お風呂でツンデレなTVアニメ動画ランキング 10

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89.6 1 お風呂でツンデレなアニメランキング1位
無職転生 ~異世界行ったら本気だす(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1046)
4333人が棚に入れました
「俺は、この異世界で本気だす!」34歳・童貞・無職の引きこもりニート男。両親の葬儀の日に家を追い出された瞬間、トラックにひかれ命を落としてしまう。目覚めると、なんと剣と魔法の異世界で赤ん坊に生まれ変わっていた! ゴミクズのように生きてきた男は、少年・ルーデウスとして異世界で本気をだして生きていくことを誓うー!ルーデウスを待ち受けるのは、ロリっ子魔術師、エルフ耳のボクっ子幼なじみ、凶暴ツンデレお嬢さま、そのほかのさまざまな人間との出会い。そして過酷な冒険と戦い。新しい人生が動き出す!

声優・キャラクター
内山夕実、小原好美、加隈亜衣、茅野愛衣、森川智之、金元寿子、Lynn、浪川大輔
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

成長をやり直す物語…ですね。幹が見えないので評価しづらいです。

2期が来るので再評価中しようと思い3回目の視聴しました。

2話まで なるほど「無職転生」とは生前にひきこもりのニートだった人間が「異世界に行ったら本気を出す」という題名です。

{netabare} この「本気を出す」の前に条件が付くんでしょうね。「今度こそ」「力があれば」「美女が周りにいれば」はもちろんですけど「外に導いてくれる人がいれば」もあるのでしょう。

 つまり転生前の悲惨なイジメで内にこもった人間が精神的にも物理的にも外に出る…つまり成長するという話なんですね。

 優しい家族が描かれているのは、生前の家族との対比でしょう。子供への愛情の差なのかもしれません。転生後の両親の性行為の過剰な描写は、生前の両親は夫婦の愛情が冷めていたんでしょう。

 ロキシーのあのオナ〇ーシーンはサービスもあるでしょうけど、どちらかと言えばロキシーという人間の幼さと歪み、そして完璧な人間ではないというコンプレックスの表現として役になったいました。
 だから、成長著しいルーデンスに対して、コンプレックスを抱くと同時に、自分の不甲斐なさを思い知って、自分自身を一刻も早く鍛えたいという思いに駆られたのでしょう。

 ルーデンスの生前のせめて童貞を捨てたかったという願望からいって、ひょっとしたらですけど30まで童貞なら魔法使いになるという設定なんでしょうか。

 つまり、生前のルーデンスのコンプレックスの裏返しが転生後の成長につながっているという意味で、あの生前のシーンがカットインして、生前の声でモノローグが入るんですね。

 異世界に転生することで、力と家族と美少女を得る、というのは引きこもりニートの願望だった…と。で、生まれ変わったので本気を出す機会を得た、と。

 初回は、この生前の描写とモノローグが異世界への没入感を妨げている気がして嫌だったのと、異世界モノに飽きてなろう系に拒否感があったときなので、過小評価していたかもしれません。

 少なくともコンプレックス、家族、再生などのテーマが2話までで読み取れた気がします。1クール見て、更に気付きがあれば追記します。

 作画とかそういうのはいろんな人が言っている通りなので、その通りなんでしょう。が、本作の価値はそこよりも、生々しい人間の描写と、生まれ変わりは単にチート能力を得るということでなく、成長の機会を得たということなでしょう。

 変な推測をすれば、本作って事故で心停止の後の夢オチの可能性すらある気がしてきました。まだ、完結してないんですよね?そういう意図が見えなくもないですね。胡蝶の夢だと言われると納得できます。{/netabare}



5話まで やはり初回視聴時に気になった性表現と暴力表現にはちょっとひかっかります。これは見返しても全く同じ印象でした。
 
{netabare}  別に過剰だからというのではありません。人の欲望=現実を描こうという意図が無くはないのかもしれません。パウロの野性味=強さと性欲というキャラを描こうとしていたのかもしれません。

 が、どうもルーデウスの内面…中の人のモノローグとストーリーがセットになると、不快な気持ちになります。駆け引きともいえないような嘘…レ〇プまがいの脅迫だという嘘は、どうなんでしょう?
 これってパウロならやりかねないとゼニスは思っているということ?だとするとゼニスもパウロのステータスと肉体に惹かれて…だから仕方がないということでしょうか。このくだりがあるので、家族全員が気持ち悪くなります。

 それとエリスが誘拐された時やシルフィーのイジメの時のパウロに対する言動など、人のアラや苦しみに乗じた教育や説得などが非常に不快でした。
 また、あのシルフィの入浴シーンも普通のアニメならサービスシーンだし、微笑ましい場面ですけど、本作だと何か気持ち悪いです。

 これがノイズになりました。むしろひきこもり時代の肯定に見えてしまい、パソコンの中の妄想がそのまま異世界で具現したかのような感じにも見えてしまいます。ストーリーに関わるとしても、あのほのぼのした愛情に包まれているような家族が急に矮小化されてしまいます。2期の中盤につながるのでいいといえばいいのかもしれませんが…うーん。
(大いなる伏線の可能性があるので、だとしたらすごいですけどね。あるいはルーデウスの中の人の夢の可能性です)

 作画がいいだけに余計に生々しいのもマイナスに作用した気がします。パウロとの関係性で将来親離れ…親を越えるような展開になるので、パウロの勝手で奔放で短気なところが活きないとは言いません。
 そもそもあの家政婦のリーリャですが、家での件はいいですけど、その後の修行時代に純潔云々とかだらしない身体がどうこうというのはやりすぎな気がしました。

 それと4話~5話にかけての暴力性ですね。迫力もあるし、あの意識が遠のいたときに音が小さくなるシーンは本当に精神的なショックで鼓膜がジーンと来ているようでいいと思います。が、性表現と同じ意味でルーデウスの中の人の優越感がエリスの悲惨さと相まって不愉快でした。ここは淡々とモノローグ無しの方が良かった気がします。

 前回もここで一回嫌になった気がします。まあ、結局最後まで見ましたけど、3~5話はちょっと乗りづらい感じで、集中力が切れましたね。作画がいい事と、ルーデウスの中の人のモノローグが悪い方にでたかなあと思います。

 もちろん大きな話の中のエピソードですから向き不向き出来不出来はあるでしょう。私にとってはこの3話~5話が1回目の視聴時のハードルになったということです。

 2話までで描き忘れてました。2話の交通事故で2人の高校生らしきカップル?を助けるシーンがあるので、これは後から活きてくるんでしょうか。{/netabare}


7話まで。エリス成長パートですね。そしてギレーヌ、エリスとの3人で過ごした時間に意味がありそうです。

{netabare}  エリスは多分8,9歳くらいだと思いますが、乳揉みがあったりしてぶれませんが、このパートはエリスが変わってゆくのが上手く表現できていました。3~5話にくらべてかなり見やすく良い話になっていました。
 どうもパウロがクズすぎて、クズのルーデウスの中の人とセットになると見苦しくなるみたいですね。

 ルーデウスはエリス、そしてギレーヌを成長させることに成功したわけですが、自分が成長したかですね。引きこもり時代は人にものを教えることが無かったわけですから、当然成長したとみるべきでしょう。

 教えるということに関してはロキシーの手紙はルーデウスの一つ上を行っていましたから、ロキシーの成長も見て取れました。

 以前にシルフィにも教えていましたが、今回はエリスという癇癪もちです。人間をコントロールすることを覚えたのでしょう。対領主などひきこもりだったルーデウスが人間の意図を読み取ってうまく対応していました。
 結果として、エリスの技能を良く観察することで、エリスのダンスの成功につながっていました。そうするとモテるようになる、というのもまた成長ですね。

 このパートで初めどうなるかと思ったエリスがちゃんと成長していることに感情移入できますし、エリスが剣術に対する自信とこだわりが生まれたわけですね。ここを良く見ておくと2クール目の最後の選択の意味が分かってきます。

 なお、OPの時間の使いかたは上手かったですね。前回の繰り返しと尺稼ぎ的なOPで時間を浪費する作品ではなく、6話は特にルーデウスが生活に慣れる、エリスが魔法を覚えるなどをOPで処理していました。
 OPに力が入っている作品も大いなる楽しみなのですが、本作の時間の使いかたは参考にしてほしいところです。

 そうですね。いろんな話が入っているので忘れますが、あの空を飛ぶ城とあの厄災の原因となった玉ですね。どうなるんでしょうか。ロキシー人形は…まあいいでしょう。媚薬の件といい、どうしてこういう性的なモチーフを散りばめるんでしょう?別にエロくていいんですけど、全部ですからね。{/netabare}



10話まで 物語が展開します。が、進んでいるような進んでいないような。

 8話~10話です。一旦設定の整理です。

{netabare} 人神がでることで、転生の理由が竜神?かもしれないという人神の更に上の存在であろうことが提示されます。そして、人神はある程度未来を予知できるような能力がありました。
 空飛ぶ城の中の人間たちは今回の黒い玉が魔力爆発を起こした件については、承知しない感じで、ラプラスが怪しそうだ、となります。

 さて世界観が現世にたいして、異世界。そして竜神による転生。という1つ目の構造。2つ目が人神。3つ目がラプラスVS空飛ぶ城、黒い玉?がここに入るかわかりませんがこの構造。2つ目と3つ目の上下関係はわかりません。この後さらに化け物じみたロリ女神みたいのが登場するんですよね?

 スペルド族はこのラプラスVSの戦いに昔は絡んでいたみたいですね。

 魔族というのは種族ではなく、魔法を操れる民族というイメージみたいですね。言語はこれに対応している感じです。
 ユダヤ人とは人種ではなく民族だ、というのと一緒でしょうか。我々の世界ですと宗教と絡むことが多いです。ただ、獣人語というのは人種と対応しそうなので、ちょっと設定が不明な部分はあります。本作ではそこまでは現状では言及していません。

 スペルド族とかロキシーの実家とかは人属で魔族です。身体的特徴がありますので、人種ではあるのかもしれませんが、村の単位ですからこの辺はちょっと判然としません。

 政治形態は王政で貴族制…封建制度なんでしょうか。宗教国家的ではなさそうですね。もちろん大陸と国家の関係とかが現状は不明です。

 それとパウロの家はみんなクズみたいですね。この跡目争い的な話も出てきました。

 と言ったことを説明した感じですね。ストーリーで設定を説明しているし、エピソードにはなっているのは好感がもてますが、3話から5話とは違う意味できついパートです。10話は緊迫感もあるので面白くなりますが、89話は中だるみ感があります。

 ギルドが出て来たりしてせっかく独自性があるストーリーだったので既視感も出てきました。
 また、人神登場で中の人のイメージがはっきりしてしまったので、やはり異世界感が薄れてしまいました。本作2つめのハードルになりました。1回目の評価が低かったのはこの8,9話によるところが大きいかも。


 作画については、たしかに戦闘シーンの迫力はすごいし魅せてはいます。が、物語が展開しないときの画面が止め画が結構多くてちょっと退屈でしたね。作画がいいという感想には少なくとも戦闘シーン以外にはなりません。
 人物のフォルムも「処刑処女」の方がデッサンという意味では人体に近かった気がします。それとロキシーのキャラデザと作画だけ異様にいいのは気のせい?

 むしろ画面作りが凝っている、というほうがしっくりきます。戦闘シーンはごく短いシーンなので作画はかなりいいと思いますが、構図やエフェクト、カット割りでスピード感を出している感じです。

 背景美術と人物の色合いが非常に近くて、画が独特ですね。背景美術と人物のピントをずらすことで、臨場感がある画面になっています。
 この辺の技術では「高木さん」が重ねが多くてすごいなあと思いましたが、これってかなり手がかかった技術なんでしょうか。

 リミテッドアニメは総合力なのでアニメを作る力としては本作はあると思いますが、動きではそこまで感動は無かった気がします。作画がいい、というのは画面が優れているという意味なら納得します。動きは、2クール目の方がよかったかな。最後の方のバトルはすごいのありました。

 謎というか設定はやたら多層的ですが、風呂敷畳めるんでしょうか?また、ルーデウスの冒険に必要な設定になるのでしょうか。その辺りが楽しみです。{/netabare}



1期総評 11話まで。

 11話のアクションシーンは迫力がありました。また、木にたたきつけられて命を落とす子供とエリスの対比など、演出面での秀逸さは現れていました。

 ルーデウスの中の人が、新たな人生を得て成長をやり直す物語ということでしょう。
 一方で、話の断絶感があります。これは、あの黒い玉(魔力爆発)も物語を展開させるための仕掛けなのかもしれません。後から理由はつくにせよ、原作者が同じ場面を続けていると飽きるだけという気もしてきました。

 それが、結果的にですけど、成長物語…冒険ものとして、旅と登場人物が変わってゆくことになったのは、いいと思います。最近のラノベはどうしても登場人物が固定化します。出会いと別れのストレスがあるのは悪くないですね。ただ、まあ視点がシルフィ、ロキシーですから、少女ばっかりですけど。

 性的な描写があるのは全然いいんですけど、ルーデウスの内面とセットになると非常に気持ち悪いですね。もう少しメリハリがあっても良かった気はします。
 ここを合わせて考えると、描きたいものを描いているだけという雰囲気もなくはないです。なろうは連載ですからね。転生の意味と人神の設定くらいはあるかもしれませんが、ちょっと場当たり的な気もしてきました。

 だから先が読めないというか種まきがないというか。太い幹が見えないと言えばいいかもしれません。エピソードありきで頭を使わなくても楽しめる話になっているので、面白い部分は面白いですが、正直飽きが来る部分はあります。

 時間経過が早いので時折年齢を忘れますが、誕生日の数日後に飛ばされたから10歳でいいんでしょうか。そうなると中の人が30数歳でしたから、実質40数歳ということですが、そうなるとどういう基準でルーデウスの成長度合いを見ればいいのか時折、混乱があります。

 子供の声の時は10歳だから納得できる部分も、こいつが40歳超だとするとうーんと気持ち悪い面はあります。ただ、再生の物語だとすると、引きこもり期間は子供どころか赤ん坊に等しかった…ということなんでしょうね。考えようによっては強烈なオタク批判ですけど。


 アニメ作品としての力の入り方はなかなかだったと思いますし、1回目は過小評価だったと思います。思いますが、都合3回。今回じっくり見させてもらいましたが、それほど名作というわけではない感じはします。秀作…という感じですね。面白いけど、キャラ造形、テーマ性、エンタメ性でちょっと物足りない感じです。センスオブワンダーはちょっと感じます。
 
 ただ、連載ものですからね。ずっと100点では無いし、右肩上がり、下がりどちらもあり得ますから、最終評価はやはり最終回でしょうね。
 今のところストーリーは75点、画面作りは90点、トータル80点という感じです。そうはいっても本来2クール目合わせての1期ですから2クール目合わせての評価が本当なのでしょう。

 最近はキャラデザと作画でアニメ作品としての評価が決まるような傾向を感じています。その点が私の見方とはかなり違うので、私の好みとトータルの評価がズレるのはしょうがないかなあと思います。



なお、初回のレビューは消しました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

ミロク さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

高水準クオリティのはずだが、不当な低評価・荒らし・煽りレビューが目立つので対応を検討。

異世界作品の中では随一の品質であると言えます。
ただ何故か不当な低評価を付けるアンチや荒らし連中が多い。
その大半の理由として挙げられるのが「主人公が気持ち悪い」という『アニメの完成度』とは全く関係のない個人の好みである『性質への主観評価』である。
この『アニメの性質』だけで他の評価も不当に下げられる始末。


※【『レビュー絞込検索』をすれば、すぐに分かります。】※


『性質への評価』を投稿した方々は、逆に貴方達が高評価した作品にも「同じ事が言える」という事を理解しているのでしょうか。
この「性質への評価」については後述します。



無職転生は原作未読、特別に思い入れがあるというわけでもないが、このシーズンでは最も完成度が高かったのを記憶している。
物語構成、世界観、緻密な設定、背景やキャラの見せ方、演出、メッセージ性など、どれを取っても他と一線を画す出来栄えになっている。

陳腐な異世界物ではない。
分析的に視聴すればより顕著にそれがわかる。
道具一つとっても描写がとにかく丁寧で凝っている。

「絵」だけでキャラの心情や背景等も理解しやすいよう配慮されている。
そしてオープニング音楽(複数曲)を大陸ごとに切り替えて使用している。
声優に関しても非の打ち所がない。
作画は高次元に良く、近年のアニメ作品と比較しても最上と言っても過言ではない。

無職転生のファンでなくとも、高評価せざるを得ない完成度。
2クール目を加味しなくとも高水準である。

しかし、上記でも述べた悪質な連中が思いの外多いので、今回下記のように指摘させてもらう。



まずは「この作品を高評価する人間は現実では●●だ~」「現実逃避をしている~」と、煽るレビューがあるので、逆に返します。

ここ近年のアニメの傾向として可愛いヒロインを押し売りする様な物ばかりが出て、それがなぜか高評価を受けています。(物語がぱっとしないにも関わらず)
「高評価する人は現実では●●だ」と主張する側の全く同じ論理で、リアルで彼女いないんですか?可愛い女の子達を見て癒される必要ありますか?現実逃避ですか?(笑)となるわけです。

「この作品を高評価する人間は現実では●●だ」という輩の高評価している作品を見ていますが、大体が「最強主人公」「ラブコメ」「可愛い女の子達が主役」に偏っている。

しかも他の作品と比べて評価項目が平凡レベルなのにもかかわらず満点に近い評価。

※【不当な低評価を付けている連中の高評価する作品の傾向を見れば分かります】※

中二病ですか?(笑)スカっと系が好きな中二病の痛いお子様ですかね(笑)現実で無双出来なくてアニメで現実逃避(笑)


『最強主人公』『ラブコメ』『可愛い女の子が主役』系のアニメは、現状リアルでダメダメで勉強も運動も出来ない、彼女もいない充実していない……等、そういう奴が現実逃避で楽しむ作品だよね(笑)
いいよね!アニメで夢を見られて。現実は悲惨なのに(笑)
高評価で絶賛してる人はまあ……そういうことだよね(笑)



と逆に煽り返すが可能です。
現実と乖離している分、こっちの煽り返しの方が効果抜群です。
完全にブーメランが刺さっています。

このシーズンのアニメのランキングでウマ娘が1位をとっていますが、まさにそれを物語っていると思います。

あれが普通の馬だったらどうでしょう、あれが可愛くないキャラだったら魅力を感じるでしょうか。可愛いヒロインだからこそ成り立っているわけです。特に男受けが良いからこそ、強引に擬人化してキャラを可愛くしているわけです。

可愛いヒロインが出ているからという理由で満点評価を付け、この作品には不当な低評価をつける。
この作品では「癒し」や「最強」等を感じ取れない為、現実逃避しづらいという理由もあるのでしょう。


「現実逃避をしているか否か」の観点なら、「可愛い女の子が主役の癒し系」「主人公最強系」の方がよっぽど現実離れしていますし、「ご都合主義なラブコメ物」も現実から目を逸らしています。

