仲間集めで冒険なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の仲間集めで冒険な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月09日の時点で一番の仲間集めで冒険なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.8 1 仲間集めで冒険なアニメランキング1位
ONE PIECE -ワンピース(TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1826)
8662人が棚に入れました
かつてこの世の全てを手に入れた伝説の海賊王ゴールド・ロジャーが遺した、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、幾人もの海賊が覇権を賭けて争う大海賊時代。そんな時代に生まれ、幼い頃の命の恩人である海賊赤髪のシャンクスに憧れる少年モンキー・D・ルフィは、「ゴムゴムの実」と呼ばれる不思議な実(「悪魔の実」の一種)を食べてゴム人間となり、泳げない体になりながらも海賊王を目指して仲間と共に冒険する。

声優・キャラクター
田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、矢尾一樹、チョー
ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ONEPIECE長いし現在続いてるから感想書きづらいよね

超長いONEPIECEの話。まだアニメも原作も終わっておらず評価つけづらいです。ストーリーは面白いのですが、前回までのあらすじや余計な演出、間延び、展開が遅すぎて(##゚Д゚)イライラする人が多いはず。そういうのがなければこれは王道冒険ファンタジーアニメとしては最高峰だと思うんだけど。

声優も途中から変わってるキャラもあり残念な気持ちになりました。何十年も続いてるとこういうこともあるのか。チョッパーとか声変わってた気がする。

展開が早く内容も濃くおもしろい話も中にはあったのですが・・・

原作とは違うオリジナルストーリーも少し見てみたのですがガッカリ。あまり面白くなかったし、私は飛ばして見てました。
原作に合わせた話だけをピックアップして見るのをオススメします。

各大まかなストーリー編ごとに面白さランクつけてみた。
S超面白い A面白い B普通 Cつまらん D苦痛でした

各ストーリー編の感想(つぶやき)オリジナル話は省く!↓
イーストブルー編 ランクS
1~53話
{netabare}
海賊狩りのゾロ、狙撃手ウソップ、海の料理人サンジ、航海士ナミが麦わらの一味に加入。

グランドラインに入るまでの仲間集め。どれも面白かったし感動エピソードいっぱいでした。自然系悪魔の実の能力者が一番無敵なのではないでしょうか。スモーカーは倒せなさそう。あらゆる攻撃無効化って感じですよね。
{/netabare}
アラバスタ編 ランクS
61~67話、 70~97話、 100話、103~130話
{netabare}
麦わらの一味に加入者。
船医トニートニー・チョッパー(動物系悪魔の実「ヒトヒトの実」の能力
考古学者ニコ・ロビン(超人系悪魔の実「ハナハナの実」の能力者)

登場キャラが多くてビックリ。チョッパーとヒルルクの物語は(´;ω;`)ウルルときました。
王下七武海サー・クロコダイル倒すまでにキャラ多いですよね。悪魔の実能力者どんどん登場するし、面白かったです。自然系悪魔の実の能力者でも弱点はあるということがわかってきたアラバスタ編。海に落とす、海と同じエネルギーを発する鉱石「海楼石」に能力者が触れた場合も、海に浸かった時と同様の状態となる、自然系スナスナの実の能力者は液体が弱点とかね。
{/netabare}
空島編144~195話 ランクA
{netabare}
ジャヤ島から空島へ行くためにノックアップストリームに乗って命懸けの航海をする過程も面白いし、空島での戦いでダイヤルを使った変わった戦闘、心を読む敵、ハラハラする展開が続きました。ゴーイングメリー号は数々の航海でボロボロ、いつの間にか直してくれた謎の船大工は一体?
ゴッド・エネルはルフィだからこそ勝てたんでしょうね。現時点で最強の悪魔の実の能力者だと思いました。作者はこの敵を作る過程でゴム人間ルフィを生み出したのかな?雷無効化能力者ゴム人間ルフィ(笑)色々と面白かったです。
{/netabare}
フォクシー海賊団編 ランクD 207~219話
{netabare}
デイビーバックレースか、面白そうと思ったが、同じ3コインゲームをもう一回やり始めた時はクドいもう見たくねぇってなったです。
{/netabare}
W7(ウォーターセブン)編 ランクS
227~278 284~290 293~302 304~316 320~325話
{netabare}
道力という強さの基準が出てきましたが・・・意味なさそうな単位ですよね。
ゴムゴムの実の能力を駆使して新たな技、ギアセカンド、ギアサード。
面白い戦い方ですよね。
フランキーがサウザンドサニー号とともに麦わらの一味加入。救出後ロビンも本音を言い合える仲間に。

ところどころで前回までのあらすじが長く単純なバトルを引き伸ばし物語の進行が遅く感じられ、突然オリジナルアニメ(11話分)を入れるなどイライラさせられました。もちろん飛ばしてみましたが。進行したのは1分もないような回想シーンにはさすがにひどいです。ジャンプアニメはストーリーの進行を引き伸ばし多いとはホントなんですねぇ。
でもゴーイングメリー号をめぐるルフィとウソップの決闘、フランキーの過去編、ロビンの過去オハラでの出来事は見ごたえあり内容も丁寧でしっかりしていてとても面白かったです。いつもこういう状態なら文句はないのに。
{/netabare}
スリラーバーク編 ランクC 337~381話
{netabare}
相変わらずストーリーの進行遅くて(##゚Д゚)イライラ気味でした。1話の半分くらい飛ばして見てもまだ前回のあらすじっぽいのが多々ありました。(゚Д゚)ノオイオイ
七武海のくま強すぎ。ゾロの男気のおかげで助かったけどあんな奴に勝てるのか?
麦わらの一味にブルックが仲間になった。
ブルックの過去編悲しくも感動の物語でした。面白かったです。ラブーンの待っていた海賊一味の船員の一人だったとは驚きです。
{/netabare}
シャボンディ諸島編 ランクA 385~405話
{netabare}
超新星の登場キャラが一気に多く出てきて覚えきれないw
パシフィスタとか黄猿とか敵の強さのインフレが半端ないwこんなのどうしろとw天竜人を敬う世界政府が真の悪の根源って感じですよねぇ。
ルフィがスカっと天竜人ぶっ飛ばしたときぱ+。(о'∀')bスッキリ!しましたがまさか全滅まで追い込まれるとは驚きです。
ゾロのルフィの身代わりになったときは目も当てられませんでした死んじゃやだ( >Д<;)
{/netabare}
女ヶ島(アマゾン・リリー)編 ランクA 408~417話
{netabare}
変に引き伸ばし工作もなく面白く見れました。
それにしてもルフィは性欲ないんでしょうか?
ボア・ハンコックの過去で魚人海賊団のマークと天竜人の奴隷の刻印の意味が明らかになりました。
ヒドイ天竜人は滅びて欲しい一族ですよね。
{/netabare}
仲間達の行方編ランクD 418~421話 453~456話
{netabare}
8話も使う必要があったのか・・・(##゚Д゚)イライラ
{/netabare}
インペルダウン(大監獄)編 ランクS
422~425話 430~452話
{netabare}
大監獄の敵を乗り越え最下層までたどり着く過程、脱出するとき今まで敵だったものまでも仲間にし、見方がどんどん増えてく様子は見ごたえありました。とくにバギーが面白かったです。ルフィに巻き込まれ手伝う形に、脱出したいのにどんどん下層へ降りる羽目になるところとか面白すぎw
{/netabare}
マリンフォード(頂上戦争)編 ランクA
457~491話
{netabare}
戦争の激しさ、エースが殺されたときの悲しみの深さは伝わりましたが、展開が遅すぎて(##゚Д゚)イライラしました。前回のあらすじ長すぎ引き伸ばし工作ありありでした。それさえなければ見ごたえあったのに。
{/netabare}
少年時代編 ランクS
493~504話
{netabare}
幼い子供時代の物語面白かったです。
エースは幼い少年のころ「覇王色の覇気」の素質あったんですね。これを使いこなすくらい強ければ死なずにすむ未来もあったのかな。
天竜人はやっぱ最低な人種ですね。サボを殺すなんて。それを黙認してる人達もゆるせませんが、権力には逆らえない悲しい現実っすね。
{/netabare}
再起編 505~516話 ランクB
{netabare}
フランキーが押すなと言われたDr.ベガパンクの自爆スイッチ押してしまった時は笑ろたわ((´∀`*))ヶラヶラ
{/netabare}
2年後、魚人島編 ランクC
517~541 543~573話
{netabare}
麦わらの一味強くなりましたね。
ジンベイ仲間になればよかったのに。
ボスが薬ずけの小物でした。バトル描写より魚人島を楽しんでる仲間たちの様子のほうが面白かったです。
{/netabare}
パンクハザード(新世界突入)編 ランクA
574 579~589 591~623話
{netabare}
チョッパーとフランキーが魂入れ替わってる時、ランブルボールを有無をいわさず速攻で使ったフランキーに((´∀`*))ヶラヶラ頭の中は突撃しかないようですね。
ローがカッコよかったw仲間にならないんでしょうかねw
前回のあらすじ長いのは相変わらず、もう7、8分飛ばして見たほうが良い感じでした。
{/netabare}
ドレスローザ編 ランクS
624~625 629~745話
{netabare}
一部バトル描写がすごい長く引き伸ばし感でていて(##゚Д゚)イライラ展開遅いのは今更かw

レベッカさんの乳バンド衣装えろぃですねぇ。

ルフィの義兄弟サボが生きてたヽ(*´v`*)ノ嬉しいです。「メラメラの実」継承者にふさわしい。
だがストーリーの核心をつくローやドンキホーテ一族の過去編は面白かったです。
ローとコラソンの話は夢中になってみてました(´;ω;`)
コラソンいい人( ‐ω‐)b

部下のホビホビの実の能力でおもちゃにされる能力も驚異ですが、ドフラミンゴの超人系悪魔の実「糸」の能力がこんなに強いなんてビックリ。たかが糸で海軍大将も糸の結界破れないとかw
ドフラミンゴの敗因はルフィを舐めプしすぎたためでしょうね。

麦わらの一味 大船団ゲット!出世しすぎでしょw
{/netabare}
ゾウ編 ランクA
751~779
{netabare}
ログポースではたどり着くことが難しい島。生きてるゾウの上に人が住む国があるとか発想がおもしろい。四皇カイドウに襲われた島。カイドウを先に倒しに行くかと思ったら四皇ビックマムのところへサンジを取り返しに行くとか忙しすぎでしょw展開が気になりますね。
ロードポーネグリフ4つでグランドライン最終目的地点ラフテルの手がかり発見できる。(*∩∀∩*)ワクワク♪してきました。
{/netabare}
ホールケーキアイランド編 ランクS
783~844話まで見終わりました(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ息切れが
{netabare}
サンジの過去がさらにヒドイことが明らかに。結婚相手も騙し討ちとか夢も希望もありません(゜´Д`゜)サンジよ幸せになってくれ!

ビックマム倒せる想像ができません。もはや自然災害レベルで人為的に止めることは無理なのでは?と思いました。

{/netabare}

今のところ面白い展開なので時間のあるときにでも見続けます。
感想もそのうち追加して書くよ(o′З`)b

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

傑作完成までのカウントダウン

制作スタッフ
 原作:尾田 栄一郎(漫画)
 シリーズ構成
  武上 純希(1-195話)、上坂浩彦(196-798話)
  米村 正二(799話-)
 キャラクターデザイン
  小泉 昇(1-425話)、久田 和也(385-891話)
  松田 翠(780-782話.892話-)
 絵コンテ
 総作画監督
  久田 和也(575-782話)、市川 慶一(783話-)
  松田 翠(780-782話.892話-)
 美術デザイン:吉池 隆司
 美術監督:本間 禎章(892話-)、吉池 隆司(895.896話)
 色彩設計:塚田 劭(1-312話)、堀田 哲平(313話-)
 撮影監督:
 効果音:
 音楽:田中 公平、浜口 史郎
 音響監督:
 シリーズ監督
  宇田 鋼之介(1-278話)、志水 淳児(131-159話)
  境 宗久(244-372話)、宮元 宏彰(352-679話)
  深澤 敏則(663-891話)、伊藤 聡伺(780-782話)
  長峯 達也(780-782話.892話-)
  暮田 公平(892話-)、小牧 文(892話-)
 プロデューサー:出樋 昌稔、寺本 知資、小山 弘起
 制作会社:東映アニメーション
 放送局:フジテレビ
キャスト
 モンキー・D・ルフィ(主人公):田中 真弓
 ロロノア・ゾロ:中井 和哉
 ナミ:岡村 明美
 ウソップ:山口 勝平
 サンジ:平田 広明、大谷 育江(幼少期)
 トリトニー・チョッパー:大谷 育江
 ニコ・ロビン:山口 由里子
 フランキー:矢尾 一樹
 ブルック:チョー
 ジンベエ:郷里 大輔、宝亀 克寿
 ポートガス・D・エース:古川 登志夫、阪口 大助(幼少期)
 サボ:古谷 徹、竹内 順子(幼少期)
 モンキー・D・ドラゴン:柴田 秀勝
 モンキー・D・ガープ:中 博史
 トラファルガー・ロー:神谷 浩史
 ユースタス・キッド:浪川 大輔
 スモーカー:松尾 銀三(48-79話)、大場 真人(94話-)
 たしぎ:野田 順子
 コビー:土井 美加
 ヘルメッポ:永野 広一
 ボア・ハンコック:三石 琴乃
 ジュラキュール・ミホーク(鷹の目)
 クザン(青雉):子安 武人
 ボルサリーノ(黄猿)
  石塚 運昇(398-751話)、置鮎 龍太郎(881話-)
 イッショウ(藤虎):沢木 郁也
 緑牛:藤原 啓治
 サカズキ(赤犬):立木 文彦、中尾 みち雄(中将時代)
 センゴク:石森 達幸(151-512話)、大川 透(703話-)
 マーシャル・D・ティーチ(黒ひげ):大塚 明夫
 シャンクス(赤髪):池田 秀一
 シャーロット・リンリン(ビッグマム)
  藤田 淑子(571話)、小山 茉美(786話-)
 カイドウ(百獣):玄田 哲章
 エドワード・ニューゲート(白ひげ)
  有本 欽隆、大友 龍三郎
 ゴール・D・ロジャー(海賊王)
  大塚 周夫(1-590話)、津嘉山 正種(849話-)
  草生 毅(青年期)
放送期間:1999年10月20日-現在放送中
話数:最新924話(2020年3月15日放送)


□シリーズ一覧
{netabare}超新星編
 東の海編(1-61話)
 グランドライン突入編(62-77話)
 冬島編(78-92話)
 アラバスタ編(93-130話)
 テレビオリジナル編(131-143話)
 空島編(144-195話)
 海軍要塞&フォクシー海賊団編(196-228話)
 ウォーターセブン編(229-263話)
 エニエス・ロビー編(264-335話)
 スリラーバーク編(337-381話)
 シャボンディ諸島編(382-405話)
 女ヶ島編(408-421話)
 インペルダウン編(422-458話)
 マリンフォード編(459-516話)
  2010年7月18日-2011年9月25日
新世界(2年後)
 魚人島編(517-574話)
 パンクハザード編(579-628話)
 ドレスローザ編(629-746話)
 ゾウ編(751-782話)
 ホールケーキ諸島編(783-891話)
 ワノ国編(892話-)
番外編
 映画特別編
 時代劇特別編


□漫画をメインに楽しもう!
{netabare} まあ漫画が原作なので当たり前ですが…

理由1:オープニングがネタバレだから
{netabare} オープニングを観ると、今後登場するキャラクターが描かれていました。絶対にこれはNGですよ!!私みたいな漫画メインの人には問題ありません。アニメ派の人が可哀想です…{/netabare}

