事件おすすめアニメランキング 130

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの事件成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年11月18日の時点で一番の事件おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.1 1 事件アニメランキング1位
ロード・エルメロイⅡ世の事件簿 -魔眼蒐集列車 Grace note-(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (233)
892人が棚に入れました
「Fate/Zero」において、征服王イスカンダルとともに第四次聖杯戦争を駆け抜けた少年ウェイバー・ベルベット。時を経て少年はロード・エルメロイの名を受け継ぎ、「ロード・エルメロイII世」として、魔術師たちの総本山・時計塔で魔術と神秘に満ちた様々な事件に立ち向かう―――。

声優・キャラクター
浪川大輔、上田麗奈、小野大輔、水瀬いのり、松岡禎丞、山下誠一郎、小林裕介、平川大輔、伊藤静
ネタバレ

shino73

★★★★☆ 3.7

バビロン捕囚

原作三田誠、制作TROYCA。

Fateシリーズからのスピンオフ。
ロードエルメロイの名を襲名した主人公が、
神秘集う魔術師たちの総本山ロンドン時計塔で、
謎に満ちた様々な事件に挑む魔術ミステリー。

第四次聖杯戦争から時が立ち、
シリーズに疎い僕としては心配でしたが、
美麗な映像と神話的な世界観、
厄介な相談者、謎に満ちた仕掛け等々、
これは圧巻の導入部ではないでしょうか。

英霊イスカンダルの復活、
魔眼蒐集列車へと至るオリジナルエピソード。

ロードとは魔術協会を支配する最高権威。
彼はその地位を守り抜けるのでしょうか。

2話視聴追記。
超常現象と対峙する探偵といった趣で、
陰影に富む荘厳な館が舞台の超常ミステリー。
{netabare}魔術師の夢「根源」を願った研究者の悲劇。
永遠に憑りつかれたものの運命。{/netabare}
助手の少女グレイが「知識」ではなく「力」で、
頼れるのが好印象を加速させている。

これは僕が最も好む世界観である。

最終話視聴追記。
{netabare}魔眼蒐集列車での事件も一段落が付き、{/netabare}
学舎では根源を目指すもの達の巣立ち、
静かなエピローグが余韻を誘いますね。
主題歌・劇中歌ともに完成度が高く、
荘厳で秘教的な魔術の世界を堪能しました。
万物の理に退隠する真理探究の世界だ。

ぜひ皆さんも楽しんで頂きたい。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 47
ネタバレ

Takaさん

★★★★☆ 3.5

ウェイバー・ベルベットの成長記

『Fate/Zero』に登場したウェイバー・ベルベットを
フューチャーしたミステリー。

凛とルヴィアって登場するのかな???

7話~12話
{netabare}
魔眼蒐集列車。
サブタイトルに入っている通り、これが本編な感じ。

ドクター・ハートレスとヘファイスティオン(クラス:フェイカー)との
決着編見たいのは13話でスッキリと終った感にしているから
やらないのかもね。
{/netabare}

6話
{netabare}
謎の女子会回(水着テコ入れ回みたいな感じ?)

ルヴィアは、こっちでもプロレス技使うのね。
{/netabare}

4話~5話
{netabare}
1話完結型かと思ったら、5話マタギになるとは…

『Fate/Apocrypha』から、獅子劫界離が登場。
オールスター祭みたいな。

事件の終幕は「???」だつた…

皆口裕子さんって、この手のアニメにも出るのねー
{/netabare}

3話
{netabare}
カウレス・フォルヴェッジ(Fate/Apocrypha)と
ルヴィア(プリズマ☆イリヤ)が登場。

カウレスは留学生ぽかったけど、ルヴィアは何か依頼を
しにきた感じだった。
今回の事件解決より、そっちのが気になる。
{/netabare}

2話
{netabare}
元教え子の父親の死因を解決する回。

それよりも、フードが取れたグレイが、
セイバー・アルトリアだった方が驚いた。

中の人違うし、その正体の方が気になったよ!
{/netabare}

1話
{netabare}
ライネスに拉致され、7年前の話をすることに…

墓荒らしへの罰は臣下の役目ってのと、
エルメロイ教室を買取、王の背中を追い続ける
ウェイバーのカッコ良さが垣間見える回だった。
{/netabare}

0話
{netabare}
ロード・エルメロイII世として登場してきたけど、
安定のウェイバーっぽさが残っていて安心。

ウェイバーを狙っている時計塔の人物を解明していく話しなのか、
よくある〇×少年の事件簿や名探偵コ〇ンみたいなのか
どっちだろー
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 4

えたんだーる

★★★★☆ 4.0

『Fate/Zero』を観てから観るが良い!(なにげに「やが君」と監督同じ(笑))

『Fate/Zero』でまるで主人公のように(笑)活躍していたウェイバー君のその後を描くFateシリーズのスピンオフ的な作品。原作小説があるらしいです、知らんけど…。

まあ、『Fate/Stay night』の一連の作品群が「本編」と考えれば『Fate/Zero』も前日譚とはいえスピンオフみたいな物ですが…。

本作では『Fate/Zero』でのエピソードの後、ウェイバー・ヴェルベットがある経緯からロード・エルメロイⅡ世を名乗り、時計塔で現代魔術科学部長をしている中で魔術が関わった事件について(お金のために(笑))依頼を受けて解決していくという感じのお話です。

私個人としては、ロード・エルメロイⅡ世となるにあたって義妹となったライネスとの会話や、荒事では頼りになる内弟子グレイなどを愛でるアニメと化しています。

加藤誠監督作品でありあおきえい氏も参加していることなどから、演出には『やがて君になる』と似たような香りを感じることもあります。

2019年夏作品の中では、まあまあ面白い方だと思います。

2019.10.1追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。6/29に放送された第0話を含めると全14話で、1クールでの放送としては話数は多い方となりましたね。

私はこの第0話が面白かったから第1話以降も観たのですが、観て良かったです。

魔術が絡むと犯罪の手段は超常的なので「How done it(ハウダニット)」を考察するのはあまり意味がなくまず「Why done it(ホワイダニット)を考えるべきだというのが本作の常套句でしたが、確かに犯行方法は「なんじゃそれ?」というものばかりでした。

余談:
その1)
EDで、トリムマウを変形させたと思われるかまくら的な物に入って雨宿りをしているライネスがカワイイです。

その2)
ロード・エルメロイⅡ世とライネスのやり取りを聞いてると「おまえら、本当に仲良しだな(笑)」と微笑ましくなります。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 34

75.0 2 事件アニメランキング2位
イノセンス -INNOCENCE(アニメ映画)

2004年3月6日
★★★★★ 4.1 (696)
3879人が棚に入れました
草薙素子(少佐)がいなくなって3年後の2032年。
少女型の愛玩用アンドロイド(ガイノイド)「ロクス・ソルスType2052 “ハダリ(HADALY)”」が原因不明の暴走をおこし、所有者を惨殺するという事件が発生した。被害者の中に政治家や元公安関係者がいたことから公安9 課で捜査を担当することになり、公安9課のメンバーであるバトーは新しい相棒のトグサとともに捜査に向かう。

takarock

★★★★☆ 3.2

果てしなく続くイノセントワールド

2004年公開の作品で、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編。
士郎正宗氏の原作はあるものの、
監督とシナリオを手掛けた押井守監督が好き勝手アレンジしているので、
押井守監督の作品と言ってしまってもいいでしょうw

視聴前から負け戦は覚悟していましたw
押井守監督フリークの友人の「当時視聴して衝撃を受けた(悪い意味で)」という言葉や、
難解な上、娯楽性は皆無という各方面の評判。
従って、視聴に至るまでの心の準備にかなりの時間を要しましたw

で、視聴したわけなんですけど、視聴直後の私のリアルな感想は
「これ、レビューどうしよう?」でしたw
頭の中が真っ白になる位書くことがないw
気が向いたらレビューを書くというのが私のスタンスなので、
別に無理に書く必要はないんですけど、押井御大の作品ですからね。 
視聴前から書くつもりではいたのですよ。

本作に対して批判的な方の感想を抽出すると以下の様なものになるでしょう。

・CGを駆使した映像美は素晴らしい
・ストーリー性は希薄
・詩や哲学を引用した衒学的な台詞回しにうんざり

映像は確かに圧倒されます。
今敏監督の「パプリカ」を視聴した際も感じましたが、前衛的なアート映像のようです。
でも結局それもストーリー性を伴っていないと、
観終わった時に映像しか印象に残らないんですよね。

本作のテーマは「人間と人形の違い」です。
本作のDVDの特典映像に押井守監督と
ジブリの代表取締役であり、映画プロデューサーの鈴木敏夫氏との対談というのがありますが、
この対談を観た方が本作を観るよりも本作のテーマを理解しやすいと思いますw

この対談で押井守監督が語っていることというのは、
人間の身体は言葉から生まれたのであり、言葉によってしか意識されない。
つまり、身体は言葉であり、名付けられたものでしかない。
言葉で語られることのない人間の外側にこそ本当の身体がある。
人間の外側の身体というのはどこに存在するのかといえば、
それは例えば犬であったり、人形であったりする。
人間は自分が失われた身体の代替物を、あるいは犬に求めている。
そして、人形というのは人間が作り出した観念としての身体である。

押井守監督は病的なまでの愛犬家として有名ですけど、
このようなテーマの着想は愛犬との触れ合いの中から生まれたものなのでしょう。
本作では、その本当の身体を汚すのは人間の醜い欲望ということなのですが、
そのアイディアはおもしろいとは思いますが、正直私にはあまり興味を引かないテーマでした。
いや、これももうちょっとストーリー性を伴っていれば
違った反応になっていたかもしれませんが、
如何せんストーリーがひどい、ひどすぎる!!

私は基本的に娯楽性を重視するタイプですが、
映画に何を求めるのかというのは、人によって千差万別であり、
立脚点の違いによって本作の評価というのも変わってくるものだと思います。

とはいえ、本作だって娯楽性というのを完全に度外視したわけではないと思います。
ただ、作り手のメッセージ性(主張)とストーリー性のバランスが著しく悪いです。
作り手のメッセージ性>>>>>>>ストーリー性では、
例外はあれど、娯楽性なんてまず生まれてこないでしょう。
論語や旧約聖書、哲学者の言葉をこれでもかと引用した
テンポを損なうボソボソとした会話劇も相まって
ひとりよがりの悦に入った作品にしか思えませんでした。

押井守監督フリークの友人曰く
「押井守監督は本当はすべての台詞を引用で済ませたかった」とのことです。
それが本当ならば、「正気か!?」と言いたいところですけど、
思うに、本作の登場人物はいずれも
人間の意識の外側にある本当の身体を持たざる者です。
言い換えると、言葉によって意識される身体の持ち主であり、
言葉に支配されている者たちということになります。
それを際立たせる為の引用ということなのかもしれません。
そして、そうすることによって人間と人形の違い、
つまり人間の意識の外側にある本当の身体というものを、
言葉でなく、感覚で感じて欲しいという狙いがあったのかもしれません。

もうそうなのであれば、おもしろい仕掛けだとは思いますけど、
結局のところ、娯楽性は二の次三の次という作りでは、
「もう自主制作でいいんじゃね?」と言いたくなるのも、むべなるかな、
というのが本作に対する私の印象です。
正直本作に限って言えば、この台詞にはこんな深い意味があるとか、
あの場面に繋がっているとかはどーでもいいです。

鈴木敏夫氏との対談で押井守監督はこのようなことを述べています。
「映画は言葉で語られることによって初めて存在する」

では、私は本作をこう語りましょう。
「莫大な制作費を投じた自主制作的な商業作品です」と。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 48

イシカワ(辻斬り)

★★★★★ 4.6

あなたのハダリにゴーストは宿っているか

 記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。言い切っているような台詞も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。

『少女型のアンドロイド・ハダリが原因不明の暴走を起こし、所有者を惨殺するという事件が発生した』
 イノセンスのストーリーを非常に大まかにいうとこういう形になる。
 義体化。体の大部分を肉体ではなく、代替品でまかなえるようになったSFの世界の話である。

 ストーリー上、ゴーストという概念が非常に重要性を帯びてくるため、そこだけwikiから文章を拝借した。

ゴースト
 あらゆる生命・物理・複雑系現象に内在する霊的な属性、現象、構造の総称であり、包括的な概念である。作中においては主に人間が本来的に持つ自我や意識、霊性を指して用いている。
 要約すると人間の肉体から生体組織を限りなく取り除く、あるいは機械で代行していった際に自分が、自分自身であるために最低限必要な物、又はその境界に存在する物こそゴーストであり、生命体の根源的な魂とも表現できる。

 人形と人間の境界線をゴーストで隔てる、そういう考えが攻殻の世界にはあるようだ。
 では人間と人形の差は何なのか。また人が人形に求めているものは何かである。
 筆者はあるハーレムもののアニメを視聴していたとき感じたのだが、まるでキャラクターが生きているようには思えず、まるで人形に見えてしまったのである。なぜ、人形に思ってしまっていたのか。
 まず、女の子特有の、異常なまでの情報伝達の速さがある。人によっては光の速さで噂が伝わるとまで表現している。ハーレム状態で、主人公の男がそのうち特定の誰かと交際関係を始めたら、一挙手一投足、更には太腿や胸元などに視線を一つ向けたことまで、下手をすると一週間も経過しないうちに、見知らぬ女性にまで伝わってしまうことである。驚異的な噂話好きの女性達にとって、その程度は日常茶飯事なのだし、もっといえば生理現象といってもよい本能だと筆者は強烈に感じ、またそう思っている。
《「女」の字を三つ合わせるとやかましい意の「姦」の字になるところから》女はおしゃべりで、 三人集まるとやかましいという意味があるほどだ。
 それが起きるとどのような事態に変化するのか。何かあるたびに噂のネタにされ、ツツき回され、念入りに人間性を審査され、あること無いことまで吹聴され、話に尾ひれをつけられる。日常生活において支障を来たしてしまうのは無理からぬ状態になると容易に推測される。それがないのだ。
 また、ハーレムでも女性はちゃんと一人一人心を持っている。なので、相手にされず放置を続けると、不満が溜まる一方になっていく。そしてあるとき、見境も無く爆発したりすることがあるのだ。出物腫れ物ところ嫌わずという。だからといって、男が特定の女性一人に決めて行動すると、選ばれなかった他の女性の不満が爆発してしまうときがある。それがないと心を持っていないように感じるのだ。
 男性主人公からすると……
 誰にも女性の暴挙に対する愚痴一つ漏らせない。漏洩した瞬間から女性陣の一斉攻撃が始まるだろう。そして、いつ爆発するかもわからない不満を和らげるために、いつも周囲に気を使う仮面をかぶり、常に自制し続け、自らの意見が周囲にどう映っているかを考え、女性にとって都合の悪いことは何一つとして話すこともすることもできない。針のムシロ。恐るべき閉塞感の中で悶々とした生活を送ることになる……というのが筆者の考えだ。しかし、ハーレムものの中心にいる男性キャラクターにそういう経験したというのを見聞きしたことがない。もし誰か一人の女性だけに交際を定めた場合、女性同士の陰湿ないじめ、果ては自殺などに発展する可能性がある。ハーレムアニメの中でそのような事態になったというようなことも、筆者は見聞きしたことがない。

 ある女性アイドルの男性ファンが『○○ちゃんはウンチなんてしないんだ』といったという話がある。それを話題にしたところ、普通の人間なら、花くらい摘みに出かけることもあるはずだという反論も出た。
 アイドル業はファンあってのものなので、事務所側は汚いものは見せない、イメージダウンに繋がることなどさせたがらない。それは、ある女性アイドルの話を偶然仄聞した事項まで連想させた。アイドル自身、その人を演じていた。あの人はこういう人なのだという言い回しをしていたのを思い出す。等身大の人間ではなく、ドラマの中の登場人物のように演じているのだと。アイドルの語源は偶像である。
 ハーレムアニメのキャラクターは生きているようには見えず、単なる人形・マネキンだと自ら表現したことに対して、同じく自ら反証するとしたらどうなるのかと自問した。答えは、お約束によってアニメが成立するため、人形であろうと問題ない。噂話に興じるような女性特有の生理現象と思えるものがなくてもよい。問題ないという結果になった。
 その矛盾点がないとストーリーとして成立しないのならかまわないのである。それはお約束なのだ。
 単なる手抜きであったとするのなら、そういう矛盾点がなくてもストーリーとして支障を来たさないどころか、あるとストーリーが破綻したりする類のものだろう。
 女性的な生理現象としての噂話、光の速さで浸透する情報はなくてもよい。
 そういう思考にたどり着いて以来、筆者は生理現象のない人、極端な話、花も摘むこともない人の形をしたものでも気にしなくてもよくなったのである。
 筆者がなぜマネキンと評してしまったのかは、生理現象が無い=生きていないと感じたからだった。

 涼宮ハルヒの声優さんが、スキャンダルを起こした、起こさないで揉めたという話が出たことは筆者の記憶に新しい。声優さんとキャラクターは別の存在であり、非難するに値しないという解釈は十分成り立つ。しかし、中の人という表現もある。騒ぎになってしまう原因は、声優とキャラクターを同一視するか、それに極めて近い感情を有している人々がいるからだと推察できる。
 こうしてみると、ハーレムもののアニメはメタ的な作りになっていることに気付いた。まず男性視聴者がアニメの女性キャラを求め、アニメの女性キャラたちは一人の男性キャラクターを求める。その男性キャラクターは男性視聴者の分身として製作されているのではないかと思える。男性キャラクターは一人だけだが、男性視聴者は大勢いてかまわない。この特殊な構造を生み出すことによって、男性視聴者を満足させる試みがなされているのではないか? 以前なら、アイドルの恋愛はタブーのような人気業種だろうし、今でもあまり変わり映えがしないように思える。声優さんの例を挙げるまでもなく、恋愛対象などいないことが好ましかった。それをアニメというジャンルによって、アイドルを擬似的に恋愛させる、恋愛対象は男性視聴者の分身という形に変化したのではないだろうか。
 当然例外は存在するものの、基本的にハーレムものの女性キャラクターは男性視聴者を落胆させるような作りにはなっていないように思える。落胆するかどうかの基準についても、視聴者の目線は主観的であるため、確実性があるとはいえない。
ここまでのまとめとして、アニメのキャラクターも、人気女性アイドルも、同じく偶像的という類似点があるといっていいのではないか。
 男性視聴者の嫌がる生理現象を行わないため、結果として生きているように見えず、マネキンと思われてしまうことがある、ということだ。

 偶像化の類似種として登場するハダリ。
 アイドルも、人形・ロボットのハダリも同じように偶像の類似種としてみることはできるのだろう。ハダリそのものは、女性アイドルの代替品として存在しているような感覚を筆者は覚えた。求めるものを具現化する、というやり方はアニメもアイドルも、類似点がある。
 筆者が想起したもの。ハダリの存在理由は、俗に言う嫁ではないかという感想である。アニメの女性キャラクターを指して、自分の嫁だと思うことだ。嫁が画面から出てこないという表記があにこれにもある。あれだ。
 イノセンスの最初の場面を視聴していたとき、筆者の頭の中では、ある想像、いや妄想といってよいものが起きていた。

 以下妄想。
 俗に言う嫁を脳内で愛おしく思っている男性視聴者の学生が、いそいそと塾から戻ってきて、夜食を取りつつ、お気に入りの嫁の映っているアニメの視聴時間が来たのでテレビにスイッチを入れた。
 アニメの主人公の男性はあまり冴えない容貌で、これといった特徴もない人柄。人によってはへたれと呼ばれてしまいそうな性格である。そして、思春期の学生らしく、女性に自意識過剰になってしまいがちで、リビドーを押さえることが難しい感覚を受ける。
 嫁の傍に近寄って、欲情の視線で盗み見た瞬間……
 なぜか嫁は、激しく暴走し、信じられないほどの腕力で主人公の男性を素手で滅多打ちにし、撲殺してしまう。血塗れだ。鮮血が飛び散って文字通り周囲を塗り尽くしている。付近の壁によりかかるようにして斃れた男性主人公の頭蓋骨は陥没し、はみ出た脳が地面に垂れ下がっている。
 溜まりに溜まってきた怒りか、堪忍袋の緒が切れたように爆発したのか。
 周囲にいた人々は怯え、警察を呼ぶ。嫁は路地裏に逃げ込み追い詰められる。路地の突き当たりにまで行き着いた嫁は逃げ場を失っていた。
 そこにやってくる一人の刑事らしき大男。大男と対峙した嫁は叫んだ。
「私は我慢してただけよっ!私は男の奴隷じゃないっ!男のいいなりになんかならないっ!」
 大男は無言で拳を嫁に叩きつける。逃げ場を失った嫁は、どこから持ってきたのかわからない包丁で自分自身の体を切り刻み、自害した。
 凄惨な現場で取り調べが始まる。テレビ画面を見ていた学生の男は呆然として、一言いった。

「俺、殺されてる」

 以上妄想終了。

 ある若手の女性ニュースキャスターが、自分のいいたいことを表現したところ、職場の男性陣からいろいろといわれたという。あいつは生意気だ。人から言われたことをやっていればいいのだ。女が自分の考えをニュースでいうなどおこがましい、と。結局その女性はニュースキャスターを辞めたという。
 男性視聴者の手前、職場からいわれている手前、規制されているような状況と類似した不満。それが爆発したかのような……その記憶との連想を想起させる事件がイノセンスでは起きている。
 筆者のした妄想を、攻殻という形で表現したら、作品としてイノセンスができあがった。そんな感じがしたのだ。事実としてそんなはずはなかった。先に作品はできあがっているのだから。
 筆者が注目したのは、事件を起こしたのが人間ではなく、女性型ロボットのハダリであったことだ。人間型であっても、人ではないはずだ。しかし、どう考えても筆者からみてハダリは「生々しい女」だった。
 ロボットは怒りで人を殺さない、ロボットは逃げたりしない、ロボットは追い詰められたからといって自壊しない、……そのはずだ。それとも前もってプログラムされていたのか?
 男性視聴者の嫌がる生理現象を行わないため、結果として生きているように見えず、マネキンと思われてしまうアニメの女性キャラクターは、飽くまで人という設定だ。生身のはずなのだ。なのにイノセンスでは人形であるにも関わらず、ハダリは生身の女のように思えたのだ。
 それは様々な人々によって意図的に隠蔽されてきた、剥き出しの人間性が露出していたからではないか?

