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「ハッピーシュガーライフ(TVアニメ動画)」

総合得点
75.8
感想・評価
524
棚に入れた
1958
ランキング
754
★★★★☆ 3.6 (524)
物語
3.6
作画
3.5
声優
3.7
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ハッピーシュガーライフの感想・評価はどうでしたか?

ネタバレ

てんと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:----

登場人物全員の幸せになるビジョンが湧かない

胸糞アニメという評価が多く目についていましたが全くもってその通りだったという感想です。
ですが、視聴者の価値観によって感情が大きく変わるような気もしました。
登場人物のほとんどが意識せずとも愛が歪んでしまっているようなストーリーだったのが胸糞アニメと言われる大きな理由の一つなのでしょうね。
自分の勝手な解釈で感想を言うと愛の連鎖を表しているのではないかと思いました。
親、身近な人達によって向けられた愛によって歪んでいく向けられた人達の愛というんでしょうか。
子は親に似ると言われる由縁としてそれは愛の形なのでしょう。
大人のエゴで歪んだ太陽の愛、心配性の親を持ちさとうを過剰に心配していたしょうこの愛、娘を想い娘を捨てたしおの母親の愛。
そして暴力までも愛と感じる叔母に育てられた松坂さとう。
さとうと叔母の愛も似ていて"誰かの為"が軸で、
さとうはしおの為、叔母は不特定多数の違いですかね。
最後にさとうがしおを庇い、1人で死んだのもしおを想う愛だったのでしょう。
それがしおにとって幸せかどうかはわかりませんが...。
最後のシーン病室でのしおの表情は絶望や悲しみなどのではなく安心に似た表情だったのは死んだ人が忘れられない故人への愛だったりするのでしょうか。
複雑でしたがワンクールで観やすく面白かったです。
花澤香菜さん最高でした。

投稿 : 2019/09/25
閲覧 : 244
サンキュー:

4

ネタバレ

tomy007 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ハッピーエンドを期待させる最高のアニメ!!!

今期最高にして最悪のアニメ
僕の主観で言います。(悪意を込めて書きます)

一言で言うと、クッソ胸糞悪過ぎて、はやく『さとう』と『しお』が痛い目見るか死なないかなぁとひたすら待つアニメです。
絵は良し、キャラデザも良し、作画もそんなに気になるほどではないかなあ、はっきり言ってそこらへんはどうでもいいです。
このアニメの全てはキャラの(性格の)クソさにあります。主要登場人物の9割5分がクズ(もしくは変態)です。(ちなみにアニメ10話まで視聴)本当に驚きます。

このアニメを『癒される〜』とか『これが純愛なんだ〜』とかそんな事を真面目に抜かすような人はまさかいないとは思いますが、いたとしたなら言葉も出ません。
もし、女の子がイチャイチャする百合物だとかを期待して見ようかなとか思ってる人は視聴をやめて下さい。地の底に叩きつけられます。もしそれでも見たいと思うのであれば僕がここに書いていることをしっかり読んで理解した上でご視聴ください。

この作品はクズの中のクズ、史上最悪な自己中メンヘラ『さとう』と、そんなさとうの全てを許し、何故か声を聞くたびに殴りたくなる(声優さんを否定してはいません)可愛さのかけらもないクソガキ少女の『しお』。そんな自分の幸せの為なら何をしても良い。寂しいから互いに利用し合う上っ面だけの関係の2人が織りなす。最高の偽愛物語です。

この作品の凄いところは胸くそ悪いのに2人がどん底に落ちるのが見たいがために、先が気になって見てしまうところです。新しい楽しみ方を教えてくれたアニメです。

ちなみにこの作品自体は否定していません。
これがこの作品の楽しみ方な気がしています。
この先2人が報いを受け(特にさとう)ハッピーエンドを迎えることを楽しみにしています!

投稿 : 2019/09/18
閲覧 : 315
サンキュー:

6

ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

Sugar and Salt

原作未読。最終話まで視聴。

【はじめに余談を】
「さとう」ちゃんと「しお」ちゃんの名前を聞いて、高校の時の英語の先生を思い出しちゃって・・・。

『My name is Sugar and Salt.』
最初の授業の時に、その先生は、こう自己紹介をしたんです。
『???』
当然、私たちは”キョトン”。

すると先生は黒板に{netabare}【佐藤敏雄】{/netabare}って。
教室は大爆笑!

{netabare}佐藤敏雄=さとうとしお=「さとう」と「しお」{/netabare}で『Sugar and Salt』

先生、お元気にされていると良いなぁ。

【さて、作品の感想を】
第1話のラスト、かなり衝撃的でした。
どういう物語なのか、一気に引き込まれました。

第2話以降、様々な人物が登場します。
そのほとんどの人たちが、{netabare}”一線”を超えちゃっている・・・。{/netabare}

難点を上げると、終盤に入るまで、{netabare}さとうの部屋の秘められた謎{/netabare}の答えが分からずイライラすることくらい。

結末は意見が分かれるところでしょうが、現実的に考えれば、正しい結末だったと思います。
{netabare}実は、『しおちゃんが一番壊れていた』という結末も含めて・・・。{/netabare}

投稿 : 2019/08/21
閲覧 : 378
サンキュー:

36

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

歪んだ愛の物語

原作未読
本作ですが、歪んだ愛をテーマにしてストーリー構成などは、視聴する側を次の展開へ誘って行くあたり引き込み感は良いと思います。
メインの声優さん2人は、文句無しです。
周囲のキャラもしっかり歪んでいますので、作品自体を受け付けない視聴者もいると思います。

客観的に作品としては、良作の部類ですが、アニメで取り扱うのはどうかと私は思います

投稿 : 2019/08/17
閲覧 : 234

時計仕掛けのりんご さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

溺愛

とかいう歌が昔あったなー、どんな歌詩だったっけか。

アイラブユー、愛してるって云うのは心暖まる幸せな言葉だけど、一線を越えると愛の深さそれ自体に溺れるかの様に、溺愛と云う場合によってはグロテスクな代物になったりする。
そのラインは自分でも他人からも分かり辛い。でもそれがレアケースだとしても、その狂気に接するとも言える一線は恋愛に限らずどんな愛情にも普遍的に存在するんじゃないか、そう考えると変質者ってのは割と身近に、というか自分の中にすら湧いて出るかも知れないんじゃないかと感じたりした。


ここの主人公は、更にその一線を楽に越えちゃったところで甘い愛情とか言ってる。
その他の登場人物もSM・ロリコン・シスコン・同性愛など、一皮剥けば変質者ばかり。そのうえ溺愛なんぞの一線は軽く越えてるとか、レベル高い。

そんな感じなので、最初はどのキャラの目線で話に入って行けばいいのか分からない(自分はSMプレイ大好きなんでイチオシで、とかいう人はちょっと待って)。

でも話が進めば、その「イカれた変態ども」の愛憎模様とか分かってくるので、まー誰の目線とかじゃないにしろ、変質者の気持ちなぞ共感できるレベルでは分からんというにしろ、ストーリーは追える。


ここでちょっと珍しい方かなーと思うので、自分の立ち位置を書いておきます。

誰もが男か女かに生まれてくるわけじゃない。この2つは広くて人通りも多いメインストリートだけど、その周辺には細く入りくんだ路地も無数に存在しているんだと。
そう生物学の授業で習った。

生まれつきだというのなら話は別、誰にも責める権利はないってことになる。

性的マイノリティなのが体験や生活からくるものなのか、生来のものなのか、あるいは様々な病がそう考えられている様に、ある確率でその双方が交わった時にスイッチが入ってしまうのか。
そして更に言えば、残念なことに学説争いで最も見過ごされがちだったりするのだが、いずれのケースもが正解であるのか。

アンジェリーナ・ジョリーみたいに、DNA検査したら乳癌になりやすい遺伝子配列だったからと、発病前におっぱいを切除する人もいる時代。まあ性的嗜好なんぞは命に関わる(金になる)もんでもないからそんな研究してないだろう。

しかし、もし遺伝子レベルというのならもう抗い様も何も出来ない。メインストリートの人と違っていることで、どうにもならない事なのに、色々悩んだり自分を責めてしまったりと、残酷な運命に苦悩したかもしれない。
そんな想像をすると、現実のそういう人にはむしろ一目置いてしまったりする。安易に変態と罵る気分にはなれない。

同性愛などは認知が進んできてるけど、ロリコンなんか覚醒剤より酷いくらいの扱いになってるし。
まあ但し、許されるのは当然それが溺愛の類であろうが、お互いに愛情があるっていうのが大前提で、極端なとこで快楽殺人なんかとてもとてもだけど、それが生来の「障害」とか「病」なんだったら、それは乳癌みたいに研究・認知・場合によっては治療が必要なのであって、排除したり見ぬふりしたりってのはどうかと思う。
そこに愛があるのに、何故その形を法や倫理で規定されねばならないのか?その順序は逆ではないのか?

