人体実験で戦争なおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの人体実験で戦争な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月30日の時点で一番の人体実験で戦争なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.8 1 人体実験で戦争なアニメランキング1位
Pumpkin Scissors パンプキン・シザーズ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (214)
1336人が棚に入れました
停戦から三年を経た今も戦災という名の混乱が続く帝国。この戦災から帝国を復興させるため、専門課を軍隊内に設置した。それが陸軍情報部第3課(通称:陸情3課)及び実動小隊パンプキン・シザーズ。物語は、とある村にパンプキン・シザーズとして赴いたアリス・L・マルヴィン少尉と退役伍長ランデル・オーランドとの出会いから始まった。 
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「戦災復興」というテーマ

<2019/8/27初投稿>
原作未読。

以前より良い評判は聞くもなかなか機会がないなーと思ってたら、先日BS236で放送してくれました。

ワクワクしながら視聴。
期待のハードル上げすぎるとがっかりすることも多いのですが、本作は期待通りに楽しむことができました。


舞台は第一次大戦と第二次大戦の狭間のような架空の世界。

「帝国」と「フロスト共和国」による長期に渡る大戦の終結から三年後の帝国側でのお話です。

「戦災復興」を縦軸に
「国や軍部の歪み」を横軸とした
なかなか歯ごたえのある内容。

架空の国の戦後ですし、サイエンスファンタジー的な要素も少しあるのですが、復興の様子や人々の生活・仕事、軍隊や兵器、社会の仕組みなどの描写が細かく、現実に近いので没入しやすいと思います。


舞台となる帝国は皇帝を頂点とする厳然とした階級社会。
豪奢で堕落した生活を疑問にも思わない貴族たち。

その一方で被災した民衆はその日食べるものにも困る暮らしぶり。
常に貴族や軍部へ強い不満を持ちつつも、その階級差の高い壁にあきらめにも似た感情を抱き、鬱屈した日々を送っています。

二人の主人公アリス・L・マルヴィンとランデル・オーランドの所属する帝国陸軍情報部第3課、通称「陸情3課」の任務は「戦災復興」

陸情3課を創設した軍上層部の本音は「進まない復興に不満を抱く民衆へのエクスキューズ」、
つまりお飾りの「戦災復興」部隊として創設されたはずだったのですが・・・

陸情3課の面々はそうした軍上層部の思惑に囚われず、
軍や国や身分制度の壁といったさまざまな歪みに阻まれ、
戦災で被災した人々の生々しい心情とジレンマに葛藤しながらも、
戦災復興に真正面から向き合う。

本作の魅力は彼らのその「心意気」だと思います。

そんな魅力的な陸情3課の面々を紹介します。

◆アリス・L・マルヴィン少尉(隊長)
本作ヒロイン。
有力貴族マルヴィン家の次期当主。
戦災復興を使命として、貴族の義務=ノブレスオブリージュを心の底から信じて疑わず。
その直情的な言動はしばしば周囲を振り回すことも。
しかし、常に真正面から困難を受け止め、正々堂々と向き合うその姿には心の強さと爽やかさがあります。
金髪碧眼でスタイル良い美人。
でも色気はなし。
規律にはめちゃくちゃうるさい

◆ランデル・オーランド伍長
もう一人の主人公。
アリスの部下。
陸情3課では一番下っ端の新入り。
いたって穏やかで優しく平和主義、虫一匹殺せない。
その優しさと2mを超える巨躯は「独活の大木」「象さん」「朴念仁」といった感じ
でも実は元「901ATT隊(※)」隊員という出自から
腰に下げた青いランタンに火を灯すと非人間的なまでに攻撃的且つ強くなり、
そして大概重傷を負い、
最後は入院先のナースと尿瓶バトルまでがお約束。
アリスに依存気味。
猫好きで巨◯ン。

