心理戦でギャンブルなおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの心理戦でギャンブルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月28日の時点で一番の心理戦でギャンブルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.9 1 心理戦でギャンブルなアニメランキング1位
逆境無頼カイジ 破戒録篇(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (942)
4681人が棚に入れました
伊藤開司=カイジは、帝愛グループとのスターライトホテルにおける争いに敗れ、借金はついに約1,000万円に膨らんで、逃亡生活を送っていた。そこでカイジは、金融会社社長でヤクザの遠藤に接近し、新たなギャンブルを紹介してもらおうとする。しかしそれは実現せず、結局地下の奥深くにある帝愛グループの強制労働施設へ送り込まれてしまう。なんとか地上に戻ったカイジは、元ゼネコン現場監督の坂崎孝太郎と知り合い、その紹介を受けて帝愛が経営する高レートの裏カジノへ案内されるが、そこでカイジは1玉4,000円のパチンコ「沼」で一攫千金を目指すことになり……。

声優・キャラクター
萩原聖人、内田直哉、津嘉山正種、立木文彦、浪川大輔

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最高のクズ

カイジの2期です。
裏切りや騙し、人の欲望など人間のいやらしい部分がこの作品ではうまく表現されています。
人間の心理描写もとてもうまいです。
この作品独自のギャンブルはどれもすごく興味を引かれます。
福本作品はほんと観ていて飽きないです。
絵は独特なんですが全く気にならないくらい好きな作品です。

主人公の伊藤開司はクズなんですが逆境での勝負強さが半端ないです。
クズなんですが頭がいいです。
クズなんですがすごく熱いです。
クズなんですが鼻が高いです(笑)
クズなんですがかっこいいです。
クズなんですがよく泣きます。
クズなんですが泣いたときや喜んだときの顔にたまに萌えてしまいますw
カイジは最高のクズです。
登場人物のほとんどがクズですが、このクズっぷりは見ていて清々しいですw

前半は地下施設でのチンチロ対決、後半は裏カジノでのパチンコ沼対決です。
地下チンチロ編では班長大槻、沼編では裏カジノの店長一条との勝負になります。
どちらの対決も見どころ満載です。
カイジがどういった秘策を練るのかに注目です。
それに勝負の時の緊張感がすごくたまらないです。毎回ハラハラドキドキしながら観てました。
2クールで地下チンチロとパチンコ沼の2つのエピソードをやるためかなり時間がゆっくりと進んでいきます。テンポが悪いと感じる人もいるかもしれませんが、これこそカイジという作品だと自分は思います。

声優さんの演技もかなりすごいです。
カイジ役の萩原さんはもちろんすごくうまいんですが、特に印象に残ってるのはナレーションの立木さんですw
立木さんなくしてこのアニメは語れないです。
最終回にゲスト出演した藤原竜也さんもなかなかうまかったですね。

最終回はとてもいいラストでしたね。
1期のOP「未来は僕等の手の中」が流れたときはちょっと感動しました。
3期はあってもおかしくないとは思いますが、2期以上のテンポの悪さになりそうな気がするので3期はなくてもいいかなと思いますw
この作品は絵が嫌いな人にもぜひ見てほしいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

CC さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

カイジ

毎週ビール飲みながらカイジを視聴する私。
カイジの25分は短いww
50分アニメにしてくれww
物語:私のツボ♪ テンポ遅いとかぬかしてる奴は早漏なだけw
作画:批判する奴は原作見てみ。原作の絵はカナリひでぇからwwこのアニメの見やすさは異常

声優:おっさんだらけのスタジオで収録してるんだろうなぁw構成も違和感感じないし、最高でしょ。

音楽:カイジらしくて好きだ。OPかっこいい。

キャラ:びんびんに立ってんでしょw


こういう大人の深夜アニメ大好きだ。
ギャンブルもできねぇ餓鬼は糞して寝てろ。
平成生まれはこの作品の面白さはわからねぇよ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

gao さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作は超面白い!

【観る前】
原作の漫画は、可愛い女の子も登場しませんし、絵もうまいとは言いがたいです。
ですが、シナリオが秀逸で、キャラも立っており、近年読んだ漫画の中で一番面白かったです。
ギャンブルを題材にしていますが、極めてシンプルなルールのゲームが多く、「その方面には興味ないよ」って人でも楽しめると思います。
シンプルであるが故に奥が深く、駆け引き、騙し合い、発想の転換による大逆転など、頭脳戦が好きな人に特にお勧めです。

原作の雰囲気をうまく出せれば面白くなると思うので、このアニメ版も観てみようと思っています。

【観た感想】
原作の雰囲気、うまく出ていると思います。
そして予想外だったのが、立木文彦さんの熱いナレーション!
予想以上に楽しめそうです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

76.1 2 心理戦でギャンブルなアニメランキング2位
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (763)
4399人が棚に入れました
ジョースター家の宿敵・DIO復活の影響で、「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる能力を身につけた青年・空条承太郎。DIOの呪縛によって倒れた母・ホリィを救うため、祖父・ジョセフや仲間と共に打倒DIOの旅に出る。長き旅路の中で、次々現れる刺客を退けながら、ついにDIOのいるエジプト上陸を果たした承太郎たち。だが、そんな彼らの行く手を阻むかのように、奇怪にして恐ろしき新たなる敵の影が迫っていた――。

声優・キャラクター
小野大輔、石塚運昇、三宅健太、平川大輔、小松史法、福圓美里、子安武人、大川透

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

鳥肌♡

23話事、47話のOP見ました?
絶対にとばしちゃいけないよ。
鳥肌ものだったので書く事に決めました。
かっこいいよ、すごく
もう何度みた事か…
繫ぎとか入り方とかカメラワーク?とか
もう、もうねw

見逃した方は

JoJo's Bizarre Adventure Episode 47 【Special OP】で
検索してみて下さい。

JOJOの素晴らしさとかテーマとかを綴ってみる。

人間讃歌がテーマのJOJOですが
絵柄で見ないなんて損してると思うのです。
1期からOPとEDや作画、声優、音楽などなど
拘りや尋常ならざるスタッフの意気込みや
熱の入れ方が他のアニメと全く異なる。

見所は全部。
名言がぎゅっと詰まってるこのアニメ。
EDは多分、荒木先生の趣味だろうし
作画の色指定迄してるんじゃないかな?と思うぐらいの色使い。

喩えがおかしい事や真面目に描いてあるだろうけど笑っちゃう場面や
名言、場面、擬音、JOJO立ち沢山ありすぎてもう…♡
動物に厳しいとこや女にも容赦ない(何故か凄く柄悪いw)
荒木先生の当時のセンスで描いてるので
これは今時の人にわかるのだろうか…という昔風なところや
ちっちゃい”あ”に拘ってるところや
1部に関しては、それ台詞だったの!?とアニメ化になって
驚いた事も多々あり原作に忠実。
忠実すぎて余韻を残させてくれないところは
┐(´д`)┌ヤレヤレだぜって感じだけど
アニメ陣営の本気度がこれでもかと伝わって来る。
色んな思いがありすぎて書ききれないけれど
3部のヒロインはエンヤ婆だと私は断言する。

凄く愛されてるって思うアニメはJOJOが一番じゃないかな?
アニメで見れて良かったなって思うのも個人的には
JOJOが一番。
OPも最初は?って感じで見てても
いつのまにかしっくり馴染んで
歌ってしまうぐらいの溢れてこぼれ落ちる程の愛
キャラの面々も癖はあるけど愛着が出て来る。
系譜が好きな方には是非共オススメしたいアニメ。

一言で表現すれば「愛」
もう終わりが…ってなってくると胸が熱くなる。
多分、見終わって追記書くと思うけれど
終わって欲しくないのと、4部からまたないかなとか
JOJOファンにとっては良いアニメ化だったと思う。

書かないと決めていたJOJOレビュー
勢いで書いた後悔は(ちょっとだけしてる)

という訳?でall 5 です。
スペダン2期からの2作目の5です。
女でも面白いと思うけれど、ジャンプなのにオタ向き作品かもしれない。
アニオリ部分は評価が別れるけど
私個人で言えばアリでした。
(アリアリアリ、アリーヴェデルチ!なんて絶対に言わないんだからねっ!!)

では…

ノミっているよなあ・・・ちっぽけな虫ケラのノミじゃよ!
あの虫は我我巨大で頭のいい人間にところかまわず攻撃を仕掛けて 戦いを挑んでくるなあ!
巨大な敵に立ち向かうノミ・・・これは『勇気』と呼べるだろうかねェ
ノミどものは「勇気」とは呼べんなあ

それではジョジョ!「勇気」とはいったい何か!?

「勇気」とは「怖さ」を知ることッ!「恐怖」を我が物とすることじゃあッ!
人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!!
人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!
いくら強くてもこいつら屍生人は「勇気」を知らん!
ノミと同類よォーッ!!
人間讃歌は「勇気の讃歌」ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!! 




アリアリアリ、アリーヴェデルチ!

追記
48話でラストでしたがOPにSE入ってかっこよさが増したw
4部5部も好きで面白いけど個人的には6部を見たい。
アニメ化しないかな。
凄く良かった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 49

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

david productionはジョジョだけではなく「魔法少女まどか☆マギカ」にも制作協力している。

マンガ好きが選んだ、「絶対に無理だろうけど…実写化してほしいマンガ」
昨今のドラマや映画は、原作モノが多い。とりわけ、小説ではなくマンガを原作としたものは、その“トンデモ設定”をいかに実写化するのだろう…と話題になりがちだ。最近でいえば、『暗殺教室』『進撃の巨人』『テラフォーマーズ』などなど。

そこで今回は、全国のマンガ好きを対象に、「絶対に無理だろうけど…でも実写化してほしいマンガ」についてのアンケートを実施してみた!