理由2:無駄な演出が多いから
{netabare} 正直ここ最近のアニメ版は無駄な演出が多く、グダグダしてる気がします。他の方のレビューと被り恐縮ですが、追い着きそうならお休みを入れるべきだと思います。
 ただアニメでは漫画で描ききれない所を描くことができるのが魅力です。そのストーリーで何を一番伝えたいのか。何を強烈に見せたいのか。このバランスは大変難しいことだと思います。{/netabare}{/netabare}



□キャラクター
{netabare} これだけキャラクターが多いのに、キャラクターの性格.個性.容姿を全キャラクター描き分けています。確実に1000人単位でいるはずです。いやもっといるかも…
 ONE PIECEに登場するキャラクターは皆、良いことにしろ悪いことにしろ何かしら志を持って生きています。敵キャラにもいろいろな事情があります。もちろん悪者な敵もいますがカッコいいと思える敵が沢山いるのもONE PIECEの魅力です。また人間以外にも魚人などいろいろな種族が登場します。そんな違う種族とどう接するか。一般社会でもいろいろな差別が問題になっている中、みんなと違う人とどう接するかを考えさせられます。

※白ひげという男
{netabare} 本名はエドワード・ニューゲイト。マリンフォード頂上戦争で戦死します。私の尊敬するキャラクターです。彼はかつて海賊王ロジャーと唯一互角に渡り合った海賊で、頂上戦争で戦死するまでは世界最強の海賊でした。でも世界最強の海賊でありながら財宝に興味はありません。家族を求めて生きています。白ひげは自分の船員や傘下の海賊達を「息子」と呼び、逆に船員や傘下の海賊からは「親父」と呼ばれています。
頂上戦争では海軍にそそのかされ白ひげを刺した傘下の海賊のスクワードを「バカな息子をそれでも愛そう」と許し、エースが元ライバルであるロジャーの息子であることをエースから打ち明けられたとき、「敵だったんだろ。俺を追い出さねぇのか?」というエースの言葉に対して、「誰から産まれようと、人間みんな海の子」と言います。仲間を愛する心、義を持った行い、許し受け入れる心の広さ。本当に素晴らしい方だと思います。白ひげの生き方はキリスト教の教えに通ずるものがある気がします。実際に白ひげの旗印はドクロではありますが、
十字架の形をしています。クルーも皆性格が良いのもこの海賊団の魅力です。{/netabare}{/netabare}


□考察する楽しさ
{netabare} ONE PIECEでは旅する中で色々な謎やこのキャラの親は実は…あの人の悪魔の実は…などそういうのを考察していくのはこの作品の楽しみ方のひとつだと思います。考察が外れても面白いし、当たれば嬉しいし。最近はその考察の答えがたくさん出てきていて、段々情報が増えています。今は既にONE PIECEの正体についてかなり考察が深まっています。{/netabare}


□今後の展開
{netabare} これからのONE PIECEですがどうやら終わりが近づいているようです。現在ワノ国編。尾田先生は今まで以上に力をいれています。最近アニメでも「ルフィVSカイドウ」が描かれました。ルフィを一撃で仕留め、最強生物としての力を見せつけました。ルフィは敗北し現在は囚人としての「兎丼囚人採掘場」で強制労働させられています。
 さらにこの先、凄い展開が待っております。アニメ派の人にはネタバレなので読まない様にお願いいたします。アニメ派の人でも知りたいという方はお読みください。

今後の大きな話題
・{netabare}ビックマム記憶喪失!?{/netabare}
・{netabare}百獣海賊団大看板クイーンが兎丼へ{/netabare}
・{netabare}ビックマムが兎丼へ!?{/netabare}
・{netabare}ビックマムVSカイドウ!?{/netabare}
・{netabare}四皇の海賊同盟!?{/netabare}
・{netabare}王下七武海の撤廃!?{/netabare}
・{netabare}ロックス海賊団とは?ガープ最強説!?{/netabare}
・{netabare}四皇の懸賞金判明!?{/netabare}
・{netabare}光月おでんの回想!{/netabare}
・{netabare}光月おでんと白ひげの出会い{/netabare}
・{netabare}ロジャーVS白ひげ!?!?{/netabare}
・{netabare}ロジャー海賊団とラフテルヘの道{/netabare}
・{netabare}ラフテルの意味とは?{/netabare}
・{netabare}光月おでん処刑されるまでの日々{/netabare}

 漫画読んで感動しました。得に漫画の967話が凄いです。アニメの放送が楽しみです。{/netabare}


□最後に
{netabare} ところでスペインのバルセロナにサグラダ・ファミリアという建設中の教会があります。1882年に着工して完成まで300年とされました。しかし技術の進歩で2026年に完成予定だそうです。サグラダ・ファミリア教会はイエスの生涯を表した建築で、受難の門や生誕の門などは既に完成しています。残るは真ん中の一番高い搭、最大のシンボル「イエスの搭」のみとなりました。とんでもない傑作が完成する日も近いのです。
 そんな中ONE PIECEもまた、サグラダ・ファミリア同様に未完成の作品(規模は違いますが…)です。ワノ国編以降はラストスパートとなる一番重要な部分。「イエスの搭」の部分です。今後ワノ国を終えてどう終わりを迎えるのか。何となく全体図が見えてきたので、完結したとき間違えなく、とんでもない傑作が完成したと思えるはずです。
 サグラダ・ファミリアは完成予定まで6年。ONE PIECEは完結予定まで5年。楽しみです。今からでも遅くありません。BOOKOFF並びにTSUTAYAへGO!{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

200話を超えるアニメ、70巻を超える漫画

◆200話を超えるアニメ

検索 アニメの話数一覧 - Wikipedia

(ページが作られたのがかなり前っぽいので、現在も放送中の作品は
 話数が伸びてます。)

2200回 サザエさん (6800話以上)
1787話 ドラえもん
1700話 忍たま乱太郎
1466話 まんが日本昔ばなし
1298話 おじゃる丸
1080話 それいけ!アンパンマン
731話 ちびまる子ちゃん
726話 しましまとらのしまじろう
694話 忍者ハットリくん
685話 クレヨンしんちゃん
665話 名探偵コナン
541話 ONE PIECE (現622話)
526話 パーマン
512話 オバケのQ太郎
506話 ドラえもん
373話 こちら葛飾区亀有公園前派出所
366話 BLEACH
358話 ケロロ軍曹
331話 キテレツ大百科
330話 あたしンち
312話 おとぎマンガカレンダー
308話 かいけつタマゴン
291話 ドラゴンボールZ
275話 ポケットモンスター
252話 銀魂
245話 デジタル所さん
243話 Dr.スランプ アラレちゃん
224話 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
220話 NARUTO -ナルト-
216話 NARUTO -ナルト- 疾風伝
216話 おジャ魔女どれみ
209話 ロックマンエグゼ
203話 家庭教師ヒットマンREBORN!

自分が全話見たのはワンピースだけ、あとは178話で終了のテニプリ
を3回通して見ている(というか横で流した)ので、時間的には同等位。

それ以上の時間視聴したアニメは多分銀英だけで、どの位の時間見た
のかはもうよく分からない。


◆70巻を超える漫画

検索 70巻を超える漫画

(こちらのページもかなり古く、ワンピースのランクイン前。)

180巻 こち亀  
171巻 ドカベン
165巻 ゴルゴ13
119巻 クッキングパパ
115巻 ミナミの帝王
110巻 弐十手物語
108巻 美味しんぼ
106巻 ジョジョ
108巻 刃牙
103巻 静かなるドン
100巻 あぶさん
99巻 はじめの一歩
97巻 あさりちゃん
94巻 コータローまかりとおる
95巻 浮浪雲
95巻 銀牙
9?巻 キャプテン翼
88巻 パタリロ
86巻 鬼平犯科帳
84巻 釣りバカ日誌
79巻 タフ
78巻 MAJOR
78巻 ゼロ
77巻 なんと孫六
76巻 名探偵コナン
75巻 まるごし刑事
72巻 かっとび一斗
72巻 ワンピース 

自分が(ほぼ)全巻読んだのは、ミナミの帝王、ジョジョ、刃牙、
あぶさん、はじめの一歩、キャプテン翼、タフ、MAJOR、ワンピース。
こち亀、ドカベン、ゴルゴ13は半分位は読んでます。


◆ワンピース評価

(漫画は60巻くらいまでを2回、アニメは最新話まで視聴)

東の海編 ★★★★☆
子供の頃にジャンプを読んでいて、開始から数話位の時点で
「これは絶対アニメ化する、そして流行る」と思った作品が3つある。

1つは「テニプリ」
1つは「ワンピース」
そして『ライジングインパクト』 ・・あのー、アニメ化まだですか?

グランドライン突入編 ★★★☆☆
ウイスキーピークまでは良い、リトルガーデンから失速

チョッパー登場・冬島編 ★★☆☆☆
お涙頂戴っ気が更に強くなって食あたり

アラバスタ編 ★★★★★
記憶が濃いので、多分面白かったんじゃないかと

空島編 ★★☆☆☆
ベラミー付近までは良かった、エネルは出るのが早過ぎた。

脱出!海軍要塞&フォクシー海賊団編 ★☆☆☆☆
つまらなかった。

ウォーターセブン編 ★★☆☆☆
フランキーのノリが嫌い。アイスバーグの秘書は好き。

エニエス・ロビー編 ★★★★☆
まあまあ面白かったよーな。

スリラーバーク編 ★★☆☆☆
つまらなかったよーな。後でも出て来るけどホロホロ言う少し不細工
な女(のような生き物)がなんか好き。調べたらペローナという名前
らしい。

シャボンディ諸島編 ★★★☆☆
レイリーが設定もキャラも非常に良い。

女ヶ島編 ★★☆☆☆
さんまがハンコック好きとかよく分からん。

インペルダウン篇 ★★☆☆☆
あまり記憶が無い

マリンフォード篇 ★★★★★
時代がようやくエネルに追いつく。
ドラゴンボールで言うフリーザ編、スラムダンクの山王戦
それ等に比べればかなり劣るが、ここで燃え尽きたんじゃないかと。

マリンフォード篇に限った話じゃないが、アニメだとルームランナー
の上を走ってるんじゃないか?という位に目的地に着かな過ぎる。

魚人島篇 ★☆☆☆☆
漫画もアニメもごちゃごちゃして来て、持ち味が消えた気が

パンクハザード篇 ★☆☆☆☆
ん~・・、変なガスがポロリ声。


◆小道具としてのワンピース

2年位前に漫画やアニメ界の外でも少し流行り「ワンピースが好き」
「ワンピース読んでる」を好感度を上げる小道具として使用する人が
当時結構いた。

最近だとジョジョでそれをやってる人がいるらしいけど、

検索 「モテない女はワンピースとジョジョの奇妙な冒険を全巻読め」

コスパは結構良い気はする。大して金もかからないし、ゲームと違い
「ハマってます!」をアピールするのにやり込む必要もない。


◆海賊王って何なのさ?

東アフリカのソマリア沖では現在でも海賊が出るらしく、たまに
ニュースになっているものの、行っても海賊王にはなれそうにない。

我々の住む世界の海賊とは、ちょっと質が違う訳です。

---
富、名声、力、かつてこの世の全てを手に入れた男、海賊王ゴールド
・ロジャー。彼の死に際にはなった一言は全世界の人々を海へと駆り
立てた。

「おれの財宝か?ほしけりゃくれてやる。探せ!この世の全てをそこ
に置いてきた」

男達はロマンを求め、グランドラインへと突き進む!

世はまさに、大海賊時代!
---

そして、海賊王ロジャーが残したワンピースを手に入れると、海賊王
になれる。じゃあ、ワンピースって何? ・・・さぁ?

この件に関して主人公であるルフィ氏は、

{netabare}
宝がどこにあるかなんて聞きたくねぇ!

宝があるかないかなんて聞きたくねぇ!

何も分かんねーけどみんなそうやって命がけで海に出てるんだよ!

ここでおっさんに何か教えてもらうんなら俺は海賊をやめる!

つまんねぇ冒険なら、俺はしねぇ!

支配なんかしねぇよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ!
{/netabare}

よく分からない。

秘宝を探すという点ではルパン三世なんかもそうな訳ですが、彼らは
~王朝の~が残した~。とか手掛かりをきっちりと掴み、

基本的には金が目的な訳して、そういった具体的な目標に向かう活動
とも少し違う訳です。


◆ほぼ成長しない、変化しない、前進しない凄さ

2年前にワンピースについて書いたレビューがあり、大した事を書いて
無かったので消したのですが、

たった2年でも自身色々な経験から感覚、視点が変化しており、二度と
当時のようなレビューは書けない。

漫画のキャラは読者と共に成長する、という話がありますが、それは
作者のクリエイターとしての成長や飽きに原因があり、それが漫画の
寿命に繋がる訳ですけど、ワンピースではそれが非常に少ない。

船は進み、懸賞金は上がるのですが、それ以外が異常にスロー。

検索 ワンピースって長期連載のわりにインフレしてないよなwww
検索 作品のパワーインフレを抑えている王下七武海の存在感は偉大
検索 ONEPIECEの強さとか懸賞金がインフレしてるって言うけど


◆ワンピースの魅力

すっきり、分かりやすい、疲れない、ネタとしてたまに使える。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

74.7 2 仲間集めで冒険なアニメランキング2位
暁のヨナ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (896)
4770人が棚に入れました
建国神話・四龍伝説が伝わる高華王国。
緋龍城では当時、王の他には世継ぎの王子も、世継ぎを産むお妃も無く
ただ齢十五の王女・ヨナが、大切に大切に育てられていた――。
そして迎えた十六歳の誕生日。
武器を厭う心優しい父王・イル、幼馴染で護衛のハクや、ヨナが想いを寄せていた従兄のスウォンと共に、幸せな一日を過ごす…はずだった。
宴の夜、スウォンとの婚姻を反対するイルに、ヨナは自分の気持ちを伝えに行く。
しかし、イルの部屋で彼女が遭遇したのは思いもよらぬ過酷な現実で…!?
ヨナと四龍、それぞれの運命が絡みあう、激動の大河ファンタジー・ロマン――!

