精神世界おすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの精神世界成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月19日の時点で一番の精神世界おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.7 1 精神世界アニメランキング1位
ローゼンメイデン(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1151)
6793人が棚に入れました
引きこもりの日々を過ごす少年・桜田ジュン。彼はネット通販で買った商品を、期限ギリギリでクーリングオフしてスリルを楽しむという、鬱屈した性格の少年であった。
ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た。
鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン(薔薇乙女)の第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して家来となる事を要求する。
最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わる事により薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていく事になる。

声優・キャラクター
真田アサミ、沢城みゆき、野川さくら、田中理恵、力丸乃りこ、倉田雅世、桑谷夏子

mukkutan さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最高に面白い 騙されたと思って観てください

オープニングの曲からすばらしい。

話の内容からすればただ自分を創ってくれた父に会うが為に究極のアリスを目指すアンティークドールの戦い。

もちろん究極のアリスは一人だけです。
だから皆戦うのです・
負けてしまえばただの動かない人形となってしまいます。

出てくる人形たちもとても個性的で真紅、雛苺、水銀燈、翠星石、蒼星石、金糸雀、薔薇水晶
いまでいうゴスロリな衣装もこの物語に会っていてすばらしい。

決してアンティークドールの戦いが中心ではなく、周りの人物の心境の変化、人形たちの考えの変化とういろいろ観ることの出来る作品です。

二期のローゼンメイデン トロイメントよりアリスゲームが本格化していき話も盛り上がっていきます。

最後は三期のローゼンメイデン オーベルテューレ
完結です。文句ありません。

見終わった頃にはお気に入りのDOLLが出来ることでしょう。

途中泣いてしまう方もいるかもしれません。

それほどまでに、作りこまれているアニメだとおもいます。

見て損はさせませんその代わりしっかり最後まで見てください。

ちなみに私の好きなランキングは1.水銀燈 2.翠星石 3.雛苺 です。

でも1.3は好きにならないのがあなたの為です。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 14

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

メリハリの効いた作品。「だって、生きることは戦うことでしょ?」

制作はノーマッドで原作は漫画です。
ジャンルはファンタジーです。


引きこもりの少年桜田ジュンはある日「まきますか、まきませんか」という手紙を受け取り、軽薄に答えてしまう。
その瞬間、部屋の中に箱が出現し、中に綺麗な一体の人形が入っていた。
彼女のねじを巻いてみると、突然動きだして…。


当初の印象だとダークファンタジーで暗い話なのかな?と勝手に思っていたのですが、なかなかのキャラアニメでギャグも多かったですね。
特に5話は突き抜けていて面白かったです。
一期に登場するドールは5体でそれぞれ性格が全然違います。
具体的にはクーデレ、ロリっ子、ツンデレ、ボクっ子、冷徹。
キャラ設定が複合施設状態なので多分気に入るキャラが一人くらいは出てきそうですね。
私は水銀燈がお気に入り。キチっぷりが良い。

ですが、やはり暗めの話ではあります。
日常回を効果的に入れて、だんだんと真紅と水銀燈の戦いに物語が終局していく形はなかなかスマートで美しかったです。
欲を言えば、ラストのようなストーリー上の盛り上がりがもう一つくらいあればよかったかなとは思います。
蒼星石の話は若干インパクトが薄かったような。


このアニメの一つの特徴として、水銀燈一人だけが完全に悪役として描かれている点があげられます。
見ている側も自然と「この畜生が!」となります。

このアニメ全体で描いているものは「戦いの中での成長」でしょうか。
最初の内は主人公にイラつくこと請け合いですが、彼にも複雑な事情があるのです。
誰にでも挫折してしまうことがあります。
そこから立ち直れるかどうかに「人間力」が関わってくるわけです。
だって、生きることは戦うことでしょ?


総括して、若干予想したものとは違いましたが面白かったことに変わりはないです。
とりあえずドールが可愛いねw

投稿 : 2024/03/16
♥ : 51
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

少女たちに囲まれてるけど、ハーレムアニメじゃないよ

原作未読。

引きこもり中学生、桜田ジュンの元に、「真紅」という人形が現れる。
ゼンマイを巻くことで、まるで人間のように行動する真紅。
真紅は「ローゼンメイデン」と呼ばれる人形たちの1体だった。
しかし、ジュンはローゼンメイデンの争いに巻き込まれてしまう。
戦いの中、ジュンがドールたちを通して成長していく話。


ローゼンメイデンのドールたちは、自分の力だけでは動くことができません。
誰も見つけてくれなければ、永遠に動かないままカバンの中にいるしかありません。
対して、ジュンは自分の力で動くことが可能なのに、部屋に閉じこもって出てこない。
この対比がストーリーの中核を担っています。


また、本来心をもたない人形がジュンの心を成長させる。
そういう切り口で見ると深いテーマが隠されていそうですが、そこまで立ち入っていません。

あくまで「戦いの中で得る成長」がテーマです。


ただ、ジュンが引きこもるきっかけは弱い気はします。
まあそこはご愛敬。
本編でもちゃんとフォローされていますので良しとしましょう。
{netabare}
真紅「時には雨が降り、嵐が吹き荒れることもある。景色が移り変わり、放っておくと取り返しが付かなくなることもあるの。その度に、アナタは戦い続ければならない。それが……」

ジュン「それが"生きている"ことだから」

このように、
「生きることは戦いである」ということを、今まで何度も戦い続けてきた人形に教えてもらったわけですね。
{/netabare}

今でも色あせないキャラクターデザインと、各キャラの個性の強さ。
また、ギャグとシリアスのバランス、物語のテンポもいいですね!

階段回は大爆笑でした。

ペース配分が絶妙なので、一気に見てしまう勢いがあります。
ドールのネーミングも独特で素敵です。
ただし、人名は……。


老若男女問わずオススメできる作品。
麻生太郎も絶賛です。

↓ローゼン閣下の真相↓
{netabare}
司会:『ローゼンメイデン』を読んだことはありますか?

麻生:「あります」

何でこの話を聞いたかというと、『ローゼンメイデン』っていう本がたまたま羽田の飛行場で売ってたんですよ。で、このローゼンメイデンというのを、「これが、『ローゼンメイデン』って言うのか』って思ってたまたま見てたら、そこに中学生の修学旅行がいて、パシャパシャパシャって(携帯電話で撮られて)。それがあっという間に流れて、「麻生は少女漫画を読む」って話になっちゃったんです。たまたまこれが、と。
だけど、最近みんなこう……どれもこれもやたら目玉が不必要にデカく描いてある漫画が多くて、『ゴルゴ13』みたく目の小さいのってのは本当に少ねぇな。ははははっ。ねぇ、どうしてこんなに大きく目玉が描いてあるんだろう。

司会:あれはたまたまだったんですか?

麻生:『ローゼンメイデン』はそう。ただ、「ローゼンメイデン閣下」(というフレーズ)がいつのまにか何となく(広まって)、とにかく、何だろうね(私に対する)ハンドルネームまで「閣下」みたいな形になってたりしてるでしょ?

http://www.garbagenews.net/archives/1447038.html
{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 81

65.7 2 精神世界アニメランキング2位
ブラック★ロックシューター(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (965)
5167人が棚に入れました
中学校へ進学した黒衣マトは、同じクラスの小鳥遊ヨミと親しくなる。1年間を通じて友情を深めあった2人だったが、2年生になって違うクラスに分かれ、マトに友人が増え始めた頃から、2人は少しずつすれ違うようになっていく。ある日、ヨミが学校を欠席していることを気にかけたマトはメールや電話をしてみるが、一向に通じない。落ち込むマトの携帯に一通のメールが入るが、それはヨミからではなく母からのものだった。「小鳥遊さんが行方不明になり、警察が事情を聞きに来ている。すぐ帰ってきなさい」と…

同じ頃。この世界とは違うどこかの世界で、左目に青い炎を灯し、大型の砲を左腕に装着した謎の少女が、何者かと戦いを繰り広げていた。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ダメな時の岡田磨理さんシナリオ

先にレビューを上げた『AKB0048』をはじめ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『凪のあすから』等々で見事なシナリオを描き出してくれる岡田磨理氏ですが、本作の場合は不調だったのか?全然ダメだと思ってしまいました。
(※同じ岡田さんシナリオの凡作『WIXOSS』シリーズよりも、さらにダメな感じ)

なお、本作自体は、人気イラストレーターhuke氏のたった一枚の少女の絵(ブラック★ロックシューター)からイメージをどんどん膨らませていって、まず2009年に山本寛氏の監修で52分程のOVAが制作され、さらに2012年に岡田磨理氏のシリーズ構成&脚本で全8話ながらTVシリーズも制作された作品だそうです。

なるほど、作画や演出が割と凝っていて、まるで『魔法少女まどか☆マギカ』(2011年)や『結城友奈は勇者である』(2014年)の先輩みたいな雰囲気が少しありますね。

・・・が、しかし、肝心のシナリオが貧弱すぎる!!
というか、『まどマギ』や『ゆゆゆ』にあった視聴者を唸らせるような裏設定が全然ないぞ!!!

