ラノベ原作アニメ映画ランキング 18

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のラノベ原作成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番のラノベ原作アニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

92.3 1 ラノベ原作アニメランキング1位
涼宮ハルヒの消失(アニメ映画)

2010年2月6日
★★★★★ 4.2 (5192)
22972人が棚に入れました
クリスマスを間近に控え、嬉々としてクリスマスパーティーの準備を進めるハルヒと、彼女に引きずられるキョン。彼が過ごしていたそんな日常は、ある日突然終わりを告げる。クラスメートと話が合わない。教室の様子が昨日までと明らかに違う。なにより、後ろの席にハルヒがいない。それどころか、その席に座っていたのはキョンを殺そうとして長門に消滅させられた朝倉だった。キョンは他のSOS団員を探しに教室を飛び出したが…。

声優・キャラクター
平野綾、杉田智和、茅原実里、後藤邑子、小野大輔、桑谷夏子、松岡由貴、白石稔、松元惠、あおきさやか
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

偉業、魔法、そして追悼

京都アニメーション制作。

クリスマスを目前に控えた寒い朝、
ハルヒの消失をめぐり世界は改変されていく。
それはもうひとつの可能性であり、
あり得たかもしれない現実である。

シリーズのターニングポイントだ。
{netabare}何者かによって改変された世界は、
宇宙人も未来人も存在しないありふれた日常。{/netabare}
キョンは平和な日常に心惑わされながら、
彼は初めて自らの意志で、
非日常の痕跡を求めて街を彷徨う。

これはキョンの決心の物語であり、
{netabare}情緒豊かに感情が生まれ始める、
情報統合思念体である長門有希の物語である。
それはノイズではなく、尊いものだ。
粉雪舞う病院の屋上で熱く語るキョンの胸中、
そして長門の想いに心が震える。 {/netabare}

これはアニメではない、
1つの偉大な「映画」である。

<<追記>>
偉業、魔法、そして追悼。

私たちは語り継ぐだろう。
そこにハルヒがいた長門がいた。
偉大なアニメは日常に魔法をかける。
ある時は苦難の人生に何らかの糧をくれる。
芸術・文化はこうして脈々と受け継がれるのだ。
職人たちの絶え間ない努力が結晶し、
この偉大なフィルムを比類なきものにしている。
語り継がねばならない、芸術は不滅である。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 133
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

すごい!おみごと!すばらしい!

原作未読。
涼宮ハルヒの憂鬱1期、2期視聴済みです。

1期レビュー→http://www.anikore.jp/review/437378/
2期レビュー→http://www.anikore.jp/review/437388/

2期を全て視聴した甲斐がありました。
シナリオが非常によく出来ています。
この映画のために2期があったのではないか、と思わせる展開。
実際そうなのでしょう。

2期の中でさりげなく仕込まれていた伏線が、これでもかと言わんばかりに回収されていきます。
心を動かし感動するアニメが絵画だとすれば、このアニメは設計図のようにきっちりとした印象です。


「涼宮ハルヒの憂鬱」と「涼宮ハルヒの消失」。
通してのテーマは「非日常的な日常」とでもいいましょうか。
「涼宮ハルヒの憂鬱」で貫かれてきた日常系のノリ。
しかし、それは普通に考えれば、非日常。

ドラマチックが日常化したらどうなってしまうのか。
そしてそれが失われるとどうなるのか。
そんな思考実験を、見事なストーリーとして仕上げています。


演出も素晴らしいですね。
何気ないシーンにも何らかのメッセージが含まれています。
{netabare}
たとえば、パソコンのエンターキーを押したときに出た、上向きの矢印と「許さないわよ」の言葉。
これは後で出てくるの朝倉涼子の言葉です。
キョンが時間逆行していることを、今後の展開の伏線にしつつも表現するという、二重の演出になっています。
{/netabare}
背景にまぎれた細かいメッセージにもこだわりがあります。
{netabare}
黒板に書かれていた「徒然草」の序段。
「つれづれなるままに、日ぐらし、硯にむかひて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそ物狂ほしけれ」

現代語訳すると、

「気が滅入るほど退屈でたまらなくて、硯に向かって、心に流れ込む感情をひたすら書き続けていくと、妙に気が狂ったような気分になってくる」

これは、涼宮ハルヒの考えにもとれるし、改変された世界に取り残されたキョンの気持ちにもとれるし、感情の芽生えた長門有希の気持ちにも取れる、うまい引用の仕方です。

また、校庭に植えられた何かの種、おそらくチューリップです。
ハルヒに出会う前に立っていた花屋に「チューリップの球根入荷」の文字とともに絵が描かれているのでわかります。
これは、本来あるべき場所ではなく、誰かの手によって運び込まれて埋められる。
そこではきちんと育っていくだろうが、それは本人の意志ではなく、ムリヤリ連れてこられたもの。

キョンのおかれている状況を表していると考えられます。
{/netabare}

そして何よりも、キャラクターのしぐさが見所です。
キャラクターの細かい感情が、自然な動きとして表現されています。
{netabare}
キョンが入部届を返すとき、何度もためらうような動きを見せた長門有希。
入部届の用紙をつかもうとしても、つかみきれない。
せっかく芽生えた「感情」を手放したくない、そんな気持ちの表れだったのでしょう。

そして、ハイペリオンに挟まっていたしおりを、劇中で何度も何度も確認するキョン。
望んでいたはずの普通の日常、それを失ってしまうことに対する葛藤がよく表れていると思います。
{/netabare}
こういった要素が、計算された設計図のような物語に、感情に訴える「色」を加えてくれます。

{netabare}
……ちなみに「ハイペリオン」は実在する本で、「物語の中の登場人物が物語を語る」という入れ子の手法をとっているSF小説です。

この作品も同様です。

「涼宮ハルヒの憂鬱」で語られた一つのエピソード、たとえば、2期8話の「笹の葉ラプソディ」は、それで完結した一つの物語。

しかし、そのエピソード自体は、ある意味、登場人物の涼宮ハルヒによって描かれたものです。
どんな事件を起こすのも、それを後から別の展開に書き換えるのも自由。

登場人物がエピソードを作成・改編することが可能なため、非常に応用が利きやすいです。
それが「涼宮ハルヒシリーズ」という大枠の物語のパーツになっており、伏線として利用できるわけです。

エンドクレジットにもハイペリオンの作者の名前があります。
作者がハルヒシリーズを作るにあたって、大いに参考にしたという感謝の表れだと思います。
{/netabare}

さて、160分以上もあるかなり長い映画ですが、全く飽きが来ません。
映画自体の起承転結のうまさ、持続する緊張感、伏線回収のカタルシス、そういったものが時間を忘れさせてくれます。

(S)すごい!(O)おみごと!(S)すばらしい!
よくできたシナリオだけではなく、演出にも力が入った、納得の作品です。

未見の方は、ぜひ「涼宮ハルヒの憂鬱2期」と合わせてご覧下さい。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 97

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「何が起こってるんだ!?」  【ねこ's満足度:96pts】

『なぜなら俺は、SOS団の団員その一だからだ』

『わたしはあなたに会ったことがある』

この映画のキャッチコピーです。
この作品を一言で表せと言われたら、この二つしかないでしょう。
それほど見事なキャッチコピーだと思います。

そう、この物語には二つの大きなテーマが存在しました。
『主人公キョンの二つの決意』と『宇宙人長門有希の想い』。

この二つのテーマが、150分を超える上映時間を全く感じさせない見事な演出と、
目を見張るほどの映像美によって綴られていきます。まさに京アニの真骨頂。
今までの物語はこの「消失」の為のものと言っても過言ではありません。
まさにアニメ版ハルヒの集大成といえる大作です。

ちなみにこの作品で長門人気が急上昇したとか。
わたしはメガネない方が好きなんだけど・・・(笑)。
というよりも長髪ハルヒが可愛すぎました。大好きです。

あと最後に、杉田さん本当にお疲れ様でしたm(__)m

投稿 : 2024/05/11
♥ : 93

89.3 2 ラノベ原作アニメランキング2位
ノーゲーム・ノーライフ ゼロ(アニメ映画)

2017年7月15日
★★★★★ 4.1 (852)
5120人が棚に入れました
それは一切の争いが禁じられ、全てがゲームで決まる
《盤上の世界(ディス・ボード)》が
創造されるはるか以前の出来事。
世界を統べる唯一神の座をめぐり、終わりの見えない大戦が続いていた時代。
天を裂き、地を割り、星さえも破壊し尽くさんとする凄惨な戦争は、
戦う力を持たない人間たちに理不尽な死を撒き散らしていた。
強大な力を持つ様々な種族に追いやられ、
存亡の危機に瀕する人間を率いる若きリーダーの名はリク。
一人でも多くの人間が明日を迎えるために心を砕き、
擦り減らす日々が続くある日、リクは打ち捨てられた森霊種(エルフ)の都で
機械仕掛けの少女・シュヴィと出会う。
機械には持ち得ぬ心に興味を持ってしまったことでエラーを起こしてしまい、
仲間たちから廃棄されてしまったシュヴィは、エラーを修正するため、
リクに《人間の心》を教えてほしいと頼むのだが……。
これは六千年以上もの昔に紡がれた
《最も新しい神話》へと至る《最も古き神話》。
記録にも記憶にも残らない、誰にも語られることのない物語が今、幕を開ける——。

声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、日笠陽子、田村ゆかり、井口裕香、能登麻美子、沢城みゆき、釘宮理恵
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もう一つの「空」と「白」の物語!?

原作未読。TVアニメ第1期は視聴済み。

最低でも、TVアニメ第1期は視聴してからの視聴をお勧めします。
そうじゃないと、この作品の魅力が全く理解出来ないと思います。

本当は、原作も読んでからの方が良いのだろうけれど、私にはそれを言う資格がありません(笑)

コメディ要素が豊富なTVアニメ版とは異なり、かなりシリアスな内容でしたが、とても感動的で良かったです。

松岡禎丞さん、茅野愛衣さん、日笠陽子さんの熱演は必見。
TVアニメ版とは異なる役を演じているのですが、TVアニメ版で演じたキャラとの距離感というか、演じ分けが絶妙でとても良かったです。

作画の迫力は劇場版ならでは。

ラストの、{netabare}ステフのブローチに3人の名前が刻まれていたくだりは凄く感動した。
あと、いづながジブリールに向かって呟いた一言、『よく考えたら、大体こいつのせいじゃねえか・・・です』は笑った。{/netabare}

ラストで一気にTVアニメ版の世界観に引き戻されて、ますます、第2期が待ち遠しくなりました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

殺戮の世界に挑んだ二人の愛の物語

2017年公開の劇場版

2014年に放送された「ノーゲーム・ノーライフ」の続編の劇場版

スタッフでキャラデザが大舘康二→田崎聡に変わっているので少しイメージが違います。
原作の6巻「ゲーマー夫婦は世界に挑んだそうです」のアニメ化。
なので、間は空きましたが順調にアニメ化は進んでいるようです。

でも、このストーリーは劇中語りであって、空と白の活躍ではありません。
唯一神テト(釘宮理恵)が獣人初瀬いづな(沢城みゆき)に向かって、
6000年前の出来事を語っている設定。
テトといづなが普通に仲良しであることから、少し飛んでいるっぽい。
5巻の表紙がアズリール(ジブリールの姉)らしいので、そこはまだかも。
6巻の表紙はテト。

テレビ版ノゲノラ時間は最初と最後だけで、テトの語る「神話」が本編。
テト本人が言っているように「信頼できない語り手」の物語となる。

一応あらすじはネタバレとしておきますが、未見の人が見ても問題ない程度です。
{netabare}空に似ているとされる人物「リク・ドーラ」(松岡禎丞)が、
絶滅寸前の人類をいかに救ったか?不可能な賭けにどのように行動したかが描かれる。
リクに利用される悲劇の機凱種の少女「シュヴィ・ドーラ」(茅野愛衣)は、
心を手に入れるためにリクの求婚を受け入れ、愛し合うようになる。
最大の見せ場は空と白と同じ声、似た外見の二人の愛。
テレビ版を見た人であれば、感動しないわけにはいきません。
たぶん、いつか二人の愛のしるしが『空白』の物語の鍵となると思います。

相変わらずふざけているジブリール(6407歳)に向かっていづなが、
「全部お前が悪かったんじゃないか!」と食って掛かるシーンでは、
いづなは人類側に感情移入しているようですね。
ここもいいシーンでした。{/netabare}

テレビ版でも少し語られた過去の物語です。
2期が始まる前までには観ておくことをお勧めします。
単独作品としても素晴らしい作品でした。

テレビ版を見た人は絶対観るべき傑作アニメです。
年齢関係なく涙なしでは見られないでしょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 42
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

私の「感動したら負け」クリード(信条)を易々とクリアされてしまった!

この劇場版を見るまでは、異世界ファンタジー/異世界召喚ものジャンルで一番出来の良い作品は、『ソードアート・オンライン』シリーズで、対抗馬は『Re:ゼロから始める異世界生活』、そして『ノーゲーム・ノーライフ』は3番手かな、と何となく思っていたのですが訂正します。

①キャラクター&世界観設定の練り込み具合
②シナリオ自体の面白さ&作品から受ける感動ないし感銘の度合い

・・・を総合して考えると、同ジャンルでは、劇場版までを含めた『ノーゲーム・ノーライフ』が№1と考えます。

なお、上記3シリーズはいずれも原作未完(※アニメももちろん未完)であり、今後の展開次第で私の個人的評価もまた変わってくると思いますが、現時点で制作・放送(ないし配信・上映)されたアニメ作品を視聴した限りでは、個人的には本シリーズの今後に一番のポテンシャルを感じました。
というのも・・・

◆《トンデモ異世界ファンタジー》の顔をした《想定外の感動作》

本作は榎宮祐氏のラノベが原作ですが、アニメ制作スタッフは本年(2018年)の話題作『宇宙よりも遠い場所』(略称『よりもい』)とほぼ同じ方々です(監督・シリーズ構成・アニメーション制作会社が同じ)。
以前レビューした通り、その『よりもい』は“感動する”作品と事前に何度も聞いており、それなりに期待して視聴を始めたのですが、途中から「あれ?これハズレだな・・・」と気づき始めて、結局そのまま視聴し終えてしまいました。

因みに、英語表現だと“楽しむ”は have fun もしくは enjoy と能動態ですが、“感動する”は be moved と受動態となるのが通例で、私の場合も、アニメ作品は確かに大いに「楽しみたい」(※能動態)のだけれども、「はい、ここ泣くところですよ」みたいな制作側の誘導に簡単に引っかかって「感動させられ」(※受動態)たくないな・・・という拘(こだわ)りが以前からずっとあります。

⇒個人的に、これを「感動したら負け」クリード(信条)と呼んでいます笑。

私がアニメを見るときに一番大切にしている信条で、この「感動の壁」を超えるシーンに思いがけず出くわしてしまうと、その作品の個人評価が ★★ 4.5 を超えてきて、私の「お気に入り」作品の座に昇る可能性が出てきます。
(※実際には、この後さらに、その感動が「一時的なもの」に過ぎないのか、それとも「今後も継続的に感動できるもの」なのか、という厳格審査を実行するので、結局 ★ 4.2~4.4 程度の個人評価に留まる作品が大半ですが)

・・・で、本作なのですが、TVシリーズの時の視聴経験から、「はっちゃけた面白さには十分期待できると思うけど、感動できるタイプの作品ではないだろう・・・」と、さほど期待せずに見始めたところ、全体の2/3くらいを見終えたところで、思いもかけない《こころの震え》を覚えてしまい、「え?こんな作品に感動しちゃっていいの?」とビックリして、見終えて直ぐに、それが果たして正当な感動なのか、更に数回繰り返し視聴して自分に問いただしてみました。