現実逃避したい人、ご都合主義の世界に浸りたい人からすれば、この作品、無職転生との相性が悪いのかもしれません。

この作品は現実との距離が近く、人間の悪い部分(男女の性欲、理不尽な災害、殺人)等、沢山出てくるので、幸せな気持ちになりたい人(現実逃避したい人)にはとことん向きません。


私は別にこの作品の信者ではありませんが、完成度だけは他の作品よりも突出して高いと考えています。
その為、荒らしによる不当な低評価とレビューを見て大変不快に感じました。彼らが高評価している作品はお世辞にも完成度が高いとは言えません。他のレビュー者も言っていますが「ネガティブハロー効果」が起きています。

これだけの作品に仕上げてくれた制作会社への敬意すら感じない。
制作会社は報われませんね。

その為この作品、自分の中では4.6くらいの評価ですが、5にします。
本来自分がアニメに点数を付ける事なんてありえないのですが、価値観の一言では片づけられない、あまりにも偏ったレビュー・不当な低評価が目立つので対応します。

仮の話で、アンチや荒らし連中の行いが「価値観の一言」で片づけられるならば、子供向けの作品、主人公最強系、可愛いヒロインだけが出る作品、スポーツや音楽系の作品など、
自分はこのへんが特に嫌いなので低評価をつけますよ。これは不当な低評価ですか? でも貴方たちのやっている行いが正しいものとするなら、
「不当評価なんてものは存在しない」ってことになりますからね。



『好みは人それぞれ異なる、各々の価値観だ』という主張は理解できますが、だからといって全く道理に合わない低評価は目に余ります。




本来、低評価すべき作品というものは、例えば「作画崩壊or作画が雑」「声優が棒読みor下手」「物語に一貫性がない、矛盾」「キャラが立っていない(掘り下げ、個性不足で存在感がない)」「音楽が合わない、うるさい」など、こういった形である事が普通であり、その上で他作品の評価状況と比較した上での判断になります。

この作品はどの項目においても、十全に近い状態で丁寧に制作され高評価に値します。無論、他作品と比較しても高水準です。
これは決して贔屓をしているのではなく、明らかに他の作品と比較しても桁違いにレベルが高いから言っています。



貴方達も自分が高評価する作品を「最強主人公が出る奴は中二病、キャラ評価☆1」「可愛い女の子だけが出るなんて非現実的、キャラ&物語の評価☆1」「ロボットがダサすぎて集中できなかった、それ以外は割と普通だけど、ロボットがゴミ過ぎて途中断念、オール☆1」「擬人化とか気持ち悪すぎオール☆1」「主人公覚醒とかご都合主義過ぎ、オール☆2」「仲間の慣れ合いがキモい、作品全体としては良いけどオール☆3」「ラブコメとかリアルで恋人いない奴が視聴する作品(笑)主人公やヒロインは美形ばかりで非現実的、それだけで他の良い要素ぶち壊す程なのでオール☆1」など主観に偏り過ぎる評価をされたら嫌でしょう。これを『価値観』の一言で片づけたら更に荒れます。

そもそも、それぞれのアニメ作品ごとに『性質』があります。
この『性質』を単純な「個人の主観的過ぎる好み」で評価していたら、
制作側も何の考えもなしに「視聴者受けの良い作品」ばかりを世に送り出して「似たような作品」が大量に溢れ出てきます。

もう既にそのような兆候は出ています。先ほども言った通り「とにかく可愛い女の子を主役にした作品」を出せばウケが良いだとか、そういう「個性のない作品」ばかりが増えてきています。

「個人の好みで作品を評価するものだろ!」と主張している人は、貴方が高評価する作品を上記の様な「他は完成度高いけど、キャラが非現実的だし、全く共感できないから☆2が妥当かな(笑)」「グロ作品なんだろうけど、グロ嫌いだから☆1」「恋愛作品なのはわかるけど、恋愛嫌いだから☆3」なんて『性質』への主観的過ぎる評価で作品の点数を下げられたらたまったものじゃありませんよね。

だからこそ「性質」ではなく純粋な『完成度』に着目して評価するべきなのです。
そうすることで多様なジャンルの作品が生まれますし、制作のモチベ向上にも繋がります。

「完成度」に着目せず、ただ「個人の性質への主観的過ぎる好み」で評価する人は視野が狭いですし「自分が同じ事をされたら嫌」ですよね。
「自分が同じことをされても良い」という考えの人は名乗り出てください。
貴方が「個人的過ぎる好みで性質への低評価をしているレビュー内容」をそのまま「貴方の高評価する作品」に返す事もできますので。
例えば「キャラが気持ち悪い」というのも、そのまま貴方の高評価する作品にも当てはまります。どの作品にも共通して言えることです。
何故なら「個人の好み」だからです。

「完成度」についても個人の主観的要素は当然含まれますが、少なくとも、
「キャラ嫌いだから」「バトルがないから」「主人公が最強じゃないから」「ご都合主義じゃないから」なんて「性質についての主観評価」にはならないはずです。

この作品は確かにキャラの個性が強いですが、それはあくまでもアニメの「性質」に過ぎません。「性質への評価」が罷り通のであれば、貴方の高評価する作品に低評価を付ける事ができます。

この流れは作品の幅を狭める事にも繋がりかねないので、「完成度」に重きを置いて「評価すべき」と繰り返し言っています。



純粋に完成度の高い作品を不当に貶す行為は、制作会社への侮辱でもあるので、今後の事も考え、私は絶対に許しません。

手抜き作品に対する批判であれば分かりますが、今回の一件に関してはあまりにも的外れな主観が入り過ぎている「不当な低評価」と言えます。
真面目に他作品と『完成度』を比較してください。


ただでさえアニメ業界は低賃金であるというのに、頑張って制作した「完成度が非常に高い優れた作品」を個人的過ぎる感情で不当に貶すのは大変失礼です。

アニメ業界の未来の為にも、
完成度の高い作品は、制作側への感謝の気持ちを込めてください。
逆に完成度の低い作品は相応の評価をしてもらって構いません。



また無関係の人をむやみに煽る民度の低い方達もいる様なので、通報もしておきます。

現実に近い物語だとしても、現実とアニメは別物です。
現実に置き換えて話そうとする輩は揃って荒らしです。

この作品以外にも上記で述べた「性質への主観評価」が沢山見受けられますが、私は今回此方の作品を取り上げました。

なぜなら、此方の作品については特別「完成度が非常に高い」からです。
純粋に制作会社を賞賛すべきです。
にもかかわらず、「キャラの特徴」性質だけの的外れなレビューに加え全く妥当性のない不当な低評価をしている方が沢山います。

そんな事ばかりしていたら「偏った性質」「視聴者に媚びる個性のない作品」ばかりが世に出てきます。



私が強い憤りを覚えているのは「この作品だから」という特別な理由ではなく、「完成度が非常に高い作品だから」というものです。
「完成度が非常に高い作品」であるにもかかわらず、全くもって不当な低評価、的外れなレビューをしている方々が沢山いたのを確認したので、今回初めて投稿させていただきました。



今後このような『完成度の高い作品への不当な評価及び侮辱』が続くようであれば、不当に評価する者をリストアップした上で様々な角度から対応を検討します。

※ちなみに現在不当評価者(荒らし含む)をざっと確認したところ、同一人物と思われるアカウントが多数見つかりました。私の中では別々の人間が不当評価を行っているものと考えていましたが、このようなケースもあるんですね。
下げられた分の評価を上げる等の対応も今後必要になって来る場合があります。加えて彼らの扱いについても十分に検討する必要がありそうです。

ひとまず現在の不当評価者(荒らし含む)と新規の不当評価者の動向を観察し対応方法を決めていく次第です。

※【不当に低評価する人間、荒らし等の情報は『レビュー絞込検索』(☆3~☆1)をして、彼らのプロフィール内に入れば高評価作品の傾向&偏りを掴む事ができます。(絞込検索をした後、サイト内文字列検索で「2022/01」と最新の日付を指定して検索すれば不当評価者の最新投稿を取得可能です)】※

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久々に「本気」を感じる、本格派異世界転生ファンタジー

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
タイトルからして、なろう系の異世界転生丸出しですが、数多ある作品群の中では、かなりの高クオリティ。

作画も良いし、音楽も良い。なろう系異世界転生の中では、心理描写や成長過程が丁寧に描かれている。作品としては充分に良作(☆4)だし、今期の暫定順位、個人的に2位(1位はウマ娘2)。

基本は楽しんで観られました。

でも、「私には」少し「合わない」ところがありましたね。

アニメの中身としては、高評価されている他のレビュアーさんのものの方がずっと参考になると思います。

私のレビューは、主にニートに関する個人的な思いと、私のような難癖をつける人に対しては、もう少しこういう演出や脚本にしてほしいということで、批判的な雑談レビューになります。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
例えば、莫大な借金苦から極貧に喘ぐある男が、宝くじで10億円当たり、金持ちになり、もうあんな生活に戻りたくないと精一杯に生きたとしよう。

この男を応援できるかは、借金をした理由と、極貧時代をどう生きてきたか次第だろう。

やむにやまれぬ事情で背負った借金か、ギャンブルや風俗に突っ込んだ故の借金か。

借金に苦しみながらも必死に働き、それでも利子分にもならない辛い人生なのか、生活保護を不正受給してへらへら生きてきたか。

もし共に前者ならば、私は彼が人生をやり直すことを応援する。もし共に後者ならば、それが宝くじで帳消しになったことに理不尽さを感じるだろう。

本作に重ね合わせるならば、借金をした理由には同情できても、その後の生活に関しては応援できない、というところだろうか。

総括に書いたように、作品としてのクオリティには疑いようがない。良いアニメです。

ただ、主人公に感情移入出来るかというのは、アニメを観る上でとても大切なことだと思いますが、私はその点で躓きました。

どうも私は、ニートに厳しい。

無職や引きこもりに厳しいわけじゃないんですよ。ニート(Not in Education, Employment or Training)にです。

端的に言うと、「無職(失業者)転生」や「引きこもり(対人恐怖症)転生」なら応援できるけど、(本作は実質)「ニート転生」なので、応援できないんですよね。

無職や失業者やフリーターと、ニートとの違いは、「やる気の有無」です。ニートの定義は、「働いてないし勉強してないし、働く気持ちもない人」。ニートは憲法違反。

例えば、本作の主人公のように、いじめや対人トラブルを抱えている、また、生まれ持った事情などから引きこもりになること。また、置かれた家庭環境や怪我、病気から働けない、等は同情の余地があり、(限度や程度はあるが)社会全体で支えていくのは大切だと思っています。

でも、ニートは違う。

健康なら、まず働け、納税しろ。

本作の主人公に対して気に食わないのは、「いじめられたから引きこもりになった」「だから働けないのはしょうがない」みたいに、引きこもりと無職を=で繋げている点、自己正当化している節があるところです。

いじめられて対人恐怖症になり、引きこもりになるところまでは理解できるし、クソみたいないじめっ子の恐怖がない異世界に転生したら、素敵な人生を歩んでほしいと思えます。

ただ、普通の能力と生活環境があるなら、対人恐怖症であっても、在宅で働けば? 内職でも投資でもなんでも良いからさ。今のご時世、パソコン1台あれば、人と顔合わせなくても結構働けるはずです。

そもそも、この恵まれた国(日本)で、本気で生きていけないなら、どんな環境でも厳しいでしょ。異世界に転生するのは、なぜか現実世界で上手くいかなかった人ばかりですが、もし私が神様だったら、現実世界でも本気で頑張ってきた人を優先的に転生させるけどな~。「異世界行ったら本気出す」ではなく、「異世界行く前に本気出せ」です。

私は別に、「一度つまずいた人間は、もう何もするな」なんて思っているわけじゃないです。人生は一度きりなんだから、再チャレンジでも再再チャレンジでもした方が良い。

本作の場合、主人公が実質のニートであっても、それに苦しみや後悔を抱いている描写や、何かを変えようともがいている(行動する)、それでも上手くいかない悔しさ、葛藤みたいなものが、序盤にちゃんと描かれていれば、私も他の皆さんのように純粋に本作を楽しめたと思うんです。

私は、成功者が好きなんじゃなくて、戦う者が好きなんです。それが、結果的な敗者であっても。

この辺、原作ではもっと丁寧なのかもしれませんが、少なくともアニメを観た範囲では不十分、、、というか、わりと引きこもりニート生活を満喫してなかったか?という点が非常に勿体なく感じました(後半になって、ニート時代に戻りたくないという描写は増えたけど、そりゃ誰でもそうです。私が問うているのは、その時どれほど辛かったのかではなく、その時どこまで戦ったのか、です)。

まあ、「いつかはニートの自分を変えたい」と思っていたからこそ、とっさに事故から助けようとしたんだろうし、いわゆる「蜘蛛の糸」的な話でしょうが、にしてもな。そもそも、「蜘蛛の糸」は、芥川一流の皮肉的要素が大きいし。

終盤になり、世界がダイナミックに動いていくことで、「おおっ!?」と、面白くなりました。実は、この作品が「異世界転生系のなろう小説の元祖」で、現在の雨後の筍くん達は、本作を模倣しているとの情報も聞き、好感度は上がりました。

特に、11話は大変素晴らしい。策士策に溺れる展開。魔力はあっても、戦士としての状況判断も覚悟も、人としての経験も足りない。この辺は、リアリティがあって良い。そして、戦士として認めらる、熱い流れ。失敗と成長。異世界転生のお手本にしてほしい。

2期、当然観ます。

だからこそ、もう少しでいいから、ニート生活で戦っているところを序盤に描写してくれていれば、私は今期の覇権にしたかもしれません。2話がなければ、久々に☆5つけたアニメだったな~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
またもや異世界転生。もし私が神様なら、無職の引きニートではなく、優秀で努力もできるのに、夭逝してしまった偉人の卵を転生させるけどな。赤ちゃんから丁寧にやる異世界転生は珍しいかな。

2話目 ☆1
オナニーシーンは、必要か? なんだろう、蜘蛛の糸的な? いじめられていたからニートもしょうがない的な? てか、裸にして校門にはりつけなんて、流石に通報されて警察だろ。

3話目 ☆2
まあ、親も親だけど、子も子だな。

4話目 ☆4
親父のクズっぷり。なんとなく、きれいにまとまってたかな。

5話目 ☆3
ガチバトルだな。めっちゃ強い。

6話目 ☆4
旦那様、なかなか面白いキャラ。

7話目 ☆5
そこの後悔を、もがいている姿を、現実世界でもちゃんと見せてくれたら良かったのだけれど。原作では丁寧なのかな? メルカリで売る(笑) 失敗されて笑われるところを、過去の経験から見過ごせず、対人恐怖症にも関わらず踊るのは良い。

8話目 ☆4
クズな提案(笑) 演技しすぎ(笑) 母親も好きだったのか、それが一番意外(笑) 母親の心情も丁寧に描くのな。貴族の権力闘争。これだからDTは(笑) まあ、貴族ならこの年齢からでもアリだよな。作画しっかりしてるな~。なんか、イロモノキャラいっぱい(笑)

9話目 ☆4
転移か。精神体は変わらないんだな。スペルド族。ここで、後悔を持ち出す。ルイジェルドを助ける。

10話目 ☆5
この回は、かなりきちんと魅せてるな。異世界をちゃんと作っている感じ。

11話目 ☆5
策士策に溺れる。そして、冒険者としての正論。魔力はあっても、戦士としての状況判断も覚悟も、人としての経験も足りない。この辺は、リアリティがあって良い。戦士として認められた。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 45

71.2 2 お風呂でツンデレなアニメランキング2位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (985)
5217人が棚に入れました
イリヤは穂群原学園に通うごく普通の女の子。ある日、飛来してきたカレイドステッキの人工天然精霊マジカルルビーによって、強制的に契約を結ばれ、魔法少女プリズマイリヤになる。本来のカレイドステッキの持ち主の魔術師・遠坂凛に命令され、冬木市に眠るというある危険なカードの回収の手伝いをすることになる。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、植田佳奈、伊藤静、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、伊藤美紀、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

長期に亘る外伝アニメ化シリーズの礎を築いた偉大な?ロリ作品

『Fate』シリーズのイリヤが魔法少女に!?
外伝漫画シリーズ(未読)のアニメ化作品の第1期目。


【物語 4.0点】
単体で観ると、どぎついロリ成分と、マニアックな萌えに時々むせ返りそうにはなるもののw
『Fate』を魔法少女物の王道に置き換えた、まずまずのスピンアウト。


ですが、その後、4期『~3ドライ!!』+劇場版まで視聴した上で振り返ると、
優秀な1期目だったと評価がアップします。


ロリっ娘コスプレ趣味に訴求した「クラスカード」設定も、
『~3ドライ!!』までにこのシリーズなりの「聖杯戦争」として、
ある程度説明が成され。

美遊の過去も『~雪下の誓い』にて判明。


その上で本作を観ると、
イリヤの弱気で泣き虫という平凡な魔法少女属性についても、
冷徹な魔術理論に基づいた『Fate』の世界観に対して、
理論をひっくり返す奇跡をもたらす魔法少女像が追求されていると分る。

ライバル魔法少女・美遊の、
不器用で、ボッチになりがちだけど寂しがり屋な属性についても、
理由を知った上で再確認すると、いじらしくてニヤニヤできる。

など、この1期は後で壮大な展開を上乗せしても崩れない土台となるよう、
考え抜かれているな~と感心します。


一方で、肝心のイリヤの正体など、謎も多く、
シリーズは未だ底を見せていない。


私のツボ:{netabare}第四話にてイメージだけで空を飛んでしまうイリヤと、
物理法則に基づいて足場を築いて空を“跳ぶ”美遊。
による性格の違いの明確化。{/netabare}


【作画 3.5点】
描き込んだのは、入浴多めなイリヤちゃんの、
透き通った小学生の白肌だけじゃない!