♠リアルなジョジョ立ちは、ぜひ見てみたいもの
3位:『ジョジョの奇妙な冒険』(荒木飛呂彦/集英社)
20年以上にも渡り連載されている長寿タイトルもランクイン。ときに哲学めいた複雑な会話やストーリーが展開され、理解不能と脱落する者も少なくないが、ハマってしまえばもう抜け出せない。それゆえに、「登場人物の雰囲気を出せる人がいない」と、ファンの想いは熱烈なものだ。バトルシーンのカギとなる、精神エネルギーを具現化した能力“スタンド”に関しても、「CGだとしょぼくなる」という声が寄せられている。ちなみに、本作を語る上で外せないのが、“ジョジョ立ち”と呼ばれる、登場人物たちの奇妙なポージング。イラストだからこそ許されているが、これが実写化されてしまったら、どんなにシリアスなシーンでも爆笑してしまう自信がある。

どのアニメを視聴するか迷っている方に。今期アニメを制作会社からチェックしてみよう!

まだ単なるアニメ好きだったころ……どれくらい作品自体に惹かれるかで視聴を決定していた若者も多いだろう。しかし、アニメ好き→アニオタへと大人の階段をのぼったとき、気になるのがアニメーション制作会社。今期の「(会社名)の作品はコレか……視聴してみよう!」となっているファンも多いはず。

ひと昔は少々コアなアニオタたちが決める手法ではあったのだが、どうやら最近ではライトなアニメファンにも広がっている様子。筆者の周りのライトなアニメ好きの口から「来期のシャフトは~」といった話が出たときには驚いた。

思い返してみれば2006年あたり、「涼宮ハルヒの憂鬱」を京都アニメーション(通称:京アニ)が制作したあたりから、ライト層にも制作会社で視聴を決定する傾向が強まったように感じられる。

【david production】
今期放送中:ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース 後半
過去の作品(例):超次元ゲイム ネプテューヌ(2013)、妖狐×僕SS(2012)、ベン・トー(2011)

とにかく毎回驚くようなクオリティの絵と動き、演出に魅了されるジョジョ。そのため、ジョジョのイメージが非常に強いのだが、実は「魔法少女まどか☆マギカ」や「黒子のバスケ」などヒット作にも制作協力している。

魔法少女まどか☆マギカ
魔法少女というモチーフとかけ離れた驚愕のストーリーは話題を呼び、社会現象にまでなった。
「自分が知る限り、これは完璧なアニメ!」と太鼓判を押すのが『魔法少女まどか☆マギカ』。
「ビジュアルは驚くほどクリエイティブで、サントラもパワフルで刺激的。
物語とあらゆる要素が完璧に細工されたオルゴールのように所定の位置に置かれている!」。

『ジョジョの奇妙な冒険』から「911」の描写が削除! 同時多発テロ事件への配慮か
2015年1月からスタートした、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ~スターダストクルセイダーズ~』のエジプト編。1989~1992年まで週刊少年ジャンプで連載されていた漫画シリーズの第三部が原作となっている。

・近い未来を漫画として予言する能力
三部には、未来を予言する能力をもった少年ボインゴが登場。彼は近い未来を漫画として予言することができるのだが、原作とアニメで一部の表現が変化しており、視聴者の間で話題となっている。

・Tシャツに書かれた911の文字
ボインゴの予言の漫画には、日本人漫画家が交通事故に遭い、電柱に刺さって死亡する描写がある。実際に登場する日本人漫画家のシャツにも「911」と書かれており、それが予言の漫画にも反映されているわけだ。

・飛行機の描写もなくなっている
しかしアニメ版には「911」の描写がなく、さらに予言の漫画に描かれていた飛行機の描写もなくなっているのだ(原作では、電柱に突き刺さる日本人漫画家の背景に飛行機の描写があった)。

・911に関するジョジョの噂話
日本人漫画家のTシャツに「911」の数字 → 2001年9月11日に同時多発テロ発生
日本人漫画家は「おっ10時半だ」と言ってバスに乗る → 世界貿易センタービル崩落が10時28分
日本人漫画家がバス事故で死亡した背景に飛行機 → 同時多発テロを連想させる描写
日本人漫画家が突き刺さったシーンに電柱が4本 → 同時多発テロでハイジャックされた飛行機は4機

・アメリカ同時多発テロ事件
そもそも、『ジョジョ』の911描写は、2001年9月11日に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」よりも前に描かれたものである。よって、作者の荒木飛呂彦先生は事件をもとに911を描いたわけではない。

・たべっこドーナツにも注目!!
しかし、「911」と「飛行機」と「死亡」の描写が予言の漫画にあるため、テロ発生後、読者の間で大きな話題となった。そのため、アニメでは描写を控えたのかもしれない。

・忠実すぎて感動した!
この件に関してジョジョマニアに話を聞いたところ「それよりアニメにもしっかり『タベッコドーナツ』の描写があったのが素晴らしかった。ボインゴの漫画のほうだけ平仮名で『たべっこドーナツ』になっていたのも忠実すぎて感動した!」と言っていた。

2013年10月18日、テレビアニメ版公式サイトなど各メディアにおいて、原作のPart3『スターダストクルセイダース』のテレビアニメ化が正式に発表された。テレビアニメとしては第2シリーズということになる。『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のタイトルで、2クールずつ分割で合計4クール放送。前半2クールが2014年4月から9月まで放送、後半2クールはエジプト編として2015年1月から6月まで放送された。
花京院がチェリーを食べる時に発した擬音のような台詞「レロレロレロレロ」は、2014年度アニメ流行語大賞金賞(第1位)を受賞した。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31
ネタバレ

コエンマ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

原作:荒木飛呂彦

小野大輔:空条承太郎
石塚運昇:ジョセフ・ジョースター
平川大輔:花京院典明
三宅健太:モハメド・アヴドゥル
諏訪部順一:テレンス・T・ダービー(アトゥム神)
子安武人:DIO

41話
{netabare}ミニ四駆ゲーム対決?花京院敗れる。次は承太郎が野球ゲーム対決。コツを掴み勢いづくが、ダービーに何か読まれてるようです。承太郎はヤバくなるが最後になぜか投球予告外角高めストレート{/netabare}

42話
{netabare}承太郎の予告は嘘をついてないと分かる。ところがシュートw
魂までコントロールは絶対出来ないとダービーは思うが、かなりの動揺。承太郎がイカサマをしてることが分かる。ただどういうイカサマかダービーは分からない。
承太郎は、読心術がハイかイイエしかないみたいだなとダービーに話す。
段々追い込まれたダービーは、花京院の魂を解放してしまう。解放した時点で負けを認めたことになる。
コントローラーにジョセフのスタンドがのびていて、やっとダービーはイカサマの正体が分かります。勝ち!
DIOにダービーの負けを伝えに来たヴァニラ・アイスが登場。DIOが血を認めヴァニラ・アイスが自ら首をきる。DIOがお前の血はいらないことで、首を繋げてあげる。なんだ、この茶番劇は!
建物に入る前にポルナレフとイギーにアヴドゥルは、お互い目的のために助け合わず先を進むように約束し合う。
中に入り柱かな?「このラクガキを見て うしろを ふり向いた時 おまえらは 死ぬ」!!!を見つけたアヴドゥルは振り返り、両腕だけしか残らない状況に。ヴァニラ・アイスのスタンドで消された。
{/netabare}

43話
ポルナレフ死す!?
あばよ、イギー。

{netabare}実はポルナレフ、生きてた。

Dioの能力は、まさかの時を止める‼最強すぎる。
それを知らない花京院が死ぬ直前に時計台でヒントを。

はしょる
生き残り
ジョナサン・ジョースター
承太郎
ポルナレフ(フランスに帰る){/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

75.9 3 心理戦でギャンブルなアニメランキング3位
闘牌伝説アカギ 闇に舞い降りた天才(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (823)
4164人が棚に入れました
昭和33年。チキンランで生き残った少年・赤木しげるは初めて打つ麻雀でも異才を発揮し、ヤクザ相手の勝負に次々と勝利を収めてゆく。なかでも盲目の雀士・市川を破った夜は伝説となる。昭和40年“神域”と称され、天才の名を欲しいままにするアカギは、権力を利用して巨大な富を築いた怪物・鷲巣を狩るため、生き血を賭けた大勝負に挑む。

声優・キャラクター
萩原聖人、小山力也、玄田哲章、中田浩二、高木渉、田中秀幸、風間杜夫、古谷徹

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これは名作ですよ・・・完結すれば゚。(*^▽^*)ゞ

■『闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~』ってどんなアニメ?( ^ー^ )/圜 一発自摸!
「逆境無頼カイジ」でお馴染みの福本伸行さん原作の作品!
裏社会に彗星のごとく現れた天才『アカギ(赤木しげる)』が数々の伝説を築き上げていく姿を描いたストーリなのです♪
僅か13才で賭博麻雀と出合い、その才能故に数々の勝負を請け負うことになっていくのです!
 
