ファンタジーで獣耳なおすすめアニメランキング 10

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番のファンタジーで獣耳なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

83.2 1 ファンタジーで獣耳なアニメランキング1位
問題児たちが異世界から来るそうですよ?(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2783)
16467人が棚に入れました
世界に飽きていた逆廻十六夜は届いた招待状を開けたことで“箱庭”と呼ばれる異世界に飛ばされてしまう。そこにいたのは、猫を連れた無口な少女・春日部耀と高飛車お嬢様の久遠飛鳥、そして彼らを呼んだ黒ウサギ。箱庭世界の説明が始まる前に、十六夜は魔王を倒すことを提案する。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、野水伊織、ブリドカットセーラ恵美、中島愛、五十嵐裕美、三上枝織、新井里美
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

中二系バトルアニメが好きな方にオススメですよ?

全10話
異世界から集められた主人公を含む3人が箱庭の世界でギフトゲームと呼ばれるゲームをし、コミュニティの拡大、再建を目指すお話。

中二系アニメ、キャラ重視の方にオススメです。(レビュータイトルの「?」は特に意味はありませんw)
この作品は10話で終わることもあって単純に何かアニメみたいなって思った時に何も考えずに見れるアニメかと思います。(約4時間20分で見終われると思うとお得かも)


【物語とキャラの感想】
物語としては面白くないというより何も感じませんでした。
バトル一つ取ってもあんまり盛り上がりがなく、淡々と終わる感じです。
印象に残ったことは主人公強すぎ、黒ウサギ可愛い!くらいですかねww
コミュニティ再建していく中で主人公が成長していったり何か大きな困難に立ち向かう感じがあったら良かったのにと思います。
多少はあると思うんですが主人公がチートすぎて台無しにしてるような気がします。(最初からステータス高すぎw)
10話だけあって説明不足があるのもやっぱりダメなのかな。

キャラについては可愛いキャラがたくさん出てきて飽きませんでした。
女性キャラに関してはロリキャラが目立ってるような気もするけど比較的バラエティ豊かなキャラが出ますw
自分は黒ウサギが好きでした!
十六夜と白夜叉のコンビは面白かったですw
キャラを楽しむ分にはオススメの部類に入るアニメですね。

ただ敵キャラにはゲスイキャラも出てきます。(ネタととらえて見ればいいかも)
もしこの手のキャラが苦手なら注意です。
後は主人公をある程度許せるかですねw
この作品の主人公はとにかく強い。
最初から強く最後まで強いw
しかも意味がわからないww
{netabare} 足一つで敵の攻撃弾くところとかw{/netabare}
能力の説明も曖昧で結局どんなギフトなのか分かりませんでした。
序盤は主人公は好きではなかったですが中盤以降も強さはとどまることを知らずもう笑うしかなかったですw
この主人公は心底ゲームを楽しんでるのが伝わってきます。
それが緊張感をなくしていると言えばそれまでですが何故か笑いが・・・w
最強系主人公が好きな人は最初から楽しめそうです。


【曲の紹介】
・「Black † White」 歌 - 野水いおり
この作品のopです。
映像での歌詞字幕と中二臭い歌詞が目立つダサかっこいい曲ですw
これゾンのopと同じく野水いおりさんが歌ってます。
イントロと曲調がかっこよく個人的には好きです。
1、2、3がいいですねw

・「To Be Continued?」 歌 - 佐土原かおり
この作品のedです。
映像の黒ウサギが踊るシーンが可愛くて癒されますw
曲的にも映像とあってて好みです。
ただシリアス展開で繋ぐときにこの曲は少し向かない気がしたのでもう1つ別のedがあっても良かったかもしれませんw

・「ぼくたちの星座」 歌 - 佐土原かおり
第10話だけのed
この曲があったから最終回が綺麗に終わったと思います。
最終回の雰囲気にあってたと思いました。
fullも聞いてみたいと思いました。


【最後に】
いろいろ分からないところもありましたが結構楽しんで見ることが出来ました。
もし2期があるのならまた見てみたいです。
王道的なアニメだと思いました。




【ここから下は各話の感想です】
{netabare}

【1話感想】
{netabare} 今期の中二アニメみたいでしたw
異世界から集められた主人公を含む3人が箱庭の世界というとこでギフトゲームとかいうのをやるみたいです。
特殊な能力をもった主人公達の異能力バトルみたいな感じですかね。
期待はしませんw

主人公の性格があんまり好きではないですが強かったです。
どっかで見たことあるようなアニメでしたw
黒ウサギちゃんは可愛かったです^^
なんかそれしか印象に残らなかったです(^^;)
主人公達は飲み込みが早く物語は結構早い感じで進んでいきますね~
こういうアニメは気がついたら完走してることが多いのであんまり気にしませんw
細かい事は僕は書けません(^^;)
感じたことはこのアニメどうするんだろう?w
くらいですね。
どうなるんだろう?じゃないところがポイントです。
特に続きが気になるわけでもなくかといって簡単に切ってもいいのかなみたいな感じです。
そう言いながら僕は最後までみちゃう人なんですよw
野水いおりさんのed(次回からop)は好きでした^^
かっこいいですね。
2話も見てみます!{/netabare}

【2話感想】
{netabare}レビュータイトルは2話で出てきた新キャラが黒子(超電磁砲)の声優さんだったため「ですの」を使ってるだけで深い意味はありませんw
1話よりはしっかりしてたと思います。
何を目指すのかはっきりした所が良かったです。

黒ウサギ達のコミュニティ、「ノーネーム」は3年前に魔王にギフトゲームに負けて地位や旗を奪われてしまった。
それを取り返すために主人公達は箱庭の世界に呼ばれたみたいでした。
打倒魔王を目指して戦うみたいです。
どっかのアニメは魔王と勇者が協力してるけどこっちは普通みたいですw

敵キャラのガルドはゲスかったです。
久遠さんの能力強すぎww
相手に無理やり喋らせましたね。
どこのギアスw
春日部さんも凄いですね。
動物と会話できるだけじゃないですね。
逆に相手に喧嘩(ギフトゲーム)を吹きかけてしまいましたねw
そこが問題児なのかな?w
新キャラの白夜叉は名前はかっこいいけど見た目は子供でした。
だけど強そうですね~
久しぶりに新井里美さんの声を聞いた気がします。
黒ウサギとの絡みが黒子そっくりでしたw
今回は意外と楽しめました^^
主人公の能力は不明ですね。
今週の黒ウサギも可愛かったですw
来週はいよいよギフトゲームですかね~
タイトルからしてそうは見えないけどw
次回も見てみます。{/netabare}

【3話感想】
{netabare} いよいよギフトゲームが開始されました。
ギフトを使わず指定された武器で相手を倒すというルールがあらかじめ決められてました。
最初はどうなるかと思いましたが飛鳥さん、春日部さんは強すぎる(^^;
ギフトなくても十分やれますね。
春日部さんは負傷しましたけど。
飛鳥さんのギフト能力は判明されましたね!
支配するギフトみたいです。
飛鳥さんはガルドに直接的にギフトは使ってないけど間接的には使ってました。(倒すとき)
ただイマイチ敵に手応えを感じませんでした。
あっさりやられちゃった感が(^^;
主人公が戦わずとも勝っちゃいましたしw
妥当魔王を掲げコミュニティを大きくするのはいいけど主人公は状況を楽しんでいるとしか思えないw
でもそれくらいしないといけない状況ですかね。。
次回の予告タイトルも怪しいw
風呂シーンに対しての感想は無しの方向にしますねw
edの映像は可愛らしいですね~{/netabare}

【4話感想】
{netabare} 元ノーネームの仲間レティシアを連れ戻す(助ける)ためにギフトゲームをやることになりました。
レティシアはノーネームに戻りたいはずですが状況がそうもいかないみたいです。
また敵キャラはゲスですね。。
こういうアニメにはつきものかもしれませんが(^^;
今回も主人公はチートでしたね。
主人公がやれば何とかなってしまいそうな感じがするので見てる側としてはあまり面白くはないですw(ゲームしてる主人公は楽しいかもですがw)
黒ウサギは可愛いだけじゃなくて強そうですね!
ゲームには条件が合わないと参加できないみたいですが。。

主人公がチート、敵キャラがゲスい、主人公ハーレム、この辺は王道のイメージがあるのは僕だけでしょうか?
主人公ハーレムは今の所なさそうですが他の2つは当てはまりますw
王道アニメ、聞こえはいいかもですがマンネリ感とか感じざるおえないです。
主人公が勝つのは別に構いませんがそれまでの過程を工夫して欲しいところ(^^;
次回はギフトゲーム開始ですね。
主人公のチート能力だけで勝たないことを期待したいです。{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回は2回目のギフトゲーム。
飛鳥や春日部も活躍してたので一安心w
春日部さんは体術強かったです。
飛鳥さんはギフトを使いこなしてました。
2人は自分の役割をこなして、チームプレーらしさは出てたので良かったです。(ボス戦除く)

ボス戦はもう笑うしかないw
敵の元魔王様もチートだってけど十六夜はそれを上回るチートで・・・w
視聴者を置いてけぼりのチート展開。
凄く主人公が楽しそうなのが伝わってくるけど最終話までに1回は負けて欲しいw
結局十六夜のギフトは何なのか分かりませんでした。
ヘッドホン毎回つけてるけどアレは関係あるのかな?
取りあえずこのアニメはキャラを楽しむアニメなんだろうと改めて思いましたw
今回も微妙でしたが微妙なら合格点として見ていきたいと思います。
レティシアは戻ってこれて良かったです。{/netabare}

【6話感想】
{netabare} 十六夜達がお祭りに行くために脱走するお話。
十六夜達と黒ウサギの鬼ごっこみたいな感じでしたw
問題児らしさが出てたお話でした。
コメディが多めで意外と楽しめました。

十六夜はあんまり好きじゃないけどついて行ったら面白いことに出会える感じはするw
飛鳥や春日部は十六夜に付いてく理由が分かる気がする。
みんな違う時代から来たけどそれぞれ退屈な日々をおくっていたんだと思いました。
みんな楽しみたいだけ、そんな気がするw

今回は特に飛鳥が可愛かったです!
飛鳥が好きな人は是非w
白夜叉はやっぱり黒子にしか聞こえないw
テレポートもしてた(^^;w
テレポートのレベルが違うけどw

黒ウサギと十六夜のゲームは2人とも早すぎw
十六夜は街まで壊してムチャクチャやってるしw
迷惑とか考えてないなこの人(^^;w
サラマンダーのコミュニティに目つけられた。。
次回に続く!w{/netabare}

【7話感想】
{netabare}ギフトゲームやると思ってけど次回に持ち越しw
どちらかというとサービス回でした。
十六夜達が祭りに呼ばれた理由は魔王がらみでした。
飛鳥が知り合った可愛い生き物はどうやらラッテンフェンガーとかいうコミュニティで魔王はいかみたいでした。
op映像で飛鳥が使ってるディーン(ロボットみたいなやつ)が少し出てきました。
飛鳥の活躍に期待したいです。
レティシアはやっぱり元魔王だけのことはあります。
吸血鬼。。忍を思い出しましたw

前回の同じく飛鳥が可愛い回でした。
温泉とか浴衣とか力が入ってましたw
白夜叉と十六夜は息がぴったりでした。
緊張感の欠片もないおバカ様でしたww
黒ウサギの衣装は変わるのかな~
密かに期待w
春日部にも頑張ってもらいたいです。{/netabare}

【8話感想】
{netabare} 今週はギフトゲームも始まり盛り上がると思ってんですがそこまで。。w
春日部とかぼちゃのギフトゲームはなかなか良かったけど終わり方が中途半端でしたw
かぼちゃは思ったよりいいやつでした。
春日部はこれからですね。

いよいよ魔王が攻めてきました。
白夜叉は手出しできないみたいなので少し残念。。
十六夜は相変わらず突っ込んで行って強すぎるw
十六夜の能力は未だに説明されてないのに。
頭もいいけどどこでそんな知識を得てるのかも分からないw
下手すれば十六夜、一人でも倒せるんじゃないかと思えるぐらいの補正。。
イマイチ盛り上がらない理由の一つかもしれません。
ギフトゲームは次回に続くので来週も観ます。
最後に黒ウサギの足はいいよ!w{/netabare}

【9話感想】
{netabare} ギフトゲームも本格的に始まりました。
魔王サイドは結構強そうです。
十六夜にダメージが通りましたねw

ペストVS黒ウサギ、サンドラ
ヴェーザーVS十六夜
ラッテン、シュトロムVS飛鳥、レティシア
という感じですね。
飛鳥がロボ(ディーン)を仲間にして最後に登場したシーンはかっこよかったです。
盛り上がってきたところですが次回で終わりみたいです。
無事に終わるのか心配ですが飛鳥や黒ウサギの戦闘に期待したいです!
10話完結は少し短いですね(^^;
白夜叉の力はアニメで見れそうにないのかな~
原作は読んでないので少し気になるだけです。
十六夜のギフトも分からずに終わるのかな?
春日部の出番もあるといいです。 {/netabare}

【10話感想】
{netabare} 10話で最終回と短かったですが思ったより綺麗に終わってて良かったです。(ed補正があるけど)
ヴェーザーVS十六夜は十六夜さんが楽しそうで何よりでしたw
結局最後まで不明なギフトでしたがここまでチートだともう何も笑うしかないw(足が万能すぎるww)
飛鳥が使ったディーンは思ったより強かったです。
バトル中のキャラソンみたいなのはフルを聞いてみたいと思いました。
一つ気になるのが敵キャラが負けた時に消滅したんですが何故消滅したのか分かりません。
良くわからないところが他にもあるので今更気にするほどでもないですがw
最終的に魔王を倒して危機はさりました。
10話はやっぱり短いのでもう少し見たかったです。
2期があればまた見たいです。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 66
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

強い主人公が好きなら楽しめるかも。

異能の力を持った3名の問題児が箱庭という世界で大活躍!なストーリー。

何だかうまく開かないみたいなので行数調整します。




※1話感想(批判的){netabare}
最初は中高生が好きそうな主人公最強&ご都合主義アニメがまた来たかと思ったんですが…。

神すら倒す戦闘能力の持ち主
無条件で絶対服従のギアス的なのが使える者
動物と話せ情報収集に長ける者
…と推測できますが

1話の段階でここまで強いと流石に中高生も引くんじゃないでしょうか。
もちろん私には到底ついて行けないでしょう。

まだ異世界から現代に現れるファンタジーなら理解する気になりますが
現代から異世界に行っているので理解不能です。幾ら何でも無茶です。

問題児って事は何かいざこざを起こしバラバラな三人が最後に力を合わせるんでしょうかね。
異世界から来るそうですよ?って事は逆輸入もあるのかな?

幾らストーリーが凝っていたとしても
その世界すら覆せる力を持った主人公がいては紙切れストーリーになりそうで怖い。

黒ウサギって見た目は黒くないんですが腹黒なんですかね?
苦労詐欺と掛けてるのかな?

1話の段階なので推測で好き勝手言ってますが
もう観るとしてもネタ決定アニメでしょう。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
1話感想で現実→異世界と言ってしまいましたが、
異世界→異世界の様なのでハードルは一つ下げます。

それでもムチャクチャ設定なので真剣考察には至らないアニメですけどね。
動物使いの女の子の過去描写や
魔王被害による深刻な背景があるようですが考察スルーします。
2話にして強さのインフレが起こってます。
最後の方どんなになっちゃうのかと言う楽しみはあります。

新井里美さん好きなのでその点はいいです。
次回はギアスの女の子が活躍する回でしょうかね。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
ギアスの女の子活躍回でしたね。
でも強い敵には直接は効かないのかな…
今後、場当たり的に効果の成否が決まるなら良くない傾向かも知れないけど、
コレ以上の強敵には効果が無く、知恵を絞って間接的にやり通すなら評価します。

一応、当主が居て弱きを助け強きを挫くそれらしいストーリーになって来たようです。
でもいつでもストーリーごと
ひっくり返したり、裏技が使える状態の主人公が居るので安心できません。

ヒヤヒヤしながらもとりあえず視聴は続けます。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
なんだか勧善懲悪ものらしくてホント分かりやすい悪、嫌われる悪ですね。
もうちょっと悪の華というか悪の美学を魅せてくれないと
つまらなく、薄っぺらに感じてしまいます。
良い作品は悪に魅力があるもんですが…
ストーリーも単純そうで私の期待に応える作品にはならなそうです。

今回は前回見えた飛鳥の限界が更に浮き彫りになりました。
この先、役立つのか不安がありますね工夫かレベルアップが必要そうです。

逆に底を見せない十六夜。
さっそく裏技っぽく2個の玉をゲットしました。
シナリオを壊しかけてるので違う意味で不安があります。
結局コイツの思うがままか…と思うと緊張感がなくなってしまいます。

次回はアノ嫌なヤツと戦うのかな。
十六夜出しゃばるとツマらないので飛鳥が雪辱を晴らす展開がいいな。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
飛鳥が露払い、春日部が補佐、十六夜がボス狩り。
これがひとつのパターンになりそうです。

十六夜がシナリオを壊しかけていて心配でしたが、
どうやら壊す様が楽しいアニメのようです。
ボス戦も負ける匂いが全く無く、緊張感が湧きませんでした。
結局、十六夜の一人芝居アニメかと思うと…。
元々期待していませんがストーリー重視の私にはやはり残念なアニメです。
十六夜が努力したり必死になる姿が見られるなら感情移入出来たかも知れないですが…。

飛鳥は何となく好きなのでキャラ目当てで一応最後まで観るつもりです。

それと、あまり問題児らしさを感じないのは…私だけ?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
問題児らしくないと言ってたら、今回は問題児らしさが出た回でした。

箱庭ってデカいんですねー。恒星レベルらしく驚きました。
つい悪い癖で重力キツくない?とか思っちゃいました。

今回は変な鬼ごっこをしていました。
壊された建物の所有者が哀れで、
けが人が出ないのが不思議ですが良かったです。
実際やったらフェンシングみたいになりそうですね。

春日部は地道に強くなっていきそうです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
あの猫、丹下ぶってましたね…。

お風呂サービス回みたいなんだけど、
このアニメは服着てた方が可愛いので余計なお世話です。

前回のことは強引な大岡裁きが出てお咎めなしに。
十六夜には都合よくしてやらんでもいいのに。

飛鳥は能力に行き詰まっているけどその苦悩が報われる時が来て欲しいな。

箱庭デカいから1クールで終わらなさそう…打ち切りみたいな嫌な終わり方の予感も。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ありがちで見慣れた王道展開な上に十六夜にも感情移入してないので、
ストーリー物としては楽しめてなく普通なら断念酷評レベルですが、
変に人が死んでないですしコメディとして成立してるかなと思って観ております。

ハラハラもしてないですが一応ピンチっぽくなってます。
飛鳥はがんばってー! 弱っちいと応援してしまう。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
あれ、もう最終回だったんですね。
良い作品風の終わり方でしたがやはり感情移入できてないので
「終わったか」と思う程度でした。
最後の方は名前とか難しくて複雑そうな雰囲気だったのでちょっと疲れました。
すっきり決着という感じではないですし、
まだまだ箱庭は大きそうなので続編があるかもしれません。
{/netabare}

強い主人公が弱い者のために動いていたので内容的には嫌みはなく観る事ができました。
心に残る程の作品ではなかったですが、
一応最後まで観られたのでまずまずだった思います。
個人的には『頑張らない主人公』の時点で評価としては低くなってしまいますが、
強さに憧れられたり、ノーネームのメンバーが好きなら楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

黒ウサギが可愛すぎる。ウサギ耳にはまりそう。そして、何より逆廻十六夜がかっけーですな。何ですか、あのかっこよさ。人間ですか!(惚れ)

ストーリー

この作品の問題児たちの逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀はある特殊な能力ありまして、現実に飽き飽きしていました。ある日、その三人の問題児に謎の手紙が送られて着ました。その手紙を開けると三人は見た事も無い謎の異世界へと飛ばされました。その異世界はさまざまな種族や修羅神仏の集まる箱庭の世界でした。そこで呼び出した張本人の黒ウサギとジン・ラッセル、彼らが所属するコミュニティ“ノーネーム”に出会いました。そして・・・

私の感想。

おもしろいです。
本当におもしろかったです。少しねじれたおもしろさがおもしろかったです。
しかし、結構具体的になるので、具体的に言います。

まず、この作品のキャラクターデザインが最高に面白合ったです。少し似たようなキャラクターデザインは見たことがありましたが、この作品のように激しく動く作品は初めてしてた。とてもキャラクターが生き生きしていると思いました。なんと言いますか、黒ウサギのスカートが一番最高でしたね。フワっとしていて、ぎりぎり見えるようで見えない所が最高でした。次に気に入ったキャラクターは逆廻 十六夜の超最強な所です。彼は最強すぎましたね。すごすぎです。もうあんなに最強なキャラクターは珍しいですよ。って言いますか、普通最強なキャラクターは普通はじめは最強ですが、途中からもっと強いキャラクター出てきてしまい、修行か、新しい能力を得るのですが、このキャラクターははじめから最後まで最強でした。ですので、やられる心配をしなくて良かったので、安心して見れました。

次に世界観でしょうか、なんていいますか、話の内容というのでしょうか。この作品の敵やキャラクターは昔の神や神話を元にしているといいますか、なんと言いますか、パラレルワールドをメインとしているので、世界観がきちんとしていますが、時間線はごちゃごちゃです。そこがこの作品の魅力の一つだと私は信じています。ってか私にとっての魅力です。いろいろな事が混ざっている所が最高でした。

次に好きな所はもちろん。はい。ロリキャラクターが満載な所です。この作品にはとても魅力的なロリ体系キャラクターが結構います。可愛いです。先ほど言いましたようにこの作品のキャラクターデザインが最高にヒロインたちを可愛く引き立てているので、このロリキャラクターたちがかなり可愛く描かれていて、私の心を持っていかれそうでした。ってかもっていかれました。可愛いですよ~本当に。最高です。目が離せません。PCのバックグラウンドにしたくらいでしたらね~ 私が一番気に入っているロリキャラクターは白夜叉です。あの最高なロリ体系でも性格は残念なおっさんのような性格がたまりません。最高です。私、ああいうギャップが最高にすきなんですよね。

最後に私がこの作品で気に入っている所はアホなキャラクターがいない事です。もちろんアホなキャラクターもおもしろくて好きですが、たまにアホすぎたりしてイラっときます。けれどこの作品に出てきます、キャラクターはどのキャラクターも頭の回転が速くて最高に頭が良いとおもいました。そこがこの作品のおもしろさを引き立てていると私は思います。頭の回転が速いっといいますとこの作品は結構話の進み具合が早いです。けれど、その速さは私たち視聴者がわからないような速さではありません。ついていけますが、ゆっくり過ぎて、もっとテンポを上げてほしい! 見たいなシチュエーションがないって事です。最高ですな~

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品のもう一つの魅力はエンディング後の来週の予告にネタバレが一切なく、そしてその時間で行われているトークがとてもおもしろい事です。普段行われているようなトークが見れて最高です。そして、その後の有名なイラストレーターさんが書いてくださるキャラクターたちがどれも独特で最高です。私もそのイラストを壁紙にしたいくらい最高です。是非エンディング後も楽しんでみてください。

オープニング

「Black † White」
最高です。キャラクターの見よくが最高に出ています。そして、この曲とその曲にあわした画像が最高です。きちんと歌詞が入っている所がポイントだと思います。最高です。ネタバレは他所ありましたが、あまり気にするほどありません。そして、一瞬ですので、そのキャラクターやイベントが出てくるまでその事がどういう意味なのかは謎ですので、ご安心を。このオープニングの一番の特徴は脳内侵食度がかなり高い事です。最高です。私なんか一回見ただけで半分くらい脳内を侵食されてしまいました。それくらい最高って事です。是非一度は聞いてみてください。

エンディング

「To Be Continued?」
可愛い曲です。最高です。黒ウサギが最高に可愛いです。もう、このエンディングを見て黒ウサギに萌えなかった人は人間ではありません。もう、「GO! GO! 黒ウサギ」ですよ。かわいいですよ。歌詞も最高に可愛いです。キャラクターがかわいいです。ミニ版になると男性キャラクターもあれほど可愛くなる物なのですね。

「ぼくたちの星座」
最終回いふさわしい曲だと思います。曲は私はあまり気に入っていませんが、最終回でのあの流し方は最高だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

83.0 2 ファンタジーで獣耳なアニメランキング2位
アウトブレイク・カンパニー 萌える侵略者(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2107)
12067人が棚に入れました
異世界交易の切り札は『萌え』だった!? 高校中退状態の慎一が、セッパつまったあげくの就活で得たのは、ファンタジー世界で、おたく文化を伝導するという仕事!? ほとんど騙された形で連れて行かれた場所は、ドラゴンが宙を飛ぶ、まさに異世界だった! が、このあまりにも異常な状況と展開でも、生粋のおたく育ち・慎一は苦も無く適応!! マジで、ハーフエルフの美少女メイドさんや美幼女皇帝陛下とラノベ朗読で親交を深める萌え展開に。だが、世の中やはり甘くない。慎一の活動に反感を持つ過激な勢力がテロを仕掛けてくる。さらに、その慎一の活動そのものにも何やらキナ臭い裏が!? 『萌え』で、世の中を変革できるのか? それとも『萌え』が、世界を破滅に導く!?

声優・キャラクター
花江夏樹、三森すずこ、渕上舞、内田真礼、上坂すみれ、藤原啓治、三木眞一郎、一条和矢
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

水着回は現場で起きてるんじゃない!会議室で起きてるんだ!

原作知らず。
キャッチさせていただいているhaigaさんのレビュー({netabare}https://www.anikore.jp/review/1979356/{/netabare})で存在を知りました。haigaさんが異世界ハーレムファンタジーとして絶賛されていたので、どんなものかと試し視聴。。。しみじみ連休でよかった。

最後まで楽しく視聴できました。大いに満足です。本当に過不足なく、ちょうどいい塩梅の異世界+ハーレム+ファンタジーな作品だと思います。まさにちょうどいい異世界ハーレムファンタジーをお求めの方に、お勧めしたいと思います。

富士の樹海で発見された異世界とこちらをつなぐ転移門。「あちら」の国になぜか受けの良かったオタク文化をさらに浸透させるべく白羽の矢を立てられた主人公。あちらの住人たちとあちらの世界で企業経営、学校経営をしながら、オタク文化を異世界に広めていく・・・・といった感じ。

作画は高値で安定。全くないとは言いませんが、気になる崩れは特にありませんでした。
キャラデザは僕として大変好ましく、とくに女性キャラはいずれもそれぞれに可愛らしく描かれていると思います。
主要なキャラはもちろんですが、一部のモブキャラの造形もよかったです。
声の演技は非の打ちどころなし、という感じがします。


通して観終わった今の段階では、主人公やあちらの国、日本の立ち位置、物語進行の上で齟齬が生じている点など、もろもろアラが見えてしまいます。なので先にそれらをやっつけちゃいます。

世界観・設定の根幹:自衛隊(ちょっとなー)
{netabare}状況としては「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」にかなり似ています(時期的なことを言えば、GATEの原案のほうが早いそうです)。GATEではあちらとこちらをつなぐ門を通して、あちらの世界の軍勢が銀座侵攻を始めるところから物語が始まります。そのため専守防衛が成り立ちますし、あちら側への駐屯もその延長線上という態をとることができました。また、門はそれなりのサイズなので、現地再組み立てまで考慮すればかなりの大物(輸送機レベル)まであちらに持っていくことができました。
一方本作でも、あちらの世界に自衛隊が結構の規模で駐屯しているのが描かれています。ですが、どう見ても数人が同時にくぐれる程度の大きさのポータルで描かれていました。しかも地割れの中です。LAV持ち込むの、どうやったんだろう?など、小さめの疑問がちょいちょい出てきます。いくら(こちらの世界の)国際社会には秘匿しているとはいえ、隊を動かすにはそれなりの手続きが必要ですし、そうなれば「専守防衛」のお題目が立たない中で隊を展開するのは無理筋を感じます。{/netabare}

世界観・設定の根幹:日本政府とあちらの世界(建付けとしてはいいんじゃないかな?浅く感じるけど。)
{netabare}これはなかなか面白い題材を持ってきたな、と思います。最終的に日本政府はあちらの世界をオタク文化によって文化的に支配するという戦略で動いており、その先兵として主人公を捨て駒同然で選び出したことが明らかとなります。文化支配、あるいはその対極となる文化の破壊は世界史を少し深く掘っていけばいろいろと事例が見つかるものであり、我が国を含めた世界各国の今日のあり方にも色濃く影響を残しています。統治者の視点から見れば、割と実効性のある手段の一つなのだと思います。その点、官僚・的場の描かれ方はなかなか良かったと思います。彼の普段は見開かれていない眼が、とてもよかった。
ただ、オタク文化の一点突破でどこまで行けるのかは正直疑問符が付きます。あちらの世界はかなり頑強な封建主義+身分制度をとっている描写が見られますが、「平等・博愛」を根底に持つオタク文化(のようなことを作中では言われているけど・・・持つの?本当?)の流入は、あちらの統治機構自身が変革を望んでいない限り即座に情報遮断の対象となりそうなものに思います。こちらの世界でだって、徳川幕府が鎖国を敷いた理由の一つが身分制度の維持だってのに、あちらの統治機構は無能すぎませんかね?国が一つしか存在しないのほほんとした世界ではなく、対立する別の王国だって存在するのに、そんな緩い統治じゃやっていけませんぜ。
第三話のお話はむしろ自然な流れであり「反乱」側の思想を持つ人々がマイノリティだとは到底思えないのです(単純な人数ではなく、実行力・支配力・動員力の観点で)。そこら辺の描き方、描きこみが浅かったように思います(しっかり描けばご都合主義感も薄れたように思う)。{/netabare}

人物造形・主人公の性格・性質(ご都合主義だなー)
{netabare}基本的にいいひとで、そこそこ頭が良いという感じで描かれていました。でも、好き嫌いでいうとかなり嫌いな人物です。頭の良し悪し、勘所の良し悪しが作品全体を通してみると「ご都合主義」なことは否めません。終盤の立ち回りができるような人なら、3話の段階で自分がやっていることの本質に気が付くでしょう。現地の識字率の低さを知ってなお、「身分を問わずにオタクコンテンツを理解するための学校を建てる」ということが何に帰結するかがわからない程度のオタクでいいのかな、と。同様の「浅さ」はサッカーの件でも感じました。僕個人の好みの問題ですが、主人公の性格・性質は結構ギリギリの線にあって、何かあと一つ二つだめに思うところがあったら途中でやめていたかもしれません。{/netabare}

以上、あーやっぱりラノベだなーな浅さでした。
でも、以上の「問題点」は主人公のことを除けば、本作の楽しさを損なうものではないと思います。「全体を見終えた後にあえて言うならば難点」だよなというものであって、通して観る分には12話できれいにまとまった良作だと思っています。だってこの作品、本質はそこじゃないもの。

・ハーレムを構成する面々(人数的にも程よいかな。自衛官含めて4名だし)を愛でて楽しむ
・これでもかとねじ込まれる他作品へのオマージュ・パロディを楽しむ
・オタク文化そのものをメタ的に扱ったネタを楽しむ
・コメディー作品として単純に楽しむ

ここらが本作の本筋ではないでしょうか。パロディがらみは僕にはわからないものも多々ありました。{netabare}「みなみけ おかわり」が監督自身による自虐ネタとか、ぼくにはハイレベルすぎる。{/netabare}

主人公が基本的にいいやつなので、ハーレム構成員から好かれていくのもそれほど気になりませんでした。メインのハーフエルフはとてもかわいらしく描かれていましたし、ずっと好感MAXでした。僕基準ですが「ファンサービス」も程よい感じだったと思います。

本作は劇伴もなかなか良かったと思います。とりわけ、オチ、コメディパートや主人公がオタク暴走するシーンなどで流れていた「だ・んだだだだだ・だ(言語表記困難につきご容赦)」で展開される曲は最高でした。これだけで笑えます。N↓DA↑GI↑NA↓DA☆ という曲名らしい。

僕が個人的に大笑いしたエピソードは第9話です。作中でも言われている、俗にいう水着回です。。。が、水辺とはかけ離れた舞台、お城の密室で繰り広げられる「五名の最高の学者たち」のやり取りがツボにはまりました。静止画が多いですが、かなり力の入った絵面で展開される密室会議の行方に御注目ください(笑)。

最終話、最後のオチにはちょっとほっこりしました。よい幕のおろし方だったと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
feel.
【CV】
加納 慎一 - 花江夏樹
ミュセル・フォアラン - 三森すずこ
ペトラルカ・アン・エルダント三世 - 渕上舞
古賀沼 美埜里 - 内田真礼
的場 甚三郎 - 藤原啓治
ガリウス・エン・コルドバル - 三木眞一郎
エルビア・ハーナイマン - 上坂すみれ
ブルーク・ダーウェン - 富田貴洋
{netabare}
※ファンタジー世界にヲタクの世界を足しちゃいました。テヘペロ☆ミ…な作品。
果たして主人公の慎一は、「萌え」で世界を改革できるのか?乞うご期待!
肝心の中身は、なんといってもミュセルが反則だろ!ってぐらい可愛い。Wヒロインのペトラルカが霞んで見えちゃうぜ…
そしてパロディが多い。ネタを探しながら見るのも一興?
中の人や監督、製作の自虐ネタも散りばめられていて最高に笑わせていただきましたw
特に7話の「みなみけ」ネタは声出して笑ったゎw…でも黒歴史って言われてるのは及川監督の手がけた3期じゃなくって2期なんだよね。
凄く好きな作品なんだけど円盤の売り上げや、あにこれでの評価数はイマイチなんだよね。。。なんでだろう
{/netabare}
ここから先はネタをネタとして見れる人、もしくは「総合エンターテイメント商社アミュテック社」の関係者以外は見ちゃいけないかもしれない
{netabare}
『ネタの宝庫!?アウトブレイクカンパニーのアイキャッチをまとめてみました』

【第一話】
加納慎一
好きなアニメ:レンタル☆まどか
好きなキャラ:まどか

ミュセル・フォアラン
好きなアニメ:今はなし
好きなキャラ:今はなし

※元ネタはご存知「魔法少女まどか☆マギカ」
とりあえず1話目なのでネタ要素少なめ。

【第二話】
ペトラルカ・アン・エルダント三世
好きなアニメ:がいし
好きなキャラ:班長

古賀沼美埜里
好きなアニメ:イナズマトゥエルブ
好きなキャラ:飛行機

※元ネタは「賭博破戒録カイジ」(好きなキャラが班長なので2期と思われる)と「イナズマイレブン」
2話目にしてネタ全開。イナイレの人気キャラ投票ネタ仕込んできやがったw

【第三話】
アレッシオ
好きなアニメ:なし!
好きなキャラ:なし!

