アイドルで三角関係なおすすめアニメランキング 14

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月05日の時点で一番のアイドルで三角関係なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

77.7 1 アイドルで三角関係なアニメランキング1位
WHITE ALBUM2(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1111)
5607人が棚に入れました
学園祭まであと一月と迫った秋の日の夕暮れ。

崩壊した軽音楽同好会の最後の一人、北原春希は、
放課後の窓際で学園祭のステージを目指してギターを弾いていた。

それは、二年半ずっと真面目に過ごしてきた優等生が、
卒業までの半年間に成し遂げようとした、ささやかな冒険。

けれど、その拙いギターの音色に、
流れるようなピアノの旋律と、鈴が鳴るような歌声が重なったとき……

一人からふたりへ、ふたりから三人へと重なっていった新生軽音楽同好会の、
夢のような、夢であって欲しかった半年間が始まった。

声優・キャラクター
水島大宙、米澤円、生天目仁美、寺島拓篤、中上育実、杉山紀彰、梶裕貴、夏樹リオ
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

久々、いや初めてこんな恋愛アニメに出会いました  これ以上はこの先現れないだろうと思ったら、原作ではまだ序盤なんだよなぁ…

※長文注意報発令

【短い感想】
シナリオに関しては今までの恋愛アニメでダントツのNo.1です。
それだけ感情描写が素晴らしい。
ここまで繋がりがしっかりしていて、キャラの気持ちが伝わって来るアニメはまずありません。

この作品は隅々まで意味のある描写だらけの作品です。
結果だけに注目していたらまずこの作品の魅力は見えてこないです。
まずは主役の3人全員の気持ちを考えてこの作品を見てみてください。


【このアニメのコンセプト】
前作であるWHITE ALBUM(前後編)からそれは変わってないようです。
どうしてもネタバレが嫌な方のために一応隠しますが、私としてはコンセプトを知った上で視聴したほうがいいと思います。
大事なのはそこじゃないから。
なので、未視聴の方も参考程度に是非開いてみてください。

{netabare}このアニメで感じたのは、『大事なのは結果よりも過程』だということです。
このアニメのコンセプトは言ってしまえば“浮気”です。
このアニメが凄いのは、なぜそういう結果になってしまったのか、なぜこのキャラはそういう行動をとってしまったのかしっかり描写があることです。
「なぜこうなったの?」という問に対して「こうだからです」と返せるアニメです。
詳しくは後半の方に載せます。
ある程度浮気前提で物語を見て、「なぜそういう結果になったのか」「このキャラはどんな気持ちで行動したのか」などキャラの気持ちになって考えると、ガラッと印象が変わるはずです。
結果に至るまでの過程がしっかりしているから、思わず感情移入する、それも主役の三人全員にという感じで、見ているこっちまで辛くなってきます。

結果だけに注目していたら、「主人公最低」「クズ野郎」で終わってしまうかもしれません。
確かに、絶対クズではないと言い切れませんが、なるべくならそのキャラの気持ちを考え、気持ちを汲んだ上で感想を持ってみてください。
とても他人事じゃなくなります…
逆に、私が酷評している君のいる町は『過程よりも結果』の作品だと思うんです。
結果ばかりが前に行ってるから、キャラの行動が理解できない、感情移入できない、キャラの本気度が伝わってこない、キャラにブレがあって操られているように見える印象です。

視聴する際は結果だけでなく、結果に至るまでの過程に注目してみてください。{/netabare}


【長い感想(12話まで)】※ネタバレの嵐です。まだ12話まで視聴してない方は開かないでください。
○第7話:最高の、最後の日
{netabare}これを最初に持ってきた理由は、この回が“WHITE ALBUM2の全て”と言ってもいい回だと思うからです。
この回が与えた影響は計り知れないと思います。
他の2回分の話も絡めて、第2音楽室で何があったのか描写しています。
①かずさと春希が二人で会話、かずさが本音を少しだけ漏らす
②雪菜が春希に迫り、キス、付き合うことに
③実はかずさが寝ていた春希にキスしていたことが判明
④さらに実は雪菜は春希とはまだ付き合う予定ではなかったことを明かす
⑤雪菜はかずさがキスしていたところを実は見ていた
⑥現在(春希と雪菜が付き合っている)に至る

本当の地獄(辛い気持ちになる回)はこれからですが、この回が一番重要な回だと思います。
なぜ雪菜が告白したのか、なぜ雪菜が3人でいることを望んでいるのか見えてきます。
ただ友達だから失いたくないとか、そんな能天気な問題ではないはずです。
理由も結構はっきりしていると思うので、後で述べます。

さらにここから歯車が狂い始める意味でも重要な回です。
なぜかずさが雪菜と仲良くやっていけているのか、その間どんな気持ちを味わっていたのか、春希は何を思って3人と過ごしてきたのか、この回が与えた影響は測りしれません。{/netabare}


○小木曽雪菜
{netabare}雪菜はかずさよりも自分の気持ちを相手に伝えられるだけであって、本当は相手のことを考えて一歩下がったりする遠慮してしまう人物だと思います。
春希奪っといて何言ってるんだって?それはこれから説明します。(WHITE ALBUM2はこうやって後々説明したり、答えを持ってくるパターンが多いんですよね)

雪菜が望んだ最高の結末は
「春希がかずさと雪菜どちらと付き合うか腹を決め、雪菜に告白、そしてかずさもそのことを認め、友達としてこれからも3人一緒」
だと私は思います。
だから、あれを見るまでは3人一緒に過ごし、春希に選ばせる時間を、かずさが素直になるまでの時間を設ける予定だったはずです。
しかし見てしまった、かずさが春希にキスする瞬間を。
だから行動に移してしまった。
「それが自分にとって一番の結末にならないから」
雪菜はかずさと春希が付き合うまでもう時間がないと悟った、だから焦って自分から行動してしまった、春希の気持ち、かずさの気持ちを知っていながら。
かずさに関しては以前から春希のギターに合わせてピアノを弾いていたこと、今回のキスでまず納得でしょう。
春希に関してはおそらく文化祭の三曲目、届かない恋の歌詞に何かあると思うんですよね。
それ以外でも、かずさに惹かれていることは雪菜も気づいていたと思います。
そして、雪菜が焦って行動したのも、彼女の性格を表した描写から納得出来ると思います。
1つ目は中学時代のハブにされた経験、2つ目はトラブルセット(トラブルの種となったトラベルセット※ニコ生一挙放送コメントより)、これから雪菜が焦りやすい性格、一緒にいられなくなるのを恐れる性格が分かり、今回の行動と合致すると思います。
ここまでが春希と付き合うまでに起こったことです。

ここからは付き合ってからの3人、主にかずさのことを考えている雪菜について述べます。
付き合うことになったのを屋上にてかずさに報告、そして確認する雪菜。
なぜかずさに確認しているのか、それはかずさが春希を思っていたことを知っているからですよね。
しかし、かずさはそれを誤魔化し続け、そしてあの行動をとります。
名前呼びの承認。
これによって雪菜を納得させ、友達としてこれからも付き合っていくことになりました。
その後も3人でいることを強く望む雪菜、それはかずさと友達でいたい、3人でいることを大事にしたいだけじゃないはずです。
雪菜には後ろめたさがあった。
「春希の気持ちが自分一本に向かう前に、そしてかずさが納得する前に告白してしまったこと」
さらには屋上のシーン「私、割り込んだんだ、二人の間に」
だから、二人にチャンスを残すのと同時に、自分からすればピンチを乗り切る、二人から認められるように頑張ろうとしたと思います。
春希から本物の彼女として、かずさから本物の友達として認められるように、自分の後ろめたさ、罪悪感を消すために。
つまりは、順序が逆になってしまったけど、自分の計画にあったことは飛ばさないようにしようとした、それが二人にできるせめてもの事だと雪菜は思ったと思います。
現に、春希がかずさの事を思っているのに気づいても、「やめて!私だけ見て!」とか言ってなかったと思います。
それどころじゃない、というかこの行動を雪菜の気持ちで考えたらめっちゃ辛くなります…
・誕生日パーティーで二人きりになることを断る
これは完全にかずさのためです。
家族も含めてという嘘までついて春希を説得していただけに、どうしてもという気持ちが伺えます。
普通はですよ、彼氏をとられるかもしれない相手のことを思って決定機を見送るなんてしないですよ。
でも雪菜ならその行動が出来る理由がある。
自分のことだけ考えているわけではなく、かずさのことを思い、自分に罪悪感を抱いているから。
その行動の末、誕生日に家で一人でいた雪菜の気持ちを考えると…

・卒業式にかずさが来ていたことを春希に伝える
理由はほぼ上と同じです。
いや、ここまで来たらもう罪悪感に押しつぶされてしまったのかもしれません。
これ以上春希が悩み苦しむのも、かずさが素直になれないのも見たくない、その上かずさが卒業式に来ていたことを春希に言わなかったら、また罪悪感が増え、それを背負って生きていくわけですからね。
もう、ここの全てを悟った雪菜の顔も…

という感じです。雪菜の焦りや優しい性格、その上での行動が引き起こしてしまった悲劇という感じです。
はっきり言って雪菜のエピソードだけで胃が大変なことになってるのですが、まだ二人分の思いを受け入れていかなくちゃいけないですからね(笑)…
そりゃ胃薬必須アニメだわ。{/netabare}


○冬馬かずさ
{netabare}雪菜よりも、というか誰よりも自分の気持ちを相手に見せないかつ面倒見の良さによって悲劇を招き、悲劇の大きさがどんどん拡大してしまった人物です。
春希が好きで仕方ないのに本人に伝えることもできなければ、伝えようと考えることすらしないかずさ。
そのことを伺えるのが文化祭のキスシーン。
寝ている春希にキスしてしまうくらい好きなのに、思いを伝えられない、その結果雪菜が目撃し、春希に告白してしまった。

もうね…ここからのかずさは見てられないですよ。
1周目はまだいいんですけど、2周目はかずさがどんな気持ちを抱いて過ごしてきたかわかるから、気持ちと行動のギャップが…
まずは雪菜告白後の報告シーン。
雪菜の言っていることは全て事実、かつ雪菜はそれを裏付ける証拠も知っているわけで、質問する口調もかなり強めです。
「それでいいの?」という雪菜の心の声が聞こえてくるかのようです。
それを否定し続けるかずさ、そしてあの名前呼び承認。
これは、雪菜と友達としてやっていくという気持ちも本心から思っていると思いますが、それだけじゃない。
この場合は自分の気持ちを誤魔化すための手段です。
事実、この行動によって雪菜は質問をやめました。
後半にもこういうシーンがあります。
「やっぱり私、かずさと本当の友達になれなかったのかな…」
「そんなことはない、雪菜はたった一人の親友だと思っている」
後から見てもわかるとおり、この時のかずさは悔しさや悲しさという気持ちを抱いています。
でも、かずさからしたら雪菜も大事で、友達でいたいというのも嘘ではありません。
ていうか、これが複雑であり、これによって悲劇がさらに大きくなってるんですよ…
いっそのこと、好きじゃない、友達でいたくないと思えれば少しは楽になれるのに。
好きだから、友達のことを妬みきれない、恨みきれない、結果自分に悲しみが積もるだけ、発散はできない。

「一緒にいないと小木曽が泣くからな」
春希が好きという自分の気持ちに嘘をつき続け、友達のために安心させるために自分の本心を隠し、一緒にいようとするかずさ。
「かずさ変わったよね?明るくなった」
本当は悲しい気持ちが渦巻いていると考えると…
それでも友達を気遣い、悲しい気持ちを前に出さないように気持ちを張って明るく振舞うかずさ、張り詰めていた気持ちが切れてしまったのがあのシーンですよ。
3人の旅行の帰りに車で一人号泣するかずさ…

そして最後は二人から離れようとした。
雪菜のことを思い、そしてもう3人で過ごすのは耐え切れないから、これ以上拷問を受け続けて自分を騙して3人に笑顔を振りまくのは無理だから、そんな印象を受けました。
10話Aパートはアニメ史に残すべき凄まじいシーンだったと思います。
「そんなのはなぁ…親友の彼氏に言われるセリフじゃないんだよ。」
「私の前から先に消えたのはお前だろ!」 
「勝手に手の届かない所に行ったのはお前だろ!」
「手が届かないくせにずっと近くにいろなんて、こんな拷問も思いついたのもお前だろ!」
「なのに何で私が責められなきゃなんないんだ!」 
「毎日毎日目の前で心えぐられてそれが全部私のせいなのかよ!」
「ひどいよ!どうして私の気持ちわかってくれなかったんだよ!」
「私がつまらない男を好きになって何が悪い!」
凄まじい、よくこんなセリフ思いつけるな…
そしてこのセリフをいえるシチュエーションを作ったのも凄い…

雪菜のことを考える優しい性格のために、自分が受けるダメージが増え続け、人に自分の気持ちを伝えれない性格のために、春希が離れていってしまい、春希が3人一緒にいようと提案してしまう、これがかずさです。
雪菜もそうですが、優しくて友達思いであるために、自分の首を締め続けているという印象です。
全然悪いことはしていない、友達にとって最善のことをしているはずなのに、考えの違いによってそれが友達を傷付けることになってしまう、さらには自分も。
WHITE ALBUM2とはこういう作品です。
作中にもありますが、「かずさが男の子だったら…」「私だったら雪菜を渡さない」(うろ覚え)という感じで、性別のことを憎んでる描写があります。
全員が同じ性別だったら、恋愛さえなければどれだけ綺麗な青春ストーリーで終われたことか…{/netabare}


○北原春希
{netabare}最終的には浮気してしまいますが、春希もすごく悩んで、すごく悲しい思いをしてきてるんですよ。
春希の悲劇の始まり、それは雪菜の告白を受けてしまったこと。
もちろん雪菜が気にならないわけじゃない、魅力も感じているけど、文化祭の段階では間違いなく中途半端な気持ちだったはずです。
それでも、あれを受けるなという方が無理な話です。
最初から逃げ場などありませんでした。
普通なら、最初は中途半端でも、少しずつ付き合ってから雪菜のことを思っていけるはずですが、今回は別ですよね。
それはかずさがいる、もっと言えば雪菜よりも気になってたであろう相手の存在が今後の展開を大きく動かしたと思います。

雪菜の三人でいたいという提案(二人にチャンスを設ける)、かずさの三人でいないと雪菜が泣いてしまうという提案によって、春希は三人でいることを大事にしようとします。
その結果、かずさを傷つけることになってしまいました。
さらには、かずさとのやり取りが残ることによって、最終的にはかずさの所へ行きましたが、それまでの春希の思いってかなり複雑だと思うんですよ。
ちょっとまとめてみますが、あくまで私の予想です。
①雪菜と会う前、かずさに惹かれていた
②雪菜とあってからも、かずさの方が気になっていた
③雪菜と付き合ってからは、付き合うという考えはほぼ無くなる、友達として、プラス以前に気になっていた気持ちを残したまま気にかける
④かずさが本当の気持ちを明かしたことによって昔思っていた気持ちが爆発、抱きしめてキス
こういう感情変化だと思います。
かずさのこと諦めているから友達として3人でいようと提案、ただ100%友達としてではなく、どこか引っかかる気持ちが残っているから必要以上に気にかけてしまう、最終的には爆発みたいな。
そして、春希はそういう自分の気持ちに気づいていたと思います。
だから雪菜の誕生日に二人で過ごすことを提案した、自分の気持ちを100%のものにするために。
しかし雪菜はそれを拒否、結果かずさに会いに行き、あの始末です。
あのかずさとのやり取りによって、雪菜を裏切ったのと同時に、気持ちがかずさに流れてしまった、それでもかずさに受け入れられず有耶無耶になり、結局は雪菜に頼ってしまうことに。
用意していたプレゼントも渡せずに。

結果は浮気ですが、春希の気持ち、行動も分かるんですよ。
やっぱりターニングポイントは文化祭ですよね。
あれが全てを変えてしまった、かずさのキスが。{/netabare}



【最終話まで見ての感想】
{netabare}○最終話感想
色々な意見やコメントを見てきましたが、私としては電車での雪菜が一番印象的でした。
雪菜の気持ちは今までの描写から伝わっていたので、私が気になっていたのは、卒業式で置き去りにされた雪菜をどうやって絡めていくのかという点でした。
ということで、改めて気持ちを知ったことよりも、雪菜がどんな気持ちで春希にこれまでの気持ちを話したのか、これを考えると本当にきつかったです。
そして、雪菜の気持ちを知らなかった春希がその事実を知った時の心境を考えると、さらに辛い気持ちになりました。

あとは空港のキスシーン、まぁ見せつけと解釈してもしゃーないというか、こういうところがこの作品合うかどうかの分かれ目だと思うんですよ。
このシーンを見て「何やってんの?」「ゴメン、笑ったww」という感じになるか、3人の気持ちを考えて複雑な思いを味わえるかに分かれると私は思います。
ここは帰ろうとした春希、「なんで来た」「ごめん雪菜」と言ったかずさという描写だけでも複雑な気持ちが伺えるし、それでもかずさと春希のお互いの気持ちが圧倒したことが分かるシーンでした。
二人も罪悪感があるけどやめられない、それを見る雪菜の気持ち、これらの大きすぎる感情の塊が押し寄せてきたシーンという感じでした。
こうなってしまうと思ったし、離れるのに最後まで辛い思いをしたくないと思った春希、離れるのに別れるのが辛くなるのが分かっているのに春希が空港に来たことに戸惑うかずさ。
せっかく愛し合った二人なのに別れなければならない、だからこそかずさが春希の部屋から出ていく時何もあいさつを交わさなかった、せめてもという感じでかずさは春希の制服のボタンを持っていったのではと私は思いました。

あとは後味の悪さについて。
確かに後味は良いとは言えませんが、最後も安易な展開にせずに、やってきたことを貫き通した印象だったし、今回はまだ序盤らしいですからね。
これから本番になるという印象も最終回を見て感しました。
それだけに、今後の展開に恐怖を感じてしまう最終回でもありました。


○小木曽雪菜2
{netabare}「一番悪いのは私。だから、かずさに謝らなくちゃならないの。それと、春希君にも。ごめんなさい。」
簡単に雪菜に起こったことをまとめてみます。
恋のライバルがいる中、先に告白して付き合うことになる。彼氏がそのライバル(親友)と浮気する。浮気した二人に謝ろうとする。
これだけだと何も雪菜は悪くない、いや、事情を含めても雪菜は何も悪くないんですよ。
それなのに、ていうか普通はどうやっても許せないようなことをされたのに謝ろうとしている。
それでも雪菜の気持ち、罪悪感が今までの描写から分かるし、だから謝ろうとしていることも分かる。
怒られて当然のはずなのにかばわれている春希の気持ちも分かるから…辛い…
さらには、かずさに謝ろうとした(かずさを見つけた時、一瞬表情が変わります)のに、あのキスを見てしまってそれも出来ない、かずさへの罪悪感以上に自分の悲しみが上回って泣いてしまう雪菜…

「あなたを好きにならなかった未来なんて絶対嫌。 良かった、そこだけは譲れなかったんだ。」
はっきり言って、私はWA2のどのシーンよりも、かずさの告白や空港のキスシーンよりもこれが一番辛くなったシーンでした。
『あの時~しなければ』、いよいよ雪菜の口からこの言葉が発せられたかと思いましたよ。
私もずっと思っていたことです。
どんどん妥協して妥協して、最終的には屋上で出会わなければとまで言ってしまう。
それは春希も否定しましたが、それは自分もだという少しだけ安心した声を雪菜は漏らしました。
さんざん気持ちがすれ違い続けてきた中、ようやく二人の気持ちが完全一致した瞬間でした。
WA2という物語を1シーンであらわし、まとめたようなシーンです。
ここで流れる『さよならのこと』の歌詞のマッチ具合がマジでやばい…
機会があったら一度歌詞をじっくり読んでみてください。
春希にさえ会わなければ辛くないのに、それでも辛くても春希と会わない、好きにならない未来は嫌という雪菜…そうだよなぁ…辛い…

「どうしてもあなたと恋人同士になりたかったから、じゃないんだよ。かずさほど真剣じゃなかったよ。」
ここもWA2の特徴ですよね。
100%嘘ではないけど、本心からは遠い言葉。
最初に聞いたときは嘘っぽいなぁ、本心ではなさそうだなぁとは思ってましたが…
春希とかずさのために自分を抑えて出した言葉、春希の罪悪感を少しでも軽減させるために出した言葉、それでも二人のキスを見て耐え切れずに泣いてしまう雪菜…辛い…{/netabare}


○主題歌歌詞
{netabare}恐らくネタバレになると思って、全話視聴するまでは歌詞を確認したり、じっくり歌を聴いたりしませんでした。
『届かない恋』
恐らく大きな意味を持っていたであろうと思っていた文化祭の3曲目の歌。
ぱっと歌詞を見た感じでは、春希がかずさへの気持ちをそのまま歌詞にしたという感じでした。
雪菜がこの歌の歌詞を見て表情が変わったのは、自分が好きである春希がかずさに前から、そして今なお惹かれているのを察したからでしょう。
さらに、その歌詞をかずさが一文字も変えなかったというのも、かずさが春希の気持ちを受け入れた印象でした。
ここまではまぁだいたいは予想してましたが、このフレーズで色々なことが見えてきました。
「ぼやけた答えが見え始めるまでは 今もこの恋は動き出せない」
かずさに惹かれてはいるが、相手の気持ちが分からなければ、自分の決心もつかない。
この歌は恋が始まっている上で届かない恋なのではなく、恋が始まってすらいない気持ちを表した歌という印象です。
だから雪菜は最終回で春希に言った。「かずさがあなたに想いを伝える前なら、絶対に勝てるって、知ってたんだよ。」
かずさが想いを伝えていない、春希の恋が動き出す前なら自分の気持ちを受け入れてくれるという感じで、この歌詞を見れば今までにもたくさんあった行動の裏付けがまた1つ分かります。
かずさが気付けと春希に言っても、もっとはっきりしていないと気付きようがない、逆にかずさが想いを打ち明けたことによって春希の恋が動き出してしまったんでしょうね。
「ずっと前から冬馬のこと好きだった」と言ったものの、まだ恋として動き始めてはいなかった。
本当に隅から隅まで描写に意味がある、作り込まれている作品だと改めて思いました。

『さよならのこと』
一番ラスト…君と出会わなければ辛くないのに
二番ラスト…君と出会わなければ辛くないのに
ラスト…君と出会わないなんてイヤだと気付いた冬
ちなみに電車のシーンで流れたのは一番下のラストの歌詞です。

『After All–綴る想い-』『closing』の歌詞もかずさの気持ちをあらわしていて、すごく心に響く歌詞です。{/netabare}


○これからが本番  ○友情≒恋愛 
{netabare}ゲームではここまでは序盤、これからが本編だと聞いてます。
そして、それは最終回の描写を見ても少し予想出来てしまうので…やはり今後が怖いです。
①今回表面上話が重くなったのは9話から
伏線があったり、裏では(とくにかずさが)辛い思いをしていることはありましたが、それでも旅行までは輝かしい青春ストーリーという感じでした。
今後はこういった青春パートはまずないと考えられること、いけないことをした罪悪感がまとわりついたまま物語が進むと考えると…
新キャラという救いももしかしたらあるかもしれませんが、今後さらに重くなるのは目に見えています。

②恋愛≒友情
WA2はこのバランスのもと成り立っていました。
だからこそ3人全員が辛い思いをしたというのはありましたが、そこまでドロドロした展開(彼氏の奪い合いや女同士の醜い争い)までは行ってなかったと思います。
しかし、最後の方ではドロドロになる予兆、そして『恋愛>友情』にバランスが偏ってきている印象を受けました。
・「雪菜と何回キスしたんだよ」
・携帯に出ようとする春希に対して、携帯を思いっきり手ではらう
・空港で雪菜の前でありながら春希とキスしてしまう
かずさは後半の行動でそういう印象を強く受けました。
今までずっと想ってきた春希に対する気持ち、さらには我慢して辛い思いをした分気持ちが爆発した感じです。
また、上2つに関しては自分だけ見て欲しい、ほかのことを考えさせないで欲しいというかずさの春希に対する独占的な気持ち、というよりは不安な気持ちが伺えます。

・空港でかずさと春希のキスを目の前で見ながらも、その後に春希のそばにいる雪菜
あれだけのことを見せられて、二人に謝らなければいけないと言っていた雪菜ですが、それでも春希の前からはいなくならないんですよね。
二人に謝らなければとは言ったものの、かずさに譲る、春希と別れるとは言ってないですよね。
最後のこのシーンによって雪菜の今の気持ちをあらわし、そして今後のさらなる重い展開を予感してしまいました。
なんというか、春希が今後どんな行動をしようが諦めないみたいな、ずっとそばにいようとするんじゃないかなと怖い予想をしてしまいました。{/netabare}{/netabare}


【最後に】
…放心状態になりました。
既にこれだけのストーリーを見せつけたのに、これからが本番だとこれまでの描写を見ても分かってしまったため、原作やりたかったのですがここにきて恐怖が期待と好奇心を上回ってしまいました。
原作ゲームに関しては、心の準備をした上で強い気持ちをもって挑みたいと思います。
話は結構重い感じですが、キャラの感情描写、変化、理由付けなどに関しては本当に素晴らしい。
この描写に関しては今までのアニメの中でもかなり上位、というか1位2位を争ってもおかしくないです。

脚本の丸戸さんは、アニメ脚本初めてらしいですが、見事というか、さすがという感じですね!
私、丸戸さんがシナリオやってるゲームやったことあるんですよ。
私はエロゲーを2つだけやったことがあります。
それがkeyのAirと丸戸さんシナリオの戯画のパルフェです。
パルフェのシナリオの丸戸さんということで、脚本のレベルの高さは納得でした。
これからも期待しているというか、WHITE ALBUM2はこれからが本番らしいので(末恐ろしい…)、というか全話見て確かにそうだと感じたので、今後の展開に期待大です。
そして来る日まで私は心と胃の強化に励みたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 60
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【視聴中】PC版原作introductoryプレイヤーの視点で感想

本作はLeafより発売された丸戸史明の18禁PC恋愛アドベンチャーゲーム「WHITE ALBUM 2 ~introductry chapter~」を原作に制作された。
尚、ストーリーはPS3への移植のためにCERO Dに適うようリライトしたものを使用している(主にHシーンの削除)。
また、W.A.無印とはストーリー上の繋がりは希薄であり全く新しい作品と解釈しても差し支えない(作中で使用された楽曲は登場し、森川由綺のWHITE ALBUMや緒方理奈のSOUND OF DENTINY、2009年のアニメOPである深愛などがある)。
原作は音楽に大変、力を注いでおり、アニメでも同様。


あらすじ
{netabare}
舞台は2007年秋の東京都。峰城大付属3年生の北原春希は学園生時代最後の思い出を作るため軽音楽同好会へ加入するが、バンドは痴情のもつれから崩壊してしまった。学園祭のバンド発表を成功させるためメンバー集めを開始した春希は、屋上で歌っていた学園のアイドル小木曽雪菜を勧誘することに成功する。更に、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であったことが発覚し、彼女をメンバーに迎える。バラバラだった3人は一生懸命に打ち込んだ末に学園祭で大成功を修め、3人は心の底から結び合えた…と思っていた。しかし、この日からそれぞれの恋は残酷な悲劇へと走り出してしまう。
{/netabare}

感想

始めに
{netabare}
前作W.A.無印は、舞台を、「すれ違う恋人」というテーマのために、原作の設定1998年から更に10年戻して1988年の携帯電話普及前にしていた点や、伏線が張巡らされ、原作ではシュミレーションゲーム故、ストーリー上で関わりの無かったヒロインを全員上手く使って纏め上げた点、主題歌やサントロが歌謡曲調であったり、テロップが縦書きだったりと、作品全体の雰囲気を時代背景にあわせている点、主人公やヒロインの心理描写が細かく描写されて、特に主人公の心に思い浮かんだ事が、普通であれば視聴者向けの声で話すはずが、画面上に縦書きで浮かぶ点など、他作品に類を見ない特異な、作品に相応しい演出が大変好感で、原作もWin95向けだったが、購入しプレイした程の良作だった。

本作はそんなW.A.の続編(実際は新規だったが)ということで、端から期待していたのだが、この1話は予想外の出来映えで、特にEDに向けての下りの演出が素晴らしく、即日インターネットにて原作icの初回限定版を購入し、三晩18時間掛けてプレイした。

その為、アニメの20分×13話の5時間弱で私の18時間分を演出すことは不可能だろうと思う。色々と割愛する場面も多いことだろうが、何よりも「余韻」や、台詞と台詞の間隙から滲み出る雰囲気など、私の琴線に触れるのに大変影響を与えた要素が不可逆的に喪失されることが必至なのは残念である。

後にcc/codaをプレイして、icで心を痛めていたことが軽く感じられるほどの悲愴な感情に包まれた。雪菜派としては、雪菜への裏切りは勘弁して欲しい(笑)。
cc/codaはプレイするのに80時間掛かった。常人の倍の遅さであるが、じっくり楽しめた。
{/netabare}
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1話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「WHITE ALBUM」小木曽雪菜
{netabare}
あらすじ

主人公は学年トップの成績を誇り、誰に対しても世話を焼いて、ウザがられつつも、いつの間にか周りに受け入れられて、いいように使われている優等生 北原春希。
友人の飯塚武也に誘われて夏休み前からバンドの練習に補欠として参加していたが、ボーカルに誘った女子が原因で軽音楽同好会は2人になってしまった。
学園祭が近づく中、昨年と一昨年実行委員であったこともあり、困った人間を放っておけない性分から実行委員の手伝いをしていた(実質影の実行委員長)。
毎年秘密裡に挙行されている学園のミスコンで二連覇を果たしているアイドルである小木曽雪菜が今年は出場を辞退したいと申し出、説得に動員されるもあっさり承諾し、彼女に好意的に思われ始める。
毎週火曜日の練習時には第一音楽室でギターの練習をしており、会った事は無いが、いつの間にか自分の拙いギターの演奏に付き合ってくれる良い相手 第二音楽室(第一音楽室に隣接)の音楽科とのハーモーニーを楽しんでいた。同好会が破綻し、高校生活の思い出にWHITE ALBUMを演奏していると、屋上から豊かな音色を奏でるヴォーカルの声が聞こえて来て、急いで向かうと、そこにいたのは雪菜であった。

感想

作画も良好で、序盤に、後の学園祭での演奏の様子や最終展開を思わせる空港での描写などが恣意的に挿入されており、良い演出である。学園祭でのライブの様子から、視聴者に雪菜とかずさがヒロインであることを印象付け、今後の展開に注目するように促している。1話の展開から春希の性格や難点なども随所に伺え、彼の他人を差別しない姿勢や観察眼がヒロイン達に与えた影響などを思わせる場面もある。
今回はまだこの3人の接点は分からないが、今後学園祭のライブに向けて彼らの物語は始まる。
すべては放課後のWHITE ALBUMを歌う雪菜との邂逅に始まるのだ。私はあのEDへの導入シーンが大好きで3回も観てしまった。そして原作の購入を決意した。
原作をプレイしてみると、OPの「届かない恋」は、やはりオリジナルの方が良いと思う。

原作をプレイして改めて1話を視聴すると、言葉使いの違いや、春希、雪菜の性格が若干柔らかくなったような感じが見受けられた。原作には無かった、雪菜が実行委員の仕事を手伝う場面には、春希が雪菜をアイドルとしての小木曽雪菜ではなく、一個の女子生徒として扱っているという隠喩が含まれている。それにしても、キャラクターが動くのは良い。
雪菜の一挙手一投足が愛らしい。(*´ー`*)
{/netabare}
=================================================
2話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「closing'13」上原れな
{netabare}
あらすじ

屋上で優美に熱唱する雪菜を目の当たりにした春希は、一瞬躊躇うも、彼女を軽音楽同好会に誘う。雪菜は一晩掛けて悩み、翌日、階段下に春希を呼び出し、協力できない旨を詫びた。
春希は切り札として、雪菜のバイト先のスーパーに赴き(これは1話で、依緒と会話していた後ろに、伏線として、バイト中の雪菜がいる)、雪菜を説得しようとするも、普段は見せない彼女のあどけなさから、弱みに付け込む卑怯な手段を断念する。
去り際に、彼女に一時間猶予を欲しいと頼まれ、その後、雪菜の趣味がヒトカラだったということを知る。雪菜は自分の秘密を全て春希に打ち明かし、軽音楽同好会への加入と、ミスコンへの参加を表明した。春希は翌日、武也に雪菜を紹介する折、ピアノ担当が未勧誘であったことに気付き、第二音楽室の音楽科と接触しようとするも、上手く行かなかった。久しぶりにピアノの音色が聞こえてきたことを好機に、窓越しに教室に侵入しようとして、誤って落下しそうになり、演奏者に助けてもらったのだが、彼女は隣席の少女、冬馬かずさだった。

感想

此処まで徹底的にかずさの存在を隠すという手法は、大変興味深く、視聴者に驚きを与えたのではないだろうか。原作では、此処に至るまでに、朝や放課後の教室で、かずさと若干会話したりしていて、そちらを割愛されるもの忍びないが、尺の関係上致し方ない。雪菜の説得に関しては、やはり、公園での会話の割愛が目立つが、最初に勧誘を断るときの、雪菜の「わたしなんかにやれるのか、今のわたしがやっていいのか、そもそも、わたしはやりたいのか」という台詞の割愛は残念である。
カラオケでの一人で5曲入れて顰蹙を買った話や、沢山歌わなければ損だという会話も捨てがたい。
雪菜が公園で春希を誘うときの「大丈夫だよ。今度こそ」という台詞には、やはり重みが感じられた。
カラオケボックスでの雪菜は、歌を歌うのが大好きという自分の本質を、高校に入って初めて他人に伝えたという点で、春希を特別視していることが伺える。
恋人へのステップとして、秘密の共有は大変有効な手段だ。
EDに「closing」を使う意図は何だろうか。これはcodaのかずさTルートのEDなんだが、かずさ絡みという事だろうか。
{/netabare}
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3話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「さよならのこと」上原れな
{netabare}
あらすじ

春希は、かずさの勧誘について武也と話す。武也はかずさの情報を多く持ち、彼女に対し、良い感情は持ち合わせないが、春希は夏休みにギターの練習に付き合ってもらったことを想起し、反論する。春希はかずさを説得する為に、第二音楽室でかずさと会話するも、同好会の勧誘をするはずが、かずさの進路についての説教をし始め、かずさの逆鱗に触れ、音楽室から追い出されてしまう。雪菜にピアノ担当が未勧誘であること、いつものピアノがかずさであることを打ち明ける。雪菜がかずさは如何なる人物か伺う為にE組の入り口に居ると、かずさに遭遇してしまう。雪菜は放課後、かずさを誘い喫茶店でお茶をする。そこで、かずさの重要な弱みを握り、休日に3人で雪菜の家に行くことになる。雪菜は2人に夕飯を振る舞い、今後について話し合うとするも、小木曽家の母と弟に介入され、挙句、父に学園祭について詳細に説明するよう求められ、話し合いどころではなくなってしまう。かずさは雪菜の予想外の人物像に驚き、父親の説得を条件に同好会への加入を承認する。

感想

かずさと雪菜の邂逅は、原作ではこの第二音楽室での一件の直後である。また、春希が雪菜にかずさの事を話して、雪菜が少々拗ねる場面や、彼が、かずさの説得を雪菜に頼む場面、雪菜とかずさの会話の大部分、雪菜の春希への報告など、雪菜の小悪魔的要素が絡んだ会話が殆ど割愛されている。
このかずさの説得に関する雪菜の圧倒的な力量を披露する機会が失われたことや、小木曽家における3人の会話の割愛は、個人的には大変残念である。かずさの説得に現実味が甚だ乏しく、性急感が否めない。
雪菜の申し入れを渋々承諾するかずさにはツンデレ的可愛さが見え始めた。
今回、一番驚愕した点は、雪菜とかずさの邂逅の際、雪菜がかずさと身体のプロポーションを張り合う場面で、私の雪菜像には反する由々しい演出だと感じた。何か、目に見えてあざといのが何とも・・・(雪菜がライバル登場に戸惑う様子を如実に演出するには尺の関係上仕方ないが・・・)
雪菜の可愛いエプロン姿が見られたのは大変喜ばしい演出だった。こういうのはアニメならではである。
雪菜の部屋で、後々の伏線として、「友人を呼ぶのは3年振り」であることや、コルクボード上の写真で、一部の人物がキーホルダーで隠されていたりという演出は良い。
今回、雪菜の重い言葉「どうしてこうなっちゃうかなぁ」が初登場した。最後の雪菜のメールでの〆は良かった。余韻が残る。アニメオリジナルEDも良曲。
前話に増して、性急感が否めない回だった。やはり当然ながら原作には敵わない。欲を言って2クールで制作して欲しかった。
{/netabare}
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W.A.2は、1998年に発売した浮気恋愛シュミレーションゲームWHITE ALBUMの寂寥感や空虚感、遣る瀬無さといった負の心情に包まれつつ感動的なストーリーを展開するというスタンスをシナリオライターが、如才なく遺憾なく発揮した名作である。「痛気持ちよさ」を味わえる傑作だ。
主人公と大変魅力的なヒロイン二人の非常に切ない三角関係がシビアに描かれており、原作は琴線に触れる内容で涙してしまう程だ。
私は序章である~introductry chapter~と終章の~closing chapter~、{netabare}~coda~{/netabare}をプレイしたが、悲愴感、空虚感、寂寥感などの遣る瀬無い感情に胃を錐揉みされつつ、今までに類を見ない歓喜、感慨を覚えることが出来た。純愛、悲愴な三角関係が好きな人にはお勧めである。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

何気ない放課後…「歌」で出会った三人…出会い方が悪いのか出会ってからが悪かったのかどうしてこうなったのだろういつから壊れたのだろう…届かない恋…終わらない恋…終われない恋

[傾向・特徴]
・恋愛(学園)
・三角関係
・文化祭
・丸戸史明さんの神シナリオ
・話の展開が重い
・初恋
・友達
・ゲーム原作


 テーマは 「初恋」「三角関係」「届かない恋」の三つを挙げます。
 コメディー要素は無く、恋愛メインの話です。学園だと思っていると、かなり話が濃くて重いです。初々しくも大人の恋のような仕上がりです。胃がキリキリするとはこういったことだと痛感できるシナリオです。ラブコメに飽きて、ちゃんとした恋愛を観たいという方にオススメします。
 私としても恋愛のジャンルならトップクラスだと思うので太鼓判押してもいい作品だと思います。


考察{netabare}

人物の心理描写、行動、表情など人としての全てに注目するべき作品であった。

文化祭とはまずどうイメージできるだろう…。一般的に学生としては一番盛り上がり皆で一致団結し、最高の思い出づくりのイベントである。私もそう思っている。それで正解で間違いないだろう、ここに偽りはないと思う。
このWHITE ALBUM2の世界ではどうだろう…。答えは上記と変わらない一般的には。あくまで「一般の生徒」達には…。

しかしこの物語の主役三人には違っていた…。いやあながち間違っていない。文化祭らしく三人は音楽を練習し、ステージでは大成功し、最高の思い出になっただろう。
だが、同時に、

築かれた関係が壊れ、噛み合っていた歯車が噛み合わなくなった。

この作品では文化祭=崩壊の始まりを意味している…。このシナリオだけでも興味をそそられるものがあり、面白い設定になっていると思う。
どうして三年の卒業の学年で出会ってしまったのだろうか…。もう少し早く出会っていれば…早まらなければ…出会い方が違っていれば…
と。考えだしたらキリがないようになるのもこのシナリオの考えさせられる所であると私は思う。
それを踏まえた上で考察を始めさせてもらう。