 
■総評
福本作品「カイジ」よりも前にアニメ化された作品なのですね♪
本作品もカイジ同様に人間の内面を緻密に描いた心理描写が絶妙で、対戦相手との命を賭けた心理戦が最大の魅力だと思います(*^-^)
ナレーションはガンダムのアムロ役でおなじみの「古谷徹」さんがキャスティングされているので、カイジよりも静かで落ち着いた雰囲気で緊迫感を醸し出していますね(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
 
また、「カイジ」は強運を引き寄せる才能に長けているのに対して、「アガギ」の場合は、危険察知能力、洞察力、判断力等が常軌を逸している程に長けているのです。
「死」に対して恐怖も未練もなく冷静沈着に相手の心理を読み、相手の戦意をなくすように完膚なきまで叩き潰すことから『悪魔』と呼ばれるほどなのです♪
 
とにかく麻雀を少しでも知っている方なら、ちょっと見ただけでのめり込む事間違いなしだとおもいます。
超心理戦のアカギ伝説の数々は何度見ても色褪せる事のない名作だとおもってます♪
 
最後に残念なのは、鷲巣麻雀編が原作がまだ完結していないので、その影響でアニメの方もとっても中途半端な所で終わっている点なのです・・・Σ(^∇^;)えええええ~
1クールも使った鷲頭麻雀編・・・早く続きが見たいんですけど( #` ¬´#) ノコラ!
 
おわり!v(´ー`)o圄圄圄回回回圀圀圀囚囚囚團團o パタリ
 
 
2011.10.23・第一の手記

投稿 : 2024/04/27
♥ : 29

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

裏社会 伝説の雀士

カイジでお馴染みの福本伸行の代表作であるこの作品。
原作は近代麻雀で1992年から連載開始されていて現在も連載中です。
10年以上かけて連載された作品を全26話に収めているので完全に原作通りというわけにはいきませんでしたが、それでも完成度は素晴らしかったです。
福本作品は細かい心理描写や強烈な人間描写が特徴で最大の魅力です。
また、この作品の特徴としては女性キャラが一切登場しません。
福本さんは生命を賭けた極限の男達の勝負描くことが多いので女性キャラが出てくることが少ないのですが、一切登場しないというのはアニメ作品としては珍しいです。

ストーリーはヤクザや賭博といった裏社会に突然現れたアカギ(赤木しげる)の伝説を築き上げていく姿を描いたものです。
賭けとしての麻雀が当たり前、イカサマや暴力もありの裏社会でアカギがのし上がっていく姿は凄まじいです。
アカギの凄さは何といっても天性の才能です。また相手を呑み込む洞察力や判断力、そして死をも恐れない精神力などアカギの凄さを言い出したらキリがありません。
それぐらいこのアカギという男は常軌を逸していて周囲からは『悪魔』と呼ばれています。

物語の構成としては主に矢木編、市川編、浦部編、鷲巣編の4つに分かれています。
矢木編はアカギがその場で麻雀のルールと役を覚えただけで戦う姿に注目です。
市川編と浦部編はアカギの天才ぶりが存分に発揮されてるので、自分はこの2人との闘いが大好きです。
そしてこの作品の肝でもある鷲巣編ですが、正直に言いますと引きのばしすぎです。
アニメではおよそ1クール、原作も鷲巣編だけで10年以上連載中です。
アカギにとっての最強の相手なので話数を割くのは仕方ないとは思いますが、いくらなんでも長すぎるってのが正直な感想です。
原作も終了してないのでアニメでも決着はつかないのですが、もう少し終わり方を変えてほしかった気がします。
あまりすっきりしない終わり方でした…
自分は原作がどうやって終わるのかに注目しています。

この作品には名言と言いますか自分がとてもかっこいいと思ったセリフや描写がたくさんあります。
中でも自分が一番好きなのは浦部戦の「その牌には魔法がかけてある」というセリフとそのシーンです。
ここでアカギの常人じゃないほどの観察力を垣間見ることができます。
単なる確率ではなく理に適っているんです。
まさに究極の心理戦です。
大げさかもしれませんが、それほど自分にとってこのシーンは衝撃的でした。

主題歌についてですが、OPはまさに昭和といった曲でした。映像、音楽ともに作品の雰囲気に見事にマッチしていて哀愁の漂う曲でした。
EDは前期後期と2曲あるのですが、正直後期の曲は覚えていませんw
前期EDであるマキシマムザホルモンの『アカギ』の印象がかなり強いです。
なんだか耳に残る曲で自分は結構好きでした。

この作品は麻雀を知らない人にはあまりおすすめできません。
そして、賭博やイカサマなどが嫌いな人にもおすすめできません。
福本作品は好き嫌いが分かれると思います。
劇画のような作画、角ばった顔、尖った顎、鋭い鼻などかなり独特です。
自分も初めは抵抗がありましたが見ているうちに慣れました。
絵で敬遠しているけど麻雀が好きって人はぜひ見てみてください。
きっと好きになると思います^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

真剣勝負というものは技量にかかわらずいいものだ、決する瞬間互いの道程が花火のように咲いて散る

点数計算もよくわからないし役もうろ覚え、そんな残念脳の自分ですが
岡目でも何となく伝わる勝負の駆け引き、緊張感、
さらに運が大きく作用するゲームで勝負を決する分水嶺を作者がどこに置いているか
そんな勝負ごとに対する作者それぞれの美学、哲学みたいなのが
うかがえて麻雀に限らずギャンブル物は好んで見ちゃいます。
{netabare}
麻雀というゲームは運の要素が強く例えばスポーツものなどにある
練習や積み重ねといったものがあてになりにくい
(まぁそんな中でも強い人はいるわけでそんな人がいわゆる玄人なわけだが)
とにかく不確定要素が多すぎるなか自分の判断を信じるメンタリティが要求されるわけで、
しかも今作では一回の勝負で大金が動き後々の人生まで大きく左右されるゆえ生じる
ひりついた緊迫状態とそんな重大事を水物であるのギャンブルで決めるという
矛盾、だからこそ躍起になざる得ない極限まで圧縮された時間
不条理が生み出した特異な空間。

それに主役のアカギ本人の根本の部分から
強い心、鋼の精神が引き寄せる謎めいたカリスマ性と牽引力
そんな諸々が融合し刹那的で破滅的ですが思わず
魅入られてしまう招き寄せられてしまう妖しい魅力を形成してると思います。


作画は常に暗めの色調、BGMも一貫して緊張感のあるシリアスなもので
光の当たらない深海の世界でのやりとりみたいな世界観を形作る好アシストになってるし
何よりナレーション、ガンダムのアムロ役で有名な古谷徹さんですが見物人が説明したりすると
緊張感が削がれ冗漫になってしまうであろう所を張り詰めた空気を保ったまま的確な状況説明
ベテランの仕事、たっぷり堪能させていただきました<m(__)m>
それにアカギ自身は戦略を組み立てているだろうがそんな独白をあえてカットする
ワンピースのルフィでもそうですがそうすることによって偶像性を高めてますね
(ニセアカギは頭の中でごちゃごちゃした確率を計算してる演出だったのでそこらへん対照的ですね。
彼もそれなりに優秀だったが魑魅魍魎がうごめく世界ではそれでは足りなかった、恐ろしい世界です)
時に絶体絶命な場面でもガタガタ騒がず身を削ることも厭わないブラフで流れを引き寄せる
黙って行動や背中で語る、かっこいい男はそうでなくちゃ。

あ、でも浦部戦の後でアカギは自分の手の内を明かしてたか、でもあそこは
このアニメの総決算ともいえるシーンで即ち人を観て癖を見抜きその裏に罠を隠せ
その理念があったればこそ代打ち矢木戦で小技を仕掛け迷いを誘う
こすいやせた考えを逆手に取り今度は自分がハメられる側だと思い込ませ勝負から降ろす
市川戦では合理的打ち回しの陰に牙を潜ませたった一筋の細い勝ち筋に狙いを絞り
喉を食いちぎる、浦部戦ではそれに加えて自分の情報を悟られないようにし
浦部自身の経験に頼らざる得ないよう誘導する
100%のオカルト麻雀ですがだからこそ色濃く炙り出されるアカギの活きた理、そして

圧倒的・・・悪魔じみた・・奸計っっ・・・!


勝負の中で避けようもなく晒されるその人の
奥底に息づく地金を看破する、なんだか
ハンターハンターでメルエムがそんなこと言ってたような気がします、
多面張の待ちの計算すらもたつく前提すらおぼつかない自分にとっては
雲の上のレベルですが何事も天上の域に達すると同じ結論に至るようですね
とにかく勝負事に関しては王と同等の境地のアカギさん
マジぱねぇっす

全編を通じて感じたことはなにより自分の頭で考え続け思考回数を重ね対策を練る
万物に通じる道理を刹那的快楽の極地
ギャンブルの世界で出会えたのは何とも不思議な心地でした。
しかしまぁそんな芸当を方程式が通じない、変わり続ける状況の中で人相手に
やってのける憑依するほどの洞察力と判断力、いやはや憧れちゃいます。

一番好きなシーンは一話の南郷に取引を持ち掛けるとこです
あそこは漫画ではもうちょっと詳しく描かれていて厄介ごとを
避けるためアカギを引き渡そうとする寸前なとこだったんですが
頼れる人が誰一人いない、それも本人が一番ひやひやする
そんな状況で取引の材料を用意する、独力で道を切り開く真の意味での
無頼。

タイトルにある言葉はこのアニメにも通じるものがあると思い
幽遊白書から引用させていただきました。厨二乙

あ、鷲巣編は・・・色々あるけどやっぱり適切な長さって大事だね(/・ω・)/
あと南郷さん借金背負ったダメ男で途中でフェードアウトするのにキャラ濃すぎませんかね・・・{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

72.2 4 心理戦でギャンブルなアニメランキング4位
逆境無頼カイジ UltimateSurvivor(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (802)
3755人が棚に入れました
高校卒業後に上京した後、働きもせずに自堕落な毎日を過ごしていたが、借金の保証人になったがゆえに肩代わりをする羽目となり、その返済のために危険なギャンブルの世界に足を踏み入れていく主人公・カイジ(伊藤開司)。
平穏な環境ではただのダメ人間だが、命がかかった極限の状態に置かれると、人並外れた度胸とギャンブルの才能を発揮する――ある種張り詰めた雰囲気の中…。「ざわ…ざわ…」

ep66 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実写映画でしかカイジを知らないって人!