声優・キャラクター
斎藤千和、前野智昭、小林裕介、森田成一、岡本信彦、諏訪部順一、下野紘、皆川純子
ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

各話の感想

 ■第1~10話■
{netabare}第1話 王女ヨナ
 {netabare} 高華王国の王女・ヨナは、いとこのスウォンに想いを寄せていた。しかし16歳の誕生日の夜、そのスウォンに大好きな父王が殺される。OPもBGMもやたら壮大。ハクの、幼馴染で護衛ってポジションには超絶萌えますな。今のところ甘ちゃん王女のヨナだけど、今後素敵に成長していくのかなーと期待。 {/netabare}

第2話 ちぎれた絆
 {netabare} 国王イルを殺害したのは、自身の父を彼に殺されたためだと明かすスウォン。口封じのためにヨナも殺されそうになるが、ハクによって辛くも王宮の裏山へ逃げのびる。放心状態のヨナが可哀想だけど、それに対して姫様姫様ぁ!とならずに、わりと淡々とキャラが行動していくのが花ゆめらしくて良かった。 {/netabare}

第3話 遠い空
 {netabare} 幼少時のヨナ、ハク、スウォンの回想エピソードが大半。ちびヨナかわいい。そして後半、今の放心状態のヨナに対するハクの献身っぷりに泣ける。ヨナがスウォンから贈られた髪飾りを手離せないことに憤りを感じつつも、それで彼女を現実に繋ぎとめられるなら構わないと思うハクが本当に甲斐甲斐しい…。 {/netabare}

第4話 風の部族
 {netabare} ヨナたちはハクの故郷である風牙の都に辿り着く。ハクの弟・テヨンをはじめ、マイペースで心温かい風の部族の人々。しかし、ハクの祖父・ムンドク長老がスウォンの王位承認を拒むと、スウォン派の火の部族から悪質な工作を受けてしまう。風の部族長としてのハクも、威厳があってすごく格好良かった。 {/netabare}

第5話 咆哮
 {netabare} これ以上風牙の都に危害が及ぶのを避けるため、ハクはソンの姓も将軍の座も捨て、ヨナとともに都を出る。まずは風の地のどこかに住む神官を探すことにするが、火の部族長の息子・テジュンが率いる兵たちに見つかり追い詰められる。ヨナ姫が気高く美しかった。「お前(ハク)が欲しいもの!」にキュン。 {/netabare}

第6話 紅い髪
 {netabare} 追い詰められたヨナとハクは谷底へ落ち、テジュンはスウォンに2人が死んだと憔悴しきった様子で報告する。一方、ヨナたちは谷底で倒れているのをユンという少年に発見され、介抱を受けていた。OPとEDに姿だけは登場していた、旅の仲間になると思われるキャラが登場。6話目にしてようやくだよ…! {/netabare}

第7話 天命
 {netabare} ユンの保護者を名乗る青年・イクスは、ヨナたちが探していた神官その人だった。ハクを死なせず、自身も生きたいというヨナの願いを聞いたイクスは、それはもはや天命だと言う。そして建国神話に登場する伝説の四龍を探すよう告げる。ますますもって面白くなってきた。ハクの片想いっぷりが切ない…。 {/netabare}

第8話 選んだ扉
 {netabare} ユンを一緒に旅へ連れて行ってくれないかとヨナに頼むイクス。それを聞いたユンは最初反発するが、イクスから離れて外の世界を知るため、ヨナたちと共に旅へ出ることを決意する。8話でようやく仲間が入ったよー。どうやらユンくんは本を1度読めばその内容を覚えてしまうほどの天才美少年設定の模様。 {/netabare}

第9話 ふるえる覚悟
 {netabare} 四龍の血をひく者が、火の部族と王都の近くを横切ったところにある山の上に住んでいるとイクスから助言を受け、まずはそこを目指すヨナ達。その道すがら、ヨナはハクから弓矢の稽古を受ける。生きるため・守るために、奪い奪われる命のやりとりをする覚悟を決めるヨナ姫。彼女の精神的成長が著しいな。 {/netabare}

第10話 待望
 {netabare} 白龍の血をひく一族が住まう里に辿り着いたヨナたち。そこにいたのは、白龍の力を受け継いだ証である龍の右手を持ち、主が現れるのを待ち望んでいた青年・キジャだった。1人目の四龍があっさり仲間に。銀髪美青年とは王道ですな。早速ハクとバトってたし、これからは逆ハー要素も楽しめるわけかー。 {/netabare}{/netabare}

 ■第11~20話■
{netabare}第11話 龍の爪
 {netabare} 初めて里を離れてする慣れぬ旅にうろたえるキジャ。しかし龍の爪の力は強力で、清廉な容姿には似合わぬほどの力技で敵をなぎ倒す。キジャが感じる四龍の気配を頼りに進む一行は、青龍が住まうと思われる岩山に辿り着く。ハクとキジャのヨナを巡るバトルが楽しくてニヤニヤ。ユンくんは完全にオカン。 {/netabare}

第12話 目隠しの龍
 {netabare} 青龍がいると思われる村に足を踏み入れたヨナ達だが、村人達はそんな者はいないと言う。迷路のように入り組んだ洞窟の村を探るうちにハク達とはぐれたヨナは、お面をつけた青髪の青年に助けられる。青龍の幼少時の回想シーンが切なかった…。キジャとは正反対で、龍の力を恐れられながら育ったのかー。 {/netabare}

第13話 反響する恐怖
 {netabare} 龍の力を“呪い”と里の人間から恐れられ、隔離させられてきた青龍。ハクを見張りとして残し、ヨナ達は青龍と話をしに再び迷路のような岩穴へ。仲間に誘うが断られ、さらに突然の地震で壁が崩れ進路が塞がってしまう。青龍もハクもシリアスで切ないシーンが続く中、1人だけ元気なキジャがおば可愛い。 {/netabare}

第14話 光
 {netabare} 無事岩穴から抜け出し、青龍も旅の仲間に加わることに。名を持たない青龍に、ヨナは“月の光”という意味のシンアという名を与える。ユンとシンアがヨナを名前で呼ぶようになったけど、ハクに対してだけは「姫って呼んで」と言ったシーンで、その理由も含めて泣きそうになった。主従モノの醍醐味だね。 {/netabare}

第15話 新たな地へ
 {netabare} とある荒れ果てた村に辿り着いたヨナたち。そこの村人が語った先王イルへの不満と新王スウォンへの期待に、ヨナは思わず涙する。一方その頃、スウォンは地の部族長であるイ・グンテを訪ね、地心の都へ訪れていた。緑龍見つける前にスウォンのターンなのかな。イル陛下の評判悪すぎてヨナが少し気の毒。 {/netabare}

第16話 戦ごっこ
 {netabare} のほほんとしたスウォンに猜疑心を抱くグンテ。お祭りと称してスウォンが主催した戦ごっこで、グンテに心酔する兵士たちを上手く操りながら戦況を優位に進める王の姿に何かを感じる。穏やかそうに見えて実はかなりの切れ者なスウォンのターン。ヨナ達の出番は一切なし。スウォンの二面性が少し苦手…。 {/netabare}

第17話 阿波の海賊
 {netabare} 緑龍の気配を追って、地の部族・阿波の都に辿り着いたヨナ達。食料調達のため1人で街へ向かったハクは、自由を愛する謎の青年・ジェハと出会う。彼の正体は緑龍で、阿波の港に停泊する海賊の一員でもあった。緑龍はナルシストキャラかー。前話になかったハク×ヨナのときめきも戻ってきて楽しかった。 {/netabare}

第18話 縁
 {netabare} 阿波の都を牛耳るヤン・クムジやその臣下の横暴っぷりに怒りが湧くヨナ。緑龍ジェハとついに対面し、仲間になることはスッパリと断られるが、クムジ討伐のため海賊と協力したいと申し出る。ジェハの計らいでギガン船長と面会をするヨナ達だが…。ジェハが登場してからテンポが良いね。がんばれヨナ姫。 {/netabare}

第19話 千樹草の試し
 {netabare} ギガンの信用を得るためヨナに課された試練は、断崖絶壁に生えた千樹草という薬草を1人で採ってくること。震える足で進もうとするヨナの姿に、ジェハは心を揺さぶられる。えろかった…ヨナの手につけすぎた蜂蜜を舐めとるハク…やばかった…。なんだかすごく乙女ゲームっぽいシーンが目立つ回だった。 {/netabare}

第20話 勇気の連鎖
 {netabare} 若い女を人身売買しているクムジ。3日後にその取引をするという情報を掴んだギガン率いる海賊団は、その日を襲撃日とする。女達が乗る船をいち早く見極め避難させるため、ヨナは自ら内部に潜入し合図の花火を上げる作戦を申し出て…。ユンくん女優やな。他の皆もどんだけ自分の女装姿に自信あるのよ。 {/netabare}{/netabare}

第21話 火花
 {netabare} 人身売買用の女たちの中に紛れ込むことに成功したヨナとユン。クムジに姫だとバレそうになったり、甲板に出る前に捕まって万事休すの状況に追い込まれたりするも、なんとか合図の花火を打ち上げる。ハラハラドキドキ。ヨナ姫は非力だけど、とりあえず眼力だけで相手が気圧されちゃうから都合いいよね。 {/netabare}

第22話 歴史は夜作られる
 {netabare} ヨナが射った矢がクムジの心臓に突き刺さり、戦いは終わりを告げる。阿波の街で勝利の宴会が催されるなか、ひとり歩くヨナが偶然出会ったのは…。ここでスウォンと再会とか!もう次週が楽しみすぎる。止めを刺したヨナ姫は凛々しかったけど、初めての殺生を経験したってことを思うとクるものがあるね。 {/netabare}

第23話 誓いの朝
 {netabare} 思いがけない再会をしたヨナとスウォン。束の間の邂逅のあと動揺を隠せないヨナであったが、明日には阿波を発つことを決める。翌日阿波の海賊や住人に見送られ、ヨナたちは旅へ出発。そして密かにつけて来ていたジェハを仲間に迎え入れる。スウォンが抱く志はヨナの存在があっても揺るがないのね…。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

正統派伝記もの+

おもしろい。

というか正直、評価に困るw
本当、単純に、単純ながらこの物語がおもしろい。

当初は国盗り合戦みたいなものだと思っていたが、
{netabare}世直し{/netabare}の話だ。

これは朝鮮半島あたりの話だけど、
日本やギリシャ神話、異世界のファンタジーであってもすんなり落ちそうな内容。

{netabare}王族の主人公の親が暗殺され、命からがら国を逃げる。
共に国を出た仲間と共に協力者を探し、
当初は復讐を考えていたのだろう。

親の庇護下でぬくぬく育ってきた主人公は世間知らずで、
世に蔓延する穢れや苦しみを知らなかった。
臆病と言われながらも信じていた親が統治していた国、
豊かで平和だと思っていた、いやそんなことすら考えたことがなかった。

無意識の理想とは違った。

重税、病、資源の枯渇、差別、閉ざされた地域での圧政、
目にした現実に幸せなどなかった。

それを見て、どうしたか、どうするのか。
そういう物語である。


これ、ぶっちゃけファンタジー要素皆無でも問題ない。

武器、知力、腕力、視力、脚力、体力に優れた仲間。
そのものを探す旅の途中で磨かれる精神と肉体。

行く先は憎むべき親の仇と同じ道。


この物語の主人公はヨナとスウォンだと思う。
ヨナがこれまで、これから気付き、やってきたこと、やろうとしていることは、
スウォンと同じ。

違いは親の仇かそうじゃないか。

スウォンは親の仇であるヨナの父親を暗殺したが、
遅かれ早かれヨナの父親は殺されていただろう。
仮にスウォンがそうしなかったとしても、
そうしようと思っていたものは他に5人ぐらいはいたのではないか。

王位に着けるもの、あるいは王位に着けるものに近しいもの、動かせるもの、
そういうヤツらがそうしていただろう。
スウォンの脇にいる黒髪ロンゲなんて、スウォンを動かした人間だろう。

そして多分、スウォンはそれを分かった上で行動に移した、とあってほしい。



さてさて、だらっと物語について述べましたが、
こんなシンプルな話だと中高年層にウケても、
購買力のある歳がアラサーまでの人たちの手を引っ張るには至らないだろう。

足りない要素は
無双っぷり、実は天才、
美女、おっぱい、
イケメン、ほもー、

というより、いくらでも色付けができる内容だ。

今回は、主人公を美女にしイケメンパラダイス、
逆ハーレムにした。

ハーレムものにイラッ☆とする女子の気持ちがほんのわずかだけ分かりましたが、
残念ながらそれがメインの物語ではない、それはおまけだ。
{netabare}はちみつプレイは素晴らしかった。
なるほど、棘が刺さったら蜂蜜か。
ハクはイケメンでまじめだから患部だけにかけ、ついでに舐めていたが、
どうせならそのまま○○にかけモッタイナイので舐めました的にもってくか、
うひょひょひょひょ♪{/netabare}
とあらぬ角度で勉強にはなりましたww

けど、
「キモ」
「イケメンだから許されるんだ」
「オレもやりたい」
と思ったことはそれぐらいで、
自分としては程よい味付け。

むしろ、もーほーのストーリーになんなくて良かったwwwww
{netabare}漫画の大奥じゃないけど、
男が男で満たされる、的なことは往々にしてあったからね。・・・過去形にしたい。
日本で坊さんやら将軍やらそんな感じがあったってことは、
やんごとなき地位にいらっしゃる男は、もう本当。
そうできない人は仕方なくないけど、
美女を選べて、そっちにも手を出すとか、どんだけお盛んなんだよ的、みたいな~。
ぶっちゃけ主人公が中性的美少年とかでもストーリー作れたからね。
むしろ「美」が付かないくてもできたか!?
いや本当、そんなの見たくない。
ヨナちゃんが天パー赤髪美少女で良かった。
本当は美少女性分が不足がちなんだけど、
ヤン・クムジ編でいたし、
この物語にそういうの求めてないから。
別に、ヨナ姫だけいればいいし、本当そう思うよ。
もう一人や二人、いても罰当たらないなんて、そんなこと思ってもいないよ。

・・・と今回はネタバレタグの使い方間違っているなw{/netabare}

黄龍、なんかあるな~

この作品、まだ連載続いてるんだっけ?
その世界でのハッピーエンドはあり得ないけど、
二人の関係、三人の関係での終止符は打てるからそれは見届けたいな。

ということで、みんな買ってね♪
買わないと、矢で眼か股間を射抜くわよ☆


・・・悪ふざけが過ぎたけど、
普通におもしろい物語だった。演出も良かった。
6話ぐらいまでだるかったけど、それも含めていい作品。

{netabare}一応、ヤン・クムジを殺した後の気持ちにも触れてたし。
ゴミはゴミ箱へ的な感じかな。よく分からんかった。
もうちょい苦しんでても良かったんだけど、
物語としては重要じゃない。興味本位として掘り下げてほしかったが。

そういえば、ヤン・クムジが支配者についての名言を言っていたな。
どんな汚い手を使っても、恥を恐れず、自らを生き永らえさせる、
やっぱ本物はこうじゃなくちゃな♪{/netabare}


物語としての音楽は最高に良かった♪
BGMとか効果音とか良かったな☆
テーマ曲は、1クール目OPと2クール目EDがめっちゃ好き☆☆☆☆☆で、
1クール目EDはあんまり聞いてなかったけど嫌いじゃなくて、
2クール目OPの曲もアニメーションのやっつけ具合も微妙だった。
特殊EDはカッコよすぎ!!!!!