的場甚三郎
好きなアニメ:えんぴつしんちゃん
好きなキャラ:ひろじ

※元ネタは「クレヨンしんちゃん」
好きなキャラは中の人つながり。やっぱ藤原さんと言えばひろし。間違いない。

【第四話】
エルビア・ハーナイマン
好きなアニメ:ママの言うことを聞きなさい!
好きなキャラ:小鳥遊青空

ガリウス・エン・コルドバル
好きなアニメ:コードギャース~叛逆の零~
好きなキャラ:くるるぎセイリュウ

※元ネタは「パパのいうことを聞きなさい!」と「コードギアス反逆のルルーシュ」
エルビアの好きな作品&キャラは中の人上坂すみれさん初のメイン作品。

【第五話】
ロミルダ
好きなアニメ:ハンサム学園
好きなキャラ:優一

ロイク
好きなアニメ:ISS
好きなキャラ:小山田真耶

※元ネタは「学園ハンサム」、「IS-インフィニット・ストラトス-」
伝説の武器:アゴで有名な学園ハンサムを持ってくるとはwしかも好きなキャラは男の娘だ…と…!?

【第六話】
エル腐子
好きなアニメ:うたの☆プリンセス様♪めっさラブ2000%
好きなキャラ:一ノ瀬トキオ

ドワラ
好きなアニメ:ロウきゅーくらぶ!
好きなキャラ:袴田ひなこ

※元ネタは「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%」と「ロウきゅーぶ!」
はい、腐女子御用達アニメとロリ御用達アニメですね。

【第七話】
自衛隊員
好きなゲーム:艦こね
好きなキャラ:駆逐艦 島風

エルダント兵士
好きなアニメ:バンダムAGE
好きなキャラ:イワークル

※元ネタは「艦隊これくしょん」、「機動戦士ガンダムAGE」
自衛隊員に兵士って…せめて、名前付けてあげて!

【第八話】
ブルーク・ダーウェン
好きなゲーム:スターフォーズ
好きなキャラ:ゴーデス

ジェリス・ダーウェン
好きなゲーム:モンスターバスターズ
好きなキャラ:ドンジャギィエ

※元ネタは「スターフォース」と「モンスターハンター」
アニメには出てこないブルークの嫁さん。モンハンのドスジャギィってリザードマン界では池面だったのかw

【第九話】
古賀沼美埜里
好きなアニメ:袋怪物
好きなキャラ:コイル

ミュセル・フォアラン
好きなアニメ:生徒会役員たち
好きなキャラ:シノ

※元ネタは「ポケットモンスター」「生徒会役員共」
みのりさん…また人気キャラ投票ネタを…w

【第十話】
ペトラルカ・アン・エルダント三世
好きなアニメ:がいし
好きなキャラ:班長

ルナ
好きなアニメ:薄桜記
好きなキャラ:沖多総子

※元ネタは「カイジ」と「薄桜鬼」
エルフって腐ってる方が多いんですねわかります

【第十一話】
エドアルド
好きなラノベ:館姫のチョイカ
好きなキャラ:アカル・アキラ

ザハール
好きなアニメ:ドキドキキュリキュア
好きなキャラ:キュアコゼッタ

※元ネタは「棺姫のチャイカ」「ドキドキ!プリキュア」
チャイカは原作者繋がり。ザハールさん、ペトラルカと中の人が同じキュアロゼッタ好きとは…流石です。

【第十二話】
加納慎一
好きなマンガ:悲願島
好きなアイテム:丸太

ミュセル・フォアラン
好きなマンガ:ミスター味子
好きなキャラ:アジオウ

※元ネタは「彼岸島」、「ミスター味っ子」
好きなアイテム「丸太」www流石、万能兵器なだけあるゎw


…アイキャッチだけでもこれだけのネタの数。アニメ本編でもネタ多いので、探しながら2周目、3周目をお楽しみくださいw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

え~っと、あの~おっきなエビがいっぱいいるところ?・・・・・・“伊勢”かい!?

原作は未読

番宣に触発されての視聴です

ジャンルは
「オタク」
そして
「ファンタジー」

「異世界」モノです


本作視聴後
なにげに「あにこれ」の自分の棚を眺めてみたのですが

正直「異世界」モノってあまり観てないんです

「まおゆう」ぐらいかな・・・

「はたらく魔王さま」も異世界だけど
ほとんどが現実世界のお話

「狼と香辛料」はファンタジーだけど異世界っていうより
どこか外国のお話っていう雰囲気

{netabare}「Angel Beats!」は異世界っていうより
{netabare}“いさかい”事(?){/netabare}{/netabare}

{netabare}「けいおん!」は
{netabare}“おちゃかい”^^{/netabare}{/netabare}

(※作品タイトルは私の勝手な都合で抜粋させていただいてます^^)

まあ冷静に考えたら
アニメ作品なんて全部
異世界のお話なんですけどね


そんな異世界が現実世界と繋がってしまって
こともあろうに
その異世界にある国に
アニメやゲームなどの「オタク文化」を広めようという壮大なストーリー

でも
どんな理屈で異世界と繋がったのか?
なんでオタク文化を布教(?)するのか?
文化交流に行き着くまでのいきさつって?

などなど
しちめんどくさい説明は一切ありません

そして
そんな国家プロジェクトレベルのお話にも関わらず
内容がとてもしょぼい

いきなり
主人公でオタクでヒキコモリの
「加納慎一(かのうしんいち)」くんが
「総合エンターテイメント商社アミュテック社」(日本政府と神聖エルダント帝国(異世界側にある国)の共同出資による第三セクターの企業らしい)の
入社試験に合格

そして
いきなりの総支配人(社員はしんいちくん一人らしい)に抜擢


主な登場人物は両手で収まるくらい
私のようなめんどくさがりにはありがたいほどの少人数


お話は
そこそこの展開はあるのですが
大量のパロディと
センスを疑いたくなるような
低レベルなひねりを効かせた
アニメやゲームのタイトル連発で
肝心の根幹部分はまったくなりを潜めてしまってます

原作の「アウトブレイクカンパニー」なんて
危うく騙されそうなタイトルの意味も
作中で語られていますが
それは観てのお楽しみ・・・

っていうか

ぶっちゃけ
終盤で
{netabare}オタク文化の「爆発的感染拡大」{/netabare}みたいなことを説明してしまって
なんかこじつけ的なところもちらほら

それよりも
サブタイトルの「萌える侵略者」って
原作のサブタイトルであって

“アニメ作品”でのタイトルは「アウトブレイクカンパニー」のみのはず・・・

あに○れスタッフさま
しっかりしてください

正直
レビュー書くときの“ネタ”に困ってしまいます(怒

(ホントは
{netabare}「ダスティン・ホフマンみたいなダンディなオジサマかなんかが出てくるみたいなシリアスな内容を期待して視聴を開始したのですが1話観て撃沈しちゃいました~^^よく調べたら原作のサブタイが“萌える~”ってなってるじゃあないですか~^^まんまと騙されちゃった~^^てへぺろ(≧∀≦)b♪」な~んて・・・{netabare}書かないから(怒{/netabare}){/netabare}


唯一救われたのは各々のキャラ設定・・・

(数えるほどの)かわいい萌え系女の子に
(数えるほどの)イケメンくん

主人公のしんいちくんが
イケメンで明るくて

私の思い描いていた「オタク」像を
大きく覆してくれたことは
そこそこ評価に値します
(かといって世の中の「オタクくん」の半分くらいがそうなのかな~なんて微塵も思ってませんよ^^)

って
それくらいでしょうか^^;




さて
散々なことをいろいろと書いてしまいましたが

そんな内容でも
観てしまったのは事実です

そう
この作品に惹かれた
一番の理由

それはテーマ曲

OP・EDともにとてもいい出来(個人的な感想です)

OPは
メインヒロインでメイドの「ミュセル・フォアラン」役の三森すずこさんが唄う
「ユニバーページ」

EDは
こちらもメインヒロインで
神聖エルダント帝国の皇帝の「ペトラルカ・アン・エルダント三世」(なげ~よ)
役の渕上舞さんが唄う
「私の宝石箱」

「ユニバーページ」は「渡辺翔」さん
「私の宝石箱」は「ゆうゆ」さんが作詞作曲をされているとのことですが

作品の世界観やキャラのイメージがとてもよく表現されていて
思わず聴き入ってしまいます


特にOPの「ユニバーページ」は番宣で流れていたのを聴いてから
頭から離れず
しばらくの間(といっても2週間ぐらい?)
録り貯めていたブツのOPのところ“だけ”をひたすら聴いていました
(実は忙しくて内容まで観る暇がありませんでした^^;)

中世ヨーロッパをイメージした荘厳な曲(Wikiより)
原作を読んだ上で渡辺が書き上げた(Wikiより)
イントロに聖歌隊を思わせるコーラスが導入されていたり(Wikiより)
古風な楽器が使用されている(Wikiより)
ファンタジー的な内容に仕上がっている(Wikiより)

なおレコーディングに際し三森は世界観を固めるために原作を熟読した上で臨んだという(Wikiより)

という力の入れよう
(私はひたすら力を抜く努力をしてます)

映像もファンタジーでほのぼのとした雰囲気

2話目までは静止画を多用していたのに
3話目からは動きのある映像に変わっていたり

最後まで意味不明なキャラが目立っていたりと
なにげに意味深で謎の多いオープニングではありました


とにかく
内容はともあれ
OPとEDのテーマが聴きたくて
毎回視聴してしまった作品でした

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

83.5 3 ファンタジーで獣耳なアニメランキング3位
GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1856)
10133人が棚に入れました
異世界戦争勃発!陸上自衛隊員達の運命は――?20XX年、突如として東京銀座に「異世界への門(ゲート)」が開かれた。中からあふれ出た「異世界」の軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側『特地』へと調査に赴く。第三偵察隊の指揮を任されたオタク自衛官の伊丹耀司二等陸尉は、巨大な炎龍に襲われる村人たちを助けたことで、エルフや魔導師、亜神ら異世界の美少女達と奇妙な交流を持つことになるが……

声優・キャラクター
諏訪部順一、金元寿子、東山奈央、種田梨沙、戸松遥、日笠陽子、内田真礼、安元洋貴、石川界人
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

開いた扉はすべてを変えていく

1話から2話を一気に観たら話にあっという間に惹き込まれました。
非常に面白い。
シンプルで分かり易いスト-リー。
テンポもとっても良い。

オープニング「GATE~それは暁のように~」
(作詞・作曲 - 岸田 / 編曲・歌 - 岸田教団&THE明星ロケッツ)が最高!
イントロとサビの部分が特にいい。
テンションがどんどん上がる。

原作未読でしたが
2話観た後は無性に読みたくなりました。
個人的に今期のダークホースか!?

<監督:京極尚彦(きょうごくたかひこ )さん>
近年の大ヒットシリーズ、『ラブライブ!』の監督さん。
今迄ノーマークでしたが、今作が注目のきっかけになりました。
ラブライブ!はまだ全く観てないので後で必ず観ようと思います。

<シリーズ構成・脚本:浦畑達彦さん>
『僕は友達が少ない』『境界線上のホライゾン』『咲-Saki-』など
評価高いシリーズ作品を数多く手掛けてらっしゃいますね。

<アニメーション制作:A-1 Pictures>
電波教師と同じ制作会社とはとうてい思えないほど作画はいい。


★第1話「自衛隊、異世界へ行く」
★第2話「二つの軍勢」{netabare}
<ゆりかもめに乗り損ねたばっかりに隊長になっちゃった主人公>
異世界に繋がるゲートが東京銀座六丁目に突然出現。
そこから現れたRPGの世界観まんまの軍隊やモンスターたち。
空には兵士乗るドラゴンが飛び交い、人族の兵士は馬を駆り
弓矢や剣で民間人を無差別大量殺戮。
ゴブリンやオークなど人外の兵士も多数。

非番中に同人誌即売会に行く途中の新橋で
その混乱に偶然居合わせた自衛官、
伊丹耀司(いたみようじ)(CV諏訪部順一)33歳。
あり得ぬ事態にも冷静に柔軟に対応。
機転を効かし民間人避難に多大な貢献をする。
そして、一躍ヒーローとして時の人となり昇進。

陸上自衛隊が出動後は、異世界の軍隊はあっという間に制圧。
防衛の任は果たされ、残されたゲートは自衛隊が奪取。
異世界は特地と呼ばれるようになる。

ゲートを使うのは今度は自衛隊。
伊丹は、交渉と情報収集の任を持つ特地派遣隊に配属される。
さらには、本人は望まぬのにとても重要な役割を担わされていく…。

<ファンタジーなのにリアリティ豊か>
自衛隊は専守防衛の立場で先に攻撃することは絶対しない。
しかし自衛隊が防戦すれば、圧倒的な戦力差で
敵側はあっと言う間に掃討されてしまう。

敵側の横暴さゆえの自業自得の結果なので
可哀そうと思う以上に観ててスカッとできます。

陸上自衛隊の兵器や戦闘シーンもリアリティを感じる。
ミリオタの受けも良さそう。

日本とA国、
そして異世界の最大国家の施政者たちの描き方も丁寧。

それぞれの国の立場や思惑もわかりやすく
今後の展開に目が離せなくなりました。

<魔法少女が好きで仕事より趣味優先で生きたい主人公>
昼行燈のおっさんキャラの典型。
仕事に対する情熱や、やる気は普段は全く見せない。
頭も良く、周りから給料泥棒と言われながらも
クビや左遷を回避する程度には職務には忠実。

マイペースでオタク。けど、成熟した大人の有能さも併せ持つ。
即断即決で、必要とあらば火中の栗も拾いに行ける勇猛心の持ち主。
根は正義感に溢れ優しく、やるべき時はやれる頼りになれる奴。

野心も欲心も少なめで老成した部分もあり、
見た目だけでは単純に推し量れない性格。

実は人望厚いとてもかっこいいキャラなのです。

自分がこの作品を気に入ったのは
こんな主人公のキャラが、どストライクだったのが大きい。

こういうキャラは冷静かつ柔軟性があり、能ある鷹タイプなので
いろんな困難や課題を飄々としながらも
いつの間にか乗り越えられると相場が決まってる。
だから落ち着いて見守れるし、
特にスカッとさせてくれる活躍を見せてくれるのが楽しい。

類似キャラとしては、
年長となるが「機動警察パトレイバー」の後藤隊長。
そして最近では、「バディ・コンプレックス」の倉光艦長あたり。

伊丹は、第3偵察隊隊長になって
次回からエルフのようなキャラとも交流するようで楽しみです。
彼の指揮下にある隊員たちの中でも
特に女性隊員2名は、OPから既にキャラ立っててかなり魅力的。
{/netabare}
★第3話「炎龍」{netabare}
<陸自の中から第3偵察隊のみをフォーカス>
1、2話から雰囲気がガラリと変わりました。
今迄は大局的に見た国家間な戦争の悲惨な現実をクローズアップ。
しかし3話でファンタジー色全開。
特地の人類と人外のキャラとの交流が始まった。

<主人公の味方側主要ヒロイン続々登場>
話のテンポの良さは今作の特筆すべき魅力です。
単調ではなく緩急巧みで飽きません。

今回、魅力あるキャラが一挙に3人も登場。
それぞれに既視感がある。
他作品の人気キャラからモデリングしてる印象。
独自性もありとてもいい。
今後の主人公モテモテのハーレム展開必至を暗示してました。
キャスティングも絶妙です。

(以下、本編ではまだ不明瞭な点はwikiを参照)

◎テュカ・ルナ・マルソー(CV金元寿子)…エルフ。
今回はまだ顔見せ程度ながら主要キャラの一員なのは間違いない。
エルフはファンタジーに必要不可欠といっても過言でないので
今後の描き方が楽しみ。

◎レレイ・ラ・レレーナ(CV東山奈央)…魔導師と呼ばれる魔法使い。
レレイという名から綾波レイをモデルにしてるのは明白。
そして長門有希も入ってる第一印象。
淡白な性格ながら少女の面影が強い15歳。
無表情ながら聡明さを感じるキャラが魅力。

東山奈央さんはナレーションも担当してて
思えば、初回からレレイの淡々としたキャラによる
主人公解説はいい味だしてました。

◎ロゥリィ・マーキュリー(CV種田梨沙)
…死と断罪の神エムロイに仕える不老不死の亜神(神に近い存在)。

個人的に最も注目したくなったキャラ。

見た目は「俺妹」の黒猫。
そして中身は「デート・ア・ライブ」の時崎狂三。
巨大なハルバード(斧槍)を武器として常時携行。
ゴスロリが神官の証。

見た目は12~13歳くらいの少女でも、戦闘力が半端無い。
笑顔で盗賊を容赦なく瞬殺する残忍さを持ちながらも
住民には神の使いと敬われる人望とのギャップがいい引きでした。
主人公の部隊に興味を持ったようで
初対面でもいきなり主人公の膝の上に座ってみたり、
小悪魔的な魅力も全開でグッド!

◆炎龍…ガメラの世界のギャオスのような存在。
やはり自衛隊VSドラゴンの構図は怪獣映画をほうふつとする。
捕食対象として住民を襲撃。
この世界の住人にとっては最恐最悪の存在であり、
軍隊でも出会ったら逃げるしかない。

口から吐き出す炎が最大の武器。
頑強な体と空を自在に舞う機動性。
天下無敵。知恵が回り同じ手は二度と通用しない。

隊員「怪獣と戦うのは自衛隊の伝統」なんて台詞が飛び出す。
また、2話の最後で初登場時の隊員の台詞に
「首1本のキングギドラか!?」なんてのもありました。

地上に立った時の動作と顔のドアップはゴジラに激似で
狙っての怪獣寄せなキャラデザと演出。
それらが実に効果的で戦闘描写が実に見事。
緊迫感と恐怖感がよく伝わるシーンでした。

そんな天敵にも逃げ出さず住民を守るため果敢に挑む偵察隊。
苦戦の末、ロゥリィのサポートもあり片腕をもぎ取る。
炎龍の一時撤退にかろうじて成功。
隊員は無傷だったが多くの住民の命は失われた。

伊丹は、被災し行き場を失った民を
ゲート中心に展開した自衛隊駐屯地であるアルヌスの丘に
独断で連れ帰ることにする。
(上層部に報告したら受け入れ拒否かもしれないので)
通信が繋がらなかったことにした。)

ロゥリィは、救援してもらう必要性はないが
避難民を守護する神官としてのお目付け役として同行。
陸自の装備や武器、そして謎の異世界人の人柄や技術に
好奇心の塊となり、興味津々で楽しそうなのはレレイ以上。
仮に民がいなくても勝手に付いて来ると思う。

役者もかなり揃ったので次回も楽しみです。
{/netabare}
★第4話「見知らぬ地へ」{netabare}
3話視聴後に、とりあえずコミカライズ版の原作読みはじめました。

ますますこの作品が気に入り、本来の原作小説も読まずにはいられなくなった。
と同時に、アニメと原作と比べてどうのこうのという悪弊にも陥りそう。
早速、敵側の姫君ピニャがコミックよりマイルドなキャラで若干不満。
でもサブヒロインの位置付けで、
これからどう描かれるかとても楽しみの一人。

<今回は戦闘はゼロ>
その分、丁寧な人物紹介と人間関係の状況が描かれた。
伊丹と正反対な性格ゆえ対立も多いが、
これからサポート役となる必要不可欠のパートナー、
エリートの柳田が初登場。

また、日本で勃発中の自衛隊特地派遣の是非の問題、
日本の近隣C国の思惑まで描かれた。
今後はR国も登場すると思われる。
特地の利権問題がリアルで話が濃い。

これ、1クールじゃ到底描き切れない、と思ったら
どうやら分割2クールでの全24話予定のよう。
それで今回のペースダウンも納得。

<自衛隊の避難民救援施設のリアルな描写>
ここでの仮設浴場の入浴シーンはアニメオリジナル。
一見サービスシーンと見紛うが、露出は多くない。
サービスというより合理的なシーン。
話の流れを自然にすることに貢献。
のんびりとした裸の付き合いで、リラックスしたフランクな会話。
初対面の3人のヒロインの距離が一気に縮まる。
そして異世界の住人から見た日本が見える。

<3人の会話から三者三様のキャラが見えてくる>
レレイは、思った以上に社交性があり、地味ではあるが無口キャラではなかった。
勤勉で探究心旺盛。日本語の習得も人一倍熱心。

陸自の防御マスクと戦闘服を借りて避難所近辺の探索開始。
なんか可愛い。好感度急上昇。
早速、翼龍の鱗という市場で高価に取引される
避難民自活のための資金源を見つける。

テュカは、炎龍に父親を殺されたダメージが大きすぎて心が病んでるようだ。

ロゥリィは、相変わらず謎多いけど、子供の頭を洗ってあげたりと根が優しい。

<イタリカへ>
次回、伊丹の部隊は、特地での商取引の情報収集と
ヒロインたちの送迎と護衛の任で、とある領地に同行。、
彼女たちの目的は龍の鱗の換金目的のため。

伊丹は強運の持ち主。
だけどトラブルに巻き込まれる、という先天的な星を持つ。
ただでは済まない第二の冒険の行方は如何に。

<原作読むと描くべきことが多い>
完全なコメディリリーフに振り切ったおばかキャラもいないし、
完全ギャグ路線は、まず無いと思います。
まだ始まって間もない現時点では、断定するには早計ですが。

<伊丹は、口では軽そうにしてても異性に対しては意外と堅物>
多くのヒロインから慕われてハーレムっぽさはありだろう。
ただベタなハーレム物にしては、キャラデザが微妙。
オッサン臭さを排除してもっとかっこ良くしないとね。
人間ドラマ重視の物語と予測してます。

それにしても
モテ度で伊丹に敵わない柳田のほうが
キャラデザがスマート、というのが皮肉ww
{/netabare}
★第5話「イタリカ攻防戦」{netabare}
イタリカへ無事到着した伊丹一行に待ち受けていたものは
500~600名の敗残兵で組織された盗賊の度重なる襲撃に疲弊した街だった。
街の攻防の総指揮は、盗賊襲撃をてっきり自衛隊による襲撃と思い
街に先に駆けつけていた帝国の第三皇女ピニャが執っていた。

伊丹隊は成り行きで攻防に協力することにする。
ピニャは伊丹隊を最も突入確率の高い城門前に配備して囮にするつもりだった。
しかし、思惑が外れ敵は自らの戦力に集中。
危機的状況に陥る…。

<王道の冒険&ヒーローものの魅力全開>
毎回、脚本が丁寧で無駄が無く見事。
状況の説明、キャラの掘り下げを確実に織り込みながらも
きっちり緊張感と次回への期待感を募らせる。

頭打って、異世界の言葉があっという間に理解できるようになった伊丹は
ご都合主義もいいところだが、
まあそのほうがストーリーがスムースになるのでいいと思う。

レレイ、片言ながら日本語が話せるようになってきた。
方位磁石に好奇心一杯の彼女がとっても可愛い。

道中、黒川二等陸曹を意識するテュカはどうやら百合の気もありそう。

ロゥリィの仕える神は、闘いの神。
人を殺めることは否定しない。
でもそれだけに動機が重要。
偽りや欺きは魂を汚すとされ彼女のハルバードで断罪される。
戦う動機を正直に告げる伊丹を
本格的に気に入り協力関係が強固になる。

次回、伊丹たちに、陸自のヘリも加勢する一大攻防戦のクライマックス。
ロゥリィの神の使いとしての能力も全開か。
伊丹たちは街を守り、ピニャの信頼を得ることが出来るのか。
{/netabare}
★第6話「戦女神の騎行」{netabare}
<伊丹散々、主人公は誰?>
今回は、健軍俊也(けんぐんしゅんや)団長(CV小山力也)率いる
第4戦闘団(ヘリによる空中機動部隊)と
ロゥリィと脳筋娘の栗林二曹が主役だった。

小山力也さんの演技が流石。場面を引き締めてました。
原作に忠実な「地獄の黙示録」(1979年)のオマージュも見事。
陸自無双再び&近接戦闘の見せ場たっぷり。

ロゥリィの胸を触ってぶん殴られ、
金髪縦巻きロール、ベルばら娘のボーゼスたちに単独捕まり、
痛めつけられる羽目になる伊丹。

どうやら彼には女難の相あり。
生傷絶えない状況から脱却して、
オタク三昧な平穏な日々を満喫できることは当分なさそうで哀れw

<イタリカは盗賊から救われ自衛隊と協定締結>
一大攻防戦はAパートのみであっという間の決着。
自衛隊&ロゥリィの共闘で盗賊全滅、圧勝する。

鋼鉄の天馬と称した戦闘ヘリ、銃器の殺傷力…
ピニャは、異世界のとてつもない兵器の威力を目の当たりにして
自分が井の中の蛙であることを思い知る。
人道的という概念すらない帝国側の武人たちには
初めてのカルチャーショック。

<戦闘狂娘たちと伊丹たち>
伊丹は的確な判断力、実行力がある優れた指揮官として描かれた。

南門に待機していた伊丹隊の内、東門へ救援に向かったのは、
伊丹と富田二曹と栗林二曹、そしてロゥリィの4人。

ロゥリィ×栗林、アイコンタクトだけで分り合う無言のシーンがかっこいい。
仲間として息もびったり無双発揮。バッタバッタと敵を掃討。

共闘する中で、伊丹と富田はサポートに徹し、
彼女たちの背後を取ろうとする敵だけを射撃。
自然と役割分担が決まって見事なチームワークでした。

そしてハルバートによる人体切断は見せず、血しぶきも最小限。
血の海もなく死体の損傷具合も控えめ。
ロゥリィと栗林の戦闘シーンは、グロさを抑えることで、
まるで演舞や演武のような美しさがあり見事な演出でした。

<リアルな自衛行為>
イタリカの代表から派遣要請があり出動した第4戦闘団。
威嚇射撃など悠長な手順が、彼等に無いのは当たり前。
交渉、駆け引きは政治や警察の役目であり、
交渉の余地は無いという前提で彼らは出動して実力行使する。

1話の銀座事件も、2話の帝国同盟軍によるアルヌスの丘急襲も
自衛隊が応戦する先にあるのは、無差別大量殺戮の可能性しかない現実であり
一瞬の判断で死ぬか生きるか真っ二つ別れるリアルな戦場。
生存本能と闘争本能むき出しで、
使える武器はすべて使い全力で応戦するのが
自然な描写と言えましょう。

ただ、平和な社会に慣れきった日本人にとっては、
犯罪を取り締まる警察と
軍事行動で戦争の被害を最小限に食い止めようとする自衛隊を
混同して、立場の違いも理解しかねる方も多そう。
この一方的な無双の戦闘シーンに拒絶反応を起こす視聴者が数多くいても
無理もないと思います。

<調子に乗った、数では何倍もの敵軍勢>
元帝国側正規軍の盗賊は、臆病を嫌い、
戦場で全力で戦って死する勇猛を美学としている。
そんな彼らに、仮に威嚇射撃したとしても、
停戦はおろか、却って舐められ、
市民含め犠牲者の増加も食い止めようもないだろう。

