Lercheおすすめアニメランキング 12

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのLerche成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年10月26日の時点で一番のLercheおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.5 1 Lercheアニメランキング1位
彼方のアストラ(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (724)
2554人が棚に入れました
宇宙への往来が当たり前になった近未来で、9名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つ。宇宙旅行に胸を躍らせながら出発した彼らを待ち受ける、予想外の事態とは……!?

声優・キャラクター
細谷佳正、水瀬いのり、武内駿輔、黒沢ともよ、木野日菜、松田利冴、内山昂輝、早見沙織、島﨑信長
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

私たちは変わることができる、そして人生は続く

アニメーション制作:Lerche
監督:安藤正臣、シリーズ構成:海法紀光
キャラクターデザイン・メイン総作画監督:黒澤桂子、
音楽:横山克、信澤宣明、原作:篠原健太

子供たちだけで惑星キャンプが行われる時代。
ケアード・ハイスクールのB5班は、
無人の惑星で5日間過ごす野外学習に出かけた。
9人の少年少女たちは、惑星マクパで降ろされ、
楽しい日々を過ごすはずだった。
しかし、彼らの前に謎の球体が現れ、事態は急変する。

集英社のウェブコミック配信サイト『ジャンプ+』で
連載された作品。口コミなどで評判が広がり、
『マンガ大賞2019』の大賞を受賞した。
宇宙という舞台、子供たちだけの冒険、
陰謀がうごめく背景、9人全員が抱える事情、
惑星でのサバイバルなど、様々な要素のある
エンターテインメント作品となっている。

原作漫画は完結しているため、
1クール12話、しかも1話と12話を
1時間ずつを使う特別編にすることで、
5巻分を余すところなくアニメ化している。
{netabare}無料開放の漫画を少し読んでみると、
原作に忠実に作られているだけでなく、
宇宙空間に飛ばされたアリエスを
カナタが助けるシーンでは、全員が手をつないで
ふたりを救助するという改変も行っている。
(漫画では、このシーンは残されたワイヤーに
戻り、それを辿って帰還している。
1度ワイヤーを巻き取って、再度、別の誰かが
助けに行けばいいなどの意見もあるだろうが、
ここは全員で手をつなぐという行為に意味があったわけで、
良改変だったと個人的には思う){/netabare}

SFの部分では突っ込みどころが多く、
アニメが終了した後にSNSなどで大論争が巻き起こり、
作者が降臨する事態にまで陥った。
ある意味、SF要素のある人気作の宿命だ。
ただ、この作品はSFを見せようとするものでないことは
明らかで、批判する人の気持ちは分かるが、
そこについて深く突っ込み過ぎるのは違和感がある。
この作品において、SFのリアリティは枝葉の部分に過ぎない。

では、どこを重視しているかというと、
9人の子供たちが抱えている問題と、
その悩みを解消するために、仲間が相手のことを
思いやり、本当に大切なものを得ることについてだ。
9人の子供たちは、それぞれ幼少期から、
大きな喪失感を抱えながら生きてきた。
旅を続けるなかで、一人ひとりが体験してきた背景を
各々が理解しながら、解決していく構成になっている。
9人もいるキャラクター全員の過去について、
しっかり語っているため、彼らが失い続けてきたものに
思いを巡らせることができる。
だから、そこから彼らが何かを獲得する様子に
カタルシスを感じられるのだ。
それがこの作品の最大の見どころだろう。

舞台装置としては、孤島の閉鎖空間での
ミステリーと同様の形を取りながら、
それだけに止まらない群像劇として、
最初から最後までしっかりとまとめられている。
{netabare}特に11話『CONFESSION』での回想から
カナタの怒りにつながる流れは素晴らしい。
カナタ役・細谷佳正の演技は、抜群の説得力がある。
反重力シューズを履いてきて、
ワームホールを飛び越すという展開からの
決着の付け方も完璧だった。
この回は、夏クールの私が観た全話のなかでも
出色の出来だったと思う。{/netabare}

9人の少年少女たちは、数ヵ月の旅の間に、
自分の支えになる原点を獲得することができた。
アストラ号で過ごした日々は、
何事にも代えがたい時間として
今後の人生の支えになるに違いない。

引きこもりや親子断絶などが、
もはや当たり前になった現代において、
子供たちの心に響く物語に思える。
ここではないどこかに行けば変われるかもしれない。
行動すれば誰かとの出会いによって、
人生が動くかもしれない。
親から愛されない境遇にあったとしても、
生きていていいのだ。

そして、人は絶対に変わることができる。
(2019年10月19日初投稿)

投稿 : 2020/10/24
♥ : 85
ネタバレ

ガタリリス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

これは良作である!

酷評派の私が良作というから間違いない(←ゴーマン化サーセンw
まあ、↑は半分冗談、半分本気です。
今年で上位に入ってる『約束のネバーランド』よりも余裕で面白かったです。

1クールの作品ですが、2クール分くらいのボリュームに感じました。
色んな伏線や謎があって、それらが見事に回収されましたね。
1クールという短い枠の中で、よくここまでまとめたものです。
物語の構成が上手い作品だなと感じました。
また、登場人物も皆感情豊かで一緒に冒険をしてるような錯覚を感じました。
自然と彼らに感情移入することができましたね。

この作品はネタバレをすると物語を楽しめないと感じたので、内容に関しての感想は控えようかなと思います。が、大雑把な感想は書いて行きたいかな。
SFと冒険活劇を合わせたようなストーリーで全般的にポジティブな内容。
ですが、登場人物の不幸な生い立ちやスリル満点の惑星探索など、ポジティブ一辺倒でもないですね。
やはり、良い作品というのは陰と陽のバランスが良いです。
歴史の謎・刺客の正体・なぜ登場人物の親は薄情者ばかりなのか?など、それらの解答は衝撃的でしたが、私が一番衝撃を受けたのはルカが{netabare} ユニセックス {/netabare}だったことかな。
私、この作品でこの子が一番好みだったんだよね(´・ω・`)

逆に欠点はSF的な視点で見ると詰めが甘いのと、ギャグが少々寒い。。。
まあ、この作品はSF的要素はそこまで重要ではないので許容範囲内かな。
ギャグは・・・、まあ、これも好みだしねw

終わってみると感涙もので、観て良かった作品でしたね。
私も一緒に旅をしたような気分になって、彼らと家族に成れたように感じました。
たまにこういう良作に出会えるからアニメ視聴は辞められないんだよなw

以上、拙い感想でした(・ω・)ノ

投稿 : 2020/10/24
♥ : 47
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

12話完結アニメとして満点の作品

《※放送当時の1度のみ視聴。詳細な内容はあんまり覚えてません。》

個人的2019年ナンバーワンアニメ。
†一流のアニメオタク†として、アニメオタクじゃない人に何か勧めるなら今はコレだと思ってる。(←ここで『鬼滅』って言わない俺かっこよい。)

グワッ!ってボケてビシッ!っとツッコむ感じの、漫画的なテンポ良いギャグが印象的で、
SF?ミステリー?な中身も、程よく本格的で楽しめた。

クスッと笑えて感動アリの名作です。まだ観てない方はぜひご覧あれ。


{netabare}・「クローン計画」(仮)を企てていた主人公らの「親」(仮)について

作中彼らは、主人公ら視点で“悪”として描写されていた。しかし、「永遠の若さ」「2周目の人生」とは誰しもが憧れ、切望するものである。
もしも私が、同様の技術を密に手に入れることができたとしたなら、私はきっと彼らと同じことをするだろう。
彼らは“犯罪者”だが“悪”ではない。そう思う。{/netabare}

投稿 : 2020/10/24
♥ : 28

80.4 2 Lercheアニメランキング2位
がっこうぐらし!(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1780)
8791人が棚に入れました
学校に寝泊まりしちゃおうという学園生活部。シャベルを愛する(?)くるみ、皆をまとめるりーさん、おっとりした顧問のめぐ姉らに囲まれた丈槍ゆきの瞳に映る幸せな“日常”はしかし……!? 千葉サドル×海法紀光(ニトロプラス)の強力タッグが贈る注目作。

声優・キャラクター
水瀬いのり、小澤亜李、M・A・O、高橋李依、茅野愛衣

ゴードン1123 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

可能性へ

これだからアニメはやめられない。

この作品は本当にノーマークでした。
私はよく学園モノを観るのでその流れでこの作品へと出会いました。
キャラデザインはとても可愛らしいです。
作画も悪くありません。
すこし、設定に無理があるのはアニメです。しょうがありません。


この物語には萌系アニメにあるような無作為に出来事が起こるのではなく大きな入学から卒業までの間に起こる葛藤や出会いや別れがキチンとあります。そして未来への可能性を描いたとても良い作品だと思います。

しかし、はっきりいって驚きがとても多い。

あまり他人のコメントを見たりしながらこの作品を鑑賞することはおすすめしません。
ですが、自分では気づかなかった小さいトリックがとても多く隠されていると思います。

元気が出る作品ではありません。

ですが考えさせられる良いものだったと思います。


個人的には化物語の物語シリーズ、傾物語を思い出しました。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 8

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

人間はどんな状態でも家族になろうとする 幸せも演技の中にある

原作は「きららタイムフォワード」に現在も連載中の海法紀光原作のコミック。
アニメ版のシリーズ構成も務めている 
2015年 テレビ放送アニメ 全12話
監督 安藤正臣 構成 海法紀光 キャラデザ 飯塚晴子
制作 Lerche


コミックからアニメへのストーリー変更はメディアの大きな違いにより、不可避なものであり失敗例も多いが、
原作者であるということで非常にスムーズなものになったと思われる。
この作品はの概要は他の人が書いてある通り、ジョージロメロ系である。

今回はこの作品を別の角度から考察してみようと思う。
それは「疑似家族」というありようである。

大人がいない状態で複数の女児が暇を持て余すと。おままごとを始める場合が多い。
なり手が少ないのはパパ役だが、もし最後に参加したのがフリフリのお姫様風女児でも自然とパパ役に落ちつく。
このアニメでは、ほぼ同じ年齢の女子高生4人が学校で長期暮らすわけだけど。

丈槍ゆき 天真爛漫で明るい性格だが依存心が強く思い込みが激しい
恵飛寿沢胡桃 スポーツ少女 カラッとした性格で怖いもの知らずだが弱い面もある
若狭悠里 大人びた外観で家庭的ではあるが常に先を見てまとめ役となる ちょっと意地悪っぽい 勉強スポーツ共に出来る

ここで、胡桃がパパ、悠里がママ、ゆきが娘を演じる。
演じているのである。 
絶対の真理と思われた家族は単に一人一人が役割を演じていただけだという。
これがメッセージかどうかは知らないが、重要なテーマとなっている。
そして、あとから参加した直樹美紀。
レズ気味の少女でゲスな表現だと猫役 気の弱い少女だった。
空いたパーツは息子である。

この役割が最後に向かうにつれて重要性を増していき、それぞれのすべき事柄に集中することによって物語を進める。

この作品はロメロの神ともいうべき映画三部作に劣らない見事なものになった。
単なる模倣ではない、と言えるのは家族のありように切り込んだ設定だと思いました。

核家族時代には生まれながらに決まっていた役割も、多様化の現代では同性婚などの変化が起こり考えさせられました。

すべての人にお勧めできる傑作です。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 37
ネタバレ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

このレビューも含めて、このアニメのいかなるレビューもネタバレ…!

…さあ、私は警告をしましたよ(笑)!

同タイトルのマンガ原作がありますが、私は未読です。
放送当時に、何の事前情報もなしに第1話目から普通に観てました。

1話目を観終わった後なら、多少は他のレビューを読んでみても良いかも。


それでもあえて何かこの作品について語るとすると、ジャンルは{netabare}ゾンビホラー{/netabare}です。{netabare}スティーヴン・キング{/netabare}作の小説や、それが原作の映画などが好きならば気に入るかもしれないです。

後は、本作品のキーワードとしては{netabare}イマジナリーフレンド{/netabare}(心理学用語)ですかね。

ネタバレじゃなく唯一書けるのが、こんな絵柄の割に学園生活部の面々の道具の使い方の描写は目的外使用も含めて意外と正しく描かれていたような気がするということくらいですかね…。


…ダメだ、「禁則事項」多過ぎ(笑)。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 44

75.1 3 Lercheアニメランキング3位
ハクメイとミコチ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (364)
1395人が棚に入れました
ハクメイとミコチ。
緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。
木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……
身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。
そーっと覗いてみませんか?
穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。

声優・キャラクター
松田利冴、下地紫野、悠木碧、安済知佳、松風雅也

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

緻密な世界観・設定があって、のんびり見られる逸品!

