コンビネーションTVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のコンビネーション成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月11日の時点で一番のコンビネーションTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.2 1 コンビネーションアニメランキング1位
ハイキュー!!(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1737)
9240人が棚に入れました
ふとしたきっかけでバレーボールに魅せられた少年、日向翔陽。
部員がいない逆風にも負けず、やっとの思いで出場した
中学最初で最後の公式戦で、日向のチームは「コート上の王様」
と異名 を取る天才プレイヤー、影山飛雄に惨敗。

リベンジを誓い烏野高校バレー部の門を叩いた日向だが、
何とそこにはにっくきライバル、影山の姿が!?

青春のヒリヒリもイライラワクワクも詰め込んで、
熱血青春バレーボール物語、いざ開幕!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、神谷浩史、田中一成、浪川大輔、吉野裕行、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介

ゆりなさま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

バレーボールってこんなにおもしろいんだね☆

原作をちょこっとみたら
おもいのほかはまり今ではハイキュー原作もアニメも大好きになりましたd(>ω<*)☆

ハイキューは試合ももちろんおもしろいですが
ちゃんと笑える要素も盛りだくさんで
全然あきないで観れちゃいます。
キャラのやり取りや言動がとてもおもしろいヽ(´∀`*)ノ

キャラクターみんなそれぞれ個性豊かですごくバランスいいです!
個人的には月島が好き♡

単語の説明とかも分かりやすいので
バレーボール全然知らなくても楽しめる作品だと思います☆
なんか元気もらえるような気がします♪

2期楽しみです!
映画も決まりましたね♪(1期総集編みたいですが・・)


すごくオススメ作品です(●・ω・)b
お気に入り♪

読んでくださりありがとうございましたヽ(*´∪`*)ノ"

投稿 : 2024/05/11
♥ : 61

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

バレーボールと共にある高校生の青春

バレーボールに打ち込む高校生の青春スポーツ

物語です。原作未読。

小さな巨人に憧れ、バレーボールを始めた日向は

運動神経は優れているものの中学時代は

チームメイトに恵まれなかった。そんな彼が

中学時代惨敗した相手の天才セッター影山にリベンジ

するために選んだ高校で顔合わせしてしまう。

そんなところから始まった、県立烏野高校排球部

の青春でした。

お互い最初は反発し合っていたものの先輩や同級生

との練習や試合で烏野高校排球部の一員へと

成長していくのはとても良かったと思いました。

何かに熱くなることができ、そして成長していく。

そんな世界を押し広げていく、最後まで目の離せない

作品でした。

それにOPの『イマジネーション』と『Ah Yeah!』共に

良かったのもこの作品を最後まで見ることの出来た

要素の一つです。

スポーツアニメをあまり見ない私でも

最後まで楽しく、そして熱くなれるいい作品でした。

◆個人的点数評価 80.590点

投稿 : 2024/05/11
♥ : 61

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。

久々に涙を流してアニメを観れました。
原作はだいぶ昔に読んでおり、物語の大筋は判っていたけど、泣けました。
すごく楽しかったですし、すごく良かったです。

この作品はスポーツ根性ものです。
そして、バレーボールというスポーツを通しての選手の成長がしっかりと伝わります。
バレーボールで勝ちたい日向。
才能があるゆえ孤立した影山。
レギュラーと取られた菅原。
自信を無くしたエース東峰。
試合に出たいと願う山口。
そしてライバルチーム。
どのエピソードでも挫折からの復活には涙が出てきます。

また、ハイキューにはピンチを救うシーンも沢山あり、そこも泣けるのです。
新チームの監督をする鵜飼監督の言葉。
リベロの西谷の行動。
顧問の武田先生の送り出す言葉。

更にうまいのは
高校3年生としての部活引退を含めたシーンも上手に取り入れています。烏野に負けて行くチームの思い出や烏野高校女子バレー部の話も涙を流してしまいます。

25話と長いけれど、心にグッとくる物語ばかりです。
熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 58

67.1 2 コンビネーションアニメランキング2位
アブソリュート・デュオ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (948)
5915人が棚に入れました
《焔牙》――それは超化された精神力によって、自らの魂を具現化させて創り出す武器。­九重透流は、千人に一人と言われるその能力を持っていたため、《焔牙》を用いた戦闘技­術を教える学校である昊陵学園に入学することになった。

けれどなぜか、俺の《焔牙》は­武器の形ではなく、防具――《楯》の形をとってしまう。学校では異能扱いされて注目を­浴びる中、《絆双刃》と呼ばれる学園のパートナー制度のせいで、銀髪の美少女・ユリエ­と四六時中同じ部屋で一緒に過ごすことになってしまい......!? 

パートナーとの絆で未来を掴み取る、学園バトルアクション開幕! 魂を灼き尽くしたその果てに待つものは......。
『願わくば、汝がいつか《絶対双­刃》へ至らんことを』

声優・キャラクター
松岡禎丞、山本希望、山崎はるか、今村彩夏、諏訪彩花、戸松遥、田村ゆかり、堀江由衣、花江夏樹、川原慶久

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

⊂(・∀・⊂*)ヤー を覚えて帰ればOK

~短いあらすじ的なもの~
自らの魂を具現化させた武器『焔牙(ブレイズ)』。
そんな千人に一人の能力を持つ者が集められた昊陵学園。
ここでのパートナー制度によって主人公・透流は女の子と同室で暮らすことに。
パートナーと掴む未来は果たして…?

