2011年度の人魚姫TVアニメ動画ランキング 1

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61.9 1 2011年度の人魚姫アニメランキング1位
ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (95)
514人が棚に入れました
日本の裏社会を牛耳る女、藤堂は不二子を人質にして、幻の宝「人魚の鱗」をルパンに盗ませる。だがルパンが盗み出したものは偽物で、藤堂は何者かに殺されてしまう...。この不可解な事件を追うと浮かび上がってくる、八百年も生きたと云われる八百比丘尼という女の伝説...。彼女が残したとされる財宝の謎に迫るルパン。一連の事件を裏で操る氷室という人物と、ルパンの弟子になりたいという少女麻紀。すべての謎を紐解くと、徐々に浮かび上がってくる真実の物語とは!?そして、その果てにルパンが盗みだすものとは...!?

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

声優陣交代!!

ドラえもんの声優陣交代に続く激震!
声優交代は成功するか?

◆この作品の内容は・・・
八百年も生きたといわれる「八百比丘尼」。
人魚の肉を食べれば永遠の命と若さが手に入るという人魚伝説が今回のテーマ。
ルパン達は、傷を負ってもたちどころに治ってしまう不思議な体質の女性と関わり、「八百比丘尼」の財宝を狙うお話です。

◆声優陣交代・・・
ついに主要キャラの声優陣が16年ぶりに交代です!
交代するキャラは五ェ門・不二子・銭形警部の三人。
1年以上のオーディションでキャストを決定したらしいです。

◆五ェ門役は・・・
「井上真樹夫」に変わり「浪川大輔」がキャスティング。
「浪川大輔」は「君に届けの風早翔太」、「Fate/Zeroのウェイバー」、「ガンダム00のミハエル」などや洋画「ターミネーター2のジョン・コナーの吹き替え」などを担当しています。
懐かしき「グーニーズのマイキー」もこの人だったのですね。

◆不二子役は・・・
「増山江威子」に変わり「沢城みゆき」がキャスティング。
「沢城みゆき」は「ローゼンメイデンの真紅」、「図書館戦争の柴崎麻子」、「君に届けの矢野あやね」、「化物語の神原駿河」などを担当。
ルパンを惑わす女の魅惑をどこまで出す事ができるのか?

◆銭形のとっつぁん役は・・・
「納谷悟朗」に変わり「山寺宏一」がキャスティング。
「山寺宏一」は「エヴァンゲリオンの加持リョウジ」、「攻殻機動隊のトグサ」の他、洋画の吹き替えや俳優など様々な場で活躍しています。
「七色の声を持つ男」と呼ばれる彼の銭形警部はどうなるか?

◆声優交代は成功するのか・・・
正直なところ、ストーリーよりもこちらの方が非常に気になる作品です。
TVでちょっとだけ彼らが声を当てた映像が流れていましたが、これが意外と違和感がなく、特に不二子役の「沢城みゆき」が結構ハマっいました。
声優陣の交代はガラリと雰囲気が変わり、全く別のアニメともなってしまう事もあります、
12月2日の金曜ロードショーでこの作品が放送されるのでこのキャスト変更がうまくいくかどうか見逃せませんね!

◆視聴・・・
結論から言わせて頂くと、私的にはこの声優交代は大成功でした。
それぞれのキャラの雰囲気を見事に表現した声優さんの実力の凄さを実感。

◆五ェ門役を演じた「浪川大輔」の声は・・・
「君に届けの風早翔太」役のようなさわやかな声質のイメージが強かったのですが、サムライの渋い声をうまく演じていました。
ただこの作品ではセリフが圧倒的に少なかったのが残念というところ。
そして五ェ門の名言「またつまらぬモノを斬ってしまった」・・・このセリフが使われなかったのは一体なぜなのか?
このセリフは「井上真樹夫」だけが使えるセリフという意味なのか?
それとも今回は様子見で十分に「浪川大輔」の声が定着してから使われるという事なのか?

◆不二子役を演じた「沢城みゆき」の声は・・・
男を惑わす妖艶の美女。
その不二子の声に「沢城みゆき」を当てたのはこれ以上にもないキャスティングと言えるほどマッチしていました。
ただし、これは「増山江威子」の声を完全に意識したキャスティングでもあり、悪い言い方を言えば「増山江威子」の声真似に過ぎないとも言えなくもない。
しかし、「沢城みゆき」の若々しい魅惑の声にはゾクゾクしちゃいました。

