カップルで恋愛なおすすめアニメランキング 11

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのカップルで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番のカップルで恋愛なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.9 1 カップルで恋愛なアニメランキング1位
かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★★ 4.1 (959)
4413人が棚に入れました
秀才たちが集うエリート校・秀知院学園その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!!“如何にして相手を告白させるか"という恋愛頭脳戦に知略を尽くす2人…その類い稀な知性が熱暴走!!もはやコントロール不可能!!恋が天才をアホにする!!新感覚“頭脳戦"?ラブコメ、再び!!秀才たちが集うエリート校・秀知院学園その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!!“如何にして相手を告白させるか"という恋愛頭脳戦に知略を尽くす2人…その類い稀な知性が熱暴走!!もはやコントロール不可能!!恋が天才をアホにする!!新感覚“頭脳戦"?ラブコメ、再び!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、富田美憂、花守ゆみり、麻倉もも、日高里菜、八代拓、青山穣
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

和を以て貴しとなす

種明かしは後半で! 原作は未読です。

面白いと感じる作品には4.0点以上つけていて、自分レビューした作品の5割弱が“面白い”に該当します。『かぐや様』の1期は4.0点ちょうど。
なによりも脇役の藤原書記・石上会計・早坂・そして柏木カップルが良い仕事をするコメディと評価しました。アニソン界の大型新人や劇伴含めた演出のコテコテ感も好感。ただし主役二人はパンチ不足なので4.0点どまり。そんな1期の評価です。

 とにかく場を荒らしまくる藤原
 気軽に地雷を踏み抜く石上
 この作品唯一まともな人早坂
 主役以上にラブしてる柏木夫妻

名バイプレイヤーがいる作品は安心して見ていられる。好評だった1期からそのまま大きく外すことはないだろうとの期待を裏切らず無事完走。1期と同じく全12話の物語。
1期を受けての2期となるお作法について本作は視聴前から方向性は分かるようになってます。
作品サブタイトル~天才たちの恋愛頭脳戦~には取り消し線が引かれ、メインタイトル『かぐや様は告らせたい?』と“?”を追加。
頭脳戦そっちのけで四宮かぐや(または白銀御行)が権謀術数はりめぐらせて相手から告白を引き出したい。もうそれすらどうなのかもはやわかんない。そんな展開が見て取れるタイトルをきちんと踏まえた物語展開をしておりました。こういう細かいところで小粋な仕掛けが光る良品だと思ってます。
キャラでいえば新キャラ伊井野ミコ(CV富田美憂)を追加。真面目で融通が利かずアガリ症という基本スペックがまずありきで、ことごとくタイミングが悪かったり妄想癖が強力にドライブしたりのギャグ仕様。初期メンバーが偉大過ぎるのでやや埋没している感は否めないものの、この作品にはこれまでいなかったタイプのキャラなのでハマれば化けるでしょう。


ここまで書いといてなんですが1期観てからにしてくださいね。元は取れます。
おそらく1期から流れてきた方がこのレビューを読んで頂いていると思います。みなさん評価のUP↑DOWN↓はあれど乱高下してる感じはなく良くも悪くも安定しているなぁというところに落ち着くのではないでしょうか。自分は若干2期の評価を高くしました。
新キャラ増えてもバランスが壊れてないという最低限をクリアしている点。そして思った以上に主役二人のキャラとしての魅力が上昇したことが判断の決め手です。劇伴・主題歌・演出は誤差の範囲としてほぼ1期と同等水準でした。



※ネタバレ所感

■終盤のあのエピソードは示唆に富む?

体育祭がピークの第2期でした。そのピークをピックアップ。

{netabare}もちろん石上がメインディッシュではありますが、その裏で動き回る生徒会メンバーが小粋なのです。

持ちあがりなのに停学が解けてない生徒を調査しビンゴな解を導き出した会長
おそらく裏から手を回しマグロ漁船的などこかへ演劇部荻野を飛ばした剛腕かぐや
もしかするとOB説得プレゼン資料として使われたかもしれないレポート作成の裏方藤原
先生に掛け合いもしかすると高等部進学できないのが濃厚だった石上を救った伊井野

石上を通じてこの5人が5人である意味/必要性みたいなものが生まれたエピソードにも見えました。ギャグやコメディでここまでやる必要はありません。もちろん褒め言葉です。

その上で、、、
会長マジでかっこいい…と惚れる理由がわかります。
かぐやは財閥令嬢だった…と帝王学を身につけた才媛であることを思い出します。
だから書記なのね…とレポート作成スキルの高さを藤原に垣間見ます。
似た者同士じゃ…「過剰なまでの正義感を抱えていた」独白する石上とミコが被ります。

各々の個性も浮き彫りになってたなぁと感じた次第。悪くない。
強い個があってそれが有機的に結びついたことがなにより素敵と感じる第11話でした。これこそがジーコがやりたかったサッカーだったんだと思います(謎)。
とりわけ白銀とかぐやがとったアクションが石上の意向を汲んだものになっていることがレビュー冒頭で主役二人の評価を上げた理由となります。つくづくアタッカー陣とディフェンス陣との意思疎通が取れてればと後悔せざるをえないドイツでもありました(さらに謎)。

{netabare}「何より秀知院には楽しい思い出ばっかだから!」{/netabare}

大友京子のこの笑顔で不覚にも目から汗を流した私です。{/netabare}


■陽キャに光を!

アニメって陽キャに厳しいですよね。陰キャが活躍すれば拍手喝采。アレが肌に合いませんというかリアリティを感じない。某間違ってるかもしれないラブコメアニメなんかもその気あり。面白いんだけどリア充敵視しすぎなのがどうも引っかかる私です。
コミュ障非モテ陰キャラが無双するのがありえないって気持ちもないわけではないのですが本質はそこではありません。そもそも陰と陽は表裏一体。人間だれしも両面持ってるところをことさらにどちらかをデフォルメして、陽キャ=リア充とする風潮が嫌だとぼやいてます。控えめな性格でも本人なりにリアルが充実してる奴なんていっぱいいるだろうに。

{netabare}そして本作。陽キャウエイ系応援団がものすごくいいやつらに描かれている。ここに感動した!誰がなんと言おうとも感動した!だいたい明るかろうが暗かろうが真のリア充はいい奴がほとんどです。{/netabare}

{netabare}そこにちなんで一点。リレーでゴールした石上に駆け寄ろうとするミコと藤原を制止する会長というちょっとした一コマ覚えてます?
生徒会ではなく応援団の面々が駆け寄る間(ま)を作ります。次々と石上に声をかける応援団のみんながほんといいやつだったこともあって、闇落ちしていた石上目線では“表情(目)”が消されていた周囲の人々に顔が戻ってきます。『聾の形』でも使われた演出ですね。
残される後輩のために生徒会以外の居場所を!との想いが白銀にあったとすれば更なるイケメンの証拠固めですがそれはわかりません。白銀のイケメンぶりもさることながら陽キャ=敵とまで思ってたかもしれない陰キャの星石上の心に変化が生じたことがなにより尊い。陰と陽が融合した感が色濃くて素敵なシーンでした。{/netabare}


陽キャも陰キャもなく当人の心だよね心!
…コメディという本筋を充分楽しみながら、不覚にも別領域に心を奪われた私でした。



視聴時期:2020年4月~6月 リアタイ視聴

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2020.08.08 初稿
2021.03.13 修正

投稿 : 2024/04/27
♥ : 66

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

コメディーは皆で笑いたい。藤原書記は今日も輝く。

 みんな大好き、かぐや様の2期。私は本作を海外勢とリアルタイムで追いかけた感じでした。


 コメディー作品は、一人で見るよりやはり大人数が一緒に楽しんでいる!という体験込みで面白い(疑似だが)。コメディー映画なんか特にそう。


 1期と変わらぬ面白さでしたが、すでに前にある程度キャラを紹介できたので、本作ではラブ度が増し、キャラの掘り下げや遊びの要素を入れる余裕も出てきて横綱相撲な見事さでした。


 個人的には2話がベストだった気がしますが、それ以降の回も実に安定していた。ただ、1期もですが終盤無理にシリアスにした感があって全体のトーンと少しズレていた気もしました。だが、全体的に面白かったから良し!。


 本作の魅力は何か?。それはひとえにキャラがみんなしっかり魅力的、というシンプルな理由につきると思います。キャラに対する愛情は必ずこちらにも伝わるものである。


 特に白眉はやはり藤原書記だろう。プリキュアでも大活躍したのは伊達じゃない。自由に暴れまくり、ボケにもツッコミでもずば抜けている。悪魔のようにクレイジーで、マシュマロのようにフワフワ。


 本作が嫌味のない、ギャグ強めのラブコメとして見事に機能しているのは彼女の力が大きいだろう。プリキュアに続いて影の主役と言っても言い過ぎではない。


 本作の作劇は他の作品も参考にして頂きたい。ギャグはどうすればいいのか?、キャラは無計画にやたら出さないで、出すからには愛情を注いで無駄にするべからず。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 61

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

必ず笑える、優しさにつつまれた物語

この物語は、笑いを我慢することができません。
それでいて大切な時には、胸がキュンとなる優しさや純情さをかぐやたちが見せてくれます。
かぐやは見た目で誤解されがちですが、とても心の優しい少女です。
この物語はとても面白く、そして温かい。


この物語の学園には日本の将来を担うエリートたちが入学しており、生徒会副会長の四宮かぐやと生徒会長の白銀御行は、秀才中の秀才です。

二人は、お互いに好意を持っているのですが…
あまりにも恋愛のど素人。恋愛の駆け引きを考えすぎてしまい、自分の気持ちに素直になれません。
それが見ていておかしく、最後は必ず作戦が失敗するので、ゲラゲラ笑えます。

作戦が失敗する理由の大半は、生徒会書記の藤原千花のせい。
彼女はかぐやの親友であり、彼女自身には全然悪気はなく、とても素直な性格なのですが…、空気が全く読めない。
彼女の行動自体、何をするのか全く読めない。というよりも、いつもとんでもないことをしでかします。

この物語は、藤原千花がいてこそ成り立つ物語だとも言えます。彼女はこの物語のヒロイン(?)です。

私は、藤原千花が大好きです。
こんな子が友達だったら…毎日とんでもない目に遭いますが、いつも笑って過ごすことができるでしょう。
どんな悩みがあろうとも、悩みは吹っ飛びます。脳みそも吹っ飛びます。

かぐやも考えすぎず、藤原千花のように自分の心に素直になって(アホになって)しまえばいいのに…

学生時代は人生で一番輝くときです。
後で後悔しないためにも、自分の心に素直になって人生を楽しみましょう。(^_^)


ところで、
私は宣伝やタイトルだけを見て、かぐやのことを、頭脳優秀な令嬢で人を見下す女性だと思い込んでいました。
ですが、実際はバカがつくほどの純情で、無邪気に喜ぶ姿が愛らしく、常に相手のことを考える優しい少女でした。

第一部の最初の頃と比べると、かぐやは見違えるほどアホになり、しかも優しく、可愛くなっているような気がします。(*^_^*)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 70

72.6 2 カップルで恋愛なアニメランキング2位
好きっていいなよ。(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1134)
5552人が棚に入れました
16年間、彼氏も友達も作らずに生きてきて、周りからは暗いやつと思われている、橘(たちばな)めい。ある日、ひょんな誤解から学校一のモテ男・黒沢大和(くろさわやまと)にケガをさせてしまうが、なぜか大和はめいを気に入って一方的に友達宣言、むりやりケータイ番号を押しつける。めいがストーカーにつきまとわれた時、呼んだらすぐにきてくれた大和は、めいを守るためとキスまでしてきて……!?

