悪の組織おすすめアニメランキング 13

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの悪の組織成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月06日の時点で一番の悪の組織おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.0 1 悪の組織アニメランキング1位
世界征服~謀略のズヴィズダー~(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (908)
4586人が棚に入れました
過去の指導者たちが思い描いた世界征服は、ただの妄想に過ぎなかった。世界征服とは―いまだかつて誰も為し遂げたことのない栄光。一人の幼女、星宮ケイトに為されるまでは、それがどれだけ恐ろしく輝かしい行いなのかを知る者は存在しなかった。「我らがズヴィズダーの光を、あまねく世界に!」

声優・キャラクター
久野美咲、花江夏樹、M・A・O、伊瀬茉莉也、花澤香菜、寿美菜子、鳥海浩輔、広田みのる、山崎エリイ
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

幼女と歩む世界征服

「我らがズヴィズダーの光を、あまねく世界に!」
幼女:星宮ケイトと歩む世界征服への道のり。

幼女の戯れ言かと思いきや本当に世界征服を目指す組織の物語でした。

補助輪チャリだったりたどたどしい口調や動作だったりあどけないケイトですが
一度演説させると、その知識と信念とカリスマ性を強烈に感じさせてくれます。
このギャップは癖になってしまいそう。
観る前はチョット下らない系かな?なんて思っていましたが
意外と知的なストーリーが軸になりそうです。
まだ活躍はありませんがケイト以外のキャラも濃そうですし
それに他の組織(正義の組織!?)も絡んでこれからどう進むのか楽しみです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※2話感想{netabare}
前回はバタバタしてたので改めてキャラ紹介回って所ですね。
ヴィニエイラ様(ケイト)、ドヴァー(明日汰)、プラーミャ様(逸華)、
ピェーペル将軍(吾郎)、アジーン(ヤス)、ウーム教授(ナターシャ)、ロボ子
皆、特徴的で楽しいメンバーではあります。
プラーミャとピェーペルは名字同じなので兄妹とかですかね?

後、どう見ても駒鳥さんはロビンなのだけど
コチラとはお約束通り恋が芽生えたりするのでしょうかね?

今の所、悪の組織視点ではあるけど王道を歩んでいます。
このまま無難にキャラものとして楽しめる作品になるのか、
シナリオ捻って勝負に出るのか。興味津々です。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
喫煙者死すべし! 喫煙者の方には痛い話だったかも知れません。
時代の流れからすると一見、善行にも見えますがやり方が過激でやはり悪の組織でした。
とはいえ、彼女たちは悪を成すと言うよりは自分達の欲求・欲望のために
全力でワガママを通す生き方をしていて痛快さを感じてしまいます。
その辺りがこの組織の魅力の様です。

メンバー同士の深い付き合いもちらりと垣間見られた今話でしたが
次回は更に掘り下げた過去が観られそうです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
ズヴィズダーのエネルギー源がウドだったとは…。
今回はその親株探索とナターシャ掘り下げ回でした。
暗闇の中ケイトはナターシャへ光を与え絆が生まれた事が分かったと同時に
ナターシャの両親の行方、ロボ子の正体、妖精とは何なのか等
多くの謎がバラ撒かれストーリーとしても楽しめそうです。
【予想】{netabare}
ズヴィズダーの他にも妖精を崇拝する別の悪の組織でもあるのかなという気もします。
ロビン達と共闘する展開もあるやも知れません。
{/netabare}{/netabare}

※5話感想{netabare}
明日汰と駒鳥さん互いの正体がバレそうでバレない
こういうアニメでのお約束の展開でした。
でもこれでは余りに王道過ぎて満足できないです。
5話までかかって使い過ぎに思いますが、
ここまでで各キャラ紹介が終わったので
次回からストーリー&ケイトのカリスマ性の復活に期待したいです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
全員で中学に潜入!というゴリ押しで来ましたが
やっとこの作品のらしさと言うか色が出て一話で感じた期待感が戻ってきました。
(3話以外は王道でやや不満がありましたので…)
幼女が世界征服という無茶を立ち上げたのですから
王道を歩むのではなくこういう道無き道を歩む痛快さ、無茶さが欲しかったのです。
スベるの必至状態での明日汰への無茶ぶりとか気の毒でしたがね…。
後はケイト中心に良く喋らせてテンポよく楽しませつつキャラを引き立て
そのカリスマ性を匂わせてくれれば成功する作品だと思います。

肝心の宝探しの方はどうやら白鷺さんやホワイトライトの罠の様です。
ズヴィズダーがどう切り抜けるのか後半が楽しみです。
…そしてロビンのドジっぷりも何気に楽しみです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
頭が「?」まさかこんな展開になるとは!
まるで夢幻…このまま幼女が魔神化して世界征服を成す事となって行くのでしょうか?…

ケイトが意志を持ち、そのわがままを通していく事で征服していく展開を思い描き
また楽しみに期待していたのですが、
無意識の中、魔神化(巨大化)したケイトがまるでゴジラの如く暴れる意味不明な展開に
面食らい期待とのズレに困惑と不安を感じてしまいました。

が、しかし!終盤現れた都知事の存在で気持ちが一変。
今後の展開に含みを感じますし今までの言動も色々と伏線になっていた事を感じ
キャラ物に止まらず意外にちゃんとしたストーリーが楽しめる作品なのだと思い直し
当初の期待と別の期待が生まれつつあります。

今回単体で観ると意味不明な事が多いのですが将来的には色々繋がって
話としては纏まると思っています。

明日汰の家族について【考察と予想】{netabare}
今回終盤で色々ヒントと思われる描写が出ていますので
現状での考えや予想を書き留めておきます。

・1話冒頭で明日汰が言い合いをしていたのは父の都知事と判明
・その電話では「家に帰っても誰もいないだろ!」とか
 「世界征服でもしろ!」とか言っている
・家族写真には明日汰と共に妹らしき人物が写っているが眠っている様子

等から色々と推測して
今回プールで見た世界は明日汰の妹が見る夢の世界と繋がっているのだと思います。
ケイトと彼方の世界で話していたのも明日汰の妹で
きっと彼女はどこか別の所で眠り姫の様になっているのではないかなと思っています。
ケイトも明日汰の妹もぬいぐるみを抱いているので
これが精神をリンクさせるアイテムになっている模様。
二人は同一の可能性もありますが…。

都知事が電話していたのはナターシャの話(4話)にも出てきた謎の組織で
ナターシャの両親同様に子供を救おうと組織を手助けしているのでは?
今時、黒電話で話していたのも古風な組織の雰囲気を匂わせています。
都軍やこの組織との戦いは不可避になりそうです。

また、都知事が喫煙者である事も分かりますのでコチラも含みになっていそう。
謎の霧モヤとタバコの煙って因果関係がありそうです。
ついでに言うとドヴァーのガスマスクが途轍もないお役立ちアイテムになるのかも。
{/netabare}
現時点ではかなり想像力に頼った予想で確証はなく的中率低いかも知れませんが
予想と異なったとしても個人的にはストーリーとして期待できるかな
と思える根拠になっています。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ホワイトライト指令と鹿羽一家の悲しい因縁が見えた回。

一話完結にするのは勿体ない気のする内容でした。
ピエールの男気や香織の心境等もう少し背景をじっくり見せれば
緊張感や感動に繋がった気がするのですがやや即席だったかな。

ただ鹿羽一家と香織については次回以降更なる掘り下げは望めそうです。
何があって裏切り裏切られる事になったのか興味を惹かれます。

ケーキを美味しいと喜ぶ今回の締めは好きでした。
吾郎にとってピエールが作ったケーキの味は忘れられないでしょう…。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
温泉でのんびり回と思いきや
ロビンがドヴァーやイーグレットの正体に気付く展開は勿論ですが
他にも
『温泉での底の方で繋がっていたのか発言』(ウド地下と掛けている?)
『ケイトのおねむの時間』~『破壊された街並』(この間に魔神が暴れてる?)
『指令の車の助手席にぬいぐるみ保持したヤス』(やはり繋がってたけど目的は?)
あと、細かいのだと『大量のみやげを買う指令』『日光を眩しがるケイト』
等、気になるカットや台詞が多く気が抜けませんでした。

かなりの伏線が残っていますが終盤に向けどのように展開するのか見物です。

色々な展開が予想出来るこの作品ですが、大きな鍵となっていそうなのは『夢』。
夢に焦点を当てて一つの仮説を考えてみます。
【考察】{netabare}
『この世界はケイトの夢で出来ている』という説が私の中で生まれています。
全部が夢とか、結局夢オチという訳ではなく、
夢の中に入り込んだ者達の群像劇になっているのかなと。

明日汰との出会いでも「夢を見せてやる」でスタートしていますし
他メンバーも何らかの不安を抱えてこの世界に入り込んでいるのではないでしょうか。
そしてホワイトライト(白光)の人達はそういった人を
起こそうとしている人達なのかなという気がします。(ヤスも多分そっち側)
駒鳥さんに関してはちょっと異質な気がしますのでケイトの分離体なのかも。
家族写真の明日汰の妹らしき人物はケイトに駒鳥さんを少し足した雰囲気でもありますし。

世界征服者=夢を見ている張本人と言う事ではないでしょうか。
皆が目覚め誰も居なくなれば自分だけの世界となり征服が達成されると言う事なのかも。
今回ケイトは眩しがっていましたので目覚めの時は近いのではないでしょうか。

伏線回収や説明がしきれない部分も多々ありますし
私自身も確証している段階ではないのであくまでも仮説の一つと言う事で。
現実を夢が浸食してる説とかもありますが、それは書かなくてもいいかな…。
{/netabare}{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
強者こそ正義と言わんばかりの都軍の侵攻。ズヴィズダーピンチ!
都知事が一気に支配欲に駆られ行動しているみたいでどうなってるんだ?
なんて思っていたら既に人ではない様子。
ラストスパートに入り、かなり無茶苦茶で展開が荒い気がするんですが
伏線やらも回収して上手く着地してくれるんだよね?…大丈夫だよね!?
{/netabare}

※12話感想{netabare}
ドタバタと今まで征服してきたものも利用して都知事退治で締めくくり。
バラ撒いたはずの伏線には触れる事のないものも多数あり消化不良。
この終わりだと夢や巨大とか振り返るとやはり意味不明で道筋が繋がっておらず
シナリオが至る所でささくれ立っています。
もう少し洗練されたシナリオに期待していたのですがね…。
世界征服にしても皆と知り合いになると言う知名度的な意味が強く
そういう意味なら過去世界征服した人居るんじゃないか?とも思ってしまいます。

それとピエール生きてたのか!
{/netabare}

【総評】
可愛かったり味のあるキャラが多くドタバタコメディとしては楽しかったのですが
シナリオとしては意味深なシーンやカットがありながらもその殆どを放置してしまい
とても満足できる内容ではなかったです。
これなら下手に凝らずにキャラの魅力で押し切れば良いのにな…っと思わずには居られません。

毎週楽しんで期待も膨らんだんですがラスト3話でチープな着地に導いてしまい
印象を落としました。
これだとオススメっていう訳にはいかないですね…。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 38
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

カワイイ系世界征服物語

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ハイテンションなギャグアニメ、時折シリアス、といった作風。

世界観はなかなか面白かったので、あと一歩踏み込めれば、名作になれたかもしれない勿体なさを感じました。

まあ、けっこう楽しめたんですけどね。

まずOPにやられた~♪ 坂本真綾さんファンとしては喜ばずにいられない! 坂本さんといえば、「あまんちゅ」のOPのようにゆったりした曲調が多いけど、こういうアップテンポな曲も良いよね~♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの上手さは、「日本中が内戦状態の中、中立地帯として自治を守ってきたウド川市」を舞台にしている(のにそれを終盤まで視聴者に伏せる)というところ。

だからこそ、「世界征服」を掲げる「ズヴィズダー」にも一定の正義が生まれる(しかも、悪の結社が主人公サイドであるという前提はギリギリまで守られる)。

そうでない(平和な日本国の中での話だ)と、テロリストを賛美するという、今の時代だと色々と叩かれそうな要素を抱き込むことになるからね。

キャラ的には、たくさんの女性キャラが出てきて、皆カワイイものの、皆さんぶっ飛び過ぎてて、イマイチ萌えられず(汗)。強いて言えば駒鳥さんには切なくさせられた。吾郎は好きなオッサンキャラだった(そして9話のパロネタには笑わされた)が、ラストの展開でえぇぇ~!?ってなった(義理の妹やん)。

全体を通し、「ハイテンションなギャグアニメ」という枠を突き破りきれなかった印象がある。「ローリング⭐ガールズ」や「キルラキル」に芸術性で一歩及ばずといった感じ。

せっかく、2話~5話でテンポ良くキャラの紹介を済ませたのだから、6~8話を使って、ガラッとシリアスにして、独特の世界観を深めて(例えば、古代ウド川文明の時のケイトの話をするとかして)いき、9話の温泉回はそのまま生かし、ラストに繋げていくような構成の方が良かったと思う(放課後秘宝倶楽部編はイマイチだった)。

やはり、ケイトの言う「世界征服」が何なのかが分かりにくかったし、その動機もよく分からない(重みがない)感じだった。だから、「ズヴィズダーファミリー」の関係性も、希薄に感じた。なぜ命や人生の全てをケイトの夢(世界征服)にかけられるのかが伝わってこない。「命を救われた」だけでは、不十分に思う。

そこさえクリアできていれば、更に良いアニメになったと思う。「可愛さと気楽さとシリアスの程よい落とし所」を狙ったというのはわかるので、まあ(私がシリアス好きだから)好みの問題なのかもしれないが。

もっとも、それ(シリアス展開)を期待させたのは、第1話冒頭の「征服後の世界」を見せられたからで、その点は、何も伏線回収していないと思うんだが……大丈夫なんかな(アニオリ作品で大風呂敷広げすぎたか)?

いずれにせよ、「戦いはまだまだ続く」的なラストなので、2期があるなら(冒頭の伏線回収にも)期待します!
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
世界征服後の世界? それとも、ラストが第1話に繋がってるパターンかな? ケイトは、異能力者なんですね。世界をどうこうしたいから征服する、ではなく、世界を征服したいから征服する、しかもそれがヒロインというのはなかなか新しいですかね。

なんだろう? 不思議なアニメですが、どこか「廻るピングドラム」を思い出した(あそこまでぶっ飛んでませんが)。

第2話
逸花回。逸花の飯を食べた時の明日汰のリアクションは、古典的だけど笑ったw 明日汰の名前を連続で間違えるくだりは、化物語を思い出させ、少ししんみりした。

第3話
吾郎&安兵衛回。立てよ国民?w 私は非喫煙者者だけど、あんまり気にならないけどな、煙草の煙。私は健康面&金銭面から吸わないけど、煙草吸ってるキャラとかシーンとか、普通に格好良いとは思う。これまではふざけつつもストーリーを流してたけど、今回は一時停滞? こっち(ギャグメイン)でいくのかな?

第4話
ナターシャ&ロボ子回。キャラの掘り下げを二人まとめて行い、テンポを早めているということは、中盤以降はストーリー重視かな? ナターシャが意外と若くてびっくりw

第5話
駒鳥さん回。そして触手回w 意外な展開&真の意味で正しい「別にあんたの為にやったんじゃないんだからね」……あれは笑った(笑) ラストは二重だまし。ナイスな脚本でした♪

第6話
学校生活を見せるわけですね。なぜか何度も寝落ちしたw

第7話
トンデモ展開の後に、説明不足のまま無理矢理に収束。まあ、伏線になっていることに期待しよう。

第8話
世界征服は、いつ進むんだろう? 敵(政府)側にはズヴィズダーの身内が多いようですね。家族ネタ(和解)をメインにするつもりかな?

第9話
安定の温泉回。そして、吾郎の食レポは「孤高のグルメ」の「井之頭五郎」のパロディ(笑) 吾郎つながりやね(視聴対象的に、分かる人少ないんじゃないw)

第10話
なんだ、ロリガのような世界観だったのか? 敗退後のロボ子の扱いには、胸が痛くなった。戦場で「正義」をうたった「勝者」がどのような行いをするのか……ニュースでしか知らないことだけど、アルことなのかなぁ。

第11話
ケイトの真実。なんかちょっとだけ、「鋼の錬金術師」の「お父様」を思い出した。駒鳥さんと明日汰のやりとりは、胸が切なくなる良いシーンであった。

第12話
やはり、なんかロリガっぽい(笑) それがこの作品の良さなのだろうけど、途中途中にはさまれるギャグ要素が邪魔だった。最終バトルは、思いっきりシリアスにして、熱い展開にした方が、ギャップが効いてて良かったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

アニメオリジナル作品
世界が1人の幼女によって征服されるお話

以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}主人公の明日汰は家出中
なんなんだ戒厳令って
いきなり街の店やらなんやらが閉まってる
変な幼女キタ━(゚∀゚)━!!
「我が名は星宮ケイト、またの名を悪の秘密結社ズヴィズダーの総帥ヴィニエイラ様だ!」
うん、可愛い

戦闘員的な奴らのキャラが濃すぎる
こんだけの力があったら世界征服できそうな気がするな
てか冒頭の感じからすると本当に世界征服するんでしょう

ラストの白いのは正義の味方かな?{/netabare}

第2話
{netabare}飯に釣られてズヴィズダーの拠点に来た明日汰
あのちっこいプニプニはクルクルって名前なのか

いきなり奥から怖い人だ!
逸花が料理担当だと分かった途端食卓から消える一同
まあそういうことですよね、察してくださいww
名前がロボ子とか安直すぎる
メシマズをちゃんと指摘できる明日汰くんすごいです!{/netabare}

第3話
{netabare}ヴィニエイラ様のタバコへの憎悪が異常なのです
まあ俺もタバコの臭いは嫌いですけどね
非喫煙者の庶民もズヴィズダーに賛同し、何やら大変なことになりそうな予感
てかどんだけ非喫煙者いるんだよ
5人に1人くらいは喫煙者じゃないのか?

西ウド川市の喫煙者が排他されていく
そしてヤスも・・・
生き残った喫煙者たちは「最後の楽園」へ集結
そして全面戦争へ!
怒ったヴィニエイラ様ってそんなに強いのか!?
3話にして早くも征服失敗(・ω・`){/netabare}

第4話
{netabare}僕もナターシャと同じ布団で寝たいです(-_-)゜zzz…
一万二千年周期か
どこかで聞いたことのある数字だなヽ(´▽`)/
西ウド川市の地下に古代遺跡が1?

すぐお昼寝しちゃうヴィニエイラ様カワイイ
ナターシャってウクライナ出身だったのか
両親はどうなっちゃったんだろうね
おしべとめしべをピーするんですね
わかりますwww
なんかいい話チックに終わったけど、果たして本当にいい話だったのだろうか??{/netabare}

第5話
{netabare}あれ?いきなりバトルしてる?途中の回抜かしてしまったか??
と思ったらそんなことなかったε-(´∀`*)ホッ
まさか蓮華ちゃんがホワイトロビン!?
バレバレですよね...

女子更衣室に入って「女の子の匂いがする」とか完全に変態さんです
とうとう出やがったぜ、お決まりの触手攻撃
さすがにそれはマズイと勢いでロビンを助けてしまった明日汰
これは後々(○゚д゚)ャバィカモ・・・
逆上がり出来て良かったねヴィニエイラ様!{/netabare}

第6話
{netabare}学校は安息の地、聖域だから守りきる
完全にフラグを立てて即効で回収しましたね明日汰くん(笑)
明日汰の学校にあると噂になってる秘宝"ウドの花嫁"を潜入捜査するズヴィズダー一同
五郎さんの潜入の仕方が不憫すぎる・゜・(ノД`)・゜・

秘宝倶楽部への潜入に成功
なぜかウド川踊りを無茶ぶされる明日汰
これはひどい・・・
しかし倶楽部そのものが罠だったみたい
ここからどうなることやら{/netabare}

第7話
{netabare}結局駒鳥さんも参加することに
相手がホワイトライトということに気づいた五郎さん
しかし足の親指だけじゃ通信が上手くできない(-_-;)
明日汰が踊ったら石が光りだした!?
明日汰の踊り恐るべし!

変な集団が結界を破って突入っしてきた
その最中、ケイトと明日汰は石の光ってたプールの中へダイブ
変な世界にワープしてケイトが巨大化して再び元の世界に帰ってきた!?
どういうことだってばよ???
明日汰は征服されない能力の持ち主みたいです
そして突入してきた集団は都知事(明日汰の父親)直属の部隊ということが判明Σ(゚д゚lll){/netabare}

第8話
{netabare}ホワイトファルコンが登場!
久しぶりに羽を伸ばすことになった明日汰
ケイト&ロボ子と一緒にロボ執事ショーを見ることに
メイド役をやっているファルコンに洗脳をかけられたケイトたち3人
どうなることやらアワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!!

ピエールのおかげで団員のもとへ駆けつけることに成功した五郎さん
そのままファルコンとの戦闘へ、、、
意外といいバトルしてたな
ファルコンの正体は五郎さんと関わりがあったみたい
てか今回は五郎さん回だったな
ヤスはどうなるの???{/netabare}

第9話
{netabare}ズヴィズダー一味とホワイトライトが慰安旅行で同じ温泉宿に
また仮面かよ、、、
温泉でベタなすれ違いキタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!
ドヴァーとホワイトロビンが角でぶつかるというまたもやベタな再開を果たす
しかしそこをイーグレットが目撃(・□・;)

イーグレットの勝手な行動で争いが始まってしまった
やはり注目の戦いは旅館の老夫婦ですねwww
イーグレット&ドヴァーの正体を知ってしまった駒鳥さん
そして裏切ったであろうヤス
さらに最後の爆発
急展開すぎるぜ!!!{/netabare}

第10話
{netabare}開始早々基地を爆発されたズヴィズダー
この顔にズヴィーときたらズヴィズダー、ということでめっちゃ指名手配されてる
敵に囲まれてしまったズヴィズダー
五郎さんとロボ子が犠牲になってしまった、、、

罠だとしても行くしかない
ケイトがいるから大丈夫!
ケイトへの過剰とも言える信頼はどこからきてるのだろうか?
見事に罠にはまるものの、ホワイトロビンいや駒鳥さんが自分の中の正義を信じて行動を始める
テライケメン(//∇//)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

78.2 2 悪の組織アニメランキング2位
ふしぎの海のナディア(TVアニメ動画)

1990年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (580)
3127人が棚に入れました
西暦1889年、パリ万国博覧会中のエッフェル塔で、飛行機の発明を夢見るジャンは、サーカスの団員ナディアと、彼女の友達である赤子ライオン(キング)に出会う。彼女の持つ謎の宝石ブルーウォーターを狙うグランディス一味から逃げ、ナディアの故郷を目指す旅のなかで、悪の組織ネオアトラン(ネオアトランティス帝国)の首領ガーゴイルが占拠した島で生き残った少女マリーと出会う。しかし、マリー、キング、ナディアの3人は、ガーゴイルに連れ去られる。初めはブルーウォーターを狙っていたグランディス一味と共にナディア達を助けるうち、ジャンは万能潜水艦ノーチラス号のネモ船長とガーゴイルとの戦いに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
鷹森淑乃、日髙のり子、水谷優子、滝沢久美子、堀内賢雄、桜井敏治、清川元夢、大塚明夫、井上喜久子
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ようやく見るに至る

再放送されていたのを見たことはあったが、追っていたわけではなく、話の内容はほとんど知らないも同然だった。
しかし、アマゾンプライムビデオにいつの間にかあったので、見ることができた。

何かと葛藤が多いし、割と人がばんばん死ぬんやなあ。思っていた以上にシリアス。潜水艦離脱からの中だるみしたのか無人島漂流。いつの間にかグランディス、サンソン、ハンソンが良い奴になってるし。キャラソン一挙放送みたいな謎回もあるし。ツッコミどころありすぎ。
さらに気づいたら、最終話に向けて一気にシリアス展開。僕の大好物である後日談も交えて、最終的にはしばらくロスに至る自分史に残る作品だと感じた。本当にずるいよ。庵野秀明。最後の脱出とか、あれだけで泣けてしまうよ。
{netabare}エレクトラがひっそりとネモとの間に子供まで作っているのはたまげた。サンソンはグランディスだと思っていたのに、まさかのマリーと結婚しているのもびっくりだわ。{/netabare}
褐色露出多めヒロインも当時も現在でも斬新でありですね。NHKも共同制作に入っているわりにはやりたい放題やっていたみたいね。なんにせよジャンとナディアがハッピーエンドを迎えられたのは良かった。

鷹森淑乃の声も良かったし、貞本義之のキャラクターたちみんな良かった。

人を殺すくらいなら殺されたほうがまし。とは言うけど、人殺しに自分だけで済むならまだしも、自分の大切な人が殺されても平気でいられるのだろうか?殺人は駄目なのは当たり前だけど、正当防衛というものがある。

23話には驚かされた。あれが例の嫉妬に狂った女エレクトラなのか!背筋がぞくぞくした。まじでとんでもないな。
{netabare}ナディアがネモの実の娘でそっちに愛を注がれるのは嫌だから殺そうとするなんて。清純で冷静沈着なお姉さんだと思ってたのに。挙句、自殺未遂ですよ。これじゃあ、単なるメンヘラですやん。ネモの圧倒的な漢気で全部解決。
嫉妬描写が多いグランディスのほうがやりそうなのに。あ、でも、グランディスのほうが気持ちいいほど分かりやすい性格しているから大丈夫やな。お嬢様育ちとは思えない。料理上手だしね。結婚詐欺の被害に会って、財産も勿論だが、ほぼ全てを失うという悲しい境遇を乗り越えているから強い。{/netabare}

ナディアが肉食を嫌う。科学、文明を嫌う。菜食主義って文明社会でないと達成できないよなあ。なのに、無人島に漂流したとき、自然と共に自分は生きていくだなんて矛盾を抱えている。食糧を盗むことでしか生活できないなら、自然と共生しているとはとても言えない。人間は自然の中では生活しきれないからこそ、文明を作りあげてきた。この便利さからは逃れられない。

子鹿を殺したことを責めるが、ライオンとかは子供を狙うじゃん。動物を殺すのは駄目でも植物は許されるのか?肉食動物が肉を食べることを知らないし、卵が動物の生まれる前の段階なのにそれは食べることができる。一見ヴィーガンのようだが、違う。そもそも僕はヴィーガンの思想自体理解しきれない。菜食主義でも肉を無理矢理食べると感動して菜食主義を辞めたくなるらしい。肉食には抗えない。人間も動物だからね。自分のポリシーとして貫くぶんには構わなくても、人に押し付けてはダメ。おいおい蚊は殺してもええんかーい!!過去のトラウマはそう拭えないもんだね。後日談でも断固として食べてないし。

ナディアは思春期特有かもしれないけれど、非常に面倒くさい。自分の過去を振り返ってもそう思う。なんでこんな面倒くさい思考回路してたんだろう?恥ずかしい。だからこそ、ナディアを見るとイライラしてしまうんだなあ。上手に描いているもんだ。腐った物を食べてお腹を壊したところを助けようとしたジャンに感動してしおらしくなったなあ。

ジャンもデリカシーがないなあ。女性の気持ちに鈍感。女性にキスを誰としたとか訊いたらまずいやろ。かくいう僕も女性の気持ち、ましてや人間の気持ちなんて分からない。努力はしているつもり。男子校生活は終わったはずなのに未だにおかわりしてるもんだから、なんだかんだジャンに共感できる。
キングがなんか可哀想。

そして、潜水艦から切り離されたあたりからシリアスからはほど遠いほのぼのとした生活。無人島とか部族とか。ナディアが浮気してしまえるほどの緩さ。いくらなんでもジャンが報われない。

マリーの声を聴くと水谷優子が忍ばれるなあ。

OP
ブルーウォーター 歌 森川美穂
ED
Yes, I will... 歌 森川美穂
この作品が放映されたとき僕は生まれていなかったけれども、曲は聞いたことがあって好きだった。どちらもいつまでもリピートできる気がする良曲。特にED。メッセージ性も強くて好きだな。
他にも大量のキャラソンやら挿入歌やらあるけど、見ている途中で僕もたるんできたので、あんまり印象に残ってない。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
時は、1889年。発明好きの少年・ジャンは、万国博覧会の会場で謎の少女・ナディアに出会う。ナディアに一目ぼれしたジャンは、ひょんなことからナディアとともに冒険へと旅立つことに―。


1. エッフェル塔の少女
パリの万国博覧会にやってきた発明好きの少年ジャンは、セーヌ川の岸辺で見かけた少女・ナディアに一目ぼれ。そこへ、ナディアの持つ宝石"ブルーウォーター"をねらう三人組があらわれる。

2. 小さな逃亡者
ジャンの活躍で三人組から逃れることができたナディアは、ル・アーブルにある彼の家で夜を明かす。ところが翌朝、三人組が万能戦車グラタンでふたたび襲ってきた。ナディアとジャンは、空を飛んで逃げることに。

3. 謎の大海獣
ジャンとナディアの乗った飛行機が故障し海に不時着。偶然パトロール中のアメリカの戦艦に発見され助けられた二人。しかしほっとしたのも束の間、今度は謎の大海獣が現れ、戦艦と激しい戦闘を始めてしまう。

4. 万能潜水艦ノーチラス号
謎の大海獣と戦艦の戦闘中に、海に投げ出され取り残されてしまったジャンとナディア。すると二人の前に最新の装備を持つ潜水艦が現れる。二人はエレクトラと名乗る女性から親切なもてなしを受ける。

5. マリーの島
ノーチラス号に別れを告げたジャンとナディアは、改良してもらった飛行機でフランスに向かう。ところが、突然攻撃を受け飛行機は近くの島に墜落、しかもその島は謎の侵略者たちによって占領されていた。

6. 孤島の要塞
侵略者にマリーが捕らえられてしまった。ジャンとナディアはマリーを救い出すため、島の中心にある秘密基地へ潜入する。二人はそこで、ノーチラス号と闘っていた潜水艦を目にする。

7. バベルの塔
ジャンをかばって囚われの身となったナディア。ネオ・アトランティスの首領ガーゴイルは、ナディアをなぜかプリンセスと呼び、マリーとキングを人質にして組織への協力を迫る。彼の狙いはいったい何なのか?