結論からいうと、やっぱり本作は、

<1> よくあるような、音楽や演出などの技巧を凝らして視聴者の一時的な感動を喚起するタイプの作品(=一過性の感動しかない作品)ではなくて、
<2> 一見フザケた装いにも拘わらず、視聴者の感動が一時的なものでは決してない(=繰り返し見てもやはり確りと感動出来るくらいに)緻密に計算された設定&シナリオを備えた作品である、

・・・と思いました。

※なお、この「感動」には、前作であるTVシリーズ『ノーゲーム・ノーライフ』(※但し時系列的には劇場版の6.000年前の話)の事前視聴が、絶対必要とはいわないまでも、やはりある方がずっと良いと思うので、以下、併せて同TVシリーズの各話も再評価します。

《まとめ》
とにかく本作については、前作となるTVシリーズの、とくに第2-3話で、主人公たちの悪フザケに閉口して視聴を打ち切ってしまう方が多く発生している感じですが、そのTVシリーズが急に面白くなるのが第6話(ジブリール回)で、そのあとは最終話まで休みなしに駆け抜ける痛快さをもった《面白作》、そしてこの劇場版までくれば、視聴前は思ってもみなかった心の震えに出遭える《感動作》と思うので、これから初めて本シリーズを見始められる方は、何とか我慢してこの劇場版迄たどり着いて欲しいです。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ      榎宮祐(『MA文庫J』2012年4月-刊行中)
監督         いしづかあつこ
シリーズ構成     花田十輝
脚本         花田十輝、あおしまたかし、下山健人、榎宮祐
キャラクターデザイン 榎宮祐(原案)、大舘康二(TVシリーズ)、田﨑聡(劇場版)
音楽         SUPER SWEEP(TVシリーズ)、藤澤慶昌(劇場版)
アニメーション制作  MADHOUSE{/netabare}


◆作品別評価

(1) 『ノーゲーム・ノーライフ』(TVシリーズ)  ★ 4.4   (2014年) ※計12話
(2) 『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』(劇場版) ★★ 4.7  (2017年) ※約1時間45分(4~5話相当)
----------------------------------------------------------------------------
  総合                    ★★ 4.5         ※計16~17話相当


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============= ノーゲーム・ノーライフ (2014年4-6月) ==============
{netabare}
第1話 素人《ビギナー》 ★ 対テト戦(チェス)
第2話 挑戦者《チャレンジャー》 ☆
第3話 熟練者《エキスパート》 ☆ 対クラミー戦1(チェス)
第4話 国王《グランドマスター》 ☆ 続き
第5話 駒並べ《ウィークスクエア》 ☆
第6話 一手《インタレスティング》 ★★ 対ジブリール戦(具象化しりとり)
第7話 死に手《サクリファイス》 ★ 希望の鍵
第8話 起死回生《フェイクエンド》 ★★ 種の駒、※特殊ED
第9話 解離法《スカイ・ウォーク》 ★ 対クラミー戦2(オセロ)
第10話 指向法《ブルー・ローズ》 ★★ 対いづな戦(テレビゲーム)
第11話 誘導法《キリング・ジャイアント》 ★★ 続き ※OP「おねがい☆すにゃいぱー」
第12話 収束法《ルール・ナンバー・10》 ★★ 続き、対巫女戦(コイン・トス){/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)3、☆(並回)4、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4

OP 「This game」
ED 「オラシオン」


============= ノーゲーム・ノーライフ ゼロ (2017年7月) ===========

全1話 ★★ 4.7 {netabare}TVシリーズより6,000年前に星杯(スーニアスター)を巡る古き神々&15種族の戦争を終結させた人類(イマニティ)の少年(リク)と機械種族(エクスマキナ)の少女型個体(シュビ)の物語{/netabare} ※1時間45分

主題歌 「THERE IS A REASON」

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

79.5 3 ラノベ原作アニメランキング3位
劇場版 とある魔術の禁書目録 エンデュミオンの奇蹟(アニメ映画)

2013年2月23日
★★★★☆ 3.8 (1473)
8725人が棚に入れました
学園都市製宇宙エレベータ『エンデュミオン』。
その完成を目前に控えたある日、上条とインデックスは無能力者(レベル0)の少女・鳴護アリサと出会う。
路上ライブで素晴らしい歌声を披露していた彼女と意気投合し、放課後を楽しんでいたところ、
アリサにオーディション合格の知らせが舞い込む。
エンデュミオン開通キャンペーンのイメージソングに、彼女の曲が大抜擢されたのだ。
そんな幸せもつかの間、魔術師を引き連れたステイルが突如襲いかかってくる。
ターゲットは、アリサ。なぜ科学サイドの人間である彼女が魔術サイドに狙われるのか?
魔術サイドの強襲を受け、学園都市側は女リーダー・シャットアウラ率いる秩序維持部隊『黒鴉部隊』を展開する。
上条とインデックス、そしてアリサを取り巻く状況が混迷を極める中、ステイルは、こう言った。
「そこの彼女は、魔術サイドと科学サイドの間で戦争を引き起こしかねない」と――。

科学と魔術、そして、歌と奇蹟が交差するとき、『エンデュミオン』を舞台に物語がはじまる――!

声優・キャラクター
阿部敦、井口裕香、佐藤利奈、三澤紗千香、日笠陽子、佐倉綾音、新井里美、豊崎愛生、伊藤かな恵、伊藤静、谷山紀章、能登麻美子、勝杏里、岡本信彦、ささきのぞみ、川原慶久、こやまきみこ
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とあるシリーズ感謝祭

本編 90分

原作 どちらも未読

アニメ版は どちらも視聴済み


『とある魔術の禁書目録』と『とある科学の超電磁砲』を観てからの視聴をオススメします。


感想だけ

率直な感想を言うと、とあるシリーズオールスターキャラが活躍する印象でした

90分の短い時間に沢山のキャラが登場するので、それぞれそんなに掘り下げられないのが残念ですが・・・
まぁ、しゃーなしですね。

ストーリーは、可もなく不可もなく・・・っと言った感じ


ネタバレ感想
{netabare}
一応、上条当麻が主人公で話が進んで行くけど、今回はそんなに活躍してなかったように感じました
(その分、他のキャラ達が活躍してるからなんだけど ^^;)
イマジンブレイカーも あんまり使っていなかったし、ちょっと残念。
(しかし、この能力だけで よく死なないよね^^;)

でも、やっぱり最後は「説教王子」でしたww (苦笑)
女子の頬に KOグーパンチは、ちょっと引いたよ ∑( ̄[] ̄;)!うわ~!
顔はいけね~な!
やるなら ボディーにしな!ボディー!!
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ    


あと、印象に残ったのは、ポニーテールで刀使いの
神裂 火織

生身で宇宙空間に出れるなんて!
んで、
あれって、一仕事したら そのまま大気圏突入して地球に帰ってるの!? (; ゜ ロ゜)!
何でもアリかよ~ って、突っ込み入れずにはいられなかったwww
Σ\( ̄ー ̄;)
{/netabare}


終盤になると、流石に展開が分かっちゃいましたが、
でも、それぞれキャラが活躍してて良かったです。

オールスター勢ぞろいなので、自分は楽しめました。 !(*^ー゜)b! グッ


とあるシリーズが好きな人なら見て損はないですね!
(=´ω`)ノシ



エンディング
「FIXED STAR」 歌 - 川田まみ

劇中歌
「telepath〜光の塔〜」 歌 - 三澤紗千香
「アタリマエの距離」 歌 - 三澤紗千香
「Brand New Bright Step」 歌 - 三澤紗千香
「グローリア」歌 - 三澤紗千香
「明日、晴れるかな」歌 - 三澤紗千香
「OVER」歌 - 三澤紗千香、日笠陽子

イメージソング
「Shining Star-☆-LOVE Letter」歌 - 井口裕香

投稿 : 2024/05/11
♥ : 67
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

禁書目録的超電磁砲<追記;祝Ⅲ期>

2013年時点で「とある世界」を最大限に濃縮した作品。
スタッフの愛情がひしひしと感じられる劇場版です。
タイトルに禁書目録とついています。
しかし、妙な悲壮感がない所とかラストのイケイケ感から、ノリは完全に超電磁砲です。

TV版の主要登場人物が、ほぼ総出演の完全オリジナル作品。
総出演だから、一人一人の登場時間は少ないです。
でも、みんなそれなりにいい仕事をしています。

主要新キャラクターは3人。
それぞれが重要な役割を果たします。
その中でも、アリサの個性が光っていました。
歌はうまいし、いい子だし。

劇場版だから、作画が良い。
歌も丁寧に作られている。
ストーリーもわかりやすい。
ステイルの弟子、魔女っ娘3人組はドジかわいい。
お約束のシーンもふんだんにも盛り込まれる。
等々、とにかく、TV版ファンには至れりつくせりの親切設計です。
当然、この世界にどっぷりつかっている私は、超々楽しめました。

神裂のねーちん、やりすぎって声が聞こえてきそうです。
魔術界に20人しかいない聖人。
それくらいのことはやりますとも。

<追記;祝Ⅲ期>
{netabare}Ⅲ期放送前にTV初放送の劇場版を視聴しました。

いやはや、まあまあ、ご都合カオスの炸裂です。
勢いの暴走が止まらない。
楽しくて仕方ありません。

私をアニメ界に引きずり込んだ「とある世界」がこの秋から再始動します。
Ⅲ期の1話を視聴しましたが、やっぱりカオス。
さて、あなたはこのカオスに耐えられますか?{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 54
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

とあるシリーズ初の劇場版。とあるファンの個人的評価

再視聴のためレビュー更新。

・上条当麻を主人公とする「とある魔術の禁書目録」
・御坂美琴を主人公とする「とある科学の超電磁砲」

熱ダーク系ストーリー「とあるシリーズ」で初めての劇場版となったのは禁書目録の方です。
とあるシリーズの世界観の中にきちんと位置づけられていて、シリーズファンには安心して観られる作品でした。

歌手の夢を追いかけて頑張るアリサという無能力の女の子が魔術、科学両方から狙われるというストーリー

アリサに絡んだ陰謀が学園都市を巻き込んでいきます。

1期2期に登場しなかった学園都市のシンボルのようなエンデュミオン(宇宙に繋がるエレベーター)がそびえたっていて、壮大なスケールを予感させる。

とある禁書の劇場版ですが、禁書目録も超電磁砲もほぼキャラクターを総出演させているところファンにはたまらないです。


不幸、不幸と言いつつも良いところをかっさらっていく上条当麻。
いつもお腹空いているけどやっぱり最強シスターのインデックス。
レールガンのヒーロー御坂美琴。
その他、ステイルマグヌスや神裂火織、初期のメンバーも多数登場。
禁書目録の作品で佐天さんが出たのも目新しかったです。
加えて新キャラクターも。
そしてアクセラレータとラストオーダー。このコンビが大好きな私は一番の見所でした。
{netabare}
ストーリーの重要部分に関わってはいるものの出番が少ないです。
私、アクセラレータの位置付けがダークヒーローであることを忘れていました。
けれどやっぱりみせてくれた、素晴らしいお仕事をやってのけてくれました!
{/netabare}
登場するキャラクターが極めて多いため個々の尺が少ないのですが、
そこの中でキャラの魅力を最大限生かせていたのが良かったです。

ライブシーンはとても綺麗ですし戦闘シーンも迫力がありとても見応えがありました。

90分の時間を勢いよく駆け抜け、密度高いです。禁書目録とありますが超電磁砲も絡めた作品です。ファン向け作品だと思います。
上記の理由から私、高評価です!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 53

76.7 4 ラノベ原作アニメランキング4位
劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女(アニメ映画)

2017年6月17日
★★★★☆ 3.7 (418)
3019人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、佐藤聡美、田丸篤志、雨宮天、巽悠衣子、花澤香菜、井上麻里奈、諏訪部順一、日笠陽子、小原好美

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

動くリーナ(シリウス)が観られる!→ 観てきました。「さすがです……、お兄さま!」

※作中時系列でテレビ放送されている『魔法科高校の劣等生 来訪者編』第11話のAパートとBパートの間の話になります。

来訪者編を観た後だとより楽しめると思いますが、そもそも1期目すら観ていなくても一応ストーリーは成立しているっぽいのはさすがです、お兄様…。

== [下記は劇場公開前、及び映画館で鑑賞時のレビュー] ==
原作では<来訪者編>より登場のリーナが、ついにアニメで動きます!

原作との時系列上の関係は、この劇場版は<来訪者編>(← ここまで司波兄妹は1年生)と<ダブルセブン編>(← ここから司波兄妹は2年生)の間の春休み中の出来事ということになっているようです。

予告PVを観る限りでは、<追憶編>と<来訪者編>はやらない代わりに、一部そこのあたりのエピソードが回想などで出てくる感じのお話になりそうですね。

だとすると<追憶編>と<来訪者編>はアニメ化しないで、<ダブルセブン編>からの2期目があるかも、とちょっと期待してみたりして…。

→2017.7.1更新
ということで、特典付きの前売特別鑑賞券は買わないようなヘタレな私ですが、ファーストデイ(毎月1日は劇場鑑賞料金が安くなる)ということで観に行きました。

それでも劇場鑑賞特典として短編小説が載った小冊子がもらえました。ろくに事前チェックせずに行ったので、特に期待していなかったのにオマケが貰えてちょっと嬉しかったです。

映画本編についてですが、これを観ようという人はアニメ1期目は観ているだろうというのは前提として、出来れば<追憶編>の原作もしくはコミカライズ版をチェックしておくと良いかと思います。

読んでいなくてもストーリーを追う上での支障はないとは思うのですが、司波兄妹が「九亜(ここあ)を助けたい」と思う動機となる事件と、その鍵になる人物である桜井穂波(本作中でもちょっとだけ映る)が出てくるからです。

リーナの原作初出である<来訪者編>は、知っているとさらに楽しめそうですがまあ知らなくても大丈夫な気がします。

劇場版アニメとしてはキッチリ起承転結を踏まえていますし、司波兄妹、特に達也のさすおにぶりも堪能出来ますし、レオやエリカもキッチリ大立ち回りしますし、幹比古も地味とはいえないレベルでサポートで活躍しますし、七草先輩や渡辺先輩、そして十文字先輩も活躍しますし、雫のお金持ちぶりやほのかも含めた女性陣の水着シーン、入浴シーンなどもあり、満足して帰ってきました。

原作ファンにとっても本編映画がストーリー初出となるため、特にお勧めです。

最後に、ひと言: 今回の深雪の「さすがです、お兄さま」は「さすがです」と「お兄さま」の間にめっちゃ溜めがあったので、ついレビューのタイトルに入れてしまいました(笑)!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 50
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

民明書房の血脈

ご存じない方もおられよう。たぶんもっとも有名なやつ全文引用します。

(引用開始)
ゴルフの発祥はイギリスではなく、
中国の宋家二代 「呉竜府」(ご りゅうふ) が編み出した

「纒欬狙振弾(てんがいそしんだん)」
 
棍法術最強の流派として名高いチャク家流に伝わる最大奥義。

 「この技の創始者 宋家二代 呉 竜府(ご りゅうふ)は
 正確無比の打球で敵をことごとく倒したという。

 この現代でいうゴルフスイングにも酷似した打撃法は
 運動力学的観点からいっても弾の飛距離・威力・正確さを
 得るために最も効果的であることが証明されている。

 ちなみにゴルフは英国発祥というのが定説であったが 
 最近では前出の創始者 呉 竜府の名前でもわかるとおり 
 中国がその起源であるという説が支配的である。」

               民明書房刊「スポーツ起源異聞」より(引用ここまで)


