呪いで恋愛なTVアニメ動画ランキング 22

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の呪いで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月05日の時点で一番の呪いで恋愛なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.1 1 呪いで恋愛なアニメランキング1位
断裁分離のクライムエッジ(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (703)
4006人が棚に入れました
女性の髪を切ることが大好きな中学生の少年・灰村切は、ある日の帰宅時に偶然立ち寄った洋館で、長く美しい黒髪を持つ少女・武者小路祝と出会う。祝の髪はどんなことをしても切れない、呪われた髪だった。だが、切がお守りとして携帯する鋏で切ったことで、殺害遺品(キリンググッズ)を巡る殺人ゲームに巻き込まれてゆく。

声優・キャラクター
花江夏樹、小岩井ことり、福原香織、内山夕実、安野希世乃、能登有沙、島﨑信長、遊佐浩二、日笠陽子、中村悠一、石田彰、長妻樹里、井上喜久子、子安武人
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

ロリと生理的欲求を追求したアニメ。

人の根本にある生理的欲求と変態資質を組み合わせ性癖・フェチを個性としたキャラ設定。
その特性と色濃く一致した者が過去の殺人鬼に選ば殺人衝動に駆られる道具を所持することになる。選ばれた者は殺人衝動を抑える為にインステットと呼ばれる身代わりによって自我を保つ。
その殺人衝動からの解放・目的はそれぞれ持ち合わせ殺人鬼の道具であるキリング・グッズを所持し髪の女王を殺し何でも叶うという伝説になぞられる。
そして髪フェチの主人公が髪の女王と恋が芽生え守り抜く恋愛・バトルアニメ。

キャラ設定は面白そうと感じさせる魅力はあるが、ヒロイン髪の女王のキャラデザインでターゲット層が限られロリキャラ推しになっている。
その為ヒロインを狙う敵キャラがペドフェリアにしか見えない。ヒロインをISのキャラ等、萌キャラ風に仕上げ可愛いけど弱々しい中性的にしたら支持されただろうなと想った。
それこそ学園黙示録みたいなキャラが最適かも。
キリング・グッズという設定からC3に近いかもと感じる方もいるかもしれませんが、変態度数の桁が違う。変態要素を萌として表現されている。田村さんが共通してキャスティングされているぐらいですw

殺人衝動に駆られるキャラの心情が薄い。不の感情でキャラの心情描写を掘り下げ緊迫感があれば良かったが、グッズに侵される変態描写の絵に特化しキャラ立ちは全くしていない。
このフェチと殺人衝動の葛藤があれば深みが生まれていた。
ただ殺してやるだけでは、通り魔と変わらずグッズの特性が生かされていない。

変態要素だけでキャラを掘り下げるのも決して悪くはないが、バトル展開もご都合主義でおまけ程度にしか見えない。新キャラも登場しては、死ぬか髪の女王の殺害を諦めるかの2択になり使い捨てで終わる。先が観たいと感じさせる次回への引きがない。
伏線も世界観も置き去りで変態要素とキャラの使い分けが下手過ぎる。

ロリキャラをひたすら愛でたい方、変態要素に興味ある方は満足する。
もっと面白く作れたと想えるだけに残念。


以下 各話レビュー
1話{netabare}
髪フェチ主人公・灰村 切
髪の女王ヒロイン・武者小路 祝

1話で綺麗にまとめており良かったですね。
恋というより絆を深める話しの予感。
それが恋に繋がるのかもしれないが現状では不明。

その舞台があるゲームになりそうですね。
キリング・グッズの奪い合いでもをするのかな。
祝の味方をするなら敵になる と台詞も引っ掛かりますね。
呪いとは、家系になるのか?
バトルシーンが来週から展開されるので、その絵も気になりますね。
切の髪フェチをこの話しから、どう展開させるのか気になりますね。
最終話の締めまで綺麗に切ってくれることを祈ります。{/netabare}

2話{netabare}
キリンググッズの呪いを発症させない為に、定期的な擬似殺人によって衝動抑制するパートナが必要。
そしてグッズの呪いから開放されるには、祝を殺せないとダメらしい。
普通のバトルアニメになりそう展開だね。
切の髪フェチも結局、祝の髪を定期的にカットすることで殺人衝動を抑えることなり、パートナーであり愛でる存在。
キャラ萌しないと視聴が厳しくなりそうな; {/netabare}

3話{netabare}
これから毎週、祝の髪型チェンジがありそう;
そしてランドセルのネタは先週に続き継続てどうなの?
特定ファンしか寄せ付けないキャラでついて行けない・・・観ていて辛くなってきた;
内容として、ハンマー男とのバトルで祝を守ることで殺人衝動の力が発動しアッサリ倒しますが、段々とクライムエッジに飲み込まれてゆきそうな流れですね。
それにしてもキャラの発言が軽いね。病子の台詞「手の怪我を見せ、人を傷つかせることにも慣れたでしょ」 とあるが、いあいあ 正当防衛でしょ・・・君が自棄で攻撃したわけじゃないか と言いたくなる;
姉は、妹がハンマー男が祝を狙うことはないと発言の内容を謝罪するが、ハンマー男が来て祝を守れ! と他人任せな発言しすぎでしょ・・・そこは今から駆けつけるとか、少しは譲歩しなさいよ と言いたくなる; 
ハサミという地味な武器だが、細かく描写しやすいだけにバトル絵として巧くみえるのが利点かな。続きが気になるという展開がない為、次回予告に力が足らないね。 {/netabare}

4話{netabare}
病子と祝との和解はどうなんですかね; 細かいことは考えない方がいい事もありますね・・・。 ただ4話まで観てきましたが、きざな台詞を発すると漫画タッチで魅せていますが安っぽく見える点が残念ですね。 一応、時間軸があるという設定で驚きました、学園要素としてのキャラを立たせる為だと思いますが中学3年という要素はいるのかな。 内容は、犯罪者を裁くルールブックを持つ中嶋正義。気絶することに快感を覚える変態警官・銭形子桜の登場。 敵ではないポジションの流れだが、物語には絡んできそうですね。
後は、ピアノのグッズを持つ視力がない軽子 瞳と耳が聴こえない小泉 芳一のペアーですね。 ただ、彼等も敵意が無い点から次に繋がるストーリーの波がないですね。 次への期待感を持てるグッズが欲しい。{/netabare}

5話{netabare}
キリンググッズとしての魅力よりも変態要素で飾り付ける描写が多い。生徒会長・副会長ペアーを観ていると、キリングッズの人選は生理的欲求と変態資質の結びつきで開花していくキャラ設定、淡々としすぎで内容に起伏がない。キャラ萌できないと辛いアニメが多すぎ。もう少し殺人衝動的なダークな心情描写が欲しい、ただのロリ変態アニメで終わるのか? B級ホラーのような絵もアナザーの劣化版に近く、作画に力を入れないと悲壮感も伝わらない。{/netabare}

6話{netabare}
切が副会長の支配から自力で祝を守りたい気持ちによってアッサリ倒すが、殺人衝動の支配力とはその程度なのかw? 中嶋正義も集中力が切れたから今日は帰るとかご都合主義の展開ばかりだな。危機に瀕しているに誰も倒そうとしない。それこそ病子ペアーがトドメ刺せば狂った展開で面白くなるのにな~とか想った。変態ロリアニメで普通にバトルされても、おまけぐらいにしか感じられない。久しぶりに観たのに打ち切りたい衝動が;{/netabare}

7話{netabare}
ようやく新展開の流れ、それにしても変態度指数を試されているかのような絵が多く、作画に力を入れていると評価できるが辛いな; ストーリーで魅せるアニメではないな・・・ロリ・百合とそればかりだな。 病院坂・姉と切の過去の回想があったけど心情描写のインパクトが弱いんだよね。 変態キャラ>>>>>>>>おまけストーリーっぽく見えてしまっているな。{/netabare}

8話{netabare}
ゴシップのパーティに行き中嶋正義とのバトル。なんか展開がチグハグというか浮いているんだよね; まぁ、出てくるキャラは死ぬか髪の女王の討伐を諦めるから彼しか現状キャラいないんだけどw ルールブックの設定もどこまで有効なのか全く分からん、なんで簡単に首を締められて抗えるんだ? それだけ弱いグッズなのか、使い方次第というか一番強いグッズだろw ただの引き立て役なんだろうな・・・また、新キャラでてきたし次の変態が生まれる。{/netabare}

9話{netabare}
突っ込み所が多すぎる。 先ず、あれだけ首を絞められて少し気絶するだけで終わり生きているのが不自然。 中嶋正義もコロッと殺されて、小桜との関係もそのままコントとしか見えない。 オーサーとインステッドの関係は全てコントなんだよね; そして中嶋正義と自分が似ていたとあるが、これも全員同じ、みんなキリンググッズでハイになるよ・・・トドメに祝と切のあざといシーンで絆を深めたというか、髪じゃないのかよ!この描写がもうネタアニメで辛い。不満しか出てこないぞw{/netabare}

10話{netabare}
ヴァイオレット・ウィッチー卿と関わり髪が伸びなくなったらしい、良いことじゃないかw と祝は不安衝動に駆られ切に嫌われるのではないかと・・・告白され付き合っているのだから、フェチがなくなるとダメなんだろうw またしても新キャラ、エミリー登場。 完璧なロリだな。オーダーメイドのキリンググッズらしいが、インステッドがいらないメリットがあるぐらいで地味な設定。まだまだ秘密があるのかわからないが世界観の全貌と祝を結びつけも強引で、父親との関係性もそんなに重要でもない気がするストーリーに深みがないな。バトルの作画は一方的な攻防ではあるが、迫力が伝わらないんだよね。{/netabare} 

11話{netabare}
エミリーは祝の父に拾われ恩義を感じ祝を殺せば父を生き返らす為に狙っていると、設定がベタベタだな; 鮮血解体のオープナーの能力で傷口が塞がらず病子が輸血するシーンは無駄にエロくしているだけだな・・・最後も切がグレイランドの意志によって覚醒して祝を今後も守るみたいな落とし方で締めるんだろうな。{/netabare}

12話{netabare}
グレイランドの殺人衝動にふれ覚醒。エヴァの暴走にしか見えんw クライムエッジの能力は、痛みの増幅と拷問で相手の戦意を奪う。面白い能力設定だが、演出的にエミリーの苦痛な叫びと腕が切り落とされたような錯覚になるのだが、このシーンはシャフト演出ような文字表現とかあれば能力の怖さが増大して味があったなと想う。変態要素に力を注ぐの勝手だが見せ場をもっと活かせよと言いたくなる。{/netabare}

13話{netabare}
祝とエミリーの和解&サービスシーン・・・父の愛情を認識しただけの内容。切に至っては、ガソリンを掛けられても炎上せず助かる。そしてヴァイオレット・ウィッチー卿からキスされて唖然とする・・・意味不明な描写多すぎ、EDでダイジェストもどうでも良かったしオーダーメイドが残り2人いるとか、結局、祝を守るだけだろ・・・切のメリットは殺人衝動とフェチが一致しただけで、祝を好きになっただけで偶然の合致ぐらいで、正直エミリーでも良いのではw? と髪の艶なんだろうけどw それにしても病院坂姉妹やゴシップと等は置き去りで変態アニメ万歳で終わり。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

髪フェチだけじゃ収まらないアニメ(最終回)

OPEDが結構良い感じ
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師とかシザーハンズを思わせるアニメ
髪の毛フェチだけじゃなかった。思った以上にエロ多めだけどエロく無いというかなんというか。
上級者向けすぎるし演出のせいもあるのでしょう、なんかエロさを感じない不思議。
ぶっとんだ性癖がやたらと興味をそそられる。
ってかこれ結構面白い!

※このアニメはコメント付きで見る事をお勧めします。
恐らく多くの人が上級者についていけないのでコメントのツッコミ有りきでツッコミながら見るほうが面白いと思います。

総評
まぁ原作完結してないし結局途中で終わるのは分かっていたが、結局このアニメは祝ちゃんの可愛さに萌える以外面白い所は無いでしょうね。
2期に期待して入る方は残念ながらこれはほぼ確定的明らかに次回は無いでしょう。
何故ならBDDVDの売上が壊滅的にヤバイのです。
祝ちゃんサヨウナラ(;_;)
個人的にメッチャ好きだったんだけど…


各話感想
{netabare}1話
あれ?先が気になる…
でもいい最終回だった…
なんか綺麗にまとまっとる。
最後の演出がシュタゲかと思った。
EDが終わる携帯がなる。続く…

2話
取り敢えずメガネっ娘怖い。桐生萌郁かよ…
小学生が中学校!?何このスペシャル設定は!
ろりかわえええ
戦闘シーンなんでずっとセピア色的な感じなの?妄想なの?回想なの?
麻薬でエロごっこやべぇ…
なんかいわいちゃんが絶望先生の小森さんに見えてきた。
どれだけの人が気付いたかな?17分位の所で後ろにロリコンは正義と書かれているのを…
爆笑しましたwww
このアニメのスタッフ遊んでやがるww
コメント無かったら絶対気づかなかったわ。
髪の毛切るのは殺人衝動抑える為なのね。

3話
ギャグアニメになったのか!?
金髪ロングのダノニーちゃんは突っ込まれまくってますねw
破砕粉塊のスレッジハンマーは初の本物の敵か!?
ロリ全開の主人公wおさわりまんこいつです。
裸で抱きつくとかおいいいいいいいいいいいい
髪の毛触って興奮する主人公と触られて興奮するヒロイン。
スレッジハンマーが完全にバイオなんとかのタイラントww
お漏らしwwwおいこのアニメ何処へ向かっているんだ。
主人公「ちょきんちょきんちょきん」吹いたwww

4話
いわいちゃんマジ天使。
銭形っておいおいおい名前に吹いたじゃないかww
なんかいちいちエロいんだけど…
ってかなんで戦闘シーンは毎度色が無くなるんだろうか…
銭形エロすぎワロタw変態しか出ないのかこのアニメはw
キリングミーソフトリーだかって映画みたいな性癖だなぁこいつは…
元柔道部としてはこういう事言う奴が結構いたのが怖かった。
個人的には気持ちよさの欠片も感じなかったから恐ろしい…

5話
上級者すぎんだろ靴を舐めるとか…
激エロなんだろうけどレベルが高すぎてまったくついていけん。
主人公あっしー扱いワロタwww
副会長の「やりたいやりたいやりたいry」ホント男なんて死ねばいいのに」まぁ概ねあってる。
個人差はあるけど基本男も女もやりたいからな。しょうがないね本能だもん。
主人公が壊れた?うわあああレイプかよおおおおおお

ハサミが本体には吹かざるをえないww

6話
主人公いきなりレイプ衝動ですか?勘弁してくれ…
レイプだけはマジでトラウマだから無理。
私がされたわけじゃないけど付き合ったり相談された女の子で過去3人程いるのが辛すぎて死にたくなる。
うち2人は付き合ってたからトラウマ…
女運悪すぎるってよく言われるけどどうなってんのこのエンカウント率。
はぐれメタルに出会う確率より高いんじゃないの…?
いや割りとマジで…

主人公「汚い髪だ」やばいこれなんかカッコイイかもw
なんかうすうす思ってたけど琴浦さんのノリっぽいなぁギャグありシリアスありで。

だからなんでいちいち戦闘シーンは色が…
BDで色付けて売るためか?なんなんだマジで…糞演出。
血を見せたくないのか?わけわからん。

赤毛「グッズに出会った」え?大人のグッズ?SMグッズ?

星空の下でダンスはロマンチックで良かったなぁ…
しかし個人的統計としては女は星に興味が無い。どちらかと言うと夜景の方がうける印象。

ラジオより引用:やはり色抜けはBD用だったようです。汚すぎ。

7話
イチャイチャアニメだからしょうがないな。
ドラッグ中毒やべぇwwレズ最高!
まぁ相変わらずレベルが高すぎるエロなんだが。
って髪フェチキター!おいおいwヤラれ損ってw

8話
そうかそうか!そうかそうかw
ルールブック!僕はキメ顔でそういった。いや言ってないけどねw
この中の人の声は何度聞いてもラスボス一歩手前の特殊な敵の感じがしてならない。
スレイヤーズとカオルくんのせいだ。
って死ぬんかーい!

9話
都合の良い鍵だなwはよ拾えよ鍵w
どっから手が出てきたんだよ。
ナイフがEVAってるwww刺さりすぎw
まだ死んでねぇのかよ!しぶとい。
ヴァイオレットヴィッチー教?
ホントに死んだのか?なんか生き返りそうw
好きだったのかよ婦警さん。ドMド変態婦警ww
泣き所なのかもだけど泣けねぇよこれじゃw
舐めたっ!舐めたぞっ!祝ちゃんprprキタ━(゚∀゚)━!
今までで一番エロい!舐めたい!
え?おでこにちゅーwww舐めておいてキス出来ないのかよw
どういう基準なんだこの主人公w

10話
毛糸のパンツか!あれ?胸が無い?もとい髪の毛が?
ファ!?ペドかよw何歳だよ今のナイフの子w幼児にしか見えなかったぞ。
祝ちゃんに母性本能が目覚めたようだ。
キリングパンツ!
髪の毛食うなwww鼻吹いちゃったじゃねぇかw
鮮血解体のオープナー。ちょwプニプニした肌ww
視点がおかしいだろおいwつおいのか!アラレちゃんかよっ!
BGMかっけぇ!逃げんのかーい!w
パパ?おねぇちゃん?姉妹?
傷が治らない系のナイフだったのか。ランサーの槍みたいだな。
(U^ω^)わんわんお!

11話
ウィッチの声が鈴羽にしか聞こえない。
パパ「愉悦」
おいおい風呂真っ赤だぞ!血行が良くなってるだけだったりしてw
祝ちゃんなんで両手に本持ってんだよww
謎の光wwwそこ別にいらんだろ光w
エロいww何この輸血プレイwわけがわからないよw
だからなんなんだよその謎の光はw
ちょwベット奪うなw
不思議の国のエミリーでした。

12話
おいどうした主人公w悪役になっちゃったじゃないか!
え?主人公の武器ハッタリなのか?
えっ崖から落ちても死なないのかよwいやいや主人公ですよ!w
夢のオリジナル現れたか…
切り刻むの確かにやってみたい。
弁解するわけじゃないけど医者の外科なんてそういうもんだろ。
少なからず人にはそういう衝動があると思う。
覚醒したか!EVAってやがるw
痛覚強化とかやっべぇ…。
ペドがいると祝いちゃんが大人に見える不思議。これが吊り橋効果か!(違っ

13話
いきなり暗い感じですね。キリの殺人衝動止まるのかな。
キリが初号機バリになっとるwwゴキブリバリの動きww
おしりもみもみwwwおいそこ変われ!w 獣輪?
髪の毛が伸びた!?しっかし祝ちゃん可愛いなぁ…キャラデザが抜群に良い。
見た目だけでこんな可愛いの初めてかもしれない。声もピッタリ。
まさかBDで湯気無くなるのか!?
このペドはセックスとか人殺しとかなんかアンバランスすぎてわけわからん。
謎の光が邪魔すぎるw
オーダーメードすげぇな。まるで遺伝子改良だな。
えええええ!キスしちゃうの!?よだれがエロすぎw
初めてのキス奪われちゃったのか…
うわぁ俺達の戦いはこれからだENDか。まぁそうなるよね。
最後髪の毛切るんじゃなくてイチャラブペロペロちゅっちゅして欲しかった。
9話がピークだったかなぁ…
あぁ続編絶対出ないなぁこれ。売上300枚だっけ…残念だ。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

理容師界のドラ1

あらすじ通りの1話目でした。
髪切れないって、地味だけど精神的に来ますよね。
ちょっと変態っぽい話かと思いましたがそうでもないの…かな?
この後キリングゲームが始まって行きサスペンス要素が増していきそうです、
未来日記のようになっていくのかCキューブみたいになるのか分かりませんが、
楽しめそうな気はします。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

3話までの感想{netabare}
スタイルが確立してきたというか判ってきました。
ヒロインを守り襲いかかるキリンガー達を倒しながらも、
段々とクライムエッジの闇の力に呑まれていくダークヒーロー物の様です。
当初思っていた程は深みが無いようですし、
次が気になりドキドキするという感じも乏しいです。
ロリ要素も個人的に合わないです。
若い主人公でも未来日記は楽しめたのですが系統が違いましたね。
言動などツッコミ所は感じますがその気力が湧く程の作品でもないのでスルーです。
設定は悪くないのでもう少し各キリンググッズの特徴が出て来るといいかも。
まさかの急展開を待ちながら眺めておきます。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
急展開ではないですが、
敵か味方か分からないキリンググッズ所持者が出てきて物語に厚みが出てきました。
このままだと飽きるかなーっと思っていた所でしたので歓迎します。

ルールブックは既出グッズより特色があり、この先トリック(気絶で止めて欺く等)としても
使えそうなので興味が広がります。所持者も個性的ですし。

ピアノはどういうグッズなんでしょうか?
耳の聞こえない無い調律師の存在も気になります。
先に視聴者に明かしましたが、そこがミソってなるといいです。
後で分かった方が面白かったのに!っとツッコませない展開を希望します。
曲を最後まで弾く時は最期の時という雰囲気が漂っていますがどうなるのか楽しみです。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
うわーお。いつもより変態度上がってましたね。
ついていけない人増えそうで心配です。そういう私もついていけるか危ないんですが。

湖では殺さず突き落として気絶させ救助して医務室に運び
夜にゾンビごっこの恐怖を与えるという凝った演出で追いつめました。
めんどくさい事してるとか言ってはだめなんでしょうね。

しかしルールブックもちらほらしてロミオの方がピンチかも。

【ロミオのグッズ能力予想】{netabare}
叩くと人を服従させるムチみたいです。頬を叩いてますね。
もっと女王様っぽい人に持たせた方が似合いそうですが。{/netabare}
{/netabare}

※6話感想{netabare}
グッズはルカさん所有でしたね。
犯罪はちょっとしたキッカケからという良くあるパターン。
どうやって入手したのかもよく分かりませんでした。
祝と切の仲も深まり結果オーライですが同じ事の繰り返しで目新しさが無くなってきました。

それと敵と一戦交えるとスグ仲直りしてしまうので、納得も行かなくなって来ました。
ルールブック出ても大して話は展開していないのも残念。
もっとかき回してくれればいいのにな。
一応観続けるけど退屈に感じてしまっているので
このままだと感想も淡泊になっちゃうかも知れません。
せめてキャラが魅力的に映れば良いのですが…。
{/netabare}

※7・8話感想{netabare}
悪の組織のパーティーにまんまと呼び出されて、
結局ルールブックと直接対決することになりました。

もうチョット捻ってくれないと…。
折角色々膨らみそうなのに直接対決では芸がないです。
祝や切を利用してもっと裁きを重ねると思ってたんですけどね…。
結局対戦相手が違うだけでワンパターンなんだもの。
この後またまた敵と仲直りだったらイヤだな。
感情移入も出来ず緊張感も持てないので惰性で観つつあります。

あと、ロープはハサミで切れないんですかね?
ダメならダメでも一度試してくれないとスッキリしません。
戦闘中そればかり気になってしまいました。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ルールブックくん死んでしまいましたね…。
引っぱった割には意外と大したことはしてないのですが…。

ただ強烈な力を持つ存在、組織は見えてきました。
しかしまぁ、殺す時何を飲ませたんですかね?
多数のナイフで殺すなら飲ませる必要が分からないです。

死を目の当たりにして自分の未来と重ねる切くんと祝ちゃんは
ますます互いの必要性を高めてこれから立ち向かって行く展開ですが、
敵を倒し、絆が深まるって再三再四の繰り返しはもう充分分かりました。勘弁して下さい。
ぐるぐるさまよって、結局ルールブックくん現れる前と同じ所に戻ってきてないかい?
繰り返しの迷走っぷりに飽きてきましたし、やはりどうも感情移入が出来ないです。
感想の方も楽しく書けなくなってきたので毎話感想は切ります。
作品自体は最後まで観ます。
このままの流れで中途半端で終わって欲しくないですが、期待は出来ませんね…。
{/netabare}

【視聴後総評】
酷評になりますファンの方はご容赦ください。
{netabare}
まずストーリーが単調でした。
基本的に
「刺客に襲われる→切が守る→相手とは和解→切と祝の絆が深まる→切の闇の力が高まる」
の繰り返しで大きなうねりのあるストーリーになっていません。
ルールブックくんの登場でそのうねりを期待しましたが結局は何の影響もないさざ波でした。
序盤のキリングッズ保持者も殆ど絡んで来ないので話に厚みが出ません。
意味ありげなピアノの姉さん等は放置で登場理由が解りません。アレ必要なの?
予想はしていましたが打ち切りマンガのような終わりも興ざめさせる一因でした。
二期やる可能性も薄い気がしますので放りっぱなし感が大きいです。

演出もチープです。バトルに緊張感がなかったです。
恐ろしいグッズ同士の戦いなので
アナザーや未来日記の様にもっと痛々しい演出をして欲しかったです。
痛い事を台詞で説明する様ではヌルすぎます。もっとのたうち回りなさい。
その後の和解展開でいい話にしようとしているのがチラチラしてしまい茶番に見えます。
いっその事、手がもげ目が潰れた後で和解してください。
敵も味方も悲壮感漂い必死さが伝われば見る目も変わったはずです。
ロリやフェチを導入して観る人を選んだのなら
大衆ウケや子供ウケは狙わなくて良かったのではないでしょうか?

結局、すべてに於いて中途半端にしてしまっているので
観る価値のない作品に仕上がってしまっています。
残念ながら人には勧められません。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

75.7 2 呪いで恋愛なアニメランキング2位
フルーツバスケット [トムス・エンタテインメント版](TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (343)
1406人が棚に入れました
高校生の本田 透は、唯一の家族だった母親を亡くしてから一人でテント暮らしをしていた。ところが、テントを張ったその場所は由緒正しい『草摩家』の敷地内だった!草摩紫呉に家事の腕を買われた透は、学校の王子様的存在の草摩由希、そして由希を敵視する草摩 夾と一緒に住むことに。しかし、透はまだ知らない。『草摩家』が何百年も前から忌まわしき呪いに縛られていることを……。

声優・キャラクター
石見舞菜香、島﨑信長、内田雄馬、中村悠一、釘宮理恵、潘めぐみ、興津和幸、古川慎、櫻井孝宏、坂本真綾、種﨑敦美、佐藤聡美、沢城みゆき
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

痛みを知っているから、優しくなれる。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ヒーリングミュージックのような、アニメでした。

ジャンルは、学園・恋愛・ファンタジー。

原作は、「もっとも売れた少女マンガ」として、2007年にギネスブックに認定された名作、らしいです。

2001年に「スタジオディーン(監督 大地丙太郎)」で1度アニメ化している、らしいです。

ということで、原作も前アニメも未視聴です。よって、色々な比較はできません。

なんとなく、原作はもっと「闇」的なものもあるのかもしれませんが、本作は至極平和な作風に仕上がっていて、かなり観やすかったですね。

男でもオッサンでも、普通に観られる、良アニメですよ♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
もし、自分に子供がいて、その子供が道で転び、「痛いよ~!」と泣き始めたら、皆さんならどういう声掛けをしますか?

「大丈夫! ○○ちゃんは強い子でしょ?(激励)」

ですか? それとも、

「痛くない、痛くないよ(否定)」

ですか? 「痛いの痛いの飛んでけ~(まじない)」もあるかもしれないし、「だから走るなって言ったでしょ!(叱咤)」かもしれませんね。

(勿論、ケースバイケースでしょうが)一応、教育学的に「正しい」と「されている」のは、

「そっか。痛かったよね~。分かる分かる。」

らしいです。つまりは、「肯定」と「受容」。

そうすると子供は、安心するとか。「大丈夫なのか」を決めるも、「反省すべきか」を決めるのも、それは転んだ子供自身であり、大人が大人の物差しだけで計るものではない。子供はただ、「分かってほしいだけ」で、後は自分で、ちゃんと考えるんです。

さて、本作に登場するキャラクター、特に「本田透」の特筆すべき点としては、この「肯定」と「受容」にあるようなに思います。

由希や夾、紅葉や杞紗など、草摩の家に生まれた者は多かれ少なかれ、傷を負っています。魚ちゃんや電波も。それに対して透は、共に心を傷め、共に泣きます。そして笑って、明日への道標となります。

相手の辛さを否定したり、卑下したり、偉そうに講釈を述べることはありません。控え目に、自分の考えを述べる程度です。

それは多分、透自身が、「母の死」という大きな痛みを抱えていて、相手の痛みに敏感だからでしょう。全てを包み込むような優しさ。

この点は、17話(魚ちゃんが今日子に助けられる話)で、今日子がはっきりと言っています。「痛い目見て、迷惑かけないと、分からない気持ちだってある」「痛みには優しさが必要。どっちも無駄じゃない」。こんな今日子に育てられたから、透も自然と、そう育ったのでしょう。

一見すると、「良い子過ぎる」透に、違和感を感じてしまうこともあると思います。私も最初は、透がちょっと苦手でした。

でも、24話(キョウが本当の姿をさらけ出す話)で思ったんだけど、我々視聴者が透に抱く不信感と、十二支が透に抱く不信感(コイツ、どこまでマジなんだ?)は同じものかもしれません。そして、最後には結局、透に籠絡されてしまう点も(笑) 「他人の風邪は気にするくせに、自分の風邪には無頓着」なのが、透という少女の本質なんですよね。

さらに、ちょっとしたことでへこんだり、意外と抜けてたり、勉強で赤点とったりする透が可愛かったです。やっぱり、基本的には強い(精一杯強がっている)透の弱さ、ダメさがみえると、萌えに繋がりますよね。

歌も良かったです。特に、2期のOPは、まさかの大塚愛さんでびっくり。久しぶりに聴いたわ(笑) 昔のような高音は出てないけど、逆に味が出てきてきて、かなり好きでした。雨上がりの感じ、よく表現できていましたよ。EDの、これ以上ないほど優しい曲も、作風に合ってました。

ちなみに、一番好きなキャラは、サブキャラですが、透の祖父。5話の 「こいつらを許してやってくれ。根が嫌な奴等なだけなんじゃ」は、最高w 今クールでNo.1の名言だと思いました(笑)

あと、みっちゃん、可愛いなと♪ ああいう不器用で真っ直ぐなキャラ、好きだな~。

男性陣も良かったです。ユキもキョウも可愛い(笑) ギャップ萌えというか、少女漫画ならではのキャラですが、人気あるの分かる気がします。あと、綾女が安定して笑えましたw

すでに完結している原作を、しかもリメイクを、2クールかけてゆっくりしっかり、クオリティも維持して作った、制作陣の心意気に拍手! 毎週癒されました♪ セカンドシーズン、楽しみにしていますね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なんか、めちゃめちゃ良い子だな。らんま1/2みたいな?

2話目 ☆3
じゃあ男子校に進学すれば? と思わなくもないけど。

3話目 ☆3
優しさは手作り、なるほど。背中の梅干、上手いような、そうでもないような。

4話目 ☆2
新キャラ。いわゆるボコデレですが、暴力描写が長いかな?

5話目 ☆5
お爺ちゃん、最高(笑) 「根が嫌な奴等なだけなんじゃ」w 予想外だ、お爺ちゃんも悪い人、もしくは、日和見主義かと思っていたわ。

6話目 ☆3
服装、紫のロングコートって(笑) なんで家を知ってるんだ、という恐怖心の方がw

7話目 ☆4
はとり の恋愛話は、しんみりした。ただ、片目が見えなくなったことで、そこまで病むかなとは思うけど。作画、なかなか綺麗だったな。

8話目 ☆4
良い子が良い子とは限らないしね。透の弱さが良い。泣いてるのがバレた後の透の動揺が可愛いね。お? なんか、黒いな。

透の「あけましておめでとうございます」は、アニメならではの、美しさ。風景、キャラ、声。二次元の強さを感じたな。

9話目 ☆3
なんか普通に良い話でしたね。普通に。

10話目 ☆3
時雨、少し色を出してきたな。みっちゃん、可愛いな~(笑)

11話目 ☆4
その「バカな旅人」って、「幸福な王子」だよね、元ネタ。あの昔話は、幼心に、なんだか胸に刺さったんだよな~。「僕が一番欲しかったもの(槙原敬之さん)」にも近いよな。遺影を持ち込んで、、、泣ける。あの笑いには、そしてプレゼントには、惚れるよな(笑) 何を重点に驚けば良いやら(笑)

12話目 ☆3
ドタバタしてて、明るくて楽しいな。下の毛(笑)

13話目 ☆4
忘れてはいけないのは、子供の時のこと。良い話だよな~。アニキ、ナイスキャラでかなり好き♪

14話目 ☆4
かなりシリアスだな。母親と紅葉のエピソードは、かなりツラい。後半は、親友二人のやりとりが良かったな。OPもEDも良いね。

15話目 ☆3
ケンカを観た時の透の笑い、良いな~。大人3人組のやりとり、好きだな~。

16話目☆3
大塚愛さん、高音厳しくなったな~。まあ、前から機械でいじってるっぽい感じだったが。

透のスクミズ(笑) 確かに、ピンクだな。でも、青よりはオレンジだよな。

以後気を付けます(ザザー)w

後半は魚ちゃん。来週、気になるわ。

17話目 ☆4
痛い目見て、迷惑かけないと、分からない気持ちだってある。痛みには優しさが必要。どっちも無駄じゃない。本作のメインテーマかな。今日子さんの私論。透の親友になりたい、、、なんか、心に響いたな。随分と厚みがある1話だな。

18話目 ☆4
田園調布の駅前だね~。トオル、シンプルに表現するな~。いじめだね、リアルな。その担任、センスなさすぎだろ。自分を好きになれば、受け入れられるんじゃなく、誰かに受け入れられれば、自分を少し好きになれる。確かにな~。

19話目 ☆3
ハイテンションなギャグ回。りっちゃん、叫び声がちと苦手。鬼滅の刃を思い出す。みっちゃん、可愛いな~。

20話目 ☆3


21話目 ☆3
電波回。静かに進んだな。

22話目 ☆4
花ちゃん、辛い過去。心理描写が実に素晴らしかた。

23話目 ☆4
透、赤点とる頭なの?(笑) 他人の風邪は気にするくせに、自分の風邪には無頓着、って、凄く分かりやすい表現で、透らしさだな。弱っている透のアホ顔が可愛かった。ナイス励まし、男ツンデレ、キョウもかわいいな~。くぎみー、生き生きしてるな♪

24話目 ☆5
キョウくん、可愛いな~。師匠、良い人だな~。透に全てを任せてしてしまう、あなたまで。透の負担、という観点もあるわな。嫉妬もあるかも。本来の姿。いや、あの距離飛ばされたら、死ぬぞ(汗) トラウマってるな~。こじらせてるな~。ダブル主人公といして、質が高いな。透無双だな~。

ある意味で、十二支が透に抱く不信感と、我々視聴者が透に抱く不信感は、同じものかもしれない。そして、最後には透に負けてしまう点も(笑)

25話目 ☆4
父と息子になったことを喜ぶ透が良いね。夏も好きになられるのですね。壁ドン(笑) やけに肉食系に(笑) ユキの笑顔で終わる、素敵な最終回。これ、2クール目あるんだよね。楽しみ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

もはや天使...圧倒的ヒロイン力 2019年のマイベスト作品

☆☆物語と感想☆☆

内容のあらすじ等は省きます。
物語の中身は最小限で、ネタバレ無しの個人的な感想です。

まず、自分は視聴前にこの作品の事はタイトル名だけ聞いたことが有る程度で、
何一つ知らなかった。
どうやら少女漫画が原作らしい...
という事だが穿った見方をせずにフラットな気持ちで、
何気に1話を視聴してみたのだが、見事に掴みで持って行かれ、
話数が進むにつれて、どんどん引き込まれていった。

それから現在まで2期を待ちきれなかった間に、
恐らく4、5回はリピートして観るほどハマってしまっている笑
過去に所謂深夜系のアニメを観るようになってから、
これだけリピートして観た作品は数本しか無いけど、
本当に何度観ても笑って泣ける感動的で素晴らしい作品だ。

もし「少女漫画」というカテゴリーだけで視聴を敬遠しているなら、非常に勿体無い。
確かに作中には明らかに女性向けの、いわゆるイケメン無罪な描写や、
男同士のイチャつきも有るには有るのだが、
笑って流せる程度の些細なものであり、
当然ながら作品の本質はそんなところにあるわけではない。

それと、純粋に男視点から見ても出てくる女性キャラたちが魅力的で、
この作品に関しては国内で一番売れた少女漫画の「花より男子」のように、
少女漫画だから女性だけが楽しめる、といった内容にはなっていない。
自分は幸運にも何の知識もなく1話を観ることが出来たのが、今思えば幸いだった。

まだ物語の途中ではあるが、作品を通じて作者が伝えたいことは、
他者への理解、共感、感謝、優しさや思いやりであることは、
トオルやキョウコの言葉からもよく解る。
人がみな生きていく上で忘れてはいけない大事なことを教えてくれるし、
観ているこちら側が浄化されるような気持ちにもなれる。
単純に物語が凝っていて面白い、というだけの作品だとこうはいかない。

トオルと関わりを持った登場人物たちが、
徐々にコンプレックスや心の枷を解き放たれ、
癒されたり救われていく様は感動的だが、
物語そのものが1期ではそこまで大きく動いたというわけではなく、
学園、日常、コメディ、ドラマの要素をバランスよく配分し、
キャラクターそのものを過去の背景から、
とにかく丁寧に時間を掛けて描いたという印象だ。

物語自体の展開として派手さは無いし、スローペースで来たので、
この辺りの好みは有るだろうと思うが、
2期以降に繋がる伏線は十分に描かれていて、この辺りは旧作とは大きく異なる。
作品としての物語の評価は結末まで観てからにはなるが、
1期だけでも自分の中では既に十分傑作に値すると思っている。
というか、どうやら完結までにはセカンドシーズンでも終わらない?っぽい。。
これは個人的には嬉しいけど。

因みに1期を観ている最中から、
旧作ファンの間であれこれ言われているのを知っていたので、
2期が始まるまでの間に旧作の方も視聴してみた。
印象としては新作よりも全体的にコメディ色が強かったように思えるが、
旧作の出来も良く、何より当時ならではの空気感があり、
旧作を愛する人達の気持ちも良く解るものだった。

しかしながら、思い出補正のない、
フラットな状態で視聴した自分の感想としては、
新作は旧作愛も感じられるし、
何より原作者が総監修し原作に忠実に作っているという面で、
改変が無く旧作で大幅にカットされた、
感涙必至の重要回もしっかり描かれているのが大きい。
そして、何より新作の方が3倍は泣ける、これだけは間違いなかった。
どちらが上とかではなくどちらも良い作品には違いない。

☆☆声優☆☆

本作は各キャラクターの単独での長い語りも多く、
かなり声優の実力、演技力が試される内容だと思うが、
まず、よくこれだけの実力者を揃えたなと思うし、
旧作を参考にしつつ熟慮したのであろう、
キャスティングに関してはとても良く考えられている。
また声優陣も旧作を自分なりに研究し解釈して演じているというのが良く判るし、
各々素晴らしい演技が堪能できた。

個人的な好みとしては、
経験豊富な中村悠一、佐藤聡美、釘宮理恵、
森川智之辺りはハマり具合が特に気に入っている。
そして、若手としてヒロインに大抜擢されたとも言える石見舞菜香さん、
製作陣はよくこの人を選んだなとつくづく思う。
旧作当時新人だった堀江由衣の演技に比べても、
声の透明感や表現力に於いて、よりトオルのイメージに合っていると思うし、
何より感情の込もった泣きの演技が本当に上手かった。

ただ、唯一ハトリに関しては、
通常の演技に関しては特に気にはならなかったが、
回想の語りの所がやや抑揚に掛けたように聞こえたのが少し勿体なかった。
とは言え、全体としてみれば殆ど5点を付けても良いかなと思えるほど満足している。

☆☆キャラ☆☆

これに関しては減点できる要素が無い。
登場人物はやや多いものの、殆ど全てのキャラが個性的であり、
十二支の設定もユニークで、各々の魅力が存分に楽しめる。
コメディ&シリアスの両面で透との関わりを通じて、十分な掘り下げがなされており、
1期は言ってみれば2クール使って、
ひたすらキャラの背景とトオルとの関わりを丁寧に描いたとも言える。
(まだ殆ど出てきてない十二支や謎を秘めたアキトも居るが)

そして、やはり何よりトオルとキョウコの優しさ、
思いやりに溢れたセリフの数々が本当に尊い。
トオルはこれまで観てきた色々な作品の中でも、
もしかしたら自分にとっては最高のヒロインかもしれない。
ほんまにエエ子すぎる...少々現実離れしているかもしれないが、
それも理想だから良いのだ。トオルの性格ありきの物語でもあることだし。。

個人的なお気に入りは、男性キャラではシグレ 女性キャラではカグラと花島さん。
中村悠一の水を得た魚のように活き活きとした笑
シグレの演技に加えて、ちょっと変態っぽい所も最高だ。
釘宮節を思う存分堪能できるカグラ、
コメディ要員かと思いつつ壮絶な過去を乗り越えてきた花島さん、
佐藤聡美の落ち着いた声のトーンとも相性抜群だと思う。
メインな役柄ではない、プリユキのモトコや編集のミツなんかも何気に自分は気に入っている。

☆☆作画☆☆

キャラデザインは旧作に比べて、原作に寄せないようにと原作者から要望があったようで、
この点に関しては、やはり新作はより洗練され見やすくなった印象を持った。
(旧作も時代を考えると健闘しているが、透の目がデカ過ぎて自分には若干違和感を感じた)

背景に関しては手の込んだ作品の多い昨今としてみれば、特筆するほど迄ではないと思うが、
人物の造形と表情の変化がよく描けており、最後まで安定感があった。
この作画の安定感があったからこそ、思う存分キャラクターに感情移入できるというもの。
世の中が大変な時期ではあるが、2期もなるべくこのクオリティを保って頂きたいと願うばかり。
点数としては3.5と4.0の間くらいにしたいところだけど、無いので少しおまけの4.0


☆☆音楽☆☆

1クール目のOPに関しては、当初何故こんなEDみたいなバラードを持ってくるのか?
と疑問を持ったが、後から旧作を意識したものだったんだなと納得。
トオルとキョウコ以外のキャラがうつむきがちだったり、
遠くを見て物思いに耽っている様が、
物語の先行きとキャラの抱える闇を暗示しているようで興味深く、
曲調ともよく合っている。

2クール目のOPは一転曲調が明るくなり、雨上がりに空を見上げる様が、
十二支のメンバーとトオルとの関わりによる変化をよく表している。
EDに関しても曲自体は悪くない。
特に1期のクライマックスである24話、
キョウの語りからのEDの入りは涙なしに観れない。

しかしながら、旧作と比べてしまうとOP、ED共にややインパクトに欠けるのは確かだ。
これだけの作品であれば、曲単体で悪くない、
というレベルでは満足できないのは贅沢だろうか。
エイベックス絡みなので仕方ないところではあるが、
やはりこの作品のためだけに、作品の内容とよりリンクした歌詞と曲、
インパクトが欲しかった。
旧作のOP、EDは正直歌自体はそんなに上手いと思わないが、
インパクトが有り、何より作品への愛情が感じられる。
それに対して本作では挿入歌の「生まれる願い」が一番感動的で気に入ったのだが、
作曲が劇伴を制作した人のよるものだと知って納得した。

作中の音楽については本当に素晴らしい楽曲ばかりで印象深い。
サントラを聴きながら書いているが、数々の感動のシーンが蘇ってくる。
作品に与える音楽の演出力が如何に重要かという事が良く解るものだが、
シリアスな場面以外にもコミカルなシーンや日常に用いられる楽曲もよく出来ている。
作品を気に入った方には是非このサントラもチェックしてみてはどうだろうか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「人の素敵というものがオニギリの梅干しのようなものだとしたら、その梅干しは背中についているのかもしれません。」

1998年から2006年にかけて「花とゆめ」で連載され、
2001年に一度アニメ化された作品。

そんな作品が再びアニメ化!

私は2001年のアニメは観ていませんが、
原作はすべて既読です。

名シーンの数々に再び会うことができて、感無量です…(´;ω;`)

2001年のアニメでは原作が完結していなかったため、
最終話までアニメ化されなかったそうなのですが、
今回はラストまでやってくれるのかな?

