兄妹で怪物なおすすめアニメランキング 7

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの兄妹で怪物な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の兄妹で怪物なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.2 1 兄妹で怪物なアニメランキング1位
血界戦線(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1198)
6997人が棚に入れました
異界(ビヨンド)と人界とが交差する変わり果てたニューヨーク、「ヘルサレムズ・ロット」。深い霧に閉ざされ、様々な勢力と様々な種族がせめぎあう危うい均衡の上に浮かぶ街。
クラウス率いる「秘密結社ライブラ」は、いつ破れるとも知れぬ世界の均衡を守るために様々な事件へと挑んでいく。

声優・キャラクター
小山力也、阪口大助、中井和哉、小林ゆう、宮本充、銀河万丈、折笠愛、内田雄馬、大塚明夫、石塚運昇、宮野真守、藤原啓治、緑川光、石田彰、釘宮理恵、水樹奈々、沢城みゆき、各務立基、こおろぎさとみ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

光に向かって一歩でも進もうとしている限り、キミの魂が真に敗北する事など、断じて無い!!

今回は去年(2015年)話題となったアニメ、そして個人的には2015年アニメ内で1番だと思っている作品、『血界戦線』について書いていきたいと思います。
私のつたないレビューで恐縮ですが、読んで下さる心お優しい方はどうぞお付き合い下さい。

まずは簡単なあらすじから
かつてニューヨークと言われた街は、「大崩落」という超常災害によって異界と人界が交差した結果、超常日常・超常犯罪が飛び交う地球上で最も剣呑な緊張地帯、「ヘルサレムズ・ロット」となった。
そんな街でいつ破れるとも知れぬ均衡を守るために秘密裏に活動する者たちがいる。
クラウス・V・ラインヘルツ率いる「秘密結社ライブラ」
彼らはさまざまな能力を駆使し、異界の住人と日夜戦っていた。

主人公、レオナルド=ウォッチは半年前の事件で異界のものに遭遇し、自らの眼をよこせと迫られる。
かろうじて、眼を奪われる難からは逃れたが、結果、妹のミシェーラが対価として視力を失ってしまう
妹を救う術を求めて彼はヘルサレムズ・ロットを訪れた。
ライブラの新人と間違われたことをきっかけに、妹の視力を対価として異界のものから与えられた「神々の義眼」の力で事件を解決し、レオは正式にメンバーの一員として迎えられる。
彼は、クラウスらとともに様々な事件(あるいは異界ならではの日常)へと足を踏み入れていく事になるのだった。

同時期、院内墓地に訪れたレオのもとに自らを幽霊と名乗る少女が現れる。
彼女の名はホワイト
不思議でどこか活発な少女は次第にレオと心を通わせていく事になる。
後にホワイトの兄、ブラックとも出会い、3人は良好な関係を築いていく
そして、少しずつ距離を縮めていくレオとホワイト
しかし、彼女達の背後には自らを絶望王と名乗る少年の姿があった。
彼、彼女の正体、絶望王と名乗る少年の目的、3人の関係、そして彼らが思う真意とは…?
全てが明らかになった時、ヘルサレムズ・ロットに1つの大きな嵐が吹き荒れていく。
主人公レオは大切な人々を救うため、前へと歩き続ける。
血闘で結界を守る、秘密結社ライブラの血界戦線が今、始まろうとしていた…


ここからは私の個人的感想を書いていきたいと思います。
私が全話観終わってまず感じたのは、このアニメはスタッフに愛されて作られた作品だったんだなあという暖かい気持ちです。
随所に作品愛のちりばめられたアニメだったなあと観終えてからは改めて思う事が出来ました。
そもそも、観始めたきっかけといえば、私の好きなバンド2大巨頭、BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENがOPとEDを担当していた事、内藤先生の前作『トライガン』の大ファンだったからという本作の内容とは全く関係のない理由
まあ、『トライガン』の作者だから、一定水準を満たす位には面白いだろうなと舐めて考えていましたが、正直に言います。
シナリオ、キャスト、演出、音楽、作画、どれも他の同時期のアニメと比べて軒並みずば抜けていました。
最終話を観終えてからは感動で彩られた大きな余韻と上手く収まったという気持ちの良いすっきり感、そして、少しの寂寥感を感じた数少ないアニメです。
まさに感無量でした。
初めて観た時のワクワク感、躍動感は今でも忘れられません…
アニメスタッフの皆さん、ホントにありがとうございました!!

さて、私がこの作品を観続けた理由は他にもあります。
一番の理由は主人公、レオナルド=ウォッチの魅力に取りつかれたからです。
このレオという少年、本当に普通な男の子です。
普通に優しくて、普通に明るく、普通におせっかいな少年
人並みに正義感も強く、仲間思いで、誠実な、極めて普通の少年なんです。
作中でも、「普通」という言葉はよく使われていました(主に彼に対してだけ)
しかし、彼のその人間性は「普通」という言葉では片づけられない程、片づけるには失礼すぎる程、高潔で勇敢です(『血界戦線』のキャラもレオに対してそのように考えています)
他のライブラメンバーのように戦闘に役立つ特殊能力は持っていないし、大人びた考えも持ち合わせていない。
性格はすこぶる良いけど、頼るとしたら少し力不足かなと抱く人もいるかもしれません。
しかし、このアニメを最後まで観ると必ず思います。
真にホワイト達を救う事が出来たのはレオナルドしかいなかったな…と。
一気に視聴してみると、なるほど、改めてそうだと思わせるだけの説得力がこの作品にはありました。
また、ホワイト、ブラック、絶望王のオリジナルキャラクターも作品の雰囲気を壊す事無く、むしろ原作に登場してくれないかなと思わせてくれる程です。
実際、最後のシーンでは私もレオと一緒に涙を流してしまいました…
物事に説得力を持たせるのが一番難しいとされるサブカルチャーにおいて、ここまで思わせてくれた『血界戦線』は実は凄い作品ではないかと思います。
主人公、レオが大切な人達を救うため、非力な自分に何ができるか模索しながらも前へ進んでいく最終話の姿は必見です。
最高にクールだぜ、トータスナイト!!
最高に輝いているぜ、トータスヒーロー!!

上記の反応からも分かる通り、このオリジナルストーリー展開は私個人としてはとてつもなく楽しめました。
短編集のようなテイストの中に1つの軸となす長編が隠されている構成のアニメは他にも多く観てきましたが、これも他の作品とご多分に漏れず素晴らしい出来だったと思います。
ミシェーラの光を頼りに元気に生き延びているレオ
誰にも頼れず、闇に支配されながら生きるホワイトとブラック
希望と絶望で比較された2つの対比関係には私も非常に考えさせられました(もしかしたらレオナルド兄妹も一歩間違えれば…?)
勿論、原作通りの話も同様に面白く、ごちゃごちゃでどたばた、異常が日常のヘルサレムズ・ロットの世界、存分に浸れました。
しかし、1つだけ注意点を
このアニメを見る際は絶対に流し見では駄目です。
話が理解できなくなりますから…
まあ、内藤作品では細かいことは考えたらだめですけどね(笑)

さて、以上でレビューを終えたいと思います。
レオという「リトルブレイバー」がもたらした一世一代の頑張り物語、どうかじっくりと堪能してください…
共に最低で最高な日々を過ごしましょう!!


人の歩みを進めるのは、希望ではなく意思
人の歩みを止めるのは、絶望ではなく諦め


PS.
この後、観る方々に1つ、忠告を
これから観るであろう1話をよく覚えておいて下さい。
今後の彼自身を見つめていく上ですごく重要な回なので…
後に最終話と比較する事で、彼の本質をさらに感じられることでしょう…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハローとグッバイ、音楽と監督についてのメモ書き 【65点】

TRIGUNの内藤泰弘原作、異界と人間界が交差する街を生きる若者と仲間たちの活躍を描くアクションドラマ。


■総評
「ひょうきんだけど熱くて格好いい」漫画を、新進気鋭の松本理恵監督+BONESが「スタイリッシュでカッコイイ」アニメに仕上げた作品。
全体を貫くストーリーはあるものの、短編連作映画的に楽しむのがオススメかも。
正直、各話ごとの満足度の振れ幅は大きいように思えます。
最終2話、{netabare}オリジナルキャラに関するクライマックスも、結末に至る流れはやっぱり分かりづらさが先に立つ印象。
反面、クラウスに救われた少年が今度は双子に希望を見せ手を差し伸べる、という骨格はとても綺麗にまとまりました。
何より、レオとホワイトのコンビに愛着湧いちゃってた身としては、EDの曲名が沁みるぜ……
世界に立派な挨拶を叩き付けた少年が、一方では少女にさよならを言わないといけないの、綺麗な〆だからこそ寂しさが募ります(´・ω・`){/netabare}
物語以外では、良質な音楽と画作りが醸し出す雰囲気は非凡なものがあり、特に中盤5、6、8話あたりはいつまでも、何度観ても浸れる出来。
一点豪華主義的なので、割り切れる方はどうぞ。