原作は樫木祐人先生のKADOKAWAの漫画誌『ハルタ』で連載中の漫画です。
主人公はハクメイ(薄明)声 - 松田利冴(23歳女性、身長9センチメートルのこびと)とミコチ(美東風)声 - 下地紫野(24歳女性、同じく身長9cmのこびと)の2人を中心に1話完結で物語が進んでいきます。

他にも動物、昆虫などがそのままの姿で登場し、人語で会話を交わしたりしながらハクメイとミコチは日常生活を送っています。

背景がとてもきれいなのも見所です。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 30

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最初のうちはいろいろ気になってツッコんでいんたんですが、だんだんどうでも良くなってきました。「木こりの歌」のパンデイロ伴奏、めっちゃアガる!

原作マンガは未読です。

ハクメイとミコチはコロボックル的な種族で、ネズミやイタチなどいくつかの他種族とはコミュニケーションが取れる感じで日常生活を送っているようです。

昆虫に荷車を引いてもらっていたりする一方で、フクロウに食われるんじゃないかとビビったりもしていて、どの種族なら意思疎通できて、どの種族ならできないのかが良くわかりません。

あと、植物はさておき肉料理も出てくるわけですけど何の肉を食べているのかとか…。

焚火で調理をする、鉄も含めた金属加工ができる、文字がある、貨幣があるといった感じの文明レベルみたいですけど、内燃機関やモーターなどの使用はない一方でネクロマンス的なことができる人がいたりとか、一歩間違うと危ういバランスの世界観が構築されています。

最初のうちはそういった危うさが気になっていたんですけど、視聴を続けていくうちになんかそういうのはだんだんどうでも良くなってきたんですよ。で、良く考えたら夏目友人帳でも話がまともに通じる妖怪と問答無用で襲ってくる妖怪とかがいるのと一緒で、あんまりそこは気にしなくても良いのかなと思うようになりました。

そういった感じでこの作品の世界観に免疫ができてくると、わりと楽しく観られるようになりました。まあ、そこらへんの世界観の危うさは児童書とかとあまり変わらないのかなと思います。

ハクメイ(工作や壊れた道具の修理、アウトドアなどが得意)とミコチ(料理や裁縫、雑貨作りなどが得意)がお互いに異なる得意分野を活かしながら日々楽しそうに慎ましく生きている様を楽しむ「異世界の日常」系アニメなのだと思いました。

ハクメイとミコチ以外に各話で出たり出なかったりするサブキャラたち(コンジュ、セン、イタチのイワシ親方、大工組合会長のナライなど)もなかなか良い味を出していると思います。

2018.3.9追記:
9話: センの研究はリズムで制御するネクロマンスなのでパーカッションが出てくるのは当然なんですが、サイモンを動かすときにコンジュが叩いていた(ことになっている)パンデイロの演奏が、単純なリズムとはいえめっちゃレベル高くてアガりました。

私もパンデイロ演奏、もっと頑張ろう…。

2018.4.2追記:
最終話を観終わっていたのですが更新しそびれていました。何だろう、「異世界日常系」とでもいえば良いジャンルなのでしょうか。

登場人物に尖った才能の持ち主が多い中で、むしろハクメイやミコチは優秀ではあるけれども意外と常識人だったりするのはちょっと面白いところですね。

毎回EDの背景で流れる、本編に関連した追補エピソードみたいな奴はとても良かったです。これだとEDはとばせない(笑)。

「続きが気になる」タイプの話ではないのですが、毎回安定した面白さはあったと思います。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 54

スラえもん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

のんびりしたい時に観ると◎

<2018/5/5 追記>
よーやく観終わりました。

終始謎な世界観。
結局、実寸サイズの人間はいないような。
ハクミコサイズの汽車とか出てきましたし。
でも気にしない。

文明としては第二次大戦直前くらいのレベルでしょうか。

働いて、食べて、遊んで。
1日の終わりにはお風呂入って、のんびり家でお酒飲む。

こんな風にまとめると自分とあんま変わらん生活なんだけど、うらやましく感じるのはなぜだろう?
せかせかしてないから?
暖かいファンタジー世界だから?
多分どっちもなんだろうな。

ハクメイとミコチは身長10〜15㎝くらい?
だから一粒のブルーベリーもバカでかい。
それを西瓜のように切って、おやつの時間。
可愛らしいんだけど彼女たちにとってはそれが当たり前という。

アタゴオル・シリーズのような不思議さと伸びやかさが良いですね。

深く考えずにぼーっと観るとよいと思いました。

<2018/1/23 初投稿>

見始めなので評価はデフォルトの3です。

北海道のコロポックル伝承のようなお話。
身長15cmくらいの人間が虫やカエル、鳥などと共生しています。
(虫やカエルは話せます)

主人公のハクメイとミコチは同棲始めたばかりの・・・これ、カップルなんですかね?
二人は森の中に住んでます。
まさにコロポックル。

でもこのコロポックル達はかなりの人数がいて、虫やカエルたちと大きな街も作ってます。

が、いかんせんちいちゃい。
なのでエコ。
ミコチが家で料理するシーンでプチトマトが出てきました。
でかいミコチに比べるとかぼちゃサイズ。
どんだけ食っても食糧不足になんかならんだろし、仮にどんなに文明進んでも環境破壊が問題になることはなさそう。

エコなユートピアのお話です。
結構気に入りました。。

<2018/1/30追記>
他のレビュアーさんから教えてもらいました。
ハクメイは女性なんですね。
うーん・・・見えない。
おばさんだと思ってもそうは見えない。
旧作のキノも大概でしたがこれは
不思議だ。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 46

66.0 4 Lercheアニメランキング4位
ギヴン(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (106)
364人が棚に入れました
ある日、上ノ山立夏は壊れたギターを抱えた佐藤真冬と出会う。ギターを修理したことで懐かれてしまう立夏。仕方なくギターを教えることになった立夏だったが、偶然聴いた真冬の歌が心に刺さる。立夏は真冬を自分のバンドに誘い、2人の距離は変わり始める。しかし、感情を表現することが苦手だという真冬は、過去に囚われているようで――。

声優・キャラクター
矢野奨吾、内田雄馬、中澤まさとも、江口拓也、浅沼晋太郎、今井文也

あっしゅ1216 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

バンドアニメだと思いますが?

評価が低かったので、嫌煙しましたが・・・。
ノイタミナ初のBLとか書いてあるし。

でもこれ、バンドアニメでしょう?微BL要素が入ってるだけの。
バンドアニメとしては傑作だと思います。

頑張って9話まで見て下さい。9話のみでも構いません。
OPも格好いいし、真冬が歌う「冬のはなし」は凄かった。
鳥肌ものでした。
実写のBECKみたいに歌なしかと思いきや、凄く切ない歌詞。
思わず、涙ぐんでしまいました。
死んだ後に、恋人にこんな歌を歌われたら、未練があったとしても、間違いなく成仏してしまう。

「冬のはなし」台詞付きですが・・・。絵はなしです。
真冬の歌のみ流用で、アニメのほうが上手いです。
https://www.youtube.com/watch?v=UZJFfqj_j-o

興味のある方はどうぞ。実際は3分ちょっと、あります。
アニメが良かったので、原作も購入。

原作はバンド主体の微BLというものかな?BL漫画に抵抗がありますが、音楽要素が高めなので、問題なく読めました。因みに3巻半まで位。
恋とか、そんな感じで、きわどいシーンとかないので、ご安心を。
原作の真冬や立夏は1、2巻では大人っぽい顔つきで高校生らしさが欠片もない・・・。
やっぱりアニメはいいなとしみじみ思います。

因みに、歌詞は原作にはありません。ドラマCDも違う歌詞でしたね。
ガッカリですが、どうも、OP、EDを担当した、センチミリメンタルが作詞作曲し、真冬を演じている声優さんが実際歌っているようです。
声優さんがこの歌声を?と、かなり驚きました。エコーガンガンでしたが、そこら辺のバンドよりはよっぽど上手い。
というか、声優は歌ってくれるなという所があるので、そう思ったのかな。YouTubeなどでも海外での評価も高いです。

ちょっと、残念だったのは、客席から見た、ステージ、バンドメンバー4人のシーンが3DCGだったことですね。他はそんなに気にならない程度だったのに。ちと勿体ない。

お気に入りのシーンは、
「上ノ山は悟った、どうせ死ぬなら早く死のう」
というナレーション、ウケました。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 4

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

イヴから始まる物語

高校生で年上とバンドを組んでいる上ノ山立夏。
ギターの弦を張り替えた事がキッカケで佐藤真冬と知り合いになる。
ギターを教えている流れで佐藤の歌声を聴き、上ノ山はバンドに誘うのであった。

始めの方は音楽的な感じ。
中盤から恋愛要素が出てきます。
ハッキリと言います。
同性同士の恋愛です。
今回は男性同士という事なので、所謂、BL。
BLが苦手な人はゴメンなさい。
スパっと切りましょう。

私は芸術の才能は常識が欠落している事が起因していると考えます。
勿論、例外(ノーマルな人)もありますが、個々の性格などは分かりませんからね。
今回の題材は音楽。
音楽の世界でBL要素があると言えば、
クイーンのフレディ・マーキュリーやエルトン・ジョンあたりですね。
両者共に同性愛。
エルトン・ジョンは男性同士で結婚しています。
フレディ・マーキュリーは、エイズに感染。
おそらく、男性同士でゴニョゴニョしたのでしょう(///▽///)

私は凡人です。
常識の範疇で飛び回っている一般人。
世界中の大多数は一般人でしょう。
しかし、一定数の天才は現れます。
天才は常識を簡単に飛び越えます。
我々、一般人では理解できない世界。
天才にとっては普通の世界でも、一般人視点では異常に見えます。

性的な好みは人それぞれ。
個々によって違うのが当たり前です。
惹かれあう魅力は、見方によって変わります。
現在の世界の常識は異性との結びつき。
しかし、同性同士で惹かれあう少数派も存在します。
私は、その考えを否定しません。
一神教の教えでは異性同士なのでしょうが、日本の神道は多神教。
受け付けない人がいても、寛容な心で接しましょう。

作中で真冬は歌詞を悩んでいました。
心の中にあるモヤモヤ。
そのモヤモヤを言語化できる天才です。
歌なんて、昔から恋愛を題材としています。
昔から存在する煩悩。
答えはありません。
個々で問題を解決するしか方法が無いですし。
天才から紡ぎ出される歌を聴いて、一般人は心を揺さぶられます。

立夏はギターの弦を張り替えます。
ライブ直前のアクシデントに同調して、自身のストッパーが解除されたのでしょう。
心情を表す決定的なシーン。
天才同士の相互理解ができた瞬間です。

一般人ではたどり着けない天才の領域です。
BLには興味がありませんが、天才の世界には興味があります。
我々を天才の世界へと導いてくれる作品。
恋愛要素が無くても音楽物としては合格点でしょう。
本格的にバンドとして活動というところでテレビ版は終わります。
人間関係と音楽。
どちらも堪能できました。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 16

83.1 5 Lercheアニメランキング5位
ようこそ実力至上主義の教室へ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1157)
5548人が棚に入れました
『ようこそ実力至上主義の教室へ』の舞台となるのは希望する進学、就職先にほぼ100%応えるという名門校・高度育成高等学校。
ここは優秀な者だけが好待遇を受けられる実力至上主義の学校で、入試で手を抜いた主人公・綾小路清隆は、不良品が集まる場所と揶揄される最底辺のDクラスに配属されてしまう。
しかしそのクラスで成績は優秀だが性格に難のある堀北鈴音、気遣いと優しさでできた少女・櫛田桔梗らと出会うことで、状況に変化が生まれていく。

声優・キャラクター
千葉翔也、鬼頭明里、久保ユリカ、M・A・O、竹達彩奈、逢坂良太、岩中睦樹、日高里菜、日野聡、東山奈央、若山晃久、小松未可子、梅原裕一郎、小原好美、佐藤利奈、金元寿子、岩澤俊樹、竹内栄治、阿部大樹、郷田翼、水中雅章