実はこの劣等生シリーズにイマイチ乗り切れてない私にたいしてのとあるレビュアーさんからの至言。

{netabare}「自分これ、ギャグとしてしか見てないっす」{/netabare}

察しました。そこで思い出した昭和後期に煌めいた『民明書房』。魔法を科学するこちらの作風と相通ずるものがあると言い聞かせるとこれ苦手な人も大丈夫かもしれません。自分の拠り所です。
ただしそこまで。兄と妹の関係性はひたすら気持ち悪いです。本作の売れ筋No.1『さすがおにいさま』を消化できてないわりに1期2期そしてこの劇場版と継続してる者の以下感想です。


6年ぶりのTV2期まで視聴済という視聴歴です。たまたま正月地上波でやってるのを録画。
本作のリリース順は1期→劇場版→2期です。
相関を整理してみると、2期の主要キャラのリーナ(CV日笠陽子)が登場してたり、リリース順に観ておいたほうがしっくりくるのではないかと思われます。

そして本編90分。サブタイトルは『星を呼ぶ少女』。
劇場版オリジナルな謎の少女が鍵を握る物語。そこにいつものメンツが絡んでくる映画らしい閉じた設定です。アニメ映画の常道。オールスター集結みたいなところや売れ筋(さすおに)の投入は頻度もタイミングも申し分ありません。魔法発動時のエフェクトはさすが劇場版です。
よってあとは好みではないでしょうか。

冒頭で民明書房について触れて言いたかったのは、楽しみにしていた“小理屈”感が圧倒的に足りなかった、ということです。
無かったわけではない。取ってつけたネタをものすごい熱量でドヤってくれないのが個人的に残念。
{netabare}例)サイコなSTARS隊員なんて派手な作画に合わせるためだけの要員でした。{/netabare}

いいとこはありましたよ。
{netabare}・お兄様のダースベイダーのコスプレ
・相変わらず国家の軍隊より強い高校生{/netabare}


ファンサービスの試供品です。

オイタなドラマ 「さすが」なドラマ ここあが怒れば 嵐を呼ぶぜ♪ 



※おまけ

■そういえば…
最終盤のネタバレ有です。

{netabare}セブンスプレイムを完全に無害化するためにリーナの力で高度140kmまで飛ばしてもらったお兄様。
これだけでなんのこっちゃ感マシマシなわけですが、成層圏の外すなわち宇宙に飛ばされ○△×構築して“ベータトライデント”を発動しいろんなものを救ったのはさすがです。とはいえさすがのお兄様もいろいろ使い切ってぐったり状態。{/netabare}

{netabare}男塾塾長江田島平八も宇宙飛ばされてたような。。。
なぜかふんどし一丁でしかも自力で生還してたような。。。{/netabare}

どうせやるならこれだけまじめに荒唐無稽してほしかったやね。麻痺してるのかしら?自分が…



視聴時期:2021年1月

-----


2021.03.14 初稿
2021.10.26 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

星を呼ぶ…タイトルが上手い。

原作未読、アニメのみの視聴です。

アニメが放送されたのが2014年春夏クールなので約3年、
ちょっと記憶も曖昧になりかけていましたが映画を見て魔法科高校の世界を思い出すことが出来ました。

SAOやとある魔術の劇場版を見た時も思ったのですが
この手の作品(いつもは週ごとに30分区切りで見てたスケールの大きいSFアクション系作品)の映画の満足感はありましたね。
今作は90分ですがオリジナルストーリーということで90分の中で終結し、かつ整合性の取れた内容でした。

アニメだけ見てた勢としては
「リーナ、って誰? スターズ…? そんなのあったっけなぁ…」
「みんないつの間にかアニメの時より強くなってない?」
と思いながら見ていました。

僕が忘れているだけかと思って帰って調べてみたら
やっぱりそうでリーナはアニメでは未登場キャラだったみたいです。(^^;
そもそもアニメは達也たちが1年の途中で話が終わっていて、映画の中でキャラたちがこれから2年になるって所に違和感を感じていた点も帰って調べてみて納得がいきました。

映画を見ている時に
「リーナはアニメに出ていた。自分が覚えていないだけ…」と必死に心の中で唱えていたのは何だったんだ…w


という微妙な違和感がありましたが
絵も綺麗で戦闘シーンも迫力があり、見ていてすごく面白かったので評価は高いです。(劇場で聴く主題歌もいい♪)

超絶ブラコンの美雪も可愛かったし
特にエリカの可愛さと活躍が映画では際立っていたかなと思いました。

判断力に長け、何でもさらっと解決してしまうお兄様がまた観たいので
次はアニメの2期を期待したいと思います。
原作は多いのでお財布との相談ですね。


最後に、レビュータイトルにも書いてありますが
「星を呼ぶ少女」ネーミングセンスが良いなぁと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

85.7 5 ラノベ原作アニメランキング5位
劇場版「幼女戦記」(アニメ映画)

2019年2月8日
★★★★★ 4.1 (472)
2473人が棚に入れました
統一暦1926年。ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる、帝国軍第二〇三航空魔導大隊は、南方大陸にて共和国軍残党を相手取る戦役を征す。凱旋休暇を期待していた彼らだが、本国で待ち受けていたのは、参謀本部の特命であった。曰く、『連邦国境付近にて、大規模動員の兆しあり』。新たな巨人の目覚めを前に、なりふり構わぬ帝国軍は、自ずと戦果を拡大してゆく……時を同じく、連邦内部に連合王国主導の多国籍義勇軍が足を踏み入れる。敵の敵は、親愛なる友。国家理性に導かれ、数奇な運命をたどる彼らの中には、一人の少女がいた。メアリー・スー准尉。父を殺した帝国に対する正義を求め、彼女は銃を取る。

声優・キャラクター
悠木碧、早見沙織、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠、飛田展男、濱野大輝、笠間淳、林大地、小林裕介、土師孝也、小柳良寛、高岡瓶々、森川智之、福島潤、田村睦心、戸松遥、チョー、稲垣隆史
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今さらタイトルで敬遠もなかろうて

原作未読 TV版視聴済み


“存在X”とか説明なしに語られてるためTV版を視聴済みであることはお作法といってよいでしょう。
あいかわらず主人公が幼女である意味がわからない『幼女戦記』の劇場版となります。

たいしたこと書いてないけどミリタリ的見解はTV版のレビューに載せとります。
俺たたENDなTV版の最後覚えてます?※一応隠しときます。

{netabare}砂漠みたいな南方戦線に飛ばされて「どうしてこうなったー!?」ENDでした。
存在Xに対峙するには、信仰にすがるのではなくあくまで合理性で勝負する路線を突き進むのかどうなのか?と続編の注目ポイントをわたくしレビューで書いてますね。このモノの見方はブレてないです。{/netabare}

続きが気になる終わり方だったのでおおむね劇場版に期待するのはこんなところ↓
Q
1.答え出るん?
2.戦闘は派手になる? ※そこはホラ、、、映画だし(^^)

ざっくり回答は↓
A
1.出ません。
2.派手になります。市街戦闘ではぬるぬる変態的な動きをしてます。

スタッフや声優を引き継いで制作してるので大外しはありえません。安定して面白かったです。
ついでに、“信仰心と合理性”なのか“感情と理性”なのか?
“存在X”とターニャが対峙しての二項対立のような図式に見えてたけっこう重要な部分。
ターニャの対立軸として、この“信仰心”ないし“感情”を体現する存在が登場したこともファインプレー。もちろん{netabare}ターニャとの死闘の末戦死したアンソニーの娘。メアリー・スー(CV戸松遥){/netabare}のことです。

これで見やすくなりました。神VS人間よりも対立する両極端な人間同士のほうが物語が破綻しにくい。
己が正義とのぶつかり合いになって譲れない争いになりますし、元はといえば存在Xという同じ親から生まれた相反する二つの概念であるという深みとコクも出てきます。

【作品テーマ】

 存在Xとの落とし前をどうつけるのか?

⇒これは道半ばです。

【劇場版の面白いとこ】

 ◎ ターニャ VS メアリー・スー
 ○ 市街戦闘

きわめて劇場版らしい。劇場版に期待するところを満たした『劇場版幼女戦記』でありました。



※ネタバレ(もある)雑感

■世界観の意図

既視感のある国・人・軍事パーツを素直に楽しめる一方で、WWⅠとⅡをごっちゃにして~の史実との乖離や魔導部隊なる設定。純歴ヲタだとアレルギー出そうなのもわからなくもない。なんせ空飛ぶ人間が銃剣で戦闘機の翼をたたっ斬ることができちゃう世界ですから。これには一家言あって、


 これ外国でも流すんですよね?


アニメ大好きフランス・イタリアやアメリカ。ドイツも例外ではありません。それらの国を配慮して…なんてアホなことは言いませんよ。

 {netabare}ガチ史実ベースの世界作ってアナザーストーリー{/netabare} 

それに欧米人が耐えられるか?って無理だからちょっと外した世界観なのだと劇場版観て思いました。

選挙で選び渦中は熱狂した事実に蓋をして全部ナチスに罪を被せて、ニュルンベルク裁判の前と後とで分断を図り逃げ切ったドイツ。
反省したドイツを見倣え!って彼ら反省なんて微塵もしてませんけどね。「我々とは別のナチスなるもの」を作っておっかぶせただけです。もちろん賠償には応じてません。

次にアメリカ。原爆投下を正当化するストーリーは皆さん耳タコでしょう。自らの罪に向き合ってない点ではドイツと一緒。

イデオロギーにしちゃうのはどうぞご自由に!彼らの意見に乗ろうがかまいませんが、少なくとも私は日本国籍を有する者なら「違うだろ」と指摘し続けることがお作法であるとの考えです。

何が言いたいかっていうと、彼らのン百倍は反省している、なんなら反省しなくてもいいことまで、それにおかわりで“俺たちの反省はこれからだ”の勢いで反省している我々からすれば、

 {netabare}正当化だらけのお前らの豆腐メンタルじゃ受け止めるのは無理!{/netabare}

と思っちゃうんですよね。世界広しといえどもドイツ第三帝国を茶化せるくらいの表現の自由が認められてるのは我が国くらいなもんです。
ぶっちゃけ仮想ナ○スが活躍する作品なんてリアルに寄せすぎると×。これくらいのファンタジーっぷりでちょうどよいと思えるのです。そのうえでやや無理筋な作品設定については流れてる哲学が荒唐無稽でなければ無問題と考えます。


其の一:{netabare}「コミー(commie)」と共産主義者を忌避/軽蔑する単語をターニャ筆頭にガンガン発してます。

「なんでお前らソ連と組んでんねん?」みたいな。
日本に視点移せば、大日本帝国が必死でソ連食い止めてんのに何してくれてんだ?の心境です。レイトカマーのアメリカがアジア利権にちょっかい出すために日本を外そうとして失敗。中華人民共和国成立など共産国家の台頭を許し、朝鮮戦争からのベトナム戦争と余計な結果になったよな、と。
やや盛ってこれくらい言ったうえで、「でも今は仲いいよな」とするくらいでちょうどよいのです。{/netabare}


其の二:{netabare}義勇軍?メアリー・スーも狂気を帯びたちょっと危ない人設定です。

「正義を振りかざしてどんだけ無茶してきてん?」みたいな。
仮想連合国の象徴みたいな存在にメアリーを持ってきた意図。合わせ鏡と思いなさい!{/netabare}



■ドキッとくる至言

トンデモ設定もあるにはあるけど底流がしゃんとしてると私は思います。
たまにグサリとくる高速ストレートありませんでしたか?

・{netabare}「無能な働き者か…やっかいだな」

序盤。メアリー・スーの上官がメアリーを指しての一言。

 1.有能でやる気のある
 2.有能でやる気のない
 3.無能でやる気のある
 4.無能でやる気のない

リアルの現場でも3.が最も厄介であり、組織を破綻に導く存在として心にとどめて置かねばなりません。覚醒するまではひどかったですからね、彼女。{/netabare}


・{netabare}「まずもって勝つことが大事 正しく勝たねばなりません」
 「でなければいずれ歴史に笑われます」

参謀本部にて後方勤務の希望を伝えた時のターニャ。
勝ったほうが歴史を作るのはまさにまざまざと見せつけられているのが我々現代日本人でしょう。つまり転生前のおっさんターニャの知ってる歴史。賢者は歴史に学ぶ。よって、次は勝たねばなりません。
「思考放棄した俺の勝ちね」くらいの程度の低さを露わにしてるのが我が国です。軍事研究なぞしませんとドヤ顔で発表してる横で北朝鮮の核開発のために亡命する教授を輩出した某帝国大学とかなんのブラックジョークでしょう。「勝つために考えること」と「行使すること」は違います。

ガラスを拳で叩き息巻くお偉いさんに戦の収め方のプランはあるか?と問うたターニャさん。正しく勝たねばなりません。先述、日本を叩き潰したことでソ連の増長や朝鮮戦争ベトナム戦争へと発展した結果を見るにアメリカにとって正しい勝利だったのでしょうか?

リアルではこれがなかったのが大日本帝国の最大のやらかしです。正確には正しい勝利ならぬ正しい敗北のプランニング。戦闘で敗北しても戦争目的を果たす困難な作業をです。ぎりぎりで國體が守れたものの結果オーライ。次は結果オーライにならないように真剣に考えましょう。

でなければいずれ歴史に笑われます。
令和初頭の日本人が未来の日本史の教科書でどう書かれているかみものですね。{/netabare}



■(オマケ)主題歌について

{netabare}TV版の主題歌をアレンジ加えてもってくる演出にしびれます。
ターニャ役悠木さんが歌う「Los! Los! Los!」。このへん「トラ!トラ!トラ!」をなんかしら意識したのだろうと、“LOS”を調べてみましたが、スタジアムの名前だったりタイ王国の愛称だったりビンゴそうなのはなく、そのまま“LOST(喪失)”くらいの意味合いで受け取りました。

注)他のレビュアーさんからの指摘でLOSはドイツ語で別の意味があるらしいです。{/netabare}



これ2期ないと詐欺ですよ。待ってます!



視聴時期:2020年2月 

-------


2020.02.26 初稿
2020.09.21 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 59

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦争が無ければ誰からも愛されて皆に愛情を与えていた少女…

この劇場版は、テレビ版の続きです。
そして、この映画では深く考えさせられたことがあります。
それは…


今まではターニャの魔力に匹敵する敵はいませんでした。
そのため、面白みに欠けていましたが、今回は違います。
ついにターニャの力量に匹敵する好敵手(ライバル)が現れます。

その名はメアリー・スー。
彼女は、ターニャが倒したアンソン・スーの娘。
メアリーが父に贈った銃をターニャが持っていることから、ターニャを父の仇と確信します。

メアリーは信仰心が深く家族思いの優しい娘です。
戦争さえなければ、彼女は銃で人を撃つことも拳で相手を殴ることもなかったでしょう。
誰からも愛され、多くの人に愛情を与えていたはずです。

しかし、今の彼女の生きる目的は父の仇を討つこと。そのためならば彼女は何でもします。

市街地でメアリーはターニャを見つけます。するとメアリーはターニャを追いかけ、銃を連射します。
もちろんターニャは銃弾をよけるので、メアリーが放った銃弾は民家に当たり、民家が壊れます。延焼します。

当然のごとくメアリーの銃弾で多くの市民が家を失ったり傷を負ったり亡くなったりしているはずです。
だけどメアリーは気づきません。自分が不幸にしている人がいることを…
今のメアリーには、復讐心しかありませんでした。

メアリーはターニャを追い詰めます。
拳で何度もターニャの頬を殴ります。ひと思いに殺せば良いのに、メアリーはそうしません。
散々殴った後、教会の礼拝堂へターニャを引きずります。
そこで恨みを言って殺すはずだった。

だけど、すぐに殺さなかったその甘さがメアリーの命とりでした。

おそらく、ターニャならば、相手が殺せるときを見つけたら、ためらいなく殺します。なぶり殺しにはしません。だって隙を見せることになるから…
それにターニャならば、そもそも仇を討つという発想すらありえません。

だってこれは戦争だから。国同士が認め合った人と人とが殺し合う戦いだから。
仇という概念を持つと、戦争は果てしなく永遠に続くことをターニャは知っています。
彼女の考えは、いつも合理的です。

家族思いで心の優しいメアリーと合理的で冷血なターニャ。
あなたは、どちらが多くの一般市民を殺傷していると思いますか?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なんでこーなった!