 イノセンスのワンシーンが回想される。
「ああ、俺もよくやるよ、感想」
「あんた出世しないな」

 義体化率が90パーセントを超えてしまう人間が闊歩する世の中で、人と人形の差は縮まり、曖昧なものになっている。それが攻殻の世界にみえる。では人と偶像の明暗をわけられるものがあるとしたら、それは一体なんなのか?
 そもそも、なぜそのような事件が発生してしまったのか、原因は何か?
 それを追っていくのが、筆者から見たイノセンスである。

 もし、嫁が暴走をしはじめたらどうするか?
「カオがよくてお金持ちで性格のいい若い男なら」
「今まで素振りもみせなかったけど、ほんとは冴えない男と付き合いたくないよね」
 人間からみたロボットの立場は、奴隷だという人もいた。ゴーストを持たぬ奴隷。ではその奴隷が人間性・ゴーストを持ってしまったらどうなるのか。
 アニメの女性キャラは決して男性視聴者の奴隷ではない。ゴーストはすべての女性キャラに宿っている。そういう人もいるだろう。しかし、アイドルとアニメの女性キャラを比較すると完全にそういい切れないところも出てくる気がするのだ。アイドルは実際にいるし生きている。アニメのキャラは生きているとはいえない、と言い切る人も出てくるだろうし、意見が分かれてしまうだろう。
 規制されていたものがなくなったとき、男性視聴者の予想外の言動が出てきてしまったらどうするのか。その時、若手の女性ニュースキャスターの職場にいた男たちのように、お前は黙って男の望んだとおりに動いていればいいんだ、といえばいいのだろうか?
 それとも、受け入れてやるのだろうか?
 薄い本が好きな、アニメ好きの男性たちの欲求を商品化するとどんなアンドロイドが作られていくのかと想像する。答えは、アニメのキャラそっくりのセクサロイドが作られるのではないか。キャラクターが描かれた抱き枕の発展版かもしれない。それと極めて類似するハダリ。
 ハダリから感じた……剥き出しに露出した人間性、そうみえたものが、ゴーストのように思えてしまったのである。ご主人様を殺害してしまったハダリにはゴーストが宿っていた。
 やたらと夜のオカズにされたりしているアニメの女性キャラは暴走しない。
 そこに、ゴーストは宿っているといえるのか?
 その話をしたところ、

『まぁ当然ゴーストが宿っていたから暴走したというのは間違いないですw』
『ゴーストがやどっていて大人しくしているとしたら、よほどのマゾですね』

 という意見が返ってきた。
 嫁に殺されるご主人様を題材にしたアニメを作るあたり押井監督はえぐい。しかし、その意図はどこまで一般視聴者に読み取られているのか。いや、筆者の勝手な想像にすぎないのか?

 そのようなことを夢想していた。忘れてもらってもいいのだが、心のどこかで筆者は問いかけてしまうようだ。


 あなたのハダリにゴーストは宿っているか、と。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 25

ぶっかけ

★★★★☆ 3.7

バカな私には、ちょっとムズ過ぎた…

私の中では『GHOST IN THE SHELL』の続編であって、そうでないとしか言えない
理由は、監督である押井氏の哲学を提示するソースとして、攻殻機動隊の一部分がチョイスされたとしか思えないから
ホントに難しいんだよね、コレ
一回見ただけじゃ分からない上に、二回見る程意欲も湧かないって言う…
個人的には、とても好きな監督さんなんだけど、私の好きじゃない彼の側面が全面に押し出された作品と捉えてます
良いトコ取りのクリエーターってのもつまらんので、必要悪ってことで悪くばかりは言いたくない、複雑な心境です

投稿 : 2019/11/16
♥ : 19

69.3 3 事件アニメランキング3位
妄想代理人(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (693)
3770人が棚に入れました
『妄想代理人』(もうそうだいりにん)は、マッドハウス製作の今敏監督によるアニメ作品。
疲れた現代社会を癒す人気キャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は、ある夜、通り魔少年バットに襲われた。
突如世間に現れた少年バットは次々と人々を襲いはじめ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出、多くの目撃者がいるにも関わらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。刑事猪狩慶一と馬庭光弘は捜査を進める中、被害者の持つ不思議な共通項に辿り着くのだが…。


声優・キャラクター
能登麻美子、桃井はるこ、阪口大助、飯塚昭三、関俊彦、槐柳二、京田尚子、内海賢二、陶山章央、山口眞弓、中嶋聡彦、水樹奈々、藤原啓治、三石琴乃、津村まこと、郷里大輔

セメント

★★★★★ 4.1

少年バット

『パーフェクトブルー』『東京ゴットファーザーズ』と世界的に高い評価を受けた今は亡き、今 敏監督の初のTVシリーズ、ということで、妄想代理人
ゾクゾクする面白さがありました、全13話の1クール
これは見てよかったです
電波なストーリーの中に今敏監督の哲学的な思想が粘着してる、ポストモダンなアニメとでもいうのかな
トリッキーな内容で大人向け、難解で台詞が深いです

見る人それぞれに違う印象を与えるストーリー
この作品自体が劇中劇であるっていう見解が強いです
自分もいろいろ考えてみて、自分なりの答えを見つけたのですが、それも数あるうちの一つのポイント
答え合わせとはちょっと違うのですが、監督による、この作品の解説、制作秘話なんかが書かれてる「妄想」の産物ってサイトがあるので、照らし合わせてみるのもまた面白いですよ

作画は、本気のマッドハウスという風評通り、その世代にしてはかなり安定してます
おっとキャラデザを責めるのは堪忍ですよ
そういう作品なんです
萌えとまでは流石にいかないにしても、それでも声優の演技に助けられてたましたね、ツッキーの可愛さとか

OP「夢の島思念公園」
私は平沢進だぞ平沢唯じゃないの人dtkr
超怪電波ソング、初聞の人は、たぶん怖いと思うんじゃないかな?
このOP映像の構想なんかは、四畳半神話体系に受け継がれてますね、結構好きです
EDも計り知れない面白さと恐さがありまして、完全にラ㍑

声優は総じて豪華
マロミにモモーイこと桃井はるこを持ってきたのはイミフですが
能登可愛いよ能登
飯塚昭三関俊彦三石琴乃田中敦子内海賢二京田尚子槐柳二
他方、少年バットは声いらなかったかななんて思います

印象に残るキャラクターを次々と生み出す
ありふれているようで、そうでない
思い返してみると、いやぁ褒め言葉の常套句しか思いつかない
刑事二人組みとか好きよん


すごいもん見たなぁっていう高揚感があります
こんなすごいものがアニメの中にあるんだなぁって
これだけのものを表現できるアニメという媒体、あぁ良きかな良きかな

投稿 : 2019/11/16
♥ : 15

レモン

★★★☆☆ 2.3

面白いのは序盤だけのクソアニメ

駄作扱いされるから期待はしてなかったが他の今敏作品が好きだったので見ることにした
最初の数話は結構面白かったと思ったが、それ以降はただただ意味不明な駄作にしか思えなかった

少年バットの正体もよくわからなかったしパーフェクトブルーの方が正体明かしてる分だけマシだと思う
個人的な今敏作品の評価は
東京ゴットファーザーズ>>千年女優>>>パーフェクトブルー>>パプリカ>>>>妄想代理人

まだLainや灰羽の方が良いんじゃねとも思ってしまう

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0
ネタバレ

disaruto

★★★★☆ 3.9

現代病はあなたのそばにも…

制作はMAD HOUSEのオリジナルアニメです。
ジャンルはサイコサスペンスです。


「マロミ」というキャラクターを生み出し一躍時の人になった主人公の鷺月子が、ある日の夜にバットで少年に襲われる。
「少年バット」と呼ばれる少年はいったい何者なのか?


監督・原案は「PERFECT BLUE」「パプリカ」などで知られる今敏氏。
同氏が手掛けた最初で最後のテレビアニメシリーズです。


10年近く前の作品ですが作画が良いですね。
風景、モブキャラなどもしっかりと書き込まれており、細かいところにも目が行き届いています。
音楽もこれまた良し。
気味悪いw
サイコ要素が強いのでどこかゾクゾクするものが多めです。
OP・EDを見ていただければ狂気の片鱗を感じることができると思います。


ストーリーは基本的に一話完結型ですが、つながりはあります。
8~10話に関しては本筋には全く関係なくオマケ感が強いですが、8話は個人的には解釈の余地が多くあってお気に入りだし、9話は案外作品の肝を表しています。


8話について。
{netabare}最後の写真のシーンで彼ら三人が幽霊になっていることがわかります。
他にもおじいさんが少女の足元をなぜか見たり、男に触ったりして確かめています。
そうすると、女湯に全員で入っていたことに納得がいく。

いったいどこのタイミングで死んだのか?
彼らが生きているときは「影」があります。
電車で自殺した男が生きて見えたのは、彼らがすでに死んでいたから。
つまりそれ以前に行った練炭自殺ですでに死んでいたということになりますね。
錠剤が最後の一錠なのに戻っていたのは生前の記憶で巻き戻ったといったところでしょうか?

タイトルの「明るい家族計画」、自殺した三人が生殖能力に乏しい。
つまり「先のことなんて考えず、現実的なことを考えず、あるがままを楽しめ」というメッセージなのかな?{/netabare}


最初に月子を襲った「少年バット」はいったい誰だったのか?
劇中でしっかりと答えは出ていますが、さて?

以下「少年バット」について。
{netabare}少年バットは月子が10年前に都合の良い嘘をついたことで生まれました。
つまり月子の妄想。
怒られたくないという事情が重なり、この世界に再び現れた。
少年バットは人々の不安の大きさに伴って存在感を増していきます。
何度も井戸端会議や噂の描写が描かれているのはそれを表すためでしょう。
9話はそれだけにクローズアップしたもの。
普通だったらこの話は月子の件で終わっているのですが、模倣犯が現れることで事態は変わります。

模倣犯は二人の人物を襲っただけですが、人々の不安は爆発的に大きくなります。
そこからはもう大変。
精神が病んでしまった人々が、本当はいない少年バットに襲われ(た風に感じ)ます。
10話は猿田がすべてやったように思われますが、その他は誰がやったかはさっぱりわかりません。

結局少年バットは何なのか?
私の答えは、「人々の不安が積み重なり、だんだん巨大化していく被害妄想」ということにしておきます。
大災害は人々のよりどころになっていたマロミがなくなったことで起こった。{/netabare}


以下このアニメ全体の考察。
{netabare}災害から復興した後も人々の不平・不満はこぼれています。
結局、いつになっても人は自分の状況をそのまま受け入れたくはない。
全部受け入れていたら狂ってしまいますからね。
この事態は変わることはない、いつでも「少年バット」はこの社会に内包されている。
一人の虚言に端を発して現れるかも。

個人的に、「えー?それアニメでしょー」とディスプレイに表れていたのが気になりました。
結局、この作品は「アニメ」。
ラストの馬庭を見ると、この作品が馬庭の妄想とも捉えられます。
「細かいことは気にするな」ってことなのかw{/netabare}


総括して、話を放り投げているのは気になってしまいますが、いかようにでも解釈できる余地を残している点では良い作品だと思います。
絵のタッチ・雰囲気・題材がアニメっぽくなく、新鮮でした。
独特なアニメが見たい、考察アニメが見たい、サイコでゾクゾクするアニメが見たい、なんて人はどうぞ。



そも、終わりに見えし物語。
巡り巡りて事始め。
布石を拾い結ぶれば。
永劫回帰の無限廊。
解かれぬままの謎はなく。
謎を孕まぬ解もなし。
それではみなさん。
さようなら。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 48

65.9 4 事件アニメランキング4位
世紀末オカルト学院(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (651)
3287人が棚に入れました
『世紀末オカルト学院』(せいきまつおかるとがくいん)は、A-1 Pictures制作の日本のTVアニメ。1999年長野県長野市松代の皆神山にある私立ヴァルトシュタイン学院(しかし、怪現象がしばしば起こるため、周りからは「オカルト学院」と呼ばれている)。そこの学長や生徒は日夜オカルト研究に明け暮れていた。しかし、学長死去後、オカルト嫌いの神代マヤが就任し、学院にやってきたその日に2012年からやって来た内田文明と出会う。そして2人は学院内の怪現象に遭遇しながら、内田が1999年にやって来た理由を知ることになる。

声優・キャラクター
日笠陽子、水島大宙、茅原実里、高垣彩陽、花澤香菜、子安武人、高橋広樹、小林ゆう、矢作紗友里、矢島正明

ブランドン

★★★★★ 4.1

ヘタレからの脱却

「超展開」という言葉が出る作品は
紙一重だと思います。

この作品に関しては(*^ー゚)b グッジョブ!!
でしたw
「超展開」場面はやはり「おいっww」
とツッコミましたがタイトルがタイトルだけに
ありなのかもしれないと納得してしまいました。
(´・ω・`)))そぉーだぁょねーーw

主人公はヘタレですが様々な事件を経験することで
彼の成長振りを伺えます。
個人的に好きなキャラはJKでした。
子安さんよくこんなキャラ引き受けたな…
いいキャラだけど(笑´∀`)

投稿 : 2019/11/16
♥ : 8

セメント

★★★★☆ 3.9

アニメノチカラ第3弾

始まる前から七爆死入りは確定事項だったオカ学ですが
奇抜な展開に始終目を離せず、最終章では一気に化けました
キャラデザからして受け付けないとほざいていた私は煮え湯を飲まされました
燃えあり、笑いあり、涙あり、オリジナルとしては大いに楽しめました

ソラヲトナイトレに続いて制作はA-1 Pictures
絵の動かし方うまいですね、乱れもないし
それにこだわっているところといえば
あのオカルト雑誌「ムー」が公式監修しているところですかね
オカルト描写は非常に丁寧に作ってあったと思います

10話のあかりちゃんには泣かされましたね
それから最終回の最後のシーン、作戦本部出てから後の流れにも泣かされました
というか最終回はそれ以外にも、スプーンを持って奴らに挑む文明とか
絶好のタイミングでかかるフライングヒューマノイドとか
心にくるものがありました

OPは中川翔子と。。。曲自体は結構いいものです
EDは、なんなんですかね、惨事で、ロリショタだからって惨事は駄目だろう惨事は
実写EDは失敗するって、ストパニからまるで成長していない
そして予告BGM、女性キャラたちが歌う、懐古ソングの数々
特に花澤さんのアジアの純真は良かったですね、あれ?花澤さんが上手いだと!?

声優は日笠陽子ですが、けいおん声優は躍進してますね
あと予告にて
あかりちゃんの声を当てる的な企画があったけど
(新人)ってなんだよ(新人)って
それはなしでしょう。。。わかりませんて。。。

ま、キャラクターといえばJKですよね
いやもう、かっこいいの一言につきます
9話の顔芸は反則級
この時期はヒラコーにJKにと、イメケンじゃなくても漢なキャラ多いから良かったです


アニメノチカラはこれで終了となりますが
前々作のソラヲトや今回みたいな良作アニメだったら
意欲的に作っていってほしいです

投稿 : 2019/11/16
♥ : 2

harass

★★★★☆ 3.8

深夜アニメ?らしい変化球

 放映前はシリアス気味な非萌のキャラデザインのせいでまったく期待されていなかったのだが、
思ったよりもコミカル性が強く、逆にキャラデザインのせいで表情が豊かに感じ、顔芸が楽しめた。

 イカガワシイオカルトを題材として使うことで世界観に深みと非現実感がでてよかった。特に初回初見時のワクワク感は非常に高かった。

 ただし最終話あたり展開の唐突感・無理やり感があったのは確か。

 個人的な見所 マヤの百面相と太もも テラ子安 メガネメガネ 松本大本営跡地 フラットライナーズ

投稿 : 2019/11/16
♥ : 1

64.7 5 事件アニメランキング5位
名探偵コナン 漆黒の追跡者 (チェイサー)(アニメ映画)

2009年4月18日
★★★★☆ 3.7 (227)
1407人が棚に入れました
東京・神奈川・静岡・長野で計6人が殺害される事件が起こった。どの現場にもアルファベットが刻まれた麻雀牌が残されていたことから、同一犯もしくは同一 組織による広域連続殺人事件と認定される。警視庁で各県警の刑事を集めて合同捜査会議が開かれ、特別顧問として小五郎も参加する事になった。事件は麻雀牌 の意味、6人目の犠牲者が残した言葉「七夕…きょう…」の意味、被害者の共通点、被害者から1つずつ所持品を持ち去った理由と多くの謎を残していた。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、DAIGO、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江、林原めぐみ、山口勝平

大和撫子

★★★★★ 5.0

CM予告には騙されましたが

黒の組織が絡んでくるとすごく面白くなりますね。
今回の劇場版はメインの事件の他に、黒の組織との絡みが本格的に行われ、組織のメンバーも従来のキャラからオリジナルキャラまで多数登場しました。
窮地に立たされたようなハラハラ感や緊張感が十分に楽しめます。
またメインの事件も強いメッセージ性が込められていて、心打つ内容で非常に良かったです。
それにしても今までの劇場版作品にも共通することですが、エキストラの子供達のしゃべり方はなんとかならないものですかね。
棒読みがひどすぎます。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 3

AKIRA

★★★☆☆ 2.6

黒の組織とコナンのアクションシーンが中心 推理は二の次w

ロードショーにて視聴

序盤は黒の組織を出してきたのもあり緊張感のある引き締まった始まりでしたが

蓋を開けてみればいつもの劇場版コナンでしたw

相変わらずの犯人の動機のひどさ… 被害者の7人もあれじゃあうかばれませんて

まぁ後ゲスト声優を起用するのはいいんですが今回のDAIGOなんて結構重要な役どころですよね 
これじゃあ雰囲気ぶち壊しですよw

最近のコナンは薄っぺらい推理と強引なアクションオチが多い気がしますなぁ…

投稿 : 2019/11/16
♥ : 8

maruo

★★★★☆ 3.7

黒ずくめの連中が視聴時のポイント B

正月のキッズステーションはアニメ映画が多いですな・・・。

本作は前半と後半では雰囲気が一変します。前半は非常に地味(というか地道)で、後半は派手なアクションが目立ちます。地味に事件を紐解いていくコナンもなかなか良いなと思ったのですが、映画のコナンはやはり派手なアクションも欲しいですよね。蘭ちゃんが凄すぎっていうのはひとまず置いておいて^^;

もう一つ、黒ずくめの連中の暗躍が物語に関ってくるのが特徴です。コナンをよく見ている人には説明不要でしょうが、工藤新一に薬を飲ませて体を小さくしたた連中です。映画として見たときには、この連中の物語への関り方には功罪があるように思います。

アニメを余り見たことがない人でも、この黒ずくめの連中の存在は知っているとは思いますが、詳しくは分からないというのが正直なところでしょう。アニメ未見の人にとっても、冒頭でコナンが小さくなるに至ったいきさつが紹介されますが、詳細が分からないのは同様だと思います。

かくいう私自身も余り詳しくはないので、アニメに精通している人と情報量の差があり、それが物語を楽しむことへの阻害要因となっているのではないか、と思いつつ見ていました。もし、他の多くの人にも同じような思いを抱かせているとすれば、黒ずくめの連中を出したことはマイナスに働いていると思います。映画単体で物語が成り立つように登場人物を出す方がスマートだし、誰も違和感を持たずに楽しめるのではないかと考えます。

とはいえ、黒ずくめの連中を出すことは、特に物語終盤に緊迫感のあるアクションシーンを出す必要性に大きく寄与していると思います。ぱっと出のキャラクターでは、派手なアクションは演ずることはできても、そうなることの必然性を視聴者に納得させることは難しいでしょう。こうした意味からは、出したことに意味があると捉えることができると思います。

このレビューでは物語面は殆ど触れていませんが、私自身が感じた、楽しむためのポイントとして黒ずくめの連中を取り上げてみました。彼らについては、犯罪の目撃者は抹殺すること、特にコナン(工藤新一)については正体がバレると命を狙われるという理由がことを了解した上で、単純にアクションを楽しむのが吉だと思います。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 16

64.2 6 事件アニメランキング6位
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌 (レクイエム)(アニメ映画)

2006年4月15日
★★★★☆ 3.7 (218)
1363人が棚に入れました
ある人物から調査依頼を受けた小五郎は、コナン・蘭・少年探偵団とともに、横浜に新しくできたテーマパーク「ミラクルランド」を訪れた。その敷地内にある「レッドキャッスルホテル」に着いた一行は、高田と名乗る依頼人の秘書からスイートルームに案内され、ミラクルランドの腕時計型フリーパスIDを配られる。全員がそれを腕に装着し、コナンは大喜びの少年探偵団や蘭たちとミラクルランドに向かおうとするが、高田に部屋に残るように言われる。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、神谷明、茶風林
ネタバレ

ポケモンマスター!