ぜひ観て下さい。
そんな人がどれだけいるか分かりませんが、自分がそうでした。
その実写映画だけでカイジを判断して、
「なんかライアーゲームと比べて頭脳戦がイマイチ。
ちょっと騙し合っただけじゃん。」
なんて思ってました。そして間違ってました。

アニメ版を見てみたら、ストーリーが全然違う!頭脳戦も熱い!
カイジの評価がガラリと変わりました。
流石に実写映画だけで評価するのは愚かでしたね。
(と言いつつ原作まだ読んでないんですが)

とにかく映画でのネタバレなんてなんのその。頭脳戦好きなら充分楽しめます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人の心を動かすのは人の心だけ(良い意味でも悪い意味でも)。清濁、賢愚も合わせてこそ人間。

言わずと知られ過ぎて、絵柄や独特の擬音をネタにされたりしがちな原作だが、本作で描かれる限定ジャンケン、鉄骨渡り、Eカードまでの物語の素晴らしさは他に類を見ない。


「人の心を動かすのは人の心だけなのだ(by海原雄山)」。この言葉は、人を感動させるために必要な物を示しているが、人を心底震えあがらせるあてはまる。


本作にはイケメンも美少女も出ない。善人も偉人も出ない。「アウトレイジ」ではないが、全員クズか最低人間である。


しかし、なんと多様で印象的なキャラばかりなのか!。


設定とか、心理の読み合い以上に根本のキャラクター創造力の素晴らしさがあるからこそ、物語が真に生きたものになっている。


本作はその素晴らしい物語とキャラをより魅力的に表現している。流石は老舗のマッドハウス!な良い仕事ぶりである。


特に声優さんのはまり具合、演技の素晴らしさは正に神!。鉄骨渡りの件は本当にこっちまで歯の根が合わなくなるほどの恐怖が伝わってきた。利根川や会長もキャラの強大さにピッタリだ。



原作が持っているポテンシャルを最適な形で表現する。映像も音声も表現手段であって目的ではない。


表現したい物が豊かで、それに手段がピッタリ合えば傑作になる。しかし、肝心の表現したい物が貧相では、いくら手段を頑張っても虚しいものだ。


アニメは小綺麗なイラストの連続でも、長いPVでもない。


本作で描かれる物は、キャラも物語も汚いもんばっかである。しかし、小綺麗なだけで中身のないスカスカな作品よりも、本当には遥かに心震わせる破滅まで含んだキャラクターの生きた姿が確かに描かれている。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

癒しフランキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

駄目人間堕落物語

カイジはきっと自分のことを才能が無いと感じたり、自分は駄目な人間だと思ったり、そんなネガティブなものを感じていても、普段て堕落した怠惰な生活を送りながらなかなか変われずにいたんでしょうね。私にもそういう時期があったのでカイジの気持ちが痛いほどよくわかります。ですが、カイジは一番駄目なことを思ってしまったんだと思います。それは『金持ちが羨ましい。』と思ってしまったこと。自分が一生懸命に働いても本当にちっぽけで爪に火を灯すような暮らししか出来ないが故に金を持っている有力な人間をただそう苦労もせず金が入り、豊かな生活をしていると、どこか矛盾を感じてしまったのだろうと思います。まず、彼はそこが失敗だったのです。その失敗の始まりによって彼が凄惨で悲惨な人生を歩むことになります。人間が人間である条件とは何なのか。普通の正常な精神とは何なのか。話を重ねていくにつれ、カイジの心は壊れていく・・・。私はそう受け取りました。心の壊れた人間の歩む末路とは・・・。登場するこの作品のラスボスとも言える人物兵藤(原作はどうか存じ上げませんが)はもはや人間の皮を被った悪魔そのもの。カイジの失敗が吉とでるのか、凶と出るのか・・・。原作に忠実に作られているそうなので、原作ファンの方も見る価値あると思います。その意味で作画5にしておきます。また、ナレーションがマダオ、碇ゲンドウで有名な立木さん。もう話題にもなったのできっとお楽しみいただけるかと思います。

【最後に一言】
やっぱり、お金は人間を醜くしますね^^;この作品を見てもリアルでもものすごく感じます。ギャンブル好きなひとはやっぱ私は苦手ですねー(苦笑)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

72.0 5 心理戦でギャンブルなアニメランキング5位
ONE OUTS - ワンナウツ(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (653)
3214人が棚に入れました
プロ野球チーム「埼京彩珠リカオンズ」の児島弘道は、実力はありながらも一度も優勝をしたことがないという不運の天才打者。優勝するために必要な何かを探すためシーズンオフに沖縄で自主トレーニングに励んでいた。そこで児島は賭野球「ワンナウト」で無敗を誇るピッチャー、天才勝負師渡久地東亜と出会う。

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

監督は渡久地の犬になった。わんわん。

レビューのタイトルは作品内の一節ですが、マイナーすぎて自分でもよくわかりません^^;w


本作は、原作購読後の視聴でした。

原作者はライアーゲーム等が有名な甲斐谷忍の同名漫画です。


普通の野球漫画、アニメなどでよくある、主人公が剛速球投げたりだとか、すごく強いライバルがいたりだとか、、そういった熱血系のものではありません。


というのも、主人公の渡久地 東亜が投げるのはストレートのみ。
それも球速はプロにしてはあり得ないくらい遅い。。
ただそのストレートには秘密があった、、、そしてヒール系の主人公。
この渡久地がかっこいいんです^^東亜って名前もいいw


そして、類稀な勝負勘と駆け引きの能力、洞察力で相手をきりきりまいさせていくというものです。
相手のいかさまや渡久地対策をかいくぐって活躍する姿はまさに不敵です。


自分は小中高と野球少年だったので、これといった野球題材の作品は大体観てきました。
今までに無い野球漫画のスタイル。
そして、一見ぶっ飛んだような駆け引きも采配も設定も、リアリティを持てている所に魅了されました。


さらにオーナーや解説陣、監督なども実在の野球人をパロっているので、面白くプロ野球のダークな部分を垣間見る気分です(現実ではないですけどね^^;)


すこし難しいルールの部分やサインプレイ等もありますが、野球にめちゃくちゃ詳しいというわけではない人も、解説等あるので全然見られると思います^^
この作品の持ち味は野球云々より駆け引きなので^^


アニメで一応まとまってはいますが、原作ではさらに後の展開が描かれており、そこがさらに面白いので、原作も読んでいただくことをオススメします^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13

トン丸 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おもしろい!!だからこそ、おしい。

原作の漫画を読み終わってから視たのですが、おもしろいです!!
ストーリーには若干の違いはあれど、主人公の性格・個性・思考がちゃんと考えられているのかなと思えるものだった。

原作が大好きだった自分としては、『ONE OUTS』という作品の世界観がある程度までは引き出せていたように感じた。

でも、正直もう少し引き出して欲しかったっていう気持ちは拭い去れない。


なにより素晴らしいのは、OP・EDの曲とムービーの素晴らしさ!!
本当に素晴らしいとしか言いようのないものだ。

つまり、一番何が言いたいかと言うと

とりあえず一回は見ていただきたい!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

ある晴れ日曜 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

はい、満点でました。スゲーです。

す、すごい!!
シナリオが緻密に計算されていて、このような作品大好きです。

あらかじめ伏線を張っていたり、視聴者の予想を矛盾なく軽く超えていく展開!
だから、次回を見たくなって引き込まれていく。。

是非、原作も見たい!!
いえ、見ます!

恋愛・感動系のアニメ以外でこんなにも楽しめたのは初めてです。
アニメって面白いですね。
そして、奥が深いのですね。
頭が下がります。

いやいや、すっげ~わ!!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

80.7 6 心理戦でギャンブルなアニメランキング6位
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (473)
2023人が棚に入れました
イタリア、ネアポリスに住む青年ジョルノ・ジョバァーナは、
ジョースター家の宿敵・DIOの血を継ぐ息子である。
幼少時代に迫害を受けて荒んでいた彼は、一人のギャングの男を
救った事をきっかけに、「人を信じる」ことを学ぶ。奇妙なことに、
恩義を忘れず、敬意を持って自分に接するギャングが、彼の心をまっすぐにしたのだ。
そうして、ジョルノは「ギャング・スター」にあこがれるようになった。
15歳になったジョルノは、イタリアの裏社会を
牛耳るギャング組織「パッショーネ」とトラブルを起こし、狙われることとなり…

声優・キャラクター
小野賢章、中村悠一、諏訪部順一、鳥海浩輔、山下大輝、榎木淳弥
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イタリアマフィアとJOJOの世界観は良く似合う

原作。これくらいまでは雑誌で読んでたと思う。


 "Vedi Napoli e poi Mori" ナポリを見て死ね

イタリアのナポリを訪れようとすると必ずと言っていいほどこのフレーズを耳にするかと思います。
魚介美味いし風光明媚なんだけど、けっこう怖いところなので気をつけてね。

長丁場の全39話。2019年春期終了もののフィナーレを飾る本作の冒頭舞台はイタリアはナポリです。



さて、JOJOであります。
これまでのアニメ版は未視聴。続きものは普段スルーなのですが、イマイチだったら切ろうぐらい軽めの感覚で視聴開始。
原作ではシリーズ5番目。アニメは原作の第一部二部を合わせて1st Seasonとしたため、本作は4th Seasonに該当するとのことです。