原作未読 1時間45分

TV版の「幼女戦記」の続きです。先にTV版を観ることをオススメします。

次々と最前線の戦場を駆け巡る(駆け巡らされる)異世界から転生させられた少女ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐率いる帝国軍第二〇三航空魔導大隊のお話。

今回は、TV版で因縁が出来たある少女とのお話がメインとなっています。

TV版と同じく調子に乗ったところもあり、夢の後方勤務とはならず大部分が戦場でのお話でバトルシーン満載でした。

バトルシーンは大画面と音響で映画ならではの大迫力です。

ターニャの禍々しい顔芸も健在ですw 観ていると幼女という感じは全然しなくなりますねw

まだまだ続きがありそうです。次回があるのならばTVに戻ってほしいですね。

EDは、ターニャ・フォン・デグレチャフ少佐役の悠木碧さんが歌う「Los! Los! Los!」とTV版のOPを歌うMYTH & ROIDさんの新曲でした。

最後に、TV版と同じで自業自得な面が多かったですねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41

64.5 6 ラノベ原作アニメランキング6位
劇場版 灼眼のシャナ(アニメ映画)

2007年4月21日
★★★★☆ 3.7 (294)
1955人が棚に入れました
平凡な高校生・坂井悠二の日常は、ある日突然消滅した。異界から渡り来た、人の“存在”を灯りに変えて喰らう化け物“紅世の徒(ぐぜのともがら)”が悠二を襲う。逃げることも忘れ呆然と立ちすくむ彼を救ったのは、紅蓮の髪と瞳をもつ謎の少女だった。そして──その少女は、悠二にこう告げた。
「おまえはもう【存在】していないのよ」と。「存在亡き者(トーチ)」であった悠二と、彼に“シャナ”と名付けられた少女は、悠二の中に宿る宝具を監視するため御崎市に留まることに。そして二人は、彼をトーチに変えた元凶、この街に潜む紅世の王“狩人”フリアグネと対峙する……。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、江原正士、川澄綾子、櫻井智、生天目仁美、岩田光央、諏訪部順一、こやまきみこ、野島裕史

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

コンパクトシャナ!劇場版を観れば「灼眼のシャナ」を理解できます。

「灼眼のシャナ」を齧るにはもってこいの劇場版。
シャナの何たるかがわかります。

紅世のともがら、フレームフェーズ、封絶、自在法、トーチ、ミステス、メロンパン、うるさいうるさいうるさい。
これくらいわかれば、灼眼のシャナの60%は理解できます。

内容はといえば、1期序盤の総集編的な作品。
と思ったら大間違い、TV版とストーリーが微妙に変わります。
おいしいとこどりのうまい編成。
ラストもお見事。
結構、見ごたえがあります。

フリオイグレシ・・・じゃなかった、フリアグネとのシビアな戦い。
シャナと悠二の心の距離が徐々に縮まります。
マージョリーさんも大活躍。
一方のカルメルさんは・・・、観てのお楽しみです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29
ネタバレ

ぴの@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

“ミステス”坂井悠二と『炎髪灼眼の討ち手』シャナのはじまりの物語。

2007年4月21日公開。

DVDについているディレクターズカット版のほうを見ました。
アニメ版のほうをみたのがかなり前なので、すごくなつかしく感じましたね。やはりこれが灼眼のシャナ!っていうのをすごく感じさせられるものとなっていました。

内容としては、1期1話~6話までのフリアグネとの戦いにオリジナル部分をたくさん取り入れて作ったかんじの映画でした。
作画にもとても力が入っていてよかったと思います。
{netabare}特に最後のほうのシャナ&マージョリーVSフリアグネとの戦いのところはかなりストーリーも圧巻でつい見とれてしまうものでした。{/netabare}

基本的にはアニメ版を見てれば、話にはついていけると思うのですが、シャナ好きな人にはぜひ見てもらいたい作品だと思いました。
ただ、音楽はアニメ版のほうがいいのでは…?と個人的にそう感じましたね。でも良曲です!

読んでいただき、ありがとうです(●^o^●)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

zu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

TV版の総集編?

中盤位までは、TV版の総集編かと思っていたら、終盤は、ストーリーが変

わっていたので、よかった(笑)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

61.7 7 ラノベ原作アニメランキング7位
アクセル・ワールド INFINITE∞BURST(アニメ映画)

2016年7月23日
★★★★☆ 3.4 (172)
1072人が棚に入れました
ウェブ上の仮想世界で行われるオンライン型対戦格闘ゲーム《ブレイン・バースト》。プレイヤーである《バーストリンカー》たちは、現実の1000倍に《加速》した世界で、戦いを楽しんでいた。私立梅郷中学に通う有田春雪(ハルユキ)もそのひとり。高円寺を拠点とする《ネガ・ネビュラス》に所属する彼は、《軍団》の長である黒雪姫と共に、渋谷エリアでの《領土戦》を戦っていた。そこに訪れた《変遷》と漆黒の巨大な竜巻、そして突然の回線切断。本来、起こるはずのない不可思議な現象は、《加速世界》を徐々に侵食し、竜巻に包まれたエリアでは、《加速》することができなくなってしまっていた。いったい、《加速世界》に何が起こっているのか?原因を突き止めるべく、ハルユキと仲間たちは、黒い竜巻に立ち向かう――!

声優・キャラクター
三澤紗千香、梶裕貴、豊崎愛生、浅沼晋太郎
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「もっと先を――観たくないか、みなさん」

上映時間 90分(コマーシャルとか入れると実質80分ぐらい)

4年前にテレビ放送されたアクセル・ワールドの劇場版です。アクセル・ワールドのテレビ版を先に観ることをオススメします。

テレビ版が終了し、2期を心待ちにしていました。もう4年も経過して諦めていたときに劇場版になるという情報を聞いて、前売り券を買って心待ちにしていたこともあり、上映初日に観にいきましたw

最初はテレビ版の復習でした。ちょっと長い感じがしましたが、色々思い出して良かったですねw{netabare}(でも能美の部分はカットされていましたw){/netabare}

加速世界(ブレイン・バースト)を脅かすことが起こり、主要なバーストリンカーたちで対処しようとするお話です。

懐かしく思うようなキャラがいっぱい出ていました。w{netabare}(アッシュ・ローラーが出てきたときは歓声したくなりましたねw 結構好きなキャラです^^){/netabare}

後半はもうお祭り状態w 「バーストリンカーのおもちゃ箱やw」というくらい色々なキャラが出てきて色々な技を出しますが、もう何をやっているの追いつけないほど凄まじかったですねw{netabare}(六人の王が揃ったのは壮観でした){/netabare}

ちょっと時間も限られていることもあり詰め込みすぎた感じはしましたが、4年(OVAは観ていません)ぶりに各キャラが動くところを観ると感慨深くなります。

もっとじっくり観たかったです。2期があったらいいですね^^

EDはKOTOKOさん、KOTOKOさんの曲を聴くとアクセル・ワールドの世界って感じがします^^

最後に、もうソードアートオンライン劇場版のチケット発売していました。ついつい買ってしまいましたねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

原作未読組は置いてきぼりってことですか・・・

結論から言うと、私のような原作未読のTVアニメ組は置いてけぼりになってしまうような作品でした。

前半はTVアニメの総集編。
後半の能美のくだりが、ばっさりカットされていた所は高評価。
能美のくだり、あまり好きじゃないんですよ・・・。

後半は新作。ところが原作未読組の私には、初めの所からいきなり『???』。
{netabare}
ネガ・ネビュラスについて。
フウコ(スカイ・レイカー)と一緒にいるのは誰?もしかして見覚えのない人が仲間になっている?
アクア・カレントが一緒にいる?もしかして仲間になっている?

この件については最後まで一切説明なし。

主要な登場人物も見たことのない新技を繰り出す。
最後は訳の分からない天使的な者が現れて、主人公が無双状態に・・・。

で、一件落着って・・・。
{/netabare}
『原作未読組は眼中にない!』って感じの作品でした。
ただまあ、バトルシーンは迫力があって良かったかなぁ、と・・・。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 24

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「君は考えたことがあるか?自分がバーストリンカーでなくなる時のことを。」

アクセル・ワールド劇場版。

90分のうち、
40分はテレビシリーズを振り返る総集編、
残りの50分が新作ストーリーとなっています。

テレビシリーズを観てからかなり時間が経っていたのもあり、
あまり内容を覚えていなかったので、
総集編もそれなりに楽しめました^^

テレビシリーズを観ていない人にとっても
「こんな世界観です。」とわかるので、
ご新規さんにも優しい構成。

だけど、24話をまとめるのには限界があり、
「あーこんなシーンもあった…ような…。」程度の復習にしかなりません。

なので、ある程度ストーリーを思い出してからの方が
総集編パートも含めてより楽しめると思います。


● ストーリー
“ニューロ・リンカー”という機械により、
バーチャルな世界が生活の一部として浸透している近未来。

見た目と内向的な性格から、いじめにあい、
自分に自信がない有田春雪(ありた はるゆき)。

校内一の有名人・黒雪姫(くろゆきひめ)から、
『ブレイン・バースト』というソフトを受け取り、
『シルバー・クロウ』というアバターを作成した。

加速世界(アクセル・ワールド)で加速し続けるためには、
勝負に勝ち続けなければならない。

黒雪姫の騎士となり、彼女を守るため、
彼女の言葉を信じてハルユキは戦っていた。

そんなある日、
いきなりグローバルネットが回線切断されてしまう出来事が起きた。

加速世界に出現した黒雲と関係があると考えたハルユキたちは、
原因を突き止めるべく、黒雲の中への突入を決意した。


時間は短いので、
1つのストーリーとしてはあっけないです。

ただ、キャラは総出演しているので、
アクセル・ワールドの世界観を楽しむには十分だと思います。

あまりテレビシリーズの内容を覚えていない私は、
あれ?こんなキャラ仲間にいたっけ?状態でしたが^^;


● 作画
作画はかなりのクオリティだったと思います。

特にアクション&戦闘シーンは、
よく動くし、スピード感抜群!

これは劇場の大きなスクリーンで観たら、
迫力がすごかっただろうなと思います。


● 音楽

【 主題歌「PLASMIC FIRE」/ KOTOKO×ALTIMA 】

アクセル・ワールドは好きな曲が多かったのですが、
今回も期待に応えてくれる曲です^^

そうそう、このかっこよさとテンションが好きなのです♪


● まとめ
作画はとてもきれいだし、
アクセル・ワールドの世界観を楽しむには十分。

欲を言うなら、
もっとストーリーを楽しみたかったな~。

あとはテレビシリーズをもう一度振り返ってから見ればよかった、
というのが個人的反省点です。笑

キャラや相関図がわからないのが、
もやもやしてしまいました^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 20

79.4 8 ラノベ原作アニメランキング8位
映画 中二病でも恋がしたい! -Take On Me-(アニメ映画)

2018年1月6日
★★★★☆ 4.0 (364)
2246人が棚に入れました
高校3年生への進学を間近にした春休みを舞台として、勇太たちの新たな物語が描かれる。ある日、立花の姉・十花は、成績のかんばしくない立花を連れてイタリアに移住することを宣言。これを知った丹生谷森夏(にぶたにしんか)から、立花との駆け落ちを提案された勇太は、立花とともに日本全国を駆け巡る逃走劇を繰り広げる。

声優・キャラクター
福山潤、内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、長妻樹里、保志総一朗、仙台エリ、福原香織、井上喜久子、岩男潤子
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

虹をみたかい

石原立也監督作品、脚本花田十輝。

18歳になり、高校3年の春、
相変わらず共同生活を続けている勇太と六花。
大学受験、くみん先輩の卒業と、
少しづつリアルが変化していく中で、
六花の成績は悲惨な状況であった。
将来を心配してイタリアへの居住を薦める十花。
{netabare}変わるのか変わらないのか!?
恋心を知り葛藤する2人の逃避行が始まる。{/netabare}

全国を巡り、自分を見つめ直す旅。
京アニファンには楽しい演出の数々があります。
{netabare}ユーフォの宇治橋、たまこの商店街、
ハルヒの消失のファミレスでは、
ここでも重要な言葉で溢れていました。{/netabare}
凸守とモリサマーの旅路も楽しませてくれます。

私の価値観を変えたラブコメの傑作ですが、
正直に言えば1期で完結していると思います。
先入観を持たず1期に触れてくれれば幸いです。

好きになればなるほど私ではなくなる。
ありのままの自分を受け入れてくれるのか!?
大人が見れば小さな葛藤も、
思春期の繊細な心では感じ方も大きく違う。

自分の在り方を問う、
それは祝福すべきことだと思うのです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

 邪王真眼(六花)とダークフレイムマスター(勇太)の恋の逃避行…至高のラブコメ作品

結論から述べると「面白い、大満足の出来」です。しかし、落ち着いて考えると…

「中二病でも恋がしたい」この作品が好きだからこその満足感なのではないかと思います。

TVシリーズを知らないで見に行っても面白さは半減でしょうね。六花と勇太の関係とそれぞれの過去、六花の家族、森夏と凸守、キャラの思考と性格、TVシリーズのけっこう細かい要素を差し込んでいるので、見ていないと何がなんだかという場面も多かったと思います。逆に知っていると終始クスクスしっぱなしです。

物語はラブコメの王道と言っても過言ではないほどストレートなものでした。
{netabare}高校2年の春休み、六花は高校3年になるというのに相変わらず中二病。六花の姉の十花から六花をイタリアに連れていくことを告げられ、六花と勇太はモリサマー、くみん、七宮たちから駆け落ちを勧められて逃避行。
十花の策略でモリサマーと凸守は二人を追うことに…。
京都、兵庫、和歌山、東京、途中のドタバタ、すれ違いはまさしくコメディ。特にお城のホテルの話、モリサマーと凸守の掛け合いは笑えます。
六花と勇太は六花の母親に会うために札幌、そして青森へ。勇太は迷いを捨てて六花への思いを母親に伝えようとしていた。一方で六花は勇太を思うあまりにどうすれば良いのか悩んでいた(六花なりの)。そして二人は答えを出す。それは…
ぜひ見てね。オチもちゃんとあります。おいおい!と突っ込みたくなります。
{/netabare}映画の始まりにはショートムービーがあり、写真撮ってもいいというもの。さすがに控えましたが…

勇太、六花ともに今後のことを考えるようになるのがこの物語の大前提。特に六花は六花なりにどうしたら良いのかを悩むところは一期の大詰め以上の見せ場です。あと、勇太が普通に男の子という場面が多く、逆にこれは今まで描かれてこなかったなという新鮮な感じでした。{netabare}特に神様からの啓示、大塚さん使うのはある意味卑怯、笑わずにはいられません。{/netabare}細かいけど、六花の(そこに嫉妬?)という場面がとてもかわいいです。

内容的には「やっぱり中二病でもは面白い」と思わせてくれるものでした。たぶん、何回見ても飽きることはないでしょう。それは自分がこの物語のすべてが好きだからこそなのかもしれませんが。