■音楽関連、OP・EDとか
{netabare}ぶっちゃけ音楽とOP・ED映像目当てだけで1クール完走できるんじゃってくらい、素晴らしかった。

まず劇伴、ジャジーな曲が中心で徹頭徹尾オシャレ。
演奏はウェストコーストジャズ的な抑制を感じさせつつ、ボーカル曲が多いせいか華やかな印象も強くて。
画面を邪魔せず、かつ意識の底にしっかり音符を刻んで場面を盛り上げてくれる、理想的なバランスだったと思います。
最近無意識に口笛で吹いちゃってたりするのよね。
難しい音楽わかんない人なので、キャッチーなCatch Me If You Canがツボです。

OPは、なんでもありな街・ヘルサレムズロット自体が影の主人公である作品らしく、町の夜明けから始まります。
その街で、当初は雑踏を行くモブ、演劇で言えば観客の一人にすぎなかったレオ。
そんな彼が突如舞台に引っ張り上げられ、周囲の圧倒的個性・強さに臆し、守られながらも、一人画面中央に屹立し、仲間と共に舞台上で優雅かつ茶目っ気たっぷりにお辞儀するまでになる。
まさに、一人の臆病で勇気ある少年のHello, World!を体現したOPでしたね。

そしてなんといってもED、至福の約90秒間。
私の文才じゃ魅力を伝えられないので、内藤先生もツイートしてたあるブログのポストを貼っておきます。
 ub-text.lsxilo.com/diary_log/320150417
とりあえず、5話のEDへの入りはもう、ね、恍惚となったよ。
いつかドライブインシアター、行ってみたいですね。{/netabare}


■松本監督についてメモ
印象論だけど、短編映画は長編よりも監督の色がくっきり出る気がする。
原作からして短編連作っぽさのある本作、アニメは松本理恵監督の個性が大きく発揮された作品になったのでは、と思い、松本監督の特徴と思われる部分をメモ。
と言いつつ、プリキュア観ない人なので松本作品2つ目なんです、と予防線張っとく。
{netabare}
画面構成とか
①ロングショットの多用
 少年漫画だと見開き大ゴマ顔面ドアップで処理しそうな場面もロングで飄々と流し、スタイリッシュな雰囲気に。
②逆光・影の中の光の多用
 光を背負って立ったり、暗い画面全体の中で一部が眩く輝いたり。
 画面全体が金属的光沢を感じさせ、京騒戯画と同じくコントラストは強いですね。
③独特の間やテンポ
 会話、場面転換における、シュールとも間延びとも言い難い、微妙な間の取り方。
 結局は「ヌケ感」の入ったスタイリッシュさに繋がる。
 ただ、前作はもっとリズミカルにアップテンポだった記憶があるので、脚本家さんの色かも。
④浮遊感のあるアクション
 立体的な動きがお好きなんでしょうか、最終話の戦闘は浮遊感+ヌルヌル作画で酔いそうな感覚すら覚えた。

物語とか
①家族
 京騒戯画も一つの街を丸ごと巻き込んだ家族の仲直りの物語でしたね。
 近くにあって遠いもの、でも欠けたら生きてけない、そんな距離感が共通すると思う。
②主人公視点の強い群像劇
 原作はもっと、ライブラ構成員一人一人の活躍を描く連作短編風です。
 アニメは主人公レオにフォーカスした造りで、やはり群像劇だけどコトの印象が強い前作と共通。

ということで、全体的にシンプルかつ強烈な画面構成(と“大人”な音楽)に乗せて、レオの成長物語とホワイト・ブラックの家族の物語をスタイリッシュに描き切ったアニメ。
プロットは軽妙洒脱ながらも画面の情報量が多く(たまに読みづらい^^;)、その勢いがそのまま少年漫画的な熱量、少し泥臭いかっこよさに繋がる群像劇風の漫画。
二つの血界戦線を比べてみるのも、楽しいかもしれませんね。 {/netabare}


【個人的指標】 65点

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

甘くて苦くて目が回りそう…なんです♪

『甘くて苦くて目が回りそうです…♪』

心地よくてカッコイイ!!
気分が上がって何度も聴いてしまう…
そうです、中毒性…あり!ってことです♪

文頭を飾ったこの言葉は私が一気に心を掴まれてしまったED「シュガーソングとビターステップ」のフレーズです♪

これまで例外なく作品の中でアニメソングに出会っていましたが今回は逆になりまして・・・

アニメソングの甘い誘惑に誘われて視聴を決めたのです。
OPとED共に素晴らしい楽曲と映像に仕上がっています。

もしお時間がありましたら是非曲だけでもどうぞ
とオススメしたいのです。
ハイ、こちらです。
ED ;「シュガーソングとビターステップ」
OP;「Hello,world!」

EDではキャラクターが思い思いのダンスを披露していて私も踊りだしたくなるような楽しさが溢れた映像
楽しいリズムとビートに病みつきになりました~!


そして物語ですが私の大好きなジャンルSFです。

舞台は世界で最も危険な都市。

主人公の少年はふとしたきっかけで世界を救う秘密の組織と出会い、そこから物語が動き出します。

アニメだからこそ堪能出来る非日常の光景!
規格外キャラクターたち!(たまにちょとキモチワルイよ)
胸騒ぎが止まらない緊迫感!
華麗なアクションで魅せます…よ!

そう、この世界の均衡を保つために戦う姿がスリリングに描かれていて私を熱狂させるのです。
けれど、それだけではありません。
人びとの苦悩や葛藤を映し出したドラマも折り込まれているのです。

予測出来ない!そんなSFと人間ドラマが絡み合って展開していく作品でした。
{netabare}
個性が抜群のキャラクターが集結
メンバーとのコミカルなかけあいも必見です。
また、クスリと笑いを誘う要因に必ずザップが絡んでいるのは…お約束ですか?

私のお気に入り回は2話あります。

・ネジ君とレオとの友情回
公園のベンチに仲良く肩を並べる二人。頬をピンク色に染めて幸せそうに4個のハンバーガーを均等に食べるネジ君…うん、ホントに可愛すぎです♡

思わぬ事件が起こりお互い記憶が消えたはずなのに、それでもまた二人は出会う…種族の垣根を超えた友情は見ていて心を動かされ、時にホロリとさせられました。

・レオ&ホワイトのデート回♡
世界救済の戦いの行方も気になりますが、
レオとホワイトの関係がどのように進展するのかも興味が尽きないところでしたね。
5話では心の距離が縮まり
身体を寄せてレオの肩を抱き寄せるホワイト
映画のワンシーンのようでとってもロマンティック
エンディング曲が存分に気持ちを盛りあげるように流れ出します。
その一瞬で私の心は取り込まれて曲と共にこの作品で一番お気に入りのシーンとなりました。

エンディングに使われている「シュガーソングとビターステップ」は、あにこれユーザーさんの2015年の曲ベストに多くランクインしているんですよね。
遅まきながら私も曲と出会い。
今回ストーリーに付加されたことで心に何倍も残る曲となりました。

エンディング映像は赤い緞帳にスポットライトがあたり結界キャラクターがダンスのステップを踏み、楽しいステージを作り上げるのです。
中盤にミステリアスなホワイトの憂いを含んだ視線の先に映る映像が印象的でしたね。

また、作品の世界観をピタリと表現したオープニング曲「Hello,world!」に合わせてレオの成長がドラマチックに美しくつづられていきます。
「ハロー どうも 僕はここ」
成長し駆け上ったレオ。メロディと伸びやかな声とが相まって開放感が溢れる大きなスケールで魅せるのです!!
最終話を観た後にこの映像を見返してみると胸が熱くなってしまいました。

~レオの軌跡~
深い絶望を抱えていたレオがこの街でライブラに参加して試練を乗り越えることで希望の光が見えて、同時にメンバーとの間には強固な絆が生まれましたね。

絶望の淵を這い上がり、自信を手に入れたレオがブラックとホワイトの明かされた過去に終止符を打つために後押しをします。
それはレオが成長するために大きな意義のあることでした。

エンディング、私にとって愛着のあるキャラクターになっていたホワイトとの別れには寂しさを感じましたが、皆にとってはこれが良い幕閉めだったのだと信じています。
{/netabare}
原作ではホワイトとブラックは登場しないとのことで、これからチェックしてみようかなと思っています。
感想レビューはいずれ、まんがーれに投稿しますね。

血界戦線の新作アニメ「王様のレストランの王様」も期待値大で視聴しようと思います♪


マーマレード&シュガーソング

ピーナッツ&ビターステップ

甘くて苦くて 目が回りそうです♡

南南西を目指して パーティーを続けよう

世界中を驚かせてしまう 夜になる

I fell 上々 連鎖になってリフレクト♫

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60

74.2 2 兄妹で怪物なアニメランキング2位
デュラララ!!×2 承(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1127)
6979人が棚に入れました
あれから半年……僕らは何も変わってない、はずだ・・・
 
池袋の街を巻き込んだ抗争から半年――。
街は平穏を取り戻し、変わらぬ日常を過ごしていた。
高校生は青春を謳歌し、池袋最凶は仕事に勤しみ、情報屋は新たな画策に心躍らせ、都市伝説・首なしライダーは街を駆っては白バイ警官に追われ……。
しかしそこには非日常が紛れ込む。徐々に色を濃くしていく異分子達によって、街はさらなる混沌に陥っていき……。