本作の発表当時は、それでも作画や演出の斬新さで評判になったのかも知れないですが、今から新規に見る人には見どころがイマイチよく分からないかも。

《まとめ》
『まどマギ』『ゆゆゆ』のような少女達のバトル&百合っぽい展開の作品が好きな方なら、一見の価値があるかも知れません。
でも、個人的には、本作を見るくらいだったら『緋弾のアリアAA』や『神無月の巫女』や『AKB0048』の方を先に視聴した方がずっと良い気がしました。


◆制作情報(OVA)
{netabare}
原作         huke
監修         山本寛
監督         吉岡忍
脚本         谷川流、吉岡忍
キャラクターデザイン 松尾祐輔
音楽         ryo
アニメーション制作  Ordet{/netabare}

============ ブラック★ロックシューター (OVA) (2009年9月) =========

全1話 × 3.4 ※約52分

ED 「Braveheart」


◆制作情報(TVシリーズ)
{netabare}
原作         B★RS Project
監督         吉岡忍
シリーズ構成・脚本  岡田麿里
キャラクターデザイン 芳垣祐介
音楽         森英治
アニメーション制作  Ordet、サンジゲン{/netabare}

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============ ブラック★ロックシューター (2012年2-3月) =========
{netabare}
第1話 あとどれだけ叫べばいいのだろう ★
第2話 夜明けを抱く空 ★
第3話 こらえた涙があふれそうなの ★
第4話 いつか夢見た世界が閉じる ☆ ※グダグダさに飽きてくる
第5話 ブラック★ロックシューター × ※シナリオ支離滅裂
第6話 あるはずもないあの時の希望 × ※同上
第7話 闇を駆ける星に願いを ×
第8話 世界を超えて ×{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)1、×(疑問回)4 ※個人評価 × 3.4

OP 「ブラック★ロックシューター」
ED 「僕らのあしあと」

投稿 : 2024/03/16
♥ : 15

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

最終回視聴終了~v掘り下げは浅かったけどまとまった最終話だったw

全8話予定。
ノイタミナ枠。
OVA有り。
huke画(シュタゲとかの人)。

以下感想
自分の痛みや苦しみを現実世界と切り離して、代わりに創造された印象的で観念的な夢の世界でバトルして痛みを消したりするお話。

もともとは、hukeさんの書いたボーカロイドにsupercellのオリジナル曲がついて始まったらしいBRS。

このオリジナル曲ありきの制作なはずなので、最終的にBADENDはまず無いだろうと思いつつの視聴してたんだけど、(いい曲w)
妙に話が人間関係的にドロドロして人間不信の暗黒アニメ化していた中盤は話が終息できるか不安で不安で…w
でも最終的にはなかなかうまくまとめたかな…と。

苦しみや痛みが自分のキャパシティを超えて、自分の中に別の自分を作り上げて押しつけるというのはアニメの世界でなくともあることで、これについてはただ向き合えばいいという問題じゃない。
向き合いきれないから切り離したものを改めて向き合うことの過酷さや難しさについて、テーマの割には描いてくれて無かったかな…と。

キャラの精神崩壊の表情とかそういう「壊れ」については非常に豊かに描いてくれていたので、どんよりしましたがww

先行無料配布OVAを完全に内容補完してくれたという点では有りがたかった!(・∀・)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 35

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

恐怖のマカロンのお話です(゚ロ゚*;)エェッ!?

■ブラック★ロックシューターってこんなアニメです ρ( ̄∇ ̄*)
『ブラック★ロックシューター』はOVA先に発売されているのですが、TVアニメ版はOVAとストーリー上とくに繋がっていないようですね♪
って事なのでOVAを観ないでTVアニメ版を観ることにしたのです(ノ´∀`*)
ジャンル的にはhukeさんの独創的なイラストを独特の世界観で描いた学園・異空間アクションアニメです。
それにシナリオ構成が岡田麿里さんとなってるのでさらにエキセントリックな印象に仕上がっている感じですw
この世界観にどこまでついて行けるかが楽しめるかどうかのポイントかも知れませんね♪
舞台は主人公でヒロインの黒衣マトちゃんが通う中学校で、小鳥遊ヨミちゃんと出逢うことから物語が動いていきます。
マトちゃんが夢で見る不思議な世界、ブラック★ロックシューターが戦う世界とはいったい…
思春期の不安定な感情を見事に描いたこの作品はちょっと鬱な展開もあるので見る人を選ぶ作品かもしれませんね♪


■総評
この作品ってただのアクションアニメかな?って思ってたので軽い気持ちで見始めたんですけど…油断してると話についていけなくなる可能性がありますね(〃´o`)=3 フゥ
けっこう頭フル回転で1クール8話を一気に駆け抜けた感じでしたw≡≡≡ヘ(*--)ノ
現実世界と精神世界を並行して描いていく中で、「感情」を「色」で表現したり、「心の葛藤」を「バトル」で表現したりと独特な世界観で作品を彩っていましたね♪
精神世界も異空間的な造形美と色彩感覚が満載で「まどマギ」や「夢喰いメリー」や「Persona4」とはまた違った異空間の色を見せてくれてました。
そんな中でのバトルシーンは凄惨な描写はあるのですけど、躍動感があって心の葛藤をとっても良く表現してたとも思います!
不安や心の痛みなどの負の感情を無意識に処理している映像が精神世界なんですよね♪(* ̄  ̄)b

もちろんキャラの「感情」や「表情」が誇張気味に表現されてはいますが、スピード感ある展開と感情の起伏がこの作品の最大の魅力なのかなって思います☆彡
それと精神的に未熟で不安定な年頃の少女達を中心に描いているのもポイントでしたね♪
「今まで出会ったことのない感情や痛みを知り、傷つけ傷つけられながら大人になってゆく…」
マトにとってのことりとり、マトにとってのブラック★ロックシューター、色んなメッセージが込められた作品でした d(-_^)
OVAも今度見てみようかなぁ(^ー^* )フフ♪


■MUSIC♫
OP曲『ブラック★ロックシューター』
 【作詞・作曲・編曲】ryo【歌】初音ミク
 個人的にはTVアニメなので普段VOCALOIDに馴染みがない人には敷居が高かったんじゃないかなって思います。
 歌詞や楽曲はryoさんらしい納得のデジタルチューンナンバーですね♪
 声優さんとのタイアップでも面白かったかも、supercellとしてはそうはしたくないのでしょうけどねw
 

ED曲『僕らのあしあと』
 【作詞・作曲・編曲】ryo【歌】supercell(こゑだ)
 こゑだちゃんの歌声の魅力は物憂い中にも力強さを感じることが出来るところ♪
 特に低音域の安定感は抜群で、とっても心地良く感じられます!
 こゑだちゃんの魅力をめいいっぱい表現できたローテンポなバラードナンバーです(゚∇^d) グッ!!


2012.09.02・第一の手記

投稿 : 2024/03/16
♥ : 52

68.7 3 精神世界アニメランキング3位
俺たちに翼はない(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (803)
4604人が棚に入れました
大都市「柳木原」(やなぎはら 略称ギバラ)では、今日も誰かのありふれた物語が生まれていた。季節は冬。寒さが厳しい白い空。心に悩みを持つ若者たちが繰り広げる群衆劇。そんな若者たちが傷つき、笑いあう。どこにでもあるような恋物語が今語られる。

声優・キャラクター
吉田真弓、小野涼子、後藤邑子、又吉愛、浅井清己、たかはし智秋、下野紘、三浦祥朗、諏訪部順一、日野聡、荻原秀樹、石川英郎、杉田智和

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

お下品ハーレム物

1話視聴。
のっけからハーレム全開、下ネタ全開。
さすがにひいた。
キャラはかわいいとは思うが・・・
1話の最後で異世界の話へ???
ん~話の展開がわけがわからない。
とりあえず、しばらく我慢して見てみようと思う。

2話視聴。
のっけから酷過ぎる・・・
相変わらず話が支離滅裂。
ん~もう1話ぐらいは見てみるが
このままなら切り確定しそう。

3話視聴。
相変わらずひどいオープニング・・・
だめだ・・・
切り。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 3

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界が平和でありますように

序盤は全く内容がわかりませんでしたが、ストーリーが進むにつれ内容がわかってくるとともに面白さが湧いてくる作品でした。


この作品の概要は・・・
三人の主人公の日常的な話になります。
一人目の主人公は学生で気弱な性格の羽田鷹志。
二人目の主人公はレストランで働くお茶目でノリの軽い性格の千歳鷲介。
三人目の主人公は夜に便利屋の仕事をするハードボイルドタイプの成田隼人。
この三人がそれぞれ各ヒロインを交えて、テレビのチャンネルが切り替わるように日常のストーリーが進むお話です。


この作品の見どころは・・・
この作品に関してはネタばれなしでは見どころは語れませんのでご了承ください。
またプチ見どころとしては、たくさんのパンチラの映写が楽しめる、漫才気味の会話が楽しい、各ヒロインがみんな魅力的で特に鳳鳴役の「後藤邑子」の演技がとても可愛い、といったところでしょうか。


この作品の序盤の展開について・・・
第1話目から主要キャラが次々と登場し、誰が誰だか非常にわかりにくい展開。
また、場面の移り変わりが激しいのでストーリーについていく事が難しい感じでした。
それにファンタジーの世界も出てきた時はその展開に呆れた気持ちになってしまいました。


中盤から・・・
しかし第4話でこの作品の本質がわかってくると面白くなってきた・・・と思いましたが直ぐに下落。


後半から・・・
第9話から今度こそ面白い展開になってきました。
特に第10話で成田隼人が非常にスッキリする行動を見せて、これからの展開に期待が持てる気持ちにさせてくれました。
そしてこの後からファンタジー世界の設定も良い設定だったという気持ちになれました。
最後まで見る事によって第1話目にも繋がり、この作品の面白さが実感できるのでは?と思います。


これから視聴する方へのアドバイス・・・
各回ごとにもよりますが、中盤ぐらいまでにあるOP曲前の2分程度のエピソードは本編とは関係ないおまけのようなサービスエピソードなので、この点を知っておいて視聴するだけでもかなり混乱を防げるかと思います。


番外編について・・・
OVAでみんなで温泉に行くエピソードが製作されております。
このエピソードは本編以上のエロ満載。
本編ではシーンによっては規制がかかっていましたが、このOVAではバッチリと露骨に見ることが・・・。
温泉ですからね(笑)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 20