シリーズ通じて、高橋 賢氏をアクション作画監督に据え、
戦闘シーンが熱い『Fate』ブランドに寄与している。


【キャラ 4.0点】
ここは魔境・深夜アニメ。女児に夢と称して玩具を売りつける必要がない。

それを良いことに?視聴者に魔法幼女萌えを煽るロリコン・ルビーさん
&生真面目な毒舌でキャラを貶める・サファイアさん。
両・魔法ステッキが大放言w


その他、“年増ツインテール”こと遠坂凛
VS“高慢ちきな金髪縦ロール”ことルヴィア
のギリギリ魔法少女舌戦。

より“お兄ちゃん”属性に拘束された衛宮士郎。

実は高校より小学校教師の方が似合っている?藤ねえ。

などなど『Fate』キャラを絶妙に壊し、ファンの腹筋を攻撃w


一方、イリヤ同級の小学生たちもやがて、
元気属性は無邪気過ぎてアブナく、
“腐る”女子は朽ち果てて{netabare}BL{/netabare}の沼にハマっていくことになるが、
本格的に壊れるのは2期『~2ツヴァイ!』からで、
1期は種蒔きのクール。

ただ、最後は、{netabare} 魔法少女ペアの濃厚接触
→地球より重た過ぎてドン引きする二人の友情(※一方通行){/netabare}
で締めくくり、波乱の次期に向け助走は十分で、
“大きなお友達”だけに向けて暴走する方向性が確定w


【声優 4.0点】
イリヤ役は本編と同じく門脇 舞以さん。
時に、ロリ特有の気の遠くなるような情けない高音域をかすれさせながら、
平凡な日常をぶち壊す各種ハプニングにツッコむ。

けど、やる時は涙を堪えて、勇気を振り絞るピュアな女の子を熱演。

(この外伝に慣れてしまうと、バーサーカーを引き連れている方のイリヤちゃんは、
一体、どこで道を間違えたのだろう?と悔恨してしまいますw)

美遊役の名塚 佳織さんも寡黙で、時にズレた真面目発言を重ねるなど
周囲がボケ通し、ネタを提供しまくるので、ツッコむイリヤ役の負担は大きいw


その他、本編からのキャラ役も含めキャストはシリーズ通じてほぼ不動。

それだけに、「カレイドステッキ」サファイア役・松来 未祐さんの早逝は、
ポッカリ穴が開いたようで、返す返す惜しまれます。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は加藤 達也氏。明快なメロディーでギャグと魔法戦に無難に対応……。
と行きたい所ですが、問題は曲名。

「少女の日常」に「少女のじゃれ合い」。「少女、絡まる」に「少女よ星になれ」
と全曲名に“少女”を付す執念で、ロリアニメのアイデンティティーを確立w


『Fate』と言えば処刑用BGM「エミヤ」。
数あるバリエーションの中でも実は本作の「少女進化!」が私のお気に入りだったり。


OPはChouChoの「starlog」。他に挿入歌も一曲。
後に4期『~3ドライ!!』のOPも歌う。
『イリヤ』とは『ガルパン』に次ぐ縁の深さ。


EDは声優ユニット・StylipSの「Prism Sympathy」が、
小学生イリヤのキラキラした日常を既成事実化。

(因みに、後に、この曲が再起用された『~3ドライ!!』4巻付属OVAの運動会ダンスは、
ロリコンを即死させる危険な宝具らしいので、該当者は絶対観ないようにw)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

tachibana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

実はFate 全部見てないんですよね~

何がいいか、もちろんopです。w
素晴らしいメロディーのこのopはChouChoさんの『starlog』です。
いや、もう。何と言えば伝わるのか分かりませんが、Chouchoさんには珍しい(?)アップテンポ(?)な曲でテンションがあがりますよね!
このアニメを見始めてopがChouChoさんだと分かった瞬間、視聴が決定しましたww(元々ChouChoさんのファンだったので)
9話の挿入歌「kagami」もこのChouChoさんが歌っており、テンションが上がり、一回転して感動しました。(笑)

ここで、少しChouChoさんの曲のステマ(?)…………もとい紹介をしておきたいと思います
ChouChoさんは
『カワルミライ』(神様のメモ帳op)
『authentic symphony』(ましろ色シンフォニーop)
『ハルモニア』(空の軌跡ed)
『優しさの理由』(氷菓op)
『DreamRiser』(ガールズ&パンツァーop)
『空と君のメッセージ』(翠星のガルガンティアop)
などの曲を歌っていらっしゃいます。(正確には『優しさの理由』より前は「ちょうちょ」という名前)
是非聴いてみて下さい!おすすめです!!
ん?紹介になっているのか、これ?

因みに二番の途中で「彼こそ~~」って言っているように聞こえる部分(笑)は「kaleidoscope」って言ってます。
kaleidoscopeの意味は「万華鏡」です。
どーでもいいですか、そうですか。

edは………………普通の良edです。
StylipSが歌っている『Prism Sympathy』です。コレ聴いて寝るとよく寝られそうな気がします。(適当)
作詞はこだまさおりさんが担当しています。
こだまさおりさんについては『氷菓』のレビューにでも書きたいと思います。

さっきから()とか「」とか『』とか打ちすぎて疲れました。
どーでもいいですか、そうですか。


疲れたので、そろそろ本編のレビューを書きたいと思います。(笑)

最初に言っておきますが、この作品はFate/stay nightや、Fate/Zeroを見なくても全然ついていけます。
まあ、ぶっちゃけギャグアニメみたいなもんなんで、気楽に見ればいいと思います。(笑)
イリヤの性格とかが変わっていても無視です。いやー並行世界って便利っすねー(棒)


さて内容ですが、このアニメのストーリーを表すのにぴったりな二文字があります。
ズバリ!
『王道』
です。これに尽きます。

このアニメはとにかく魔法少女もののテンプレストーリーをそのまんまなぞっています。
なので、「面白くないと思う人もいるんだろうな~」という感じでした。
しかし、友人の言葉を借りると、「王道だから強い」のです。
テンプレというものは言わば完成されているので、ある程度は満足できるんです。そこにないのは意外性だったりするわけですが。(杖が喋ったりするのもな○はさんで見ちゃいましたしねww)
あとこのアニメの特徴はとにかくあざとい!
「あ〜狙ってますね~~~(・。・)」
みたいな構図、シーンが多いこと多いことww
もう少し自重して、もっとやって欲しかったです。(錯乱)
まとめると、
・魔法少女ものが見たい
・Fateのキャラが見たい
・ロリ成分が欲しい
・ChouChoさんのopを聴きたい
なんて人なんかは見るといいのかもしれません。


ここで豆知識なんですが、これでもかっ!というほどあざとかったイリヤちゃんについて。
実はこの作品がやっていた2013年夏期にこのアニメの主人公(イリヤ)の中の人、門脇さんがこの他にもう1作品主人公を務めていました。(幻影ヲ駆ケル太陽の太陽あかり)
当時、私は門脇さん大丈夫かな~って思ってましたね。

知ってるだって?そんなもん関係ねぇ!!
オチ?そんなもんねぇよ!!(`・ω・´)

幻影ヲ駆ケル太陽のopも超良作ですよ~!!
どーでもいいですか。そうですか。

最後に、
今回のレビューは特にグダってましたが、最後まで見ていただき、ありがとうございました。
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

あしすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

自分はB級アニメが好きなのだということをつくづく実感しました(笑)

現在放送中のFateを、1期も含めてハードディスクで寝かせているのですが、それ以前のシリーズを全く見たことがなかったので、ここ数週間で頑張ってFateシリーズを一気見しました。

疲れましたw

実は最新シリーズはまだ見ていないのですが、それはFate/stay nightのルート違い版でしょうから、現時点でFateシリーズの世界観自体はだいたい分かったと言ってしまうことはお許しを(笑)


それで話を戻しますが、自分はFateの中ではこのプリズマイリヤが一番好きでした。

その理由が、タイトルのように自分が「A級アニメ」よりも「B級アニメ」のほうが好きだからです。





以下、例によってプリズマイリヤのレビューではなく、私個人のアニメの趣味嗜好の話題になりますw


まず、私がどのような作品を「B級アニメ」と考えるかですが、結論からいうと
・【物語重視】のアニメがA級、【キャラクター重視】のアニメがB級と考えています。
・つまり、キャラが【あざとい】作品がB級ということです。
・極端なことを言えば、主要キャラをハゲでデブのおっさんと大阪のおばちゃんに置き換えたとしても面白い作品ならA級、そうすると面白くなくなるならB級です(笑)

あ、もちろん、A級B級の基準は人それぞれだと思いますし、そもそもそういう分類をしない人もいるでしょうから、この分類は一般的なものではなくあくまで私の個人的なものと思ってください。

また、A級のほうがB級より優れているということではありません。
アワビやらフカヒレやらの中華料理フルコースと、ラーメン餃子チャーハンセットがあったとして、どっちのほうが料理として優れているというわけではないと思いますし、さらに言えばそもそも比べるものではないでしょう。


で、そんな中で私は、迷うまでもなくB級アニメが好きだという話ですw

Fateシリーズの中では、stay nightとZeroのいわゆる「本編」はA級でプリズマイリヤがB級ですね。

自分にとってのこの作品の一番の魅力は、魔法少女やらバトルではなく、イリヤのツッコミ可愛いところでしたw

なんていうか、イリヤはツッコミの言葉のチョイスが上手いキャラだと感じたのです。

いじられツッコミ型という意味での同タイプキャラとしては、自分がかなり好きなキャラとしてトリニティセブンのリリス先生が思い浮かぶのですが、むしろイリヤのほうがツッコミのバリエーションが豊富だった気がします。

近々作ろうと思っているBEST10の「ツッコミキャラランキング」では、イリヤはかなり上位にランクインしそうな気がしています。(…といっても、それは私のさじ加減ですが 笑)





余談ですが、同タイプ設定の作品ならやっぱり自分はB級のほうが好きかなぁと思います。

結城友奈(まどマギは未視聴)とプリズマイリヤだったら前者はA級、後者はB級だと思っていて、個人的にはイリヤのほうが好きですし、
私がこよなく愛するストブラはB級ですが、アニメ化範囲内では設定が似ているのは事実であろう禁書はA級(B級寄りではあるがA級だと思っています)であり、もちろん個人的にはストブラが神アニメですし(笑)、
最近の話題作品ならSAOはA級(これもB級寄りではあるがA級かな、と)、ダンまちはB級という感じですが、アニメとしてはおそらくSAOのほうが好きかもしれないんですけど、原作に進む可能性が高いのはダンまちのほうという気がしています。


ま、例によって脈略のないレビューでしたが、これは仕様ということでお許しください(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

71.7 3 お風呂でツンデレなアニメランキング3位
ひだまりスケッチ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (775)
4448人が棚に入れました
憧れのやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。
自宅から遠いため、親元を離れ学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」で一人暮らしをすることなった。
隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロ・沙英とともに、やさしくあたたかい仲間に囲まれながらも、4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子、松来未祐

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あんハピ♪でストーリーの所々でキャラクターがSDキャラになる・止め絵のアイキャッチなど本作を意識しているシーンが多い。

憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。
美術家の変わり者が集う事で有名なひだまり荘では、毎日がてんやわんやな出来事ばかり。
しかし、慣れない生活に戸惑いつつも、優しく温かい仲間に囲まれながら、ゆのは今ゆっくりと夢に向かって歩き出す。

ひだまりスケッチ 1(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第1巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、アパート「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女の日常を綴る。
第1話「1月10日 冬のコラージュ」と第2話「8月21日 ニッポンの夏」を収録。

ひだまりスケッチ 2(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第2巻。
デッサンの授業へと向かったゆのは、教室で全身に布を巻いた美術教師・吉野家先生と遭遇。
自らデッサンのモデルになると言い出した先生は…。
第3話「6月17日 またはインド人」と第4話「5月18日 ふかふか日和」を収録。

ひだまりスケッチ 3(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第3巻。
風邪を引き、学校を欠席したゆの。
昼過ぎに目を覚ました彼女は、額の上に濡れタオルが置いてあり、新しいパジャマに着替えていることを不思議に思い…。
第5話「2月13日 こころとからだ」と第6話「7月14日 ひんやり・まったり」を収録。
第3巻映像特典 ゆの役(阿澄佳奈)インタビュー

ひだまりスケッチ 4(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第4巻。
曇天のある日、宮子たちの下校時間にはすっかり風雨が強まっていた。
宮子は自分の部屋に置いてある乾燥剤が雨漏りにより発火することを心配し…。
第7話「10月12日 嵐ノ乾燥剤」と第8話「「3月13日 3%の希望」を収録。
第4巻映像特典 宮子役(水橋かおり)インタビュー

ひだまりスケッチ 5(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第5巻。
宮子と一緒に通学したいたゆのは、道端に落ちていた宝くじを拾う。
落とし主のサラリーマンに渡すと、謝礼としてくじを何枚か貰い…。
第9話「9月4日 裏新宿の狼」と第10話「11月3日 ゆのさま」を収録。
第5巻映像特典 ヒロ役(後藤邑子)インタビュー

ひだまりスケッチ 6(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第6巻。
校外学習で動物園を訪れたゆのたち。
お弁当の時間、動物に見立てたおかずを見せ合う一行だったが、宮ちゃんのお弁当にはキャベツが丸ごと入っており…。
第11話「4月28日 まーるキャベツ」と第12話「12月24日 ChristmasEve 12月25日 サヨナラ…うめ先生」を収録。
第6巻映像特典 沙英役(新谷良子)インタビュー

病気療養中の声優・松来未祐さん死去 「ハヤテのごとく!」鷺ノ宮伊澄、「這いよれ! ニャル子さん」クー子など演じる
アニメ「ハヤテのごとく!」の鷺ノ宮伊澄役などで知られる声優の松来未祐(まつきみゆ)さんが27日に死去していたことがわかった。38歳だった。2日、所属事務所の81プロデュースが公式ホームページで発表した。

ホームページでは「病気療養中のところ平成27年10月27日 38歳で永眠致しました。ここに生前中のご厚誼を深謝し、謹んでご報告申し上げます」と松来さんの死去を伝えた。

また松来さんの公式ブログでも死去を発表。葬儀は、遺族の意向により親族のみで執り行われた。

松来さんは今年7月14日に自身のブログで「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」と明かし、病気療養のために当面の活動を中止すると発表していた。

松来さんは1998年にプレイステーション用ゲーム「御神楽少女探偵団」で声優デビュー。アニメ「D・C・~ダ・カーポ~」の鷺澤頼子や「這いよれ!ニャル子さん」クー子、「ひだまりスケッチ」吉野屋先生の声などで知られ、ファンには「まつらいさん」の愛称で親しまれていた。

『魔法少女まどか☆マギカ』から『ひだまりスケッチ』まで秘蔵資料&作品多数! こだわりの“蒼樹うめ展”10月3日より開幕

●内覧会には蒼樹氏も登場! ライブドローイングを披露
マンガ『ひだまりスケッチ』や、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られる蒼樹うめ氏の展覧会“蒼樹うめ展”が、2015年10月3日(土)~12日(月・祝)の期間、東京・上野の森美術館にて開催!オープン前日となる本日10月2日(金)、報道陣向けの内覧会が行われた。

蒼樹氏初の個展となる本展では、マンガ原稿やイラストだけではなく、初公開の設定資料やデザイン画、描き下ろし作品など、貴重な作品・資料が一挙展示! キュートで華やかな“蒼樹うめの世界”を存分に味わうことができる。

そして内覧会には、蒼樹氏ご本人も登場! 報道陣を前に、その場でイラストを描く“ライブドローイング”を披露してくれた。登壇した蒼樹氏は、「最初に個展のお話をいただいたときには、なんと分不相応なと、大変不安でした」と率直な感想を語り、「私なりに、肩肘張らずにリラックスして、ニコニコと観ていただける展覧会ができたらいいなと思い、今日までコツコツと作らせていただきました」と本展をアピール。展示はもちろん、グッズなどの細部に至るまで蒼樹氏の意向が反映されているそうだ。

ライブドローイングでは、本展のメインビジュアルにも登場している『ひだまりスケッチ』のゆのと、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえを生描画。色えんぴつで頭の大きさなどのアタリを取ると、そのまま太さの違う2種のサインペンで直描き! 約20分ほどの間で、ゆの&キュゥべえが描かれていく。ちなみにゆのは蒼樹氏の美大生時代に生まれたキャラクターだというが、キャラクター自体は「私が落ちこぼれていた、予備校生時代の分身」とのこと。本展の作品には蒼樹氏直筆の制作秘話も併せて展示されており、こういった制作秘話を知ることで、より一層作品を楽しむことができそうだ。

さて、ここからは展覧会の模様をちょっとだけご紹介。第1章~第5章の章立てで、幼少期から学生時代、『ひだまりスケッチ』に『魔法少女まどか☆マギカ』、そしてイラスト制作や同人活動などの多岐にわたる創作活動まで、蒼樹氏の歩みを一望することができる。実際に蒼樹氏が使用している機材を展示した“原稿の部屋”も必見だ。

◆第1章“蒼樹うめとは”
蒼樹氏の幼少期の作品や、学生時代のデッサンなどが展示。蒼樹氏手作りの焼きビーフンを再現した食品サンプル(!)の傍には、レシピも!

◆第2章 『ひだまりスケッチ』の世界
4度にわたりテレビアニメ化もされた、蒼樹氏の代表作『ひだまりスケッチ』。各種イラストや原稿のほか、“ひだまり荘”を再現した一角も!?

◆第3章 原稿の部屋
蒼樹氏の仕事場を再現したコーナー。幾多の作品が、すべてこのコーナーと同じ環境で制作されたのだ。

◆第4章 キャラクター原案『魔法少女まどか☆マギカ』
社会現象にもなった『魔法少女まどか☆マギカ』は、蒼樹氏がキャラクター原案を担当。キャラクターたちの魅力を、蒼樹氏みずから解説している。

◆第5章 「蒼樹うめ」の仕事
連載作品やイラスト提供、企業とのコラボなど、さまざまな作品も一挙展示! コミックマーケットのカタログイラストには、蒼樹氏の熱い想いも添えられていた。

本展では作品展示やグッズ販売のほか、蒼樹氏が不定期で来場し行うドローイングイベントやサイン会、蒼樹氏本人や声優の阿澄佳奈さん(『ひだまりスケッチ』ゆの役)、悠木碧さん(『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役)による音声ガイド(700円[税込])など、“蒼樹うめ展”を味わい尽くす仕掛けが盛りだくさん!

蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」 7月3日から前売り券が全国にて発売開始
10月3日~12日に上野の森美術館にて開催される人気イラストレーター・マンガ家の蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」。前売り券が7月3日から発売されることがWebサイトや公式Twitterアカウントにて発表されました。同時にWebサイトもリニューアルされ、「見どころ」「チケット情報」「関連イベント」が新たに公開されています。

2007年1月からTBSほかで第1期全12話が放送された。

内容は原作にほぼ忠実だが、各話の順番はバラバラで、また時系列順でもなくバラバラである。第1期ではゆのは1年生である。

このアニメの大きな特徴として、実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用していることが挙げられる。特に第1期では料理の実写取り込み画像が多用されており、オーディオコメンタリーによれば、スタッフが実際に調理した物を撮影して使用している。

パートの冒頭には映画のフィルム音と併せた5秒前からのカウントダウンが流れ、1期では太陽を見立てたデザインのものが使われている。

蒼樹は「主要登場人物のフルネームは設定しておらず、今後新たに設定するつもりもない」と語っている。

オープニングテーマ
「スケッチスイッチ」

エンディングテーマ
「芽生えドライブ」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これが本来の日常系なのかも。だが異色に見える。

物語:3.2 作画:4.0 声優:4.6 音楽:3.4 キャラ:4.8 【平均:4.0】                           (67.9)

ジャンル        :学園、美術、日常生活、ギャグ
話数          :12話+特別編2話
原作          :蒼樹うめ(四コマ漫画)
アニメーション製作 :シャフト
総監督         :新房昭之(第1期のみ)
シリーズ構成     :長谷川菜穂子
キャラデザイン    :伊藤良明
音楽          :菊谷知樹
主人公声優      :阿澄佳奈
OP           :「スケッチスイッチ」作詞 - 秋乃零斗 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 安藤高弘
                         / 歌 - 阿澄佳奈、水橋かおり、新谷良子、後藤邑子
ED           :「芽生えドライブ」作詞 - micco / 作曲・編曲 - 菊池達也 / 歌 - marble

参照元         :Wikipedia「ひだまりスケッチ(アニメ)」
公式ページ      :http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/1st/

【あらすじ】
 憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。 ひだまりスケッチ公式「STORY」冒頭

【特徴】
①日常系、ほのぼの
②時系列シャッフル(1年間)
③新房昭之、シャフトらしい演出(一様な柄の背景、平面的に見せる、実写の取り込み、コミカルなSE等)
④時々キャラのデフォルメ化
⑤放送回によって雰囲気が異なる

【特徴の補足】
①ひだまり荘に住む4人の1年間を描く日常系作品。またその他の登場人物として、ゆのと宮子の担任である吉野屋先生と、いつも吉野屋先生を叱る校長などが登場する。
②始めのうちは意味の分からない事もあるが、後の回でその意味が明らかになります。
③上記で挙げた演出以外では、主に口以外の動作の無い体の一部をアップしたカットを多用します。
④手は腕だけ、顔は更に横長に、目は縦棒という具合にキャラを大胆にデフォルメします。これだけ大胆にデフォルメする作品は珍しく、本作の主な特徴になります。 
⑤基本的に温かいエピソードですが、回によってコメディー、ほっこり、ほのぼの等エピソードの主軸が異なります。従っていつも面白おかしい事柄だけでは無く、実際の日常で起きそうなエピソードで構成されています。

【総括】
 終始顔がほころんでしまうような内容の日常系作品でした。しかしその反面強く笑いを誘うオチが少ない気がしました。その為、"ほのぼのエピソード"がメインとなる作品に感じました。また独特な演出を始め、時系列シャッフルや回によって微妙に方向性を変えるなど、その他の制作会社の日常系作品と被らぬよう工夫を凝らしていると感じました。しかし、ローコスト感を強く感じさせてしまうのは玉に瑕で勿体無いとも感じました。
 最後です。どの様な人にお勧め?と問われたら「本当にほのぼのしたい方にオススメ」と答えます。


【思った事・蛇足】

観終えてみるとゆの達のほのぼのとした話より
新房昭之×シャフトの演出について色々と頭に浮かんできてしまって
自分が本当に楽しめているのか疑問に思ってしまいました。
うーん。
これだけインパクトの強い演出だと仕方のないことなのかもしれませんね。



それから
私の感覚ですが
本作はシャフトらしさを色濃く感じました。
だからシャフトの演出がダメと言う方が本作を完走出来た場合
他のシャフト作品も問題なく観ることが出来るのではないかと思いました。



さて
中身についての感想ですが
良くも悪くもフラットになりました。
心が。
含みのある言い方に感じるかもしれませんが
コレが正直な感想です。
ひだまり荘の4人については少し離れた所から
頬杖を突いてニッコリ微笑みながら見守る感覚で観ていました。



それで私が4人のこと以上に面白味を感じていたことは何なのかと言うと
吉野屋先生と校長先生のバカバカしい遣り取りです。
この2人はギャグ担当でした。
吉野屋先生は教員にあるまじき行動をする変わり者でしたが
校長に至っては頭は細長いわ全身が常に震えてるわで
容姿から既にギャグ。
怒った時のリアクションなんかは可笑しくて結構好きでした。



それにしても
4人に対する感想が浮かんできませんが
次期を観ることで何かしらの感想が浮かんでくることを信じます。



因みに「ひだまりスケッチシリーズ」は全4期です。
1期ではゆのと宮子は1年生ですが
シリーズを追う毎に時間が進み、進級し
更にはキャラも増えるようです。
これは仲良しの輪も広がって
面白味の幅も増えるということなのでしょう。



うん。
是非ともシリーズの最後まで観てみたい!



●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-37.html

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
シャフト
【CV】
ゆの - 阿澄佳奈
宮子 - 水橋かおり
ヒロ - 後藤邑子
沙英 - 新谷良子
乃莉 - 原田ひとみ
なずな - 小見川千明
吉野屋先生 - 松来未祐
校長先生 - チョー
大家さん - 沢城みゆき
夏目 - 福圓美里
智花 - 釘宮理恵
うめ先生 - 蒼樹うめ(原作者)
{netabare}
※蒼樹うめ先生による4コマ漫画原作のアニメ。
美術の学校が舞台なのでシャフトの演出が合ってると思う。
時系列をバラバラにしてるのもいい感じ。

関係ないけど、ゆのっちと吉野家先生の会話シーンを(声優が同じだから)
這いニャルのニャル子&クー子に脳内変換してみるのにハマってますw

アニメではカットされてるけど原作1巻のゆのっちが酔って愚痴?を言うシーン、普段では見れない黒い部分が新鮮で好き♪
{/netabare}
ここから先はネタをネタとして見れる人しか開いてはダメかもしれない。
{netabare}
『本当は怖いひだまりスケッチの世界』


その1 【恐怖!101号室に潜む伝説の魔物】

仮にここではHさんとしておこう。Hさんは普段とても大人しい姿をしているのだが、主にひだまり荘の202号室の住人M子さんとの会話中に時折本来の姿を現す。そしてこの生物は、髪の毛があたかも生きている蛇の様に動き出すのだ。オカルトや神話に詳しい方ならピンときたかもしれない。そう、ギリシャ神話の伝説の魔物「メデューサ」そのものではないか。伝説とされている魔物は確かに存在したのだ。しかも「ひだまり荘」というこのアニメの中で一番描かれている場面の多い建物内にだ。筆者はこの事実に気付いた時、あまりの恐ろしさにしばらく震えが止まらなかったのを覚えている。…話を戻そう。この魔物の暴力的かつ残虐的な行動は語るまでもないのだが、その他にもこの個体には顕著な特徴がある。それは「食」に対する異常なまでの執着心。真夏に暖房をガンガンに効かせて鍋を食したり、鍋の締めとして鍋いっぱいのお汁粉を用意したり…と、その異常性は極めて高い。ちなみに余談ではあるが、メデューサの神話は芸術面においても関わりが深い。古代ギリシャやローマでは武具や防具にその首が描かれていたり、子供の悪戯防止と魔除けの意味を込め、竈にメドゥーサの絵を描いていた物も残っている。ひだまりスケッチの舞台となっているのが、やまぶき高校美術科だというのもなにか関係があるのかもしれない。

その2 【驚異!狐が憑いた女】

怪談でしばし語られる中には「呪われた○○」というものがある。いわゆる「いわくつき」というヤツだ。このひだまりスケッチの中にも例外なく登場しているのだ。1期2話をご覧になって欲しい。内容は浴衣を着て夏祭りに出かけるという、一見ごく普通のお話。そして浴衣を持ってなかったM子さんは、Hさんが子供の頃に着ていた魔法少女モノの浴衣を借りる事に。しかし、ここからが本編なのだ。その浴衣は着ると色々と悪い事が起きる「狐が憑いた浴衣」いわゆる「いわく付きな浴衣」だったのである。案の定それを着て夏祭りに出かけたM子さんが取り憑かれるのだが、その顛末は皆さんにアニメを実際に見て確認してほしい。

その3 【怪奇!やまぶき高校に棲む怪異】

「学校の七不思議」というのを聞いた事がある人も多いだろう。怪談では定番となっている物だが、勿論ひだまりスケッチに登場する学校にも存在する。其の中でも最も筆者が恐ろしいと感じたのは、学校の代表とも言える存在「校長先生」がとても人間とは思えない異形の姿をしているように見える…というものだ。一言で言えば「在り得ない程に頭部が長い」のである。この校長は度々出現しているので、これも実際にアニメを見て確認をしてみてほしい。またこの他にも妖怪の類だと思われる「チクリン」の存在や、過去の卒業生が彫った「やまぶき地蔵」にまつわる伝説、学校の目の前に佇んでいる「血溜り荘」(お黙り荘と呼ばれる事もあるらしい)と呼ばれる建物…等々が七不思議には存在する。こちらも検証が済み次第、記事にしていこうと思う。


…え?ひだまりスケッチは癒し系の日常アニメだって?
「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな。」(CV阿澄佳奈@黒ゆの
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

68.3 4 お風呂でツンデレなアニメランキング4位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (572)
3422人が棚に入れました
とある夜、バスルームに飛び込んできたマジカルルビーの、軽妙かつ巧妙なトークに騙されて、魔法少女になってしまったイリヤ。ルビーの元の持ち主である凛に言われるがままに“クラスカード”を回収することに。
ライバル(?)であるもうひとりの魔法少女・美遊とともに、傷つき、すれ違いながらも、ハードなバトルを戦い抜いてどうにか7枚のクラスカードを回収。イリヤたちは平穏な日常に戻ることができた。
そして――。
回収任務が終わってから数週間後、凛たちから新たな任務を命じられるイリヤと美遊。地脈に魔力を流し込んで安定させるだけという簡単な任務のはずだったのだが、なにが悪かったのかトラブルが発生!
それが新たな物語の始まりだった――。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』のタイトルで2015年夏に放送予定。

『みんなのくじ Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』 2015年春発売! 11月下旬より制服姿のイリヤプライズも登場
はずれなしのキャラクターくじ「みんなのくじ」の最新作として『みんなのくじ Fate/kaleid liner(フェイト カレイドライナー) プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』が2015年春に、ホビーショップおよび書店などにて発売決定! また、同作品のアミューズメント施設用景品(プライズ)も、2014年11月下旬より展開予定。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』は人気ゲーム『Fate/stay night(フェイト ステイナイト)』のスピンオフマンガが原作のアニメーション。「みんなのくじ」ではB賞として主人公・イリヤの録りおろしボイス付きぬいぐるみをご用意、その他にもキャラクターの魅力を引き出すオリジナルグッズを鋭意開発中となっている。

また、11月から全国のアミューズメント施設でイリヤのプライズも登場。
<プライズ新商品情報>
スケールフィギュアではめずらしい制服姿のイリヤと美遊がプライズとして登場! 11 月展開のイリヤに同梱のボーナスパーツを使用すると、12 月展開の美遊と手をつないだポーズになる。

2014年7月スタートのテレビアニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』が、9月10日放送の第10話で最終話を迎えた。『Fate/stay night』の世界観を原案に、魔法少女となったイリヤの活躍を作品だ。
7月のアニメシーンを盛り上げた作品だが、その番組のラストで大きな発表がされた。続編『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』が製作され、2015年にオンエアされるという。

続編のタイトルにある「ヘルツ」はドイツ語で心臓、心、ハートを意味する。イリヤたちが今度はどのような活躍を見せるのか。ファンの期待が膨らむ告知となった。
一方で、第1シーズン『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』はテレビ放送は終了したが展開は続く。まず9月26日にBlu-ray、DVD第1巻のリリースを控えている。映像特典として完全新作ショートアニメ「ファーストブラ イリヤ編」を収録しているのが目玉だ。
「ファーストブラ イリヤ編」は原作者のひろやまひろしさんがシナリオを完全監修し、初めてのブラジャーを巡るイリヤとクロのエピソードが展開される。新作アニメは今後毎巻収録されるため、続巻の内容にも注目していきたい。

『月刊コンプエース』2007年11月号から連載開始。TYPE-MOONのビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』からのスピンアウト漫画作品である。基本的な設定は原作に準じているが、『Character material』に掲載された『アインツさん家のイリヤさん。』の要素も見られ、魔術理論や主人公たちの個人史などに関してはひろやまによる独自設定の色が濃く、『ツヴァイ』第4巻あとがきでは「(本作の設定は)原作にはフィードバックされない」ので「(原作との設定の相違に関しては)絶対にツッこむな」と述べられている。

第1話の雑誌掲載時には原作者である武内崇や奈須きのこからコメントが寄せられ、ひろやまが2006年に発売された同人誌『少年フェイト』に寄稿した『ハッピーガンド』を連載する予定だったことや、この漫画は「イリヤルートのヘンな進化形」であることなどが語られている。

『月刊コンプエース』2009年1月号で連載は終了し、単行本第2巻(最終巻)収録のエピローグで物語は完結した。しかし、連載終了後に発刊された『TYPE-MOONエース』Vol.2に外伝が掲載されると共に続編の構想がほのめかされ、『月刊コンプエース』2009年6月号から続編にあたる『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』を連載開始。さらに『ツヴァイ』の終了後は、そのまま第3部にあたる『ドライ』が連載された。

2012年7月8日にパシフィコ横浜で開催された『TYPE-MOON Fes.』にてテレビアニメ化が発表され、2013年7月から9月にかけて放送された。

また、6月26日には『Fate/kaleid liner イリヤと凛のプリズマナイト!』としてインターネットラジオに、ニンテンドー3DS用ゲームソフトとして家庭用ゲームにも進出が決定している。その他、8月1日にはノベライズ版が伊藤ヒロの手によって角川スニーカー文庫より発刊開始。

『月刊コンプエース』2010年5月号におけるコラボレーション企画では、同じく魔法少女物の『魔法少女リリカルなのは』と競演した。この時の特別編は『ツヴァイ』単行本第2巻に収録されている。

オープニングテーマ
「moving soul」
第1話では未使用。

エンディングテーマ
「TWO BY TWO」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

クロちゃん登場、かわいいしん!

Fate/stay nightの「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」を主役にしたスピンオフ作品『プリズマイリア』シリーズの二期目。
前作ラストでカード回収を遂行し終えた、その続編です。
前作ではイリヤはごく普通の小学生であり、カード回収の任を帯び冬木に来た遠坂凛、ルヴィアの二人に巻き込まれた形でカード回収を手伝いましたが、本作ではイリヤ自体の秘密について触れる内容となっています。
1作目のみである程度完結していたのですが、2作目の本作では伏線を張ったような展開があり、1作目の成功を経た結果なのか、本作で本格的にストーリー展開をしていこうとしている感じがしました。
なお、本作"プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!"は分割2クールみたいなところがある様子で、本作はその前半1クールのようです。
一応、本作でも物語に区切りがついていますが、色々な新事実や新キャラクターとの確執等、収集つけないまま、続きは続編の"プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!"に続く形で終わります。

カード回収の役割を終えたイリヤと美遊は、凛とルヴィアと共に、冬木の地の管理の任についています。
そんな折、ちょっとしたアクシデントがあり、イリヤが2人に分離してしまいます。
分離した方のイリヤはアーチャーのカードを内包していて、肌の色がイリヤより黒いため「クロ」と名付けられます。
"ツヴァイ"の大半はイリヤの命を狙うクロとイリヤの関係性にスポットがあたっていて、クロの生い立ちとイリヤの過去、そしてイリヤとクロ、美遊が仲良くなるまでの物語になっています。
基本的に殺伐とはしているのですが、クロは登場早々、魔力供給という名目で美遊にディープキスをかまします。その、30秒ほど。
舌を絡ませ唾液を交換して嫌がる美遊の口内を蹂躙する様はおお卑猥、卑猥で素晴らしい。
キスシーン以外も肌色率が異様に高く、女子小学生3人組の元気っぷりに、思わずにっこりです。
ぜひ、ご家族の目の届かないところで視聴することをおすすめします。

終盤2話で展開が代わり、時計塔とは別の勢力からの使者「バゼット・フラガ・マクレミッツ」が冬木にやってきます。
回収したカードを奪うためイリヤとクロ、美遊に襲いかかるバゼットとの戦いが始まりますが、本作では決着はつかないままとなり、続編に続く形で終幕します。

本作ではストーリー内にて「聖杯戦争」というワードが使われ、今後、Fate/stay nightの世界とクロスオーバーするのではないかと思わせるようなところがありました。
プリズマイリアだけでも話についていけると思いますが、今後の展開を鑑みると、前提として原作を知っていた方がいいのではと思います。
バゼットも言うまでもなくFate/hollow ataraxiaの登場キャラで、知っている方にはおなじみの宝具も登場します。
アニメーションで動いているのはなにげに貴重なので、個人的には登場したこと自体に感動しました。
知らなくても楽しめると思いますが、知っている方はより楽しめると思います。

本作だけでも十分楽しめました。
このままシリアスになりすぎないといいなあと思いつ、次回作も視聴予定です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

青陽 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

去年の夏に続き、ロリ魔法少女アニメの続編が決まって本気のガッツポーズをする男の姿がそこにはあった。

…っていうか、僕だった。
しかし、そうなるのも仕方ない。
少女たちが繰り広げる萌えと燃えの二重奏。構成における日常とバトルの割合が絶妙だ。日常ばかりで退屈を感じることもないし、戦闘ばかりで観てて疲れてしまうこともない。
少年漫画ではできない日常とバトルの黄金比率がここにあったのだ!
この作品を楽しめてこそ日本の深夜アニメを楽しんでいると言えよう…ってのはさすがに過言だが、そう言ってみたくなるだけのモノがこの作品にはある!
さあ!あなたも褐色の良さに目覚めるがいい。

さらに{netabare} 成分としてキマシもアッー!もハーレムも取り揃えており、その多様性は
かの伝説の魔法少女アニメ
C.C.さくらを感じさせる。

ただそれぞれのガチさは薄めかもしれない。アッー!といってもネタ的に1話あっただけだし、キマシといっても(美遊はおいといて)、クロのKissは特別な感情ではなく魔力供給が目的であった。
荒くなりかけた鼻息は小さな溜め息に変わり、桜trick難民は再び流浪の旅に身をやつすこととなっただろう。
といってもその影響は大きく、多感な少女たちの心に熱い痕を残した、のは当然として いい年した先生に至っても
最終回の授業シーンで鱚の読みをクロに答えさせようとしたり、なにげに引きずっていた。男でも女でも長年こじらすと大変なのは変わりないんだなあ
まあ した理由が何であれ、素晴らしいシーンだったことは間違いない。Mahlzeit !


断じて「繋ぎ」ではない
魔法が無い元の日常に戻りたいと願ったイリヤが、闘いの末 手に入れた 私 た ち の日常と言い そんな一日に幸せを感じていたり
最初はイリヤを殺すと言っていたクロが最終話では
私がイリヤを守る!と叫んだり
2人の関係性の変化が素晴らしい2weiだった。

ひとつ残念だった点を挙げるとしたら、ラストバトルのときにイリヤのパンツが見えてしまったこと。
なぜ魔法少女のスカートが重力ごときに屈してしまったのか?
魔法少女のスカートの中は見えないから価値(ゆめ)があるのではないか?
なにより、必死で闘った少女が苦しんでいるときにうっかり見えてしまったパンツで喜ぶ奴などいるのか!?
性癖なぞ人の自由だが、さすがにそれは歪んでるぜ…と言わざるを得ない。
そもそもあんなに可愛いんだからパンツなんて映さなくていいんだよ、怒ったり笑ったり照れたり…そんな表情ひとつひとつの愛らしさで充分だろう。気持ちはわかるが、世のお兄ちゃんたちはそれだけじゃダメなのか?