(※)「901Anti Tank Trooper隊」
{netabare} 戦中に設立された、非人道的な人体実験により改造強化された兵による部隊。
そのコンセプトは作中最強の兵器である戦車を歩兵で破壊すること。
クレイジーです。
901隊員は青いランタンを腰に下げ、火を灯すと(おそらく)暗示が発動して、痛みや恐怖を感じなくなり、敵に向かってただひたすら前進、攻撃する存在となります。{/netabare}
悲哀を含め浦沢直樹「MONSTER」に登場したグリマーさんを思い出しました。

◆オレルド准尉
金髪長身イケメンの女好きチャラ男キャラ。
軍内部から極秘情報を入手する際は、女口説いていろいろやってピロートークで。
と言いつつ、
実はメンタルもイケメン。
実は軍人としてもそこそこ腕が立つ。
実は喧嘩屋としてはかなり腕が立つ。
アリスがいない時は隊長の代わりに指揮を任されることも。

◆マーチス准尉
黒髪メガネキャラ枠。
頭脳派兼運転手。
見た目通り真面目だし規律にもうるさい方だけど、それよりも正義感が勝ることも多い。
オレルドと真逆の性格容姿だけど何だかんだ仲良し。
むっつりスケベ兼童貞疑惑あり。

◆リリ・ステッキン曹長
天然のドジっ子キャラ枠。
仕事はお茶汲みと軍用の伝令犬マーキュリー号のお世話と事務全般。
それでも階級はオーランドより上。
「一桁の足し算は間違えるくせに、帳簿の不正は一眼で見抜く」という謎スキルを持っている。

◆ハンクス大尉
3課の課長。
つまり一番偉い。
攻殻機動隊・公安9課の荒巻課長を昼行灯にしたような風貌。
曲者で切れ者の昼行灯。
チョーさんの声が合ってるんですよ、これが。

◆マーキュリー号上等兵
犬。
仕事は伝令(この世界は無線が無いようです)
ちょいちょい人を噛む。
頭からガブリ。
それで伍長待遇から降格させられたこともあるけど本人は気にしていない様子。
ゴールデンレトリバーかな。

テンプレキャラのオンパレードですが、それが心地良い。
キャラデザイン含め皆好きです。

また烈しいバトルシーンや兵器の描写などもかなり好み。

OP曲「蒼き炎」もかなり◎。
残酷な天使のテーゼ」でお馴染み高橋洋子さんが聴かせてくれています。


アニメはこれからが本番か?という盛り上がり手前の中途半端なところで終わってしまったのが残念です。

原作はまだ続いているそうなので、是非2期やって欲しいのだけど、アニメ放送からもう13年。
もう難しいんでしょうか。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

その口からたれる云々の前と後にSirを付けろ!  Sir Yes Sir!!

面白かったよ(゜∀゜)
 
原作は読んだことがないけど、現在も連載中のようです(゜ω゜)
謎を解明しないまま終了したのは残念でした(´・ω・`)
原作の進行状況にもよるのでしょうが、ほとんどが投げっぱなしで終わっているので
OVAででもその辺りを整理してほしいですね(´・ω・`)
 
とは云え、十分に楽しめる作品でした ヽ(゜∀゜)ノ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦後の闇に漂う鬼火。陸軍情報部第3課!パンプキン・シザーズ!!

月刊少年マガジン連載、岩永亮太郎原作漫画のアニメ化。

国同士の大規模戦争が停戦を迎えてから、各地での復興支援をするために発足した、
“陸軍情報部第3課”の人物達を中心に描かれる、架空の世界での戦後を描くアニメ。

戦後で行き場所を失った兵士たちや、困窮や圧政などに苦しむ人民を中心に
物語が進んで行きます。
このアニメの最大の魅力・・それは、ダブル主人公の対比だと言えるかも知れません。

女性でありながら少尉という肩書を持ち、拝命十三貴族の“マルヴィン家”の公女である「アリス・L・マルヴィン」

そして・・かつて非公式部隊に所属していた、巨体に似合わない覇気の無さを持つ青年「ランデル・オーランド」

この主人公2人の光と闇、強さと弱さの対比が実に上手い作品です。

作中で扱われる兵器などが渋く、海外で人気が高いという事でも有名ですね。

原作がまだ続いていることもあり、アニメ化では兵器の緻密さや戦闘描写がメインの見どころ。
(まあ、詳しい方が不満がある部分も結構あって何箇所か語りぐさでもありますけど概ね良い出来)

近年だと幼女戦記が良い出来だったので、コッチ勧める前に幼女戦記観たほうがいい気もします。

約10年前の2006~2007年のアニメで、この辺りのアニメが今観て一番古さを感じる時期なのかも。

幼女戦記のようなジャンルが好きなら一見の価値ありかもですね。


・・んん??ちょっとまてよ??