初恋とは人間誰しも経験するものであり、のちのちいい思い出となり笑い話になるものである。普通初恋とは「初めての恋」を連想する。しかしこの作品では、「初めての"真剣"な恋」と定義することにする。
今回、学生ではありえないような真剣な恋が展開されていた。まるで制服を着て昼ドラを見ているようなもの。
そうあまりにも恋に真剣すぎた。重い。これから予想されるもの…いわゆるバットエンドしか見えてこない。
だが、この作品はそれが売りだと私は思っている。

嫉妬とはあまりいい表現ではない。今作でもそうだ。しかし、私には恋をする女の子の描写としては当たり前であり素晴らしく人間らしい感情だと思っている。むしろ嫉妬しないということは"恋"をしていないのだろう…。

小木曽雪菜がそうだ。彼女は、ヒロインである。だが、この学生編13話(ゲームでは"introductory chapter(序章)"編)での主人公であるとも言える。届かない恋と分かっていながら二人の間に割って入ろうとする…今の関係を壊させないようにするが故に失敗した主人公。そして悲劇のヒロインである。

どんな絡みだとしても、出会って過ごした時間がやはり違ったのだ。コツコツ積み上げてきた関係が大きな地盤となり立ちはだかることにより、もう崩すことのできない砦となっていたのである。
その時点で小木曽雪菜は負けていた。だが、彼女も春希に惹かれていったことにより、叶わない恋だとしても今の関係を崩したくない。そこで恋人となり親友となることにした。彼女自身も言っていたがズルい女だった。
でも、私も同じ立場にいたらきっと同じことをするであろう。

さて、親友とはなんだろうか。互いに心を許し合い一緒にいて心地いい存在である。…ここで引っかかることがあるのにお気づきだろうか。

心を許しあう=本音を隠さずさらけだす

…彼女は自分の気持ちを春希には伝える前に行動で無理やり縛っておきながら、かずさに最初に本音を吐いた。
これを機にかずさと本当の親友になれた。しかし、恋が実らないとわかった瞬間でもあった。やはり、雪菜は悲劇のヒロインであった。救われない。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。
屋上で春希に出会わなかったら…。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。
文化祭の後、焦らなかったら…。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。

小木曽雪菜はここで負けが決まっていた。この恋が本物だと気づいた時は、終わりだと気づいたときと同じだった。
報われない主人公の届かない恋だった。


では、冬馬かずさはどうだろうか。彼女は真のヒロインだ。しかし彼女も報われない…最後の最後まで…。気づくのが遅すぎた。気づいてもらえるのが遅すぎた。気持ちを伝えるのが遅すぎた。伝えられるのが遅すぎた。
これが恋だと気づくに戸惑う気持ちはわかる。なんせ初めての感覚なのでどうしていいのかわからない。彼女は不器用だ。自分を出すのが苦手でいつも無愛想な態度をとっていた。それが最後まで糸をひいた為にこういった結果となった。
春希と気持ちが通じ合ったもののやっぱり遅かった。叶わない恋だった。彼女も形式上は負けなのである。


そして最後の人物、北原春希だ。彼は二人の間で揺れて優柔不断だと思ってしまうが、実は"真面目すぎる"だけなのだと思う。言動や行動を観ていたらわかったと思うが、自分が納得いかないと済まない男だ。いわゆる論理的な堅物なのである。
そんな彼が、初恋をしたらどうなるだろうか。自分の気持ちに正直になれない彼はついつい優柔不断な態度をとってしまう。

「ずっとこのまま三人でいれればいいな」

考えた結果が、雪菜と同じこの感じとなった。だが、彼女と違うところは、どちらにもいけるポジションにいる所である。かずさを諦めても雪菜がいる。雪菜を諦めてもかずさがいるといった、短絡的だがどちらにも優位な立場である。
非常にズルい男である。どちらにも思わせぶりな態度で接して二人を惑わせる…。男としてはこうなるのは致し方ない。

しかし、その結果二人を"傷つける"ことになった。
最後の空港でかずさに駆け寄って抱きしめるシーンがその末路である。
雪菜は、恋だと知った途端…失恋。
かずさは、想いは叶ったが親友を裏切ることになる。

そう、これが終着点である。バットエンド。どこから間違っていたのかわからない。どこが合っていたのかもわからない。どういう結果になりたかったのかもわからない。
三人の思惑が交錯した瞬間だった。
そして"届かない恋"が始まった瞬間であり、終わった瞬間でもあった。


これだけ書き殴れるほどの描写が多く非常に考えさせられた。いやまだ書き足りないほどである。人間が恋をする過程で現れる描写を沢山詰め込んだ作品であると私は思う。非常に人間らしい物語であった。
描写に関する綺麗なところ、汚いところを垣間見ることになり、人間って(心があって色々考えたりできること)素晴らしいと思った。

この作品で、恋愛についての考えが変わったし、アニメへの期待も一層高まった気がする。なにより自分自身が成長できたと思う。原作では序章段階、車なら暖気運転であるというのだからびっくりである。底がしれないシナリオを手がけた丸戸史明さんには脱帽である。これからも注目していきたいと思う。
これで考察は最後となる。私の都合勝手で書きなぐったものを読んでいただけて共感していただければ幸いだ。書いてよかったと思う。
長文になり申し訳ありません。
(自分でもびっくり 笑)
{/netabare}

感想{netabare}

原作プレイ済みですが、非常によくできていたと思います。
ちょっとアレンジ入ってたりしてプチ感動~。
あの話のままで動いたー!!てな感じです♪

さて、内容ですが私は、こんな恋は一生忘れることがない思い出になると思いますが、実際にやりたくないような話でした…。あくまで第三者だからいいんですよね…。
高校生でこのドロドロ恋愛で更に三角関係は辛いだろうなぁと感じながら観てました。でもだからバットエンドが際立って目立つんでしょうね。初めからそうなるように考えられていた感じでした。でも面白いんですよねぇ(*゚▽゚*)

主題歌の「届かない恋」が2013年用にアレンジされてて感動しながら、毎回オープニングでWHITE ALBUM2の世界に入り込めることができました。いやぁいい曲ですね♪
内容を把握してから歌詞を考えると、結構エグい歌詞ですが…。

これほどの神シナリオのアニメやゲームは今までありませんし、今後も中々出てこないと思います。気に入って人がひとりでも増えてくれたならいいなぁと思います。
この作品がもっと評価されることを願う今日この頃。

私はかずさ派です♪
{/netabare}

二期を2クールで希望します!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 46

80.8 2 アイドルで三角関係なアニメランキング2位
のうりん(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2031)
11306人が棚に入れました
県立田茂農林高校―通称『のうりん』。ぼくの名前は畑耕作。ここ『のうりん』に通う、ちょっぴりアイドルオタクな高校生だ。そんなぼくの通う学校に転校してきたのは、憧れの超人気アイドル草壁ゆかたん…!?方言幼馴染、メガネ美少年、ラブリー小動物、巨乳少女!妄想系女教師!パンツ!足フェチ!そして、謎の転校生…ここには青春の全てがあるッ!!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、田村ゆかり、花澤香菜、羽多野渉、井上麻里奈、斎藤千和、加藤英美里
ネタバレ

watawata さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

三べん目の正直やて‼︎ (注意、非常に長文になってしまいました、お時間のある方のみ、お読み下さい。)

まあぁ、視聴していて何かしっくり来るなぁ、と思っていたら我が岐阜県のご当地アニメだったんですねコレ。良く見ると見覚えのある風景・・・実は舞台になった「岐阜県立田茂農林高等学校」(作中)・モデルになった「岐阜県立加茂農林高等学校」に中学生の頃、高校見学の一環で興味本位で行きました。遥か昔の記憶ですので曖昧ですが、カントリーな風景にカントリーな香り、加えてカントリーな方言で拙くも一生懸命、高校の説明を在校生から説明を受けた記憶が残っています。(内容は一切覚えていません)ちなみに当時から主人公達の暮らす校内に併設されている寮「青田寮」(作中)モデルは「明誠寮」は存在していたりします。

さてと、どうでも良い前置きは置いておきまして、作品について。

この作品1本?いや5〜6本ネジがぶっ飛んでます‼︎

視聴する側も楽しむ為には、準備段階で頭を空にする必要があります。余計な前知識無しでハードルを低くして下さいとの意味合いですので誤解の無い様お願いしますね。
そして、深く考えたら負けです‼︎
繰り広げられるギャグとパロディーと下ネタの応酬の嵐に身を任せる事をお勧めします。

一応あらすじです。・・・突如、超人気アイドル「草壁ゆか」が電撃引退!
アイドルオタクの主人公「畑耕作」(この名前もアレですよねジャパニーズビジネスマンのパクリですよね^^;)は部屋中に「草壁ゆか」のポスターやグッズに埋もれるほどの熱の入れる大ファン、当然ショックで落ち込み部屋に引き籠ってしまう。幼馴染の「中沢農」、親友の「過真鳥継」になだめられ渋々教室に、そんな時転校生が・・・ハイお約束です、引退した筈のアイドル「草壁ゆか」が「木下林檎」と名乗り転校・・・。そんな4人のキャラクター中心で繰り広げられる、ギャグ&パロディー&ラブ&下ネタ&下ネタ&下ネタ&下ネタ&下ネタのコメディーです。
あ、時々真剣に農業及び農業の問題について語られています。

ギャグはベタですが、畳み込む用にハイスピードで展開され、非常に間が心地良いです。パロディーに関しては、アニメの枠内に収まらず、漫画、映画、小説と多岐に渡り、あざとく放り込んで来ます。が一部例外を除き自然な形で作中に溶け込む様、演出されていますので、元ネタが分からなくても基本大丈夫です。まあ知っているとより楽しめますがね。
っと、一部例外です・・・・・3大料理アニメ【美味しんぼ】【ミスター味っ子】【クッキングパパ】を恐れずに放り込んた問題回‼︎ 『第10限 究極と至高の野菜対決!』(タイトルからしてアレなのですがw){netabare} 固定種及び有機無農薬野菜(世間一般的に安全性が高い認識されているが生産効率が悪い作物)に拘る過真鳥継・・・そんな彼には農薬が原因で母親を失う悲しい過去があった、対し父・校條 創は一代雑種(F1種)(色や形が良く生産効率に優れている、ブランド力もあるが農薬も使用する作物)を作り続ける。勿論二人の間には大きなわだかまりが生じ犬猿の仲に・・・・成り行き上、野菜の販売勝負になる。
・・・・(アレ?何処かで見た設定ですよねコレw)・・・
結果は純粋に味での勝負で、父・校條 創に軍配が上がる。
一学生が学校の授業の一環で作られた作物が、日々、会社の総力をあげて開発された作物に敵う訳が無い。
「有機無農薬が最高だと?お前は農業の歴史を否定する気か!」校條 創の一言、うなだれる過真鳥継。と、ここでお話終了。当然、美味しんぼで同じ題材を扱っていたら逆の結果になったでしょう。{/netabare}巨匠、雁屋哲先生と花咲アキラ先生に唾を吐きかけ喧嘩を売る締め括り、でもこの姿勢は嫌いじゃあ無いです。むしろ世間一般的に有機無農薬野菜がもてはやされ重宝される昨今、価値観の一方的な押し付けにうんざりしていた次第で、逆に爽快で良くぞ言ってくれた、実際の農業の現状からのアンチテーゼを唱えてくれて有難うございます、の気持ちで一杯です。(親戚が兼業農家をしていますので、そこそこ内情は理解しております。)でも、もしかして美濃加茂市の農業に影響が出ない様に配慮されていたのかもしれませんね。ついでに補足援護すると、日本の農薬使用量は現在世界第2位と数字の上からは良く無い順位です。農薬を大量に摂取すれば人体に影響も出ます、が、皆さん、ADI=一日許容摂取量と言う指標をご存知でしょうか?これは食品に用いられたある特定の物質について、生涯にわたり毎日摂取し続けても影響が出ないと考えられる一日あたりの量であり、当然食卓に並ぶ日本の作物はクリアしているのです。もっと言うのであれば、日本の食品自給率は40%を少し切る位です。(カロリーベースでの計算では70%との意見もありますが、話が長くなりますのでここでは置いておきます。)
決して高くはありません、付随する弊害はもうお分かりですよね。地産地消と言う言葉が最近認識されたのも、この問題から起因しています。


すいません、随分横道に反れてしまいましたので軌道修正します^^;


キャラクターについて。
ここ1〜2年の中で個人的にぐぅあしっと、心を鷲掴みされたキャラがお二人^ ^
1人は言わずと知れた、担任のアラフォー変態独身女教師・戸次菜摘ことベッキー、
作品の汚れ役を一手に引受けるツワモノ。ギリギリアウトな下ネタ及び奇行の匙加減には大笑いwギリギリセーフでは面白く無いんです、コレ放映しても大丈夫?とハラハラさせる位が丁度良いのです。詳細は多くの方が語られてますので、割愛させて頂きますね。と言うか本当に詳細を書くと18禁レビューになってしまいますのでw
でも一つだけ・・・ドスのきいた声で『どっこらセックス‼︎』ハイ、この一発ギャグだけで自分はもう満足ですw
声優の斎藤千和さんGOODJOB‼︎ あなたの仕事を選ばないプロ根性に脱帽です。

もう1人は主人公の幼地味、中沢農。キャラクターに萌える事は滅多に無いのですが、いやぁこの娘は別格です。バリバリの美濃弁?同県民として聞いてみると少し尾張弁が混じっている様に思いますが、^^;まあ、聞き慣れた方言、言葉はしっくり、ほっこり馴染みます。次にルックス、ボン、ボン、ボン(バスト、ウエスト、ヒップ)とビア樽の如くふくよかな体形、いわゆる安産型なのですが自然本来の女性らしい姿が個人的に好みです。ショートヘアも働く女性をイメージして好印象♪
今まで声優さんにはあまり興味が無かったのですが、一気に花澤香菜さんのファンになりました。我が愛しの初春に万が一の事がありましたら、次のサムネは農ちゃんに決定です。^ ^

最後に岐阜県、地域振興活性化の切り札として、この作品を使うのか?‼︎
まあ、無理でしょうね、内容が内容ですから・・・献血キャンペーン程度にしておくのが丁度良いかも。個人的には、お気に入りの棚に入れる位、一押しの作品ですが、大々的に県をあげてプッシュしたら品格を問われます。
ですので、頼みますからやめて下さい。
いや、やめてくれ‼︎
美濃加茂市に留まらず変なレッテルを貼られ近隣の市町村にまで悪影響が出てしまうじゃないですか。
ん?美濃加茂市の市長がアニメ応援コメント動画を発信?若い市長(日本一若い市長だそうです)なので柔軟性があるでしょうが、真剣に今後のプランニングを見据えてます?その場のノリで行動していませんか?
えっ?長良川鉄道で聖地巡礼イベント?
・・・・・時すでに遅し・・・。
鯖江市の二の舞いには、ならないと思いますが程々にして下さいね。本当に程々にね。

でわでわ

ん?・・・・・すいません表題について書くのを忘れていました^^;
今岐阜県では献血キャンペーンで、のうりんとコラボレーションしています。

期間:平成26年4月9日(水)~平成26年6月30日(月)

場所:あかなべ献血ルーム ・ 新岐阜献血ルーム ・ 多治見駅前献血ルーム

希望者には、ポスターとしおり(3種、草壁ゆか、中沢農、良田 胡蝶、の中から一つ)
貰えます。なくなり次第終了となります。

当然行きましたよ献血に、3度も・・・^^;普通400ml献血をすると3ヶ月、間隔を開けないといけないのですが・・・。

以下状況説明です。

一日目 4月12日(土)その日は仕事は午前中で終了、職場に風邪のひいた方々が大量に来られ、仕事も忙しくwatawataはかなり疲れていた。しかしポスターとしおりの為、軽い食事を取った後に献血ルームへ確認の電話をする。

watawata「あのぉ今日献血に伺う予定なのですが、まだ、のうりんキャンペーンのポスターはまだあるでしょうか?」 勿論、慈善の為の献血では無く、のうりんグッズ目的なので無駄足ならない様に聞く自分。しっかりアニオタである事をアピールする事も今後の献血キャンペーンの為には必要だと自分に言い聞かせる。
受付「はい、まだ在庫はありますので時間内に来て下さいね。」
と優しく応対。
献血ルームへ向かい、いざ初めての献血に挑む。今までは体重の兼ね合いで献血をしたくても出来なかったりする。ここ数年で体重も増えギリギリ許容量になっていたりする。で知らなかったのだが、事前採血なるものがあり、コンデションが良く無いと献血して貰えないのだそうだ。結果・・・・・
看護師「watawataさん、あなた今風邪引いてます?体えらくありませんか?白血球値が異常に高いんですよね。残念ながら今日の献血は見送らせて下さいね。」
watawata「えっ、大丈夫ですよ、少し疲れてますが抜けるなら抜いて下さい。」
食い下がる自分。
看護師「無理です、次チャレンジして下さいね」
諦める自分。しぶしぶ受付に行き一応聞いてみる。
watawata「あのぉポスターは・・・・」
受付「すいません、400ml献血されたのみに差し上げてますのでご遠慮下さい」と冷たい反応・・・無理も無いかな多分同じ目的で来られる方々も多数おられるからね。で協力者には、もれなくしおりのみ貰えるので迷わず中沢農のしおりをGET。
何て事無い、しっかり風邪を引いていたのだ。

二日目 4月21日(月)風邪が治って無い事は分かっていたのだが、仕事の休憩時間に献血ルームへ移動。当然の如く事前に電話にてグッズの在庫を確認し、そして事前採血、案の定まだ白血球値が高く、門前払い。そして草壁ゆかのしおりをGET。
ふっ、ここまでは計画のうちである、何故、草壁ゆかのしおりを選んだのか?理由があり、献血ルームに入る際しっかりとカウンター下に置いてある各キャラクターのしおりの残数をチェックしているのである。ここまで来たらコンプリートしたいと思うのが、オタの心理‼︎ 転んでもただでは起きないのである。つまり二日目は意図的に献血出来ないのを分かっていて敢えて献血ルームに行ったのである。
でも、ポスターの残数もチェックしていた所、残数も残り少ないと予測。
次がラストチャンス‼︎その日から体調を整うべく、ビタミン剤と睡眠時間を8時間キッチリ確保。風邪薬を服用すると献血不適合になってしまう為である。自己免疫力で治すしか術が無い、時間も無い。焦る自分。

三日目 4月17日(木)この日も半日勤務、体調は万全、例の如く事前確認してから軽い食事、そしていざ献血ルームに向かう。そして、事前採血。
看護師「watawataさんおめでとうございます。やっと献血出来ますね。」
おめでとうございます?やっと?アレこれは多分名前と顔を覚えられているな。でもいいや、安堵する自分、間に合った〜。そして献血前の説明を受ける。
看護師「気分が悪くなったら直ぐに言って下さいね。献血を中止しますので。」
watawata「はい。」
一応はいと答えたものの心中は穏やかではない、冗談じゃない、やっとの思いでここまでこぎ着け、途中で中止されたら今までの努力は水の泡になってしまう。気力だ‼︎嘘でも乗り切れ‼︎
で献血開始。一瞬意識が遠のく、見逃さない看護師。
看護師「大丈夫ですか?watawataさん止めましょうか?」
watawata「大丈夫です‼︎そのまま続けてください‼︎」
目に力を入れて笑顔でアピールする。
看護師「分かりました。でも顔色が悪くなったら中止しますからね。」
そして、献血終了。少しふらつきながらも受付でポスターと良田 胡蝶のしおりをGET。コンプリート達成である。
受付「今後の献血活動をよりよくするためのアンケートをお答えください」
アンケートの内容は簡単な個人情報から、この作品が献血のきっかけになったのかとの質問及び、今後希望する作品を問うものだった。
迷わずハイに◯をつけ、今後希望する作品には、まだ制作決定もされていない「のうりん2期」と記入。そして長い長い献血との戦いが終了したのである。
まさに三度目の正直‼︎

本当にでわでわっ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最終話まで鑑賞後。総評らしきもの、してなかったので追加。

原作小説は未読。
コミックスは5巻まで。

採点について
{netabare}
●物語●
個人的にはとても楽しめているので、もっと高くしても良いとも思えます。が・・・どうしても若干ノリが過ぎているような気がしないでも無いのです。のでその辺差し引いて3.5。

●声優●
主要キャラのキャストは素晴らしいの一言。浅沼さん、羽多野さん、田村さん、花澤さん、千和さん、井上さん・・・凄い面々ですよね~。

●キャラ●
総じてノリの良いメンバーだと思います。
唯一、継の父だけ納得いかないです。

●作画●
綺麗で見易い画だと思います。1話冒頭のライブシーンとか見直してみると、現実では無さそうな演出だと思いますが、圧倒的でした。

●音楽●
田村さんソロ、田村さん&花澤さん、花澤さんソロとOP・ED・劇中歌と聴きましたが・・・インパクト大ですね。おそらくアニメーションもあってこその評価だとは思います。農&林檎のEDみてると『まほろまてっく』を思い出しますw
{/netabare}

●総評らしきもの●
{netabare}
ギャグパートとシリアス(主に農業関連)パートとのバランスが絶妙だったように思います。個人的にはギャグメインで観てたところはあるので、後半失速気味だったように感じましたが、トータルでは配分できてるのかな?とも思えます。

主人公である耕作がボケ倒すのかと思いきや、話が進むつれてボケ担当が増える一方でw 基本ひとりでのツッコミ役、ご苦労さまでしたw 主に・・・ベッキー先生への対応。

レビュー内でも書かせてもらったことですが、「農業」に対して、知らないことが多かったことに気付かせてもらった作品だとも思います。どんな職業でも大抵の紹介には、マイナス面とか現実的な苦労とか、記述されていませんからね・・・。

キャラで推すならやはり、農でしょうか。
あとは「工(たくみ)」。良い東山ボイスでしたw

OP・ED共に総じてレベル高かったと思います。映像込みでの評価だとは思うので、純粋さには欠けますがw 「コードレス☆照れ☆PHONE」「も・ぎ・た・て フルーツガールズ」が特にツボ。農ソロも良かったです(この為にDVD買いますw)。
{/netabare}

7話から12話まで(一応話数別で)-----
{netabare}

ここは農業メインの回だったように思います。
林檎の育てる大豆が病気でダメになってしまい、追い討ちをかけるようにトマトも天候によるダメージを受け。そんなこんなで落ち込む彼女を励まそうとする耕作。12話まで見た上で考えると、あのセリフは彼自身の経験が含まれた、結構重い物だったんだな~と。

そんな中でついに、『文通』のことがバレてしまうわけですが・・・まぁ他人を騙るのは良いことではありませんが、耕作をよく知る農なりのフォローだったわけで。きちんと林檎に謝れてましたし、林檎の中でも『手紙の人物』は高評価だったようで。
まさかの『農×林檎』の百合エンドw


このアニメ、良い話の次の回はギャグメインになるんですよねw
4話からの5話とかw
日常回扱いなのに、ネタがテンコ盛りw

冒頭から畑の中を原付で暴走。
アラフォー幻魔拳。
女体盛り。
とどめは『AKB40』。
これでもかとばかりにベッキー大活躍(?)な回だったと思いますw
千和さん、ホントお疲れ様でした。

林檎さんの「出汁が中敷」も結構笑えないですw


台風の中、校庭で海水浴(?)とかBBQとかビーチバレー(?)とかは、スルーしてw

稲作にも、人知れない数々の苦労があるんだなと、恥ずかしながらこの歳になって思い知りました。家の近くの田畑が、マンションや宅地に変貌していく裏には、こういう部分もあったのかな?と。
林檎の大豆、トマト、この9話と観て。農業というのは僕が思う以上(何倍も)に過酷な物なんだなと感じました。
様々な思惑・圧力・利権などもありましょうが、TPP反対と上がる理由の一部分でも感じられたように思います。
実際の農業の苦労とは、僕が感じた物の比では無いのでしょうが・・・。


結論から書きますと・・・この回は好きじゃないです。
この回が最終的に伝えたいメッセージ、訴えたいことはわかるんです。

理由は1つ。継の実父が受け入れられないことですね。

実父は自らの信念と経験から、継の農業方針を否定するわけですが・・・。
そもそも継の考え方の根底には母の存在があるわけで、養子になってまで家を出ている時点で、実父がそれをわからないはずもなく(わからないでここまできたなら、親としてどうなの?と)。
実父には実父なりの信念・方針があるでしょう。継には継なりの(高校生レベルなのかもしれませんが)物があるでしょう。それを無理やりにでも曲げてしまおうという考え方も、頂けないですね。
後継者にする為に連れ戻しにきたようですが・・・そもそも自分と真逆を行こうとする息子を、力ずくで据えようとする辺りもイマイチ。

結局野菜販売勝負をすることになるわけですが、ここらも・・・。
そもそも勝負を吹っかけているのが、実父というのがまずどうなのか?
一日中野菜のことを考えていられるプロが、高校生(経験・技術・時間的にどう考えても不利)相手に勝利して当然なわけで、それで勝ち誇って自らの正当性訴える姿は・・・正直痛々しさと疑問しか感じませんでした。
『ブランド力』は関係無いと力説してらっしゃいましたが・・・技術も販売力も経験も、総じて『ブランド』になるんではないかな?と思えるわけで。それらに優れなければ、売れることも付加価値が出ることも無いのですから。ついでに突っ込むならば、テントに企業名書かれていましたが・・・。


耕作の過去、農業や農村が抱える問題点・ジレンマが、この2話のテーマでしょうか。

農業がやりたい親に連れられて引越してまでも、立ち行かず。
逆に両親とは離れて暮らすことになった彼にとって、農業高校を選んだ理由は何なのか?
育ててもらった中沢家の人達の為、ではあるのでしょう。

農の姉妹。名前を並べると「士農工商」なんですね~。
農と下二人の年齢差が結構ある気がしますがw


ベッキーが出てくると、いろいろ荒れますね~w
給食に鯨の竜田揚げて・・・w

偽の結婚式エピソード。
先に「パフォーマンスです」と公言しておけば、こんな騒ぎにならなかったのに、と思いましたが・・・耕作の「村への思い」を語らせる場が必要だったわけですね。

林檎と農どっちが好きなのか?と問われて、(まぁ選べるはずが無いのはわかってましたが)「オマエ達がオレの翼だ」て・・・。どこのアルトだ!?w
(余談ですが・・・元のネタの方、あのセリフが嫌いで2度と観る気がおきませんw 劇場版ですらもw)
せっかく良い話だったのにw
{/netabare}
6話まで鑑賞後-----
{netabare}
『五人の四天農』『萌の錬金術師』ということで、四天農とのエピソードでした。といいますか、5話のサブタイトルを観た時点でツッコみたい気持ちが1週間続いたわけですがw

耕作のセリフではありませんが・・・4話で結構いい話したのに、その後が(良い意味で)酷すぎるw

良田さんが四天農の一角だとは思いませんでしたが、他の四人のキャラが濃すぎですw
・バイオ鈴木・・・「かけるヨーグルト」の話辺りから、何にか変では?と思い始めましたが、案の定w 魅入られてるのか乗っかってるのか不明ですが、継のおかげでかなり笑わせてもらいました。
・ウッドマン林太郎・・・「山頂へいこうぜ」からの件、アニメでは元ネタが思い出せなかったのですが・・・コミックで読んでみて『あ~なるほど』とw 彼のキャラやエピソードよりも、耕作の羨ましい状況の方がインパクト大でした。中二の11月まで四姉妹と?w
・ローズ花園・・・二つ名を聴いた時点で疑ってかかるべきだったと後悔していますw ポッキン(?)ゲーム直前くらいに「?」と思い始めたのですが(あの勝負は勝っても負けてもダメなのではw)。
・マネー金上・・・最初は男かと思いましたが容姿で女の子だと確認して、一安心(?)w エピソード自体が1話丸々使って、前出3人の扱いが軽いな~と思いましたが。『萌米』ね~。ありましたね~。初めてみたあの時は、いろんな意味で凄い世の中になったものだと思いましたね。バイオ鈴木と組んだ辺りから、もう歯止めが効かなくなっていたように思いますw
{/netabare}
4話鑑賞後------
{netabare}
猿被害~笑わない林檎に笑顔を、という流れだった4話です。

こう書いてしまうのは何ですが、ここまでで一番シリアス、良いお話な回だったと思います。
同時に・・・パロディが一番露骨だったのも、この回かも知れませんw

至る所にパロディが散りばめられていて、ゆっくり観ている隙は無く。こっそり配置されているわけでもないので、スルーできるわけも無く。中盤~終盤のお話が無かったら、笑い転げて終わるところでした(まぁ・・・5話以降も怒涛のパロだと思いますが)。

ハンターの大森さんも良い味だしてたと思いますw
何より中の人が杉田さんとかw
中の人で言えば『孔雀:千和さん』とか、どんだけw

何をどう早とちったかは謎ですが、突然の耕作の訪問に部屋一面『YES』一色で応える農が・・・可愛くも可哀想でもありましたw やっぱり個人的には農を応援したくなっちゃいますね~。

1話冒頭のライブシーンと転校してきたシーンでの林檎のギャップが大きかったわけですが。アイドルは完全営業スマイルで学校での彼女が本性なのか?と思っていましたが、今回で引退~転校に至った経緯も分かりまして。あわせて少し耕作・継・農との距離が縮まったのかな?と思えました。
連作障害からの負の連鎖の話と相まって、しんみりしつつも、真面目で良い話だったように思います。

余談ですが。
タイトルに合わせてだとは思いますが、ヒロインの名前も『のう』と『りん』なんですね~。気がつくのに結構時間かかりましたw
{/netabare}
3話鑑賞後------
{netabare}
サブタイトル通りの展開だったと思いますが・・・農さんが大人気ないw 林檎の素性を知った上でやっているのだから、尚更ですね~。というかライバル認定したから、の行動なんでしょうね。
戦った後に、並んで寝転がって称え合う・・・というのは男の子の友情の深め方では?w

あ~このアニメ観てると、本当に色々心配になってきます。
この良くも悪くもとれる『ノリ』は、アニメ独特なのか原作からなのか。
『事勿れ』を押し付けるわけではないのですが・・・地元や業界からソッポをむかれることだけはありませんように、と思っております。
舞台や背景など詳細な描写をする上で、その土地・世界・社会の協力・理解というのは大切だと思いますので。

今回のEDも凶悪でしたw
{/netabare}
2話鑑賞後------
{netabare}
元アイドルの林檎さんが転校してきて、本格参戦1話目というところですが・・・。

ノリは相変わらずで基本主人公のハイテンションなボケ(妄想?)で暴走気味だったのは、個人的に良かったのですが・・・。

とりあえずパンツの話だけでBパート使っていたように思いますが、展開とか尺とか大丈夫なんでしょうか?w 農さんのパンツが意外でしたが。

友人の継は・・・パッと見てブレーキ役になってくれるのかと思っていましたが、コイツもどうもダメっぽいですねw
誰かこいつらを止められるキャラはいないんですか?w

林檎さんは、今回でも本心・狙いはよく分からないままだったように感じます。基本表情は無く、あまりしゃべらなかったので。今後何らかの進展があることを期待します。

初になるEDは・・・凶悪でしたね。
画的にも、声優さん的にも。
{/netabare}
1話鑑賞後------
{netabare}
色々大丈夫なのか、心配になりましたw
・物語の方向性や先々
・何処までかは不明ですが、地元に観せてるんですよね?
・先生のキャラw  等々。

導入のライブシーンの気合の入りっぷりからして、普通じゃないな?とは思いましたが・・・今後の流れは知りませんが、色んな意味で色んな方向に対して大丈夫なのか?と。終始このノリなら、それはそれで面白いですがw

1話で一番印象に残ったのは、やはり先生w
独りで自虐で盛り上がっておいて、急に素に戻って、そのままダークサイドにw
・・・さすが千和さんw

今クールの土曜も楽しめそうです。
継続視聴です。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

反予定調和者の予定調和な作品

(総評)
現実の農業の問題はしってますよーと問題提起はしたいけど、こうしたら心地よいという作品なりの視点や解決案は出したくないのか?いい話に落とし込んで安心させたくはないのか?よくわからない作品でした。んードタバタ劇をしたかっただけってことかな。。

コレ、本当に農業に従事したり興味をもってほしいの?大変さをわかって欲しいということなのか?
農業高校に通う年齢前の子に見せるにしても(それにしては下ネタあるし)、社会人向けにしても、何を求めて農業をするかという想いをみせることをなぜ避けるんだろう。りんごちゃんが求めて来たものの先はとくにみせていない。
そんな事いってたら商売にならないからね〜って、現場の問題提起に戻って、でも農業やるしかないんだ僕らは、で終わってしまった。
ラノベだから?現実のちょっとした理想や希望なんかみせたらかっこつかないわけ?よくわからない。
ベッキー先生のことだってそうだよ。

りんごちゃんは多分、自分が何で出来ているのかがわからなくなって、コーサクが送ってくれた野菜の出来ているところが見たくなった。野菜の育つ根っこが知りたいと思ったんじゃないでしょうかね。そこに大事な事がある気がします。

私は生産者ほどの農業なんかやってなくて、この作品でケイがやって「井の中の蛙」呼ばわりされていた程度の、自分や家族で食べる分のことにしか興味ないけど。作物作るのって面白いし、作らなくても山で食べられるものを見つけるの楽しいよ。
先日、自分のやってるミニミニ田んぼに、クロサンショウウオの卵がありました。

**************
第1話雑感(1話は結構楽しかったよ。)
{netabare}
リアルさは求めずに観はじめたんだけど、やっぱり農作業してる姿見ると心和んだりして。アイドル「ゆかたん」の非日常的な…しかしアニメで昨今あり過ぎるステージシーンの後で、地味かつ無茶な高校の実習風景や部屋の様子を見るとますます心和みました。

そして、主人公耕作を囲むキャラクターの切れ味あるギャグの展開にすごく笑わせられた。みんな生きがいいね〜。
テンポ抜群にメリハリきいてて。下ネタもそこまで丁寧なかけ合いでノってやってくれると聴き入りますね。
この大沼心監督て、あっけらかんと罪の無いノリがうまいですね。

心理描写も含めて光の差し方が独特。アニメならではの明るい暗いの切り盛りが、テンポの良さになってるのかな。


下ネタを低反発マットのごとく吸収しつつも突っ込める農(みのり)ちゃん。私は健康的な体系(足太め)でいいと思うけど。
モロ「おっぱい」呼ばわりの胡蝶ちゃん、強気なわりに眼鏡相手に詰めが甘そうでかわいいなぁ〜と思ってたら、

せっ せんせーーーっ!

せんせぇぇぇぇーーー!

ハイテンションから急降下でオーロラのような毒を散布する先生に、全て持ってかれた初回だった。どんな反面教師ー。
あー… 笑った。
てことは多分、引く人もいるよね?
スリリングな先生が楽しみなので継続視聴します。{/netabare}

2〜8話{netabare}

2話
パンツパンツ言ってた印象しかない。りんごちゃんが結構なアタックを目論んでいる模様。*ベッキー度低い。やたら唇舐めてます。

3話
まじめっぽく農作業してる!
姑って、そういうことかー。
でもなんかりんごちゃん楽しんでない?
途中途中で挟まれる自然の背景カットがハッとするくらいキレイ。(のんのんで培われた田舎描写なの…?)
ネタに出てきたベニシ○さん、そんな周知されてるの?アニメファンにわかるのか?
でもゴメン私そっち系人間で畑いじってる(;^_^A
{netabare}今度映画になる「リトルフォレスト」の原作とかね。
やっぱまぁ農業高校となると、農協と付き合って食べ物を流通にいかに乗せるかという一般知識で叩き上げとかなならんのだろうね。銀の匙でも、自然農法の人とかはこういう学校に通わないんかなと思ったり。

→後から考えたら、「そういう輩が他にもいるけどお前もか」ってニュアンスだったような。ならいいんじゃないのーどんなでも自分なりの興味持って取り組みに来るならさ。

(「銀の匙」あんまり観てないんだけどさ、スイマセン。荒川弘の「百姓貴族」読んだから充分かなと思って…。) {/netabare}

*ベッキー度中。花嫁様ー。どこから持参したん。
夕べ考えたんでしょうか。「明日は田植え実習→汚れる→汚されたい→処女の純白、この展開でいくわ!」


4話
*ベッキー度は0ですが!
笑えて笑えて、シリアスな展開では真面目で、土の再生の丁寧なメッセージがあって、とてもいい話だった…。

疲れた土の上には背の高い硬い雑草がたくさん生えて、数年かけて落ち着いた土には、背の低い柔らかい雑草が生えるようです。(クローバーとかね)
硬く茂る草のように、表情がパタンと閉じてしまった、りんごちゃん。
仲間と一緒に、草を分け入って、新しい表情を見つけられるといいね。
雑草雑談 {netabare}疲れた土が、自分の力で土を再生しようとする時にまず生えてくるのは、「スギナ」なんだって。伸びるとツクシになるやつね。
ボウボウに生えて、雑草として嫌がられるけれど、アレはとても人の体にはいいんだよ。滋養あり過ぎるから、食べるならほんの少しで。片栗粉まぶして天ぷらにすると、スナックみたいでうまい。
お茶にすると身体の毒素を出してくれる。皮膚のかぶれにはすり潰して塗るといい。荒れた土の上で、人に役立つものがそうとはあまり知られずに生え茂る。不思議ですね。 {/netabare}

オープニングのベッキーは、屈伸してなにしてるんだろ?