てな感じのハーレムバトル学園アニメです。
冬アニメはなんとなくこういう作品が多かった気がします。
と思ったら、一応ラノベ四天王などと呼ばれてるみたいですね。
まだ「新妹魔王の契約者」は観てませんが、
こういったアニメはなんでか楽しめちゃうので観逃せません。
もちろん本作も楽しめました。それなりに。


主人公の焔牙が楯ってのが新鮮でした。
世界観も悪くなく、初期の設定は好印象です。
物語的にはやや盛り上がりに欠ける面もありましたが、
戦闘シーンはなかなかの迫力を魅せてくれたので満足してます。


ですが、全体をとおして見ると特筆する点が少ないように感じます。
物語も悪くない、キャラも普通に好き。
…書くことが思い付かない。。
ただ、他の作品には無い魅力といえばユリエの口調ですかね。
『はい/いいえ』→『ヤー/ナイ』。
うん、可愛かった。

お気に入りのキャラになりそうだったのはみやび。
巨乳の設定さえなければ…。
いやだってあの容姿にあの乳は合わないでしょう!?
まぁこれは私の勝手な理想像を考慮してなのでお気になさらず。
それはそうとしていくらなんでもデカすぎました。
すいませんどうでもいいですね、ほんと。
いずれにせよ、本作のなかでは好きなほうです。


OP「Absolute Soul」 歌ー鈴木このみ
ED1「Believe×Believe」 歌ーユリエ・シグトゥーナ(山本希望)
ED2「アップルティーの味」 歌ーユリエ・シグトゥーナ(山本希望)/リーリス・ブリストル(山崎はるか)
ED3「2/2」 歌ー穂高みやび(今村彩夏)/橘巴(諏訪彩花)

鈴木このみさんはここ最近の担当作品を見ると、
ラノベ原作アニメ請け負い人みたいになってますね。
私としてはこのままの路線でも全然構いませんが。
今回の主題歌も疾走感あって良い曲でした。



この作品、よく見る異能ハーレムもので正直普通でした。
でもその普通がまた良いんですよね。
こういうアニメ好きです。
何だかんだで、又はいろいろな意味で、ラノベ原作アニメは面白いのでこれからも楽しみにしていきたいです。

ということで本作で一番面白かったのは、
終盤に出てきた強化スーツみたいなやつがダサすぎた点です。
コレジャナイ感が強くて笑ってしまいました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

絆デュオ

原作未読 全12話

魂を具現化させた武器であるブレイズを操るものだけが入学を許される学校、昊陵学園(こうりょうがくえん)に入学した主人公の九重 透流(ここのえ とおる)、この学園では2人1組となり技術を磨くため鍛錬していきます。男子・女子同士でデュオが多い中で、九重 透流はある目的のため入学してきた女の子ユリエ・シグトゥーナとデュオと組むことになりました。この昊陵学園を舞台に起こる様々出来事をデュオとして戦い、絆を深め成長していく学園バトル物語です。

ユリエちゃんは、表情は豊かではありませんが、ちょっと天然ぼけなところが可愛いですね。 よく返事で「ヤー」と使うところも可愛かったです。

剣や槍などの武器で戦いますのでバトルは良く動きます。結構殺伐としてましたね。

日常は、結構ほのぼのとしていてハーレム展開もあります。好き嫌いが分かれそうですね。

原作が続いてるみたいなので伏線は全部回収されてませんが、切りのいいところで終わってます。

お話はありがちな展開が多く特にオススメはしませんが、お気に入りのキャラがいたり、アクションバトル系が好きな方は視聴しても良いのはないでしょうか。

OP 鈴木このみさんが歌ってます。力強い曲でこの作品にあってますね。作画もよく動いてます。
ED 3曲ありましたが、ユリエ役の山本希望さんとリーリス役の山崎はるかさんが歌っている曲「アップルティーの味」が好きでした。

最後に、主人公役の松岡さん今期も色々な役で大活躍ですねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 38

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

絶対双刃

柊★たくみによるライトノベルを原作とする作品です。

全12話、原作未読


昊陵学園の入学式に向かっていた九重透流は佇む銀髪の

美少女に見とれていた。そこに同じく入学式に向かって

いた永倉伊万里に声をかけられる。そのまま入学式に向

かうのだが学園理事長の九十九朔夜の挨拶でいきなり隣

の生徒と入学をかけて戦うように言われる。そして透流

は隣の伊万里と戦う事になるのだった・・・


ラノベ四天王の一翼を担う作品と言われていましたが、

私はその中でこの作品が一番好きでした。一番見ていて

楽しかったのやストーリーが良かったのは別の四天王

たちでしたが、曲とキャラで上位を取って(四天王の中

において)その作品を好きになるのはやっぱりアニソン

とキャラが大きなポイントになるんだなと感じました。


作品の物語や場面については序盤にはよくあるものが展

開されていて後半はそこから少しずれていった感じでした。

前半の空気の流れをそのまま持ってきても良かったように

は思いましたが話に大きく起伏をつけるならこれでもいい

かなと思います。ただ序盤にあれだけ透流の過去に対して

色々示唆していた所があったのでこの学校で出会うデュオ

との関わりだけで済ますのではなくそちらにも大きく関わ

る一手が欲しかったように思います。まあアニメオリジナ

ルの展開でラストに持ってきていたようなのでその〆と

してならいいのかなとも思います。

(似たような終わり方のをどこかで見たような気が・・・)