1期は全25話です。


● ストーリー
女子高生の本田透(ほんだ とおる)。

彼女は両親を亡くし、
今は訳あってテントで暮らしていた。

透がテントを張っていた場所は、
クラスメイトの草摩由希(そうま ゆき)が暮らす家の敷地だった。

家主の紫呉(しぐれ)から家事を行うことを条件に家に住むことを提案され、しばらくの間、紫呉と由希と一緒に暮らすことになった。

しかし、草摩家には十二支に関わる秘密があり、
透はその秘密を知ってしまったことで、草摩家と深く関わることになる。


ストーリーは原作通りだと思います。

十二支の動物に憑かれた草摩家の人たちと、
その秘密を、草摩の人間以外で知ってしまった透の物語。

十二支に憑かれた人間は、異性に抱きつかれると、
動物に変身してしまうという体質を持つのです。

設定だけ聞いていると可愛い感じがしますが、この体質や草摩家の空気によって、それぞれが苦しい過去や悲しみと今も戦っているという、重く辛い雰囲気があります。

そんな苦しみや悲しみに対して、
透と一緒に過ごしたり話をしたりすることによって救われるという展開が多く、

透と出会ったことで草摩の人たちが変わっていくような、
心が溶かされていくような、そんなお話です。

透自身も母を亡くし、家もない、
居場所のない悲しさや寂しさを抱えていますが、

その悲しさや寂しさから救ってくれるのも、
草摩の人たちや友人たち。

共に支え合う優しさが温かい作品でした。


● キャラクター
この作品の鍵となるのは、やはり本田透という人間でしょう。

ちょっと天然でドジなところもあって、
周りの人を気遣い、どんな相手も笑顔で受け入れる。

そんな優しい彼女に、
これまで苦しんでいた人たちがどれほど救われたか。

気が付けば、
彼女の周りには彼女を慕う人たちが集まっていますね^^

タイトルにも引用した透の梅干し理論大好きです♪

「人の素敵というものがオニギリの梅干しのようなものだとしたら、
 その梅干しは背中についているのかもしれません。」

背中にあるから自分では自分の良いところには気付きにくくて、
他の人の良いところにはいくらでも気が付いて羨ましくて。

あなたの素敵なところ、私にはちゃんと見えていますよ^^と。

この語り、原作を読んだときから印象的でしたが、
改めてアニメで見て、大好きだなと思いました(*´ω`*)


十二支の面々も個性が豊かで、
しかもイケメンが多くて良い(*´Д`)

この作品はハーレムを狙っているわけではないので、
恋愛色は強くありません。

それぞれが、惹かれる人に惹かれる、という感じ。

透に関わる恋愛色は、由希くんと夾(きょう)くんが、
三角関係をにおわせているぐらいかな。

タイプの違うイケメンと三角関係とかもういくらでも観てられる(*´Д`)ハァハァ

私は昔から夾くん推しですが、
今回も可愛かったー(*´Д`)

素直じゃないところとか、単純なところとか、
びっくりすると猫耳が出ちゃうところとか、すべてが尊い(*´Д`)ハァハァ

だけど時に積極的になる由希くんがマジで王子すぎて揺らぐこともありましたw

王子属性は伊達じゃない…笑顔もかわいいし…。


動物姿があんまり私には刺さらなかったのが残念。

もうちょっと可愛い動物姿だったら嬉しかったのだけど…。


新しいアニメ化ということで、
声優さんも一新です。

私は前作のアニメを見ていないので違和感なく、
新鮮に聞いていました。

重い雰囲気とは切り離せませんが、
にぎやかで、なんだかんだ仲の良い十二支の皆さんのキャラクター、
楽しかったです^^

まだ十二支全員はそろわなかったので(あと二人)、
先の展開も楽しみにしています。


● 音楽
2001年アニメの主題歌が名曲すぎたので、
それによるハードルが高すぎて。笑

どの曲も単体で聞くと良い曲ばかりなのですが、
フルバの曲として聴くと、私の中ではいまいちハマりませんでした。


【 前半OP「Again」/ Beverly 】

2001年のOPを意識したのかな?と思わせる、しっとり感動系のOP。

いい曲だけど、どうしても2001年OPには適わないという考えがよぎってしまう…。


【 後半OP「Chime」/ 大塚愛 】

前半OPとはガラッと雰囲気が変わった明るい曲。

こんな雰囲気の曲も悪くないですね^^


【 前半ED「Lucky Ending」/ ビッケブランカ 】
【 後半ED「One Step Closer」/ INTERSECTION 】

こちらはどちらもしっとり系。

どちらもよく似ている雰囲気です。

いい話の後によく合っていました。


● まとめ
最近過去の名作のリメイクが多くて、個人的には嬉しいような、今さらリメイクする必要ある?と思う複雑な気持ちが入り混じって、なんとも言えない気持ちがあったのですが、

こうして実際にリメイク版を見てみると、
名作はいつ見てもやはり名作だなあと感じられます^^

時代を越えて再び出会える嬉しさがあるんですね♪

この作品の登場人物に重くのしかかる辛さ。
しかし、それがあるから感じられる優しさや温かさ。

透や草摩の人たちのそんな姿は、
気が付けば見ている人たちの心も優しく救ってくれているのだと思います。

2期も楽しみです♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

73.1 3 呪いで恋愛なアニメランキング3位
死神坊ちゃんと黒メイド(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (261)
839人が棚に入れました
触りたい 触れない ―世界で一番、切ない両想い。幼い頃、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。呪いによって周囲から拒絶されるようになった彼は、森の奥の大きな館で孤独な日々を過ごす。そんな彼に仕えるのがメイドの「アリス」。しかしそのアリスの存在が坊ちゃんの一番の悩みの種。なぜならアリスは日常的に逆セクハラを仕掛けてくるから……!いつもギリギリの距離感で誘惑してくるアリスと、彼女のことが愛しいけれど手をつなぐことすら許されない坊ちゃん。二人の純愛は、果たして実を結ぶのか…!?
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

リアリティのない呪い

見た目はハイスコアガールなCGのラブコメアニメ

{netabare}
最後の方は面白かったが、全体的に見ると酷かったと思う。
まず、キャラ(メイド)がきつい。
自分がビッチ苦手というのもあるが、普通の人が見たらかなりきつく感じると思う。
それと、坊ちゃんはキャラも微妙だが、それ以上に花江夏樹が嫌い。
正確には花江夏樹は嫌いじゃないが、花江夏樹のあの声が嫌い。
炭次郎以来、ヴァニタスの日記、月が導く異世界道中の主人公、と
こういう声が増えてるが、正直かなり拒否反応がある。
ほんとこの声だけでノリがめっちゃ寒く感じる。
CGもメインキャラはいいんだが、ところどころ雑、というかCGでやる意味はあるのか?

で、一番微妙な要素はレビュータイトルにもある通り呪いの描写が雑なこと。
そもそも呪いの設定が不明瞭で雑(「これ触っても大丈夫なの?」ってものもさ割れたり)というのもあるが、そこは追及すべきではない気がするからまだいい。
だけど、普通、触ったものを殺す能力を持った人がいたら近づきますかね。
アニメ的にはやっぱり、キャラを出さないとダメだからだろうけど、さすがに普通の人との様な距離感で接するのはさすがに違和感。
自分なら最低3メートルは保つよ、そんな人がいたら。
主人公の母が一番正常、なぜか異常者のように描かれるが。

それに、3話でマントとグローブを付ければ大丈夫、と普通に街に出ていたが、あれはさすがに笑った。
それで対策できるなら家でも付けとけよ、どれだけ危機感ないんだよと。
てか、そもそも厄介者が街に出るな。
主人公がクズ過ぎる。服の袖をつかんだり、手をギリギリまで近づけてダンスしたり、ババ抜きをしたり、揚げ句の果てには同じタンスに入ったり、添い寝したり(寝返り打ったらどうなるんだよ)...。
ほんとに酷い主人公。

触れたら死ぬってまるで小学生が考えたかのような設定だけど、ほんとに小学生が考えた設定の域を出ていない印象。
毎回毎回来客がたくさん来てワチャワチャするせいで、呪いによる孤独感が全然表現できてない。
毎回「あなたは想像できるだろうか~」みたいなふざけたナレーションで始まるけど、こんな描写じゃ全く想像できませんよ。
こんな重大な呪いがあるのに、キャラがあたかも呪いが存在しないかのように振る舞うから全く感情移入できない。
触れられないことを嘆くシーンも全然ないしね。
まるで普通のラブコメに見える。

それと、ヴィオラがロブ好きって言ってるのは本気なのか?
ラブコメなのに本気で描いてるのかギャグとして描いてるのかすらわからない。
あれやるならもっとちゃんと描けよと思う。

弟との対立に関してはもっと最悪。
普通にシリアスとしてやるべきなのに、なぜか場面はあるシリアスとして、ある場面ではギャグとして描かれててほんとに意味不明。

ただ、良かった要素がないアニメでもない。
普通にあの魔女?の子たちのキャラは良かったし、ビッチメイド以外の会話は面白かった。
それと、8話(過去回)、11話の一部、最終話がかなり良かった。
特に、11話の本のシーンは好き。
あの鳥が本を燃やすのを戸惑うのも良かったし、そんな鳥に主人公が本を燃やしてもいいというのはかっこよかった。
最終回に関してはまだ今期終わってないから完走作品少ないが、今のところ一番。
母に対してアリスと結婚させてくれとへなへな主人公が強く主張するシーンは良かった。
一番良かったのは確実に8話の過去回。
まあ何が良かったかというのは上手く書けないから書かないが、今期でトップクラスの良回だった。
少し呪いについて考察、というか妄想をすると、呪いは坊ちゃんの人と接したくなかった過去から来ていて、魔女に悪気はなかったというオチはありそう。

あと、EDが好き。

↓一話毎感想
{netabare}
1話 4/10
ハイスコアガールみたいなキャラデザ。花江夏樹の声嫌いになりそう。
これ自分に触れるのは大丈夫なんか?
メイドが魔女なのかな。
ちょっと会話がきついなあ。
切ろうかな。ほんとにきつい。
まあそりゃ怖いわな。
これシリアス系なのか 
最後の白いバラのシーンは結構よかった。
これメイドは魔女に関係ある人で、メイドも魔法を解こうと頑張ってるみたいな感じかな?
母が魔女説もあるか。
 
2話 2/10
設定にあんまり面白みを感じないんだよな。
インパクトだけで付けた感。
結構ついてきてくれてる人いるじゃん。
うーんつまらないなぁこれ。
来訪者も多いなぁ。
え、このロリ、じじい好きなの?
ビッチメイドきつ。謎挿入歌。
いやこのダンス近すぎだろ...。
危機感ないの?

3話 1/10
木は枯れるのに木製のものを持ったりはできるのね。
本当にきつい。
いや結局普通に街に出るの?
てかこれで大丈夫なら鉄製のグローブでもつければいいのでは...
ほんとに街に普通に出るならいらなくないかあの設定。
ほんとにキッツいアニメ。
今期暇だから継続してるけど...。

4話 7/10
きつい会話。
何で家の前で倒れるレベルまで雪掘るんだよw
だいたいこんな一面の雪の中でピアス探すとか無謀すぎるだろw
この新キャラはいい。
設定も性格も好き。
え?このキャラ今後も出るよね?
今回は後半が良かった。

5話 2/10
最初のナレーションが寒い。
初手きつい会話。
気持ち悪い女しかいないなぁ。
ところどころ入る目のデフォルメもいらない。たんもしかこれが今期一会話がきついアニメ。
は?服の袖掴むとかマジで危機感なさすぎだろ。
ほんとに設定が活きてない。

6話 2/10
初手キッツい会話。
これ毎回書いてる気がする。
細心の注意払ってないだろ。
厚い服着とけよずっと。枯らせる意味ある?
え...この生き物っぽい目は触っても大丈夫なの?
あの生首も。
え、生首はダメだったのにあの植物は枯れるの?w
本当に設定ザッツ。
もういらないよこの設定、他の呪いに変えた方がいいよ。

7話 3/10
ほんとメイドきっつ。
ピアノの下りは面白かった。
ほんと同じタンスに入るとか危機感なさすぎ。
手近すぎだろ。
あのベッドの状況手当たらないの奇跡だろ。
夢の中だからって触ったら癖になって危ない。
この夢の話この2分ぐらいだけかよ。
雑。しかもあんな近くで寝て寝がえりでも打ったら即アウトじゃん。

8話 10/10
あのビッチメイドとへなへな主人公が出て来なければ面白い。
この過去の主人公ぐらい危機感持っとけよ、今の主人公。
過去話がかなり面白い。
BGMもいい。
魔女アリスの親とかがありそうな展開だな。
このアニメが今週一番面白く感じるとは...

9話 4/10
会話キッツいなぁ。
この弟は結局ギャグ要因か?
ギャグとシリアスはっきりしてくれ。
主人公が仲裁したとたん何でそう簡単にプレゼント諦めるw
手近すぎ。
人も毎回来るから呪いによる孤独感も出せてない。

10話 5/10
実際に人を殺してしまう描写がないせいで全然呪いの恐ろしさが表現できてない。
母と子メイドのCGが不気味すぎる。
立場をわきまえているとは。
ロブの過去話ももっと掘り下げてほしかったな。
今回きつい会話が少ないのがプラスか。

11話 7/10
兄と弟の対立も雑、ロブとヴィオラの恋愛も雑。
ギャグか本気かぐらいはっきりさせてほしい。
ほんと毎回人でにぎわってるし主人公の孤独感が表現できてないな。
本を燃やしていいというところは良かった。話動くのか?

12話 9/10
みんなもっと近づくの怖がれよ。
こういうのをやってほしかった。
全員この母みたいなキャラじゃないとおかしいでしょ。
そう、この食事みたいな雰囲気をもっと前から作るべきだった。
最後の方の話、特に今回は良かった。
からのトランプで台無し。そしてきつい会話。

{/netabare}

曲20段階評価(完全に好み)
OP「満月とシルエットの夜」3.0/10
ED「夜想曲」9.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

触りたい、触れない―― 世界で一番、切ない両想い。

この作品の原作は未読です。
事前情報で知っていたのは、この作品が今期花江夏樹さんの演じている3本の主演作品の一角に当たるということくらいでした。
キャラデザの好みは普通…
これは数話視聴して継続するか決めようと思っていましたが、第1話目で伏兵にバッサリ斬られてしまいました。

本作品における私に対する伏兵は、ヒロインであるアリスを演じる真野あゆみさんの存在でした。
真野あゆみさんとの出会いはこの作品ではありません。

2018年に放送された「ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-」のイワザル、2019年に放送された「デート・ア・ライブ」の七罪、「とある科学の一方通行」の菱形蛭魅、「異世界チート魔術師」のアナスタシアなどの作品で接点はありましたが、改めて真野あゆみさんの存在を心に刻むこととなった作品になりました。


幼い頃、「触れたもの全てを死なせてしまう」呪いを魔女にかけられた、貴族の「坊ちゃん」。
呪いによって周囲から拒絶されるようになった彼は、森の奥の大きな館で孤独な日々を過ごす。

そんな彼に仕えるのがメイドの「アリス」。
しかしそのアリスの存在が坊ちゃんの一番の悩みの種。

なぜならアリスは日常的に逆セクハラを仕掛けてくるから……!
いつもギリギリの距離感で誘惑してくるアリスと、
彼女のことが愛しいけれど手をつなぐことすら許されない坊ちゃん。

二人の純愛は、果たして実を結ぶのか…!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。


兎にも角にもアリス演じる真野あゆみさんの魅力に尽きる作品と言っても過言では無いと思ったのは私だけでしょうか^^;?
アリスの言動と真野さんの声質の相乗効果は、私にとって半端ありませんでした。
もちろん、いのりちゃんや神谷さんの演技も光っていたと思いますけれど…
あのアリスの少し俯いて、言いたい台詞を噛み締めている仕草に惹かれたせいなのかな…?
それとも「トゥーンレンダリングを駆使した3DCG」にノックアウトされたからなのかな…?

「トゥーンレンダリング」はこの作品のwikiをチラ見した際に目にした単語です。
ググってみると、敢えてリアリティを抑えてアニメであることを強調する手法のことらしいんですが、この作品に限らず、過去作でこの手法を用いている作品は山ほどありました。
だから決して特別な手法でも何でもないんです。

アリスは近くて、遠くて、愛おしい存在…
でも自らにかけられた呪いのせいで、坊ちゃんはアリスに決して触れることができないんです。
愛する人のぬくもりを感じ合いたい…
想いの通ずる相手となら、こんな感情が沸き上がるのもごく自然なことだと思います。
人類の営みの上で必要不可欠と言っても良いくらいです。

切なさに拍車をかけるのが、この想いが一方通行ではなく双方向であるということ…
呪いをかけられた本人なら、相手を傷つけたくない一心から触れるのを躊躇うことだってできるでしょう。

ですが、もし逆の立場だったら…?
きっといつ感情…というか欲求が爆発してもおかしくないと思うんです。
相手にとっての唯一無二であり続けたいと思うでしょうし、奇跡だって信じたくなると思うんですよね。
そう考えると、アリスはよく耐えていると思います。

もちろん、順風満帆になんて絶対に物事は運びません。
家柄、血筋、立場…
聡明なアリスのことですから、そんなことは百も承知のことだと思います。
決して些細なことではありませんが、それらをも凌駕するくらい胸のうちが熱く滾っているのでしょう。
相手を想う…って、きっとそういうことだと思うので。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、坊ちゃん(花江夏樹さん)&アリス(真野あゆみさん)「満月とシルエットの夜」
エンディングテーマは、アリス(真野あゆみさん)による「夜想曲」(ノクターン)
俄然エンディングがお気に入りでした。

1クール全12話の物語でした。
回収されていない伏線もあったので終わってしまったのは残念に思っていましたが、最終回完走直後に公式サイトを訪れたところ、既に「続編制作決定!」の文字が刻まれているではありませんか!
原作のストックや具体的なことは良く分かりませんが、希望の溢れた言葉に救われた気がしました。
続編…もちろんしっかり視聴させて頂きたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

そこに、愛はあるんか?

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
「触れた者を殺してしまう呪いをかけられた少年」と、「それを知った上で、グイグイと近づき、逆セクハラをしてくるメイドちゃん」の織り成す、ラブコメディ。

悪い作品だとは思わないのですが、どうにも違和感を感じる部分があったので、レビューではその点について書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
「好きな人に触れられない」という作品はいくつかありました。

フルーツバスケットなら、「異性に抱きつかれると憑かれた獣に変身してしまう」というリスク。多少触るくらいならOK。

Code:Realizeなら、「触れたものを腐敗・融解させる猛毒を全身に宿した」ので、触ると死ぬというリスク。ただ、特殊な繊維で作られた服の上からなら触れる。

それに対して本作は、「服の上からだろうが一瞬だろうが、触れたら一撃で即死(動物も植物も)」という、「超危険」な仕様。

まあ、「靴の下の植物が枯れてない」ので、「(靴底程度の)厚みがあればOK」なのかもしれませんが。

ていうなかで、坊っちゃんもマリアも、流石に危機感が無さすぎるだろ、というのが、視聴断念の主たる理由。

つまりは、「リアリティの欠如」。

ファンタジー要素が強い本作に、リアリティが必要かと問われれば微妙なのだが、やっぱり、どんな作品であろうと、「その世界の中における整合性」はとれていてほしいと思うのです。

坊っちゃんはアリスを、本当に好きなのか? アリスは坊っちゃんを本当に好きなのか?

坊っちゃんがアリスを本当に好きなら、自分からちゃんと遠ざけると思います。

アリスが坊っちゃんを本当に好きなら、「自分を殺した」という負い目を坊っちゃんに抱かせないためにも、坊っちゃんから物理的な距離をとるべきだと思うのです。

「鋼鉄に包まれていれば大丈夫」ならば、坊っちゃんはアリスやロブのために、日々甲冑でも着て過ごすべきだと思うんですよね。それをアリスやロブが望まなくても、坊っちゃんは最大限の警戒をしてあげるのが、「愛」でしょ。

いや、こんな揶揄するようなレビュタイにしましたが、坊っちゃんはアリスを愛し、アリスも坊っちゃんを愛していることは分かります。ようは、「表現の仕方」ですよね。

こういうライトな作風にしたいなら、設定ももう少しライト(触ったら生命力を削られて気絶するとか)にするべきだし、逆に、こういうヘビーな設定なら、もっとシリアスな作風にするべきだと思うんですよね。

そこが、ややちぐはぐに感じました。

もちろん、作品の良さもあって、3話で坊っちゃんがピアノ弾くシーンなんか素敵で、坊っちゃんがどう社会に受け入れられていくか、あるいは、社会を受け入れていくかというのは本作の見処の1つでしょう。

また、「誰が何のために魔法をかけたのか」というミステリー要素の結末は、一番気になるところ。

「もしかしたら、アリスが坊っちゃんを独占したいから、呪いをかけたのでは?(そしてアリスにだけは呪いが効かないからグイグイこられる)」というのも考えたけど、さすがにぶっ飛び過ぎか。どう考えても坊っちゃんに嫌われるし。

最終回はどうなるんでしょうね?

坊っちゃんの呪いが解けて、アリスに結婚指輪をはめて、めでたしめでたしのパターンもあると思いますが、なんとなく、

坊っちゃんが、自身の呪いを解くか、アリスの命を救うかの選択に迫られ、アリスの命を選択し、生涯アリスに逆セクハラをされ続けるようなラストなのかなって思います。

原作連載中らしいので、アニメで結論を知ることはできないでしょうが、いつか誰かから聞きたいですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
ラブコメ? 触れると即死はキツいな。生命力を奪うだけならまだしも。靴を履いている、足元の草花などは? アリスが、坊っちゃんを独占するために呪いをかけた?

2話目 ☆2


3話目 ☆3
祭りのピアノのクダリ、好き。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

73.0 4 呪いで恋愛なアニメランキング4位
にゃんこい!(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1049)
6218人が棚に入れました
「ネコの願いを100個叶えないと、アンタ……ネコになっちまうよ」。
大のネコ嫌い&ネコアレルギーの高校生・潤平は、とある事件をきっかけにネコたちの言葉がわかる身体になってしまう。
寄ってくるネコの願いを叶えるうちに、飼い主の美少女や年上のお姉さんと、ちょっとイイ関係になったりならなかったり、片想い中の天然美少女・楓に誤解されたり、飼いネコ・ニャムサスに叱咤(しった)されたり…。
ブサネコ×男子高校生×美少女たちが繰り広げる、ニャンともカワイイラブコメディが展開する!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、井口裕香、白石涼子、小林ゆう、佐藤利奈、戸松遥、田中敦子、福山潤、榊原ゆい、福井裕佳梨、遊佐浩二、たてかべ和也
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ニャンともカワイイラブコメディ!

ネコ×男子高校生×美少女たちが繰り広げる、ニャンともカワイイラブコメディ!
とある事件をきっかけにネコの100個の願いを叶えなければ、ネコになってしまう呪いを受けたネコアレルギーの高校生・潤平が、ネコの願いを叶えたり、ラブコメしたり…。

 個人的にラブコメの中でトップクラスに好きです。ヒロインたちが皆可愛くて(一人は可愛いと言うより面白い方ですが…)笑える個所もかなりあり、終始楽しくドキドキしながら観ることが出来る、かなりおススメの作品です。
 
 潤平は呪いの影響でネコの言葉が分かる正直羨ましい能力を授かるのですが、飼い猫であるニャムサスのキャストが少佐こと田中敦子…めっちゃクールでそれだけでも笑えて来ますw
 CM前後のアイキャッチでの声優たちのネタも最高で、次週予告などを含め、本編以外でも楽しみを見つけられる作品です。
 
 いろんな意味で楽しい作品だと思いますので、ラブコメ好きには心から勧めたいです。ただ、綺麗に完結してないんですよね…続きがほしかったなぁ
 猫好きも一見の価値あるかと

 以下ネタバレ付き感想{netabare}
物語:毎話面白い気がします。珍しいくらい重たい話は全くなかったです。一途な片思いの切なさやドキドキ感もしっかり描けていると思います。
 だからやっぱりしっかり完結してほしかった…
 最終回の不完全燃焼感がもったいない作品です。

声優:主人公潤平は浅沼晋太郎、正ヒロインは井口裕香、ヒロイン達には白石涼子・小林ゆう・戸松遥、その他、福山潤・佐藤利奈・田中敦子など…
 井口さんの声ってやっぱり可愛いですね…。凄く正ヒロインしてました。幼馴染ギャルを演じる白石さんも、良い純情っぷり。双子を二人とも演じた戸松さんは流石の演じ分けで、きっと双子は別の声優だと勘違いしている人が多数を占めるでしょう。
 そして一之瀬先輩は小林ゆうの天職です。めちゃくちゃ面白いです。担任とのやりとりも好きだったなぁ…
 猫たちの演技も良いですし、声優たちが伸び伸びしてる作品と言えると思います!

キャラ:視聴一週目は、幼馴染純情ギャルである住吉さんの切なさにタジタジだった私ですが、二週目では正ヒロインの水野さん推しに…。
 自分に素直に、水野さんとの恋愛を邪魔していく住吉さんの人間っぽさも魅力的ですし、水野さんの駆け引きとは程遠い純粋さも素晴らしい…。てか双子もめっちゃ可愛い…。
 また、主人公が一途であることが、作品を魅力的にしていると思う。やはり作品としては水野さんと結ばれるのが一番かと思います。切ないですけどね…。素直に応援したい系の主人公でした!

作画:それなりにオリジナリティのある魅力的な作画だったと思います。
 ヒロインも猫たちも可愛かった。

音楽:榊原ゆいが歌うOP「にゃんだふる!」はなかなか印象に残る楽曲でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

にゃんぷファー

仁義なき戦い!!


猫アレルギーだけど猫の呪いから猫手助けに精を出す羽目になる少年・上条当麻もとい高坂潤平率いるハーレムアニメですね
軸がしっかり見えてて、入りやすいアニメだと思います
猫が好きならハマるんじゃないですか、私は猫はそんなにですが
しっかし、公式でも11話のアイキャッチにてネタにしてましたが、禁書の上条さんにクリソツですね、いや本当に
髪の毛ツンツンに不幸体質に服装にハーレムにと相似ス
おまけにヒロイン声優に井口裕香さん、佐藤利奈さんとこれもはや合同ス
「俺が誰かに似てる?それは幻想だ、そのふざけた幻想をぶちk(ry」

作りは非常に丁寧ですねえ、目を引くモーションも満載です
4話の走り高跳びの作画は・・・まぁきっと水野がすごい実力者なんじゃないでしょうか
にしてもジャンプ力ぱねぇ、、、世界新来てますねぇ。。。
つかバー太ぇ、、、人物に対して大きすぎますねこれ。。。
同4話は咲-saki-のパロが入ってましたね、清澄面子にカジュモモと流石はエコロジアニメ
ここでもワカメ不人気は健在なわけですが・・・
ついで、7話はナベシン回でした、「やっぱ好っきゃねん」とか「イェスフォーリンラブ」とか相変わらずのダダすべり具合です
しかも声付きで出演してますしね、ソフトでは修正されてますが

ほう、声優は田中敦子さんと小杉十郎太さんがいい味出してますね
片やデブ猫、片やキャバクラ週八のなまぐさ坊主ですが
あと小林ゆうさんはえらくはっちゃけてますねぇ
画伯の名で親しまれている小林ゆうさん
提供絵描いたりもしてます、えーと・・・臓物アニマル・・・?
9話ではゲスト猫声優に、ジャイアンで有名なたてかべさんが出てましたね
けんぷファーも野村道子さんも出てらっしゃるので、仁義なき戦い!

OP「にゃんだふる!/榊原ゆい」
にゃんって、激しくこっぱずかしい語感ですね
いやそれはともかく、華やかで良い曲なんじゃないですか
それから提クレミュージックが「ねこふんじゃった」のアレンジ曲です
他BGMには定評がありますね、大川茂伸氏、三輪学氏の溢れる音楽センスが生きてます

ででででででで電波系の双子姉にブリブリドッキュ~ン
あとは、まあ、あぁでもマンバはなしでしょう、流石に
初出以来マンバメイクはしてないですが、あちゃーって感じになっちゃいますよね
CV井口裕香さんの水野楓はやっぱり空気ヒロインになってまうんですねこれ宿命か
ちなみにけんぷファーのメインヒロインの名前も楓ですね、仁義なき戦い!


2期あるんでしょうかね、仄めかしてやらないというネタですかね
監督の川口氏はやりたがってるようですし、期待してていいんでしょうかね
まあ楽しめるアニメでした
このアニメ見ないと、アンタ・・・猫になっちまうよ・・・?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
ネタバレ

 BlackCat さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

呪いと恋愛の両立・・・・。

原作:漫画
ジャンル:ラブコメ
話数:12話

      ~あらすじ~
主人公の高坂潤平はある日学校の帰り道に空き缶を蹴っ飛ばし猫地蔵にあたり首が取れてしまう。そのバチか呪いにかかってしまい呪いを解きながらも学校生活を送るラブコメディ

一瞬呪いと聞いて怖くなりがちですが恋愛もする雰囲気が重くない話でした。

話の構成は基本的には学校でのイベントや遊園地やプールなどに行って青春(笑)をするんですが遊んでる途中に呪いの解き方である猫の依頼を受けていきます。
最初はどちらか(猫の依頼と学校生活)を中途半端にして物語が進んでいくかと思いましたがどちらの話題にもふれ全話面白かったですw1話も見逃せないです!

そして、猫が大好きな家に生まれた高坂潤平が猫アレルギーを持っている設定に加えて呪いが関わってきて中々見ごたえがありました。
ただ、猫アレルギーでいつも近くに猫がいるとくしゃみなどの症状が出るのにたまに近くに猫がいるのに症状が出なかったシーンがありました(^^; 
まぁいちいちくしゃみされたらめんどくさくなるけど
ちょいと気になってしまいましたw

ヒロインの設定も中々最近のアニメでは見ないような設定でしたw
例えば、水野だったらあんなに可愛いのに・・・・
{netabare}
極道モノの映画が好きで携帯の着信音も極道っぽい(笑)
猫が好きなのに家では犬しか飼っていないw
{/netabare}
住吉だったら初めての登場シーンが・・・・
{netabare}
一昔前に渋谷にいそうなギャルで完璧チャラかったのに文化祭以降メイクをおとしてすんなり美人にΣ(゚д゚lll)
さらに高坂潤平の幼なじみでもあります
{/netabare}
凪先輩だったら外見も性格も一見男性ですが・・・
{netabare}
恋心をもついい女ですw 
宝塚にいそうな感じの人ですw
さらに一之瀬組という極道で割とさみしがり屋です。
{/netabare}
こんな個性的なヒロイン(笑)と学校性格を送る高坂潤平はまったく不幸なんだかよく分からないですねw

さて、最終回ですがひと段落はついたと思いますね。
しかし高坂潤平の恋の行方が・・・!
まぁ結果は目に見えているのだけれどw
最後は後味のイイ終わり方だったと思います。
{netabare} 結局高坂潤平の地道な行動が水野の考えを変えさせたんだと思いました。 水野もちゃんと高坂潤平の行動をみてるんですねw {/netabare}

最後にこのアニメ・・・・
パロディが意外とあったな~と思いましたw
なぜラブコメにパロディ?と疑問の方も多いでしょうw
某巨大掲示板のスレタイにありそうな発言や某有名バトルアニメのパロディなど他にもあったと思いますw

2期はきっとない(笑)と思いますが
2期をはやく作って欲しいものですw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

71.9 5 呪いで恋愛なアニメランキング5位
フルーツバスケット 2nd season(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (180)
753人が棚に入れました
親を亡くした女子高生の本田透が、縁あってクラスメイトの草摩由希やその親戚のたちと暮らすことに。しかし、"十二支の物の怪憑き"である草摩家には、「異性に抱き着かれると、憑かれた物の怪に変身してしまう」という秘密があった。その秘密ゆえの、家族からの極度な愛情や拒絶、学校でのいじめなど、草摩家の人々を、透は目の当たりにすることになる――。

声優・キャラクター
石見舞菜香、島﨑信長、内田雄馬、中村悠一、釘宮理恵、潘めぐみ、興津和幸、古川慎、櫻井孝宏、上田麗奈、大地葉、河西健吾、豊崎愛生、坂本真綾、森川智之、種﨑敦美、佐藤聡美、沢城みゆき、江口拓也、加隈亜衣
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

イロイロナコイノカタチ

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1期は、各キャラクターの紹介&透を起点にした主要キャラクターとの交流を描き、美しく哲学的な話になっていた。

2期は、透との関係性というより、各キャラクター同士の関係性を深めたり、それぞれの背景にある謎に迫っていく流れ。

レビュータイトルを「イロイロナコイノカタチ」にしたのは、この作品に出てくる皆の恋愛が、本当に一筋縄ではいかないものばかりで、それぞれにそれぞれの「好き」や「愛」の形があるんだな~と感じたから。そしてそれが、非常に繊細で脆く眩しいガラス細工のような印象なので、カタカナ表記にした。

正直言って、1期に比べるとスローテンポでやや退屈な展開だと思った。丁寧な描写に努めたとも言えるけど。

全体として「繋ぎの2期」という印象なので、完結編を観ての評価ということになりそうかな。


《以下ネタバレ》


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
サブキャラ達の恋愛で良いな~と思ったのは、白木繭子と草摩はとり。草摩紫呉のちょっかいも最高だし、あそこでワンワン泣き出す白木繭子は素敵だな~と思った。

あとはまあ、草摩由希の成長が素敵だった。色々なことを決められ、与えられてきた由希が、初めて(2回目)自分の力で作れた仲間。個人的に深いな~と思ったのは、17話だったかで、由希が喧嘩した真鍋翔に、「罰として絶交」と言ったところ。絶交が罰になると思うのは、自分が好かれている自覚がある証拠だからね。ああいうセリフをサッと言わせて、行間で登場人物の心情の変化を見せるのは、この作者の最も優れているところだと思う。

意外だったのは、ラストギリギリまで透と夾と由希の三角関係を維持する(透の心の揺らぎを描くの)かと思っていたけど、こんなに早々と透ー夾のルートで固定し、
由希ー倉伎真知のフラグを出していくとはね。

それはつまり、作者がこの作品を、この作品の登場人物を愛しているからなのかな?と思った。

つまり、「刺激的な展開で読者を楽しませる」よりも、「各キャラクターみんなに幸せになってほしい」という思いを優先させたということ。

あるいは、「刺激的な展開」はある種の「ストレス」であり、本作の読者は、「平和な展開」=「癒し」を求めていると判断したのかもしれない。まあ、草摩慊人の件でストレスは充分だしね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
世間に認定されている休みとは違う、確かに。思いっきりの嫉妬。ここまで真っ直ぐな嫉妬だと、逆に不快にならないというね。

2話目 ☆4
透は、なんだろう、これが天然なら男はやられる(笑) 師匠、格好良いな~。当然、透にも弱さはあるわけで。時雨(笑) んで、イケメンだな(笑) 

3話目 ☆


4話目 ☆


5話目 ☆
修学旅行。透、最初に気にするのそれか(笑)

6話目 ☆


7話目 ☆3
ドタバタからのホラーやな、アキト。

8話目 ☆3
ユキ、強くなったな。トオル、小学生かな?(笑) 海には勝てないし、トオルにも勝てない(笑)

9話目 ☆3
アキト、どこまでの力があるのか。まどろっこしいな。口だけでどこまでいく? ここに至っては、言葉は無力だと思うけどな。

10話目 ☆4
少し痛いやも、は、可愛い(笑) かぐや、切ないよな~。つじつま合わせの恋が、本物に。

11話目 ☆4
ガン泣き。この二人、付き合えよ。時雨(笑) 行くけども(笑) 羽鳥も、良いよな。

12話目 ☆3
冒頭チョップ(笑) あれが恋をする女の背中、なにか痛々しい(笑) ゆんゆん、定着(笑) ユキ、ネガティブだからな。なにしくさってるんですか(笑)

13話目☆3
おじいちゃん、久しぶり、好き(笑) 腹の底から嫌そうな顔をするマユを観たいシグレ(笑) 俺、もう死んだって良いよ、からの強引なキス。いや~、少女漫画(笑) 

14話目☆4
楽しそうだな、おい(笑) 菖蒲、良いよな。一番好きかも。人の為になら本気で怒れる。「お金や地位が好きという、一風変わった感性の持ち主」って、スゴい好きなワードだな。

15話目☆3
トオル、嘘、下手(笑)

17話目☆3
猫の嫉妬(笑) 絶交が、罰になると思うのは、好かれている自覚がある証拠。

18話目☆3

19話目☆3

21話目☆3

22話目☆4
僕は、嫌なんだ。シンプルで良いね。ユキが自分だけの人間関係を作っていく。好きな娘に意地悪する小学生(笑) 幸せになってほしい。幸せにしたい。完全にフラグが。

第23話目☆4
コントだな(笑) さらっと「親には見られたくない」って言うところ良いね。じっちゃんはいつも1人、は笑った(笑) そこで姫(笑)

24話目☆3

25話目☆3
女か~。なるほど~。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君を、想う。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ2001年版と、2019年版の1st seasonは視聴済です。
2001年版は原作が完結していなかったので、全2クール26話で最終話はアニオリとなりました。
ですが、今回は本編の最後までアニメ化される…
2019年版の1st seasonを視聴した時、これがムッチャ嬉しかったのを未だ覚えています。
しかも、1st seasonからいきなり2クールなんですから…
そして2nd seasonも2クールという骨太の作品になりました。


透が紫呉の家に住み始めてから一年が経とうとしていた。

由希と夾だけでなく草摩家の皆とも交流を深めてきたが、
今も気になるのは忌まわしき『呪い』の正体。

進むべき道、決められた宿命、
終わりなき――十二支の――宴を前にして
由希は、夾は、そして透は何を想い、何を決意するのだろうか……。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

透を取り巻く世界の日常を描いた作品…
だけど、2nd seasonも色々なことがありました。

出来事の多くは十二支の呪い…物の怪に纏わる悲しい物語。
異性に抱きつかれると憑かれた獣に変身してしまうという体質の設定は、2nd seasonではすっかり影を潜めています。

それは物語の軸足が「草摩一族の秘密」という十把一絡げの状況から、十二支の個々人の在り方に変わったから…
一本調子だった物語が、登場人物の数だけ分岐し、それぞれの道を歩み始めたんです。

枝分かれした道は細く、脆弱で、行き先が分からず彷徨っているみたい…
時に道同士が交錯したり離れたり、歩みの速度もバラバラ…
心は「真っ直ぐ進め」と叫んでいるのに、右に行ったり左に行ったり…

でも、これらは私たちが「生きている」証なんだと思います。
心の弱い部分、知られたくない秘密、抑えきれない衝動、耐え難い畏怖…
そして誰かを愛する気持ち、大きく包み込む優しさ、温かさ…

ヒトは色んなモノを抱えて生きています。
それは十二支だって一緒…
そう、例え十二支の呪いがあったとしても、皆さん私たちと一緒なんです。
そういう十二支の人間臭さがひしひしと感じられる展開だったと思います。

そして、透の友人の魚ちゃんと花ちゃん…
2nd seasonも「透愛」が変わらず凄まじかったですが、今回は魚ちゃんに一波乱ありましたね。
コンビニ、蕎麦屋とたった2度の出会いでしたが、物凄いインパクトがあったと思います。
思いのたくさん詰まったDVD…両手を振りかざして叫ぶ言葉に、私の涙腺は全く抵抗できませんでした。

2nd seasonの中盤からこのクールじゃ絶対物語が完結しないと予感していました。
どの様に物語を纏めるんだろう…と思っていたら、物語の途中でスパッと切られて終幕となりました。
でも、いいんです…
だって、2021年に「フルーツバスケット The Final」の放送が決定したんですから…
それにしても、2nd seasonの最終話は凄かったですね。
私は原作未読なので、明るみに出た衝撃の事実にビックリすることしかできませんでした。
これで透の野望が一歩前進するかもしれないのは、きっと喜ばしいことなんだと思います。
でも、紅野の口から零れ落ちる台詞を聞いたら、素直に喜べないと思ったのも事実です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、AmPm feat. みゆなさんの「プリズム」と、土岐麻子さんの「HOME」
エンディングテーマは、THE CHARM PARKさんの「ad meliora」と、MONKEY MAJIKさんの「Eden」

2クール全25話の物語でした。
2nd seasonもしっかり堪能させて頂きました。
ですが、最終話の衝撃から波乱万丈が予想される最終章が気になって仕方ありません。
この状況で一年待ちかぁ…
完成するまで待ちますので、本当のラストまで描き切って貰えるのを期待しています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

今のところ眠れる獅子です

相変わらず原作は未読


全63話予定。現在位置は↓

 1st season 25話
 2nd season 25話←今ここ
 Final (仮) 13話

踊り場の2nd seasonなので軽めにいきます。

正直しんどい。
まず2つの道があると思うんです。リアタイ追うのと終わってからまとめてドン。一応ここは前者の意見ということであらかじめご承知おきをば。言うても2nd最後まで観たところで結論には至らない。立ち上がりだった1stはうろ覚え。そして共に2クール分とボリューミー。まとめての視聴をお奨めします。

しんどい理由はそれだけではない。
いわゆる“障害”と思しきものが特殊過ぎるのです。現時点で“障害”とは“草摩の家に生まれついた宿命によって縛られてる何か”しか分かってません。なにを根っこに苦しんでいるのか掴めないのでキャラの感情を拾えないのです。よもや表層なぞってあははうふふしてるだけじゃ名作とは言われまいて。なにかしら“障害”を乗り越えるなり打ち克つのだろうと想像できるのですが現時点では私が絶賛迷子中。きっと終盤にネタ明かしがあるのでしょう。

{netabare}草摩家当主の慊人(あきと)が嫌キャラとして描かれてはいるが絶対事情あるよね?{/netabare}
{netabare}なんで高校卒業したら夾(きょう)は幽閉されるのか他の道いくらでもありそうなのに?{/netabare}
{netabare}親に愛されてない子が多いね。変身しちゃうだけが理由だったらひどくない?{/netabare}

目の前でめっちゃ苦悩してるんですけど、十二支を苦しめてるものの正体がうっすらとしか分からず、なんか良く分かんない理由でイラついたり絶望したりする物の怪憑きの皆さんに菩薩モード全開で寄り添うヒロインという構図。


 理由の如何によらず苦悩している人にただ寄り添えるか?


みたいなところを感じて下さい、といった雰囲気はあります。こういうのってキャラには知らせずとも視聴者にはわかるようにするもんですけどね。面白い試みですがエンタメ感は薄いかなぁ。
置かれた境遇の厳しさに理解と同情の念はあります。だからこそ背景と理由を下さいってことですね。
そういうのが無ければ別の切り口。呪いというだけで縛られるしかないというあくまで思い込みとか。これだと理由はいらないんだけどそれはなんかやだなぁ。

1期は当初苦手だった透くんのキャラが終盤になって素敵に見えた後半追い上げ型。
2期は十二支の呪いに翻弄される皆さんを追いかけながら苦悩に寄り添う現状維持型。

全部終わってからあの時この時こうだったが見えてくるのだと思います。
もしくは原作既読で顛末をすでに知ってるファンが答え合わせをする場所。

いざ完走して全貌が明らかになった時、これが1クール2クールだったら覚えてるんでしょうが、差し詰め5クール分となるとよっぽど強烈な印象を残したとこじゃないと覚えてない確固たる自信があります。
全般的にもやっとしており初見でここまで50話は正直つらい気がします。


いいところもあるよ。OPEDが軒並み作品の世界観に合っていて良かった。そこだけは胸張って言える中継ぎの2nd seasonでした。
ここまで来たら付き合うけどね。頼むぜ名作!


※メモ
{netabare}あきとが女!?そして紅野は呪いが解けてました…と。
この淋しかりやの神様に救いは訪れるのか?十二支連中も救われてほしいね。{/netabare}



視聴時期:2020年4月~9月 リアタイ

-------

2020.09.22 初稿
2021.07.23 修正
2022.06.04 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 40

70.6 6 呪いで恋愛なアニメランキング6位
ISLAND(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (383)
1682人が棚に入れました
本土から遠く離れた海に浮かぶ「浦島」
そこは楽園と見まごう豊かな自然と、複雑な過去と因習に囚われた人々が息づく島だった。

本土から見放され、忘れられつつあるこの地で半ば諦めを懐きながら生きる島の住人。

そんな島に「タイムトラベラー」を自称するひとりの青年が流れ着く。
「せつな」という名前と「ある使命」以外の記憶を失ったその青年は、凛音、夏蓮、紗羅という3人の少女たちと出会い、やがて島の未来を変えるべく奔走をはじめる。

排他的な因習と数々の謎を秘めた浦島をめぐる青年と少女たちの物語がひも解かれるーー。

声優・キャラクター
田村ゆかり、阿澄佳奈、山村響、鈴木達央、佐藤利奈、茂木たかまさ、中島唯、高柳知葉、田中貴子
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

流されてISLAND

原作未プレイ

9話までの感想{netabare}
7話までは最初にドンと謎(島の伝承や事件、キャラの出自)を提示して、多数浮かび上がる可能性をひとつひとつ潰してく展開。
推理モノでいう容疑者を絞ってく展開…に当たるのかな?
けどそれは「〇〇な可能性は違いました」ってことの連続で「なんだ違うじゃねーか」ってばかりで果たして面白いかどうかは謎。
(例・リンネはバイモン病だと思った?違いますー。サラは少女再生産してると思った?違いますー、等)
しかもそれを各回の担当キャラと絡めてで、どうにも「原作では別ルートの話」を無理やり本筋に詰め込んでる印象が拭えない。
サラの当番回、サラの家系の黒歴史、いやそれ出生数でバレバレじゃね?とかカレンの当番回、決死の覚悟で島を出たと思ったらホイホイ戻ってきて「???」状態。
(結局、セツナを何かの研究をしてたカレンの母親の助手と面通しさせるのがシナリオ上の目的だったのかな)
こういうのが頻発すると現状の認識自体が訳分からなくなっちゃうんですよね、自分。

とりあえず、じゃあ可能性を潰していって最後に残るのは何だろう?ってのが注目だったのだけど──。
9話で別作品になっちゃった!
あれれ、これ全何話予定なんだ?
8話段階で島に関しての謎ってまだ残ってた気がするけど、そっち放り出して別世界へ来た感じ。
えーっと、中盤以降でガラっと世界観が変わる作品だと最近では“LOSTSONG”(こっちもヒロイン田村ゆかりじゃねーか)が記憶に新しいけど、あっちはタネ明かし回だったので別に違和感は無かった。
こっちもちゃんとタネ明かし(8話までの謎)に繋がってくれるんだよね?
まさか…凄いイヤな予感がするんだけど「8話で謎は全て明かした」ってことになっちゃってたりしない、よね?

