伝説で戦争なおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの伝説で戦争な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月10日の時点で一番の伝説で戦争なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.2 1 伝説で戦争なアニメランキング1位
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1222)
6716人が棚に入れました
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』はA-1 Pictures制作のYVアニメ。月刊コミック電撃大王にて連載も予定。略称は「ソラヲト」。テレビ東京とアニプレックスが展開するオリジナルアニメプロジェクト「アニメノチカラ」の第1弾作品。

空深カナタは廃墟で女性兵士と対面する。彼女はトランペットを手にしていた。喇叭手に興味を抱き、軍に入隊すればトランペットが吹けると勘違いしていたカナタは軍に入隊することを決心し、セーズの街の駐留部隊である第1121小隊に配属される。彼女が水かけ祭りの日にセーズで騒動に巻き込まれる所から物語は始まる。

声優・キャラクター
金元寿子、小林ゆう、喜多村英梨、悠木碧、遠藤綾、福圓美里、石塚運昇、八十川真由野

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

心が温まりした^^

一人の少女が「軍事」と「音」を通して
人との繋がりや絆を感じ成長していくといった物語

「軍事」という世界に「少女」という一見似合わなそうな
組み合わせにとても斬新さを感じました。
でもその斬新さで毎話新鮮で飽きることなく見れました。

前半はほのぼのとした感じで
後半になるにつれてシリアスになっていく
ほのぼのとシリアスが両立しているアニメ
ヒューマンドラマを見ている感じでとても心が温たたまる作品でした

アニソンも好き
op「光の旋律」
ed「Girls, Be Ambitious.」

投稿 : 2024/06/08
♥ : 77

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

音楽は世界共通の言語

この物語は、戦争アニメではありません。
音楽が言葉の壁を超えて世界中で通じる共通の言語であることを、このアニメはうたっています。

正直な話、この物語を第三話まで見た後で、この物語のテーマが何であるかが、よくわかりませんでした。

でも先輩レビューアーの方の教えに従い、最終話まで見たとき、
「あぁ、この物語は、最終話のためにあるのだ」ということが良くわかりました。
そして、オープニングのときに出てくる絵がどんな意味を持っているのかも、最終話になり、ようやく理解できました。


物語は、主人公のカナタが第1121小隊にラッパ手として配属するところから始まります。
カナタは幼い頃、トランペットを吹く女性兵士から助けられます。その女性兵士の影響で、音楽に興味を持ち、軍に入ればトランペットを吹けると勘違いして入隊します。

入隊したての頃のカナタは、吹奏が下手で、あぶなっかしく、見ててハラハラします。
でも、明るく元気で、自分の意志をしっかり持っている女の子です。

毎朝鳴らすラッパの吹奏も、最初は村人たちから下手だと言われていましたが、日々の練習で少しずつ上達していきます。
村人たちもカナタの吹奏力が上達したことがわかるようになりました。

そのカナタが、最後に奇跡を起こすのです。
まさに、音楽は世界共通の言語として、みんなの心に響くのです。

最終話まで見られた方は、きっとカナタのうったえが心に届くと思います。

OpはKalafinaが歌う「光の旋律」 名曲です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 55

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

テーマ性は有って無いようなもの

内容は、第1121小隊に所属する女性兵士たちの日常を描いたお話。
時代設定は今現在の文明が滅びた後の世界みたいですね。
全12話 + 番外編2話です。番外編は7.5話と13話。

一応、軍隊モノって感じなんですが、物語のメインは戦闘ではなく、
ほのぼのな日常なので、ゆったり見れるアニメですw

世界観や雰囲気が良い感じで好きでしたし、世界観に合った綺麗な背景や、
主題歌をはじめとする BGM などの音楽も良かったです。
作中で使われる『Amazing Grace』も、この作品に合っていたと思います。

ストーリーとしては、少し頼りない主人公が周りの人たちに支えられながら
成長していく姿や、小隊の仲間や町の人々の交流など丁寧に描かれてましたし、
個々のエピソードなどもあって、なかなか楽しめましたw

ただ、日常パートに時間を割き過ぎたせいで、終盤の11話~12話の展開が、
速かったのが残念でならない。
流石に2話では無理がありましたね。 せめて日常パート1話削って、
3話でやってれば...って思ってしまいます。
戦争を題材としてる以上、大事なトコだから頑張って欲しかった。

まぁ内容的には物足りなさは少し感じましたが、全体的に見れば
十分楽しめたので良しとしますw

個人的には好きな部分が多くて、見て良かったってアニメですが、
作品のテーマ性から内容を求めると、少し残念に感じるかもしれません。

あくまで、少し変わった日常系って認識で見る方が楽しめると思いますw

投稿 : 2024/06/08
♥ : 47

64.6 2 伝説で戦争なアニメランキング2位
プランダラ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (284)
995人が棚に入れました
「廃棄戦争」と呼ばれた未曾有の大戦後の世界、アルシア。そこは、強者が弱者から自らの存在を示す「数字(カウント)」を奪い取る、弱肉強食の世界。そんな世界で、2人は出逢う。仮面で素性を隠しながらも、エッチなことが大好きで、弱き者たちのために太刀を振るう青年・リヒトー。母の遺言を頼りに「伝説の撃墜王」を探して旅をする、健気でひたむきな少女・陽菜。2人の出逢いをきっかけに、「数字」がすべてを支配する世界の謎が、少しずつ明らかになっていく---。

声優・キャラクター
中島ヨシキ、本泉莉奈、小澤亜李、市川蒼、梅原裕一郎、伊藤静、悠木碧

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

話が頭に入ってこなくなるような絶妙のタイミングでエロシーンがあります…。

なんと、この放送枠に世知辛いご時世で2クールあります!
コミックス原作があるらしいです、知らんけど。

お話としては異能バトルで、主人公の能力が突出しているかというとそうでもなくて苦戦するような場面もあり、女性キャラの恋愛ベクトルが主人公のリヒトーに向きがちではあっても最終的に「ハーレム物」ということでもありません。

設定が全然ダメとかプロットがダメとかいうことではないので、逆にそこがもったいない気がするのですけれども、主に個々の話数での脚本や演出のせいだと思うのですがストーリーの大事なところがとても頭に入ってきにくい作品になっています。

異能バトル物としてのバロットなどの基本設定も悪くはないですし、アルシアやアビスの成り立ちもアニメ化されたストーリーの中で説明されてはいますし、「カウント」はどうやって実現されているのかとかも所詮アルシングがオーパーツ的な物なのでその辺りの理屈はどうでも良いといえばどうでも良いです。

でも、人間関係の変化や新しい情報が視聴者に入ってくるようなわりと重要なタイミングで、なぜか肌色成分が増して視聴者の注意をそらす方向に向かってしまうため、大事なことはみんな頭から飛んでしまうのですね。

2クールもらえたってことは、それなりに期待されたアニメ化だったんでしょうね。あんまりその期待に応えられていた気はしないのですけれども…。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 29

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

この作品に関しては無理やりに押し込んででも1クールにまとめるべきだったと思う

原作未読。最終話まで視聴。

薄~い内容を無理矢理に2クールに引き延ばした感じの作品。
微エロ表現も、かえって下品で醜悪な印象しか残らない。

せっかくの『カウント』も、序盤の早い段階であまり意味が無くなっている。
次々と現れる撃墜王に対し、撃墜王でもないジェイルの強さの秘密は謎のまま。
挙句、『俺たちの旅はこれからだ』エンド。

2クールもかけて説明不足が多いという意味不明状態。

この作品に関して”だけ”は、無理やりに押し込んででも1クールにまとめるべきたったと思う。

カウントの件全カット。
微エロ表現全カット。
バトルシーンの引き延ばし禁止。
意味不明な意味深発言全カット。
プラスα、もう少し削れば、1クールにまとまる作品だと思う。
(面白いかどうかは別にして)

『俺たちの旅はこれからだ』エンドを持って来られても、第2期に需要があるとは思えない。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 27
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ナンダコリャ

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
ジャンルは、バトル・ファンタジー・エロ。

レビューでは、私の酷評系の中でもかなり酷評してます。もし読まれる方は、気を付けて下さい(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
アビスが実は現代の世界~とか、現実兵器が~とか、それはまあ別に悪くないんですけど、、、。

全体的に、ダサいというか安っぽいんですよね。ずっと。

まず、序盤のエロ展開。後のシリアス展開への伏線、高低差をつけたいのだろうけど、単純にキモい。閉じられた太ももをこじ開けようする主人公に、共感がもてるか? 「本当は心に影が」って、信じられるか?