それに対してキャラと曲が良かったのですが、まずキャラ

については特別特殊とか奇抜とかインパクトがあるとかで

はなく、型にハマったのばかりではありますが物語と世界観

の特徴からデュオという関係性がキーになっていきますが

その部分に上手く合わせていたように感じれたのでそれだけ

良く見えたのかなと思います。


次に曲についてですがOPは鈴木このみさんで伸びのある感じ

が良かったです。映像が序盤未完成で途中から正式に変わっ

たのですが未完成版でも悪くなかったです。(カットは使い

回しみたいですが)私はそっちの方がOPらしくていいんじゃ

ないかとも思ったりしてます。

EDは各ヒロインが歌う3種類あって、私はコロコロ変わる

タイプは印象に残らず覚えてない事が多くあまり好きではない

のですがユリエとリーリスが歌ってたのは割と好きでした。


全体として序盤の茶番テンプレは品質が良くて楽しめたけど

後半シリアス重視の展開なんだけどもっと深めて欲しかった

という感じで終わりになるにつれて物足りないと感じました。

ですがそれでいても十分に一番好きだった(四天王の中で)

と言える作品だったと私は思いました。

◆個人的点数評価 83.151点

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

77.9 3 コンビネーションアニメランキング3位
ハイキュー!! セカンドシーズン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (794)
4812人が棚に入れました
すべては、“進化”する―!!「週刊少年ジャンプ」で絶賛連載中・コミックス累計1,600万部突破の次世代王道スポーツ漫画、『ハイキュー!!』。2014年4月~9月に放送されたTVアニメの好評を受け、2015年10月から、TVアニメ セカンドシーズンが待望の放送スタート!監督には『おおきく振りかぶって』でアクション作画監督を務めた満仲勧を迎え、キャラクターデザインには『デュラララ!!』、『魔法少女まどか☆マギカ』の岸田隆宏。そして制作は常に最高のアニメーションを送り出し続けるProduction I.Gと、ファーストシーズンから引き続き、ヒットメーカーによる最高のチーム体制!
日向・影山を演じるフレッシュな若手を、実力派キャストが力強くサポート!セカンドシーズンでは、新たなライバルを演じるキャストも続々と参戦します!
3度のボレーで攻撃へと“繋ぐ”バレーボールに青春を燃やす少年たちの、チームメイトへの熱い思いと、ライバルとの死力を尽くす真剣勝負。本格バレーボール作品の魅力を、さらに“進化”したアニメーション表現でお届けします!

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、田中一成、中村悠一、梶裕貴、立花慎之介、石井マーク、木村良平、逢坂良太、浪川大輔、吉野裕行、竹内良太
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

託す人、託される人

1期に続き大満足な内容でした
熱いスポ根好きにはたまらないです

キャラ一人一人感情移入しやすい掘り下げ方や
烏野高校以外の敵チームにも思わず声援を送りたくなるくらい個性的なキャラ達に心掴まれました

{netabare} 試合の臨場感やスピード感がアニメから伝わって来ます
烏野vs青葉城西戦が熱かった 3期では強豪・白鳥沢戦が観れると思うとワクワクする・・!
何かに夢中になって戦うことと、仲間がいることの心強さって良いですね。
今回もそうでしたが、敗者となったチームの悔しさが伝わってきて思わず胸がさっと熱くなった
その悔しさも、勝利に対する想いも、次に託していくのだろうと感じました {/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。2

熱い物語で泣きたい方は是非御覧ください。
決して悲しさの涙ではありません。悔しさの涙と乗り越えた涙を堪能できます。
号泣はしませんでしたがその都度涙が溢れそうになりました。
1期から3期まで通してでも泣けるのですよね~不思議。

ハイキュー!!全体で言えることですが対戦相手にも物語がしっかりあります。
この作品はその点がとても上手だと思いますね。
対戦相手のエピソードでも不思議なくらい涙が溢れてくるんです。

条善寺
和久谷
伊達工業
青葉城西

各高校本当良い物語詰め込まれています。内容は観てのお楽しみ。

特に烏野のスポットライトは山口。
1期からあるトラウマを克服する描き方がよかったです。やっぱり涙が溢れそうになりました。

目から汗が出ること間違いなし!とてもオススメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

飛べ!FLY HIGH!!

原作未読 全25話

1期から観ることをオススメします。(全25話) 今回は、他校合同合宿から春体の予選の途中まで描かれています。

何度叩きのめされても立ち上がり這い上がる烏野高校排球部、泥臭い感じですがそこが魅力ですね。

主人公の翔陽と影山以外も他の部員のみなさんの成長が見られるところがよかったです。

新キャラもたくさん出てきます。色々と個性的なキャラばかりでしたw

作画は1期もよかったのですが、2期はさらに試合もスピード感と迫力を伝えるような観ているこちらまで熱くなる作画でした。

長さを感じさせない熱い作品です。スポーツアニメが好きな方は是非観てくださいね^^

OP 前半のSPYAIRさんの「アイム・ア・ビリーバー」も良かったのですが、後半のBURNOUT SYNDROMESの「FLY HIGH!!」も好きでしたね。
ED 前半はGalileo Galileiさんの曲を聴くと「青春」って感じがします。後半のtacicaさんのこの作品の雰囲気に合っている曲でした。

最後に、秋に3期決定しました。早く続きがみたいですね^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

70.5 4 コンビネーションアニメランキング4位
R.O.D THE TV[リードオアダイ](TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (375)
1975人が棚に入れました
本作は、OVA版R.O.Dから5年後の設定。\n作家菫川ねねね(すみれがわ ねねね)は、読子・リードマンが行方不明になってから作家活動をやめてしまっていた。日本ではほとんど忘れ去られたねねねは、作品が香港で映画化されることになったため現地でのサイン会に向かう。\nそこで彼女は紙を自在に操る「三姉妹探偵社」の長女ミシェール、次女マギー、三女アニタと出会う。身辺警護をすることになった三姉妹との日々の触れ合いの中でねねねは執筆意欲を取り戻す。だが、映画の完成を記念してねねね達が再び香港に渡った際、ねねねが読仙社に拉致されてしまう。三姉妹はねねね奪還のために読仙社のビルに侵入し読仙社の紙使いと死闘を繰り広げる。\n一方、同じビル内で大英図書館特殊工作部のジョーカーとウェンディが騒ぎをよそに悠々と秘密資料を持ち出し、恐るべき陰謀が実行されていたのだった…。