異世界の軍隊は、近代兵器の威力にこの時点でも無知に等しい。
近代兵器の威力を知る者は、自衛隊との過去の戦闘体験済みの者に限られ
体験者は、死亡済か捕虜になってるかで、盗賊の首領は無知蒙昧な一人なのは明らか。
冷静な戦力分析などもできるわけもなく、
なまじ元軍属であるゆえ、降伏は末代に至る恥とばかり
名誉のためなら捨て身で立ち向かう輩と思われる。

<認めんぞ。こんなものが戦いであってたまるか…そうは思わんか?>
そして予測以上の戦力差に、自衛隊とロゥリィに、
一矢も報いることなく当然大敗した盗賊たち。
ロゥリィに問いかけた首領の台詞が空虚に響く。
問いかけには無言のまま首領の止めを刺すロゥリィ。
神の裁きは、戦闘の是非と人知を超越。
このシーンの意味するところは深い気がした。

<もし原作通りなら>
今後、平和な日本の世論で誤解される自衛隊も描かれることになるでしょう。
そこは、この作品の魅力の一つと思います。

6話まで観て、多少のアレンジはあっても丁寧な作りなので、
原作からの、不要な省略や改悪する心配はなさそうで、今後に期待します。

ただ、陸自無双の大規模対人実戦シーンは、
少なくても1クール分の残り6話の中ではもうないでしょう。
原作うんぬん抜きにしても、
ピニャという、間近で近代兵器の恐ろしさを知ることになった王族も現れ、
不用意な軍事行為は避けるのが当然の流れになると思われますし。

おそらく当面は、武力より交渉力、作戦立案力などの
頭脳戦が鍵になる新たな局面を迎え、
外交力がものを言う流れへ移行するのと思われる。

既存キャラの掘り下げと共に、
まだまだ重要な新キャラも増えていくはずです。

分割にせよ2クール目があれば、
炎龍との決着で陸自の武力の大きな見せ場もありそう。

<レレイの存在感がますますアップ>
レレイ、OPの壇上の彼女の演説シーンと
今回の通訳と商談における彼女の有能さが暗示しているように
今後は彼女の勤勉さと聡明さが物語上重要になりそうです。
レレイは今の所、一番のお気に入りキャラとなりました。

<バラだな!?…バラです!!>
今回は、ピニャの騎士団を発見したときの伊丹と倉田の会話が面白い。
オタク同士ならではの、短いキーワードで盛り上がり思わず二人が身を寄せるシーン。
コミックにはない描写でアニメオリジナルかな?(小説は未読なので)
阿吽の呼吸が伝わる、動画と声優によりキャラに命宿るアニメならでは楽しさでした。

アルヌスの丘を中心に、文化交流の活発化もどう描かれるのかも楽しみです。
{/netabare}
★第7話「皇女の決断」{netabare}
毎回、話の切り所が非常に上手い。
引きが絶妙なので、次回が非常に気になる。
今回も、見せ場となる次回へのインターバルとして上出来でした。

全体的に、いいテンポ感を生み出してると思います。

コミック版から、印象的な台詞はかなりカットされてるけど
自分はそれをマイナスには感じない。

例えば、伊丹がレンジャー資格を持ってると判るシーンは
贅肉を上手く削ぎ落としつつ、アニメ用に上手くアレンジできてる。

思えば、レンジャー資格持ちだからこそ、
1話で非常事態に遭遇しても動揺することなく敵を刺し殺したり、
状況を冷静に分析して最善の策を生み出す力があったのだと納得出来ました。

<「と」の一言だけでかわいさ伝わるレレイ>
レレイが橋渡しをしての自衛隊幹部とピニャたちの会話シーン。
会話上の通訳の省き方が、レレイの個性と上手くかみ合ってて、
クスッと笑えるほどいい感じでしたね。

<前回のギャグを上手く再活用>
今回も前回もAパートの終わりは、女性キャラに引っ叩かれ伊丹の情けない叫びで締めくくり。
諏訪部さんの演技力がいい感じに嵌ってます。
今回と前回は別な脚本家さんが執筆してますが、上手く連携できてますね。
今回は前回以上に漫画チックな伊丹の生傷とやられ具合も絶妙。
またまた女難再来のギャグが今回の一番のツボでした。
憐れな伊丹。前回はグーパンチ、今回は半殺しの上、平手打ちの締めとは…。
アニメならではの楽しい演出。
今後も原作をどうアレンジするか楽しみです。

<新登場の人外キャラも魅力的>
ウサ耳娘と猫耳娘がとっても可愛い!
新登場の中でも蛇髪メデューサは、モンスター娘属性ありますね。
同時期放映中の「モンスター娘のいる日常」は
キャラデザにドン引きして1話で挫折しましたが、
これくらい人間に近いときっと視聴継続出来たのに、と思います。

<今回で丁度コミックの2巻まで描かれた>
次回は久しぶりに日本が舞台に。
3人娘とピニャとボーゼス、初めての日本訪問編。

異世界のかわいい5人のキャラたちによる、
色々な不思議発見の旅の行方は如何に?
伊丹のスマホに大量に送られていたメールの主は一体何者なのか?

もしかすると省略されるかもと、少し心配したキャラも
ちゃんと日本編で登場してくれそうなので、次回も非常に楽しみです。
{/netabare}
★第8話「門の向こうのニホン」{netabare}
前回は、伊丹の女難再来の描き方やレレイの「と」の件など、
時にコミック版より面白い演出があり、
期待値ちょっと上がってたせいもありますが…
今回はコミック版の面白さにはいまひとつ届かないかな、といった印象。

話を詰め込みざるを得ないと思われ、緩急が不足して出来事の羅列に終わっていた感強し。
淡々と話が進み、笑える所のタメが足りずツボらなかった。

例えば、ロゥリィの質疑応答自体は、全体的にはいい感じでしたが、
ロゥリィの年齢が明かされる所は、コミック版に忠実に
伊丹の心の声や周りの反応をもう少し丁寧に取り入れたほうが
視聴者の好奇心を駆り立てられて好かったかも。
流れがあっさりでいまいちでした。

あと、国会での質問者の幸原野党議員のキャラデザに違和感強し。
オシャレすぎて国会議員というより女優やタレントのように見える。
自分としては、コミック版のように色気は極力排除して、
ショートヘアで男顔負けの切れ者感ある
いかにもお堅い感じの中年女性のデザインの方が
ギャフンとさせたときの痛快感があったのに、と思う。

<今回の、コミック版を超えてると思えた好かった点>
・地下鉄で、ロゥリィにツンデレ台詞を求める伊丹の描写。
・ピニャとボーゼス牛丼初体験時の、子供のような無邪気さで口元にご飯粒付けたまま食べるシーン。
・梨紗のキャラデザ。

コミック読んで、残念系のアラサー、梨紗は結構好きなキャラです。
で、アニメでの登場を密かに期待していました。
次回からの彼女の絡みが楽しみです。
もちろん、箱根温泉でのサービスシーンも期待してます(^.^)

それにしてもロゥリィのハルバート、
通常は一般人には持ち上げることすら不可能なほど重いよう。
しかし6話で、伊丹はハルバート持ったままのロゥリィをお姫様抱っこして走ってました。
ロゥリィが手に持つと重量制御出来て極端に軽くなる、といった設定なのかな???
まあ、神さまの武器兼法具ですから何でもありですねー。
{/netabare}
★第9話「箱根山中夜戦」{netabare}
前回も今回も、伊丹の人脈、影響力、修羅場に強い指揮官としての凄さが何気に滲み出てた回でしたね。
天才的な危機回避力と状況判断力で機先を制する智将の才覚あり。
さらには、旧知の中で同じ趣味を共有できる防衛大臣との意外な繋がり。
持って生まれた運の強さもあって彼自身も将来、防衛大臣になりそうな予感。

せっかくの入浴シーンなのにバスタオル巻いてたりと、
なんだかバラエティの温泉紹介番組みたいな残念な画もありました。

そして、全体的にコミックからは、かなりのシーンがカットされてました。
例えば伊丹の元嫁、梨紗宅でのやりとりで、ロゥリィにいきなり♡で飛び掛る梨紗とか、
梨紗の代わりに朝食を準備する伊丹とか…。
そもそも梨紗の家に転がり込んだのは、
本来の宿泊先である市ヶ谷会館が放火されたためなのですが、
言葉の説明不足で状況はわかりにくい。
(前回の最後に、梨紗のPCのモニターにそのネットニュースが映ってましたが)

特地に残されてる倉田と猫耳娘との件も丸ごとカット。
新キャラの嘉納防衛大臣と伊丹の絡みも随分アレンジされてました。

カットの結果、梨紗の腐女子ぶりもマイルドになってて少し残念。
でもその分、異世界ヒロインズにいい感じに尺を使って
バランス感覚が素晴らしい!

伝えるべき情報を上手く整理してポイントを絞り込むことに成功。
クスッと笑えるシーンが多く前回よりも楽しめた。

前回不満だったシーンのタメのなさも今回は全くなく、
例えば伊丹と富田の入浴中の会話の間とか絶妙だったし、
いきなりドアップのロゥリィそっくりのビスク・ドールでギョッとさせるなど
脚本だけでなく、絵コンテと演出も実に冴えてたと思います。

伊丹夫妻の離婚の経緯を入浴中の女子の会話に
コミック以上に丁寧に組み込んだのもグッド。
また、「荒野の少年イサム」ネタなど、
コミック版からそのままの印象的な台詞も
随分生かされてたので全体的には大満足です。

<FATE(フェイト) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり>
伊丹の過去に関しても、アニメではかなり省略されてる部分があり
箱根夜戦内でFateに因んだコードネームが使われたのは、
アニメだけだとわかりづらいですが、コミック読んでると納得。
伊丹が特戦群に所属していた時に、同僚にゲームやアニメを布教した結果を
さりげなくシャレに使ってるようでww

<殿下、ここは異世界です~そうだった!>
この台詞のパターンの繰り返しにはツボった。
ピニャとボーゼスの、日本の特殊な芸術にどんどん嵌っていく様が可笑しい。
とても皇女と優秀な部下とは思えないほど、少女に戻ってしまった二人。
前回の牛丼体験のシーンといい、今回の腐女子への道にまっしぐらの描き方といい、
二人はとても素直な女の子として描かれ可愛さアップ。
この二人の描き方はコミック版を超えてます。

<やっぱりレレイが一番>
今回はロゥリィ推し。それはそれでとても好かった。
コミック版以上の可愛さでしたね。
個人的には、発情モードで伊丹に迫る彼女より
朝日に向かって祈る神々しさ溢れるロゥリィ、
ファッションに開眼して原宿で白いドレスを自慢げに着こなすロゥリィがお気に入り。

しかし、今回は台詞も少なく地味な存在でしたがレレイがそれ以上に輝いてた。
台詞や動作少ないのに、画だけでもしっかり存在をアピール。
安心しきって子供の顔で伊丹に身を寄せて眠るレレイ、
湯船でじっと動かず、空中に浮かべたお湯の玉を注視しているレレイがとても可愛い。

肉(ロゥリィ)と野菜(レレイ)のバランスのとれた栄養価満点の出来でした。

次回はOPにもある浴衣のロゥリィの狂いの乱舞が観られそう。
そして、某国群の奸計を突破するための奇策発動なるか?

次回はどんな演出で魅せてくれるのか、自ずと期待が高まります。
{/netabare}
★第10話「絶望と希望」{netabare}
4話以来のシリーズ構成の浦畑さんの脚本、
1話以来の京極監督の絵コンテ&演出でした。
原作からの省略のさじ加減と、アニメ独自のキャラの描き方は
相変わらず絶妙で安心のクオリティ。

<皆さまぁ~こんな夜半にわざわざご足労さまぁ~♥>
A国の政治的駆け引きにより、特戦群の護衛が解除されて伊丹一行に危機がせまる。

工作員はA国だけじゃなかった。
C国もR国の工作員もターゲット近くにて意外なお見合い状態。
夜陰で状況もよく分らないまま工作員同士の乱戦。
しかし、本当の脅威は別にあった。

<エロのいいところで邪魔が入るのは、アニメでもドラマでもお約束>
案の定、突然の伊丹の携帯に太郎閣下の警告メール。
興をそがれたロゥリィの欲求不満の矛先は伊丹から工作員たちへ。
着物姿のロゥリィ、颯爽と登場。
彼女のハルバートが宙を舞う。
効果的なBGMと相まってコミック版よりグロさ抑えた分、
夢の中の世界のような幻想的なシーンに感じた。
(6話の対盗賊戦の時より、血しぶきはそれなりに描かれたけど)
もはや誰のコントロールも効かない情け無用の修羅の世界。
あっという間に、多くの魂がエムロイの神に召される…。

<今回もロゥリィ推し>
バトルの魅力と彼女のカリスマ性発揮。
網タイツ履くロゥリィのセクシーさに釘付け。
あっという間の30分。

しかし次回以降は、いままで一番目立たなかったテュカの物語になる予感。
彼女のメインの武器は、日本で購入したコンパウンドボウ(化合弓)になるよう。
エルフの彼女に相応しい武器ですね。

<殺傷せず、無力化が出来れば良い?>
出しゃばらず、さりげなくサポートするレレイ。
彼女は温和で、ロゥリィと対照的なのが
この作品のバランスを支えてると思う。
そして賢く有能。魔法の威力は要所で必ず活かされる。
日本でのお土産にノートPCをチョイスするとはさすが!

<誰が好み?…容姿はエルフ、性格は黒ゴス、保護欲そそられるのはプラチナブロンドの娘かなぁ>
アニメでは青い髪のレレイ。
梨紗の台詞は、原作と同じだけど違和感ありすぎ。
さすがにツッコミたくなりました。
しかし、伊丹と梨紗の絆の深さ感じるこのシーン、とても好い。
カットされず良かった。

そして、伊丹と梨紗の別れ際のシーン。
梨紗はいじらしくてとてもかわいい。
伊丹も梨紗のことをいまだ愛してるのが伝わってきたのがとても好い。
しかも、異世界3人娘による、銀座事件犠牲者慰霊の献花をネタに
大衆を大量動員して伊丹たちを逃がそうとする梨紗、中々やりおる。

前回腰やられ、登場早々退場した公安のコロンボ駒門、ちょっとだけ再登場。
グッジョブで工作員の奸計を封印。公安の面目を保つ。
「伊丹、露払いはしといたぜぇ」の一言が渋かっこいいい。

<栗林の銀座です>
今回特に、栗林妹のドジっ娘ぶり、いい味出してたなぁー。
身長と髪型が違うだけで、目鼻立ちはそっくりなキャラデザも好かった。
脳筋系と天然系。一見正反対な姉妹なようでも、
マイペースで不器用な所が似てるのが微笑ましい。
二人とも、打たれ強い逞しさを感じます。
姉はアナウンサーの妹のマイクを奪い公共の電波を私用w
結果的に二人の絡みは、工作員たちの抑止のひとつの要因となった。

ところでTV局の撮影クルーを全員女性にしたのはアニメオリジナル。
どういう意図なんだろう。
でもそのほうが好いので、まあ、いいっか(^.^)

<全24話なら残り2話で折り返し>
今回でコミック版第3巻の内容終了、次回から4巻の内容へ。

次回にてようやく、次のお話に繋がる重要キャラのお出まし。
CV日笠陽子さんの演技が楽しみです。

1クール目の締めも大方の予想がついてきました。
2クール目はいつからなんだろう。
むしろそっちのほうが気になります。
{/netabare}
★第11話「来訪者」{netabare}
日本と帝国が開戦して5か月が経った。
武力による争いは、イタリカ以来しばらく途絶。
帝国軍は軍備再編中で、一見平和な日々が続く。

そんな平時、ゲートを介しての人的、物的交流が盛んになるにつれ
アルヌスには、仕事を求める者、商人など、多数の異世界の住民(人族も異種族も)が多数集い、
難民キャンプの周辺に少しずつ町が出来て活気が出てきた。
そして避難民自立支援の組織が母体となる、アルヌス協同生活組合も生まれていた。

日本から帰国して多くを学んだピニャは、個人的趣味嗜好は一旦封印。
為政者らしく己を律し、和平のため不眠不休で有力者の根回しと交渉に尽力する。
日本からは外務官僚も特地に乗り込み、事態は水面下で行われる外交戦術へ移行、新たな局面へ。

今回、栗林の出番ゼロ、久しぶりの黒川登場。
そして、外務省官僚の菅原、ダークエルフのヤオなど新キャラ多数登場。
(ただ、EDのキャスト表記は、ミスで次回分のキャストが表示されてしまった模様。
公式HPのNEWSにて謝罪文載ってます。)

<綾波降臨!>
冒頭、いつもと違う聡明さの欠片もない、幼げで寝不足気味の寝起状態のレレイ登場。
物憂げな目元なんか、まんま綾波レイ。
演出の遊び心が楽しい。
原作コミックでは一コマしかないない描写を上手く拡大、絶対狙ってると思います。
そして今回、この後彼女は本編に一切絡まず。
しかしこのシーンと、レレイ役の東山さんのナレーションで存在感はバッチリ!
控えめなのがレレイの魅力だし、適度な緩さが彼女の持ち味。
的を射った演出に感謝です。

<主人公が30代に相応しい成熟度なのが、キラリと光るシーン>
ロゥリィは1000年近くもの長い間、星の数ほどの出会いと別れを繰り返した。
伊丹もたかが33年とは言え、人生いろいろあったんだろう。
黒川に対して「最後まで責任を持てないのなら何もするな」の一言がかっこいい。
伊丹とロゥリィが酒場で二人きりになってからの、
大人同士の落ち着いた会話も味わい深い。
しばし伊丹がオタクだということを忘れる。
今回で一番好きなシーンでした。

因みにコミックではプラスαで、ロゥリィの心情がよく伝わる
心の声の描写も盛り込まれ、より魅力的なシーンになってます。

<またまたロゥリィ推しの押し>
いつの間にか、伊丹じゃなくヨウジと、下の名前で呼ぶロゥリィ。
二人きりになると、すっかりお気に入りの伊丹に再度のアプローチ。
日本から戻っても諦めず、なんとしてでも「しっぽり」したいようだ。
お酒の席の自然な流れでちょっとだけいいムードへ。
でも、齢961らしい策略もまたしても邪魔が入り逃げられる。
日本から帰ってから、これで何回失敗したんだろうか?
登場早々の新キャラで今回の邪魔者、ダークエルフのヤオに
向けられた腹いせの一芝居が、当に神の悪戯となる。

<綾波の次はルパン降臨!!>
伊丹、いいこと言って、目がイケメンぽくなったなと思ったら、
ロゥリィの嫌がらせでヤオに誤解され危うく成敗されそうになる。
あらら、あっという間に三枚目に逆戻り。
しかし、ヤオの一瞬の隙に神出鬼没にも伊丹は消えていた。
逃げる緑の人、伊丹の後ろ姿は、まるで緑ジャケットのルパン三世。
イケメンモードの伊丹はカリオストロのルパン風。
これまた演出の遊び心が楽しい。

因みに伊丹が猛ダッシュで逃げるときの台詞、
アニメでは諏訪部さんのルパンの物まねで「あ~ばよ~」だけでしたが
コミックでは「あ~ばよ~ とっつあ~ん ツケといて~」ですww
これだと露骨過ぎるし、アニメだと一言だけでも物まねで伝わるので必要十分でしょう。

善意でしたことも裏目に出てしまうとは…。
ヤオはなんとも不憫なキャラ。
間が悪いというか、運がないというか、いろいろポンコツらしい。
なぜなら、彼女がアルヌスに訪れたのは、他ならぬ伊丹たちに炎龍退治を依頼にきたのだから。
知らぬこととは言え、伊丹に恐れられ、避けられてどうするw
彼女に比べたら、特殊な芸術に開眼したピニャのポンコツぶりなどかわいいもの。
ヤオ役の日笠さん、こういう役やらせると見事に嵌る。さすがです。

<F-4ファントム復権>
開戦5か月の間には、陸自のみならず空自も特地に派遣。
F-4は、かなりの旧世代機だけど、
戦闘機同士のバトルもないし、帝国軍への牽制なら十分過ぎ。
対炎龍としてはどうなのか、は今後のお楽しみ。

今回、作画かなり力入ってました。
二機のF-4の演習シーン、ヌルヌルの動きは3DCGで細部は手書きの作画らしい。
短いシーンながらなかなかでした。
演習を目撃したヤオが感動するのも納得のかっこよさ。
F-4はやっぱり名機だよなぁ…子供の頃にプラモ作った記憶が蘇る。

あと、ヤオの回想の中で出てきた炎龍にF-4同様の作画の拘りを感じた。
動きのヌルヌル感、確実にヴァージョンアップしてる印象。
この流れの感じから察するに、しばらく先とは思うけど、
本格的な再登場時への期待値高まる。

<語学研修も活発化してる様子とか町中の交流シーンに興味ある方は原作をどうぞ>
原作から端折るところは思いきり端折ってますが、かなり丁寧な進み方。
いかにも、2クール目がありますよ、という流れでしたね。

次回も非常に楽しみです。
{/netabare}
★第12話「伊丹なら」{netabare}
<1クールの最後の2話は、思った以上に原作の流れを尊重>
アニメ11話は、原作コミック4巻頭より、第25話「炎流の影」、第26話「褐色の使者」より、
12話は、第27話「ヤオの希望」第28話「絶望のヤオ」より。
原作2話分の話でアニメ1話を構成。丁度、4巻のど真ん中で区切られた。

<今回は、締めに相応しく脚本チームの総大将、浦畑達彦さんのシナリオ>
いわゆる、俺戦(おれたた)エンド(「SHIROBAKO」で一躍有名の業界用語)と言っていいかも。
原作を多少のアレンジはあれども下手なカットもなく好印象。
原作知らないと中途半端な区切りと捉えかねませんが、
物語の流れを知る自分にとっては、そつのない纏め方だと思います。

<見事じゃレレイ、さすがはわゎ………見事過ぎて言葉もない>
淡きこと水の如し。
カトー役のチョーさんの演技最高!
アニメオリジナルのギャグ。使い古されたベタさでしたが、
打たれ強い師匠と淡白キャラのレレイのコンビのおかげで大爆笑!!

<不幸を呼ぶ女、ヤオ>
どうやら彼女に関わるとロクなことが起きないようだ。
伊丹こそが彼女が求める英雄であったがすれ違い。
見た目美女でも、中身が不器用で武骨な彼女の願いは果たされるのか?

GATEはヒロインズのキャラの立て方が絶妙です。

<ピニャも今回、かなり可愛いい>
ちゃんと趣味と職務の両立も出来てる様子。
語学研修中の薔薇騎士団は彼女の命令により、
伊丹の実態調査もしてるようで抜け目がない。
キャラとしてどんどん面白味増してきて、
レレイ、ロゥリィに次いで好きなヒロインになりつつあり。

イタミハーレム絶賛拡大中か!?
来期乞うご期待!!

<小説版は単行本全10巻(本編5巻+外伝5巻)で完結済>
(文庫版では本編10巻+既刊の外伝は6巻迄となります)
アニメ1クール目は結果として、
原作小説の本編第1巻(文庫版では第2巻まで)「接触編」に該当してましたね。
来年1月開始決定の「炎龍編」(第2クール)が非常に楽しみです。
これは小説第2巻(コミック版では第4~7巻)相当となります。

はなから2クールでコミック7巻まで描くつもりだからこそ、
1クール目最後をコミック上の半分で区切ったのでしょう。
配分がしっかり決められてるようで、これなら無理なく7巻まで描き切り
ひとつの大きな達成感を味わえそうです。

小説版3巻以降(「動乱編」「総撃編」「冥門編」)のアニメ化は、
「炎龍編」終了後の反響次第でしょう。
せっかくなので、出来れば小説版5巻の最後まではアニメ化されて欲しい。
そのためにもこの「接触編」と次の「炎龍編」が商業的に成功することを祈ってます。
{/netabare}

<アニメ版第1クール「接触編」の総評>
今クールスタート作品の中では、一番面白く一番のお気に入り作品となりました。
伊丹という主人公が、自分にはツボでしたので初回から嵌れたし、
自衛隊に対する偏見も特にないので、自衛隊無双もエンタメとして単純に楽しめた。

リアルな戦争と外交と異世界ファンタジーのコラボが絶妙。
かつてこれほどまでにリアルとファンタジーが無理なく共存していたアニメに出会った記憶がありません。

ヒロインでは、ロゥリィも大好きですが、レレイが最高でした。
アニメでの彼女は、コミック以上に可愛かった。
過去観た全てのアニメの中でヒロインのマイベスト3には入ります。
「そこに居てくれるだけで癒されるヒロイン」ランキングなどあれば、ベスト1間違いなし!

<アニメのキャラデザに関して>
伊丹他オッサンキャラとメインの3人のヒロインと黒川はコミック版とそれほどは変化ない。
しかしそれ以外、女性キャラを中心に若々しくマイルドになってました。
男キャラでは、公安の駒門のアニメでのコロンボ化が面白かった。
女性では、特に栗林はスマートになり美人度がかなりアップ。
ピニャはコミックでは、髪型が全然違い年齢的にアニメより5歳以上年長に見えるし、
ヤオなんか、ボンテージファッションでもっとアグレッシブで野性的なイメージです。
梨沙もアラサー感、残念感がコミック版のほうが強い。
自分はどっちもありで気にならなかったけど、原作好きな方には賛否両論ありそう。

演出は全体的に外れが少く、コミックとは別の魅力があって好かったです。
シーンによっては、コミック版を超えていたと感じられた所もありました。
結論としてコミック、アニメ、どちらも一長一短があり両方とも好きです。

アニメ版「炎龍編」も大いに期待します。
コミック版は既刊分の7巻までは数回読み返しましたので、
これから待ってる間に、入手済で読み始めたばかりの小説版も全巻読破するつもりです。

<炎龍編開始直後の追記> (2016.1.12)

2クール目開始までに、小説版の本伝は読破しました。

非常に面白かったし、結末も好かったですが、
状況や背景の説明が長く、くどかったり、
筆者の価値観が出過ぎていたりして、
結果的に物語のテンポが悪く
意外なストレスを感じることがありました。

肝心な場面で舞台や時系列が、
あっちこっち飛ぶこともあり。

原作をこれから読もうかな、という方は
旨味成分のみで構成されたコミック版を
初めに読むことをおすすめします。

その上で、コミック版では描き切れていない部分に
興味が持てたら小説版を読むといいかもしれません。

また、2016年1月からスタートした2クール目は
あくまでも分割された全24話の残り12話です。
2クール目をアニコレでは別スレで炎龍編としていますが、
実際は動乱編までが描かれます。
誤解しがちですが、二期ではなく一期の一部として認識すべきと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Operation Tomodachi(オペレーション・トモダチ)

リフジンな理由で特定の方々から嫌われている職業、
というものが世の中には存外あって、
その代表格とも呼べるのが、本作の主役『自衛隊』であります。

いまはもうだいぶニッキョ-ソなるものも弱体化しておりますが、
ふた昔ぐらい前のガッコ-には、
クラスのなかに自衛隊員のお子さんがいたりすると
  「〇〇くんのお父さんは人殺しですっ」
なんて教壇で断言しちゃうセンセイなんかもおられたそうです。

  サベツ、ダメ、絶対。

  ちなみに、言っておいた方がよいだろうから言いますが、
  僕自身は、リアル自衛隊肯定派であります。

  震災の折、大変お世話になりましたし、
  災害派遣で現地に赴かれた元陸自の方にいろいろお話を伺い、
  純粋にリスペクトいたしております。

  政経・国防論からも肯定・改憲賛成派なんですが、
  そっちはあにこれカンケ-ないので割愛。
  ここは、個人の政治シンジョ-を述べる場ではありませぬ。


さて本作は、そんな自衛隊が異世界で大活躍するおハナシです。
元自衛官の方の原作(未読です、ごめん)でして、
軍装や隊規についてはけっこう正確ではあるまいかと(たぶん、ですが)。

ただし、
関連法規いろいろぶっちぎっておりますので、
IFものとしての完成度は、それほど高いものではありません。

  原作者である柳内たくみさんが、
    エンタメ性重視で関連法規に目をつぶったのか、
    ほんとに現場のことしか知らんかったのか、
  は、本人のみぞ知るところ。    

  ただ、ドラゴンだの魔法使いだのが出てくるおハナシであり、
  現行法規どうこうというのはヤボに過ぎるので、
  あくまでも『エンタメ特化』作品として評価すべきと思っております。


この物語は、
銀座のど真ん中に突然、異世界と日本をつなぐ『門』が出現し、
六万人もの武装した中世ふうの軍勢が、
いきなり軍事侵攻してきたところから始まります。

  民間人への一方的な攻撃、虐殺、逃げ惑う人々。

すぐに陸自が出動し、これを鎮圧。
ただし『門』は消滅せず、謎の世界とつながったまま。
日本政府はこ門の先を『特地』と命名し、
調査および大規模テロの犯人逮捕という名目で、
自衛隊を派遣することにいたします。

で、門の向こうにあったのは、
剣あり魔法ありエルフありドラゴンありの冒険ファンタジー世界。
しかも、様々な鉱物資源が手つかずのままで、宝の山状態。

自衛隊は、特地を治める『帝国』との講和条約締結に向けて、
現地に駐屯地を設けます。

帝国も一枚岩ではなく『講和推進派』と『反対派』が混在する状態。
とある町の攻防戦で知り合った第三皇女を抱き込み、
反対派を懐柔するためにあれやこれや。
それに特地利権を狙うリアル世界の諸大国の思惑なんかが絡んできて、
なんかいろいろ大変だけどガンバロウ、
みたいなところでこの一期はおしまいになります。

  自衛隊と現地軍のド派手な交戦というのは、
  二話でほとんど終了。
  剣だの弓だので現代兵器にかなうはず、ありません。

  あと、大きめの戦いは、イタリカの野盗掃討戦ぐらいかしら。

  わりとジミめな政治的水面下の動きが多めに描かれており、
  異文化コミュニケーションみたいなのが、
  全体的にかなり大きくクローズアップされております。

  萌え成分もきっちりしっかり盛り込まれており、
  ガチのミリタリーアクション作品とは呼べない雰囲気かと。

  SF(空想科学小説)と称するのもけっこう気が引け、
  ミリタリー成分多めの異世界ファンタジー、
  ぐらいの位置づけと考えたらいいんじゃないかと思います。



ちなみにリアル自衛隊というのは、
ここまで自由に動けるものではなくガンジガラメなのですが、
そこは本筋と関係ないのでネタバレで。
{netabare}

本作では帝国による突然の銀座軍事侵攻に対し、
すぐに実弾フル装備した自衛隊が出動していますが、
リアルに考えると、これは大ウソ。

  そもそも初期段階では相手の武装も人数も目的も、
  何一つわかっていることがないわけです。
  せいぜい「武器を持ったヤバいやつが大勢暴れてる」ぐらいの情報量。

  そのぐらいの情報量で自衛隊に治安維持出動要請などできるわけもなく、
  初期対応としては、まず警察や機動隊が出動します。
  (警視庁だけでも四万六千人いますしね)
  たぶんSATを出す出さないだけでも情報が錯綜して、てんやわんや。