中盤の、アビスの事実からの園原戦。映像表現がダサく、バトルがなんの能力バトルにもなってない、ゴリ押しバトル。しかも叫んで光るとパワーアップとか、「どこのドラ○ンボール?」と聞きたくなるものばかり。スピードが速いことを、背景を動かさずに「消える」で表現されても、それはもはやアニメーションではない。

また、とにかくこの園原というキャラが、というか使い方が納得いかない。

最初は「早く私を殺して」というメンヘラで登場し、バカみたいに一般市民を虐殺しといて、「実は薬を射たれてラリってただけで、本当は良い子だよ」とか、マジかよ!?と思った。

しかも、最後に少しジェル中尉とイチャついてるし。次話はふざけたエロ展開だし。街で園原に虐殺された人の家族が見たら、殺したくなるよな。

「大量殺人をしましたが、責任能力がないため無罪です」てことを、リヒトーだけならまだしも、園原自身も自然と受け入れている感じがして、かなり胸クソ悪かった。良い人にしたいなら、最初の大量虐殺をやらせたらダメでしょ。

「シリアスの中のギャグ」は、とても難しい。絶妙なバランスが必要だが、どう考えてもこの作者(原作者かアニメ制作陣かは分かりませんが)には荷が重い。

なんかこう、「ありがちでウケそうな設定・展開・キャラ」を、節操なく、無秩序に、とりあえず並べて、矛盾が出てきたら知らぬ存ぜぬで新しい刺激的な展開でお茶を濁すみたいな印象を受けた。

その辺が、自分が「ダサさ、安っぽさ」を感じた要因かなと思う。

続いて、過去世界編ですが、これもまたひどい。

そもそも、「人口が増えすぎたから食料が足りなくなり、人を廃棄する戦争」ってのが、意味わからん。

これは多分、FAOや農水省などが、「2050年には世界の人口が100億人を超え、その後も爆発的に人口が増え、世界の食料が不足する」とか言っているのをもとにしてるんだろうけど、私はそもそもこのことに懐疑的で。

まず、人口なんて、「ある日突然100億人になる」わけじゃなく、徐々に増えてくんでしょ? その間、何も手をうたないほど、人類はバカじゃない。食い物くらい、なんとでもできるでしょ。世界にはまだまだ耕作可能地はあるし、今の科学技術なら耕作可能地を増やせるだろうし(なんかバイオテロで農作物や畜産に大ダメージがあったとか、そんな説明でもあれば良かった)。

ていうか、人口増加率は1965-70年の2.06%がピークで、今はそこまで増えてない。じゃあ、1960年代以降、世界の食料が足りなくなったかといえばそんなことはなく、むしろ、穀物の価格は下がり、供給過多ともいえる状況になっている(勿論、これは地球全体の話で、紛争地帯や貧困地域などはこの限りではない)。1960年以降を見ると、人口は2.4倍に増えているが、穀物生産量は3.4倍に増えているので当たり前だ。これは、ICTやAI、バイオテクノロジーなどによって、単位面積当たりの収量が増えたことが大きく、この傾向はまだまだ続くと考えられている。

てゆうかそもそも、2050年をピークに、世界は人口減少に陥るという報告もある。実際、すでに出産数は頭打ちで、今の人口増加は、長生きできるようになったことが大きいとも言われてるしね。

まあそういう小難しい理屈を持ち出さなくても、過去編はおかしい描写だらけ。

戦争して口べらしする程の(究極ともいえる)飢餓状態なのに、電気等のインフラはバッチリ。節電の素振りすらなく、蛍光灯も全部つけてる。掃除も隅々まで行き届いている。毎日大浴場で入浴。洗濯し、糊の効いてる制服。

「軍は優遇されている」にしても無理がある。そして、この間まで究極の貧困の中にいたはずのこいつらが皆、筋肉ムキムキにおっぱいデカいって、どんな風に栄養摂取してるんだ?

それから、そんな貧困を身近で感じてきたはずなのに、海に行けば平気でビーチで遊び、乾杯してパーティ。飲みきってないビールを余裕で捨てる。それ、苦しむ民間から集めた金だろ? 殺さない軍隊とか綺麗事言っておいて、彼ら彼女ら全員、サイコパスなの?

過去編が終わった後も変わらず、最終回のできも酷い。なんで少し真面目にやると、ワケわからんエロシーンを差し込むの? 元々好感度の欠片もない主人公だけでなく、ヒロインの魅力までガンガン下げているけど、制作はドMなの?

あと、ジェル中尉強すぎでしょ。カウントも撃墜王も関係なし。作者、自分で考えた設定忘れてる?

その気になれば、あと2000文字くらい批評できそうだけど、辞めとこう(笑)

誉めるところが、かなり少ないアニメで、逆に原作の出来が気になる。自分が大好きな「封神演義」が「覇穹」であれだけ蹂躙されたので、「アニメの評価=原作の評価」だとは思ってません。2クールでアニメ化されるくらい、期待されたんだろうし。少し読んでみようかな?

とりあえず、こんなに酷評していろのに最後まで観たのは、「☆1をつける以上、ちゃんと最後まで観るべし」というマイルール(絶対じゃない)に従ったまで。あまり、良いアニメの観方ではない。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
ただの変態やん。陽菜って、めちゃ現代的な名前。数字に支配される人生。0になると死ぬって、厳しい世界だな。カウントされると、身分差。歩いた距離なら、カウントが減らないんじゃない? ん? 0になったらアビスでないの? いやいや、気付けやさっさと。髪スッキリて、無抵抗の意味ないやん。数字は身分差であって、実力差ではないのね。

2話目 ☆2
脚力笑えた(苦笑) んで、太もも開きが悪趣味。最後の展開が謎。色々としゃべる悪役は(苦笑)

3話目 ☆2
ん? なんかバカないちゃつきコントをして30分が終わったぞ?

4話目 ☆2
ギャグが致命的につまんないんだよな、センスを感じない(苦笑)

5話目 ☆2
いつの間にそんなに、リィンに夢中?

6話目 ☆2
なんか、話が繋がらなくて。空とぶの禁止ね。まあ、アビスの方が真の世界とか、実はこの世界が地下にある(アビスは空の上)とか、そんなノリかな。

7話目 ☆3
熊の解体は、ちょっと面白かった(笑)

8話目 ☆3
現代兵器がアビスからね。まあ、ありがちな展開だな。

9話目 ☆2
大分、虐殺だな。展開としては興味深いが、それを胸くそ悪さが上回るかな。ん? そんな目的、話したっけ?

10話目 ☆1
バトルが雑だな~。スーパーサイヤ人に、空中殺方、それはクリリンのことかー! 的な展開。ドラゴンボールかな?(笑) いやいや、あんだけ殺してとかメンヘラ女やっといて、死ぬのを怖がるなや。人格の上塗りとか、実は良い人とか、殺す殺す言って殺さないとか、興醒めも甚だしいわ。

11話目 ☆1
んで、軽いエロ展開か。緩急つけたいのは分かるけど、クダランナ~。街で虐殺された人の家族が見たら、殺したくなるよな。過去世界へ飛ばしたか。

12話目 ☆2
新しい展開のため、一応観てみる。殺してないんかい。

13話目 ☆1
いやいや、リヒトーに星をあげれば良いだけやん。いやいや、星は肌身離さずもっとけや。いやいや、簡単に星をあげるやつばかりか。いやいや、話からして、軍人になったことで得た食料なんて絶対に食わなそうな婆さんじゃん。いやいやいや、「暴力はNG」で「略奪(窃盗)はOK」て基準も分からんし、どこで線を引くんだよ。

14話目 ☆3
ジェル中尉の「痩せろ!」は笑えた(笑) こういう日常回なら、まだ観られる。

15話目 ☆1
そこまでの飢餓状態なのに、電気等のインフラはバッチリ。掃除も行き届いている。節電の素振りすらなく、蛍光灯全部つける。毎日大浴場で入浴。「軍は優遇されている」にしても無理がある。あの貧困を見たはずなのに、平気でビーチで遊び、ビールを捨てる。乾杯してパーティ。こいつら全員、サイコパスかな?

パンチで岩を砕き、同じ木材で、生木を一方的に破壊。

てか、この間までそういう貧困の中にいたはずのこいつらが、筋肉ムキムキにおっぱいデカいって、どんな風に栄養接種してるんだ? 落とし穴、浅い。最後、リヒトーを抱き締めるシーン、リヒトーの身長120センチくらいだけど(苦笑)

16話目 ☆1
食え、のところ、引くわ~。その理論、むちゃくちゃだよな。戦争で殺さないだけで、大分歴史は変わるしな。この作画での殺し合いは、もはやコメディ。木の板撃つなや(笑) 顔にガラス刺さってる(苦笑)

17話目☆1
首、スパーンと。

18話目☆1
エロをなんとか正当化させようと。大体、人口が増えすぎたから戦争で口べらしって、無茶苦茶なんだよな。アルシアの成立。なぜ、待ちなさいで、待つのか、だよな。幼馴染み、あっさり1シーンで死亡。

19話目☆1
なんかよく分からんが、声優さんは頑張っているな~と。結局、リヒトーは、ナナが好きなのか、ヒナが好きなか? どうしたい? そこは、兄妹愛でいくのか? コメディのクオリティは悪くないけど、そもそも、コメディを許さない作風なんだよな。

20話目 ☆2
そんなに、軍部って強いの?

21話目 ☆2
抱きついたからって、止められるの? 止血したからって、生きられるの?