追記
OP曲がカッコ良い!映像の可愛らしさとマッチしてるのにカッコ良いってどういうことなんだ!?サビ前の「連れ出して…」って囁き→疾走感あるサビ、最高にクールだ!!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

71.5 5 お風呂でツンデレなアニメランキング5位
らんま1/2(TVアニメ動画)

1989年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (353)
2281人が棚に入れました
中国で修行していた父・早乙女玄馬とその息子・らんまが天道家にやってきた。だがしかし、そこに現れたのは巨大なパンダとかわいい女の子?? 中国での荒行で不思議な体質になった、らんま16歳。日本にやってきたこの日から、次々と登場するライバルたちと戦う日々が始まるのです…

声優・キャラクター
山口勝平、林原めぐみ、日髙のり子、高山みなみ、井上喜久子、大林隆介、緒方賢一、鈴置洋孝、島津冴子、山寺宏一、鶴ひろみ、佐久間レイ、関俊彦、永井一郎

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

高橋留美子と、変態とラブコメに関するだらだらメモ

 まあ、らんまについて、いまさら特に何か寸評を書いておこうという気もおこらなかったのだけれどもWikipedia「高橋留美子」-「作風」の欄の表記が少しおもしろかったので、下記、この項目の記述をよみながら思ったことなどを、著作権上、の正当な引用として認められるであろう程度の範囲で、超だらだらと書き留めてみる。ごく、暇な人だけお読みください。

■キャラ立て手法としての「変態」:ギャグとしての過剰さとシナリオ上でのまとまりの良さを両立させる存在として

 まず、おっ、と思ったのが
 「登場人物の殆どは変態の域に近いほど、限りなく自分の欲望に対して非常に忠実である。」という記述。
 漫画文化が戦後、60年代、70年代ぐらいにかけて、急速に「キャラ立ち」という手法を深めていったのは周知のとおりで、80年代にもなるとヒットマンガのほとんどは、いかなるキャラ立ち手法を成立させるか、ということに苦心していたものがほとんどだと思うが、この「変態」をベースとするキャラ立て手法はかなりメジャーになった手法である、という気がする。
  自分の欲望に対して、非常に忠実であるというのは、ギャグとしては「過剰さ」を演出しつつ、一方でシナリオライティング技法的に、キャラクターの立ち位置を読者にしっかりと理解させやすいという意味でも、機能しやすいのだろう。
 ギャグとしては、ツッコみ待ちのボケみたいな「過剰さ」だけでなく、ある種のシチュエーション・コメディ(ドタバタコメディ)みたいな手法を展開していく上でも、使いやすいのかもしれない。

■変態描写の類型~欲望の希少性と、欲望の過剰の違い~

 高橋留美子が、どの程度、中心的な役割をはたしたのかどうか、わからんけれども、まあ確かに高橋留美子的なキャラクターが、その後の漫画に数多く派生していったプロセスみたいなものがあるような気もする。
 ぱっと、思いつくのは最近観たものだと、『みなみけ』の保坂先輩なんかは、らんまの登場人物にいてもまったく違和感がない。というか、保坂先輩は、高橋留美子の正当な子供なんじゃなかろうか。
 70年代末~80年代の同時代的なものとしては、変態描写で作品をもっていく『ハイスクール!奇面組』(ジャンプ)『パタリロ』(花とゆめ)『おぼっちゃまくん』(コロコロコミック)など、変態描写自体は、当時の大流行であったとも思う。

 ただ、『おぼっちゃまくん』とかの変態性とかと比べると、らんまの変態性というのは、下品さがない。『おぼっちゃまくん』的な変態性というのは、コロコロコミックという小学校低学年がメインターゲットの雑誌であったことからも明らかであったように、最近の芸人でいえば「小島よしお」的なのり。つーか、「うんち、うんち!」といって喜ぶタイプのノリに近い(しかし、どうして、小学生男子というのは、あんなにうんちが好きなのか、というのは未だに私には直感的な感覚としてはよくわからない…。うんち、うんち言ってるガキンチョは、バカかわいい感じはただようけれども)。『ハイスクール奇面組!』とかになると、またちょっと事情はかわってくるが奇面組の登場人物というのは「伊狩増代(いかり ますよ)」「事代作吾(じだい さくご)」「石砂拓真(せっさ たくま)」などといった登場人物の名前が直接に、人物の欲望を示していて、彼らはマイナーな欲望を忠実に再現し続けるロボット的な変態である。

 でだ。
 「マイナーな欲望を持った変態」=欲望の中身が奇妙なので、欲望の表出としての行動も奇妙である、というようなタイプの変態と比べると、
 「らんま」の変態、というのは、欲望の中身そのものはそこまでバラエティはないように思う。基本的にはラブコメであり、「ヒロインの心を射止める」か「らんまに勝つ」みたいな、恋愛バカか格闘バカの二種類がほとんどなんじゃなかろうか。欲望そのものはきわめて理解しやすく、ただ欲望が過剰なだけなのが、高橋作品なんじゃなかろうか。欲望が過剰なだけなので、「キモい」とか「理解不能」という感触よりも、「一直線バカのかわいさ」みたいなもののほうが、前面に出やすい気がうする。誰も、変態の欲望そのものはそんなに否定したいと思うようなタイプの欲望はもっていないのだ。ただ単に、過剰なだけなので、バカかわいい感じが漂う。。

 そして、
 少し変種としては『シティーハンター』の冴場寮、『スラムダンク』の主人公桜木花道なんかにも、「欲望に忠実な変態」的なものを感じなくもない。90年代に入っていくと、変態描写は、人格の一側面として選択的に取り入れられるということがすすんできた…みたいなこともいえるのだろうか。

■ヒロインの従属性は、フェミニズム的に「痛い」?

 少年漫画のヒロイン論というのは、斉藤美奈子が『紅一点論』で論じているが、女性描写としては失笑もののご都合主義のようなところが多い。(少年漫画どころか、ギャルゲーのヒロインなど、もはやギャルゲーロボットのような、現実のそれとははっきりと隔たったフィクション上の生き物になっているが…)
 ただ、高橋留美子のヒロインは、高橋が女性だというのもあって、そこまで、むだな従順さとかのない、強気でおてんばな女性が主人公であるケースが多いという印象があり、まあ、フェミニズム界隈の人からしてもそんなに嫌じゃないんでないのかしら?などとも思っていたが、
 Wikipediaの記述は、わたしのそういったぬるい観察を支持していなかった。

「・まず、主人公とヒロインの関係は時折心がすれ違いつつも付かず離れずの距離感を保っていることが多い。
・ヒロインは、清楚な風貌だが主人公が自分以外の女性にアプローチをかけられたりすると暴力をふるう(本気で怒ると平手打ちを食らわせることが多い)などの嫉妬深い一面を持っているタイプが多い。
・他の男性キャラにも好意を抱かれ言い寄られても、主人公以外の男に靡く事はない。」

 とまとめられていて、これは確かになるほどな、と。
 清楚な風貌っつーのは、要するにめぞん一刻だと思うが、らんまの場合はおてんば、犬夜叉は…まあ強気な清楚って感じだろうか。
 嫉妬深さとかが、ある種の意思のあらわれ、みたいなものをあらわしつつも、まあ、結局は主人公視点のラブコメというか、主人公以外の男性になびく、ということは確かにないんだよねぇ。主人公以外の男にちょっとふらふらしてみせるのは、恋愛上のふらふらとする不安定なこころの演出をしてみることが重要になっているだけで、実際には、もうストーリーが開始された当初からカップルは決定されてるのよね。

 まあ。

 ただ、一方で、「恋敵となるキャラクターは、(略)自分になびかなくてもお構いなしにアプローチをする強引な性格」という記述もあり、よく観察しているな、とおもったのだが、そんなんだよね。基本的に、ほかの主人公とヒロインのメインカップル以外は道化師なんだよね。
 ここらへんは、フェミニズム的な観察を通せば、男性主人公に対するねじれた従属性を発揮するヒロインともよめる。すなわち、「おてんば」であることによって、フェミニズム的にベタに痛い「女らしい女」幻想を支持していないことを免罪符としつつ、その一方で、結果的には「おれになびく女」であり続けるという、非常にねじれた構造をもっているのではないのか、ということだ。宇野くんあたりに言わせれば「安全に痛い」とか言いそうな、話だということだ。

■期待感の醸成メカニズムが、ねじれた従属性を成立させているだけ?

 ただし、らんまは、やはり雑誌媒体が少年向きの場ではあるとは言え、やはり書き手は女性なので、そういったねじれた男性中心的視点を補強するための視点、とも考え切れないところはある。フェミニスト的な議論というよりも、どちらかというと、ここらへんは、「赤い糸幻想」的な想像力をひっぱってきてるんじゃないかな、っていう気もする。
 「彼と彼女は結ばれる運命!」的な。
 あと、赤い糸幻想的な、「けっきょく、こいつらがカップルになることははじめから決定している」的な、物語構造は、読者の応援、みたいなものも呼び起こしている気はする。読者のほうで、wktkしながら、「いつになったら、こいつらはくっつくのだろう?」というのを期待しながら、見守る、という読みを構成している。その期待感を構成して、作品は展開していくのだから、RPGの主人公が必然的に最後にはラスボスを倒して世界を救わなければ物語が完結しなければいけないように、主人公とヒロインは結ばれなければ物語は完結しないわけだ。

 まあ、その手法は、高橋留美子うんぬん、というよりも、少女マンガにおいても、典型的な手法で、『君に届け』でも、男女反転して全く同じことが展開されている。主人公になびくかどうか、かなり微妙なイケメンさわやかくんが、主人公がいかにウジウジしていても、結局最後はくっついておわりっていう。
 まあ、漫画における、期待感醸成のロジックというか。物語的なロジックとしては間違いなく盛り上がるコテコテの手法なのだけれども。
 一方で、こうした手法は 
 1).赤い糸幻想的なふるくさいと揶揄されかねない恋愛感を生き残らせているともいえるし、 
 2)男女反転すれば、一方の性別にとってのみご都合主義的な恋愛描写を生き残らせている
 とも言えるのだろう。
 まあ、ここまで一般化してしまうと、高橋留美子的な問題つーよりも、少年少女向けのコテコテのラブコメ/恋愛漫画全般における構造的問題といったほうがいいのかもしれない。

■楽園的風景

 で、あと、Wikipediaさんいわく、高橋作品というのは「最後は大円団」である、と。
 うん、まあそうねえ。あんまり、きちんと覚えてないけれども、全体に、高橋作品というのは、楽園感がある。みんなけっこう楽しそうで、わいのわいのしていて、ああいう高校生活とかおくれたら、そりゃ、楽しかろう、という感じがしてしまうような話が多い。
 で、その高橋作品的なたのしげな世界観を、「終わらない文化祭前日」として、過剰なユートピア幻想としてある意味で、批判的にとりあつかったのが、『うる星2』だったわけだ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

あんちょび さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

らんま1/2

こんなに高評価なのは思い入れのある作品で大好きだからです…
主張高めですみません…(●´ω`●)ゞ
でも本当に面白い作品です。
原作でもいいので一度はみて欲しいものです!

高橋留美子先生の代表作の1つで、
ドタバタ騒動の日常を描いた格闘ラブコメ作品という感じです。


本当にドタバタしていてそれが癖になる感じの面白さです。

乱馬とあかねの素直になれない感じも微笑ましくなります。

シャンプー、右京、小太刀などの女性キャラが乱馬を取り合ったりして
それに嫉妬しちゃうあかねちゃん可愛いですよね(●´ω`●)


呪泉郷に落ちた主要キャラの動物姿は家においておきたくなる可愛さです(●´ω`●)



{netabare}◆呪泉郷◆
中国にある100以上の泉が湧く修行場。
ひとつひとつの泉には悲劇的伝説があり、泉で溺れると最初にその泉で溺れた者の姿になってしまう。
それ以降、水に濡れると変身し湯をかぶると元に戻るという変身体質になる。



◆メインキャラ◆

早乙女乱馬(さおとめ らんま)
 本作の主人公、無差別格闘早乙女流二代目。風林館高校1年生。あかねの許嫁。
 父と中国へ修行に行った際、呪泉郷の「娘溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶると女になる体質に。


早乙女玄馬(さおとめ げんま)
 乱馬の父。実戦格闘技「無差別格闘早乙女流」の開祖で八宝斎の弟子。
 乱馬との中国の修行で呪泉郷の「熊猫溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶるとパンダになる体質に。


天道あかね(てんどう あかね)
 本作のヒロイン、天道道場に住む天道家三女。風林館高校1年生。乱馬の許嫁。
 格闘技・スポーツに秀でており、かなりの負けず嫌い。根は素直な優しい女の子。


天道早雲(てんどう そううん)
 天道家三姉妹の父。実戦格闘技「無差別格闘早乙女流」の開祖で八宝斎の弟子。
 玄馬とは八宝斎の元で修行していた頃からの親友。
 お互いの子供を結婚させる約束をしており、天道道場を継いでもらうのが夢。


天道かすみ(てんどう かすみ)
 天道家長女。他界した母親に代わり天道家の家事全般をこなすしっかり者。
 おっとりしていてとても優しい。


天道なびき(てんどう なびき)
 天道家次女。風林館高校2年生。
 ドライでちゃっかりした性格。お金大好き。
 九能帯刀によく写真を売っている。


九能帯刀(くのう たてわき)
 風林館高校剣道部主将、自称「風林館高校の蒼い雷」。なびきと同じ2年生。
 あかねが好き。でも女らんまも好き(おさげの女と呼んでいる)。


九能小太刀(くのう こだち)
 帯刀の妹。聖ヘベレケ女学院1年生。
 格闘新体操が得意。通称「黒薔薇の小太刀」。
 男乱馬に一目惚れしている。


響良牙(ひびき りょうが)
 乱馬が風林館高校の前に通っていた男子校の同級生。乱馬のライバル。
 我流の武闘家。極度の方向音痴。
 乱馬を追って偶然中国の呪泉郷に立ち寄った際、女らんまに呪泉郷の「黒豚溺泉」に蹴り落とされる。
 ◎水をかぶると黒い子ブタになる体質に。(子ブタのときはあかねにPちゃんと呼ばれる)


久遠寺右京(くおんじ うきょう)
 乱馬のもう一人の許婚。風林館高校1年生(転入してくる)。関西弁口調。
 校内では学ランとさらしを着用し、背中に大きなヘラを担いでいる。
 元祖関西風お好み焼き屋「うっちゃん」を経営する。
 愛称は「ウっちゃん」。


シャンプー
 女性を中心とする中国の武闘民族『女傑族(じょけつぞく)』の少女。
 猫飯店で働いている。 乱馬を愛する。
 修行中に呪泉郷の「猫溺泉」に落ちる。
 ◎水をかぶると猫になる体質に。


ムース
 シャンプーの幼馴染。暗器の達人。
 シャンプーが大好きだが、3歳の頃に敗れた為まともに相手にされていない。
 乱馬に勝つべく修行として呪泉郷を訪れるが足を踏み入れた一歩目で「鴨子溺泉」に落ちてしまう。
 ◎水をかぶるとアヒルになる体質に。


コロン
 女傑族の総帥。シャンプーの曾祖母。通称「おばば」。
 日本で中華料理店「猫飯店」を営んでいる。
 八宝斎に匹敵する実力者。


八宝斎(はっぽうさい)
 乱馬・玄馬・早雲の師匠。「無差別格闘流」の創始者。元祖無差別格闘流の使い手。
 極度のスケベジジイで下着泥棒と覗きの常習犯。
 戦闘力は絶大。



◆主題歌◆

 オープニングテーマ
   「じゃじゃ馬にさせないで」

 エンディングテーマ
   「プラトニックつらぬいて」  [1-13話]
   「EQUALロマンス」     [14-18話]{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ウォーアイニー

水をかぶると女の子になってしまう不思議体質の早乙女乱馬と天道道場の三女、天道あかねが許婚になり、
お互いつっぱっていながらもだんだん惹かれあっていってしまうお話です。
まあそれだけではなく他にもキャラクターがたくさん出てきて乱馬をとりあったり、あかねをとりあったり、
その際に、この世界ではなんでも格闘中心のようで○○格闘術というのが
これもまたたくさん出てきて無差別格闘流の修行中の身である乱馬も負けじと戦うわけなのです。
そしてなんといっても面白いのはキャラクターたちの目的のためならば、
なにがあろうと、どんな手段を使おうと構わない!と考えているところです。いわゆる腹黒。
誰かが死のうが、好きな人を騙そうが別にいいよねっ!くらいの気構えで行動しているところが観ていて僕は面白かったです。(ホントは良くないよ)

僕は『うる星やつら』はどたばたすぎてちょっと苦手でしたが(第二弾の映画はとても良かったよ)
『らんま1/2』の方は極めて上手くいかない恋愛を面白おかしく描けていてとても面白かったです。




ここからは気に入ったキャラを挙げて個別に思ったことを書いていこうと思います。

■乱馬
自分の気持ちに素直になれない!鈍感!
観ていて非常に面白い男性像でした。まあただの単純バカですが。
「ホントかわいくねーな」ってのはちょっとキツイですね。
これ言われたらホント傷つきますよね。ねってお前は一体何者なんだって話ですね。
僕は林原さんの声が好きなのでらんまの声はとても良かったです。ずっと女の子のままでいいのに!
でも可愛いとはあまり思いませんでした。まあ、男だし。

■あかね
綺麗なロングヘアーをバッサリと切ってしまった展開にはびっくりしました。
せっかく可愛かったのにと思いながらも観ているとだんだんとあの性格にはこっちの方が合ってるのかもしれないと思えます。
僕が思うにあかねの一番かわいいところは乱馬に対して叫ぶ「バカっ!」です。
もうホントかわいいー!そういう言い方しかできない不器用なところがうわあああw
取り乱しました。
僕は先に桔梗で日高のり子さんを認知しましたのであかねとのギャップに少し驚きました。
本当に同じ人なのか今でも若干疑っております。まあ冗談ですが。
彼女の声はとてもいいですね。感情がストレートに伝わってきます。非常に好きです。

■シャンプー
この作品の中で最も恋に生きている女の子。
声がとってもかわいいです。あの微妙なイントネーションが上手ですし、見た目の可愛さにも拍車をかけます。
性格はあかねとは逆で自分にとことん素直で、行動力のある姿が印象的です。
冗談っぽくみえるけどあれが彼女なりの本気なんですね。

■右京
僕は右京が一番好きかもしれないです。
唯一とまでは言わないけれど、数少ない恥じらいを持った女の子ですし、この三人の中では最も女の子らしいと思います。
声も可愛いし関西弁も効果バツグンです。
普段の格好から女の子らしい格好にチェンジしてきたときのギャップもまた。
こう書いてみると俺って単純だ。

■八宝斎
最初はなんだこいつと思っていましたが回を重ねるごとに
ジジイが真剣に下着を盗んで喜んでいるのが面白おかしくなっていきました。
声優さんのあの頭のねじを一本外さないとできない演技にも脱帽です。
ホントなにしてんだ、こいつw
でも面白いし、この作品には必要なんですよね。一番得をしているキャラです。

■早乙女玄馬、天道早雲
乱馬とあかねの父親です。
彼らの威厳と信頼の無さはストーリーを面白くしてくれる最高の素材です。
だからこの二人はこの作品には欠かせない存在だと思います。
小ネタから大きな話題までそつなくこなす名脇役です。少しお高いあめちゃんをあげよう。

まあこんなところです。
読んで頂きありがとうございます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

55.2 6 お風呂でツンデレなアニメランキング6位
ISUCA(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (368)
2145人が棚に入れました
真実の名前「真名(まな)」を知られた者は、どんな命にも逆らえず、支配されてしまう――。貧乏学生・浅野真一郎は、家政夫として働くことになった旧家の島津家で、朔邪というガサツでワガママな美少女と出逢う。実は彼女、妖魔封じを生業とする島津流弓霊術の使い手で、名門島津家の37代目当主だった。朔邪に振り回されながら妖魔との戦いに巻き込まれていく真一郎だったが、どうやら彼女と出逢ったのは偶然ではなかったようで――!?