声優・キャラクター
茅野愛衣、種田梨沙、櫻井孝宏、島﨑信長、内山夕実、寿美菜子、前野智昭
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

<最終回まで視聴完了> なんだんねんw

いろんな意味で、少女マンガの王道だったかもだね。
誰かの嫉妬から嫌がらせを受けたりして傷ついたり、
ありもしない噂流されたら本人に確認する前に信じちゃったり、
そういう人間くさい愚かな部分を描きつつ、恋を実らせ育んでいく2人。

やきもきしたり、じれったかったり、イラッときたりしながら
最後まで観たわけだけれど、う~ん・・笑っちゃったな。

期待しすぎてしまったのかな。もう少し感動が欲しかったんだと思う。
なぜそこでそう思う・・?ってことがあまりに多くて
それは、めいにも大和にもすごく感じた。
{netabare}
しかも、めいと大和の間に会話はあまりないようで、
お互いがもっといろんなことを何でも話し合ってる仲だったら
こんなことにならないのに、ってことが多かった気がする。
付き合いが浅いからこそ、たくさん話をすべきだし
それがないから、すごく好きなのに信頼関係が浅いってことに
なってしまうんだろうね。
{/netabare}
でも、愛子やあさみっち達のようにいろんなカップルがいるわけで
その2人だけのカラーみたいなものは確かにあるし、
めいと大和も、これまでの経験と教訓を生かしながら
今後はもっともっと会話に花を咲かせたり、信頼関係を深めていくのかも。
そう思わせてくれる可愛く初々しいい話ではあった。

ちなみに、愛子やカイがいてくれたから成り立ってたし
この2人がとても魅力ある人物で、けっこうお気に入りだった。

展開的には前回(12話)のほうがよほど最終回にふさわしい内容で
盛り上がれたような気がするなぁ・・

リアルだなとは思うのだけれど、せっかくのアニメ作品だし
もう少し見せ場が欲しかったのは正直なところ。
それでも、作画は毎回美しかった。
背景がきめ細かく、隅々まできれいに描かれていて
つい見落としそうな小道具や部屋のインテリアや
置いてあるものなんかで、キャラ設定もわかりやすかったし、
そういう行き届いた想いが伝わってくるのは嬉しかった。

それに表情の微妙な変化なんかも細かくて。
あと、OPに岡崎律子の歌が起用されていたことも嬉しかった!
彼女のやさしい歌声とメロディーはとてもピッタリだったと思う。

一応、原作が手元にあるのでこれから読んでみるつもり。
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<8話の感想>

モテるからって恋愛上手なわけじゃない。
大和は確かに八方美人なところ、あるよね。
誰にでも優しくしてしまうのは、中学時代・・苛められないよう
表面を取り繕ってた時から変わってないんだなぁ。
嫌われたくない思いと、女の子は大事にしたいって思いは
わかるけれど、目先だけで動いてしまうんだろうなぁ。
あとは実際、恋愛経験が少ないから気が付かなさ過ぎてるだけ。
でも本気で好きな子がいるなら、その子を不安にさせちゃダメだよね。
めいみたいな子と出逢ったことで、これから彼もわかっていくんじゃないかな。
めいも大和と出逢って、自分の気持ちを表現するにはって悩みながら
どんどん変わっていってるしね。
新キャラの男の子、大和を昔から知ってるような感じだったし
今後どう絡んでくるのか楽しみ。
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<7話の感想>

読モのめぐちゃんは、自分に正直な子。
しっかりしたところもあって決して悪い女の子ではない。
愛子はけっこう冷静に観察しているけど、情に厚い姉御肌。
{netabare}
デリカシーないのか?と思ったあさみっちも、実はちゃんと気づいてた。
大和は、心変わりや裏切りなどしてないし、
めいには誠実なんだけど彼女の本音までは見抜けなかったかもだね。
ずっとメールを待っていためいが、大和からのメールに
「遅かったね」と打ちそうになったのを「おつかれさま」に
変えた気持ちが痛いほどわかる。
{/netabare}
でも、やっぱり気持ちは伝えないと伝わらない。
お互いが本音に気づいてあげられるほどの関係じゃないから、なおさら。
嫌な噂を耳にして、不安が疑惑に変わってしまったり
理解してるつもりで本音を隠し、いい子ちゃんぶってしまう・・
誰にでもよくあることかもしれない。
でもそのままにしておくと、気づかないうちにどんどん歯車がズレていく。
いつのまにか離れてしまってた、なんてことがないように
大切なその自分の想いをまずは信じて、勇気出すしかないのだよね。
{netabare}
愛子やあさみっちに気持ちを打ち明けためい、一歩前進できて良かった。
大和を想う気持ちの分だけ、少しずつ髪が伸びていっているめい。
気持ちをわかってくれる友達もできて、ますます変化が楽しみ。
{/netabare}

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<6話の感想>

ふたりで下校中の夕焼け空を一直線に横切る飛行機雲が、
一途な思いを揶揄しているように見えた。
でも、めいが久しぶりに1人で下校したときの夕焼け空は
どこか淋しげに映った。
だけど彼女は、今まで恋をした経験も友人もいなかったわけで
大和に対しても好意は持ちつつ、まだ自分を見失うほどの情熱には
発展していない段階なのだよね。
大和や他の登場人物の言動によって、自分の気持ちに少しずつ気づいたり
相手のことを信じれるようになったり、全部まだこれからって状態。
そんな中、大和の気持ちが今のところ揺らがずにいてくれてるのが
せめてもの救いだし、安心して観ていられる。
1クールなのかな?だとしたらそんなに話も入り組めないから
めいが今後、心乱されながらも大和と信頼関係を築いて
ほんとうに「好き」って言えるまでを描くのかもしれないね。
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<5話の感想>

猫を通してさらに距離が縮まっていく流れがいい感じ。
生真面目で優しい、めいのキャラがとてもよく表現された回だった。
そして、大和のちょっとだけ生意気な妹の繊細な気持ちが
いろいろな言動に表れていて、思わず抱きしめたくなった。
オーブン電子レンジからケーキを出すあの後姿が、めちゃ可愛い!
子供の頃の自分と重なる想いやエピソードもあって切なくなったけど
彼女には めいがいてくれて良かった。
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<4話の感想>

大和の友だちである早川君、音立てて汚い食べ方(苦笑)
イヤ~な奴の描き方がすごくわかりやすいよね。
それぞれの人物の細かな表情の変化、しぐさ、目線、指先。
そういう演出がとても良いと思う。
場面によっては、こっぱずかしくて赤面しそうなんだけど
それは、そのピュアさが今の僕に無くなりつつあるからなのかな。
大和とめいの信頼関係が少しずつ少しずつ深まっていくのは
心地良いし、素直に応援したくなる。
毎回OP聴いてるだけで泣きそうになるんでホント反則だぁw
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<3話の感想>

この作品、OPがものすごく好きだけれどEDもいいな♪
歌だけでなく、あの紫陽花色のイラストの数々がすごく好きだ。

人には多少なりとも心の傷があったり
罪悪感や劣等感を持ちながら前へ進んでいるよね。
そんな自分の心のうちを大切な人に打ち明けることで
お互いの距離を縮めたり、理解したり、しようとしたり。
大人ならさらっと流してしまうことでも、彼らは高校生。
ひたむきさ、みたいなものが伝わってきて
大和やめいはもちろんだけれど、波乱因子になりそうな愛子のことも、
ちょっと憎めないものを感じた。
それにしても、大和モテすぎだろww
まぁ、実際ああいう人いたけどね(笑)
{netabare}
チャラいようで実は、めいを好きになった理由がちゃんとあったってことが
今回は言いたかったみたいだね。
{/netabare}
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<2話の感想>
{netabare}
中西くんが意外にいい奴で、初々しくも想いをはっきり伝えてるところ
なんかけっこう好感持てた。
あさみっち、ライバルになるのかと思ったら、
いいお友達になれそうだしホッとした~
にしても、あのチュー攻めは観ててニヤケながら複雑というかw
思わず顔がほてったww いったいどんな展開が待ってるやら。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 63

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最初と最後で、別人のような主人公

王道の少女漫画。
高校生同士の、まさしく恋愛模様を正面から描いています。
定番にして王道。意外性はありませんが、等身大の高校生の「恋」」にまつわる喜びや苦悩。
キャラクターも漫画チック&アニメチックな要素は少なく、現実に居そうな感じの登場人物。
人間くさく、未熟で、不器用で、もどかしく、切ない。
そんな恋愛ものです。


初っ端で主人公は、なかなかトゲのある人物像を見せてくれます。
人間不信で周りから距離を置いて何処か達観している風な性格。そんな主人公が、モテモテイケメンの男と恋をして、色々悩みながら変わっていく軌跡が本作の全て。
どんどん人間らしく
どんどん若者らしく
どんどん女の子らしく
恋をすることで、他人と関わることで、変化していく主人公の様に感情移入して嬉しかったり苦しかったり。
ストーリー展開こそフィクションらしく色々と事件が起こりますが、奇をてらった演出や特殊な人物はでてきません。
あくまで現実の高校生に起こり得る設定の範疇で、極端な事をすることもなし。ある意味漫画のキャラらしくない等身大な行動原理の中でのお話。
根幹にあるのは「トラウマの克服」でしょうか。主人公に限らず、みんな色々悩んでいますがそれを乗り越えた先での愛情・友情の物語。
少女漫画らしく、恋に想い悩み、他人との関わりを持つ事の「キモチ」を丁寧に描くことに注力してあります。


話数を重ねる毎に飛躍的に可愛らしく変わっていくのが魅力的。しかもそれが無理なく自然に見えるのが秀逸。
いい意味で、主人公の変貌ぶりに驚かされる作品です。

大切な人が出来て、気持ちを通わせて、前向きに自分が変わっていく。
これ、やっぱり女の子の憧れのシチュェーションなんでしょうね。
赤面するようなシーンもいっぱありますが、
「ああ、そうだよねぇ」
という納得の気持ちが、気恥ずかしさに勝ってしまいます。


とにかく、王道中の王道。
久しぶりに、由緒正しい少女漫画のパワーを見せつけられた気分です。これ、イイです!

OPも作品の雰囲気や内容を反映してか、静かで優しく切なく暖かい旋律・・・いいですねぇ。
紆余曲折あったけど、みんな自分の進むべき道を行っている、そんな締めくくりも暖かい。

クサい表現になりますが、恋って素敵。(〃'▽'〃)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

共感して、心にぐっときた。

女の子の絵はかわいいんですが、男子(大和など)の体の書き方や髪形に少し違和感を感じます

ですが、背景がけっこう細かくてびっくりしましたねー。
作画は中といったところですかね。


話的には、このアニメ(マンガ)心理描写がリアルすぎて
見てて痛々しくなるときありますが、
とても共感しやすいお話なので、けっこう楽しめて好きだったりしました^^

また、いちおう原作、読んでますw
原作では最終回の続きも書いてるので、続きが見たい人は一度見てみるのもいいかもしれませんねー


個人的にキャラで海とナギと姉御(愛子)が好きです!
海みたいな人が現実にいたらいいのにな~と本当に思いますしねw


~13話~(最終回)

{netabare}いままでの回で一番笑いましたw
特に妹ちゃんと大和の会話が漫才みたいでしたよw


あと、このアニメカップル多いですね~。
この回ですべてのカップルが出てきて、思わずドンドンしてしまいました^^;

そのギャップとひどいせいか、海がかわいそうなんですけどね・・めぐたんと付き合えばいいのに・・w


ニコニコ、ニヤニヤでおわりましたね~
最終回ボロ泣きするようなアニメもいいですが、こんなふうにすっきり終わるのもいいですね!^^{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

78.4 3 カップルで恋愛なアニメランキング3位
ヲタクに恋は難しい(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (662)
3343人が棚に入れました
アニメやマンガが大好きなことを隠している成海と、イケメンで仕事もできるが、重度のゲーム好きの宏嵩のオタク同士の不器用な恋愛模様が描かれる。

声優・キャラクター
伊達朱里紗、伊東健人、沢城みゆき、杉田智和、梶裕貴、悠木碧
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

現代人の恋

彼氏と別れたことが原因で会社を辞めた桃瀬成海は、
転職先で、幼馴染でオタク友達だった二藤宏嵩と再会する。
そこに会社の先輩でオタクの恋人同士である
小柳花子と樺倉太郎が加わり、オタクのカップルたちが、
衝突しながらも心を通わせていく、
pixiv発の少女漫画原作のコメディ。

アニメーション制作:A-1 PICTURES
監督・シリーズ構成:平池芳正、
キャラクターデザイン:安田京弘
原作:ふじた

2組のカップルたちが、オタクライフを満喫する様子が
描かれるのだが、オタク同士でも
細かい違いがあって、そこで諍いが起こる。
同じオタクでも好みのジャンルが違うため、
お互いのことを理解しなければいけない。
そしてオタクであるが故に自分の趣味を優先してしまい、
真っ当な恋をすることが難しいという物語。

よく考えてみると、こういう状況は
オタクに限らず、現代人の傾向としてよくある気がする。
情報化の広がりとともに好みが尖鋭化された現代においては、
昔のような単純な構図ではなくなっている。
自分の好きなことにこだわりを持つのは良いことだが、
それが他人に対する不寛容につながってしまう。
男女の付き合いでも同じことで、
大きなテーマのひとつとなっている。

桃瀬成海(隠れ腐女子)と二藤宏嵩(ゲームオタク特化型)
小柳花子(腐女子・コスプレイヤー)と樺倉太郎(ライトオタク)

基本的には同じ会社の同僚である
この4人のカップルを中心に話が進んでいく。

特に小柳と樺倉のカップルは衝突が絶えない。
年下で女性の小柳のほうがディープなオタクで、
樺倉と一緒に色々と楽しみたいのだが、
樺倉のほうは、オタクであることに対する
羞恥心があり、小柳からの要求にいちいち突っかかってしまう。

こう書いてしまうと、樺倉の不寛容が悪いように感じるが、
要求してくることの難易度が高いのだ。
腐女子というのは、男同士の絡みに高揚するわけで、
それにコスプレや撮影が付いてくるとなかなか厳しいものがある。
ハードルが高すぎて付いていけなくても仕方ないようにも思える。
そして、腐女子にとっては、男のどちらが
「受け」と「攻め」であるかも重要だということを
この作品で初めて知った。
{netabare}成海と小柳の女子2人がファミレスで
自分たちの彼氏同士がカップルになった場合には
どちらが「受け」で「攻め」になるかということで
熱い議論を交わすシーンには爆笑してしまった。{/netabare}

俯瞰してこの物語を観ると、
フジテレビで放映したことが納得できる。
恋人同士のすれ違いや諍いが起こる
よくある恋愛ドラマの構図になっているからだ。
その道具立てにオタクの要素を取り入れたことで、
滑稽で新しさを感じさせる。

例えば、喧嘩しているときに
ドラゴンクエストのゲームの要素を
持ってきて展開させたり、
仲直りするときに「じゃ、ゲーセン行くか」で
締めたりするところはとても微笑ましく感じる。