最終話にして、またクソみたいな展開。やべぇな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 24

71.9 3 伝説で戦争なアニメランキング3位
超時空要塞マクロス(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (339)
1757人が棚に入れました
西暦1999年、突如宇宙より飛来し太平洋上の南アタリア島に墜落した巨大物体は、全長1,200m超もの宇宙戦艦だった。これにより異星人の実在と彼らの間の戦争の存在を知った人類社会は、宇宙からの脅威に対処すべく地球統合政府を樹立。世界規模の紛争(統合戦争)を経て、墜落艦を改修し「マクロス」と命名する。2009年のマクロス進宙式当日、地球付近に異星人の一方の陣営ゼントラーディ軍の艦隊が出現する。その存在を感知したマクロスの主砲システムが勝手に動作し、戦艦群を撃破してしまう。マクロスの正体はゼントラーディと敵対する陣営、監察軍が仕掛けたブービートラップであり、人類は否応なく宇宙戦争(第一次星間大戦)に巻き込まれることとなった。ゼントラーディ軍の包囲網から逃れるため、マクロスはフォールド航行により月の裏側への待避を図る。しかし制御に失敗し南アタリア島一帯を巻き込み、冥王星軌道付近に到着する。さらにフォールドシステム自体も消失し、通常のロケット推進のみでの地球への長い帰還の旅を強いられる事になる。その途上、南アタリア島住民5万8千人はマクロス艦内に街を再建し、戦争の傍らで普段の生活を営んでいた。アクロバットパイロットの一条輝は戦火の中で出会った少女リン・ミンメイを守るため軍に入隊し、可変戦闘機バルキリーのパイロットとなる。

声優・キャラクター
長谷有洋、飯島真理、羽佐間道夫、小原乃梨子、土井美加、神谷明、佐々木るん、鶴ひろみ、深雪さなえ、蟹江栄司、大林隆介
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

素晴らしい作品なので「リメイク希望」

<2023/11/3 追記>
 こないだまで「推しの子」が人気だったり、最近では好きなアニメキャラ、いわゆる「推しキャラ」がいることは当たり前という風潮。

私はアニメ好きでそこそこの数見てますけど、なぜか「推しキャラ」がほとんどいません。

そんな私の数少ない、というか「推し」と言うレベルではほぼ唯一無二なのが本作品のヒロインです。

視聴時点でそのキャラは自分より年上で、作中、のっけから主人公に「おばさん」とdisられ、ヒス起こして主人公と喧嘩。仕事に厳しいちょっとめんどくさい性格。
でもいわゆるツンデレで。
誠実で
健気で
可愛いお姉さん。

そんな早瀬美沙は自分の中で唯一無二の「推し」でした。

今思い出しても可愛いですもん。
特に「愛は流れる」の後の復興回での早瀬さんの健気さは特筆ものです。

ちなみに映画版マクロス「愛おぼえていますか」は早瀬美沙ファンへのご褒美映画だと思ってます笑

<2018/8/24初投稿>
本放送時に観ました。

空前のアニメブームを巻き起こしたファーストガンダムの影響を色濃く受けた作品の一つ。

そして後にちょっとブームとなったマクロスFを始めとするマクロスシリーズの元祖となります。

1999年。
太平洋上に浮かぶ南アタリア島に、宇宙から全長がkmオーダーと途方もない大きさの謎の物体が落下。

それはオーバーテクノロジーが詰め込まれたまるで超巨大な宇宙船のようなブツで、これを地球人は10年かけてホントに空飛ぶ超巨大宇宙戦艦に改修します。
(無茶スルナー)

そして2009年。
「マクロス」と命名された宇宙戦艦の発艦式からお話は始まります。

主人公は一条輝さん(16歳)
民間のプロペラ機・・・なのかな?とにかくパイロット。
ヒロインのことを呼ぶ時はいつも「おたくは〜」。
たぶん女の子と話すことに慣れてないから。
これが"アニメ・オタク"という言葉の発祥という噂も。
飛行機の操縦が上手なこと以外は平凡を絵に描いたような人。
ザ・凡人。

ヒロインはリン・ミンメイさん(15歳)
マクロスの発艦式を見に南アタリア島にたまたま来ていた中華系美少女。
ちなみにご両親は横浜中華街で中華料理店を経営。
夢はアイドルになること。
可愛い、歌が上手いこと以外は箸が転がっても笑い転げる極々普通の女の子でしたが・・・

そして隠れヒロインは{netabare} 早瀬未沙。エリート軍人でマクロスの管制室の真面目堅物な19歳の中尉さん。{/netabare}
サッカーで言えばシャドーストライカーみたいなもんですね。
大事なところではバイエルンのミュラーのように良い仕事します。いろんな意味で。
なお、{netabare}物語序盤は煇におばさん呼ばわりされるのも仕方ないくらいもさい感じなのが、回が進んで行くとどんどん美形になりヒロイン化が進むという。
観てる時は「路線変更したのかなー」ぐらいに思ってましたが、実は元々の既定路線だったそうで。{/netabare}

お話は
「中に都市を持つ巨大戦艦」
+「カッコ良い可変戦闘機バリキリー」
+「スペースオペラではない宇宙SF」
+「アイドルが歌って特殊効果」
+「三角関係を軸とした恋愛模様」

つまり、後のマクロスシリーズの骨格は全て揃っており、更に世界観はこの作品を起点として繋がっているのだそうです。

でもなぜか他の、特にF以降のマクロスとはかなり異なる印象なんですよね。
ついでに言えば自分はマクロスシリーズの中でこれが一番好き。

特長としては
・SF要素が非常に強く、更にインパクトが強い
・「宇宙船の中の都市」というモチーフの元祖。
・三角関係に嫌味なくはっきり片がつく。
・ロボたちのデザインも動きもカッコ良い
・3話に1話は当時としては絵が相当美麗!

SFモノ、ロボモノ、恋愛モノ
いずれの観点でも楽しめるという特異な作品だと思います。

シナリオは自然な展開なのに面白い。
後のマクロスシリーズは無茶な展開が多いイメージありますけど本作はナチュラルですね。
なのに飽きさせない。

ただし一つ大問題が・・・
3話に1話は絵が美麗なんですが、残りの2話は作画崩壊。
「作画崩壊」という単語使いたくないんですけど、それしか言いようがない 笑。
笑えるくらいに酷い。

ただ、どうもこれには理由があるそうで。
設定盛り込み過ぎただの、
美樹本晴彦さんのキャラデザインの線が多いだの、
主要スタッフが若すぎて慣れてなかっただの、
仕方なく当時としては殆ど例のない海外へ作画外注したら失敗しただの

でもこれって全て作品の魅力の裏返しなんですよね。
面白いもの作ろうとして無茶と冒険をし過ぎたためとも言える。

ということはわかってるんですけど・・・でもやっぱリメイクしてくんないかな。

と言いたくなるぐらい、ある種の名作だと思います。

本作は後に映画化され、大ヒットしました。
テーマ曲「愛、おぼえていますか」も当時としては異例の大ヒットで、歌手の飯島真理さんはゴールデンの歌番組にも普通に出演するほど。
しかし、この作品のヒットを契機にアニメファンはさらにマニアックにアングラ化したような気もするのです。
"アニメファン"の立ち位置を"アニメオタク"に変え、アニメ好きを公言できないような空気感を作ったきっかけの一つはこの作品なのかも。
そういう意味で社会に大きな影響を与えた作品、と勝手に思ってます。


私は本作の少し後くらいからアニメを視聴しなくなった記憶があります。
別にアニメが嫌いになったわけではなく、思春期を迎え自然に離れていった感じ。
なので個人的にも印象深い作品です。

最後に。
私は声を大にして言いたい!

劇伴の「ドッグ・ファイター」はカッコいいですよー。
必聴ですよー。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 46

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アニメ歴史遺産認定(←個人的な評価です)→ ところで誰か、「監察軍」がどこへ行ったか教えてください…。

本作以降「マクロス」という文字がタイトルに入った作品は多数作られたが、本作と劇場版『超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~』以外はまったく別の作品と言っても過言ではない。

以下、本作の凄い点。

その1: 主人公が凡人(← 失礼(笑))
もちろん一条 輝は「そこそこ優秀なパイロット」ではあるが、特に天才的でもないし出自も普通。本作以後そういう作品はそこそこあるが、当時のロボットアニメでは珍しかった。

その2: まともなSF作品である
宇宙人と戦う多くのロボットアニメでの根本的な疑問「なぜ敵異星人の姿は地球人と似ているのか」について、作中で明確に回答を与えた。また人類にとって解決できない技術的課題は、全て宇宙から降ってきた宇宙船からもたらされた「オーバーテクノロジー」であるとして解決された。

その3: 音楽が凄い
音楽担当に巨匠、羽田健太郎を起用した。楽曲の出来がことごとく素晴らしく、個人的には初めて「サントラが欲しい」と思ったアニメ作品。

第27話『愛は流れる』以降の各話が蛇足という意見は散見されるが、これは一度打ち切りが検討された後の再延長という本作の特殊事情によるところもあり、ある意味仕方がないと思う。

ただ、個人的にはこのグダグダな期間のお話も実はけっこう好きだったりする(笑)。

2018.3.15追記:
あるあにこれユーザーの愛・おぼのレビューを読んでいてTVシリーズのことを思い出していてふと思ったのですが、誰かこの作品に出てきた「監察軍」(マクロスが地球に落ちてくる前の、元々の持ち主)がどうなったか、知っていたら教えてください。

2、7、F、⊿のどこにも出てきた気配がないので、私、気になります!
(あ、7で名前は出てきてたか…?)

