修羅場で学園なTVアニメ動画ランキング 12

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88.3 1 修羅場で学園なアニメランキング1位
ココロコネクト(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (4673)
22227人が棚に入れました
私立山星高校文化研究部内で次々と起こる実際ではあり得ない不思議な現象、<ふうせんかずら>による謎の企み、それにより主人公八重樫太一をはじめ永瀬、稲葉、桐山、青木の友情が成長していく。

声優・キャラクター
水島大宙、沢城みゆき、豊崎愛生、金元寿子、寺島拓篤、伊藤静、藤原啓治、大亀あすか、佐倉綾音、田中敦子、小野友樹、石原夏織、上坂すみれ、内田真礼、戸松遥
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<17話まで視聴完了> ミチランダムに見たむき出しの感情

<14話~17話 ミチランダム>

心の声というものは、他人には聞こえない。
表情でなんとなく本音がわかる場合もあるけれど
大抵は皆、表には出さない部分があるもので。
それは嘘というものばかりじゃなく、思いやりからだったり
気遣いから来るものなわけだけれど、度が過ぎるとキャラを
演じてるようになってしまう人も出てきたりする。

見せたい自分、相手に求められてる自分を演じきる。
それは時に必要な場面もあるけれど、実際疲れる。
理想と現実、表の自分と裏の自分の距離があればあるほど苦しむ。
もっと、自分の思うままに行動できて、ものが言えたら・・
「ミチランダム」の今回の4話はなかなか濃くて良かったと思う。
登場人物それぞれの心理描写、心の変化、本音むき出しの激しい感情が
ものすごく伝わってきて、リアルだった。

人の本質なんて、本当は自分でさえ気づけてない部分が
あったりするのだよね。
あけすけに何でも言っていいわけじゃないし、時には気遣いも必要。
それでも、できるだけ本音で何でも話し合える友達がいたら
それはとても幸せなことだと思うし、そういう相手は大切にしたい。

伊織中心の今回の話だったが、デレ稲葉も相変わらず可愛かったし
太一の小悪魔風味な妹なんかも面白かった。

ところで・・この作品、まだ続くの?
最終回なのか、なんなのか・・・
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<13話の感想>

14話からはミチランダムが配信という形で始まるようだが
TV版の最終回は観終えたので、一旦区切ろうと思う。
っていうかさ、なんでこのカコランダムを最後に持ってきたかな。
これ、順序変えたほうがもっと爽やかに感動して終われたんじゃないかなぁ?
例えば、カコランダムは「ヒトランダム」のあとに持ってきて
{netabare}
「キズランダム」の稲葉の告白で終わらせたほうが最終回らしく
また、次の「ミチランダム」に繋げやすかったんじゃないの?
まぁでも、伊織の家庭の問題解決が5人の絆を深めることにもなるし
フウセンカズラとの兼ね合いもあるから仕方ないのだろうけれどね。
{/netabare}
でも今回のカコランダムの後にどうせまたミチランダムがくるなら
って、正直思ってしまった。

それだけ、出だしが良くて期待していたからね。
毎回、いろいろ感じさせてくれるストーリーだったし、
彼らのフレッシュな魅力と、さまざまな経験を経て培われていく友情が
観ていてとても好感持てたので。

今回、すごく共感できたのは「どんな過去であっても否定しない」ってこと。
いろいろな過去が人それぞれあって、時には辛かったとしても
それらがあって今現在の自分があるわけで。
過去を否定してしまったら、自分を否定してしまうし
過去をないものにしてしまったら、自分を消去してしまうことになる。
もし、やり直しができる能力をもらったとしても、それでは
せっかくの経験と学習が泡になってしまう。
{netabare}
だから今のままでいい、って決心した伊織は清々しかった。
{/netabare}

そこには、仲間達との強い絆で結ばれた自信が伺えた。

喜び、哀しみ、愛しさ、せつなさ・・それらを経験して
時には激しく衝突し、時にはやさしく労わりながら
お互いを理解しあってきた彼らは、1人1人がすごく成長できたと思う。

辛い部分もあるけれど、100%目をそむけて逃げるのじゃなく
立ち向かうことも必要で、だけどそこで大事なのは・・・
一人だけで何でも背負って解決しようとしないこと。
仲間を頼りにしたっていいのだ、困った時は甘えたっていいのだ。
そんなことを考えながら観て、自分にも言い聞かせていた最終回だった。
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<12話の感想>

今回は青木と唯がメインのお話。
時間退行している間の過去をリアルに見ることで
部員たちそれぞれが理解を深めていくとともに
本人もまた、内面的に成長があるようで。
過去にさかのぼって、その時の自分に会えたら忠告したいと
思うことが時々あるけれど、なんとなくそれに近い感覚。

誰にでもターニングポイントとなった時期が過去にいくつも
あって、でもそれを乗り越えることで強くなったり
今の自分に自信を持てるようになるのだよね。
今回のカコランダムはそれをみんなで共有して
記憶していくことに意義があるのだろうな。

さて太一は次週どうなるか?最終回だったかな?
見逃せません。
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<11話の感想>

今回からは時間退行が始まってしまったようで。
太一以外のメンバーはそれぞれ11歳の頃だったり6歳の頃だったりと
さまざまな何らかの意味がある時期に一定の時間帯だけ退行する。
彼らはその頃の想いや出来事を思い出し、高校生の今とは違う何かに
気づいていっている様子。
しかし太一だけは「ナイト」としての役目があるということで
時間退行体験はない模様。さてこの「ナイト」とは?
当然、彼の今までを見ればわかるけれど、自己犠牲的な性格を
最大限に利用することで、また利用せざるを得ない中で
太一自身にとっても何らかの気づきになるのかも。
それにしても、幼くなった稲葉や伊織たちが可愛かったーw
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<10話の感想>

観ていた日の個人的な気​分と稲葉が重なってしまって、
彼女と同じくらい泣いてしまった。
タイミングよく伊織に欲望開放が起きたからというのもあるけれど、
稲葉に叫ぶようにして言い放った言葉の数々は、自分の心にも突き刺さって。
だけどそれは不愉快じゃなく、むしろすごく嬉しい言葉で。

人には長所も短所もある、大好きな部分もあれば嫌いな部分もある。
でも、ひとまず全部通してその人を受け止め、受け入れる。
それは「ほんとうの友達」として認めるということ。
たとえ恋敵になったとしたって正々堂々と取り合う。
どちらが勝とうが、そんなことで自分達の友情は壊れない。
そう言い切ってくれる鮮やかで熱い友情は、見ていて心地良いし
とても共感できる。

言いたいことを友達に言う以上に、
相手が言いたいことをこの胸に受け止めることのほうが
ずっと深く友情を感じるものなのだなと、あらためて感動した。
幼い子どものように泣きじゃくったり、嬉しそうに笑ったり
そんな稲葉の表情豊かな部分が初めて観れたのも良かった。

伊織もすごくいい子だけれど、さて・・今後の展開はどうなるのかな?
すごく気になる~
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<9話の感想>

そっかーイナバーンの大事な話は次週に持ち越しかー
まぁ観ているこちらは、もう薄々気づいているのだけど。
彼女の葛藤、視線が痛いほどよくわかる。
次週が今からとても楽しみ。

人は誰もみな、望んでいなくとも傷つけあってしまうことが多くて。
そこで亀裂が深く入ったままなら、友情もそこまで。
でも、傷つけられたり傷つけてしまった経験は、人を学習させ成長させる。
それまでどんなに長いこと閉じこもっていたとしても、
ひとりだけではどうにもならない問題もあるからね・・

この作品は、高校生達のフレッシュな日々と暗鬱とした想いとの
ギャップをリアルに見せながら、心開くとはどういうことか、
真の友情とはなんなのかを伝えているような気がしている。
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<8話の感想>

人は誰しも、誰かを傷つけてしまうもの・・なのかも。
傷つけあうことを恐れていては前に進めない。
傷つけられた時以上に、相手を傷つけてしまった時のほうが
ほんとうは絶望感って大きかったりするよね。
そんなことを想いながらの今回のお話。
まずは視野を広げようじゃないかと。
一番大切なものは何か、自分はどうしたいのか?
目先のことに惑わされずに、見極めることが肝心。
{netabare}
一旦、5人はバラバラになってしまったかに見えるけれど
それは今後の結束を高めるための第一歩になるんじゃないかな?
{/netabare}

今回は特に学級委員がいい仕事してた(笑)
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<7話の感想>

相変わらずテーマがブレることなく、深い。
精神医学的な分野からじっくり考察してみたくなるけれど
それは最終回が終了して、私に余裕があったらにしようと思う。
今回は欲望開放というより、衝動開放って感じだったかな。
抑えきれない衝動を吐き出す、普段は理性で抑えることが
できている言葉を、言い換えることなく素のままぶつけてしまう。

{netabare}
結果的に本人は、心が開放されるからスッと落ち着けるものの、
一度口に出した言葉は新たな傷を生み出すし、記憶はそう簡単に
消えてくれはしないから。
でも、彼らにとって唯一の救いは、これが「ふうせんかずら」の仕業である
ってことがわかりあえていること。
責任の所在がハッキリしているから、彼らは結束していられる。
でも、そろそろ大きなシャッフルが出てきてもいい頃かもね、物語的には。
{/netabare}
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<6話の感想>

おぉ・・やっぱり再び登場したか、ふうせんかずら。
今度の現象もなかなか厄介ながら深いところを突いてくるよね。
人の心には必ずといっていいほど、何らかの傷や劣等感があるわけで。
表面では取り繕っているものの、一人になった時
それらはある日突然芽を出し始める。
特に表と内側の差が激しい稲葉や永瀬は危なそう。
ますます次回が見逃せなくなってきたわ。
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<5話の感想>

今回は、いろんな意味でとにかく必見。
後半、うるうるきてしまったけれど、ふうせんかずら・・
アンタ何者なんだ!?
{netabare}
どうやら1話から続いていた人格入れ替わり現象はこれで一段落?
{/netabare}
でも、まだまだ別の現象が起きて、彼らの心をかき乱したりするのかな。
けど、悪いことばかりじゃなく、何かしらそういった体験で
得るものがあるってことに気づいていく彼らなのかもね。
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<1話~4話までの感想>

横浜を舞台に、私立高校文化研究部の部員5人に次々と起こる不思議な現象。
例えば、AさんとBさんの人格が入れ替わって大騒ぎしているとすぐ戻ったり。
今度はCさんとBさんDさん、3人の人格が入れ替わったり。
外見だけは変わらないまま中身が変わるというと、だいぶ昔に
大林監督が撮った小林聡美、尾美としのり主演の映画『同級生』を
思い出さずにいられなかった。

まだ思春期を卒業していない年頃の男女が入れ替わってしまうって
もうそれだけでセンセーショナルなわけで。
まずは膨らんだ胸を触ってみたり、トイレに駆け込もうと、
女子生徒の姿のまま男子トイレに蟹股で飛び込んでみたりと
描写もなかなかリアル。

そしてどうやら、この物語の見どころは、
1人1人中身を入れ替わってみることで、相手の家庭の事情を知ったり、
トラウマに気づかされたり、今まで表面には見せずにいたそれぞれの
悩みが暴露されていくことにより、それらを部員たちが知って
以前よりいっそう理解を深め合おうとする姿なのかもしれない。

テーマとしてはサイコサスペンスっぽくも演出できる内容だけれど、
OP曲からして朗らかに明るいのも、深く考えれば考えるほど
どっちなんだろう?と気になってくるし、まだもう少し観ないと先が読めない。
そして当然、それが楽しみでもある。

とにかく、5人の人物背景がとても興味深い。

【八重樫太一】
{netabare}
プロレス好きの理由は「受け身の美学」と言う主人公=八重樫太一。
天然で、正直で、生真面目で、困っている人や苦しんでいる人を
助けずにいられない性格で、しかも代わりに自分がその痛みを
背負おえばいいと思ってしまうような面がある。
観ていてこの太一が自分と性格が被る部分があるので
女の子から「自己犠牲野郎」などと呼ばれるとズキンっときてしまう(苦笑)
彼の今後の課題は、「自分」の本音をさらけ出すことかもしれない。
{/netabare}


【永瀬伊織】
{netabare}
なんと母親が次々に夫を代えるものだから、父親になった人が何人もいるという。
さまざまな父親という他人と接する間に、相手に求められているものを即座に
察知する能力が備わり、演技してしまう癖が抜けずにいる。
そのため「自分」がなくなってしまっていることが悩みの種。
学校でもハイテンションな振る舞いをしているが、自宅で1人の時の彼女を
観た感じ、太一ととても似たもの同士な雰囲気がある。
{/netabare}


【稲葉姫子】
{netabare}
歯に衣着せぬ物言いで、ズバズバなのは観てて楽しいけれど、
こういう人間こそ、本当は深い闇があったりするもので。
メンバーの中で一番クールで大人びた印象。言葉遣いは男っぽく、
やや乱暴な感じもするが、感受性は人一倍強いように感じる。
そう思っていたら案の定、4話で「人間不信」が発覚した。
それでも、彼女みたいな人は周囲の人間との交流次第で大きく化けるはず。
付き合い方は難しいが、じっくり腰をすえて縺れた糸をほぐしていきつつ、
ある程度の距離感は必要なんだろうな。。と思う。
{/netabare}


【桐山 唯】
{netabare}
メンバーの女子の中では、一番女子力が強そうでいて、実は男性恐怖症。
空手を習っていたりもしたが、やめた原因も男性恐怖症になった原因も
同じところにあるというが、太一のおかげで徐々に立ち直りつつある感じ。
{/netabare}


【青木義文】
{netabare}
今で言う少しチャらい感じの印象を持つ男子だが、実際は心優しい人であり。
こういう男子ってけっこう純粋で繊細で、一途だったりするのだよね。
ただ、表現方法的に不器用なだけ(笑)
一昔前だと体育会系もこんな感じだよね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 129
ネタバレ

時崎 狂三 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ひとチラにつき、120円

【あらすじ】
私立山星高校文化研究部のメンバーに次々と不思議な現象が襲いかかってくる
果たして5人は立ち向かっていけるのだろうか、、、


★第一部 1~5話
人格入れ替わり<ヒトランダム>

★第二部 6~10話
欲望解放<キズランタム>

★第三部 11~13話
時間退行<カコランダム>

★第四部 14~17話(OVA)
感情伝導<ミチランダム>





【ココロコネクトを観る前に】
この作品は題材が心で一話から人格入れ替わりが始まる為、1話目から部活内のキャラを把握しておくとより一層楽しめると思います。

始めにwiki見てキャラを把握しておくのがいいと思います。

が、wikiにはネタバレも多いため登場人物欄見るだけでかなりネタバレします。

なので主要キャラの説明をwikiからネタバレしない程度に引用しつつ、キャラ毎の見た目の特徴を自分の主観で説明します。



八重樫 太一(やえがし たいち)
声 - 水島大宙
本作の主人公。
私立山星高校生徒。文化研究部(略して文研部)部員。
1年3組所属。
中学時代は野球部に所属していた。
高校1年生男子の平均身長である。
※容姿 茶髪の男の子
※呼ばれ方 皆から太一(多分)


永瀬 伊織(ながせ いおり)
声 - 豊崎愛生
本作のヒロイン。
私立山星高校生徒。文化研究部部長。
1年3組所属。
パッチリとした二重の双眸、
すっと通った鼻梁、
若干丸顔気味の整った顔立ちで、肌は白く澄んで潤いに満ちている美少女。
※容姿 黒髪 髪を括っている 口元にほくろ
※呼ばれ方 男からは永瀬 女からは伊織(多分)


稲葉 姫子(いなば ひめこ)
声 - 沢城みゆき
もう一人のヒロイン。
私立山星高校生徒。文化研究部副部長。
1年3組所属。
艶のあるセミロングでストレートの黒髪、切れ長の目と長い睫毛を持つ凛とした顔立ちのため、高校1年生とは思えないほど大人びた印象と全体的に超然とした雰囲気が相まっている。
胸の大きさはBカップ。
家庭は裕福なのか住んでいる家はかなりの豪邸。
名前で呼ばれることを嫌っており、伊織からは「稲葉ん」、青木からは「稲葉っちゃん」と呼ばれている。
思ったことはズバズバ言うクールビューティー。
※容姿 黒髪 M字分け
※呼ばれ方 大体は稲葉


桐山 唯(きりやま ゆい)
声 - 金元寿子
私立山星高校生徒。文化研究部部員。
1年1組所属。
明るい栗色のしっとりとした艶のあるロングヘアー。
キリッとした眉に、多少つり気味の力強そうな瞳で小柄な体格だがしなやかで引き締まった肉付きをし全体 的に活発な印象がある。
胸の大きさはAカップ。
※容姿 明るい茶髪 ロング
※呼ばれ方 太一からは桐山 他は唯(多分)


青木 義文(あおき よしふみ)
声 - 寺島拓篤
私立山星高校生徒。文化研究部部員。
1年1組所属。
軽くパーマがかけられた少し長めの髪の持ち主。
いつもへらへらした感じの笑顔を浮かべ全体的に気怠げだが話しかけや すそうな印象を持つほっそりとした長身 優男体格。
※容姿 金髪の男の子 若干パーマ
※呼ばれ方 皆から青木





【見どころ】
不思議な現象によって、人に知られたくない部分も露見されていくわけですが、それらを知ってしまったとき皆はどうするか。

一人一人抱えている闇の部分にどう向き合っていくのかなどが見どころだと思います。
(闇についてはキャラ評価のところにそれとなく綴っていますがネタバレ要素を含みますので隠してます。あくまで自分の主観で考察してますが気になる方は観てみてください)


また、5人の絆がテーマみたいなもんですから友情の進展も見どころですね。
初めと終わりでどれくらい親密な関係になれているのかなど。


タグで三角関係出てる時点でお察しかと思いますが、恋模様も見どころです。

本心が晒け出された状態で恋愛をするわけですから、他の恋愛作品とはまた違った楽しみ方ができると思いますよー。





【感想】
私達は心に扉があり、それに鍵を掛けることで自制心を保ち、感情を制して周りに合わせることで協調性を保っています。

しかし本作品においては普通では有り得ない現象が起こり、そのせいで感情が剥き出しにされ、いわゆる心にストッパーがない状態に無理やりされたり、他人の本心が強制的に流れてきたり、他人と体が入れ替わったり、幼少期に退行したりするわけです。

そんな中、疑心暗鬼にならずに立ち向かうことができますか?
否、自分には到底できそうにもないです。


彼らもそうであって、立ち向かおうとしつつも立ちはだかる壁は大きく何度も挫折しそうになります。
その辺のリアルな感情表現は凄く良かったと思います。

特に伊織は凄かったですね。
{netabare}
彼女は、不思議な現象の影響を一番受けていると思うので(周りに合わせて生きてきた、キャラを幾つも作っていたため本当の自分が分からない、そんな中現象に巻き込まれた為どんどん自分が分からなくなっていく)とても不安定でいつ壊れてもおかしくないような感じでした。

不思議な現象に一番弱音を見せずに立ち向かえていたのも伊織です。
ただそれは無理していたからであって<ミチランダム>でとうとう壊れちゃうんです。

壊れてからの伊織は見るに見てられなかったです。
凄いツンツンした態度でこれが本心とか言ってるけどただグレてるだけじゃんとか思いました。

感情伝導のせいもあって凄い黒く見えましたね。

正直観てて凄いイラっときました。
伊織うぜぇーとか思ってましたね。

その演技をされた豊崎愛生さんはホントに凄いな~と
八方美人キャラからウザキャラにシフトチェンジして伊織のままで完全にこなせてるのが凄いと思います。


<ミチランダム>で伊織うざいと思いましたが、伊織の視点で考えてみるとそうなっても仕方なかったんですよね。

彼女は周りの期待に応える、それに合わせて上手いことキャラ作りをするという生き方で今までやってきた行き過ぎた八方美人なわけですよ

それが、感情伝導で本心が太一達に流れることによって作ってる自分と本心にギャップがありすぎて嘘つきと思われることが怖かったわけです。

更に、今までやってきた生き方ができなくなれば自分の存在を否定されてるようなものです。

そんなこともありーの、今までの溜まったものもありーので壊れちゃったんでしょうね、、、
{/netabare}
最後は、本音をぶつけ合って伊織も無事前へ進めたみたいでよかったです。
やっぱ親友{netabare}であり恋敵でもあった(/netabare)稲葉からの一言は強いですね。
伊織の生き方そのものを変えるきっかけを作りました。
その一言載せておきます。
{netabare}















稲葉「てめぇの人生だろが、勝手に好きなように生きとけ」
{/netabare}
うぉおぉー名言(泣)

共感してくれる人はいるはず?笑





【作画について】
京アニかこれって思ったら違いました!
似てるな似てるなと思い調べたらどうやら京アニの作画担当の方が携わっているそうです納得。

伊織のほくろはいいと思いましたが、如何せんキャラに特徴が無さすぎる…

学園物だから仕方ない&こういうのもありだとは思いますが、出だしから入れ替わりを題材にしてるのにキャラに特徴がなさすぎて入り込みづらいというのがありました。

分かりやすいとこにアホ毛付けてくださいとまでは言いませんが、もう少し初見から分かりやすくしてほしかったです。

自分は1話終わったら直ぐにwiki見て名前把握3話ぐらいでやっと全員の名前とキャラが一致した感じです。





【声優について】
感情表現が凄く上手い!!
流石沢城みゆきさんといったところか。
{netabare}
クールキャラなのに伝導で恥ずかしい連呼してるとこが流れちゃったのは可愛かったな~

幼児化した子供のところも良かった
泣くシーンも良かったです
{/netabare}

豊崎愛生さんは、一見おてんばキャラしか合わなさそうな感じしてたけど伊織{netabare}の黒い部分{/netabare}凄い上手く演じてたのに感心しました!
幅広がった?(他演じてるキャラはあまり知らないので自分主観になってますすみません)


pickupが女性ばかりで申し訳ないです
それが男の性です!笑





【音楽について】
OPはドッキリ事件の発端の方が手掛けているのもあり、聞く気になれませんでした。
桃井はるこさんバカにするとは、解せぬ

edはよかったですね!
一貫してteam.ねこ缶さんが担当してました。
エアーマンが倒せない歌ってる人かな?

edの中でもおすすめは 14~17話<ミチランダム>で使用された「I scream Chocolatl」です。





【キャラについて】
作画のところにも挙げましたが特徴がなさすぎて初見では入り込みづらいです。

人格入れ替わりなのにキャラ把握できてないのは痛いです。

このアニメの題材が故に本来は他のアニメよりもキャラの特徴を強調しなければいけないのに他アニメより劣っているのは如何なものかとは思いましたね‥

しゃべり方に特徴があったりすればよかったかなと思いました。


馬鹿な自分でも3話ぐらいには完全に把握できてたので考え過ぎなのかな?

ただ始めの方に人格入れ替わって話してるときに誰と誰が入れ替わったのか分からないということが何度かあったので勿体なく感じて書かせて頂きました。

声優も1話だとアフレコ始めで役にもココロコネクトの世界観にも慣れてなくて、他キャラになりきるのは難しいと思いますし、しゃべり方にあまり特徴ないのに声一緒だから尚のこと誰だろって混乱しました(笑)

…とここまでが見て分かる、聞いて分かる外面部分ですね。

内面部分…いわゆるキャラの設定は良かったです。


太一が{netabare}「自己犠牲野郎」

他人の為なら自分の危険を省みず行動してしまう
{/netabare}
{netabare}
他作品でいうとfateの士郎と似たような感じですね
これは原因があるのかな?
アニメではまだ語られてないですよね?
今のところは、他人が傷付くのを見てると耐えられないから、自分のために自己犠牲をする。
そんな感じだったと思います。
もっと深い理由があるんでしょうけどそれはこれから語られるのかな?
{/netabare}


伊織は{netabare}「八方美人」

いろんなキャラを作り人に合わせることで皆の期待に応えるという。
{/netabare}
{netabare}
原因は、作中で語られましたが家庭環境ですね。
母親が×5で父親が変わる度に、気に入られるようなキャラになりきっていた。
2人目の暴力を振るう父親から母親を守るために、いい子を演じたのがそもそもの発端みたいです。
{/netabare}


稲葉は{netabare}「人間不信」

人を信じられない。
{/netabare}
{netabare}
小さい頃から人見知りで高校に入るまでは、誰とも一線を置いていた。
そのため友達も居なかった。
人間不信という性格に向き合うことは今までなかったが、本作の現象で皆と本心から向き合うことになり結果自分の性格とも向き合わなければいけなくなった。
{/netabare}


唯は{netabare}「男性恐怖症」
男の人に触れられないし近付くと震える。
{/netabare}
{netabare}
これは、中学まで空手をやってきて全国レベルまで登りつめて私は強いんだと思ってきたのに男の集団にレイプされそうになって自分の弱さを実感し、更に自分が登ってきた強さというものも全否定されたことにより、どうあっても女は男に勝てないんだと思い込み、加えて襲われそうになったトラウマから男性恐怖症になったわけです。
{/netabare}


青木は…正直分かりません笑
なんだろう…
{netabare}「陽気な性格」
観て少し経つのであまり覚えてないですけど、確か過去にクラスメイトが亡くなって、その子は塾に通って真面目な子だったけど死んだら頑張りも全て無駄じゃないかと思った
そこで、いつ死んでも自分は後悔しないように今をMAXに楽しもうと決めた。
{/netabare}


こんな感じでキャラ設定は凄く良かったと思います。





【最後に】
暇あったら他作品もこんな感じで詳細レビューしていこうかなと思います。
リアルごとぅーさんキャラなんでやる気出ないですけど(笑)
何はともあれ最後までレビューを観ていただきありがとうございました。
それでは~(^_^)ノシ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

アスピリン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最後のリアル感はすごく納得が出来た!!

14話~17話 ミチランダム 感想

人の考えていることが自然と伝わってきてしまうというミチランダムでしたが、アニメの最後にふさわしいぐらいいい出来でしたね!

まず物語の中でも最も過酷というか難しい問題だったと思いますし、その中でそれぞれの気持ちが顕著に表れていて見ていてわかりやすかった!

そしてラストの太一のくっつき方は本当に予想とは違い、またリアルであり評価できます。
あのような感じの裏切り方はすごく新鮮味があっていい~
(序盤から決まった通りのルートを最後まで無理に貫く作品とは違うところはとってもよかったかな)

欲を言えば、永瀬と最後に仲良くなる子がもう少し物語自体に絡んできていたら尚良かったんですが、まあそこはしょうがないかなって気がします。




13話感想 カコランダム最終回 {netabare}


永瀬の母親の問題はいつまでも手こずるんだろうなって思っていただけに、解決できたのは驚きであり 作品のダークストーリーへの逃げ場がなくなったって意味でも非常に良い展開でした。

またミチランダムへ繋がる予告の長瀬の発言は気になって仕方ないですよw
「えっ!?そうなの!?」って感じで、やっぱり秘めている子はどこまでもわからないものなのかって。


で、最も気になるのは展開以上に視聴条件っていうのがなんとも言えない(笑)

俺妹や化物語なども続きはWedでって形だったと記憶していますが、なんか今のところ上映イベントをしてその後は未定なのでしょうかね??ミチランダムは上映+セルorレンタルのディスク版だけだと相当困るんですがw
というかWebで視聴できても画質が・・ってところもあるんでどっちにしてもこういった視聴展開は嫌だね。
(でも考えてみれば元々17話までしか用意されてなったので、当然って言われれば当然かw)

如何せん、作品の注目度は下がってしまうのは必死です。


ところで、、これは 今観ているに入るのかな?それとも観終わった?(笑){/netabare}

12話感想 カコランダム2話 {netabare}


予想通りの青木、桐山の過去ネタでしたし、オチも思っていた通りw

ここまでヒトランダム→キズランダム→カコランダムと来てますが、なんかサブタイトルって無意味だろ!?って最近思うようになってきました。
私はサブタイトル=フウセンカズラの攻め方の変化だと認識しているぐらいですw(細かく言えば、確かに変化はしているけどさ・・)

青木の過去ネタのレベルの低さといったら・・・そんなの誰でもあるし・・・。(青木だけ、なぜか軽い話になるっていうのはどうにかならないのか?
太一もそうだけど、男性陣は女性陣の引き立て役に過ぎないといったらそれまでなんだけどさ。)


ちょっとストーリー展開がマンネリ傾向に入ってきてるのは気のせいなのかな。 {/netabare}

11話感想 カコランダム1話 {netabare}

テーマ的にはなかなか面白いものですね!
キズランダムなんかよりだいぶ期待が持てそう。
ただ強いて言えば、3話分しか尺が無いのでどれだけストーリーで惹きつけられるかだと思います。
もう既に1話分が終わったわけですが、わかったことといえば青木の過去と再び永瀬のことぐらい。

どう考えても尺的にストーリーが軽い感じになりそうなのでそこは不安要素でしょうね。

一方で、好材料といえばEDがなかなかリズミカルで良かった事!
ヒトで良く、キズで微妙、カコで良いって流れ(笑)


あとは、そろそろOPは替わるんでしょうかね?
結構気になっているんですが。 {/netabare}

10話感想 キズランダム最終回 {netabare}

ヒトランダムと比べるとだいぶ面白みにかける話になったな~と思いました。
結局はしたいことして、言いたいことを言うっていうだけの子供みたいな軽い展開で残念。唯一、稲葉が秘めていた内容って言うのも、ばればれの「太一が好きです」だったのが尚、分かりきっていて・・・・残念。

で、こうやって終わってみると、サブタイトルのキズランダムってなんか相応しくないって気がしますけど。
キズではないよね?・・・・。


次はカコランダムが3話分ということで尺は少ないですが、キズランダムよりは随分楽しめるのではないかと思っています。
ただ、結局は稲葉がもっていくって展開だけは勘弁してね。本当にいつも稲葉にもっていくのはこの作品の悪いところだから。

あとはEDにも期待かな。キズではインパクトが無い曲だったので・・。{/netabare}

9話感想 キズランダム4話 {netabare}

キズランダムも終盤になってきましたが、ここまでのココロコネクトを見てると結局何か重い空気にしたいときには稲葉便りなんだよね・・・この作品。この辺はなんというかある種のマンネリ化?稲葉が出てきた→重くなる っていう感じに思われたらだめなわけであって。


永瀬も桐山も内に秘めてるものはあるんだけど、いつもいつも最後には稲葉が持っていくんだよね。
EDの前振り最後には、いつも稲葉使ってるのがその証拠だよね。もっと工夫して作ってもらいたい。

また前にも言ったが、EDがキズランダムと合ってなさすぎて見終わったときに、あれ?こんな作品だったっけ?ってなるのも残念です。


ここまでのキズランダムはヒトランダムに大きく劣っていると思います。 {/netabare}

7話感想 キズランダム2話{netabare}

まだ わからないことだらけなんですが、結局のところキズランダムは欲望開放=言いたいことを言って問題を引き起こすってスタイルみたいですね。

重い話になりそうでならないって感じも どっちつかず感があってあまりよろしくないかも。

確かに重過ぎるのも良くないし、軽くするのも良くないと思いますけど、この作品は重さを更に追求しても良いんじゃないかな?って思いますけどね。


そうは言っても、5人の本性が今現在にいたっても数パーセントぐらいしか分かっていないって言うのは今後の視聴への期待感があっていい!



太一=自己犠牲だけ?
稲葉=冷静だが 謎名部分も多い。
永瀬=精神的に危なく 最も危険。
桐山=恐怖症だけではないのかも?
青木=桐山が好きなことしか認知できず。{/netabare}

6話感想 キズランダム1話{netabare}

ヒトランダムが終了して、キズランダムが始まりました。

内容としては自制心を失い、思ったままのことをしてしまうというもの。
で、今回は稲葉に焦点が当たるのかなと思いつつも、やっぱり永瀬になりかありそうな匂い・・楽しみです。

しかし、稲葉は真面目に太一のことが好きなんですね。
なんか泥沼化しそうな展開でもあります。


最後になりますが、OPは今のところ変更は無いので今クール中は継続だと思いますけど、EDは曲名がサブタイトルみたいになってたのでやっぱり変わってしまいました。

いや~残念すぎるよ~ 今期のアニメの中で最も良いと思っていたEDココロノカラだったので・・・。
新EDはあまりぱっとしない印象だったね。{/netabare}

5話感想 ヒトランダム最終話{netabare}

ヒトランダムの話は無事終了しました!
まあ総括すると面白かったですよ?!

フウセンカズラに関してはもちろん分からないことだらけなんですが、それは作品説明でだいたい明かされないんだろうなって思っていたので分からないのが逆にいいのかもね?

5人の友情の強さを思い知らされたヒトランダムだったし、本当に怪現象以外はリアルそのもので感情移入も出来る。素晴らしいヒトランダムだったんじゃないかな。


ココロコネクトに当初全く知識がなく、てっきりココロコネクト ヒトランダム っていう作品だと思っていたんですが、サブタイトルがテーマになっているっていうのは面白い!