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ぶっちゃけ王雀孫は神

原作プレイ済み
タイトルは原作者「王雀孫」へ賞賛を込めたネタです。

■総評
「4話までは見るべき」タグなのですが、これは公にこの作品のネタバレをしています。
他の作品と違いネタバレしてからが面白い。初見で繋がらなかった事が気持ち良いくらい分かる。
視聴者にミスリードをさせたり、混乱させるような進め方ですが、見終わってみるとよくできたシナリオだなと関心しました。
4話以前やネタバレに関心がないと「訳の分からないアニメ」になりそうです。
そのため視聴者の理解度などが大切なのかなと思います。
考察wikiに人物関係図などあるので参考にすれば分かりやすいかと思います。
また、面白かったという人是非「もう一度見直してください」複線の張り方や時系列に気づき謎がより分かる作品です。
ちょっと捻くれたシナリオですが、「アニメではストーリー重視」な私は楽しく見れました。

■原作プレイ済が感想を書くと…
俺つば原作3本プレイしましたが、原作プレイした人なら楽しめる作品だったのではないのでしょうか?
1話のEDでミスリードさせたり、俺つばASでのネタなどプレイ済だと遊び心がありニヤニヤしてました。
また、7話での王雀孫シナリオには大分笑わさせていただきました。

■まとめ
①Hなシーンについて
「露骨なパンツ」「エロシーン」など、どうしてこうなったと言いたい所もありましたが、全体的に見れば私はさほど気にならなかった。
序盤の夢テレビや8話の問題のシーンも「メタ的要素」の複線だったのかな。
②おおよそテレビ向けじゃない設定でしたが原作を損なわずにオリジナルENDで閉められたアニメ製作者に感謝。
③特に4話のネタバレからの7話が面白く後半に進むにつれ勢いが出るアニメ

「飛べない鳥たちのとりとめのないお話」ですが
 「主人公たちに翼はないこともないんだな」と思うようなアニメでした。

以下お世話になった考察サイト
ttp://www45.atwiki.jp/ore-tuba/

投稿 : 2024/03/16
♥ : 7

82.9 4 精神世界アニメランキング4位
Re:ゼロから始める異世界生活(第2期)(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (683)
3134人が棚に入れました
コンビニからの帰り道、突如として異世界へと召喚されてしまった少年、菜月昴。頼れるものなど何一つない異世界で、無力な少年が手にした唯一の力……それは死して時間を巻き戻す《死に戻り》の力だった。大切な人たちを守るため、そして確かにあったかけがえのない時間を取り戻すため、少年は絶望に抗い、過酷な運命に立ち向かっていく。​

声優・キャラクター
小林裕介、高橋李依、内山夕実、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、赤﨑千夏、中村悠一、井口裕香、堀江由衣、堀内賢雄、植田佳奈、江口拓也、田村ゆかり、藤原啓治、能登麻美子、松岡禎丞、天﨑滉平
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

レム睡眠

{netabare}ネタバレだと怒られないかしら 『BOSSとティーパーティー』とで迷ったお題なのよ{/netabare}

#26~#38 全13話


通番ですので#1からどうぞどうぞ。
分割2クール前半の1クール目だという前情報だけ頭に入れて臨んでみました。制作会社やあらすじ、はたまた出演声優など視聴前情報なにかしら入れてると思います。私の場合は話数と分割クールの有無をけっこう気にします。心の準備ができて知っておけば完走後の戸惑いがありません。これだけ分割放送多くなってきて人気作の続編なんかこのパターン多いですから特にです。

この2期前後半で物語が終るかどうかわかりませんが次の後半でなにかしらの決着はするでしょう。いわば先発-中継ぎ-抑えの中継ぎ部分がこの期間の位置づけとなります。
相変わらずツカミとヒキがお上手。中断するタイミングを失ってしまい一気に観てしまいました。完走してみて次の後半がとても気になる終わり方をしてます。まとめて一気が推奨ですかね。

ふわっと完走後に思ったこと

 {netabare}あれ!?魔女けっこう揃っていい奴じゃね?{/netabare}

魔女教ってヤバい集団がいて1期松岡さんが演じられた大罪司教ペテルギウスみたいなイカレたおっかない人に苦しめられたので拍子抜けしたような変な感覚。
後半に向けて整理しておいたほうがよさそうですね。


それでは此度の“中継ぎ”について雑感。
メインヒロインのエミリアたんをメインらしく輝かせるための下地作りでしょうか。あまりにも強烈な光を放ちまくっていたレムは諸般の事情で後ろに下がってました。
1期の王選候補者たちとスバル陣営の交渉事なんか好きなエピソードなんですけど、ああいったスバルがひと皮むけるようなエピソードも控えめ。後半に向けた謎撒きに終始した印象です。死に戻りも成功に向けての試行錯誤とシンプルだった1期と比較し、その度に複雑怪奇になっていった2期とでもいえましょうか。タイムリープ作品ぽさが色濃くなってきて、比例して絶望指数も上がってきました。

充分面白かったと思います。後半戦に期待を持たせる中継ぎの役割を全うするいい仕事をしてました。
一つ不満があるとすればOP。あまりにもツカミに凝ったためかOP流す回数えらい少なかったかと。アニメーション含めてけっこう好きだったんですよ。



※ネタバレ所感

■(備忘)後半で解決しなければならなさそうなこと

{netabare}・“暴食”の大罪司教ライに名前と記憶を食われたレムと記憶を食われたクルシュ
・強欲の魔女エキドナの試練(エミリア?orスバル?)
・精神壊れたエミリアたん
・【重要】エルザとメィリィの屋敷襲撃
・【重要】多兎の聖域襲撃
・亜人ガーフィールの暴走
・ベアトリスの契約
・とにかくロズワールがイラッとするわ{/netabare}

{netabare}ざっと8つ。もっとあったかもしれない。
他にも魔女たちとの関係なんかは問題解決というよりあるべき姿を模索する感じかしら。

【重要】で挙げた項目は二律背反なわけでどっちかを取れば片方を失うっぽい。きっと両方救える“シュタインズゲート”を見つけるためにもがいていくぞ!が見えたところで前半終了です。{/netabare}


■声優のお仕事

・魔女が豪華

{netabare}“強欲”エキドナ(CV坂本真綾)
“憤怒”ミネルヴァ(CV小松未可子)
“怠惰”セクメト(CV中原麻衣)
“暴食”ダフネ(CV東山奈央)
“傲慢”テュフォン(CV久野美咲)
“色欲”カーミラ(CV石見舞菜香)
“嫉妬”サテラ(CV非公表)

これはどこ切りとっても耳が幸せだってやつ{/netabare}

・新井里美劇場

{netabare}#36「死の味」
たぶん監督からのオーダーが「400年の孤独が詰まった感じでばーんと頼むよ!」でしょ?

同クールSAOでの松岡さんが200年の芝居やってましたがあっちも凄かった。『レールガン』の白井黒子役もそうでしたけど余人に代えがたいと思わせる声優さんですね。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

-------

2020.10.08 初稿
2021.07.23 修正
2021.01.28 修正

投稿 : 2024/03/16
♥ : 66
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

サイレントアラーム

制作WHITE FOX。

幾多の死を繰り返しながら尽力し、
怠惰を司るペテルギウスと白鯨を討伐し、
エミリアが生存する世界へと帰還するスバルだが、
レムとクルシュに予期せぬ異変が起こる。
{netabare}誰もがレムを知らない!?{/netabare}

物語は序盤から練り込まれていて、
新キャラのデザインも秀逸で好感が持てる。
声優田中あいみさんは応援したいです。

死に戻りポイントが変更され、
死んでも間に合わない試練の幕開け。
ロズワールの思惑、魔女因子の答え、
{netabare}黒い福音書とは何を意味するのでしょう。{/netabare}
加速度を増し世界は改変され続ける。

7話~9話視聴追記。
死に戻る力そのものに言及され始める。
リゼロは物語に可逆的構造を特徴に持ち、
その帰着する運命への乗り越えが主題である。
スバルは運命を克服できるのでしょうか。
分岐と選択、目的が見え始める。

最終話視聴追記。
救えなかったかも知れない多くを数えるより、
君が救えた多くを数えるべきだ。
ここにリゼロの核心がある。
問題はそこに自分がいるのかであろう。
彼は自らに価値を見出せるのか!?