  で、もちろん警官や機動隊は重火器などもっておりんせん。
  六万もの殺意をもって武装した『軍隊』に、
  催涙ガスだの放水車だのがたいした抑止力になる道理もなく、
  瞬く間に弾を打ち尽くし、
  相当数の警官や機動隊員が殺戮の餌食に。

  神奈川県警なんかも駆り出されたりして時間をいたずらに浪費し、
  何千、ひょっとしたら何万という犠牲者を出した末に、
  ようやく『警察では対応できない・ムリ』という判断がなされ、
  都知事の要請~総理大臣の認可というプロセスを経て、
  遅まきながら自衛隊の治安出動が開始されるのがリアルなところかと。

    はあ?
    なにやってんだよ、なんのための自衛隊だよ。
    この税金ドロボーがぁ。

  そんな声も聞こえてきそうですが、
  それが『シビリアンコントロール』の実態なのであります。
  
  実際のハナシ、
  自衛隊って設立以来、一度も『治安出動』をしたことがないんですよね。
  ゴ〇ラみたいに見た瞬間『警察ではムリ』とわかる相手でない限り、
  スクランブル出動というのはマジでキビしいんです。
  (このあたりに興味のある方は、
   麻生幾さんの『宣戦布告』や
   有川ひろさんの『海の底』なんかをご一読あそばせ)

イタリカ攻防戦でも、
ピニャコラーダ(第三皇女)の治安維持協力要請を現場で受けちゃってますしね。
  ワ-グナ-鳴らすんかい、
と突っ込むまえに、そんなもん自衛隊が勝手に受けたらあかんのです。
それって内閣総理大臣の専権事項なんですから。

というか、そもそも論として、
門=GATEが日本にしか繋がっていないことだけを理由にして
  『門の向こうは日本であると考えることにした』
と言い切っちゃてるところがリッパな国際法違反ではあるまいかと。
(向こうには、帝国という『主権国家』があるわけでして)

  もちろん、そこに自衛隊を派遣するための緊急立法、
  本作でいう『特地法』も同じです。
  あんまり言いたくないけど、けっこうロコツな憲法9条違反。
  平和をアイするパヨクさんも、
  みんな大好きコクレンさんも黙っちゃいません。

というわけで、
良識派の方々の『ええんか』という問いの答えは『あかん』です。
ただ、どこまでいってもファンタジー作品、
魔法使いだのエルフだのドラゴンだのが出てくるおハナシですから、
そこのところはムリにでも飲んでおくんなまし。
{/netabare}


僕的なおすすめ度は、エンタメ視点で堂々のAランク。

単純な『自衛隊TSUEEE』ではなく。
アクション、萌え、プチ社会問題などがうまく配合され、
いろんな角度から楽しめる総合娯楽作品に仕上がっております。

もちろん自衛隊が主役のおハナシではあります。
いやほんとそうではあるんですが、
既述のとおり、いろんな意味でリアリティがありませんので、
厳格な考証を求めるディ-プなミリオタさんには軽すぎるかもです。
(拙ごときが見ても「はあ?」なカット多いですし)

むしろ『萌え要素のある異世界ファンタジー』好きの方、
それも、出尽くした感のあるモチーフにいささか食傷気味な方あたりに、
こんなんありますよ、とおすすめしたい的な感じかと。

主役の自衛隊員、伊丹耀司がマツリに熱狂するレベルのヲタ、
彼が指揮する第三偵察隊の倉田武雄もヲタ(てかケモナ-)という設定も、
視聴のハ-ドルをかなり下げてくれておりますし。


  ただ、自衛隊嫌いの方は、ご覧にならない方が賢明かと。

  自衛隊に限らず近代兵器ってたいがい『あんなもん』なんですが、
  火力で圧倒するシーン、イラッとする方いるかもです。
  (僕は『すっげえ迫力』と素直に感心したクチなんですが)

  他の方のレビューを拝読していると、
  剣や弓しかない相手に重火器砲弾を容赦なくたたき込み、
  何万人も死傷させたことを『虐殺』と解する方もおられるようです。
  他の戦争アニメで同じような感じ方をした経験のある方は、
  やっぱ、ムリして見ることはありません。  

  ここでちょっと、ムダ知識。
  {netabare}
  リアル世界の日本には『警察比例の原則』というのがあります。
  これは警察権を行使する際のキマリゴトで、
  相手の脅威度や、目的達成の必要性・難易度なんかを考え、
    必要以上にアレしちゃだめよ、
    相手のヤバさに比例した方法でナニしなさいね、というもの。

  おまわりさんが凶悪犯人に発砲した際、
  ぎゃあぎゃあ文句いう人たちは、これを拠り所にしています。

  この『警察比例の原則』は、自衛隊の治安出動にも適用されます。
  ですから、
    剣や弓だけの相手に重火器や戦車砲の使用はアレじゃね?
  という声は単なる『考え方の違い』ではなく、
  ちゃんとした論拠のあるご意見であり、カンタンに否定できないんです。
 
    そんなもんリチギに守ってたらこっちが死ぬわ

  という言い分は、ジンケン派の方々にはおそらく通用いたしません。
  原作者さんが本作をあまりリアルに寄せなかったのは、
  そういうめんどくさい事情を考慮したからかも知れませんね。
{/netabare}


お話は、二話のBパ-ト以降、
主人公の伊丹耀司率いる第三偵察隊の活動がメインになり、
けっこう、というかかなり、小ぢんまりしていきます。

この第三偵察隊、途中で魔法使い・エルフ・神官が合流しますので、
リアルなハードミリタリー感は、ほぼ皆無。
てか、どちらかというと萌え成分が、かなり多めではあるまいかと。

キャラ編成に合わせているのか、殺伐としたシーンも少なく、
むしろコミカルな演出やプロットが多用されていて、
一話二話で「うげ」と思った方も、次第に落ち着いてくる感じですね。

  ただし、イタリカ攻防戦はけっこうインパクトありますし、
  国会に呼ばれてリアル日本に戻ったりとか、
  いろいろとメリハリをつけたプロットが展開していくので、
  ストーリーが冗長という感じはいたしません。

  二期はけっこうグダグダになっていくのですが、
  少なくとも一期は、
  しっぽまでけっこう美味しく食べられます。


役者さんのお芝居は、ほとんどが高レベルで安定していてよき。

主人公の伊丹耀司を演じる諏訪部順一さんが、
まるでコンマスみたいに全体のトーンをうまく調整していて、
でこぼこのないまとまった世界観を構成しています。

  東山奈央さんの演った、レレイ・ラ・レレーナ
  種田梨沙さんの演った、ロゥリィ・マーキュリー

この二人は、ユニークなキャラ造形をしているので一聴の価値アリ。
あと、特別なお芝居は何もしていませんが、
内田姉弟のおねえさんである、

  内田真礼さんの演った、栗林志乃

が、拙個人として、とってもお気に入り。
脳筋な自衛隊のしたっぱ、という感じがよく出ていて楽しい演技でした、

  ちょっとだけ残念に思ったのが、
  日笠陽子さんが演じたヤオ・ハー・デュッシ。

  むか~しからある定番で無難なキャラに、
  むか~しからある定番で無難なお芝居をのせた感じで、
  登場と同時に物語のテンションがガクッと落ちた気がしました。

  もちろん、彼女のキャラ造形が好きな方を否定はいたしません。

  いたしませんが、拙的には、
  こういうフックが少ない昔ふうのキャラには、
  『安心・安全』ではなく『攻めたキャスティング』をした方が、
  物語の鮮度が維持できたように思うのであります。
  (日笠さんファンの方、ほんとごめんなさい)


作画は、さすがA-1 Picturesさんという感じで、
おおむね問題なし。てか、きれい。
加えてアルヌスの丘での夜戦表現などは『ど迫力』のひとこと。すげえそす。

  ほんと、ほとんど全編で高品質なのですが、
  なぜか時々「はあ?」というカットが混じっちゃうんですよね。
  イタリカ攻防戦なんか、
  作画チ-ムの『見せ場』のはずなのに、
  なんじゃこれ的なカットがいくつも差し込まれてだいなしに。

  あまりリアルに描くと残虐になる、という配慮かもしれませんが、
  ばっと見は、ただ『ヘタ』なだけ。
  あんたら、描いてなんぼのショーバイでしょうに。


音楽は、劇伴とEDは、まあまあよき。
で、あくまでも極私的な評価にすぎないんですが、
OP曲、岸田教団&THE明星ロケッツさんの『GATE〜それは暁のように〜』は、
好きくありません。
もっとはっきり言うと『きらい』です。

  曲そのもののよしあしというよりも、
  バンド名に『教団』とつけるセンスが好きくありません。
  あと、歌詞がおもいつかず『Wo』でごまかしたのもマイナス評価。
  (それやっていいの、寺山修司さんぐらいだと思います)

  曲自体は楽しくていい感じだと思うし、
  カット割りもていねいで世界観をよく表していてよき。
  ほんと、単に拙がヘンクツなだけのイチャモンなのであります。



いずれにいたしましても、
本作における自衛隊というのは『テーマ』ではなく『モチーフ』です。
あんまり難しいことをいってる作品ではありません。

ムカシ映画の『戦国自衛隊』にインスパイアされ、
自衛隊がファンタジー異世界行ったら反則級の無双状態になるんじゃね?
みたいなお気楽想像から生まれた娯楽作品かと。

かわぐちかいじさんの『ジパング』みたいな社会派アニメと違い、
楽しんでいただけたらそれでよし、
好きか嫌いかはジブンで判断してくださいね的な作風なのであります。

  なにかのプロパガンダみたいな要素はなく、
  政治的にうんちゃらかんちゃらもありませんので、
  安心してご賞味あれ。

    いやいやそうじゃないんだ、
    自衛隊を『正義』みたく書くこと自体がプロパガンダなんだ、
    キュ-ジョ-さえありゃ鉄砲なんかいらないんだ。

  そういう方のご意見も、当然尊重いたします。
  いたしますが、たかがアニメのことでもありますし、
  ここは穏便に収めてやってくださいまし。
  
  逃げんのかゴラァ、とか文句いわれましても、
  そのあたり拙の愚考するところは、
  レビュータイトルに全て込めさせていただいておりますです、はい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Domestic only

2022/01/23 投稿

まず,タイトルが微妙なのです
「GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」
もう今更長さについてはあえて触れないとして・・・(まあ実際それほどは長くないですし)
でも・・・正直に言って読み方がよく分かりません・・・
GATEの方は丁寧に読み方が付いているけど,
「斯く」の方です(語彙力・・・というか漢字力?^^;)
まあなんとなく文脈的に「かく」かな?と読んでいたのですが微妙に自信なしw 「しばらく」もこんな字だったような(暫くでしたw)この文章を書くに当たって調べたら「かく」で当たってました。「しばらく」だったらかなりコメディー方向に振ったタイトルでそれはそれで良かったとは思うのですが・・・
とにかく,このタイトルで「なんて読むんだ?」なんて言っている自分のようなちょっと教養の無い輩にはこの時点で敷居が高かったりするのです。
なかなか人を選ぶタイトルです!!

しかもアニコレでは,評価が割と分かれているようなので気になります。
自分はどっち?たぶん,ダメなほうかな?w


とりあえず,見始めると随所に強烈な違和感を覚える(後述)のですが面白い!!
話のテンポや,次回が気になるような構成の力でしょうか?自分は割とチョロくどんどん話に引き込まれてしまいました。

キャラクターもなかなかに魅力的に感じました。
ハーレム構成員の女の子もですが
それ以上に,柳田(メガネの人)とか菅原(外務省の人)などがけっこういいと思いました。変な意味じゃ無く(笑)

20話の{netabare}シェリー救出とか24話のピニャ救出などはウルウル{/netabare}しちゃいました。

20話見終わった後などは,「あと4話で終わるの寂しいなぁ~」といった心境になっていました。
かなり,のめり込んで楽しめた作品だったと思います。




しかしこの作品,常に強い違和感を感じさせ,問題提起してきます。
まず1話冒頭
銀座に門が現れ,オーク,ゴブリン,コボルド,ドラゴンライダー,その他騎士などが攻め込んで来ます。指揮官がいてある程度陣形なども取っていることから明らかに軍事的な進行(侵攻?進攻?どれが正しいんだ?)と捉えられると思います。
そしてその中で,事件に巻き込まれた33才オタクの主人公が警官に襲いかかろうとした異世界の兵士の胸を剣で刺します。(ここはせめて民間人を助けるためにしてくれれば印象はちょっとは違ったかも・・・)
その後,銀座に到着した自衛隊によって,攻めてきた,オーク,ゴブリン,コボルド,ドラゴンライダー,その他騎士などは退けられ一応事件は収束します。

後に日本政府は門の向こう側を特別地域(特地)として日本国内と考え自衛隊を派遣します。自衛隊は門の向こう側のアルヌスの丘に陣を張り,現地の軍隊と交戦します。
2話の会話で成された内容によると,銀座とアルヌスの戦闘での異世界側の犠牲者は12万人と言われています。

12万人ってどの位か調べてみると
東日本大震災 約2万
新型コロナウィルス感染症 日本国内約2万
日清戦争の日清両国の総犠牲者(病死も含めて)約4万人
長崎の原爆 約7万4千人
関東大震災 約11万
広島の原爆 約14万人
日露戦争 日本軍約9万 ロシア軍約8万

こうやって並べてみると,関東大震災と広島の原爆の間です。
自衛隊が銀座とアルヌスの丘で殺した異世界人の数です。





とりあえず,日本国憲法の条文を貼っておきます。

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。


戦争で勝った連合国軍は日本に再び戦争を起こさせないよう,このような憲法を作らせ軍隊も解体させました。

ところが冷戦が激しくなるとアメリカは日本に軍事的組織が必要であると考えるようになっていきました。なんせ日本の近隣にはソ連,中国,北朝鮮と日本の脅威になりかねない国々がひしめいています。敗戦国とは言え有力国である日本は西側陣営として守りたい。在日米軍のみではアメリカの負担も大きい。
そこで警察予備隊を経て自衛隊が設立されました。
日本に軍事的な組織を設立するに当たって,ネックとなるのが9条の②の条文です。
ここの解釈が,自衛隊の性格を決定づけることになるのですが。
②の条文には前提として「前項の目的を達するため」という文言があります。前項の目的とは①の「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」の部分に当たると考えられます。したがって国際紛争を解決する手段としてでなければ軍事力の保持は可能という解釈が成り立ちます。
では,具体的にどのようなケースか?
日本国憲法は国民に基本的人権を保障しています。
つまり日本国の政府は日本国民の基本的人権を守る義務を負っているという事になります。つまりは日本国民の生命や・安全・自由・財産などが脅かされた場合には守らなければならないという事です。そのための,つまり自衛のための最低限度の戦力の保持は可能であると。※ここら辺の解釈については諸説有ります。


そんなわけで,自衛隊法という法律を作り自衛隊を作りました。

以下自衛隊法から自衛隊の任務に関する部分引用

第一章 総則
第三条  自衛隊は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛することを主たる任務とし、必要に応じ、公共の秩序の維持に当たるものとする。
2  自衛隊は、前項に規定するもののほか、同項の主たる任務の遂行に支障を生じない限度において、かつ、武力による威嚇又は武力の行使に当たらない範囲において、次に掲げる活動であつて、別に法律で定めるところにより自衛隊が実施することとされるものを行うことを任務とする。
一  我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態に対応して行う我が国の平和及び安全の確保に資する活動
二  国際連合を中心とした国際平和のための取組への寄与その他の国際協力の推進を通じて我が国を含む国際社会の平和及び安全の維持に資する活動
3  陸上自衛隊は主として陸において、海上自衛隊は主として海において、航空自衛隊は主として空においてそれぞれ行動することを任務とする。


銀座への出動は「我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つため、直接侵略及び間接侵略に対し我が国を防衛すること」を目的とした出動と捉えていいかと思います。
とはいえ,敵側死者数6万という数は,国内世論的には相当数の異論が噴出する可能性もあり得ます。

一方,特地への自衛隊派遣については,特地を日本国内と考え派遣したという設定ですがこれにはかなり無理があるように思います。まあ門を介して日本に隣接はしているのですが,とりあえず領有に関しては,どこの国も領有していないのであれば言った者勝ちと言った側面もあるのですが,国際的に認められるには他国政府から承認される必要もあります。領有を一方的に宣言し自衛隊を派遣するのは,門のこちら側での紛争の火種になりかねません。
やるなら,自衛隊法第3条2の一  我が国周辺の地域における我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態に対応して行う我が国の平和及び安全の確保に資する活動としての派遣が適切でしょう。門周辺の警備に当たる的な?でもなぁ~でも相手側が攻めてきて6万の死者が出ちゃうんだから・・・
邦人救助の名目では?いやこれも自衛隊法上無理か

以下引用
(在外邦人等の保護措置)
第八十四条の三 防衛大臣は、外務大臣から外国における緊急事態に際して生命又は身体に危害が加えられるおそれがある邦人の警護、救出その他の当該邦人の生命又は身体の保護のための措置(輸送を含む。以下「保護措置」という。)を行うことの依頼があつた場合において、外務大臣と協議し、次の各号のいずれにも該当すると認めるときは、内閣総理大臣の承認を得て、部隊等に当該保護措置を行わせることができる。
一 当該外国の領域の当該保護措置を行う場所において、当該外国の権限ある当局が現に公共の安全と秩序の維持に当たつており、かつ、戦闘行為(国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為をいう。第九十五条の二第一項において同じ。)が行われることがないと認められること。
二 自衛隊が当該保護措置(武器の使用を含む。)を行うことについて、当該外国(国際連合の総会又は安全保障理事会の決議に従つて当該外国において施政を行う機関がある場合にあつては、当該機関)の同意があること。
三 予想される危険に対応して当該保護措置をできる限り円滑かつ安全に行うための部隊等と第一号に規定する当該外国の権限ある当局との間の連携及び協力が確保されると見込まれること。

一~三まで全て当てはまらないですね。


ここで気がついたのですが,このアニメの放映時期2015年って集団的自衛権に関するいわゆる「解釈改憲」なるモノが行われたりして,自衛隊を巡る状況が大きく変わった年でもあります。
それを踏まえると,おそらく作中でも解釈改憲が行われ,自衛隊を特地に派遣することを可能にしたとみるのが妥当という気がします。
つまり,安易に解釈改憲を重ねれば自衛隊が大量虐殺を行う未来もあり得ると言うメッセージと受け取ることもできるのでは無いでしょうか?というかそう思いたいw




この作品を見ていると楽しいのですが,「自衛隊とは斯くあるべきなのか?」との思いがチラチラ頭をよぎります。

有るランク付けでは自衛隊の軍事力は世界第5位だとか,予算的には世界第9位だとか実はGATE同様かなりの実力を持つ軍事的な組織だったりします。しかも,憲法上は曖昧な存在のまま・・・
一方で,銀座とは言わないまでも,北方領土や竹島は占領されたまま。尖閣諸島は中国の船舶が頻繁にやって来て,北朝鮮は日本海にミサイルをたびたび発射。日本周辺をロシアと中国の海軍が隊列を作って航行・・・「正義と秩序を基調とする国際平和」は大丈夫か?

憲法第9条は守るべき?改正すべき? 解釈改憲って有り?とりあえず玉虫色で触れない?どれが一番いいのだろうか?


そして作中では重ねて,自衛隊による大量殺戮が行われます。
そして,それを割と好意的に描いています。
なかなかの,問題提起ですね!

この作品を見て,自分は改めて自衛隊について考えたり調べてみたりしました。そういった問題提起的な側面からもこの作品の価値は高いように思います。



そして,自分に対しての違和感
この作品で自衛隊が人間を大量に殺すことには違和感があったのですが
ゴブリンやオーク,ジャイアントオーガなどなどイメージがモンスター寄りの一部のデミヒューマンが殺されることには全く抵抗を感じませんでした。
人間の指揮する軍勢を構成していると言うことは,知性を持ち言葉を理解する種族と捉えていいと思います。つまりは,人種的な違いですよね?
なのに人間以外の殺戮に違和感をもたない自分,おそらく人種差別の出発点はそこなのでは無いでしょうか?


ところで登場人物の名前で栗林ってふと気になりました。
栗林中将って聞いたことあるような・・・栗林忠道陸軍大将,硫黄島の指揮官だった人物でした。作中の栗林みたいなキャラに名前使っちゃっていいのだろうか?というか大日本帝国の軍人を連想させるような名字は極力避けるのが無難だったように思います。
ちなみに他の自衛隊関係のキャラクター何人か(全員じゃ無いですよ)検索してみたら検索したキャラの名字全て大日本帝国陸軍の人物に該当者有りでした,まあ珍しい名字とかでは無いので偶然かも知れませんが・・・
主人公の伊丹に関しては自衛隊法を眺めていて気がついたのですが,
最後の附則に方面総監部の所在地等が一覧表が記載されていて,
方面総監部所在地は札幌市,仙台市,東京都,伊丹市,熊本市となっていました。この中で最も名字として捉えやすく地名のイメージが薄いのは伊丹ですよね?


まとめると,予想に反してミリオタでもハーレム好きでも無い自分が見ても,すごく楽しめました。娯楽作品としてかなりお勧めです。
一方で自衛隊に関して,問題提起をしていてそういった意味でも存在価値が高いと思います。

ただし,短絡的に自衛隊による大量虐殺アニメと受け取られかねない恐れもあるので,国外への展開は控た方が無難な作品と言えるかと思います。


恐れ入りますが,法解釈等の論争はご容赦下さい。
事実誤認などのご指摘はアニコレのメールでしていただければ,こっそりと訂正させていただきます^^;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

70.4 4 ファンタジーで獣耳なアニメランキング4位
DOG DAYS' (2期)(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (715)
4282人が棚に入れました
春に訪れた出逢いと別れから3カ月―――勇者シンク、再び『フロニャルド』へ召喚! 今度は幼馴染みのレベッカと従姉妹のナナミも一緒に召喚! ナナミに至っては、ガレットの勇者にいきなり大抜擢!! そして、パスティヤージュ公国からは公女クーベルも参戦して、さらなる大騒ぎが!? 愛と勇気と耳としっぽの物語、この夏、楽しさ200%増で、再び開幕!
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

全話鑑賞済み。総評的な物も。

1期鑑賞済みにて。

とりあえず、1期を観てないと最初からあの展開は厳しいでしょう。特にキャラ関係と舞台背景。ので興味のある方は1期から観ることをお薦めします。

総評っぽい物----------
・1期に続き、安定して視聴できました。原作などが無く、先を楽しみに次週が待てる部分が要因でしょうか。
・1期と比べ、シリアス要素がほぼ皆無なストーリー展開だったように思います。基本コメディタッチで、あってもシリアスというより「おセンチ」な方向性。全体的に明るく、軽快な感じだったと思います。
・さすがに最終話はともかく・・・基本1話につき1人は剝かれるという、これまた1期には無かった方向性も目立っていたように思います。狙いすましたあざとさではなく、変な書き方ですが、健全なエロだったような気はします。ベッキーの変身1回目はまぁ・・・明らかな狙いが見えますがw
・画的には、基本綺麗に描けていたと思います。個人的に2話ほど荒れてるかな?と感じる回はありましたが。
・1期共に、声優陣の無駄遣いっぷりは見事です。知人とその話題になると「若本さんセリフあったっけ?」みたいなことにはなりますがw

{netabare}
13話鑑賞---------------
観終わってみて・・・。

最終話くらい、もう少しくらい湿っぽい展開になるかな~?と思いきや、意外とサッパリと送還されましたね。シンクはさすがに?2度目ともなると慣れたものでw
アニメにしても、終わってしまうと心に穴が開いたように感じる作品に出逢えると良いな~と、思えてなりません。

勇者&領主様ご一行のピクニック?だったわけですが。
趣味の関係で「レインボー柄」の物には何らかの反応をしてしまうわけですが・・・純粋に虹色配色の魚は何か食べたくは無いな~とw 毒々しいと言いますか。

クー様、何の躊躇いもなくシンクと入浴w むしろシンクに戸惑いが見られる辺りが新鮮w

神剣は返すにしても、英雄&魔王結晶も置いてきたんですね~。七海用の結晶も準備するとのことですし・・・やはり3期やるんでしょうか。

色々決着ついてないこともありますし、伏線なままの事項もありますし、できるものなら最後まで観たいです。

12話鑑賞---------------
ユニオンフェスタも終盤。
勇者入れ替わりでもう一戦か?と思いきや・・・メインはクー様、リコ、ノワ。悠木さん&花澤さんボイスを堪能させて頂きました。

勇者も入れ替わって衣装も入れ替わって・・・シンクの女装姿は誰得なんだ?とか思いながらも、パスティヤージュ親衛隊装備にちょっとガッカリした自分がいたりもしましたw

地下の宝物庫に踏み入った今回メインの3人ですが・・・そうも見事にトラップにw お約束の如く、連鎖する怒涛のトラップに笑い転げておりました。

気になる点が2つ。
・地球が懐かしいみたいな発言していた英雄王様や、転送関連で何かおっしゃっていた魔王様。(聴き違いなら良いですが)
・あえて今回「魔王結晶」を渡されたレベッカ。(英雄結晶はシンクとガウルなんで勇者限定ではないようですが。そして何故かレベッカの瞳に星型が現れている、と・・・w)

・・・やっぱり3期有るのかもしれないな~と深読みしてしまいますw

11話鑑賞---------------
ということで引き続き戦興行中盤戦から~と思っていたのですが、意外とこの後はアッサリ風味でw 相当拍子抜けました。
英雄仮面さま・・・最下位からTOPへ逆転って、どれだけ荒稼ぎしたんでしょう?w
でイベントも一段落して・・・。

ここでこうも暢気な展開になるとは思いませんでした。
シンク・犬姫様・ユッキー・土地神さまでの入れ替わりネタw

こう書いてしまうのはアレですが、さすがのシンクでもユッキーの身体(イヤな表現だ・・・)には思うところがあるようで。ベッキーや姫様他だとケロっとしてるのですが・・・。あ~さすがにノワの全裸には反応してましたっけ。

予想では残り2話。
今期は今のところ、シリアス展開は無く。基本コメディ系か興行かで安心して観ていられます。その点は2期で一番良いポイントだと思っています(11話現在で)。
とすると・・・2期でお話を完結させるのは無理な気がしないでもなく。勝手に、3期があるんでは?と予想していたりします。

10話鑑賞---------------
さぁ~今回は「ミルヒ姫&リコ」vs「クー様&レベッカ」の魔法戦だ~。とテンション上げて観たところ・・・イマイチpick upされていないような。

久しぶりにこの作品で若本さんのお声が聴けた気がw

相変わらず・・・ダルキアン卿の剣はサイズが変でしょ?とw
輝力武装とかはもっとおかしいですが・・・。
正面からダルキアン卿が剝かれるのって・・・地味に初めてでは無いでしょうか?w

英雄仮面様・・・色々全然隠せてる気がしませんw 参加したい気持ちとか、正体とか、顔とか。
アグレッシブなお方です。

で本命はダルキアン卿かと思いきや・・・ミルヒ姫&ベッキーでした。9話であまりそういう画が無いな~とは思いましたが、今回への布石?溜め?だったんですねw

と・・・戦興行序盤戦とのことですが~。
11話へ。

9話まで鑑賞---------------
8、9話と音楽祭~戦興行のお話。あれ?戦がすごく久しぶりな気がしないでもないw

8話では、何の間違いか因果か流れか、シンクとエクレがw 照れて焦るエクレはやっぱり可愛いな~とw

9話はエクレとリコの友情の話。仲が良くても、やっぱりケンカ?することも有りましょう。そこから修復できるか否かが、その2人の関係を物語っているかと思います。

9話はちょいと絵が荒れているような気がしたのですが・・・。
1期と2期のこれまでが恐ろしいほどの安定っぷりでしたので、少々不安に。気のせいや錯覚なら・・・。

7話鑑賞後-----------------
キャラの濃い2人がどう絡むのか?と心配していたところ、何のことは無い次週にはメインで大活躍とw しかも何やらドラゴンに乗っていたり、いつのまにやら怪しい?ネットワークを構築していたり・・・。
そしてやはりというか、退魔師兄妹ともつながりがあったわけで・・・。というか、あんたら何歳?とw

英雄結晶・・・何やら今後を左右しそうなアイテム登場ですが、シンク&ガウルですか。
勇者3人。英雄候補2人。姫様3人。国3つ。・・・収拾付くのか若干不安にw

そして眼球狙いは気のせいでは無かったと。どんな勇者だw

6話鑑賞後-----------------
OPでシルエット扱いだった3人の内、1人が先週登場して・・・残りはまた追々かな?とか思っていたら早くも今回登場の運びにw
それじゃ、まずは手始めに魔王から順番に1人ずつかな?とか思っていたら、英雄王も同回にて召喚w
(両名とも未だ名前が覚えられません。肩書きでご容赦を)

魔王を名乗る方は、復活して何をするかと思いきや・・・輝力吸収したり、覗きをしたり、セクハラ?したり。こんなこと書くのは何ですが・・・悪事が小さいw(いえ、痴漢も覗きもセクハラもダメです、絶対。)
輝力吸収は「らしい」能力だとは思いますが。

遅れて召喚?された英雄王様は、見た目はまぁ普通かな?と思えました(瞳に星マーク入ってる辺り普通じゃないですが)が・・・結構エグいですね。顔面(というか眼球?)に弾打ち込んでみたり、超巨大な鉄球で魔王を潰してみたり(潰れる際の効果音が意外と軽い音で驚きました)。

今回登場の2人?は結構キャラ濃いと思いますので、古株メンバーには頑張って欲しいです。
そしてどうストーリーに絡んでくるのでしょうか。

犬姫様の「好き」には一体どんなニュアンスが含まれているんでしょうか。きっと深読みしちゃダメな物語なんだとは思いますがw

5話鑑賞後-----------------
ダルキアン卿の兄上様登場~。
意外と早いご登場で驚きました。シナリオにどのくらい関わってくるのか楽しみです。そして兄妹揃って腕前を披露して頂きたいです。

そしてラストに、美味しい所を掻っ攫っていった姫様侍?2人に拍手をw
2期は今のところシリアス展開が無いという点はありましょうが、(特に)姫様2人が明るく楽しそうなのが救われている気がします。

そして1期よりもテンポは良くなっていると思います。

4話鑑賞後-----------------
合宿回ということで。
てっきり七海&ベッキーも参加かと思いきや、勇者様はシンクのみという展開にw

絵的にユッキー一人勝ちかと思いきや、意外にもノワが・・・可愛いw 1期ではそこまで目立ってなかったですけどね~。ジョー、ベル両名も出番回あるのかな~?
照れるエクレも破壊力大。コッソリ尻尾が振られている辺りがたまりません。
エクレも何だかんだで、見せ場有りで・・・確かにシンク、フラグ立てすぎですw

いささかサービス過剰な気がしないでも無いですが、基本どの娘も可愛く描かれていると思います。

ガウ様・・・撫でさせてやってくださいw

3話鑑賞後-----------------
DOGDAYSって、こんなに半裸姿を曝す作品でしたっけ?w

3話はひたすらベッキー回でしたね~。先任(?)勇者見せ場無しw

2期に入ってようやく、シンクにツッコんでくれる人が現れましたね~。1期の時から僕も思ってました。
「フラグ立てすぎw」
「姫様、愛犬扱いw」

それにしても・・・ベッキーはシンクのことをどう思っているんでしょうね。何とも思ってないのか、想っていることに気付いていないのか、ベクトルが異なるのか。その辺2期で進展あるんでしょうか。

2話鑑賞後--------------------
いや~何といいますか・・・レベッカさん大盤振る舞いですかね~。ジェノワーズのバスタオル姿より、ある意味・・・際どいかと。

クー様の口説きっぷりが大真面目で意外でしたね。
七海はどう口説かれたんでしょうね~。

パスティヤージュ勢はサラっと空から登場されてましたが・・・リス科っぽい方々ですよね? 結構撃墜?されてましたがご無事でしょうか?w

地球人の方々は、やたらと宝剣を「棒」っぽいものにしたがる気がします(棒・棒・箒?)。

1話鑑賞後--------------------
まずは・・・おかえりなさい&おいでませフロニャルドw
1期の解説は殆ど無しで、いきなり戦場に突入というのはテンション上がりますね~。レビュー頭にも書きましたが・・・色々説明無さすぎw 一見さんに厳しい導入かと思いました。

・エクレール・・・予想通りのツンデレ反応(竹達ボイスで)をありがとうw
・七海&レベッカ・・・サラリと召喚されてましたが、説明はあったんでしょうかw 無い割には簡単に応じてましたが、有った割にはフロニャルド人(?)に激しい反応が(というかシンクは耳&尻尾にあまり反応してなかった気が)。
・ロラン&ダルキアン・・・いや解説じゃなくて、参加しようよw また鬼神っぷりが見たいですw

このクール(といか近頃)、分割2クール物が増えてきたように思います。元々は「(自分の中の)モチベーションが維持できるか?」と疑問気味だったのですが・・・。
意外とイケるなぁと思うようになりました。一度前半部を冷静に観直したり思いを馳せたり、整理できる時間があるのも悪くないように思います。
・・・いえきっともっと現実的な理由があるのだとは思いますがw
・ガンダムOO ・Fate/Zero etc...
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

9話の感想追加

前作視聴済み。

前作みてないと設定分からないとこあるか。
まさにナナミの置かれた環境そのものって感じですね。
でもワクワク感は十分に伝わってくるかと思います。
そして獣耳キャラがかわいすぎて萌え死にそうですw
ストーリーに関しては今後に期待ですね。


OP
「FEARLESS HERO」 水樹奈々(28th Single「BRIGHT STREAM」)
ED
「夏の約束」 堀江由衣(15th Single)
IN
「Heart Relation」(第8話) 堀江由衣

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
良き座り心地のお膝
いやいや、座ってないし。手なずけるのはやいなw
そしてミルヒー独り占め。しっぽかわいいのぅ。。。

リコの想いを裏腹にエクレには分かってもらえず。
でも、周りにはすごい心配させちゃったんだろうな。
そんな中でのレオ様の提案。

レオ様とエクレの戦闘
かなりの迫力。なかなかの見応えだった。
レオ様の装備のみで服は無くならないって事は
傷が浅かったって事か。いろいろな意味で残念だ。
まあ、そうなると始まったばかりの祭りが終わりかねないかw
{/netabare}
レオ様まじかっけーな。エクレ回と思ったけどレオ様回かなw

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
尻尾穴・・・じっくり観察寸法はからんととんでもない事なるよねw

『一日の始まりと終わりに朝のお散歩と勉強会が一緒』
朝の調教と教育の間違えじゃ・・・w

長いお風呂シーン。しかし。しかしだね・・・
しっぽの描写が少ないのが納得いかないw

追いはぎうさぎ。。なぜ男物パンツかぶってるのw

変わった個体、若い娘の姿・・・さっそく登場か
そしてミルヒ姫のアクセ狙うと・・・
まさかの百合描写・・・そして容赦ない一撃w

頭と頭のごっつんこ・・・のはずが
どうしてそうなったwww

ヒーロータイム。声と姿までいっきにヒーローにw
あれ、なんで大人姿になってるんだろう・・・?
英雄結晶の力のせい・・・?

