STUDIO4℃おすすめアニメランキング 21

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのSTUDIO4℃成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年01月27日の時点で一番のSTUDIO4℃おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.7 1 STUDIO4℃アニメランキング1位
ベルセルク 黄金時代篇III 降臨(アニメ映画)

2013年2月1日
★★★★☆ 3.8 (145)
737人が棚に入れました
戦乱の時代、孤高の剣士ガッツは、長年共に戦ってきたグリフィス率いる傭兵(ようへい)軍「鷹の団」と一度はたもとを分かつことを決意する。
だが、その後、グリフィスが反逆罪で投獄されたと知ったガッツはかつての仲間たちと共に彼を牢(ろう)から救い出すことに。
ところが舌を抜かれ、両手足の腱を切られてひどい状態のグリフィスは、生きる気力を失っており……。

声優・キャラクター
岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ、梶裕貴、寿美菜子、藤原貴弘、松本ヨシロウ、矢尾一樹、豊崎愛生、小山力也、三宅健太、中村悠一、竹達彩奈、大塚明夫

十夜キリ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

キャスカの喘ぎが最高

いやー、全体よかったけど、今回の目玉はこれでしょ。
キャスカの濡れ場が最高によかった。
物語としては、全体的に原作に忠実でよかったなあ。
ただ、ジュドーが
「最後にお前って結構よく泣くよなあ」って言わなかったから泣けなかったw
あの名台詞をカットしたのは愚かな行為ですな。
原作には忠実だけど、ベルセルクの細かな良さが分かってない。
熱狂的なファンの人が監督やれば良かったのに…。
作画も申し分ないが、ベルセルクの感動部分や名台詞は削られてたりしたのが残念。あと、劇場で、女の人がグリフィスの変貌に泣いてたおw

投稿 : 2020/01/25
♥ : 5
ネタバレ

わさビーフ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一度観ると脳裏から離れないエログロさ

1997年に放送された「剣風伝奇ベルセルク」のリメイク版
こちらは2012年から映画「ベルセルク 黄金時代篇」で3部作に分けて公開されて
その内容は「剣風伝奇ベルセルク」とほとんど変わらない。

最初は食わず嫌いだと思ったのですが全然違いましたね
食わず嫌いどころかめっちゃくちゃ面白い!!
一度観ると脳裏から離れない強烈なインパクトがあって
描写、表現特にこの2つは官能的で濃厚、またはバイオレンス
ただただエログロいだけではなく下地がしっかりと作りこまれているので
吸い込まれるような一度観ると止まらなくなる魔力的な何かがある作品だと思いました。

オススメは2部の後半から3部ラストまで{netabare}剣風伝奇ベルセルク
同様、原作を知らないと思ってもいなかった衝撃のラストが待っています。
えーと思うよな、どえげつなさです
{/netabare}
個人的にはエルフェンリートをぬいてエログロでは現在NO.1です。

現在2017「ベルセルク 次篇」鑑賞中
余談ですが「剣風伝奇ベルセルク」のOPも強烈なインパクトでした。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 16

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「原作通りの映像化」の言葉に嘘偽りなし!エログロアニメはココに極まる!で、次回作のご予定は・・・?σ(^^;)

ユーアー蝕っであります(爆
今思えば『剣風伝奇』は悪い作品じゃなかったわけですが(むしろもっと評価されるべきなのだが)あん時にあーしてほしいこーしてほしいってのが今作では遂に実現したんだと思います・・・


さて、三部作として予定されていた「ベルセルク・サーガ プロジェクト」遂に完結編
前作はシャルロット姫姦通の容疑でグリフィスが捕らえられるトコロまで
今回も特に前作を振り返るダイジェストのようなものはありませんのでご注意下さい


ガッツと鷹の団との合流~鷹の団再結成に向けてのグリフィス救出~そして蝕の発動
というベルセルクという作品の知名度を一気に押し上げたであろう名場面が描かれております


特に鷹の団を追い詰める暗殺者シラットとの戦闘や、グリフィス救出の際の脱出劇はCGアニメらしいスピーディーなカメラの回り込み等あって見どころでしょう


そしてなんといっても「蝕」です
思わず目を覆いたくなるような奇怪な世界観、おぞましい怪物、残酷で惨たらしい光景、、、前2作を耐え切った方なればとは思いますが改めて言っておきますが「グロ注意」です;
(ちなみにゴッドハンドが一人、ユービックだけは恐らくシリーズ中唯一キャストが剣風伝奇から変更されてない茶風林さんだったり)


オイラが前2作から注目していたCGに手書き作画を被せていくハイブリットアニメーションも今作でいよいよ完成形の域に迫り、特に鬼気迫ったガッツの怒りの表情など圧巻ですね


しかしまあ映倫は今まで何をしてきたのかw
第1作目のレーティングはG、過激な描写が多かった2作目はPG12ときて、ようやく今作で名誉(不名誉?)の【R18指定】を授かりました(笑)
特にエロ描写に関しては流石の映倫も目を瞑れなかったようです^^;
では前2作を観てきた若年ファンは今作を観れないのか?
ご安心下さい、制作側はその辺りを配慮し【R15指定】のバージョンを編集で作成し、ほとんどの劇場での公開はそちらの方がメインになっています
たぶん公開がズレ込んだのはコレを作っていたせい(笑)


【R18+】
・一部劇場の夜間のみの公開
・当初作成されたオリジナルバージョン
・エンドロール、エピローグの後には特に何もなし


【R15+】
・ほとんどの劇場ではコチラのみの公開
・内容やセリフの変更は一切なし
・カット数も全く同じで差し替えや足し引きもない
・一部過激なエロ描写のカットの明るさやコントラストを調整することでのみ対応
・一部BGMの変更(たぶん『クチュ音』がマズかったんだと思われw)
・エンドロール、エピローグの後に川畑要によるエンディングテーマに合わせて3部作のダイジェストが流れるテレビアニメのエンディング風の映像が挿入されるオマケ付き


最後のエンディングテーマに関してはほんとオマケなんであっても無くてもどーでもwって感じですが、R15+への対応を求められ画面の明るさを再調整した件については両方チェックしたオイラの目には「プラスになった」と映りました
と、言うのも全体がやや薄暗くなったことで世界観そのものに漂う暗い雰囲気を助長する演出効果、さらにはCGと手描き作画の境目を調和して“より物語に入り込み易い仕様”になっていると感じたからです
ですので劇場の都合やR18版への期待に関わらず『まずはR15版からご覧になっていただくこと』を強くオススメします


無事3部作とも完結することが出来たこのシリーズ
唯一に残念なのは普通に次回作のアナウンスがされるのかと思いきや未だ今後の展開の音沙汰は無しってこと;
いやいやwこれって結局ベルセルクって作品のプロローグ部分だけっすからねw
『剣風伝奇』の頃にもやられましたが思わずポカーンですよw
でもタダでは終わりません、今回の映画にはオイラのイチオシ『髑髏の騎士』が登場してます!
もうホントカッケーっすwあれだけ胸アツっすよw
原作ファンの方も是非チェックして下さいませ(`・ω・´)b

投稿 : 2020/01/25
♥ : 18

64.4 2 STUDIO4℃アニメランキング2位
デトロイトメタルシティ(OVA)

2008年8月8日
★★★★☆ 3.8 (98)
378人が棚に入れました
主人公・根岸崇一はポップでオシャレな音楽を好む青年。大学進学に伴って上京してきた彼はポップ歌手としてデビューするという夢を叶えるため、大学卒業後にレコード会社と契約する。
ところが事務所から根岸が歌わされることになったのは、彼の趣旨とは正反対のデスメタルであった。程なくして根岸は悪魔系デスメタルバンド「デトロイト・メタル・シティ」(通称DMC)のギターボーカル「ヨハネ・クラウザーII世」に仕立て上げられ、デビューする事になってしまう。
メタルは嫌いな根岸だったが、いざ歌ってみると秘められたメタルの才能を発揮してたちまちバンドは大ブレイク、根岸自身の思いとは裏腹にクラウザーはカリスマと化し、DMCは一躍世間の注目を集める人気バンドとなるのだが…。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ごめん 実はこういうの大好きなんだー!

優しくおしゃれなスェーディッシュポップスをこよなく愛する青年・根岸宗一が主人公。
好きな音楽でプロデビューすることを夢見て上京したが、
契約したデスレコーズで強制的に悪魔的デスメタル
「デトロイト・メタル・シティ」のギター&ヴォーカル
ヨハネ・クラウザーⅡ世としてインディーズデビューさせられてしまう。

悪魔メイクと衣装でその二面性は区分けできているものの
自分の意思とは裏腹に、彼の中に秘められたメタルの才能が急速に開花し、
過激なパフォーマンスと歌詞で大ブレイク。
バンド人気が益々過熱していく中、葛藤する姿をコミカルに描く物語。

主人公の宗一が学生時代から目指している音楽が、
フリッパーズギターなどを代表とする、かつて渋谷系と呼ばれた
カヒミ・カリィやコーネリアス、というのがまず懐かしい。
だけど路上でその手の歌を唄ってみても、人が集まることはなく。

事務所の社長から引き出された、デスメタルロッカーとしての才能のほうが
どんどん開花していく有様を見ていて思ったのは、
人間の内面には誰しも、相反する二面性が存在するよなってこと。
事実、僕自身の中にも宗一とまったく同じように、
特に音楽に関しては真逆の趣味があったりする。
クラシックを愛しつつ、メタルロックも大好きだし、
フレンチポップを愛する一方、雅楽なんかもけっこう好きだったりする。

しかしこれは趣味ならジャンル問わず幅広く聴く、あるいは演奏する
というだけで済むけれど、デスメタルのような特徴的な音楽を
プロとして極めようとするなら、それはめちゃくちゃ大変なこと。
ましてや宗一の場合、自分の意思や好みが無視されて強制されている。
しかも世間での評判はどんどん尾ひれもついて伝説化。
本来の宗一と真逆にかけ離れていけばいくほど、
それが観ている者にとってはめちゃ面白く、冷静に見れば、
どちらも宗一自身だってことがシュールでもある。

センスというのは、自分で認識しているもの以上に、
他人から引き出されたもののほうが、案外花開くものなのかもしれない。
それを思うと、宗一の隠れたデスメタルセンスを見出した事務所社長は
かなりのやり手だったと言えよう。

この作品、基本・・ギャグアニメなので当然大笑いの連続だが、
本人自身が実際どう思っていようが容赦なく、
1人のカリスマロッカーが作り上げられていく過程とともに、、
ロック音楽界のことも、なかなかリアルにテンポ良く描かれていたと思う。

それと、宗一の学生時代からの同級生である相川さんが素朴で可愛い。
実写映画も原作も観たけれど、個人的にはこのアニメが
一番バランスよく感じて好きだ。

相当~~お下品だけどね(^^;

投稿 : 2020/01/25
♥ : 58

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

毎回本編視聴後にED曲で得られる爽快感は異常!!。

原作未読です。
視聴のきっかけは”本サイトでキャッチさせてもらってる方のレビューに影響されて”です^^。

1話から完全にドハマりしました!!。

自分が感じた「見どころ」としては
・主人公をはじめ、他にもたくさんの個性あふれるラブリーなキャラ達
・絶妙の間と空気感で笑える
・下手したらシュールになってしまいそうなギリギリ加減
・下品な言葉や行動がよく突発するが、不思議と嫌悪感は全く感じない
 ただ確かにTV放送でのオンエアは無理だと思われるw
・音楽が突出して素晴らしい♪。
 DMCの楽曲も原作の歌詞に忠実な上での作曲と考えると驚愕の出来
 毎回本編視聴後にED曲で得られる爽快感は異常!!(に良い)