あと所々、戦闘や決めるところの描写がカッコよすぎ!!!!!
作画は全般的に良かったけど、本当、良かった♪

{netabare}物語としては、あの土の国?だっけ。
あーいう平和そうで全然平和じゃない、やることやってる話好き☆
まあ、他も好きだから最初の6話ぐらいまでのダルいとこ以外好きなんだけど、
けどそれも必要で・・・うんぬんかんぬん{/netabare}


この文章の長さが好きとか嫌いとか通り越した、この作品への思いと思ってください。{/netabare}



☆1話感想→{netabare}

『アハハ、ウフフ、ほらイケ綿のお花畑よ~・・・えっ (1話感想)』
2014.10.08 00:59 ★★★☆☆ 3.7
物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 3.5


あらすじ見てたから戦国時代的なのだと思ってたけど、そうきたかw
ぶっちゃけこういう話って誰が悪いとか良いとかない話。
何か理由があるとか、そういうのいいよ。

それはそれ。
これはこれ。
今のところ、かわええ女の子はヨナだけ。

問題は、華に群がる好青年どもをまとめて楽しめるか否か。

だけでもないか。
やっぱり国と国の小競り合いだから、国の行く末、
そして主人公たちの行く道、
ってのは気になるわな。

「タイトルがなんかカッケー」見よう♪
→「イケメンパラダイスだよー」やっぱやめた
→「少女マンガだから純愛っぽいかもー」観よう♪

という経緯wがあって見た。

いいよね、新ジャンルに挑戦しても。
と言っても、ハーレムとは違うのかな。

というわけで、そういえば大人になってからは見てない国取物語、
しかも歴史に関係なさそうな少女マンガの作品を見てみます。

よく分からんけど、チュッチュラブラブ以外の少女マンガも見てきて、実際面白かったから、
実は少年漫画とかそういう垣根と面白さってあんま関係ないのかな。
主人公の男女比が違うだけで。

・・・そう言えば「私ツエー」的なのって見たことないな。誰か作れば流行りそうなのにw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2クールじゃ全然足りないよぉo(>_<)o

「花とゆめ」で連載の少女漫画が原作のアニメです。
原作は読んだことないんですが,中華風ファンタジーとか和風ファンタジー大好きなので観てみることに…☆
―っていうか,これは韓国風なのかな!?
世界観はめっちゃ中国だけど,名前だけ韓国っぽいんだよねぇ。
まぁ,韓国も大陸だし,あの三角の帽子に数珠がついてる衣装の時代(韓国ドラマでよく見る)ばかりじゃないんでしょうけど…。

まず,キャラデザは…
良くもなく悪くもなく…といった感じです。
あたしが少女漫画歴が「りぼん」とか「なかよし」の少女向けのものでSTOPしてるのは,中高生以上向けの漫画のキャラデザがあんまり好きじゃないってのも大きいんですよね。
原作読んでないから知らないんですが,漫画がこんな感じなんですよね,きっと。
あ,でもヨナが好きじゃないだけかもです。
天パの設定なんですよね?
個人的に女の子は前髪アリのストレートロングのキャラが好きなので,天パなだけでなく,髪短くなっちゃうから更に…。
ハク,ジェハ&ゼノはキャラデザも好きだし,キャラ自体も好きです!!
特にゼノのキャラデザ可愛い♡

放送序盤でちらっとネットで感想読んだんですが…
{netabare}スウォンがイル陛下殺しちゃうのめっちゃびっくりしませんでした!?{/netabare}
なんか,あるあるっていうか,王道っていうか,先が読みやすい的に書かれてて,びっくりしたのあたしだけか(* ̄□ ̄*;って思いましたよぉ。
あたし的にもう少し緋龍城でのお話が続いてヨナとハクとスウォンの三角関係が描かれるのかなって思ってたのでショックでした。
最終的にヨナとハクがくっつくのは目に見えてるので,やっぱ序盤はヨナの想いが届いてスウォンとくっついたり,イイ感じになってほしかったなぁ。
やっぱハクが1番かっこいいけれど,スウォンのキャラも好きなのです。
{netabare}あと,「スウォン自ら手を汚さなくても…」とか「殺さなくてもヨナを籠絡すれば難なく国王になれたんじゃ…」的な意見もあって「確かに!!」と激しく同意してしまいました(笑)。{/netabare}

“四龍の戦士を探す旅に出る”なんてところはRPG感ありますねー。
「ふしぎ遊戯」(アニメは観てない)を思い出しちゃいました。
四龍の戦士それぞれに力があるってとこもそうだし,それぞれのお話が描かれてからの仲間になるっていう流れとか…。
なんかいろいろダブりますね。
やっぱ「ふしぎ遊戯」には及ばないですけど★
あと,同じく「花とゆめ」連載の「それでも世界は美しい」のレビューで比較すると書いてしまったのでくらべてみました♪←ちょっと後悔してる(笑)。
あと,最近3巻まで読んだ「女王の花」(中華風ファンタジー)という漫画もついでに…。
(あくまで個人の見解ですのでご参考までに…。)

恋愛感
それでも世界は美しい≧ふしぎ遊戯>暁のヨナ≧女王の花

ファンタジー感
それでも世界は美しい≒ふしぎ遊戯≧暁のヨナ>女王の花

歴史感
女王の花>暁のヨナ>ふしぎ遊戯≧それでも世界は美しい

コメディ感
ふしぎ遊戯>それでも世界は美しい≒暁のヨナ>女王の花

アクション(戦い・バトル)感
女王の花>ふしぎ遊戯>暁のヨナ>それでも世界は美しい

―って感じです。
こうみると「それでも世界は美しい」はロマンス(恋愛×ファンタジー)!!っていうのに対して「暁のヨナ」はそこまでロマンスっぽくなかったです。
アニメはまだハクとの恋が進展してないからラブっぽさはほとんどなく,どちらかというと歴史×ファンタジーの色合いが強い印象です。
少女漫画原作だからもっときゅんきゅんを期待してたのでちょっと拍子抜けだけれど,このくらいが丁度良いかも!!
原作の方は話も進んでもっとラブな感じなのかなぁ?
あ,でもハクが常にヨナに敬語を使い続けているところが態度とのギャップできゅんきゅんしますね。
「女王の花」もそんな感じできゅんきゅんしたので,こういう萌えがあるということを知りました。←
あと,ヨナやハクはスウォンのことをどう考えてるのか凄く気になりました。
アニメの中であまり描かれなくて…。
{netabare}特にヨナにしてみたら大好きだった人なのにお父さんの敵なんですよ!!
めちゃくちゃ憎いはずなのに簪捨てられてないですよね。。
再会した時もただ呆然としていてセリフ全然なかったし…。{/netabare}
あとスウォンもヨナやハクのことをどう思っているんだろう。
スウォンにあぁいう一面があったけど,今まで見せてたキャラが全て仮面という訳じゃなくて,あのおっとりしてるのもそれはそれでスウォンなんですよね。
複雑なんでしょうけど,だからこそ彼らの気持ちが気になってしまいました。
最終話でちょこっと描かれていたけど満足できない(>_<)

そもそものストーリーが壮大なので,2クールやってもなお全然足りない!!
だってゼノ出てきたばっかだよ!!しかもさらりと…。
キャラつかめないうちに終わっちゃったよ。。
むしろこれからでしょ!!っていう時に終わってしまったので,もちろん2期求む!!ですよ。

因みに,OP&EDはアニメーションをもう少し頑張ってほしかったという印象です。
なんか次々に絵を見せられてる感じ…。
EDはどちらもスローなのでそこまでじゃないんですが,OPは気になってしまいました。
しかも2クール目のにちょっと使いまわしてるし…(^-^;
EDの「夜」はめっちゃ好きになってしまいました♪
vistlipって知らなかったけど,まさかヴィジュアル系とは…(笑)。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

74.6 3 仲間集めで冒険なアニメランキング3位
デスマーチからはじまる異世界狂想曲(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (784)
3839人が棚に入れました
デスマーチ真っ最中のプログラマー“サトゥー”こと鈴木一郎。仮眠を取っていたはずが、気が付くと異世界に…!?
視界の端には、仮眠前に作っていたゲームを思わせるメニュー画面。

レベル1の初期状態。ただし初心者救済策として実装したばかりの「全マップ探査」とマップ殲滅ボム「流星雨」×3付。目の前には蜥蜴人の大軍が!
助かるために「流星雨」を使用したサトゥーは、その結果レベルが310となり莫大な財宝を手に入れる―。
夢か現か、ここにサトゥーの旅が始まる!

声優・キャラクター
堀江瞬、高橋李依、河野ひより、奥野香耶、津田美波、悠木碧、早瀬莉花
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ザ・異世界漫遊記(ゲーム世界での日常系)

- 自分にとって、高級料理のように敷居が高いわけでない、
B級グルメのように気軽に楽しめ、味も淡泊で毎日食べても飽きない作品 -

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都内で働くプログラマー、鈴木一郎は、
ゲーム開発の納期に追われ日曜返上でデスマーチ状態。
会社の自分のデスク下で寝込み、目覚めたら異世界に飛ばされていた。

そこでは見た目は15歳に若返ったものの、中身は29歳のまま。
どうやら彼が開発に関わったゲーム世界の住人になったようだ。
彼のこの世界の名前はサトゥー。

途端に命に係わる危機的状況発生。
思わず防衛のため、ゲーム初心者用のチートなコマンドを発動させ、間一髪命拾いした。
しかもその成果で、あり得ない戦闘レベルやポイントを獲得してしまう。

彼の視界には常時、相対する人・物すべてのステータス表示が見える。
ここでは出会う相手のプライバシーなどはあって無きがごとく。
名前、年齢、職業、特技、趣味、レベルなど何でもわかる。
自身のスキルポイントやレベルも確認できる。

さらに、この世界のやることなすことのほとんどが彼自身の新しい称号に直結。
膨大に所持したポイントを割り振れば、基本的に称号に相応しいレベルアップも自在で、
なんでもチャレンジした方が得でやったもん勝ち。
マップ表示もできるので、道に迷うこともない。

そこでせっかくのチート能力、これは夢なんだと割り切り、
異世界を観光気分で満喫しようと思った彼だったが、
彼を慕う異性(なぜか全員20歳未満)の扶養家族が
雪だるま式に増えるのであった。

彼の恋愛対象は20歳以上なので、微笑ましい仲間が増えるだけなのだが
妹や娘のような彼女たちの保護者としての甲斐性を試される日々が始まった。
------------------------------------------------------------
アニメは1クール全12話。
原作は2018年4月現在、ラノベ既刊13巻、コミック版既刊6巻。

<この作品を楽しむためのポイント>

”小説家になろう”サイトで作者は、今作はたまに魔物や魔王との戦闘あっても、
基本はほのぼのファンタジーと宣言している。

つまりこの作品、最強の冒険者としての疑似体験をただのんびり楽しむ類。

ゲーム世界での、そこそこ刺激的な異世界紀行を
主人公と共に楽しめるか否かが評価を分けそう。

ドラマチックで予想外な展開とか期待してもたぶん肩透かしを食うので要注意。

<全話観終えて>

趣味性の強い原作の性格上、気に入る人はごく限られる作品だったよう。

自分は、本作のように女の子ばかりが主人公に集まる
不自然なものは本来はあまり好きではない。

しかし、アニメ第1話でこの作品には興味が持てた。
そして出版された小説12巻まで、コミック版6巻まで1か月で読み切った。
その後、アニメ放映中に出版された小説第13巻も読んだ。
web版は一部既読のみ。

と言っても、原作の大ファンというわけでもない。

自分が原作を面白く読めたのは
ロリコン風味や主人公モテモテのハーレム要素ではなく、
この作品には、Sim City,Cities Skyline,Simsなどの
都市開発や人間の育成シュミレーションゲームの要素があったから。

以上3つのゲームは、ゴール無く時間の許す限り何時間でも楽しめる。
自分は、一時嵌って中毒のようにのめり込んだことがあった。

主人公サトゥーには、そんな箱庭ゲームのような世界で
人知れず自己満足の世界を作っている者として共感できた。

そんな作品の性格上、原作に忠実な場合、
たかが1クールでは最終話はどこで終えても中途半端感は残っただろう。

仮に2クールあったとしてもおそらく中途半端なのは変わらないだろう。
しかし2クールあれば、もっと見応えある強敵とのバトルも描けたとは思う。

アニメは、改変せず背伸びせず、与えられた尺の中で、
原作の大まかな流れに沿って終了の道を選んだ。
そんな、原作紹介アニメとして割り切った方針は決して悪くないと思う。

原作のあとがきから察するに、アニメ制作者と作者のコミュニケーションはよくとれていたようだ。
そのためか、最後まで原作のいい部分をなるべく残そうとする努力を感じられた。

そこを踏まえた上での最終評価となった。

<声優について>
{netabare}
サトゥー役の堀江瞬さんは、
草食系男子に徹するキャラなら問題なかっただろう。
序盤はなかなかよかった。

しかし結果的に、本作では明らかに実力不足。
特にバトル時の張り上げた声は、あまりに線が細すぎて違和感が大きい。

演技の幅が狭いとサトゥーは演じきれない難しい役だ。
原作では、彼の表と裏の差は話が進むほどに大きくなる。
もしこの作品が2クールあったら演技力の狭さが足枷になり違和感が拡大し続けただろう。
キャリア豊富で演技の幅広い実力派声優でないと務まらない。
これは明らかな配役ミス。

ゼナ役は、今が旬の実力派、高橋李依さん。
アリサ役は、キャリア豊富で演技の幅の広い悠木碧さん。

ゼナは原作では、途中退場したまま話の蚊帳の外にずっと置かれるので
アリサが実質的なメインヒロインになる。

ゼナは、真面目で清純な性格を演じられればいいが、アリサは、難しい役。
喜怒哀楽の豊かさとツッコミの的確さが求められる。
適材適所の配役だった。

リザ、ルル、ナナ役の声優も地味ながら上手く嵌っていた。

ポチ、タマ、ミーアの声優は、可愛いは正義、の魅力を
原作以上に高めてくれたと思う。

以上、女性キャラの魅力で、キャラの評価は4.5とした。
{/netabare}
<観たことのある異世界召喚ものと本作>
{netabare}
個人的に本作は、同じ異世界召喚ものの中で、
あにこれでも大人気で円盤もよく売れてる
「オーバーロード」「Re:ゼロから始める異世界生活」よりも好感がもてた。

それは上記2作品の主人公が、
人外の外見だったり、面倒くさい性格だったりすることが
好きになれない一番の要因なんだと思う。

「ナイツ&マジック」「ログホライズン」
「GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は、本作以上に楽しめた作品。

以上がこの作品と共通してるのは主人公の、
中身は20~30代前半の大人(作品よっては作中の外見と別に)であり、
時には年齢以上の強かさ、老成ぶりを発揮する点。

皆、賢明で洞察力深く、探求心旺盛、努力家。
元居た世界でも専門分野で有能で
それが異世界での活躍の基になってる点に説得力がある。

基本、仲間に降りかかった火の粉は全力で払うが、
変なプライドや独善で火中の栗を拾うような愚かな行動はしない。

権勢欲や名誉欲は希薄、
そしてどちらかと言えば恋愛よりも趣味に生きる系で
弱者はいたわり、包容力があり好感が持てる。

こんなキャラなら異性に持てるのも道理。
結果的にハーレム状態になるのはむしろ自然で違和感も反感もわかない。
{/netabare}
<原作について>

原作は、読者を飽きさせないようする工夫が感じられる。

よくこの作品と比較対象にされる
「異世界はスマートフォンとともに」は、当初はまあまあ楽しめたが、
心身ともに高1の主人公では、どんなに紳士的に描こうとも青臭い所が滲み出るし、
安易でご都合主義な人と事件との遭遇、
そしてその解決のワンパターンに途中で飽きてしまった。

本作でも、ご都合主義頻出なのは当て嵌まる。

ただ、作者は本職がプログラマー。
なので、この作品の緻密な異世界設定は
専門家ならではのものがあり見どころ満載。

ファンタジーであっても、
プログラマーが描くプログラマーキャラの行動に現実味がある。

リアリティがある主人公が、徐々にスキルを高めその環境に適応し、
さらには環境に影響を及ぼす様に説得力があるのはポイント高い。

※ 以下、アニメの1クールの尺では描き切れないネタバレも若干含む。
{netabare}
結構な巻数があるのに、12巻まで読んでも
なんでゲーム世界に取り込まれたのか、それすらも未だ不明で、
主人公の行動半径と人脈が末広がりになっていくのみ。
13巻でようやくサトゥーがこの世界に呼ばれた理由が見え始める。

特に小説第3巻などは、web版にない書き下ろしで
バトルとは無縁の生産系の物語+異世界での食生活など日常描写ばかり。

全体的には一本調子防止のため定期的に
魔物など、倒すべき強敵が現れたりすることもあったり、
悪人が表れ勧善懲悪的な展開になることはある。

ただ、主人公がチート過ぎる。
どうやって勝つかといった、見せ場はあるももの、
命がけのハラハラドキドキとは無縁。

「ソードアートオンライン」のようにゲーム内での死が、
現実の肉体的死に直結するといった設定は明示されてないし、
命がけと感じられない点は弱点だろう。

またハッピーエンド派の作者ゆえ、
大切な仲間の危機的状況は必ず突破、
殺伐とした結末とは無縁。

そんな中でも、なかなかいい設定だと思ったのは、
主人公はの能力がチートで最強ではあっても万能ではない点。

元から音痴でリズム感に問題あって
音楽センスに欠けることが足かせになり、魔法詠唱が不得手。
それだけは努力をしてもずっとものにならなかったりする。
どんなにスキルポイントを割り振っても、センスや知識がないと
使える能力にならないのだ。