5話
大豆は収穫後の活用範囲も広いですが、根っこに根粒菌を蓄えて土を強くしてくれます。他の豆科も。だから豆科のクローバーの生えてる土は良い土。
*ベッキー度0。発酵女子が若干ベッキーと胡蝶ちゃんとキャラ被るような。
発酵菌が作物の生育にいいというの聞きますね。菌て大事。バクテリアが土を耕してくれて、根が伸びやすくしてくれるとか。


6話
萌え作物商法の経済のお話。ケイって考えてる事が深いけど直感的で冴えてるなぁ。金ナントカさん?君?も、単なる金の亡者じゃなくて、多角的に地元や、今の自分が過ごす時間の優先順位を語ってて。大人だな〜
*ベッキー度 低。
七夕短冊書きまくり。ベッキーおざなりな出番…。

7話
美味しいものたべすぎて。太っちょなりんごがかわいいぞ!?みのりは…なんか馴染みすぎ(-。-;
イイ話回。
初めて期待した作物が、病気になっちゃうとゲンナリしちゃうね。
*ベッキー度 0。
くっ…四天農やらキャラ増えたおかげでベッキー影薄いじゃないの⁈



8話
*ベッキー度 濃厚ですが
あまり笑えないし、真面目にうけとるべきなのかもわからない。

ベッキー、なんで教師してるのかなぁ。お父さんがお偉いさんって言ってたけど、単なるしがらみなの?そうならば、批判ていうか、別の生き方あるんじゃないのかなって。
年、年、若さ、若さ、って…
尊敬できる人間は年上にいなかったの?今もいないの?そんなに老いるのが怖い?私にはよくわからない。年取って安心したことの方が多いから。
一話の時点のベッキーは、自分のノリを楽しんでいる人かと思ったの。
この話の様子だと、すごく辛そうだね。自分の見つけた負の感情を精一杯手放すまいとしてる感じで…。しがみついている。
主人公がめげずに突っ込みをいれ続けてくれたことに感謝すべきと思う。

最後、ベッキーの宴会芸に年期と共に磨きがかかっていたというオチで、ポジティブな方向を見せたかったのかな?
でも、AKBで笑いとるとかって、よく50代60代の婦人会のおばさま方がやってるけど、彼女たちの悠長なノリにはかなわないと思うわ〜。ベッキーはまだ微妙に若々しすぎるんじゃないかな。

この先ベッキーが、若作りの衣装を捨てて自分らしく溌剌といられるようになればいいのにな。 {/netabare}


9〜12話{netabare}

9話
ベッキー度は0
みのりちゃんもっと似合う水着があるんじゃないかー

10話
ベッキー度 中?謎のお母さんプレイ
有機無農薬栽培で固定種を育てていたケイが、大量管理生産のお父上と対決。
んー、味がよければ安全ならF1種でもいいじゃないって流れになってしまって残念。
もっといつもの説得力でがんばれよケイ〜。固定種はその土地土地の風土を受け継いで育てられるので、病気にも強くなりますよ。
ケイのやってた有機がどんなかわからないけど、肥料で水太らせない野菜は味が濃くて負けないよ。
うーん、ふざけたマーケティングいらなかったと思う。

ここで勝たせるのは予定調和な感じで好かないって作者なんですね?きっと。

11話
ベッキー度は0
過疎化と農業離れを考える回。
コーサクのご両親、借金をかかえたとのことで。トマトのハウス栽培が豪雪に押しつぶされて失敗した光景が出て来ました。
失敗にもいろいろあるんだろうけど。事情はあるんだろうけど。
真面目に受け取ると、冬にとれるものではないトマトを無理に気候に沿わず作ろうとした事が、無駄な負荷になったのではないでしょうか。その土地に根ざした、地力を生かす農業はきっとあるはず。

今田舎に戻ったり農業に関わろうという意識を持ち出す若者は、
やっぱり有機農業や無肥料栽培や自然農法に憧れたり、この作品の冒頭の頃チラッと浮ついているとネタにされたとしても、田舎暮らしという自然な暮らしのイメージへの憧れから端を発している人々じゃないでしょうか。りんごちゃんみたいにね。ひとつの豆から芽が出るのってとても輝かしく嬉しい、田舎が好き、そこからでいい。根っこが育つのは、それから。そこのキラキラしたことを描きたくはないんでしょうか、この作品は。


12話
ベッキー度中 中途半端な恨み節

「田舎か都会かどっちかじゃない」? んー、歯切れ悪いじゃないの。
みのりお姉ちゃんのどこ行っても同じってのもある。

田舎に慣れると、都会とっても疲れますけどねぇ…私は昔、東京暮らしでおいしい楽しいと思ってたものが、今住んでいる土地のものの良さに気づいて馴染んでしまうと、全く色褪せました。


{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 52

75.0 3 アイドルで三角関係なアニメランキング3位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★★ 4.1 (746)
4448人が棚に入れました
西暦2059年、パイロットを目指す少年、早乙女アルトが、新天地に向かって進む銀河移民船団のマクロス・フロンティアにいた。ある日、銀河頂点の歌姫、シェリル・ノームのコンサートツアーが船団へやって来ることになり、アルトは彼女にあこがれるランカ・リーとともに会場に行くが、突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受ける。

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤綾、中島愛、小西克幸、神谷浩史、福山潤、豊口めぐみ、保志総一朗、三宅健太、小林沙苗、井上喜久子、杉田智和

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

新生マクロスF アニメverも好きな人はこの映画verもぜひ!!

2008年アニメで一斉を風靡したマクロスシリーズのマクロスフロンティアの劇場版版第1部

新たに再構築した新作で約120分の内容です。

ストーリーはほぼアニメverと同様。
ですが細かく見ているとテレビverと違うシーンが結構あります。
シェリルノームの作中での設定が少し変わっていたり作中の人物が少し大人びて?いたり、


新規作画7割、再撮影9割になっており見た感じでは
「ストーリー(流れ)はよく似ているけど何か違う」
という感じを受けると思います^^;


あと新規作画の件で1言付け加えると
ライブのシーンがかなりリアルさを増したものになっていると思います。
ライブ参加者が持つあの光る棒(名前出てこなくて……)が1本1本細かく描かれていたり、歓声、スタジアム雰囲気、演出etc..
どれもかれこも素晴らしくまるで実際にライブに来たかのような錯覚を受ける。
シェリルの舞台は独特でまるで未来のライブって感じを受けましたが良かったと思います♪

テレビverでお馴染みの
What`bout my star
Welcome To My Fan Club`sに加え
新曲Pink monsoonでしたかね(ライブ)


それと
この映画verではテレビverでは無かったランカちゃんのCMソングがたくさん流れます^^
テレビ版でもあったあのコンビニのシーンももちろんありますが今回はそれに加え
新しく何種類かのCMソングが流れてます
これに関しては特にいうことはないですね。


話は変わり
今回作画の方は7割新規ということで
特に日常シーンに新しい描写がたくさん入っていました。
夜のシーンが増えた印象ですね。
シリアスシーンとか静かなシーンが少し増えていたかなと、、

醍醐味の歌ではシェリルがランカより1歩抜きん出ていた印象です♪
最後の戦闘歌シーンはほぼ半分以上シェリルのステージです
第2部ではランカが輝き出すのでしょうね、、多分

あと戦闘シーンでは相変わらずカッコ良い機体と歌とのマッチには
さすがマクロス!!
となりとても満足でした☆

敵の攻撃から逃げるアルトのシーン(道路を滑る感じで逃げるあのシーン)が特に圧巻でしたね
こんなに進化するんだ~と思いました

このレビューを見てから見る方はぜひそこに注目していただきたいです(^_^;


こんな感じで今回は結構シーン説明をまじえてこの映画を紹介しましたが
この作品はテレビverマクロスFを未視聴の人でも十分楽しめる内容になっていると思います。
テレビverを見ているとなお楽しめますね

そんな1作でした(o^^o)

その他新曲↓
妖精(シェリル)
オベリスク(シェリル)
ユニバーサル・バニー(シェリル)

オベリスクは良かった曲だと思います
でもやっぱり1番好きなのは「ライオン」ですね~

ライオン~ランカver~とか最高でした☆☆



次の第2部サヨナラノツバサでは

娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ
が聴けるんですね~♪
楽しみにしてます♪


一作目イツワリノウタヒメ キャッチコピー
「歌で銀河が救えるわけないでしょ!」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

pop22 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

TV版のIFストーリー前編

もしあの時、こうなってたら…
そういったポイントを所々にしかけたifストーリー。
サヨナラノツバサを見てないので
伏線なのか、ただの思わせぶりの焼き直しなのか、まだ判断不能。

普通の総集編劇場版とは違い、ほとんど作り直している。
TV組は違いを楽しみ、
新規劇場組はそのまま楽しめば良いという
どちらも取り込める賢い作り。

▼脚本
TV版では長すぎてだれた日常パートを
だれる前にフィニッシュして好感。
その代償として三角関係要素は大幅低減。
主軸となる話は
TV版と違い序盤から伏線を張り巡らせ、
かなり分かり易い構成になっている。

▼戦闘
最後はお約束の歌を背景にバトルだが、
TV版は雄叫び>歌のボリュームで、
あくまで歌は引き立て役、
必死で熱い感じのバトルがメインだったのに対して、
劇場版は歌のボリュームが大きく、
バトルよりも歌がメインのかっこいいPVみたいな印象を受けた。
自分の好みは前者。

▼実況メモ {netabare}
・出だしのシェリルの歌の演出がかなりオタク向けになってた。
 TV版で集まったライトオタはついていけるか。
・シェリルがコンサート中、
 プロらしからぬ不確定要素を自分から仕掛ける。
 ぽかーん。誰だ、こいつ。
 劇場版(β世界線)のシェリルはβシェリルと呼ぼう。
・兄がバジュラに傷付けられる光景をランカが目の当たりにする。
 これが原因でこの世界線では、
 ランカはバジュラの子供に同情して、
 アホで迷惑な子になってしまうルートから外れるのだろうか。
 非常に興味深い。わくわくしてきた。
・30分頃、エレベーターでイケメン眼鏡の耳が丸いカットがある。
 劇場版なのに作画ミスとかマジか。
・β世界線のシェリルが、
 「収録の時間?そんなの遅らせればいいでしょ。」発言。
 マジで誰だこいつ。
・入隊歓迎会がオタク向けっぽい。
 出だしの歌の演出といいライト層大丈夫か。
・アルトの歌舞伎に対しての強い嫌悪感が消えている。
 イケメン眼鏡にアルト姫と茶化されても、きれない。
 この設定変更、何か意味があるのか?興味深い。
・βシェリルがアルトとは遊びよ、発言。
 常に全力疾走のシェリルとは思えないセリフ。
 この辺りで予感する。シェリル、マジでスパイなんじゃないかと。
 そうだとすると今までのシェリルらしくない言動が、
 アルトに近づくことを目的に集約され、辻褄が合う。
 ただ、そうなるとシェリルのメリット、目的が分からない。
 わくわくしてきたぞ。
・βシェリルは利用されていただけっぽい。
 疑わせる伏線を引いて、実際は利用されただけでしたと。
 この手法は好きなのだが、
 そうなると説明できない伏線が残る。
 β世界線のシェリルだからと納得するしかないのか。
・バジュラがランカを狙うことを
 この段階でランカ自身が気付く。
 この違いは何に影響するのか楽しみだ。
・イケメン眼鏡健在。まだ慌てる時間じゃない。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

アニメ版観てないときついかのかな?それともこんなもの?(65点)

マクロスF劇場版1作目。

個人的満足点:65点
アニメ系統:ロボットアクション&恋愛?

近代マクロス(7、F)を全く観ていない私だが
そろそろ近代マクロスにも手を出してみようと
観やすそうな本作から手を出してみた。
某氏からも本編観て無くても大丈夫とのことではあった。

確かに序盤は映画の割りにゆったりとした感じで
キャラ描写を丁寧にしてくれている印象。
しかしながら、中盤以降今一展開についていけない。
特に後半は分けが分からない。

近代マクロスってこんなのかな?
歌う理由とか無い?
それとも、劇場版なので説明が不足している?

本編を視聴済の方々のレビューには本編とは違うからとあるのではあるが、
やはり本編あっての劇場版なのではないかと思う。
本編の設定、ストーリーを踏まえていないと分からない部分なのかなと想像している。
この辺りは本編を視聴してみないと何とも言えないところではある。

まあ、でも、おっさんにも嬉しい部分もあった。
初代マクロスの設定を随所に匂わせる。
シェリルのコンサートで一瞬リンミンメイとか名前出てくるしw
マクロスアタックとか鳥肌たったし、スカル小隊とかデジャブだった。

バルキリーとマクロスはさすがの近代仕様。
F14チックなバルキリーがよりかっこよくなっていた。
マクロスも洗練されたデザインでありつつもマクロスぽさを十分に残してくれていた。

戦闘シーンはさすがというべきか、ぬるぬる動くしスピード感とか秀逸。

皆大好き「ライオン」はいい曲だね。
最後の戦闘シーンを盛り上げてくれていた。
音楽で盛り上げるのがマクロスらしいといえばそうなのかもしれないが、
しかし、何となく違和感を覚えた。
何でって?乗りが良すぎるw

個人的にはすっきりしない感じになってしまった。
一応劇場版の続きを観てみようとは思うが、
それより先に本編観たほうがいいのかもしれないとか思っている。

とりあえずは、現状の感想を記しておく。
本編及び劇場版2作目を視聴した後、
このレビューが変わるのかどうか、自分自身興味深いところである。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

パインサラダは無かったw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

75.5 4 アイドルで三角関係なアニメランキング4位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜(アニメ映画)

2011年2月26日
★★★★★ 4.1 (764)
4444人が棚に入れました
人気SFアニメ「マクロス」シリーズで、2009年に公開されて大ヒットした『劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~』から続く完結編。軸となるテレビ版ストーリーを大幅に改変し、二人の少女の歌声に秘められた謎をめぐる死闘を描く。監督は、テレビシリーズ第1作目からスタッフに名を連ねる河森正治。「マクロス」史上かつて類を見ないハイクオリティー映像で繰り出される激しいメカアクションと、テレビ版とは異なる新たな結末は必見。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

マクロスシリーズ一括評価《改訂》

マクロスシリーズの諸作品を最近色々と見直したので、以前「愛・おぼえていますか」のレビューに書いた同シリーズの一括評価を改訂します。
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◆マクロスシリーズ一覧&評価 ※全7シリーズ(+α)計18作品

★が多いほど個人的に高評価した作品(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた作品
×は脚本に余り納得できなかった疑問作
●は未視聴
※人名は監督、(総)は総監督、SDはシリーズディレクター、SCはシリーズ構成
※以下は、作中の架空の西暦年代の順です(制作順ではありません)。

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 【1】 マクロス ゼロ (西暦2008年の世界) ※冒頭で1999年7月の災厄が語られる
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№1 《OVA》 「マクロス ゼロ」 (河森正治/全5話/2002-04) ★ 4.1

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 【2】 超時空要塞マクロス (西暦2009-10年の世界)
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№2 《テレビ》 「超時空要塞マクロス」 (石黒昇(SD)・松崎健一(SC)/全36話/1982–83) ★★ 4.5
№3 《劇改作》 「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」 (石黒昇・河森正治/1984) ☆ 3.7
●№4 《OVA》 「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」 (河森正治/1987) ※30分、西暦2012年の世界

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 【3】 マクロスプラス (西暦2040年の世界)
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№5 《OVA》 「マクロスプラス」 (河森正治(総)・渡辺信一郎/全4話/1994-95年) ☆ 3.8
№6 《劇改作》 「マクロスプラス MOVIE EDITION」 (河森正治(総)・渡辺信一郎/1995年) ※115分 ★ 4.0

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 【4】 マクロス7 (西暦2045-46年の世界) ※読み「マクロスセブン」
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№7 《テレビ》 「マクロス7」 (河森正治(原作)・アミノテツロー/全52話/1994-95年) ★ 4.2
№8 《劇新作》 「マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!」 (アミノテツロー/1995年) ※33分 ★ 4.0
№9 《OVA》 「マクロス ダイナマイト7」 (アミノテツロー/全4話/1997年) ☆ 3.6 ※西暦2047年の世界

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 【5】 マクロスF (西暦2059年の世界) ※読み「マクロスフロンティア」
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№10 《テレビ》 「マクロスF」 (河森正治(総)・菊地康仁/全25話/2008年) ★ 4.4
№11 《劇改作》 「マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」 (河森正治/2009年) ★★ 4.5
№12 《劇改作》 「マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」 (河森正治/2011年) ★★ 4.7
№13 《劇改作》 「マクロスFB7 オレノウタヲキケ!」 (アミノテツロ/2012年) ★ 4.0
№14 《OVA》 「娘クリ Nyan×2 Music Clip」 (/2010年) ★ 4.0 ※『マクロスF』劇場版の映像を流用した音楽劇

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 【6】 マクロスΔ (西暦2067年の世界) ※読み「マクロスデルタ」
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№15 《テレビ》 「マクロスΔ」 (河森正治(総)・安田賢司/全26話/2016年) ★ 4.0
№16 《劇改作》 「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」 (河森正治/2018年) ☆ 3.8

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 【7】 超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN- (西暦2090年代の世界)
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№17 《OVA》 「超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-」 (八谷賢一/全6話/1992年) ☆ 3.5

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 【+α】 その他 
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●№18 《OVA》 「マクロス超時空ゼミナール!!」 (/2012年)


以上

1. TVシリーズ+市販用OVA 8本(5+36+4+52+4+25+26+6=158話)
2. 劇場版 7本 (愛おぼ/マクプラME/マク7銀呼/マクFB7/マクF虚空/マクF恋離/マクΔ激ワル)
3. PV用特殊OVA 3本 (Flash Back 2012/娘クリ/超時空ゼミ)
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※視聴済み16作品の個人評価(単純平均) ★ 4.05 
※テレビシリーズ4作品だけなら(単純平均) ★ 4.275 (初代/7/F/Δ)


◆作品別短評

【1】 『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)

本サイトでは、何故か劇場版の評価が非常に高く、TVシリーズの評価が低めですが、TVシリーズをちゃんと見ていないと劇場版もさほど楽しめないし、マクロスシリーズ全体のコンセプトを誤解してしまう怖れがあると思うので(※私がそうだったので・・・)やはりTVシリーズの方を先に視聴する方が良いと思います。
逆にいうと、劇場版を見てまずまず楽しめた人には、TVシリーズの方も必ず見て欲しい作品です(※劇場版は作画・音楽が良く“楽しめる”作品だけど、TVシリーズは作画の酷さやシナリオのグダグダさという欠点を凌駕する“予想外に大きな感動”のある作品と思うので→マクロスシリーズが現代まで続いている人気の源泉はここ)

【2】 『マクロス7』

『初代マクロス』(TVシリーズ)の設定&作品コンセプトを確り受け継いでいる作品であり、逆に言うとそこを押さえておかないと、本作自身の設定&作品コンセプトが最後まで余りよく理解できないし、いまいち楽しめない作品ではないかと思います。
※ヒロイン(ミレーヌ)の両親が初代マクロスのあの{netabare}子づくりカップル{/netabare}だと知ってビックリ!etc.
・・・ということで、私の個人評価も『初代マクロス』を確り見ていなかった1周目時点は ☆ 3.7 でしたが、同作完走後にもう一周して ★ 4.2 に急上昇しました。

【3】 『マクロス プラス』

全4話と短く作画良好&シナリオもコンパクトに纏まっているので、ここからマクロスを見始めるという手はあると思います。
但し、マクロスシリーズ全体からみると、他作品との関連は薄く、視聴を後回しにしても余り問題ない作品とも思います。

【4】 『マクロス ゼロ』

初代マクロスの前日譚なので「ゼロ」という作品名なのでしょう。
その初代で活躍するエースパイロット(ロイ・フォッカー少佐)の雄姿が存分に楽しめる作品でもあるので、彼のファンは必見です。
そして、『マクロスF』に引き継がれる伏線も多い作品。

【5】 『マクロスF』

新規ファン開拓を主眼としエンタメ性が大幅に強化されているので、ここからマクロスシリーズを見始めても十分楽しめると思いますが、『初代マクロス』(TVシリーズ)を確り見終えたあとに再視聴すると、本作が初代の設定&シナリオを巧みに本家取りしていることが分かってきて、楽しみが更に増すと思います。
因みに、『マクロスゼロ』の方も先に視聴しておけば、そちらのエピソードとの関連も発見できて更に楽しめます。
更にいえば、『マクロスF』に関しては、TVシリーズよりも劇場版の完成度の方が圧倒的に高くなっているので、TVシリーズ完走後に引き続き劇場版(前後編2本)を続けて視聴すると作品への愛着や感動が倍増しになることでしょう。

【6】 『マクロスΔ』

『初代』よりも『マクロスF』の設定&シナリオを色々と本家どりした作品となっています。
但しTVシリーズ&劇場版とも出来はそこそこという印象。

【7】 『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』

初代マクロス制作10周年を記念して制作されたOVAということですが、河森正治氏その他の初代マクロスの主要スタッフが制作にあまり関わっておらず、マクロスシリーズの中では完全に浮いた作品となっています(シナリオ&設定も他作品とは整合性が取れていない完全なパラレルワールドもの)。
内容は可もなく不可もなく、といったところか。

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《まとめ》私のお薦め視聴順位

1番目 『マクロス ゼロ』(OVA・全4話)
2番目 『超時空要塞マクロス』(TVシリーズ・全36話)
3番目 『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』(劇場版・1本)
4番目 『マクロスF』(TVシリーズ・全25話)
5番目 『劇場版マクロスF』(劇場版・2本)

※この順に視聴していくと、設定&シナリオの繋がりが一番分かり易く、かつマクロスシリーズ全体のコンセプトが早めに把握できて感動のオーバラップ効果も生まれやすいと思います。
※以降、残りの作品は、お好みの順番で。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

ostrich さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

シリーズ最高傑作~ふたりはアイドル~

マクロスフロンティア(テレビシリーズ)と、本作と前作の二本の劇場版をひとつのシリーズと考えたとき、間違いなく本作がもっとも出来がよいと思った。

テレビシリーズのレビューに書いたことではあるが、私は本シリーズはとにかくヒロイン二人の魅力で成立している作品であり、それに比べればロボットとかバトルとかややこしい設定とかシナリオの緻密さとかは、正直、どうでもいいとさえ思っている(そもそも、テレビシリーズも劇場版もシナリオはまったく緻密ではない)。

ところが、前作の劇場版では、そのどうでもいいことをまだ一生懸命やっている感があり、もうこのシリーズはここまでだなと判断し、最後の一作である本作をしばらく視聴せずにいたのだが、ふとした気まぐれで視聴してみたところ、最後の最後に逆転ホームラン。

「そうそう。これが観たかったんだよ」

と溜飲を下げた次第である。

本作はややこしい設定等はちゃっちゃとセリフで説明して圧縮し、女子二人のライブシーンを大幅に増やしている。早い話、「女子要素」に振り切った作品になっている。
察するに、本作の作り手たちは最後の最後でようやくシリーズの本質をつかんだのではないだろうか。そう、このシリーズはとにもかくにも「アイドル映画」であるべきだったのだ。

実写のアイドル映画においては、シナリオの多少の粗はさほど問題にされず、「主演アイドルがいかに輝いているか」が何よりの評価軸となる。ゆえにそもそも、そのアイドル自身に魅力を感じない方には、まったく通じない作品になってしまうわけだが、もう、そこは織り込んだうえでの、この割り切り。これは断固として、英断と言わせていただこう。

そして、この決断はある確信がなければできないことも想像に難くない。

実写のアイドル映画の場合、作品全体の肝となるアイドルの魅力は、主演するアイドル自身に備わっているところからスタートできる。言い換えるなら、すべての要素を主演するアイドルその人を軸に考案していくことができるわけだが、アニメの場合にはそういうわけにはいかない。なにせ、そもそも「その人」がリアルには存在しないのだ。

だから、まずは作り手が考えたアイドル(本作においてはシェリルとランカ)が少なくとも作品内に実在する感触を視聴者に植え付けることから始めなければならない。
本作というか本シリーズの場合、その植え付けにテレビシリーズと前作を費やした格好になっていると思うのだが、おそらく作り手たちは、最後の最後で、その点については、確信を持ったのではないだろうか。

「シェリルとランカには魅力がある」

その確信がなければ、ここまで割り切ることはできない。
作り手の内面から出てきたキャラクターについて、作り手自身がここまでの確信を持てるのは、なんというか、とても幸福なことだと思う。

まあ、もうちょっと早く確信を持ってもらって、アイドル映画方向に振り切ってくれてもよかったとは思うのだが、最後に本作が観れたので、終わりよければ何とやら、である。
今は、シェリルとランカという歌姫をこの世界に降臨させてくれた作り手たちに大いなる感謝の辞を述べたいと思う。

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蛇足
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私が本シリーズを視聴するきっかけになったのは、本作とタイアップしたパチンコ機だったりする。
パチンコをしない方にはどうでもよい話だと思うが、こちらもかなり出来が良い。パチンコを嗜む方で遊戯したことがない方には強くお勧めする。

で、これはパチンコファン以外の方にもお伝えしておきたいのだが、この機械は、ある条件を満たすと、本作のエンディングで使用した楽曲にあわせて、オリジナルの映像(3Dモデルを使用した、シェリルとランカのライブ)が流れる。

前述のとおり、私はパチンコ機から本シリーズに入っているので、てっきり、本作のシーンを3D化したものだと思っていたのだが、どうやらオリジナルのようだ。で、この映像が本作を鑑賞した後だと実にぐっとくる。
おそらく、パチンコ機を制作したスタッフにも歌姫たちの魅力が伝わったのだろう。
現在、パチンコを嗜んでいない方に、パチンコを勧める気は毛頭ないが、本作のファンならば、観る価値は十分にあると思う。

どこかのサイトで見かけたらぜひご視聴のほどを。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

ふぁんた さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

その翼はー最高に盛り上がる最終決戦

もう何と言ってもクライマックスへ向かう「娘々Final Attack フロンティアグレイテスト☆ヒッツ!」ですね。部長のノーザンクロスのアカペラから反撃の狼煙が上がる演出は最高で、真空のダイアモンドクレバスを思わせるような逆境からの復活を感じさせてくれます。

新旧織り交ぜたメドレーは流石菅野よう子さんで今までのフロンティアを見てきた記憶が歌とともに溢れてしまいます。
特にまめぐランカが歌うオベリスクはシェリルバージョンの戦士を後押しをするような力強さとは違い、包み込むような優しさが溢れた、少ししかパートはありませんがすごく印象に残ります。

そしてそのままの流れで「サヨナラノツバサ」この新曲はフロンティアを締めくくるにふさわしい最高に空戦にマッチしたスピード感のある曲です。娘々からサヨナラノツバサまでの10分ほどは楽曲の素晴らしさも含め神がかったシーンです。歌姫二人の想いがバルキリーとともに飛ぶ演出は作画も素晴らしく、戦闘のクライマックス感もあり本当に涙なしでは見れません。このシーン何度見たことか、、。


新曲「サヨナラノツバサ」は最後の歌詞「サヨナラノツバサ!」の高音を何十回とテイクしてようやく出たほど難しい曲で菅野さんは「ライブでは歌わないから」と二人を勇気付けレコーディングしたらしいです。
しかし、2019年のクロスオーバーライブで「娘々〜サヨナラノツバサ」をライブでしかも背景にアニメシーンを流し、この映画のクライマックスを完全再現したらしいです。
未だ映像化されていないので現地で見れた方は本当に幸運ですね。
色々なレビューを見てもフロンティアパートの再現は、もう涙なしでは見れないほどの素晴らしさだったようでぜひ映像化して欲しいですね。


新曲が盛りだくさんでシェリルの「禁断のエリクシア」ランカの「虹色くまくま」のライブアニメーションはとても演出が素晴らしく流石マクロス、歌に本気という気概が前面に見れます。

原作に比べシェリルランカのデュエット曲が増えたこともファンとしては喜ばしい限りです。May'n部長の泣き叫ぶような歌声とまめぐの甘く優しい歌声は不思議なほど本当にマッチしていて二人の歌声が重なるほどフォールド波が上がっていきます。


原作のストーリーと趣を変えながらストーリーは進み、前作同様ファンにとってはifバージョンでとてもありがたい作品です。

一点だけ苦言を呈すれば{netabare}シェリルとオズマが宇宙空間に放り出さた直後、満身創痍の最終決戦に挑む時の、ランカの告白シーンはもう少し脚本がどうにかならなかったかと。
告白させる必要があるのはわかりますが、何事もなかったように制服どう?ウフフ、好きです!では直前に起こったメインキャラ2人の喪失がえっ??ランカ何も感じてないの??となってしまうのは当たり前です。このシーンは本当にこの映画とランカの評価を下げる原因になっていると思います。告白という大事な場面でのこの演出は本当にひどいです。{/netabare}

前作同様今作だけを見ても十分楽しめる作りになっています。

あと原作では「お前たちが俺の翼だ!」と不評を買いまくったふざけた二股宣言エンドではなく、アルトくんがちゃんと告白をするのでそれもスッキリですね。

マクロス大投票でまめぐが言っていましたが、台本は最後のパートは白紙で収録直前までセリフ直しをして、収録の際に別紙でセリフを渡されたらしいです。
これは河森監督が最後までエンディングを考え抜き、演者には三角関係の結果がわかってしまった演技をしてほしくなかったらしいです。


「娘々〜サヨナラノツバサ」を再現したクロスオーバーライブをどうしても見てみたいので何とか映像化してもらえないか祈っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

71.5 5 アイドルで三角関係なアニメランキング5位
マクロスΔ(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (660)
3037人が棚に入れました
西暦2067年、人間が我を失い凶暴化する奇病「ヴァールシンドローム」が猛威をふるう銀牙辺境の地。
対抗手段として結成された戦術音楽ユニット「ワルキューレ」は、「ヴァールシンドローム」の症状を歌で鎮めるため、星星を駆けめぐり、ライブ活動を展開していた。
一方、時を同じくして「空中騎士団」と呼ばれる「風の王国」バルキリー部隊がうごきはじめ…。
プロトカルチャーの遺産の謎が絡み合い、星系を超える熱きチームワークと恋の物語が幕をあげる。

声優・キャラクター
内田雄馬、鈴木みのり、瀬戸麻沙美、小清水亜美、安野希世乃、東山奈央、西田望見、森川智之、内山昂輝、川田紳司、石塚運昇、石川界人、木村良平、KENN、遠藤大智、拝真之介、峰岸佳、てらそままさき、寺崎裕香
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

難易度Gでもルンがるんるん♪ルンルンるん♪

初めてマクロスシリーズを視聴しましたが絶妙なタイミングで挿入歌が入るところと、1話1話の話の構成がしっかりしていて満足できるところに魅力を感じましたヽ(・∀・)ノ

1話{netabare}
風を探す少年と田舎からワルキューレに憧れて密航してきた少女の出会いの物語だったな!

マクロス初めて見たけど( ´ ω ` )ノこれハマる(笑)
いけないボーダーライン口ずさんでしまいました♪
とりあえずフレイアちゃん田舎者丸出し過ぎてかわいいな(*´`)

ハヤテの戦術ユニットを踊りながら扱えるテクニックはすごいな
この二人は出会うべくして出会ったんだろうな~(沙*・ω・)
{/netabare}

フレイア・ヴィオン
戦術音楽ユニット「ワルキューレ」に憧れて、銀河辺境の田舎から飛び出してきた天真爛漫な女の子。故郷名産のりんごと歌うことが大好きで、口癖は「こりごり」。銀河サバが苦手。

2話{netabare}
機体を機体で支えるとかすげぇな( ´ ω ` )
未確認の敵たちはデータを集めてとっとと撤退

ハヤテめっちゃ怒られてるー
ミラージュさんミスを指摘されてあれねwww
ワルキューレにはフレイアの歌声は届いてたみたい♪はいな♪W
空中騎士団…も色々と大変そうね~

惑星ラグナバレットシティに
猫顔のアザラシか~(=‘x‘=)うみねこ☆ミ
フレイアとハヤテ到着♪
ラグナ人っていうのは海の民らしい☆ミ
田舎者は都会が怖いらしいwww

マクロスエリシオン…見てルンダルンルン♪
ルンを見るとHになるらしい(笑)
フレイア予選のことすっかり忘れてたのね( ´ ω ` )
だけど色々と根回しされてフレイアは最終選考に
ハヤテはΔ戦隊の隊長が話があるらしくて…ヽ(・∀・)ノ

でっかるちゃー♪ミラージュさんハヤテに言われてことに気にしてるーw
カナメさん(リーダー)がオーディションするのね
ハヤテ勝手に見学してるなぁwwww
第3回合格者選考はなしか…

ハヤテスカウトされる?
落ちれば死ぬが飛んでみたら…風を感じちまったら
あとは飛ぶか飛ばないか…命をかける覚悟があるか?

またバールによる暴動が…?フレイアもピンチ…
フレイアはぶっつけ本番に強いな~
ハヤテも風になる
そしてフレイアもワルキューレに合格ヽ(・∀・)ノ
{/netabare}

ハヤテ・インメルマン
思ってることをストレートに言葉にしてしまう、ちょっとぶっきらぼうな少年。天性のリズム感の持ち主だが、自覚はない。具体的な夢や目標を見いだせず、銀河を転々としてきた。胸のペンダンとは父の形見。実は猫アレルギー。

3話{netabare}
ミラージュさんの機体にハヤテ触ったらめっちゃ怒られた
空を飛びたいだけのハヤテをミラージュさん空中飛行を
そしてミラージュさん教官に選ばれるww

ハヤテとフレイア色々あってまた共にw
田舎者丸出しだな~(笑)
らぐにゃんにゃん♪では日々うみねことの戦いが繰り広げられてるのねw
ハヤテは猫アレルギー(笑)

美雲さんはメンバーにもミステリアスな存在みたいね
ミラージュさんも一緒に住んでるのね
女子寮には色々とやることが多いみたいね
ハヤテとミラージュ大変そうw
アーネスト艦長の柔道の訓練て(笑)
マキナちゃんはメカオタクだな(笑)

ハヤテ鬼訓練で死にかけてる~(沙*・ω・)
そして新生活に馴染んでるな~w
戦士としてだったらハヤテは不合格だよね
ハヤテに最終試験が迫ルン♪

ミラージュとハヤテ決闘(沙*・ω・)
フレイアは本番じゃないとダメなタイプ
足元が見えてないみたい

ハヤテとフレイアはなんだかんだで仲がいいみたいね
しっくりきてないみたいねお互いにね
笑うと気持ち悪いってwwwwフレイアルンるんしてる♪

一発でもミラージュに当てればハヤテの勝ち
ルンるんしないフレイアにハヤテの映像を見せる
戦場を履き違えるなか☆ミ

フレイアとハヤテはお互いお互いを刺激し合う関係なのかね♪
ミラージュさんには一発食らわせたが…メッサーさんにボコボコ(笑)
だけどハヤテも空を飛ぶためには訓練以外にも必要だってことに気づいたみたいね♪
{/netabare}

ミラージュ・ファーリナ・ジーナス
Δ小隊の紅一点。パイロットとしての職務にプライドを持っている反面、真面目で融通が利かない。そんな性格が影響してか、恋愛ごとには奥手。新統合軍でパイロットをしていたところをアラド隊長にスカウトされケイオスに。

4話{netabare}
どうでもいいけど空中騎士団ってイケメンぞろいよね(沙*・ω・)
ハインツもルンの子で男の娘?っぽいな皇子ってキースさん言ってたし

フレイアのデビューワクチンライブが決まったみたいね♪
ケイオス入隊記念の歓迎会(沙*・ω・)
録音して放送ではダメみたい…効力激減らしい
レイナ生クラゲ…(笑)

フレイアは荒療治をするしかないよね
メッサーはこういうの苦手みたい
隊長とカナメは周りからの雰囲気はいいみたい
ほいな~♪ほいな~♪
美雲さん全裸で何をやってるんだろう?

ついにハヤテにも機体が与えられることに(沙*・ω・)
ヘルメットが苦手なのねハヤテは(沙*・ω・)
めちゃくちゃ緊張してるフレイアさんである
ウィンダミア人は身体能力のせいで寿命が30年らしい
人生30年って…もう10年は生きたいかな

どんな思いで歌うのか?美雲さんフレイアを追い詰めるな~
瞬間完全燃焼( ・∀・) イイネ!ワルキューレライブ開幕!!
歌にどんなおもいを込めるのか…歌は元気!!のフレイアさんである☆ミ
インメルマンダンスも炸裂してるな~(笑)

Unknownも乱入キタ━(゚∀゚)━!
ジャミングに弱いのね…ワルキューレ
新統合軍までキタ━(゚∀゚)━!
新たな歌声?そのせいで新統合軍が攻撃を…バールに
メッサーさんも調子悪そう…

ここで容赦したらやられるのは自分でもあるしワルキューレや市民も…
どんな時でも歌を武器に私たちは戦う♪
バール化した人は沈静化したけど…unknownこと空中騎士団に都市を制圧されてしまった…

ウィンダミアのロイド殿下新統合政府に戦線を布告したー
フレイア精神的ダメージ大きそうだな~
{/netabare}

美雲・ギンヌメール
戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のエースボーカル。素性、経歴、プライベートの一切が謎に包まれたミステリアスな存在。「ヴァール症候群」を沈静化させる効果を持つ彼女の歌声は、ケイオスの切り札。

5話{netabare}
フレイアの故郷ウィンダミア王国が新統合政府に戦線を布告した

くらげチップスとか美味しそうだな~ヽ(・∀・)ノ
かにチップスは美味しいよな☆ミ
ウィンダミアの空中騎士団…相当強いみたいだね
白騎士…エースの称号らしい
艦長たちは独立戦争のときからの腐れ縁?
バールの暴動に関わったのは実験か
ひとつの星が戦わずして無血降伏か…
男の娘?男の子の声?天使か悪魔か
風の歌い手?か

ウィンダミアでは白騎士たち空中騎士団は人気みたいね
少しずつ制空権を広げてるみたい
皇子への負担がすごいみたいね…
何このメガネケース(笑)メガネ部かよ(笑)
33歳でもヘルマン元マスターは現役みたい
ワルキューレにウィンダミア人…

ウィンダミアとの戦争も…ヽ(・∀・)ノ
マキナ姉さんwwwww
フレイア思ったよりショックを受けてないけど
フレイアをスパイと疑ってるみたい本部やマスコミは

マキナ姉さんご飯の時でも戦争の準備を…
人間相手に戦争をするかどうか…
マスコミがフレイアに…
全くどんなところでもマスコミって連中は

フレイアはルンで精神状態がわかっちゃうみたいw
ルンに触るとHらしいwwww
ワルキューレに残りたいし村のことも気になる…

すかっと自主連とかなヽ(・∀・)ノ
みんな裏で頑張ってるな~♪
フレイアはルンがピカってた方がかわいいな(*´`)
歌声で銀河にも元気をヽ(・∀・)ノ

ハヤテめっちゃ怒られてる(笑)
そしてミラージュも怒られる

戦争を終わらして自由な空を飛ぶためにヽ(・∀・)ノ

{/netabare}

カナメ・バッカニア
戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のリーダー。スケジュール管理屋ブリーフィングをはじめとしたチームのマネジメントもこなすしっかりもののお姉さん。かつてアイドルとしてデビューした経歴を持つ。

6話{netabare}
メッサーからそれぞれにアドバイスw
いつもながらハヤテには厳しいな(笑)
実践では躊躇ったやつからやられる…容赦してたら死ぬ…
ミラージュの動きは教科書通り、ハヤテの操縦センスだけは認めてくれたみたいメッサーさん(笑)

惑星ディスタニアを含めた3星がウィンダミアに占領されて…
統合軍は動く気配0らしい
なかなかの大盛況になってるな軍事景気ってやつか
ハヤテたちみんなで愚痴ったり落ち込んだり…
ミラージュは居残り訓練してるみたい

メッサー…死神の異名は伊達じゃない
美雲さんのダンスはぞくっとする
ハヤテとフレイア根は一緒だよなw仲良しこよしw

アラド隊長とカナメさん本当に仲良しだな~w
メッサーさんはコミュニケーション苦手タイプ☆
ウィンダミアに王子そろそろ限界じゃね?
案外ハヤテ心許したらいいやつだよな(*’ω’*)
空中騎士団侵攻

惑星ユニデスに行くんです!
ハヤテにとっては初めての宇宙での戦闘か
ワルキューレもキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!Δ小隊見参!!
ハヤテとミラージュナイス連携
白騎士と対峙するメッサーさすが
ハヤテじゃ追いつけられない

ハヤテのダンスは見入っちゃうよな。風と共に♪
ミラージュさんピンチ…いい練習相手にされてる~
おっと危機一髪、ハヤテが仕留めたね!空中騎士団の若手を…

パイロットとしての才能はあっても戦士としての…
フレイアも裏切者の言葉に動揺しちゃってな…
美雲さん追い詰めるなー

人を殺すってそう簡単に割り切れるものではない
重荷を背負っていくのが戦士の責任
そして一つ背負うたびに誰かを一人守っていくということ

白騎士と王子が向かった先には…閃光散りばむ大穴が…

ウィンダミア占領の惑星に潜入することに
{/netabare}

メッサー・イーレフェルト
Δ小隊のエースパイロット。常に冷静沈着に対応するプロフェッショナル。彼の機体には、死神のノーズアートが描かれている。

7話{netabare}
レイナ音ゲーやるようにハッキングしてるな~(。▰´▵`▰。)ノ
一人じゃだめでもマキナと一緒なら乗り越えられるん♪

みんなでにゃんにゃんしてていい感じ(*’ω’*)
メッサー一番似合ってないな(笑)
フレイアかわいいなカワ(・∀・)イイ!!
みんな猫耳(・∀・)イイネ!!