実際謎って何が残されるの?ってのもよく分かってないんですけどねー。
7話終盤、ついさっきまでセツナと一緒にいたリンネが飛び出して“その後セツナはすぐに追いかけたのに”リンネは船で荒海にボートで繰り出せるヒマがあるくらいセツナと「距離を取れた」。
飛び出したのとボートに乗ったリンネは別個体なんじゃ?と思っちゃったりするんだけど、どうなんだ?
8話も、リンネもあの崖登ったの?とかキャンプの痕跡がつい最近ぽくね?とかKEEPOUTのテープ貼ったのはクオンや研究所の連中が装置持ち帰った跡なんだろうけど装置回収しておきながらセツナの手帳回収しなかったり亡骸そのままなのは何故?※とか足の付く深さであの高さから飛び込んだら死ぬんじゃね?とか連れ出したのではなく追いかけただけ(二人が合流できたかどうかも当人以外知りようがないハズ)のセツナに葬式場面のクオンの態度はどうなん?とか、「あれ?」と思う部分が多数。
(※部分:嵐の中「あの島」へ行くのと、天気の良い時に「あの島」へ行くのとでは「あの島」の時間が違ってったりして?)
繰り返しになるけど7話前半までは「別ルートキャラのお当番回」ってことでヘンなところは気にしない様に努めたけど、7話終盤以降はそうもいかんでしょう。
幾つかは伏線として回収されるとは思うのだけど、全部が全部納得のいく説明は無いと思う。
アニコレ外の感想で目にしたもので“LOSTSONG”を「ガバと伏線の見分けがつかない」ってのがあったけど(ガバって表現好きじゃないんだが)、まんまISLANDにも当てはまっちゃってる感じ。
酷い話、LOSTSONGは作画もヘボいせいで演出が変でも気にならない所があったり。
ISLANDはなまじ作画頑張ってるので変なところが際立っちゃってる皮肉…放送終わるまでに「ああ、あれってそういうことだったのか」と納得できる描写がどれだけあるのかが評価の分かれ目になりそう。

と、なんか苦言めいたこと書いてしまったけど9話感想ってか今後の予想。
未来送りされたセツナが目覚めたそのタイミングは、タイムマシン完成ができるかどうかの分岐点だからか?
この世界をどうにかしなければタイムマシンは完成しないぞ、みたいな。
バイモン病は本来“雪に覆われた世界”で生き抜くために獲得した性質だったりして(島民は未来人の末裔説)。

追記
8話は3回見た。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
いやぁ飛ばすねぇ。
原作やってないけど9・10話が急ぎ足ってのは感じる。
ってか10話はもはやギャグ作品になってて…これだけ絵を頑張っててこんな内容ってのがもう痛くて痛くて。
繰り返しになるけど作画が“LOSTSONG”並だったらここまで違和感覚えなかっただろうになぁ、と思わずに居られない。
そして11話も急ぎ足、サラとカレンの「問題」をアッサリクリアー。
でもって最後はリンネの問題解決だけど…ハテ、何が問題なのか分からない。
厳密にはどこまでが解決すべき問題なのか分からない(未来世界は遠すぎてカオス理論的にセツナの操作できる範疇ではないって感じ?)
嵐の日に“あの島”へ漕ぎ出させなければ死は回避できそうだし、それはもう回避したことになってる?
ってか“あの島”は嵐の日に何か起きるってのは迷信で終わりか?
後は恋人になるかどうかだけど、セツナは未来リンネの方が好きで乗り気になれないって感じか。
まぁ未来リンネが後を追ってセツナが戻った過去よりも前にタイムワープするんじゃねーの?とは思うけど。
わざわざ10話でベッドシーン描いたのも意味あるものにするんじゃないかなぁ。

これは↑でも書いた「謎って何が残されるの?ってのもよく分かってない」と同じことなんだけど、この作品はどこまで明かしてくれるのか分からないので何とものめり込みづらい。
バイモン病の発生原因は?、未来人が古代までタイムスリップしてオーパーツ残したのは?
そしてなにより「セツナがタイムスリップするたびに記憶を失くしてたのは何で?今回失わなかったのは何で?」は明かしてくれるんだろうか。{/netabare}

追記{netabare}
最終回放送直前の9月14日にニコ動で11話までの一挙放送があって、つい見てしまいました。
なんだかんだ言って好きなのか?俺…ってよりも、↑で書いたように「どこまでが解決すべき問題なのか」「明かして欲しい謎」ってのがちょーっと分からないのが気になってしまいまして。
んで、見返してみるとやっぱり新しい発見ありますね、こういうのって。

11話、現代リンネを救うのが目的ではあるものの、具体的にどこまで?ってのが分からない。
で、7話ラストのように嵐の日に“あの島”へ行かせなければいい→嵐の日が来る前に“あの島”へ連れて行けばいい、ってことで、11話でもう死亡は回避したんじゃね?とは思ってまして。
とはいえ日付がよく分かってなくて…11話終盤祭りの日に大雨が降るワケだけど、この大雨=前の周回でリンネが“あの島”へ漕ぎ出した日(7話最後)と解釈してたんだけど…もしかしたら違うかも?
3話で挿入歌が流れてる最中にさらっと祭りのシーンがあるじゃーーーん!
するってーと11話の祭りの日=3話頃の時期?と一瞬思ったけど、これもおかしい。
前の周回は3話で祭りやって5話でサラの17才誕生日、11話はサラの17才誕生日の後で祭りが開催。
あれ?セツナの記憶保持によってひょっとして祭りの日取り自体が変化した?ってかリンネの浴衣の柄も違う、別の祭り??
なんでこんなに拘るのかというと、7話で“あの島”を「嵐と共に現在と5年前を繋ぐワームホールが開かれる?」と言い、更になんか光ってる演出までされてて、それでいながらそれ以後晴れた日に普通に行き来できてしまってるのがどうにも引っかかってねぇ。
本当に超常現象が起きてたのかキャラがカン違い(主にサラの仮説は外れてばかり?)してただけなのかってのがイマイチ掴めない。
というより8話前半は「事実」かどうかも怪しくて。
↑でも書いたけど当人(セツナとリンネ)以外は「嵐の中リンネが突然ボートで本島から“あの島”へ漕ぎ出して、セツナはそれの後を追った(セツナがリンネに追いついたかどうかも知りようがない)」ってことしか知らないハズなのに、何故か「一旦は合流した」ってのを知ってるかのような態度で。
8話の“あの島”での出来事は夢や別次元だったんじゃないか?とさえ思えてきたり…前セツナのメモと亡骸放置もおかしいし、扉のスイッチも単なるタッチセンサーなのか生態認証なのか(誰でも開けられるのか特定の人間しか開けられないのか)も不明だし。
そう考えると海の底が異常に浅かったのも実は伏線だったり?

ってか、思い込みも含めてキャラが勘違いしてた(視聴者に対しては意図的なミスリード)って表現が非常に多いんですよね。
現代リンネのバイモン病やカレンの母の安否やサラのワタシ再生産…これらは一回見れば分かるけど、8話序盤セツナはリンネは装置をボート代わりに使って本島に漂着したんだと思い込んでたけど実際はクオンが“あの島”のあの部屋でセツナを発見して保護してた。
装置の回収はその後研究所が行い、KEEPOUTのテープはその時貼られた。
これは8話がよく分からなくて何度か見てやっと理解した。
そして10話の火あぶりによる処刑未遂シーン、あの世界では暖を取る薪ですら貴重そうだし密閉されたドーム内で酸素尽きそうだし火傷一切してなさそうしで、こんなんだったら投石なりギロチンなり、もっと「不自然になりにくい描きやすい処刑方法にすれないいのに」と思ってたのだけど──
前の周回では記憶を殆ど失ってたセツナは巨乳サラが炎に巻かれるビジョンをうっすらと覚えてて、それを5話まで「成長したサラ本人(もしくはサラ親)の放火心中シーンか?」とミスリードさせるために使ってたんですね。
一挙見るまですっかり忘れてました、ああこりゃ無理にでも10話は火あぶりにしないとアカンわ。

なにより一番「あっ」と思ったのは1話冒頭、漂着したセツナが発見されるシーン、よく見ると…一緒にディスクらしきものがあるじゃん!(11話冒頭では画面外で写ってない)
ああ、ひょっとしてそういうこと?
今までのタイムマシンは時間跳躍すると記憶を無くしてしまう未完成品で、何度もループして装置や設計図の改良を繰り返してるって話だったり?
改良してるの誰?といったらクオンで、未来に「先祖伝来の設計図」も残してて…とか?
これは一挙のコメント10話辺りで「CDが何千年も劣化しないでいるか?」ってのは突っ込まれてたけど、セツナをコールドスリープさせた後も研究は続けられてたんじゃないの?って思うと未来テクノロジーで説明は付きそうな気がする。

ここら辺明かされても謎はまだ残るけどあとちょい待てば最終回の12話放送なので、あとはそれを見てからですかねー。
ってかそれまでに11話まで見直しての感想を書きたかったので急ぎ足でとっちらかっちゃってるけど、追記は以上。{/netabare}

最終回感想(“LOSTSONG”のネタバレ有り注意){netabare}
おおう、そういうことか…。
ミスリードに引っかかるの上等で見てたけど、これって…LOSTSONGやーん!
LOSTSONGやーーん!!
LOSTSONGやーーーん!!!(エコー)
ってかLOSTSONGの企画始まったのっていつだ?実はISLANDのゲームのが先だったりして?
…。
もしそうならLOSTSONG放送中、ISLANDのスタッフはどういう気持ちだったんだろう…ひいぃ怖い怖い。

確かに↑でも書いた通り、どこで分岐したかサッパリ分からないまま祭りの日取りが違ってたり、各地に残ってたオーパーツの出所はどこ?など、実はループはしてないってヒントは出てはいたけどちょっとその…強引じゃね?
時間ループだとあれこれとおかしな部分(辻褄合わせが面倒になる部分)があるので、文明のほうをループさせてねじ伏せちゃいましたー、みたいな?
シスターサラの火あぶりビジョンは覚えてたんだし前の周回が1周目ではあるまい、何度も繰り返す最中不幸に終わった人は本当にそのまま不幸のままってことか。
文明ループの理由?歌の力だそうに違いない。
クオンにしても救われたのはあくまで「前の周」のクオン(あいや、前の周の未来リンネ?もう何て言って良いかワカラン)であって、それ以前はヤラれ損だったのかって印象が…だってセツナだけ同じ人物で、何度もクオンの処女を奪ったってことっしょ?
もしセツナが全ての記憶を思い出したら、色んなクオンの初体験を思い出すことに…(下卑た笑み。とはいえ1話冒頭がソレな作品だし)。
そしてなによりマシン使うたびにいちいち記憶無くすのが面倒に思ってたんだけど、最後でセツナが無くさなかった理由は…な、無いのか!?
後を追った(装置の完成度は上のはず)クオンですら記憶無くしてたんだし、偶然ってこと?
ええええ、そんなーん?
ってかこれ、結局「なんか知らんけどあるときを期に文明崩壊する」の呪縛は解けてなくね?
これから予言者としてそうならない方策を取るんだろうか。
6万年後に月が落ちるとかねーの?

余談
最終回見てから判断しようってことで言わずにいたこと。
最後の周回ではセツナと「カレンの母の助手」とは面通ししてない、12話で初対面なハズ。
それでいながら12話ではとっくに知り合いかの如く振る舞いだったけど…まぁこれは電話で(どう知った?)予言内容伝えて助手は信じざるを得なかったってことでいいか。
そっちよりもサラの問題…祖父がバイモン病の新生児を殺してたっていうガランドウ家の忌まわしき伝統、またそれを断ち切るために両親は放火心中した件。
これ最後の周のサラは知らないよね?
事実を全部知った上で前に進む話…ではないのかも知れんが、知らないままでいいのかな?両親の想いとか知らんでいいのかな?かな?
そしてなにより“あの島”の兄セツナのメモと亡骸放置、これは本当に気になる、いいのかこれで。{/netabare}

総評(“LOSTSONG”のネタバレ有り注意){netabare}
ナルホド納得って思える部分と釈然としない部分がない交ぜになってナンとも言えない風味。
何より最大のギミックが時間ループと思わせて文明ループで、それって“LOSTSONG”と同じで…。
ゲーム未プレイだし詳細なタイミングなんて関係者しか知りえない話ですが、どうにも怖い考えが…あ、あくまで妄想ね。
ISLANDのゲームが発表されてからそれを元にLOSTSONのアニメが作られて放送されて、その後にISLANDのアニメが放送されて…なんてこと、まさか、無いよね?
ISLANDアニメはなんか声優が降板したとかなんとかが話題だったみたいだけど(自分は知らん)、ヒワイな文言云々ではなく、LOSTSONG放送されて「これパクりじゃない!」と怒るも、日和見なスタッフから「まぁまぁそこは穏便に…」となだめられて、それに納得行かなくて降板したんだったりして…。
一方で何一つ文句言わず仕事を淡々とこなす田村ゆかり(ってか“ラストピリオド”でグラブルとモンストを揶揄るネタがあるのだが、どっちも田村ゆかり関わってるし)
果たしてどっちが「プロ」なんだろう?なんてことまで思ってしまったり。
妄想です、妄想ですぞ、はっはっはっ。

ってことでこの作品はLOSTSONGと平行して見るのをお勧めします。
頭の出来によってはどっちも3週くらいしないと意味がワカランっていう面倒な作品ですが…。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

いっちー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作プレイをおすすめ アニメ見るなら8話までがまん!

1話視聴後
原作は評判どおり、メチャクチャ面白かったです!
{netabare}(特に最後の編が面白いし号泣){/netabare}
ただ、アニメ化1クールなので、原作面白いのにクソアニメ“カオスチャイルド”の二の舞にならないか心配していましたが、、
かなりいいスタートだと思ったので、これからに期待です。

2話視聴後
いい感じに最初に詰め込んでくれているので,後々にスピードが落ち着いて見やすくなりそう。
また演出が本当に素晴らしいので,
中盤から最後にかけての見せ場,きちんと作ってくれそうです。

3話視聴後
3話で面白くなってくるかなと思っていましたが,なかなか面白くならない...
後,原作になかった歌のシーン,なかなかに不評なのでやめたほうがいいんじゃないかと思ったりします。
まあ,あまり進んでないように見えてテンポはいい感じなので,
個人的に面白くなるのは{netabare}凜音{/netabare}ルートの途中からだったし,そこでは面白くなってほしいですね。(このペースで行くと6話くらい?)

(4話予告後)
{netabare}4話で夏蓮ルート一気にやってしまうみたいです。
ということは5話で紗羅ルート,6話から凛音ルートも確実でしょう。
本番は6話からということになりそうです。{/netabare}

4話視聴後
{netabare}夏蓮{/netabare}ルートの大事なところをうまくまとめていてすごく良かったです!
このテンポで話進めて行ってくれるなら安心できそうです。
次回は{netabare}紗羅{/netabare}ルート,ココらへんから{netabare}時間要素{/netabare}出てきて面白くなってきます。
来週,おもしろそうです。

5話視聴後
やはり{netabare}1話で紗羅ルート終わらせてきました。
紗羅で2話使わなっかったのはほんとに良かったと思います。
(ただ,火事中のシーンかなり見せ場だから,できるなら丁寧に作ってほしかったな。
まあ本筋に関係ないし1クールだからしょうがないけど。){/netabare}
初見の方達がついていけてるかなと心配していましたが,ネットでは結構評判良かったので安心です!
ここで評判いいなら,ここからが半端ないんで覇権になってほしいな。
{netabare}8話から始まるであろう???編ここがシュタゲで言う{netabare}12話(転換期)。{/netabare}
そこで話題になってほしい...{/netabare}

(6話予告後)
{netabare}これは、凛音編に2話かけますね。{/netabare}

6話視聴後
完全にやらかした~
今までめちゃくちゃテンポ良かったのにほとんど進んでないし...
このルートだったらもっと面白くできたはず。
初見の方に切るな切るなと言い続けてきましたが,このままじゃ信じてもらえ無さそう...
とにかく8話まで見てから切るか決めてもらいたいです。
このテンポだと8話で{netabare}一気に話が動き出します!{/netabare}

7話視聴後
やっぱり今週も微妙。
予告通り来週までは見てみてほしいな。
{netabare}来週一気に話が動き出します{/netabare}

(8話予告後)
見た感じあの部分までは行きそうだけど、、演出には期待できなさそう。
シュタゲスタッフに作ってもらってたら来週神回なるんだけど...
一応期待しとく。

8話視聴後
この展開来るの待ってました!
こっから{netabare}謎が解明{/netabare}されていくわけですが,話数は足りるかな?
そこが一番心配...
現に今回の話も詰め込み過ぎだし,{netabare}アニオリ展開ばっかだし,ここで凛音のコールドスリープばらすし{/netabare},不満だらけですが,もう1クールだからしょうがないです。
もうこのまま突っ切って面白くしてほしい。
ラストスパート楽しみにしています!

9話視聴後
{netabare}今回から始まるNEVERISLAND
個人的にとても良かったと思います。
最初の出会いのシーンから中盤くらいまでばっさりダイジェストでしたけど,ちゃんと重要なところをきっちりやってくれている印象です。
ただ,札無しとか唐突すぎてそこは説明いれてほしかったかな。
{/netabare}
アニメ組の方々のネットのコメントを見た感じだと,訳分かんないっていうコメントが多いようですが,おいおいわかってくると思います(多分)
訳がわからない人はとりあえず{netabare}リンネの可愛さで癒やされるだけでいいと思いますね
(個人的冬編のリンネがISLANDで一番好き){/netabare}

全13話 話数足りるかな?
アニメスタッフには頑張ってもらいたいです。

{netabare}実は公式ホームページのURLが前からnever-island.comだったのですが気づきましたか?{/netabare}

10話視聴後
いやーだいぶぶっ飛ばしましたねー
絶対アニメ組の方ついていけてないと思います
{netabare}真髄は次の編からとはいえ,冬編かなり大事だから,無駄に凛音ルートで尺取ってほしくなかったな...(6話丸ごといらない気がする){/netabare}
原作的には次から結構面白いです!
ただ,今のところ大筋以外ほとんどアニオリ展開なので,本当のISLANDが知りたいなら原作をやりましょう。

11話視聴後
{netabare}ついに真夏編!
タイムスリップしてきて2周目だからレベルMAXでサクサクっと畳み掛けましたねー
そして最後玖音が...{/netabare}

アニメ組の方の評価がどこを見ても結構良かったので嬉しかったです。
ただ個人的には{netabare}原作プレイした時,玖音のところはEver17に次いで歴代2番目レベルで衝撃的だった(シュタゲより衝撃的だった)けどアニメではさらっと終わらせたのが残念だったかな{/netabare}

次回アニメではどう終わらせるのか,楽しみです!

12話視聴後
{netabare}玖音の秘められた過去が明らかになっていき...
最後は凛音じゃなくリンネと結婚 幸せそうでよかった!

やはりアニオリENDで締めてきましたね
まあ原作ENDはアニメだと伏線が足りないし,
アニメはこの終わり方が綺麗でよかったかなと思います。

(ジャンルは"せつなとえいえんのおとぎばなし"ですが"刹那と久遠のおとぎばなし"→"切那と玖音のおとぎばなし"っていう隠された意味があったのですね){/netabare}


総合評価
中盤クソアニメになるんじゃないかととても心配でしたが,終盤になるにつれ評価する方が増えてきたし,1クールにしては悪くはなかったのではないでしょうか。(少なくとも1話時書いたChaos;Childの二の舞にはならなくてよかった)

ただ初見の方,最初に絶対に原作をプレイした方がいいです
アニメの30倍は原作の方が面白いので予備知識無しで原作をやってシュタゲを超えるくらいの衝撃や感動を楽しんでほしいです!
(アニメは1クール超圧縮だからどうしてもそれなりにしか面白くならない...)

もしゲーム日ごろしないしアニメだけ見たいなぁという方は8話まで切らずに見てみてください そこから面白くなってきますよ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

時を越えたSF恋愛ゲームのアニメ版!

ゲーム未プレイのため、純粋にアニメのみの感想。

時を越えたSF恋愛ゲームのアニメ版。
ツッコミどころが多かったものの、見応え十分で、個人的には飽きずに楽しむことができた作品です。
(色々ツッコミたい内容でしたが、ネタバレになるので、下に書いておきます。)

いわゆるギャルゲーのルート回収のような、見飽きたある種”退屈な”展開の中にも、若干の不気味さや多くの謎がスパイスになることで、最後まで完走することができました。
急展開(トンデモ展開)も意外性抜群だし、少なくとも見応えのある作品だったとは思います。

ただし、破綻のない綺麗な物語かと訊かれると、アニメを見た限りは、納得しかねる部分が多く、多くの疑問を残したまま終わってしまったのが残念です…。

恐らく、論理的な展開を好む視聴者には納得しかねる作品だろうと…。
自分みたいな「一見綺麗に終われば良し」な阿呆には、一応の満足は得られたのですが…。

声優は、田村ゆかり・鈴木達央・阿澄佳奈・佐藤利奈等々…。声豚な自分は満足。
キャラは、年齢が低い感じのヒロインが多く、ちょっとマニアック。
可愛いですけどね…年齢バランスがね…。

兎にも角にも、ちょっと不気味で、謎の多い作品が好きな方は、挑戦の価値はあると思います!!

以下ネタバレ付き物語感想{netabare}

この物語はハッピーエンドでしょうか?

正直、レビューの題名に「残酷」とか「多くの血が流れた」とか、より禍々しい言葉を使いたかったんですが、ネタバレを恐れ自重した自分がいます。

一見「ハッピーエンドで良かった」なんて思える最終回ですが、喜ぶにはあまりにも多くの血が流れていると思いませんか…。

個人的にキツいのが「タイムマシンは無かった」という展開です。あくまで「コールドスリープ」をしているだけで、物語は一貫して過去から未来にしか進んでいなかったわけです…。
(それでいて、同じ行動をする”似た”人物に会えたのは、『歴史を繰り返している』というトンデモ理論によります。氷河期のようなものを越えて世界が再生し、また”似た”人物が全く同じ行動をする…。宗教じみていて、一番納得できない部分です…。)

「歴史繰り返し理論」に一応納得したとすると、1話の時代の人物と最終回の人物は、主人公「切那(せつな)」を除けば、別人ということになります。(恐らく「玖音」も未来の研究者リンネの年齢を見る限り、別人ですよね?ただ「1話凛音」と親しくなる切那に悔しがるシーンもあったのが謎です…。追いかけっこしてる限りは、年齢は上がっていくはずなのに…うーん。)
ともかく別人だとすると、嵐で波にさらわれて亡くなった凛音には、最後まで救いがなかったことになります。

そこがどうにも気持ち悪いのです。
そもそも、嵐の中手を離してしまった「1話凛音」を助けるためにコールドスリープしたのに、「未来リンネ」と親しくなり、結果的には共に「冬眠」し、住みやすい世界で改めて結ばれるという展開…。
過酷な世界で勇敢に戦った二人が平和な世界で結ばれるのは、とても素敵だと思いますし、異論はございません。

ただ目的であった「1話凛音」の救出や、多くの血が流れた「未来リンネ」の時代そのものをなかったことにする「歴史改変」を達成できなかったため、結局救われたのは、結ばれた2人のみということになり、笑顔では終わるには余りにも残酷な物語だと思わずに入れないのです…。

確かに「タイムマシン」があるなら、切那が同時代にダブらない現象に説明がつきません。あの「シュタゲ」ですら、”世界線の微妙なずれ”として若干苦しい説明をしている問題です。
それでも、過去に戻って、解決する展開の方が、個人的にはスッキリできた気がします。
もやもやが残る最終回でした。「タイムマシン」発明を目指す、ポジティブな終わり方ではありますが…。

また1話での「誰かを殺す」という主人公の意志についても、アニメを見る限り、理由が伝わってきませんでした。黒幕でもいるのかと思ったのですが…。

(以上アニメのみの感想ですし、見落としも、間違った記述もあるかと思われますので、悪しからず。(ご教示いただけると、なお嬉しいです。))
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

70.4 7 呪いで恋愛なアニメランキング7位
C3 -シーキューブ-(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1097)
6333人が棚に入れました
ある日、高校生の夜知春亮のもとに、旅先の父親から謎の黒い立方体が届く。それはヒトになるまで《負の思念》を取り込んだ呪われた道具だった。黒い立方体ことフィアは夜知家に居候しながら、おなじく夜知家の世話になっている村正このはや春亮に教わり、呪いを解くために善行を重ねることとなる。そして彼らは、呪われた道具が関係する事件に次々と巻き込まれていく。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

もっと深イイ話にしないと・・・(;`O´)o呪うぞ!

■『C3』ってどんなアニメなの…c(゚^ ゚ ;)ウーン
なんでこんなタイトルなのかまず意味不明ですよね(゚-゚*)(。。*)ウンウン
Cube[立方体]×Cursed[呪われた]×Curious[好奇心旺盛な]
だそうです・・・やっぱり最後がいまいち理解できませんねε-(ーдー)ハァ
まぁいっかぁ♪
 
タイトルの事は・⌒ ヾ(*´ー`) ポイっとしておいて、内容はといいますと♪
主人公の夜知 春亮の自宅に突然おっきな立方体の箱が届いたのですけど・・・
どうやらお父さんが呪いの品をよく送ってくるらしいのですが、自宅に届いた不思議な立方体も呪われた品らしいのです!
呪われた道具・禍具(ワース)とは、道具に強い呪いを掛けると、どうやらその道具に特殊な能力が付加されるらしいのです。
さらに呪いを掛け続けると道具が人間の姿にもなるそうです・・・
\(\◇ ̄ )ヘン~(  ̄▽/)ゝシン!!! \(○ `O´ ○)/トゥーー!!
こんな感じの変身シーンは無かったのですけど、立方体から本作品のヒロインの「フィア」ちゃんが出来上がったのでした♪
 
そんな呪われた道具・禍具(ワース)をめぐって様々な思惑を抱く人々が現れてくるのです♪
・禍具を破壊しようとする者
・禍具を信奉しようとする者
・禍具を知ろうとする者
・禍具を象徴とする者
様々な思惑が交差し暗躍する世界を描いた物語なのですね♪
 
 
■『C3』~シーキューブ~と出会った日の日記((φ(~∇~*)カキカキ
ジャンル的にはファンタジーらしいのですけど、1話の印象はキャラ萌えアニメって感じですね♪
おぱんつ丸出しなのはワンパクな証拠よね・・・ってなわけないでしょ(`□´)コラッ!
まぁしょうがないよね、こういう描写の需要があるんだもんね・・・
最近はこのくらいはなんとも思わなくなってきましたε- (´ー`*) フッ
 
でもキャラデザは可愛いと思いますよ(⌒^⌒)b
しかも作画が良い、背景も綺麗に描かれてるし、最近流行り?の髪色のグラデーションも某アニメの○○天魔○○と違って毒々しくなくって色彩センスの良さを感じられます♪
ストーリーの方はまだわかりませんけど、とにかくフィアちゃんが面白いですね(*^o^*)
こういうキャラ好きなんですよぉw
表情豊かな暴走キャラって惹かれちゃうのです(・-・*)ヌフフ♪
心境的には「WORKING!」のぽぷらちゃんを見つめるかたなし君的な感じですw
 
今後の展開で評価がどうなるか分らないですけど、楽しく視聴できそうな予感です♪
 
 
■メインキャラの紹介
夜知 春亮(yachi haruaki)
 <声:梶裕貴>・・・代表作:NO.6(紫苑)、花咲くいろは(種村孝一)
 本作品の主人公で呪いを受けない体質のようですね。
 
フィア
 <声:田村ゆかり>・・・代表作:ひぐらし(古手梨花)、Kanon(川澄舞)、他
 本作品のヒロイン。「呪うぞ!」が口癖・・・まぁいいっかw
 コリコリパリパリッとした煎餅が好物だそうですw
 
村正 このは(muramasa -)
 <声:茅原実里>・・・代表作:涼宮ハルヒの憂鬱(長門有希)、みなみけ(南千秋)
 メガネ&おっぱいの典型キャラ。好物・・・肉。
 
人形原 黒絵(ningyouhara kuroe)
 <声:小倉唯>・・・神様のメモ帳(アリス)、ロウきゅーぶ!(袴田ひなた)
 和人形のような黒絵ちゃんは、能力も見た目のまんまですね♪
 髪の毛が伸びてイカ娘ちゃんの触手みたいですw
 舌っ足らずな喋り方のゆいちゃんにぴったりのお茶目で可愛いキャラでしたね♪
 
上野 錐霞(ueno kirika)
 <声:喜多村英梨>・・・とらドラ!(川嶋亜美)、WORKING(轟八千代)、偽物語(阿良々木火憐)
 まさに学級委員長って感じのツンデレキャラですねw
 この子にかかっている呪いがボンテージ衣装なんですけど、エロ過ぎます・・・Σ(゚∀゚ノ)ノキャ
 えりりんはお姉さん的なキャラが似合いますね♪
 
桜参 白穂(sakuramairi shiraho)
 <声:斎藤千和>・・・ARIA(藍華)、化物語(戦場ヶ原ひたぎ)、他
 サヴェレンティのことを溺愛しているクールビューティーな女の子♪
 とっても人間嫌いなんですよ(ノ≧ロ)ノ<嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌人間嫌・・・

サヴェレンティ
 <声:井口裕香>・・・たまゆら(岡崎のりえ)、僕は友達が少ない(高山マリア)、他
 2011年も大活躍のゆかちの役はのろいを受けたお人形の役でしたねw
 男の子にも女の子にもなれる便利な体で、ボクっ子でドジっ子なのでした(^_^;)

ピーヴィー・バロヲイ
 <声:大原さやか>・・・ARIA(アリシア)、Fate/Zero(アイリスフィール)、他
 まさか・・・さや姉さんの口から「ビッチ」なんて言葉が出てくるなんて!Σ(^∇^;)
 このアニメを観ていてそれが一番ショッキングでしたw


■総評
大沼心監督のTVアニメの監督作品としては3作品目となる本作品も、大沼さんらしい演出が見られていましたね♪
監督初作品の「ef」や2作品目の「バカとテストと召喚獣」での演出技法が随所に光ってた印象です!
演出の中でも特徴的なのはシルエット・アート(影絵)の技法をアニメに取り入れている点でしょうね♪
これを機会にちょっと覚えておくと良いかもしれませんね!

【シルエット・アート(影絵)の特徴】 \_( ・_・)ハイ ココテストニデマスヨー
シルエット・アートの魅力って『心を描く』って表現が分かりやすいかもです(^ー^* )フフ♪
活字で説明するのは難しいのですけど、描いた被写体の本質が浮き彫りになってくるって感じです!
動物や乗り物などをシルエットにしてみると、実物を見るよりも特徴を捉えやすいって言われてるんですよね(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
道路標識なんかもシルエットを使ったものになってますけど、視認性の高さからとも言われているのですよ♫

例えば、錐霞ちゃんの禍具は「誰かを締め殺さずにはいられない」って呪いが掛けられていましたけど、自らの体を殺傷の対象とするシーンでは、シルエットを使った演出で表現されていましたね(ノ゚ω゚)ノ*.オオォォォォォォォー
通常の描写よりも、錐霞ちゃんの心の風景がより強く表現できていたと思いますし、禍具の呪いから抗えない絶望感や恐怖感を心理的観点から視聴者に与えてましたね♫
とっても痛々しいシーンでした!∑(>д<) ミテラレナイヨッ!!
それと戦闘シーンでもシルエットを使って表現されていたりもしてましたね!
細かいカット割りでスピード感のある戦闘シーンを演出する場合でシルエットを使うのは、瞬間的に緊迫感や恐怖感を出す演出としては個人的に良い演出方法だなぁ~って思ったりもしましたo(*^▽^*)o~♪
シャフトの演出家で第一人者の新房さんの影響を受けてきた大沼監督らしい演出が作品全体通して散りばめられているので、そんなところも見所ではないかなぁって感じました(^^♪

本作品で不満を挙げるとしてたら、ストーリーとエロ描写ですw
呪われた禍具とそれを巡って争いがおこる設定や、萌え擬人化させて特殊能力を持たせたりする設定など、数々あるテンプレートを組み合わせてそこに「呪い」というテーマを掲げた感じなのです!
それが悪かったってわけではないと思うのですけど、まとまりが無い印象を受けてしまいました;;;;(;・・)ゞウーン
禍具を巡って、別々の思想をもった組織がいくつかある訳なのですけど、その組織の思想や活動内容が結構あやふやに表現されている印象だったので、ストーリー自体に深みや面白みをあまり感じなかったのです(^^;)
それと、露骨なエッチなシーンはただのサービスカットなだけでかなり露骨なものでしたのであまり良い印象は受けませんでした♪
エロ描写でも笑いに必要なカットや、愛の表現としてのカットであれば良いのですけどねって個人的には思ってますw

作画や演出はクオリティは高いと思いますし、フィアちゃんや黒絵ちゃんといった可愛くって愛嬌のあるキャラもいて、ギャグパートはとっても好きな感じだったので、後はシリアス展開の部分に力を入れてほしかったなぁって思っちゃいました!
もったいないなぁって印象の作品だけに、2期に期待したいです(^▽^)/


■MUSIC♫
OP曲『Endless Story』
 【歌】田村ゆかり
 ピアノの旋律とロックを融合した疾走感がとっても気持ちいいナンバーです♪
 和の優雅さを併せ持った楽曲に耳抜けの良いゆかりんの声が心地良いですね(^▽^)/

OP曲『紋』
 【作曲】市川淳【歌】喜多村英梨
 こちらは完全に和を意識した楽曲ですね♪
 ロックベースにですけど、ストリングアンサンブル(弦楽器をキーボードで出す機能)で上手にアレンジ
 しているので趣のある雰囲気があります☆彡
 歌詞も古風な言い回しになっていて、マーティ・フリードマンに感想を聞いてみたいです(*´∀`*)

ED曲『雪華』
 【作曲】市川淳【歌】喜多村英梨
 落ち着いたスローテンポの曲をしっとり大人の雰囲気で歌ってくれてます♪
 

ED曲『Sympathy of Love』
 【歌】田村ゆかり
 ピアノの落ち着きのある美しい音色にちょっと切ない恋心を歌ったナンバーですね♪
 

2011.10.03・第一の手記
2011.01.03・第二の手記(追記:■メインキャラの紹介(一部)■総評)
2012.01.13・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 61
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

観ないと呪うぞ!?否、聴かないと呪うぞ(66点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:66点
アニメ系統:ファンタジーバトル&ラブコメ

最近のラノベ原作ははずれが多いから心配だが
さてさてどんな物かと恐る恐る視聴。

1話は完全なるフィア萌え仕様だと思った。
その路線でもまったく問題ないぐらいにフィアがたっていた。
しかし、2話で一気に別の次元にふっとばされた。
そんな印象で始まったのではあるが、どうにも方向性が定まらない。

物語の進行にぶれがありすぎたように思う。
萌えもしくはバトルのどちらかに振ったほうが良かったのではと思う。

しかしながらキャラはフィアが可愛すぎる。
中の人はゆかり姫。
通常時とバトル時の演じわけもなかなか良かった。
ギャップ萌え。
フィアのちょっとエッチなボイスも見逃せない(`・ω・´)キリ

もう1人、個人的にお気に入りは白穂。
これはもうひたぎさん風の千和さん。
ひたぎさん、ほむほむ好きにはたまらない。

さらに声優ファンとしてみのがせいのが学園長。
池田さん登場。
シャアボイスでボケかましてくれるのが最高だった。

音楽はOPED共に良かった。
前半のOP「Endless Story」はゆかり姫。
個人的には今期NO1。
曲だけでも聞いてほしい所。
いや、OP映像も合わせて観ていただけるとよいと思う。
その他の曲もいい曲ばかりなので是非聞いてみてほしい。

そんな、良素材がふんだんにあった作品ではあるが
色々な調味料を加えた結果、微妙な味わいになってしまった印象。
そして、2期がありそうな終わり方w
これ2期やるのかね?
この辺りも最近のラノベ原作アニメに多い。
原作が終わっていないので仕方ないのかもしれないが。。。

兎にも角にも最近のラノベ原作よろしくな作品かなと思う。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

「Endless Story」聴かないと呪うぞw

そして、淑乳はすばらしいと言っておく(`・ω・´)キリ


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以下、各話後の感想。
ネタバレがあるかもしれないので
未視聴の方はスルー推奨。



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{netabare}
【1話視聴。】
これはレベル高けえwww
1話から腹筋よじれるかと思った。
ぶっ飛んだ話にぶっ飛んだ行動w
そして、無駄にパンツを見せやがるw
そして、チラリと見せるいい話。

ゆかり姫もいい仕事してる。
ヒロイン「フィア」に釘付けになってしまった。
今話のED(本来OP)曲もゆかり姫でいいねえ。

今後にものすごく期待している。

しかし、1話のEDにOP曲もってくるの流行りかね。
今から物語スタートですよ的な使い方。

まあ、皆も観てくれ。
観ないと呪うぞ。


【2話視聴。】
ちょwwwwwwww
シャアwwwwwwwwww
何でこんな所にw
まあそんなことはおいておいて。

2話から一気に超展開。
バトル物&シリアス調になってくるのか?
1話の雰囲気とはまったく別のもだな。
しかしゆかり姫いい仕事しやがるぜ。
ファアの変わりっぷりに痺れる。

OP曲が気に入りすぎた。
CD買おうかなw

【3話視聴。】
前回のつづきのバトル。
フィアのバトルスタイルが今一分からない。
いくつも道具あるのかな?
微グロあるので耐性ない方は注意。

そして、バトルから一転。
フィアの葛藤。
その後のちょっといい話。
オチのフィアのセリフはベタだがいいw

フィアのバトル時の不気味さと
通常時の可愛らしさはヤンデレに属するのかね。
ツンデレでいいのかな?
フィアのジャンルが分からんw

【4話視聴。】
なかなかいい厨二バトル。
意外とグロイ描写。
時折見せる萌え要素。
とりあえず方向性は定まった気がする。

やはり、ゆかり姫の演技がいい。
完全にギャップ萌え。

そんな視点で観れば結構面白い。
個人的にはかなり好み。
特にフィアがw

しかし、これ分割2クールとの話もあるよう。
そうなるとまだまだ色々ありそう。
今後も楽しみ。

そして、OP曲「Endless Story」が個人的に秋NO1。
ちょっと買ってくる。

【5話視聴。】
ようやく一区切りといった感じかな。
そして、新たなる展開へ突入した感じ。
ちょっとぶっ飛び展開だったが、まあいいでしょう。
バトルも結構動いてるし、フィアはかわいいし問題ない。

そして、今週の見所はなんといってもCパート。
ゆかり姫のセリフがやばいw
オチは想像ついていながらも、ドキドキしたわw

【6話視聴。】
新キャラ、サヴェレンティ
ヒャッフー千和さんだぜえ\(^O^)/
ひたぎさん風でいいねえ。
シャアも久しぶりに登場したし。
俺得の声優さんが出てきて満足した。

【7話視聴】
今回OPED曲変わらなかったね。
ということはやはり2クールなのかな。

それはそうと、「このは」のはち切れんばかりの胸がやばいw
どんだけおっぱいで引っ張るんだよw
それよりフィアの胸にクローズを・・・∑(゚o゚C===(__;バキッ

本筋は、サヴェレンティと白穂が???
どうなってるんだ?
何か謎があるのだろうけれども。
来週には謎が明かされるのかな。

【8話視聴】
白穂役の千和さんやっぱいいわ。
こういう影がある役は好きだわ。
今後も出番を要求する。

久しぶりのフィアの冷徹な役も見れたし、
何といってもシャアwwwww
この声で
「美しい女性に罵られるというのは
  ある特殊な趣味の持ち主には幸福なのかもしれない」
クソワロタwww

「愛してる、LAVEだ」
もうダメだwwww

違う楽しみ方してるオレガイル。

まじめな話、池田さんってある意味損してるよね。
あまりにもシャアのイメージが強すぎる。
まあ、シャアは池田さん以外考えられない!
それほどの声優さんではあるけれどね。
なんやかんや言っても、池田さん大好きだわ。

9話視聴。
OP曲が変わった。
これで2クール説は消えたかな。
やはり Endless Story の方が個人的には好きだなあ。
しかし、OPの絵が委員長中心になってたんだが、これから委員長中心の話になるのか?

この9話から新しい展開のようだが、どうなるのか。
というか残り3話でどうするんだろうか?
結構中途半端な感じだよね。
曲の変わり目も変だし、12話以降何かあるのか?

続きは映画とか、ネットとか、とかとかとか・・・


10話視聴。
淑乳\(^O^)/
淑乳\(^O^)/
淑乳\(^O^)/

以上wwwwww
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

萌えとグロのギャップが・・・

呪うぞ!とあんな可愛い感じで言われても^^;

◆この作品の概要は・・・
呪われた道具のお話。
人間の強い負の感情を浴び続けた道具は呪われ、人化します。
そんな道具の一つであるフィアが呪いを解くために主人公のもとに送られてくるとこからストーリーが始まります。
良い事を行えば呪いが解けるといいますがはたしてどうなる事やら・・・。

◆第1話視聴・・・
動物が人化するアニメはたくさんありますが、道具が人化するという設定のアニメは少ないですよね。
タイトルのC3の意味が「立方体」「呪われた」「好奇心旺盛」。
フィアは道具だったので常識という物がなく、やることなす事目を当てられない感じですが、その行動はあまりにも可愛すぎます♪
この先どんなドタバタを見せてくれるか楽しみですね。

◆第2話以降から・・・
この作品の本性?が現れます。
第1話の雰囲気に合わせて、ちゃぶ台でお茶とおせんべいを飲食しながらこのアニメを見ようと思っていたのですが(。・・)_且~~・・・。
まさか、あんなに可愛かったキャラ達が・・・Σ( ̄□ ̄lll))!!
このアニメ、グロだったのですね(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
おパンツがどうのこうのなんてイメージはどっか飛んで行きましたよ。

◆戦闘シーンが・・・
圧巻です^^;
キャラ達が怖い表情をしながら、見るからに恐ろしそうな武器をブンブン振り回す!!
そのグロな姿に(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル

◆声優陣は・・・
夜知春亮    : 梶裕貴(ロウきゅーぶ!の長谷川昴)
フィア       : 田村ゆかり(ひぐらしの古手梨花)
村正このは   : 茅原実里(ハルヒの長門有希)
上野錐霞    : 喜多村英梨(まどマギの美樹さやか)
人形原黒絵   : 小倉唯(神様のメモ帳のアリス)
サヴェレンティ : 斎藤千和(化物語の戦場ヶ原ひたぎ)
桜参白穂    : 井口裕香(とある魔術の禁書目録のインデックス)
ピーヴィー・バロヲイ : 大原さやか(ARIAのアリシア・フローレンス)
アリス・ビブオーリオ・バスクリッハ :  田中理恵(ガンダムSEEDのラクス・クライン)
他、池田秀一、折笠愛、三石琴乃、阿澄佳奈など。

◆総評・・・
普段は可愛いキャラ達が恐ろしい姿を見せる、この極端すぎるギャップがすごく、そして自分達の呪いを解きたいと願う苦悩はよく描かれていました。
昔のアニメ「妖怪人間べム」を思いだしましたね。
しかしながら、この内容で1クールは無理がありすぎる。
中途半端な感じで終わり当然ながら2期があるよね?と思いつつ、というより2期作らないと「呪うぞ!」と言いたくなるような物足りない内容でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37

69.6 8 呪いで恋愛なアニメランキング8位
革命機ヴァルヴレイヴ 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (817)
4344人が棚に入れました
人類が宇宙に進出した時代、中立平和国家ジオールは突然ドルシアからの攻撃を受ける。政府が無条件降伏する中、学園や友人たちの危機を救うため、時縞ハルトは人型兵器ヴァルヴレイヴに乗り込み、ドルシア軍を撃退。学園のあるモジュール77はジオールから分離し、新生ジオールとして独立する。

声優・キャラクター
逢坂良太、木村良平、瀬戸麻沙美、戸松遥、小野友樹、中村悠一、悠木碧、福圓美里、吉野裕行、浪川大輔、寿美菜子、羽多野渉、堀江由衣、福山潤、宮野真守、細谷佳正、梶裕貴、小野大輔、水樹奈々、豊崎愛生、茅野愛衣、代永翼
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

uncover the world

(2013.10/16 13話)
{netabare}マギウスなる存在と邂逅を果たしたドルシア、アルス両名の長。

ジオールに住む皆の希望であるヴァルヴレイヴの原動力であるルーン、それが人を犠牲にする事で成り立っているとしたら?
ハルトは過ちを犯してしまったが為に実験体になる事を選んだのかも。
だからカイン大佐がヴァルヴレイヴを2体、もしくは2機ではなく2人と言ったもの頷けますね。

いやしかし、ハルトの回想シーンでサキが最初でショーコが後に出てくるって1話の時のショーコへの想いはニンゲンヤメタから無くなった?

マギウスの呪いを受けたハルトとマギウスであるカインの教育を受けたエルエルフとの呪いの絆が世界を変革するのか?{/netabare}

(2013.10/23 14話)
{netabare}親代わりであるサトミを、ある一件のせいで拒んでいるアキラ。 タイトル(大気圏の兄妹)からして連坊小路兄妹の兄妹愛がメインとなる?

以心伝心とまではいかなくても、互いに分かり合っていると思っていた。あの一件が起こるまでは…
失って初めて分かったありがたみをサトミは彼なりの方法で返そうとしている。


さすがアードライ、王子様なだけあって乗馬も様になってますね^^ アードライが王子様なのは前半(1クール)から、でている伏線の内の1つですが回収できるんでしょうか?回収するとしたらリーゼロッテも関わってきそう。

今までエルエルフをハルトしか信用していなかったようですが、ようやくハルト以外のクルー(サトミやタカヒ、マリエetc…)にも信用されたようで何よりです。
って、サトミの聖徳太子っぷりも空しく予定ルートから外れてしまったハルト達が行き着いたのは敵地であるドルシア領内。

と言う事はエルエルフとリーゼロッテの再会もある?{/netabare}

(2013.10/30 15話)
{netabare}人類初の「カミツキ」なので第1世代、ハルトやカインよりも先に呪いを受けた者がいる。それにしても彼女ってリーゼロッテの事?

ん~、偽装のヴァルヴレイヴの足のラインがスタドラに出てくるタウバーンっぽいですね。
あと、脚立の作画おかしくないですかね? 片方からしか登れないなんて^^;

幼い日のエルエルフを含むカルルスタイン出身の5人の姿は、ある意味仲睦まじいですwww

ヴァルヴレイヴ1号機のOSであるピノがマリエの事を知っていて、そのマリエの記憶が5年前から無いという事は5年前にVVV計画が始まった?
推測ですが、ピノとプルー(カインが奪った2号機に搭載されたOS)は元人間orマギウス?それかマリエ自身、人間ではなくOSとして造られた存在だったりして… もしくは人類初の「カミツキ」とか? それだとピノの言った「ルーンを食べちゃったから?」と矛盾する。

まぁ、兎にも角にも新しい伏線がでてきましたけど回収できるんでしょうか? 何か、最後は急展開・超展開でうやむやにされそうな気もしないでもないです^^;{/netabare}

(2013.11/7 16話)
{netabare}やはり、マリエはカミツキ(マギウス)だったんですね。それにしても、マリエの記憶(ルーン)を起動力として機能しているヴァルヴレイヴ(覚醒ver.)。と言う事はハルトもいずれは、自身の記憶や噛みつく事で得られた情報をヴァルヴレイヴに吸い取られていく?

呪いと呼ばれているカミツキが200年後には祝福へと呼び名が変わっている。その事とヴァルヴレイヴの覚醒に意味があると思いたいです。
またリーゼロッテ登場したのはいいんですけど、サウナみたいな装置に入ってましたね^^;

エルエルフ達、カルルスタイン機関の過去の回想で登場した友達が貴生川先生がメガネをはずして幼くした姿に見えてしょうがない^^;

いやはや、マリエのヴァルヴレイヴ1号機登場シーンでのBGMが「そばにいるよ」だなんて…・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.11/16 17話)
{netabare}ヴァルヴレイヴ1号機(火人)のOS・ピノは、ヴァルヴレイヴ本体とは別の意志(情報原子・ルーンを食べるという意味では同じ性質だけど)を持っている?
そのルーンによって得たエネルギーがヴァルヴレイヴ以外のものを巻き込んで革命が完遂する?

マギウスたるハルト達が「ニンゲンヤメマスカ? YES NO」でYESを選択した時点で人でなくなり、最初は悪魔の呪いのようなものでしかなかったマギウスの副作用が何らかの形で200年後には神の祝福へと変わっている事もヴァルヴレイヴ本体が関わっているんでしょうかね?

