしれません。

でも、グランたちって資金源とかどう賄っているのでしょうね。
普段お金を稼ぐようなことは一切していませんからね。
どうやって対価を得ているのでしょう?
そういえば、グランサイファーにはトイレとかあるのかな?
…こういうファンタジー作品に、こんな現実的な事は野暮なんでしょうかね^^;

壮大な冒険ファンタジー物語です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Seven Billion Dotさんの「Stay With Me」
エンディングテーマは、adieuさんの「蒼」

1クール全12話の物語でした。
物語は普通に途中で終わったので、また続編があるのかな…と思っていましたが、公式HPを見てビックリ…
2020年3月27日(金)24:00からジータ篇:EXTRA1「もう一つの旅路」が放送されるのだそうです。
ジータ役がひーちゃん、ゼタ役が香菜ちゃん、ベアトリクスが平野綾さんが演じられるとか…
公式HPには3人の少女のイラストが掲載されています。
現時点では誰が誰かは分かりませんけれど…
でも、これを見て気になったことがあります。
ジータをはじめ、3人のキャラの記憶が無いんですよね…

それにEXTRA1の位置付けも気になるところです。
公式HPには「GRANBLUE FANTASY The Animation Season 2」ジータ篇:Extra1と記載されています。
本作の続編…?
現時点では分からないことだらけですが3月が待ち遠しいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

62.8 14 ゲーム原作で魔法なアニメランキング14位
ドルアーガの塔~the Aegis of URUK~(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (210)
1401人が棚に入れました
勇者ギルと巫女カイの物語が伝説として伝承された80年後の世界。5年に一度だけ天上のアヌ神の加護により、塔内の魔物は力を失ってしまうアヌの夏。その 3度目のアヌの夏が訪れようとしている時、塔内都市メスキアではギルガメシュ王により建国されたウルク国の軍がドルアーガ討伐のため3度目の出征に備え、冒険者達が塔の最上階に眠るという伝説の秘宝「ブルークリスタルロッド」の噂を聞きつけ賑わっていた。彼らの目的はドルアーガの討伐なのか、それとも「ブルークリスタルロッド」の奪取か。今、剣と魔法の大冒険が始まる!!

声優・キャラクター
KENN、折笠富美子、櫻井孝宏、堀江由衣、郷田ほづみ、茅原実里、安元洋貴、花澤香菜、矢島晶子、ゆかな、土師孝也、根谷美智子、冨澤風斗、森川智之、てらそままさき、水野理紗、田中敦子
ネタバレ

ざんば さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みんなを守るただ一枚の頑丈な盾になりたい

原作はナムコより1984年に発売されたゲーム「ドルアーガの塔」です。
原作やったことはないです

今作はその世界の80年後の世界を舞台に
主人公ジルが仲間達と共に塔の頂上にあると言われる
何でも願いが叶うブルークリスタルロッドを目指して
様々な敵と戦いながら登るファンタジーです。


まず、1話はそれはそれはひどいありさまで
寒くてくだらないギャグを1話まるまる見せられます。
まさか・・・このまま続くのか?とハラハラしましたが
その後は普通に冒険ファンタジーらしくなりホッとしましたw

ギャグは多分にありますがテンポもよく面白いですし、
戦いの場面も攻撃を盾で防いで、魔法や剣で相手を倒すといった
バランスのいい戦法は派手さは少ないですが自分的にはかなり好印象でした
作画もその魅力を十分に引き出してくれましたし。

良くも悪くも王道なので安定して楽しめるといった印象ですね

キャラのほうは主人公がこういった作品では珍しく盾役ですが
盾の強さ、大切さ、良さをうまく魅せてくれたと思います。
そもそもヒロインが折笠富美子さんなので
それだけでもかなり楽しく観れたのですが・・・♪

ケルブ将軍へ一言
{netabare}熱血だけが取り柄の脳筋ダメダメ将軍でどうせすぐ死ぬんだろ?
とか思っていて本当にすみませんでした。
あなたはとてもカッコよくて強くて将軍に相応しい人です。
2期でも活躍をお祈りしています。{/netabare}


音楽のほうはOPが完全に詐欺でしたw
唐突な学園物が始まりそうなOPは
最初、何が始まるのかと思いましたw
でも主人公のKENNさんの歌うEDも含めかなり好きな曲です!


