ヤンキーで学園なおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのヤンキーで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番のヤンキーで学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.5 1 ヤンキーで学園なアニメランキング1位
ようこそ実力至上主義の教室へ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1438)
6869人が棚に入れました
『ようこそ実力至上主義の教室へ』の舞台となるのは希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという名門校・高度育成高等学校。
ここは優秀な者だけが好待遇を受けられる実力至上主義の学校で、入試で手を抜いた主人公・綾小路清隆は、不良品が集まる場所と揶揄される最底辺のDクラスに配属されてしまう。
しかしそのクラスで成績は優秀だが性格に難のある堀北鈴音、気遣いと優しさでできた少女・櫛田桔梗らと出会うことで、状況に変化が生まれていく。

声優・キャラクター
千葉翔也、鬼頭明里、久保ユリカ、M・A・O、竹達彩奈、逢坂良太、岩中睦樹、日高里菜、日野聡、東山奈央、若山晃久、小松未可子、梅原裕一郎、小原好美、佐藤利奈、金元寿子、岩澤俊樹、竹内栄治、阿部大樹、郷田翼、水中雅章

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

欺瞞のロジック

【少し追記】


タイトルが内容を表していない、あるいは内容を誤解させるようなタイトル付けをしたライトノベルが目に付くが、本作も同様の流れの中にある。

学園内通貨を獲得する劣等クラスの奮闘を描く物語だが、通貨の獲得は実力主義による評価にかかっている、という憶断は、このタイトルによるミスリード、もしくは欺瞞がもたらしている。

作品内で描かれている評価システムは、「実力主義」ではなく、「成果主義」だ。


「成果主義」を「実力主義」と言い換える欺瞞は、視聴者に向けたタイトル付けのトリックというだけではなく、作中の「システム」が作中人物に対して押し付けている「欺瞞」でもある。

「実力」があれば「成果」を挙げやすいのは確かだが、「実力」がなくとも様々な条件によって「成果」が挙がる場合もあるし、不利な条件が重なれば実力とは無関係に成果は挙がらない。
外的要因によって左右される「成果」は、個人の能力である「実力」に完璧に還元できるわけではない。

成果=実力と評価するシステムの欺瞞は、「成果」によって生じる結果は、本人の「実力」=能力の結果なのだから受け入れなくてはならないという「支配」の正当性を内面化させるためにある。

「結果」によって配分される様々の「格差」は、本人の「実力」によって生まれたものだから受け入れなくてはならないと、「底辺」に置かれた敗者までもが自主的に納得することが目指されている。
作中の劣等クラスの生徒たちも、自分たちは「実力」が劣っているのだ、という評価基準の公平性については疑っていない。

だが、評価されているのが「成果」であるならば、様々な「実力」外の要因によっても左右されているはずだ。


現実の教室においても、主な評価はテストの「成績」で測られる。

ペーパーテストで高得点を挙げる「学力」は、個々人の勉強という努力に先立って、教科書や問題文を読み取る「読解力」が高い方が有利であることは理解しやすい。
読解力が身についていれば、同じ量の勉強で、より学力がつくだろう。

読解力は読書習慣の有無が大きく影響するが、統計的な傾向として、下流階層の家庭よりも、中流階層の子供の方が読書習慣がつきやすいとされている。
家庭に文学全集が置いてあったり、子供に読書を勧めることが多いのは、(統計的に)下流階層よりも中流階層の家庭の方であるのは想像できる。
子供に向かって「本ばかり読んでないで外で遊んで来い」と言い出す親がどちらの階層に多いのかも、想像がつくだろう。

言うところの文化資本とかハビトゥスといったものだが、机の前に座って教科書を読み、ペーパーテストを解く学校システムにおいて、このハビトゥスが身に着いた子供が有利であるのは明らかだ。

テストの点数の公正さは、あらかじめ、特定階層出身の子供が得点という「成果」を上げるために有利な制度設計がなされていることの隠蔽として機能する。
「学力」があれば得点できるという「公正」さは、特定の文化資本を「学力」と呼んでいるという制度設計を隠蔽する。
そうして生まれるのが、中流階級=高得点=高収入=中流階級の再生産のサイクルだ。


本作の架空の学校システムにおいても、特定集団にとって「成果」が出しやすいシステム設計であると描写されている。
特定集団が達成しやすい「成果」ではなく、個人の能力=「実力」を測るシステムであると擬態することで、その「結果」と、そこから導かれる「待遇」も、自己責任で受け入れるべき公平なものであると作中の生徒たちは納得するように仕向けられている。

「成果」が出せる/出せないが、あらかじめ制度設計によって調整されている不公平性を隠蔽するものとして、成果主義=実力主義の言いかえの欺瞞は導入されている。

テストの点を底上げする主人公の「奇手」は、この欺瞞を突いたものだ。
測られているものは「実力」ではなく「成果」であることを突いた奇手。

そして、この「奇手」は、成果=実力の言いかえの欺瞞を逆手に取った「妙手」でもある。

成果を実力と置き換える欺瞞に駆動されるシステムにおいては、どのような過程を経たものであれ、「成果」を出してしまえば「実力」であると評価を「しなくてはならない」ということを意味する。

実力の「公正」性をたてにして「格差」の支配を正当化するシステムは、どれほど非・実力的な手段による「成果」であろうとも、成果=実力=公正であると「評価」しなくてはならない。
「実力」とは無関係な成果であると暴露されたところで、支配の正当性を欺瞞の上に築いている限り、システムは、いやでも「実力」であると評価せざるを得ないだろう。

「裏ワザ」的な知恵比べでシステムを出し抜こうとする物語は、単なるチートの知恵比べではなく、このようにシステム自体への批判を構造化している。

この批判性が、主人公一人が体現しているだけで、クラスメートの誰にも共有されないまま終了を迎えたのが少し不全感を感じさせる。

「成果」を出したことではしゃぎ回り、そもそもシステムが何を計測するための課題であったのか全く気にも留めないDクラス生徒たちは、成果が証明する「実力」というタテマエを嘲笑している、とみることもできなくはないのだが、そこまでの意図があるようにも思えなかった。



表現の上で興味深いのは、OPや本編の前後に、思想書や文学書からの抜粋が挿入されていることだ。

小難しい言葉=よく分らないが難しそう=頭がいい=教養=「実力」がある、といった連想を意図しているのだろうか。

が、東京大学の院生が、授業中に「ドストエフスキーって誰ですか?」と発言したと報告されたのは、もう15年も前のことだ。
「頭がいい=教養」の図式は、象徴的には、このときに失効が完了したと言えるだろう。

岡田斗司夫に代表されるオタク第一世代が、殊更に「オタクはアタマがいい」と宣伝してきた背景が、この教養の失効ということになるかもしれない。

教養とは、単に知識量が多いということではない。
それぞれの「知識」を、どう価値付けて立体的に配置していくかという、序列の「構造」あるいは「枠組み」の規則が、「教養」と呼ばれる。

岡田と第一世代は(半ば自衛のため)、アニメや特撮やSFのオタク知識は、教科書には載らない、もう一つの「教養」体系であると主張していた。
本家の「教養」が崩壊し、「知識」の序列化ができないまま、知識という単なる「情報」に溺れている一般人に対して、なるほどオタク知識体系の「教養」を持つオタクは、相対的に「アタマがいい」ということになるのだろう。

しかし、教養を崩壊させた情報のフラット化は、結局はオタク知識の「教養」をもフラット化し、岡田斗司夫は「オタクの死」を宣言することになる。
正当的な「教養」であれ、異端的なそれであれ、「枠組み」は消滅する。

「枠組みの規則」の消滅によって、オタク領域の、例えばアニメの解釈で、「神アニメ」「クソアニメ」の言い合いが平行線で決着がつかないくらいのことは大した問題ではない。
問題は、実社会の方だ。


ほぼすべての憲法学者が違憲であるという「事実」を突きつけた法案が、平然と国会を通過する。

専門の歴史学者が数十年にわたって精査した「事実」である虐殺を、無かったと思い込む。


「専門知」が導く「事実」を簡単に無視して目を塞いでしまえるのは、知識体系を規定する「教養」の失効の、最も現実的な表れだ。

確かに、かつての「教養」は「文化資本」として機能していた。
ある程度までは、社会で実務をハンドリングする実用性が「教養」にはあり、それが階級の再生産を支えていた面がある。

しかし、政治家がどれほど無教養を曝け出しても罷免されることが無い事実が証明するように、現代ではこの相関は機能していない。

そんな時代に、本作は「教養」を再び再生産のエンジンとして持ち出してきた。
高待遇をもたらす「実力」を基礎づける「頭の良さ」を表象するものとして、アニメというオタク領域で「教養」を復権させて描写しようとしている。
……のだろうか?

疑がわしく感じてしまうのは、各話を総括するように挿入されている、思想書から引用される箴言が、当の著作の文脈からするとドラマの内容とは噛み合っていない例が(わかる範囲で)いくつか見受けられるからだ。

挿入される箴言は、「それっぽく」て、「頭がよさげ」に見えるというだけの、アクセサリーのごときものでしかないのではないか。

はたして、ある「成果」を測るのに適切な「設問」であるのかに全く疑問を持たず、迎合するにせよ反発するにせよ、なんらかの「実力」が測られていると信じている学生たち。

計測される「実力」に対して、不釣り合いに莫大な「評価コスト」を掛けた「テスト」を、莫大なコストを掛けていること自体が評価の正当性の根拠であるように捉えているかのような彼らが、小難しくてよく分らないことが「教養」を証明していると見せたいらしい製作者の態度に重なって見える。

実力=能力がある=知力の演出として引用される「箴言」が、微妙に使い方が不適切でいい加減さを感じさせるのは、作中の「実力」が怪しげで無根拠であることを、図らずも露呈しているようで興味深い。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

難癖ですが、アニメの内容的には、「実力(至上)主義」じゃなくて、「成果(至上)主義」の方が正確だと思いますが……

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
なんかこう、「奉仕部(俺ガイル)に憧れた高校生が、文月学園(バカテス)に入学し、真剣に戦っている」という印象を受けました。

ツッコミどころは多く、すごくおもしろいとは思えなかったけれど、「見て損」とも思いませんでした。知略系とか好きなら、観ても良いと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、難癖なのは百も承知でm(._.)m

レビュータイトルですが、「実力主義」の辞書的な意味は『(年齢や学歴、人柄などではなく)実力の程度で評価をくだす立場。能力主義』(三省堂 大辞林)となります。

似ている言葉に、ビジネス用語でもある、「能力主義」や「成果主義」があると思います。

ものスゴくザックリ言うと、「能力主義」は、資格などを含め「これくらいの力があるから、給与はいくら」という日本的な考え方で、「成果主義」は、人を見ずに、とにかく出した結果だけをドライに査定する欧米的なやり方ですね。

例えばプロ野球なら、「160㎞投げられるから年俸いくら」とか、「まだ一軍登板こそないものの、実力的に向上したから年俸アップ」なんてのは「能力主義」的。一方、「10勝した(防御率が○点だ)からいくら」とか、「力があるのは誰しも認めるが、(仮に不運が重なっても)結局試合では活躍できなかったから年俸ダウン」なんてのは「成果主義」的です(多分)。

一応、三省堂さんの解釈を信じるなら「実力主義=能力主義」としてるし、一般的にも「実力=成果」よりは、「実力=能力」と捉えると思います。(ビジネス用語として用いる時、実力主義と成果主義を同様のものとして扱うことも多々ありますので微妙なところですが、やはり普通の感覚としては、実力(能力)を評価すると捉えるでしょう。

となると、このアニメに置き換えた時、ポイントとして加算されているのは、明らかに「実力(能力)」ではなく、「成果(結果)」だと思います。

そもそも、「年齢(学年)」で集団を区切っている以上、「実力主義」とも「成果主義」とも異なる(真逆な)、「年功序列」という概念も入ってきています。本当に実力を至上とするなら、年をバラバラにして学級編成をするとか飛び級を認めるとか、あるいは、場合によっては3Aより2Bの方がポイントが上、ということもあってしかるべきでしょう。仮にDクラスでも、実力が認められれば(個人的に)Aクラスに編入できるとか(7話のアイキャッチで可能と分かりましたね)。

また、「実力主義」という資本主義的な発想で学校を運営しているのに、ポイントは学級(集団)の実績(連帯責任)という、なんとも「社会主義」的なシステムにしているのにも違和感が。まあ、そこ(集団を押し上げてこそ、真の実力)が盛り上げどころなのでしょうし、アニメにそこまでリアリティを求めても良くないのですが、自分が生徒なら納得しないかなw というかこれは、「クラス(集団)を成長させられる人間こそ本当に優秀」という、実に日本的に発想のもとにあるシステムだよね(一見、個人主義的な評価基準に見えて)。

そういう、「微妙な言葉やシステムのズレ」がどうにもこうにも気になって、なんか懐疑的な(斜に構えた)見方になってしまいました(汗)

それもあり、内容的も「知略戦、に見えてご都合主義」と、そんなことを感じました(辛口ですが)。

例えば、定期テストのくだり。過去問の入手って、いや、同じ学校に勤務し、定期テストを過去問通り出す教師なんていないやん。実力至上主義なら、まずその教師をクビにしろと(笑)

例えば、須藤の暴力沙汰のくだり。なんか目撃者とか色々と出してるけど、(それが相手の策略であれ、怪我の程度が本来より重くなったとはいえ)手を出したら、やっぱり手を出した方が悪いと思うんだけど、シンプルに。なんかみんな「俺達仲間だろ」と守ろうとしてたけど、そこで開き直って居座っている須藤には、普通に腹が立ちました(苦笑)。

とか、ツッコミどころは多数。キャラも、ひねくれたキャラは好きだし、よく作ってはいるけれど、飛び抜けた魅力は感じられず。いずれにしても、65点感が漂うアニメでした。

ただまあ、一定以上には楽しめたことも事実。今期(2017年夏)はあまりハマれたアニメがなく、途中切りも過去最多。「他に比べれば」と思っていたことは否めない。

もちろん、見所もあって、島編のラストの展開は(うまくいきすぎだけど)面白さもあった。あまり、深く考えずに騙され、積極的に翻弄されるのが得策でしょうか。ラストの「脱力系主人公がガチで腹黒クズの可能性」は新しかったと思いますし♪

私も基本的には実力主義ですが、「至上」かと言われれば、微妙かな。

まず、誰が何を評価するかによって、つまり評価基準によって実力なんて変わるから、あまり明確な基準は設けられないよな~と。

社会における正しい平等とは、機会の平等であって結果の平等じゃない。そう思います。アニメとは、あまり関係のない話ですが。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんか、「俺ガイル」に似てるな。知能戦? が楽しめれば良いな。これ、連帯責任なのはどうなんかね。話は盛り上がるけど、評価基準として。他をリードできて、初めて評価に値するということ?

2話目
これ、Dクラスはダメな人を集めたのなら、主人公やヒロインもダメな人認定なわけで、多分ここから逆転していくんだけど、じゃあ、入学時の査定にセンスがなかったということですな。

3話目
いや、定期テストの過去問、そのまんま出すなんて教師の手抜きやん。そんな教師いないって。櫛田さん、もっと遠くで、いや、自分の部屋でストレス発散しようよw

4話目
なんなこう、正論を言ってもね(汗) クラブ? あれで格好いいと思っているんなら、笑えるんですけど(笑)

5話目
公然猥褻w 論破せずに、目撃者を出すし、目撃者が親近者だし、どれだけからまれても、結局手を出したのは須藤だから、非がないとは思えないんだけど。格好良い壁ドンw

6話目
いやいやいやいや、この段階で事件を取り下げても、「虚偽報告」とかあるんじゃね? いやいや、この程度でマスコミ動かないでしょ。いや、ファンかどうかは、相手が決めることでしょ。

7話目
かなり毒舌だが、こういう「大したことない作品」に、雑にエヴァ(名作)とかのパロディーをやられると、なんかイラッとするな(苦笑) ガラッと作風を変えた日常回&水着回。まあ、番外編的な感じで気軽には楽しめたかな。

8話目
ホントに、こんな奴らのキャッハうふふに税金を払っているとしたら、ガチで切れるな(苦笑)

9話目
中忍選抜試験かい? 言動には気を付けろと言った直後のリーダー宣言、トラップくさい。川の水は一応煮沸しよう。これ、多分、あのCクラスの娘が、Dクラスのリーダーを嘘報告してくれるの? まあ、一人いなくなっても、この段階なら、食糧を買わなくてすむから、30マイナスでも別に良いと思う。

10話目
下着を捨てりゃあ良いんじゃね?

11話目
キーカード、あの水浴びの状況で盗めるもんか?

12話目
ラストは意外かな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 40
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

見るんじゃなかった

4話までの感想
{netabare}マイナスの意味ではない違和感(いうなればフックって意味合い?)を覚える部分は「学校のシステム」に係わることであり、これらが次第に詳らかにされていくって作品…なのかな?
できればそこから更に一歩踏み込んで学校にひと泡吹かせるって展開になってくれると最高なんだが、どこまで話進むのかのう。
ということで現状これといった不満もなく楽しく見ています。

それと個人的には「一芸に秀でてさえいれば他はどうでもいい」って価値観には懐疑的でして…。
ってのも、結局それって雇う側にとって都合のいい理屈で、せめて最低限の社会常識や協調性を持ってないと食い物にされるだけだぞ、と思ってるので。
で、連帯責任については協調性を養うのが目的かなぁ~と思いまして。
まぁ軍隊や刑務所みたいなもんかと、問題はそれが行き過ぎかそうでないかって点で。
なので、じゃあ狭いコミュニティで間違いを犯さないように監視状態が過熱して総括が横行するって話なのかなぁと思ったけど、どうやらそうではないっぽい?
というより、ん?主人公って南方熊楠がモデルか?(ワザと50点取る辺り)
熊楠は今の言い方をするならコミュ障、頭が良すぎて周囲がバカに見えて耐えられないタイプかと。
コミュ障やニートが成功する物語ってやっぱりどこかに無理が出るよなぁと感じてた自分としては熊楠はいい所に目を付けた、とは思うけど…そのまんまだと余りに破天荒過ぎて物語が成立しないような?
ってことで、破天荒さを抑えた現代の熊楠物語として受け止めればいいのかなー?と思ったり。

と、そうしてたら3話でとうとうマイナスの意味での違和感(かも知れない)を覚えることが発生。
あれ、普通に退学あるの?
だったら卒業後就職できそうにない連中は全員退学させりゃいいだけの話になっちゃうような?
作中で語られてた「社会から認められる優秀な学校」であるなら、使えないヤツをどれだけ使えるヤツにして送り出すかが重用ポイントじゃないのかねぇ。
一方でそういう問題のあるクラスメイトをどう扱うかってのが連帯責任含めた評価基準なのかな。
優秀な人材を輩出って言ってるから、下っ端の社員じゃなくて上に立って指導する側を育成してるとか?
いやでも高校でそれはどうなんだろう。
ここら辺の違和感については今後に期待かな?