カインの命令で、洋館に招かれたイクスアインはマギウス側である101人評議会の生け贄でしかなかったなんて…

またヴァルヴレイヴという力を持ちながら、それ故の苦悩に悩まされるハルトと、ヴァルヴレイヴという力さえあればリーゼロッテを自身の手で救う事ができるのにそれさえも叶わないエルエルフの苦悩、それぞれが「半分こ」になる事で革命へと漸進していく。

次回、ついにヴァルヴレイヴの開発者でありハルトの父親である時縞博士が登場!?{/netabare}

(2013.11/21 18話)
{netabare}過去のリーゼロッテとエルエルフがアバンで登場してましたが、ついにリーゼロッテとの再会がみられるんでしょうか!?

地球にいるジオールの人々をドルシアから解放する為に行動するハルト達。そんな事よりハーノインは、どうなったのか?
ヴァルヴレイヴラジオ(第22回)でも話題になってましたがホント、どなまで(どなたかハーノインを見つけた方はこちらまで)ですね。
もしかして、それが分かっているからイクスアインは一言も喋らなかった?
それにしてもキャラの作画が崩れているのが今回は目立つような^^;…

彼女の世界を守りたい、例え彼女以外を犠牲にしてまでも… それがエルエルフ、基ミハエルの変革・革命。
ヴァルヴレイヴとハルト達、ジオールの学生(パイロット候補生)は人類そのものに対する革命の手段でしかない。

「リーゼロッテ、俺に浚われてくれ。」とかキザな台詞ですけど何か格好よく見えてしまいますね。
18話を一言で表すと、決別と再会とですね。{/netabare}

(2013.11/30 19話)
{netabare}愛する人を守る為、ドルシアを裏切り敵国(正確には中立国であるジオール)に亡命し建国を促したエルエルフの目的はドルシアの革命ではなくリーゼロッテを救う事だったなんて…・゚・(ノД`;)・゚・

カーツベルフ(サキがジャックして乗り移ったカルルスタインの少年)の異常にアードライ実は気づいてるんじゃないのか?って思うくらい順調にきてるな、なんて思ったら(゚д゚;)!アードライに見つかったサキだけど、この場をどう切り抜けるのか?

クーフィアはカイン大佐に忠誠を誓っているというよりは、こっちに居た方が楽しそうだからなんていう理由だろうな^^;
ハーノインの末路?を悟った今のイクスアインはジャックされていない限り、怒りそうではあるけど…

OSのピノもまたリーゼロッテと同じ肉体を持たないマギウス(第1世代?)でリーゼロッテは人の身体を移し替えながら生き、ピノはOSという機械の器へ乗り移った事でヴァルヴレイヴが情報原子であるルーンを燃料とするキッカケとなった?

ん?「私たちは人間の体を次々と乗り換えて生きながらえてきました。」と言ったリーゼロッテの言葉が真実ならエルエルフが愛した彼女は既にマギウスに乗っ取られたリーゼロッテだったという事?

いやいや、「速い!」じゃなくて自分の射撃の腕を疑ったらどうなんだよクーフィア?だからナイフでの戦闘が得意なんだろ!

リーゼロッテを助ける目的をうしなったエルエルフは、この後どうなるのか?また少しずつ暴かれつつある世界(マギウスの秘密やヴァルヴレイヴが人為的なマギウス・人間を凌駕した次世代の霊長類の筆頭の為に必要な存在)は、どう収束していくのか?見物ですね!!!{/netabare}

(2013.12/7 20話)
{netabare}リーゼロッテという光を失ったエルエルフ(ミハエル)は再起する事はできるのか?また101人評議会なる存在はマギウスの生存本能の表れであり共存できる未来はないのではないか?

等々、疑問はありますがエルエルフの知力を使えないハルト達にドルシアと対抗できる手段があるとも思えない。やはり彼の力が無いと何もできない学生のまま…という訳でもなさそう。ショーコ達はショーコ達で物資の支援を受け持ってくれる所を探していたみたいだし、とてもカップ麺をラリアットで倒しまくっていた人と同一人物とは思えないくらいに成長してますね。

絶対的な力でもない限りドルシアには勝てない。その力の1つが知略だとしたら、もう1つは武力(ヴァルヴレイヴの覚醒)?

ハーノインのピアスに隠された仕掛け、イクスアインは気づいていたみたいですがカイン大佐に関する情報だったりして。
それと何とかアルスの協力を得る事ができたが、それはヴァルヴレイヴの技術をアルス側にも提供する条件付きなんじゃないかと考えてしまう^^;

ついにカミツキの秘密が全世界に暴かれましたが、まさかこれが「世界を暴くシステム」の結果じゃないですよね(゚д゚;)!?{/netabare}

(2013.12/14 21話)
{netabare}アルスとドルシアが裏で取引をしていたから起こった茶番劇と言うにはあまりにも不謹慎すぎる殺人劇。
自分達が101人評議会に利用されていると分かっていても自国の利益・ヴァルヴレイヴの破壊、もしくは強奪を未だに計画していて中立国であるジオールを攻撃する正当な理由付けの為だとでも?
だとしても、いきなり武力で制圧するのは正当防衛でもないしおかしいだろヾ( ̄o ̄;)オイオイ

それにしても、ショーコだけはあの動乱の最中終始みんなの命を気づかっていたのは一国を背負う総理としての立場上やむを得ない事なのか・はたまた父親の死を間近で見てしまった事によって同じ悲劇を繰り返させたくないという思いからなのか。

おいおい、このままじゃ「世界を暴く」どころか本当に暴きたい事を暴く前に人類から見放されて死を待つだけになってしまうぞ?

こんな裏切られ方ないよ(-_-;)今まで、みんなの為に頑張ってきたのに…自身が追いつめられればすぐに他人を切り捨てるなんて。(1人の命と多数の命どちらかしか助けられないとしたらどちらを犠牲にするか?)

犬塚先輩はアイナに嘘をついていた、好きと言えなかった自分自身と引き換えに守ったものは…ハルトの気持ちとみんなの命だった・゚・(ノД`;)・゚・{/netabare}

(2013.12/19 22話)
{netabare}200年後の世界にも咲森学園が保存されているという事はモジュール77をそのまま取り込んだ形の国家なの?
それにしても200年後の世界の王子と呼ばれている少年、外見はエルエルフですが瞳の大きさ・色はハルトそっくりですね。まさか、ハルトは意識だけの存在になってエルエルフ(クローン)の中で生き続けているとか?

戦争互助組織から国家へと変わったドルシア。その頃から101人評議会(マギウス)がドルシアのバックに居たとしたら、人類vsマギウスの対決は起こるべくして起こったとしか…
それに立ち向かうヴァルヴレイヴのパイロットであるハルト達は人類とマギウスのハーフとして造られた呪いを受けた存在であると同時に共存関係という祝福を手に入れる為にヴァルヴレイヴが必要だった。

「はんぶんこ」、何もかもそう容易く分け合う事はできない。だけどそれを願い、行動に移す事で変わるかもしれない
。ハルトのように半分、人間でもう半分はマギウスとなった身体で平和を願い、エルエルフはあの時終わるはずだった命をリーゼロッテに救ってもらった(髪を切る事で命を半分わけ与えてもらった)一件でリーゼロッテを救い出す事で彼なりの恩返しをしたかった。

男は拳でしか語り合えない?とはよく言ったものですが、今回の件で人間であるエルエルフとマギウスであるハルトが分かり合えた事は世界を対立の構造から協調の構造へと変えるキッカケとなるのでしょう。{/netabare}

(2013.12/28 23話)
{netabare}かつては共に革命を誓った仲間だったエルエルフ。だからアードライは一緒にその誓いを成し遂げたかった。だが、その革命へと続く互いの道はヴァルヴレイヴの出現によって別れてしまった。しかし、アードライの道は友を失ったイクスアインの協力を得て再び光が差しはじめる。

てっきりアードライ組む事は、もう無いと思ってましたがまさかの展開デーゲン!?(゚д゚;)
それにエルエルフの「言ったら信じてくれたのか?」の問いにアードライが僅かなためらいを見せたのは許す気があったんだろうな^^;

ヴァルヴレイヴOS・ピノの兄であるブルーに101人評議会の面々が一目を置いているという事は、黒幕はカイン大佐ではなくプルー?

何気にエルエルフがドルシアの軍服に袖を通すシーン、2期のPVでもありましたがここまで待たされるとは…

クリムヒルトは、ハルト達がモジュールを奪還する事に少なからず希望を持っている。彼女もまた王統派の1人であり今の反王党派が統べるドルシアを快く思っていないから。それにしてもドルシアはマギウスの後ろ盾が無かったら今頃クーデターで情勢が安定しないまま最悪、崩壊してそう^^;

次回、最終回なのでジオールとドルシアの決着は着きそうですが色々と消化不良な幕引きとなりそう。{/netabare}

(2014.1/2 24話)
{netabare}ドルシア総統もマギウスで合った事が世界へと暴かれてしまった中、カインが強奪したヴァルヴレイヴ2号機(ダーインスレイヴ)で出撃する。そのドルシアはマギウスの謎を秘める為にジオールと戦い、そのジオールはマギウス・世界を暴く為にドルシアと対峙する!

ダーインスレイヴの装備が3~6号機の寄せ集めみたいになっているのは残念です^^;唯一、槍の装備はダーンスレイヴ独自の物ですがイデアールの頭が付いてるってwww
このダーインスレイヴ、wikipediaによると北欧神話に登場する魔剣で鞘から一度引き抜かれ生き血を浴びると完全に血を吸い尽くすまでは鞘に戻らないという代物なんだとか。
まさに、マギウスらしい兵器のネーミングですね。

最終決戦なのにハルトが戦闘にほとんど参加しないのは、エルエルフとカインとの関係に終止符を打つ為だったと思いたいです。にしても深刻な状況に陥り、エルエルフをジャックする時のハルトの焦りにも似た表情がなぜか笑えるww

ハルトたちが守った世界は、第3銀河帝国の礎となりカミツキ(疑似マギウス)を呪いの象徴から祝福の象徴へと変えるキッカケとなった。{/netabare}


1st.seasonも含めてあっという間の2クールでしたが、200年後の世界に住む人々は人類と共存できたのでしょうか?
それに王子と呼ばれていたあの少年の正体や、ドルシア・ジオールのその後など描かれていない部分が多いので終わり方には納得がいかないです。
キャラに関してもクーフィア以外は個性があって好感が持てました。
もちろん、クーフィアにも強すぎる個性がありますがただの戦闘狂です^^;パーフェクツォン・アミーとしてはエルエルフの次に優秀でしょうけど人間性の面ではちょっと…(゚д゚;)

前述したように納得のいかない部分が多い、期待していただけに残念ではありますがコミックスや小説などのメディアミックス作品でもあるので、アニメでは描かれなかった所を描いていってもらえると個人的には嬉しいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ちょっと内容を整理させて欲しい・・・(書き途中)

一期から時間が経ち、興味もだいぶ薄れていましたが、やっぱり謎を残したままというのは気持ちが悪く、最終話まで放送したあとに一気に見てみました

結論を言えば、「謎は明らかになったけど、わからないことだらけだった」でした

ここからはネタバレです
{netabare}まず作品の世界観というか流れを振り返らせてください
※ぶっちゃけうろ覚えだったりするので、勘違いがあるかもしれません

1.マギウス地球に来る
2.マギウス生物に乗り移る
3.マギウス人類に気味悪がれてしまったので、隠れることにする
4.ジオールがヴァルヴレイヴ作る
ここからは本編一期
5.ドルシアがジオールを奇襲
6.ハルトくん一号機でドルシア攻撃
7.なんやかやで咲森国爆誕
8.なんやかやで月目前でドルシアに攻撃され、弐号機がマギウスに奪われる
ここから本編二期
9.弐号機を退けて月到着
10.地球に行く事にしたが、ドルシアに到着
11.ドルシアでヴァルヴレイヴの開発者にあって、カミツキについて知る
12.エルエルフの想い人を発見保護したと思ったら、助けられて、助けられなかった
13.ファントムの船を捕まえる
14.マギウスにしてやられて、咲森国で大量虐殺がはじまる
15.逃げる
16.ドルシアとアルスが結託しようとしているので、阻止し、弐号機をぶち壊す
17.世界が大荒れ。人々は疑心暗鬼になるも、咲森国民は何人か生き残り、新たな国を作りました

う~む
こんな感じでしょうか?
とりあえず謎は全て明らかになったのかな?

個人的に分からない部分というのは、「なぜこんなにしっちゃかめっちゃかにしてしまったのか?」ですね

とりあえず、終わり方がもうなんなの?って感じでした
物語の流れ的には「マギウスと人間が共存する世界を作る」というのが最終的な目的になったわけです
いわゆる「相互理解って大切だよね!」みたいな感じ
主人公二人はそんな世界の実現のためにマギウスの存在を世間に知らしめます
隠そうとするやつをぶっ飛ばして、自分たちカミツキを暴いたときの意趣返しをはかります

ここで疑問なのが、マギウスと共存しよう的なエンドだと思いきや、主人公二人はいなくなり、ショーコちゃんが未確認宇宙生物とコンタクトを取っていることです
なぜその場面がラストなのか?
結局マギウスたちとはどうなったのか?
せめて最後にそこを描けよ(゚Д゚)
なぜ未確認宇宙生物とのファーストコンタクトを描くのか?

他にも細かいですが疑問点が
{netabare}1.なぜドルシア総督がマギウスだとわかったのか?カイン大佐がマギウスなのはわかってたけど、あいつがマギウスかどうか知るずべはなかったのでは?
2.なぜエルエルフはマリエを即始末しようとしたのか?雑すぎだろ。ハルト来ないからイラついてたんですかね・・・
3.なぜハルト以外はルーンを補充しないのか?一号機はOSちゃんの分も補充しないといけないのかもしれないから、ルーンの消費が激しいのかもしれないけど、ほかの人が一度もルーンを補充してないのはなんなのか?
4.ファントムの船を捕まえていたのは何だったのか?そもそも「月にファントムの船が向かっている」→「捕まえよう」。何故なのか・・・?{/netabare}



良かったと思える部分も無くはない
しかし、正直展開についていくのがやっとだったのと、上記の疑問点に「んんんんん?」となりながら見ていたのであまりいいとは思えませんでした
もう少しやりようがあったのでは?と思ってしまうので、惜しい作品だったとは思います

山田と先輩をもっと活躍させて欲しかったし、マリエの話も掘り下げて欲しかったな
あんだけ頑張って、その頑張りを知ってるのがハルトとエルエルフだけって寂しすぎるだろ(´・ω・`)
せっかくアキラちゃんとも仲良くなり始めたとこだったのに・・・
ルキノさんも物語から退場してる時間が長すぎたような・・・
ハルトくんとはいろいろあったんだから、そこらへんをもう少し描いて欲しかったかな
そういえば結局なんでチョメチョメしてしまったのかわからなかったな
あと主人公はヴヴヴを壊すと言ってましたが、あれはどうなったの?
マギウスとの共存という方向に向かったゆえの心情変化というふうに捉えることもできますが、作中で明言したりして欲しかったかな

そういえば、クーフィアというキャラがいましたが、あいつって実は裏切り者としてエルエルフ達が殺したやつと仲が良かったりしないかな?
そうだとすると、例え仲が良くても裏切り者は殺さなければならないという現実を最も心に刻んでいたのはクーフィアだったのかもと思うのです
戦闘狂っぽく描かれてましたが、実はエルエルフ達を仇として恨んでいたのかもしれないと考えると、面白いかも
{/netabare}

いったんここまで

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

クソアニメとは何か? それは例えば登場人物がシナリオの都合で軒並み馬鹿になり、非常識極まりない行動を取ったりし始める作品のこと

あまりにも笑ったので衝動的に書いてみました。
21話。凄かった。神回と呼ぶにふさわしい。

2013/12/07配信の21話、ニコ生アンケートでは
(①とても良かった ②まあまあ良かった ③ふつうだった ③あまり良くなかった ⑤良くなかった)

①24.2%
②6.7%
③6.4%
④9.6%
⑤53.0%

⑤が過半数超え、①が30%割れなんて初めて見た(ノ∀`)
つか53=ゴミなんて出来すぎで、これも仕込みなんじゃと疑うレベルw


【参考】他作品のアンケート ①とても良かった の割合 
 ※()内は配信日

のんのんびより
7話(11/28)95.4%  8話(12/5)96.0%

てさぐれ!部活もの
8話(11/24)94.8%  9話(12/1)94.6%

キルラキル
8話(11/24)93.0%  9話(12/1)93.7%

蒼き鋼のアルペジオ –アルス・ノヴァ-
8話(11/28)86.4%  9話(12/5)94.0%

弱虫ペダル
8話(11/29)93.1%  9話(12/6)95.1%

アウトブレイク・カンパニー
7話(11/26)92.9%  8話(12/3)90.4%

東京レイヴンズ
7話(11/27)76.4%  8話(12/4)69.6%

ストライク・ザ・ブラッド
8話(11/28)80.9%  9話(12/5)78.1%

IS<インフィニット・ストラトス>2
7話(11/25)52.0%  8話(12/2)52.2%

BLAZBLUE ALTER MEMORY
8話(11/29)80.4%  9話(12/6)62.1%

メガネブ!
8話(11/24)57.5%  9話(12/1)72.0%

-----------------------------------------


21話 嘘の代償
{netabare}> ドルシア総統によって、カミツキの秘密が暴かれた。
> さらに、101人評議会の情報操作により、ファントムによる殺人もハルトたちのせいにされ、
> 世界は一気に彼らの敵に回る。
> 危険生物の駆除という名目の下、次々と殺されていく生徒たち。
> やむを得ず逃げ出したハルトたちだったが、モジュール77は既に大艦隊に取り囲まれていた。
> そんな窮地に陥る中、一部の生徒たちがハルトを拘束する。
> ハルトを差し出すことで、自分たちだけ助かろうというのだが……。
{/netabare}

とにもかくにも雑で急。説得力不足。
{netabare}ドルシア、アルス、ジャーナリスト皆グルでジオールへのなすりつけが見え透きすぎの{/netabare}
茶番、誰も信じないでしょ。
{netabare}学生を無差別虐殺する{/netabare}非人道的行為を大統領主導であんな軽率に行うなんて、
視聴者の多くが不快に感じるのが妥当。
{netabare}「奴らは人間ではない! (不死の)危険生物7号だ!」と言いつつ射殺。
いやいや、あっさり死んどるがなw 不死としつつ殺す矛盾。{/netabare}

ハルトもショーコも揃って馬鹿。ちゃんと説明しないし衝動的に行動して人の話を聞かない。
シナリオの都合なんであろう方向に話をシフトさせる操り人形と化していると感じてしまいました。
{netabare}ハルトはうっかり口を滑らせすぎだし、ショーコは手のひら返しが早すぎ。
視聴者的に茶番で非人道的でご都合と映っているに過ぎないアルスに、ハルトをあっさり売るショーコ。

引きこもりエルエルフさん、あっさり捕縛、ハルトと共にアルスへ売られる。以前も見た光景だけど。
「買いかぶられたものだな」てのもなんかズレてる。
無気力ならそんな台詞出てこないはずだし、やる気あんなら捕まんなよだし。

常識人的振る舞いを見せた犬塚先輩、戦死。
「信じてもらえなくても、憎まれても、俺は!」仲間を守ろうと奮戦したのに…{/netabare}

バトル描写がまともでも、キャストが豪華でも、
シナリオのとんでもなさが全てを覆し、どうでもよくなる。
ホント凄いです。

監督:松尾衡
シリーズ構成:大河内一楼
21話脚本:熊谷純


「ボクジャナイー」⇒監督と脚本家で責任のなすりつけ合いかな?
「ジャッジメントする!」⇒視聴者にスタッフが裁かれるんですね
と話題をかっさらってきた(たぶん)ヴヴヴ、いったいどこへ行くのか。
全24話とのことで残り3話、ちゃんと終われるのか。
劇場版作って結末すんじゃね?なんて声もあるけど、
こんなのに一文も払いたくない人ほとんどなんじゃw
気になるのでとりあえず最後まで観ます。ある意味楽しみ。
(2013/12/08初up)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

86.1 9 呪いで恋愛なアニメランキング9位
甘城ブリリアントパーク(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2732)
14708人が棚に入れました
主人公・可児江西也は、転校してきた謎の美少女・千斗いすずから、いきなりマスケット銃を突きつけられ、デートの誘いを承諾させられた。いすずに連れられやってきた場所、そこはダメ遊園地として悪名高い甘城ブリリアントパーク(甘ブリ)だった。

声優・キャラクター
内山昂輝、加隈亜衣、藤井ゆきよ、川澄綾子、野中藍、白石涼子、相坂優歌、黒沢ともよ、三上枝織、津田美波
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

再建よりトリケン

訳ありテーマパークを再生する物語。


丁寧に分かりやすく設定を紹介してくれた第一話。
もはや廃墟と化したテーマパークを再建していくストーリー。
万人に受け入れられやすそうな題材でハズレる気がしません。

いすず他メイプルランドの住人との楽しい日常が描かれながらも
可児江くんの過去や両親の事も絡みつつ話が進み
再建した暁には人と魔法の国が繋がる夢のある良い話になっていく予感がします。

京アニですし作画やキャラの魅力は太鼓判ですし非常に楽しみです。

※2話感想{netabare}
パークの置かれている状況説明と可児江くんがやる気になる回。

いやぁ可児江くん煽るねぇ。天才子役という過去も輝いてきました。
憎まれ役に成りつつも救うってのはヤキモキするけど応援したくなる良い設定。
…夢の国住人居酒屋もシュールで楽しかったです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
再建に向けて基本対策&宣伝開始回。

再建条件が経営黒字ではなく来演者数だけなのが変だなとは思っていたけど、
『3ヶ月間終日30円』という暴挙に。
…期間限定ならともかく、これは完全にやりすぎです。
採算や利益を考えなくても良いって条件になってしまったら何でもありで
「経営再建」としての見所が薄れ正直つまらなくなってしまった気がします。
他の点は試行錯誤が面白いだけにどうにか成らなかったものか…。
せめてコロッケ軸に…とかで採算はとって欲しかったです。

そして受付のマスク警備員さん怪しすぎる。怖い。(^_^;)
素性分からないけど実はお偉いさんとか可児江くんの関係者とか裏がありそうな気もします。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
いすずは不器用だけど頑張り屋さんだぞ!と紹介する回。

まずはキャスト同士の信頼が無いと再建どころじゃないですからね。
互いに苦手な事はあるけどフォローしあってみんなで頑張ろう!
ここまで各話テーマを絞って判りやすい内容です。

流行に乗って、いすずの壁ドンも観られましたしね。
次回は怖ゎ~いリュウが出そうですが、怖くない方に一票です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
資金を求めて洞窟探索!

採算度外視路線が気に入らなかったけど、一応は考慮している様子。
財宝で解決はちょっと安易だな…とは思ったけど
結局お宝といえるのはドルネルのオタクコレクションしか無く、
ツッコミ所はありつつも経営で何とかする路線に戻って来た様子。
まぁ、そう来て貰わないと夢の住人コメディで終始してしまい
ストーリー的にはつまらなくなってしまうので良い傾向に思います。
スタジアム、コロッケ、豊富なタレント陣等、磨けば光る素材はあるので
頑張って欲しいですね。
資金難は続くし、姫は浮かない顔だし、謎のそら豆も出て来てまだまだ多難な様だけど…。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
人手も不足で募集&面接回。

お金の次は人手。
先週クレープ屋が接客不向きの土偶(コダイン)だったのはそういう事でしたか。
面接の方は完全にコメディというかギャグ路線。殆ど出オチっぽい。
割り切って楽しめたけどストーリーとしては無為な1話かな。

次回は水のトラブルかな!?
色々あってもサマーランド的な有用なものになるのかな?
AV嬢のマザー牧場的なのも見えてますし
ゆくゆくはもの凄い総合レジャー施設になりそうですね。

…って、いつの間にか本日の来場者8000人超えてるし
一ヶ月も時間飛んでるじゃん!?
もう、なにからツッコんで良いのやら…。(^_^;)
(前回、ドルネル個人の宝で一ヶ月の経費が持つ無理な設定を飲みこんだのに
その期間すら過ぎてるんだものなぁ…。)
ストーリー的なものは期待するな!って事なんだろうなと
判ってはいるけど淡い期待くらい持ちたいんだよぉ。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
かいぞくがあらわれた→たたかう→かいぞくがなかまになった回。

完全にギャクコメディの様相。
新人キャストも適材適所で個性が出てましたし深く考えずに観れば笑えて楽しい回でした。

ただし経営再建ストーリーとして観ると
キャラを増やして間延びさせてるだけなのでツッコミ所満載です。
ご都合主義で結果オーライにはなったけど、
みんなで努力して知恵を絞って掴む感動の成功ルートは絶たれた気がします。
可児江くんの演技力や読心スキルも形を潜めちゃってますし、
嫌われ役設定もとっくに飛んでいてストーリー構成の再建はもう無理かな。

前回の来場者数は何かのミスだったのでしょうか?また激減してますが!?
キャラは可愛く良いんだけど話が無茶苦茶なので不満が残ってしまいそうです。
{/netabare}

※8話感想 {netabare}
病気の可児江くんの為にみんなで替え玉登校回。

いすずはまだ学校行ってるなら替え玉しちゃ自分が欠席になっちゃうじゃん。
マカロン授業サボったら替え玉にならんぞ。
ティラミー外道。モッフル地雷剥き出し&哀愁。
…等々、ギャグ回にツッコんでも不毛と悟りながらもツッコミつつ楽しんでしまいました。
それにしてもココの所脱線して戻らない…。(ってか、脱線が本線になりつつある。)
意味ありげだったスタジアム活用法を見い出すまで一月半掛かってるんですが大丈夫なの?
{/netabare}

※9話感想{netabare}
バラバラな踊り子四人娘が困難を乗り越え心を一つに回。

意外と策士なラティファちゃんの
お約束の「絶対押すなよ!?」から始まるバラエティー番組のまんまな30分でした。
アニメで堂々とバラエティーやっちゃう度胸は買えます。いやはや自由ですね。
それでも京アニなら許せてしまう楽しさと可愛らしさがありました。
しかし最後の試練、答え(回避方法)が見えてたら自己犠牲にならない様な気が…
まぁ、ま~るく収まったなら別にいいんだけどさ。
でもその前に踊りが苦手なコボリーは息が合う云々以前に適正が致命的かな。(^_^;

赤字問題は大きなツッコミ所ですが集客に関しては、もうすぐ夏休みだし
9000人/日で後21日、残り13万ならトラブル無ければ行けそうかな!?
…お約束の「無ければ!?」ですが。
ただ、ラティファの浮かない顔や言い種から推測すると達成しても何かありそうですね。
お庭の花の木が関連していそうですけど…。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
ラティファに掛かる呪いが明かされ
それ知った可児江くんは集客達成に向け更に拍車をかける回。

盛況なパーク内の様子が描かれ、
脱線している内にも状況が改善されて良い方向に向かっていると思っていましたが
やはり集客目標は厳しい模様。
…毎回、下手に集客カウンター表示されるので行けそうなペースだと錯覚していました。
行けるペースなのと作中の状況が矛盾しちゃってて頭の中がおかしな事に。
前回そして作中内でも9000人ペースなのに今回のカウンターは482!?
あてにもならない壊れたカウンターなら止めちゃえばいいのに…。

ラティファの呪いの一つのアニエス確保はパークを存続させれば何とかなりそうですが
毎年記憶と共に体リセットの呪いの方は内容がキツい。
また忘れてしまうのかと思ったら憂鬱にもなるよな…そりゃ。
庭の木が解決の鍵にはなりそうな気はしていますが果たして?

次回は可児江くんの集客の策が炸裂でしょうか?
スタジアムが満員になる様な事が起こるといいのですが。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
最後の切り札はプロサッカー記念試合誘致。
キャストも不休で追込みをかけ、動員数クリア出来るはずだったが…回。

や~っと、スタジアム活用してくれました。
5万のマンモススタジアムだったことに驚いたり
せめてもう少し前に市民解放やら球技教室やら出来たろう!?
とか色々思っちゃうけど、遅蒔きながらようやく本線に戻ってきた感じ。

こうやって皆で知恵を絞り
可児江くんの能力や精霊のファンタジー要素と組み合わせた経営回復路線なら
もっとストーリーの評価も高くなったんだけど、
結局、維持費や採算度外視で無料(30円)や売却という裏技というか反則的な
お金の力で解決しちゃってるのはやっぱり引っかかってしまう物があります。

それでも、お約束的ながら動員数が後少し足りない状況やラティファの未来など
気になる要素があり最後まで楽しめそうではありますけど。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
集客達成&ラティファの呪い回避で大団円回。

解っていた事ですので『ご都合主義』という概念はこの際スッ飛ばして、
気持ちの良いハッピーエンドを晴れやかに楽しみました。
最後は嫌味だった地上げ屋さんが30円払ってくれて達成!
というのを予想していましたがそこはハズレ。
悪ガキ三人衆がココで来ましたね。これで良いのか悪いのか…。

地上げ屋さんの方は実は悪い魔法使いというオチ。
今回は消えましたがまた来年やってくるのかな!?
霧散してうやむやですが呪いは回避され、まずは一安心。
伏線だった庭の樹には美しい花が満開で文字通り華を添えてくれました。

通常料金に戻しても集客を保つにはまだ課題がありそうですが
可児江クンもいますし、今のキャスト達なら大丈夫でしょう。

終わりかと思えばもう一週オマケがあるのは嬉しいクリスマスプレゼントです。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
みんな揃って楽しくPV制作回。

既に肩の荷が降りているので各キャラの素顔や横顔を気軽に楽しんじゃいました。
アイロンスカイダイブはすご~く昔に見た記憶が!
コダイン結局終始動かず喋らずかよ!
ドルネルまた集め始めてるじゃん!
ってかプロモーションしてねぇ!

な~んてツッコミながらも無事楽しい時を過ごせているキャラ達を祝福し
楽しい印象でこの作品を観終えることが出来ました。
{/netabare}

【総評】
経営再建のストーリーとしての魅力は3話で崩壊し
キャラモノとして割り切ろうとしましたがやっぱりストーリーへの期待も引きずってしまい
完全には楽しみ切れませんでした。
(苦悩の詳細は毎話感想チラッと見て頂ければ。)
全て分かった上で2周目以降を観れば完全なキャラモノとして楽しめそうな気もするので
繰り返し観ると真価が現れるアニメかも知れません。
ただキャラの数が多く幅広い反面、掘り下げは甘かったりムラがあったりで
どうやっても「深さ」では満足は出来ないと思います。
主役である可児江くんやいすずの生活や心情ですらも、もう一掘り欲しかったです。

京アニらしい作画でバラエティ豊かなキャラを広く楽しむ作品。
ストーリーの事は考えれば考える程、酷なものなってしまいますので割り切りが必要です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 74
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これはパーク再建アニメではありません

【これはパーク再建アニメではありません】(2015.1/7)

あらすじ的には、倒産寸前の甘城ブリリアントパークをよくいるヤレヤレ系の主人公が頭脳を駆使して再建していく・・・ というものでしたが、蓋を開けてみれば全然そんなことはありませんでした。

序盤はまだ良かったです。

時間制限があり、目標があり、正直この設定のまま復興系のゲームにできるんじゃないかと言うくらいのボリュームは感じました。
他人の心を一度だけ読める能力や、回数制限付きでパークの悪い評判(客の記憶)を消せたりといった魔法も本当にゲームっぽくて、この手のジャンルに手を出したことがある人なら、それだけでも気になるほどの魅力はあったと思います。

そして物語は事情を聞いた主人公の叱咤激励により、士気を失っていた従業員を奮い立たせ、再建に向けて大きな一歩を踏み出すワケです。この演説を聞いた後のワクワク感は今思えば凄まじかったですね。
ここから一体どんな熱い展開・ドラマが待っているんだろうと期待が高まりました。

問題はその後ですよ・・・。

まずこれらの設定。はい、ストーリーの中でほどんど触れられません。忘れた頃に主人公の読心能力が出てくるくらいで、あとはおざなりに目標人数が各話最後にカウントされる程度です。
これは本当にもったいないと思いました・・・。最初に私が感じたボリュームはどこへ行っちゃったんでしょうか。

そしてストーリー。これはもはやパーク再建アニメというよりは日常系ギャグアニメですね。序盤の時点で私がへんな期待をしていたのが悪かったのかもしれませんが、結構な肩透かしを食らってしまいました。と言うか何故アレで来場者数が増えてるのかかなーり不思議でしたw 目標人数の設定はどうやら形だけだったようです。

従業員は相変わらず文句ばっかりだし、基本不真面目(天然?)にギャグ満載で経営しているにも関わらず、唐突に思い出したかのようなパーク存続云々の話を無理やり入れてくるし・・・。
挙句の果てには「{netabare}パーク再建には姫様の命が掛かっている{/netabare}」とか言い出すンですよ!?w しかもそれを従業員は知っていたとか。これにはもう冗談かと思いました。知っててあの態度で、知ってて間際になって焦り出すってどんだけアホなんですかw

物語に「緩急」をつけるのは良いんです。

むしろ、この作品でやりたいことはこっち方面のドタバタコメディだと思いますし。ですが、私が他作品でも言っているように色んなことをやろうとしすぎなんですよね。ギャグだけで良かったじゃないですか。なんで中途半端にシリアス入れるんですか。そんな安っぽいシリアス入れるから内容があやふやになってしまうんです。

ここらへんの温度差が、うまく調和できていないんですよね。
別に色々やるのは構いません。ですがやるならキッチリやってください。
中途半端な内容では逆効果でしかないんです。

本当にただそれだけ、そこのみがこの作品唯一の欠点であり、物語の評価を3.0にした最大の理由です。
心の底から残念でした。

まあ実質最終回の12話に限っては、あれはあれで目標人数の件や閉園後に蟹江くんが皆に放った言葉含め序盤以降久しぶりに感動できましたが、そのあとに待っていた姫様の呪いの一件がまっっったく腑に落ちなくて全て台無しにされました。
ギャグアニメなので一応許せはしますが、本来ならばあれはゆゆゆの最終回と並ぶくらいありえないと思います・・・w
その{netabare}直前までの涙{/netabare}はなんだったんだよ!{netabare}ハッピーエンド{/netabare}でも全然良い、むしろそっちの方が好きなまでありますが、そこに至るまでの過程をちゃんと視聴者に納得させる展開にしてください。視聴者を振り回すことと意表をつくことは全く違いますからね。

まあ色々と文句はありましたが、従業員が勢揃いし、

{netabare}「ようこそ!甘城ブリリアントパークへ!」{/netabare}

と視聴者に向けて放つような、最終話のキッチリとした締め方を見たときには素直に満足することができたので、それなりの評価はさせていただきました。

こういう、ところどころ魅せてくる良いポイントを見ていると、ホンットに惜しく感じてしまうんですよね~w

良アニメの壁は高いです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、ここまで内容についてボロクソ書いてきましたが、全部が全部ダメかと言うと決してそんなことはありあません。

ギャグにかけてはさすが「フルメタル・パニック」の原作者ということだけあってかなりの力量を感じます。
もう本当にクッッッッソ面白かったです。

特にあのゲッスいマスコットたちね。こんなに笑ったのは今期初めてでした。その中でもティラミーが圧倒的で、CV:野中藍さんの演技も相まって、それはもう凄まじい威力を発揮していたと思います。そしてあの顔芸・・・。

そんな私が選ぶ最優秀回は「8話 恋心が届かない!」。

いや~、入れ替わり回にハズレなしと勝手に思ってるんですが、これはその中でもまったく非の打ち所がない完璧な内容でした(ちなみに10回ほど見ました)。
もう主人公役の内山昂輝さんが、各キャラの特徴を捉えた本気の演技を見せてくれただけで大満足だったのですが、それでは終わらずに、各ゲスコットたちの個性を十二分に活かしたコメディ展開まで用意してきてくれるという周到さ・・・

オチもかなり上手い具合で、この回だけで評価をすれば物語は文句ナシで5.0にしますね。
それほど面白かったです。


先にも書きましたが、こういう面白い話を見ていると、ほんとに何でシリアスを持ってきちゃったんだろうな~と惜しく感じます。まあ、物語が始まらないのである程度根底となる筋道が必要だとは思いますけども・・・。
このレベルなら、パーク再建なんて最初からやらないで、適当にギャグを混じえた日常系のお仕事アニメをしてくれてるだけでも最高評価をあげれたと思います。

私の口癖みたいになってますけど、別々に見たらどちらの要素も面白いんです。

シリアスはシリアスで、おざなりな部分はあるにせよ、いすずの悩み話やピンチの場面で頭がキレる主人公の格好良さ、姫様関連の話も及第点にはなっているんです。それでもやっぱり、後はその「混ぜ方」になってきちゃうんでしょうね~。どうしてもここで引っかかっちゃうアニメが多い気がします。
そこがしっかりしていないと、作品内でどんなにキャラが真面目に取り組んでいようと、どんなにキャラが過酷な状況の中にいますアピールをしようと、それが全部茶番になってしまうことに何で気付かないのでしょうか。

そんな薄っぺらいシリアスを演出するくらいなら、最初からもう開き直ってギャグだけに突っ走ってくれたほうがまだ好感が持てます。中途半端なことをして悪戯に良い部分の足を引っ張る必要はないんです。
私も性格が悪いので、敷かれたレールの上を走らされた挙句「はい、ここで泣いて!」的な展開はまず好きになれません。そこについては、甘ブリが本来狙っていたであろう「笑いあり、涙あり」を目指す姿勢は悪くはないと思います。

ですが、この「笑い」と「感動」が上手く融合できていなければ元も子もありません。
お互いが干渉しあって、お互いの良い部分を消し合っていては意味がない、むしろ余計なんです。

何度もしつこいようですが、それほどこの作品に対して惜しく感じてると思っていただければと思います。まあこの話はここらへんにしておきましょう。


最後になりますが、上述したように、ギャグに関しては他の良作アニメにも引けをとらない面白さなので、もしもストーリーのちぐはぐさを気にしないで見れるのでしたら、必見の価値アリだと声を大きくして言うことができます。私も途中からはギャグだけを楽しんでいたので、それで十分見れると思いますからね。それと大事なのは8話ですよ!序盤で切っちゃった人も8話だけは見て欲しいです!

感想を書いていて思ったのですが、自分で思っていたよりもこの作品を楽しんでいたんだな~と今頃になって気付きました。まあそんな感じのアニメだと思ってくださいw

それでは、ご来園ありがとうございました。
最後までお付き合いくださり感謝致します。

(追記・・・)
3話のラティファ様の水着姿には麦茶も思わず前かがみでした。
うーん、この脇。とても良いと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38
ネタバレ

のあ☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

唐突だけど可児江西也君、次の日曜日わたしと遊園地に行かない?

『あらすじ』
可児江西也は千斗いすずに半強制的にデートに誘われる。
当日向かった先は、錆びれた遊園地である「甘城ブリリアントパーク」。
乗り物はボロボロ、ゲスト(客)は少ないし、キャスト(従業員)はやる気ないし、マスコットキャラクターは嫌な奴・・・というなんともひどい有様だった。
可児江西也は千斗いすずによって支配人に会わせられ、「支配人になって欲しい」と頼まれるのだった。

『キャスト』
可児江西也 cv:内山昂輝
千斗いすず cv:加隈亜衣
ラティファ・フルーランザ cv:藤井ゆきよ

『各話感想』
感想というより、ただ思ったことをたらーっと書いてるだけかもです。なのであんまり参考にならないかと思いますが、こんなこともあったなーというふうに、流す感じで見てやってください<(_ _)>

一話「お客が来ない!」
{netabare} 出だしから驚かされました。女の子に銃向けられたら私失神します、はい。

そして、さすが京アニ!作画に文句のつけどころがありません。いえ、文句つける気などはなっからありませんよ!?w

木の妖精のコボリーちゃんが可愛い・・・っ!

夢の国・メープルランド。なんじゃそりゃああああああー!
え!?魔法?はい!?
という感じでしたが、面白そうなので視聴決定!です。{/netabare}

二話「時間がない!」
{netabare} あの性格悪そうなマスコットキャラクター、姫様にとってはおじさまなの!?w姫様の前ではイイ子でしたね。 いったいどっちが本当の姿なんだろうw

頭の良い男子っていいですね。可児江くんの顔とか冷めた性格とかタイプなんだけどな~ ナルシストってとこがもったいないw まあ、完璧人間ななんて存在しませんよね?笑

ん!? ちょーーーっと待ったぁ!
モッフルって靴はいてるの?w居酒屋のシーンで吹きました(笑){/netabare}

三話「テコ入れが効かない!」
{netabare} 羊・・、じゃなくて、えっと、そう!マカロン。適応能力が高いの、ぜったいこの子でしょ。たまに・・じゃなくて、よく顔面崩壊してますがw

んー、こんな変な宣伝されたら行きたくなくなるような・・
可児江くんはいったい何を考えてるの?
「1000人より1001人を呼ぶためだ!ダンッ(机をたたく音)」
おおっ!って思いましたw
三話の冒頭で「何を着てもかっこいい・・」とか言ってたやつに言いたくないけど、かっこよかったよ、うん。{/netabare}

四話「秘書が使えない!」
{netabare} 幼稚園児たち怖いよぉ((((;´゚Д゚)))

支配人代行(可児江くん)の実力がぱないw なんだか安心して見れますね(笑)

いすずちゃん・・ 相手が反論しようとしたら銃で黙らせるのやめようか・・
でも、不器用?ないすずちゃんも可愛いよ。(不器用で片づけちゃっていいのか?w)
とにかくふぁいてぃん! そして、いすずちゃんお疲れ様!w{/netabare}

五話「お金が足りない!」
{netabare} お金が足りない!・・私もです!、というのは置いといて。

そういえば、可児江くんって人の思ってることが分かる、っていう魔法授かってましたよね? 全然出てこない・・・というか今まで気にも留めてなかったです、すみません。

洞窟の中の迷宮・・
これアトラクションにしちゃえばいいじゃんwって思ったの私だけですか?え?危険すぎる??

あ!魔法使った! 魔法の存在が出てくるのが一歩遅かったら、絶対忘れてました。

え!?ちょい、ホントにアトラクションだったの?w

なんだか今回はいろいろ驚かされました(笑){/netabare}

六話「人手が足りない!」
{netabare}女の子が・・・っ、女の子が、増えたぁぁぁー! それにしても、キャラが増えていくだけで話がまったく進みませんね(笑) 人手は大切だとは思いますが、入場人数の方は大丈夫なのでしょうか・・・?

なんだか今回は一話が短く感じました。{/netabare}

七話「プールが危ない!」
{netabare} いすずちゃん!棒読みだよ!?「まぁ、許容範囲」そうなのか?

さすがモッフル!と思ったら、モッフルの妄想だった・・・!wこれにはホント笑いました(笑)

みごとにイベントのように扱いながらしゃべる安達ちゃん。モッフルたちの言葉が通じているとは・・・!さすがAnimare Video、略してAVのナレーターさんですね(笑)

サメのしゃべってる言葉、聞き取りづらいです・・・w {/netabare}

八話「恋心が届かない!」
{netabare}出だしでいすずちゃが「可児江くん、可児江くんっ!」と呼ぶところがありましたが、それが「羽生くん、羽生くんっ!」と聴こえてしまったのは私だけでしょうか・・・?笑

可児江(マカロン)「あー、平気、平気。ちょっと特異体質なんだろん。」
土田さん「そうなんだ。良かったー。」
に、本気でビビって目を剥きました(笑)

それにしても、なんだかあっさりと?モッフルとラティファ様の関係が暴かれてしまいましたねww{/netabare}

九話「チームワークが生まれない!」
{netabare}今回は4人の妖精の回ですね!いやぁ~、それにしてもコボリーちゃん可愛い!ぷぅって!ぷぅってしましたよ!?