最終回は予想しやすい展開だったものの
続きが気になるラストだったので
2期を観るのが凄く楽しみです♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

主人公はまさかの防御役!パーティ戦闘が渋いファンタジーアニメ

最近『SAOⅡ』の「キャリバー」編を観ていて、
華があってとても楽しいパーティだけど、
バランス悪い構成だなぁと苦笑いw
じゃあ、バランスのいいパーティとは何ぞや?となり、
アニメでそれを表現した作品として思い出したのが本作。

バランス型のパーティ戦闘を行うためには、時に己を捨てた献身的なチームプレイが必要。
ですが冒険心溢れる英雄主人公は猪突猛進の無双キャラになりがち。
大体の作品はそれで物語が盛り上がる陰で、パーティー戦闘は放棄されます(苦笑)

一方、本作は主人公が盾を構え、率先して壁役を買って出る自己犠牲の精神を披露。
正直、最初は、そんな打たれ役なんて、
スキンヘッドのおっさんか、ガチムチドワーフに任せておけばいい。
前途ある若者が守りに入ってどないすんねんw

という感じで微妙な印象でしたが、主人公が最初に守ることによって、
防御を起点にパーティーとしてどう戦闘を組み立てるかなど、
作戦の余地が生まれ、組織立った連携が実現。

役割分担が明確な往年のダンジョンRPGなどを彷彿とさせる渋~い戦闘が繰り広げられ、
私や古典的RPGのプレイヤーなど、ごく一部の懐古心をくすぐります。

かつてターン数を重ねることを厭わずボスに立ち向かった冒険者や、
速攻重視の『ポケモン』で「かたくなる」、「まるくなる」を積まずにはいられないトレーナーなど、
渋い趣味の方にオススメな冒険アニメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ロードスをたずねて三千作品(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
いや、3000は盛り過ぎだけど(笑)

ということで、一時期貪っていた王道ファンタジーの1つ。

今から観る人なんてほぼいないだろうけど、王道ファンタジーを期待する方に、1つアドバイス。

1話で切らないでね、とりあえず3話まで観て判断してくださいね(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
王道ファンタジーで2期までやるくせに、1話にいきなりエロギャグをもってくる大失態。

あれは1話で切られても文句いえないよな~。

中盤以降は普通だし、終盤のバトルも頑張っていたっは思う。ただ、2期前提だったのか、キャラ数が多くて話題が分散したのと、ラストが中途半端になったのがな、マイナス。

まあ、2期も観たんだけれどもw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

58.8 15 ゲーム原作で魔法なアニメランキング15位
絶対防衛レヴィアタン(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (267)
1202人が棚に入れました
水と緑の惑星アクアフォール。
突如降り注いだ隕石群は悪しきモノを放ち、それにより、大地に生きる全ての生き物に消滅の危機が広がっていった。「あたし、シロップ。早速だけど、あなた、<アクアフォール防衛隊>に入隊しない?只今、隊員大募集中なのっ。」お喋りでいつも腹ぺこな妖精<シロップ>が見込んだ隊員候補は3人の竜族の少女。笑顔を忘れた少女<レヴィアタン>、自由奔放なお嬢様<バハムート>、心優しい力持ち<ヨルムンガンド>。竜族の三人と小さな妖精が<アクアフォール防衛隊>として結束してゆくグローイングアップ・ストーリー☆

声優・キャラクター
早見沙織、喜多村英梨、竹達彩奈、花澤香菜、近藤隆、乃村健次、阿久津加菜、水野マリコ、金田朋子、笹本菜津枝、宮澤正、山本綾、長妻樹里

ストライク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

絶対「見てね!」とは言えないもん!(> <) 

原作 ゲーム  未プレイ

全13話

冒険ファンタジー

簡単に言えば、
女の子3人と、妖精1人との旅するお話。
女の子と言っても、3人とも竜族で、変身できますw  ^^;