と思ってたら櫛田が本性?を表す。
まーそんなもんだろうとは思ってたけどこれでホっとした。
それまでの八方美人の良い子ちゃんぶりしてたらそりゃあストレス溜まるって。
あぁこの子も普通にストレス溜める普通の子なんだなーと親近感が沸くというか、むしろそっちのがカワイイじゃん、と。
いや待て、そう思われるのを見越してあの振舞いも演技だったりして?綾小路落とすための。
秘密の共有は恋愛の第一歩だし「アイツの本当の顔を知ってるのはオレだけ」ってのは独占欲をくすぐりますからのぅ~。
他の男子にも同じような演技してたとかだったら面白いんだが…さすがに考えすぎかな。{/netabare}

6話までの感想
{netabare}あれ?民事と刑事をごっちゃにしてないか?
学校内で処理する案件ってことでそれらとは別定義なんだろうけど、それを承知した上でも…。
目の前に怪我を負った人が居るって事実は変わらんワケで、その怪我どうしたん?ってのは追及しなきゃヤバい気が。
被害者が取り下げれば無かったことになる、とするなら、いじめがあっても被害受けてた人がなんでもありませんと言えば学校側は「いじめはなかった」と言えてしまうワケで…。
せめて被害取り下げても「捜査機関のお手を煩わせてすみません」というペナが発生しないと…C組の先生なんてメンツ丸潰れやん?

ま、ええねん。
そういう異常なことがまかり通る学校ってことなんでしょう。
予想というか好意的解釈としては生徒会や教師よりももっと権限が上な「黒幕」が居て、ソイツらが観察してニヤニヤしてる…って世界なのかなぁ、と。
進学や就職すらもカバーできるめっちゃ巨大な黒幕。
んで、主人公はそこで作られた強化人間…なのか?
そこに探りを入れるために龍園が事件を起こしてみたって感じなんだろうけど…。
う~ん、クラス間の抗争に終始するのか、学校の制度に切り込むのか、個人的には後者に絞ってくれると有難いのだが、なんか前者だけで終わってしまいそうな予感。
大して面白くもない須藤の件で何話も引っ張ったからねぇ…このエピソード1話でまとめられたんちゃう?

ところでアイリの言った「自分を偽り続けるのは大変」って台詞は、櫛田への当て擦りかなー?と思ったり。
櫛田のみならず、堀北や綾小路へ無意識の内に出た嫌味なんじゃないかなー、と。
自分が綾小路に不快感を持たないのは(たまたま)熊楠みたいなキャラなんかなーと思えた部分に起因している。
とはいえ熊楠も本気で打ち込めること以外には不誠実ってだけであり、綾小路もいい加減本気で打ち込めることを見せてくれないと「ただ斜に構えてるだけ」で段々とつまらなくなってしまいそう。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}流石に学校の目的が分からなくなってきた。
いや、元から分からなかったけど、考えるのも無駄な気が。
なんか飽きてきちゃった…最終回までに多少ヒントなりとも明かされる?のか??{/netabare}

全話見て
{netabare}何もやらずにキャラ紹介だけで1クール使い切っちゃった。
ある意味潔いのかも知れないけど、だったら原作付属のOADでやれよと。
設定も真面目に考えるのもバカバカしい。
先輩に過去問聞けるなら無人島も聞けるんちゃう?
どんなカリキュラムがあるかくらい予習しとけよと。
ってかもはやTV番組じゃないか。
やっぱり逐次観察して楽しんでる人が居るような気がするんだが誰も疑問に思わないのはなんだろう。
向き合う対象はそっちじゃないだろ、と。
マジで最近リアルで見たんだけど、タバコの年齢認証の文句(なんでそんなことをしなきゃならんのかって内容)をコンビニのバイトにグチグチ言ってるのと同じ。
生徒同士でいがみ合っても結局「観察してる者」を喜ばすだけちゃうかのう?
ぶっちゃけ生徒同士のポイントの取り合いとか興味ないです。
だってそれで一番になったところで“黒幕”が出てきて「参りました」って言うワケでもなし。
結局ただ与えられたものをこなしてるだけの話で、こんなんなら動物観察の方がまだマシ、知性を疑うことが無いので。
って思うと段々イライラしてきて…最後黒幕にひと泡吹かせるのを励みに見続けたけどそれも無し。
カタルシスが無くフラストレーションだけが溜まる作品でした。
見るんじゃなかった。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

86.2 2 ヤンキーで学園なアニメランキング2位
君に届け 2ND SEASON(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1857)
9684人が棚に入れました
長い黒髪と陰気な見た目のせいで「貞子」と呼ばれ、クラスメイトたちから避けられてきた黒沼爽子。しかし、高校に入学し、明るく爽やかで男女問わず人気のある男の子・風早翔太との出会いから勇気をもらい、友情や恋、ライバルや友達の失恋などいろんな「初めて」を経験し、大切な関係を築いていく…。

声優・キャラクター
能登麻美子、浪川大輔、沢城みゆき、三瓶由布子、中村悠一、平野綾、宮野真守
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【グチ注意】うぐぐ。。ハンパないモヤモヤに轟沈。

いい話でした。でも自分には耐性が不足しグチばかりです。
好きな方はスキップしてください。。

#wikiはネタバレなので見ない方がいいです。
#モヤモヤはおとなし目の表現であり、
#イライラと同義と受け取っていただいて結構です。

1期レビューに書き忘れたけど原作は未読。
この2期は0~12話。2011年放送。原作7〜10巻のエピソード。

第1期のレビューで、少女マンガの世界を堪能しよう。。とか偉そうなことを書いておきながら。。
完走はしましたが2期の展開はちょっと自分には無理でした。。

ごめんなさい吹けま・・いや、合いません。。(唯に逃避)
もう、ね、我慢しなくて、いい?(うしおに逃避)

いえね、リアリティー云々言うつもりは毛頭ないんですよ。。
ないですケド。。そこまでやりますかフツー。。(展開の話)

↓【以下ネタバレ グチ注意】
~{netabare}
■前半
あのラブラブな終わり方で、正月からバレンタインまで展開なし、
だと?(-_-メ)
翔太がメールひとつしていないって?
ぼっち属性の爽子ならわかるけど、爽やか属性の翔太がそんな・・・
あり得ないしょや。
進行上どうしてもそうしたかったんなら、休み中ずっとどっか行ってたとか携帯が壊れてたとか、いくらでも設定できるっしょや。

■第六話「好意と迷惑」
遂に翔太がカミングアウト。ただし流れ上仕方なく。。
正直観るのがつらかった。イライラ感MAX。
嵐を呼ぶキャラとして投入した三浦。そんなに悪い人にしたくなかったようだけど、「風早には好きな人がいる」の言葉がホント意図がわからない。
三浦がいたからふたりは告白する気になったかもしらないけど、この一言は不要。
これがなければ二人がここまでこじれることはなかった。。
そう、逆に言えば、こじらせたいがためだけに生まれた言葉。
唐突に作中でこの言葉を発する前フリもなく、キャラの行為も、キャラにこの言葉を言わせようとするこじらせ好きな制作側も、好きになれません。

そして「好き」の言葉の受け取り方をお互い誤解してすれ違うって。。
LoveかLikeか?って、ティーンエイジャーの基本ではないでしょうか。。
いくら古い作品とは言えそうまでして引っ張りますかそうですか。。

さらにこの言葉の誤解を解かないまま、もう一度告白というステップに進むことも強引過ぎて、モヤモヤ。。。

■第9話「告白」
教室で爽子が告白。翔太が抱きしめるも。。。バカが乱入。(オイ
スッキリしない。まだ焦らす?
お互い言いたいことを言っていないのに、告白途中で邪魔を入れるとか
ここまでウダウダ引き延ばす作り方は、正直受け入れ難い。

■第10話「こころから」
大勢のいる校庭に翔太が爽子を呼び出す。
呼び出しておいて、ほとんど相手に言わせたまま。
そして一言、誤解を受けた言葉そのまま、「好きだよ」。。
そこは「愛してる」とか「好きだ!付き合ってくれ!」じゃないの?
第六話で誤解したのにこの回では理解する?なぜ?
誤解の余地がない言葉をかけるんじゃなかったの?
「好きな人がいる」はどこいったの?
クライマックスはここじゃない、じわじわ行きます、なのか。。

■第11話「祭りのあと」
ようやくここで、爽子に「好きな人がいる」を吹き込んだ三浦が翔太にカミングアウト。コメディ風にちゃんちゃん・・・
で終わるかー!!それをあっさり許すなアホー!!!はぁはぁ。。。

■最終話「大事な人」
晴れて両想いとわかり、学年全体が交際を認識する事態に。
ようやく欲しかった展開。
千歳が翔太の取り巻きに対し「悔いが残るのは何もしなかったから」は効いた。。
泣きの演出と演技は相変わらずイイ。
けど、いかんせん回数が足りんぜよ。。

たまったモヤモヤのせいで、ハッピーエンドなのに、最終話までに気持ちの整理がつかない。。

もっと、爽子がせっかく掴んだ幸せを、素直に喜びたかったのに。。。。
{/netabare}~

せっかくの人気作、少しでも長く連載したいのはわかるけど。。
もしそうだとしても、この展開は好きになれない。。

OP/EDも個人的には1期の方が断然いい。
爽子のデフォルメ顔も、嫌いじゃないけど多すぎ。

可愛さや、切なさもあったけど、モヤモヤやフラストレーションが強烈すぎて、物語を楽しむ余裕が生まれませんでした・・・無念

あ、そうか。これって、ラブコメ?
シリアスを求めちゃダメ系?
1期で気付くべきだった。。

どうやら、まだまだ修行が足りないようです・・・・(-_-)
最後までお読みくださりありがとうございます。
不愉快にさせてしまったらゴメンナサイ。

(2020年Huluにて視聴)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

ドラれもん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

雨のち晴れのち曇りのち爽風

泣いたり・笑ったり・くよくよしたり・一途に風早を想う爽子の事を見て 僕は爽子を一期の頃から応援していました

☆未視聴の方へ
純愛です あなたに耐久力がなければ 皆の一途な想いに悶え苦しむかもしれません

あなたの目はきっと、少女漫画のヒロインのようなクリックリのキラッキラの目になるでしょう。

この先は視聴してから読んで頂いた方がいいです
{netabare}



☆「爽風」 タニザワトモフミ オープニングテーマ

この爽風って歌は風早が爽子の事を想って書いた歌詞なんじゃないのかな~って想像を 僕はしてしまいます

君に届けの中で僕は一番大好きな曲です


まさかギャグやバトル漫画等が大好きだった自分が 少女漫画のアニメにまで手を出すとは・・

でも僕、能登麻美子 さんの声好きなんですよ(。・_・。)

爽子のキャラに のとまみってハマリ役だと僕は思うんだけどなー


一期の頃から見ていてじれったい爽子の事を応援目線で楽しんでいた、

そんな僕の思考回路がショートしたあの!

  9話のラスト!

今まで何度も自分の脳内では爽子の背中を押していたのですが(頑張って気持ちを伝えろっ!爽子!って)

急いで教室に走って行った時の爽子の風早への想いが詰まったセリフとあの音楽!(良いっ!凄く良い!)

「届いて欲しい・・」 

「届け・・」

「届けっ・・・!」 には


ドラれもん「届くよーー絶対に届くよーー頑張れーー!」

・・ってもう完全にテレビにかじりついていた僕は

ドラれもん「えーー!今いい所なのにここで終わりー? 早く続きがーー」ってなりまして

  で、10話 

すれ違う二人の想いに・二人のその熱演に魅入っていました(ここ大好きなシーンです)

風早に出会ってから今までの沢山の 「ありがとう」 を一生懸命に伝える爽子

それでこの後の爽子のあの言葉に 完全に理性の失った!危険な風早が(←この風早は冗談で書きました^^)・・

教室のドアをガラガラって 爽子の手を引き寄せ教室の中へ!・・


ドラれもん「ウオーーッ!かーーぜーーはーーやーー!!!やーーめーーろーーーっ!!」 


と、のた打ち回りながら心の中で叫んでしまった僕はひょっとしたら、

爽子の事を心の中で応援しているうちに

段々と爽子の事を好きになっていってしまったのかも知れません



でも良かったです本当に 君に届け 最後まで見る事が出来て


どうしよう・・2NDの続き見たいけど でも少女漫画はさすがにな~ 
家にお客さん来た時に誤って部屋に入られたらな~~

そうか! ベッドの下に・・ってエロ本かっ!! みたいな事を今でも考え漫画の購入をどうしようか悩んでいます(゚-゚;)

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

うれしいな。 一人で完結してない世界は、 思ってたより、 ずっとうれしい。

これでもかってコソバユイ
でも話にすっと入って行けた構成は上手いとおもった。

本作は「 ピュア少女 ・ 爽子の成長が心に響く青春グラフティ 」の副題が示す通り、主人公「 黒沼爽子 」の心の成長と、ささやかな恋愛を描くドラマなのですけれども、「 爽子 」と「 風早 」の織りなすほのぼのとした「 気になる 」展開の中に、「 千鶴 」と「 あやね 」との友情を描く『 友達編 』やライバル登場の『 くるみ編 』、親友「 千鶴 」の失恋を描く『 千鶴ロストラヴ編 』が、3つの山場となって展開します。

個人的には『 友達編 』が最も感動の強かったパートに思われまして、続く2つのピーク、『 くるみ編 』も『 千鶴ロストラヴ編 』も『 友達編 』ほどのヴォルテージを越えられなかったのが非常に残念に思いましたね。
良い事は良いのだけれど『 友達編 』ほどの感動はなく、いわゆる「 竜頭蛇尾 」形のようになってしまったということでしょうか。

「 爽子 」と「 風早 」の仲も、 2ND SEASON のようなスレ違いや誤解もなく、何となくダラダラと進展した感じでした。
特にそれは終盤の「 クリスマス編 」や「 初詣編 」に強く感じられまして、この2人のラヴドラマは 2ND SEASON まで待たなければなりません。

主人公の「 爽子 」に関しては、初めの頃の「 何もできない 」、「 何も知らない 」 爽子が次第に友達もでき、恋愛感情を持つ普通の女の子に近づくにつれ、魅力が徐々に失われてきたような気もしましたね。
ただ、狼狽したり、勘違いした場面などで登場する「 スーパーデフォルメキャラ爽子 」は極めて可愛かったとは思います。

脇役では「 風早 」以上に「 千鶴 」と「 あやね 」の活躍が目立ちました。
この2人の縁の下の力なくしては、この作品は有り得なかったと言っても良いでしょう。

なお、『 くるみ編 』の途中だったか、本編終了後の番組宣伝のコーナーで、とんでもない「 ネタバラシ 」が暴露されてしまい、その後の視聴意欲が減衰してしまったのは大きな事件でした。
思うにこれが本作の最大の落とし穴だったかなぁ、と。

基本的には詩情あふれる「 良い 」アニメだったと今でも思っています。
エンディング曲、何を歌ってるのか良くわかりませんでしたが、本編の余韻に浸り、激しく感涙に噎ぶことが多々ありましたね。

本作を1期、2期に分けて評価しろ、というのも如何なものかと思われますが、本作は 2ND SEASON と併せて視聴してこそはじめてその良さがわかるというものでしょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

72.5 3 ヤンキーで学園なアニメランキング3位
GTO[ジーティーオー](TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (422)
2799人が棚に入れました
高校時代は親友・龍二と共に「鬼爆」として湘南最強の不良だった鬼塚英吉。
ひょんな事から教師を目指すこととなり、臨時教員として採用される。
様々な問題を抱えるクラスの3年4組の担任となり、生徒との対立や嫌がらせ、その生徒自身が抱えている苦悩、あるいは学校内に発生する困難やトラブルに巻き込まれながらも、自身の持つ人脈・悪運・頭脳・腕力・コネ・行動力等を総動員させ、受難を見事に乗り越えて、生徒達の信頼と人望を得ていく「Great Teacher Onizuka」の破天荒な物語が始まる。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

当時の中学生の気分と教育崩壊を鮮烈に描いた教師モノの名作。

 作画が結構ひどくて笑いました。アニメとしては1999年の本作。ガンダム、マクロス、ナディアとかもそうですけど、深夜以外のアニメって結構ひどいのがたまにあります。人気が出たのか30話以降は比較的安定してきたので、そんな中ではマシなほうなのかもしれません。

 ただ、本作は雅、麗美、朋子という3人の美少女がいい作品なだけに作画が良くないのは作品の良さを半減させています。あと雅の青髪が黒いのもちょっと残念です。

 本作は、いわゆる切れる17歳と言われる1999年に大事件(※下記参照)が起きたことをきっかけに注目された世代です。1982年生まれが問題視されています。1996年の作品で中学生ですから、まさに世紀末の中学生の恐ろしさというテーマが垣間見られます。時代を知るための資料としても貴重です。