★★★★☆ 4.0

BGMの迫力がすごい!

~ストーリー~
省略。

~感想等~
コナンの劇場版第10作目です!

作画にムラがあり、綺麗なところはほんとに綺麗なんですけど、汚い部分がところどころありました。

約2時間という長編でしたが、ストーリー構成は結構良かったと思います。

この作品でも気になってしまったんですが、バイクで階段を昇るのはやめてほしかったです^^;

全体をとおして灰原の台詞がおもしろかったです!

また、今回はキッドが活躍してくれてよかったです。

登場人物がやたらと多かったのもこの作品の特徴だと思います。

ラストで事件が解決したと思ったらまだハプニングがつづくというのがありきたりではありましたが、ハラハラする感じがあってよかったです!

他の作品と比べるとBGMに迫力があり、臨場感があったと思います。

コナン映画ではけっこう良作だと思います。

以下は観終わった方

{netabare}
ラストで灰原がげんたに言った言葉が衝撃的すぎて笑ってしまいました。

「動くと死ぬわよ!」
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 3
ネタバレ

入杵(イリキ)

★★★★☆ 3.5

探偵が集まります

本作は記念すべき第十作で、原作者の要望もあり、全レギュラー出演のオールスター作品となっている。
また、活躍は小五郎、コナン、平次などがメインで、蘭や少年探偵団は活躍しないと言っても過言ではない。
また、円谷光彦役の大谷育江が休業したため代役として折笠愛が光彦の声を演じている。

以降の「ネタバレ」はWikiから引っ張ってきたあらすじです。
読みたい人は読んでください。核心には触れていません。
{netabare}
ある人物から調査依頼を受けた小五郎は、コナン・蘭・少年探偵団とともに、横浜に新しくできたテーマパーク「ミラクルランド」を訪れた。その敷地内にある「レッドキャッスルホテル」に着いた一行は、高田と名乗る依頼人の秘書からスイートルームに案内され、ミラクルランドの腕時計型フリーパスIDを配られる。全員がそれを腕に装着し、コナンは大喜びの蘭や少年探偵団たちとミラクルランドに向かおうとするが、高田に部屋に残るように言われる。

部屋にはコナンと小五郎だけが残った。高田がリモコンを操作すると、顔を隠した依頼人がモニターに映し出された。依頼人はコナンと小五郎に「私が出すヒントを元に、今から12時間以内にある事件を解決してもらいたい。もしできなかったら、全員のフリーパスIDを爆破する。」と迫る。先ほど配られたフリーパスIDにはプラスチック爆弾が仕掛けられていたのだ。さらに、無理やりはずしたり、一度ミラクルランドに入り再び出ようとすると爆発する仕掛けになっているという。見せしめとして、小五郎の顔なじみの竜阿茶の爆死シーンがモニターに映し出される。依頼人から第一のヒントを受け取ったコナンと小五郎は、レッドキャッスルホテルを飛び出した。

捜査の過程で、コナンは服部平次、白馬探、怪盗キッドらに遭遇する。平次と白馬もまた、爆弾付のIDを付けられてしまったのだ。さらに、怪盗キッドは最近何者かに命を狙われており、その関係で中森警部ら警視庁捜査二課の他に、横溝重悟ら神奈川県警捜査一課も動いていた。

依頼人の正体とその目的、依頼人が解決を迫る事件の真相、怪盗キッドの命を狙って暗躍する怪しい影。様々な謎が絡み合う事件に、探偵たちが一丸となって挑む!!果たして探偵たちは、制限時間内に事件を解決して大切な人たちを救うことができるのか!?
{/netabare}

本作は推理よりもサスペンス要素の強い作品だったが、探偵たちが協力して捜査している点は良かった。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 9

ソーカー

★★★★☆ 3.2

オールスター感謝祭、コナン第十作

うーん・・・まぁオールキャストが出てくるコナン映画でしたが、結局それだけだった気もする(笑)
大仰に盛り上げた割には事件の真相が実際しょぼいんですよね。
劇場版コナンというのはミステリーに重点を置いてないというのは、もうよく分かりましたが
真相が分かった時は正直落胆してしまいました。エンタメとしちゃ十分なのかもしれないけど
緊張感もあまりなく凡庸・・・と言った印象です。まぁキッドもそこそこ活躍するしいいんじゃない?
コナンファンでない人が見てもあんま面白いとは思えないかも。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0

65.4 7 事件アニメランキング7位
劇場版 名探偵コナン 異次元の狙撃手(アニメ映画)

2014年4月19日
★★★★☆ 3.8 (165)
1180人が棚に入れました
劇場版シリーズ第18作品目。今作では、脚本を古内一成が2年ぶりに担当する。監督は前作『絶海の探偵』と同じく静野孔文。高さ635メートルの「ベルツリータワー」で発生した狙撃事件にアメリカ海軍特殊部隊「ネイビー・シールズ」が絡んでくるというストーリーである。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、福士蒼汰、パトリック・ハーラン

お茶

★★★★☆ 3.9

灰原が最高なのはわーってるよー

[異次元のスナイパー]

劇場版第18作。
コナン映画は全部見ているのですが、技術(作画等)は進化してはいるものの、過去作の方がやはり名作として名高い気がする。ただ本作は一味違った。ここの所少しずつ真相まではいかないにしてもアニメで近づいてきてる現状があり、そこを劇場版で繋げ明かされた。悪い意味では、アニメ版を見てない人にとっては、はてなな部分になってしまうかもですが、劇場版ではアクションや推理も見物だけど+αがあると違うなと思う。アニメとの繋がりと掘り下げエピソードがあったりすると。掘り下げエピで言えば「14番目」ではおっちゃんが警察を辞めた理由。「世紀末」キッドとコナンの初対決。「十字路」服部の初恋。「天国」でのコナンと蘭の気持ちなどなどが良い例。他にもあるかもですが、本作においては掘り下げエピとアニメの伏線を劇場版で明かした挑戦作な気がします。予習としてアニメ「ジョディの追憶」と「ベルツリー急行事件」を見ておくのをオススメします。

それで本作は沖矢昴と世良。そして銀の弾丸と呼ばれるあの人が、最初の決め台詞までのくだりで登場する事から、これは、、、と想像させられる。設定自体は連続狙撃事件が起きると言うもの。最近の劇場版にしては派手な設定では無く、綿密な推理ものでスタンダードさが感じられる。また、犯人の動機もドラマ性を持たせている点も好印象。

アクションシーンは迫力満点。ラストなんかry
タイトル異次元の意味にも謎を持たせているのもこだわりを感じる。
FBIから少年探偵団までの登場キャラの活躍と尺の取り方は集大成に迫る感を覚えたし、アニメの伏線を劇場版で明かす今までに無い手法は始めて。いよいよコナンも18作目。もしかしたら最後へのカウントダウンwが始まっているのかもしれない。ただ僕にとってのスナイパーは灰原さんでハートを射抜かれましたw灰原が最高なのはわーってるよー。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 24

ようす

★★★★☆ 3.8

始まりは一つの狙撃事件。今回の相手はスナイパー!

2014年公開、劇場版コナンシリーズの18作品目。

今回のテーマはタイトルの通り“狙撃”ですね。

2時間ほどの作品です。


● ストーリー
東京を一望できる新スポット・ベルツリータワーの
オープニングセレモニーに参加したコナンや蘭、少年探偵団たち。

絶景を楽しんでいる時、
客の一人が遠くのビルから狙撃される。

容疑者としてあげられたのは、
ティモシー・ハンターという男。

彼は過去にネイビー・シールズという
アメリカ海軍特殊軍隊に所属していた男で、
狙撃の名手として有名だった。


ストーリーは序盤から事件を追いかけていく展開です。
ほのぼのシーンは少なめ。

一番ほのぼのしたのは、ベルトを締めることで肥満度が強調された、
阿笠博士のお腹でしょうかww


犯人に絡む人物たちも元軍人なので、
なかなか一筋縄ではいかない相手です。

かなり早い段階で容疑者にたどり着くものの、
拳銃で撃ちあったり、車を爆破したりと、

目の離せない、ハラハラ・ドキドキな展開が続きます。

「容疑者」「協力者」「現場に残されたサイコロ」など、
見事に犯人に振り回されて、真相は見えるようで見えない。

事件の真相は終盤までわかりませんでした。



≪ 派手なアクションシーン ≫

今回は序盤からアクションシーンが満載&派手!

コナン君のスケボー技術は留まるところを知りません(笑)

相変わらず無茶し過ぎですw

犯人が序盤でパトカー吹っ飛ばすシーンも
「いやいや、やりすぎ…。」レベルです。笑

まあ、一番「ええええ(;゚Д゚)」と思ったのは、
蘭の格闘シーンですけどねwwさすがです、蘭姉ちゃんwww


● 音楽
【 主題歌「ラブサーチライト」/ 柴咲コウ 】

本作品はテレビ放送で観たのですが、
そこではカットされていました。

曲だけ聴きましたが、
カットされていても特に惜しくは思いませんでした(笑)

ストーリーの流れで聴いたらどう感じたかはわからないので、
とりあえず評価は普通にしてあります。


● 感想
事件!という印象の、ボリューム感ある内容でした。
2時間という長さも苦痛になりませんでした。

ハンターの生い立ちには同情しますし、
狙撃の腕には驚かされましたが、

事件の真相はいまひとつパッとせず、
余韻に浸れる内容ではありませんでした。

アクションシーンは盛りだくさんだったので、
その点では楽しめたように思います^^

投稿 : 2019/11/16
♥ : 13

お茶

★★★★★ 4.1

プラスαの違い

劇場版第18作。
コナン映画は全部見ているのですが、技術(作画等)は進化してはいるものの、過去作の方がやはり名作として名高い気がする。ただ本作は一味違った。ここの所少しずつ真相まではいかないにしてもアニメで近づいてきてる現状があり、そこを劇場版で繋げ明かされた。悪い意味では、アニメ版を見てない人にとっては、はてなな部分になってしまうかもですが、劇場版ではアクションや推理も見物だけど+αがあると違うなと思う。

アニメとの繋がりと掘り下げエピソードがあったりすると。掘り下げエピで言えば「14番目」ではおっちゃんが警察を辞めた理由。「世紀末」キッドとコナンの初対決。「十字路」服部の初恋。「天国」でのコナンと蘭の気持ちなどなどが良い例。他にもあるかもですが、本作においては掘り下げエピとアニメの伏線を劇場版で明かした挑戦作な気がします。予習としてアニメ「ジョディの追憶」と「ベルツリー急行事件」を見ておくのをオススメします。

それで本作は沖矢昴と世良。そして銀の弾丸と呼ばれるあの人が、最初の決め台詞までのくだりで登場する事から、これは、、、と想像させられる。設定自体は連続狙撃事件が起きると言うもの。最近の劇場版にしては派手な設定では無く、綿密な推理ものでスタンダードさが感じられる。また、犯人の動機もドラマ性を持たせている点も好印象。

アクションシーンは迫力満点。 ラストなんかry
タイトル異次元の意味にも謎を持たせているのもこだわりを感じる。
FBIから少年探偵団までの登場キャラの活躍と尺の取り方は集大成に迫る感を覚えたし、アニメの伏線を劇場版で明かす今までに無い手法は始めて。いよいよコナンも18作目。もしかしたら最後へのカウントダウンが始まっているのかもしれない。ただ僕にとってのスナイパーは灰原さんでハートを射抜かれましたw

投稿 : 2019/11/16
♥ : 9

69.6 8 事件アニメランキング8位
名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)(アニメ映画)

2016年4月16日
★★★★☆ 3.9 (139)
942人が棚に入れました
劇場版「名探偵コナン」20作目にあたる。

物語は動画にも登場したオッドアイの持ち主である謎の女性が、記憶喪失状態でコナンたちと出会うところから動き出す。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也
ネタバレ

ちっち

★★★★★ 4.4

ハードボイルドなコナン+ある作品のオマージュ

前回の映画がちょっとしょぼかった反動?と思えるほど、スケールがでかくなってます(笑)
ある意味、ダイハードを見ているような感覚で、今回はミステリーはほぼなく、かわりにド派手なアクションシーン満載な映画です。
黒の組織やFBI、公安などの最近の設定をあまり知らないとちょっとついてけないかもなので、予習しておくと良いと思います。
物語としては、非常に最後まで凝ったつくりになっていて、エンディングまでハラハラドキドキな物語です♪ クールなものからハートフルなエピソード、そしてガ○ダ○好きな人には思わずニヤリとするシーンもあるので、いつものテレビでは見られないコナンを見たい方にはぜひおすすめな作品かも♪
{netabare} ガンダムのライバルキャラクターといえば、アムロとシャアが有名ですが、原作者の青山先生が大のガンダム好きなおかげで、今回の作品ではアムロとシャアの戦いや、セリフのオマージュが満載な作品になってます(笑) 緊迫なシーンなのに私はちょっと笑ってしまいました。シャアのセリフのオマージュとしては、アムロくん、墜ちろ、ここからでは~、坊や、などなど細かいネタが仕込まれてます。名前もそうですが声優が同じで、そのまんまなので、狙ってやってますよね。ガンダム以外には、今回はタイトルの通り、冒頭のアクションシーンのイメージは黒色ですが、エンディングでは何色になっているでしょう?という作り手の狙いが非常に面白い作品です。今回は新一と蘭の進展は皆無でシーンもおまけ程度ですが、それ以上にハリウッド並のアクションがありますので、そんな作品好きなら見ても損はないですよ♪{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 6

けみかけ

★★★★★ 4.5

【コナン×公安×FBI×黒の組織】の直接対決が初めて描かれる20周年に相応しい一大スペクタクルムービー

劇場版『名探偵コナン』シリーズ第20作目(『ルパンVSコナン』は除きます)
監督は『沈黙の15分』以降お馴染みとなった静野礼文
脚本は『絶海の探偵』と『業火の向日葵』の櫻井武晴
劇場版では初めて安室(公安)と赤井(FBI)が題材にされ、また原作やテレビシリーズに先立って黒の組織のNo.2と目される‟ラム”自身が登場します


警察庁で極秘に管理されていた世界各地のノックリスト(スパイリスト)を盗み出した黒の組織の女性工作員
自身も黒の組織に潜入捜査しているバーボン、こと安室透は逃走する女を追跡しカーチェイスを繰り広げる
そこにFBIの赤井秀一も乱入し大事故の末に女は海に転落する
翌日、記憶喪失になってしまいノックリストの行方や自身が黒の組織の一員であることを忘れてしまった女は偶然にもコナン達に保護される
女の記憶を取り戻してあげようと奮闘する少年探偵団だったが、灰原哀は女が黒の組織の‟ラム”である可能性を示唆し警戒する
一方で公安、FBI、黒の組織は各々に女の行方を追っていたが、ジンは女が送った不完全なノックリストに従ってノックと思しきメンバーの始末を始める
そのリストの中にはバーボン(安室透)とキール(水無怜奈)の名も入っていた・・・


黒の組織が絡む劇場版は大概しょうもないオチがついて終わるものばかりですが、今作は原作の根幹に関わる部分が描かれているとあって黒の組織を廻るキャラが総出演
20周年に相応しい大作に仕上がったと思います


冒頭の首都高11号線(レインボーブリッジ)をモデルにしたカーチェイスは『頭文字D』も真っ青の迫力のCGで描かれ、多重クラッシュや大爆発も相まってコレだけでも劇場に足を運ぶ価値ありますし、中盤までは謎の女の正体が‟ラム”なのか否かが物語を強く引っ張ってくれます


本来なら協力関係を結ぶべき公安とFBIが安室と赤井の私怨のせいで仲違いし、その仲をコナンが取り持つってのには笑ってしまうところですが、二人の対決(素手で殴り合うwガンダムかよw)は作画もめちゃくちゃ良くって大きな観どころの一つです
公安が表立って登場するということで目暮警部はじめ警視庁は蚊帳の外に置かれてしまうのもリアルでしたね


ウォッカやベルモットの静止も聞かず、ノックの始末に躍起になって暴走するジンは本当に怖い
クライマックスでは遂にオスプレイまで担ぎ出しお台場と葛西臨海公園をモデルにした舞台を大破壊する様は圧巻
最後まで全く目が離せず釘付けになりました
コレにイレギュラー的に巻き込まれる蘭や少年探偵団は最早お約束ですが【日本映画においてここまで派手に名所を破壊しまくってるのは『コナン』と『ゴジラ』ぐらい】なもんでしょうw
とにかくドキドキする映画がお好きな方には率直にオススメ出来ます!


しかしバーボンとキールを捕らえ躊躇無く始末すると断言したにも関わらず「待ってやる」と約束を守ってくれるジンは本当は優しいヤツなのかな?とも思ったりw


今作、唯一惜しいなと感じたのが鍵を握る記憶喪失の女を演じるのが天海祐希だということでしょうか
正直違和感というか・・・声優は初めてじゃないはずですし、天海祐希ほどの大女優を持ってしても声の演技とは難しいものなのか・・・と、痛感致しました


今作ラストの手放しでない結末はオイラとして最も評価をしたいポイントです
まあ、あれほど好き勝手やっておいてタダではすまんだろうとは思っていましたが
観終えた後に何色の気持ちになるか?とは今作に添えた青山剛昌先生のコメントですが、オイラは‟良い意味で”ブルーになりました
さあ、あなたは何色に染まりましたかな?

投稿 : 2019/11/16
♥ : 10

徳寿丸

★★★★☆ 3.4

もうね、アムロとシャアの対決観たいならコナンだね!

一応、劇場版は全部視聴済み。
えーっと、基本的に超有名連載モノはスルーの方向なんでコナンシリーズも今までレヴューはしてませんがちょっとね、ここ最近劇場版がね、色々と酷いんでね、少し言わせていただこうかと・・・(何様やねん!)
私はコナンシリーズはTV版も長くお付き合いさせて頂いてまして割とキャラや作品の雰囲気好きなんですよ。劇場版も映画館に行く事はありませんが必ず拝見します。下手な映画よりよっぽど面白いんでね。ただねここ最近マンネリ打破の為かとにかくアメリカアクション映画よろしくド派手なんですよね。それはまぁいいんですけど・・・流石にスケボーで公道走って車を追い抜くとかやり過ぎなんじゃないかと(探偵って基本的に法を破る悪人を暴くわけで自分が法を破っちゃ駄目なんじゃないの?いくら急いでるという演出とはいえね)・・・。今回ものっけから超カーアクションでどんだけ人巻き込まれてんだと・・・あの規模で死人でないわけないよね?コナンシリーズって当事者以外被害にほとんど遭わない点が安心して観れるというか大多数が平和を謳歌してる中で彼ら極少数が事件に巻き込まれる(自ら首を突っ込む)局地的事件スタイルがいいわけで(まぁ大体の推理モノはそうなんですが・・・)。もう最近はゴジラかウルトラマンかって位一般人が巻き添え食ってる感が半端ないんですけど(私感)。
でもね、まだそれは苦笑しながら毎年続けるのも大変だなぁと理解はできるんですが、とにかくね、少年探偵団が酷過ぎる!ほんと国家権力とか財閥とかのコネを我が物顔で利用する姿がもう観るに耐えれない位汚らしい。これ子供向けのアニメでしょ?何の力がなくても努力しなくてもコネさえあれば何でもできますよって言ってるようなもんだよね。お隣のコネ国家で作ってるの?って思う位酷い(そういえば韓国版のコナンって舞台が韓国なんですよね、よその国でもそうなのかな?)。確かあの国ではいかに汗を流さず金儲けできるかが称賛されるとか聞いた事あるけど(ほんとかな?)探偵団のやってる事はそんな感じで凄く嫌ですね。この子達、成長したら、俺は警察に知りあいいるんだぞ!とか財閥企業にコネ入社とかダメ人間にしかならない気がするんですよね(今お隣の国でデモになってるのはこういう不公平の不満)。
というわけで、これほど国民的なアニメでこのような勘違いを子供達にさせてはならないので次回作では少年探偵団が今までのツケを払う形で非常に痛い目に遭ってもう事件に関わったりしないと誓い探偵団解散の話にしたらどうでしょう?いや必要じゃないかな?世の中そんなに甘くないと教えるの?(笑)


私のツボ:シャァ、アムロ、カミーユまで・・・次誰だ?