声優・キャラクター
豊永利行、宮野真守、花澤香菜、沢城みゆき、福山潤、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、梶裕貴、高垣彩陽、寺島拓篤、下野紘、M・A・O、小野友樹、山口勝平、金元寿子、喜多村英梨、岸尾だいすけ、藤田咲、大塚明夫、堀江一眞、小林沙苗、伊瀬茉莉也、福圓美里、小西克幸、大塚芳忠、藤原啓治、黒田崇矢、小野坂昌也、久野美咲、加瀬康之、飯塚昭三、森川智之、三上哲、種﨑敦美、梁田清之
ネタバレ

ゆう。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

デュラララ!!二期1クール目

個人的に好きなヤスダ先生の作画に豪華声優陣、かっこいい音楽、話も中々と人気作だが前期から時間を置きすぎたか。

1話感想
{netabare}
1話目はストーリー性が強い話と言うよりネタっぽい話、軽い復習には良いかも知れない。自分は何度か見返してはいたのでキャラ名などは覚えてはいたが森厳が結婚してるとは思わなかった。

セルティと白バイのおっさんがメインのような話になってしまっていたがその中で軽くメインキャラや新キャラが出てきたような感じですね。

これから話が展開していくのかと思います。
{/netabare}

2話感想
{netabare}
どうやら今回は1話目より前の話の様ですね。

折原姉妹が色々キャラ濃すぎた、あの二人がいつも一緒にいるのは二人で一人の様な考えを持っているからなんですね。

今回登場したダラーズの1年生が今後の話に影響してきそうですね。
{/netabare}

3話感想
{netabare}
殺人鬼ハリウッドの正体であったタイトルの聖辺ルリは自分に似た存在のセルティにあったことによって今ここに自分の居場所があると感じたんでしょうかね。

ただでさえ池袋には怪物のような存在(主に静雄)は何人もいるからルリのような存在がいても不思議な感じはしないですけどね。
{/netabare}

4話感想
{netabare}
ここまで影が薄い状態だったイザヤでしたがやっと出番がきそうですね。

登場した時から怪しい雰囲気を漂わせていた青葉ですが、どうやらダラーズと黄巾賊の抗争を見てるのが面白かった様だがそれも不完全燃焼で終わってしまい揉め事が起きそうになってもイザヤがそれを利用するのが気に食わないらしい。
青葉がどんな形でイザヤに仕掛けるのかそのあたりが見所になりそうですね。

最後に鍋パーティーをしていたがよく静雄は黙って食べていたな、周りがうるせぇ!!とか暴れそうだけど。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
臨也回になると思ったらそうでもなかったかな。

青葉の策略なのか、ダラーズが埼玉の暴走族から狙われることに。
帝人は紀田に忠告をを受けるけど大丈夫かな?紀田の情報網も大したもの。

静雄はなぜか幼女からスタンガンで攻撃されるが静雄にとってはつねられてるも同然だろうね、静雄もさすがにあんなに小さい女の子を吹き飛ばしたりはしないね。

最後に方にセルティが攻撃されてたけどあれは誰なんだろうね?あの攻撃じゃ勿論セルティには通用しないだろうけど。
{/netabare}

6話感想
{netabare}
前回セルティは何故攻撃されていたのかと思ったのですが四木から本来の仕事とは少し違うボディガード(茜の)と言う仕事を受けてしまったための間接的な被害みたいなものなんですね。

勿論あの攻撃でやられるわけはありませんがヴァローナはセルティを倒したと思っているよう、しかしセルティが受けたのは転落した時のダメージ位なのかな?

ヴァローナに影を結びつけ後を追っていく模様です。


茜を心配する静雄はなんか可愛らしかった。

それにしても九瑠璃と舞流はうざい!
{/netabare}

7話感想
{netabare}
先週の終わりで杏里の家に誰か訪れたようだったがヴァローナだったよう、杏里を襲うように誰かに依頼されたのか?
この辺りはまだ謎。

ヴァローナの後を追っていったセルティは明らかに危険そうなアンチマテリアルライフルを食らったのだが影で壁を作ったことにより無傷、しかしかなり飛ばされてしまったようだ。

ヴァローナはバイクについてるセルティの影を見て待ちぶせに使おうとしてるよう。

最後に帝人の家に青葉が訪れたのを見ると来週また一波乱ありそうかな。
{/netabare}

8話感想
{netabare}
茜が静雄を襲った理由が臨也に静雄が殺し屋とか吹き込まれたからなんですね、しかも使ったスタンガンは強力に改造されたやつみたい。
その割には静雄には全くきいてなかった、まぁいつものことですが。

速攻静雄がブチ切れるかと思いましたが何とかこらえそのまま臨也をぶっ飛ばしに行きましたw

青葉は帝人を呼び出して自分がブルー・スクエアであり自分達が埼玉の暴走族に喧嘩を売ったことなどを話していました。

臨也を探していた静雄の方はうまく罠にはめられてしまったよう、逃げはしたけれどこの話も続きそうです。

今回は全体的に内容が多めでしたね。
{/netabare}

9話感想
{netabare}
前回の続き。

臨也が静雄をはめて濡れ衣をきせたことや茜に襲わせたことなど、この回で話が色々繋がってきましたね。

臨也の手のひらでうまく転がされてる感じがします、肝心の臨也があまり姿を見せないんですが存在感だけはありますね。

青葉は帝人に入れ知恵したのが臨也と勘違いしてかなり慎重なっていた模様、実際は紀田なんですが。

帝人も青葉によって濡れ衣を着せられたわけですがセルティのおかげで何とか逃げ切ることが出来ました。

しかしセルティと杏里がヴァローナから狙われているままだし静雄の濡れ衣ははれないまま、気が抜けない話ですね。
{/netabare}

10話感想
{netabare}
前半は主に茜がメインの話。

学校で茜がイジメを止めに入っても何もしてこなく普通に受け入れてくれた友達、茜は楽しい日常を過ごしているようでしたがやはり茜の親絡みの問題が出てきました。

子供は最初何も知らなかったのですが親に色々言われたようですね。

それが原因でネットで色々調べ家出や臨也と知り合い静雄関係のことで悪い入れ知恵をされたようです。

新羅は現場の写真を見て静雄じゃないと言ってたけどその根拠が「綺麗すぎる」ってwまぁ静雄なら建物自体破壊しそうですけど。

青葉はセルティがバイクにつけた影の糸に気づいてそれをたどることに。

後半で色々起こり始め来週どうなるのやら。

分割3クールの予定なのでどの辺で終わるのかな?
{/netabare}

11話感想
{netabare}
今回はそこまで話の進展はなかったよう。

門田がロッチーとの勝負に何とか勝ち仲間を引かせてくれ、こっちの連中にもわび入れさせるみたいなことを言ってたのですがそこに1期の時にちょっと見たことあるような悪い連中が。

今はダラーズって言ってるけどこいつらもともとダラーズだったっけ?

そこにゆまっちや狩沢さんが参戦、二人共最初から見てたのねw

茜は無事四木と一緒に帰るのかと思いきや襲撃にあってしまった模様、この辺りは来週でしょうか。

茜が静雄の名前をやたらと口にしていた時に四木は何か感じていたようですね、この辺も気になります。
{/netabare}

12話感想
{netabare}
前回ベローナのバイクを持って登場した静雄だったが、誘拐された女の子が心配だったらしい。

静雄はそんな事する連中と同じグループにはいたくないみたいなことを言ってダラーズを抜けたみたい。

茜の方は静雄とセルティが解決してくれたのですが帝人はなんか変だったかな?青葉とは今後どうなっていくのか。

最後の方は粟楠会とロシア側が深くかかわっていたようですが続きはどうやら次回、2クール目からになりそうです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

混沌の世界・・池袋へようこそ♡

毎日多くの人が集まってくる街…池袋。
この街がおかしな人を呼ぶのか…
デュラララの池袋では超個性的な人が多く存在します!
とにかく本当にキャラが濃い・・・笑!

セルティ、新羅、臨也!わたしにとっては愛すべきキャラばかり♡
(声優さんも順に、沢城さん、福山さん、神谷さんです!)

都市伝説の首なしライダーが黒バイクで駆け抜け
自動販売機が宙を舞い…
赤目の妖刀使いが存在し…
殺し屋まで登場します!!

そんな人たちをビックリする位自然に受け入れることができてしまう街…
そう、ここが池袋なんです♪

1期の騒乱する池袋の抗争から半年後がこの2期です。
1期を全視聴するも特別何かが悪いというわけではありませんが、ストーリーに特別惹かれなかったので2期の視聴を迷いました。
しかしお気に入りキャラクターと、それを演じる声優さんに誘われ2期を視聴しました。

1期でキャラクターの魅力を紹介し2期では個性的なキャラクター同士が関わりを持つようになり更に面白くレベルアップして帰ってきたというわけです!

OPのHEADHUNTの間奏に前回の回想シーンが入るところがお気に入り♪「今 、頭を失くした俺たちは~♪」から始まる臨也と静ちゃんの戦闘シーンがかっこいい♪
{netabare}
そして愛すべき濃いキャラクターを一部紹介します。

・セルティ ストゥルルソン
cv沢城みゆき
デュラララの女(個人的には天使か妖精かも♪)で一番好き♡気高いセルティですがドジっ子さんだったり、怖がりさんだったり、乙女全開でツンデレなセルティも全部素敵です。沢城さんの演技が好きです!!