初出が1987年でいまだ現役の怪物タイトルです。どんな話か知らなくても゛JOJO立ち” はなにかしらポージングする局面では選択肢上位に食い込みますし、聞けば分かる名言の宝庫だったり、現代人が嗜むべき教養の一つとなってます。
がっつり部活しないまでも体育の授業で柔道やっていれば、なんとなくルールは覚えてたりするものでしょう。ファンの総数は多い。ファンでなくても経験者含めれば裾野は広い。そんな作品です。

よって、スタンド (幽波紋) がどんなものかを理解していれば、この4th Seasonから参加しても特に問題はありません。ソースは俺。
スタンドは個人の分身みたいなのが幽体離脱して代理で戦争してくれる便利な能力と思っていただければよいし、見てりゃなんとなくわかるでしょう。
そして途中参加OKのもう一つの理由は、過去キャラが物語の本流に入ってこないこと。本作のJOJO、ジョルノジョバーナ (汐華初流乃) は出自がディオと因縁深いものの設定がそうだってことくらいですし、序盤こそ空条承太郎や広瀬康一くんも登場しますが、早々にフェードアウトしていきます。
{netabare}とはいえ終盤であのキャラサプライズ登場もあるにはあったので一概には言えませんが、知らなきゃダメってほどではありませぬ。{/netabare}


そして、JOJOであります。
Q. どのへんが面白いの?
A. ん?だってJOJOじゃん

Q. あそこイマイチじゃなかった?
A. ほらそこはJOJOだから

Q. あれすごかったね?
A. やっぱJOJOはいいよな~

どなたか魅力を説明できる方、宜しくお願い申し上げます。


単行本集めたり、アニメの過去作押さえたりするようなコアなファンではない私です。それでも独特の世界には引き込まれるのです。世界観は保たれているため匙加減での好き好きになりますね。本作ならではの面白みは以下、


■マフィアをJOJOでやってみた
舞台はイタリア。イタリアと言えばマフィア。ジョルノが構成員に加わりその仲間内と敵対勢力との抗争が物語の土台となって、血で血を洗う4th Seasonでした。
冒頭がナポリからです。ゴミ処理利権をマフィアが握っていてちょっとこじらせたら街にゴミを溢れさせました。なんてのがリアルで起こる土地柄です。
そしてこれが“ヤクザ”ではなくて゛マフィア”というのがミソ。いや当たり前の話なんですが… これまた紳士淑女の嗜みといえる名作『ゴッドファーザー』で描かれた血(絆)、掟、非情のJOJO版です。
何かしらの美学を持った男達が割拠するJOJOの世界観と見事に合致します。


■ずっと追ってるか追われてるか
説明不要。よくネタが尽きないな~と感心します。
真面目な話、これで39話持たせるわけです。誰か途中でやめた人おる?


■小野賢章さんのアレ
「無駄無駄無駄無駄ぁー」
つくづく声優さんの滑舌の良さって凄いなを再確認できます。
いまさらながらこの方ハリーポッターの子役だったんですよね。



■余談
きっと君のクラスにもいたはずだ!

{netabare}職場の同じチームに奈良くん、阿部くん、そしてブサ男がおりました。
迷うことなく左から、“ナランチャ”“アベッキオ”“ブチャラティ”とあだ名がつきました。定着したのはナランチャ。他のは呼びにくいのです。
須田さんとかいたらミスタも揃って良かったのにというのはまた別の話。{/netabare}



うーん、これぐらいにしときます。時間あったら旧作も追いかけたいですね。私みたいなライトなJOJOファンでも充分楽しめるイタリア編でした。


 “Vedo JoJo dopo esultino" {netabare}ジョジョを観て歓喜せよ{/netabare}



視聴時期:2018年10月~2019年7月

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2019.07.29 初稿
2020.02.04 修正

投稿 : 2024/04/27
♥ : 48
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

生まれ落ちる前から身に纏っているもの

荒木飛呂彦先生原作の長編漫画「※1ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風」のアニメ化作品。

今回の舞台はイタリア。2部ではヴェネツィアが、4部ではイタリア料理が取り上げられていましたが、ジョジョの画風に多大な影響を与えたルネッサンス美術発祥の地としても有名ですね。荒木先生のイタリアへの愛は計り知れません。

冒頭のストーリーテラーを務めるのは第4部で活躍したスタンド使いの少年、広瀬康一くん。※2空条承太郎の依頼を受けて、一人イタリアのネアポリス(ナポリ)へと旅立ちます。承太郎さんから直々のご指名とは!康一くん、あんたも成長したもんだ(笑)目的は※3DIOの血を受け継ぐ少年の捜索。

これまでのジョジョを振り返ってみると、主人公の立場が

第1部(舞台:1880年・イギリス)
英国紳士(品行方正、非の打ち所の無い人)

第2部(舞台:1938年・アメリカ)
アメリカ人(ケンカによる投獄7回のチンピラ風の少年)

第3部(舞台:1987年・日本)
日本人高校生(不良のレッテルを張られている。度々暴力事件を起こしている)

第4部(舞台:1999年・日本)
日本人高校生(奇抜な髪型。でも中身は割と普通。ちょいワル少年)

第5部(舞台:2001年・イタリア)
ギャング志望の若者

と、シリーズを追う毎に、何とな~く俗っぽくなっていく傾向があるみたいですね(笑)

ジョジョシリーズは当時の少年向け漫画にしては珍しい、大河ドラマの体をとった作品ですが、その関係で、作中では"ジョースター家の血統"という言葉が目を見張るほど(飽きれるほど?)多くの場面で運用されている印象があります。ともすれば、それがキャラの人格の根幹を成す要素として強調される台詞さえ見受けられたり…。作中に登場する"黄金の精神"や"生まれついての悪"という言葉についても同様。良きにつけ悪しきにつけ、才能、もっと言えば遺伝的特質のユニークさを、原作者の荒木先生が、キャラ造形をする上で取り分け重要視している事が伺えます。

養父の無償の愛を受けながらも自らの性質を変える事のなかった1部のDIO、何不自由無い環境で育ちながらも殺人衝動を抑えられなかった4部の吉良、劣悪な環境で育ちながらも悪には染まり切らなかった本作のジョルノ、それぞれのキャラの個性の在り処は天性とは決して切り離せない場所にある様に思われます。

人は鳥になれないし、その逆もまた然り。思えば、わたし達生物にとって、最も身近な環境とは、外界ではなく、生まれ落ちる前から身に纏っている肉体そのもの。脳や四肢や内臓など…。ジョジョにおける"血統"とは、道徳講義の中で飛び出す「生まれは関係ない。人の価値は成した事で決まる」的な、後天的要素に過度な期待を寄せた綺麗事などによって度外視されるものではなく、むしろ個性の基盤として個々の魂に脈々と息づいているものなのです。生々しさという表現が適当でしょうか、ジョジョに登場するキャラには2次元作品では稀に見るリアリティ、はらわたを引きずり出したかの様な独特の気持ち悪さがあります(褒め言葉)


作画について、4部に続いて最高水準のクオリティ。これまでのシリーズとは比べ物にならない程、複雑怪奇な能力を有するスタンドが数多く登場する第5部なので、漫画表現をどの様に調理してくれるのか興味津々です。比較的単純な能力なので描き易かったのかも知れませんが、ブチャラティのスティッキー・フィンガーズ、ポルポのブラック・サバスの表現については完璧でした。今後とも期待。

音楽について、シリーズを通して安定感抜群のOPEDは健在。OP「Fighting Gold」は前シリーズのPOPな曲調からやや攻撃的な方向に軌道変更している印象。疾走感のある曲になっています。エンディングの選曲については、今回も荒木先生直々のチョイスだそうです。やはりと言うか、さすが原作者、絶妙な相性…。Jodeci氏の「Freek'N You」は、まったりな余韻を残す良曲でした。


様々な境遇に置かれた人々の、歪に入り組んだ精神をダイナミックに描き上げる「ジョジョの奇妙な冒険」、その中では初の、ギャングという悪漢を主役に据えた、4部と並ぶ異色のシリーズ。

ギャングスターを目指すジョルノの旅、最後までしっかりと見届けたいと思います。


※1:英語のPartではなくイタリア語のParte。連載当時の副題は「第5部 ジョルノ・ジョバァーナ 黄金なる遺産」となっていた。漫画単行本のブックカバーの装丁としてあしらわれている文字も第5部(47巻~63巻)ではJOJOではなくGIOGIO。芸が細かい(笑)

※2:第3部の主人公でスタンド使い。ジョースター家の血統に属する。以降のシリーズにも度々登場。

※3:吸血鬼でスタンド使い。ジョースターの一族とは深い因縁がある。


船上のスタンドについて(必ずEpisodio 06「ムーディー・ブルースの逆襲」視聴後にお読み下さい)
{netabare}
「船は2隻あった!」

ブチャラティの台詞と共に明らかになった衝撃的事実ッ(笑)

ズッケェロのスタンド「ソフト・マシーン」の能力は、剣で刺さしたものを(人でも物でも)空気の抜けたゴム風船の様にぺしゃんこにしてしまうというもの。

船を2隻用意し、一隻を剣で刺してぺしゃんこにし、それをもう一隻の船に、服を着せる様に被せて、2隻を1隻に装っていたというのが上の台詞の意味するところ。(多分表面だけでなく内部まで。塗装でコーティングするみたいに)

皮膜の下をモゾモゾ徘徊して不意打ちを仕掛け、ペラペラになった人たちを、そこに引き摺り込んでいたんですね~。例えるなら、床下や天井裏に隠れた忍者が槍でブスリ!とか、排水溝に潜む得体の知れない怪物が、覗き込んだ人をを引きずり込むイメージでしょうか。あなおそろしや(汗)