8. ナディア救出作戦
グランディスたち悪党三人組と再会したジャンは、ナディアを助け出すため力を合わせることに。ジャンと対面したガーゴイルは、ナディアたちの命と引き換えに、ブルー・ウォーターの在り処を聞き出そうとするが。

9. ネモの秘密
ネオ・アトランティスの基地が崩壊、グラタンで海へと逃げ出したジャンたちは、ノーチラス号に助けを求め、ネモの判断で救出されることに。そこで、初めてナディアに会ったネモは驚く。

10. グラタンの活躍
ネモの命令で部屋を分けられケンカをしてしまったジャンとナディア。一方、ノーチラス号はガーゴイルの飛行船カルカロドンを追撃するのだが、逆に地下水道で新型の浮遊機雷に囲まれてしまう。

11. ノーチラス号の新入生
ノーチラス号の窮地を救ったグラタンの活躍が認められ、グランディスたちは見習い乗組員として採用されることに。客員となったナディアも何か役に立とうと、船内の調理場でグランディスを手伝うのだが失敗ばかり。

12. グランディスの初恋
魚料理にあきて不満をもらすハンソンたちを見かねたネモは「狩りの日」をもうけ、ノーチラス号は無人島に上陸。次々島に繰り出す船員たち。その夜、無人島の浜辺でグランディスはナディアに自分の過去を語る。

13. 走れ!マリー
小鹿を狩ったことに激怒するナディアはジャンとケンカ、ほかの船員たちもみんな仕事が忙しく、かまってもらえないマリーはキングと島の探検に出かける。古い線路を見つけたマリーたちだが、迷子になってしまい。

14. ディニクチスの谷
ガーフィッシュを追い、再び海に出るノーチラス号。そんな時、マリーが灼熱病にかかってしまう。そしてナディアまでもが倒れてしまい、二人ともあと2日の命と診断される。病気を治すには特別な薬草が必要だった。

15. ノーチラス最大の危機
ノーチラス号の科学の力にますます感動するジャン、逆に反発するナディア。そんな折ノーチラス号は、ガーフィッシュとの戦闘の最中に損害を受けてしまった。修理をするため海上へ浮上すると、そこには。

16. 消えた大陸の秘密
全ての争いの元となっているブルーウォーターを持つ自らの運命に悩み苦しむナディア。一方、船体修理中に機関部で漏れた有毒ガスにより犠牲となったフェイトたちを埋葬するため、ノーチラス号は海底遺跡へ向かう。

17. ジャンの新発明
父の死を知りその敵を討つためノーチラス号の正式な乗組員を志願したジャンだったが、ネモに断られてしまう。すっかり落ち込むジャンに、ナディアは「またジャンの飛行機で飛んでみたいな」と、彼を元気付ける。

18. ノーチラス対ノーチラス号
度重なる戦闘補修によって資材が不足したノーチラス号は、補給のため南極にある秘密基地へ向かう。その途中、謎の物体に捕えられてしまう。それは何億年も前に生きていたとされる巨大なオーム貝・ノーチラスだった。

19. ネモの親友
南極大陸の地下に広がる秘密基地に到着したノーチラス号。ネモはジャンとナディアをつれてある場所へと向かう。その途中には遥か太古に絶滅した様々な生物たちが、氷で保存された氷の博物館があった。

20. ジャンの失敗
ガーゴイルは空中戦艦を建造し、ネモを倒すため再び動き始めていた。一方、ますます発明に没頭するジャンは、小型ジェット機を造り上げるが、実験に失敗し、その爆発によってガーフィッシュに見つかってしまう。

21. さよなら...ノーチラス号
ガーフィッシュの集中攻撃を受けたノーチラス号だが、逆にガーフィッシュを撃沈。ところが、空中戦艦からガーゴイルの新兵器・スーパーキャッチ光線が発射され、ノーチラス号は空中に引き揚げられてしまう。

22. 裏切りのエレクトラ
海底へと沈んでいくノーチラス号。ネモ船長は乗組員をメインブロックに集め、戦闘ブロックを切り離した。自爆した戦闘ブロックがガーフィッシュを全滅。ネモ船長は、船長室にナディアたちを呼び出し。

23. 小さな漂流者
ナディアたちを乗せた船長室は、ゆっくりと海中を進み、とある砂浜に漂着。しかし島はもう誰も住んでいない無人島。ナディアは、誰も、悪人もいない、この島で生きていこうと決心する。

24. リンカーン島
一夜明け、ナディアは島を"リンカーン島"、漂着した入江を"キャプテン湾"、砂浜を"ナマジャキビーチ"などと命名。科学文明と縁を切って生きていくと、森の中へと行ってしまった。

25. はじめてのキス
ジャンとナディアは、肉を食べるか食べないかで激しく言い争う。肉を食べない!と一方的に宣言し、意地を張るナディアはジャンに対して怒ってばかり。そして、腐ったホウレンソウの缶詰を食べ、寝込んでしまう。

26. ひとりぼっちのキング
人はひとりで生きていられないと感じ、ジャンにあらためて感謝し優しくなったナディア。その様子を見たキングは、激しく傷つき動揺。そして、仲良く寄り添いあうジャンとナディアを目撃し、ついに家出をしてしまう。

27. 魔女のいる島
リンカーン島を激しい台風が襲う。ジャンがせっかく作った小屋は吹き飛ばされ、発明した数々の装置も崩壊し、キングは強風に吹き飛ばされ行方が判らなくなる。台風が去った夜、見慣れない島が流されてきて。

28. 流され島
エアトンがおびえる「恐怖の大王」から逃げるナディアたち。重力異常でいつもより速く走り、高くジャンプすることが出来るのだが、やりすぎて島を一周してしまう。「恐怖の大王」の正体、それは。

29. キング対キング
新しい島での生活をはじめたジャンとナディアだが相変わらず言い争いが絶えず、グランディスはネモへの思いがつのるばかり。そんな中サンソンとハンソンはふとしたことから意見が対立、ケンカになってしまう。

30. 地底の迷路
グラタンの修理が完了する日が近づいていた。目指す場所はアフリカ東海岸だ。ところが蚊が大量発生し作業どころではなくなってしまう。一方ジャンとナディアは不思議な穴を発見する。その穴の中で目にしたものは?

31. さらば、レッドノア
地下にある遺跡で突然壁に吸い込まれたナディアは、島の中の大空洞に浮かんでいた。そこは衛星都市レッドノア――。そしてナディアの前に謎の巨人が現れ、アトランティス人の歴史を語り始める。

32. ナディアの初恋?
潜水をはじめた島からグラタンで避難したジャンやグランディスたち。だが途中でガーゴイルの空中戦艦に攻撃を受け、アフリカにある村に不時着する。ナディアはそこで出会った少年・ハマハマに一目ぼれする。

33. キング救助作戦
キングを捕らえて宝を要求してきたのは、グランディスの初恋の相手で、彼女から全財産を奪った男、ゴンザレスだった。その上、キングを助けに向かったグランディスとナディアまでもが捕われてしまう。

34. いとしのナディア(はーと)
ジャンはサンソンから、歌を作るようアドバイスされ、自分のすべての科学技術を投入して新しい発明に取り掛かる。ところが、発明に熱中しかまってくれないジャンにナディアは苛立ってしまう。

35. ブルーウォーターの秘密
グラタンが到着したナディアの故郷・タルテソス。何かに導かれるように大きな火山湖の中を進んでいくナディア。すると湖水が割れ、謎の地下遺跡が現れる。そこは古代アトランティス人の遺産「ブルーノア」だった。

36. 万能戦艦Ν(にゅー)-ノーチラス号
突如現れたネオ・アトランティスの空中戦艦。攻撃からジャンたちを守るため、ナディアは捕らわれの身となる。だがガーゴイルは約束を破り攻撃を開始する。ジャンたちは、間一髪のところを謎の小型艇に助けられ。

37. ネオ皇帝
ネオ・アトランティスの攻撃により消滅したと思われたN-ノーチラス号は、アフリカ大陸の地下トンネルを使って空中戦艦の攻撃を回避していた。一方、ネオ皇帝の力によりブルーウォーターが発動し。

38. 宇宙(そら)へ
パリ上空で、N-ノーチラス号とレッドノアの戦いの火蓋が切って落とされた。レッドノアの周囲には1億ボルトの電磁バリアが張られていて、内部に突入することができず苦戦を強いられる。

39. 星を継ぐ者
奇跡的に自らの意識を取り戻したネオは、命をかけてナディアを洗脳から解放する。ガーゴイルは見せしめに、エレクトラ、ジャンを次々手にかけ、悲しみに沈むナディアは、ここで最後の決断を迫られる。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1度しかない人生、パーッと生きろ!! 良質な愛とJewelの冒険譚をあなたに…

最近、巷では特撮映画『シン・ゴジラ』が大変なブームとなっています。
ゴジラシリーズとしては通算29作目、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』から実に12年ぶりに日本純正で作られた映画だそうで、新作を心待ちにしてた特撮ファンの間では久しぶりのゴジラに歓喜の声が多数
また、ここまで一気に知名度が上がった主な理由の1つとしては、スタッフの豪華さが挙げられている事でしょう。
総監督および脚本を務めるのは『新世紀エヴァンゲリオン』で一世を風靡した、トップクラスの人気を誇る庵野秀明氏
特技監督には庵野氏と親交の深い樋口真嗣氏、音楽は鷺巣詩郎氏が担当し、他にも摩砂雪氏、鶴巻和哉氏など庵野作品ではお馴染みの顔である人達の作品を久しぶりに拝見出来るというのも、従来のアニメファンを取り込んだ相乗効果として人気に繋がっているようです。
残念ながら私は特撮については全くと言っていい程、知識が無く、その為スタッフの偉大さについてもイマイチピンときません。
そういった方面には些か疎いので、名前を出されても「聞いた事がある」「○○に関わっている」位の印象でしかなく、「何が凄いのか」「どういったディテールに凝っているのか」など、あまり詳しい説明は偉そうに語れない身なのですが…
しかし、そんな私でも彼らが作り上げた作品の中で1番心に残っている物があります。
それこそ、今日ご紹介するアニメ『ふしぎの海のナディア』です。
こうして私がレビューを書いているという事は、期待していた通りの素晴らしい出来だったという証明と言えるのは間違いありません。
と言う訳で今回は『シン・ゴジラ』放映記念と称しまして、愛と夢の詰まった冒険譚をじっくり語って、盛大に褒めまくっていきます!!
まずは簡単なあらすじから…

汝は冒険者か?
危険と言う名の滝を潜り抜け、その奥に伝説の正体を求める者か?
ならば、我を求めよ……

時に西暦1889年
世界中の海では謎の船舶遭難事故が相次いで起こっていた。
人々は古来より海にすむ怪獣の仕業だと噂し、各国首脳は新兵器による攻撃だと互いに非難し合い、緊張が高まりつつあったその頃…
産業革命以来の急速な産業と科学の発達の中で列強各国は、アジアやアフリカの植民地をめぐって対立し、衝突を繰り返していた。
19世紀末、心ある人々は、迫りくる世界大戦の翳に脅えていたのである……

そんな科学万能主義が世間に良い意味でも悪い意味でも影響を与えていた繁栄期のフランス
そこでは、その「怪獣」とやらが起こした被害によって父親が消息不明になってしまったジャン・ロック・ラルティーグ少年が日々を発明に費やしていた。
彼はめげずに「人生をパーッと生きる」と言う叔父の言葉を胸に、父の生存を信じて今日も健やかに生きている。
さて、ジャンは発明の成果を試す絶好の機会である飛行機コンテストに参加する為、辺境の町ル・アーヴルから大都市パリで開かれている万国博覧会にやってきた。
しかし、コンテストに向けて機体を整備していた折に、彼は自転車でセーヌ川のほとりを滑走する褐色の少女に一目惚れしてしまう。
その少女…ナディアとの出会いこそ、ジャンが大空に、地底に、海中に、そして宇宙へと旅立つ大冒険の始まりだった!!
彼は彼女の持つ宝石…ブルーウォーターを胸に秘め、大切な仲間達と共に壮大な世界の第一歩を踏み出していく…
どんな困難が待ち受けようと、ナディアの手をしっかりと握りながら……


ではここからレビューに入っていきたいと思います。
今作には基になった小説が存在しておりまして、原案はジュール・ヴェルヌ作『海底二万マイル』『神秘の島』と言う有名作品です。
恐らく幼少期に読んだ事がある方も多いのではないでしょうか?
そう、ジュール・ヴェルヌと言えば、子供の頃に読書好きだった方にとっては1度は読んだ事があるであろう作品を数多く手がけた有名人、私のようなSFファンにとっては元祖、始原、神様の如き存在なんです(笑)
なぜなら、彼がいなければSFが生まれる事もなく、空想科学なんて代物が実を結ぶこともあり得なかったかもしれないから…
1つのジャンルの興隆に大いに貢献したとして、SFを語る上では外せないとてもとてもありがたいお方なのです。
しかし、その有名なヴェルヌ先生の名前とその作品名をお借りしておいて大変言いにくい話なのですが、このアニメ、ストーリー展開だけ見るならまるで別物です。
所々、小説に出てきた登場人物がアニメの中で名前として登場して活躍する位であり、キャラ設定や物語はまるで別物
これは狂信的なSFファンからしたら違う箇所のオンパレードで発狂してしまいそうな程の代物ですね(笑)
まあ、「原作」ではないので間違ってないから無問題(日本語って難しい…)
しかし、個人的に作中の織り成す全体的な雰囲気は原案の小説を読んだ時と概ね似ている感じが致しました。
『海底二万マイル』は近代科学、『神秘の島』は自然科学を根底に置いたSF冒険小説であって、どちらも科学技術啓蒙小説である事には変わりません。
読む前の期待感、読んでいる時のワクワク感、読み終わった時の爽快感は計り知れない物であり、したがって登場人物が一部以外違えど、その雰囲気は『ふしぎの海のナディア』でも充分に通じるかと思います。

さて、この物語の概要は既にあらすじで述べた通り、発明好きの少年ジャンがサーカスの少女ナディアと出会う事によって始まるボーイミーツガールストーリーです。
しかし、一般的なこの手のジャンルと一線を画している所がこの『ふしぎの海のナディア』と言う作品にはあります。
それは出会い、仲良くなり、困難に陥り、喧嘩し、仲直りし、また困難に陥り、喧嘩し、ずっと喧嘩し…と、とにかく主人公とヒロインの仲違いがやたらと多い所(主に悪いのはナディア)
私はボーイミーツガールと言うジャンルが堪らなく大好きで、その手の類の作品は良く拝見しているのですが、恐らくいがみ合いの数に関してはこのアニメが1番です。
そして、この作品を観てとにかく感じるのはジャンが凄く良い奴だという事ですかね…
私が彼と同じ立場だったなら、アフリカ編(32話、33話での出来事の総称)でこのヒロインは見限ります(笑)
いやあ、ジャン君、あそこまでやられて大した聖人ですよ、君は……
とまあ、私の反応からも分かる通り、余程の人格者か聖人か、逆に人間の底を知った性格破綻者か狂人でない限り、ましてや一般人なら絶対に彼女の事を性格が悪いと感じるでしょう(勿論、それ=嫌いという訳ではありませんよ!)
しかし、その性格の悪さが上手い方向に作用したのは幸か不幸か、ヒロイン以外のキャラクターも軒並み魅力的に映ってるのがこの作品の大きな特徴です。
主人公のジャンは基より、誰よりも精神年齢の高い幼女マリーや誰よりも人間らしいライオンのキング、グランディス一味のリーダーで恋多き女のグランディス姐御、力持ちの熱血漢で名言宝庫のサンソン兄貴に機械工学の天才でジャンと気の合うハンソン兄貴と、その他にも揃いも揃ってかっこいい、可愛い、美しい、楽しい、面白い登場人物ばかり
また、当の本人であるナディアも島編(23話~31話での出来事の総称。細かく言えばさらに分けられるがここでは割愛)まではおかしくなる事もあれど、気がちょっとばかし強すぎて、多彩な我儘態度を持っていて、少しばかり意地っ張りだけれども、根は寂しがり屋(笑)の女の子と感じられたので、そこまで不快感を感じずに笑いながら観る事が出来ました。
まあ、冗談はともかく、皆を助ける為、自ら囮になったり、死んだ人に向けた墓を命掛けで作ったりと本質は悪い娘ではありません。
なので、だからこそ、アフリカ編が堪らなく惜しく感じるというジレンマ
もしかしたら初見はあの話を観ない方が良いのではないかと個人的には感じてしまいます。(事実、後のストーリーには全く関係ないんです)
まあ、観ても後悔、観なくても後悔の八方塞がりのような物なので、これはもう各々の自己判断で宜しくお願いします。
「一体ナディアは、何を考えて生きているのでしょうか…」
全くもって同感です(笑)

さて、本作は「生と死」「様々な形の愛」「運命のあり方」「異種間同士に交流は成立するか?」など私達に伝えている事が数多くあるアニメです。
そして今作の根幹を成す最大のテーマとしては「科学至上主義は平和を導くか?」という近代から続く科学万能思想に警鐘を鳴らした物
こういった問題について思いを巡らせると、常々、私が最初にレビューした『鋼の錬金術師』と言うアニメを思い出してしまうのです。
あのアニメで軸となっていたテーマも「錬金術という科学が作り上げた魔法のまかり通る世界で、紡がれる科学的探究は果たして幸福へと繋がるのか?」という『ふしぎの海のナディア』と同様の類の産物
科学者の持つ、いや、人間全体が持っている知識の探究の果てにある業を上手くテーマに組み込み、後々にはSF設定と絡めて救われない現実、報われない感情、そしてその「罪」に値する「罰」について赤裸々に、臆することなく、見事に表現したのが『鋼の錬金術師』でした。
それに対して、この『ふしぎの海のナディア』は『鋼の錬金術師』よりも幾分、希望、救いを含めたアニメとなっています。
倫理と科学がいつもぶつかる理由は正に両方が相容れない物
人間が良い心と悪い心を両方持っている以上、科学にも善と悪とができてしまう。
それ自体が世界を跪かせる神の光となるか、世界を滅ぼす悪魔の光となるかは未来を知る者にしかわからない…
しかし、科学を扱っている者は悪魔でも、ましてや神でもない、ただの人間なのだ。
ちっぽけな存在で、間違いを犯す存在で、狂おしいまでに、病的なまでに何も出来ない無力な存在
しかし、だからこそ、科学だけじゃなくそれを創り出した人間自体を信じたい、信じる事しか出来ない…
このアニメは絶望的過程が待っていても「もう少し信じてみてもいいんじゃないか?」と使う人間其の者を「信頼」する勇気を与え、ある観点において、『鋼の錬金術師』とは逆の意味で前向きに捉える事の出来た物だったと思います。

では、存分に語った所で総括を…
私は「スチームパンク」というジャンルをこよなく愛しており、実はそれ関連の物語だと言う噂を聞いて観始めたのが今作へと至るきっかけでした。
しかし、全話観終わった結果、これは「スチームパンク」に収まる話ではないなと断言できてしまいます。
19世紀~20世紀の時代、産業革命以降のヨーロッパが舞台と背景的にはばったり合致
蒸気機関は全く出てきませんが、その代わりに超科学兵器や古代秘密兵器が目白押しに登場してきて、最終的には現代科学も凌駕する発明品ばかりが登場するオンパレード
ライト兄弟が開発する数年前に飛行機を作り上げたり、南極到達を一歩先に登場人物達が行っていたりと歴史改変要素も数多くあります。
だから、どちらかと言うと、このアニメはヴィクトリア朝時代の感覚で見たレトロフューチャーSF作品と捉えた方が上手く実像を捉えてると言えるでしょう。
SF冒険活劇としてはとてもワクワクする、まさしくこれぞ「ジャパニメーション」と呼ぶにふさわしい作品
これが25,26年前、現在から数えて四半世紀前に作られた物だと考えると、いやはや、驚嘆の色しか出てきません。

ただ、これはレビューを書こうと思ったきっかけとはなりません。
なぜなら、それはあくまで「面白い」という範疇に留まる作品であり、私の書く条件となる「心に訴えかけてくる」作品とは少し違うからです。
上記で語ったテーマなども確かに書く理由とはなりましたが、中盤の展開などもあってか、後一歩、後もう少しなのに…という印象がずっとまとわり続けていたのを覚えています。
しかし、最終回になってようやく…
私はこのアニメのレビューを書こうと決めるに値するきっかけを見つけられました。
詳細はネタバレになるので省きますが、要するに、このアニメ、最終回の破壊力が凄まじいのです。
今まで観てきた人なら絶対に損させない、最高のエンディングがあなたを待っています。
製作者の方達は最後、ああいう風に締める事を想定していたんでしょう…
いや、もう、最終回でようやく分かるあの演出の真意は一言でいえばもう、「ズルい」領域です(笑)
私の書いている文章の意味は最後まで見た方なら必ず分かる物
未視聴組の方々にとっては、恐らく喪失感が物凄い事になるかと思うので、観る際には注意してください…

さて、この作品を観ていた最中、私は毎週決まった時間、テレビに噛り付くように観ていた幼少期を自然と想起してしまいました。
誰にでもあった、何かに夢中になっていた時代
ただ、ひたむきに好きな物を追い続けていたあの頃
当時は「追い続ける」事に対して全員が胸を張って応えていたような気がします。
まあ、自分は精神が未だに餓鬼なので、あの頃と全く、何も変わってないような気がするのですが(笑)
しかし、最近は子供でさえ、そういった事に正直でいられない時勢のようにも感じてしまいます。
他人に流され、世間に流され、未来に流され、自らの気持ちに素直でいられない…
ただひたむきに前だけを見つめていた時代とは、少し情勢も変わってしまったのかもしれません……
しかし、だからこそ、こういった昔の情景を思い出させてくれる、とても有意義に楽しめる時間を与えてくれる作品と言うのは貴重であると私は思うのです。
これを観て「好き」を追い続ける事に感化されるも良し!
元には戻れない、過ぎ去りし過去に思いを馳せるも良し!!
ただ、純粋に物語を楽しんで視聴を終えるのも良いでしょう!!!
『ふしぎの海のナディア』を観て楽しんでくれるならば、それで充分。
そして、このように様々な意味の籠っているこの作品は現代だからこそ、是非とも未視聴組の方々にはお勧めしたい作品なのです。

1度しかない人生、純粋な「好き」をこのアニメで追い求めてみませんか?
ここまで読んで下さってありがとうございました。

PS.
この作品ですが、調べてみると実に色々な内部事情に溢れています。
これをレビュー内で書いてしまうのは則さないかな…と悩んだりもしたのですが、他サイトで詳しく説明している記事を見つけたので、URLだけここに記載しておきます。
興味のある方はどうぞご覧になって見て下さい。
もう1つの制作陣が考えていた最終回や、制作現場の裏事情話が垣間見れるので、これを見れば『ふしぎの海のナディア』の見方も変わるかも…!?
http://blog.freeex.jp/archives/51334289.html
http://blog.livedoor.jp/thx_2005/archives/51803823.html

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

褐色の肌をもつナディアが、どうみてもベンガリ顔な件

ここのところ熱いレビューが何本も挙げられて気になっていた本作、取り敢えず完走したのでレビューを挙げておきます。

◆総評

庵野監督は、『エヴァンゲリオン』『トップをねらえ!』が割と好きなので、本作もどちらかというと贔屓目に評価したいのですが・・・1990-91年の制作アニメということもあって、流石にこの作画とシナリオでは、放送当時の評判はともかく、今見ても十分に面白いか?感動できるか?というフラットな評点を付けることにしている私の評価方針では、どうしても低めの評点となってしまいます。

もっとも、本作と同じくNHK製作・放送アニメで、本作よりもさらに古い1978年の作品『未来少年コナン』(宮崎駿監督)に私は ★ 4.1 というかなり高い評点をつけているので、本作に関して、まずそちらとの比較をしてみます。

(1) 作品内容としては、両作とも典型的な“ボーイ・ミーツ・ガール”型のストーリーであり、
{netabare}
 ①割と平凡そうな少年が、ある日偶然出遭った謎の少女に惹かれて、
 ②彼女に振り回されながらも、何者かに追われている彼女を懸命に守ろうと奮闘し、
 ③やがて彼女の信頼を獲得するとともに、周囲に次第に仲間が増えていき、彼女の素性・秘密も明らかになっていく{/netabare}

・・・という展開を取る点も共通しています。

(2) 但し、両作の視聴後の感想として、一番違うのは、

 <1> 『未来少年コナン』には第8話(※{netabare}少女が少年を救うために初めて身を挺する回{/netabare})という圧倒的な ★★★回(=神回)があり、それを境に作品世界にグッと惹き込まれてしまったのに比べると、
 <2> 『ナディア』には(※あくまで私個人の評価ですが)神回どころか、★★回(=優秀回)すら一度もなく、結局シナリオに思わず引きずり込まれる、ということがなかった点です。

はっきりいえば、私は宮崎駿監督の特に後期の劇場作品は、幾ら世間的には名声が確立していようとも、個人的には実は余り高く評価していないのですが、その私であっても、『未来少年コナン』の第8話の思いがけない展開には感嘆せざるを得ませんでした。
それで、本作に関しても、放送当時あれだけ評判が良く、現在でもファンが多い有名作品ということで、きっと『コナン』のような凄い展開があるのではないか?と期待していた部分はあるのですが、結局全39話を完走してもそういった展開には出遭えませんでした。


◆それでも、ナディアはやっぱり青春のヒロインなのかも?