自分が特に惹かれたキャラは、デスレコーズの社長さんですね♪。
素晴らしい演技のおかげで、腹がよじれるくらい笑わせてもらいました。
あとで気になって調べてみたら、∀ガンダムのリリ・ボルジャーノ!
そうだったんですね~♪。

あと、じわじわ惹かれてきているキャラは、ファンA??さん?です。
よく登場される顔にクラウザーメイクしてる男性ファンの方です。
自分にとっては影のMVPかも?ですわ。
あの人の「クラウザーさん・・」と発した言葉の”説得力”凄すぎ!!。

12話での最後の〆め方も最高でした!!。
これからもずっとずっと続いてほしいと思わせてくれる最高の終わり方でした。

ということで、今後は原作コミックスの方で楽しませてもらおうと思っています。
既に1巻を途中まで読んでみたのですが
自分の中ではもう完全にアニメも原作漫画も同化してるレベルです!。
ページをめくれば音楽が流れ人物が動きだし声が聞こえてくる感覚です^^。
原作マンガのアニメ化作品としてもお手本的作品ではないでしょうか?。


※余談:
・けいおん!1話でずっと謎だったことが今回解消されました^^。
 あの人は”クラウザーさん的な人”だったのですね!。
・本作のおかげでメタルというジャンルの音楽を聴いてみたくなりました。
 でも歌詞がわからないと何を歌ってるのかわからないので日本語がいいな。
 あ、BABY METALの「ヘドバンギャー」は名曲だと思っています。
 とりあえずDMC本作のアルバムCD聴いてみたいです♪。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 17

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

素晴らしく良く出来たギャグ作品

1話15分弱、全12話のOVA。
本当はお洒落なポップソングを歌いたいのに、所属事務所の意向でデスメタルバンド「デトロイトメタルシティ」のギター兼ボーカルとして活動させられて、一部の熱狂的ファンからはカリスマ的スターとして崇拝される主人公の悲哀?を描いたギャグアニメ。
これは本当に面白いです。
まずOP曲の歌詞からして、「俺に友達恋人いねえ、それは俺が殺したから」とか「殺せ殺せ親など殺せ」などと歌っていたり、作品内でも「ファック」とか「レイプ」などという品の無い、物騒な言葉が頻繁に出てくるので、決して万人受けはしないと思いますが、15分アニメということでテンポも良く、最初から最後まで、めちゃめちゃ笑わせてもらいました。
単に下品な言葉でインパクトを与えるとか、メタルを馬鹿にして笑いを取るというだけではなく、ちゃんとギャグとして笑える作品になっています。
音楽は、主人公のバンドであるデトロイトメタルシティや、作品に登場する他のバンドなどの持ち歌としてたくさんの曲が挿入曲として使われますが、どれもなかなか良く出来ています。(まあ、歌詞やタイトルは酷いのですが。「ファッキンガム宮殿」なんて曲名、笑ってしまいます)
声には有名俳優なども多く起用されていて、全体的に良い味を出しています。特に所属事務所の女社長が印象に残りました。
かなり下品なネタが多い作品なので、あまり絶賛するのも人間性を疑われそうで気が引けるのですが、個人的には素晴らしく良く出来たギャグ作品だと思います。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 16

計測不能 3 STUDIO4℃アニメランキング3位
永久家族(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (9)
27人が棚に入れました
NTTPCコミュニケーションズが運営するインターネット接続プロバイダ、InfosphereのテレビCMとして放送された。
一話25秒のエピソードを、1997年4月から1998年3月まで、毎週内容を更新し全53話を放送するという特異なスタイルでの発表となった。

監督、キャラクターデザインは「ANIMATRIX」「MEMORIES」等で知られる森本晃司。

脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「交響詩篇エウレカセブン」の佐藤大。

 サイバースペースに誕生したチャンポンシティーの一角では、中流階級の娯楽として、リアルなホームドラマが流行していた。
このドラマは中央管理局が市民管理政策の一貫として実施する「試験管家族(カプセル家族)」の様子を実況中継しているものだった。
試験家族とは、郊外に設置されたカプセルホームにシティから寄せ集められてきた落ちこぼれ市民を住まわせ、家族として生活させるというものだった。
夢を失った人間や、親に捨てられた子供などに、同じ家族としての記憶を植え付け、過去も現在も未来も無く、ただ部屋の中で日常を繰り返し、様々なタイプの家族をシミュレートするのである。
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

狂気のアニメ30分

この作品、面白いと思うのだがいかがか。

【形式】
当時は25秒×53話という随分挑戦的な形で放映されたという。とはいえ25秒の1話で完結するわけではなく、25秒の1話を1カットとして、計25分で1つの物語を形成していると考えてもらえばわかりやすいだろう。

【監督 森本晃司】
監督は森本晃司。この人の名前は記憶していなかったが、映画"MEMORIES"の"EPISODE 1 彼女の想いで "の監督だったとか。テレビシリーズや長編アニメの監督はあまりされていないようだが、他の作品も見てみようかな。

【内容】
家族、なんてタイトルについているが、日常ものというよりは非日常もの。
なんとなく筒井康隆の小説、漫画を思い出す。
妄想代理人とかをヤクまみれでハイにしたらこうなる。

まあ、まず設定が面白い。↓で少しストーリーのさわりを説明する。

{netabare}
近未来、あるテレビ番組が始まった。その番組は落ちこぼれ市民たちを(自分たちが本当の家族同士だと)洗脳して、一緒の家族として暮らさせ、その様子をリアルなホームドラマとして24時放映するというもの。集まったのは粒ぞろいの狂人たち。始まる狂気の生活。そして...{/netabare}

展開が早いし情報量多いので2回見ると色々わかって面白いかも。

醜い狂騒の中にセンチメンタリズムがあり、それが魅力。
本当にこういうカラーが自分は好き。

最近のアニメは綺麗すぎじゃないかなあ。自主制作系でもちょっと洗練されすぎている感じがする。
このへんのアニメの流れを誰か継いでくれ。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 0

65.0 4 STUDIO4℃アニメランキング4位
<harmony/>(アニメ映画)

2015年11月13日
★★★★☆ 3.8 (224)
1230人が棚に入れました
優しさと倫理が支配するユートピアで、3人の少女は死を選択した。13年後、死ねなかった少女トァンが、人類の最終局面で目撃したものとは?

声優・キャラクター
沢城みゆき、上田麗奈、洲崎綾、榊原良子、大塚明夫、三木眞一郎、チョー、森田順平

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

現代医療の在り方に対する危機感を掻き立てられた作品。政治思想的レビューです。

2015年放送の劇場版アニメ 120分

原作 伊藤計劃 監督 なかむらたかし マイケル・アリアス 脚本 山本幸治
制作 STUDIO 4°C

原作は2008年にハヤカワSFシリーズとして刊行された伊藤計劃の長編小説。

2019年に起こった大災禍「メイルストロム」(世界戦争と未知のウイルスの蔓延)により、
世界は新しい統治機構によって医療経済社会が築かれた。
全ての人類が社会のために健康・幸福であれ、がこの社会の名目である。

舞台は新世界確立から50数年後の日本やバグダッドやチェチェン。
主人公は
霧慧トァン CV沢城みゆき
御冷ミァハ CV上田麗奈

監督のマイケル・アリアスと制作会社は鉄コン筋クリートのスタッフ。

さて、この作品は本格SF小説のノイタミナ系アニメ化と言うことで、
地味に話題になってそれなりの動員は記録したようです。
日本のアニメファンのレベルの高さが証明されて嬉しいことです。

病気の無い幸せな世界と言われれば、同じノイタミナ枠で放送された、
犯罪の無い幸せなはずの世界「サイコパス」を思い出しました。
世界の設定が少し似ていますが、こちらの原作が先発なので参考にされたと思われます。

感想としてはサイコパスを観ていなければ設定の緻密さに驚いたであろうと言う程度です。
現代から続く世界的組織WHO(世界保健機関)が独裁的ではないにしても、
強大な権力を持っていて、「メイルストロム」のような危機に備えています。

医療経済社会に関しては現在進行形なので警告を発する作品かと思いましたが、
それほどのメッセージ性は感じられませんでした。

現代日本に例えれば、国民保健を値上げすることで、絶対多数の下層階級から金を巻き上げ、
癌などの無駄な医療で医療機関に金を回し、一部だけの景気を上げる。
国民保健医療機関は脱税が不可能なので、財務省に金が入り、
下層階級のなけなしの金は医療と言う名のもとに国に吸い上げられているのです。
それでいて日本の医療は先進国中最低レベルです。
金が入るタイプの医療にしか興味が無いからです。
サイコパスにおいても厚労省の肥大化が描かれましたが、現在進行形です。

日本が貧乏になった理由は原子力と医療に金を吸い上げられたため、
資格が紙切れになったのは医師免許に権力が集中したためです。

このSFアニメを観ればこういった日本の現状が思い浮かびますが、
それだけで、作品によるメッセージは見当たりません。
当然ですね、権力が集中しつつある医療には逆らえないからです。

日本は抗がん剤の実験場になっていますが、だからと言って海外諸国がまともとも思えません。
癌の治療法を開発したシモンチーニ博士は抗がん剤マフィアに命を狙われ、
現在はイタリア軍の厳重な保護下にあります。
これただの重曹治療でですよ。

WHOが厳重に摂取を抑制させようとしている「塩」は癌予防薬です。
エイズや新型インフルエンザをばらまいたのがどの組織なのか、
知識人なら常識ですね。

このアニメはストーリーよりもこのような会話をしたくなる作品です。
利権を持っている者、医療関係者や公務員は必死の攻撃を始めます。
それは現代のファシズムと言ってよいでしょう。

癌センターや指定病院を現代のアウシュビッツと呼ぶ人も居ます。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 22

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

すばらしい新世界-Brave New World-

2015年11月27日記載
さっそくレビューを始めていきたいと思います。
今回は伊藤計劃『ハーモニー』の映画を観てきました。
私の個人的感想を徒然と書いていくので、よろしければご参考までにどうぞ。

まずは世界観説明から
2019年のアメリカ合衆国で暴動が起こりました。
それをきっかけとして全世界で戦争と未知のウィルスが蔓延
人類の多くが死に絶えたそれは「大災禍(ザ・メイルストロム)」という名前で後に語られ、その反動か、従来存在していた政府と言う概念は崩壊し、新たな統治機構「生府(ヴァイガメント)」の下で高度な医療経済社会が築かれる世界が誕生します。
そこに参加する人々自身が社会のために健康・幸福であれと願う世界が構築された、優しい牢獄の世界
これはそんな社会に反抗し続けた少女達の物語なのです…

さて、ここからは私の感想を書いていきたいと思います。
今回、正直言ってこのアニメはレビューを書こうかどうか大変迷いました。
伊藤計劃作品は全部レビューしていこうと、前回の『屍者の帝国』を観てから固く誓ったのですが、この作品を見てからはちょっと決心が揺らいだ位です(笑)
これは自分の個人的価値観のせいでもあるのですが…
まあ、その理由については下記の方で書いていきたいと思います。
なので、フォローも交えて説明していきますが、今回の『ハーモニー』のアニメ映画に好感を持てた方、百合というよりレズ描写、グロ描写が大好きな方、原作未読の方はもしかしたら納得できない部分も多々あるかもしれません。
なので、この先を閲覧するかどうかは自己判断でお願いします。





では、これより説明していきたいと思います。
大まかな理由として
1.理解する事と共感する事は違うという事
2.レズ描写の増加
3.小説から映画への転換と2に伴って起こる原作改変
この3つが挙げられます。