あ、閑話休題長くなりすぎましたね。スイマセン。


話を戻すと、どれもこれもおかしな趣味丸出しで好き放題突っ走りまくり、で手に負えなくなってくるから、ありきたりのジャンルのテンプレ作品なんかよりは余程マシといえば、そんな展開ともいえる。

そして、主人公の声が花澤香菜さんなので、とんでもねー事言ってても、なんか癒されちゃったりする(笑)
最初はこの人格で花澤さんかい、と思ったけど観てるうちにこれもアリかなぁと思ってしまった。
主人公にとってはそれが幸福な日常だから、これだと言い切れる愛をやっと見つけたからという事なんだろう、可愛らしく演じてる。

マイノリティだけに現実には差別されがちで表に出しにくいものだけど、この世界では思い切り自由奔放に暴れまくっている。
そう、見た目ただ暴走しているだけのようでも、それは彼らなりの愛の形を、幸せの欠片を必死に探し回っているだけだったのかも知れない。


それがブッ飛んで映るなら、もういっそ「ノーマル」や「メインストリート」にはついて行けなくなるくらい話を掻き回してくれたほうがカルト的で面白いんだけど。
どーせフィクション、しかもアニメだし、深夜だし、思う存分やってくれた方が見てて爽快と言うもの。
しかし、何のかんのといっても原作付きのTV番組だし、さすがこんな人たちばっかりでのカルト作品は期待しすぎか。


オチはやっぱり勧善懲悪的なんだけど、取って付けた様で何か物足りないというかどうにも後味が悪いというか。


でも日本の、アニメ以外の様々にも毅然としてある、復讐は何も生まないから間違ってるとか、悪事を働いた人は何故かその後不幸な目にあうとか、そういう決まり事みたいなのは、全般的に面白くない、物足りない、盛り上がらないじゃんと感じてるんだけど、そういう「神の手」にはやはり逆らえないという違和感だったかもしれない。
そんな目に見えない規制とか不文律とかは大嫌い。そのレベルの低さは差別と変わらない、むしろ助長すらするんじゃないかと危惧している。

投稿 : 2019/08/12
閲覧 : 303
サンキュー:

10

ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

はじめ優良、終わりそこそこ、中身はまあまあ

最後まで視聴したため感想を追記。
これは漫画原作だと思うけど原作もこれで終わったのかな。まあちゃんとアニメで完結してくれる作品は好きです。

【舞台設定について】
設定としてこういう道徳観念のすれすれのところを扱うのは良かったかなと思う。あまり現実味がないキャラ設定が多いのは少しいただけないけれど。まあ主人公の物語開始時の({netabare}可愛い女の子一人家に誘拐して世話しちゃうっていう{/netabare})立ち位置はそこそこに現実的かつ非日常的でよいなと思う。スリリング系で(一応)ファンタジーじゃないアニメ、というジャンル自体大分久しぶりに見た気がする。
本当に最初の舞台設定の仕方はかなり好きな部類だと思う。
まあ結局僕はサイコものが好き、ということでしょう。てかアニメ界にサイコモノ少なすぎぃなんですよ。

【各部分の感想】
漫画とかにありがちだけど、最初らへんは日常回というか、本筋にそこまで関係しない話を絡めつつ、徐々に本筋を進めている感じで、それがこの作品の設定的に(日常と狂気のミスマッチがうまく演出できて)非常に効果的だったかなと思います。

ただ本筋に関しては最初の設定こそ個性的ではあるけれど、その後はなるようになる、という感じで、あまり意外性のある展開はなかった。結果本筋がメインになる中盤以降(7~11話くらい)は普通。主人公たちの過去話も特に独創的なところはない。
あと伯母さんの非人間的なキャラ設定は好きではない。
日常にサイコが介在するという展開だから面白かったけど、話が大きくなって完全に非日常的なハナシになってくるとその面白みはなくなってくるので。
序盤の皮肉なまでの演出のコントラストが良かったのに。また、演出も中盤以降は新奇さは薄れる。
あと、光星くんや先生についてもあんな濃厚なキャラ設定しといて以降あまり掘り下げがないという。ちょっとかわいそう。

最後の着地の仕方は、まあ良かったかなと思う。主人公2人が幸せそうで。
{netabare}あんな軽やかな自殺エンドはそうそうない。(これもまた時代だ、とか言っちゃっていいかなあ。){/netabare}

【総括】
舞台設定は結構独創的で良い。終わり方も結構良い。他は普通にまあまあ。

---------------------------------------------------------------
5話まで視聴時の感想

※{最近アニメをあまり見ておらず、特にこの数年できたアニメをほぼ見てないのでなんかそういう人の視点になります。}

感情が演出やら諸々も駆使されて誇張されているのがまあ面白いところ。
キャラクタの狂人度合いが高すぎるのはあまり好みではないが、あそこまで過剰演出をかけられると嫌味がない感じもある。一話目の方は切り捨てだったけど、そのあとは狂人をポイで終わらせないのも良い。

漫画やアニメでありがちの現実にはほぼ見ないようなテンプレートなチンピラとか出てくるの、良い加減やめないかとは思う。

まあ、やっぱり現代アニメらしく絵の見せ方がうまいなあと思う。Ezo'laという会社は聞いたことがないし、これが初作品らしいし詳しいことは何も知らないが。まあなんかシャフトとかみたいな演出をもう少し嫌味を無くしてやっている。友人が最近のアニメは進歩していると言っていたけれども一面それは真実でもあるなと実感した。

サイコ系の話はわりかし好きな部類なので多分最後まで見られるんじゃないかな。

結構楽しみではある。
まあ良い感じにエンターテイメントなアニメではないですかね!

ただ、まあエンタメ以上にも以下にもならないという感じはある。
いくら作画が、演出が、展開のスリリングさが"進歩"したとして、書いている人の人間性、精神性が同様に進歩しているとは思えない。まあ単純に薄っぺらさが拭えない。

{netabare}【虐待について:エンタメに深刻に接しようとする人間の末路】
アニメ作品で虐待は非常に頻繁に取り上げられるが、原作者達はそういう場面に遭遇したことがあるのだろうか。もしそのテーマについて本当に描けるほどの経験、見聞があるのなら、作品をもっと親身に鑑賞しようと思うし、社会というのは随分腐ったところだなと思うのだが。無論1億人いる我が国の国民にそういう問題を抱える人間が一定数いることは想像するに堅くないが、一部の人間の風習を、多くの人間が(恐らく大した知識もなく)何かのの動機付けのためとかでエンタメの道具にしてしまうことは驚くべきことだ。安易に記号的にそういう設定を盛り込む精神は僕には理解できない。
まあ幸福にして不幸な境遇を経験せず見聞しなかった僕のような人間こそ少数派なのかもしれないし、原作者の人生なんて何も知らないのだけれど。
結局のところ物語の創造者には物語の知識、ノウハウ以上に現実を知らなければならないと思う。
{/netabare}

投稿 : 2019/06/05
閲覧 : 442
サンキュー:

12

fluid さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

心理描写が薄い、愛という言葉がチープに聞こえる作品

まず、8歳の幼い少女が心のよりどころとなってるという物語の主軸ですが、可愛いだけでなんでそこまで依存するのか心理描写や関係性が薄く伝わってこない、まったく感情移入できませんでした。
変質者に襲われた後に家に帰宅し、甘いのが欲しい、チュー。幼稚園のおままごと?なんでそれで満足するのかまったく理解できないです。
キャッキャうふふしてるだけのアニメ。

もっと個人的な欲求や嫌悪などの設定を用意してキャラの個性を際立たせる工夫がほしかったですね。
「大切な感情を守るために」とか「天使みたいな存在」とか口で言ってるだけで具体的な依存関係が見えてこない。

そもそも無感情キャラが感じられる程度の依存性なんてたかが知れてますよね。
視聴者が満足できるほどの依存性を描写してしまうと無感情キャラという設定が揺らいでしまいますし。逆に、無感情キャラを優先して心理描写を抑えると視聴者への伝わりが薄くなる。

声優さん演じるキャラクターはとても可愛らしいと思います。
豪華声優さんが演じる可愛いキャラクターなのに、それをおままごとレベルのチープな可愛さに退化させるアニメ。絵や声だけ可愛くてもダメなんだなということが実感できる作品でした。

投稿 : 2019/05/23
閲覧 : 320
サンキュー:

7

rie-ru.2 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

砂糖菓子の愛情は剥ぎとれない

全てが間違っている物語。



正常な感覚で言えばまともなキャラクターはかなり少ない。
そして、各々が抱えるゆがみはどこかから刻まれ受け継がれていて、元をたどればキリが無い。
正しいキャラクターも、正しくない結末へと導かれてしまう。

それぞれの愛は異なっている。それが生まれた理由も違っている。
純粋さ、汚さ、切実さ、すべて千差万別。
それらが見境なく刹那的に連鎖した時、物語が破滅に向かわない筈があるだろうか。