上に、本作は作画/シナリオとも今の水準からみると出来が不十分で、思わず惹き込まれる凄い展開も見当たらない・・・と書きましたが、それでも褐色の肌を持つヒロイン(ナディア)には他のアニメ作品に余り類例のない不思議な魅力がある気がしたのも確かです。
というより、私のナディアの第一印象って「あ、これベンガリの女の子だ!」というものでした。

※ベンガリ(Bengali)←インド東部の西ベンガル州&ビハール州等とバングラデシュ国(旧東ベンガル州)の主要部族(ベンガル族)の人。

本作でも最初のうちは主人公のジャン少年はナディアのことを「インド人の少女」と勘違いしていたのですが、そのうちに彼女の素性が判明して・・・。
←って、ここ、シナリオにケチを付けるのは野暮とは思いますが、アフリカ系とか大西洋・カリブ海系だと、同じ褐色の肌でも、ナディアみたいな顔立ちにはなかなかならないんだよなあ・・・やっぱりどうみても彼女はベンガリ顔ですよ(断言)、何で「{netabare}古代アトランティスの末裔{/netabare}」とか変な設定にするのかなぁ(意味不明)。

・・・ということで、本作に関しては個人的に残念感が強く、余り高い評点にはなりませんでしたが、ナディアは'90年代初期のアニメヒロインとしては例外的にかなり記憶に残る素敵なヒロインである、という点には大いに納得しました。

シナリオの散漫さは・・・制作年代を考えれば仕方ないです。
これから初めて本作を見る方は、ヒロインを見て楽しむ作品と思って諦めましょう。


◆制作情報
{netabare}
原案          ジュール・ヴェルヌ 『海底二万マイル』(海底二万里)
総監督         庵野秀明
監督          樋口真嗣(第23話 - 第39話)
シリーズ構成     大川久男
脚本           大川久男、梅野かおる
キャラクターデザイン 貞本義行
音楽           鷺巣詩郎
アニメーション制作  東宝・KORAD{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== ふしぎの海のナディア (1990年4月-1991年4月) ==========
{netabare}
第1話 エッフェル塔の少女 ★ 19世紀末のパリ、ジャンとナディアの出遭い、グランディス一味からのナディア救出
第2話 小さな逃亡者 ☆ ル・アーブルのジャン宅へ、ジャン自作飛行機発進・不時着
第3話 謎の大海獣 ☆ アメリカ軍艦エイブラハム号の2人と1匹救助、海獣捜しとナディアの猛反対、交戦・エイブラハム号大破、2人と1匹の再漂流
第4話 万能潜水艦ノーチラス号 ☆ 潜水艦の救助、水中の交戦、離艦(飛行再開)
第5話 マリーの島 ☆ 島への不時着、島への侵略者(ネオアトランティス(NA)仮面部隊)、マリーの父母の死・埋葬 
第6話 孤島の要塞 ☆ 仮面部隊のマリー誘拐、NA秘密基地潜入、ブルー・ウォーターの不意の反応、ナディア投降
第7話 バベルの塔 ☆ NA首領ガーゴイルの野望、殺人兵器「バベルの塔」発射実験
第8話 ナディア救出作戦 ☆ ジャンとグランディス一味の協力、潜水艦ノーチラス来援、ナディア救出・NA秘密基地壊滅
第9話 ネモの秘密 ☆ ノーチラス(NC)号船長ネモとの対面、二つのブルー・ウォーター(ナディア&ネモ)
第10話 グラタンの活躍 ☆ ノーチラス号への機雷攻撃、ガーゴイルからの入電、万能戦車グラタンの機雷排除成功  
第11話 ノーチラス号の新入生 ★ ノーチラス号のオーバーテクノロジー
第12話 グランディスの初恋 ☆ ノーチラス号の目的(NA討滅)、グランディスの過去話 ※空気読めないナディアが微妙・・・・
第13話 走れ!マリー ☆ ナディアとジャンの喧嘩、マリーのNA兵遭遇、ネモ船長のNA兵射殺 ※同上
第14話 ディニクチスの谷 ☆ マリー灼熱病発症、ナディア発症、進路反転(深海洞窟リーフ64へ、薬草採取)、発症者回復
第15話 ノーチラス最大の危機 ★ NA大型潜水艦ガーフィッシュとの海中戦、アメリカ連合艦隊&バラクーダ号の対潜攻撃、機関員フェイトの犠牲
第16話 消えた大陸の秘密 ☆ 海底のアトランティス廃墟、犠牲者の埋葬
第17話 ジャンの新発明 ★ 早く大人になりたいジャン、ヘリコプター開発成功、ナディアへの約束
第18話 ノーチラス対ノーチラス号 ☆ 南極大陸近海の海底の墓場、オウム貝撃退、巨大水中トンネル通過
第19話 ネモの親友 ★ 南極大陸地下大空洞へ、2万年前のアトラン人の超科学遺産、長寿クジラとナディアの対話(父・兄との再会の予言)
第20話 ジャンの失敗 ☆ ジャンとナディアの微妙な心模様、エレクトラへのやっかみ(ナディア)、エレクトラの復讐心
第21話 さよなら…ノーチラス号 ★ ガーゴイルの本格攻勢、エレクトラ副長の自爆具申・ネモ船長の躊躇、ノーチラス号轟沈の危機
第22話 裏切りのエレクトラ ★ 戦闘ブロック切り離し・爆破、ネオ皇帝登場 ※13年前の惨事と船長・副長・ナデイアの素性が明かされる注目回だが脚本・演出は年代相応に稚拙×
第23話 小さな漂流者 ☆ ナディア・ジャン・マリー・キングの孤島漂着
第24話 リンカーン島 ☆ 
第25話 はじめてのキス ☆ ※毒キノコにあてられたナディア
第26話 ひとりぼっちのキング ☆ 
第27話 魔女のいる島 ☆ 台風、エアトン伯爵との再会
第28話 流され島 ☆ グラディス一味との再会、ナディアの手料理
第29話 キング対キング ☆ 
第30話 地底の迷路 ☆ 万能戦車グラタン二号、孤島地下の秘密基地へ、ナディアの異変
第31話 さらば、レッドノア ★ M78星雲から来たアトランティス王家の血を継ぐ者(ナディア姫)、神聖大要塞レッドノア機動、ナディアの運命拒絶、タルテソスへの招待、流され島からの脱出
第32話 ナディアの初恋…? ☆ アフリカ大陸へ、ナディアの一目惚れ(村長の息子ハマハマ)、囚われたキング
第33話 キング救助作戦 ☆ グランディスの仇(悪党ゴンザレス)、ハルハルの許嫁(ナディア失恋)
第34話 いとしのナディア♥ ☆ ※これまでのナディア&ジャンの心情推移のまとめ
第35話 ブルー・ウォーターの秘密 ☆ ナディアの故郷(タルティソス)へ、ノアの箱舟、ナディアの真の力と自己嫌悪、ジャンと仲間たちの励まし
第36話 万能戦艦N-ノーチラス号 ☆ ガーゴイルへのナディア投降、エレクトラ副長・ネム船長との再会、N-ノーチラス号発進
第37話 ネオ皇帝 ☆ ネオ皇帝とナディアの対面、地球人の創造主、ネオの地球人への服従勧告、最終決戦へ
第38話 宇宙(そら)へ… ☆ パリ上空~宇宙空間の戦(レッドノアvs.N-ノーチラス号、グラタン号活躍、レッドノア突入、神前裁判の茶番劇)
第39話 星を継ぐ者… ☆ 続き(ネオの意識回復・犠牲、ナディアの意識回復、ジャン死亡・甦生、ブルーウォーターの力喪失、地球帰還とネモ船長の犠牲)、後日譚(12年後){/netabare} 
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)8、☆(並回)31、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「ブルーウォーター」
ED 「Yes, I will...」
挿入歌 「マーメイド・メモリー」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

87.4 3 悪の組織アニメランキング3位
TIGER&BUNNY [タイガーアンドバニー](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3361)
17265人が棚に入れました
都市シュテルンビルトは、様々な人種・民族・『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その能力を使って街の平和を守る『ヒーロー』が存在する街。会社に所属するヒーロー達は、日夜会社の為にスポンサーを背負って、ポイントが入る事件解決や人命救助に奔走している。その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々キング・オブ・ヒーローを目指し、年間ランキングを争っている。そんなサラリーマンヒーローの一人、ワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)は、能力発動の5分間はハンドレッドパワーを使える能力者。人気のピークは過ぎているが、ベテランなりに土地勘、経験値を最大限に生かしたパフォーマンスを見せる。会社の命令には従わなければならないのだが、現場判断で目の前の市民の為には器物破損も厭わない、我が道を突き進んでしまうワイルドタイガーは『正義の壊し屋』という不本意な煽り文句が付けられている。そんな虎徹を雇っていた寛大な会社が、突如吸収合併されることに。ヒーロー業一筋の虎徹、このままだと失業に・・・?

声優・キャラクター
平田広明、森田成一、寿美菜子、楠大典、伊瀬茉莉也、津田健次郎、井上剛、岡本信彦、甲斐田裕子、福田信昭、横島亘、宝亀克寿、日高里菜
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

おじさん&バニーちゃん(88点)

全25話。
アニメオリジナル作品。

個人的満足点:88点
アニメ系統:熱いヒーローバトル

製作サンライズ。
キャラクター原案・ヒーローデザインを桂正和氏がつとめた。

ウイングマンから始まり、ビデオガール、DNA2、I'sと
美少女キャラがすばらしい作品が多い桂氏とおっさん世代には胸熱なわけだが、
どうも作品の雰囲気がアメリカンコミック風な感じで
ぱっと見X-MANか?というような設定・世界観を思わせ
どうにも受け付けないそんな第一印象であった本作だが
実際に1話視聴するとそんな考えは吹っ飛んだ。

まずはその斬新な設定。
ヒーロー物に違いはないのだが、そのヒーローが会社に雇われていて
事件を解決する場面をテレビで放送するのだ。

そんなわけでスポンサー企業もありヒーローたちの
着用するスーツにスポンサーロゴがバンバン入っている。

この作品はそのロゴに実際のアニメのスポンサーを
入れるという新しい試みをやってのけている。
このスポンサーがまたいい味になっている。

各キャラに愛着を持たせるのに一役かっている。
ペプシちゃん、牛角さんは特にスポンサーが光っている。

とそんな真新しい部分ばかりに目が行きがちではあるが
この作品の面白さはそんなところではない。
まずは、主人公の2人が非常にいいのである。

タイガー、通称おっさん、おじさん。
このおっさんが昭和を感じさせる、まさにおっさんなのである。
昔のヒーローみたいに人情味があり熱いのだがドジなのである。

バーナビー、通称バニー。
若くてクールで合理主義。
若くしてヒーローとしての才能を見せ付ける。
おっさんとは正反対の性格と立ち位置。

こんな凸凹な2人がコンビ組むことになり事件を解決していくのだが
その過程での2人の掛け合い、気持ちの動きが絶妙。

反発しながらも引き付けあう。
ベタな作りといえばそうなのだが、そこがまたなんともいいのである。
まさに王道の凸凹コンビなのである。

また、ストーリー構成も非常に良かった。
全25話だが、13話までで一区切りがあるためまったく飽きさせない。
ストーリーも単純で分かりやすく、まさに王道の展開を見せながらも
最後の盛り上がり、締め方もよく、清清しい。

そして、このアニメを見るときに注意していただきたいのは
ED曲が終わっても終わりでは無いので見逃さないで欲しい。
ED曲の後少し話しがつづく。
さらには次回予告でのおっさんとバニーの語りが面白い。
是非そこまで味わっていただきたい。

OP曲ED曲もかなりかっこいい。
個人的には前半OPの「オリオンをなぞる」がかなり好きである。
「ミッシングリンク」「星のすみか」「マインドゲーム」
もいい。
まあ全部いいってことでw

少々気になることといえば、謎を残した物が少しあるってこと。
何か2期を匂わせる感じなのだが。
劇場版製作が決定したので、そこに続くのか?
それとも、別に2期でもやるのか?
これからもまだまだタイバニから目が離せない。

個人的春アニメランキングで1話から不動の1位。
タイバニお勧めなので是非見てみてほしい。


と、まあ色々熱く書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

製作関係者の皆様、いいアニメを
「ありがとう!そして、ありがとう\(^O^)/」


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以下、ここまでの各話毎の感想。
ネタバレを含んでいるので、未視聴の方は
スルーを推奨。

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{netabare}
1話視聴。
正直、期待していなかったのだが、見てみたら意外に面白い。
X-Men風(アメコミ風)の作画で主人公は熱いキャラぽい。
アメコミ苦手な人は敬遠するかもしれないが(自分もアメコミは苦手だが)次回も見たいと思わせてくれる内容。
今後に期待したい。

2話視聴。
TIGERの回。
サラリーマンヒーローの会社での立場、
家族とのやり取り等いい感じ。
作画も気にならなくなってきた。
次回はBUNNY回ぽい。
ここから本筋に入っていくのか?
来週も期待。

3話視聴。
お互い気が合わないが
実は最高のコンビといった感じになっていきそう。
なかなか熱い。
(おっさんはマヨラーかよ(笑))

4話視聴。
熱い、熱い、熱い。
おっさんいいよ。
ペプシちゃんもいいね。
歌えるヒーロー。
ファイヤーエンブレムが経営者でおねえには笑った。
キャラがたっていていい。
他のキャラの話にも期待。
(おっさんお風呂で歯を磨く派なんですね)

5話視聴。
ありきたりな展開だったがいい味出してた。
三文芝居に本物がからんで決着後のプレゼント(笑)
完全に先が読める展開だったが唯一
最後の牛角さんが読めなかった(笑)
(バニーは好きな物は最後に食べるのか(俺もだわ))

7話視聴。
バニーの過去が少しわかった。
6話から敵?が強くなってきた。
ネクストどうしの戦いもなかなかよかった。
なによりタイガー大活躍じゃないですか。
かっこよかった。
おっさんいいよ、おっさん。
(バニー同じメガネ5つもってるのかw)

8話視聴。
折紙回。
そんな能力だったのか。
どうやって戦うのだろうか?
おっさんが最近かっこいい。
こういう熱いおっさん大好きだわ。
(間接照明ってw)

9話視聴。
ベタな中国語表現久しぶりに聴いたアルヨwwww
カンフーキッド大活躍&なかなかかわいいね。
おっさんかわいそすぎるwww
バニーにちょっと異変、何かを思い出したようだ。
さてさてどうなるのやら。
(ジュースの氷は食べるって俺もだwww)

10話視聴。
おっさん、あんたの気持ちはよく分かる。
1人娘とか目に入れても痛くないレヴェル。
カエデちゃん、もう少しパパに優しくしてやってくれ。

今回もおっさんにしびれた。
バニーの登場もベタだが、だがそれがいい。
敵さんもいよいよ本格的に出てきて
盛り上がってまいりました。
(ワインはロゼ派なバニーでしたw)

11話視聴。
おっさん、もうかっこよすぎるだろ。
ベタな熱い男にしびれる。
ジェイクいかれすぎてる。
オリガミやばい。
やばすぎる。
どうなる来週。
ワクワクがとまらない。
(ハンバーガーつぶして食べるのかwおっさん)

12話視聴。
おっさーーん
ジェイクやばすぎる。
ジェイクの能力は恐らくあれだね。
バニーはおっさんの戦いから
気づけたのだろうか?
バニー頼む、何とかしてくれ。
しかし牛角のあつかい可哀想w
(俺もティッシュ2枚重ねて使うよ、バニー)

13話視聴。
やっぱりジェイクの能力はあれだったw
ベタな能力だが、だがそこがいい。
我々おっさんにはたまらない。
そして劇中のおっさん、またもかっこいい。
おっさんのかっこよさは視聴者だけが分かればいいのだよw
おっさんかっこいいよおっさん。
いや虎徹さんw
(おっさん深爪wwwwww)

14話視聴。
新章突入だね。
OP曲ED曲ともに一新。
個人的には今までの曲の方が好きだけど。
OP曲ではファイヤーエンブレムの肩の
メイトがキターって感じw

で、本編だが、ウロボロスから8ヶ月たってた。
今回はおっさんのかっこ悪さがw
B.T.Bユニット結成でダンス爆笑www
ペプシちゃんは今回可愛かった。
ツンデレ恋する乙女だった。

そしてついに牛角さんが!!!!!
いいところ持って行きました。
たまには牛角さんにも活躍してもらわないとね。
(バニー寝る前に牛乳飲むのかw)

15話視聴。
スカイハイ回。
前半笑いが止まらないwww
恋愛について盛り上がる
アネサン、キッド、ペプシちゃん
特にアネサンワロスwwww
後半はシリアスモードオン。
スカイハイ・・・・
切ない。そして、切ない。

おっさん・・・
何となく想像はしていたが、
その通りの展開でくるとは。。。
このままでは終わらないだろうが
どうする、おっさん。
(おっさん、靴下は左からか、俺は右からだw)

16話視聴。
ルナティック!
こいつの存在を忘れてたw
しかも今回はルナティックの正体が!
そしてレジェンド!
おっさんどうする。
今回の話はかなり重要なのではないだろうか。
後半の核となりそうだ。
今後が楽しみだ。
(バニー月2回の美容室って行きすぎじゃねえのw)

17話視聴。
おっさんとかえでの話。
分かるぜ、おっさん。
おっさんの気持ちはよくわかる。
そして、おっさんかっこよかった。
おっさんは俺のヒーローでもあるんだぜw
今回はぐっときた。
親子っていいよ。
1人娘は大事にしないとね、おっさん。
(バニー首から洗うとか、俺は手からだわw)

18話視聴。
クリームから新たな衝撃の真実を告げられた。
ここにきて最後の盛り上げが来たか。
そして、ペプシちゃんのツンデレがちょっと可愛いw
おっさんはいつの間にか皆のヒーローになっていた。
この先どうなるんだろう?
おっさんどうするのか?
まだまだ楽しませてくれそう。
(おっさん、夢に出てきた女優好きになるって分かる気がするw)

19話視聴。
黒幕、予想通りの展開だったw
そうこなくては!
すごく盛り上がってきたよ。
バニーピンチ。
おっさんバニーを助けてやってくれ。
やはりおっさんだけが頼りだ。
(電動ハブラシって何か磨いた気がしなくないか?バニー)

20話視聴。
やべえええええ
おっさーーーん
黒幕のやり方がえげつねえ。
どうやってこの窮地を脱出するのか目が離せない。
ルナティックもからんでくるのか?
(ファンレターちゃんと読むおっさん偉い)

21話視聴。
ルナティックの正義から言えばおっさん側になるのは分かる。
ベンさん、あんたがいた。
ちょっとほっとした。
おっさんにも希望は残っていそうだな。
そしてカエデが切り札になる気がしてきた。
ああ、来週が待ち遠しい。
(おっさん、新聞は広告から。分かりますw)

22話視聴。
楓が切り札と予想通りだった。
ペプシちゃんだけはおっさんのこと信じてくれようと
してたのが、嬉しいぜ。
が、ハンサムなぜ肝心なところで。
そして、斉藤さんイカスwwww
後3話で終わりなんて信じられねえ。
バニー回とマーベリック回とルナティック回と数えても
1回ずつしかねえ。
全部終わらそうと思うと尺足りねえ気がしてきた。
綺麗に畳んでくれる事を願わずにはいられない。

23話視聴。
バニーーーーーー。
よかった、ほんとよかった。
ここに来て斉藤さん大活躍wwww
メガホンには吹いたwwwww
そして、マーベリックのクソさに何かムカついた。
まだまだピンチは終わらないが、どう切り抜けるのか。
あと2話で終わりなんて・・・・
(35度7分って平熱低いだろバニーw)

24話視聴。
うわああああああああああああああああああああああああ
おっさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
次週最終回・・・・・・


25話視聴。
バニー早とちりwwwwwww
まあ、そんなベタなことやらかすんじゃないかとは思っていたがw
最後の僕っ子なんか可愛かった。
牛角さんとアネサンwwww
ペプシちゃんなんて本読んでんのw
ハンサムがなんか哀愁ただようわw
ああ、もう皆とお別れなんて寂しすぎる。

一応マーベリックとの決着をつけ綺麗に終わったようには見えるが
最後意味ありげな終わり方しやがった。
ルナティックにウロボロス。
これは、もしかして2期あるんじゃね?
ちょー楽しみなんですが。
2期の製作、是非お願いしたい。

最後EDに「オリオンをなぞる」を流してくる粋な演出よかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 85
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

英雄なのにK○DIではないの?

オリジナルアニメ あにこれでの評価も高い


桂正和がキャラ原案なんて『ダグ&キリル』みたいだね
『東京喰種』のニコみたいにおねえ役のツダケンさんハマってるなあ
野原ひろしとしんちゃんの共演は『コトブキ飛行隊』以来だね ひまわりもおるし
『ウマ娘』以降の女人化もついにブルース・リーをネタにするまでになったか
JKが平田のおっさんに惚れるなんて『恋は雨上がりのように』のパクリやん


もちろん話は真逆です。私と同じように最近この業界に参入した者にとっては“あるある”な逆転現象。
既視感の多さは後続への影響が多大だったことをはからずも裏返しで証明しているようなものです。
ごくごく個人的なところで、私『ソードアートオンライン』クライン役が声優平田広明さんを意識した初の作品でした。馬鹿耳なのか当初、平田さんと藤原啓治さん一緒の方だと思ってた時期があり、そんな経緯もあって本作での共演は感慨深いものがありました。飄々としたなかに色気のある声を放つおっさん繋がりということだったんでしょう。


平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門審査委員会推薦作品に選出(wiki)

…これに限らず評判は上々。自分はアメコミ的なノリが苦手でサムネとあらすじ見ても食指はそれほど動かず放置してた作品でした。2期やるみたいで、その番宣的な再放送での視聴での以下感想。


スカイハイの圧倒的な小者感が大好きです。

登場するキャラの一人なんですけどね。
“ヒーロー”たちが町の平和を守っているぞ!な世界ではアクの強い個性的なキャラが映えます。

■ヒーローたち ※注)ヒーロー名
 ワイルドタイガー (CV平田広明)
 バーナビー・ブルックスJr (CV森田成一)
 ブルーローズ (CV寿美菜子)
 ロックバイソン (CV楠大典)
 スカイハイ (CV井上剛)
 ドラゴンキッド (CV伊瀬茉莉也)
 折紙サイクロン (CV岡本信彦)
 ファイヤーエンブレム (CV津田健次郎)


タイガー(虎徹)とバニー(バーナビー)のバディ関係が軸の物語。さらに周囲を固める面々が作品の魅力を底上げしてます。キャラに心地よく引っ張られながら、時おりハマる演出にも心奪われましたね。
スタート直後にデカデカと『softbank』の文字が画面に映ってて度胆抜かれましたもん。ネーミングライツ的ななにかですが詳細は本編を!

 {netabare}HERO(英雄)なのに同業のあちらさんはコンペ負けたんかな?

{netabare}そこらへん孫○義には空気読んでもらいたかったですね。たぶんウケただろうに…{/netabare}{/netabare}


全25話。
ヒーローものらしく対峙すべき悪がきちんと悪役してました。
{netabare}※第1話~13話と第14話~25話。これを大きなブロックと見ての二部仕立て。{/netabare}

もともとキャラには脇役含めて独特の強みがある。構成の妙もあって飽きさせない。
脚本もそつなく自分には好みの結末。おそらくそんな贔屓めを抜きにしても含みを持たせつつもしっかり終わらせた脚本はぶん投げENDとは対極にあるもの。評価の高さに納得できるものがありました。
分類はアメコミの範疇ではあるんでしょうが、終始『HAHAHA』『YEAH!』『BANG』『WOW!』の羅列みたいな底抜けに明るく単純で典型的なものじゃなくて良かったです。少しアメコミ的なものをななめから見て笑いに変えてる面もあったり、苦手な人にも推薦できる良品だと思います。

ただし一点だけ不満ポイントがあって、そこがわりと深刻で評価爆上がりとはいきませんでした。



※ネタバレ所感

■良かったところ

{netabare}ワイルドタイガー・ワンミニッツ

だって続けるんですよ。最高にかっこ悪くて最高にかっこいいじゃないすか。仕事への誇りも人生の哲学もいろんなものをぶっこんだ背中を見ることになる楓(CV日高里菜)はそりゃいい子に育ちますよ。{/netabare}


■ダメだったところ

牛角の文字が躍るとシリアスなシーンが台無し…というとこではありません。
悪役がダメです。これってこのテの作風だと致命傷になりかねないんですけど?