鬱々しいが物語の引きは強い。
怒涛の後半戦に期待しています。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 57

van2013 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

だんだんと。。

正直、一期はかなり燃えました。主人公が苦難になりつつも、
成長していく姿は王道でしたし、レムみたいな子にアプローチかけられても
自分のポリシーを曲げずに、エミリア一筋の姿はむしろ好意的なものがあった。。。んだけど、新編集版で、エミリアにレムも自分の恋人にしていいか
聞こうとしてたよね。で今ってスバル君には大事なものが二人になったと。。
 普通のストーリーなら、いいと思うよ。やたら強い主人公にひかれるヒロインとか。。でも元ニートの引きこもりが「死に戻り」という最強に近い武器
使って、やられるとちょっといやな気持ちになってしまう。
 これって、どんなに嫌われてるヒロインでも何度もやり直せば、絶対攻略できるよね。。ある意味、どんなに嫌われることをしても、やり直しちゃえば
無罪放免だよね。。狙われたら、どんな女の子も一貫の終りだよね。一人の
女の子に純粋に突き進む主人公ならまだ好感持てるけどさ。。昴って普通の人間だから迷うこともあるよね。でもこのチートに振り回されないとは限らないし、
ストーリー的には二人くらいで終わらせるかもしれないけどさ。でもこの主人公気持ち悪いと思ってしまった。こういう人に悪さしてもバレずにできちゃうようなチートスキルの持ち主に、恋人とか増やしてほしくないなあ。いろいろ想像してしまう。こんなの昴が気に入ったら、他の男がどんなに純粋に想ってても攻略するの難しくないかな。18禁にしたら面白いのできるんじゃないかと思ってしまった。

 この作品はどれだけスバル君を好きになれるか。。なんだけど、
この子、あまり成長してないように見えるんだよね。。弱いのに
すぐ激昂して、すぐ殴りかかるし。。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5

58.4 5 精神世界アニメランキング5位
シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ (TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (399)
2026人が棚に入れました
人々の心のふれあいが、傷つき閉ざされた少女の心を癒していくハートフルストーリー 。プレイヤーが人々から集める「ココロ」のエネルギーの循環がつくり出す幸福な時間。しかしこの世界の平和を乱す魔の手はそこまで迫っていた……

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

EDでは皆の表情が動かなくて怖い。

皆が皆「パンが最高だ」「パンのお陰で…」とうるさい。
宗教じみていて怖くなる。
そもそも始まった瞬間から何の理由もなくいきなりハーレム状態なのが納得いかない。
一人で作って売り子が三人というのもバランスおかしいし。
EDでは皆の表情が動かなくて怖い。
とまあ、問答無用で一話切りできました。

意味不明なハーレム状態は、後から調べたら選択式ヒロインを全員まとめてぶっこんだそうですね。そんなことするから意味不明になるのでは…。
俺のヒロインを選ばないなんて、と文句を言われるのを避けたのかもしれませんが、アニメ化する上でこのヒロインを推す、という程度の主張もない時点でお察しなクオリティでした。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 1

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ふわっふわのパン屋ファンタジー

制作は「Production I.G」

原作であるゲームで描かれた世界観を生かすべく、
獣人族やエルフなど、さまざまな種族が暮らすウィンダリア島が舞台。
この島に何らかの理由で流れ着いた主人公 リック・エルウッドは
記憶と感情を失ったまま、魔法のパン屋でアルバイトをしながら
3人の女の子たちに助けられ、生活している。

で、失われてしまってるその感情・・・
つまり心を集めていくというもの。

まずはキャラを好きになれるかどうかで決まるかな~と思った。
海辺の砂浜のキラキラした背景の美しさもさることながら、
描かれるパンが、焼き焦げ具合もリアルで美味しそう。

だけどパン屋でのハーレムラブコメってわけではなく、
赤い満月が何らかのきっかけになって、今後大きく物語が
動いていくのか?と楽しみに観てみたが、
結局終わってみればパン屋ファンタジー。
中途半端にアクション入れたりするし、不穏な空気を漂わせてきた中盤
いきなりバトルが始まったりして、わけわからないまま一応期待してみたが
え?もう終わりなの?しかもここで?ってな感じ。
あっけないまま拍子抜け。

飽きさせないために多少のアクションシーンで動きをつけ、
かわいいキャラデザの女の子たちで萌えさせ、
森や湖のあるファンタジックな風景で目と心に優しく
パンの描き方は抜群で、手を伸ばしたくなるほどの平和の象徴。
そういう方向での日常モノだったら良かったかも。
いろんな意味で期待は裏切られたけれど。
視聴者の対象年齢を下げ、もっと自由な時間に放送するようにしたら
意外に人気は出たのかもしれない。

ちなみに声の出演は

リック=神谷浩史
アミル=伊藤かな恵
ネリス=相沢舞
エアリィ=三上技織

投稿 : 2024/03/16
♥ : 34

ちょっちゅね~ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

パンと糞を作った。それ以外ない。

絶対に見ないほうがいい。貴重な5時間を失う事になるぞ。

話の内容は、海に流されていた記憶消失の主人公を3人の娘が拾って、約4時間30分(1話から11話)パンをひたすら作るアニメです。最終回の最後らへんに謎の戦闘はある。
もっと大雑把に誤解覚悟で言うと、
    1話~11話
主「俺のパンを食って幸せな気分になってもらうって、めっちゃ嬉しいやん」
ヒ「そうやね」
ヒ2「そうやと思う」
ヒ3「そうだわ」
    12話
主「パン作ってる場合じゃねぇ。記憶も戻ったし、この島を守るぞ」
ヒ「やったれやったれ」
ヒ2「行け、私の主人公」
ヒ3「マジ怖いっす」
 そして島は平穏な日々を取り戻したのさ…

なんというか、パンの中に幸せになる白い粉末でも混ぜてんのかな・・・


もし視聴するならそれ相応の勇気と覚悟を持って見て欲しい。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

63.3 6 精神世界アニメランキング6位
RD潜脳調査室 アールディー(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (272)
1683人が棚に入れました
2012年、フリーダイバーの波留真理は、建設中の人工島沖合で観測実験の最中、「海が燃える」現象に遭遇し、49年間も昏睡状態に陥った。2061年、長い眠りから覚醒した波留は81歳の老人となり、車椅子生活を送らざるを得なくなった。そんな中、波留は旧友・久島永一郎によって、メタリアル・ネットワーク(通称:メタル)の情報を調査する、電理研外部委託調査員に任命される。メタルは、安全で人々の欲望を満たす一方、現実世界(リアル)の世界に歪みが生じたからだ。こうして、波留は蒼井ミナモとバディ(英語で『相棒』の意)を組み、メタルとリアルの間で起きる事件や謎を追う事になる。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたにリアルドライブ!

全26話(攻殻機動隊未視聴)

攻殻機動隊の原作者 士郎正宗と制作したプロダクションI.Gの共同原作作品です。
設定は合わせているようですが、内容には接点がないようです。

ネットワークが発達した世界、通称「メタル」での様々な事件や謎を解決するため、電脳ダイバーで主人公 波留真理(はる まさみち)、ヒロインで中学生の波留さんのバディ(相棒)蒼井ミナモやその仲間たちの活躍を描いています。

キーワード「海」ですね。舞台は海が綺麗な人工島で普通にダイビングできそうな感じです。

基本、1話で1つのエピソードですので、観やすいです。
終盤は、連続したお話となります。

主人公が老人という設定はなかなか斬新でした。

キャラはみなさんちょっと太めです。萌え作画ではありません。

自然と科学技術は調和できるのか、対局にあるのか、そう言ったことを考えさせる作品だと思います。

電脳世界といっても基本人間同士のお話なので、人間味溢れるエピソードが多い作品です。楽しめました。オススメです。

OP/ED アニソンとはちょっと違う感じの曲です。アップテンポな曲ですが、儚さを感じました。

最後に、主人公 波留真理さんの声を担当していたのは森 功至さんですが、私には銀河英雄伝説のウォルフガング・ミッターマイヤーのイメージが強いですね。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 27

hcdNV25310 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

粘って。粘って。粘った先に。

はじめは予想を、悪い意味で裏切られます。
パンツがみえたり、変態アニメかとおもいきや。
実はこんな清純アニメ他になかろうと思いました。
ただ途中で失速してしまうのは否めません。ここさえクリアすれば他のレビュワーが高評価をつけている理由もわかると思います。
数々のアニメをみてきましたが、ほかと違い感動シーンが、安くありません。
見終わって心が洗われる気持ちになります。
腐った世の中に生きる大人はこれをみてみるべきです。
腐った大人ならわからないとは思いますが。
少年漫画が主に面白いという方にはオススメしません。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 5

もちすい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

かなり人を選ぶ

攻殻機動隊シリーズの亜流といった位置付けでしょうか。

基本的に1話完結のエピソードで、電脳やネットワークなどの科学技術が発達した社会においての様々なテーマを描き、その世界観や、そこでの人間の在り方などを提起しつつ、最終的にメインテーマに収束していく、という流れが攻殻機動隊SACと構成が似ていると思います。

あちらが「個の存在とは何なのか」といったものをテーマにしていたのに対して、こちらはまた別のアプローチで「人類は自然というものとどう付き合っていくべきなのか」というのが主なテーマになっています。

概要だと、こんな感じですが、世界設定は同じでもテーマが全然違うので攻殻シリーズとは、かなり雰囲気が違います。

主人公がおじいさんだし、キャラを魅力的に描くことを優先していないし、派手なシーンもないし、ヒロインが良くも悪くも浮いてるし(たしかにアクセントにはなってますが、私はこのヒロインのキャラに中々慣れませんでした)、メインテーマも、そこまで深く具体的に描かれているわけでもなく、私には「ふーん。この世界のキャラがそう言ってるならそうなんだろうな」ぐらいの、なんとなくな解釈しかできませんでした。

でも、各エピソード単体だと、すごく魅力的な話が多かったです。
登場人物に落ち着いた大人なキャラが多いし、皆とても優しさに溢れているので、エピソードもそういう雰囲気のものが多くて楽しめました。
特に6話は、すごくいいのでおすすめです。
泣けました。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 11

76.3 7 精神世界アニメランキング7位
ID:INVADED イド:インヴェイデッド(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (410)
1503人が棚に入れました
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。

声優・キャラクター
津田健次郎、細谷佳正、M・A・O、ブリドカットセーラ恵美、村治学、近藤隆、岩瀬周平、榎木淳弥、加藤渉、落合福嗣、西凜太朗、遠藤綾、島袋美由利、平川大輔、宮本侑芽、日笠陽子、蓮岳大、佐倉綾音、小林親弘
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