「絶対に触らないで下さいね!?」の時点でもう、触ってしまうフラグが立ってしまっているというね・・・ でも、このおかげで団結力も上がったみたいだし、結果オーライですね!w{/netabare}

十話「もう打つ手がない!」
{netabare}居酒屋の店員のたかみちゃん・・・。名前が付いてる上に名前をたくさん呼ばれている・・・ということは、これから遊園地にかかわっていく逸材!?(※私の勝手な憶測ですw)

姫様が倒れたとき、それよりも、火が!油が!消して!と真っ先に思ってしまいました^^;

七月三十一日まで、あと十日!!?{/netabare}

十一話「これでもう心配ない!」
{netabare}取引先の四人が全員眼鏡なのが地味に気になりました(笑)こういう人たちって眼鏡ばっかりなんですか?w

キター!ハプニング!嬉しくないけど!
ハプニングってあんま好きじゃない(みんなそうですよねw)ですけど、この手のアニメはいろいろ見てきたので、もう慣れましたよ!?
どんと来い、ハプニング!そしてずばっと解決頼みましたよ、可児江くん!{/netabare}

十二話「未来は誰にもわからない!」
{netabare}やっぱりこうなるよね。たかみちゃん出てきたし。でも最後の三人は想定外でした。この子どもたちはこのためにいたのか(笑)

この作品は可児江くんの成長物語でもあったんですね。

ていうか、ラティファちゃん可愛すぎます(真顔)
可愛いからこそ、ありきたりの展開でも良いと感じましたw{/netabare}

十三話「PVがつまらない!」
{netabare}サービス回ですね(笑)
十二話で綺麗にまとまっていたので、ちょっと残念。これはOVAにするべきなのでは・・・と思いました。

キャラが個性的な方たちばかりで、この人たちの意見を聞くのはまったく参考にならないかとw
それに誰も気づかない、という・・・

いろいろともったいない^^;
まあ、面白かったですけどねw{/netabare}

*この作品の魅力
・作画が綺麗
・キャラが可愛い
・きちんとした目標がある

*残念に感じたところ
・生かされていない部分がたくさんあった({netabare}可児江くんは確か子役だったはず。また、魔法のこと。{/netabare})
・十三話の必要性

生かされていない部分が目立ったのは事実。
でも、全体を通して面白く見ることができたのも事実。

そんな作品でした(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36

73.2 10 呪いで恋愛なアニメランキング10位
犬夜叉(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (575)
3543人が棚に入れました
犬夜叉と巫女・桔梗は、あらゆる願いを叶えるという「四魂の玉」をめぐる陰謀に巻き込まれ、愛し合いながらも殺し合ってしまう。そして犬夜叉は50年間、かごめが現れるまで封印された。
現代の中学生・日暮かごめはある日、自宅の神社の祠の井戸から500年前の戦国時代(犬夜叉のいた時代)へタイムスリップ。桔梗の生まれ変わりであるかごめは封印されていた犬夜叉を蘇らせ、四魂の玉を再び現世に戻してしまった。しかも玉は無数のかけらとなって飛び散ってしまった。
そのかけらを集めるために旅することになった二人。最初は嫌々だったが、二人は次第に惹かれ合っていく。だがその旅の中で、50年前、犬夜叉と桔梗を罠にかけた張本人・奈落の存在が明らかに。彼らは七宝、弥勒、珊瑚、雲母らと共に、奈落に立ち向かう。

声優・キャラクター
山口勝平、ゆきのさつき、渡辺久美子、辻谷耕史、桑島法子
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恋に生きるか、生きるが恋か

各地に飛び散った四魂の玉の欠片を巡る戦国御伽草子。

妖怪との戦闘シーンが多いアニメですが
この作品の本質というべきは恋愛描写ですね。

半妖である犬夜叉はある理由でただ一人愛した桔梗という巫女と死別します。
その後犬夜叉は桔梗に瓜二つのかごめという少女に出逢い、
戦いを通し惹いては惹かれるけれど、犬夜叉はまだ桔梗のことが忘れられず、
さらにお互い素直になれない性格のために喧嘩しちゃうっていうアレですw
旅の仲間の弥勒と珊瑚も見ものです。
彼らの恋愛描写はあまり多くはないですが一つ一つがパワーを持っています。
これは個人的な感想ですが珊瑚の魅力は絶大なものですねー。
あの表情のひとつひとつ、桑島法子さんの声の強さと艶。
ホントいいなーw すっごい好きだなーww

話が反れましたが、これは単に恋愛が良いというだけでなく
ストーリーも面白く、命を懸けた緊張感のある戦いを描きながら
恋愛を上手く織り交ぜられていることに非常に感心します。

この続きは完結編に続きます。
そっちはなんだか駆け足だし、画も綺麗になった分
動きの悪さが目立つし、ストーリーもなんだかあやふやだったような気さえします。
あとアニメオリジナルストーリーいくつか観たのですが
つまらなかったのでほとんど飛ばしました。

今になってかすかではあるけれど理解に近づける
数々の恋愛描写はとても素敵なものでした。


{netabare}


一番感動した恋愛描写はやはり桔梗です。

人でありながら人ではない。
桔梗はとても強い人でいつも清らかさと気品に満ちていた。
けれど犬夜叉に話しかける際に見せる女としての桔梗は
本人とは思えないほどに脆く、崩れやすく、そして悩んでいた。
巫女として自分を殺し、過ごしてきた幾年の月日。
その存在を汚さぬためにたくさんのしがらみを背負いこみ人の役に立った。
しかし頼られ、感謝されるのは巫女であって決して私ではなかった。
では私は一体何なのだ?巫女である以前に桔梗であるはずなのに。
みなが見ているのはこの巫女服をまとうこの肉体だけなのか。
ずっと私はこのままなのか。私が私でないまま一生を終えるのか。私は、、、
そんなときに犬夜叉に出逢った。
そして救われた。

悲しかったシーンが2つありました。
約束のあの日。先に着いた桔梗が四魂の玉の他にもう一つ手にしていました。
それは貝に入れてきた紅です。
巫女となりそのようなことが許されなかった。
けれど今日でそれも無効となる。
だから少しでも綺麗な状態で会おうとする桔梗。
犬夜叉のことを想い、紅をさす姿はもう見てられませんっ!(笑)
ああ涙がw

もう一つは桔梗の最期のシーンです。
あれだけの目にあっておきながら
「お前は来てくれた。それだけで良い。」
涙ドバドバでしたw
犬夜叉がもっと叫び散らすと思ったのですが冷静でしたね。
俺の方が酷かったw


桔梗も良いけど、やっぱり珊瑚も良いです。
声も表情も、弥勒に触られて怒るところもw
あのプロポーズのシーンはホントに良かった。
弥勒の言葉もしっかりしていたし
なによりも、珊瑚の不意に一直線に流れた涙が素晴らしかった。
あれがすべてを語ってますね。
そのあとの「もう浮気はしないよね」と言い寄ってくる珊瑚が可愛いー!

ホントに良い作品でした。原作買おうかな。

ちなみに笑い所で好きなくだりは
おじいちゃんから河童や龍のなんたらをもらったかごめと弟くんがすぐさま
「ブヨ、お食べ」と言って猫に食わせるくだりですw


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

かごめは俺に教えてくれた。笑顔を、人を信じる心を。

2000年放映作品
七つの章167話

いつか観たいと思ってたアニメ
本来は長期アニメも一気に視聴して感想書くスタイルだけど、この作品は話数が多すぎる
そこでシリーズ毎に簡単にレビュー書く事にしました

壱の章 全26話
{netabare}かごめと犬夜叉が出会う
二人は四魂の玉を求め旅に出る
妖怪退治をしながら七宝や弥勒、珊瑚などと出会い仲間になる過程を描く
同時に兄であり敵でもある殺生丸、宿敵奈落ともこの章で出会い、何度か戦う場面も
キャラ設定はもろ高橋留美子色w
ツンデレヒロインと素直じゃない主人公設定でやらせたら一流だね
長編なだけあって序盤の出会いを丁寧にじっくり時間かけて描いてるから世界に没頭し易い
さてこれからどう物語が展開していくか楽しみなところだ♪
{/netabare}

弐の章 全30話
{netabare}桔梗と犬夜叉の物語が切ない。奈落と何度か闘うも決着付かず。
鉄砕牙の強化と犬夜叉が鉄砕牙を使いこなせる様になる為の修行がメイン
弥勒と珊瑚の恋仲も気になるところだ{/netabare}

参の章 全30話
{netabare}鉄砕牙がパワーアップし、それに伴い犬夜叉の力も増大する章
妖狼族の鋼牙を慕う菖蒲という女妖狼族が登場
これで恋の三角関係にも終止符か?
知らなかったけど菖蒲ってアニメオリジナルキャラなのね
正直言って同じパターンの繰り返しに飽きてきた参の章でした{/netabare}

四の章 全15話
{netabare}今回の章は1~3章までの約半分の話数。内容も本編から逸れた番外編的な話が多かった。邪見が可愛くて好きになった章だったw{/netabare}

伍の章 全24話
{netabare}七人隊篇。七人隊との戦いを描く。最初は退屈だったが、生き残りが蛮骨、蛇骨、睡骨になった辺りからは結構面白くなって来た
やはり敵キャラが魅力的だと物語も面白くなるね
ラストは奈落が復活していよいよクライマックスに向かって展開していくようだ
とは言え残りまだ40話くらいあるのか・・・{/netabare}

六の章&スペシャル2本 全34話
{netabare} 邪見:赤邪見、青邪見、黄邪見!
りん:うわー邪見様早口言葉うまーい!もう一回言って!
邪見:ヤダ
りん:えー

りん:邪見様〜♪邪見様〜♪どうしてどうして緑色〜♪
邪見:うるさい!黙っておれ!
りん:えー


駄目だこの2人のやり取りに萌えまくりだw {/netabare}

七の章 全8話
{netabare}最終章なだけあって面白かった
最後まで主人公犬夜叉チームより殺生丸一味の方が好きだったなw
中途半端な終わり方なのでここから先は完結編で楽しもう!{/netabare}

4年間に渡ってゴールデンタイムにTV放送された人気作
やっと観終わったけど長かった
途中かなりダレた感がありましたが4年分を一気に観たので仕方が無いでしょう
サンデーでの原作連載に追いついてしまっての終了の為中途半端な最終回でした
後の原作終了後に完結編で最後まで描き切っている

犬夜叉を演じるは山口勝平さん
らんま1/2の早乙女乱馬も演じてます
高橋留美子作品というイメージですが名探偵コナンの怪盗キッドなども山口さんですね

珊瑚役の桑島法子さん
古くはスレイヤーズのフィリア、機動戦艦ナデシコのミスマル・ユリアなど
最近ではヤマト2199の森雪なども演じられてます

弥勒役の辻谷耕史さん
無責任艦長タイラーのタイラーもやってます
他にもふしぎの海のナディアのエアトン伯爵など
なんか無責任な役柄が多いようなw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何回見ても面白い!これぞ名作!!

私が小さい頃放送していたこのアニメですが、最近ふと思い出して急に見たくなりました。

*物語
 現代女子高生の「かごめ」が、ある日突然戦国時代に異世界トリップしてしまい、そこで出会った犬耳少年。出会った時は封印されていた彼ですが、「かごめ」によって封印は解け、そしてバラバラに砕け散った四魂のかけらを「かごめ」と共に探すことになります。笑いあり、ハラハラあり、胸キュンありの名作です。

*作画
 この頃だと、普通の作画です。ただ時折酷い作画崩壊が見受けられます(笑)

*声優
 たまに犬夜叉が何言ってるかわからない時がありますが(笑)、皆さん有名な方です。私はこのメンバーが一番ぴったりだと思います^^

*音楽
 OP・EDもいいですが、BGMは場面によって使う楽器も違ったりして個人的にすごく好きです。戦闘時の曲はとてもかっこよく、たまにギャグシーンでもシリアス曲を使用しているときはすごく笑えます。

*キャラの評価
 作者さん、よくぞここまで素敵なキャラを揃えてくださいました!!ほんとに皆いいキャラしてます。敵は敵で超上から目線だったり、阿呆だったりで面白いです。王道が出来上がった根源と思えるくらい?

かごめと犬夜叉と桔梗の三角関係もハラハラしてて好きですが、かごめを犬夜叉とコウガで取り合う姿も好きです(笑) たまに、「犬夜叉はっきりしろよ~」とツッコミたい部分もありますが、それもこの作品の良さなのでニコニコと受け入れて見ています。毎日少しずつ見ていきたい人にオススメです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

67.3 11 呪いで恋愛なアニメランキング11位
To Heart [トゥーハート](TVアニメ動画)

1999年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (181)
1036人が棚に入れました
 クセのある可愛いキャラクターと純愛を描いたシナリオで大ブームを巻き起こし、コンシューマ移植もされたパソコンのノベルゲームを全年齢対象でTV化。キャラクターの交流と日常生活を丹念に描いて好評を博した。高校2年生の藤田浩之は、今日も幼なじみの神岸あかりと登校中。無愛想でぶっきらぼうな浩之だが、文句を言いつつも困っている人は見捨てておけない優しさがある。そんな浩之を、密かにあかりは思っているのだが、鈍感な浩之は気づく気配もなかった。

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

二次元と違って、三次元はリセットもセーブもロードもクーリングオフも奇跡も魔法も四次元ポケットもコロ助もいないナリよ

『To heart』と言えば、恋愛ADVの金字塔として、その名を轟かす作品である。内容は知らないが、名前だけ聞いた事はあるという人も多いのではないだろうか。個人的には原作であるゲーム、出来ればPS版をプレイして貰いたいのだが、アニメもそれに劣らぬ素晴らしい作品ではある。アニメの方が気軽に入門できると思うので、なるべくネタバレしない程度に紹介をしていきたい。

この作品、割とオーソドックスな恋愛物だが、最近ではむしろ新鮮に感じるかもしれない。恋愛というより人と人の絆をテーマとして重視している。高校生という多感な時期を通して、互いが心と心の距離を縮め合う、どこにでもある、ありふれた日常を描いているにすぎない。そのような方向性故に、物語に刺激を求めている人には少し物足りない印象を与えるかもしれない。

先程、心と心の距離を縮め合うと記述したが本作では『仲の良い幼馴染』から『一歩進む難しさ』を心と心の距離になぞらえて表現している。近すぎるが故にそこから新たな関係に発展しないという難しさだ。あかりと浩之は互いに不満があるわけでもなく、一見相思相愛な関係に見えるのだが、当の本人達が恋愛関係を日常に組み込む事を重視していない、というかむしろ恐れている節があるというのが、見ている側としてはもどかしく感じる時もある。しかしこの曖昧な関係のおかげで、この作品の特徴が出ているとも思えるので、そこをどれだけ許容できるかが、鑑賞の際のポイントとなるだろう。序盤の2~3話まで見て、自分に合わないと思ったら、例え最終回まで見ても、この作品を好きになれることはないだろうと思う。展開としてはほとんど目を見張るような進展がないのだ。

しかし展開にさしたる起伏が無いからつまらない、というわけでもない。その分、キャラクターの心の揺れ動きを丁寧に表現しており、無駄な演出がないので、見ているうちにキャラクターに段々感情移入してしまう。派手な演出や突飛な設定、そこまで説明しなくてもいいよと思うぐらいの蛇足的台詞といった要素を極限まで排し、視聴者にキャラクターの心情を察するという事を推奨している。放映当時は雰囲気アニメと半ば揶揄の意味も込めて言われたものだが、逆に解釈すれば、雰囲気は最高なのである。後は自分が作品の狙いに気づき、それを面白いと思えるかどうかで、全てが決まる。個人的には作品のちょっとした所から、キャラクターの今考えてる事を汲み取ったり、話の意図を掴むという行為が結構好きなので、案外楽しめた。

まあ、最近変化球な恋愛作品が多い中で、この作品は臭い台詞もバンバン飛び出すし、結構ストレートな作品じゃないかとは思う。あまり期待をして鑑賞すると肩透かしを食らうかもしれないが、人によっては私のように忘れられない出会いになるのではないのだろうか。恋愛作品では必ずといって良い程、本作の名は挙がる。恋愛作品に興味があって、まだ未見の方は一度見てもいいかもしれない。

本作のOPとして使われている『Feeling Heart』はアニメオリジナルという訳ではなく、ゲーム版と同一の物である。この歌、何と言っても歌詞が素晴らしい。こちらが気恥ずかしくなるくらい、貴方が好きです、こんなにも好きです。と表現しちゃってる歌詞なのだ。

アニメ放送当時、私はティーンエィジャーなチェリーボーイだった。そして、毎回OPで流れるこの曲が大好きで仕方が無かった。そしていつか、好きな人が出来たら、カラオケでこの歌を歌って、想いを表現しようと固く誓ったものだ。

時は過ぎ、当時好きだった女の子と念願のデートをする事が出来た。ああ、天は我に味方した。さようなら負け組の私、こんにちわ勝ち組の私。私はどうしてもその子と付き合いたかったので、デートのプランにカラオケを組み込み、念願の2人きりの世界をセッティングする事に成功した。そして『Feeling Heart』を歌った。熱唱した。女の子に気持ちが届いて欲しいと、決して上手い歌い方ではないが、想いを歌に乗せた。かのゼントラーディとの戦争さえ終結させ、リリンが生み出した文化の極みとまで言わしめた歌の無限の可能性を私は信じていた。

しかし当の彼女は興味がなさそうに、次に何を歌おうかとばかりに目録をペラペラとめくっていた。私のバーニングシャウトはカラオケの一室と私の脳内銀河には響き渡っていたが、彼女の心には響き渡っていなかったのだ。

そりゃそうだ!!!!

恋人関係になっているならいざ知らず、まだその前の段階に過ぎないのだ。普通は彼女の心を惹く様な、皆大好きJPOPで責めるべきだろう。しかもお互い歌をいくつか歌って気持ちがやや盛り上がっているならともかく、私は何をトチ狂ったのか、先制攻撃にこの歌をぶつけてしまったのだ。

先発はhideの『rocket dive』を登板させ、まずは自分のテンションと場の雰囲気を盛り上げる事に専念する。

中継ぎに持ち歌であるラルクの『snow drop』を救援させ、や~ん、hirotoshi君って歌上手いんだ~と彼女に好印象を与えるようにし

抑えに恋愛ソング定番中の定番で、女の子をイチコロにする事に定評のあるGLAYの『HOWEVER』でトドメを差しておけば良かったのだ。

彼女のあまりの興味の無さに、私は歌い終わった後、甲子園バックスクリーン3連発を浴びた元巨人の槙原の様にその場に崩れ去った。当の彼女は私のそれを歌い終わった後のテンションの置き所が分からない故のオーバーアクションだと捉えたようだが、ぶっちゃけどうでもいい。

そして流れを修復できないまま、カラオケはいつの間にか終わっており、デートも終了した。その後、彼女にはなし崩しに告白をしたが、やはりというか、振られてしまった。結局私の歌った曲は『Feeling Heart』ではなく『Broken Heart』だったのだ。

それ以来、『Feeling Heart』を聞くと、あの頃の苦い思い出が鮮明に蘇ってくる。人間嫌な記憶はすぐ忘れるというが、意外に覚えているものだ。中司雅美さんには何の罪もないが、この歌で不幸になった若者がいたという事を是非知ってもらいたくもある。

この文章を読んでくれた人で、もし何かのきっかけで、私とカラオケをする事になった場合、是非ともこの歌を選曲する事は極力お控え願いたい。というか止めて欲しい。普段はダンディズム漂う、質実剛健を地で行く漢の中の漢であると一部で評判の高い私が理性という名の首輪を外し、本能のままに、元巨人のガルベスのように選曲者に襲い掛かる未来は最早自明の理である。

素晴らしき出会いと素晴らしき別れを提供してくれた『To heart』は私の心の中にいつまでも根付いている名作である。

そして願わくば『To heart』が貴方にとってかけがえのない作品になりますように。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

幼なじみの鑑(かがみ)ですねえ

◆垂れ目ヒロインの可愛さ満点の《感情描写系》良作

1999年制作ということで作画はちょっと古いけど、逆にまだ固定電話メインだった時代に妙にマッチして、ノスタルジーを誘う良い雰囲気を醸し出していました。
吉田玲子氏がシナリオを担当した京アニの名作『たまこまーけっと』『たまこラブストーリー』に登場する大路もち蔵君は、女目線から見た幼馴染の鑑だとしたら、本作のヒロイン(神岸あかり)は男目線から見た幼馴染の鑑だなあ・・・
と、思っていたら、本作の原作ゲームのシナリオをもともと考案し、アニメ化に際しても、この第1期のシナリオを監修したのは、あの『アイマス劇場版』のシナリオを担当していた高橋龍也氏だったんですね。
なるほど・・・これは面白いわけです。
『たまこ』シリーズや『アイマス』みたいに、登場キャラたちの細かい《感情推移》の読み取りに面白さを見いだせる作品が好みの人には、きっとお薦めできる作品と思いました。
本作を教えてくれた方々に感謝。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
第1話でここまで動きの少ない作品は珍しい。通常なら即座に打ち切られてしまうレベルだが、人気ゲーム原作ならではの余裕か?
・第2話視聴終了時点
仲良し四人組の心の襞(ひだ)を丁寧に描き出す作品と確定!これは拾い物かも。
・第6話視聴終了時点
これ、鈍感系主人公(藤田浩之)の、実はとってもハーレムな作品なんだね。キャラの心情を1シーンごとにきちんと読み取っていかないと面白さが分からない作品なので、流し見できないところがとても困る・・・。
・第8話視聴終了時点
第1話と同じく動きの極端に少ない話だけど、何だか見とれてしまう。なかなか他作品では見られない良回。
・第10話視聴終了時点
問題のマルチ(メイド・ロボ、つまりアンドロイド)登場回。それまでSF設定一切なしの学園日常ものの良作と思っていたのに、何でここで唐突にハイスペックのアンドロイドを登場させたのか、ちょっと疑問(話自体は面白いけど)。
※マルチは、人間の感情をほぼ完全にエミュレート(真似)できる機能を最初から搭載している分、『ちょびッツ』のちぃや『こわれかけのオルゴール』のふらわーよりハイスペック!
・第12話視聴終了時点
ラスト2話はちゃんと正妻(あかり)の親友(志保)の横恋慕の話で締めてくるわけですね。ワクワク。
・第13話(最終話)視聴終了時点
ここで第1話冒頭のあかり&浩之の幼少時(小学1年)のエピソードを確り回収し、綺麗に話をまとめて見事なエンド。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作ゲーム       AQUAPLUS
監督           高橋ナオヒト
シナリオ監修      高橋龍也
シリーズ構成      山口宏
脚本            山口宏、藤田伸三
キャラクターデザイン 水無月徹(原案)、千羽由利子
アニメーション制作   オー・エル・エム{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== ToHeart (第1期) (1999年4-6月) =============
{netabare}
第1話 新しい朝 ★ 幼馴染の2人、高校2年の秋学期開始、席替え、あかりの夢
第2話 放課後の出来事 ★★ 足りないチケット 
第3話 陽だまりの中 ★ 来栖川芹香(3年)の黒魔術(オカルト研究会見学)
第4話 輝きの瞬間 ☆ 格闘技同好会メンバー募集(1年・松原葵)、エクストリームvs.空手
第5話 青い空の下で ★ クラス対抗体育祭、浩之の全力疾走、キャンプファイヤー ※正妻あかりでOK?
第6話 憧れ ★ 新聞配達少女(雛山理緒)のプレゼント選び、あかりへの小熊の土産
第7話 揺れるまなざし ☆ 予知能力少女(1年・姫川琴音)、猫の怪我、雅史活躍(サッカー)  
第8話 おだやかな時刻 ★★ 中間試験(あかり・浩之2人きりの勉強会)、思い出のアルバム
第9話 心の在り処 ☆ 文化祭準備とトラブル、保科智子(学級委員長)の自分語り
第10話 夢見る笑顔 ★ HMX-12マルチ(1年・メイドロボ)&同僚HMX-13セリオ登場 ※これまでの流れからは違和感のあるシナリオ
第11話 ぬくもりの瞳 ★ 2週間のテスト期間終了・マルチの卒業式、落第生
第12話 想いの季節 ★ 志保(あかりの親友)企画のX'masパーティ準備、志保の本当の気持ち
第13話 雪の降る日 ★★ あかりの風邪・志保のお見舞い、X'mas当日、あかりのプレゼント(手編みマフラー){/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)7、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3

OP 「Feeling Heart」
ED 「Yell」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

学園ラプソディ

夏休み明けの新学期、
秋の気配を感じるにはまだ早いと言わんばかりの照りつける陽光の下で、
藤田浩之(ふじたひろゆき)は気怠そうな表情で欠伸をしている。

そんな浩之を毎朝起こしに行き、一緒に登校しているのは、
浩之の幼馴染の神岸あかり(かみぎしあかり)。
浩之のあまりにやる気のない態度に「も~浩之ちゃんはしょうがないな~」と
呆れながらも、次の瞬間にはどこか嬉しさを帯びた表情を見せている。

「おはよう」
屈託のない笑顔で二人に声を掛けたのは、浩之やあかりの幼馴染である
佐藤雅史(さとうまさし)。人当たりがよく、男女共に人気がある。
サッカー部に所属していて練習も大変らしい。

校門をくぐるとけたたましい声が響き渡る。
「ちょっと~!聞いた!聞いた!例の噂! 志保ちゃん情報によると・・・」
彼女の名前は長岡志保(ながおかしほ)。浩之たちとは中学の時からの付き合い。
非常に活発で、噂話に敏感なムードメーカー。
彼女は浩之のことをどう思っているのだろう?好意を寄せているようにも見えるが?
「私がヒロを好き~~!? ないない!この志保ちゃんに限ってそんなことは断じてないわ!」
なんて答えが返ってくるだろうけど、
時折浩之の姿を目で追っている表情はどこか憂いを含んでいる。

学校での1日なんて漫画やアニメみたいに劇的なことなんてそうそう起こらない。
暗号のような名前をノートに書き写す世界史の授業。
誰かの朗読を聞いてるだけで眠たくなる古典の授業。
教科書を立てて、突っ伏して寝ているとふいにコツンと何かが頭を小突く。
くしゃくしゃに丸められたメモ帳。どうやら前の席の奴に渡しそびれたらしい。

昼休み。
購買部の争奪戦を見事勝ち抜き、目当てのパンを頬張る。
買ったばっかりのコーヒー牛乳のパックからは早くも無数の水滴が滴っている。
どうやらもうしばらくこの暑さと付き合わなきゃいけないらしい。

昼休み過ぎから放課後までは異様に長く感じる。
眠気が一気に襲ってくるからだ。
ペン回しをしながらなんとか気を紛らわそうとするものの、
一瞬意識を失ってしまう。 頭を振りながら意識を保とうとするので精一杯だ。

ようやく放課後。
吹部の合奏や運動部の掛け声だったりが、
帰宅部の俺にとっては高校生活の1日の終わりを告げるエンディング曲のようなものだ。
ふと目が止まる校門の前の人だかり。
「話を聞いてください~!ちょっとだけでもいいですから~!」
一人の少女がビラを配りながら困惑した表情で何かを訴えている。
どこか気まずさを感じながらも目を伏せて少女を通り抜けていく。
その刹那、俺の背中越しに浩之の声が聞こえた。
「あれ~朝もビラ配ってたよな~ 一体何やってんだ~?」
それからすぐにあかりの声が重ねられる。
「もう~浩之ちゃんったら歩くのはやいよ。あれ?どうかしたの?」
やれやれ、こいつらのお節介焼きはどうやら筋金入りらしい。
「まっ俺には関係ないわな・・・」
声にもならない声でそっと呟き、俺は雀荘へと歩を進めた。


さて、今回はいつもと違った感じのレビューを書いてみましたw
このレビューで私が伝えたかったのは、些か古臭さを感じる高校生活の素朴さですかね。
99年放送の本作はまさにそのような作品なんですよね。
エロゲ原作のハーレムアニメなんてエロ、ドタバタギャグ等、
本来ならもっとギラギラ、ガツガツしてますw
しかし、本作に限ってはエロゲ原作とかハーレムアニメとかの先入観は持たないで下さい。
エロなんて皆無のノスタルジックな心地良さを感じるアニメでした。
味のあるセル画を含めて、癒やしアニメと言いたい位の良質な作品です。

原作は97年にLeafから発売された学園ラブコメビジュアルノベルで、
時代を作ったとも評されるくらい一世を風靡した作品です。
私がプレーしたのは、発売されてからもうちょっと後なんですけど、
私のルーツとなる作品で、思い入れは非常に強いです。
アニメ版である本作に何気なく店内のBGMとして使われている「Brand-new Heart(原作OP)」を
聴いた時には泣きそうになりましたw それだけ私にとって「To Heart」は特別なんです。
それ故にこれまでなかなかアニメ視聴に踏み出せなかったのです。
同じくらい思い入れのある「WHITE ALBUM」のように裏切られるのが怖かったからw
でも本作においてはそんなことは杞憂でした。
原作とは些か趣を違えますが、観ればきっとあなたも「To Heart」を好きになってくれる。
自信をもってそう言えます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

74.0 12 呪いで恋愛なアニメランキング12位
フルーツバスケット The Final(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (139)
560人が棚に入れました
母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていた。由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、解決の糸口は全くつかめない。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまう。『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋……。しかし、終わらない宴はない――誰もが忘れた最初の記憶、最初の約束。その向こうで由希を、夾を、そして透を待っているものとは……。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ふと、きみを想う…元気でいるだろうか、泣いたりしていないだろうか、笑ってくれているだろうか、きみは今日も幸せだろうか…

この作品の原作は未読ですが、ほっちゃんが本田透を演じた2001年版と、石見舞菜香さんが本田透を演じた2019年版の1st,2nd seasonは視聴済です。

2001年版でも十分感動させて貰いましたが、この2019年版は2001年版に輪をかけてヤバい…
作画、キャラデザ共にパワーアップして帰ってきてくれました。
しかも、本編の最後までアニメ化されるんです…
こんなに嬉しいことは無いと思っていました。

ですが、そんな物語もいよいよ最終章を迎えることになります。


物語はついに最終章に突入ー

母親を亡くした透はテントで一人暮らしをしていたが、
その場所が由緒正しい『草摩家』の敷地だったことが縁で草摩由希、草摩夾と一緒に住むことに。

ところが、草摩家は何百年も前から忌まわしき『呪い』に縛られていた。
由希、夾、そして草摩家の皆と交流を深める透は呪いを解こうと奔走するも、
解決の糸口は全くつかめない。それどころか、草摩家の当主である草摩慊人が
女性だったという最大の秘密を知り言葉を失くしてしまう。

『神』の慊人と『十二支』の皆をつなぐ“絆”、それは儚く脆い悲しみの螺旋……。
しかし、終わらない宴はない――誰もが忘れた最初の記憶、最初の約束。

その向こうで由希を、夾を、そして透を待っているものとは……。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

第3期に相当するこの作品では、これまで計4クールもの尺を費やして紡いできた物語の最後の伏線と顛末を丁寧に回収してくれました。

もう、多くを語る必要はありませんでしょう。
物語に、登場人物に、そしてこの作品の持つ優しさと温かさにどっぷりと浸かって視聴するだけ…
時に台詞の重みで胸が締め付けられたり、時には涙で前が見えなくなることもありましたが、随所に感じられるのは、「大切」という気持ちを通り越した「愛」だったのではないでしょうか。

個人的には、由希の心情・言動に今一つ理解できない点はありましたが、それも最終回で綺麗に回収してくれて納得しました。

完走して振り返って改めて思うこと…
声優さんの起用の仕方が抜群過ぎだったということです。

これまでは透=ほっちゃんという図式が出来上がっていましたが、今回の透役は石見舞菜香さんがピッタリだったかと…
初ヒロイン作品は「ゲーマーズ!」の星ノ守千秋でしたが、「多田くんは恋をしない」のテレサ・ワーグナー役を経て、2019年版の本田透のキャストが石見舞菜香さんと聞いて納得しかできませんでしたから…
寧ろ一層視聴が楽しみになったくらいです。

キャストに痺れたのは本田透だけではありません。
いつでも大きく通るを包み込んでいた、種﨑さんが演じた「魚ちゃん」、さとさとの演じた「花ちゃん」は絶対に外せません。
透への愛情の大きさから台詞の一つ一つに重みを感じましたが、それだけ透の事を家族だと思っている証拠なんですよね。

1st seasonだったか、この作品のタイトルが「フルーツバスケット」になった由来が描かれていましたが、あの時の「おにぎり」が今じゃこんなに…と思うと感無量です。

沢山の涙に貰い泣きさせて貰いました。
目頭が熱くなる度に感じられた優しさと温かさが心地良くて、とても愛しい作品でした。
「もっとも売れている少女マンガ」として、ギネスブックに認定されているのも納得です。

2001年のアニメ化を経て、原作が2006年に完結し、そこから約13年もの年月を経て完全復活…というより、完全新作の方が表現として適切でしょう。
この作品に触れることができて本当に良かった…
原作のラストまで描いて貰えて本当に良かったと思えた作品でした。

作り手の皆さま…本当にお疲れ様でした。

でも、未だこれじゃ終わらないんですよね。
アニメ「今日子と勝也の物語」が2022年制作決定すると共に、同年舞台が上演することが決定したそうです。
この勢いで「フルーツバスケットanother」も是非アニメ化して欲しいところです。
しっかり堪能させて頂きました。
春アニメも面白い作品が目白押しだったので、BEST10の何位に入るかは分かりませんが、少なくても「お気に入りの棚」に加えさせて頂きたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

重い。。妬み、憧れ、そして想い

間を置かず三期制作・・ありがたや(=人=)

ちなみにアニメは『まとめて観る派』です・・
ですが、それも良し悪しだなーと感じました、です。

まとめて観ることにより過去回や人物を忘れることは少なくなりますが・・
世界観に浸りやすくなるがゆえに、明るい回はいいけど、そうでない回は気持ちがどんよりしてしまい、それが続くと食傷気味になってしまい・・

ちょっと疲れましたが、つらつら思うまま書くこととします・・

■物語について
序盤は、二期の続きの話で興味深く観ました。
中盤辺りは、疲労感、苦痛も・・感じてしまいました。

~{netabare}
各キャラのこれまでの行動原理のタネ明かし。
実は過去こうだった・・実はあの時こうだった・・
物語の展開としては普通の流れですけどね。
広げた風呂敷の畳み方がドロドロして暗い。。

特殊な事情があるにしても色んなキャラの行動が特殊過ぎてどうにも感情移入がし切れず、冷めた目で見てしまう。

キョウ・・自分のせいで死なせた(と思っている)人の娘と、のうのうと暮らすかフツー。思い出した時点で消えるのが普通じゃね?
なんて思っていたら・・・その時点で既に惚れていたって事かい・・まあ惚れたんなら仕方がないか・・仕方ないねウン。

え・・このタイミングでヒロインを崖から落とすとか・・
これってテントのあった場所・・ま、漫画ならありかw
{/netabare}~

終盤は、物語の全容や将来が垣間見え、明るさも多少戻りましたが・・
気分的にどんより暗いイメージが自分の中に残りました。
そんな中でのヒロインの明るさは、やはり映えましたけどね。。

~{netabare}
なんで・・ヒロインはキョウを選んだん?
あまり登場人物が人を好きになる理由は気にしない方ですが本作に関してはヒロインの好感度が高かったせいか、キョウを恋愛相手にした事に合点がいかない・・
あぁ・・母親の刹那の願いがあったんだ・・
まあそれも構成の仕方のひとつではあるか・・
{/netabare}~

これは二周目はまた違った感想を持ちそうですね。

でもこの辺は制作側の意図が気になって作品の世界に没頭できませんでした。
おいおい・・とツッコみはするけど、それなりの背景なり理由が提示され、まあ・・納得はできないけど丸め込まれてやるか・・みたいな・・そんなやりとりを作者さんとしてる気分になりましたw


 原作:白泉社・花とゆめCOMICS(未読)
 制作:2021年春 トムス・エンタテインメント(全13話)
   (2001年スタジオディーン版は未視聴)
 視聴:2021年夏 dアニメ 

■出演者について
感慨深く思える人が多かったです。例えば・・

石見舞菜香さん
 ライスシャワーのような純粋少女の声も、その熱演も尊くて・・
 おかげでこの作品の輝きが増したと思います。賞賛!
折笠愛さん
 聞いた声だと思ったら・・サクラ大戦のあやめさん。。
井口裕香さん
 聞いた声だと思ったら・・やっぱゆかちw
藤井ゆきよさん
 出演してるのにエンドロールにしか記載されてないなんて。。
上田麗奈さん
 やっぱイイ。自分も「もう、いいよ」って囁かれたいw
加隈亜衣さん
 やはりただのサブキャラではなかったですね。。
 やはり黒髪ロングの立ち位置は普通じゃないですね。
 個人的にはヒロインと同じくらいヒットしましたw
 特に駅前のシーンが良かった。。
豊崎愛生&佐藤聡美さん
 いやほんと唯ちゃん律っちゃんも成長したもんだ(チガ


 途中重いところもあり・・

 それを引きずってしまった感はあるけど・・

 観て良かった・・と思います。  多分。
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

The Final

それぞれのキャラクターが、どんなエンディングを迎えるのか楽しみ。
OP/EDは、スポンサー様の意向ですね…合ってないよ。

13話
{netabare}
みんなの見送りがあるかと思ったけど、無く
夾と透の孫娘が出てきて、一気に老人までワープして終わった。

見送りシーンは見たかったな。
{/netabare}

12話
{netabare}
アキトの皆への謝罪、
紫呉さんと両想い?になれたアキト。

夾が、透へ夢を語り、透が共に歩んでいくと。
次回が最終回で、卒業後、数年後とか見れるのかな?
{/netabare}

10話~11話
{netabare}
アキトと透の和解。

そして十二支と夾が呪いから解き放たれる。
次回が最終回かな?
{/netabare}

9話
{netabare}
アキトの狙いは、透だった。

紫呉さん、大方狙い通りは真っ黒ですよ。

最後は、アキトが解放されたように見えた。
ここから、ハッピーエンドに向かう?
{/netabare}

8話
{netabare}
夾、透の母と顔見知りで、交通事故の際、
救えるはずだったのに、猫バレ恐れ見捨ててしまった事を告白。

それでも、透は夾のことが好きと。
夾、逃げるとは…

そして、アキトは、誰を殺しに来たの?
紫呉?ユキ?透?
{/netabare}

7話
{netabare}
クレイジー母により歪み、
使用人筆頭?の若かりし頃の仕出かしによりさらに歪み、
他者により、歪まされた感は否めないけど、
アキト、紅野刺しちゃったよ…

透が、夾に告白するようなシーンで終わったけど、
夾の目が怖かった。
{/netabare}

6話
{netabare}
透の話し方の由来と夾への想いを
師匠さん家で言っちゃった回。

夾も、過去の記憶を戻した模様。
透の母に会っていた?みたいだね。

紫呉さん、腹黒を越えて真っ黒ですね…
{/netabare}

5話
{netabare}
紅葉の呪いからの解放と、アキトの父親回想回。
そして、透への想いの夾への実質的な紅葉敗北回でもありと、
紅葉は、どこかで報われてほしい。

父親役、石田さん(名前同名)とか絶対的ラスボス感。
{/netabare}

4話
{netabare}
アキト、クレイジーアキト母も、見ていて気分が悪くなる回だった。
{/netabare}

3話
{netabare}
どちらも親に苦労しているし、
同類相憐れむな感じで、
由希⇔真知ルート確定?
{/netabare}

2話
{netabare}
紫呉さん、黒いわぁ。黒すぎる…

十二支の呪いが解けた紅野を繋ぎ止める為に
紅野と寝たアキトに怒り、アキトの母と寝るとか、
紫呉さん、アキトと両想いっぽいのに拗らせすぎ。

アキトが20歳過ぎているのは意外だった。
{/netabare}

1話
{netabare}
ヤンホモアキトさん、なんと女の子だった!!衝撃!!

母親の命令により、男として育てられることに…(某オスカルさん)
アキト本人も男と思ってる?
付いているはずのモノが無いはずなのだけど、浮世離れしているから、
自分が女って気が付いていないのかな?

クレイジー母が、どう動いていくか気になる所。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

68.9 13 呪いで恋愛なアニメランキング13位
ヴァニタスの手記(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (175)
590人が棚に入れました
吸血鬼が存在する19世紀のフランス。吸血鬼の青年ノエは、吸血鬼に呪いを振り撒く魔導書「ヴァニタスの書」を探すためにパリへ向かい、その途中の飛行船の中である事件に遭遇した。その最中、吸血鬼の専門医を自称するヴァニタスと名乗る青年がノエの前に現れるが、ヴァニタスはノエの探す「ヴァニタスの書」を手にしていた。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ある吸血鬼フェチの実像

原作未読 分割クールの前半12話


“手記”と書いて“カルテ”と読みます。
いわゆるヴァンパイアものですがわりと変化球。
不老不死吸血鬼と命限りある人間が対峙する物語とは違い、吸血鬼に降りかかる災厄が柱となります。
その吸血鬼の“真名”いわば魂みたいなものが奪われちゃうと正気を失って、まるで渋谷交差点ど真ん中で佇むTウィルス感染済の中島美嘉ちゃんみたいになってしまうという呪いに怯えているのが本作の吸血鬼“ヴァンピール”たちです。その呪いからヴァンピールを救うお医者さん役を担うヴァニタス(CV花江夏樹)と呪いについて含みありそうなヴァンピールのノエ(CV石川界人)のW主人公もの。
作中で言うところの“呪い持ち”になったヴァンピールは発症すれば殺処分の運命が待ってるわけですが、唯一ヴァニタスのみが手持ちの“ヴァニタスの書”を使って真名を取り戻すことができる唯一無二の存在というのがポイントです。ジョーブ博士みたいなもんですかね。またこっちは名前を返してもらう書ですが、名前を返してあげる『夏目友人帳』と本質的には変わらなさそうな作品でもあります。

前置きそれくらいで、事前情報からはこちら↓

 ボンズ制作 梶浦由記劇伴

こちらが吸引力となりました。まあ綺麗ですもんね。梶浦さんは事後知りましたがくどいくらいドラマチックで壮大ないつものノリは控えめな印象です。さはさりながら19世紀後半のパリの情景にはよく似合うBGMなのはさすが。美術は総じて美しく印象的だったのはOPアニメーションでの早朝太陽の光具合。綺麗な朝焼けです。ちな本作の吸血鬼は太陽の光浴びても灰にならない設定です。

一通り前半終わってポジティブな印象を持ってます。理由は3点

1.綺麗
 →前述の通り
2.続きが気になる
 →{netabare}「そして…その旅路の果てに」「彼をこの手で殺すまでの物語」{/netabare}
  第1話ノエのモノローグが示唆する結末はぜひ見てみたい
3.俺の好きなヴァンパイア
 →吸血鬼ものにはどこか“退廃”“耽美”を求めがちな私の趣味に合っている

とりわけ3はフェチシズムの世界ですね。美形男子のバディもので女性作者とバイアス入りがちなのですがどうなんでしょう。矢印はノエ→ヴァニタスでも性格や見た目に惹かれてというより「ヴァニタスの血が美味そう」と吸血鬼の本能に則した動機ではあるんでそれほどでもないなぁと見ております。
それよか禁じられているとされる人間への吸血行為の描かれ方が素敵。まぁえっちいです。欲求・衝動・理性との葛藤ないまぜの吸血シーンは親と一緒に観てると確実に気まずくなる水準です。
やはりヴァンパイアものは“耽美”なとこないとね。作品評価は分割前半のため例によって保留ですがこれは好物です。来たる後半待ち~



※余談

■ペース配分

ここ一年くらいで『SLAM DUNK』『空手バカ一代』『カウボーイビバップ』『エヴァンゲリヲン』とクラシックを堪能してたからかもしれません。
{netabare}近年の深夜アニメの1クール2クールサイクルでの話の詰め込みっぷりに慣れてる自分に気づきます。本作は新作の中ではゆっくりめ。
昔のって最初から最後までやるんですよ。なんかしらの大筋があって伏線張りながらゆっくりめの尺の中で丁寧に回収する感じ。最近は大筋があっても描写を削ってスピード解決します。それに慣れてるから“ゆっくりめ”と感じるんですよね。
普通の早さの作品が遅く感じる弊害みたいなのはあって、期を跨ぐものやとりわけ分割クールものにそれは如実に表れると思います。とどのつまり「遅せーな」と感じてしまう。{/netabare}

{netabare}ジェボーダンの獣と新展開をチラ見せして中締めしてエンタメの体裁は保ってるものの、展開自体は??が依然として謎のままのハーフタイム。

 丁寧にやってるので期待がもてる or よくわかんねーまま終わったよ

私は前者の感覚ではありますがみなさんどうでしょう?
分割ものは後から一気にGOも手段でして、とりわけ本作のゆっくり展開でこそアリな選択肢かも。{/netabare}


■耽美

{netabare}ジャンヌ(CV水瀬いのり)良かった。
まずは水瀬さんやってるとはわからんのが良かった。
古今東西チョロイン枠って顔を赤らめてもじもじして照れ隠しのプンプンするようなリアクション芸に長けたの出しときゃ安パイなのに彼女は自ら欲求を満たそうと行動するんですよね。
ハリウッド映画ならそこチューするだろ?みたいなとこでなにもしないのがアニメに対する数少ない不満だったりするんですけどそこを突破する本作のヒロイン。
なお、ただのチューよりいやらしかったです。
ロエの幼馴染ドミニク(CV茅野愛衣)も悪くない。{/netabare}



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

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2021.09.19 初稿
2021.11.16 配点修正 -0.1

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

わたし好みのテイストです✧

原作は知らなかったのですが,タイトルに惹かれて観てみました。
わたしが好きな19世紀が舞台で吸血鬼もの,そしてスチームパンク!!
19世紀やスチームパンクというと,イギリスを舞台にしがちだと思うんですが,こちらはフランスはパリ。
そこら辺は珍しいと思いました。
出てくる用語もフランス語が用いられてて雰囲気あって良いですね☆
こちらは分割2クールでやるらしいのですが,第2クールはまた別に出るかもしれないので,取り合えず第1クールまでのレビューをしようと思います。

話自体はファンタジックでとても好みですし,雰囲気も好きです。
ただ,原作を読んでいないこともあり1回観ただけでは用語を覚えられずなんだかよく分からないままお話が進んでいった感はあります。
そもそもこの第1クールでは謎が多すぎて結局それぞれが何を目指しているのか分からないまま終わってしまいました。
ただ,それぞれの回自体は面白くて毎回時間があっという間に感じました。
あとちょいちょい出てくる色っぽいシーンのエロ度が丁度よくて好きでした(笑)。

作画はとてもきれいだと思いました。
まぁ,そもそも元々の原作のキャラクターデザインがあまり好きではないとは思いつつも,背景の19世紀フランスはほんとに素敵だと思ったし,飛空船もとても美しかったです。
最近同じ時代のイギリス・ヴィクトリア朝を舞台にした小説を読んでいて飛行船が出てきたり,パリでタイムトラベルをしちゃう「ミッドナイト・イン・パリ」という映画を観たり,別の吸血鬼もののアニメを観ていたりしたのでなんだか今の気分にもぴったり合っていて観るべくして観たという感じでした。
特にOPの夜のパリはうっとりしちゃいますね♪

キャラクターは上記のとおりデザインがあまり好きじゃないなと思いましたが,キャラの性格自体は割と好みでした。
主人公がトリックスターな感じも他にはあまり無いのでわたしは好きです。
最初,ヴァニタスの髪型がどうなってるのか気になって仕方なかったけど(^-^;
ノエはヴァニタスに振り回される役ですね。
この2人は夢枕獏「陰陽師」の安倍晴明と源博雅の感じに似てると思いました。
初め,ヴァニタスはめっちゃ強い奴なのかなって思ったんですけど,1話目で早くも無様にやられてて面白かったです。
彼は最初からトリックスターな雰囲気が出ていたので,ジャンヌにいきなり無理無体をはたらいた(笑)のにはびっくりしました。
色恋には興味ないキャラかと思ってたので…。
しかも歯の浮くようなこと平気で言うし…(´∀`)
でも,ほんとにジャンヌに惚れてる感じはしなくてただからかってるだけに見えるけどね。
ジャンヌはジャンヌで業火の魔女とかいうからどんなキャラかと思ったらチョロQだし…。
そこら辺も面白かったです。
彼女の性格は好きなんだけど,わたしはショートヘアの女の子のキャラクターがあまり好きではなくて…。
それに,19世紀にショートヘアの女性なんて居なかったよね!?
それが残念でした。
もっとわたし好みの女の子が出てきてくれたら嬉しいのに…。
1番好きなのはルカ様かな。可愛すぎますね,彼は♡
あとムルのふてぶてしい感じも可愛い♪
あと,やばそうな人シリーズですが…
ベロニカはなんで着物を着ているの!?
ジャポニズムがお好きなのかしら??
あと,先生とルスヴン卿は怪しいですよね。
ルスヴン卿はいかにも悪役っぽいですけど,先生の得体の知れない感じも怖い。

OP・EDはわたし好みでした♪
アニメーションも好きです,特にOPの!!
オープニングテーマはそれ自体は良い曲ではあるんだけど,このアニメに合ってるかと言われると合ってないと思いました。
日本的な楽曲だと思ったので…。
エンディングテーマは合ってると思います。

正直,まだまだ分からないことだらけなので第2クールに期待です☆
第2クールは来年の1月~らしいです。
待ち遠しいなぁ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