{netabare}なお前半の悪役。元いじめられっ子クリーム(CV根谷美智子)の手で釈放されたジェイク(CV藤原啓治)ではありませんよ。イカれ具合もキャラに焦点当てたサブストーリーも良かった。なにより圧倒的実力差を見せつけた。それでも不屈の闘志で立ち上がる虎徹というアツい展開をしっかり引き立ててました。

{netabare}なにげにこの声優さんの組み合わせ某エウレカのホランド×タルホじゃないですか。第12話はいい感じで夫婦漫才やってて感慨深かったです。{/netabare}{/netabare}


{netabare}というわけで癌はアルバート・マーベリック(CV福田信昭)のこと。これメディア王ルパート・マードックがモデルなんでしょうか。この黒幕の小者感がハンパなくて逆の意味で本人に怒られんか心配です。

犯行動機が弱いです。そしてやってること無茶苦茶です。どういうことか?の疑問5点は以下↓

1.そこ範囲広げます?
20年間バーニー1人の記憶操作だけと細心の注意を払ってきたはずなのに虎徹のみならず一気に対象範囲を広げちゃうのが不自然。これまでの周到さとは真逆の行動ですよね。

2.それに順番違うよね
バーニーはしょうがないとしても、事情を知りかけてる当事者の虎徹を飛び越えて、残りヒーロー6名+スタッフ数名の記憶操作とは斬新すぎ。優先順位が違うよね。

3.時効ではないん?
当初、動機が21年前の殺人事件の隠蔽目的に見えました。バーニーには知られたくない、と。ただこれ時効成立とかでは?新たな殺人のリスク負うほどでないかは不透明。たとえそうでなくとも動機が混沌としてました。“バーニーに知られたくない”が発端だったのにいつのまにかバーニーひっくるめてヒーロー殺す話になってるし、そうでなくてまたみんなの記憶変えればいいじゃんと思うし、一回りしてそもそも戦線拡大したあんたのミスだよねとやはり混沌としてきます。

4.用意した舞台装置が悪趣味
1~3は犯行動機よくわからんというか頭悪くね?って話なんですがこちらはさらに深刻かもしれん。
だってこれ『ヒーローTV』視聴者にとっては殺人犯がワイルドタイガーの名を語ってる図に見えるだけで“脱走殺人犯の捕縛”いつも通りのコンテンツと大差ありません。リスクのわりに合わないのではないかしら。“虎徹の絶望”と“何も知らずに踊るヒーローたち”を観察するのに悦楽を感じるという極めて私的な性癖の発露と理解に努めましたがリスキーすぎる。

5.アンドロイド!?
二重の意味でイミフ。ヒーローからアンドロイドにリプレイスって簡単に言いますけど、ヒーロー個人へついてる固定のファンはもちろんのこと衰えを見せない人気コンテンツを簡単に潰す? 商売人として失格だと思うのだが・・・
で相方の科学者は“NEXT差別主義者”ということになっててアルバート自身はその主義主張よりも技術革新に興味があったというのはわかるんだけど、相方はともかくアルバートにとってヒーローを強制退場させる強烈な動機づけってなかったように思える。ヒーローからアンドロイドへの移行期間があって困ることあったかなぁ。ないよなぁ。


悪役ないしラスボスは憎らしいほど強敵であってほしいです。特にこういう作品ならなおさら。
どうもアルバートが間抜けに見えてしまって興が削がれましたね。{/netabare}


これ以外はホント文句はないのよ。ただこれ単品でデカい不満になっちゃってんのよ。


※余談

■Albert macht frei

なんとなく思い出したドイツ語。原典は『ARBEIT MACHT FREI』訳すと「働けば自由になる」

アルバートみたいなどんでもないのが使役する側だとされる側も悲惨でしょうね。

{netabare}アウシュヴィッツ収容所入口に掲げられてる文字です。{/netabare}



視聴時期:2020年4月~9月 地上波再放送

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2020.09.04 初稿
2021.06.06 タイトル修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

靴下は左から履く方、虎徹です!φ( ̄∇ ̄o)メモメモ

■「TIGER&BUNNY」ってこんなアニメです!!
いつしか『NEXT』という特殊能力を持った人間が生まれてくる、そんな近未来の姿を描いたストーリー。
特殊能力『NEXT』は羨望の対象である反面、嫉妬心をあおる対象でもあったのです!
そんな中、一部の『NEXT』能力者がヒーローとなり、街の平和を守るため日夜活動することで、『NEXT』能力者と一般の人が平和に共存していける世界を目指したのでした。
そんなヒーロー達をドキュメンタリー映像でお届けしちゃう専門チャンネル、その名を「HERO TV」!!
キングオブヒーローの座を争うヒーロー達の活躍の一部始終を是非お見逃しなくd(゚ー゚*)ネッ!


■総評
これほどまでに前評判を大きく覆した作品はそうなかったと思います。
わたしも放送前は正直この作品を見くびってました(*_ _)人ゴメンナサイ
初めて作品のタイトルを見た時なんか「TOM&JERRY」みたいなタイトルだねーなんて言ってみちゃったりしてw…ヾ( ̄o ̄;)トシバレルヨ…
そんでもって内容をチラッとリサーチしてみると、「アメコミ風の作画&ヒーロー物」って事だったので
(〃 ̄ω ̄〃ゞウーン…途中で…切るかも…って思いながら観ることにしたんですよね(^▽^;)
なーんにも期待せずに視聴開始…見事に良い意味で期待を裏切ってくれました(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
なんか観ればみるほど、(・・∂) アレ?ヾ(゚0゚*)ノアレアレー?って。。。いつの間にか「TIGER&BUNNY」の魅力にハマっていったんですよねー(゚∇^*) ♪
でもまぁ放送途中で録画失敗(≧◇≦)エーーー! それで約一年ぶりに再視聴となったわけなのですw

まず最初に興味を惹かれたのは、ヒーローを職業としている設定です。
しかもヒーロー達のコスチュームにスポンサー様のロゴが実名で入ってるではありませんか!!
オオーw(゚o゚*)w
スポンサー企業とタイアップしてCMまでつくっちゃってるなんて、「(ノ´▽`)ノオオオオッ♪これは新しい!」って思っちゃいましたね♪
「もしスポンサー会社が放送中倒産しちゃったらどうなるんだろうね」って、あにこれのお友達と馬鹿話してたのを思い出しちゃいましたw
こういった奇抜な設定がいままでのヒーロー物とは違ってとっても身近に感じさせてくれたような気がします。

ただ、この作品は奇抜な設定だけで人気が出たわけではないと思うのです!
ストーリー自体は王道のアクションヒーロー作品で、さすがサンライズって感じの安定感あるストーリーとなってました☆彡
そこに「おもしろくな~れ~♪・:*:・'★.。・:*:・'☆(● ̄ρ ̄●)*・:*:・'★.。・:*:・'☆」 って魔法が掛けられてたんです♪
どんな魔法かっていうと『親近感』という魔法がこの作品には掛けられていたような気がします! 
ナカマッ(*^ー^)人(゚.゚*)ダレダッケ?
この作品のヒーロー達はみんな人間クチャイ(*´y`*)σ ⌒ ξ~人達ばかりなんですよねw
しかもヒーロー毎に人間味あふれるハートフルなストーリーが用意されているので、みんな愛着が湧いてきちゃうんです(⌒^⌒)b
格好良いヒーローとしての強い部分と一人の人間としての弱い部分をひとつのストーリーとして見事に描いているのが最大の見所ではないのかなぁって思います♪
最初は「冴えないおっさん」だった虎徹おじさんも、ストーリーが進むにつれてだんだん「素敵なオジサマ」格上げされて最終的に…虎徹LOVE★⌒ヾ(^-'*)ブルーローズが虎徹に惚れちゃう気持ちが痛いほどわかりますね♪
劇場版「TIGER&BUNNY」で、またダーリ…いや虎鉄おじさまとその仲間たちに会える日が待ち遠しいです♪

とにかく「TIGER&BUNNY」は年配から若い人まで幅広く楽しめる作品となってますので、是非たくさんの人に楽しんでもらいたい作品ですね♪


■MUSIC♫
OP曲『オリオンをなぞる』(第1話 - 第13話)
 【歌】UNISON SQUARE GARDEN
 折紙サイクロンに負けず劣らずの見切りベーシストを要するスリーピースバンド♪
 ボーカルの透明感ある高音ボイスが印象的なキャッチーで明るいロックナンバーです(*^^)v

OP曲『ミッシングリンク』(第14話 - 第25話)
 【歌】NOVELS
 流麗なメロディラインにトリッキーなベースが効いているかなりお気に入りのナンバーです♪

ED曲『星のすみか』(第1話 - 第13話)
 【作詞】佐々木健太【歌】 藍坊主
 ボーカルのhozzyこと佐々木健太さんのストレートで心に響く歌詞と歌声が特徴ですね♪
 ブルーハーツの影響がちらほら見え隠れするパンクロックなナンバーです(^O^)

ED曲『マインドゲーム』(第14話 - 第25話)
 【歌】珠妃 Tamaki
 彼女のファーストシングル。どうやら今年高校1年生みたいですね♪
 幻想的かつどこか演歌っぽいノスタルジックな曲ですね!


2012.05.16・第一の手記

投稿 : 2024/05/04
♥ : 47

70.3 4 悪の組織アニメランキング4位
RELEASE THE SPYCE(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (321)
1272人が棚に入れました
ソラサキの高校に通う一人の少女。その裏の顔は、人々を護る正義の私設情報機関<ツキカゲ>の一員だった。ツキカゲ新人であるモモは、師匠である雪に鍛えられ、仲間とともに街の平和の為、今日も張り切る。

声優・キャラクター
安齋由香里、沼倉愛美、藤田茜、洲崎綾、のぐちゆり、内田彩、伊藤静、種田梨沙、鈴木愛奈、早見沙織
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スパイスパイス

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ゆるゆりの方がキャラデザということで、キャラは可愛いですね。

アクションと萌え(微百合)の組み合わせ。飛び抜けた良さもないけれど、不快感や悪さもない、安定感ある面白さって感じですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、アニオリの中で、12話でキチンと綺麗にストーリーをまとめただけでも、好印象です。

最終回、綺麗でしたね。弟子離れ、師匠離れの為の記憶消去、、、と見せかけ、実は記憶は消されていなかったってのを、表情だけで魅せる演出は素敵でした。

これは妄想ですが、(後日談として)十分に師匠離れしたところで、サポーターとして姿を見せるんでしょうね、「敵を騙すにはまず味方から」とか言って、モモのピンチにユキが現れる展開(劇場版とかOVAで出来そうですね)。

キャラとしては、ゴエが一番良い感じでした。つよいし。あと、最終話のモモのバトルアクションは良かったです。

それから、途中の剣道描写がかなり良かったです。剣道用品の正確さに関しては、これまで観てきたアニメでもトップレベルでした(太鼓判)!

あと、これは多分みんな思うんでしょうが、「スパイス」を「不思議な白い粉」にしたら、とたんに世知辛いアニメになりますよね(笑)
{/netabare}

【余談1~ ツキカゲが食べてるスパイス食べてみたw ~】
{netabare}
私はスパイスにはちとうるさいのでw ちなみに、家にあったんで、さっきスパイスだけで食ってみました(笑)

【モモ&ユキ→シナモン】
{netabare}
ニッキや桂皮とも呼ばれる、木の皮が原料のスパイス。世界最古のスパイスであり、スパイスの王様とも呼ばれます。シナモンロールとかに入ってますね。

生で食っても、まあ食えます(笑) 味がする砂を食ってるみたいですが(うちにはパウダーしか無かったので)。はじめに甘味、その後に苦味がきて、最後は軽い清涼感があります。まあ、3つの中では一番食いやすいかな。
{/netabare}

【フウ&メイ→ローリエ】
{netabare}
月桂樹、ベイリーフとも呼ばれる、木の葉っぱです。カレーとかビーフシチューみたいな、肉の煮込み料理に使いますね。臭み消しのスパイスですから。

う~ん、不味い(笑) 基本的に葉っぱなので、まず苦味と青臭さが来ますね。続いて、歯みがき粉みたいな清涼感。かなり硬い葉っぱなので、筋が残って食感も悪い。3つの中だと一番不味いかなw
{/netabare}

【ゴエ&ハツメ→コリアンダー(多分)】
{netabare}
セリ科の植物の種、、、簡単に言うと、パクチーの種です。インドやタイの料理だと、コリアンダーシードやクミンシードを油で炒めるところから始まるものが多いから、かなりポピュラーな香辛料ですね。ただ、似たような見た目のスパイスは他にもあるし、アニメだとちょっと大きいから違うかもしれないけどね。

コリッとした食感、弾けるカメムシ臭wと、柑橘系の香りと清涼感。まあ、パクチーが好きなら食えるし、嫌いなら吐く味ですw でもまあ、パクチーよりは食いやすい。
{/netabare}

以上、食レポでした(笑) スパイスは料理によく使うからたくさんあるけど、スパイスだけで食べることなんてないから、新鮮でした♪ 不味いからもうやらないけどw ちなみに、私の好きなスパイスは、カルダモンです。スパイスの女王と言われる高貴な香りで、チャイなんかはこの香りが強いよね。

あと、そこまでスパイスにこだわらないけど、料理をちょっと本格的にしたいって人にオススメの三種の神器が、「ガラムマサラ」「マジックソルト」「五香粉(ウーシャンフェン)」です。全てミックススパイスで、ガラムマサラ→カレー、マジックソルト→洋食全般、五香粉→中華全般、に少量をかけるだけで、結構本格的になります。ガラムマサラやマジックソルトは結構家にあるだろうけど、実は一番オススメが五香粉。オイスターソースと五香粉とゴマ油で、適当に肉とか野菜を炒めてみて下さい。激ウマです♪ いずれもスーパーで簡単に手に入るので、お試しあれ♪
{/netabare}

【余談2~剣道通信簿(2話、半蔵門雪の練習)~】
{netabare}
○→武道家の雪は正しいフォームにして、初心者のモモは手を逆にして柄を余らせる素人握りにするのは、芸が細かくて良いです(+2点)。

△→その後の半蔵門の素振り。左手の握りが通常と違いますが、人差し指を余して親指を中指につけるのは、私と同じ握りなので許しますw 左肘が曲がっているのは良くないけどね(±0)。

○→袴のひだの数が正しい。竹刀の上部にちゃんと弦を付け、巻き返しの部分もある。正面から見た先革に×をつけるなど、剣道具の作画に関してはかなり正確(これまで観たアニメでもトップレベル)です(+4)。

評価は5段階で4です♪ 剣道知っている方か、ちゃんと取材した上での作画ですね。素晴らしい♪
{/netabare}


【アニオリのため、1話ごとの感想】
{netabare}
1話目「ゴールデンスピリッツ」 ☆3
{netabare}
とりあえずある程度作画動きますよ、のアピール。日常は女子高生。こういうのって、セーラームーンとかがはしりなのかな? 警察官になりたい女子高生が忍者になるか。これ、色々なアニメをごちゃ混ぜにした感じだな。スパイスを薬物に変えたら、一気に殺伐としたアニメに(笑) モモの成長物語かな。アニオリだし、最後は魍魎倒して分かりやすくハッピーエンドかな。高校卒業して警察になるシーン(警察と書かれた進路希望用紙のアップ)締めとかさ。
{/netabare}

2話目「第1の挑戦」 ☆3
{netabare}
「なぜスパイで忍者が女子高生である必要があるの?」という問いに、「若いうちしかスパイスが効かない」という理由付け。空崎、、、川崎?

「剣道通信簿→半蔵門を正しいフォームにして、初心者のモモは手を逆にして柄を余らせる素人握りにするのは、芸が細かくて良いです。その後の半蔵門の素振り。左手の握りが通常と違いますが、人差し指を余して親指を中指につけるのは、私と同じ握りなので許しますw 左肘が曲がっているのは良くないけどね。袴のひだの数や、竹刀の上部にちゃんと弦を付け、巻き返しの部分もあり、正面から見た先革に×をつけるなど、剣道具の作画に関してはかなり正確(これまで観たアニメでもトップレベル)です。評価は4ですね(5段階で)」

夏服に変えて時間変化を表し、ちゃんと成長を表す。ローリエとシナモン。どうでも良いんですが、私はカルダモンが好きですw 防刃防弾、、、なのに、なぜヘソ出し(笑)? 内通者は、カトリーナかな? 次点で命か雪か。二重スパイの可能性も高いけどね。
{/netabare}

3話目「モウリョウ」☆3
{netabare}
やけに胸を強調。まあ、失敗はあるわな。ソープを即座に理解して恥ずかしがるJKってのもw 誰かに誉めてもらいたくて仕事するのは、確かに違うよな。格闘シーン、わりとまとも。足の砂、結構ちゃんと仕事してる。
{/netabare}

4話目「Never Say Never Together」☆3
{netabare}
歌、なかなか上手いし、良い感じだな~。キャラを深めていく展開にするの? 気を遣ったつもりが、相手を傷付ける。へ、変態さんだぁ(笑) とにかく、歌が素晴らしい回だったな♪ 来週は、五恵×雪 回かな?
{/netabare}

5話目「Phantom・Protocol」☆3
{netabare}
拡散されるぞ?(笑) 色々ツッコミ処のあるバトル。モモ、またこのままダメになると見せといて、少しの成長。
{/netabare}

6話目「友情の報酬」☆2
{netabare}
どうやって空崎高校を突き止めた、、、って、空崎市で暗躍する(大して顔も隠さない)女子高生集団、、、だったら、大抵、見当つくんじゃ? 久々の味覚能力。
{/netabare}

7話目「初芽より愛をこめて」☆4
{netabare}
初芽の怖さが出て、良い感じ。ちょいとスパイっぽい。五右衛門が一番強いのか。アクションシーンはなかなか格好良い。強いだけが取り柄って。作画、魅せ処は押さえているな。
{/netabare}

8話目「N機関情報」☆2
{netabare}
沖縄であの兜は暑そうだな(笑) 光学迷彩があるなら、バイクより凄い機械作れそうだが。いやいやいやいや、もう侵入バレてるやん、絶対に。なんか、安っぽい友情物語に、ザコザコしい敵。
{/netabare}

9話目「ディスティニー・サークル」☆3
{netabare}
前半のデート回は、なかなか。朝から海鮮丼(笑) 過去回想メインでしたが、なかなか楽しめました。いよいよ、ラスボス登場ですね。
{/netabare}

10話目「ソラサキ応答無し」☆3
{netabare}
百合だな~。命か。次点で正解だったか。まあ、ゴエとか殺さないところを見ると、二重スパイですかね。海に落ちるのは生存フラグだし。
{/netabare}

11話目「ゲッカコウ作戦」☆3
{netabare}
このまんま命が本当に裏切り者(悪役)だったら面白いけどな。まあ、二重スパイだろうな。本拠地バレてーるんだから、どっかのホテルとか山中の方が安全だろ?
{/netabare}

12話目「ツキカゲは永遠に」☆4
{netabare}
そりゃあ、二重スパイだよね。ガチスパイの方が面白かったけどな。バトルアクションはなかなか格好良い。アニメの醍醐味。めでたしめでたし、って感じだね。弟子離れ、師匠離れのための、記憶消去。やはり、記憶消去はしていなかったか。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

砂を噛む

2話までの感想{netabare}
どうしても「ゆるゆりのキャラがスパイモノの演劇をやってる」って印象を抱いてしまう。
良くも悪くもヒット作出すと他作品やってもその印象が付きまとう、ってことだろうとなるべく気にしないように努めてるつもりだけど…どうしてもチラついちゃうなぁ。
スパイスってあんたソレ…どこ産?北朝鮮?
ツキカゲのアジト、どんなに資金があろうが人手が無くてはあんなの建造は不可能で…MI6以上に職員居ないとどうにも落ち着かない、なんであんな大掛かりにしちゃったんだろう?
そうでないとQの秘密兵器の説得力に欠くと思った?…ってのは無いよなぁ、かなりファンタジーだし。
ぶっちゃけ敵組織との対決よりもツキカゲのアジト潜入のほうが面白そう。
今後「裏切り者」によってツキカゲが占拠され、奪還する話になったり…しないかな?
とりあえずアジトが火の海になるか、スパイス中毒になって“URAHARA”みたいな展開になってくれたらいーなぁ。

まぁ嫌な予感がちょっとあって…タカヒロって社会派気取りを釣り上げる商売に味を占めたキライがあって、もしかして今回は大麻合法化(にうるさい人)をターゲットにしてたりする?
または“ケムリクサ”が始まる前にそのネタ拝借したとか…。
ただの深読みし過ぎならそれでいいんだけど。{/netabare}

3話感想{netabare}
感想の前に↑の自分の文章読み返してみるとまだモヤっとしてる感じなのでそれのフォローから。
ゴチャゴチャと面倒なことを考えてその結果行き着いた理屈、じゃなくて反射的に漠然と思ったことを文章化しようとするとどうしても見落とし出ちゃいますね。

スパイであるなら所属してる国がある、忍者だったら仕えてる主君が居る、と思うんだ。
国内に国のコントロールを受けない独立した強大な組織があったとしたらまず国そのものが嫌がるんじゃない?
クーデターされたらどうすんの、敵性国に寝返ったらどうすんの等々不安のタネとしての側面がデカすぎる。
下衆な仮定をすると、国ぐるみで隠蔽したいことが起きた時、それを暴くような存在を秘密裏に飼ったりはしないんじゃないかな、あくまで「市民に支持されて(選挙権者へのゴマすり)」って後押しが無い限り。
簡単な例では警察が不祥事起こして隠してて、それをツキカゲが勝手に暴いて国は喜ぶかね?って問題。
似てると言われてる“プリンシパル”ではそういった「お上」の意向を騙し騙し、時にはお上に決断せざるをえない状況に打って出たり(チェンジリング作戦の決行とか)してたワケで…。
他には、海外ドラマでよくあるじゃん?市警察が密売人捕まええたらCIAの潜入捜査官でドヤされるっての。
んで、そんなことをボンヤリ思いながらだとツキカゲのアジトが立派すぎるのに違和感が…ってことで↑の感想はあんなのになったのです。

で、これは文句じゃなくて…なんか仕込んでるんじゃないかな?と思ってたり。
正義の行いだと思って働いてたら実はツキカゲは悪の結社だったとかね、ベタなのでは。
内部に居るらしい裏切り者もそれが理由だったり?そのうちピンクに「あなたも裏切りましょう」とお誘いがかかったりして(ピンク自身が裏切り者の可能性あるけど)。
まぁスパイスの出所も引っかかる部分で…3話では敵側にスパイスが渡ってしまった模様。
じゃあ分析されて複製されてヤバい部分が強化されて…なーんてことにはならんかしらん?
アンセムもといスパイスが安全安心厚生省認可なモノ、ってどうしても思えんのよなぁ…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
スパイってよりも単に二つの組織が人知れず対立してるだけの、どっちかっつーとヤクザの抗争みたいになってるような?
まだ誰かは分からないけど「裏切り者」が一番スパイしてる気が。
↑で書いたのと似たような話をグダグダ語らせてもらうと、“スパイ大作戦”ネタはこの作品でも使われてたけど、やっぱスパイをスパイたらしめてるのは「君もしくは君のメンバーが捕えられあるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで」に掛かると思うんだよなぁ。
出所(元ネタ)をソレとする“大江戸捜査網”の「死して屍拾う者なし」の方がピンと来るかな?
上で触れたように命令を下す国なり主君なりが居て、もしそれとの関係が暴かれるようなことになっても「誰それ知らん」とスッ呆けますよ、と、何かあったらすぐに尻尾切りしますよ、と。
この崖っぷち感・退路の無さ感がスパイモノの醍醐味なんじゃ…“プリンシパル”でもヘマしたら口封じで背中から撃たれかねんって描写はあった…よね?

ってことを思いながらの9話、2年前に師匠の師匠が死んだとのこと。
スパイとして死んだので二階級特進どころか墓すら立たない、もし立ってもせいぜい女子高生が事故死しただけか、酷けりゃ家出して行方不明扱いか?
なんでそこら辺触れてくれないんだ…と思ったけど、いや待てよ?
裏切り者の犯行動機はこれだったりして?
命を懸けて町を守ったのに誰も感謝しなくてキレたとか…ってこれはタカヒロ作品の“まじこい”がそうなんだけどさ。
タカヒロお得意のネタと見るか、同じネタはやらんだろうと見るか、果てさて。


余談・園芸ネタ
モウリョウが計画してる作戦名ゲッカコウ、ゲッカコウ=月下香か。
同期に放送されてる別アニメ“RErideD-刻越えのデリダ-”にも月下香が登場してて、しかもこっちは1話からで、まさかのネタ被り。
“プリンシパル”といいツイてないのう…まぁこっちは被ってても問題ない内容だけど。
といいつつ実は自分「月下香」と聞いてもピンと来ず(※)、ググってみたらチューベローズでした。
ああチューベローズなら知ってる、花卉として普通に出回ってるし香水の原料にもなって昔は媚薬の材料だったとか。
リリスパで考えると…興奮作用でもあるのかね?
沖縄に自生ってのはフィクション地域変種ってところか。
8話で描かれたのもまんまチューベローズでした。
ってか8話、8話なぁ…。
本筋としてはモウリョウが何をやろうとしてるかは不明だけど計画に沖縄固有種のゲッカコウが原料に使われてると知り、捜索に向かったけど証拠隠滅で全部燃やされちゃいました。
サンプル手に入れて成分調べれば・どんな効能があるか分かればモウリョウの計画も判明したのに、あと1歩及ばず残念ぐぬぬ。
(また、モウリョウ本部には既に十分な量が届いてて計画失敗や遅延にもならなかった)
ってことだと思うのだけど、いかんせんバイキングが余計でハラハラ感がありゃしない。
ツキカゲみたいなスパイ組織は別の地域にも当たり前のようにあることを見せたかったのかも知れないが、う~ん、本筋に対してノイズにしかなってなかったような。


ってか最初聞いた時は李紅蘭で有名な夜来香(イエライシャン)のことかな?と思ったけどそれとは別、そっちはトンキンカズラって解釈が主流みたい。
一応(歌で歌われてる)イエライシャンはチュ-ベローズだという説も以前はあったらしい、まぁ白い花って言ってるしなぁ。
更には夜香木(ナイトジャスミン)も参戦して紛らわしいことに…ここら辺調べてみると面白いかも?{/netabare}

11話までの感想{netabare}
ビックリするほど盛り上がらない…この空虚感は何だろう?{/netabare}

最終回感想{netabare}
お、おう。
あれかな?ゆゆゆで「神樹こそが悪モノじゃないの?」とか「大赦は悪の枢軸じゃね?」と言われて、「あ、そっか(そのアイデアいただきー!)」としてワルモノに設定し直しただけの安直さを感じる。
大赦=モウリョウ、神樹=市民を洗脳するゲッカコウ
安直過ぎっていうか、寝ながら書いた?
あ、ゆゆゆは見ないで良いです、人生の損です。
ってかさ、「記憶消去」と「洗脳」は別腹みたいな扱いだったけど、実際は限りなく近いモノだぞ?
これを「全然違うものでーす」って言われても承服しかねるというか、そこまで視聴者バカにすんなよ、と。
ってか同時期に“バナナフッシュ”やってて言い逃れ出来ん。
もうなんか色々言う気も無くなった、虚無。
なもりキャラデザでソコソコ売れるだろうけど、買う人は未開封な予感。
評価する人はちゃんとどこが面白かったのか書いてくれ(小学校の感想文みたいに「面白かった」だけってのは…ね)。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

スパイ受難の時代に明快なスパイ娯楽作品は可能なのだろうか?