 また、14歳が1995年のエヴァで注目された時期でもあり、牧歌的な中学校を舞台とした学園物から離れ(過去は不良はいましたが彼らがやるのは非行。本作はほぼ犯罪になっています)、教師の敵としての中学生というのは今見ても非常にインパクトがあります。ギャグとシリアスを上手くミックスしながら時代を描いた本作原作は教師モノの作品の名作と言えるでしょう。

 菊池と麗美は天才なだけに、かえって型にはまらない鬼塚に傾倒してゆきますが、雅の不気味さは原作では最後まで迫力がありました。テレビ版ではその辺がちょっと甘い気もしますが。

 不良という分かりやすい反社会行為ではなく、優等生の方が裏でひどいことをしているという描き方が当時としては斬新でリアルだったのでしょう。バブルが崩壊して信じられる年功序列のレールが崩壊した時期を感じ取れます。

 また、教育の機能が崩壊したという文脈でも教頭にカリカチュアライズされていますが、彼の家族や学校での立場・振舞は教師=聖人ではなく、サラリーマンであり、保身し、安易で短絡的な結論に飛びつく小人として描かれます。当然、親たちや大人たち全般のネガティブな側面が描かれています。

 こういう時代のアンチテーゼとして、湘南の暴走族出身の鬼塚というある意味アンチヒーローが教育の破壊者として描かれます。この教育現場をぶっこわそうというマインドは原作者の意図がしっかり入っていると思います。既存の教師像を明確に否定…というより教師も人間であり性欲も金銭欲もある、と宣言した本作は、教師モノのアニメ…というよりコミックスとして高く評価できると思います。

 今だと40話以上の本作は全部見るのは辛いかもしれませんが、コミックスは25巻でブックオフ等でもまだ見かけると思います。絵柄も奇麗ですのでそちらの方がお勧めです。若干下品さの度合いが極端ですけど。

 ということで、原作込みでストーリーとキャラを4.5とします。アニメ版はちょっと言葉足らずだったと記憶しています。あとキャラデザが残念。
 ただ、その他の要素は3でいいかな。作画等は古くて見辛いしキャラは安定しません。2.5でもいいですけど、時代を考慮して。



 ※参照 神戸連続児童殺傷事件、秋葉原通り魔事件、西鉄バスジャック事件、岡山金属バット母親殺害事件の犯人がすべて1982年生まれ。1982年の呪いと言われています。キレる17歳、理由なき犯罪、メディア型犯罪も特徴になります。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

こめった さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

鉄拳「こんなGTOは嫌だ。G(学校の)T(トイレで)O(お昼ご飯)」 

物語の内訳(平均計算:.2や.7までは切りさげ、.3~や.8~は切り上げ)
ストーリー:4.5/構成:3.5/世界観:3.0/キャラ:4.0/テーマ性:3.0
平均3.6、よって物語3.5

点数にしてみると、そんなに高得点のアニメではないが、とても楽しめた。物語の内訳を見るとわかる通り、ストーリー自体はそんなに悪くない。最終回の駆け足気味なところはマイナス。

ソーシャルキャピタル(社会関係資本)という言葉があって、簡単に言うと、人と人のつながりを資本と見なそうっていう概念で、パットナムっていう学者によると、「社会的ネットワーク(横のつながり)、信頼、互酬性(簡単に言うと、Win-Winの関係)」っていう意味なんだけど、これが蓄積されていけば、幸福とか健康とか教育とか色んな領域でいい結果をもたらすって言われている。

そんな学術的なことが言いたいわけじゃないけれど、「先生―生徒」みたいな縦の関係では、「信用」はあっても「信頼」は生まれない。鬼塚は生徒たちと対等の立場(横の関係、つながり)になって、生徒に色んな面でプラスな影響を与えていったんじゃないのかな。村井、吉川、神崎、菊池及びその周辺の人たちは間違いなく鬼塚を「信頼」していた。

別に先生、生徒が対等になれって言いたいわけじゃないんだけど、生徒と先生との間に多くのコミュニケーションがあることにこしたことはないし、コミュニケーションが多い生徒ほど成績がよくなる傾向にあるっていうことも実証されているのも確かなことだ。

鬼塚みたいな先生が欲しかったわけじゃない。ただ、先生が先生として生徒に接する時間ではなく、同じ目線で、鬼塚に言わせれば「人として接する」時間がもっとあれば、学校はより楽しいものになるんじゃないかなって視聴してるときにふと思った。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

前作、原作のほうがぜんぜん好き派。

教師ものに新たな息吹を持ち込んだ名作。
毎度キレのいい、くだらないギャグと超暴力的かつ熱い展開で問題を解決していく。原作の修学旅行あたりまでやります。
ゴールデンなので規制でギャグやアクションはぜんぜんダメ・・・。でもいまよりはマシなほう。

個人的に前作純愛組中期、GTOの初期までのテーマであった、
真の『かっこいい漢とは』?ってのがなくなてからきらいになった。
作者もいってたけど世間からの評判のよさ、「教師もの」としての認知度、からあまりアホになれなくなったのもあるし、鬼塚が熱血「一教師」キャラとして完成してしまったのもある。飽きられるし、ネタ切れもある。ワンパになってしまった。

私も愛車ですが、ZⅡ、Z、と呼ばれるケンジ君や七五十、風神雷神、御神苗と数々のキャラクターが愛用してきたバイクですがこの男こそ最も似合ったったヤツ。だった・・・・。昔は・・・。私のあこがれた鬼爆はどこへ・・
黄門さまの印籠のようにかならず最後は愛車に乗って決着をつけるという様式美。
現在のGTOでは乗りもしない・・
バイクにそして川崎に乗れば言いや的な。

ドラマ版でも非常にクレームの多かったバイクは.反町さんが免許が間に合わなかったからみたいで、映画では無事取得 なつかしい・・。
原作はドラマ版とのメタなギャグも面白かったです。
正直いまマガジンでやってるのはまったく面白くない・・思い出クラッシャーですよ・・。

アニメ版はOPが秀逸です。






投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

64.8 4 ヤンキーで学園なアニメランキング4位
異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する ~レベルアップは人生を変えた~(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (253)
675人が棚に入れました
幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。 ある日、偶然見つけた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。 さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

【ネタ枠実況-1】このレビューは彼の偉業を後世に語り継ぐための「優夜さまクロニクル」w

【レビューNo.70】((最終レビュー)初回登録:2023/6/30)
ラノベ原作で2023年作品。全13話。
前回「クソ作品のレビューを書く」という体験をしたので、今度は「量産型異世界モノ」
のレビューを書いたらどんな感じになるかなっと。今更過去作品を振り返って書くのも
面倒なので、タイトル的に香ばしさ漂う本作を今期視聴しながらやってみようかと。

(ストーリー)
幼い頃から酷いいじめを受け、人生に絶望していた少年・天上優夜。 ある日、偶然見つ
けた『異世界への扉』を開いた優夜は、初めて異世界を訪れた者としてチート級の能力を
手に入れ、驚異的なレベルアップを遂げていき……完全無欠な少年へと生まれ変わった。
さらに、異世界でのレベルアップは、現実世界にも影響を及ぼし始めて――。
(作品情報より)

(評 価)
・第1話:期待通りの滑り出しに大満足
  {netabare}・不良どもに女の子が絡まれている
  → そこに助けに入ったのはデブでブ男のオドオドした主人公・天上優夜
    祖父の言葉「人に優しくしなさい」を守る、いい奴っぽい
   → 当然ボコられる
 ・このルックスと性格のため、学校ではイジメに遭い、親弟妹からも蔑まれる日々。
  唯一の理解者は祖父だったがすでに他界しており、優夜は祖父の残した家で一人
  暮らし。
 ・ある日その家で「異世界」に繋がる隠し扉を発見。なんかその「扉の主」を継承し
  たらしい。そこで初日を過ごし現実世界に戻り朝起きると、何故かスタイル抜群の
  イケメンに?!(家に鏡がなかったので、本人は気づいていないw)
 ・で、異世界でスキル習得やら魔物狩りやらでレベルアップ →チート級に
  しかも「異世界アイテムの換金システム」で現実世界の大金もゲット!
 ・そして現実世界で高校に入学。その変貌ぶりに弟妹やオナ中だった皆もビックリ!
  ついでに初めて鏡をみた本人もビックリwww
 ・トドメにいかにもお嬢様風の美少女が登場、その子は最初に優夜が助けようとした
  女の子だった!!

 どうです!チープな理不尽・現実世界から始まり、異世界でチート、最後に早々にヒロ
 インまでゲットと、上々の滑り出しに感激が止まりません!!
 このチート能力は現実世界でも有効なのか?次回、今まで優夜を散々馬鹿に してきた奴
 らを圧倒し、溜飲が下がる展開となるのでしょうか。そうなると早々にタイトルも回収
 で今後どうするのって感じですが。

 まあ本作の特徴といえば「現実」と「異世界」の2重世界ですが、この特徴を生かした
 隠し玉で、あっと驚くダークホースに躍り出てもよし、どちらの世界でもひたすら
 「俺tueee」を見せつける「欲張りさん」な作品になってもよし。
 まずはこの既視感にまみれた量産型サクサク展開に「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第2話:優夜さまハイクラスのステージを手に入れる
 {netabare}・颯爽と現れた美少女の正体は、宝城佳織といい、王星学園の生徒会役員で理事長
  の令嬢。王星学園は超有名なエリート校。彼女は優夜に王星学園へ編入しないか
  と誘いに来たのだった。
 ・優夜「僕にはこの学校にふさわしい才能がありません」
  理事長「君はわが校が最も重視する素晴らしい人間性の持ち主だ。(それに娘を
      助けてくれたお礼も兼ねて、)学費もタダにしちゃうよ♡」
  → とりあえず1日体験入学ということで
 ・優夜のイケメンぶりに女生徒たちは早くもメロメロ、男子生徒もみな好意的。
  「オラ、初めて一人の人間として対等に扱ってもらえたダ」→入学を即決
 ・放課後は佳織の周辺案内。っていうかほとんどデートw
  優夜「こんなに見た目が変わったのによく分かりましたね。」
  佳織「すごくお痩せになられましたが、真っすぐで優しい目は変わっていません
     から」「私のことは『佳織』とで呼んでください♡」
 ・その夜異世界でレベルアップ中に、また美少女を魔物から救ってしまう。彼女も
  身分が高そうだ。

 チート能力が現実世界でどの位使えるかは明かされませんでしたが、現実世界でト
 ントン拍子にハイクラスのステージを手に入れると、異世界でも「現地妻」をゲッ
 トの予感。しかもこちらもセレブっぽい。さすがです、優夜さま!!
 後は現実世界の便利グッズ等を異世界で「転売ヤー」でもして「金の亡者」を目指
 してくれればいうことなしですが、まあ「異世界アイテムの換金システム」ですで
 に大金持ちになってるからなあ・・・
 次回は異世界でのサクサク・サクセスストーリーでも見せてくれるのでしょうか。
 来週が待ち遠しくて「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第3話:優夜さま「俺のステージは学園なんかにゃ収まらないぜw」
 {netabare}(現実世界)
 ・服を買いにショッピングモールにいくと、そこではファッション誌の撮影が。
  でも彼氏役モデルが大遅刻。さてスケジュールは押している、どうする?!
  → 当然のごとく代役で優夜さまをゲットw
 ・撮影は順調、人気モデル・御堂美羽ともいい感じ。
  → ここに遅れて元々のモデル登場。美羽にしつこく迫る等性格も悪そう。
   → 優夜さまがこいつを投げ飛ばしスカッと展開に!
 ・スタッフ「君には華がある、この仕事を続けてみないか。」
  優夜「まだいろいろ中途半端な俺には務まるとは思えないんです。」
  真面目な好青年ぶりで、美羽とスタッフの心を鷲掴みするもその場は一段落。
 ・でもこの雑誌を見た他の芸能事務所が黙っていない!
  「この逸材をどこの事務所よりも先に見つけるわよ♡」
 
 (異世界)
 ・(数分程だが)ノコノコ優夜を探しに来て、また魔物に襲われてる姫さまご一行
  をサクッと救出。
  姫さま「私と結婚してください♡♡」
 
 このまま学園で無双するのかと思いきや、優夜さまはそんなところに収まらない!
 まさかの芸能界ですよ。やっぱりスケールが違うぜ!!
 あと、ボクシングやってるクソ彼氏モデルの動きがゆっくりに見えたらしく、異世
 界のチート能力は何かしら現実世界でも機能している模様。
 で、今回はモデル騒動だけかと思ったら、ちゃんと異世界でも無双してきました。
 数分の雑な展開の中で、いきなりプロポーズとかwもう優夜さまアゲ⤴なら何でも
 いいって感じですね。
 ちょっと意外だったのは姫さまは完璧な令嬢タイプか思いきや、少しオツムの足り
 ないロリッぽさのある美少女キャラのようですね。
 来週は芸能事務所が動きだすのかな。学園モノもやらなきゃだし、異世界の姫さま
 も放っておけないで、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第4話:現実世界でもやはり(身体的な)チート能力は有効な模様
 {netabare}(異世界)
 ・姫さまの名は「レクシア」といい、アルセリア王国の第1王女。そんな高貴な
  お方が、男探しにノコノコ魔獣の住む森に入ってくるんじゃねーよw
  レクシアとは(とりあえず結婚の話は置いといて)友達からということで。
  そして国王もお礼をいうために謁見したいとこのこと。
  「王様に会う」まるでバイトのシフトでも入れるように、カレンダーに書き込み
  する優夜さまw
 ・あとレクシアは「殿下?」に命を狙われている模様。それで最初は刺客に襲われ
  あの森に逃げ込んだみたい。

 (現実世界)
 ・ついに優夜さまの学園生活が始まります。まずは体育を見学してると「風間楓」
  という美少女が近づいてきて暫しの会話が始まります。そこに反れたサッカー
  ボールが楓めがけて飛んできて・・・それを優夜さまが人間離れした動きでシュ
  ートして「ゴーーーール!」。 ついでに楓のハートも「ゴーーーール!!」。
 ・女子更衣室ではサービスカットも挟みながら「優夜さまには彼女がいる/いない」
  論争が始まります。
 ・授業が始まると今度は暴走族が学園へ乱入してきます。って昭和のアニメかよw
  黒幕は優夜の弟妹。佳織への復讐が目的のようで、彼女を拉致しようします。
  ここからは優夜さま劇場。4階から飛び降りると無双ぶりを発揮→暴走族を壊滅。
  最後にヘッドが腹いせに優夜の弟を殺そうとしますが、これも優夜さまが助けます。 
  弟「今まで散々酷いことをしてきたのに、どうして・・・」
  優夜「やはり家族は見捨てられないよ」
  これで号泣の優夜の弟妹。めでたしめでたし。

 現実世界でも(身体的な)チート能力は有効な模様。最後にヘッドを倒した「睨み」
 は気に圧倒されたのか、「魔眼」的な何かなのかは判断できなかったので、魔法が
 使えるかは今後確認ですかね。
 しかし「ボールが危ない」「暴走族乱入」と古典的でベタな展開を惜しみなくぶち込
 んでくるとは、さすが原作者さまツボをわかっていらしゃるw
 今回は学園無双編でしたが、異世界では国王との謁見を控えており、またサクサクと
 サクセスストーリーを披露してくれるのでしょうか。それに今回「芸能事務所」の方
 は出番がなかったので来週なにか動きがあるのか。楓というハーレム要員もゲットし
 たことですし、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第5話:優夜さま魔獣の子供を拾いペットにしてしまう
 {netabare}(異世界)
 ・いつものごとくレベルアップに励み、キングオークに襲われてた魔獣の子供(ブラ
  ックフェンリルらしい)を助け、ペットにしてしまう。
  名前は「ナイト」→ 声優:東山奈央とか「ワン」とかしか言わんのに豪華すぎるw
  さすが優夜さま、声優もハーレム要員なのか?!
 ・以降ナイトとのコンビで魔物狩りに励みます。でも魔物もレベルが高いらしく優夜
  さまでも苦戦の模様。
 ・最後に「賢者の書」なるものを手に入れましたが、後日何かの役に立つのかな?
 
 (現実世界)
 ・優夜さま異世界の魔獣ナイトとうっかりお散歩wまあまだ見た目は子犬だから問題
  ないのか。
 ・すると公園で佳織にバッタリ。
  モブ「イケメンと美女とワンちゃんのコンボだと?!。眩しすぎて目が―――!!」
 ・更にそこへモデル美羽ともバッタリ →修羅場展開期待もそこは期待外れ。
 ・トドメにひったり騒動。優夜さまとナイトで無事捕獲、
  → 公園のギャラリーからは賞賛の嵐!!!!