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

えー!?、なんでこのサイトではこの作品あまり見向きされてないの??。

といいつつも、つい最近この作品を知ったばっかりの自分ですがw。
これはどんな手段を使ってでも未見の人に見させたいなあ;。

まず最初に、自分は本とかはホント読んだことがない人です。
「活字中毒」・・なんて”最近知ったばっかの言葉”の真逆な人です><。←マンガくらいしか読めない人。

でもそんな本ががキライな自分でも、この物語は好きになりました。

OVA作品のR.O.D(全3話)を先行して見るべきですが、案外順番逆でもあんま関係ないかもです。

自分はまず音楽の雰囲気が好みで入ったんだけど、
紙アクション、各キャラの良さ(特にねねねさん、三姉妹)に魅了されてしまいました。
ねねねさんのぶっきらぼうさ、行動の男っぽさ、短絡さ、直情さ・・etc,
何ひとつ女らしさのかけらもありませんがw、でもそれでもそれ以上に魅力的なんです!!。

だまされたと思って一度ぜひ見てみてください。
自分は運よく近くのレンタル屋さんに全巻ありました。

ここまで人にすすめたくなるアニメはそうそうないです。
つたない言葉ですが、想いの限りを文字にのせて伝えたいです。。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

埋もれ過ぎてて不気味

2月位前に別作品のレビューに書き、化物語の阿良々木読子さんで
思い出し、RDGの響きで思い出し、沸点に達し再視聴。

昔見た時は面白かったものの、展開を知っているせいか微妙・・。
ネタバレしたら一気につまらなくなる類かも。最近レビュー書いた
中だと、絶園のテンペスト的な。

個人的に嫌いな要素も多く好きなキャラもいないので、上手く良さ
を伝えられないが、多分良い作品なんじゃないか、と。


時系列的にはOVA→TVだけど、視聴はTV1話→OVA→TV2話~
(最初は是非TVの1話を)か、TV→OVAが良い気がする。OVAは
最初から飛ばし過ぎなので。。

楽しめる楽しめないは好みによりそうだけど、100作品以上見ている
人なら、押さえておいた方が良いような。

2003年作品でこれが15位以内に無いのは不気味。よって、評価は
不当に上げておく。


■某外部サイトでの評価

音楽4.5、声4.3、キャラ4.6、シナリオ4.3、演出4.4、作画4.1

( 2003年 全129 件中。評価数が一定以上の作品 )

           平均 評価数 あにこれ順位、得点
1.カレイドスター   92  142  (59位、84点)
2.プラネテス      90  227  (18位、90点)
3.フルメタふも    88  193  (118位、79点)
4.R.O.D THE TV  87  78   (447位、67点)
5.Gungrave      87  52   (229位、72点)
6.鋼の錬金術師   85  91   (104位、80点)


■DVD・BDの売上

(2003) **6,737 R.O.D -THE TV-

-参考-
(2010) **7,188 バカとテストと召喚獣
(2007) **6,752 DARKER THAN BLACK
(2004) **7,133 蒼穹のファフナー


■なんで埋もれてるんだろう、と思ったけど多分
FreeMovieNaviのは結構生きてる、TVもOVAもいける。

アニメのACの元祖っぽいんで、

検索 日本アニメにおけるオーディオコメンタリーとキャラクターコメンタリーの誕生

まとめてレンタルしたけど、そんなのに興味ない人も多いだろうし。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

0.2秒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まだ観てない方へ

私は最近の作品に見慣れているので、最初は絵柄に抵抗がありましたが、観ているうちに気にならなくなりました。絵柄の抵抗はその程度です。

というのも、話の展開が素晴らしすぎて作画とか、ちょっと絵とずれた声など全く気にならない!

バトルのシーンは躍動感があり、観ていて爽快です。もうこれだけで充分なくらいに。
前半は3姉妹と先生を中心に進み、笑えたり、和んだり、時に涙したり。
後半は一転して、かなりシリアスな話に。前半に散りばめた伏線を上手く回収してきました。
姉妹愛や友情は涙無しには観れません。
最終話も良かったと思います。少し説明不足により疑問に残る所もありましたが。

私は原作を見ていないので、何とも言えませんが、設定はアニメでやったのよりもはるかに複雑なのかな?という風に思いました。もう少し説明が色々あってもよかったかも。そこは残念。
あとはもっと他の能力者とか観たかったなー。


音楽に関して。
いやー、OPにYKZなんて嬉しい誤算でした!なつかしー!まさかこんなところで聴けるとは!
OPは毎回同じですが、絶対飛ばせないです!もうカッコよすぎ!
それと戦闘のBGMもカッコいいですね。R.O.Dの世界感をしっかりと踏襲しつつ、作品の出来を2段階くらい上げていたと思います。

声優さんに関して。
主演は化物語のガハラさんの声を当てている斉藤千和さんだったとは・・・いやー、全くわからなかったですw


まだ観てない方はまずOVA版から視聴することをオススメします♪

どんなに年月がたとうとも、良い作品は色褪せることはない!
そんな素晴らしい作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

74.2 5 コンビネーションアニメランキング5位
はるかなレシーブ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (445)
1634人が棚に入れました
東京から沖縄に引っ越してきた高校2年生、大空遥。いつでも明るく前向きな遥だが、彼女にはコンプレックスがあった。
それは普通の女の子より身長が高いこと。

一方、遥を空港に迎えに来た彼女と同い年の従姉妹、比嘉かなたにも悩みがあった。
かなたは身長が伸びなかったせいで、大好きなビーチバレーを諦めてしまった過去を持つ。
そんな凸凹な2人が、ふとしたきっかけでビーチバレーのペアを組むことに……。

広い砂のコートに味方はたった1人だけ。何よりもパートナーの存在が大切なビーチバレーで、2人はどんなプレーを見せるのか!?
真夏の太陽が照りつける沖縄のビーチで、今、少女たちの汗と情熱が輝き始める!!