【三話迄の感想】


長いので折りたたみw


{netabare}
シリーズ構成・タカヒロ氏
「この作品では、政治劇などの重厚なものよりも、
スパイならではのアクション、女の子たちが敵を倒す爽快なシーン、
女の子同士が友情や絆を深めるシーン、
それらを見て思いきり楽しめるような、
エンターテイメント性あふれるスパイモノを心がけて作りました」
(電撃G`sマガジン2018年・11月号より)


物語世界内においてもスパイは相当に悩み多きご職業です。
冷戦中も、東西両陣営の非情な駆け引きの中で、
自らの正義について思い悩んだり、禁断の恋をしてしまったり。

冷戦終結後はさらにスパイそのものの存在意義が揺らぐ中、
大衆向けスパイ映画なんかでも、敵より先にまず自分探しで苦闘する
スパイの悲痛な姿を目にする機会が増えました。
哲学的な問答も繰り返され、
アクションだけでなく心理描写も評価される重厚な作品が数多く生まれました。

が、その一方で私は思うのです。
ちょっと最近のスパイは自分探しをこじらせ過ぎじゃないか?
もっと単純明快に、磨き上げたスキルで暗躍する、
格好いい姿を迷いなく見せ付けて欲しい……。


そんな私にとって、本作は、事前公開されていた
JKスパイのヘソ出し&ヒラヒラ多めのコスチューム
と言うビジュアルからして、
スパイの意義とか自分探しをする意志をまるで感じないw
清々しいまでのエンタメ性を予感し、期待していたオリジナルアニメ。


ただ、一話はやや不安も感じる立ち上がり。
本作はエンタメスパイ作品を志向しながら、萌えワールドに引き籠もらず、
現実社会にJKスパイを実在させようとする意図も感じる作風。

だからと言って、JKがド派手なカーチェイス等をする姿をご近所等に目撃されるのを防止するため、
部外者には女子高生スパイがホログラムで警官に見えると言う
22世紀も真っ青な超設定は流石に無茶w
序盤でリアリストからの突っ込みをブロックしておこうと言う予防的措置なら良いのですが、
今後はホログラム設定の多用より、
爽快アクション展開でリアルを忘れさせる構成で切り抜けて欲しいと願います。

また個人的にタカヒロ氏の手がけた作品には、各登場人物に盛り込まれた、
萌えも含めたキャラ設定やノリが乱発されるとカオス化する傾向も感じていて、
初回はこうした乱調の懸念もありました。

さらに{netabare} 主人公の口と舌で対象人物の嘘や正体を見抜くスキル描写には、
百合の突風による脱線のキケンも感じましたw{/netabare}


反面、二話のスパイ訓練回は楽しめました。

フィジカル、メンタル共に超人的なスパイ能力を体得するために、
奮闘する展開に、スパイ娯楽作のルネサンスを感じて時めきました。

正義のスパイ組織“月影”のカラクリ満載のアジトで
秘密道具を紹介したりする件もベタですが良かったです。
見ていて、往年、Qがボンドに嬉しそうに珍ガジェットの効能を熱弁する姿が思い浮かんで来たりもして、
そうそう!こういうのが見たかったんだよ!と思わず頷きました。


この土台の上に展開した三話の任務では、
私は確かにスパイエンタメ作品としての手応えを感じることができました。

これもベタですが、{netabare}モグラは誰だ?{/netabare}と言う謎要素にも牽引力があって、
私は今後も楽しく視聴できそうです。


序盤を振り返ると、決意表明通りスパイ娯楽作としてシンプルに暗躍すれば良好。
それ以外の萌えやギャグ等に入れ込み過ぎればカオスという印象。
とは言え、人身売買とか意外と手口がエグい犯罪組織との対決も含めて、
深刻になり過ぎれば、自分探しの迷宮入り。
師弟関係も適距離ならば良い絆スパイスですが、接近しすぎれば百合方面へ脱線の気配。

さらに自身の存在意義について思い悩んでこそスパイとの価値観を持つ方にとっては、
こんなのスパイ作品じゃないよ~との感想も十分に有り得るわけで、
師弟間やリアルとの距離の取り方も含めて制作も評価も綱渡りが続きそうです。

私としては、本作に関しては萌えとか百合とか、サービスシーンとか鬱展開とかは最低限で良いので、
とにかくスパイ活動を楽しく集中して描いて欲しいと願います。

私にとっては、露出多めなミニスカJKが
正義のスパイ活動に没頭する姿を眺めるだけで十二分なサービスですのでw{/netabare}


観終わって……


私にとって本作のシリーズ構成・脚本のタカヒロ氏と言えば、
結構どんでん返しも仕込んでくるクリエイターと言うイメージがあって、
いつもは私もそこにも期待しながら挑みます。

けれど古のスパイアクション復興アニメの色彩が強い本作については、
頼むから捻るなよ……、ひっくり返すなよ……、落とし穴を掘るなよ……、
と祈るような心境で視聴していましたw

だって、タカヒロさんなら……
{netabare}信頼していたあの人が闇落ちするとか、所属していた組織こそが悪だったとか、
むしろ主人公が裏切ったとか、主人公が死んでバトンタッチとか、
もう何でもアリそうじゃないですかw

そもそも、本作でも記憶を消去するクスリまで盛って来た時点で、
主人公が“モグラ”まで展開可能なわけでw{/netabare}

ですから、結果として捻りが想定内で、
割とベタにスパイ少女を堪能できた本作は楽しめました。

焦点の……{netabare} “モグラ”は誰か?についても、
私は捻らないと信じて、あまり深読みせずに制作者の掌で素直に踊らされた結果、
無難に三番目に怪しいと思っていた方の裏切りで気持ちよく騙されました。
(実質、候補はほぼ師匠三人なわけで、見事に直感が外れたようなもんですw)
事前のスタッフの宣言通り、悪の組織は最後まで悪で、正義の組織も一貫して正義で揺るがず。{/netabare}
オチも予想通りかつ許容範囲内で何か安心しましたw

原案・『ゆるゆり』のなもりさんキャラデザのヘソ出しスパイ少女が師弟関係だからって、
あまり百合に脱線するなよ……とも祈願していましたが、
そこもせいぜい日常パート、サイドストーリーのスパイスレベルに止まって一安心w

ただどうせスパイスするなら微百合風味な師弟関係よりも、
街との絆を強調する味付けの方がベターだったかも?とも感じました。
特に上の世代の女性たちの街への愛着や思い出と絡めたら、
より良い味が引き出せたのではないか?とも思います。

スパイ少女アクションについては満腹かつ眼福でしたが、
訓練で磨いたスパイスキルを作戦でもっと見たかったという要望は残りました。
例えば誰とでもすぐに仲良くなり情報を引き出す話術とか、
じっくり実践されると、さらにドキドキできたかもですw

シナリオ上、続編も展開は可能なのでしょうが、
捻り技が持てはやされる今の時代に存続できるかは……。
ただ本作のようなベタなスパイスのアクションヒロイン物は、
私の好物でもあるので、今後も定期的に提供してくれたら嬉しいです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31

61.9 5 悪の組織アニメランキング5位
エルドライブ ēlDLIVE(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (161)
779人が棚に入れました
この世界には、地球人の知らない数多くの宇宙人が存在する。宇宙の秩序と平和を守るため、日夜、悪と戦い続ける組織、それが"宇宙警察エルドライブ"である。地球で暮らす少年・九ノ瀬宙太ここのせちゅうたには、物心ついたときから、ほかの誰にも聞こえない不思議な"声"が聞こえていた。そんな宙太がある日突然、宇宙警察エルドライブ・太陽系方面署の署員としてスカウトされる。採用試験を受けることにした宙太は、その最中、初めて"声"の主と対面することになるのだが、その声の主とは、"共生体モニタリアン"といわれる珍しい生命体。宙太はこのモニタリアンと協力して共生技を発動できる特殊な存在だった。採用試験に合格した宙太は、相棒のモニタリアン"ドルー"とともに、太陽系方面署署長レイン・ブリックのもと、同僚の其方美鈴そのかたみすずや仲間たちとともに、エルドライブ署員として働くことになる。

声優・キャラクター
村瀬歩、早見沙織、鈴木達央、釘宮理恵、小林大紀、飯田里穂、Lynn、松岡禎丞
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

一瞬だけ、志村けん さんかと思ったw

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
というタイトルにピンときた方は、1話を観た方ですね(志村けんさんの白鳥)w

良くも悪くも子供向けのアニメ。でも、それだけで侮ってはいけない。「マリワカ」の好例があるからね♪

ぶっちゃけ、去年(2016)は駄作が多かったスタジオぴえろ(おそ松さんは2015~)。さあ、今年(2017)をうらなう一作目はどうかな?

まあ、何はともあれ、小中学生が面白いと思ったら、面白いアニメなんでしょう♪ 私のようなオッサンではなくw


《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで&最終話)】
{netabare}
やはり、おっさんが観るアニメじゃないw それにつきると思います。だったらまあ、夕方6時から放送するべきですね。

さて、合わない合わないではレビューにならないので、良い点と、難点を。

良い点としては、わりと深そうな世界観をつくっているところと、ツンデレ感溢れる美鈴のキャラかな。

太古の地球に送り込まれた、知的生命体(風なロボ?)「ジルー」。おそらく、話が進んでいくなかで、太古の地球に何があったか、なぜ他のモニタリアンが残っていないのか、その謎解きや元凶との戦い、など壮大な戦いに発展していくのでしょう。そして、宙太の成長を描くと(王道)。そうなれば、面白味も出てくる気もします。

また、ヒロインの美鈴ですが、ツンデレのテンプレみたいな感じですが、宙太に対する多種多様な罵倒が辛辣且つ小気味良く、なかなか良い感じです。声優さんの力も大きい感じがしました。

マスコットとはいえよくしゃべるので、釘宮病の患者さん(私も軽度の釘宮病w)には、よい薬となったかも(笑)

次に難点を。

まず、ギャグが致命的にツマラナイ、というより、子供向けの分かりやすいギャグ(これは、この原作者はずっとそうなので、多分変化はないかな?)。

次に、主人公の宙太の戦闘手段が「イメージの具現化」という、様々なアニメや漫画で使われるチート能力だという点です。まあ、いろんな敵を出して、色んな方法でやっつけられる、作者にとって楽で都合の良い戦闘手段とも言えます。短いスパンで盛り上がりをつくり、アンケートの好成績を取り続けなければならない、ジャンプ原作らしいっちゃあらしいです。

「イメージの具現化」を主人公の能力にする場合、どう制限をかけるかが大事だと思います(このへんは、HUNTER×HUNTERの念能力全般、特にクラピカの具現化系とか上手い)。1話を観た限りでは、そういう制限は見当たりませんでした。何でもできる能力ほど、ツマラナイものはないです。

本作の場合、それは(宙太とジルーの)「イメージの共有」というのが制限になるのかもしれませんね。二人が仲違いすれば、技が発動できないとかして、二人の絆の深まりを描いていくつもりなのでしょう。

ただ、第1話でいきなり完璧にシンクロしちゃったし、それも「並み縫い!」と一言でやっちゃう雑さが残念。それじゃあ、「宙太のイメージを具現化する」ことと「宙太とジルーのイメージを合わせる」ことに違いが生まれず、折角の設定を自らぶち壊しているな、と。どうせなら、(序盤は)何回か失敗させるか、不完全な並み縫いになるかすれば良かったと思うけど、そうやってじっくりと描けないところが、ジャンプ漫画家の宿命かな。新連載の1話目、限られたページ数をフルに使って盛り上がりを作り、アンケート1位とらなければならないしね(byバクマン)w

とにかく、後半に面白くなりそうな要素はあるなと思いました。ただまあ、そこまで待てるほどこのアニメに興味もないし、単純に面白くないし、原作連載中だからアニメではそこまでの核心に踏み込めずに終わるだろうし、ここで切りですねm(__)m

【追記→最終話のみ視聴】
ベガ警部の裏切り?とか、なんか緊迫してる風だけど、そんなベガ警部が人質もとらず、エルドライブ本部への連絡をスルーするとか、ガバガバじゃん。ベガ警部が(デミルを逮捕させる為に、意図的に情報をもらし)間接的にエルドライブを動かしたとかいう描写があれば良かったのに。もしくは、エルドライブがデミル艦隊に乗り込んできた時点でベガ警部がデミルを倒し、でも責任として、死ぬ覚悟で戦いに臨ませるとかすれば、味が出たのに。

ラストバトルも、ビームサーベルで力押しでした。やはり、最終話を観ても子供だまし(対象年齢小学校中学年感)を感じました。ただまあ、なんかハッピーエンドで良かった良かったという感じでしょうか。


〔まとめ〕
○深そうな世界観
○美鈴の多種多様で辛辣な罵倒
×ギャグのつまらなさ
×能力設定の荒らさ
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
主人公はダメ系少年。でも謎の力を秘めていて、という王道。展開も王道。1話を観る限りあまり面白くない。バトルもので少年の成長を描くようだが、そのバトルの手段が×。

2話目
エルドライブの全容などが明らかになっていき、楽しさも増えてきた。しかし、戦闘面がたまらなくつまらなかったのと、ノリが子供っぽすぎて、視聴断念ですね。宙太も美鈴も、ワケもなく強すぎ、力業で敵を倒しすぎです(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「Sympathy=共感」を根底に進化を続ける宙太とモニタリアン…

この作品の原作は未読ですが、クギュとはやみんが共演すると知り視聴を楽しみにしていた作品です。
少年・少女漫画やラノベなど幅広いジャンルから作品が選りすぐられてアニメ化されています。
普段少年誌に対しては全く食指が動かないのにアニメになると思わず見てしまい、結構感動したりもするのはきっとアニメだから…

大勢の人が携わり…声優さんが魂を吹き込んで初めて完成するのがアニメの作品…
アニメ化される作品も凄いですが、その画を動かして声を当てるのはその道のプロフェッショナルな方々…
しかも声優さんは相当激しい競争を経て役を掴み取っている、そんな大の大人が生み出す本気の結晶そのものがアニメだと考えると、その様な作品を視聴するのはとても贅沢な事だと思います。

この物語の主人公は中学2年生の九ノ瀬宙太…
彼はまだ年端もいかないのに周りからちょっと変人扱いされていました。
それは誰もいないのに急に話し出したりするから…
でも、実は彼はちゃんと会話をしていたんです。
彼にしか聞こえない声と…
それに彼の人生における決して消える事のない汚点が、事ある毎に宙太の気持ちを浸食するのでだんだん内向的な性格へと変貌していってしまったんです。

ところが、そんな彼にも転機が訪れます。
それは宇宙警察エルドライブにスカウトされるという一大事が…
エルドライブにスカウトされた事でこれまで分からなかった事が色々と分かってきました。
一番は謎の幽霊の様な宙太の会話の相手がドルーというモニアリアンだった事…
同級生のヒロイン…はやみん演じる其方美鈴もエルドライブの一員だった事…
そして宇宙警察が地球上に目を配らなければいけないほど、宇宙犯罪者がやってきている現実を知り、宙太はドルーと一緒にエルドライブの一員となり物語が動いていきます。

この作品の見どころは、何といっても宙太とドルーの絆がどの様に深まっていくのか、宙太が自分の過去とどの様に向き合っていくのか、そして同僚となる其方との関係…といったところだと思います。

宙太とドルーの絆が彼のエルドライブにおける活躍とリンクしているのですが、ドルーは共生型の生き物なので宿主の状態にかなり左右されてしまう上、ドルーが宙太とのSymparhyを感じないと本来の力が発揮できないので、最初は中途半端感が否めませんでした。

でも誰かと繋がっていると実感できた時って、嫌いな人とじゃなければ嬉しさを感じると思います。
それは例え同じヒト同士じゃなかったとしても…

宙太とドルーは小さい事から一つずつ積み上げていきました。
決して順風満帆なんかじゃありませんでした。
でも限界ギリギリの攻防に加え相手を思いやる気持ちが限界値に到達した時、目の前で起こる出来事はきっと奇跡…

最初の頃と比べると、宙太は変わったと思います。
ドルーを認識できて明るくなった…
其方とも何とか話ができるようになった…
でもきっと宙太は気付くと思います。
これから大人の階段を上っていく上で、たくさんの厳しい現実が待っているという事を…
少し前までの宙太だったら逃げ出していたかもしれない…
だけど今なら大丈夫…だって宙太は一人じゃないから…

だから辛い過去にもしっかり向き合って欲しい…
だって過去は消せないし改変もできないのだから…
私たちにできるのは、事実を受け止めそこから未来への糧を引きずり出す事…

嫌な事からずっと逃げ続ける事はできません。
バカが付くくらい真摯に向き合ってみたら、そこから見える景色は自分の思い描いていた風景と違うかもしれませんよ。

宙太を陰日向で支えるはやみん演じる其方…
彼女も魅力溢れる女の子であると同時に、年相応の面が垣間見れたのが良かったと思います。
でも基本可愛いです。

そんな宙太と其方がエルドライブとしてどの様な活躍を見せてくれるのかが楽しみです。

オープニングテーマは、+α/あるふぁきゅん。さんの「Our sympathy」
エンディングテーマは、The Super Ballさんの「キミノコエガ…。」
+α/あるふぁきゅん。さんのオープニングはメチャクチャ恰好良かったと思います。

1クール12話の物語でした。
きっと物語としては全然序盤なんだと思います。
これは続きもアニメで…を希望します。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

ドルーを見て思ったのですが・・・

「根性!根性!ド根性でぃ!!」と一世を風靡した人情コメディアニメを思いだすようでは私はそうとうジジイですね。
でも作風にもなんとなーくそんな懐古じみた感じが多く取り入れてるような気がするんですよ(個人的に)。それが天野先生によるものか、推してる編集者によるものか判りかねますが。
・ドルーの顔が手塚動物キャラっぽく見えた(第一印象)。
・「ドルー」のネーミング=銀色の宇宙刑事が扱う電子聖獣からか?
・宇宙警察エルドライブ署内での復唱「ヨーヨーサー」がタイムボカンの三悪の二人が使う復唱みたい。
・ストレインジ・ラヴ。ネーミングの元ネタは映画「博士の異常な愛情」?
etc・・・

作品世界における特殊適正「SPH(Space Pheromone:スペースフェロモン)」の定義も今一つわかりにくく感じます。体内から出る分泌物って・・・

王道少年漫画らしく主人公・九ノ瀬宙太君は中二の思春期真っ盛りの少年。幼少時のトラウマと物心ついた時から聞こえる謎の空耳に悩み、実は宇宙希少生命体「モニタリアン」と共生していることが分かり宇宙警察エルドライブにスカウトされて入隊(って、世間知らずの未成年になんという無茶ぶり!)。
そして数々の事件と遭遇して成長していく物語なのでしょうが、如何せん事件が宙太のご近所でしか起こらない進行具合がチョットショボい気が・・・(でも最終回はイキナリ地球規模って!)

エルドライブ署員も個性的なキャラデザインは好感ですが、みんな「イイ人」すぎる!(何人かは腹黒・ひねくれ・嫉妬の権化みたいなウザキャラがいた方がストーリーに深みが出たような気もするのですが。)

ドルーのシンパシー(共感)で必殺技が出せるようになった宙太。しかし「個性」なのでしょうがネーミングセンスの悪すぎにドン引き。(冷却ガムはがし・なみぬい・まつり縫い・輪切りって家庭科か?)

そしてさしたる大きな流れはなく謎の伏線を残して終了。2クール行く気なんでしょうが、う~~んどうだろう?個人的には、う~~~~~~~ん・・・

{netabare}
❝宙太の妄想で― ❞
Dr.ラヴ「さあ、今日もタクラマカン計画の実験をしよう」
其方美鈴「イエス、Dr.ラヴ」(潤んだ瞳で)
Dr.ラヴ「服を脱ぎたまえ」
其方美鈴「イエス、Dr.ラヴ」(頬を赤らめながら頷く)
美鈴の足元に落ちるスカート・・・・・・

宙太「うわあああああああああああああああああ!」
ドルー「しっかりしろ宙太!Hな事ばかり考えてるとタイトルが『エロドライブ』になってしまうぞ!」{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

73.4 6 悪の組織アニメランキング6位
FLCL フリクリ(OVA)

2000年4月26日
★★★★☆ 3.9 (578)
2466人が棚に入れました
後に「トップをねらえ!2」で監督を務める鶴巻和哉の初監督作品である。脚本は「少女革命ウテナ」「桜蘭高校ホスト部」の榎戸洋司、キャラクターデザインは「ふしぎの海のナディア」「新世紀エヴァンゲリオン」の貞本義行が担当した。

ベースギターを背負いベスパのバイクに乗ってやってきた謎の女・ハル子と彼女によって頭から変なモノが出てくるようになった小学生・ナオ太、彼と付かず離れずの関係で学校では孤立しているカメラ好きの女子高生・マミ美が主人公の不思議でサブカルな空気の実験的演出が多用された作品。

全編に渡ってthe pillowsの楽曲が使用され、物語の空気感を作る重要な要素となっている。

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

OVA、アリですねえ、、

【OVA作品というやり方】
既存作品の外伝とかではなくOVA単品という作品を見たのは初めてだったが、ちゃんと製作陣が作り込んで、かつやりたいことをやっているようでよかった。多分放映作品は浅く広く受けをねらう必要があるけど、OVAなら、狭くニッチなファンが買えばいいということで、相当やりたい放題やれたのだろう。また、放映させる場合、基本1回しか見ないし、視聴ごとに各話一週間開いてしまうので、わかりやすさが結構大事で、情報量を多くすることは難しいけれど、OVAなら何度か見て理解できる要素が色々あったり、激しい展開が可能になってくるのではないか。この作品は各話結構情報量多くて濃密な30分を堪能できる(情報量を絞っても面白い作品というのはあるが)。
こう言う商売のカタチを(自分が知らないだけで結構あるのかもしれないが)もっとやってほしい。

【メタ表現について】
作品として、製作陣の世界をつくりあげるのはいいけれど、メタ的な話を最終話までこねくりまわしたりしていて、そこは盛り上がりを阻害しているように自分は感じた。まあ第一話とかでのメタ表現は普通によく思えたし、調整が微妙なところだろうけど。

【ストーリー的な魅力】
話の内容としてはこの作品は、人間的な素朴なテーマ、SF的なかっこよさ、メチャクチャな小ネタの乱舞でできている。何よりすごいことに、(niconico動画等に通ずるようなレヴェルの悪のりを)あれだけやりたい放題やっているのに、人間的な共感や、優しさや痛さを感じられるような、力強い素朴な物語がしっかりあるのだ。
一番この作品で好きなのは麻美々だ。麻美々の物語が一番不完全で優しかった(現実的ではないが)。



【ストーリー的な難点】
重箱の隅を突けばでるものがないではない。
ご都合主義とはいえあの主人公がそこまでモテモテなのはどうなのかとかね、主人公にみんな優しすぎでしょとかね、やぼだけど。
ストーリーの難点とか気になってくる前に駆け抜けていったって感じはある。
あと自分の好みとはずれはある(まずピロウズみたいな曲聞かんし、ドンチャン派手でカッコイイ、っていうアニメって好きじゃない)。
でも見せ方がうまいし、全然見れた、

【作画】
2000年の作品だがそうは作画、演出は信じがたいほど洗練されていると感じた。女の子も男の子も可愛い(マユ毛とか)。漫画風演出は悪くないが、普通にちょっと忙しなくて分かりにくい感はあった。まあその労力に見合ってない感じも良いです。

【ニッチさ、オタクさについて、若輩の愚痴など】
延々と、さながらFaceBookで政治的な発言を繰り返すオヤジのように何度も言ってきた懐古的なことをまた話す。
やっぱりアニメ業界っていうのは(これは深夜アニメってわけじゃないからちょっとずれた話になるけれど)深夜枠という、比較的自由のきく時間帯を利用して、製作陣が好き放題、自分の世界を作ってきたものである。昔のアニメには確かにエネルギーがあった。「これが俺の世界だ、物語だ。」と、たとえ理解されなくても視聴者に堂々と作品を叩きつけていたのであった。
それがなんだ今は。視聴者に媚びへつらう技術ばかりが上達しているように思えてならない。最近はアニメも大衆化したと言うが、元々アニメにあったオタクの居場所が大衆に奪われたといった方が正しいのではないか。しかも大衆化といっても、ニッチな春画から即物的なアダルトビデオになったというような下卑たものである。AVも需要はあるだろうが春画の居場所を奪わんでくれ。

そんな世の中なのでこういう趣味全開の作品を発掘できると、その出来とは関係なしに嬉しくなる。また驚くべきは、趣味全開でありながら、それを丁寧に完璧に作り上げた上で叩きつけた手腕である。

【作品の総評】
やりたい放題やったエネルギッシュな作品に仕上がっていて、自分の趣味とは少しずれるけれどかなり高評価。
作画、演出等全部素敵です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

. さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

評価の分かれる作品です。さて、面白い?面白く無い?

ガイナックスさんとProduction I.Gさんにより製作されたそうです。1話が大体30分ぐらいで合計6話。意外と手軽に視聴することが出来ますヨ。


だけど評価は非常~~に難しい作品ですね。とても見る人を選ぶ作品だと思います。なので、いつもは”QB”よろしく営業トークの私も、今回は全ての方にはお勧めいたし兼ねてしまうのです。この作品は、カッコ良いサウンドと演出で”cool”に見せるアニメなのかと思います。なので好みが合った人は”Cooooool!”となり、そうじゃない人には”なんじゃこりゃ?”となるのかと思います。


評価の分かれ目ポイントその1!
表現方法がとても斬新です。従来のアニメ作品と異なる?表現方法を試みている為、そういう表現を”面白い”、”格好いい”、”斬新”だと受け取れるか、それとも”訳がわからない”、”つまらない”と感じるかです。
例えば、最初はシリアス展開だった画風が突然ギャグアニメ風に変わります。またある時は、画面がいきなりコマ割り漫画になってしまいます。まぁ当然そう言うときは笑いの要素を盛り込んだ場面に限られるんですけどね。果たしてそこを”cool”なギャグと受け止められるか。


評価の分かれ目ポイントその2!
音楽を気に入るか・・・ですね。音楽を担当されているのは”the pillows”さん。物語の要所X2でこの方達のサウンドが挿入され、カッコ良く場面を演出してくれるのですが、そもそもこのサウンドを”cool”と取るか、それとも自分に合わないので”イマイチ”と取るか・・・です。とても音楽の存在が大きい作品ですので、”曲”が気に入らないのでは話になりません。


物語は一人の少年の成長物語です。なんだか冷めてて、あんまり子供っぽくない小学6年生の男の子が主人公。彼は特殊な能力にある事故?をきっかけで目覚める事になります。この能力がとても不思議。右脳と左脳のなんたらかんたらを利用して超空間チャンネルを開き(なんのこっちゃ?)、遥か遠くの物体を引き寄せたり送ったりできるらしい。っと言うか、どう見ても勝手に物体を送り込まれているっポイ。なんと頭の中からロボットが出てきちゃったりする訳です! この能力をきっかけに、主人公は宇宙の中で進行している恐ろしい現実を知ることになります。そして彼の暮らす街にも魔の手が・・・。


この作品は”ヒロインの女の子がとても可愛い”と思いました。キャラクタデザインしかり、性格設定しかり・・・。合計3人のヒロインが登場しますが、それぞれが個性的。

先ずは17才女子高生のサメジマ・マミ美さん。語尾に「~っす」って付けて、なんだかいつも先輩と話をしている様な独特の喋り方が特徴。何度も聞いていると癖になる響き。それに色気があって、とっても可愛い子です^^。
で、もう一人のヒロインがハルハラ・ハル子さん。自称19才だけど、どうみても”お前20才超えてるだろう”って感じのちょっと裏のありそうな女性。。メチャクチャな行動ばかり取るのだけど、なんだか憎めなくてお茶目な一面も。
そして最後はクラスメートの女の子でニナモリ・エリさん。時々小学6年生に見えない色気を見せるおませさん。一番女の子らしいのがこの子かな。
ちなみに私のお気に入りはサメジマ・マミ美さん! ”~っす”の喋り方にかな~り毒されました。
彼女達と主人公の恋の行方も一つのポイントかな。主人公の成長に恋が重要な要素となるのは、まぁ定番ですからね。


本作品はツボにはまると面白いのですが、好みに合わないと冒頭の1話で挫折の可能性もあります。それに世界設定がとにかく”ぶっ飛んでいて”理解しづらいかも。私も1度観ただけでは理解出来ませんでしたしね・・・。


そんな訳で全ての方にはお勧め出来ませんが、この斬新な作品は好みが合うならば面白い作品になると思います。

さて、貴方はどういう判断をされるでしょうか?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

takarock さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

レモンスカッシュ

本作はどういうアニメなのか?