されど空の青さを知ったカエルちゃん

著名アニメーターのオリジナルアニメ


自分は存じ上げなかったのですが名前を聞けば、な監督と脚本さんとのこと。
そんな予備知識があれば心構えができたものをそうでないとちょっとしたトラップにかかるかも。

まず画が軽いです。主役がツダケンさん。軽い絵と渋い声のマッチングに違和感を覚えます。
次いで第2話まで終わってちんぷんかんぷんです。リアタイでは一挙2話放送でギリ踏みとどまりましたが下手すると離れちゃいますね。
トラップといったのは、 ここまでで"しっかり観よう”という意識が吹っ飛んじゃうかもしれんってこと。流し見ダメ、ゼッタイ!集中しないといかん作品でした。
私も何話か流し見てから、いかんいかんと最初からリピートした口です。

ざっと概要を追うと、
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。
頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。そんなクライムサスペンス。
ミステリと呼ぶにはそこにあまり重きを置いてないような感じがしました。犯人は誰だ?の謎解きもあっさりだし、深層心理にダイブした面々の心の機微がよりこちらの興味をひいてきます。
{netabare}※ジョンウオーカー本人以上に仲間の本堂町小春がぶっ飛んでて良い感じなのです。犯人が魅力的でないキャラ設定なのはわざとじゃないかしら。そこじゃないんだよ!というスタッフのこだわり。{/netabare}


視聴を進めていってなんのこっちゃな部分もおありでしょうが、私も一緒。純粋に視聴に求められる偏差値が高いんだと思います。

それでも推したい作品ではあります。茶目っ気というか遊び心というかクスッとさせる演出ありで、そんなのが見え隠れしてる作品に大外れはない印象。ご多分に漏れず本作もそうでした。例えば設定。

主人公酒井戸が“イド”に入った後、謎解きの重要なモチーフとして必ず死体が用意されています。その名を“カエルちゃん”。別のでも他人のでもイドにダイブすれば必ず会えるという皆勤賞ぶり。そこで誰もが思います。

 {netabare}あー『井の中の蛙(かわず)』ですね、と。{/netabare}

そのうち穴井戸だったり聖井戸だったり井戸尽くしの様相を呈してくる物語。

 {netabare}そんなカエルちゃんは大海を知りませんでした。{/netabare}

 {netabare}ついでにカエルちゃん笑ってくれないんですが胸をさすとげは消えないままだったり。{/netabare}

簡単な連想ゲームにクスッとなります。さらに殺人鬼メーカーのジョンウォーカー。

{netabare}ジョニーウォーカーを連想したのは私だけ?
言わずと知れたウイスキーの銘柄。“ウヰスキー”とも書いたりします。ヰと井。
販元の英ディアジオが韓国に工場を置いたためしばらく日本向けジョニーウォーカーやスミノフはmade in KOREAでした。文大統領が税金上げたもんで撤退みたいなニュースありましたが脱線はこのへんで。
ウイスキーは原酒を寝かせてナンボなわけでしてこちらも熟成熟成また熟成。この殺人鬼も用意周到でしたね。ちょっと類似点があります。{/netabare}

{netabare}それで主人公が“酒”井戸。組織は“蔵”。{/netabare}

{netabare}聖井戸さんだけが持つ“御代”という下のお名前。福井の地酒で「聖乃御代」ってのありましたよね?
脚本の舞城王太郎氏は福井の出身です。ウイスキー関係ないけどなんというかそういったところ。{/netabare}


シナリオとは関係ないところで遊んでみてもけっこう楽しめる。で本編のメインシナリオでも作り手が遊んでるんで素直に楽しかったです。
ホント序盤に軽い画を侮らないで真面目に観続ければいいことがあるんじゃないかと思いますよ。

ネタバレなしはここまで。『マイノリティレポート』『羊たちの沈黙』その他ちょっとでも触れると削がれるタイプの作品です。よろしければ現物を確かめてみてください。
端的に作品から受けた印象を申せば、

{netabare}『大海に出ることの叶わない井の中のカエルちゃんが空の青さを知りえて大海にでることを願う物語』{/netabare}

でございました。



※ネタバレ所感

■声優宮本侑芽のお仕事

飛鳥井木記(あすかいきき)の演者さん。代表作は言わずと知れた『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花役。
覚えてますかね?新条アカネとのやりとり。

{netabare}諦観した時のやや強がりの入った演技がすこぶる良いんです、この方。{/netabare}

これまたどうでもいい脱線。
木記→キキ→kick it ! とくれば、Beastie Boys の 『Fight For Your Right 』しか考えられませんよね。えぇ私が好きなだけです。

 You gotta fight for your right. To party

ききちゃんが心から笑える日が訪れますように!


■殺意で狂う人間模様

印象的なシーンと置き換えてもいいかもしれない。なんか切ないのよね。

1.{netabare}井波七星{/netabare}

{netabare}“墓掘り”の相方の女です。彼女のイド内にて、森の中で夜に円環列車が走るのを上から収めたカットを最後に映すんですよ。
「資料によれば井波七星の母親は七星が14歳の時に走行中の電車に飛び込んで自殺。どうやらこの酒井戸が乗る電車が実際にその時母親を轢き殺したもののようです」
ループしてる彼女の心理はここまでで充分に説明されてるのに敢えてぶち込んでくるの切なかったです。

穴開きで1,2話。海外帰りの爆弾魔で3話。そして墓掘りエピソードで4,5,6話と中盤を締めくくって後半にブーストかける良い流れでした。{/netabare}


2.{netabare}名探偵の条件{/netabare}

{netabare}殺人者であること。そして自殺も殺人とカウントするってのが最初とっつきづらかったかも。
つまり殺人犯を口八丁で自殺に追い込んでく酒井戸のスタイルもれっきとした殺人ですよ、と。羊たちの沈黙でも囚人を自殺に追い込んでくのがありましたけどレスター博士のサイコな感じとは違うんですよね。切ない事情がありました。

別件で、熟練の松岡刑事が本堂町(=聖井戸)を送る時も哀愁を漂わせてました。
「ただ俺はお前を推薦しながら俺と他の同僚を守っただけだ」
渋めのおっさんは刑事モノには必要です。{/netabare}


3.{netabare}鳴瓢(=酒井戸)というよりツダケンさん{/netabare}

{netabare}10話が切ない。耐えられん。{/netabare}

4.{netabare}局長の声{/netabare}

{netabare}これ全然切なくないやつです。何だろう…アニメ的な発声にずっぷり慣れてしまったのだろうか。
声が軽くてラスボス感が全くしない。それに棒なんじゃないかと思うくらいひどかった気がする。これ減点要素です。{/netabare}


■最後に遊び心の話に戻るんだが…

遊びと言いきると不敬とも取られかねないのですがお手柔らかに。

{netabare}「違うだろ…君らがどこかに行ってしまったんだ!」
「現実にいるんだ。君のいない…椋もいない…現実に…」
「椋…今そこで君らと一緒にいられなくて…本当に悔しいよ…」

イド内イドで妻に娘に鳴瓢が振り絞るように吐いたセリフ。どんな場面かは完走した人は分かるはず。
悔しいと吐露する鳴瓢の心中いかばかりか。{/netabare}


そこで思い出したのが以下、


{netabare}「国の為重きつとめを果し得で矢弾尽き果て、散るぞ悲しき」

硫黄島守備隊の指揮官栗林忠道中将閣下の辞世の電報です。大本営に“悲しき”の部分を“口惜し”に変えられて世間に発表された逸話はご存知の方も多いでしょう。現代語訳すれば「悔しいよ…」ですね。
それから半世紀の時が流れて、1995年。{/netabare}

{netabare}「精根を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき」{/netabare}

{netabare}慰霊に硫黄島を訪れた現在の上皇陛下が、この"悲しき”という言葉を使われて御製を詠まれています。{/netabare}


序盤私が申し上げた妄想の類ではなくこちらはれっきとした言葉の繋がりを意識されたものです。
それで「聖乃御代」ってことは…絶対にありませんね。すいませんでした。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.10.10
《配点修正》-0.1 全体バランスを考慮


2020.03.25 初稿
2020.04.29 タイトル修正/修正
2020.10.10 配点修正

投稿 : 2024/03/16
♥ : 51
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

メタサイコロジー

監督あおきえい、脚本舞城王太郎。

奇想天外な世界観で魅了する、
舞城ワールド全開なSFミステリー。

殺人衝動を感知するミヅハノメなる、
アイテムを用い犯罪事件を捜査する組織。
{netabare}無意識の世界が推理の舞台となる。{/netabare}
犯人の深層心理に潜る名探偵酒井戸、
彼は井戸に潜り悪の記憶への回路を見つける。

{netabare}彼の過去とカエル殺害事件の真相、
悪意はそこかしこに潜んでいる。
連続殺人鬼ジョンウォーカーとは!?{/netabare}
その影を追い事件は真相へと近づく。

10話視聴追記。
技巧派・舞城ワールド炸裂である。
事件の核心が見えない、絞れない。
{netabare}飛鳥井の悪夢、世界の変容!?
飛鳥井はその力で鳴瓢の記憶を受け取る。
JWは鳴瓢の無意識の投影なのだろうか!?{/netabare}
本堂町が推理の鍵を握る。

最終話視聴追記。
活劇ではなく推理を主体とする犯罪劇では、
極めて良質なサスペンスが堪能出来る。
{netabare}計る者ものの尺度で変わる正義の形、
そして深層心理で繋がる不安定な心の形。
物語は余韻を残し事件は幕を閉じる。{/netabare}

心の病では些細な希望ですら光の道であり、
懸命にもがきながら苦しみが過ぎ去るのを待つ。

〇〇に幸せが訪れますように。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 48
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ID-0とは関係ない