投稿 : 2019/11/16
♥ : 2

72.5 9 事件アニメランキング9位
名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)(アニメ映画)

2017年4月15日
★★★★☆ 3.9 (113)
799人が棚に入れました
日本の百人一首会を牽引する「皐月会」が開催する皐月杯の会見収録中の大阪のシンボル・日売テレビで爆破事件が発生。崩壊していくビルの中で、西の名探偵・服部平次とその幼馴染・遠山和葉が取り残されてしまうが、間一髪のところで駆け付けたコナンにより無事救出される。そんな騒動の中、コナンたちは平次の婚約者だと言い張る女性で、百人一首の高校生チャンピオンの大岡紅葉と出会う。そして、時を同じくして京都・嵐山の日本家屋で、皐月杯の優勝者が殺害される事件が起こる。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、堀川りょう、宮村優子、宮川大輔、吉岡里帆、ゆきのさつき
ネタバレ

ひらめ

★★★★★ 4.2

謎解きよし、キャラよしで満足。

謎解きについて。
話のどんでん返しにわくわくしました。
それぞれの事件がそう繋がるのかとびっくりしました。
{netabare}結末がせつないのがまたよいですね。{/netabare}
ここ最近のコナン映画の中では1番面白かった気がします。



登場キャラについて。
ゲストキャラ、紅葉さんがいいキャラしてました。
和葉とは対照的に積極的なタイプで、
紅葉と和葉のかけあいが良かったです。
みながらこっそりニヤニヤしてました。

あと、平次とコナンの体を張ったアクションが面白かったですね。
ヤツら、もはや人じゃありませんね。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 5
ネタバレ

四畳半愛好家

★★★★★ 4.1

おいおい、おもしれぇじゃねーか…。(何故か上から)

 毎年4月の風物詩「劇場版名探偵コナン」

 今作も「いつものようにディスり倒してやるぜ」って気持ちで観に行きましたが…(我ながら嫌な客だ)

 結論から言うと「なんだよ…普通におもしれぇじゃねーか…。」(´・ω・`)ってなりました。

 本当にひさあああああああしぶりに事件がしっかりしています!

 動機も事件の予想のつかなさも事件における感動シーンも…今回ばっかりは認めざるを得ない…。脚本しっかりしてるじゃねーか…と。

 推理を求めていた自分大歓喜の映画でした!

 更に今作は、平次と和葉のカップリングがフューチャーされている映画。名作「十字路」ばりの2828感。
 アニメのカップリングが大好物な自分大歓喜!(またか)

 ただ、本当にロマンチックな展開を求めている人(カップルで観に来ている人とかさ…)には、今作の恋愛要素は物足りなかったかな…と思います。

 いわゆる「恋愛映画」にするには、平次も和葉も元気が良すぎです 笑
 平次と和葉はこういう関係だから良いんですけどね…
 最高にキュンと来たセリフが{netabare}
 平次の「手離したら…殺すぞ」ってセリフです。字面だけ見たらあれですが…。{/netabare}
 このセリフにはやられましたな。(女子か)
 でも{netabare} ラストにもうひとつ2828ポイントほしかったな。{/netabare}
 そして曲は倉木麻衣…。コナンで映える彼女。本当に良い曲でした…。

 (「十字路」の金曜ロードショーで倉木麻衣の「Time after time」がカットされた時は心底がっかりしました…。名曲が活きている作品の金曜ロードショーは本当に害悪でしかないと思いますよ…。)


 アムロとシャアが空気を読まずにイライラしちゃうような喧嘩を始めたり、黒の組織の構成員が面白いほど懐柔されやすかったり、推理しなかったり、動機がカスだったり、黒の組織が東京タワーにマシンガンをぶっ放したり…(ちったー隠れろよ…)。
 毎年ツッコミにツッコミを重ねてきた近年のアクション映画化した劇場版シリーズですが、今作はツッコミどころが非常に少ない作品でした。

 ツッコミどころが少ない寂しさも正直ありましたが、久しぶりに順当に面白い「劇場版 名探偵コナン」を観た気がします。
 おすすめ。

追記:ちなみに毎年自分ががっかりしていた(がっかりしつつ楽しかったからこそ毎年観ているのですが)コナン映画の売れ行きは伸びに伸びています。正直自分の感性が心配です。今作ももしかして…。

追記:そして小野Dが無駄にイケボで、一部から「キャー」という悲鳴が。
 気持ちは分かります 笑

投稿 : 2019/11/16
♥ : 11
ネタバレ

scandalsho

★★★★★ 4.2

ヒロインたちを愛でる作品・・・かな?

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版第21作目。

今回の主役は、劇場版では久々の服部平次と遠山和葉。
謎解きよりも、登場人物の人間模様を楽しむ作品、という印象。
とても面白かった。

序盤のアクションシーン。{netabare}平次とコナンの信頼関係に胸が熱くなる。{/netabare}

しかし、本作の一番の見所はヒロインたちでしょう。

蘭ちゃん、和葉ちゃんに加えて、大岡紅葉も魅力的だったし、灰原や園子も出番は少ないながらも「らしく」活躍する。
物語が上手くまとめられている印象。

ラストがコメディだったのも良かった。

いつもながら、ゲスト声優さんにはガッカリさせられることが多い。
和葉の同級生のおさげの娘は、恒例の「子供の声優体験」の人かと思うほどひどかった。
宮川大輔さんの棒読みは、少し意外だった。結構、器用な人ってイメージがあったので・・・。

余談ですが、園子が風邪をひいて寝込んでいた理由を知りたい人は、{netabare}前日譚である本編855話を見て下さい(笑){/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 23

61.7 10 事件アニメランキング10位
名探偵コナン 業火の向日葵(アニメ映画)

2015年4月18日
★★★★☆ 3.6 (120)
720人が棚に入れました
名探偵コナンの劇場版19作目にしてシリーズ初となる芸術的(アート)ミステリー。

ゴッホが描いた“幻の絵画”を巡って、数々の謎めいた事件が巻き起こるという。

青山剛昌先生が3回描き直したというビジュアルでは、コナンのライバル・怪盗キッドが、今までにない不敵な笑みを浮かべている。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平
ネタバレ

ほほえみみ

★★★★★ 4.3

今年もこの季節がやってきた!ぬるい感想。

今年も見てきました業火の向日葵〜!
毎回コナンの映画で一喜一憂する私ですが、(ここの出来いい!哀ちゃん可愛い!ここのシーンあんまりだなぁ・・・、蘭ねえちゃん強ぇ!!!)今年も例に漏れず一喜一憂してきました。

Good ぽいんと!

{netabare}
・空港で泣き崩れる蘭姉ちゃんほんとにかわいい。
新一の事心配で、もしかしたら死ぬんじゃないかって思って、やっと連絡とれたときにほっとして泣き崩れる蘭姉ちゃんがまじで可愛かったです。もう夫婦。あれ夫婦くらいの絆だわ。新一の事を攻めるでも無く、ただただ心配なんです。ええこやな・・・

・絵が綺麗!
いつも青山先生ここ描いたな、ってのが丸わかりなんですが、今年はかなり綺麗で、ここ青山先生・・・?あれここも青山先生・・・!?ってなりました。作画が美しいと映画って楽しいね!

・おばあちゃんと哀ちゃんの会話。
哀ちゃん大好き人間としては哀ちゃんがピックアップされるとめっちゃ嬉しい。本妻(蘭姉ちゃん)がいるので、すこし切ない感じだとより萌えるんですけど今回超萌えました。本妻はプライベートは任せるけど、仕事はあたいが支えてるんや!っていう哀ちゃんが見れてうれしい。哀ちゃんのコナンに対する絶対的信頼感と、私たちお互い解ってますから感ね!!!恋なんかより、愛なんかより、深いつながりがある感じがして、うーんとってもプライスレス。

・キッド様大活躍。
飛行機から飛び降りてお前よく無事だな!!!から始まり、崩れ落ちる鍾乳洞からの脱出超かっこいいです。あと今回キッドがキッドじゃない、悪キッドだ・・・どうしたのキッドぉ・・・!って心配させる感じね。悪いわーかっこいいわー。ゴッホの向日葵を懸命に守ろうとする姿は騎士のようでした。美術品は大事にするキッド超かっけえ!

・園子大活躍
今回は園子がお嬢様やってて、さすが鈴木財閥のご令嬢だなというのを感じた。ふだんとのギャップにときめく男性は多いのではないでしょうか。

・チャーリー警部良キャラだった
この映画で使い捨てちゃうのが惜しまれる・・・!

・ゴッホになぞらえてた。
兄弟を殺しちゃうところ(しかも向日葵畑で)なんてまさにゴッホの人生のようで、シンクロさせてて鳥肌たった。ゴッホの事調べて見るとより楽しいと思います。

・オーリバル!神曲
主題歌が今回ほんとにマッチしてます!すっごいいい!暑い日差しとそれにむかって燃え盛るように鮮やかに咲く向日葵が脳内で駆け巡りました。映画見終わってからしばらくこれずっと聞いてた。ポルノ兄さんありがとう!

{/netabare}

Bad ぽいんと。

{netabare}

・犯人の動機がマジで謎
はぁ〜〜〜〜!?!?!?!?鑑定士になるのなんて超超超大変なのに!!!しかも美術の勉強とか歴史とか知ったらお前そんな軽々しくそんなことできねぇよ!!!!絵画を敬う人がつく仕事だろうにそんな思い込みでやってるのが本当に謎、っていうかイラっとした。え、え、え、イミワカンナイ!!!

・いきなり出てくる武者小路先生の名前
これね、ほんとに一瞬なんですけど、ウメノおばあちゃん(向日葵みてる老婦人)と、イケメンの庭師みたいな人が生き別れる瞬間に、武者小路先生のなんちゃらを〜みたいなこと言うんだけど、覚えてる限り武者小路なんて名前出てこないからさ、ぐぐったよね・・・。

・7人のサムライ(笑)
チャーリー一人で事足りた感ある。

・哀ちゃんのフラグ
あんなにおばあちゃんと会話して、このあとなんかあるのかな!?大丈夫かな;;!ってなったのに特に何もなく終わって草生えるwwwwおい!!!哀ちゃんを!!!哀ちゃんをもっと生かしてくださいお願いします!!!

・博士のクイズが簡単すぎた。
でも小学生も見る映画だもんね・・・。

・あんまり人が死ななかった・・・
いやこれ言うとおいお前!ってなるけど、でも言うけど、連続殺人事件がさ、面白いよね・・・。

{/netabare}

前半のわくわく感は相当すごいです。
そして来年はいよいよ酒・・・!!!黒の組織くるー!!!!
毎年一喜一憂しては楽しみにしておりますよ!
総評して、やっぱりコナンは面白かった!

投稿 : 2019/11/16
♥ : 10
ネタバレ

沙祈

★★★★☆ 3.9

向日葵

5月21日15:30~17:30の回視聴
怪盗キッドが好きではないので、あまり期待してなかったけど結構面白かった。
話しの展開や盛り上げ方がいい感じで最後は強引すぎるのがまた良かった。
背景や顔の作画がちょいちょいおかしいところがあったのが少し気になる。

感想。
{netabare}哀ちゃんが可愛い。とてもカワイイ。出番がもっとあるとよかったな。
園子が司会してるのに驚いた。
今回の怪盗キッドは攻撃的すぎて偽物かと思ったけどそんな事なかった。
犯人の動機がコナン映画の中で一番しょぼい気がする。拍子抜けした。

コナン映画で飛行機事故といえば銀翼の奇術師。さすがにパイロットは昏睡状態にはならなかったけど展開は少し似ている気がした。
コナンの脱出が一番ハラハラ。見終わって気付いたけど、射出ベルトって1発しかボール収容できなかったような…博士が改良したのかな?

博士がちょっと可哀そうな最後だった。

来年の映画が楽しみ!やっと黒の組織が出る映画!{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 5
ネタバレ

scandalsho

★★★★☆ 3.9

ゲスト声優の使用はほどほどにしましょう。

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版19作目。

怪盗キッドが出ていますが、前半に登場するキッドはいつもの“義賊”とは程遠い、『嫌な感じ』です。
(終盤に理由が明らかになってホッとしますが・・・。)

後半の、コナンとキッド(新一に扮している)と蘭ちゃんが協力して名画を救出する場面が見せ場だったと思いますが、少しインパクトが弱かったか?
蘭ちゃんファンの私にとって、本編ではほとんど見る事がなくなった蘭ちゃんの活躍シーンは、劇場版の見どころの一つですので、もう少し丁寧に扱って欲しかった。

一番ひどいと感じたのは、ゲスト声優の榮○○々。
女優としてはどうか知りませんが、声優としては全くダメ。
登場場面から最後までずっと、1人だけ違和感のある喋り方。
{netabare}
以下、真犯人にまつわるネタバレなので、未視聴の人は見ない方が良いかもです。
{netabare}
しかも、彼女が真犯人って。
コナンの謎解きシーンが台無しです。
{/netabare}
{/netabare}

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版ですから、話題集めのためにゲスト声優の起用も仕方ないと思いますが、使用はほどほどに。
特にストーリーに大きくかかわるような重要な役は、プロの声優さんに任せるべきでは・・・。
そんな私は、ジブリの作品がいまいちハマりません(笑)

プロの声優さんの凄さを今更ながら感じつつ。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 18

72.3 11 事件アニメランキング11位
名探偵コナン 紺青の拳(アニメ映画)

2019年4月12日
★★★★☆ 3.9 (37)
274人が棚に入れました
19世紀末に海賊船と共にシンガポール近海に沈んだとされる、世界最大のブルーサファイア“紺青の拳”。現地の富豪が回収を目論み、表舞台にその姿を現した時、マリーナベイ・サンズにて殺人事件が発生。現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた―。一方、シンガポールで開催される空手トーナメントを観戦する為、蘭と園子は現地を訪れていた。パスポートを持っていないので海外渡航できないコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法により、強制的にシンガポールへ連れてこられてしまう。キッドに従わなければ日本に帰ることすらできないコナンは、メガネ、腕時計、服などすべて奪われ変装することに。その正体に気付いていない蘭に名前を聞かれ、とっさにアーサー・ヒライ(!?)と名乗る。やがて、キッドはある邸宅の地下金庫にブルーサファイアが眠っているという情報を得る。いとも簡単に侵入成功したと思われたが、危険すぎる罠がキッドを待っていた。立ちはだかったのは、400戦無敗の最強の空手家・京極真。キッドの命運は…!? そして、不吉な何かを予兆するかのようにシンガポールの象徴・マーライオンから真紅に染まった水が放出される!

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平、山崎育三郎、河北麻友子
ネタバレ

ぼーち

★★★★☆ 3.3

期待し過ぎていたのかも?

コナン歴20年以上、小学生の頃から今に至るまで漫画・映画などを楽しませて頂き、コナンは大好きな作品です。

今回の映画は、怪盗キッドにかけられたシンガポールで起きた殺人事件の犯人の容疑を、キッドからの依頼でコナンとキッドが協力し合い事件を解決していくというのがメインストーリーとなります。

サブキャラクターは、蘭・園子・京極さん・小五郎で、いつも出てくる少年探偵や博士たちはほんの僅かなシーンのみの登場です。

最近のコナン映画(5年以内)の中では、一番話の内容のクオリティが低かったと感じています。

●事件描写
上手く話しが描き切れていない感じや、この事件って結局なんだろう?と犯人の心情描写・犯行の経緯などがあっさりしすぎており、ラストは犯人の派手な犯行にもかかわらず事件が小さく感じてしまいました。

●コナン、キッド、京極真
それぞれが濃いキャラクターなのに、一人一人の話の軸がしっかりとしていないせいかまとまりがなく
、もう1時間映画が長かったらそれぞれを上手く絡ませたストーリーを作り上げる事が出来たんじゃないかなぁと思います。

●サブキャラクターについて
蘭の行動描写について
{netabare} とてもしっくり来なかったのはラストのシーンで蘭は「最初から新一ではなくキッドだと分かっていた」と話すシーンがあります。
まだ付き合い始めたばかりの蘭が、偽物だとわかっているキッドに対して水着で寄り添ったり手を握ったりする描写に、蘭ってこんな子だっけ?と感じました。 {/netabare}

●個人的な見所
今回見れて嬉しかったのは、園子のカチューシャをしていないシーンです。すごくイイ!

毎度お馴染みの爆破芸も健在です。今回も盛大に壊れますのでそこの作画もぜひ見ていただきたいです。

スクリーンで大迫力で見るコナン、子供の頃を思い出しわくわくしながら見ることが出来ました。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0

ハウトゥーバトル

★★★★★ 4.2

テレビ版を一切見ていないけど

視聴理由 友人に誘われ

視聴前 テレビ版見てないけど大丈夫かな

視聴後 んんんん?

青山剛昌!それでいいのか!
この話はシンガポールで行われた「空手(という名の総合格闘)大会」の開催中に起こった事件の話
流石「コナンが歩けば事件に当たる」とはよく言ったものだ
まず友人には軽く私の知らないキャラについて見る前に紹介されたが…されてなかったら何が何だか
でも軽くで良かったっぽい。てか前にも戦ったことあるんかーい
そして内容的には…あれ?なんか薄く感じる…恋愛要素入ってんのかよ…いや恋愛要素っていうよりイチャイチャ要素か?
そしてやはり答えありきの推理!物理法則ガン無視のアクション!そして人間を辞めた人達!

正直期待はしてなかった周りの評判で良いものを聞かなかったからね(悪いのも聞かなかったけど)
それでもガッカリかなぁ

主題歌は登坂広臣さんの「blue sapphire」
作画は普通かな。戦闘シーンはちょっとすごかったけど

まぁ良いんじゃない?悪くは全然無いと思うよ
オススメはしないだけであって

投稿 : 2019/11/16
♥ : 6
ネタバレ

根越 詠汰

★★★★★ 4.3

そ〜んな〜の〜ほ〜せ〜き〜 タッタタラリラ

 今年も大規模爆発必ず起こる推理、アクションアニメだったです。事件、キッド、コナン、京極を巻き込んだ展開だったです。

 作画もなかなかよく、シンガポールの背景だとか綺麗だったです。
 おなじみの声優さんの声、キャラが良かった{netabare}けど、声優ゲスト主演した人の女性キャラが、あってないように思えたです。出てきたどっか子供の声もわざとらしい声だったし、どっかの予備校教師の会話が、せっかくのコナンを少し以上台無しにしている気がしたです。 {/netabare}

 OP後、少しして早くもまたもや舞台はシンガポール、キッド登場?、アーサー平井??が出てくるです。なぜ、キッドが巻き込まれたのか?です。はじめから、悪いやつが明らかにわかるようだったです。それが、話がすすむうちに真相が明らかになっていくです。
 しかし、終盤それだけではないところが、やはり劇場版名探偵コナンだったです。

 京極と園子との距離感も見どころです。新一??欄もいい感じ?になるのか?お楽しみです。

 アーサー平井こと江戸川コナンと怪盗キッドとの夢のタッグも目が話せないです。

 なんと言ってもアクションが凄いです。京極の戦闘力は超人的で、全体的とくに終盤の活躍、カッコいいです。
 最後、新一???がどうなるのか?、いつもどおりに思える落ちがあるので、お楽しみにです。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 3

65.4 12 事件アニメランキング12位
HERO MASK(Webアニメ)

2018年12月3日
★★★★☆ 3.5 (13)
48人が棚に入れました
刑事ジェームズ・ブラッドの前に現れた謎のマスク。
そして、それを持っていたのは、存在してはいけない人間だった。
マスクとは・・・一体・・・?
美しき街を舞台にしたクライムアクションここに開幕!