作者が女性ということで、見せ方が上手い。
悪く言うと、リアリティに欠けているという
意見になるのだろうが、
{netabare}(まぁ、26歳くらいの宏嵩が幼馴染の成海を
ずっと片思いしていたという設定は違和感があるが、
そういうこともなくはないと、私は考えることができる){/netabare}
少女漫画特有の軽快感とスマートさが
全面に出ていて、個人的には好感を持った。
思わず原作を買いそうになったが、
ツタヤのレンタルで済ませて、全巻読破した。
こちらは、細かいネタごとの展開になっていて、
気軽に楽しむことができる。
欄外により細かいオタクネタが
散りばめられているのが、とても興味深かった。
作者はガチのオタクなので、とてもリアリティがある。

最近のアニメの定石といえる実写化も実現。
ほかの作品とは違い、2組のカップルが中心となり、
ドラマチックな展開もあるため、
俳優や監督の力量によっては成功する可能性も
ゼロではないと思っていたが、
監督に『勇者ヨシヒコ』シリーズの福田雄一を
起用して大コケしたようだ。
この監督のことをどうこう言うつもりはないが、
どう考えても監督の選定が間違っている。
この作品はラブコメが重要なのに、
どうして、こういう方向になってしまうのかが疑問だ。
ネットで評判を見ると、原作を大幅改変していて、
どうにもならないデキだったという意見が多数。
実写化によって幸せになるアニメは、
極々僅かな印象なので、個人的にはやって欲しくない。
金の問題だから仕方ないのだろうが…

アニメ版も評判はそれほど良くないが、
個人的には十分に成功していると思う。
ラブストーリーとしても面白いし、
オタクネタも笑わせてくれるシーンが多かった。
こんな美男美女でキレイなオタクはいない、という
ツッコミをよく見かけるが、
それは、少女漫画に対してはあまりそぐわない。
脇の声優には小柳のCVが沢城みゆき、
樺倉のCVが杉田智和というベテラン同士の組み合わせで、
とてもテンポが良く、さすがの上手さを発揮している。
特にかけ合いのようなふたりの喧嘩は最大の見どころで、
声優の上手さとネタの面白さの相乗効果によって、
より魅力的なシーンとなっている。
そして、主人公・成海の伊達朱里紗も味のある可愛い声で、
主人公・宏嵩の弟の彼女になるであろう
桜城光のCVに悠木碧を起用するという豪華声優陣を配しており、
より魅力的な作品となっている。

それにしても悠木碧の多彩な声には改めて感服する。
今回の桜城光のCVも最初聴いたときには
誰だか全く分からなかったし、ドラクエ風の機械的な
ゲームヴォイスだけで登場している回もあって
エンドクレジットを見て驚かされた。
アニメにおいて声優がどれだけ重要かを
改めて感じさせてくれる。

OPとEDは耳ざわりの良いスマートな楽曲で
どちらも作品に合っている。
EDの『キミの隣』を歌うhalcaは
特徴のある柔らかなボーカルが魅力で、
放映当時はDLして、よく聴いていた。
現在は『邪神ちゃんドロップキック´』の
OPも担当していて、こちらも最近はよく聴いている。

1話を観るまでは、作品のイメージが好みではなかったので、
どちらかといえば敬遠していたのだが、
1度観始めると、グッと引きつけられしまった。
何となく避けていた人は、ぜひ試してもらいたい。
(2018年8月19日初投稿・2020年5月30日追記&修正)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 63
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ヲタカップルの日常系ラブコメ

私にしては珍しく原作既読です。最終話まで視聴。
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2018.07.02追記
『ヲタクに恋は難しい』というタイトルに引っかかっている方が多いみたいなので・・・。

『ヲタクに(は、普通に)恋(をすること)は難しい(と、宏嵩が感じている)』が正しいタイトルかと思います。

成海は、ヲタクであることを隠しつつも、いくつもの恋愛を経験済みです。
言うまでもなく、樺倉と花子も、普通に恋愛をエンジョイしています。

自分のイメージする「恋愛」とは程遠い自分と成海の現状を、宏嵩が嘆いている・・・、みたいな。

そこで、現状の打開を試みた宏嵩の目論見は、果たして・・・?【本編第9話】
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主人公・桃瀬成海はコミケにサークル参加するほど重度の腐女子。ゲームやコスプレにも興味あり。
もう一人の主人公・二藤宏嵩は、重度のゲームヲタク。成海に対しては再会以前から行為を寄せていた様子。

幼馴染のヲタク二人が会社で再会し、交際を始めることに・・・。

小柳花子は大手の男装専門コスプレイヤー。成海とはBL愛好趣味で意気投合。
樺倉太郎は”普通の”(?)アニヲタ。

同じ高校の先輩後輩である二人は、先輩・樺倉の卒業と同時に交際を開始し現在に至る。

この主役4人の、微妙にジャンルの異なるヲタクの繰り広げる”私たちには”あるある系のラブコメです。(笑)

お互いに、お互いの趣味に理解はあるけど、ジャンルが異なる故に微妙にすれ違う感じが面白い。
例えば、{netabare}第2話の『animate』のくだり。
イキイキとする3人に対し、理解は示しつつも、どこか退屈そうな宏嵩。
「確かに、ゲームヲタクにanimateは退屈かも」みたいな感じ。

第3話のコミケのくだりも面白かった。
イキイキとする女性陣に対して、付き合わされている感満載の男性陣とか・・・。{/netabare}

あと、成海の趣味に付き合う宏嵩の健気な感じもとても良い。
{netabare}第3話のコミケのくだりとか・・・。
まあ、交際の条件(?)だったしね。(笑){/netabare}

声優陣もこの作品の魅力。
成海役の伊達朱里紗さんと、宏嵩役と伊東健人さんコンビは、2人ともほぼ初主役級とは思えないほど良い感じだった。
特に、伊達朱里紗さんはとても良かった。

樺倉役の杉田智和さんと、花子役の沢城みゆきさんのベテランコンビもとても良かった。
{netabare}第4話は、二人のコンビが絶妙で良かった。{/netabare}

という感じに、前半4話に、この作品の魅力がギュッと詰め込まれてる感じの構成も良かった。

中盤の{netabare}5話では新キャラの宏嵩の弟・尚哉(非ヲタ)が登場。
6話前半の成海のくだりは、わたモテの芹沼さんとカブっていて、腐女子あるあるなんだろうなぁと・・・。
7話前半は、4人でネトゲをする話。後半は、男子会VS女子会。なかなか面白い回だった。
8話前半は”カミナリ怖い”の話。
9話はデート回。あえてヲタク封印縛りデートを楽しむ成海と宏嵩・・・。
10話で新キャラの光くん登場で、後半は再びネトゲ回。
11話Cパートの初恋話は良かった。{/netabare}

という感じで、中盤以降はヲタカップルの日常が描かれている作品です。
何も考えずに視聴できる、ラブコメの良作です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 43

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「桃瀬成海」というファンタジーから漏れ出るマーケティング臭 → でも、楽しめました!(原作累計700万部。なお、実写映画化されるそうです。)

== [最終回まで観終わっての総評] ==(2018.6.28)
レビュータイトルで「マーケティング臭」とか書いちゃいましたが、自分の若い頃も思い出しながらけっこう楽しく観ていました。

一概には言えないかもしれないのですが、三十年くらい前だと漫画喫茶などもまだなくてアニメとかマンガとかSFとかは案外経済的な余裕がある人向けの趣味だった感があって、それらを趣味にする人は作中のメインキャラ四人とは案外似たような生活を送っていた気がします。

ということで本作の舞台は現代なんですけれどもその行動には案外に親近感を持って観ることができました。

成海役の伊達朱里紗さんという方、まったく知らなかったのですが本作でのいわゆる「アニメ声」とはちょっと違う演技に結構ハマりました。おかげで成海ちゃんが可愛く思えました。

それと、これは原作がそうなのでしょうが視聴者に忌避されそうな「これまでの成海の恋愛遍歴」が劇中で視聴者に対しても宏嵩に対しても示唆にとどまり決定的な描写は巧みに回避されていたのが印象的でした。

成海が宏嵩のところに泊まる際に当日の下着を気にしたりしていた点からも推して知るべしというところではあったわけですが、その辺りはまあね…。

== [以下、初回視聴時の感想] ==
2018年春期作品としては、放送前の知名度はゴールデンカムイに次ぐくらいの漫画原作のアニメ化作品ですね。私は読んでないんですけど。

ということで事前にストーリーは詳しくは知らなかったんですが、第1話から見て取れるところとしては、「ライトなサブカル好きというフィールドにかつてのトレンディドラマの手法を持ち込んだ恋愛もの」という感じの作品なのではないでしょうか。

そもそも本作品に関して言えば、「何が『ヲタク』か」とか「誰が『腐女子』か」といったあたりに、疑義を挟む余地がありますよね。

アニメの公式ホームページにある桃瀬成海のプロフィールより:
マンガ、乙女ゲー、アイドルなど、好きなジャンルが多いオールラウンダー系腐女子。
職場では全力で一般人を取り繕っており、ヲタバレを何よりも恐れている。

「ヲタク」かどうかという点についてはまあ良しとしても、このプロフィールで当事者が自身を「腐女子」と規定するかというと、そんなことはないのではと思います。作中でも「(冴えカノの)加藤ちゃんカワイイ」とか「(小柳さんの)おっぱいデカい」とか言い放っていますしね。

そしてリアルの恋愛を求めており、また過去に恋愛経験も持っているという点やキャラクター紹介に載っているレーダーチャートからも容姿や日常的な行動のレベルでは対人コミュニケーション的には問題がなさそうということがうかがわれます。

そしてどんなスキルを持っているのか知りませんけど前職場での「ちょっとした事情」で普通に転職できてなおかつ新しい職場でも普通に正社員。ちょくちょく居酒屋に寄れるのであればおそらく薄給ではないでしょうし、うっかりすると縁故すらあり得ます。おそらく実際にオタクと呼ばれている層がイメージするオタクとは異なった人物像が浮かび上がってきます。

ノイタミナ枠ということで制作には電通も絡んでいるようですし、これ本当のターゲットは従来の深夜アニメの視聴層ではなくて、もっとライトなサブカルファン向けのダイレクトマーケティング作品なんじゃないでしょうかね。

ただ、学生時代からサブカル系の趣味を持ち続けて高学歴・高所得になった人(もちろん恋愛や結婚も普通にしている)というのは私の周囲も含めて男女問わず一定数いるので、この層にウケて共感を得られれば絶対数はたいしたことはなくてもマーケティング的にはわりと成功です。一歩間違えば(大爆死しない)実写ドラマ or 映画化もあり得るかもしれないです。

果たして、仕掛けた側の思惑通りに事が運ぶのでしょうか…?
(私は観ますけど、たぶんこの作品に関してお金は使わない(笑)。)

おまけ: サブカル系の登場人物が出てきて恋愛も絡む漫画作品としては『コンプレックス・エイジ』が思い浮かびます。わりとシリアス系のお話ですが。

2018.8.1追記:
初回視聴時に書いたレビューで「あるかも」と書いていましたが、本当に実写映画化するそうですね。YouTubeなどで公開中の新刊6巻発売告知のPVで、原作累計累計700万部と実写映画化がアナウンスされていました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 53

76.6 4 カップルで恋愛なアニメランキング4位
徒然チルドレン(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (567)
2651人が棚に入れました
本作は、どこにでもいる様な、ごく普通の高校生たちが、
恋に燃えたり、揺れたり、悩んだり、
笑ったり、泣いたり、傷ついたり、
うまくいったり、いかなかったりしながらも、
かけがえのない青春の日々を過ごしていく様子を描いた、青春群像劇です。
主人公は、登場人物全員。
あなたもきっと、誰かの気持ちに乗っかれるはず。

声優・キャラクター
石川界人、水瀬いのり、前野智昭、小倉唯、小野賢章、佐倉綾音、熊谷健太郎、三宅晴佳、花澤香菜、天崎滉平、戸松遥、浪川大輔
ネタバレ

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

香取せんぱぁぁぁい!

めちゃくちゃ笑えた。

香取先輩まじ好きだわ。
残像ってなんなん笑
{netabare} ロマンスの神様にいっちょフルボッコかましてきますか {/netabare}とか言われたら惚れるな笑
この人が絡む話はずっと笑いが止まらんかったな。

他のカップリングのキャラもやりとりとか、表情とかも面白可愛くて1話15分で観やすいし、個人的には楽しめた作品。

最後に、漫画も読んでみたけどこっちも四コマで読みやすいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期希望!!!

高校生カップル達のオムニバス形式のラブコメです。
元々原作ファンだったので楽しみにしていました♪

積極的なカップルだったり、両想いなのに上手くいかなかったりと、初々しさがありちょっと気恥ずかしさが見えるキャラ達がとても懐かしく、心暖まり、壁を殴りたくなる気分になります♪

あぁー学生戻りてぇ(´;ω;`)

「君が好きって言えない君へ」ってサブタイトルがまさにその通りで応援したくなるキャラばかりです。
元が4コマなのでテンポもよくコメディも面白いので気軽に観られます。

私としては古屋ほたるちゃんと皆川さんの絡みが大好きなのでもっと観たかったですね♪
恋愛マスター香取慎一も想像どうりのウザさで最高でしたw

なによりまだ出ていないキャラのストーリーがまだまだあるので是非二期もやって頂きたいですよろしくお願いしますm(_ _)m

茶道部柴崎さん、図書委員東条さんの話とか観たいですね♪
もうホントOVAでいいんで作ってくださいお願いしますm(_ _)m

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

徒然なるままに 高校生男女のよしなし事を そこはかとなくアニメにすれば 恥ずかしうこそものぐるほしけれ

徒然草風レビュー!
各カップルを発熱順にランキングしてみた。

まず第一位は!「ピュアな想い、それが恋だよ」
<高野と菅原君>
{netabare}感情が平坦な高野は恋愛がわからない。
自信がなく、思い込みも激しい。
そんな高野のことが好きな菅原君。
自分の気持ちが旨く伝わらない。
鈍感な高野、菅原君の気持ちに気づけ!