いわばこの作品は、後先のない愛の恐怖を、そのむせ返るほど甘い彷徨を描いたもの。
それはきっと大人から見ればバカバカしい、けれど少年少女から見れば突き刺さるものなのだ。
…少なくない人が、松坂さとうの、そして彼女を描く絵描きの欠落を一度は感じたことがあるんじゃないだろうか。

愛を描いているのにどうしようもなく感じるのは、おそらく本作がそれを病気として見ているからなのだと思う。
瓶が壊れても、空っぽでも、毒を入れても、そして満たし方を間違えても、
それは正しく欠落を埋めたことにはならないのだ。



(余談)
過剰すぎる演技が浮いていた気もするのは、原作を映像化するにあたっての調整の難しさなのかな。
原作未読なので分からないけれど…
あと、7話までは我慢が必要な作品かもです。

投稿 : 2019/04/20
閲覧 : 313
サンキュー:

12

ネタバレ

kurosuke40 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

Sugar life in bitter society

彼女の愛は痛い? 形式は親子の愛で、夫婦の愛。ただ相手が幼児なだけ。
痛いと言ったのは誰? 誰が規定したの。
社会的に許容される愛の形式なのに、社会的に許容されない彼女の背景。
私がおかしいの? 私の心はこんなにも惹かれるのに。


OPの虚しさ。
愛を叫ぶのに、相手だけでなく、外部(社会)に言及しないといけない。

OPのROCKさ。
「ロックンロール」=「岩が転がる」であり、岩はビー玉のようには転がらない。
それでも、転がろうとする、苦難な事でも前に進もうとする気持ちがROCKなのです。
社会の目の届かない部屋の中に閉じこもるのではなく、
部屋から出られない社会がおかしいのだと主張していこうとする意志に鼻血がでそうです。

彼女が輪廻先で大手を振って惚気話ができますように。

投稿 : 2019/04/19
閲覧 : 241
サンキュー:

6

シワーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

いまいち

愛を渇望する少女が、「恋人」とのハッピーシュガーライフを維持するためにどんなことでもする、というホラー物です。

こういうタイプのアニメ作品は少ないので、その点だけでも高評価はしたいのですが、以下の理由でイマイチな評価になりました。

ほとんどの登場人物が異常なので、各人物の行動が合理的というより、ストーリーに都合よく動いているという感じがするし、主人公の異常性が薄まってしまっている。どの人物にも感情移入しづらく、真実味が感じられない。

見方によっては、育児放棄に起因する負の連鎖を描いたものとして楽しめるかもしれません。

投稿 : 2019/04/12
閲覧 : 255
サンキュー:

5

スマートなトーマス さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

まずまず

まずまず

投稿 : 2019/03/17
閲覧 : 224
サンキュー:

2

ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

胸糞キャラのケーキバイキングなのだがペロリと完食

2018.09.30記


原作未読


サイコだねぇ
サイコだねェ

サムネと内容とにものすごい乖離のある作品でした。

主人公は容姿端麗JK松坂さとう。愛を求め男を漁ってた過去を持ち、しおと出会って本物の愛を知る。
サブヒロインに8歳の幼い少女神戸しお。同居するさとうに幼子らしい愛を振りまく。
二人はもともと赤の他人。血縁でもありません。

どうして二人は一緒に暮らしているのか?

最初のハテナが視聴者に提供され、しおを探している家族、さとうを怪しむ高校やバイト先の友人・知人などが絡む仕掛け。
この甘い幸せに満ちた、でもどこか歪で危うい共同生活を守ろうとするのはさとう、といったところから物語は進行していきます。


JKと年端もいかない少女との共同生活と、その設定自体がイカれてる(褒め言葉)し、出てくる面々がモブ以外は頭のネジの何本かどこかへいってしまったような人たちばかりのサイコでスリラーなサスペンスといったところでしょう。
そしてヒロインさとうを演じる花澤香奈さんの怪演が光る一品。
今夏は観る作品ざーさんのヒット率が異様に高かった気がします。そのどれもが主役・準主役級だったりと、ちょっと働き過ぎなんじゃないですかね。本作も、「はたらく細胞」「Phantom in the Twilight」「パンドーラ」「メジャーセカンド」「シュタゲゼロ」のアフレコ後、変なテンションかゾーンに入ったような状態でアフレコしたんじゃないかと。
それぐらい松坂さとうのヤバい感じが出ておりました。この一点でも観る価値はあります。


サイコ、サイコと言ってもとってつけたようなサイコっぷりだとただの感じ悪い作品で終わりますが、本作では普通だった人間が壊れていく経緯だったり、壊れざるを得なかった生い立ちだったりを割ときっちり描いているため、胸糞の中にキャラへの同情にも似た共感を覚えることもあろうかと思います。
ふんわりとしたキャラデザインは、ハッピーでシュガー(甘い)なライフ(生活/人生)を表現するにはちょうど良かったかも。

人間の狂気を描いた作品が好き!という方には薦められる佳作だと思います。


■ネタバレ所感
作品の面白いところを語ろうとするとどうしてもネタバレは避けられないので畳んどきます。
{netabare}飛騨しょうこ殺害あたりを起点に、綻びが出始めていた歯車の狂いが加速していきます。それまで狡猾だったさとうに焦りが見えて行動や言動が純化していきます。それと反比例してほんわか天使しおちゃんがこれまで見せてなかった自我を発動していく。それも悲劇的な顛末が予想されるかたちで、といった終盤の展開は良かったですね。{/netabare}
{netabare}結局残されたしおちゃんがこれまた救われない。理想のバッドエンドでうまい感じに締めました。{/netabare}


それにしても砂糖と塩の示唆することは何だったんでしょうか?
同時利用可能な調味料は共生できるという意味なのか。
白は何にでも染められるという意味なのか。
相反する味覚の刺激は対立という意味なのか。

同質で異質。矛盾したものを内包したのが人生だよん、という至極真っ当で浅い考えしか思い浮かびませんでした。

陳腐だねぇ
陳腐だねェ



-----
2019.03.10追記
《配点を修正》


レビュー初稿書き上げた後のレビュアーさん達とのやり取りで、「登場人物はブランド牛の産地だ」「OPムービーのアレはこうで」…その他考察やこう思うといったネタがけっこう出てきた作品でした。

投稿 : 2019/03/10
閲覧 : 772
サンキュー:

50

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2
物語 : 3.5 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

おぉん

登場人物のほとんどが異常であり、その点では引き込まれます。エピソードの繋ぎ方もうまいので続きもけっこう気になります。ですが、なんとも腑に落ちない結末がかなり後味を悪くしているため、全体としては平均的な作品に落ち着いているように感じました。

投稿 : 2019/02/23
閲覧 : 185
ネタバレ

みみにん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルなし

 好きより強い感情はあるのだろうか。愛より深い悲しみはあるのだろうか。きっとあるのだろう。私はこの作品に対する想いを探りかねている。
 …って言うかノーガードで見ちゃったんですよ。痙攣はとまらないし、動悸と息切れはするし、どうしてくれるんだ。
{netabare}「殺しちゃダメ」って言ってたのに、占いで忠告もされてたのに、このこの。安心しきってた所にこれだよ。{/netabare}
 アンチテーゼだと思います。だけど、それは、どこか欠けている。しとしと 降る雨。体温を奪っていく。小さな体をふるわせ、今日はなんだったかなーと、在らぬところに気持ちを巡らせ、用もなく機嫌を迷わせる。喜びのつかの間、憂いにも似た、時折見せる表情。

 クロノスタシスは秒針の動きを脳が先読みして生じる現象である。人間は"今"を把握していない。人間は"同時"に感じていないし考えてもいない。バラバラのものを統覚により合わせることで、あたかも同時と感じている。そうしないと普段の生活では煩わしいのである。しかしさとうちゃんは情操教育がうまくいっていないのか、鏡像段階の獲得が出来ていないような。考えたり感じる前に体が動いてしまうのだ。そして後ほど再確認する。ああ…これが、そうなのか。と。
 意識が体に追い付かない。普通なら、ちょっぴり変わった青春の1ページで過ぎ去りそうなものだけど、はじめて温もりに触れた人にとっては耐えられない。それが永遠のように感じてしまう。引き裂かれてしまうような感覚。

 …って言うかしおちゃんと出会って1年経ってないですよね。駆け足過ぎない?{netabare}あーん、もう、しょうこちゃんいい子だったのに、返せ!こんにゃろー愛なんて言って二人で毒ばら撒いてるだけじゃないか、しおなんてぶっころですよ。穢れた血のくせに。ふーむ、結果だけ見ると神戸兄妹にさとうとしょうこは破滅させられた事になるんだよね。友情より兄妹愛が勝つってことなのかな。
 でもでも、さとうちゃんには生きてていて欲しかった。しおちゃんもぶっころなんて言ってごめんなさい。わーん、もうダメだ、みるみる心が汚れていくよ。しくしく。{/netabare}