・竜ヶ峰 帝人
cv 豊永 利行
実はダラーズの創始者、掴み所がなくて怖い…って密かに感じています。

・紀田 正臣
cv宮野真守
1期では出番が多かったお気に入りキャラ。ですが池袋を去ってしまったため出番が少ない。離れた帝人を気にする位なら早く帰って来て!!

・園原 杏里
cv花澤香菜
黒髪ボブで眼鏡なので少し地味。清楚だけれど、どこか危うげな艶(なまめ)かしさを秘めているのは豊かな胸だからでしょうか♪…

・折原 臨也
cv神谷浩史
お気に入りキャラクター。どこまで煽れば気が済むのか…悪い人と思いつつも憎めないのです。やり手で策士なところがかっこいい!

・平和島 静雄
cv小野大輔
池袋というか全国で最強の男!!自動販売機も人間も簡単に投げ飛ばす。でも本当は優しいし弟思いです。

・岸谷 新羅
cv福山潤
デュラララの男キャラで一番好き。嘘偽りのない本音を褒め言葉としてセルティに真っ直ぐ伝える新羅。褒め上手で一途なところが素敵。
{/netabare}
人の数だけドラマがあり、事件の合間合間には愛というラブロマンスがありました。
甘酸っぱい恋から個性的な登場人物の、少々かわった様々な「愛」のカタチ等とにかく気になります♡
{netabare}
・入学時から園原さんを想う帝人、青春です!
・正臣&沙樹
・誠二&張間美香…依存という名の…怖いです
・弟の誠二を好きな姉
・幽&聖辺ルリ…?
・女性を極上のお姫さま扱いする女好きの六条さんの女関係は…

1番お似合いの2人はセルティと新羅です。相変わらずセルティを真っ直ぐに褒める新羅。しかし2期ではこのやり取りに少し進歩が..1期では恥ずかしさや照れから新羅に反撃が飛んで来ましたが、2期では徐々に新羅の気持ちを受け入れるのです…心の関係が1歩いいえ、2歩くらい前進しています♪私、2人の抱擁シーンが大好きです♡
もう、夫婦みたいって2人に言ってあげたい…ですね♪

池袋の事件は黒幕の臨也が煽っているため、複数の事件が同時進行しています。
事件を軸に複数の視点で物語が展開していきます。
後半にかけて粟楠会(ついにヤクザ)も登場し絡んでいきます。
もうこれ以上続き(転)は視聴しないでしょうと思った最後の最後に、臨也にまさかの展開が待ち受けていました…ラストはかなり衝撃的。この瞬間に続きの視聴が決まりました!

転に期待すること…
・臨也のまさかの展開の先
・臨也vs静雄
・帝人vs黒沼青葉(予想)
{/netabare}
レンタル開始とともに気になる続きを視聴します♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 44
ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

各話の感想

 ■第1~10話■
{netabare}第1話 百聞は一見に如かず
 {netabare} 黄巾賊との抗争から半年が経った池袋。残虐な連続殺人犯・ハリウッドが世間を賑わせていた。相変わらずの面々に加えて、新キャラや前作で出番が少なかったキャラも目立つようになり、さらに賑やかになった感じのデュラララ2期。やっぱりセルティ可愛い。今度はどんな事件が繰り広げられるのか楽しみ。 {/netabare}

第2話 和を以て尊しと為す
 {netabare} 新学期を迎えた来良には、臨也の妹で双子の九瑠璃(くるり)と舞流(まいる)や、帝人に懐いてきた黒沼青葉が入学。双子は夜道でセルティが落とした給料袋と、露西亜寿司を探す謎の血だらけ男を拾う。他にもうごうごと、1期ではなかった組み合わせのキャラ同士が接触しはじめたり。四木さん気になってたので登場嬉しい。 {/netabare}

第3話 泣き面に蜂
 {netabare} 連続殺人犯ハリウッドの正体は、人気アイドル聖辺(ひじりべ)ルリだった。特殊な血が流れる彼女はネブラに狙われていたが、怪我した彼女を偶然幽が保護する。ただでさえ登場人物多いのに、それらが意外な組み合わせで色んなところで動くから、覚えるのちょっと大変。池袋の街には人外や怪物がうごめきすぎです。 {/netabare}

第4話 人の踊る時は踊れ
 {netabare} 黄巾賊の残党に追われた帝人たちを助けるのに、ワゴン組・ロシアの殺し屋を従えた折原姉妹・セルティと彼女に恩を感じているルリがそれぞれ一役買う。最後は皆が平和に鍋パ。取り残される臨也。しかし青葉がかなり不穏な感じ…しかも旧姓が泉井だとー。またブラックな展開になってく匂いがプンプンや。 {/netabare}

第5話 一寸先は闇
 {netabare} 静雄に接触してきた2人の新キャラ。1人は女好きのフェミニスト・六条千景。埼玉が拠点の暴走族・To羅丸の総長で、ダラーズにお礼参りをしようと仲間を引き連れて池袋に乗り込んでくる。そしてもう1人は「死んで」と言いながら静雄を襲ってきた謎の少女で…。静ちゃんイケメン設定なのかー滾るね。 {/netabare}

第6話 闇夜に烏
 {netabare} 外国人の殺し屋ヴァローナとスローンが登場。2人はルリの前所属事務所の社長・澱切陣内に、粟楠会会長の孫娘・粟楠茜の誘拐を依頼される。丁度その頃セルティは四木に茜の保護を依頼され、当の茜は静雄とトムに連れられて新羅の家に居た。帝人も杏里も前作で失敗して学んだ事を何も覚えちゃいない…! {/netabare}

第7話 モスクワは涙を信じない
 {netabare} ヴァローナはかつてサイモンたちが所属していたロシアの組織から武器を持ち逃げしていた。そんな彼女の襲撃をとりあえずやり過ごせたセルティと杏里。一方で、ダラーズの一部が物騒な行動を起こすのではと危惧する帝人に、臨也が協力を申し出る。臨也を「いい人」とか…人を見る目がなさすぎだ帝人…。 {/netabare}

第8話 色男、金と力はなかりけり
 {netabare} 茜は臨也に唆されて静雄を狙ったのだと聞き、事務所へ向かった静雄。偽の移転通知に騙され訪れた別の部屋で、襲撃を受けた四木の部下を発見した静雄だが後から来た組員に犯人だと誤解される。一方の帝人は、青葉からブルースクウェアのリーダーにならないかと勧誘され…。静ちゃんウィンクの破壊力。 {/netabare}

第9話 日暮れて道遠し
 {netabare} 対峙する帝人と青葉たちの所にTo羅丸のメンバーが乗り込んでくる。青葉の策略でダラーズの総長と勘違いされた帝人だがセルティによって助け出され、杏里と茜のもとへ。そこでもまた、茜を迎えに来た粟楠会の組員たちとTo羅丸のいざこざが起こり…。ゴタゴタさが増してきた。四木さん渋くて素敵。 {/netabare}

第10話 この親にしてこの子あり
 {netabare} 門田とTo羅丸リーダー千景のタイマンが行われていることと、千景の彼女の1人を攫おうという案がダラーズ内に一斉に伝わり、帝人と杏里はセルティと茜から離れ別行動を。ヴァローナはそんな2人を尾行する。それぞれの人物の行動を把握するのに手一杯。最近影が薄かったハリウッドも再登場なのかな。 {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

52.9 3 兄妹で怪物なアニメランキング3位
pupa(ピューパ)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (510)
2642人が棚に入れました
2人で生きてきた長谷川現と夢。ある日、謎の赤い蝶を見た夢の体は未知のウィルスに冒され、ヒトを食べる異形になってしまった。現は、そんな妹に餌として自らの肉体を捧げる。
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

超スピードッッッ!で第1話 完 【追記】

まず、原作のカニバリズムを疑わせるあらすじからして、地上波放送にはキツイ。数十年前だったら普通に放送出来たかもしれませんが、暴力規制がシビアな今宵では多少なんらかの修正が加えられる事は仕方ないといえます。
そんな規制の中でも、衝撃な物語をどう料理してくれるのか、放送前はワクワク☆していました。


そして蓋を開けたら、まさかの四分アニメで誰もが予想しない急斜め上の自体になってしまった、今期のとてもガッカリアニメ「pupa」でございます。原作は未読ですけど、原作ファンの逆鱗に触れただろうことは容易に想像出来ます。

規制に引っ掛かってでもやる意気込みはいいのですが、その割にはお粗末な背景描写。紙芝居並に動きがありません。チープさが漂っていて、恐怖、重圧感がないです。Flashアニメじゃないんだから、ショートアニメだろうが何だろうが、それなりの作画クオリティを求めたいもんです。二話に出て来た救急車はチョロQかと思ったぜ。
話題のグロ描写は規制されているので、真っ黒に塗り潰しされています。そのグロも、「うわあ…」というモツ的なR-15レベルのそれではなく、血がブシャーッな軽さでも徹底的に見えなくなっています。規制し過ぎで、状況が全くわからないです。グロ目当てで見る方にも拍子抜けでしょう(いるかわからんけど)。


しかし脚本は四分にしては、手堅くまとまっています。原作のダイジェストだと思えば、悪くはない。それでも説明不足のまま突っ切ってしまい、ばっさりカットして話を繋ぎ合わせているので、かなり無理が生じてしまってます。伏線とは言い辛い。


トホホ感が酷かったのは1話、{netabare} 妹が謎の女マリアに「赤い蝶を見る前に帰りなさい」と警告されたにも関わらず、次の場面では公園で赤い蝶を見て「うわー綺麗」とか何とか言ってる場面。お前は話を聞いてなかったのか!変な事言われたんだから多少は躊躇しろよ!