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトルが実力至上主義の「学校」へじゃないのは…(原作は7巻まで発売中(2017月12月現在))

なるほど、個人の評価じゃなくてクラス連帯での評価なんですね。
ラノベ原作未読でしたが超有名タイトルで気にはなっていました。

クラスに優劣があって個人評価でクラス替えって設定はわりと多いし現実の習熟度別クラスみたいなのも普通はそうですが、クラス全体が評価されるこの設定はなかなか面白いかも。

あ、でも『バカとテストと召喚獣』(バカテス)とかもクラスでの評価ですね。異能要素ゼロっぽい本作は楽しみではあります。

※評価は暫定で、視聴状況で変える予定です。

2017.7.21追記:
1話視聴後に原作を読み始めて、4.5巻まで読み終えた時点で2話目を視聴しました。

どうやら原作1巻には3話目まで使うようです。原作4巻くらいがキリが良さそうなので、アニメ化はその辺りまででしょうか。

シリーズ構成・脚本は原作物としては今のところ上手くまとめていると感じます。

2017.8.24追記:
1ヶ月近く前に原作の既刊分を読み終えていましたが、どうもアニメでは原作よりも堀北さんの扱いが良くなっているようです。逆に3、4巻あたりから目立ってくる軽井沢さんの扱いは悪くなりそうで残念です。

7話の元になるエピソードは4.5巻に収録の短編なのですが、原作では時系列的に3巻と4巻でそれぞれ「特別試験」(アニメではまだやっていないエピソード)があって、そこでメインキャラに浮上した軽井沢さんがアニメ7話で活躍した堀北さんに代わって活躍するエピソードなのでした。

個人的には原作の軽井沢さんが好きなので、ちょっと残念だったのでした。

2017.8.31追記:
8話で島編突入。残り話数を考えると、これは原作3巻までのエピソードで終わる可能性もありますが、4巻目まで到達するのかどうなのか…?

2017.9.28追記:
原作3巻相当のエピソードで終了。ということで軽井沢さんは活躍せず(笑)。

主人公の出自関連の情報は、もしかしたらちょっとだけ原作よりも多かったかも。なのでアニメでの原作からの改変についても、一応原作者との調整はついているのだと思います。

原作の販促アニメとしてはまあまあの出来だと思います。アニメ単体でどこまで評価されるか未知数ですが、私自身は原作の方が面白いと思います。ただ、原作への興味を持たせてくれたアニメ化にはありがとうの言葉を送りたいです。

2017.12.8追記:
原作は本編7巻+1(4.5巻)の計8巻が発売中です。アニメは3巻までの範囲でしたが、7話で4.5巻のプールエピソードを先取りした影響で(わりと目立つ)ストーリー変更がありました。

わりと各登場人物が頭を使っていろいろと画策する中、佐倉さんはすっかり癒し系キャラになっています。原作、面白いですよ!

投稿 : 2020/10/24
♥ : 60

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

彼は言った「ここで終わる運命ではない」と

視聴理由 主人公が最強らしいから

序盤 魔法科高校の劣等生的な感じ?

中盤 あぁ。体術がパないわけじゃないのね。

終盤 ちょ何言ってるかわからない

この話は「能力でこの世は決まる」という思想の元作られた学校に通うある男子生徒の話
友人はこの作品が好きらしく原作も買ったらしいが「全然内容が違う!」とのこと。(友人によると、だからね)
様々な伏線を残しながら終わる最終回
思わず「続きが読みたい!」と言って原作を買う気になれず、結局「主人公なんだったんだろ」としか言い様がない。まぁ、2期があれば別だけど
opはZAQさんの「カーストルーム」神曲
作画は普通。キャラには好感が持てる

良作

投稿 : 2020/10/24
♥ : 6

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とりあえず面白い!だが、結局謎が多すぎて!

まだまだこれから感ありすぎて物足りない!(良い意味で)
主人公最強系アニメですが、謎も闇も深すぎて2期が欲しいアニメ。原作知らんし。


【ストーリー】

原作ファンが嫌いそうな大型の改変があったそうですがそこは分からんのでさておき…

ワケありでヤバい進学校に入学したところから始まるストーリー。
頭脳戦っぽいのが多めですが、正直解決のオチを見るまで想像できない難しさ。
主人公が問題を解決していくというのが主な見どころかと思いますが、
クール主人公の無双っぷりから、見ていて不安要素のない謎の安心感があります。

とはいっても、原作の情報も少々調べましたが、改変前の物語も相当魅力的そうですね(笑)


【キャラ】

むっちゃ好みなキャラ多かったです。ゾクゾクするようなキャラとか。

主人公含めて心理描写も結構ありますが、過去に何があったんや…みたいなキャラも多い。
心理描写に関しても何考えてるかわかんないのであまりアテにならん。
そもそも主人公のキャラが全12話見きっても把握しきれない。謎。

基本的には主人公が活躍するアニメですが、原作からの情報よりは、アニメ版の主人公は一応人間味がある風には見えました。
そうはいっても、やはり何を考えているのか分からん主人公…そこが見どころだと思います。

それから、1クールではまだまだ感あるのでなんとも言い切れませんが、
Dクラスにいる以上、このキャラもなにか裏がありそうだなと想像しながら視聴するのも面白かったです。

しかしながら登場キャラがなかなか多いので続きでどう描かれるのか、
ぜひ期待したいところではあるのですが、2期やって欲しいな。。


【他】

作画も基本的に良いと思います。動きの表現とかも。
キャラデザや、色使いもかなり好みでした。

主人公の声も…まあ良かったんじゃないかと思える、狙って表現してる感じ。


余談になりますが、原作の改変ってなにを良かれと思って、誰が良かれと思ってやってるんでしょうね。

原作知らんので、この作品は違和感なく楽しめました。
個人的に続きが見たいアニメ3作品の1つです。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 5

80.0 6 Lercheアニメランキング6位
クズの本懐(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (918)
4613人が棚に入れました
報われない恋 切ない恋 片想い それってそんなに美しい物ですか 高校二年生の安楽岡花火は、叶わぬ恋に身を焦がしていた。大事な人を傷つけ、傷つけられながらも求めてしまう人のぬくもり。これは、あまりにも純粋で歪んだ恋愛ストーリー。

声優・キャラクター
安済知佳、島﨑信長、戸松遥、井澤詩織、野島健児、豊崎愛生

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

正直者の本能。言葉が巧み。あとエロい

原作、ドラマは未視聴です。

安楽岡 花火(やすらおか はなび)と、粟屋 麦(あわや むぎ)にはそれぞれ好きな人がいる。
だけど、寂しさを紛らわせるがごとく、カップルのように振る舞うのだった。


開始2分でわかるドロドロ感。
人間関係の矢印は複雑です。

一般的な恋愛作品では、登場人物が「いい人」なことが多いです。
いい人だからこそ、片思いは辛いし、破局は苦しい。

でも、この作品ではちょっと違ったアプローチをしています。
それが、「クズ」というワード。


ここで「クズ」という言葉の意味を考えてみます。
似たような言葉に「ゲス」がありますが、

クズ:社会的に良くない人のこと
ゲス:人格的に良くない人のこと

という意味を持っています。

つまり、「一般的にはふさわしくない行動・思考」というニュアンスです。
これが作品内でどう表現されているかというと、「心の声」です。

とことんまで心の声を言語化。
キャラクターがナレーションで心情をぶちまけまくります。
どんな人でもよろしくない考えをしてしまうものですが、それを隠さないんです。

もし私が、

「誰にでも好かれたいか」
「キープできる都合のいい人が欲しいか」
「お付き合いしている人がいても、ほかの人とカラダの関係を持ちたいか」

と言われれば「YES」と答えます。

だってそうだもん。
実際には理性やプライドで抑えるわけですが、本音は違う。

その本音をぶっちゃけて、

「無意識ではこう思ってるんだよね」
「社会的には良くない考えだけど、誰でも多少は思うよね」

果ては、

「理性やプライドで抑えてるんだよね」

と、根っこの部分を言葉巧みに語ります。
だからこそ、クズであり、説得力があり、同時に共感できる部分もある。


また、各キャラクターに「変化」が描かれており、話全体のテーマとなっています。

要するに、

* 社会的に良くない行動をする
* なぜそういうことをするのかを論理的に説明する
* それが本能的ながら、説得力がある
* 本音同士をぶつけあって、各キャラクターの行動が変わる

という仕掛け方をしたお話です。


欠点は、

* コメディは少なめで、基本は重い
* キャラクターを好きになりにくい
* 言葉が多く、集中する必要がある
* 次回に対する引きが弱い
* ストーリーそのものに衝撃はない

しかし、共感できれば満足感は強いでしょう。
一話一話、多くの言葉で心情を語るため長く感じますが、見た甲斐がありました。
お腹いっぱい。


絵はとてもきれいです。
キャラデザインも好み。

色は2~3色しか使われておらず、動きも少ないです。
ただ、ぼかし効果や白を混ぜた色調のため、清潔に見えます。
そして、瞳がしっかりと描き込まれているため、美しく見えるのだと思います。

OP・EDも曲・絵ともに素晴らしいです。
耳に残るしリズムも取っちゃう。
セックスを表現したEDは、非常に強いインパクト。


あと全体的にエロいです。
背徳的で官能的で本能的。

百合があるので苦手な方は注意です。
好きな方はおいしいかもです。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 64

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大人びた高校生たちのトレンディ恋愛ドラマ 子供っぽい制服に違和感あり

2017年放送のテレビアニメ ノイタミナ枠 全12話

原作 横槍メンゴ 監督 安藤正臣 構成脚本 上江州誠 キャラデザ 黒沢桂子
制作 Larche

この作品は、原作「月間ビッグガンガン」、ノイタミナのアニメ、フジテレビのドラマ(全12話)が同時に終了したそうで、幸せな作品ではあったと思います。

主要登場人物は少なく各人のモノローグで物語は進みます。

安楽岡花火 CV安西知佳 代表作は響け!ユーフォニアムの高坂麗奈
粟屋麦  CV島﨑信長 中堅声優 デートアライブの五河士道など
鐘井鳴海 CV野島健児 ベテラン セーラームーンCrystalのタキシード仮面など
皆川茜 CV豊崎愛生 中堅かな けいおんの平沢唯
絵鳩早苗 CV戸松遥 中堅 いまだに絶チルの三宮紫穂のイメージです
鴎端のり子 CV井澤詩織 中堅 ガルパンの園みどり子(そど子)

6人の登場人物のそれぞれの私小説風な青春群像劇と言うことで、前半は純文学風、語りが終わった後半はトレンディドラマ風と絶妙な構成ではあります。

高校生では分かりませんが、大学生レベルでは一般的な恋愛模様で、年齢層を下げたことによりやや衝撃性を加えたものかと思います。

そのため高校生ではありがちな、うぶな恋愛(失恋あるのみ)とは違った達観した感情が描かれてしまいます。

大学生と言うよりは大企業のOLに近いような恋愛を、自然なJK制服(エロゲ風ではない)の少女で描くことが、この作品のトリックでしょうか。

同時最終回と良いスタッフに恵まれ、名作アニメと言って良い作品に仕上がりましたが、個人的には好きなタイプでは無かったみたいです。

演出家出身の安藤監督はホワイトアルバム2が初監督で最良の人選だったと思います。
割と高予算作品のようでいろいろ目を奪われる豪華なシーンが多いです。

一見さんお断りのような高度な作品のようなので、近い内に観直して再評価必須のようですね。

好みはともかく良い作品で間違いないと思います。

ラストに向かって静かに揺れ動く花火の心模様が印象的でしたが、群像劇のため分散してしまったのが残念でした。

タイトル詐欺なので純な恋愛作品が好きな人なら必見だと思います。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 42
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

めんどくさい男女間の恋愛模様を描いた作品…初恋の終わりと本物を探す答えを問う

高校生と先生の恋愛観を一人の女の子目線から描く物語といったところでしょうか。どろどろっぽいですが、単に「めんどくさい」恋愛と見た方がいいように思いました。
好きな相手に好きって言えず、ズルズルと似たような状況の男の子と恋愛にもならない付き合いをする日々。好きな先生の思い出に浸り、だからなんだ…と言いたくなります。その先生の相手の女性教師、どう見てもビッチでしょう。この流れだとそんな予感がします。