投稿 : 2024/06/08
♥ : 43

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

名作

マクロスシリーズ、後にZEROがつくられたけど事実上の原点

戦闘機が変形してロボになるなんて斬新な設定が好きです
当時はほんとプラモデルとか集めたりしていました

マクロスってロボ系だけど女子にもファンが多かったように思えます

感動とかよりも純粋にかっこよかった

ロイ・フォッカー、ちょい悪オヤジ系で好きでした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 27

68.4 4 伝説で戦争なアニメランキング4位
クオリディア・コード(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (655)
3204人が棚に入れました
人類の敵――〈アンノウン〉と戦争を続ける世界。

 数十年前の〈アンノウン〉侵攻時、コールドスリープ施設に避難させられていた子供たち­は、その眠りから目覚めたとき、己の身に超自然的な力――〈世界〉が発現していること­を知る。東京湾ゲートから現れる〈アンノウン〉から国を護るため、少年少女たちは東京­・神奈川・千葉の各防衛都市で戦いを繰り広げるのだった。

東京をさがら総、神奈川を橘公司、千葉を渡 航が担当し、
“QUALIDEA”を作り上げる。

声優・キャラクター
悠木碧、福原綾香、斉藤壮馬、石川由依、内田雄馬、安済知佳
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

物語は良いのに、作画が・・・

原作未読。

本来は近未来異能力バトル系の作品・・・なのだろうけど、個人的には人間関係を楽しむ作品かと・・・。

主人公の6人の人間関係が絶妙でおもしろい。
{netabare}6人は厚い信頼関係で結ばれた3組のペアで構成され、女性同士は仲が良いのだが、男性2人は顔を合わせれば言い争いが絶えない。それでいて実は厚い信頼関係で結ばれている・・・。{/netabare}
前半は6人の人間関係だけでも充分に楽しめる作品。

物語は後半に急展開!
毎週、続きが気になって仕方なかったです。

と、ここまでの評価だけなら『今期のバトル物No1!』って言いたいくらいなのに・・・。
とにかく”作画が残念”な作品です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 51
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

作画と話数によって名作に成り損ねた、が、かなり優秀なセカイ系アニメ

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
最近(2016夏に記述)、日常系やラブコメ、ファンタジー系ではそれなりの頻度で良い作品がありましたが、セカイ系はしばらく夢中になれる作品がありませんでした。久々のヒットです。バトルも面白いし。

絵で評価を下げないタイプの方にはオススメですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
第1話冒頭、ハリウッド映画のような格好良い(というよりは格好つけた)カット割りと、ペラペラの兵器(や、カクカク倒れてくるスカイツリー)のギャップが、逆に笑えたw 日常系アニメなら、全然許せちゃう作画レベルなんですが……。

というガッカリ感から始まりましたが、次第にどんどんハマっていきました。

六者六様の主要キャラクターはそれぞれに魅力的で、能力的にも面白いです(サブキャラ含め)。良い感じの憎まれ口の応酬にニヤリとするおもしろさあります。

特に、千葉勢のやり取りが良かったです。朱雀が「まとも」になった時のやり取りなんか、マジで笑いましたw

中盤以降はシリアス展開が続きますが、これまたシナリオが優秀ですね。う~む、(作画以外)文句のつけようがないです。

ほたる&青生&霞&明日葉の連係はツッコミどころも多いけど「固有能力の連係」にトライしたことに好評価。そこを放棄して無理矢理なんとかしちゃうバトルアニメの方が大半だからね(主人公最強系とか正にそう)。

「セカイの真実」はなかなか面白い設定でした。人間vsアンノウ、というよりは、産みの親vs育ての親。アンノウも、(元は誘拐とはいえ)子供を愛しているというのが良かったです。

いや~、これはかなり面白いアニメです! 「セカイの真実」が明らかになった後はやや失速しましたが、にしても上手いシナリオだった。

強いて言えば、朱雀達が(認識を狂わされて)倒し続けていた相手を、あえて人間の「無人機」としたところに疑問があります。あれが、「人間」だったら、もっともっとシリアスになっていたと思います。子を助けたい、親。それを親と気付かず殺し続ける、子。この上ない悲劇です。そうすれば、「セカイの真実」が明らかになった後、メインキャラ達を大きな苦悩が襲ったことでしょう。これだけのシナリオが書けるなら、そんな苦悩をどう乗り越えるかまで、描いてほしかった。

まあ、そうなると、確実に2クール必要なんで、1クールで完結させるとなると、ああいう能天気路線なんでしょうね(もしくは、そこまでのシリアスを望んでいなかったか)。

敵側であるアンノウにも魅力アリ。異世界からきた知的生命体。進化の過程で自らの時間を止め、死を拒絶したことで子孫を残せなくなった生物。しかし、利用するために拿捕した子供に情が移り、同族殺しや自死まで選択する愛離。それに同調し、愛してしまった人間である求得。そこにある苦悩や狂った純粋な愛。十分に魅力的な敵キャラでした。

一方、千草母も、狂っていて良いです。アンノウへの明確な殺意は、子を奪われたゆえの恨みでしかないという、どこまでも人間臭い、良いキャラでした。

最後は愛離と具特の死により、戦いに幕をひきましたが、死を恐れる同族に、自らの死をもって侵攻を諦めさせるという行動には説得力がありました。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
六者六様のキャラクターにはそれぞれに魅力があり、特に千葉勢のやりとりは面白かった。憎まれ口の応酬など、ニヤリとした。能力バトルも及第点。

中盤以降のシリアス展開(世界の真実)も良かった。シナリオが優秀。もっとシリアスでも良かったが、1クールならあれが限界かな。

作画と尺以外は、本当に不満のないアニメです。
{/netabare}


【余談 ~「クオリディア・コード」を名作にするための妄想~】
{netabare}
①作画を「進撃の巨人」「神撃のバハムート」並にする(ムチャな要求w)

②2期アニメにする。

③1期はアンノウ編に絞り、主要6キャラ以外にも光を当てていき、味のあるキャラ数を「K」並にする。

④1期ラストでセカイの真実。

⑤2期は、青生のようにアンノウ側につくキャラを数名作り、戦力を二分させる。

⑥2期の中心は、アンノウと人間の戦争。仲間との戦いに苦悩する主要キャラの葛藤を描きつつ、それぞれの種族の主張。

⑦そして、互いの落としどころを見つけ、大団円。

ってのはどうでしょうか? これだけのシナリオ書けるなら、いけると思うんだけどな~。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 39
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

国破れて中二あり!?

三人のライトノベル作家が複数レーベルに跨がって、
共有した世界観にて、キャラをぶつけ合う。
三位一体メディアミックスの主軸を担う1クールアニメ作品。

ライトノベル展開の内、私は橘公司さんによる富士見ファンタジア文庫の小説
『いつか世界を救うために-クオリディア・コード-』をアニメ視聴後に購読。
(要するに{netabare}神奈川1位のヒロイン・天河 舞姫ちゃんの潜行調査(ストーキング)が目的w{/netabare})


時に中二と揶揄されるラノベバトルを思う存分やるには、
設定から大人の理屈ごと強制排除することが有効であることを、
改めて思い知らされる作品。

少年少女にしか使えない能力。少年少女にしか扱えない武器。
加えて本作では、未知の生命体に世界の大半が滅ぼされ、
多数の人類と共に大人社会が消滅!?

少年少女が人類抵抗組織の幹部にまで食い込み、能力者集団を指揮。
「さぁ、今日も世界を救おうか!」てなノリで、
おびただしい数の<アンノウン>を能力全開で撃破♪

で、終盤{netabare}やっと、まともな大人の女性幹部と巡り会えたと思ったら、
お母さんですらS方面に症状をこじらせて殲滅戦を叫ぶ有様w{/netabare}

さらには、少年少女の能力発揮には各々がコールドスリープ中に夢で抱いた<世界>を
どう具現化するかが重要。などと言う、お墨付き設定まで付いてきて、
あなたの妄想力を強力にアシスト♪

こういう雰囲気でスカッとしたい方には楽しめる作品だと思います。


難点は作画。何とも受け身が取れない作画だなぁ(苦笑)と思いました。

作画兵団が息切れして、描画が崩れたとしても、
変顔のセンスで誤魔化したりできれば、
大抵のダメージは軽減可能。

ですが、本作の場合は、視聴者がまだキャラを把握し切れていない序盤から、
誤魔化しのセーフティーネットもないまま、顔面から垂直落下。
クオリティ頂点のOPアニメーションから、日常シーン作画等の底辺への落差が凄まじく、
このキャラ誰だったっけ?という戸惑いと共に傷口が広がります。


三人の作家、主題歌、声優など、結構ゴージャスで、
ごった煮になりがちなメディアミックスの割に
シナリオ展開も良好に感じました。

それだけに、何故、作画だけ、
こんなに人員、補給が貧弱だったのか?という悔恨が残りました。
一度でいいからOPアニメ品質で、バトルシーン見たかったなぁ……。


個人的には金髪ヒロイン、刀×ヒロイン、銃×ヒロインなどの好物も美味しく頂けた。
その点では満足度の高い作品でした。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 32

69.8 5 伝説で戦争なアニメランキング5位
神撃のバハムート GENESIS(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (706)
3336人が棚に入れました
ここは<人><神><魔>あらゆる種族の入り交じる神秘の世界ミスタルシア