ブチャラティがスティッキーフィンガーズで船体を攻撃した時、何故皮膜の部分にだけジッパーが開かなかったのか? それであっさりとからくりがばれなかったのか? と言う疑問を他の方のレビューで目にしましたので、これまでのジョジョシリーズを思い返しながら、あれこれと考えてみました。その理由は多分以下の3つ。

1.ブチャラティが皮膜の存在を認識していなかったから。だから皮膜ごとその下の船体をジッパー化してしまった。

2.1の補足ですが、スティッキーフィンガーズは"触れたもの"ではなく拳で"叩いたもの"をジッパー化するから。手加減をしなければ対象物と接触しているものにもエネルギーを伝えてしまうのではないかと思います。スティッキーフィンガーズは服を着ている人の肉体であっても、服越しに叩いて難なくジッパー化しているので、これは間違い無さそうです。(船に被せた皮膜を人間の着る衣服に見立てると解りやすい)

3.通常の物質と"スタンドが融合した物質"は区別出来ないから。

が挙げられると思います。

3も1、2の補足。3部のストレングスや4部のサーフィスを思い出してみると、これらは確か、スタンド使いじゃない人にも見て触れられる類のものだったはず。スタンド能力によってぺしゃんこになった船というのも"スタンドが融合した物質"に含まれるので、生身の手で触っても透けないし、認識し辛かったのかも。でもペラペラ皮膜で覆われた船体ってちょっとだけソフトだったりして(笑)

そしてもう一つ。ズッケェロが再起不能になった後、ペラペラになった仲間達ががパイプの中とかで復元したら危なかったんじゃないの? という疑問について。

もちろんそんなとこに入っていたら大変ですが、それをすると捕虜の位置があっさりとバレてしまう可能性があるので、(作中描写からも分かる様に、もしそうしていたらアバッキオ&ブチャラティに見破られていた)ズッケェロはそうしなかった。

パイプも皮膜で覆われており、両者の隙間に捕虜を隠していたと想像するのが妥当と思います。(それでも狭い場所で復活したらやっぱり危険ですけど)

最後に残った疑問は船底をどう修理したか。内側の船にだけ穴を開けても沈まないし、両方に開けたら両方沈んでしまう。描写が無かったんで何とも言えませんが、船底までは皮膜で覆っていなかったとか…(笑)

これで気兼ねなく次回のジョジョも楽しめますね…って、やっぱりご都合?
{/netabare}

おまけ「中の世界」
{netabare}
(以下、作中人物の台詞とは一切関係ありません)

花京院「ポルナレフ、体の中とか船の中とかさかんに言ってますが、体にも船にも『中の世界』なんてありませんよ…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。」

ポルナレフ「なに言ってんだ、おめーも見ただろ? 人がジッパーの中から出てきたり、空気の抜けたゴム風船みてーにぺしゃんこになるのを!」

花京院「ええ しかし人体や船体の中にあるのは肉や骨、船室やエンジン、ただそれだけです。」

ポル「教えてもらわなくたって知っとるぜーッ いいか! この場合だぜ! 今の場合をいっとるんだよ! スタンドがあるなら『中の世界』だってあるだろ!」

花京院「ないです」

ポル「おめーなぁ~」

最大の謎はこっちですね。折り畳まれた次元に隠しているとか何とか…ツッコんだら負け確定の設定なので、ここら辺でやめときます(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 42
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

命の限り神にも逆らい戦い続ける

原作既読…
ですが!超忘れてて既読って言えるのか怪しいです(苦笑)

舞台はイタリア。空港とか電車内とか割と近しい再現度だったので
他のいった事ない所も多分再現度高いのかと思います。
気合が入ってますね。風景も楽しめます。

忘れてるとは言え、主人公チームの名前とスタンド能力は覚えてるだろ
と視聴前は思ってました。
完璧に覚えていたのはブチャラティだけ。
{netabare}
・再生…そういやこんな能力だったっけ?(冷汗)で、船のどこに隠れてるん?(滝汗)
・二酸化炭素を追跡できたっけ?知らなかった!
・4番いない理由それなんかー!
・え?こっからどうやって助かるん?蛇の血清?そんな一瞬で効いちゃうぅ!?
{/netabare}
自分の記憶力にいっそう自信を無くした次第です。

た・だ・し! 忘れてるから超面白い!!!
毎回ハラハラドキドキする展開で「え?こっからどうやって挽回するの!?」
と荒木先生の話の展開の巧さに脱帽しっぱなしです。

絵も声優さんの演技も素晴らしいです。
5部から視聴始めてもついてけるはずですので凄くオススメです!

2019.06.15 音楽の配点を4⇒5に修正しました。
{netabare}あのOPを魅せられては{/netabare}変えずには居られませんでした。
声優さんの演技も凄くて、ほんとにアニメ化してくれて心から感謝。
素晴らしいの一言しか出てこないです!

2019.08.30 とっくに見終わっていたんですけど、更新忘れてました
なんといっても最高でした。後半に行くにつれて「まだか…まだか…」
と最新話を撮れたらすぐ見てたのはこれと後数本しかなくって
最後の方は録画じゃなくて完全リアタイ視聴してましたw
OP…最後の変更の時に鳥肌が立ちました。
うぉーーーマジか。いつのまにか{netabare}キンクリ{/netabare}されてたのかぁ!!
と、超興奮してました。

予想できない展開を「なんだとーーー!!」と
アニメキャラと一緒になって画面にツッコミ入れてましたw
とにかく最高でしたー!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 39

67.2 7 心理戦でギャンブルなアニメランキング7位
マルドゥック・スクランブル 燃焼(アニメ映画)

2011年9月3日
★★★★☆ 3.9 (214)
1322人が棚に入れました
 『天地明察』で2010年本屋大賞に輝いた人気作家・冲方丁の出世作にして2003年日本SF大賞受賞の傑作サイバーパンク小説『マルドゥック・スクランブル』を、原作者自らの脚本でアニメ化する全3部作の映画プロジェクト、その第2弾。賭博師シェルの犯罪を追うヒロインのバロットとその相棒ウフコックを待ち受ける数々の困難と、新たな戦いの舞台“カジノ”で繰り広げられる緊迫の攻防を描く。賭博師シェルの犯罪に巻き込まれた少女娼婦バロットと、委任事件担当官のネズミにして万能兵器のウフコック。シェルを追う2人の前に、シェルに雇われた委任事件担当官ボイルドが立ち塞がる。やがて九死に一生を得たバロットとウフコックは特殊な研究施設“楽園”に運び込まれる。窮地を乗り越え絆の強まった2人。やがて彼らは、シェルの移し替えられた記憶が、彼が経営するカジノの百万ドルチップの中に隠されていることを突き止める。バロットはそのチップを手に入れるべく、ついにカジノへと乗り込んでいくが…。

声優・キャラクター
林原めぐみ、八嶋智人、東地宏樹、中井和哉、磯部勉、若本規夫、小林由美子、浪川大輔、有本欽隆、勝田晶子、藤田淑子、土師孝也

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ウフコックキターーーー(○∀○)ーーーー!!!

前回より全然良かったです!
なにより前作ラストで血みどろになったウフコックが復活する瞬間が最高


前作よりウフコック全然可愛くなっているし、バロットの精神的成長もあって危機を乗り越えた二人の絆はより確かなものとなっていますね
試験管に抱きついて当人達以外には声は聞こえないのですが、確かにバロットは「愛してる」と囁くわけですよw声は聞こえないんだけどw
いやーニヤニヤが止まりませなんだ(・∀・)


二人の名コンビぶりが発揮される様は爽快
特に今回は殺し合いという形ではなく、カジノでの知略においてという形なので変に安っぽくも悪趣味でもないのが素晴らしいです


名脇役のトゥイードルディー&トゥイードルディムも登場
小林由美子はやっぱり天才でしたw


そして劇中で最もカッコイイ女性、ベル・ウイングさんの登場に胸がアツくならざるをえない


ウフコックの出生の秘密やボイルドの過去などもちゃんと挟んでくるし、キャラクターは完全に熟成したと思います
ひとまずは満足


って!またそんな中途半端で終わりかーい!w
はやく【排気】やってくれー^^;

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

Lickington さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

優しさを知って

Mardock Scrambleの2作目
前作はなんだか重い話だったが,今回は極めてわかりやすい作りになっている
大切なひとの存在から自分の存在意義を知る
かけがえのないひととの

まあとりあえずバロットがかわいいアニメ
なんで1作目とこんなにも違うのか
あまりにも内容の進みがこれまでより遅い
Mardock Scrambleはもともと内容があまり練りこまれているとは言えない気がしている
これは別に非難しているわけではない
アニメにはそのアニメの面白さというものがあり,それはどんな作品であっても一つとして同じものはない
この作品はバロットの愛らしさ,大部分が性的な汚らしいものになってしまうが,を愛でるアニメであると,少なくとも私は考えている
それをこの2作目ではよく表現できている

あと最後に,物語ラストがこんな終わり方とは思いもしなかった
どうしてこうなった( ^ω^)・・・
まあかわいいからいいんだけど,友人から深い作品だって聞いてみてみたが,いや深くないわけではないが,晩酌しながらゆっくり見るのにいい作品だった
感じ的には1作目は大人向け,2作目は大人になりきれていない君たちに贈る,ブヒアニメかなという感じ
作品としてはよかったし,SACとかとは全く違ったが,
なんで燃焼したんだろう(Combustion)
わいも燃焼したでwww

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3部作の中間と言うことでクールダウン的な作品 静かなるサイバー