まず、1から
私は原作既読なのですが、正直に言って、原作を読んだ時は生命主義体制(ライフイズム)もミァハの思想も共感できるものではありませんでした。
何と言うか、ひどく極端なんですね…
生命を社会的公共財として捉える生府(ヴァイガメント)の理念も、ミァハの生命主義(ライフイズム)に対して行うテロ行為も客観的に見たらとても横暴なんですよ。
勝手な考えで人々を動かしているのはどっちも変わらないじゃんと最初に読んだ時は酷く冷めた目で感じていました。
なので、今回の映画で何か心が傾く要因となる物が出てくるか、少し期待して観に行ったんです。
観に行った結果として、私が揺り動かされる事はありませんでした。
むしろ、逆に横暴だと言う自分の考えがさらに強固になった次第です(笑)
うん、やっぱりどっちにも理解は出来るけど共感は出来ない。
しかし、この映画を見てどちらかに共感する人は必ず出てくると思います。
人間の考えは千差万別です。
むしろ当てはまらない自分みたいな奴が異端なのだと思います(笑)
なので、この映画を見てどう感じるか
生府(ヴァイガメント)の理念に共感できるか、はたまた、ミァハの理念に共感できるか、もしくはどちらの意見にも共感できないか自分の眼で見極めてほしい。
その為にもまだ観ていない方は是非、1度は映画館や後に出てくるであろうレンタルなどで観てほしいと私は思いました。

次は2について
単刀直入に言います、原作よりレズ描写が明らかに多いです。
原作では普通だった箇所もレズっぽくなってます。
また、新たに作ったのか、はたまた私が忘れているのか分かりませんが、自分の知らないレズシーンまでありました。
私は随分前に見た某アニメのおかげで、女同士の恋愛に対しては嫌悪感を覚えるまでのトラウマを抱えてしまったので、正直観ててつらかったです…
小説でも百合を1つの土台としてはいるものの、地の文と組み合わせて淡々と表現しているので、そこまで悪寒はしなかったのですが、映像化するとなると恐ろしいですね…改めてそう感じました(笑)
また、グロシーンも結構すごいです。
『屍者の帝国』よりも気持ち悪く感じました、精神的にきます、驚きます、血がドバドバ出ます。
これらが嫌いな人は少し覚悟して観た方がいいでしょう。
ああ、勿論大好きな方はどうぞ期待して観てください。

最後に3について
これがこの映画で1番納得できない部分でした。
1や2については主に私だけの個人的問題なのでいいのですが、この3だけは原作既読の方でも納得できない人は多いかと思います。
端的に説明していきましょう。
まず、説明セリフのオンパレードです。
未読の方はこの映画だけを観て理解できるのか、少し分かりませんね…
あまりにも喋っている場面が多いので、聞き逃すとストーリーが把握できなくなるかもしれないです。
映画として表現するにあたっての工夫があまり感じられないような気がしました。
ただ、小説をそのまま映像化しただけのような…
まあ、これは原作自体が説明の多い小説ですし、演出を吟味した結果なのだとしたらしょうがない事なのでしょう。
次に重要なシーンが結構抜かれています。
最初に上映した『屍者の帝国』も重要なシーンは抜かれていますし、映画では登場していない人物も数多くいました。
しかし、あの映画は再構成と言う形で未読の方にも分かりやすく伝わるよう工夫した結果、牧原亮太郎監督版『屍者の帝国』として生まれ変わったのです。
この点に関してはただ、素直に拍手を送りたいです。
さて、『ハーモニー』の映画はそれとは逆に原作を忠実に作りました。
ただ、その結果、フォローの回りきれていない部分があったように思います。
最初の物体は何なのか?
意識が消失すると言う細かい意味とは?
最後に登場した人物は一体誰なのか?
あんなにキャラクター達が喋っているのに、説明不足な点が多いですからね…
改めて、映画化するにあたっての難しさを感じたような気がします(笑)
まあ、しかし、やはり原作全てを映像化するのは不可能な事
2時間で収めるならば、所々カットしなければいけない箇所もあるかと思いますので、これもまた、しょうがない事でしょう。

しかし、これだけは言わせてください。
ラストシーンを変えたのは流石にどうでしょうか?
原作では霧慧トァンという1人の女性が御冷ミァハという女性の影をある種の執念で追い続け、最終的にはミァハからの独立、明確なトァンという1つの個へと至る物語でした。
しかし、この映画では最初から最後までトァンはミァハの事しか考えていません。
その結果、ミァハという自分に指針を与えてくれた親の如き存在から離れ、前に進んでいくトァンの成長というカタルシスがろくに感じられなかったのが心残りでした。
そして、最後に彼女はミァハに対して自分の答えを出す為にある行為をします。
その行為をした理由となる答えも原作とは変えられ、しかも原作の方が好きだったので、これもまたちょっと心残りでしたね…


以上を持ちまして、個人的感想を終了したいと思います。
ここまで長々とした駄文を読んでくださってありがとうございました。
今回は少し毒の強いレビューとなってしまったので、ちょっと残念です。
しかし、ここで1つ言っておきたいのですが…
この『ハーモニー』映画の全体的出来としては決して悪い訳ではありません。
上手く原作をまとめているなあと感じる部分もありましたし、改変でよかった箇所もありました。
恐らく、この作品は映画と小説、両方見て初めて完成する作品なのだと思います。

「事実は小説よりも奇なり」と言う言葉があります。
現実に起こる出来事は、作られた物語の中で起こる事よりも不思議で面白いものだという意味の諺です。
正直、私自身にとってみればあまり実感のない言葉でした。
その意味についても本当にそうだろうか?と首をかしげている普通の一般的な現代人です。
現実よりも小説の方が面白く感じる時もあるし、そんな考えに至るには、毎日、充実した日々を過ごすしかない。
だが、そんな幸福に溢れた生活などあり得ないと、その言葉を最初に学んだ時は斜に構えた眼で見ていました。
しかし、この映画を見てから、その諺の意味が少しだけ理解出来たような気がします。

よく考えてみると、この諺は決して現実と物語を分けてはいません。
物語は現実と断絶して存在している訳ではない。
確実にそれは読者にも何かしらの影響を与え、その結果、変わらない日常が変化していく人も中にはいます。
「影響」と言う言葉で片付けるにはあまりにも強い力
ゲーテの『若きウェルテルの悩み』を読んで自殺者が急増するように
坂口安吾の『堕落論』を読んで若者が新たな価値観を植え付けられるように
物語に感化された御冷ミァハから影響を受けた霧慧トァンのように
そして、伊藤計劃という個人の作品に没入している私達のように……
その結果、彼らは、私達はどのような方向へ導かれていくのか?
それは誰にもわかりません、歴史もしくは観ている我々、傍観者が判断するしかない事でしょう。
ただ1つだけ言えるとするならば
その力こそが現実を面白くさせる1つの起爆剤になるのではないかという事

それはこの映画からも同じことが言えます。
あなたは『ハーモニー』を観て、どんな影響を受けるでしょうか?
もしくは何も感じずに終わるでしょうか?
しかとこの目で確かめる為にも、この映画1度は見るべきかと存じます……

ここまで読んでくださってありがとうございました!!

「フィクションには、本には、言葉には、人を殺す事のできる力が宿っているんだよ、すごいと思わない?」
伊藤計劃『ハーモニー』p.224,早川書房


2016年1月24日追記
いまから語るのは、
〈declaration:calculation〉
〈pls:敗残者の物語〉
〈pls:脱走者の物語〉
〈eql:つまりわたし〉
〈/declaration〉 [ハーモニー]
と言っても、この映画については1年前に概ね語り尽くしましたね…
今作の批評も、今思えば感情に任せて書いた文章でございます。
しかし、よく考えたらそのスタンスは現在の自分と未だに変わっていないというか、未だによく行っている事に書いていて気付きました。
自分の理性的であり合理的な部分を占める成長は、この先「闇」しかないのかもしれません(笑)

しかし、この『ハーモニー』と言う映画
観ていてつくづく考えてしまうのは、社会を構成していく難しさです(ディストピア小説なので当然と言えば、当然の話なんですが)
より良い社会に住みたいと思う事は万人において普遍的な共通性ですが、しかし、その社会的「善政」が万人に良い効果をもたらすとは限らない…
構成員である人々誰もが「善性」であれば、社会は幸せになるのか?
『ハーモニー』と言う作品はそんな問いにも深く言及しているようです(まあ、私が1番好きなキャラはキアンなんですけど(笑))
しかし、社会は無理でも世界なら…
2人ぼっちの世界なら…
-----------------------------------------
彼女が死んでいく間、私は誓った。
天国とまではいわないけれど、できるかぎりここを、この場所を良くしてみせるよ、と。
彼女はそれを聞くと、にっこり微笑んだ。
そうね、天国とはいわないけれど、天国の隅っこくらいまではたどり着きたいわね、と。
それが彼女の最後の言葉だった。
伊藤計劃『The Indifference Engine』「フォックスの葬送」より
-----------------------------------------

さて、前作『屍者の帝国』から始まり、今作で分岐点を迎えた長いプロジェクトは来月の「終わりの始まり」を上映する事によって、遂に終焉を迎えます。
ここまで至る道は1年以上に亘った大変長い物でしたが、何、なんて事ありません。
人間の魂に及んだ解答が1年と少しで解明されたんです、こんなに短い物は無いでしょう…
しかも、どうやら深夜に『屍者の帝国』と『ハーモ二ー』が放送されるそうですね、こんなに嬉しい事は無いでしょう…
私も深夜放送で「終わりの始まり」に至るまでの雄姿をもう1度拝見し、それから最後の戦場、ジョン・ポールとの戦いへ臨みたいと思います。
そして、「伊藤計劃」の全てが揃ったその時はもう1度全体を観るとしましょう、読みましょう!!
「物語…それは死してなお、この世界にあり続ける技術」

-----------------------------------------
さあ、行進しよう、とぼくは穏やかに呼びかけた。
のろまも、せっかちも、思い思いに。
足並みなんてばらばらでかまわない。
のっぽも、ちびも、僕らは歩く。
丘を下って。
人の営み、生活の匂い
それを運ぶ涼やかな風の上方へと。
伊藤計劃『The Indifference Engine』「The Indifference Engine」より
-----------------------------------------

投稿 : 2020/01/25
♥ : 14

♡ェみーる米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

中々に重いお話ですぞ

HTML書式風味?で始まる未来の光景からは
想像つかない程にラストは濃厚。
脳医学ちょっとかじってれば
理解できると思うけれども、別に知らなくても
他に見所は沢山あるので問題無し。

中1の時の自分の思考や言動をなぞっているようでしたよ
ミァハ

思考停止
いわゆる考えるのをやめた☆
ようなちょっと想像するとラストは怖いのですが

憎しみ・恨み・怒りのエネルギーというのは絶大なもので
生きる力に変換できるほどの威力を持っています。
相手を殺すか自分が死ぬかの二択と思われがちなのですが
実は3の道があります。
これがベリーハードモードで
死んだがマシと思えるほどの苦痛

脳みそって良くできていて
失った機能をサポートしてくれる場合もあるのね
シナプスが勝手につながる感じ?
これがミァハの言うところの意識の覚醒だと思うんだけど
痛みも苦痛も意識下で認識してないと
認識してないととるわけ
何も感じない訳でもなく緊急避難的に
なかったことにするか自我を殺して
何も感じないようにもできるわけ。
すごいよね、脳みそ。

葬式があるだけマシというか
健全なのかな
死をまだ身近で感じられる分
そんな事を考えながら見ていたのでした。

マイケル・アリアスとSTUDIO4℃
鉄コンコンビですね。
「Ghost of a smile」
主題歌は EGOIST

意識に思いをはせられる哲学的な一品です
カテゴリーはSFになるんだろうけど。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 22