勇者超特急ハイーパー版
勇者紋様の無駄遣いだろこれwww

ミルヒのコンサートシーンやっぱりあったねー。
1期よりも良い感じかも。
{/netabare}
次回から三国合同一大興行。お祭りお祭り~♪

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
あれ。。ジブリでみた白い物体が・・・w

ロリ化だと・・・!?

やばい。。。ロリエクレ、ロリユッキーの破壊力・・・w

服と靴はロリユッキーがなんとかした<ここ重要だぞ^^

シンクとガウルの声が・・・w

元に戻るフラグ・・・
勇者の必殺技が目潰しが定着しつつ・・・魔王かわいそうw
そして忍術も・・・w

ベッキー「シンクがその状態(大人の姿)でこんな感じだと
     なんというか、なんか犯罪っぽいから」
ですよねーwww
{/netabare}
この感じで最後まで走り抜けて・・・もう否定なんていらないw

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
えっと・・・何の会議・・?w

封印解除・・・魔王登場。お、シリアス展開になっていくのか・・?
命捧げて遣せ・・・あれ?生きてるよ?(´・ω・`)

えっと・・・えっと・・・w
覗き・・・?スカート捲り・・・?あれ・・・?w

え・・・弱えェ・・・w
痴漢盗撮容疑www

お?本気か・・?今度こそ・・?
あ、やっぱ弱ぇーーーww

あ?この気力吸収は本物だ。さすが魔王・・・

って、やっぱ魔王よえーーーーwwww
たしかに魔王だけあってしぶといね。

英雄王登場。あら、かわいい・・変身シーンまた力いれてるなw

あぁ・・・英雄王=魔王じゃないの。な○はさんを彷彿とするw

魔王存在自体がギャグすぎて・・・なんかかわいそうになってきたw

最後はお約束されたような物だったね・・・w
{/netabare}
シリアス展開になると思ったのに・・・いやーご馳走様でしたw

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
東方街あやせ・・・住人は羊なのかな・・?

演出自重www
殿下のツインテール(Ο´□`Ο)bイイ
{/netabare}
今回はいろいろと刺激少なめかなー?失速気味?

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ノワール何この天使ちゃん。前作じゃそんなに目立ってなかったのに。
ほんとどのキャラをスポット当たっても十分主役級の個性あるよな。

気力開放 → お・・・オーバーソウル・・?w

ガウル。。撫でられろよ。そういう需要もあるだろw

とりあえず、シンクそこ変われ・・・w
{/netabare}
なんだろう。この満足感。

ワンホビステージ中の話で、ちょっとした役も声優さんが二役も三役もやっているらしいですね。
そういったのを探すのもいいかもしれません。かなり難しそうですがw

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
上空からの爆撃www

りこ、獣玉ならないなって思ったら
このクラスはみんなやられたら服が消えるのかwww

っておい、、装備完全破壊www

キター。姫様のフリスピー遊び。やべーよ、まじやべぇw

フラグってwwwフラグいうなし。フラグw
{/netabare}
うん。前期より明らかにエロ要素多くなった。
別にいいけどそれに頼ってストーリー崩壊しない事を願うばかり

2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
二人の勇者の戦いの戦火でまわりに飛び散りまくり。

キャラ多いのに何故か誰だこいつって思わない不思議。
それはやっぱり獣耳か!?獣耳のせいなんだよね。
ほんともう、、もふぅもふぅもふぅもふぅw

パスティヤージュ公国にもついに勇者ナナミ誕生!
変身シーンえろい。エロい。エロいよー。無駄に長い変身シーンに脱帽w

最後に、もふぅもふぅもふぅw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2019年冬アニメ「バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜」の出来が『アレ』なんで、久しぶりに見返しました・・・ヤッパリ、楽しい!!

2019.02.09 【雑記】

製作は「セブン・アークス」。DOG DAYSシリーズで、私の視聴時系列はこの「DOG DAYS'(2012年夏アニメ・リアルタイム視聴)」からになります。
そのあと一期目が気になったので円盤やWEBで「DOG DAYS(2011年春アニメ)」を視聴。そして「DOG DAYS''(2015年冬アニメ)」を視聴と変則的なものでした。

監督は一期:草川啓造氏。二期・三期:西村純二氏。西村氏はは現在セブン・アークスの関連企業「セブン・アークス・ピクチャーズ」制作の「バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜」の監督をされてるのですが・・・あまりの『覇気』の無さにガッカリ。ここ2・3年、アニメ業界大量制作の所為と、様々な事情で『駄ニメ』頻発の「渦」に呑み込まれたのでしょうか?

そんなわけで(って、どんなわけだ?)、西村監督の本作「DOG DAYS'」を一気見で再再再視聴。(笑)
いや~、何度観てもストレス感じなくってイイですワ~~(注:個人の感想です)。
内容は皆さん周知のとおり、アスレチック・ゲーム(いわゆる「SASUKE」)に夢中の天真爛漫で純で心優しい13歳の少年、イズミ・シンクが、ケモ耳・尻尾の人間が棲む異世界「フロニャルド」に「勇者」として召喚。長年ガレット獅子団領国との「戦興業(いくさこうぎょう)」で敗戦続きのビスコッティ共和国側の助っ人に選ばれたたシンク。戦といってもガチ戦争形式のスポーツ大会。負傷、もしくは戦闘継続出来ない程のダメージを負った兵士は、この領地に満ちている不思議エナジー「フロニャ力(ふろにゃちから)」によりバランスボール大の「けもの玉」に変わり、戦闘不能・戦線離脱(数分で元に戻る)となるため、正に「死傷者の出ない戦争」とういう競技。
しかし「死」が絶対無いというわけではなく、「フロニャ力」の及ばない領外や魔物による負傷や瘴気・毒で命を落とす事もある為、「戦興業」は戦闘・防衛訓練&ストレス発散&喧嘩祭りの場でもある。
全身運動大好き少年・シンクは嬉々として参戦。様々な人々との出会いやイベント。マジで危険な魔物との対峙する冒険などを経てシンクは元いた地球に帰還。再開の約束をして・・・という第一期。

そして今回は幼馴染の少女ベッキーとシンクの従姉でライバル兼師匠のナナミと共にフロニャルドに帰ってきたシンク。新たにパスティヤージュ公国も加わった三つ巴の戦興行。訓練合宿に魔物討伐。眠っていた初代勇者と相方の(エロ)魔王の復活。シンクとガウル王子のアダルトタッチ(イヤラシイ意味ではなく)のテコ入れなど盛りだくさん。

基本「重苦しい負荷」が無い世界観。
・国政は若人で管理。私欲な老害は居ない。
・ゲス、クズ野郎は殆どおらず、みんな仲良く互いを尊重。
・劇中内で「妬み・嫉み・腹黒い奸計・残酷描写・領民の不満・愛憎」は無し。と、ある種「理想的な平和世界」。
物凄くゆる~~い感じで、これなら「テレ東」系列の日曜の朝か平日の夕方から放映してもいいような雰囲気ですが、如何せん多彩な女子キャラ達の「お開(はだ)け・ダメージ衣装・入浴シーン・ボリューミーなプロポーション・パンチラ」などが多いせいで『大きなお友達』向け需要になってます。{netabare}ベッキーの初変身シーンなんて。管が!管がぁぁ・・・(笑){/netabare}
(しかし、こんな『都合のいいキレイ事』や『まわりくどいシラケた説明』が気に入らない『リアル指向(嗜好)』な方々からは大人げない罵声とヤサグレ文句も良く聞きます。{netabare}「こんなん、どこがオモロイねん?」{/netabare})

作画力は当時において普通に見えてましたが、昨今の「不安定作画の多いアニメ」が多い中、見返すと物凄く「安定」しているように思えます。(笑)

声優キャストも当時あまり気にしてはいなかったのですが、振り返ってみると毎回10人以上起用している贅沢さ(たまに二役)。今じゃ人気・ベテラン声優も入って豪華な面子。
シンク(宮野真守さん):ナヨナヨ感のする少年の声が難しそうに思えたマモちゃん。
ミルヒオーレ(堀江由衣さん):ED曲、劇中歌もこなす、ほっちゃん。
リコ&ナナミ(水樹奈々さん):主題歌も良く、キャスト二役もこなす奈々ちゃん。
他にも人気どころの日笠陽子さん、竹達彩奈さん、小野友樹さん、阿澄佳奈さん、柿原徹也さん、小清水亜美さん、花澤香菜さん、悠木碧さん、内田真礼さん、喜多村英梨さん、鳥海浩輔さん等。
チョイ役だったけどベテランの若本規夫さん、子安武人さん、小野大輔さん、櫻井孝宏さん、丹下桜さん、水島大宙さん等。
シリーズ物でこんなキャスティングって、もう二度とないだろうなぁ。(笑)

個人的には面白いというより、「見ていて楽しい」という感じ。ストレス無しで見れるので、たま~~にリピート視聴してしまいます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

84.9 5 ファンタジーで獣耳なアニメランキング5位
おおかみこどもの雨と雪(アニメ映画)

2012年7月1日
★★★★☆ 3.9 (1827)
9958人が棚に入れました
いまや全世界が待望する、細田守監督の最新作は「母と子の物語」。おとぎ話のような不思議な恋をした女性・花は、おおかみこどもの姉弟、"雪"と"雨"を育てることになる。「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二つの顔をもつ ≪おおかみこども≫ というファンタジックなモチーフで描く。いまだかつて誰も見たことがない傑作が誕生する。

声優・キャラクター
宮﨑あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門、林原めぐみ、中村正、大木民夫、片岡富枝、平岡拓真、染谷将太、谷村美月、麻生久美子、菅原文太
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

細田監督の良さがふんだんに!(補足追記)

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 2回目でした。2時間くらいの現代ファンタジー。
 1回目は、ながら見だったせいもあってか、あまりよくない印象を持っていたと記憶しています。今回きちんと見て、この作品の魅力にやっと気付けました。好きかどうかは意見が分かれる可能性がありますが、表現が非常に細かく、圧倒的な情報量が込められた傑作だと思います。私は非常に楽しめました。(補足を追記しました)


伝聞形式:{netabare}
 この作品は、オープニングでもエンディングでも、語っていたのはユキでしたよね。つまり、この物語は、語り手のユキの視点で描かれたものだったと言えます。この作品を、第三者の視点で描かれた家族の「ドキュメンタリー」として見てはいけませんでした。あくまでも、ハナから伝え聞いた話にユキ自身の体験を盛り込んだ、ユキの「思い出」のストーリーとして見る必要がありました。
 この辺を誤解するとやや説明不足に感じるかもしれませんね。この作品の世界が、ユキの中で再構成されたものであることを理解した上で視聴する必要がありました。

 オオカミ男がどのような生活をしていたのか、なぜ受講していたのか、なぜ死んでしまったのか。これらが不明なのは、第三者による俯瞰の視点がないからです。
 アメについてももちろん同様です。アメの単独シーンではセリフがありませんでした。すぐ話せるところにハナやユキがいないとアメのセリフは分からない、ということです。
 ニラサキのおじいさんの隠された思いも、嵐の日になぜユキとソウヘイだけが置いて行かれたのかも、ハナやユキがいないから不明である、というだけでした。

 ユキとハナの二人が知らない事柄や、ユキがハナから聞いていない事柄は、ユキの「思い出」の中では語りようもなかった、ということですね。説明に不足しているのではなく、伝聞形式を採用しているために説明ができなかったのです。
{/netabare}

ハナとユキの母親像:{netabare}
 まず、ハナにとっての母親とは何なのかを探ってみます。
 ハナが父親と写っている写真が出てきますが、その写真にハナの母親は写っていませんよね。写真のハナはかなり幼いですから、物心がつく前に母親を亡くしている(又は離婚している)可能性が高いです。社会から隔離されたオオカミ男と両親を失った孤独なハナが恋に落ち、家族(子供)を求めたのは何ら不思議なことではありませんでした。
 ハナはオオカミの育て方について「知らない」と言っていますが、母親による人間の子供の育て方も把握していなかったのです。親はみんな子育ての素人だという概念以前の問題で、母親という存在を知らないんです。

 では、ユキにとっての母親像とは何なのか。
 ハナは「辛い時でも笑っていれば乗り越えられる」を信条としています。また、ユキの誕生に際して「辛い思いをしないで元気に育ってほしい」と願っています。
 このことから、ハナはユキに対して、自分の辛さを一切伝えずに、笑顔であったことを伝え続けたのだと思われます。これがユキにとっての母親像を「強く優しい笑顔の母」に固定化しているというのは否定できないところでしょう。ただ、それが悪い方へ傾いているのではなく、ハナとユキの間にある愛情についての表現だったと言えます。ユキがそこに疑いを持たないために、あたかも理想像のように見えるのです。

 母親を知らないハナと母親を理想的に見るユキですから、この作品には現実的な母親と言うのは事実上存在しないことが分かります。そして、私たちはユキの「思い出」に影響され、ハナに対しては「強く優しい笑顔の母」というイメージを持ってしまいます。ただし、実際にハナがそのように描かれているかというと必ずしもそうでもありませんよね。

 例えば、子育て中のアパートでは、部屋は汚れ、ポストは郵便物であふれています。本に頼る姿も頻繁に出てきますが、結局のところ、ハナを救っていたのは本ではなく、周りの人々です。子供の親離れにも気付いていませんでした。ハナのイメージは「強く優しい笑顔の母」なのですが、周辺の描写を踏まえると一般的な母親と同様に弱さを見せていました。
 子育てに苦労するシーンでは、ツバメやクマが子連れで登場しています。動物との対比でも苦労を垣間見ることができました。本に頼る描写は後半ではありませんし、理想像のように見えるハナ自身も成長していたのです。

 ちなみに、花はハナの精神状態のバロメーターでもあったようです。分かりやすいのは花瓶で、オオカミ男が亡くなった直後やアパートでの育児中は、部屋に飾る花瓶の花は減っていました。花壇が充実している描写もかなり後半にならないと出てきません。
 笑顔以外のハナを知るには、周囲の描写に注視する必要がありました。
{/netabare}

ユキと二面性:{netabare}
 ユキとアメは、人間とオオカミの選択という作品のメインテーマを背負っています。家の前の分かれ道も、小児科と動物病院も、左が人間で右がオオカミとして描かれていました。ユキとアメが並んで立つシーンも、ハナによる手書きのユキとアメも、左がユキで右がアメと統一されていたようです。常に左側が人間で右側がオオカミだという、方向性の統一が描かれ続けていました。

 ユキを知るためには、この左右の選択に、鏡を加えなければなりません。どこかのレビューで書いたのですが、鏡や水面などの姿が写るものは、二面性の象徴として使われます。

 ソウヘイとのトラブルの前、鏡の前で口論が行われます。
 この時のユキは、現実のユキと鏡に写ったユキの両方が描かれています。そして、左側の階段を下りて、一旦右に振れるも、すぐさま左にはけて行きます。人間とオオカミ(左と右)に揺れているユキが、人間(左)側に行きたいという描写です。二面性を象徴する鏡と、左右のどちらからでも降りられる階段という舞台、そしてハナから聞いた人間でいるためのおまじないを使って、人間とオオカミに揺れるユキの心情と人間側への希望を強く描いていました。
 その時のソウヘイは階段の右側を下りますが、下りきることはありません。その後に「一匹狼」を自称するとしても、下りきれないのは当然のことです。

 一方で、嵐の夜の鏡の前では、ユキは鏡に映った姿しか描かれていません。アメとのケンカに負けた後ですし、それ以外でオオカミの姿にはなっていませんので、鏡の前だとしても二面性を描く必要がなくなっていたのです。人間であることへの強い意志を感じ取ることができます。
 このときのユキのセリフは「大人になりたい」です。このセリフは思春期に入った子供の特典のようなものです。オオカミの成長スピードならこの段階で大人になることも考えられますが、人間であることが確定したユキがこの段階で大人になることはあり得ませんので、あくまでも人間の思春期の真っ只中として描かれていました。なお、思春期への入りの描写は「匂い」(※)でした。

 なお、最後に二面性が描かれる人物は、ユキでもアメでもなく、ハナでした。アメを見送った後の水たまりに写る二人のハナです。かなりくっきりと写っています。人間とオオカミを独り立ちさせたというハナだけのエンディングです。最後に「大丈夫」と言われるのも、ユキやアメではなく、ハナでした。
{/netabare}

 上記以外にも、重要なシーンに合わせるような瞳の揺らぎや光の描写、動物の姿など画面の隅までまで見どころがたくさんありました。家の修繕を進めていくうちに、細部の美しさに気付いていく描写は、家の柱を介して子育てにリンクされるなど、素敵な表現だったと思います。時をかける少女やサマーウォーズと同様に、人間を肯定的に捉える細田監督の特徴は出ていたと思います。

対象年齢等:
 10代くらいから見ても大丈夫だと思います。性に関する描写も10代なら問題ない程度のものです。宮崎駿作品のように、見るたびに理解を深めていける作品だと思いますので、長い期間を通じて楽しんでいきたいですね。


(※)「匂い」の補足{netabare}
 ソウヘイはユキに「獣臭い」と言っています。なぜこの「匂い」がユキの思春期入りの描写になるのかについて、補足を入れておきます。

 このセリフは、表面的には「オオカミ臭い」という意味を持っています。これがユキの受け止め方であり、その後のストーリー展開に直接的な影響を及ぼします。ただ、描写的には、全く別の意味を持つことが分かるようになっていました。

 単に「オオカミ臭い」ことを表現するのならば、この「匂い」は、オオカミが気付かずに人間が気付くものでなければなりません。すなわち、ユキ以外の生徒たち全員が気付く「種族の匂い」のはずです。しかし、ソウヘイ以外の女子生徒たちは、その「獣臭い」には気付いておらず、気付いていたのはソウヘイだけでした。

 つまり、実際の「獣臭い」は、人間かオオカミかを判別する「種族の匂い」ではなかったということです。女子生徒が気付かずにソウヘイだけが気付くという、女性と男性を判別する「性別の匂い」だったのです。端的に言うと、「生理の匂い」「血の匂い」という意味でした。これをソウヘイは「獣臭い」と表現していたのです。

 初見時には、ソウヘイの臭覚や感性が他の人より鋭くて、「種族の匂い」に気付けたのでは?と思ってしまったのですが、そう言い切ることはできませんよね。ソウヘイに関して、そのような描写・エピソードは用意されていませんから。その結論を出してしまうと、先入観や思い込みで解釈をしていることになってしまいます。
 このシーンでは、ユキに女子生徒と男子生徒を絡ませることで、<オオカミのユキ⇔人間の女子生徒&ソウヘイ>という対比に基づいた「種族の匂い」ではなく、<女性のユキ&女子生徒⇔男性のソウヘイ>という対比に基づいた「性別の匂い」を演出していたということしか見えてきませんでした。

 したがって、このときのユキは、ユニセックスな子供時代を終え、男性が意識する女性へと変わっていたということになります。それゆえに、「匂い」でユキの思春期入りが描かれていた、と言えるのです。ユキの内面からではなく、他者の視点からこれを見せていました。ユキは、オオカミの血にコンプレックスを持っていますから、過敏に反応し過ぎて誤解をしてしまった、とも言えますね。ユキの内面的な思春期は、そのあとの描写で描かれていました。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

短い時間でたくさんのことを考えさせられた映画

見どころが半端ないくらい多いです。

{netabare}
子育ての大変さ、我が子への母親の愛とそれによる頑張り、近所の人の助け、子どもの成長による心境の変化、親への感謝、人生の自己決定、我が子と離れる寂しさ、子育てに終わりはない
{/netabare}

正直、挙げだすとキリがないですが、これだけのことを2時間くらいの映画で取り上げるのは本当にすごいです。
子どもが成長していくだけでも構成はかなり難しいのに、伝えたいこともしっかり入っていて、言いすぎかもしれませんが、clannadを2時間にまとめたレベルの作品だと思います。

パンフレットに書いてあった細田監督のインタビューで「おおかみ子どもは私たち自身である」また、脚本の奥寺さんの「セリフがないところが名場面になる」という言葉があまりにもこの映画をとらえているため、読んでいて鳥肌がたちました。


「おおかみこどもは私たち自身である」
{netabare}
作中では、雨がおおかみとして、雪が人間としてそれぞれが自分で生き方を決め、歩んでいきます。でも、それは人間である私たちも同じことで、自分の生きる道は自分で選んでいかなければいけません。後悔しないようにかつ、責任を持った選択を迫られます。映画の最後で雨が別れるシーン、雨はすごい、言葉に表せないような心境だったと思います。これまで母親にべったりで、すごくお世話になって、母親から「まだ何もしてあげられてない」なんて言葉をかけられて。自分がそんなことを言われたら絶対泣いてしまうし、雨も心はかなり揺れ動いていたと思います。それでも雨は別れておおかみとして生きていくことを決意したのです。感謝の気持ち、寂しさ、すべての感情を背負って別れることにした雨の選択は本当にすばらしいものであり、自分もそんな選択ができる強い人になりたいと感じました。
人の生き方には無限の選択肢があると思います。でも、その選択には大きな決断が伴うこともあるのです。それは今回の映画のようにおおかみとして生きるか、人間として生きるかということと同じであり、「おおかみこどもは私たち自身である」という言葉は、そんな思いから発せられた言葉なのでしょう。
{/netabare}

「セリフがないところが名場面になる」
脚本の奥寺さんは「この映画は映像でなければ伝わらないところもある」というようにおっしゃっています。
{netabare}
まずは映画中盤、雪の中で遊ぶシーン。あのシーンはセリフなしで、音楽とアニメーションの二つによって、自然の雄大さ、花たち家族の楽しさ、疾走感が伝わってくる場面です。記憶が正しければ、笑い声すらなかったように思います。しかし、すごい伝わってくるものがあるのです。思わずすごいと思ってしまうシーンであり、短い映画の中でも、毎日楽しく過ごしてきたんだなと、映画の中の時間に入りこんだ気持ちになりました。
そして、映画終盤、またも雨の別れのシーン。やはりたくさんの見どころはあるものの、このシーンの力の入れ具合から、一番伝えたいのはこの場面なのかなと思います。このシーン、雨は何も話しません。そして、花もいくつかセリフを言った後、しばらく何もセリフがないシーンになります。雨が何も言わないのはおおかみとして生きていく覚悟の表れかなと思います。セリフがないこのシーンは、私はいろんなことを考えました。花の気持ちや雨の気持ち、そしてこの人に考えさせるのがねらいなのかなとも思いました。単に受け身として映画をみるのではなく、自分で想像を働かせ、今花たちは何を思っているのかなと考えさせるなど。あえてセリフをつけないことによって、より感情移入させようとしているのかなとも思いました。だからこそ、その後の雨の遠吠えにより感動を覚えたのかなとも思います。
→追記で
雨の別れのシーンは思ったよりもセリフなしのシーン短かったですね。それでも雨が何も話さないものの表情で揺れ動いていると分かる描写はとても印象的でした。

{/netabare}

奥寺さんの言い分とは少し違うかもしれませんが、想像力を働かせるというのは、小説などの文字媒体に比べ、受け身になりやすいアニメや漫画にとって大切なことだと思います。それに関連して私の中で印象に残っているものが2つあります。
違う作品の紹介になるのであえて隠します。読みたい人だけ開いてください
{netabare}
1つはスラムダンクのラスト1プレー、もう1つはもののけ姫のエンディングです。
スラムダンクは、漫画でありながら、そのラストシーンは全くセリフがありません。しかしそのシーンは、私が読んだ漫画のシーンで№1だと思います。もののけ姫のエンディングは主題歌と音楽を流し、画面は真っ黒のスタッフロールのみです。しかし、私はこのエンディングこそ今まで見てきたどのエンディングよりもすばらしいと思うのです。この2つはここでは言及しませんが、言いたいことは、このおおかみこどもの考察とだいたい同じようなことです。もののけ姫は、また少し違うのですが。
{/netabare}
BDの発売が待ち遠しいです。早く見たいし、みなさんも見てない人は一度、見た人ももう一度視聴されることをおすすめします。


追記:BD届きました!
間違いなく一回目より二回目の方が来るものがあります。次にどんな場面になるか、どんなセリフが来るか分かっている方がつらいものがあったり、泣きそうになるものがあります。
改めてみても、本当に見どころ伝えたいこと満載で、二回目も感動しました。
一つだけ追加の考察を

前から思っていましたがジブリ作品と共通するところがあると思います。私がジブリ作品に魅力を感じたのは、小さい頃に見た時と高校、大学で見た時、同じ作品を見ているのに違う感想を抱いたこと、つまり自分の成長と考えの変化を実感できたことが挙げられます。
おおかみこどももおそらくこのような感想を抱くような作品であると思います。まぁ去年の映画であるため、本当にそうなるかはあと何年かたってからでなければ証明はできませんが。
この考察をさらに続けるとこの作品にはジブリと違う点があり、そしてそれがジブリを越えるものではないかと思うのです。
ジブリ映画は視点がほぼ主人公かヒロインです。私たちはその主人公の成長や感情の動きを感じ取り、そしてそれは見る年齢によって感想が違ったりしています。
おおかみこどもの視点は花と雪と雨の三人であり、しかもそれぞれ年齢が違い、子ども、親というように全く違う視点から見ることができます。さらに付け加えると、作中でみんな歳をとり、成長しているため、もっと多くの視点で見ることとなります。
私も子どもの頃は雪や雨のようなやんちゃな時があったり、分からなくて悩んだときがあったり、あのときこんな感じだったなぁと懐かしみ、二人の行動、そして過去の自分を受け入れました。もしかしたら、私が小学生でこの作品を見たらそうは思わなかったかもしれません。
それ故に花の行動はすごいと思っても、自分はそういう行動をとれるのかなと疑問を感じさえしてしまうのです。これは大人に、そして親になった時に今より分かるようになるかなと思います。
以上から、この作品は自分の年齢、立場から感想がかなり違うものになると私は思います。そして、歳を重ねればジブリよりも直接的に違うことを感じる作品にこれからなっていくと思います。
願わくは、小さいころからこの作品を見る人が増え、成長していくたびにこの作品からいろんなことを感じ取り、より感動出来ればなと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

nico81 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

劣等感と自己肯定の物語

考察を繰り返した結果、断言しても良い。
これは子育て奮闘記でもなければ母子の絆の話でもない。
細田守監督自身のコンプレックスの投影と自己肯定という、極めて個人的な内容だ。

さも母が中心かのような広告を打ったのは、そのほうが売れると踏んだからかもしれない。
しかし、母の物語だとすると各要素の必然性が全くなく、あまりにもお粗末な作りだ。
子育てや生活そのものについての批判が多くあり実際その通りだが、おそらくそれらはすべて見当違いだ。