次回からはキズランダムってことでどんな話になるのかとてもとても期待しています!!
意味入れ替わりを体験していく中でそれぞれのキズみたいなのは見えたと思っているので、そこでまだ別のキズがあるっていうのは・・・・・・・・楽しみだ。{/netabare}

4話感想 ヒトランダム4話{netabare}

序盤でこのストーリーの勢い・・・魅せてくれますね。

ここまで一貫してタイチが各ヒロインと上手く絡んでいるんですが、今回で一通り3人のヒロインの内面は見えました。(自己犠牲野郎ここにありって感じ)
次週からは今までの話を更に掘り下げていくのか?
はたまた軌道修正して全く違う方に話が進んでいくのかな?など、凄く多くの分岐が出来るなって思います。

見ている方としては次回がどんな展開になるのか予想も付かないって言うのがあり次回がすごく待ち遠しい。

しかしね、てっきり普通のほのぼの学園物語だと思っていたんですが、こんなに深く重いストーリーだったとは。

ここまでの出来は今期の作品の中でも1,2ではないかと。{/netabare}

3話感想 ヒトランダム3話{netabare}
ここまではなかなかどういった話なのかイマイチわからず評価に困っていたんですが、ココロコネクト~ヒトランダム~ってことで不思議な現象は入れ替わり限定の中で、5人の成長を描こうとしているんですね。情報不足というか調べてなかった私も悪いんですが(苦笑)ようやく話の主旨を理解してきた気がする。

で、そういった視点で内容を見ると上手く演出できているし、とても感情移入できるような話にもなっています。

テーマは入れ替わりという非現実な話ですけど、それを除けば他はリアル極まりないといった感じでいい。
そこに加えて意外と言っちゃあれなんですが、重い感じの話と5人のキャラとのギャップが出来ていて素晴らしい。
重い話は少しの隙も許されませんからね。


実際のところ、放送前からあまり期待はしていなかったんですが、ここに来てかなり面白いんじゃないか?と思い始めてきました。今後期待作の筆頭候補かも?{/netabare}

2話感想 ヒトランダム2話{netabare}
入れ替わりが続くのは前回の予告からわかっていましたが、今回も入れ替わりがテーマでその範囲が2人から5人に膨れ上がりました。

そしてその原因はわからないままなのですが、なぜかその原因が自分と名乗り出す植物。

本当にとんでも展開ですよ。訳がわからない。
ただ、長瀬が入れ替わった際に意味深な発言をしていましたし、何かしらの複線的な意味があるのかもしれませんね。

ストーリー重視の私からしたらまだまだ見る価値は十分にあるし、それだけの謎がある。

また話がそれますが、EDの構成がデュラララっぽい感じでいいですね~{/netabare}

1話感想 ヒトランダム1話{netabare}
私立山星高校文化研究部内で次々と起こる実際ではあり得ない不思議な現象、<ふうせんかずら>による謎の企み、それにより主人公八重樫太一をはじめ永瀬伊織、稲葉姫子、桐山唯、青木義文の友情が成長していく。

というのが導入の説明なんですが、1話~2話ではどうやら入れ替わりといったのがその不思議な現象にあたるのでしょうか?
イマイチまだ内容を把握し切れていないのでよくわらなないのですが、3話以降だったり徐々に不思議な現象の内容も変わっていくのでしょうか?
まさか入れ替わりだけで1クール持つわけないもんね。

加えて、不思議な現象の真実というかなぜ起こったのかは、解らずじまいってパターンはやめて欲しいんですが、そうなりそうな感じはあるのでどうなんるのかな。(なぜ入れ替わったのなんかわかるわけないもんね)

その様々な現象を経て成長していくってことは現象の種類もいくつかあると思うので、来週からも要チェックです!{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

84.1 2 修羅場で学園なアニメランキング2位
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (3482)
18889人が棚に入れました
医者を志望し、国立大学の医学部を目指している季堂鋭太は、羽根ノ山高校(通称ハネ高)入学後、色恋沙汰には脇目も振らず常に学年トップの高成績を維持していた。ところが、帰国子女で校内一の美人と評判の夏川真涼から突然「一緒に帰りませんか?」と誘われ、真意を測りかねた鋭太は真涼の誘いを断ったものの、真涼の側は全く挫ける気配が無く連日誘い続け、鋭太も遂に根負けしてしまう。
そして、帰り道で鋭太は真涼から他の男から告白される度に断る繰り返しに疲れたので色恋沙汰に興味を示さない者同士で偽装カップルになって欲しいと持ちかけられる。一旦は拒絶したものの鋭太が中学の時に付けていた日記が何故か真涼の手中にあることを知らされ、やむなく偽装カップル成立を了承する。
鋭太と真涼のカップル成立は校内でまたたく間に評判となるが、鋭太の幼馴染で1ヶ月前に「お前は恋愛対象じゃない」と鋭太に言われた反発から「彼氏を作る」と宣言していた春咲千和が真涼に対する敵意を剥き出しにして立ちはだかる。さらに鋭太を「元カレ」と称する姫香や風紀委員の愛衣までが次々と加わり、鋭太争奪を賭けた少女たちの壮絶な「修羅場」が展開していくことになる。

声優・キャラクター
逢坂良太、赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣、東山奈央、種田梨沙、名塚佳織

future☆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

県立羽根ノ山高校(通称ハネ高)に通学する、1年生の男女5名(なお、男子は1名)を中心とする、「恋愛」と「中2病」とハートフルかも知れない何かを巡る物語。

ハネ高1年1組の季堂鋭太は、ある理由から色恋沙汰には脇目も振らず、学年トップの高成績を達成していた。ところがある日、帰国子女で校内一の美人と評判の夏川真涼から突然「一緒に帰りませんか?」と誘われる。

真意を測りかね断ったものの、連日誘われ続けたあげく衆人環視の中で「告白」されてしまう。

実は真涼は恋愛沙汰に嫌悪感しか抱けない「恋愛アンチ」であり、連日男子から告白されては断るという日々にうんざりしており、同類と見込んだ鋭太に偽装カップルを演ずることを持ちかけたのだった。

面倒なことはご免と拒絶した鋭太だったが、弱み(中学時代の中2病全開の日記)をたてに取られ、偽装カップルを了承する羽目となる。

鋭太と真涼のカップル成立は校内でまたたく間に評判となるが、「幼なじみ」の春咲千和を巻き込んだ「自らを演出する乙女の会」の活動過程で決定的な「修羅場」を招いてしまう。さらに「元カノ」を自称する秋篠姫香と、風紀委員で「婚約者」の冬海愛衣が次々と加わり、ことあるごとに鋭太が『修羅場すぎる!』と慨嘆する展開が続くことになる。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

羽根ノ山高校

@自演乙の会(自らを演出する乙女の会)

季堂鋭太:逢坂良太

本作の主人公で、「自演乙の会」唯一の男子会員。学年トップの優等生だが、中学時代は中の下の成績だった。幼い頃の愛称は「たっくん」。血液型はA型。幼い頃、恋愛病患者のようだった両親がやがて不仲になり、挙句の果てに中学3年の夏に自分1人を置いて、お互い密かに作っていた恋人と二人揃って蒸発したことから、恋愛全般に対し強固な不信感を持ってしまい、「恋愛アンチ」を自負している。両親の蒸発という圧倒的現実に打ちのめされるまでは、中2病的思考を書き綴った日記を付け、行動にも移していた。日記帳はお気に入りの動物図鑑のケースに隠していたが、誤って古書店に売却したため真涼の手に渡ってしまう事態となった。中学生時代は少しでも目立とうと破天荒な(中2病的な)行動を取っていた。しかし、両親の蒸発や千和の交通事故などを経て、現在は価値観が変わっている。優等生になったのも、地元国立大学医学部の推薦入学枠を勝ち取るため中学3年後半以降の勉学一筋の実績だが、その動機は千和の体を治すためであり、真涼は最初からそれを知っている。ハーレムのような状態になっているが、恋愛アンチのため原作最新刊の時点ですら「好きな人はいない」と思っている。しかし、真涼に関しては以前まではノートのために嫌々偽彼氏を演じていたが、原作6巻の時点では放っておけない存在になっており、「自分を必要としてくれるなら恋人という名目でも偽彼氏という名目でも構わないからずっとそばにいてやりたい」と言うなど、無意識のうちに彼女のことを大切に思うようになる。また、偽装カップルが解消された今でも彼女を気にかけており、彼女に困ったことがある際は、助けたいと想っている。両親の蒸発で孤独の身となった鋭太を引き取ったのが現在の保護者である伯母の冴子だが、仕事(ゲームクリエイター)でほとんど家に帰れない為、家事全般を担当するようになった事でスキルが著しく上達している。

春咲 千和:赤﨑千夏

ヒロインの一人で、鋭太の『幼なじみ』。クラスは1年5組。小1から隣家に住み、鋭太を「えーくん」と呼ぶ。名前と仔犬を連想させる小柄な体格から「チワワ」のあだ名があり、本人もペンネームとして『かわゆいチワワ』を使っている。肉料理が好物で、もてる話には興味があり特に女性雑誌「パチレモン」のファン。身長は150 cm。血液型はO型。小学校1年の頃から剣道を嗜んでおり、全国大会出場を狙える剣道部期待のエースであったが、中学3年の夏に交通事故で腰に深刻な重傷を負い、激しい運動が出来なくなったために剣道を諦めなければならなくなった。現在は大手術とリハビリのすえ、日常生活に問題ないまで回復したが、無茶をしそうになると鋭太は本気で怒っている。高校進学後、鋭太に(一般論として)「幼馴染が彼女なんてありえない」と言われたことに反発し「モテまくる」と宣言した。さらに鋭太と真涼が偽装カップルとなってからは、真涼に対して強烈な敵愾心を燃やしていて、成り行きで「自演乙の会」に入部する羽目となった。小学校入学直前の3月からのお隣さん。何かにつけ「大好き」「愛してる」と言い続け、鋭太は「ありがとう」の意味にしか取っていなかったが、実はずっと本気だった模様。原作4巻で鋭太に告白したが後にフラれてしまう。しかし、鋭太が真涼と別れた時のために真涼以上のモテカワ女子になることを決意した。鋭太とは作中で二度キスしており、一度目は鋭太に告白した時、二度目は風邪でフラフラな鋭太が真涼の家に行こうとした時(ちなみに二度とも真涼に目撃された)。料理は下手で、普通に不味かった。長らく鋭太の手料理を食べさせられていたが、真涼の出現に奮起し練習した結果、鋭太に「うまい」と言わせるだけの技量を身に付けている。

夏川真涼:田村ゆかり

ヒロインの一人で、鋭太の『彼女』。同じ1年1組のクラスメイト。血液型はAB型。9年間を海外で過ごした帰国子女で、銀色のストレートヘアと蒼い瞳が特徴。鋭太のファーストキスの相手でもある。校内一の美人と評判で、連日の告白に疲れ、鋭太に偽装カップル(「フェイク」)を持ちかける。当然、千和とは緊張関係となるが、「自らを演出する乙女の会」(自演乙の会)を結成し、千和の「幼なじみ」意識を逆手にとって鋭太が彼氏であることを見せつけ、この時点では優位に立っていた。しかしながら、千和はもちろん、鋭太に恋する姫香と愛衣は本来真涼にとってライバルのはずだが、同時に得難い友人でもある。このことが真涼の心理を大きく捉えている。一方で偽装カップルの鋭太に対しては、出会った当初は、猫を被って接した際の彼の無愛想な一面にあまり良い印象はもっていなかった。しかし、本性を現した上、偽装カップルを強要したにも関わらず、嫌われるどころか、寧ろ優しく接してくれる彼に戸惑いながらも徐々に惹かれていき、自分で自分の気持ちが判らなくなってしまう。さらにライバルたちに嫉妬(若干ヤンデレ)を示し、『もにょもにょ』と称するいちゃらぶ行為を要求するなど依存心が強まり、「鋭太の彼女でいるなら、どんなことでもする」と宣言し、クラスの席替えでは鋭太の隣に何が何でも座ろうとするまでになった。ちなみに鋭太とは作中で4回キスをしており、一度目は学校の帰り道に真涼の不意打ちで、二度目は真涼がプールでおぼれた際に鋭太が人工呼吸をしたとき、三度目は鋭太が愛衣と花火を見に行った翌日、真涼に謝罪としてキスを要求されたとき(この際、真涼はあまりの恥ずかしさに噛んでいた)、四度目はミスコンの舞台で、鋭太が「フェイク」の関係を戻そうとしたとき(因みにこの4度目は鋭太からのキスである)。ついには「フェイク」を巡り、姫香に自らの認めたくない本心をつかれ、精神的に不安定になってしまう。鋭太を繋ぎ止めていたはずの日記も効力を失い、両親への想いも崩壊し、挙句の果てに鋭太との偽彼氏の関係を解消してしまう。さらに追い打ちをかけるようにノートを返して偽彼氏の関係を解消しようとした矢先に鋭太と千和のキスを目撃してしまう。それ以降は真意は不明だが、鋭太と千和の仲を応援することを決意する。しかし、鋭太の所有物や抱き枕を使って、彼のことを考えながらもにょもにょをしたりするなど、彼への依存心も強くなっている。実家はスウェーデンにあり、社交界では飾り物の隠喩で『宝石』と評されていた。当然裕福ではあるが、真涼自身が自由に使える資金は限られている。母違いの妹である真那とは、愛憎とわだかまりに遮られ、本心を明かしがたい距離感に悩まされ、さらに実の母と父の関係から要求される自らの立ち位置が人間不信をこうじさせるなど、十代の少女としては過大な負荷を背負わされている。一人暮らしだが料理は破滅的に下手で、食事は主にウイダーインゼリーやカロリーメイトおよびレトルト食品に頼っている。また、『ジョジョ』の愛読者で、会話のそこここにネタを仕込むばかりか、部室に自費で単行本を揃えるほど。カナヅチのため水泳が苦手。

秋篠姫香:金元寿子

ヒロインの一人で、鋭太の『元カノ』。クラスは1年2組。黒髪で髪型はおかっぱ。血液型はB型。鋭太が千和を護るため、駅前で不良少年と闘う様子を観て恋に落ちる。以後、前世で付き合っていたと主張する「中2病の元カノ」。鋭太の中2病残滓に親和性が高く、ことあるごとに無機的な台詞で想いを告げるうち、次第に積極的な行動が身に付き、苦手だった姉に「好きなひとが、できた!」と言えるほどに強くなっている。中2病だけあってマンガやアニメが大好きで、姉の優華に厳しい目を向けられていた。しかしそのきっかけは幼稚園の頃に、絵本『不思議の国のアリス』を優華に読んでもらったことで、「反発しながらも姉が大好きな妹」その2である。実はかなり着やせする体系をしており、小柄で華奢な体系だが真涼の次に巨乳である。ふとしたことから「フェイク」を知ってしまい、内心「理想のカップル」と崇拝していた二人を拒絶する。そのまま中2病に閉じこもるかに見えたが、鋭太や風紀委員達の尽力で事なきを得るが、その過程で真凉の想いを顕現させてしまう。秋篠家は江戸時代から続く老舗「旅館あきしの」を経営しており、女子は高校に進学したら仲居の修業をするのがしきたりとされていた。姫香はそれを拒んでいたが、姉との一件以降「ただのお手伝い」と称し、お客さんの相手に取り組んでいる。

冬海愛衣:茅野愛衣

ヒロインの一人で、鋭太の『婚約者』。愛称は「あーちゃん」。クラスは1年3組で風紀委員に所属。性格は真面目一辺倒で、成績は学年3位。血液型はA型。風紀委員として「自演乙の会」を廃部にしようと画策するが、夏期講習で鋭太と同じクラスになり、昔の『約束』を思い出させた後に、自らも入部しリーダーを称する。カオルとは同じ小学校で、小学校1年から4年まで同級であり、小学5年生の1学期に県外に引っ越したが高校1年生の春に再び羽根ノ山市へ戻ってきた。母親を亡くし、父親、弟と共に暮らしており、父親の仕事の都合で引っ越しを繰り返している。10年前、鋭太と同じ「わかば幼稚園ほし組」に在籍し『けっこんのやくそく』をしたが、直後に引っ越しで離れ離れになった。高校入学で再会したが、鋭太は想い出の丘に連れてこられるまで忘れていた。愛衣は手書きの『こんいんとどけ』を大事に持っていて、海での合宿で鋭太が握りしめた際の血痕を結婚の約束と信じ込んで、自らの絶対的優位を確信している。口癖は「おそとはしってくる!」「愛衣ちゃん大勝利!」。「自演乙の会」に対抗するうち、付き合っている彼氏が居ると虚勢を張って、姫香に『恋愛マスター』と崇拝される羽目となり、肝心の鋭太へのアピールを妨げられ、涙する展開となっている。それでも鋭太への恋心を抑えきれず、尊敬する風紀委員会の先輩達に詰問されるが、逆に恋心全開の告白を目撃され、全面的な支援を取り付けている。しかし、基本的に鋭太との関係は他のヒロインとズレており、原作6.5巻のキャラ紹介では「千和たちより一段高いところにいるつもりで、実は同じフィールドにすら立っていない。その隔絶に気付く時が覚醒の時。」と書かれる。恋心は妄想家で、ポエム家。ビッグガンガンにて連載されたスピンオフ漫画「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 愛」では主人公を務めている。ただし、偽彼氏の存在が無いことや鋭太に妄想ノートを見られなかったなど原作とは違った展開となっている。


@学園の生徒

遊井カオル:種田梨沙

鋭太の『親友』。愛衣の幼馴染。同じ1年1組のクラスメイトで生徒会書記。中性的な外見をした男子生徒で、成績は学年20位。中学3年の時に鋭太と同じクラスになってからの付き合いで、鋭太や千和の家庭の事情をある程度知りながら踏み込んでこない。鋭太曰く「聞き上手」「人間関係の達人」。千和とも付き合いがあり応援しているが、小学校で同級生だった愛衣のことも応援している。さらに自分自身も鋭太に対する『好意』を見せることがある。何らかの『秘密』があるらしく、愛衣はその真相を知っている模様。カオルとは双子だと主張する、遊井カオリと名乗る妹がいる。外見も受ける印象もカオルとそっくりであるため、鋭太はカオルが女装したのではないかと疑っていたが、愛衣の弟の勇樹がカオリを知っていたため、確信を持てずにいる。バナナパフェが好物。

山本:村田太志

1年1組の男子生徒、サッカー部。真涼のことが好きで、隣の席になった鋭太を羨ましがっていた。その後も夏期講習などで、とかく顔を見せている。口癖(?)は「ンーッ」。

赤野メイ:大坪由佳

1年1組の女子生徒。さつきの親友で、千和の友人。赤い髪に「R」型のヘアピンで前髪を整えている。誰とでも仲良くなる娘。

青葉さつき:山崎はるか

1年1組の女子生徒。メイの親友で、千和の友人。有名バンド「デッチリ」のファンで、特にギターには詳しい。青い髪に「b」型のヘアピンで前髪を整えている。

坂上:花江夏樹

1年1組の男子生徒。「坂上先輩」の弟。赤野メイと仲がよい。

坂上拓也:鈴村健一

3年生の男子生徒で「坂上先輩」こと坂上の兄。バスケット部のエースで古いギターのコレクター。女子からも人気があるが、好青年を演じているだけである。本性は二股や三股は当たり前で飽きたら捨てるを繰り返している女誑し。休日は不良グループとつるんでいる。

最上ゆら

1年1組の女子生徒。千和の友達で、夏休み明けの実力テストで1位を取る(鋭太は2位に陥落)。本人は成績を意識しておらず、40?50位から「ボーッとして」首位を得、鋭太にライバル認定される。


@親族・家族関係者

季堂美星

鋭太の母。本編開始の1年前に互いに相手を見つけ蒸発した両親の1人。若作りをしており実年齢よりも大分若く見える。40歳。冬期講習を受けに塾へやって来た愛衣が逃げ出し、一度真涼の家に寄ったのち探して見つかった歩道橋の上で偶然出会ってしまい、あの男に飽きたからまた一緒に住もうというようなことを話している。そういった事から、自分達の身勝手さが息子である鋭太にどれだけの事をしたのかと言う自覚は全く無い模様。

桐生冴子:名塚佳織

鋭太の伯母で独身。両親の身勝手で孤独の身となった彼を引き取り、保護者となっている。ゲーム会社「ソフトダンク」のゲームクリエーター。ギャルゲーや乙女ゲームの制作(シナリオ、プログラム、グラフィック、音楽、その他)を担当する自称「なんでも屋」。仕事がキツイと『へろへろモード』に陥るが、帰宅して鋭太の手料理を摂取すれば、スタイル美人の『覚醒モード』となる。初対面で鋭太と真涼の関係を「フェイク」と言い当て、「自演乙の会」会員を動揺させる。さらに鋭太に『あたしも攻略しろ』と参戦意図を垣間見せている。

夏川真那:東山奈央

サブヒロイン。真涼の妹。隣町の名門、私立ネナカ女学院中等部の3年生。金髪碧眼で髪型はツインテール。かなりの毒舌家で、真涼とは互いの両親のわだかまりを背負った経緯がある模様だが、悪い人間ではない。真涼に対し苛立ちを持ちながらも親愛の情を抱いており、鋭太に対し「お姉ちゃんのカレシ」として内心を覗かせている。姉に続き鋭太とキスを交わした一人だが、他のヒロインよりも一歩引いた立場となっている。鋭太を童貞呼ばわりしている。初対面でぶつかった姫香とは同じ妹という立場で通ずるものがあり、友人関係を結んでいる。

安岡:柳田淳一

真那のボディーガード。真那曰く「経歴聞いたらチビる」ような経歴をもつらしい。

真涼と真那の父親

羽根ノ山市に地盤を持つ政治家。スウェーデンの社交界でも一定の地位を占めている。真涼を母から引き離し自分の『宝石』として扱ったり、真那にボディーガード兼お目付役を付き添わせて問題行動をもみ消したりと、なかなかに腹黒く狡猾な人物。鋭太と決別する覚悟を迷う真涼の前に、この世で一番会いたくなかった男として現れる。作中、何度か話題に登場し、6巻にてその姿を鋭太達の前に現した。

秋篠 優華

姫香の姉。大学3年生で、家業を継ぐため、東京の大学で経営学を学んでいる。跡継ぎの自覚が非常に強く、姫香にも一見きつくあたる[注 4]が、引っ込み思案の妹を案ずる想いの一面でもある。鋭太や真涼、そして真那といった友達が出来ていることに安堵し、東京に戻る。

冬海勇樹

愛衣の弟。現在、小学5年生で少年野球に入っている。まじめで礼儀正しい少年。カオルの妹、カオリと昔から面識があり、「ゆーくん」と呼ばれている。鋭太のことは姉から日常的に色々聞いている。


.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2013年冬アニメ(2013年1月~2013年3月)

TOKYO MX 1月5日(土)スタート 24:00~


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「Girlish Lover」(第1話 - 第12話)
作詞 - 小田倉奈知 / 作曲 - 太田雅友 / 編曲 - EFFY / 歌 - 自らを演出する乙女の会(赤﨑千夏、田村ゆかり、金元寿子、茅野愛衣)

ED「W:Wonder tale」(第1話 - 第12話)
作詞 - 畑亜貴 / 作曲・編曲 - 太田雅友 / 歌 - 田村ゆかり


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「高校生活のスタートは修羅場」

2話「新しい部を結成して修羅場」

3話「幼なじみの涙で修羅場」

4話「男の戦いは修羅場」

5話「ラブレターの真相は修羅場」

6話「灰色の世界を切り裂く修羅場」

7話「夏期講習なのに修羅場」

8話「映画館Wデートで修羅場」

9話「よみがえる約束は修羅場」

10話「夏合宿の会議で修羅場」

11話「合宿前夜のワクワクは修羅場」

12話「戦略の結末は修羅場」

13話「新しい世界への修羅場」(最終話)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

偽装じゃないだろ!

どうやら気楽に観るタイプのハーレムコメディの様です。

ガリベンだったり元中二病だったりと前期のアニメを思い起こします。
最近の流行なんでしょうか。

淡い色使いの作画は雰囲気があって良いと思います。

本編でどうなるかは知りませんが歌では真涼が圧倒してます。
OPがB型H系に聞こえます。

設定についてはかなり強引さを感じます。
※1話目のみの設定への感想(批判的ですがこの作品のアンチではないです)
{netabare}
鋭太くん、恋愛アンチとか言って無関心を気取ってますが、
言ってる(書いてる)時点で既に意識していて関心がありそうなんですけどね…。
…でもまぁ、これに関しては愛も憎しみも、中毒もアンチも表裏一体・紙一重
と知る展開が待っていそうな気がするので一応、良しとしときます。
中2ノート>恋愛アンチの信念 なのはやはり疑問ですけどね。

ノート紛失~真涼へ渡るプロセスが無理矢理です。
まずノートを隠すのに本に挟む人は居ないでしょう メモなら分かるけど。
それにカバー付きの図鑑にノート挟んだらしまえないでしょう。
検品せず買取り&売場に出しちゃう古本屋もおかしいしでしょう。
そんなレアなもの手に入れられる確率だってほぼ0でしょうに。
どんだけオカシイか一度、本にノート挟んで古本屋行ってみたらが良いんじゃないでしょうか。
もうちょっと上手いアプローチがあったんじゃないでしょうか?

真涼が鋭太と偽装カップルに成らざるを得ない動機付けも甘いです。
告白されるの面倒でひがまれるのが嫌なのは分かりますが、
毎日学校しかも同じクラスで好きでもない人とイチャつくのもかなり苦痛だろと思います。
本当に恋愛嫌いならそんな状況は長続きしないで破綻しますって。
友達居ないなら便利屋さん使うとかとにかく学校外の人選ばないと不自然です。
せめて、せめてクラスは違っていて欲しかった。
もし恋愛ごっこが続くのなら、それは既に相手に好意を持ってる証拠だと思います。
これではもうこの設定の時点で真涼は鋭太に惹かれているとしか思えません。
つまりは…「おまえ…偽装じゃないだろ!」(南千秋風)

この作品を楽しむにはそう言うところツッコんでたらキリがないみたいです。
ツッコミ疲れしちゃいますよ~
{/netabare}
そういう無茶な所も笑い所なのかも知れませんけどね。

主人公設定で中二病や前期ラブコメの印象を受けた影響で真剣に考えすぎなのかも。
ラブコメって恋の機微を楽しみたいんで設定はしっかりしてて欲しいんですよね。
まぁコメディ色の作品と割り切っちゃえばそれはそれで楽しめそうな気はします。
テンポも軽快で声優さん達もノリが良いですし気楽に見ていこうかなと思っています。

気軽に観てもツッコミます。
※2話感想{netabare}
真涼ヤバいですね…アニメキャラではワイリ以来のヤバさです。
恋愛への憎しみよりも、他人の気持ちよりも、
人を騙す楽しみが勝ってるんじゃないでしょうかコレは。
ギターの件等、恋愛嫌いなのに人の恋愛で楽しんじゃってますし、
千和の気持ちには薄々感づいてなお偽装を続けワガママを通している気がしますし、
修羅場への伏線というかカウントダウンの様な…。
鋭太に目を付ける前に色々な男を調査した雰囲気もありますし。
どこまでが嘘なのか…真涼ヤバい真涼ヤバい!もはやツッコミじゃないけどヤバい。

1話での設定、鋭太に興味津々な言動、「全部嘘」という意味深発言。
やはり今回を観ても既に真涼は鋭太に惹かれているんじゃないかという思いは残ります。

それにしても酷いのは鋭太。
千和の諦めない性格が分かっていながら
「自分から打ち込めるものを見つけたんだ」だとぅ?
好きでもなく趣味も違う人と付き合って何にもならないでしょう。
付き合う事を目標に夢中になっても、付き合った後に夢中になれるのかい?
それは失敗しても成功しても報われない道…恋愛アンチでも人としてどうなの?
それに気づかせてあげないと千和が傷ついちゃうよ!
鈍いなら鈍いで、まず先に好きになる人を見つけるサポートや応援なら分かるんだけど…。
あんな純真無垢な子を誰彼構わず付き合う女にさせんじゃねーよ!

千和にもツッコミ入れようと思ったけど状況的にも可愛そうなので止めておきます。
判官贔屓ってヤツだからね、別に千和派って訳じゃないんだからね!
それはそうと、千和の腰爆弾は大きな伏線になりそうですね。

なんだかんだと楽しんで観られてます。そしてレビューで遊べてます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
「こんな行動する訳ないだろ!」…と
今までの流れだと千和の奇行にツッコむ所なんですが、
結構千和の言動は理解できるんですよね。
モテる自分になって好きな人に自分の魅力や気持ちに気付いて欲しい、
そして約束があるなら思い出して欲しい「待ってる」ことを。
まだ幼く素直になりきれない自分も分かってるから、
中2ノートの彼にも憧れるんでしょうね。

鋭太くんやはり千和を傷つけちゃいました。
あんな過去もありながら気付かないのは鈍いですね。
ハーレム系主人公は鈍くないと成立しないですけど、(鋭かったら鬼畜に映る)
この主人公は特に鈍く恋愛だけでなく人としての鈍さも感じます。
もう鈍太って呼ぶよ?

「偽装彼女に幼なじみが妬きもち」的なCMが挿入されていますが、
真涼の意地悪っぷりを見ていると実は逆なのかなとも思います。
「恋愛」自体にも妬いているのかな。
一話で恋愛を憎む節がありましたが、それて同じくらい興味もありそうです。

ちらりともう一人の姿も映りましたし、また来週観ますよ。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
いやー坂上先輩、絵に描いた様な悪い人で良かったねー。
良い人だったら千和が振る時もっと傷つくと思っていたので結果オーライ。
デートの時、外から見ると千和が可哀想に見えるけど、
千和本人は元々好きでもない人だし、ホッとしたんじゃないかな?
これで罪悪感なしで鋭太にアプローチ出来る体制が整いました。
坂上弟の立場は少し可哀想になっちゃうけど役目終わったらもう出てこないのかな。

鋭太はあそこで中2設定を出す必要性が分からんです。
(第三の女と関わらせる為だけにやったな…)
結局クロスチョップで飛びかかるなら最初で決めなさいって。
中2バレして、なんかもう中2ノートの効力関係なしに真涼とカップル演じてませんか。
恋までは行かずとも彼女への同情から優しい鋭太くんはつき合っていますねコレは。

個人的には真涼は鋭太の事が好きなのは
とっくに確定してますので、キスには驚きはなかったです。
真涼は今回の流れどこまで計算してたのかな。
後腐れ無く坂上先輩と千和が別れる事が分かっていたならそこまで性悪でもないのかも。
嘘つきから素直に転換する展開は来るのかな。

いろいろと強引さは感じながらも、もうそれを心得た上で楽しんだ今回でした。
次回から第三の女登場ですね。
もう鋭太と千和の絆見せられてますから太刀打ちできる気もしませんけど。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
真性中二病の子が登場しました。風紀員の子は第四の女予告でしょうね。

真涼の妹も登場、嫌そうな性格のマセた妹です。真涼の家庭環境相当悪そうですね。
目元は似てますが髪の色が大きく違います。腹違いとかですかね。

真涼がプールで溺れました。
足が着く所ではパニックにならない限り溺れないと思うんですが、溺れました。
しかも呼吸停止で意識を失う程でした。また信じられない事にこの時間二人目です。
…きっともうプールの授業しばらく中止でしょう。
そんな状況で鋭太が人工呼吸。
冷やかすクラスメイトが居てこれまた信じられません。
恋愛脳とかじゃねぇです。死んじゃうかも知れんのに。
救急車も病院にも行かずに保健室で回復。
という流れで目に余る不自然さがどうにも気になってしまいました。

中二ネタはウケが良いのでしょうか最後に詰め込んで来週に。
誰が来ても千和との絆が強いのが判っているので尺延ばしにしか感じないのですが、
コメディとして楽しむつもりです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
元カノが加入しました。
中2ノートはパロディ満載ですね。

真涼の妹やはり性格悪いですね…敵役のために現れた印象があり、
今後も大きな波乱を含んでいそうです。

なんだかもう千和はガツガツアピールする様になってますが…鋭太の反応がないです。

自演乙のメンバーいつのまにやら団結力や絆や友情が生まれている様な気がしますが、
これで今後本気の修羅場になるのかな?

鋭太は何を熱く語ってるのか良く解りませんでしたが、気持ちは良く伝わりました。
前期の中2病を思い出しちゃいますね。

ここまで観て来て初期設定が色々崩れちゃってる感じがありますし、
恋愛物として心の動きを読んで楽しむにはちょっと…
っという内容になっていますが、気軽に楽しむものだと割り切っています。

来週の風紀委員との修羅場も楽しもうと思います。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
大分砕けてきていて恋愛物としては頂けない所がありますが、
ドタバタコメディとしては楽しめています。

保健室であんなシチュエーションになるなんてどうゆうこと?
保健室全裸って…。
体調悪くて寝てたら姫に添い寝されて鍵掛けられたってとこでしょうか?
制服脱がないとシワになるし元気そうでしたが…。
よく見るとあの制服上着じゃないのかな?
それにしても鋭太も隠れるの下手ですね鞄そのままだし…。

鋭太は冬海とも幼い頃知り合ってたんでしょうかね?
冬海は真面目で見栄っ張りみたいですがなかなかいい子です。
それにしても鋭太のモテモテが止まりませんな。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
冬海は幼稚園時代の約束を守っているんでしょう。
なかなか可愛いところはあると思います。

中2ノートは少し飽きてきましたが、中学時代の回想は現実なのかな?妄想?
どちらにしろ痛い中二病です。

真涼の作戦とかも無理がありすぎてツッコミ切れないですが、
映画館で騒ぐのは止めましょう。

もう細かく書く作品ではないので書かないけど、
やはり修羅場に四人取り込むのは無理があるよね…。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
なんとも報われない恋感が出ていて切なく感じました。
現実だと初恋を思い出にしない女って恐ろしい気もするけどね。

既に崩壊している恋愛アンチ設定に文句言っても仕方ないんだけど、
鋭太は今回何度も『恋人鬼ごっこ』をやって楽しんでましたね。
正直彼女が居てもなかなか体験できないんだよね、チョット憧れる。

まぁこれで四人揃いましたが、修羅場になるのかな!?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
四人揃って修羅場コメディが始まりました。
人数多いから目まぐるしいけど、結局はコレがやりたかったんだろうけどね。
コメディとしてはドタバタ楽しめました。
みなさん仲が宜しいようですなー。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
一話で寝姿のまま現れる事はないと思ってましたが、冴子さん名前の通り鋭い人ですね。
いくら何でも鋭すぎに感じますがまぁ流しましょう。
中2バレしてるのに今更隠そうとする鋭太の方にも違和感が。
今は真涼が孤立しているみたいでが(自業自得なんですが)合宿で解決するんでしょうか。
真涼の家庭トラブルの件が残っているのでその前に友情の蕾が芽生えるといいのですが。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
既に部内で絆が出来ていたようですし、
真涼の妹もそんなに悪い子ではないようなので悪者無しのハッピーエンドが見えてきました。

それにしても鋭太はどれだけ恵まれているのでしょうか。
もともと恋愛アンチだとか言って恋愛を無理に避けなくても良いんですけどね。
周りも含め恋に恋する年頃なので仕方ないのかもしれないけれど。
自然と人が人として惹かれ合ってお互い理解できている仲なら
周りの目も気にする必要もないし勉強の妨げにも成らないと思う。
もしも今の鋭太が誰かを選んだとしても受験の妨げになる様な事はないんじゃないかな。
それだけ皆良い子だし理解し合えていると思えます。
恋愛脳とか気にしないで鋭太には気付いて欲しいんだけどな。
本当に鋭太羨ましすぎます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
本当にみんないい子だねー。
実際こんなハーレムは築けないけどアニメだと嫌味なく成立します。
こんな修羅場なら味わってみたいです。

修羅場はまだまだ続きそうな終わりでした。
全員が登場するまで時間がかかりましたから、
4人でのコメディがもう少し観られるといいかな。
{/netabare}
コメディとして楽しむことが出来たラブコメです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 54
ネタバレ

sakurama61 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

フェイクなのかな??