声優・キャラクター
加瀬康之、甲斐田裕子、森田順平、高野憲太朗、内山昂輝、青山穣、菅生隆之、仲野裕、渋谷はるか、志村知幸、烏丸祐一、藤井ゆきよ、宮寺智子
ネタバレ

まだ初心者

★★★★☆ 3.9

作画がアレだがめちゃくちゃ面白い

ネットフリックスオリジナルアニメで、海外の人が作画担当してるのか知りませんが作画のクオリティは低かったです。ただ、頑張ってる感は伝わりました。カーチェイスシーンとか迫力満点で良かったです。

ストーリーはかなり面白かったです。サスペンスアクション系の映画が好きな人は気に入ると思います。
{netabare} 最後意味不明でした。2期もあるのかな? {/netabare}

一般向けのストーリー重視アニメだと思います。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 0

71.1 13 事件アニメランキング13位
UN-GO(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1085)
6261人が棚に入れました
“終戦”を迎えたばかりの未来の東京。そこでは、探偵業が流行らなくなった代わりに、メディア王・海勝麟六が膨大な情報量と優れた頭脳を生かして、幾多の難事件を解決していた。しかし、実は麟六の推理には裏があり、それをあぶり出すのが、「最後の名探偵」を自称する結城新十郎と、その相棒・因果。世間からは、「敗戦探偵」と言われているが、それでも2人は力を合わせて、様々な難事件の解決に挑むのだった。

声優・キャラクター
勝地涼、豊崎愛生、山本希望、本田貴子、入野自由、三木眞一郎

せもぽぬめ(^^*

★★★★★ 4.4

劇場版ありきの本編ですね(^_^;)

■「UN-GO」ってどんなアニメなの(゚∇゚ ;)!?
坂口安吾の「明治開化 安吾捕物帳」という探偵物のストーリーを近未来的にアレンジしたオリジナルストーリーなのですね♪
タイトルに「UN-GO」って付けている事からも、坂口安吾の作品を題材したのがこの作品の最大の売りなのでしょうね( `ー´)ノ
ところで「坂口安吾」を知っている人はどれだけいるのでしょうか?
この作品を知るにはまず「坂口安吾」を知るべきではないかと思うのです♪
ということでちょっとだけ勉強してみましょうね♪
 
【坂口安吾】
昭和初期に活躍した小説家の一人で小説界の異端児的な一人なのです♪
既成文学に異を唱え、戯作復古を思想とした無頼派と呼ばれた小説家の第一人者。
まぁ簡単に言っちゃえば、お堅い文学が評価される世の中に、江戸時代に流行った「洒落本(エロ本)、滑稽本(漫画)、談義本(ラノベ)、人情本(恋愛小説)、読本(小説)、草双紙(絵本)」といった誰もが楽しめるお気楽な書物がもっと評価されてもいいでしょって言い張った個性的な人なのです♪
無頼派で有名な小説家と言えばあの人間失格や走れメロスで有名な「太宰治」もそうなのですよ♪
 
※注意※
()の中は現代風に解り易くする為にσ(^_^)アタシ的ニュアンスで適当に当てはめてみただけなので、本来の意味とはちょっと違うのであしからずなのです(o*。_。)oペコッ
 
そんな「坂口安吾」の作品はもう著作権が切れているので無料でネットで読むことが出来るのです。
もし興味のある方は、下記のURLにてご覧になってみてくださいね♪
きっと本作品の作風と坂口安吾の魂の叫びが読み取れると思いますよ(゚ロ゚;)エェッ!?
・明治開化 安吾捕物帳
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/card43204.html
・堕落論
 http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42620_21407.html
 
 
■「UN-GO」と出逢った日の日記m( ̄○ ̄)mアーン♪ε=ε=ヘ(;゚∇゚)ノ ゴーゴー♪
本作品のホームページには「本格探偵ストーリー」とハッキリ書いちゃってましたけど、正直原作自体が「本格」推理小説って言うわけではないので、自分で首絞めちゃってますねってちょっとだけ思っちゃいました・・・( ´△`)アァ-
原作と同様のパターンを用いているならば、名探偵の「結城 新十郎」と「海勝 麟六」と「虎山 泉」の掛け合いがこの作品の面白さになっていくのかなって思っているのですけど・・・
1話を見た印象では、推理じたいは捻りがなくって簡単に犯人が解るようなものでした。
近未来的にアレンジしたのが・・・一秒で着れちゃう洋風ドレスw
しかも推理に関わっているなんてね・・・(。・w・。 ) ププッ
まぁそれは良いとしても、人一人死んでるのに緊迫感がなさ過ぎなんですよぉシーー( ̄、 ̄*)ーーン
しかも騒いでいるのが奥さんだけなんですもん・・・(A゚∇゚)ハテッ?ナゼナノ?
推理ものとして楽しく見ていくにはちょっと辛い内容かもしれませね!
それにGOSICKの様な恋愛や家族愛に発展していくようには思えないので、どこに面白さを求めればよいのか1話だけではちょっと見えなかったのです。。。o(゚^ ゚)ウーン
 
ただ、結城 新十郎と海勝 麟六との関係がどうなっていくのか、そこに不思議な「因果」という探偵助手がどこまでストーリーを盛り上げてくれるのか、麟六の娘である梨江がどこまで物語をかき回してくれるのか、そんなところに注目しながら少し様子を見てみようと思っています♪
 
 
■個人的に注目していたキャストφ(^∇^ )
因果(声:豊崎愛生)
 あきちゃんはやっぱり「けいおん!」の唯ってイメージが強いのですけど、かなり器用な声優さんです
 ね♪
 本作品でも彼女の声優としての幅の広さを感じることが出来ましたよ(*^^)

風守(声:松本まりか)
 松本まりかさんは最初全然わからなかったのですけど、女優からナレーターまで幅広く活躍していた
 人なんですね♪それとFF X でリュック役の人でもあったのです!
 FFシリーズで唯一プレイした事のあったのが「X、X-2」だったので懐かしいです♪
 
海勝 梨江(声:山本希望)
 のぞふぃすの事を知るきっかけは「僕は友達が少ない」で幸村役の声を担当していたからでした♪
 幸村役では声のトーンを落とした役で、セリフも少なかったのですけど、梨江役ではとっても頑張って
 ましたね!
 まだアドリブ等はなさそうな感じでしたけど、面白い子は嫌いではないので今後も応援したいです
 (*^_^*)(かなり天然っ子みたいなのでw)

 
■総評
結城新十郎と海勝麟六のそれぞれの因果の軌跡を描いた本作品は、決して交わることのない新十郎と麟六の理念を数々の事件を題材に表現してきた作品だと思うのです!
それは坂口安吾の原作「明治開化 安吾捕物帳」の世界観をトレースして、舞台背景を現代風にアレンジするという挑戦は風守というキャラと今話題になっているクラウドコンピューティングなどの言葉が出きたりして観ているうちに馴染んでいく感じでしたね♪

ストーリーの方も前半はなかなか波に乗れない感じでしたけど、中盤から後半にかけては面白かったですね♪
「UN-GO」にはTV放送と並行して劇場版「episode:0」が上映されるというノイタミナの営利主義的戦略に翻弄された感じがしました!
その問題の劇場版なのですけど、ズバリ見ないとダメですねwつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚
TV版だけですと、別天王と因果などがただの不思議なキャラで終わってしまうのです♪
最終話に新十郎が麟六の娘の梨江に、因果との関係を話し始めた所で終わってしまうのですけど、その話こそが劇場版で描かれたとっても大事なエピソードなのですΣ(^∇^;)えぇ~
「UN-GO」の楽しみ方がイマイチわかりづらいなぁって思う方は劇場版から観ると本編もかなり楽しく見れるんじゃないでしょうか?
逆に、記憶力が良い方であれば、本編を見終わったあとに劇場版を観るとなるほどそういう事だったのかぁっていう気分を味わえると思いますよ♪

この「UN-GO」って作品をどんな視点から視聴するかによって大きく評価がわかれそうなきがしますね!
σ(・・*)アタシは劇場版も観ていたので、結城新十郎の『死生観』からの正義と、海勝麟六の『合理主義』からの正義の掛け合いがとっても面白かったなぁって感じました♪
萌えや笑いなどは一切ないのですけど、登場人物の生き様を描いた作品をたまに観るのも良いもんですねo(*^▽^*)o~♪


■MUSIC♫
OP曲『How to go』
 【編曲】江口亮【作詞・作曲・歌】School Food Punishment
 キタ━(゚∀゚)━!わたしの大好きなスクパニの7thシングルナンバー♪
 「東のエデン」で出逢い、Album「amp-reflection」で虜になりました(*^^)v
 変拍子・転調など、技巧的で複雑な曲構成が特徴的で、その中でシンセサイザーなどの電子音楽が
 メロディーを引っ張っていて疾走感と心地よさを引き出しているんですよね♪
 そんなところからもプログレやエレクトロニカの要素が強いバンドって言われているんですよ(^▽^)/
 また、前に出すぎない控えめで柔らかいボーカルが音楽に調和していて楽器の一つという役割を
 担っていたりとポストロックっぽさも感じられて、今の時代にあった中性的で柔軟な世界観をもった
 バンドって言えるんじゃないのかな(^ー^* )フフ♪
 アレンジャーの江口亮さんは「いきものがたり」の曲作りに携わっていて、センスの良さが光ります
 ( ̄ー☆キラリーン
 聴けば聴くほど良さがわかってくるスクパニの曲は今後も長いお付き合いになりそうです♫

ED曲『Fantasy』
 【作詞・作曲・歌】LAMA
 元SUPERCARと元NUMBER GIRLのメンバーが作ったバンドの2ndシングルですね♪
 ファーストシングルは「NO.6」のOP曲でしたね!
 スクパニと同じくエレクトロニカの流れを汲んだバンドなのですけど、UN-GOの世界観らしく近代的な
 電子音とレトロなピアノの音色を融合した優雅な曲調がアンダーグラウンドな雰囲気で前作よりも
 オルタナティブ・ロックっぽいですね♪

2011.10.16・第一の手記
2011.12.30・第二の手記(追記:■個人的に注目していたキャスト、■総評)
2012.01.11・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2019/11/16
♥ : 72

セメント

★★★★☆ 4.0

敗戦探偵

今作を評価できる人はステマに流されてない、みたいな風潮がありますよね
実際異質なオーラを放つ、当たりなアニメだったと思いますが


始まる前はウンコ、ウンコと呼ばれ、始まった後でもウンコ、ウンコと呼ばれてましたけど
内容は非常に濃くて、よくこの情報量を1話分に詰め込み消化できていたものだと感心できる質アニメでしたね
雰囲気もオサレで、性別世代間問わず親しまれそうな感じの作品に対する印象があります
偽りの世界で真実を求めてもがく、強いメッセージ性を感じます作品でした
ジャンルを推理アニメとしながら、質問したら絶対に答えなければいけないというチートキャラがいる時点で推理もへったくれもないですよね
因果が”お前が犯人か?”と聞いて回れば物語が終わりますから
5話から本格登場の風守も情報収集や機械操作でチートに磨きが掛かってますからね
新十郎御一行はおそらく向かうところ敵なしの探偵でしょう
それに加え別天王の登場でもうなんでもありになってしまって、これをミステリーものとして見るにはちょっと無理有るかも知れませんw

坂口安吾のUNGOなんですね、明治を近未来に移したフィクションとあって、1話の初音ミクコスに始まり、現代的な小ネタが多々出て来て、世界観には引き込まれるものがありました
OPの初めに表れるイントロダクション、あの文字読むの結構きついですよね、12話になってやっと全部読み切りました
監督・水島精二氏と脚本・會川昇氏の黄金コンビ再来、制作はボンズです
ボンズ御用達の著名原画師が多数参加してて、ちょいちょい良い作画を見せてくれます
この局はノイタミナだけやってろと言われているのもよく理解できる、極めて秀逸なアニメーションでした
そういえば、「東京マグニチュード8.0」でも揺らがなかったフジ本社が爆発してしましたねw

豊崎さんだったんですね、因果の声優、初め見た時は全然分かりませんでした、スフィアは劇場版含めて全員出演しています
新十郎の声優は、俳優の勝地涼さん
それとなくカイジっぽく聞こえます、本業じゃない人起用ということで、こういう感じの演技になるのがお決まりなんでしょうかね
とりあえずまぁ、声優が豪華な人が犯人!というわけにはいきませんが、脇声優はベテランから新人まで幅広いキャスチング
古谷徹さんや國府田マリ子さんのキャラ声を久しぶりに聴いた気がします
この声の人聞いたことあるような?と思える、声優ファンなら結構楽しめる布陣のアニメです

OP「How to go/School Food Punishment」もED「Fantasy/LAMA」もどちらもカッコイイ、COOLゥ、COOLッ!
視聴意欲をわさわさと掻き立てる、躍動感と重量感の入り混じるアニメーションと曲です
OPの文字アップも雰囲気を醸し出しててカッコイイですよね
調子の悪いスピーカーみたいな、ツダダダダダとかいう音のするクラシックなBGMもそれを引き立ててます
2話の夜長姫のブルーライト横浜♪が耳から離れない今日この頃、音楽性はなかなかに高い作品だったと思えます

因果きゅんが可愛い、因果きゅんが、可愛いんです
なんかこう、そばにいるだけで幸せになれそうな感じの子ですよね、ですよね?
大因果も良いと思いますが、原色の倉田由子の方は越えられないかなというのが個人的印象
物語に合わさった淡泊な絵柄のキャラデザなんで、萌えとかブヒとかって感じじゃないんですけど、魅力的な女性キャラが多数出て来てた気がします


公式サイトにある、EDに出てくるパスを入力すると見れる”虎山レポート”なるものがありまして
今作気に入ってた人でまだ見てない人は公式サイト覗いてみてはいかがでしょう
なんでも、泉ちゃんが暴走してた7話の”虎山?レポート”がとても面白いと友達から聞いて
ということで、私も早速見て来ようと思います

投稿 : 2019/11/16
♥ : 40

けみかけ

★★★★★ 4.4

この作品の失敗点は「本格探偵ストーリー」とか公式で言っちゃってることでつね^q^

まず一言、「2011秋で一番面白かったです^q^」


いや、割と真面目にですw
スタイリッシュ&ハードボイルドな主人公の言い回し最高
無駄に力が入っていない感じが特にツボ
厨二病臭い?
厨二病大いに結構wわーたーしーもー!厨二病だっ!w


しかもキャラクターがみんなカワユイw
がゆんファンな実に俺得^q^
(あんまがゆんっぽくないとかゆーなし^^;00の千葉さんはいないんや!;)
チョコチョコ動き回る因果なんかお持ち帰り~☆したいレベルですねw


「コナン」とか「金田一」とか引き合いに出している方々も多いようで・・・既存作品を物差しにして評価を決めるのはアニヲタの悪い癖ですよっ^^
それをやって良いのは氷川竜介先生だけです!(キリッ
(いや、今のは冗談ですので真に受けないで下さいw)
んまあ、せめて同じミステリーの中から抽出するのであれば「銀狼怪奇ファイル」とか「サイコメトラーEIJI」とか言ってほしいわけですよ、せめてね


さてさて、本題
視聴者に推理する余裕を与えよ、とか
因果の能力はチート、とか
多数ご指摘いただいてますねー、学のないけみかけには勉強になりますですよ、毎度ホント


オイラは学がない上に脳ミソも無いから「お話を整理する」以外のことにお知恵が働かないんですよ\(^o^)/オワタ
だから推理シーンとか半分はどーでもいーのですねー(爆)


そもそもにアニメの推理モノなんて後から後から証拠の品が湧いて出て来るようなご都合主義的ミスリード効果の連続で、推理なんかしなくてえーやんw
まあ中にはバリバリに伏線貼りまくって、見えたか見えてないかわからないような高速パンチラ的ヒントを提示して視聴者に「犯人はヤス」って囁いてる作品も中にはありますぜ
でもそーゆーのってみんなは自分の記憶を一生懸命辿って、記憶内で伏線回収に励んでるのですか?
たぶん違いますよね、答えを提示されてからの辻褄合わせで納得している人がほとんどよね?


ご安心を^^
この作品は視聴者様の頭脳を無駄に使わせるような作品ではございません(キリッ
海勝燐六がミスリードを提示したのならそれに乗っかればヨロシ
結城新十郎が回答を提示したのならそれに乗っかればヨロシ
「ひぐらし」とかと同じ感覚でおk
ミステリーサウンドノベルを『ボンズ作画』『三間雅文さん率いる超豪華キャスト陣』『NARASAKI作曲のBGM』でやるっていう贅沢さはヨダレモノじゃ、あーりませんかっ!☆


あと「視聴者に推理の余裕を持たせてほしい」って意見も自分のペースで読み進める紙媒体ならいざ知らず
尺の制限とお話のテンポがあるアニメにおいては難しい話でして、実際過去にあった『視聴者にシンキングタイムを与えてくれる某ミステリーアニメの金字塔』はホントのところ原作に追いつかないように尺稼ぎしまくっていただけっていう裏があるわけです
じゃなきゃあんなにあらすじが長くなるか!\(`д´)ノ


だから推理シーン上で余分な間はガンガンカットするのがセオリー
コナン君が映画だと謎を解くペースがいつもより3割り増しなのはそのせいね
(すんません;今の例えはテキトーw)


因果の能力がチートっても実際にトリックを推理するのに使ってるわけじゃナシに、動機を自白させるための手段にしか使ってませんよね?
これが既存ミステリーだと、聞き込みの末にガイシャとマル被の間にはいざこざが・・・
とプライベートトークを見ず知らずの探偵さんにベラベラ喋ってくれたりしますが、心理学者じゃあるまいし、実際
そうそう内に秘めたお話など聞き出せるものではありませんよ
そんな意味では因果の能力はエンターティメントの範疇で全然アリでしょう?


そもそもにこの作品を「本格探偵ミステリー」とか公式でデカデカとアナウンスしちゃったのが一番マズかったでしょうw
そんで多くの方々が探偵モノ=推理モノという短絡的思考に走ってしまうのは致し方ないことです
うん!【全部公式が悪い^^b】


だってこの作品って謎解きや心理的駆け引きがメインじゃないでしょ?
時代の動乱に搔き消されていった、人々の心のダークサイドを描く作品ですよね?これは
少なくともオイラにはそう見えてますよ
ハードボイルド小説を読まれる方なら秒殺で気付きますってw


「今年一番のコージーミステリをシュタゲとする」ならば、オイラは「今年一番のハードボイルドミステリはUN-GOだ」と叫びたい


余談ですけど【UN-GO episode:0 因果論】は東のナンチャラ?とかいうアニメの劇場版みたいに絶対に観なくてはいけないとかいうものではありません
この作品を「面白い!」と思った方だけご覧になれば、よりUN-GOという作品を堪能できる“おまけ”とお考えくださいませ

投稿 : 2019/11/16
♥ : 38

68.0 14 事件アニメランキング14位
櫻子さんの足下には死体が埋まっている(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (842)
4510人が棚に入れました
北海道の旭川を舞台に、抜群の美貌とスタイルを持っているのに美しい骨を愛でるのが大好きなお嬢様の九条櫻子と、そんな彼女に振り回される平凡な高校生の館脇正太郎の2人が、骨にまつわる事件にかかわっていく物語。

声優・キャラクター
伊藤静、榎木淳弥、今村彩夏、磯辺万沙子、高橋広樹、石田彰、柿原徹也

えたんだーる

★★★★★ 4.2

とりあえずここで終わるしかないよな…

原作(角川文庫刊)はアニメ視聴時に既読。

原作は巻の通し番号がふられていないので、後から既刊分を読もうとすると面倒くさいですね。サブタイトル見ても順番はわからないですし。角川文庫の公式サイトとかで刊行順を確認してから読むと良いです。

2017年4月から(~7月まで?)フジテレビ系列で同タイトルのドラマを放送していますが、あのドラマは登場人物の名前以外の設定はかなり原作から変更されているのであまり本作品を観る参考にはならないと思います。

主人公は櫻子さんの近くにいることで事件に巻き込まれる館脇正太郎(たてわき しょうたろう)くんなのですが、櫻子さんもヒロインというよりは正太郎くんとのW主人公的なポジションです。

ジャンル的には一応「ミステリー」ということなんだと思います。骨格標本士であるところの櫻子さんが、骨や死体に関係する知識によって事件の真相を暴いていきます。つまり職業的には探偵ではないのですが、櫻子さんの作中での役割はほぼ「探偵」ですね。

アニメ化されたのは1~4巻くらいの内容+7巻収録の「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」(ただし、作中の季節は原作の冬から夏に変更)です。

それと12話はドンピシャ原作にあたるエピソードはないのですが、内容的には6巻「白から始まる秘密」の再構成みたいな感じですかね。アニメを観てから原作を読むという方は、6巻までを一つの目安とされると良いと思います。

一応1話もしくは前後編で各話が完結する形式になっていますが、原作では3巻ないしは4巻あたりまで読む、あるいはアニメだけを観ていても1~12話通して観ればシリーズとしての大きなストーリーが存在することはわかるかと思われます。

アニメ化にあたっての原作からの大きな変更は1~4巻原作の内容よりも百合子が推されてよりヒロインっぽく描写されている点、原作では準レギュラーっぽい薔子さんが「呪われた男」(後編)以外でスルーされている点、原作を読んだらわかる「在原さん」がアニメではほぼ影も形もない点といったところでしょうか。

あとは警官が出てくる必要があるときには原作では別の警官だった場合でも、アニメでは全部内海さんになっている辺りですかね。ただ内海さんは原作でも5巻以降準レギュラーっぽいのでこれはあんまり気にはならないです。

たぶんシリーズ構成的に12話だとここで終わるしかないという感じの最終回ですが、10~12話あたりまで付き合うと続きはとても気になるかもしれません。

ですが、原作も完結していないのでアニメ化範囲は妥当だったと考えますし、2期目は作りたくてもしばらく作れない気がします。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 41

shino73

★★★★☆ 3.5

あの世に持っていけるもの

舞台は北海道旭川市。
風光明媚な描写が美しい。
過去に生きた人たちを愛しむ人がいる。
九条櫻子。
良家のお嬢様にして骨愛ずる姫君。
単話形式で送る秀逸なサスペンスドラマ。

生きた証としての骨。
語らない骨が教えてくれるもの。
犯人探しが目的ではなく、
どちらかと言えば、
その骨に関係する人たちの、
心理描写や環境設定に力点を置き、
心温まるエピソードも多い。
作画も終始素晴らしかった。
お薦めは「夏に眠る骨」「お祖母ちゃんのプリン」泣いた。
「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」ユリの浴衣姿。

死に際して僕たちがあの世に持っていけるもの。
誰かを愛した記憶。
大切に想い、大切に想われた記憶。
ともに過ごした時間。

食物連鎖という大きな生命の輪の中で、
僕たちは支え合って生きているのだ。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 46
ネタバレ

剣道部

★★★☆☆ 3.0

氷菓のような評価をされたかった作品?