この物語の主軸はあくまでもタイトルにある通り「雨と雪」という2人の子供たちであり、彼らが自分たちの運命(異形であること=劣等感の具現化)と対峙し葛藤することである。
母の存在は物語上の手段として必要だっただけに過ぎない。第一にはコンプレックスの象徴としての狼人間をこの世に産み出すために。第二にコンプレックスを抱えた子供らと監督自身を「(異形のものと承知で)産み、育て、愛し、許す」=「肯定する」ための"聖母"のような役割として。彼女の言動やとりまく環境や出来事は全て聖母として存在させるためであり、そのための宮﨑あおいである。つまり制作側の意図以外には何もない。
そう考えると色々合点がいく。矛盾があろうがなかろうがどっちだって良いのだ。


そして、聖母の救済を必要としたのは {netabare} 弟の雨だ。
彼こそが監督の自己投影の対象だろう。
―母の理想にはなれなかった。母のもとにも居られない。それでもそんな自分をあるがまま受け止め、認めてほしい。それで良いのだと背中を押してもらいたい―
そんな深層心理の表れだと考えるのは深読みのしすぎだろうか?
人でもなく狼でもない中途半端な存在としての劣等感。周囲となじめずに深まる孤独感。母の求める理想に近づけない後ろめたさ。そうして殻に閉じこもり、アイデンティティを求めてもがきさまよう。
やがて、母の属す社会の外側に居場所を見つけてひとり旅立つ。そんな彼を母は泣き笑いで受け入れる。そのままで良いのだと、無言のうちに肯定してやるのだ。彼は希望と許しを同時に手にして、自由へと駆け出していく。
鏡のように対比された姉の選択によって別の可能性も示されるが、彼女もやはり他者からの許し(秘密の共有)を必要とする。

一見、彼らの自己肯定と再出発は成功したかに見える。
しかし、姉の決意には諦念が見え隠れするし、弟は傍目には逃避という言わば後ろ向きの選択だ。しかも全て強引な自己完結で、アイデンティティを獲得したのではなく捨てたようにしか見えない。根本的解決をしていないにも関わらず、それを他者に認めさせることで得た自己肯定は独りよがりに映る。
もっと言えば、そもそも聖母であるべき母こそが狼人間という異形(=劣等感)を生み出すというパラドックスに陥っているわけで、実はこの時点で監督の自己肯定は既に失敗している。
{/netabare}


どこまでが意識的なのか無意識なのかは分からないが、各エピソードの生々しさは高木正勝の聞き心地良いミニマルミュージックによってオブラートに包み、アン・サリーの歌で母性を強調し、姉の独白で視点をずらし、狼人間の姿形を借りて非現実を可視化することで何とかファンタジーの形態を保っているような……つまり計算づくで、ちょっとあざとい。

引き画の多用についても監督は「客観性を保つため」と語っているが、対象が曖昧にぼかされて主題も散漫になっている印象のほうが強い。第一、どうしたって感動系にしかならないプロットにわざわざ客観性を組みこむ必要があったのか。実際、ここ引き画にしちゃったら観客は感情移入しにくいんじゃないかと思う場面が多々ある。劣等感にフォーカスされて物語が過剰にセンチメンタルに転ぶことを嫌ったからでは? もしくは自分の隠された本心を暴かれることを恐れているのでは? などと斜めな見方もできる。

いずれにしても、この「ひどく個人的な心理を覆い隠して普遍的テーマの体裁を取り繕った感じ」にどうしても違和感が拭えず共感も感動もできない。(がしかし、私の同族嫌悪も多分に含んでいる)


サマーウォーズも面白かったけど何かもやもやと違和感があって、それもこの考え方でいけば納得できる。体裁だけはファンタジーなのにどうしても舞台やエピソードが現実的なのは、監督自身が生きる場所であって解決すべき問題ともがきがそこにある(しかも解決していない)から。
だとすると、この人にジブリのような異世界での冒険譚は多分描けない。

しかし、このままではいくつ作品を作っても形を変えて繰り返すだけじゃないのかなぁ…
他者に依存し続ける限り他者を言い訳に使うことも可能で、いつか行き詰る。他者の助けは必要だけど、本当の意味で「自分という人間を受け入れ、自分の人生を請け負う」覚悟をするとき、許しを与えるのは自分自身以外にないのだから。


※だいぶ以前にUP済みだったが、推敲と加筆・訂正を繰り返していまに至る。ここまでの考察は滅多にしないし長文も避けているのだが、どうしても無視できずに自分のために書いた。
自分と似通った業を抱える監督への歯がゆさと、ここまでしてもその業から解放されていない様への苛立ちと落胆を覚えている。きっと「バケモノの子」でも繰り返しているだろうと容易に想像できるのだが、いずれ見届けなければなぁとぼんやり考えている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

61.6 6 ファンタジーで獣耳なアニメランキング6位
エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (476)
2633人が棚に入れました
ここは何度目かの黄昏を迎え、徐々に終わりの時を迎えつつある世界。
その世界に存在する「黄昏の大地」の 遙か西方にある、かつて錬金術で繁栄した国家が存在した地方。
そこではいつか訪れる「黄昏の終わり」の到来を回避するため、失われた錬金術の発見と再生に力を注いでおり、再生された前時代の技術は「中央」と呼ばれる錬金術研究都市に結集されていた。
主人公は中央から配属された錬金術を研究している青年と、辺境の小さな街に暮らしている少女の二人。

少女の名はエスカ。
人々の役に立ちたくて自前の古い錬金術の知識を使い頑張っているうちに、開発班に配属されることになった。

青年の名はロジー。
中央で最新の錬金術を学んでいたが、とある事情で地方へ異動することとなり配属先の開発班でエスカと出会う。

二人は協力して錬金術の力を駆使し、開発班をもり立てていこうと約束する。
錬金術が紡ぐ、少女と青年の物語。
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

うわぁ~~~あいかわらずガストさんはOPもEDもおんがくもいいなぁ~ 追記★今期順位

以上。


★2014年、春アニメマイ楽しんだ度ランキング~{netabare}

自分の中では恒例行事なのに、最後に書いた感想が弱虫ペダルで、
こういうの入れたくなかったのでこっちにした。

マイベストで作ればいいのにね~w

ということで、ランキング♪



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


特別枠① となりの関くん
特別枠② 弱虫ペダル
1位 河合荘
2位 ごちうさ



==========大満足の壁



3位 ノーゲーム・ノーライフ



4位 ブリュンヒルデ

----------楽しかったの壁







5位 ブラックブレット
~~~~~~~~~~許容範囲の小川







6位 ノット
\/\/\/\/\/視聴スラッシュ


7位 エスカロジー※










8位 あーす
9位 ケロロ(存在を忘れてたww)


※アトリエファンとして最後まで観ました(うそ)
 周囲(1人)の後押しがあり、何とか最後まで耐え抜きました


今期11本も見てたんだな~、ノットとエスカロジーは3,4話で切るべきだった。

夏アニメどうしようかな~、何があるのか分からんな~

★{/netabare}




















と、感想を終えてもよかったwwwww

まあ、宣伝にはなったと思う。
黄昏シリーズ、シャリーのアトリエやってみたいなぁ~。
変な帽子かぶってる方のシャリーでやってみたいな。



・・・ええっと、
アトリエシリーズの良さが伝わらず、
雰囲気は~~~伝わってないね。
ネガキャンにもなりかねない感じだけど、知名度は上がったよね?


そうだね・・・湯気!湯気がメッチャがんばってた!!

以上!!!



≪昔の感想、アトリエシリーズの解説とか~≫{netabare}

2014.04.13 12:15 未評価
【アトリエシリーズ初心者のための用語辞典(適当w)+概要っぽいの】

☆☆☆概要☆☆☆
エスカロジーのアトリエは
「錬金術士=何でも作る屋さん」が「砂漠だらけの世界で人間が住めるように開拓&快適化」するため、
「モノづくりの材料を集める」ためにも「仲間と共に冒険」しつつ「仲間の目標達成・問題解決」しながら、
最終的に「エスカが目標とする空の遺跡」に到達すること。
☆☆☆かな☆☆☆

アトリエシリーズって最終目標が「つくる」か「行く」が多いから、こんな感じだと思う。


                                 ここから下は2014.04.12 16:39の文章だよ~


ええな♪
けど、アトリエシリーズを知らん人には確かに導入から厳しいかもね。
というわけで、大事な言葉を3つを始めに適当に解説します。

タル → タルは樽
ウニ → ウニはウニじゃありません
錬金釜 → 材料と謎の錬金術の技術さえあれば何でも作れます、最初の頃はよく爆発しますw

錬金術士 → 錬金釜で何か作って問題を解決、トータルソリューションですw 『師』でなく『士』です
ファッション → 奇抜ながら中世っぽいです、錬金術師は特にw
女 → かわええ
男 → かっこええ、子どもからジジイまで
主人公 → かわええ女の子、最近の作品では男もいるとかいないとか
カップリング → たくさんあります、乙女だけではなく男も楽しめます
アトリエシリーズ → ファミレスじゃないガストさんの屋台骨ゲーム、作品によって目標が異なります、
RPGっぽいのもあるとか、
ミリオンセラーとかないが一部で熱狂的に、あるいは生活の一部として愛されています


こんなもんかな。
もうちょっと掘り下げつつザックリ話すと、

~~~
アトリエシリーズは、
錬金術士は錬金釜のあるアトリエを持っていて、
様々な目標・目的を持ってせっせせっせと釜をグルグルします。
基本として依頼を受けてモノを作り、お金を稼ぎ、信頼を得て地域の中での地位を得(てしまい)ます。

錬金術でモノを作るためには材料が必要です。
かわいいスライムっぽいのや小動物からドラゴンや神獣すらも、
バッタバッタと狩りで捕獲したりビビらせて一時的な退去を強いて、守られている財宝を奪いますw