4分でまとめるのには無理があるのだから、原作通りやらなくても、つじつまを合わせる為に多少改変してもよかったのではないでしょうか。公園を通って蛍光灯に「あれは赤い蝶?」と見て呟くみたいな感じでどーだろう。妹が怪物に突如化身する衝撃の1話のはずなのに、全く魅了されませんでした。{/netabare}


人物関係も四分間に全て会話で説明させようとしていて、忙しいです。
30分、せめて15分だったら、もっと濃厚に描写出来そうだったのに、見てると本当に勿体無くて、じれったいです。
それでも作風に重さが無いせいか、世界覧と台詞が上手いこと噛み合っていない。これはじれったい。



そもそも企画段階で慎重に考慮するべきだったのではないでしょうか。テレビシリーズで無理に放送させようとしなくても、OVAで出しても何らおかしくないです。劇場版として公開するのも一つの手だったのかもしれません。
作品を見るのに、物語やキャラのことではなく、裏方の制作事情を知りたくなって来るようで、作品として如何なものか。大人の事情を感じてしまうのは残念なことです。

要するに、四分アニメはいくらなんでも短過ぎるよ。DVD無修正云々より、本編の収録時間をどうか増やして下さい。




【追記】

最後の12話は番外編で、実質物語の最終話は11話だそうです。何となく気になって全話見た印象としては、設定がいいのに生かし切れてなかったなあと…。


化け物になった妹と治癒能力と持った兄等キャラクターの立ち位置が謎めいていて、その中で「兄妹愛」を軸に置いた物語はぶつ切りでしたが、悲哀も感じられて面白かったです。
ただ、シリーズ構成が本当に製作者達が打ち合わせして決めたのか疑問に持つほど放り投げ感が凄かったもので、終始物語のチグハク具合が否めませんでした。「ショートアニメだから、無理ある展開でも仕方ないやん…?」なんて同情を誘うような声が聞こえて来そうでした。もう!ショートだろうが何だろうが、作品として出すならキチンと完成させなきゃダメでしょうが!それでもプロですか貴方達!
所々良かった場面もあります。
{netabare} 兄が妹を虐めた頭おかしそうな奴に反撃する場面では、父親と同じような暴力性を秘めているのを示唆させていました。目潰しするアクションも淡々としていいて思わず怖くなりました。
マリアは結局どうなったのか…多分続きは原作読んでね☆てことでしょうが、部下と当たり障りのない会話はクスリときました。 {/netabare}


放送前期待していただけに残念です。今後はこのような事例がないと願いたいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

エリ・エリ・レマ・サバクタニ

9月 某日

ちょっとした お祝いのパーティを
私のお家で 開きました

私には 友人が少ないのですが

誰かが誰かを
連れて来てくれるものですから

この日は 30人以上もの
錚々たる顔ぶれが揃い

「お久しぶり」「初めまして」が飛び交い
各々 好きなことをし お話をし
笑顔が溢れる

夢かしら? そんな空間がありました

私にとって
皆が ただ ただ楽しい時を過ごすこと以上の喜びはないのですから


{netabare}趣味の良いのか 悪いのか解らない
音楽が流れ

大きな手が紡ぐ
ギターが唄い 愛が躍る

ダウナーな映画が映り
(私が所有している映画は…ひとり隠れ観るような作品ばかりばかりですので…)

そんな中で
ヤン・シュヴァンクマイエル氏の
「ルナシー」は好評でした


暫くして
遠くから「pupa」のOPが聴こえた時には

まるで 隠していたポルノが
見つかってしまったような恥ずかしさが襲いまして

急いで
これは…と 制止したのですが

「好きだ」という稀な方がいらしたことと
「観てみたい」という声に押され

赤ら顔 そのままに
その場を離れたのです

よく
「グロい」「訳が解らない」などの
散々を 言われている作品なものですので

少々心配でしたが

私が 別の場所で「お騒ぎ」している間にも
ずっと ずっと
「pupa」の
「音(気配)」がしていたものですから

気に入ってくれたのかしら?
本屋に檸檬 の気持ちでした


すると なんということでしょう!

ピュパ♪ピュパ♪と
唄う人が続出する という

異常事態になっておりました…{/netabare}


さて この作品

登場人物は わりと多いのですが

兄の「現(うつつ)」と
妹の「夢」
ふたりの 両親

この4人だけを注視すれば 興味深いお話に変わる様に思います

主に「現の語り」でお話は進むのですが

誰が「本当」を言っているのだろうか
なにが「真実」なのだろうか が
解りにくく描かれており

謎が 心地よくばらまかれているのです が

「母親の語り」が真実なのだと
私は思うのです


「pupa菌」という謎のウイルスに感染すると
身体に なにかしらの「変化」が起こる…等
いくつかの設定はあれども


設定は 有って無いようなものですので
あまり気にしない方が良いでしょう


序盤に 夢ちゃんが 獣の姿になり
むやみやたらに 人を食すシーンがあるのですが

私は「擬獣化」だと 解釈しています

「擬獣化」することで
「人を食らうは 獣の所業」とでも
伝えているかのように 思えるのです

母親の語りからも
夢ちゃんには 生まれながらに
「食人」の嗜好があった と考える方が 自然ですし


現は
pupa菌の感染者

肉体が破壊されようとも 直ぐに回復し
不死身である という特徴があります

現は
「お兄ちゃんだから 妹を護るのは 当たり前だ」
という理由から

夢ちゃんの 「活き餌」になるのです


人は
自らが タブーだと思う
「行動」や「想い」に 正当な理由をつけたがります


現は その 典型であるかのように

「生い立ちの記憶」を
自分の都合の良いように 改竄し
「義務づけ」し「理由」にして

夢ちゃんへの「愛」を隠している(認めない)のです

現は
「愛する人に頼られる」ことが幸せで
「愛する人に食べられる」ことが悦びと
心では感じているのに



ふたりの「食事」のシーンは
ベッドシーンのように とても官能的です

しかし 流れる音楽が
陽気で 柔らかいので

その 歪さが
不穏で 奇妙で
みるたび 私は引き込まれるのです



彼は
彼女だけを見て
彼女だけの 名前を 何度も何度も呼んでは
すべての「痛み」は快楽だと

彼女は
何処かの 遠くを見
「おいしい」とだけ


そんな 愛の お話

よくある お話 なのですから
理由づけは 不要なのです



そして
夢 も 現 も
境い目は ないのかもしれません

あの日のパーティーは 今も
続いているのですから





文章を 昔風?に
こねくりまわしてみたものの
ダメだー 難しいー!

お目汚し ごめんなさい
頑張ったんですけどね(汗)

読んでくださり ありがとうございました!



追悼のざわめき

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

最後に愛は勝つ

どらむろさんのレビュー読み漁ってた時にどこからか声が聞こえた。
「・・・ますか?」 「聞こえ・・・ますか?」 「これを・・・さい」 「これを・・・見な・・さい」
神のお告げに逆らうのも不味いので視聴することになったわけです。

視聴前に皆さんの得点を光の速さでチェックしたけどどうやら余りよろしくない評価のようで。
可愛そうなので今回は無理やり持ち上げてみると言うかどこまでも好意的に解釈してみようと思います。

2人で生きてきた長谷川現と夢。ある日、謎の赤い蝶を見た夢の体は未知のウィルスに冒され、ヒトを食べる異形になってしまった。現は、そんな妹に餌として自らの肉体を捧げる。(あにこれあらすじ引用)

という物語。 今回はQ&A方式を試してみます。

Q、いくら規制入ってるからって食事の音とか悲鳴効果でグロイんですけど・・・

A、食べられてるお兄さんを人として見てはいけません。なにか別のもの・・・パン。アンパンマンだと思って下さい。
空腹の人に僕の顔をお食べよと自らの顔を差し出すアンパンの姿を見てグロイと思う人は余りいないでしょう。
むしろなんて優しいアンパンだろう、これが無償の愛なのかと感動すら覚えるはずです。
そう考えるとこのお兄さんのやってることはアンパンとまさに同じではありませんか。
ほら、もうグロくないですよね。涙さえ誘う麗しき兄妹愛。

ちなみにこの兄貴はほぼ不死身で食べられても即再生するので無問題です。まさにアンパンマン。
妹が中々エロ可愛いのもいいですね。ヨスガの妹は主に性的な意味で兄貴を食べたけどこちらの妹ちゃんはストレートな意味で兄貴を食べます。こんな妹キャラ見たことない。ワンダフルです。

Q、実質1話4分程度なんで話がよく分かりません。そもそもいくつか問題が最終回まで放置されてます。

A、人が人を食うという内容が内容なので通常の時間でやると耐えられない人が出てくるための配慮かと。

1時間程度で全話見終わるというお手軽感。今ならなんとOPとEDまでついてお値段たったのこれだけ。
放置されたいくつかの問題については2期を待ちましょう・・・。
ちなみにED曲は地味に素敵です。イメージに合ってると思う。

Q、最終話が視聴者なめてるんだけど?