ドアノッカー片手に戦車ぶちぬく伍長と、アリスの可愛さ観るアニメっすよね(笑)

ちょっと真面目すぎたわwスマンww ヒロインは伍長です(笑)

{netabare}
ビーム兵器音とたまにドアノッカーの長さ変わるのだけはやめちくり~w
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

63.9 2 人体実験で戦争なアニメランキング2位
かつて神だった獣たちへ(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (235)
840人が棚に入れました
パトリア大陸に生まれた民主主義国家【パトリア】。経済的不一致から【北部パトリアユニオン】と【南部パトリア連合】に分裂したこの国では、長きに渡る内戦が続いていた。劣勢に追い込まれた北部は、南部打倒のため、遂に禁忌の技術を用いてしまう。人間を異形の兵士へと造りかえるその術は、人の姿と引き換えに、神にも喩えられる力を得るというもの。その力により長き戦乱は、和平へと導かれる事となった。【擬神兵】、それは【神】と称えられた救国の英雄。時は経ち、戦争が過去へと移り変わる今。人の姿と引き換えに【擬神兵】となった者たちは、その過ぎたる力故、人々からただ【獣】と称ばれ、恐れ蔑まれる存在へと変わっていた。元擬神兵部隊の隊長・【ハンク】は、【獣】に身を堕としたかつての戦友でもある【擬神兵】を殺す者【獣狩り】として旅を続けていた。擬神兵だった父の仇を探す少女【シャール】はハンクと出会い、父の死の意味を知る為、共に旅することを決意する。やがて知る、戦い続けなければならない本当の理由。そしてハンクが探す【獣を解き放った男】の存在。仲間殺しの罪を一身に背負い続けていく【ハンク】の旅路の行き着く先とは?

声優・キャラクター
小西克幸、加隈亜衣、中村悠一、石川界人、日笠陽子、能登麻美子、市ノ瀬加那、坂本真綾

nil さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最後まで見ないと面白さがわからない

追記 [最後まで観ての]

1話目のつかみはいいです。

2話 ~ 5話はほぼ同じ単調な内容の繰り返しで飽きます


これは微妙かなと思っていた矢先6話が節目となって
7話以降でようやく物語として成立してきたと感じ、最後まで飽きることなく観られました。

このアニメはちょっと工夫が必要というか、人によっては面白くないと思うかもしれませんが、
視聴者が登場人物一人ひとりの視点に立って考えながら観てみると結構面白いです。
特に後半は"正義とは、"ということを頭に据えておくと色々思うところがありました。

総じて作品自体が特段秀逸というわけではありませんが、深読みするとこれを通して考えさせられることが結構あるなといった感じです。

ただ最終話の終わらせ方にはかなり無理がありました。ここを急ぐぐらいだったら、2~5話を詰められただろうにと少し残念。

2期はないのかな?
原作を読みたくなるほどではないですが、
それなりに続きは気になりますね。



_______________________________________

[こちらは3話時点での感想です]

タイトルに'神'というワードが含まれていますが
異世界モノではないです

ここでいう神というのは人間の
人体実験によって創りだされた
戦争のための生物兵器のことです

彼らのおかげで戦争では常に優位に
なっていたのですが
終戦目前というところでまさか
信頼していたはずの仲間に裏切られるとは

死んだかと思われた主人公は強靭な生命力で
2ヶ月後に目を覚ますが
とっくに戦争は終わっていました

兵器として用済みになった'神'たちは
人体実験の副作用により
理性を失うことになるのですが...