66.4 5 STUDIO4℃アニメランキング5位
ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵(アニメ映画)

2012年2月4日
★★★★☆ 3.9 (210)
980人が棚に入れました
孤独な剣士ガッツは、百年戦争に揺れる地を傭兵として渡り歩いていた。身の丈を超える長大な剣を自在に操り、強大な敵をいとも簡単に倒すガッツ。そんな彼に目をつけたのが、傭兵集団“鷹の団”を率いるグリフィス。美しい姿からは想像もつかない統率力を持ち、大いなる野望を秘めたグリフィスは、自らの夢を叶えるためにガッツを決闘で制し、鷹の団に引き入れる。数々の激戦を共にくぐり抜けるうちに、信頼で結ばれていく仲間たち。なかでもガッツとグリフィスの絆は、今や特別なものになっていた。やがて鷹の団はミッドランド王国の正規軍にのし上がるが、それはグリフィスの目指す頂点へのはじめの一歩に過ぎなかった。一方ガッツは、グリフィスの夢に取り込まれ剣を振り回すだけの人生に疑問を抱き始める……。

このままじゃダメだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

再アニメ化決まりましたね

ベルセルクシリーズは長期連載中の漫画が原作の作品で、10年以上前にテレビアニメが放送されていました。

テレビ版も良いですが、おすすめしたいのはこの劇場版!
制作は独特の魅力を持った作品を多く手がけるスタジオ4℃
キャラクターデザインはリアル系美形の巨匠恩田尚之さんです。
この制作陣に伝説級の漫画ベルセルクの悍ましさ、エロさこの再現度が半端じゃない


最初に観たのはテレビアニメだったのですが、初めてベルセルクという作品に触れたときはここまで嵌るなんて想像だに出来ませんでした。

ごっつい主人公にかっこよさが見つからないし、
ヒロインもベリーショートで、気が強いのであまり可愛く無いなあと。
声も合ってないわけじゃないけどう~んという感想でした。

しかし、それからしばらくして、
リメイクされた劇場版は良いよ!4℃制作だよ!という言葉を聞き、4℃のワードにつられて視聴を再開しました。

恩田さんのグリフィスがね、ガッツがね、本当にかっけーんすよ
この角度から見ても、この角度でも、ごつくても、一瞬女性に見えてもにじみ出るイケメンオーラは隠しきれないのです。

CGについては、そこそこですね。一つ一つのクオリティで言えばCGらしさを前面に押し出したテレっとしたキャラだから、残念に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、100人切りのシーンをはじめアクションシーンで使われるCGモブの圧倒的な量はなかなか真似できるものでは無いでしょう。しかも甲冑にはいろんな種類があるし…地味ですが、相当大変だったんじゃないかなと思います。

ところで剣風伝奇ベルセルクと比べて一番良かったのは、声でした。

例えば第2話にキャスカがグリフィスに向かって「だけど!」と言うシーンがあるのですが、
剣風奇伝のときは古さを全面的に受けたような臭さを感じたんです。
そのときはセリフ自体も現代ではあまり使われない用法だと思ったのですが、
劇場版を観ると、全く違和感がない…!
これは驚きました。
キャスカの声は断然劇場版の方が良いです。

ちなみにガッツの声優は新人の俳優
バズーサの声はケンコバが抜擢されたということですが
全然違和感がありません。キャスティングが上手だなと思いました。

そして物語。戦闘シーンの割合が多いので、内容自体は大したことは無い気もしますが、テンポが良いので引きこまれてしまいます。
結構グロいので観る時には注意が必要後ですが、是非多くの人に知ってほしい作品となりました。
観終わった後にもっと観たい。と思わせてくれる作品です。
ダークファンタジーが好きな方は是非観てみて下さい!

追記
2016年に再アニメ化されるようですが、一体どんな趣向になるんでしょうか。
PVを観る限りではCGがふんだんに使われていて、アニメというより遊技機の映像みたいでしたが・・・
ガッツの顔は進撃の巨人のエレンみたいな感じでしたね。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 8

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ダークファンタジーの歴史は塗り替えられる たった今、この映画のもとに―――!!!

ベルセルクという漫画の作者であられる三浦建太郎先生は、オイラがヨチヨチ歩きの赤ん坊だった頃から漫画家をやっているらしい
だけど連載開始から20年以上経った今もこのベルセルクしか代表作が無い上に、未だに完結の兆しが見えてこないw
三浦健太郎という一人の男がその半生を掛けて描くという実に壮大な大河ダークファンタジー、それがベルセルクですw


さて今作はその一大ベルセルクサーガの礎となった【黄金時代篇】という部分をピックアップ
すでにテレビアニメになってましたがあっちとはスタッフもキャストも総入れ替え、あっちも良く出来てましたけどコッチは規制とかカンケーnothingなので、よりヤリタイ放題に(笑)


唯一に同じなのはタイトルバックに使われているテーマ曲がちゃんと平沢唯・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・じゃ、なかったw平沢進さんだって事ぐらいw
いまびん監督といい、なんやかんやでアニメに引っ張りダコですよね、あのお方は


今回の黄金時代篇の3部作が上手くいった暁にはその後のシリーズも映画化するよぉたぶん~?とのことw
いやw日本人がスルーしても世界がほっとかないので安心しますよwええまあwww


んで、結論を言うと【めちゃくちゃ面白いですよ!】
いやなんかもう当たり前に面白すぎてw
血生臭いのとかマッパの女体とかに免疫の無い方以外は是非に見てやってください
満足感も次章への引き具合も素晴らしい限り


画面的にはもうなんかアップのカット以外は片っ端からCGなんですけど逆にそれがいいのよw
割り切った感じがね
でもでもー、細かく見ると鎧姿の体はCGなのに表情を作る顔だけは2D作画だったりして芸が細かい!


昨今横行する3DCGの映画たちとは一線を画す、日本のアニメタよってに培われてきた2D作画の魅力を融合させた【ハイブリットアニメーション】がしゅごい!(@∀@)
トゥーンシェードもここまでキタか!遂に!!


西洋剣術の師範代がモーションキャプチャーの指導を行うなど、戦闘シーンの剣さばきも漫画では絶対に味わえない映画ならではの迫力!


来週辺りドラゴンエイジとか見に行くつもりでしたけど、もうコレ見ちゃうとこの上は無いだろう?って気分になっちゃいやした^q^


説明不足?はてさて、続きや詳細が見たけりゃ次の章も、またその次の章も見て、ベルセルクサーガ盛り上げにゃか!


個人的に「一部例外を除けばアニメでファンタジーはハズレる」って勝手なジンクスがあるんですがw
もうその心配とか全然無いのね~
次章も楽しみです!

投稿 : 2020/01/25
♥ : 23

テンガロン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

人形劇みたいでしたが観てると「馴れてくる」(笑)

ベルセルクの映画化という事で
楽しみにしながら拝見しました!

そして視聴直後に3Dだと初めて知りました(笑)
どうやら2D3Dのハイブリッドアニメという事ですが
何だか「人形劇」みたいな感じが否めませんでした。

3部作だとその方がコストも安いんでしょうかね?

まぁ全体的には面白かったです!
不思議なもので観てると目が「馴れてくる」んです(笑)

残りも楽しみです!

投稿 : 2020/01/25
♥ : 12

65.0 6 STUDIO4℃アニメランキング6位
ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略(アニメ映画)

2012年6月23日
★★★★☆ 3.8 (158)
733人が棚に入れました
グリフィスの夢に取り込まれる自分に気づき、対等の友となるため鷹の団を離れる決意をするガッツ。同時に、ミッドランド王国より鷹の団に、難攻不落のドルドレイ要塞の攻略を託される。ミッドランド王国正規軍として栄光を手に入れたかに見えた鷹の団。だが、全ては破滅への序章にすぎなかった……。

声優・キャラクター
岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ、梶裕貴、寿美菜子、藤原貴弘、松本ヨシロウ、矢尾一樹、豊崎愛生、小山力也、三宅健太

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんというRシネマっぷりwww

前作はユリウス暗殺後のガッツがグリフィスの語った「友とは対等な関係」という言葉を聞いて、彼の中の価値観が変化しかけたところまででした


今作では100年戦争の天王山となるドルトレイ要塞の戦いがメインに描かれます


特に見所となるのは鷹の団、唯一の女千人長たるキャスカの過去が明らかとなる場面
グリフィスとキャスカの出会い、グリフィスに拘るワケ・・・
さらに彼女がトラウマを乗り越えて成長、宿敵との決着を果たすまでが最大のカタルシス


てかキャスカってこんなに可愛かったか?w
(いや、千羽由利作画でみやむーvoiceのキャスカはくぁわいかったがw)
間違いなく今作のヒロインはキャスカ
彼女の魅力が存分に描かれた章だったと思います


さてさてw
前作でも大胆な殺戮シーンや全裸のシーンなど、多々大人向けな要素を惜しむことなく映像化してみせた「ベルセルク・サーガ プロジェクト」
今作のラストでは原作ファンの皆様ご存知、シャルロット姫との×××が超じっくり描かれますwww


そりゃもう^q^


もはやファンタジーがメインなのかこっちがメインなのかわからんwww
豊崎さんの演技もしゅごいwwwいや、しゅっごいwww


と、いうことでレーティングは【PG12】にこそなってますが、【絶対に子供に見せてはいけません】www


あと最近になって気付いたのは何気に舞踏会にセルピコとファルネーゼがいますね(笑)

投稿 : 2020/01/25
♥ : 16

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

エログロの極致。圧巻の映像美。(劇場版Ⅲ降臨のレビューです)

すいません。興奮のあまり作品追加を待てませんでした。
それでも読んで頂けると嬉しいです。
ネタばれがあるにゅ!とのご指摘を受け、考えられる箇所のネタばれを修正いたしました。申し訳ございません。

一応、ネタばれ無しを心がけますw
今回はどちらかというと絶賛レビュです。


ベルセルク黄金時代篇三部作の最終章。

コミック史上最も残酷なシーンと評され、ベルセルクの名を一気に世に知らしめることになったエピソード『蝕』ついに待望の映像化。今作一番の見所です!