レヴィアタン  声 - 早見沙織
水を操る竜族

バハムート 声 - 喜多村英梨
火を操る竜族

ヨルムンガンド 声 - 竹達彩奈
怪力で大斧を使う竜族

シロップ 声 - 花澤香菜
明るくてよく喋る、大食らいの妖精

この4人が旅する冒険ものなんだけど、正直、魅力に欠ける作品でした。
途中で断念してもよかったけど、よっぽど合わない限り断念しないので、惰性で観てました。

内容的には、 平日夕方6時~でいいんじゃない?(; ̄ー ̄)...
って感じ。
特に、変身シーンなんて、いかにも子供向けなので。。。(-ω-) 

唯一、声優さん目当てに観るくらいじゃないでしょうか?
好きな方にはごめんなさい。


OP:「始まりのResolution」 歌 - カンノユキ

ED:「Truly」 歌 - PASSPO☆

ED、良かったです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絶対この作品で毎週癒されたんだもん!

原作・・・気にせずにジャケットだけ見て視聴を始めましたが、元々はカードバトルタイプのRPGがアニメ化された作品なのだそうです。

そんなこの物語の舞台は、水と緑が織り成す惑星アクアフォール・・・このアクアフォールにある日宇宙から隕石が飛来し地上と激突します。その飛来した隕石から「ルーカサイト」という侵略者が出現するのです。この緊急事態に妖精のシロップ(CV:花澤香菜さん)がアクアフォールを守るため防衛隊の結成を決意し・・・物語が動いていきます。

主要人物は、防衛隊隊長のシロップ以下、下記の3名です。
・レヴィアタン(CV:早見沙織さん)
・バハムート(CV:喜多村英梨さん)
・ヨルムンガンド(CV:竹達彩奈)

どのキャラも強そうな怪獣がベースになっているのですが、実際はこれまで怪獣達に描いてきたイメージとは180度異なる、とても可愛らしいキャラばかり登場します。

彼女達は一生懸命頑張りますし、強くなろうと努力もします。でも、その一挙手一投足に可愛らしさが見え隠れしていると共に、戦いの緊迫感もそれなり・・・にはあるのですが、どこかホンワカしているような感じなのです^^

この作風だから・・・このキャラだったから、終始心を乱すこと無く視聴できたのだと思います。でも、緩い部分とキチンと締める部分とのメリハリも効いていたように思います。
タイトルにも記載しましたが、振り返ってみると私は間違いなくこの作品で毎週癒されていました♪

1クール13話で構成された作品でしたが、良く纏まっていたと思います。ラストもこれで終わってもよし・・・次期に繋げてもよし・・・というスッキリとした形で終わっていたと思います。
でも、少しだけ欲を言うと、世界柱の守りし神やお兄さんの事にもう少し触れる事ができるとなおスッキリできる作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ぬるいファンタジー日常系?

原作はソーシャルゲーム。
ファンタジー世界の冒険ものの体です。
レヴィアタンとは主人公の名前。その他、バハムート、ヨルムンガント、となかなかイカついお名前の少女達がメインキャラ。
魔法が使えるドラゴン娘達が、なんとなーくの成り行きで、あちこち旅をしたり人助けしたりしちゃうお話です。


冒険はしますが、アツさは全然ありません。
レヴィアタン達は基本的には普通に日常を過ごしてるだけで、受け身的に騒動に巻き込まれたり方々に出向いたりする羽目になるという流れです。
設定上は、惑星に倒すべき敵のような者がいて、各地での事件もそれが関係している事が多いのですが、それに相対するのも成り行きで。
RPGの主人公っぽく、世界を救うために旅にでるぞー!的なノリにはなかなかなりません。

悪くはないんだけど、常にヌルめ。
動機の薄い冒険RPG、とでもいえばいいでしょうか(^_^;
とにかく、そんな雰囲気の作風です。

キャラクターは普通に可愛いです。
竜の血族でありますので、しっぽや翼が変身時に生えたりする以外は可愛い人間の女の子と同じ。
仲良し3人娘それぞれ個性が違っていて、性格や境遇や家庭環境もバラバラ。
ベッタリと親友だーという暑苦しい関係というわけでもなく、それでも、何となくウマが合って一緒に居るといった感じ。
近すぎず遠すぎずのヌルい距離感がまた、本作らしい味になっています。

冒険の過程で当然、魔法を使ったバトルなどもしますが、戦闘それ自体は並。
可も無く不可もなくのファンタジー系らしい戦いです。
なんとなく緊迫感に欠けますが、それも本作らしいといってしまえばそれまで。ハラハラはしないけど、ある程度ドキドキはして観ていられます。


結局、日常なんだか冒険なんだかよく解らない作品でした。
レヴィアタン達のキャラを鑑賞する作品・・・と評するにもちょっと弱い。
出来は悪くはないんだけど、ここだ!と推すところも貶すところも見つからないレビュー泣かせの作品でした。


低温の冒険バトル風ちょっと萌えキャラ日常アニメ?