何度か菅原君と触れ合っていくにつれ、気になる存在に。
なにやらボーっとする高野。
胸が苦しく、風邪と勘違い。
水泳の授業中、互いに目が合う。
ホント、微妙な距離感。
そして、「見てたのは、高野だよ」って。
「えっ」ドキドキの高野。
それが恋って言うんだよ高野!

「菅原君は海に行かないの?」
「菅原君がいないと楽しくないと思う。」
「じゃ、水着買わなくちゃ。」
・・・そして夏が始まる。{/netabare}

次点第二位は・・・「実直男と遠慮女のたどたどしい恋」
<上根と剛田君>
{netabare}硬派実直鈍感の剛田君。
剛田君を陰ながら想う、恥ずかしがり屋の上根。
でも何この展開!
付き合うことに。

付き合ってもぎこちなく。
剛田君の気持ちがわからない上根。
そんな時はスキンシップ。
と突然のキス。
初キスでむせた上根はキスをやり直したい。
再びの公園。
寄りかかる上根。
ついに膝枕。
思わず寝る剛田君。
あやうく・・・
もうどうにでもしてくれ!お幸せに!{/netabare}

第三位はというと、「親友カップルのすれ違い」
<千秋と香奈>
{netabare}友達関係からなかなか脱却できない関係。
つきあっているけど、会話がついついコント。

ある日の千秋の部屋での出来事。
残念!母親が邪魔に入る。
土手でもふざけているうちに変な雰囲気に。
それでもふざけるちあき。
で、またチュー未遂。
サッカーキスにトライ
なかなかゴールにちかづけない。
そして、はずした。
またまた千秋の家。
誰もいない。
酔った勢いで千秋がついにキス。

女心がわからない千秋。
怒る香奈。
スマホポチャッと事件でまたまたすれ違う。
下駄箱で再びの告白。
涙、だー。{/netabare}

第四位の発表。「すべてをお見通し、生徒会長編」
<生徒会長赤木と梶さん>
{netabare}一見真面目な生徒会長、自信満々でグイグイ来る。
不良の梶さんは虚勢を張りつつ純情。
生徒会長に完全に翻弄されている。

生徒会長の確信ボケにツッコム梶さんがかわいい!
けんか腰梶さんの上を行く生徒会長。
すべてお見通しの生徒会長はストレートだ。
勉強するって、キス。
切れる梶さん、正直な生徒会長
「じゃ私のいい所は・・・」
「すべてが好きだよ」
真っ赤っか梶さん。

梶さんの決断は、生徒会長と同じ大学に・・・
勉強する梶さん。
人の優しさが身に染みる梶さん。
感動のラスト・・・{/netabare}

第五位はなんと・・・「すべてをお見通し、皆川さん編」
<皆川さんと古屋君>
{netabare}皆川さんがナチュラルで大胆、好きだとついついからかっちゃうタイプ。
それに翻弄される古屋君はおどおど。

ブラコンほたる登場、そして発狂。
それでも余裕しゃくしゃくの皆川さん。
ああ哀れ古屋兄!

返事をしたい古屋君。
すべてをお見通しの皆川さん、なかなかの策士。
にんまり皆川さんがかわいい!

ほたるライン乗っ取り事件発生。
でも皆川さんはお見通し、ほたるが返り討ちに。
ほたる「そーゆーことかー、うあああああ」
ああ哀れ古屋兄妹!

そんなある日、「好きっ」って皆川さん。
翻弄される古屋君。
そして、キス?
やっぱり翻弄。
小悪魔だぁ!皆川 由紀。{/netabare}

第六位。「メールでの告白はやめましょう。」
<高瀬と神田>
{netabare}メールで告白。
タイミング悪!
えーーーーーー

その後、学校で気まずい雰囲気に
それが1か月も続く。
お互い好きなのに、すれ違う。
やっぱりタイミング悪!{/netabare}

そして、ラスト第七位は「ぶ男物語」
<栗原さんと山根 WITH本山君>
{netabare}助けた栗原さんに誘われデートへ。
テンパル山根、目がまん丸。

ぶ男本山君登場
親友山根に映画の先約を譲る本山君。
本山君の優しさに山根事実を告白。
ぶ男同盟解除も本山君は全力で応援する。
本山君の男気が眩しい!{/netabare}

番外編。「神出鬼没。恋愛マスター香取先輩」
{netabare}香取先輩はめんどくさい性格、そして神出鬼没。
トイレに出現、木の上から登場、あなたは忍者ですか。

気障が代名詞の恋愛マスター香取先輩。
女の子に「子ネコちゃん」って
「ウィー」って、「やけどするよ」って。

傷つき倒れる香取先輩。
追われている?香取先輩。
再び「子ネコちゃん」って、「ふふっ」って。
残像攻撃って?
なんだこのコントは!{/netabare}


恋に落ちると自分ではどうすることもできない。
だからこそ、様々なドラマが生じるのだ。
そして、喜怒哀楽を内に秘め、知らず知らず自分が変わっていく。
好きだなあ、このアニメ。
青春を感じる。
2期よ来い、そして夏よ始まれ! 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31

68.8 5 カップルで恋愛なアニメランキング5位
可愛いだけじゃない式守さん(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (283)
900人が棚に入れました
最高の“イケメン彼女”現る!不幸体質の男子高校生・和泉くんの彼女は、同級生の式守さん。笑顔が素敵で優しくて、和泉くんと一緒にいるときはいつも幸せそう。可憐で可愛い、愛情たっぷりの彼女だけど、和泉くんがピンチになったりすると……最高にカッコいい、“イケメン彼女”に大変身!可愛い×カッコいいに溢れた式守さんと和泉くんや仲良しフレンズによる楽しい日常は止まらない!尊さ1000%ラブコメ、いよいよスタート!

けいP さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

泉くんは幸運だ!

既に付き合ってるカップルなんですね。

陽キャな高校生達の
リア充な青春を送る様を
見せ付けてくるような内容?

突然くる不運も
とってつけたような。

悪いけどもう観ません😂

(追記)
といいつつ二話目も観ました笑

相変わらずイチャついてるけど、
ア○ザーなら死んでた状態のいずみ君を
武守さんがどう守っていくのかが
見どころになるのかな?

2022/9/8
観終わってから大分経ってしまいました。
式守さんみたいな彼女をゲットするなんて
泉くんは幸運だよ。
末永くお幸せに。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OPの「待て待て」が頭の中で繰り返す。

動画工房さん、大変でしたね。
穴を埋めるのに四苦八苦。
少し押したけど何とか終わって良かった。
「可愛いだけじゃない」ラブコメ、全12話です。

もちろん、主人公は式守さん。
不幸体質のあの人はいなかったことにしましょう。

ラブコメとしてはどうなんだろう。
インパクトが足りないっていうか。
カッコイイ式守さんの見せ方も露骨。
もっと内面からあふれ出るものが欲しかったです。

それでも、式守さんは可愛かった。
カッコイイだけじゃなく、人間くさい所もまた良し。
意地っ張りで負けず嫌い。
いったい何に嫉妬してるんだか。
頬を赤らめながら膨らます。
それって「可愛いだけじゃん。」って思ってました。

このアニメを盛り上げていたのは脇役の存在と思います。
特に、どこを見てるか分からないハチミツ。
淡々としたツッコミはいちいち笑えます。

それに、物静かな狼谷さん。
彼女が登場すると妙に落ち着きます。
{netabare}さっぱりした狼谷さんと優しい式守さんの絡みはさわやかでした。{/netabare}

大半が日常系アニメ。
式守さんの鋭い目つきが唯一の非日常でした。
やっぱり、式守さんは可愛いだけじゃないですね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

可愛いが詰まったアニメ

不幸体質の和泉くんとかっこかわいい式守さんの可愛さ満載アニメ。

とにかく可愛いが詰まったアニメです(別アニメのタイトルみたいになってしまいました(>_<))

不幸体質だけど周りへの優しさがあふれてどこか小動物っぽい和泉くんと、
外見は可愛いけれど和泉くんを守る時などにイケメンになる、だけど和泉くんの素直でド直球な誉め言葉に赤面してしまう防御力低めの式守さん。
どちらも可愛いがあふれてます(*´▽`*)

他の人達も個性的だけど皆良い人たちばかりで、優しい世界といった感じです(#^^#)

可愛いが詰まったアニメですが、狼谷さんの回はちょっとテイストが違っていて、少しうるっとくるというか、人間関係って難しいんだなと思ったり……

男女ともに可愛いアニメを求めている人にはオススメしたいアニメです(*'▽')

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

78.0 6 カップルで恋愛なアニメランキング6位
寄宿学校のジュリエット(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (536)
2627人が棚に入れました
寄宿学校、ダリア学園。孤島に佇むこの名門校には、敵対する2つの国の生徒が通い、日々、争いを繰り返していた……。そんな状況の中、東和国寮の1年生リーダー、犬塚露壬雄と、ウェスト公国寮の1年生リーダー、ジュリエット・ペルシアは、実は秘密の恋人同士! 犬塚の告白ではじまったこの恋は、学園中の誰にも! 絶対!! 何があっても!!! バレちゃダメ!

声優・キャラクター
小野友樹、茅野愛衣、佐倉綾音、嶋村侑、日高里菜、小倉唯、神谷浩史、杉田智和、細谷佳正、下野紘、立花慎之介、喜多村英梨、興津和幸、上坂すみれ
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ギャグ満載のロミオとジュリエット

原作未読/※最新話視聴にあたり最下部に追記

私は昔から『週刊少年ジャンプ』や『週刊少年マガジン』などのラブコメ枠にある作品が大の苦手で、まともに最後まで観終えるほどに楽しめた作品があまりありませんでした。ともあって、この『寄宿学校のジュリエット』も少年マガジン連載中のラブコメ漫画をアニメ化したものとあって、あまり期待せずに視聴したところ…。

物語の簡単なあらすじから“犬塚の告白ではじまったこの恋は~”と事前に知っていたにも関わらず、第1話の告白シーンでちょっとうるっと来てしまったw 続けざまに第2話を視聴したところ、ベッタベタなネタながらも笑ってしまう自分がいたりと、どうやらこの作品は私でも楽しめるものとなっているようで、すでに結構ハマり始めている。

ヒロインのジュリエット・ペルシア(声:茅野愛衣)をはじめ狛井蓮季(声:佐倉綾音)など登場する女の子が可愛い点も良かったが、ペルシアの側近・スコット・フォールド(声:神谷浩史)や、悪っぽい空気を醸し出しているがどこか残念なキャラ・丸流千鶴(声:杉田智和)など脇を固める男どもがツボで、神谷さんと杉田さんの演技力も相成ってかなりお気に入りのキャラとなっている。

上記の声優さんに加えてナレーションは黒田崇矢さんだし、小野大輔さんや上坂すみれさん、喜多村英梨さん、小倉唯さんなどなど声優陣も豪華絢爛。

今期視聴中のアニメにおいて、私の中でダークホースとなった一作。


▼第1~11話
{netabare}このレビューをアップしたその足で続けて視聴したところ、最新話となる第9話まで一気に観終えてしまった。テンポがいいので止まりませんねこれ。少年漫画誌が原作ともあって、男心をくすぐるパンチラだったり適度なえっちさも好印象。

さて、前述に記したキャラに加え続々と新キャラが登場してきたわけですが、どのキャラも多種多様に個性的なものばかり。シャル姫はその王女気質で物語を盛り上げてくれます。百合的キャラかと思えばそうでもないようで。

体育祭で登場したアビやソマリはキャラが良くお気に入りコンビとなりそうだったけれど、それ以降登場せず。使い捨てってわけでもないんだろけれど、もう少し観たかった。

話としては、第8話・王姉妹とのお祭りエピソードが好きでした。先が読めてしまう王道展開だったけれど、期待を裏切らないやさしい結末に和まされました。

この作品はラブコメなので女の子の登場シーンが多いのは仕方ないし喜ばしいんだけれど、スコットと丸流が出てくるとやっぱ笑いが増えるのでもう少し出番を増やしてほしいw 特にスコットはいまのところほぼハズレなしで笑わせてくれる素敵なキャラなので現時点で一番のお気に入りとなってしまった。

ちなみにナレーションの黒田崇矢さんは、黒犬の寮の寮監だけでなく、モブキャラの警官としても登場してました。私の中ではどうしても龍が如くの桐生一馬をイメージしてしまうのだけれど、かなり桐生さんとは違った声質で警官を演じられていたのが新鮮で面白かったw

第9話では、シャル姫、ロミオに惚れちゃったかな? といった展開。最後にロミオの兄でお堅そうな藍瑠との対面で終了。険悪そうな空気が漂っていたがこの兄弟はどうやら因縁めいたものがありそうなので楽しみだ。

第10話、ペルシアの誕生日を祝いたいがために奔走するロミオ。そしてその二人を邪魔するためだけに登場したようなロミオ兄の藍瑠。物語上、弊害となるキャラが必要なのは分かっているけれど、キャラデザも良かったし演じているのが小野Dなので、ちょっと使い方が勿体ないなあなんて思ったり。