そんなことするにはか弱い?女の子1人じゃできないので、
仲間を雇ったり、ボランティアで狩りの冒険に付き合ってもらいます。

なんだかんだしている内に上手く行けば、伝説の錬金術士として名を轟かせます。
上手く行かないこともあります。
~~~

ってやったことあるのマリーだけで、他は見たことしかないけど、
オレもアトリエシリーズは大好きです♪

1話観て気に入った♪
あの雰囲気が維持されていて、あの錬金術のシュール感がたまらないので、
エスカさんにがんばってもらい、
マリー、ロロナ、トトリもアニメ化してもらいところです。

とりあえず、応援したい気持ちもあるし、最後まで観ます♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この作品・・・原作はゲームだったんですね^^

この作品の原作は、「アトリエシリーズ」のゲームだったようです。
シリーズというからどの位あるのかな・・・と思ってwikiで調べてみたら、現時点で16作品もありました。
私はゲームは未プレイですが、そんなに続くなんて・・・よほど根強い人気のあるゲームなんでしょうね^^
そんな16作品の中の15番目に位置付けられているのが、本作・・・エスカ&ロジーのアトリエになっています。
オープニングの前に「A15」という文字がチラリと見えます・・・最初は何か分かりませんでしたが、この作品の番号だったようです。

物語の舞台は、文明の発達と衰退を繰り返しながら、徐々に「終わりの時」に向かって動いている世の中・・・人々は錬金術を使って暮らしているのですが、緑豊かなコルセイトという世界の辺境の街に中央から錬金術師がやってくるところから始まります。

ゲームでは、2人いる主人公のどちらかを選択してゲームを進めるようですが、アニメではエスカとロジーのダブル主人公で物語が進んでいきます^^

2人とも錬金術師なのですが、まず目を惹かれたのはエスカの錬金術でした・・・
なんと大釜に色々な材料を入れてグツグツ煮込むと、そこから色んなアイテムが飛び出してくるんです^^
1話目からエスカは魅せてくれます・・・私の知る限り作り方は全く違うはずなのに、グツグツ煮込んで待つ事30分・・・
一番最初に作り出したアイテムにはビックリでしたね^^;

そして次に目を惹かれたのは・・・エスカのもふもふしっぽ(//∇//)
このしっぽには意志と感情があるの・・・?
と思えるくらい表情豊かな動きをするんです^^
このしっぽについては、本編でも触れられているのですが・・・
優しさと愛情がたくさん詰まったしっぽだったと思います^^

一方、物語の方は序盤はエスカのれ直向きさとロジーの実直な性格が描きつつ、魔法使いのウィルベルや薬師のニオが介入してきて、物語の幅の広がりを感じながら進んでいきます。
普段はほんわかしているのですが、時折難しい依頼に挑んだり、遺跡を調査したりもするので、軽い緊張感を心地良く感じながら視聴していました。
普段のほんわかした雰囲気を醸し出しているのが、古くからコルセイトのリンゴ園を管理してきたクローネの存在です。彼女は代々エスカの家系と一緒に過ごしてきたのだそうですが・・・

物語の終盤・・・エスカの夢・・・ロジーの過去・・・そしてクローネの存在・・・
全ての謎が徐々に明らかになり、この作品の全体像が見えてきます・・・
想いを・・・願いを叶えるためだった・・・
でも、気の遠くなるほどの時間の作用は、思いと記憶を留めていられなくなること・・・
でも、きっかけさえあれば記憶も・・・約束だって思い出すことができる・・・
今を良くしたいと思って頑張る気持ちがあれば、間違った道を選んでも次にその道を通る人が直せば良い・・・
そして「ありがとう」の一言に胸が熱くなり物語は終幕するのですが・・・
最後の最後に心の震える展開が待っていてくれました^^;

オープニングテーマは村川梨衣さんの「アスイロ」
テンポの良い軽快な曲調が印象的でした^^
エンディングテーマは霜月はるかさんの「ふゆみどり」
最終回の物語からエンディングへの導入は秀逸だったと思います^^

1クール12話の作品でしたが、アニメ化まで2年を要しただけあってゲームの内容が分からなくても十分に作品を楽しめる内容になっていたと思います。
この手の作品は評価の分かれるかと思いますが、私は楽しませて貰いました^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

荒廃した世界の再生

雑と言えば雑で、ゲーム原作の悪いところも出ているアニメです。
ところどころ重大な問題を「ここは流れで」という感じで違和感をサクっと流してしまう部分があり、減点で見るタイプの人、減点してしまう気分の時は乗り切れないであろう作品。
ゲームだと自分のプレイで埋まる部分のシナリオの空白のいくつかがうまく補完できなかったのかなという印象。
もっとアニメに最適化した流れが作れていれば一段上の作品になったという余地はあります。

ジャンルでいうと終末ものの中でも特に「心地よい破滅」がピタっとはまる作品で、世界全体は楽観できる状態ではないが、主人公たちの生存圏は直接的にはおびやかされていないという世界観。
しかし、破滅に任せるでなく再生を目指して生活を営んでいるのが特徴です。

良いところは、作中で荒廃した世界が提示されていること。
街をちょっと出ると砂漠や荒れ地になっていて、そういう場所を通る場面があるので、荒廃した世界と小さな社会の実感をともないます。
また良いのは、そういう世界で暮らす人たちがけっして荒れていないこと。
持続性のある方法で土壌を改良しようとしていたり、個人がそれなりに夢を持ったりしています。
破滅と再生は素晴らしいテーマですが一度破滅する必要から話が重くなりがちです。
エスカ&ロジーのアトリエは破滅を世界の方に委託していて「キャラクターに今まさに差し迫っている破滅」は無いので重さが緩和されていて、再生のストーリーの心地良さも持っている。
お得!

細かい話で特に気に入ったのは、
{netabare}
リンゴ園が重要な部分をになっていることです。
主に6話と12話でリンゴ園の話が上がってきます。
一本の苗木から始まったリンゴ園が少しずつ広がっているということに作中時間の流れを感じますし、確かな再生を感じるのが心地よい。
スケールの大きさを表現する終盤も具体的に何百年と言わずに「一本の苗木だったリンゴが、大きなリンゴ園になるまでの時間」というばくぜんとした表現が使われているのはとてもポエットです。

また他に良いことは、主人公2人はもちろん、登場するすべてのキャラクターがぜんいん異なる目的を持っていることです。
これは私にとっては超重要なことです。
人間それぞれ違うことを考えて生きていて、仲が良いあの子にも私の知らない友達がいるし、私の知らない生活がある。
同じような目的を持っている仲間を見つけたとしてもその強度が違うのが当然。5を目指す人間と10を目指す人間では生き方も変わってきます。
そして、そういうバラバラで当たり前の人たちの目的が一致する瞬間というのがカタルシスで、エスカ&ロジーのアトリエはまずまずそれを満たしていました。

その瞬間のあと、エスカはコルセイトの町を維持し良くしていくのが目的で、ロジーには飛行船の開発をしたいという目的があってそれは中央でやることだから、同じ場所にいてはおたがいの目的には叶わない。
目的のために1つになった仲間が、また目的のために別れてゆく。
こういうの好きです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

66.1 7 ファンタジーで獣耳なアニメランキング7位
うたわれるもの 偽りの仮面(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (538)
2713人が棚に入れました
目覚めたのは雪深き山間部。
過去も名も思い出せぬまま彷徨う男に、世界は優しくはなかった。
巨大な牙を持つ生物が襲い掛かり、闇に蠢く異形が男を追い詰める。
そんな男に差し出されたのは白く美しい少女の手……
その手を取った時、物語は始まった。

声優・キャラクター
藤原啓治、種田梨沙、利根健太朗、水瀬いのり、加隈亜衣、原由実、山本希望、櫻井孝宏、佐倉綾音
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

偽りの仮面

『うたわれるもの』の続編らしい。

1話観た感じでは、前作の続きではなさそうなので、
こっちから観始めました!でも大丈夫そうだと思う。

18話辺りから、駆け足感が強く『?』と感じるところも。

25話
{netabare}
出だし5分ぐらい無音声だった。
オシュトルが亡くなり、ハクが成りすますのは、
タイトル通りなんだろうけど、25話使ってそこまでで終わりとかねー
{/netabare}

24話
{netabare}
ラオウvsオシュトルは一応終わったけど、
最後ネコネ泣いていたから、オシュトル死にそう…

25話のタイトル『意志を継ぐもの』だし。

続きはゲームで!かアニメ3期見てね終わり感しか感じない…
{/netabare}

23話
{netabare}
まだ脱出途中…

ラスボスラオウ、黒幕ルルーシュもどきって感じ?
続きはゲームで!って感じで怖いわー
{/netabare}

22話
{netabare}
オシュトル、アンジュ救出からヤマト脱出まで。
救出に1話とか使い過ぎだろうと思いつつ、
デコポンポが落とした、オシュトルの仮面拾ったのは、
絵面的にラオウ?
毒持った犯人分からない、続きは続編ゲームで!みたいな
終わり方だといやだなー
{/netabare}

21話
{netabare}
帝の崩御はトラップではなさそうで、アンジュも、
オシュトルが差し入れたお茶を飲んで倒れると…

毒もったのは、ホモかルルーシュもどきだろうけど、
ハクが仮面付けて出てアンジュ復活で終わるのかな?

トゥスクル侵攻から、大分、駆け足過ぎな気がするー
{/netabare}

20話
{netabare}
トゥスクル強すぎでしょう

クロウが、クオンを『お嬢』と呼び、あの方の忘れ形見的な
セリフを言っていたから、ハクオロの子供は確定かな。

生んだのは誰になるのかが気になる。

ヤマト側は、帝が策を用いるようなことを言っていたから、
次回予告の『崩御』は何かの策なのかな?

トゥスクル側のキャラの方が、個人的に好きなので
もっと出番を増やして欲しいかな。
{/netabare}

19話
{netabare}
アトゥイの娘LOVEオヤジよりも、
トゥスクルに入り、支援物資輸送中、コポポが、
ムックルに気がつき、暴走して後を追っていくのだけど、
うまい具合にムネチカの所に誘導されて、結果として
支援物資が、コポポが積んでいるものだけになってしまったのは、
アルルゥ策士だわぁと思った。

次回は、ベナウィとクロウが登場するみたいなので楽しみ!
{/netabare}

18話
{netabare}
トゥスクル侵攻の理由が特に説明なく侵攻開始…

そして、ハクに支援物資を送る仕事をオシュトルが依頼。
かなり強引な感じだけど、トゥスクルにハクが行ったら、
ハクオロが復活して出てくるとかあるのかなー
{/netabare}

17話
{netabare}
ハクと帝の関係が分かる回。

帝がハクの実の兄で、ホノカとアンジュは、
帝の妻と娘に似せて作られたものとも…

帝は、家族を取り戻せた的な事を言っていたけど、
トゥスクルに赴いていたウォシスが、17話最後に邪悪な顔していたから、
トゥスクルと戦争して終わるのかな?

トゥスクルは、オボロが帝位?についていたけど、
そうすると、クオンは、オボロの娘とかいうオチなのかな?

17話で、アイスマン(ハクオロ)が、帝の回想で出てきたけど、
あっちの計画より、帝とハクは後の人達みたいね。
TVアニメ3期とかすぐにやってくれるとすごく楽しめそうな感。
{/netabare}

16話
{netabare}
仮面の力を目の当たりにして、何もできなく、
自己嫌悪に陥っていたハクを慰める回。

メインは男祭りで、マロロはやはり男色家で生贄はキウル…
男祭りを見た腐ルティエさんは案の定歓喜で昇天。

しかし、ネコネって、キウルの他にミカヅチにも
好意を寄せられていたとは意外。
{/netabare}

15話
{netabare}
デコポンポの話は一切なく、
ウズールッシャとの戦いで八柱将3人、
ライコウの知力、ムネチカ、ヴライのチート戦闘力と、
オシュトルの卓越し過ぎの剣術がメインフォーカスだったと思う。

ハクオロが巨大な怪物になれたみたいに、帝から仮面をもらったもの
全員同じようになれるってことは、帝はハクオロと同じ人間ぽいなーと。
これは、後々わかるのだろうけど、前回助けた剣豪さん親子、
ハクの所に居候決定のようで、なんかワケあり人部屋みたいだーねw

次回は、笑いネタ回ぽいので楽しみ。
{/netabare}

14話
{netabare}
ルルティエとアトゥイが父の代わりに戦に参戦する為、
オシュトル、ミカヅチの隊に合流するべく移動中、
ハク、ルルティエが集落で人質に取られている人たちを
たまたま見つけ、ルルティエの助けたいという願いにハクが、
知恵を絞って全員救出すると中に幼女が…

その幼女は、剣豪ヤクトワルトの子で、
ハクたちの仲間になるーという回だった。

デコポンポは、まだ敗走しないのかー残念。
{/netabare}

13話
{netabare}
ハクが帝から呼ばれ雑談の相手をさせられている状態からスタート。
そこで、ハクの質問の中から、デコポンポだけ世襲で、
八柱将になっていることが分かったw

で、軍議でみんな、デコポンポスルーしているのに納得。
誰か裏切りそうな感じで進んでいるけど、誰か裏切るのかな?

あと、OP/ED変わったけど、後のネタバレ的な絵が多すぎだよぉ…
{/netabare}

12話
{netabare}
ハクが、帝からアンジュ救出の褒美をもらうのだけど、
双子の巫女さんをもらうことに…
ハクハーレムが増えていく~。

そして、ルルティエは、もう腐要員でしか…
さり気なく、女性専門家をディスってるアニメな気もするけどw

前半戦終わったけど、日常回と、
後半活躍するであろうキャラ紹介で終わっちゃった印象。

あと、4話Cパートで、帝が『やっと見つかった』と言っていたから、
ハクとは、何かしら血縁関係とかなのかな???
{/netabare}

11話
{netabare}
アンジュが皇女としての自覚を持つ回

オシュトルとオウギって面識があるようで…
オシュトル苦労してるなーというのが分かる回でもあった。
ルルティエは、もう腐ルティエってのも…

あとは、ヤマト八柱将でも、アンジュに対して、
オシュトルが飴、ムネチカが鞭という役割もね。

次回から、のほほん回から、本筋に移行するみたい。
長かった…
{/netabare}

10話
{netabare}
ヤマトの皇女アンジュが、オシュトルに恋をしたという恋話回
あと、ハクと女義賊との出会い。

オチを腐ルティエさんが、BLでかっさらうとは…
風呂とBLが好きなアニメだなぁとw
{/netabare}

9話
{netabare}
前回の捕物の話とは変わり、トゥスクルからの使者のほのぼの話。

アルルゥとカミュ、ムックルが登場。
クオンが、この2人を姉様と読んでいるから、
前作の誰かの子供の可能性があるのかな?

カルラとトウカを母様とも読んでいたしね。

風呂、専門家ネタがまた出てきたけど、
もはやネタではなく好きで出しているとしか…
{/netabare}

8話
{netabare}
ヤマト八柱将が一人デコポンポの不正を暴く捕物話
このキャラって前作にも似たようなものがいた気が…
悪者はみんなこの絵なのかw

久しぶりに風呂、専門家ネタがない回だった。
{/netabare}

7話
{netabare}
また風呂から?と思ったら…
BL本からだった…ヤマトの皇女お披露目がメインだったけど、
大体、ルルティエ…腐っている…が持っていった感じ。

あと、ハクが、ヤマト八柱将を見た際に、
1人だけ凄く反応したキャラがいたけど、あれがラストに繋がっていく
キャラになるにかな?
{/netabare}

6話
{netabare}
また風呂から…風呂好きだなぁ。

旅籠屋「白楼閣」の女主人から、酒宴に誘われるハク。
その正体は、クオンの育ての親だった。

舞台はヤマトだけど、前作の舞台トゥスクルでの登場人物が
出てきたということは、今後、たまに違うキャラも出てくるのかな?
ちょっと気になる。
{/netabare}

5話
{netabare}
ハクとウコンの風呂から…専門家向けか…

家出少女とそれを追う少年の新キャラが登場。
少年の方はウコンの部下?みたいだけど、
次回以降、この2人が仲間になったようだから、
どんな感じになるのかな?
{/netabare}

4話
{netabare}
帝都に到着して、ウコンの屋敷?へ

ウコンの妹ネコネの登場から、
風呂回へ…
マロロのメイク落としが見えるのはまだいいけど、
ハク×ウコンで、BL想像する腐ルティエさん…
無駄に画力高いのと声いらないから。

そして、翌朝町に出かけるハク+女子3人
ハクの仕事を探すらしいけど…仕事から戻ってきたら、
ネコネが、ウコンから預かっていた手紙を渡すんだけど、
ハクは字が読めない!!
この時点で、少なくともこの国の住人じゃないと気づこうよー
耳もネコ耳じゃないし…
そして、妄想する腐ルティエさん…

ウコンに呼ばれていった場所に行くと、オシュトルが!
オシュトルの正体はウコンだった!
ハクがオシュトルを次回から演じるのかなー

そして、最後は、また風呂で〆
{/netabare}

3話
{netabare}
ウコンからの依頼で、ルルティエ姫を帝都まで送る護衛につくことに。
それで、盗賊に襲われるのだけど、ウコンが元から仕込んでいた策で、
わざと積荷を奪われ族を一網打尽に。

族の中に密偵ぽいキャラがいたけど、今後、仲間になるのかな???

族を掃討した後に、帝都から、前作の主人公登場?と思ったら、
似ている別人らしい。気のせいか主人公に背格好、髪型似ている気が…

ヒロイン枠は、今のところ、マロロと鳥なんだけど、次回予告で、
腐っているシーンがあったのだけど、ヒロインは女の子以外なのかな…
主人公、風呂シーンでクオンの裸見ても無関心だったし。
{/netabare}

2話
{netabare}
クオンとハクが泊まった里にモンスター出ましたー

ウコンという任侠者に手伝ってくれーと言われ手伝い倒しましたーと、
ウコンという新たな仲間?ゲットと、
体力面ダメダメでも、ハクの数字に強く洞察力に優れているという
長所が分かってきた回。

OPで前作主人公出てたから、同じ時期の話なのか、
それとも、後に仮面を付けるのか?どうなっていくのか楽しみ。
{/netabare}

1話
{netabare}
記憶を失い、雪山をさまよっていた主人公が、
クオンという女の子に助けられて、
記憶を失っている主人公に『ハク』という名前を付けてあげるのと、
主人公の得意分野の描写がある1話だった。

まだ1話なのでなんともだけど、ハクという名前は由緒ある
名前みたいな事をクオンが言っていた気がするから、
前作とも関連性があるのかもね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

違うよ、ゲームではもっと良い作品だったんだよ!…と言いたい。

脚本!違う!違うよ!
…と、第一声を書いておきます。
やっと同時進行して終わったので書きます。

ゲーム・Vitaでハードクリア。プレイタイム60時間。wikiなし。トロフィー全回収。全演出回収。

アニメ・全話視聴。


ゲームだけの評価は星5でも良いです。三部作の二部作目になるので最後は繋ぎになってしまうのは仕方ない。それでもゲーム版は良い作品でした。早速『二人の白皇』を買いました。書いたらプレイします。

(※注意・かなり長文になります。長文が苦手な方はお避けになって結構です。)

では始めます。

{netabare}
さて、ではアニメ版を…

正直違いが多すぎる。これが第一印象です。
演出が前後してたりや演出がなかったり、居ない筈のキャラが居たり居なければならない所に居なかったり、謎解きもハクがやらなければおかしいのに他のキャラがやってたり…
挙げればキリがない(-_-;)

でも1番の原因は全25話では表現するのに尺が足りなかった事でしょう。詰め込むしかなかった、なら仕方ないですが、最悪なのは脚本がゲームをやってなく、もしくはかいつまんだだけでただ資料を読んだだけで書いた怠惰な方か…。
だったら嫌だな。

アニメ版は1話目から駆け足だった感じがします。
が、それは仕方なかったのかなと思います。
ゲームと同時進行でやってて、情報量の多さをこのアニメで全て表現は無理だと思いました。
せめて3クール、余裕を持たせるなら4クールは欲しかった。
前半に日常回に時間を使いすぎたのも欠点ですね。
もう後半が駆け足ではなく色々と無視したやり方になってました。
3期(二人の白皇)については後で書きます。

折角なので良い点も書きます。
前作、『うわたれるもの』のキャラが出てくるのはプレイした人には嬉しいですね。ゲームでも出て来ますがプレイキャラとしては使えません。
次に食べ物が美味しそう…♪見た感じは中華料理に近いでしょうね。作法などからも、ね。
薬の調合の仕方や薬膳等も中国系だから場所的にもそこかな。
ケモミミ好きなら堪らない!(私はそこまで(-_-;))
古語も合ってる。
一応ストーリーの最初と最後は合ってる。
個人的にまたムックルが見れた(笑)

キリがないのでこの辺で。

さてストーリーやキャラ等なんですが…

まず
『ハク』がちょっと違う。ダメ男だけど人当たりが良いのは合ってるのだけどなんか違う。

『ネコネ』はキャラは◯。なんですが、クライマックスの大切な部分が全く違うストーリーになってて感動シーンがかなりチープな出来上がりに…残念。

『ウルゥル』と『サラァナ』の登場場所が違う。後、クライマックス付近で行動出来て居るのでそれも原作とは全く違う。これは結構マズイ。

『クオン』は能力解放した場所が違う。これのお陰でストーリーが絶望的。

『マロロ』がもう『おじゃ◯丸』。

『ルルティエ』は色々描写が削られて可哀想なキャラ。BL好きだけが強調され残念ヒロインに。ゲームでは良いキャラなのに…。

『キウル』は原作と違う行動を取らされたり、登場回数もかなり減らされている。残念キャラに。

『アトゥイ』戦闘狂などの描写がない。かなりクセのあるキャラだったのにな。持ち味が…

『ノスリ』『オウギ』はほぼゲームと同じ。ただ旅団配下が登場しない。

『ヤクトワルト』は雑。説明もちょっとしかなく、なぜかヤマト側についている。

とりあえずキャラ違和感などです。


次はストーリー。

前半パートはまぁキャラ紹介などがあるから目を瞑るとして帝都に着いてからちょいちょいBLネタが多い。制作してるときがそんな時期だったのかな?そこに時間を裂くくらいならもうちょっと他のパートに生かして欲しかった。
ゲームではハクとルルティエが新しいお菓子の発明をしたりアンジュの火遊びがどれだけの莫迦な事だったかとか結構面白い事をするのでそっちを使って欲しかった。
BLばかりなとこはネコネの言葉を借りて『不潔なのです…』。

ネコネがサコンの正体を知ってたり、殺戮の描写が生ぬるい、グンドゥルアの猟奇さがいまいち等々は尺の問題と放送の問題があるから仕方ないとして1番の問題は後半のクール。クライマックスのオシュトルの所なんか別物になっている。

ハクの落ち込む理由も違う。アレではミトの話が噛み合わない。原作ではハクはヴライの殺戮を見てではないのです。実は仲間と行った洞窟内の出来事を見て…
これからゲームをやる方が居るかもなのでネタバレは書きません。
多少書くならウズールッシャのヴライの戦闘中にはハク達は全く違う場所に居ます。

次に帝の崩御の詳細が出されていない。
ゲーム版は帝の崩御の理由が出ています。が、アニメ版ではない。アンジュも巻き込まれるのですがそれについては理由が出てくるのに帝に関しては何も。帝の崩御の詳細がなかったのでその後のストーリーに影響と弱さが出てくる。
それからここで居てはいけない『ホノカ』が居て『エントゥア』が居ない。どんどん崩れて行きます。

そして崩御の報せを聞いた八柱将ライコウ・デコポンポがトゥスクルから撤退しヤマトの大門で足止めされずに中に入れてしまってること。
ヴライが良識人になっているのももうアウト…
ヴライが帝を病的な程崇拝していて、だからこそヴライの正義は成り立つし殲滅戦のような猟奇さも納得出来る。が、アレではヴライが…
トゥスクルから帰ってきてからの(20話)からはもう別物です。茶番も多い。正直だれる。

原作の大事な事が1つ抜けている。デコポンポとライコウがヤマトに撤退してる間に実はハク達は野営をして何者かに襲われます。そして今後のキーにもなる『塩』…。なぜこれを外した?

1番許せなかったのはヴライVSオシュトルのバトル。『民を…』と言ってたオシュトルをヤマトの街の中で戦わせる暴挙。居てはいけないウルゥルとサラァナ。オシュトル勝負の鍵を握るネコネがあまり関わらない。ネコネの兄を想う行動やその行動後の絶望、これがゲームではかなりの見せ場なのにアニメではかなりチープ。
そしてクオンの能力発動。これはもう終わったと思いました。あそこで発動させてはいけない。

これでも半分くらいなのですがこれ以上書くとまだ長くなるのでこの辺で。ネタバレは少なくしてます。


さて、3期(二人の白皇)についてなのですが…
正直難しいでしょう。1番の問題はアクアプラスの現社長(2017:7/16現在)の下川さんが『アニメ化は考えてない』とインタビューで言ってる事。
そして『二人の白皇』は外伝にしようとしたネタも全て入れたと下川さん。これをアニメ化するとなるとかなりの量になり今回の『偽りの仮面』みたいに駆け足でも入らないという現実です。
4クール以上となるとアニメ化はかなりの賭けです。1クール放送するだけでも数億円掛かるので。
『偽りの仮面』の円盤売り上げもそこまでなので3期は基本難しいと思ってます。
もうひとつ下川さんが言ってたのは、やはり『偽りの仮面』での表現の違い。アニメとゲームでは違いがあり『アニメ・偽りの仮面』の続きにするか、『二人の白皇』単独で放送に持っていくか、悩んでるそうです。
が、今のところ社長を始めアクアプラスの情報では3期は作る気はないというスタンスです。今後は分かりませんが。
海外の反応は良かったし後は円盤の売り上げやゲームの売り上げが必要ですね。そうすれば変わるかもしれません。
下川社長自身は『やりたい』みたいではあるので。(インタビュー記事より。)

後の問題は声優さんですね。

ハク役の藤原さんは2017:7月から徐々に声優業再開されてるのですが、やはり年齢もあるし無理は出来ないでしょう。
クオン役の種田さんもどこまで回復してるか分かりません。
ウルゥルとサラァナ役の佐倉さんも2017:6月だったかな?3週間くらい入院していたらしいです。理由はちょっと分かりません。
情報として有力なのは、ファンイベントで聞かされてない事をやらされて精神的に…ってのがあるようです。

個人的には3期(二人の白皇)をアニメで観たい気持ちは強くありますが、こういった問題があるので正直…かなり難しいと思います。
私は良い作品のオフラインRPGゲームは完全クリアするまでやるので(二人の白皇)もやりますが、『うたわれるもの』『うたわれるもの 偽りの仮面』とアニメでやったので3期もやってほしいと思います。
ゲームが出来ない人の為にも。


こんなに長文になるとは思いませんでした。
読んで下さった方、心から感謝を…{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

格段に綺麗になった作画を引っ下げて帰ってきてくれました・・・

この作品は、うたわれるものの2期に位置する作品です。前作との直接的な繋がりがないのでこの作品から視聴しても問題はありませんが、前作より登場するキャラがいるので、懐かしさや1期との違いを堪能されたい方は前期からの視聴をお薦めします。

この作品の放送はとても楽しみでした。前作が好きで2巡くらいは視聴していると思います。
その上ヒロインのCVが種田さん・・・と知り俄然盛り上がったのを覚えています。

1話を見て感じたのは作画が格段に綺麗になっている事です。前作が2006年の春アニメで放送されたので今から10年前・・・今前作を視聴しても作画には古さを感じませんでしたが・・・
技術の進歩か制作陣の拘りか・・・それとも両方・・・?
作画の綺麗さには舌を巻きましたが、一番ビックリしたのが物語の序盤で前作のキャラ・・・カルラとトウカが登場してくれた時です・・・キャラデザがムッチャ綺麗になっているじゃありませんか^^
ここで前作の記憶を新たにするためもう一巡する事を決め視聴しましたが・・・その気になれば2クールの視聴だってあっという間です^^
こうして自分的には万全の状態で視聴を進めたつもりです^^

物語は、記憶の無い青年が猫耳しっぽのある美少女と冬の雪山で出会うところから始まります。
その少女は名をクオン(CV:種田さん)・・・各地を一人旅をしていたところでした。
青年は自分の名前すら記憶も無ければ文字の読み書きもできない有様・・・
これでは生活もままならない、という事でクオンが親代わりになる事に^^

親代わりになったクオンが最初にしたのは・・・名を与える事でした。
ちょっと考えたクオンは「あなたの名前は・・・ハク」
この名前は「伝承にまでうたわれし御方の名」
そして見覚えのある鉄扇をクオンはハクに渡すのですが、この時点で前作とどの様に交わっていくのかが半端なく楽しみになってしまいました。

肉体労働は苦手ですが頭の回転が早く機転の効くハクは、帝都でオシュトルに認められてクオンと一緒に働くようになり・・・ここから大きく物語が動いていきます。

クオンの勧めで旅籠屋白楼閣を拠点にしたハクは、オシュトルの命によりドブさらいの毎日・・・^^;
ですが、事あるごとにハクの周りには人が増えていくんです。
ハクは普段から特別何かに打ち込んでいる訳でもなければ、周りに気を遣って手伝ったりする様な事は決してありません。
白楼閣で見かける彼は昼間はお茶を飲んでいるか・・・甘いお菓子を食べているか・・・
夜になると男だらけの大宴会に興じてみたりと、やっている事は青年・・・というよりオッサンです^^;

でも・・・だからこそ彼の周りには何の気兼ねもいらないオーラが立ち込めているのでしょう・・・
そのオーラに惹きつけられ・・・癒される・・・だからハクの周りには人が集まるのだと思います。
元々はハクとクオンの二人だけだったのに・・・ホント大所帯と言っても過言ではないと思いますよ^^

クオン(種田梨沙さん):本作のヒロインでハクの親代わりでトゥスクル出身の彼女・・・前作とも大いに関係しています。
ネコネ(水瀬いのりさん):才女ですが激動を渡り歩くことを運命付けられ・・・
ルルティエ(加隈亜衣さん):気弱ですが家庭的で料理や裁縫を得意としています。
アトゥイ(CV:原由実さん):物腰の柔らかい口調が特徴の彼女ですが、戦闘力の高さが魅力です。
ノスリ(CV:山本希望さん):とんでもない事をやらかした後、ハクがお目付け役となり一緒に居ることに・・・
オウギ(CV:櫻井孝宏さん):ノスリの弟で情報の収集や操作が得意。
ウルゥル、サラァナ(CV:佐倉綾音さん):鎖の巫と呼ばれる双子の能力者。
ヤクトワルト(CV:江口拓也さん):各地を渡り歩く剣豪。
シノノン(CV:久野美咲さん):ヤクトワルトの養女。

回を重ねるにつれハクの周りが華やかになっていったと思っていましたが、改めて見てみると女性の比率がメッチャ高いじゃないですか・・・!?
これにカルラとトウカもいるんですよね・・・カルラのその妖艶さはどこから・・・っていう位魅力的・・・
ハク・・・これは羨まし過ぎでしょう^^;

こんな平和な毎日がずっと繰り返されれば良いのに・・・
でもそんな思いは所詮フラグでしかありませんでした^^;
久々に聞いたトゥスクルの地名・・・帝都に起きた一大事・・・
でも事態はこれだけでは済みませんでした・・・

大粒の涙が・・・嗚咽が止まらない・・・
「どういう事かな・・・?」が唯一発する事のできた台詞・・・
その目に生気は宿っていますか・・・?
それでも約束を違えぬようにと全てを振り払って前を見つめるのですが、その目に映っているのは何だったんでしょう・・・
詳しくは本編でご確認下さい。
最終話・・・私は涙が止まりませんでした。

オープニングテーマは、「不安定な神様」「天かける星」
エンディングテーマは、「ユメカウツツカ」「星降る空仰ぎ見て」
全てSuaraさんが歌っています。
オープニングはどちらも格好よくて好きな曲でした。
うたわれのテーマソング=Suaraの図式が既に出来上がっていると思います^^

2クール全25話の作品でした。前作は2クールで物語に区切りがつきましたが、今回の作品は2クールでも未だ道半ばです。
少し前に3期の噂をネットで目にした事があります。
物語の展開的にも面白くなるのはむしろここから・・・という感じがします。
続編が出るという前提で見ると作画も綺麗・・・キャラデザも綺麗で見どころ満載・・・
物語の展開的には帝都の物語にトゥスクルがどう絡んでくるのか・・・あるのは期待ばかりです。
この作品をしっかり活かすためにも・・・続編の制作を宜しくお願いします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

63.4 8 ファンタジーで獣耳なアニメランキング8位
我が家のお稲荷さま。(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (299)
1915人が棚に入れました
『我が家のお稲荷さま。』は、著:柴村仁、イラスト:放電映像のライトノベル及びそれらを元にしたTVアニメ。
妙な因縁から高上家を護る事となった「天狐」空幻と、高上家を取り巻くヒトたちが巻き起こすドタバタを描いたコメディー。

声優・キャラクター
ゆかな、中村悠一、早見沙織、水島大宙、嶋村侑、鹿野優以、伊藤静、小野大輔、水橋かおり
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

息子「お父さ~ん、妖怪飼っていい?」 お父さん「いいよー」←即答

いま7話目までなんですが手短に。

史上最強クラスの軽い雰囲気の妖怪アニメです。
OPとかEDとか、いろいろ合ってない気がするけど、それもまたよしか。

そもそもコメディだと聞いていたのだけど、
第一話の冒頭がめっちゃ怖くて騙された!と思って気合いいれたら、
すぐにコメディなんだとわかりましたw

とはいえ、妖怪の登場シーンは不気味なのも多くてヒヤリとするし、
それでいて事が済むと夏目ぽい軽いノリになって笑えるしで、
なんとも不思議なバランスですね。

まぁ、嫌ではない。
いや、楽しいかも(笑)

陰陽道で名を成す一族の出で、いまは一般人として街で暮らす主人公一家。
しかし、ここにきてなぜか守護してきた霊力が落ちてきたらしい。

アヤカシに襲われる事を防ぐために里帰りして、
一族を守護してきた狐さまを蘇らせるのですが~。

狐のくせしてケーキ大好きだとか笑えますし、
地元の産神様である恵比寿も怪しくて、挨拶が「恵比寿でーす。よろぴく♪」
とか超軽薄だしw

本当にどこまでいい人なのかわからん行動ばっかするしでまだ謎というか~。
(結果、悪意はないのがわかるw)
恵比寿の神社の狛犬たちはラッキースケベな展開に興奮してるし(笑)
くだらないなぁーと思いつつ、笑って見てます。

<見終えて一言>
{netabare}
全24話見終えて・・・最終回のタイトルが
お稲荷様、初詣に行く。ですからね!

ワケあって祠に閉じこもり、永遠に出てこなさそうな
決意を匂わせる狐様ですが、まさかお汁粉食べたくて
あっさり出てきちゃうとか!とか!

で、そのまま初詣にって、新年の挨拶して終わりですからね。
緊張感の欠片もなく、いつも通りの内容で
そのままフィナーレでしたw

なんでしょうかね。
このまま100話くらいやっておかしくない物語。
NHKぽいのか?

キャラの顔が全部同じで、油断して見てると
誰が誰だがわからなくて困ったことが多かったです。
こういうのって、意外と昔のアニメには多かったような~。
いまも髪の毛の色が同じだと見分けが難しいから
似たようなものか。。。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

雌雄同体主人公

妖怪モノですが、基本はコメディです。
守り神の狐(天狐という大妖怪)の「空幻」、通称クーが主人公。
長年封印されてきた主人公が主について都会へでて来て、騒動を起したり騒動を鎮めたりするお話。
クーは女の格好している事が多いですが性別は不明。男にも変化します。
だからイマイチ萌えられませんw


お話はコメディといいながらも、他の妖怪が絡んでくるエピーソドもあり、妖怪バトルの要素も含んでいます。
喰うの喰わないので軽く命を狙ったりする物騒な話が結構多いので、その点では日常コメディとも言いがたい作風。
ただ、穏やかじゃない展開の割りには最後は必ず平和裏に決着するので、妖怪バトルといってもドロドロとした殺伐さはありません。
なんだかんだで、クーが無双状態なので安心感もあります。

バトルのない日常パートでは、ほのぼのとした1話完結の話が中心。他愛もないけど、平和でそれなりに楽しめるお話です。


なんといってもキャラクターがウリ。
主人公のクーは奔放な性格ではありますが、大妖怪らしくわきまえるべきところを心得ているいわば「大人」な性質です。家族想いで守り神としての本分も忘れないので、好き勝手やっていますが魅力的です。
その他、だいたいの登場人物は善良。(命狙ったりするけどw)
みんなでワイワイやってるのが楽しい、そういう雰囲気を醸し出しています。
キャラデザはちょっと地味ですが絵柄は可愛いし、それなりに色気もありますw


そんなに目立った特長はありませんが、ソコソコ楽しめる安定作。
平和な世界は好きだけど、少し刺激も欲しい。そんな方にオススメです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

其々の妄想展開が凄い・・

天狐空幻(声-ゆかな(女)/中村悠一(男)
都合よく入れ替わる・・既出ではある
けど・・そうそう成功例の無い設定?

男なのに~とか女なのにとか・・男だと
思ったら(自他問わず)女とか多いけどw

高上昇(水島大宙)高上昇(嶋村侑)兄弟や
空幻を中心にエピソードが展開するが・・

登場人物其々の個性を活かした妄想夢想
な描写がコミカルで楽しい感じ。

高上兄弟を空幻と共に守護し監視する為
高上家の庭に居候するコウ(早見沙織)・・
優秀だけど一般常識が少しずれて可笑しい。

宅急便で届いた謎の少女シロ声(釘宮理恵)
等・・謎めいた伏線を張りつつ賑やかに・・
ナンセンスなコメディ展開も多く進行する。

恵比寿(小野大輔)がコンビニのオーナー
だったり・・オカルトファンタジーな設定
なのに全体的に何処か俗っぽくて可笑しい♪

兄弟が少年で学園ラブコメ風のエピソード
宮部紅葉(伊藤静)や佐倉美咲(鹿野優以)等
も話を盛りあげる?

そんなこんなで?時々切ない描写なんかも
あったり・・終盤に大きな騒動があったり
色々Mixな感じをギャグコメディで躱す感じ?

コウと美咲の鉄板演出が一番はまったかな♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

60.8 9 ファンタジーで獣耳なアニメランキング9位
チート薬師のスローライフ~異世界に作ろうドラッグストア~(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (204)
636人が棚に入れました
社畜として日々働くだけの男、桐尾礼治。今日もうつろな目で会社に向かって歩いていたらいつの間にか異世界の森にいた。…あぁ、これが流行りの異世界転生か。持っていたスキルは「鑑定、創薬」の2種類。あれたいしたことない・・・、でもいっか。そう考えていたけど、思った以上にチートなスキルだということが判明!その世界にはなかった回復薬などを次々と製造し、あっという間に一儲け。もう社蓄として働くなんてまっぴらごめん!悠々自適なスローライフを送ろうと決意し、ドラッグストアをオープンさせる。異世界のドラッグストアを舞台にしたスローライフの物語が始まる。

声優・キャラクター
福島潤、松田利冴、熊田茜音、松田颯水、東内マリ子、内村史子
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想{netabare}
えっらい上級者向けだなぁ…。
上級者といっても偉いってことではなく、なろうアニメ上級者…なろう異世界モノに脳をジャブジャブ漬けて、もうお約束部分は見飽きたヨって人向け。
いや分かるんだけどさぁ…何の作品だったっけ、街や建物の絵がスタッフを同じとする別作品の丸コピーで問題になったやつ、ちょっと前にあったじゃん?
ぶっちゃけアニメが1クールでこれだけ量産されてると、その都度1から美術を起こすなんてやってんれないって気持ちも分からんでもなくて「別にいーじゃん」というのが個人的な感想。
いっそのことナーロッパ世界はシェアワールド化して素材の使い回しOKにしていいんじゃね?とさえ思ったり。
一番はアニメの数を減らすことだけど、そこに労力裂くなら他の部分に回したほうが良いって。

という立場からすると、転生してから異世界人と出会い店を開くまでのエピソード、要は他の作品と被りまくる部分を省くのも…認めなきゃいけないのかなー?とは思うけど、やっぱり「ええっ?」ってなりますねw
「他にあるであろう本編」が存在しないのに“ぐらぶるっ”や“アズールレーンびそくぜんしん”みたいな、外伝?スピンなんとか?をやってる感じ。
ノエラが明石(アズレンのキャラ)に似てる?と感じたせいかも知れんけど…あ、思い出した、崩壊3rdを全然知らないのに“戦乙女の食卓”を見せられた感覚、あれが一番近い気がする。
30分枠でそれをやるってのもこれはこれですっごい勇気が要ったんじゃなかろうか。

というかね、実際本編見てみると前述の「美術を新作ごとにいちいち起こすのは大変」と言わんばかりのことがチラホラと見受けられまして…。
弓道警察レベルの園芸ツッコミなので畳んでおくけど、{netabare}作中に登場する薬草が実在する植物をモジったものになっている。
1話中盤、トオギリソウはオトギリソウ、アマメはアマナが元ネタかな?
また、トオギリソウは画面にも出て、いかにもオトギリソウ的な見た目をしている。
で、1話後半の安眠茶の原料ランデンフラワーはリンデンフラワーであろう。
なのだけど…画面に描かれた花は全然別モノ。
待て待て、リンデンフラワーってのはつまりリンデンバウムの花、リンデンバウムは“魔法使いの嫁”で老ドラゴンが死んだ後に生えて杖の材料になったアレで、そっちでは花もしっかり正しく描かれてたぞ?