軍も警察機構もマインドコントロールされてるみたい~
ハヤテにとってこの島はきついな~
パイロットだけど潜入任務はいい経験になる

ミラージュさんって苦労しそう(笑)
フレイアどんだけリンゴに目がないの?(*’ω’*)
ウィンダミア産のリンゴか

侵攻軍のエースパイロットも…この様か
子どもたちの声も届かず…
ワルキューレが歌わないと…

フレイア感情に流されて…ここで出て行っても
美雲さん…なんでもできるのな~
ロイド殿下はこの星にいるのね~(*‘ω‘ *)
ウィンダミア人は次元兵器を持ってるのかね?
ロイド殿下は博士でもあるのね
空中騎士団も揃ってるな~

次元兵器は大量破壊兵器かー…ウィンダミアでは地球人がやったってことになってるのね
教えられたことが真実だけとは限らない
ウィンダミア人に穿たれた穴…

プロトカルチャーの遺跡に到着
美雲さんは単独行動好きだな~
この遺跡のセキュリティーは甘いみたい
どうみても学術調査じゃない装備
レイナとマキナのコンビのハッキング技術すごいな~

前はこの二人そりが合わなかったなんて見えないな
遺跡の下まで到着(=゚ω゚)ノ

飲料水?かー。この水を使ってウィンダミアが…?
ただの水?リンガ?
美雲はプロトカルチャーに呼ばれる
ウィンダミア何をたくらんでるんだろ?

おっと侵入したことがばれた!!
水とリンゴを混ぜるとバール化が…

おっと分断させられる…
ハヤテたちが逃げた先に待ち構えるのは空中騎士団
そういえば初対面よね~(=゚ω゚)ノ
{/netabare}

レイナ・プラウラー
戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のメンバー。口数が少なく、あまり感情を表に出さない。凄腕のハッカーとしての一面を持ち、電子制御も担当する。同じくワルキューレのメンバーのマキナとは大の仲良し。

8話{netabare}
ハヤテたち絶体絶命だな~
ハヤテもミラージュも一瞬でのされちゃったよ
ボーグが強いのかな?赤毛のキザ野郎

ハヤテ挑発するな~
閃光弾使ったけど逃げきれず…だけどぼっこぼこに…
メッサーさんたちの方も戦ってるみたい
カナメさんたちは脱出したみたいだな
アラド隊長たちは宇宙で待機中か

戦争って本当に誰も得しないよな
フレイアの怒るところズレてて(・∀・)イイネ!!
白騎士まで来てしまったか
フレイアは祖国を捨てた扱いになってるのねん

メッサーさん極限状態に陥ってるな
おっと美雲戻ってきて
なぜフレイアは歌うのか?どんな思いで…
おっとフレイアを庇ったのは意外にもロイドさん

すぐ殺すとか物騒だな~
いいタイミングでワルキューレな(=゚ω゚)ノ
目くらましにも歌は使えるのね~

メッサーと白騎士ご対面
決着は空で…
風の歌が聞こえる…ということは…

風の歌は遺跡と呼応して?
メッサーさん限界近いな
ハヤテ油断しなきゃセンスあるんだけどな

メッサーさんバール化しかけてるな~
歌が重い…遺跡が邪魔してる?反応してる?
ハヤテの相手は…あの子供たちの父親の機体で…
フレイアも近くに駆けつけるが…
歌は届く…幻なんかじゃない…
届け…フレイアの歌

フレイアの歌は風を
覚悟を決めたフレイアの歌は届くな

ハヤテとボーグは因縁の相手になりそうだなw
ハヤテの方が一枚上手、フレイアとのコラボレーションの時超強いんだから♪
風とダンスっちまったぜ☆

今回はΔ小隊とワルキューレの勝ち
フレイアは戦争をなくすために銀河中に歌を届ける…
メッサーさん限界だろう…

{/netabare}

マキナ・中島
戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のメンバーでふわふわとした風貌の女の子。メカニックも担当する。お気に入りのメカには名前をつけて可愛がっていたりしている。同じくワルキューレのメンバーでレイナとは姉妹のように仲良しで、ひとつ屋根のしたで暮らしている。

9話{netabare}
メッサーさんシェルショックみたくなってる
カナメも心配してる…
ウィンダミアアップルと遺跡の水は危険なわけだな
バールシンドロームのメカにズも発見した
ワルキューレはフォールドリセプター持ちから構成されてる
ハヤテも保有者らしい
ハヤテとフレイアは共鳴してるらしい

歌がある限りバール化は大丈夫
一度バール化してしまった人を治す方法は根本的には…
アルブヘイムのときからメッサーさんはバール化したことあるらしい
隊長も知っているが、症状が悪化してることは…
メッサーが頭下げるくらいなんだからよっぽどのことなんだろうな

ハヤテとミラージュが二人でいることが…(笑)
通い妻って(笑)フレイアめっちゃ気になってるな~(笑)
ミラージュはとりあえずカナメさんと話す

カナメさんは昔アイドルだったらしい
カナメもワルキューレのエースだったらしい…
カナメは適材適所に徹するらしい
メッサーのバール化を抑えるのはカナメの曲なのかね?

プロトカルチャーでもワルキューレの歌に反応しないところも…
メッサー任務復帰大丈夫かし(=゚ω゚)ノ
メッサー白騎士との戦いに向け…練習するが…症状悪化してるやん
鬼気迫るメッサーさん(笑)

フレイアめっちゃ気になってるやんwうぶでかわいいなカワ(・∀・)イイ!!
ミラージュは止めるべきだと…
ミラージュもいつかバール化するのではと…

フレイア、るんがムズムズするってw
メッサーを説得するハヤテとミラージュ
カナメと何かあるのか?
暴走したメッサーを正気にしてくれたのが…

空中騎士団から攻めてくるとはな
風の歌はまだ聞こえない

お互いしか見えてない感じね
ハヤテの相手はボーグだよねw
ハヤテ、ミラージュともいい感じにコラボするよね

メッサーやばいのな…
だけど白騎士には食らいつく

ボーグすぐにワルキューレ狙うなw
メッサーさんぎりぎり戻ってきたなぁ

おっと遺跡を使って風を起こす?
敵の狙いは遺跡の調査か…
白騎士のルンもルンルンしてるな(笑)

無茶だったなぁ~
通い妻の真相は…
ごりごりがかわいいのはフレイアくらい

フレイアとメッサーって珍しい組み合わせ
今がいっぱいいっぱいで先のことなんか見えない…
でもそれでいいのかもしれない…
{/netabare}

ボーグ・コンファールト
風の王国バルキリー部隊「空中騎士団」のパイロット。やんちゃな末っ子で、5人の姉に囲まれて育った。訓練時代の曲が抜けず、未だに教官だったヘルマンのことを「マスター」と呼んでしまい、よく注意される。

10話{netabare}
ハインツの歌声を増幅させる装置が…

お祭り~そういうのもたまにはいいよね~
フレイアのクラゲの歌(・∀・)イイネ!!
レイナってコスプレ好きなのかね?w
ハヤテとミラージュいつも一緒にいるよな(笑)

クラゲ祭りは恋人たちのお祭り
メッサー転属しちゃうのか~限界だもんな~(´・ω・`)
メッサーはカナメが好きという噂が…
そしてカナメはアラドが好き~
みんな恋に鈍感~(笑)
レイナとマキナからハヤテに重要任務

メッサー抜きでもいけるのかどうか…死活問題よな~
艦長帽子被ってないと…(笑)
美雲さん大胆だな~(*‘ω‘ *)
フレイアのファン増えてきたらしい♪
あっちでも飛び立てればいいんだろうけど

レイナとマキナ女子力高いなぁw
今を精一杯楽しむか(*’ω’*)
海一面にクラゲが!!すごいロマンチックだこと
クラゲは地上で卵を産むんだねw

教官で満足できるような男じゃないもんな…
メッサーさん前線を退く…

ロイドと白騎士の対戦
今は白騎士の方が強いみたいね
ハインツの命は危ないらしい…

惑星アルシャハルは侵攻が
ほかの惑星でも遺跡が反応しまくって…
白騎士は死神を探してるみたいだけど…
ワルキューレも遺跡に推参
ワルキューレの歌も遺跡に反応するのね
フレイアと美雲が来たのは?穴?何を見たというんだ?
風が交わった

メッサーなしだときついな~Δ小隊
美雲とフレイアが気を失って…
白騎士とハヤテ交戦

メッサーさん来ちゃったよ…
死神だけど騎士だな~
今はカナメがエースになるしかない!!

メッサーさん限界超えたな
白騎士とやりあえるのはメッサーだけだな
バール化してまでコントロールしているなんてな…

メッサーさんも風に乗って白騎士と互角以上の戦いを…
だけどメッサーさん散る…

{/netabare}

キース・エアロ・ウィンダミア
風の王国のバルキリー部隊「空中騎士団」に所属し、騎士道精神を貫く孤高のエースパイロット。王の側室の子に当たる。「白騎士」の異名を持つ。

11話{netabare}
メッサーさん( ;∀;)帰ってきたらしい…
最後まですごい人だったよ…( ;∀;)敬礼

フレイアが見たのは…
美雲も同じ症状…メンタルハッカー?風の歌い手とコンタクトした
みんなから元気って感じだな~
パイロットの心臓を正確に貫く白騎士の操縦技術な~

白騎士と死神の立ち合いは見事
敵だったが敬意を表する相手だったということだな
ボーグはすぐ調子乗っちゃうタイプなのねw

陛下自ら出陣するつもりなのね…
ハインツの身を憂うロイド…迷いを陛下に見透かされる
プロトカルチャーの王か…

メッサーさんの分まで頑張らないとな
メッサーの変わりなんて…Δ小隊の戦力低下は…
ハヤテもフレイアも…ワルキューレも…

遺跡のない惑星にも聞こえるらしい…
ウィンダミアの真の狙いがわかった…
ほかの支部に増援頼んだけど間に合わないだろう…
ウィンダミアは総力戦をするつもりだろうな

シグルバレンス…浮上、プロトカルチャーの遺産か
空に浮かぶ巨大な城みたい
目標はアルシャハル…

クラゲ送り?メッサーを送ってあげるわけか…
呑んで歌って盛大に♪
まぁ笑って送ってやりたいよなー(*’ω’*)ノ

ミラージュ後悔してるのか…フレイアも…ハヤテも…
みんな自分を…メッサーさんのフライトログ?
メッサーさんはただの飛びたがりバカってことだったのね
メッサーさんは素直じゃないからなw
バール化した自分の始末のことまで考えてたのね…
まぁ簡単に割り切れることではないけどさ…

ハヤテに火が点いたみたいねん
メッサーさんさようなら、ありがとう
あー巨大戦艦シグルバレンス来ちゃったよ

{/netabare}

ロイド・ブレーム
風の王国のバルキリー部隊「空中騎士団」のトップ。物腰柔らかでメガネの似合う知的な青年。メガネには特別なこだわりを持ち、シチュエーションに合わせた多数のコレクションがあるらしい。

12話{netabare}
ウィンダミアが攻めてキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
風の歌による次元断層のバリア…厄介
さらにその間にもバール化が侵攻してるみたい…アルシャハル陥落

こちらは歌が聞こえてくる前にアルシャハルに奇襲をかける作戦
Δ小隊とワルキューレが中心になって侵攻
ミラージュが昇進…Δ2(*’ω’*)おめおめ

ロイドと白騎士の意見って合わないよな~w
艦長とグラミア王、グラミア王は教え子の一人らしい
そしてアラドさんは戦ったことがあるみたい…

新統合軍からの通達
惑星ラグナのプロトカルチャーの遺跡の破壊…
工作部隊も派遣済みとか…

奇襲攻撃の結果が出るまで…爆破はなくなったけど…
フレイアとハヤテと隠れるミラージュ(笑)
ハヤテがいつもつけてるのは親父の形見らしい
なんか告白っぽくなってる~(笑)

ミラージュももっと周りを頼ることも…
ミラージュさんは真っすぐすぎるよな~(=゚ω゚)ノ
おー!!マクロスエリシオン動いてる(笑)

おっと…向こうもこちらの出方を…
グラミアさんも侮れないな
さすが王
{/netabare}

グラミア6世
ウィンダミア国王で、キースとハインツの父。年齢は35歳以上。キースの先代の「ダーウェントの白騎士」であり、艦隊戦教官として赴任していたアーネストに師事していた。

13話{netabare}
敵艦との邂逅…勝負はいきなり始まってたねw
敵も考えることは一緒か!!

風の歌の阻止には成功したみたいね
王も艦長が相手で嬉しそうだな( `―´)ノ
Δ小隊の相手は空中騎士団だよな
新統合軍も容赦ないな

ミラージュを後押しするハヤテ
ワルキューレキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
衣装ちょっと変わってる?
遺跡大爆発…ハヤテの機体が巻き込まれて大破
なんとか無事みたい…
ミラージュさんハヤテに抱き着かれて照れてるw

ウィンダミアの戦艦頑丈だなぁ
おっと王に残された時間は少ないということか…ぽろぽろ
亜空間転移してきたシステムと大戦艦がリンクして
ハインツの風の歌が…しかもいつもより巨大

ラグナ放棄…市民にもバール化の波が…
フレイアのHぃの言い方好きだわ(*’ω’*)
ハヤテ死神の機体に乗っていざまた空へ

ハヤテ、白騎士に喧嘩売るとかナイスだけど…
まだハヤテにはこの風は乗れない
おっとついにワルキューレのところにも…

艦長ナイスタイミングで戻ってくるなぁ
美雲さんも怪我しちゃって
ハヤテもピンチ…
フレイアのルンピカキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ハヤテを助けるために歌を届けに

フレイアはミラージュさんに任して
ハヤテの相手は白騎士
マクロスエリシオンも負けてないぜ!!旗艦通しの戦いも見ものだな

ハヤテ、白騎士に一発やったな!
ラグナからの撤退…勝ちなのか負けなのかわからない
けれど絶対戻ってくる…誓う

王がお亡くなりに…
ロイドに指揮が受け継がれた
{/netabare}

アーネスト・ジョンソン
ゼントラーティと地球人のハーフで、ケイオス・ラグナ支部マクロス級戦艦エリシオンの艦長。格闘技の教官でもある。

14話{netabare}
OP映像が12~13話仕様になってる~
美雲さんってそういえば何者なんだろうね?

チャックの弟たちが無事かわからないから心あらずって感じだな
アイランド船も中も外もピンチー
こんなときでもフレイアは明るいな
チャックの弟たちは無事だけどマリアンヌ姉さんが…
今はラグナに助けを行くことはできない…仲間も家族もいるのはわかってるけれど

資金も弾薬もない…手詰まり状態
新統合軍も色々と画策してるのね
おっと市民の不満もいつまで抑えてられるかな

うみねこは海がなくても大丈夫みたいw
早くラグナに帰れるといいね
ハヤテには故郷がピンとこないらしい
アイランド船の出力が安定しないみたいね
しかも結構まずい状況みたい

フレイアが浮いちゃってピンチやん!!
とか思ってたら自分でなんとかしちゃったにゃー(=^・・^=)
レイナとマキナいいコンビ

人々の不安の闇を照らす光ワルキューレ
ハヤテとミラージュさん動力線をつなぐ
ハヤテ伊達にふらふらしてたわけじゃないんだなw
あとはハヤテとミラージュたちがつなぐだけなのだが…
アイランド船大ピンチだな
マクロス船と緊急ドッキング!!
回線が秘め事みたくなってる(笑)

ミラージュさんめっちゃ女の顔してるw
無事にドッキング完了
オチまでよかったな(笑)

あ、ED変わりました~(*’ω’*)
{/netabare}

ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミア
ウィンダミア王国の王子。ヴァール発症者をマインドコントロールする特殊な歌声を持つ「風の歌い手」。異母兄であるキースを慕っている。

15話{netabare}
OPがかわりましたね~絶対零度~
グラミア無言の帰還って感じか
ボーグの家族はみんな死んじゃってるのか…

風邪の歌い手が王になったのは150年ぶりらしい
空中騎士団にも戦う理由がある…
ロイド殿下信頼されてるんだなぁ
ウィンダミア人の命には重みを感じるなぁ
あら白騎士キースも復活か

キース半分鉄仮面になってるし!!
ハインツを王に迎える戴冠式
空中騎士団はみんな「卿」がついてるのね
キースは兄様だったのか…
銀河ネットワークも乗っ取られウィンダミアの戴冠式が放送される

新統合軍の次元兵器活用しているところを全世界に…
いやーこれは新統合軍に宣戦布告だな~
そして大銀河文明の樹立が目的なのな~
若者と年を重ねたものでは反応が違うな
だけど圧倒的な歓声はハインツが王と認められた証だよな
ようやくこっち側は風の歌い手が誰かわかったわけか
遺跡が反応いや、呼応してシステムが
何が起きてるか全くわからない状況…

銀河中のすべての人がウィンダミアのマインドコントロール化に落ちる危険が…
新統合軍はウィンダミアに向かうも空中騎士団と覚醒した白騎士の前に散るよな~
Δ小隊が救助に向かうも偵察艦隊は壊滅…

ついにここでハヤテの父親の正体がわかるのか?
でもあまりいい印象ってわけでは…
{/netabare}

ヘルマン・クロース
騎士団最年長のメンバー。33歳。ウィンダミア人としては晩年であるため、現役を退いて騎士学校の教官を務めていたが、再度前線に復帰した。自身を「マスター」と呼ぶ癖が抜けないボーグをたしなめている

16話{netabare}
アラドもハヤテの血とヤと知り合いだったみたいだね…でも理由ありっぽい
チャイナ服なんともな感じで似合ってるなフレイアw
マキナとレイナの

フレイアもうすぐ誕生日だからサプライズパーティーを♪
恥ずかしがってるミラージュさんかわいいw
風の歌い手のウィンダミアの出方をうかがってるが
敵のシステムを探るカナメさんたち

プレゼントを買うためにミラージュさんと買い物に
めちゃめちゃ厳選してるw
ミラージュ雑誌を参考にするタイプw
マキナさんたちがつけたくなる気持ちわかる(笑)
人形抱いてるレイナかわいいwチャックさんも楽しそうだなw

フレイアの好きなもの、歌と林檎しかわかんねぇw
ハヤテにとってフレイアは見てて飽きない存在かー( *´艸`)
ミラージュさん恋愛とかから縁遠い人生だったか…ハヤテにぶにぶ恋って残酷
ハヤテさんどっちとくっつくのかな?

フレイアの歌に呼応してハヤテの調子が?
美雲さんとフレイア
美雲さん昔ウィンダミアに行ったことあるのかな?

ハヤテが見つけたことは結局同じ道かよって思ってるのね
励ましてくれるよねミラージュさんいいところで♪
いきなりハヤテどうしたw

アラドさんたち何か隠してる?
それはハヤテの父親があのウィンダミアの爆発と関係してるのかな?
それにしてもフレイアの寝顔www

ハヤテは何してるんだか?www
みんな準備で忙しそうだなwwwwwww
フレイア自分の誕生日に無頓着w

ハヤテは間に合わなかったのかね?
美雲がこういうのに参加するのはレアらしい
美雲からは歌のプレゼントかな?w

ハヤテ遅れたなぁwww
フレイアのご両親はもう風に召されちゃったのね…
フレイアよくここまでたどり着いたな
人生の折り返し地点かぁ

雪を降らせるために遅れたのねハヤテ
夜空に雪のプレゼント
ハヤテとフレイアのカップルなんかいそうだよねw
フレイア、ルン触られても怒らなかったってことは…つまり…

ハヤテの父親は
腕のいいパイロットで優しすぎる人か…

いやーフレイアとハヤテとミラージュの恋模様の行方は…?
{/netabare}

チャック・マスタング
惑星ラグナ出身。Δ小隊のムードメーカー。お調子者で、すぐ女性にちょっかいを出すが相手にされず。4人の弟や妹たちと一緒に「裸喰娘々」という飲食店を切り盛りしている。

17話{netabare}
ロイドさんのメガネの数なwwww
ワルキューレを研究してるのか?それとも?
フレイアと美雲に興味を持ってるのか!!

また猫惑星に潜入~
フレイアが完全に乙女モードになってる(笑)
ワルキューレの演出はかっこいいよな(*゚▽゚*)銀河ネットワーク経由でライブ☆ミ
レイナのハッカー技術すげぇな
敵の目を全てワルキューレに向けてるのね
マキナさんノリノリだなぁww

マキナとレイナ
フレイアは変わったよな!(*゚▽゚*)♡
美雲さんの歌も変わった?美雲さんはどういう過去をお持ちなんだろうね?
ハヤテ、フレイアの歌に引き込まれすぎて…なんかありそうだな…これ

今日はライブ回だな~(‘ω’)ノ
フレイアまったくわかりやすいんだからw
ドキドキが止まらないのね(*‘ω‘ *)ノ
ハヤテさんのお母さんはご健在なのね
ボーグさんレイナに惑わされてるwwww

ウイルス浸食率100%作戦成功か
ハヤテの父親とウィンダミア…どういうことなんだろ?
ウィンダミアに次元兵器を落としたのはハヤテの父親…

いやー驚愕の事実でブリーフィングところではないよな
大量虐殺をしたのか?どうなのか?
ハヤテはこの先戦えるのかな?
そして恋の行方は?

まぁそれでも作戦は待ってくれないよな
今は自分のやるべきことを…いざボルドールへ
{/netabare}

アラド・メルダース
包容力と厳しさを併せ持つΔ小隊の隊長で、頼れる兄貴分。ワルキューレと共同任務をこなすΔ小隊の人選を一任されており、腕はいいが癖のあるパイロットばかりを集めてくる。かつては新統合軍に所属していた。

18話{netabare}
惑星ヴォルドール、いざ巨大装置へ
カナメはここに来るとメッサーのことを思い出しちゃうのね…
空中騎士団…ロイドさん何をやらかすつもりか?

美雲さんが団体行動を覚えたぞ…
カナメさんも成就してほしいよなぁ
ハヤテとフレイアあれ以来ぎこちないな

焼き林檎に誘われてフレイア
カシムさん騎士休憩モード(*‘ω‘ *)
すごい地元民同士の会話してるな(笑)
ハヤテあっさり捕まってるなw

ウィンダミア人にとって…命の輝きは重みは…
美雲さん始めたな…美雲の歌とプロトカルチャーの遺跡が反応して
翼の騎士にも矜持はある…

ハヤテもフレイアも迷いは消えたかな?
ボーグさんどんだけw狙いはレイナw
ハヤテ大丈夫かよ( *´艸`)そして風の歌も

風の歌はウィンダミア人にも影響を?
ハヤテとフレイアの同調すごいな
フレイアもハヤテも美雲も大丈夫かよ

ED美雲さん一色だな(‘ω’)ノ
{/netabare}

カシム・エーベルハイト
騎士団一の巨漢。23歳。フレイアの故郷レイヴングラス村の隣にあるエクスデール村でリンゴ農家を営んでいたが、7年前の独立戦争で家族と畑を失っている。

19話{netabare}
ヴォルドールの遺跡は破壊したけども…
ハヤテも美雲も意識が戻らないままらしい
フレイアもミラージュも心配だろうな
おっとこのおっさんはどっちつかずだな(‘ω’)ノ

イプシロン財団のベルガ―さん
供給源は一緒だったか(‘ω’)ノ
この人ただむかつくだけのおっさんではないみたいね
歌が究極の兵器?

ハインツ殿下も倒れられたのね
地球人はしぶといな~
マクロス知らないからからマクロスの歴史を知れてこの回はいいね(*´▽`*)

バールシンドロームは…つながってたのね
ワルキューレは免疫持ちってことね
今更設定を振り返るw

命がけで歌うことによってその輝きをより輝かせるわけね
とりあえず話聞いてると「歌」ってすごいよな(‘ω’)ノ楽しいし♪
美雲はラスボス?最終兵器だったのか?

ミラージュさんの訴えによりハヤテ起きた
ミラージュさんいい活躍wってか大好きすぎだろ(笑)
{/netabare}

ベルガ―・ストーン
イプシロン財団のブリージンガル球状星団方面の責任者。財政や物資などさまざまな方面でウィンダミアを支援している。

20話{netabare}
ハヤテとフレイアの実験…バール化やルン色々な事を調べるみたい
ハヤテは明るくふるまってるがフレイアのルンは青ざめてるなー

実験の歌…破滅の純情か~
フレイア怖くて歌えなくなってる…
美雲も戻ってこないし
歌わせないわけではなく歌えなかった…
ハヤテはしばらく任務から外される…飛べなくなっちゃった
まったく何をやっているんだか…

空中騎士団にも動揺が走っているのね…
ベルガ―さんは蝙蝠だな、いやクラゲか
ハインツも復活したみたいだな
ヘルマンさんの息子登場ノーマン龍鳥使い

風の歌は凌駕されたのね一瞬でも…
担当医が変わったらしい?
テオとザオの実家は商家
キースさん…ロイドのことを危うんでるのね

フレイアかわいそうに…
レイナとマキナこそこそ美雲のことを探ってるのねw
おっふカナメにバレて( ´艸`)
でも行く気まんまんだねぇ~
まぁあれもこれも秘密にされてるのは気に食わないよな

ハヤテとフレイア
ハヤテのこと気にしちゃって…な
お互いがお互いを気を遣ってw
ミラージュさん煮え切らないのが…
フレイアから歌を取ったらるんと林檎しか残らない
ハヤテも飛ばなかったら…何が残るのか
ハヤテは飛ぶ、フレイアは歌う
たしかに立ち止まってる場合ではないよな
大切な仲間…大好きだからか…それは本心か

マキナ潜入どきどき
さらいカナメにバトンタッチで…
おっとレイナも動けず
美雲さんも世話が焼けるのう

美雲さんの力強い声好きなんだよなぁ
{/netabare}

テオ・ユッシラ
風の王国のバルキリー部隊「空中騎士団」のパイロット。同じ部隊に双子の弟のザオがいる。商家の出身。

21話{netabare}
ハインツの風の歌が再び銀河に響く時が…
アルシャハルの人たちは…昏睡状態に
おっとハインツさん途中で倒れちゃって…
ワルキューレは警備に捕まったまま…

この3人は古い仲
カナメは本物の戦場を経験していた…
最初はカナメさんはマネージャーだったのね
レイナは昔からぱちぱちしてたのねw
カナメとレイナが最初で次がマキナか
この3人に焦点が向けてくれて嬉しい♪

ワルキューレ…ここにきて完成したのか
でも歌は届かなかったのね…
カナメとアラドの出会いはワルキューレができてから

やっぱりアイドルには衣装も大事
金髪の子は今何してるんだろう、この子もかわいいのに
メッサーさん懐かしいな♪

ひとり辞めてそのあとに来たのが美雲なのか
美雲のオーラと迫力はベテランの域なw
引き込まれる感はすごいよな(‘◇’)ゞ
美雲さん復活か?

ハインツの身体はどんどん白くなってるな…
まだ歳も若いっていうのに
ロイドさんちょっと焦ってるよな…

グラミアはロイドが殺した?
キースさんはロイドが犯した真実を知ってしまい
ロイドさんどこに着地したいんだか

こちらからウィンダミアに乗り込むとか…最終決戦は近いな
作戦の舞台はアルヴヘイム…メッサーと出会ったところ…
美雲の正体…は作られた人造人間か
全人類の意識が一つにつながるとか…
急に星の歌い手が…どゆこと?
{/netabare}

ザオ・ユッシラ
風の王国バルキリー部隊「空中騎士団」のパイロット。双子の兄テオに比べ、好戦的な性格。

22話{netabare}
神殿が閉鎖…陛下も倒れ、空中騎士団にも動揺が…
いやー( *´艸`)決戦前に子供の写真なんか見たら…

ミラージュがすべての責任を負う代わりにハヤテとフレイアも前線へ
アイドルの楽屋は覗いちゃいけない(*´▽`*)
美雲さんの闇が深いwww

真なる風は自分で見つけるもの
ハインツもロイドの風ではなく自分で見つけないとって言いたかったのかなキースさん

美雲とハヤテのツーショットは珍しいな
3歳とは思えない存在感だよな美雲さんw
風の歌い手が歌えない状況がチャンスだよな

それにしてもマシーンしっかりしてるな(*´▽`*)すごい絵
キースさんたちも参戦…最終決戦って感じよね♪
アルヴヘイムに到着ワルキューレとΔ小隊
片道切符になるかもしれないけれど…
ここからウィンダミアに…

フレイアは本気では歌えないみたいね…
美雲さんも仲間思いになったもんだ
信じることも大事よね

双子と林檎さんきたか(‘ω’)ノ
ハヤテVSカシムさんだな
ミラージュさん…はハヤテを止める
二人に支えられてるなぁ

踊ってるみたいに戦うなぁ
ナイスコンビネーションハヤテとミラージュ
あーチャックさんはここまでかw

双子の片割れとカシム…白騎士のごとくカシムさん
カシムさん限界かよ…やっぱりな
いやー敵ながらあっぱれですな。騎士としてかっこいいお人でした
{/netabare}

23話{netabare}
フレイア、ウィンダミアの空に違和感を感じてる
うまくウィンダミアに潜入できたみたいね

3チームに分かれて動いてるのな(‘ω’)ノ
戦術ライブの共鳴反応で壊す作戦なのね
フレイア地元だと身軽だなぁ
地元民だけが知ってる道を通って

フレイアは地球人人から音楽プレイヤーもらったのね
星間飛行いい歌だ♪

アラドたちは新統合軍の駐留基地へ
レイナ足を痛めちゃって…
美雲ご飯の時はどこかにいっちゃうのは…
誰かとご飯を食べるのが恥ずかしい美雲さんきゃわわwwラブリーww

マキナのいたずらっ子ですなw
美雲さん色々と可愛く見えてきたな(‘ω’)ノ

ミラージュとフレイア
こんな時だからこそ…ついに核心に触れると思いきや
空中騎士団が…

美雲さん近接戦闘も強いのねw
ハヤテたちの方はボーグさんかぁ
さらに白騎士までも…機体がないとのう…
おっとロイドの目的はやはり美雲かー

確保されちゃったハヤテたち…捕虜
アラドとカナメ、マキナとレイナは無事みたいだけど

ハヤテはライトインメルマンが行ったことを…
カーライルの黒い嵐…地獄
フレイアも間近で見てたのね…

なんもならんかもしれんけど…
何が真実なのかもわからない…

悪魔の翼?楔…ハヤテこの事実をどう受け止める…
星の歌い手?美雲さんが?
{/netabare}

24話{netabare}
ハヤテたち裁判にかけられる…

おっとアラドたちの前にベルガ―
ロイドさん神殿と美雲さんに夢中かよ
守りたいから戦う…
銀河中の人が楽しいきもちになれたら
太陽の色の歌のフレイア、美雲は星の色
ハインツは透明で色がない

ボーグさん激情家だなぁ
ライトの機体を直したみたいベルガ―さん
ウィンダミアからいったん手を引くらしい…何が目的なのかね?
結局ハヤテたちをころすつもりだったのだろう

星の歌い手…美雲が…記憶がなくとも…

戦いは最後まで分からない…か
ミラージュさんとハヤテに最後のアドバイスかな?
フレイアの歌を血で汚すわけにはいかないからな~

ボーグさんの咬ませ犬っぷり(笑)
ハヤテが断罪の崖に…進む…
寸でのところで( ´艸`)
飛べば飛べる♪3人で飛べば怖くないってね

機体を崖のところに隠してたのね
美雲はいないけど…戦術ライブ開始
白騎士の相手はハヤテよな
ミラージュの相手はヘルマンさん
アラドさんはボーグか

ウダンジャールロムマイヤ?なんなんだろうね
マキナがフレイアを庇って…今は歌うのが
ハヤテぎりぎりを保ってるな

チャックさん来てくれたか(‘ω’)ノ
美雲さん…星の歌を…
一瞬みんな意識がつながったな…
作戦中止撤退命令

おっとフレイアの身体にもあれが…
美雲さんがもしかして…
{/netabare}

25話{netabare}
マキナさん容体は安定してるけどライブは…
フレイア手を隠してる…
風の歌い手のご先祖の歌…闇の色に染まってしまった美雲

レイナがみんなを呼び出して…
過去の真実がわかるかもしれない…
命がけで守ろうと思ったのに…結果的には…ファルコン2?特務諜報員?

ベルガ―蝙蝠してるなぁ
美雲が星の歌い手だと聞かされる面々
ウィンダミアの地下から持ち出された細胞から作り出されたのが美雲

全人類が…歌は兵器なのか…?
美雲が敵の命令を聞いてしまうおそれが…星の舞台も完成されて…
しかもラグナに…

ハインツに残された時間は少ないということか…
星の歌い手の歌を持って…
新統合軍また次元兵器を使うつもりかよ

商人の執念すさまじいな
新統合軍の攻撃の前に防げと…ラグナが最終決戦の地に
マキナ髪おろしてるとお姉さんに見えるよね

ミラージュさんフレイアの異変に気づいちゃったな
ロイドさん…
レディMの正体は…

ワルキューレの歌を銀河中に…
いやー絶対生き延びてほしいな
ミラージュさんいい人だなぁ

フレイアはどこに?ハヤテめちゃ探してたw
ハヤテにお届け物?お母さんから?
変なところで世界は狭いよなw
ハヤテ変わったな~(‘ω’)ノ
どうでもいいけどこのペースでうまく話着地できるのかしら?( ´艸`)心配

ルダンジャールロムマヤが星の歌い手を操るすべなのか
美雲の声が銀河中に響く…次元兵器で自滅とか…新統合軍

ロイドさん魅了されてるなぁ
{/netabare}

26話{netabare}
数万の命が一瞬で…
決戦前にいちゃいちゃしとけよー
告白しとけよー…でもそれじゃフラグで死んじゃうか…

命を背負う重みか(‘ω’)ノ
ハインツは和平交渉に持ち込むつもりなのかね

ロイドが玉座に(/・ω・)/w
カナメ、レイナ、フレイアしかいないけど
ハヤテ新しい機体に♪最終決戦だな(‘ω’)ノ

いざラグナに…
フレイアの異変は美雲やハインツにも
ハヤテと白騎士の決戦も…
美雲さんの神々しいラスボス感w

全人類の意識を結合させ新たなる存在へと進化させるそれがロイドの目的
すべての人間の意識が統合されていく…
子供のミラージュさんかわいいなw

規模が大きすぎるだろwww
銀河そのものになった美雲とロイドさん…
そしてこれが私の生きる意味とか言っちゃって美雲さ~ん

フレイア抗ってるな~
まだハヤテたちも意識はあるのね

統合政府とはいずれ決着をつけるつもり
ハインツ真なる風を持ってロイドを討つことを決める
ここはフレイアと手を組んで手でも…
どんどん浸食されて…ハヤテも…

ハヤテここで告白したよw
フレイアの手のことが…歌うたびに…
ミラージュさんもここで(*‘ω‘ *)
ミラージュさん損な役回りよな(*‘ω‘ *)
フレイアの好きの気持ちが…一度だけの恋なら♪ナイス選曲♪
美雲も迷ってるな~

なんか楽しくなってきたな~
マキナも出てきた♪最後は勢ぞろいしてほしい

今度はフレイアが問いかける
ボーグさんのツンデレ見れて満足かもw

絶対零度いいな♪キースも一緒とかテンションMAXだわ
一瞬に命の輝きを燃やす…白騎士ロイドを討って…決着

やっぱり最後はラグナに舞い戻る
美雲も無事で何より(*‘ω‘ *)♪

まぁ最後駆け足だったけど…
ハヤテとフレイア結ばれてすごく満足
アフターストーリー少しでいいからやってほしいな~
{/netabare}

いやーマクロスシリーズ初見だったのですが最後駆け足じゃなければ
すごく満足できる作品だったと思います♪
絵も奇麗だし迫力あるし、音楽も一曲一曲が心に響くようないい歌ですし、
やっぱり絵も大事ですけど音楽もアニメには大事な要素だと思いました!
いいシーンで奇麗でなく力のある絵、テンションが上がるBGM
これだけで満足できました(*‘ω‘ *)

強いていうなら…アフターストーリーちょこっとだけでも
5分だけでもいいからやってほしいですね('ω')ノ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

にゃーん。@のんびり さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

好きな作品です✲゚。.(✿╹◡╹)ノ☆.。₀:*゚✲゚*:₀。

ああ終わってしまった…ちょっとさみしい。

デルタはマクロスの3大テーマ、
歌×三角関係×戦闘をもれなく網羅している作品です。

マクロスシリーズはFからのファンになりますが、
特にシリーズを観ていなくても単独で楽しめると思いますo(^-^)o
シリーズを観ている人にはちょっと嬉しいシーンもあったりします。

<おすすめ点>
・良曲が多い♪
・主人公のフレイアが可愛い(>ω<)歌も綺麗!
(美雲さんは迫力ボイスです!^^)
・戦闘シーンが丁寧に描かれていて、見ごたえがあります。
・作画がとても良いです(20話、21話の作画のみよくないです)
・ストーリーは王道です。安心して見られます。

<ここはちょっと残念…な点>
・主要キャラクターが多い。
・色々ライト。もう少しドロドロしたりしてもよかったかな。
・1つの曲を歌うキャラは固定してほしかった。
 数曲ですが、同じ曲を回によって違うキャラで歌うシーンがあります。
 曲によってそれぞれの声質にあうあわないがあるかと…(^_^;

★★1~25話感想★★
{netabare}

●1話先取りエディション感想●
{netabare} フレイア可愛い!
ハヤテとフレイアのシーンが可愛くてニヨニヨしていました。王道ラブコメっぽい感じです。

ハヤテのバルキリーで踊るシーンが見ていて楽しかったです。
ワルキューレの変身(?)シーンはちょっと苦笑(^_^;

挿入歌の「ジリティック♡BEGINNER」可愛い♪
ラストの曲「あぶないボーダーライン」は最高!
{/netabare}

●1話感想●
{netabare}先取りエディションにラストが追加に!

その分、少し先取りからカットされているシーンもありますが、
大筋のストーリーには影響なしです。

ラストの追加シーンは歌とベストマッチしていて感動!
(何回も先取りを見た後だったので、そもそも続きを見られてだけで感動(笑)) {/netabare}

●2話感想●
{netabare} うみねこ可愛い♪

OP曲の「一度だけの恋なら」
イントロがかっこいい!
その後に続く歌声も綺麗。盛り上がりも素敵!
ミラージュがペットを抱きしめるシーンが可愛い♪

フレイアがワルキューレに合格するシーンは、
ちょっと合格早いなーと思いました(^_^;

ED曲の「ルンがピカッと光ったら」
フレイア可愛い♪{/netabare}

●3話感想●3話おススメです♪
{netabare}うみねこ強い!