かつて、黒銀の翼持つバハムートにより世界は終焉の危機に瀕した。
しかし<人><神><魔>は種族の垣根を超えて共闘し多大な犠牲をもってその力を封印した。
そして、封印の鍵を二つに分け、<神>と<魔>それぞれが有することとなった。その鍵が決して一つになることのないように。

それから二千年以上が経ち、世界は安寧の中にあった。いつしか<人>はバハムートを唯一無二の存在と考え、恐れ崇めるようになっていた。
そんな或る日、決して盗まれるはずのない<神>の鍵がひとりの少女によって奪われる。

世界の近郊が緩やかに崩れはじめた。

バハムートが復活の咆哮をあげるとき、世界はまた絶対的絶望の淵に沈んでいく。

世界よ、滅べ。
誰かが、ただ切に願った。

声優・キャラクター
吉野裕行、井上剛、清水理沙、平田広明、潘めぐみ、岩崎ひろし、森久保祥太郎、森田成一、喜多村英梨、小山剛志、沢城みゆき、藤村歩、蒼井翔太、辻あゆみ、大関英里、玄田哲章、津田健次郎

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ハリウッドレベル

好みは別れるかもしれないけれど
3D駆使してるし、作画も抜群。
今期で一番凄いのでは…と
正直、驚きました。
洋画といいますかハリウッド作品見てる感じでした。
音響も5.1chサラウンド。
迫力も抜群です。
ただ、このクオリティで1クールもつのか謎が残ります。
それぐらい凄いし、よく動くし。
BGMも壮大です。


本格ファンタジー作品。
絵を描いておられたのはベルセルクの方かしら…これ気に しないでいいですw

監督にさとうけいいち(TIGER & BUNNYで有名ですね)
音楽に池頼広
アニメーション制作MAPPA
結構な拘りを感じさせる陣営です。

あらすじは、マトモなのはあにこれのを見て頂くか何かしてくださいw
簡単に説明すると、はだかんぼのおにゃのこが道案内せよ!って話ですw
この説明かなり酷いけど、内容はしっかりした内容。
ソシャゲ原作らしいですが、オリジナルということで
知らなくても、ゲームやってなくても特に気にせず見られます。

10月6日TOKYO MX
BS11は、10月8日水曜日の深夜0時
その他は公式で調べてくださいw
多分、ほぼ放送あるところは10月6日かと思います。

にこにこでは
「神撃のバハムート GENESIS」1話上映会
放送予定 10/06 26:05 -  タイムシフト予約

それ以外で見れないけど見たい方は…ごにょごにょして下さい(;´∀`)

OP「EXiSTENCE」
歌 - SiM

資金力というものは本当に凄い。
通常だと、アニメ制作決定してから
スタッフ確保の流れなのだけれど
この作品は支払いが良いせいか
逆争奪戦みたいになっている模様。

内容も面白いし、他とは比較にならないものを見せつけられると
ソシャゲ業界でも何でもいいのでお金沢山だしてくれないかな?って思う。

…アフロが格好良く見えて来る謎。
愉悦部員がいる…。


見終わって…

ルパン系が好きな人は好きじゃないかな。
最後迄作画や演出は素晴らしかった。
最終話なんて鳥肌もの。
格好良くて、惚れるレベル。

続編があったら見て見たいし、別のお話でも良い。
凄くクオリティ高くて久々に感動してしまった。
ソシャゲって点と、タイトルで損してるなって感じ。
まるで映画をみているようだったよ。

勿論お気に入りに直行です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 65

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ゲーム原作のお手本にヾ(o´∀`o)

多種族が存在する世界で巻き起こる
混沌を描いたファンタジー作品。
全12話。
原作:ソーシャルゲーム


キーワードはバハムートの復活。
世界を破滅に追い込む力を持つこの竜の復活を巡り
天界と魔界、人間界がそれぞれの立場や思惑で
せめぎ合い、交戦していくストーリー。

いや~クオリティの高さに本当に驚きました。
そして見事に引き込まれました(*´艸`)

しっかりと作り込まれたストーリーに
迫力あるCG、丁寧な仕上りの作画と
世界観を上手に表現している色使いは
まるで劇場版のようでした。

キャラの特徴を活かす各シーンのカメラアングルや
バトルシーンにセリフ回し、BGMなどなど
どの演出も素晴らしかったと思います(・∀・)v

また声優陣も好演。
ちょっと軽薄な面と熱い想いを持ち合わせる
主人公・ファバロ役の吉野裕行はまさにハマり役。

ゲーム販促とは思えない程のクオリティを
ラストまで維持してくれた点は高く評価したいです。
もっと評価されても良い作品だと思います!


ソーシャルゲーム全盛の時代。
やはりソーシャルゲーム原作作品も
どんどん増えて行くのでしょう。
予算や時間の都合などあるとは思いますが
ぜひ、この作品をお手本にしてほしいです!
そしたらゲームやりますw

続編を作って貰いたい作品ですね!
男女隔たりなくオススメしたい1本(*´∀`*)ノ





《キャスト》

ファバロ・レオーネ(CV.吉野裕行)
カイザル・リドファルド(CV.井上剛)
アーミラ(CV.清水理沙)
リタ(CV.沢城みゆき)
ラヴァレイ(CV.平田広明)
ジャンヌ・ダルク(CV.潘めぐみ)
バッカス(CV.岩崎ひろし)
ハンサ(CV.森久保祥太郎)
シャリオス13世(CV.玄田哲章)
アザゼル(CV.森田成一)
ケルベロス(CV.喜多村英梨)
パズズ(CV.小山剛志)
ルシフェル(CV.櫻井孝宏)
ベルゼビュート(CV.大友龍三郎)




《主題歌》

OP
『EXiSTENCE』/SiM
ED
『Promised Lond』/清水理沙

投稿 : 2024/06/08
♥ : 55

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

完全に今季のダークホースでした。

Cygamesが開発・運営するソーシャルゲームを

原作とする作品です。全12話、ゲーム未プレイ。


賞金稼ぎであるファバロは賞金首を捕まえながら

やっていたがある出来事をきっかけにアーミラに悪魔の

契約をかけられてしまう。そしてアーミラの目的である

ヘルヘイムまで行くこととなってしまった・・・


タイトルはTVのCMでよく聞いていたのでこのアニメをする

と知ったときはまあ気にはなるがよう分からん話になるの

だろうと思ってとりあえず見てみるかという感じでした。

でも一話を見てなんだこのクオリティの高さはと思いました。

それに意外と面白そうかもという感じでした。


王道の冒険ファンタジーという感じのストーリー展開でした

が絵がものすごくカッコイイというか綺麗というかとりあえず

すごくていつの間にかハマっていました。


完全に、期待をしているどころか全く期待していなかった作品

だったのでここまで出来が高いとは思わず、完全に今季の

ダークホースでした。

全部繋げて放送したら長編映画と言ってもおかしくないくらい

の作品でした。

◆個人的点数評価 80.759点

投稿 : 2024/06/08
♥ : 51

69.5 6 伝説で戦争なアニメランキング6位
聖闘士星矢[セイントセイヤ](TVアニメ動画)

1986年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (194)
904人が棚に入れました
この世に邪悪がはびこるとき、必ずや現れるという希望の闘士聖闘士(セイント)。その拳は空を切り裂き、蹴りは大地を砕くという。彼らは神話の時代より女神アテナに仕え、武器を嫌うアテナのために素手で敵と戦い、天空に輝く88の星座を守護としてそれを模した聖衣(クロス)と呼ばれる防具を纏う。6年もの厳しい修行を経てアテナの聖闘士となった少年星矢が、同じ境遇の仲間の聖闘士たちとともにこの世に蔓延する邪悪と戦う。

声優・キャラクター
古谷徹、鈴置洋孝、堀川りょう、橋本晃一、堀秀行、潘恵子、山本百合子、宮内幸平、小山茉美
ネタバレ

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君は、コスモを感じたことがあるか

全117話



聖闘士星矢。聞いたことがないという人はいないんじゃないだろうか。
いわゆるバトルスーツ系のはしりとなった作品だ。
星座に因んだバトルスーツ、所謂クロスを纏い、
物質の根源である原子を砕く力をコスモとし、自分のなかに感じるコスモを燃やして戦う。
強烈な個性とともに熱く描かれたバトルは今も色褪せることは決してないと信じている。
117話は、聖域編・アスガルド編・ポセイドン編と分かれているが、聖域編の中の41~73話の十二宮編が最も人気のある部分であり、
シナリオが完成されている。長すぎて嫌だと思う人でも、ここまででいいからぜひ見て欲しい。
のめり込んだら、自分のように黄道十二星座を丸暗記してしまうかもしれない。
それほど聖闘士星矢の魅力はこの十二宮編に凝縮されてて、
十二宮編の他の話は、全ておまけと言っても過言ではないと思っている。
むしろ、他は十二宮編の人気の亡霊である。続編はことごとく人気に伸び悩み、ことあるごとに十二宮編と比較されてきた。
聖闘士星矢Ωなんかより十二宮編を現在の作画技術でリメイクした方がよっぽど人気がでるんじゃないだろうか。