と、なんだかんだと言いながら見ちゃうんでしょうね…だって面白そうだし。

2話…どうしてこうなった?
{netabare}めんどくさい二人にさらにめんどくさい幼馴染みと親友が加わりました。
花火の麦に対する気持ち、最初とは違ってきているけど、気づかないという展開なんだろうか。ただ、最後にえっちゃんとやっちまってgdgdがさらに大きくなりそうな悪寒。どうしてこうなった。
麦は花火以上にめんどくさい男と見た。ビッチ先生一筋なんだろうが、イメージがでかすぎて花火にキス以上のことができない。のり子(自称モカ)は麦に何されても良い感じなのにキープにすらなっていない。据え膳食わぬは…と思うが、ピュアっていったらピュアだし、あ~めんどくせぇ~。{/netabare}

3話…花火「あ~めんどくせぇ」(視聴者の多くがそう思ってるっちゅうの)
{netabare}えっちゃんは花火に恋をしていた。花火はそれに気づかないまま泊めていたのだ。我慢しきれないえっちゃんはとうとう…(で、最後までいったかどうかは不明)。もやもやの花火、これまでの言動がブーメランとなっていて心を襲う。
一方の麦、厨房時代のことを思い出す。心が寂しい先輩にいいようにされていたこと。そこに花火が訪ねてくる。麦のベットに入り込む花火、麦は焦る、男全開だったからだ。(中略)。行為が終わったあと、二人でファミレスへ。そこにのこのことビッチ先生が若い男を連れてくる。疑う花火、麦は家庭教の教え子だという。ビッチ先生に向き合う花火、何だか火花散りそうなところで次週へ。

花火軸に展開しているから、花火の心の動きはよく分かります。形は違えど、いろいろフラフラしたり、気持ちが明後日に行ったりした覚えがあるし。麦もビッチ先生のことは全部分かっているんだけど、気持ちが否定しているのだろうと思います。
思っていた以上に青春のボロボロ感が出ていて面白いです。いよいよビッチ先生の本領が発揮されそうで、gdgdがさらに倍になりそうで…楽しみだったりします(変だろうか)。{/netabare}

4話…鳴海「あまりにも出来すぎている」(あんた、幸福者だわ)
{netabare}茜の過去が語られる。茜は他人のものを搾取するのがたまらないのだ。その為に美人であること利用する、可愛らしさを演出する。他人が評価しなくなった男には興味がなくなる。まさしくビッチ先生であった。花火を見て花火から奪うことを考えていた。同族と思ったようだ。
お兄ちゃん(鳴海)は茜と初対面で惚れた。母親を亡くしていた鳴海は心に穴があり、穴を埋める存在が茜だったということなんだろうか。そして茜に告白した。それを花火に見せつける茜。クズというより見事なクソ女っぷりである。
心が病んだ花火は麦の家に向かうが、躊躇して帰る。その時、えっちゃんが声をかける。完全にストーカーである。花火に迫るえっちゃん。花火は分かっていても止まらない。二人で家に向かい、ベットに押し倒すえっちゃん。もう止まらない(自己規制のため後略)。
再びビッチ先生こと茜と対峙する花火は問う、好きでもない男に好かれて楽しいかと。茜は答える「男から向けられる好意ほど気持ちいいものはない」と。

心が錯綜してるなぁ…。茜みたいなクズ女に穴に落とされる男が一番悪いんだけどね。気づけよ、っていっても夢中になったら男って見えなくなるからなぁ。これだけ荒いと過去に捨てた男とトラブルになっていそうなもんだが、さすがにそこまでは描かれないか。
花火はとうとうえっちゃんと一線を越えちゃった。本懐遂げたのはえっちゃんだった。花火は思っていたり、考えていたことがブーメランとなっていて刺さってくる。こういうところが茜に同族と見られちゃうんだろうな。
今週は麦なし。麦は茜のこと全部分かっていて好きなんだと思うんだが。一番大人なのは麦だったりするかも…いやいや、花火とのこと見ているとお子さまだし…。やっぱりこのアニメめんどくせぇ。{/netabare}

5話…花火「なんでかな」(知ったこっちゃない、勝手に悩め)
{netabare}花火がえっちゃんとともにベットで朝を迎えるなか、麦はビッチ茜のことを思い出していた。麦は全部を知っていた。それも含めて好きなのだ。何かモヤモヤするものを解消すべく麦は先輩を呼び、体を求めた。
モヤモヤしていた麦と花火が屋上で会う。キスをするが、今までとは違う感じで気持ちいいらしい。互いに別の人としていたことが分かった。麦に家に行く花火はしてほしいと願った。もはや約束はどうでもよくなったくらい心がモヤモヤだ。しかし、最後の一線は越えられなかった…。
一方、茜は心が空っぽだった。退屈感だけが残り、鳴海と飲みに行く。酔った茜が倒れそうになるのを鳴海が助ける。その時、鳴海から花火の名前が出たことに茜の心が燃えた。ホテルへ行き、鳴海と…。
翌日、茜が花火とスレ違い様に「昨日しちゃった」と言い次週へ。

茜が現実に先生やっていたとしたら、ビッチ先生としてとっくに学校中に噂広間って辞めていると思う。風俗行って男タブらかした方がいいでしょう。
鳴海と本当にしたのか?たぶん、してないんじゃないかなと思います。この作品なのにキスだけの描写だし、してない方が面白いです。茜にとって屈辱だと思うし。
麦と花火の関係も微妙だなぁ…。近いようで精神状態は全く逆です。花火の方がよりぐちゃぐちゃです。麦はなんだかんだで花火をよく見てます。どうなるんだろうね、この二人。{/netabare}

6話…麦「疼くよ、俺のクズ女レーダーが」(便利だな、そしてお前もクズだがな)
{netabare}クズ女から攻められる花火はどんどん迷走していく。麦に付き合おうと言い、えっちゃんとは友達に戻ると言う。しかし、えっちゃんは花火を逃さない。えっちゃんはえっちゃんで、堕ちていく花火が見たいし、すべてを受け入れるという考えだ。
ある日、クズ女とファミレスに来ていたクズの教え子とばったり。奪ってやると考えたものの、男はクズが二股どころでは無いことを承知で付き合っていたのだ。ぐちゃぐちゃな花火だが、最後の一線は越えられない。
麦はえっちゃんからカマをかけられるが、クズ女レーダーが反応した。モカが現れ、麦になんだかんだ言いながらデートの約束を取り付ける。

もう、ぐちゃぐちゃすぎて笑うしかないです。よくもまぁこれだけの男女関係を描けるものだ。でも、前回も書いた通り、ビッチ先生は噂流してしまえば簡単だと思うんだけどな、今ならSNSとかいろいろあるし。といっても、花火の人間関係が絶望的過ぎるからな…
最後、どうまとめるんだろうか。まとめ方で最後の印象全然違うでしょうね。ホント、めんどくせぇ…{/netabare}

7話…のり子(本人いわくモカらしい)「ハッピーエンドでなければ、消えた方がいい」(じゃあ消えるだろう)
{netabare}お嬢様気取りのモカ(のり子)、実は普通の家の子。自ら作ったキャラだ。麦とデートのためにいつも以上に可愛くいないといけないらしい。
一方の花火はビッチの教え子とデート(?)。このチャラ男、清々しいくらいのバカである。とにかく花火にやろうぜと迫る。「男の性欲なめんなよ」…実に清々しい。花火は難を逃れた(?)
モカとデートする麦。モカは麦が本気で好きだから…実は言い訳だった。モカは可愛いことを利用していた。麦にどうしても自分を好きでいてほしい、その一点だった。
家に連れ込む麦。頂けるものは頂く、男の本懐を実践する男である。が、寸前のところで止まる。モカは麦が本気では振り向いてくれないことを感じたのだ。
花火と会う麦、二人は邂逅し始めた。お互いに本気で好きな人にぶつかって砕けようと話し合うのだった。

のり子の回でした。どうしてもモカは言いたくないんですよね。正直、この子は嫌いなタイプ。一見、健気で麦を振り向かせようと可愛そうに見えるが、実のところ、自分の可愛いところを最大限に利用する茜と同じ。ただし、茜は奪うことに喜びを覚え、のり子は自分が好きな男のためだけのために他を利用するだけの話です。
当たって砕けろ…そう簡単には行かないさね。まためんどくさそう…{/netabare}

8話…麦「知っているのを知ってた」(はいはい…性欲には負けるくせに)
{netabare}えっちゃんこと早苗のいとこのアツシが登場。アツシはえっちゃんが好きだった、しかも本気で。えっちゃんには好きな人がいるのも分かっていたが、押す。えっちゃんは男は好きにならないと言い放つが、アツシは引かなかった。
麦と花火はいつも通りにキスをするが、今までとは違う。これまでは本命を思いながらだったのに、麦も花火も完全に互いを意識し始めていた。当たって砕けたあと、互いが思い重なる気になっていたのだ。
麦は鳴海に、麦は茜に連絡を取り、それぞれ告白する。麦は茜を罵ろうとするが、体がついていかない。完全に茜のペースだ。花火は鳴海に本気を伝えて鳴海の胸で泣いた。

麦よ、正直に生きよう。男は性欲の塊だ、花火にそう言え、言ってしまえ。なんだんかんだカッコつけてもやりたいだけだろうお前。どうもこの男には親近感と嫌悪感が同時に湧きます。麦の思いは分からないでもないんだな…。本気で好きだったわけだから、その目の前で近づけてしまったら、そうなるかも知れない。が、花火みたいな思い重ねる子ができたら、茜など勝手に拒否してしまうのも本当だと思う。本当に…めんどくせ~{/netabare}

9話…篤也「あんたさ、誰のことが好きなの?」(たぶん、ぐちゃぐちゃだろう…)
{netabare}待ち合わせに麦は来なかった。ダルくなっていた花火にえっちゃんから旅行の誘いがあり、受ける花火。しかし、このままずるずるえっちゃんと関係を続けるわけにもいかないと感じていた花火は決着をつけるつもりだった。
別荘に着くと、何故か篤也がいた。篤也は篤也で早苗の気持ちを察してのことだった。
二人で寝た翌朝、篤也から諭された花火の気持ちはぐらぐらしていた。街をブラブラした夜、花火は早苗と決着をつけようとしたが、早苗から話を切り出された。花火は友達でいたいと訴えるが、それは残酷な言葉でしかなかった。早苗は本気で花火が好きだったのだ。それでも引かない花火の言葉が早苗に届いた。翌朝、花火は帰っていった。
新学期、花火はボッチだった。のり子に渇を入れられ、ハッとする花火。一方、その頃、麦は茜の家庭訪問という名の…

花火はけりを着けたのですが、誰かに頼らないと、思いを寄せないとふらふらな娘。いるよね、こういう人。この感覚は分かりません。一人だって良いじゃない、人間だもの(かぜを) そうやって強くなっていけば良いのだけど…。
篤也が大きな鍵を握るとはね。あまりにもストレート過ぎて引いてしまうが、この作品のなかで一番の常識人に見えるから不思議。どんだけクズが揃っているだろう…。
さてさて…クズオまっしぐらな麦はビッチ女の虜。この二人、不幸にならないかな…そう思ってしまいます。ホント、クライマックスに近づいてもめんどくせ~。「冴え…」のCM見て、早く始まらないかなとマジで思ったこの回でした。{/netabare}

10話…考えが薄い男女がやっているだけ
{netabare}茜に翻弄される麦は茜の体から逃れない。茜にデートを申し込むも、簡単に突っぱねられた。茜曰く、その日は鳴海の日だという。茜の過去が語られる。(でも薄い、薄っぺら過ぎて腹が立つ)。モヤモヤした麦は行くなというが…。
鳴海とのデート、今度は茜がモヤモヤしていた。鳴海は体を求めてこないからだ。こんなタイプは今までいなかったので戸惑っているのだ。もういいやと思ったとき、過去に翻弄してやった男にばったり。鳴海の前での茜をくそビッチと罵って去っていった。鳴海に本当のことだと言い、去ろうとしたとき、鳴海は茜にそのままで良いからと言う。混乱する茜は麦を求めた。麦は分かっていた、茜が孤独で実は子供っぽいところを。そして自分を知り、自分が変わらきゃと思い、茜に本音をぶつけた。思わず赤面する茜だった。