呪いと救いの吸血鬼譚

この作品の原作は未読です。
2021年夏アニメにおける花江夏樹さん主演3作品のうちの一画に位置する作品です。


蒸気機関による技術が発達し、吸血鬼(ヴァンピール)が存在する19世紀のフランス。
吸血鬼の青年ノエは、吸血鬼に呪いを振り撒く魔導書「ヴァニタスの書」を探すためにパリへ向かい、
その途中の飛行船の中である事件に遭遇した。

その最中、吸血鬼の専門医を自称するヴァニタスと名乗る青年がノエの前に現れるが、
ヴァニタスはノエの探す「ヴァニタスの書」を手にしていた。

吸血鬼そのものとも言える刻まれた真名を崩して狂わせることも、
そして復元して正気に戻すこともできる機械仕掛けの魔導書。
それをめぐる人間と吸血鬼の物語。


「ヴァニタスの手記」「あらすじ」でググった結果を引用させて頂きました。

この作品のジャンルは「ダーク・ファンタジー」や「スチームパンク」に分類されるのだそうです。
「スチームパンク」の作品といえば、「甲鉄城のカバネリ」や「プリンセス・プリンシパル」が代表格かと思いますが、言われてみると雰囲気が合っている気がします。

完走して振り返って思ったこと…
やっぱ同クールで花江さん主演3作品はちょっとお腹いっぱいになりますね。
特徴のある声質なので、花江さんだと直ぐに分かりますし…

一方、いのりちゃんも今期は3作品に主演として出演されていました。
・「現実主義勇者の王国再建記」のリーシア・エルフリーデン
・「死神坊ちゃんと黒メイド」のヴィオラ
・「ヴァニタスの手記」のジャンヌ
こちらについては、全く違和感を感じませんでしたけどね^^;

この作品に出演していたいのりちゃんや、かやのんもですけど、一時期に比べてTVアニメ出演する作品が減っているような気がするのは私だけでしょうか。
…と思ったら、お二人ともゲームのCVを沢山演じられているようでした。

しかし、お二人の演じているゲーム作品を改めて見てみると、膨大なゲーム数は世の中に蔓延しているのが実感できます。
正直、これほど需要があるかは疑問ですけれど…

私もアサルトリリィのラストバレットをプレイしていますが、本格的なゲームは正直1つで限界です。
ガチャ回すのもそれなりにお金掛かりますし…

ヴァニタスの内容から思いきり逸れてしまいましたが、分割2クールの前半クールが終了した段階なので、現時点での評価は難しいかな。
個人的には、終盤でのジャンヌの…いのりちゃんの「デレ」が最高だった、というところでしょうか。

物語の方は最終話で次の展開が頭出しされるという、分割2クールならではの構成でした。
100年以上前に人々から恐れられた輩が出現するという、これまでとは全く異なる展開が後半クールで展開されるようです。

作画もしっかりしていて見易い作品だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニグテーマは、ササノマリイさんによる「空と虚」
エンディングテーマは、LMYKさんによる「0 (zero)」
個人的にはエンディグの方が好みでした。

1クール全12話の物語でした。
そう言えば、この作品は分割2クール作品ですが、後半クールがいつ放送されるかは情報がありませんね。
後半クールの視聴も楽しみにしています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

71.6 14 呪いで恋愛なアニメランキング14位
らんま1/2(TVアニメ動画)

1989年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (353)
2282人が棚に入れました
中国で修行していた父・早乙女玄馬とその息子・らんまが天道家にやってきた。だがしかし、そこに現れたのは巨大なパンダとかわいい女の子?? 中国での荒行で不思議な体質になった、らんま16歳。日本にやってきたこの日から、次々と登場するライバルたちと戦う日々が始まるのです…

声優・キャラクター
山口勝平、林原めぐみ、日髙のり子、高山みなみ、井上喜久子、大林隆介、緒方賢一、鈴置洋孝、島津冴子、山寺宏一、鶴ひろみ、佐久間レイ、関俊彦、永井一郎

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

高橋留美子と、変態とラブコメに関するだらだらメモ

 まあ、らんまについて、いまさら特に何か寸評を書いておこうという気もおこらなかったのだけれどもWikipedia「高橋留美子」-「作風」の欄の表記が少しおもしろかったので、下記、この項目の記述をよみながら思ったことなどを、著作権上、の正当な引用として認められるであろう程度の範囲で、超だらだらと書き留めてみる。ごく、暇な人だけお読みください。

■キャラ立て手法としての「変態」:ギャグとしての過剰さとシナリオ上でのまとまりの良さを両立させる存在として

 まず、おっ、と思ったのが
 「登場人物の殆どは変態の域に近いほど、限りなく自分の欲望に対して非常に忠実である。」という記述。
 漫画文化が戦後、60年代、70年代ぐらいにかけて、急速に「キャラ立ち」という手法を深めていったのは周知のとおりで、80年代にもなるとヒットマンガのほとんどは、いかなるキャラ立ち手法を成立させるか、ということに苦心していたものがほとんどだと思うが、この「変態」をベースとするキャラ立て手法はかなりメジャーになった手法である、という気がする。
  自分の欲望に対して、非常に忠実であるというのは、ギャグとしては「過剰さ」を演出しつつ、一方でシナリオライティング技法的に、キャラクターの立ち位置を読者にしっかりと理解させやすいという意味でも、機能しやすいのだろう。
 ギャグとしては、ツッコみ待ちのボケみたいな「過剰さ」だけでなく、ある種のシチュエーション・コメディ(ドタバタコメディ)みたいな手法を展開していく上でも、使いやすいのかもしれない。

■変態描写の類型~欲望の希少性と、欲望の過剰の違い~

 高橋留美子が、どの程度、中心的な役割をはたしたのかどうか、わからんけれども、まあ確かに高橋留美子的なキャラクターが、その後の漫画に数多く派生していったプロセスみたいなものがあるような気もする。
 ぱっと、思いつくのは最近観たものだと、『みなみけ』の保坂先輩なんかは、らんまの登場人物にいてもまったく違和感がない。というか、保坂先輩は、高橋留美子の正当な子供なんじゃなかろうか。
 70年代末~80年代の同時代的なものとしては、変態描写で作品をもっていく『ハイスクール!奇面組』(ジャンプ)『パタリロ』(花とゆめ)『おぼっちゃまくん』(コロコロコミック)など、変態描写自体は、当時の大流行であったとも思う。

 ただ、『おぼっちゃまくん』とかの変態性とかと比べると、らんまの変態性というのは、下品さがない。『おぼっちゃまくん』的な変態性というのは、コロコロコミックという小学校低学年がメインターゲットの雑誌であったことからも明らかであったように、最近の芸人でいえば「小島よしお」的なのり。つーか、「うんち、うんち!」といって喜ぶタイプのノリに近い(しかし、どうして、小学生男子というのは、あんなにうんちが好きなのか、というのは未だに私には直感的な感覚としてはよくわからない…。うんち、うんち言ってるガキンチョは、バカかわいい感じはただようけれども)。『ハイスクール奇面組!』とかになると、またちょっと事情はかわってくるが奇面組の登場人物というのは「伊狩増代(いかり ますよ)」「事代作吾(じだい さくご)」「石砂拓真(せっさ たくま)」などといった登場人物の名前が直接に、人物の欲望を示していて、彼らはマイナーな欲望を忠実に再現し続けるロボット的な変態である。

 でだ。
 「マイナーな欲望を持った変態」=欲望の中身が奇妙なので、欲望の表出としての行動も奇妙である、というようなタイプの変態と比べると、
 「らんま」の変態、というのは、欲望の中身そのものはそこまでバラエティはないように思う。基本的にはラブコメであり、「ヒロインの心を射止める」か「らんまに勝つ」みたいな、恋愛バカか格闘バカの二種類がほとんどなんじゃなかろうか。欲望そのものはきわめて理解しやすく、ただ欲望が過剰なだけなのが、高橋作品なんじゃなかろうか。欲望が過剰なだけなので、「キモい」とか「理解不能」という感触よりも、「一直線バカのかわいさ」みたいなもののほうが、前面に出やすい気がうする。誰も、変態の欲望そのものはそんなに否定したいと思うようなタイプの欲望はもっていないのだ。ただ単に、過剰なだけなので、バカかわいい感じが漂う。。

 そして、
 少し変種としては『シティーハンター』の冴場寮、『スラムダンク』の主人公桜木花道なんかにも、「欲望に忠実な変態」的なものを感じなくもない。90年代に入っていくと、変態描写は、人格の一側面として選択的に取り入れられるということがすすんできた…みたいなこともいえるのだろうか。

■ヒロインの従属性は、フェミニズム的に「痛い」?

 少年漫画のヒロイン論というのは、斉藤美奈子が『紅一点論』で論じているが、女性描写としては失笑もののご都合主義のようなところが多い。(少年漫画どころか、ギャルゲーのヒロインなど、もはやギャルゲーロボットのような、現実のそれとははっきりと隔たったフィクション上の生き物になっているが…)
 ただ、高橋留美子のヒロインは、高橋が女性だというのもあって、そこまで、むだな従順さとかのない、強気でおてんばな女性が主人公であるケースが多いという印象があり、まあ、フェミニズム界隈の人からしてもそんなに嫌じゃないんでないのかしら?などとも思っていたが、
 Wikipediaの記述は、わたしのそういったぬるい観察を支持していなかった。

「・まず、主人公とヒロインの関係は時折心がすれ違いつつも付かず離れずの距離感を保っていることが多い。
・ヒロインは、清楚な風貌だが主人公が自分以外の女性にアプローチをかけられたりすると暴力をふるう(本気で怒ると平手打ちを食らわせることが多い)などの嫉妬深い一面を持っているタイプが多い。
・他の男性キャラにも好意を抱かれ言い寄られても、主人公以外の男に靡く事はない。」

 とまとめられていて、これは確かになるほどな、と。
 清楚な風貌っつーのは、要するにめぞん一刻だと思うが、らんまの場合はおてんば、犬夜叉は…まあ強気な清楚って感じだろうか。
 嫉妬深さとかが、ある種の意思のあらわれ、みたいなものをあらわしつつも、まあ、結局は主人公視点のラブコメというか、主人公以外の男性になびく、ということは確かにないんだよねぇ。主人公以外の男にちょっとふらふらしてみせるのは、恋愛上のふらふらとする不安定なこころの演出をしてみることが重要になっているだけで、実際には、もうストーリーが開始された当初からカップルは決定されてるのよね。

 まあ。

 ただ、一方で、「恋敵となるキャラクターは、(略)自分になびかなくてもお構いなしにアプローチをする強引な性格」という記述もあり、よく観察しているな、とおもったのだが、そんなんだよね。基本的に、ほかの主人公とヒロインのメインカップル以外は道化師なんだよね。
 ここらへんは、フェミニズム的な観察を通せば、男性主人公に対するねじれた従属性を発揮するヒロインともよめる。すなわち、「おてんば」であることによって、フェミニズム的にベタに痛い「女らしい女」幻想を支持していないことを免罪符としつつ、その一方で、結果的には「おれになびく女」であり続けるという、非常にねじれた構造をもっているのではないのか、ということだ。宇野くんあたりに言わせれば「安全に痛い」とか言いそうな、話だということだ。

■期待感の醸成メカニズムが、ねじれた従属性を成立させているだけ?

 ただし、らんまは、やはり雑誌媒体が少年向きの場ではあるとは言え、やはり書き手は女性なので、そういったねじれた男性中心的視点を補強するための視点、とも考え切れないところはある。フェミニスト的な議論というよりも、どちらかというと、ここらへんは、「赤い糸幻想」的な想像力をひっぱってきてるんじゃないかな、っていう気もする。
 「彼と彼女は結ばれる運命!」的な。
 あと、赤い糸幻想的な、「けっきょく、こいつらがカップルになることははじめから決定している」的な、物語構造は、読者の応援、みたいなものも呼び起こしている気はする。読者のほうで、wktkしながら、「いつになったら、こいつらはくっつくのだろう?」というのを期待しながら、見守る、という読みを構成している。その期待感を構成して、作品は展開していくのだから、RPGの主人公が必然的に最後にはラスボスを倒して世界を救わなければ物語が完結しなければいけないように、主人公とヒロインは結ばれなければ物語は完結しないわけだ。

 まあ、その手法は、高橋留美子うんぬん、というよりも、少女マンガにおいても、典型的な手法で、『君に届け』でも、男女反転して全く同じことが展開されている。主人公になびくかどうか、かなり微妙なイケメンさわやかくんが、主人公がいかにウジウジしていても、結局最後はくっついておわりっていう。
 まあ、漫画における、期待感醸成のロジックというか。物語的なロジックとしては間違いなく盛り上がるコテコテの手法なのだけれども。
 一方で、こうした手法は 
 1).赤い糸幻想的なふるくさいと揶揄されかねない恋愛感を生き残らせているともいえるし、 
 2)男女反転すれば、一方の性別にとってのみご都合主義的な恋愛描写を生き残らせている
 とも言えるのだろう。
 まあ、ここまで一般化してしまうと、高橋留美子的な問題つーよりも、少年少女向けのコテコテのラブコメ/恋愛漫画全般における構造的問題といったほうがいいのかもしれない。

■楽園的風景

 で、あと、Wikipediaさんいわく、高橋作品というのは「最後は大円団」である、と。
 うん、まあそうねえ。あんまり、きちんと覚えてないけれども、全体に、高橋作品というのは、楽園感がある。みんなけっこう楽しそうで、わいのわいのしていて、ああいう高校生活とかおくれたら、そりゃ、楽しかろう、という感じがしてしまうような話が多い。
 で、その高橋作品的なたのしげな世界観を、「終わらない文化祭前日」として、過剰なユートピア幻想としてある意味で、批判的にとりあつかったのが、『うる星2』だったわけだ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

あんちょび さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

らんま1/2

こんなに高評価なのは思い入れのある作品で大好きだからです…
主張高めですみません…(●´ω`●)ゞ
でも本当に面白い作品です。
原作でもいいので一度はみて欲しいものです!

高橋留美子先生の代表作の1つで、
ドタバタ騒動の日常を描いた格闘ラブコメ作品という感じです。


本当にドタバタしていてそれが癖になる感じの面白さです。

乱馬とあかねの素直になれない感じも微笑ましくなります。

シャンプー、右京、小太刀などの女性キャラが乱馬を取り合ったりして
それに嫉妬しちゃうあかねちゃん可愛いですよね(●´ω`●)


呪泉郷に落ちた主要キャラの動物姿は家においておきたくなる可愛さです(●´ω`●)



{netabare}◆呪泉郷◆
中国にある100以上の泉が湧く修行場。
ひとつひとつの泉には悲劇的伝説があり、泉で溺れると最初にその泉で溺れた者の姿になってしまう。
それ以降、水に濡れると変身し湯をかぶると元に戻るという変身体質になる。



◆メインキャラ◆

早乙女乱馬(さおとめ らんま)
 本作の主人公、無差別格闘早乙女流二代目。風林館高校1年生。あかねの許嫁。
 父と中国へ修行に行った際、呪泉郷の「娘溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶると女になる体質に。


早乙女玄馬(さおとめ げんま)
 乱馬の父。実戦格闘技「無差別格闘早乙女流」の開祖で八宝斎の弟子。
 乱馬との中国の修行で呪泉郷の「熊猫溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶるとパンダになる体質に。


天道あかね(てんどう あかね)
 本作のヒロイン、天道道場に住む天道家三女。風林館高校1年生。乱馬の許嫁。
 格闘技・スポーツに秀でており、かなりの負けず嫌い。根は素直な優しい女の子。


天道早雲(てんどう そううん)
 天道家三姉妹の父。実戦格闘技「無差別格闘早乙女流」の開祖で八宝斎の弟子。
 玄馬とは八宝斎の元で修行していた頃からの親友。
 お互いの子供を結婚させる約束をしており、天道道場を継いでもらうのが夢。


天道かすみ(てんどう かすみ)
 天道家長女。他界した母親に代わり天道家の家事全般をこなすしっかり者。
 おっとりしていてとても優しい。


天道なびき(てんどう なびき)
 天道家次女。風林館高校2年生。
 ドライでちゃっかりした性格。お金大好き。
 九能帯刀によく写真を売っている。


九能帯刀(くのう たてわき)
 風林館高校剣道部主将、自称「風林館高校の蒼い雷」。なびきと同じ2年生。
 あかねが好き。でも女らんまも好き(おさげの女と呼んでいる)。


九能小太刀(くのう こだち)
 帯刀の妹。聖ヘベレケ女学院1年生。
 格闘新体操が得意。通称「黒薔薇の小太刀」。
 男乱馬に一目惚れしている。


響良牙(ひびき りょうが)
 乱馬が風林館高校の前に通っていた男子校の同級生。乱馬のライバル。
 我流の武闘家。極度の方向音痴。
 乱馬を追って偶然中国の呪泉郷に立ち寄った際、女らんまに呪泉郷の「黒豚溺泉」に蹴り落とされる。
 ◎水をかぶると黒い子ブタになる体質に。(子ブタのときはあかねにPちゃんと呼ばれる)


久遠寺右京(くおんじ うきょう)
 乱馬のもう一人の許婚。風林館高校1年生(転入してくる)。関西弁口調。
 校内では学ランとさらしを着用し、背中に大きなヘラを担いでいる。
 元祖関西風お好み焼き屋「うっちゃん」を経営する。
 愛称は「ウっちゃん」。


シャンプー
 女性を中心とする中国の武闘民族『女傑族(じょけつぞく)』の少女。
 猫飯店で働いている。 乱馬を愛する。
 修行中に呪泉郷の「猫溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶると猫になる体質に。


ムース
 シャンプーの幼馴染。暗器の達人。
 シャンプーが大好きだが、3歳の頃に敗れた為まともに相手にされていない。
 乱馬に勝つべく修行として呪泉郷を訪れるが足を踏み入れた一歩目で「鴨子溺泉」に落ちてしまう。
 ◎水をかぶるとアヒルになる体質に。


コロン
 女傑族の総帥。シャンプーの曾祖母。通称「おばば」。
 日本で中華料理店「猫飯店」を営んでいる。
 八宝斎に匹敵する実力者。


八宝斎(はっぽうさい)
 乱馬・玄馬・早雲の師匠。「無差別格闘流」の創始者。元祖無差別格闘流の使い手。
 極度のスケベジジイで下着泥棒と覗きの常習犯。
 戦闘力は絶大。



◆主題歌◆

 オープニングテーマ
   「じゃじゃ馬にさせないで」

 エンディングテーマ
   「プラトニックつらぬいて」  [1-13話]
   「EQUALロマンス」     [14-18話]{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ウォーアイニー

水をかぶると女の子になってしまう不思議体質の早乙女乱馬と天道道場の三女、天道あかねが許婚になり、
お互いつっぱっていながらもだんだん惹かれあっていってしまうお話です。
まあそれだけではなく他にもキャラクターがたくさん出てきて乱馬をとりあったり、あかねをとりあったり、
その際に、この世界ではなんでも格闘中心のようで○○格闘術というのが
これもまたたくさん出てきて無差別格闘流の修行中の身である乱馬も負けじと戦うわけなのです。
そしてなんといっても面白いのはキャラクターたちの目的のためならば、
なにがあろうと、どんな手段を使おうと構わない!と考えているところです。いわゆる腹黒。
誰かが死のうが、好きな人を騙そうが別にいいよねっ!くらいの気構えで行動しているところが観ていて僕は面白かったです。(ホントは良くないよ)

僕は『うる星やつら』はどたばたすぎてちょっと苦手でしたが(第二弾の映画はとても良かったよ)
『らんま1/2』の方は極めて上手くいかない恋愛を面白おかしく描けていてとても面白かったです。




ここからは気に入ったキャラを挙げて個別に思ったことを書いていこうと思います。

■乱馬
自分の気持ちに素直になれない!鈍感!
観ていて非常に面白い男性像でした。まあただの単純バカですが。
「ホントかわいくねーな」ってのはちょっとキツイですね。
これ言われたらホント傷つきますよね。ねってお前は一体何者なんだって話ですね。
僕は林原さんの声が好きなのでらんまの声はとても良かったです。ずっと女の子のままでいいのに!
でも可愛いとはあまり思いませんでした。まあ、男だし。

■あかね
綺麗なロングヘアーをバッサリと切ってしまった展開にはびっくりしました。
せっかく可愛かったのにと思いながらも観ているとだんだんとあの性格にはこっちの方が合ってるのかもしれないと思えます。
僕が思うにあかねの一番かわいいところは乱馬に対して叫ぶ「バカっ!」です。
もうホントかわいいー!そういう言い方しかできない不器用なところがうわあああw
取り乱しました。
僕は先に桔梗で日高のり子さんを認知しましたのであかねとのギャップに少し驚きました。
本当に同じ人なのか今でも若干疑っております。まあ冗談ですが。
彼女の声はとてもいいですね。感情がストレートに伝わってきます。非常に好きです。

■シャンプー
この作品の中で最も恋に生きている女の子。
声がとってもかわいいです。あの微妙なイントネーションが上手ですし、見た目の可愛さにも拍車をかけます。
性格はあかねとは逆で自分にとことん素直で、行動力のある姿が印象的です。
冗談っぽくみえるけどあれが彼女なりの本気なんですね。

■右京
僕は右京が一番好きかもしれないです。
唯一とまでは言わないけれど、数少ない恥じらいを持った女の子ですし、この三人の中では最も女の子らしいと思います。
声も可愛いし関西弁も効果バツグンです。
普段の格好から女の子らしい格好にチェンジしてきたときのギャップもまた。
こう書いてみると俺って単純だ。

■八宝斎
最初はなんだこいつと思っていましたが回を重ねるごとに
ジジイが真剣に下着を盗んで喜んでいるのが面白おかしくなっていきました。
声優さんのあの頭のねじを一本外さないとできない演技にも脱帽です。
ホントなにしてんだ、こいつw
でも面白いし、この作品には必要なんですよね。一番得をしているキャラです。

■早乙女玄馬、天道早雲
乱馬とあかねの父親です。
彼らの威厳と信頼の無さはストーリーを面白くしてくれる最高の素材です。
だからこの二人はこの作品には欠かせない存在だと思います。
小ネタから大きな話題までそつなくこなす名脇役です。少しお高いあめちゃんをあげよう。

まあこんなところです。
読んで頂きありがとうございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

67.3 15 呪いで恋愛なアニメランキング15位
少年陰陽師(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (206)
1446人が棚に入れました
時は平安。安倍昌浩は、稀代の大陰陽師・安倍晴明(じい様)の末の孫で、陰陽師。といってもまだまだ半人前。よき(?)相棒の、物の怪(愛称もっくん)と、じい様におちょくられながら、修行に励む日々。ある時は、異邦の大妖怪を倒し、またある時は、黄泉の屍鬼の大群から都を救う。 そんな中、またもや昌浩の周りで奇怪なことが……!

runa21 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

巡ってきた

主人公は
偉大な陰陽師清明の孫で、
唯一の後継者です。

まだまだ子どもですが、
清明の無理難題に文句を言いながら
あらゆる事件を解決するため奔走し、
それによって少しずつではありますが
後継者として成長していきます。


っと言う話です。


原作から入ったので、
楽しんでみれましたが、

もしかしらた原作を見ていない人は、
スピードが速すぎて
ついていけないかもしれません。


この話を見ると、
おそらく貴船に行きたくなると思います。

なぜかは原作を読んでいただくか、
アニメを見ていただければわかると思います。


陰陽師なんだから清明神社じゃないの?
っと思われるかもしれません。
もちろん、清明神社も行ったことがあります。
よかったです。

よかったですが、

この話を見た後は、
きっと貴船です!!
絶対に貴船です!!


っと言うことで、
貴船に行ってきました。


いや~よかった。
人生初の流しそうめんを経験しました。

「日常」を一瞬思い出しながらも
かなりテンションあがりました。

いつくるか、いつくるか、
っと構えていても、
なかなか反応するのが大変です。

気を抜いて
素晴らしい景色なんて見ようものなら、
そうめんが通過してました(笑)


そうめん通過した瞬間の
「あー(゜o゜)」
っという何とも言えない顔は
おそらくなかなか体験できません。


一瞬の気も抜けません。

動体視力と
反射神経と、
集中力を

ここまで酷使したのは
小学校のドッジボール以来でした。


隣に座っていた海外のお客さんも
めっちゃ盛り上がっていました。



しかも涼しかった!!


女性客がなぜか多いのは、
縁結びがあるからではなく、
この話が理由かもしれません。


少年陰陽師見た方は
ぜひ貴船まで足を運んでみては
いかがでしょうか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

刻様(こくさま) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少年陰陽師✧見た感じ(koku✱75)

原作を読んでいて アニメを視聴です
原作では思わず うるっと涙目になりましたが
アニメでも やっぱ寂しい終わり方ですね

最後の終わり方が後味は悪いですね
それも また味ということで。

陰陽師の異能バトルが とても見所だとおもいます
僕的には 陰陽師バトルはアニメの中でも「陰陽師」って感じでした
調査パート、呪いパートと 陰陽師的にはよくありそうなシーンがとても素晴らしいとおもいます

やっぱり相棒?のもっくんがいいです
もっくんの回想シーンもありますし
過去もちょっと暗いお話しだけど 現在こうなってるとおもうと
ほっこりします

この二人のやり取り 会話は
とっても信頼してるんだなぁって
大事でコミカルでシリアルで
感情移入しちゃいます

それに恋愛要素もあります
なんだか純粋な感じだけれど
叶わない恋という感じで 可愛いく切ないヒロインです
魅力的です

作画の背景やストーリーもファンタジー要素もはいっていて
世界観が好きですね

後半部分も進展とかストーリーがハラハラして
飽きずに 続き続きと 楽しくみせてもらいました

どうしても中途半端で
むくわれない感じで おわってしまうので
ぜひ原作をみることをおすすめします

もっとこの作品がすきになるでしょう

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

後半の巻き返しが良かった

序盤で視聴を止めてしまうと、この作品の真価は見出せないと思う。

本アニメは「窮奇編」と「風音編」の、大きく2つのエピソードに分かれている。

ストーリー開始時点(窮奇編)では、大陰陽師・阿倍晴明の孫である主人公・阿倍昌浩と、清明の式神・十二神将のうちの一人の「もっくん」だけで、妖怪を退治する場面がしばらく続くので、少し飽きがきてしまうかもしれない。

だがストーリーが進むにつれ、昌浩を取り巻く人々や、他の十二神将も登場するようになり、様々な人間模様や心理描写も増えていくので、徐々に内容に深みが出てくる。

作画的に、妖怪たちはさほどエグみのあるビジュアルではないものの、かといってグロさは無いよ、とまでは言えない。まず大丈夫だとは思うけど…

EDテーマ曲はここ最近聴いた中では、残念ながら最低と言わざるを得ない。
最初は昌浩役の甲斐田ゆきさんが歌っているのか(声が似ているので)と思っていたが、れっきとした歌手が歌っているというのだから、驚きだ。
今どきアマチュアでももっと歌唱力のある人は沢山いるのに…

むしろ最終回でのみ流れた甲斐田さんが歌っていた曲の方が良かった。(かなり女性声ではあるけれど)

…いかん、カラオケバカの歌論評になってしまった。。。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

64.8 16 呪いで恋愛なアニメランキング16位
天使な小生意気(TVアニメ動画)

2002年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (116)
662人が棚に入れました
少年・天使恵(あまつか めぐみ)は、幼馴染の花華院美木(はなかいんみき)と遊んでいる最中、変な魔法使いの老人から変な本を貰う。その本から現れたものを悪魔とは知らずに恵は「男の中の男にしてくれ」と頼んでしまう。そして恵は「男の中の男」ではなく、「女の中の女」つまり超美少女になってしまった!?
それから約6年経ち、高校生になった恵と美木は本の手がかりを追って剣ヶ峰高校に入学。そこで蘇我源造(そが げんぞう)や藤木一郎(ふじき いちろう)、安田太助(やすだ たすけ)、小林一文字(こばやし ひともじ)らと出会う。
彼らの学園生活をコメディタッチで描写しつつ、様々な問題に立ち向かう様子、そして恵や恵に魅了された男達「めぐ団」の男らしい活躍と人間的成長が描かれていく。

声優・キャラクター
林原めぐみ、高木渉、大本眞基子、田中一成、うえだゆうじ、檜山修之

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

俺の王子様♡

2002年4月6日 - 2003年3月29日TV放送された。全50話。

1999年-2003年連載の漫画を元に制作されたアニメ。
「今日から俺は!!」の西森博之氏の代表作で最大ヒット作。

学園ラブコメ風アクションものにファンタジー要素を注入。


あらすじ。

9歳の男の子は、ある日魔法使いの格好した老人を助けた。
お礼に貰った「天の恵」という「魔本」から現れた"小悪魔"に、
「ひとつだけどんな願いも叶えてやる」と言われるが・・

「男の中の男にしてくれ」と頼む・・しかし「男の中の男」では
なく「女の中の女」にされてしまった。

男に戻れる日を夢見て、透視能力者の予言を頼みに「魔本」の
手掛りを追うが・・時は流れ、剣ヶ峰高校へ入学する事に。

主人公は、天真爛漫で正義感が強く文武両道に優れた、皆に
愛される天使の様な"絶世の美少女"になっていた。

そんな主人公が高校生活の中で、色々な人と出逢いや様々な
障害や事件に巻き込まれたり立ち向う様をコミカルに描く。


感想。

作画/演出/ギャグ等のセンスは古い感じがするけど面白い。
各キャラクター共にデザインも分かり易く親しみ易い感じ。
主人公が女性なので、ややソフト路線とも感じるけれども、
基本的に前作の「今日から俺は!!」を彷彿とさせる描写が
多く含まれている。コメディ路線なのも同じ。

男性の喧嘩中心の友情や好敵手云々+ラブコメ路線をソフト
にした感じで、ナンセンスに近いギャグなども多くなった。

富豪だの財閥だの御子息御令嬢等バブリーな設定や不良の
様な当時の時世や漫画の傾向が解りやすく盛り込まれてる。

人気が出たせいで真延ばしが施されてファンタジー要素は
滑り出しの切欠程度になって、やや方向が変わった感じ。

その結果作者が最も得意な前作の世界観の延長上に描かれ
たエピソードが中盤以降は増えていく感じ。

主人公が男か女かという部分は序盤にどうでも良い内容に
なっているので、最後のお楽しみ程度。小悪魔の性格から
いって序盤に露呈してるし。

正義・友情・努力・・あれ・・テーマだけ取り上げると・・
ドコゾの別雑誌風に・・種々の困難を仲間とともに乗り越え
成長していく様をギャグタッチにラブコメ風に描かれていて
ある程度の爽快感等が愉しめる。



天使恵:林原めぐみ
絶世の美少女。富豪の天使家の一人娘。一人称は「俺」。
正義感や責任感が非情に強いが・・言葉遣いや素行は粗野。
「危険に自ら首を突っ込むタイプ」で感情の起伏が激しい。
文武両道に優れ、成績優秀。人並外れた運動神経を持つ。

花華院美木:大本眞基子
恵の幼馴染。唯一、恵の性別が逆転した経緯を知る親友。
可也の美少女で、多数の男子生徒にモテている。
武家の家の娘らしく高LVで恵に負けず劣らずの才色兼備。
優しく穏やかだが、度胸と精神力が強く、護身術を嗜む。

めぐ団

蘇我源造:高木渉
めぐ団の1人。桁外れの強靭な体躯でタフ&怪力の喧嘩無双。
恵と出会い、恵のために無駄な喧嘩を辞める誓いを立た。
「男の中の男」を目指し、なり振り構わず捨て身で奮闘する。

藤木一郎:田中一成
めぐ団の1人。極々普通のキャラ。脱平凡を目指している。
秀でた者にコンプレックスが強いが何故か立ち直りが速い。
唯一ありふれた平凡な感覚を失わず、気苦労が耐えない。

安田太助:上田祐司
めぐ団の1人。モロよりギリギリに執着する変態キャラ。
膨大な知識量を誇り、そこから生まれる推理力も鋭い。
「なりは小さくても根性もん」「やるなら躊躇しない男」

小林一文字:檜山修之
めぐ団の1人。武術をかなり高い水準で修めている。
祖父に「現代を生きる最強の武士」として厳しく育てられた。
性格は正義感が強く、古風でストイックで浮世離れしてる。

剣ヶ峰高校の人々

木村六:西村朋紘
恵のクラスメート。恵の豪邸を見て現実を知り脱退した。
「めぐ団」の前身である「めぐちゃんを守る会」元メンバー。

田中桂子:松井菜桜子
富豪の娘で恵を敵対視する令嬢。恵の中学時代の同級生。
他人を見下し圧倒する迫力を持ち、異常に弁が立つ。
過去に手の込んだ嫌がらせで何度も恵を窮地に立たせた。

白鷺良美:倉田雅世
桂子を尊敬している令嬢。桂子から「よしみ」と呼ばれてる。
桂子の為になら何でも協力するが悪意はないようである。

直美:豊嶋真千子
恵のクラスメート。外見も性格も大人っぽい。

ちえ:桜川朝恵
恵のクラスメート。小林のファン。

校長:中嶋聡彦:剣ヶ峯高校の校長。


めぐ団を取り巻く大人たち

頼子:中島千里
恵みに心酔し傍に居る為に天使家のお手伝いさんとなる。
天使の家系で、ソルボンヌ大学に学んだ才媛のエリート。

流坂:今村直樹
天使家ガードマン。外見は任侠道風だが気さくな人柄。
実力は確かだが少々お調子者で間の抜けている事がある。

坂月:鳥海勝美
美木の護衛。花華院家を代々守ってきた武家の出身。
源造さえ怯む程の桁違いの実力を持つ武術の達人。

伴藤:大川透
桂子の教育係。桂子には振り回されてる事が多い。
一見強面で街の不良を怯ませる程の迫力がある。

三島:江川央生
田中家の使用人。恵を陥れるためのシナリオ班。

礼子:永島由子
泥棒。大阪で恵と知り合う。裏社会にも通じている。
超一流の泥棒のつもりだが、それ程の実力はない様子。

家族・親族

蘇我雪花:まるたまり
源造の姉。「かわいい妹の作り方」という変な本を所有。
源造と恵をくっつけて恵を自分の妹にしようとしている。

恵の父:銀河万丈
恵の父。名前が不明。恵を異常なまでに溺愛している。
恵の部屋に覗き用の隠し扉をこっそり作っている。

天使翼:浦和めぐみ
恵の母。厳格な性格で、恵の男関係を心配している。
仕事で海外を飛び回っているためあまり家にはいない。

花華院京一:仲木隆司
美木の祖父。日本の心・黒幕・花華院翁と言われる大人物。
グループ会社千社のトップ。一人娘を失っている。

小林祖父:辻親八
一文字の祖父。武士道の道場を開き、師範を務めている。
「現代の最強の武士」に育てる為に鍛錬と指導を怠らない。

藤木次郎:浦和めぐみ
一郎の弟。凡人の兄の事をやや小馬鹿にしている。
兄と同様に驚き顔が怖い。

安田勇助:渕崎ゆり子
太助の弟。やはり、安田の弟だけあり変態。

その他の登場人物[編集]

タカミ:伊倉一恵
中学時代の源造の元彼女。恵が心を開いた数少ない女性。

一君:豊嶋真千子:いじめられっこの小学生。

Mr.スミス:飛田展男
数々の難事件を解決してきた透視能力者。
美木のつてで魔本「天の恵」を探すのに助言する。

ピエール:草尾毅:オルリアン王国の第4王子。

×子:渡辺久美子:源造に10秒でふられた女子高生。

村上:桜井敏治:巨体の街の不良。徒名はジャンボ村上

めぐ団の敵

柳沢:松本保典
不良グループリーダー。ボクシングを使う。自己陶酔型。
策謀を絡めて目的のためには手段を選ばぬ冷酷な人物。

真根(兄)(弟)江川央生:渋谷茂
街一番のワル。最狂の男と言われていた。
源造に負けたと思われる。復讐の機会を窺っていた。

青田:私市淳:柳沢の手下。襲うなど凶悪な性格。

岳山隆雄:森久保祥太郎
美木の婚約者。「家業を持たぬ政略の家」名家岳山家跡取り。
陰湿で残酷で自己中で強欲で狡猾な野心家で武術に秀でる。
目的の為には手段を選ばず執着心が常軌を逸する程強い。

細井:松本保典
岳山隆雄の側近であり、岳山家に代々仕える影組のひとり。
目的のためなら手段を選ばない冷酷さを持っている。
隆雄ですら正体をつかめない謎の凶悪人物。

門田:鳥海勝美:岳山隆雄の手下。

「魔本」関係者

魔法使い:千葉一伸
子供達からいじめられているのを、恵に助けてもらった。
お礼に魔本「天の恵」をあげた人物。

河童:大竹宏:礼子が盗んできた魔本の悪魔。

小悪魔:梅津秀行
恵を女にした張本人。かなり気紛れな性格。
悪魔というだけあって色々な魔法が使えるよう。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

非常に面白い原作を丁寧にアニメ化。最後だけ違いますがOKです。

 「今日から俺は」の西森博之氏のコミックス原作です。「今日から俺は」は38巻、本作原作が20巻となっており、氏が一発屋だけでないことを証明した人気作です。「今日から俺は」よりも伏線が作り込まれており、後に小説家を目指した氏が、絵よりもストーリー指向であることがうかがえます。

 氏の作風は暴力が日常にあるような昭和的な世界観で、基本的に強さこそ正義の部分がありますが、本作はヒロインを「男からのTS」「超大金持ち」という設定にすることで、コメディ部分の他、謎解きや家の問題などを絡めて、20巻のコミックスはどこを読んでも面白い内容になってます。

 アニメはそのコミックスにほぼ準拠して進みます。絵柄に特徴がありますし、ヒロイン天使の可愛らしさと言動のギャップが胆ですが、原作に寄せた作画と声優に林原めぐみさんを起用することで上手に再現していました。

 50話とほぼ4クールの作品ですが、原作の面白さそのままに、ほぼダレることがありません。さすがに一気見はつらいかもしれませんけど。残念ながら、4クールで話が収まらなかったので、ラストの締めのエピソードだけ原作オリジナルです。ここで各キャラの成長が感動なのでちょっと残念ですが、しかし、まあアニメ版でもそんなに不満足感はないと思います。改変は最後の3巻なので、気になる方は最後の方だけ(18巻以降。念のため17巻以降。ワイド版なら9巻、10巻)買うとかでも綺麗にアニメとつながると思います。

 本作の優れたところは、初め「めぐ団」という天使恵のファンクラブが出来るのですが、ここのキャラ付けが出来なかった1人を早々に退場させたことが上手くいき、男4人女性2人の非常にバランスがとれて特徴のあるメンバーのキャラの構成になりました。

 金持ちキャラも万能設定にせず、家族関係、お手伝いさん、ボディーガードなどを絡めて面白いエピソードを積み重ねて行きます。
 そして、なんといっても魔法の本です。この設定がいいですねえ。天使恵が男にもどるには?という謎の部分に興味が行きます。天使は女の中の女の美少女キャラで中身は男というキャラですが、読者も心情的に天使には男に戻って欲しくない、という気持ちが生まれるからです。それでめぐ団に気持ちが乗っかって行きます。

 おしいのが、ラストエピソードを改変したため、せかっく張った伏線回収のシーンがもったいなかったのと、皆のカッコイイ活躍のところがカットされたこと、坂月というボディガードの活躍が見られませんでした。この男の強さの描き方がなかなか良かっただけに残念でした。

 と書きだすとキリがないくらい面白い作品でした。アニメも結末以外上手くアニメ化できています。と言っても酷い出来ではなくちゃんと畳んでいます。原作が素晴らしいのでもったいないですが。
 さっき何話か再視聴しましたが、前半と後半でちょっと作画の雰囲気が違っている気がしました。前半の方が人間がリアルに近く、後半のほうが少し漫画的な気もします。
 なお、原作の漫画は今でもたまに読んでます。それくらい面白いです。


 ということで、非常に面白いコミックスを丁寧にアニメ化した作品でした。2002年の作品ですので、作画にそれほど古さもありませんので今みても十分楽しめると思います。ただ、サブスクはないだろうなあ。



追記 一応ネタバレです。

{netabare} 天使恵は本人は元男だと思い込んでますが、本当はもともと女性でした。女性の非力に絶望して力を望んだ恵が魔本から出てきた悪魔に、男になりたいと願います。
 が、悪魔はひねくれていてあるいは作戦で寿命をだまし取ろうとして、もともと男性で女性にTSさせられたというニセの記憶を植え付けられます。

 要するに悪魔が出来ることは心の操作で、天使の望みをワザと曲解し、天使が自分は男と思いこむことをもって「男になった」としたわけです。
 そばにいた美木と天使の2人だけが、天使が男だったと思い込んでいたわけです。

 天使が力を望んだのは、美木がイジメたりさらわれそうになったのを助けようとしていましたが、自分の力の無さを痛感します。特に昔の源造に「女だから助けた」と言われてショックを受けていました。

 伏線として、他の魔本のエピソードや、魔法使いだと思いこまされた男の話などが出てきます。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

シャンゼリゼN゜5 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

♀時々♂

私が少女だったころに見た作品だったのですが、機会あって改めて視聴。懐かしいな。

{netabare}9歳の頃、魔本を手にし、そこから現れた小悪魔によって、女の中の女にされてしまった少年、天使恵。高校生となり、その学校生活や本来の自分を取り戻すための騒動などを描いたお話。{/netabare}

ヒロインである、天使恵ちゃん。
何せ女の中の女なものだから、道行く人全てが振り返ってしまうほどの、圧倒的で他の追随を許さないくらいの美人。今となっては画に古臭さを感じてしまいますが、綺麗な髪の動き、艶っぽさが魅力的に映ったんですよね。今見ると、ちょっとヤンチャ系少女にしか見えなくもないけれど(悪い意味ではないですよ)。
でも、心は男だし、誰よりも勇敢で正義感が強いの。そのギャップがとても魅力的で、視聴当時は彼女にちょっと憧れました。中2病だ(笑)
また、男を主張しながらも、時折見せる女性的な脆さとか弱さもたまらなくかわいらしい、といいますか色っぽかったり。

そして、彼女をとりまく男子たち。彼女に惹かれ勝手に集まってきた自称騎士的存在。
通常だったら親しくなりえない、極悪ヤンキー、ど平凡、変態エロ、武士の組み合わせがなんとも面白い。だから意外な化学反応をしてくれちゃいます。
それぞれは信頼しているものの仲良しではなく、あくまで繋ぎとめているのはめぐちゃん(天使恵)という共通項というのが何気にシュール。
そして、なんていうのでしょ、ポイントの取り合いみたいな見苦しさと必死さ。当然、連携も悪くてワンマンプレイ、といった有様が滑稽だし、ギャグ要素いっぱいで笑えます。
そんな彼らを軽蔑したり、どん引きしたり、時に震えて恐がるといった、めぐちゃんの反応パターンが豊富でとってもかわいい。ギャグのセンスもなかなかのセンスだと思いますよ。

でも、彼らはやる時はやります。立派に騎士となっている時は、男らしくて頼もしかった。
好きな人の為に体をはれる。守ってくれる。強い弱いなんて問題ではないです。その行為が大切なのです。なんて、女性のエゴをいってみたり。

全50話と長いお話でしたが、キャラにしても展開にしても、ギャグと真剣でナイーブなメリハリが変幻自在であったので、飽きることなく楽しめたかな。
今更、この古いアニメを視聴する方は皆無だとは思いますが、私は印象に強く残っている好きな作品です。

OPやEDは、作品を見るほどに天使恵にシンクロしてくる、女性らしいの色気やか弱さを感じられる雰囲気が好きです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

67.4 17 呪いで恋愛なアニメランキング17位
八犬伝ー東方八犬異聞ー(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (416)
2354人が棚に入れました
5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。
信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。
事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。
ネタバレ

千秋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ストーリーはわかりづらいけど面白い。

全13話

ファンタジー

特殊な力を持つ主人公・信乃は13歳の少年の見た目のまま成長しない。中身は18歳。
普段はカラスのムラサメ・妖刀を右腕に宿している。

八犬伝といえば伝奇小説ですが、これはどんな話だろう。
8個の玉と持ち主を探し出し願いを叶える?フセ姫はあまり登場してなかったので、どんな話にしていくのか今一つつかめませんでしたが面白かったです。
1期では登場人物と現状をご丁寧に見せてもらったという感じであまり進んでないような。
人外生物、妖怪とか?にも思いがあるというのが描かれていてところどころグッときました。
主人公は普通…死を前にした人間かも?の人間や妖怪?や何かの思いに影響する力があるようです。

更に、この1期では、登場人物が多すぎて名前も苗字や下の名前で呼んだり、非常に覚えづらいのが難点。相関図を見ないでただ見ていたので終盤まで中々、関係性が掴めませんでした。
それに多分まだ{netabare} 2犬登場していない。八犬のうち、5犬までが揃います。もう一犬登場したけど仲間だと気づいてない。 {/netabare}

2期ではフセ姫が残した怨念が関わっていくのか?ムラサメと言う怪物をうちに抱えてしまった主人公と、人外生物になってしまった周囲が今後どうなっていくのか楽しみです。

ここからはただの各話内容と、あらすじのみです。
[1話]
{netabare} 尾崎家のゴコ(五狐)が来たけどムラサメで退けてしまう。これ以上関わると危ないから健太に2度と来るなという。蜘蛛の妖怪に捕まる健太。駆けつけるシノとソウスケ。 {/netabare}
[2話]
{netabare} 狐の家に拉致されたハマジ、一緒にいる尾崎。しょうげつ院の協会に連れてかれそうになったシノたちの後見人として面倒を見ると申し出たしじゅうしん家のサトミリオ。黒いマリモの正体は何でしょう。鬼は人の心が作る物で妖を喰らう。黒髪の鬼が寺に捕まってる。ムラサメの代償としてシノは年をとらず寿命を全うできない。ソウスケは当時の記憶がほとんどない。人になつかない大きい犬をなでることができたソウスケ。ソウスケには犬が何匹も懐いて集ってくる。捕まってる鬼はゲンパチ。坊さんの耳に虫が入り込んでる。怖い。 {/netabare}
[3話]
{netabare} ゲンパチは亡・ヌイという女性に会いたい。サトミに3人は助けられていた。ソウの「儀」とシノの「孝」の玉。他に6個計8個。フセ姫と8人の若者に由来する、その持ち主と玉を捜せと。鬼に変身したゲンパチはシノとソウスケの元へ。しょうげつ院に襲われ川に落ちる3人。 {/netabare}
[4話]
{netabare} 学校へ行く事になったハマジ。黒マリモに助けられる3人。ゲンパチの弟分ヌイの弟・コブンゴの所へ。幸の日に鬼となり死ねない体になったこの2人も玉の持ち主。院の人が攻めに来た。妾の子、尾崎はハマジの事が好き。ハマジの顔に傷つけた院・義兄を倒す。 {/netabare}
[5話]
{netabare} シノたちを救ったのはサトミ。院は今後は大人しいはず。ソウスケはサクの日は眠い。院の大蛇チカゲ(ヒビキ)の加護を受ける少女・ミズキアヤネ。アヤネとハマジは友人になり灯篭流しへ。 {/netabare}
[6話]
{netabare} 玉を落とし山神の猿に会うシノ。追いかけるソウスケ、ゲンパチ、コブンゴ。山をシノたちが離れることを寂しがる猿。病に罹っている可能性ありと捕まる4人。アサケノがソウスケに以前殺されたと切りかかる。 {/netabare}
[7話]
{netabare} アサケノに殺されかけるソウスケ。アザが八犬に共通するみたい。村人と山に入るシノ、アサケノたち5人。守るべき物が無いと猿神暴走し人間殺す。先生が子供の頃に猿神様に名前つけてて会いに来たら暴走止まった。神様も一人で寂しかったんだ。 {/netabare}
[8話]
{netabare} 山で遭難しかけた少年・犬山ドウセスがユキに助けられる。列車で旅立つ4人はドウセスと知り合う。ユキはドウセスを救う為に声を失った。以前、雪姫にシノも森で遭難しかかったとこ助けられた。むつき?って誰。 {/netabare}
[9話]
{netabare} ハマジは医者になりたい、寮に入る事に。寮に届け物をしにいったシノは人形の幽霊を見て気絶。ケノ、ソウスケ、シノは確かめに行くが人形の幽霊はヌイグルミで寮の違反者を取り締まるためにいるような・・・。正体はハマジの同室と思ってたスズでヌイグルミだった。゚+(。ノдヽ。)゚+。シノが早く友達が出来るよう願ったから現れたみたい。 {/netabare}
[10話]
{netabare} シノが協会で会ったお姉さん・コハクに神のご加護を。ココノエって髪の長いお姉さん夜叉姫の心臓がケノの中に。ケノは心臓をとられても生きていた少年。コハク病気で今にも死にそう。金色の目をくれたら、望みを叶えると、ソウスケにそっくりの人外のものに言われる。ムラサメはソウスケの影だという。強く願えばそれは必ず叶うとシノが言ったと影は言う。ソウスケの欠けた魂の半分だと。 {/netabare}
11話
{netabare} ここまで玉一個も見付かってないけどええのんか。コハクの宿の主人に銃を撃たれ死にそうなシノ。撃ったやつを丸ごと食ったムラサメ。脈もなかったけど生き返った。ムラサメがシノの中で大きくなっている。足りなくてサトミを少し喰うムラサメ。 {/netabare}
12話
{netabare} コハクが女の人食べちゃった。目と引き換えに人外のものになった。シノが見た目18歳に急に一時的に成長した。シノがコハクを殺してあげた。 {/netabare}
13話
{netabare} ケノの心臓もコハクの目も必要な物だから貰った。ソウスケの影が光になろうとしてる。上下関係教えるのに小遣いなしが一番だね、シノ。フセ姫が誰だかよくわからなかった。寺の誰かみたい。文字が書いてある玉を手のひらに握って生まれてきた八犬。 {/netabare}

あらすじ
{netabare} 5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。 信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。 事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

世界観と微BLを乗り越えて楽しみました

里見八犬伝をモチーフにした妖退治モノっぽいです。

歴史・伝記モノには興味あるんで観てみました。
ブレイブ10くらいのライトな作品なら観ようかと思ってますがどうでしょうか…。

作画や雰囲気は案の定、
緋色の欠片や薄桜鬼っぽくて女性向きの印象で男性には敷居がありそうです。
また絵自体は綺麗なんですが、構図が単純すぎて面白味が無いように思います。

世界観は、なんか想像と違っててよく分からなかったです。
里見八犬伝の時代&地域かと思ってたんですが、
基本みなさん洋服で、詰め襟 ポロシャツ Tシャツ トレーナー色々取り揃えてて
汽車走ってるし まばらに電線あるし 子供はバンドエイド貼付けてるし
家は茅葺きだったり洒落た洋館だったり欧州でしか見かけない様な吹抜けの聖堂があったり…
私は何処に連れて来られちゃったんでしょうか?
納得行かんけど大正昭和初期あたりの日本かな?オリジナル異世界?