 (Cパート:異世界)
 ・フードを被った男が、仮面の女に「是非消してもらいたい相手がいる」

 王様への謁見はまた後日ってことでいいんだよな?。そしてCパートの男は殿下の部下
 でターゲットはレクシアでしょうか?。この女も仮面の下の素顔は美少女の予感?!
 → 現地妻2号要員なのか。また一波乱ありそうです。
 (まだ5話ですが)王様への謁見はまだですし、芸能事務所の話もあるし、それに加え
 この騒動と、どんどん風呂敷を広げていますが大丈夫なのでしょうか。

 ここまで順風満帆な優夜さまですが、まだ成しえていないことがあります。
 ・スマホ太郎「まるで将棋だな」
 ・賢者の孫「またオレ何かやっちゃいました?」
 そうです!後世に語り継がれる名言をまだ発せられておられません!!
 でも、優夜さまならやり遂げてくれると信じましょうw
 どんな名言が飛び出すか、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第6話:優夜さままさかのゲーセンでチート能力発動
 {netabare}(異世界)
 ・先週手に入れた「賢者の書」を読み始める優夜さま
  ・賢者さまは全てを極め、神の領域へ達する。(魔法や武術に料理・絵画・歌etc)
  ・神々から「仲間になれ」と誘われた。(断る)
  ・お前もいずれ周りから恐れられる存在になるだろう。
  なんか厨二病の妄想ノートみたいな内容だったなw
  で、最後のアドバイスが、「恋人・友達等の人間関係を手に入れろ」とか、やはり
  陰キャの願望ダダ漏れじゃねーかwww
 ・と、思ったら最後に極めし魔法を全部伝承され、更にチートになった模様。
  (何故かペットのナイトにも)
 ・一方王城では、姫がプロポーズしたことが国王にバレ、国王ご乱心w

 (現実世界)
 ・学校行事として「校外学習」→ゆるキャン△イベントの模様。
  班員は楓と新たなハーレム要員(?)神崎凜と残念貴公子君。
 ・で、放課後何故か佳織たちも合流して、準備のために買い物に。
  「佳織さんはオーラが凄すぎて――」
  「偉いのは父で、私のことは『佳織』とお呼び下さい♡」
  こいつら、今まで友達じゃなかったんかい?!
 ・買い物が無事終わると、皆でゲーセンで遊ぶ流れに。
  優夜さま、友のためにクレーンゲーム攻略にチート能力を発動www
  (レベルアップした洞察力+「弱点看破」のスキル)
  まさかチート能力にこんな使い道があったとは・・・原作者天才かよw
  次々と友達のほしい景品をゲットする優夜さまw
 ・そして男子同士でお茶。友達との初めてのお茶に感動する優夜さま。
  しかし、その平穏を打ち破るように非常ベルが鳴り響く!火災発生!!
  そして、上の階には逃げ遅れた女子たちが!!!
 ・「守りたいあの笑顔」→ ここからは例の如く優夜さま劇場。
  水魔法と力技で女子たちを救出。でも凄い魔法を伝授されているなら、転移魔法とか
  もっとラクラク救出できたような?
  あと、バタバタ展開だったので「凜」のハートはゲットできたのかは不明。
  (危険を顧みず、自分を助けくれた王子さまに落ちないわけはないだろうが)
  次回「姉御肌気取り」の凜がどんな顔を見せるのか楽しみです。

 (Cパート:異世界)
 ・「弓聖」の少女:「救いのないこの世界を滅ぼす!」
 ・「神獣」のウサギ:「誰かに私の「蹴聖」の技を伝えて、阻止しなければ!」
  伝授先は優夜さまなんだろうが、いろいろてんこ盛になっている優夜さまにこれ以上
  必要なんか?
  それに「救いのないこの世界」ってそんなに酷いのか。魔獣の森以外は平和そうだが?
  情報が少なすぎて、この少女もウサギも「厨二」にしか見えんw

 国王への謁見はまだでいいんだよな? 怒り心頭の国王との謁見どうなることやら。
 で、新たに学園のゆるキャン△編に、先週の女殺し屋と別の「弓聖」の少女編と風呂敷
 を広げるばかりでなく、そろそろ各エピソードを回収してほしいのだが。 

 あと賢者さまは料理も極めていたらしいので、それを伝承した優夜さまは、ゆるキャン
 △編で凄いキャンプ飯を作ってしまうのでしょうか?!
 「『エ●ラのタレ』で異世界の凄腕料理人気取り」している某作品に、「格の違い」を
 見せつけてやってもらいたいものですw
 ということで、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第7話:優夜さま実は「完全無欠な少年」じゃなかった件
 {netabare}(異世界)
 ・いつものごとくナイトとレベルアップに励んでいると、また魔獣に襲われている美少女
  助け、ついでに(以前ゲットした)「どこでもお風呂」で(汗を気にしている)彼女に
  体をきれいにしてもらうサービスを振舞います。
 ・彼女の名は「ルナ」。ある任務に備えてレベルアップするために、この魔獣の森に来た
  模様。彼女の依頼で暫く共に修行することに。
 ・ルナは蜘蛛の糸のような武器を操り、ゴブリン共を狩っていきます。2人と1匹の連携
  も様になってきてレベルアップを実感しますが、優夜さまが学園の校外学習があるため、
  修行を切り上げねばなりません。最後の夜、優夜さまがどこでもお風呂に入っていると、
  そこにルナが・・・
 ・「最後位一緒に入りたかったんだ♡」このラッキースケベ展開に、あたふたとするばかり
  の優夜さま。いろいろチート能力を身につけたとはいえ、中身はDT男子なんだよなw
  → こんな時こそ「すべてを極めた」賢者さまの出番だ!!ってアカン、こいつも周り
    から恐れられボッチで孤独死したので、「人間関係を手に入れろ!」とアドバイス
    するようなコミュ障だったわwww
 
 (現実世界)
 ・ついに校外学習が始まります。「ゆるキャン△」と思っていたら、米以外の食料は自給
  自足とかなりワイルドなキャンプだったわwwwしかも毒キノコ判定は先生がするとかw
 ・最初は釣り竿に「使ったことがない」と戸惑う優夜さまでしたが、浅瀬に入ると「魚の
  気持ちを読んで、動きを合わせる!」。幾多の魔獣と戦ってきた優夜さまには川魚など
  文字通り「雑魚」なのです!!
  モブ「どんな反射神経してんだよ!人間技じゃない!!」
  ヒグマの如く、素手でまさに大漁の優夜さまw

 (Bパートラスト:異世界)
 ・「もっと早く優夜に出会っていたら・・・いや、私は殺し屋。闇ギルドの一員にして
   『首狩り』と呼ばれる女」
  おもむろに仮面をつけるルナ。5話で暗殺の依頼を受けていたのは彼女だったのだ!!

 ということで、ルナのターゲットは姫様・レクシアでしょうか。それにしてもルナは、
 「我を雇うには金がかかるぞ」とふっかけて如何にも凄腕感を演出してたんだが?!
 それが魔獣の森でゴブリンエリート相手に大苦戦とか、これからレベルアップとか。
 ちょっと泥縄過ぎやしませんかね?

 それにしても優夜さま。普段は「美少女ホイホイ」なので、向こうから寄ってきてくれま
 すが、そういえば、助けにいく以外は自分からコミュニケーションを取りに行くところを
 見たことなかったわw
 プチ「古見さん」状態じゃん。しかもDT男子ぶりを露呈してしまうとは!!

 それから「すべてを極めた」と豪語してた賢者さま。強大な力は人を遠ざけてしまうのか?
 否!!「暗殺教室」では優れた殺し屋ほど(ターゲットに怪しまれず近づくために)高い
 コミュ力を有していましたよ。ハイ論破www

 ということで、現実世界も異世界もようやく張りまくった伏線を回収し始めましたね。
 優夜さまも実は「完全無欠な少年」じゃなかったってことで、次はどんなラッキースケベ
 にあたふたしてくれるのか、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第8話:優夜さまに「おっ●い星人疑惑」浮上
 {netabare}(現実世界)
 ・校外学習の続きで、班員の誰も料理ができないので優夜さまが料理を作ります。
  天ぷら等案外普通の料理だったな。当然味は絶品なのですが、ただこれも「料理を極めし
  賢者の力」なのか、普段の自炊の賜物なのかよく分からん描写だったな。
  でも味は沢田先生曰く「私たちは毎日一流シェフの料理を食べているのに、ここまでおい
  しく感じるとは!!」→どこで?学食や給食等あの学園でか?
  皆に自分の作った料理がおいしいと言ってもらえることに、喜びを噛みしめる優夜さま。
 ・そして酔っぱらった沢田先生「だらしない自分にこんな優良物件はない!」ということで
  優夜さまにプロポーズ!!そして”むぎゅっ”とおっ●い攻撃!!
  「だいたい沢田先生が天上に釣り合っていると思っているんですか?」
  「ダメな先生が生徒の未来を奪うな!!」
  まあテンプレですが、沢田先生は「俺ガイル・平塚先生」キャラだったようですw
 ・ちょっと気になったのは凜。命の恩人の優夜さまになびいてる様子がない。それどころか
  お風呂で楓のおっ●いモミモミなど「百合疑惑」すら浮上する状況。
  で、その流れで「優夜さまは沢田先生のような巨乳好き?!」という「おっ●い星人疑惑」
  が浮上www先生ワンチャンあるんか?!
 ・で、2日目には熊が現れ、逃げ遅れた沢田先生を助けるため、熊と相撲して打ち負かすと
  いう・・・「金太郎」かよw。
  助けてもらった沢田先生も「ご褒美に先生なんてどうだ・・・まっ、気長に待つよ」
  意外と本気なのか?!
 ・そして退治した熊は佳織の親の権力他謎の力により、”番犬”ならぬ”番熊”としてこの学園
  施設で飼われることになり、これにて校外学習編終了!!

 (異世界)
 ・ようやく国王との謁見日のようです。迎えにやってきたレクシア姫御一行。ここで暗殺者
  ルナの仕掛けた罠が牙を剥きます。これをかわすとあっという間に彼女を追い詰め、あえ
  なくKO。ここで初めて優夜さまは彼女の正体を知ることになります。
 ・彼女の手当&話をするために時間をもらい、姫とともに気絶しているルナを自分の家まで
  連れて帰った優夜さま。
 ・あとこの一連の騒動は「『神獣』のウサギ」にもみられていたようで、「蹴聖」の技の伝
  授先として優夜さまに目を付けたようです。

 まあ優夜さまの無双ぶりよりも、沢田先生の「平塚劇場」の方がインパクトあったと思えな
 くもない第8話ですが、「優夜さまおっ●い星人説」が浮上するなど、女子たちの優夜さま
 に関する興味は尽きません。DT男子の優夜さまだけに、案外この説には信ぴょう性がある
 のかも?!
 で、異世界の方もついに国王との謁見日が来ましたが、ここでもいろいろ張り巡らしていた
 伏線が一気に回収されそうな流れになってきました。次回は異世界メインになるでしょうか。
 まあおっ●い祭りという感もありましたが、このおっ●い攻撃に優夜さまは耐えられるのか
 来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第9話:最近、優夜さまのサービスカットが凄い件
 {netabare}(異世界)
 ・事もなげに自宅まで転移魔法を使う優夜さま。驚く姫さまに
  「どうかしましたか?」
  → これじゃダメだな。「またオレ何かやっちゃいました?」位頑張らないと!
  この世界では、転移魔法は世界の常識が覆るレベルで、戦争になりかねないらしい。
  → 姫さまにきつく叱咤される優夜さま。
 ・気絶したフリがバレたルナ。自らの過去を打ち明けます。
  → 二つ名の「首狩り」は姫さまでも知ってる凄腕の暗殺者。まあ依頼の際、大金
    を吹っ掛ける位だったし。でもその割には突っ込みどころが多いのだがw
 ・そして死しか未来のないルナに「私の護衛になりなさい!!」と迫る姫さま。この
  姫さま、少しオツムが足りない子かと思いきや、意外としっかりしているようです。
  → それを承諾したルナ。そして話の流れで「どこでもお風呂」の話に?!
    (このお風呂には「疲労回復、魔力回復、美容効果」の効能があるらしいw)
    で、姫さまのご所望でルナと入浴。そこで恋バナを始める2人。
    → 姫さま恋敵として戦線布告。って、お前すでにプロポーズしてるやんw
 ・で、その後3人でお食事。って、モンスターに追われている他の護衛の者たちは放置
  で大丈夫なんか?
  → 姫さまのマウントアピールに、ルナは怪我人アピールで「優夜、食べさせて♡」
    と応酬。なかなかルナもやり手のようです。このまま2人は優夜さま宅にお泊り。
 ・そんな茶番を繰り広げた挙句、翌日は予定(現実での学校)があるから国王謁見を
  先送りにする優夜さま。優先順位は「学校>>>>国王」な模様wwwええんか?
  後日優夜さまが王都を訪問するということで、帰っていく姫さま御一行。
  → と思ったら、土壇場でルナが優夜さまの頬にキス!!「これは戦線布告だ!」
   → でも優夜さまには伝わらなかったようで・・・やっぱ中身はDT男子か~w
 ・最後は優夜さまの入浴シーン。ここ数話優夜さまのサービスカットが凄いんだがw
  なんかそういう需要もあるんか?!  
  そしてお風呂に紛れ込んできた、孟槐という猪もどき(?)の種族の子をゲット。
  回復系のスキルが使えるっぽい。これも声優井口裕香さんと東山犬に続き、声優
  ハーレムルートに余念がありません。名前は「アカツキ」として2匹目のペットに。

 (現実世界)
 ・今度は球技大会イベントの模様。先日の校外学習といい、クラス成績が先生のボー
  ナスに影響するという、ここの学校のシステムって教育的にどうなんや?!
  「暗殺教室」の浅野学長でさえ、ここまで露骨なことはしていないのだが。
  (そもそも優夜さま入学時に、理事長が「わが校が最も重視するのは人間性」とか
   言ってた教育方針に反していないか???)
 ・で、球技大会の練習が始まりますが、「サッカーのルールがよくわかっていない」
  ということで、優夜さまはGKに。
  → 当然の如く「瞬間移動?!」でシュートをキャッチすると、そのままスローで
    ゴール!!
 ・そして相変わらず凜は、楓のおっ●いにご執心。「ユサユサ攻撃」で男子の士気を
  高めますwこいつも人間性が求められるこの学園で大丈夫なんか?!

 (Cパート:現実世界)
 ・「ここね。」王星学園の前に立つのは、以前登場した芸能事務所の女社長。
  ついにこちらも動き出すのか。

 ルナの一件は片付いたものの、異世界はまだ「救いのないこの世界を滅ぼす!」で
 お馴染みの「弓聖」の少女編が残ってますね。来週は「神獣」のウサギが「蹴聖」
 の技を伝授しそうです。もう国王とは謁見できないんじゃないかw
 現実世界でもついに芸能事務所編が動きだしそうですが、なかなか優夜さまの後世
 に残るような名言が出ませんね。終わりが見えてきたので、それだけが気がかり。
 でも、優夜さまならやってくれると信じて、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第10話:優夜さま進化しすぎて現実世界をハチャメチャにしてしまう
 {netabare}(異世界)
 ・今夜も修行に励む優夜さま。しかし一人での修行に限界を感じてもいるようです。
  そして強大な魔獣に遭遇 →絶体絶命のピンチに陥る優夜さま。
 ・その時「助けてやろう」と井上和彦のイケボとともに現れ、魔獣を瞬殺したのは、
  「神獣」の「キックラビット」。
 ・そのまま「蹴りをみせてみろ」と、当たり前のように師匠ズラして技の指導を始
  めるキックラビットさまw
 ・「どうして俺たちに稽古をつけてくれるんですか?」当然の疑問を尋ねる優夜さま。
  → 我ら「聖」と呼ばれる存在は、「邪」と呼ばれる存在に対抗するために、その
    技を伝授し後継者を育てる役目がある。
   → その後継者に選ばれたのが優夜さま。
 ・後継者の道を、PTA役員のような面倒事の如くあっさりと断る優夜さまwww
  しかし「愛する者を守れるくらいには強くなりたい」。わがまま放題ですが、
  → 魔法が苦手なキックラビットに魔法を教えるという交換条件で交渉成立!
 ・修行によりレベルアップした優夜さま。これで一定レベルに達し「種族の進化」が
  発動し、更なる高みへと昇りつめた模様。
 ・優夜さまがどのランクかは不明だが、この世界のランクは下記の通りらしい。
  「SS」→「SSS」→「EX」→「レジェンド」(「邪の者」はここ)
  「異世界でチート能力を手にした」と謳ってますが、上には上がいるようです。

 (現実世界)
 ・(先週の終わりの)女社長の強引な芸能界スカウトをあっさりと断る優夜さま。
  → 球技大会に目をつけ、その撮影許可を学校側と交渉するといいだした女社長  
   → OKが出た模様w「人間性を重要視」といってたこの学校、大丈夫なんか?!
 ・芸能関係者が見守る中、いつもの如く無双する優夜さま劇場かと思いきや・・・
  ・卓球:打ち返した打球で卓球台に穴を開ける!!→危険すぎて棄権
  ・バレー:コートを破壊!!→危険すぎて棄権
  どうも「種族の進化」で桁違いにパワーアップしたらしく、現実世界をハチャメ
  チャにしてしまったようですw
 ・佳織のテニスパートナーが負傷したため、助っ人に入る優夜さま。
  いざ試合が始まると、佳織のボールやラケットが、優夜さま目がけて襲ってくる
  という・・・どうも負傷したパートナーは佳織にやられた模様w
 ・思わぬ伏兵の登場も、力をコントロールしながら勝利に導いた優夜さま。
 ・佳織との帰り道「目をつぶって下さい」 →優夜さまの頬にキス。
  やはり鈍感DT男子の優夜さまは、何も気づかないのでしたw

 (Cパート:異世界) 
 ・「弓聖」の少女 VS キックラビット。苦手だった魔法をキックラビットが使える
  ようになったことで、優夜さまの存在を知る彼女。
  → 優夜さまを危険視し討伐対象を変更 →先に優夜さまを殺すことに!
 ・そして彼女は「邪の者」らしく、その力の一端を見せるとその場を去るのだった。
  「優夜に俺の技を少しでも多く教えなければ・・・」