気になった方はアニメでどうぞ

作画やサウンドトラックの雰囲気は
今期だとヴィンランド・サガ
有名な作品で進撃の巨人とかを
イメージするとよいと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

68.3 3 人体実験で戦争なアニメランキング3位
機動戦士ガンダムNT(アニメ映画)

2018年11月30日
★★★★☆ 3.6 (121)
470人が棚に入れました
2010~14年にかけてOVAと劇場上映で展開され、16年にはテレビシリーズとして放送もされた「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」の続編となる劇場版アニメ。「ガンダムUC」のストーリーを担当した小説家の福井晴敏が脚本を手がけ、「ガンダムUC」から1年後となる宇宙世紀0097年を舞台に、ユニコーンガンダム3号機フェネクスをめぐる物語が描かれる。ニュータイプの存在と権利に言及した「宇宙世紀憲章」の存在が明らかにされた「ラプラス事変」から1年。争乱の中心にあった「ユニコーンガンダム」と呼ばれたフルサイコフレーム仕様の2機のモビルスーツは最後の戦闘で人知を超えた力を発揮し、それゆえに危険視され、封印された。しかし、2年前に消息を絶っていたユニコーンガンダム3号機が再び地球圏に姿を現し、同機をめぐる争奪戦が勃発。この戦いに、新たなモビルスーツ「ナラティブガンダム」が投入される。

声優・キャラクター
榎木淳弥、村中知、松浦愛弓、梅原裕一郎、藤村歩、古川慎、塩田朋子、てらそままさき、中井和哉、山路和弘、星野貴紀、佐藤せつじ、駒田航、荒井勇樹、島田岳洋、玉野井直樹、中村文徳、横溝菜帆

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

まさしく宇宙世紀の…新世代の『火の鳥伝説』…オイラは刻の涙を見た!【Narra-TALK&ノベライズ版&パッケージマスター版感想追記】

ファーストガンダムから始まる「宇宙世紀(UniversalCentury)」を舞台にしたガンダムシリーズのオリジナル長篇映画
『NT』は「ナラティブ」と読み、この単語自体は“物語”や“説話”という意味を持ってますが宇宙世紀を舞台にした作品ではお馴染みの要素である“ニュータイプ”と掛けてるダブルミーニングであり、今作では“神話”という意味に意訳できます
『機動戦士ガンダムUC』の1年後が舞台で実質的に『UC』の後日譚になっている為『UC』及び『UC』に至るまでの宇宙世紀シリーズを視聴者が把握してることを大前提として話が進みます
具体的には『ファースト』『Z』『ZZ』『逆襲のシャア』『UC』を把握していた方がすんなり話が入ってくると思います


宇宙世紀0097
ラプラス戦争から1年後、極秘裏に開発されていたユニコーンガンダム3号機「フェネクス」を追う地球連邦軍の特殊部隊シェザール隊
起動実験の最中で暴走し、行方不明となっていた幻の機体だったがルオ商会のミシェル・ルオから提供された試作兵器「ナラティブガンダム」とそのパイロットのヨナ・バシュタの協力もあり、あと一歩のところまでフェネクスを追い詰めるも逃げられてしまう
実はヨナとミシェル、そしてフェネクスの起動実験に参加していたリタ・ベルナルは一年戦争開戦当初、わずか7歳にして「コロニー落とし」を予知したというニュータイプ“奇蹟の子供”と呼ばれた三人組だった
そんな因縁浅からぬ関係のヨナとミシェルが、リタが乗っているはずのフェネクスを執拗に追う理由
それは解体されてしまったユニコーンとバンシィに代わるサイコフレームを手に入れ、ニュータイプの真実…を解き明かすことにあった
だが、同じくフェネクスを狙うネオジオン残党の過激派=袖付きとシェザール隊が偶発的に衝突してしまう


























わずか90分の単発長篇ですが、実はガンダムシリーズというのは来年で40年、そのほとんどがテレビシリーズを端に発している為に今作のように単発で完結する作品はあまり作られていません
宇宙世紀を舞台にした作品としては『逆襲のシャア』と『F91』ぐらいなもので、それから数えて実に27年ぶり
『劇場版00』から数えても8年ぶり、と長い歴史の中でも珍しい作品であるとわかります