・・・・うーん、定義できない作品です^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

57.2 16 ゲーム原作で魔法なアニメランキング16位
シャイニング・ティアーズ・クロス・ウィンド(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (102)
621人が棚に入れました
聖ルミナス学園の高等部生徒会副会長の秋月蒼真は、町で相次ぐ『神隠し事件』が校内でも起こり、同じ生徒会メンバーの西園寺と蛭田も行方不明となったことで、呉羽、霧谷、椎名と事件について調べていた。事件解明のため休日に集まる予定だったが霧谷と椎名が遅刻し、蒼真と呉羽の2人だけで学校にいたその時、学校に突如、狼男と謎の少女マオが現れる。2体の戦いに巻き込まれた蒼真と呉羽は、やがて謎の場所に飛ばされてしまう。そこは獣人やモンスターが住む異世界「夢幻大陸エンディアス」だった…。

声優・キャラクター
保志総一朗、堀江由衣、石田彰、水樹奈々、置鮎龍太郎、佐久間紅美、斎藤千和、広橋涼、川澄綾子、福圓美里、園部好德
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

突き抜け過ぎた迷作

異世界ファンタジーバトルアニメ。原作未プレイなので詳しくは知らないけど
シャイニングシリーズ2作の主要キャラとエピソードを織り交ぜて作ったらしい。

結論として、1クールでやるには圧倒的に尺が足りなかった・・・
・・・とかいうレベルの話ではなかったw
まず1話から視聴者置いてけぼりの超展開で、基本的に最後までそんな感じ。
一介の学生が学校に突如出現したモンスターを素手でぶっ倒したり
異世界に飛ばされ、その後も目まぐるしく変わる状況の中でも
これといった戸惑いもなくあっさり順応してしまったり。
とにかくもう、突っ込みどころが多すぎてツッコミが追いつかないw

ろくに主要キャラの掘り下げもせず、次から次へと沸いて出てくる新キャラ。
驚くほどにスピーディーな展開、というよりダイジェストを見せられてる気分。

想いの通じた相手から心剣を引き抜く絵面がまたシュールで
心剣を抜かれたヒロインが見せる恍惚の表情、喘ぎ声がなんともエロス。
{netabare}終盤の12話、多くのヒロインを侍らせていた主人公ソウマ(男)が
ヒロインではなくキリヤ(男)から究極心剣を抜いたシーンで腹筋が崩壊ww
ソウマ「まさか、お前が俺の・・・?」キリヤ「俺だったのか・・・」
ソウマ「熱い(意味深)」キリヤ「あぁ・・・ああぁ・・・(BLvoice)」
OPのシャニティアッー!の伏線を回収したのですね、わかりますん {/netabare}

他にも
アクションシーンのショボさは泣きたくなる(爆笑できる)程だし
迷作アニメに迷言はつきもので
「バカはいいぞぉ~ お前もバカになれ!」といった迷言も盛り沢山。
毎回冒頭にある「また物語を聞きにきてくれたのね」というナレーションも
もはや皮肉にしか聞こえない。また(飽きもせず破綻した)物語を聞きにry

一応良い点も挙げておくと、ヒロインは皆可愛らしく描かれています。コスもエロくてGJ
そして声優陣がやたらと豪華。
男性キャラは保志総一朗、石田彰、置鮎龍太郎など
ヒロインは堀江由衣、水樹奈々、斎藤千和、川澄綾子、広橋涼、福圓美里、桑島法子など。
そんな豪華声優陣によるDVD初回特典のオーディオコメンタリー
「実録!本当はものすごくツッコミたかった!!」の内容が非常に気になるところw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