海や空のシーンが多くて、絵も内容もさわやか。3話好きです。
見ているこちらまでさわやかで楽しい気持ちになります(^^)

ハヤテがフレイアにちょっと弱音を吐くシーンで、
フレイアが少し赤くなっていて可愛かった。

ハヤテがフレイアと一緒にバルキリーで踊るシーンいいですね。
新曲「僕らの戦場」かっこよくて可愛くていい感じです!

マキナちゃんのひらひらーって言って、ぼよよーんって感じのシーンも可愛い。
{/netabare}

●4話感想●
{netabare}
ハインツ様、男の子でしたか。
見た目と声では性別がどっちか分からなかった…(^_^;
ハインツ様の歌、声がとても綺麗です。
イケメンお兄さんとの関係も気になるところ。

このペースで空中騎士団メンバーも全員歌ったりしたら…面白そうです。

空中騎士団のみなさんはフレイアと同じウィンダミア人でしたか…
同じ触覚みたいなのがあるのでそうかもとは思っていましたがびっくり。

ライブの変身(?)シーンはやっぱり苦笑…(^_^;
ここだけセーラームーンとかプリキュアのようです…。

美雲さんちょっと不思議系?さすがミステリアスヴィーナス。

カナメさんは四角関係?かな?
カナメさん大人っぽくて好きです。

レイナのくらげを食べるシーンが幸せそうで何より。
マキナちゃん明るくて可愛い。おっぱいは正義!

ライブシーンは、ちょっと自分の期待が大きすぎた感じです(^_^;{/netabare}

●5話感想●
{netabare}ハヤテとうみねこのシーンが何気に良かったです(猫好きなので)
1人でしっかり考える時間も大切ですよね。

ハヤテとフレイアの月光バルキリーデート(?)シーンは可愛かった!
狭いバルキリーの中で歌いながら踊るフレイア可愛い。

そろそろ2人のシーンかな?と思っていると期待通りのシーンがあるのが嬉しいですね。やっぱり王道な感じです。
{/netabare}

●6話感想●
{netabare} いよいよミラージュのターン!?

と思ったんですけど、あんまりラブっぽいシーンはなく。
うーん、この回はちょっといまいちかな・・・。

戦闘シーンで流れた新曲「Walküre Attack!」は、
他のキャラのセリフと歌の歌詞とどっちに集中したらいいのか戸惑いました…(^_^;

放送を2回見たら両方楽しめると思います。
1回普通に見てから、2回目歌に集中してみると、
お、いい曲♪と感じます。

今回は良曲だと思うのですが、
ストーリーとぴったりとはいかなかったかな~。
{/netabare}

●7話感想●
{netabare} いろんな猫耳、たまりませんなぁ~❤(´ω`*)

ストーリー全体的ににゃんこ成分多いですね♪嬉しいにゃーん。

マキナとレイナのターン!
この2人ちょっと百合っぽいけど、にゃんにゃんしてて可愛いです。
2人の歌はメインの歌みたいな派手さはないけど、おしゃれで可愛い感じ。

ごくさりげなく、フレイアがハヤテの腕組んでいるシーンが。
仲良いな~ほほえましい^^

ラスト、空中騎士団メンバーといよいよ初対面!
次週の展開が楽しみです♪
{/netabare}

●8話感想●
{netabare}空中騎士団の誰かとワルキューレの誰かにラブ展開とか
入らないかなーと期待していたのですが、入りませんでした(^_^;

キャラクター多いから、あっちこっちで色んなラブが!?
と思っていたのですが現時点ではないですね~。

フレイアとハヤテはますます絆が深まりそうな感じですね♪

それはそれで嬉しいんですが、せっかくキャラクター多いので、
もう少し色んな人間関係が広まってほしいかも…。

歌は良かったです!
美雲さんの英語の曲はかっこいいし、
フレイアの戦闘シーンでの歌は綺麗!歌うまいですね。

ちょくちょく新曲が加わるのが嬉しいです^^
{/netabare}

●9話感想●
{netabare}
カナメさんとメッサーメインの回ですね。

霊愛感情ではないかもしれないですが、
お互いにお互いを想いあう感じが良かったです。

フレイアは少しハヤテへの気持ちを意識してきたかな?
一人で慌てていますが、可愛いです。

歌「僕らの戦場」はやっぱりいいですね♪
でもこの曲はフレイアのソロverが好きだな~。
{/netabare}

●10話感想●
{netabare}

ハヤトの「めんどくせぇなぁ好きなら好きって言えばいいじゃないか」の軽い感じと、
その言葉にどぎまぎするフレイアとミラージュのシーンが面白かったです。

メッサーとカナメさんが2人でクラゲを見るシーン素敵でした。
ハヤテじゃないですが、もう告白したらいのにー!と感じました^^

そしてメッサーと白騎士の戦闘シーン!すごく良かったです!
とても綺麗に描かれていると思います。迫力あります!

カナメさんのAXIAも切なくてよかった・・・。

ストーリーのラストも切ない・・・。メッサー・・・(涙)
エンディングがそのままAXIAだったのもよかった・・・。
{/netabare}

●11話感想●
{netabare}
先週からカナメさんのAXIAが頭から離れません。
良い曲だった・・・。早くフルで聴きたい~~CDの発売遅い!!
放送され次第ネットで売ってほしいです。ぐぬぬ。

メッサー追悼回ですね。
カナメさんは思ったより落ち着いていて大人な感じでした。
素直に落ち込んだ姿を見せるハヤテ・ミラージュ、好印象でした。

メッサーが最後にとどめをさしてもらえるように
普段から冷たかったのかもという話は納得・・・切ないですね。

あと、ボーグが「ル~ン!」と怒られているところが
可愛かったです。
{/netabare}

●12話感想●
{netabare}
戦闘準備回。

ワルキューレが歌っていない回は初かな??

うーん、11,12話はなんだかイマイチかな…。

どちらも盛りあがり感があんまりなかったです。
次週がクライマックスみたいなので、仕方ないかな~。
{/netabare}

●13話感想●
{netabare}
クライマックス回。

フレイアが飛ぶとこからが良かった!!
まさか飛ぶとは…タイトルのダイビングってこういうことか!

ハヤテだけじゃなく、白騎士とハインツ様まで2人の空っぽい空間に
巻き込まれる感じが良かったです。
この兄弟とフレイア仲良くならないかなぁ。

次週は新展開ありそうですね。楽しみ♪
{/netabare}

●14話感想●
{netabare}
オープニングのフレイアバージョン良いですね!
たぶん今回だけかな~。

フレイア、そのまま宇宙空間に飛ばされたほうが面白いかも?
と思っちゃいました(笑)
タイトルに漂流ってついていたのでフレイアが漂流かと。

ハヤテとミラージュのいちゃいちゃ(?)が
おお深夜アニメっぽいと初めて感じました。

マキナ姉さんのな~にやってるんだか。が良かったです。
新EDもきましたね♪
{/netabare}

●15話感想●
{netabare}
新OP来ましたね!「一度だけの恋なら」とはまた違ったおしゃれな感じ♪
デルタはどうも色々な人が曲を作っているのかな。

ストーリーは空中騎士団のターンでした!
キースさま復活おめでとうございます^^復活早い…。

ハインツさまの歌も綺麗♪

双子はやっと2人のキャラ分けが分かる設定もきましたね。
この勢いで空中騎士団ももっと色々細かい設定とか出てくるといいなと思います。
{/netabare}

●16話感想●可愛い!
{netabare}

フレイアバースデーの回♪
こういうシリアスな展開の中の可愛い回大好きです!!

ハヤテとミラージュの買い物デート(?)シーン可愛かったです。

雪に喜ぶフレイアとそれを微笑ましく見つめるハヤテも可愛かった♪

いつもはルンに触るとエッチ!とかいうフレイアが
今回は幸せそうに笑っているシーン、
ああハヤテが好きなんだなという気持ちが伝わってきました。

そのシーンで流れてた音楽も良かったです。
(EDもバースデーバージョンでした^^)

そんな2人を見て涙を流すミラージュも切なかった…。

あと、フレイアが15歳になりました、人生の折り返しです。
というシーンでは改めてフレイアの短い一生に切なくなりました(T_T)
{/netabare}

●17話感想●
{netabare}

ライブ回ですね♪
新しい曲もあってよかったです!
(マキナ可愛い^^ちょっとHなシーンにドキドキ)

そして恋愛度が一気にあがりましたね!
フレイアとハヤテが頬をそめて見つめあうシーン、
可愛かったです*(^-^)*

2人の1年の重みの違いは悲しい…
プロトカルチャーの解明でウィンダミア人の寿命伸びないかな…。
{/netabare}

●18話感想●
{netabare}

ハヤテのお父さんのことを知ってもフレイアがハヤテを好きな気持ちは
変わりないなと安心しました。

ハヤテのウィンダミア人の寿命が短いなら、
その分何倍も楽しめばいいという考えにフレイアが嬉しそうにしているのをみて
幸せな気持ちになりました*(^-^)*

この2人くっついてほしいなぁ・・・。

そして後半は美雲さん回でしたね!
徐々に秘密が明らかになりそうです、ドキドキ。
{/netabare}

●19話感想●
{netabare}
歴代マクロス振り返り回。

デルタはちょいちょい過去マクロスに触れてきますね。
全マクロスシリーズを観ている人は嬉しいだろうなぁ*(^^)*

美雲さん衝撃のアンドロイド説!
ああ・・・でもそう考えると納得できてしまう・・・(>_<)
{/netabare}

●20話感想●
{netabare}
あれ??
なんだか作画が悪いぞこの回…(>_<)カナメさん特に。
Δは作画が良いのが良かったのに…この回だけだと良いのですが。

フレイア、ハヤテはもじもじしていてぱっとしない感じでした。
ミラージュさん、大好きか…フレイアは気づきましたね。
ハヤテは気づいてないなー^^;

カナメさんたちが美雲さんを助けにいくのは良かった^^頑張れ!

{/netabare}

●21話感想●
{netabare}
うーん、やっぱり作画がよくない…(>_<)

ワルキューレ過去回想回。
美雲さん、クローン!?さすがにびっくり…。

空中騎士団側も一枚岩でいかない感じですね。
キースお兄様頑張って!{/netabare}

●22話感想●
{netabare}
新曲の「Absolute 5」が良かったです!!

Δは後半から前半ほどはこれ好き!って曲がなかったのですが、
この曲は良曲だと思います♪
フレイアが若干歌えてないですけど(^_^;次回に期待!

ハヤテの暴走はフレイアとミラージュの2人でストップ!
うーんこの流れ…ラストまでハヤテは2人のどちらも
選ばないかもしれませんね…。

ハヤテさん、今は敵なのにカシムさんに思い入れすぎとつっこみたくなりましたが、
今回「僕らの戦場」も聴けたし満足です*(^^)*
{/netabare}

●23話感想●
{netabare}
そろそろクライマックスまで秒読み!

美雲さん、急に可愛くなって…いい感じ♪
と思ったらロイドに捕まってしまった…あわわ。

ロイドは1人で何か裏巧みがありそうですね。
ロイドの企み次第では、キースはフレイアたちの味方についたりするかな?
次の展開が楽しみです!

{/netabare}

●24話感想●
{netabare}
「一度だけの恋なら」のオーケストラverが!!
歌がないのもいいですね♪

美雲さん星の歌い手…一旦、フレイアたちの敵にまわってしまいそうですね。
なかなか面白い展開だと思います!

ラスト、フレイアの腕にカビみたいなのが…ショック…。
お願いだからフレイア死なないで~~(>_<。)
{/netabare}

●25話感想●
{netabare}
クライマックス直前、若干テンポがよくないかな~。
盛りあがり感が少し足りないような(^_^;
あと1話で終わるのかな??

カナメさんの
「夢があるんです。ワルキューレで好きな歌を歌いたいんです。」

おお!?なんかのフラグ!?o(^-^)o

{/netabare}
{/netabare}

★★最終話感想★★
{netabare}
割とあっさりした最終回な気がしましたが、
綺麗にハッピーエンドで良かったです✲゚。.(✿╹◡╹)ノ☆.。₀:*゚✲゚*:₀。

■最終話色々感想■
・美雲さん綺麗~^^愛おぼえていますか。良かった♪
・ボーグの1度だけだからな!良かった♪
 その後のマキナレイナのワルキューレサイン良かった。
・うみねこがぽこっと海中から現れたシーン良かった。
・キース様、心中になってしまった…(涙)
・色々回想シーンが綺麗で良かった♪

■最終話ちょっと残念だった点:歌■
好きな曲が多いので最終話は全曲は無理にしても
もう少し何曲か歌ってほしかった。

「僕らの戦場」大好きな曲です。流れて嬉しかったのですが、
カナメさんが美雲さんパート歌うのはちょっとなんか違う…(^_^;

「Absolute 5」流れず。
良い曲だったのでできればもう1回聴きたかったな♪

「Walkure Attack!」も流れず。
好きな曲ではないけれど戦闘曲なので流れるかと思ってました。

「一度だけの恋なら」は告白シーンにぴったりで良かった♪

美雲さんがギリギリまで不在、マキナも本調子じゃないところが残念。
5人揃ってちゃんともっと歌うのが聴きたかった…。

■最終話すごく良かった点:三角関係のはっきりとした決着■
ハヤテの「フレイア、俺はお前が好きだ!!」良かったです!!!
はっきり気持ちを伝えるのはかっこいい!

ミラージュさんの告白もかっこよかったです!
手の傷を気にして気持ちを言えないフレイアのために…なんて良い人(涙)

2人の告白を受けて、フレイアが好きって繰り返すシーン、可愛かった。
両想いになれてよかったね、フレイア…(感涙)

長く生きれなくても、ハヤテと一緒に幸せになってね。

やっぱりハッピーエンドはいいですね(✿´ ꒳ ` )

{/netabare}

★★2016/8/14 ワルキューレ 1stライブ in Zeppなんば大阪 レポ★★
{netabare}
Zeppなんば大阪のワルキューレライブに行ってきました!

2F指定席だったので開場の30分くらい前に到着したものの、
既に会場の周りは人だらけ。
Tシャツ等の一部グッズは既に売り切れてました。すごい…

周りの人は皆マクロスのファン…♪
と思うとテンションMAX!^^

17:00 やっと会場に入れました。
(指定席ですが入場には並びました。汗だくに…)

会場は満席!

17:30 いよいよ開演!

カナメさんによる会場内の注意事項アナウンスが流れ、会場からは歓声が^^

☆フレイア以外の4人登場!

●恋! ハレイション THE WAR(フレイア抜き)
 …やっぱり最初の歌はこれですね!

☆フレイア登場!
 …リアルお願いしぎゃす!が聞けました!可愛い!

●不確定性☆COSMIC MOVEMENT
 …会場のペンライトがりんごの赤一色でした♪
●僕らの戦場
 …かなり好きな曲なので、もう歌うの!?と思いました。
  背景にアニメ映像が流れなくて残念。
  ハヤテとフレイアが踊っているシーンが流れてほしかったな~。
●NEO STREAM
 …英語の歌詞がかっこいい!
●ジリティック♡BEGINNER
 …この2人組は可愛い。
●Silent Hacker
 …レイナメイン曲。
  レイナにぴったりのデジタルチックな歌だと思います!
●おにゃの子♡girl
 …マキナメイン曲。きゃわわ!
  マキナ声優さんがレイナ声優さんの髪を撫でる演出で
  会場からどよめきが(笑)

☆フレイアのバースデーアニメ映像(16話で流れてたもの)

●God Bless You
 …歌う直前、会場からはまじか!と驚きの声が。
  アルバム未収録曲だったからかな?聴けて良かった。

  この曲、今回のライブでは1番良かったかもしれません。
  雪が舞うような演出の中歌うフレイア、本当に綺麗でした。感動…。

●AXIA〜ダイスキでダイキライ〜
 …しっとりしたバラードの後のAXIA。この曲順、神でした。
  後半からカナメさんとメッサーの戦闘シーンのアニメが流れて…
  もう最高でした!
  歌い終わった後、会場からメッサー!!の声が^^
●GIRAFFE BLUES
 …美雲、フレイア、カナメさん3人でのGIRAFFE BLUES。
  AXIAからの流れが良かった。

☆ロイド「いざ風に舞え、天空の騎士達よ!」 で空中騎士団アニメ映像
 ダンサーによるヴァールダンス

 からの、美雲さんの「やってくれるじゃない」!

●いけないボーダーライン
 …この曲はおしゃれでかっこいい!
●Walküre Attack!
 …ここら辺の曲順あやしい^^;たぶんこの順…
●破滅の純情
 …美雲さんの声、迫力…!
  この曲に限らず、基本的に美雲さんとフレイアが
  メインほとんど歌ってる感じ^^
●絶対零度θノヴァティック
 …2ndシングル曲、連続!
●一度だけの恋なら
 …OP曲連続!なんか名曲ばかりもったいない…(笑)
  というかそもそもワルキューレはバラードが少ないですね。
  この曲でテープがパァン!歓声MAX^^

☆メンバーのトーク。
 みんな可愛いけど、今回初ライブのマキナ声優さんが
 ちょっと緊張気味で特に可愛かった♪
 あとカナメさんがちょっと噛んでた(笑)
 そのフォローをするレイナ声優さん上手かった。
 レイナ声優さんはわずかにライブ慣れしている感じ。

●ルンがピカッと光ったら
 …この曲が一応最後の曲。
  コールアンドレスポンスで「ピカッとルンが光れば~♪」
  「WOW WOW」の流れで会場が一体に!
  しかし「WOW WOW」がかなり野太い(笑)
  お客さんは8割くらい男性のようでした。
  女の子少なめでちょっと寂しい…。

☆アンコール

☆メンバートーク(キャラ作り抜きで)
 食べ物の話や替え歌の話で盛り上がってました。
 みんな普通の女のコなんだなぁって感じでした♪
 フレイアと美雲さんの三河弁でも盛り上がってました。2人も愛知出身。
 ライブ前に551の肉まん2コはちょっと多いよフレイアさん(笑)

●恋! ハレイション THE WAR(全員ver)
 …ラストもこの曲でした^^
  アンコールはもう数曲欲しいところですが、1stライブだし仕方ないか。

19:40 終演 ライブは2時間10分ほど。ちょっと短かったかな。

全体を通して、良曲が多いなと改めて感じました。
皆さん新人さんなので実際の歌唱力は大丈夫かな?と思っていましたが、
とても上手でした♪

席が遠かったので細かな表情まではわからなかったですが、
会場はそれほど広くなかったので、全体が観られて大満足です!
舞台にもお客さんの声が聴こえる距離で和みました。

歌の背景で人物が入ったアニメが流れたのがAXIAだけだったのが
残念でしたが、一番アニメが流れてほしかったのがAXIAだったので
良かったです^^

楽しかった~♪

長文読んでいただいた方、ありがとうございました。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今作も良曲揃い

放送前の特番を見るくらいには期待していた作品。

OPED挿入歌全部よかった。ルンがピカっと光ったら、破滅の純情が好きだなあ。挿入歌だとAXIAかな。カナメさんに幸せになってほしかったなあ。

{netabare}マクロスでは珍しく、歌合戦てきな感じがあった。そんなにほのぼのした感じではないが。そして2人の女性ミラージュとフレイヤのどちらかでハヤテは揺れるが、選ばれたのはフレイヤでした。僕はミラージュのほうがツンデレで好き。フレイヤも可愛いけど、寿命が短いのが辛いところ。それにしても、メッサーとカナメはいい感じだったのになあ。切ない。{/netabare}


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ
1. Mission 01 戦場のプロローグ
惑星アル・シャハルの港でアルバイト中の少年ハヤテは、コンテナに潜んで密航してきた少女フレイアと出会う。彼女は、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」のオーディションを受けるため、はるばる故郷の惑星を飛び出してきたというのだ。

2. Mission 02 覚悟のオーディション
Δ小隊とワルキューレの活躍のおかげで暴動は鎮圧。アル・シャハルを襲った謎の可変戦闘機部隊は撤退した。決意を新たにしたフレイアは、ワルキューレの最終オーディションを受けるため、ハヤテとともに会場のある惑星ラグナにやってきたのだが--。

3. Mission 03 旋風 ドッグファイト
ハヤテのΔ小隊入隊にひとり反対するミラージュは、ハヤテの訓練教官を任されてしまった。しかし、当のハヤテはミラージュの言うことをまったく聞かず、飛行実技以外の教習をサボって海猫を追いかけたりと自由気まま。しびれを切らしたミラージュは--。

4. Mission 04 衝撃 デビューステージ
フレイアのワルキューレデビューは、惑星ランドールでのワクチンライブに決定した。初めてのライブを控え、フレイアはそわそわと落ち着かない。本番直前、「あなたはどんな想いで歌うの?」と美雲に問いかけられたフレイアは--。

5. Mission 05 月光 ダンシング
伝説の「風の歌い手」の力でヴァールたちを自在に操る空中騎士団の勢いは圧倒的で、瞬く間に二つの星を陥落してしまった。フレイアは敵のスパイではないかと疑われてしまうが、いつにも増して気丈に明るく振舞っている。だが、無理をしているのは誰の目にも明らかで--。

6. Mission 06 決断 オーバーロード
ヴァール化して操られた兵たちを前に、ケイオスも新統合軍もじりじりと押されていく。実戦でコクピットではなく敵機の翼ばかりをねらうハヤテは、「そんな甘い考えでは命を落とすぞ」とメッサーから厳しい言葉を投げられてしまう。

7. Mission 07 潜入 エネミーライン
ハヤテたちΔ小隊とワルキューレは、ウィンダミアの占領下で何が行われているのかを探るため、惑星ヴォルドールに潜入調査を試みる。レイナのハッキングで絶対防衛網の監視ネットワークをくぐりぬけ、降り立った先で目にしたものとは--?

8. Mission 08 脱出 レゾナンス
空中騎士団の身体能力の高さに、まるで歯が立たないハヤテとミラージュ。ハヤテはフレイアを庇おうとするが、完膚なきまでに叩きのめされてしまう。フレイアの悲痛な叫びに、ボーグたちはウィンダミアの大義をぶつける。

9. Mission 09 限界 アンコントロール
メッサーが今までずっと恐怖と隣り合わせで戦っていたことを知り、戸惑いを隠せないハヤテとミラージュ。秘密を知ってしまった者同士、二人の距離はおのずと近づいていく。フレイアはそんなハヤテとミラージュの様子を目にして、そわそわと落ち着かない。

10. Mission 10 閃光のAXIA
ラグナ星は年に一度のクラゲ祭りの時期で大賑わい。Δ小隊もワルキューレも、戦争の緊張を忘れて束の間のひとときを楽しむ。ラグナの海神様を称えるクラゲ祭りでは、お祭りの夜にクラゲの下で愛を誓い合った恋人同士が永遠に結ばれる伝説があるという。

11. Mission 11 追憶 ジェリーフィッシュ
白騎士キースの正確無比な攻撃でΔ小隊が受けた傷跡はあまりにも深く、皆それぞれショックを隠せない。その頃ウィンダミアでは、イプシロン財団のベルガーの協力により、プロトカルチャーの遺産の解明が着々と進みつつあった。

12. Mission 12 キング・オブ・ウィンド
ウィンダミアは発掘したプロトカルチャーの古代戦艦「シグル=バレンス」を蘇らせた。その力は絶大で、新統合軍の宇宙艦隊を瞬く間に沈黙させてしまうほど。惑星ラグナもそのターゲットとなり、ケイオスは各支部から総力を結集させる。

13. Mission 13 激情 ダイビング
グラミア王みずから率いるウィンダミアの旗艦シグル=バレンスが、惑星ラグナに迫る。夢を追いかけ田舎を飛び出してきたフレイア、Δ小隊の副官を任されることになったミラージュ、そして飛ぶことに生きがいを感じ始めているハヤテ。第二の故郷ラグナを守る戦いのなかに彼らが掴みとるものとは--。

14. Mission 14 漂流 エンブレイシング
宇宙艦にトラブル発生。このままでは、電力も酸素もじきに供給が止まってしまう。エネルギー回路の爆発に巻き込まれて二人きりになってしまったハヤテとミラージュは、問題が起きたブロックの修理に向かうのだが--。

15. Mission 15 決別 レゾリューション
亡きグラミアの跡を継ぎ、ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミアが新たな王となる。ウィンダミアの歴史において、古より伝わる「風の歌い手」が玉座に就くのは約150年ぶりの出来事。制風圏を確立し、ウィンダミアの空を取り戻した今、ハインツは一体何を想うのか--。

16. Mission 16 ためらい バースデイ
明後日はフレイア15歳のバースデイ。フレイアを元気付けようと、マキナのアイデアで、サプライズパーティを開くことに決まった。だが、ハヤテは誕生日プレゼントに何を選べばいいのか、まったくのノープラン。見かねたミラージュが買い物に付き合うのだが……。

17. Mission 17 拡散 オンステージ
「プロトカルチャーシステム」こそ、ウィンダミアの制風圏を崩す手がかり。ただ、その解析のためには、厳重な警備を潜り抜けて遺跡のある星に潜入し、ワルキューレの歌でシステムを起動させなければならない。果たしてケイオスの秘策とは……?

18. Mission 18 感覚 エマージェンス
プロトカルチャーシステム起動実験の防衛任務へと向かう空中騎士団。戦略上必要なこととはいえ、目的をはっきりと明かされない実験に、空中騎士団のカシムは不吉な予感をつのらせる。降り立った地で、彼が目にした人物とは--。

19. Mission 19 Eternal Songs
ケイオス本部から派遣されてきた医療チームが美雲を医療船に隔離し、アラドたちには打つ手がない。そんな彼らの前に、とある人物が姿をあらわす。明かされる「歌」の力、それはヴァール症候群だけではなく、遥か時代をさかのぼる--。

20. Mission 20 衝動 エクスペリメント
ハヤテの感覚拡張は、一歩間違えばヴァール化してしまう可能性と隣あわせの危険なもの。分析のため、フレイアの歌とハヤテの共鳴実験を行うことになった。一方、隔離されたままの美雲を心配するマキナとレイナは、なにやら二人で行動を起こそうとするのだが--。

21. Mission 21 切望 シークレット
アル・シャハルに風の歌が響き、市民のほとんどが昏睡状態に陥ったという。その頃、医療船に侵入したところを捕まってしまったカナメ、レイナ、マキナの三人は、戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の軌跡を振り返る。結成からデビュー、そして彼女たちを待つ未来とは--。

22. Mission 22 極限 ブレイブ
ウィンダミアを囲む次元断層を抜けるため、エリシオンは一点突破の反攻作戦に打って出る。その舞台となるのは、かつてアラドやカナメたちがメッサーと出合った星アルヴヘイム。作戦を前に、ミラージュはひとつの決意をアラド隊長に進言する。

23. Mission 23 残痕 レクイエム
惑星アルヴヘイムからフォールドゲートを抜け、ついにウィンダミアの地に降り立ったΔ小隊とワルキューレたち。戦術ライブによる共鳴反応でプロトカルチャーシステムを破壊すべく、ウィンダミアの王都ダーウェントを目指す--。

24. Mission 24 絶命 ジャッジメント
空中騎士団に捕まり王都ダーウェントに連行されたハヤテ、フレイア、ミラージュ。三人の略式裁判がハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミア王の御前で開廷された。裁判のさなか、ハインツはフレイアに歌う理由を問う--。

25. Mission 25 星の歌い手
古より伝わるプロトカルチャーの巫女「星の歌い手」が目覚め、ウィンダミアによる全銀河支配の危機が目前に迫る。ウィンダミアがラグナに出現した星の神殿にたどり着けば、人類は「星の歌」によって巨大生体ネットワークに取り込まれてしまうという--。

26. Mission 26 永遠のワルキューレ
切り札の次元兵器を逆手に取られ、新統合軍第47特派艦隊は壊滅。人類の命運を賭けたウィンダミアとの決戦の行方は、Δ小隊とワルキューレたちに託された。オペレーション「ラグナロク」、命懸けのライブが今はじまる--。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

65.6 6 アイドルで三角関係なアニメランキング6位
WHITE ALBUM-ホワイトアルバム 前半(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (392)
2267人が棚に入れました
平凡な大学生・藤井冬弥はアイドル・タレントとして活躍する森川由綺と交際していた。仕事や学業の合間を縫ってお互いの愛を確かめ合っていたふたりだったが、由綺の人気が高まり、仕事が増えるとともに徐々にすれ違っていくようになる……。浮気をテーマにした、切ない系の青春ラブストーリー。

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

意味深な場面多数で見応え十分。【21.6/25.0】

物語:4.8 作画:3.8 声優:4.2 音楽:4.6 キャラ:4.2 【合計:21.6】                          (87.5)

ジャンル       :恋愛
話数         :13話(前半)
原作         :PC版アダルトゲーム
アニメーション製作:セブン・アークス
監督         :吉村明(前半)
脚本         :佐藤博暉
キャラデザイン   :吉成鋼
音楽         :Elements Garden
主人公声優     :前野智昭
メインヒロイン声優 :平野綾
OP          :「深愛」作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲 - 上松範康(Elements Garden) / 編曲 - 藤間仁(Elements Garden)
ED          :「舞い落ちる雪のように」作詞 - 須谷尚子 / 作曲・編曲 - 衣笠道雄 / 歌 - Suara

参照元       :Wikipedia「WHITE ALBUM」

【概略】
時代設定が1986年の携帯電話が一般層へ普及する前の「忙しい恋人とのすれ違い」をメインテーマとした「浮気」を扱った恋愛物語。

【特徴】
①重めのストーリー
②意味深長なセリフと場面多数
③前回のあらまし無し
④複数ヒロイン
⑤印象付けるシーンでクレヨンで描いたような作画タッチとなる演出がある
⑥思った言葉が頭の周りに文字で浮かび上がる演出がある
⑦心理描写における間は短めで衝撃展開を次々に突きつける作り

【長所】
①登場人物の思惑が分かり難く、明らかにしないまま次回に続く為、次回への引きが強い
②複数のヒロインと同時進行でストーリーが進む為、こちらを立てればあちらが立たずで刻々と変化する状況に飽きが来にくい
③心理描写における間が短めな事とあらまし無しの作りにより、1話の密度は濃い
④ヒロインがアイドルという設定から歌うシーン有り

【短所】
①情報量が多いにも関わらず、前回のあらましが無い為、
伏線を回収したことに気付きにくい(意図的に分かり辛く作られている為、人によっては長所)
②密度が濃い為に、1度見ただけでは理解しにくい(人によっては長所)
③顔のアップで作画が乱れる事は無いが、それ以外で頻繁に作画が崩壊する

【観終えて】
恋愛物にしては随分と難しかったです。
兎に角意味深な描写が多すぎてどんな意味があるのか考えていると次のシーンになっていて何度も巻き戻る事になりました。
しかし、個人的にはそういった視聴者に考えさせる脚本が観ていて楽しかったし見応え有りました。
一応ジャンルは恋愛ですが、ドロドロ系だと思うので苦手な方は注意が必要です。
 
上ではキャラについて触れてませんが、ストーリーに重要な意味を持ったキャラが多く、キャラ立ちはそこそこ良かったと思います。
ただ、登場ヒロインが多いので誰か一人に肩入れして観るより、キャラ毎にどんな影響を及ぼすのか等、物語の繋がりを楽しんだ方が良いかもしれません。 
 
それから、80年代半ばという時代設定だけあって随所に80年代ネタが仕込まれてるように感じました。
見つける事が出来れば懐かしむ事も出来るでしょう。
また、80年代以降に生まれた方は違和感を楽しめるでしょう。
 
【思った事、及び蛇足】
OP曲の「深愛」とてもメロディアスで好きです。
歌唱力の有る歌声で誰が歌っているんだろうと最初思ったのですが、案の定水樹奈々さんでした。
やっぱり凄いですね。この歌声は。 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
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101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「1986年……俺達のモラトリアム」

本文は前半、後半通しての感想。

原作ゲームはオリジナル、リメイク共に未プレイ。

元々オリジナルの恋愛シミュレーションゲームでは、時代も何となく90年代くらい。
そこで携帯普及以前、固定電話が低性能である故の、すれ違う恋を描く……。
といった設定だったそうです。

一方、本作の原作となったリメイクでは、舞台をバブル前夜の1986年と明確化。
より時代の空気を取り込んだ内容に生まれ変わったとのこと。
そして、それが私の鑑賞動機となりました。

期待通り、心情が雰囲気に影響する様まで気遣いができている、
私好みの作品でした。

特に音楽面がお気に入り。主題歌もさることながら、ジャズ風のBGMが、
嫉妬や疑念でささくれ立つ男女の心理を捉えていて好感できます。

アナログレコードとコンパクトディスク(※正式名称。普通はCDと略すw)の交代期。
おしゃれなアナログ盤音楽が流れるサテン(※喫茶店の略語。死語w)に
出入りする男女の恋愛模様と共に、時代も表現して、いい味出してます。

表現が繊細故に、主人公並びにその他の面倒くさい男たちの痛さも際立ちますw
特に主人公の背信は十回地獄に落ちても足りないと私も思いますw

大体、主人公が語る各話タイトルからして優柔不断。

タイトル文が長いw結局何が言いたいのかはっきりしないw
どの娘が好きなのかもはっきりしないw
句読点が多いwお前の区切りは?けじめは一体どこにあるw

といった感じで、主人公爆発を願う怨嗟の声が
親父や各方面から聞こえてきそうですw

ただ、私はそれでも本作のまとめ方には不思議と納得しています。
{netabare}不倫を描いた作品には、不倫は文化だと開き直る物語も多いのですが、
本作の場合は、中途半端に他の女にお手つきする主人公の性癖を、
克服すべき病として描いている点が好感できます。

ラストについても、{netabare} 結局、誰を愛するかの選択は視聴者に丸投げw
との不評も聞こえてきそうな結末ですが、
私は幾多の逡巡と修羅場を乗り越えて、ようやく誰かを愛することができるようになった、
主人公の心情変化を描けていたので、
割とすっきりした気持ちで受け止めることができました。

……まぁ、その前に主人公には、あと十回ほど地獄に落ちてもらいたいな、
との歪んだ感情も、私の中には残ってはいますが(苦笑)

個人的には、不倫と裏切りの果てに心中して、周りに散々迷惑をかけておいて、
純文学を気取る諸作品よりは、遙かに誠意のある恋愛劇だったと思います。 {/netabare}{/netabare}


余談、、、
ヒロインの一人を演じ、OP主題歌も歌った水樹奈々さんは、
2009年、本作の「深愛」で、紅白初出場を果たしました。

その時はNHKもアニソンを取り込んで、視聴率維持を画策している……。
くらいにしか感じませんでしたが、そこから今年で途切れるまで、
奈々さんが6年連続紅白出場を果たすとは、思いも寄りませんでした。

奈々さんだけでなく、深夜アニメのアニソン枠は、紅白の定番になりつつありますね。
これも音楽配信、定額制の時代になっても、
律儀にかさばるコンパクトじゃないディスクを購入し続ける、
ファンの熱意の賜物でもあるのでしょうかw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
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takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1986年という時代だからこその物語

全26話のうち13話までを前編、14話から最終話までを後編としており
前編だけ観た段階の今は、総評できないものの、
シナリオがけっこう重厚なので、覚えているうちに感じたことのみ
ここに記しておこうと思う。

観始めてすぐ気になったのは、BGM。
メロディーは悪くないのだが、音量が大きくやたら前面に出てくるので
台詞に集中しづらかったし、雰囲気を盛り上げすぎてる音楽の挿入の仕方に
自分は少々しらけてしまった。

でもそれ以外の演出は、きめ細かくてなかなか良かった。
例えば会話が続かない間の悪さを、自販機の微弱な低音や時計の秒針の音で表現し
意味のある音響になっていたと思う。
作画も作品のサムネのようなタッチではなく、比較的万人受けする雰囲気だったし
キャスティングの配置も、純情可憐な同級生、冷淡でセクシーな大人の女性、
ボーイッシュな幼馴染、お姉さんタイプの先輩、ツンデレな女子高生。
また男性陣は主人公のほか、一途な同級生、嫉妬深くて嫌味な同級生、
小心者の大人、寡黙なダンディー、公私共にやり手の大人、
厳しく冷徹に見せている父親などなどわかりやすく、
また1980年代後半のファッションやTV番組などきっちり考証してあったのも好印象。

さて・・物語に関しては、まずテーマが「浮気」とのことだが、
前編は「浮気」よりも「すれ違い」のほうを強調していたと思うし
主人公が彼女を想う気持ちや、接し方は他の女性に対してと
違うものがあったから、好感までいかなくとも腹立たしさはなかった。

時代設定は、まだ携帯電話はおろか、ポケベルさえ持つ人が少なかった1986年の冬。
TVでは歌番組がまだ多く、アイドルもどんどん売れていたが
レンタルレコード店やCDの進出で、従来のレコード店が次々に閉店していた時代。
デートの待ち合わせに遅れそうになっても、携帯がないから
せいぜい公衆電話から自宅に電話するしかなかった頃。
すれ違いから誤解が生じてしまう関係は、今現在よりずっとずっと多かった。

メアドならぬ電話番号を書いたメモを渡すとか、
テレカを使った公衆電話で、残り数字を気にしながら話すとか
個人的にはなんとも懐かしかった。
しかし結論から先に言ってしまうと観る前の予想通り、
やっぱり主人公の大学生・藤井冬弥には少々イラっときた。
でも同時に、すごくリアルではあったと思う。
社会人ではない、大学生という時期の青年だからこその判断であり
苦悩や戸惑いであり、決して八方美人なお調子者ではなく
うそつき上手な遊び人というわけでもないからだ。
浮気する気満々で実行に移す男性もいるが、
彼の場合は{netabare}その場に流されてしまうタイプ。{/netabare}

自分の彼女が芸能界入りし、しかもアイドル。
それだけでも充分にすれ違いは目に見えているのだが
この作品では、次々といろいろなことが起き、登場人物たちは
あや織りのようにリンクしあいながら主人公を振り回していく。
そのあたりもメロドラマ、昼ドラ的と評される所以なんだろう。
ただ、後編はもっともっと泥沼になっていくらしい。
気になるところで終わってるので、間を置かず引き続き後編も観るつもり。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 34

79.6 7 アイドルで三角関係なアニメランキング7位
超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(アニメ映画)

1984年7月21日
★★★★☆ 4.0 (458)
2092人が棚に入れました
50万周期にわたり大宇宙で抗争を続ける巨人族の二大勢力、男のゼントラーディ軍と女のメルトランディ軍。西暦2009年、その戦火は地球にも及び、ゼントラーディ軍の奇襲をうけた地球統合軍の巨大宇宙戦艦SDF-1マクロスは、脱出時の動力不調から太陽系外周部へ飛び出すこととなる。追撃をうけながら地球への自力帰還をめざす航海の5か月目、土星の衛星タイタン宙域から物語は始まる。地球を離れる際避難した5万8千人の民間人は、広大な艦内に市街地を建設し生活を営んでいた。バルキリー隊パイロット一条輝はアイドル歌手リン・ミンメイや、上官早瀬未沙と近しい関係になっていく。そんなありふれた日常風景が、接触した巨人族たちの規律に思わぬ混乱を招くことになる。

声優・キャラクター
飯島真理、長谷有洋、土井美加、羽佐間道夫、小原乃梨子、神谷明
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ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マクロスシリーズ一括評価

ちょうど今、dアニメストアで、3月末までの限定ながら、本作および『劇場版マクロスF』(前・後編の2本)『劇場版マクロス7』の劇場版作品4本が配信されているので、マクロスシリーズ未視聴の方はチャンスです。
(※なお、TVシリーズ『超時空要塞マクロス』『マクロス7』『マクロスF』『マクロスΔ』は期間限定なしで配信中)