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
リアル路線のミステリーアニメ。本格的なミステリーもの、推理ものと考えてしまうと、やや物足りないが、変な特殊能力とか使わないだけ、まともにおもえる。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
冒頭の、桜舞い散る学園やそこに流れる雰囲気は明らかに、ライトミステリーの名作「氷菓」を思わせる。

ただ、氷菓との決定的な違いは、「キラキラしていない」という点だろう。むしろ、推理面では氷菓よりも納得できる点が多く、ミステリー小説としては面白いのかもしれない。ただ、「キラキラ」していない。「ワクワク」しない。「ドキドキ」しない。

この作風なら、むしろ実写で連続ドラマ化し、火曜なんちゃらとか木曜なんちゃらで放送した方が良かったのでは? キャストによっては数字とれたと思う。タイトルにもインパクトあるし。

まあ、アニメは嗜好品だから、色んな種類があって良いし、それを好みに合わせて我々視聴者が選べば良いんだろうけど、個人的にはやっぱり、心が温かくなったり熱くなるものが好きだな。折角の現実逃避だからね。

最後まで視聴ができたのはただの一点、第1話で紹介された、「梶井の小説がどう生きてくるか」を見たかっただけである(まさか最終話で、はっきり言っちゃう&本当に死体が埋まっているとは思わなかったがw)。
{/netabare}

【余談~ 梶井基次郎 桜の樹の下には と本作の関連性(文学部的レビュー) ~】
{netabare}
この作品を語る上で、梶井基次郎の「桜の樹の下には」を念頭に置くことは避けられないだろう。

なんで、まずは「桜の樹の下には」を全文掲載します(青空文庫より)。少し長い詩ですが、興味があれば読んでみて下さい♪ 難解ですがね(汗)
{netabare}
桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている!

これは信じていいことなんだよ。何故なぜって、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。

どうして俺が毎晩家へ帰って来る道で、俺の部屋の数ある道具のうちの、選(より)に選ってちっぽけな薄っぺらいもの、安全剃刀の刃なんぞが、千里眼のように思い浮かんで来るのか――おまえはそれがわからないと言ったが――そして俺にもやはりそれがわからないのだが――それもこれもやっぱり同じようなことにちがいない。

いったいどんな樹の花でも、いわゆる真っ盛りという状態に達すると、あたりの空気のなかへ一種神秘な雰囲気を撒き散らすものだ。それは、よく廻った独楽(こま)が完全な静止に澄むように、また、音楽の上手な演奏がきまってなにかの幻覚を伴うように、灼熱し生殖の幻覚させる後光のようなものだ。それは人の心を撲(う)たずにはおかない、不思議な、生き生きとした、美しさだ。

しかし、昨日、一昨日、俺の心をひどく陰気にしたものもそれなのだ。俺にはその美しさがなにか信じられないもののような気がした。俺は反対に不安になり、憂鬱になり、空虚な気持になった。しかし、俺はいまやっとわかった。

おまえ、この爛漫(らんまん)と咲き乱れている桜の樹の下へ、一つ一つ屍体が埋まっていると想像してみるがいい。何が俺をそんなに不安にしていたかがおまえには納得がいくだろう。

馬のような屍体、犬猫のような屍体、そして人間のような屍体、屍体はみな腐爛(ふらん)して蛆(うじ)が湧き、堪らなく臭い。それでいて水晶のような液をたらたらとたらしている。桜の根は貪婪(どんらん)な蛸(たこ)のように、それを抱きかかえ、いそぎんちゃくの食糸のような毛根を聚(あつ)めて、その液体を吸っている。

何があんな花弁を作り、何があんな蕊しべを作っているのか、俺は毛根の吸いあげる水晶のような液が、静かな行列を作って、維管束のなかを夢のようにあがってゆくのが見えるようだ。

――おまえは何をそう苦しそうな顔をしているのだ。美しい透視術じゃないか。俺はいまようやく瞳を据えて桜の花が見られるようになったのだ。昨日、一昨日、俺を不安がらせた神秘から自由になったのだ。

二三日前、俺は、ここの溪(たに)へ下りて、石の上を伝い歩きしていた。水のしぶきのなかからは、あちらからもこちらからも、薄羽かげろうがアフロディットのように生まれて来て、溪の空をめがけて舞い上がってゆくのが見えた。おまえも知っているとおり、彼らはそこで美しい結婚をするのだ。しばらく歩いていると、俺は変なものに出喰(でくわ)した。それは溪の水が乾いた磧(かわら)へ、小さい水溜を残している、その水のなかだった。思いがけない石油を流したような光彩が、一面に浮いているのだ。おまえはそれを何だったと思う。それは何万匹とも数の知れない、薄羽かげろうの屍体だったのだ。隙間なく水の面を被っている、彼らのかさなりあった翅(はね)が、光にちぢれて油のような光彩を流しているのだ。そこが、産卵を終わった彼らの墓場だったのだ。

俺はそれを見たとき、胸が衝かれるような気がした。墓場をあばいて屍体を嗜(この)む変質者のような残忍なよろこびを俺は味わった。

この溪間ではなにも俺をよろこばすものはない。鶯(うぐいす)や四十雀(しじゅうから)も、白い日光をさ青に煙らせている木の若芽も、ただそれだけでは、もうろうとした心象に過ぎない。俺には惨劇が必要なんだ。その平衡があって、はじめて俺の心象は明確になって来る。俺の心は悪鬼のように憂鬱に渇いている。俺の心に憂鬱が完成するときにばかり、俺の心は和なごんでくる。

――おまえは腋(わき)の下を拭ふいているね。冷汗が出るのか。それは俺も同じことだ。何もそれを不愉快がることはない。べたべたとまるで精液のようだと思ってごらん。それで俺達の憂鬱は完成するのだ。

ああ、桜の樹の下には屍体が埋まっている!

いったいどこから浮かんで来た空想かさっぱり見当のつかない屍体が、いまはまるで桜の樹と一つになって、どんなに頭を振っても離れてゆこうとはしない。

今こそ俺は、あの桜の樹の下で酒宴をひらいている村人たちと同じ権利で、花見の酒が呑のめそうな気がする。
{/netabare}

、、、梶井といえば、「檸檬」が代表作である夭逝の作家である。作家というより、詩人。私はむしろ内面的には女子だと思っている。

梶井は、武骨な外見とは裏腹に、とても繊細で移り気(感覚的)な人物だ。

梶井の友人として有名なのは川端康成。一方、梶井の作品と近い性質(デカタンス)を持つのは芥川龍之介である。私はこの二人を、「日本文学史上、最も優れた天才作家」だと思っている。現代ではNo.1の評価を受けている村上春樹ですら、裸足で逃げ出すほどの才能だ(と、勝手に思っている)。

川端、芥川の対比は面白い。これはウチのゼミの教授の受け売りだが、川端は「醜なるものに美を見い出す作家」であり、芥川は「美なるものに醜を見い出す作家」である。例えば川端は、遊女や孤児などをよく書いたが、いわゆる社会の中で低く見られている人々に対し、僅かながらの光や輝きを見ようとしている。一方芥川は、上流階級の女性や優しき人間を書きつつも、そこに必ず醜さを見いだしている(基本的に人間が嫌いなのだろう)。

梶井に関しては、この美意識が作品ごとに変わっている印象がある。その辺が感覚的な作家であるという評価に繋がっているのだろう。

梶井の代表作である「檸檬」に関しては、川端的な「醜なるものに美をみる」姿勢が見られるし、「桜の樹の下には」芥川的な「美なるものに醜をみる」姿勢が見られる。

梶井は、桜の木の下に死体が埋まっていることを「妄想」と認めている。しかし、この妄想が完成するまでは、爛漫と咲く桜に対して、「ひどく陰気な」心を抱いている。それは、自らが深刻な健康被害を被っていた故の、生命への畏れだろうか。それとも、完璧な美が存在するのなら、自らの文学が価値を失ってしまうということへの恐れだろうか。

おそらく梶井は、「純粋に、無邪気に、存在そのものが美しいもの」を無条件には信じられないのだろう。美しいものには、美しい為の理由がある。それを解き明かせないかぎり、梶井にとってその対象物は恐怖の対象(得たいの知れないもの)になるのだ。

日本人は桜が大好きだ。桜は美しい。皆が口を揃えて言う。にも関わらず、なぜ桜が美しいか、桜を好きなのかをはっきり説明できる人は少ない。

ピンク色だから? 散るから? 期間限定だから?

じゃあ、なぜピンク色だと美しいんだろう? 散るのはなぜ美しいのだ? と、なっていく。

無条件に皆に好かれる存在は、恐怖だ。

例えば、クラスメイトにそんな人はいなかっただろうか? 特別に何が秀でているわけではないのに、なぜだかみんなに好かれている存在。みんなが口を揃えて「あいつは良い奴だ」と言う奴は、なんだか不気味だ。でも、もしそいつに何らかの短所や欠陥を見つけられたら、そいつのことを本当の意味で好きになれないだろうか?

桜の木の下には、死体がある。桜は、死を吸っているから、生を謳歌できる。桜だって、完璧ではない。醜さを内包している。

そう妄想することで、梶井は初めて「あの桜の樹の下で酒宴をひらいている村人たちと同じ権利で、花見の酒を飲めそうな気がする」のだ。

……頭が良すぎる人ってのは、花見ひとつするにも大変だねぇ(笑)

さて、櫻子さんの話である。櫻子さんは、死体(骨)が好きだ。しかし、死が好きなわけではない。むしろ、死を嫌悪している。櫻子さんにとっての死体とは、生の裏返しであり、生を語るものだ。

櫻子さんは、生を無条件には信じられない。死体を見て初めて、「あぁこの死体は生きていたのだな」と感じることができる。これは梶井が、桜の木の下に死体があることを妄想して初めて、「あぁ桜の花はきれいなのだな」と感じられる感覚に似ている。

梶井は深刻な健康被害を抱え、常に死を身近なものと感じていた。自らが死を内包しているからこそ、普通の人なら見逃してしまうような、身近な景色や出来事にも価値を見い出だすことができたのだ。だからこそ、「何の代償も払わないような、無邪気な、無条件な、美や生」には懐疑的だったのだろう。

櫻子さんも、(弟の)死を抱えていた。だからこそ、「ただそこにある生」を感覚的に素直には受け止められず、そんな生にも価値を見いだせない。一見すると冷たく、非人道的な人間のように描かれていた。でも、良く考えると可哀想な人間である。

やはり、頭が良すぎるというのは、大変だな。

もしくは、これは正太郎から見た櫻子さんへの感想なのかもしれない。櫻子さんの正体不明な美しさを説明するための比喩として、「死を吸っているから」としたのか? いや、正太郎はそんな考え方をする子じゃないな。ということはやはり、第三者的な視点で、櫻子さんの本質を言い表していると考える方が自然か。

正太郎は冒頭で、作品の舞台である旭川のことを、「時間が停滞している」「この街には過去の記録がひっそりと優しく息ずいている」と、評している。それは、櫻子さんが死体に抱く感覚と同じではないだろうか。

死を見ることで生を感じる。つまりはそういうアニメである。

この一点において、梶井の「桜の樹の下には」が有効に生かされている。が、多分その一点以外においては、関連性は見られない(ひょっとすると、タイトルのインパクトだけで流用し、小説の中身までちゃんと生かしていないのかもしれない)。まあ、文学部的なレビューの結論としてはそんなところかな。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 41

69.8 15 事件アニメランキング15位
紅-kurenai-(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (711)
4288人が棚に入れました
世の中は、嘘や矛盾でいっぱいだ。思春期の頃、誰も一度は通るこの言葉を今こそ見直したい。「紅」の魅力の一部はそんなところに秘められている。少年は高校生で揉め事処理屋。暗い生い立ち故に、愛想笑いで身を守り、普通に憧れている。が同時に、そんな自身と葛藤している。信じて埋め込んだ強さの象徴・・・それは本当の力なのか。少女は特異な大財閥の娘。運命を呪うことも、外の世界も知らない少女の瞳は実に真っ直ぐでそれを知らない。素直さ故に表出する彼女なりの正義・・・それは運命への反抗なのか。そして、少年と少女は出会った。

sobako777

★★★☆☆ 2.9

魅力的なヒロインで後半まで惹きつけられ、結末に向け失望

ヒロインの少女キャラがとても魅力的で設定も面白いため、後半までは多少の無駄なエピソードや、若干の‘くだらないセリフ’も無視して先を見続けられる。なのに・・・結末に向け、ものすごい勢いで矛盾だらけのご都合主義な展開に突入してしまう。しかも、7歳のヒロインに、‘そりゃ、ねーだろ’と呆れるほどの、これまた都合のいい悟りきった長ゼリを吐かせ、うんざりするような駄作へと変化してしまう。せっかく面白くなりそうだったのに・・・見終わるとストレスいっぱいだった。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 6

けみかけ

★★★★★ 4.7

ラノベ原作と侮るべからず、是非ご家族で一緒に見ていただきたい作品です

ローゼンメイデンの松尾衡監督の作品では一番好きです


この作品の一番の特徴はアフレコではなくプレスコ(先取りした音声にあわせて作画をする手法)によって制作された貴重な一作だというところです
その特色を生かすため漫才みたいな軽快な掛け合いや口喧嘩などが多く、会話劇主体の作風となっています


パッと見は現代ラノベ原作に多く見られる会話劇なのですが、そこにこのプレスコという手法が上手いことマッチしていますね
兎にも角にも普段は『パク』というものに縛られていた声優さん達が、解き放たれたかのように伸び伸びとした演技を魅せてくれます


肝心のお話は幼い7歳のヒロイン、紫との触れ合いで成長していく思春期の少年達の心の模様を描いていきます
子育てをしていく親心にも似てますよね^^
そしてなにより箱入り娘として幽閉されてきた世間知らずな紫が、年齢に不相応な達観意識を止めて、さらに人として大切な道徳的なことを一つずつ学んで成長していく姿も心温まるポイントです


純粋な現代劇という舞台設定でこれほど魅了された作品も指で数える程度


笑いあり、涙あり、恋あり、バトルあり、ミュージカルあり?
ラノベ原作と侮るべからず、バトル描写への耐性を要しますが是非ご家族で一緒に見ていただきたい作品なんです、割とマジで
全然に無意味な暴力シーンとか無いんで
実際のところ私の家族からも非常に好評でしたよ


原作は未完でありますが、今作では物語をきっちりとした終わりへと向かわせる姿勢にスタッフの誠実さを感じました
「売れたら2期」とかじゃないんですよ
続きつくれんなら作ってみろ!っていうのがgoodでした


逆になぜかこのテレビシリーズをリセットしてしまい原作遵守で始まったOADの番外編は、
雰囲気だけ受け継いだ別作品と見るべきっすね

投稿 : 2019/11/16
♥ : 40

じょー

★★★★☆ 4.0

気高さと美しさ

原作は読んでません。いろいろと批判されているようですが、原作に近いといわれるOVAより、アニメ版の方が好きです。皆さんの評価を見ていると、原作未読の方だけ評価が高いような、、、、

作品全体が陰鬱な描写で、テーマは暗く、最終回を迎えても希望に満ちているというわけではないのですが、それほど暗い気分にはなりません。序盤から中盤までのコミカルかつ微笑ましい日常イベント回があるからこそだとおもいます。またサブの環、闇絵、夕乃、銀子の味がでているからでしょうか。特にミュージカル回。

もう一つは、紫というキャラクターの持つ、美しさ、気高さ、強さが魅力となり、そうさせているのかなと思います。毎回胸きゅんさせてくれます。

作画は、紫はあまりぶれる事なく高いレベルで、常にかわいらしいのですが、特に紅香や夕乃の作画のぶれが気になりました。髪の動きや描写でも紫の髪の毛は非常に綺麗に書いているのに、これだけ全力であとは手抜きという気が時々。スタッフのキャラに対する好みの差でしょうか?それともスタッフがロr、、、

沢城さんはホントに多才ですよね。男性役でもうまいです。悠木さんも、少女の複雑な感情表現をうまく表現していたかなと。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 18

73.4 16 事件アニメランキング16位
劇場版 マクロスF[フロンティア] 虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~(アニメ映画)

2009年11月21日
★★★★★ 4.1 (705)
4222人が棚に入れました
西暦2059年、パイロットを目指す少年、早乙女アルトが、新天地に向かって進む銀河移民船団のマクロス・フロンティアにいた。ある日、銀河頂点の歌姫、シェリル・ノームのコンサートツアーが船団へやって来ることになり、アルトは彼女にあこがれるランカ・リーとともに会場に行くが、突如、重機甲生命体バジュラの奇襲を受ける。

声優・キャラクター
中村悠一、遠藤綾、中島愛、小西克幸、神谷浩史、福山潤、豊口めぐみ、保志総一朗、三宅健太、小林沙苗、井上喜久子、杉田智和

だんちょー

★★★★★ 4.3

私の歌を聞けぇ~!

劇場版2部作の1作目。

TV版とは大幅に設定が異なり、ただの再編集ではないためTV版を見た方でも楽しめます。

ただし序盤のほうは概ねTV版と同じような流れで進んでいくのでTV版を見た方はちょっと我慢して見て欲しい。

タイトルの『虚空歌姫~イツワリノウタヒメ~』の意味を考えながら見てみるといいかも。

この1作目はシェリルメインなのでしょうか。劇場版での新曲もかなりいいので是非聴いてみていただきたい^^

2作目『サヨナラノツバサ』のBD&DVDも発売されたので一気に見るなら今?

投稿 : 2019/11/16
♥ : 14

kaz-zun

★★★★★ 4.2

拉致

極度のロボット嫌いの為、
テレビアニメも7話目くらいで挫折したマクロスF。
当然この劇場版も見に行く気は全くなかった・・・


が、友人に半ば拉致気味に強引に連れていかれて見たのがこのイツワリノウタヒメ。
(オゴリだったから全然いいけどw)


うわっw
おもしれ~!!
相変わらず菅野よう子の歌は神掛ってるし。
背景や迫力の戦闘シーンも物凄く丁寧に描かれている。


あっと言う間に120分見終えてひたすら満足気な私。
その横で不満爆発な友人www


『TV版と変わらん』とグチってました。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 2

偽ニュー隊長

★★★★☆ 3.6

アニメ版観てないときついかのかな?それともこんなもの?(65点)

マクロスF劇場版1作目。

個人的満足点:65点
アニメ系統:ロボットアクション&恋愛?

近代マクロス(7、F)を全く観ていない私だが
そろそろ近代マクロスにも手を出してみようと
観やすそうな本作から手を出してみた。
某氏からも本編観て無くても大丈夫とのことではあった。

確かに序盤は映画の割りにゆったりとした感じで
キャラ描写を丁寧にしてくれている印象。
しかしながら、中盤以降今一展開についていけない。
特に後半は分けが分からない。

近代マクロスってこんなのかな?
歌う理由とか無い?
それとも、劇場版なので説明が不足している?