ソーカー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

ネタとしてどうぞ

原作はゲームでシャイニングシリーズである。最近シャイニングハーツがアニメ化されたがキャラデザだけは一緒、しかし中身は全くの別物です。一話目から早々に視聴者を震撼させる超展開で掴みは抜群。展開が速すぎるためについていけない、キャラの掘り下げが全く出来ていないため全編に渡って会話のやりとりが微妙に不可解であり、最初から最後まで疑問符ばかりが付くアニメ、である。真面目に作ってるのかふざけてるのかよく分からないが、狙ったと思われる演出もある。

登場人物がアホ、にしか見えないのは、あるべき過程をすっとばしたストーリーに大きな原因がある。
突然異世界に来てなんとなく順応してしまい、よく分からないうちに成長して、いきなり世界の危機に陥り、とりあえずそれを救うために立ち上がる、というように基本的に脈絡が全くない。敵が不意に登場したり、心剣にょきにょき抜きすぎたり・・・ご都合主義も極まってギャグにしか見えない。作画は悪くないけど、変にアクションがしょぼいので笑いを誘う。これほどツッコミ所満載なアニメはなかなか無いですが、寛容な心を持って見れば面白いのではないか、と思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

NoName さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

物足りない部分が目立つ

ゲーム原作。原作であるウィンドの別視点での展開になっており、OPが前作のティアーズと同じ曲だったのも嬉しかったが、元から物語が王道過ぎる為別視点とは言えやはり微妙。戦闘は迫力無く、作画も並程度とアニメとしての見所も少ない。ただ全体的なデザインは高水準で良いと思う。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

65.1 17 ゲーム原作で魔法なアニメランキング17位
ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説(TVアニメ動画)

1989年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (122)
499人が棚に入れました
汚染された水「死せる水」に沈んだ古の都エスターク。ある日、かつて世界征服を企んでいたエスタークの民の怨念により、邪悪なる存在、大魔王バラモスが生み出された。赤き月、竜の日。アリアハンの村に住む少年アベルと少女ティアラは同時に15歳の誕生日を迎えた。2人はひょんなことから、アリアハンの近くにある「竜神湖」の湖底で竜伝説にまつわる石版を発見する。ところがその直後、伝説の竜を甦らせようと企む大魔王バラモスにより、ティアラがさらわれた。アリアハンのパブロ神父によってティアラと自分の秘密を知らされたアベルは、モコモコと共に、アリアハン国王に謁見し、ティアラを助けバラモスを倒すために旅立つ。

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ドラクエⅣを買ってもらう為に必死

人に映画などの感想を聞くと
「原作の方が良かった」
と言うのをよく耳にします。

原作、特に小説を読んで、
その人が頭の中で浮かべる映像が
映画の映像において自分の想像を超えるものでは無かったら
どうしてもガッカリ感が沸いてきます。

また物語の構成、順序、台詞の言いまわし等が
尺や大人の事情で変更やカットされていたりしても、
その部分は原作どおりやってほしかった、
入れてほしかったと思う人もいます。

原作との差別化などの理由で良かれと思って
映画オリジナルキャラやストーリーを加えても、
「余計なことするな」
「世界観が壊れる」
という酷評が・・・

要するに原作を読んだ方というのは
ハードルを上げてから観ると言う強敵です。
(客なのに敵だと?とか言うのは置いといて)     


まあ、何をやってもいちゃもんを付けようと思えば
どうとでも付けれるし、
よく言われますけど、
全世界の万人が100%納得絶賛するのは
私も不可能だと思います。
ましてや「お金を払って観てるんだから」
とか付け加えると、もう話がややこしいです。


さて、『ドラゴンクエスト』ですが
ターゲット層は恐らく小中高生あたり
当時、絶大な人気を誇っていたタイトル
家庭用ゲーム機ファミコン用ソフト『ドラゴンクエスト』
のアニメ化です。
放送が始まったのは『ドラゴンクエストⅣ』が
発売される前だったはずです。


私はこの時が来るのを待ち望んでいました。
(ハードルをメチャメチャ上げていました)

実際アニメを観てみると
「う~~~~ん」
でした。
ハッキリ良いとも悪いとも言わないけど
観続けていました。

子供ながらに、

大好きなドラクエが
おもしろくないなんて
認めたくない!!
きっと次回はおもしろいはず!!