声優・キャラクター
木戸衣吹、河本啓佑、M・A・O、佐土原かおり、藏合紗恵子、小日向茜、幸田夢波、ブリドカットセーラ恵美、藤村歩
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

退魔モノ★懐かしい感じです♪

「月刊ヤングエース」で連載中の漫画が原作のアニメです。
知りませんでしたけど…なんとなく観てみました。

主人公の浅野真一郎は島津家で家政夫として働くことになります。
そこには朔邪という美少女が住んでいて,彼女は妖魔封じを生業とする島津家の当主(仮)だったのです。
そして,真一郎は妖魔との戦いに巻き込まれていきます。

この作品における印象はレトロ!!
なんか,昭和とまではいかないけど,子どもの頃に観た漫画やアニメを思い起こさせます。
例えば,「魔物ハンター妖子」とか「3×3EYES」とか「人魚シリーズ」とか「吸血姫美夕」とか…。
それにハーレムとエロ(ラッキースケベ)要素を加えた感じですね。
決して嫌いなジャンルではないのですけど,あたしにはちょっとグロかったかなぁ。。
ハーレム・エロ要素も要らないし…。
青年漫画が原作だからしょうがないっちゃない気もしますけど…。
あんまり人がパカパカ死んでいく話は嫌いなのですが,これはけっこうそんな感じです。
これの1つ前にレビューした「東京ESP」(全然違う話だけど…)でも人は死んじゃうけど,主人公はちゃんと心を痛めてて…。
でも,朔邪(他の登場人物も)は切り替え早っ!!って思いました。
メンタル強いなぁ。
{netabare}そう感じたのは第伍話で,なんかよく分かんないけど,島津家の調査員を朔邪が殺しちゃった時なんですけど…(^-^;
そもそもあれって何であぁなっちゃったの!?
周り,あんなに朔邪をせっついてたくせに,朔邪が攻撃したら「それやっちゃうと調査員も死んじゃう」って…。
え。知ってたなら予め教えといてよ!!そんな大事なこと(>_<)―って思いました。
攻撃の仕方が悪かったってこと!?
あたしの理解する能力が乏しかっただけなのかしら…?{/netabare}

あとは戦うと何故かパン一になるっていうね☆
服がぼろぼろになる割には体は大して負傷してないんですよね。
そしてパンツだけはきちんと残ってるという…(笑)。
残ってるんじゃなくて,敵の方が残しといてくれてるのかな?
ブラは無くなっちゃっておっぱい黒く塗りつぶすくらいならブラも残しとけば良いのに…。
DVDとかになった時のためですか(-_-)

あとは,好きになれるキャラが居ませんでした。
ハーレム主人公は何故か魅力的なキャラが居ないので,真一郎は論外だし,朔邪も…。
気が強い女の子は好きじゃないのです。
須世璃も特に…なんですけど,見た目は可愛いですね♪
巫女装束なのにツインテールっていうギャップが可愛い。胸大きすぎだけど…(笑)。
イスカも見た目は可愛いんですけど,とにかく鬼畜。

{netabare}でも,真一郎は朔邪のことが好きなんですね。
で,告白をちゃんと自分からしたとこは偉いと思うんですが…「ほっとけないんだよ」じゃー告白になってないよぉ。
ここは男らしくはっきり言ってほしかったですね。
朔邪の方からキスさせちゃダメだよ~。{/netabare}

OPは前奏が好きです。
でも,歌いだしから「あ。こういう感じなのね。」ってちょっと残念。。
男の方の曲だったらかっこよかったのにな。
EDは…キャラのタッチが本編とちょっと違ってて違和感。

ストーリーも10話しかなかったし,原作との兼ね合いもあるのかすっきりしない終わり方。
{netabare}イスカを倒すのにあんなに苦労したのに「いやいや。スペア居すぎでしょ(笑)!!」って思いました。
なんかエヴァの綾波を思い浮かべてしまいましたよ。。
あんなに居るんじゃ体がいくら有っても足りないよ(>_<){/netabare}
そんな感じで内心突っ込んでばっかだったので評価低めなのですが,つまらなくはなかったですよ!!
2期やっても観ないでしょうけど(汗)。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

jethro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これはひどい

構成やストーリー展開に違和感と嫌悪感・・・
2015年2月19日現在コミックス6巻まで出版されている本作
6巻まで出版されているのだから・・・もしやと思い
原作を走破しました。
スケベ描写はともかくとして、しっかりとしたストーリー展開
次へ次へと読み進める購読意欲を沸かせてくれました。

要するに
今回のアニメがマズかった。
原作の失態などではない事が明白でした。

テレビアニメになるということはマンガ以上に
様々な人々の意見にさらされ
それらを吸収したものが作品として世の中に出る訳で
どのような政治的圧力や戦略があったか測り知れませんが

ことごとく失敗しているように感じます。
エロ要素の不自然さは原作にも存在し
この点に関しては特に突っ込むところではないでしょう
ありがちな要素でもあるので・・・
とはいえ、このシチェーションを活かすために
主人公を必要以上にヘタレキャラにしてしまっているのは
原作への冒涜と言って過言ではないでしょう
生きるか死ぬかの戦いの中
キスをするかしないかで
あたふたするシーンがいくつかありましたが
(こんなヘタレたシーンがどうしてokになるのか意味不明だし
原作に全く存在しないシーンです。)
このようなシチェーションの場合
人間として当たり前ですが
原作の主人公は迷いなく即座に決断を下す男らしさがあります。
キスの問題だけでなく、様々な場面で見受けられる
優柔不断な態度や性格はアニメ独自のものであり
原作における主人公はもっと基本的なカッコ良さがあります。

全10話ということで物語を圧縮しなければならないのは良くわかりますし
アニメはアニメらしい表現も重要だと思います。
そういった意味で物語の改編やキャラクターの変更なども必要だし
私自身それらの行為に関しては肯定派です。
しかし
それらは、作品を良くするために行う行為であり
ハチャメチャにする為ではないはずです。

1話に1回は妖魔を出す、バトルを組み入れる
原作に存在しない、このアニメ独自のスタイルを踏襲しても
充分、作品を盛り上げ良くする
脚本や構成が模索出来たのではないでしょうか

原作は現行6巻(続行中)までですが
人間関係が封建社会の縮図的なお家騒動もので
かなり入り組んでおり
たった10話で表現するのは難しかったと思います。
かなり無理な改変とエンドでした。
そういう意味で、
こんなムチャ振りをライターの方は良くまとめている
とも言えるかも知れませんが

人の生死より優先するものの描き方が
モラル崩壊を起こしているのは
人間として到底納得できるものではありませんし
辻褄合わせの犠牲となった須世璃の人格変更は
幻滅以外の何物でもありませんでした。

原作が可哀相でなりません

OP、EDの構成はとっても好みでした。
なんか、もったいない・・・

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャッチフレーズは「こんな屈辱(コト)して…責任をとれ!」「バイトで退魔、時々ラブコメここに登場!」。

この作品の原作は未読です。冬アニメが始まったにも関わらず中々放送されないなぁ・・・と思っていたら角川10話作品だったんですね^^;
1クール12〜13話でも尺の短さを感じる作品が多い中、10話枠の作品があるのは未だに疑問なんですよね^^;
最初は視聴を迷っていましたが、AT-Xで土曜の20時から放送されていたんですよね・・・その時間他に視聴したい作品も無いので見始めたら、いつの間にか完走していました^^;

この物語の主人公は島津 朔邪(しまづ さくや)
封魔を生業とする島津家37代目の・・・未成年なので仮当主です。
島津の本家は鎌倉にあるのですが、訳あって一人暮らしをしています。
そんな彼女はある日、同じ高校に通う浅野 真一郎と知り合いになるのですが、彼は封魔に必要な真名を見抜く「真眼」の持ち主だったのです。
この二人の出会いから封魔の物語が動いていきます・・・

主人公の朔邪ちゃん・・・金髪ロングの貧乳でツンデレと一世を風靡したテンプレキャラなのですが、封魔に関してとても頑張り屋さんな彼女は、私の中では好印象でした^^
CVの木戸さんの声質もキャラに合っていたと思います^^

そして朔邪ちゃんの従姉妹の島津 須世璃(しまづ すせり)も次期当主の候補です。
お約束ですが、二人共見た目と性格は真逆なのですが、どちらも当主になる事を強く望んでいます・・・
封魔師としての資質の高い方が当主になるのですけど・・・どっちがなるんでしょうね^^;

一方物語の方は次々と妖魔が現れる中、西洋魔術使いの謎の金髪ロング美少女が登場します。
彼女は執拗に朔邪達を狙ってきます。
彼女の目的は・・・?
なぜ島津の人ばかりを狙うのか・・・?
気になる方は是非本編をご覧下さい^^

色んな妖魔が登場しますが、最後に乗り越えなきゃいけないのは自分自身であり、自分の心の弱さと向き合い受け入れないと進めない道がある事をこの物語では指し示しています^^

オープニングテーマは、アフィリア・サーガさんの「Never say Never」
エンディングテーマは、TWO-FORMULAさんの「Somebody to love」
何といってもエンディングの演出は秀逸だったと思います^^
キャラがとても綺麗だったのが印象的で毎回欠かさず視聴していました。
作風が「一騎当千 Great Guardians」と似ていたので、一目見た瞬間に梅津泰臣さんの演出だと分かった事に少しだけ嬉しさを感じました^^

1クール10話はやっぱり短いです^^;
多くの謎が出てきましたが、ほとんど回収されずに終わってしまったように思います。
これも原作のストックの関係なのでしょうか^^;?
続編があるなら是非視聴したいと思います♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

70.7 7 お風呂でツンデレなアニメランキング7位
天使の3P!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (422)
1763人が棚に入れました
過去のトラウマから不登校気味の高校生・貫井響(ぬくい きょう)は、密かに歌唱ソフトで曲を制作するのが趣味だった。そんな彼にメールしてきたのは、小学5年生になったばかりの少女たち――泣き虫っ子な五島潤(通称:潤たん)、強気そうな紅葉谷希美(通称:ぞみ)、少し眠そうで常にマイペースな金城そら(通称:くー)の3人だった。

 子どものころから姉妹のように一緒に育ったという3人には、響と共通する悩みがあるようで……。

声優・キャラクター
大野柚布子、遠藤ゆりか、古賀葵、井上雄貴、日高里菜、伊藤かな恵、大川透、花澤香菜、井口裕香
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ヴィンテージ機材と小学生3ピースバンドの組み合わせがとってもシュール

ガールズバンドものアニメと言えば、大御所「けいおん」以外では
最近では、「BanG Dream!」が思い浮かぶ。
「BanG Dream!」は一応観たが、
商売臭さとあざとさが先に立ち苦手でレビューも書いてない。

本作は、原作未読。
ガールズバンドものだという事前情報のみで試しに視聴した。
話そのものより設定のシュールさに初回ですっかり心奪われて
レビュー書きたくなってしまった。

クラシックのヴィオリンやギターなどの世界なら年齢差100歳以上というのは
ざらかもしれないが、ポップスやロックの世界で
プレーヤーとその楽器と機材の最長年齢差50歳推定というのが意外と新鮮。

物語やキャラに惹かれるというより、機材に惹かれて視聴継続という
なんともイレギュラーで不純?な動機になってしまった。

<本作の3Pバンド、リヤン・ド・ファミユの機材ついて>
{netabare}
ギターは、1956-1964年に製造されたフェンダーUSA デュオソニック。
中でも、指板の材質、ボディ色などから60年代前半製と思われる。
日本のベテランロックギタリスト、チャーの使用や「けいおん」で
かなり有名になったムスタングと同系統の学生向き廉価モデル。

本作のモデルと色合いも含め同等の63年製の
海外の3分ほどのデモ動画をYouTubeで見つけた。
男の生足が目障りだが興味のある方はどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=JB9wgzQggj0

ベースはドイツの楽器メーカー、ヘフナー500-1。
通称ヴァイオリンベースやビートルズベースと呼ばれる。
見た目から判断すると、
ポール・マッカートニーが今でも愛用する1963年製。
これを新品で買った元ビートルズのポールは2017年の今、75歳。
このモデルを54年も大事に使い続けていて、彼のトレードマーク。
ビートルズへのリスペクトのあるバンド以外の
有名アーティストのメインでの愛用実例はほとんど聞いたことがない。
彼の使用なくば忘れ去られていたかもしれない楽器といえよう。

因みに、これのインドネシア製の近年の廉価版持ってる。
中古で3万円ほどで買えた。
最高に軽い楽器で弾きやすいが、中が空洞の箱ものなので
音像がもわっとしがちでピック使わないと音のしまりに欠けるのが弱点。

ドラムセットは、まさかのアメリカのメーカー、グレッチで
これが実に渋くてマニア心を刺激する。
日本では、パール、ヤマハ、タマといった世界に通用する
日本のブランドが多数あるためか、
こういった海外ブランドをあえて選択するドラマーは少ないと思われる。
中でもグレッチは、ギターは人気あるもののドラムの方は
日本ではかなりマイナーな印象がある。

アンプ類もフェンダーのツインリバーブやベースマン、マーシャル1959。
近年の復刻ものではなく、60年代後半から70年代の
オリジナルのヴィンテージ機材のようだ。
{/netabare}

本作の原作者の蒼山サグ氏は『ロウきゅーぶ!』がデビュー作。
ロウきゅーぶ!のアニメは1話しか観てないのでコメントは控える。

蒼山氏はギター好きらしいが、小学生の小さな手でも弾ける
ショートスケールのギター&ベースを使用楽器に設定するなど
よく配慮してる、しかも通しか知らないそれら...機材マニアなのだろうか。

☆ #01「小学生にドッキリ!」
{netabare}
当方「機材にドッキリ!」だった。

EDにもそれらの楽器推し。
ヒロイン3名と共に登場。
楽曲もロックで気に入った。
ED画の中に、ベースの指板は22フレットあるはずが
18フレット分しか描かれず、4フレット分フレットレスで
ピックアップの位置が間延びして見えるという
おかしな画を一枚見つけたが、まあご愛敬。

冒頭からのロックスピリット漲るギターリフが渋くて
なかなかカッコよいではないか。
しかも愛用楽器がフェンダー ジャズマスターとはこれまた渋い。

ガールズバンドものと思って観始めたはずなのに
弾いていたのは高1の引き籠り男子で肩透かし。

声優は、前クールで「アトム ザ・ビギニング」のA106を演じた
若手の井上雄貴氏。

今どき単なる引き籠り主人公など、ありきたり過ぎて飽き飽きだが
どうやらネットに自作曲をアップしてるようだし、
ゲーム三昧とかより創作に打ち込むなんてなかなか好印象。

また完全引きこもりというわけではなく、登校拒否はしても
コンビニへの買い物など外出は最低限はする模様。

彼の通うべき高校には、彼の味方の同級生女子もいるようだし
ネット上には彼の曲のファンもいるようで実にうらやましい。
しかも可愛い妹もいる。

そんな彼の曲のファンの一人がメールで彼に接触してきた。
思い切って会ってみたら、自分たちのバンドのライブを
成功させるため協力してほしいという。
そのバンドが、10歳の女の子たち3人だったというのが
今回の大まかな展開。

彼女たちの演奏シーンもちゃんとあった。
楽曲は、グルーブ感は悪くないがメロディが微妙。
それほどピンと来なかった。
しかし、小学生離れのポテンシャルの高さは上手く表現出来てた。

しっかり者、小心者、お眠むの淡泊者という
ひとつのテンプレキャラ構成のバンド3名。

これからの活躍をちょっと期待したくなった。

今回登場のキャラは、伊藤かな恵氏、井口裕香氏以外は、
20代前半の若手声優ばかりが担当。
これからは 花澤香菜氏も担当するキャラも登場すると思われる。

一体どんな話になるのだろうか。
{/netabare}
☆ #02「いっしょにやりたい気持ち」
{netabare}
OP初お目見え...なかなかいい曲だ。

前回、高価な機材を小学校5年生の女の子のバンドに
惜しげもなく提供しているオーナーに興味がわいたが今回早速登場。
ロック好きで包容力を感じられて好印象。
なかなかの御仁で安心した。

ロリコン趣味のネタが多すぎるのが、正直観るのが辛い点。

この作風は作者の個性として外せないのかもしれないが、
できれば妹との入浴シーンなどはカットして最小限にして欲しかった。

ヒロインたちの可愛さ演出のための、
そらの「はむっ」とか、潤の「うにゅっ」とか
口癖があざといのが不自然で少し気になるが、
キャラとしてはそらが一番面白いかな。
ドラマーとしての技量も素晴らしいし。

結局、今回一番興味を引かれたキャラは
響の高校のクラスメイトの
伊藤かな恵氏演じる鳥海桜花(とりうみさくら)。
初回から響になんらかの想いがありそうだった。
今後の展開が気になる。

また、ライブイベントをどう描くかも気になる。

2話の時点では、まだ面白いとは言えないが、
響がヒロインたちと関わりあうことで
成長する話なら最後まで観たい。

今後に期待!
{/netabare}
☆ #03「停滞する少年の下降と逃走、そして教会から来た少女達」
{netabare}
アバンからいきなりの、
ラッキースケベといかがわしいスキンシップ。
その後の妹様へのマッサージと
相変わらずファンサービスに余念がないのは
別にいいのだが、如何せんくどい。

マスターの現在の生業がバイトで
エクソシストとは、これまたいかがわしい。

小学生を可愛いとは思えてもエロは感じない我が身。
主人公の饗は、根がやさしい紳士だから視聴継続できてるようなもの。

<この偶然は、神さまのいたずらか?>

饗、潤、希美、そらは、街頭でライブのチラシ配布に
勤しむものの成果ほとんどなし。
対人関係に難ありの面々、観てて痛々しいが
始めの一歩としてよく頑張った。

今回、バンドの3人は
饗の妹のくるみと同級生、桜花とは同居人と判明。

この6人+マスターがこれから協力して
ライブを成功させる流れになるんだろうか。

ただ今回はっきり言えるのは、
これだけいい縁に恵まれた饗は
確実に引きこもりから卒業できそう。
{/netabare}
☆ #04「この世はすべてロックンロール」
{netabare}
音楽が、そして人との交流が人を豊かにしていくといった描写。
この作品には始めからそういったものを期待していたので
今回はなかなか良かった。

今回、饗の脱皮とバンドの初ライブといった大きなテーマがあったためか、
ロリネタは最小限だったことも好かった。

妹の風呂場侵入シーンが今回の唯一のロリ愛好家へのサービス。
あれくらいなら可愛げがあってむしろ微笑ましい。

<饗、引きこもり卒業おめでとう>

饗の初登校のエピソードは確かにロック。
彼の勇気に脱帽。
まさかの挨拶代わりの弾き語り。
歌に徐々に魂がこもっていく様が観てて清々しい。
歌詞にも彼の魂の叫びを感じられた。

学校で軽音楽部にでも入って活動したら
普通に周りから愛されリア充になれそう。

<初ライブ、盛会おめでとう>

初ライブは、本作の物語の目的ではなくきっかけに過ぎないのだろう。
全12話予定で全体の1/3の時点であっけなく終了。

潤、希美、そらの3人のライブは教会で実施。
大盛況になった。
観客はクラスメイト達。
饗は、照明操作他、裏方でアシスト。
桜花は、今回もサポート上手で安定した魅力があった。

セットリストは10曲ほどあったようだが、
特殊エンディングの中で一曲目だけ視聴者にも披露された。

開演前のプラグイン。
リアルに描かれたギターアンプのフロントパネルが
アップされた時、とってもわくわくした。
やはり機材の作画の拘りは素晴らしい。

また、3人の滴る汗のおかげで
初ライブの緊張感が上手く演出されていた。
照明のあたる舞台は暑いし、
初めての公衆の面前での演奏では
1曲目からあれくらいの汗掻くのはリアルだ。

せっかくなので尺をたっぷりと、もう一曲くらい聴きたかったけど、
演奏シーンの動画は大変だろうからあれくらいでもしょうがないか。

今回で主要キャラの信頼と友愛の絆は深まった感。
次回からどう話が進むか、非常に楽しみになった。

出来れば、ロリサービスは今回程度に抑えて欲しいが、
次回のサブタイトルからは嫌な予感がする...
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

一生懸命奏でますっ♪ ロリ&ポップなシンフォニー、開演!!