作画は京アニですので安心できます。特に風景の描写は安定の京アニでとてもきれいです。新海監督作品と京アニは別格だと思います。
それから中二病バトルと妄想は少な目です。物語にそっと添えている程度で、ストーリーに重点を置いているのが印象的。歌はすべてZAQなのも「中二病でも」だと思わせてくれます。特にラストの方で流れる一期のOPのあれは最高です。


ただ残念ながら、客入りは芳しくない。始まったばかりなのにこの空き具合はヤバくない?というもの。やっぱりこのタイトルでは好きな人でないと難しいかもしれませんね。

中二病でも恋がしたいが大好きだという人は絶対に見てほしい出来に仕上がっています。劇場に行ってほしいです。興味が出たという人はTVシリーズを見てから行くとより楽しめます。ラブコメとして本当に面白い作品です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アニメを見た人にはぜひ見てほしい。

INSIDE IDENTITY、Vanishment This World、voice、キャラソンなど予習バッチシで挑んだ本劇場版…

アニメの伏線もしっかり回収されていたり
たまこまーけっとやFreeなどの他の京アニ作品の登場(一瞬)もあったりして
京アニファン、中二病でも恋がしたい!ファンには堪らない内容でした。
京アニから中二病ファンへの最幸の素敵な贈り物です。

映画のストーリーは勇太と六花の恋の逃走劇を基本軸としながら
それを追いかけるモリサマーと凸守の百合百合可愛いシーン多めの
内容になっていて、今回は六花の姉である十花さんのキャラが効いていました。
笑えるシーンが多くて良かったですね。終始にやにや…w

でもやっぱり所々でアニメのワンシーンやネタが出てくるので
アニメを視聴していることが楽しむための条件の一つでもあるかなと
感じました。

六花が、勇太が考えた二人の将来
それを見つめる周りの友達、そして試す姉
中二病と現実について真剣に向き合い、だからこそ出せた二人の答え

ぜひ劇場で見てほしいと思います。

これで中二病でも恋がしたい!については一区切りした感があるので
この結末を見れて嬉しい半面寂しさも感じます。
劇場主題歌のZAQバラードがまた泣ける歌詞で…。
レンタルされたらまた何度でも見返したいです。


モリサマ推しの自分には最高の映画でした!!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

63.4 9 ラノベ原作アニメランキング9位
劇場版 デート・ア・ライブ 万由里ジャッジメント(アニメ映画)

2015年8月22日
★★★★☆ 3.7 (187)
1189人が棚に入れました
戦争(ルビ:デート)、再開。さあ――私たちと最高の戦争(ルビ:デート)を始めましょうシリーズ累計400万部突破!大人気アニメ「デート・ア・ライブ」の完全新作劇場版が早くもパッケージ化!異界より来たりて甚大なる力を行使せんとする《精霊》――彼女たちを無力化する方法は……デートして、デレさせること!?シリーズ累計400万部突破! 更に2度のTVアニメ化も経た最強のボーイ・ミーツ・ガール『デート・ア・ライブ』、完全新作の劇場版アニメがパッケージとなって顕現!

声優・キャラクター
島﨑信長、井上麻里奈、富樫美鈴、竹達彩奈、野水伊織、真田アサミ、内田真礼、ブリドカットセーラ恵美、茅原実里、雨宮天
ネタバレ

邪神 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

満足!最高!

とても楽しみにしていたデートアライブの映画を見ることができました。
実はいつも利用している映画館では上映していなかったので、
あきらめかけていたのです。
ですが調べてみたところ、
         「伏見でやってるじゃんっ!」
というわけで行くことを決心し、ついでに特典も確認し、
個人的に欲しかった特典小説の開始日に行くとこにし、9/12に
行ってきました。
本当は友達と行く予定でしたが友達の予定が合わずキャンセルに!
というわけで初の一人電車and一人伏見でした。

さてさて感想に移るとしますか・・・

{netabare} 映画の感想としては
今までのデアラを一気に凝縮した感じでしたね。
主にミクのライブやプール、デートの場所などなど。
今回はだれか一人ではなく全員と一人1日のデートでした。
だからデートの時間が長い!映画の2/3以上がデート、デート、デート
「羨ましいな オイ!」 
最後のほうに戦闘がありましたがメインはデートでしたね。
この感想ではあえて戦闘については触れません。
       (だってデートしている時の精霊の方がが可愛いんだもん)
精霊たちは可愛いっ!しかし今回の精霊たちはデートの恰好が違い
可愛さが10倍増しです。(特に八舞姉妹の可愛さがすごかった。)
夕弦が鷲一にデートプランについて教えてもらもらっていましたが、
そのチョイスが「鷲一らしい」お店でした。(当然夕弦が変更)
各精霊とのデートもその精霊らしいデートで見ていて
こちらも楽しくなってくるようなデートでした。(途中で士織が登場)
万由里との別れは切なかったですがかなり楽しめたので良かったです。
映画では万由里とのデートはありませんでしたが、
そこは小説で補充しました。
あとミクが歌っていたGo☆サマーガールにはまってしまいました。
早くCDでないかな~
{/netabare}
できればアニメも3期をやってほしいものです。
やはり映画の視聴日は間違っていなかった!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

さあ…私たちと最高の戦争(デート)を始めましょう

この作品が2度のTVアニメ化を経て劇場で公開されたのが2015年8月…
もう3年半も前になるんですね。

現在、3期目のTVアニメが放送されていますが、この作品を未視聴だったことに気付き早速視聴した次第です。
物語に繋がりがあるかと思っていましたが、完全新作アニメだったので現在の3期の視聴に影響を及ぼすことはありませんでした。

でも、流石劇場版…とにかく作画というか、キャラデザが綺麗…
この作品は美少女がたくさん登場するので、キャラデザの完成度はこの作品の根幹を支えていると言っても過言ではないと思いますが、そこは文句なしの合格点…

そしてデートアライブと言えば、日常のデートのみでなく激しい戦闘シーンもこの作品の魅力だと思いますが、その迫力も半端ありません。

何故、もっと早く視聴しなかったんだろう…
この手の作品は嫌いじゃないのに…というか、どちらかと言えば寧ろ好きなんですけどね。

そしてこの劇場版ならではの朗報がもう一つ…
本作品は完全新作アニメとして、新キャラが登場するんです。
そしてその新キャラのCVは、何と天ちゃんなんですよ。
視聴の気合いスイッチがONになるってもんです…

この物語の主人公は、五河 士道。
キスによって精霊の霊力を吸収・封印し、その霊力を自分のものとして行使することもできるという特殊な体質を持っていたのは少し忘れかけていましたけれど…

ある日、彼は他の誰にも見えない、自分にしか見えない存在が空中に浮遊しているのに気付きます。
勿論、その物体は精霊にだって見る事はできません。
調べてみると、その物体からは微かにですが精霊の霊力が感じられたんです。
その物体を見極め、適正な処置を施すことが決まり…物語が動いていきます。

適正な処置…と書きましたが、私たちのすべきは士道と精霊のデートを指を咥えて見ることなんですけどね。
しかし、士道の周囲を取り巻く精霊の数は半端ありませんね…
然るべき手順を踏んで増えてきたのは認識しているつもりなのですが、改めて見るとその数の多さに驚きを隠せません。

夜刀神 十香(CV:井上麻里奈さん)
五河 琴里(CV:あやち)
四糸乃(CV:野水伊織さん)
八舞 耶倶矢(CV:まややん)
八舞 夕弦(CV:ブリドカットセーラ恵美さん)
誘宵 美九(CV:茅原実里さん)

他にも「時崎 狂三」や精霊ではありませんが「鳶一 折紙」というお馴染みのキャラもちゃんと登場するので懐かしさを感じちゃったり…

デレっとした士道を見つつ物語が展開されていくのですが、そんな簡単に終わる筈のないのがこの作品のお約束…

天ちゃん演じる新キャラが物語にどう刺さり込んでくるのか、それに作品のタイトルにもなっている「万由里」と謎は深まるばかり…

どこまでも物語は熱くて…
存在自体が危ういにも関わらず、気持ちをどうすることもできなくて…
だって最初から燃えているんですから…生まれた時から燃え上がっているのですから…
最初から選択する道は決まっている筈なのに、心はそんな簡単に割り切れる訳も無く、突風に煽られた木の葉の様に舞い散る思いの先に何が待っているのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

主題歌は、sweet ARMSさんの「Invisible Date」

上映時間72分の作品でした。
完走して振り返ってみると、この作品の原点が感じられる地に足の着いた作品だったのではないでしょうか。
これで3期の視聴に際して思い残すことは無くなったので、視聴にも弾みの付きそうな気がします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

きみーをーただーかんじーらーれーるー

なんかそらのおとしものの
劇場版に似てるなって観終わって思った。

この作品のメインだと思われる
『精霊とデートして、デレさせる』
がふんだんに盛り込まれていたので
好きな人は楽しめる内容だったと思います。

自分はもちろん楽しめました。
みんな可愛すぎます(特に琴里と四糸乃)。

一番気に入っているのはed。
なんか胸にズーンってきましたw

最後に、狂三さん、出番少なかったのに
存在感マジ、やばくね?
最後の意味深な台詞なにあれ?
謎すぎるので続編希望します!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

63.9 10 ラノベ原作アニメランキング10位
キノの旅 何かをするために life goes on(アニメ映画)

2005年2月19日
★★★★☆ 3.6 (142)
620人が棚に入れました
【劇場版 キノの旅 何かをするために-life goes on.-】
キノは生まれた国を飛び出して、師匠とエルメスと一緒に森の中の小屋に住んでいた。
家事の手伝いをしながら、師匠にパースエイダーの訓練を受け、エルメスの運転の練習などをしながら、キノは平和に暮らしていた。そんなある日、川に水を汲みに行ったキノは、生まれた国で出会った青年(自分をかばって命を落とした青年)と同じコートを着た旅人を見かけ、話を聞く。そして、キノはある決心をする。――切なくも哀しい、そして衝撃的な話。

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

傑作シリーズですね。

キノの過去がわかって感銘を受けました。

塔の話しについては「奇妙な話し」です。
知っている人は少ないかもしれませんが、安部公房という作家の作品を思い出しました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

Hawaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

いつもどうり難解ですね

キノの旅はやっぱ独特です。
哲学的考察がいるかもwww
まぁ不思議な世界観には魅了されましたね。
ちょっぴり鬱展開もかなりよかったです。
キノのルーツみたいなものも描かれていて
観ていて興味深い内容でした。
キノの訪れる国はいつも特色があって面白いですね。
自分もこんな国を旅したいなぁ~。
あまり知られていないアニメですけど
十分、楽しめる内容になっていると思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

miki0908 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キノのリメイクのついでに

Dアニメで見ました。
師匠との話。

優しく迎える師匠の笑顔は
強さの意味を考えさせてくれた。
銃を持たせることの意味。
子供を甘やかし過ぎる昨今の考えでは、
TV放映できるでしょうか。

メイドインアビスのオーゼンさんもこれくらいやりそうです。
ボンドルドは論外ですが。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

63.4 11 ラノベ原作アニメランキング11位
とある飛空士への追憶(アニメ映画)

2011年11月1日
★★★★☆ 3.5 (331)
1533人が棚に入れました
たった二つの戦争中の大国しかない世界―――。『空の上では身分は関係ない』という自論を持つ「シャルル」だが、彼はまさに社会の底辺層であった。両国のハーフであるためにひどい差別を受ける彼は、飛空士としての腕の自信と、ある思い出だけを頼りに生きてきている。そんな彼に対して「ファナ」はシャルルが属する空軍を擁する大国の次期皇妃。天と地ほどの身分の差がある二人が主人公である。物語はシャルルがある作戦を告げられることから回り始める。それは「順調に進んでも五日はかかる広い中央海を、ファナを連れて二人で敵中翔破せよ」というものだった。接点がなかった二人に、つながりが生まれる。

声優・キャラクター
神木隆之介、竹富聖花、小野大輔、富澤たけし

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

期待せず見たら、意外と面白かった。掘り出し物のアニメ映画です。

素人な声優もほとんど気にならないくらいの、雰囲気を持った作品です。
シンプルな中にも深みがあり、緊張感と感動が適度に加わります。
そして、短い期間での話ですが、次期王妃の成長が手に取るようにわかります。

次期王妃が2回も海に落ちる演出が好きです。
次期王妃の不器用なかわいさを表していて、ポイント高いです。

映画らしい映画、素直なシナリオと思います。
私にとっては、掘り出し物のアニメ映画です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

「恋」と「空戦」の物語。それは身分違いの恋…。

飛行機のアニメーションが好きで、ずっと気になっていた作品でした。

飛行機もののアニメーションってスピード感があってわくわくするんだよね^^

実際に飛行機に乗るのは、うきうきするのと地面から浮いている
ふわふわ感が不安なのと、半々な気持ちなのですが。笑

99分、PG12指定がついていました。


● ストーリー
神聖レヴァーム皇国の皇子と婚約することになった、ファナ。

ファナをレヴァーム皇国へ無事に連れていくための特別任務を任された
飛空士・狩乃シャルル(かりの シャルル)は、ファナと共に旅立つ。


設定や物語の背景のあれこれについての説明は、
ずいぶん簡略化されていたように思います。

ストーリーを理解する上では問題ありませんでしたが、

視聴後にwikiを読んでいると「あーそういうことだったのねー。」と
深まる部分もいくつかありました。

原作は読んでいませんが、原作の方がおもしろそう。笑

それを100分にまとめるのは、なかなか難しかったのかな。

でもきれいにまとまっていて、すっきりとした終わり方でした^^


ストーリーとしては、特に大きな特徴はなく。

ある程度先の読める展開をその通りに進んでいく感じでした。笑

こちらの予想を上回らず、かつ、こちらの期待を裏切らず。

無難におもしろかった、というのが率直な感想です。


当初一番楽しみにしていた飛行シーン。

やっぱりアニメの飛行シーン好きだなあ♪

この作品も、びゅんびゅん飛び回っていてよかった^^

あんな風に自由に空を飛べたらとても気持ちがいいだろうな…。

私も飛空士になりたくなりました♪笑


● キャラクター
もうっ、シャルルイケメン!!

見た目だけじゃなくて中身もイケメン(*´Д`)

緊迫したシーンでの目。

ああいう目、大好きです。

この場面を乗り切る、ファナを守る、飛行機の技術で負けたくない…

いろんな気持ちが読み取れますが、

譲れないものを胸に掲げている時の登場人物の目って大好きなんですよね。

シャルルの目からも強い意志が感じられて、好きだったなあ。


ヒロイン・ファナ。

ファナに関して言えば、「キャラブレすぎじゃない?」ということ。笑

初めは感情を一切出さない、まるで人形のような女の子でした。

見ていて若干イライラしてましたww

シャルルと旅をするうちに、感情が豊かになってきて…。

これは、シャルルと関わることでファナの感情が刺激されたからなのか、

これがそもそものファナの本性なのか…。

どちらにしても、ギャップがありすぎてまるで別人でしたww

王妃オーラをまとっているファナは好きだったのに、なんだか惜しい。

ファナの心の変化にもうちょっとスポットが当たってもよかったのにな。


そして2人の関係。

なんとなく予想ができるように、まあこの2人惹かれあうわけで。

シャルルがファナに惹かれるのはなんとなくわかるんだけど、

ファナがシャルルになぜ惹かれたのかがよくわからなかった。

2人で危機を乗り越えたから?いわゆるつり橋効果ってやつですか?

うーん、ファナが急にぐいぐい行く感じには、ちょっと感情移入できなかったです。
(でもシャルルにぎこちなさが残る感じには、にやにや。笑)


● まとめ
ストーリーは無難という印象でしたが、

作画や演出は好みで楽しめました^^

BGMも好きだったな♪

山場のBGMにはついつい耳を傾けてしまいました^^

とりあえずシャルルがイケメン、ごちそうさまでした(*´Д`)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ひ・く・う・し・・・ひくうし(-_-(合掌)

      ↑
滝○クリ○テルさんをイメージしてね^^!