 っていうか奴隷文学ですよね?
 ダークヒロイン・アンチヒロインなんだと思う。ヒロインキャラが{netabare}みんなやばい。しおは穢れた血だし、さとうは見境がないし、叔母さんはやばそうだし、しょうこが普通だけどあぶない事して引き返せなくなる。{/netabare}藤崎竜版の封神演義の妲己や女カが近いと思います。例えば古事記のイザナミって「一日千人殺す」とか言ってるおかしいヒロインじゃないですか。あんな感じ。なんだか憎めないんですよね。
 スマホがキーアイテムになってます。スマホの登場ですれ違いを描けなくなった代わりに、記録が残りやすくなったので恫喝や恐喝で物語を動かすようになっているようです。

あなたの風が吹くから なんとなくこの曲を思い出した。
https://www.youtube.com/watch?v=SMJ-TCjjc8Q

投稿 : 2019/02/21
閲覧 : 207
サンキュー:

9

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

愛について考えてました
歪んだ愛の小説を読んで、気持ち悪いなぁって感じて、歪んだ愛のなにがいいんだろう、と考えてました
歪んだ愛は自分本意で相手の気持ちを無視したもの、というのが小説の何通りかに当てはまったので、そうなんだあと納得して、私の好きな人に懐いてた気持ちは相手のことを考えてなくて愛じゃなかったなぁ、それに相手から向けられていたのも愛じゃなかったなぁ、これは愛じやないと納得して

歪んだ愛について理解を深めよう!と検索して当たった作品がコレ、聞き覚えあると思いきやアニメ化してました
見てみました
↑こんな感じにドロドロしつつもまっすぐな愛をもった主人公でした
良い意味でも悪い意味でも共感できたりできなかったり
でもまっすぐな愛のよさを説いた作品なので、歪んだ愛って気持ち悪いなあという感想は変わらないと思う

OP好き
なお結末には納得できない

投稿 : 2019/01/19
閲覧 : 180
ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.5 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

最終回に向けて脚本の粗が目立つ

狂気じみた主人公が何をするのか、
どんな顛末を迎えるのか気になってしまいます。

かなり狂気な感じなので、苦手な方ではありますが、
怖いもの見たさで見てしまいました。

{netabare}
親友を殺してしまったシーンはかなり衝撃的でした。
でもすごく力を入れたシーンというのは伝わってきます。
お互いの気持ちのすれ違いが悲しいです。
唯一この子だけが普通っぽいのでいなくなるのは大きいですね。
{/netabare}
メインの二人も周囲の登場人物も
狂気っぽいんですがなんとなく言動の深さを感じないというか、
設定の奥深さを感じなかったです。
{netabare}しおちゃんが一番の被害者(親友が殺されるまでは){/netabare}
だと思ってたのですが、結局最後まで主人公の味方だったのがなんだかなあでした。{netabare}
特に最終回に向けての隠ぺい工作~逃走劇の粗が目立ちました。
あんなに切れ者だった主人公がこんな方法でなんとかなると思っているのが、
浅はかすぎてがっかりしました。
どうせなら新たに主人公を追う警察との逃走劇、なんてのもあったらいいのにな。尺が足りない分は二期への含みを持たせるとか。。。
とにかくこんな馬鹿らしいラストだとがっかりでした。
{/netabare}

キャラはとにかくかわいいのに狂気じみたストーリーのギャップですごく引き込まれます。
なので、もうちょっとストーリーや設定をしっかりしてほしいと思いました。

投稿 : 2019/01/18
閲覧 : 310
サンキュー:

5

ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

精神病祭り

精神疾患の者ばかり登場する作品。唯一まともと言えるのは男遊びが激しいけど、しょうこだけ。{netabare}しおと兄のあさひの一家の話があるが、DVされる側がいつの間にかDVする側と同じような精神状態になっているというのはあるあるなんかも。{/netabare}
さとうの担任は股間踏まれて喜ぶ変態。幸せな家庭があるのに、女子生徒にちょっかい出してる。そこを利用して{netabare}泊めてくれたお兄さんの死体の処理を頼む。途中まで叔母さんの死体かと思ってた。叔母さんは生きていてさとうを陥れようとして担任が呼んだ警察官の人は性的に迫られて結局、堕ちているような。同じマンションの別の階だったんやな。{/netabare}

{netabare}バイト先で店長に色々された三星の豹変ぶりが凄まじい。僕なら羨ましいけどなあ。舐められたい。でも、彼にとってはトラウマだったようで、反動でロリコンに。しおちゃんだけだが。部屋中にしおちゃんの写真が。最後のほうもしおちゃん探して昂り過ぎちゃう。{/netabare}

{netabare}1話目の冒頭部分が最終話と繋がっている。つまり、まず最終局面を示している。燃え盛るマンションからさとうとしおが飛び降りるも、しおを庇ってさとうだけ死ぬ。マジレスすると30m以上あると厳しそうな気がしないでもない。生存したしおはさとうとの幸せだった日々を心に刻み、兄や母との生活を否定し、ハッピーシュガーライフを発見する。{/netabare}

{netabare}9話目でしょうこを殺すわけだが、マジレスすると声を出さないように片手で抑えるなんて不可能じゃんって思ってしまった。かなりの体格差があるなら可能だろうけど、体格差がそこまでないし、ましてや、さとうは特に鍛えているわけではない女の子だからね。さらに、人間の死ぬ気の力って物凄く強い。{/netabare}

OPはメルヘンな感じ。EDはReoNaのSWEET HURT。HEARTじゃなくてHURT。作中の登場人物は何かしらのトラウマを抱えているので、心の傷というのを表しているのだろうか。

1. 1st Life 砂糖少女は愛を食む
すっかり男遊びをやめ、「好きな人と二人暮らしを始めた」と言うさとうに驚くしょうこ。実はその相手とは、しおという名の謎の少女だった。しおとの生活のためにバイトを増やすさとう。しかし新しいバイト先で事件が起きる。

2. 2nd Life しおの箱庭
血のにじんだゴミ袋を手にするさとう。それを川に捨てようとした時、誰かの気配を感じる。翌日の学校では、学年主任の北埋川がさとうを心配して声をかけてきた。一方、街ではビラを配ってしおを捜索するあさひの姿があった。

3. 3rd Life モノクロームの長い夜
不良たちに襲われたあさひを保護するさとうと三星。あさひとしおとの間に特別なつながりを察したさとうは激情に身を委ねそうになる…。その頃、帰宅が遅いさとうが心配になったしおは、マンションを出てひとりで夜の街へ出る。

4. 4th Life 砂糖少女は気づかない
夜の街で三星と出会い、過去の辛い記憶を呼び起こされるしお。しおの父親は妻にDVを働いていた。しおは母親の幻影に「私は絶対、あんたを許さないから」と言われ、公園で気を失ってしまう。そこに不良たちが忍び寄る……。

5. 5th Life 罪の味、罰の味
さとうのバイト先の後輩・すみれが、さとうに憧れるあまり履歴書を盗み見したと告白。その住所には誰も住んでいないのではと怪しんでくる。しょうこは三星の家へ見舞いに行くが、三星の部屋でとんでもないものを見つけてしまう。

6. 6th Life 私たちは、月の周りを回っている
さとうのことを怪しみはじめたしょうこは、ビラを配り続けているあさひに出会う。さとうは三星の家にバイトの伝達事項だと言ってノートを届けに行くが、三星がノートをめくると、「しおちゃんに会わせてあげようか」と書かれていた。

7. 7th Life 砂糖少女の原材料
さとうとしょうこは、さとうが住んでいるというマンションに向かう。ふたりがマンションのエレベーターを下りると、そこにはふたりの警官が立っていた。警官に促されたさとうがドアをノックすると、そこから出てきた人物は……。

8. 8th Life 1208号室
さとうとしおが住んでいる1208号室は、もともとは男性画家がひとりで住んでいる部屋だった。さとうはかつて、彼のモデルをしていたのだ。連日部屋に通いながら、彼と他愛もないおしゃべりを交わすさとう。しかし、ある日……。

9. 9th Life 融解レイン
しおに会わせることを条件に、三星の協力を取り付けたさとう。三星はあさひに接触し、しおのいるこの街からあさひを遠ざけようとするが、疑われてしまう。その夜あさひは、しおに対する想いをしょうこに打ち明けるのだった。

10. 10th Life 星空のプロポーズ
しょうこを殺したさとうは1208号室に戻り、気を失うように眠りこける。何も知らないしおは、自分を置いて出ていった母・ゆうなのことを思い出す。いつも父親に暴力をふるわれていた不幸な母。怖くて、悲しくて、優しい母……。

11. 11th Life 永遠の一瞬を、貴方と。
しょうこは殺される直前、あさひにさとうとしおの画像を送っていた。それを見たあさひは、三星を拘束してさとうのマンションを突き止めさせる。しおと「一緒に戦う」ことを誓いあったさとうは、叔母のいる305号室に向かった。

12. 12th Life ハッピーシュガーライフ
さとうとしおがすごした1208号室、最後の夜。ふたりの指にはペアリングがはめられていた。光り輝く未来のために、すべてを葬り去ろうとするさとう。ふたりを探すあさひは、しおにどうしても伝えなければならないことがあった。