◆マクロスシリーズ一覧&評価 ※全10シリーズ18作品
(※作中にある架空の西暦年代の順です。制作順ではありません)

★が多いほど個人的に高評価した作品(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた作品
×は脚本に余り納得できなかった疑問作
●は未視聴
※人名は監督、(総)は総監督、SDはシリーズディレクター、SCはシリーズ構成

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 【1】 マクロス ゼロ (西暦2008年の世界) ※冒頭で1999年7月の災厄が語られる
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№1 《OVA》 「マクロス ゼロ」 (河森正治/全5話/2002-04) ★ 4.0

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 【2】 超時空要塞マクロス (西暦2009-10年の世界)
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№2 《テレビ》 「超時空要塞マクロス」 (石黒昇(SD)・松崎健一(SC)/全36話/1982–83) ★ 4.3
№3 《劇改作》 「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」 (石黒昇・河森正治/1984) ☆ 3.7

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 【3】 超時空要塞マクロス Flash Back 2012 (西暦2012年の世界)
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●№4 《OVA》 「超時空要塞マクロス Flash Back 2012」 (河森正治/1987) ※30分

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 【4】 マクロスプラス (西暦2040年の世界)
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№5 《OVA》 「マクロスプラス」 (河森正治(総)・渡辺信一郎/全4話/1994-95年) ☆ 3.8
№6 《劇改作》 「マクロスプラス MOVIE EDITION」 (河森正治(総)・渡辺信一郎/1995年) ※115分 ★ 4.1

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 【5】 マクロス7 (西暦2045-46年の世界)
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№7 《テレビ》 「マクロス7」 (河森正治(原作)・アミノテツロー/全52話/1994-95年) ☆ 3.7
№8 《劇新作》 「マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!」 (アミノテツロー/1995年) ※33分 ☆ 3.7

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 【6】 マクロス ダイナマイト7 (西暦2047年の世界)
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№9 《OVA》 「マクロス ダイナマイト7」 (アミノテツロー/全4話/1997年) ☆ 3.5

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 【7】 マクロスF (西暦2059年の世界)
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№10 《テレビ》 「マクロスF」 (河森正治(総)・菊地康仁/全25話/2008年) ★ 4.3
№11 《劇改作》 「マクロスF 虚空歌姫〜イツワリノウタヒメ〜」 (河森正治/2009年) ★★ 4.5
№12 《劇改作》 「マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜」 (河森正治/2011年) ★★ 4.7
●№13 《劇改作》 「マクロスFB7 オレノウタヲキケ!」 (アミノテツロ/2012年)

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 【8】 マクロスΔ (西暦2067年の世界)
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№14 《テレビ》 「マクロスΔ」 (河森正治(総)・安田賢司/全26話/2016年) ★ 4.0
●№15 《劇改作》 「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」 (河森正治/2018年)

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 【9】 超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN- (西暦2090年代の世界)
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№16 《OVA》 「超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-」 (八谷賢一/全6話/1992年) ☆ 3.5

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 【10】 その他 
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№17 《OVA》 「娘クリ Nyan×2 Music Clip」 (/2010年) ★ 4.0 ※『マクロスF』劇場版の映像を流用した音楽劇
●№18 《OVA》 「マクロス超時空ゼミナール!!」 (/2012年)


以上

(TVシリーズ+短編OVA) 5+36+4+52+4+25+26+6=158話
(劇場版) 7本 (愛おぼ/マクプラME/マク7銀呼/マクFB7/マクF虚空/マクF恋離/マクΔ激ワル)
(特殊OVA) 3本 (Flash Back 2012/娘クリ/超時空ゼミ)


◆総評

上記のように、TVシリーズを放送した後に、それをベースとする劇場版アナザー・ストーリーを公開するのが恒例になっています。

・・・で、私の個人的な感想ですが、

(1) 『超時空要塞マクロス』(初代マクロス)に関して

本サイトでは、何故か劇場版の評価が非常に高く、TVシリーズの評価が低めですが、TVシリーズをちゃんと見ていないと劇場版もさほど楽しめないし、マクロスシリーズ全体のコンセプトを誤解してしまう怖れがあると思うので(※私がそうだったので・・・)やはりTVシリーズの方を先に視聴する方が良いと思います。
逆にいうと、劇場版を見てまずまず楽しめた人には、TVシリーズの方も必ず見て欲しい作品です(※劇場版は作画・音楽が良く“楽しめる”作品だけど、TVシリーズは作画の酷さやシナリオのグダグダさという欠点を凌駕する“予想外に大きな感動”のある作品と思うので→マクロスシリーズが現代まで続いている人気の源泉はここ)

(2) 『マクロス7』に関して

私が最初に視聴したマクロスですが、こっちも初代マクロス(TVシリーズ)の方を最後までしっかり見ていないと作品コンセプトが確り理解できないし、作品をいまいち楽しめないと思います。
※ヒロイン(ミレーヌ)の両親が初代マクロスのあの{netabare}子づくりカップル{/netabare}だと知ってビックリ!だったので。
シナリオ自体は、初代マクロスを視聴済みという前提で、前半はまずまず面白いと思います(※個人評価 ★ 4.1 くらい)。
ただし後半は、展開が冗長になりシナリオも焦点が定まらなくなる印象で、全体評価は ☆ 3.7 とマクロスシリーズの中では低めとなりました。

(3) 『マクロスプラス』に関して

全4話と短く作画良好&シナリオもコンパクトに纏まっているので、ここからマクロスを見始める、という手はあると思います。
但し、マクロスシリーズ全体からみると、他作品との関連は薄く、無視しても問題ない作品かも。

(4) 『マクロスゼロ』に関して

初代マクロスの前日譚なので「ゼロ」という作品名なのでしょう。
その初代で活躍するエースパイロット(ロイ・フォッカー少佐)の雄姿が存分に楽しめる作品でもあるので、彼のファンは必見です。
そして、『マクロスF』に引き継がれる伏線も多い作品。

(5) 『マクロスF』に関して

新規ファン開拓を主眼としエンタメ性が大幅に強化されているので、ここからマクロスシリーズを見始めても十分楽しめると思いますが、『超時空要塞マクロス』のTVシリーズを確り見終えたあとに再視聴すると、本作が初代マクロスを巧みに本家取りしていることが分かってきて、楽しみが更に増すと思います。
因みに、『マクロスゼロ』の方も先に視聴しておけば、そちらのエピソードとの関連も発見できて更に楽しめます。
更にいえば、『マクロスF』に関しては、TVシリーズよりも劇場版の完成度の方が圧倒的に高いので、初代と違って劇場版から先に視聴するのもアリだと思います。

(6) 『マクロスΔ』に関して

現在劇場版が公開中の最新シリーズですが、私はTVシリーズしか見ていないので評価は保留します。

(7) 『超時空要塞マクロスII -LOVERS AGAIN-』に関して

初代マクロス制作10周年を記念して制作されたOVAということですが、河森正治氏その他の初代マクロスの主要スタッフが制作にあまり関わっておらず、マクロスシリーズの中では完全に浮いた作品となっています(シナリオ&設定も他作品とは整合性が取れていない完全なパラレルワールドもの)。
内容は可もなく不可もなく、といったところか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ミンメイファンが増えました

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 初見でした。2時間くらいのSFロボットもの。テレビシリーズは未視聴です。
 作画に関しては圧巻の一言。音楽も満足しました。視線の送り方などの表現もとても良かったです。


ゼントラーディとメルトランディ:{netabare}
 男のゼントラーディと女のメルトランディと人類が相互に戦争状態にある、という三つ巴がストーリーの骨子にあります。この異種族であるゼントランディとメルトランディの描き方は面白いなと思いました。
 ゼントランディの戦艦は、自然的で曲線的。
 メルトランディの戦艦は、機械的で直線的。
 一般的なイメージとしては、自然的・曲線的なものが女性で、機械的・直線的なものが男性だと思うのですが、イメージが逆転されています。女性的な戦艦を持つ男のゼントラーディと、男性的な戦艦を持つ女のメルトランディという構造です。

 両種族とも異性を必要としなくなった人類で、相手の種族と敵対しているわけですが、本能的な部分では相手種族を排斥していないのかもしれません。戦艦の中にいることを踏まえれば、異性の特性の庇護下にいるとも言えますし、戦艦として運用していることを踏まえれば、異性の特性を内在化しているとも言えます。

 このような戦艦が描かれることで、<ゼントラーディVSメルトランディVS人類>の戦いは、<男女VS男女VS男女>の均衡された状態になりました。これでは決着つかなくない?と思っていたら、やはり決着は別のところにありました。
 結局、この戦いは、どれかの種族に勝者が生まれたわけではなく、<文化推奨派VS文化否定派>の戦いに展開され、終止符となりました。文化の勝利です。
{/netabare}

ミンメイとミサ①:{netabare}
 今度はヒカルを巡る三角関係に関して。
 象徴として最初に起こったのはヒカルとミンメイは結婚式で、次がヒカルとミサは新婚生活、ということでヒカルがどちらになびくのかはなかなか見えませんでした。結果論から言うと、ミサしかなかったのだと思います。

 新婚生活の前のシーンで、ヒカルの家族が既に他界していることが明らかになります。家族のいないヒカルを「お帰りなさい」と迎えてくれたのがミサであり、ヒカルもこれを「ただいま」と受け入れたことが、ヒカルがミサになびくきっかけとなっていたのだと思われます。

 ミサがヒカルに思いを寄せ始めたのは、新婚生活の前のシーンでしょう。風邪をひいたミサがヒカルに弱音を吐きますが、ヒカルの境遇に触れ反省し、グロイ魚を食べるシーンがあります。これはおそらくプライドを捨てたという描写でしょうから、上官と部下という関係性から離れ、単なる男と女という関係にシフトしたのだと思われます。恋愛のスタートラインが描かれていたのでしょう。

 新婚生活自体はおままごとだったのですが、おままごとではない重要な描写があります。直後にあるミサが制服のジッパーを上げるシーンです。
 ミサはいつも立ち姿がシャンとしています。制服もキチンと着ています。どれくらいキチンとしているかというと、風邪をひいて寝込んでも着崩さないくらいキチンとしています。そんなミサがジッパーを上げるというのは、洋服を着る行為以外ないと思われます。ジッパー上げはヒカルと一緒に外に出てくるタイミングで行われますから、その前は洋服を脱いでいた、つまり、ヒカルとミサの間に肉体関係があったと捉えて良いでしょう(というか、意味がないのにジッパーを上げるシーンを描く理由がないですからね)。

 ヒカルとミサの関係が強固になっていることが分かるシーンがもうひとつあります。修羅場のシーンです。
 このシーンでは、ミサはノックをせずにヒカルの部屋に入ってきています。これは付き合い始めの恋人関係ではありえないでしょうから、通い妻とか同棲に近い感覚で過ごしてきていたのだと思われます。
{/netabare}

ミンメイとミサ②:{netabare}
 ミンメイが帰還してからも、ヒカルがミサに思いを固定できたのは、肉体関係があったからだと思います。
 もちろん現実的には肉体関係があっても他の女性になびく可能性はあるのですが、それはこの作品的には「絶対にありえない」と言い切れます(…たぶん)。
 肉体関係というと少しスケールが小さいですし生々しいので、「子孫を残すこと」とイメージしてください。

 この作品は、ゼントラーディと人類の対比が主題です。そして、人類が引き継いできた文化や愛が、両者の争いを終結させるという構造を持っています。しかし、文化とは何かとか、愛とは何かとかについては一切語られません。ここを語らない代わりに多くの時間を使って説明されているのがゼントラーディとは何か、ということです。

 ゼントラーディは、「子孫を残せず、戦争をする種族」です。これの対比先である人類が「子孫を残し、文化を持つ種族」というのはすぐに分かることです。そして、この背後にあるのが「愛」です。

 ミサとヒカルの肉体関係を示唆した以上、物語の構造上、人類を表現する際の「子孫を残すこと」というポジションは充足されています。物語を完成させるために足りていないのは、「文化を持つ」側です。
 ミンメイはアイドルというキャラクターです。初めから「文化」の側のキャラクターだったわけですから、私たち視聴者の感情はともかくとして、恋のライバルが登場してしまうと分が悪いと言わざるを得ません。
 つまり、「子孫を残し、文化を持つ種族」である人類を描くためには、ミンメイをヒカルとの恋愛が成就する「子孫を残す」側としてミサと重複させるわけにはいかず、愛の歌を歌う「文化を持つ」側でなければならなかった、ということです。

 仮に、ミサとヒカルの肉体関係が描かれていなければ、ミンメイにも可能性はあるのですが、そうなるとミンメイ自体が「子孫を残す」側であり、かつ、「文化を持つ」側でもあるわけですから、人類の全てを体現したキャラクターになってしまいます。人類の女神さま状態になりますから、象徴化が過ぎると思います。

 この作品のふたりのヒロインは、「愛」を「子孫を残す」側に特化させたミサと、「文化を残す」側に特化させたミンメイという役割を担っていたのだと考えられます。ふたり合わせて人類を描いていたのでしょう。ゼントラーディと対比をする上で、人類が持つ機能を「子孫」と「文化」に分けてしまったために、ふたりのヒロインはそれぞれの機能を体現するしかなかった、ということなのだと思われます。
 つまり、物語の作りから言えば、ヒカルが選ぶのはミサしかなかった、ということです。
{/netabare}


 マックスのサイドストーリーはもっと見たかったかな。尺が全然足りてないけど。
 2時間のミュージックビデオなんて聞いてましたけど、音楽だけの作品ではなかったと思います。文化とか愛とかっていうのが何かっていうのを描いて欲しかったというのはありますが、それを差し引いても、相当面白かったです。ロジックはしっかりありますしね。
 まぁ文化や愛が何なのかが語れなかったというのは、裏側を書くから表側は自分で考えてね、という構造になっている以上、仕方のないことかもしれませんけどね。ゼントラーディという異種族を使うことで、人間について考える、という作品でした。

対象年齢等:
 やや男性向けですかね。ミンメイの歌を好きになれれば性別は関係なさそうですけど。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「滑り台ヒロイン」とか作画とか。 【67点】

マクロスシリーズ第一作を映画化、歌と三角関係とロボットの物語。


■ヒロインの勝敗の付け方のお手本
複数存在するヒロインから最終的に一人が選ばれる場合、その選択に明確な意図がないと、いわゆる「滑り台ヒロイン」派閥は納得しづらいのです。
なのに滑り台ヒロインばっか好きになる私……。
なんてことを考えてたらいまさら思い出した、マクロスの原点。
ミンメイとミサ、主人公ヒカルに出会い恋に落ちた二人から、片方が選ばれる。
本作は物語構造的に、そこにうまく説得力を持たせられていたなぁと。
{netabare}
ミンメイは歌手です。
本作での歌の位置づけは、文化の象徴。
ゼントラーディという敵に対し、人類は
 ミンメイの歌を届け(かの有名なミンメイ・アタック)
→「ヤックデカルチャー」した大きなお友達との対立が解消され
→文化を排除する共通の敵を倒す、というのがプロット。

ミサにはそういう武器はない。
でも女として、ヒカルの愛を手に入れる。
男女が隔絶し敵対するゼントラーディ・メルトランディに対して、男女間の愛・性愛を持つ人類。
その領域での人類の勝利の象徴として、(肉体関係を随所で匂わせる)ヒカリとミサのカップルが成立するのです。

繰り返しになるけど、マクロスのテーマは、歌と愛とロボット。
その中で、歌(文化)を担うのがミンメイ、愛を担うのがミサ。
もしミサがアイドルだったり、ミンメイがヒカルに選ばれたら、負けたヒロインのファンとしてはあまりにやるせないですよね。
複数ヒロインがいても一人の総取りは許さず、各々が物語上の重要な役割をしっかり持ってる。
愛を手に入れられなかったミンメイについても、EDで歌手としての成功=新たな道での輝きが示され、ファン心理的には「よかったよかった」になるし。
テーマから逆算したキャラ配置上では当然の帰結だけど、キャラから入った人でも自然に納得できるというのは大きいです。
一方に偏らないキャラ描写(上映時間的に偏りようもないけれど)にも脚本のバランス感覚が見受けられ、長く続くシリーズの原点らしい基盤の強固さを感じました。{/netabare}


■一応作品全体の話とか
さすが原点、マクロスらしさ全開の作品で、ダイジェスト臭や古臭さに目をつぶれば、私のようにFから入った人でも楽しめるエンタメです。
歌と愛が地球を救うというプロットの勢い、アイドル歌謡、美樹元キャラデから醸し出される「古き良きアニメ」感が、80年代を体現しているようでテンション上がる。

でもやっぱり特筆すべきは、テーマの最後の一つ・ロボットを描き出す、圧倒的な作画。
にわかから見ても劇場版攻殻やAKIRAと並びセル画最高峰の一角だとわかる、異常な書き込み。
最終決戦、ミンメイ・アタック時の板野サーカスは凄すぎて思わず声が出ました(タコハイが飛びますよ)。
EDスタッフロールの原画クレジットの豪華さは、作画に興味のある方ならチビるのでは。

雑談だけど、古めの作品に共通して(劇パトとかでも)、DVD映像特典の予告の作りが時代を感じさせます。
映像の取捨選択、切り替え、楽曲とのシンクロ、文字フォント(重要)etc.、意識が変化したんですね。
実写含めた映画予告編やMAD等の持つインパクト・情報量は、だいぶ来るとこまで来ちゃった感じ。
とは言いつつ、さらに時代が進めば現代の想像力なんか軽々跳躍しちゃって、「2010年代のセンス古すぎ」なんて認識になるんだとは思うけど。
今を生きる者としては悲しくもあり、楽しみでもあり。


【個人的指標】 67点

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

65.5 8 アイドルで三角関係なアニメランキング8位
WHITE ALBUM-ホワイトアルバム 後半(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (303)
1768人が棚に入れました
時は1986年――“バブル”前夜。来るべき狂乱とその崩壊を、巷は未だ知らない。
電車内でイヤホンをしているのは競馬か野球か英会話を聴くオジサン達だけだった時代。アスファルトには、引き剥がされたプルトップが散らばっていた時代。携帯電話は勿論、自動車電話も珍しかった。駅前の電話ボックスには、テレカを手にしたサラリーマンが列を成していた…そんな時代。
若き恋人は、誰もが腕時計を嵌め、握り締めた受話器から聞こえる呼び出し音に胸を高鳴らせながら、悩み、泣き、誤解し合い、すれ違っていた――。
冬空の下、移ろいゆく彼女との関係……悲しくも、とても優しい物語。
ネタバレ

もふもふ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

トレンディドラマ(死語)を彷彿とさせる雰囲気作りがよかった~でも、女神じゃなくって、魔女じゃね?~

というわけで、後半に感想をまとめました。(長文です。ご注意をw)

総括で言うと、題名の通り、「トレンディドラマ(死語)を彷彿とさせる雰囲気作りがよかった」です。

とか書いてみましたが、振り返ってみると、トレンディドラマって、観たことあるの「東京ラブストーリー」くらいでしたw
しかも、リアルタイムではなく、学生時代に知り合いから借りたビデオ(!)で観ただけで。
若い方には分からないだろうなぁw

でも、あの頃は、「大人の恋ってこんなんなんだ!?」と、ドギマギしながら観ていた覚えが。wiki先生によると、漫画の連載が始まったのが1988年で、ドラマになったのが1991年だそうですから、本作が舞台となっている1986年と大体同じ時代ということになりますね。
1986年というと、昭和61年だそうです。昭和ですよ、昭和w
そう聞くと、隔世の感がありますね…。

はい、まずは昭和を知らない方には敷居が高いですよねw

まず電話が家電(かでんではなく、いえでん)と公衆電話の世界。かろうじて車載電話が出てきますが。ポケベルもない時代なんですね。また、でっかい留守番電話がでてきます。時々出てくる株価や円相場の表示に笑ってしまいます。

これって、アラサーどころかアラフォーの世代向けの作品なんでしょか?と思わないでもないです。

つまりは「すれ違い」をテーマにしたいということでの時代設定らしいですが。

他の方のレビューでは、「昼ドラのよう」という表現があったのですが、昼ドラほど恋愛模様がグチャグチャ、ドロドロはしてないです。そこで、どう表現したらいいのかなと思った時に、ふと思い出したのが先程の「東京ラブストーリー」でした。それで、表題のような題名になった次第です。


と、前置きが長かったですが、まず良かったところから。
音楽が良かったです。この時代に合った雰囲気で、レトロ感満載で、仰々しいOP。EDのバラードもよかったですね。Suaraさんの曲は初めて聞きましたが、切ない感じで、お気に入りになりました。OP、EDのアニメーションも良いですね。今時のアニメっぽくなくって。
キャラデザは最初あんまり見慣れない感じでしたけど、観ていくうちに慣れてきて、むしろドラマっぽさがでてきて良かったと思います。所謂萌え絵では出し切れない細かい表情表現とか出来ていたようにも思えます。また、絵柄もレトロっぽいので、時代感があって良かったかなと。
1話目を観た時に、これ随分古い作品?と思ったのですが、実は2009年放送。全然古くなかったです。

主人公の心の裡を表す言葉を、セリフではなく、文字で表す技法は斬新でした。最初はちょっと見づらい感じもしましたが、慣れれば煩わしくなくなります。


ストーリーですが、まあうまく収拾つけたなという感じでしょうか。この辺の異論については、後述します。

ざっくりとした、内容としては、人気アイドルを彼女にもつ大学生の男の子が、彼女が多忙になっていくに従って、会う機会も減り、すれ違いも増えて、寂しさの中、浮気をしていくというお話し。ただ、前述通り、そこに女性同士のドロドロとした関係とかはあまり描かれません。また、主人公が過去のある出来事から、自分には女神がついていて、いろんな女神から幸せをもらえると信じ込んでいて、複数の女性と仲良くしていても自責の念がなかったりして、あまり重苦しい雰囲気はありません。

あ、それと、話に切ない感じはあんまりなかったです。あ、彰くんが切なかった(笑)

ここから先は、ストリーに絡む感想になりますので、ネタバレにしておきます。
{netabare}
主人公の藤井冬弥については、ヘタレ主人公とか散々言われているようなので、あえてそこについては、突っ込まないことにします。
むしろ、「女性陣ありえない」というのがあたしの感想でした。冬弥は「女神」と呼んでましたが、いやいや、どれも女神とはほど遠いんじゃない?と。あ、由綺ちゃんは除いてね。

各キャラについて触れながら、ストーリーの感想も混ぜていきたいなと。

まず、前半。弥生さん、ありえないw
由綺を護るためにとか言って、冬弥と関係するとかちょっと理解できませんね…。しかも、冬弥振り回されっぱなし。これは、女神じゃなくって、魔女じゃないですか?

後半に入って、美咲さん。まあ彼女の場合、冬弥との付き合いも長いようなので、理解できないわけじゃぁないけど、由綺ちゃんと付き合ってるの知っててあれはないなーと。
女性に嫌われるタイプですよね、彼女(笑)。彰と付き合ってたのにー。自覚もあったわけだし、魔性の女タイプですよねー。

幼馴染みでもっと付き合い長い、はるかちゃんの方がまだ分かるかな。「由綺なんて後で割り込んできたくせに」という台詞がモノを言ってますよね。でも、お兄さんを亡くしてから、冬弥に惹かれるようになった、みたいな描写があるから、ちょっと矛盾してるなーとは思いましたが。まあ、でも、はるかちゃんは色々冬弥に気を遣ったりしてたから、魔女じゃなくてもいいかなー。

マナちゃんはー、冬弥のどこに惹かれたのかよく分かんない。よくある、思春期の思い違いってとこなのかな?
なんか、都合良くただ、ツンデレ出したかっただけっぽい感じがしないでもないなー。

そして、この物語の最大の魔女と言えば、めのうちゃんですよねー。このグレ具合といい、とても女神には見えません(笑)そして、冬弥を一番引っ張り回した張本人。魔女以外の何者かと。

そして、大ボス、緒方理奈。彼女が冬弥に惹かれた理由がやっぱり分かりません。しかも、初対面で逆ナンですよ。しかも、事務所に無断でマネージャーにしちゃうとか。トップアイドルであれはありえないかなーと。
由綺のためとか言いながら、冬弥とキスしたとか告白しちゃうとか、なんかメチャメチャです。事務所辞めてまで由綺に出場を譲った意味がないじゃないですかと。

そして、ヒロインの由綺ちゃんですが。我慢する女にしても、行き過ぎ感が。やっぱり、これって、男性の理想像なんでしょうかね?耐える女みたいな。魔性の女ではないですけど、やっぱりないわーという感じ。
あと、18歳でアイドルデビューとか、どんだけ遅咲きなんですかとか、色々ありますけど、まあ、そこはご都合主義ということで。

冬弥を擁護するつもりは全くありませんが、この人、振り回されすぎじゃね?というのがあたしの感想。

ただ、ラストは、破局でも良かったんじゃないかなーと思ったりしました。由綺ちゃんのためにも、その方が良かったんじゃないかなと。きっとこの男と一緒にいても、幸せになれないと思う(爆笑)
「東京ラブストーリー」のラストでカンチが泣いてたのと同じ様に冬弥も反省したらいいんだ!とか(笑)
にしても、前後半通して、冬弥泣きすぎ。

{/netabare}

うわ、長いですー(汗
ここまで読んでくれた方には感謝です(ぺこぺこ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

重厚なシナリオながら伏線回収もバッチリで見応えあった

前編に引き続き視聴。
この作品は前編後編と繋がっているし、内容がすごく入り組んで
伏線も多いので、これからご覧になる方は必ず前編から入ることをオススメ。
でないと後編だけ観ても何がなんだかわからないと思うし、
ある程度読めたとしても半分の理解になってしまうはず。
というのも、登場人物全員のエピソードが随所に埋め込まれ
それが主人公の言動に影響していくからだ。
そして後半の伏線回収が何ら意味のないものになってしまうから。

前編で気になった音楽の使い方、後編では少し控えめになっており
感動したいところでキッチリ盛り上げてくれたのは良かった。
シナリオの重厚さはさらに増し、特に20話あたりからは目が離せなくなる。
これを放送中リアルタイムで観ていたら、次回が気になって仕方なかっただろう。
その点、後から一気に観れると細かい描写も記憶に残ったまま次回を迎えるので
急いで観るわりに実は丁寧に観ていけたのも良かった。

そしてエロゲ原作と侮るなかれ。
ありがちなハーレムものとはまるで一線を画した良作だった。
OP,EDの歌の昔の歌謡曲っぽい雰囲気や、縦書きのスタッフロール、
芸能界を主な舞台とした話の内容が、TVドラマ的な第一印象ではあったが
この作品の時代設定1986年を考えてのことだと気づかされたし、
あれだけたくさんの伏線を見事に回収し、ひとつのラストに繋げるべく
どんどん引き込ませるシナリオ運びは圧巻。
各登場人物の性格描写、心理描写もきめ細かく、
よくあれだけのことを前編後編あわせて26話にまとめられたものだと・・
それは最近の軽いノリのTVドラマ以上のものがあった。

そして台詞は主人公より、彼の父親をはじめとした周囲の大人たちのほうが
ずっと魅力的な言葉を発していたし、その想いには深く共感できた。
たぶん、この作品は観る人の世代によって納得する部分がそれぞれ違うと
思うけれど、自分がもし今高校生だったら逆に大人たちの態度には腹を立て、
高校生のマナちゃんの言動に一番共感しただろう。

芸能界の裏と表に関しては、聞いたことのあるニュースや噂も
ふんだんに使われており、なんとなくアイドルであるヒロイン2人や
シンガーソングライターの松山めのうなんかも
実在する人と重なってきてしまったりもするし、
芸能プロダクションや社長のスキャンダルなんかも
実際あったなぁ・・って思い出せたほどリアルだった。

リアルだったのはそれに留まらず、各人の恋愛への向き合い方も同じで。
でもここまで褒めておいて唯一残念で仕方なかったのは、主人公・藤井冬弥。
彼の台詞にはほとんど魅力が感じられず、行動にもイラっときてしまうのは
前編を見たときの印象から変わることなく、成長しているようには見えなかった。

しかし良心的にというか作者目線を深読みしてみると、
あえて、どこにでもいるような平凡で、さして特に魅力があるわけでもない青年が
さまざまな女性と出逢い、いろいろな出来事で歯車が回り始め
翻弄し翻弄されていく中、さもモテ男のような錯覚を起こさせてしまう部分を、
まさに描きたかったのかもしれない。
つまり、誰にでも起こり得ることなのだと。

そしてテーマは「浮気」であるから、「浮気」は自分の強い願望がなくても
周囲との歯車次第で誰にでも起こり得ることなのだと言いたかったのかも。
モテることに図に乗ってるわけでもなく、チャラ男でもなく、
少々情けないほど弱気な性格は母性本能をくすぐるんだろうし
やさしく面倒見のいい一面、真面目な態度は好青年という印象を与える。
優柔不断で女性主体にコトを運んでいくような一見フェミニストなところは
好意を持った女性からすると、彼を断ち切る理由がみつかりにくいのだ。

個人的には観ている間「こんな奴のどこが・・」と思っていたし
彼みたいな男を好まない女性から観ても、イライラすると思うが
すごく一般的な大学生の男性像だったような気もする。

それを強調すべく、成功者に見える人物の鬱な内面や裸の王様状態、
仕事一筋の人物の荒れた家庭事情、せつない距離感の父子関係などを
同時に描く必要があったのだろう。

主人公・冬弥にとって本命だった由綺は純情可憐で可愛かったけれど
個人的には、もう1人のトップアイドル緒方理奈の
自分にも他人にも正直な面と強さ、貪欲さのほうが好感持てた。
そしてもう1人、冬弥を微妙な距離感で見守りつつ本当は一番長い期間
好きでいるはずの、はるかの切ない想いとそのスタンスに
深く共感できるものがあった。
さらには、はるかとマナが一緒にいるときのシーンが実は一番楽しめた。

女性たちそれぞれについてだけでなく、男性達も含め、
登場人物が多いので、それぞれについていろいろ書きたいところだが
長文になる上、ネタバレすぎてしまうので、
気になった脇役の中から2人だけちょっと紹介しておこう。


【篠塚弥生】
{netabare}
一番冬弥を誘惑した彼女に関しては僕から観ると、
真の愛情の矛先は別のところにあったと思ってるし
お互いを利用しあう関係でしかなかったからこその距離感であり
いわゆる「大人の関係」「後腐れない関係」でしかなかった。 {/netabare}
でも、実写映画だとしたらアカデミー助演女優賞は彼女で決まりだ(笑)

【澤倉 美咲】
{netabare}
冬弥の大学の先輩である彼女は、とても優しいしっかりお姉さんタイプだが
その一方で、頼まれごとをするとハッキリ断れない弱さがあり
性格的にも決して明るく前向きには見えない。
でも冬弥を諦めてから、どんどん強くなっていけた。{/netabare}
冬弥と似たような性格ながら、彼と違ってその強さは大きな成長となったと思う。
------------------------------------

冬弥を通して、周囲のさまざまな女性たちが良いほうに変化していった。
そして冬弥は今日もどこかで、似たような日々を送っているのかもしれない。
結果的には浮気者だったが、この2つは評価してあげなきゃなのかもだ(笑)
あっ!それから大事なことをひとつ。
必ず最終話はエンドロールが終わった後も観てください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何とも言えない奥ゆかしさが素晴らしい!

前半・後半を視聴しての感想とします。
前半の感想も同一とします。

恋愛シュミレーションゲーム「WHITE ALBUM」を原作に制作された本作は、ゲームの趣旨である「忙しい恋人とのすれ違い」を演出する為に、舞台を携帯電話の無い1987年にし、作品全体のイメージも古風にしている点が大変好感。
水樹奈々によるOPの「深愛」も歌謡曲のような曲調で、テロップも縦書きという手の込んだ作りようである。
ヒロインの声優に水樹奈々、平野綾を起用していて豪華である。

あらすじ
{netabare}
1986年11月-夕凪大学の二年生・藤井冬弥はある朝悪夢にうなされる。
それは恋人である新人アイドル・森川由綺の夢&hellip;。
寝坊でバイトを初日からすっぽかしてしまった冬弥は仕方なく大学に向かう。
学内でTV番組の収録に向かう由綺と偶然会うが、二人は短い会話を交わすのみに留まる&hellip;。
「&hellip;会えなくなるんだから。今よりもっと」冬弥は大学の先輩、澤倉美咲からの忠告も今ひとつ実感を持ってとらえられない。
友人の七瀬彰の紹介で喫茶店&ldquo;エコーズ"でバイトすることになった冬弥。
一方、東央テレビのスタジオでは、由綺と同じ事務所の先輩にしてトップアイドル・緒方理奈の出演する番組の収録が始まろうとしていた。
アシスタントとして出演する由綺は、彼女や理奈を敵視するアイドルグループ「桜団」の嫌がらせを受け窮地に陥るが&hellip;。

TV番組の収録を終えた由綺は所属事務所の社長であり、かつて音楽界のスターだった緒方英二の自宅に呼び出される。
[詳細]その頃、冬弥は幼なじみであり現在も同じ大学に通う、河島はるかの突然の訪問&散歩に連れ出されていた。
遅れて緒方邸に到着した理奈は、英二の部屋でなぜか泣きじゃくる由綺に遭遇する&hellip;。
翌日、&ldquo;エコーズ"でバイトをする冬弥のもとに不自然な変装の二人組が現れるが、それは由綺と理奈だった。
由綺は仕事に向かい、店内に残った理奈は冬弥に紙ナプキンに書いたメッセージを手渡す。
「電話番号 おしえて」―――。
{/netabare}

感想

本作は他作には多数存在する存在意義の無い或いは薄い登場人物が一人たりともおらず、全員が作品に関わっている点や、
登場人物が如何にも人間らしい点も評価出来る。
特筆すべきは「伏線の回収」の秀逸さである。これは筆舌に尽くしがたいので(姑息だが)、視聴していただく他無い。
無駄な回が只の一度も無く、見逃すと話しについていけないほど、綿密なストーリーは理解が追いつかず、万人受けはしないが、特定の人は大変な感動を覚えるだろう。
作画もどこか深遠で美しい。

総評

本作は一話一話の情報量の密度が高く、数度の再視聴にも十分堪えうる作品である。素晴らしい。
難点は、万人受けを狙っておらず、必然的に一度の視聴での理解度が低くなってしまい、集中してみなければ、意味の分からないつまらない作品と認知されてしまう点だろう。
数度の視聴をお勧めしたい。これほど魅力的な物語は、そう簡単には作れまい。制作陣に脱帽する。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

71.9 9 アイドルで三角関係なアニメランキング9位
超時空要塞マクロス(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (339)
1752人が棚に入れました
西暦1999年、突如宇宙より飛来し太平洋上の南アタリア島に墜落した巨大物体は、全長1,200m超もの宇宙戦艦だった。これにより異星人の実在と彼らの間の戦争の存在を知った人類社会は、宇宙からの脅威に対処すべく地球統合政府を樹立。世界規模の紛争(統合戦争)を経て、墜落艦を改修し「マクロス」と命名する。2009年のマクロス進宙式当日、地球付近に異星人の一方の陣営ゼントラーディ軍の艦隊が出現する。その存在を感知したマクロスの主砲システムが勝手に動作し、戦艦群を撃破してしまう。マクロスの正体はゼントラーディと敵対する陣営、監察軍が仕掛けたブービートラップであり、人類は否応なく宇宙戦争(第一次星間大戦)に巻き込まれることとなった。ゼントラーディ軍の包囲網から逃れるため、マクロスはフォールド航行により月の裏側への待避を図る。しかし制御に失敗し南アタリア島一帯を巻き込み、冥王星軌道付近に到着する。さらにフォールドシステム自体も消失し、通常のロケット推進のみでの地球への長い帰還の旅を強いられる事になる。その途上、南アタリア島住民5万8千人はマクロス艦内に街を再建し、戦争の傍らで普段の生活を営んでいた。アクロバットパイロットの一条輝は戦火の中で出会った少女リン・ミンメイを守るため軍に入隊し、可変戦闘機バルキリーのパイロットとなる。

声優・キャラクター
長谷有洋、飯島真理、羽佐間道夫、小原乃梨子、土井美加、神谷明、佐々木るん、鶴ひろみ、深雪さなえ、蟹江栄司、大林隆介
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

戦時下における“日常”の偉大さを描き尽くした《想定外の感動作》

今も続くマクロス・シリーズの第1作『超時空要塞マクロス』(1982-83年、全36話)は、その本来の最終回である第27話「愛は流れる」まで確り見続ければ、決して「思い出補正」などではない大きな感動と感銘を今でも与えてくれる名作中の名作と、今では私も思っていますが、とにかく初見者には、そこまでたどり着くまでのハードルが非常に高い作品である、とも考えています。

実際、私は、あにこれに来る以前に本作の名高さに惹かれて、おそらく4~5回ほどもその第1話からの視聴を始めたことがあり、一番頑張ったときは第10話くらいまで到達したこともあるのですが、結局は、①制作年代の古さからくる一部の作画の乱れ具合の酷さとか、②特に序盤に目立つ素人声優の起用からくる演技の下手くそさとか、③一部のシーンの演出の古臭さとか、④シナリオの進行テンポの遅さ、に参ってしまい、大抵は最初の数話で断念となりました。

それで、ある時期に“伝説の神回”として名高い第27話「愛は流れる」(※前記)を前後の脈絡を無視して取り敢えず視聴してみたのですが、やはり全然、感動も感銘も受けることができなくて、かなりガッカリした記憶さえあります。

そして、そのあと、今度は本作の劇場版アナザー・ストーリーであり、やはりアニメ・ファンの評価が非常に高い『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』に手を出してみたのですが、こちらの方は、

(1) 確かに作画や演出は、TVシリーズに比べると格段に良くなっている、と思ったものの、
(2) シナリオ自体は、特に感動する(be moved)、とか感銘を受ける(be impressed)といったものではなく、むしろ、
(3) その終盤に、{netabare}ヒロインが歌い出すと敵の大軍が一斉に混乱し無力化してしまう中を、マクロスとその同盟者の軍艦や機体が猛攻撃をかけて敵を一気に殲滅{/netabare}してしまう、という展開(※有名な「ミンメイ・アタック」のシーン)を見て、「何だ?この都合の良過ぎるシナリオは?」と、かえって同作に反感すら覚えてしまうほどでした。

・・・そうやって本作は、私の中では

「名作の名に値しない、古臭くて、いい加減な内容の作品」

というイメージのまま長らく放置してあったのですが、あにこれに参加してレビューを書き始めたことを切っ掛けに、自分がこれまで苦手としていた作品でも我慢して見続けると途中でそうした評価が180°ひっくり返ってしまうこともある、ということに気づき始め、丁度今から2年くらい前に集中的に、《メカ・ロボット系アニメ》の有名作を漁っていた時期に、本作にも改めて挑戦してみたところ、

第23話「ドロップ・アウト」の展開の意外さにのけぞってしまい、そしてその次の
第24話「グッバイ・ガール」まで来て、ようやく“本作の真価”を観た気持ちになりました。

・・・そして、本来の最終回である第27話「愛は流れる」を観終わった頃には、すっかり本作の出来の良さに胸を撃ち抜かれて、「確かにこれは“名作中の名作”だ」「放送当時のファンの感動ぶりが伝わってくるようで、これでは本作が急遽+9話の延長が決まってしまったのも当然の話だ」「本作をこんなにも長く誤解していたなんて、私としたことが何と浅はかだったのか・・・」などと考え込んでしまうほどでした。