某トロピカル系サイトを筆頭に
書籍通信販売系のサイトで「とあるシリーズ」を探そうと
“とある”というキーワードで検索すると
上から5~6番目くらいに必ずといっていいほど候補に出てきたのがこの作品

気にはなっていたのですが
まさかアニメ作品になっていたなんて想像すらしてませんでした

原作はラノベ
ジャンルは恋愛、戦争、ファンタジー

「飛空士シリーズ」というシリーズモノの一作品で
「とある~恋歌」や「とある~誓約」などの作品があります

ちなみに「~恋歌」は2014年1月よりアニメ作品が放送予定だそうです


お話は・・・
タイトルのとおり
とある飛空士さんのお話^^
そのまんまです

ここで注意して欲しいのはタイトルが
「~飛空士~」であるということ・・・

分かりますか?

“ひこうし”じゃありませんよ”ひくうし”ですよ”ひ・く・う・し”

分かりにくいのでもう一度書きます

ひ・く・う・し・・・

ちなみに
わたしのパソコンで”ひくうし”を変換したら
最初”引く牛”って出てきて
その後どう頑張っても正しい表記にならないので
「飛行」→一文字消して→「空」→「士」っていう順番に入力
あとはコピペで対応・・・って
どうでもいいことを無駄に書いてしまいました

とりあえず
「飛空士」という肩書きを持つ人がいる
どこか”別の世界”のお話ということです^^

その主人公で”引く牛”・・・じゃなかった^^
“飛空士”の「狩乃シャルル」(かりのしゃるる)くんと
どこかの国のお姫様(になる予定)の「ファナ・デル・モラル」ちゃんの
淡い・・・
だけど
とても熱い恋のお話

観終わって
なんだかよく分からなかったので
とりあえずWikiでリサーチしてみると
“「ローマの休日」と「天空の城ラピュタ」の
切なさと爽やかさを意識しながら執筆された”と
記述されていました

えーと
とりあえず
ラピュタは分かりました
飛行船みたいなものが飛んでいたので・・・

でも
“ローマ”はないでしょ
っていうか
この手のお話ならモチーフになる作品って他にもたくさんあると思うのに
なんで”ローマ”?

ソフトクリーム出てこないじゃん
飛空機(“ひこうき”じゃないよ”ひ・く・う・き”^^)がバイクの代わり?
真実の口は?
グレゴリー・ペックみたいな優男は?(シャルルくん?マジで?ありえない~)

でも原作の先生様がそう仰るのならそうなのでしょう^^


さて
率直な感想を一つ(といいながらダラダラと)書かせていただくと

あの終わり方はない

ストーリー自体が
なんか煮え切らない感じで終わっていて
“もうどうでもいいや^^”
っていうような幕引き

さらに
最後は
二人のその後を
字幕カットで説明ってどういうこと?

二人の行く末がこんな軽いものだなんて・・・

せっかくアニメ作品にしたのに
これじゃあ全く意味がない

なんか・・・
こう・・・
なんというか・・・
もっとドラマチックな演出もあるでしょう?

たとえばエンドロールのとき
その後の二人の姿を
ダイジェストで流すとか・・・(NG集じゃないよ^^)


さらに
憤慨(半分キレた)してしまったのは
ファナちゃんの声

これはもう
小学生が国語の教科書を読んでるか
私がやる気のない上司に啖呵切っているみたいな(知らんわ!)

セリフの棒読みですよ~

そして
今にも舌を噛みそうなくらいの滑舌の悪さ

いっそ噛んじゃって
「かみまみた(>_<)」って言ってくれたほうが
いくらか可愛げがあるのに
(まあどう転んでも私はブチキレます^^)

くわえて完全にキレてしまったのが(もうキレまくってる^^)

ファナちゃんのしつこいくらいの「引く牛さん!」の連呼

セリフの半分くらい「牛さん」引いてるんじゃないの!?

「引く牛さん!」
「引く牛さん!」
「引く牛さん!」
「牛さん・・・引く?(笑」って

あまりにもテンポ良く叫ぶもんだから
「よっ!」
「はっ!」って
思わず
拍子つけてしまったじゃないの!

ファナちゃんの声の人のスキルを考慮して
あえて
「牛さん」のセリフを多くしたのか

原作から既に「牛さん」というセリフが多かったから
ファナちゃんの声の人が決められたのか

って
あれれ
なんか話題が「牛さん」に飛んじゃってますね^^


とにかく
世界観やストーリー
空中戦などのアクションシーンは良かったのですが
細かいところに不満のある作品でした~

あっさり締めてゴメンナサイ~

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25

75.9 12 ラノベ原作アニメランキング12位
続・終物語(アニメ映画)

2018年11月10日
★★★★☆ 3.8 (333)
1867人が棚に入れました
高校の卒業式の翌朝。顔を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、そこに映った自分自身に見つめられている感覚に陥る。思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき……。気がついたとき、暦はあらゆることが反転した世界にいた。

2018/11/10より全国劇場にてイベント上映開始!

声優・キャラクター
神谷浩史、斎藤千和、加藤英美里、沢城みゆき、花澤香菜、堀江由衣、喜多村英梨、井口裕香、早見沙織、井上麻里奈
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

怪奇現象学

物語シリーズ最新作。
今年の初夏は、名盤「歌物語2」発売、
アニメ化10周年イベント開催!!
幕張メッセ盛り上がったみたいですね。

現代の萌え怪奇絵巻、文学的鬼太郎。
その名も「こよみリバース」である。

大学入学を直前に控えた、
阿良々木暦の摩訶不思議な{netabare}鏡の国の冒険。{/netabare}

原作はあまり心に響かず期待薄でしたが、
独自の絵が付き、音が入り、命が吹き込まれ、
オールスターキャストの豪華な共演が、
娯楽として驚きの仕上がりを見せています。
意外にもシリーズ2番目の高評価としました。

ロリコンサービスショットに、
セクシー羽川猫、表情豊かな斧乃木余接、
{netabare}艶っぽい臥煙遠江の初登場!?{/netabare}など。
見所満載のシリーズ総決算です。

妹、月火だけが変化のないとある日常を巡り、
街を彷徨い、その謎の核心に迫る阿良々木暦。
{netabare}彼の心残りが原因で歪み共鳴した異質な世界。{/netabare}
無事に帰還できるのか!?
パロディ、メタ、余白と余韻を繋ぎ、
最後はツインテールと笑顔の衝撃波だ。

やっぱり楽しいってこういうことだ。
次なる物語への跳躍でしょう。
大学編も期待しています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

鏡開き

高校を卒業した阿良々木暦。
起床して顔を洗うと鏡が奇妙な事に気づく。
鏡の中に入り込み、反転した世界へと行ってしまったのであった。

まずは、鏡について。
日本では鏡は神聖化。
神の依り代として奉られています。
それは何故か。
鏡に映る姿を神と同一化していたから。
鏡=かがみ=「か『が』み」
神の中に我(=自分)を入れています。
漢字表記だと「ネ『我』申」
日本古来の宗教である古神道の考え方の説明でした。

鏡の中の世界が裏側の世界、というのは良い設定ですね。
元の世界へと戻るべく奮闘する阿良々木君。
登場人物は、元の世界の裏側設定の人格が現れています。
表があるから裏がある。
当然の事ですが、案外忘れがち。
鏡というと反射を浮かべる人が多いですからね。

高校を卒業して大学へ入るまでの不安定な時期。
しかも合格発表が、まだ済んでいませんからね。
心に余裕と緊張が同居するごちゃ混ぜな心情。
阿良々木君でなくても不安でしょう。

本作品で、本当に阿良々木君たちの高校生活は終わります。
立つ鳥跡を濁さず。
反省はしても後悔はしないように。
大学生になった阿良々木君を少し垣間見れるのが『花物語』
物語シリーズのファイナルシーズンですが、大学生編があってもいいですよね。
大人姿の八九寺真宵や死んでいる設定だった臥煙遠江、
出番の少なかった老倉育などのキャラにも光を当てました。
鏡だけに「光を当てる」……
阿良々木君たちが関わる怪異譚。
続編を期待しています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 35
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不思議な世界

原作未読 上映時間 約150分

テレビアニメ放送(未定)に先駆けて6話分を劇場版としてひとつに纏めて公開した作品です。

阿良々木 暦が私立直江津高校を卒業して、大学入試の合格発表前の出来事を描いています。朝、洗面所の鏡に映る自分を不思議に思ったあと、その鏡の中に引き込まれたお話です。

キャラデザは、テレビアニメ版と同じなので違和感なく観れました。

いつもの阿良々木暦の一人語りがメインで、色々なキャラとの会話劇もたくさんありましたね。{netabare}(まさか神原 遠江(臥煙)さんまで出てくるとは思いませんでしたw){/netabare}

女性キャラがほぼ登場しますが、いつもと違った面が観れました。
{netabare}
成人になった八九寺真宵、レイニー・デヴィル姿の神原駿河、クチナワ口調の千石撫子、ブラック羽川や少女姿の羽川翼、背が低くなった阿良々木火憐、人間の時の忍野忍、ツインテールの戦場ヶ原ひたぎ、表情や仕草が豊かな斧乃木余接、学ランを着た(男性?)忍野扇、そして老倉育さんだけは最初誰だか分からないくらい容姿や性格が変わっていましたねw
阿良々木暦の女子制服姿で真剣に語っているところは、ちょっと笑ってしまいました。
{/netabare}
PG12作品ということで、やたらと下着姿や裸のシーンが多かったですw

化物語の世界を満喫しました。この作品の特徴として、アクションシーンが少なく会話する時間が長く、150分もあるので退屈するかもしれませんね。

テレビ放送はいつになるのでしょうか? 早く観たい方で、化物語シリーズが好きな方は観てもいいのではないかと思います。

ED TrySailさんが歌っています。

最後に、原作の物語シリーズはまだ続いているにゃ~。またTVアニメか劇場で続きを観たいシャシャシャ~。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 28

72.2 13 ラノベ原作アニメランキング13位
劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-(アニメ映画)

2019年2月15日
★★★★☆ 3.7 (243)
1247人が棚に入れました
神時代以前より受け継がれている【神月祭】に沸き立つ迷宮都市(オラリオ)――【リトル・ルーキー】として都市を賑わせた冒険者ベル・クラネルと、彼の主神ヘスティアも、その喧騒の只中に身を置いていた。夜の闇を照らし出す、色とりどりの屋台や催し、都市全体を淡く包み込む月光。都市の喧騒の遙か上空で、月は静かに佇み、ただ待っている。英雄の誕生を、そして新たな冒険譚の始まりを――

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、坂本真綾、内田真礼、細谷佳正、斉藤壮馬、早見沙織、茅野愛衣、大西沙織、木村珠莉、石上静香、戸松遥、久保ユリカ、日笠陽子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

切ない片想い あなたは気づかない

劇場版

私の場合こんな感じの視聴順です。

1.ダンまち1期(2019年1月~3月・再放送)
2.ダンまち外伝(2019年7月)
3.ダンまち2期(2019年7月~9月・リアタイ)
4.オリオンの矢(2019年10月)←今回はこれ

リリース順でしたら1→2→4→3ですし、時系列も(1=2)と(3)の間の話なので、順当にリリース順で追ったほうが自然かと思います。
また、1期を土台に2期に向けての地ならしネタがいくつかある劇場版ではありますが、単体での鑑賞でも構わないと思います。気に入ったらTV版に回帰してもよろしいかと。

本編とはやや毛色の違う82分のまさにこれぞ劇場版と言えるスピンオフ作品となっておりました。


みどころは2つ

・紐女神さまのプライベートが覗けます
・坂本真綾さん ※私が好きなだけ

ヘスティアって紐と胸と水瀬さんの声が魅力だってだけじゃないんですよ。
ベルくんと一緒の時に見せるデレ具合でもありません。

ベルくんと一緒でない時に裏で駆けずり回っている健気な姿。締めるところは締める凛としたお姿。
恋愛ポンコツ一辺倒でない多様な魅力が私には刺さるわけであります。ここは強く訴えたいっ!

これまで小出しでしか語られなかったヘスティア天界時代の様子が、親友アルテミスを通して露わになってきます。
ヘスティアについてこれまで影日向に描かれてきたのはほぼほぼ全てベクトルがベルくんに向いてるお姿。それがベルくんと切り離してのヘスティア個人の考えや思いに本作では切り込んでいきます。

2期でもヘスティア個人の考えや思いに触れる場面があるのは承知してます。ただこっちのほうが色濃いですよ。ヘスティアファンで劇場版未鑑賞の方はこの一点だけでもマストでしょう。


その親友アルテミス。劇場版オリジナルキャラで演者は坂本真綾さん。2つめのみどころです。
○○さんが出るなら観る! 推しのCVさんがいらっしゃる方も多かろうと思いますが、私にとってのその一人が坂本真綾さん。評価も甘くなるのでたぶんこのレビューは参考になりませんw

さて物語に戻って真面目なお話。
謎めいたアルテミスの登場から始まり、ベルくんやヘスティアとのやり取りを通じて徐々に明らかになっていく事の真相は『ダンまち』らしからぬ重さでした。
シリアス展開のキーとなる重要な役どころに真綾さん。うってつけの配役といってよいでしょう。


82分なのでさくっとどーぞ!
世界観の説明や奥行きを拡げる役割のあった『ソードオラトリア』や『2期』はシリーズものとして重要な位置づけではありますが、物語としての面白みの点では、『1期』に次いでるのがこの『オリオンの矢』でした。




※ネタバレ?

■ふんわりとギリシャ神話

本作の設定やエピソードのあれやこれやはギリシャ神話からの伝承を匂わせるものでした。
欧米人がニヤッとしそうなネタですね。

例えばこんな設定↓
{netabare}・処女神と呼ばれているのははアテナ、アルテミス、ヘスティア
⇒だから二人は仲良し
・太陽の神アポロンと月の女神アルテミスは兄妹
⇒月ですよ月!そしてアポロンと絡めた2期の考察もできそう
・アルテミスは狩猟の神でもある
⇒炉や窯の神様ヘスティアとは戦闘力が段違いです
・オリオンはポセイドンの血を引いていて狩りの名人
⇒そしてアルテミスとは恋仲だったりもしてね{/netabare}

そしてこんな話も↓
{netabare}・オリオン座はアルテミスとオリオンの悲しい恋の結末からできた星座でした。
・別史で、威張り腐ったオリオンを射止めた(殺した)さそりが論功行賞で星座になったともあります。

だからオリオン座(冬)とさそり座(夏)は同じ時期に眺めることができないとかなんとか。
プラネタリウムの学芸員さんからだったり林間学校の星の授業の時に聞くような有名な逸話ですよね。
アルテミスはこの悲しみから、二度と恋をすることはなかったといいます。処女神といわれる由縁です。{/netabare}


■オリオンって名曲多くね?

なかばこじつけなので軽めに ※歌詞からの引用

{netabare}・Another Orion(藤井フミヤ)
 君のために僕は強くなる
 たとえどんなに離れていても
 あの星を見上げてる いつでも{/netabare}

{netabare}・ORION(中島美嘉)
 泣いたのは僕だった
 弱さを見せないことが そう
 強いわけじゃないって君が
 言っていたからだよ{/netabare}

{netabare}・orion(米津玄師)
 神様 どうか 声を聞かせて
 ほんのちょっとでいいから
 もう二度と離れないように{/netabare}

ベルくんの気持ちを代弁してるかのようです ※ファンの方ごめんよ


■見どころ2つと言ってましたが・・・

・ベルくんが何故に神様たちに人気なのか?