投稿 : 2018/12/31
閲覧 : 436
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12

ネタバレ

りくぅぅん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

人それぞれの愛

最初はサイコホラー部分に関して少し怖いなあと思っていたのですが、最後まで見切ったあとは本当に最後まで見てよかった!途中で見るの辞めてたら本当に人生の半分損だった…ってくらいドストライクで、9年間アニメファン続けてますが一番好きです

1番の愛の対象がみんながみんな家族じゃない、人それぞれの愛の形があってそれは自分にしか分からない。
恋とか血筋とかそういう次元じゃない大きな愛がそこにはあって、誰も踏み込めない、踏み込ませない、そのたった一つの愛のためならなんだってできる。そんな大きな愛の物語です

またエンディング曲の歌詞の意味は全て見終わったら理解できます

序盤から中盤までみて、そこまででもないかなーと思っても最後まで見て欲しいです
最終回は100回見ても泣けます

1人でも多くの方とこのアニメを見たあとの満たされた気持ちを共有したいです

投稿 : 2018/12/30
閲覧 : 225
サンキュー:

7

ネタバレ

まもさん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

「愛」のお話

驚きの連続ではありつつも、シリーズを通してみると
主人公・松坂さとうが「愛」の答えを見つけるまでの道のりを描いた、
シンプルな作りだと思います。

【キャラ】★:5

各キャラの目的や役割は明確です。これは裏を返せば、キャラクターに
記号以上の意味を見出しておらず人間味がない、ということもできます。
ですが、この作品に人間味などは求めるべきではないと思いますので、
キャラ配置として最適解だと思います。


【物語】★:4.5

普遍的なテーマですが、それも特殊な家庭事情を持つ少女たちの
目線から描かれると新鮮に感じられ、過程から結末までが丁寧に
描かれていました。「楽しめた」と評するのは違和感がありますが、
強い興味を持って毎週視聴していました。

人間臭いテーマを人間とは思えないキャラクターが追及している点で、
怖さ・憐れさ・おかしさ、さまざまな思いが渦巻きます。


【声優】★:4.5

主要キャラクターを演じる花澤香菜さんと久野美咲さんがあまりにも
ハマりすぎていて、不気味なくらいでした。各キャラの背景から、
おそらく「白々しさ」を意識してアフレコしているのだと思いますが、
そのどこか自然じゃない喋り方が輪をかけてました。


{netabare} 最終回は二人とも死ぬと思ってたので、
まさかさとちゃんだけが逝くとは思いませんでした。
でもOPにはラストシーンがかなり直接的に描かれてたんですよね。 {/netabare}

鳥肌なしには見られない作品です。

投稿 : 2018/12/29
閲覧 : 138
サンキュー:

9

askima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

想像の斜め上を行く

いつ切ろうかなー、と考えながらついつい見てしまった。
登場人物達の異常さが際立っていて、想像していた回答の完全に斜め上を行かれてしまった。
決して気持ちのいい作品ではない。が、サイコパス診断になるかもー、なんてね。そんな作品。

投稿 : 2018/12/25
閲覧 : 232
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4

ネタバレ

Kaya さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:途中で断念した

タイトルなし

5話まで視聴

投稿 : 2018/12/25
閲覧 : 204
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1

ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 5.0 作画 : 4.0 声優 : 5.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

子供は見ちゃダメw

原作未読

作品キャッチフレーズが「戦慄の純愛サイコホラー」とのことで視聴したところ、全12話一挙に観てしまうほどに楽しめた作品でした。

{netabare}視聴後にwikipediaなどで調べたところ、おそらくR指定はついていないようですが、自分勝手に殺してしまうシーンはもちろん、誘拐、監禁、ヤリマン設定、ロリコン、教師が生徒を恫喝などなど社会的アウトな点が目白押しすぎることから、子供や多感期の少年少女には見せたくない作品だとは思います。

作中で登場する人物にまともと言える人物が少ないため、終始飽きることなく楽しんで観られるものとなっていました。第1話冒頭の屋上でのシーンが、クライマックスにそのまま繋がっていながらも、さとちゃんが、しおを助けていたという結末は色々と感慨深いものがありました。

そして、生かされ、「生まれ変わった」という、さとちゃんが乗り移ったかのようなしお。まだ8歳の幼い少女の時分なので、彼女がどう成長していくのか考えると様々な行く末が想像できて、大変に余韻が残るものとなっていました。さとちゃんと大きく違うのが、この時分で愛を知ったという点なので、ちょっとでいいから外伝やスピンオフなどで、しおの先が観たいw(っていうのはやっぱり蛇足かな)

作中では、ちょっとベクトルが違ったキャラもいたけれど、登場したキャラはさとちゃんをはじめとしたほぼすべての人物が、それぞれの愛、もといハッピーシュガーライフを追求するがゆえの衝動を描かれており、とても見応えがありました。

ただ、映画や漫画などで、振り切れまくっているサイコ野郎を見過ぎてしまった身としては、本作において戦慄するほどのサイコと言えるキャラは見当たらず、戦慄を謳うならば、もっと突き抜けたサイコっぷりが欲しかったなあなんて思ったりも。ちょっと期待しすぎてしまった感も否めません。今日のアニメ放映においてはコンプライアンス的にこのあたりが限界のラインなのかもしれません。

とはいえ、私としては珍しくお気に入りとなるキャラはひとりもいなかったにも関わらずノンストップで最後まで視聴してしまうほどに作品全体として十分に楽しませて頂きました。


▼キャスト
松坂さとう:花澤香菜
神戸しお:久野美咲
神戸あさひ:花守ゆみり
三星太陽:花江夏樹
飛騨しょうこ:洲崎綾
北埋川大地:石川界人
さとう叔母:井上喜久子

▼制作
アニメーション制作:Ezo’la
原作:鍵空とみやき/漫画:既刊8巻
総監督:草川啓造
監督:長山延好
シリーズ構成:待田堂子
キャラクターデザイン:安田祥子

▼主題歌
オープニングテーマ「ワンルームシュガーライフ」歌:ナナヲアカリ
エンディングテーマ「SWEET HURT」歌:ReoNa
{/netabare}

投稿 : 2018/12/24
閲覧 : 270
サンキュー:

25

ネタバレ

をれ、 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ちょっと個人的に苦手な話だな

以下個人的なスキ/キライの話です。

さとちゃんもしおちゃんも実力抜群な声優さんがやっているので、それだけでも視たくなりますが、このお話は私には合いませんでした。それでも見続けたのは、さとちゃんもしおちゃんを何故か最後まで見届けたくなったからです。
 さとちゃんもしおちゃんも結局幸せにはなれなくて、思っていた通りだけれど、哀しいですね。タイトルを視ればそれが反対の意味で使われていることぐらい誰でもわかるだろうし、OPやEDを視てもバッドエンド以外思いつかないので、心の準備は万全にできるけれど、やはり哀しい話は自分には合わないなあ。

投稿 : 2018/12/20
閲覧 : 199
サンキュー:

7

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

出来が悪くて酷いというよりはこういうジャンルのアニメかな・・・と思いました。

まず1話を観て思うことはこれは不快系のジャンルのアニメかなと思いました。
可愛らしい萌えアニメのキャラぽい主人公の女の子がファミリーレストランかカフェ店みたいな
所にバイトすることになるのだけど
そこのスタッフは最初はいい人ぽい感じだったけど
実は陰湿ないじめを行う人達だった・・・というもの
いじめのシーンなんかは暗くてじめじめしてましたね。
作画も独特な演出のカットが入るので
そういったシーンはホラーぽく見えたし、ホラーのジャンルも入ってるかなと思いました。
性的な描写も多いなこの店の店長の女性はスタッフの男の子に性的暴行をしたり監禁したり
「わあああああ」と思ってしまうシーンも多い。
そしてこの店長が主人公が働いた分の給料を払わないなどのいじめを行ったために
主人公が店長に仕返しをしてザマーミロ的な1話なのですが
反撃をしている時の主人公は最初は萌えアニメのキャラぽいだったのに
いわゆるヤンデレぽいキャラに変るのでギャップ的なものがありインパクトはありますが
正直、人を選ぶでしょうね。

出てくるキャラは変なキャラが多い。
主人公の学校の先生は主人公をストーカーしたり犯罪行為も平然と行ったり
普通の倫理観を持ってない人も多くやはり人を選ぶな・・・と思ました。
しかも主人公に仕返しをさせられて、それを幸せに感じていて変な人だなと思いました。
主人公自体もヤンデレというだけで普通の人ではないのですが
それだけでなく、8歳の女の子「しお」を自分の家に住まわせて
その女の子との日々を生きがいにして幸せを感じているのはいいのですが
その女の子を探している人がいるのを知りながら
自分の家に住まわせていて、どういうことなのかなと思うものでした。
しかも探しに来た人を主人公が殺そうとしたり尋常な内容ではないですね。
他にも店長に性的暴行をされた男の子、太陽もは実は、そのことにより大人も女性が嫌いになり
偶然探し人のビラに描かれていた「しお」のことが好きになり
偶然会った時に一緒にいるだけで幸せを感じていたり
さらに主人公のバイト先の後輩(1話とは別のお店の後輩)が主人公に憧れていて
癖のある異様な愛情表現を見せたり
何だろう?変な性格のキャラが癖のある幸せに感じる場面を見せられるシーンが多かった。
しかも変な性格のキャラは普段は普通のいい人なことが多く
普通のいい人が急に異様な癖のある幸せを感じている
ギャップ的なものを楽しむものなのかな・・・と思いました。