という気持ちだったと思います。

そして何よりハッキリ言えない最大の理由は
父にプレゼンしていたというのがあります。

アニメは観るけどゲームをしないお父さんに
「あんな~『ドラゴンクエスト』っていうな~
絶対お父さんが好きなな~
アニメが始まるんじゃけどな~
『ドラゴンボール』の人が描いとるけぇな~(キャラデザ)
絶対おもしれぇんじゃ」

「ほんでな~それ観たらな~
みんな『ドラクエⅣ』買うと思うんじゃけどな~
俺だけ買わんかったら、仲間外れにされるんじゃ~
ムゲーじゃろ?」


父はおもしろいアニメを紹介してもらい
僕はゲームを買ってもらう
というお互いWIN WINの関係を築こうと
必死だった私は
毎週、父とアニメ『ドラゴンクエスト』を観た後、

「あぁおもしろかった!!」

と、でかい声で父を洗脳しようと試みていました。


ここで冒頭で説明したことを当てはめてみると、
私にも同じ現象が起こっていたのが
今、大人になって解かります。

原作はゲーム『ドラゴンクエストシリーズ』です。
制作の予算や尺の関係、その他大人の事情など
子供には思いも付かないです。
ゲームも現在の進化した『ドラゴンクエスト』とは違って
戦闘もダメージ表現が敵が点滅するだけ
道具を使っても文字表示のみ
という感じでした。
今からすれば、お粗末でしょうが、
当時はそれが最高だと思っていたんです。

ですがそのお粗末だからこそ
場面を想像する余白が残っていて
イメージが広がっていったんですね。
魔法も実際のゲーム画面はただ点滅するだけですが、
説明書に炎の玉とか氷の刃だとか書いていたので、
脳内でプレイヤーが想像する最高の
エフェクトがかかっているわけです。

これの映像化はゲームのアニメ化の前例が無い
子供にとっては「絶対おもしろい」
という夢みたいな話だったのです。


なのにアニメ『ドラゴンクエスト』は

バラモスがゴリラみたいな顔
バギが光の玉みたいな表現
ギガデインを魔法使いが使う

などなど
イメージどうこうと言うより
設定が変わっていて
私は戸惑ってしまいました。
いや、許せなかったと言うべきか・・・

でも途中で
そういうのを気にしないで
ひとつの作品として
楽しもうと思い最後まで観ました。

変に思い入れが強いと
観れなくなっちゃうかも・・・という作品です。


ちなみに『デイジィ』という女剣士が
カッコ良くて好きだった私は、
せっかくフラグがたってるのに
さらわれたヒロイン『ティアラ』を助けようとする
主人公『アベル』がアホだと思っていました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ドラクエするぜ!!!

絵に詳しくない人たちはよくわからないかもしれないが、鳥山明のデザインは所謂、日本的なデザインではなく、アメリカンコミックや西洋美術的なデザインを踏襲している。というのも、ドクタースランプの頃から、洋画のパロディを中心で構成していることもあって、デッサン力という意味ではある意味一番正統派なデザインセンスなのだ。

本作は当時、ドラクエ4という、「ロト3部作」の次に作られるゲームの販促アニメでありながら、キャラクター性、ストーリー性、世界感といった「ドラクエ異世界」をよく表現できたアニメである。

正直、とても昔の作品(30年前)なので、作画が極端に荒れたりなんだりするのは仕方のないことだが、それよりも鳥山明の「ドラクエ的センス」というのか。。「ゴブリンスレイヤー」や「転生したらスライムだった件」などのライトノベル的な異世界などとは比じゃないセンスに満ち溢れた作品です。

徳永英明がこの作品でヒットして歌手としての地位を上げたのはトリビアですかね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

Britannia さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

Dragon Quest、アベル

良い所

デイジーが魅力的
モンスター撃破後の宝石
武器買い替え
魔法
ゲーム音楽
ED、徳永
作画、鳥山明

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11

65.6 18 ゲーム原作で魔法なアニメランキング18位
ひなろじ ~from Luck&Logic~(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (146)
666人が棚に入れました
桜が散り始めた春の日。天真爛漫な小国のお姫様・リオンはホッカイドウの学校に通うことに。そこは世界の平和を守る定理者〈ロジカリスト〉を育成するため、ALCAが運営する特別な教育機関。リオンが入った1年Sクラスには、定理者のニーナをはじめ、個性的なクラスメイトたちがたくさん。定理者のヒナたちが送る、とってもにぎやかでかわいらしい日々――合体〈トランス〉!! はじめます

声優・キャラクター
朝日奈丸佳、山村響、高森奈津美、三森すずこ、植田佳奈、小倉唯、湯浅かえで、内田真礼、大橋彩香、佐々木未来、相沢舞、高柳知葉、矢島晶子、種﨑敦美、小山力也、松井恵理子、西本りみ、橘田いずみ、尾崎由香、三宅麻理恵
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

萌え系と侮ることなかれ!物語として面白かった!