声優・キャラクター
優木かな、宮下早紀、種﨑敦美、末柄里恵、島袋美由利、伊藤かな恵、木村千咲
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

青いままでいこう

きららフォワード連載。

世界が美しいのは四季があるから。
季節感溢れる作品はいつも素敵です。
健康的でさわやかな水着少女と、
澄みわたる真夏の青空、海、砂浜、
ビーチバレーで青春を謳歌するひと夏の物語。
そして妙にリアルなもぎたてフルーツ。
渇いた心に夏の水分補給、
夏の数だけ青春はあるのでしょう。

9話視聴追記。
得意の分野ではないのに観ています。
これ程のビーチに人がいないのが謎ですが、
綺羅やかな青春、サイダーのようにはじける、
やはり夏らしい作品は美しくて好きだ。

最終話視聴追記。
全編やや駆け足に感じますが、
{netabare}終わるならここしかないでしょう。
これが逆の結果でも面白いと思います。{/netabare}
良い思い出はアニメの中に。

そこそこ楽しめました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 66
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

はるかな“る”レシーブ

2018.09.26記


原作未読 そもそもきらら系なるものを本作で知るに至った私


この夏、『ISLAND』『ぐらんぶる』と合わせて“海”“太陽”を感じさせてくれた作品。
徹底ぶりなら断トツで、ぜひ真夏に観てほしいなと季節指定をしたいくらいの海と太陽っぷりでございます。

舞台は沖縄。ビーチバレーを題材としているためそのまんまビーチが物語場面の多くを占めることになります。つまり背景はほぼ砂浜と海と空と太陽。
当然、毎回水着回となるわけですが、このへんは様々な角度からの熱の籠ったレビューが百花繚乱状態ではあり、下・・・いや舌っ足らずの私がひと皮剥けたレポートをできるか自信がないので、いったんそちらにお譲りしたいと思います。 ゴホン・・・


あらためまして、実はこれ苦手な部類のキャラデザインでした。
萌え萌えきゅんきゅん過ぎてもしんどいなぁと思いながら、とかくビジュアル重視な進行なら完走も覚束ないだろうよ、という視聴前のスタンスです。

しかして、なんのトラブルもなく毎週楽しみにしながらの完走です。
音楽に引っ張られました。特に試合時の劇伴は一聴の価値ありです。
ビーチバレーやってる時の作画もアングル含め、ボールの回転や砂の飛び散り具合などこだわりを感じました。
そして、意外と(失礼!)ストーリーもまじめで組み立ても無理がない。


登場人物はメインの二人、親の海外赴任の影響で東京から祖母のいる沖縄へ越してきた主人公大空遥と、祖母と同居する従妹の比嘉かなた。
遥は第一話冒頭の空港にて自身の長身を気にしている描写があり、かなたは背が伸びなかったことを気に病んでいるのがわかりやすい。闇はこっちが深そうだ、という凸凹コンビの活躍が描かれることになります。

『世の中には二種類のスポーツがある。個人競技と団体競技だ。そして、団体競技の中でも二人でしかできないスポーツ。それがビーチバレー。広い砂のコートにたった二人だけ。だから私たちはかけがえのない一人を選ぶ。』

第一話アバンで提示されたのは競技の性格と本作のテーマ。
はるかとかなたがお互いにとってかけがえのない一人になっていく過程をわりときちんと描いてます。
スポ根の定義によりますが、努力・友情・勝利の友情部分にスポットをあてた印象、かつそんなにどぎつさもないし、ライバル含めての人間関係もギスギスしてません。絵面と合ってます。
友情を前面に出すとともすればクサくて見てられなくなることもままありますが、本作では自然に受け止められました。これは、“二人でしかできないスポーツ”ビーチバレーの特性をうまく活かしたからだと思います。複数人数の団体競技や個人競技で友情特化型の物語にしてしまうと、だいぶ違った印象になるでしょう。

また、日常回をほぼ飛ばして「関係の構築」「上達のためのetc」「試合」に時間を割き、全12話でひとつの結末を迎えるシンプルな構成も良かったです。

音楽はとてもノリが良い感じ。OPのケツドラムみたいな打ち込み音は“THE夏”感満載で好印象。劇半も基本的にはラテンと沖縄音階を引用し、いわゆる“踊れる”仕上がりです。イメージしたのリゾートのクラブあたりでしょうか。端的にこう思いました。


 あぁーー IBIZA 行きたい


キャラもはるかなペアよろしく、複数のペアが登場し、そこでの一対一の関係やストーリー進行上の役割付けなどこれまたいい感じ。

・なるあやペア
・エクレアペア
・あいまいペア
 {netabare}インドアとビーチの違いの説明役。それと身長がなければ超えられない壁があるという残酷な現実や、リベロとしての自負がある舞とパワーアタッカーというこれまでの存在意義を捨ててポーキーという武器を磨いたかなたとの対比など、かなたを引き立てる役回りを担ってました。{/netabare}
・ようかんペア
  {netabare}作中省略されたはるかなペアの上達ぶりを説明する役回りを担ってました。マリッサとの練習が活かされてる描写ではチーム力が底上げされていることを、はるかのブロックにクレアの面影を見たり、連続ブロックポイントをあげた描写でははるかのブロックがいかに強力かを見せつけ、決勝のあのシーンの伏線となりました。{/netabare}