国立の医学部を目指している季堂鋭太を中心にフェイクで付き合うことになった夏川真涼、幼馴染の春咲千和、中二病の秋篠姫香、風紀委員の冬海愛衣がくり広げていく修羅場アニメです(o ̄∇ ̄o)


修羅場っていうよりもハーレム要素のほうが強かったなと思います。
鋭太のまわりの女の子4人がお互いに対抗意識よりも仲間意識だったので。


まず最初に登場するのが鋭太の幼馴染でとなりの家にすむ、春咲千和ちゃん。
鋭太の家でごはんを食べるくらい仲がいいです。毎日一緒に学校にいってるし(〃ω〃)


次に登場するのが帰国子女で校内一の美少女と言われる、夏川真涼。
鋭太のとなりの席になったことをきっかけに恋愛アンチの鋭太に近づいていきます(o´艸`)


その次が中二病で自称鋭太の前世の元カノと言っている、秋篠姫香ちゃん。
鋭太がバーニングファイティングファイターと知って興味を示してきます(o>ω<o)


最後が鬼の風紀委員として真涼ちゃんから始まった乙女の会を廃部にしようとする、冬海愛衣ちゃん。
実は千和ちゃんよりも前から鋭太と出会っていた幼馴染でしたが、鋭太はそれをおぼえてません(´ε`;)だけど鋭太をずっと一途におもっていますヾ(*´v`*)ノ
てゆうかかわいすぎ!!(*´д`*)




フェイクという前提がありながらも付き合うことになった真涼と鋭太ですが、みていてほんとにフェイクなのかな?って思うことが何回かみててありました。

恋愛の始め方って人それぞれだってよく聞きますが、それに当てはまるのがこのフェイクの付き合い方かもしれません。

真涼はフェイクでよかったのならどうして鋭太をえらんだのか、それは1話の告白のときに真涼本人から語られますが、自分と同じ恋愛アンチの人でひみつをばらさない人がいいって考えていたみたいです。

誰がいいかな~って考えたら学年一の秀才で恋愛アンチの鋭太がいた!そこかな?って。真涼が鋭太を意識した瞬間みたいな…w

鋭太は千和ちゃんから真涼の存在を聞いて、特に興味をしめしていなかったですが、気になりだすきっかけにはじゅうぶんだと思います。

もともと恋愛アンチの2人が自分に気になる人がいるだなんて気づいても否定しそうです。

だからフェイクっていう言い訳を持ちだしたんじゃないかなと考えました。
フェイクって言葉はたくさんでてきましたしね(`・∀・´)


ですがこれは個人的な考えなのであんまり深く考えないでください。



そして、修羅場の場面がほとんどなかったことについてです。

わたしはなくてよかったな~って思います。
タイトルに惹かれて修羅場が見たかった人にとってはだめだとわかりますが…w
ですがそれだけ安心してみれました^^

真涼は性格わるいですね。千和ちゃんにひどいこともたくさんします。

だけど千和ちゃんはその真涼の性格を受け入れてるんじゃないかなぁって思いました。

じゃなかったら乙女の会の部活にも来ないだろうし、ましてや真涼と話すわけがないんですよね。

たぶん千和ちゃんのそういった優しさに真涼はあこがれてたのかもしれません。

そのおかげですかね?最後しか修羅場らしい修羅場がなかったのはw


中二病ノートについてですw


鋭太はもと中二病でそのときに書いてたノート、日記みたいな感じですが。。

そのノートを真涼にとられてしまう展開はびっくりでしたね( ´艸`)

なんか強引だな~って思ったんですけど気にしないことにしました^^

で、中二病なぅ♪なのが姫ちゃんですよね。

あんなかわいい中二病になれるんだったらわたしも中二病になりたい!

でもわたしそんなこと言ってるけど中二病なぅだったりして…(゚д゚lll)
まぁいっか!なんでもいいですw


最後に!!

あいちゃん゚.+:。(*´v`*)゚.+:。
いやー!かわいすぎる~

妄想してる自分がはずかしいなんて言ってるけど
いやいやいや!!
その妄想もかわいんだってば!!

もうあいちゃん大勝利ぃぃ!でいいよ!ほんと!
お外はしってくるの?あたしもついてくー!←


女の子たちみんなかわいかったです
嫌いな子いませんw
最初は真涼がにがてであーちゃん大勝利してくれないかなって思って最終回までみたんですけど、


もう1回みてみてください。
真涼に対する印象がだいぶかわります(;゚Д゚)!

それもいい方向にです^^



それもさっき言ったように、
真涼と鋭太がフェイクに気をとらわれすぎているって感じるからかもしれないです。

素直じゃない場面がおおすぎ!もっと表情とか言葉にだしなよ!って思う場面が多かったです。


この俺修羅ってキャラの心情がすくないんですよね。
だから余計フェイクに惑わされちゃったんだと思います。



そう思ってもう1回みてみると…真涼かわいー!とか思っちゃったりw
見方をかえてみるのも1つのたのしみかただなって思いました^^





だーけーど!!!
わたしの本命はあーちゃん!!(〃ω〃)w


あんな女の子になりたいなぁ。。
顔はもちろんかわいいよ!でも性格もかわいいとか…
完ぺきすぎる!

うーん。どうすればあんなにかわいい性格になれるのかな?
なんでわたしはあーちゃんのことかわいいって思ったんだろ…

はっ!!Σ(゚д゚lll)

妄想恋愛ポエムをかいてるあーちゃんかわいい!!

たしかにお外はしってくる~とかもかわいいけど、
そんなことわたし言えない!!


だったら…
わたしも妄想恋愛ポエムをかけばあーちゃんみたいに性格かわいくなれるかなっ?!
顔なんてこの際むしむし~!


てことでポエムの書き方とかしらないので、鋭太風に日記で恋愛のこと妄想してみます!(*`・ω・)ゞw
興味のない人はほんとにみないでください。


{netabare}
5月30日 
今日は学校にいってすぐにあの人がいたんだぁ
だからね、おはよーって言お!って☆
でもどうやって話しかけよっか。。
まよってまよってどうしよう…って思ってたら
あの人から声かけてくれたんだよ♪
あたしの人見知りな性格どうにかしたいなぁ。。
何回もあの人のこと見ちゃってたから変な人って思われなかったかなぁ??
おはよーだけでこれだとふつーに話せるようになるまで時間がかかりそう…
だけど!ぜったいぜったい仲よくなりたいもん!
がんばってみる!



6月25日
今日はね、あの人のメアドを聞いたんだぁ♪
さっそくメールしてみたよ~
でもねなかなか返信がかえってこなくて
なにか悪いことしちゃったかなぁ?やっぱりメアドもらってすぐメールするのは馴れ馴れしかったかなぁ?
とか思っちゃった
だけど…返ってきたからよかったぁ。


7月7日
同い年だったからまだよかったのかな?
だけどクラスがちがうってやだなぁ。。
休みじかんにいっつもあの人のクラスみに行っちゃうあたしがいやー
あの人が気づいてるかわかんないけどあたしただのストーカーじゃん!
さいしょのころは友だちも一緒に来てくれてたのに
さすがにもうきてくれなくなっちゃった(笑)
だからひとりでみてひとりでにやけてる
もうただのへんたいさんだぁ!
でもやっぱりかっこいんだよね~♡
なんていうか~!ずっとみてて気づいたんだけど~
ついついやっちゃってるクセがあるんだよ♪
みんな気づいてるかな?あたしだけかな?
あそうだったらうれしいかも!
あたしにもクセあるみたい~
友だちに言われてやっときづいた(笑)
はずかしいから人には言えないけど。。


9月28日
うーん
気のせいだよね?ただの自意識だよねー??
ろうかとかであの人とすれちがうと目があうの。
あたしはいっつもみてるからフシギではないんだけどね
がん見とちら見はとくいちゅーのとくいだもん♪
あの人もみてくれてるのかな?


10月17日
やばーい!
友だちが言ってたんだけど!
あの人があたしにすきな人いるの~?とか聞いてきたんだって!!
それってあたしのこと気になってくれてるのかなぁ??
それとも…ただ単に聞いてみただけなのかなぁ??
さいしょはうれしかったけど今は不安ばっかだーー。。
今日のごはんはハンバーグだった。



11月27日
うおーんうおーん!!(なき声)
いきおいで告っちゃった!!
ぜったいだめだー。。
ふられちゃうーー。。。
ひっくひっく ←new!!☆


12月1日
おっけーされちゃった!!
え、びつくり!!   おっとっと…びっくり!!
あたしなんかでいいの?
って聞いたら
お前いがいになんか考えられねぇよっ!
だって!!♪
やっほー♡


1月25日
今日はねー
みんなともそうなんだけどね…
あの人とたくさんお話したよー
放課後にねまたあったからまたお話しちゃった♪
あたしは帰宅部であの人は野球部だから(*∠_*) 
一緒にはかえれない。。
そのことを考えてたら
あの人がね
部活なんかしないでお前とかえりてぇ~
って言ってくれた!
冗談でもすごいうれしい♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
そのあとあたし顔あかくなっちゃってたと思う。。
やっぱり見られちゃったよね~。。
今度はみかえしてやるぞお!☆彡



2月10日
風がつよかったなぁ~今日は。。
冬だけど明日から暴風雨みたい。
でもね!そのおかげであの人の部活の練習試合がなくなったんだって~
だからうちで遊ぶことになったんだぁ♪
暴風雨たのしみ☆☆☆


3月4日
さむいな~とか思ったらゆきふってた!
あたしは季節の中だとやっぱりはるがすきかな~?
夏もきらいじゃないんだけどね。
友だちにはるかって子がいるんだけど…
いっつもはるってよんでる♪
……(笑)


4月1日
今日はエイプリルフール!!!
うちらの時代きたぁー↑↑↑↑うちら←だからね!
   
  ~クラスではいつも脇役の私たち。
   でもそんな私たちでも輝ける日が1日だけある。
   それがApril Fools' Day!!☆↑↑↑↑↑↑
   その日のためだけに生きてきた2人のあつい友情物語∞~

あっと!!あぶなかったぁ。。
日記なのにものがたりを書いていくのはだめだよね
別ののーとにかこおっと。。


5月13日
あっちぃあっちぃなぁ。。
あたしたち2人が♡  ごめんなさい。。
つきあってもう5か月かぁ…
はやいなぁ♪
そりゃあ育ててたお花がかれるはずだよね~
あたらしいの買いにいこっかな?☆彡

{/netabare}




……もう恋愛なんだかわけわからない日記かいてるうちにうすうす気づいてました。

わたしがこんなことやっても性格なんてかわいくなれっこない!!
ってことにー。・゚・(*ノД`*)・゚・。


てゆうかー!あーちゃんがあんなにかわいいのって恋愛ポエムもあると思うんですけど
それ以前にツンデレデレデレ子だからじゃないですかーっ!!



いいですいいです
わたしはくーるびゅーてぃーを目指してるんで!(。・ ω<)ゞてへぺろ♡




ここまでこんなおかしな感想文につきあっていただいてありがとうございます。
最後なんか恋愛とはまったくかんけーない感じになっちゃって…(つд⊂)



俺修羅は男の人向けですかね。
ハーレム系なので^^でも女の人でラブコメすきな人とかには
おすすめできます(*´▽`*)

2期あるかなぁ?
みたいです(´∀`*)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 79

80.9 3 修羅場で学園なアニメランキング3位
School Days-スクールデイズ(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (3070)
14077人が棚に入れました
伊藤誠(いとう まこと)は、以前から登校時に時々同じ電車になる隣のクラスの桂言葉(かつら ことのは)の事を気に掛けていた。
「好きな人の写真をケイタイの待受け画面にして、3週間誰にも見られなければ思いが成就する。」
ばかばかしいと思いながらも、誠は学園に伝わるおまじないを実行するが、わずか1日で隣の席の西園寺世界(さいおんじ せかい)に見つかってしまう。そのお詫びという名目で、世界が言葉と誠の間を取り持つことに…。
その日から誠の退屈だった日常が大きく動き始める。

声優・キャラクター
平川大輔、岡嶋妙、河原木志穂、井本恵子、永見はるか、田中涼子、たかはし智秋、亜城めぐ、松本ヨシロウ

kochiro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悲しみの向こうへ

いや、これは酷い。あえてお薦めしません。


結論だけ書く。

この作品は病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。病んでいる。本当に病んでいる。



























nice boat.









ってこんなトラウマになるようなレビューを書いておけばこの作品の雰囲気が伝わるかと思いました。

ただ、この作品の挿入歌「悲しみの向こうへ」を、いとうかなこさんが歌っていたことに気が付いて、ライブでも歌ってくれないかなと、なぜだか願ってしまっている自分がいます。ああ病んでいますね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

デリダ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最強の反面教師(評価が難しいので☆はデフォルトで済ませます)

衝撃作と友人からオススメされたのを思い出して見ました。
高校生の時にオススメしてきた友人の正気を疑う。
やっと色々許せる年齢になったと思われる(それでも十分私は幼稚ですが高校生よりはマシということで)年齢になって
ちょうどいいタイミングで見ることができてホッとしている。(できれば一生見たくなかった)
2007年ひぐらしのなく頃に・解も放送してるし、頭が錯乱しそうになるアニメが二つも、、、

エロゲ原作しかも鬱であることは最低限知って見るべき作品です。
よくあるエロゲのハーレムモノの中で少しでも感動したような人間は戒めとして見るべきですね、ハハ。
浮気性の人間も見て教育されればいいと思います。
怖いなあ、、、


ネタバレ盛大にやってしまっているので見るのは自己責任でお願いします。
{netabare}
まず気になるラストシーンの「やっぱり。中に誰もいないじゃないですか。」セリフの考察。世界は本当に妊娠していたのか。
1想像妊娠説
2言葉の幻覚(錯乱)説
3早期すぎる説
4世界錯乱説

1の意見は結構見ますね。
ですがそもそも想像妊娠って妊娠への強い不安や恐怖、もしくは願望によって
脳が妊娠していると誤認してホルモンを分泌すると言われています。
しかしながらちゃんとしたメカニズムは解明されてないようですが、
世界はそもそも言葉への罪悪感や嫌悪感、刹那がいなくなった寂しさでふさぎこんでいたわけですし、不安や恐怖と言っても全然種類が違います。
ましてや妊娠を望んでいたような風にも見受けられませんでした(クラスで動転して声を荒げていた)
ちなみに想像妊娠は脳の誤認なので本当にお腹が張ったりするそうです。


2言葉は既に錯乱状態でしたね。誠君ならそこにいますよ。とバックを見た時のセリフ、その発言はあたかも誠が生きているかのような言い回しにも聞こえました。
少し前の回で通じていない電話に向かってひたすら話しかけていましたね。
そしてお腹を割いた時、妊娠を嘘だと思い込んでいた言葉にとって都合のいいように見えていたのかもしれません。


3これは最も確率が低いと思われます。
妊娠していても時期が早ければ目に見えないかもしれない、という説ですが、
文化祭は最低でも11月頭くらいにはやりますよね。12月にやるとか聞いたことないので。
それ以後世界は引きこもってしまいましたが、その間既に誠とは関係を持っていなかったことと仮定します。
そして12月のクリスマス。この時点でだいたい妊娠2か月になります。妊娠2か月となると胎児は2cmお腹も少し張り始めます。
言葉のような秀才がその程度の知識がないとは思えないですし、また見落とすとも考えられません。


4実は世界も狂っていた。
言葉と同じような状態説。救いようがないですね。閉じこもってるあたりから現実と妄想の区別がつかなくなり、意識が曖昧になる。混濁した状況で現実を断片的にしか理解できない状況で自分だけはまともでいようとした。包丁を持ち出したのは一時の激情というより錯乱。もしこれが本当なら妊娠してるより辛いです。あまりこれは考えたくないです。


てな感じで少し考察してみました。結局自分なりの答えは出ず。



ネットを散見する限り誰が一番悪いか論争は尽きることがないようですが
どうやら誠はZガンダムのカツのように視聴者からすべからく死を願われる存在のようで
最終回のさよならシーンではお祝いの言葉がやたら多かったですね、これにはさすがに笑いました。
とりあえずそんな調子なのでここで誠の名前を出しても意味がないですね、視聴者の総意なので。

それは置いといて世界が悪いというのが結構見受けられましたが最初の過ちは幼さゆえだったとも思うし
一人前としては程遠いですが女の子としてみれば、こんなことにさえならなければ
いいところで誠見限って魅力的な女性になってもらいたいというのが僕の気持ちです。


言葉は可哀想な壊れちゃった子みたいに感じた方が多かったみたいですが、
体が弱く元から引っ込み思案な上に、クラスでのいじめ
(料理を作ったりマフラーはいいですが、すぐ謝ったり誠の顔色を異様にうかがって仕立てになるような態度や冒頭での胸の語り草からして、過去にもいじめまでいかなくともずっと心許せるような人間は近くにいなかったと考えます)
もあり彼氏というすがることのできる存在ができてしまったがゆえに
この時点で心のバランスは誠が正常な判断が出来る相手だったとしても、うまく恋愛はできなかったように想像できました。
しかしこればっかりはもはや育ってきた環境が彼女のそうした性格の一部になってしまっているので
言葉に非が多分にあるというのなら、等しく言葉と出会ってきた人全てに責任があるとも思います。
親も含めた全員が人を育てて同時に自分も成長していくような関係を築くことができなかった、
というのはとても不憫にも思います。
世界にならできたかもしれないと思う誠を見限ることも、言葉に限っては見限ること最初の時点でできなそうでしたもんね。
こういう性格の人は言葉のように錯乱しなくとも、依存体質の人に多く共通するところがありますし、
たくさんひどい恋愛して勉強していくしかないようにも思います。まあ言葉は死にましたが。笑
にしてもあの姉妹の名前、心と言葉って、このアニメだと妙にきつく感じますね。



知ったかぶりのような気持ち悪いことあまり書きたくはないのですが、、、
恋心ばかりはしょうがない、と思います、僕は、少なくとも。
いろんな意見があると思いますが、誰も彼もすっきり恋愛できてい続けることができるなら、
そもそも大人になるだとか、経験して成長する、とか恋愛に関してそんな言い方しないでしょうしね。
現実的に大切だなと思ったのは8話で世界が部屋にこもって一日中泣いてる、って刹那が誠に告げていましたが
想像力不足ですよね、自分と一緒にいない時に大切な人がどんな思いをしているか、とか当たり前のことが
できないとただ周りを傷つけるだけの負の循環しか生まれない、と思います。

にしてももはや誠の知能は年齢を疑うレベルの低さを見せてると思います。
自分が大切に思う人の気持ちを推し量る力がいくらなんでも低すぎますね、
その場しのぎで人の顔色を伺っていて根本的に年齢不相応なほどに子供ですし。
女性に迫られたら流されるだけの人形と何も変わらないなあ、と思いました。
せめて浮気をするならバレないようにすることが大前提ですね、終わらせることもせめてひっそりと。
それがそれなりに相手を思いやることになるのかもしれませんね。
どうでもいいけど。

誠の場合はもはや恋愛感情ですらないような、なんでも受け入れて許してくれるような母性、母親を探すようにしか見えないので、女の子のキャラクターの恋についてだけ考えて見てました。
どちらにせよ、記憶の中でずっと残り続けるような恋愛をしたいなら浮気はしないことですよね、勉強になります。存分に傷つけばいいと思う。まあ死んだんだけど。
こんな風に書き込んでる自分ももはや気持ち悪いし、なんというかたった12話でここまで気分を害するアニメは初めてです。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

ドラれもん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

(。・_・。) ( ゚ω゚) (゚ロ゚;)(゚q゚)

2014.8.13 初投稿 
2014.8.16 追記 (誤字があったので修正したのと一部訂正しました)

☆未視聴の方へ

この作品が恋愛物なので

今まである程度の恋愛物(アニメ・漫画・小説・ドラマ等)を色々楽しまれた方なら
一度は見てみてもいいんじゃないかな~って 僕は思うのですが・・・

自分のお気に入りの棚にも入れている「君に届け」のような純愛をテーマにしたような
作品が特に好みのピュアな方や僕のようにアニメの影響を受けやすい方
今、恋愛を楽しんでいる学生さん等には簡単にオススメしてはいけない作品・・なのかも知れないなって僕は感じています

☆内容に触れずに簡単に感想を書いてみます

ストーリーも複雑な事はなく始めから大変見やすく思います
全12話の中に必要のなかった回などは特に見当たらず
中盤辺りは凄く物語に引き込まれていました

特に感心したのは、たったの12話の中に内容が凄く濃密な話なのに
きっちり収まっていた事 シナリオの完成度が驚くほど高い事
よく聞くエロゲーのような物語にはなっていない事
(僕エロいけどエロゲーはやった事ないんで友達から聞いた情報です)

最後まで視聴してみて僕の記憶からは消える事のない
そんな作品だったと思います
(視聴済みの方には分かってもらえると思いますが 一度見たらまず忘れる事はないですよね^^)

僕はストーリーやキャラクターの心境の変化
視聴者への見せ方(見ている人に想像させる)が特に面白くてこれは良い作品だなと思いました

劇中歌も良かったです
歌詞と物語がリンクした時や曲の入り方 僕の知ってる歌手が歌ってた時にはビックリしました

まだ未視聴の方にはあまり内容を知らずに見ていった方が楽しめると
僕は思ったのでこの先は最後まで視聴された方に向けて・・
僕のネタバレを含めた感想を書いてみたいと思います

{netabare}



でも誤って読んでしまう方もいるかもしれないので一応ここでもキャラの名前や行動には触れずに
視聴した方に出来るだけ伝わるように書いてみます


☆視聴前の僕の状態

僕の苦手な描写等を把握している友達が、ニヤニヤしながら視聴をススメて来たので
(あっ!なんかヤバイやつか!)・・と僕はとっさに感づいてしまいました

それからあにこれに入会してまだ使い方も慣れていなかった時に知らずにネタばれレビューを読んでしまい

・・(ゲッ!!やっぱり!そういうやつか・・)それから興味はあったんですが視聴はせず保留していました

で、先日ついに見る時間が出来たので気合を入れ直しました


☆ついに視聴前

アニメは何も知らない状態でボケーっと見出すっていうのが僕のいつものパターンなんですが

今回は結末をある程度知ってしまっていたので

各キャラへの感情移入や 主人公・ヒロイン目線からの見方等 深入りはせずに

一歩下がって視聴者目線で楽しむ事にしました


☆初視聴

予想してたのとは違い 凄く優しい感じの始まりに少し驚きました

正しいか正しくないかは別として 3人のそれぞれの思いや感情・行動は凄く伝わり共感する所もありました

なので後半まで恋愛アニメとして普通に楽しめました

ただ、主人公の考え方や行動にイライラしてきて

自分だったら・・好きだった子に対する気持ちが別の女の子に変わった時点で正直に相手に好きじゃなくなったって話すのに

この主人公は もう!イライラって感じで 1話から結局あの結末になるまでずっとイライラしながら見ていました


中盤の毛糸って 地味に感じた方もいるかも知れませんが

僕には主人公への特別な想いが伝わりました 

女の子が相手を想って編みこむんですから・・ それをほどいた時は・・(゚-゚;)

でも、今って手編みのセーターとかマフラー編む人って減ったのかな~?


☆話を後半に進めまして

目は口ほどに物を言う じゃありませんが

あの子の病んでしまった目

他の作品でも思った事ですが 女の子のあの表情はやっぱり見ていて辛かったです


☆後はやっぱり12話ですよね

いよいよあれか~と、もうこの時にはWCも我慢して再度 気合!を入れ直しました(うお~っ(;゚ロ゚)!)


手に何かを持ってた数々のシーンや
本当は居てなかった子の所からの目線
バックの中を視聴者に見せつけるのではなく、視聴者にその先の事等を想像させる・・・って
見せ方が凄く面白かったです(こういうのって演出っていうんでしょうか?僕は言葉を知らないものでお恥ずかしいです)(しゃれではないですよ^^)

でも想像させる事によって感性は人それぞれなので頭の中で色々増幅しますしね^^


☆見終わって

でもこんな主人公ならあの結末も納得って視聴者に思わせるように作られた緻密なシナリオ


僕は School Days 人にオススメ出来ない名作だなと思いました


後、全然ストーリーも違うんですが

なぜか吉田A作が主演のドラマ「もう誰も愛さない」やC田未来が主演の「14才の母」等を思い出してしまいました


しかし見終わった後は・・すぐにはWCに行けなかった

い・いや決してびびってた訳ではないんですが

全部視聴終わったのが深夜だったんですが

School Days を僕にニヤニヤしてススメてきた友達に電話して1時間ぐらい話してました

ドラれもん「今みたよー!何をって~~School Days!! あの12話が~~!」・・って ^_^;


まぁ少し落ち着きましてWCに行ったんですが・・


ガチャガチャ(あれ?・・・あっ!)(これって・・今、中から 誰もいませんよーって言われたら・ちびるな~)

コンコン「入ってるよーー」(ビクビクッ! w|;゚ロ゚|w 言わなくてもわかってるし!)


な・なんか少しだけトラウマ?


でも暑くて寝苦しい今、もう一度1話から見返してみてはどうでしょうか?


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

76.3 4 修羅場で学園なアニメランキング4位
この中に1人、妹がいる! (TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (1619)
9970人が棚に入れました
世界的大企業、帝野グループの社長、帝野熊五郎の没後、息子の帝野将悟は父の遺言に従ってグループの社長の座を継ぐことを決意した。熊五郎はグループを息子に継がせる条件として、特訓を行って1年で社員全員が将悟を社長として相応しいと認めるような成果を出すことと、熊五郎の母校である私立深流院学園に通い、そこで生涯の伴侶となる女性を見つけて結婚することを提示した。しかし、将悟に異母妹がいること、そしてさらにその妹が深流院学園に通い正体を明かさぬまま将悟と結婚することを目論んでいることが明らかになり、将悟は妹の正体を突き止めて彼女を作ることに奔走していく。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、石原夏織、佐倉綾音、竹達彩奈、大亀あすか、日高里菜

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

学園ハーレムストーリーだけど、なんか中途半端ですね・・・

内容としては、ハーレムストーリーなのかな?
ただ一つの要素を除いては。

その一つの要素というのが、題名通りに、周りを取り囲む女子生徒の中に妹がいるというもの。
その妹が誰なのか、主人公は知りません。
そもそも妹がいるなどということ自体、寝耳に水という感じで、学校に入ってから気付いたこと。

あらかたのあらすじとしては、帝野将悟は世界的な大企業である「帝野グループ」の社長・帝野熊五郎の息子。将悟は父の急逝後その遺言に従いグループ社長の座を継ぐことを決意した。遺言で将悟に後継者の条件として提示されたのは2つ、1つは能力面での特訓を行って1年間で帝野グループ社員全員が社長として相応しいと認めるような成果を出すこと、そしてもう1つは熊五郎の母校である私立深流院学園に通い、そこで生涯の伴侶となる女性を見つけて結婚することであった。
以上、wikiからの引用です。

これを評価するに当たって、やっぱりいろいろと中途半端だったというのが一番の感想です。
そもそも引用しましたが、この設定からしてなんか軽い感じがしました。
生涯の伴侶を見つけるために高校を編入とか、安っぽい気がしましたね。

ただ、作画、キャラデザは好きでした。
その面では高い点数をつけています。
だからこそ、最後まで観れたという感じです。

ハーレムストーリーは嫌いではなく、むしろ大好きです。
でもそれも中途半端というか、そんなに愛されてる主人公のような気もしなくて、というかヒロイン同士のライバル意識の薄さというのが気になって、もっと過激に繰り広げられるライバル心と友情ってのが好きで。。。

で、間にギャグ要素もありますけど、それで笑えるかというとそうでもなくて、なんかそれも安っぽい気がしましたね。

最後の展開は良かったとは思いますけど、これに高評価を付けるのは難しいですね。


声優さんは豪華だったと思います。
個人的に好きな人がいましたので。

主な登場人物を書いておきます。

まずは主人公、帝野 将悟(みかどの しょうご)-櫻井孝宏さん
帝野グループ社長(帝野熊五郎)の息子で、生涯の伴侶となる女性を見つけるために深流院学園に編入した二年生。
美形で御曹司とあって、誰もの気を引く存在。
そして、妹がいることを知って、探すことを決意する。
cvの櫻井孝宏さんはお気に入りの声優さんです。
声が素晴らしくて存在感があって、美声ですね。
コードギアス 反逆のルルーシュ、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。、PSYCHO-PASS サイコパスなど数々の大活躍をされていますね。

次にヒロインたち
まずは、鶴眞 心乃枝(つるま このえ)-石原夏織さん
主人公と最初に出会うヒロイン。
そして主人公に想いを寄せる清楚な高校生。
作品の中では最初にいろいろと騒動を起こすが、主人公に対する気持ちは本物。
優等生で真面目だけど、むっつりすけべなところがある。
cvの石原夏織さんは、凪のあすから、城下町のダンデライオン、あの夏で待ってるなどで活躍されていますね。

次に神凪 雅(かんなぎ みやび)-佐倉綾音さん
このえと大の仲良し。
むしろ、最初はこのえぐらいしか友達もいなく、人を寄せ付けないような雰囲気すら持っていた。
でも本当はとても明るくてスポーツ少女で、やはり主人公に想いをよせる。
cvの佐倉綾音さんは、東京レイヴンズ、のんのんびより、ご注文はうさぎですか?など多数で活躍されています。

次に天導 愛菜(てんどう まな)-大亀あすかさん
深流院学園の生徒会長。
でも、その役割をもっぱら投げ出しているようにさえ感じる楽天家。
お菓子が大好きで、いつも副会長にお菓子の話をしている。
主人公と大胆に抱きついたりする行動が見られるが、他のヒロインと比べればちょっと引いた立ち位置で、場を盛り上げるような役割をしている。
cvの大亀あすかさんは、電波女と青春男、咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A、フォトカノなどで活躍されています。

次に国立 凜香(くにたち りんか)-竹達彩奈さん
一年生でありながら生徒会副会長。
実家は華族の血を引いており、由緒正しいお嬢様。
いつも規律正しい行動を自分にも他人にも言い聞かせている。
主人公に想いを寄せる場面も見られるが、他のヒロインほどでもない感じ。
cvの竹達彩奈さんは、個人的に大好きな声優さんです。
けいおん!、俺の妹がこんなに可愛いわけがない、ソードアート・オンラインなど、多数で主役級を演じて大活躍されています。
この作品ではその魅力が出ていたとは思えませんけどね。

そして、嵯峨良 芽依(さがら めい)-日高里菜さん
ヒロインの一人。深流院学園3年生。眼鏡をかけている。雅の親友。捨て子である為、正確な誕生日や年齢は不明。見た目は幼いが公的には将悟や雅よりも年長であり、大人びた口調で話す。
数学にかけては天才的で、なぜか萌え喫茶を営む経営者でもある。
cvの日高里菜さんは、とある魔術の禁書目録、ソードアート・オンライン、ロウきゅーぶ!など多数で活躍されています。

この中でも特筆はやはり櫻井孝宏さんと竹達彩奈さんでしょうね。
それだけでも豪華だと言えますよね。
でも、残念ながらその魅力が発揮できていたとは思えませんけど。


全体的に見て、テーマも設定もキャラも良いのに、消化不良とういか中途半端なのは、シナリオが良くないからって気がします。
勝手な意見ですけどね。

あまりオススメする気はないですけど、学園ものが好きなら観ても面白いとは思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

全話鑑賞済み。総評的な物も。

原作小説未読。コミカライズ1巻のみ既読。

総評的な物----------------
{netabare}
・まずは・・・この作品については1クールが長かったなと、素直に思えました。
・ハーレム物だけど、実は地雷も埋まっているという設定そのものは興味を引かれたのですが・・・。原作がどこまで進んでいるのかどう終わらせるつもりなのか知る由もありませんが、アニメに関しては最終的に、これでは面白みが無くなっているように思います。
・嫌な言い方ですが、結局は「犯人探し」みたいな作りになってしまったような。どう地雷を避ける(偶然を含め)かではなく、地雷を見つける方向に話が振れてしまったのが、面白いと思えなかった原因かな?と思います。
・ヒロイン候補はたくさんいたにも関わらず、どのキャラもイマイチ掘り下げ具合が浅いように感じました。
・何より・・・(個人的に)イチオシっ娘が「実は妹でした」という展開に、かなりテンション下がりましたw
・以上の感想から、2期は有っても観ないでしょう、多分。
{/netabare}
各話感想(飛び飛びですが)。
{netabare}
12話鑑賞後----------------
あ~やっぱり、DNA鑑定は陰謀の一端でしたかw

そして・・・「雅が妹」という結末が、大変残念でなりません。嫁になって欲しい娘No.1だったんですがw

ラストで「反対派を一旦は退けた」みたいなセリフありますから、続きやれたら~みたいなニュアンスを匂わせてますが・・・。
・・・う~ん、ここから話盛り上がるんでしょうか?
続けてみたところで「妹」は確定してしまったわけですから。某殺人事件みたいなオチなら、まぁw

佐倉さん、すみません・・・雅がお気に入りですが、声聴いてると某落語女子の方になってしまいますw

9話鑑賞後-----------------
何だかんだで一応ここまで継続視聴してましたw

いや~無駄にフラグが乱立してるな~と。
「妹」に関係無いところでも複数w
そんなに数が出回ってないはずのケータイが、何台主人公の周辺に存在しているんだ?とw というか、ケータイにボイスチェンジャー機能って、どの方向から無意味な物だと思うのですが。

といいますか今回一番声を大にしたいのは・・・
(1クールと仮定して)9話にして新キャラ出すな、とw
しかもcvが小倉さんって・・・。今まで伏せてた意味が無い。

その上、DNA検査に陰謀がなければ本物の妹が判明。
あれ? 学校に来た理由って何でしたっけ?
あ~・・・最初から観直すことになりそうな予感が・・・。

3話鑑賞後-----------------
え~継続非継続を決めるはずが・・・結局今回も決められず。
多分観ます。でも滅多なことではこの作品にはコメントしないと思います。

今回思ったのは・・・「妹を名乗る娘」にボイスは無かった方が良かったかな?という点。

原作小説やコミカライズでは「声」がありませんから、読者の勝手な想像や妄想が可能という意味で、大きな問題は無いように思います。

が・・・アニメでは一応それぞれにCV担当がいるわけでして。多分「妹の娘」は声を変えるなりして隠しているのだろうと勝手に推測しますが、「このヒロインの声じゃないだろう」と思えてならないのが正直なところです。想像もしない方法で声を弄っている可能性も当然あるわけですが。

こういうツッコミは無粋なのかもしれませんが、やっぱり聴いていて不自然です。せめて「妹」のセリフだけはテキスト表記にするとかした方が良かったかな?と思います。

2話鑑賞後-----------------
切るか否かの第2話、だったはずなのですが・・・。もう1話で決めたいと思います。

いえ、キャラや設定やストーリーにはコレといったポイントは無かったんですが・・・舞踏会での「お立ち台」ネタがあまりに印象的でしてw といいますか、これってわからない世代のが多数派な気がしますが?w 「おまえはいくつだ?」と思わず心でツッコんでいました。

あとはミスターXさん。バレるの早過ぎでしょう。あからさまに男装女子でしたが、判明するのはもうちょっと後だとばかり・・・。とりあえず服を着ろ、服をw

1話鑑賞後-----------------
「同じ学園の生徒に1人、妹が混じっている」という設定は面白いですが・・・正直それ以上が期待できない(ヘンな意味では無く、純粋に面白さ)気がしています。
コミックを1巻でヤメているのも同じ理由なんですが、「アニメでなら観れるかも」と勝手に期待していたんですが・・・。

今のところ登場女子も可愛いと思いますが・・・。
売りたい路線があまりに露骨で、ちょっと引いてます。

ハーレム物なら他に面白い設定・展開の物がありますし。
カット候補その1です。でも一応2話も観ます。反応する娘がいたら継続でw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

人生イージーモード

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
総じて、変わった設定の中で繰り広げられる、ドタバタエロラブコメ。ミステリー要素もあるけど、正直、不要。エロ耐性があり、妹属性が好きな方は、楽しめるかもしれません。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
いや~、しかし、「金持ちボンボンイケメン」とは、羨ましおすな~w

大会社の後継者が自分の嫁探しをするという、学園ハーレムもの。他のアニメとの差別化といえば、そのハーレムの中に「主人公にも分からない本物の妹が混ざっている」という点。

これが特色だけど、ミステリー要素を入れたことで、後半はやや話を複雑にしたかな。

1話から無条件ハーレム全開ですが、妹が1人しかいないということは、後の人は無関係(妹補正で好感度MAX状態じゃない)。つまり、財産目当てで初対面なのにやたらデレてくるビッチだということ(と、1話の時点で視聴者は捉えてしまうと思います。勿論、後ほど将悟との関連性は明らかになるのですが)。

それから、リアル妹が本当に兄の将悟との結婚を望んどいたとして、じゃあ将悟に、「自分が妹で結婚の意思があることを伝えるメリット」ってなんだろう? 騙し討ちの方が良さそうなもんだけど。

衣楠にしたって、性別偽りたいならまず髪を切れとw

とまあ、そういう細々したツッコミどころはラブコメだと割り切れば問題ないとして、一番の問題点は、キャラに萌えられなかったということかな。

それぞれのキャラの心情をしっかり描く前に、「お兄ちゃん、大好き!」ってなるから、萌えられない。まあ、ハーレムモノだからしょうがないけど。

ラッキースケベや萌えという範疇を遥かに超えたエロ描写。これが個人的にダメでした。

いくつかのレビューで既に述べていますが、私がアニメに求めるのは「萌え」であり、「エロ」ではありません。「エロ」は3次元の方が好き(笑)

これはまあ個人的な好みの問題ですが、アニメは基本的に嗜好品なので、辛めの評価とさせてもらいます(作品が好きな方には申し訳ない)。

すでに多くの方が述べているように、後半のミステリー要素は、作品を中途半端にしましたね。しかも、結論はわりとあっさり。

視聴後にレビュー書くため、Wikipediaを見ていたら、原作とは設定が大分違っているようですね。(原作ネタバレ){netabare}将吾が熊五郎の実子ではない。{/netabare}そんな気がしてました。そうじゃないとストーリー成立しないしね、倫理的にも法律的にも(笑)

う~ん、それにしても、将吾は、人生イージーモードだな~。正直、羨ましいぞ(笑)
{/netabare}

《以下ネタバレ》

【各話感想】
{netabare}
1話目
う~ん、人生イージーモード。女の子がビッチに見える(汗)

単なる予想
{netabare}もしかしてラストは、将悟が妹(帝野熊五郎の実の娘)を見つける→実は将悟は熊五郎と血の繋がっていないことが判明→妹と結婚し、真の帝野家の血筋を残していくことが、隠れた跡継ぎの条件だった。とかじゃないかな(笑){/netabare}

2話目
う~ん、これなんてエロゲ(笑)

3話目
いや、だから、これなんてエロゲ(汗)

4話目
妹キャラに幼馴染み。まあ、そんなところだろうね。

5話目
いや、だからね、これなんてエr……。

6話目
粘膜って、ド下ネタですやん(引)。まい子先生のメンタルの弱さには萌えたw

7話目
風紀委員の取り締まりって……真っ先にこのアニメ自体を取り締まるべきでは(笑)?