2話までの感想{netabare}
ID-0よりリヴィジョンズの続き見たいなぁ(チラッチラッ

でもってこっちはサイコダイブモノ。
あにこれじゃない別の場所で意味が分からないって感想を散見するのだけど、どこが分からないのか分からない。
謎の部分は「ハイここは謎でーす」と明確で、分からないってこととは違うような…多分意味が分からなくなるのは後半になってからだと思うw
で、ひょっとしてだけど、視聴者それぞれの価値観は置いといて、この作品世界では「自殺も人殺しの一種として扱ってる」ってのが分からないと意味不明…かも?と思ったり。
それで本道町は自分のイドを作って「穴開き」の居場所の特定に繋がるヒントを渡した…って部分が意味不明なのかな?
違うのかな?
イドを作る・入るには殺人犯じゃないとダメで、酒井戸をダイブさせてそれが視認したものを外部が観測できる、但しダイブする度に酒井戸は記憶を失くすっぽい(ここ面倒くさそう)。
またイドはそれを形成してる人間(犯人)とリアルタイムでリンクしてる模様。
じゃあ酒井戸は殺人犯?っていうとどうやらそれっぽい、娘を殺されて犯人を殺した?
で、凶悪殺人犯のイドを覗くと共通してジョンウォーカーなるものが居て、同じように「かえるちゃん」も居るがかえるは娘じゃなくて娘と重ねてるだけじゃないかな。
殺意がそれほど特殊だと思ってない人間…例えば“ヴィンランドサガ”のバイキングみたいな奴はシビュラシステムに引っかかるのかどうかは不明。
合ってるかどうかは自分も分からんけど、これだけ分かって意味が分からないってことはあるまい。

その件とは別に、追い詰められた犯人が被害者のフリをして逃亡ってよくあるネタだけど、これだけネタとして扱われると「実際そんなことってあるの?」ってのはちょっと気になる。
とりあえずこれ見てふと思ったのが“ナカノヒトゲノム”もこれくらい冒頭で世界設定説明をしてくれたらまだ見れただろうになぁ、ってことだったり。

現段階では面白そうだけど冒頭でも書いた通り、後半本格的にワケ分からない展開になりそうな予感…哲学とか概念の話になって。
この予感外れて欲しいけど、果たしてどうかな~?{/netabare}

3話感想{netabare}
2話段階ではまだ確定じゃないし言うの控えてたけど、どうやら“羊たちの沈黙”の影響強そう。
前回は被害者になりすまして犯人逃亡がそう思わせたのたけど、今回は「監獄で隣になったヤツを言葉だけで自殺に追い込む」が正にソレ。
羊たち~では「レクターは何を囁いたら自殺にまでできるんだ?」と思ったもんだけど、こっちではそれを具体的にやってくれました。
ってことでパクりではなくオマージュって感じ、悪いということではない。
実際心の奥底、無意識の部分を他人に見られるって首根っこ捕まれるようなモンな気はする、そう考えると平然としてる本道町はかなり頭がイカれてる予感。
…ひょっとしてかえるちゃんはメンガタスズメポジション?
いやでもどうだろう、脚本の人はミステリ作家らしいのでレッドヘリングの可能性も捨てきれない?

それよりも、まさか1話完結=犯人逮捕まで行くとは思わなかった。
イドに入るたびにいちいち記憶失くす設定なので、状況確認するのが面倒そうで(「ここは何処だ?オレは誰だ?」ってのを毎回やられてもクドいよね)もっとダラダラ続く系と予想してたのだけど、結構テンポ良いのかも?
1話の中でよく詰め込んだなぁ、と。
ただ「狙撃手が移動してるんじゃない、塔が回転してるんだ」は“賭ケグルイ”でも見たトリックで目新しさはイマイチ。{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
初回2話連続放送で、その段階で「分からない」という意見へ「いやいやまだ分かるっしょ、本格的に分からなくなるのは多分後半」という態度だったのだけど…。
あはは、後半どころか中盤で意味分からなくなっちゃったw

引っかかりを覚えたのは本道町がイカれてるのは元からなのか穴が開いてからなのか分からん所から。
「正義のためなら自分の命なんて関係ねー」って性格なのか「人殺ししたくて警官になりました、凶悪犯居ないかなぁ(ウズウズ」って性格なのか、色々考えてたけどどうでもよくなっちゃった。
次いで5話か、自由落下してるイド。
無重力ってことだったらしいのだけど画面からはそうは感じない、というか見せ方が…意図的なら意地悪、意図的でないなら下手糞。
意図的でないってことはあり得ないと思うので、じゃあなんであんな分かりにくい見せ方したのか、その意図を考え出して…あはは、他のことが頭に入らないw
そして最後、本編で取り上げられてない、「そういうのがあったんだ」と言葉だけでしか説明してない連続殺人事件が他にもあって、それがいきなり本編に絡んで来るのは…どうなんだろう?
これが別媒体に原作が先にあって、アニメ化するに当たり入りきらない・詳しくはそっちを見てネってことなら分かるが、最初から1クールアニメとして作られたものなんだよね?(※)
それが悪いとまでは言わない、もし人気出て続編作ることになったら続きよりもそっちの話やってくれないかな?とさえ思ってる。
けどやっぱり…頭に入ってこないw
真犯人が無意識のウチに7という数字に拘ってたと言われても「ふ~ん」ってだけで「なる程!」には至らなかった。

もう一度最初から見直して、メモ取りながら視聴して理解しながら進めれば面白いのかな?って思わなくもないけど、そこまでの気力は残念ながら起きない。
だって…結局キキは救われないじゃん。
閉め方が良ければもう一回見ようかなとも思うけど、これじゃあちょっと…だったら“pet”をもう一回見るかなぁ、と。
というか単に人に説明するのが下手なだけなんじゃないの?という不信感が…言葉遊びも行き過ぎるとちょっとね。


逆に原作が別媒体で既にあって、それのアニメ化で、原作のほうの情報量が膨大でアニメの話数の中では到底説明し切れなくて、スタッフめっちゃ苦労してそうだと感じるアニメも沢山ありまして。
それに比べりゃ贅沢な立場なのにどうして…とさえ思えたり。

あとキキといったら樹木希林だるるるるぉ!?


追記
穴井戸が死んだのがどうしてか分からんって方が居たので個人的解釈。
イドの中で「名探偵扱いで自分が何者か分かってない状態」は死んでも本体は平気、自分が何者か分かっちゃうと(イドの中で)死ぬと本体は死ぬか昏睡。
記憶を無くして「名探偵扱い」は本体にダメージを与えないようにするガード機能みたいなもんかな?と解釈。
穴井戸は頭の穴のせいでガード機能が働かなかったってことだろう。{/netabare}

投稿 : 2024/03/16
♥ : 18

66.8 8 精神世界アニメランキング8位
殺戮の天使(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (339)
1444人が棚に入れました
ビルの地下の最下層で目を覚ました少女、レイチェル。 彼女は記憶を失い、自分がどうしてここにいるかさえ分からずにいた。 地上を目指し、ビルの中をさまよう彼女の前に現れたのは、顔を包帯で覆い、死神のような鎌を持った殺人鬼ザック。 「お願いがあるの…お願い、私を殺して」 「一緒にここから出る手助けをしてくれよ。そしたらお前を、殺してやるよ」 二人の奇妙な絆は、その””誓い””をキッカケに深まっていく。 果たして、ここはどこなのか。二人は何の目的で閉じこめられたのか。 彼らを待ち受ける運命とは。 密閉されたビルから脱出する二人の決死行がはじまった……!

声優・キャラクター
千菅春香、岡本信彦、櫻井孝宏、藤原夏海、伊瀬茉莉也、大塚芳忠

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

タイトルで損してる

タイトルを見て「明らかにクソアニメ臭がする」

ただ絵とロリ・ヴァイオレットエヴァガーデンなヒロインが好みだと思い、興味でイントロだけ見てやろうと思い、唐突に始まる情報の無い物語に一種サブカル的興味を惹かれて二話辺りまで見てみると、ギャグアニメ的要素を感じて爆笑の渦に巻き込まれた。

サイコホラーと謳ったものの意味が分からない点が多すぎて、笑いどころが多かったのだが(所謂生死を賭けたギャンブルと見せかけて、その実シリアスもクソもないギャグエロ漫画アニメであった賭ケグルイ的な)、話はだんだん少しずつ公開されてきて笑いどころ抜きでも面白いものとなってくる。


キャラも良い。
男性的観点で見ても、ヒロインやキャシーがめちゃくちゃ可愛く描けている。
下半身的要素だと勿論キャシーだが、どっちも最高だ。

女性的視点でも完璧だ。
オラオラ系ヒーロー、イケメン眼鏡、一途な美少年、ダンディなおじ様、この登場人物の選択から、私は昔はまっていた乙女ゲーを連想してしまった。
元ネタらしいフリーゲームはちょっと残念そうな感じであったが、まあきっと面白いのだろう。

さて、ここまでが途中まで見た感想だった。

まず教会編の中だるみはちょっとエグい。
慣れている私もだんだん面倒くささが出てきてしまい、ほんの少しだけ見るの辞めようかなと思ったほどだ。
というのも、何言ってんのか、そしてそれらの話の整合性があると思えないからだ。
ただ話に宗教性を含めて小難しくしてる様に見える為、毛嫌いする人からは本当に嫌なものかもしれない。

結論を言うと、有料版の13~16話の間の最終章であるレイチェル編にその話を組み上げるピースが出てくる。

主人公はイカれてる設定もあり、考えも一貫してるので、思想が人間離れしすぎているのは問題ないとしても、レイチェルの理解できないふざけた行動を全部解決するにはこの教会編が無ければ話にならない。