2011年公開の劇場用アニメ 第2弾 62分 R15指定

3部作でスタッフキャストは一貫しているようです。

林原めぐみさんは結構お年と言うことで、15歳の役は2度に渡って断ったそうですが、
物語の設定上、声に強力なエフェクトをかけると言うことで受けたようです。
第一部に比べてエフェクトのかかりが薄く、林原さんの地声に近くなってますが、
さすがはベテラン、違和感は無いです。15歳に聞こえるかは関係ないです。

前半は亜空間「楽園」内でのゆるいバトルで多少グロあり。
でも、放送できないレベルでもないし、R15の意味は無いと思います。
ここではパートナーであるウフコックが物語内で重要な役割を担いそうな流れになります。
後半はカジノでの頭脳戦。
サイバーではないウイリアムギブソンの世界という感じで、ちょっと地味かな。

第二部と言うことでそれほど盛り上がりも無く衝撃的な画像も見当たらない。
大人しい感じに仕上がっているようです。

本格SF小説が原作と言うと「新世界より」や「パプリカ」など数は少ないようですので、
貴重な作品の一つだと思います。
上に上げた作品と比べても意味は無いことで、この作品にしかないセンスオブワンダーを感じられれば価値ある作品となると思います。
この作品の価値はちょっと深いところにあるような気がします。

EDは天上の歌声 本田美奈子の「アヴェ・マリア」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

66.2 8 心理戦でギャンブルなアニメランキング8位
マルドゥック・スクランブル 排気(アニメ映画)

2012年9月29日
★★★★☆ 3.9 (177)
998人が棚に入れました
『天地明察』で2010年本屋大賞に輝いた人気作家・冲方丁の出世作にして2003年日本SF大賞受賞の傑作サイバーパンク小説『マルドゥック・スクランブル』を、原作者自らの脚本でアニメ化する全3部作の映画プロジェクト、その第3弾。

賭博師シェルの犯罪に巻き込まれた少女娼婦バロットと、委任事件担当官のネズミにして万能兵器のウフコックは、宿敵ボイルドとの激闘後に訪れた“楽園”にて、シェルの移し替えられた記憶は彼が経営するカジノの百万ドルチップの中に隠されていることを知る。

バロットは、シェルの罪状を白日の下に晒すため、チップを手に入れることを決意。
シェルの経営するカジノへ乗り込んだバロットは、ウフコックとの見事な連携により、伝説の女性スピナー、ベル・ウィングをも制した。

しかし、そんなバロットの前に、最強のディーラーにしてハウスリーダーであるアシュレイが立ち塞がる…。

最後に挑むゲームは、“ブラックジャック”。
果たして、バロットはアシュレイを破ることが出来るのか?

そして、ボイルド、シェルとの戦いの行く末は?

命をかけた最終決戦がはじまる-。

声優・キャラクター
林原めぐみ、八嶋智人、東地宏樹、中井和哉、磯部勉、藤田淑子、土師孝也

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

サイバーパンクハードボイルド3部作に決着の時、来たり!「君は何人も殺さないし、殺されたりしない。殺させもしない!」

思いっきり前回の続きからなので前2作を観ないと完全に置いてけぼりですw
ダイジェストとか一切ナシですw
可能であれば3作を連続して観て頂くのがイチバンかと?;


前作でベル・ウィングさんとのルーレット勝負に辛くも勝利を収めたバロットとウフコック
続けてブラックジャックに挑戦し、目的である100万ドルチップ4枚の回収を狙う
前回に引き続き、前半の内容は完全にギャンブルでの頭脳戦、心理戦の模様


そしてバロットを殺そうとしたシェルの、消し去った記憶から明らかになるその素顔と真実
残忍な殺人犯であるはずのシェルに秘められた悲しい過去に困惑するバロットがドラマティックですb


そしていよいよクライマックスはボイルドとの最終決戦
シリーズ集大成とも言うべき圧巻のアクションシーンにスタッフの成長も感じられ、ここまでマルドゥックを追いかけてきた甲斐もあったというものですよ
(実際に、第1部制作開始当初は新米だったアニメタ達の、レベルアップを狙ったOJT的な制作現場だったようです)


改めて『3年という月日』と『60分×3部作という構成』は、「原作を完全再現したい!」という想いから生まれたものではあるものの、いささか“詰め込みすぎた”感が苛まれ、決して今回のフォーマットがマルドゥックのアニメ化に相応しいモノだったとは言い難いです


でもねw
この『排気』単発の出来栄えからするとその辺はもうドーデモ良くなってくるのですよwww


神さま(本田美奈子)が差し伸べた救いの手(アメイジング・グレース)がバロット(林原めぐみ)に受け継がれていく様(今作の挿入歌で林原めぐみと本田美奈子が奇跡のデュエット)とかもう感無量


とりまちゃんと完結したことへのお祝いも兼ねて、本当に良かったね
って微笑ましく見送りたいっす

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11
ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心に焦げ付く重厚サスペンス作品★

本作およびレビュー内容にはR18になりそうな過激な言語表現が含まれていますので、嫌な方は読まないで下さい。

■評価
テーマ性 :★★★★☆ 4.1
エログロ度:★★★★  4.0
純愛度  :★★★★☆ 4.3
シリアス度:★★★★☆ 4.3
おススメ度:★★★★☆ 4.1

■ストーリー
未成年売春婦のバロットは専属の雇い主であるカジノオーナー・シェルに突如焼殺される。しかし、生きる希望を持たぬバロットに救いの手を差し伸べたのは一匹のネズミであるウフコック・ペンティーノだった。そして、一命をとり止めたバロットは自身が焼殺された謎をウフコックたちと共に追っていくストーリー。『圧縮』『燃焼』『排気』の全3話 劇場版作品。

■感想
本作は著者:冲方丁さんの日本SF大賞を受賞した小説をアニメ化したもので、私は原作小説をすべて既読済です。本作はSF作品となっていますが、科学的な考察などは皆無であり、あくまでSF設定を用いたハードボイルド・サスペンス作品となります。(攻殻の様な世界観は求めない方が良いです)

個人的な感想としては、原作小説は超えられなかったが、難しい言語表現がならぶ小説の世界観を巧みに表現した良作だと思います。本シリーズは『生きる事とは何か?』というシンプルなテーマを持ち、一つの殺人未遂事件から真相を追う過程を、肉弾戦・頭脳戦・心理戦を用いて楽しませてくれる内容になっています。
そして、未成年売春・幼児虐待・強姦・近親相姦・暴力・ドラッグ・汚職・金・権力という人間の汚物と血反吐にまみれた世界観の中で、そのストーリの本質が生きる苦しさ、そして純愛という人の生臭さを描いているので本シリーズのテーマが光ってみえます。

また本作を鑑賞すると『生きる事は何なのか?』と考えさせられ、それは『自身や他者の存在を必要とし、必要とされる事』そんな分かりきった答えを理解しながらも、想い通りにはいかない人生の虚しさ(焦げ付き)や他者に愛される幸福感を本作品は感じさせてくれます。これぞハードボイルドの真骨頂です。

ただ、尺が足りない事でエンターテイメント性が薄れている点は残念です。個人的に本シリーズ通しての見所は、カジノでの頭脳戦・心理戦になりますが、このシーンでのバロットやウフコックの心理描写や、結果に対する過程の説明が少し足りないので、緊張感や悲壮感に物足りなさを感じます。
非常に惜しいです。

総じて、本シリーズはエログロ鬱なので、万人受けする作品ではありませんが、個人的には本作の続編(前章譚)であるボイルドが主人公のマルドゥック・ヴェロシティーのアニメ化も強く祈願しております。みんな~オラにパワーをぉぉぉ!!

レビューはここで一旦しめさせてもらいます。
ご拝読有り難うございました。


-------
■本作の謎とポイント
ネタバレになりますので、興味のない方は
読み飛ばしてくださいましm(_ _)m
{netabare}
Q1:バロットはなぜシェルに焼殺(未遂)されたの?
A1:原作小説から引用すると、生きる実感を得るために
  バロットは思いつきで自身の身元を確認してしまった
  事で、マネーロンダリングの秘密に触れたと思われ
  シェルに殺害される事になります。
  (本シリーズではよく描かれていませんでした)

Q2:ウフコックって何者?
A2:世界大戦期に楽園にいた三博士の一人に設計開発
  された人口知能をもったネズミ型万能兵器です。
  (ドラえもんのネズミ版です)
  仕組みは全くわかりませんが、異次元に物体を
  無限・永久的に保存し、必要なときに現次元に
  呼び出す様な構造になっていたと理解しています。
  そのためウフコックが銃になれば弾は無限に供給され
  続けます。

Q3:シェルって何者?少女達を殺害した動機は?
A3:オクトーバー社と結託し、身寄りのない少女達の
  戸籍を利用したマネーロンダリングを行う悪党です。
  そして、シェル(殻)という名の通り、過去の母親殺し
  という罪と苦しみから逃げるために、マネーロンダリ
  ングの証拠隠滅と併せて、自身の記憶の抜き取りを
  繰り返し、結局は中身のない殻の様な男に成り下がり
  ました。また動機ですが、どの少女も自分の事を
  知ろうとしてしまう事でシェルの過去の罪の苦しみや
  恐怖をフラッシュバックさせてしまい、A1の内容と
  あいまって動機となり殺害に及んでいました。

Q5:ボイルドって何者?
A5:彼は元々は戦術爆撃機のパイロットであり、過度の
  過労と処方されたオクトーバー社製ドラッグが要因
  で、誤って見方を爆撃してしまう罪を犯します。
  そして楽園に人体改造のモルモットとして送られ
  ますが、ウフコックという愛を与えてくれる存在と
  出会い希望を見出した人間でした・・・。