ビッチとクズオの掛け合い、実にめんどくせ~。
茜みたいな性格はやっぱり理解不能。でも、麦の「子供じゃねぇか」は最もぴったりする感じがしました。体は大人で中身は子供、どこかの名探偵の逆を行っていると思います。
麦は麦で、茜を好きだと言うことがどういうものか、ようやく理解したのかな。嫌われるのが恐い、これは分かる気がする…。
さてさて、鳴海と麦に翻弄されるビッチ茜はこのあとどうなることやら…。どっちか選ばないと話が進まないし。{/netabare}

11話…(鳴海)「好きな人には元気で生きていてほしい」(この作品は最高の名言だと思ってしまった)
{netabare}鳴海と一泊旅行に向かう茜は調子が狂っていた。鳴海がこれまでの男とは違うからだ。自分のペースで進めようにも乗ってこない。鳴海は茜の上をいく自分のペースで進んでいたのだ。
茜は鳴海にぶっちゃける。しかし、鳴海は気に止めることもしない。茜は困惑する。鳴海の言葉に、気持ちに涙すら流す茜。もう鳴海を受け止めるしかなかった。というより、初めての気持ちになっていた。鳴海はプロポーズをし、茜は頷いた。
鳴海との旅行の後に、茜は麦とデートの約束をしており、律儀にもデートをした。楽しんでいる茜を見て、この人を変えたいと思う麦だったが、茜から結婚することを告げられる。不思議な感情がわき出す麦だったが、茜と別れるとき、本音をぶちまけた。茜はこれまで見せたことがない笑顔で麦と別れた。麦の恋は終わった。

茜が幸せになるのは解せない。が、鳴海みたいな男が合うのも分かります。実際に似たようなケースを見たことがあるので…。なので、けっこうリアルに感じてしまいました。
麦は思いっきり振られました。花火を思いながら、抜けきれなかった茜への思い…男ってバカだわ…って、自分にブーメランだわ…麦の気持ちが痛いほど分かるから…。う~ん…思い出してしまう、あの頃…。
もうラストだけだ。麦と花火はうまくはいかないと思う。互いに振られて、でも思いあっているから付き合う、安易すぎてそんな最後はどっちらけです。どうまとめるのか。{/netabare}

12話…(麦&花火)「でも…さようなら」(感情残したままだと将来つらいぞ…)
{netabare}月日が流れ、すでに秋深し。鳴海と茜の結婚を知り、麦とは話もしなくなっていた花火は、文化祭のステージ係された。空いた時間に校内を見て回ると、ファッションショーの出し物をしているクラスを見学。そこに、ドレスに身を包んだ美少女が登場し、会場がどよめく。のり子(自称モカ)だった。花火は曇りのなさそうなのり子を見て何かを感じた。
文化祭も佳境になり忙しく働く花火。体育館に物品を運んだついでに倉庫でサボる。ふと麦との会話を思い出す。するとそこに麦が…
月日はさらに流れて新学期。鳴海たちの結婚祝いをクラスで行うことに。またも働かされる花火。物運びでクラスの男子に手伝いをもらい、その子から告白される。戸惑っているところに現れたのは髪を短くしたえっちゃんだった。うまくフォローされ、花火も丁重に断った。えっちゃんとはまた友達になれたのだ。お祝い会。そこで茜から一輪の花を無理やり押し付けられる。「今度は取られちゃ駄目よ」と言われながら。
帰り、麦と鉢合わせになりそうなところだが、避けた。文化祭での出来事を振り返る。互いに思いを伝える。今までなら体を寄せ合っていたはずなのに避けるようにして会話する。互いに気持ちが通じ合っていることは分かったが、二人が出した答えは「でも、さようなら」だった。
桜舞い散る中気持ちを押さえながら歩き出す花火、何かを思い出したように振り返る麦。これが「二人のストーリー」だった。

まさに「平行線」な終わり方。この曲が最後の最後に生きた感じです。
これが正解ということはないのでしょうけど、これまでの流れ考えたら付き合わない答えは一番しっくり来ます。でも、最後のシーン、花火には笑ってほしかったな。この終わり方、麦も花火も思い残したままなんだもん。モカもえっちゃんもそれなりに答えだして、茜もなんだかんだ言いながらも最も幸せ掴んで、肝心の主人公がとりあえずの答えだしたけど、描写がやっぱり寂しい顔に感じたので…。うん、やっぱり笑顔だよ、笑顔。

全体を振り返ると、麦と花火の中に何が残ったのだろうと考えてしまいます。契約といいながら、互いのことを知っていくうちに気持ちが揺れて、それでも「初恋」にとらわれ、翻弄され、決着も思いっきり振られて、からっぽ。残ったのは互いを思う気持ち。実はこれが本物という気がしないでもありません。でも別れる選択をして。う~ん、最後の最後まで「めんどくせ~」{/netabare}

最初は「恋に恋しているだけ」と思ってみていましたが、そうではなく、ちゃんとした「恋心」が描かれ、それに合うような展開がされていました。深夜アニメらしく(?)、エロ描写が強かったのはもったいないけど、入れることによってより深く心情をあぶり出していたようにも思います。必要悪(もっといい表現はできないものだろうか…)なのかもしれません。

作画は綺麗でした。花火は可愛かったですね。止め絵を多用していましたが、言葉とマッチしていたので、かえって効果的ではなかったかと思います。中の人に関しては、花火はちょっと前まで麗奈でしたし、何かありそうな美少女の声が合うんですね。ほかのキャラもみんな合っていたと思います。OPの「嘘の火花」、EDの「平行線」もこの作品に本当に良く合っていて盛り上げていたと思います。

純愛でも恋愛でもない、リアルな心を表現した「心情系」または「感情系」という表現が合いそうな気がします。鬱展開の重い話に見えて、実はそうでもありません。作品通して「考える」ことが好きな人にお勧めしたいです。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 69

81.4 7 Lercheアニメランキング7位
あそびあそばせ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (766)
3197人が棚に入れました
『あそびあそばせ』の原作は、涼川りんが「ヤングアニマル」(白泉社)にて連載中のJCガールズコメディ。
日本生まれ日本育ちのため全く英語ができない金髪碧眼の美少女・オリヴィア、真面目で知的な雰囲気を漂わせながら英語が全くできない眼鏡っ娘・香純、明るいけれどリア充になれないおさげ髪の少女・華子という3人の女子中学生たちによる、最高に可愛くて最高に楽しいお遊戯を描く作品だ。

声優・キャラクター
木野日菜、長江里加、小原好美、置鮎龍太郎、井上ほの花、金澤まい、戸田めぐみ、悠木碧、前川涼子、増谷康紀、斎賀みつき、筆村栄心、伊沢磨紀
ネタバレ

スラえもん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

頭おかしいアニメ選手権ならメダル圏内

<2018/5/6 初投稿>
まだ始まってもいないので評価はデフォルトの3です。

原作既読なんですが、あにこれの紹介文だけ読むと中身が全然伝わってこない、まさに紹介文詐欺 笑。
アニメの絵柄も普通のアニメっぽいし。
わざとか?

でも騙されてはいけません。
中身は身も蓋もタブーもないコントです。

原作はこんな風にも言われてます。
「画力を無駄遣いしている作家No.1」(出典Wikipedia)
ヒント:{netabare} 漫☆画太郎{/netabare} 先生

女性にも人気のこの作品(作者は女性)。
原作通りなら電波に乗っけにくいシーンもあるし、なによりあのおかしなテンション。
うまくアニメ化できるのか?

原作の破壊力を失なわなければ、今夏イチオシです!

<2018/7/8追記>
第1話観ました。
意外と(と言っては失礼でしょうか)原作の良さが出てました。
話はこれからもっとバカになってくので・・・

<2018/7/13さらに追記>
ネットでは早速「OP詐欺」「顔芸」が評判になってるようです。制作側の思惑通り 笑。

ところでこの漫画の本領は、個人的には顔芸よりも笑いの質だと思ってます。
目のつけどこや発想が変でためらいも遠慮もない。
「ついてこれる人だけついてきなさい」
監獄学園や古くは稲中と同じニオイがプンプンするやつ。
こういうのがたまらない。

<2018/7/17追記>
第2話観ました。
会長登場とオリビアの英語、お化粧、軟テの4本。
まだ割と大人しい話ばかりですね。
会長の心のツッコミも弱々しい。
あと、華子は腕とセンスの両方が試される役なんだなと実感。声優さん頑張れ。

<2018/7/22追記>
第3話観ました。
今日はアポクリン汗腺と顧問、将棋は{netabare} お尻{/netabare} から{netabare} ビーム{/netabare} 出すゲームの3本
だんだん本性が漏れ出てきてていい感じ。

<2018/7/29追記>
4話です。
ようやく登場ですね。
前多。
{netabare} ゴブ×ドワ{/netabare}
そして数少ないまともでナイスなツッコミする華子の弟くんも出てきて、これでようやく「頭おかしい漫画」らしくなりひと安心。
前多笑える。
まだ4話ですが中間評価で点付けてみました。
4.5点。

<2018/8/6追記>
5話です。
今回は
・オートクチュールから{netabare} 火事{/netabare}
・つぐみ登場
・岡さん登場
・箱根彫刻の森美術館
の4本です。
でも好きなのは4本目。
失速せず安定飛行に移った感じ。
下ネタに躊躇ないです。

<2018/8/12追記>
6話観ました。
前多は便利だな。
出しとけばとりあえず笑い取れる。

<2018/8/19追記>
7話観ました。
クワガタとかガムテとか家庭科とか。
笑えた。
5話と同じくらいに。
また少しバカが加速しました。

<2019/9/2追記>
9話まで観ました。
オリビアのエセ英語の話だったのでもしやと思ったら{netabare} ダッチなワイフ{/netabare} そのままやってくれました。
めちゃくちゃだなー 笑。
ネットでの「海外の感想」読むのが楽しみです。
あと、オリビアの{netabare} 兄ちゃん{/netabare} と藤原さん。
期待の変キャラがまた出てきました 笑。

藤原さんはまだほんの顔見せですが、やっぱり強烈キャラ。好きだわ。
オリビアの兄ちゃんなかなか吹っ切れてます 笑

<2018/9/3補足>
・Wikiによるとリンコス語とは1960年にハンス・フロイデンタール博士が宇宙人との交信のために作った人工言語だそうです 笑。
・9話の{netabare} ダッチなワイフのクソ汚い英語{/netabare}、やはり海外の感想サイトでオリビアの兄ちゃんと共に高評価でした 笑

<2018/9/9追記>
10話
香純が大変な回ですが、藤原さん掘り下げてくれた。
目覚める藤原さん最高 笑!
そして名言「テンポよく回します」
・・・バカすぎる 笑
9,10話と緩まず来てますね。

<2018/9/16追記>
11話
「副会長」と「オカ研」と「副会長」の話
三つ目が特に酷い(褒め言葉)
オールスターキャスト風な。
ダメな感じのパロディも健在ですが、個人的には副会長の名言とやっぱり前多がツボでした。
ただひたすらカオス!
ここに来てさらにバカがブースト加速してます 笑

<2018/9/23追記>
最終話の最終エピソードを「あれ」で締めるんですか。
原作で「読者から送られてきたオリジナル・ゲームのアイデア」を元にしたオマケ漫画がありました。
作者自身が「わけわからん」と言ってたゲーム。
まさかこれで締めるとか原作知らない人は「ネタ切れで切羽詰まってわけわからんオリジナルでもぶっ込んで来たのか?」と心配になるでしょう 笑

総評としては「よくここまでやったよなぁ」というのが感想。
4話くらいから11話くらいまで実力を遺憾なく発揮してましたね。

好きなキャラは、前多(CV置鮎龍太郎)、藤原さん、オリビア兄(CV森川智之)、✳︎とその婆ちゃん、済南先生です。

頭おかしいアニメ選手権やったら充分メダル狙える実力のある作品。
(同時に作者のメンタルも少々心配です)

華子の声がもっと聞き取りやすかったら最高だったんだけどな。

<2018/9/26追記>
最終話観直しました。
よく見たら{netabare} EDテーマ「インキャインパルス」{/netabare}の三人の頭に前多作の"最強の魔物"が・・・{netabare} エンドカード{/netabare} には大量発生してるんじゃん。

何がしたいんだろう?笑

投稿 : 2020/10/24
♥ : 68
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

オープニングとのギャップが一番笑えた!