第11話、えっちネタ大目のおっぱい回だった印象。ビリヤードのキューでおっぱいを小突いたり、バター犬ならぬ餌ヒツジだったりと少年誌の連載モノに相応しい? えっちなものでした。またここに来て新キャラとして登場した残念なイケメン・ケットがなかなかに良かったのでもうちょい早めに登場して欲しかったなあなんて思ったりw M・ジャクソンの「ポゥー!」は笑ってしまったw{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}この作品は、ストーリーよりもギャグが私のツボとあっていたこともあり、ギャグアニメとして観ていたことや、上記のバレなしレビューで記したように登場するキャラに魅力ある人物が多かった点で、楽しませて頂きました。原作を読んでいないので詳細は分かりませんが、アニメ版の閉め方としては綺麗に終われたものかと思います。完全に私的見解だけれど欲を言うならば、私のツボキャラ・スコットをもっと観たかったw{/netabare}


▼キャスト
犬塚ロミオ:小野友樹
ジュリエット・ペルシア:茅野愛衣
狛井蓮季:佐倉綾音
シャル:嶋村侑
王胡蝶:日高里菜
王手李亞:小倉唯
スコット:神谷浩史
丸流:杉田智和
ソマリ:喜多村英梨
サイベル:上坂すみれ
ケット:興津和幸
藍瑠:小野大輔

▼制作
アニメーション制作:ライデンフィルム
原作:金田陽介/漫画:既刊11巻
監督:宅野誠起
助監督:臼井文明
シリーズ構成・脚本:吉岡たかを
キャラクターデザイン:森本由布希

▼主題歌
オープニングテーマ「Love with You」歌:fripSide
エンディングテーマ「いつか世界が変わるまで」歌:飯田里穂

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久々の正統派ラブコメ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
クラシカルな良さの目立つラブコメでしたね。EDの90年代感からいっても、狙っているのかな?って思いました。

アニメの登場人物に萌えたのは、かなり久々かもしれません。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
むしろ犬塚が可愛い(笑)

いや、それはさておき、本作で一番好きだったのは蓮季かな。やはり、「報われないサブヒロイン好き」としては、ね(笑) 久々に、アニメのキャラに萌えましたw

さて。

ラブコメは、これで良いんだと、再確認しました。

捻った展開も必要ない。シリアス過ぎる展開もマストではない。

ちゃんとキャラクターが良くて、適当にラブラブコメコメしてればそれで良い。

あとはやっぱり、主人公(男)の魅力は大きいですね。基本、アニメの女の子なんて大抵可愛いく作られてるのでw、あとは、二人の仲を応援したくなる主人公かなんですよね、ラブコメの成否って。

サブキャラも、ちゃんとサブキャラらしい程よい立ち位置とキャラの強さ。特にマル君は良かったですね。最初はただの外道雑魚でしたが、次第に可愛くなっていきました(笑)

2期が楽しみな展開で終わりました。待ってますよ♪
{/netabare}

【余談~ 剣道通信簿(10話剣道シーン) ~】
{netabare}
「まあ、防具もつけないで剣道やるなよ」というのは今さらなので、それ以外の減点項目を。

①犬塚兄の袴の結び方、結び目が蝶々結びになってますが、小学生とかがやるダサい結び方です(-1点)。

②犬塚兄の竹刀、よく見ると鍔の上(刃部に近い方)に鍔止め(ゴム性の部品)がついてます。逆です(-2点)→次のコマでは正しくついてたけど。

③通常、竹刀の竹は4ピースで1本になりますが、作画を見る限る6ピースで1本になってます。ごくわずかに、素振り用でそういうのも見たことありますが、通常は使いません(-2点)。犬塚の中結いの位置が竹刀の真ん中辺りにありますが、規程上、全長の4分の1と決まっています(-1点)。

ということで、短いシーンでしたが、ほぼ良いところなし。5段階で1って感じですね。道着や袴の色合いや質感は悪くなかったです。加点はそこくらいかな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
どんな世界観? THEラブコメって感じだな。好きな娘にイジワルするとか、そんな感じだなw 恋愛要素もギャグ要素もバランスよく、なかなか良い感じだな。

2話目 ☆4
犬(スキスキしつこい犬塚)と猫(ツンデレペルシア)か。顔芸(笑) 匂い(笑) なんだろう? むしろ犬塚に萌えるw ラメーンw

3話目 ☆3
ペルシアの為に、従うか。本当に何があったの?(笑) シャル姫をいじめている時の犬塚、楽しそうだなw 嫉妬か、、、。友情なら、まあ良し。しっかし、蓮季は、「報われないサブヒロイン好き」としては、なかなか萌え度が高いかな♪

4話目 ☆5
蓮季、眼鏡っ子だったか♪ 勉強って、真面目か(笑) 子羊のおっぱいは笑ったw あれ、何次方程式のグラフだよ(笑)? 因数分解って、中学の範囲じゃねぇか(笑) 即バラすなよ(笑) 蓮季、好きだからこそ、だよな。泣き顔に萌えたw 犬塚の好感度が下がる回だったな(笑)

5話目 ☆4
不埒(笑) 犬塚は可愛いな~(笑) ペルシア、ダメダメだなw なんか、作画怪しい? 私の為に争わないで(笑) いや、好きな子(彼女)の料理なら、男はなんでも美味しいさ。ただ、嫁さんになって毎日ならキツいかもだけど(いや、未婚だが)w 蓮季、切ないな~。新キャラ? 頭踏んでたの忘れてたわ(笑) エヴァネタw こういう生真面目さと可愛さが、犬塚の良さだよな。

6話目 ☆4
しょう、らい(笑) 王女様の怖さ、好きだな。マルみたいな立ち位置も、好きだな♪ 死ぬぞ(笑)

7話目 ☆4
まあ、おっぱいクソ野郎、は、ラブコメ的には良いラインかな。剃毛しよっか(笑) まさかの盆踊りw お見舞イベント。定番ながら安定の萌え。

8話目 ☆3
新キャラのロリ双子。マルくんトリオ、可愛いな~。ロミジュリ、目立ち過ぎだろ。誰だよ、クソ返事おじさん(笑) ほっこり良い話。ペルシアさん、マジ天使w 兄貴なんだね。

9話目 ☆3
メガネパンツおじさんのフィギア(笑) いやいや、彼女いて、手を引く理由なんてないだろ。シャル、ドM?

10話目 ☆3
ブラで、即捨てられたw

【剣道通信簿】
「まあ、防具もつけないで剣道やるなよというのは今さらなので、それ以外の減点項目を。①犬塚兄の袴の結び方、結び目が蝶々結びになってますが、小学生とかがやるダサい結び方です(-1点)。②犬塚兄の竹刀、よく見ると鍔の上(刃部に近い方)に鍔止め(ゴム性の部品)がついてます。逆です(-2点)→次のコマでは正しくついてたけど。③通常、竹刀の竹は4ピースで1本になりますが、作画を見る限る6ピースで1本になってます。ごくわずかに、素振り用でそういうのも見たことありますが、通常は使いません(-2点)。犬塚の中結いの位置が竹刀の真ん中辺りにありますが、規程上、全長の4分の1と決まっています(-1点)。

ということで、短いシーンでしたが、ほぼ良いところなし。5段階で2って感じですね。道着や袴の色合いや質感は悪くなかったです。加点はそこくらいかな。」

負け前提の作戦は、なかなか熱いね。犬塚の場合、片想い期間が長いから、説得力も増すな。ロミオとジュリエットだからな~。

11話目 ☆4
作画怪しいかな? どんな壁ドンだよ(笑) 蓮季はかわいいな~。犬塚の高感度、下がるな~。アビ、変わりすぎだろ(笑) こんにちんちん、お坊っちゃま君かよw

12話目 ☆
ブラが証拠品だ(笑)! ガチ決闘。マジで死んでたらどうするって話だな。いやいや、ロザリオの防御力、半端ないだろ。揺れるし。なぜ赤ちゃん言葉w 2期、全然いけそうだな。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

なかなかいい学園ドタバタ系ラブコメでした

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:これはいい。雰囲気としてブーリブリのあれを思い出す。そうマキャベリズム。あれも面白かったがこれもまたおもしろそう。ただのイチャコラアニメにならないことを祈る。
期待度:★★★★★

極端なハーレム系にもならず、ちゃんと純愛を貫きそれに応えるジュリエット。
ちゃんと芯が通っているから多少の事ではびくともせず安心して楽しめた。作画も上々でここちよい。
ハスキも女王様もみんなかわいいし見ている側が愛せる。

原作最新刊まで読んじゃったけど2期やる分は余裕であると思うので早々にやってほしいが、雑になるならちゃんと待てる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

80.2 7 カップルで恋愛なアニメランキング7位
「ReLIFE」“完結編”(OVA)

2018年3月21日
★★★★☆ 3.9 (456)
2101人が棚に入れました
「ReLIFE」は社会で挫折を味わった27歳の主人公・海崎新太が、とある研究の被験者になり高校生活をやり直す姿を描いた作品。テレビアニメは2016年7月より放送され、完結編ではテレビアニメ全13話の続きとして海崎のリライフ実験が終了するところまでが描かれている。

声優・キャラクター
小野賢章、茅野愛衣、木村良平、戸松遥、内田雄馬、上田麗奈、茜屋日海夏、杉山紀彰、浪川大輔、沢城みゆき、羽多野渉、白石涼子

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

La・La・La LOVE SONG

16話ED曲久保田利伸
La・La・La LOVE SONGより

めぐり会えた奇跡が~
涙の色を変えた

息が止まるくらいの 甘いくちづけをしようよ♪
ひと言もいらないさ とびきりの今を
勇気をくれた君に 照れてる場合じゃないから
言葉より本気な La~La~LOVE SONG…


16話ラストからED曲への入り凄く良かったので印象に残りました。

2016年夏放送のリライフの完結編
結末が気になる作品だったので視聴出来てスッキリ!
正直4話にまとめたOVAなので端折った感は否めないけど…
あと最終回の杏ちゃん、上田麗奈さんの演技が良かったです。

30代以上の人にお勧め、出来ればTV版+OVA版続けて見た方がいいでしょうね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

青春のやり直し…その結末

あの続きを見ることができる、本当にありがたい。すでに全話が出ていますが、AT-Xで1話ずつ放映してくれるので、そこまで待っていました。続きなので、前回に重ねていこうと思います。

14話…そして気づいた
{netabare}相変わらず千鶴はかわいい。というより、可愛くなったと言って良いのでしょうね。表情も変わる、笑顔も出る、友達とも気軽に会話できる。本当にこの子は大丈夫か?という最初の頃が懐かしい。
千鶴が新太を被験者と疑いはじめたけど、それは新太を意識しているからこそ。まぁ、新太も千鶴も考え方や行動が大人だから分かりやすいんだけどね…。了から杏へのバトンタッチ、杏も相変わらずよい。
文化祭実行委員に選ばれた新太と自薦の千鶴。本当に似合いはじめている。そして、自分の気持ちに正直になった新太。「日代さんが好きだ…。」おぉ、おぉ!その言葉を待っていたぞ!
そういや、学園もので文化祭をまともに話に入れる作品て、最近少ないような気がする。けっこう楽しみ。{/netabare}

15話…他人の記憶には残らなくても
{netabare}文化祭、新太たちのクラスはカフェ。執事&メイドで賑やかに。
千鶴はもやもやの気持ちを確認するかのように新太に対して積極的に。嗜める新太だけど、逆に思いが深くなる。クラスメイトととの交流で、このまま成長できないかと思うようになるが、了から色好い返事はないが、新太の変化がとても良い方向だという。
卒業の記念写真。新太も千鶴もこの写真から消えることになっている。それでも撮影は行われる。離れた二人が見つめ合いながら。

千鶴が積極的だ。好きな子にあんなにグイグイ来られて嬉しくないはずはない。けど、新太のどうしようにもない気持ちがとても切ない。見ている方ももやもやだよ…。{/netabare}

16話…デートします(by戦場ヶ原ひたぎ)
{netabare}押してもダメなら引いてみなと試す千鶴。玲奈に促され、千鶴は新太をクリスマスデートに誘う。二人で楽しいひとときを過ごす。二人を見守る杏と了。でも、見守る方も切ない…。プレゼント交換する二人。新太も千鶴も先が見えているだけに気持ちが揺れる。が、互いに気持ちが同じだったことを理解する。ようやく通じあった二人だった。

やばい、ラストのシーンから涙止まらなくなった…。EDの入れ方の絶妙さ、そして二人を描いた絵の美しさ。これまで見守ってきた二人の関係がここで通じあったことへの思いも重なって、本当に涙なくしては見れなかったです。でも、もう最後が待っているんだな…切なくて切なくて…。

デートシーンの動かし方、上手かったな。予算が少ないなかで精一杯描いた感じが交換持てました。あのプレゼント、きっと最終回の重要アイテムになるんだろうな。あぁ、もう終わりか…。{/netabare}

17話…思い出とともに去りぬ…けど、思いはきっと通じる
{netabare}卒業が迫る。新太のリライフ実験は成功と判断された。千鶴と新太の関係は心が繋がったまま終えることになる。
卒業式。仲間たちとの別れ、それは仲間たちから新太と千鶴の記憶が消えていくことを意味していた。そして、新太と千鶴も別れのとき…。「忘れたくない」「忘れない」本当のことを伝えないまま、そのときは訪れた。
実験の終了。新太、千鶴ともに薬を飲んで実験を終えた。千鶴がそっと手に書いた文字を見て涙が止まらない杏だった。
ちょっとだけ時が過ぎる。新太はリライフ研究所に就職していた。その飲み会の席で偶然にも千鶴と出会う。千鶴もリライフ研究所に就職していた。しかし、二人が過ごしたことだけは思い出せないため、初対面の感じである。その帰り際、二人はまた合う。被験者を隠さないでいた新太に千鶴は自分も被験者であったことを告げる。その思い出を語るなか、二人は互いのことを思い出す…。