 来ました!謎の「種族の進化」!!もうハチャメチャ展開が止まりません!!!
 もう人間というより「歩く凶器」と化した優夜さまw
 現実世界は佳織とのラブロマンスを描いて終わるのでしょうか。
 「またオレ何かされちゃいました?」
 の鈍感展開で終わる未来しか見えませんがw
 一方の異世界も師匠の修行が更に厳しさを増していきそうですが、次回タイトルが
 「いざ王都へ」
 て、国王と謁見するんかい!!そんなのんびりしている場合でしょうか。
 そして姫さまとルナに加え、この少女も恋のライバルになる展開も予想されますが、
 どうなるのでしょうか。また3人でお風呂にでも入るのでしょうか。
 目が離せない展開に、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第11話:優夜さまの名言「極楽布団」に決定?!(今週はいろいろと神回!!)
 {netabare}(現実世界)
 ・先日の球技大会を撮影した雑誌が仕上がった模様。
  女社長「外堀を埋めてしまえばこっちのものよ。」
 ・一方優夜さまは彼の家で佳織に勉強を教えてもらっています。
  古典と英語は「言語理解のスキル」のおかげで佳織に教えられるレベルですが、
  他の教科は対応できない模様。
  → 全てを極めし賢者さまも現実世界の数学には対応できないのか?!
    やはり「完全無欠な少年」ではなかった模様w
  それにしても優夜さま、「孟槐の子」アカツキまで現実世界に持ち込んでいるの
  だが・・・そして佳織はそれを当たり前のように受け入れている模様。
 ・お手洗いにいった佳織ですが、場所が分からず「異世界への扉」の前で立ち尽く
  していると、そこに優夜さまがやってきて・・・まさかのネタバレだとwwww
  ・この先は異世界に繋がっていること(でも食堂じゃないよw)
  ・その世界にいって魔法が使えるようになったこと
  ・今までの活躍はここで得たチート能力のおかげだったこと
  それを「そうなんですね~」で軽く受け入れる佳織www器が大きいのか?!
  そして異世界へと誘う優夜さま。

 (異世界)
 ・佳織はノコノコと異世界についていった模様w無警戒にも程がある!!
  ここは異世界だということを理解した佳織ですが、さっきからおっとりしてると
  いうか、リアクションが薄いんだよなw
 ・「今までの自分は『ズル』をしていた」ことを告白する優夜さま。
  → これにもまさかのノーリアクションwww
    ・いつかこの世界をもっと案内することを約束
    ・そしてこのことは2人だけの秘密
    → 2人はもはや特別な関係では?!佳織はそちらのほうが気になる様子w

 ・一方王都。国王が優夜さまが同行していない理由を問うと、ここでもルナが
  「私が暗殺未遂を企てたため予定が狂った」と堂々とカミングアウトwww
  なんや、この暴露合戦は?!面白展開すぎるwww
 ・当然大激怒の国王 →姫さまの「そんなお父さま嫌い!!」にショックを受けた
  模様wルナをあっさりと姫さまの護衛として認めることに。
 ・そして国王と(優夜さまを迎えにいった)騎士隊長がルナのことを話しているう
  ちに、こちらも口を滑らせ「姫さまが優夜さま宅にお泊り♡」したことが発覚w
  またもや国王ご乱心wwwこいつ前も「うっかりさん」してたよなぁw

 ・暗殺失敗は依頼元の殿下の知るところとなり、殿下は次に姫さまとともに国王の
  始末に乗り出すことに。(魔法を無効化するアイテムも部下に与えた)
  → 失敗した場合は、王城を訪れる優夜さまに罪をなすりつける算段
 ・優夜さまも球技大会の振替休日等まとまった時間が取れたので、いざ王都へ。
  猫耳娘に興奮しつつも、異世界の貨幣を手に入れるため、アイテムの買い取りを
  商会に依頼。いきなり「現実世界の胡椒」って「転売ヤー」じゃねーかwwww
  (これでこの世界での一般家庭20年分の生活費相当の大金をゲット!)

 ・ついに国王と謁見。
  「そなたがレクシアを救った者か →求婚された者か →貴様が娘をたぶらかし
   たクソ野郎か~!!」国王早くもヒートアップw
  そして「手土産のひとつもないのか」と毒づく国王に、姫さまへと「極楽布団」
  を差し出す優夜さまwww「まあ優夜さまったら♡」と恥じらう姫さまw
  この世界で異性に布団を贈ることは「結婚したい、S●Xしたい」という意味w
  まあこの世界でなくとも、女性に布団を贈るという謎センスwww
  → 無自覚系DT男子キターーーーwまさに「またオレ何かやっちゃいました?」
 ・国王の怒りもピークに達したその時――殿下が放った刺客が来襲、封魔結界を展開。
  無力化する護衛部隊。しかし「種族の進化」を果たした優夜さまの敵ではない!
  ルナとともに刺客を瞬殺。

 (Cパート:異世界)
 ・刺客が所持していた紋章から、黒幕が殿下であることが発覚。そして騎士隊長から
  「優夜殿、力を貸してもらいたい――王国の危機なのだ。」
  → 依頼主につながる物証を持ち歩く刺客とかwww無能の極みやんけ!!

 いやあ神回ともいえる怒涛の展開でしたね。
 まさかのカミングアウトから佳織も異世界へ出入りすることになりましたが、姫さま
 のこともあるのにどうすんのって感じですね。さすが無自覚系DT男子w
 願わくば、「弓聖」の少女編をサッサと終わらせて、この少女を加え、姫さま、ルナ
 に佳織との「優夜さま争奪戦」を描いてもらいたいものです。
 「最強のおっ●いを持つ女」楓は完全に脱落ですかね。
 しかし、女性にいきなり布団を贈るという優夜さま。この原作者はやっぱり天才か!
 しかもしっかり「転売ヤー」ネタまでぶっ込んでくるとは!!
 優夜さまの名言は「極楽布団」でいいんじゃないですかね?!
 残り1話では厳しそうなので、2話ありますかね。優夜さまの「無自覚系DT男子ネタ」
 を期待して、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第12話:優夜さま今さらながら冒険者ギルドに登録(2期の可能性キタ―――?!)
 {netabare}(異世界)
 ・暗殺騒動は一段落したものの、殿下の行方は不明、今だ予断を許さない状況。
  姫さま「私が王都を案内してあげる♡」
  → 自分の命が狙われているという危機感がないようですw
    当然騎士団長らが止めますが・・・
 ・OPあけのAパート冒頭には、しっかり街にいる姫さま御一行w
  で、優夜さまは冒険者ギルドに興味があるらしく、ルナと共に登録することに。
  ここでも恒例の優夜さま劇場w
  ・受付嬢「この水晶で魔力量を測ります。」→お約束の水晶を破壊。
  ・優夜「魔法の属性?全属性って書くとヤバそうだから、3属性位にしとこ。」
   受付嬢「3属性も魔法が使えるですか?!」(伝説レベルの模様)
   → しっかり「またオレ何かやっちゃいました?」アピールw
  で、最後に「異世界版沢田先生」が「いい男♡」とすり寄ってきます。この酔っ
  払い女「グレナ」と意味ありげに名乗って去るのだが、今後出番があるんか?
 ・で、皆で最初のクエストの薬草採取。もう緊張感のカケラもありません。
  そこへ騎士団長が来て「殿下の居場所が判明したので、優夜さまも来てほしい」
  姫さまをルナに任せ、殿下の元へ向かう優夜たち。
 ・殿下の潜伏先 →国王が殿下を隔離するために用意した館www
  → 自分で探した隠れ家とかじゃなかったんかい!!!ただのダメニートじゃんw
    しかもそれを探す方も時間がかかるって、どっちも無能の極みやんけwww
 ・館に踏み込むと「死んでやる!」の殿下劇場とかあったものの、無事捕獲!
  と、思った瞬間、突然の激しい突風と共に現れたのは「『弓聖』の少女『ユティ』」
  殿下の背後には彼女がいたのだった!!彼女の真の計画は
  「殿下を焚き付け王位に就け、多方面に戦争を仕掛け、人類を滅亡させる。」
  というものだが・・・いや、こんな愚鈍な男に任せてちんたらやるより、「邪」
  の力を有すユティさまが、さっさと国王らを排除するなり、直接人類滅亡させた
  方が手っ取り早くないですかね?!
 ・ユティの攻撃を魔法で防ぐ優夜さま。「お前が優夜?」ついに彼女が優夜さまを
  認識します。「幸運、優夜に遭遇」→ついに対決が始まるのかと思いきや・・・
  「だが残念、これだけ強いと『邪』の力を使う必要があるが、体力を消耗しすぎた」
  えっ・・・ユティさま、ここまでそんな大したことしてませんよね?!で、体力
  消耗ってどういうこと????アカン、この子もポンコツやんけ!!
  で、その場を去るユティ。
  >「優夜に俺の技を少しでも多く教えなければ・・・」
  キックラビット師匠の迫真の演技は一体なんだったのか?!

 (Cパート:現実世界) 
 ・佳織が優夜さま宅を訪問するも異世界へお出かけ中w。
  静かに帰っていく佳織・・・
 
 あと1話で終わりだと思っていたのですが、ここにきて
 ・謎のギルド登録
 ・緩いクエストで尺のムダ使い
 ・ユティとの対決も先延ばし
 ・しかも来週のタイトルは「優夜と佳織」
 て、どう考えても来週で終わりじゃないよな。どういうこと?!
 ネットで検索すると「13話で1期終了、2期の可能性高し!」という推察が幾らかヒット
 しますね。まあ同原作者の「進化の実」でも2期やったんだから、この方には謎パワーが
 あるのかも?それに知らなかったが、配信や原作の人気は結構高いらしいです。

 そして来週は佳織と2人で異世界旅行でもするのでしょうか。彼女のことを大切だと
 思うなら、彼女にも「極楽布団」を贈ってあげてくださいねwww
 もしかしたら2期決定の発表があるのか、来週も「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

・第13話:優夜さま、両世界の壁をとっぱらい「異世界交流」を進めてしまう
 {netabare}(異世界)
 ・殿下の処遇を決める話し合いで、彼の過去が明かされます。
  → レクシアの魔力暴走に巻き込まれて人生が変わったと、悲劇の主人公を演じる殿下。
  その殿下に自分の過去を重ねる優夜さま。
  → 完治草で作った薬を飲ませると、大火傷の跡だらけだった殿下の体が綺麗に回復。
    一同「ハア―――――――――!!!!!」
 ・姫さま、殿下の罪:彼女を暗殺しようした事を赦す等大立ち回りを演じ、殿下極刑回避w
  その代わり領地と館は没収 →此度の優夜さまの恩賞に(騎士の爵位もゲット)。
  → 家に生えている薬草で、異世界で成り上がりを果たす優夜さまwww

 ・殿下の騒動がひと段落するも、「邪」の存在に怯える優夜さま。
  「ウサギ師匠なら勝てる方法を知っているかもしれないが、今は自分のできることをする
   しかない。」
  独りで修行する優夜さま。→いやいや、そのための「聖」の者だからそこは頼ろうよw
 ・そこへ襲ってきたユティ。「驚愕・・・かわすとは。」
  → ウサギ師匠に技を伝授されることなく、最終決戦へw
  「どうして俺たちを攻撃する?」
  「脅威。私の計画に邪魔になりそうだから・・復讐。」→謎のワード「復讐」?!
 ・その頃、佳織が優夜さま宅へ。「疚しいことはないんだから♡」といって不法侵入www
  そしてユティとの激闘の最中にノコノコ現れる佳織w
 ・絶対絶命のピンチにまたもや颯爽と現れるウサギ師匠!!このまま出番なしかと心配したぜw
  師匠の調べで、ユティは殺された「弓聖の師匠」の仇を取るため、この世界に「復讐」を果た
  そうとしていたことが判明!!
  → ユティの師匠は人間に裏切られ殺された模様?!
    「聖」の者の強さは「レジェンド」ランク。どうやってパンピーは殺したんや???
 ・ついに「邪」の力を解放したユティ。ウサギ師匠をも圧倒するその力!!
  この時アカツキが立ちはだかると、謎の力で「邪」の力を封印 →あえなく倒されるユティ。
  ユティの処遇を優夜さまに任せると告げ、颯爽と去っていくウサギ師匠。
  (アカツキの「聖域スキル」で2度と「邪」の力は発動しない模様)
 ・ここに佳織が合流。背後に忍び寄る魔物を殺す優夜さま。
  「これが今の俺のもうひとつの日常なんだ・・・相手が魔物とはいえ、簡単に殺す俺って怖い
   かな?」
  「優夜さんは何も変わっていません。私を最初に助けてくれた時から♡」
  「ありがとう」

 ・ここでED。その後の様子をダイジェストで描写。
  ・姫さまに佳織を紹介 →恒例の裸のつきあい「お風呂タイム」www
  ・ユティはまさかの「現実世界で王星学園入学」www
 
 両世界の壁をとっぱらい「異世界交流」を進めてしまう、優夜さまw
 最後はもっとハーレム感期待していたのに。
 殿下の茶番なんてどうでもいいから、ユティも入れて4人で恋バナしろや!!!!
 なんなら楓も入れて「現実世界の『おっ●い』の破壊力」を異世界人共に見せつけてやれや!!
 しかし、両世界のヒロインたちを「ごった煮」にした優夜さま。
 これ原作ではどうなっているんでしょうか。
 あと2期のアナウンスもなかったな。あれだけEDで詰め込んだので2期はもうないのかも。
 ただ「進化の実」ですら2期がある謎原作者だけに、今後の動向に
 「オラ、ワクワクすっぞwww」{/netabare}

タイトルに偽りなし!
「現実世界」と「異世界」で「俺tueee」を見せつける「欲張りさん」な作品でしたねw
(まあ「異世界無双」や「完全無欠な少年」は怪しいところもあったが)
「天使様に駄目人間にされた!!」と嘯いている某作品よりは、清々しさがあったかなw
こういう作品を楽しみにしてる層も一定数いる感じなので、そのニーズは満たしているんじゃ
ないですかね。
個人的には名言「極楽布団」も飛び出したので、満足しましたw

レビューしながら気づいたのですが、今回のレビューは多分「実況感覚」なんだよね。
今期は6作品を中間レビューとして1,2話毎に更新してましたが、正直本作のレビューが一番が
書いてて楽しかったなっと(笑)。
「思ったことをちゃんと文字化してみる」というのが、ポイント高いのかも。
漠然とアニメ観るだけより、2倍楽しめる感覚がありましたねw

今後もこういう「『ネタ枠』のアニメを実況感覚で更新していく」という試みは、また挑戦し
ようかなっと思います。意外と素材選びが大事かもw
そういう意味では本作は「ツッコミどころ満載」で「極上な素材」だったと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

太郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

どういう「無双」をするのか注目

第一印象が強烈すぎたので、とりあえず見てみようと思います。
※作品を叩く意図はないですが、決して好意的なレビューではないので、ファンの方は閲覧注意です。

▼1話(めちゃ長いです)
{netabare}作画はすごく綺麗。でも、2000年前後の工〇ゲみたいな古臭くてクセの強い画。でも普通の人には新鮮で綺麗な作画に見えると思います。実際だいぶ頑張ってる。
前半はデブの主人公の不幸話。襲われてる女性を助けようとしてボコられる。そして無職転生と同じで死ぬほどいじめられる。この世界では、デブだと親兄弟にすら人間として扱ってもらえず、警察ですら冷たい。他にもデブというだけで酷い目に遭いすぎなので同情を通り越して見てるのが辛い。ていうか、デブなだけで不幸すぎでは?作者に、デブ=不幸みたいな偏見があるような…デブはむしろ愛されキャラですよ。
そして壁パンしてたら偶然見つけた家の隠し部屋に異世界への扉が。逆にそこは押し入れにして欲しかった。死んで転生するんじゃなく、どこでもドアで自由に異世界と行き来できる模様。で、槍投げただけで敵が死んで、いきなりレベル100に。さらには現実世界で使えるお金もがっぽりゲット。
ご都合展開はこれにとどまらない。朝起きたら細マッチョのイケメンに大変身。なんで?意味わからん。少なくとも、やはり作者がデブに人権がないと言いたいのはよく分かった。そして街に出た途端に見た目だけで周りにチヤホヤされる。同級生もビックリ。ただ髪型ダサすぎない?そげぶの人みたい。
それを受け入れられないイジメっ子たちに呼び出されて、校舎の裏で因縁を付けられる。まぁ気持ちはわからないでもない。どさくさに紛れてイジメてくる主人公の弟妹。暇だなお前ら。ていうか主人公は高校生で君たち中学生じゃなかったっけ?中高一貫なの?
主人公大ピンチ!そこへロールスロイス的な高級車に乗った美人が偶然現れる。あっ、最初に助けた女の人だ!しかも同じ学校なの?アニメなのでそこまでは偶然で許すけど、なんで見た目が別人になっちゃった主人公のことわかったんでしょう?この謎が次回で明かされるのか注目です。{/netabare}

▼2話(またしても長いです)
{netabare}お嬢様は同じ学校の人ではなかった。別の超エリート校の理事長の娘で、生徒会役員共の佳織お嬢様は、主人公の優夜をスカウトに来た模様。「だったら俺を!」とベタなクズ雑魚ムーブで視聴者の期待に応える弟たち。佳織お嬢様は彼らを正論パンチでKOし、優夜を連れて学園へ。
学園では話のわかる人格者の理事長と超エリート教師に出迎えられ、スカウトの理由は簡単に言うと「マジでいい奴だから」。これまでの不遇を取り戻すかのように人格を肯定されまくる優夜。それでも渋る自己肯定感の低い主人公。じゃあまぁとりあえず体験入学でもということで自己紹介したらクラスの女子生徒が主人公に釘付け。超イケメン!さらに、そんな主人公を妬む男はゼロ。優しく接してくれるナイスガイばかり。さすが超エリート校。
自分に自信が持てず転校に迷っていた優夜も、素晴らしい生徒たちに加えて日替わりランチ無料&学費免除という追い討ちであえなく陥落(?)ところで佳織お嬢様は同級生らしい。ってことは1年生で入学早々に生徒会役員ってこと?さすがにおかしくない?理事長コネクション全開か?あんだけいいこと言っといて…。
放課後は佳織お嬢様といきなりクレープ屋デート。最初からもういい感じのイケメン&美女で周囲をざわつかせる。さらにデート初回にしてお互いのクレープを一口ずつ食べ合いっこ。かぐや様が半年かけても無理だった間接キスを1日で成しとげた!すごいぞ主人公!
家に帰ったら即ゲーム、じゃなくて異世界へ。早速モンスターに襲われる美女とエンカウント!レベル100でも手こずる中ボスクラスをこらしめて、これからって時に空気の読めない兵士たちが現れる。面倒ごとを避けるため、女性を助けた主人公はまたしても颯爽と去っていくのであった。次回を待て!