『UC』を手掛けた福井晴敏が『UC』の外伝として発表した『不死鳥狩り』という短篇小説が原作となっていますが、当該小説とはだいぶ違う内容なのであまり気にしなくて良いです
というか、ちゃんと映画らしくなるように再構築されているので『UC』シリーズという括りにはなっていません
ですが『UC』までに“ニュータイプ”と呼ばれる存在とそれに反応する“サイコフレーム”という金属が何を起こしてきたのか…これが大前提になっている為、宇宙世紀シリーズのファン以外は相手にしていないのが実際のところでしょう


今作のキーポイントは何といっても、“ニュータイプ”という宇宙世紀シリーズに共通する要素にお茶を濁すことの無い回答を提示したこと、に尽きるのではないでしょうか?
コレに関しては賛否が別れてるようにも感じますが『UC』を観て面白いと感じれた方には今作もご納得いただけるはずです
ニュータイプとは結局なんだったのか…今まで薄々解っていても誰も声を大にして言わなかった真実を、今作は遂に取り上げてしまったのです
そりゃ賛否も別れますわなw


ツッコミ所、というか矛盾を感じるのはマウリ中将が「ルオ商会がグリプス戦役でエゥーゴ側に着いたのはミシェルの進言あって」と言ってましたが、ミシェルがルオ・ウーミンに引き取られたのはグリプス2陥落後の為、あの証言は都市伝説を口にしただけだったのかな?ってところです
あとラストシーンで10年前のシドニーでヨナ達と幼いゾルタンがすれ違っていた可能性に触れていますが、設定上ゾルタンの方が2歳年上なので現実描写としての信憑性は希薄です
ゾルタンの記憶が投影された、と割り切った方が良いでしょう


さて、そんなシナリオに対して今作はファーストをリアルタイムで視聴していた世代のスタッフが中心だった『UC』や『THE ORIGIN』と違って吉沢俊一を監督に配したり、金世俊(キム・セジュン)をキャラデザに配したりと、メインスタッフの多くが30歳代、とガンダムのスタッフとしては比較的若いことに注目したいです


吉沢監督は『Gのレコンギスタ』で御大・冨野由悠季と師弟関係を結んだ気鋭の若手で今作が初監督作
今作の、内容が詰め込まれたスピーディーな構成は冨野演出そのものを体現しており、他人のガンダムに口出ししない御大が珍しく吉沢監督を素直に褒めていたそうですw


キムさんをキャラデザに起用したのも、高齢化しつつあるガンダム関連アニメタを意図的に若返らせるためだそう
キャラの私服がやたらオシャレだったり、ゾルタンの印象的なツーブロックの髪型はまんまキムさんのアイデアだとか
新世代スタッフが伝統ある宇宙世紀ガンダムを手掛ける、という今作のモットーは実に有意義に感じます
伝統芸能の継承みたいな流れですね


ちなみに同じサンライズ制作の『シティハンター新宿プライベートアイズ』のスタッフは『UC』や『THE ORIGIN』のベテランで固められているようです


全篇で90分、という尺は映画としては決して長くは無いのですが、これでもかと詰め込まれた展開がとてもスピーディーに進んでいく様はそれだけでもとても気持ちが良いものです
さらに『UC』でオーケストラを用いたエピックな劇伴を手掛けた澤野弘之が、今作では打って変わってエレクトロを取り入れた重厚かつハイテンポな、ガンダムシリーズとは思えない挿入歌や劇伴を挟んでくる演出もキマっているのも今作の完成度を高めている一因でしょう


ナラティブガンダム出撃のテーマとして流れる「vigilaNTe」は男女ツインボーカルでありながら別々の歌詞が付いており、mpi氏歌唱の男声パートはヨナの心情を、Gemie氏歌唱の女声パートではミシェルの心情をそれぞれ歌っているので本編を観たあとに再注目していただくのも面白いです