8話目
余談ですが、{netabare}ウチの高校は校則厳しくて、女子のスカートは膝下15㎝でしたよ(泣)。しかも、特待生がこの校則を破ると、地元から親呼ばれて怒られ、2回目には特待解除という厳しい条件が{/netabare}(苦笑)。キーホルダーのくだり、スゲェ浅い謎解き(笑)

9話目
柚瑠奈登場。絶対に妹じゃないな(笑)

10話目
なんか、木曜ミステリーみたいな展開になってきたな(笑)

11話目
ここにきて、完全に雅がメインヒロインですね。寿司屋のくだりは可愛かった♪

12話目
恋人以上の兄妹って? ここまで引っ張ったわりに、わりとあっさり終わりましたね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37

77.7 5 修羅場で学園なアニメランキング5位
WHITE ALBUM2(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1111)
5609人が棚に入れました
学園祭まであと一月と迫った秋の日の夕暮れ。

崩壊した軽音楽同好会の最後の一人、北原春希は、
放課後の窓際で学園祭のステージを目指してギターを弾いていた。

それは、二年半ずっと真面目に過ごしてきた優等生が、
卒業までの半年間に成し遂げようとした、ささやかな冒険。

けれど、その拙いギターの音色に、
流れるようなピアノの旋律と、鈴が鳴るような歌声が重なったとき……

一人からふたりへ、ふたりから三人へと重なっていった新生軽音楽同好会の、
夢のような、夢であって欲しかった半年間が始まった。

声優・キャラクター
水島大宙、米澤円、生天目仁美、寺島拓篤、中上育実、杉山紀彰、梶裕貴、夏樹リオ
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

久々、いや初めてこんな恋愛アニメに出会いました  これ以上はこの先現れないだろうと思ったら、原作ではまだ序盤なんだよなぁ…

※長文注意報発令

【短い感想】
シナリオに関しては今までの恋愛アニメでダントツのNo.1です。
それだけ感情描写が素晴らしい。
ここまで繋がりがしっかりしていて、キャラの気持ちが伝わって来るアニメはまずありません。

この作品は隅々まで意味のある描写だらけの作品です。
結果だけに注目していたらまずこの作品の魅力は見えてこないです。
まずは主役の3人全員の気持ちを考えてこの作品を見てみてください。


【このアニメのコンセプト】
前作であるWHITE ALBUM(前後編)からそれは変わってないようです。
どうしてもネタバレが嫌な方のために一応隠しますが、私としてはコンセプトを知った上で視聴したほうがいいと思います。
大事なのはそこじゃないから。
なので、未視聴の方も参考程度に是非開いてみてください。

{netabare}このアニメで感じたのは、『大事なのは結果よりも過程』だということです。
このアニメのコンセプトは言ってしまえば“浮気”です。
このアニメが凄いのは、なぜそういう結果になってしまったのか、なぜこのキャラはそういう行動をとってしまったのかしっかり描写があることです。
「なぜこうなったの?」という問に対して「こうだからです」と返せるアニメです。
詳しくは後半の方に載せます。
ある程度浮気前提で物語を見て、「なぜそういう結果になったのか」「このキャラはどんな気持ちで行動したのか」などキャラの気持ちになって考えると、ガラッと印象が変わるはずです。
結果に至るまでの過程がしっかりしているから、思わず感情移入する、それも主役の三人全員にという感じで、見ているこっちまで辛くなってきます。

結果だけに注目していたら、「主人公最低」「クズ野郎」で終わってしまうかもしれません。
確かに、絶対クズではないと言い切れませんが、なるべくならそのキャラの気持ちを考え、気持ちを汲んだ上で感想を持ってみてください。
とても他人事じゃなくなります…
逆に、私が酷評している君のいる町は『過程よりも結果』の作品だと思うんです。
結果ばかりが前に行ってるから、キャラの行動が理解できない、感情移入できない、キャラの本気度が伝わってこない、キャラにブレがあって操られているように見える印象です。

視聴する際は結果だけでなく、結果に至るまでの過程に注目してみてください。{/netabare}


【長い感想(12話まで)】※ネタバレの嵐です。まだ12話まで視聴してない方は開かないでください。
○第7話:最高の、最後の日
{netabare}これを最初に持ってきた理由は、この回が“WHITE ALBUM2の全て”と言ってもいい回だと思うからです。
この回が与えた影響は計り知れないと思います。
他の2回分の話も絡めて、第2音楽室で何があったのか描写しています。
①かずさと春希が二人で会話、かずさが本音を少しだけ漏らす
②雪菜が春希に迫り、キス、付き合うことに
③実はかずさが寝ていた春希にキスしていたことが判明
④さらに実は雪菜は春希とはまだ付き合う予定ではなかったことを明かす
⑤雪菜はかずさがキスしていたところを実は見ていた
⑥現在(春希と雪菜が付き合っている)に至る

本当の地獄(辛い気持ちになる回)はこれからですが、この回が一番重要な回だと思います。
なぜ雪菜が告白したのか、なぜ雪菜が3人でいることを望んでいるのか見えてきます。
ただ友達だから失いたくないとか、そんな能天気な問題ではないはずです。
理由も結構はっきりしていると思うので、後で述べます。

さらにここから歯車が狂い始める意味でも重要な回です。
なぜかずさが雪菜と仲良くやっていけているのか、その間どんな気持ちを味わっていたのか、春希は何を思って3人と過ごしてきたのか、この回が与えた影響は測りしれません。{/netabare}


○小木曽雪菜
{netabare}雪菜はかずさよりも自分の気持ちを相手に伝えられるだけであって、本当は相手のことを考えて一歩下がったりする遠慮してしまう人物だと思います。
春希奪っといて何言ってるんだって?それはこれから説明します。(WHITE ALBUM2はこうやって後々説明したり、答えを持ってくるパターンが多いんですよね)

雪菜が望んだ最高の結末は
「春希がかずさと雪菜どちらと付き合うか腹を決め、雪菜に告白、そしてかずさもそのことを認め、友達としてこれからも3人一緒」
だと私は思います。
だから、あれを見るまでは3人一緒に過ごし、春希に選ばせる時間を、かずさが素直になるまでの時間を設ける予定だったはずです。
しかし見てしまった、かずさが春希にキスする瞬間を。
だから行動に移してしまった。
「それが自分にとって一番の結末にならないから」
雪菜はかずさと春希が付き合うまでもう時間がないと悟った、だから焦って自分から行動してしまった、春希の気持ち、かずさの気持ちを知っていながら。
かずさに関しては以前から春希のギターに合わせてピアノを弾いていたこと、今回のキスでまず納得でしょう。
春希に関してはおそらく文化祭の三曲目、届かない恋の歌詞に何かあると思うんですよね。
それ以外でも、かずさに惹かれていることは雪菜も気づいていたと思います。
そして、雪菜が焦って行動したのも、彼女の性格を表した描写から納得出来ると思います。
1つ目は中学時代のハブにされた経験、2つ目はトラブルセット(トラブルの種となったトラベルセット※ニコ生一挙放送コメントより)、これから雪菜が焦りやすい性格、一緒にいられなくなるのを恐れる性格が分かり、今回の行動と合致すると思います。
ここまでが春希と付き合うまでに起こったことです。

ここからは付き合ってからの3人、主にかずさのことを考えている雪菜について述べます。
付き合うことになったのを屋上にてかずさに報告、そして確認する雪菜。
なぜかずさに確認しているのか、それはかずさが春希を思っていたことを知っているからですよね。
しかし、かずさはそれを誤魔化し続け、そしてあの行動をとります。
名前呼びの承認。
これによって雪菜を納得させ、友達としてこれからも付き合っていくことになりました。
その後も3人でいることを強く望む雪菜、それはかずさと友達でいたい、3人でいることを大事にしたいだけじゃないはずです。
雪菜には後ろめたさがあった。
「春希の気持ちが自分一本に向かう前に、そしてかずさが納得する前に告白してしまったこと」
さらには屋上のシーン「私、割り込んだんだ、二人の間に」
だから、二人にチャンスを残すのと同時に、自分からすればピンチを乗り切る、二人から認められるように頑張ろうとしたと思います。
春希から本物の彼女として、かずさから本物の友達として認められるように、自分の後ろめたさ、罪悪感を消すために。
つまりは、順序が逆になってしまったけど、自分の計画にあったことは飛ばさないようにしようとした、それが二人にできるせめてもの事だと雪菜は思ったと思います。
現に、春希がかずさの事を思っているのに気づいても、「やめて!私だけ見て!」とか言ってなかったと思います。
それどころじゃない、というかこの行動を雪菜の気持ちで考えたらめっちゃ辛くなります…
・誕生日パーティーで二人きりになることを断る
これは完全にかずさのためです。
家族も含めてという嘘までついて春希を説得していただけに、どうしてもという気持ちが伺えます。
普通はですよ、彼氏をとられるかもしれない相手のことを思って決定機を見送るなんてしないですよ。
でも雪菜ならその行動が出来る理由がある。
自分のことだけ考えているわけではなく、かずさのことを思い、自分に罪悪感を抱いているから。
その行動の末、誕生日に家で一人でいた雪菜の気持ちを考えると…

・卒業式にかずさが来ていたことを春希に伝える
理由はほぼ上と同じです。
いや、ここまで来たらもう罪悪感に押しつぶされてしまったのかもしれません。
これ以上春希が悩み苦しむのも、かずさが素直になれないのも見たくない、その上かずさが卒業式に来ていたことを春希に言わなかったら、また罪悪感が増え、それを背負って生きていくわけですからね。
もう、ここの全てを悟った雪菜の顔も…

という感じです。雪菜の焦りや優しい性格、その上での行動が引き起こしてしまった悲劇という感じです。
はっきり言って雪菜のエピソードだけで胃が大変なことになってるのですが、まだ二人分の思いを受け入れていかなくちゃいけないですからね(笑)…
そりゃ胃薬必須アニメだわ。{/netabare}


○冬馬かずさ
{netabare}雪菜よりも、というか誰よりも自分の気持ちを相手に見せないかつ面倒見の良さによって悲劇を招き、悲劇の大きさがどんどん拡大してしまった人物です。
春希が好きで仕方ないのに本人に伝えることもできなければ、伝えようと考えることすらしないかずさ。
そのことを伺えるのが文化祭のキスシーン。
寝ている春希にキスしてしまうくらい好きなのに、思いを伝えられない、その結果雪菜が目撃し、春希に告白してしまった。

もうね…ここからのかずさは見てられないですよ。
1周目はまだいいんですけど、2周目はかずさがどんな気持ちを抱いて過ごしてきたかわかるから、気持ちと行動のギャップが…
まずは雪菜告白後の報告シーン。
雪菜の言っていることは全て事実、かつ雪菜はそれを裏付ける証拠も知っているわけで、質問する口調もかなり強めです。
「それでいいの?」という雪菜の心の声が聞こえてくるかのようです。
それを否定し続けるかずさ、そしてあの名前呼び承認。
これは、雪菜と友達としてやっていくという気持ちも本心から思っていると思いますが、それだけじゃない。
この場合は自分の気持ちを誤魔化すための手段です。
事実、この行動によって雪菜は質問をやめました。
後半にもこういうシーンがあります。
「やっぱり私、かずさと本当の友達になれなかったのかな…」
「そんなことはない、雪菜はたった一人の親友だと思っている」
後から見てもわかるとおり、この時のかずさは悔しさや悲しさという気持ちを抱いています。
でも、かずさからしたら雪菜も大事で、友達でいたいというのも嘘ではありません。
ていうか、これが複雑であり、これによって悲劇がさらに大きくなってるんですよ…
いっそのこと、好きじゃない、友達でいたくないと思えれば少しは楽になれるのに。
好きだから、友達のことを妬みきれない、恨みきれない、結果自分に悲しみが積もるだけ、発散はできない。

「一緒にいないと小木曽が泣くからな」
春希が好きという自分の気持ちに嘘をつき続け、友達のために安心させるために自分の本心を隠し、一緒にいようとするかずさ。
「かずさ変わったよね?明るくなった」
本当は悲しい気持ちが渦巻いていると考えると…
それでも友達を気遣い、悲しい気持ちを前に出さないように気持ちを張って明るく振舞うかずさ、張り詰めていた気持ちが切れてしまったのがあのシーンですよ。
3人の旅行の帰りに車で一人号泣するかずさ…

そして最後は二人から離れようとした。
雪菜のことを思い、そしてもう3人で過ごすのは耐え切れないから、これ以上拷問を受け続けて自分を騙して3人に笑顔を振りまくのは無理だから、そんな印象を受けました。
10話Aパートはアニメ史に残すべき凄まじいシーンだったと思います。
「そんなのはなぁ…親友の彼氏に言われるセリフじゃないんだよ。」
「私の前から先に消えたのはお前だろ!」 
「勝手に手の届かない所に行ったのはお前だろ!」
「手が届かないくせにずっと近くにいろなんて、こんな拷問も思いついたのもお前だろ!」
「なのに何で私が責められなきゃなんないんだ!」 
「毎日毎日目の前で心えぐられてそれが全部私のせいなのかよ!」
「ひどいよ!どうして私の気持ちわかってくれなかったんだよ!」
「私がつまらない男を好きになって何が悪い!」
凄まじい、よくこんなセリフ思いつけるな…
そしてこのセリフをいえるシチュエーションを作ったのも凄い…

雪菜のことを考える優しい性格のために、自分が受けるダメージが増え続け、人に自分の気持ちを伝えれない性格のために、春希が離れていってしまい、春希が3人一緒にいようと提案してしまう、これがかずさです。
雪菜もそうですが、優しくて友達思いであるために、自分の首を締め続けているという印象です。
全然悪いことはしていない、友達にとって最善のことをしているはずなのに、考えの違いによってそれが友達を傷付けることになってしまう、さらには自分も。
WHITE ALBUM2とはこういう作品です。
作中にもありますが、「かずさが男の子だったら…」「私だったら雪菜を渡さない」(うろ覚え)という感じで、性別のことを憎んでる描写があります。
全員が同じ性別だったら、恋愛さえなければどれだけ綺麗な青春ストーリーで終われたことか…{/netabare}


○北原春希
{netabare}最終的には浮気してしまいますが、春希もすごく悩んで、すごく悲しい思いをしてきてるんですよ。
春希の悲劇の始まり、それは雪菜の告白を受けてしまったこと。
もちろん雪菜が気にならないわけじゃない、魅力も感じているけど、文化祭の段階では間違いなく中途半端な気持ちだったはずです。
それでも、あれを受けるなという方が無理な話です。
最初から逃げ場などありませんでした。
普通なら、最初は中途半端でも、少しずつ付き合ってから雪菜のことを思っていけるはずですが、今回は別ですよね。
それはかずさがいる、もっと言えば雪菜よりも気になってたであろう相手の存在が今後の展開を大きく動かしたと思います。

雪菜の三人でいたいという提案(二人にチャンスを設ける)、かずさの三人でいないと雪菜が泣いてしまうという提案によって、春希は三人でいることを大事にしようとします。
その結果、かずさを傷つけることになってしまいました。
さらには、かずさとのやり取りが残ることによって、最終的にはかずさの所へ行きましたが、それまでの春希の思いってかなり複雑だと思うんですよ。
ちょっとまとめてみますが、あくまで私の予想です。
①雪菜と会う前、かずさに惹かれていた
②雪菜とあってからも、かずさの方が気になっていた
③雪菜と付き合ってからは、付き合うという考えはほぼ無くなる、友達として、プラス以前に気になっていた気持ちを残したまま気にかける
④かずさが本当の気持ちを明かしたことによって昔思っていた気持ちが爆発、抱きしめてキス
こういう感情変化だと思います。
かずさのこと諦めているから友達として3人でいようと提案、ただ100%友達としてではなく、どこか引っかかる気持ちが残っているから必要以上に気にかけてしまう、最終的には爆発みたいな。
そして、春希はそういう自分の気持ちに気づいていたと思います。
だから雪菜の誕生日に二人で過ごすことを提案した、自分の気持ちを100%のものにするために。
しかし雪菜はそれを拒否、結果かずさに会いに行き、あの始末です。
あのかずさとのやり取りによって、雪菜を裏切ったのと同時に、気持ちがかずさに流れてしまった、それでもかずさに受け入れられず有耶無耶になり、結局は雪菜に頼ってしまうことに。
用意していたプレゼントも渡せずに。

結果は浮気ですが、春希の気持ち、行動も分かるんですよ。
やっぱりターニングポイントは文化祭ですよね。
あれが全てを変えてしまった、かずさのキスが。{/netabare}



【最終話まで見ての感想】
{netabare}○最終話感想
色々な意見やコメントを見てきましたが、私としては電車での雪菜が一番印象的でした。
雪菜の気持ちは今までの描写から伝わっていたので、私が気になっていたのは、卒業式で置き去りにされた雪菜をどうやって絡めていくのかという点でした。
ということで、改めて気持ちを知ったことよりも、雪菜がどんな気持ちで春希にこれまでの気持ちを話したのか、これを考えると本当にきつかったです。
そして、雪菜の気持ちを知らなかった春希がその事実を知った時の心境を考えると、さらに辛い気持ちになりました。

あとは空港のキスシーン、まぁ見せつけと解釈してもしゃーないというか、こういうところがこの作品合うかどうかの分かれ目だと思うんですよ。
このシーンを見て「何やってんの?」「ゴメン、笑ったww」という感じになるか、3人の気持ちを考えて複雑な思いを味わえるかに分かれると私は思います。
ここは帰ろうとした春希、「なんで来た」「ごめん雪菜」と言ったかずさという描写だけでも複雑な気持ちが伺えるし、それでもかずさと春希のお互いの気持ちが圧倒したことが分かるシーンでした。
二人も罪悪感があるけどやめられない、それを見る雪菜の気持ち、これらの大きすぎる感情の塊が押し寄せてきたシーンという感じでした。
こうなってしまうと思ったし、離れるのに最後まで辛い思いをしたくないと思った春希、離れるのに別れるのが辛くなるのが分かっているのに春希が空港に来たことに戸惑うかずさ。
せっかく愛し合った二人なのに別れなければならない、だからこそかずさが春希の部屋から出ていく時何もあいさつを交わさなかった、せめてもという感じでかずさは春希の制服のボタンを持っていったのではと私は思いました。

あとは後味の悪さについて。
確かに後味は良いとは言えませんが、最後も安易な展開にせずに、やってきたことを貫き通した印象だったし、今回はまだ序盤らしいですからね。
これから本番になるという印象も最終回を見て感しました。
それだけに、今後の展開に恐怖を感じてしまう最終回でもありました。


○小木曽雪菜2
{netabare}「一番悪いのは私。だから、かずさに謝らなくちゃならないの。それと、春希君にも。ごめんなさい。」
簡単に雪菜に起こったことをまとめてみます。
恋のライバルがいる中、先に告白して付き合うことになる。彼氏がそのライバル(親友)と浮気する。浮気した二人に謝ろうとする。
これだけだと何も雪菜は悪くない、いや、事情を含めても雪菜は何も悪くないんですよ。
それなのに、ていうか普通はどうやっても許せないようなことをされたのに謝ろうとしている。
それでも雪菜の気持ち、罪悪感が今までの描写から分かるし、だから謝ろうとしていることも分かる。
怒られて当然のはずなのにかばわれている春希の気持ちも分かるから…辛い…
さらには、かずさに謝ろうとした(かずさを見つけた時、一瞬表情が変わります)のに、あのキスを見てしまってそれも出来ない、かずさへの罪悪感以上に自分の悲しみが上回って泣いてしまう雪菜…

「あなたを好きにならなかった未来なんて絶対嫌。 良かった、そこだけは譲れなかったんだ。」
はっきり言って、私はWA2のどのシーンよりも、かずさの告白や空港のキスシーンよりもこれが一番辛くなったシーンでした。
『あの時~しなければ』、いよいよ雪菜の口からこの言葉が発せられたかと思いましたよ。
私もずっと思っていたことです。
どんどん妥協して妥協して、最終的には屋上で出会わなければとまで言ってしまう。
それは春希も否定しましたが、それは自分もだという少しだけ安心した声を雪菜は漏らしました。
さんざん気持ちがすれ違い続けてきた中、ようやく二人の気持ちが完全一致した瞬間でした。
WA2という物語を1シーンであらわし、まとめたようなシーンです。
ここで流れる『さよならのこと』の歌詞のマッチ具合がマジでやばい…
機会があったら一度歌詞をじっくり読んでみてください。
春希にさえ会わなければ辛くないのに、それでも辛くても春希と会わない、好きにならない未来は嫌という雪菜…そうだよなぁ…辛い…

「どうしてもあなたと恋人同士になりたかったから、じゃないんだよ。かずさほど真剣じゃなかったよ。」
ここもWA2の特徴ですよね。
100%嘘ではないけど、本心からは遠い言葉。
最初に聞いたときは嘘っぽいなぁ、本心ではなさそうだなぁとは思ってましたが…
春希とかずさのために自分を抑えて出した言葉、春希の罪悪感を少しでも軽減させるために出した言葉、それでも二人のキスを見て耐え切れずに泣いてしまう雪菜…辛い…{/netabare}


○主題歌歌詞
{netabare}恐らくネタバレになると思って、全話視聴するまでは歌詞を確認したり、じっくり歌を聴いたりしませんでした。
『届かない恋』
恐らく大きな意味を持っていたであろうと思っていた文化祭の3曲目の歌。
ぱっと歌詞を見た感じでは、春希がかずさへの気持ちをそのまま歌詞にしたという感じでした。
雪菜がこの歌の歌詞を見て表情が変わったのは、自分が好きである春希がかずさに前から、そして今なお惹かれているのを察したからでしょう。
さらに、その歌詞をかずさが一文字も変えなかったというのも、かずさが春希の気持ちを受け入れた印象でした。
ここまではまぁだいたいは予想してましたが、このフレーズで色々なことが見えてきました。
「ぼやけた答えが見え始めるまでは 今もこの恋は動き出せない」
かずさに惹かれてはいるが、相手の気持ちが分からなければ、自分の決心もつかない。
この歌は恋が始まっている上で届かない恋なのではなく、恋が始まってすらいない気持ちを表した歌という印象です。
だから雪菜は最終回で春希に言った。「かずさがあなたに想いを伝える前なら、絶対に勝てるって、知ってたんだよ。」
かずさが想いを伝えていない、春希の恋が動き出す前なら自分の気持ちを受け入れてくれるという感じで、この歌詞を見れば今までにもたくさんあった行動の裏付けがまた1つ分かります。
かずさが気付けと春希に言っても、もっとはっきりしていないと気付きようがない、逆にかずさが想いを打ち明けたことによって春希の恋が動き出してしまったんでしょうね。
「ずっと前から冬馬のこと好きだった」と言ったものの、まだ恋として動き始めてはいなかった。
本当に隅から隅まで描写に意味がある、作り込まれている作品だと改めて思いました。

『さよならのこと』
一番ラスト…君と出会わなければ辛くないのに
二番ラスト…君と出会わなければ辛くないのに
ラスト…君と出会わないなんてイヤだと気付いた冬
ちなみに電車のシーンで流れたのは一番下のラストの歌詞です。

『After All–綴る想い-』『closing』の歌詞もかずさの気持ちをあらわしていて、すごく心に響く歌詞です。{/netabare}


○これからが本番  ○友情≒恋愛 
{netabare}ゲームではここまでは序盤、これからが本編だと聞いてます。
そして、それは最終回の描写を見ても少し予想出来てしまうので…やはり今後が怖いです。
①今回表面上話が重くなったのは9話から
伏線があったり、裏では(とくにかずさが)辛い思いをしていることはありましたが、それでも旅行までは輝かしい青春ストーリーという感じでした。
今後はこういった青春パートはまずないと考えられること、いけないことをした罪悪感がまとわりついたまま物語が進むと考えると…
新キャラという救いももしかしたらあるかもしれませんが、今後さらに重くなるのは目に見えています。

②恋愛≒友情
WA2はこのバランスのもと成り立っていました。
だからこそ3人全員が辛い思いをしたというのはありましたが、そこまでドロドロした展開(彼氏の奪い合いや女同士の醜い争い)までは行ってなかったと思います。
しかし、最後の方ではドロドロになる予兆、そして『恋愛>友情』にバランスが偏ってきている印象を受けました。
・「雪菜と何回キスしたんだよ」
・携帯に出ようとする春希に対して、携帯を思いっきり手ではらう
・空港で雪菜の前でありながら春希とキスしてしまう
かずさは後半の行動でそういう印象を強く受けました。
今までずっと想ってきた春希に対する気持ち、さらには我慢して辛い思いをした分気持ちが爆発した感じです。
また、上2つに関しては自分だけ見て欲しい、ほかのことを考えさせないで欲しいというかずさの春希に対する独占的な気持ち、というよりは不安な気持ちが伺えます。

・空港でかずさと春希のキスを目の前で見ながらも、その後に春希のそばにいる雪菜
あれだけのことを見せられて、二人に謝らなければいけないと言っていた雪菜ですが、それでも春希の前からはいなくならないんですよね。
二人に謝らなければとは言ったものの、かずさに譲る、春希と別れるとは言ってないですよね。
最後のこのシーンによって雪菜の今の気持ちをあらわし、そして今後のさらなる重い展開を予感してしまいました。
なんというか、春希が今後どんな行動をしようが諦めないみたいな、ずっとそばにいようとするんじゃないかなと怖い予想をしてしまいました。{/netabare}{/netabare}


【最後に】
…放心状態になりました。
既にこれだけのストーリーを見せつけたのに、これからが本番だとこれまでの描写を見ても分かってしまったため、原作やりたかったのですがここにきて恐怖が期待と好奇心を上回ってしまいました。
原作ゲームに関しては、心の準備をした上で強い気持ちをもって挑みたいと思います。
話は結構重い感じですが、キャラの感情描写、変化、理由付けなどに関しては本当に素晴らしい。
この描写に関しては今までのアニメの中でもかなり上位、というか1位2位を争ってもおかしくないです。

脚本の丸戸さんは、アニメ脚本初めてらしいですが、見事というか、さすがという感じですね!
私、丸戸さんがシナリオやってるゲームやったことあるんですよ。
私はエロゲーを2つだけやったことがあります。
それがkeyのAirと丸戸さんシナリオの戯画のパルフェです。
パルフェのシナリオの丸戸さんということで、脚本のレベルの高さは納得でした。
これからも期待しているというか、WHITE ALBUM2はこれからが本番らしいので(末恐ろしい…)、というか全話見て確かにそうだと感じたので、今後の展開に期待大です。
そして来る日まで私は心と胃の強化に励みたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【視聴中】PC版原作introductoryプレイヤーの視点で感想

本作はLeafより発売された丸戸史明の18禁PC恋愛アドベンチャーゲーム「WHITE ALBUM 2 ~introductry chapter~」を原作に制作された。
尚、ストーリーはPS3への移植のためにCERO Dに適うようリライトしたものを使用している(主にHシーンの削除)。
また、W.A.無印とはストーリー上の繋がりは希薄であり全く新しい作品と解釈しても差し支えない(作中で使用された楽曲は登場し、森川由綺のWHITE ALBUMや緒方理奈のSOUND OF DENTINY、2009年のアニメOPである深愛などがある)。
原作は音楽に大変、力を注いでおり、アニメでも同様。


あらすじ
{netabare}
舞台は2007年秋の東京都。峰城大付属3年生の北原春希は学園生時代最後の思い出を作るため軽音楽同好会へ加入するが、バンドは痴情のもつれから崩壊してしまった。学園祭のバンド発表を成功させるためメンバー集めを開始した春希は、屋上で歌っていた学園のアイドル小木曽雪菜を勧誘することに成功する。更に、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であったことが発覚し、彼女をメンバーに迎える。バラバラだった3人は一生懸命に打ち込んだ末に学園祭で大成功を修め、3人は心の底から結び合えた…と思っていた。しかし、この日からそれぞれの恋は残酷な悲劇へと走り出してしまう。
{/netabare}

感想

始めに
{netabare}
前作W.A.無印は、舞台を、「すれ違う恋人」というテーマのために、原作の設定1998年から更に10年戻して1988年の携帯電話普及前にしていた点や、伏線が張巡らされ、原作ではシュミレーションゲーム故、ストーリー上で関わりの無かったヒロインを全員上手く使って纏め上げた点、主題歌やサントロが歌謡曲調であったり、テロップが縦書きだったりと、作品全体の雰囲気を時代背景にあわせている点、主人公やヒロインの心理描写が細かく描写されて、特に主人公の心に思い浮かんだ事が、普通であれば視聴者向けの声で話すはずが、画面上に縦書きで浮かぶ点など、他作品に類を見ない特異な、作品に相応しい演出が大変好感で、原作もWin95向けだったが、購入しプレイした程の良作だった。

本作はそんなW.A.の続編(実際は新規だったが)ということで、端から期待していたのだが、この1話は予想外の出来映えで、特にEDに向けての下りの演出が素晴らしく、即日インターネットにて原作icの初回限定版を購入し、三晩18時間掛けてプレイした。

その為、アニメの20分×13話の5時間弱で私の18時間分を演出すことは不可能だろうと思う。色々と割愛する場面も多いことだろうが、何よりも「余韻」や、台詞と台詞の間隙から滲み出る雰囲気など、私の琴線に触れるのに大変影響を与えた要素が不可逆的に喪失されることが必至なのは残念である。

後にcc/codaをプレイして、icで心を痛めていたことが軽く感じられるほどの悲愴な感情に包まれた。雪菜派としては、雪菜への裏切りは勘弁して欲しい(笑)。
cc/codaはプレイするのに80時間掛かった。常人の倍の遅さであるが、じっくり楽しめた。
{/netabare}
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1話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「WHITE ALBUM」小木曽雪菜
{netabare}
あらすじ

主人公は学年トップの成績を誇り、誰に対しても世話を焼いて、ウザがられつつも、いつの間にか周りに受け入れられて、いいように使われている優等生 北原春希。
友人の飯塚武也に誘われて夏休み前からバンドの練習に補欠として参加していたが、ボーカルに誘った女子が原因で軽音楽同好会は2人になってしまった。
学園祭が近づく中、昨年と一昨年実行委員であったこともあり、困った人間を放っておけない性分から実行委員の手伝いをしていた(実質影の実行委員長)。
毎年秘密裡に挙行されている学園のミスコンで二連覇を果たしているアイドルである小木曽雪菜が今年は出場を辞退したいと申し出、説得に動員されるもあっさり承諾し、彼女に好意的に思われ始める。
毎週火曜日の練習時には第一音楽室でギターの練習をしており、会った事は無いが、いつの間にか自分の拙いギターの演奏に付き合ってくれる良い相手 第二音楽室(第一音楽室に隣接)の音楽科とのハーモーニーを楽しんでいた。同好会が破綻し、高校生活の思い出にWHITE ALBUMを演奏していると、屋上から豊かな音色を奏でるヴォーカルの声が聞こえて来て、急いで向かうと、そこにいたのは雪菜であった。

感想

作画も良好で、序盤に、後の学園祭での演奏の様子や最終展開を思わせる空港での描写などが恣意的に挿入されており、良い演出である。学園祭でのライブの様子から、視聴者に雪菜とかずさがヒロインであることを印象付け、今後の展開に注目するように促している。1話の展開から春希の性格や難点なども随所に伺え、彼の他人を差別しない姿勢や観察眼がヒロイン達に与えた影響などを思わせる場面もある。
今回はまだこの3人の接点は分からないが、今後学園祭のライブに向けて彼らの物語は始まる。
すべては放課後のWHITE ALBUMを歌う雪菜との邂逅に始まるのだ。私はあのEDへの導入シーンが大好きで3回も観てしまった。そして原作の購入を決意した。
原作をプレイしてみると、OPの「届かない恋」は、やはりオリジナルの方が良いと思う。

原作をプレイして改めて1話を視聴すると、言葉使いの違いや、春希、雪菜の性格が若干柔らかくなったような感じが見受けられた。原作には無かった、雪菜が実行委員の仕事を手伝う場面には、春希が雪菜をアイドルとしての小木曽雪菜ではなく、一個の女子生徒として扱っているという隠喩が含まれている。それにしても、キャラクターが動くのは良い。
雪菜の一挙手一投足が愛らしい。(*´ー`*)
{/netabare}
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2話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「closing'13」上原れな
{netabare}
あらすじ

屋上で優美に熱唱する雪菜を目の当たりにした春希は、一瞬躊躇うも、彼女を軽音楽同好会に誘う。雪菜は一晩掛けて悩み、翌日、階段下に春希を呼び出し、協力できない旨を詫びた。
春希は切り札として、雪菜のバイト先のスーパーに赴き(これは1話で、依緒と会話していた後ろに、伏線として、バイト中の雪菜がいる)、雪菜を説得しようとするも、普段は見せない彼女のあどけなさから、弱みに付け込む卑怯な手段を断念する。
去り際に、彼女に一時間猶予を欲しいと頼まれ、その後、雪菜の趣味がヒトカラだったということを知る。雪菜は自分の秘密を全て春希に打ち明かし、軽音楽同好会への加入と、ミスコンへの参加を表明した。春希は翌日、武也に雪菜を紹介する折、ピアノ担当が未勧誘であったことに気付き、第二音楽室の音楽科と接触しようとするも、上手く行かなかった。久しぶりにピアノの音色が聞こえてきたことを好機に、窓越しに教室に侵入しようとして、誤って落下しそうになり、演奏者に助けてもらったのだが、彼女は隣席の少女、冬馬かずさだった。