A、今まで散々意味不明なグロ描写見せられた視聴者に対するせめてものお詫びの癒しだと考えましょう・・。
見終わった時に穏やかな気持ちになれた・・・でしょう・・・?

う~ん。苦しい。さすがに苦しいですねぇ。
確かに余りに短すぎて状況を把握しきれない点もあったせいで印象に残るは食事シーンだけという悲しい結果にはなったと思います。
でも正直、自分はこれ見て原作に興味を抱きました。ちょっと見て見たいと思ってます。割りと本気で。

そう考えると本作は原作の壮大なPVだったのかもしれません。


まあどこまでも持ち上げると誓ったのでここは敢えてお勧めの作品としておきます。

でもこれの正当な評価知りたければ他のレビュアーさんの見たほうがいいです。絶対。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29

59.4 4 兄妹で怪物なアニメランキング4位
怪物王女(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (192)
1252人が棚に入れました
不慮の事故で死亡した平凡な中学生の少年・日和見日郎(ヒロ)は、現場に居合わせた少女「姫」によって仮初めの命を与えられ蘇生した。しかし、それが原因で凄惨な戦いに巻き込まれることとなる。姫は「怪物」を統べる王族の王女であり、兄弟姉妹達の王位争いの渦中にいたのだ。「血の戦士」として王女に仕える立場となったヒロは、姫の命を狙って次々と現われる怪物達や、姫と敵対する者達との戦いを続ける中で、次第に姫の隠れた素顔とその境遇、そして不可思議な世界の姿を知っていく。

声優・キャラクター
川澄綾子、緒乃冬華、皆口裕子、河原木志穂、甲斐田裕子、能登麻美子、清水愛、森永理科、堀内賢雄、内田夕夜、東地宏樹、名村幸太朗、平田広明、大原さやか、川本成、千田光男、加藤亮夫、宗矢樹頼、竹本英史、室園丈裕、川島得愛、土田大、高塚正也、間宮康弘、松本大

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ふが

ふふん、怪物くんの焼き直s(ry
パンツも規制グロも規制で実力の3分の1しか出てない感は否めませんが
これぞあれですよ、顧客が説明した要件に営業の表現約束が乖離してる典型的な一例ですよ
しかし、実力の3分の1とはいえ、その保持するところの力を十分に発揮できており、私としてもなかなか楽しませてもらいました


同時期にやってたまじぽかも、何気に怪物くんを踏襲したキャラ設定になってたわけですが、あれよりは流石にオマージュしてます、名前からしても
今作は全体的にシリアス調で、王道な怪物ホラーなオムニバスですね
王座継承という主軸はあるものの、主人公のヒロが何度も確認しなければならないほど、関係ない話が多いです
最終回も最終回で、無難な終わらせ方をしていて、なんとも言いにくい
でも決して嫌いというわけではなくむしろ好きで、やってるとついつい見てしまう
キャラメルコーンを食べてる感覚でした(?)

作画はあんまり良くないですね、海外発注が多く目につきます
雰囲気としては悪くないのですが、、、マッドハウス・・・
余談ですが、怪物くんの監督・福冨博氏が19話絵コンテを担当してたりします

声優は良い布陣です、というか何故変更したOVA・・・
河原木さんとか「ふが」しか言ってないけど、完全にものにしてて、可愛くて良かったのになぁ・・・
アニメ→ドラマCDの流れで、キャス変するのって珍しいですよね
まぁスタッフや制作元も変わってるし、スケジュールの問題もあったか分かりませんが
多少アニメ化前にキャスチングに不満があっても住めば都に風が吹くように、聞いていればそのうち慣れるもので
今作で言うと2クール分、そんだけ聞けば、もうその声優さんの声以外はありえない!という風になるものでしょう
それをアニメに比べれば格段に時間の少ないドラマCDでさらに変えられたとあっては許されバドルですよ
あーどうしてこんなことになってしまったのだろー

跪いてお嘗めよ聖なる足♪掠れた喉で女王様とお呼びなさい♪
すごい歌詞ですね、ED「跪いて足をお嘗め/ALI PROJECT」
これが劇中音楽として使われてたのも好印象
映像もまた映像で、サビの部分は狂気に満ちてます
リザの腰振りダンスとか、悪魔のいけにえシーンとか、やっぱり狂ってますよ、これキチ○イの顔ですわ
クレジット自重しろw
えらくSM調ですが、本編では姫より中年吸血鬼にやられてた時の方がSMしてたってどーなんでしょう

主人公のヒロ君ですが、弱すぎやしませんかね、流石に
最後までこの男は戦闘中ずっと一番後ろにいましたし、たまに出てきたかと思ったら身代わりになってはすぐ倒れるし
完全にいらない子ですよ、誰がこいつを呼んだんだ
15話でやっとこさ主人公っぽいカッコよさを見せたかと思ったら偽物ってどーなんでしょう


13話赤錆村の回とSP1話フランドルがグレた回は強く覚えてるなぁ
赤錆村の回は稲川淳二氏の怪談として原作の特別付録CDになってましたね
ふふん、B級アニメ好きにはたまらない作品だ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

エンディングが超怖いけど、作品は結構おもしろいです。はじめはどうなるか結構ドキドキする展開が多いいです。

ストーリー

ごく普通の中学生の 日和見日郎 通常 ヒロ は姉と離れ離れになってしまいましたが、あるお嬢様の力によって(メイド、執事として)一緒に暮らせるようになりました。そんな日常の始まりの日にヒロはそのお屋敷に向かっていた所、超大荷物をワゴン車で運んでいる子供とその上にあるお嬢様がいました。けれど、工事現場の下で、タイヤが壊れてしまいました。なので、お嬢様がそのタイヤの姿を見ようとした瞬間に頭上から、鉄の棒が降って着ました。そんなのは見てられないヒロは自分を犠牲にしてまでそのお嬢様を助けました。そして死んでしまいました。果たして、主人公の運命は!

私の感想

古いので、結構画質があれでしたが、内容は結構楽しめました。主人公が本当は無敵なのに超残念な所が笑えました。あいつは何がしたいのかが分かりませんでした。もし、私があの状態でしたら、体が不死身な事を利用し戦うと思います。

そして何よりこの作品で笑えたのは姫がある意味弱い事です。あれだけ強がっているのに戦いになるとあまり強くないなんて・・・まあ、本当は戦わない立場にいると思いますがww

この作品で一番おもしろいっと思った所は戦ううちに仲間が少しづつですが、増えていく所です。私はそのシステムがかなり魅力的だと思いました。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

アニメでは鉄の棒が振ってきてヒロは死んでしまいましたが、原作ではフランドルの曳く荷車とワゴン車に巻き込まれて死んでしまいました。あんなにあっけなくワゴン車に引かれるなんて・・・ アニメでは助けたのに災難ですねww 

オープニング

「BLOOD QUEEN」
はじめはタイトルコールで始まります。しかし、私的には少し長すぎると思います。しかし、曲に合わせると結構ちょうどいいです。そして、そのあと、姫のキャラクター紹介っと成ります。そのすぐ後、フランドルの紹介が出ます。その紹介はのバックグラウンドは魔界のようで結構かっこいいです。そして、その後日和見姉弟、リザ・ワイルドマンっといった感じでキャラクター紹介がでます。その後、それぞれの能力をもっとかっこよく出ているので、そちらのキャラクター紹介も結構気に入っています。

エンディング

「跪いて足をお嘗め」
正直一言で怖い曲です。全体的に怖いです。怖さでたとえるなら、(実際は体験した事がないけど)超ヤンデレの幼馴染がいるのに他の女の子に告白をされ、その事を知られた時のように怖いです。なんといいますか・・ この作品にぴったりなんですが、もう少しおだやかにしてほしいですね(苦笑)まあ、このエンディングのクオリティは最高なので、悪くはありません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ふがー(面白かった)

「怪物くん」のオマージュ的作品。
パロディネタもいくつか盛り込まれています。



内容は、
主人公いきなり死亡。
怪物の王女様が復活させて自分の眷属に。
平凡な主人公が王女様と彼女の兄弟姉妹との王位継承争いに巻き込まれる!というお話です。

ジャンルはシリアスでありコメディ。
何気に面白いです。



王位継承争いすなわち殺しあい。
兄弟間とはいえ、様々な勢力が出てきたりして盛り上がります。
その一端が人狼と吸血鬼。
特に吸血鬼の令裡の動向は注目して頂きたい。
彼女が物語のキーマンかもしれませんので。
あ、それとどんなに風が吹いても、どんな角度からのカメラワークからも、決して露にならないスカートの下は永遠の謎です。



壮絶な日々のなかで目を引いたのが王女・姫の第1家臣である人造人間のフランドル。
『ふが』の2文字で会話を成立させる驚異の性能。
どちらかというと聞き手が凄いですけど。
いつも口をポカーンと開けてるイメージの締まりのない表情が何とも魅力的。
『ふが』を聴くために観ていたと言っても過言ではないレベルで、何だかとても癒される存在でした。