Q6:バロットはなぜ人体改造の順応率が高くて強いの?
  主人公だから?
A6:半分合っています。
  バロットは幼少期から大人の欲望に蹂躙される経験を
  もち、その経験から無意識の防衛本能により、自分の
  体の感覚を自由に無感・無心にする術を身に着けて
  いました。そのため、繊細なコントロールが必要な
  スナーク機能とバロットの愛称がよく順能率が
  あがった事になっています。

Q7:ボイルドは重力を操って弾丸をはじく程、無敵なのに
  なぜバロットの銃弾が当たったの?
A7:バロットが持つ能力はスナーク機能となっており
  電子機器の遠隔制御やハッキング、そして自身の肌
  から放出する電磁波をソナー代わりにして、物体の
  接近や動作を察知します。
  この機能を駆使してボイルドが銃を撃つ際に
  重力の壁に隙間ができる事を察知し、その隙間に
  銃弾を打ち込む事でボイルドは初めて被弾したのです。
  そのため、終盤のボイルドはチャクグレネードを使い
  バロットのスナーク機能を封じようとしたのです。

Q8:ボイルドのもっている銃は何?威力ありすぎでは?
A8:65口径のモンスター・マグナムです。通常の人間が
  撃てば両腕が脱臼するほどの威力ですが、ボイルドは
  重力でその衝撃を抑えて使用しています。
  現代でも55口径の拳銃が最大です。
  詳細はヴェロシティーで!!

Q9:ボイルドとウフコックは過去に何があったの?
A9:ボイルドとウフコックは楽園からでてからも
  マルドゥックスクランブルO-9の有用性を証明する
  ために、相棒として日夜事件と戦っていました。
  しかし、オクトーバー社の陰謀によりマルドゥック
  スクランブルO-9の遵守が難しい(ウフコックが処分
  される)と思った彼は、その陰謀を潰すため
  自分たちに不利な証言をする一般人たちを口封じの
  ために次々と暗殺したのです。
  その事が原因でウフコックはボイルドと離別し
  単独で任務に励みますが、実はボイルドのお陰で
  存在できているのです。そんなボイルドの愛を
  知っているからこそ、ラストシーンでウフコックは
  あんなにも落ち込んでいたのです。
  ここで何でボイルドはオクトーバー社側に
  ついてるの?という疑問が沸きますが、詳細は
  ヴェロシティーで!!

Q10:冲方丁さんは虚淵玄さんの二番煎じの脚本家
  じゃないの??
A10:私は違うと思います。
  冲方丁さんは数多くのアニメ作品を手がける私の
  好きな脚本家さんですが、私は虚淵玄さんも好きです。
  このお二方の共通点は触れ幅の激しいストーリーと
  鬱展開だと思っていますが、決定的に違う点が
  あると思います。
  それは虚淵さんは、容赦なき『死に様』を描いて
  強烈な心の傷(印象)を残しますが、冲方さんは
  主人公の過酷な『生き様』を描いて、苦しみと絶望を
  心にジワリジワリと染み込ませてきます。
  この似ているけど異なるすばらしき脚本家さん達の
  活躍に今後も期待しています。

少しでも本作を楽しむ糧にして頂いたら幸いです。
{/netabare}
-------

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

生きることが穢れであった少女の戦い 排気?廃棄?心は流体力学

2011年の劇場版アニメ 3部作の最終章 62分 R15指定

スタッフキャストは一貫している。

前半は第二部の続きでカジノでのブラックジャック勝負。
SF的な部分があるのかは視聴者の感じ方次第。
ブラックジャックそのものは面白いし手に汗握る。
まあ、サイバーバンクSFアニメを期待したとすれば裏切られる方向性かな。

後半は一転して、乱雑な未来社会(ウイリアムギブソン風)を舞台にガンバトルが繰り広げられる。
ハカイダーの如く壁を歩く強敵ディムズデイル=ボイルドCV磯部勉との決着だ。

3部作一貫して主人公ルーン・バロットの魅力が全開で、
受け入れられるかどうかは、数奇な運命をたどった少女との一体感を得られるかだと思います。
大人向け作品なのでルーンには処女性は無く、汚れきった生命の強さを見せます。
はかなげな外見とは相いれないような穢れこそがその本質です。

この作品が成功作なのかどうかは原作を読んだ人にしか評価できないでしょうが、
SFファンにとっては貴重な作品であることだけは確かだと思います。

80年代の米SF界を席巻したサイバーバンクにあこがれた日本人作家の必死な作品とも見えますが、
完成させたことにより、日本人独自の創作が一段階上がった、
恥ずかしながらもマイルストーンと言える作品であったと思いたいです。

物語の迷走は「乱雑な世界」を描くための上級創作ともいえますが、
失敗であったとも取れる、視聴者に判断をゆだねたものだと思います。

誰にでもお勧めできる作品ではありませんが、
未知なるものへの興味が、完成品しか認めないという固さを超える人には、
価値ある作品になる可能性はある作品だと思いました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22

65.8 9 心理戦でギャンブルなアニメランキング9位
勝負師伝説 哲也(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (178)
771人が棚に入れました
時代は、終戦直後のまだ焼け跡や廃墟の残る新宿
何もなく貧しい中でも生き抜くために 人々は日々たくましく生きていた。
そんななか一人の青年が麻雀で生きてゆこうと決意した男がいた
青年哲也である。
これは、のちに"坊や哲"と呼ばれる 伝説の玄人(バイニン)の
勝負に生きた物語である。
雀聖・阿佐田哲也がモデルの勝負師伝説が今アニメで 甦る!!

声優・キャラクター
置鮎龍太郎、大塚周夫、高木渉、青野武

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

実録 これが玄人技だ視聴。

時代は戦後復興期の日本。1人の青年、哲也が麻雀において勝負師または玄人(バイニン:麻雀賭博において絶技のイカサマを習得した者)として成長していく姿や数多の玄人たちとの鎬を削る麻雀勝負など、哲也の玄人としての生き様を描く。2000年度(平成12年)第24回講談社漫画賞少年部門受賞。

雀豪として名を馳せた色川武大の著書『麻雀放浪記』『ドサ健ばくち地獄』などを参考、再構成したものであり、これらの著書に記されたキャラクターも数多く登場する。

ギャンブルの主題は麻雀であるが、作中には花札(オイチョカブ)やチンチロリンなどの麻雀以外のギャンブルも時節登場する。

原作者のさいふうめい曰く、『哲也』の世界では、学歴と麻雀の能力は反比例関係にあるとされている。

2000年10月から2001年3月までテレビ朝日で放送された。全20話。キャッチコピーは「喰うか喰われるか、負ければ地獄」。当初は土曜日18時30分の系列全国ネット放送が予定されていたが、表現内容の都合上などで深夜枠のローカルセールス番組に変更され、大半の地域では放送されなかった。ストーリーは房州との出会いからドラ爆の鷹との勝負までだが、5話と6話はアニメだけのオリジナルストーリーとなっている。また、原作では根津夫婦が登場したのがドラ爆の鷹の登場の後となっているが、アニメ終盤にあわせたのか、ドラ爆の鷹の登場が根津夫婦が登場した後となっている。

印南が登場しヒロポンを使用したシーンがある8話-11話の物語終了時に「ご覧の皆さまへ この物語は当時の時代背景をもとにしたフィクションです。なお、作品に出てくる「ヒロポン」は覚醒剤の一種で、現在は法律で固くその使用を禁じられています。」との注意書きのテロップが表示された。

OPではドテ子や小夜子が出ているが、本編では登場していない。視聴率は深夜アニメ番組としては非常に高く、放映当時、テレビ朝日の同時間帯の高視聴率記録を更新した。オープニングは和田アキ子。ナレーションは以前にも麻雀を題材としたアニメ『スーパーヅガン』でナレーションを担当していた青野武。放送10周年を記念しDVD-BOXが2010年2月21日発売された。

オープニングテーマ「REACH OUT」
エンディングテーマ「果実」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

とにかく熱い

雀士であり小説家の色川武大(阿佐田哲也)の「坊や哲」「麻雀放浪記」を参考にマガジンで連載された哲也のアニメ版。
哭きの竜の系統の博打系勝負アニメ。
こういう漫画・アニメは詰まる所、超能力的な運・読み・腕・いかさまですべてをひっくり返すのだが、とにかく熱い。
ヒカルの碁をはじめとするこの様な系統漫画は麻雀そのものが分からなくても見れるのだが、基本麻雀が分かった方がやはり楽しめる。

100点中87点
実際の評価は作画・音楽・声優は高めに設定してるけど平均的。
それを有り余る物語・キャラクター特化で87点。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

ゆうき。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

泣ける麻雀アニメ

あらすじはあにこれを。
アカギは化物。咲は魔王。ジュンイチローは元総理。
竜は見てません。傀もご無礼見てません。雀鬼はゴリラ。哲也は人間。

ルールを知っていれば120%楽しめます。
麻雀好きなら視聴必須。
他の麻雀アニメ、ドラマ同様思わずリアルで使って、引かれる名セリフが多い。
積み込み、燕返しなどあらゆるイカサマを使い合い、
アタリ牌を読み合う心理戦が熱い!

アカギとは違い、人との関わりに重点を置いていて
哲也がどんどん成長していくのをワクワクしながら見れます。
17、18話の名シーンは回想を含めて本当に泣けました。

弟子が師匠を越える展開に感動しないでいられるでしょうか。


ちなみに私は天和を和了ったことはないです。
地和は1回だけ「おやぁ、和了ってんだよ」頂きました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4
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