この作品の原作は未読ですが、放送が決定した時から視聴を楽しみにしていた作品です。
なぜならこの作品のイラスト担当は「まったく、小学生は最高だぜ!!」という名台詞(?)を生み出した「ロウきゅーぶ」を手掛けられたてぃんくるさんだから…

てぃんくるさんは繊細で可憐さと儚げさを併せ持った女の子を描かせたら最強の部類に入る絵師だと思っています。
てぃんくるさんの創り出す幻想世界…どっぷり浸かっていたいと心から思います。
そんなてぃんくるさんの作画を引っさげた作品…気にならない筈がありません。

ロウきゅーぶ!はバスケットボールに情熱を注ぐ物語でしたが、今度のお題はバンド活動です。
お題は違いますが、登場人物の構成はほぼ一緒…

ロウきゅーぶ!で智花たち女子バスケットボール部のコーチを務めた長谷川昴と同位置にいるのは、小学生3人組バンド「リヤン・ド・ファミユ」の協力者である貫井 響…

慧心学園女子バスケットボール部の5人と相対するのは、リヤン・ド・ファミユの五島 潤、紅葉谷 希美と金城 そらの3人組です。
メインボーカル&ギターを担当する五島 潤はロウきゅーぶ!における湊 智花的な存在…
ベース担当の紅葉谷 希美は三沢 真帆と永塚 紗季を足して2で割った印象…
ドラム担当の金城 そらの立ち位置は、袴田 ひなたで決まりでしょう…
こう考えると、キャラのイメージが分かる人には分かりやすいかと…

これだけじゃありませんよ…
ロウきゅーぶ!で昴の幼馴染で何かと昴を気にかけていた荻山 葵…
幼馴染ではありませんが本作では鳥海 桜花という響のクラスメイトが葵と同じ立場で小学生のみんなを見守っています。
しかも、どちらの声優さんも伊藤かな恵さんというオマケ付き…

こんな感じでロウきゅーぶ!の事を思い返していたら思い出したことが一つ…
そう、主人公の長谷川昴は羨ましいを通り越して憎いくらい女の子たちにモテモテだったんですよね…
そしてその設定は脈々と受け継がれています。従って、今度の貫井 響のモテッぷりも相当なモノだと思います。
まったく優しいんだか優柔不断なんだか分からない感じ…なんですけど何故かモテるんですよね。

ロウきゅーぶ!の1期が放送されてから約6年もの月日が経っているというのに…
こんなにも世の中のニーズが変わっていないなんて…
「少女はスポコン! コーチはロリコン!?」
そういえば以前こんなキャッチフレーズが流行ったのを思い出しました。
いやいや、ロリコンは行き過ぎたら犯罪ですから…

今回登場する小学生は確かに可愛いと思います。
自分たちで目標を決めてそこに向かって走っていく…
たくさんの障害にぶつかりました、3人で何とか乗り切ってきました。
その思いも言動も彼女たちの純粋な優しさそのもの…
だから見ていて応援したくもなります…

でも今回個人的にイチ推しだったのは鳥海 桜花だったと思います。
思い返してみると、ロウきゅーぶ!でも葵の存在は気になっていましたから…
彼女たちは決して主役じゃないので、きっと彼女たちが本来持つ魅力の半分も描かれていない様に思います。
だって、メインをより引き立てる上での障害にしかならないから…

でも彼女たちは時に自分の気持ちを押し殺しながらそれでも傍で見守ることを選択するんです。
決して良い気持ちばかりじゃなかったと思います。
時には目の前の光景を見るのが辛くなったり、自分の汚い気持ちを罵った事も一度や二度じゃなかったかもしれません。
それでも彼女たちは明るく気丈に振る舞うんですよね…
その目は自分に向いていない事を知っていたとしても…

相手は小学生ですからムキになれる筈もないんですけどね…
でもそんな彼女たちの思いも姿も十分魅力的だったと思います。
どちらもCVが伊藤かな恵さんだったから…からそう感じたのかもしれませんけれど…

綺麗な作画と頑張っている女の子の雄姿が溢れんばかりのこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは「羽ばたきのバースデイ」
エンディングテーマは「楔」
どちらも3人で結成したバンドBaby's breathで歌っています。
どちらかというと全体的に重みのある曲調のエンディングが好みだったように思います。

1クール全12話の物語でした。
物語の内容的にも1クールで綺麗な纏まっていたと思います。
今後の彼女たちの活躍と成長が楽しみです。
この作品も…続きが制作されるなら絶対視聴する作品なんだろうな…と思っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ロリコン向けキメェ、というのは重々承知の上で

5話までの感想
{netabare}ロリコン向け作品で、そういうのが苦手な人にはダメ、ってのは理解した上で観よう。
まぁそうはいっても、孤児院の規模縮小(予定)の理由が経営難ではなく、そういうのが必要な子が少なくなったため。
で、立ち退く前に今までお世話になった教会でライヴをしたい…ってのはなかなか上手い設定だと思う。
これが経営難だとしたら「じゃあまずは楽器売れよ」となってしまうし、なにより孤児院を必要とする子が減ってるというのは喜ばしいこと。
ロリコン向けをどうにか正当化するための工夫…と言うと言い過ぎか、けどどうにか「ただそれだけじゃない」というのを頑張ろうとしてる雰囲気は感じる。
あ、それと幼女3人の歌唱・演奏力は既にそれなりの腕前を持ってる、ってのも上手いと思った。
これなら最初からCD収録バージョン使えるじゃーん?メタだけど。
上達する前の下手なバージョンとの使い分け・上達してく過程が必要な内容だと…今のアニメ業界事情だとかなり困難かと。
というか思い切りコケた作品最近ありましたので…バンなんとか。

と、それとは別に園芸ヲタ的に気になる点。
OPの後半、ステージとなってるお花畑だけど、咲いてる花はヒナゲシ、春の花。
物語の1話が春からのスタート。
ん?OPが本編とリンクしてるのなら丸々1年後までを描くことになるのかな?(あくまでリンクしてるのなら)
んん~?ロリコン的には小6になっちゃうのは良いのか?
それと5話のキャンプ地ではアジサイ咲いてるし香りを嗅いでたのは恐らくローズゼラニウム、つまり季節は5・6月頃だろうか。
この時点でヒナゲシの季節は終わってるので…やっぱり一年間の出来事を追うストーリーなんじゃないか?と予想。
果たして当たるかのう?
というかね、ワザとなのかたまたまなのか、日付けの描写が見当たらないような?
キャンプ行く日をカレンダーで見せたり動画投稿日とかあればいいのに、それが見当たらないような…見落としてる?

それはそうと滝は笑った。
後半霊剣山の水車小屋が来るんじゃないかとヒヤヒヤしたぞ。{/netabare}

10話までの感想
{netabare}まず6話から。
孤児院設定である以上こういうネタがあるのはお約束、もはや様式美。
ではあるけど、まさかよりにもよって3人の中で黒髪キャラがハーフだったとは予想外。
作劇上ではどのキャラでも良かったハズだが…敢えて希美にしたのかな、様式美の中で妙なトコに意外性を放り込んでくれました(誉めてる)。
しっかしこれ真面目に考えるとどうなんだろうね。
孤児院は別に経営難ではない、親族に援助して貰えてハッピーというオチではない。
本人の意思を尊重いうても子供の発言権ってどこまで斟酌されるのか自分はワカラン…離婚して親権争いとかした人なら詳しいのかな?
しかも相手は言葉や法律の違う海外、どどどどうなんだろう。
現状保留で中学になったら・高校になったら改めて確認とかそんな感じだろうか。

7~9話は島編。
いきなり季節が夏になったのう、妹置き去りか。
ロリコンの疑いのある男を色仕掛けで落とすのはアッガイさんには荷が重かろうて。
ってことなのか、すぐに直接的な嫌がらせにシフトしたけど…。
ひいいい、この島怖い。
今までリアル路線だったのに、ここに来ておとぎ話路線になったような?
あ、けど同じ引きこもり仲間として通じるものがあったってことなのかな?と思ったり。
いくらなんでもパっと出のバンドを島に招待って無理がありすぎじゃね?と思ったら元巫女の計略だったという強引な擦り合わせ。
無理があるかどうかギリギリなラインだけど自分は納得。

10話。
島ではあーでもないこーでもないでドロドロの状態が続いてると思ったらスッキリ解決されてて笑った。
そこメインにする作品じゃないし後腐れなくていいんじゃないかな。
というかおとぎ話路線がイマイチだったので、バッサリ切り捨ててくれて助かる。
と思ったらまさかのアッガイさんも小学生。
まーじーでーかー。
作者容赦ないな(褒めてる)。
それにしても何話もの間蚊帳の外で、一応嫉妬パートあったもののデート候補にも挙がらず、妹がな~んか不憫。
ピアノ習ってるし妹もそのうちバンド参加…ってすると3Pではなくなるので、別メンバーで3人ユニット組むのかな?と思ってるのだがどうだろう?(原作未読)

それはそうと、序盤てっきり引き篭りの主人公の社会復帰物語だと思ったのだが、あんまり学校の描写が無いような?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

58.5 8 お風呂でツンデレなアニメランキング8位
グリーングリーン(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (170)
1285人が棚に入れました
『グリーングリーン』は山奥の全寮制男子校"鐘ノ音学園"の共学化にまつわるドタバタコメディを描いた18禁恋愛アドベンチャーゲームのシリーズおよびテレビアニメ。略称はグリグリ。
【ストーリー】山奥の全寮制男子高校"鐘ノ音学園"で禁欲生活を送る祐介とバッチグー・一番星・天神の3バカトリオ。
異性と無縁の彼らの学校に、夏休みまでの1ヶ月間だけ女子が編入してくる事になった。3バカに歓迎委員長を押しつけられてしまった祐介は、到着した女子のバスに近づいていった。
その時、開いた扉から現れた女子がいきなり抱き付いてきた。「祐介くん、見―つけた!」初対面!?のはずの"千歳みどり"に押し倒された祐介は気を失ってしまう。

声優・キャラクター
武内健、中山さら、藤巻恵理子、満仲由紀子、杉本沙織、鈴木麻里子、植田佳奈、田中一成、土門仁、浜田賢二、吉竹範子

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

わかりやすいエロ。コメディを免罪符にした変態行為

エロゲ原作。
かなりギャク寄りのハチャメチャ学園コメディです。
コメディとはいえ、公共の電波に乗せるにはやりすぎといわざるを得ない場面が多く、時代を感じさせる直球なエロ・・・というより変態行為が特徴の作品。
まさにエロゲ原作だなぁ、と感じちゃいます^^


主人公はエロゲの定番。
見た目も性格も無難で当たり障りがなく、女性にちょっぴり優しい常識人です。
正直、面白さも魅力も全くないですが、万人にモテても不自然じゃない仕様になってしまうのは、プレイヤーの代行で恋愛をするゲーム主人公の宿命。
この点は仕方ないと思います。

没個性な主人公はさておき、本作でエピソードを作るのは強烈なサブキャラ(男)の3人組です。
お約束的な特徴づけ、それも一昔前の古い感性でのサブキャラらしさが際立っており、立ちすぎていてハンパない嫌悪感。
見た目も言動も果てしなくウザいうえに、やっている事はセクハラという域を超えてもはや性犯罪。
強姦以外の犯罪行為は、ほぼやっちゃいます、コイツラ。
本作に何やら思い入れがあれば別ですが、初見の人は等しくキモチワルイと思うでしょう。
この連中に耐えられるかどうか、それが全てだし、見るに耐えずに視聴を切る人がいても何ら不思議はありません。

エロの方は直球です。
バトルや普通の学園生活のなかの偶然を利用してみせるのではなく、「もうスケベな事がしたい!」そんなキャラクターの行動の果てにあるエロw
裸やパンツはもちろんのこと、性的な想像力を掻き立てるような描写が多数。
バカバカしいですが潔くもあります。
いまどき、服を脱ぎ去って裸になって女子に飛びかかっていくような行為、ルパンにしか許されないと思うのですが・・・・コイツらはそれをサラッとやちゃうんですよね。
アホだなぁ、まったく(゚∀゚)


こういう作品ですので、内容についてはあまり語るべきことはありませんが、一応SFの混じったラブコメ。
メインヒロインは2人で、主人公を巡って色々悩んだり駆け引きする、普通にありがちなお話になっています。TVシリーズの最終話だけだと、えらく半端な終わり方になっていますが・・・・結末はOVA(18禁)で、という荒技で締めくくられています(^_^;
まぁ、原作が原作ですから、その方が自然なのかもしれませんね。


総じて、アニメとして質は決して悪くはなかったです。
ただ、内容があまりにもコテコテなので、その点で確実に視聴者層を狭くする作品であることは間違いありません。エロ目的で観るにしても、いろいろとハードルが高いと思います。
クソなウザキャラ達も、観ていくうちに愛嬌がでてきて終盤では何とかナマ温かく見守られるようになりました。
どうしようもない奴らですが、軸が全く1ミリもブレない変態なのでギャグ作品を作るには必要不可欠。
その点だけは、評価していいと思います。好感度は最悪ですがw


一時代前の典型的エロギャグを象徴したような作品なので、興味のある方はドーゾ。


【エロ成分】
パンツ  :☆☆
おっぱい :☆☆☆
裸    :☆☆☆☆
性行為  :☆☆☆☆
マニアック:☆☆
エロス総評:☆☆☆

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28

セメント さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

バッチグーっしょ!

伊集院忠知、そんな名前であったのか・・・


田舎の男子校が共学化、モテたい男子達が入ってきた女子達と織りなすドタバタギャグコメですね。
女子高が共学化するのはありがちですが、男子校の共学化はちょっと珍しいかも・・・?
まぁ良いですよねこういうの、からっとした太陽光の下で若草の生い茂る青々とした情景が懐かしさを誘います。

原作はエロゲ、アニメの方も少しばかり、否、かなりお下劣な描写が多々出てきます。
とはいえ、青春の一ページとも言える実に青々しいものなので何の憂慮もございません、結構笑えます。
驚くことなかれ、なんと脚本はヤマグチノボルさんです、私なんかは「ゼロ魔」の印象が強くて、元はエロゲライターの出だった事実に驚いたものです。
実は泣きゲーという面もあって原作の評価高いんですけど、アニメ版の人気は微妙でしたね。

声優はあまり聞いたことのない方々ばかりでした。
良くも悪くもこの時代のアニメって感じです。

これマイナーアニメかなぁと思ってたんですが、なんと調布FMのアニソン特番で流れたんですよね、OP「グリーングリーン」。
放送後は二度と話題になることも無かろうと踏んでいたのに"これ流れちゃうんだーって"って思いましたね、エロゲ原作アニソンの流れで掛かってました。

これヒロインよりも三馬鹿の方がよっぽど印象に強いですw
三馬鹿達による女性を蔑ろにしたセクハラ言動の数々、破廉恥極まりない。
バッチグーあたりは目に言えた屑な分救いがありますが、ごわすが洒落にならないレベルで犯罪者思考・・・


「ヴァルドラ」のパイ拓ラリーというのはご存知でしょうか?
秋葉原の街で1週間だけ設置されたおっぱい型判子でスタンプラリーをするという頭の悪い企画があって、"何これ"と思いながらも参加してしまった苦い思い出があるのは差し置いて
本作で既にパイ拓という概念は提唱されていたんですよね、3話で野郎どもが女子のパイ拓を取ろうとする回があって。
まぁ何にしても頭が悪い・・・w

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

ソーカー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エロコメディというより変態コメディ?

男子校に一ヶ月だけ女子が編入してきて、男子は大騒ぎ。
ドタバタの微エロコメディですが、終盤はお約束のシリアスな恋愛モードに突入します。

詳細な内容はあんまり覚えてないのですが、それだけどうでもいいコメディが多かったんでしょうw
とにかく、主人公の親友の3バカ男子がうざいぐらい「ド変態」
見れば分かりますが、エロというより変態コメディといった方がいいかもしれません。
主人公は割と常識人なので、見れないことはないのだけど。

ヒロインは何故か初めから主人公にはベタ惚れです。
まぁヒロインにはちょっとした秘密があるのですが・・・
それはかなりのネタバレなので、一応自粛しておきます。
ラストは切ないけどもの凄くいい話で、綺麗に締めくくられていますね。

結果的に良かったのか悪かったのか、評価しがたい内容になってしまった
でも・・・まぁちょっと男子キャラがうざすぎだったかな・・・
露骨に変態ですから、無理な人は絶対無理だと思いますw

エロゲ原作ということで、18禁版のOVAアニメあったりします。
このアニメを見て、もっとエロが見たいならOVAを見れば良いかと。
確かOVAはテレビアニメの続きだったと思いますし、出来自体は悪くなかった記憶がある。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

57.3 9 お風呂でツンデレなアニメランキング9位
アンジュ・ヴィエルジュ(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (192)
929人が棚に入れました
"ある日、世界は連結した。
突如として開いた門と、5つの世界の連結。
私たちの住む青の世界:地球
夜と魔法が支配する黒の世界:ダークネス・エンブレイス
祈りと神々が守護する赤の世界:テラ・ルビリ・アウロラ
科学と電脳が管理する白の世界:システム=ホワイト=エグマ
武器と軍隊が統治する緑の世界:グリューネシルト
天使、悪魔、妖精、魔女、女神。お伽話の中にしかいなかった存在が、現実のものとして現れた。時を同じくして、特殊な能力:エクシードに目覚めた少女たちが、それぞれの世界に出現しはじめる。彼女たちは『プログレス』と呼ばれ、その保護・育成を掲げる巨大学園都市『青蘭学園』に集められた。この学園で少女たちは出会う。ともに絆を紡ぐ仲間たちと。5つの世界共通の敵、世界を終焉へと誘う『ウロボロス』に。この世界は、失われようとしている。それを救えるのは、選ばれた少女たちのみ。"

声優・キャラクター
寿美菜子、原由実、豊崎愛生、立花理香、ブリドカットセーラ恵美、田村ゆかり、相坂優歌、石原舞、生田善子、高橋李依、山本希望、伊藤静、悠木碧、茅原実里、花澤香菜、佐倉綾音、上坂すみれ、早見沙織、相沢舞、佐藤沙耶
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲーム紹介アニメとしてひとつの形?