本編を視聴済の方々のレビューには本編とは違うからとあるのではあるが、
やはり本編あっての劇場版なのではないかと思う。
本編の設定、ストーリーを踏まえていないと分からない部分なのかなと想像している。
この辺りは本編を視聴してみないと何とも言えないところではある。

まあ、でも、おっさんにも嬉しい部分もあった。
初代マクロスの設定を随所に匂わせる。
シェリルのコンサートで一瞬リンミンメイとか名前出てくるしw
マクロスアタックとか鳥肌たったし、スカル小隊とかデジャブだった。

バルキリーとマクロスはさすがの近代仕様。
F14チックなバルキリーがよりかっこよくなっていた。
マクロスも洗練されたデザインでありつつもマクロスぽさを十分に残してくれていた。

戦闘シーンはさすがというべきか、ぬるぬる動くしスピード感とか秀逸。

皆大好き「ライオン」はいい曲だね。
最後の戦闘シーンを盛り上げてくれていた。
音楽で盛り上げるのがマクロスらしいといえばそうなのかもしれないが、
しかし、何となく違和感を覚えた。
何でって?乗りが良すぎるw

個人的にはすっきりしない感じになってしまった。
一応劇場版の続きを観てみようとは思うが、
それより先に本編観たほうがいいのかもしれないとか思っている。

とりあえずは、現状の感想を記しておく。
本編及び劇場版2作目を視聴した後、
このレビューが変わるのかどうか、自分自身興味深いところである。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

パインサラダは無かったw

投稿 : 2019/11/16
♥ : 15

69.6 17 事件アニメランキング17位
空の境界 終章 空の境界(アニメ映画)

2011年2月2日
★★★★☆ 3.9 (542)
3371人が棚に入れました
「生きているなら、神様だって殺してみせる」――これは、独りの少女の可憐で壮絶な物語。2年間の昏睡状態から目覚めたとき、両儀式(りょうぎしき)は記憶を失っていた。記憶と引き替えに手に入れたのは、万物の死を視る力“直死の魔眼”。望まぬ力を手に入れ、望まぬままに数多の怪異に遭遇し、望まぬままにその存在を絶つ。黒桐幹也(こくとうみきや)は、静かに見守りつつも、日常の世界に式を繋ぎ止めようともがく。やがて日常と非日常の狭間に棲む怪異を追うことが、式の唯一の生きる糧となる・・・見守る眼差しがあることを知りながらも。

声優・キャラクター
坂本真綾、鈴村健一
ネタバレ

入杵(イリキ)

★★★★★ 4.7

空の境界とは

「空の境界」は奈須きのこによる、同人誌に掲載された長編伝奇小説である。全7章で構成され、本作は第一章「俯瞰風景」が映像化された。「そらのきょうかい」でも「くうのきょうかい」でもなく、「からのきょうかい」なのでお間違えの無い様に。略称は「らっきょ」。

「空の境界」は奈須きのこの小説だが、奈須きのこと武内崇の所属する同人サークル(現在は有限会社Noteのブランド)「TYPE MOON」の作品に「月姫」、「Fateシリーズ」などがあり、「空の境界」と世界観を共有している。奈須氏によると「微妙にズレた平行世界」とのこと。

劇場版「空の境界」は圧倒的な映像美、迫力満点の戦闘シーンと、難解且つ素晴らしい世界観を、原作小説を忠実に再現し映像化したufotableの力作である。
本作のメインテーマは「境界」である。相反する二つのものに関するメッセージが緻密に組み込まれている。
その各々に対する矛盾もまたテーマの一つだ。
奈須氏の命の重さ、禁忌を主題とした本作の完成度には脱帽するばかりである。
「生」と「死」、「殺人」と「殺戮」などについて考察するわけだが、テーマがこれであるから必然的にグロテスクな描写がある(しかも美しかったり)。
また、難解な言葉(辞書的意味では用いない)や、時系列のシャッフルにより、物語の理解はやや困難である。
しかし、この時系列シャッフルこそが「ミステリ」における叙述トッリクとして作用しているのである。
決して時系列の通りに見てはいけない(2度目からはご自由に)他にも、原作にはなかった「色分け」が行われている点も魅力的だ。式の服の色や、月の色なども見てみると楽しい。
全7章に渡って展開される両義式と黒桐幹也の関係も素晴らしい。
設定はここで説明するとつまらないので、作品を視聴することをお勧めしたい(丸投げであるが(笑))
副題のThe Garden of sinnersは直訳すると「罪人の庭」と言う意味。sinには(宗教・道徳上の)罪という意味があり、guiltの(法律上の)罪とは区別される。
Theの次のGardenが大文字であることから、これはギリシアの人生の目的を心の平静(アタラクシア)に見出した精神快楽主義のエピクロス学派を意味する。よってThe Garden of sinnersは快楽主義に溺れた道徳的罪人という意訳が適切ではないか。

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終章の本作は「空の境界」の時系列で、全7章のうち7番目の七章の次の8番目にあたる作品だ。本作は一週間の期間限定で上映された。


考察←観る前に見ない様に。
{netabare}

時系列:8/8
1999年3月
両儀式:19歳 職業:高校生(サボりがち)
黒桐幹也:19歳 職業:大学中退 伽藍の堂に勤務

原作との相違:小
原作との尺の比 32P:33min=1:1.03(1分当たり1.00P)
(一番原作との尺の長さの比が合致していると判断される2章の比を基準:1とする)
(原作の頁数は講談社文庫を用いる)


・「両儀」と「式」について
両儀とは五章でも述べた通り易経に於ける根源・太極から分離した二つの爻を指す。一方は陰、一方は陽を表す。これは対象な二つの物、男と女、光と影、表と裏などを指す。
二章、四章の式と織の説明などからも容易に理解出来る事柄だろう。
「両儀式」は五章で述べたとおり根源に繋がっており、空の境界に於ける両儀は、
「正反対の二つの性質を兼ね備えた根源に繋がっている存在」と定義出来る。
式とは入学式、卒業式、結婚式、葬式などの式典などの人生に於ける区切れを意味する言葉だ。これは今までの関係をリセット・更新する意味を持ち、陰と陽のスイッチの意味だ。
また数式などは答えを導く為の道具である。三角形の面積を求める際に、1/2(底辺)×(高さ)でも、辺A×辺B×sin∠AOBでも、1/2√(|a|^2|b|^2-(a・b)^2)でも√{s(s-a)(s-b)(s-c)}※a+b+c=sでもたった一つの正解が導き出せるように。そして数学に於ける足す引くという行為は、一種の呪術である。500人から400人を引くと100人という式と答えがある。しかし500人の人間は同一人物でなく、全員別人である。これは別々の人間を「人」という記号に置き換えて、概念化しているのである。また、この式に人格を与えると、陰陽道での「式神」となる。
よって空の境界に於ける式は、
「二つの人格をリセットし、根源という答えに辿り着く方法」と定義出来る。
両儀式とは「無数の人格を持ち、道徳観念も常識も人格ごとに書き換えられるカラの人形」なのである。


・「両儀式」について
肯定と否定という両極で混じり合う事の無い式と織という二つのシキという人格は、一つの土台の両端に位置するもの。そしてその間(境界)には何もない。そしてその境界が第三人格『両儀式』である。※位置関係 ○式==(『両儀式』)==織○
二章の例えを使うならば、『両儀式』という乗用車に式と織が乗っており、式が運転手で織は助手席に座っている。二人は運転を交代することもあり、互いに意思の疎通が出来る。乗用車の所有者は式である。

多重人格・・・何らかの障碍によって自我の同一性が失われること
通常の二重人格は
1.継時性 第一人格と第二人格は互いに認識し得ない
2.同時性 第一人格が主となり、第二人格が芽生えたことを自覚する。多くは自我の能動性が失われ、第二人格の傀儡となる。
の2パターンある。
式の場合はこの二重人格の症例に合致しない為、橙子の言うところの二重存在となる。

この第三人格は、両儀式が二重存在者を生み出す両儀家という特殊な環境に生まれたことにより発現した。彼女は二つの人格を超越する両儀式の本質である。肉体に過ぎない彼女は知性がないから、未熟児として朽ちる定めにあった。『 』である彼女は『 』であるが故に知性も意味も有り得ないからである。
彼女は空である為に『 』に繋がっており、『 』へ至る路である為『 』の一部であり、『 』であるとも言える。
しかし両儀家の家人は両儀式を超人にするために、空の器である彼女に知性を与えた。その後に、全ての地盤になるものとして、彼女は式と織を作った。五章や前項で述べたとおり、両儀つまり陰陽は全てのモノの原点である。
根源から両儀へ、両儀から四象へ、四象から八卦へ、と2の累乗で万物は構成されている。
よって両儀(陰陽)さえあれば、万物を構成出来る完璧な存在となれる。本来ならば抑止力によって死亡する筈だった両儀式という少女は、画して三つの人格を持つ超人として誕生したのだ。『両儀式』は根源であるが故に全知であり、その後は式に任せて眠りについた。
人間は三つの事柄で構成される。精神、魂、肉体である。精神は脳に、魂は肉体に属する。
彼女は肉体(=ハード)の人格の為、脳(=ソフト)の人格、つまり式が居ないと存在出来ない。
式が昏睡後に直死の魔眼を発現したのは、昏睡中に外界に触れず、式という人格を保ったまま、肉体、つまり『 』(根源の渦)を彷徨し、万物の根源、つまり生の源・死に内包されていたからである。彼女の根源が「虚無」であるから、万物を虚無化する道具として魔眼が発現したのだ。式の殺人衝動は万物の虚無化、つまり生命体の生の喪失と根源への回帰を目的とした衝動なのだ。

幹也が中学3年の冬に目撃した白い着物を着た両儀式は彼女であり、式が入学式の時に幹也を覚えていなかったのは此れが理由である。また、『両儀式』は超越者として、式と織の下僕として、彼女の命令であれば、その超人的な力を行使することが出来る。
三章で橙子が「式ひとりでは返り討ちにあうかもしれないぞ。両儀」と言っていたのは、これの伏線である。他にも、五章でエレベーターから出て刀で荒耶を切った式は、刀を持つことにより”たが”が外れ、『両儀式』の超人的な機能が行使されている。

『両儀式』が幹也に式と呼んでもらえて嬉しいと言ったのは、根源の一部としての両儀式(完全な意味を持つ名前であり、その名によって根源たる存在)という両儀式の存在の性格以外に、人格を持った一個人として、また、式と織と同じ幹也の想い人たる女性として意識されて嬉しいという意味だろう。
「待ってた意味がでてくるもの」の意味はおそらく、幹也が式に対して愛情を持っていることが分かったこと、つまり、自分のソフトとしての人格を理解できる人が現れたことを喜んだとする見方、前述のように、根源の一部としての『両儀式』という名称ではなく、一個の人格としてのシキとして認識してもらえることを喜んだとする見方、他にも様々な見解があるだろう。

式が幹也の事が好きであり、『両儀式』は式のものだから、『両儀式』は幹也の願いを何でも叶えられると言うが、幹也は「普通」の体現者であり、式の思い人である彼らしく、無欲である訳でもないが、彼女の誘いを断った。
左目、左脚ともに、白純里緒の苦悩の人生、罪を背負うという意味での、両儀式への愛情の結晶としての傷であり、それを消し去ることは、過去を否定することに繋がりかねないことも、誘いを辞去した理由であろう。
『両儀式』が出てきたのは幹也が中学3年生の時の95年の冬と、今回の99年の冬の2回のみである。

『両儀式』は根源の一部であり、根源そのものであるから、世界を自由に変革することが可能である。物理的に不可能である幹也の左目や左脚を即座に快癒させることが出来るのはもとより、あらゆる実現可能な願望を叶えることが出来る。Fateで言わば、人格を持った聖杯であると言える。世界中の至るところに瞬時に移動出来、好きな形態で存在することが出来る。矛盾螺旋において、小川マンションは荒耶の体内に等しく、荒耶は小川マンションの内部に潜み、小川マンションの至る所に瞬時に移動できたが、『両儀式』はこれを世界単位で行うことが可能であるのである。幹也との会話が終わった後、瞬時に風となり消滅し、幹也の傘を空の彼方へと吹き飛ばしたのは、『両儀式』が世界に潜み、風となって浮遊したことに他ならない。冒頭と最後の幹也の左脚に注目すると、原作にはないが、幹也の脚が快癒していることが分かる。式からのサービスだろう。

『両儀式』は根源の一部であり、根源そのものである。万物は第四章で述べたとおり、破壊され再構築されたいという欲求を持っている。根源には、現在の世界に存在する万物と、現在世界に存在しない虚無の部分の二つにより構成されていて、万物は一端虚無へ回帰した後に、新たな存在として世界に出現する。根源には万物の虚無への回帰欲求を叶える必要性があり、根源の一部たる『両儀式』にも、根源の要請による万物の虚無への回帰欲求への応答が性質として付与されることとなる。よって、両儀式は万物の破壊を命題とする殺人衝動が発現するに至った。両儀式の殺人衝動は、両儀式の起源である虚無、及び『両儀式』の根源たる性格、根源の万物の回帰欲求への応答、万物の再構築欲求による虚無への回帰願望の4要件により必然的に発現したものであり、両儀式に殺人嗜好があるわけではなかったのだ。

この『両儀式』、式、織の関係は、フロイトの超自我、自我(エゴ)、エス(イド)の関係に似ているとも思った。超自我はエスの抑圧、自我は超自我とエスの調停、エスは欲望(リビドー)の解放を行う。『両儀式』は殺人衝動の根源であり、沈黙する。織は殺人衝動の解放者であり、リビドーを放出する。式は織を抑圧し、調停・調節する。

・なぜ黒桐幹也は両儀式に惚れたのか
マザーテレサが「好きの反対は嫌いではなく無関心である(The opposite of love is not hate, but indifference.)」と言ったように、好きも嫌いも相手に関心を持つという意味で愛である。
つまり、相手を思うことが愛であるという意味である。愛とは仏教で渇愛。関心とは仏教で執着である。前章の殺人の説明に用いたように、愛と憎は対義語であり類義語である。愛と憎は表裏一体。
六章での考察の通り、黒桐幹也は起源の関係から、博愛にならざるを得ない。博愛とは差別をしない、つまり特定の誰かを愛してはいけない。黒桐は誰にでも平等に接する代わりに、誰も愛せない。しかし、彼は式を愛してしまった。それは二章の冒頭で『両儀式』に会ったからである。彼は無意識の内に根源へと繋がる彼女に惹かれ、いつしかその感情は強烈な愛へと変貌していた。彼が式に執着したのは、友人として彼女を守りたかった訳ではなかったのだ。


・なぜ両儀式は黒桐幹也に惚れたのか
「普通」の権化である幹也は誰に対しても普遍的に接しようとする。また、前項で述べたとおり、幹也は式に強い執着を持っている。それは彼女が異常であることを強く意識するほどで、彼女は「普通」が魅力的であることに気付いてしまった。また、黒桐は彼を殺そうとした式を彼女が昏睡してからもずっと想い続け、首尾一貫して彼女の味方で居続けた。
幹也は特別になることしか出来なかった人から羨望されることが多く、拠り所としてはこの上ない存在である。自身の異常性に気付き、自分を壊して織を失った式は、殺そうとしても未だ愛してくれて、ずっと自分の味方で居てくれる彼に対して、異常な自分を正常な日常に留めてくれる存在として、いつしか彼の気持ちに答えるようになったのだ。


・人間の人格形成における肉体と精神について
人間は脳だけでは人間に成れない。脳に電線を繋いで刺激を与えても、それは人間としての精神を持つ事はないだろう。脳は知性を持っており、肉体は脳が支配する脳の下僕であり、肉体がなくても、知性の源である脳さえあれば人間足りうるという考えは誤りだ。
知性は精神が形作る。その精神は肉体が形作るのである。空の境界に於ける浅上藤乃の例の通り、五感無くして、健全な精神は生まれない。人間は生まれた時から五感があり、その五感により外界を認識し、知識を”経験”として得る。この知識は「経験記憶」として脳に記憶され、外界から受ける感情を主とした環境を体験することにより「自我」は形成される。
そして、自我が認識する「常識」(幼い子供の時分は両親の言葉が常識となる)に合致するものを知性として吸収し、「知識記憶」として脳に記憶される。この知識記憶の内容が論理的に解釈出来るようになるのは、生まれてから大分たってからである。
以上のことから、人格とは、肉体を通して形成されるものであり、また精神は肉体を通じて保つものである。肉体無くして精神=自我は成立しない。


・境界とは何かについて
①正常と異常の境界
大多数の人間の理性が常識だと定義するものが正常で、非常識だと定義するものが異常である。よって大多数の人間の理性の動向しだいで正常の概念は変容する。江戸時代に武士の帯刀は常識だったが、現在、武士の末裔が帯刀すれば、軽犯罪法で逮捕されるように。
②日常と非日常の境界
自分が経験したことのある状態が続くことが日常で、体験したことのない状態が訪れると非日常となる。非日常も長く続けば日常となるが、その非日常が、理性で受け入れられない事象、状態が現在進行していたり、近い将来訪れることが予想されたりする時に、人はその非日常から日常への復帰を熱望する。
③大人と子供の境界
レヴィンは思春期の男女を「境界人(マージナル・マン)」と定義した。大人の集団と子供の集団の両方に属し、両方に属さない青少年。身体の成熟と精神の成熟の過渡期、そしてそれらのズレなどから思惟する。エリクソンは思春期をモラトリアムと呼んだ。これは社会的責任の猶予期間の事である。青少年は思春期にアイデンティティの確立を行うが、その過程は非常に不安定であり、刺激的な非日常的な事が起こることも多い。高校時代が人生で一番楽しいと思える人が多いものこの為だろう。
④過去と未来の境界
現在とは過去と未来の境界である。過去は変わらないが、過去の解釈を変える事は出来る。未来の為に現在を生きることはとても大切な事である。
⑤生と死の境界
人間は生きている限り必ず死を迎える。しかし、悲観してはいけない。死ぬまでの人生をどれだけ充実したものとして過ごせるかに、人間の本質があるのである。
また、死後観を持つことも大切だ。宗教はそれぞれ求める人に死後観を与える。
「死後の世界観」は、その人々にとって「死後」を迎えるための「生」のあり方に必要なものである。自らの思い描く「死後の世界観」で、自分が善い目をみれるように現在を生きる事はとても重要だ。
⑥殺人と殺戮の境界
割愛する。七章参照。
⑦人と怪異の境界
殺人鬼とは「人を殺める鬼」である。では鬼とは何なのか。鬼とは「隠(オン)」が訛った物で、
普段は隠れているものだ。平安期に伝わった陰陽道で都(中央の豊富な知識人)から視た異人、土人、山人などのまつろわぬ民なども皆鬼扱いされたように、鬼は妖怪ではない。
妖怪は匹と数えるが、鬼は人と数える。これは鬼が人である証拠だ。そして般若の面などからも分かる通り、鬼とは前章の殺人の概念で述べた情念が自己のキャパシティを越えた際に起こる負の能動的な感情に包まれた人間を指すのだ。そして「鬼」は感染する。
子供の有名な遊び「鬼ごっこ」からも分かるとおり、鬼に襲われた人間は鬼になってしまう。例えば色恋沙汰の縺れで男が女を殺す。この時鬼は男だが、今度、女の父親が男を殺す。このとき鬼は女の父親となる。そして今度、男の子供が・・・といった連鎖を生む虞があるのだ。しかし「鬼」とは「人間が実行出来るのに中々出来ないことをする人」という解釈も出来る。「心を鬼にする」という言葉は良い例で、この場合は善い結果の為に一見悪いことをする。鬼の本質は掴めないが、鬼が行う行為が平気で出来る人間は鬼と言える。だから殺人鬼は鬼なのだ。そして鬼とは人間と怪異の境界である。鬼は人を喰う。白純里緒などは将に鬼である。
⑧生と再生の境界
通過儀礼とは、前項での説明のとおり、人生に於いての区切れの為に行う「式」である。そして、代表的なもので成人式(元服)では、擬似的な死が要求される。モラトリアムは、現在もその長さを着々と伸ばしている訳だが、之が形成されたのは近代であり、昔は、子供と大人の境界は「成人式(元服)」であった。現在でも、バンジージャンプに代表されるような通過儀礼を行う習俗が続いている地域もある。この通過儀礼で死ぬことも当然ある。「死」に接触するという行為は通過儀礼において大変重要な要素である。


・「空の境界」の意味について
1.当初の題名が「空の境界 式」というところから、織を失うまでの式の二重存在、つまり肯定しかしない式と、否定しかしない織、普通の人間にはあるが、人格が二つ極端に特化している為、両者の境界に有る筈の妥協は無く、境界が無い、つまり空(カラ)である、という意味。
2.前述した様々な境界について、これらの定義は詰まるところ曖昧で、何時覆されても可笑しくない。つまり、これらの対立概念はそもそも厳格に定義し得ない、つまり境界は曖昧で空(カラ)である。
3.前述の式と織という人格の形成によって出現した肉体の(つまり精神の殻)の人格『両儀式』は式と織という極端に正反対の人格の間にある人格、つまり空(カラ)の境界上にある。また、第三人格は普段は隠れており、その存在は認知されない。つまり空(カラ)である。
4.両儀式という器に式と織という人格(内容物)が納まっており、その人格は殻の中で確りと、対立概念としての明確な境界がある。つまり、肉体という空(殻)に境界がある。
5.社会が設定した恣意的な常識と非常識の境界は空である。通じ得ない人と人の心の境界を空にすること、つまり無くすことが大切である。
6.私たちの心にも伽藍はあり、それの半分は自分であるが、もう半分は他人である。自分の意志と他人の意志の心の中での境界を空にし、両者とも理解し合う事が理想である。
7.『両儀式』とは肉体の人格、つまり魂であり、魂は我々一般人にも存在する。我々の肉体にも「空の境界」は存在するのかもしれない。


・「snow falling」について
snowは英語で雪を表す名詞。fallは降るを表す動詞である。
『両儀式』幹也の邂逅をイメージして奈須きのこ監修の下、梶浦由記によって作詞・作曲された。


・各作品の意味の推察について
「俯瞰風景」・・・巫条霧絵の視た俯瞰の視界からの風景―巫条ビルの幽霊も表すかも
「殺人考察(前)」・・・幹也、視聴者による95年に起きた殺人事件、また「殺人」の考察
「痛覚残留」・・・浅上藤乃の腹部に残留した痛覚
「伽藍の洞」・・・昏睡から目覚めた式の精神の片割れに空いた穴―以前は織が居た
「矛盾螺旋」・・・燕條巴(偽物)の日常、小川マンションの実験・階段、荒耶の悲願
「忘却録音」・・・玄霧皐月によって根源より採取された、忘却された記憶の録音
「殺人考察(後)」・・・幹也、視聴者による99年と95年に起きた殺人事件、また「殺人」の考察
「空の境界」・・・空の境界とは何なのか


・「空の境界」(終章)という作品について
式は『両儀式』という『 』に通じる存在を土台とし、万物の根源たる両儀、肯定と否定、男と女、表と裏などの対立する人格、式と織を生まれた際に持った。『両儀式』は根源である為に外界に触れず、長い眠りに着いた。『両儀式』は肉体の人格であり、ハードウェアである。精神の人格である式・織はソフトウェアであり、彼女等には服従する。
『両儀式』は再び目覚め、式の恋人である幹也の願いを叶えられるからと望みを要求するが、幹也はこれを拒み、彼女は再び眠りについた。


・名言(原作より抜粋)

『両儀式』「――さあ、あなたは何を望むの?」

幹也「うん、式は壊すのが専門だからね。無理をしてよけい酷いめにあったら、こわいよ」

『両儀式』「あたりまえのように生きて、あたりまえのように死ぬのね」

『両儀式』「なんて、孤独――」

『両儀式』(さようなら、黒桐くん。――ばかね。また明日会えるのに。)