ストーリー的にはわかりやすいですね。
主人公が血まみれな自分の家の部屋に何かを隠していて
主人公が何かヤバイな・・・と思われる「ブツ」を学校の変態教師に処分させたり
本来、家にいるはずの主人公の保護者の「おば」がなぜか家にいないという
ストーリー的には、何が起こっているのかはおおよそ察しがつくので
それがどう解決するのかな・・・とわかりやすい分続きは気になりました。

ストーリー展開自体も主人公が「しお」と一緒に居られるのを幸せと感じており
それを邪魔する危険分子を持つ人物を悪い人であれ、そうでない人であれ
排除するストーリーなのでわかりやすかったです。
排除の仕方もあからさまな悪い奴らを物理的に排除したり
脅迫して色々工作したり
自分の素性を探ろうとするバイトの後輩に対して好きでもないのにディープキスや
異様な愛情を注いで探るのを諦めさせたり、やり口は色々なので展開はつまらなくはないですし
ディープキスしたあと本当は嫌いだから、あとで念入りに水で口を洗ったり
偽りとはいえ好きでもない人に好きだということを言ったことに対して
「しお」への裏切りだと後悔したり
そういった行動は面白くて歪んだ愛情も色々考えるな・・・と思いました。

キャラクターはメインキャラだと思われる
太陽や「しお」を探している「あさひ」などのキャラは
どういうキャラなのか掘り下げはしっかりしているので
なぜ「しお」を愛していたり、探しているのかがわかりやすく
変な性格なキャラではあるが行動原理は理解が出来ました。

そしてストーリーは中盤までおおよそ察しがつくものだったのだけど
途中から、実はそれはミスリードで捻ってきていて
意外な展開になるので展開が読めない意外な面白さが出てきましたね。
最初わかりやすくして、途中から捻ってくるストーリー
とその構成に面白さを感じさせられました。

終盤に入ると色々な謎や色々なキャラの過去が判明して
なぜ主人公は今のマンションに住むことになったのか
なぜ主人公のマンションのある部屋は血まみれだったのか
なぜ主人公は最初は男の遊びに没頭するキャラだったのか
「しお」と「あさひ」の関係や過去の家庭環境か描かれていて
なぜ主人公が「しお」と暮らすことになったのか
などの描写がきちんと描かれていて
伏線も回収しているので、なぜあの時にああいう行動をとったのか
主人公がこういう性格の形成がわかってくるので
理解出来ることにより意外にストーリーはまとまってるなと実感出来ました。
終わり方はネタバレしない方がいいと思うので詳しくは書きませんが
私としてはこういったジャンルの作品ならこうなるよな・・・の終わり方で
うーん、まあね。 致し方ないと思いました。

ただキャラは最終的にはどうしてこういう行動をしたのかの行動原理はしっかりしていて
ストーリーの謎やストーリー構成の面白さは良かったのだけど
私的にはキャラに共感をしたり尊敬したりすることはなかったですね。
流石にキャラの考えた方には付いていけないものがあり
あくまでも娯楽アニメとして、楽しめたというものでした。

作画については作画の質は普通でしたが演出はこういうジャンルのアニメとしては
ホラー的な部分やヤンデレになったり豹変したりするキャラの表情の演出は
中々で作画は良かったと思える出来はありました。

声優さんについてはこういった作品だと2面性を上手く演じなきゃいけないのだけど
幸せを感じている時はああ幸せを感じているんだな・・・と
伝わる演技が全体的に上手くて、逆に豹変した時の怒りモードの
怒りの演技は心から底から怒ってるな・・・と気持ちが伝わる演技でしたので
問題はありませんでした。

まとめるとこういったアニメだと自分はまず出来が悪くて、酷くなってるのか
こういうジャンルのアニメなのか考えたりするのだけど
このアニメに関してはこういうジャンルのアニメかな・・・と思いました。
制作している人ですら訳が分かんなくなって酷くなったというよりは
計算して作り、出来たものも完成度自体は低くなくて
想定していたものをちゃんと作りこういうアニメにしちゃったというものでした。
キャラが豹変して見せるギャップ的な性格の面白さはありましたし
ストーリーがわかりやすくどう解決するのかと気になる開始で
主人公が自分の幸せを守るために邪魔者を排除する展開も色々考えられていて楽しめました。
キャラの掘り下げはしっかりしているし
意外なミスリード的な展開もストーリーの面白さになってました。
様々な謎も解決しているし1クールで綺麗に終わってるので
出来は悪くはなかったと思う。
問題点はキャラに共感出来ないのと、こういったジャンルは当たり前だが人を選ぶ
ことですね。そこは大きな問題かもしれませんが・・・

投稿 : 2018/12/19
閲覧 : 302
サンキュー:

12

ネタバレ

ゆい さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

好み

絵とタイトルからは想像できない内容!
鬱アニメだったー!
サイコパスばかりでてきて私好みでした。
しょうこちゃん以外みんな闇抱えててやばい。
バッドエンドなのは残念だったけれど。
恐くてシリアスなんだけど、変態すぎて笑えるとこもあってたのしかった。
こういう系だいすきだから、もっとみたいな

投稿 : 2018/12/18
閲覧 : 249
サンキュー:

7

ネタバレ

プラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

サイコパスしかいない…タイトル詐欺

タイトルと作画と雰囲気と、すべてがアニメの内容とマッチしていない。いや、それがこのアニメの味なのだけれど。前情報なしで見たので、本当にギャップがショッキングだった。


この作品は「愛」をテーマにしているが、どの愛も異常。ただ、その歪んだ愛の感情を持つような価値観になってしまったきっかけは決して本人のせいではないところが、また虚しい。

引き取られたおばさんのマゾスティックな愛を受けて性格が歪んでしまった少女・年上の店長にレイプされて幼女しか愛せなくなった少年・親のしつけにうんざりして夜遊びするようになった少女(これがいちばん"やさしい")・親から虐待されるあまり兄妹愛が異常にふくらんでしまった少年・・・・多種多様である。

このアニメの最大の見どころは、ラストシーンである。この作品で唯一純真無垢だった「しおちゃん」がサイコパスになってしまった瞬間である。誰よりも自分のことを想い守ってくれた砂糖を崇拝し、一生愛し続けると心に誓った。彼女はどういう大人になってしまうのであろうか・・・・

投稿 : 2018/12/16
閲覧 : 516
サンキュー:

4

ネタバレ

ジャスティン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

自分自身の「愛」を求めるために...私はどんなことだってしてみせる

[このアニメを視聴したきっかけ]
この前に『あっちこっち』を視聴していたのですが、こういう恋愛もありだよなあと思い、『桜Trick』のような百合要素があると言われていたこの作品に出会いました。友達からもお勧めされていたので、是非視聴をしてみようと思いました。
[評価するべきところ]
{netabare}
まさかの一挙放送で終了するぐらい面白い作品でした。よくよく思ったら、私の好きな『超展開』『鬱?』『恋愛』といった『efシリーズ』みたいなポジションがかなり揃っていて似ていたように見えた。でも、『ef』とは違う点もあります。それは主人公がなんというか、痛々しいキャラという設定は初めてでした。主人公が痛々しいというのは中二病みたいとは違い恋愛要素の痛々しいキャラという感じです。
この作品の評価するべきポイントは、これこそ『愛』という目に見えないものが自分自身はどう思っていて、自分でいう『愛』という感情はどういったものなのかを考えさせられます。前半の話は主人公が可愛いといった点で、他人からナンパ的なことを吹っ掛けらることが多い描写ですが、後半では、他人では主人公自身の愛についてを必死に自分で考え、答えを探していくような描写が多く含まれている。このような展開は『ef』でいう1期と2期の半ばを表しているようだった。
{/netabare}
[感想]
{netabare}
物語 ★4.5
物語の内容が深いことや、キャラクター一人一人にそれぞれの愛があることを上手く表しているようで美しかった。7話になってからの超展開と、カナリアのED、飛騨さんが殺された時は衝撃でした。最終話も特にお勧めで、しおちゃんの成長が見れたときの感動もうやばかった。「私は人形じゃない!!」はさとうにとって、大きく響くものだと思いました。いつも自分の意見に賛同してきたのに、いきなり嫌い呼ばわりされるときの絶望感はこの作品にとって重要な意味を持っており、愛というのはこういうこともある。一瞬でボトルが割れてしまうこともあるということを伝えてくれてありがとう。
作画 ★3.5
実はこのアニメーション会社の作画を見るのは初めてでしたが、この作品だったからなのかシャフトっぽい演出面に近く、演出面がとても良かった。人物の表情、しおちゃんに表していた母親のシーンはある意味裏切られた感じがしました。最初はさとうに対してしおちゃんを守ろうとしているのか、それとも、嫌いだからなのか全く予想つかなかった。超展開の良さが引き出した点と作画の心理描写がシーンが上手くマッチしていた部分が多くありました。そして、キャラクターの闇落ちシーン。特に、さとうの母親はトラウマ。見ただけで、「この人はやばいな...」という雰囲気が漂わせることに成功したのは凄かった。正直にいうと、絶対に死んでいたと思っていました。確実にさとうが殺したんだなあ、と思っていたが、まさかの生きてたけど、あれ?部屋は?って戸惑っていました。普段アニメ視聴するときは、そこまで考察しないように見ているので、ありのままで視聴しているので、衝撃が多かった作品でした。その衝撃を受けるのが、好きなんですけどねw
{/netabare}
まさか一挙視聴アニメになるとは、本当に久々でした。
このアニメに出会えて本当に良かったと思いました。