原作未読。最終話まで視聴。

3人の女子中学生を中心とした、かなりお馬鹿で、かなりドタバタなコメディ。
『OP詐欺ナンバーワン』の作品でもある(笑)。

主役を務める3人の美少女たち。
お世辞抜きで、(普通にしていると)とても可愛らしい3人組なんですが・・・。

可愛らしいとは対照的に、顔芸とドタバタで笑わせてくれる。
このギャップが一番の魅力でしょうね。

1話ごとに3~4の短編に分かれている構成も、そのぞれのエピソードにスピード感が出て良かった。

最終回も、{netabare}全くそれらしい展開もなく、いきなり終わっちゃう{/netabare}感じもこの作品ならでは・・・。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 63

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

SO・RE・KA・RA・DO・SHI・TA・NO

え、何、これ、詐欺アニメ?
オープニングとエンディングの落差が激しい。
オープニングはノスタルジックな美少女が優雅。
エンディングはエントロピー大の何かが狂気乱舞。
まるで、マリアナ海溝からエベレストを仰ぎ見た時の気分です。

3人の女子中学生が遊びを研究するコメディーアニメ。
手を変え品を変え笑わせてくるので唖然とします。
表情の豹変とかテンポのある会話とか間の取り方とか。
とにかく目が離せないアニメといえるでしょう。

3人の個性が強烈な上に、すべてを白日の元に晒すシュールなツッコミ。
美少女の顔芸が楽しく、頭の血管が切れそうなテンポ感が癖になりそうです。
1話が3~4分割され、そのショート感でも笑いの渦に引き込まれます。
正面から真っすぐ観たら、ひょっとして腹を壊すかもしれません。

それにしても華子はどこから声を出しているのでしょう。
声優さんナイスジョブです。
でも、全力演技で声をつぶさないようにしてください。
くれぐれも。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 28

61.5 8 Lercheアニメランキング8位
乱歩奇譚 Game of Laplace(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (638)
3038人が棚に入れました
「その日、初めて退屈じゃなくなったーー」

とある中学校で起こった教師のバラバラ殺人事件。この学校に通う少年・コバヤシは、事件の捜査に訪れた天才探偵・アケチと出会う。
異常犯罪ばかりを捜査するアケチに対して興味を持ったコバヤシは、友人のハシバの心配をよそに、自ら「助手」を志願する。
次々と起こる奇怪な事件の中で、コバヤシは退屈な日常を捨て置いていくのだった。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、高橋李依、山下大輝、小西克幸、チョー、日笠陽子、子安武人、藤田咲、山口勝平

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

うつし世はゆめ よるの夢こそまこと

2015年放送のテレビアニメ 全11話 ノイタミナ枠

原案 江戸川乱歩 監督 岸誠二 構成脚本 上江州誠 キャラデザ 森田和明
音楽 横山克 制作 Lerche

2015年に没後50年となった江戸川乱歩の作品群を原案としたオリジナルアニメ。
舞台は2016年東京。
秀逸なキャラデザで、現在の江戸川乱歩全集のカバー絵に選定されました。

主な登場人物

アケチ・コゴロウ CV櫻井孝宏 男子高校生 いわゆる明智小五郎 
コバヤシ CV高橋李依 男子中学生 一応小林少年 
カガミ・ケイスケ CV小西克幸 新宿警視庁捜査一課管理官
影男 CV子安武人 稀代の怪盗
黒蜥蜴 CV日笠陽子 美貌の女盗賊のはずだったけど・・・
ハシバ CV山下大輔 コバヤシの同級生 見事な脇役

作家江戸川乱歩は1923年「二銭銅貨」でデビュー、
25年には明智小五郎登場の「D坂の殺人事件」などで高い評価を得た推理小説作家。
その作風は「少年愛、少女愛、男装、女装、人形愛、サディズム、グロテスク、残虐」
と言ったもので、現代の作家に様々な影響を残している。
アダルト作家の代表であるが、1936年に「少年倶楽部」に「怪人二十面相」を掲載し、
生活のためなのか趣味なのか、少年探偵団シリーズは長期連載となる。

このアニメは江戸川乱歩の代表作を少年探偵団の体裁を借りつつ、
深夜アニメ帯でやや大人向け作品として現代を舞台に再構築した作品です。

少年探偵団シリーズとは、
怪盗「怪人二十面相」が予告状を送り付けたのは実業家の羽柴壮一。
その息子の羽柴壮二が同級生の小林芳雄らと後に少年探偵団を結成する。
二十面相の好敵手である探偵明智小五郎が実質主人公として推理を展開する小説。

これはラノベではなく小学生向け小説で、当時の小学生の知性の高さがうかがわれます。

原作でも小林少年が活躍するわけですが、得意技は女装であることが乱歩的です。
小学生なので花柄のミニスカートにぼんぼり付きのハイソックス、赤い靴、
おさげのカツラといった本格的女装で尾行やオトリ、果ては住み込みメイドまで。
後に花崎マユミという明知探偵事務所に住み込む17歳の女助手が居たのですが、
これが小林少年の成れの果てという説があるそうです。常時女装。
少年探偵団シリーズの後半は代筆ですので乱歩全集からは外されているようです。

長々と原作の紹介をしましたが、岸誠二、上江洲誠、森田和明によって、
アニメ化されたこの作品の正当性を示すためです。

この作品の登場人物のかっこよさはビジュアル的にも声優的にも成功していると思います。
コバヤシ役の高橋李依は初の主人公。
同時期にそれが声優の一ノ瀬双葉、がっこうぐらしの直樹美紀と初レギュラーが主役級です。
コバヤシはレベルの高い男の娘で良い役柄と言えそうです。
初レギュラーが主役なので生暖かく見守るのが大人の視聴者と言えます。

櫻井孝宏演じるアケチ・コゴロウは高校生の設定ながらスタイリッシュな男くささが魅力です。

みなみけおかわりを思い出させる脇役影絵ですが手抜きにしても丁寧な使い方で気になりません。
監督がベテランなので凡ミスは無いはずなんですが、
キャラの服装が同じとか、「3分間ショッキング」が滑ってるとか岸監督絶好調とは言えないですね。
乱歩の作品になじみがあってなおかつ「エンジェルビーツ」が好きだった人は楽しめそうです。

世相を反映したエピソードも多少はありますが、この手の奇想作品にはあまり効果は無いような気がします。
乱歩特有の変質的趣味こそ命の作品。

そこにしびれる、あこがれる、という人には嬉しい作品。
私は非常に楽しめました。

次は「安倍公房選集」なんてどうでしょうか?

投稿 : 2020/10/24
♥ : 24

うぐいす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こういうのBLっていうのか

結構ベタなストーリーだと思うが、突飛な登場人物や演出によって特殊効果を出している。
声が高橋李依でこのキャラデザだと女の子にしか見えないし、ハシバ君の気持ちも分からんでもない。
とにかく小林君が可愛くて明智君がかっこよい。
小林君が単に明智君側の人であるという位置づけなのだろうが、もう少し小林君自身を掘り下げても面白かったのではないか。
小林君の価値観の元を知りたい。
闇落ちや多少のグロがある。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 1
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

うん。悪くない。

まず見るべきポイントとなるのは演出方面ですね。
興味のない対象をシルエットなどとして描くとか、一部のキャラ{netabare}検死官{/netabare}の扱い方とか、ED曲とのリンクとか、上手いなあと感心する点が幾つかありました。
私的にはそこだけでも見た価値があったので、割と満足してます。

肝心の内容についても、悪くはないと思いますよ。
最大の問題点は『乱歩』や『ミステリー』という肩書と一致しないところでしょうかね。
そこに期待してみると肩透かしを喰らうのは確実(特に1話)。
加えて、所謂男の娘やそれに付随する恋愛的表現や、ファンタジーと現実の見分けがつかない表現方法、悪を否定しない姿勢などが用いられているので、万人受けはしないでしょうね。
まあ私としては、こういう闇を描いてくれる作品は嫌いじゃないかな。

補足というか私的解釈→
{netabare}数式殺人については因果律の修正と捉えています。(パソコンでターンは殺人方法ではなく比喩。と信じたいので)
例えば、明日とある場所で事故が起こることを知っていた場合。
対象となる人物をその場所に向かわせるように仕向けることが出来たら、その人物はその事故に巻き込まれて死ぬ可能性があります。
ではどうしたら向かわせることが出来るか。
それは直接的なことかもしれないし、今夜右を向いて寝るか、左を向いて寝るかというほんの些細なことかもしれません。
所謂バタフライエフェクトというやつですね。そういう描写もされていたので多分合ってるいるとは思います。
じゃあ事故察知はどうやってやるんだという話になりますが、そこはファンタジー要素として解釈するしかないかと。
この世の理を紐解いて、因果律を知ることができるようになった(正しくはつもりになっていた)天才。という設定ですね。
(影男や黒蜥蜴については完全ファンタジー、または誇張表現としておきましょう……)
{/netabare}

投稿 : 2020/10/24
♥ : 5

76.3 9 Lercheアニメランキング9位
キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (662)
2844人が棚に入れました
主人公の人間キノと言葉を話す二輪車エルメスは、目的もなく、世界をあちこち旅している。世界のあちこちには個性豊かな国があり、人々は自分たちなりの法や常識をもって暮らしていて、キノとエルメスはそんな国々を訪れ、基本的に3日間だけ滞在し、また次の国へと旅立っていくのだ。そんなキノとエルメスの旅の話は、時に優しく、時に哀しく、時に滑稽で、時に胸に突き刺さる。そして、珠玉の物語たちは、一言では言い表せない鮮烈な光景を読者に見せてくれるのだ。“美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい"世界を。

声優・キャラクター
悠木碧、斉藤壮馬、梅原裕一郎、松田健一郎、佐倉綾音、Lynn、興津和幸
ネタバレ

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

美徳 悪徳

可愛い?作画なのに

毒のある作品…良心が悲鳴をあげた!



好きなエピソード順に
感想を。



『迷惑な国』
これは…見事な風刺に 開いた口が塞がらなかった。

巨大なキャタピラで、移動をし続ける国と
「通せんぼの国」のお話。

移動を続ける国は
動力炉からでるエネルギーを発散させる為に移動をせざるを得ない、
国民が 色々な景色を楽しみながら旅をしたい、その2つの理由で移動を続けている。

豊富なエネルギーがあるからなの?
この国の民は皆笑顔。

無邪気で 大きな声で挨拶をする子供達、
生活に全く不満がない故、おおらかな大人達、

その皆の笑顔が…とにかく奇妙。

目の前に「通せんぼ」の国が現れる。
通せんぼの国の将軍は、移動する国に当然反発するのだが…

「皆さん 退いてくださーい!怪我をしますよ。」
と普通に注意をするのです。

笑顔の国と怒れる国
どちらが「迷惑な国」なのでしょう…

たとえ「通せんぼの国」が、
他国にとって、キノにとって不都合な国だとしても、
そこで生活をし 農作物を作っている人達も いるのです。



『嘘つき達の国』
とても哀しく あたたかい。
人の心は一体 何なのでしょうか…

心に傷を負った元革命家と
彼を「大切」に思う 人々、身分を隠して「彼」のお世話をする女性のお話。

皆が それぞれの想いを持ち
「彼」を護る為に 嘘をついている

優しさや愛に溢れている嘘つきの国

普遍的でなくとも 幸せというのは容を変えて存在している。
自分にとっての幸せとは何か を考えさせられました。



『羊たちの草原』
いく通りにも考察できて、面白い!
羊を擬人化させての風刺に胸がスカッとします。

「君たちは 何故…そうまでして闘う?」

ほんとだよね。

そして人間はいつから…都合良く勝手に自然を壊し始めたんだろう。。
後始末もろくに出来ないのに。



『雲の中で』
これは「奴隷の少女」と 一人の男性のやりとりで物語が始まり、終わりを迎えます。

「奴隷の少女」の言葉に何を思うか。

{netabare}「私は 人を恨んだり憎んだりしません。人を殺そうと思う事は 悪 です。その様な事を思ってはいけません。それが 真理 ですから。私は今、将来を試されているのです。」{/netabare}