ラクエンロジックは視聴済み。最終話まで視聴。

正直、本編(?)のラクエンロジックより楽しめたかもしれない。
終始一貫、萌え要素と日常ほのぼの要素に包まれた作品。

だけど、物語に筋が一本通っている良作だった。
{netabare}【第2話】元はALCAに所属しており実戦経験を持つニーナが、ALCAの命令でピラリ学園に通うことになった際、不満を漏らすニーナに対して、ヴェロニカ局長が言った一言。
『学ぶべきものがあるからだ』
学園生活の中で、ニーナが見付けた「学ぶべきもの」とは?{/netabare}

もちろん、物語全般は萌え要素と日常ほのぼの要素に溢れていた。
個性豊かな登場人物たちが織り成す、笑いと感動(たまに)の物語。

もう一人の主人公・リオンのキャラが評価の分かれ目か?
私も、あの甲高い声と度を越した無邪気な天然ぶりに、少し心折れそうになったけど・・・。
{netabare}第5話の実技試験の最中、崖から落ちそうになった弥生を助けたシーンは良かった。
「実技試験中にはトランスは2回まで」という厳しい縛りの中で、あえてトランスして弥生を助けたリオン。{/netabare}
このあたりから、むしろ好きなキャラになった気がする。

万博みたいな『マイペース』なキャラが一人いると、物語が安定する。

ラクエンロジック本編のキャラが登場すると、何故か嬉しくなる。
{netabare}第5話『実技試験』で登場したクロエと七星、明日葉。
第9話『学園祭』ほかで登場したヴェロニカ局長。{/netabare}

『ラクエンロジック本編でも彼女たちの活躍を見てみたい!』という気持ちにさせてくれた作品。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

萌えラクロジ…(笑)?→ これ、ちゃんと「教育」が描かれる作品なんですね…。

ゲーム「ラクエンロジック」のブースターパック新シリーズの宣伝アニメ。

無印『ラクエンロジック』と同じ世界観のはずですが、時代はかなり下って戦いは日常的に発生することはなくなっているようです。舞台はロジカリスト(作中で盟約者:神話に出てくる神様などとトランス(合体)して変身する能力がある人)を養成する学校のようですね。

作中設定は無印『ラクエンロジック』と近い物ですが、作品の空気としてはCMアニメ『私たち、らくろじ部!』に近いかも。とりあえず様子見ですかね。

2017.8.2追記:
無駄に学園モノにしたわけではなくて、メインキャラクターたちの成長を描く気はあるようです。シナリオは意外とちゃんとしています。無印『ラクエンロジック』よりは本作品の方が圧倒的に面白いですね。

Cパートで先生たちが飲みながら、話している内容は「ガールズトーク」的なのに絵的にはクダ巻いているのが地味に面白いです。

2017.8.18追記:
キャラクターデザインや微笑ましいエピソードなどのせいであまり意識することがなかったのですが、作中のALCAが対フォーリナー的な意味で事実上の軍事組織であり、ピラリ学園は士官養成学校的な性格を持っているということにふと気づきました。

ああ見えて彼女たちは本来の意味での「エリート」なのです。

そのせいか学園の生徒たちは本質的には真面目であるし、教育カリキュラムも作中世界の実戦を想定したものになっています。そして通常のいわゆる「学園モノ」では学業がおろそかに描かれがちなのに対して、よりも良くも悪くも定理者(ロジカリスト)としての「教育」や「成長」にフォーカスされたストーリーになっているように思いました。

ちゃんとストーリー寄りに観てもまともに観られる作品になっている。『ひなろじ』、恐るべし…。

2017.9.12追記:
第10話まで気づいてませんでしたが、これ1クールの尺でちょうど1学年分のエピソードをやる話なんですね!?
(↑「学園物」なんだから、もっと早く気づけ(笑)!)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