前の劇場版二作は悪い意味で期待を裏切られ、不満をタラタラ言っていたわけですが
今作は良い意味で裏切られた。期待値を軽く飛び越えてきました。(期待値低めに構えていたからかもですけどw)

言葉を失うほどの、凄惨で過激なエログロシーンが長い尺をかけて展開されますが、圧巻の映像美によって生み出される凄まじい吸引力で目が釘付けに。
鬼気迫るガッツの表情・動き・声が印象的でした。

前作Ⅰ・Ⅱに比べ、モブの表情がより丁寧に描かれ、カクついていた3DCGの動きも気のせいか良くなっていた気がします。なので気が散ることなく、蝕のシーン本来の良さがかなり際立っていました。

私が今までに見てきた作品(アニメ・実写問わず)の中で、そのエログロさは間違いなく最高レベル。
まさに地獄絵図。あっという間に館内を絶望と恐怖が支配してしまいました。
視聴後は強烈な喪失感を味わうこと必至w
R15とかそういう問題じゃないw
TVでは決して味わえない映画の醍醐味!というやつなのかも知れません。

なので、観て楽しめる内容か?と聞かれると首を傾げてしまいますが
今作のビジュアルショックはヱヴァQをも凌ぐ一見の価値ある素晴らしいものだと思います。
(予算では圧倒的に負けてそうだけどw)
でも、それだけに映像面では良い仕事をされた。……ということなのでしょうね。
『蝕』のシーンに関しては、原作ファンの方でも十分満足できる作りになっているのではないでしょうか。

それだけに残念なのが、省略されたエピソードの数々ですね。
せっかくほぼ完全に再現された蝕なのに、感情移入できるキャラの掘り下げが十分になされなかったため、原作を読んだときに流れた涙を同じように流すことが出来ませんでした。
(でも、他からすすり泣く声も聞こえてはきたので、人によりけりなのでしょう)

前作での演出や構成の失敗が悔やまれます。予算のせい?尺の問題?
というよりは窪岡監督が描こうとしていたベルセルクと私の期待していたベルセルクがはなから違っていたんでしょうね。
この劇場版では主人公のガッツはもちろん、キャスカの描写に力が入っており、二人の関係を軸に物語が描かれている気がします。
ガッツ役の岩永さんは声優が本職でないとは思えない素晴らしい演技でしたし、キャスカ役の行成さんの声も合っていました。しかし、グリフィスの影がウッスーくなっている。
櫻井さんのせいではありませんがw描写が圧倒的に足りない。
むしろ原作では黄金時代篇のキャスカはおまけ程度なんですけどw
最後の最後で最高の映像を見せてもらい嬉しいのですが、最後だけ良くされても……意味無くね?
なんていう腹立たしさもあったり。複雑な心境ですw
ともあれ、今作は三部作の中では一番見応えがありました。

原作とちが~う!などと今まで散々不満を言ってきたわけですが、なんだかんだ言って映画の観賞自体は結構楽しんでいます。
実際、今作に関してはオールナイト一挙上映会イベントに参加して観ましたw
ゾッド役の三宅さんのキャラが面白かった。(あと、ファッションが胡散臭かったw)
ベルセルクがこんなにもメディアに取り上げられ、盛り上がることは恐らくこれが最後なので
思い出にと、中野ブロードウェイでこじんまりと催されているベルセルク展にも行ってきました。
(詳しくは http://pixiv-zingaro.jp/exhibition/berserk/ )
数々の原画が飾られていて、劇中にそれを発見できると嬉しくなります。
なので劇場で視聴する際、機会があれば前もって立ち寄っておくのがオススメです。
原画集を購入したら原画が1枚ついてきました。ガッツ15歳時の。
(でも原画ってもらって嬉しいけど、どう処理していいか悩みますよねw)
恩田尚之氏を中心とし完成された実写的な原画は惚れ惚れとするくらい美しく、最高の目の保養になります。

これで劇場版も終わり。なんか寂しくなります。
正直なところ「こんな中途半端に映像化されるんだったら最初から無いほうがマシだった」
という思いもあります。
でも、彼らの過酷な旅路の先に希望があると信じ、いつまでも追い続けていたいと願う。
そんなファン心なのでした。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 8

神撃のニャンコ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

私は良かったと思います

アニメとしての都合でしょうか?
原作の様々なシーンが割愛されてます

それらシーンもしっかりと描いて欲しかったけれど
長すぎるのも良くないですよね

それなりに上手に纏め上げられてるので
良しとしておきます

人によって好き嫌いが分かれるアニメですが
もしダークファンタジーが好きで

原作が未読でしたらお勧めします
次回は阿鼻叫喚の地獄絵図となります

グロイのが好きなわけでは無いけれど
どんな描写になるのか楽しみです

投稿 : 2020/01/25
♥ : 1

65.1 7 STUDIO4℃アニメランキング7位
魔法少女隊アルス(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (94)
618人が棚に入れました
魔法にあこがれていた人間の少女アルスは、ある日、魔法の世界にいた。
なぜか人間なのに魔法を覚える事ができたアルス。見習い魔女のシーラ、エバと出会い、アルスはこの未知の世界に期待を膨らませるが、実際は「魔法は人を幸せにする」というアルスの思いが通用しない世界だった。
妖精の捕獲、魔女と魔族という魔界の勢力同士の対立と戦い、アルスが父親からもらったという真の魔道書の存在と秘密、そして渦巻く陰謀…さまざまな状況に巻き込まれたアルスの運命は…。

声優・キャラクター
小島幸子、桑島法子、広橋涼、田中敦子、来宮良子

JBさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

思う心があれば誰にだって魔法は使える

1話10分のショートアニメだけど40話あります@w@
絵本の中に入り込んだような、結構ポップなデザインで
とても面白い世界観でした。
そんな魔法界に人間界で生活していたアルスが突然現れて
魔法の実態を知ったアルスは、
魔法に対して人一倍思い入れがある自分の信念を貫き、
「魔法でみんなを幸せにする」と「魔法界を変えてみせる」と
熱血魔法少女が頑張るのですが、それだけじゃ終わらない物語。
物語はちょぴり荒削りなところはあるけど、
かなりいい仕上がりになっていて感動できます。
また、日本のテレビアニメでは珍しく、アフレコではなく、
声優の声を先に収録してから画面作りを行なう
アクターズ・レコーディング(アクレコ)を
制作手法として取り入れている為、その事を知ったうえで観ると
映像展開というか演出に「なるほど、通りで」と感じられる場面があり、
隠れた名作だと思います。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 8

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魔法少女隊ア○スいうなや!魔法少女隊ブレイドブレイバーだ!!

まわりにア○スア○スいわれて、なんで突然マイナー作品が・・聞いたらスロットなのね。クソ台とかみんないってるけど、アルスバカにするな。法様の声だけでも打ちたいわ。シーラはあんまアツくないよって・・知らんがな。


作品は近年の絶滅危惧種、ハイファンタジー。
枠はNHK教育の10分のやつ。実質8分か。

万人ウケしない作風でしょうけど、好きな人は1話とパケでハートをキャッチされちゃうんです。
かっこいいんだわぁ、参考出品のパイロット版を見ると近年の鳥山先生みたいだった。CGで線が太いとそう見えるんだな。
放送版はカクカクした独特のライン、とても子供番組ではないダークな色合い、世界、ちょっと荘厳な音楽。スロでサントラのプレミア度がまたあがったとかなんとか・・。

キャラデザ、世界観が非常にツボ。物語上一言だけとかヒントがあるだけで歴史、設定に相当に作りこみのされた世界。
ビジュアルもシーラの箒が排気管の塊になってたり、箒の柄を曲げてアメリカンみたいなアウトローの少年少女たち。
終始立ち乗りの主人公アルスw
そしてドラゴンハウス・・ほしいわあれ。

アリス方式の構成も良くできていて
・なぜアルスが魔法界に来てしまったのかその経緯がまったく分からない。
・人間のアルスになぜ魔法が?
・なぜ人間のアルスが究極の魔道書をもっていたのか
・OPの中世的な不気味な絵の意味は?
・たまに挿入されるアバンが意味不明
これらのなぞが少しづつ解けていきます。

マイナス要因としては、
アクターズレコーディングというが要するにプレスコでシビアにタイムが決まっていてドラマCDを聞いてから絵を付ける感覚。
イメージボードオンリーでデザイン、コンテも声を撮ってかららしい。

8分枠でストーリーモノをやろうってことでの模索だろう。テンポが非常にいいが、
逆に先撮りされた声に束縛されている感があり。
できるだけ口パクシーンを見せないようにしているのも伺える。喋り手が首を動かす、カメラが聞き手側になったり、次のシーンへ重ねたりなどなど。ほかのシーンの尺確保。全体のタイム合わせのためだと思う。

特に最終回付近、スケジュールか、脚本か、ひどい急ぎ足。
アラを探せばけっこうあるが・・。なんかスタッフの苦悩を感じてしまって・・。2本まとめたDVD,総集編でも16分、そんな間に導入、引きって無理がある。詰め込むのに相当苦労したんだろうなって・・。

逆に言えば最後の演出以外は相当いいセンいってる作品。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 6

あいすまん.第一形態 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

これ・・・面白いんですよ。(迫真)

レビューが少ないようなので贅沢に。

皆さん天才ビットくんをご存知でしょうか?NHKで午後6時くらいに子供がキャッキャッしてたあれです。
これはこっそりあれの合間に1話10分弱のアニメ枠として放送していたアニメです。ジャンルはダークファンタジー。

中学生の頃に家に帰ってチャンネルを変えてると第1話をやっていました。絵を見てわかる通り明らかに小さな子供向けではない。深夜アニメを見慣れていない自分は「なんだこれ!?」と驚きました。

呆気にとられていると1話はすぐに終わってしまい、また少年たちがはしゃぎ始めました。何か変な夢でも見たような心地だったのを覚えています。
ネットなんて触れないし友達にも天才ビット君なんて恥ずかしくて聞けないものですから、何の情報も入ってきません。

翌日部活を終えて急いで帰宅すると、またやっていました。しかしやはりすぐに終わり、また少年たちが画面に映って遊び始めます。
部活が遅くなったり、晩御飯の時間とかぶったりで見られない事も多く、そのせいか僕はこのいつ消えるか分からない10分間がたまらなく待ち遠しかったんです。

何が言いたいかって? 少なからず補正がかかってるって事です。

でもそれはこのアニメの魅力だとも思います。「1話10分弱」「子供の見る枠なのに子供向けじゃない」この2つだけでも宝物を見つけた気分になりませんか?


さて内容について。

第1話は少女アルスがいきなり魔法の世界に迷い込んでいる所から始まり、そこで彼女は2人の魔法少女と出会います。
人間の世界でも彼女は勝気な少女。いじめっ子ぽい男子にも引けを取りません。
彼女はもともと魔法や魔女の存在を信じていて、彼女なりの理想があるようでした。

しかしこの世界で魔法を使うのにはある対価が必要だったのです。
魔法の世界を夢だと思う一方で、現実の魔女と自分の空想の魔女とのギャップに苛立ちを覚えるアルス。
「魔法は誰かを幸せにするためにある」「信じていれば魔法は使える」アルスのおとぎ話のようなセリフに苛立つ魔法少女。

何故か魔法を使え、魔女におびえる精霊とも仲良くなってしまうアルスはこの世界で明らかに特別です。どうして彼女は魔法の世界に迷い込んだのか。どうして魔法が使えるのか。それも魔法世界の姿と共に少しずつ明かされていきます。

テンポが速く絵も凝っていて、ストーリーを追うのにストレスを感じることは少ないと思います。

wikiによると中盤は物語が破綻しがちなんだそうです。
これにも一応監督さんの狙いがあるそうなのですが。
自分は短編集のような気分で見ているので気にならないんですよね。

某魔法少女よりも断然こっちが好みです。

可愛らしいけどちゃんと大人も見られるダークファンタジーだと思います。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 9

64.6 8 STUDIO4℃アニメランキング8位
スプリガン(アニメ映画)

1998年9月5日
★★★★☆ 3.5 (85)
469人が棚に入れました
 大友克洋監修、江口寿史がキャラクターデザインを務めた、たかしげ宙・皆川亮二による人気コミックの映画化。世界各国の超古代遺産を守る秘密組織“スプリガン”の活躍を描く。躍動感溢れるアクション・シーンと幻想的な映像世界が見事に交差。17歳にして最高の腕前を誇る日本人のスプリガン・御神苗。彼はある日、何者かにプラスティック爆弾を送りつけられる。不穏な事件の匂いを嗅ぎ取った彼は、トルコ山岳地帯の遺跡発掘場へ向かうが・・・。

声優・キャラクター
森久保祥太郎、相ヶ瀬龍史、城山堅、子安武人、玉川砂記子、高野拳磁、鈴木勝美、矢島正明

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

"ノアの方舟"をめぐる、壮大なSFアクションムービー!