腐った世界で
人でなしだけが 生き残れる世界で

少女はその言葉を心から信じて 守って すがって 生きてきたのでしょう。

しかし
人の心には…どうしても迷いや矛盾が生じる時がある。
辛いけれど…



『人を殺す事ができる国』
1話目に このお話をもってくるとは…凄いと思います。
「屁理屈」に クスッとなる、ある意味、爽快なお話。
瞬時に 心、掴まれました。



全体を通して思ったのは…

謎を少しだけ残して『ん?』と思わせ
後にその謎が解る、というミステリー的な要素もあり、軽く笑えるお話もあり。


「伏線回収」がきちんと成されています。


これは私の我儘なのだけど

「キノの正体」「キノの過去」のお話…
知りたくなかった…です…まだ。




私も旅をしたい!
ブラフ・シューペリアに乗りたい!無理だけど…


人は
いつだって自分の特別な場所を探してるもので。
自分の「国」を作ろうとしてる。




私も頑張ってみようか…な

投稿 : 2020/10/24
♥ : 48
ネタバレ

スラえもん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

トータル、前作と同水準

<2020/6/13 追記>
評点4.0→4.2に修正です。
どうやら入力ミスしてたようで。

<2017/12/23追記>
最終回を見終えました。
これまで↓に書いてきたレビューと印象は変わらず。
・声はキャラクターにぴったり
・キャラクターの絵柄は少し馴染めなかった
・お話は好みの分かれる感じの寓話
なので評価は4.2のままとしました。
最終回は大人の国のがしっくりきたような。
なぜ羊(笑

<2017/10/9初レビュー>
最初のアニメと比べると
声は、キノは同じくらいの好感度。エルメスは圧倒的に今作の方が◎。
キャラクターは前作の様にぼんやりしてた方が好みだったな。特にキノが{netabare}女の子に{/netabare}しか見えない(いや{netabare}女の子{/netabare}なんですけどね)のは、物語のあやふや感が減って少し残念。

トータルで見ると前作と同水準を維持。

なので今期楽しみな作品の一つです。

<2017/10/14追記>
読み返したら中身に全く触れてなかったので追記です。以下は前作のレビューからの抜粋コピペです。

あてのない旅を続ける{netabare}少年の様な少女{/netabare}キノと喋るバイク、エルメスのお話。

1話完結というかショートショートの趣ですね。
旅先の国々にはそれぞれ独自の事情があります。
それは風習だったり、ルールだったり、歴史だったり、技術だったり。
現実の世界では当たり前すぎる常識なはずのものを一個だけひっくり返したり、ずらしたり、といったものです。
そうした国でキノとエルメスは何を観て何を感じるのか。
ある種、思考実験じみたお話です。
なんか、そう。
星新一のショートショートの様。

こういうお話は好きですね。

<2017/11/19追記>
評価デフォルト3にしてましたが、今期も半分超えたので評価値付けてみました。
現時点では4.2。
全般的には割と好きなんですが絵が少し苦手かも。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 47
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

旅人にはなれない

アニメ前作も原作も見ていないですが、
リメイクされるほどの作品ならストーリーにも一定の評価があるのだろうと思い、視聴中です。

何がストーリー面で評価されているか振り返ってみます。

話はいくつかのジャンルに分類出来ると思います。
それはキノが話の中でどのような立ち位置にいるかで変わってきます。

{netabare}
まず、大きく注目されているジャンルは、「国のあり方」。
「人を殺すことの出来る国」「迷惑な国」はその中に分類されます。
現代の倫理観を逸脱した法律を定めていたり、
国の形として特殊な国であったりする話です。

ここではキノは傍観者に近いポジションに立ち、
視聴者に国を見せることをしています。
そこから視聴者が何をメッセージとして受け取るかは自由ですが、
キノという「旅人」と、視聴者という「旅人」でない人間の、
その国へ思うことは全く違います。

視聴者は旅人ではないので、自分の属する現代社会へ何か思ってしまいがちですが、
何にも属する物が無い旅人としてみたら、どのようにその国は見えたでしょうね。
ここから感じるのはキノの旅であっても視聴者には旅ではなく、
他国のあり方を見て自国のあり方を見させられているという、
少し窮屈な話があるなという感想です。(一つのジャンルにおいて、です)



次に上げられるジャンルとして「キノの旅」。
これはキノもしくは主要な登場人物が国に干渉し、
そのあり方が変わってしまう話。
このジャンルの本質は、旅人の旅を見るというところにあると思います。
「コロシアム」や「船の国」「歴史のある国」といった話が上げられます。

現実的に考えれば旅人が干渉することで
国のあり方や腐敗が正せるなどというのはありえない。
視聴者に「旅人の話」もしくは英雄譚のような沸きあがる話を見せるジャンルです。

「船の国」におけるシズのあり方は旅人とは少し異なるのではないかと思います。
キノとの比較だと、わざわざ干渉することを避けたキノと、自ら国に干渉し民を救おうとしたシズ。
沈み行く国で満足している民にシズは自分のしたことを非難されます。

旅人が訪れた国に干渉しては悪いというルールはどこにもありませんが、
訪れた国をありようをただ見る旅人は、シズには当てはまらない。
彼には干渉して押し付けたいルールが有り、キノにはそれが無い。
シズという視聴者に近い存在にスポットを当てることで、
中々ニュートラルな話になっているかと思います。



3つ目のジャンルは、「人間模様」。キノが干渉もせず、国のありようもあまり特異なものがない中で、人間模様を描くディープな話。
「嘘つき達の国 / 旅人の話」や「雲の中で / 雲の前で / あの日から」が当てはまります。

私はこのジャンルが一番好きですね。
小さなコミュニティの中での人間模様の美しさや、精神的な強弱を描いた最も「旅」感のあるジャンルです。
キノが干渉する必要が無いのは、そこに素敵な物や関係が有り、
旅人がきても変化させようとする、もしくは変化してしまう物が無いのでしょう。
私が旅をするなら、こういう人の触れ合いを見たい、という事なのかもしれませんけどね。
人の触れ合いにより、旅人と私は、何かを与えられた気分になる。そういうジャンルだと思います。


さて「大人の国」の追記で最後にしたいと思っています。
上記したジャンルのミックスとも取れますね。
作者さんの構成力が上がったのかな?と思いましたが、
この話自体は第1巻の5話目だそうです。
そういう情報を込みで考えると、
作者のありとあらゆる物を詰め込んだような荒削りな章なのかもしれません。

大人たちの描写には作者の大人に対する不満や、社会に対する不満が見え隠れし、
旅人とキノ(主人公)の問答により、常識の破壊から生じる世界の変化を描き、
モトラドのエルメスとのやり取りの中に旅の相棒に対する感情と、
大人からの開放、もしくは旅によるキノの変化を描く。

様々なジャンルの要素を詰めこんでおり、作者の磨きすぎていない原石的才能が光る、
確かに多くのファンに評価される事はある章ですね。

{/netabare}


総評

1話完結方式なので、各話で選り好みされるのは納得です。
各話によって話が受ける層が異なるのが違うなと感じています。

旅をする国によって旅人へ与えられるモノもあれば、旅人から国へ与えられるモノがあります。
与えられる物は、秘密であったり、意思であったり、感情だったり。
旅人が国に与えるのは、おおよそその国の変化のきっかけですね。

旅人が何を貰い、旅人が何を与え、私達視聴者に何を伝えようとしているか。
そんな事を考えながら見ると面白いのではないでしょうか。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 50

77.0 10 Lercheアニメランキング10位
このはな綺譚(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (509)
2145人が棚に入れました
あの世とこの世の間にある宿場町に建つ「此花亭」。
ここは神様に仕える狐っ娘たちが働く温泉宿。
期待と緊張で胸をふくらませ「此花亭」へ奉公にやってきた柚。
個性的な先輩たちに迎えられ、仲居修行が始まりました。
ある日、ちょっと頑張り過ぎてしまった柚は、お客様である薬屋さんを転ばせてしまい、
先輩仲居である皐とともに謝罪へと向かうのですが…。

声優・キャラクター
大野柚布子、秦佐和子、諏訪彩花、久保田梨沙、加隈亜衣、沼倉愛美

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

背景の美しさが際立つ、心温まるほのぼの系アニメ

原作未読。最終話まで視聴。

最初は、花咲くいろは+うらら迷路帳的な作品だと思っていた。
『ケモ耳は正義』って人向けの作品かなぁ・・・くらいの印象でした。

その印象は第5話で一掃されました。

前半はお菊ちゃん絡みのコメディ回。お菊ちゃんが面白可愛い。
後半は神作画回。モノトーンの背景に傘の『赤』とアジサイの『青・紫』が、息を飲むほど美しい。

第6話は打って変わって感動回。柚と八百比丘尼の心温まる物語。

『背景の美しさ+コメディ+心温まる物語』のバランスの良さ。
これがこの作品の魅力だと思います。

第8話は物語として完璧すぎる神回。
ラストの展開が見事すぎる・・・。

第10話の紅葉の風景も絶品。

そして感動の最終話。
ラストの所で、少し泣きそうになったじゃないか!(笑)

投稿 : 2020/10/24
♥ : 54

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

キャラの見た目に騙されるけど、意外とちゃんと仕事しています!

==[下記は6話目まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。]==
原作マンガ『此花亭奇譚』および『このはな綺譚』は未読です。これを書いている時点では第6話まで視聴済み。

此花亭の「あの世とこの世の間にある宿場町にある温泉宿」という設定が、わかったようなわからないような……、な本作ですが仲居として働いているのは(女の子の姿をした)狐ということで、ケモノ耳と尻尾がついています。

主人公の柚(ゆず)は狐でありながら人間(?:伝承通りなら不死ですけど…)である八百比丘尼(やおびくに)に育てられたため、人間界には他の狐たちよりも詳しいようですが、新人仲居として働いています。

基本的にはカワイイ仲居の狐たちの様子を観ていて和むという感じの作品ですが、仲居たちの間での恋愛(?:でも最初の連載が「コミック百合姫S」だったらしいですし)的な関係性や、接客などを通しての成長の様子を見守る感じの作品でもあります。

各エピソードは基本的に1話完結ですし、各話の中でもキャラクター間の(いわゆる「カップリング」的な意味での)関係は分かりやすく描かれていますので、途中からの視聴でもそんなに置いてきぼり感はないと思います。

各話毎のストーリーは、大別すると主にお客との関係に重きを置いたいわゆる「いい話」系のものか、従業員のみで進行するコメディ的なもの(「百合」的ラブコメ(笑)含む)に分かれると思います。

後者の展開のときには「あんたら仕事してんの?」と思いますが、前者の展開のときには意外とちゃんとした仕事ぶりですね。

作画も良いようですし、普通に面白いですよ。観てて疲れませんし、深夜アニメに癒しを求める向きにはお勧めできます。

あ、入浴シーンはけっこうあります…。
==[6話目まで視聴時のレビュー、ここまで。]==

2017.12.21追記:
全話観終わって思いましたが、これは原作もさることながらシリーズ構成・脚本がとても良い仕事をしていたと思います。

各話に含まれている複数パートであるパートが別パートの伏線になっていたりで全パート合わせてきちんと「1話」を構成していて、素晴らしい脚本になっていました。

さらに話数が進むにつれてのキャラクター同士の親密度なども、きちんと計算された脚本だった思います。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 54
ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ケモナーだけに専有させていては勿体無い。ロリ子ぎつね美少女たちが働く、湯宿「此花亭」の物語は、単なる癒し系と思って見てたら意外なインパクトでホロっとさせられて、

実は結構、すごくいいお話が、1話完結で描かれている。
需要を見越してケモナーに振った構成・演出とはうらはらに、
脚本がとてもいい。
そして、うっかりぼんやり見てると、気持ち掴まれ、グッと来る!