もう、卒業、杏の号泣、ラストのシーン涙止まらなかった。切ないやらほっとしたやらで。最後はこうなるだろうと、なってほしいと願った通りの終わり方だったなと思います。千鶴のリライフ就職は了と杏の置き土産だったんだな。そりゃ、二人のことを了も杏も何とかしてやりたいけど何もできないもどかしさが強かったしね。いい繋ぎ方だ。それと、新太の訪れた先が大神というのもね、そういや、兄貴のことで悩んでたっけ。
これにてリライフの物語は終了。良い物語でした。{/netabare}

良いラブストーリーでした。って、本来は青春群像劇だったんだけど…。まぁ、4話に綴じ込めようと思ったら、新太と千鶴の二人の物語にしないとまとまらないです。ほのかと二人のこと、リライフ研究所の中身と本当の目的、了と杏のこと、そのほか、たくさん積み残したまま終えてしまいました。二期は無理だと思っていただけに、二人の結末を見ることができただけでもありがたいことではあります。

千鶴と杏の二人、茅野さんと上田さんが本当に良かったと思います。最終回のデキは秀逸。絵はきれいなんだけど、ちょっと違和感がある場面もあったかな。モブが単なる影の表現は寂しいですけど、時間がないなか、予算が限られるなかでの手段だったのだろうと思い、それはスルーしておきます。

青春のやり直し、あの頃に戻ってやり直したいな、そう感じるちょっと疲れた大人に見てもらいたい、そんな青春ものです。興味を持った方は一期から通してみることをお勧めします。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心温まる切ない物語。この終わり方を求めていた!

14話の感想 ★★★★ 4.0
文化祭実行委員
{netabare}
予算の関係かな、モブたちの描写が無くなってる。
なんかここまで来たら最後まで頑張って欲しかった気もする。
とうとう、海崎は心情を暴露したな。
あれは本当に寝ていて聞こえてなかったのか?{/netabare}

15話の感想 ★★★★☆ 4.5
文化祭
{netabare}
本当の高校生たちの時間を奪ってはいけない、という思いともっとみんなと楽しみたい、という思いが交差する。
被験者同士は互いの記憶には残らないという事実には驚いた。
悲しいな…
もう秋か…
もうすぐ1年が終わってしまう。
自分だけが消えてしまうなんて、悲しすぎるよ{/netabare}

16話の感想 ★★★★★ 5.0
クリスマス
{netabare}
ついに想いが飛び出してしまった。
何かぎこちない告白だったけど、良かったね。
EDの入りも最高で曲もカンペキ!
キュンキュンきた!!!{/netabare}

17(最終)話の感想 ★★★★★ 5.0
ReLIFE終了
{netabare}
求めていた通りのものだった。
ReLIFE生活最後のときは感動した。
何よりあの日代が涙ながらに手に海崎の名前を書くシーンには涙腺が決壊した。
本当にいいお話だった。
最後にふと『君の名は』にビジュアルが似ているな〜と思った。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

71.4 8 カップルで恋愛なアニメランキング8位
あさがおと加瀬さん。(OVA)

2018年6月9日
★★★★☆ 3.8 (127)
477人が棚に入れました
「どうか加瀬さんが、私の事を好きでありますように―――…」高校二年の山田は緑化委員の内気な女の子。隣のクラスの加瀬さんは陸上部のエースで美人な女の子。 山田が植えたあさがおをきっかけに、言葉を交わしたことがなかった二人の距離が少しずつ縮まっていく。


声優・キャラクター
高橋未奈美、佐倉綾音、木戸衣吹、寿美菜子、浅野真澄、内山夕実、落合福嗣

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

金平糖で出来てるような、小さくて甘い60分。

開幕、静かな曲と淡い美術と共に二人が付き合うようになるまでの過程がモンタージュで描かれるのだが、その数分で本作の美点は凝縮されている。


見事に引き算が生きた澄みきった世界と物語。たまらないほどに愛おしい主役二人。


百合ものだが「マリ見て」みたいな女学校作品ではなく、同性愛の難しさを描いた作品でもない。


そこにあるのはもう喪われてしまったと思っていたピュアピュアなカップルの幸福感のみ。


大きな物語もツイストもないけど、二人の清らかな想いに彩られた世界を見ているだけでニヤニヤすぎて危険域。


それにしても、純粋なこの清らかさを描くにはもう百合でしか出来ない気がする。


男女の恋愛でこんなピュアさの幻想を抱ける時代はもう終わってしまったと思うし、どうしても現実の匂いから脱却し難い。


現実から切れてる上に、本当に小さい話にしたからこそ、ここまでの清らかさが達成できたのだろう。


二人がラブラブしてて、チュチュしてる段階を越えようとしても少しも下世話な厭らしさを感じさせない。この二人ならそうなって自然だなぁ~と心の底から思える、この幸福。


恋愛に関しては、それを扱ったコンテンツにしても今やもう真っ直ぐには描きづらくなっている時代、日本はもうシンプルに恋愛って良いよねぇ~みたいに無邪気さは無くなった時代。


そんな時代でも、だだただ好きな人と一緒にいられるというだけで煌めいている世界に生きている、心から愛おしい二人の行く末を見守りたいって想いは消えるわけじゃない。


適当の別名じゃない、こういうファンタジーの生かし方なら必然性があって良し!。


二人の違いを細部で見せる気配りも良いし、主役二人、特に佐倉さんの演技は本当にすげぇ。こんな引き出しを更に持っていたとは…、恐ろしい娘!。


百合が持っている可能性の大きさを計り損なっていた…、と心から思い知らされた幸せな60分でした。フラグタイムも早く見たいのです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 27
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

爽やかで甘酸っぱい百合アニメ

劇場上映の初日舞台挨拶に行って
帰りにBDやらドラマCDやらいろいろ買って帰ってきました

女同士であることを除けばごくごく普通のバカップルが
イチャイチャしたりすれ違ったりしてるだけのアニメですが
主役の二人がとにかくかわいいのと
すごく表情豊かなのが強く印象に残りました
とくにぴょこぴょこ動く山田の葉っぱは必見w

女の子同士のキスシーンとか無理!
みたいな人にはたぶん合わないと思いますが
逆に百合アニメ好きなら絶対見て損はないと思います

特にショートケーキと加瀬さんのシーンなんかは
やってることは結構過激ではあるのですが
あんまり下品な感じにはならず
すごく繊細で上品に感じました

主題歌の明日への扉は16年前の曲
人気TV番組「あいのり」の主題歌だった曲ですね
それを主役の二人が楽しげに歌っています
女子高生たちがカラオケで歌っている風
というような演出なんでしょうかねw

しかし、16年前って
現役女子高生は生まれたばっかりだよね
キャスト陣の年齢でも歌を覚えてるのはかなり厳しいかんじ
懐かしさを覚えるのはアラサー以上じゃないかな(汗

全体的に満足度の高い作品でしたが
不満点があるとすれば58分という短すぎる尺くらいでしょうか
劇場アニメではなくOVAの劇場上映なので
仕方ないのかもしれませんが
舞台挨拶付きとはいえ手数料込2500円くらい払ってるので
もうちょっと見せてほしいなぁというのが本音です

これはアニメに対する不満というよりは
なんだかよくわからない名前の手数料をいろいろ付けてる
某プレイガイドに対する不満に近い気もします

しかし物足りない人はどうぞと言わんばかりに
OVAの直後の後日譚的なオーディオドラマが
主題歌とセットで販売され
それとはまた別のオーディオドラマが入った
謎の選曲のカバー曲集も同時に売り出しているあたり
ポニーキャニオン自体がかなりがめつい売り方してるなぁと思います

とはいえオーディオドラマの出来も悪くなかったですし
カバー曲のなかでも小さな恋の歌は
めちゃくちゃなんだけどすごく楽しそうに歌ってて
劇場限定BD含めて買ってよかったと思える内容ではあったので
あとはちゃんと続きを作ってさえくれれば文句は無いですねw

続編支援のためにももう一回くらい特典漫画もらいに行こうかなぁ
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

舞台挨拶レポート

{netabare}最初に出てきたMCは落合福嗣
こいつこの作品出てたっけ?
って言うかセリフのある男いたっけ?
くらいに思っていまいたが
どうやら駅員さんだったようです

今回福嗣君は着流しで
女性キャスト陣は浴衣での登壇でした

中でも加瀬さん役のあやねるは
あさがお柄の浴衣でした
オーディオドラマ「夏祭りと加瀬さん」では
あさがお柄の浴衣を着たがっていた加瀬さんですが
舞台挨拶で中の人がそれを実現するとは・・・

今回も原作ファンをアピールしていたあやねるですが
漫画原作の作品に出るたびにもともとファンでしたアピールしてると
だんだんどこまで本当なのか信じられなくなってきます

もう一人の主役山田役の高橋未奈美は
一番最初に出てきて福嗣くんから紹介されるときに
まだ紹介が終わってないのに
フライングで話し出して福嗣君と被っていたり
ラストに女性キャスト3人でヒット祈願にあさがおの種を蒔く際
一粒落としてしまってあわあわしているところが
なんだか山田っぽくてクスリときました
この人はすごいはまり役だったように思います

登壇者の最後の一人は三河っち役の木戸衣吹
まず最初の自己紹介で

木戸ちゃん「この作品はデートムービーにいいと思うんですよ。今日カップルで来た人~」
客「……」
木戸ちゃん「あっ(察し)」
他のキャスト陣固まる

終盤には飛行機の中での手のつなぎ方が話題になり
キャスト達で実演した後に一言
木戸ちゃん「みなさんも恋人が『できたら』ぜひやってみてくださいね!」
・・・って、今はいない前提かよw

そのナチュラルに観客に喧嘩売っていくスタイル嫌いじゃないよw
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルなし

この作品は百合アニメだ。

だが、それがいい。

女の子同士でなければできない恋愛がしっかり描かれている。
そして、スキンシップが健全だ。

もうすべてが良かった。
物語の運び方も、声優さんの演技も、キャラ感も、日常芝居の緩急の入れ方も、音楽も、すべて良かった。

佐藤卓哉監督がなんかやるらしいという事だけで観に行った私。
原作を読まず、ちらっとPVは観た気もするが、そもそも百合ものだと知っていた訳では無かった。

まず、冒頭で女の子同士で付き合っていることが明示され、百合アニメであることを理解した。
恋人とは何だ?というところからテーマが始まるが、序盤はあまりに心の距離が近づかないので、きっと日常アニメなのだと推測した。

そして物語が進み…大胆な行動を見せる加瀬さん。
加瀬さんの裸に驚いて逃げてしまう田中ちゃん。
あぁああああああ~この思春期じゃなきゃわから無さそうな悩みっ!!
田中ちゃん可愛すぎるよぉぉおおお!!!!
二人のやり取りがウブでとても可愛くて、段々と映像から目が離せなくなっていく。
ここにきて、意外とがっつり百合なのかもしれないなと気が付いた。

そして物語は終盤へ…
二人が直面した問題は進路。これは最早鉄板ネタ。だけど、そうなんだよね、進路って一人じゃ決められるものでもないから、いずれは直面する問題なの!!
二人のすれ違いっぷりにハラハラしてしまい、最後に抱き合う二人を見たときはもう涙腺がぼろっぼろ…
親のような気持ちで感情移入してしまった。

EDは<明日への扉>
I WiSHの曲を、加瀬さん、田中ちゃんがカバーしたものなのだが、歌詞がキャラとマッチしすぎて、この作品の為に書き下ろされた曲なのかと錯覚してしまう…。

ここまで胸に迫った百合アニメは初めて見たかも。
まあ、そんなに百合アニメを知ってる訳でもないのだけど…。
百合アニメ初心者でもとっつきやすいアニメだったかなと思う。

最後に何言か。
良かった。とても良かった…ありがとう、、、いい夢を見させてもらった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

70.9 9 カップルで恋愛なアニメランキング9位
桜Trick(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1119)
5704人が棚に入れました
廃校を三年後に控えた高校に通う春香と優。二人が、互いを「特別なもの」とするために行った「キス」は二人の関係をより深めていく…。楽しくも切ない女の子同士の青春。甘酸っぱい気持ちをあなたに届けます!

声優・キャラクター
戸松遥、井口裕香、相坂優歌、五十嵐裕美、渕上舞、戸田めぐみ、藤田咲、麻倉もも、遠藤ゆりか
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

甘くて切ない百合はいかがかな?そんな笑える日常(ダークホース)です そして優はついにプリキュアへ...!