実際のところ、私のアニメ視聴経験の中でも、視聴前後でここまで個人評価が180°ひっくり返ってしまった作品というのは珍しくて、例を挙げると・・・

(1) 『とらドラ!』 (2008年) ※恋愛・青春ジャンル ←第19話が転換点
(2) 『アイドルマスター』 (2011年) ※アイドル・ジャンル ←第23-24話が転換点
(3) 『魔法少女まどか☆マギカ』 (2011年) ※魔法少女ジャンル ←第10話が転換点
(4) 『ストライクウィッチーズ』 (2007-8年) ※戦闘美少女ジャンル ←第2期の第8話が転換点
(5) 『シュタインズ・ゲート』 (2011年) ※SFジャンル ←第23話が転換点
(6) 『氷菓』 (2012年) ※青春・ミステリージャンル ←第22話が転換点

・・・以上、いずれも各ジャンルを代表する名作ですが、制作時期はどれも西暦2000年代の終わり~2010年代の初めと新しく、そういう意味で、1982-83年制作と明らかに作画・演出にハンデを抱えるはずの本作の“破格さ”に個人的に改めて大きな感銘を受けました。

それから、本作が《メカ・ロボット》ジャンルだったこともショックで、私はそれまで同ジャンルの作品では、例外的に『コードギアス 反逆のルルーシュ』(2006年、2009年)だけは、序盤から非常に大きな“感銘”を受けて(be impressed)、個人評価も非常に高く付けている(※第1期 ★★ 4.9、第2期 ★★ 4.5)のですが、それは決して同作に“感動”されられ(be moved)たからではありません(※大きな感銘を受けたが感動は余りしていない、ということ)。

ところが、本作の場合は、第23話以降の展開を見ているうちに、どうにも押さえ難く自分の心が震えてしまう(be moved)のを否定できませんでした。
それは、きっと本作が、《メカ・ロボット》ジャンルに該当しながらも、本質的には、登場キャラたちの秀逸な《感情描写系》作品であった所為ではあるのですが、それにしても、同ジャンルの作品で、まさかこういうことがあるなんて・・・全く想定さえしていませんでした。

※以下、初見者の参考のために本作(全36話)をパート別に評価します。


◆パート別評価(1周目)

(1) 前半エピソード (計14話) (第1-14話)  ☆  3.6 ※第14話は前半の総集編
(2) 後半エピソード (計13話) (第15-27話) ★★ 4.8 
(3) 追加エピソード (計 9話) (第28-36話) ☆   3.8 ※人気沸騰により急遽追加された後日譚
-----------------------------------------------------
  総合 (全36話)                 ★   4.3 (→2周目★ 4.4→3週目★★ 4.5 に上昇)

※なお、劇場版「愛・おぼえていますか」    ☆   3.7

・・・このように本作は、
(1) 前半エピソードは並みの出来でしかありませんが、
(2) 後半エピソードの途中からそれまで散りばめられた伏線を回収し始めて猛烈に面白くなります。
すなわち、

<1> 第23話の展開に驚いて、本作を見始めて良かったと思い始める。
<2> 第24話で、ようやく本作が確りした《感情描写系》作品と判明、そして、
<3> 第27話(本来の最終話)まで来て、本作のことを、《放送当時の爆発的人気を実感できる、上げ底ではない本当の感動のある名作》である、と感じてしまう。

(3) そのあと追加エピソードまで見切って、
(4) さらに第1話~第27話までをもう一周すると、今度は、本作の一話一話が、その各話タイトルも含めて、シナリオが実に綿密に練られていて、その全ての回が、第27話「愛は流れる」に向けて収束していく様子を見て取れるようになり、本作への感嘆の気持ちが更に増します。

※なお、本作には作画が極端に悪い回がしばしばありますが、調べたら、そういう回は全て外国の制作会社に作画を発注した回のようです(第3・13・20・25・29・32・34話の計7回・・・7/36≒19.44%←このうち、第22・25話は脚本自体は優れているだけに非常に残念)
※そうした作画や演出の乱れをマイナスして本作の個人評点を ★★ 4.5 としました。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
作画乱れと声優(主人公の輝役)の棒読みっぷりはやはり気になる。
但し、可変戦闘機VF-1(通称“バルキリー”)は、今見てもなかなか格好良く、当時はこれだけでも斬新で評判になったんだろうな・・・と推測できる出来。
あとED実写は珍しい。
・第2話視聴終了時点
ヒロインのリン・ミンメイがやはり余り可愛くない(作画微妙なことに加えて、性格が実に俗っぽい。そのうえ声優が下手くそ)。
・第4話視聴終了時点
輝&ミンメイが二人っきりで艦内に閉じ込められる話で、本来なら視聴者の心をグッと作品に惹き付ける注目回のはずだが、肝心のミンメイの顔面アップ・シーンの作画崩れがとても残念。
・第8話視聴終了時点
のちの『マクロス7』の艦長&ミレーヌのパパ(マクシミリン・ジーナス)初登場回。
後からもう一度見ると、天才マックスと凡人一条輝の違いが早くも描き出されていて感慨深くなる良内容。
・第9話視聴終了時点
マクロス艦内放送が始まり、ミンメイがミス・マクロスに選出される回。
そして、ゼントラーディ側がこのマクロス艦内放送を傍受し、ブリタイ司令・エキセドル参謀のほか、コメディ担当の一般兵士3名がミスコン映像を見て困惑する様子が見られる注目回でもある。
・第12話視聴終了時点
ゼントラーディ軍(女部隊)エースパイロット・ミリア登場回←後の『マクロス7』のヒロイン(ミレーヌ)のママ。
・第13話視聴終了時点
マクロスが太平洋に無事着水して、最初の航海を終える。
この回のあと、それまでの総集編が入るので、一応ここで前半エピソードの終了と見なせると思う。
・第19話視聴終了時点
兄貴分と慕ってきた先輩パイロット(フォッカー少佐)に続いて、自分を慕っていた後輩(柿崎)をも戦闘で失っい傷心の輝のもとに、急にかかってきたミンメイの言葉が余りにも軽薄で、輝の心が初めて形となってミンメイから離れて行ってしまう様子が淡々と描かれる注目回(※初の ★★(優秀回))。
また、カイフンのTVインタビューを利用した独善的な反戦発言があり、多分ガンダム・ファン(というよりアムロ推しの人々)には嫌がられるシーンかも知れない。
・第21話視聴終了時点
この回と第12話は一条輝と早瀬未沙の二人が艦内に閉じ込められる展開で、第4話で輝とミンメイが閉じ込められる展開と対を成している。
なお、この回での輝とミンメイの心のすれ違い、そして輝と未沙の心の接近、それぞれの描出が見事なことにちょっと驚く。
「こんな生活、好きな人でもいなくちゃやってけないよ。」(輝の未沙への発言)
・第23話視聴終了時点
この回の展開に驚いて、本作を見始めて良かったと思い始める(2度目の★★回)。
・第24話視聴終了時点
ここまで見続けて、ようやく本作が確りした《感情描写系》作品という確信をもつ(前回に続き3度目の★★回)。
・第26話視聴終了時点
(4度目の★★回)。
・第27話視聴終了時点
とうとう本作初の★★★回(神回認定)。
この回のタイトルが初の日本語で「愛は流れる」←この回に向かってシナリオが収束していることがよく分かる出来。{/netabare}


◆制作情報(TVシリーズ)
{netabare}
原作・アニメーション制作 スタジオぬえ、アートランド(原作協力)
シリーズディレクター    石黒昇
シリーズ構成        松崎健一
脚本            石黒昇、富田祐弘、松崎健一、大野木寛、星山博之、河森正治
キャラクターデザイン   美樹本晴彦
メカニックデザイン     宮武一貴、河森正治
音楽            羽田健太郎{/netabare}


◆各話タイトル&評価(3周目時点)

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= 超時空要塞マクロス (1982年10月-1983年6月) =========
{netabare}
第1話 ブービー・トラップ ★ 西暦1999年(異星人巨大戦艦墜落)、統合戦争・統合政府発足、2009年(巨大戦艦修復完了)、進宙式、自動防衛システム作動、交戦状態突入、一条輝(ひかる)VF-1搭乗・発進
第2話 カウント・ダウン ★ 市街戦、輝のリン・ミンメイ救助、巨大異星人との遭遇、マクロス出航
第3話 スペース・フォールド ☆ 空間転移、冥王星軌道へ、フォールドシステム消滅
第4話 リン・ミンメイ ★ 5万人の避難民、輝とミンメイの艦内漂流(12日間)、結婚式と救助
第5話 トランス・フォーメーション ☆ 中華料理店「娘々」開業、敵襲、マクロス変形・主砲発射、輝の入隊決意
第6話 ダイダロス・アタック ☆ 艦内生活2ヶ月経過、決戦前夜、土星軌道の戦(一条軍曹初陣)、早瀬中尉の機転
第7話 バイバイ・マルス ★ 早瀬未沙の想い人、火星基地の伏兵(カムジン隊)、輝の早瀬救出
第8話 ロンゲスト・バースデー ★ 輝受勲・少尉昇進、部下(柿崎&マックス)の指揮、ミンメイへのプレゼント
第9話 ミス・マクロス ☆ ミンメイのミスコン出場、輝の敵偵察機遭遇戦、ゼントラーディ軍のマクロス艦内放送傍受、ミス・マクロス選出
第10話 ブラインド・ゲーム ☆ ゼントラーディ軍の困惑、早瀬中尉護衛任務、敵艦船内戦闘 ※演出の古さは×
第11話 ファースト・コンタクト ★ 輝・早瀬・柿崎囚われる、敵将ボドルザーの尋問、プロトカルチャー、ミンメイ歌手デビュー ※挿入歌「私の彼はパイロット」
第12話 ビッグ・エスケープ ★ マイクロン化スパイ志願者、輝・早瀬の敵艦脱出(※第4話に対応する展開あり)、ミリア(敵女エース)のスパイ配送、帰艦
第13話 ブルー・ウインド ★ 敵情報告、マクロス地球帰還 ※ゼントラーディ・スパイの異文化遭遇回として◎
第14話 グローバル・レポート × ※グローバル艦長視点の総集編(ラスト数分だけ新規シーン){/netabare}

 - - - - - - - ストーリーの小さな切れ目(マクロス地球帰還) - - - - - - -
{netabare}
第15話 チャイナ・タウン ☆ 艦長・早瀬の統合軍本部尋問(早瀬の父)、横浜中華街のミンメイの家族・従兄弟、避難民の離艦禁止命令
第16話 カンフー・ダンディ ☆ リン・カイフン来艦、カムジン隊来襲、早瀬の混乱、輝機墜落・負傷
第17話 ファンタズム ☆ 昏睡中の輝の見た夢 ※以前の映像の使いまわしが多い半総集編×、挿入歌「0-G Love」
第18話 パイン・サラダ ★ 早瀬大尉の輝見舞い、ミンメイの輝見舞い、ミリア機侵入・撃退(マックス活躍)、フォッカー少佐死亡
第19話 バースト・ポイント ★★ ミリアのマイクロン志願、カムジン隊来襲、全方位バリア爆発・柿崎戦死、カイフンの反戦発言、ミンメイとの心の距離 ※挿入歌「シルバームーン・レッドムーン」
第20話 パラダイス・ロスト ★ マクロス地球圏外出撃命令、スパイ3人組のブリタイ艦隊帰還 ※挿入歌「マイ・ビューティフル・プレイス」
第21話 ミクロ・コスモス ★ 映画『小白竜(シャオ・パイ・ロン)』公開、輝・早瀬閉じ込められ回 ※挿入歌「小白竜」
第22話 ラブ・コンサート ★ ゼントラーディ兵士への文化の影響、バトルポッド隊マクロス侵入、市街戦 ※挿入歌「愛は流れる」、作画の酷さは×
第23話 ドロップ・アウト ★★ 敵前逃亡、文化の力、亡命受容れ、戦争終結の糸口 
第24話 グッバイ・ガール ★★ 早瀬大尉地球降下、ミリアとマックスの出遭い、グランド・キャノン ※この回でようやく本作が確りした《感情描写系》作品と確信
第25話 バージン・ロード ★ ミリアとマックスの進展・結婚式、ブリタイ軍への総攻撃命令・艦内叛乱、ブリタイの決断 ※作画の酷さは残念、挿入歌「ランナー」
第26話 メッセンジャー ★★ 停戦交渉(エキセドル来艦)、マクロス&ブリタイ艦隊共闘決定、ボドルザー旗艦艦隊来襲
第27話 愛は流れる ★★★ ミンメイとの決別、地球壊滅、ミンメイ・アタック(ボドルザー旗艦強襲)、未沙救出 ※挿入歌「愛は流れる」他{/netabare}

 - - - - - - - - - - ストーリーの大きな切れ目(2年間経過) - - - - - - - -
{netabare}
第28話 マイ・アルバム ☆ 2年後の地球(進む復興)、不平ゼントラーディ人の暴動発生
第29話 ロンリー・ソング ☆ ミンメイの精神不安定・輝&未沙との鉢合わせ、極秘指令(工場衛生奪取任務)
第30話 ビバ・マリア ★ ブリタイ艦乗艦、マックス&ミリアの赤ちゃん、ゼントラーディ軍工場衛星制圧
第31話 サタン・ドール ☆ カムジンのマイクロン装置強奪、プロトカルチャーの歴史
第32話 ブロークン・ハート ☆ ミンメイ&カイフン拘束、人質救出作戦
第33話 レイニー・ナイト ★ 早瀬と輝の行き違い、クローディアとフォッカーの過去話、仲直り
第34話 プライベート・タイム ★ 輝とミンメイの2年ぶりの逢引き、早瀬の待ちぼうけ、歌えないミンメイ
第35話 ロマネスク ★ ミンメイ失踪・輝宅滞在、カムジンのオノギシティ襲撃・反応炉強奪、聖夜 ※もはやメロドラマ・・・
第36話 やさしさサヨナラ ★ 宇宙移民計画、カムジンのマクロスシティ襲撃、マクロス発進、三角関係の決着{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)4、★(良回)18、☆(並回)12、×(疑問回)1 ※個人評価 ★★ 4.5

OP 「マクロス」
ED 「ランナー」


◆制作情報(劇場版)
{netabare}
監督           石黒昇、河森正治
脚本           富田祐弘
ストーリー構成、脚色 河森正治
音楽           羽田健太郎{/netabare}

======== 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか (1984年4月) ======

全1話 ☆ 3.7 {netabare}TVシリーズとは同一キャラ・同一時間軸のアナザー・ストーリー{/netabare}、作画は良いがシナリオいまいち ※約115分

主題歌 「愛・おぼえていますか」


◆補足説明 : 本作の感動の本質について
{netabare}
レビュータイトルにも少し書きましたが、やはり、

戦時下における“日常”の偉大さ・尊さ(※そして、その尊さが敵の心をも動かしてしまうさま)

・・・を描き尽くしたこと、がその本質と推測します。
(※なお、作中では、敵側の心を動かしたのは“文化”である、と明示的に語られていますが、ここでは、我々の“日常”とは“感情生活”のことであり、それは即ち我々の“文化(=精神文化)”の塊である、と強引に解釈します)

私の同様の視聴体験(※戦時下においても淡々と営まれていく“日常”=“感情生活”を描き出す作風)としては、本作より暫(しばら)く前に見た『宇宙戦艦ヤマト2199』の例がありますが、本作の場合は、その感動の度合いが桁違いでした。

因みに、本作の監督を務めた石黒昇氏は、本作以前に『宇宙戦艦ヤマト』(1974年制作の旧作)のアニメーションディレクターとして松本零士氏(監督)を補佐する助監督的な経験を積まれた方で、本作の大ヒットの後に今度は本サイトでも非常に評価が高い大長編アニメ『銀河英雄伝説』(本伝1988-89年、外伝1990-92年)のシリーズ監督を長く務められたそうです。

そして、本作の劇場版アナザー・ストーリー『愛・おぼえていますか』で、石黒昇氏と共同監督を務め、それ以降のマクロス・シリーズの制作に携わっていくことになる河森正治氏も、本作の爆発的人気の源泉であるこの「戦場における“日常”の偉大さ・尊さ」の描き込みを、以降のマクロス・シリーズでも確り踏襲して、現在に至るまで同シリーズのヒット作を産み出し続けているのではないかと推測します。

より批判的に、あるいは現実的に考えれば、敵側にそうした「日常の偉大さ・尊さ」を感じ取り・汲み取るだけの“心”がなければ、こういう甘っちょろい話は成り立たない・・・ともいえるのですが、そこは最早、視聴者の側の“願望”として、「敵もまた、こうしたことの大切さが分かる存在であって欲しい」という“祈り”を織り込んだ作品、としか評価しようがないと思います。

現実は現実として、確り見据えながらも(※作中のマクロス・クルーも{netabare}「敵が本気をだせばマクロスや地球はたちまち滅亡する」{/netabare}とハッキリと覚悟しています)、本作に描かれたような“希望”を、やはり心のどこかに持ち合わせたい、という“祈り”にも似た気持ちを、私たちは否定できないし、また否定すべきでもない・・・ということなのかも知れませんね。

因みに、私の場合、本作の完走以前に、続編となる『マクロス7』(1994年)さらに『マクロスF』(2008年)を視聴してしまい、それぞれ ☆ 3.7 (マクロス7)、☆ 3.6 (マクロスF)という余り捗々(はかばか)しくない評価をしていましたが、本作の完走後に再視聴してみると、それぞれ ★ 4.2 (マクロス7)、★ 4.3 (マクロスF)と、評価が跳ね上がってしまいました。

そういう意味でも、やはりマクロス・シリーズ全体の感動の要(かなめ)は、その第1作である本作の視聴経験にこそあり、以降のシリーズで得られる感動は、その第1作での感動とオーバーラップしてこそ生じるものではないか?とすら感じたほどなので、以前の私のように、本作の序盤の展開の緩慢さ等についていけなくて断念された方にはとくに、なんとか第23話まで頑張って見続けて欲しいと思いました。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

自分にとって一番衝撃的だったアニメ

レビューになっていないような気がしてきました。独り言だと思ってください(笑)


古くて、作画がひどくて、本格的なロボットアニメ・・・。
見る前のイメージだと大体こんな感じだったので、ちょっと躊躇してました。

でも一目見るとみるみるハマってしまい、古くて作画がダメでも面白いものは面白いんだ、ロボットアニメって面白いなと思えるようになりました。

ロボットの魅力とか歌の魅力とかそこらへんはもう語り尽くされていると思うので………
あれ!?あんまりレビューだと触れられてない…。

なんか勿体ないのでロボットとか歌についても書きます。


先ずバルキリーの三段変形。

戦闘機の形態はファイターと呼ばれ、空中戦闘もキチンと描かれているのがロボットアニメとは違った楽しさがあります。
回転しながら攻撃を仕掛けるなど決して地味に見えないように工夫されていました。
あり得ないような軌道のミサイルが画面狭しと飛び回る迫力は劇場版には劣るものの回によっては見応えあり。


ベタな戦闘機形態のファイターと比べてユニークなのがちょうど戦闘機と人型ロボットの中間形態のガウォークです。

戦闘機から手足が生えたような見た目がとても面白い。ガウォーク状態で地上を滑走して闘うシーンは印象的です。


完全に変形した人型ロボット状態のバトロイド、やっぱりこれが一番カッコいいです。

過剰に装飾や装備がないシンプルな造形美、バイファムのロボットなんかも同じく好きです。


戦闘の最中、状況に合わせてこの三形態を使い分けつつ変形するパターンの豊富さがバルキリーの魅力だと思います。


メカとして戦艦マクロスさえも変形するのが凄いところです。

巨大な戦艦が形を変えて人の形を模する姿はインパクト絶大で、そこから繰り出される‘ダイダロス・アタック’なる力業はそれ以上に圧巻でした。

与えるダメージは大きい代わりにリスクも大きく、反撃を喰らうシーンもあったりして。よく考えられたギミックだと思いました。


歌についてもマクロスはよく考えられています。

ヒロインのミンメイは昭和アイドルの松田聖子や中森明菜がモデルになっているとか?実写のアイドルを二次元化するに当たり、歌の雰囲気もそれに近くなってますね。

今見るとぶりっ子にも見える歌い方が新鮮でした。でも飯島真理さんが歌うとあざとさより爽やかさが上を行く感じです。

屈指の名曲『愛は流れる』を始め、『シルバームーン・レッドムーン』『やさしさSAYONARA 』もしんみりとした良いムードです。

個人的に『0-G LOVE』『小白竜』『私の彼はパイロット』も好きで、ずっと聴いています。

ラブソングとしては0-G LOVEが一番良いと思います。
恋に浮かれて体も宙に浮かび上がってしまいそう。そんな明るい恋心を歌った素敵な曲です。


OPの『マクロス』は羽田さんの音楽性が特に発揮されていると思います。
80年代のアニソンでもこの曲はちょっと独特な、硬派な雰囲気でマクロスのリアルロボット路線を強調しているようです。

ED『ランナー』も聴いていて悲しげなイメージがあります。本編のミンメイソングと巧くバランスが取れているかもしれません。


明と暗、両方の雰囲気を併せ持つ歌はマクロスの持つシリアスでコミカルなイメージに繋がっています。




次にどうして自分がマクロスに魅力を感じられたのか、理由をいくつか考えてみようと思います。

かいつまんで言えばマクロスが描いているのは異星人との邂逅と対立、そして相互理解までの闘いの記録。とでも言えばいいのでしょうか。とにかく一つの大きな戦争が軸となっています。

戦争をフィクションで取り上げる場合、その憎しみ合いの醜さや殺し合いの悲惨さが際立つことが多いと思われます。

でもマクロスでは、人々が平和の中で生きる姿・平和のために生きる姿が活き活きと表現されています。

歌です、愛です、文化です。これらはマクロスにおいて重要なキーワードとなります。

悲惨な場面も数あれど、それ以上に救われる場面(例えば恋愛とか)が印象的でした。

例{netabare}
4話「リン・ミンメイ」映画でも使われたミンメイとの出会いのシーン。艦内に閉じ込められた二人は恋人のように戯れ合う。

8話「ロンゲスト・バースデー」ミンメイの誕生日。突然の敵の奇襲でミンメイへのプレゼントを用意できなかった輝は、自分の勲章を渡す。

11話「ファースト・コンタクト」敵艦に居る中で輝と未沙のファースト・キス。ミンメイはアイドルデビューしてライブを披露。

13話「ブルー・ウィンド」マクロス艦内に侵入した三人のゼントラーディ。スパイ目的のはずが、地球の文化の虜になってしまう。
{/netabare}


戦争を解決する、その結末においても希望を感じさせてくれる解釈。
{netabare}
SF的な、いわばガンダム的な問いかけ『争いはどうすれば無くなるのか?』に対してのメッセージは、全ての生物は元は一つであったこと。そして歌は不滅の架け橋であること。それらを説いて戦争の無意味さを知らしめました。
{/netabare}
あらゆる戦記もので、マクロスの明快な結論以上に素晴らしいものはないです。

まず、その強いポジティブなメッセージ性が魅力の一つです。



キャラクターも、堅苦しいのは一部の人間だけで皆そこら辺にいそうな普通の人間だったのも魅かれた部分でしょう。
特殊能力があるとか、隠れた素質があるとかアニメらしいキャラクターよりも親近感を抱くことができます。

むしろそういった典型である、異常に堅苦しい男カイフンと隠れた才能で一躍スーパースターとなった女ミンメイを差別化する計らいもあったのかもしれません。

主人公の輝は確かに美女二人にモテるのは主人公補正かもしれないけど、それ以外では平凡な男です。
ヒロインの内の一人、未沙も美女である以外は至って平凡。アニメキャラにしては地味すぎるくらいです。

軍人であっても休みの日はショッピングやデートに出掛けるというのは、中々他の作品では見られない光景だと思います。

未沙やミンメイ、輝の心情を深く描いてあるので三人の関係は見応えがあります。恋愛としても、人間ドラマとしても。

その他のキャラも良いお話があるんです。

有名なのはフォッカー大尉とガールフレンドのクローディアの繊細な会話劇が光る18話「パイン・サラダ」。
少ない会話で二人の思い出や関係の深さを思わせる凄さ。
マクロスF17話「グッバイ・シスター」のやり取りの元ネタでもあります。。

マックスとミリアの出会いを描いた24話「グッバイ・ガール」。
シリアスな構図を軽快な、コミカルな雰囲気に変えてしまうキャラとシナリオの作りが見事です。

評判の悪い二部(実質的最終話の27話以降)も、派手さはない代わりに心に響いてくる名エピソードがたくさんありました。特に松崎健一、富田祐弘、星山博之ら三名の脚本には目を見張りました。

28話「マイ・アルバム」 - 星山博之
29話「ロンリー・ソング」 - 富田祐弘
33話「レイニー・ナイト」 - 星山博之
35話「ロマネスク」 - 富田祐弘


どれも素晴らしい、情緒あるシナリオです。




後はスタッフ自身の若々しい感性がこれでもかと発揮されていることです。

当時の若手が集まって新しいモノを作ろう!という気概が強く反映されているため、今見ても新鮮味があるという単純な見解もあります。

80年代の作品は特にそういう傾向が強いと思うんですが、とにかく流行りの要素や見せたい要素を惜しみなく詰め込んであります。

流行りだったアイドルをミンメイに重ねあわせ、只のロボットでは飽き足らず自在に三段変形するフォームを採用し、独自のSFストーリーを展開させる。


生まれた頃からアニメや漫画に溢れていた世代、つまりアニメは表現技法の一つではなくアニメはアニメとして存在していて、アニメを作りたいから業界に入ってきた世代。

伝えたいテーマの表現の手段としてのアニメから、アニメを描く上で最大限映えるためのテーマ作りへの変遷・・・みたいな。

ある意味‘新しい’時代のアニメ。

だから今の世代の人間でも特に違和感なく見られるんじゃないでしょうか。


この頃からアニメスタッフとアニメファンの距離が縮まっているというか、アニメを愛する同志みたいな雰囲気を感じます。

作り手という離れた立場から、一緒にアニメを楽しもうとする視聴者目線の立場まで降りてきた感じ。

正に作り手も受け手もアニメオタクで、そういうオタクシンパシー?に魅かれたということもあるかもしれません。



マクロスはあにこれの評価方式で見れば難もあり点数が低くなってしまいますが、間違いなく80年代を代表する傑作アニメです。

最近マクロスと言えばマクロスFの話ばかりですが、戦記ものであり・愉快痛快なロボットアニメであり・情緒豊かな人間模様があり、そういった要素の配分は初代マクロスが一番かと思います。


蛇足
{netabare}
実はマクロスシリーズの中ではマクロス7が一番好きで、初代はその次です。あとミンメイより未沙派です。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

けみかけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

全マクロス大投票から読み解くマクロスシリーズのファン層の沿革

NHKが2019年3月~4月にかけて行った【全マクロス大投票】
https://www.nhk.or.jp/anime/macross/
という企画の集計結果からの考察です
作品のレビューとは違うことをまずご了承下さい
上記公式サイトの「作品ランキング」の投票結果とTOP10作品で閲覧出来るその内訳を合わせてお読みいただければと思います
↓同じ考察を『ガンダム』でも書きましたのでこちらもお読みいただけると嬉しいです↓
https://www.anikore.jp/review/1889472/




【マクロスファンのコア】


初代『超時空要塞マクロス』(1982~83年)や『愛・おぼえていますか』(1984年)を支持する最も古いファンは主に当時の12~14歳以下の少年少女
おおよそ1970年代生まれだったと投票結果から推察できます
ちょうどこの世代はガンダムの記事でも触れた“最もコアなガンダムファン”に育った世代と合致し、この初代『マクロス』も含めた「アニメブーム」を体感した世代であり、毎期アニメをチェックすることが「普通」である世代と言えます
要約するとガンダムおじさんもマクロスおじさんもガンダムマクロス両刀おじさんもみんな同世代ってことです
ガンダムおじさんと同じ様に、この最もコアなファン達は後に発表される『Flash Back 2012』(1987年)や『マクロスⅡ』(1992年)や『マクロスプラス』(1994~95年)も順当に追いかけ、支持者として育っていってることが判ります


唯一ファーストガンダムと違ったのは、初代の時点でファンの年齢層がほんの少しだけ高めだということです
これはマクロスシリーズが単なるSFロボットアニメではなく、その根幹にメロドラマが含まれており、思春期を迎えた少年少女達の方がより刺さり易い内容であることの裏付けになっていると判ります


一方当時それ以上の年齢、1960年代生まれで初代を支持する人も多いです
ですが『愛おぼ』→『2012』と徐々にシリーズから離れていっていき『Ⅱ』では初代の1/4以下の支持率に止まることが判ります
この結果もガンダムの時と全く同じですね
ちなみになぜか『Ⅱ』や『プラス』や『7』を飛び越えて『マクロスゼロ』を支持する人はやや多いようで、これついては後述します




【『マクロスプラス』VS『マクロス7』】


ガンダムではデータ不足で検証出来ませんでしたが、面白いのが同時期(1994~95年)に展開されたOVA『マクロスプラス』とTVアニメ『マクロス7』の関係です
投票結果から『プラス』最大支持派である初代世代は、『7』に関してはやや支持が分かれる傾向なのが見て取れます
やってる内容は似たようなことでも、作品の醸し出す雰囲気やクオリティがだいぶ違いますし、音楽の方向性も同じシリーズとは思えないぐらい別物ですから、好き嫌いが割と分かれる2作品、ということなのでしょう


一方『7』の最大の支持者は放送当時の5~15歳
おおよそ1980年代生まれの方達です
日曜の午前中にTVで観れた『7』はともかく、OVAに手を出すのにはやや敷居が高い年齢
ところが『7』の最終回直後に「マクロスフェスティバル'95」と題した劇場版が公開されます
ここで『7』の新作短篇である『銀河がオレを呼んでいる!』と同時上映という形で『プラス』の総集編である『プラスMOVIE EDITION』が公開されました
この時『7』に釣られて観に行った『プラスMOVIE』がよほど印象に残ったのでしょう
『プラス』支持者は初代世代でしたが、『プラスMOVIE』支持者は一転して『7』世代なんです
同じ時期に展開された作品でも媒体によって支持する世代が分かれる、というのは実に面白い結果ですね
特に『プラス』と『プラスMOVIE』は内容自体はほとんど同じですから結果を判断するのには最適です


この『7』世代は『Ⅱ』以降の作品に関してはある程度支持する傾向にある様です
ただし意外なことに『プラス』と『7』の掛け合わせを意識した、という『Δ』の支持率はやや低めです
まあ『プラス』と『7』を…ということを念頭に置いて観てしまうと『Δ』はだいぶ失敗作だと個人的には感じます
作品単体として観れば面白いんですけどね;
それとなぜ『Ⅱ』支持率が高いのかは世代的には合致しませんし最近までテレビ放送もされなかったので正直理由はよくわかりません…;
よっぽど初代の方が再放送されていたと記憶してます
オイラもそうですがレンタルビデオ全盛期でOVAも比較的安易にチェック出来たからかしら?




【今のマクロスを支えているのは1990年代生まれ】


『ダイナイマイト7』(1997〜98年)『ゼロ』(2002〜04年)『F』(2008年)『イツワリノウタヒメ』(2009年)『サヨナラノツバサ』(2011年)『FB7』(2012年)『Δ』(2016年)『激情のワルキューレ』(2018年)
これら昨今の作品全てにおける最大の支持者が1990年代生まれです
『F』の放送当時9~18歳、『Δ』の放送当時17~26歳と年齢を重ねながらシリーズを追いかけていってます


面白いのがシリーズ屈指のハードな作品である『ゼロ』を3~12歳という幼い時に経験していることです
もちろん発売当時にチェックしたのかは定かではありませんが実はこの世代、やや年齢高めで初代をリアルタイムに観ていた1960年代生まれの方達のジュニアにちょうどあたるんです


先述の通りこの60年代生まれの親世代は90年代のシリーズにはほぼ総スカンだったのに『ゼロ』だけ支持が上向き
つまりどうもこの60年代生まれ親が90年代生まれの自分の子供と一緒に『ゼロ』を観ていた、ということなのだと推察が出来るのです
シリーズ最高の空戦作品である『ゼロ』を真っ先に観てしまった子供たちはまさにマクロスシリーズのエリートとして育ったと言っていいでしょう
彼等は動画配信サービス等を駆使して自分が生まれる以前の作品も熱心にチェックし、一定の評価をしていることが作品別の支持率から判ります
『F』が過去作へのオマージュが満載で、過去作を振り返るキッカケになっていたのも一役買っていそうです
『ダイナマイト7』なんて『7』世代よりも支持してます
まさに今日のシリーズの最もなファンとして作品を強く支えている、とは彼等90年代生まれというわけなんですね


ちなみに次代を担う2000年代生まれですが、少し残念ながら『Δ』に圧倒的に支持が偏っています
彼等の親に当たる70年代生まれの初代世代はあまり自分の子供にマクロスを教え込んでは来なかった?のと、『Δ』に対してやや厳しい目を向けていると思われ『Δ』をキッカケに親子でマクロスを語る機会を設けなかった?様です


もしかしたら“歌姫”を見慣れてきた世代にとっては“グループアイドル”が奇妙に映っているのかもしれません
逆もまた然り


ちなみに紆余曲折あって公開された『激情のワルキューレ』に関してはどの世代にも広く愛されている様で、「やはりマクロスは映画館で」という意識が再燃しているのかもしれません




【女性に愛されるロボットアニメとはマクロスのことだ!】


ガンダムの時の総投票数が174万票以上だったのに対し、マクロスは25万票に止まっており、歴史の長さから考えるとほぼ同等にも関わらず、やはり人気の格差を感じる結果となりました


しかしながらマクロスの本当に凄いところは投票したファンの男女比です
ガンダムファン全体の男女比は8:2だったのに対し、マクロスファンの男女比は7:3で女性ファンが意外に多いことがわかります
特に『F』『イツワリ』『サヨツバ』『Δ』の4作品は男女比ほぼ同率
『F』と『Δ』に至っては僅かながらに女性票の方が男性票を上回っています
男性ファンが圧倒的に多い事が予想されるSFロボットアニメ、尚且つ女性アイドルがテーマでこの数字は驚きです
特に『F』以降の作品にその傾向が強いのは『ラブライブ』に女性ファンが多い現象に近いのやもしれません
(https://lab.appa.pe/2015-11/lovelive-imas-comparison.html)


あと個人的に感じるのは『F』以降はニコニコ動画を筆頭に動画投稿サイトが一躍隆盛を極め、マクロスを彩る様々な“歌”の歌ってみた動画が投稿された時期でもありました
その様な歌ってみた動画を入り口にして、普段はロボットアニメをあまり身近に感じない人でも親しみを持てたのではないか?と考えられます
2021年現在の今でも、カラオケランキングの上位にはシリーズで唯一『F』の「ライオン」が食い込んでいますからね




如何でしたでしょうか?
ガンダムの時よりも詳細なデータが手に入った分、データ整理がだいぶメンドくさかったですが深く考察を掘り下げることが出来たと思います
余談になりますがキャラ人気投票部門でオイラが投票したクラン・クランが柿崎に負けたのがなかなか悔しかったのが思い出ですw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

71.2 10 アイドルで三角関係なアニメランキング10位
マクロスプラス(OVA)

1994年8月25日
★★★★☆ 3.9 (246)
1368人が棚に入れました
2040年、人類の移民惑星エデンにあるニューエドワース基地では、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。競合メーカー2社のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。幼馴染の二人は、7年前のある事件をきっかけに袂を分かっていた。そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らす。しかしミュンは、絶大な人気を誇る人工知能のヴァーチャル・アイドル、「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

マクロスとしては珍しい《青年パイロット2×美女1》の変形△関係もの

『初代マクロス』放送10周年記念として販売されたOVA『マクロスⅡ-LOVERS AGAIN-』(1992年)の売上好調を受けて、「それならば」と意気込んで制作された1994年制作のマクロス・シリーズ続編2作のうち、『初代』とは直接的な登場キャラクターの繋がりのない外伝的OVAの方です。
(※もう一本は『マクロス7』で、そちらは『初代』の重要サブキャラの何人かが、引き続き重要キャラとして登場します。)

で、肝心の内容なのですが・・・

本作の発表された1994年当時としては、戦闘機同士のバトルシーンの格好良さは特筆すべきものがあったのではないか、と想像しますし、そのために本サイトでの評価も高くなっているのではないかと思います。
但し、私の場合は、たまたま本作を視聴する直前に、2002-4年に制作された、同じくマクロス・シリーズの外伝的OVA『マクロス・ゼロ』を視聴してしまったために、本作に関しては、作画面でもシナリオ面でも、取り立てて「凄い」とは思えませんでした。

・・・ということで、『マクロス・ゼロ』の方の個人評点を ★ 4.1 としていることとの釣り合いを考慮して、本作の個人評点を幾分下の ☆ 3.8 とします。
(※作画で-0.1、シナリオで-0.1、あと私個人の好みとして、パイロット1×ヒロイン2の三角関係の『ゼロ』の方が、パイロット2×ヒロイン1の三角関係の本作より好きなことから更に-0.1 して、併せて-0.3)

※なお、本OVAの発表後に、そのシナリオを再構成し一部改変、そして新規シーンも一部追加された劇場版の方は ★ 4.0 とします。

《まとめ》
上記のとおり、1994年という本作の発表当時に直に視聴した層からの評価が非常に高く、それが本サイトでの本作の高評価につながっていると推測しますが、マクロス・シリーズのOVA作品では、『マクロス・ゼロ』の方が『初代』や『F』との直接的なキャラクターや設定の繋がりが多く、また「板野サーカス」と称される戦闘機同士の格闘シーンも『ゼロ』の方が制作時期が新しい分、公平にみてずっと迫力があると私個人は判定します。
従って、マクロス・シリーズ初心者の方は、本作より先に『ゼロ』を視聴し、それが気に入ったならば、その次に本作に挑戦、という順番で良いと思います。

※なお、上にも書きましたが、本作はマクロス・シリーズ恒例の

「パイロットの少年×ヒロイン2人」という三角関係が、
「パイロットの青年2人×ヒロイン」という三角関係に変形している

・・・ので、もしかしたら男性よりも女性視聴者の方に受けが良い作品なのかも知れません。


◆制作情報
{netabare}
原作         スタジオぬえ、河森正治
監督         河森正治(総監督)、渡辺信一郎(監督)
脚本         信本敬子
キャラクターデザイン 摩砂雪
メカニックデザイン  河森正治
音楽         菅野よう子
アニメーション制作  トライアングルスタッフ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

=============== マクロスプラス (1994年8月-1995年6月) =============
{netabare}
第1話 ★ 西暦2040年、惑星エデンの次期VF開発競争、AI仮想アイドル(シャロン)、星の丘(ミュンとの再会)、YF-19(イサム搭乗)vs.YF-21(ガルド搭乗)、墜落とダウンフォース ※約39分
第2話 ☆ シャロン惑星エデン公演、不審な予告電話と火災(ガルドのミュン救出)、格闘戦演習(イサム重態) ※約39分
第3話 ☆ イサム回復、二人の喧嘩とシャロンの本心吐露、AI完成、シャロン地球公演へ、プロジェクト中止、YF-19&21地球へ、シャロンの自律意思・暴走開始 ※脚本やや雑×、約41分
第4話 ★ 地球マクロスシティ公演(シャロンのMC乗っ取り)、ガルド記憶回復・戦死、シャロンの誘惑、AI筐体破壊 ※同上、約37分{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)2、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.8