車田作品として、リングにかけろでも同じことが言えるんだけど、
主人公の力量に対して目の上のたんこぶのようなキャラを作ってるところがいい味を出している。
主人公と仲間の力量をある程度均衡させて描く場合、この目の上のたんこぶ、つまり主人公以外の仲間キャラの強さを主人公より多少上げておく
キャラ構成によって各キャラの成長を分かりやすくしているんじゃないかと思う。
車田さんについてもう少し言えば、上に吹っ飛んで頭から落下する車田作品の派手な演出はもう古典的典型と言ってもいいんじゃないだろうか。
基本バトル演出の礎のひとつになったと思う。
知らない人は、ぜひ見て欲しい。本当に。


十二宮編について↓
原作漫画もテレビアニメもバトルではアクティブな戦いより会話の方が多い。
それでも面白いと感じるのは、キャラの個性を闘う相手に受け止めさせているからだと思う。
キャラの個性に合った宿敵と、双子座ジェミニの二面性をうまく利用した真相とその結末。
これ以上のキャスティングとシナリオは無かったと思う。
現行の星矢Ωの十二宮編にはこのどちらの要素も欠落している。

以下、キャラ設定を生かした魅力的な十二宮対戦カード
{netabare}
星矢 VS アルデバラン・アイオリア
星矢は正義の象徴であり猪突猛進キャラだが、逆に同じ個性を持つ相手をぶつけたカードとなっている。
正義を根性で貫くという主人公らしい戦いをアルデバランの角折りやアイオリアのカシオス登場で味付けしている。
実際、ここで星矢が先に進むことで星矢含めブロンズの正義の前進を視聴者は実感できたんじゃないだろうか。
1秒100発の星矢の流星拳がアイオリアの1秒1億発のライトニングプラズマを凌駕することは頭で理解しやすく、
視聴側も手に汗を握る。

瞬 VS アフロディーテ
美形対決のカードであり、師匠殺しの因縁対決。お互い生身の拳で相手を殴りつけないので距離が埋まらないまま決着がつくのが特徴。
優しい男の娘キャラである瞬が勇猛な兄一輝と最後まで男らしく戦うことを約束した戦いであるところも惹かれるが、
追い詰められることによって発揮される瞬の本来の力の衝撃は十二宮編のどの戦いより驚かされる。
普段大人しいキャラの高い潜在能力というギャップは美形対決を最後まで美しく締めくくった。

紫龍 VS シュラ
流血担当紫龍に、いかにも血流戦になりそうな「いかなるものも切り裂く手刀」をもつシュラを相手としてあてがったカード。
そして、従順に老師の教えを守ってきた誰よりも誠実な紫龍が禁じられた技を使うシナリオは本当に完成されている。
「老師、お許し下さい。この紫龍、老師の戒めを破ります…」の言葉には死以上に優先されるべき目的を果たさんとする意思がうかがい知れる。
その禁じられた技というのも、天に昇っていく自殺技ということろが紫龍らしく、龍らしい。
昇龍となって昇天する姿は美しい。ポセイドン編やハーデス編で明かされるシュラの最後の瞬間に紫龍に託したものも、美しすぎて涙がでる。

氷河 VS カミュ
師弟対決。唯一無二のマザコンキャラ氷河の母が眠る氷海の底の沈没船を深海に突き落としてマザコンからマザーを奪うのは仁義が無い。
氷河がそれでも感謝の心で凍気対決で凍気の真髄に辿り着く過程に感動する。カミュが「その力、信じる者のために使わせてやりたかった」
というのは立場の事情を悔やむばかりである。後にも先にも凍気使いの聖闘士はもう出てこない。
師弟対決が強烈過ぎて氷河VSミロがかすむが、ミロも非常にいいキャラだった。

一輝 VS シャカ
ブロンズで最も神に近い男と対峙できるのは不死鳥だけだっただろう。地獄の果てからも甦る不死鳥のイメージを遺憾なく発揮した。
また、仲間の中で最強の一輝が黄金聖闘士最強クラスを相手にする対戦カードはもうそれだけで感涙もの。
猛々しい一輝のコスモがシャカのコスモを覆い尽くし、十万億土とやらに旅立つ一輝の男らしさと儚さにはロマンが凝縮されている。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 28

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

射手座だけずるいぞ!?

Ωよりこっちのほうが好き、というかΩを見てない ^_^;

サンクチュアリに入って自分の星座の黄金聖闘士、みんな気になるよね〜
双子座とか、かに座なんか最低...

射手座だけ良すぎる!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 22
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「シャカ!もっとも神に近い男」

原作コミックは後年立ち読み程度。

星座を土台に、ギリシャ神話や古今東西の伝説を背景に、宿命を背負った
聖闘士(セイント)たちが、小宇宙(コスモ)を覚醒させ、必殺技が乱れ飛ぶ……。
私に幼少時にして既に不死の病“中二病”の罹患を決定付けたw
何かと因縁深いバトルアニメ。

中でも特に黄金聖闘士(ゴールドセイント)編が印象的。
時間が限られる中、美男子たちが満身創痍になりながら、
プライドの塊を燃やし、敵・黄金聖闘士と熱い減らず口を叩き合いつつ、
関門である十二宮を突破し、上へ上へと登り詰める。

ジャンプ黄金期の王道プロット具現化の極致であり、
シナリオもこれ単体でゲーム化される程の完成度で、
今、見直しても尚、興奮することができます。

強者揃いだった黄金聖闘士たちの中でも、私にトラウマ級のインパクトを残したのが、
処女宮の守護者、乙女座(バルゴ)のシャカ。
もっとも神に近い男と称されるカリスマです。

{netabare}攻撃方法、言動、全てが世の理を超越しており、
倒すための道理すら導き出せる気がしませんw

まさに天上天下唯我独尊!(笑)
目を閉じたままですが、超上から目線w
そのままほぼ動かずに聖矢たちを屠って行きますw
そんな彼がもしも目を開けたら……考えただけで震えが止まりませんw

ちなみに仏教の開祖・釈迦の生涯を知るより先に、
黄金聖闘士シャカの天罰に遭遇するという、
残念極まりない教育環境に育った私w

幼い私にとってシャカとは悟りを開き、人々に救いをもたらす聖人ではない。
怪しげな術で、人の六感を全て剥奪し、六道どの冥界で死にたいか選択を強要する。
私にとってシャカとは、大変恐ろしいお方でしたw{/netabare}

後年、神仏はまず疑う捻くれた宗教観を育んでいった私ですが、
その原点は案外シャカとの遭遇にあるのかもしれませんw

黄金聖闘士編はとにかく上へ上へと小宇宙(コスモ)を燃焼させたい方に、
今なおオススメしたい熱いエピソードなのです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 22

62.1 7 伝説で戦争なアニメランキング7位
テイルズ オブ シンフォニア THE ANIMATION(OVA)

2007年6月8日
★★★★☆ 3.7 (98)
514人が棚に入れました
はるかな昔、世界は邪悪な闇の種族ディザイアンたちの引き起こした古代戦争のさなかにあった。伝説の勇者ミトスは聖地カーラーンで女神マーテルと契約を結び、ディザイアンを封印して戦争を終結させ、世界を救った。
時は流れ、封印されたはずのディザイアンの復活により、世界は衰退の一途を辿っていた。
絶望の中、人々は神託を受けた世界再生の鍵を握るとされる“マナの血族”の末裔、少女・コレットに希望を託す。コレットは選ばれし“神子”として世界を再生するために旅立つのだった…。

NoName さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

色々と欠けている

ゲーム原作。原作のスキットやサブイベント等が全て省かれ物語を辿るのみの内容で、その物語すら省略が多い為原作済みでないと楽しみ辛い。作画自体はOVAだけあり良いが、戦闘は迫力無く、個人的に楽しめた部分も少ない。厳しいが、これを見るくらいなら原作をオススメしたい。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

奈々様 キタ━(゚∀゚)━!

この作品の原作は未プレイです。テイルズシリーズのアニメ化作品・・・第5弾です。
ここまでこのシリーズの作品を視聴してきて、キャラデザは少し子供っぽいけど、作画を含めて綺麗で丁寧に作りこまれている・・・という印象を持っています。
次の作品を早く視聴したい・・・そう思える位置付けに昇華した作品だと思っています。

これまでアビスやヴェスペリアには感動を頂きましたが、感動の質は異なっていました。
アビスでは運命に抗うルークとティアに・・・ヴェスペリアではナイレン隊長の雄姿に・・・
これらは物語の進展に伴って現れてくる展開だったので、不意をつかれた・・・とも言える状況でした。

それに引き換えこのシンフォニアは、最初から痛みを抱いていて・・・そこから更なる痛みに向かって歩み続ける・・・そんな作品なので、視聴していて何度も胸が痛くなりました。

物語の舞台は神託の村イセリア・・・世界はかつて封印した邪悪な闇の種族であるディザイアンの再来により、シルヴァラントに住む人々は恐怖のどん底に突き落とされていました。
ディザイアンは、手当たり次第人間を攫っていくからです。
人々は救済を求めていました。
そんな中、主人公ロイドの幼馴染であるヒロインのコレットに神託が降りるんです。
神託が降りたということは「神に選ばれた」という事です。
そして「神に選ばれた」という事は、「人々の救済に応える事ができる」という事です。

少女コレットは考えます・・・今の生活が大切・・・けれど、世界が救えなかったら今の生活だって無くなってしまう・・・
こうしてコレットは自らに課せられた神子としての運命を受け入れ「世界再生の旅」が動いていきます。