百合といえどもイチャイチャするだけではいけないよね
とにかくキスに特化したコメディです

高山 春香=ララ、アスナさん、いおな
園田 優=小日向未来、マイン、らん
野田 コトネ=主要キャラとしてデビュー作
南 しずく=美野里
池野 楓=西住殿

{netabare}入学式早々イチャイチャしやがってwwwwwまあその分平和な世界をイメージできるからOKですwwww
あ、そうだ、そう簡単に近くの席になれるとは限らないので忘れるな
友達が普通しないことをしようとしたのがキスだったんだ&桜吹雪の演出がっぱないな
でもちゃんと息はしましょうwww

それと隠れ場所での密着妄想も控えましょうwwwww
購買へ行こうとしたらキスした未使用の教室でまたキスしようとしたが...おい閉じ込められたぞwww脱出や
ああ焼きそば?そんなん最初から期待したのが愚かだったwwwそして見えそうで見えない描写、これでも苦労してるんだよねwww特にシャフトや京アニではね{/netabare}

{netabare}もう一つのカップル結成しました。それと留年したら退学だから赤点取るなよ~~
寝て現実逃避をするな!!wwww
あのなあ...テスト期間中に遊んだらアカン...
そしてアスナさんの妄想癖が止まりませんwwwww答えられなかったら脱ぐとかwwwwwwwこの声がプリキュアになるのかって思ったwww
キスしまくったとしても一緒にいたいことに変わりはないから...
いいこと言ったはずなのにテスト中に倒れるなwwwww本末転倒だってwwwww
それと次は例の...{/netabare}

{netabare}優の姉貴(初音ミク)の登場です。パンの欠片をこぼすな&コーヒーにケチャップを入れるなwwwwww
そして眼鏡ないと見えない
いいねえ春香のStylish脱ぎ、でも服がなあ...

話が終わって後日
今度は押し倒しか、これも定番です
止めろ姉貴!今イチャイチャしてる所だから...!ドアを開けた後は想像に任せようwwwwwww

スク水の刺繍がwwwwwあいあい傘とアイラブユーwwwwwwwもう駄目だこのヒロイン...
プールの倉庫に造花の桜か...タイトルの通り必ず桜が関わるんだな
会長...貴女はニアミス過ぎる...そして拾ってしまったwwwwwww{/netabare}
一瞬の夏はこれからです。

{netabare}今日はコンビの怪しい動きが無いかを調査し(今度はベロチューでした、それだけ好きなんだってことが分かる)
でも布を被ってするのは・・・レベルが高い・・・
夏恒例の...肝試しをしました。
一緒になれなかったからバッドエナジー放出しやがったwwwwwwwその効果は絶大wwwwww
頭の髪飾り=お化けと勘違いしやがったwwwww
余計な小細工は控えめに・・・{/netabare}

{netabare}文化祭でも変わらずでした
↑と↓でダブルでやってたから
それと台本持って劇しているのは時間が無かったからだろう。これはあくまで朗読だが実際は覚えてやります。
バンド終わるまでイチャイチャしやがった2人だった。ちゃんと暗幕で隠します
文化祭終わったら寂しいもんな...{/netabare}

{netabare}食い物の力恐るべしwwwwwwwそれだけのサービス回ですwwww
その次は結婚!?の勘違い劇ですwww
おい優ちゃん、ジャストダンスやってたwwwwwww
そして姉貴もすっげえ勘違いの嵐wwwww

最後らへんはキス禁止だと!?
それでも衝動は収まらない春香だったwww
とにかくいちゃいちゃするのはいいけどほどほどが肝心です。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 27

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

カーテンの裏で、路地裏で、誰もいないクラスルームで・・・・

ストーリー

三年後に他校と合併し廃校になることになっている美里西高校に入学した高山春香は同じく入学した親友の園田優と特別な友達になりたかったため、他の子とは絶対にしよう、と言う事でお互い同意の上キスをし始めました。

私の感想。

久々に可愛い女子同士がキスをしているシーンを見ました。昔ほど抵抗はありませんでしたが、これほどチュッチュされてしまいますとこちらも少々恥ずかしい気持ちになってあまり直視できませんでした。はじめはかなり恥じらいを感じられましたが、後半になると本当に恥じらいが無いのかと思うくらいすぐにキスをしていて私はキスをするたびに現実逃避をしていました。

百合系の作品は結構見て来た私ですが、ここまで本格的な百合な作品は初めてでした。基本的に百合系の作品の一番の魅力は友達の一つ上の親友みたいな存在。けれど、恋人にはなれないという微妙な位置関係が一番の魅力でしたのですが、この作品はそんな常識はぶっとばしていました。常識が通用しないのがこの業界ですよ。

最近アニメで見られるアイデンティティとするアイテムがこの作品では名前だけではなくキャラクターの個性も含まれて出れていました。なんだか適当感も感じられる感じもありませすが、この感じもたまにはいいですね。

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品は基本的に百合が多い作品ですが女性も色々な意味で楽しめる作品なので是非女性の方も見てください。

オープニング

「Won(*3*)Chu KissMe!」
色々ツッコミ所が多いオープニングですが、超可愛いオープニングでした。私は経験しなかった女子と毎日戯れる萌え萌え日常をこのオープニングに含まれていました。萌えるオープニングは作品の玄関として最高にうれしいですね。そして、何よりこのオープニングの魅力は歌詞です。まったくこの作品を知らない人でもこの曲を聴くだけで百合な作品だと一瞬で分かります。本当に最高な曲でした。

エンディング

「Kiss(and)Love」
オープニングと比べると少々いまいちな感じになっていますが、このエンディングもすばらしく可愛い曲です。そして、一番のこのエンディングの魅力はラブラブの二人のラブラブな日常がミミックバージョンで繰り広げられることです。ですが、このエンディングの中で少し気になった所は何故アイスクリームを落としただけで泣くのでしょうか・・もう少し精神を鍛えましょう。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 24

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

生徒会長 ゆずをみかんと 思い込み

ガチ百合作品と思い、敬遠していた作品。
ある日、OP曲にどっぷりハマって視聴に至りました。

結論としては、問題なし。
コメディー色が強いため、濃百合要素は特に気になりませんでした。
たぶん、シリアス百合ならダメでしょう。

主人公は、6人の仲良し女子高生グループ。
ガチ百合、普通百合、非百合の3組に分類されます。
非百合コンビのツッコミのキレが笑い所ですね。

ガチ百合の春香・優カップルは、毎回キス。
それも、たいがい長ディープキス。
キスの時、漏れる声がリアル。
声優の戸松さんと井口さん、GJです。

キャラとして好きなのは、優の姉です。
生徒会長なのに、純で、どこか抜け気味。
行動や思考がかわいいです。
安定のみかんネタには毎度、爆笑です。

OPは、ノリノリの可愛い曲です。
6人一列の胸揺れダンス。
しずくちゃんのズレが目を惹きました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 39

72.9 10 カップルで恋愛なアニメランキング10位
WWW.WORKING!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (717)
4050人が棚に入れました
家計の財政難のためにファミレスでバイトをすることになった東田大輔。
しかし、そこには料理音痴フロアチーフ、
なんでも金にものを言わせるホールスタッフなど、
まともな人間がいないファミレスだった…! ?

声優・キャラクター
中村悠一、戸松遥、内山昂輝、日笠陽子、水樹奈々、雨宮天、小野賢章、麻倉もも、小澤亜李、下野紘、細谷佳正、鳥海浩輔

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1クールで駆け抜けた!(← それが悪いとは言っていない)

原作コミックは「Web掲載」(1~3巻目くらいのエピソード)→書籍化にあたって書き直し+続巻(「Web版 WORKING!!」5巻まで刊行)という状況です。

アニメ放送開始時には3巻目までしか出ていませんでした。今のところ既刊分は全巻読了済みです。

「WORKING!!」、「WORKING'!!」、「WORKING!!!」と同様ワグナリアというファミレスの従業員によるお話ですが、系列の別店舗という設定になっており登場人物は異なります。

主人公の東田くんは、父親が勤務先の倒産により失業して高校の学費を出してくれる見込みがなくなったため、学費捻出のためにワグナリアでアルバイトを始めたところ、まともな従業員がいない店舗だった……とうい感じのお話です。

ちまたでは「WORKING!!」シリーズが「犬組」、「Web版 WORKING!!」シリーズが「猫組」と呼びならわされていて、それを反映してかOP/ED主題歌の歌詞が「猫っぽい」感じになっています。特にOP曲「Eyecatch! Too much!」には中毒性があって、私はとても気に入っています。

登場人物的には「犬組」同様にバランスの良い男女比になっています。またかなり若い話数の段階からラブコメ作品としての男女カップリングの見通しが良いです。

わりと「1クールでやりきる」感がありありと見えて、あんまり2期目以降をやる気はなさそうな作りに思えます。

「1クール完結」と考えると、尺のために急いだ感はあるもののかなり完成度の高いラブコメ作品といえます。

なお、登場人物の性格はけっこう歪んでいます。でもそういった中では宮越さん(ヒロイン)って、実は性格は一番歪んでいないのかも…。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 30
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いらっしゃいませ、お客様! ワグナリアは各種人材を取り揃えてお待ちしてます。

あのWORKING!のお隣世界。
1話のすれ違いで主人公交代。
全く新しいキャラが有象無象の活躍です。
個性の濃さは、絶品チーズバーガー。
こんな人見かけないよぉ、みたいな方々がお集まりです。

基本、3組の恋愛模様が主軸です。
といっても、それ恋愛?とツッコミたいほど奇抜な関係。
放任関係・主従関係・不思議関係。
ひとことで言ったらそんな感じ?

私のお気に入りは、本能のままに生きる宮越さん。
演ずるは戸松遥様。
ストレートでぶっきらぼうな空っぽ感を十二分に表現されています。
この感じ、私、好きだなあ。

{netabare}美しく終了してます。
これこそまさにハッピーエンド!{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 34

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もうひとつのワグナリア

原作未読 全13話

原作はWEB漫画、10年も連載されていた作品です。

真面目な高校生なった主人公、東田 大輔(ひがしだ だいすけ)はある事情でファミリーレストラン「ワグナリア」でバイトすることになりました。他のスタッフとの交流描いたラブコメ作品です。

前回のWORKING!!とは違う場所を描いていますので、キャラはまったく変わっています。ラブコメ要素が強い作品ですね。

ワグナリアというレストランは、変人ばかりを採用している気がしないでもないですがw

元気で接客をうまくこなくが、実はおバカで料理ベタの宮越 華(みやこし はな)、無表情で接客もそつなくこなすが、みんなが見えないもの見えたり時折見せる笑顔が何故が怖がられる村主 さゆり(むらぬし さゆり)、消費者金融の社長の娘で父親が借金していることネタにアルバイトの進藤をいじめる鎌倉 志保(かまくら しほ)、娘を連れて来て仕事をほとんどしない近藤 妃(こんどう きさき)などなど主要な女子キャラだけも変わった(変わりすぎたw)キャラばかりですね。

女性キャラなら宮越さん、男性キャラなら斉木くんが面白かったですね。あの空気の読めない一言に笑ってしまいました。

東田くんの声が高校1年生の設定としては、大人っぽい感じがしました。村主役の日笠さんには普段のキャラの声とは違いすぎてビックリしましたね。

テンポ良く春夏秋冬と進んでいき、最後は綺麗に終わっています。最終話、結構好きでした。

前回のWORKING同様、明るく楽しい作品です。興味がある方は是非観てくださいね^^

OPは女性キャラ、EDは男性キャラが歌っています。前回のWORKINGと同じ構成です。

最後に、東田くんの家族がお花畑すぎて、東田くんに同情してしまいますね^^;

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22

93.7 11 カップルで恋愛なアニメランキング11位
月がきれい(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1794)
7551人が棚に入れました
キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。

声優・キャラクター
千葉翔也、小原好美、田丸篤志、村川梨衣、筆村栄心、金子誠、石見舞菜香、鈴木美園、千菅春香、井上ほの花、広瀬裕也、石井マーク、白石晴香、熊谷健太郎、岩中睦樹、東山奈央、岡和男、井上喜久子、斎藤千和、前川涼子
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

初恋と文学

ロラン・バルトの『恋愛のディスクール』。
何ら成算がないにも拘らず、敢えてこの書物のことを仄めかす意図、
それは、本作のあまりにも明け透けな「文学」への言及に対して
テクスト論からのアプローチを思わず誘発されてしまったことへの
一種、自嘲めいた気分を顕さんがためである。

本作の至る所、文学からの「引用」は執拗に、明示的に反復される。
それらはただの趣向やスパイスではなく、記号ともまた異なっている。
「作品とはさまざまなものが引用された織物のような物であり、
 それを解くのは読者である。」(Wikiのバルト解説からそのまま借用。)

自分にとって「解釈」は宿業のようなもので、それが全てだとは勿論思わないが、
ただ、文学を正面切って掲げた上は相応の覚悟は問われて然るべきであり、
こちらも私情でこそあれ、ただでは済ませておけないという妙な義務感がある。
「文学」とはのっぴきならないものだ。そうだろう? 安曇小太郎君。

自分はこう仮定したい。この作品は多分、まるで呼吸をするように自然に
私たちの身近に遍在している、ミニマムな「文学」へのオマージュなのだと。


{netabare}
月夜の晩の神社の境内。小太郎と茜が二人きりで座っている。
序盤のクライマックスとも言える、告白のシーン。

小太郎の脳裏には、恋の文句をめぐる文豪のエピソードが浮かんでいる。

 I love you を、月がきれいですねと訳したのは、
 太宰治だっけ、夏目漱石だっけ・・・

顔を上げられないまま、俯いて水面に映る月の影を見つめている・・・と、
ふと盗み見した茜の横顔は、月よりももっと美しいと感じられた。
そして、口をついて出たのは、tsu-ki の二音。