投稿 : 2018/12/11
閲覧 : 252
サンキュー:

12

順順 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

好きな終わり方

病み系の話だったけど、私は好きです。
何より主人公の声優が良い。

投稿 : 2018/12/07
閲覧 : 239
サンキュー:

3

ネタバレ

ただのアニメ好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 3.5 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

タイトルが、思いつかんw。(ただ単に、思いつかないだけです。)

あらすじ...
{netabare}女子高生・松坂さとうは「愛」という感情を理解できず、男遊びを繰り返す虚しい生活を送っていたが、幼い少女・神戸しおと出会ったことで本当の「愛」を知る。さとうはしおに外に出ないよう言いつけ、二人きりの生活のためアルバイトに励む。しかし街には行方不明のしおを探すビラが貼られていた。

さとうにつきまとう教師・北埋川大地。ビラを見てしおに執着するようになった三星太陽。懸命にしおを探す実兄・神戸あさひ。「愛を偽らなければ何をしてもいい」と考えるさとうは、しおとの「ハッピーシュガーライフ」を守るためにあらゆる手段を講じていく。{/netabare}

感想
{netabare}どうも、原作は、少女漫画らしいです。
これが、少女漫画ってものなのかあ...って、実感した作品でした。
って、まだ、見てる作品、7作品くらいあるのに、なにやってるんだろ僕...

他の作品と比較するのは、失礼と分かってのことですが、(今まで、散々、比較しまくってきたくせに、何言ってんだ。って、感じですけど...)「未来日記」に、とても、近いと思います。

「共通点」
{netabare}ー主人公(ヒロイン)が、ヤンデれ。
ー最後には、ヒロインが、死んで、代わりに、その愛している人が、生きる。
ー主人公は、殺人鬼。

などなど、似ている点を上げたら、切りがないです。
まあ、個人的には、特に気にしないのですが、未来日記が、好きなら、普通に、楽しめると思います。{/netabare}

作画は、なんか、透き通った綺麗な作画だったように、思います。
OPも、綺麗な感じでした。

個人的には、結構、楽しめた作品でした。
ちなみに、ヤンデれと言っても、愛している対象は、女の子なんですけどね。{/netabare}

投稿 : 2018/11/28
閲覧 : 230
サンキュー:

18

ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

にがみのエッセンスが醸し出す「フロイト」的な世界観が気に入った!!

作品概要
▼原作:月刊ガンガンJOKER(スクウェア・エニックス)
▼原作者:鍵空とみやき
▼アニメーション制作:Ezo'la(ディオメディア)
▼話数:全12話{netabare}
▼総監督:草川啓造(ディオメディア)
・実績
(監督)
『魔法少女リリカルなのはA's以後のシリーズ』『迷い猫オーバーラン!』『ロウきゅーぶ!』『艦隊これくしょん』『風夏』『アホガール』他
▼監督:長山延好
・実績
(監督)
僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件
▼シリーズ構成:待田堂子
・実績
(シリーズ構成)
『らき☆すた 』『ティアーズ・トゥ・ティアラ』『おおかみかくし』『THE IDOLM@STER』『Wake Up, Girls!』
『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』『はるかなレシーブ』他多数
▼キャラクターデザイン:安田祥子
・実績
(キャラクターデザイン)
『銃皇無尽のファフニール』『sin 七つの大罪』『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』
▼音楽関係
音楽:亀山耕一郎
OP曲:「ワンルームシュガーライフ」(ナナヲアカリ)
ED曲:「SWEET HURT」(ReoNa)
挿入歌:「カナリア」(ReoNa)第9話
▼キャスト
【声優】項へ{/netabare}

原作未読
リアルタイム視聴済

☆エピローグ
普通のアニメは見飽きたぜ!糖質サイコホラーはドツボだ。
清々しいほどのバッドエンドや、スクイズやヨスガが大好物な私にとって、やっぱねーっ!これぐらいサイコパスで頭逝ってる作品がないとアニメはつまんねぇw
王道や名作、勧善懲悪ばかりじゃ肩が凝るもんね。
本作は世界線やら異世界やらと物理学分野のSFフアンタジー全盛なトレンドに対し、精神医学を世界観の基軸に据えた稀有な作品だ。
したがって、擬似リアリズムであっても、健常な精神感覚では一切のカタルシスを承認しない作品である。

異常心理に興味があったり、最近では『フリップフラッパーズ』を理解できる方々には面白いかも。
本作はストーリーが安定しているから分かり易い。
『ガリナン』もだが、アホアニメ制作会社の評価が定着して社会的には評価が厳しいディオメディアだが、たまに私のツボに入る作品を出すから、目を離せないw

主要キャラでマトモなのは「しょうこ」だけ。
他のキャラは悪い意味で個性が凄まじく、心の闇という健常と異常の行き交う「境界線」の想像どころではなく、真性の「精神病疾患者」であり、ペドフィリア、エフェボフィリア、パラノイア、火病、発達障害etc全員閉鎖病棟の患者でも不思議ではないような連中が繰り広げる異常人格者による基地外純愛群像劇(草)
共感できるキャラが見事に誰もいない稀有な作品ゆえに、様々な矛盾も精神異常が織りなす現象と見ているので許容の範囲であり、作中何が起こっても感情移入が生じることなく、エンタメとして割り切り楽しむことができた☆

タイトルの「フロイト」は精神医学の始祖。
世界的な心理学者「ユング」や「アドラー」の師匠でもある。
原作者はフロイト入門書の『精神分析入門』や『夢判断』を読んでいるな。
フロイトを読むと、読んだ側も精神をやれかねない危険物。
本作も視聴すると、そうなる方向性で演出されている。
異常心理の描写が精神医学的に考察されて「超自我」のメッセージがしっかりプロットされている。
さすがに1クールで精神医学界の巨匠フロイト的世界観を表現するのは厳しいのだが、そこに挑戦したことは評価されよう。
精神分析学的視点に立った考察はメンドクサイし、レビュー読まれる方々の気分を害するからしない。(いや、でも、気が向いたら追記をするかもw)
キャラ設定のベースがフロイト的価値観だから、基地外とは何かを問うているのと同様で、そりゃ陰鬱な世界観にもなるな。

とにかく可愛いOPや絵柄に騙されてはいけない。
マトモな神経では視聴できない作品だから、そこは覚悟した方がいいデス。はい。

それにしてもジエンコって『serial experiments lain』以来、この手の一風変わった作品のプロデュースが好きなんだな。
提供にバップもあったが、ジエンコ+バップ、あーあれか!w

ところで、最近ディオメディアはいろんな名義を使っているね。
「doA」に続いて今度は「絵空」か。
『BEATLESS』は綱渡りだったし、万策(略)に備えて、リスク分散でもしているのか?