↓※1話目の雑なあらすじ メモなんで見ないでもいいヤツ
{netabare}
どうやら主人公達は全滅した村の出身者で村の人に忌まれて森でひっそり暮らしている様です。
ごちゃごちゃっと説明っぽいものをEDテロップと同時にやるから気が散って良く分かんなかったけど、ほかにも勢力があってそこに女の子が一人連れ去られたみたいです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
うわー優男増殖したー。苦手分野です。
結局誘拐された女の子何でもなかったです。前回の引きは何だったんでしょうか。
都会に来るためだけに用意された感じです。
人物紹介回ですかねストーリーは来週から動き出しそう。

世界観は相変わらずですね…
これは里見八犬伝と切り離さないといかんね。
やはり大正昭和初期っぽいんだけど、町並みは当時の中国っぽいですし(孫文先生出てきそう)、東京タワーみたいなのあるしねー、ツジツマ合わないの嫌なので個人的には異空間としておきます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
やっとストーリーが動き出しました。
犬士集め始まりそうでしたが、クソ坊主のせいで川へドボン。
多分辿り着いた岸で鬼といきさつ話すのではないかと。

まだクソ坊主の真意も不明です。単純に鬼を捕らえ殺そうとしたわけではなさそう。
ただし、なんとも判りやすいストレートな悪者です。
もうちょいオブラートに包んだ悪の方が面白味出ると思うのですが。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
世界観と微BLのハードルさえ越えれば何とか見られそう。
ストーリーとしては悪くはないね。
浜路ちゃんの顔に傷付けちゃった使い魔のせいで、
尾崎の逆鱗に触れてクソ坊主は死んじゃったみたい。
もっと違う悪い事いっぱいしてそうなんですが…。

分かり易い敵が居なくなりましたので妖退治にシフトしていくのかな?
ラストシーン、半裸で主人公を見初めていましたが、ギャグだよね?
そういう展開になったら無理だから。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
屋敷の奥で他との交わりを避け土地神に護られた少女とお友達になるお話でした。

この屋敷って驚くほど広かったんですね。
今回は繊細な展開でしたが彼女が今後どう絡んでくるかが物語の鍵なのかな?
クソ坊主の死亡(行方不明?)により物語の方向が判らなくなりましたが、
次の展開に期待しています。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
新しい展開に入り謎が散りばめられ膨らんでいきそうです。
憎しみを買っている様ですが荘介と彼(彼女?)との関わりは?
山や村の秘密は? 玉の行方は? 大猿は? あれは金塊?

ミステリー好きにはなかなか良い展開ですね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ミステリーって程の内容になりませんでしたね。
既視感があるちょっと切ない話になりました。
なんか観たことあるんだけどな、どこで観たんだっけかなー?

村人死んじゃったり嵐起こしちゃったりあの村は大変でしょうが、
何だか爽やかに村を去りましたね。
あの美女軍団はまた絡んできそうです。
そしてあの男女は結局どっちなんだろうか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
結構良い話だったんですが、道節はなぜあの格好で雪山に入ったんでしょうか?
妹さんは浜路に似ているような…。今後絡んできそうです。

それにしてもこのアニメに出てくる坊さんはみんな不憫ですね。
なんだかんだで八犬士登場した様です。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ここに来て学園ものが始まり1クールで収まり付くのか分かりませんが、
不思議で優しく切ない良い話で少しほろっとさせてくれました。
ココ数話こういうのが続いてますが個人的には好きなのでOKです。

あれ?そういえばいつの間に毛野達一緒に住んでるの?
村雨も窓に挟まったままじゃないかな?
{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
希望や出口のない救いようのない話でした。
琥珀さん慰みの言葉はありましたが
生きていた意義を見出せないまま信乃の手で逝ってしまったようです。
信乃の心の中には居るのでしょうが、あんまりです。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
どうやら里見八犬伝の転生した人達のお話のようです。
かといって世界観には納得したわけではありませんけどね。
一つ謎は明かされましたが中途半端な所で終わりました。
区切りが良いとも言えず、続きを観てみないと評価しづらいです。

最終回に出てきたお姉さんは好みでしたのでもう少し観たかった…。
もう少し序盤に出てきてくれたら見る目が変わっていたかも知れません。

そんなに印象深く観ていたわけではないので夏まで記憶が持つのか心配です。
{/netabare}
なんだかんだで観てしまいました。
2期も多分何だかんだで観ると思います。
オススメとまでは言えませんが、微BLな所もある作風が大丈夫な方は
それなりに楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

2期で物語は進むのでしょうか?

(2013.1/11 1話:境界)
「通称:八犬伝」未読。

{netabare}八犬伝を拝読してないと分からないかな?
動物が喋るし、人間だと思ってたのが動物になる始末。

冒頭の台詞は、どういうことなんでしょう?{/netabare}


(2013.1/19 2話:人鬼)
{netabare}BGMがLAST EXILEやコードギアスなどで有名な黒石ひとみ(hitomi)さんなんですね!

物語に関しては、まだまだ分からない事だらけ…(゚д゚)

四獣神家や、シノと里美の関係さらにはシノと犬飼に共通してある刺繍は何なのか?
とりあえず気になるので続けて観ます。{/netabare}


(2013.1/27 3話:鬼追)
{netabare}1話冒頭での台詞は、シノと里美のやり取りだったのな。
里美から八玉を集めるようにと聴いた時は…EDさんに分けてやって下さいよ、ホントに(w_-; ウゥ・・{/netabare}


(2013.2/4 4話:帰郷)
{netabare}死に際に里美が表れると、その人は生き残る事ができる?
コメディパートが今の所多めなので、そろそろ切り替えてほしいかも…{/netabare}


(2013.2/9 5話:加護)
{netabare}加護ではなく、その子の枷になってしまっていた。というか外に出られたのなら加護はもう必要ないんじゃないか?
話の展開が遅いですが、2クール作品なんですかね?
八玉の内、(鬼の兄弟も含めて)4つしか集まってないけど大丈夫か?{/netabare}


(2013.2/17 6話:外待)
{netabare}スキンヘッドで眼鏡はオネエって相場が決まってるんか。
オネエ、檜山さんかwww

荘介は人殺しで毛野の全てを奪った男?
「義」玉を失った荘介の過去に迫る?{/netabare}


(2013.2/23 7話:約束)
{netabare}「みんな、荘介の善人面に騙されやがって」
花形の痣を持つ者達が着々と集まり、それに伴って八玉も集まりつつある。
それは何を意味するんだろう?

変わるのは人だけ…{/netabare}


(2013.3/2 8話:邂逅)
{netabare}「だから…生きて側に居てやりたい。」
「見てみたいよな、真夏に降る雪。」
道節は浜路の兄? その道節に憑く雪姫はシノにとっての邂逅。
約束それは、いつか会いに行くよ…{/netabare}


(2013.3/10 9話:番人)
{netabare}荘介、料理上手!(=^▽^=)
現八さん私、ドン(ヤギ)のぬいぐるみが欲しいですww

「つよくて、やさしいおともだち~♪さびしがりやの、あなたのほしいもの~♪」

信乃の願いが番人に届いた結果なんですね。{/netabare}


(2013.3/16 10話:孤影)
{netabare}毛野の大切な人を奪った男が街に!? 毛野の心臓は夜叉姫の心臓。夜叉姫は妖怪だから心の蔵を失っても生きていられるのか…

信乃の「強く願えば必ず叶う」の言葉を受けてその男は何を願ったのか?{/netabare}


(2013.3/23 11話:現身)
{netabare}小文吾、今更気づいたのかwww
お前こそ何をしている、買い物なら他の者に行かせればいいだろww

あぁ、EDさん玉探しなら順調ですよww

何あれ!?村雨の真の姿なのか?

急に信乃が成長したのは、村雨と何か関係が?{/netabare}


(2013.3/30 12話:代償)
{netabare}金色の瞳をヤツに与えてしまった「代償」が枯渇?
血に飢える身体となってしまった琥珀。

天使と悪魔は表裏一体の存在…

生きる意味、死ぬ意味も忘れた。その事が琥珀の代償なのか。
たった一人の温もりを得ることができたなら、こうはならなかったのに。{/netabare}

(2013.4/6 13話:宿縁)
{netabare}村雨:「菓子ぃ~」さすが岡本さん、甘いモノ好きですねwww
謎の男は、荘介の影。だとしたら本当の荘介は、幼い頃の記憶を失くしてはいない?

音楽は、黒石ひとみさんなだけあって壮大で透明感のある物なんだけど、EDの映像と合ってない気がする…{/netabare}

2期決定してますが、観るかと言われたら微妙ですね^^;
とは言いつつ何だかんだで観てしまいそうですが。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

70.0 18 呪いで恋愛なアニメランキング18位
ヴァニタスの手記[カルテ](第2クール)(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (93)
388人が棚に入れました
【そう遠くない未来に、吸血鬼(おまえたち)は滅ぶ。】――聞いたことはありませんか? 吸血鬼に呪いを振り撒くという、機械仕掛けの魔導書(グリモワール)のお話を。いま“ヴァニタスの書"に導かれて、物語の歯車は廻り始める…。「19世紀パリ×吸血鬼×スチームパンク」をテーマに、「PandoraHearts」の望月淳が紡ぐ、呪いと救いの吸血鬼譚、開幕。

声優・キャラクター
ヴァニタス:花江夏樹
ノエ:石川界人
ジャンヌ:水瀬いのり
ローラン:河西健吾
オリヴィエ:前野智昭
アストルフォ:村瀬歩
クロエ:釘宮理恵
ジャン=ジャック:濱野大輝
ルカ:下地紫野
ドミニク:茅野愛衣
先生:石田彰
ムル:小牧未侑
ダンテ:木内太郎
ヨハン:遊佐浩二
リーチェ:久間梨穂
ベロニカ:日笠陽子
ルスヴァン:森川智之
ルイ:島袋美由利
ネーニア:名塚佳織
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゴスの故郷はおフランスだかんね

原作未読


分割2クールの後半。前半“ジェヴォーダンの獣”次なる事件を示唆して終了。さてどうなるやら?
ご参考までに前半1クールで撤退された皆さんのお声はおおかたこんな感じ↓

 ・ヴァニタスとノエが近い→女子向けやん
 ・唐突なデフォルメと挿入されるギャグが寒い

仰々しく荘厳なノリには場違いなコメディ要素挿れんでもよくね?ってのと、BL要素には距離を置きたい心境ってところでしょうか。
これら後半2クール目は前半より控えめだったと思います。あるいは慣れたか。前者については作風なので相性の良し悪しはありましょう。後者は定義が難しくこの作品にみられる耽美的なノリでは致し方なし。よくよく物語を追ってくとホモよりヘテロに重きを置いてそうな気もします。
よく言えば尻上がりってかんじでしょうか。嫌気されそうな要素が抑えられたか上回るなにかがあったのか、前半で垣間見えた呪い持ちやらなんやらの世界観に肉付けがなされていきます。
“ジョヴォーダンの獣編”が呼び水になってさらにひと盛り上がりある感じ。なんでだろう?
ジャンヌみたいな史実では救国の少女から一転魔女認定で火あぶりーの末路なり、UMA相当のジェヴォーダンの獣などなど舞台フランスのちょいとした怨念ネタが吸血鬼設定によく合います。素材選びが功を奏しているのがまずは前提。
次に背景が明かされのっぴきならない事情が露わになるにつれて、DQN系主人公ヴァニタスも「まあこれじゃぁしゃーないかな」と思えてきます。前段で「ヴァンピールってなんぞや?」と作品説明兼周辺キャラの深掘りを済ませてから、今回の後半2クール目にて主人公らに焦点を当ててます。下ごしらえ済み周辺キャラと本丸主人公が絡む相乗効果で尻上がり感が出たのでしょう。
そして最後のワンピース↓

 破滅の美学

本来のゴシックと趣きは異なりますが日本で花開いた文化位相とでもいいますか。闇、死、廃墟、神秘的、異端的、退廃的、色で言えば「黒」といったイメージをボンズさんがうまいこと装飾してくれた結果良いものに出来上がってます。キーワードまとめると

 ・ゴシック心の故郷フランス
 ・吸血鬼
 ・闇寄り史実モチーフ
 ・もちろん本丸ゴシック
 ・無駄に荘厳な梶浦劇伴
 ・ボンズさんの作画

私の年代だとヴィジュアル系バンドなんかがイメージしやすいです。今となっては格付けマスターの某ドラマーさんなんて満身創痍でドラム叩く姿が一つバンドの味だったりしましたけどあれって破壊的なプレイと身体の崩壊とが行き来する危うさがあって妖艶な魅力を放ってたものです。幸せな老後のイメージがつかず、というよりもつけちゃいけない気にさせる数少ない人たち。そんなのの集合体。
能天気に構えてたら思いのほか重く、よくよく考えたら全体の仕掛けがそういった重さにマッチすることで結局堪能できましたよって作品でした。



※雑感

■マシ
{netabare}あいかわらずジャンヌとドミニクの業が深い。好物。{/netabare}

■たぶんこういうとこ
リトグリの『Your Name』はムービー共によかったです。冬のパリも良さげ。
{netabare}でもしいたけ目のノエは映像に合わないよね。たぶんそういうとこ。{/netabare}

■ラスボスのその先に
{netabare}「そして…その旅路の果てに」「彼をこの手で殺すまでの物語」
未だ成らずですね。続きやってほしいっす。{/netabare}



視聴時期:2022年1月~2022年3月 リアタイ

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2022.04.09 初稿

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

箸休めの名店

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
本筋はダークファンタジー。吸血鬼と人間の友情、それぞれの世界における憎愛等も描かれる。

1期に比べると、ストーリーが重視され、内容にも重みが増した。作品全体の流れとしては、正しい方向なのだろうが、個人的にはやや不満が残る2期となり、1期☆4から下方修正し、2期は☆3とした。

レビューではその理由を、レビュタイに絡めて。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
つまり、ダークファンタジーとして観るなら、☆3。ラブコメとして観るなら、☆5だということ。ポテサラがめちゃくちゃ旨いのに、唐揚げは普通の定食を食べてるイメージでした(笑)

だからぶっちゃけ、3話に1話くらい、ジャンヌのラブコメ入れたら☆4にしたんだが(笑)

この2期は、ストーリーを重視してサブキャラを深めたことで、色々と分かりにくくなった感じがした。ジェボーダン編は、確かに魅力ある2人の魅力ある愛の物語だったが、やや長く意味が分かりにくくなった。

個人的には、2人の恋愛面に内容を絞り、3話くらいにスッキリまとめてテンポを上げてくれた方が好みだったかな。

その上で、本作の箸休めたる、ヴァニタスとジャンヌのラブコメをちゃんと魅せる。

つまりはまあ、ショートエピソードを繰り返し、主要キャラの関係の深まりに注力した1期の構成が正解だったと、私は思っているということ。

現に、ラブコメ要素を取り戻した19話目は☆4、ラブコメ全開の20話目は☆5と間違いないクオリティだと思った。

ヴァニタスもジャンヌも、本当に可愛い♪ あの2人をずっとニヤニヤ眺めていたいな。

まあ、それもそれで、シリアスの合間にあるのも大きいしね。ポテサラは確かに旨いけど、ポテサラ定食にされたら、それもまた違う気がするし。

ということで、三期がもしあるのなら、もう少しラブコメの比率を増やしてほしい。それだけっす。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
いきなりアクセル全開だな。こちとら、ジャンヌのラブコメが観たいのに(笑)

2話目 ☆4
ジャンヌ、カッコ良いカワイイだな♪

3話目 ☆3


4話目 ☆3


5話目 ☆


6話目 ☆
ジェボーダン編、よくわからないまま進んだな。

7話目 ☆4
ようやく、ラブコメに戻ったな。クロエもジャンヌも可愛いな~(笑)

8話目 ☆5
ヴァニタス、デレた(笑) ローラン、テンション高い(笑) ストン(笑) 腑に落ちた(笑) 100か0かの好感度(笑) 肉食系女子(笑) ルカ様(笑)

9話目 ☆3
蒼月の吸血鬼、なかなか面白いキャラだな。

10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ヴァニタスの書」…「蒼月の吸血鬼」という童話に登場する呪われた本の名前です。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメの第1クールは視聴済です。
第1クールでは、物語が尻切れトンボで終わっていましたが、公式サイトの構成などを見ると、最初から分割2クールの前提で制作されていたようです。


これは、滅びゆく吸血鬼たちの物語。
人間と吸血鬼が存在する19世紀フランス。

吸血鬼の青年 ノエは、
吸血鬼に呪いを振り撒くという魔導書“ヴァニタスの書”を探しにパリへ向かっていた。

途上の飛空船の中で、ノエはある事件に遭遇する。
その混乱の最中、ノエの前に現れたのは、吸血鬼の専門医を自称する人間 ヴァニタスだった。

ヴァニタスの手には、ノエが探していた呪いの魔導書“ヴァニタスの書”があり…。
二人の出逢いにより、呪いと救いの吸血鬼譚が幕を開ける―


dアニメストアのあらすじを引用させて頂きました。
あらすじの内容も第1クールの内容を配慮したモノになっていますね。

主人公のヴァニタスを演じているのは、最近良くお声を耳にする花江夏樹さん。
まぁ、多くの説明は必要無いと思いますので、これ以上は割愛の方向で…^^;

個人的には、ジャンヌを演じたいのりちゃん、ドミニクを演じたかやのん、他にも、みかこしやくぎゅも出演されているので起用されている声優さんは豪華です。

ですが、個人的にはアメリアさんが抜群だったと思っています。
主要登場人物ではないので、登場の機会は限られていましたが、演じている声優さんは公式サイトやwikiにも記載されていないんですよ。

でも、声を聞いたら一発で分かります。
そう、アメリアを演じていたのは下屋則子さんなんです。
この作品の音楽は梶浦由記さんが担当してくれています。
下屋さんと梶浦さんの組み合わせって…
まんま劇場版 Fate/stay night [Heaven's Feel]じゃありませんか!?
下屋さんの温かく包み込むような声質…キャラとの相性も抜群だったのも相まって、この作品でも目一杯堪能させて頂きましたよ。

一方、物語の方は第2クールまで尺を使って描かれましたが、必ずしも歯切れの良い終わり方だったとは思えませんでした。
原作が連載中なので、これは仕方ないんですかね…
アニオリエンドという選択肢もあったかと思いますが、きっと原作を大切にした結果なのでしょう。

オープニングテーマは、Little Glee Monsterさんによる「Your Name」
エンディングテーマは、モノンクルさんによる「salvation」

1クール全12話の物語でした。
作画も綺麗ですし、声優さんの演技も申し分無し…
物語にある一定以上の結果を求めなければ、楽しめるのではないでしょうか。
個人的には総じて楽しませて貰った作品になりました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

58.5 19 呪いで恋愛なアニメランキング19位
18if(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (132)
574人が棚に入れました
ここは夢世界。
欲望、希望、絶望が形を成した意識と無意識の狭間。

いつも夢見る自分の部屋の中で、
再び眠りにつこうとした月城遥人は、偶然にも他人の夢に紛れ込んでしまう。
それは、この夢世界に心を囚われた魔女達の夢。
現実を拒絶し、夢に逃げ、眠り続ける「眠り姫病」に陥った彼女達の夢の姿。

魔女の夢世界に迷い込んだ遥人は出口の扉を探し、
彼女達と出会い言葉を交わしていく。

声優・キャラクター
島﨑信長、子安武人、名塚佳織、福圓美里、東山奈央、加隈亜衣、浅倉杏美、遠藤綾、田村奈央、折笠富美子、水瀬いのり、嶋村侑、新田恵海、南波志帆
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

強引ではあるけどなんとか畳んだ?

5話までの感想
{netabare}よく分からないのをよく分からないものとして楽しむ作品なのかな?
別に対立煽りをするつもりも無いのであんまり他作品の名前を出すのは憚るのだけど、前期の作品“アリスと蔵六”で、後半折角ワンダーランドという「何が起きるか分からない空間」が舞台となったのに、全然それらしさ…荒唐無稽さというかデタラメさが表現されてなくてガッカリした記憶があります。
というかアニコレにも感想でそう書いてます。
それがあってか、18ifの1話は「お前が蔵六で物足りないと言った妙ちくりんな世界ってこういうことか?あぁん?」と迫られたような気分。
う、う~ん…合ってるようなそうでないような?
一体どうなんだろう、自分で言っておきながら具体例が示されたら言い淀んでしまい、なんとも悔しい気持ちに。
ってなことがあってか、幸か不幸か1話で忌避感を抱くことはなく普通に視聴することができました。

そして2話…の前に3話。
「なんで私ばっかり…」と言ってたことから、主人公の助けがなければそのまま周囲を恨み、害意を振りまく魔女になってたんじゃないかなーと。
2話で夢で何かするだけでも人は殺せると示されたので、そうならないように阻止した話ちゃうかなー?と思ったり。
そういう意味で2話→3話は繋がり(順番の意味)があるかと。
シャッフルして各話同士の関連はアベコベに描かれるのかなーと思ってたので、この流れはちょっと意外。

4話は食べたい・食べたくない・食べられない・食べてはいけないの葛藤を描いた内容か。
ただこの回では眠り姫病にならずとも魔女になるって点が今までと違う。
それとリリィ以外も妹として紛れてたような?
というか、テーマ的に自分はリカちゃんのOVAの…ユーニアだか魔法のリングだか、どっちかは忘れたけどそれを思い出す(LDは持ってる)。
4話はうる星のパロもやってたし、ひょっとして妹も単にミキ&マキ(リカちゃんの双子の妹)のパロで、そんな深い意味は無いのかも知れない。
って思ってもう一度見直してみたら、あ、違うわこれ。
2人いた妹の内片方はリリィでもう片方はアイリ(拒食症の子)かと。
人格と呼んでいいかどうか迷うけど他の言葉が思いつかないのでそう呼ぶけど、ちっこい魔女は無意識のうちにドーナツ食ってた人格(夢遊病最中の人格)…解離性ナントカを起こしてるんだ多分。
方向性はともかくピュアな存在ではあるため、行動が幼いっていうか幼稚なのもなんとなく納得。
するってーと無意識の内に発生した魔女(人格)は眠り姫病に制限されないってことかな?
無意識=眠りとするならある意味眠り続けてるワケだし。

でもって5話は…設定的には1話のおさらいかな。
眠り姫病になって夢の中で憧れの大学生活をずーーーっと送ってた、と。
スケートのコーチや担ぎ上げた周囲の人間に恨みを向けなかったのが救い…なのか?
一方でSOSサインを送るのも遅れて、主人公の召喚に時間がかかったって感じかのう。
心のどこかに「本当はこんなこといけない」と思ってないといけないのかも?


因みにワカランことも多いけど4話はかなり好きです。
荒唐無稽世界を描くのだったらこれくらいやって欲しい…アリスと蔵r…いやもう言うまい。
それと2話の解釈も間違ってる(ミスリードされてる)かも知れない、どこまでが現実なのかイマイチ掴めないのよねー。
子安が猫でなくオッサンなら現実だとは思うのだけど…。
ってことで現時点では結構楽しんでる作品です。{/netabare}

6話感想
{netabare}それまでの本編(6話単体)の流れから全く関係のない巨大ロボを出すネタは滅茶苦茶使い古されたもので…まだこんなことをやってるのかとチト引き気味。
ってか、以前“もえたん”と“プリンセスラバー”を比較して、アニメーターに好きにやっていいと言うとオッサンは巨大ロボ、若いメーターは魔法少女(魔砲?いわゆるなのは系)をやりたがるみたいってことを何かの感想で書いたことがあるけど、どこだったかなぁ。
その考えは自分の中に未だ健在で、確認してないけど見た瞬間今回担当した人はオッサンちゃうかなーと思ったり、ってか藤本義孝じゃねーの?
いくらヲタとはいえ女子中学生があれを望んでるってのは濃過ぎでしょー。
って、あれ?使い古されたネタといいつつあんまり具体例が出てこない。
“もえたん”とか“こいこい7”とか…“マジカルハートこころちゃん”(スクールデイズのスピンオフOVA)も出てそうな印象だけどこれは見てない。
まぁ上記の例のように大概は内輪ウケ・おちゃらけ系の「失笑ネタ」として使われるもの(なので具体例が出辛いんだと思う)で、18ifでやられても…どうなんかのう…。
同じゴンゾ作品でも“アキバズトリップ”だったら違和感なく受け入れられたと思う。
で、そんな巨大ロボ抜きでの感想は…今回も1話と同じ内容って感じかな。
ゲーム好きを陰陽師好きに入れ替えた感じ。
もう少し謎(主人公やリリィの正体や子安の妹等)に迫る話が欲しいところだけど…それは今後に期待でしょうか。

あ、そうだ書き忘れ。
Cパートは「結局人は何かを攻撃してないと生きてけません」とか、対症療法はできたけど根本解決はできてません、ってのを表してるのかと。
今後根本解決に向けて探求する話になったりするのかね?

余談・サブタイトルから苺ましまろのパロが来るんじゃないかと期待してたのはナイショだ{/netabare}

7話感想
{netabare}まさかのポルポト。
ポルの周囲を取り巻く大人っぽいキャラもよく見ると顔だけ子供になってて、やっぱりポルポトっぽい。
ネネ→義経(秀吉)→歴史は専門外だと喋ることで逆にピンと来させるように仕向けてるし。
え、なんでいきなり時代変わったんだ?と思ったけど、当時少年だったら今丁度働き盛りの大人、なのか?
かつて処刑しまくったクセにそれを忘れ、最近になって処刑されることになったけど、単に処刑されるのではなくかつての行いを思い出して絶望の内に死ね、ってことで魔女に囚われたって感じだろうか。
実際に手を下すのはあくまで法の下による処刑なので主人公たちは止める必要もなく、ただ傍観するしかなかった、と。
オズの魔法使いが混ぜてあったのはよく分からない。
敢えて深読みするとラストの病室のラジオ?より、ポルは失脚して逃亡中や投獄中に記憶(愛する心)を失った?
その状態のままただ処刑されるのが許せないネネが魔女になって記憶を蘇らせた。
更に深読みすると──要はバッドエンドなワケだけど、どこにそうならない分岐ポイントがあったかを考えると、2度目のネコ救出(未遂)、あれでポルは事故に遭いかけ、「こんな危険な国へは預けてられない」って感じで留学打ち切ってヘリでそのまま本国へ帰ってしまったんではなかろうか。
もし留学を続けて勉強を続行してたら、あんなマリーアントワネットみたいなことにはならなかったんじゃ…と思うと「ネコ救出はしちゃいけなかったのか?」という思いと板挟みとなり切ない気持ちに。

更に更に深読みすると、メタ的に──色んな作品の感想をアニコレに限らずネット上に目を通すと…通さなくても思うことがある。
子供しか登場しなくて──経済やインフラその他もぜ~んぶ子供だけで成り立ってるような作品を見ると「こいつポルポト信奉者か?」と思ったり。
俺TUEE系で、特に主人公大正義でそれに逆らうヤツは兎に角殺せばいいって作品を見ると、最終的には自分以外を殺し尽くさないと安寧得ないんじゃない?と思ったり。
そこら辺の皮肉も入ってるのかなぁ…考えすぎかね?
というよりもしそうであるならメッセージ性を直截に入れ過ぎかな、うん、考え過ぎだ。

今回のネタはちょっと予想してた。
ポルポトがどうこうじゃなくて、「夢を通して魔女から本人の知りえない情報を得る」ってネタ、閉じ込められた人が夢の中で脱出方法教えてもらうとかそんなのね。
7話は厳密には忘れた記憶を思い出させるだったけど、日本昔ばなし風のノリで夢のお告げが~ってやつ、そのうち来そうじゃない?{/netabare}

8話感想
{netabare}4話に引き続き眠り姫病になってないのに魔女の登場する話。
↑の4話の個人的な考察が合ってるかどうか不明だけど、無意識下の意識が魔女化するというのであればこの矛盾は解消される?
魔女が2人居たのもそのヒントなのかも。
無意識といってもどっちかは表層でどっちかは深層、みたいな?
ハルト自身も無意識下でどう思ってるか?に迫ってたし、この作品全体のテーマなのかも知れない。
また、魔女側がSOSを出さなければ主人公も気付けないというのは5話と共通する。
(5話は心の底から「これでいいんだ」と思い続け、無意識下で「ホントにいいのか?」と思うこともなかった間に婆ちゃんになってしまったと解釈)
なんだかんだいってシリーズ間の設定のすり合わせはしっかりしてるのではなかろうか。
各話担当した人に好き勝手やらせてる作りではあるけど、それでも統一した設定やテーマはあると思うので、それを探るのがこの作品の楽しみ方な気がする。
…といいつつ今後どう考えても辻褄の合わない描写とか出てきそうで、それはそれで期待してる…かも?{/netabare}

9話感想
{netabare}徳弘正也か?と思ってスタッフロールを凝視するハメに。
残念ながら全然関係無かった…どこか狂四郎2030アニメ化してくれ~っ。
ってことで今回は下ネタ回。
カパックとヤキマンは分かったけど他はなんじゃろ?検索したら負けな気がして検索してない。
内容は上でも書いた通りで徳弘作品だと思えば抵抗は感じないので問題ないのだけど、いかんせん作画がショボいのが残念。
この内容で3話みたいなクオリティだったらギャップ受けしたんじゃないかなぁ?
特にマネージャーはこれといって悪いこともしてない被害者なので、もうちょい普通の人っぽい描き方をしてくれたら沖田そうじ的ポジとして笑えた気がする。
それとファンにめった刺しされた件はどうなったんだ?最後実は助かってないというオチが来るんじゃないかと思ったのだが…。
と、ここで深読み。
主人公を除く女性化された男性キャラだけど、1人だけ見た目美少女化されてました。
ひょっとしてこの男(犬吠埼)が現実で庇ってた?美少女化はそのご褒美とか?{/netabare}

10話感想
{netabare}今回はうつのみや理や兼森義則っぽい、または最近レガシアムの感想書いたのだけど脂の乗ってた時代の北爪っぽくもあるような?と思ったら…まさかの森本晃司本人回。
えええマジかああ!(同時に一発で当てられなかった自分は所詮こんなもんだと痛感)
失礼ながら、なんでこんなアニメに?
そりゃあスタッフで総監修として名前載ってるからあってもおかしくはないのだけど、ぶっちゃけ名義は原作ゲームからの流用なだけでアニメにはノータッチだと思ってました。
ってかね、その気になれば自分メインで劇場1本作れそうな方だと思うのだが…今回の収録された巻だけ円盤売れたりして。
森本晃司の関わった作品なら内容がどうあれ全部集めてるって人結構居そうに思えるのだが…過大評価しすぎかのう。
絵コンテをそのまま使ったようなシーンがあったが、あれは手抜きじゃなくてファンサービスなんだと思う。

内容は…今回の魔女はリアルではコミュ障な一方ブログでコアなファンが付くようないい文章(ポエム?)を書く人だったらしい。
これまで説得はハルトが行っていたが、魔女がコミュ障ゆえ遂にハルトには説得できないケースが発生。
ブログのファンだった子安が説得役に回ったワケだが、目覚めてはいないので眠り姫病の解決そのものはしてない?
というよりブログやそれらを出版してるみたいだけど、どうやら夢の中で書いた(夢の中から発信したもの)ものらしく、夢の中に引き篭ってるのではなく現実と折り合いをつけてる稀有な例っぽい。
それなら眠り姫病を治す必要もないってことだろうか。
ブログの文章だけでなく苺が消滅(魔女が食ってた)も、夢の中から現実へ、またはその逆が、精神的ではなく物理的に干渉する描写は2話以来?4話も該当するのかな。
また子安はリリイを認識できるようになるが、これは前からそうだったってことじゃなく、作中で研究が進んで可能になったということかな?
この先「ハルトは一体何者なのか?」の追及がされるような雰囲気を残して終了、本当にそっちへの追及がされるかどうかはまだ信用できないけどねー。
“総監修”がちゃんと機能してるなら調整役となる重要な回だと思うのだが、他の回同様好き勝手やってるだけな可能性も否定できないのう。


余談
サブタイのフォントどこかで見たことが…夢次元なのでファンドラが真っ先に思いつくけどどうもそれじゃないっぽい。
他に夢繋がりでは麗夢とかレダとか…も違うっぽい、ジャケのフォントじゃなくて作中のフォントなので確認が難しい…。
何だっけ?絶対見たことあるぞコレ。
現実世界と思われる屋敷の背景にサルスベリやキンギョソウ、池の前にシャガが咲いてたり、季節が滅茶苦茶だがワザとだろうか(花瓶のスカシユロは別、切花は季節関係ないと見なす)。
「ちいさい秋見つけた」で、出だしを誰かさんが~でなく小さい秋~で始める「あるあるネタ」は久々に見た気がする。
その時の挿入歌はメラビーチ(米良美一)…本職じゃーんっつーかOPからの繋がりか、ある意味凄い豪華。{/netabare}

12話までの感想「警告ハルマゲドン接近」
{netabare}今まで各話担当の人に好き勝手やらせて畳むつもりは無いかも?って懸念はあったけど…え、マジで畳む気?
た、畳めるのか?コレ?
その場合、結構無理なことをしないといけないのは当然で、どうしても雑な部分が出てしまう(※)。
まぁこれまでしっちゃかめっちゃかやって来たので凝った話は無理でしょう。
それ以上に、今まで出会った元魔女全員を意味あるものにしようと懸命に辻褄合わせしてるところは好意的に見てしまう。
(純潔に対抗すべくやってきた魔女がアイドル魔女って…これ暗に枕やってたって言ってないか?w)
ストーリーの本筋に全く意味のないキャラを登場させまくった〇〇〇スタッフは猛省して欲しい、マジで。

しっかしサブタイトルとスタッフで「絶対零度~!」と叫ぶシーン期待したけどそういうのは一切ありませんでした。
最終回、本当に畳めるのかどうか気になるトコロ。



やたら引っ張った子安の妹がアッサリ登場したりオーラだったり幽霊からメッセージだったりシンフォギアだったり…。
それと眠り姫病って10人だけなん?
もっと大勢居るものだと思ったのだが…。
スケートの症例以来数十年発生しなかったってことになるし6話もオチが台無しになってしまうような?
イヴに繋がるのが10人ってことかのう?
あと4話の魔女は自分が魔女だったと自覚あるのか?
変な教団は何を根拠に、どう観測してるのかサッパリ…一応夢世界の扉にエンブレム仕掛けられてたので、夢に干渉してセンサー設置した?{/netabare}

最終回まで見て
{netabare}お。おう。
なんとか畳んだように見えるけど、やっぱり齟齬が生まれてしまったというか。

同個体の別人格の提示は4話や8話でされてたのでリリィがイブの分身ってのは分からんでもないし予想もしてたけど、それにしては分離した意味が無いというか。
イブが深層心理では破壊したくないって側面があってそれがリリィになったとか、そういうワケではないのか。
ハルトがアダムだかなんだか(リリィが兄呼ばわりしてたんだしそういうことだろう)で、心のどこかでずっと会いたがってたのが具現化したってことなんかねぇ?
自分が思い付いたベタな展開だと、イブが眠ってる間にアダムに会いたいという思いからリリィが生まれ、ハルトを探してる間や出会ってからの経験から今の人間世界も悪くないじゃんと思い始め、イブの思惑を阻止することにした…でいいと思うんだが。
破壊を食い止めるためイブを説得する役目になりそうなところを…魔女が全部引き受けちゃった。
多分今まで登場した魔女に活躍させる(登場させた意味を持たせる)のを優先してのことだろうけど、代わりにリリィが意味のない存在になるのはどうなんだろう?

棘十字の教祖呆気なく死んだり、訳知り顔だった兄ちゃん放りっぱなしだったり。
知恵の実を食べて今居る世界が実はイブの世界で~等の「この世の真相」は、イブ(リリィ)から語られることは事実だろうけど、棘十字の奴はどうやって知りえたんだ?
ひょっとして…訳知り兄ちゃんもアダムの分身(ハルトと同一個体別人格)でかつて棘十字と手を組んでた、とか?
と、そんな考察ともいえん好意的解釈を残すためには、12話ではガン無視になろうとも11話で訳知り兄ちゃんはどうしても登場させなくてはならなかったってところだろうか。

魔女の活躍についても、7話の魔女はポルに「ポトを処刑した記憶」を思い出させるのが目的でありハルトはこれといって手助けはしていない、よって恩義を感じることが意味不明。
見届け人が必要だったってことなのかな?
4話の魔女も↑で指摘した通り自覚があるってのはちょっとどうなんだろう。
やっぱりイブを説得するのは魔女本人ではなく、魔女の振舞いを見届けてきた者がするべきだったんじゃないかなー?