{netabare}とりわけ美貌の女神フレイヤがご執心なのが気になります。ラスボス感もハンパない(いや、違うんだろうけど・・・)。

 穢れ無き純真な魂=矢を持つ資格

本作ではこうでした。なんとなく神様たちの中でも“英雄待望”の機運を感じられる2期までの流れですが、あらゆる男を手玉に取ってきたフレイヤにとっては男どもの打算や欲望などいくらでも目の当たりにしてきたことでしょう。
そこからちょっと外れた“穢れなき純真な魂”を持つベルくんは特異な存在であり執着する理由になってるのでは?と思います。そんな描写が『1期』でもあった気がします。{/netabare}


・ベルくんの成長第二ステージ※重度ネタバレ

{netabare}これに尽きます。

 「神様、ぼく強くなりたいです」

ヘスティアファミリア加入時の印象的なセリフです。が、明らかに意味合いが違うことはこの作品を観た人全員がわかるもの。意味合いもそうですが、重みも違います。頑張れ!ベルくん!
そしてそのベルくんに対するヘスティアの返しがとてつもなく良い。

 {netabare}「うん」

ただこの一言だけ。全てを分かって受け止めるヘスティアでした。
あのベルくんと一緒の時は恋愛ポンコツ暴走女神がですよ。これはその前段の語りかけとコンボでグッときました。そういえば2期のラストもそんな空気でした。{/netabare}

次は3期が控えているわけで、シリアス展開きそうな気配です。{/netabare}



最後にどこか食えないヘルメス♂さん
みんな好きですよね?私も好きです。

 {netabare}「恥を知れこの豚ども」(アルテミス)

 「ありがとうございまーす」(ヘルメス他){/netabare}

このままブレずにいってほしいものです。



視聴時期:2019年10月

------


2019.10.20 初稿
2020.04.18 タイトル修正/修正
2021.10.10 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ヘスティア祭りw

原作未読 約80分

TV版「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」「ソード・オラトリア ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝」を事前に観るとキャラの関係性が分かります。

今回は、新キャラの神様に纏わるお話で、ヘスティア・ファミリアのベルやヘスティアたち、他のファミリアたちも巻き込まれます。

本編の続きというより、本編とはあまり関係ないエピソードって感じでしたね。

最後は感動的なシーンがありましたが、私には今ひとつ感情移入できませんでした。
{netabare}
それは新キャラであるアルテミスのお話だったからです。キャラが悪いのではなく本編に絡んでいないキャラなので、感情移入するには時間が短すぎました。
ヘスティアが主に関わるお話だったら、良かったのにと観ていて思いましたね。
{/netabare}
お話はきちんと終わっています。

ただ、TV版に出ていたキャラがほとんど出てきます。特にヘスティアちゃんはたくさん出てきますので、ヘスティアファンの方は観てもいいかもしれませんね。

ED 井口裕香さんが歌っています。

最後に、2期が決まりましたね〜(2019年夏TV)楽しみです^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 25
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

女神アルテミスとベルの冒険譚 あっという間の82分でした○o。.。

あらすじはあにこれを参照ください。
放映時期:2019年2月~
時間:82分 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

〇物語
内容は劇場版オリジナル 時系列では先にⅠ期を観てください。

女神アルテミスと出会い
オラリオからはるか離れた大陸の果て
大樹海の秘境に存在するエルソスの遺跡での
冒険依頼を受けるベルたちの物語です。

〇キャラ
いつものベルたち以外にヘルメスファミリアが登場
アスフィ以外のメンバーも出ています。

〇音楽
井口裕香が歌う”おなじ空の下で”
作品の内容に合ってる感じがイイです。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって
Ⅰ期で登場した面々が登場するし 
オラリオの外といういつもと違う舞台も新鮮でした♪

劇場版って通常よりスケールが大きくて
何かお祭りみたいな感じがあると嬉しかったりしませんか?

今作は これらが82分にぎゅっと詰まった作品!!

女神アルテミスとベルの物語は
子供の頃読んだ 神々の冒険譚のようでした。
{netabare}
”これは女神を殺す物語じゃない
これは 君が泣いてる女の子を救ってあげる物語”

まさにそうです♪ ヘルメスもたまには良いこと言いますね○o。.

他にも
アルテミスと仲が良いからこそ異変に気付き
変えられない未来に苦悩するヘスティア 切ないですよね

そして これまで不可能を可能にしてきたベルくん
今回ははじめて苦い経験をします

決着の後 
周囲を憚らず泣きじゃくるベルくんは観ていて胸が痛かったです

最後ベルくんが

”神様 ぼく 強くなりたいです!”

この場面 わたしの目には 
彼がいつもより少し逞しくなったように感じました。{/netabare}

最後 この先の彼の成長を見守っていきたくなる終わり方!
Ⅱ期も楽しみ♪ 期待に胸が膨らみます○o。.。 

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。








 



 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

64.2 14 ラノベ原作アニメランキング14位
AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜(アニメ映画)

2013年4月13日
★★★★☆ 3.7 (223)
1083人が棚に入れました
佐藤一郎は「普通」の男子生徒として、高校デビューに成功したはずだった……。
ある晩、忘れ物を取りに行った学校で不可思議な女の子“青の魔女”と出会い、彼の教室での立場は大きく変わってしまう。
魔女の正体は、一郎のクラスメート・佐藤良子だったのだ。
彼女は本物の魔女なのか? それともただのコスプレ女子なのか?
さらに良子に触発されて、クラスに潜伏していた<妄想戦士(ドリームソルジャー)>たちも次々と名乗りを上げ、一郎を巻き込んでいく……。

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

リアルな中二病でも恋したいって感じかな?感動しました♪

まず最初予告だけ見ててバトル物だと思いましたが
全然違いました!良い意味で裏切られましたw

原作のストーリーを田中ロミオさんが書いていると訊き
田中ロミオさんのストーリーは好きだから観に行こうと
思い観に行きました!
そしたらまさかの学園ラブストーリーでした!

最初に思った感想は結構リアルな話だと思ったことです
あと中二病でも恋したいに似てるな~ということです!
でも中二病でも恋したいよりリアルな感じで描かれていて
シリアスな感じの話ばかり続きます!

簡単にあらすじを書くと
中二病のヒロインの女の子がおり
主人公は普通の少年なんですが
先生にその子の面倒をみるよういわれ
渋々一緒に行動するようになります!

そのクラスのリア充っぽいグループは
中二病的なグループを虐めていて
その子が虐められるのを庇っているうちに
その子のことが好きになっていくというのが主な話です

庇っているうちに主人公が虐められたり
面倒みる前の友達と疎遠になっていったり
中二病の人が抱える問題と向き合っていたりと
意外と深いストーリーとなっています!

映画としてはストーリーも良くまとまっていたし
音楽も良く、声優の演技も良かったので
特に不満はなかったです

ただリアルな話だと思っていたので最後の方で
明らかに不可能と思われるくらい机でダンジョンが
組み立てられてましたからそれが違和感ありましたが
まぁ物語ですしそのくらいは許容範囲でしょう!

ストーリーも最後の方では感動してしまいました!
他にも関係無いと思っていた最初の話が納得できるように
できていたりちゃんとハッピーエンドで
皆の問題が解決していて良かったです♪

僕はこの映画を見て良かったと思ったので
興味ある人は観に行ってください♪

投稿 : 2024/05/11
♥ : 57
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

只の中二ラブコメじゃない! (`・ω・´)キリ   「生きる事は戦う事」(By 真紅)

原作:田中ロミオ氏によるラノベ  未読

本編:83分

ジャンル:イジメを題材にした中二病の学園青春ラブコメ

2013/10月初旬、レンタルされ始め、前知識なしに視聴しました。

TVのCMを見た感じでは、バトルファンタジー系かな~って思っていたら、全然違ってましたw

序盤の印象とか設定が『中二病でも恋がしたい!』と同じでした。
でも、中盤からは結構シリアスで重たい内容です。

調べたら、この作品は『中二病でも恋がしたい!』より以前の2008年7月に刊行されているので、真似した訳ではなく、むしろ「中二病でも~」の方が 面白おかしくライトに作られた感じ。


主人公は、元中二病で、高校デビューに成功した
佐藤 一郎 (声 - 島崎信長)

ヒロインは、常に無表情を貫いて、人目を気にずコスプレする完璧な中二病
佐藤 良子 (声 - 花澤香菜)

ホント、設定は「中二病でも~」とそっくりです。

内容は、クラスの中で オタク達 ドリームソルジャーと、そうでない一般リア充達と派閥ができ、
中二の佐藤 良子がリア充たちにイジメられる・・・と云うもの。



感想としては、面白かったです。

ここからは視聴後の感想
{netabare}
 一郎が良子に、突然キスされて戸惑い、それ以降意識して恋心に変わって行く所は、見てて良かったです。
高一の一般男子が、ちょっと可愛い女の子に突然キスされれば、
「惚れてまうヤロー」です^^(BY チャンカワイ)

途中、一郎が山本に暴力を振るわれてる腐女子を庇ったシーンは カッコよかったですね!^^


学生のうちは中二病でも構わないけど、良子のような重度な中二では、社会に出た時、通用しない。
きっと一人 寂しく 引きこもりになってしまうかも。
だから、学生の内に整理し、少しでも更生しなくてはいけない・・・
そんなメッセージが入っている作品に感じました。

あと、終盤の屋上に机を積み上げた神殿だけど、ありえなかったですね。
あんなの一人で何日かかるんだ?ってな大きさで、せっかくここまでリアルっぽかったのに、ちょっとファンタジーが入った感じで残念でした。

この神殿で、自殺しようとした良子を助けるために、吹っ切って殻を破った一郎の姿はカッコよかったです。

その後のクラスが、ドリームソルジャー大半に染まったのには、フィクションだな~っと・・・^^;

ラストの良子の制服姿は可愛かったですね~^^

最後になって、サブタイトルの〜魔竜院光牙最後の闘い〜の意味が分かりましたw ^^;

{/netabare}


ここからは、いじめに関する個人的な意見です
{netabare}
自分は 中学1年の時、軽い いじめる側、される側の両方経験済みです。

もういい歳した社会人なので思う事ですが・・・

作品中、イジメする人達を見てると、当時を思い出し、イライラして頭に血が登ってくる。
こういうの見てると、イジメする奴等は なんて弱くて情けない人間なんだろう・・・って、自分も含めいつも思う。

集団で、周りに順応できない人や、気に入らない人、自分より弱い人を見つけ、傷つけてストレス発散とか

参加しなくても、それ見て笑って楽しめる人も同罪です。

される方の気持ちを考えたら・・・
自分がその立場だったら・・・
そう考えたら絶対できない筈なのに。

「仲良しこよしをしろ」とは言わないけど、
せめて「こう言う人もいるんだ~」って云う寛大な気持ちで見守ってあげて欲しい。

だから、今の教育に
大らかに、心の広い人間に育つよう、小学校低学年から・・・いや、幼稚園からでも教育して欲しい。

相手を思いやる気持ち等
学校には、もっと道徳心を養う授業に力を入れて欲しい って思います。

「やられたら やり返す 倍返しだ!」
これは やっちゃ駄目 悪循環です。
やっていいのはスポーツの世界だけにして欲しいです。
{/netabare}


「生きる事は戦う事」
ローゼンの真紅の言葉を思い出しました。

この作品は、中二からの更生や、いじめを扱ってるので、今の中高生にリアルで見易くなっているので、
多くの中高生に見て、議題にして欲しいですね。
(年頃の子供がいる自分には、ゆとり教育するより、中学、高校にも道徳の授業を取り入れて欲しいと考えます)

勿論、社会人になった人にもオススメです。

あにこれの評価が、59,6点で、低いんですが、
個人的には もっと評価されていいと思いました。

自分、3回繰り返し見ちゃいました!(=´ω`)ノシ 



主題歌「僕らのセカイ」 歌 - CooRie



最後に。。。

EDテロップ中は飛ばさないでね!
あと、ED終わった後も ちょいありますw


それと
花澤さん活躍し過ぎw

ちっちゃい子鳩ちゃん 可愛いw

ドリームソルジャー クラスにそんなにいないよね?^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51

♪せもぽぬめ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

イジメについて考えさせられた厨二病の話。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

~あらすじ~
高校1年生になった佐藤一郎(主人公)は、ある日の夜に忘れ物をとりに校舎に忍び込んだところ、青いローブを身にまとい、金属製の杖を持った少女、佐藤良子(ヒロイン)と出くわした。彼の望んでいた平穏な学生生活は彼女に振り回されることで次第に遠ざかり、絶望の淵に落とされる。

※あらすじはウィキペディアを参考にしました。

この話は「中二病でも恋がしたい」に似てました。

でも、「中二病でも恋がしたい」は
どちらかというと明るい感じの話で、
この作品は、ダークな感じがします。

ダークな感じなのは、この作品のヒロインが
「厨二病」で周りとは浮いていていじめられてるからです。

「中二病でも恋がしたい」はヒロインは「厨二病」で、
周りとは浮いていたがいじめなどはありませんでした。

この作品は、主人公は元々「厨二病」で、
そのせいで中学校ではいじめを受け、家族ともうまくいってなかった。

だから、高校では普通の生徒になるために「厨二病」を
克服しようとがんばっていた。

そこで、「厨二病」の少女が現れて、
その子が受けていたいじめをほっとけなくて主人公はその子を
助けていく流れで話は進んでいきます。

この作品は、ファンタジーのように思えるかもしれませんが
ファンタジーではありません。

説明が分かりにくくてすみません。

最後はほんとに感動しました。

「中二病でも恋がしたい」が好きな人にはオススメです。

是非観てください(m。_。)m オネガイシマス

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

63.5 15 ラノベ原作アニメランキング15位
キノの旅 病気の国 ForYou(アニメ映画)

2007年4月21日
★★★★☆ 3.7 (126)
580人が棚に入れました
人間・キノと言葉を話す二輪車・エルメスが、様々な国を旅しながら遭遇する出来事を味わい深く描き、2003年にはアニメ化もされた人気作品だ。本作は劇場版として2007年に制作されたアニメ。
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

鳥を見ると、人は旅に出たくなるんだって

当時「電撃文庫ムービーフェスティバル」の三本立ての一つとして公開されていた作品。
「灼眼のシャナ」「いぬかみっ!」「キノの旅」というようわからんラインラップでした。おまけに製作会社もそれぞれ違います(キノはシャフト)。その中で私はキノ目当てで見て
「やべえ…大型スクリーンでキノ見ちゃってるよやべえ…」とかなんとか高揚感を味わっていました。「キノの旅」の後にギャグテイストの「いぬかみっ!」をやるもんですから、気持ちの素早い切り替えを要しました。




そんな昔話はさておき…
劇場版作品といっても上映時間は約30分。中村隆太郎監督も引継で、声優ももちろんそのままです。劇場版との謳い文句ですが、テレビ版と何ら変わりはありません。
旅人キノと喋るバイクことエルメスのコンビがいろんな国を旅しており、今回は超清潔で近未来的な摩天楼に囲まれた国に行きます。そんな国にある事情とは…。
テレビ版の続きが見たかった方には安心と信頼のクオリティで提供してくれる上、素敵なキノさんを堪能出来ます。作画はかなり変わっていますが、内容や雰囲気自体は相変わらず「キノの旅」です。シナリオ脚本は村井さだゆきさんに変わり小中千昭さんになっています。
監督:中村隆太郎、脚本:小中千昭…一癖も二癖も有るマイナーアニメ「serial experiments lain」のコンビです。このお二方が手掛ける「キノの旅」もとても質のいい作品となっていました。