監督は川崎博嗣、『AKIRA』で知られる大友克洋が総監修を勤める、劇場版SFアニメ作品!
原作は、原作/たかしげ宙、漫画/皆川亮二によるコミックです。

17歳の高校生"御神苗優"。彼はその突出した身体能力を生かし、超古代文明の人々が残した遺産をあらゆる権力から守り、封印し破壊する組織、"アーカム財団"のトップエージェント"スプリガン"として任務についていた。
ある日、トルコの山中でアーカムの調査隊が、ノアの方舟を発見。その3ヵ月後に、ノアの方舟をめぐる敵方の策略によって、友人が目の前で自爆するところを目撃してしまう。友人や殺された仲間の敵を取り、敵の野望を防ぐため、彼の戦いが始まります!!

最大の魅力は、壮大で神秘的な音楽!作品を見事に彩っており、とても印象的!
荒れた山々、雰囲気のある町並みや行きかう多くの人々、細部まで丁寧に描かれた作画が、本当に素晴らしいです!
大迫力の、スピード感のあるアクションも見所!
ノアの方舟の神秘的な演出、敵のSF要素満載な設定も面白いです。
主人公の暗い過去の真実も暴かれ、後半になるにつれて、「AKIRA」を彷彿とさせる演出がとても多く見られます。
ただ、原作の長編ストーリーの中で1エピソードを取り上げて作り上げているため、どうしてもこの作品だけでは、登場人物の関係性や舞台背景がややわかりにくいように感じます。
とは言っても、かなり見ごたえのある作品には違いありません!
原作のファンの方、SF作品の好きな方、「AKIRA」のファンの方!是非、見てみてください!

投稿 : 2020/01/25
♥ : 0

マイケル---- さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Okay, great animation but a bad history

Story not well told but technically a great anime. Super fluid animation, one of the best I've seen, at least as far as I can remember. The music is interesting, it makes you feel you are in place. The design is consistent and beautiful, but a bit repetitive. The dubbing is good, the characters really seem to be feeling pain, anger etc ..., And finally an addendum in the story, the theme is interesting, but few characters with charisma, and history very rush. If you are looking for a good animation, go ahead, it will be one of your best experiences.

投稿 : 2020/01/25
♥ : 0

60.8 9 STUDIO4℃アニメランキング9位
GENIUS PARTY-ジーニアスパーティー(OVA)

2007年7月7日
★★★★☆ 3.6 (26)
133人が棚に入れました
『鉄コン筋クリート』を製作したスタジオ4℃が、日本が誇る多彩な才能を集めて作り上げたオムニバスアニメ。福島敦子監督による『Genius Party』、河森正治監督による『上海大竜』、木村真二監督による『デスティック・ウォー』など

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

素晴らしい

オムニバス作品ということで、「GENIUS PARTY」「上海大竜」「デスティック・フォー」「ドアチャイム」「LIMIT CICLE」「夢みるキカイ」「BABY BLUE」の7作品が収録されています。
正直自分は、監督さんに詳しくないので2・3人しか知りませんでしたが、それぞれとてつもなく個性があって大分楽しませてもらいました。
まさにイマジネーションの世界です。強烈なメッセージ性があるようにも見えますし、意味のない映像の羅列にも見えます。
それにちょっと驚きだったのが、二つ目の「上海大竜」という作品が、まさかの全編ほぼ中国語の作品であるということです。
見れば分かるのですが、初め中国のアニメかと思ったぐらい自然な入りだったのでかなり驚かされました。
それにこの映像美は本当にすごいです。短篇で予算さえあればやっぱりやれるんだなと思いましたし、そんな環境でもテレビ作品と同じタッチで描く監督さんもいて、個性の現れを感じました。
たまにはこういう、頭の中の感覚的な部分をそのまま映像化したような作品を見るのも悪くないですね。
まぁずっと見るとかなり疲労しますが^^;
素晴らしいです。こういう表現の場があるのなら、日本アニメもまだ衰退はしないだろうと、そんなことも思いました。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 4

gazabata さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

青春を捨てた者たちへ

この映画はアンソロジーであるわけで一つの作品として感想を言うのは不必要かもしれないが一応全体的な雰囲気を伝えるために書いていこうかと思う。その後で一つ一つのショートの感想に入ることにする。

全体像:
湯浅正明、渡辺信一郎、他、がいるからアニメーションのクオリティが恐ろしく高いのは言うまでもないだろう。一つ一つ全然違うスタイルなので飽きることがない。
作品ごとに監督が違うのでやはり面白い話とそうでないのとがある。しかもこの差が大分激しい。正直言うととばしても良いと思う作品もいくつかあるわけでそれでも一応一つの映画ではあるので見たほうが良いとか思ってみたりもする。
作品自体のクオリティはまばらなもののアニメーションと音楽はとても良いものだと感じた。
アニメーションが好きな人であれば楽しめるのは確実ではないかと思う。ストーリーは過度な期待をしなければ全体的に満足できるものではないだろうか。

点数:7/10


ここからは一つ一つの短編の感想を書いていこうと思う。長くなると思われるので興味のあるところだけ読んでいただければよいかと。

1 GENIUS PARTY: Directed by 福島敦子

この短編は多分このアンソロジーの中で一番自由なアニメだと思う。台詞もなく、ストーリーと呼べるものも大してないのがそれをまた引き立たせる(作品の長さが5分と短いからこういうことがここまでうまくできたと思う)。
映像と音楽だけで完全にこの奇妙な世界に引きずり込まれたときの気分は表現しがたいもので実際体験してもらうしかないような気がする。多分マジックマッシュルームをするとこんなものが見られるのではないだろうか。
とても自由な作品であることからストーリーについて何か言えるような気はしないが作品のテーマや意味を考えたりするのはなかなか楽しいものだ。少なくとも無意味に色や光を飛ばしているだけのものではないと思う。

アニメーションと音楽は多分両方このアンソロジーの中で一番すごいものではないかと思う。(少なくとも二つのバランスと相性を考えれば一番であると言っても過言ではないだろう)

監督の福島敦子さんが他に監督をしていないのがアニメ界においての大きな悲劇であると言っても良いほど監督のポテンシャルが見えてくる作品だ。

点数:9/10


2 上海大竜 or SHANGHAI DRAGON: Directed by 河森正治

GENIUS PARTY が一番自由な作品であれば上海大竜は一番気楽で楽しい作品だろう。アニメーションはもちろん素晴らしいのだがこの作品で一番好きなのは世界感だ。なんだか見ていてワクワクしてくるようなアニメで子供のころを思い出すような感じだ。特に最後の七分は鳥肌が立つほど楽しい。このアニメを作った人は本当に楽しみながら作ったんだろうなと思う。

ストーリーは結構訳が分からないがこれは良い意味で訳が分からない。最初の五分は結構つまらないがそのうちペースが上がってくるから大丈夫。(最初は言語が中国語で字幕がないのがつまらないと感じたひとつの理由だ)
クライマックスですごく心に残ったシーンは大人が子供に無理やり何かをさせるシーンだった。(そんなダークな内容ではないのでご心配なく)作品のテーマとそのシーンを合わせると何が伝えたかったのか考えたくなる。(もちろん良い意味で)

とにかく楽しい。とにかく、たのしい。

点数:8/10


3 デスティック・フォー or DEATHTIC 4: Directed by 木村真二

GENIUS PARTY が一番自由な作品で上海大竜が一番気楽で楽しい作品ならデスティック・フォーは一番一般向けな作品だろう。分かりやすく言えば、毎朝NHKでやってるショートアニメのクオリティを少し上げた感じの作品だ。
結構奇妙な作品で短いからか大変な世界であるにもかかわらず説明が皆無なわけで異世界感が半端ではない。
多分このアンソロジーの中で唯一子供が見ても楽しめる作品ではないかと思う。
全体的に普通なので(もちろんこのアンソロジーにしてはという意味で、一般的に言えば結構面白い)特に言うことはない。

点数:6:10


4 ドアチャイム or DOORBELL: Directed by 福山庸治

GENIUS PARTY が一番自由な作品で上海大竜が一番気楽で楽しい作品で、デスティック・フォーが一番一般向けな作品ならドアチャイムは一番つまらない作品だろう。(このネタはこれで最後にします)
漫画っぽいアニメだなと思ったら案の定監督が漫画家だったわけでそういうことならどうしてこの作品がつまらないかなんとなくわかるような気がする。まず大きな問題は漫画のペース感をそのままアニメに持ってきたことだと思う。初めてのアニメなら仕方がないかもしれないが話が進むのが遅い。そしてその割には伝えたいことが伝えられず、最後にナレーションで視聴者に「答え」を教えてしまっている。というかこの話は十五分程度でするべき話ではないのではないだろうか。似たような内容の映画に「複製された男」や「嗤う分身」があるが、それのほうが内容が濃くて圧倒的に衝撃が強い。
簡単に言えば内容が薄い。表面上のコンセプトだけで中身がない。

点数:5/10


5 LIMIT CYCLE Directed by 二村秀樹

この短編はこのアンソロジーの全体的なクオリティを大きく下げるうっとおしいものだ。
後から長めの感想もとい憂さ晴らしを書くがとりあえずは短い感想を。

想像していただきたい。あなたは風邪をひいています。鼻が詰まって息ができず熱と頭痛で意識がもうろうとしています。眠りたいのに眠れません。少し寝たと思ったら頭痛と呼吸困難で起きてしまう。あなたはその時間がゆがんだ夢と現実の狭間にいる。そんな中つけっぱなしだったテレビからドストエフスキーの「罪と罰」の朗読が始まる。しかも初めからではなく途中から。人道、神、罪、自由意志、善と悪、このような言葉が並べられて聞こえてくる。話を理解したいが途中からでしかも意識がもうろうとしているからまともについていけない。眠りたいが眠れない。テレビを消そうにもリモコンに手が届かない。あなたはどうすることもできず難しい言葉が頭の中でぐるぐると回っている中で静かに死を願う。
LIMIT CYCLEを見るのは今の例えと大して変わらない。もし二村監督がそれを狙っていたならこれは最高傑作かもしれない。

点数:3/10
(ここからはもうちょっと入り込んだ面倒な話をするので飛ばしていただいて構いません)
このアンソロジーを見る前に少し感想を調べてみるとLIMIT CYCLEが哲学的で面倒くさいという感想がいくつかあった。自分は哲学が好きなので楽しむことができるだろうと楽しみにしていた訳だが見事に間違っていた。(哲学は好きでも頭はたいして良くはないのでもし頭が良くて哲学が好きな方がいましたらぜひ感想を書いていただきたい)
この短編の一つの大きな欠点は視聴者に求めるものが多すぎるということだ。いや、多すぎるというよりかは求めていること自体が不可能だというほうが正しいかもしれない。この短編は視聴者が様々な哲学のコンセプトを熟知している前提で話しかけてきている。(コンセプトとともについてくる哲学用語も同様に)それは未知数を理解していない人に一次関数を説明しているのと大して変わらない。
後もう一つ欠点がある。言っていることに本当にまとまりがない。次から次へとトピックを変えて最終的には最初言っていたことと何の関連性もないことを言っている。これは視聴者を余計混乱させるもので、もしちゃんと哲学用語を理解している人が見ても混乱するのではないだろうか。