表だったペア以外の組み合わせも着目というか本流だったりしますね。
 ※さらにネタバレ要素有りのため視聴前は未開封推奨

■はるかとクレア
{netabare}似たもの同士。はるかに稽古つけるのって常にクレアというのが良いです。
始めての練習でいの一番に取り組んだのがブロックなんですよね。オフシーズンのマリッサを呼び戻したのもクレアだし、かなたの復帰が嬉しかったとはいえ、新造コンビの上達を誰よりも願って身を割いてくれたからこそ、決勝対決となった試合ではるかがブロックで試合を決めたことと、決勝戦後のエクレアのシーンが引き立つわけです。{/netabare}

{netabare}さらに、ビーチパーリーの時に二人きりになってエクレアのシュシュをはるかに託すところ。東京からの転校生で唯一人地元民ではないはるかに託すなんて仲間になったんだなぁというのと、クレアからはるかへだからこその重みを感じます。
第一話アバンに戻ると、このクレアから託されたシュシュをつけてるカットから始まり、前述のナレーションが流れるので軽く鳥肌が立ちます。{/netabare}

{netabare}蛇足ですが、某吹奏楽アニメのオーボエ吹きの子にすっかりやられた身としては、よくしゃべる役柄を演じられてる種﨑敦美さんを終始尊いと感じながら視聴してました。{/netabare}


■かなたと成美
{netabare}むしろ本作はこの二人のレシーブ(取り戻す)物語なんじゃないかと思ってたりします。
かけがえのない一人に背を向けたかなたと背を向けられた成美の二人の心情描写により多くの時間を割いてました。作中のシリアスパート担当の二人です。{/netabare}
{netabare}彩紗にかなたと組むことを止められたはるかがその提案を断るのを後ろで聞いていたかなたさん。もう一度ビーチバレーに向き合うことを腹に決めある決意をします。それは成美とのコンビ時代の水着(小学生時代ってことですよね)を着てリベンジマッチに挑むこと。これは背を向けたあの日から始めよう、サーブレシーブから逃げたあの日からもう逃げないとの意思表明でした。決して成美との決別ではなく、成美への信頼の表れなんでしょう。対して成美はかなたの水着姿に軽く動揺し、さらにサーブレシーブを取りにいったかなたの姿に複雑な反応。ただ二人とも前を向いて動き出しました。
それと、wikiチラ見したら彩紗がインドアからビーチに転向した理由って身長もあったみたいで、はるかへの提言にも背景があったということです。
{/netabare}

{netabare}ここからかなたは背を向けた負い目を克服していく。
成美は背を向けられた悲しみを乗り越えていく。
「二人で一緒に目指そうよ、日本一」
「かなたがそう言うなら、信じてみようかな」
「ほんと?約束だよ!」
「うん」
半年後、正月の那覇空港で「約束を守る、今度ははるかと」と告げるかなたへ、成美は振り返らず約束の小指を立てて搭乗口へ向かう。

約束。それは形を変えてコートを挟んで同じ舞台に立つその日まで。。。

この二人が主人公と勘違いしてもおそらく誰も文句は言いません(笑)
{/netabare}

{netabare}こちらも蛇足なんですが、 成美役の島袋美由利さん。同クールのなにかと比較対象に挙げられた『はねバド!』の荒垣なぎさ役もやってました。二人とも似たような役柄なのにはっきりとわかる違いをつけてきました。ちょい注目です。{/netabare}


最後に、、、
このように一対一に焦点があたりがちな作品の中で、しーちゃんは繋ぎ役としての任務を全うしました。しーちゃん登場回からEDの絵が少し変わります。寝ていたはるかを起こして、おそらくループしてくか次に渡すのかするのでしょう。彼女の役回りを示唆する絵にクスッとした次第です。



夏を存分に感じるのもOK!
水着姿や百合にブヒるのもOK!
だがそれだけではない、意外と丁寧に描かれた作品です。

まぁそういって熱弁振るってる私がそうとうブヒってるんだろうな ww


続きも充分あり得る最終回でした。
もし2期をやるならきっと観ると思います。


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2019.03.09追記
《配点を修正》


放送から半年ほど経ってふとあまり耳慣れなかった声優さん達どうしてるかな?とwiki見てみた。※TVアニメ(2018秋、2019冬)の出演

優木かな(大空遥役)・・・なし
宮下早紀(比嘉かなた役)・・・「荒野のコトブキ飛行隊」のモブ
末柄里恵(エミリ役)・・・なし
木村千咲(しーちゃん役)・・・なし
島袋美由利(遠井成美役)・・・2019春に主役級内定。モブ出演多数(寄ジュリ、吸血鬼さん、ツルネ、学園BASARA、ゴブスレ、コトブキ、revisions)

2018夏のお気に入り作品。出演声優さん達のご多幸をお祈りしているわけですが、なかなか業界の厳しさが垣間見える結果ではありますね。
そしてやはりというか島袋さんは順調にキャリアを重ねているようです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 65
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ビーチバレーという難しい題材

アニメーション製作:C2C
監督:窪岡俊之、シリーズ構成・脚本:待田堂子
キャラクターデザイン:小田武士、原作:如意自在

きらら系スポーツ漫画のアニメ化。
沖縄を舞台に真剣にビーチバレーに取り組む
女子高生たちが全国大会に向けて頑張るストーリー。

沖縄の透き通るような海辺。
のんびりとした雰囲気の漂う家並み。
そこに東京から少女がやってくる。
遥という名前の彼女は、いとこのかなたの心を動かし、
ビーチバレーの世界へ飛び込むことになる。