作画は綺麗になっているものの、ボーンと響く不気味な音楽や、不安を煽る数秒の演出も相変わらず健在しています。
不気味とは程遠いですが、入国審査の際今や深夜アニメ鉄板お約束的存在の不必要なエロシーンがなくて本当に良かった。「キノの旅」にエロはナンセンスですし。スタッフ、有能…ッ!(消毒過程はSF映画「アンドロメダ…」に少し似てるなあと)後半は製作陣が本領発揮したのか、不気味な画面に早変わりします。前半と後半の雰囲気の違いも面白いです。


また、この作品は会話の「間」がとても良い。
原作の少々説明調な台詞を上手いこと改変させていました。キノと少女イナーシャが会話するシーンが比較的長いものの、原作より取っ付きやすい会話になっています。
会話の中穏やかな表情でイナーシャと話し、いつになく優しいキノが見れたことが印象的でした。キノ役前田愛(女優)さんの配役は度々物議を醸しますが作中の台詞で
「農業、したい?」「いつ、知り合ったの?」「早く治る薬が出来ると良いね」
等、イナーシャに語り掛ける声がとても優しそうでした。もう前田愛さん以外マッチしそうにありません。エルメスの声は…やはり私には合わなかったようです。
普段は冷静で他人に基本不干渉なキノが、積極的に行動します。キノの行動理由や心情がわかりやすいエピソードなので劇場作品に選ばれたのかもしれません。
{netabare} 彫刻で創った鳥の配達を承諾したキノに、何気にイナーシャが「わあっ」と言いながらキノの腕にしがみついて、はっとなって直ぐに離れるシーン。何気ない数秒のシーンが丁寧で良いです。キノって意外と好かれることも多いですね(笑)。キノの達観した価値観は確かに憧れるもんがあります。{/netabare}


前半のほのぼのとした中で見せた伏線が後半に繋がっていき、最後はハッピーエンドとは言い難い形で物語は締められます。視聴者に問い掛けるようなラストが「キノの旅」の作品の醍醐味でしょう。見た後ポカーンと放心してしまいました。戦闘シーンがちょっとしかなかったのはちょっぴり残念でしたが、若干数分の戦闘は緊張感が漂いました。BGMに頼らずとも魅せてくれる演出は流石です。
{netabare} ローグはもう既にイナーシャの近くにいるんですよ、地下の病室の標本として…みたくな台詞が強烈でしたね。酷い国だなあ…とは毎度ながら思いますが、幸福は誰かの犠牲の上で成り立っている、そんな皮肉めいたメッセージが感じられました。{/netabare}



タイトルは原作にはなく作中に出て来る台詞です。この台詞はテレビ版でもちょくちょく出るのですがちゃんと劇場版にまで生かしている展開に感動致しました。アニメオリジナルでこういうのを良い例っていうんですねえ…。
画面上派手なものはなく、静かに落ち着いた作品なので退屈に感じてしまう方もいそうです。それでも最後まで見たら何かしら印象に残ることがあるのではないでしょうか。手短い時間の中、沢山の要素をギュッと詰め込んである良作です。

私はこの「キノの旅」の退廃的な雰囲気が好きでたまらんのです。テレビ版のレビューでも書いた通り中村隆太郎監督が逝去されているので難しいのでしょうけど、アニメの方も年に数回でいいからOVA等で製作してくれないかなあと願望を抱いております。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

病気の国

■病気の国


「キノの旅」の映画。「灼眼のシャナ」と「いぬかみっ!」と一緒に上映されました。
ラインナップの作風がちょっと違う気がしますね。灼眼のシャナがダークチックな作風なので、ギリギリ合っていると思います。

作風は「キノの旅」のレビューでも書いたと思いますが、もう一度書きますね。
この作品の面白さというのは、世界観とテーマ性の溢れる残酷な描写です。
ディズトピアに含まれるのでしょうか。

一種の極論を仮想世界に描いています。それによって現実世界を揶揄する。
寓話的な手法なのでしょうか。そういった作風なのです。

主人公のキノは現実主義者な上に、傍観者です。そのため、テーマを受け取る私たちは、自分たちで演出を感じ取って、何が伝えたかったのかを考えなければいけません。

物語はバットエンドのものもあり、ハリウッド脚本術から引用すれば、エンターテイメントの基本に沿っていないのですが、そもそもエンターテイメント性を求めた作品ではありません。大衆受けを望んでいるわけでもないですから。
ハッピーエンドになれて飽きた方にはおすすめかもしれません。

前作とは制作会社が変わっています。化物語やニセコイなどでお馴染みのシャフト。しかし、絵本チックな事には変わりありません。
幻想的な世界観は健在で、メッセージ性も含まれています。





http://matome.naver.jp/odai/2136397406926476301
NAVERのURLを貼るのはどうかと思いますが....。
猟奇的なものが含まれているので、閲覧は注意してくださいね。
(NAVERより引用)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93
(アメリカ合衆国における人体実験より引用)

人体実験は昔から行われていた事があったそうです。

★人体実験の例(wikiより引用)

こういう事があったということだけ知ってもらえればいいので、ザッと読み流してくれれば有難いです。

ヨーロッパ
エドワード・ジェンナーによる種痘の実験
マックス・フォン・ペッテンコーファーのコレラ菌自飲実験
ナチス・ドイツの人体実験
ヨーゼフ・メンゲレによる、アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所での一連の実験

アメリカ
ミルグラム実験
アメリカ軍が実施した核戦争を想定した兵士の被爆演習(1946年から1962年までの計11の作戦で1030発の核爆弾が使用され、数十万もの兵士が被曝した)
アトミック・ソルジャー
スタンフォード監獄実験
タスキーギ梅毒実験(w:Tuskegee syphilis experiment、1932年から1972年にかけてアラバマのタスキーギで貧困層の黒人性病患者約400人が生体実験の対象として未治療のまま放置[3]。1997年にクリントン大統領が謝罪。)
グアテマラ人体実験(1946年から1948年にかけてグアテマラにおける、アメリカ政府(公衆衛生局、国立衛生研究所)によるペニシリンの薬効確認のための梅毒集団接種[4])
MKウルトラ計画(LSDを使った洗脳実験)

日本
華岡青洲による全身麻酔の実験
九州大学生体解剖事件
新潟大学におけるツツガムシ病原菌の人体接種問題
731部隊(石井四郎が主導し、十数年にわたって多くの国籍にわたる1000~3000人とされる捕虜に、ペスト菌や炭疽菌、性病を感染させたり、冷凍、空爆、生体解剖、水だけで生きられる期間などを実地検証した日本の特殊部隊。データはアメリカにわたり幹部は戦犯にならなかった)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E4%BD%93%E5%AE%9F%E9%A8%93
(引用元)



現在は動物実験でウィルスや薬品のテストが行われています。その有り難みを知るためのお話と考えても良いかもしれませんね。

今の社会において、普通なら国がこんなことするはずはありませんよね。裏社会関係でこういう話を聞いた話があります。しかし、表立ってそんなことは考えられないですよね。(もしかしたら、私の知識が足りないだけかもしれないけど)

どちらかというと、昔の発展途上国や中世などでありそうです。中世については詳しくないので語ることが出来ないです。「人体実験が過去にあった。それで問題になった」ということだけ触れらればそれで良いです。


曲解すると、ネット恋愛のお話と解釈が出来そうです。キノの行動は作者の現実主義者的な考えを反映している行為ですよね。
「真実を伝えなければ良いのに伝える」ということをしていますからね。

この作品は不幸を見せることによって、その行為は正しかったのか、間違っていたのかを考えさせるようなシーンを作り出す、それに優れています。
「正しい、間違っている」というのは社会によって変わる上に、環境によって変化しますから、とても難しいです。

それを踏まえた上で、キノの傍観者的な振る舞いはよく出来ていますよね。視聴者に結論を委ねるといった意味合いで、「それ」を投げ出します。

私は、人体実験の面の悪い面を描いたと解釈しています。しかし、何も感じなかった人もいるかもしれません。その上、最後に女の子は助かっていますから、「犠牲はあるけれど、助かる」と解釈してもおかしくないのです。

他人の不幸などを気にしない方なのであれば、一人の犠牲で住民が救われる方を選ぶでしょうね。一人を殺して。
「平和を選ぶのか、それとも一つ家族を選ぶのか」
もちろん、今の社会では権利は保障されているのでそういったことは起きないと思いますが....。あくまで例え話。

それなので、テーマを解釈するのは視聴者なのです。

どの作品にも、テーマは視聴者が受け取るものだということは変わりありません。
ただ、この「キノの旅」は特にそれが強いのです。キノが自分から主張しません。
視聴者が感じ取らなければいけないのですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

Seabream さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

誰かの幸福の裏には誰かの不幸がある

外界から一切隔離された,清潔な国のお話.
一見幸せそうな国だが,その国では,とある難病が問題となっている.
そして,外界を開拓するために外にあるという開拓村の存在とは.

はたしてこれはGOOD ENDなのかBAD ENDなのか.
現実はこういうものということでしょうか.
アニメ映画というくくりですが,30分と短いのでサクッと見られます!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

64.7 16 ラノベ原作アニメランキング16位
文学少女 劇場版(アニメ映画)

2010年5月1日
★★★★☆ 3.7 (274)
1386人が棚に入れました
文字どおり食べてしまうほど文学が好きなヒロイン・天野遠子と、彼女によって無理やり文芸部に入部させられた男子高校生・井上心葉が様々な事件の解決に乗り出す学園生活の模様を綴った野村美月の人気ライトノベル・シリーズを映画化した劇場版アニメ。『銀河鉄道の夜』がモチーフとなっている原作の第5巻『“文学少女”と慟哭の巡礼者【パルミエーレ】』をベースに、心葉と彼のトラウマとなっている少女・朝倉美羽との運命の再会がもたらす切なくも愛憎入り交じる人間模様を描く。

声優・キャラクター
花澤香菜、入野自由、水樹奈々、宮野真守、小野大輔、豊崎愛生、下田麻美、平野綾

sakurama61 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

本っておいしいんですかね?

“文学少女” というタイトル通り
文学作品である宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』がキーワードとなっています

読んだほうがおもしろくなると思うんですけど読まなくても、じゅうぶんに理解できると思うのでだいじょうぶです(^^)



高校生の心葉くんはある事件が原因でトラウマを抱えることになってしまいます(*ノД`*)
そんな中で文芸部に入部させて毎日物語を書くことをすすめる部長の遠子せんぱいにふりまわされながらだけど
たのしい日々がつづいていって(´∀`*)


でもそんなある日、心葉くんはトラウマの原因となった美羽ちゃんと再会してしまい……


一応のあらすじです


わたし最初はもっとおちついた話なのかと思ってたんですけど
まさかこんなに
みんなたくさん悩んでてシリアスな話なんだぁってちょっとびっくりでしたヽ(´Д`;)ノ


しかも遠子せんぱい「紙にかかれた物語(本)」をたべて生きてるだなんてwでもすっごくおいしそうに食べてるんですよねw

心葉くんがちょっとうらやましかったです(´ε`*)w



『銀河鉄道の夜』のジョバンニとカムパネルラをうまく心葉くんと美羽ちゃんにたとえていました^^



おわりのほうで遠子せんぱいがみんなに文学を引用して語りかけていくところはやっぱり“文学少女”だなって…


ただ1つ気になったところは
キャラの心情がわかりにくかったところです(;´Д`)
原作読めばわかるのかなぁーって…

けど、作品の全体を理解することのできる内容だったのでよかったと思います^^



とてもまとまりがあっておもしろかったので
気になった方は観てみてください(*´v`*)






ちなみに“文学少女”の『“”』がなぜついてるかというと
そのほうが画数がいいからなんだそうです!w
登場するキャラの名前の画数もついつい、いい画数にしてあげたくなっちゃうみたいでw

作者の野村美月さんすごいですね(*´ω`*)w

投稿 : 2024/05/11
♥ : 41
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ヒロインが花澤嬢だったなんて・・・、物語に没頭して最後まで気づきませんでした。<追記;OVA>

モクレンの木の下で物語をおいしそうに食べる遠子さん。
それが心葉の出会った文学少女。
これは一人の少女と一人の少年の出会いと成長のお話しである。

ある時は無邪気にはしゃぐ妹。
ある時は無償で励ましてくれる姉。
そして時にはすべてを理解し包んでくれる母。
そんな遠子さんにより、心葉は再び歩み出す。

宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」。
この文学小説を中心に物語が進行。
そして、プラネタリウムの夜のカタルシス。
感動せずにはいられません。

全体に流れるのは、心の闇。
しかし、それを明るく照らし出す文学少女。
一筋の清流を見ているかのよう。
そんな作品である。

<追記;OVA>

劇場版にOVAとは珍しい。
ヒロイン3人によるサイドストーリーです。

遠子さん編
{netabare}心葉と出会う前の遠子さん。
遠子さんの清楚で可憐な文学暴走が楽しいです。
意外や意外、遠子さんにあんな悲しい過去が・・・
でも、太陽のような遠子さんは前を見つめます。
そこにあの井上ミウ(井上 心葉)が。
運命の出会いです。

ところで、劇場版の出会いのシーンは演技だったんですね。
役者だね、遠子さん。{/netabare}

美羽編
{netabare}心の闇を抱える美羽。
劣悪な家庭環境のため、心が歪みます。
ホントは、誰のせいでもないんだけどね。

心葉との出会いは必然。
しかし、不幸な結果に・・・
遠子さんとの出会いは少し先の話です。{/netabare}

ななせ編
{netabare}己の気持ちを巧く表現できないななせ。
シャイで不器用なツンデレがひたすら可愛いです。
心と裏腹な態度をとるのも純なせい。
ななせ頑張れ!
ななせの片想いドタバタ騒動記をお楽しみ下さい。

それにしても森ちゃん、面倒見のいい優しい子だね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作に興味を持たせるのに十分な出来

この上映時間でなかなか濃い内容
面白くてあっという間に観終わってしまいました

けっこう生々しいです
人の心の描写がリアルだと感じました

そして人の付き合いの難しさを改めて感じましたね
それは言ったほうが良いのか悪いのか。
相手にとって有益なのかそうではないのか。
私はこれが苦手で永遠の課題です
そろそろテーマを実行してやりましょうか

それなりに重い話ではあるのですが、
遠子先輩が出てくると安心しますねw
彼女のテンション大好きです

主題歌の「遥かな日々」 歌ーeufonius
この曲はすごく良い曲
最後に流れたところはまさに心を動かされるようでした
相変わらずの綺麗な歌声でしたね

最後も上手くまとまってたし、概ね満足です
原作も気になってます

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

64.4 17 ラノベ原作アニメランキング17位
スレイヤーズRETURN[リターン](アニメ映画)

1996年8月3日
★★★★☆ 3.5 (38)
268人が棚に入れました
とある宿場町、あいも変わらずつまらないことで喧嘩していたリナとナーガの前に、1人の傷ついた少女が現れる。ある日、レッサー・デーモンを連れた男が村にやってきて、村人を脅して無理矢理働かせ始めたのだと言う。ビアズというその村の名前に聞き覚えのあったリナは、一味を追い出して欲しいという少女・サリーナの頼みを聞くことにした。

64.0 18 ラノベ原作アニメランキング18位
スレイヤーズごぅじゃす(アニメ映画)

1998年8月1日
★★★★☆ 3.5 (29)
203人が棚に入れました
リナとナーガがやってきたのは、街中活気に溢れ、美味しい食べ物が名物の城下町。しかし、そこへ突然、鎧姿の少女が率いるドラゴン軍団が襲撃してくる。ドラゴン軍団はリナによって撃退されるが、止めをさそうとした途端、ドラゴン軍団と対峙していたはずの城の兵士によって押し留められる。
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