そして主人公は、センスに乏しいものは一旦置いておいて
仲間のスキルアップや生活改善に繋がる知識を吸収することを欠かさない。
そして実験で検証。新たなスキルや技術は日々進歩する。
そんな、努力家の彼は好ましいのが飽きずに読み通せた一番の理由。

次に、彼を取り巻くヒロインたちが可愛い点も魅力。
そして彼女たちも話の流れの中で歩みは遅くても確実にレベルアップして
成長する様をしっかり描いていることも好きな点。

また他に、日本からの召喚者、勇者ハヤトとサトゥーとの交流エピソードが
男一人にヒロインばかりの話に飽きていたタイミングで
ちょうどいい気分転換になった。

ハヤトは高2で召喚され、サトゥーと出会ったのは25歳。
彼の一行は、サトゥーと同じく美女ばかり。
しかし、これまたサトゥーと同じくパーティ内での色恋は無縁。

ハヤトとサトゥーの異性の好みが逆なのがその原因なのだが、
もし、サトゥーとハヤトの一行が入れ替わってたら、
色ボケ満載の全く違った物語になってたことだろう。

ここらは、作者のセンスの良さを感じた。
なんでも主人公に都合よくいくわけでもないのが可笑しい。

出来れば彼とのエピソードもアニメで観たいが
そのためには尺は2クール以上ないと無理なのは残念...。

また、20歳以下は恋愛対象外のサトゥーが恋したのは、
なんと齢1億歳を超える〇〇〇〇〇なのは極端で面白かった。

原作では、誰にも倒せない魔王との戦いなど、巻を重ねるほどに
スキルアップしたサトゥーに相応しいバトルにグレードアップしていく。
アニメ序盤のチート全開の能力も再び登場。
これはもはや神のレベルと言えよう。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

目的を探すのが目的

8話までの感想・夢か現か{netabare}
正直何が面白いのか分からないのだけど、かといって不快さも無いのでダラダラ見てます。
なによりこれ、主人公が今居る世界を夢か現かどっちか分からないというフワっとした立ち位置で、であるなら行動がフワっとしてても「まぁそんなもんか」と納得せざるを得ないというか。
よく比較に上がるイセスマは、あくまで主人公は現実のものとして捉えた上で妙な行動をするから「気持ち悪い」と感じるワケで、こっちにはそれが無い。
それが良い事なのかどうかは現状自分には判断できない。
ゲーム世界であるならその中のキャラクターなんて「せ1」「ま1」とか名付けるのなんて普通だし、PTメンバーを経験値分配の都合で殺すこともごく普通(システムがそうであるなら)。
で、そういった完全にドライに捉えてる視点と、あたかも現実のものとして捉えてるかのような視点、それらがゴッチャになってるのが奇妙っちゃあ奇妙。

それと内容っていうか全体のノリとしては、TRPGってよりもファンタジー版GTA的な…何て言うんだ?オープンワールド?
その世界にポンと放り出されて「何やったらいいか分からない」、長じて「何やってもいい、但し行動には結果が付きまとう(悪人プレイしたら警察に追われる、等)」って感じの印象。
これといった目的も無く、まずは目的を探すことからスタートっていう気の長い、物語としてどうなんかな?という内容かと。
なので暫くは世界観説明ばっかりが続いて…大抵の「物語」は目標に向かって進んでる最中にちょいちょいと挟んで説明してくものだと思うので、やっぱり奇妙っちゃあ奇妙。

原作未読だけど、これで最後「なんだやっぱりここは夢の世界じゃないかアハハ」もしくは「なんてこったこれは現実か」のどっちかに主人公が気付くオチだったら良いけど、相変わらずフワっとしたまんまでズルズルと終了したら自分はちと厳しいかも。
または人を数値でしか見れなくなって気が狂うとか。
それとプログラマー設定全然生かされてないっすね、オープンワールドのデバッグプレイ的ノリだとするならDUPEとか壁抜けとか無を取得とか試すもんじゃないのかな。
一応イベントスキップらしきネタは出たけど、結局「でなおしてまいれ」に素直に従ってるし。{/netabare}

最後まで見て{netabare}
目的を探すのが目的で、結局最後まで目的見つかりませんでしたってのがこの作品の内容になるのかな?
一応「プログラマーがこの世界の仕組みを探る」って内容もあったような気もするけど、それにしてはお粗末で…。
最終話、薬瓶DUPE(アイテム増殖)試せよと。
インベに仕舞うとどの順番で収納されるかとか、取り出したらその欄は空欄になるのか別のアイテムがズレ込んで来るのかとか、並び変えできるのか・した場合アドレスズレはないかとか。
某作品では「スマフォに登録できる魔法の種類が100個(3ケタ)にケタが上がるとパンクすで99個まで登録できる」みたいな設定があるらしいというのを聞いたことがありまして。
しかもそれが「理系向け」を謡っるそうで…128や256を超えるとアカンってのなら分かるけど、100をキリのいい数字と思ってるなんてンなアホなと呆れた記憶があります。
まぁなんつーか…ハッタリが全然弱い。
この作品も、こんな内容なら前世がプログラマーって設定要らんよね、邪魔よね。

それと10話だったっけ?鳥居とか神様の幻影見たりとか。
これまた別作品で、誰の発言だか忘れたけどスタッフが「それっぽい謎をテキトーにほのめかしとけば後は視聴者が勝手に考察してくれる」みたいな発言してるのがありまして。
この作品もそのノリなんかなーと思うと考えるのもバカバカしい(※1)。
ってかね、こういうことばっかりやってると信頼無くすぞ、昔からある手法ではあるけどさ。

と、ここで個人的な最近の“なろう”考
長くなるので畳んでおきます
{netabare}なろう作品…とくに“イセスマ”が余りに酷い内容で、更に似たようなのが今後次々とアニメ化されると聞いて「なんでこんなのが持て囃されるんだ?」というのは嫌でも気になります。
で、「読者がバカだから」ってのはちょっと短絡すぎだし人をバカにしてるし、それ以外での理由をあれこれ考えてみたものです。
と、そこへ興味深い発言を発見しまして。
「所詮投稿者は素人だし、最後まで書き切ることなく失踪するのが頻発しすぎで、もう読者は作家を信頼してないんだよ」みたいな内容。
これを聞いた瞬間、ああそういうことかと膝を叩いてしまいました。
なんといっても具体的に思い当たるフシがありまして…。
なろうじゃないけど“マキャベリズム”って作品がありまして、途中主人公が誤解を元にヒロインに拷問される回がありまして。
「後で誤解が解けて謝罪するシーンあるんでしょ」と思ってた自分としては何処も不快感は無かったのだけど、人によっては「ヒロインけしからん」と不快感を露わにしてまして(アニコレではない)。
それを見て「まぁあと数回待てって(※2)」と思ったもんだけど、これって作家を信頼してない・「後で誤解が解けて謝罪するシーンを描いてくれる」かどうか信頼してないのだとしたら…確かにその考えに至ってしまうかも?
作品が途中で止まって作者失踪することを「エタる」って言うらしいのだけど、エタる作品ばかりに触れていたらなにも期待しなくなって「とっととオチだけ書け」って姿勢になっちゃうかも知れない、自分も。
イセスマはそこら辺気遣って「溜め」に当たるシーンをすっ飛ばしてとっととオチに至る、起承転結でいえば起と結しかない作風にした、と言われたら、自分は結構納得してしまいます。
…。
けどねぇ、だからといってねぇ…作家が読者・視聴者に信頼されてない状態ってのは悲しいことだと思うんだけどなぁ。
※1の部分についても、自分自身それに傾きつつあって「こりゃイカン」と言い聞かせるようにはしてるんだけどねー、なるべくねー。
当然信頼(≒期待)した結果裏切られたことも多々あるけど、まぁ自分がガッカリするだけだし、それはココで吐き捨ててお終いです。
とりあえず作家はその…信頼ゼロ状態の作風・信頼損なう作風ってのは止めて欲しいトコロ。
でもなぁ、4月からはアニメ本数トンでもなく増えるんだよね?
1話切り3話切りが頻発して、※2みたいな作りは「そこまで待てない」として切り捨てられそうだし、作る側もそこ意識するだろうし、短慮な作品が推奨されやすい環境に向かってる気がして…なんか悲しい。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

さえぽん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

低クオリティアニメです。

毎回冒頭に書いてますが私のレビューは超辛口です。
回れ右されたほうが良いかもしれません。

SILVER LINKのアニメにしては低クオリティ過ぎない?と思っていたんですが、connectというところと共同制作だったそうです。

とにかく戦闘アニメーションがもっさりで、演技が下手な役者が大根芝居をしてるように描かれていて全くハラハラしませんし爽快感もありません。

9話のアニメーションとか特に酷かったですね(^_^;)

こういうのって「主人公は負けない」と心の片隅でわかっていても戦闘にハラハラしたり爽快感を感じたりするのが良いアニメーションだと思います。

しかしスピード感も無く動きもダサくてモッサリで高校生の文化祭の劇を観ているようです。
9話は通常であれば感動する結末が待っているのですが、その前の戦闘のアニメーションがあまりに酷すぎて三文芝居の茶番劇に見えてしまい、感動するシーンでも全く心が動かされませんでした。

これはすべて演出を担当した人の技量による物だと思います。
この福多潤という演出家の経歴を観てみましたがかなり年配のベテランの方のようですが、どうもセンスが80年代90年代のまま進化してない方のようです。

元々の物語の設定としては、最近の異世界転生物としてかなりありきたりな部類に入りますが、ここでアニメーションすらも低クオリティとなると、必然的にこういう低レベルな作品になってしまうと思います。

作画の方も小学生が書いたかの様な酷い顔になってるシーンが所々あり、観てて苦笑いしが出てこない部分もありました。

原作としても微妙な部分もあり、まず主人公が社畜中の社畜だったにも関わらず異世界転生した時に、山積みされてる仕事の心配を一切してない点にかなり違和感を感じました。

私も一時期社畜同然な仕事をしていた時があって、その時原付き出勤していた際に後方確認してないタクシーに横からぶつかられて、もらい事故をした時がありました。
その時タクシーに対する悪意や怒りなどの感情は全く無く、
ぶつけられてそのまま横転して原付きが破損し、ジーンズのひだり太ももの部分が真っ赤に染まったのでそこそこの怪我をしたのもすぐわかったのですが、横転して起き上がって一番初めに頭に浮かんだ言葉が「仕事に遅れる!!」でした。

社畜な方じゃなくてもトラブルがあった際は仕事の心配は少なからずするものですが、この主人公はある時急に異世界に飛ばされてもあれだけ社畜だったにも関わらず一切仕事の心配などはなかったので、
かなり心理描写に違和感を感じました。
トンデモ魔法やトンデモスキルは、ファンタジーの世界なのでなんでもアリかと思いますが、心理表現は私達現実の人間と同じにしないと観てるほうが感情移入できません。

大まかな物語のプロットとしても、物語の冒頭で主人公のレベルが300以上になって、スキルポイントも振り放題のチート能力を得てしまうのですが、
似たようなチート系異世界転生物と違って、なんか本当にゲームでチートを使っていきなりレベル99にしてスタートした時のような、
ワクワクするのは最初だけで、結局どの敵と戦ってもみんな弱すぎてすぐ飽きちゃう、そんな流れと同じ作品です。
異世界に飛ばされて最初に蜥蜴人族の群れに襲われた時がこの作品のピークだったように思えます。
何か問題があっても結局主人公がそれに対応するスキルをポチポチとマックスまで振ればそれで終わりになるので。
後、主人公は存在しない魔法も作り出せてしまうというチート力すらもありますので、どういうトラブルが発生しても特に心配に感じないのが致命的です。

それと私がアニメで割と重要視するのがOPとEDです。
EDは大丈夫だったのですが、ちょっとOPの歌が酷いですね…。
声優さんのユニットらしいのですが、せめてこういう歌って踊らせるユニットを作るなら最低限の歌唱力がある人を選抜して入れないと…。
別に本物の歌手の人の様な歌唱力がある必要なんてないですけど、ただせめて最低限のラインをクリアしてないと、こういうアニメで使う場合は作品のクオリティを下げるだけだと思います。

キャスティングに関しては頑張っていて好きなキャストさんも結構いたので好感を持てました。

とりあえず異世界転生した瞬間が一番盛り上がる瞬間で、その後すぐレベルが300以上になってスキルポイント振り放題のチート性能を手に入れてから、以後は物語がすべてイージー過ぎてなんの面白みのない展開が最後まで続きます。

半年後くらいには頭の中でこのアニメのタイトルすらも他人から言われな限り一切浮かんでこなくなりそうな、そんな作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

62.9 4 仲間集めで冒険なアニメランキング4位
サクガン(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (202)
533人が棚に入れました
遠い未来。人類は岩盤に隔てられた「コロニー」で肩を寄せ合い生きていた。コロニーの外には危険な未開地帯「ラビリンス」が広がり、命を懸けて「ラビリンス」を開拓する者たちは、未開に印付ける者、すなわち「マーカー」と呼ばれた。 マーカーになりたい少女・メメンプー、マーカーをやめた男・ガガンバー。そんな凸凹な父娘が今、ラビリンスに挑む!

声優・キャラクター
天希かのん、東地宏樹、花澤香菜、豊永利行、緑川光、津田美波
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

「なぜ?」の嵐。原作は普通に完結してました。理由がわからない。

 本作はどうしてこうなったのか?があまりに気になって、エブリスタの小説版を読みました。

 比較的短い話なので、普通に1クールでアニメ化できる分量だと思うのですが、なぜ余計なものを入れて尻切れトンボにしたのかがものすごく不思議です。普通に展開していれば父娘ものとして、普通にいい話にできたと思うのですが。

 原作の舞台設定はOK。世界観も悪くありません。母の部分とメメンプーの見た夢の正体ははっきり言えばSFにはなっていません。設定倒れ、説明不足ですね。最後の方も実はこういう設定で…という伏線回収が甘いのでSF的なカタルシスは弱いです。

 ただ違う設定でもストーリーそのものは同じ展開でアニオリで作れたと思いますので、そこはアニメ制作陣が脚本を変えればいい話だと思います。ラビリンスの正体はちゃんと明示がありました。
 そしてアニメならではの、父娘の絆の映像を母を含めて作れて悪い話にはならないと思うのになぜ?という疑問がものすごいです。

 原作者は怒っていいのでは?というレベルでした。原作者も共犯で2期とか続編を考えたんでしょうか?うーん。わかりません。残念ながらそこまでの力がある作品ではないのはプロデューサーなら分かるでしょう?1期で丁寧につくれば、なかなかいい作品というレベルでした。

 モヤモヤしている人はWEBで82ページしかないので、すぐ読み終わります。「削岩ラビリンスマーカー」で検索すればエブリスタで読めるでしょう。アニメ制作陣が何を考えているのかますます理由がわからなくなると思います。

 アニメ版のストーリーは2→1.5に落とします。視聴者をどう考えているのでしょうか?





1話 原爆による火星のテラフォーミング?