  つき・・・
  え? 月? ・・・ほんと、月、きれい・・・。

それ、自分が言いたかったことなのに…、と一瞬悔やんだだろうが、
月を見上げている彼女の横顔にますます心を奪われ、ついに
抑え難い初恋の衝動が、文学少年のロマンチックな背伸びを裏切るにいたる。

  つき・・・あって・・・
  え?…

文学的なフレーズからは、まず意味が脱落して音声へと溶解し、
次いで、文学とは程遠い直情的な告白にすり替わってしまう。
このシーンが暗示するものは、通常の文学イメージの奥に潜ませた
本作固有の眼差しによって、初恋を描き出そうという意図ではないだろうか。

水の上にたゆとう、涼やかな月の影。
虚空に照り輝く月よりも、さざ波立つ水面に揺らぐ月影の方が
主人公の心の有り様をより正確に映し出しているようだ。
天空の月が、文豪だけが到達し得る高みの世界だとするならば、
小太郎たちが紡ぐ恋模様はもっと身近な、足元にある月の輝きであっていい。

かなり思い切った深読みには違いないが、
本作が指向する「文学」のユニークな位相がここに定位されているように思う。
多分それは、日常の中に遍在するミニマムな「文学」に向けられている。



象徴的なのが、LINEの存在だ。
今どきの恋愛の基本にして必須のツールであるそれは
作品にリアリティーを付与する重要な舞台装置となっていると同時に、
二人の関係の進展を、臨場感を伴って同時進行的に体験させる媒体でもある。

LINEが、いわばミニマムな文字テクストであるという事実を想起したい。

期待のこもる緊張の中、スマホの画面に現れてくる文字、言葉。
未知を前にした張り詰めた待機状態は、まさしく進行途上の恋愛心理と相似である。
やり取りの画面に高揚し、幸福感に満たされた互いの表情がそこに織り込まれる。
その目撃者である私たちは、今しも紡がれてゆく初恋のテクストの読者でもあるのだ。

LINEのやり取りでは順調に距離を縮められた二人だったが、
直接会って言葉を交わす場面では、ぎこちなさが余計に際立って見える。
この明らかな落差は、あるいは作り手によって計算されたものではないだろうか。

  もっと・・・しゃべりたい・・・安曇くんと…
  それっ…て・・・返事…?
  うん…。

二人の間でポツポツと交わされる言葉の一片一片が
LINEでの一言とほぼ等量、あるいはさらに断片化していることに気づかされる。
LINEで円滑に交換されていたのとほぼ同じ単位の言葉が
面と向かい合った場面では途切れたり、滞ったりする。そのことで
二人の関係の初々しさが強調され、もどかしさもまた増幅される効果を生む。

想いばかりがあふれて、それを伝える言葉が見出せずにいる時、
あるいはためらいによってなかなか口に出せずにいる時、
そこに生まれる沈黙の「間」と、その間合いに差し挟まれる生々しい息遣いとが
言葉以上に雄弁に彼らの心の火照りを描き出す。

ここに、テクストと対をなす、もう一つの言語の位相が認められるように思う。

やっと実現した二人きりのささやかな逢瀬のひと時。
緊張感と闘いながら、舌足らずな言葉を交わしていく古書店内のシーン。
小太郎が口にした間接的な「好き」は、その場の空気を緊迫させ
恋心をうまく表現できないもどかしさのあまり、思わず茜の手に自分の手を重ねる。

この接近・接触を誘発する、濃厚な身体性を孕んだ言語の位相、これを仮に
言語学で個々の発話を指す「パロール」の語で呼んでみたい。

私たちが本作に感じとる比類のないリアリティーはどこから来ているのか?
言うまでもなくリアルとは、現実の単なる忠実な模写を意味してはいない。
初恋の特権性を可能な限り繊細に表出するために練り上げられた、
テクストとパロールの併用によるこの独特のナラティブ(語り方)こそが
作品特有のリアリティーを生み出しているのではないだろうか。

テクストとパロールの双方が相補的に絡み合い、織り成されてゆく中に
本作の目指した初恋のディスクールが実現していると自分は考える。
つまり、初恋は固有の「文学的」ディスクールとしてこの物語の核心を形成しているのである。



初恋のディスクール。そこに最初に刻まれるものは
初めて人を好きになった歓び。そして、想いが通いあった幸福感。
だがやがて、その裏側に潜む苦しみをも知ることになる。

本作が卓越している点は、初恋の歓喜と苦悩とを同一のナラティブによって表現し、
かつ、それらを小太郎と茜とに振り分けていることである。

春から夏へ、秋から冬へと、移ろう季節とともに心に生じてくる翳り。
親友との関係を危うくする三角関係、家の引越し、小太郎の受験失敗。
それらすべてが茜の内面を震撼させ、平和な少女時代に終わりを告げる契機となる。

茜は漠然と別れを予感していて、その不安をどうにも解消できないでいる。

  私…・・・ずっと・・・不安で・・・不安で…・・・
  小太郎くんに・・・迷惑ばっかり…・・・それが・・・
  いちばん・・・つらい…・・・どしたらいいの?

誰かを好きになることによって、同時に抱え込んでしまった未知の感情。
その悲哀が相手への愛おしさに伴う、恋の宿命であることを知りつつも、
そこからの出口が見つからない切なさを彼女は訴えている。

紛れもなくこれも、初恋のディスクールの一片である。
まだ未熟な心が突き当たった限界点をありのままに表出する、この上なく真実なパロール。
初恋が少女の心にもたらした深淵を垣間見て、私たちは胸を打たれるのだ。

想いが溢れて言葉が無効になる瞬間、全身から衝動が迸り出る。
誰もが虚を突かれた、茜の突然の行動・・・それは彼女の苦悩が
二人を隔てる距離への絶望的な恐れによることを痛々しく物語っている。

このあと、小太郎が茜をフォローするシーンは一切ない。
現実に横たわる非情な距離を前に、LINEはもはや役には立たない。
パロールとテクスト、双方の限界が二人の前に立ちはだかった時、
それを突破する力はどこに求められるのか。
初恋は試練を乗り越えられるのか―。

その答えは、ラストへと収斂してゆく展開の中に明瞭に語られる。

距離という障害を克服し、さらには未来をも先取りするような
揺るぎない確かな結びつきを生みだす奇跡の回路、それが「文学」だ。
本作のテーマがここに明示される。

小太郎の小説「13.70」。それは二人が共有してきた時間を凝縮したテクストであり、
同時にメタレベルで追求されてきた「初恋のディスクール」が作中に具体化したものだ。
だからこそ、その「終章」は文字通り、本作の内容の終結を意味するとともに
新たな物語の始まりの宣言でもあるという、両義的な構造を内包し得るのである。

そしてそれは、偶然の助けによって茜のもとに届いた恋文に他ならなかった。
そこにはこんな文句が記されている―。

  ずっと、大好きだ。

はっきりと伝えることができずにいた愛の告白の言葉、
小太郎が漸く見出した、彼自身の I love you であるこの表現―、
あのボソボソした、自信なさげな「つき…あって…」がこの力強い一言に結晶する、
その過程を描いた物語だったとさえ言うことができるだろう。

茜を乗せて走り去る電車に向かって、彼がこの言葉を全身全霊で叫ぶとき、
並行するテクストとパロールがついに重なり合い、初恋のディスクールは完成する。



さて、自分の考えでは、本作における月は「文学」のメタファーである。
虚空に冴えわたる月。水面にたゆとう月の影。その対比については上に触れた。

そして、ラストシーンに映し出される昼の空の月について。

列車を見送ったまま立ち尽くしている小太郎の頭上の空に
ポツンと浮かんでいる、控えめな目立たない昼の月にはおそらく、
本作の最終的なメッセージが込められている。

それは多分、この作品が初恋を通して掬い上げようとした、
私たちの日常に潜む、ありふれてはいるがかけがえのない無数の小さな「文学」、
その存在を象徴しているのだと思う。

ラストシーンに向かって、二人のモノローグが掛け合いを繰り返しながら
一つの心情の表明に結実してゆく。その最後の結びとなる小太郎の言葉、

  好きな人が、自分を好きになってくれるなんて・・・

これに続く、茜の

  奇跡だと思った。・・・

この最後の言葉が、頭上の月の映像とシンクロして重なり合う。
その時、「奇跡」という言葉の深く鮮烈な余韻と響き合い、
こんな祝福のメッセージが私たちにも投げかけられているような気がする。

・・・ささやかな、素晴らしい数々の奇跡を、この世界は秘めているのだ、と。
{/netabare}


初恋というものの特権性について、一言触れておきたい。
初恋を特別に美しく、純粋なものとして聖別しようとする心性は
美しさに憧れそれを希求する、普遍的な人間感情におそらくは根差している。

本作で描かれる初恋も、かなり純化され理想化された像になってはいるが、
観る者が身につまされるような、非常な迫真性がそこに感じられるのは、
私たちの心の中にある憧憬と現実とが巧みに配合された
いわば「願望のリアル」が表現されているためなのだろう。
文学もまた、そうした願望のリアルを追求する営為だと言ってよく、
文学と純愛とが、永遠に親和的である最大の理由はここにあるはずだ。

本作の着想の土台となっている漱石の「月がきれいですね。」にしても
出所不明のいわゆる都市伝説の類であることはすでに知られているが、
むしろその方が、本作の文学観にはマッチする。
有名なアニメでも言われていたように、「都市伝説、それは一種の願望だ。」
人間が存在する限り、常に抱かれる願望が空想を刺激して
私たちの周囲には日々、無数のミニマムな「文学」が発生し続けるのである。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 25
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心模様と花ごろも

川越の中学校を舞台とした、
思春期を向かえた少年少女の恋物語。

遊園地、お祭り、街の風景、
四季の色彩がとても美しい物語。
機微な心を良くとらえた演出で、
エンディングのLINEの文字まで隙がない。
お互いを意識し始める2人、
丁寧な描写の数々、まだ微妙な距離感、
好きになるってこういうことでしょう。

各話のタイトルが小説や詩集から。
主人公が文学少年なのでいい感じです。
{netabare}そう「月に吠える」が意外でしたが、
最後にそういうことかと納得です。
少年、頑張りましたね。
ここから物語が始まりました。{/netabare}
ひと際、月がきれいです。

初めての恋は知らないことばかりで、
戸惑ってばかりでしょう。
思ったこと感じたことの半分も伝えられない。
結末は大抵上手くいかないわけで、
たくさん泣いて大人になっていくのでしょう。

文学の言葉が紹介されていますが、
私からも少年に太宰の言葉を送ります。
「私は何も知りません、
しかし伸びて行く方向に陽が当たるようです」

真っすぐ伸びて下さい。
そのままでありのままで。

どうか末永く愛されますように。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 153
ネタバレ

pio さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

大人も何年に一度か見返したくなるような、間口の広い名作

近年では珍しい、リアル路線の恋愛ものを描いた本作。
派手なアニメが多い中、比較的地味な本作ですが、誰もが過去に一度は経験している
ような「あるある」が多数散りばめられており、強烈なノスタルジーを感じさせます。
それもただ懐かしいだけでなく、忘れてしまった大切な感情を思い起こさせてくれます。

毎話、適度な盛り上がりを見せるため、飽きずに最後まで完走できました。

<良い点>

・舞台選定
 川越に実際に訪れたことはありませんが、本作のリアルな雰囲気を
 つくる上で一役買っていると感じました。
 都会の近郊にある都市は所謂「都心から近い田舎」のため、
 地縁深い家庭、転勤族の家庭の両方が混在します。
 主人公は前者、ヒロインは後者それぞれの家庭の中学生であり、
 その家庭環境の違いが良い対比となっています。家庭内の描写も
 リアルに細かくなされているため、どちらの家庭で育った方も
 共感できる内容になっています。
 
・作画
 背景はとてもきれいです。作品への没入感を高める上で十分すぎるほどです。
 人物の作画は一見シンプルですが、中学生の未熟さ、純粋さを表現するには
 これもアリかな、と。

・音楽
 op,edの川嶋あいをはじめとし、ELTやJITTERIN'JINNなど、20代や30代を
 ターゲットにしている印象を受けました。該当世代の方は特に反応してしまうでしょう。

・声優
 この作品ではアフレコではなくプレスコで収録されていたようです。
 その甲斐あってか、奥手な主人公2人の経験不足からくるもどかしさが
 よく表現されており、とてもリアルです。

・キャラ
 登場人物の性格は基本的に良く、視聴していて非常に気持ちよかったです。
 特に大人たち(主人公の両親やご近所の方々)の主人公2人への愛情が視聴者へも
 伝わるため、 {netabare}主人公2人が純愛を育み、ゴールインまで到達する事への説得力が
 あります{/netabare}。
 
 また現実では同級生の恋愛がバレることで、イジメやハブ、絶縁といった
 ネガティブな現象が生じることがありますが、本作品ではそうした要素は一切
 ありません。
 
 ネタバレになるため詳述は避けますが、いくつかの同級生は2人の恋愛に
 水を刺します。しかし、それはストーリー上のスパイスであり、決して
 ドロドロとした展開にはならず、安心して視聴できます。
 

<悪い点>

・作画
 基本的には高水準でまとまっているものの、いくつか崩壊しているシーンもありました。
 しかしその他の演出水準が高いため、ほとんど気にならないと思います。


<まとめ>

自分自身の何かしらの過去と重ね合わせて共感し、時には涙を誘われ、
大人になって忘れていた感情と向き合う機会を与えてくれた本作。
深夜アニメに対する予備知識などは一切要らず、全12話の中できれいにまとまっており、
万人におすすめできる作品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 29
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