コレットの旅は世界各地に点在する4つの封印を解除し、祈りの塔で祈りを捧げる・・・というモノでしたが、正直過酷な旅でした。
世界再生の旅を阻もうとする者・・・
コレットを死に追いやろうとする者・・・
手強いモンスターたち・・・
ロイドが生まれ持つ装着者を進化させるエクスフィアを狙う者・・・
確かに行く道を阻まれたり、生命を狙われたりする危険極まりない旅は過酷であると言えます。

でも、本当の厳しさはコレットが旅を続けることそのもの・・・
封印を解除する度に天使の力を少しずつ授けて貰っていますが、なんの見返りも無く天使が力を与えてくれる筈がありません。

天使はいつもコレットに問いかけます・・・
問いかける、という事は複数の選択肢から一つを選ぶための行為の筈なのですが、コレットに対する天使の問いかけは、最初から選択肢なんかなく、ただ受け入れる事しかできない問いかけなんです。
それをいけしゃあしゃあと「自らの選択で決めた・・・」なんて事がよく言えるモノです。

なんでこんなにも天使を責めるか・・・それは天使の求める見返りがコレットにとって・・・ロイドにとって苦しみ以外の何物でも無いからです。

ですがコレットは代償を支払っても、どんなに激しい痛みがあっても気丈に笑うんです。そして謝るんです・・・
全然コレットが謝ることなんかじゃないのに・・・彼女の心には心配かけたくない・・・その思いが彼女を突き動かすのです・・・

そんなコレットを演じているのが水樹奈々さんです。
たくさんの作品に出演されている奈々様ですが、コレットの繊細な声の役どころを見事に演じきっています。
奈々様だったから、よりコレットに思いが入ったのかもしれません(//∇//)

コレットの姿を見て希望の光を見失わず決して諦めないと誓ったロイドでしたが、事はそんなに単純ではありませんでした。
気になる方は是非本編でご確認下さい。

ファンタジー王道の物語で見応えのある作品でした。
完走して振り返ってみると、コレットに完全に持っていかれたみたいでした(//∇//)

引き続き、「テイルズ オブ ゼスティリア」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 13
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

未完の大器が響き合うRPG原作OVAシリーズ

※2期、3期も含めた評価、感想。

原作ゲームはゲームキューブ版(2003年)をプレイ。

【物語 3.5点】
原作シナリオは『テイルズ』シリーズおよび平成RPGの王道。
広い意味でシリーズ初代『~ファンタジア』に繋がる前日譚でもある本作。
初代もまた勧善懲悪とは異なる、考えさせられるシナリオだったが、
『~シンフォニア』では鬱化に拍車。

ゼロ年代流行の少女一人に世界の命運を背負わせる薄幸&犠牲シナリオを軸に、
差別や腐敗、人命軽視の惨事や、業を背負った各キャラの葛藤も重ねる。

人間不信を世界不信にまで深刻化させた上で、
それでも世界は守る云々の問答をラスボス戦に向けて集約させていく。


1期(2007年)では尺も短く、やや駆け足の原作紹介レベルだったが、
2期(2010年~)、3期(2011年~)では各巻ほぼ中編の尺を確保。

ゲーム名場面焼き直しだけでなく、アニメーション作品として、
しっかりと演出を施した上で、視聴者に世界の価値を問う。


原作組としては、本編では詳述されなかった
事の発端である4000年前の古代大戦の顛末が、
3期で映像化して披露されたのが貴重。
それを踏まえたラストは原作プレイ時より納得感がありました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・ufotable

背景美術、人物作画共にOVAとしては及第点レベル。
これも特に1期では止め絵も散見され、決して枚数も多くはないが、
CG、デジタル技術も交え立体感を探求してみたり、
雨中の殺陣動画を構築してみたり、
それでも美しいこの世界を川のせせらぎや動植物を差し込んで表現してみたり。
と後年ハイレベルな戦闘動画を作り出すチームの片鱗を見せる。

2期、3期では、ゲームバトルでは体感し辛い空中戦についても、
アクロバティックな戦闘動画が実現。
終盤は各キャラ“秘奥義”も乱発され華やか。


キャラデザは外崎 春雄監督の盟友・松島 晃氏。
原作・藤島 康介氏のデザイン再現よりも、
アニメーションでの演出しやすやも考慮した風味。


意外性はEDのアニメじゃないリアル無声人形劇w


【キャラ 4.0点】
シリーズのエポックとして挙げたいのはジーニアス。
(武器はナントけん玉w)
姉リフィルとの、おねショタ・カップリング。
さらに、{netabare}幼女らしきプレセアちゃんへの、のれんに腕押しな、いじらしい初恋アタックw
同世代少年らしきミトスとの友情。{/netabare}
などなど、今、振り返れば、それはまさに、
『テイルズ』シリーズのショタ枠確立の槌(つち)音であったw

キャラの抱えた業という点では、これも2期以降が本領。
特にプレセア&リーガルの過去は切なく、
ゼロス&しいなのアホ神子(みこ)&強がりくノ一漫才はおもろいですw
(勿論、この二人も相応の物を抱えています)


主人公ロイド&ゼロスから感じる信じることを信じ続ける覚悟。
リーガル&リフィルから感じる差別の視線の捉え方。
などカップリングして響き合うキャラクターも上手くピックアップされている。


リフィル先生の{netabare}遺跡マニアの重症ぶり{/netabare}などの小ネタも再現され好感触w


【声優 3.5点】
主人公・ロイド役の小西 克幸さん。
先輩、師匠ボイスも印象的な声優さんですが、
ここでは理不尽な現実に立ち向かう熱血少年ボイスを提供。

壁として受けて立つのが先輩傭兵クラトス役の立木 文彦さん。
この師弟の掛け合いも本作の一つの軸。
それにしても(※重大なネタバレ)
{netabare}印象深い親子関係でした。
ラストでジックリ描かれた剣戟の集大成。
想いが伝わって来てグッと来ました。{/netabare}


ヒロイン・コレット役は水樹奈々さん。
薄幸美少女の健気ボイスは良好。
ただ段差の無い所で躓く貴重なドジっ娘属性ボイスについては、
もう一声欲しかったですw


【音楽 4.0点】
劇伴はZIZZ STUDIO。
ニトロプラスのゲームBGMなどで実績のある音楽制作チーム。

神秘的なコーラスも交えて、世界を呪詛しつつも立ち上がろうとする、
ダークファンタジー風の心情曲も手慣れた物。

主題歌は1期OPの河井 英里さんや、3期ED等の志方 あきこさん等が、
幻想的な楽曲でスケール感を付与。

2期ではヒロイン役の水樹奈々さんが、
3期ではゲーム原作主題歌を歌唱したmisonoさんもMe名義でOPを提供。


ただ原作組とすれば、ゲームの桜庭 統氏のBGMや、
ヒロイン&主人公の気持ちをジャストミートした傑作主題歌を
差し替えてまでやる必要があったかと言えば……。

但し、奈々さん歌唱の挿入歌「うちへ帰ろう」等はプラス要素として評価。



【余談】
外崎 春雄監督×キャラデザ・作画監督・松島 晃氏。
制作プロデューサー・近藤 光社長が率いるufotableのスタッフ。
と言えば『鬼滅の刃』の制作チーム。

よく出来たゲーム原作OVA程度だった本作が、
日本映画史上に残るヒットを飛ばした彼らがかつて、
技と絆を高め合った足跡として振り返りたい作品になってしまうとは。
よもやよもやだw

本来1期だけで終わる予定だった本シリーズを、
自身の強い要望により、5年かけて完結させた外崎監督。
これ!と決めた作品への半端ない執念が、
今後『鬼滅の刃』でどう発揮されるのか?楽しみでなりません。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 12

58.0 8 伝説で戦争なアニメランキング8位
バジリスク ~桜花忍法帖~(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (132)
474人が棚に入れました
慶長の世に起きたる三代将軍世継ぎ争いは、甲賀、伊賀の忍法殺戮合戦へと飛び火、それは凄惨を極めた。散り行く花弁たちの中にあり、愛に生きようとした男と女もまた、儚くも美しく散った――が、しかし。伝え聞くところ、服部半蔵が継子・響八郎の手によって、つかの間か、永劫か――二枚の花弁は生を与えられ、忘れ形見をまた2つ、残したという。甲賀八郎、伊賀響。それぞれに父、母に良く似た眼を持って生まれた宿命の子供たち。
時は寛永、太平の世。忍びはもはや無用の長物、行く末は陰り行くのみ。“血”と“力”によってなんとかその礎を磐石なものにせんと、甲賀、伊賀の者達は八郎、響にあることを望んだ。
“契り”――実の兄妹にして、二人は契りを結ぶ宿命を背負わされていた。
宿命に翻弄され、迷い生きる八郎と、己の深き真情に従い、愛に生きる響。二人が織り成す生の先には、未知なる現象“桜花”が生まれ、其処に乱世の影がにじり寄る…

声優・キャラクター
畠中祐、水瀬いのり、桐本拓哉、山口りゅう、藤翔平、チョー、さかき孝輔、茶風林、櫻井トオル、落合福嗣、市来光弘、三木眞一郎、早見沙織、上田麗奈、佐倉綾音、名塚佳織、豊永利行、土田大、佐々木梅治、堀江由衣、土師孝也
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