SF心を大いに刺激されました。ので、考察をやりたいと思います。全然外れていたらごめんなさいですが、こういう話は大好物です。

{netabare}  途中のC12H16O+H2S という化学式が気になりました。宝石のようなものが3Dスキャナーに入っている場所をネットワーク経由で特定されたというニュアンスでした。
 そのときこの化学式が表示されて、ディテールの後にアドレスのようなものがありました。つまり怪獣に狙われたのはこの宝石だということでしょうか。

 H2Sは硫化水素です。そしてEDのテロップに公益法人環境科学技術研究所とありました。
 ただ、C12H16Oは同じ式の分子が多すぎてなんのことだかわかりません(毒性がありそうなのが多かったです)。
 
 塔の周囲が花畑になって一面の星空…なのでしょうか。流星が絶え間なくふっているなら地球の近くで天体が破壊して、その残骸が流星になっている?硫化水素は彗星の成分ですから、多分彗星?で、硫化水素が地表を覆った?その影響で地上に出られないというという感じ?(ただ、一般的には彗星の尾の毒性ぐらいでは生命に影響はないそうですが…)
 それを浄化する秘密をUROROPは知っている?
 UROROPは文字になんか秘密がありそうですが、それはいずれ。敵か味方かわかりません。

 作画はいいですね。父娘ものですが、作品の雰囲気から父はいずれ…という感じがしますね。
 設定はディストピアの定番ですので類似例の考察は後にします。

 そうそう怪獣に対してケーブルを狙えと言ってました。つまり、あれは人工物のロボット?

追記 いろいろチェックポイント
 公益財団法人 環境科学技術研究所は六ケ所村にある放射能の環境汚染の研究施設でした。という事は彗星ではなく原発事故?それでも筋は通りそうですね。(ただ、こういう考察はつまらないですね)

 uroropは女性で地図を作った人とのことでしたが…母?(追記 セリフからいってないですね)
 コロニー内の塔はなに?
 写真の中央の塔ですよね。地球でない可能性も…うーん。でもメメンプーが見ていたPCの写真だと滝とか鍾乳洞らしきところとか地球の地形なんですよね。
 ただ、何を掘っているかです。光ってました。エネルギー源…でしょうか。地球ではあまり思いつく物質はないと思いますが…。


再追記
 そういえば、思い出しました。火星のテラフォーミングで原子爆弾を爆発させるというのがありました。
 植物しかない地表と合わせて考えると火星の極の氷に核爆弾を投下して、水と二酸化炭素を広げて植物を使って酸素を作っている?これが一番面白そうな設定だし、写真との整合性もありそうですね。あとは流星ですが巻き上げられた土砂が流星になるものでしょうか。
 たしか鍾乳石が火星にあるかも、という話があったので、これの気がします。
 また、それにしては地表が澄み切っていました。後は次週にしましょう。


再々追記 完全に妄想ですが、次週と言いましたが、ちょっと思いつきました。

 火星の原爆によるテラフォーミング(ちなみにイーロンマスクで話題になりました)だけだと空気の量とか温室効果とか不十分だという説もありますので、だから写真の空は夜空ではなく、空気が薄くてレイリー散乱(アルドノアゼロ参照)がおきず青くないのでしょう。

 地球は環境悪化で住めなくなっていて移住してきた。そして、テラフォーミングまで地中社会を形成するために作ったロボットを投入した。ただ、制御するAIが人類が地表に出るとまた環境破壊を起こすので地面を掘るロボットで、人類が外に出ないよう分断している、あるいは地表に出るための最後のキーを握らせないようにしている。
(ここはグレンラガンや過去のAIものを連想した結果の完全な妄想です)

 写真の塔が装置、そして掘っている物質がエネルギーになっているのでは?
 その秘密が記載してあるのがあの宝石のような地図…に見せかけたなにかのキーで、C12H16O+H2Sという数式が関係している?…いや、考察というより妄想ですね。これくらいにします。{/netabare}

2話 面白すぎます。いくらでも語れそうです。

{netabare} オープニング映像でについてです。ラビリンス内と思われるところで鳥が飛んでいました。また、先週の映像でドームが壊れても気圧差があるような感じはないので、ラビリンスとドームとで環境に違いはあまりないのでしょう。また、ちょっと仮面をつけた敵の組織的な人物もいました。1話目のラジオの放送でテロリストといっていたので、AIではなくて思想集団が敵なのかもしれません。いややっぱり怪獣の正体がわかっていないなら、人類以上のオーバーテクノロジーが相手でないとおかしいですね。

 外にでた映像で、2人が外に出て塔の下にいたのがちょっと気になります。風も吹いていました。そういう映像は本作のどこかには出てくるのでしょう。イメージ映像?

 あとエンディングで出てきた白と青緑のボーダーのヒツジみたいな生物がすごくきになるんですが、なんなんでしょうか。

 本編です。怪獣は人工物でほぼあってる感じですね。ただし、2体目の怪獣についての出現の仕方はどこかに隠してあった感じですね。ケーブルの設定からいって、人類が開拓した場所ではないといけない感じでしょうか。

 ただしです。街やロボット、ゲートを制御している事務所みたいなところの感じと、ドームとか中央の塔のテクノロジーの感じにギャップがありますので、相当時間が経過して怪獣の来歴とか当初の人類の本当の目的を忘れているという設定かと思いました。

 その割に人種の混血が進んでいないということが気になります。これはメタ的にいってポリコレにしただけなのか、中国向けのマーケティング的なサービスなのか、物語上の時間の経過なのか。そのあたりはちょっと読み取れませんでした。ただ、作品として明確に街並みをかき分けていました。
(追記 ここは4話を考えるとアジア系のドームということでしょう。ピンインという音も中国語的でした)

 人種と歴史に関して気になるポイントは言葉です。役所のドキュメントは英文でした。内容は普通に申請者は権利をすべて失うとか埋葬されないとか、親の同意とかそんな文章で秘密はなさそうです。ロボットのインターフェイスも英語ですよね。ただ、採掘現場の文字は日本語なんですよね(「火気厳禁」は簡体字では「禁止点火」なので多分ですが)。そして街の看板は中華街ぽい感じです。欧州風の街並みもありました。どういう歴史があるんでしょうか。

 人種とか言葉とか、ここは考察のワナで裏設定の気がするのでスルーが良さそうですが、どうも本作の細かい映像表現を見ると考えたくなります。

「夏の名残という」セリフがありました。四季があるの?
 首になにか当てて処理してましたね。インプラント社会ということでしょうね。
 ガガンバが昔マーカーだったのは、ロボットの存在から言って自明でしたね。
 ラビリンスにもパイプが通っていますので、ラビリンスは人工物でだから怪獣がケーブルからエネルギーを取れるということでしょう。自然物だとしても少なくとも人の手が入っていそうです。
 最後にでてきたバイクに乗った女性がUROROPなんでしょうか?ルーファスという固有名詞もでていますが…。
{/netabare}


3話 今週は進みませんでした。

{netabare}  あの薔薇のような鉱物はばら輝石、ロードナイトという鉱物でしょうか。マンガン鉱床にあるそうです。火星の地表にマンガンは有るらしいですので火星説が強化されたかなあと。

 地下トンネルについてはスペースX、イーロンマスクが地下トンネル構想というのを発表していましたし、それとは別に火星の地下には大量の水が流れていたという説もありますので、ここもOKです。

 ただ、火星の地表の重力は地球の40%のはずなんですよね。ちょっとそこが気になりますか。
 火星説にこだわってるわけではないんですけどね。

 ストーリーは、親子喧嘩回でした。マーカーは慎重なのか大胆なのかちょっとセリフに矛盾がありましたが、どっちでしょう。
 それにしてもあのボーダーのヒツジが気になります。ロボット?電気ヒツジといえば…アンドロイドの夢ですが…。{/netabare}


4話 まあ、そういう回なんでしょう。早くSFに戻して。

{netabare} ローマのコロッセオの遺跡があっておやっ地球だった?と思いましたが、水路と言えばヴェネチア、ピサの斜塔はフィレンツェの辺りです。やっぱり旧イタリアそのままではないですね。まあ、地下なはずですし。前のコロニーが中華系だとしたら、そんなに近いはずもないですし。

 イタリアは路面電車が発達してますし、ティラミスといい男女ばっかりのバーといい、敵がマフィアですし。まあ、イタリア系の移民が作ったということでしょう。地図の上のほうにアルプスウォールという記述がありましたし。
 前のコロニーでカップ麺ばっかり食ってたのは、中国系だからということでしょうか。それにしても食糧生産はどうなってるのか気になるところです。

 少なくとももし移民だとしたら、各国または民族が分かれて植民したという歴史は感じられました。

 で、やっぱり街の中に、青い塔がありますね。テクノロジーを理解しているのかどうかがポイントになりそうです。

 ザクレットゥはメメンプー親子をマークしてましたし、それで近づいたので裏があるのは明確ですね。飽きれて表に出る振りをしてましたが、サングラスをわざわざ置いていましたから、つながりを残す意図があったのでしょう。 {/netabare}


5話 SF設定は秀逸。エピソードが…。

{netabare} やはりテクノロジー的には先史がありましたね。これは映像で隠そうともしていなかったのでいいでしょう。ただ、現在の科学水準からしてもオーバーテクノロジーですね。

 地球の可能性が捨てきれなくなりましたが、やっぱり印象は火星なんですよね。
 重力問題も解決できるかもしれません。ARIAかAQUAのマンガ版でありましたが、火星の人工重力の話がありました(パイプの中を光速に近い速度で物体を移動させることで相対論的に質量が無限に大きくなるから重力が生まれる…だったと思います)。
 同じ仕組みかわかりませんが、技術水準をかなり未来においていいなら問題なさそうです。

 途中でてきた写真です。たとえばアンデスコロニーといえば、地球の南米を連想しますが塩湖がひっかかります。火星には大量の塩水が過去あった証拠があるらしいです。氷河も砂漠も当然火星にはありますので、やっぱり、地球と火星に共通な自然を見せてミスリードしている気がします。

 とまあ、設定は非常に興味深いのですが、いやそれで修理できんのかよ…という感じはあります。エピソードとしての作りが残念なのがなあ…。{/netabare}

6話まで リバタリアニズム批判?少し政治の話をしましょうか…回ですね。

{netabare} リバタリアニズムの行きつく先は自由でなくポピュリズムと保護主義だった、みたいなギャグ的状況がトランプ政権の正体だとすると、そういったアメリカの状況を揶揄していたのでしょう。SFには政治的な思想をデフォルメする役割もあるので、悪いとはいいません。
 ギャンブルというのも、資本主義の象徴なようなところもあるのでいいとします。労働奉仕も利息の話も、ひょっとしたら資本主義に引っかけていたのかもしれません。

 支配層はリバタリアニズムやリベラルを唱えながらも、裏では保守に走ります。自分が儲けるための市場=世界市場が欲しいので、グローバリズムや自由貿易、自由競争を推進します。一見進歩的に見えますが、自由という言葉を利用して市場を拡大します。一方で自分たちの利権の仕組み=産業構造を変えない=保守的になります。WASP(白人、アングロサクソン、プロテスタント)は壁や保護貿易に反対します。
 そういったアメリカの状況をよく表しているといえばあらわしていました。

 しかし、本作についていえば、解決しているようで全然解決していないですよね。スキャンダルで失脚させるだけなら、別の誰かが同じことをやるだけです。
 
 思想的に民主主義と社会福祉は諸刃です。自由が悪だという考え方もでてきます。民衆が一番望む政治が実現するのは、人格者が独裁者になることです。ですが、これは必ず腐敗します。ヤンウエンリーが語っていますので、興味がある人は銀河英雄伝で。

 語りだすときりがないのでこれくらいにしますが、孤児院の復活=正義で解決ですという程度の底の浅さだったら、しっかりディストピアロストテクノロジーもののSFをやって欲しいです。

 SFについては、ちょっとマンホールのふたに5542671というナンバリングがされていたのがきになりました。これはメメンプーの持っている地図と関係あるのでしょうか? {/netabare}


7話 感情の起伏で話を作らないでほしい。あと、今回はつまらないです。

{netabare} 作画の使いまわしとストーリーも繰り返し…お金と人手を節約しちゃいましたか?SF的な要素もほぼありません。トンネルの地形が目新しかったくらいですけど、ずっと同じですし。

 メメンプーの過去の出来事の暗示でしょうが…しかし面白くないとなあ…あの怪人みたいな奴の目、メメンプーの母、ガガンバ―の怪我は過去なんでしょうか。それくらいですか。今回は。

 なお、ガガンバ―の言い方がきつかったかもしれませんが、今回はメメンプーに非があるでしょう。それと感情の起伏で話を回し過ぎ。もうちょっと理屈で話を作って欲しいかなあ。
{/netabare}

8話 うーん…なんといいますか…要る?その話…見てられなくなりそう…

{netabare}  ザクレットゥの行動というか心理が不自然すぎです。ヒューマンドラマは駄目ですね。前回の余計な酔っ払いの話からたまたま寄ったのが故郷?
 で、ガガンバ―はあれで助かって…でラストに何があったかも明かされないし…。なんなんでしょう。ストーリーとしてはちょっと見てられなくなってきました。
 SF的な興味のみですね。ここのドームはスケール感が小さいなあくらいですが、考察の集中力が無くなってきました。これだけ余計な話が続くと、SFの深さも期待がもてなくなりつつあります。{/netabare}

9話 もう少しの我慢だ、と言い聞かせて見ています。

{netabare} 気候が亜熱帯になるくらいの距離を移動していたということなんですかね。あとスコールがあるというのは、トンネル内の環境下における現象なのか外とも関係あるのか…天井から降り注ぐ光が自然光なのか太陽光なのか。

 で、ドーム内のあの塔についての何かがありました。次の子供…とは?エネルギー源で何かあるのでしょうか。今回もあまり面白くはないですが、次回は話の展開がありそうでした。

 まあ、もう少しの我慢です。最後数話だと思います。是非SF的な展開をお願いします。{/netabare}

10話 いや説明じゃなくて物語でみせてよ…

{netabare} あれだけダラダラストーリ-停滞させて、世界観を一気に映画で説明するって…どうなっているんでしょう。テーマ性はストーリーで読み取るからアニメで見る意味があると思うのですが…
 環境問題またはシステム維持に関する哲学なのか思想なのかの議論がありました。これが語りたい事ならテーマとしては大いに結構なのです。だったら物語の出来事を通じて環境やシステムの設定や問題を見せるなど、物語の本筋そのものにしてほしいですね。6話から9話。何をやっていたんでしょう?

 そして父性あるいは父親の振舞い、親子愛の話もありますが、ガガンバ―が感情的すぎてちょっと辛いです。

 さて、そうは言っても展開し始めました。プリンセスという名の権威があって、エネルギー源の供給に関して暗躍している組織があった。そして、バランスの上に成り立ってる現人類社会の環境を組織を保守的に維持しようとしている。破綻が目の前に来ているのでしょう。人類の希望が最終回に明かされるのでしょう。それは結構楽しみです。

 虹の子って?遺伝子操作でもでてきますかね?そして、やっと怪獣が登場…と思ったら…それだけ?
 あと、羊っておもったよりもSF的な話に絡まない?

 で次回予告。スピードグラファーみたいの来ましたね。ここにきていきなりでてきたプリンセスです。伏線がないとんでも設定でケリをつけるのだけはご勘弁を。
{/netabare}

11話 映画が好きなんですね。SFか冒険譚か…なんなのでしょう?

{netabare}「ローマの休日」のノブレスオブリージュに「死ぬまでにしたい10のこと」を組み合わせた感じですね。歌ってるシーンは「フィフスエレメント」?まあ、映画好きな人が脚本を書いたのでしょう。
 当然なんらかの感動をねらったのでしょうが、いや11話でこれかよという感じです。話進んだの最後の1分だけだし。

 テーマとしては義務からの解放と責任なんでしょうけど、違和感があるのはローマの休日は王女という身分に縛られていましたが、こちらは「歌姫」というクリエータ、表現者という才能に縛られているわけです。ここが、イヤイヤやっている表現者って?と思いました。

 超1流の歌姫なのに努力抜きでここまで来たということ?やっぱり歌が好きじゃないと無理だと思います。たった1日だけ息抜きに抜け出したい、歌は大好きだけど、大好きな自分を忘れてしまっていてそれを再発見する1日なら意味がわかります。

 上流階級で抑圧されていたという理由と絵のエピソードを入れてしまったので、ここが曖昧になってしまいました。筋が通っているようでテーマ性と人間の心理を無視していると思います。歌は大好きという部分をもっと入れるべきでした。

 それにしても…ひょっとして冒険譚だった?〇〇の国…って魔女の旅々みたいですけど。だとしたら中途半端過ぎますね。あと1、2話ですかね。最後まで付き合いますけど…最後にうれしいセンスオブワンダーを見せてもらいたいなあ。{/netabare}


12話 設定にはSF魂を感じたんですけど…なぜこうなった?