視聴前から思っていたのが、これはかなり難しい題材を
アニメ化したなということだった。
スポーツの魅力という部分ではバレーボールとほぼ同じで
『ハイキュー』に似通ってしまうこともあるし、
プレイヤーが2人しかいないため、
試合を描いたり、その面白さを表現するのは、
並大抵のことではないと感じていたからだった。

そして私は1話目からつまづいてしまった。
全国大会で優勝した、かなたの元パートナー、
遠井成美と素人の遥が試合をすることになるのだが、
この展開や演出に無理がありすぎる。
成美とかなたの因縁があったとしても、
もう少し納得できる話にできなかったかと思ってしまった。
これだと、いじめにしか見えない。

また、私がこの作品で注目していたのは、
身長が伸びなくてビーチバレーを諦めてしまった
かなたがどのようにしてビーチバレーに向き合うのかだったのだが、
ここについても納得できる答えは示されなかった。
身長の低いかなたが、ほかのチームと互角に戦うためには、
何らかの武器が必要になってくると思うのだが、
最後までそれは提示されず、何となく克服してしまう。
かなたのこれまでの悩みはいったい何だったのか、
私には全く分からなかった。

スポーツというのは気持ちが吹っ切れたからといって、
それだけで、すぐに何かが解決するようなことはない。
技術や体格、運動能力の差がはっきりと表れるのが
スポーツの残酷な面であって、素晴らしいところでもある。
相手を信頼するということだけで手に入れらるような種類のものではない。
そういう意味では、何かを必死になって手に入れなければならなかったのは、
初心者の遥はもちろんだが、かなたのほうが重要だったと思うのだ。

{netabare}そもそも競技者が2人しかいないビーチバレーにおいて、
1人がアタックを打たないで、ポーキーばかりで
(握り拳から中指を出す形で打ち、ブロックをかわして、
その後ろに落とすビーチバレーの技のひとつ)
相手を翻弄することなどできるのだろうか。 {/netabare}
『ハイキュー』の日向と影山とまでとはいかないまでも、
何かの武器を手に入れるという手法をとれば、
まだ納得できた。例えば、かなたの読みが練習によって
素晴らしくなり、身長が低くてもカバー力が半端ではないという
設定でも良かったかもしれない。
しかし、今の描き方だとスポーツものとしては
甚だ説得力が足りないと言わざるを得ないだろう。

また主人公の遥という人間像が見えてこない。
彼女は、なぜここまでビーチバレーに夢中にならなければ
ならないのかが分からないのだ。
これは、この作品の大きな欠点のひとつといえるだろう。
中盤で登場した大城あかりについても消化不良だ。
唯一、シークワーサーの歌だけは良かったが、
パートナーもいないで部に参加して、何を楽しむのだろうか。
彼女の登場は、遥とかなたの試合を応援する
第3者の視点という役目を負わされているだけのように思える。

{netabare}指摘を始めるとキリがないのだが、
遥とかなたのペアはなぜ全国2位の
紅愛と恵美里に勝つことができたのかも分からなかった。
ドライブサーブが打てるようになったから?
運動神経の良い子が1年で急成長するのは、
あり得ることなのだが、そこに説得力がない。
また試合のシーンが致命的に面白くなかったため、
物語に入り込むことができなかった。 {/netabare}

マイナスポイントばかりを挙げてきたが、
キャラクターの作画は安定して良かったし、
沖縄の海や風景も丁寧に描いていた。
OPとEDは爽やかで聴きやすい曲だ。
劇伴は『プラチナ・ジャズ』シリーズで知られる
ハウスDJのRasmus Faberが担当しているだけあって、
全体的にまとまっていて、カッコ良かったと思う。
胸が揺れたり、お尻をアップにするシーンの作画が
安定していて多かったのも男子にとっては美点といえるかもしれない。
しかし、やはりスポーツアニメとしては、
個人的には残念な出来という評価になってしまった。
私のような視点で楽しむアニメではなかったということだろう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 55

63.4 6 コンビネーションアニメランキング6位
機甲戦記ドラグナー(TVアニメ動画)

1987年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (39)
203人が棚に入れました
舞台は西暦2087年。月に誕生した軍事政権による統一国家・ギガノス帝国が地球連合に対して一方的に独立を宣言し、宣戦を布告。戦火はスペースコロニーと地球本土に拡大し、月面のマスドライバーやメタルアーマー (MA) などの兵器によって、地上の7割[3]はギガノスに占拠されていた。そんな中、スペースコロニー「アルカード」の住人である主人公・ケーン・ワカバ、タップ・オセアノ、ライト・ニューマンの3人は、ひょんなことから新開発メタルアーマー・D兵器(ドラグナー)のパイロットとして登録されてしまい、追撃部隊を撃破する。こうして、彼らはギガノス帝国の追撃艦隊と戦いながら地球連合軍本部を目指すことになる。

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

サンライズのお約束

サンライズが得意とするロボ系

地球連合とそれに対する敵(ギガノス帝国)との物語
流れ的にはガンダムに似てます
主人公達3人が住んでる宇宙コロニーで戦闘に巻き込まれ
偶然の出来事でタイトルでもあるドラグナーに乗り戦争に駆り出される

80年代モノですが作画はいいですが
これははっきり言ってサンライズのロボ系が好きじゃないと飽きると思われます
理由は様々ですが4クール48話あるためか中だるみ傾向にあります
中国大陸に入って出てくるグンジェムあたりは
北斗の拳に出てくるようなキャラクターで、なんだこりゃ?みたいな

でも今になって見ると当時は感じられなかった事とか思えて
私にはとても懐かしく見れました

因みに後半のOpとEdは当時アイドルだった山瀬まみさんが歌っています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