花に因んだ名をもつケモミミ美少女たちが働く湯宿「此花亭」は、
スタート直後から、花だけに百合臭が気になるし、
温泉宿だからお風呂シーンも多かったりで、
私には、はっきり言って苦手ジャンルなのに、
継続してきたのは理由があって、OPからはっきりと描かれる、
宮造りの木造総四階建て湯宿の全景はもちろん、
磨きぬかれて黒光りする階段の手摺とか廊下とか、
浪漫風呂の男根をほうふつとさせる湯出口とか、
三和土に散りばめられ埋め込まれた歯車とか、
円形に切り取られた飾り窓とか、
わりと丁寧に描き込まれていて、それが、
あきらかに、私が長野に行くとき定宿にしている、
渋温泉の金具屋がベースになっているから。

と、それだけの理由で見始めてみたら、
これが実はすごくいい出来の内容で、
肝心のおはなしが、
単なるお仕事系日常ファンタジーアニメってだけでなく、
毎回ちょっといい人情話や、
不思議系の素敵なエピソードがからんで来る感じで、
すごく真っ当な話になっている。
そして、さりげなく子ぎつね美少女たちの絆とかお互いを思いやる気持ちとかを描きながら、
ちょうどいい感じに、感動系ファンタジーになっていて心地がいい。

もともと苦手な百合×日常系お仕事ジャンルなのに、
そんな私でも、楽しく、ときにはちょっと素敵な気持ちで見られるので、
これは今期なかなかのダークホースでしょう。

最終話を視聴。
最終的に、素晴らしい和物ファンタジーとして、綺麗にエンドマークが打たれた作品となった。
{netabare}今期ファンタジー5強とみていた作品のあいだに割って入る、十分すぎる出来の作品だった、と思う。
最終話での輪廻因縁の逸話は、最初から顛末が読めるんだけど、
そんなこと関係なく、きれいにまとまった。
出だし数話の、営業要請か何かの百合×温泉押しが、非常に悔やまれる。
あんなあざといスタートをしないでおけば、もっと高評価を得られる作品になれただろうに。{/netabare}

投稿 : 2020/10/24
♥ : 37

61.3 11 Lercheアニメランキング11位
七星のスバル(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (237)
960人が棚に入れました
かつて世界的人気を博したMMORPG≪ユニオン≫で伝説となった小学生パーティ「スバル」。 しかし、 ゲームオーバーとなった旭姫は現実でも同時に死亡してしまう。 ≪ユニオン≫は運営停止となり「スバル」のメンバーも散り散りになった。 それから6年後──。 新生≪リユニオン≫にログインした高校生の陽翔は、 そこで死んだはずの幼なじみ・旭姫と再会する。 彼女は電子の幽霊なのか、 それとも…?

声優・キャラクター
高梨謙吾、大森日雅、鬼頭明里、石川界人

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

7つの新星

視聴理由 ラブコメ

序盤 さ、最強の小学生グループ?

中盤 へ?

終盤 んんんんん?????

この話はとある人気ゲームで「最強グループ」と謳われた小学生達の何年後かの話
まぁ小学生が最強って…どんだけそのゲームプレイヤー雑魚なの?もしかして「俺たちの絆は世界一!」みたいなこと言いたいのかな?
どんだけプレイヤー絆薄いんだよ…てかちゃんみんなパーティ組んでるの?

まぁ初っ端ツッコミどころ満載なのだけど
内容的にはどうなだろ
基本は恋愛・ゲームを主軸としてる感じかな
進んでいくうちにシリアス風味になるけど結局訳分からないまま終わり、「原作買えや!」展開になったは良いものの原作を買う気になれない
そんな感じ。まぁ主は恋愛だからね。シリアス展開はあまり必要なかったんだけどね…
純粋にあそこでおわってれば…多分そこで終わっても微妙だけどね

作画は普通。音楽も普通。
キャラは短剣君が好きだな。
それ以外は話にすらならないかな

総評は「SAOの人数が増えシリアス要素が増え中途半端な感じで終わったバージョン」

投稿 : 2020/10/24
♥ : 7

65.4 12 Lercheアニメランキング12位
ラディアン(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (93)
410人が棚に入れました
トニー・バレントさんのマンガが原作で、魔法使い見習いの少年が、世界を救うまでの活躍を描いた冒険ファンタジー。友情や努力、絆、出会いと別れなどを通して少年が成長する姿や強敵とのバトルが描かれる。

声優・キャラクター
花守ゆみり、悠木碧、大畑伸太郎、朴璐美、小市眞琴、遊佐浩二、子安武人、山口勝平、吉野裕行、東山奈央、三宅健太、寺島拓篤、早見沙織、佐倉綾音、緒方賢一、木村良平、稲田徹、速水奨
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

NHK製冒険ファンタジー

原作はフランスの漫画なんだそうです。
もちろん未読です(笑)。
第1期最終話まで視聴。
第2期の制作も決定しているようです。

Eテレの夕方アニメということもあって、正直、子供向けかとも思いましたが、大人でもしっかり楽しめる作品。

少しネタバレになっちゃいますけど・・・。
{netabare}この世界には『ネメシス』と呼ばれる怪物がいて、『ネメシス』は街を、人々を襲う。
『ネメシス』と唯一対抗できるのは、『魔法使い』だけ。
だけど、『魔法使い』も穢れた者として、人々に嫌われていた。
治安維持を司る『異端審問官』なる存在が、『魔法使い』に弾圧を加えることも多々ある世界。{/netabare}

単なる冒険ファンタジーの要素に加えて、『差別・排斥』という、重い要素も複雑に入り混じった作品。

前半はコメディ要素多め。
後半は、かなりシリアスな展開に・・・。

メリとミスター・ボブリーの可愛さも魅力の一つ。
ドクの巻き込まれ体質も魅力です。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

その手でつかみ取るのは未来!

この作品の原作は未読です。
オープニングの最初に「原作:トニー・ヴァレント」とテロップが出るので、どんな方かと思っていたら、フランスの漫画家さんみたいです。
作風に西洋産のイメージが感じられなかったので、てっきりメイドインジャパンかと思っていました。

アニメーション制作は、「機巧少女は傷つかない」「クズの本懐」「あそびあそばせ」などを手掛けたLercheさんで制作はNHK…
安心感が感じられる組み合わせだと思います。
そして極めつけは監督が岸誠二さんだということ…

岸誠二監督とLercheさんって、ここ5年間くらいに結構繋がりがあるんですよね。
「ダンガンロンパ」「ハマトラ」「暗殺教室」「乱歩奇譚」「あそびあそばせ」
これだけ一緒に作品を作り続けている間柄だから安心感が感じられるのかもしれません。

「災いをもたらす怪物、ネメシス…この危険な敵に立ち向かえるのは魔法使いだけ。しかし、魔法使いもまた人々に「穢れたモノ」と恐れられていた…」
この決まり文句で始まるこの作品の主人公は、セトという一人前の魔法使いを目指し女魔法使いアルマの下で見習い修行をしている少年です。

彼は行く先々で問題を起こすトラブルメーカーなので、周りから厄介者扱いされてきました。
そんな彼がある日、偶然空から降ってきたネメシスの卵を割って目覚めさせてしまったんです。
ネメシスを倒せるのは魔法使いだけ…
ですが、ネメシスの想像を絶する強さにセトは全く歯が立たなかったのです。

魔法使いと普通の人間は分かり合えないのは世の常…
ですが、全ての魔法使いを悪者にさせないため、伝説の地ラディアンに赴き、元凶であるネメシスの巣を掃討することを決意するのでした。

セトはこれまで、アルマに育てられてきました。
けれど、自分で行くと決めた道は自分で切り開かなきゃいけない…
だから、セトが冒険に旅立つという事は、もうアルマに甘えられないということ…
そしてそれはアルマも一緒です。
あちこちで問題ばかり起こすセト…
でもそれは必ずしもセトが悪いからだけじゃない…
魔法使いであることを理由に迫害を受けた結果でもあるんです。
だから、アルマはセトを育てると同時に守っていたんです。
突然やってくる親離れと子離れ…
身体と心の反応が異なるのは、お互いが大切でかけがえのない存在だったから…
こうして誰もが一度は通る道をセトとアルマが駆け抜けて、彼らの壮大な冒険物語が動いていきます。

物語はバタバタとした冒険活劇なのですが、常に見え隠れしているのが普通の人間による魔法使いへの迫害です。
確かに人間は異端分子に対して恐怖を感じます。
でも、少なくても命の恩人だったり仲間だったらその風当たりが無くなるのが常識だと思っていました。

でも時に、この物語ではそんな常識は一切通用しなくなるんです。
昨日まで仲が良かったのに…腫れ物に触ったからといって掌を返すかのような態度が平然と行われているんです。
魔法使いが迫害されるのは異端だから…と思っていましたが、もしかするともっと違う理由があるのかもしれませんね。

性格的に合う、合わないや好き嫌いがあるのは仕方の無いこと…
でも、ヒトとしての限度や節度を守るのも必要な事だと思うんですよね。
だから視聴していて痛みを全く感じない作品ではありません。

それでも視聴を続けるのが苦じゃない理由は、主人公のセト、ヒロインのメリが常に気丈だから…だと思います。
途方もないくらい…想像もできないくらいの迫害を受けて、普通の人間には恨みしか持ちえない魔法使いにだって、セトの真っ直ぐな声は届くんですから…
きっと迫害を受けていない魔法使いなんて、ただの一人もいないのでしょう。
けれど真っ直ぐなセトの声は魔法使いの凍った心を甘やかに溶かしていくんです…
その流れは受け止めるべき結末をも変えるほどの勢いになって押し寄せてくるんですけどね。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、04 Limited Sazabysさんの「Utopia」
エンディングテーマは、ポルカドットスティングレイ「ラディアン」
俄然格好良いのがオープニングです。
でも個人的に心に響いたのは、ハーメリーヌ(内山夕実さん)の挿入歌「君の未来」でした。

2クール全21話の物語でした。
起用された声優さんについて一人だけ…
主人公である少年セトを演じたのは花守ゆみりさん…
少年役を演じるのは初めてだったのではないでしょうか。
花守ゆみりさんといえば、真っ先に頭に浮かぶのが「ゆゆゆ:三ノ輪銀」「ゆるキャン△:各務原なでしこ」と現在2019年冬アニメで放送中の「エガオノダイカ:ユウキ・ソレイユ」ですが、セトを含め、全くイメージの異なるキャラばかり…
本当に演技の幅の広い声優さんだと思います。

物語はこれから新天地へ…というところで終わりますが、既に続編の放送が今年の秋アニメで放送されることが発表されています。
首を長くして秋を待つだけですね♪

投稿 : 2020/10/24
♥ : 13

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ただそれを目指すことは許されない

王道で子供向けのようだが、
デザインや物語のえぐさが所々尖っていて考えさせられたよ。

面白いです、というか好きです。
話は割とゆったりそれなりに丁寧に、
くだらない緩い話やネタもある。

人間と魔法使いとネメシスという魔物がいる。
ネメシスは力も強く、現れた地域は大抵壊滅されるが
それでも生き残ったには人間は何かしらの異質な特徴と魔法が備わり、
魔法使いとなり『感染者』と呼ばれる。
異端審問官が魔法使いを管理し、裁き、
軍隊や警察や政府のように統治する、そんな社会で世界ある。

まず目を引くのがキャラデザだ。
見たことあるような感じなのに、なんか斬新。
話も良くある差別される系の主人公、種族の話なのに、
緩く重くするどい切り口を残す裁断機のようだ。

フランスの漫画が原作なんだってね、
通りであの綴りでラディアンだったりあまり知らないネーミングセンスなわけだ。

あとメリがかわええ。
ミスターボブリーもかわええ。
ドクもかわええ。
その他、登場人物とか鎧とかかわええ。

なんと言ってもメリがかわええ。
巻き髪キャラは腐るほどいるが、
巻き髪がアフロのドレッドヘアーのようになっていて、
しかしバンダナかヘアバンドから先の髪はほぼストレート。
かわええ。

話は丁寧に進み、話が逸れることもあるのだが、
とてつもなく大きな問題や課題をポポンと出すので話の展開自体は早い。

結局、問題や課題は持ち越しの様です。

正直、この作品が人気があるのかないのか謎なのですが、
私は好きなので続編も放送していただきたい。

けど、この手の話って主人公か世界が星になりそう。
あれか、飛行士が作った王子様ってことだな。

投稿 : 2020/10/24
♥ : 5
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