{netabare} 1話2話は良作の予感がしたんですけどね。続きって言われてもなあ…

{netabare}  親子のバディもの、メメンプーの出自やガガンバの過去に何かがあるという設定ですが、やり散らかしても厳しいですよね。親子の絆というテーマなんでしょうが、気合いだけなんですよね。無条件の愛情なんですけど脳筋すぎてストーリーが上滑りというか…

 因縁も内面も浅いので、少なくともヒューマンドラマには見えないですね。

 現在の地球の各国の価値観をデフォルメしたロードムービーという見方もちょっとできますが、コロニーの内情を描いたのは数話です。ディストピアというには絶望感も退廃感もないです。

 母を訪ねて?にして母がクローズアップされません。映像でそれらしき人はいましたが。

 虹の子って、遺伝子改変で新しい世界に対応できる新人類?ドームから外に出られるような体質になって地底ではなく地表で生きられる…ということなんでしょうか。そのためにコロニーの人たちが犠牲になる、みたいな。死人の役割はそれを阻止すること?

 とにかく、12話で余計な話が半分以上ありました。実はあまりに納得いかないのでさっきエブリスタで原作を読んだんですけど、アニメ版になって設定をかなり加えているようですね。そして、エピソードはある程度なぞっていますが、肝心の本筋がズレています。だったら、アニメの制作陣は責任とって欲しいです。本当にENDではないということで、いいんですよね?{/netabare}

 考察をしようと思って気合いをいれてスタートしただけに残念としか言いようがありません。ただ、1話2話の作り込み、設定を見る限りSF魂は感じたんですけどね。なぜ、こうなったんでしょうか。よくわかりませんでした。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

大迷走作品

1~3話はそこそこでそこから急降下したアニメ

{netabare}
1話時点ではマーカーになって地下世界を旅するという目標が示され、そののち怪獣が登場しロボを使ってそれを打倒する...という感じで始まった本作。
当然その後もそのような話を期待するが、4話以降は全く別のアニメになるという謎作品だった。

この設定なら未開拓地をロボに乗って旅する話を期待するだろうに、なぜか人の住むコロニーをひたすら回っていくというキノの旅みたいな話に迷走していく。そうかと思えば今度はルパン三世みたいな話が始まったりととにかく滅茶苦茶。
そのせいで冒険している感が全くなく、ただの旅アニメかのようになってる。
こういうのやるなら地下世界設定もマーカー設定も全く持って必要ない、ただの旅人でいい。

その後もゲロを吐くだけの回とかクソつまらない回をたくさん挟んだ後、色んな仲間と合流し、また別のコロニーをめぐり...と全く期待してない話が次々と展開されて行く。
そして最終的には何もかも回収せずにすべてぶん投げて終わる(二期想定だろうけど)
ほんとに酷い作品だった。

キャラはガガンバとメメンプの親子(実際は違うらしいけど)の絆の話を3回ぐらい挟むというくどさ。もういいってってなる。
その割に他のキャラの扱いはかなり雑で全く印象に残らないという。
そんな状態で急にザグレットゥとガガンバの対立とかやられても全く共感できないし意味が分からない。
11話で、最終回に関係ない新キャラを出したのも正気か?って感じ。

怪獣も一話キリ全然出てこないって言うね。
ほんとに何がしたかったんだこの作品、作者のやりたいことを詰め込んだだけに感じる。

世界観の設定も雑でこんな世界なのに将棋とか日本の文化が存在したり、草木の名前が日本語だったり、カップヌードルがあったり、空気感作りもかなり雑

ノリも寒すぎる。ゲロ・薬草回はほんとに地獄。
下品な酔っ払いシーンとか吐くシーンがくっそ多かったけど作者はゲロフェチでも持ってるのか?

ほんとにいいところが一つもない作品でした。
2期いらないです。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
地下世界? 大人げない父だなw
何アニメなのか読めねえ。父死亡フラグ経ちすぎw
えぇ...この子が死んじゃうんか。
よくわからん、様子見

2話 ☆6
一話から立ち直りすぎじゃない?
ちょっとノリがきつい。サクガンって削岩かよw
戦術がしっかりとあるのが面白いな。

3話 ☆6
旅なのか。どうしてもこのノリが好きになれない。
上が崩れそうだったりマジでやばそうなときはしっかりとメメンプを守る父
メメンプ自分勝手すぎるw 父も大変だな。
叱責ぐらいしたらどう?

4話 ☆4
メメンプもつかまってるの?
これ地上どうなってるんだろうなぁ。
父浮気しようとすんな。
妻死んだとかじゃなくて出ていったのかよw 
何アニメなんだこれ?

5話 ☆3
地下なのに森があるの?
やっぱりなんか思ってたのと違う。
何で将棋がここにあるかなぁ。

6話
これなら地下世界設定もマーカー設定もいらないよね。
1話2話とは全く別のアニメのようなものが展開されて行く...
キノの旅見てたっけ?
やりたいことを詰め込みまくっただけの脚本。
孤児院を閉鎖する理由も意味不明よく通ったな
これが境界戦機ですか。
パン盗む方が悪いじゃん。
自分勝手に暴れているようにしか見えない。

7話 ☆2
迷走アニメ 
いや待て何でこの女もついてきてんだよw
都合よくあるっていう...。
なんだよこのだるい流れ。つまんね。
このアニメそもそもノリが合わん。
このしょーもない草の話で何分尺潰しとんねん。
またキノの旅始まりそう。
この夢パートだけは面白くなりそうな雰囲気が出てる。
ゲロ回やめてくれ、何回吐いてんねん。
ガガンバが死ぬ夢なのにあの場所にガガンバと行こうと思うの不自然すぎないか。
ここであいつに登場させるのちょっと展開下手じゃないか。
まさかもう回収されたりはしないよね。

8話 ☆1
このアニメいつ面白くなるんですか。
もうキャラが嫌いになってしまってるからきついところがあるんだよね。
何回酔っ払いシーンやるんだよ。
これきついんだよ。来た事あるところなのかよ。
これじゃ冒険じゃなくて旅行じゃんw
いや草、もうあの場所にたどり着いてるのかよww
睡眠薬飲ませる意味ある?糞展開すぎる。
どうせ茶番劇なんでしょ?この誘拐。
寒すぎる。いやガチ裏切りなのかよw
こいつに印象全くないから意外性が何もないよこの展開。
人質使えやw 反動無し射撃
ルーファスがだれかわからんから全く面白くない。
ザクレットゥとの対立もルーファスのことも唐突すぎる。
ここまで白ける感動シーンも珍しい。声優の演技は評価する。
普通に許されるのも草。
からのただでさえ尺足りないし別にかわいいキャラもいないのに水着回と言う地獄。クソアニメ

9話 ☆0
クソアニメの時間。旅終わるの?
普通に仲仲直りしてるって言うなw
いやほんとになんでだよ。水着回とかいう悪しき風潮。
てか、あの塔向かうとやばいかもしれないのになんであそこ行こうとしてるの。
ほんとこのアニメ汚い、作者ゲロフェチだったりする?
地下世界なのになんでネットあるんですかね...。
てか太陽ってどうなってんの。キャラが寒い。
又怪獣と戦えよどうなってんだよほんと。
辿り着いたら父死ぬかもしれないのに?w
カップヌードルにパパイヤって...。
もっとこの世界特有の何かにしろよ。
いや救助来るのかよここw
ほんと冒険してる感が微塵もないんだよ。
親子じゃなくて相棒ってのも気持ち悪いわ。
あいつ遠くの国にいたはずだが何で再登場。
マブラヴとこれどっちが酷いか。

10話 ☆4
激寒アニメ。怪獣もっと出せや。
キャラがほんと子供っぽい。
死人とかここまで逢ってすらないのに解説しちゃうって言う無能脚本。
いきなり喧嘩し始めて草。
この白髪唐突に性格悪くなるじゃんw
感動展開のはずが全然感動できねえ。ムーロ可愛い。
怪獣くんやっと再登場w
最後のあのメローロの展開必要ある?

11話 ☆1
なんで攫われたってそんな実況風に言うんだよ。
もっとまじめにニュースやれよ。
又ルパン三世か...。これ子供向けアニメ? 
この話に全く興味が持てない。
今やる話か?これ 何で最終話手前で脱線してるの。
てか子供が誘拐犯だって普通に考えておかしいだろw  
気づけよ。死ぬほど退屈。ブルーピリオド。
逃げろってなんだよ。なにこれ。
ほんとにやりたいことを詰め込んだだけの脚本だな。

12話 ☆2
娘じゃなくてもいいだろ。11話でキャラ出す意味あった?
この物語、ガガンバとメメンプ以外必要ないんだよね。
虹の子ってなんだよ。
父の演技だけよくてそれっぽいっていう。
しばらく預けておこうw いやなんでだよwww 
思い出したかのような削岩。
2期くるんかなこれ。糞つまらんからいないけど。
ルパンごっこやめろって。

曲評価(好み)
OP「恍惚ラビリンス」☆6
ED「Shine」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想{netabare}
このテの世界、そしてマーカーという危険を伴う職業が…あくまで先入観では底辺労働者(貧困者)がやるものかと思ったら、どうやらそうでもないらしい。
鉱石掘削(ワーカー)とマーカーは別モンで、後者は高給取り?
スーツ姿の管理職的な連中(安全な生活をしてそう)が居たり、富裕層の居住区的なモノが出たせいで余計に混乱する。
なによりメメンプーが9歳で大卒という天才設定で、そんな逸材が危険な作業に従事してるのを周囲の大人が放っておいているのが不思議。
もっと言えばメメはピンインコロニーという狭い世界内では超有名人だと思ったのだが、2話のゲートの管理人は全く知らなかった模様…9歳で大卒はウソなのか、この世界ではよくあることなのか?
閉鎖空間・その中で生まれ育った天才児設定にしたいならそれに伴う波及部分ももうちょっと練って欲しい。
とりあえずメメは安全性の高い研究所で探知機の開発をしてるくらいが丁度良いと思う(「それの実地テストで現場に来た時に事件が~」って展開でいいのでは?)…現地に赴いて指揮しなきゃならない様な逼迫した世界って感じでもない。

と、まぁそれはいいんだ、ひょっとしたら「これってどういうことだろう?」と視聴者に興味を引かせるためのフックなのかも知れない。
ただ、それとはまた別のアプローチで「ん?」と思うことが…。

キャラが妙に心情を吐露する、「このキャラはどう思ってるのか」をセリフで全部説明する。
「こう考えてこう行動してるんですよ」というのをこれでもかと口頭で解説する。
う~ん、これって…。
私は他の作品の感想、特になろう系で「キャラが空虚で自我が無い」「キャラが書き割れ」みたいなことを何度か書いて来たのだけど──別にスタッフがそれを見たとは言わんが、所詮私の感想如き同じ様に思った人は他にもいくらでも居るだろう──そいつらに向けてのあてつけの様。
けど、なんか…全部言葉で説明されると、これはこれで深みが無いような…。

特に、ガガがメメのことをどう想ってるのか、メメはガガをどう想ってるのか、そこら辺なんてわざわざ言わんでもいいでしょう。
こういうのって口に出さずに話数をかけて態度で見せる部分じゃない?
と思ったりもしたんだけど…けど、これもなぁ…キャラ同士の関係性の説明はとっとと済まそうという狙いなの、かも?
それ以上に描きたいものがあって、それを1クールに収めるには仕方無い選択だったのかも?とも思えたり。

ということで、以上の2点(この世界に住む人間達の生活水準の違い、どこまで心情を台詞で説明するのか)に注目して見続けようか、と思ったのが2話までの感想。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
3話、予定調和。
相変わらず心情を口で説明するのが多い。
それよりも、メメが地下水脈?に飛び込んだ先で遭難したマーカーの遺骨を見つけてってシーンがあるんだけど…ドクロの作画やべぇ。
頭部と顎で2パーツなところが一体成形になっててスピグラの蟹を彷彿とさせる。
その前のシーン、落下して地表を滑るところもおかしかった(後ろ髪が進行方向)んだけど、だ、大丈夫か?

4&5話、なんか中国アニメを見てるような感じ。
1話の舞台がピンインだったからってことではなく、ノリというか理屈の繋げ方が…。
4話、ガガがメメとザクレットゥを逃がしてマフィアに捕まり、そこへ一端逃げおおせたザクレが助けに来るんだが、その際金銭を要求されるというのはなかなかに不条理。
まぁお尋ね者だしガガと因縁を繋ぐための方便かも知れないのでそこはいいとしても、助けに来た瞬間ガガはメメを心配しろよ。
そしてひと段落したら約束の金銭を要求されるガガを見てメメが怒るのだが…怒る相手そっちじゃなくね?
つーか借金はマフィアに包囲された時ザクレのバイクで駆けつけて助けたことでチャラなんじゃね?
この全く釣り合わない約束っぷりを平然とやっちゃうのは…中華の香り。
5話もそうで、人を騙して安くコキ使うのが美徳みたいな感じで、なかなかに…う~ん…。

そういやサテライト+中華といえばパンドーラで、そこはかとなくそれと同じ雰囲気を感じる。
そん時のツテだか開拓したシェア(あるのか?)拡充とかで作品に影響出てる?

それはそうと5話冒頭、森に生える樹木の紹介がウバメガシ・コルクガシ・ピスタチオ・オリーブで…何故このラインナップ?
何か意味はあるのか、ただ思いついたのを並べただけなのか。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

60.2 5 仲間集めで冒険なアニメランキング5位
Code:Realize 〜創世の姫君〜(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (99)
427人が棚に入れました
触れたものを溶かす猛毒を全身に宿した少女・カルディア。怪物と恐れられ、周囲と隔絶した日々を送っていた。ある夜、英国軍に捕らわれる寸前、泥棒紳士と名乗る男、アルセーヌ・ルパンと出会う。彼に導かれ、少女は機鋼都市・ロンドンに赴くが、様々な人物たちと出会い、思わぬ冒険を繰り広げることとなる。やがて彼女は、ルパンたちと行動を共にする中で、自らの身体と失われた記憶の謎に迫っていく。怪物と呼ばれた少女が辿り着く、真実とその願いとは――

声優・キャラクター
早見沙織、前野智昭、諏訪部順一、柿原徹也、森久保祥太郎、平川大輔、梶裕貴
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

体に毒をもって生まれてきたけど、薄幸の美少女だったからなのか、イケメン達が私を取り合っていた件(笑)

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
一時のラノベ風のレビュタイにしてみました(笑)が、まあ、そんな逆ハーレムものです。乙女ゲーム(Vita)原作のアニメ。

まあ、私は男かつオッサンかつアニメオタクなので、女心はよくわかりません。男性キャラの魅力については、女性の方の、女性目線でのレビューを参考にしたいっすね♪

とりあえず、男キャラがホモホモしくはなかったので、最後まで観るのに苦労はしませんでした。ストーリーも、一応ちゃんと流れ、ちゃんと完結しましたし。販促としては、悪くない出来ではないでしょうか?