・・・ええとですね、ベースギターで頭をぶん殴られたら角が生えてきて、
角から射精したようにドバっとロボットが現れてバトルする・・そんなアニメです。

意味不明である。
本作を未視聴の方に「こいつ何言ってるんだ?」と思われても仕方がないと思いますw
でも、そんなアニメなんですw

これ程レビュアー泣かせの作品もそうはありませんw
そりゃ表層面を掬えば、「スタイリッシュ」ですとか、「ぶっ飛んでます」とか、
「考えるより感じろ!」というアニメですなんてフレーズは出てきますが、
本作の本質部分を言葉にするのは困難極まりますw

本作の主人公であるナンダバ・ナオ太は小学6年生で、
やや斜に構えているところがあって、生意気なんですけど、実は純情で繊細と、
まぁこれから思春期に突入するであろう(または、もう突入している)
少年像の典型のようなキャラですw

ただ、彼を取り囲む異性の関係性は他の同年代よりも少し進んでいて、
ナオ太に何かとちょっかいを出してくる女子高生のサメジマ・マミ美だったり、
ナオ太の前に突如現れたハルハラ・ハル子(自称19歳)だったり、
ナオ太と同級生でナオ太のことを意識しているニナモリ・エリだったりに囲まれていて、
小学6年生のナオ太には少々刺激の強い環境です。

男の場合ですけど、思春期に突入する頃というのは、
異性への興味が即物的なものに変化していきます。
つまり、異性を性的な対象として求め始めるというということです。

他にも父と母の間には家族という関係以前に男女としての関係性が存在することに
気付き始めるのもこの時期ですかね。

あるいは、夏休み前に「学生の本分を忘れずに清く正しい生活を送るように」なんて
言っている先生が、ゲス不倫しているなんてことに気付くのもこの時期ですw

大人の世界の理不尽さに触れ、偽善と欺瞞を唾棄し、葛藤に苛まれる、それが思春期ですw

私は本作に、自身のバイブルである「行け!稲中卓球部」と似ている空気を感じていて、
思春期の時期に萌芽する初々しいまでの性への興味や、
この世(大人の世界)への葛藤だったりをギャグに昇華したのが「行け!稲中卓球部」ならば、
ハチャメチャなロボットバトルに昇華したのが本作かなと。

そのハチャメチャなロボットバトルを始めとする
(映像)制作に携わっているのは、錚々たる顔ぶれです。
価格.comでは、「ガイナックス全盛期の傑作」なんて宣伝文句もあるくらいですw
とにかく驚嘆の出来です。
アニメーションの文法に忠実に則った方法論を取りながらも、
そこに高密度な情報を乗せて、有無を言わさず直接視聴者の脳に叩き込むような、
ある種暴力的な映像です。
設定だとかストーリーだとかを考える暇もないテンポで、
言葉にしてしまえば荒唐無稽な事象が、
高い技術に裏打ちされた圧倒的映像で、形象化されています。
とにかく映像の訴求力が強くて、もうこちらはただただ呆然としていましたw
これが本作の「考えるより感じろ!」と言われている正体だと思います。

ところで、本作では様々な比喩が用いられていますが、
本作に登場するベースギターだったり、
バットだったりは男性器のメタファーというのは有名な説です。
その説に従うと、様々なシーンが実に興味深いんですけど、
そこはあまり考察せず、「考えるより感じろ!」ってことにしときますw

思春期の味が酸っぱいレモン味ならば、
そこに脳まで溶かすような強烈な炭酸が加わった
(本作にも登場する)レモンスカッシュこそが本作の味ですw

男ってのは、いくつになってもこの味が忘れられない馬鹿な生き物なんですよw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34

71.8 7 悪の組織アニメランキング7位
炎炎ノ消防隊 弐ノ章(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (246)
1205人が棚に入れました
この「国」は、何かを隠している──。〝地下(ネザー)〟での激戦を終え、シンラたちは「伝導者」の野望を知る。その目的は、特殊な炎「アドラバースト」の使い手を集めて弐佰伍拾年前の大災害を再び起こし、世界を滅ぼすことだった。自らもアドラバーストを持つシンラは、伝導者に追われる身ながら、その策略を潰すべく奔走を続ける。新たなアドラバーストを持つ少女との出会い、そして、ひた隠しにされてきた皇国の要たる天照<アマテラス>の大いなる秘密。炎に狂わされ、炎に導かれし少年は、一歩ずつ、真実へと近づいていく。

声優・キャラクター
梶原岳人、小林裕介、中井和哉、鈴村健一、上條沙恵子、M・A・O、悠木碧、八代拓、阪口大助、楠大典、興津和幸、日野聡、宝亀克寿、土師孝也、小西克幸、チョー、Lynn、河西健吾、大原さやか、金元寿子、宮野真守、前野智昭、赤尾ひかる、坂本真綾、内山夕実、釘宮理恵、松岡禎丞、乃村健次、千葉進歩、小林親弘、青山穣、安元洋貴、山本格、関智一、津田健次郎、島袋美由利、朝井彩加、千葉翔也、伊藤健太郎、速水奨
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

鬼滅に続くのか?という世間の風は一瞬感じたが、それは呪術に任せ、我が道を行く姿勢に好感。

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
ジャンルは能力バトル。

少年漫画らしい熱さと、かなりきわどいテーマ性をもった作品。

レビューでは、鬼滅との比較や、この作品の魅力について書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラかガチかは分からんが、アニメオタクを自称する芸能人が、「鬼滅の次は炎炎」とか言っているのを聞いた。まあ、放送時期も近く(鬼滅→2019春 炎炎→2019夏)、どちらもバトル系の少年漫画が原作で共通点も多いから、比較されるのも分かる。

世間的には、鬼滅の圧勝。比べるまでもない。

個人的な評価としては、アニメ一期を比べると、鬼滅も炎炎も☆4(高評価)にしているが、もし点数をつけるならば、鬼滅72点くらいで、炎炎76点くらい。

同時期で個人的評価が近い作品でいけば、キャロチュー65点、彼方のアストラ69点、五等分の花嫁70点、この音止まれ(1期)71点、鬼滅72点、フルーツバスケット(1期)73点、まちカドまぞく74点、Dr.STONE75点、炎々76点、本好きの下剋上(1期)77点、かぐや様(1期)85点、という感じ(70~84点を☆4。85点~を☆5にしています、感覚的に)。

それぞれジャンルが違うから単純比較はできないけど、「鬼滅も充分面白いが社会現象になるほどとは思えないし、社会現象にはならないだろうけど、鬼滅よりも炎炎の方がやや好き」ですかね。

鬼滅がなぜここまでヒットしたかの私感については、別(劇場版鬼滅)レビューに書くとして(別に私は、鬼滅アンチではないので)。

炎炎については、

「1期は少年漫画らしい王道展開に高い作画力を生かした熱いバトルが素晴らしく、OPのインフェルノも紅蓮華に負けないクオリティがあり、様々な面で鬼滅並みに一般にオススメできる」

「が、B壱やソウルイーターに比べれば、大久保篤さんらしさが薄いというか、大人しいな」

「2期は作画の面ではだいぶ落ちたし、熱い展開もやや減ったので、1期より評価は落ちる(71点くらい)」

「が、ダークな面がポップに描かれる大久保篤さんらしさが出てきて、個人的には嬉しかった」

という印象だろうか。(原作は序盤の少ししか読んでいないので、どのシーンがどれほど原作に忠実か、またはアニオリなのかは分からない前提で)

具体的に言えば、「12話のジョーカーの少年時代の話」。児童虐待だけでなく、カマを掘られる描写、その復讐としての惨殺。

あれで、完全に「一般(子供)ウケ」は捨てたよね。厳密に言えば、「社会(大人)が子供に見せたいアニメ」ではなくなった。

「17話のナタクとクロノ」の話も、DVを受けた子供が、DVを愛情と変換してしまう悲しい心理を彷彿とさせるし。

この辺の描写、特にカマを掘られるところなんか、もっとマイルドに表現できるし、なんなら、アニメ化に際してカットするのは容易なシーンだと思う。ストーリーは全然問題なく繋がるし(ナタクとクロノはカットしにくいが)。

それをあえて表現しているところに、「アニメ制作者が、社会的な評価以上に、この原作の魅力をきちんとアニメとして表現しよう」という心意気みたいなものを感じで、私はとても好感をもった。好感というより、敬意に近い(この2話は☆5をつけた)。

「18話のアサルトのエロネタ(エロ本やAV観賞)」も、ギャグテイストの日常話で、あんなん全くなくても(ストーリー的には)なんの問題もないのにぶちこんでくるその姿勢に、思わず笑ってしまったw

そもそも、このアニメは色々キケンで、大衆ウケはしないだろう。

分かりやすいほどの原発の比喩、宗教の裏の側面、人と人との対立(鬼滅はあくまで、人対鬼だから)。グロい描写。

政治的、思想的に際どいところをついていて、観ているこちらがヒヤヒヤする。人によっては、怒りすら感じるかもしれない。これでは、芸能人が(鬼滅のように)テレビで堂々と勧めることはできない。

本作は、「王道バトル」ではなく、「シリアスな設定での熱いバトルとセンスのよいギャグを、ポップ且つ残忍に描くダークファンタジー」であり、それはこの原作者の個性だ(鬼滅と炎炎で、炎炎の方を高く評価しているのは、ギャグのクオリティによる部分が大きい)。

惜しむらくは作画がヘタったことだが、このまま安易な大衆ウケなど狙わず、原作の魅力をギリギリの範囲でしっかりと表現してもらいたい。

勿論、アニメだけの評価でいけば、ラストが中途半端に終わったのは残念でならない。(個人的には、思った以上のクオリティのエクスカリバーや、意外と簡単に再現できる火災旋風、熱音響冷却の原理など面白かったけど)あんな実験番組を2話やるくらいなら、アニメ2話作れやというのも、その通りだと思う。

まあその辺は全部、3期に、期待ということで(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
中隊長、遊ばれてる(笑) 日常系からサラリと見せて、バトル作画できっちり魅せる。劇場版みたいな始まり方だな。肩のやつ、マサルさんじゃねぇか(笑) シンラがやりました×3(笑) Bパートはなくても良いくらいだな(苦笑)

2話目 ☆3
OPは1期の2作品の方が好きだな。あの個人の良い奴、裏切るか死ぬかしそう。変態じゃねぇか(笑) このへんは、ソウルイーターだよな。ドエムーの盾w アーサー強い(笑)

3話目 ☆4
新キャラ。ワルいことさせない女キャラなら、サイコパスっても、味方だな。

4話目 ☆4
縛りプレイ大事だけどな。こうなると、シスター大事だな。だいぶ総力戦に。バトル作画は流石だな。作画の使い回しが目立つな。

5話目 ☆3
決着は、わりとアッサリ。なんだろう? 対鬼戦も、演出次第ではもっと熱くできたんじゃ?

6話目 ☆3
そのまんま普通に敵になるのね。世界地図、やべぇな。てか、外の世界、普通にいけるんか。

7話目 ☆3
なんか、世界観がハチャメチャになってきたな。原子力バリバリなんだもんな。

8話目 ☆3
鬼の位置を安易に下げないのは良いね。これ、円周率だろ(笑)

9話目 ☆4
擬似不死身(笑) まあ、動力源は人、だろうな。柱だし。DAMDAMDAMDAM(笑) 強えな、オグン。

10話目 ☆4
やはりバトルの方が良い。天照、少しずつ近づく伝導者。

11話目 ☆4
鬼滅に続こうという気概を感じるな。まさか、死にはしないだろうけど。

12話目 ☆5
ホラれたし、惨殺だし、これは大衆受けを捨ててるな。好感をもてる。

13話目☆4
コメディが絶妙だよな。俺も怪しい(笑)

14話目☆3
トラウマだよな、烈火の。

15話目☆3
謎のメカ論議(笑) 

16話目☆3
放射線。色々ヤバいネタをぶちこんでくる。てか、作画悪くないか?

17話目☆5
やっぱり、作画悪くなった? 親の過度な期待。直径500キロのクレーター。クロノとナタクの相性だよな。弱さの肯定、歪んでいるけど。最良の守人。灰島のスタンス、一貫しているな。ある意味、DVを受けた子が、DVを求める事例にも近いな。

18話目☆4
武器の洗礼。無意味なんだけど、意味あること。可愛いかよ(笑) 背徳の力こぶ(笑) シンラの顔芸(笑) この辺のエロネタも、鬼滅に続く気がないとこだな(笑) 生は違う。素人は違う。アサルト(笑)

19話目☆4
マキ、本当に良いキャラだよな。箱入りならではの悩み。

20話目☆4
なんかムダに格好良い演出入るな。かなりグロい。弾木、格好良いし、レアな探知系の能力だったのにな。ジャガーノート、覚醒か。

21話目☆3
兄貴、強いのか? 大隊長、強いな。エドモンド本田?(笑) 環だけ、まだ第8になりきれてないんだよな。

22話目☆3
ちょっとアッサリ決着がついたな。

23話目☆3
環の修行。これまで完全に戦力外だもんな。久々にちゃんと作画動かしてきたな。元々持っている力、ね。

24話目☆3
火事場の馬鹿力。どエムだから自殺て(汗) 
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

オススメできる!

・キャラやストーリーなどのディスは・・・
原作のせいであって、アニメのせいではないんですが
ここはアニメの評価をする場なのでここに書く

・原作、前作を見てないとなにもわからない
いきなりこの2から見てもわけわからんと思います
なので原作か、1を見てから見ましょう!

・パンチラ解禁
なぜか前作ですべて隠されていたパンチラシーンが2作目の今作から解禁となる
前作では、原作で見えていたシーンを同じシーンでも意味もなく隠してたので
「見えて当然」なんですけどね
なので解禁というか、当たり前に戻っただけ
本家本元の原作で見えてんだからしょーもねぇもったいぶりはやめろ、と思う
アニメなんか原作の公式同人に過ぎないんだから
そこもったいぶってどうすんだよ

◯よい

・前作でよくわからないキャラの正体が続々明らかになるのは爽快
前作に登場し、正体がよくわからなかったキャラはけっこういるんですが
今作ではそのよくわからんキャラたちの正体が明かされるので爽快でした

・明確に前作よりおもしろい
どこがどうだとか、ここがこうだとか、具体的に指摘するのは難しいが
とにかくおもしろい!
前作はちっとグダグダな感じがして後半は視聴がだるかったんですが
今作は「早く次が見たい!」と視聴にだるくなることはあまりなかった

・主人公が所属する第8隊
非常におもしろいアホ集団
いい仲間たちです!
ほっこりするね~

◯わるい

・戦闘がしょぼい
前作も思ったけど戦闘が紙芝居で、あまりよろしくない
もうアニメはフル3Dのほうがいいんでねーの?

・協力が得られなかった(笑
町1つ焼き尽くされそうとしてるのに第8隊だけで対応し被害が拡大しまくる
他の隊はぜんぜん助けに来ない
理由は「協力が得られなかった」から
個人的な呼びかけに応じて少しだけ来るwww
そりゃないだろ
もっと納得できる理由を考えてよ

ヒーロー志望の主人公は市民に被害を与える危険が高い目の前の敵を無視して調査を優先してたし
こいつらなーんも考えてないんじゃないか

・不必要にキャラの株を下げるよくわからないシーン
最強と言われる7番隊長、mobの吹き矢で失神するwwwwww
これ、1対1の状況だったら終わってた
そもそもこのシーンっている?
いたずらに7番隊長の株を大~~きく下げただけで、必要だったのか疑問に思う
7番隊長のファンは全員失望しただろう
まぁ、実力は最強クラスなのは間違いないだろうけど
あれはないやろ・・・なんだったんだあれは

そういえば、アニメでは登場しないけど
原作で出てきた7番隊長にほぼ互角の強さを持つ、
7番隊長の師匠である先代も
ただの子供(なにかの能力があるわけではない本当にその辺の子供)
に後ろから刺されて死んでたし
不意打ちにめっぽう弱いのは師匠譲りってことかね

・敵がゴミ揃い
魅力のある敵さんがいない
初期OPで鳴り物入りで登場を果たしたピンク頭の姉さん(インカ)
はただの変な趣味持ってるだけのクズだったし
(まぁ漫画版では主人公と結婚するんですがwww)

他の敵さんも威厳もなにもない、ただのガキみたいな思考で
ただ偶然持ってる能力で暴れてるだけのバカって感じ
理念や理想、信念みたいなものがまったくないのでぜんぜん魅力的じゃない

町中で自動小銃をぶっ放して無差別に殺戮しまくるテロリスト
そいつに魅力、感じます?
遊歩道を車で突進して人をはね殺しまくる通り魔
そいつに魅力、感じます?

一般の人が持ってない武器をひけらかして殺戮しまくるって、ただのゴミでしかなく
どんな過去があろうと、どんなかっちょいいシーンがその後に起きようと
そんな外道に1ミリも魅力を感じないっすよね
このアニメの「敵側」の人間はもう全部それなので魅力など1ミリもなく
単なる小物の外道でしかない

なので主人公側と、敵側との間にドラマなんかなく
「主人公くん、なんでもいいから早くこいつらを皆殺しにしてください」と思うだけ

「外道極まる敵」ってのは必要ですよ確かに
例えば、ワンピのドフラミンゴとか結構な外道
でもドフラってさ、国民をコントロールしてただけで無用な殺生はしていないんですよね
おもしろおかしく殺戮を楽しんだりはしていない
そもそもそんなキャラはワンピにはいないけど

このアニメの敵側の勢力は
どうも、上に書いたように無用に面白半分に一般人を殺戮するので魅力などわかないわけよ
たんなる放火犯集団

・戦闘中に関係ないクソどうでもいいことをベラベラずっと話すバカ
こういうの萎えるんだよね
仲間が死にまくって、命がかかった死闘中に女のことをベラベラとずーーーっと喋ってるバカ
なんなんだこれは・・・
一線級の漫画・・・ワンピ、ナルト、鬼滅などでこんなことありましたか?
やっぱトップクラスの漫画と、そうでない漫画の違いってのはこういうところなんだろうなぁ・・・と

◯THE VERDICT

8/10
おもしろかったです!
うん!オススメできる出来だ
いい感じでした

・風呂敷広げすぎ
神だの神を作った存在だのに、消防官(笑)が立ち向かうwwww
ここまで風呂敷広げなくてもいいんでないの?
JRPGかよ
まぁ原作の最終巻とかはこんなもんじゃないけどね~

・前作よりましだったけど・・・
うん、前作より良かったけど手放しで褒められるほどではない
オススメはできる
前作のレビューでも書いたがターゲットの年齢層が低く
コロコロコミックに載っててもおかしくない年齢層

・冒頭にも書いたけど前作を見ないとわけわからん
なので、前作か原作を見よう
まぁ前作は今作よりよくなかったけどね~

◯結論!!
はっきり感じたことを言おう!
アニメを前作と今作
そして原作である漫画(完結済み)
すべて見た俺が思うこの作品は・・・

ギャグアニメ(漫画)

です!!
これはディスではない
真実を言っている
前作のアーサーとかの存在でもう気づくべきだったけど
アクションシーンが多いギャグ漫画というか
「ギャグアニメ(漫画)」という認識見たほうが楽しめると思う
真面目なアクション漫画だと思ってみると「あれれ?」となると思う

以上!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マガジンでジャンプをやらんと欲すれば

JUMPっぽいネタをマガジンでやるとこうなった的な異能バトル

1期24話と同様に2期も24話です。続きですので1期からどーぞ。以下1期のネタバレは隠してません。

 {netabare}終わってません 清々しいまでのぶつ切りエンドです{/netabare}

連載が継続してる作品。完結まで至らないにせよ、ある程度ひと盛り上がりして区切りをつけさせるかは大事では? ここまで50話近く費やしてるのでなおさら。
2期までひとまず観終わった作品に対して余韻が残らないと感じさせたのはなにより残念な気がします。そのことが他にも波及して冗長な印象を残す全24話でした。消火途中ということで評価は保留。


中身にも触れときます。
そうはいってもジャンプっぽいネタをマガジンでやる意義はあったかも。掲載誌よりも作家性の問題かもしれませんが「こうなるだろう」とは少しズレたところで勝負しててそれがなかなか楽しいのです。
※直下のタグはがっつりネタバレです。

{netabare}「アーグ大隊長の死は ドMということもあり 自殺として処理されることになった」{/netabare}

普通に考えたらツッコミどころ満載…否!ツッコミだらけで、これに限らずそんなのが方々から噴出してまいります。それでも許せちゃう謎の説得力。
そもそもモチーフにしている“火”の利用範囲が広すぎで、ゆりかごから墓場まで火さえあればなんとかなりそうな極端な世界観です。設定自体がなんでもありなのはさることながら、

A どうやってこの難敵を倒そうか?
  ⇒{netabare}その敵が全力でこっちを守ってくれたり{/netabare}
B どんなバトルが繰り広げられるのだろう?
  ⇒{netabare}開始前に首ちょんぱされて死亡退場{/netabare}

文字にすると陳腐ですが、邪悪な連中の一人ネジゆるんでたあの人が邪悪でない行動をしたAの違和感。それにもう少しそこ引っ張っといてもよいのではと思うところをばっさり切るBを英断と取るかもったいないと取るか。ストーリーの山と谷、いわば強弱ゆるめで平坦気味なクセになかなかどうして興味が離れず、ダラダラと観れちゃうとこありました。ダークな雰囲気も好物です。

① は!?ありえん(怒)
② は!?ありえん(笑)

文言は同じでも幸福なのは当然ながら後者②。そこでギャグ入れるか?ってところでぶっこんできたりするのをどうとるかが作品評価に直結しそうです。
ラッキースケベられは1期のインパクトが薄れて・・・仕方ないからと過激化する一方でした。その傍らであれほど鬱陶しいと思ってたアーサーをまんざらでも無いと感じてきたり収穫もありました。

ギャグ多いくせにダーク寄りな一見して水と油の世界観には浸れます。苺と大福。ゾンビとアイドルみたいな組み合わせの化学反応は良い方向にいってるとあえて断言しとく。
ただしやっぱり…50話近く終わってストーリーのメリハリに乏しいと感じると、これから視聴検討される方はハードル高くなるのでは?と危惧もしております。

 不協和音

王道っぽいわりにそのお作法に唯々諾々と従っていない世界観を面白がれるかは、この作品を楽しめるか否かの分水嶺な気がします。繰り返しになりますが評価は保留です。ごめんなさいね。



※交通整理

■これまでのあらすじ

伝道者が黒幕っぽくて、森羅の生き別れ弟が伝道者となって現れすったもんだしたところで1期終了。
2期は世界の謎を解き明かすあれやこれやを複数ルートから追及。場所も拡大、人も増加傾向でした。
要は迷子になりそうな続編でもあったのです。そんな時はキャラ相関を整理すればわりとすっきり。今回は第8まである特殊消防隊のバックボーンを押さえておくと良いでしょう。

・第1:聖陽教会。片目でいかついレオナルド・バーンズ(CV楠大典)大隊長。環の元所属
・第2:皇国軍直属
・第3:灰島重工。職人ヴァルカンと一悶着ありのジョヴァンニ(CV青山穣)大隊長の元いたところ
・第4:消防庁管轄。みんな大好きアーグ(CVチョー)大隊長
・第5:灰島重工。プリンセス火華(CVLynn)大隊長
・第6:医療部隊。火代子黄(CV大原さやか)大隊長。アーグの孫も在籍
・第7:原国主義。新門紅丸(CV宮野真守)大隊長。
・第8:独立リーグ

さすが灰島は2つのグループ押さえているな。産官協業らしく研究開発主体の組織は納得だな。ファイヤーマンの心得を色濃く表してたのはアーグだったな。等々…
どこもスポンサーの意向に沿った行動力学が働いてるため同じ特殊消防隊という枠の中でもヴァリエーションは多い。そして一通り出揃った感のある2期でしたよ。


{netabare}Aimerさんが唄う前期OP。冒頭of冒頭の一柱目アマテラス(アイリスと外見そっくりなあの人)が腕ふるふるしながら登場するコンマ数秒のカット。

{netabare}森三中黒沢氏の腰振りながら手を下からたくし上げるあの踊りそっくり…(汗){/netabare}{/netabare}



視聴時期:2020年7月~12月 リアタイ視聴

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2020.12.16 初稿
2021.10.08 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

57.6 8 悪の組織アニメランキング8位
ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン(Webアニメ)

2015年4月1日
★★★★☆ 3.3 (130)
529人が棚に入れました
ニンジャ殺すべし!
ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。
彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。
一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」――ニンジャを殺す者となり、復讐の戦いに身を投じる。
近未来都市ネオサイタマを舞台に、 ニンジャスレイヤーvsニンジャの死闘が始まった。
マッポーの世に救いは無いのか? 走れ、ニンジャスレイヤー、走れ!  
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

サツバツ! ネオンサイン煌々と輝くマッポーの世に舞う赤い影 ドーモ、ニンジャスレイヤーです。

アメリカ在住の※1ブラッドレー・ボンドとフィリップ・ニンジャ・モーゼズの二人による合作小説「ニンジャスレイヤー」のアニメ化作品。


クリスマスの夜、謎のニンジャ抗争に巻き込まれ、妻と子供を失い、自らも死の淵をさまよった平凡な"サラリマン"フジキド・ケンジ。彼は正体不明のニンジャソウル「ナラク・ニンジャ」に憑依され地獄から蘇えった!! 復讐の戦鬼ニンジャスレイヤーとして!!

ニンジャを殺すニンジャ、すなわち"ニンジャスレイヤー"となったフジキドは怒りと悲しみをその身に宿し、血で血を洗うイクサの世界にその身を投じていくのだった!!