感想
我々が非日常や空想の物語に魅了されるのは、劇的な冒険や体験をする主人公に自己を投影する疑似体験だからだ。人は誰しも、もう一つの世界、イデアなどの現象界を超越した真の世界、この世を形作る不変の真理の存在を渇望するものである。
私たちは日常に於いて常に「真の私」を探し続けている。ソクラテスが人間のアレテー(徳)は「よく生きること(知識を活用すること)」と言ったように、人生とは真理の探究の旅とも言えるかもしれない。


・読者へ
一章から本章まで、私の考察をお読み下さった方、冗長な駄文にお付き合い頂き申し訳なく思うと共に感謝する。簡潔に書こうとは思いつつも上手く行かなかったが、なんとか終章まで漕ぎ着けることが出来た。私の考察は原作・劇場版での正規の設定と、私の説、主観による感情で構成されており、玉石混合では無いけれども、僭越ながら鵜呑みにしてはいけない。詰まるところ、私のレビューは作品の考察の覚書である。視聴者には是非、自分なりに考察して欲しい。私の拙いレビューが少しでも本作の理解の助けになれば幸いである。
・雑学
1.空の境界という作品は1998年10月から「空の境界式」という題名で1~5章がwebサイト「竹箒」に掲載されたのが初出。
2.2001年12月31日のコミックマーケット61に於いて全7章の同人誌を2冊に分割し発売した。
3. 2002年8月9日に同人作品として一章のドラマCDが発売された。
4.伝奇に分類される本作であるが、ドラマCD「アーネンエルベの一日」に於いて式に「オレ、『空の境界』を伝奇だなんて思ったこと無いぞ。あれはポエムだ。人生のある時期にしか許されないポエムだだ漏れテキストだよ」と評されている。
5.劇場版「空の境界」には日本橋、聖蹟桜ヶ丘、吉祥寺、レインボーブリッジなど東京の名所をモデルとした風景が登場する。
6.黒桐幹也が通っていた大学は明治大学和泉キャンパス、黒桐鮮花が通っている礼園女学院は神戸女学院大学が各々モデル。
7.ufotebleが徳島市にスタジオを開設したことに関連し、2009年から徳島市阿波踊りの告知ポスターに空の境界のキャラクターが登場。浴衣姿が描かれる。毎年窃盗事件が多発。
8.2013年秋、空の境界の画集が発売される。
9.空の境界の著作権はTYPE-MOONではなく奈須きのこ名義である。
10.「らっきょ」という略称は、奈須きのこが茄と茸なので農産物関連からラッキョウになった(月姫から続いていない)。
11.空の境界限定愛蔵版空の境界用語集で「大タイトルである空の境界は、荒耶宗蓮という人物の物語でもある。その為、HP上では矛盾螺旋の段階で一応の幕とした。空の境界という物語は矛盾螺旋で終わっている」と述べられている。
12.忘却録音で1年D組と1年4組が混在しているが、正式には1年D組。著者の奈須氏の学校ではABCだと階級別に感じられるということで、通称123と呼称していたようで、これが一般的な考えだと発表時まで考えていたことに起因する。
13.そもそも本作は原作小説ファン向けの作品であり、テアトル新宿での単館上映という極めて小規模の企画だったので、元来新規視聴者を意識した作品ではない。
14.2013年7月より1~4章と7章が、43127(章)の順で、TOKYO MIX、BS11、ニコニコ生放送、バンダイチャンネルにて全13話で放送された。しかし、「式と幹也の純愛物語」という側面から肝心の5章を放送せず(1クールだから仕方ないが)、余計に理解が困難となっている。9月にAT-XでRemixを含め、全7章と終章が一挙放送される。
15.kalafinaは劇場版空の境界の為に梶浦由記によって結成されたグループである。kalafinaは造語で「空雛」つまり中身のない人形という意味である。中身の無い3人の人形が、音楽と3人合致の歌によって意味のあるものへと昇華されるという意味である。


・オマケ
陰陽五行思想における五行の相生相克と空の境界の人物関係図の考察
黒点(=●)が頂点となる

               ●木(青)=正常な式



   ●水(黒)=黒桐               ●火(赤)=異常な式





        ●金(白)=白純     ●土(黄)=織

{/netabare}
===============================================

この終章は、「空の境界」というタイトルの意味や、「普通」であることを目指した幹也が何故式に特別な感情を抱いたのか、両儀式という人間の本質などが短い時間に凝縮されている。是非、境界が空であること(The borders are empty)を思惟して欲しい。


本作は考察のし甲斐があり、非常に面白い。また現代人への処方箋のような役割を果たし、私達にカタルシスを与える。

私は全章視聴後原作を購読したが、読み応えがあって大変面白い。アニメを観た人は補足の為にも、お勧めしたい。
未視聴の方は、是非挑戦していただきたい作品である。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 33

Anna

★★★★★ 4.6

感動しました・・。

全8章を通して、とてもクオリティーの高い作品に仕上がっており、涙を流してしまうほど心打たれました。
ストーリーが切なくて素晴らしかったのはもちろんですが・・・。
なんといっても繊細でパワフルな作画と、それを支えて盛り上げる美しい音響がとても印象的でした。個人的には、5章が一番のお気に入りです。

王道で言うシリアスな作品には、笑いや緩みのひとつでも入れたくなるものですが・・・。
この作品には、余計な打算は考えず、ただ誠実にどっしりと作品の本質のみを見つめて作られたように感じました。

このような作品がもっとうまれるよう、アニメの一ファンとして、応援していきたいものです!!

投稿 : 2019/11/16
♥ : 5
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ninin

★★★★★ 4.9

からのきょうかい 静寂の中に響き渡る両儀式の言葉は……

原作未読 約33分

両儀 式(りょうぎ しき)と黒桐 幹也(こくとう みきや)の会話中心のお話ですね。バトルシーンもなく、ただただ静寂の中に両儀 式の声だけが聞こえる。幹也が話し相手となっていますが、ほとんど両儀 式が話しています。

{netabare}両儀 式のこと、織のこと、式のこと、伽藍の洞のこと、空の境界(からのきょうかい)のこと、幹也のことを{/netabare}やさしく語りかけています。

{netabare}
式が言った言葉で
「当たり前のように生きて当たり前のように死ぬ、なんて孤独」
単純な言葉ですが深いですね。
{/netabare}

一章〜最終章まで視聴して
この作品は色々な魅力があります。ストーリーや演出はもちろん、綺麗な作画、章ごとに合わせて奏でる素敵な音楽、キャラクター、事件、バトル、魔術、恋愛他、多彩な要素があります。
私は恋愛作品と書きましたが、観た方によって印象が違うのではないでしょうか。

凄惨な場面やバトルが苦手でなければ是非観てくださいね。何か感じることがあるかもしれません。私は感動しました。
オススメです。

ED Kalafinaが歌ってます。曲名「snow falling」この作品に相応しい、やさしい、やさしい歌です。

最後に、評価で物語に5をつけなかったのは、原作未読で観た場合、分からない事柄多すぎる事です。
でも、みなさんのレビューや考察で分からない事柄を補完させていただきました。合わせて評価を5とさせていただきます。
ありがとうございました。
あにこれっていいなぁと思った作品です。
またこの物語のように素敵な作品に出会いたいですね。

劇場版「空の境界 未来福音」9月28日に公開されます。楽しみですね^^

投稿 : 2019/11/16
♥ : 37

69.3 18 事件アニメランキング18位
文豪ストレイドッグス(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (628)
3291人が棚に入れました
実在する文豪をモチーフとした探偵たちが活躍する異能力バトルアクション。アニメの監督は五十嵐卓哉、脚本は榎戸洋司と「桜蘭高校ホスト部」「STAR DRIVER 輝きのタクト」などでコンビを組んだ2人が担当し、制作はボンズが手がける。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、小野賢章、谷山紀章、花澤香菜
ネタバレ

蟹チャーハン

★★★☆☆ 2.6

著作権の切れた文豪の名前がずらり・・・これで悪役登場だと泣けますね

<全13話。2016秋から2クール目が放送開始らしいですね>

日本の名だたる文豪が探偵として復活し、奇怪な事件を
解決していくストーリーになりそうです ←たぶん間違ってない
太宰治に国木田独歩、与謝野晶子などなど。それはもう豪華です。

それぞれの著作から連想されるキーワードを異能化&武器にするようですが、
肝心の推理だけなら江戸川乱歩先生がひとりいれば十分かなとも(笑)

たしかにネームバリューはありますからね。
いきなり無名探偵を登場させて印象付けていくより、
こちらの方がお手軽ではある。

いずれも大先生でありますからにして、勝手な来歴をつくれないとか、
性格をいじるにしても限界があるでしょうから、そこらの縛りをどうするかですね。
(頭のおかしなキャラにすると遺族やファンに怒られそうw)
とりま自分としては、中島敦は李陵が好きなのに違うのが異能化されて残念でしたw

スタイリッシュなだけを目指す内容だと物足らなくなるだろうし、
大作家の名前を使う分だけハードルも高くなりそうです。
てか、悪役が誰になるのか興味あります。
明治以降の作家が探偵で、それ以前の歴史上の有名人が悪役になるとか?!

以下ネタバレで

3話~ついに悪役登場! ま・さ・か・○○だとぉ!
{netabare}
冒頭は探偵社の面々の前職当てクイズ。
谷崎潤一郎は学生であるとか、いろいろ身内で楽しんでます。
ひとり太宰治だけは謎に満ちていて、答えを当てると高額の報奨金がもらえるとのこと。

そして依頼者と面談。
依頼人は樋口さん・・・あの樋口一葉かw
港のトラブルを解決してもらいたいという。
これから毎回、トラブルを持ち込む依頼人も文豪てこと?
それともダークサイドなのか? ともチラリ。

シーン変わって、黒トレンチ着こんだ芥川が登場。
いよいよ文豪界の巨人がお目見え。
てか、見るからに悪役風でこの次の展開を想像してしまう。
やはりか…交番のおまわりさんを無残にも惨殺してため息。
驚くより、いいんかなぁーという気がw

だって芥川さんですよ。
文豪界があったら漱石と並んでTOPはる人ですよね。
これが悪側ってね。

とりま人気のない場所へ連れてこられた中島と谷崎兄妹の3名。
ここで樋口の態度が激変して、谷崎妹が撃ち殺されてしまう。
さらに芥川もやってきて大ピンチ。
中島は左足をを一本もって焼き消されてしまう。
虎に変身して抵抗するが、いよいよやばいかというところで太宰登場。
芥川中島両名の異能を効果なしにして間にはいる。。。

ついに悪役が判明回でした。
ここで芥川をもってくるのか~という印象。
未登場の文豪の残りといえば漱石がまず浮かぶけど、これも悪側なのか?

まぁ、遊びの範疇とわかっていても、実在した他人の名前を借りて
いじりまくって楽しむてのは下品ですね。
勝手に善人悪人にしたてあげるというのも。

この作者のカフカさんも、自分の名前を勝手につかわれて勝手にキャラ付けされて
アイデアなしの無能漫画家組とかにいれられていじられたら怒ると思うしw

たぶんこの作品のファンは文豪なぞどうでもよくて、ちょいかっこいい絵柄と、
文豪という肩書きが目新しいだけでしょう(文豪がダレかは興味がない)

まぁ、戦争の遺物の擬人化ブームもあって、艦コレやアルペジオ、ガルパンにはいふりも
歴史を愚弄してると思えなくもないし、これだけ取り上げていじめる気はないけど、
自分としては悲しいなぁ。
一応見続けるけどw
{/netabare}

4話~ 見せ場を無視した作りに一気に興味が半減回
{netabare}
樋口から差し向けられた黒蜥蜴なる組織が探偵社を襲撃します。
冒頭、3人の異能者が登場し、さも悪いヤツアピール&強いぞアピールするんですが、
これが本当にひどいレベルでかませ犬。

殴りこみかけた探偵社で秒殺らしき歓迎をうけてあっさり敗退。
てか、異能バトル作品なのに肝心の異能を見せずに終わるって?!
原作にはあっても尺の都合ですべてカットされた???

キャラが一番輝く瞬間のはずだけど、それを見せずに太宰が喫茶店で店員をくどいてるとこ見せたり、
なんか迷走感がはんぱないな~。

前から気にはなっていたけど、やっぱり中途半端なつくりものには抵抗&拒否感があるかもしれない。
すべてがつくりものならそれ前提で見られるけど、過去の文豪を茶化してるのは気分悪いかも。

なんで芥川が悪側なのかとか、なんで樋口一葉が下っ端の雑魚扱いなのかとか、
それぞれを敬愛する人もいるだろうに、作者のおふざけ悪ノリについていけない。
自分はここで断念かなぁ~。
あとはキャプ付きのまとめ記事で追いかけて楽しむ程度にしておきます。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 12
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踏切太郎

★★★☆☆ 2.7

何もかもが薄っぺらい

酷評なのでこの作品が好きな方は読まないで下さい



リアルタイムで観てましたが2話切り。
{netabare}自殺未遂しまくりの太宰治{/netabare}など安易なキャラ付けがとても寒く観てられませんでした。
能力も、技名を作品から取っただけで何の捻りもないしなんだこれ…
元ネタをどう活かすかが原作者の仕事でしょ…

特に文学に関心のない私でも元ネタへのリスペクトを感じられないと思ってしまうレベル。
キャラ名と技名を文豪から取っただけの二次創作レベルの作品にしか思えなかった。

この原作の評判はそんなに良いのか気になったのでAmazonで原作1巻のレビューを見た。
120以上レビューがあって平均評価★2.8って…本編のギャグより笑わせて貰ったw
この内容で原作作画別なのが失笑ものだ。
明らかに物語の内容が破綻していたり大多数に「面白い」と評価されなくても時代やタイミングが良かったお陰で売れてしまった作品はたまに出てくるが、この作品がまさにそれだと思う。

作画と声優の無駄遣いにしか感じなかったのでボンズはもっとマシな原作選びをして欲しい。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 2
ネタバレ

ピピン林檎

★★★★★ 4.1

とある文豪たちの「華麗なる異能力バトル」 ※萌えは第8話まで我慢

本サイトではいまいち評価の高くない作品ですが、第1期(2016年4-6月)の円盤売上が合格ラインの平均5,000を余裕で超え、順調に第2期(2016年10-12月)も制作された2016年の人気アニメの一角・・・ということなので1-2期併せて24話を一気観してみました。

◆総評

・実在した日本や海外の文豪をキャラ立てした異能力者達が派手なバトルを繰り広げる作品、ということで、見始めの数話は作品世界への違和感が結構キツく、ここで断念してしまう人がだいぶ出る気がしました。
・それから、序盤~中盤(第1-7話まで)は日本の有名どころの文豪キャラ(男)ばかり出て来るので、「これ、女性向けアニメなの?」とどうしても思ってしまう人が多いと思います。
・しかし、第8話で、ようやく{netabare}与謝野晶子&泉鏡花という文豪キャラ(女){/netabare}の活躍が始まり、第10話以降、は{netabare}海外の文豪キャラ(男&女){/netabare}が色々登場してきてストーリーも華やいでくるので、第1期の序盤・中盤がいまいちと思った人も、ここまで我慢して見続けると報われるかも知れません。
・総じて、『とある魔術/科学の~』シリーズや『東京レイヴンズ』『オーバーロード』『デュラララ!!』等の異能力バトルものが好きな人なら、文豪キャラに余り関係なく、まずまず楽しめる作品ではないでしょうか。
・なお、文学をちょっと齧ったことのある人の評価は、「ほんと下らねぇ笑笑笑」となるか「文学を馬鹿にするな!怒」となるか、好き/嫌いのどちらかにハッキリ分かれると思います。


◆作品情報

原作        朝霧カフカ・春河35
監督        五十嵐卓哉
シリーズ構成・脚本 榎戸洋司
キャラクターデザイン 新井伸浩
音楽        岩崎琢
アニメーション制作 ボンズ


◆シリーズ別評価

第1期 ★ 4.1
第2期 ★ 4.2
----------------
総合  ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 文豪ストレイドッグス (第1期) (2016年4-6月) =========

{netabare}第1話 人生万事塞翁が虎 ★ 中島敦、異能集団武装探偵社(太宰、国木田) 
第2話 或る爆弾 ☆ 谷崎、ナオミ、諭吉、春野綺羅子、入社試験合格
第3話 ヨコハマギャングスタアパラダヰス ★ ポートマフィア(芥川、樋口一葉)、人虎生け捕り指令
第4話 運命論者の悲み ★ 与謝野晶子、黒蜥蜴(広津柳浪、立原道造、銀)の襲撃
第5話 Murder on D Street ☆ 乱歩の真相解明能力
第6話 蒼の使徒 ★ 連続失踪事件、佐々城信子、国木田vs.芥川、蒼き王、蒼き使徒の爆破通告
第7話 理想という病を愛す ★ 続き、数字の刻印、蒼の使徒の正体、国木田の理想
第8話 人を殺して死ねよとて ★★ 列車内テロ(梶井基次郎vs.与謝野、泉鏡花vs.敦)
第9話 うつくしき人は寂として石像の如く ★ 暗殺者鏡花と敦のデート、中原中也、敦拉致
第10話 羅生門と虎 ★★ 太宰の狙い、貨物船の戦い(芥川vs.敦)、黒幕(フランシス.F)
第11話 其の一 彼女に向かない職業/其の二 有頂天探偵社 ☆ 樋口&黒蜥蜴回/敦&賢治回
第12話 たえまなく過去へ押し戻されながら ★★ 秘密結社ギルド、アンの部屋、ルーシー.Mvs.敦&谷崎、鴎外&エリス{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)6、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「TRASH CANDY」
ED 「名前を呼ぶよ」


========= 文豪ストレイドッグス (第2期) (2016年10-12月) ========

{netabare}第13話 黒の時代 ★ 四年前、ポートマフィア内の事件(太宰・織田作・坂口安吾)、ミミック
第14話 戻れない場所 ★ 続き、組織の裏切り者、織田作の安吾捜索
第15話 いつか海の見える部屋で ★ ポートマフィアvs.ミミック、ジイドvs.芥川、未来予測能力(ジイドvs.織田作)、三重スパイ安吾、織田作慟哭
第16話 文豪ストレイドッグ ★★ 異能特務課(山頭火)・ポートマフィア(鴎外)会見(異能開業許可証)、ミミック本拠襲撃、ジイド&織田作死亡、太宰転職
第17話 三社鼎立 ★ 尾崎紅葉、ジョン.S、ラブクラウト、異能力戦争の火蓋
第18話 The strategy of conflict ★ ナサニエル.H、マーガレット.M
第19話 ウィル・オブ・タイクーン ★ 夢野久作、ルイーザ.M、坂口安吾との再会
第20話 頭は間違うことがあっても ★★ マーク.T、ハーマン.M、横浜焼却作戦 
第21話 双つの黒 ★★ Q奪還作戦、対ラブクラフト戦
第22話 其の一 ポオと乱歩/其の二 天の海をゆく白鯨のありて ☆ ポオ、白鯨落とし笑
第23話 羅生門と虎と最後の大君 ★★ ゼルダ、フィッツジェラルドの望み
第24話 若し今日この荷物を降ろして善いのなら ★ フョードル.D{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「Reason Living」
ED 「風が吹く街」


◆視聴メモ

{netabare}・主人公格の太宰治の異能力「人間失格」って、ほぼイマジン・ブレイカー笑。
・準主人公の中島敦の異能力「月下獣」は、つばさタイガーかと思った。
・メインヒロインの泉鏡花は男だって笑(尾崎紅葉も)。
・文豪のチョイスが凄く中二病的で、とくにラスボス(ギルドの長F.フィッツジェラルド)が秀逸。
・但し、武装探偵社社長=福沢諭吉はミスチョイスだと思う(※そもそも諭吉は文豪ではなく、ここは夏目漱石の方が良かった→敵対組織の長が森鴎外なだけに残念)
・第13話のF.フィッツジェラルドの口癖が、「~してくれたまえ。オールド・スポート。」で笑っちゃった(※OLD SPORTは「ねえ君」くらいの意味で、ギャツビーの口癖)。
・「守備範囲は12歳以下」の森鴎外がいつも連れている女の子(エリス)は『舞姫』のヒロインから。
・谷崎潤一郎の妹ナオミは『痴人の愛』のヒロインから。
・国木田独歩と絡む佐々城信子は、独歩の元妻で有島武郎著『或る女』のヒロイン(早月葉子)のモデル。
・第16話中ほどの「一粒の麦、もし地の落ちて・・・」はアンドレ・ジイドの某有名作のエピグラフより。
・「ラスト・タイクン(最後の大君)」はF.フィッツジェラルド最後の小説、ゼルダは同じく彼の愛妻で「華麗なるギャツビー」のヒロイン(デイジー)のモデル。{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 20

60.7 19 事件アニメランキング19位
RAIL WARS!(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (639)
3223人が棚に入れました
超巨大優良企業・國鉄に就職し、安定した将来を夢見る平凡な高校生、高山直人。そんな俺が研修で配属されたのは、男嫌いの桜井をはじめヤバい奴だらけの「鉄道公安隊」だった! しかも、國鉄の分割民営化を企む過激派「RJ」まで暗躍し…… どうなる? 俺の人生設計!
國鉄が分割民営化されなかったもう一つの日本を舞台とした、夢の鉄道パラダイス・エンタテイメント! 出発進行!

声優・キャラクター
福山潤、日野聡、沼倉愛美、内田真礼、五十嵐裕美、中原麻衣、堀江由衣