というわけで、作画だけでなくシナリオまで完全に工〇ゲのそれなんだよなぁ。
でも今回のハイライトは、主人公の目を見ただけで自分を助けてくれた人だと気付いた佳織お嬢様。周りがみんな主人公をイケメンだからチヤホヤしてる中、見た目を気にしない佳織お嬢様の存在はこのイケメン至上主義のアニメでどんなジョーカーとなるのか?ますます楽しみだ!{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

ゲリオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミルパンセ、努力の結晶ここに極まる

デブが異世界行ったらチートでレベルアップし超絶イケメンの筋肉ムキムキになって、現実世界に戻っても姿・能力そのままで現実でも無双、人生が変わったという作品。以上。
まー、タイトルが全部説明しちゃってるタイプのやつですね。
異世界転生してチート能力を手にする作品は無限にありますが、現実世界に行き来できる点が本作の特徴と言えるのでしょうか。
それにしたってテンプレにテンプレの連続なので普通に考えれば胃もたれします。
・・・・が、普通じゃないことに、そんな内容の作品なのに何故か面白いのです。非常に不思議なことに。

他サイトの評価の話になってしまうが、Amazonのカスタマーレビューは★3.5。
高いとは言えない評価で、そのうち★1を付けた人は30%を占めています。
まぁ、1話切りした人たちが大部分でしょうが、内容だけに目が行ってしまって楽しみ方を理解出来なかったのだと思われます。
たしかにこんなバカみたいなストーリーは、大筋だけ見れば問答無用で★1ですが、あえて自分が★3にした理由は、バカも突き抜ければ優秀に裏返ると感じたからです。
真面目に見るもんじゃなくてギャグとして割り切れば、究極のテンプレも悪いもんではないのではないかと、そう思いました。
「まさかそんなベタな展開をやるはずが・・・・うわ~!やりやがった~!」みたいにね。

一番記憶に残ったのは第4話で学校に暴走族が乗り込んできたところでしょうか。
現実世界だけど近未来的な学校に、急にバキの雑魚キャラみたいな暴走族が突入してきただけで大爆笑です。
で、ヒロインを救出しに4階から飛び降りる主人公で腹が捩れ、そんな超人に果敢に特攻してボコボコにされる暴走族でゲロ吐くほど笑うこと間違いなし。
…いや、言い過ぎました。失笑間違いなし…くらいに訂正です。
でもバイクが爆発したシーンは間違いなく声出して笑いました、自分。
そういう楽しみ方をするのが正解な作品で、これがストーリー評価を★1にしなかった理由でした。
主人公の声優が松岡だったのも良かったですね。このアニメの主人公にはピッタリな適役でした。松岡の当たり役なんていつ以来でしょうか?笑

そして最後になりますが作画が何気にめっちゃイイのです。
キャラデザが特徴的で動画にするの難しそうなのに最後まで丁寧に描き切りました。
なんと制作は"あの悪名高い"ミルパンセ。
『Wake Up, Girls!』『コップクラフト』で作画崩壊ならぬ作画放棄をやらかしたミルパンセとは思えないクオリティでした。
自分の中で近年最悪のアニメ制作会社と思い込んでいましたが、2021年の『蜘蛛ですが、何か?』も結構面白かったし評価を改めたいですね。
2022年は元請制作がありませんでしたが、この1年間ミルパンセが何をしていたのかが非常に気になります。
ひょっとして…本作を手掛けるのに1年を費やしていたって線はあり得るのでしょうか?
うわー!だとしたらなんかスゲー泣けます!!ダメと言われた子が一生懸命、時間を掛けて良いものを残そうと頑張ってたとかマジ泣けます!!!
そういうことを踏まえて、このアニメを低評価した人たちは本当に★1にして構わないのか、今一度考えてほしいですね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

75.1 5 ヤンキーで学園なアニメランキング5位
ガールズ&パンツァー 最終章 第1話(アニメ映画)

2017年12月9日
★★★★☆ 4.0 (247)
1250人が棚に入れました
第63回戦車道全国高校生大会、対大学選抜チーム戦と、二度に渡り学園存続の危機をからくも切り抜けた大洗女子学園。三年生の卒業を控え生徒会も新体制となり、大洗女子戦車道チームのメンバーは平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、学園に降って湧いた新たな騒動。再び戦車道の試合に赴くみほ達だった。
彼女たちは何のために、誰のために戦うのか―?

声優・キャラクター
渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香、福圓美里、高橋美佳子、植田佳奈、菊地美香、吉岡麻耶、桐村まり、中村桜、仙台エリ、森谷里美、井上優佳、大橋歩夕、竹内仁美、中里望、小松未可子、多田このみ、山岡ゆり、秋奈、井澤詩織、山本希望、石原舞、金元寿子、喜多村英梨、葉山いくみ、倉田雅世、上坂すみれ、椎名へきる、明坂聡美、高森奈津美、川澄綾子、伊瀬茉莉也、平野綾、早見沙織、大地葉、ジェーニャ、小笠原早紀、佐藤奏美、田中理恵、生天目仁美、瀬戸麻沙美、米澤円、大空直美、七瀬亜深、能登麻美子、下地紫野、石上美帆、竹達彩奈、藤村歩、飯田友子、中原麻衣、原由実、津田美波、安済知佳、佐倉綾音、愛河里花子、冬馬由美、川原慶久

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今度は通称「大洗のヨハネスブルグ」からサメさんチームが参戦します!

本作品の前作となる「ガールズ&パンツァー 劇場版」のレビューを書いたのが2016年の3月なので、ほぼ4年前になります。
自分でも相当時間が空いた感覚がありましたが、劇場版の内容は記憶に残っているので前作を復習することなく本作の視聴に臨みました。


学園孫座億を懸けた大学選抜チームとの試合にからくも勝利し、
ようやく平穏な冬の日々を過ごしていた大洗女子学園戦車道チームのメンバーたち。

3年生の卒業を控え、生徒会が改選されて新執行部が始動するなど、
小さな変化も始まっていた。

そんなある日、彼女たちの上に降って湧いた騒動。

新たに現れた難問に立ち向かうため、戦車道チームが再始動する。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

開始1分…
幕が開けて物語に引き込まれるまでの時間は、たった1分の時間も必要としませんでした。
いきなり容赦の無い展開からこの物語は始まるんですから…
でもこのあまりにも急激な展開にも振り落とされずについていけたのが実は嬉しかったり^^
心底この作品が大好きで良かったと改めて思っちゃいましたよ♪

やっぱりガルパンって凄い…
凄いと思える要素は色々あるのですが、一番はそれぞれのキャラの存在感の大きさでしょうか。
数えきれれないくらいのキャラが出てくる作品であるにも関わらず、
「あれ、これ誰だっけ…?」
という感じのキャラが少ないんですよね。
勿論、キャラ名まで全てが把握できている訳ではありません。

ですが、大洗女子はもとより黒森峰、聖グロリアーナ、サンダース、アンツィオ、プラウダなど大洗に敵対する相手も魅力的な個性派キャラが揃っているからなんでしょうけれど。
特にひーちゃん演じるカチューシャが登場しようものなら飛び上がって喜んじゃいますよ^^
声優陣の顔ぶれが半端無いのは、もう今さら触れる話じゃありませんね。

そして戦車同士の試合の躍動感が鬼懸かっていることでしょうか。
これも今更感がありますが、この作品の躍動感も言葉で言い表せないくらいの迫力なんですから…
この作品最大の醍醐味といっても過言ではありません。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、佐咲紗花さんの「Grand symphony」
エンディングテーマは、あんこうチームによる「Enter Enter MISSION! 最終章ver.」
オープニング格好良い~♪
勿論、即ゲットしました。
通勤時の楽しみが増えた気分です。

上映時間40分強の作品でした。
全6話中の第1話目ですが、既に第2話目が気になって仕方がありません。
ですが、これ完結するのにどの位時間がかかるんでしょう。
勿論、首を長くしながら待ち続けますけれど。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25
ネタバレ

result さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ガルパンファンなら見なきゃ年越せない!

公開初日!朝から劇場へ行き当日券購入予定で行きましたが満席だらけで17時開始に残り2席。
まだAMでしたが無論購入。
視聴始まり即座に涙が溢れそうでした。
OPアニメーションと初の主題歌を任せられた
佐咲紗花の『grand symphony』これがめちゃくちゃマッチしてました。
私がガルパン好き過ぎるのも原因の一つですがねww

もうね、、嬉しさのあまり内容を覚えて無いんですよ( ̄▽ ̄;)アハハ
戦車への多くの効果音にもとてつもないこだわり抜いて多くの老若男女を魅了したガルパン!
最終章1~6話迄で完結予定の本作品1話!
是非劇場でご覧下さい!

覚えてる内容はきちんと書いときます。

{netabare}
まず、生徒会メンバーが変わります。
生徒会長が杏ちゃんから華ちゃんへ。
副会長が優香里殿
広報がさおりんです。
元生徒会メンバーは大学の受験時期に迫っており、、、なんと桃ちゃんだけ留年疑惑!?(゜ロ゜ノ)ノ!
理由は内緒ww
桃ちゃんそれなのに『無限軌道大会』の為に新たな戦車を探しております。
そして探知機反応があった先が学園艦の最深部のヤンキー女子の巣窟。
そこでソドコが捕まりあんこうチームみんなで追いかける。マコが真っ先に、、ヽ(A`*)ノ≡マテ-
マコはやはりソドコ好きだな(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)ウンウン
巣窟のなかになぜかbarがありそこでソドコ掃除してたわww
しかも鉄球に鎖繋がれてww
ソドコお利口だな。
巣窟で出会ったメンバー(船舶部だったかな?)が今回の新キャラとなり桃ちゃんへはその巣窟を守ってもらった恩義があり義理難いヤンキー女子達は桃ちゃんの留年阻止の為に新戦車(マーク4)と共にサメさんチームとして加わる。
そして無限軌道大会相手はBC学園。フランスのお嬢様校で中、高一貫のキャリア組と高校から入学するノンキャリ組に別れており戦車道も毎度1回線敗退。
『優香里殿の潜伏捜査』勿論ありますよ~ヽ(´・∀・`)ノ
捜査結果キャリア組とノンキャリ組が毎度喧嘩状態にあり、、弱いんじゃねぇ?と結論に至り。。
慎重ではあるが攻めていると罠に気付き気付いた時はすでに遅し( ̄□||||!!
優勝高校の大洗女子は負けるのか!?(; ̄Д ̄)
というストーリーです。
ベタな展開かもしれませんが、もう目を離せませんでした。
{/netabare}
絶対最終章全話見に行きますよ~!d(⌒ー⌒)!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

椛華(もか) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

1,2話視聴済み。シリーズ中最低の出来。これまでの「ガルパン」は何処へ??

※最終章第1話、第2話ともに同じレビューを投稿済み

ガルパンはこれまでアニメ版、OVA、劇場版全て視聴済みでこの映画を視聴。
大好きだったから言わせてもらうが、本当に今作は酷い。
これまでのガルパンは「最高」の評価だったが、今作は完全に期待外れ。
評価が高いのが理解できないレベルで酷い作品。サクラだろうか…?

一言で言えば「これまで成功したものの設定を丸借りした贋作」。
公式の作画、声優、世界観設定を全て引き継いで作った
売れないサークルの同人のような物。
最高級の材料を使って作られた残飯という感じ。

1.泥の中に光る宝石、戦闘シーン"のみ"良い
 物語はボロクソに書かせて貰ったが、これまで通り音響やCGは素晴らしい。
 履帯のSEや砲撃音、戦車の動き方のみは評価できる。

2.非常にテンポが悪く、引き伸ばす気満々の物語
 これまでの売り上げが良かったのに味を占めて、物語の内容を量増しして
 映画を数話編成にすることによって金稼ぎしようとしたのだろう。
 すべて前作との比較になってしまって申し訳ないが、前作(劇場版)と同じ尺なのに対し
 ここまで内容が薄いと、狙って量増ししてるようにしか見えない。
 
 尺のとり方が最低クラスにエグく、中身のないパッと出で考案したストーリーを
 10分レベルに伸ばしたものを連続で見せられているような出来。

 また、尺のとり方が
 1話:[60%導入] [40% VSマジノ学園]
 2話:[40% VSマジノ学園][10% 寸劇][50% VS知波単学園]
 上記の通り、アホみたいな区切り。長引かせて金を稼ぐ気満々な尺稼ぎに苦笑。

3.意味不明な展開・会話内容
 4Dで視聴したが、まったく白熱感がなく、生き生きしていたガルパンのキャラクター達が
 劇中ずっと意味不明な会話を繰り広げ、「?」となる展開ばかり。
 
 従来キャラクターが「生きている」のに対し、今作は
 「脚本家に操られている人形」みたいに見えてしまい不快。

 これまでの戦いで、キャラ達がチート級に強くなったのをあたりまえの様に描画しているので
 「そうはならないやろ」となるような奇策や打開策を当たり前の様に提案するキャラ達。
 ご都合展開が露骨に目に見えてしまい、非常につまらない。


大好きな作品だった作品に書きたくは有りませんが、あえて書かせてもらうが
「ガルパンも落ちたもんだな。」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

70.3 6 ヤンキーで学園なアニメランキング6位
川柳少女(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (289)
1162人が棚に入れました
言いたいことは五七五の川柳で伝える女の子・雪白七々子と、見た目は怖いけど心優しい文芸部の毒島エイジ。たった17音で紡がれる2人の日常は、いつだって幸せいっぱい!

声優・キャラクター
花澤香菜、畠中祐、矢作紗友里、逢田梨香子、久野美咲、上坂すみれ
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

感想を 川柳使い まとめたいw

[文量→中盛り・内容→各話感想系]

【総括】
設定が 少し変わった ラブコメだ。

川柳で 気持ち表す リズム良し。

ヒロインが アワアワしてて 可愛いし。

暇なくも ショートアニメで 観やすいよ♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
五七調、使って書こう、本レビュー。これ以下は、長歌形式、使いますw

1話目「しゃべらない ことで引き立つ 魅力かな」
{netabare}
散々に、やりつくされた、ラブコメも、ガチでしゃべらぬ、ヒロインは、レアな存在、ちゃんと可愛し。
{/netabare}


2話目「短冊に その使い方 あるんかいw」
{netabare}
短冊を、フルに使いし、その姿勢、作者のセンス、こだわりに、好印象だ。新キャラの、琴姉いつか、ライバルに、なってくるのか、わからぬが、七々子には、勝てぬ戦い、無理せずいこう。 {/netabare}

3話目「遊園地 異世界だから 言えること」
{netabare}
先輩が、いい性格を、してやがるw 序盤はギャグが、満載で、靴ナメるとこ、笑ったわw。遊園地、普段は言えぬ、ことだって、言ってしまえる、七々子さん。あざといが、確かに萌えた、靴紐に、気づかぬエイジ、総ツッコミだw
{/netabare}

4話「新しき コミュ障少女 ノリは良し」
{netabare}
川柳の、次は絵画で、表現を、している少女、登場し、ツッコミが、冴える部長の、キャラが立つ。既存のキャラの、関係を、崩さずプラス、アルファーを、付与す新キャラ、素晴らしい。七々子とエイジ、変わらない、イチャイチャを、温かく見る、キノの立ち位置。
{/netabare}

5話「Tシャツに 萌える童貞 愛らしいw」
{netabare}
どんどんと、七々子がデレる、ラブコメの、基本おさえた、展開が、面白いけど、マンネリに。サブキャラ使い、変化出す、けれど結局、ゲストキャラ。ユキ姉の、三角要素、必要かもね。
{/netabare}

6話「反抗期 ナナコは無縁 メチャ良い子」
{netabare}
父親の、暴走ネタを、取り入れて、マンネリ防ぐ、家族愛。されど記憶に、残るのは、ナナーコという、謎呼び名、後は七々子の、可愛さだけだw
{/netabare}

7話「雨の日も 小屋壊れても 素敵な日♪」
{netabare}
雨で髪、気にする七々子、ちゃんと女子。えいちゃんの、ウサギ伏線、活かしてる、サブキャラもいて、賑やかな、回ではあるが、ふと思う。まともな人は、いないのかw 相合傘は、男のロマン(笑)
{/netabare}


8話「水着とは 何着るかより 誰着るか(笑)」
{netabare}
水着着る、前に選んだ、その過程、しっかり魅せて、萌えを生む。ビキニでも、カメオつけても、変わらない、結局誰が、着るかだから。
{/netabare}

9話「何人(なんぴと)も 恋するナナコ 止められぬ」
{netabare}
サブキャラの、日常見せる、それだけで、楽しく観れる、優秀な、アニメの証。ラーメンの、クダリはかなり、笑ったわw 麦わら帽子、似合ってる、恋するナナコ、無敵の可愛さ。
{/netabare}

10話目「何を見る よりも大切 誰と見る」
{netabare}
胆試し、演出わりと、ちゃんとして、ガチで怖がる、視聴者もw ホタル見た、感想上五、えいちゃんと。ナナコにとって、ホタルより、えいちゃんと見る、ことが大切。
{/netabare}

11話目「花火より 指輪が光る 河川敷」
{netabare}
お祭りで、テンション上がる、ナナコさん、可愛さ倍増、レア顔も。想い人、前で平気に、イカ焼きを、食べるナナコは、素敵だな。花火より、光るナナコを、見つけたエイジ。
{/netabare}

12話「川柳が 繋ぐ二人の 恋模様」
{netabare}
最終話、0話に戻る、構成に、消化不良を、感じるが、もし二期あれば、繋がるな。馴れ初めも、可愛い二人、応援を、したくなったな、これからも。まあ結局は、ナナコ可愛い、だけなんすけどw
{/netabare}