上のあらすじを読んでスポーンとかゴーストライダーみたいなアメリカンコミックスの定番ダークヒーローものを連想された方もいるかも知れませんが、本作の方向性は概ね左斜め上(笑)、シリアスと言うよりはシュール、殺伐と言うよりは荒唐無稽という言葉がぴったりで、加えて、エロやスプラッタ描写も随所に見られるので、雰囲気はどちらかと言うとZ級映画、あるいは視聴年齢制限ありの「※2ミュータント・タートルズ」という趣です。

原作ジャンルは「サイバーパンク・ニンジャ活劇小説」との事(笑)

そんなワケで、ニンジャを始め、ヤクザ、さらりまん、サイボーグ手術から電脳空間まで、サイバーパンク小説の金字塔「ニューロマンサー」ネタがそこかしこに盛り込まれています。奇妙な組み合わせではありますが、実の所、忍者とサイバーパンクの繋がりはかな~り古いものなのです。

物語の構成は至ってシンプル。ニンジャスレイヤーがソウカイヤニンジャと死闘を繰り広げるだけのバトルものの体裁をとっており、ドラマらしきものは無きにしも非ず(笑)

異色なのは女子高生ニンジャ、ヤモト=サンが主役となるお話。バトルパートは相変らずですが、こちらはややシリアス色が強く、涙を誘うシーンもちらほら。友情や師弟愛などがしめやかに描かれています。

作画については「天元突破グレンラガン」から脈々と続くTRIGGERらしいダイナミックな表現全開なシーン2に対して、格闘ゲームに出てきそうなキャラの立ち絵を紙人形劇みたいに動かしたり(お辞儀の時は斜め30度、倒れた時には90度傾けるとか)ズームしたりするだけのシーンが1くらい。過剰表現(これはお約束?)や執拗な焼き増しシーンの連発などのお遊びなんかもあったりして、のびのびと自由に制作されている様です(笑)

また、あくまでも古典TVゲームレベルですが、人体切断や血の表現がややきついので、苦手な人は注意されたし。周知の事かも知れませんが、ニンジャにとって飛び蹴りやチョップ、スリケン(手裏剣)等で首をはねる事などたやすい事なのです。何のフォローにもなっていない気もしますが、※3血の色は設定上、緑である事が多い様です。一応(汗)

90年代の残虐格闘ゲーム「モータルコンバット(米)」というのが家庭用に移植された際にも、わたしはこの緑の血というものを見た事があるのですが、生身の人間から得体の知れないヘドロの様なものが噴き出す図は、それはそれで別の意味でキモチワルイものがありました(汗)何となく本作との繋がりを感じずにはいられません。日本人のわたしには緑ならOKという※4CERO的なヨクワカラナイ感覚に対する皮肉の様にも見えてしまいました(汗)
{netabare}
皮肉と言えば、クローンマッポ(警官)とクローンヤクザが同じ工場で生産されている描写があったり、マッポがサラリマンを暴行するシーンがあったりと、けっこーやりたい放題。現在の純日本製アニメだったらまず実現不可能? いずれも「天才バカボン」の目玉のお巡りさんのピストル乱射並みに危険なシーンな気がします(笑)
{/netabare}
バトルとスプラッタでゴリ押しするアニメと思って、一度は切ってしまった作品でしたが、珍妙な言葉"※5ワザマエ"だけは頭から離れず、後に読んだ「紅殻のパンドラ(漫画版)」内でもこの言葉が積極的に引用されていたので(笑)それに後押しされる形で視聴再開に至った次第。

するとどうだろう‥ゴウランガ!! あれよあれよという間に、この奇妙奇天烈にして狂気渦巻くニンジャ世界に中毒めいた陶酔感を覚えていく様ではないか! これをサイオー・ホースと言わずして何と言おうか!

なお↑みたいな色々と間違った解説(CV:ゴブリンさん)が劇中にちょくちょく差し挟まれるんですが、その中に散見されるコジキ、ハイク、ミヤモトマサシ?等からの引用もほぼデタラメなので、笑って聞き流す事を推奨します(笑)

視聴に際しては※6ニンジャリアリティ・ショックへの気構えを忘れずに!

カラダニキヲツケテネ!

サヨナラッ!


※1~6
{netabare}
※1:作品理解の一助となるかも知れないので、2010年8月にTwitterにアップロードされた二人の原作者のインタビュー記事を引用。↓

「最初に生まれたのは言葉だった。ニンジャスレイヤー。ニンジャを殺す。知っての通り、ニンジャ達は日本という国を支配する半神のような存在。それを殺すなんて、なんたる反骨の精神か、とね。そこから全て始まった」byブラッドレー・ボンド

「私たちは物事をシンプルにしたかった。ネット化され監視の目が光り続け、政府や経済ではなく、大衆自身がIRCとBBSで自らの首に巻きつけようとする見えない首吊り縄を、カウンターする為である。社会は悩み進歩すべきだが、個々人がセプク(切腹)してはいけない。」byフィリップ・N・モーゼズ

始まりから間違ってる(笑)モーゼズ氏の方はまともな事を言っている様だけど‥。ボンド氏はニンジャ神話(古事記?)と北欧神話の類似性をいち早く指摘した事でも有名な人らしい。ニンジャ神話!?

※2:原作はアメコミ。正式にはティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ。怪しい液体を浴びて亀から亀人間へと変身した4人が、ネズミ忍者スプリンター先生と共に悪の組織の野望に立ち向かうアニメ。第一シリーズ(テレ東で放映されてたやつ)の悪役シュレッダーの台詞(日本語吹替版)のノリは本作とどことなく通ずる所がある様な無い様な‥スプリンター先生の掛け軸「アニメ道」とかも(笑)

※3:原作小説(Twitterで連載中)では、バイオ血液は体内では緑色だが空気に触れると赤く変色するという事になっている(汗)

※4:家庭用ゲームやパソコンゲームの表現規制、対象年齢表示を独断と偏見で定め、取り仕切っている非営利団体。詰るところ検閲みたいなもの。

※5:使用例は「お見事なワザマエです。」とか。腕前の誤植っぽい(笑)

※6:作中にて、ニンジャとの遭遇により引き起こされるパニック症状を指す語。失禁、失神、心停止などに見舞われる。アイエエエエ!!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

見終わった感想(修正済)

ドーモ 注意事項デス。
1.原作(書籍版読んでいます)重篤な忍者ヘッズ(ニンジャスレイヤーファン)
2.ニンジャスレイヤーが好き過ぎて書きたかった。書いてしまった。
3.忍殺語が溢れいています。重点。いいね?

『ニンジャスレイヤー』は
ブラッドレー・ボンドとフィリップ・ニンジャ・モーゼズの
アメリカ人コンビによる妻子を殺され忍者になった主人公の復讐劇をメインに
アクション、SFにボーイミーツガール、コメディホラー要素もある奥ゆかしい小説。
翻訳チームが翻訳後Twitterで連載して
物理書籍版(ダレン・シャンやハリポタ並に分厚い本。時として武器にも使用可能)や漫画が発売された。
2-3年前に兄に第一巻「ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上」を貸してもらい、
小説の文の7割がカタカナでクレイジーな世界観にハマった。
現在、第3部の連載が行われているが、私はキョート殺伐都市舞台の今第2部
「マグロアンドドラゴン」迄読んでいます。
仕事が落ち着いたら・・早く第3部も読みたい・・。

当時、書籍版の告知を見てアニメ化すると聞き、
「アイエエエエエ?ニンジャ・・アニメナンデ?」と
ニンジャリアリティショック(NRS)起こしている自分に混乱しました。
アニメ版で特にお気に入り回は
「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ」
シルバーカラス=サンとヤモト=サンの切ない話と「少し明るい海」です。

OPはSouth Park Let's Fighting Loveを思い出すような映像とROCK。
最近になって上の方に英語歌詞の字幕があることに気づいた。
作画はアメリカのカートゥーンと90年代を混ぜた感じで時々FLASHっぽい。
まさにチャージマン研と鷹の爪混ぜたような感じ。
格ゲーのようにいきなりスライドして登場するのはずるい(笑)

動きがFLASHみたいだったり、あえて雑なところは
小説では首がサヨナラしたりグロが多いのであえての自主規制かもしれない。
古事記?にも書かれている通りにアイサツするシーンと
ニンジャスレイヤーの戦闘シーンは気合が入ってる模様。
爆発四散して「サヨナラ!」するシーンだけ声優の本気が見えた

実際そんな感じだけど、ヤモト=サンとナンシー=サンのカワイイヤッター!な姿が見れたので
それだけで私は幸せです。何も言うことないです。
だけど、一つ言うとしたら、実写パートはいらない。
翻訳チームの趣味だと思うけど、まさに哲学だと思う。

<補足>
アニメ版はついに最終回を迎え、2016年 春に地上波TVシリーズ
(スペシャル・エディシヨン版)放送が決定された。
原作ストックは山ほどあるし、大いに楽しみ。備えよう。
このアニメを観て「原作も見たくなりました」という
ニュービーはなかなかいないと思うけど、もし見るなら
Twitterでも連載されているし、物理書籍版もあるし
たくさんエピソードがあるけど、時系列バラバラなので好きなところから見て
内なるカラテの高まりを感じニンジャリアリティショックを受ければ良いと思います。(*´∀`*)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 47

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

日本語がさらに好きになる作品です

いい最終回でした(汗)

ラストのインガオホーの山焼き、一瞬でしたが最高のビジュアルでした。
ワッショイ!の連呼で殴り合うラオモトとフジキド、アツかった・・・

色使い・テキトウさを逆手に取った動きのバカっぽさ・80年代のニンジャ映画ブームの妙な盛り上がりを思い出させる台詞の数々、ほんとスバラシイです。何が面白いのかを言葉にするのは難しいですが楽しかったですw
因みに私は内容は全く頭に残ってません(汗)

/////////////////////////////////////////////////
25話観ました。総集編とサブタイトル付いてました。

私は原作読んでないですし、この作品自体が物語が記憶に残らない類の代物なので私の大きな勘違いかもしれませんが、

ぜんぜん総集編じゃねぇ(滝汗)

もうね、目に余るヒドサに拍車がかかってます。
真面目な人は既に脱落してるでしょうが、私的にはタマランです。
//////////////////////////////////////////////////
昨晩、15話をたまたま目にしてしまったわけですが。
どうも気になって仕事に身が入らないのです。
あの叫び、あの動き、あの色使い、あの言葉遣い・・・・
出会わなければ、こんな思いをすることも無かったものを。

という事で、結局続き見てます(汗)
癖になります。
/////////////////////////////////////
たまたまニコ動で目にしてしまいました。
イア゛ア゛ア゛ァ~イア゛ア゛ア゛ァァァ~ってなんか斬ってるし(汗)
耳に残ってしょうがないんすけど。
ダイナマイトの信管というか導火線目にも留まらぬ早さでブチブチむしってるし・・・
なんか観てはいけないもの観てしまったような気がします。

昔のピットファイターとか初代モータルコンバットを思い出しますね、コレw
すごく観たいけど、コレに人生の貴重な時間を使う事は何か間違ってる気がします(汗)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

51.3 9 悪の組織アニメランキング9位
なりヒロwww(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (57)
197人が棚に入れました
梵(そよぎ)ソクラ、プラト、アリスの3姉妹が宇宙に存在する組織「ブラック.inc」を相手に巻き込まれるヒロイン!?TVアニメ♪♪


声優・キャラクター
田村睦心、巽悠衣子、内田真礼、西村太佑、落合弘治
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

4話まで視聴達成記念☆ 自分にインタビュー♪ (予定通り断念)

パチパチパチ
おめでとうございます、4話までの視聴達成しましたね。
「ありがとうございます」

達成できた要因は何でしょうか?
「gdgdとてさぐれ部のお蔭です」

視聴してみていかがでしたか?
「アドリブシリーズがここで終わらないか心配になる出来です」

その様に思ったのはどうしてでしょうか?
「まず、口癖うざい、かわいくない、本気で楽しませようとする気概を内容から感じられなかったことです」

一番好きなキャラクターはどなたですか?
「好きなキャラがいないということは、選べないということです」

それでも選ぶなら?
「{netabare}BL{/netabare}私も{netabare}とある会社の正社員{/netabare}を目指しておりますので、共感しました」

『かわいくない』とは具体的にどういうことですか?
「そうですね、具体的に言うと、
 gdgdでは、一番のツボはシルシル、金髪でギャルっぽいのにおばさん臭いところと口癖最高です
 ピクピクはあのあざとボイスは色々と蕩けてぬ・・・しっぽりしそうですね
 コロちゃん、あの裏暗さと本音が駄々漏れな感じ、ステキです
 てさぐれ部ではそうですね、一番好きなのはこはるんでしょうか
 あのバカっぽいところとMっぽいところステキです
 私もMなので、ひな先輩もいいですが、なんかカッコいいので男としても負けそうなのでやめておきます
 今紹介した方々が『かわいくない』の逆です」

なるほど、なりヒロではどうでしょうか?
「あの魚は眉をしかめる不満顔キャラではなく、眠たい系かジト眼に、もちろん魚は捨てます
 前髪は前髪をやめて『ですの』もやめる、
 ヤンキーは実写に変える、のは本人もつらそうなので『ベイベー』とギターをやめる」

今後人気を得るためにはどのようにしたらよろしいでしょうか?
「私のようなオッサンが偉そうに語るものではありませんが※
 3人をそれぞれシルシル、ピクピク、コロちゃんの妖精sに変え、
 テーマを絞らず、
 3人はヒロインになってしまったが地球上では魔法が使えないので、
 出前の庭と精神と時の部屋でひたすら籠ってもらう
 とはいかないので、経費を節約してgdgdを再放送しましょう
 視聴率はきっと100倍ぐらいになるでしょう
 劇場版の宣伝にもなって一石二鳥」

ここまで酷評してなぜ『4話』まで観ることにこだわったのでしょうか。
「3話までを目安に視聴するか否かを決める方も多いでしょう
 通常のストーリーものなら3話まででも良かったです
 しかし、ギャグやコメディーというものには癖があり、
 特徴が強ければ強いほど慣れが必要です
 こういった作品の真価が発揮されるのは4話です
 もちろん毛色が合わないなどの判断で1~3話で切るのもありでしょう」

最後に一言。
「哲学とは何か、これを語るには私の学があまりにも不足しております
 しかし、私なりにも『面白さ』の哲学は薄らと感じるものがあります
 この作品はこういうものだと理解し、それを中心に物語を描いていく
 そして軸を貫くのが美学であります
 残念ながらこの作品には哲学も美学も感じられませんでした
 分かっていない私が言うのも聊か過ぎた行為かもしれませんが、
 信念もなく、ただいたずらに哲学者の名を騙るなど片腹痛い
 小中学生でも知っているであろう歴史的に有名な哲学者の名を気安く利用するものではない
 名前を考えることすら怠るなど、怠惰でなければ何という
 もっと愛情をもって、自分たちを信じて作品を創っていただきたい
 犠牲になるのはいつも末端の人間だ
 これでは筋書きを描けない声優さんたちもかわいそうだ」

ありがとうございました。
「いえ、こちらこそ」

最後にこちらから。おまえ何様だよ!
「※いつも調子に乗って、本当すみませんm(_ _)m」





1話観たときの感想→{netabare}[1話感想 「悪い方のグダグダ感」]
物語 : 2.5  作画 : 3.0  声優 : 3.0  音楽 : 3.5  キャラ : 2.5

観てみないと分からんからな~

あの妖精sの3人に、話(ネタ)の構成に、第一印象で負けてる。
いや、印象だけじゃなくて内容もかわいさもノリの良さも、何もかも負けてる。
あと、敵がいるんだけど、分かっているのだろうか、
敵って主人公と同じぐらい大事なんだよー

作中でもあるように様子見だな。
何だかんだでてさぐれ部おもしろかったしw

アドリブパートが分からんのは致命的かな。多分、あれなんだろうけど~

ただ、話の内容はEDにあるように、
ちょっと面白い点を突こうとしてるかも。空振り度高いけど。

EDがなんか良かったこともあって、とりあえず3話までは見れそう。
{netabare}名前の由来でアリスだけはEDまで分からんかった。{/netabare}
・・・あれっOPあったかな?EDのテロップにあるのに。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

なりゆきでヒロインに・・・それでも頑張る梵三姉妹^^

この作品・・・内田真礼さんが出演されると知って視聴を決めた作品です^^
視聴の基準が物凄く安易だと自分でも思いますけれど・・・^^;

物語は、梵(そよぎ)三姉妹のプラト(CV:田村睦心さん)、ソクラ(CV:巽悠衣子さん)、アリス(CV:内田真礼さん)が、ある日拾ってきた猫の力(?)によって実際のヒロインになってしまい・・・
猫を追い回してきたブラックinc.を相手にヒロインとして活躍する・・・という感じです。

ヒロイン達の相手であるブラックinc.ですが・・・正直グダグダです^^;
現場でヒロインと戦う戦闘員が人材派遣会社からの新人だったり、殆どがパッとしない怪人だったり^^;
やる気があるのは統括だけ・・・けれど、ブラックInc.は縦の封建制度が厳しいからか、動かすのは口ばかり・・・^^;
目的を知らない新人が何となくヒロインに戦いを挑み・・・時々善戦するときもありますが、大概はコロッと敗れて帰っていく・・・こんな感じの繰り返しです^^;

そのためか、ヒロイン達も「戦う」という緊張感に今一つ掛けているのですが、そのグダグダ感がこの作品ならではの何とも言えない面白さを発しているように思います。

そして3姉妹は・・・ヒロインについて色々考えるのですが、これがまた面白いんですよね^^
「ヒロイン検定」と題して進められるのですが、ヒロインのNGワードやヒロインの口癖など、この種の話題を一生懸命話をしている3人が見ていて一番微笑ましかったように思います^^

こうしてグダグダと最後までいくんだろうなぁ・・・と思っていましたが、終盤・・・あっと言う展開が待ち受けています^^
この展開・・・私は全く想像していませんでしたが、これも作品の良い隠し味に
なっていたと思います。

オープニングテーマ
「なりゆきだってオーライwww」歌 - なりヒロ3姉妹(田村睦心、巽悠衣子、内田真礼)
エンディングテーマ
「にじいろフィロソフィー」歌 - 虹のコンキスタドール
オープニングは最初に聞いた時から3姉妹だと分かりましたが、エンディングテーマは10人もの人数で歌っているとは思いませんでした^^;

1クール12話の作品です。私は終始アリス推しで視聴していましたが、推しの声優さんがいらっしゃれば是非ともチェックしておきたい作品だと思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

おやつ感覚

ごく普通の生活をしていた梵三姉妹。
拾った猫が夢に出てきて、自分達を守るためにヒロインになれと言われてしまった。
本当に変身ヒロインとなった梵三姉妹は敵対するブラックincと戦う事となるのであった。

話の冒頭などは梵三姉妹の日常の話し合い。
全然ヒロインとは思えません。
変身した姿ではない・バトルシーンが無い、となると普通の生活と変化がありませんから。
こういう日常のグダグダ感は嫌いではないのですがw

作画は全てCGで作られているので、視聴している人にとっては苦手な人がいるかもしれません。
自分は「gdgd妖精s」や「直球表題ロボットアニメ」などで慣れていたので大丈夫でした。
ずっと同じような作画が続くので、画が苦手な人は敬遠したほうが良さそうです。
内容が面白ければ もっと推す事をするのですが、本作品はそのレベルの作品ではないのかな。

1話が約15分の作品が12本で完結。
難しい話はないので、お茶請け感覚で視聴したほうがいいでしょう。
何も見る作品が無くなったのに旧作に手が出ない時などの暇潰し程度に考えたほうがいいのかな。
毒も無く見やすいのですが面白さもあるのかどうか……
まあ、おススメできる内容ではないですね^^;
正直な所、見終わっても頭の中に残りません。
本作品を見るかどうかは、あなた次第!


【追記】
『天体戦士サンレッド』を思い出した人は自分以外にもいるはずです!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

63.1 10 悪の組織アニメランキング10位
ふたりはプリキュア Splash Star(TVアニメ動画)

2006年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (79)
432人が棚に入れました
海原市立夕凪(ゆうなぎ)中学校に通うふたりの女子中学生、日向咲と美翔舞。ふたりは、「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピの力により「伝説の戦士プリキュア」に変身し、滅びの力で世界を支配しようとするアクダイカーンやその手下と戦う。

声優・キャラクター
樹元オリエ、榎本温子、山口勝平、松来未祐
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「命」というテーマを描ききった名作(少し修正)

2006年2月から2007年1月放送のTVアニメ。
「ふたりはプリキュア」から、キャラクターも舞台も刷新。
前作は、正反対の二人の女の子の絆の強さが印象的で、なぎさとほのかの関係性が一番のポイントだったと思っています。
対して本作は最初から仲がよく、二人が他の「命」と繋がって行く感じですね。

私はMAXHertからリアルタイムで見ていて、最初は若干の違和感はありました。(すぐにそれもなくなり、今ではすごく気に入っているんですけど)
本作で主人公の入れ替えと言う思い切った選択をしたことが、その後のプリキュアシリーズ化に多大な貢献をしたとも思います。


一貫した「命」というテーマ、地味ながら印象の良いキャラクター達、世界観をあらわす美しい背景、敵幹部の面白さなどが見所。
それらの要素と設定が全てテーマにリンクしているのがとても良いです。

バトルは前作までのアグレッシブな肉弾戦は控えめになり、精霊の力を借りた魔法のような技のぶつかり合いが増えました。
そして「自分たちの大切な日常を守る」という初期コンセプトに沿って、精霊の力をバリアとして用いる、纏った光の粒が衝撃をやわらげるなどはっきりと「守り」を視覚化しています。

全体のまとまりはしっかりしていますが、人によってはダレを感じる部分はあるかもしれません。
ですが単発のエピソードや日常回も、舞台や登場人物を掘り下げる地味ながら良い話が多いです。


【ストーリー】
海原市立夕凪中学校に通う日向咲は、大空の樹で美翔舞と出会い、「泉の郷」からやってきた花の精・フラッピと鳥の精・チョッピに請われ、二人でプリキュアに変身。滅びの力を振るうダークフォールから泉の郷(精霊の世界)を取り戻し、緑の郷(人間の世界)を守るために戦うことに。


【キャラクター】
{netabare}
地味ですが逆に言うと地に足が着いた印象が強く、大人は落ち着いており、子ども達は純粋に可愛いです。

咲は活発なムードメーカーで妹を可愛がるお姉ちゃん、舞は穏やかですが勘が鋭く意思も強く、二人とも良い子でとても感情移入できます。
日常描写が本当に丁寧で、家族の登場場面、地元の人たちとの交流やクラスメートのエピソードがかなり多く、自分たちの住む町が好き、そこに暮らす人たちが好き、というキャラクターに厚みを出していると思います。

泉の郷からやってくる精霊達も見所ですね。
咲と舞のパートナーであるフラッピとチョッピ、中盤から登場する幼い精霊ムープ、フープは可愛らしくくるくると良く動き回り、そこは女児向けらしいですが、4匹ともプリキュアを助けるために危険に飛び込むような行動もし、心の強さも持っています。ムープとフープは満・薫とも縁があり、人間関係(?)でも役割を持っていたのも良かったです。

泉の郷のフィーリア皇女は最初は力を失っており、プリキュアが奪われた6つの泉を取り戻すにつれ回復して行きます。
戦う力はありませんが咲と舞をできる限り助け、プリキュアへの感謝の心や精霊たちをねぎらう優しさを常に持っている、人の上に立つ者の鑑みたいなキャラクター(一時期、訳あって咲の家の猫・コロネの中にいたりしますがw)。
最高位の精霊なのだろうとは始めから思ってましたが、ラストで明かされる世界樹の精霊というのも設定として良く嵌っており、デザインもシンプルながら上品で美しく、とても好きなキャラクターです。

強烈な個性を持つのはむしろ敵側で、きわどくインパクトのあるキャラクターデザインと声優さんのアドリブもあいまって、アクダイカーン様以外の全員がかなり濃く面白いキャラにw
特にゴーヤーンはもっとも酷薄で、序盤はアクダイカーンの腰巾着のようですが、後半の活躍もあって凄く良いキャラクターになっています。
真の姿のデザインはちょっと世界観違いますけど、器のでかさが恐ろしいというかカッコいいw森川さんの演技、すごく良いです。
{/netabare}


【テーマについて】
{netabare}
本作はテーマが一貫して「命」であり、咲は「全てのものに命は宿る」と両親に教えられていて、この言葉が作中でも度々出てきます。
対してダークフォールは「滅びの力」を使っていて、「殺す」のではなく存在そのものを「消す」ことが目的でした。

「生と死が循環するのが命の正しい在り方」というのが本作の肝。
子ども向けアニメで人や生き物が死ぬシーンを入れずにそれを表現するのは簡単ではありません。

ですが本作では、襲ってくるダークフォールの幹部は自然物の命を歪めた存在で、プリキュアに倒されることで正常な命の循環に還るのです。
満と薫はもともと滅びの力から生まれた存在ですから精霊たちにとってはある意味では異物でした。ですが命の営みは単純な繰り返しではなく、時に異物を受け入れても大きな流れは変わらない複雑な「循環」です。だからこの世界には満と薫が受け入れられる場所があったのだと思っています。

序盤から「絶対に奪われてはならない」と言われていた7つ目の泉“太陽の泉”が実は母なる海であるというのも、初見では驚きましたがテーマにしっかり嵌っています。舞台が海に面した街であったことも良かったと思います。

人との繋がりを大切にする、命を大切にする、自然を美しいと思う、そういう小さな演出が最後までぶれなかったのが本作の凄いところ。その積み重ねがテーマに説得力を生んでいました。
{/netabare}


【満と薫について】
{netabare}
満と薫はダークフォールの幹部として咲と舞を倒すために近づきます。(いわゆる偽友作戦てやつですね)
最初は二人は考えている事はあまり変わらないのですが(容姿は全然違うんですが)、緑の郷での経験が増えるにつれ、二人の言動に少しづつ個性のようなものが見えてくるのも面白いです。
緑の郷を美しいと感じるようになり、咲や舞と友達になった満と薫は、アクダイカーンを父親と慕いながらも命令と自分たちの願いとの板挟みに悩みます。中盤の山場で、自分たちの本心をアクダイカーンにぶつけるシーンは必見。

そして二人を後押しし、助けようとする咲と舞。
命の大切さと世界の美しさを生まれたときから知っている咲・舞と、緑の郷に来て初めてそれを知った満・薫の対比が上手です。
終盤の満と薫のエピソードも重くなりがちでしたが、それを一緒に背負う咲と舞が負担を軽くしてくれました。

ラスボス交代は驚きましたが、満・薫に親殺しをさせたくなかったという理由もあったのではないかと思います。
この辺りは子ども向けとしての配慮でもあるかな。
{/netabare}


【本作の最大の特徴】
{netabare}
私が本作に特に感じるのは「重さ」です。

序盤では咲と舞は敵に「どうしてこんなひどいことをするの?」というような問い掛けを度々しています。話し合いが出来ないか模索するような描写です。
しかしダークフォールが求めるのは無の世界なので、自分たちの大切なものを守るには戦う以外の選択肢はありませんでした。