フランドルの声を担当するのは河原木志穂さん。
当時はふがふが言いながら一方でスクイズの西園寺世界を演じていた模様。
こういう背景みたいのも面白いですよね。



最後に、姫とヒロの関係性が絶妙で特に姫がヒロのことをどう思っているのかは口で表さずとも何となく感じることが出来ます。
戦闘ではほぼ戦力にならない彼をいつまでも自分の下に置いとくわけですからね。お察しです。

ヒロもヒロで何か力になりたいと、敵に立ち向かう様子はぐっじょぶ。
"身代わり"の一芸は彼にしか出来ないはずです。



OP「BLOOD QUEEN」 歌-美郷あき
ED「跪いて足をお嘗め」 歌-ALI PROJECT

名前からして存在感のあるエンディングテーマ。
曲調も謎の中毒性があり、映像もなかなか強烈。
あのダンスは必ずと言っていいほど脳裏に焼き付くでしょう。


--------------------------


ストーリー自体は単純なので理解しやすく入り込みやすいです。
ただ、キャラデザからも感じる独特すぎる雰囲気は人を選ぶかもしれません。これに酔うことが出来ればそれは楽しめたと思っていいんじゃないでしょうか。
どうやら私は酔いしれることに成功したようです。


ふがー(完)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

73.2 5 兄妹で怪物なアニメランキング5位
バンパイアハンターD(アニメ映画)

2001年4月21日
★★★★☆ 4.0 (168)
1072人が棚に入れました
菊池秀行の人気小説『吸血鬼ハンターD』を天野嘉孝キャラクター原案で映画化した劇場版アニメ。最終戦争後、人類の頭上には貴族“バンパイア”が君臨していた。そのバンパイアに対して戦いを挑むプロフェッショナルは、いつしかハンターと呼ばれるようになっていた。ある日、理想のハンターとして知られるダンピール――Dは、バンパイアに誘拐されたエルバーン家の娘・シャーロットを救出するよう依頼される。バンパイアの馬車を追うDのもとに現れたのは…。

声優・キャラクター
田中秀幸、永井一郎、山寺宏一、林原めぐみ、篠原恵美、屋良有作、大塚芳忠、関俊彦、大友龍三郎、大塚周夫、青野武、清川元夢、辻谷耕史、西凜太朗、沢海陽子、藤原啓治、鈴鹿千春、矢島晶子、小山力也、かないみか、石塚運昇、前田美波里
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

…飛んで!飛ぶのよ!!

川尻善昭監督作品。
登場人物たちは奇抜な能力を持っており、アクションが盛大ですが、人間くさいところも凄く良かったです。

かつて発売されていた竹谷隆之作のスタチューの出来が素晴らしく印象的でした。
アニメも雰囲気が良いのだろうな、クラシックな吸血鬼の雰囲気かな、酔えるんだろうな、いつか観よう、と思っていたのですが。もっと早く観てもよかった。


吸血鬼と人との間に生まれ、祝福されない宿命を背負った吸血鬼ハンターのD、どこか禍々しい能力を身につけて吸血鬼を追う出稼ぎハンター達、冷徹そうで美しい吸血鬼族達、吸血鬼に雇われた用心棒の怪物共…
その中で戦いぬき、時に気持ちが揺れ動く様子が見て取れた女戦士・レイラ姐さんが、ラストへ向けて力強く光っていました。

吸血鬼によって孤児にされ、復讐のために生きてきた姐さん。
彼女がたてまえや信条とは離れたところで受け入れたもの、励ましたもの、希望したもの、それらが多く語られることはないのだけれど。終盤のセリフと林原めぐみの演技から滲み出る発露に胸打たれ、ジワジワ泣けました。
「…飛んで!飛ぶのよ!!」って、忘れられないと思います。


ハンターの人間たちは、一体どうやったらそんな魑魅魍魎じみた身体になれるんだ?という、ジョジョやバジリスクのような特殊な能力をもった者ばかりです。
レイラ姐さんの仲間のグローヴ兄さんの能力が、切なかったですね。
平時は寝たきり状態の痩せ細ったグローヴ兄さん、戦闘時に薬物で霊体として出現すると、眩い後光を放出しながら滑るように浮遊し、吸血鬼達をなぎ倒してゆくのです。この時の解き放たれた恍惚の表情が、命の限りの向こうを匂わせる夢うつつの切なさです。


絵の動きは非常に細かく美しいです。天野喜孝キャラデザの幽玄さが生かされた独特の動きで、今風の作画とは異なりクドイと感じられる人もいるのだろうなと思います。
しかしこのねちっこいのが、よいですねぇ。植物の成長を早回しで視せられている時のようです。

何度も書きますが、レイラ姐さんがよかった…。
彼女の見せる吸血鬼への正義が、吸血鬼貴族の耽美でささやかなロマンスにぶち当たって振りかざされるシーンで最も生きていました。
{netabare}(吸血伯爵にさらわれた美女は、実は彼と純愛を貫こうとしており、伯爵は彼女の血を吸うことをはばかり、ただ二人が生きられる場所へ行こうとしていました。そうなると追手である者達のほうが不粋に見えてくるのですが、レイラはキレる。「それがなんだっていうの!関係のない者達がたくさん犠牲になったのよ!?」)
しかし、彼らの健気な寄り添いあいを視ているうちに、レイラ姐さんの中で何かが変化してゆきます。 {/netabare}
吸血鬼女カーミラの館で見せられる幻想の中で、幼子(自分の子供時代)の頑なな孤独を癒そうと抱きしめるシーンでも、懐深さが垣間見えてきます。
そこからラストの種としがらみを超えた励まし…。

事件から数十年後にDがふと見守ったものは、彼女の強さと優しさからもたらされた幸せの一端のようでした。

Dをかばう職人爺さんの存在もいい味でした。スジを通す仕事人、かっこいいです。この人も胸アツです。

Dももちろんかっこよいのですが、「つ、土に埋まらねば…」の所がちょっとオモシロかったです。私も砂風呂に憧れます。


クラシックな雰囲気の人間ドラマが好きな方、ぜひ観ていただきたいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

左手の人面疽はミギーの先輩かも

この作品は菊地秀行氏のヴァンパイアハンターDシリーズ三作目「D-妖殺行」を原作とした映画で、先に英語版がアメリカで発表され、後にDVD化されるにあたり日本語吹き替え版が追加されました。
英語版も勿論良いのですが、個人的には断然日本語吹き替え版を勧めたいです。
{netabare}その理由として声優陣が豪華だし画に集中出来て見易いというのもあるのですが、吹替版を薦める理由はラストシーンで神父が唱える祈りの言葉にあります。
この祈りの言葉が実は原作六作目「D-聖魔遍歴」でヒロインとDが唱える祈りの言葉を唱えているのです。
普通に聴いていればありきたりな祈りの言葉でしかないので、これに気付けるのはおそらく原作ファンだけです。(しかも麗しボイスで聴けてお得)
違和感削ぐことなく判る人には判る仕込みをしてくれたことに感心してしまいましたよ。{/netabare}

さて本作の物語は種族を超えた悲恋を描いていて、逃げる者、追う者、守る者、それぞれの思惑が入り乱れたダークファンタジーです。
題材としてはありふれていますけど、もうとにかく美しい!
元々の小説が個性的且つ凄く美しい作品で「映像化は不可能じゃないか」と思われていましたので、ファンにとってこの作品の出来の良さは特別嬉しい事でした。(一度映像化されているのですが、その画はかなり残念でしたので…)
背景、美術、音楽、動きその全てに拘りを感じる事が出来て、ちょっとした風景にすら美術を感じます。
建物はそれぞれの場所で細かく描かれていて、そこがどういう場所なのかすぐに分かりました。
特に感心したのが乗り物の描き分けで、人間の扱う昼夜を問わず動く物は薄汚れ生活感を醸し出し、夜しか動けない物は特殊な処理を施されているのか汚れもせず独特の美しい装飾を保ち続けます。なのでそれが人間の日常から隔絶された代物であると理解させてくれます。
音楽や効果音もレベルが高く作られてるし、独特のおどろおどろしさと美しさを損ねない使われ方をされていて良いですね。

キャラクターは戦う者が多く、各々癖が強く個性的な武器や特技を駆使して戦います。
異能者同士の戦いは描き分けが難しいと思うが、見事に差別化を図り魅力的で迫力のある戦闘シーンが展開されました。

剣士、弓使い、銃使い、影法師、霊体、寄生体等のあくが強い登場人物が多い本作だけど、中でも主人公Dの動きは美しく冒頭の登場シーン等はさながら彫刻の様で何度見ても目を奪われます。
ここまで美しさに拘られた作品は少なかったと思うので、当時とても新鮮に感じたのを憶えています。
そしてこういった独特なキャラクター達の派手な戦いが全編で随所にありつつ、同時にシリアスなストーリーを淀みなく進めてくれるので見ていて飽きさせません。

美しい映像と音楽が織りなすドラマと芸術的ともいえるバトルアクション。
それぞれのキャラクターが歩む顛末と哀しくも温かいラスト…と一見の価値がある作品だと思いますから、多くの方に見て頂ければ幸いです。

そうそう個人的にですが主題歌がちょっと雰囲気とそぐわない様に感じましたので、そこだけはお薦め出来ません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