感想

此処まで徹底的にかずさの存在を隠すという手法は、大変興味深く、視聴者に驚きを与えたのではないだろうか。原作では、此処に至るまでに、朝や放課後の教室で、かずさと若干会話したりしていて、そちらを割愛されるもの忍びないが、尺の関係上致し方ない。雪菜の説得に関しては、やはり、公園での会話の割愛が目立つが、最初に勧誘を断るときの、雪菜の「わたしなんかにやれるのか、今のわたしがやっていいのか、そもそも、わたしはやりたいのか」という台詞の割愛は残念である。
カラオケでの一人で5曲入れて顰蹙を買った話や、沢山歌わなければ損だという会話も捨てがたい。
雪菜が公園で春希を誘うときの「大丈夫だよ。今度こそ」という台詞には、やはり重みが感じられた。
カラオケボックスでの雪菜は、歌を歌うのが大好きという自分の本質を、高校に入って初めて他人に伝えたという点で、春希を特別視していることが伺える。
恋人へのステップとして、秘密の共有は大変有効な手段だ。
EDに「closing」を使う意図は何だろうか。これはcodaのかずさTルートのEDなんだが、かずさ絡みという事だろうか。
{/netabare}
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3話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「さよならのこと」上原れな
{netabare}
あらすじ

春希は、かずさの勧誘について武也と話す。武也はかずさの情報を多く持ち、彼女に対し、良い感情は持ち合わせないが、春希は夏休みにギターの練習に付き合ってもらったことを想起し、反論する。春希はかずさを説得する為に、第二音楽室でかずさと会話するも、同好会の勧誘をするはずが、かずさの進路についての説教をし始め、かずさの逆鱗に触れ、音楽室から追い出されてしまう。雪菜にピアノ担当が未勧誘であること、いつものピアノがかずさであることを打ち明ける。雪菜がかずさは如何なる人物か伺う為にE組の入り口に居ると、かずさに遭遇してしまう。雪菜は放課後、かずさを誘い喫茶店でお茶をする。そこで、かずさの重要な弱みを握り、休日に3人で雪菜の家に行くことになる。雪菜は2人に夕飯を振る舞い、今後について話し合うとするも、小木曽家の母と弟に介入され、挙句、父に学園祭について詳細に説明するよう求められ、話し合いどころではなくなってしまう。かずさは雪菜の予想外の人物像に驚き、父親の説得を条件に同好会への加入を承認する。

感想

かずさと雪菜の邂逅は、原作ではこの第二音楽室での一件の直後である。また、春希が雪菜にかずさの事を話して、雪菜が少々拗ねる場面や、彼が、かずさの説得を雪菜に頼む場面、雪菜とかずさの会話の大部分、雪菜の春希への報告など、雪菜の小悪魔的要素が絡んだ会話が殆ど割愛されている。
このかずさの説得に関する雪菜の圧倒的な力量を披露する機会が失われたことや、小木曽家における3人の会話の割愛は、個人的には大変残念である。かずさの説得に現実味が甚だ乏しく、性急感が否めない。
雪菜の申し入れを渋々承諾するかずさにはツンデレ的可愛さが見え始めた。
今回、一番驚愕した点は、雪菜とかずさの邂逅の際、雪菜がかずさと身体のプロポーションを張り合う場面で、私の雪菜像には反する由々しい演出だと感じた。何か、目に見えてあざといのが何とも・・・(雪菜がライバル登場に戸惑う様子を如実に演出するには尺の関係上仕方ないが・・・)
雪菜の可愛いエプロン姿が見られたのは大変喜ばしい演出だった。こういうのはアニメならではである。
雪菜の部屋で、後々の伏線として、「友人を呼ぶのは3年振り」であることや、コルクボード上の写真で、一部の人物がキーホルダーで隠されていたりという演出は良い。
今回、雪菜の重い言葉「どうしてこうなっちゃうかなぁ」が初登場した。最後の雪菜のメールでの〆は良かった。余韻が残る。アニメオリジナルEDも良曲。
前話に増して、性急感が否めない回だった。やはり当然ながら原作には敵わない。欲を言って2クールで制作して欲しかった。
{/netabare}
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W.A.2は、1998年に発売した浮気恋愛シュミレーションゲームWHITE ALBUMの寂寥感や空虚感、遣る瀬無さといった負の心情に包まれつつ感動的なストーリーを展開するというスタンスをシナリオライターが、如才なく遺憾なく発揮した名作である。「痛気持ちよさ」を味わえる傑作だ。
主人公と大変魅力的なヒロイン二人の非常に切ない三角関係がシビアに描かれており、原作は琴線に触れる内容で涙してしまう程だ。
私は序章である~introductry chapter~と終章の~closing chapter~、{netabare}~coda~{/netabare}をプレイしたが、悲愴感、空虚感、寂寥感などの遣る瀬無い感情に胃を錐揉みされつつ、今までに類を見ない歓喜、感慨を覚えることが出来た。純愛、悲愴な三角関係が好きな人にはお勧めである。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

何気ない放課後…「歌」で出会った三人…出会い方が悪いのか出会ってからが悪かったのかどうしてこうなったのだろういつから壊れたのだろう…届かない恋…終わらない恋…終われない恋

[傾向・特徴]
・恋愛(学園)
・三角関係
・文化祭
・丸戸史明さんの神シナリオ
・話の展開が重い
・初恋
・友達
・ゲーム原作


 テーマは 「初恋」「三角関係」「届かない恋」の三つを挙げます。
 コメディー要素は無く、恋愛メインの話です。学園だと思っていると、かなり話が濃くて重いです。初々しくも大人の恋のような仕上がりです。胃がキリキリするとはこういったことだと痛感できるシナリオです。ラブコメに飽きて、ちゃんとした恋愛を観たいという方にオススメします。
 私としても恋愛のジャンルならトップクラスだと思うので太鼓判押してもいい作品だと思います。


考察{netabare}

人物の心理描写、行動、表情など人としての全てに注目するべき作品であった。

文化祭とはまずどうイメージできるだろう…。一般的に学生としては一番盛り上がり皆で一致団結し、最高の思い出づくりのイベントである。私もそう思っている。それで正解で間違いないだろう、ここに偽りはないと思う。
このWHITE ALBUM2の世界ではどうだろう…。答えは上記と変わらない一般的には。あくまで「一般の生徒」達には…。

しかしこの物語の主役三人には違っていた…。いやあながち間違っていない。文化祭らしく三人は音楽を練習し、ステージでは大成功し、最高の思い出になっただろう。
だが、同時に、

築かれた関係が壊れ、噛み合っていた歯車が噛み合わなくなった。

この作品では文化祭=崩壊の始まりを意味している…。このシナリオだけでも興味をそそられるものがあり、面白い設定になっていると思う。
どうして三年の卒業の学年で出会ってしまったのだろうか…。もう少し早く出会っていれば…早まらなければ…出会い方が違っていれば…
と。考えだしたらキリがないようになるのもこのシナリオの考えさせられる所であると私は思う。
それを踏まえた上で考察を始めさせてもらう。

初恋とは人間誰しも経験するものであり、のちのちいい思い出となり笑い話になるものである。普通初恋とは「初めての恋」を連想する。しかしこの作品では、「初めての"真剣"な恋」と定義することにする。
今回、学生ではありえないような真剣な恋が展開されていた。まるで制服を着て昼ドラを見ているようなもの。
そうあまりにも恋に真剣すぎた。重い。これから予想されるもの…いわゆるバットエンドしか見えてこない。
だが、この作品はそれが売りだと私は思っている。

嫉妬とはあまりいい表現ではない。今作でもそうだ。しかし、私には恋をする女の子の描写としては当たり前であり素晴らしく人間らしい感情だと思っている。むしろ嫉妬しないということは"恋"をしていないのだろう…。

小木曽雪菜がそうだ。彼女は、ヒロインである。だが、この学生編13話(ゲームでは"introductory chapter(序章)"編)での主人公であるとも言える。届かない恋と分かっていながら二人の間に割って入ろうとする…今の関係を壊させないようにするが故に失敗した主人公。そして悲劇のヒロインである。

どんな絡みだとしても、出会って過ごした時間がやはり違ったのだ。コツコツ積み上げてきた関係が大きな地盤となり立ちはだかることにより、もう崩すことのできない砦となっていたのである。
その時点で小木曽雪菜は負けていた。だが、彼女も春希に惹かれていったことにより、叶わない恋だとしても今の関係を崩したくない。そこで恋人となり親友となることにした。彼女自身も言っていたがズルい女だった。
でも、私も同じ立場にいたらきっと同じことをするであろう。

さて、親友とはなんだろうか。互いに心を許し合い一緒にいて心地いい存在である。…ここで引っかかることがあるのにお気づきだろうか。

心を許しあう=本音を隠さずさらけだす

…彼女は自分の気持ちを春希には伝える前に行動で無理やり縛っておきながら、かずさに最初に本音を吐いた。
これを機にかずさと本当の親友になれた。しかし、恋が実らないとわかった瞬間でもあった。やはり、雪菜は悲劇のヒロインであった。救われない。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。
屋上で春希に出会わなかったら…。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。
文化祭の後、焦らなかったら…。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。

小木曽雪菜はここで負けが決まっていた。この恋が本物だと気づいた時は、終わりだと気づいたときと同じだった。
報われない主人公の届かない恋だった。


では、冬馬かずさはどうだろうか。彼女は真のヒロインだ。しかし彼女も報われない…最後の最後まで…。気づくのが遅すぎた。気づいてもらえるのが遅すぎた。気持ちを伝えるのが遅すぎた。伝えられるのが遅すぎた。
これが恋だと気づくに戸惑う気持ちはわかる。なんせ初めての感覚なのでどうしていいのかわからない。彼女は不器用だ。自分を出すのが苦手でいつも無愛想な態度をとっていた。それが最後まで糸をひいた為にこういった結果となった。
春希と気持ちが通じ合ったもののやっぱり遅かった。叶わない恋だった。彼女も形式上は負けなのである。


そして最後の人物、北原春希だ。彼は二人の間で揺れて優柔不断だと思ってしまうが、実は"真面目すぎる"だけなのだと思う。言動や行動を観ていたらわかったと思うが、自分が納得いかないと済まない男だ。いわゆる論理的な堅物なのである。
そんな彼が、初恋をしたらどうなるだろうか。自分の気持ちに正直になれない彼はついつい優柔不断な態度をとってしまう。

「ずっとこのまま三人でいれればいいな」

考えた結果が、雪菜と同じこの感じとなった。だが、彼女と違うところは、どちらにもいけるポジションにいる所である。かずさを諦めても雪菜がいる。雪菜を諦めてもかずさがいるといった、短絡的だがどちらにも優位な立場である。
非常にズルい男である。どちらにも思わせぶりな態度で接して二人を惑わせる…。男としてはこうなるのは致し方ない。

しかし、その結果二人を"傷つける"ことになった。
最後の空港でかずさに駆け寄って抱きしめるシーンがその末路である。
雪菜は、恋だと知った途端…失恋。
かずさは、想いは叶ったが親友を裏切ることになる。

そう、これが終着点である。バットエンド。どこから間違っていたのかわからない。どこが合っていたのかもわからない。どういう結果になりたかったのかもわからない。
三人の思惑が交錯した瞬間だった。
そして"届かない恋"が始まった瞬間であり、終わった瞬間でもあった。


これだけ書き殴れるほどの描写が多く非常に考えさせられた。いやまだ書き足りないほどである。人間が恋をする過程で現れる描写を沢山詰め込んだ作品であると私は思う。非常に人間らしい物語であった。
描写に関する綺麗なところ、汚いところを垣間見ることになり、人間って(心があって色々考えたりできること)素晴らしいと思った。

この作品で、恋愛についての考えが変わったし、アニメへの期待も一層高まった気がする。なにより自分自身が成長できたと思う。原作では序章段階、車なら暖気運転であるというのだからびっくりである。底がしれないシナリオを手がけた丸戸史明さんには脱帽である。これからも注目していきたいと思う。
これで考察は最後となる。私の都合勝手で書きなぐったものを読んでいただけて共感していただければ幸いだ。書いてよかったと思う。
長文になり申し訳ありません。
(自分でもびっくり 笑)
{/netabare}

感想{netabare}

原作プレイ済みですが、非常によくできていたと思います。
ちょっとアレンジ入ってたりしてプチ感動~。
あの話のままで動いたー!!てな感じです♪

さて、内容ですが私は、こんな恋は一生忘れることがない思い出になると思いますが、実際にやりたくないような話でした…。あくまで第三者だからいいんですよね…。
高校生でこのドロドロ恋愛で更に三角関係は辛いだろうなぁと感じながら観てました。でもだからバットエンドが際立って目立つんでしょうね。初めからそうなるように考えられていた感じでした。でも面白いんですよねぇ(*゚▽゚*)

主題歌の「届かない恋」が2013年用にアレンジされてて感動しながら、毎回オープニングでWHITE ALBUM2の世界に入り込めることができました。いやぁいい曲ですね♪
内容を把握してから歌詞を考えると、結構エグい歌詞ですが…。

これほどの神シナリオのアニメやゲームは今までありませんし、今後も中々出てこないと思います。気に入って人がひとりでも増えてくれたならいいなぁと思います。
この作品がもっと評価されることを願う今日この頃。

私はかずさ派です♪
{/netabare}

二期を2クールで希望します!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46

78.8 6 修羅場で学園なアニメランキング6位
機巧少女は傷つかない(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1653)
10982人が棚に入れました
《機巧魔術(マキナート)》が隆盛を極めるイギリスのリヴァプール。日本からやってきた留学生・赤羽雷真(あかばねらいしん)は、美しき少女の姿をした《自動人形(オートマトン)》の夜々とともに、《機巧魔術(マキナート)》の中枢・ヴァルプルギス王立機巧学院の門を叩く。全ては《機巧魔術(マキナート)》を操る人形使いたちの頂点であり、尊敬と畏怖の象徴である《魔王(ワイズマン)》の称号を得るため。それには《夜会(やかい)》と呼ばれる学院の成績上位者100名で行われるバトルロワイヤルを勝ち抜かなくてはならない。《自動人形(オートマトン)》を駆使し、最後の一人になるまで争い続ける闘争の宴、《夜会(やかい)》を舞台に、圧倒的なドラマと手に汗握る攻防が繰り広げられる学園バトルアクション超大作が幕を開ける!

声優・キャラクター
下野紘、原田ひとみ、高本めぐみ、阿澄佳奈、岡本信彦、中田譲治、伊藤静、ゆかな、茅野愛衣、小倉唯、小野友樹、梶裕貴、櫻井孝宏、諏訪部順一、種田梨沙、西明日香、能登麻美子、花澤香菜
ネタバレ

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

キャラデザ良好、戦闘シーンも中々の出来栄えだが、設定の作り込みの甘い上に詰め込みすぎで滅茶苦茶な印象しかない残念な物語。【総合評価:67点】

2013年秋全12話にて放送された作品。
原作はライトノベルで現在も刊行中、原作1~3巻の内容で3つの物語から成っています。

物語の大筋としては……
世界大戦の影が見え隠れする20世紀初頭と言う時代背景。
魔術によって自動人形(オートマトン)に生命を吹き込み操る人形使いが存在する世界。
主人公である赤羽雷真は、人形使いの頂点である『魔王』を決めるための『夜会』に参加する為に大英帝国の機巧都市リヴァプールにあるヴァルプルギス王立学院に留学する。
と言った感じです。

物語としては、主人公が巻き込まれたり首を突っ込んだりと言う形で事件に関わり、その事件を解決して、渦中にある女性キャラクターが主人公に好意を抱く。
そして、事件の合間に複数の女性キャラクターと主人公の掛け合いを描くハーレムラブコメ的な流れ。
ラブコメ要素とバトル物要素を掛け合わせた作品としては王道の物語運びですね。

キャラクターデザインは淡い色使いで全体的に柔らかいタッチ。
そのデザインも相まって、登場する女性キャラクターは全般的に可愛らしいものに仕上がっていますね。
この点はハーレムラブコメとしての要素を引き立たせるのには大きな力を見せてくれていたと思います。


ですが、ハーレムラブコメの要素としては中々の出来なのかもしれませんが、バトル方面、物語の本質の側面に関してはかなり雑な印象が見受けられます。
ひとつひとつの設定等は専門用語の乱用で取っ付きにくい割りに作りこみの甘さや粗がかなり目立ちます。
そんな設定が幾つか重なり合っていくと、どうにも物語り全体として纏まりが全く取れていないように思えて成りませんでした。

{netabare}
まず『魔王』を決する闘い、冒頭から物語の中心となるであろうと想像される『夜会』。
物語の一本の柱とも言える部分にすら疑問点があります。
『魔王』と言う人形使いの頂点に立てば禁忌とされる領分にまで踏み入ることが出来る。
そんな人形使いの頂点決める戦いにも関わらず、開催されるのが学園規模で生徒同士でしかないと言うもの。
まず、この点も正直意味が分かりません。
えっ、学園最強=人形使いの頂点?そんな訳無いだろww『魔王』の称号大安売りだなww
この時点で『魔王』と呼ばれる称号の曖昧さが半端じゃないですね。

更に各ストーリーの中心となる事件が『夜会』の期間中に起こっていますが、一度事件が始まると『夜会』の参加そっちのけ
その点に関しては怪我人は療養中は参加を免除される的な説明がありましたが……
えっ?毎日一人ずつ参加者が増えていくバトルロイヤル形式なのに怪我で参加出来ないから、治ったらまた復帰します?
何を言ってるんだ?そんなのが罷り通るなら早々に怪我して最後の方まで療養で簡単に終盤まで残れるじゃないですかww {/netabare}

専門用語の多さでそれっぽい雰囲気にしているだけで、設定が粗過ぎて物語冒頭から核となっている『夜会』に関してもこんなご都合主義も極まったといった感じですからね。
そこに兄への『復讐』、『神性機巧』、他にも暗躍する様々な組織、世界大戦影が見え隠れする中での軍事や国の動き……

『魔王』や『夜会』についてだけでも粗が目立つ中、他にもややこしい要素を詰め込みすぎ。
今後の物語の展開に繋がっていく設定や伏線も多く張られているのですが、無論、原作三冊分のアニメでは完全にそれらは放置されています。
唯でさえ設定の作り込みが甘く、疑問点やら曖昧な点が多い中、設定や伏線を盛って来るのでアニメ12話における物語は完全に滅茶苦茶な状態のまま終わってしまいます。

やりたい事だけが多く収拾が全くついていない、凝った作品と言うよりも無茶苦茶な印象しか受けませんでした。
正直、第二期、第三期と続いていかなければ意味を成さない滅茶苦茶な展開の作品でしかありません。
まぁ、第二期、第三期と続いていき、世界観や設定、伏線の回収が納得できる様に行われていけば伸び代はかなりあるのかなと思わなくも無いですが……
アニメ12話、作品としては序盤の作りこみからこの甘さと言う事から判断すると、正直、ちゃんと纏まるという期待は薄いですがね……


先に述べたようにキャラデザの可愛らしさ、そんなキャラクター同士のハーレムラブコメ的な展開を描く日常パートはよく出来ていると思います。
そして、戦闘シーンもキャラデザが可愛らし過ぎてちょっと違和感こそあれど、戦闘シーンそのものはそこそこの出来栄えだと思います。
声優の演技も、OPやEDに関しては良く出来ている印象で特にEDの『回レ!雪月花』はテンポが良く耳に残る曲でかなりの中毒性でしたww
全体的に及第点を満たしていただけに、設定面の甘さで物語性がボロボロだったのが非常に悔やまれます。

あまり細かく設定などを気にしだしたらキリがないので、未視聴の方は細かく考えずに映像面のみを楽しむぐらいのスタンスで視聴することをオススメいたします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48

花丸ぽっきー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ソロギターでしんみり最後の回レ (最終回まで観て)

総合評価down 3.8 ⇒ 3.7 (作画)



人間離れしたマシンドールのスピード感が好印象だったのですが、敵が強すぎてカタルシスを感じにくい面も。ただし、この演出は反面、敵にザコキャラを作らなかったというふうにも取れますね。


魔力を動力に変換して時計のような「精密機械」を動かすという世界観はかなり斬新で好感が持てました。


夜々ちゃんのキャラに関しては、赤羽雷真への愛情の深さと異常な嫉妬心など、やはり人ならざる存在としての可愛さはありました。好きです。


エンディングの回レが、スローテンポのソロギターだったのが微妙な哀愁を誘いました。


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◆夜々のボディだからこそ描ける軽々としたスピード感(第4話まで観て)
バトルに関して今の技は・・的な種明かしがあって面白いと思いました。あの夜々のボディだからこそ描ける軽々としたスピード感もよかったです。

ところで、今更ですが、マシンドールというのは自分で動力を生み出すエンジンや反応炉を搭載していません。この作品のマシンドール(オートマトン)は主人から供給された魔力を動力にして動いているという点で陰陽師と式神のような関係に例えられるのかもしれません。でも、僕の感覚では機動戦艦ナデシコから重力波ビームによってエネルギー供給を受けている人型機動兵器エステバリスにも近いような気がして、機械式時計のように精密な夜々たちに特別な感覚が湧きあがる気がしています。

 例え同じ自我のある人形であってもマシンドールはローゼンメイデンのドールとは全然違うんです。


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◆耳から離れない回レ・・(ED曲)

機巧少女は傷つかない ED 『回レ!雪月花』


せーの! 一、二、三、はい! ほい! よ~ぼん! ハッ×6 ハイヤッ ハッ×6 すーん さささ! これよりご覧いただきますのは カブキ者たちの 栄枯盛衰(エイコセイスイ) 時代は常に日進月歩 聞いてってよ 老若男女 一見は勧善懲悪(カンゼンチョウアク) 悪者どもを一刀両断 でもホントにそれだけで楽しいの? もうなんだって 蒟蒻問答 ハッ×6 ハイヤッ ハッ×6 よ~ぽん! どこからともなく現れて すぐどこかへ行っちゃって 神出鬼没 チャンスを待ったら 一日千秋 追いかければ 東奔西走 時代は常に 千変万化(センペンバンカ) 人の心は 複雑怪奇 でも本気でそんなこと言ってんの? もうどうにも 満身創痍(マンシンソウイ) 嗚呼 巡り巡って夜の街 君は合図出し踊りだす 回レ×9 華麗に花弁散らす様に 回レ×9 髪も振り乱して 一昨日、昨日、今日と明日と明後日とこの宴は続く 踊レ 歌え 一心不乱に回レ!!! 今宵は雪月花! ハッ×6 ハイヤッ ハッ×6 すーぽん!

「Youtube saki mitsuba さんの評価より引用」

目というか耳が回る(笑)

2013.10.23
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◆ 夜々のコスチュームはこれでなくちゃダメだ・・ (第2話を観て)

背景がきちんと英国風に描きこまれている中で、メイド・イン・ジャパンの夜々は着物をアレンジしたコスチュームだから魅力が引き立つということに第2話でやっと気がつきました。
それもED曲聴いてるときに。(いいです、この曲)
夜々かわいいよ夜々・・

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ローゼンメイデンのドールなんかいらない(第1話を観て)

性格も比較的いいしこの娘が欲しい。ファッションはちょっといじらせて欲しいけど。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハッハッハッハッハッハッハイヤ ハッハッハッハッ いよーーーーーぽん!

海冬レイジによるライトノベルを原作とする

作品です。全12話、原作未読。


魔術によって人形に生命を宿らせそれを操る

人形使いが存在する、機巧文明の発達した20世紀

初頭を舞台とし、そんな中ある目的のために

人形使いの学校に転入してきた主人公の赤羽雷真は

成績がしたから二番目ということでセカンドラストと

いう登録コードをつけられた。それからの様々な陰謀に

よって生じる事件の中にいて、理解者を得ながら

成長していくのであった・・・


この物語は4話ごとにひとつの事件が解決しながら

進んでいきます。毎回一括りの中で女の子が増えて

いきます。

◆Facing "Cannibal Candy"

この話は雷真がこの学院に転入して早々に、目的を

果たすためには夜会に出て勝ち残らなければいけないが

成績がセカンドラストなので上位100人に与えられる

出場資格は当然なく、というわけでシャルロットに

喧嘩をふっかけるところから始まりましたが

最初から事件の兆候が見えて不穏な空気が出されていて

そこからの広げ方と収束のさせ方がよかったと思います。

事件が徐々に明るみに出てきて主人公も調査すること

になるのですが、どこから気づいたのかと思わせるくらい

犯人に近づいていくのはすごい能力だなんて思っていました。

ラストも相手がどのくらい上の存在のやつだとしても

守るために自らの肉体が犠牲になったとしても戦い続ける

のはやっぱりよなと思いながらもよかったです。


◆Facing "Sword Angel"

いよいよ大会が差し迫ってきた中で暗殺をすると言って

きた子がいたが、そもそもなんで暗殺しに来ましたなんて

言うもんかと思わずツッコミを入れてしまいました。

つんけんしたやつとドジっ子という組み合わせで

なんかいろいろ揉め事を起こした後には結局はそうだよな

って感じになるだろうなと思いましたが、やっぱりそう

なってまあ良かったのかどうなのか・・・でした。

でも、そういう風になるのも主人公があんなのだから

まあそうですよねって思いました。

事件の方はその姉弟の過去と今の組織との関わりが抱える

問題についてでしたが上に述べたような展開だったので

その解決の仕方もそうなるよなって感じに思いました。


◆Facing "Elf Speeder"

さて落ち着きを取り戻したかなと思ったら今度は

あの人を殺害しようとしている人物がいる!?っていう

事件が起きて、それと伴ってなんかひたすら自殺しよう

とする子が登場って・・・お前は何なんだよ!と

またヘンテコに絡み合った感じになっているなと思いました。

そんで起きる事件が解決するにあたって新手がいる

のですがそいつの正体は未だ見えず・・・で結局お前の

目的はなんだったんだと思いました。

でも少しバトルに深みが加わったかなと思えるところも

あってそこんところは面白かったです。


◆総評

魔術が回路によって成り立っているように思いましたので

魔力そのものがあっても回路を組まないと魔術が機能しない

つまり魔法が使えるわけではないとのことで

回路を組み込める物理的な戦闘が多かったように思います。

魔術が存在するからと言って適当な現象が多発したり

しないところがいいところかなと思いました。

(単純に能力を使った物理戦闘が割と好みなもので)

とにかく発展する方向がこの方向だったので楽しめました。

それから自動人形といい、普通の子といい女の子たちは

可愛かったと思います。

それとOPが原田ひとみさんが歌っていて、この人が歌う曲は

二曲目ですが、出てる声がやっぱりこんなに変わるんだと

思いました。(キャラを演じている時と)

でもいい曲だと思います。

EDの方もその時代感が出た感じがしていて良かったと思います。

最終的に楽しめた作品だったと思います。

この終わり方なら二期とかやってもいいかな(いや個人的には

是非やってほしい)と思いました。

◆個人的点数評価 84.09点

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43

71.6 7 修羅場で学園なアニメランキング7位
SHUFFLE! シャッフル(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (796)
5530人が棚に入れました
人間が生活する「人間界」に突然扉が現れ、神族が住む「神界」と魔族が住む「魔界」とが繋がって人間界に「魔法」がもたらされてから10年。
人族、神族、魔族の通う国立バーベナ学園に通うため、幼馴染みの同居人、芙蓉楓に、朝、起こされる主人公、土見稟・高校2年生。
いつものように登校し、いつものように授業が始まるはずだった…。しかし、そんないつもの日常を一変させるような出会いが、彼を待ち受けていた!?
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

You

Navelの恋愛アドベンチャーゲーム原作。前半はどたばたコメディータッチで描かれているが、後半は…。

_ストーリー_
 
 10年前。後に『開門』と呼ばれることとなるある遺跡から発見された2つの扉の解放により、神族が住う『神界』と魔族が住う『魔界』と呼ばれる二つの世界が現代の『人間界』と繋がった。
主人公の土見稟は、人間界に住む三種族が共に通う国立バーベナ学園のごく平凡な男子学生である。幼い頃に事故で両親を喪うも、幼馴染であり学園のアイドルでもある女の子と一つ屋根の下で暮らしているという羨まれつつもそこそこ平穏な学園生活を送っていた。しかしそのささやかな平穏と日常は2人の女の子との出会いによって破られてしまう。

______

 
 設定はファンタジー要素を含んでいますが、これは気持ち設定という感じで受け取っててください。種族違いですが、学園生活を共にしながら恋愛していくお話です。
上記に書きましたが、前半はドタバタコメディータッチで楽しく描かれています。後半は今作品での注目ですが、主人公自ら考えて動いていきます。こういうハーレム物には珍しいです。ここが見所です。
あと、今作品ではレアな属性が観れます。そこもお楽しみに♪


☆感想{netabare}

 そうです。レア属性とは「ヤンデレ」。あの空鍋のとこはちょっと怖かった…。というか楓編は過去編もそうですが、基本的にダークな感じでしたね…。罪滅ぼしでお世話するって私にはいまだに理解できません。稟の心境をお察し申し上げます。私ならお世話されている気がしませんね。
結局最後は、楓も一歩踏み出して(開放されて)私もホット安心した感じでした。

 結局は亜沙先輩を選びましたが、稟はちゃんと自分で考えて他の娘達に決着つけて選んだので、好感もてました。
個人的に好きな話は、シアのとこです。明るく元気な性格というのが好きですが…その性格の裏にはちゃんと辛い過去がありそれを乗り越えつつ、稟との決着をつける回です。ああいう家族間の話に私は弱いです。どうしても感情移入してしまう…。いい話でした♪

 結果的に、楽しめる作品でした。ありきたりな雰囲気ではあるがありきたりな結末ではない。といった感じだと思います。
{/netabare}

OPがかっこいい~♪
 
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

神にも魔にもなれる男

神界から来た神、魔界から来た魔族、そして人間が共に暮らす人間界でのお話。
(彼ら彼女らの外見は人間とほぼ同じ)
神や魔族がその辺で歩いてる光景が当たり前の世界です。
初っぱなからファンタジー丸出しでちょっぴり驚きました。

本作はそんな世界での、恋愛ハーレムを描いたもの。
恋に種族の壁はありません。



この作品、巷ではヤンデレの原点とも言われていたり。
本作で登場する『空鍋』はヤンデレを代表するものとなっています。

実際のところ、まぁ、うん、なかなかです。
苦手な方はやめておきましょう。
とか言う私が得意じゃなかったりするんですけどね。
某作品で少々の耐性は付きました。



途中から年齢制限(R15+指定)が追加。
段々と過激な描写に。
まぁこの年齢制限についてはあまり参考にしなくていいです。


展開は全くの予想外で驚き。
誰とくっつくのかも・・。
本作が実力の片鱗を見せ始めるのは、中盤後半から終盤にかけて。
観応えとしては十分すぎます。
盛り上がりましたね、あまり良くない意味でw
でも最近はこういう作風が好きなのかもしれません。
観てるうちに変わるものですね。



それで、楽しめたかどうかなのですが、これに関しましてはYesです。
ありきたり感はなく、新鮮な気持ちで最後まで観れました。
正直最後のアレは謎ですが、
結果、ああいう風に収まるのも悪くないかなと感じました。



キャラはけっこう魅力的。
みんな可愛らしい女の子たちです。
私は亜沙先輩が好きですね。


主人公は17話くらいからかな、いや、もっと前からかも、
ダメ男になっていった気がしますけど。
思えば全てこいつが・・いや、何でもないです。



それと、変顔は見所です。
あたかも作画が崩壊しているようなw
キャラが生き生きとしてて良かったと思います。



OP「YOU」 歌-YURIA
ED「innocence」 歌-橋本みゆき

OPは前から大好きな曲です。
自然とテンションが上がります。


--------------------------


一味違った恋愛モノを観たいときはこれ。
あなたを混沌の渦に巻き込んでくれるはずです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33
ネタバレ

ポケモンマスター! さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

超展開マイナーハーレムアニメ!

~ストーリー~
人間、神族、魔族がともに通うバーベナ学園を舞台にして起こる、主人公をとりまく美少女たちの恋愛のお話。

~感想等~
ものすごい設定の学園アニメですが、けっこう楽しませてもらいました。

エロゲ原作ということもあって、胸やパンツ描写が多かったです。

特にパンツに関しては、なぜかいろいろなシーンで見えるので、これでもかというくらいに見せつけてきます。

このアニメを観終わるころにはきっと累計100回くらいはみてることでしょうw

序盤はただのハーレムアニメですが、12話くらいから物語は一気にシリアスな方向へと加速していきます。

序盤で切るのはもったいないです!

ハーレムから想像できなかった展開にほんとに鳥肌たちまくりでした。

最終話付近ではかなり泣けることができました。

OP、EDもすばらしく、作画以外は文句なしのアニメだと思います。

なんにせよ、こんな点数に埋もれているようなアニメではないです!

マイナーですが、泣けるアニメが好きな方におすすめです。

以下は観終わった方
{netabare}
序盤のモブキャラの扱いがひどすぎでしたねw

親衛隊の人たちの作画とか台詞とかおもしろすぎてふきましたw

12~のシリアス展開にはほんとに驚かされました。

楓の目が怖くて怖くて・・・

やりきれない思いを抱えたまま、それでも前に進もうとするヒロイン達に心うたれました。

ラストはシアか楓のどっちかだろうな~ってずっと思っていたので、あさ先輩ENDには驚きました。

まぁ、これはこれでよかったと思います。

ただ、個人的にはシアと幸せになってほしかったです。

マイナーながら、かなりの良作アニメでした^^

アニメ探しの成分タグで「エロゲ原作」が探せないことに不満です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

72.6 8 修羅場で学園なアニメランキング8位
好きっていいなよ。(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1134)
5554人が棚に入れました
16年間、彼氏も友達も作らずに生きてきて、周りからは暗いやつと思われている、橘(たちばな)めい。ある日、ひょんな誤解から学校一のモテ男・黒沢大和(くろさわやまと)にケガをさせてしまうが、なぜか大和はめいを気に入って一方的に友達宣言、むりやりケータイ番号を押しつける。めいがストーカーにつきまとわれた時、呼んだらすぐにきてくれた大和は、めいを守るためとキスまでしてきて……!?