【音楽】
OP曲はとてもインパクトがあり癖になる電波ソングだ。
不詳私、DLをいたしました。
OPの作画と楽曲『ワンルームシュガーライフ』で本作の世界観をしっかり視聴者に伝えた(伝わったかは別にして)好演出だ。
ED曲『SWEET HURT』は『GGO』の神崎エルザの曲を歌ったReoNa。
彼女のなんとも言えない切ない声質が、本作の無情で悲惨な末路を暗揄していてなかなか良い。これもDL。
EDの作画は折しも同じ精神異常系の『フリップフラッパーズ』と同様の演出。
「さとう」と「しお」が抱えている闇と二人の関係性を1分30秒でしっかりと表現している。
{netabare}「さとう」の幼少期から現在の描写、そこに「しお」が現れて、二人で城に向かって歩く。
ハッピーシュガーライフの描写と、スキップしながら城から旅立ち、二人で躓いたところで「さとう」が消える(さとうの死)でも「しお」の心には「さとう」が生きている、とこんな感じでEDはこの物語の顛末を分かり易い暗喩で演出している点は視聴者に優しい。{/netabare}
{netabare}しょうこが殺される{/netabare}9話の挿入歌『カナリア』も歌詞に込められたメッセージがそのシーンの演出にしっかりと映えていて良い曲だ。

{netabare}本作、9話は「しょうこ」の恋もあり内容が濃く相当の字数が必要だが、割愛して、挿入歌まで用意された「しょうこ(小鳥)」は本作にとって、さとちゃんの狂気を強調する意味でも重要なキャラだったし、彼女の存在が無ければ、ただの基地外ドラマで終わったな。
(7話の展開が殺される伏線だが)さとちゃんと向き合うタイミングを逸したとはいえ、幼女を「彼氏」として拉致しているさとちゃんの素顔を知った「しょうこ」がとった選択は極めて常識的だが、基地外相手には通じず、理不尽な結果となったが{/netabare}共感シーンが皆無な本作にとって唯一の救いだった。

【物語とキャラ】
キャラは本作一番の問題提議点だろう。
{netabare}よくもまー、あるゆるタイプの基地外を設定したものだと感心した。
しかし、「さとう」の叔母と「しお」を除き他のキャラのサイコパスの根源は抑圧され無意識下に封印された記憶、いわゆる「トラウマ」だ。
「さとう」、「太陽」、「あさひ」は過去エピソードの描写があるから分かり易いだろう。
今では「トラウマ」という言葉は普通に用いられるが、その概念を提唱したのがフロイトだ。{/netabare}
現在フロイトの【精神分析学】はポパーの科学定義にぶった斬られて【非科学】とされているが、なお、その研究は医学のほか哲学としても各方面に多大な影響を与えている。
因みに「トラウマ」と似た概念で「PTSD」があるが、こちら医学的な診断名、つまり科学。
医学的なフレームで論じるのが「PTSD」であると理解したらいいだろう。
そして、この三者の異常行動は明確に「PTSD」である。
「さとう」叔母は「トラウマ」の過去描写がないので、その異常性の因果関係は判別しないが、他人への関与が異常な博愛が動機である点から、所謂「離人性人格障害」であることは確かだろう。
{netabare}「しお」は年齢的に幼くまで認知能力が完成されてはいなから、母親との関係や「さとう」の死をきっかけとし「PTSD」を発症するのは想定内だろうし、「さとう」の狂気の正統後継者となるだろう。{/netabare}
基地外の成長物語を望むか望まないかは視聴者しだい。私は(怖いもの見たさで)今後も観察してみたいものだが。

以上、キャラの性格設定を多少考察したが、個人的に気になっているのはネーミング。
ここ突っ込んだレビューが少ないだよね。
物語と主人公とヒロイン?他女の子キャラのファーストネームの関係だが、「さとう」と「しお」。
これは、第三者視点で物語を俯瞰したときに醸される、二人のイメージなんだろう。
{netabare}さとちゃんの心が至福に満たせるときは「あまーい」、ストレスを感じたら「にがーい」と味覚で心理描写をしているのも本作の特徴だ。
これは丁度可知差異(物理学用語)が「フェヒナーの法則」による感覚量でも定式化されており、物理でメシを食っている私の心を擽った直喩だ。
「しお」の存在を「さとちゃん」から見た場合は「あまーい砂糖」だが、第三者視点ではさとちゃんに試練を与える文字通りの【塩】な存在。
自らの「あまーい生活」を守るためにさとちゃんは、せっせとバイトで生活費を稼ぎ、脅迫、傷害、詐欺、挙句の果てには殺人までやってのけた。
ある意味、これほどの純愛ドラマはスクイズ以来かもね。
これが、「しお」が【塩】である所以である。

そして「さとちゃん」の光に立候補し、人の道に戻そうとした「しょうこ」は「胡椒」の捩りで、そのお節介は、さとちゃんにとっては「辛い」味覚、はた迷惑で排除すべき存在として描かれているのではないのだろうか。{/netabare}

次に、苗字についてだが、「神戸」と「飛騨(飛騨しょうこ)」に共通するのは高級和牛ブランド。
さとちゃんの苗字「松坂」を「松阪」とすると、やはり高級和牛だが、これは作者の誤字なのかな?
他にサブキャラの宮崎すみれ、但馬みとりも高級和牛ブランド。
本作と高級和牛の相関関係は謎だが、キャラネーミングには法則があるようだね。

で、本作のキャラ設定だが、精神疾患と異常心理の掘り下げに作者の知識の限界からか詰めの甘さが残るが、これだけの基地外キャラをクリエイトし、物語をプロットした点は評価されよう。

{netabare}最終回はオリジナル展開だが、さとちゃんを「あさひ」に殺させ、それでも「しお」に切られ、自殺を図る展開も悪くないと思ったが、さとちゃんを死なせて、「しお」を生き残らせ、「あさひ」を切った展開は前述のとおり、{/netabare}これからの「しお」の異常人格発揮を十分妄想できる余韻を残した意味でも評価できる。

あと「しお」の失踪だが、{netabare}物語の通り捨て子であっても「しお」は小学生だ。
失踪すれば、社会的に何らかにリアクションがあるはずだが「あさひ」が述べたように警察で相手にされないのは不自然すぎる。{/netabare}
欠席が続けば「しお」の担任教師が家庭訪問をするし、親に不審な点があれば、児相とも連絡を取り合い世間にバレるはず。
その過程で事件性があれば警察が動くが、事件性はないとする裏設定でもあるのかな。
「しお」の境遇を考えると、無戸籍である可能性もあるが、視聴者が納得できる線で簡単にでも触れておくべきだったろう。

【作画】
全般的にディオメディアクオリティであり、動かす場面も少ないから、ボロも出ず可もなく不可もなくといったところだが、シャドーの用い方、基地外の表情など、サイコホラーとしての演出は頑張っていたと思う。
ただし、9話は{netabare}本作の神回であるにもかかわらず、作画が演出についていけていない。
挿入歌とナレーションを背景にCVを入れずに「さとう」と「しょうこ」の葛藤シーンが描かれた。
前述したとおり、演出は素晴らしかった反面「しょうこ」の表情が「棒」であり、迫力が全く伝わってこなかった。
基地外表現の作画に手一杯で、健常者の必死の訴えの表情演技まで手が及ばなかったようだ。
CVなしで映像表現のみを用いて視聴者へ訴えるのは、自信と相当の作画センスが要求される。
試しに、スクイズとの見比べで「誠」殺害後の「言葉」と「世界」の葛藤シーンを音声なしで視ると分かるが、迫力が全然違う。
ディオメディアの作画センスの限界が、この素晴らしい演出を削いでしまったと思うと残念でならない。

ただ、小鳥の演出を含めてだが「さとう」が文化包丁を「しょうこ」の首に突き刺し殺す描写は、頸動脈からの血飛沫には違和感を感じつつも、「さとう」を引っ掻き断末魔に喘ぐ描写や小鳥の死を比喩した痙攣描写など殺人過程はしっかり描ききっている。
ただし、グロ描写を強調し過ぎたことで視聴を打ち切った方々を出したという負の作用もあったが、{/netabare}これを斟酌して私的には高い評価をしたいと思う。

【声優】
原作を読んでいる方々には花澤さんはミスキャストだとの意見も多いが、原作を読んでいない私にとって可もなく不可もなしだ。
寧ろ、客寄せパンダ役も兼ねて、演技力が要求される「さとちゃん」役には適任だったのではないだろうか。
個人的には「しお」役の久野美咲さんの演技が輝いていた。
『WIXOSS』や『LOST SONG』でも思ったが、主役よりも準主役や重要キャラをやらせると巧いタイプかもしれない。
さとうの叔母役の井上喜久子さん。
『らんま1/2』から活躍しているだけあって、ベテランらしく味のある演技でサイコパスを演じていたのが印象的だ。
難しいキャラの「三星太陽」を演じた花江夏樹氏も好演だった。

ゆえに総じて高評価とする。

投稿 : 2018/11/23
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サンキュー:

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ハッピーシュガーライフのストーリー・あらすじ

松坂さとうには、好きな人がいます。その人と触れ合うと、とても甘い気持ちになるのです。きっとこれが「愛」なのね。彼女はそう思いました。この想いを守るためなら、どんなことも許される。騙しても犯しても奪っても殺してもいいと思うの。戦慄の純愛サイコホラー。(TVアニメ動画『ハッピーシュガーライフ』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2018年夏アニメ
制作会社
Ezo'la
主題歌
≪OP≫ナナヲアカリ『ワンルームシュガーライフ』≪ED≫ReoNa『SWEET HURT』

声優・キャラクター

花澤香菜、久野美咲、花守ゆみり、花江夏樹、洲崎綾、石川界人、井上喜久子

スタッフ

原作:鍵空とみやき(掲載 月刊「ガンガン JOKER」スクウェア・エニックス刊)、総監督:草川啓造、監督:長山延好、シリーズ構成:待田堂子、キャラクターデザイン:安田祥子、美術監督:谷地清隆、色彩設計:松原陽子、撮影監督:伊藤康行、編集:岡祐司、音響監督:立石弥生、音楽:亀山耕一郎

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