映像・世界観・音楽の3拍子

2年くらい前にAT-Xにて視聴

2001年公開のアニメ映画。
人間とバンパイアのあいだにできた子供である
主人公のバンパイアハンター「D」が、
あるバンパイアにさらわれた娘を、依頼を受けて救出に向かうという
ゴシック調の世界観のバトルファンタジー&少々ラブロマンス


・本作の良い点
それは映像美に尽きる。と思う。

天野善孝氏がキャラクター原案を務めた繊細で美麗なイラストが、
そしてゴシック調で薄暗い、ダークで繊細、美麗な世界観が、
大概の視聴者の抱くイメージどおりそのまま画面に叩きつけられる。


他にも
キャラクターや武器や馬車、飛んでくる コウモリや化け物たち、
それらが迫力をもって奥から手前に、画面の前にいる視聴者に迫りくる。
アニメーションそのものもセル画制作でありながらヌルヌルと動く。
そういった部分も相まってか本作は
繊細さを持ちながらも、非常にダイナミックな印象を視聴者に与えるであろう。


対象物が奥から手前に迫ってくる時の「音、音楽」これも映像の迫力を強くしている一因だろう。

音はそのまま、対象物が奥から手前に迫ってくればどんどん音が大きくなっていく。
作品中の音楽は迫力とともに緊張感も出している。
これも良い。


映像、世界観、音楽
これら3つの持つ繊細さと迫力。
あくまで私個人の意見だが、本作はこれらが全てだと思う。


本作のシナリオは冒頭で書いたとおりである。
バンパイアにさらわれた娘を、主人公が依頼を受けて救出に向かう。
それだけ。

私個人、世界観と映像は素晴らしいと思ったが
このストレートなシナリオは好きになれない。
そのためシナリオは私にとってプラスに出来ない。

もうちょっと複雑なシナリオだったら私はシナリオも高く評価した。

ただ、前述の通り世界観と映像を見せるアニメだとすれば、このストレートなシナリオで十分なのだろう…


主題歌であるDo As infinity「遠くまで」は本作には曲調が明るすぎて、やや合ってないように聞こえる。
しかし歌詞は割と…?
どうだろう?
個人的には結構お気に入りの曲である。



ダイナミックな映像。
ゴシック調でダークで美麗な世界観。

そういったものが見てみたいという方にはオススメする。
映像・世界観・音楽の3つがうまく絡みあった傑作でした。

下手くそな文章、お読み頂きありがとうございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

66.1 6 兄妹で怪物なアニメランキング6位
アリオン(アニメ映画)

1986年3月15日
★★★★☆ 3.7 (62)
221人が棚に入れました
超人と言って良い力を持ち、幾多の地を支配するティタン神族は、かつてウラノスを王として戴いていた。しかしウラノスはその子クロノスによって殺され、クロノスはまたその息子であるゼウスによって殺害されてその地位を奪われる。ゼウスはクロノスを殺した事で地上の王位を手に入れはしたものの、一族の勇者であるプロメテウスによって成された「祖父や父と同様、あなたも自らの子供の手によって殺されるだろう」との予言に怯え、病的なまでに猜疑心に満ちた生活を送っていた。そんな頃、とある辺境の地にデメテルという女性が住んでいた。彼女は、かつてゼウスの兄であり海上の王でもあるポセイドンとの間に設けた子供、アリオンと二人で穏やかな生活をしていた。ある日、ゼウスとポセイドンの兄であるハデスが彼女の元を尋ねて来た。それはアリオンを攫って刺客と成し、自らを陰鬱な冥府の王へと追いやった弟たちに復讐するためだった。

声優・キャラクター
中原茂、高橋美紀、田中真弓、鈴置洋孝、勝生真沙子、大塚周夫、小林清志、永井一郎、武藤礼子、田中秀幸、小宮和枝、来宮良子、西尾徳、郷里大輔、島田敏、太田貴子、宮内幸平、京田尚子、西村知道、大久保正信

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

知名度は良くわかんないけど良い作品ですよ…!

♪あ~い~た~くて~ いまわた~しは~ あお~ぞらた~かく~ ま~い~あ~が~るの~…

…というわけで、『アリオン』です。劇場版アニメですが、何度かテレビ放映はされたことがあった気がします。

マンガ原作(全4巻)を描いていた安彦良和氏自身が監督でアニメ化したという、夢のような劇場公開作品。そして氏の「アニメーター」としてのキャリアの最期を飾る作品でもあります。

そのため当然のようにキャラクターデザインも作画監督も安彦氏自身という、今ではジブリ作品以外ではちょっと考えられない体制でアニメ化されています。

『クラッシャージョウ』や『風の谷のナウシカ』も手掛けてたこの頃の徳間書店、凄いな…。

もう30年前(1986年公開)の作品ですが、劇場版であるせいなのか安彦氏自身のこだわりのせいなのか、作画は今観ても綺麗と感じられる激賞レベルです。

話のベースはギリシャ神話で、神話時代が終焉を迎え人の世に移り変わる時代を描いています。そこに重なる主人公アリオンの成長やヒロインであるレスフィーナを始めとする周囲の人たち(&神)の織りなすドラマは、ベタといえばベタですがなかなかの見応えです。

劇場版なので約2時間で観終わりますし、機会があれば是非ご覧になってみてください。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

幼少期の思い出

安彦良和監督脚本、音楽久石譲。
古代ギリシア神話時代を舞台に、
少年の冒険と成長を描く戦記ファンタジー。

神と人がまだ分かたれる以前、
{netabare}ティターン王家の三兄弟は父王クロノスの死後、
その領土を三つに分断した。
ポセイドンは海を制し地上への進出を目論み、
ゼウスは長女アテナを総大将とし、
その野望を打ち砕こうとしていた。{/netabare}
盲目の母デメテルと暮らすアリオンは、
ハデスに冥府世界へと連れ去られ月日が経った。
時は戦乱の只中にあった。

ギリシア悲劇の最高傑作「オイディプス王」が、
大人になって観ると下敷きにあるのでしょうか。
有名なテーゼ「母と交わり父を殺す」、
ギリシアの神々は性に奔放で近親交配も盛んです。
ティターン族の覇権争いに翻弄されながらも、
アリオンは自らの運命を知り立ち向かうのです。

記憶の底にいつまでも残り、
大人になっても何らかの形で、
拘り続けることになる幼少期の体験。
アニメ原体験としての「アリオン」、
色褪せない懐かしき遠い日の思い出です。

皆さんも、素敵な出会いを。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38

saitama さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

なるほどー…。Zガンダムの画とナウシカのストーリーを足した感じ…。

原作漫画未読

アマゾンプライムで時間があったので観た。

うーん、まあ、ガンダム作画の安彦良和監督作品なので、
画はまんまガンダム…というかZガンダムだな。

演出のさまざまな部分にガンダムのサイコミュやニュータイプな雰囲気が…。

物語自体は、まあ、壮大だけど凡庸。ストーリーの繋がりがなぁ…。

そしてナウシカの影響がすごく感じられる。

最後のところとか、まんまナウシカ感…。音楽が久石譲だからというのもあるが。

作画はすごい。セル画時代の1986年にこれだけの作画を実現していたのだから、現在の多くのアニメ作品は作画が酷いと糾弾されても仕方ない。

ガンダム作画で宮崎作品に憧れて、ギリシャ神話をベースに作品作りましたって印象。

主人公=アムロ
ヒロイン=ララァ+フォウ
アポロン=シャア+シロッコ

とにかく作画観てるとガンダムに引っ張られる。

なんにせよ作画は凄い。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

56.8 7 兄妹で怪物なアニメランキング7位
天使禁猟区(OVA)

2000年5月25日
★★★★☆ 3.1 (12)
90人が棚に入れました
無道刹那は実の妹である紗羅を愛してしまっている16歳の少年。ある日刹那は、地獄からきた邪鬼(イヴル)たちに女天使アレクシエルの生まれ変わりだと告げられる。自らの宿命や禁断の愛に悩み、ついには手首を切ることで自殺を図ろうとするがザフィケルに諭される。母親は2人を離そうとするが、吉良先輩の支えもあり、ついに紗羅と結ばれる。だがその幸せは長く続かず、ロシエルの策謀で紗羅はロシエルに利用されたキリエによって殺されてしまう。

価値 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

原作がさいこうです!

人間、大悪魔、大天使、そして神。
全部入り乱れての事細かい作品。
大雑把に言えば4種族の喧嘩、かな?個人的には精神論がすごい詰まっているので、そういう意味では一番為になる、と言っておきます。
全18巻ですが読むの疲れます、考えさせられることが多いからです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

sobako777 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.3

セリフ説明は多いはセンスは悪いは古臭いは・・・お粗末すぎる内容

御大層ぶった物語を無理やり3話のOVAにまとめようとしたせいだろうか、とにかくセリフ説明が多く、そのセリフもキャラもストーリーも展開も演出も絵も、めちゃくちゃセンス悪く、古臭く見るに耐えない。ひどくお粗末な出来栄えだ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆異世界ダークファンタジー

悪くないですけど短かくて残念でした。

コミックやドラマCD をじっくり読んでみたいです。

「花とゆめ」掲載

アニメーション制作/ハルフィルムメーカー

2000年5月25日-8月25日 発売期間(全3話)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0
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