……もう2度と、こんなメンドイ、書き方は、しないと誓う、午前2時w このアニメ、結局ナナコ、可愛いくて、許されている、だけなんすよね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なるほど、少し変わったラブコメながら、アニメだと心の声も入るから、違和感なし。毒島君にも魅力あり。七々子も、大人しくて可愛いな。「なな、ご、ね(笑)

「しゃべらない ことで引き立つ 魅力かな」

2話目 ☆4
17音、崩れてない? 腹さわらせるとこ、可愛かったですね♪

「短冊に その使い方 あるんかいw」

3話目 ☆4
遊園地回、先輩、良い性格してやがる(笑) 靴をナメるマスコット(笑) 七々子、わりと積極的だな。

「遊園地 異世界だから 言えること」

4話目 ☆4
折った(笑) 別タイプのコミュ障害。実際の音声(笑) メタネタもあるんですね(笑) 意外としゃべる(笑) 優れた適応力、、、ノリツッコミ(笑) てか、川柳作れよ(笑) 「毎日君を見てるから(萌)w」

「新しき コミュ障少女 ノリは良し」

5話目 ☆4
しゃばいこと、って久々に聞いたな(笑) イチャイチャすんなや(笑) 言い直して攻撃力アップ(笑) 下ネタか(笑) 五位野雷(笑)

「Tシャツに 萌える童貞 愛らしいw」

6話目 ☆3
アグー、豚じゃん(笑) 反抗期娘を持つ父親は大変だな(笑) ナナコの、メンチ顔w 父親は、最弱だしな、家族内で(笑) ナナーコ(笑) ウサギって、食糞するんかい? 本当にエイちゃんうんち食べてるの?(笑)

「反抗期 七々子は無縁 メチャ良い子」

7話目 ☆3
ナナコ、意外とというか、結構ちゃんと女子だよな。この学校、まともな人間いないんかい(笑)

「雨の日も 小屋壊れても 素敵な日」

8話目 ☆3
水着ってほとんど下着、ですよね(笑) ホント、わりとよく喋る(笑) 赤子以来(笑) 短冊の可能性(笑)

水着とは 何着るかより 誰着るか

9話目 ☆4
恋するナナコ、可愛いな~。エイちゃんも、可愛いし。ナナコにいじめられてた設定は、良いと思う。エイちゃんに惚れる理由にも説得力が生まれる。サブキャラの日常を魅せるのも良かったね。

「何人(なんぴと)も 恋するナナコ 止められぬ」

10話目 ☆3
ホタル、普通に周りにいたな(笑) ナナコ、蛍キャラ、似合っているな。タロット手裏剣。これは怖いよな(笑) ででででも(笑) 気合い?(笑) エイちゃんと、から始めようとするあたり、本当にベタ惚れな(笑)

「何を見る よりも大切 誰と見る」

11話目 ☆4
ナナコが満面の笑みなのが良いね♪ ナナコ、叫ぶとか、テンション高いな♪ イカ焼きを食べるのがまた、ナナコの可愛らしさ♪ 指輪の伏線も効いてたし。

「花火より 指輪が光る 河川敷」

12話目 ☆4
中学生かよ! と思ったら、中学生だったな(笑) 9話のイジメ伏線も効いてたし、多少浅かろうと、エイジに惹かれる過程を描いてるのは良いね。

「川柳が 繋ぐ二人の 恋模様」
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ざーさん喋んなくても良かったのでは?

原作未読


タイトルに惹かれたのがきっかけ。“文学的”ななにかを期待しての視聴開始です。
蓋をあければ、コミュニケーション手段が川柳のみという内向的な少女をヒロインにしたラブコメ寄りのショートストーリーでした。1話15分で全12話。
雪白七々子(CV花澤香菜)が自分の想いを五七五で短冊に書きとめて、周囲が各々アクション/リアクションしていく進行が基本的な流れです。


で、これ、、、ツッコんだらだめなんでしょうけど、すごい不自然です。
{netabare}何より不自然なのは、ヒロインがなんでこの方式!?を採るまたは採らざるを得なかったかの説明が最後までなかったこと。特異なコミュニケーションスタイルの理由背景は欲しかったかな。{/netabare}

短冊どこにストックしてんの?
いつ書いてるの?

なーんてのは微塵も気にしてません。会話があっても二往復止まりです。それは筆談しかも五七五縛りと制約があることが影響しているのでしょう。会話の内容もテンポも悪くなってしまいました。
また、七々子が句を詠みあげる音声が視聴者には聞こえても、登場キャラには文字情報だけでリアクションする設定ですから、キャラと私たちとで受け取る感覚に差が生じます。


そして川柳…

捻りもなければ奥行きも感じられない凡句のオンパレード。俳句や川柳は短い語の組み合わせだからこそ言外に意味を含ませるようにするものです。堅苦しいものではありません。サラリーマン川柳の入賞作など身近なやつを検索してみればわかります。
または技法。韻を踏むことも言葉遊びもありません。あくまで口頭会話の代替手段で音だけを五七五に収めただけ。それ以上の意味を成さないため五七五が単なる足枷にしかなってないのがもったいない。設定の独自性をもっと活かして欲しかったところです。

{netabare}例えば、
 ・回の終わり “今日の一句” のようなパートで渾身のやつをあてがうとか。
 ・返歌のイメージで以前詠んだ句を想像させるような句をもってくるとか。{/netabare}

それなりに川柳だということを意識させる仕掛けをやろうと思えばできたはずなのに。
音や動きの入るアニメだと原作漫画では目立たなかったであろう“粗”が出てきちゃったんでしょう。漫画止まりでアニメ化しないでも良かったのではないかと思います。



そして悲しい哉、設定を活かせないぶん他で活路を見出さざるを得ず、皮肉にもそこが本作の良いポイントとなったように見えました。
以下の点だけでもニーズはあると思いますので、ご興味のある方はどうぞ。それは、

 雪白七々子の表情

句を披露する時。相手の反応に応えるかたちで。はにかんだり、恥じらったりと。このへんのざーさんの演技はさすがです。画も表情は頑張ってた気がします。
恥ずかしがり屋さんがもじもじするところを愛でるにはとても良い、とあまりその気のない私でもそう思うクオリティでした。

{netabare}結局キャラでもたせるしかなくて、絵でのみ会話する子を登場させたり、水着回(第8話)設けて隠れ巨乳設定入れてみたり、と後半は顕著になっておりました。{/netabare}

ヒロイン以外では、喋らない七々子の通訳としての片桐アマネ(CV矢作紗友里)の存在が救い。矢作パイセンのツッコミはさすがのキレがあります。
想い人のはずの毒島エイジ(CV畠中祐)がここにのっかかってくればもう少し違ったでしょうが、七々子と双璧をなす存在感を発揮できたか?または見事な引き立て役を演じられたか?というとどちらも中途半端だったと思います。これは演者の力に依るところが大きい。



総論としてはこんな感じ↓


 川柳で なくてもいいじゃん キャラだけじゃん


コミュニケーションの不自然さはしょうがないですが、私の場合“文学的”ななにかを期待してしまったことで追い打ちをかけられちゃいました。これはもう私の失敗です。


うーん、これ全く別物になるんでしょうけど、七々子の句を会話相手が代読するみたいな台本は考えられなかったんでしょうか?
七々子の表情の豊かさはそのままに。ざーさんの台本は「あ」とか「うーん」止まり(笑) ここに全てを集中してもらうのです。
「なんて贅沢な使い方をするんだ」と話題先行させといて、ここ一番でざーさん情感たっぷりに句を読み上げる(心の声)!みたいなので良かったんじゃないかなあと夢想してます。



■余談
エーちゃんは「しゃばい」と何度言っただろう 若い子は分かるんかいな



----
視聴時期:2019年4月~6月


2019.06.24 初稿
2019.07.17 修正
2020.01.27 追記

投稿 : 2024/05/04
♥ : 47
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

春アニメ 気楽に川柳 楽しもう

最終話まで
15分作品としては楽しめました。いい話が多かったですね。
10話
いい仲間と仲の良い二人の笑顔で、こっちも笑顔になります。いい話でした。
9話
毒島くんも七々子のこと好きなんだよね・・・(今さらw)もうちょっとビシッと気持ちを明らかにしてあげたらいいのに・・・。どちらかというと七々子の方が積極的だしね~。そういう時代なのかな・・・w
8話
個人的には、{netabare}七々子の水着は一番最初に試着したワンピが一番可愛いかったと思う。結局、白のビキニで友達とプールに行ったらエイジ君に遭遇して・・・恥ずかしい気持ちと見て欲しい気持ちが入り混じって、川柳も字余りになってたりして、{/netabare}気持ちが複雑に揺れ動いてて、まぁ~微笑ましいお話でした。お友達のアマネ、タオ、キノもそれぞれ個性的で面白さを持っているので、楽しめる作品ですね~。
7話
微笑ましいお話。部長はいい奴ってことですね!
6話
{netabare} 反抗期か・・・親の気持ちになったことがないので、それがどれほどのショックなのか想像はつかないなぁ。{/netabare}俺だったら、こんな風にはならないと思うが・・・。
5話
占い師登場。{netabare}七々子とエイジの占いの結果は最悪だったが、エイジが強く否定して七々子は満足。しかしエイジの名前の字が間違っていて本当は相性抜群だったというオチ。{/netabare}この二人の幸せの一ページって感じのお話w
4話{netabare}
また話せないキャラが登場w 今度は絵の上手なキノ画伯。自分の言葉はコメント付きのイラストでコミュニケーションをとるみたい。七々子とはいい関係になりそうです。エイジ君のことを意識すると照れる七々子ですが、独占欲は強そうですね。いつもエイジ君の隣にいるしね!キノ画伯はレギュラーメンバーになるのかな?話せない「〇〇少女」がいっぱい出てこないことを祈るww{/netabare}
3話 {netabare}
エイジ君は七々子ちゃんには優しいね~。アマネ部長の粋な性癖のおかげでデートをすることになった二人はお似合いな感じで微笑ましいです♪七々子ちゃんもエイジ君には積極的で可愛いです。しかし、川柳少女っていうから、川柳が好きな女の子の話かと思ったら、川柳でしかコミュニケーションがとれない女の子のお話で、{/netabare}それがいい方向に出ていると思います。

2話 {netabare}
エイジのお姉さん?登場。琴姉さんのアメリカ陸軍格闘術部の方も気になりますけどね。しかし、家族とも短冊で会話とか・・・怒る時も短冊なんかい(笑)。七々子とエイジってほとんど彼氏と彼女じゃないかなぁ。{/netabare}チープな感じだけど、まぁ~これはこれで楽しいです。
 
1話{netabare}
川柳を短冊に書いて会話をするんですね(笑)。七々子ちゃんは口下手なだけで全く喋れないわけではなさそうですね。いつかしっかり自分の口で話す日がくるのかな?ほんわかするようなショートアニメでざーさんの声にも癒されるので継続視聴しようと思います。しかし、考えがまとまらなくて話せないのに川柳にすると大丈夫っていう矛盾を覆す設定には、なってなさそうなので気楽に楽しみたいと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

63.7 7 ヤンキーで学園なアニメランキング7位
イケてる2人(OVA)

1999年2月1日
★★★★☆ 3.5 (43)
296人が棚に入れました
主人公佐次京介は小泉明にゾッコンな高校生。かつては高嶺の花だった小泉明と初体験同士で結ばれ、その後はカップルになったはずだが、小泉は未だに邪険にしたまま。そんな二人の周囲を囲む、恋愛と友情の物語。

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

時代を反映した援交から始まるラブコメ。パンチラの挙句、スカートの下からパオーwww

1999年放送のテレビアニメ TBSのバラエティ番組「ワンダフル」内でのショートアニメ 16話

原作 佐野タカシ 監督 山口武志 脚本 我妻正義 鴨義信 キャラデザ 大木良一
制作 J.C.STAFF 

1997年より「ヤングキング」に連載されたラブコメ作品のアニメ化。
少年画報社と言えば80年代までは硬派のマンガ専門だったと思いますが、
大きく転換するきっかけとなった「パンチラコミック」です。
少年キングの後継誌であるヤングキングはwikiによると、
イケてる2人を筆頭としたラブコメと少年キング以来のヤンキーものに二極化され、
2011年にはヤンキー系以外は「ヤングキングアワーズ」「月間ヤングキング」に移管されたそうです。

この「イケてる2人」ってなんと2010年まで連載されてたんですよ。
と言うことは、最人気作が終わったことでキングの方向性に変化が出たと考えられます。

全33巻のパンチラコミックっていうのは記録ものだと思います。
たぶん5冊くらい持ってたような記憶がwww

佐次京介 CV渋谷茂 高校生男子 結構男気があるスケベな主人公
小泉明 CV荒木香恵 ヒロインだが元援交女子 不思議な性格だが後のツンデレと一致

本当はお嬢様の小泉明がテレクラで中年男性と話しているところを佐次に見つかると言う、
当時の時代性を反映した過激なラブコメ。
二人は即深い仲(マジ)になるが、小泉は処女だった。

佐次には甘糟真希と蟻賀瀬涼子という(佐次から見て)ラッキースケベ女子が居て、
小泉もやきもきしてるが、ツンな気性のため素直になれない。
ここまではありがちですが、

主人公に恋する女装パンチラ少年の登場が当時としては衝撃でした。

桜井兼人 CV後藤邑子さまのデビュー作です
佐次に恋してしまい、佐次のためだけに女装すると言う本格派男の娘でした。

33巻中アニメ化されたのは最初の数巻分だけで10年まで続いたと言うことで、
何かのきっかけがあれば本格的なリメイクの可能性もあるかと思います。

アニメ版はショートと言うことでエロもラブコメも不完全燃焼ですが、
ところどころ描ききった部分もあって楽しい作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

CC さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

負けたらコ・ロ・ス♡

 ヤングキングに連載され、TBS系列のワンダフル枠で放送された5分程度のラブコメディ。全16話です。制作会社はJ.C.STAFF

 ツンデレのヒロインの「小泉」と馬鹿でエロい主人公「佐次」の恋愛模様を描いている。一話目で肉体関係を持ってしまっている為、少し複雑に物事は進んでいく。肉体関係はあったものの、「小泉」は心を閉ざしており、「佐次」のデリカシーのない行動や言動によって「小泉」の心が乱されていく様は可愛いらしく思える。典型的なラブコメを描いているが、テンポが早いので飽きる事なく視聴できた作品です。

 恋愛模様には少し時代を感じるものがありました。当時は高校生が携帯ではなくポケベルを所持していた時代。今から数えると15年ほど前の舞台背景になると思います。恋人と連絡取り合うのに、家に電話して親にバレたりなんて事が良くあった頃ではないでしょうか。ポケベルのバイヴレーションに敏感に感じる「小泉」は、あざとかったです。

 ゴットゥーザ様がゲイ役でデビューした作品でもあるので興味ある方は見てみては?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

しまかぜ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

現代を舞台にしたりしてでも再アニメ化希望!!

佐野タカシ先生の1997年から2010年まで連載された漫画『イケてる2人』のアニメ版ですね。

1999年にワンダフルの枠内で放送されたので5分枠16話、ほとんどが原作初期1巻〜3巻内のエピソードになっています。
原作にあるような過激なエロ表現も、少し荒削りながらできるだけ再現できているので、原作を読んでみようかなと言う人に良いと思います。

さすがに作画らは15年前の90年代な感じで古く感じますが、キャラクター達の特にヒロインであるツンデレ美少女小泉明の可愛さは今でも十分魅力的に伝わってきました。

その後、原作も10年以上続き愛着もあるので、なにより小泉明が大好きなので『イケてる2人』の再アニメ化を熱望します!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

59.5 8 ヤンキーで学園なアニメランキング8位
ラブライブ!スーパースター!! 第2期(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (175)
276人が棚に入れました
澁谷かのん:伊達さゆり
唐 可可:Liyuu
嵐 千砂都:岬なこ
平安名すみれ:ペイトン尚未
葉月 恋:青山なぎさ
桜小路きな子:鈴原希実
米女メイ:薮島朱音
若菜四季:大熊和奏
鬼塚夏美:絵森彩
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「私を叶える物語」

【物語 3.5点】
「みんなで叶える物語」……『ラブライブ!』シリーズ伝統のコピー。
加えて『~スーパースター!!』では「私を叶える物語」を提示。
さらにLiella!ライブ開演前の円陣では「ソングフォーミー!ソングフォーユー!ソングフォーオール!」と気勢を上げます。
みんなも大事だけど、まずは私から。これが『~スーパースター!!』の特徴なのです。

従来作ではラブライブ!こそが夢であり、スクールアイドルで結果を出すことこそが夢の実現というシナリオ。
一方で『~スーパースター!!』ではラブライブ!をキッカケに自分の夢を叶えるという傾向も強い。
その象徴が、スクールアイドル活動を通じて、諦めていた音楽の夢を再び追いかけ始めた澁谷かのんなのです。


全体構成は、道中キャラ回に脱線しつつも、終盤まで割りとラブライブ!大会を無難にこなしていく。
で、最終盤に{netabare}かのんのウィーン留学?→{netabare}結局、中止!?{/netabare}{/netabare}と急展開。
面喰らう方もいるとは思いますが、ファンとしては上記コンセプトを押さえていれば、
最終盤も、あぁ、ここで、ラブライブ!と夢、どちらを優先するのか?という核心に踏み込んで来たかと首肯できる内容でした。

ただ、1期を観て、テーマをNHK Eテレ向けに一般層にも噛み砕いていけば、
より普遍的な青春アニメとして化けるポテンシャルも感じていただけに、
ラブライバーむけに内向したような脚本は、少々、勿体ないなという気持ちもあり。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・サンライズ

日めくりカレンダーや落ち葉でワイプして場面切り替え。
各話タイトルは画面切り替えを挟まずに、レタリングを駆使して背景に埋め込み視聴者の興味を持続。
テンポアップのための映像編集の工夫は2期でも継続。