合体!!(トランス)はじめます。

この作品は、ラクエンロジックの続編に位置する作品です。
前作との繋がりは薄いので、この作品から視聴しても物語的には通ると思います。
でも、まったく繋がりが無い訳ではなくALCAに所属する定理者達として登場するので、その姿に懐かしさを感じたい…或いはこの作品を深く堪能したいという気持ちをお持ちの方は1期からの視聴をお勧めします。

1期では、次々に現れる敵と戦う日々の連続で、大怪我をする事も珍しくありませんでしたが、この作品では1期での定理者達の活躍により、ほぼ敵が出現しない平和な世の中になっています。
それでも、有事の際に定理者達として人の役に立ちたい…困っている人に手を差し延べたい…そんな思いを抱いた定理者の特性を持つ少女の学び舎としてALCAが運営する定理者養成学園として設立されたピラリ学園が物語の舞台となっています。
そして、本作の主人公であるリオンが入学してきて時にゆるふわ…時にガチンコバトルが繰り広げられる物語が動いていきます。

物語の設定は1期よりだいぶ柔らかいです。
敵の攻撃に緊迫した雰囲気になる、という事はほぼ皆無です。

でも、緊迫した雰囲気は無くても定理者として強くありたいという思いは、どれだけ世の中が平和になっても決して変わることはなく人々の心に根付いています。
だって定理者としての特性は、誰もが願って手に入れられる能力ではありませんから…

結果的に自分の身を危険に晒す事になるのかもしれない…
でも、人の役に立てるかもしれない…
自分を助けてくれたこの能力を誰かを救うために使いたい…
こういう気持ちって、リアルなら偽善というのかもしれません。
でも、そういう気持ちって無くしてはいけないと思うんです。

そう思えるのは、仲間と日々を積み重ねていく彼女たちを見ているのがとても心地よいから…
定理者としてはまだまだ未熟な彼女たち…
今のまま戦場に投入されたら、きっと誰も生きては帰ってこれないでしょう…
その位、彼女たちは危うく幼いです。

でも、危うく幼いといって何もできない訳ではありません。
彼女たちは少しでも高みを目指そうと一生懸命なんです。
失敗したりやり過ぎてしまう事もしばしば…
きっと成功も失敗も全て自分たちの糧として吸収していくのでしょう…
だから彼女たちを見ていると元気を分けて貰えるような気がしました。

主人公であるリオン…天真爛漫という言葉がピッタリな彼女はとっても相手思い…
時には自分を殺しても相手の気持ちを優先する…そんな女の子です。
でも、きっとリオンは羨望の眼差しを受けることになると思います。
今は未だ自分をまだまだ制御する力を持ち合わせていませんが、将来花開いた時、彼女の中に眠る潜在能力の高さはALCAの大きな武器になると思います。

そんな彼女と肩を並べているのがリオンの大親友であるニーナです。
生徒の中で唯一ALCAでの実践経験を持つ彼女…知識・経験とも頭一つ突き抜けている感じです。
この学園で過ごす時間は彼女にとっては不服な面もあるかと思います。
だって、戦場と学園では得られるモノが違うから…
これは学生と社会人との差に相当する訳ですから、彼女の気持ちが分からない訳ではありません。
でも、学生としてでなければできない貴重な経験があるのもまた事実です。
学生としての本分を満喫して欲しいと思える女の子でした。
だからこそ、彼女の最後の選択には彼女らしい優しさを感じた気がしました。

年相応の女の子の精一杯で紡がれているこの作品…
他にも魅力的なキャラがたくさん登場してくれるので、飽きも中だるみもありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、TRUEさんの「BUTTERFLY EFFECTOR」
エンディングテーマは、リオン・ニーナ・万博の「ベィビィバード!〜ガクエンロジック〜」
TRUEさんはインタビューで、これまでで最もアップテンポな曲…という感じのコメントをされていましたが、そのアップテンポの気持ち良い事といったら…作風にもピッタリの曲だったと思います。

1クール12話に物語でした。
全体的にほんわかした感じなのですが、要所でしっかり物語を締めてくれていたので、癒し半分、元気半分ずつ貰える…そんなお得な作品だったと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18
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