◆銭形役を演じた「山寺宏一」の声は・・・
ルパンの宿敵、銭形警部がいつもよりカッコよく見えたのは気のせい?
銭形警部という人物は凄腕の刑事であり、やる時にはカッコよく決めるものの、時にはお茶目、時には間抜けでドジっぷりを見せます。
「山寺宏一」の声もすごく上手ではあったのですが、もう少し間の抜けた声でも良かったかと思います。
「山寺宏一」といえど、さすがにあの声で「ラーメン食うか?」と間抜けっぽくは言えないでしょう(笑)
それだけ前任の「納谷悟朗」が偉大だったという事なのですが・・・^^;

◆その他の評価・・・
ゲスト声優に「ドラゴンボールの悟空を演じた野沢雅子」や「ガンダムSEEDのアスランを演じた石田彰」など大物を起用。
作画に関しては、作画担当が「スタジオジブリや世界名作劇場」を手掛けた人という事もあり「カリオストロの城」の時のようなジブリ臭の作画でした。
このあたりから制作者サイドの「この作品を失敗したくない」という意気込みを感じたのですが、「野沢雅子」の扱いはちょっとひどい^^;
肝心のストーリーは今回は泥棒というよりは怪奇といった感じでした。
ハリウッドばりの怪奇な展開をルパンでやる必要はなかったように感じましたが、ルパンが「なぜ泥棒という稼業を続けるのか」という疑問に直面しこの描写は非常に良かったと思います。

◆最後に一言・・・
次元の声優は今後どうなるのでしょうかね?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

おかむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

声優人の一新は良好?

お馴染みルパン三世テレビスペシャルの2012年作品。
物語に関してはややインパクトに欠け、無茶苦茶な展開等もあるが、そもそもルパン三世のテレビシリーズがそうであった様にある意味でぶっ飛んだSFと考えれば、妥当なのかもしれない。
子供の目線から見れば、軟派な雰囲気だが実はカッコいいルパン等は相変わらずであり、その点に関しては文句無しであろう。
これは脚本を務めた土屋理敬が子供向けアニメを多く手掛けているのも影響しているのか、非常に完成されていたと思う。
声優に関しては何と云っても本作は、馴染みの深い声優陣が次元大介役の小林清志を除き、一新された事が最も印象的である。
配役は充分な選考が重ねられたという事だけあり、多少の違和感は感じられるものの、元の声優陣に近い印象を受けた。
この点に関しては、今後のテレビスペシャルが回を重ねるにつれ解決出来るのではないだろうか。
それ以外のヒロインや脇役に関しては、やや声と画に違和感を感じる演技が多かった。
特にダブルヒロインの様な形をとった美沙役の清水理沙、麻紀役の渋谷はるかに関しては、新人という点を考慮しても、まだまだこれからといった印象である。
個人的には好演であったと考えているが、旧声優陣のファン等からは批判材料になったとしても不思議ではない。
キャラに関してはルパン一味や銭形、大抵登場する凄腕の敵等はいつもと変わらない印象を受けたが、大味で小物感漂う敵のボスや、あまり魅力的でないヒロインなどはやや不満である。
作画に関しては、テレビシリーズの二期や1980年代から90年代にかけてのスタジオジブリ作品、世界名作劇場シリーズに似た雰囲気を感じる。
これはキャラクターデザイン、総作画監督を務めた佐藤好春や演出を務めた富沢信雄によるところが大きいだろう。
この点に関しては評価が分かれるのではないだろうか。
個人的にはアクション、表情、風景等、高いレベルにあったと感じる。
音楽はいつものスタッフがいつも通りクオリティの高い作品を提供し、演出したと考えて良いのではないだろうか。
やや難点を抱えつつ、新たな局面を迎えたルパン三世ではあるが、転換点としては充分な作品であった。
特別に視聴はお奨めしないが、次回作等への期待も含めて、機会があれば視聴してみては如何だろうか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

うち. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

永遠の命がテーマ

 映画天国(日テレの深夜番組)を偶然観たので感想を書きます。
 今回のお宝は人魚の鱗と呼ばれる宝石でルパンはそれを手に入れますがなんとそれは偽物!しかも十四歳の子供にストーキングされる始末。
 しかし実はお宝は対となる宝石があり…?というのが簡単な粗筋、ジブリルパンを意識したデザインなのかデザインは古めかと思いました。
 TVSPルパンはルパン三世 princess of the breezeがあまりにも残念な作品(他にもありますが)で私は今回のSPは不安でしたが血の刻印は結構楽しめました。

◯キャラとか総評
ルパン的お約束である『五右衛門の反省修行』とかを入れたのは好印象。
不二子ちゃんが相変わらず火力担当(笑)次元は特に変わらず。
バイオハザード的で流血が結構あるので苦手な人はご注意を…
ラストの五右衛門、次元、ルパンの連携はカッコよかったです!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
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