声優・キャラクター
茅野愛衣、種田梨沙、櫻井孝宏、島﨑信長、内山夕実、寿美菜子、前野智昭
ネタバレ

ヒカリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

甘酸っぱくて、切なくて、胸がいっぱいになる作品


友達がいない歴16年・橘めい
学校1のモテ男・黒沢大和

そんな2人のラブストーリー。


大和くんの友達、中西くんがめいちゃんのスカートをめくろうとした→そばにいた大和くんにめくられたと勘違いするめいちゃん。→回し蹴り

少女マンガあるあるの出会いから始まります。

いきなり回し蹴りをしてきためいちゃんに、他の女の子にはないものを感じて、1話目から大和くんはめいちゃんに猛アタック。

だけどめいちゃんは、携帯のアドレス帳に自宅とバイト先しか入っていない、16年間、友達がいない女の子。

とりあえずアドレス帳には「黒沢大和」が増える事になるのですが、

めいちゃんは大和くんにとまどい、抵抗を続けます。

それからめいちゃんはストーカーにあい、大和くんにとっさの電話。そうしてストーカーを撒くため2人はキスをします。

ここまでがよく「好きっていいなよ」のあらすじとされる部分です。


★{netabare}私は再視聴で作品に良さに気付く事が多いのですが、この作品もそのパターンでした。

理由は大和くん。
大和くんがめいちゃんに猛アタックして、2人は恋人となるのですが、めいちゃんは友達いない歴16年に対して、大和くんは学校1のモテ男。
それも君に届けの風早くんタイプではなく、女の子と結構遊んでるタイプの男の子です。

そんな2人が付き合い始めて、めいちゃんはおどおど、大和くんは余裕の笑み。
恋人ができても女の子と出かけることもあるし、モテるし、そりゃめいちゃんの立場になって考えると、
「どうして私なんか…」ってなりますよね。
でも大和くんはキスしてきたり…

そんな大和くんに不信感を覚えてしまった私は、あまりこの作品の良さに気付けず…(もったいない!)

再視聴で大和くんにも悪気がないんだし、何より当事者のめいちゃんが幸せならそれで…ということに気付き、好きっていいなよってこんなに感動ものだったっけ?と涙しました。

それともう1つ、この後手つないで、キスして…と物語の先が見えて、冷静に視聴できたからかもしれません。{/netabare}


★この物語のテーマとなっている「人を信じるということ」
それは
ヒロインのめいちゃんにあてたものでもあり、大和くん、そしてライバルとして登場するめぐみさん。
色んな人に、というか観ている側の私たちにも、語りかけてくれているような、そんな気持ちになって、いろんな感情がわっと溢れてきます。

各キャラの「人を信じる」エピソードをかいたので長くなりました。ほんとに全部かいてあるので、視聴予定の方は注意してください{netabare}
☆大和くんと付き合うようになって、めいちゃんには、信頼しあえる友達・あさみちゃんができます。

{netabare}あさみちゃんは友達もいるし、大和くんとも仲のいい、華やかな子なんですが、それゆえに嫉む人だっているんですよね。

巨乳のあさみちゃんは、胸をたとえて「スイカ」とバカにされて、あげく大和くんの友達、中西くんに自分の事を「巨乳で可愛い」としか思われていないと思って…
でも中西くんは本当にあさみちゃんの事を可愛いと思っていて、背中を押してくれたのがめいちゃん。

あさみちゃんと中西くんは恋人になり、あさみちゃんとめいちゃんは親友になって、
めいちゃんはそれを「黒沢のおかげ」といって。
あさみちゃんにお揃いのストラップをもらって、嬉しそうなめいちゃんは本当に可愛らしかったです{/netabare}


☆それから、初めてのライバル愛子ちゃん。
{netabare}初めてのデート中、こちらもまたデート中の愛子ちゃんに出会って、4人でポウリングに。

そこで愛子ちゃんは、大和くんに好かれてるくせに、そっけないめいちゃんが気に入らなく、大和とは1度関係を持ったといい、動揺しためいちゃんは帰ってしまいます。

でもめいちゃんが大和くんに対して本気なのを認めて、それから話数を重ねていくごとに、めいちゃん、あさみちゃん、愛子ちゃんの3人で過ごすことが増えていますね♪3人とも恋人がいるので6人でいることも。{/netabare}


☆そして、一番やっかいだった、最大のライバル・モデルの「めぐたん」ことめぐみさん。
{netabare}人気読者モデルのめぐたんがめいちゃんの学校に転入。そして大和くんと出会います。
放課後、めぐたんは
「私ぃ~大和くんに一目惚れしちゃってぇ~、彼女がいてもいいから、付き合おうよ。私たち、ハイレベル同士で♡」

え?モデルやってるんだったら、大和くんじゃなくても、お気に召す人が周りにいるんじゃ?と思ったのはさておき。

大和くんは「そういう見た目しかみてないやつは嫌い。俺には彼女がいる」
と言いばっさり。
こうして観てみると、そうして1度目の視聴で大和くんの、こういう一途なところに気付かなかったんだろう…と思いますね笑

次の日めぐたんは「ごめんなさい」と謝り、大和くんとは友達になりたい、と友達に。もうこのときからすでに、悪い方向へ進んでいるのが見えますよね笑

それから大和くんをモデルに誘い、「めいがカッコいいって言ってくれてるし」と大和くんはモデルになって…
あさみちゃん達もやりなよ~と盛り上がってる中、不安だからといって止められないですよね。うん、いいと思う、とめいちゃん。

雑誌に、大和くんはめぐたんとカップルみたいに載っていることも多くて、もう観てるこっちがハラハラ。
2人ほんとのカップルみたい!橘よりどう考えてもめぐたんの方がお似合いだよね~
周りもそんな感じで、めいちゃんの耳にも入って。
それからめぐたんの家に大和くんが出入りしているろいう噂(これは本当)

やっぱりこんなとき支えてくれるのは、友達なんですよね。
あさみちゃんと愛子ちゃん、それぞれの慰め方で、めいちゃんも少し元気が出たみたいでとりあえずホッ。

これからも色々、もうほんとに色々あるんですが長くなるのでとりあえずは省きます。


そんなこんな、めぐたんでしたが、やっぱり大和くんが選ぶのはめいちゃん。
どうして私じゃないの?とあさみちゃんたちを誘って、めいちゃんを誘わなかったり、こわっ!女子こわっ!
愛子ちゃんがびしっと「私らはテメーのペットじゃねーんだよ」とびしっと言ってくれました!女子に人気が出そうなヒールキャラですね♪♪

ネット上でもめぐたん性格わるい、ブス、早くやめろ
と書き込まれまくって、(女子こわい!)
今まで、我慢してたポテチなどなどを買い込み、引きこもり、両親とも仕事先とも、連絡をたって、

そこで現れた“ももちゃん”という存在。ももちゃんは前からめぐたんのことを気にしていたんですが、幼なじみだったんですね!

そんなもももちゃんが家に来ても「あんただってバカにしてたんでしょ!」
と拒絶。大和くんがきて、ももちゃんはめぐたんに
「周りからどう思われたっていいじゃん!私はめぐが1番カッコいいって思ってるよ。」

めぐたんはやっと出てきて、ももちゃんはずっとみてきてくれてたのに、と気づきます。

大和くんを追いかけてきためいちゃんをひと睨み。
めぐたんにとってはすべての元凶だもんね。。

実はめぐたんも昔、ブスブス!と長身をバカにされていた過去があって、こうやったら可愛いじゃんと、声をかけてくれたのはももちゃん。

イジめてたくせに、可愛くなったら、なかったかのように声をかけてくる男子に嫌気がさして、スカウトをきっかけにモデルになって、、
自分は全部「めぐたん」を演じてきたんだと、髪をばっさり。

最後には、
えー大和くん今日風邪なの?お見舞いいこっかなぁ?
はいはい、とももちゃんに引っ張られるすごいいいキャラになってくれました☆彡{/netabare}


☆そしてやっぱりめいちゃんと大和くん
{netabare}めいちゃんが友達を作らなかった理由。それは小学生のころ、学校で飼っていたウサギに、クラスメイトがお菓子などをあげて、
ウサギが死んでしまって、どうしたの?という先生に
めいちゃんが~と言われ、それから人は人をすぐ裏切るから、
となったからでした。

そんなめいちゃんにまっすぐぶつかってくる大和くん。
実は大和くんも、中学生の時、1番仲の良かった友達がイジめにあって、表面上はみんなと一緒にイジめて、裏で話していて、結局その友達は転校してしまった過去があった。だからめいを見たとき、惹かれたんだと言いました。その友達も登場しますね♪

ほんとにどうして私は大和くんのこういうところを観てこなかったんだろうと思います笑

大和くんの妹、凪ちゃんは不登校で、学校は楽しいよって教えてあげたのはめいちゃん。人は人を裏切るけど、そんな人ばかりじゃないんだよって
きちんとわかってるめいちゃんだからこそ、できたのでしょうね。
{/netabare}

すごく長くなってしまいました…。特にめぐたんの話はすごく印象ぶかくて…
{/netabare}

OPはフルーツバスケットの主題歌などの岡崎律子さん。
とっても優しいメロディと歌声で、大好きです。

それからめいちゃん役の茅野愛衣さん。
大和くんに話しかかられて、照れながら「ぅん…」というのがとーっても可愛らしかったです。
あさみちゃん役の種田梨沙さんも「あ~またいちゃついてる~」とめいちゃんと大和くんをからかうのが、とっても可愛くて、きゅんきゅんしました!

お2人のが好きな方はぜひチェックしてくださいね♡ ♥/●´v`)┃(´v`●\♥♡

長くなりましただが、読んでくださった方、ありがとうございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

<最終回まで視聴完了> なんだんねんw

いろんな意味で、少女マンガの王道だったかもだね。
誰かの嫉妬から嫌がらせを受けたりして傷ついたり、
ありもしない噂流されたら本人に確認する前に信じちゃったり、
そういう人間くさい愚かな部分を描きつつ、恋を実らせ育んでいく2人。

やきもきしたり、じれったかったり、イラッときたりしながら
最後まで観たわけだけれど、う~ん・・笑っちゃったな。

期待しすぎてしまったのかな。もう少し感動が欲しかったんだと思う。
なぜそこでそう思う・・?ってことがあまりに多くて
それは、めいにも大和にもすごく感じた。
{netabare}
しかも、めいと大和の間に会話はあまりないようで、
お互いがもっといろんなことを何でも話し合ってる仲だったら
こんなことにならないのに、ってことが多かった気がする。
付き合いが浅いからこそ、たくさん話をすべきだし
それがないから、すごく好きなのに信頼関係が浅いってことに
なってしまうんだろうね。
{/netabare}
でも、愛子やあさみっち達のようにいろんなカップルがいるわけで
その2人だけのカラーみたいなものは確かにあるし、
めいと大和も、これまでの経験と教訓を生かしながら
今後はもっともっと会話に花を咲かせたり、信頼関係を深めていくのかも。
そう思わせてくれる可愛く初々しいい話ではあった。

ちなみに、愛子やカイがいてくれたから成り立ってたし
この2人がとても魅力ある人物で、けっこうお気に入りだった。

展開的には前回(12話)のほうがよほど最終回にふさわしい内容で
盛り上がれたような気がするなぁ・・

リアルだなとは思うのだけれど、せっかくのアニメ作品だし
もう少し見せ場が欲しかったのは正直なところ。
それでも、作画は毎回美しかった。
背景がきめ細かく、隅々まできれいに描かれていて
つい見落としそうな小道具や部屋のインテリアや
置いてあるものなんかで、キャラ設定もわかりやすかったし、
そういう行き届いた想いが伝わってくるのは嬉しかった。

それに表情の微妙な変化なんかも細かくて。
あと、OPに岡崎律子の歌が起用されていたことも嬉しかった!
彼女のやさしい歌声とメロディーはとてもピッタリだったと思う。

一応、原作が手元にあるのでこれから読んでみるつもり。
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<8話の感想>

モテるからって恋愛上手なわけじゃない。
大和は確かに八方美人なところ、あるよね。
誰にでも優しくしてしまうのは、中学時代・・苛められないよう
表面を取り繕ってた時から変わってないんだなぁ。
嫌われたくない思いと、女の子は大事にしたいって思いは
わかるけれど、目先だけで動いてしまうんだろうなぁ。
あとは実際、恋愛経験が少ないから気が付かなさ過ぎてるだけ。
でも本気で好きな子がいるなら、その子を不安にさせちゃダメだよね。
めいみたいな子と出逢ったことで、これから彼もわかっていくんじゃないかな。
めいも大和と出逢って、自分の気持ちを表現するにはって悩みながら
どんどん変わっていってるしね。
新キャラの男の子、大和を昔から知ってるような感じだったし
今後どう絡んでくるのか楽しみ。
-----------------------------------------
<7話の感想>

読モのめぐちゃんは、自分に正直な子。
しっかりしたところもあって決して悪い女の子ではない。
愛子はけっこう冷静に観察しているけど、情に厚い姉御肌。
{netabare}
デリカシーないのか?と思ったあさみっちも、実はちゃんと気づいてた。
大和は、心変わりや裏切りなどしてないし、
めいには誠実なんだけど彼女の本音までは見抜けなかったかもだね。
ずっとメールを待っていためいが、大和からのメールに
「遅かったね」と打ちそうになったのを「おつかれさま」に
変えた気持ちが痛いほどわかる。
{/netabare}
でも、やっぱり気持ちは伝えないと伝わらない。
お互いが本音に気づいてあげられるほどの関係じゃないから、なおさら。
嫌な噂を耳にして、不安が疑惑に変わってしまったり
理解してるつもりで本音を隠し、いい子ちゃんぶってしまう・・
誰にでもよくあることかもしれない。
でもそのままにしておくと、気づかないうちにどんどん歯車がズレていく。
いつのまにか離れてしまってた、なんてことがないように
大切なその自分の想いをまずは信じて、勇気出すしかないのだよね。
{netabare}
愛子やあさみっちに気持ちを打ち明けためい、一歩前進できて良かった。
大和を想う気持ちの分だけ、少しずつ髪が伸びていっているめい。
気持ちをわかってくれる友達もできて、ますます変化が楽しみ。
{/netabare}

------------------------------------
<6話の感想>

ふたりで下校中の夕焼け空を一直線に横切る飛行機雲が、
一途な思いを揶揄しているように見えた。
でも、めいが久しぶりに1人で下校したときの夕焼け空は
どこか淋しげに映った。
だけど彼女は、今まで恋をした経験も友人もいなかったわけで
大和に対しても好意は持ちつつ、まだ自分を見失うほどの情熱には
発展していない段階なのだよね。
大和や他の登場人物の言動によって、自分の気持ちに少しずつ気づいたり
相手のことを信じれるようになったり、全部まだこれからって状態。
そんな中、大和の気持ちが今のところ揺らがずにいてくれてるのが
せめてもの救いだし、安心して観ていられる。
1クールなのかな?だとしたらそんなに話も入り組めないから
めいが今後、心乱されながらも大和と信頼関係を築いて
ほんとうに「好き」って言えるまでを描くのかもしれないね。
-------------------------------------
<5話の感想>

猫を通してさらに距離が縮まっていく流れがいい感じ。
生真面目で優しい、めいのキャラがとてもよく表現された回だった。
そして、大和のちょっとだけ生意気な妹の繊細な気持ちが
いろいろな言動に表れていて、思わず抱きしめたくなった。
オーブン電子レンジからケーキを出すあの後姿が、めちゃ可愛い!
子供の頃の自分と重なる想いやエピソードもあって切なくなったけど
彼女には めいがいてくれて良かった。
-------------------------------------
<4話の感想>

大和の友だちである早川君、音立てて汚い食べ方(苦笑)
イヤ~な奴の描き方がすごくわかりやすいよね。
それぞれの人物の細かな表情の変化、しぐさ、目線、指先。
そういう演出がとても良いと思う。
場面によっては、こっぱずかしくて赤面しそうなんだけど
それは、そのピュアさが今の僕に無くなりつつあるからなのかな。
大和とめいの信頼関係が少しずつ少しずつ深まっていくのは
心地良いし、素直に応援したくなる。
毎回OP聴いてるだけで泣きそうになるんでホント反則だぁw
--------------------------------------

<3話の感想>

この作品、OPがものすごく好きだけれどEDもいいな♪
歌だけでなく、あの紫陽花色のイラストの数々がすごく好きだ。

人には多少なりとも心の傷があったり
罪悪感や劣等感を持ちながら前へ進んでいるよね。
そんな自分の心のうちを大切な人に打ち明けることで
お互いの距離を縮めたり、理解したり、しようとしたり。
大人ならさらっと流してしまうことでも、彼らは高校生。
ひたむきさ、みたいなものが伝わってきて
大和やめいはもちろんだけれど、波乱因子になりそうな愛子のことも、
ちょっと憎めないものを感じた。
それにしても、大和モテすぎだろww
まぁ、実際ああいう人いたけどね(笑)
{netabare}
チャラいようで実は、めいを好きになった理由がちゃんとあったってことが
今回は言いたかったみたいだね。
{/netabare}
-------------------------------------
<2話の感想>
{netabare}
中西くんが意外にいい奴で、初々しくも想いをはっきり伝えてるところ
なんかけっこう好感持てた。
あさみっち、ライバルになるのかと思ったら、
いいお友達になれそうだしホッとした~
にしても、あのチュー攻めは観ててニヤケながら複雑というかw
思わず顔がほてったww いったいどんな展開が待ってるやら。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 63
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

典型的チャラ男&ビッチ像を眺めるアニメ

純愛ものを期待している人には基本的におススメできない。
この作品の楽しみ方は、ちょっと偏った見解によって生み出されたかのようなキャラクター・恋愛観を、
少し離れた位置から生暖かく傍観する感じがよろしいかと思います。
ある意味作者のこういうのを描きたい!みたいのがその都度わかりそうなので、
穿った見方で読み解こうとするレビュワーにとっては良い題材、もしくは曲者かもしれない。
そういうわけで感想たくさん書けたけど、やっぱり色んな意味で上級者向けアニメ、という感じ。

以下視聴時感想
{netabare} 君に届けに邪気を振り撒いたような・・ってそれもはや君届じゃないけど、キャラの立場的にはそっくり。
怪物君といい {netabare} ウサギ死ぬのといきなりキスするのは {/netabare} お約束なのか。
今期は対比するのが面白いアニメが多いかも。怪物君の主人公は自らの意志で
他人と関わろうとしなかったけど、こちらはトラウマを抱えて他人と関われないタイプ。
そしてお相手の男はあからさまにいけ好かないイケメン君で、
この時点で対等ではなく、上から目線感がヤダー。女視点だと王子様なのこれ?

都合のいいことに{netabare} ストーカーが、都合のいいことに電話番号が!
イケメン展開のために都合のいい悪を用意するっていうのが、もうシナリオにあんまし期待できない。
しかもストーカー実質何もしてないし見せつけたっただけやんwwあれで解決した気になるのはおかしい。
主人公ちゃんもトラウマのわりに対人スキルが結構高い。2日目ですでに普通に会話できてるよ。{/netabare}

ただ見所は演出が凝ってる気がする。音楽切って電車ブオーンとかコマ割ったり。
定番でもそれなりに面白そうではあるけど、私的には怪物君の方がいいかなー。

ー2話ー
{netabare}ウオエアアアアアアアアアアアアヴォエアアアアア キャラも展開も節操が無さ過ぎて胃がキリキリ
開幕から終わりにかけてもがき苦しんだ2話。君に届けと似た境遇なのになんだろうこの差は。
人の事を考えてる、思いやってる?いやいや、理性もリミッターもない短絡思考な人しかいないの?!
主人公もかなり直球だけど唯一まともに見える。イケメンさん回想の時の髪型なら良かったよwww
最後のアレは「これは○○の分、これは○○の分、そしてこれは俺の分だァーッ!!」的な
少年漫画展開を思い出した。少女漫画風にするとこうなるのか。もうやだこのアニメwww{/netabare}

ー3話ー
{netabare}道を歩くだけでイケメンイケメン言われてるwwwww
過去語りのカメレオンのように過ごしてきた……それはまぁわかるが、
ならどうして今そんな浮いてるのか?!チャラ男になってる意味はないよね……!?
新キャラの女は尻軽女のステレオタイプで、これは作者による風刺なのか皮肉なのかと思う程。
惚れる理由がまたちょろいwwwともかく周りを下げて、主人公を際立たせる構成なのかなぁ。
こういうのが絡んでくる原因を作ってるのは外面ばかり良く言行の軽い黒沢くんのせいなわけだが。{/netabare}

ー4話ー
{netabare}もはやつっこむ方が無粋なのかもしれないが……
まず第一に黒沢くんは早川くんのどこをみて紹介しようと思ったのか?
さらに状況把握してるわけでもないのに「たかがあんな女」発言だけで手がでる大和氏。
こんな理不尽な態度にでたら余計な恨み買って、結果めいに迷惑かかると思うんですが。
一方で盗み聞きしつつ追い打ちをかけるめいさんぱねぇ。
めいさんがバッサバッサと人の悪を斬り捨てる勧善懲悪的なアニメなのかもしれんね。{/netabare}

ー5話ー
あれ……!?今回いい話だった。どうしたことなの……こんなの好きなよらしくないよ……。
もしかして恋愛が絡まなければいい話書けるんじゃないのかこれ。

ー6、7話ー
あ、これこそ好きなよwwwあさみっちさんいい子じゃないか、大和よりこちらの良さに気付くべきやで。

ー8話ー
グアアアめんどくさいwwwこういう色恋沙汰は嫌やなほんと……。でも少しありそうなのか生々しい。
これこそが好きなよ……!とな怪や神はじとは一線を画すベクトルが、何か存在する……!

ー9話ー
{netabare} めいさんもう完全に落ちてますよね。成就した恋ほど語るに値しないものはないとは四畳半のお言葉。
完全にのろけ話になってるが、この先は嫉妬に狂う人やぽっと出ライバルとの取り合いが見所になるよう。
愛子さんはすっかり姉御肌キャラになってるけど、自分のこと棚に上げすぎではないのかこれ。
仕返しの考えは別に悪くないと思うけどなぁ、めいさんがそれっぽいこと言って、
さも正しいことを諭した風になってるのが解せぬ。あなた反撃で後ろ蹴り喰らわしたでしょうに。
そりゃやられたことを別の誰かにやる、っていうならやってきたやつと同じことだが、
やってきた相手に対してやり返すのは同じことではないだろ……。 {/netabare}

ー9話ー
{netabare} 海君がいいやつすぎて、もはやめいも大和も霞む。 {/netabare}

ー最終話ー
{netabare} まさかのギャグ回wwwシュールでシリアスな笑いにかなりツボった。
最初の頃は刺激的な展開が多かったのに、最後になるにつれ丸め込まれていく感触。
どちらかというとアンチな感想を書いていたのに、ここにきて、この作品に対して言わなければならんのか
案外……好き、だったよ {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

72.7 9 修羅場で学園なアニメランキング9位
俺を好きなのはお前だけかよ(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (479)
1921人が棚に入れました
ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする? しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!! もちろん、意気揚々と待ち合わせに向かうよね。そしてそこで告げれれた「想い」とは――……「俺じゃないヤツが好き」っていう「恋愛相談」だった。ハハハ。……やめだ! やめやめ! 「鈍感系無害キャラ」から、つい本来の俺に戻ってしまった。でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかもしれないからな! そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院菫子。俺はコイツが嫌いです。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ!! 自分がモブだと気づけなかった主人公と個性的な華々しい女の子たちのちょっと刺激的な学園青春(?)コメディー、ここに始まる!?

声優・キャラクター
山下大輝、戸松遥、白石晴香、三澤紗千香、内田雄馬、三上枝織、東山奈央、斉藤朱夏
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

惰性で最後見たけど、別に悪くない

確かに3話で区切って終わらせても良いくらいではあった。
{netabare}兎に角、地区大会決勝が特異点になってるのは草。東口と西口でエースが負けて隠れて泣く様を見て惚れるひまわりとコスモス。そんで主人公にエースの太陽とくっつけてくれるようそれぞれ頼む。肝心なところであり得ないくらい緊張するし、安易に主人公に抱き着いたり、二人きりでデートしたり。ワンチャンスあるかもと主人公に期待させておいて地の底に突き落とす。
そんな主人公を好きなのがパンジー。僕もあんな娘が好きだけどね。主人公いい子ぶってるのは少々ムカつく。
そして、エースはパンジーが好きでこれまた主人公に手伝ってほしいと頼む。これまた、地区大会だし、例の白いベンチ登場。地区大会決勝で励まされたのが好きになった理由らしいけど、後で実はパンジーではないと明かされる。
断るとエースはひまわりとコスモスのあからさまな好意を利用して主人公に関することをあることないこと言う。好きな男の言うことしか彼女は信じないものだから、主人公は孤立していじめられる。
いじめかたが少しおしゃれ。机にゴルフコースできてたらむしろ嬉しいかもしれない。
パンジーだけは味方でエースのクズさを明らかにしつつ、主人公が下衆な面もあるけど、エースを親友と信じて串カツを大量に買って待つ良い男でそれが好きになった理由と語る。
{/netabare}
とりあえずスカッとした。ずっと主人公が可哀想で感情移入してもやもやしていた。普通のラブコメじゃないぞ。面白いぞ。

ニックネームが洒落ているところは好き。みんな花の名前とかだもんな。こんなあだ名で呼ばれたい。

残りは惰性で見てたけど、別に嫌いではない。通常ハーレムになってしまって残念な人多そうだ。
ただあんな仕打ちをしておいて、どの面さげて好きと言えるのかその心境は謎。
ホースは蛇足だったかも。とりあえず最後どうなるかに期待。


OP
パパパ 斉藤朱夏
ED
ハナコトバ ヒロイン、パンジー(戸松遥)・ひまわり(白石晴香)・コスモス(三澤紗千香)
斉藤朱夏のソロ活動を応援していきたい。


ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする?しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!!もちろん、意気揚々と待ち合わせに向かうよね。そしてそこで告げられた『想い』とは---……「俺じゃないヤツが好き」っていう『恋愛相談』だった。ハハハ。……やめだ!やめやめ!『鈍感系無害キャラ』から、つい本来の俺に戻ってしまった。でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかもしれないからな!そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院董子。俺はコイツが嫌いです。なのに……俺を好きなのはお前だけかよ!!

1. 第1話 僕ってほんと、どこにでもいる平凡な高校生なんだ
元気いっぱい笑顔がまぶしい幼馴染・ひまわりと、オトナっぽくて才色兼備な生徒会長・コスモス。そんな二大美少女からデートに誘われた超ラッキーな男子。……はい! それが僕、ジョーロこと如月雨露です! どこにでもいる平凡な高校生に、こんな素敵な幸運が訪れるなんて! よぉ~し、二人と素敵な時を……って、なんで僕、二人から恋愛相談されてるの!? ああ、僕の美少女ハーレムラブコメ計画がもろくも崩れ去っていく。ク、ククク……いいぜ! なら別の手段をとるだけだ! さぁ、準備はいいか? ここからは、平凡なラブコメの時間は終わりだ。

2. 第2話 俺に襲い掛かる負のスパイラル
まさかの『ダブル告白』によって、夢の高校生活が茨の道へと早変わりしてしまった……。あ、どうも。『俺』ことジョーロです。しかーし! そんなことでハーレム高校生活を諦める俺じゃねえ。ひまわりとコスモスの二大美少女の恋の手助けをしながら、おこぼれをもらう作戦を決行中よ。……にしても、目の前にいるこの毒舌ストーカー女はいったいなんなの? いやがらせひどくない? 名前もパンジーとかいうわりに可愛らしさゼロ。挙句の果てには、なぜか俺の大親友・サンちゃんからは、『パンジーとの恋を手伝ってくれ』とお願いされ……!

3. 第3話 俺はお前と会っていた
終わった、完全に終わったよ。誤解が誤解を呼んで、ひまわり&コスモスに愛想を尽かされちまった。それだけじゃねえ。パンジーの呼び出しで向かった図書室で、絶対に嫌われたくなかった親友・サンちゃんからも絶縁状を叩きつけられちまったんだ……。おまけで、俺の愚かで浅はかな『悪行』のウワサは瞬く間に広まっちまって、正真正銘、俺は何もかも失ってしまった。ハハハ……。けど、これでいいのかもな。俺みたいなクズには分相応の状況だよ。って、ちょっと待てよ、パンジー。……嘘だろ? 『そいつ』が俺を欺き、全てを裏で操ってた黒幕だったのか?

4. 第4話 俺がガンバった結果
『黒幕』の正体が発覚し、学校中を駆け巡った『俺の悪行』の誤解は解けて平和な日常を取り戻した。けど、まだ取り戻せてないものがある! それは、俺にとって大切な、サンちゃん、ひまわり、コスモスとの絆。そう、仲直りがしたい! 俺はみんなと仲直りがしたいんだ! でもどうしてもその方法が……あん? 何だよ、パンジー? いつもはムカつく毒舌ばっか行ってくる癖に、こういう時だけ優しい言葉で背中を押しやがって……。わーったよ。自分の素直な気持ちを正面からぶつけることにするよ。それでいいんだろ、パンジー?

5. 第5話「俺にしては、うまくいきすぎてると思ったんだよ……」
ときめけ青春! きらめけラブコメ! いやぁ~、いけちゃうよぉ~! 美少女達とキャッキャウフフだよぉ~! 今度こそ、素敵極まりないラブコメを……ってなんじゃこりゃぁぁぁぁ! ちょっと新聞部のあすなろさん! 俺が、ひまわり、コスモス、パンジーに三股をかけている『女の敵』ですって!? 違うよ! それは将来的な話で……え? その疑惑の真偽を確かめるために、百花祭まで俺に密着取材をすると? よーし! やってやろうじゃねぇか! 疑惑払しょくのために、徹底的にラブコメイベントを避けてやるよ! ……ぢぐじょう……。

6. 第6話「俺は、言う時は言う」
俺は不都合主義に愛されてる! ちょっとした手違いで、まだ真偽不明だった『ジョーロ君三股記事』が学校中に配布されちゃいました! そんな絶望的な状況の俺を助けてくれたのは、なんと記事制作者である新聞部のあすなろ。あいつのおかげで、どうにか状況を鎮静化することができた……のだが、これ以上誤解を重ねないために、俺はコスモス達三人と距離をおくことになっちまったんだ……。おかげで、百花祭でやるダンス練習もままならない毎日。そして迎えた百花祭当日、波乱につぐ波乱ってのはまさにこのことで……!はぁぁぁ!?

7. 第7話「俺は意外な一面を知る」
遂に来たぜ、この時が! 花舞展をやり遂げた俺達に訪れた束の間の休日。行く場所なんて一つしかねぇ! そう、プールだ! いつもはKYなパンジーも、今回ばかしはしっかりと空気を読んだしな! 煌めく肢体! 物理法則を無視した素敵な水着! 勝った奴が俺を煮るなり焼くなり好きにできる勝負! ……ねぇ、最後のおかしくない? どうして、平和に過ごさせてくれないの? ま、いっかぁ! だって、女の子達が俺のために色々とやってくれるんだもん! つうわけで、素敵極まりない水着回の始まりだぜ! もちろん、ボロリもあるよ!

8. 第8話「俺の悲劇は気づくと始まってる」
「これから、誠心誠意尽くさせてもらうよ」。突如現れた転校生が俺にそう宣言した! いやぁ~、遂にこんな俺にも優しい女の子が……って、んなわけあるかぁ! 知ってんだよ! どうせロクでもない企みがあるがあるんだろ! クケケケ! そう簡単に俺を利用できると思うな! 貴様の本性を暴き、完膚なきまでに潰してくれるわ! ……ん? なんだよ、パンジー? 俺と共通の話題が欲しいから、自分の大好きな本を読んでほしいだぁ? ……へいへい、分かったよ。んじゃ、家でゆっくりと……はて? なぜ、俺は借りた本を僅か一日でなくすんだ?

9. 第9話「俺なりに考えた結果」
パンジーの本を買い戻すため、ツバキの店でアルバイトを始めた俺! なれない仕事に苦戦したが、この調子ならどうにか……あ、あぁぁぁぁ!! とんでもない大失敗をやらかしちまった! しかも、俺がひた隠しにしてた秘密をパンジーに暴かれて、大喧嘩までしちまったよ……。く、くぅぅぅ! こうなったら、せめてパンジーの本だけは買い戻して……って、俺が買う直前で売り切れだぁ!? 誰だ、そんな空気を読めないことをしやがったのは!なんで俺は肝心なところでいつも失敗するんだ! ……ん? あの天然系ビッチは帰り道で一体何を?

10. 第10話「俺だってたまには活躍する」
さて、このアホはなんだろう? 突如として、俺を理科準備室に引き連れていった女は、野球部のマネージャー、蒲田公英……通称『たんぽぽ』。ややこしい花のあだ名を持つ女なんだから、可愛い女の子だと思うだろう? 確かにその通りだ。たんぽぽは可愛い。……だが、だがしかしだ! いかんせん、アホすぎる! こんなアホとかかわるのは時間の無駄だし、とっとと教室に……うっげぇ! な、なんで……なんで理科準備室に……ヤツが現れてるんだよぉぉぉぉぉ!!

11. 第11話「俺はいらないかもしれない」
大ピンチだ! 利用者が少なすぎるからって図書室が閉鎖されることが決まっちまったよ! コスモスがどうにかしてくれようとしたみたいだが、そいつも失敗。……だが、利用者を増やせれば閉鎖は免れるらしい! よっしゃぁ! こうなったら、俺が……すっげぇ都合のいい頼れる味方に手伝ってもらって、閉鎖を阻止してやろうじゃねぇか! つうわけで、頼むぜ葉月! かつて図書室の閉鎖を阻止した実力を俺達のために全力で振るって……おい、どうしたんだよ、パンジー? なんで、葉月を見てそんなに怯えてるんだ?

12. 第12話「俺が好きなのは……」
やるしかねぇ……。ホースによる『善意の呪い』からパンジーを解放するために、俺がパンジーに告白をしてやるよ! 俺達が恋人同士になっちまえば……は? どういうことだよ、パンジー? もう、恋人になる約束をしている人がいる? しかも、その相手は……サンちゃんだって! だから、俺はもう必要ない、図書室にしばらく来なくていいって。……分かったよ、俺は用済みってことか。コスモス、ひまわり、あすなろ、悪いが後は任せた。俺じゃホースに勝つことはできねぇ……、そんな俺はいたって無駄だよな……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

観終わった

2話までの感想{netabare}
あれ?面白い?
八方美人を演じてたら窮地に陥ったって話…になるのかな?
今後、他人(主人公)を利用するだけ利用して、自分に都合が悪くなると責任を他人(主人公)に押し付ける連中を見返す展開になるのなら結構良いかも?

とりあえず2話での主人公の言い訳は、「オレもサンにパンジーは不釣合いだと思ってたんだ」「『パンジーなんかよりお前の方が良い』と振り向かせられると思った」じゃダメだったんかなー?
と思うが、あくまで俯瞰で見てるから言えることで当事者だと一杯一杯で難しいか。
まぁそれ言ったらラブコメが成立しなくなっちゃうけどね。
ぶっちゃけ「他の女より私の方が良いと分からせてやる・振り向かせてみせる」ってガッツの無いヤツが踏み台に利用した主人公に責任追及するのは身勝手だなぁとは思わなくもない。
他人を責められるほどお前はそんなに偉いのか?と。
ってことで復讐(カタルシス)に対する溜め(フラストレーション)パートだと思ってるんだけど、そうじゃなかったら単なる胸糞なワケで…いやぁどうなるんだろう?という意味では結構次回が楽しみな作品。
とはいえまだ2話なので、これから更に絡み合う話になってくのだとしたら…胸焼け起こすかもw{/netabare}

3話感想{netabare}
良い最終回だった。
2話で懸念してた「これ以上人間関係こじれるようだとさすがに胸焼け起こしそう」も杞憂に終わり、スキっと解決してホントに良い最終回だった。
但しあくまで問題が長引かなかったのが良かっただけで、その内容自体は「?」。
パンジーが実は巨乳の美人で…そこは「おいおい」と呆れ気味だけどまだいい。
巨乳は良くて貧乳はダメってのもよくワカランところではあるけど、問題は「そこまで嫌う?」のがイマイチ共感できない。
そうだなぁ、パンジーは折角ストーカーってことなので、もっと重篤で「期待に背く行動をしたらミザリーされかねない(こんなの私の好きなジョウロじゃない!、と殺されそう)」みたいな、なんか「この人と付き合うのは身の危険を感じる」という所を見せてくれないとあそこまで性格を嫌う理由が分からない。
または虚言癖で「レイプされました妊娠しました責任とってください」なんて言い出しそう、ってことなら関わらないようにする・図書館に行くのを避けるのも納得なんだけど、そうでもない。
これだったら“変態だけど可愛ければ~”のキャラの方がよっぽど付き合いたくないw
ってかそこまで嫌うならそれこそ2話でサンから相談受けた時「アイツだけは止めとけ」と言うでしょー、親友を第一に考えてることの説得力にも関わらない?
なんかトラウマでもあって「他の人は平気かも知れないがオレはどうしてもこういう性格はダメなんだ」って話でも今後あるのかなぁ?