最後にこの短編の芸術性について少し。
物語の素晴らしいところは哲学を物語に組み込むことで哲学についてあまり知らない人でも知らずにとても深い哲学的な考え方をさせることができることだと思う。これが上手な監督は結構いる(庵野秀明、押井守、今敏 、渡辺信一郎、たまに湯浅正明、他)そしてそれが物語及び、アニメの素晴らしいところだと思う。ところがこの短編はどうだろうか?集中力のない哲学用語を十五分程度ノンストップで並べながら言っている内容と全く関係のない映像を見せられる。これはまるで哲学の教科書のページを適当に入れ替えてページの端に蝶々の絵を描いているようなものだ。これを芸術と呼べるだろうか?(もちろん呼べるわけだがそのやり方では大して芸術的価値がないのではないかと言いたい)
先ほど点数を付けたわけだがそれはこの短編を認めているようなものでそれは少し嫌なので幼稚ではあるが、この短編を否定する意味を込めて目には目をということで点数をつけなおす。

点数:うんち/10


6 夢みるキカイ or HAPPY MACHINE: Directed by 湯浅政明

湯浅ファンがこの短編を嫌いなはずはなくまあとにかく前作の嫌な後味を洗い流すような美しい話だった。GENIUS PARTYと同じく、台詞がひとつもないわけだがGENIUS PARTYよりも分かりやすくて解釈のしかたも限られている。(別にどちらかが良いと言っているわけではない)
ストーリーは湯浅作品にしてはありきたりなものなわけだがこの短編を通して自分が何で湯浅監督が好きなのか再確認できたような気がする。比較的ありきたりな内容ではあるが、エンディングから解釈できる内容が十五分アニメにしては恐ろしく濃い。もちろんいくつか解釈の仕方があるわけだがどちらでも受け取れるメッセージの強さは変わらない。自分の思いつく限りではどれも希望に満ちた内容であり、色々なものに対するありがたみを感じることができる。
アニメーションと音楽ももちろん素晴らしい。

点数:9/10


7 BABY BLUE: Directed by 渡辺信一郎

ビバップを創った人が青春ものを創るとどうなるか。いろいろな意味でアンチ青春ものができる。
どういう意味でアンチ青春ものなのか。これは青春を否定しているわけではなく、青春もののアニメを否定しているように感じる。(否定という言葉は少し強いかもしれないが、他に良い言葉が見つからないのでこのままで)まずキャラたちのしゃべり方。ゆっくりと静かに、それでもって迷っているような、確信が持てていないようなしゃべり方をしている。こんな元気のない学生が主人公の青春ものはなかなかない。
もう一つ気が付いたのが背景だ。派手な背景を使うことはほとんどない。一つすごく良い例がある。二人の学生が海に花火をしに行くのが一応目的な話なわけだがその海につくのが海がきれいな夕暮れでも、日の出でもなく、花火をしてもどうしようもない夜と朝の中間の薄暗い時だ。美しさはどう考えても最大限ではない。そしてエンディングも決してドラマチックなものではない。すごく静かで、小さくて、ゆっくりとしている。ここもまた視覚的美しさは最大限ではない。だが個人的にはこの制限された美しさのほうがキラキラでてかてかの夕日よりも全然好きだ。二人のことを知らない人が見ても大して何も思わないような景色でも二人を知ることでその限られた美しさは無限に増幅される。

ではなぜこれが青春ものの否定になるか。
多分この短編と他の青春ものの違いはこの短編が青春そのものに美しさを与えていないからだと思う。ほとんどの青春ものが誰が見てもきれいな景色を使うのは(主に新海作品に見られる)その作品が青春そのものに価値があり、美しさがあると言っているからではないだろうか。(自然物、環境{人間の力ではどうすることもできない物、いわば運命や神}がその状況の美しさを勝手に作ることで美しいのが自然で当たり前の状態であるという意味)青春はそのままで美しく、我々はそれを尊く思うべきであると。(別にそういう考えを持っているのが悪いものであると言っているわけではない)
この短編は青春はそのままで美しいものではなく、(もしくは「青春」そのものが存在せず)状況によって美しくないものでも意味を見つけ出し、美しさを見つけることができると言っていると思う。環境(青春)は大切ではなく、その周りにいる人たちの思いが重要であると。
自分でも少しあやふやなので言っていることが伝わっているかはよく分からない。もし意味不明なら申し訳ないです。

最終的に何が言いたいかというと、この短編が本当に素晴らしい作品であるということだ。短時間でここまで色々するのは本当にすごいと。

点数:10/10


まとめ:
後半に内容が濃いのが集まっていて良かった。なぜアニメーションが好きで、なぜこの二人の監督が好きか再確認できて本当に良かった。アニメーションが好きには本当におすすめの作品です。
最後に一応個人ランキング
1 BABY BLUE
2 夢みるキカイ
3 GENIUS PARTY
4 上海大竜
5 デスティック・フォー
6 ドアチャイム

投稿 : 2020/01/25
♥ : 4

62.1 10 STUDIO4℃アニメランキング10位
アリーテ姫(アニメ映画)

2001年7月21日
★★★★☆ 3.5 (31)
132人が棚に入れました
 自ら未来を切り拓いていく現代的な女性像で描かれるヒロインが主人公の冒険ファンタジー。監督は「魔女の宅急便」で演出補を務めるなどしてきた片渕須直で、これが劇場用長編アニメの監督デビューとなる。中世のとある城塞都市。その時代、姫君は城の高い塔の小部屋に閉じこもり、人前に出ることなく、やがて婿となる男性が現れるまでその身を清く守ることが求められていた。しかし、アリーテ姫は違った。彼女は秘密の抜け穴を探り当て、城を抜け出し、庶民の暮らす町へと飛び出すのだった……。

声優・キャラクター
桑島法子、小山剛志、高山みなみ、沼田祐介、こおろぎさとみ、佐々木優子

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エンターテインメントを排した天空の城ラピュタ

今回スクリーンで再観したのが正解、じっくり集中して観られ、以前観た時より更に感動しました。

端的にいうと宮崎駿作品からエンターテインメント性を排し、高畑勲作品の如く人物の内面に切り込んだ作品と申しましょうか。

ヒロイックファンタジーやエンターテインメント性を求めると、ちょっと物足りないかもしれません。

作画は派手さこそありませんが誇張も手抜きもせず、人物・背景共しっかり描かれています。

声優さんに問題なく音楽も良い、エンドからエンドロールへの繋がりも◎。

キャラは可愛い系では在りませんので好みの分かれるところでしょう、
現代風に上辺の娯楽を求めない片淵須直氏らしい。

ライトノベルやなろう系より所謂小説好きな方にお勧め出来ると思われる
素晴らしい作品です。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 10

藤乃 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アリーテ姫

原作の童話『アリーテ姫の冒険』は未読で視聴。
ディズニーのような、童話の典型的な物語とは違う展開に意表を突かれました。

派手さはないけど落ち着いた色彩の絵は、雰囲気がすごくあって好きです。
千住明さんの優しくてあたたかい音楽も作品の魅力を高めてくれています。
特にOrigaさんが歌う「クラスノ・ソンツェ」は作品の舞台にもぴったりで、本当に美しくて聞き惚れました!

主人公のアリーテ姫は外見が美しいわけではないですが、純粋で美しい心を持ち、賢く利発な女性です。
女性たちが強く描かれている一方で、男性たちは独善的だったり、ナルシストだったり、ダメ人間ばかり。
アリーテ姫がたくましく自力で自立し、自由を手に入れる物語が丁寧に描かれています。
清らかな物語と繊細な描写に心動かされる、大人も楽しめる作品です。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 1

57.2 11 STUDIO4℃アニメランキング11位
Genius Party Beyond(アニメ映画)

2008年10月11日
★★★★☆ 3.3 (17)
68人が棚に入れました
「鉄コン筋クリート」「マインド・ゲーム」のSTUDIO4℃が、気鋭のクリエイターに創作の場を提供し、アニメの可能性を探究するオムニバス・プロジェクトの第2弾。今回は、前田真宏、中澤一登、大平晋也、田中達之、森本晃司の5人がそれぞれオリジナリティ溢れる短編アニメを監督する。

53.3 12 STUDIO4℃アニメランキング12位
ファースト・スクワッド(OVA)

2009年1月1日
★★★★☆ 3.1 (15)
56人が棚に入れました
舞台は1942年。膠着した戦況を打開すべく、ドイツアーネンエルベは伝説の騎士ヴォルフ男爵とその騎士団を冥界から呼び覚まそうとしていた。赤軍諜報部に所属するナージャは、ドイツ軍の攻撃によって失ったかつての同僚たちを冥界から招き寄せ、これに対抗する…

計測不能 13 STUDIO4℃アニメランキング13位
トランスフォーマー アニメイテッド(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (3)
45人が棚に入れました
オプティマスプライムとその部隊は辺境で巨大なパワーを持つオールスパークを発見してしまい、そのままオールスパークを手に入れんとするディセプティコンと遭遇する。ディセプティコンのリーダー、メガトロンは撃退するものの、宇宙船は遠く離れた地球へと不時着。ディセプティコンは散り散りとなり、オプティマス部隊はそのままコールドスリープに入る。
そして50年後、目覚めた彼らは地球の少女サリと親交を深め、地球人と共存していく。しかし、それは新たなる戦いの始まりでもあった。

声優・キャラクター
高橋広樹、岸尾だいすけ、三宅健太、大川透、遊佐浩二、銀河万丈、諏訪部順一、明坂聡美、長嶝高士、若本規夫、山野井仁、チョー、伊藤健太郎、柚木涼香、飛田展男、大塚明夫、神奈延年、中村大樹、遠藤雅、高垣彩陽

計測不能 14 STUDIO4℃アニメランキング14位
ディープ・イマジネーション 創造する遺伝子たち(OVA)

2006年7月1日
★★★★☆ 3.7 (6)
43人が棚に入れました
『マインド・ゲーム』などを手掛けるクリエイター集団・STUDIO4℃制作による短編オムニバスアニメ。DVDマガジン「Grasshoppa!」に連載された『ダンペトリー教授の憂鬱』『End of the World』『COMEDY』『彼岸』に加え、新作『ガラクタの町』を収録。

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『ディープ・イマジネーション 創造する遺伝子たち』作品紹介と総評

『アニマトリックス』など革新的で独創性あふれる映像作品を生み出すことで知られるSTUDIO4℃が、気鋭の映像クリエイターの手がけた5作品を集めて上映したオムニバス・アニメーション。(wikipedia参照)

『ダンぺトリー教授の憂鬱』、『End of the world』、『COMEDY』、『彼岸』、『ガラクタの町』の5作品で、それぞれ10分程の長さです。それぞれ監督が違い、シュールな物から童話的なものまでジャンルは多岐にわたる。
個人的に『COMEDY』、『ガラクタの町』は映像面、ストーリー面でもお気に入りです。

特に『COMEDY』の出来はとても素晴らしい!
アイルランドを舞台に、村を救おうとする少女と、彼女が出逢った謎めいた「黒い剣士」の活躍を描いた童話的な物語。格調高くシリアスなムードと、先鋭的な映像と感覚、クラシック音楽との調和、そして、いわゆるアニメ的なキャラ描写やアクションを絶妙のバランスで融合させており、この作品だけであれば5点満点の評価をつけたいくらいである。
監督の中澤一登は『ロードス島戦記 英雄騎士伝』のOP等を担当した方らしいです。それを知って、なるほどと思いました。そして、地味に緑川光が出演しており、エンドクレジットを観て驚きました。

長編映画やTVシリーズもいいですが、短編アニメも赴き深いです。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 7

計測不能 15 STUDIO4℃アニメランキング15位
戦隊ヒーロー スキヤキフォース - ぐんまの平和を願うシーズン -(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★☆☆ 2.2 (7)
27人が棚に入れました
平成26年に「すべての食材を県内産でまかなえる<すき焼き自給率100%>」を前面に「すき焼き応援県」宣言を打ち出した群馬県の「ぐんま・すき焼きアクション」を応援し、群馬県の魅力が結晶された「すき焼き」を全国に向けて発信するため、「戦隊ヒーロー スキヤキフォース -ぐんまの平和を願うシーズン- 」として制作された。