説得に応じたイブは、じゃあこれから人間世界を観察しようってなるかと思ったら扉が出現して「ん?」となった。
あの先は異方で、神視点で世界を見渡せるってことなんかね?
品輪博士よろしく異方に旅立ったハルトは肉体と切り離された、と。
ところでイブがハルトの部屋に来るまでの間、ハルトの部屋にはアヤメだか杜若だか…いわゆるアイリスの花が活けてありました。
マドンナリリ-(といいつつ恐らく鉄砲ユリ)をイブの象徴とするならアイリスはアダムの象徴にでもされるのかなー?と思って軽く調べてみたけどそういった情報は見つかりませんでした(フランス王朝ばっか出てくる)。
これには深い意味は無い…のか?{/netabare}

総評
{netabare}企画としてはスタッフ的にもロボットカーニバルや迷宮物語を意識して作られたんだと思う。
ただそれら2作品は当時でも既に名の知れたアニメーターが担当してたワケで、どう見ても低予算&全13話の18ifでそれを目指すのは無茶が過ぎるというか…。
実は最後、ビックリたまげるアニメーター起用あるかも?と期待してたがそれも無かったし。
それでも後半、序盤好き勝手やってとっちらかったのを強引にでも辻褄合わせしようと頑張ったのは評価したい。
ポイントは大元は同じ個体(人間でもイブでも)であっても精神は一枚岩じゃないってところだと思うのだが、どうもその見せ方が悪いというか掘り下げ方が拙いというか…。
ってかね…イヴ…世界崩壊…更にはキャラソン推し、これでなんでユリの化け物が街を破壊するシーンを凝らないんだ?
森本晃司はそういうの得意ちゃうんかと…破壊後の荒廃世界が得意なだけで破壊最中はそうでもない?
秘密く・だ・さ・いでも流して棘十字の奴死んだ時「最後までカッコつけやがってよ」って訳知り顔兄ちゃんにでも言わせりゃいいのに…。
と、なんやかんや言いつつ個人的には結構楽しめました。
夢の世界っていうかワケワカラン世界…トリップ系とでもいうのか?って好きみたい。
そういや戦国コレクションでは秀吉回が一番好きだったなぁ。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

商業主義とかけ離れた自由奔放過ぎるカルト的アニメーター見本市

☆物語&感想☆

GONZO制作モブキャスト、スマートフォン向けゲーム原作の全13話。
まず、この作品は監督&スタッフが毎話異なる製作陣で作られたという点がユニークで珍しい。
結果、各監督が夢世界を舞台に自由に作りたいものを作ってもらう、監督に楽しんで作ってもらう、
というコンセプトのもと、意図した通りの作品に仕上がっており、本当に自由過ぎるなと感じるものの、
円盤売上最優先の商業主義に於いてはまず作れないような作風は、アニメーター見本市、的な印象を受け、
各々アニメーターの個性が出ており非常に興味深い。

基本1話完結のオムニバス形式で、眠り姫病に掛かった魔女の夢世界で、
主人公ハルトが魔女たちの悩みを聞き解決したり(殆ど傍観してるだけのこともある)
眠りから覚めさせるという展開。
終盤11~13話はそれまでの魔女たちが登場し、一つの作品として一応完結するエピソードになっている。
(11話は10話までの総集編的な構成)

それにしても、1話観始めた当初は正直退屈すぎて途中で寝てしまったくらい、
こりゃ1話切り確定だわ、と思ったんですが、
(振り返ってみてみるとそこまで酷くない、作品のカルト的雰囲気に慣れてなかったんでしょう)
毎話スタッフが違うということで、様子見で3話くらいまで観てみるか、と思って観続けて正解でした。

オムニバス形式で各話の良し悪しはあるにしろ、毎話オチはちゃんと付けてあり、
なるほど、と感心させられるところや、頭を使って解釈を求められるようなものまで、
次はどんなエピソードなんやろ、と期待して観させてもらいました。
イマイチなエピソードがあっても、次と切り替えれるのもオムニバスの良いところ。

3話の「初恋の魔女」のエピソードは、まるで他作品を観ているかと思わせるほど切な哀しい珠玉のエピソード笑
作画も崩れておらず、静かなBGMもとても良かった。
5話の「凡庸の魔女」は凡庸に憧れるも自分の生きる道を悟った感動的な内容からの残酷過ぎるオチが秀逸。
7話の「ソシテ ダレモ イナイ…」は、絵柄がそれまでとは全く異なるCGでメルヘンな様相だが、
孤独な独裁者(カンボジアのポル・ポト、フランス革命、現在進行形の北朝鮮などがモチーフと思われる)
を描いた内容が深い。
暗喩の連続で何も考えずに観ては理解できないエピソードながら、視聴後の余韻は作品中随一。
9話の「アイドルはトイレに行かない!」はハッキリ言って狂気の沙汰笑。ぶっ飛び過ぎシュール&ブラック過ぎ。
作画の具合もわざとやってるとしか思えない悪ふざけには敢えて賞賛したくなる。

これらのエピソードが作品中特に印象に残りましたが、
その他もまずまず面白いものもあり楽しめました。
8話が一番抽象的ではありますが、制作側の言いたい事が伝わってくる内容でしたね。
ギターやってると解るノイズ・ゲートの設定で使う「Threshold」の意味がなかなか意味深。
10話は観返してみても一番よく解らない…
監督、脚本、絵コンテ、演出、作画監督を一人でやってるのも異色だけど、
こりゃ只の独りよがりな自己満と言われても仕方ないな汗

で、物語通しての結末13話は、まさかあんな予想外なラストで締めくくるとは…
安易にありがちなハッピーエンド的終わらせ方をしないところなど、
ほんとに捻くれてて好きです笑

自分はかなり楽しめた作品で、
2017年夏アニメで唯一各エピソードをリピートして観たのもこの作品だけでしたが、
何でもありな夢世界、唐突な展開と突飛で???な演出や抽象的な表現は、
一般的な王道アニメなんかと比べるとかなり異質のもので、
如何にもな低予算作画も相まって、多くのアニメファンには受け入れられない、
所謂マニア向けカルトアニメの部類でしょう。


☆声優☆

メイン数人と各エピソードに登場する声優陣の演技に関しては、
皆それなりに人気と経験のある顔ぶれで何も言うことないですが、
やはり特筆すべきは、9話にキャスティングされた新田恵海に関して…
エピソード自体も狂気に満ちた内容ではありますが、
あの役に○V出演疑惑で揺れたラブライブ!声優を抜擢するとは、もはや鬼畜の所業(観れば解る)
そして、同じく9話のゲストで登場した広橋涼も名作「カレイドスター」
を嫌でも想起させるパロディにはシュール過ぎて絶句。。
キャスティングに関しては作品通じてかなり攻めた印象を持ち、これには敢えての高評価です。
個人的に嬉しかったのは8話の折笠富美子さんですね、やっぱり上手い。
もっと多くの作品に出て欲しい声優さんの一人です。

☆キャラ☆

何でもありな展開の夢世界に於いて、
主人公のハルトがよく居る正義感だけの主人公みたいな、聖人ステレオタイプではないのが逆に良かったですね。
まぁ結構いい加減だったり投げやりなところもありましたが、
そもそも巻き込まれてる主人公なので、その辺りはリアルかなと。

☆作画☆

毎話監督や担当スタッフが異なるとは言え、各話での顔の変わりようや崩れようには、
もはや敢えてやってるのか?と思えてしまうほどで、
前半はそこまで気にはなりませんが、後半になるほど気になりました。

作画クオリティは低いですが(部分的には何故そこを頑張る笑?と突っ込みたくなるところあり)
物語の内容を鑑みるとカルト臭を一層引き立たせるものなので、
作画が良かったらむしろ合わないでしょうから、まぁアリっちゃありなんですが、
点数で評価するなら客観的に見てやはり低く付けざるをえないですね。

ただ、その他のエピソードとは全く異なった7話の絵本風な3DCGの風合いはとても素晴らしく、
従来の作画に似せた3DCGではない、このようなCGの使い方もあるんだなという新鮮さがありました。
この点は評価できるのでプラス0.5点です。

☆音楽☆

OPはTeddyLoid作曲、作品中の夢世界をイメージさせる幻想的な曲で好印象ですが、
歌い手にカウンターテナーの米良美一を持ってくるあたりが凄いですね。

それに対するEDは各話異なったものをエピソードごとに合わせて制作するという気合いの入りようで、
歌詞の内容までしっかり合わせており、これはかなりの労力でしょう。
少々難しい7話もEDの歌詞が内容を端的に表しており、内容が理解しづらい人にとっても親切。

この作品はEVIL LINE RECORDSが音楽全般を担当しており、
恐らく作品中最も力を入れている部分であることは明らかですね。
その他細かい所では7話の音楽に黒石ひとみを採用しているのも驚きでした。


商業主義的な作品とはかけ離れた万人向けの作品ではないので、酷評するのは簡単だと思いますが、
(実際11話~13話の作品としての締めはもう少し練って欲しかった部分ではある)
試みとしてはかなり面白く、個人的にはこういう作風は嫌いじゃない。

ちょっとでも興味あるなら、3話と9話だけでも観てみて損はないと思いますよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

全てが夢オチという、便利な世界でのデート・ア・ライブ

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
なんか、「日本アニメーター見本市」の作品群を連続で観ているような気分でした。

良く言えば、挑戦的で芸術的。悪く言えば、粗削りで自己満足。

私は低評価です。が、もしかしたら、逆にお気に入り棚に入れるくらい高評価される方がいても「理解」できます。そのぐらい、好き嫌いの分かれる、突き抜けた作風だということです。

ちなみに、剣道部の☆評価は、「良し悪し」ではなく「好き嫌い」です。基本的には(グロ・エロは苦手。鬱も好きじゃないんです)。

日常生活で十分に苦しんでいるのに、アニメ(趣味)でまで苦しみたくないんすよね、、、。(あっ、ただ仕事が忙しいだけで、深刻な悩みはないっすよw)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話完結のオムニバス形式で、さらに各話で監督を変えるという手法。それ自体は別に良いんだけど、あまりに各話に繋がりや整合性がなく、キャラもぶれてる。ただ、「なんか、好きにワケワカンナク作って下さい」という点だけ共有しているように思う。そんな作風なのに、作画もペラペラ。

「いや、夢ってそんなもんでしょ? 狙いですから(キリッ)」と言えば全て解決できると思っているのかな? かなりパワープレイだと思う。

のわりに、なんか「芸術性高い」的な演出が鼻につく(似た作風の「スペースダンディ」「フリップフラッパーズ」は、作画も良かったから、芸術性もあった)。

好きな方には申し訳ないが、これまで800以上観てきたアニメの中でも、特に2話目は、ワースト3に入るほど嫌いだったエピソード。観てるのが辛くなった。逆に言うと、ああいう作風が好きな方にとっては神エピソードになるかも。多分、7話とかもそう(2話を観た時点で☆1をつけようと思ったから、逆に最後までちゃんと観なければと思った)。

「嫌い」な話とその理由一覧

1話→こんなん好きでしょ?芸術的でしょ?感が嫌。
2話→グロくてキモくて生理的にキツい。
5話→あまりにも救いが無さすぎるラスト。
6話→前半良かったが、後半からふざけた。
7話→意味分からなすぎ。30分で扱って良いテーマ?
9話→作画と内容、あえて酷く作りましたよ感が嫌。
10話→いきなり始まるミュージックビデオ。

構成として、1話~10話をかけて、様々な「苦悩」を背負い、それから脱却した魔女たちを描き、終盤に、全ての「苦悩」の元になったラスボスを、彼女らが説得し、世界を救うというもの。

これだけ観ると、意外と王道な作品なのだと思う。最後を綺麗にまとめてくれたから、☆1→☆2にしようかと思ったけど、、、ハルト死亡エンド? もとの姿(アダム)に戻ったということ? う~ん、微妙にスッキリしない。

やっぱり、好きになれないな。

昔、まだガキンチョだった(リアルが能天気に過ごせていた)時は、鬱系の話も好きだったし、NHKのドキュメントとか大好きだったんだ(所詮、他人事、作り物として楽しんでいた)けど、年をとるごとに、辛くて(同情して)観られなくなってきたんだよね。3.11特集とか、マジ、ムリ(岩手県民として辛すぎる)。

つまりは、アニメに何を求めるかだと思う。私はやっぱり、夢と冒険。実際には体験できないことを疑似体験できるのが楽しみ。だから、ファンタジーとかバトルとかロボとかスペースオペラとかラブコメとか大好き。シリアスも、鬱系グロい系以外は好き(まあ、ラブコメを擬似体験というのは悲しいがw)。

ということで、単に私の好みに極端に合わなかっただけで、私のレビューごときで、作品の評価は下げなくて良いと思いますよm(._.)m これ系の作品として、見所があったというのは、なんとなく分かります。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんかつまらない。ゴスロリでスクラップラーな展開をさせておけばうけるんじゃね? みたいな感じ。

2話目
分かりやすさ、という点では1話目より上。が、胸くそ悪さという点でも、1話目より上。夢での殺人が現実になるって、すでに1話目との矛盾が。

3話目
今までで、一番よかった。作画も改善されていたように思う。最初からこんな風に作れば良かったのに。監督の違いが大きいのか?

4話目
夢遊病&摂食傷害ってこと? あとどうでも良いが、本物のモデルさんとちょこっと知り合ったことあるけど、細過ぎて怖かったです。言葉は滅茶苦茶悪いんだけど、宇宙人やカマドウマ的に見えました。やっぱり、普通が一番だと思いますが(大人になると、ホントに好みが変わる。スレンダーな人より、健康的な、ややポッチャリくらいの人が可愛く思える)。

5話目
もう一度戻れるなら、大学に戻りたいな。そして、体育会系運動部などには入らず、チャラい学生生活を送ってやる(ムリw) テニスサークルとかロードショウとか、古臭いノリは伏線だったんだね。話のスジは良い(スケートの楽しさを思い出す感動系な)のに、オチに救いがなさすぎて、苦しくなる。これ、目覚めない方が幸せだったんじゃ……。氷の上にいるときが輝いてるって気付いて現実に戻り、氷の上に乗れない年齢になってるとか……。

6話目
見るアニメを間違えたと思うじゃないかw 聖地巡礼w いじめてくる人間がいる世界と、いじめてくる人間すらいない世界のどちらが良いか、という過激な問題提起? いじめをすれば穴2つ、の方がタイトル的に良かった気もする。途中までシリアスで良かったのに、なぜ、ふざけた?

7話目
まったく、ワカラン。ポル・ポト?

8話目
ライブの観客、動かすの二人だけなら、いっそ動かすなやw だから全編字幕ね。視聴者に聾者を想定? まあ、なんかユニバーサルデザインだな。アニメにも、字幕。確かに、DVDにはメニューとしてあっても良いね(買わないから知らないけど)。

9話目
いや、もう、ひどいね、全部。「狙いですから(キリッ)」と言えば、全部許されると思ってない?

10話目
演出という名の、手抜き。ようやく、核心に触れたね。まあ、そんな感じはしてたけど。

11話目
なんかまとめたい、ということだけは分かった。

12話目
佳代、まさかの再登場。やはりNo.1ヒロイン。ちなみに、「死んだ人」って言葉はあまり好きじゃない。「亡くなった人」という表現の方が良い。いや、歌わないんかーーーい! ビックリしたw

13話目
じゃあ、白イヴ(リリィ)を殺せば、黒イヴも殺せたんじゃ? まさか、こんな軽いノリでラストを乗り切るの?
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28

61.0 20 呪いで恋愛なアニメランキング20位
MAR メルヘヴン(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (118)
972人が棚に入れました
メルヘンの国に憧れていた普通の中学2年生虎水ギンタは、「門番ピエロ」と呼ばれるARM(アーム)の力で異世界、メルへヴンへ召喚された。この世界では、ARM(アーム)という魔法のアクセサリーが存在し、それを使用することによって、使用者に力を与えることができる。メルへヴンに来たギンタは「バッボ」という生きたARMと出会い、仲間たちと出会い、共に戦闘集団「チェスの兵隊(コマ)」に立ち向かう。

声優・キャラクター
比嘉久美子、銀河万丈、清水愛、保志総一朗、中島沙樹、阪口大助、坂口候一、小杉十郎太

お抹茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

原作と違いすぎる

2005年4月~2007年3月まで放送されたアニメです。

まずこのアニメで評価できるところと言えば、音楽面です。GARNET CROWはとても合っていました。

あと声優の演技も良かったと思います。

ここからはすべて悪い点を書いていきます。個人的な感想なので、受け取り方は人それぞれだと思います。

まずアニメの途中からのオリジナルストーリーと終盤が原作と大きく異なることです。原作自体もそこまで評価できる作品ではなかったのですが、アニメはそれを超える酷さだったと思います。

日曜の朝アニメだったこともあり、流血描写がなく、セリフ自体が変更されています。
しかし、アニメで追加された話では、BL要素や乳揺れなど朝アニメでやっていいのかと思わせる描写がいくつか見られました。正直どの基準で良し悪し決めているかわかりません。

作画に関しても、崩れている回がかなりありました。

原作は絵も綺麗である程度話もまとまっているのでアニメよりも原作をオススメします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

コック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

感想

メルヘンの国に憧れていた普通の中学2年生虎水ギンタは、「門番ピエロ」と呼ばれるARM(アーム)の力で異世界、メルへヴンへ召喚された。この世界では、ARM(アーム)という魔法のアクセサリーが存在し、それを使用することによって、使用者に力を与えることができる。メルへヴンに来たギンタは「バッボ」という生きたARMと出会い、仲間たちと出会い、共に戦闘集団「チェスの兵隊(コマ)」に立ち向かう。


がうたもともとは、サンデーの漫画です!
曲はガーネットクロウが歌っていてかなりいい曲が多かったかと思います。
戦闘メインなので、バトルものが好きな人にはお勧めです!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

原作から

原作を見ていたので見ました

作者さんが烈火の炎などの安西先生ということもあり原作はとても楽しめます

今でこそゲームやファンタジーの世界に行くという設定が当たり前になりましたが個人的にはこの作品後から急激に多くなったなという印象です

高校生が~という設定も視聴者を惹きつけるポイントでキャラも可愛いキャラが多く楽しめます

烈火の炎よりも怖い、痛い、殺し合いというよりは若干柔らかいイメージです

低年齢層でも楽しめる作品です

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

59.7 21 呪いで恋愛なアニメランキング21位
ブブキ・ブランキ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (347)
1562人が棚に入れました
3DCGを中心とした制作を手がけるアニメスタジオのサンジゲン設立10周年を記念したオリジナルTVアニメ。

また、小松田大全さんによる初監督作品となる。

声優・キャラクター
小林裕介、小澤亜李、斉藤壮馬、石上静香、小松未可子、潘めぐみ、津田健次郎、日笠陽子、木村昴、興津和幸
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

こらもう、わかんねえなぁ。わざと話しをややこしくする制作陣に渇!

七話まで視聴して~

????????

理解しようにもどんどん設定&世界観が変更されていって、
ついていけないっす。

あれれ、レオ子たちは敵じゃなかったの? とか、
ブブキ戦終えて一時的にも使えないはずなのに
「倉庫からイキのいいブブキみつけてきました!」→「おっしゃー! ピストル変身~ 万年筆変身~」
で元通りとか(コアの目玉があればなんとかなる?)、

レオ子ひとりで巨大ロボ始動できちゃうとか
(5人そろう意味あるの?)とか、そう考えると
“そもそも無人で動くブランキは設定上ありなの?”とか~、

うーーーん
これはもうあえて脱落者を誘うための脚本にしか思えない。
最終話までみるとものすごく豪華な視聴者プレゼントが用意されてるとか!?
ないかw

盛大にバケツひっくり返してから謎を収拾していくタイプの
アニメになるんですが、それにしてもやり方がまずい。
たぶん放送が終わる度に視聴者に謎解きならぬ議論をさせて
盛り上げたいんだろう意図はわかるけど、放り投げたままなんで、
よほど魅力的にみえてないとキツイかもしれません。

例えば、ブランキというスーパーロボの存在について、
第一話ではナウシカの巨神兵をイメージした人も多いと思います。
いわば無人で動くロボ。

なのに次からはブブキというパーツが登場し、右手だとか左足だとか
心臓だとかで5人集まって一体のブランキを操縦します。
え? 無人じゃないの??と。

しかし、今度は無人でも動くブランキが登場するし、
半身とはいえひとりで操縦するブランキも登場する。。。
なんなのかさっぱりですw

これをイチイチ詮索したり考えたりするのも無意味なので、
そーいう意味では放送終えてから一気に見た方が
スッキリするかもしれませんね♪

お願い
主題歌の歌詞にもあるように、きちんと丁寧に
エピソードを紡いでください。お願いします

ブレずに生きてくんだ~w

<4話まで見て>
{netabare}
バトルがおもしろくて、4話から力こぶ入る展開に!
俄然おもしろくなってきた気がします。
ここまで評判よくなかったけど、覆せるか?

アルペジオの儲けを全部ぶちこんだなんて言われる
サンジゲンのアニオリ意欲作のはずが、
蓋をあけてみれば“等身が変”とか“CGがキモイ”とか
“ブブキとかオーブとか説明不足”とか、
ダメ出しばかりでいいところなし…。

確かに3話までは世界観も謎のままだしテンポ悪いし、
正直つまらないし、ふふーーーんくらいで見ていたんですが、
4話のバトルシーンは迫力があって、サンジゲンの本気を感じましたね。

“説明もなんも意味なんて関係ねぇ~”
とばかりに作品の魅力にぐいぐい引き込まれてきました。

そうそう、このテンポが欲しかった!

勢いがあるストーリーなら途中で説明に時間割かれても
苦にならないというか箸休めで自然と聞けるというか~。

4話にしてはじめてまともに悪役四天王の登場シーンもあって、
これがみんなおかしいというか濃いキャラそろいで、
子供軍団以上に興味が持てたし続きが気になりはじめました。
このパターンで続きもぜひ!です。
{/netabare}

5話まで視聴して ※ネタバレ含みます
{netabare}
あああ、いかん・・・一話ずつ使っての四天王戦がはじまる模様。

1話で1組ごとのバトルして話数消化していくパターンか。
これ嫌いなんですよね。予定調和しかないから。
せっかく盛り上がってきたのにと思うとすごく残念です。

原作のないアニオリなら自由にやりたい放題やらかせばいいのに~。
シナリオがあるようでないのかな。
中途半端で終わるとサンジゲンのCG紹介作品で終わってしまいそう。

てか、見ていてすごく不自然に思えるところがいくつか~。

たとえば四天王戦(ブブキ戦)は1対1で乱入禁止というルール
だからなのか、仲間が戦っているのに別室へ引き上げちゃったり、
本当に仲間なの???て感じ。

かと思えばルール無視で、今回は堂々と邪魔しに入ったり…
もう設定がばがばじゃないですかw

思うんですが、これシナリオが弱すぎますね。
脚本読んでみんなワクワクしたのだろうか? 
どうしてアルペジオがあんなに人気になったのか、
その魅力とか作り方とか、ここで生かさないでどーするんだぁ~。

あとやっぱCGきもいっす
{/netabare}

<最終回を見終えて一言>
{netabare}
アメリカのブブキチームにロシアも参戦、最後は中国もか。
おいおい、ずいぶんキャラ増えたなぁ~。

もうメインキャラが30人はいるんじゃないか?
記憶力ないんだから、やめてくれ、いじめないでくれ。

ワールドワイドな世界を見せてはくれたけど、逆にシナリオは
つまらない方面へ加速した模様。

これは混乱するだけかな。
それぞれのキャラやエピソードが中途半端でおろそかになって、
どれも薄い印象しか残らないし、すごいことになってる感はでても
視聴者はおいてけぼりパターンだわ。サンジゲンが無次元へ~。

ただ、レオコとアズマのお母さんが同級生だったという
衝撃のエピソード発覚→過去回想
ピストル万とか生臭坊主、荒木師匠、小説家が同じ学校とか)

そこでようやく、この物語の底にあるテーマが見えてきましたね。
ずばり、 レオコを救う! これだったんかぁ。
ずいぶん遠回りさせられた印象。。。

であれば、アメリカもロシアも中国もダメダメ、出しちゃダメですよ。
キャラはもっと減らす! 

個人戦のバトル禁止! くらいの勢いでレオコチームとアズマチームの
関係が対立しながらも徐々に深まっていくエピソードを用意しないと~。
4話目からの天下一武道会は失敗でしたね。
まだ迷走続けてたけど、全体行動してた方がましだった。

ともあれサンジゲンにお金はあるようで、二期もやるそうなんで、
大事故にならないことを願ってます。

ブブキもオーブも、もう捨てましょう。
宝島も堕ちたし、二期からは裸対決で十分。
もっと話しをシンプルにしましょう。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

サンジゲンさんの10周年記念作品なのだそうです。

この作品はオリジナルアニメ作品だったみたいですね。タイトルにも記載しましたが、サンジゲンさんの10周年記念作品なのだそうです(wikiより)。
その記念として完全新作のフルCGオリジナルアニメーションで制作されたそうです。
その拘り・・・作り手の気合を感じずにはいられません。

作品に対して何の知識も無い私が視聴作品を選ぶ基準・・・これは出演される声優さんに尽きます。
この作品も小澤さん、石上さん、小松さん、潘さんらが出演されると知って視聴を決めました。

この作品のレビューを書くのにwikiをチラ見して知ったのが、ブブキ・ブランキは「舞武器舞乱伎」と書くんだそうです。
この作品の設定によると、超巨大生命体は「ブランキ」で、ブランキの身体のパーツを扱う人が「ブブキ使い」となっています。
「ブブキ使い」という言葉の使い方は納得です。各人が装備しているのが「舞武器」そのものなので。
でも、あの超巨大生命体が何故「ブランキ」よ呼ばれるかは正直謎だと思いました。
だって、「舞乱伎」って言葉通りの意味で解釈すると「技」であり形あるものでは無いと思うんです。
なぜあの超巨大生命体の固有名詞が「技」なのか・・・
もしかしたら私が見逃しているだけかもしれませんが、その理由が明らかになるのを楽しみにしています。

物語は天空に浮遊する「宝島」という自然豊かな島から始まります。
そこには一希家の父と母・・・そして双子の兄妹の一家4人が仲睦まじく暮らしていました。
この宝島での母の汀(みぎわ)の任務は眠り続けているブランキ達を監視する事・・・
でもブランキを鎮めるための能力をこれまで酷使してきたため、身体も衰弱していました。
「このまま能力を使い続けていたらママは死んじゃう・・・だからあたしが代わりにやるんだ・・・」
母思いの子供としては実に普通の発想・・・他意は無く母親を救いたい一心・・・
でも、その思いが呼び寄せた現実は・・・地上に厄災をもたらすという厳しいモノになってしまいました。
一希家は母を一人しまに残して地上に降り・・・物語が動いていきます。

この作品・・・誰の目線で物語を見るかで評価が分かれると思います。
かつて同じ時を過ごし・・・それは今も同じですが、ここまでの過程が皆んなバラバラ・・・
王舞の心臓を持つ一希 東・・・宝島に一人残った一希 汀・・・そして、炎帝の心臓を持つ万流 礼央子・・・
最初から色んな切り口でこの作品が見れるとは思いませんでした。
でも、物語の進展に伴い色々見えてくると、様々な視点が持てる事に気付く事ができます。
それぞれの物語が今後どの様に絡んでいくのかが楽しみです。

物語の鍵となる王舞のブブキ使いは以下の通りです。
一希 東(CV:小林裕介さん):王舞の心臓
朝吹 黄金(CV:小澤亜李さん):王舞の右手。手の形をしたライジョウドウ(通称右手ちゃん)
野々 柊(CV:斉藤壮馬さん):王舞の左足。槍型のイワトオシ
扇 木乃亜(CV:石上静香さん):王舞の左手。二振りの剣であるヒメキリ、ホエマル
種臣 静流(CV:小松未可子さん):王舞の右足。狙撃銃型のツラライ

そして東と汀に真っ向から対峙するのが万流 礼央子ら5人組です。
万流 礼央子(CV:潘めぐみさん):炎帝の心臓。
的場井 周作(CV:津田健次郎さん):炎帝の右手。銃をブブキに変化
新走 宗也(CV:木村昴さん):炎帝の左手。指輪をブブキに変化
間 絶美(CV:日笠陽子さん):炎帝の左足。懐中時計をブブキに変化
石蕗 秋人(CV:興津和幸さん):炎帝の右足。静万年筆をブブキに変化

物語の終盤・・・私の中で一気に株が上昇したのが万流 礼央子でした。
極悪非道な物言いや態度に最初はイラッとしたのが本音です。
でも昔の彼女は・・・全然違っていました。
ですが炎帝との出会いが彼女の運命を大きく変えてしまったのです・・・
でもそこには色んな思いが交錯しているので、事は単純ではないんですけどね^^;

奥歯にモノが詰まった様な言い方しか出来ないのが歯痒いですが、この作品は既に続編の制作が決まっていて物語的にも全然途中なんです。
そのため、これから転がる方向によってはこで書いた感想が全然別のモノになってしまう・・・
そんな危うさが感じられる作品なので、随分と浅いレビューになってしまいましたがご了承願います。

オープニングテーマは、鈴木このみさんの「Beat your Heart」
エンディングテーマは、MYTH & ROIDさんの「ANGER/ANGER」
この2曲はどちらも痺れるほど格好良い曲です。巷でも人気がある様ですが激しく納得です。
この曲もアニソンBEST10の上位入賞間違いなしの曲だと思っています。

1クール12話の作品でした。喜怒哀楽にはちゃんと理由があり、人はその理由に基いて行動しています・・・
そしてこの作品はこれからどんな方向に進んでいくのか・・・オリジナル作品なので、続編の放送が始まるまでおあずけですね^^;
現在鋭意企画〜制作中だと思います。
願わくば悲しいキャラが出てこないことを祈っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

オリジナルアニメ制作の難しさ

CG屋、として数多くのアニメ制作に携わってきた、

サンジゲンの設立10周年を記念して制作された、オリジナルアニメ。

視聴前はかなり期待していた作品だったのだが、

蓋を開けてみると、他の制作会社が同様に直面しがちな問題、

「オリジナルアニメの難しさ」、を改めて感じるものだったように思う。


☆物語☆

ロボット、バトル、SFファンタジー要素で構成されたもので、

ブブキとブランキ、ブランキ使い、という設定や世界観は個人的に斬新で面白いと思うのだが、

肝心の脚本が非常に勿体無いように思う。

とにかく、ロボット&バトルものなのに、物語の方向性や本筋が解りづらい。

視聴者としては、この手のジャンルのものには、単純明快さや痛快さを求めているように思うのだが、

そもそも最初の段階で、多くの視聴者の心を掴むことに失敗しているのではないかと思える。

善と悪、A VS B という対立軸さえあれば良いのに(少々単純化して言ってるけど)、曖昧さを含んだまま、

C や D といった勢力が出てきて、これでは視聴者が混乱するのも無理は無い。


また、その主人公と敵、という対立軸に関しても、非常に違和感を覚える描かれ方をしている。

これは去年観た「ガンダム Gのレコンキスタ」と同様の現象が起こっているように思えてならない。

これらの解りづらさと違和感は、大人の自分でも感じることなので、

子供が観て面白いアニメ、には到底思えない。
(こういうロボットやらバトルアニメって本来子供が好きなアニメだよね?)

どうやら2期があるようだが、巻き返しは果たせるのだろうか。。


☆声優☆

人気と実力を兼ね備えた豪華なキャスティングは非常に好印象で、個々の演技も良い。

個人的な注目としては、レオコ様演じる潘めぐみさん。

「俺物語!!」の凛子役とは全く違った声で、正直同じ人物だとは思えないが、

これからが注目される声優さん、として抜擢されたんでしょうね。


☆キャラ☆

この手のジャンルのものでは主人公、東の魅力が薄いというのは致命的で、

むしろ敵であるはずのレオ子様の方が魅力があるように思える。
(まぁある意味レオ子様も主人公なのだろうが)

主人公グループのメンバーには背後にドラマはあるものの、イマイチその部分で引き込むには弱さを感じる。

アメリカやロシアのキャラは、急にギャグアニメを思わせるような描かれ方をしていたり、

シリアスなんだかギャグなんだか。。やはり物語同様解りづらさがある。

ブブキの右手ちゃんが可愛い、というのはどういうことなんだ。。。


☆作画☆

この作品の一番の見どころは、ハッキリ言って、やっぱり作画(CG)に尽きると思う。

従来のアニメは原画メインでCGを部分部分で効果的に使う、というものが殆どだが、

この作品は殆どがCGで作られている。

しかしながら、ポリゴン・ピクチュアズがやっている、フルCGの作品とは違い、
(この作品も一応フルCGにはなるのかもしれないが)

これまでのアニメのように、違和感を感じることはさほど多くなくなったと感じる。
(もちろん個人差はあるだろうが)

これはキャラの表情など、手描きの紙原画でないにしろ、ちゃんと作画部分があるからで、
(HPには出てないが、エンド・クレジットにはデジタル作画部 原画担当4名が出ている)

従来のアニメとはバランスが全く逆のものになっている。


また、テレコム制作の「ルパン三世新シリーズ」でも見られたような、輪郭線の描き方が非常に特徴的で、

敢えてセル画を意識して仕上げてあるのは、かなり労力を要するものだと思う。

肝心な動きに関しては、お手のもの、と言わんばかりの迫力あるバトルシーンが描かれている。

正直作画の点数評価は他の制作会社のものと比べて、殆ど類を見ないものなので(CGと作画のバランス)、

評価自体が難しい。

今後の期待を込めて敢えて4.5点を付けさせて頂いた。


☆音楽☆

OPは主人公たちを表現したものとしては、アニソンとしてよく出来ていると思うし、

EDは単純に格好良い曲、EDアニメーションと歌詞に注目すると、レオ子様を表現している曲、

と解釈出来るようにも思う。

また、作中のBGMはバトルシーンでは非常に迫力のあるものが使われているのが印象的で、

こちらも作画同様に抜かりなく作っている、と感じた。


まとめ

とにかく設定や世界観は面白いが、解りづらい。
(決してあれこれ直接的な説明が足りない、と言ってるわけじゃない)

声優、作画、音楽に関しては、さすがに力を入れているというのが判る。

1期で感じた違和感や解りづらさも、2期でひっくり返すような展開が待っているなら我慢できる、

と言った感じで、なんだかんだ2期には期待したいと思っている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

75.5 22 呪いで恋愛なアニメランキング22位
東京喰種√A(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1514)
8637人が棚に入れました
「 悲劇、2周目。」人間の死肉を喰らう怪人"喰種"が潜む街――東京。大学生のカネキは、ある事故がきっかけで"喰種"の内臓を移植され、半"喰種"となる。人を喰らわば生きていけない、だが喰べたくはない。人間と"喰種"の狭間で、もがき苦しむカネキ。どちらの世界にも「居場所」が無い、そんな彼を受け入れたのは"喰種"芳村が経営する喫茶店「あんていく」だった。そしてカネキは自らが"喰種"と人間、ふたつの世界に「居場所」を持てる唯一人の存在であると知る。互いが歪めた世界を正すため、カネキは"喰種"と人間の想いが交錯する迷宮へと立ち入るが…。――僕は"喰種"だ――全てを守れる「強さ」を欲したカネキが取った究極の選択は、

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、浅沼晋太郎、梶裕貴、小西克幸、釘宮理恵、豊永利行、遊佐浩二、下野紘、悠木碧、戸松遥、井上和彦、瀬戸麻沙美、近藤孝行
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

√Aの歩き方

2018.08.19記


原作既読。1期から続けて視聴。

※1期ネタバレ含む。以下、1期視聴前提です。

1期から3か月空けての2期。時差がそれほどありません。実質分割2クールです。
本作2期√aはアニメオリジナル展開となることから、少し時間を空けたことで良いハーフタイムとなりました。

そうです。アニメオリジナル展開です。
結末は原作とほぼ変わらないので、そこに至るプロセスの違いをどう受け止めるか?は原作組の楽しみになるのではと思います。
あわせてアニメ作品として、作画やストーリーなどアニメ1期からの継続作品として原作とは分けてどう評価するか?がアニメ組原作組双方にとって楽しみになるのではと思います。

私は原作組になるかと思いますが、アニオリ展開を充分楽しめました。


ただ、なかなか好意的に受け止められてないようで、はじめにイマイチポイントを整理します。
・説明不足など伏線の回収が間に合わない

{netabare} ナシロとクロナの登場とか{/netabare}
{netabare} なんで金木君アオギリの樹に入ったの?とかね{/netabare}

尺不足を理由にするのは安易でしょうが、ストーリーを展開する上での演出には、技術的な粗さが散見されます。
アナザーストーリーを受け入れる土壌は確かにあったものの結果としてあまり好感をもたれてない。
原作組もなにがなんでも原作に忠実に、という方は少数でしょうが、〈原作の改悪〉と受け止められた向きがあります。

・作品の雰囲気が変わっている

1期は喰種と人間との間に挟まれた半喰種カネキ君の葛藤が物語の軸としてわかりやすく提示されてましたが、2期は葛藤度合いが薄めです。笛口家の悲劇のような象徴的なエピソードもなく、淡々と不穏な空気を孕みながら話数を重ねる感じですね。
{netabare}ひとつ例として、劇伴でしょうか。ピアノが主でたまにアコギ入れるみたいな抑え目で抒情的なつくり。詩的な印象づけを意図的に演出していると思われます。{/netabare}
要所要所での物語の盛り上がりに欠けるためエンタメ要素が少なく、アート寄りな作りと受け止められ、こういったところにとまどうかもしれません。


これから観られる方、もしくは再視聴される方向けに
こういったマイナス評価がある中で、前向きに捉えられるものはあるか。
見逃せない√aの要所があります。マイナスを補って余りある視点があります。

それは、

 ~~喪失の物語~~ 

前述のカネキ君の葛藤は、1期8話で人間と喰種の架け橋になることを自覚し、同じく1期11話で力をつけて大事なものを守ると覚悟を決めたことで、一定の結論を出してます。
「我太平洋の架け橋とならん」新渡戸稲造と「正しいことをしたければ偉くなれ」和久さんとの掛け合わせ的な結論です。
軸の定まったカネキ君は以降こちらを礎に行動に移していきます。並行して1期の見所であったカネキ君の葛藤は表向きには鳴りを潜めます。

 『この世の不利益はすべて当人の能力不足』

それが正しいか正しくないかは当の本人もわかってないでしょう。選択肢はなくそれを選ばらざるを得なかったのです。
1期終盤で覚醒した白カネキ君が原作とは違うアオギリの樹加入というルートを辿ってどこへ向かうのか?
哀しみの戦士カネキ君だけではない、あんていくの面々、CCGの捜査員たちも何かを得る以上に何かを失っており、そんな多くの登場人物の抱えた想いが交差しながら物語は進んでいきます。
成長する、勝利する、溜飲を下げるなどの描写はほとんどありません。
それがいいんですけどね。

積み上げていくもの 失っていくもの
生まれくるもの 亡くなっていくもの

東京喰種本筋の楽しみである人間と喰種の果てなき闘争に『喪失の物語』要素が加わり、物語はある結末に向かっていくのです。

ここまで観るとピアノ主体の劇伴の意図もわかりそうです。
結末がバッドエンドかハッピーエンドか自身で確かめてみてください。

多少の粗さに目を瞑り、作品が伝えたかったことに共感するかたちでの視聴となった私です。1期から継続視聴されてる方で違和感を感じられた場合は、視点を少しずらしてみると楽しめるかもしれません。良作です。

{netabare}例えば会津戦争の白虎隊が好きでしたら親和性ある気がします。最終話EDは堀内孝雄の「愛しき日々」でも良かったくらいです(嘘){/netabare}



※以下、がっつりネタバレ注意

■ボタンの掛け違い
各々が良かれと思ってとった行動が裏目に出ることはままありますが、そこが描かれていることも私にとっての作品の魅力のひとつです。

{netabare}カネキ君の場合
カネキ君のアオギリ加入は身近な人を守るため。アヤトと似たような動機かと思います。ただ、眼帯のグールがCCGに認知されて足がつき、そこをエトらに利用されて、と大きな流れには逆らえませんでした。原作でも結末は似たような感じだったので、カネキ君がどんなルートを辿っても行き着く先は変わらない、というのがアニオリで製作側が訴えたかったことなのかもしれません。

CCGの場合
20区の喰種に秩序をもたらしていた存在を潰したことになります。その先には、混沌かさらにたちの悪い連中による支配のどちらかでしょう。警備コストは増えることになり、良い手だったとは到底思えません。

どちらにとっても結果としては良手ではありませんでした。しかしながら局面の判断としては間違っていたとは言えない。
なんともやるせない話です。
{/netabare}

■私の大好きな第8話
ボタンを掛け違った結果の第8話です。
1期も2期も第8話は好きな回です。そういえば某吹奏楽部アニメ1期の8話もなかなかでした。1クールもので終盤に向けて加速するのに頃合いがいいのかもです。

{netabare}芳村店長と篠原特等があんていくのカウンターで珈琲を一緒に飲むシーン。
2018年8月現在、3期まで観終わりましたが全期通じて一番好きな描写です。
一言でかたずけると、二人の人生が詰まっています。

避けられない対決を前にしての一時の邂逅。あれくらいの歳の男にしか出せない渋みをぜひご堪能くださいませ。{/netabare}



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2019.06.29追記
《配点を修正》


視聴時期:2017年11月(無印とセットで)

8話を観るためにという理由だけでも価値のある2期。
マンガですが、『花の慶次』幸村と砂霧の茶会シーンに匹敵する名シーンだと個人的には思うわけであります。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

ゆう。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最終回が一番良くわからなかった。

カネキなんでああなった?

1話感想
{netabare}
1話目から凄まじい戦闘シーンと言う怒涛の展開だったのだがカネキの変貌振りがいきなり過ぎて少しついていけなかった。

1話の最後ではカネキがアオギリに入ると言う1話目にしては展開が早いなと感じる流れでした。
今後どうなる?
{/netabare}

2話感想
{netabare}
今回はCCGの話がメインでした。

亜門さんの新しいパートナーとして紹介されたのは真戸さんの娘の暁(あきら)。
父に似て癖の強いキャラでしたね。

今後現場でこのコンビがどう立ち回っていくのか楽しみなところ。
{/netabare}

3話感想
{netabare}
3話ではヒナミが会った作家の先生がカネキのことを知っていることや碧眼の少女二人が登場したりなど謎が深まる回でした。

謎がいくつも重なる感じで少しわからなくなってくる部分が多いかなとも感じたかな。
{/netabare}

4話感想
{netabare}
コクリアグール収容施設での話しだったんですが今回は今までと打って変わって戦闘ばかりの話でした。

しかしグールは二期になってから話がごちゃごちゃしすぎている、これが戦闘になると正直ストーリー(主な内容)的な物が色々飛ばされる形で戦闘ばかりになるので何故この様なことになっているのかなどわからない場面などが多かったです。

かつて亜門がいた養護施設の神父が何かあると言うのはわかったのですが金木の戦闘が良くわからなかった。
その謎は来週に持ち越しってことでしょうか。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
金木の様子がおかしかったけれどあれはリゼに侵食されてたのかな?

こんかいはバトルが多い中人間が押し気味でアオギリを倒しかけてはいたがあの双子のグールは元人間で亜門の教え子か何かなのかな?
亜門も見た時に覚えている様だったけれどどんな経緯でグールになったんだろうか。

狂った金木は亜門によって止められ正気に戻っていたようだったけど回収されてしまった。
食べたくないと言っているのに何故アオギリに入る道を選んだのかな?
{/netabare}

6話感想
{netabare}
前半は主にジューゾーの話、後半は亜門とアキラの話という回でした。

ジューゾーは明らかにおかしいというのは知っていましたがグールに育てられた人間だったんですね、純粋な人間だけどグールに育てられ、調教されて身体能力が異常な数値になったようです。

人間の親の感覚と言うのがわからない感じでしたがパートナーである篠原さんに少し親に近い感情を抱いてるんですかね?篠原さんも我が子のように接しているようにも思えるかな。

亜門さんはやはり凄いタフで良い男だと思ったけど「部下の自宅で筋力トレーニングに励む変態捜査官」だったとは・・・

普通腕立て7000回とかできんわw

アキラも少しずつ心を開いてきたようですね。
{/netabare}

7話感想
{netabare}
とうとうはとにあんていくの事がバレてしまうという回、バレると言っても攻撃を受けるとか言うものではなくお互いわかってはいるがあえて口に出さないといった状況かな。

高槻泉によって話が動き始めたという感じですがジューゾーは取材の時勘みたいなので何か嫌な予感みたいなのはしてたのかな?

金木がアオギリに入った理由って皆を守りたかっただけなの?皆を守るため強くなりたいからアオギリに入ったのか。
もう少し複雑な理由かと思ってた。
{/netabare}

8話感想
{netabare}
あんていくの店長による昔の話があったがフクロウはどうやら店長の息子のよう、グールと人間の間に出来た子だが普通であれば生むことは無理だがウキナが愛ゆえに人間でありながら人を喰らい生むことが出来たようです。

あんていくからはトーカとヒナミは何も知らせず避難させるような形になったようです。

お店の物も処分し残ったのは店長と最後まで付き合うといった店員2人、店長はやはり気づいていたようですね。

来週あたりから戦いが始まりそうです、20区の中でも平和な方だったあんていくはどうなるのでしょうか?
{/netabare}

9話感想
{netabare}
戦いが始まったのですがあんていくの店員だった2人も有名なグールだったみたいですね。

なんかすごい数の部下みたいのを連れてきたし。

お互い過去の因縁などもある間などもいるみたいで、戦いが激しくなりそうです。

店長かなり強いな、とても同一人物には見えなかった。
{/netabare}

10話感想
{netabare}
あんていく側のグール達は過去に過ちを犯したかもしれない、でも今回CCGとの抗争はなくてもよかったのでは?と思わせるような部分が多かったです。

人との共存を選び平穏に過ごしていたのに人間がそれを崩してしまった、どちらが正しいのかわからない。

人間が人間を巻き添えにしようとしグールがそれをかばうという場面もありました、それだけあんていくのグール達は共存を望んでいたのかと思います。

人間によってそれが崩されました。

金木とのバトルはどうなるのでしょうか。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
今回も沢山のバトルがありました。

正直意味があるバトルなのか?と思う部分がありました、完全にCCGはフクロウを勘違いしていたんですね。

亜門さんも出会い方が違かったらと金木とはお互い戦いたくないと言う気持ちはあるようでしたがそういうわけにもいかなく本気でぶつかり合うことに。

一番驚いたのはフクロウの正体があの小説家だったこと、彼女は何を考えているのか?

金木はあんていくで目覚めることになりましたがそこには永近がいて久しぶりの再開、次回どうなるのか?
{/netabare}

12話感想
{netabare}
今回が最終回。

金木が苦しんでる中永近は永近なりに金木のために何かしてやれないかと頑張っていたんですね。

トーカの知らないところで色々事が進み大切な場所あんていくが燃えて無くなり大切な人達までも失うと言う事が一気に起きました。

正直、話自体は金木と永近がほとんど進めてあとはよくわからない状態だったかな。

トーカは立ち直って自分で喫茶店を営業していたけどヒナミはどこ行ったんだろう?
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2期決定。予想通りだったけど、ほっとした。

10月11日のイベントで、2期の発表があったらしいです。
予想どうりでしたが、ちょっと心配だったので、ひとまずほっとしました。
中途半端でもやもやしてた方、よかったですね。
(情報のみなので、サンキューは不要です。)

TVアニメの第2期は、2015年1月よりスタート
石田スイのオリジナル原案によるアニメーション
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守らキャスト陣が続投。
監督は、森田修平監督が引き続き担当

森田監督コメント
「東京喰種2期! 皆さまに発表できる日が来たことをうれしく思います。
僕たちの使命は、1期以上にみなさんが楽しめるアニメ東京喰種にする事です。
是非、アニメ東京喰種をお楽しみにしていただければと思います!」


▼以下は、配信記事
===================================
「東京喰種」ファンイベントでアニメ2期&「東京喰種;re」連載開始発表!
[映画.com ニュース]2014年10月11日 21:50 より
{netabare}
石田スイ氏の人気漫画「東京喰種」のファンイベント「東京喰種 24区 SECRET RECEPTION」が10月11日、都内で開催され、アニメ版の声優を務めた花江夏樹(金木研役)、雨宮天(霧嶋董香役)、森田修平監督、本作の大ファンというタレントの小島瑠璃子がトークショーに出席した。

「東京喰種」は、人を食べる化け物・喰種(グール)がはびこる東京を舞台に、半喰種として生きることを余儀なくされた普通の大学生・金木研が真実を追い求める姿を描く。9月18日発売の「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)で唐突な最終回を迎えており、ファンの多くは今後の展開に大きな期待を寄せていた。

そんななか、イベントでは特報ムービーでアニメ版第2期の制作が発表。さらに、同誌編集部「東京喰種」担当編集の松尾淳平氏から、続編である「東京喰種;re」の連載開始が公にされると、客席から割れんばかりの歓声があがる。石田氏からもファンに向けた感謝のメッセージが寄せられており、会場のそこかしこから喝さいが沸き起こっていた。

この発表に、単行本全巻を大人買いしたという小島は「やったー!」と大興奮。アニメ第2期には「“白”カネキくんが動く姿が見たかったので、本当にうれしいです」と目を輝かせ、新連載については「PVの中でかなり謎があって、それも伏線になっていくんだろうな。ドキドキしています!」と胸おどる様子だった。

この日の会場は作品の世界観を忠実に再現した都内某所の施設で、ファンのテンションはのっけから最高潮。壇上では喰種が人間とコーヒー以外の物を口にすると吐しゃ物のような味に感じてしまう設定にちなみ、小島と森田監督に「激マズサンドイッチ」がふるまわれたほか、静止画MADコンテスト表彰式や特別プレゼント抽選会が催され、100倍を超える倍率をくぐり抜け集結したファンは大盛り上がりだった。

「東京喰種」アニメ版第2期は2015年1月放送開始予定。
「東京喰種;re」は10月16日発売の「週刊ヤングジャンプ」第46号から新連載。
{/netabare}

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『東京喰種』主人公を一新した新章連載が決定、アニメ第2期は2015年1月開始
マイナビニュース 10月11日(土)21時31分配信 より
{netabare}
先日公式サイトで「:re」「石田スイ」「…始動。」という予告がアナウンスされ話題となっていた、石田スイによる人気漫画『東京喰種トーキョーグール』の続編連載が11日、明らかになった。また、TVアニメの第2期も2015年1月より放送がスタートする。

続編のタイトルは『東京喰種トーキョーグール:re』。10月16日発売の『週刊ヤングジャンプ』46号から連載を開始する。主人公を一新した新章になるという。

そして、2015年1月よりスタートするTVアニメの第2期は、石田スイのオリジナル原案によるアニメーションとなり、花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守らキャスト陣が続投。監督は、2013年度米アカデミー賞短編アニメ賞にオムニバス映画『SHORT PEACE』の「九十九」がノミネートされた森田修平監督が引き続き担当する。森田監督は「東京喰種2期! 皆さまに発表できる日が来たことをうれしく思います。僕たちの使命は、1期以上にみなさんが楽しめるアニメ東京喰種にする事です。是非、アニメ東京喰種をお楽しみにしていただければと思います!」とコメントを寄せている。

『東京喰種トーキョーグール』は、漫画誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で2011年より連載がスタートし、9月18日発売の42号にて連載を終了。人を喰らう怪人"喰種(グール)"が跋扈する東京が舞台で、喰種に襲われ瀕死となった平凡な大学生の金木研が、喰種の臓器を移植されたことでその能力を受け継ぐ半喰種に。人間でありたいと願いながら、人を喰いたい衝動に耐える金木研が、自分の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、喰種と捜査官、そして謎の組織との過酷なバトルに身を投じていく姿が描かれた。

コミックスは現在13巻まで発売され、累計発行部数は720万部を突破。巻数を重ねるたびに人気を獲得していき、9月の突然の連載終了から続編を求める声が多く上がっていた。TVアニメ化も果たし、2014年7月より9月までTOKYO MXほかにて放送。なお、10月17日にはコミックス14巻とフルカラーイラスト集『東京喰種トーキョーグール【zakki】』の発売が予定されている。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
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