と、自分の2話までの感想を読み返してみて気付いた。
この作品のキャラ達は「心変わりを許容する・期待する」価値観なのかそうじゃないのかがよく分からない。
恐らく物語の最後は「パンジーいいよな」になると思うので、作者は許容する精神でありながらキャラにはそれが無い前提で話を作ってる?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
うん、まぁ…こんなだよね。
ジョーロが3話までに迷惑かけられた連中を許したことについては、下心があるんだしまぁって感じ。
そうはいっても…新聞部の言うことを一方的に信じるって、そんなことあるんかいな?
いやあるんだけど…新聞部の言ったことだから間違い無いだろうと思考が止まってるヤツ、そういうヤツが大半であるなら人を陥れ放題だなぁとは思ってて。
ってことで6話は案の定ソレだったってオチで。
そこまではいい、そこまではいいんだ。
ただ…なんでジョーロを良いヤツみたいに演出したがるんだろう。
自分を悪者にして背中を押した?いやいや、普通にガチ怒りしたでいいんじゃね?
記事を無批判に信用させられる新聞部という「権威」を傘に着たというか、その権威に傷がつくというか、場合よっては廃部にまで追い込めそうじゃん、女子ネットワークとはワケが違う。
パンジーに友達作るよう仕向けたのは感謝のお返し?いやいや、体は好みだけど性格が嫌いって話だったじゃん?
今までボッチだったので友達作れば性格変わるかも?と自分好みに仕立て上げようと画策した、でいいじゃん。

なんでそんなにジョーロを良いヤツにしたがるのかちょっと意図が分からない、これは3話の「親友思い」でも引っかかってたことなんだけど。
下心アリアリの下衆野郎だから気にしないで居たのに、良いヤツだとスルーした部分にケチが付くというか…う~ん…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
何やってるんだか分からなくなってきた。
なんかこう、イマイチ考え方に共感どころか理解すらできない。
ジョーロはハーレム目指しておきながら他人(他の女性)が何か下心ある素振り見せたらビッチ呼ばわりなの?
本絡みの一件は、キッズアニメでよくある「一人で抱えないで仲間を頼れ」って前提の元、そうでない行動をした主人公が責められてた…のか?
どうでもいいプライドにしがみついた結果誰かを傷つけたのなら責められても仕方ないけど、誰か傷つけたっけ?
まぁ本絡みに関してはまだ続くのかな?探すのを手伝ってくれた二人はこの後出てくる?{/netabare}

最終回?までの感想{netabare}
ありゃー、参ったね。
最終回の終わり方についてあれこれ下書き書いてたのだけど、そうしてる間に同期放送作品の“星合の空”の最終回が放送されて、そっちのがもっとアレだったらしい。
そっちの作品は私は1話で視聴切っちゃってたんだけどね…見続ければ良かった?
ってことでゴチャゴチャ書いてた下書きもどーでもよくなっちゃったw
それにしても今期ちょっとヤバいの多くない?
これまた他の作品の感想で触れたけど「ちゃんと締めてるだけマシなのかも?」という、我ながら基準がもう訳ワカラン。

と、とりあえずこの作品に関して言えば、3話まで見れば良いんじゃないかな?
そこから先は見ても見なくてもいい。
個人的に一番期待してたのは、前半パンジーが余裕ぶっこいてるポジションだったので、それが吠え面かく展開来ないかな~と思ってたのだけど…実際それに近い展開にはなったのだけど、その一方で今度はツバキという余裕ぶっこいてるポジが登場しちゃって。
じゃあ次はツバキが吠え面かく展開を…となるだけで、キャラの役割が変わっただけで構成は一緒なのを繰り返してる様に感じてしまった。
表現が辛辣すぎるかもだけど、引き出しが少なすぎじゃね?と。
主人公の心変わり自体はそれがテーマだろうからいいとしても、他のキャラの心変わりっぷりはなかなかついてくのが難しかった。
でも最後の恋敵を蹴落とすための裏切り投票は「ですよねーw」って感じで笑えた…のだけど、それがよりにもよって「続く」でウラがあるような無いようなで素直に受け止められない。
なんでこんな作りにしちゃったんだろう…それでも“星合の空”に比べればマシなのかなぁ?と思うと…う~ん…。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「俺は、すべてのすべてのラブコメを過去にする」

この作品の原作は未読ですが、キャラデザがブリキさんと知り視聴を決めた作品です。
それにハルカス、白石晴香さん、三澤紗千香さんに奈央ぼうと、これだけ役者が揃ったら視聴しない道理はありません。
この作品も期待値MAXで視聴に臨みました。


ここで質問。もしも、気になる子からデートに誘われたらどうする?
しかもお相手は一人じゃなく、クール系美人・コスモス先輩と
可愛い系幼なじみ・ひまわりの二大美少女!!
もちろん、意気揚々と待ち合わせ場所に向かうよね。
そしてそこで告げられた「想い」とは…

…「俺じゃないヤツが好き」っていう「恋愛相談」だった。ハハハ。
…やめだ!やめやめ!「鈍感系無害キャラ」から、つい本来の俺に戻ってしまった。
でも、俺はここでへこたれない。恋愛相談に乗れば、俺を好きになってくれるかも
しれないからな!

そんな俺の悲しい孤軍奮闘っぷりを、傍で見つめる少女がいた。
三つ編みメガネの陰気な少女・パンジーこと三色院菫子。
俺はコイツが嫌いです。なのに…
俺をすきなのはお前だけかよ!!
自分がモブだと気づけなかった主人公と個性的な華々しい女の子達の
ちょっと刺激的な学園青春ラブ(?)コメディー、ここに始まる!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品…登場する女の子の可愛らしさが半端ありません。
キャラデザがブリキさん、という影響も多分にあるのですが、ちょっとした仕草など細やかな部分も配慮しているのが伝わってきます。

そして何より声優さんの演技が堪らないんです。
今回序盤から色々持って行かれたのはパンジーこと三色院菫子役のハルカスの演技でした。
今まで聞いたことの無い声質…
あの声質で「寂しいわ…」とかジョーロみたいに傍で囁かれたら、卒倒してしまうかもしれません^^;

私は専門家じゃないので詳しいことは分かりませんが、声優さんの完璧な演技って、きっとこういう作品の事を言うんだろうなぁ…とか思ったり。

今、公式HPのトップページを見ながらこのレビューを書いているのですが、物語の中での彼女たちの言動が、頭の中でフラッシュバックの様に蘇ってくるんです。
ジョーロへのアプローチの仕方は人それぞれ…
だけどどのキャラも素直に愛おしく感じれるんです。
パンジーさんには色々持っていかれたので推しキャラとしては頭一つ分抜きん出ていますけれど…

そういえば、先ほどこの作品のwikiをチラ見した時に、面白いことが書いてあるのを見つけました。
「本作はラブコメディ系のライトノベルではあるが、本作はライトノベルでありがちな主人公が複数のヒロインに好意を持たれる(落ちもの・ハーレムもの)という設定は否定的に描かれている。」

「落ちもの」って何かな…と思って調べたら、「ストーリーの導入部分において、平凡な主人公のもとに魅力的な異性が突然現れるところから物語が始まるというもの。」なんだそうです。登場する女の子は次第に増えていき、殆どの出会いはいつも突然だったように記憶していますが、確かに誰も空からは落ちてきてはいませんね。

ついでに「ハーレムもの」についても調べてみました。
主人公である1人の男性(女性)キャラクターに対して多数の異性キャラクターが対置され、多くの場合は大勢の異性が1人の男性(女性)に対して好意を抱く。
また、主人公はハーレムを構成する異性に対して好意を持っていて平等に接することも多い。

…この作品の作風とハーレムものとの違いが分からないです^^;
確かに「ハーレムを構成する異性に対して好意を持っていて平等に接する」という部分では違いがあるかもしれません。
でも疑念が残ります…
この違いがフェイクという路線がどうしても捨てきれません。
というより、捨てちゃいけない気がします。
何故なら、その展開を一番望んでいるからです。

主人公が誰の事も好きにならず、誰も選ばないのだとしたらハーレムの構図は不成立となります。
でもジョーロがこれを選択するでしょうか…そもそもの目的から完全に逸脱してしまいますよ。
個人的にはハーレムものは嫌いじゃないので、その違いへの拘りが理解できないんでしょうね。
これらを差し引いても十分魅力的な作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、斉藤朱夏さんの「パパパ」
エンディングテーマは、パンジー、ひまわり、コスモスによる「ハナコトバ」
エンディングの発売が12/25って遅くありませんか?
エンディングはまだちゃんと聴けていないので評価は止めておきたいと思います。
オープニングのノリは好きでしたよ。

1クール全12話の物語でした。
全体的に面白かったと思います。
後半登場したホースには登場キャラ同様に違和感を感じましたし…
唯一残念なのは幕の引き方でしょうか。
最終回のラストに「あともうちょっと続く」と言うのは、発売日未定のOVAの前振りだったんですよね?
これをOVAにしちゃいますか…というのが率直な感想です。
確かに「TVシリーズの完結編、ジョーロ(モブ)とホース(主人公)の決着を描くOVA」らしいので、気にもなりますし売上枚数もきっと伸びると思います。
でもできるなら気持ちの熱いうちに全13話として描き切って欲しかったのが本音です。
まぁ、後日発表される詳細に期待しましょう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

69.9 10 修羅場で学園なアニメランキング10位
D.C.ダカーポ(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (558)
3554人が棚に入れました
7年前から1年中枯れない桜が咲いているという不思議な島「初音島」。
主人公朝倉純一はそんな初音島の風見学園付属に通う3年生。彼には不思議な力があった。一つは「何も無いところから和菓子を生み出す力」、もう一つは「他人の夢を強制的に見せられる力」。
そんな彼が卒業間近に見せられた夢の中の幼馴染、目覚ましにやってきた同居中の義理の妹、「かったるい」とつぶやきながら通う学園で出会うクラスメイト・先輩・後輩の女の子達。そんなヒロインたちとはじまる「ちょっとこそばゆい」恋愛の物語である。

声優・キャラクター
野川さくら、田村ゆかり、神田朱未、堀江由衣、伊月ゆい、松岡由貴、松来未祐、秦勇気、岸尾だいすけ
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

また会おう、桜舞う季節の中で。

今年の桜は例年以上に咲くのが早く、今週の水曜日の時点では既に五分咲き、週末には満開になると言われています。とある情報番組で気象予報士の方が仰られていましたが、これは観測史上最速タイとの事だそうです。時たま寒い日もあったりして、寒暖の差が激しかったりもしますが、それでも春を実感できるのは、桜のおかげでしょうね。日本人の桜に対する感心・情緒といったものは、古来から受け継がれてきた日本人の内面的な伝統文化だと思います。この時期は、自分はやはり日本人であるんだな~と改めて再確認できる、素敵な季節でもありますね。

という事で、アニメで、いの一番に思い出すのが、『夜桜四重奏』と『D.C.ダカーポ』なのですが、今回は後者です。一年中桜の木が満開という世界で織り成す恋愛アニメ『D.C.ダカーポ』前半は本編が15分+サイドストーリーorキャラソン/PV15分という構成、後半は普通のアニメと同じ20分強の本編展開となっている。若干不思議な構成でした。今は5分アニメが流行っていますが、その前は15分アニメが流行っていたような気がしますね。本作の監督を務めたのは、宮崎なぎさ監督ですが、低予算のこのアニメをまがりなりにも『成功』させてしまった為に、後に同じく低予算で作られていたであろう『魔法先生ネギま!』の監督を任されますが、作画崩壊・スケジュール管理の甘さ等を指摘されて、途中降板の憂き目にあってしまいます。皮肉にも低予算のアニメでもこの監督さんは回せてしまう!という評価がついてしまった故の悲劇ですね。という具合にこの作品も作画自体は時々崩壊はしていましたので、気になる人は気になるのではと思います。どうでもいい話として、本編の作画とサイドストーリーの作画も全然違っていたりしました。少しは統一しろよ~と当時思ったものです。これはこれでインパクトを視聴者に与えたのは間違いないと思うんですけど。

{netabare}前半部分はヒロインの顔見せから始まり、登場人物の何人かを交えてのラブコメ展開で突き進んでいきますが、後半部分はメインヒロインである音夢とさくらと純一の三角関係を軸にしたドロドロな話へと変わっていき、その一方でヒロイン達との別れも描かれるなど、シリアス路線に完全傾倒していきます。あまりに変わりすぎて、前半の雰囲気が懐かしくなる程ですね。それとあんなに綺麗だなと感じていた桜の木が不気味な存在になっていくのも怖かったです。1年中咲いているって、よく考えればおかしくね?とか常識的に考えれば疑問に思うんですけども、これアニメですからねえw

私が印象に残っているエピソードはやはり22話の『すてきな思い出』ですね。猫耳メイド頼子さんとの別れを描いた話なんですが、今まで特に自己主張もしてこなかった、頼子さんのたった1回の我侭なお願い。その我侭に純一が付き合う事になるのですが、それが『学校に行ってみたい』というお願いなんですよ。深夜の学校に忍び込んで、普段勉強している教室を見せたり、その中で頼子さんが自分が転校生としてこの学校にやってきたら・・・・とか想像して、純一と笑いあったり、食堂で飲み物を飲んで雑談したり、体育館でバスケットをして遊んだりといったシーンが、挿入歌『ほんとのきもち』のメロディーに乗せて流れます。頼子さんの真意は実は視聴者に薄々気づけるように今までの流れからしてなっているのですが、当の純一にはそれが良く分からないというのがミソですね。だからこそ屋上で頼子さんとの別れのシーンは、純一のその時の気持ちが痛いほど伝わってきて、正直泣けます。

特に涙腺を刺激したのは、もう本当にさよならになるって時の頼子さんの台詞ですね。これがまあ凄いのなんのって。

『カレーは分けておきました。その都度チンして召し上がってください』

『新しい靴下入れておきました。たまには替えたほうがいいと思います』

『お預かりしていた生活費の残りは・・・』(ここで笑顔で頑張っていた頼子さん涙腺崩壊。頑張っていた私も涙腺崩壊)

最後の最後まで残された純一と音夢を心配する、作中屈指の名シーンだと思います。別れのシーンはそれこそ何回もこれまで見てきましたが、どれもやっぱり現実味に欠けるせいか、あんまり感動という意味ではそれ程だったんですよ。所がこんな生活感溢れる事をお別れ間際に言われてしまうと、ちょっとグッときますよね。頼子さんがメイドという設定だから、こういう台詞になったのだと思いますが、まさかこういう形で別れを演出してくるとは思ってなかったので、いい意味で予想を裏切られたシーンでした。この瞬間、私の中の理想のメイドは頼子さんと『水月』の雪さんとなったのでしたw {/netabare}

最後にD.C.ダカーポと言えば、音楽が良い事も特徴の1つとして挙げられます。先程紹介した挿入歌も総じてレベルが高い曲ばかりですし。でもこの作品で、特に有名な曲といえば、やはり『存在』でしょうね。聞いた事ねえ!という人は一度聞いてみるといいかも。私がアニソンって結構良い曲多いのだな~とハマるきっかけになった曲でもあります。この作品は他にOP『サクラサクミライコイユメ』有名で人気がありますが、私はどっちかというと『未来へのメロディー』の方が好きですね。別に捻くれているわけではなく、作品のテーマを考えた場合、後者の方がしっくりくるのですよ。サクラサクは明るすぎてちょっと違和感覚えるんですよね。前半部分のみなら、これ以上ない楽曲だとは思うのですが。

粗もそれなりにあるのですが、未見の人にはオススメできるぐらいの仕上がりにはなっています。爽やかな恋愛作品という訳では残念ながらないのですが、魅力的なキャラが多いのでキャラに萌えるも良し、話を楽しむも良し、といった具合に自分の好きな形で鑑賞出来るアニメだとは思います。良いアニメですよ。まつらいさんには本当に幸せを掴んで欲しいですねえ、と最後に余計な事を呟いてみるw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

舞い散る桜に願いを込めて

聞いたことはあるが、シリーズが多くて何となく敬遠。
私恒例のパターンで今まで視聴をしてこなかったダカーポ。
いざ観てみると、思わず観入ってしまいました。
面白かったです。


舞台は桜が一年中咲いているという奇妙な「初音島」。
この島では魔法の力が働いているようです。
本作はこの初音島で風見学園付属に通う主人公・純一を中心として起こる、
ちょっと不思議な恋愛物語を描いています。
それにしても、この手の作品で純一と聞くとアマガミをついつい思い出してしまいました。


視聴を進めまず驚いたのが、意外にもファンタジックだったこと。
手から和菓子が出せるだとか、他人の心を読むことができるだとか。
後半の展開にも魔法が大きく関与しています。


内容は前半と後半で様変わりします。
極端にいえば前半は1話完結の恋愛ギャグアニメ。
ヒロイン一人一人のエピソードは観てて楽しかったです。
後半は下で感想として触れたいと思います。



以下、私の感想です。(音夢とさくらについて)
伏線はありましたが、16話からは特に盛り上がりました。
それと同時に軽く鬱になりかけました。
それもこれも、ドロドロした恋愛模様のお陰です。

{netabare}音夢 vs さくら は凄かったですね。
特にさくらの『音夢ちゃんだけはダメなんだから!』
と、音夢の『さくらちゃんだけはイヤ!』
の台詞の壮絶さから窺える屋上での直接対決。
息を呑む一幕でした。
二人の言いたいことは分かります。
どちらも純一を心から愛しているのですから。

こんな凄まじい修羅場が見れるのも、本作の魅力の1つかもしれませんね。


この作品で面白いと思うのが、
純一がわりと早い段階で相手を選ぶところ。
それが音夢なわけですが、そこから順風満帆に行かないんですよね。
さくらの逆襲が待っていました。
桜の魔法の力(呪い)も・・
私は音夢派なので、胸が苦しくなる展開。
口から桜の花弁だなんて、普通とは違ったエグさがありました。



音夢が好きなためか、視聴中どうしても思ってしまったのが
さくらの方がずるくね?です。
「「桜の木の下で約束したことは必ず叶う」」
そしてさくらは木の下で純一とのことを願いました。
それも木の陰に音夢がいることを知ってて。

さくらは自分がアメリカに行っている間、音夢が純一とずっと一緒にいたからもう十分、これからもだなんて欲張りだ!と主張してますが、ただの自分勝手にしか思えませんでした。{/netabare}


・・みたいに、相当感情移入して観てしまっていたようです。


{netabare}とりあえず音夢が死ななくて良かった・・{/netabare}
最終的にはこれに尽きます。
さくらにも感謝。
正直、さくらは当時は嫌いなキャラでしたが、今では(D.C.S.SやD.C.Ⅱも影響してか)かなりのお気に入りとなっています。


心残りは最終回、{netabare}正常状態での音夢とさくらが再会できなかったこと。
互いのことを改めて理解した二人がどのように再会するのか、楽しみにしていたので。{/netabare}
他にも全体的に、最終回はやや説明不足でした。
ですが、物語としては上手く纏まっていたと思います。
ほんと面白かったです。


音夢はドストライクでした。可愛い。



OP「サクラサクミライコイユメ」 歌ーyozuca*
ED1「未来へのMelody」 歌ーCooRie
ED2「存在」 歌ーCooRie

OPが素晴らしい。
CooRieの曲も相変わらず魅力的です。


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これを書いている私は、D.C.S.Sを観終わり現在D.C.Ⅱを視聴中。
D.C.ワールド、存分に楽しめてます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

キャラ別感想

朝倉音夢
主人公の双子の妹。もちろん義妹ですが。
主人公の呼び方は「お兄ちゃん」ではなく、さくらに対抗して「兄さん」と呼んでいます。
 …しかし、たまに「お兄ちゃん」と呼ぶこともあります。萌え。

私的に『D.C.』最萌えキャラです。
双子の妹という立場がいいですね。
(D.C.』以外ではWitchの『片翼の天使』以外、双子の妹が出てくるゲームはないと思います)

嫉妬深く、焼き餅焼きなところもいいですな。

VFBによると…
・さくらが出したエアーメイルを純一の手元に届く前に処分している。
・音夢シナリオは音夢自身の自作自演。

嫉妬深いにも限度があると思いますが……。
とまあ、兄と自分のためなら何だってするその性根が素晴らしい限りです。うむうむ。


芳野さくら
主人公の従姉妹。従妹ではなく従姉にあたる。
それなのに主人公の呼び方は音夢に対抗して「お兄ちゃん」。…奥が深い。
 実は外見に反して、精神的には登場人物の中で一番大人。というか、色々と達観している節がある。

主人公の親が従兄妹同士の結婚だったので、もしさくらと結婚をして子供を産めば更に血が濃くなります。 法的には問題はないですけど、ソフ倫上のエロゲーで最も近親相姦をしていますね。
インモラル万歳。


白河ことり
学園のアイドル。
人の心を読む――サトリの力があります。
キャラクター的には学園のアイドルという肩書きに反して結構面白いタイプ。

「こんちわっす」
「んげっ!」

といった珍発言が多いキャラです。

実はサーカスの『水夏』にでてくる白河さやかの実の妹でもあります。
ゲームの範囲ではわかりませんが、設定集等などにさり気なく書いてありました。


水越萌
ボケボケな先輩。
歩きながら木琴を叩くという(しかも寝ている)、どこに萌えたらいいのかわからない奇行を取ります…。
実は睡眠薬中毒。
睡眠薬はダウナー系の薬物でもあるので、端的に言えばヤク中。

アニメ版では乳のでかいお色気担当という位置づけにいますが、ゲーム本編ではエロシーンのCGに乳が出ててきません。びっくり。
純一はたわわな乳に興味は無いのかっ!? …全く不健全な野郎です。


水越眞子

勝ち気なクラスメイト。
それ以上でも以下でもありません。
水越萌という奇特な姉を持つため、色々と気苦労が絶えない人。
その点は同情します。

どうやら、吹奏楽部でフルートが達者らしいのですが、アニメ版にはそんな描写は一度もありませんでした。

ゲーム本編のシナリオは最低を通り越して最悪な内容。
それだけは強く記憶しています。


天枷美春
可哀想な人。
事故で昏睡状態に陥り、その代役として本人そっくりなロボに立て替えられる。
顔も形も性格も本人と寸分違わず同じなので、美春本人がいなくても何の支障もないという―――彼女の存在自体が否定されかけられる事態に…。
さらには、主人公との思い出の品を本人の了承を抜きに勝手に掘り出されたりとさんざんな目に。

性格は人懐こく、しっぽを振る犬の様な性格をしています。
2ちゃんねらーでもあり、アニメ版ではその2ちゃんねらーぶりが垣間見られました。


鷺澤頼子
ネコミミメイド。
あざとい設定ですが、性格自体はそれほどあざとくありません。
ゲーム版のキャラクターCGではネコミミがネコミミに見えないのは気のせいでしょうか?

アニメ版の頼子さんシナリオの出来はアニメ版最高傑作と言われているらしいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

75.2 11 修羅場で学園なアニメランキング11位
ドメスティックな彼女(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (471)
2025人が棚に入れました
幼いころに母を亡くした高校生・藤井夏生は、高校の教師・橘陽菜へ密かに想いを寄せていた。叶わぬ想いと心の中へ押し込み、ふと誘われた合コンに参加した夏生は、そこで出会った橘瑠衣と、なりゆきで初体験をしてしまう。そんなとき、父が再婚することに。父の再婚相手と一緒に夏生の目の前に現れたのは、なんと陽菜と瑠衣だった……。ひとつ屋根の下で暮らすことになった3人の、ピュアで禁断過激な三角関係がスタートする。

声優・キャラクター
内田真礼、日笠陽子、八代拓、佳村はるか、小原好美
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

なんとなく観てみただけだったのにとっても面白かった°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

このアニメずっと知らなくて,なんとなく観てみたら凄く面白くて一気見しちゃいました!!
ジャンルとしては「クズの本懐」とか「恋と嘘」と同じ括りにしたいかな。

このアニメで1番好きなのはキャラクターデザインです。
特に,陽菜,瑠衣&ももがほんとに可愛いです。
陽菜先生は文句なく可愛いんだけど,瑠衣のネイビーの髪に赤い瞳(ちょい吊り目)っていうのが可愛いと思いました。
夏生はダメではないけど,普通かな。
整った容姿とのことなのでイケメン設定みたいですけど…。
あとは桐谷先生!!色っぽすぎ!!

次にストーリーです。
正直,このアニメはたまたま観ただけだったので期待とかは全く無い状態で観始めたんです。
なので,最初の無理がある設定も「ハイハイ。アニメでよくあるやつね。」って感じでスルーしてました。
普段からアニメをいっぱい観ている人は耐性がついていてスルースキルもあがっているかとも思うんですが,わたしはというと観終わった今思い返してみると確かに突っ込みドコロ満載だよね(;・∀・)
まぁ,学校の先生に恋してるのは良いとして,お父さんの再婚相手の連れ子がその先生で…いやもうその時点で十分なんですよ。
それなのに,その上合コンで出会った娘と初体験をしちゃって,その初体験相手が自分が恋している先生の妹とかもうとっ散らかりすぎですよね,ごちそうさまです(!?)。←お腹いっぱいという意味。
逆に良いなと思ったのは,
アニメでこういう連れ子同士で同居ってなったら,大抵親が新婚旅行で世界一周に行ってくるとか,いきなり海外赴任になって子どもを日本に置いていくっていう超絶無理矢理親を排除する展開になりがちなんですが,そういうのが無かったし,ちゃんと子どもを大切に想ってくれている親なんだなぁって思うところもあって,そこは良いなと思いました。
あたしはアニメとか小説とかに接する時,大体誰かに感情移入してストーリーを進んでいくっていうのがけっこうあるんですが,今回は夏生目線で見ちゃってました。
個人的にはハーレムアニメの主人公が嫌いで,かつわたしは女なのに…って思ったんですが,夏生はとにかく優しいんですよね。
ハーレムアニメの主人公が好きになれないのって,女目線で見ると,大抵どこが良いのか全然理解できないのになぜか可愛い女の子たちにモテまくるのが謎過ぎてイライラを掻き立てるってところにあるんですけど,夏生に関しては優しいから女の子達もまぁ好きになっちゃうのも分かるなって,最初はそう自己分析していました。
でも,優しいハーレムアニメの主人公なんて他にもいるだろうしなぁって思って,よくよく考えてみると彼らとの1番の違いって叶わぬ片思いをしているところなんですよね。
むやみやたらにモテるだけじゃなくて,本当に好きな人には振り向いてもらえていないっていう…。
だから応援したくなっていたんだと思います。
(イケメン設定というのは後で知ったんですが,モテるのにそれなりの理由があったのね。って納得。)
でも,やっぱり好きになれないところもあって,それは流されやすいっていうところ。
陽菜先生や瑠衣に対してはっきりモノが言えないところがどうにもイライラしてしまいました。
陽菜先生に対しては「いや。そこで怯まないでもっとガンガン押せよ!!そうしないとこんな高嶺の花と付き合えないよ!?」って思ったし,
瑠衣に関しては
夏生よ。あなたは先生が好きなのに何で初めて会った女とやっちゃうわけ!?―って思いました。
まず,そんな女の子いないし居たとしても怖すぎるでしょ!!
逆に考えたらさ,瑠衣は誰でも良いから男とやるために合コン来てたのかなって思っちゃいました。
その時点であたしは瑠衣のことがどうしても好きになれなくて,それは最後まで変わらずずっとイライラさせ続けてくれましたね,彼女は。
ただ,先生みたいなロングヘアの優しそうな,それも主人公が恋してる相手って最終的には当て馬的な位置に行っちゃうんですよ。
で,結局ハキハキとものを言うボブの子の方が自分の素を見せれるとか気付いてそっちに行っちゃうパターン。
テンプレですよね。
終始夏生を応援していたわたしは夏生が陽菜先生を好きなこともあるし,もともとロングヘアの優しそうなキャラが好きなのもあって,いつ瑠衣の方に気持ちが傾いていくんだろうって決めてかかって,ずっとハラハラしながら観ていました。
陽菜先生はもう可愛いしきっとお料理とかお裁縫とか得意で女の鑑みたいな人なんだろうなってイメージだったんですが,実はお酒大好きなところとかお笑い芸人さん推しなとことか料理が苦手だったり,あたし的にはそういう等身大のOLさんっぽいところが逆に好感度大でした。
逆に瑠衣は最初凄く淡白でクールなイメージだったのに,常に夏生に付きまとっているというか,彼女面するようになって,そういうところがどんどん嫌いになっていった原因です。
{netabare}特にお風呂に裸で入っていくところとか風邪ひいた時に体拭かせて座薬とか…(^▽^;)
座薬なんて子どもの頃以来使ったことないよ。
飲み薬で吐いちゃうようなら大人しくお医者さんに掛かって点滴だよね,大抵。
それに彼女でもないのにキスをせがむのやめて(>_<)
そして,夏生もなに何度も流されてキスしちゃってんの!?
あと,先生の部屋に行くのに文哉の部屋に行くって嘘ついてた夏生。
いやもう,高校生なんだからさ,親ならともかく一々妹に何処に行くとか言い訳しなくて良いよ!!
「今日メシ要らないから」ってメッセージ送るだけで良いじゃん!!
まじで要領悪いよね。
それもあるし瑠衣に対しては「その嘘を彼女でもないのに一々責めないでくれる!?」って思いました。
あと,彼女は小説読むまで夏生の気持ちに気付いていませんでしたよね。
夏生のことが好きで見てたら普通気付くと思うけどなぁ。
陽菜先生にキスしようとしたのを見た段階で,そこから「もしや!?」って気持ちで夏生の行動とか見るようになると思うけど,わたしならね。
{/netabare}
で,陽菜先生なんですが…
まず,陽菜姉とか呼ばずに居てくれてありがとうと夏生に言いたい。
先生呼び&敬語だと禁断の愛って感じが出て興奮できるけど陽菜姉だともう姉弟になっちゃうからさ。
{netabare}あと,先生に初めてキスしたとき「でかした!!」って思ったのに,そのすぐ後にやり返されちゃいましたよね。
その上,江ノ島にデートに行ったときせっかく告白したのに「付き合うって,こういうことだよ?」って海の中に夏生の手を引っ張って入っていく先生。
この返しが「うわぁ。大人だ。夏生じゃ太刀打ちできない」って思わされて,「こりゃ,先生が振り向いてくれることはないな。切ないなぁ。」って思いながら観てました。
なので,陽菜先生と想いが通じ合ったときは「キタ――(゚∀゚)――!!」ってなって,鍵を貰う件とか終始ニヤニヤしながら観てたと思います(笑)。
いやもう絶対想いは届かないと思っていたし,まずはそう簡単に柊のこと忘れられないよなって思ってました。
特に海で初恋のエピソード聞いてからは,特に。
ただでさえ,初めて柊がどんな人物か分かったときは「あぁ~。こういう奴かぁ。こりゃ離れられないわ。」って思ったんだよね。
陽菜先生,あぁいう人たらしとよく別れたよなって思う。
柊のことまだ好きなのに別れたのもそうだし,夏生の想いの突っぱね方とか,最後何も言わずに独りで行ってしまうってところ,陽菜先生はほんとに強い人だなって思いました。
ただ不倫はダメだけどね,絶対。
(わたしは人を傷つけてまで手に入れる恋愛ってどうなんだろうって思ってて,その考えを覆すほどの恋愛をしたことがないからそう思うだけかもしれないけれど…。)
そしてね,詰めが甘いのよ。
絶対にバレちゃダメなんだからさ。
学校でキスしたり,ましてや修学旅行でイチャイチャしたりはダメでしょ!!
まぁ,夏生目線で見てたわたくしとしましては初Hのときは「キタ――(゚∀゚)――!!」(PartⅡ)ってなったけどね(笑)。
陽菜先生の気が変わらないうちにさっさとやっちゃいなさい!!―って完全に男目線でした(^-^;
恥ずかしがってる陽菜先生ほんとに可愛かった☆
修学旅行は我慢して,帰ってから陽菜先生の部屋で思いっきりイチャつけば良かったのになぁ。
それにしても,部屋暗かったのにあんな写真に写り込むかね!?
窓に花火が反射して部屋の中は見えなそうだよね。
仮に写っちゃってたとしても人影くらいにしか分からないと思うな,実際は。
でも,こういう禁断の関係ってバレちゃうのがテンプレだからね。
仕方ないよね。{/netabare}
で,その禁断の愛についてなんですけど…
賛否両論あるとは思うんですが,こういう創作物の中ではわたしは中学聖日記みたいだなって思って拒否反応起きないどころかむしろきゅんきゅんできました。
現実だといけないことだよなって思うけど,卒業さえしてしまえば良いんじゃないかなって思う。
高校生の時の先生も,奥さんが教え子だったし,大学生の時も友達が中学の時の先生と付き合ってたんだよね。
まぁどちらも卒業してからだと思うけど…。
だから,個人的な考えとしては一概に先生と生徒の恋愛がダメだとか考えたくないのです。
逆に,その想いが本物なら卒業まで待てるでしょ!!とも思うから,在学中にどうにかなるってのはやっぱどうかなって思うのよね。
{netabare}陽菜先生ももう少し夏生に対して「待て」ができれば良かったのに,このままだと瑠衣に取られちゃうと思っちゃったのかなって考えたらそれも仕方ないのかな。。
瑠衣も瑠衣で,お姉ちゃんが居なくなったからって,お姉ちゃんの彼氏横取りするとかナイわ。
ましてや,夏生は瑠衣と会うずっと前から先生のこと好きだったわけだし,もうフラれてんのに往生際が悪い!!{/netabare}
けど,瑠衣役の声優さん。実はあまり声好きじゃないんだけど(透き通るような声じゃなくてまろやかな声),それ以上に演技うますぎません!?
集中して観てるのに時々あまりにリアルに演じるものだからハッとして現実に引き戻されます(笑)。
アオハライドの時もそう思ったのだけど。
おまけとしましては…
桐谷先生がほんとに色っぽくて(キャラもさることながら声も!!),好きでした。
常に生徒に対して丁寧語で話すところとか良いよね(⋈◍>◡<◍)。✧♡
桐谷先生の恋愛…気になる★
なんかお家にお邪魔すると,寝室に毎回違うセクシーな美女が居そうなイメージだけど…(笑)。

アニメ自体のレビューは以上です。
ですが,これ続きが気になって調べてみたら…
{netabare}やっぱり瑠衣とくっつくんだ(´;ω;`)
あんなに陽菜先生のことが好きだったのに,目の前から居なくなると途端にこれか!!
しかも自分のことを守って居なくなったんだよ!!{/netabare}
まじで夏生あり得んヽ(`Д´)ノ
―と思うので,仮に2期やるとしても観ません。
ショック受けるだけだから。
長いレビュー読んでいただきありがとうございました♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

見る度に『不快指数』がドンドン上昇してしまうから困ったもんだ!(苦) あ~~ムカつく!ムカつく!ムカつく!ムカつく!ムカつく!ムカつく~~~!・・・・・・・・・・・・

2019.03.31[初回UP]
2019.04.02[加筆修正]

円盤(BR/DVD)は販売されません。コミック22~25巻特装版についてるQRコードをスマホアプリ「PlayPic」でダウンロード視聴になるようです。 TV未公開映像もあるらしいので、当然放映出来なかった「カラミ」もあることでしょう!
正に「内容」も「販売」もイヤラシイ!!!(まあ、生産在庫になるコストは無いだろうし、新しい試みなのでしょうが・・・ん~~なんか腑に落ちない。)

父子家庭の文学好きな高校生「藤井夏生(ふじい なつお)」。現在、若き女教師「橘陽菜(たちばな ひな)」にディープでゾッコンな片思い。彼女が時折見せる物憂げな表情が気がかりな夏生。
ある日友人とカラオケ合コンに誘われた夏生。場の雰囲気に馴染めず、同じ心境の「橘瑠衣(たちばな るい)」と共に抜け出し誘われるまま彼女の自宅へ。(瑠衣の面影が陽菜に似ていたのもホイホイついていった理由の一つ)
瑠衣の経験の無い若者=子供扱いというコンプレックス(?)を払拭するため、夏生に性交を提案。こうして双方、味気ない初体験(SEX)を済ます。
そんな折、夏生の父・昭人が再婚話を相談。亡き実母に対して特に強い思慕はなく、父の幸せを願って承認する夏生。
そして両家顔合わせの日、父の再婚相手・都樹子の連れ子姉妹を見て、なんとビックリ!
姉は、憧れの先生・陽菜。(^O^)/
妹は、成り行き初体験の相手・瑠衣。(;一_一)
子供たちの事情を知らないバカップルな両親と、それぞれ気まずい思いで一つ屋根の下で新しい家族(家庭)の生活が始まった。
こんなん絶対コジれるに違いない!