帝国の腐敗とともに崩壊していったストーリー

1987年にサンライズにて制作されたリアル系ロボットアニメ。

流れとしては、Zガンダム・ガンダムZZ・レイズナー辺りの後に制作されたため、それらの影響が強いと思われます。


一応あらすじですが、長いので注意。

{netabare}
地球に住む人類に不満をもつ人間たちが、月に軍事独立政権を樹立し地球に対して一方的に独立を宣言した。
彼ら『ギガノス帝国軍』は地球を自分達だけの星にするため、スペースコロニーと地球に侵攻を開始する。
地球の人間も『地球統合軍』を組織し、帝国軍と統合軍の戦争は激化していった。


スペースコロニーで生活していたケーン・タップ・ライトの三人の若者は、
突然帝国軍の部隊に襲撃され、なりゆきでその場にあったロボットに乗り敵を撃退する。
そのロボットは統合軍の最重要軍事機密ともいえる代物であり、三人はこのロボットを地球にある統合軍本部まで運ぶよう命令される。


これら三体のロボットはD兵器、通称『ドラグナー』と呼ばれ、一度搭乗者として登録してしまうと簡単に他の人間は搭乗できない厄介なシステムであり、三人は抗うすべもなく、この命令に従うのだった。
{/netabare}


最初通しで見たとき後半の展開に唖然としてしまい、低評価にしてしまいました。が、駄作と評するにはあまりに勿体ない作品だと思ったのでもう一度その魅力について。


まず何より、主人公のケーンをはじめとする三人組の面白さですね。
どこかでズッコケ三人組と言われているのを見てなんとなく共感しました。

彼らは帝国軍・統合軍という対立軸や戦争という行為に関係なく、ただ自分たちの平穏を奪ったギガノス軍に一矢報いてやる!という半ば利己的な意志で敵を撃退していきます。

既存の戦争モノに風穴を開けるがごとく、豪快で愉快な三人の快進撃は見ていて非常に爽快感がありました。


MA(メタルアーマー)と呼ばれるドラグナーについても、三者三様の個性的なデザインは一線を画しています。

特に頭脳派のライトが操る3型[D-3]の見た目の異様さと言ったら凄いです。電子戦用のメカが前線で活躍するってけっこう新鮮でした。


音楽も軽快で楽しい。とてもワクワクしますね。

それから、OP「夢色チェイサー」がカッコよすぎます。
鮎川麻弥さんの歌声も鷺巣詩郎さんの演奏も完璧!映像も細かい所まで凝りに凝っていてハイレベルです。


キャラ・ロボット・音楽、様々な面で新しい試みが見られたのは評価すべきです。
リアル系、と肩ひじ張らずに気楽に楽しめる作品だと思います。
リアルと言っても凝り固まったパターンやデザインに捕らわれず、「自由」に作ろうという意識が根底に見えます。
若者の反骨精神が生むエネルギーとか自由を謳歌する楽しさとか、多少古臭さはあっても今なお共感できる部分もあるんじゃないでしょうか。




路線変更後・・。
{netabare}
当初異例の快進撃を成し遂げた三人組。しかし、これが続くのも彼らが地球に降り立ち任務を遂行するまで。


その後の展開は、結局奇を衒ってはみても今までの軍人同士が闘い合うだけの戦争に他ならず、元々のキャラの魅力もみるみる衰えていくようでした。

いや、最早戦争という形となっていたかどうかさえ疑問です。

帝国が身勝手な理由で争いを起こし、結果身勝手な者共の手で自滅していく。

ただのテロリストの暴動のように映ってもおかしくないと思います。

世紀末と化したグンジェム隊辺りとか、個人的にかなり苦痛でした。

今から見る人には、1話~13話、または24話辺りまでなら勧められますが、その先はあまり目新しい面白さは感じられないと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

見たとおり、ガンダムの正当な後継作品

サンライズが模索した新たなロボットアニメ。飛行用のバックパックを装着することでかっこいい空戦ができる。当時の流行といばそう。しかし目の付け所はいい。
不細工な3号機が総合的に最強、ダントツな高コストというのも今でも印象的。劇中でも別格扱い。最強ゆえにお約束のバージョンアップもされない。ほんのちょっとだけ。
凶悪な電子戦機で、索敵、ジャミングによるミサイル攻撃の無力化どころか相手コンピューターの乗っ取りまでできる。
スタッフも言う、D3は戦う必要がない。


肝心の作品自体のターゲット、方向性が非常に中途半端でどういうことがやりたかったのが謎である。子供向けのようでそうでない・・前身のZZ以上に製作の苦悩が伺える。初期はZZ+トップガン的なノリ。しかし後半はワタルのような荒唐無稽な子供向け。まぁだいたいバンダイのせいだろうけどさwww。
そのせいか、敵もグン・ジェムたち以外は光るやつがいない・・

それを体現していたのがライバル、マイヨ。
まったく魅力を感じないのと、何がしたいのかよくわからないキャラだった。基本自分からどうこうってのがない。
最初はまんまシャアなんだけど・・その後はネタバレになるので、観ればわかる。今の人はゲームでどうなるか知ってるでしょ。

ワタル誕生の伏線になった作品と考えるのが妥当か。
バイファムのほど子供目線でもなく、ガンダムほど大人でもない。考えに考えた結果、生まれた答えがワタルだったんだね。

ただ大張氏のOPだけでご飯何杯いけるという・・・かっこよすぎてバンダイからクレームがきてしまったのは伝説。
プラモとあまりに違ってしまうから問題になると。。。
現在ではそのOP版『通称バリグナー』として同じバンダイから買える。いい時代だと思わんかね。。
OPが汚れた英雄っぽい?それ言っちゃダメ。

ドラグナーの設計コンセプトは時を経てガンダムSEEDに受け継がれます。ちょっと感動的。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7
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