他では“なむあみだ仏”のEDで出たり(和名セイヨウボダイジュですんで)、気付いてないだけで結構アニメでは登場してるんじゃないかな?
背景スタッフがちょいと声かけりゃ同業者から資料貰えそうなモンで、こんなところでボロを出すのは戴けない。
ってか安眠茶だったらそれまでの流れを踏まえてセントジョーンズワート(オトギリソウ属)じゃダメだったのか?いやこれは原作のせいか?
更に2話でトオギリソウがタネを株元に散らばらせてるシーン、あれも雑、ヒペリカムでググれようわーん。

あんま言うとホント弓道警察みたいでイヤなんだけどさ…。
あくまで一文字違いの架空植物で現実のとは違うって言い訳も立つけど、正確だったらそこでニヤリと楽しめたのかも知れないと考えるとなんか勿体無い。{/netabare}

原画がヘタれるのはまだしも、ここ最近美術だか背景が息切れ起こしてないか?と思うことが立て続けにあって、業界大丈夫かと心配に思ってしまう。
“ブルーリフレクションレイ”でハスとスイレンがキメラ起こしてたり、“100万の命の上に~”2期でグラインダーがあったり、モンストアニメTVの紫苑PVのシオン(花)がとてもシオンじゃなかったり…他にもあった気がするけど、前からこんなモンだったっけ?
この作品2話の忌避材スプレー缶のノズルもどうなってるんだ?まぁそれ言い出したらポーションの瓶も不思議になってきてキリが無いんだけどさ。
“聖女の魔力は~”では薬研は登場しなかったけど蒸留器はアリ、こっちは薬研は出たけど蒸留器は見当たらない(まだ2話なので今後出るかも?)、ここら辺も資料共有すればいいのに…。
全部の作品を“無職転生”並に気合入れるのは難しいのは分かるけど、もうちょい取材してニヤリとさせて欲しいトコロ。


と辛口が続いたので誉める点。
アナベルって名前のキャラのテーマ色が赤、通だねぇ。
アジサイの一種で普通は白花なんだけど、最近赤花が出回り始めて業界ではにわかに注目されてる。
え、ただの偶然?
それと2話までしかやってないのでいつまで続けるのか不明だけど、最後の方に入る「次回のお客様」、“エルガイム”のNEXT HEVY METALか?ww{/netabare}

3話感想{netabare}
「これの何処を楽しめばいいのだろう」という意見をどこかで聞いて、確かにそう思いつつも、私は「モジってるとはいえ実在の薬草をベースにした内容」であるならそこを楽しめるッスよ?と思ってたし、2話まではその視点で見てたのだけど…。
3話、何も触れやしない!
香水って何の花の香りだよ?□□の香りは子供にはちょっと…とかやらんのか。
揮発性が高いから涼しいって何だよ?△△を入れたら効果が増したとかじゃないのか?
「身代わりノエラ」も、○○の穂を束ねて作ったとかやらんのか?ってかなんか怖いぞ。
あ?若返り?水銀でも飲ませとけ。
まるで子供向けなノリではあるけど、子供向けなら尚更そこら辺は拘らなきゃ存在意義が問われる。
ってか子供向けこそ作る側には高い教養が求められるワケで、これにはそれが感じられ…感じられ……う~ん…。
こうなってくるとホント、私も何を楽しめばいいのか分からない。{/netabare}

4話感想{netabare}
なにこれ、ナゾナゾ?
ロクショウという木の実があって──
・とても貴重な「食材」で誰もそれが成る木を発見してない
・それを材料にしてソースを作った伝説の料理人が居たが、調理方法は秘密のまま死去

調理法が不明なのに貴重な食材とは此は如何に?
「この森のどこかに木があるらしい」みたいなバグ哲学的なヘンテコさを感じる。
伝説のソースを再現しようとどっかの金持ちが買い集めてて値が上がった?
それともあくまで不明なのはソースの作り方であって、他の調理方法があるってこと?
一般には大して美味くもない薬として利用されてたが、美味しくいただく方法を伝説の料理人が考案した?という可能性も考えたが、作中散々「食材」と言ってるのでそれは無いっぽい。
ヘルナンドは以前王宮でそのソースを振舞われたことがあるらしく、普通に考えればその時は伝説のシェフが存命だったんだろうとなるけど…。
もしかしたらレシピは残っているものの王宮からは門外不出で、庶民の間で尾ひれ背びれが付いて伝説のシェフの逸話になった、とか?
入手方法も、山に入ると稀に拾うことが出来るとかそういうこと?
動物に探させる高級食材といえばトリュフが思い浮かぶが、そういった手法がまだ確立してない世界ってことだろうか…。

なにより、なんで私は辻褄の合う理屈をこんなに頑張って考えてるんだ?

ま、まぁいいんだ、不思議な感じのする絵本的なノリを目指したのかな?ってことで、これだけで悪いとは断じない。
なのだけど…そうだったのに…Bパート、精力剤の話になって、おいィ!?
誰だ子供向けだと言った奴は?オレだ!
「方向性がワカラン」に拍車がかかる、一体何処目指してるんだ?{/netabare}

5話感想{netabare}
マジでなんだこれ?
まず魔獣狩りにはロングボウが常識化してる文化的な下地があるハズで、それって捻らずに考えればなるべく接近したくない、もしくは出来ないから…だよね?

「接近したくない」=魔獣は危険なので接近戦は避けたい、ショートボウの威力では倒せない
「接近できない」=魔獣は近付くと逃げてしまうので気付かれない様に遠くから射抜く

ということだよね?
とりあえず両方の前提を満たし、更に誘引剤を使っても死の危険も無く「ショートボウの方が有利」になる条件を考えると、「会場の森には逃げ回る弱い魔獣(ザコ)しか居ない」ということになると思うのだけど…これ、パっと分かる?
あくまで特定の条件──実戦ではなくお祭りの一環──の時だけショートボウが有利、ルールの隙を突いたというお話で、そうでないなら他の大会参加者がバカで間抜けで阿呆になってしまう。
…であるなら普段どれだけショートボウが劣ってるかをしっかり見せてくれないと、意外性もナニもありゃしない。

感覚的にはキツネ狩りやウサギ狩りがベースで、だけど野生動物相手だと今の時代厄介なので「魔獣」へ安易に置き換えたんだろうけど、魔獣って言葉を使っておいて「キツネやウサギみたいなもの」を即座に連想するのは無茶じゃないか?
熊や狼クラスは居ないの?
会場となる山の周囲をそういうヤバい魔獣が入ってこない様に役人が警戒してるとか、肝心の魔獣がどういうものか前もって説明が無いので全然ピンと来ない。
(一応登場する魔獣の絵でソレっぽい説明は果たしてるかもだけど、イノシシはどうなんだろう?)
というか「熊や狼クラス、もしくはそれ以上に凶悪な魔獣が寄って来たらどうするの?」が念頭にあって、それを回避する「ナニか」が無ければ物語として何も盛り上がりが無い。
例えばショートボウの射程範囲内であればリリカは確実に急所を射抜ける腕前があるとか。
でないと作中の描写だけでは翌年、他の参加者も誘引剤+ショートボウを使う様になってリリカは再びザコ化すると思うのだが、いいのかそれで。
他の参加者も誘引剤を使ってて、だけど主人公の作ったのはソレよりずっと強力だということにすりゃ良かったのに…。
そうであっても数の暴力の前に「やっつけ負け」の可能性があるワケだけど、作中そんな素振りもありゃしない。
「ゲームっぽいノリをしといてゲームに詳しくないでしょ?」というのはこの作品に限った話じゃないけど、じゃあ作者は何に詳しいん?を考えるとこっちが暗い気持になる。

魔獣を倒すとツノ?キバ?になるというのも如何にもゲームっぽいけど、これも説明あったっけ?
発祥はドラクエの「魔物だろうが殺すのイクナイ」と煩いPTA対策で“アベル伝説”で宝石化する様にした──だと思うんだけど、説明する必要の無い常識だと言われるとちょっとなぁ。
ま、まさか倒すと宝石じゃなくてツノだかキバになったので…元ネタはスパルトイ(竜牙兵)ってワケじゃないよね?
それはそれで上級者過ぎるというか、作者詳しいじゃんwと考えを改めなければならないが、まぁそれは無いでしょー。

第2パートのミナが屋敷を出られないのも今まで気にかけなかったの!?だし、大工呼んで地下への入り口を目の前で作ってもらった後でハシゴに気付くってどういうこと?大工作業中に分かるだろ。
第3パートのノエラの拾い食いの件も…レイジが拾い食いを言い当てておいてミナが同じことを言ったら「よく分かったな!」と驚くのって、何なの?
そこはノエラが「同じこと言われたー」じゃないの?
微妙に言動が噛み合ってなくて気が狂いそう。
コロナによる別撮りで起きた弊害ってことじゃないよなぁ。

それよりなにより、腹痛に悶えるノエラがそこに居るというのに「どうやったら拾い食いを止めさせられるかなぁ?」なんて呑気に考え込むなよ。
とりあえず助けろ、考えるのはその後だろ?
もし、もしだよ?学習させるためにちょっと痛い目見てもらうにしても、せめて命に別状は無いと確認しろよ。
作中では病状の確認をしないで放置…怖いよコイツ!食中りを舐めてる?薬師なのに!?
あいや、チート薬師だからこそ、もし病状が悪化してもそん時はそん時で治す薬を作れるしぃ~といった驕りを表現してたのか?こわっ、死ね。
こんなサイコパス主人公に拾われて──こんなサイコパス作品に登場させられて──ノエラも可哀想。
ハッ、そうやって同情を引くのが狙いか?
ノエラがキャラとして好きか嫌いか以前のペットの虐待見せられた感じで胸糞悪いんだが、いいのかそれで?
その後も掘り下げようと思えば、拾い食いは人狼にとっては重要な行為でそれを止められるとストレスで死ぬ、何が落ちてるか分からない人間の領域で果たして人狼は生きていけるか?みたいなのを展開できそうだけどそんなモノありゃしない。


なんか必要な描写が足りてないというかポイントを外してるというか…ワザと不愉快にしたり山場を無くして凪の様にしてる?
転生や開店までの経緯、従業員との馴れ初めを端折ったことを考えると…そうなのか?


というかちょっと思ったんだけど…自分語りになるので畳んでおきますね。{netabare}
前回の感想で指摘した「ナゾナゾ」、ひと言でナゾナゾと言っても色んなジャンルがあって、その中では「ウミガメのスープ」に該当するのかな?
そういうのがあるのは知ってたけど具体的にどんな出題があるかまでは知らず、最近youtubeで色々あるのを知って幾つか見てみたのだけど…ホホウと感心するモノもあればイラっと来る出題もあったり。
「この違いは何だ?」と考えてたら違う答えが出てきてしまったw

要はウミガメのスープって「どう説明されたら相手は理解できるか」を考えること、つまりは相手の立場に立つこと、それができない共感能力ゼロなサイコパスが、自分の考えだけをダラーっと発表(説明とは言い難い)しただけとよく似てる。
ということに思い至っちゃいまして…。
たまに…週イチで一問解く程度ならまだしも、何問も一気に見てしまったせいかな?
サイコパスの言い分を必死に補完するなんてバカバカしい、という感情が沸いて来てしまったり。
もうちょいマイルドな言い方すれば、ナゾナゾとして考え抜いた末に「人に理解できない説明」を出題してるワケで、そこには当然いやらしさというか意地悪的なものがあって、一度に大量に当てられると悪意としか感じなくなってしまう。
これがイラっと来た原因かなぁ、と。
まぁなにより、自分自身がここ(あにこれ)に書いた文章に「オレって説明ヘタだなぁ」と痛感してるのに、意図的に説明をヘタにするとは何ゴト!?という反発もあるのかも?w

で、何が言いたいのかというと、「出題者が人に理解できる説明文を書けないキの字」がウミガメのスープ全共通の最適解で、天然だったら救いようが無いし意図的であっても大量摂取するとイラっと来る。{/netabare}

でもって話をこの作品に戻すと、意図的にウミガメのスープ的なのを狙ってる…って可能性は、無いかな?
必要な描写が端折られてるのはどう考えてもワザとだし、その姿勢は視聴者への挑戦と取れなくもない。
いやもうね、「この作品の何を楽しめばいいんだ」を探すのが楽しみ方になりかけてるw
こんな作りが何本もあったら困るけど(大量摂取は危険だけど)、週一だったら耐えられるかなぁ?、と。
ただ、話の作りがサイコパス的なのはまだしも、主人公がサイコパスなのはいただけないなぁ。{/netabare}

6話感想{netabare}
今回はストーリー自体はキの字じみたことは無かったが、3パートに分けずに道具屋関連だけで1本というのはクドく感じた。
えっ、魔王パート?ありゃ次回予告でしょ。
ってかあの世界がどれだけの技術水準かは知らんが伝統工芸の職人技が失われる瞬間を見た気がする。
金接ぎとか見て「そんな面倒なことしないで接着剤使えば良いのに」と思ってそう、「山に緑を取り戻す」と言われたら緑のペンキぶち撒けそう。
アナベルからしたら修理のお手軽さに比べて支払う代金が割に合わない、レイジから接着剤買う(貰う)方が早いし道具屋?は早晩職を失うんじゃね?
どんなに新技術を導入してもカセキ爺さんがお役御免にならない様にしてた“Dr.Stone”がどれだけマトモか再確認できた。
アナベルが直接レイジに頼みに行かなかったのが悪いって?いやレイジが気が利かんだけだろ、どんな懐事情かは知ってるんだろ?
新品買えないから修理でお茶を濁してるって作中でわざわざ描いてたじゃん。
結局主人公がサイコパスに行き着くというか…金に無頓着なのを美徳と考えてるみたいで、だけど周囲はそうもいかなくて、それで起きるであろう摩擦を考えてない(まぁ「世界」がそういうこと起こさないんだろうけど)。

瞬間接着剤でレイジとノエラの手がくっついて「うわーToloveるクセー」と思ったら古手川批判を展開、はぁそうッスか。
その直後場面転換でトレンチコートを着た客が袋を手に店を出るシーンがあるのだけど、そこで「お、この客は悪者で商品が悪用される展開か?」と一瞬、ほんの一瞬期待したのだけど…そんなことは無かった。
ホントにただのMOBかよー。
レイジの発明によって多くの人が迷惑を被る話って無いの?
トンでもないものを作ってしまったと己の浅はかさを後悔する話って無いの?
「アレ作れば目の前の問題は解決できる」と閃きつつも、果たしてこの世界にその技術を持ち込んで大丈夫か?と逡巡することは無いのー?

──と考えたら、転生させた神がどこまで許容してるか?に行き着いた。
何をやっても構わんとお墨付きを貰うとか、異世界がそんなの気にしてられないくらい逼迫してるとか、あればねぇ…。
…やっぱ1話で転生までの経緯を描かなかったのが足引っ張ってない?{/netabare}

7話感想{netabare}
前回の道具屋がどっかで見たデザインで、誰だっけーと頭に引っかかってたんだけど、思い出した。
“くじびきアンバランス”の山田薫子だ!
我ながらよく覚えてたなと驚きつつ、これってひょっとしてヒントなんじゃないか?と思ったり。

くじアンは“げんしけん”内のアニメ作品、いわゆる作中作のスピンアウトで、それ単体で見ても正直キャラの関係性が分からない…様な作りだったとボンヤリと記憶。
けんしけんで視聴者(げんしけんキャラ)からどう受け取られてるかを見せたことで、このキャラ(くじアンキャラ)はどういうヤツなのか前もって分かってる前提の作り。
“チート薬師”もこの作りと共通してない?
違いは“げんしけん”に当たるモノが無いってことだけど、それは原作やコミカライズってことで…納得できるかどうかを試してる?

いやねぇずっと引っかかっててねぇ、マトモなアニメーターならこんな作りにはしないと思うんだ。
手を抜いたとか手癖でなんとなく済ませたとかではない、目的をもってこうしたんじゃないか?と。
じゃあその目的は何?を探ってるワケなんだけど──ウミガメのスープか?とか思ったり──ヒントを小出しに散りばめてるってことは…無いかなぁ?


ってところで7話、ずっと引っ張ってた魔王がようやく訪問。
この世界がどんな情勢だか分からないのでサッパリ分からない。
魔族と戦争してるのならお代払ってもらうどころか接収だか略奪されてもおかしくないし、そもそも前線では薬を必要とする人が居るんじゃないの?とか、考えても詮無いこととは分かってても気にしてしまう。
そして後半、本音を吐いてしまう「本音ストレート」って薬…作り立てを効果隠して一切悪びれることなくノエラに飲ますって、やっぱコイツ頭おかしいよ。
と思ったらミナも効果分からんのに新作だと言って勝手に飲むとか、頭おかしいよ。
その後の展開も、ランチさんというかうる星だからんまで見た様な二重人格のアレ、最近(?)では“Toloveる”の酔っ払ったハルナ。
ってやっぱそっちかよ!作者は他の系統の作品も見ろよ、ヴィンランドサガとか。
Toloveるはララは頭おかしいキャラとして成立してたが、こっちのレイジは常識人扱いっぽいのが気持ち悪くて仕方無い。

しかも効果はあくまで本音が見えるだけで行動に出るワケではない、実害は無い、ランチさんみたいにマシンガンをぶっ放つワケではない。
性格を悪くする薬でもない。
薬の効果が消えても本音が見えなくなるだけで、腹の底でどう思ってるかは変わらない。
なので一瞬だけご機嫌取りをしたって意味が無い。
対症療法しかしない作品なだけでもアレなのに、今回は対症療法する必要すら無い。
「へー、そう思ってるんだぁ」「言わせたいだけ言わせとけ」というだけで何もビビらんでいいと思うのだが、先に挙げた作品群のイメージで「怯えるのが妥当」というのを実践しちゃってる。
原理を分からず上っ面だけパクってきたので変なことになってる。

かくいう私も既存作品の似たシチュのイメージに引っ張られてふふっと笑いそうになったんですけどねw
よくよく考えると変だぞ、と。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

脳死で見るアニメ

個人的に今期で一番面白かった。(まだかげきの最終話みてないけど)
他人のレビューを見たところ高評価をしている人が一人もいないようでびっくりした。
普通に大多数の人は楽しめそうなアニメだと思ったんだけどな...
ということで、一人目の高評価レビュー

{netabare}
タイトルがいかにもなろうという感じだが、内容は本当にスローライフ。
戦闘要素が一切ないので、それほどなろうだという感じはしない。
そして、薬に関しては専門性も一切ないアニメ。
"チート"薬師とタイトルにあるが、本当にチートで「これ薬じゃないだろ」ってものがドラえもんの秘密道具感覚で出てくる。
だけど、そういうぶっ飛んだところを含めて面白い。
最初の方はまだ薬の範疇を出てなかったけど、最後の方になって完全に薬関係ないものが出てきたり魔法のような薬がでてきて面白かった。
釣りの餌や勉強がはかどる薬とかw

まあ、こういうところ含めて突っ込みどころが沢山ある作品なので、
そこで酷評する人もいるかもしれないが、自分的にはこの作品はそんな頭を固くして理屈を求める作品じゃないと思ってるので、その突っ込みどころを含めてギャグとして見ていました。

物語の起伏は一切なく、これといった展開もあまりない。
強いて言うなら子供向けアニメのような雰囲気。
けど、それはタイトルにある通りだし、実際コメディ面が面白かったので虚無アニメではなかった。
スローライフを謳いつつ戦闘要素を入れてくるアニメより全然いい。

キャラも良かった。
基本的に魔王を含め悪意の持ったキャラが出てこないので安心して何も考えずに見られる。
キャラ同士の掛け合いが面白いし、男の主人公も邪魔になってない。
むしろ、あの主人公がツッコミ役になることでギャグ的な面白さが増していた。
それとノエラが可愛い。「美味の味~」が好き。

悪かった点はまず作画。背景が静止画だったりで酷かった。
あの薬を作るときのダンスは謎の面白さがあったからまあいい、というかなんか癖になって好き。
あと、タイトル普通に「チート薬師のスローライフ」だけでいいのに...
それと、10話のAパートのムキムキになる話だけは無理だった。
あれはかなりきつい、ノエラ達が好きなだけに見てられなかった。

その他の話はどれも面白かったのでおすすめです。
個人的にはスライム300年より断然好きだった。
OPとEDも両方今期トップ10に入るぐらい好きです。

↓一話毎感想
{netabare}
1話 8/10
タイトルがつまらない。
見にくい作画。ケモナーには受けそう。
ゴミのような味とはw ノエラかわいい。
これ異世界である意味ほんとないよなあ。
この黒髪女寒い。ノエラほんとかわいい。
何この画面の隅の妖精。これいる?
子供向けみたいなノリだな2本構成ってw
2本目は短いけど。
可愛さに負けて面白く感じてしまった。
萌えアニメとして面白い。癒し枠
最後の挿絵超可愛い

2話 9/10
主人公が空気。子供向けアニメみたいな作画だな。
いやなんで無料で渡すんだよw
ほんとに朝にやってそうなアニメ。
だからなんで無料なんだよw
ノエラかわいい
不快なキャラが出ないのが安心して見られていい。
催涙弾かな? 謎音はめ。
この魔王も敵ではないのか?

3話 7/10
化粧品かな? 安定の謎ダンス。
増えた子もかわいい。

4話 8/10
もはや薬が全く関係なくなってきた。
唐突にイキる主人公w
また媚薬か... 死んだってこの子も転生者?
2本目オチ含めて面白かった。

5話 9/10
薬師要素消えたぞw
この動く的当てられるなら遠距離いけるだろw
不正はなかった。
ん?この子幽霊なのか?
ノエラほんとかわいい。

6話 10/10
一週間に一回の癒し枠。
接着剤は薬だった...?
剥離剤って初めて聞いた。
ポーラ面白い。禁錮三日、優しい。

7話 10/10
よかった、ギスギスじゃない。
2話の人にはただで渡したのに平等ってw
男には厳しい。はたらく魔王様
薬じゃなくてもう魔法じゃないかw 
いやこええよw 

8話 7/10
ほんと薬師要素皆無だなw
変な芝居が始まった。
あの石鹸いらんかったやろw
唐突なシリアス。3min蘇生薬とかいうただの魔法。
うーんこういう感動展開は安っぽいしいらないかなぁ。
今回は微妙

9話 9/10
謎水着回いらない。
けどそこまでオタク向け感ある水着じゃないのはプラス。
最近の薬師は釣りの餌まで作るのかw
いや釣り針飲むのはマジで痛そう、かわいそう。
ビビかわいい。一体どこの毛を除毛するんだ
ノエラかわいい。イラスト目浮津氏じゃん。
 
10話 5/10
なんか別アニメになってる。
ムキムキとかやめてくれ。今回微妙だな。
ダンス二回見られて満足。遺伝子って体液かよw
何のプレイだよこれ。後半面白かったけど前半が。

11話 8/10
直球ネーミング面白いからやめろw
おいこれ薬じゃないだろw
なぜかこの世界でも知れ渡ってる紫外線。
けど割と近代的な器具あるしな。
なんで大丈夫ってわかるんだよw
プラシーボじゃん。
主人公興奮するな。カズマさんかな?
元の世界でも薬作れw

12話 9/10
現実でもチートパワーで何とかしろ。
パーティーに行く魔王w
現実世界の話はやめろ
謎時系列シャッフル
その看板見えてるのかよw
美味の味~ 
主人公髪型変わったか?
にしても作画が、後ろずっと静止画w
ほんとに子供向け番組みたいな終わり方 
{/netabare}

曲20段階評価
OP「ココロハヤル」10/10
ED「マイニチカシマシファーマシー」9.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

可愛くて愉快でちょっぴり心温まるゆるふわ!? 爽快!? 創薬コメディー

この作品の原作は未読です。
事前情報も無く、何となく視聴を初めて完走した作品でした。

主人公を演じるのが福島さんで、ヒロイン役を松田利冴さん、熊田茜音さんが演じられていましたが、作風にも合っていたと思います。


社畜として日々働くだけの男、桐尾礼治·レイジ。

今日もうつろな目で会社に向かって歩いていたら、いつの間にか異世界の森にいた。

…あぁ、これが流行りの異世界転生か。

持っていたスキルは「鑑定·創薬」の2種類。
あれたいしたことない…、でもいっか。

そう考えていたけど、思った以上にチートなスキルだということが判明!

その世界にはなかった回復薬などを次々と製造し、あっという間に一儲け。

もう社蓄として働くなんてまっぴらごめん!

悠々自適なスローライフを送ろうと決意し、
ドラッグストアをオープンさせる。

異世界のドラッグストアを舞台にしたスローライフの物語が始まる。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

最近、異世界スローライフ系の作品が多いように感じるのは私だけでしょうか。
「神達に拾われた男」、「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」、「くま クマ 熊 ベアー」や「賢者の孫」などが代表格でしょうか。

こうして作品を振り返ってみて一つの共通点に気付きました。
スローライフ系の主人公は、どの作品においてもチート級の能力を持っているということです。
最近放送された「聖女の魔力は万能です」も然り…

異世界に限らず、私たちがスローライフを送るためには相応の資金と能力が不可欠なんでしょうね。
でも、「もう社蓄として働くなんてまっぴらごめん!」と言って悠々自適なスローライフを送るなんて、ちょっと羨ましいんじゃありません…!?
異世界に転生できない私たちは、社畜としてこれまでも、そしてこれからも生き続けていかなきゃなんですけど!

しかも、悠々自適なスローライフに加え、ちょっぴりハーレム要素が盛り込まれているのも、羨ましさに拍車を駆けている気がします。

そんな主人公であるレイジを演じるのは福島潤さん…
レイジは物語の展開上、ちょいちょいツッコミを入れることになるのですが、台詞の端々に「この素晴らしい世界に祝福を!」のカズマを感じたのは、きっと私だけじゃないと思います。

アクアを罵倒したり、アクアの不幸に抱腹絶倒したり、挙句の果てにはスティールでクリスのパンツを剥ぎ取ったりといった傍若無人な振る舞いは決して忘れることはありません。

だから基本的にレイジは好青年なんですが、カズマが脳裏にちらつく度に評価が微妙に変化する…
私にとってのレイジはこんな感じでした。

一方、ヒロインの押しはミナ一択でした。
みんなとの関わり合いを経て、少しずつ行動範囲を広げられたのはホント良かったと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、熊田茜音さんによる「ココロハヤル」
エンディングテーマは、ノエラ(松田利冴さん)&ミナ(熊田茜音さん)with 桐尾礼治(福島潤さん)による「マイニチカシマシファーマシー」

1クール全12話の物語でした。
肩の力を抜いて自然体、且つ気軽に視聴できる作品だったのではないでしょうか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

66.6 10 ファンタジーで獣耳なアニメランキング10位
異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (254)
983人が棚に入れました
ゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまったディアヴロ(本名・坂本拓真)は、「私こそが召喚主」とお互いに主張するシェラ、レムの2人とゲームにそっくりな異世界での日々を過ごしていた。エルフの王国の精鋭部隊と戦ったり、魔族と戦ったり、復活した魔王クレブスクルムを従わせたり。「我はディアヴロ。異世界の魔王であるッ!」と魔王演じながら、強敵に立ち向かっていくディアヴロは、ときには美少女たちに翻弄されつつも、確かな信頼関係を築き上げていた。──そんなある日。湖東の森に出かけたディアヴロたちは、ボロボロになったひとりの少女と出会う。「か、神様……、なのですか?」それは聖騎士に追われた、教会の大主神官・ルマキーナだった……!コミュ力ゼロの魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む!異世界魔王と召喚少女たちが繰り広げる“夢いっぱいの異世界冒険譚"、再び!

声優・キャラクター
水中雅章、芹澤優、和氣あず未、伊藤美来、古賀葵、内村史子、赤﨑千夏、原由実、大久保瑠美、加藤英美里、種﨑敦美、森嶋優花、千本木彩花、置鮎龍太郎

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

異世界より召喚された魔王の新たなる戦いが始まる

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
完走後にwikiをチラ見して知ったのは、ゲームが輩出されていることでした。

最近、アニメの放送後にゲームが展開される事例が増えてきているような気がします。
私が現在ハマっている「アサルトリリィ Last Bullet」や、 巷を賑わせているウマ娘、そういえば、冬アニメで絶大なる人気を誇っていた「無職転生 ~異世界行ったら本気だす~」もゲーム化されていましたよね…

円盤の購入意欲が高まるのもゲームとの連携ならではの醍醐味です。
アサリリ/ラスバレも円盤の初回限定特典として円盤限定アイテムがもれなくついてきましたので…
個人的にはアニメの方にもっと注力して欲しいところですが、ゲームだからといって侮れないのは肌身で感じているところです。
まぁ、ゲームをプレイするとアニメの視聴時間が確実に削られるので、幾つもはできそうにありませんけれど…^^;


ゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまったディアヴロ(本名・坂本拓真)は、
「私こそが召喚主」とお互いに主張するシェラ、レムの2人と
ゲームにそっくりな異世界での日々を過ごしていた。

エルフの王国の精鋭部隊と戦ったり、魔族と戦ったり、
復活した魔王クレブスクルムを従わせたり。

「我はディアヴロ。異世界の魔王であるッ!」
と魔王を演じながら、強敵に立ち向かっていくディアヴロは、
ときには美少女たちに翻弄されつつも、確かな信頼関係を築き上げていた。

──そんなある日。
湖東の森に出かけたディアヴロたちは、ボロボロになったひとりの少女と出会う。
「か、神様……、なのですか?」
それは聖騎士に追われた、教会の大主神官・ルマキーナだった……!

コミュ力ゼロの魔王(演技)が、絶対的な強さで突き進む!
異世界魔王と召喚少女たちが繰り広げる“夢いっぱいの異世界冒険譚”、再び!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私はこの作品を見放題最速配信だったdアニメストアで視聴していましたが、そこでは全11話と記載されていたので、てっきりもう1話放送されるものとばかり思っていました。
ですが、あにこれでレビューがチラホラ見られたので改めて確認してみると、どうやら放送直前の特別番組も1話にカウントされていたようです。
特別番組はシェラ役の芹澤さんと、レム役の和氣さんが出演されていた番組で、作品の魅力や主題歌について熱いトークが交わされていました。

一方、物語の方では新たなキャラが投入されましたね。
みっく演じるルマキーナ・ウエスエリアと、古賀さん演じるロゼが代表格でしょうか。

最近、飛ぶ鳥を落とす勢いのみっく…と思っていましたが、wikiをググってみたところ、年間6~7作品くらいしか出演されていませんでした、
個人的にはもっとたくさんの作品に出演しているとばかり思っていました。

五等分の花嫁の中野三玖や、プリンセスコネクト!Re:Diveのコッコロちゃんなど、印象に強く残るキャラが多かったせいかもですけど…

その代わり…という訳ではありませんが、ゲームのキャラは相当演じられているのは初めて知りました。
アニメ派生の作品もあればオリジナルのゲームなど多岐に渡って出演されているようです。

…脱線ばかりで申し訳ありません^^;

この作品最大に魅力は何と言ってもヒロインのキャラデザの可愛らしさが半端無いことだと思います。
第2期になって、よりハーレム色は強くなりましたが個人的には全く気にならないレベル…
そして主人公であるディアブロの無双っぷりも相変わらずといったところです。

だから、私の中では完全にキャラを愛でる作品でした。
一推しは芹澤さん演じるエルフのシェラ…
可愛いしスタイルも抜群なのですが、私的には演じているのが芹澤さんだったから、という理由の方が大きいです。
芹澤さんって、3D彼女 リアルガールの五十嵐色葉みたいなクールビューティーな配役の似合う声優さんだと思っていました。
だけど、シェラはクールビューティーとはほぼ真逆の立ち位置じゃありませんか。
そのギャップに魅せられたんだと思います。

そして物語の鍵を握るのは、みっく演じるルマキーナ・ウエスエリアです。
何でも教会の最高位者である大主神官様なんだとか…
それがなぜ教会を守護する立場である聖騎士に追われていたのか…
もう序盤から胡散臭さが半端ありませんでしたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「EVERYBODY! EVERYBODY!」
エンディングテーマは、「YOU YOU YOU」
どちらも芹澤 優 with DJ KOO & MOTSUさんが歌っています。
個人的にはノリノリのオープニングが好みでした。

1クール全10話の物語でした。
やっぱり全10話の尺は短さを感じますね。
でも、次に繋がる布石もラストで垣間見えましたので、続編が制作される可能性は高いのではないかと思っています。
もし続編が制作されるなら絶対に視聴したいと思います。
しっかり堪能させて貰いました!

追伸
この作品には異なるバージョンがあるのはご存じでしょうか。
現在dアニメストアでは、第1期の「マジ魔王Ver」と、第2期第5話までの「ぷち魔王Ver」が配信されています。
「マジ魔王Ver」は、TVでは放送することができなかったディレクターズカット版で、「ぷち魔王Ver」は、一部画角や特殊効果を調整したバージョンなんだそうです。
いずれ第2期にも「マジ魔王Ver」が実装されるとか…
その他の各種配信サイトでも視聴できるようです。
気になる方は是非チェックしてみては如何でしょうか^^;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

NEKONYAN さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

1期は☆5、今作(2期)はあまりにも酷い

アニメ作るの下手糞かよ
制作会社とキービジュアル発表時点からの嫌な予感が当たってしまった。
作画が悪いことは他の方も語っているので、それ以外の点にも大いに触れつつ、ネタバレを避けて原作ファンの視点から酷評しようと思います。

不満点1つ目
あらゆる面で主人公軽視
戦闘描写がしょぼいのは100歩譲って我慢できる
でも、それだけじゃなく普段の日常シーンから明らかに主人公だけ作画の力抜いてるよね?原画が悪いとかでなく、リソースの振り分けがムカつくっていってんの
加えて作画以外でも主人公軽視が目立つ
カットしていい会話とそうじゃない部分の判別がついてない
例として、8話の教会幹部(白面)の不正を知ったルマキーナとディアブロのやり取りをあげる
原作ではアニメでもあったルマキーナの悔しいという言葉の後に
「ディアブロ様……人はなぜ……?朝、起きて食べるパンがあるのに、どうしてそれ以上を欲するのでしょうか?」
(中略)
「人とは上を目指すものだ。今に留まることなく、誰も到達してない境地を目指す。全員ではないぞ?むしろ極めて少ないが……満足を知ることなく、意欲とか渇望とか根気に溢れて、常に向上を求める者が存在するのだ。それは人の可能性であり、進歩であり、挑戦である。しかし、その精神が間違った方向へ行くこともある。既得権益を悪用し、他者を貶め、奪い、苦しめる。枢教院の悪党たちも、魔王に立ち向かう勇者たちも、ある意味で”無限の意欲”を持つ者なのだ」
「わかりません……それでは、ディアブロ様は枢教院の行いを悪ではない、と?」
「いいや、悪だ。胸糞が悪くなる。だが連中は”罪を犯した”から悪なのだ。朝のパンがあることに満足しなかったからではない。向上心は罪ではない。罰するべきは、賄賂を受け取り、教会を私物化したという罪なのだ―そこを履き違えてはいかん」
(むらさきゆきや(著)、鶴崎貴大(イラスト)、「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術6」、講談社、2016年、pp133-135)
というやり取りが続く、これは主人公やメタ的にいえば作者の思考を表す重要な会話にもかかわらずアニメではカットされた
その後の祈らせてくださいもなぜ信者たちが熱心に祈ろうとするのかをちゃんと説明してなかったしあれなら祈りの下りはバッサリカットして、上記の会話にちゃんと尺を使えと思う。
一期はむしろシナリオ構成によく原作をまとめてるものだと感心したくらいなので2期のクオリティにはあらゆる面でがっかり

不満点2つ目

7話のエンドカードが酷い
内容は朝凪先生が担当したエミールが夢の中でヒロインたちを裸で侍らせるというもの
この同人のノリを採用したアニメ制作会社はあたまおかしいんじゃないか
NTRっていう人を選ぶものを取り上げた事よりも、エミールっていう愛されキャラを竿役にしたのが不愉快極まりない
ちゃんと原作読んでたらエーミールは愛されキャラだってわかるはず
2期の監督陣は読んでもそれがわからない貧相な感性の持ち主かそもそも原作読んでない人ってこと
物語を作る仕事にかかわるのやめてくれ

作画もコンテ切ってる構図も微妙
声優さんも一期からの人はいいけど、二期からの声はあってない人多すぎ
音響監督さんは変更ないはずなのに、演技指導や、そもそも新キャラの声質が原作とイメージ違うのは監督の差かなって思ってる。


5話だけは唯一作画とシナリオ構成や構図よかった
ただしキャラ作画のみ
戦闘シーンはあまりにもお粗末
それでも手塚プロにしてはよくやったんじゃないかな(笑)

追記
8話の挿入歌演出があまりにも酷すぎて怒る通り越して呆れて見るのやめてましたが、アニオリで閉めたと聞いて10話まで見てきました。
9,10話はよかった、アニオリ入れても綺麗にまとめるあたり流石筆安さん、原作者が脚本やってる回も良かった。原作者がアニメに口出しした方が切れにまとまるって珍しくね。
作画も戦闘も日常もよかったと思う。
文句なしで面白かった。
最初から9,10話のクオリティ維持してくれれば…1期の星5評価とまではいかないが4.5くらいはつけれたし、批評することなくもっと純粋にアニメを楽しめたと思う。

今回も魔王VER出るらしいのでそちらでの修正に期待

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魔王と教会は異世界でも相性が悪い

原作は2014年12月から最初から書籍で刊行されている、なろう発ではないラノベ作品。2020年6月時点で既刊13巻。2021年2月時点ではシリーズ累計発行部数は300万部突破。

私はアニメ1期放映後に原作を読み出して、今でも続刊を楽しみにしている。2019年以降は発刊ペースが遅いのが残念だ。

《エロスは愛の神の名前で貴いものだが、エロ過ぎは邪か?》
{netabare}
原作は被虐寄りのエロ描写がかなり目立つ。アニメも放送規制内に収めつつ、そこは見せ場とばかりに演出している。アニメにより、動画と声が加わると生々しさは何倍もアップ。かなり際どいものもある。その点で本作に付いていけない視聴者は少なくないだろう。

個人的には、本作の露骨にエロい所は物語初期に多少不快に感じたものの、アニメ2期の現時点の辺りともなると、もう原作者のお家芸のお約束として全く気にならなくなった。もっとマイルドな方がいいとは思う。が、木を見て森を見ず、ということは無くなった。

エロ描写で主役のヘタレを表現することで、バトル時での彼の最強さと普段の人間的弱点のバランスが程よく取れて、キャラとして魅力がアップしてると思う。

これがもし主人公が、エロい状況をノリノリで楽しんでたらアウト。自制心がガードして絶対に一線を超えないから可愛げあってセーフ。

つまり主人公は、引きこもりゲーマーでコミュ障なのに、男気に溢れる常識人という、矛盾を感じるキャラ設定がツボで気に入っている。そこは『無職転生』の、欲望に割と忠実な主役ルディと真逆の個人的評価。(ルディは他の長所が欠点を補ってはいるが)

物語としては、キャラに感情移入出来るシンプルな勧善懲悪ものとしてスカッとするのがいい。

プロット自体は目新しさのない、手垢の付いたありふれた異世界召喚系ファンタジーかもしれない。だが原作者は、キャラの心情の描き方が絶妙で、適度な重い話がほど良いスパイスとなっていい味わいがある。

主人公周りのキャラ達は、それぞれの長所と短所が明確で分かり易く、皆お互いに欠点を補い合って、とてもいい冒険のパーティーになっている。キャラ立ちも素晴らしく好きになるキャラが多い。よく考え込まれたキャラクター設定だと思う。

例えば今期初登場のルマキーナとホルン。

ルマキーナは、世間知らずでお堅いキャラだが、ちょっと面白い子。彼女の純真さの輝きは、エロの不快さを緩和してくれる。

ホルンは戦闘力は弱く、周りとの比較で劣等感の苦悩があるキャラ。が、徐々にチームの中で欠かせない存在になっていき、どんどん愛すべきキャラに。

他にも新キャラは登場するが、その誰もがアニメでもその魅力が輝いている。
{/netabare}

《アニメ2期について》

アニメ1期は、2018年夏クールに全12話で放送された。確か、2期制作基準に達していないと思われる円盤売り上げだったので、続編は望み薄だと思っていたが、3年後に2期が制作されてとても嬉しい。

本作の2期はBD発売予定から全10話と判明。
1クール内でも短い尺で少し寂しい。

{netabare}
1期は書籍第1巻から第4巻の第1章までが描かれた。アニメ2期は、そのすぐ後の2章前の幕間からスタート。3話で4巻の終わりまで話が進んだ。個人的な予想だが、このペースだとちょうど全10話で、おそらく魔王VS教会編が終わる6巻の最後まで描くと思われる。

シリーズ構成の筆安一幸氏は、1期から引き続き2期も担当。氏は『転スラ』も担当されているが、原作からアニメに堅実に落とし込める脚本家という印象で、本作のアニメは原作から簡略化されてる部分は多々あるが、違いを割りきって楽しめる。

余談だが、氏は何故かDiablo(スペイン語で悪魔の意味)とご縁があるよう。命名の出所はそこから一緒の、転スラに本作と同名のキャラあり。転スラのリムルさんの秘書のカタカナはディアブロ、本作の主人公はディアヴロ。一字違いで日本語表記上は一応の区別が出来るものの、日本人の発音は実質一緒。表記違いは書籍と違って、アニメでは全く意味をなさないのはご愛嬌だろう。
{/netabare}
出来ればこれからもアニメの続編が続いて欲しい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
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