中盤の問題について考えを述べさせてもらったが、序盤にこれをつまらないと投げる人はそのままこのアニメを無理して見る必要はないだろう。

人の倫理観と言うのは個別で差があるのが、このアニメの名のある登場人物が理由あれど軒並み殺す事を悪として考えない者しかいない。

愛が欲しくて殺す者
愛情表現で殺す者
正義として殺す者
神の代行者として殺す者

そして

楽しいから殺す者
思い通りにしたいから殺す者

強いて言えば一番最後だけ悪として認知しているが、勘違いされそうだが、殺害に対しての罪ではなく、「自分の欲求の為に」やっている事について気付いた為に罪であるとして認識している。

要するにこのストーリーでのテーマは一貫して命を奪う行為について是としている。
そういった思想の多様性を受け入れられるか否かも結構重要になってくるので、余りオススメできる作品でも無いのかもしれない。
それこそ安楽死が善か悪かを唱えるか如く。

ただし、伴って中二病を拗らせて何の考えも無しに

「命を奪う行為は悪い事じゃない!」

と主張して回る(頭の)可哀そうな少年少女が絶対出てくるので子供には余り見せるべきではない。
よってタイトルももう少し中二病な名前を変えた方が教育的だろう。


何よりも、そういった思想についての道筋や行くべき方向性について語る哲学的物語でもない為、良い意味でも悪い意味でも考えさせられる事もタメになる事も何もないからだ。(あると思ったなら早く気付いてください。それはただの中二病です)

ただそういう思想を持った少女と他数名が、自分が何かを殺める時の理由の中に典型的利己欲求から大罪を抱えていると気づいたり、人として人足りえ、人として人あらぬことは無い。というような話だ


だからこそラストはその世界の全てが壊れるような。香にまみれた部屋を換気する、そんな感じの唐突の変化を感じる事になる。

これの裏のテーマは恐らく、各々の思想の尊重と各々の意志の尊重。と言ったところだろうか。


あと俺が言えるのはキャシーはyoutubeでも会えるし、アニメ版のレイチェルは物凄く可愛いという事だ

投稿 : 2024/03/16
♥ : 7

イムラ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

勉強になりました

<2018/9/22初投稿>
原作はゲーム?
よく知らないで見始めました。

少女レイチェルと殺人鬼ザックの地下からの脱出劇
謎解きホラーのような感じ。

正直面白いとこ全くなかったんですが、最終回がどうなるのかだけ気になって観続けました。
自分としてはそういうの珍しいです。

12話まできてサブタイに「終」つまり最終回マークが付いてたので「よーやく最終回♪」と観てみたところ、「To be continue」でかなり中途半端なところで終了。
そしてEDの後に「全16話。この続きはAmazonの有料ネット配信で」のご案内。

最初からその予定だった感じですね。
最初の12話をテレビで無料で流してネット配信へ誘導か。
それも謎解きもので。

テレビはもう撒き餌扱いの時代なんですね 笑

勉強になりました。
という意味で記念レビューです。

ちなみに13〜16話は観ないと思います。
そこまで最終回が気になるわけでもないので。

・・・この撒き餌作戦、もし気に入った作品でこういうことされてたら不快な気分になってただろうな。そういう意味で助かりました。

<2018/12/31追記>
昨日、ATXで残り13〜16話やってたので見ました。

感想は「やっぱ見なくても良かったな」

投稿 : 2024/03/16
♥ : 47
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

マ・ジ・で~!?

原作未読。第12話まで視聴。
(あえて”最終話まで視聴”とは言わないけど、鑑賞状況は”見終わった”で)

{netabare}『つづきはwebで!』{/netabare}
第12話まで視聴した視聴者に向かって、こんな斬新な回が待っているとは、夢にも思わなかった。

さすがに少々ショックで、コメントする気になれない(笑)。

【だけど、ここは”少しだけ”大人になろう】
{netabare}中盤までは普通に楽しく視聴していたんだけど、神父の発する言葉が、意味深なのに意味不明で少々興醒めしました。{/netabare}

レイチェルはとても可愛かったし、アイザックも何やかんや良いヤツだった。
作画は丁寧に描かれている印象。

遠藤正明さんのOPが、少々物寂しい作品とは裏腹に、とてもアツくて良かった。


2018.11.02追記。
16話まで視聴しました。
結論から言うと、わざわざ課金してまで視聴する必要は無かったかなという感じです。

最大の謎である、{netabare}あのビルの正体と個性豊かな住民の正体については{/netabare}最後まで明かされませんでした。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 32

53.4 9 精神世界アニメランキング9位
DRAMAtical Murder(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (171)
916人が棚に入れました
主人公・蒼葉は、日本列島の南西に位置する碧島で、ジャンクショップでアルバイトをしながら、祖母のタエと2人で暮らしていた。島では肉弾戦での縄張り争いを繰り広げる「リブスティーズ」、仮想空間でバトルを行う電脳オンラインゲーム「ライム」が流行していた。蒼葉はそのどちらにも参加せず、日々を過ごしていたが、ある日、突然に強制的にライムバトルに引きずり込まれてしまうのだった――。

声優・キャラクター
私市淳、高橋広樹、日野聡、松田健一郎、中澤まさとも、竹内良太、高橋研二、間島淳司、樋口智透

めがもん。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ご飯で言うと、刺激という味が足りん。

BLゲームのアニメ化。
プレイ済み。

「近未来のとある離島・・碧島
縄張り争いを繰り広げるリブスティーズ
仮想世界を舞台にした電脳オンラインゲームライム」
・チームが有り
・結構不良まみれ?治安悪いような気が
・機会やコンピュータ絡み
・元がBLだから男しかいねえ・・
・なんとなく躍動感がない。

絵が1話目から原作が難しいのか、劣化していました。
色も濃くなって目が痛い~
格好が独特的なのでアニメにしたら更に奇抜に見えますねえ~

原作やっていますが、
どこかつまらない印象があったのでそこは相変わらず
アニメでも付け加えられるところなし。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 0

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

あまりBLを感じさせませんが…(´ー`;)

BL系アダルトゲームが原作の作品。
全12話。


あにこれでの評価は低い作品ですが
せっかく録画したので視聴してみましたw

BLものが原作という事で登場人物はほぼ男子。
様々な属性を持つ男前なキャラがぞろぞろと
出てくるのでやはり女子向けですかね。
それでもBLを意識させる描写が少ないので
男子でも完走する事は可能だと思います(*´ω`*)b

完走はできるものの残念ながら中身は薄いです。
ゲームの販促が目的なのが丸分かりで
キャラを重視した作りになっています。
それ自体は悪くはないと思いますが
尺を使って掘り下げてる割にキャラの魅力が
いまいち伝わって来ないのが残念。
女子には伝わっているんですかね(´ー`;)

ストーリーは分かりやすいんですが
ラストまで盛り上がりに欠ける出来でした。
背景や色使いなど作画も個人的には合わず
低い評価になってしまいました。


どれだけキャラを愛せるかによって
楽しめるか否かが決まる作品だと思います。
やはり女子向けですかね。
残念ながら男子にはオススメはできません( - ω - ;)




《キャスト》
瀬良垣蒼葉(私市淳)
紅雀(高橋広樹)
ノイズ(日野聡)
ミンク(松田健一郎)
クリア(中澤まさとも)
蓮(竹内良太)
ミズキ(高橋研二)
タエ(文月くん)
東江(西前忠久)



《主題歌》
OP:『SLIP ON THE PUMPS』/GOATBED
ED
『BOWIE KNIFE』/GOATBED(第1話ー第6話、第11話)
『BY MY SIDE』/いとうかなこ(第7話)
『Felt』/木村世治(第8話)
『Lullaby Blue』/いとうかなこ(第9話)
『Soul Grace』/VERTUEUX(第10話)
『天使達』/GOATBED(第12話)

投稿 : 2024/03/16
♥ : 27

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

不思議(ヘンな)色と音の世界(-"-)

終わっちゃいました。。ナンだったんだろ、このアニメ?
色も音も服も話もヘンです;
どこが面白いのか、こんなにはっきりしないのも珍しいですね!
つまりは面白くなかった、とゆーことになるのでしょうか。。

*以下にも騒ぎましたが、ノイズだけ、めっちゃハマりました。
彼の不思議な魅力(総キャラ不思議ちゃんですが;)は、私の好みにぴったりだったのでしょう。
私がノイズの回にだけハマったよーに、みなさんも、自分の好きなタイプのキャラの回だけハマることもあるかもしれませんね。。なので、キャラのみ★3.5にしとこ~
あとは評価したくありませんので、3.0です。

意外と男性に高評価の方がいらっしゃるので、今までにないSFとして観れば、確かに価値のあるアニメなのかもしれません。
本来持つべき期待をし過ぎると、肩透かしを食らうとゆーワケですか(-"-)
。。以上です。

**********************************
8話目にしてモエ~3
ノイズがあんまりカワユイので、2度観てしまいまちた。。

ちなみに7話目から、EDは個別のキャラソンに。
7話は紅雀のエピソードで、EDは紅雀でした(モエなかったけど)。
ノイズ萌えの今回、8話のエピソードとEDは、もちろんノイズ。
つー事は、来週は誰のエピソードになるのかな~?