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
モブまでみんなイケメンだな~。

というのが、最初に観た印象w

ルパン(ルパンシリーズ)。
ヴァン・ヘルシング(ドラキュラ)。
フランケンシュタイン(フランケンシュタイン)。
インピー(月世界旅行)。
サン・ジェルマン伯爵(不老不死伝説)。
エルロック・ショルメ(ホームズのアナグラム)。
ドラクロワ二世(ドラキュラ)。
ネモ(海底二万里)。

など、様々な小説のキャラが勢揃い。ファンタジーオールスター戦かという感じ。

特に何が面白かったわけではないんだけど、なんか普通に最後まで観られた。これ、乙女ゲーってことは、「ルパンルート」ということで良いのかな? 多分、所々、他のキャラのルートもつまみ食いしてるんだろうけど、基本的にはルパンに一途だし、他の男キャラもそこまでグイグイこなかったので、男性視聴者でも大きなストレスを感じずに観られたのだと思います。

ただ、「毒を通さない謎の繊維」が気になって気になって。

「なぜ毒を通さない」のか、こじつけで良いから説明してほしかったな。多少のご都合主義はアニメだから良いんだけど、「その世界での整合性」「一応の理屈」は大切だな~と。

ひとつ思ったのは、「カルディア、毒に対して、認識甘くね?」ということです。序盤は良かったと思います。夜寝ていて枕を溶かすとか、毒をもって生まれたカルディアならではの悩みです。でも、中盤以降、その認識が甘い場面が多々あって。例えば、カルディアは普通にシンシィ(犬)を抱っこしてましたが、あれ、顔を舐められたらどうするんだろう? シンシィ、死んじゃうよ? ああいう、「普通の人が普通に出来ることが出来ない悲しさ」がカルディアの個性であるのなら、そこは徹底してほしかったです。

他にも、作中で「息にも毒が含まれる」とあったので、顔を近づけての会話も危険ですよね。であるならば、例えばルパンと会話する時に顔を背ける描写とかあれば、より一層、「普通のことが出来るようになった瞬間」の喜びも増すのではないかと。

そもそも、「毒を通さない謎繊維」があるなら、私がカルディアなら、顔全体を覆うマスクを作ってもらいますw

普通なら、ルパン達のことを好きになればなるほど、慎重に距離をおこうとするはずなんだけど、段々と無頓着になっていくというのがね、なんとも。途中から、「これ別に、毒あっても良くねぇ? 強いて言えば、キスとか○○○が出来ないくらいだし。それも、毒防ぐ繊維があるなら、薄~い、ラップくらいで丈夫な生地とか作ればなんとかなるんじゃね?」とか、わりとゲスイことを考えたり(笑)

まあ、そのぐらい、カルディアもルパン達も無頓着だったのは、いただけなかったと。

あと、日常回の弱さも問題。6話あたりがキャラを深める日常回だったのかもしれませんが、まあ、ネモを出さなければいけない都合もあるのでしょうが、ギャグ回になったのが残念でした。逆ハーレムものなんだから、定番のデート回で良かったのかな~と。入れ替わり立ち替わりデートですね。前半のエピソードなんか、1話くらい簡単に削れそうですし。

さらに、最終回は予想通りのパワープレイ。ラスボスたるアイザックもぽっと出感凄いし。科学、科学言ってるわりに、最後は「奇跡」って(呆)。勿論、科学の要素なんてただのオマケで、ようはラストのキスシーンさえ感動的ならそれで良かったんでしょうけど。個人的には、(ハッピーエンドは好きだけれども)あのキスシーンのまま死んでいても素敵だったかもしれないなぁと。死の間際、一瞬「普通」になれた少女と怪盗の最初で最後のキス。芸術的にはなったんじゃないかな。

例えば、作中でルパン達が選んだのは「ホロロギウム」をカルディアの中に「ちょい残し」するという作戦でしたが、あれなら、結局、カルディアに毒は残るし、カルディアのHP(生命力)も大分低くなるのでは?

他の方法として、ルパンが「ホロロギウム」の半分を自分に入れて、毒体質になって、世界で唯一カルディアに触れられる男になる、とかであれば納得できたかも。そんで、こんな会話が、、、(以下、妄想w)

カ「そんな、ルパン、あなたまで毒に、、、」

ル「気にすんな、カルディア。お前を救えただけで、俺は満足だぜ」

カ「で、でも、、、。」

ル「それに、これでお前も浮気の心配しなくて済むだろ(笑)? 俺には、お前がいてくれるだけで、充分だ。」

カ「ルパン、、、。」

「ぶちゅ~(キスシーン)w」

みたいな流れとか。

いや~、この文才の無さ(笑) とはいえ、こんな妄想が可能なくらいには、ルパンとカルディアのキャラはよく分かりました。二人とも一途だったしね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
「カリオストロの城」のあからさまなオマージュ。

2話目
世界観がよくわからん。

3話目
ヴァンヘルシング。色々と出てくるな。

4話目
簡単に犬を抱くなや、顔舐めたらどうすんねん。カルディア、毒を連結の破壊に使えと言われ、少し嬉しそう。カラス兵、プロのクセに、素人女子の体当たりで一撃w

5話目
まあなんか、良い話。フランの苦悩と解消。

6話目
ネモの船、オブジェクトみてえだなw もはや、ギャグ回。微妙なデキ。

7話目
ツラい過去やな~。ルパンがデレた~(笑)

8話目
話、飛んだ? テロではなく、軍事クーデターなんですね。前から気になってたが、発砲音が軽すぎて、ポップコーンみたいだw 花火ショボいw 死亡フラグ(笑)

9話目
兵士のおっさん、分かりやすい死亡フラグをw

10話目
フィーニスの台詞、「どうして嘆く必要あるのさ。期待の天才科学者が死なない体を手に入れたんだよ」って、「期待(きたい)」じゃなくて、「稀代(きだい)」じゃないのかな~? 発音的もイントネーション的にも、明らかに「期待」って言ってるよな~。脚本のミス? まさか、読めなかった? チェックもしてるよね? それとも「今後を期待されていた科学者」の意味なの? う~む、気になって、その後が頭に入らなかった(苦笑)

11話目
ルパンには、そこでキスかますぐらいの根性をみせてほしかったw

12話目
まあ、ハッピーエンドは良いんだけどね。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29

一言 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

シミュレーションゲームのアニメ化は難しい

一言で言えば、原作ゲーム宣伝用アニメ。


乙女ゲーというものをプレイしたことがなかったのですが、乙女ゲーを100本以上もプレイしている知人が執拗に勧めてきたので、原作全ルート一通りプレイ済みです。
数少ない原作プレイ済プレイヤーとしてレビューさせていただきます。


まず、アニメと関係ない原作の話になるんですが、この作品の自分の評価をば。
乙女ゲーと聞くと、非常に失礼なんですが、「イケメンが少女漫画のようなくさい台詞を吐くゲーム」としか思っていなかったんですよね。


決してそんなことはなかった。。
このゲーム、とても面白かったです。
アニメのレビューではなくなるので省略しますが、各攻略キャラの過去の背景や立ち位置、それらが進んでいくうちに少しずつ関わりあっていて、最後に全てが繋がる…。

設定もかなりダークで重く、目をそむけたくなるような絶望的な展開もあったりしました。
主人公カルディアが毒をもった少女であり、ホムンクルスという特殊な設定も相まって、いやはや、なかなかボリュームのある作品でした。

ですので、アニメ化が決まった際は楽しみであると同時に、絶対に12話では収まらないだろうなあと。。
案の定でしたね。


原作はとても面白かったですが、アニメは皆さん言われているように、
・何をしていたか分からない
・何が起こっていたか分からない
・色々と情報がちりばめられているのに何か物足りない
・なんだか地味で盛り上がりに欠けている
・キャラの掘り下げが薄くいまいち感情移入できない
・結局退屈な作品だった

…うん、どれも同意です。


自分は原作のルートを全てプレイしていることもあったので、何をしているかはわからないとか、退屈とは思わなかったですが、ゲームをしていなければ間違いなく3話くらいで視聴を断念していたところでしょう…。
というか、チェックすらしていなかったかも。
ゲームをプレイしていた身でも、確かになんか地味だな…こんなに盛り上がりに欠ける淡泊な作品だったっけ…?と思ったほど。


作画はかなり綺麗だし、乙女ゲーの主人公ってすごくかわいいんですよね。
主人公のカルディア、キャラデザはゲームには劣りますがアニメでもやはり可愛い。
早見さんの声もとてもイメージに合っていました。(ただ、個人的にもう少し感情のある演技でもよかったなあと常々思った。別作品をあげるなら、赤髪の白雪姫のような演技)


キャストも豪華で、設定も面白いのに、戦闘シーンもなんかこう躍動感とか緊張感が伝わってこない。
攻略キャラのルパン以外の各キャラも凄まじい背景があるのに、なんかこう…「ふーん…」って流してみてしまう。
そのせいで、個性や背景は濃いのに、アニメでみたらなんだかイケメンなだけで、薄っぺらいなあと感じてしまう。

なんだろうな、、演出が悪いのかもしれない。

視聴者に訴えかけてこない演出だから感情移入できないのだろう。
また、カルディアの行動もちょっと弱い。ゲームをしていた時は、あまり分からなかったが、こうアニメで攻略キャラと並んで行動しているところを客観的に見ると、なんだか感情表現とか行動理由が薄く感じられる。


これは完全に原作プレイ勢へのアニメ化というプレゼント。
また、設定が面白いな、キャストが豪華だな、というように興味を持ってくれた方を引き込むためのプレゼンテーションのようなアニメ。

ですので、純粋にアニメ作品としては、まあ駄作でしょうね。
設定が特殊なので、一応全話まで視聴した原作未プレイ勢もいるでしょうけれども。


つくづく勿体ないですね。
個人的に毎回思うことなのですが、このようなシミュレーションゲーム、いわゆるギャルゲーや乙女ゲー原作をアニメ化するのは失敗に終わることが多いですよね。
それもそのはず、シミュレーションゲームって、主人公1人を軸に、4~6人を一人ずつ攻略していくわけじゃないですか。全て攻略して初めてそのゲームの評価をする。

しかしアニメとなると、全員分をやっていったらもちろん時間が足りない。
だから一人に絞り、他のキャラは重要な情報を少し見せ、物語は進む。
この攻略対象外の他キャラの要素を、原作未プレイ勢へ向けてどのように組み込むのか、引き込むのか、それが重要なんですよね。


それがバラバラだと、情報は色々とあったし、設定は面白そうだったけど、なにかいまいちよく理解できない、世界観に浸れない、つまらない、、、と感じてしまう。
だからこの作品は最初から、原作プレイ勢へ向けて作ったのだと思います。


でも、大量の情報を12話によくここまで入れたと思います。
ただ、情報だけ多いと、結局何が何だか…になってしまうのが残念。
情報を減らしてでも、感情移入できるように構成を考えたら良い作品になったかもしれないのになあ。

でもそうやって何かを削ると、今度は原作勢に不満が生まれるだろうし、減らした分アニオリ展開をつくるとなると、やはり賛否両論になったりしますしね。

うーん…そこがシミュレーションゲーム原作のアニメ作りの難しさ、ですね。


余談ですが、この原作のシナリオライターって男性なんですよね。
オトメイト、と聞くと女性作家が多いのだろうと勝手に思っておりました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

「戦刻ナイトブラッド」よりはマシな感じ。でも・・・・かなぁ。

2017年も最終期。今季本年最多の乙女需要のボーイズアニメ。夏アニメから続いているもの以外にざっと並べると、

【アイドル系】
①アイドルマスター SideM
見る気はありませんが『アイドルマスター』ブランドだけあって、男性にも納得できる割とシッカリしたストーリー構成らしいです。

②TSUKIPRO THE ANIMATION
見る気はありませんが、4つのアイドルユニットによる各エピソードのようです。2話を参考に見た印象として「アイドル」の「日常PVドラマ」っぽく思えました。

③DYNAMIC CHORD
酷いと言うので試しに見て見ました。「ワン〇ース」並かそれ以上の「無駄な尺間」の入れ過ぎ演出、綺麗だけど動きの悪い画に辟易しました。もう見ません。

【逆ハーレム系】
④戦刻ナイトブラッド
イケメン亜人種(吸血鬼&ケモ耳)青年戦国武将のいる別世界に、現代から転移した少女・結月が翻弄される物語。作為的なロマンス要素(背中がムズムズするようなキザなセリフとシチュエーション)80%!なのでストーリーは「コレ」だけに特化されてますから内容「ペラペラ」です。もう見ません。

【?】
⑤あめこん!!
私の地域はサンテレビも入りませんし、TOKYO MXも契約してないので見てません。「雨色ココア」シリーズの4期目のショートアニメらしいですが良くわかりません。

【スラップスティック・アイドルユニット・ギャグコメディ】
⑥ラブ米 二期作
自由過ぎて笑って許せるほど寛容か?つまらなくて辟易するか?それはコレを見たあなた次第。一期はEDの「お米創作料理レシピ」が良かったですが、二期は「お米クイズ」。私は見ません。

で、本作ですが「戦刻ナイトブラッド」と同じくオトメイトのゲームからのアニメ。『逆ハーレム系』をベースに、映画『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』のようなシチュエーションを取り入れ『作為ロマンス』を投入したような感じがします。
番宣PV見た限りでは面白そうに思えたのですが・・・やはり『作為ロマンスの方が重要』なようで、イケメンキャラのツッコミたくなるような間抜けなシチュエーションや迂闊さが目立つところ。{netabare}(眠りガスの中を「マスク無し」で行くなよルパン!カルディアの前で童貞みたいに照れるなよルパン!衣装も態度もチャラすぎだぞ、バービケーン!){/netabare}
戦刻ナイトブラッド「より」はマシに見えるのですが、
戦刻ナイトブラッドと「同じ」ように「シーンの端折(はしょ)り」が多いので」カットの合間に「????」となることが屡々(しばしば)。
主要キャラも品の無い今風の若者っぽく軽い口調で、見ていて「恥ずかしい」芝居と「ペラペラな内容」が続くようであれば断念すると思います。


参考に【リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い】(洋画)
19世紀末、「小説や物語の架空の人物が実在していると仮定された世界」で第一次世界大戦を促進させる武器商人「ファントム」の野望を阻止すべく集められたそれぞれの物語の主人公たち。
「ソロモン王の洞窟」から、探検家『アラン・クォーターメイン』
「トム・ソーヤーの冒険」から、大人になって合衆国諜報部員になった『トム・ソーヤー』(西部劇のごとく銃を撃ちまくるが、割と下手)
「吸血鬼ドラキュラ」から、やむなく吸血鬼になってしまった女性科学者『ミナ・ハーカー』
「ドリアン・グレイの肖像」から、不老不死の貴族『ドリアン・グレイ』
「ジキル博士とハイド氏」から、新薬を飲んだら肉体と性格も「凶暴」になる『ヘンリー・ジキル博士』(見ていてほとんど「ハルク」)
「透明人間」から、新薬を飲んで完全透明になり元に戻らなくなった『ロドニー・スキナー』(イタズラ好き)
「海底二万里」から『ノーチラス号とネモ船長』(インド人?)
招集者「M」の呼びかけで集まった彼らは「リーグ(同盟)」を組みファントムに立ち向かおうとするのだが・・・
アニこれで言う事では無いのですが「夜の街・曇りの雪山・薄暗い建物・薄暗い施設」のシーンが多いせいで「暗くくすんだ画面」の印象しか残らない映画ですが、建物美術・大道具・小道具はシッカリしてます。(面白いかどうかは見た人次第)

【これがオトメイトのやりかたか~~!(ニッチェ風)】
将来「舞台公演」を見越してかのような感じで、
・立ちんぼ会話劇
・アクション極力抑えめ&省いて誤魔化し(たまにキレッキレのときもありましたが)
・迂闊な行動で物語進行。
というような印象です。

個性的なキャラが多いのに今一つ押しが弱いというか、生かしきれなかった感じでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
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