2クールというのは、シナリオが「バッチリ」決まってないと、冗長になるという「リスク」もあるよね(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
いや~、(ダジャレ的にも)苦しいレビュータイトルだな~。「バッヂリ」「リスク」(笑)

私のレビューで、こういうしょうもないレビュータイトルになる時は苦しい証拠です(自爆) あまりに見処がないというか、掘っても掘っても何も出てこなかった故の誤魔化しというかw

一応、忍者モノなんですが、ただの戦国異能バトルで、忍者らしい格好よさを感じられませんでした。

まず、忍べよ、と(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本的には、私はグロとか死とか苦手なんだけど、それが「忍」や「侍」、「兵士」なんかだと大丈夫です。戦いが仕事だし、殺す覚悟、殺される覚悟があり、腹を括っているしね。

だから、本作のグロさは大丈夫でした。よって、「グロいから苦手」というアビリティは発動していません。

その上で、言います。

シンプルニツマラナイ(笑)

なんだろうね? 忍術がトンデモ技(もう、忍術というより魔法)ばかりなのもつまらなかったし、忍者なのに非情じゃないとか、仲間を大切にとか。「忍者モノ」というより、「人情モノ」(苦笑)

例えば「仲間を大切に系」だと、NARUTOは少年漫画だし、むしろそこが売りだから良かったけど、バジリスクは違うでしょ。もっと、陰謀とか裏切りとか色仕掛けとか色仕掛けとか蜥蜴の尻尾切りとかが無いと、物足りない(笑)。良さがない。

終盤の超展開で、視聴者をビックリさせるというのは良いのですが、その終盤まで、視聴者がどれだけ残っていたんだろう? 「そうか辛抱」が「超」必要だったのか(「桜花忍法帖」、、、いや、ダジャレはもう良いってw)

最後まで頑張って観た感想は、わずか6文字。

ワケワカランw

なぜ、この作品が2クールでなんだろ? 他にもっと2クールにしてほしい作品なんて、いっぱいあるんだけどな(ドラマ性を廃して、それこそ十二大戦のように、1クールでスッキリ忍術バトルの方が面白かったと思います)。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
う~ん、まだ、話がつかめない。前作のストーリーは頭に入ってるけど、キャラがあやふやだな~。

2話目
前作のおさらい回。少しの謎を残して。やっぱり、メインっぽいのも、アッサリ逝くねw

3話目
う~ん、ワケわからんな(笑) 術があまりにも突拍子が無さ過ぎるとね。

4話目
忍術が派手になるのは良いけど、あまりにもファンタジー過ぎてな。車イス、飛んだ(笑)

8話目
感想かいてたけど、保存してなかった(笑)

9話目
目なのに声も聞こえるの? 普通にスナイパーが一番格好良い(笑)

10話目
理不尽な遠距離射撃。

13話目
術って、そういうメンタル的なことなの?

18話目
マシンに乗って特攻。忍術?(笑)

22話目
どんどん死んでいくな~。ガンダムか。

23話目
信長、生命力MAX! まさかの超展開w

24話目
ネタバレしてなけりゃ、めっちゃ強い(笑) 結局、天膳。庇うより切れば? また、ビターエンド? 最後までよくわからん(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

仇怨よ、いざ葬り去らん…

この物語は、「バジリスク 〜甲賀忍法帖〜」から10年後の舞台が描かれています。
物語は直接的な関わりは薄いですが、前作における伊賀と甲賀の「在り方」が本作の設定に強く表れています。

本作における伊賀と甲賀のそれぞれの忍びの立ち位置、思想や言動など、前作を視聴していた方がより理解できると思います。

本作の見どころはもう一つ…
前作のヒロインは、伊賀の女棟梁である朧…CVは奈々様でした。
そして本作のヒロインである伊賀響のCVはいのすけ…
いのすけが奈々様の大ファンであるのは周知の事実…
時を超え、同じ立ち位置のキャラを演じられるのは、いのすけのとって感無量だったのではないでしょうか。

だから勿論、いのすけの演技には注目していた訳ですが…
この作品、はやみん、あやねる、に名塚さんや上田さんなど旬の声優さんが次々出てくるんです。
そしてほっちゃんや奈々様も…改めて振り返ると凄い顔ぶれが揃っていますね。

10年前…徳川の下命により繰り広げられた伊賀と甲賀の忍び達の壮絶な忍法合戦…
その顛末もまた壮絶だったと言っても過言ではありません。

当時の棟梁は甲賀卍谷衆が弦之介、伊賀鍔隠れ衆が朧…
実力が拮抗していた甲賀と伊賀は、それぞれの棟梁が対峙することとなり、運命に抗いながらも宿命に翻弄された二人の言動…私は納得することしかできませんでした。

それから10年後がこの作品の舞台…
本作品の棟梁は甲賀五宝連が八郎、伊賀五花撰が響なのですが、二人とも先代から引き継いだ「瞳術」の使い手だったんです。

驚くのはそれだけではありません。
八郎の瞳術は瞳に映る相手の敵意を返す『矛眼術』で、これは弦之介の瞳術と瓜二つ…
そして響の瞳に映る相手の敵意を無くす『盾眼術』は、朧の見るだけであらゆる忍法を強制的に破る「破幻の瞳」にそっくりなんですよね。

そう、まるで弦之介と朧の生まれ変わりのように八郎と響が見えてしまうんです。
でも今回は10年前と決定的な違いがありました…
八郎と響が血を分けた兄妹だということです。

10年前は甲賀と伊賀の繋がりの深化を目指してお互いの棟梁同士を婚姻させようとの動きがありましたが、実の兄妹ならそれも叶いません。
それでも忍びの者たちは、同じ轍を踏まないよう共に暮らしていたのですが、成尋衆なる忍びの者たちの不穏な動きをきっかけに、悲しみへと物語が動いていきます。

忍びや暗殺者…陰で暗躍する人を描いた作品はそれなりに制作されていると思います。
どれにも共通しているのは、ハッピーエンドの結末が見えないこと…
忍びになったきっかけは人それぞれ…
ですが、もしまっとうな生活を送っていたら、生粋の忍びの家系以外でこの道を選択する可能性は限りなくゼロに近いと思うんです。
それでも選ばざるを得なかった…そんな彼らにもっと救いの手があっても良いのでは…?
と思ってしまうのは私だけでしょうか。

みんな年ごろの男女じゃありませんか…
色んな思いの錯綜を垣間見てきました。
淡く、吹けば飛び去ってしまいそうなほど小さく燃ゆる心の火…

お互いの身を案じながら…一生懸命手を伸ばし続けて…
でも、有事の時には我先にと決して何をも厭わない決意…
仲間のために必ず一矢報いようとする気概…
そして最後まで仲間を思い続ける強い気持ち…

もし巻き込まれさえしなかったら、彼らの人生は確実に違っていたと思うんです。
だから一生懸命であればあるほど、胸が苦しくなります。
今回はどんな結末を迎えるのでしょうか。
そして忍びは報われるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、陰陽座さんの「桜花忍法帖」
エンディングテーマは、奈々様の「HOT BLOOD」と「粋恋」
どちらの楽曲も作風にピッタリ合っていて好きでした。

2クール全24話の物語でした。
完走して一つ思ったこと…
この作品を視聴する前に、やはり前期を視聴しておくべき、ということです。
特にラストの展開なんかは前期を見ていないとチンプンカンプンだと思います。
総じて堪能させて頂いた作品になりました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

面白かったのにいろいろ残念

山田風太郎の原作小説は当時としては非常に画期的であり、「カムイ伝」「NARUTO」「伊賀の影丸」などの忍者漫画はもちろんのこと、「サイボーグ009」「デビルマン」や「Fate stay night」なども山田風太郎の影響を強く受けています。祖とも呼べる作品です。

エロスとバイオレンスが強く、まるで超能力者のような忍者たちの忍術合戦や欧米スパイ小説のような政治背景(主に江戸前期)、伊賀と甲賀に分かれたチームによるサバイバル、バトルロイヤルなどアメコミにも似たようなお話が多いですが、ほぼ1960年代シルバーエイジアメコミと同時期に発表されているのも注目に値します。(MARVELのX-MENが良い例)
その山田風太郎原作「甲賀忍法帖」のアニメ化続編である本作ですが、甲賀源之助や朧が死に絶えて、甲賀と伊賀の戦争が終わってから10年という設定であり、生き残りの里の忍者たちが世継ぎとなる子供たちを育てている場面は小山ゆうの「あずみ」を思い出し、非常に面白かったですが、子供たちが成長してからの後半戦がやたら陳腐に見えるのと作画もよろしくないです。脚本家が変わったのかと思うほどキャラクターを活かしきれていないので、前作のような個性的な奇妙奇天烈忍者があまり登場しないので非常に観ていて退屈です。

良いところはいろいろあるのですが、それよりもお話全体に締まりがないので本当に残念。しかし、これが日本の創作の要であるところは伝わって来るので、おまけしてこの点数になります。

全話視聴:前作と異なり、起承転結があやふやで作画も中の下。どうもアニメ化に恵まれていない気がします。うーん。。。内容はいいんですけど。。。宝の持ち腐れかと

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10
ページの先頭へ