相変わらず、ちっともBL色は無いんだけど、各キャラの攻略ルートを薄っすら踏襲し始めたみたい。
ノイズ、あんまりカワイイから、ゲームやりたくなっちゃうよ~;
ゲームのノイズはもっとカワユクて、かなり大胆らしいです。。

*********************************

過激なBLゲームで名高い、Nitro+CHiRALから発売されたゲーム原作。
前作「咎狗の血」が、ほとんど色味の無いモノクロの世界であったのと一転し、目がチカ☆チカ☆するほどカラフリャ~☆
登場人物達のファッションも、奇抜というか懐かしいというか。。とにかく何だか不思議な絵なのです。

7話まで視聴しておりますが、正直、全く面白くありません。
イケメン揃いなのに、変な色と服(言っちゃった!)せいか、ちっとも萌えません。
原作ゲームはかなり過激なBLっぽいのに、ちっともエロくもありません。
前作アニメ「咎狗」の方が、ストーリーはずうっと面白いし、ところどころエロめかしくて、モエモエします。
ただ、このアニメの不思議な色彩と画、脳内から酔いそうなOPの音に、ついつい惹き込まれてしまうのです。
飼い主を見つめるニャンコのような、主人公アオバの瞳にも、吸い込まれてしまいそうになりますね。。ちょっと怖いけど;

面白い、面白くないで判断するアニメじゃないのかもしれません。
じゃあ、どうやって評価すればいいのかな?
。。分かんな~い。
全部観てから★つけてみマス(^_^);

興味ある方、一緒に観てみましょ♪

投稿 : 2024/03/16
♥ : 14

63.7 10 精神世界アニメランキング10位
pet(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (167)
551人が棚に入れました
人の脳内に潜り込み、記憶を操る能力を持つ者達がいた。彼らのその力は、事件の揉み消しや暗殺など、裏の世界で利用されてきた。人の精神を壊すほどのその力は、同時に彼ら自身の心を蝕(むしば)んだ。彼らはお互いを鎖で縛り付け合うように、脆く危うい心を守った。彼らは恐れと蔑みからpet(ペット)と呼ばれた。

声優・キャラクター
植田圭輔、谷山紀章、小野友樹、加瀬康之、咲野俊介、M・A・O、遊佐浩二、飛田展男
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

飼い猫に手を噛まれる

原作未読


視聴動機は山本幸治氏。ミスター赤ヘルではありません。
ノイタミナのチーフプロデューサーやってて、フジ辞めてアニメの会社作った人。

彼が携わった『ゴールデンカムイ』『ヴィンランド・サガ』あたりはそのクールで一番面白いと感じたくらい相性は良いです。
今回の『pet』はサイコなサスペンス、サイコなミステリといったところ。同じく彼の手掛けた『PSYCHO-PASS』や『バビロン』の系譜です。『バビロン』はとりあえず脚本家のせいにしときます。
他は『どろろ』なんかもそうですが、人間の内面どっちかというと闇を逃げずに捉えて視聴者に提供したいという意思みたいなのを感じるアニメーターさんです。


では作品に戻ってあらすじ概要。
人間だれしも記憶の中に“ヤマ”と“タニ”を持っているという前提。語からイメージするような“ピーク”と“どん底”という理解で間違いないと思います。この“ヤマ”もしくは“タニ”をいじくると過去の記憶改変ができたり未来の行動を変容させたりすることができます。
そんな“ヤマ”や“タニ”をいじくれる能力者たちが本作の主人公。ヒロキ(CV植田圭輔)と司(CV谷山紀章)を中心に物語が進みます。なお“ヤマ”や“タニ”を破壊する行為も可能でそれしちゃうと心神喪失となり廃人化します。
けっこう大きな能力なんで悪巧みに使い放題。作中では“会社”と表現してましたが、とどのつまり裏組織。この異能を用いて裏稼業に励んでいる世界に生きる人たちのお話です。
それと重要なこと。“ヤマ”や“タニ”をいじくれる能力者はその意味を重々理解しているため下手にいじくられないよう“鍵”をかけてるもんなんだそうです。この“鍵”の存在も完走された方は重要さ加減がお分かりだと思います。


なおヒロキ役の声優さんが舞台との兼務で本業の方ではありません。こういう人間の精神内面に侵食するような物語での素人起用はだいぶ削がれることを実感しました。
あと重要なとこで『らんま1/2』シャンプー以来のめちゃくちゃ可愛い「ウォーアイニ―」を聴けた。
先述の会社というか組織のボスは大陸です。中国人なので作品では北京語が乱舞します。言語が分からないと字幕に頼らざるを得ず、画面に食いついてないとついていけません。
ながら観、ダメ、絶対、です。ちょっと携帯いじってると途端に話が見えなくなってくるのでご注意を。
{netabare}そんななかでのめちゃくちゃ可愛い「ウォーアイニ―」。『我愛你…』これくらいわかるっしょ?と言わんばかりに『我愛你…』と日本語字幕の仕事をしてませんでした。こういう演出好きです。{/netabare}


全13話。けっこう楽しめました。きちんと区切りをつけて最終話を迎えたことと納得感のあるラスト。
それに序盤と終盤でキャラクターの好印象/悪印象の逆転などストーリーで魅せてくれたこと。OPのTK起用はクセみたいなもんかな。なんだかんだ気に入ってます。



※ネタバレ所感

■キャライメージの逆転

お見事でした。
{netabare}司が破滅に向って壊れていく様。会話の音声とモノローグを被せる演出をしててそこでの狂気の発露がいい感じでサイコしてました。演者さんのファインプレーです。
一方の桂木は反則でしたね。記憶の改編で愛する者の記憶が抜けてたり、家族を持つのが夢だとの結実がああだったりと哀戦士してました。
さわやかナイスガイがゲス野郎化していくのと、うっとおしいおっさんでいかんなく小者っぽりを発揮してたのが実はってのも良かったです。{/netabare}


■ヤマ親とpet

“ヤマ”“タニ”“鍵”と同じくらいキャラの相関性を一言で表す“ヤマ親”の概念もキーワードでした。

{netabare}盃を交わした893のようなものと理解してます。子は無自覚に忠誠を誓うまさにペットみたいな存在。親はそれよりもやや俯瞰して見ているようなそれでいて子への執着は感じられる感じ。

(例)子→親
・ヒロキ→司:反抗期みたいなものはあるが極めて従順。
・司→林:多重人格者みたいなサイコっぷりを発露。
・悟→林:極めて従順。
・メイリン→林:不明。でもメッセージを悟に届けた。

これが逆(親→子)になると
・司→ヒロキ:まあDV親みたいなもん。
・林→みんな:基本的にみんなに対して無償の愛。

司もアレした後は頻繁に嘔吐してたり、人格破綻が生じたりと子→親のくびきを逃れることは不可能でした。親→子だとそれほど縛りははなさそうです。{/netabare}



■習○平さま ※ほぼ無駄話。どうしようもなく暇な方以外は開けないでOK

{netabare}隠し子騒動の7話か8話だったか。

親  「こんなダークな俺だが?」
隠し子「白い猫も黒い猫も鼠を獲ってくる猫はいい猫っす」
親  「はっはっはっお前はわしの息子だ」

みたいなくだりがありました。この猫のやつ鄧小平の有名な台詞ですけど大丈夫ですか?中国で発禁になるんじゃないかと心配です。表向き経済活動活発ですが現国家主席のアイドルは毛沢東。改革開放を進めた鄧小平とは真逆。すなわちどちらのシンパかで今後の出世に響くおっかない世界。
その後隠し子はアレしちゃって一件落着。良いかと思いきや政敵をフィーチャリングしてしまった以上根に持たれてもしかたありません。
そしたら後半。

メイリン「伝書鳩は猫が嫌い」

しっかりと猫つぶし。しかも鳩は2016年軍事パレードでも2019年市民パレードでもウン万羽の鳩を放つなどお気に入り動物。どうやら発禁はまぬがれそうです。{/netabare}


{netabare}鳩>猫の序列となりさぞやご満悦の習近○さまですが安穏としてはいられません。

作品の重要な部分。メイリンという例外があるものの、能力を行使できるのはターゲットに近づいた時だけでした。
パーティなど大勢の人が集まってるところで給仕に成りすまし近づくとか、近づいて会話の拍子に手を握るとか、密室で無理やりとか、とにかく間合いを詰めないといけません。


 {netabare}多くの人が密集(しゅう)
 近接での密接した会話(きん)
 換気の悪い密閉された空間(ぺい){/netabare}


とりあえず、今しばらくはしゅうきんぺいを避けたほうが良いでしょう。
さらっとメタで体制批判を仕込んでるならスタッフは有能だと思います。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.10.16 追記

無駄話の記載内容は寄稿から半年も経つと賞味期限切れてるんじゃないかと思えるものだが、特異な時期でもあったので当時の皮膚感覚を思い出せるよう残しときます。


2020.04.11 初稿
2020.10.16 追記

投稿 : 2024/03/16
♥ : 30

アニメ好き さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ツインエンジンって頭おかしい

バビロンみたいなアニメでした
バビロンで善か悪かを説いたあとに
今度は山と谷があるですか。

なんか世界を二分した意味深ストーリーを流して、視聴者の不安を煽るような気持ち悪い演出して、中二病みたいなオープニングとエンディングを流せばツインエンジンのアニメになると言っても過言ではないのでは?芸がなさすぎ 作画もひどい

オープニングのバイクブルンブルンツインエンジン見たらこれからは あ、また訳のわからんアニメ始まるんやなと思うことにします。

2話以降は適当に飛ばしながら見ます
面白くなったら奇跡

投稿 : 2024/03/16
♥ : 6
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

「ヤマ」と「タニ」が「カギ」???

原作未読。最終話まで視聴。

最終話まで視聴してみた感じたこと。

{netabare}要するに、記憶操作系の話なんだよね?
「ヤマ」と「タニ」は何となく意味が分かったけど、一つずつしかないところがよく分からない。
「カギ」に至ってはチンプンカンプン。

記憶操作に中国マフィアが絡んでいる?
何故?マフィアっぽくないなぁ?

ところで、この作品の主人公って、結局誰なんだ?
ヒロキ?司?悟?
最初は桂木、途中までは林が主人公だと思っていたんだけどなぁ・・・(笑)。{/netabare}

まあ、こんな感じで、最後まで視聴しても、よく分からない作品でした。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 13
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