まだどんな内容・ノリか分かってない段階で1話を見ると、情報量の多さに忌避感を覚えるかも。
が、ご安心を、出てくる固有名詞の殆どは覚える必要はありません。
これってなんだろ、企画の段階で原作?のカードゲームの用語をこれだけ入れろって指示があったのか、合わない人は見なくていいよと早めに篩にかけた優しさなのだろうか。
因みにあらすじというか、イントロダクションを自分なりに分かりやすく噛み砕くとこんな感じ(何気に2話までのネタバレ入れちゃってるけど)

ドキドキスペースに幻魔が現れて、各ワールドをぶつけようとしてるんだってさ。
それに対抗すべく各ワールドで選ばれた勇者と補欠がマジマジワールドに集結。
ところが勇者達が揃って洗脳されてダサイダー状態に!
いま、補欠たちが立ち上がる…

元ネタはラムネ&40(と幻魔大戦)、アバンで出てくるこの作品世界の宇宙の映像がまんまラムネでどうしても想起させられてしまうんだよなぁ。
けど、こっちのがずっと取っ付きやすくない?
妙に固有名詞が多い割にはストーリーは驚くくらい単純。
各ワールド間でパワーバランスがどうこうって話もないし、一見多く見えるキャラもこれとこれが同じワールド出身って抑えとく程度でいい。
どうしても覚えないといけないこの作品特有の設定はαドライバーくらいで、これも作中親切に説明してくれるので戸惑うことはないかと。

{netabare}で、そんな感じで形成された全体の印象は──。
1年放送するアニメの中だるみの際、サブキャラのお当番回なんてのをよく見た記憶があるのだけど、なんかそればっかりを集めたような雰囲気を感じました。
3から10話までね。
んで、それ以外の本来メインストーリーになる部分を1・2話とラストに集約したって感じ。
そう考えれば1話が情報過多で「ウゲッ」ってなるのは当然かと。
どうしてこういった形態を選んだかは不明だけど、作品のノリ(方向性とでもいうべき?)が分かれば普通に楽しめると思います。
1話でひと通りのキャラ(会員名簿)を見せて、気に入った(ご指名)のオンナを当番回で活躍させますね、って作り。

ただこの作りだと問題なのは、気に入ったキャラの当番回が終わってしまうとこれまた続きを見るのが億劫になるということ。
個人的にお気に入りはレミエル(僕は友達が少ないの小鳩みたいなの)だったのだけど、これの当番回の6・7話が終わった後はなーんか見るの面倒でした。
メカ女やモチベ0軍人の当番回なんか見てもしょうがないって気持ちが…軍人姉妹のコントでどうにか持ちこたえたけどさ。
ここら辺の当番回の順番はちょっとミスってる気がする。
個人的な好み抜きにしてもレミエル回は後ろに持ってくるべきだったような?
1話が壁で、更に目当てキャラの当番回終了後がまた壁になってる気がします、1話ほど高くはないけど。

んで以上が構成に関しての感想、以下は内容についての感想。

他の方も書いてるけど風呂のシーンがやたらと多い、生活の拠点は風呂だと言わんばかり。
けどパンチラはない(多分)ので、円盤になっても光や湯気解除はないだろーなーというのは察しがつくため誰得な状態に。
何故こんな企画通したんだろう?
そして風呂シーン以上に気になるのが青蘭島、というより学園「以外」の住人が出ない、この世界を守るという割には、守るべき人々の姿が見えない。
紗夜がエクシード(異能)に目覚める以前の「思い出映像」で辛うじて出るだけで、現在進行形の世界の住人は青蘭学園の住人以外出ない。
2話の襲撃で学園以外の人間は滅亡したと言われても問題ないような?
いっそ青蘭島が地図から消えて、みんな死んだことに気付かず戦ってる気になってる、ってほうのが信憑性高そう。
予算の問題なのか、カードゲーム側で設定されなくて余計なことを描けないのか、なんかアニメ艦これと同じ匂いが…。
ただでさえこれといった理由なく女の子ばっかりって時点で人を選ぶのに、ここら辺も壁になっちゃってる気がする。

それと戦闘内容だけど、対戦相手は基本同郷(同属性)対決になります。
できれば属性の違った者同士での対決にしたほうが面白いし、画面の見栄えもするのになぁと思うも、もしそうだったらそれこそ全キャラをしっかり覚えなくてはいけないため、1クールで描くには情報過多になるので避けたんだろう、と判断。
そして勝利して相手の闇落ちを解消させてめでたしめでたし、ってなった後に「私なんてまだまだね、それに引き換え天音は…」と天音ヨイショが始まります。
そうそう、それと大体勝利の際には紗夜がおいしいところを持っていって、結果レズの標的とされます。
ここら辺はもう様式美としてツッコムのは草々に止めました。

総評としては、話そのものよりも構成が面白い作品でした。
今後ソシャゲ原作のアニメが増えるみたいでどんなパターンを組んでくるのか楽しみなのだけど、こんなパターンもあるのかと知っておくのもいいかも?

余談・主役の紗夜が物凄くセイントオクトーバーの黒ロリに見えてしまうのだけど何故なんだろう?
多少似てるけどそこまソックリってワケでもないのに…{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

5つの世界で育まれてきた絆と新たな絆が織りなす物語…

レビューを書くためにwikiをチラ見した時に知りましたが、この作品…原作はカードゲームだったみたいですね。全然ゲームだという感じのしない作品だったと思います。

この宇宙には5つの世界があった…
夜と魔法が支配する黒の世界…祈りと神々が守護する赤の世界…科学と電脳が管理する白の世界…
武器と軍隊が統治する緑の世界…そして青の世界、この地球…

この様なくだりで始まるこの世界は、ウロボロスによって突如5つの世界が不安定になり崩壊へと向かい始めていました。
それを食い止められるのは、固有の特殊能力であるエクシードを持つプログレスと呼ばれる特殊能力者だけ…
そこで世界各地のエクシードが青の世界の養成機関に一同に集められ、崩壊を阻止すべく日夜奮闘しています。

物語は、5つの世界から新たに集められた5人のプログレスと、そのプログレスと絆を結ぶことによって力を強化できる1人のαドライバー…駆け出しのチームが中心となって動いていきます。

エクシードの力に目覚める…決して誰もが手にできる力ではありません。
自分は他人には無い力を手にすることができた特別な存在…
きっとそんな優越感を感じずにはいられない、エクシードとはそういう貴重な力…
きっと誰もが色んな夢や希望を抱いて養成機関の門を叩いたことでしょう…

ですが実際には、プログレスとαドライバーによって構成されるチームは、強さと経験に基づくランク制度が導入されており、駆け出しのチームと最高ランクのチームとの力の差は歴然としていました。

ウロボロスという未知なる生命体との戦闘は命懸けです…
戦場に赴き生還してきた経験はチームにとって貴重な糧であり、その積み重ねによって力と絆の強さを育んできた訳ですから当然といえば当然です。

だからこの養成機関に来て一番最初に感じる事は「上には上がいて、全然自分なんかは特別じゃない」ということです。
これをすんなり受け入れられれば良いんですけど、人の気持ちってそんな単純じゃありませんよね。
だっていつでもどこでも特別でいたい…これだけが唯一自分の支え…という人もいる訳ですから…

一生懸命努力して…努力して…それでも上に進めない…
自分はこんなにも強くなるための努力をしているのに…
そう考えたくなる気持ちも分かります…
でも、この考え方…破綻にしか向いていないんですよね。

駆け出しのチームがこのパターンにハマった典型的な事例でした。
強くなるための努力…確かに必要です。
でもそれだけじゃダメなんです…
だって6人のメンバーあってのチームなのですから…

ちょうどこの頃、ウロボロスに新たな動きが見られ事態は大きく動いていく事になるのですが、目の前に広がった光景は「最悪」でした。
その最悪を免れる事のできたのは、絆の浅い駆け出しのプログレスだったんです。
彼女たちに課せられたのはそれぞれの世界を救わなければいけないという重責…
それだけではありません…
世界を救うためにはこれまで育んできた絆と対峙する必要があったのですが、闘う前から結果は絶望的…だってランクが違いすぎるんですから…

それでも世界と絆を守るため、5人のプログレスはそれぞれの世界に向かうのですが、正直見ていて心が痛みました。
全てが変わり果てていて…瞳の奥で光る赤がとても冷たくて…これまで感じた事の無い憎悪と、聞いた事の無い言葉が容赦なく5人の胸を抉っていくんです…

それでも5人のプログレスは抗い続けました…気付いたんです…
チームは5人ではなく6人…だから絶対に成し遂げなければいけない事が彼女たちにできたたから…
彼女たちの思いの先で待っているモノとは…気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、鈴木このみさんの「Love is MY RAIL」
エンディングテーマは、L.I.N.K.sさんの「Link with U」
どちらも甲乙付け難い良曲だったと思います。

1クール12話の物語でした。ウロボロスによって引き起こされた最悪は物語的に面白かったと思いますし、こういうのは個人的に好物です。
正直ラストの展開はベタだったと思います…でも良いんです…
彼女たちの熱い思いがしっかりと感じられたから…
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

友情!努力!そして風呂!

今期のカードゲーム原作アニメ。

今年の冬に放送されていた「ラクエンロジック」と同じでカードの中の世界の話みたいなのでカードは特に関係なし。

あにこれでは大分不人気みたいですが個人的には結構好きな作品。

登場人物の気持ちがストレートに伝わってくる良い作品だと個人的には思います。

努力や友情を力に苦難を乗り越えていく感じが個人的に好きでした。

サービスシーンも多いのでそういうのが苦手な人にはあまり向いていないとは思いますが...。

お気に入りキャラはエルエル。

鈴木このみさんは今回も難しそうな曲を歌っています。


1話目感想
{netabare}
本編の半分以上が風呂シーンという凄い1話だった。ほんとに風呂シーンばかりで常に謎の光が仕事をしていました。

ある意味びっくりした1話。

追記

漫画版の1話を読みましたが漫画版の風呂シーンの謎の光は主人公の仕業ということになっていました(笑)

さすが光を操る能力...{/netabare}

2話目感想
{netabare}
今週も安定の風呂シーン多めの話かと思いきやラストでまさかの展開へ...

さすがに天音がここで退場なんてことはないと思いますが、次回が気になる展開ではありましたし、1話よりは良かったと思います。

ここからシリアスなアニメになっていけば面白くなりそうな気もしますが果たして・・・。

勝負の3話になるのかな。{/netabare}

3話目感想
{netabare} 天音はしばらくお休みといった感じになりそう。闇堕ち美海は良いキャラだった。紗夜はここから強くなっていくのかな。今後の展開が楽しみ。 {/netabare}

4話目感想
{netabare}
闇堕ち状態になると本音を言うようになるのか。まぁ基本正論なんだけど。シリアスだと思ったらギャグっぽくなったりと色々惜しい印象。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
ついに血を吸ったアルマリア。初めては紗夜。アルマリアメインの話だったけどそれ以上に今回はエルエルが可愛いかった印象。次回辺りエルエル回になりそうな予感。 {/netabare}

6話目感想
{netabare}
アルマリアはすっかり紗夜にデレたなぁ。そしてレミエルの精神攻撃でエルエルが...。エルエルは立ち直れるのか、次回が気になる。

豊崎さんと悠木さんの演技も相まってとても良かった。
{/netabare}

7話目感想
{netabare}
エルエル回その2。エルエルがレミエルに真っ直ぐ向き合いレミエルの闇落ちを解くことに成功。二人の気持ちが伝わる良回だった。そして毎度お馴染みコントコーナー。こちらも相変わらず面白い。
{/netabare}

8話目感想
{netabare}
アルマリア、エルエル回が終わり次はステラの話に。ステラもその2人と同じく紗夜ハーレムに加わるのかな。コントコーナーも相変わらず面白いし話自体も結構ちゃんとしてるから個人的には今期上位の作品になりつつある。
{/netabare}

9話目感想
{netabare}
ステラ回その2。ステラが大切なものに気付けたようで良かった。正直展開自体は毎回同じなんだけど結構面白い。
{/netabare}

10話目感想
{netabare}
ナイア回はまさかの1話のみ。他の4人と比べて元々が強かったみたいだからあまり掘り下げる必要もなかったのかな。紗夜に攻略されなかったのも初。そしてコントコーナーは今回で終わりなのかな。
{/netabare}

11話目感想
{netabare}
1話、2話の頃と比べると紗夜は本当に成長したなぁ。そして美海が再び闇堕ち。まさかの美海ラスボス展開か。来週は最終回。紗夜たちは美海と天音を救うことが出来るのか、最終回も楽しみ。
{/netabare}

12話目感想
{netabare}
全員集合の最終回らしい最終回で良かった。いつも笑顔だった天音も実は色々考えてたのか...。友情や努力といった分かりやすい熱い展開が個人的には好きな作品だった。
{/netabare}

総評
{netabare}
基本的にはメイン5人の尊敬する先輩や大事な友達が闇堕ちしてそれを救うという展開が10話まで続くので退屈に感じてしまう人がいるのも分かりますがそれ故ストレートに登場人物の気持ちが伝わってくる作りになっていて良かったとは思います。

最終回も最終回らしい最終回で意外性はないものの王道といった感じて好きでした。

世間的にはあまり評価されていませんが個人的には2016年夏アニメの中でもお気に入りの作品でした。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

61.9 10 お風呂でツンデレなアニメランキング10位
おーばーふろぉ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (88)
385人が棚に入れました
ひょんなことから始まった禁断の入浴体験!仲良し姉妹と幼馴染のお兄ちゃん、男女3人バスタブに肩まで浸かったら思わず溢れ出したのは…姉妹の秘めたる恋心!?オーバーだなんて言わせない、等身大の青春ラブコメディー!

声優・キャラクター
たみやすともえ、杏子御津、佃左泥

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

僧侶枠第12作目は、仲良し姉妹と幼馴染のお兄ちゃんの物語…

この作品の原作は未読です。
僧侶枠の第12作目…現在2020年春アニメで第13作目が放送されていますが、ホント勢いが止まらないですね。
これまでBL系以外は全て視聴してきましたが、この勢いがどこまで続くのか、逆に興味が湧いてきています。


「お兄ちゃん、ほんとに一緒にお風呂入るの…?」

ひょんなことから始まった禁断の入浴体験!
仲良し姉妹と幼馴染のお兄ちゃん、
男女3人バスタブに肩まで浸かったら
思わず溢れ出したのは…姉妹の秘めたる恋心!?

オーバーだなんて言わせない、
等身大の青春ラブコメディー!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返ってみると、今回のお兄ちゃんが過去と比べて一番我慢できない男の子だったのではないでしょうか^^;
wikiのあらすじでは、「ふと3人で風呂に入ったことがきっかけとなって理性のタガが外れ~」と記載されていましたがタガ外れるの早すぎでしょう^^;

ヒロインはお兄ちゃんを「にぃに」と呼ぶ姉の白河彩音と、おっとりしているがアプローチは大胆な小悪魔系の妹の白河琴音。
長所が綺麗に分散されているので、ヒロインの構成は良かったのではないでしょうか。

アニメの質としては、僧侶枠の過去作から比較するとキャラデザは良くなったような気がしますが、その他はどうでしょう…キャラの動きに関しては改善は見られたのではないでしょうか。
公式HPのINTRODUCTIONでは「青春ラブコメディー」と記載されていますが、wikiのジャンルは「成人向け」となっていました。
随分見方が違うなぁ…と思ったら、原作は幼馴染ではなく実の兄と妹による近親相姦が描かれているとのことです。
それは見方が変わるのも納得です。

主題歌は、うずほさんの「おーばーらぶ」
この作品のために書き下ろされた楽曲なんでしょうね。
歌詞から3人の様子がハッキリ思い浮かべられますから…
メロディラインがとても綺麗な楽曲だと思いました。

1クール全8話の物語でした。
僧侶枠としては妥当な尺なんでしょうね。
気になるのはこの3人の顛末です。
ずっとこのままという訳には行かないでしょうし…
ですが、原作は主旨が全然違うので補間できませんし…
3人が納得できる未来に向かって進めることを期待しています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

郷音 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

オーバーだなんて言わせない、等身大の青春ラブコメディー!

2020年放送アニメ。

仲良し姉妹と幼馴染のお兄ちゃんによるエロラブコメディー。

ComicFesta産ということで完全版は成人向けです。

男がクズなのはComicFestaの伝統なのか??

しかも1話で意図せずにはいっちゃったり、同時に二人の巨乳美少女に迫られたりってほとんど「じょしおち」と内容変わらねーじゃん!!

風呂でわっしょい、ロッカーでわっしょい、教室でわっしょい、用具室でわっしょい…

せめてダブル交際発覚してケンカして…みたいな展開を期待したけど

そんなことする余裕なく8話でENDします

{netabare} じょしおちは第2ヒロインが第1ヒロインの好意に気づいてそれでもいいって言ってたからまだいいけど、今作はヒロイン二人とも互いの思いに気づいてないのに男はそれを弄んでるように見えるから余計好きになれなかったなぁ {/netabare}

これ系は内容を楽しむものじゃないね!そっち目当てならまぁ…

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

おいおい。。成人向けアニメのPVかw

 
仲良し姉妹と幼なじみのお兄ちゃんによるラブコメ?
いやいや、これわエロコメでしょw

観たのはオンエア版。
(公式によると通常版。。どっちでもいいしw)

完全版というのがあって、それはどうやら円盤か有料コンテンツのようです。。

■キャラ/キャスト
 それなりかな。悪くはないけど。
 姉妹のcvはゲーム中心のお方のようです。

■エピソード
 ~{netabare}
 どストレート。ひねりなし。
 最後までいたす『To LOVEる』みたいな。
 でも肝心なところはスキップ。
 完全版を観ろと・・
 {/netabare}~


 原作:成人向け漫画
 制作:studio HōKIBOSHI
 放送:2020年1月
 視聴:2020年11月dアニメ(短編8話)

してやられた。これPVですね・・完全版の。
否定はしませんが、なんか悔しいw

あんまりオススメはできませぬなぁ。。
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
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