原作は未読ですが、少年マガジンで連載中。夏生の「大学編」になっているようです。(こんなんだと読む気もない)
ナントカ視聴完走したものの、直近一か月は物凄くイライラさせられました。主人公たちと近い世代の方々にとっては「他人の不幸な恋愛事情」として楽しめたかもしれませんが、私は鬱憤が溜まるばかりでした。
ラブストーリーの中でもとりわけ『怒ストラクで大嫌い!!』な分野です。
それでも観続けた理由として、汚い大人の私はエロ・シチュエーションはチェックしておきたいのです!(笑)
しかし、やはり二次元メディアは「イイ物・楽しい物」を観たいものです。コレは直球で『嫌な物・愚か者』をさんざん見せられた感じ。



そんなワケで私の(個人的な)『怒り』心境!!
{netabare}{netabare}
[怒り.1]
この手の話はエロ漫画ではよく頻繁にネタにされてます。AVモノと割り切ればそれでいいのですが、一般放送で「中途半端な濡れ場」を見せられると『アレ』をしたくなる衝動が喚起されてホント困ったもんでした。(苦笑)
{netabare}
[怒り.2]
橘陽菜について。
不遇で不憫な女(ひと)です。
「陽」の面としては、顔立ち美形・スタイル抜群。コミュ力高く愛想良し。時たま見せる子供っぽさがチャーミング。基本は「いい人」。しかし、
「陰」の面としては、シッカリしているようで、ダメな大人(の女)。無意識(無自覚)で振り撒く愛想(=ダメな可愛さ)のせいで、異性(男)にとっては数多の誤解を発生させ、チャンカワイで言うところの「惚れてまうやろーーーーー!」を起こさせる存在。 そんな「魅惑の沼」にドップリ嵌ってしまったのが夏生なのですが。(笑)
同性からは男に媚びるように見えていたのか、嫉妬の的(まと)になってたのかもしれませんね。なので、つるむ女友達がいれば嫉妬攻撃の巻き添えを懸念してか誰も近寄らず「ボッチ状態」が続いたのでしょう。
そうなれば孤独に耐えられないような愛に飢えた「か弱い女」なので、思い込んだら周りが見えず(萩原柊との不倫)、推し(押し)迫られたら流されてしまったり(夏生の想い)、と社会的立場の状況を考えないを意思・意識の弱さが残念。
彼女はこの先、一時の幸せはあっても決していい人生を歩めないような気がします。たとえ誰かと結婚しても、不倫・NTR・ストーカーなど、トラブルに遭遇するのがもう目に見えるようです。
余程完璧(パーペキ)な男が現れない限り、幸せになれないでしょう。全ての『元凶』という役回りでしたが、悪い人間では無いだけに可哀想です。{/netabare}
{netabare}
[怒り.3]
藤井夏生について。
同世代にとっては「面白い他人事」かもしれませんが、コイツの考え・行動のすべてが私の黒歴史(数々の恋愛失敗遍歴・若かりし頃の浅はかな考えと行動)を見事に呼び起こされました。
ホント、アホ臭いバカ者・・・いや、青臭すぎる若者です。
挙げれば本当キリが無いですが、
・出だしでいきなり瑠衣との『事後』シーンに羨ましいやら、妬ましいやら(チョット、ドキドキ)。この時は気づかなかったが後で良く考えると「陽菜が好きなのに他の女の子とスる」なんて・・・け、ケシカラン!オマエは想い人より「色事」を優先するんかい!!(まあSEX自体、若者ステータスみたいなとこがあるにしてもだ。)
・片思いである陽菜の秘密の交際相手が既婚者で「不倫」と発覚。相手((萩原柊)を見つけ、夏生・瑠衣・陽菜・萩原の4者面談。萩原に不貞を激しく糾弾する姿勢が「(よくもオレの先生を取りやがって!)」という嫉妬と敵意満々でみっともない。瑠衣とシたお前が問い詰める資格はないぞ!!
むしろ萩原の、落ち着いた「大人の」対応が潔くて好感触。(奥さんとの不仲を考えると気持ちはなんとな~くわかります。)
・柏原ももとは「リスカ跡(リストカット=自殺未遂)」を見て何とか性交を踏みとどまったが、とかく色事に流されやすい優柔不断さに・・・苛っ!
・ことあるごとに幼少からの友人、栗本文哉に相談や泣きつきに行く不甲斐なさ!(はぁ~・・・情けない!)
・萩原と別れ、傷心の陽菜にここぞとばかりにグイグイ攻め込む浅ましさに・・・苛っ!
・陽菜も折れて夏生を受け入れるが立場上秘密の交際が始まる(この時点で夏生のステータスを考えると破局フラグ)。そしてスキあらばイチャイチャ・ベタベタしたがる(キス・ハグ)色欲真っ盛りの態度に・・・苛っ!
など々、
とにかくコイツの青臭い態度や行動、ポヤ~ンとしたニヤけ顔、陽菜にガッつく姿勢を見る度に腹が立ちまくり。「無駄にイケメン」なのも鼻につく。未来展望(将来)や立場の考えの甘さに、苛っ!
未熟すぎるのに無理くり背伸びして『ヤレば何でも出来ると思い込んでる根拠のない自信に満ちた若造』の様子を見るというのは、無様で共感羞恥にさせられてとても嫌な気持ちです。(ああ、みっともない!)

しかしコイツの不運な事に関しては喜々として楽しかったです。
・文芸部で応募した文学賞。部員としてや文芸に関して優位と思っていた夏生の作品が落選。ニワカで部員になった瑠衣が佳作入選という事態に超・落胆する夏生。(ソレ見たことか!)
・陽菜との関係が学校にバレて夏生の将来を憂い、別れを告げず身を引き行方をくらます陽菜。陽菜の置手紙を読み自分が未熟で好きな人も守れず不甲斐なくて、情けなくて、無力なことに気づき、そして夕暮れの公園で大々絶叫することに・・・私は大爆笑!心の底から大笑い!!いや~本来なら憐れむべき事なんでしょうが存分に笑わせていただきました。

そしてかつてないほど落ち込みヒッキーと化した夏生。しかし腐りまくっても「一応主人公位置」の夏生。こんなカスでも友人(文哉)・知人(喫茶「ラマン」のマスター)・家族(瑠衣)の励ましで本格小説執筆に乗り出す救済シチュエーション。
文芸部顧問・桐谷の仲介で見事「新虹社・文藝賞受賞」という功績に。少し見直したのもつかの間。 受賞式から帰宅すると待っていたのは愛しの「陽菜」!むしゃぶりつくように抱きしめる夏生。しかし彼女はウィッグを借りて付けていた瑠衣。せっかくわずかに上がった夏生の好感度が一気にマイナスを突き抜けて急降下!!!

聞くところによると、大学編でも『優柔不断』は健在らしいです。オンリーワン(最愛の一人)が『超・不安定』なようで・・・
いや~、終始本当に情けない奴でした。(笑)

{/netabare}
{netabare}
[怒り.3]
橘瑠衣について。
彼女に関しては気の毒に思うばかり。無愛想で「ツン」だが、普通に正統派ヒロインしてます。しかし普通では面白くないので「姉・陽菜」という楔を打ち込まれました。
経験の無い子供扱いが嫌で成り行き上、夏生とシちやった後、「アレ(夏生が陽菜にベタ惚れ)」を知るまでは家族となり頻繁に一緒に過ごし恋心を順調に育んでいきました。
足をケガをした時や、落ち込んだ時の夏生に献身的に支える姿を見てると本当に苦しかった~。(だって当の夏生は・・・・ねぇ)
彼女の不運は、惚れた相手が「カス」で、想いに気づかれなかったというのが残念。
{/netabare}
{netabare}
[怒り.4]
スキをついて入るSEXイメージ印象誘発シーンの数々。
キスシーン、「事前」のはだけた着衣、「事後」のベッドシーン、エンドカード予告で実写ビキニお姉さんの「部位」アップ、陽菜の〇〇〇ー、など。 上記にも書きましたが、一般放送なのでやはり中途半端。あとから悶々として、いや~困った、困った・・・{/netabare}
{/netabare}{/netabare}

そんなわけで、動画も多少ぎこちないところが気がかりで、OPの「カワキヲアメク(「渇きを叫く」と読むらしい)」は純真な無知と渇望は美しいと賛美してるような印象が嫌に感じますし、
良く言えば「こんな事にならないように気を付けよう」「愛は責任がかかるモノ」ともいえるし、
悪く言えば「調子コイてっと惨めになるんだぜ、バーカっ!」という悪意、もしくは『みっともない奴等を晒しあげる』ような感じでした。(あくまで個人の感想です)


『愛』の重さや責任・覚悟が貫けず、中途半端な行為は「惨めな結果」を生み出し、決して幸せになれないという恋愛教訓劇のようでした。


しばらくは後味の悪さが後遺症になりそう。願わくば、頭のスミから記憶を早く消したいです。



同じ【不】純愛ラブストーリーとして「クズの本懐」は詩情、心象演出に「風格」があって視聴は苦しかったケド、まだ「ドメかの」よりは好感に思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

IよりHが先にくるなんて、アルファベットみたいな奴だね

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
シリアス系の恋愛、というか、90年代「禁断」系のドラマみたいなノリ。ですが、こう、、、「アニメの良さ」をあんまり感じない作品でした。むしろ、実写でやった方が、(90年代とかだったら)ウケたと思います。

なんというか、アニメなんかだと意図的に避けてきたような人物達をたくさん出して、アニメでは避けてきたような展開をさせることで、個性を発揮しているような作品に感じました。

つまり、「刺激的な展開」以外には魅力や個性を感じなかったということ。大体、こういう世知辛いのは現実で間に合ってるんで、アニメでまで苦しみたくないんですけど(苦笑)

シリアスなテーマの(ていうか条令違反的な)恋愛をライトなタッチで描いてるから、若干茶化しているように感じなくもない。そこもマイナスポイント。

ちなみに、ドメスティック=家庭的な・家族内の、であり、バイオレンス(暴力)とは関係なし。と、作者も述べているらしいので、一応。

あと、レビュタイは、確か「学校へ行こう」というテレビ番組で言っていた人がいて、上手いな~と思い、記憶してました。ABCDEFG「H(セックス)」「I(愛)」JK...ってことです、一応(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
先に宣言しておきます。私は、真面目なんです(笑)

登場人物達にひとっっっつも感情移入できなかったというか、「自分とは違う惑星に住んでいる方々の恋愛話」を観させられているようでした。

例えば8話目、ナツオとヒナが付き合うきったけになる大事なシーン。ナツオがヒナに告白し、断られた直後、ナツオとルイがキスしているのを見たヒナが、「ナツオが好きだ」という本当の自分の気持ちに気づく、という流れですが、、、いや、好きになるか? 普通、自分に告った直後に妹に手を出していたら、ドン引きだと思うんだけど。

こんな意味不明なシーンが、多々あったし、総じて、ナツオがこれだけモテる意味が分かりませんでした(ただ右往左往しているだけモテるんだから、秘訣を教えてほしいw)。

また、他の登場人物にもほぼほぼ感情移入が出来ませんでした。

例えば、ヒナ先生は、(まあ元々好きではなかったけど)修学旅行中の様々で完全に嫌いになりました。なんだ、あのワガガマっぷりは? 簡単に別れるぅ~と言ってみたり、妹と仲直り出来て嬉しい♪ってはしゃぐとか(本当にルイが納得してるわけないやん)、生徒の引率もせずにカーテン開けてヤるとか、バカなのか? バカなんだな。なんか、1周回ってあの不倫クソ野郎(萩原柊)が不憫に思えてきたわ。萩原さんも不倫クソ野郎だったが、相手も充分にメンヘラバカ女だったとは。どちらも救えない。

ルイはまあ、可愛さも強さもあるし、キャラとして魅力あったと思いますが、そこまでナツオに執着する意味は分からなかったかな。多分、最終的にはナツオとくっつくのでしょう。どう考えてもメインヒロインの器ですし。

ナツオに関しては、頭狂ってるただの雄猿にしか見えなかった。

作中、唯一共感できたのは、桐谷先生の説教シーン。たった1回のコンクールに失敗した程度でうだうだ言うナツオに対して、「才能とは覚悟」「君は小説が書きたいか、小説家というステータスがほしいか」って、正論過ぎ(この作品らしくなく)て笑えましたw まあ、桐谷先生も、人物全体でみれば、意味不明な人に変わりはないのですが。

人物としては、柏原もも がまだ理解できました。ビッチには変わりないけど、まあこういう人っているよねって感じだし、ナツオを好きになる理由に唯一納得がいきました(序盤の軽い気持ちでの好きも、セックスを断られた後のご飯での本気惚れも、このキャラ設定なら理解できます)。

全体として、本作はシリアスではあるがリアリティは感じません。なんかこう、恋愛に重みや真実味を感じないし、創作物としての美しさも感じないんですよね(元が異世界転成ハーレムラブコメとかなら、はなからリアリティ云々は言いませんが、本作は設定から演出、作画まで、あくまでリアル路線で作られていると思うので)。

(ラブコメではなく)最近の恋愛モノとして面白かったものとして、「やがて君になる」では、(他作品ネタバレ){netabare}同性愛などを通して、「人を好きになるとはなにか」ということを哲学的に追求した{/netabare}が、それに比べると、愛が薄っぺらいというか、熱量がないというか、好きになる根拠が薄いというか。

また、「月がきれい」では(他作品ネタバレ){netabare}見ているこちらが恥ずかしくなるようなあり得ないほどのプラトニックな恋愛を描き、ラストに結婚までもっていくことで純愛を描いた{/netabare}が、それに比べると、中途半端に現実味があり、でも結局御都合主義で、眩しくも羨ましくない作品に感じました。

本作が一番近いのは、「君のいる町」かな、なんとなく。

とにかく、終始不愉快な作品でした。

私の場合、☆1は、「観て損した」。つまり、マイナス。観ない方が良かったと思うもの。ただ、「面白くない」というだけでは☆2までが多く、「不快」が入らないと、なかなか☆1にはしません。

ていうかこれ「週刊少年マガジン」で連載? スゲェなマガジン。少女漫画やレディコミなら分かるけど。少年達はどんな気持ちでこれを、、、って、もはやオッサンがメインの購買層なのかな(苦笑)?

まあ、あれだな、彼ら彼女らに言うことがあるとすれば、、、「学生なら勉強しろ」だな、うん。あと、「扉やカーテンを閉めてヤれ」だな、うん。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
誰一人、理解が出来ない、感情移入が出来ない登場人物達。リアル風に見えてご都合主義の物語。

ナツオはただ右往左往しているだけの雄猿なのに、なぜここまでモテる? ヒナ先生、ただのワガママバカ女(ていうか犯罪者)に見えてきて、1周回ってあの不倫クソ野郎が不憫に思えてきたわ。

自分とは異なる惑星に住む方々の恋愛話でした。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
冒頭、そこで、シーツで隠す人(必要)いるか? 仮に、女子生徒に手を出して処分されたなら、懲戒免職だろ。いや、童貞でコレはちょっとトラウマになるかもな。もしくは、ソッチに走り抜けるか。まあ、初めて会った相手とそのままヤルなんて経験ないから、分からんが(笑)

なんか、ドロドロでトロトロでレロレロ? いや、意識しないでなんて、絶対無理だろ(笑)

最終的には、ルイとくっつくの一択だろ。もしこれで、先生とくっついたら、ある意味スゲェけど。

2話目 ☆2
いや、寝てる人間を片手で引きずるって、かなりの筋力だなw 教室で堂々といちゃつくなや。転校してきていきなり教室で男子といちゃついていたら、ますます嫌われるだろ。まあ、そのミニコントでみんな仲良し、は良いけど、あのクラスのやつら、みんな良い奴すぎだろw てか、いつも思うが、家族と何年一緒に住んでても、風呂を覗くことなんて1度もないけどな。

3話目 ☆2
ウルトラご都合主義展開に、なんかついていけないな。う~ん、やってることはミサトさんに近いんだけど、なんか違うんだよな~。

4話目 ☆1
不倫は文化、、、かな? どこまでいっても、不倫クソ男は、不倫クソ男。少しライトにしたいのは分かるけど、茶化してる感じがして不快ではある。これ、絶対に別れてないでしょ。

5話目 ☆2
モモという爆弾投下? アニメに出ないような人物をたくさん出すという、作戦ですな。なんか、少女漫画的だな。

6話目 ☆2
剣道部は、無しか(笑) 実際には少ないのに、アニメだとなぜか多い、文芸部員w いや、この教師、クビだろ(笑) ヤクザの若頭(笑)

7話目 ☆1
思い出話を、ちょっと昔っぽい話題や雰囲気にしているのは、芸が細かい。てか、あの不倫クソ野郎は、元生徒に手を出している超絶クソ野郎だったのか(苦笑) また、過激なシーンを。

8話目 ☆1
なんだあの外人は。ていうか、みんな、鍵閉めてやれや(苦笑)。なんかこの男、ムカつくな。なぜ、コイツがモテるのか、分からん。自分に告った直後に妹に手を出してるとか、普通はドン引きだと。。。

9話目 ☆1
ん? 付き合ったんだっけ? 一見、良い奴風味だが、だったらもっと早く離婚してれば良かったのに。鍵、置いてくとか、マジか?

10話目 ☆1
どこの風俗だよ? なぜ、ナツオがモテるか、意味がわからない。

11話目 ☆1
だから、なぜそこでキスをしにいくか、受け入れるか、全く理解できないのは、私が悪いのか? いや、もう普通に嫌いになって良いだろ。自己防衛関係なく、ナツオが嫌われるべき人間だろ。だったら、書け書け。才能云々を論じるレベルじゃねぇだろ。

覚悟が才能、その通り。「小説が書きたいか、小説家というステータスがほしいか」。初めてこの作品で共感できたわ(笑)

教師がビキニ着るなや。つうか、あのルイとの仲直り話で、先生の印象がメッチャ悪くなったわ。なんだ、あのワガガマっぷりは? 簡単に別れるとか、妹仲直り出来て嬉しいとはしゃぐとか、バカなのか? バカなんだな。なんか、1周回ってあの不倫クソ野郎が不憫に思えてきたわ。

ていうか、教師なら花火見に行ってる生徒の引率しろ。修学旅行中に未成年(生徒)とヤってるなんて、事案且つ、全国ニュースだろ。

12話目 ☆1
まっっっったく、意味ワカラン。転勤したなら、むしろ付き合いたい放題じゃん。つか、転勤程度で許されることなの? バレたら、管理職が処分やん。刺青入れて、入れる銭湯なの? 作家は確かに、自分の中の闇や苦しみを作品にすることで消化するもんだが、なんだろう、実に安っぽい。文学賞もらって、大喜びするなんて、ひな への思いも安っぽくなるし、その後に、ルイに押し倒されてときめく感じとかも、どうなんだろう? まあ、どうでも良いけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

69.2 12 修羅場で学園なアニメランキング12位
恋愛暴君(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (405)
2108人が棚に入れました
ある日突然、男子高校生・藍野青司のもとに任意の二人を強制的にキスさせるという
不思議アイテム「キスノート」を持った死神風の少女・グリが現れ、
“24時間以内にキスしないと書いた者(グリ)は死に、書かれた者(青司)も
一生童貞のまま生涯を終える"と告げ・・・。
愛のキューピット(?)グリと青司とその仲間たちが“キスをする相手"を求めて
繰り広げるハイテンションラブコメディにあなたもきっと恋がしたくなるはず(!?)。

声優・キャラクター
青山吉能、小野賢章、沼倉愛美、長野佑紀、原由実、檜山修之、大塚芳忠、子安武人、堀内賢雄、内匠靖明、高橋李依

陽巻楽 佐代子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これ見てアニヲタ始めました

アニメを基本見ない僕がアニメを見始めるきっかけとなった一本。
アニメオリジナル要素はほぼ皆無(原作で伝わりにくかったところにうまい補強が入る程度)なので漫画版よりも先に見るのがおすすめ。

内容はあらすじを読んでご存じかもしれないが、要約するとキスノートなるびっくりアイテムによって平々凡々な青年が癖の強いヒロインたちとイチャコラするハーレムものである。

ざっくりとこの作品の魅力を挙げるならストレスフリーなところだろう。
男のライバルが存在しない。愛が深い。揺らがない。みんな目がハート。
複数の男女のなかで揺れ動く恋心・・・とかがお好みの方には不向きと言わざるを得ない。
基本ギャグなのもあり、いわゆる「脳死で見れる」アニメとなっている。

まずopを見る。こいつらヒロインなんだろうけど脳内真っピンクなんだろうな・・・と初見で思ってしまうようなWuGさんの曲とアニメーションからこのアニメは始まる。
全12話のうちサブタイにきちんと効果音つけて専用の画面流してくれるのが2本だけという密度の濃さ。テンポよく、かつ展開に必要な要素はきちんと拾い、漫画にして8巻分をきれいにまとめあげている。そして30分の締めのed。幸せ絶頂!てな感じがあふれ出てる、大坪さんによるハッピーチューンとなっている。
ちなみにWuGの青山さんがメインヒロインなのはさておくとして、大坪さんもちょい役で出てくる。決してedだけの出演ではない。やったぜ。
また、アニメを盛り上げるBGM。これもどうしてなかなか素晴らしく、しっかり存在感を主張している。シリアスなシーンで流れる曲は有志が耳コピしたものを上げている。なかなか良いので聞いてみてほしい。
だが僕はグリちゃんのテーマが至高だと信じて疑わない。初めは冗談みたいに軽~く入ってアホっぽさを出してからのロック調になったあたりからグリの「やろうと思えば」なんだってやってしまう行動力や純朴さ、突き抜けてる感じが一気に伝わってくる。いまにもせいじさーん!って声と轟音、そして青司の「何やってんだグリーーーッ!!」が聞こえてきそう。

作画はアニメ絵であるが安定している。特に気になる点はなかった。
強いて言うならBD・DVDディスクのパケ絵が証明写真みたいな構図でもう少しなにかほしかったように思う。作風だといわれてしまえばそれまでだが。

他に、当然といえば当然なのかもしれないが、キャラのイメージと声優がガチッと一致する。アニメ見た後だともうその声で脳内再生される。個人的にかなり感動したので上げさせていただいた。

不満を挙げるなら、漫画版と比較して絵がデフォルメすぎる!とかなんであのネタ省いたんだ!などのアニメ化上仕方ない点をさっぴくとしても、あのedの映像はなんだと小一時間問い詰めたい。ハーレムアニメで欠番ヒロインがおるてどゆことやねんと。
そもそもアニメが漫画8巻までの内容なら視聴者にとってのメインヒロインと原作のメインヒロインの人数は変わってくる。(少なくとも僕はそう感じた)
にもかかわらず、opは原作に倣い、edは・・・何を思ってああしたのか。
大は小を兼ねるというし、opなんてキャラ紹介みたいなもんだと割り切れる。
しかしあのed・・・制作陣のお気に入りだろうか?
まあ絵がかわいいからいいっちゃいいけど・・・
最初はアニメの中身と連動して増えてったりするのかなとも思ったが・・・

さて、最後にこのアニメのストーリー性について語らせていただく。
基本このアニメは日常モノであり、ストーリー性とは銘打ったが正直そこについて語るべきことは多くない。矛盾やトンデモ展開がない(SF要素はあるがそこは許容されたし)分カタルシスに至ることも少ない。ではどこに味があるのか。ストーリーとはあくまで媒体であり、それらに根付く骨子こそが肝要なのである。
ギャグ路線とは先に述べたが、ちょくちょくシリアス回もまぜてくる。このアニメがそんじょそこらの脳死アニメと格が違うのはこの点である。

どういうことか。
単刀直入に述べるなら、愛とはなんぞや、である。
ヒーローやヒロインがドタバタ騒ぎ、彼らに障害があらわれてそれを突破し、最後に大団円を迎えるまでに彼らは何を思うのか。その行動の意味とは。
・・・おっと、あまり語りすぎるとネタバレになっちゃう。ヤバイヤバイ。

僕はセックスを肉体関係と呼ぶなら、キスはさしずめ精神関係とでも呼ぼうか、と考えている。すなわち、キスとはこころのセックスなのだと思う。
精神のつながりを至高とし、究極的にはプラトニックな恋愛をも是とする思考。それは感情を持つ人間にのみ赦された、生物としての存在意義をも否定しかけない危険なもの。
しかし、傲慢であるがゆえに名状しがたいオーガズムを得るのである。

恋とは何か。愛とは何か。それを知るために、生物というくくりに反旗を翻す、その様はさながら恋愛の暴君であろう。


















ほあ~~~~~!このクソ長駄文を最後までよんでくれる奇特な方もいるんですねぇ~~!ほれぼれしちゃいますよ~~~!
p.s.僕はヤンデレ好きなんで茜さん推し・・・といいたいところなんですが茜さん公式ツイ垢用画像が5枚もあるくらい人気だし沼倉さんだし逆張り好きな僕としてはグリちゃん推しと見せかけてなんだかんだデレデレとツンデレにひんぬーお嬢様と三度も四度もおいしい柚ちゃんも好きだしダークホースで結局一番素直かもしれない樒ちゃんも好きだしなんなら青司くんも好きだしもうなんか箱推しってことですわ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「キスノート」をきっかけに始まる恋愛物語…でも誰が「暴君」だったんでしょう…?

この作品の原作は未読です。
視聴環境が大幅に変わって視聴できる時間が減ってしまったので視聴するかを悩みましたが、数話見て決めようと思い視聴していたら、いつの間にか完走していた…というパターンの作品でした。

天真爛漫なメインヒロインのグリと「神のみ」のエルシィがちょっぴり頭の中で被ったのが結構楽しみながら最後まで視聴できた要因の一つだと思っています。

物語は、ごく普通の男子高校生…藍野青司のもとに「キスノート」を持った自称愛のキューピットを名乗る黒マント少女が現れ、ノートに名前が載せられた人は24時間以内にキスしないと、その人の身にとんでもない事が起こる…という展開から物語が始まります。

グリがあっけらかんとした性格なのと、青司の人の好さが災いして全体的なタッチは軽めに感じますが、内容は結構深い作品なのでは…と思ってしまいました。

主人公の青司は、巻き込まれ体質を持つお人好し…という以外、特徴がある訳ではありません。
もし何か感じるとするなら彼の築いたプチハーレムに対する羨ましさ…でしょうか。

でも青司を取り巻く女性陣は、色々と訳アリな感じでした。

グリ(CV:青山吉能さん)父が神様で母が悪魔のハーフっ子です。彼女が知りたいと思っている事…
私たちが生きていく上で結構大切な事を追い求めていると思います。
もっとも正解があるモノでもなければ、個人差、状況差など様々な状況で変化するから一つたりとも同じモノがある訳じゃありません…
そしてそれは進行形においても常にその姿形を変えてくる…
その結果、甘美、絶望など様々な思いに昇華していく…
でも思います…本当に分からない事はどれだけ考えても正解には行き着かない…
正解を引き当てたいなら自分で経験する事が大切なんだと思います。

緋山茜(CV:沼倉愛美さん)容姿端麗で学園のアイドルである彼女は、キスノートの最初の被害者でした。
でも、それは彼女にとって嬉しい誤算だったに違いありません。
そして嬉しい誤算は彼女だけでは無かった訳ですが、ここからまさかの修羅場展開になるとは思いもしませんでした。
自力で切り抜けられる修羅場なら伴う痛みも僅か…自己修復だって可能だと思います。
けれど、中には自力ではどうにもならない修羅場だって存在するんです。
芯の強い彼女です…どうにかしようと必死にもがくのですが、押さえつける力にはどうあがいても抵抗できないんです。
きっとこれまでだって何度もそんな事があった…
だから、今回もこれまでと同じ様にやり過ごせば…と心が折れかけた事もありました。
でもそれで大切なモノを失ってしまうとしたら…って思うとやり過ごす事なんかできません。
彼女の覚悟…見ていて心底格好良いと思いました。

黄蝶ヶ崎柚(CV:長野佑紀さん)茜の異母妹でどんなに邪険にされても一途にお姉さんを思い続ける女の子です。
お姉さんに対しては完全にネジが外れていましたが、それ以外では一番まともな存在だったように思います。
だってみんな自分の事ばかり…自分が一番可愛いという気持ちは理解できます。
けれど、それは自分以外を放っておく事と同義ではないと思うんです。
それを体現できる彼女の優しさを感じる事ができました。
まだまだ迷いがたくさんあるようです…いつか自分の心が整理できる事を祈っています。

白峰樒(CV:原由実さん)茜と柚の従妹である彼女ですが、正直あまり好きになれるキャラではありませんでした。
平気で他人を傷つけ奪う…傷つけるのはNGですが、個人では絶対所有できないモノが相手では道徳的な問題はあるものの、刑事罰が適用される訳ではありません。
でも普通は良心の呵責に悩まされる筈なのですが、どうも彼女にはそれが無いんですよね…
この作品の中で一番自己中な存在だったと思いますが、彼女の本心は一体どうなっているんでしょうね。
違う別の何か…がある様な気がしてなりませんが、その辺は今後の展開に期待…というところでしょうか。

藍野あくあ(CV:りえりー)青司の妹で他のヒロインと比べると出番は決して多くは無いのですが、登場した時の存在感は大きかったと思います。
言動と心がチグハグな彼女…もっと素直になったら良いのに…と何度も思いました。

個性というとありきたりな言葉になってしまいますが、それぞれの存在感が前面に押し出された作品だったのではないでしょうか。
青司を取り巻く人間模様の気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Wake Up, Girls!さんの「恋?で愛?で暴君です!」
エンディングテーマは、smileY inc.さんの「「スキ」を教えて」と、最終話がグリの「「スキ」を教えてください」

1クール12話の物語でした。
1クールの作品として物語はしっかり纏まっていたと思いました。
今後のヒロインたちの巻き起こす展開が楽しみな作品…続編が制作されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ラブコメというよりはコメディ。作品云々というより、一点突破の魅力かキラリと光る♪

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
ドタバタコメディ。かと思えば、多少のシリアスを含む、振り幅の大きな作品。OPとEDの可愛らしい感じは、ある意味では詐欺ですね(笑)

本作、アクの強いキャラクターが多いので、彼女達に萌えられるか、笑えるかが評価の分かれ目になりそうです。ヤンデレ好きなら向いているかもしれません。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作の見所 = グリのアホ可愛さ、の一択w

ダ女神といえば、「エルシィ(神のみ)」「アクア(このすば)」「ガヴリール(ガヴドロ)」など、もはや1ジャンルですが、本作の「グリ」は、ホントガチでダメでしたねw なかなか高レベルでした(おもしろ可愛さという点で)♪

「茜」はヤンデレにもほどがあるというか、いきすぎると個人的には萌えられないです。

基本的にダブルヒロイン(茜&グリ)なんでしょうが、そもそも「茜」も「グリ」も「ヒロイン力」は足りず、恋愛面ではずっと低空飛行していた印象(グリは最終回でかなりヒロイン力をつけましたが)。それに多分、人気ではグリが圧倒的勝利する思うしね。

ではコメディの要素はどうかというと、ボケもツッコミもイマイチ。特に茜のバイオレンス嫉妬ネタは早いうちに飽きました(ワンパターンでしたし)。ボケとツッコミというより(序盤は特に)、「イジメ」と「嘆き」に見えてしまったのが惜しかったかなと。

まあ、後半(9話目以降)はなかなか面白かったですよ、ラブもコメも。

でもやはり、「グリ」の明るさに救われた、という点が大きく、そこが唯一の長所であり、そこ以外の大きな長所が、私には分からないアニメでした。

だから、普通のラブコメやってた7話(花火回)が、普通に一番面白かったです。

ちなみに、メインキャラクターの名前は植物に由来しているのですね。茜(あかね)→染め物に使われる蔓科の多年草(相手を自分色に染めたくなる、支配欲の強さを表現?)。柚子(ゆず)→柑橘類(ピュアな甘酸っぱさを表現?)。樒(しきみ)→八角に似た毒草(悪女らしさを表現?)。

樒は特にぴったりな名前ですね。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
ドタバタコメディ。これは、ラブコメではないな。

2話目
パロネタが多いな~。

3話目
すでにマンネリ気味。教師が女子高生に……普通にダメかと。

4話目
少し面白かった。

5話目
少し、シリアス展開にしていくのかな?

6話目
水着回。アニメ定番のブラコン。

7話目
男、かなり投資してますね。花火の作画はまずまず。目潰しは笑ったw 今回のラブコメは普通に良かった♪

8話目
なぜ、バトルものに?

9話目
ギャグ、ラブコメにもどったね。

10話目
まあ、ペンギンのネタはしつこすぎ。

11話目
グリ堕天。まあ、グリが成長するためには必要かな。

12話目
ツッコませろよ→下ネタですか?→ちげぇよ!→ハッ! の流れは笑ったw あのまま、ボケとツッコミ繰り返し、天使に戻せたら良かったのに(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
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