※全4話で計156分=2時間36分=約6.5話分


============ マクロスプラス MOVIE EDITION (1995年10月) ===========

全1話 ★ 4.0 ※1時間54分、OVAの一部映像をカットし再構成・改変

主題歌 「VOICES」
ED 「After, in the dark」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヴァーチャルアイドル

今作では地球外からの敵による攻撃に対抗することはない。マクロスの肝心の歌はVOICESとEDのAfter,in the dark。どちらも菅野よう子が携わっている。特にVOICESが重要な場面でよく流れ、鍵を握る曲である。歌の力に関しては一貫している。

近年よく見かけるヴァーチャルアイドルが登場するが、{netabare}そいつがこの作品の敵である。{/netabare}

一応、マクロスシリーズだが、単体で見ても分かりにくいということはないと思われる。ほどほどに楽しめた。

マクロスは女性2人、男性1人の三角関係が多いが、この作品では逆の三角関係である。初めは{netabare}ミュンとガルドのカップリングだったけど、最終的にはイサムとのカップリングに至ったかな。{/netabare}

以下は備忘録
{netabare}
地球とゼントラーディによる宇宙戦争「第一次星間大戦」の終結から30年後の2040年、人類初の移民惑星エデンにあるニューエドワース基地では、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。競合メーカー2社が開発した試作可変戦闘機YF-19とYF-21のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。幼馴染の二人は、7年前のある事件をきっかけに袂を分かっていた。そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らす。しかしミュンは、絶大な人気を有する人工知能のヴァーチャル・アイドル、「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。かつて歌手を目指しながらも夢を諦め、不完全な人工知能のシャロンを裏で操る役目を担っていた。
シャロンの公演が終わり、ミュンは新たな興行のため大戦終結30周年記念式典が行われる地球のマクロス・シティへと向かう。一方、上層部の意向により、統合軍は有人可変戦闘機に代わる無人戦闘機の制式採用を決定し、スーパー・ノヴァ計画は中止となる。これに不満を持ったイサムは無断でYF-19を持ちだし、新型戦闘機の採用発表が行われる地球へと突入する。ガルドがこれを追撃し、二人は大気圏内で激しいドッグファイトを繰り広げる。その末にガルドは自ら封じていた7年前の記憶を思い出し、非が自身にあったことを認め、イサムと和解。そこに、人工知能を偏愛するエンジニアの手によって自我に目覚め、マクロス・シティを支配したシャロンが操る無人戦闘機ゴーストX-9が襲いかかる。ガルドはゴーストの相手を引き受け、イサムはシャロンに捕らわれたミュンの救出に向かう。ガルドとゴーストは激闘の末に相打ちとなり、イサムはシャロンの歌に取り込まれかけながらもミュンの歌で意識を取り戻し、シャロンの制御コンピュータを破壊してミュンとの再会を果たす。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

テーマと世界観は素晴らしい。面白さは?キャラ暗すぎです。

 三角関係と歌が話の中心ということでマクロスフォーマットは踏襲しているとは思います。主要キャラの年齢層が高めなのは、物語の内容からいっても無理がない設定かと思います。

 世界観・設定はテーマとあいまっていいです。脳と機械の直接リンクやAI歌姫の学習と暴走。無人機と有人機の問題など、1994年の作品ですが、2023年の今まさに我々が直面しようとした問題です。

 ストーリーは、ガルド…ですよね。彼に正義があまりにも見出せません。そしてミュンにしてもちょっと感情的になりすぎています。この2人がAIというか脳科学の犠牲者…と見ることもできます。が、年齢の設定もあいまってあまりに子供過ぎる気がします。むしろ、ハチャメチャな生活に堕ちてしまったイサムに同情しますし、その点では金髪の彼女の言い分が一番正しい気がします。
 短い枠ですので、深みも出し切れなかったのはストーリーとしては不満足が残りました。

 で、本作をメジャーにした戦闘シーンなんですけど、確かにすごいのかもしれませんが、いわゆる板野サーカス…苦手なんですよね。「愛おぼえてますか」くらいのレベルなら素直にすごいなあ、と思いましたが、ちょっと過剰です。例えばマクロスゼロの雰囲気に比べると下品です。
 むしろ、キャラデザのリアリティが凄くてそっちに関心しました。まあ、ハリウッドの模倣ではあるんでしょうけど、人物は非常によく描けていたと思います。

 ということで。テーマ性はいいですし、バーチャルアイドルという存在をAiと絡めてよく考察してこういう物語にしたなあ、と感心します。それはガルドやドローンも同じです。
 ただ、積極的にすごい面白かったというエンタメが足りなかった気がします。

 エンタメといえば歌…ですね。ミンメイを越えられないですね。彼女は唯一無二なんでしょうか。

 作画は満点でしょう。ただ、キャラも設定は感心しますが愛着がわくキャラがいないのがマイナスポイントですね。ストーリーはあまり評価できませんが、世界観とテーマは評価します。音楽は…普通…よりはいいかな。でもあまり極端な高評価にはできません。





 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

73.0 11 アイドルで三角関係なアニメランキング11位
こどものおもちゃ(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (177)
1142人が棚に入れました
『こどものおもちゃ』は小花美穂による少女漫画作品、またはこれを原作にしたテレビアニメ。略称は「こどちゃ」。人気タレントである少女と、そのクラスメイトで大問題児である少年を中心に進むドタバタ学園ストーリー。本作は、1996年から98年にかけてテレビ東京系にて放送された人気アニメ「こどものおもちゃ」の後半、中学生編。集英社刊『りぼん』に連載された小花美穂による原作コミックを「おじゃる丸」の大地丙太郎監督がアニメ化し、大地監督の代表作と言われるほどの高い評価を得た。アイドルタレント・倉田紗南の波乱に富んだタレント人生と学校生活を中心に、いじめや離婚などアニメでは扱いにくい問題も丁寧に描いている。芸能界という舞台設定から実在芸能人も多数出演。準レギュラーとしてぜんじろうが出演していた他、TOKIOの松岡昌宏、篠原ともえ、ショッカーO野、声優(綾乃花丸小路智美)役で西村知美が出演している。また、八嶋智人も端役で出演。

声優・キャラクター
小田静枝、木野花、内藤玲、天野慶子、中崎達也
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

子供の視点から見た大人の社会

{netabare}OPと絵柄は想像できない程ヘビーな作品でした。小学生でありながら、芸能界の子役として活躍する紗南のちょっと背伸びした感性と、過去の体験から子供として大人を毛嫌いする羽山の年相応の感性といった、立場や考え方が異なる2人の小学生の目が捉えた現代社会の問題は様々な角度から切り取られ、時にシリアスに、時にコミカルに表現されていました。正直子供向けの作品としてはテーマがあまりにも共感しにくいものであったと思うのですが、そこは放送当時小学生だった私でも何故か楽しめていましたね。思えば思春期という、社会に意味も無く反抗したくなる(この場合、学校とか親とかですが)よく分からないエネルギーに満ち溢れた自分達の代弁者的な役割をこのアニメに無意識的に求めていたような気もします。大人に反感ばかり持っていた子供ではなくなってしまった今、この作品をきちんと見返すと、一体どういう気持ちになってしまうのか、少し怖くもありますが。こういうのがあるから、少女漫画は侮れないんですよねえ。少年向け漫画とはまた違った持ち味が今も昔も変わらずにあるのは、素晴らしい伝統だと思います。

時に辛い問題を抱えながらも、紗南を初めとした子供達はそれはそれはバイタリティに溢れていて、逃げずに向き合い、そして解決に向けて全力でぶつかっていきます。全力でぶつかる事を子供達は厭わない。大人になると全力で物事にぶつかるのは中々難しい物です。そういう意味では子供の方が未熟という既成概念は捨て去った方がいいのかもしれません。実際この作品は大人に向けての子供の視点からの問題提起な部分も含めているので、情けない大人に対する子供からの辛口のエールという見方も出来ます。

私が子供だった時は、全員が全員そうであったとは言いませんが、親の背中を見て、大人は凄いんだなという印象を持っていました。所が年を重ねるに連れて、大人のボロみたいなのも見えてきたりして、凄いと思ってたけど、実際そんな事はないのかも?みたいな疑問が出てきたりして。そういう微妙な心情を見事に表現した『こどものおもちゃ』。大人から見れば生意気な作品だと思いますけど、反面耳が痛い作品でもあります。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こどもだってこどもなりに、こどもだからこそ悩んでいます

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
以前、「12歳。ちっちゃなムネのときめき」を視聴断念したのち、レビュー(笑) こっち「は」良い作品ですよ♪

同じように断念した方に、少女漫画原作にも、似た設定のアニメにも、良い作品はあるから観てほしくなりました(古いアニメなんで作画は完敗ですが)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公やヒロイン達は、「12歳。」と同様に、12歳の小6。また、同じように、恋愛に迷走していきます。

しかし、根本的に違うのは、「こどちゃ」は、その表題通り、「こどもの恋愛」を「こどものおもちゃ」として、捉えている点。つまり、「恋愛ごっこ」である自覚。

登場人物達も、「恋愛ごっこ」であることに薄々気づきながらも、付き合ったり別れたりします。しかし、その中で、「本当の恋愛」を見つけていきます。付き合ったり別れたりも、じっくりと長い時間やエピソードを重ねていくので、感情移入ができるのです。

ラブコメっぽいですが、実はシリアス系の恋愛モノです。

彼ら、彼女らは、全員が(大人によって負わされた)心の傷を抱えていて、それが、微妙に歪んだ人間を形成しています(そこをどう乗り越えていくかも見所のひとつ)。

終盤、「あの人物がああいう状況になるのは」、胸が苦しくなりました。

小学生ならではの、不安定な心情を上手く書ききり、と同時に、ドキッとさせられるような大人びた発言もします。確か、原作を読んだのは中学生くらいでしたが、今でも内容はバッチリ覚えています。

私は原作→アニメなので、原作の方が感動できましたが、アニメも十分におもしろい!

一方、「12歳。」は、冒頭で「大人でも子供でもない」って言ってましたが、、、なんだろう? 大人が偏見混みでみた子供って印象で、「アニメじゃない」って歌ったのに一番アニメアニメしていた、ZZみたいでした(いや、ZZにも良さはありますが)w

少し話がそれましたが、私の知る限りの少女漫画で、一番胸が切な苦しくなりました。いや、個人的には「NANA」より切なくなりましたよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

しっかりしてよね大人!!!

学級崩壊からはじまり、イジメやら家庭問題やら恋愛やら、本当にシリアスなんだけど、コメディ要素いれて上手にできてんなー。って印象

話もしっかりしてるし、繋がってるしで大満足

子供の頃って羽山みたいな子1度ゎ好きになるよね💕私ゎ今でも好きだけどw

羽山父ゎまじツボだったwwwwどんどんおかしくなる羽山父にも注目w

玲くんにゎ前半ニヤニヤしまくりだったw
後半ゎ後半で好きだったけどw

実紗子さんにゎ頭あがんねーなwかっこいい女だし、いいママだしで、まじ乾杯🍻

そして実紗子さんが選んだ元旦那も本当いいキャラしてて顔も声も好きだったwww

風花かわいいよなー。応援したくなるんよ!方言から行動から最高✌️最終回よーやった!!!と登場して1番盛り上がったw

後半直澄の話多かったけど、あんな美少年にあんな扱いされたら私だったら好きになる!って自信あるくらいいい男だった。。。

でも1番好きだったのゎ五條さん。リアルに好きだった。沼ってた。五條さんありがとうでいっぱい

この作品大優勝ゎやっぱり紗南ちゃん!本当に凄い子や!

元気で強くて、作品中の登場人物だけでなく、視聴者のわたしたちまでここまで明るくしてくれるのゎ紗南ちゃんが優勝だと思う。

子供って凄い!と思うし、子供の頃の世界って本当にこんなだったなー。って振り返った

最終回とかここで終わるんかわーわーわー!って感じな所もワクワクさせてくれて最高だった!

10年後の紗南ちゃんとか見たいし、続編とかスペシャルとか映画とかなんでも見たい!って思えるくらい面白かった

家族の在り方とか家族の意味とか、立ち直り方とか、子供達に教わった🤗

大人に向けたメッセージや、子供の社会に対する訴えとかも魅力💪

ほんとイイから見てほしい作品

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

71.8 12 アイドルで三角関係なアニメランキング12位
マクロスプラス MOVIE EDITION(アニメ映画)

1995年10月7日
★★★★☆ 4.0 (206)
1106人が棚に入れました
2040年、人類の移民惑星エデンにあるニューエドワース基地では、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。競合メーカー2社のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサム・ダイソンとガルド・ゴア・ボーマン。幼馴染の二人は、7年前のある事件をきっかけに袂を分かっていた。そして二人は、偶然にも幼なじみの音楽プロデューサー、ミュン・ファン・ローンと再会し、彼女を巡る三角関係でも火花を散らす。しかしミュンは、絶大な人気を誇る人工知能のヴァーチャル・アイドル、「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。

声優・キャラクター
山崎たくみ、石塚運昇、深見梨加、内海賢二、速水奨、林原めぐみ、西村朋紘、銀河万丈、兵藤まこ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

セル画リミテッド・アニメーションの頂

正直ストーリーで言うと初代のほうが好きなので・・


_(⌒(_・-・)▄︻┻┳═一゜三°。三三゜。(*゚Д゚)・:∴


・・

・・・

素晴らしい映画でしたねっ!

1995年制作。 OVAを再編集し、ストーリー変更なども行われている劇場作品。

時代が経っても色褪せないのがスゴイ。それどころか、セルでの表現はもう無理だと言われていますから
益々価値が上がっているような気さえします。作ろうとしても実際クリエイターはいるでしょうけど
メリットが無いですし、なにより機材がないでしょうね・・悲しいなぁ;

イサムやガルド達が繰り広げる、バルキリーでのドッグファイトは、未だに語り継がれるほど、
日本のアニメーションの歴史において外せないものとなっています。

2人の男の、プライドをかけた戦いが熱く、そして少し切ないです・・。

河森監督作品の中でも、一番ストレートな題材かつ、時間も短いのでオススメです。
(けど・・マクロスシリーズ見たこと無いって方なら、フロンティアかデルタから入ったほうがいいかな?

ヴァーチャルアイドルであるシャロン・アップルの表現が絶妙で、いつか時代が追いついて、
あんな歌姫が現れないかと日々夢想しています(笑)歴代マクロスの歌姫でも断トツに好きです。

主題歌や劇伴も素晴らしくて、主に菅野よう子が担当しています。
その中でも菅野が唯一担当していない、元電気グルーヴのCMJKが作曲した「INFORMATION HIGH」は、
劇中での曲の中毒性を表してる意味でも完成度が高いですね。映像も含め、もうシャロンの虜です・・。


あ~ シャロン様ぁ・・・ゴーストでシャロン様のお胸に突っ込みた・・


_(⌒(_・-・)▄︻┻┳═一゜三°。三三゜。(*゚Д゚)・:∴

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

歌と言うよりは……

1995年、約25年前のマクロス作品で、
テレビ画面の規格が今よりもまだ小さかった頃の作品です。

アニメの勉強をしている友人の勧めで視聴しました。

OVA(4話)とMOVIE EDITIONの2つがあるらしいですが基本軸は同じなのであえて違いは書きません。内容は比較的最近のマクロスFやΔとは違い「歌で星を救う」というよりは「キャラの過去の清算」を主にしているのかなという感じです。

歌姫は今回は人間ではなく、バーチャルアイドルである「シャロン・アップル」
妖艶で怜美な雰囲気は他のマクロスシリーズにない個性があって、僕は今のアイドル性を前面に押し出しているΔとかの方が好きですが、好きな方は好きそうな世界観だなと思いました。

およそ25年前のマクロスですが、戦闘機の動きや宙を舞うミサイルの作画はCGが多くなった現代にも負けず見応えがあります。また、言葉で表現がしづらいのですが、歌姫のバーチャル映像が船の前に巨大に映るシーン(伝わりますか?笑)は、マクロスFのシェリル、マクロスΔの美雲にしっかり受け継がれていて、ちょっと歴史も感じましたね。

感想としては、今まで自分が見てきたマクロス(F,Δ)とは異色のマクロスだなと感じました。マクロスというとどうしても「歌」のイメージが一番にあったので、それを持たずに人間ドラマの方に重きを置いているのは意外でした。

あと、ちょっと終始暗い感じだったところが思っていたマクロスと違った印象を持った原因かもしれません。
キャラ的にも成熟した大人が多かったですし。

FやΔが好きな方が見たらどう感じるのか知りたいなと思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

音楽と飛行機でごはん3杯 

2時間くらいの映画だったでしょうか。

観た当時はアニメに興味がありませんでした。
たまたまテレビで見かけてその音楽にひきつけられ、友達にその話をしたらソフトをみせてくれたように記憶しています。確かLDでした。
サントラも貸してくれました。

菅野よう子さんを知った作品でした。
新居昭乃さんも歌ってます。
音楽監修は溝口肇さん(世界の車窓からでお馴染み)。
兎に角音楽だけで引き込まれます。

ただ今となってはちょっと古い感じはします。
何しろ菅野氏は超売れっこなので、本人やフォロワーによる菅野的なものが溢れていますから。


それから「飛行機もの」としても秀逸です。
物語の背景として新型機の開発という設定があります。
当時アメリカで行われていた実際の戦闘機の競争試作を参考に丁寧に描写されてますし、「物語世界の新技術とは」と言うSF的な想像も掻き立てられます。
物語終盤の宇宙から高度を下げていく映像などは何度も巻き戻して観てしまいました。
本格飛行機ものとして「紅の豚」「風立ちぬ」に比肩すると言っても良いくらいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

61.8 13 アイドルで三角関係なアニメランキング13位
超時空要塞マクロスⅡ-LOVERS AGAIN[ラバーズアゲイン](OVA)

1992年5月21日
★★★★☆ 3.3 (91)
397人が棚に入れました
地球人とゼントラーディ軍ボドル基幹艦隊との決戦後、地球人とゼントラーディは和解し共存の道を歩み始めた。地球は幾度と無く異星人の脅威にさらされたが、そのたびに可変戦闘機と歌の力で切り抜けてきた。そして80年の月日が流れた。2090年代。太陽系、木星軌道上に異星人とおぼしき未確認艦隊がデフォールドしてくる。地球統合軍は敵をはぐれゼントラーディ艦隊と認識し、歌によるカルチャーショックを与えるべく「オペレーションミンメイ(「ミンメイディフェンス」)をもって迎え撃つ。しかし歌攻撃は全く通用しないどころか、敵艦隊からも歌が発せられると敵の攻撃は激しさを増し、ミンメイディフェンスは崩され統合軍は敗北する。その戦場を取材中だったTVレポーター神崎ヒビキは、敵艦内で歌巫女イシュタルを救助し、地球へ連れて帰る。また、ヒビキは戦場の記録映像も持ち帰ったが、統合軍の検閲によって統合軍が勝利したかのように報道されてしまう。イシュタルは地球の郊外にそびえ立つマクロスを、伝説に残る「アルスの船」では無いかと考える。その後、敵の船に捕らわれたヒビキは、新たな敵「マルドゥーク軍」が戦いの歌でゼントラーディ兵を操り、従えてきた異星人だったことを知る。ヒビキが統合軍の女性パイロットシルビー・ジーナとともに奔走する一方、地球の文化に触れたイシュタルは戦いを止めるべく、戦場へ愛の歌を捧げるのだった。
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

初代マクロス放送10周年記念OVA。但しシナリオは薄味。

『超時空要塞マクロス』(初代マクロス、1982-83年)の放送10周年を記念して、当時盛んだったOVAビジネスの一環として制作・販売された作品だそうです。

但し、『初代マクロス』の監督を務めた石黒昇氏、シリーズ構成を担当した松崎健一氏、さらに劇場版『愛・おぼえていますか』で石黒氏と共同監督を務め、以降のマクロス・シリーズの制作を主導していくことになる河森正治氏の3氏はいずれも本作の制作に携わっておらず、わずかにキャラクター・デザインが『初代』と同じく美樹本晴彦氏だったことと、シリーズ構成および脚本の一部を『初代』の脚本の1/3程を担当した富田裕弘氏が担当していること、が共通しています。

そして、肝心のシナリオの方は、『初代マクロス』(西暦2009-10年)から80年後(西暦2090年)、地球統合政府と新たな異星人マルドゥークとの星間戦争とその結末を描いていますが、『初代』のキャラクターは一切登場せず、ただ異星人の攻撃を受けた際に、彼らの戦闘意欲を喪失させるため“ミンメイ・ディフェンス”という『初代』に描かれた“ミンメイ・アタック”を応用した「防御戦術」が採用されている点が『初代』との主な繋がりです。

・・・で、見終わっての率直な感想ですが、

美樹本氏の特徴的なキャラクター・デザイン以外は、ほとんど何も記憶に残らない、取り立てて良い印象も悪い印象もない作品

・・・というものでした。
たまたま、本OVAのEDの1つが「de・ja・vu〜そばにいて」という題名なので、例えていうなら、あの『STEINS;GATE(旧作)』のヒットを受けて制作された『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』みたいな作品、ということでしょうか(※人気を博したTV本編の名声を汚さないように、その雰囲気だけを借りて、さほど予算をかけずに新たに誂(あつら)えた内容の余りない作品、という意味)。

但し、『初代』から10年も経過しているのに、本OVAの売上実績は大したものだったそうで、制作者達に改めて、『初代マクロス』の人気の根強さを強く印象づけ、その具体的な結果として、『初代』の正統な続編となる『マクロス7』、および外伝的OVA『マクロス・プラス』(ともに1994年)両作の制作に繋がったそうです。

《まとめ》
マクロス・シリーズの他の作品とはほとんど繋がっていない作品であり、内容も薄いので、同シリーズをひと通り見終わった人が、“ついでに”見てみる程度の優先順位で十分です。
あと『初代マクロス』の美樹本氏のキャラクターデザインが好きな人、それから、富田祐弘氏のファンで同氏のシリーズ構成作品に関心がある人にはお薦めかも。


◆制作情報
{netabare}
監督         八谷賢一
シリーズ構成     富田祐弘
脚本         富田祐弘、中村学、有井絵武
キャラクターデザイン 美樹本晴彦
メカニックデザイン  藤田一己、阿久津潤一、奥田淳、大畑晃一、福地仁
音楽         鷺巣詩郎
アニメーション制作  AIC、オニロ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========= 超時空要塞マクロスⅡ-LOVERS AGAIN (1992年5-11月) =======
{netabare}
第1話 コンタクト ★ 神崎ヒビキ(芸能レポーター)の戦場取材、崩れるミンメイ・ディフェンス(敵の歌姫)、歌姫確保、デニス(カメラマン)死亡
第2話 イシュタル ★ マルドゥーク軍の歌巫女(イミュレーター)、隠ぺい報道、文化への目覚め
第3話 フェスティバル ☆ マクロス潜入、伝説のアルスの船、ウェンディー・ライダー公演、ヒビキ囚わる
第4話 マルドゥーク ディスオーダ ☆ シルヴィのヒビキ救出、イシュタルの望み
第5話 ステーション・ブレーク ☆ イングスの地球殲滅命令
第6話 シング・アロング ☆ マクロス起動、アルスの船の真の力{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)0、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5


OP 「2億年前のように静かだね」
ED 「de・ja・vu〜そばにいて」、「約束」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6
ネタバレ

Robbie さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

久しぶりに視聴してみた感想

数年前視聴した時よりは楽しめた。
また、TV版Δよりは全然出来が良いと感じた。

まずこの作品、単純に出来があまり良くないのと河森正治が関わっていないため何かと不遇で公式からも全然プッシュされていないためマクロスのアニメ作品中ではぶっちぎりで影が薄い。
確か当時はプラスよりOVAは売れていたのだが完成度はプラスの方が全然高いため現在の知名度はかなり差を付けられている。
あの完成度の低いΔでさえ開始前の期待、ワルキューレの歌やライブ、最近の他のアニメ作品よりは円盤も売れている点からは評価はともかくとして商業的には成功しており知名度もある。
ゼロにに関しては大ヒット作のF(TV版)にストーリーが大きく関わるため救いようがある。
しかし、この作品を観て感じたのだがもう少しこの作品を公式は宣伝しても良いと思う。
大人の事情ならしょうがないが流石にこれでは勿体ないと感じた。
何故ならイシュタル役である笠原弘子さんの歌が本当に素晴らしいからだ。
自分はイシュタルとして歌ってない笠原弘子さんの歌もよく聴くのだがそれらも非常に聴いていて心地良い。
やはりマクロスシリーズは何だかんだ言って商業的には曲が1番の武器である作品群のため非常に惜しいと思う。

かなり長くなったが作品のレビューだが音楽面は素晴らしかった。
上記に記載した通り笠原弘子さんの歌が素晴らしいのは勿論だが作中のBGMも優れていたと思う。
この作品、作中のBGMの使い方がかなり独特でかなり頻繁にBGMが入れ替わっていた。
ただ、それでも違和感が無くしっかりとそのシーンに合った曲を使っており非常に臨場感があった。
そして、以下がほぼ批判になる。
まず、ストーリーとキャラに関してだ。
ロボットアニメなのに主人公がジャーナリストで戦わなかったり男性が主人公の作品なのに女性のメインヒロインが主人公サイドのエースだったりと設定は斬新で面白い。
しかし、心理描写がダメダメで後半、{netabare} 結局、主人公はシルビー(初代の未沙ポジ)と結ばれるのだが何故結ばれたのかが理解不能。終盤、駆け足気味のため強引にくっ付けたようにしか感じない。
{/netabare}
また、これも後半なのだが
{netabare} 主人公が戦争に対して涙を流すのだが彼と関わった人間は1人しか死んでいないし家族に関しては作中で描かれていなかったため涙を流している理由が分からないため疑問しか無かった。{/netabare}
それとこの作品は展開は初代マクロスに近いのだが内容は初代マクロスに対する冒涜とも捉えられるため初代マクロスの大ファンからすると印象はあまり良くない。
初代マクロスの冒涜というのは{netabare} 歌が人間の本当の文化でないという意味合いのメッセージが伝わったからなのだが結局ラストはイシュタルの歌で物語が解決したようなものなので単純に矛盾しているし物語やキャラの発言が共に薄っぺらく感じる 。{/netabare}
声優に関してだが主人公は演技に面白味がなくただ下手なだけでダメダメだと感じた。
他は概ね満足だが主人公の声優によってここまで自分の中で評価が低くなった。
作画はキャラの絵は良いのだが戦闘シーンが微妙。
バルキリーはスピード感が無くもっさりしているように見える。
マクロスシリーズはスピーディーな戦闘シーンも魅力の1つのため残念。
また、所々ファイター形態が手抜きだと感じるシーンも見受けられOVAなのだからもう少し力を入れて欲しいと感じた。

1回目観た時よりは印象は良くなったが優れていない作品であることは間違いない。
しかし、上記の通りイシュタル役の笠原弘子さんの歌は一級品のためもう少し公式はこの作品を持ち上げて欲しいものだ。
この作品の完成度の低さがイシュタルを潰していると感じると残念だ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

マクロスの新たな方向性を模索したOVA

マクロスファンからはそっぽを向かれている感のあるこのマクロスⅡですが、
個人的には八谷監督なりのマクロスの解釈が表れていて面白いと思いました。


敵自身も歌を持ち、歌と歌の戦いになる。
その中で地球側の人間やイシュタルが、歌は単なる戦いの道具ではないと気づき始め、心を込めた歌に目覚める。

主人公のヒビキが報道レポーターということで、初代でいえばカイフンのような軍に対するもしくは戦争に対するアンチテーゼになっているのが面白いと思います。
・・・が、そのせいで主人公なのに戦場で活躍できないのは痛手だったようにも思います。


でもこれ主役はイシュタルですもんね。イシュタルが恋を知り、歌を知り、文化を理解していく過程は初代の流れを見ているようで面白いです。

初代のミンメイアタックを応用したミンメイディフェンスのアイデアなんかも面白いと感じます。


マクロスⅡって本当に曲に恵まれている印象です。

何と言ってもまずOP「二億年前のように静かだね」。このTVバージョンのイントロは秀逸でしょう。
計器の機動する音?なんでしょうか、エンジン音の唸りみたいで聴く度に興奮します。
映像も色々演出がダイナミックで、OVAらしい大判振舞いです。


その他挿入歌も何曲か
{netabare}
「恋のバナナムーン」は正にアイドルソングという感じで恋する少女の心情を情熱的に歌い上げた良曲です。


「バルキリーで誘って」はあえて一昔前のセンスな辺りが一味違います。
初代の「私の彼はパイロット」のようなマクロスらしさが出ていて面白い曲です。
マクロス7内でも劇中歌として使われていたので、知っている人は知っているのではないのかと思います。


「今は友達」はゆっくりとした、じんわりと心に響く優しい曲です。
この曲も同じくマクロス7でジャミングバーズが使用していた・・・はずですがあまり印象にありません(笑)



そして最終話の挿入歌「もういちど Love You」。
これは初代でいうところの「愛おぼえていますか」級の名曲です。全てを愛しみ包み込むような感動的な曲。
イシュタルの儚い恋心を表していて、正にマクロスⅡの全てが詰まっています。
{/netabare}

個人的に一番好きな曲は「もういちど Love You」です。
この曲が本編で流れる瞬間は鳥肌ものです。歌と戦争、マクロスのテーマを象徴するシーンですね。



全6話で毎回息をつかせぬ展開がなされるので、あっという間に見終えてしまいました。
後半3話は一気に引き込まれること間違いなしです。

初の続編ということで、どこを変えるかどこを継承するか苦心した名残が見られます。
マルドゥーク、イミュレーターなど、新しい試みはマクロスの世界にマッチしていて素晴らしいと思うんですが、三角関係とロボットの不出来が足を引っ張ってしまった感じ。


マクロスにおける歌の概念を追及した、マクロス史を語るうえでは避けて通れない作品だと思っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

64.9 14 アイドルで三角関係なアニメランキング14位
プリンセスナイン 如月女子高野球部(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (19)
121人が棚に入れました
早川涼は天性の野球の才能を買われ、名門お嬢様学校「如月女子高校」に特待生として入学する。理事長・氷室桂子は女子だけの野球部を創設し、男子と対等に甲子園で闘うことを狙っていた。しかし、足りない部員、野球部創設を快く思わない人々、大会参加に女子を認めない高校野球協会、涼や周囲に降りかかるトラブルなど、様々な困難が野球部の前に立ちふさがっていた。涼は大酒飲みの監督・木戸と共に、まず部員集めから始めていくが……。

声優・キャラクター
長沢美樹、金月真美、子安武人、岩永哲哉、榊原良子、島本須美、石井康嗣、氷上恭子、永澤菜教、矢島晶子、川澄綾子、笠原留美、飯塚雅弓、進藤こころ、川田妙子、井上和彦
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

仲間を信じて、夢を信じて!

星の数よりは満足度は高かったですね。でも、話の中弛みと作画の悪さが目立ってしまって評価としては低くせざるを得ないです。悲しい。



女子だけで甲子園に行こう!と思い立った主人公の女子高生早川涼が、部の設立からメンバー集めまで奮闘します。
{netabare}
正確には、如月高校の理事長である氷室さんの差し金なのですが・・・。まあ結局は涼のおかげってことで。
{/netabare}

結構この設立の経緯が生々しくて、理事会の猛反発を受けたり勝ち進めなければ廃部との条件を提示されたり、やはり女子野球部は逆境の象徴ですね。

そうした逆境を撥ね返すがごとく燃える、早川涼。
メンバーも運動神経の良い人材を連れてくるため、学校中を駆け回り説得。応じなければ野球勝負を挑んで強引に引き入れる。
テニス部のエース、氷室いずみとの対決も絵的に凄まじく、出だしからとんでもない勢いでした(笑)


スポ根丸出しの練習も試合展開も女子だからなんて関係ない位熱かったです。

この雰囲気を伝えるには言葉よりもOPを見てもらった方が早いです。
このアニメの熱さは何よりそれが物語っているので。名作揃いの90年代でもOPだけならタメ張れるんじゃないかと思ってます。↓
http://www.youtube.com/watch?v=dtVwG3IFLSg




ただ、問題は部設立を成し遂げた後。

そこから各キャラの掘り下げに入っていくのですが、前半の燃える展開との温度差が激しいです。
望月監督らしい繊細な女性の内面描写は単体としては素晴らしいです。
プリンセスナインでなければもっと評価されていたのではないでしょうか。
ちょっとドロドロだったり妙にファンタジーだったり、野球をやっていたときみたいに勢いで乗り切る事ができず、どれも後味が悪かったです。

何よりも涼の幼なじみである眼鏡の……誠四郎!地味すぎて存在感がほぼゼロでした。彼は不憫すぎる。
女子の中ではクール&ビューティーに見える東ユキのキャラ設定が色々とひどい(笑) なんであんな電波ちゃんに……。最後まで見せ場をことごとく奪ったのは最早嫌がらせとしか思えませんでした。

単純に尺の問題でしょう・・・けれど、もっと野球と恋愛や人間模様を上手く絡めていればより情熱的な内容になっていたと思うと勿体ないです。

OPで流れている涼と父親の関係ももっと深く物語に組み込まれていたでしょうしね。惜しいです。



そうした中弛みは分かった上で、最終話の決戦は素晴らしかったと思います。
{netabare}
決戦といっても甲子園予選ですけどね。
{/netabare}

恋愛での悩みが迷いとなって球に力が入らない涼。そのせいでピンチに追い込まれる如月女子高野球部。

そんなときライバルであるいずみの言葉が胸を打つ。
迷いを捨てて、いざマウンドへ!
そんな彼女の覚悟を表した演出が最高でした。
{netabare}
想い人である宏樹から貰ったメダルを外す。
それは今まで「お守り」として守ってもらっていた宏樹を倒すべき相手として認識した、彼女の意志の表れで。
目付きも変わって、勝負師の顔になった。ここでやっと面白くなってきたと思いました。
{/netabare}


ブーストがかかるのが遅すぎたと思います。まあ最終話のクオリティを連発する余裕もなかったんでしょう。

個々に絞れば秀逸なエピソードもありました。
スポ根路線では5話「荒波スイングと、対決!」や6話「いずみさん、あなたが欲しい!」
恋愛路線では21話「高杉くんなんて、嫌い!」や24話「Kiss…」


荒波スイングや稲妻ボールなどの、アニメならではのぶっ飛び演出が大好きでした。
それだけに、段々とスケールダウンしていったのが残念で。


プリンセスナイン自体は良作ではなかったかもしれませんが、伝説的なOPと女子野球の発想は評価されてもいいと思います。


あと、古臭いと言われようと寧々ちゃんは可愛い!ぶりっ子お嬢様で野球部のマネージャーでオタク体質って設定だけ見れば先駆的なキャラだと思います。
うん、プリンセスナインの魅力は寧々ちゃんにあり!寧々ちゃん最高!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

そっち方向行かないほうが良くない?

私は野球観てサッカー観てスーパーボウル観て一年が終わる。基本的にスポーツは何でも好き。

でアニメにおけるスポーツものは少ないし評価されている作品はスラムダンクぐらいしか無い気がするが、簡単に設定や進行を大まかに決められるから作りやすい気がするのだが。

この作品は高校女子野球チームが甲子園を目指す話だ。まず仲間集めから始まり公式試合に女性は出られないという困難、最初の試合、男子選手との死闘、練習そして夏の予選とイベント盛りだくさんで既に面白そうに聞こえる。

だけど実際は昼どら。これ3クールあったら、たわしコロッケ2回は登場したね。仲間を探す時のスピード感の無さと選手を掘り下げるタイミングも疑問。全24話なのに20話で初めて掘り下げるキャラいたからね。前半に掘り下げないと試合のファインプレーが本当にファインプレーにしかならん。実はこの子は中学時代にいじめられててね‥とか隣の野球観ているおっさんに解説出来ないじゃん。

それと試合の映像を流そうとしすぎ。試合描写なんてスコアボードで数字いじりすれば十分。これはジョークではなくて本当に試合映像は極力誤魔化す方が良い。理由はリアリティーの無さがどう頑張っても出てしまう。それとスピード間が無くなり努力が圧縮される。

例えば、試合を丸々1話使うのと1話の中でボードいじりしてボロボロのナインが自分の力の無さを自覚し練習→ボードいじり→練習→ファインプレーだけ映して失点が減っているボードいじり これだったら絶対に後者の方が良い。後者はちゃんと練習して失点減ってるもん。前者は3回まで抑えてその後失点して最後に仲間の叱咤で9回を無失点で抑えるパターンだね。
1試合の中で成長するのって努力の部分が抜け落ちている。それは努力ではなく持っていた能力を開放しているだけ。

それと恋愛入れるのは諸刃の剣というかいらない。三角関係とかすると主人公の判断能力に疑問が持たれる。スポーツは感覚・判断能力が大事になる。スポーツは考える時間が無いから反復練習か判断能力で対処するしかないけど、恋愛入れるとどっちも無いキャラになる。良い選手じゃないしメンタルも弱い。ついでに観ている人は私のようにスポーツ好きだから観ているはず。恋愛アニメ観たい訳では全く無いからその辺気が付いて欲しい。そっちに行くな、戻って来い。

この作品、スポーツアニメの大枠が簡単に決められるという良い部分と、その設定を生かせない駄目スポーツアニメの両方が入り組んでいて非常に興味深い。

多分、大正野球娘はこの作品を反面教師にして作られたに違いない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

青春は全てが同時進行で、決して待ってくれない。

某つべで期間限定配信されてることを偶然知り、興味が湧きました。
公式ってなってるけど本当に公式かどうかは知りませんw。

わー、20年も前のアニメですか?。
そんな前に既にあったのですね・・女子野球アニメが。
そんな存在、今まで全く知りませんでした。

本サイトでちらっとレビュー観てみましたが
あまり評判良くないようなので(特に後半の○愛展開?)
チラ観してすぐに断念するのかな?って思ってました・・。


っがッ!!

アツい!。アツすぎる!!(誉め言葉)。

基本的には、近年の9人そろえる某アイドルアニメ作品と同じ構造の作品ですね。
普通にその路線で行けば、無難に評価を得られる流れで来てたのですが
本作は、さらにさらに冒険してる作品ですね!!(誉め言葉)。

そこを受け入れられるかどうかが
視聴者の評価を分けてしまうと思います。

結論から言うと、自分は大満足の最大評価でした!!。

作画ははっきり言って制作時期が時期ですので、まあ古臭いです。
でも、めちゃくちゃ気持ちがこもった作画なので
躍動感・情熱・執念がたまらない!!(誉め言葉)。

恋愛要素が・・と気にかかることもあるかと思いますが
恋愛感情を抱かない青春なんてありえなくないですか??。

自分でどうしようもなくなってしまうあたりが
よく描写されてたと思います!。

スポーツにかける夢はそれはそれで大切。
恋愛に走ってしまう気持ちはそれはそれで止められない。
ライバルへの意識はそれはそれで譲れないけれども、どこかで認め合ってる。
友情は友情。
肉親の事情は自分の都合と関係なく、どこかで何かが起こってしまう。

若干、オカルトチックな描写もなくはないのですが
適度なスパイスという解釈でアリだと感じました。

ほんと数日で一気見してしまいました!。
本作に出会えたことに感謝感謝なのです^^。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
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