悪を倒すとかそういう話ではないのは他のプリキュアもそうなんですけど、ここまで和解の可能性が無いのはSSくらいじゃないかと思うのですよね。
歴代プリキュアの中である意味もっともシビアで過酷な設定ではないかと思いますし、行き着くところまで行ってしまった感じもあります。バトルが抑え目にも関わらず本作をかなり「重く」感じる理由はそこなのでしょう。
そしてそれを女児向けらしい明るさと優しいキャラクターで緩和しているのが素晴らしいところ。

プリキュアシリーズは作品が進むにつれ、敵との和解による戦いの終息へと女児向けとしては妥当な路線変更が行われました。
私はどちらも好きですし、今も楽しめています。
{/netabare}

派手さはそこまでありませんが、子ども向けとしての細やかな気遣いが感じられ、明るい雰囲気で深いテーマを描いた素晴らしい作品です。
いろんな年代の人にゆっくり一話ずつ楽しんで欲しいです。(2015.11)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

hikonoir さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

オノマトペだよ

オープニングのテーマ曲、16分音符連打でノリがよく、いきなり曲の主題を頭にもってくる。それが終わると、軽やかにピチカート。ピチカート好きの自分はもうこれでノックアウト。初代のオープニング曲は、シンコぺがガッツリ効いてカッコよかったが、このスプラシュもなかなかのものだ。

「SPLASH」という映画をご存じか?観た事はないが、上映していたのは知っている。人魚の話だと思う、ってのは、ポスターに女の子の人魚が映っていたから…。で、人魚がたてる水音、ジャポーン、ピシャ、バシャ…を、英語ではSPLASHと表現する。そう、オノマトペ、擬声・擬態語です。

「花鳥風月」という言葉をご存じか?たしか能の創始者か伝承者かが、造りだした造語だったような…。(自分で検索してください)

「きひつかみ」をご存知か?木・火・土・金・水の頭の発音である。西洋の四大元素とは異なり、中国日本の陰陽五行説にもとずく。

おおまかに、このような三つのキーワードがこのアニメに登場します。詳しく書くと大変な長文となるので止めときます。これらの意味するものがイメージとなり意識下に、アニメを観るたびにチョクチョク刺激されるわけです。ですから、最後の地球規模になっても驚きはあるものの、やっぱりこなったかぁ…。というように感慨深くなるんですね。こういう色分けはアニメではよく使われてますが、無理くり当て嵌めたり明確化しないで、なんとなくすんなり、子供向けなのでもっともらしい説明もなくて十分良いと思う。

そして、やはりカオルとミチル。ストレートな話の展開に好感もてます。ちょっと泣けてしまうよ…。友情と団結に犠牲、東映動画をずっと観てきた自分はどうもこれにヨワイ。すっかり毒され…あ、いやその影響されたという事で…はい…大好きなんです。

それにしても舞が可愛いなぁ。最初はあんまり気持よくなかったのに、観てるうちにだんだん可愛くなってきて、舞の返事の「うん」が気に入ってしまいました。ホント他のシリーズ登場人物と比べてもかなり好感度高いな。自分でもこういう話、つくりたいと思う今日この頃なのでした。

追記。 モンタージュ理論について、初回シリーズの絶交シーンを例にコメントしたが、絶好の模範例がこのシリーズにもでてくる。24話、ミチルとカオルが居なくなって寂しくて、彼女達をを救えなかった自責の念と後悔になやむサキと舞。

舞が一人でうつむいて居間で腰かけてる。うつむいてるので表情が解らない。マイの事情など解らず兄が普通に話しかけてくる。すると、台所のシンクに溜まった水の上に、水道の蛇口から水滴が一滴ピチョン。「水道のハンドルをきちんと締めてないから、蛇口から水が一滴ずつ落ちるんだよ!」。そう思った人、結構いるでしょ。その後、舞の顔がクローズアップして、泣きそうな顔…。でも泣かない。打ち明けられない。また、水道の蛇口からピチョン。ここでさすがに気付くでしょ。

「何だ?また水滴が…。あれって寝たあととか気になるよな…。しつこいな、このカット」。などと思って何も気づくことなく見過ごしてるアナタ!これがモンタージュ理論なの。一見、ストーリーに関係ない映像を差し挿む。でも、そうじゃない。隠された象徴がそこにある。不思議なものでこういう見せ方のほうが印象に残るし、舞の悲しみが視聴者の心に深ーく入り込む。舞の泣けないもどかしさや苦しみを単純に台詞で話してしまうより効果的だ。あの水滴が舞の涙だと解った時、ちょっとした謎を解いたような気になるし、舞の心の内も垣間見える。いいですか?イメージ映像を演出家の狙い通りに解釈してやらないと、演出家の想像力と努力が無駄になってしまいます。

なんだかんだで、このシリーズが結構安心してみれて、落ち着くのはBGMの素晴らしさも一役かってると思う。メロディーがいいよ、ほんと。見直してるうちにちょと気付いたんで追記しました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

続編も見たかった

プリキュア史上最も知名度が低く、売り上げ的にも失敗し
「Yes!プリキュア5」での方針大転換につながった作品。

"隠れた名作"なんて言われているのも、判官びいきというか
要は"通好み"という意味だと思っていました。

しかし視聴してみたら、隠れた名作と言われてるのもわかりました!
っていうか、プリキュア史上でも1,2を争うくらいの傑作ですよ!!

日向咲がソフトボール部所属であることで生まれるドラマが胸アツだったり
絵を描くのが好きな美翔舞と、咲の妹であるみのりや霧生薫との絡みが素晴らしい。



さらに敵であるアクダイカーンたちのキャラが立ち過ぎ(笑)

カレーパンことカレハーン
全身炎なのに海からも出てくるモエルンバ

ドロドロンは、声を担当している岩田光央さんのアドリブが最高すぎて、出てくるたびに笑ってしまいます。高木渉さんによるウラガノスとブンビーに匹敵する強烈なキャラクターです。

ミズ・シタターレは松井菜桜子さんの声が最高すぎで惚れます。

そしてプリキュア史上最高の漢(オトコ)キントレスキー!

どんな時も正々堂々、なんか咲の父さんとも仲良くなってたり・・・小杉十郎太さんの声も相まって、ものすごく魅力的なキャラクターになっています。プリキュアの敵の中で一番好きかもしれません。
彼とプリキュアの闘いをずっと見ていたい。
いや、いっそのこと海原市で平和に暮らしてほしかった(with ミズ・シタターレ)。



キュアブライトとキュアウィンディは、続編を見据えて設定されたフォームだったようですし、2年目への突入が叶わなかったのは少し残念です。まあ「Yes!プリキュア5」からのシリーズの大躍進を考えたら"価値ある犠牲"だったのかもしれませんが。

今のところアマプラで見ることができるので、ぜひ見てもらいたい隠れた名作です
(もう隠れていてほしくない!)





P.S.でも一番好きなキャラは日向みのりだというのは内緒・・・(●´ω`●)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

64.5 11 悪の組織アニメランキング11位
キャッ党忍伝てやんでえ(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (17)
107人が棚に入れました
タイムボカンシリーズ等で人気の高いタツノコプロが制作。悪役が最後自爆するという、同シリーズを彷彿とさせるストーリー展開に、時代劇やアクションヒーロー物、巨大ロボット作品等で視聴者に人気のお決まりのパターンが数多く詰め込まれている作品。アニマロイドが平和に暮らすエドロポリス。しかし、その影では幕府老中コーン守とその手下幻ナリ斉がエドロポリスを自分のものにしようと徳川幕府転覆を企んでいた。しかし、それを阻止しようと老中ワンコー守は幕府隠密ニャンキーを組織。はたしてニャンキーはコーンの守の陰謀を阻止する事ができるのだろうか!?

声優・キャラクター
山口勝平、折笠愛、小杉十郎太、塩屋浩三、こおろぎさとみ、水谷優子、山寺宏一、沢木郁也、龍田直樹、川村万梨阿、堀内賢雄

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

説明しよう!

またまた説明せねばなるまい!

懐かしシリーズ、その3かな。

こちらも、かなり昔の作品となります。
覚えている人はいるでしょうか。

前にレビューした「疾風!アイアンリーガー」と似たような感じなのですが、こちらは動物型のロボットキャラクターが登場する作品となっています。
「アニマロイド」と呼ばれていました。

時代劇(?)風の作品となります。
舞台はエドロポリス。

主人公のヤッ太郎、スカシー、プルルンの3人+おタマ;犬山ワンコー守
が秘密忍者隊ニャンキーとして、悪の組織(的な)狐塚コーン守+カラカラ一族と対決するのが、大まかなストーリー。

とは言え・・・基本的にはギャグアニメに類するもので、基本的に単発エピソードの集合体と考えても差し支えないかと。
時代劇風という事もあり、ある種「様式美」と化していた点もありましたし。

しかし、その内容が当時からぶっ飛んでいて、アドリブ満載というか、そうとしか考えられないセリフが多数あり、事実、声優さんたちもやりたい放題だったという話も漏れ伝わってきている。
そして、その声優さんたちが、やはり今となってはレジェンド声優ばかりなのですよ!

特に悪役側のコーン守(沢木郁也)、幻ナリ斎(龍田直樹)、カラ丸(山寺宏一)のカラミは秀逸でした、今見ても噴き出す自信がありますw。
この他にも、悪乗り的なシチュエーションは数知れず、ある意味伝説的なアニメと言われていました。

さらに、この作品は「Samurai Pizza Cats」の名称で海外でも放映され、忍者好き、アニメ好きのファンから大変な人気を得たそうです。


そして、このアニメが伝説と言われたのは、別の理由がありました。
国内でも、それなりに人気となり、海外でも人気だったにもかかわらず、
長らく、メディア化されていなかったんです。
懐かしきVHSビデオでは発売されてはいたのですが、途中で販売が打ち切られ、長らく、本当に長らくの間全話を見ることは不可能とされていたのです。
そして、その理由が実しやかにささやかれていました・・・「マスターテープが紛失したのだ」と。
この噂により、ファンは「もう全話放送、メディア化は無理なんだ・・・」とあきらめていたのです。

ところが、です。
オンタイム放送から20年の時を経て2012年に全話DVD-BOXが発売されたのです。
いったい、あの噂は何だったのか・・・と、ファンは訝しみまがらも再び全話を目にすることが出来ることに大いに喜んだのです。

ちなみに、同じタイミングで、公式ファンブックも発売されています。
こちらは、今探すととんでもない価格になっていますので、その人気がお分かりいただけるかと思います。

さて、話は少し戻りますが、
このキャラクター達、動物型ロボット=アニマロイドと言いましたが、
これらのキャラクターがとにかく、かわいいんですよね(主に女性キャラ)。
私はプルルン(折笠愛)が好きで見ていたのです色っぽ可愛い。
折笠さんのお声は本当に独特でした。

ニャンキーのサポート役のおタマ(こおろぎさとみ)もかわいかったですね。
ミサイルぶっ放すおミツ(水谷優子)は少し目が怖くて苦手でした。
あとウサ姫(川村万梨阿)もかわいかったですね、起こるとすぐに「島流し」にされるという・・・w


あと、もう一つ言っておかなければいけないのは歌の良さでしょうか。
OP「おっとどっこい日本晴れ」はキャッチーで楽しげでちょっと和風で楽しい名曲ですし。
ED「To be Yourself」これは屈指の名曲だと思います、多くは語りません、
今であれば、動画サイトなどで聞けちゃうかもしれないので聞いてみて下さい。
さらに、挿入歌も名曲が多いです。
そして、これら名曲を声優さんたちが歌い、ドラマを演じたCDが二つ発売されています。

・キャッ党忍伝てやんでえ 猫座第一回公演
ミニドラマを中心に、OP、EDのフルコーラスやMIPPLEの唄う『YASU-けくナイ!』などを収録。

・キャッ党忍伝てやんでえ 猫座千秋楽公演
OPのウサ姫ver.やEDのプルルンver.をはじめ、挿入歌やキャラソンを収録しているアルバム。

私は2枚とも持っているのですが、本当に楽しいCDです。
特にキャラVer.のOP/EDは今でも好きです。
ドラマも声優同士の悪乗り感が伝わってきます。


だんだん、支離滅裂になってきたので閉めますが、
この作品は今をもってしても、独特の振り切った魅力を持つ作品だと思います。
キャラもそうですし、正に「ノリ」があの時代特有のものだと思います。
今のネットの時代だと叩かれちゃうかもしれませんね、ふざけ過ぎだ、悪乗りし過ぎだ、なんて。



今ならばDVD-BOXで全話(54話というボリュームです)観ることができる。
20年を超える間、観たいと、ファンが待ち望んでいたものを
いともたやすく観ることが出来るのです。


ぜひ機会がありましたらご覧くださいませ。
きっと楽し可愛いと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ネコメカ忍者好き

放送当時、私の周りでは
「中学生にもなって
こんな感じのアニメはちょっと・・・・」
という心の声を肌で感じずにはいられない
雰囲気がありましたが、
私は家でハイテンションで視聴しておりました。

舞台は『エドロポリス』という
過去と未来が混ざったような世界

そこで暮らす『アニマロイド』達
何となく想像付くと思います。
動物型アンドロイドってことですね。
しかし動物型と言っても
二足歩行で人間の言葉を喋り
人間のような暮らしをしています。


エドロポリスを治める『徳川イエッイエッ』(パンダ型)
そのエドロポリス幕府の老中『コーン守』(キツネ型)と
カラカラ一族の頭領『幻ナリ斎』(カラス型)が
密かに幕府転覆を企てます。
幻ナリ斎は同一族の『カラ丸』(カラス型)に
その任を命じます。
お目付役の『ワンコー守』(イヌ型)はコーン守の
悪企みに気付き
秘密忍者隊『ニャンキー』を組織し対抗します。

このニャンキー実働部隊のリーダーが
主人公の『ヤッ太郎』(ネコ型)で
タイトルからもお分かりのとおり粋なヤツです。
仲間に『スカシー』(ネコ型)と
『プルルン』(ネコ型)がいて、
この3人(匹?)は普段『ピザキャット』という
ピザ屋さんで働いていて、そのお店自体が
ニャンキーの秘密基地だったりします。

各話は、タツノコプロの真骨頂と言いますか
『タイムボカンシリーズ』みたいな
お決まりの流れですが、
細かくシャレのきいた設定が
だんだん世界を広げていき飽きること無く
視聴できました。

ネコ好き メカ好き 忍者好きの方が
好きになるか
「こんなのネコじゃねぇぇ!!!」
となるか分かりませんが、
ライトな感じで観ていただけたらと思います。


友人の家に遊びに行った時
部屋に『てやんでえ』のすごろくが転がってて、
コイツとはより友情を深めることが出来ると思い
「あっ、俺も『てやんでえ』好きー!!」
と言ったら
「それ弟のなんじゃけど・・・」
と言われました。


「あ・・・・・俺も・・・」←何がっ!?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ただいまより、美味しい宅配ピザの店『ピザキャット』名物、特急便が発射されまぁす!!

あかほり&タツノコ な傑作よん。
まぁ構成なのでどこまであかほりさんが入っているか分からないが。
彼の関わった作品ではかなり好感が持てる部類。

タイムボカン、時代劇、喋るロボットの主人公といろいろ混ぜてみましたな作品。
ストーリーなんてもんはない。普段はピザ店員なカメじゃなくて猫な主人公たちが事件があれば、ニンジャ隊に変身。まいど同じ名乗りをあげて同じように悪を成敗。でも毎度同じじゃなくて良くお約束をはずす。そこがいいの。

かっこいいのがコイツらの出撃シーン。どこかでみたことあるというあなた!そうですサクラ大戦のネタ元・・。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

65.3 12 悪の組織アニメランキング12位
エクセルサーガへっぽこ実験アニメーション (TVアニメ動画)

1999年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (68)
478人が棚に入れました
F県F市の地下。世界征服のために市街征服を目指す秘密結社アクロスに、二人の美少女構成員・エクセルとハイアットがいた。二人は総帥イルパラッツォの元で市街征服の事業をこなしつつ、安アパートに暮らしてバイトで生活費を稼ぐという貧困生活に喘ぐ。一方、彼らの陰謀を察知した市政の黒幕(?)蒲腐博士は…。

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

へっぽこ実験アニメーション!ハーイル!イルパラッツォ!!

最近だと「紅殻のパンドラ」の六道神士原作のアニメ。

第1話「六道神士殺害計画」

↑1話から作者の六道神士の部屋に忍び込んで、主人公のエクセルが青龍刀で殺そうとします。原作から狂ってる漫画
なのでアニメ版はぜんぜん違う楽しさがあって良かった。作者側はアニメがどんな出来になっても訴訟しないという
アニメ制作側しか得をしない誓約書を読み上げ一話が始まるナベシン(ワタナベシンイチ)の代表作。

ナベシンといえば日本で一番アニメに登場する出たがり監督。ルパンの格好したアフロ、そいつがナベシンだーっ!

『ルパン三世 GREEN vs RED』のアフロルパンは笑いました。

何度死んでも大宇宙の意志で復活するヒロイン“エクセル”が愛するイルパラッツォ様の為にメチャクチャする。
相棒のもう一人のヒロイン“ハイアット”が貧弱でいつも死にそうになっています。ファンの間では、

「反発しつつも相思相愛」

なんていう謎の言葉が生まれるほど原作と違うのに「エクセル・サーガ」アニメ化するとこうなると、何故か納得して
しまいました。ちなみに最終回まで作者と監督が出てきます・・なんでじゃ!メタフィクションも大盛りですね。

最終回だけはシリアスに行くぞなんて言っておきながらシリアスになったらなったで嫌に役者の演技の巧さが際立ち
逆にギャグ度が増します。アニメ最終回でやった設定が原作でも採用され、重要な設定になるなどの逆輸入もあり、
「エクセル・サーガ」ファンならアニメは必見ですね(?)(そもそもこのサイトに何人いるのか知らないけど)

まあ、原作と別物なので原作至上主義の方にはすこぶる評判の悪いアニメでもあります。ナベシンのせいです。

EDをメンチ(非常食用に飼われている犬)がマイクスタンドで歌う「メンチ・哀愁のボレロ~食すのね」はシュール。
“食すなら一思いに、お肉が硬くならないように”と歌詞もブラックユーモアに満ち満ちています。切ない。
ラストで幕が引かれてメンチが連れて行かれるのも、途中に塩で味付けされてるのも悲しいw強く生きろメンチ。

原作は昔持ってました。六道神士の漫画好きなんで、全部集めてましたね。オススメは「Holy Brownie」です。

原作の最終回、このはてしなく遠い男坂をよ!と言わんばかりのENDには、15年間連載してこれかよ!(笑)と
笑うしかありませんでした。六道神士はブレねえなあ。


あとエクセルの声優、「三石琴乃」さんが超絶早口で次回予告するまとめは一見の価値ありですよ。

昔やってた「なんでもQ」のキャラクター「うらら」みたいな流暢な喋りで素敵。
私は市立戦隊ダイテンジンとペドロさんの単語で笑う体になってしまいましたwww

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「実験」と「大宇宙の大いなる意思」。あらゆる免罪符を手に入れたアニメ

副題に「へっぽこ実験アニメーション」と付いているとうりです。
実験と称して、毎回ムチャクチャ好き勝手をやっているバカアニメ。そりゃもう「実験」なんですから失敗することもあります。大スベリしようが、どこかから抗議が来る様な内容だろうが、とりあえずやっちゃいます。
原作もへったくれも無いような暴走ぶりですが、いいんです。原作者が許可してるんですからw


都市征服を目指す悪の組織「アクロス」の構成員である主人公のエクセルが、毎回指令を受けて活動するというがの基本設定ですが、そこは「実験」ですから、毎回作り方が違います。
スポ根風にしたり、ラブコメ風にしたり、アメコミ風にしたり、ロボットアニメ風にしたり・・・と、色々な試みをします。
まぁ、どんな風にしようが荒唐無稽なバカアニメであることに変わりはありません。
ノリと勢いに任せたギャグが炸裂しています。

まともなストーリーはありません。
一応、アクロスと市街安全保障局の対立構造みたいのはありますが全然絡まないし、最終回でちょっと進展があったぐらい。
むしろアニメオリジナルで作った、監督自身が出演して演じる「ナベシン」のサイドストーリーの方がサマになっていますw

正直2クールは長すぎでした。
序盤はそれなりにノリノリでしたが、中盤以降のネタが尽きたあたりからのグダグダっぷりが半端なかったですw
こういう作品なので、そのグダグダも特色になってしまっているのが救いですが。


とにもかくにも、アホ。
人が死のうが、街が壊滅しようが「大宇宙の大いなる意思」でリセットしてしまうチカラ技をガンガン使って好き放題をやっています。
普通は「これができりゃ苦労はせんわ」とクリエイターの自制心が働く製作者側のタブーを、”実験”の名の下に犯しまくる問題作。
ただのギャグアニメだと思って見たら気が狂います。
こういうカオスな作品を笑い飛ばせる方にはオススメですが、万人ウケは難しいでしょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

うぃず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

侵略、おふくろ様

一言でいえば「カオス」。

無秩序
無責任
無慈悲
無節操
無鉄砲

まさに悪夢の五重奏です。
ただし「クソアニメ」って訳じゃないんですよ。
だって「あいまいみー」を初めて観た時にも近似した印象を持ったし。笑
とはいえ、今では絶対にO.A.出来ない内容かと思います。
最初で最後の「へっぽこ実験アニメ」ですね。

----------------------

え、声優の無駄遣い?

エクセル(CV:三石琴乃さん)
ハイアット(CV:南央美さん)
イルパラッツォ(CV:子安武人さん)

と軽くメインを挙げただけでもお判り頂けたかと....。笑

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「ちょっと観るの躊躇しちゃうな....でも..でも」

そんな恐れを知らぬ貴方には某動画サイトにて次回予告をまとめた動画がありますのでちょこっと検索してみましょ。思いがけず「声優の本気」(主に三石琴乃さんの)に触れる事が出来ます。いっそ「予告が本編」って事にしちゃいましょうよ。(暴論)

本編は「面白い」のベクトルが未だ見ぬ果ての方向を指しているので、
正直なところお薦めはしません。
不条理の宝石箱。

寧ろ時間のムd....ううん、なんでもない。


だから絶対に観ちゃダメ。
絶対だからね。
絶対。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

62.7 13 悪の組織アニメランキング13位
ダンボール戦機(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (31)
283人が棚に入れました
同名ゲームとストーリーを同じくするTVアニメ。アニメではより詳細な部分まで描かれている。原作はゲーム開発会社・レベルファイブの日野晃博。 掌サイズの小型ロボット・LBX。発売当初、危険な玩具といわれたLBXだったが、2050年において子供たちに大人気の対戦型ホビーとなった背景には、どんな衝撃にも耐えられる強化ダンボールの開発があった。ダンボールの戦場で戦いあうLBXの開発者を父に持つ主人公・山野バン。事故死した父の背中を求め、LBXプレイヤーとしての日々を送る中学生1年生だ。だが父のことがあるためか、母からLBXの所持を許されず、借り物の機体で戦う毎日。そんな彼の前にある日、謎の女性が現れる。彼女から渡されたのは、世界の命運を握る特別なLBXだった。番長・郷田との戦いを経て、ついにバンは愛機を手に入れる。その名はアキレス! バンとアキレスは、仲間のアミやジンを巻き込んで、世界覇権を狙う大企業との戦いへと踏み込んでいく!!

声優・キャラクター
久保田恵、井上麻里奈、浪川大輔、小田久史、藤本譲、東地宏樹、中村悠一

Worker さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

大人も楽しめる子ども向け

 装甲娘ミゼラムクライシスの事前登録記念として、現在 YouTube で全話無料公開されている。子どもの時にも観ていたが、コロナウイルス自粛期間に加え、ゴールデンウィークであるから、私は再び観ることにした。

 まず子ども向けアニメとして、次に大人向けアニメとして評価する。
•子供向けアニメとしての評価
 キャラクターの設定は、主人公たちはイナズマイレブンと同じで中学生で、名前は姓が漢字で名がカタカナで表記されている。子どもにとって親しみやすい設定になっていて良いと思う。郷田ハンゾウと仙道ダイキの喧嘩も、些細なことで意地を張り合うところは、子どもにとって親近感を湧いたりするのだろう。
 それから主人公が魅力的だ。主人公バン♂にはカズ♂とアミ♀という二人の友達がいる。男主人公に同性と異性の友達が一人ずつというハリーポッターと同じ理想的な型だ。また、物語の初めから使命を与えられ、自分の正義を曲げない主人公は、まさに絵に描いたような「主人公」だ。
 戦闘描写が凝っているのも高評価だ。激しい戦闘描写は子どもの心を鷲掴みにする。
・大人向けアニメとしての評価
 先、戦闘描写を高評価したが、大人の視点でも同じ評価だ。放送された当時のアニメとしては、かなり良い作画だ。現在放送されたとしても全く恥ずかしくない程である。
 主題歌についてだが、シリーズ通してどれも素晴らしい。Little Blue boX の曲はソロデビューする前の LiSA のようである。
 肝心の物語についてだが、子ども向けと断言できないほど重い。子ども向けの作品であれば、綺麗事が飛び交ったりするが、この作品にはそれが綺麗事でも子どもにメッセージを伝えようという強い意志が感じられる。
 悪い点を書くと、設定や話の展開に無理があったりするところだ。子どもの視点に立てば全く気にならないのだが、大人の視点では無視できない問題だ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あら?これって結構王道熱血

ゲームやおもちゃを売りつける為のお子ちゃまアニメと思いつつ観ていたら、あら?これって結構王道熱血ホビーバトルじゃね?
2050年を舞台にしているのにキャラデザといい、ベタな悪役といい、昭和の香りがプンプン。
主人公の名前がなぁ…ヤマザキパンからのダジャレにしか思えんがな(爆笑)
中学生達がホビーロボでのバトルだけかと思いきや、軍事利用やら暗殺兵器としてとか、ロボの開発者である主人公の父親を拉致監禁する悪の組織に、悪の組織に染まっている政治家、関係各省…
基本は友情とか正義感とかだけど、その辺のラノベよりも濃厚な内容でこれは面白いな。
予算があるから下手なCVも起用していないし、どのキャラもスッと入ってくる。
マリーナ最高!
2クールのLBX世界大会編のラストは予想通りでびっくり感はなく、どうやって勝ち上がるのかを楽しんでいただけだが、3クールへ向けてそう来るか…
改めていうが子ども向けだよね?
自◯党の政治家たちにしか見えぬイノベーターたちが平気で人を殺めているよな…
どんどん風呂敷が広がってきて、大丈夫か?
3クールは秋葉原に住んでる天才ハッカーの協力を求めてのLBXバトルは主人公達が所有するLBXが変更したのでそれのお披露目という感じだろうけど、ターミネーターかよ。いつの間に…
4クールになりいよいよラスボス。
いや〜こいつがラスボスだったのか?!で予想外で…やられたよ。
兎にも角にも主人公がどんな困難にも折れる事なく正義を貫いていくというのは良かったが、こういう真っ直ぐな性格ってダークサイドに落ちた時は最強最悪にでほんに紙一重なのだ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

pick さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うん。

ダン戦はわかりやすくおもしろい内容になってたなぁと思います!
ただオチが予想できすぎたのはちょっと^^;
まぁ普通にいいとおもいますよ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
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