声優・キャラクター
阿部翔平、宮崎吐夢、金山寿甲、佐々木幸子、根本宗子、さとうゆうすけ、がっぱい

計測不能 16 STUDIO4℃アニメランキング16位
バットマン ゴッサムナイト(OVA)

2008年1月1日
★★★★☆ 3.8 (5)
22人が棚に入れました
日本でもおなじみバットマンのOVA。2008年夏に公開されたバットマンの実写映画『ダークナイト』の先触れとしてリリースされた。「俺たちのスゴい話」「クロスファイア」「フィールドテスト」「闇の中で」「克服できない痛み」「デッドショット」の6本の短編が収録されたオムニバス形式。アメリカ側で書かれた脚本を元に、日本のアニメ制作会社(マッドハウス、STUDIO 4℃、Production I.G、ビィートレイン)が実制作を行うという方式で制作されている。 なお、上記のような制作体制ゆえ、作品ごとにキャラクターデザインが大きく異なっている。また主役のブルース・ウェイン(=バットマン)も、玄田哲章と三木眞一郎の2人が演じている(三木は若い頃のウェインを担当)。

計測不能 17 STUDIO4℃アニメランキング17位
デジタルジュース(OVA)

2002年1月25日
★★★★☆ 3.3 (6)
12人が棚に入れました
アニメーション・CM・漫画・ゲーム・映画各方面で活躍するアーティスト6名を監督に迎えて制作された短編アニメ集。最先端のデジタル技術と、研ぎ澄まされたセンスを原材料に抽出された混じりっ気なしの“100%濃縮ジュース”作品集オムニバスDVD。

「空中居酒屋」
「チキン保険に加入ください」
「圭角」
「table & fishman」
「月夜の晩に」
「陶人キット 予告編」

計測不能 18 STUDIO4℃アニメランキング18位
土方歳三 白の軌跡(OVA)

2004年9月24日
★★★☆☆ 2.9 (5)
11人が棚に入れました
スタイリッシュな作風に定評のある制作集団スタジオ4°Cが、初めて手掛けた歴史ドキュメンタリーアニメ。時は幕末。百姓の息子として生まれた土方歳三は、武士に憧れて動乱に揺れる京都に赴き新撰組の副長として活躍する。鬼と呼ばれ敵味方からも恐れられた土方だったが、次第に新政府軍との戦いに追いつめられていく。転戦に次ぐ転戦ののち、北の地へと向かった彼を待つのは……。 若干30分という枠内で、後世の人々を魅了して止まない、幕末の偉人土方歳三の鮮烈な生き様を余すことなく描ききっている。

計測不能 19 STUDIO4℃アニメランキング19位
スーパー人形劇 ドラムカンナの冒険(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
教育バラエティ番組『天才てれびくんワイド』の枠内にて放映された、CGも駆使して制作されている「スーパー人形劇」。小学6年生の望月カンナはある日突然、ドラム缶で出来たゴミ箱の中に吸い込まれてしまう。彼女が目覚めると、そこは体がゴミで作られている住人達がいる、ゴミリーヒルズと呼ばれる場所だった。さらにカンナが驚いたのは、自分の姿もドラム缶をかぶった人形の姿になってしまっていたのだ。なんとか元の世界に戻りたいと願うカンナだが、その世界で独裁者として君臨するガラス皇帝の魔手がゴミリーヒルズにも伸び始めて……。声の収録はプレスコ方式で行われている。なおCGアニメーション制作はスタジオ4℃が担当。

計測不能 20 STUDIO4℃アニメランキング20位
ピロッポ(TVアニメ動画)

2001年秋アニメ
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
この当時、ソニーから発売されていた犬型ロボット・AIBOを主役にすえた連続TVアニメ。AIBOのラッテと彼のオーナー、チャンピオン、それに宇宙から来たアイドル・ピッキーたちの繰り広げるにぎやかな日常を描く。TVから流れる信号音にAIBOが反応する「メディア・リンク機能」が盛り込まれているのも特徴。アニメーション制作はスタジオ4℃が担当。監督・脚本・キャラクター原案を『鮫肌男と桃尻女』『PARTY7』の石井克人が兼任。なおヒロイン・ピッキーの声を担当したのはロックバンド、ブリリアント・グリーンの川瀬智子。

72.7 21 STUDIO4℃アニメランキング21位
海獣の子供(アニメ映画)

2019年6月7日
★★★★☆ 4.0 (54)
276人が棚に入れました
光を放ちながら、地球の隅々から集う海の生物たち。巨大なザトウクジラは“ソング"を奏でながら海底へと消えていく。 <本番>に向けて、海のすべてが移動を始めた―――。 自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、夏休み初日に部活でチームメイトと問題を起こしてしまう。母親と距離を置いていた彼女は、長い夏の間、学校でも家でも自らの居場所を失うことに。そんな琉花が、父が働いている水族館へと足を運び、両親との思い出の詰まった大水槽に佇んでいた時、目の前で魚たちと一緒に泳ぐ不思議な少年“海"とその兄“空"と出会う。 琉花の父は言った――「彼等は、ジュゴンに育てられたんだ。」 明るく純真無垢な“海"と何もかも見透かしたような怖さを秘めた“空"。琉花は彼らに導かれるように、それまで見たことのなかった不思議な世界に触れていく。三人の出会いをきっかけに、地球上では様々な現象が起こり始める。夜空から光り輝く流星が海へと堕ちた後、海のすべての生き物たちが日本へ移動を始めた。そして、巨大なザトウクジラまでもが現れ、“ソング"とともに海の生き物たちに「祭りの<本番>が近い」ことを伝え始める。 “海と空"が超常現象と関係していると知り、彼等を利用しようとする者。そんな二人を守る海洋学者のジムやアングラード。それぞれの思惑が交錯する人間たちは、生命の謎を解き明かすことができるのか。 “海と空"はどこから来たのか、<本番>とは何か。 これは、琉花が触れた生命(いのち)の物語。

声優・キャラクター
芦田愛菜、石橋陽彩、窪塚愛流、稲垣吾郎、蒼井優、渡辺徹、富司純子

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

言・語・道・断!

レビュータイトルの語意は、
近代、誤用が定着してしまったネガティブな慣用句としてではなく、
この熟語本来の意味と捉えていただきたい。
すなわち、
「言葉に、ならない」

そこにあったのは、
圧倒的映像体験。
これは鑑賞ではなく、祝祭なのだ。
哲学ですらなく、爆発する情動なのだ。
いや違うな。
凄まじい映像美に包み込まれ抱かれる、生命と神秘への賛歌・・・

これじゃ駄目だ、何を言っても、正しく言葉には出来ない。

ぜひ、劇場で。
体験していただきたい。

そうとしか、
言えない。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 24
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人新世の到達点

STUDIO4°C制作。

圧倒的画力で支持を受ける絵師、五十嵐大介。
彼もまた天才の系譜であろう。

多様な生命と自然界への畏敬を下地に、
14歳の少女琉花は不思議な兄弟に出逢う。
海と空に交わり導かれるままに、
琉花は水の中で身も心も自由になっていく。
色彩豊かに生命誕生の物語が動き始める。

宇宙、そして広大な海の数式。
生命の躍動と神秘的な未知の世界。
サピエンスの偉大な旅。
そこには数々の螺旋状の記憶がある。

地質学では完新世から人新世へと。
観るものを圧倒する映像美と音楽、哲学。
素晴らしいアニメがまた1つ誕生した。
これは「鑑賞」ではなくもはや「体験」である。

原初の海はどのような形をしていたのか。
生命はどのようにして誕生したのか。
{netabare}パンスペルミア仮説を物語の背景とし、
隕石は精子、海は子宮、そして命の誕生祭が描かれる。{/netabare}

大きく弧を描くザトウクジラの飛翔に、
僕は生命の偉大さと美しさ、尊さを見る。
海の底で起ころうとしている奇跡に、
クジラたちのように声を合わせて歌おう。

美しく壮大な映像を前に、言葉はいつも足りない。

漫画版読了追記。
本年度の最高評価点を贈ろう。
僕たちは誕生とやがて来る絶滅の中で、
壮大な物語を語り継ぐ小さなものたちなのだ。

素晴らしき少年少女海洋冒険譚であろう。

投稿 : 2020/01/25
♥ : 48
ネタバレ

ガタリリス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

壮大なる妊娠

とりあえず、この作品の雰囲気を味わって貰うために↓の動画をご覧下さい。
美しい映像を背景に米津先生の美声が響きます♪
https://www.youtube.com/watch?v=1s84rIhPuhk

近くの映画館に行って観て来ました。
独特の雰囲気のあるアニメでしたね。
このアニメを象徴してるセリフが
「地球は巨大な卵子。彗星は宇宙から来た精子」
だと思います。
そう、テーマは妊娠なのだよw

実際、地球に宇宙から隕石や彗星が降って来たことによって生命が誕生したという説があるそうです。
彗星に付着している微生物が地球に“着床”したことによって豊かな生物圏が生まれた。
それはまるで卵子が細胞分裂を繰り返し、意思を持った個体に生まれ変わるような感じですね。
ガイア理論と言って、地球をひとつの巨大な生命体とみなす考え方があるのですが、それを象徴したものだと思います。
この地球規模の“妊娠”を比喩的かつ壮大に表現したのが、この作品だと思います。

主人公・ルカは謎の少年ウミに連れられ海辺に行く。
そこに突如、光る謎の物体が空を駆けるのを見た。
それは地球の大気圏で燃え尽きた彗星だと思われる。
これは上記した地球に着床した彗星ですな。
そして、この地球規模の妊娠を祝福するために世界中から海洋生物が集まってきます。
この宇宙規模の美しい宴が、本作の最大の魅力だと思います。
うん、このシーンは壮大過ぎてファイナルファンタジーのラスボスが使う必殺技のエフェクトを思い出しましたw

あとはフラクタル的な話もありました。
部分は全体であり、全体は部分であるという内容ですね。

地球は卵子の相似形である。
海は宇宙の相似形である。
世界は心の相似形である。

すべてのものは互いに相似形となっていて、部分は全体を含んでいる。
そういった哲学的な意味も込めてるのかなと感じました。

映像はすごく綺麗で見応えがあってよかったです。
キャラデザも良くて、時々劇画風のタッチになるのが印象深かったです。
内容も個人的には好きな部類に入ると思います。

ただ、セリフが少しクサイですw
ソラやアングラートのセリフは、エヴァの渚カヲルを思い起こします。
「カヲルくん、君が何を言ってるのか分からないよ!」
哲学的かつ抽象的なセリフが多いので、思わずこう叫びそうになりましたw
抽象的なセリフでカッコ良く表現したいという制作サイドの気持ちは分かるのですが、こういう作品こそ万人に伝わるような丁寧かつ感情移入できる表現を心掛けた方が良いと思います。

逆に好きなキャラは主人公のルカですね。
能動的なんだけど内向的な性格で、親や友人との関係が上手くいってない様子が窺える。
等身大の思春期の少女といった感じで、普通に感情移入できましたね。
他の主要キャラは人間味をあまり感じない設定なので、ルカの豊かな表情を見てると落ち着きます。
あとは単純にキャラデザが可愛いw

ラストにルカのお母さんが{netabare} 妊娠 {/netabare}しました。
これは上記したフラクタルの暗喩の意味を込めてると感じました。
地球の変化は誰かの変化にも繋がっていて、それは身近な人にも大きな影響を与えてるんだな、というふうに私は解釈しました。

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2020/01/25
♥ : 27
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