ここはキャラを動かして楽しませると決めた所には、ソースを集中させる配分も相変わらず良好。
その点から面白かったのが『ラブライブ!』恒例の花田脚本カオス回?とも目された第七話「UR 葉月恋」
{netabare}葉月家の大型犬・チビの早送り動作で一日中ゲームにハマる恋を表現し、
Liella!メンバーの顔芸だけでゲームの興奮を伝える。
アバンみたいにゲーム画面を見せようと思えば見せられるのに、
敢えてゲーム画面は描かず魅せる辺りにキャラクターアニメの意地を感じました。{/netabare}

振り返ると今回あんましメインストーリー進まなかったなw
という日でも、満足できたのはテンポの良い映像による部分が大きいです。


【キャラ 4.0点】
Liella!には新メンバーの2期生4人が加わり計9人に。

・桜小路きなこ……素朴な田舎娘。まずは、きなこから新メンバー加入の流れを作る無難な立ち上がり。『ラブライブ!』と北海道の縁も継承。

・米女メイ……{netabare}近視{/netabare}により目つきが悪いが怒っているわけじゃない、さそり座の女。同級の親友・四季だけでなく、高レベル・ラブライバー属性によるクゥメイの共鳴。まさかのメイれんの禁断!?と1期生との絡みも上々。

・若菜四季……多機能ゴーグルや{netabare}二人三脚強制ギプスw{/netabare}など科学部所属という前説明以上の発明王ぶりwメイたち2期生がスクールアイドルに挑戦する背中を押す役。

・鬼塚夏美……自称・株式会社オニナッツCEO。フォロワーとゼニが欲しいハラグロ?動画配信者。{netabare}日経平均全面安{/netabare}くらいしか印象に残らなかった序盤はどうなるかと思いましたがw実はオニナッツが一番、自己実現に飢えた『~スーパースター!!』らしい新キャラでした。{netabare}「初めての一等賞」{/netabare}は感動しましたし。Liella!加入後も炎上芸に闇落ちしそうになる危なっかしさは変わりませんがw

1期で、作詞・かのん、振り付け・千砂都、ステージ&衣装デザイン・可可など、
役割分担含めて5人のLiella!が完成されていたので、ここに割って入るのは難しいのでは?
と思っていましたが、むしろ、1期生と2期生で被る属性を接点に、絡みを展開して溶け込ませる。

2期生一辺倒になるかと思いきや、後半では、恋の意外な趣味、クゥすみの深掘り、そしてかのんと色々覚醒したちぃちゃんと、1期生も結構、掘り下げてバランスを取ってはいましたが……。
スクールアイドルとしては9人がシックリ来ますが、
1クールアイドルアニメとしては、やはり窮屈な印象。


新ライバルキャラとしてウィーン・マルガレーテが出現。
{netabare}ウィーン関連で、かのん{/netabare}と絡む意外性。
前作のライバルユニット・サニパ。よもやの結末に愕然。


μ'sの裏の、ひふみトリオ。Aqoursの裏の、よいつむトリオ。
Liella!の裏の、なやこトリオ。
『ラブライブ!』伝統。スクールアイドルを縁の下で支えるナンバリング優秀モブトリオの系譜。
その内の一人に、ついにフルネーム設定が!
{netabare}新・生徒会会計・七草ナナミ氏。就任{/netabare}おめでとうございます♪


【声優 3.5点】
・桜小路きなこ役・鈴原 のぞみさん……1期生一般公募オーディション落選組からの抜擢。かのん役・伊達 さゆりさんとは接点があり、2期で感動の再会。その点を踏まえて観る序盤。かのきな、尊いです。

・米女メイ役・薮島 朱音さん……嵐千砂都役・岬 なこさんに続く第二のお団子。生放送等では時折ネタにオラオラ~って感じで絡んで来ますが、キャラ同様、怒っているわけではなく、多分緊張しているだけと思われるので、温かく見守りましょう。

・若菜四季役・大熊 和奏さん……生放送で、突如、お団子をドアノブに見立てて回すなど、鮭を捕獲する熊の如くネタに対する喰い付きが俊敏なLiella!の猛獣。

・鬼塚夏美役・絵森 彩さん……元・アイドルグループ経験者。「オニナッツ~♪」と、なこさんとは対照的な四角い顔立ちでネタに絡んで行く振る舞いも手慣れた物。

おっとりした鈴原さんを除けばネタに薪をくべてややこしくする新入りばかりなので、
結局ネタにツッコミを入れて事態を収拾するのは、なこさんだけという構図は変わらずw


作中でも、新人にネタの千本ノックを浴びせる鬼の音響方針は相変わらず。
ライバル・マルガレーテ役の結那さんも元ガールズバンド・ボーカルの歌唱力を期待しての起用で、演技はたどたどしい面も。


【音楽 4.0点】
Liella!の新曲。テクノポップな「ビタミンSUMMER!」
大江戸?お祭りソングの「Chance Day, Chance Way!」
と変化球のインパクトはまずまず。が直球のインパクトはもう一つなのは1期と変わらず。

むしろライバル・マルガレーテによる妖艶なミュージカル風の勝負曲「エーデルシュタイン」の方が直球で良かった印象も。

Liella!の楽曲パワーについて思うに、コロナ禍の影響が挙げられると邪推します。
今、“2.5次元”ライブ会場でも、コールが禁止され、クラップ(手拍子)で代用するヲタ芸が定着。
楽曲もコールを煽るより、合いの手を促す編曲傾向が2期でさらに強まっている感があります。
特にクラップをアレンジしたOP主題歌「WE WILL!!」などは顕著です。

クラップ曲もアガるんですが、やっぱりコール曲のテンションには勝てないんですよね……。

Liella!にも一度で良いからコールで思い切りブチ上がるステージで歌わせてあげて頂きたいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

"あなた"の私を叶える物語――。

この作品のTVアニメ第1期は、もちろん視聴済です。

この作品は、ラブライブシリーズの第4作目に位置する作品なんだそうです。
「ラブライブ!」、「ラブライブ!サンシャイン!!」、「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」、「ラブライブ!スーパースター!!」がシリーズの変遷になっています。

シリーズ構成は一貫して花田十輝さんが続投していますが、無印の監督だった京極さんがこの作品に再登板してくれたことが個人的に嬉しかったりします。

無印で社会現象が起きました。
サンシャインも悪くはありませんでしたが、悪く言うと、無印の焼き直し感が否めませんでした。
ニジガクにおいては、第2期のラストの落としどころこそラブライブっぽさを感じましたが、そもそもラブライブという冠名が相応しいかの見極めが難しい状況です。

言い方は厳しめですが、私は基本的にラブライブシリーズの作品をしっかり堪能させて貰っていますので、アンチでは決して無いことを予めお断りしておきます。

そして満を持して京極監督の再登板して貰ったこの作品…
個人的にはこれまでのシリーズの中で一番好きかも!


私立結ヶ丘女子高等学校、
表参道と原宿と青山という3つの街のはざまにある新設校に2回目の春が訪れた。

スクールアイドルグループ Liella!を結成した澁谷かのんたちは新入生を迎え、
新たに4人の少女が"スクールアイドル"として走り出す!!

思ったんだ。新入生と一緒に頑張りたいって――。

新たなメンバーを迎え一番星を目指すかのんたちとの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」。
はばたけ!私たちのラブライブ!


公式HPのストーリーを引用させて頂きました。

実は今まで知らなかったのですが、この作品に出演している「Liella!」のメンバーは、この作品のためだけに声優になった方ばかりだったんですね。
第1期に登場した5人は、殆どこの作品以外の作品には出演していないようなので…

そうは言っても、りーちゃんことLiyuuさんは歌手として既にデビューしていて、「100万の命の上に俺は立っている」のエンディング曲を歌っているので、少し前から知っていましたが、他のメンバーの方は正直知らない方ばかりです。

逆に、そこまで極端だと好感が持てます。
何故なら、歌って踊るアイドルに全力全開で立ち向かっているのですから…
自分の力を全てこの作品に注ぎ込んでいる、と考えると中々勇気のいる判断だと思います。
これは、クオリティが高いのも納得ですよ…

一方、物語の方は苦難の連続です。
一見順調層に見えるのですが、結果に繋がらないのです。
きっとシリーズの中で最も主人公力の低い作品だと言っても過言ではありません。

得てしてこういう作品は、物語の構成上、良い結果が出て次に進むのがお約束です。
所謂これが主人公力…
ですが、この作品ではこの点における甘さは一切無いんです。
それどころか、勝ち上がることの厳しさのハードルを目一杯上げているんです。

でも、この現実っぽさがこの作品の最大の魅力なんだと思います。
優勝とか、一番になるって並大抵のことではありません。
しかも、周りは競争相手だらけで、隙を見せたらあっという間に蹴落とされる世界です。

勝利に対する一切の妥協や常套の無い厳しい点と、可可やすみれを始めとするメンバーが繰り広げる日常とのギャップと、少しずつ見えてきた「Liella!」であり続けるための難しさが絶妙なハーモニーを奏でているので、厳しい世界ながらもギスギス感が全く無いのがこの作品の良きところなんだと思います。

もちろん、学校のみんなの優しさも決して忘れてはいけない要素の一つです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「WE WILL!!」
エンディングテーマは、「追いかける夢の先で」
どちらもLiella!が歌っています。

1クール全12話の物語でした。
ラブライブ!シリーズのテレビアニメ作品で、初回放送がNHKなのはこの作品が初なんだそうです。
だからなんでしょうね…
シリーズ初の第3期に突入するんですから!
これまでのパターンを踏襲しないスタイルに期待大です!
第3期もしっかり堪能させて頂きたいと思っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

おっと。。定番進行ながら、新キャストが粒ぞろい

一時、オンライン限定ライバーとなった自分ですが、Liella!のとあるライブを観て以降、少し距離を置いていました。

まあ、μ’sからシリーズを観てるんでアニメを観ないという選択肢はないワケで。

■ストーリー
意外性は意識しているようですがさすがに定番化してますねえ。。
Liella!から入る人もいるでしょうし、そこがいいというファンもいるででしょうけど自分にはさすがに新鮮味が。。
でもまあ、ウルっとするシーンはあったかも。
(歳のせいかな。。)

■楽曲
OP曲もED曲もさすがにLoveLive、悪くない。
でも悪くない程度じゃ物足りないのがシリーズファン心理かな。
特に作中曲はあまり刺さるものはなかったような。
(歳のせいかも。。)

■キャラ/キャスト
モレ聞こえてくる情報で、キャストが増えるのは知っていましたが。。
2期全話が配信されたタイミングで視聴を始め、キャストもチェック。。

まあ、皆さんおかわいいことww

伊達ちゃんや青山アナと同じく一般公募オーディションを受けた鈴原さん。
波留さんに似てるカンジで女優でもいけるのではと思えたり。
この三人は所属事務所も一緒のようですね。
演じるキャラは北海道出身。スペシャルウィークを思い出しましたw

一見ギャルなキャラを演じる籔島さんは役に寄せてはいるけど人の良さが滲み出ている感じ。

クール系リケジョを演じる大熊さんは見た目清楚っぽいけど動画を観るとけっこう肝が据わってそうw

で、金髪マウント女子って・・ペイちゃんとキャラかぶるやんw
と思ったのが、絵森さん・・とてもGirly。ふるまいに余裕も感じる。
それもそのはず、元アイドル活動をしていたようで(そこもペイちゃんとかぶるw)、所属は相武紗季さんやAqoursの小宮有紗さんが所属する事務所。

正直、キャラについては刺さるほどのインパクトは感じませんでした。
(きっと歳のせいw)

でもキャストは。。やはり応援したくなるかも。
もう少し動画を観て見極めないとw

既に3期も決定し、一般公募も始まるらしいですね。
う~ん、このコンテンツぐいぐい押してきますね。
個人的にはもっと虹ケ咲に期待したいところですが、それはまた別の話。。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

59.1 9 ヤンキーで学園なアニメランキング9位
ぶっちぎり?!(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (55)
133人が棚に入れました
―逃げぬ心と見つけたり―灯荒仁(ともしび あらじん)は、かつての親友浅観音真宝(あさみね またから)との再会をきっかけに強者たちの戦いに巻き込まれていく…。そんな中、巨大な魔人の影が現れ…?! 監督・内海紘子、シリーズ構成・岸本卓、キャラクターデザイン・加々美高浩、制作・MAPPAが送る、ヤンキー×千夜一夜物語!
ネタバレ

ねるる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

作画と音楽は◎だが、何がしたかったのか分からない期待ハズレな作品

2024/04/09 視聴完了 全12話

最後まで見ましたが、この作品の伝えたいことが掴めないまま終わりました。ヤンキー×アラビアン風の目新しい題材でしたが物語のせいで面白くなり損ねた感じ。全12話あるけど、話の積み重ねがないのが問題だと思う。
後半から一気に話がシリアスになりますが、前半の流れガン無視で主人公と幼なじみの話に焦点がうつるので、前半なんだったのという感じ。結局本気人(ほんきびと)ってなんだったんだろう。{netabare} 目立ってたヘッドの摩利人もあっさり退場だしほんと謎。 {/netabare}

主人公は、童貞を捨てたい!という強い思いを持っている設定ですが、強者のヤンキーたちに気に入られるという、ヒロインのような扱いでBL匂わせを感じました。脱童貞を掲げるキャラにありがちな貪欲なスケベ心もないし、スケベだけど芯があるというようなキャラ設定でも無い。影があまりにも薄い主人公で魅力に欠けていました。可愛い母親をババア呼ばわりしていたのも好きじゃない。
ヒロインも見た目は可愛いけど、極度のブラコンの変態で口が悪いというだけであまり惹かれる要素がない。
制作側が特に気に入って力を入れていたであろうヤンキーのヘッド摩利人は、かなり作画コストかかっていたし出番も多かったけど後半からの扱いが雑で残念。

魅力的になりそうなキャラはたくさんいましたが、物語が良くないので活躍の場もなく結果イマイチな感じなってしまっていました。

さすがのMAPPAと言うべき素晴らしい作画とキャッチーな音楽、声優のキャスティングもベテランから中堅勢、若手と幅広く起用していたのにも期待度高まっていたのに、結果面白くならなくて残念でした。物語をもっと練っていたら面白くなった気もしますが、期待ハズレな作品となりました。


⬇️以下途中レビュー
2024/01/18 1話視聴レビュー。
MAPPA制作のオリジナルアニメーション。

ヤンキー×アラビアンな作品。
レベルの高い作画で描かれる昭和感強めな作風が目新しい。
一部の女子に物凄く刺さりそうな雰囲気がある。
ヤンキーものなのにファンシーさも出してるこの感じ、化けそう。
今の所、ダサさ7割、面白くなりそうな予感3割な感じだけど、今後に少し期待して継続視聴してみたいと思います。

2024/03/11 8話まで視聴
ここまで見たけど中々面白くならない。もうダメかも。主人公の影が薄いし、ヒロインの魅力も欠けてる。力の入れどころに疑問を感じます。せっかくだから最後まで見るけど、今後面白くなることは無い予感。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

推しグッズ広告動画

東リベに続け!なヤンキーバトルイケメンアニメ。
やや懐かしいノリの悪ガキバトルにファンタジー要素をプラス。

東リべだとツラい層に向けたライトなヤンチャキッズのグッズ広告動画。
推しチーム人気投票!グッズたくさん!楽曲も買ってね!と搾取ビジネス臭が凄まじい。
これ大丈夫なの?と思ったがターゲット層の養分たちには好評なようで良かったですね。

威血頭(いちず)高校に転入した心優しいDTの荒神。魅那斗會(みなとかい)とシグマスクワッドの勢力抗争に巻き込まれる中、不思議な魔人との出会いにより彼の運命は大きく狂うことになる。

OP・映える見栄切りのカッコ良さはさすがMAPPA。好みではないが曲も合ってる。
ED・クセになる良曲。劇中ぶっちぎりでゲスいまほろが京アニヒロインっぽく見えて面白い。

05
よく言えば丁寧…なのか…

前回のヒキで一夜の匂わせ、今回で多分シンドの中にいる…はず程度の進展とシンドの回想説明回。一夜の登場引っ張りすぎでは?千夜とのシンクロ率が上がったのは愛こそ全て的な?ヤンキーやアラジンといったモチーフも古ければ、今時のサクサクファストアニメを否定しているようなじっくり進行の話運びまでもが昔気質。世代交代が進んでないのがよくわかる。

ツイッターでは養分たちがキャッキャとハシャいでるのでこれはこれでいいみたいです。
話がぜんぜん進まないのでもういいかな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヒロインがアバズレ!今更ヤンキーかよ…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.07

 ヤンキーアニメなのに、人間以外が表に出てきてバトルするので、何やってる感が強いです。

 ヤンキーモノの定型で、地元の仲間が一番大切みたいなオチなのも既視感しかありません。

 アラビアンナイト的なキャラ設定も上手く機能していません。作画がとても良いので、もう少し、面白そうな企画は無かったのかな?と不思議に思います。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2024.02.05

 こんなんウケると思ったんか?東リベがヒットしたけど、アレは、ダラダラと喧嘩に明け暮れたり、非生産的な生活を送っているヤンチャな下層階級を描いた純粋なヤンキーものではありませんよ?

 社会の脱暴力化が進んで、ヤンキーの就職先のヤクザも非合法化された現代に、こんな高校生いませんよ。

 たくましいワルガキ男子がバトルしているのを観て喜ぶ層はいるそうですが、もはや一般ウケはしないジャンルです。

 しかも、ヒロインの性格が悪い…。まぁ、ヒロインも本当は容赦無いDV彼氏になりそうなコイツらが好きでは無いのかもしれません。

 どういうヒットの方程式で作ったのか不明ですが、時代錯誤すぎます。マーケティングとか機能してるのかな?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
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