あとお台場に立っている実物大ユニコーンで毎夜行われているライトアッププログラムに使われているテーマソング「cage」のアレンジ版がココぞ!という場面で流れたのも鳥肌モノです
思えば「cage」というタイトルからして、不死鳥を追いかけるという今作のテーマにぴったりだったのではないでしょうか
アレが流れるとお台場の人集りの中でも泣いちゃうんですわw


Narra-TALKで小形Pが最も拘ったポイントに挙げていたのはやはり音楽
『UC』、さらにはその後の『ハサウェイ』でも澤野氏が起用されることから本作は意図的に毛並みと変えてるとのこと
また、「cage」のレコーディングに立ち会った小形Pは「良い曲なので(等身大ユニコーン立像のテーマだけでなく)是非本編でも使いたい」と申し出て今作への起用に繋がったようです
「vigilaNTe」も「cage」も劇中で流れるタイミングは小形Pの拘りだそうです
グッジョブですね!


さて今作のフェネクスというモビルスーツ
よくわからん原理で飛んだり、約1年半も宇宙を彷徨い続けたり、とにかく物理の壁を叩き壊すMSなのですが、こういう何がなんだかわからないモノを追い続ける人々の悲喜交々を描く、というのは手塚治虫の『火の鳥』を思い出します
恐怖を通り越して、美しい
美しさを通り越して、気高い
気高さを通り越して、恐ろしい
ともかく追い詰められた人間ってのはこーゆーよくワカラナイものにすがりたくなる性分なのだな、と再認識するドラマでした


本編を観てこのフェネクスの中身を知ると【もしかしてコイツ、ガンダム史上最高の“ヒロイン”】なのでは?とすら思えてくるほど可愛く見えてくるのが不思議ですw


ところでリタ・ベルナル役を演じた松浦愛弓さんってどっかで聞いたような声…と思っていたら『うさぎドロップ』のりんちゃん役だったって…あの子役がこんなに立派になっていたとはオジサン感無量ですよ(;;)


そうそうオジサンといえば、イアゴ隊長とかダマスカスの艦長とか、オジサンキャラが格好良く描かれているのも宇宙世紀ファンのツボを突くのではないでしょうか?


あと竹内清人が手掛けたノベライズ版も読みました
小説家の福井晴敏が書いた脚本から、脚本家の竹内清人が小説を書く、というのも面白い話ですw
このノベライズ版では劇中では多く語られなかった部分がより掘り下げられています
特にヨナがイジメられていた理由やニュータイプ研究所を脱走できた理由や子供だったヨナ達がコロニー落としをシドニーの人々に知らせた方法…というのはこのノベライズ版のみで語られるショッキングな設定です;
この話を踏まえるとミシェルのヨナへの距離感がやたら近いことや側近にブリックが宛がわれた理由が読めてきます
竹内先生は過去に冨野監督が書いたガンダムのノベライズ版を意識して書いたそうです
より本作の理解を深めたい方には必読の一冊ですのでオススメします


そしてガンダムエースにて連載中の大森倖三先生のコミカライズ版ですが、こちらには福井夫人からのアイデアで、今作でも印象的な名脇役として機能しているブリックの過去にまつわるエピソードを、今後収録したいと冗談交じりに福井氏からは語られました


ラストシーンでミネバが意味深な言葉を残してますが今作を皮切りに今後の宇宙世紀ガンダムは年一ペースで長編映画を出していくそうで、とりあえず来年には『閃光のハサウェイ』が3部作形式で映画化するそう
その後は『UC』の続編も描かれる予定とのことで、個人的にはジオン共和国がなぜ衰退してしまうのか(ムーンクライシスのアレ、はちょっと納得いってないので)をハッキリさせて欲しいと感じてます

























…さて、ただいま1月の2週目時点でまだロングラン公開中ということで、実は既に5回も観に行ってます(笑)
正直言ってここまでハマるとは思ってませんでした;
ガンダム40年の歴史で一番好きになりそうです


5回中の3回は新宿ピカデリーの爆音映画祭で観賞してますのでその感想をば…
爆音映画祭は今は無き吉祥寺バウスシアターで始まった企画で映画用ではなく音楽ライブ用機材を用いて大音量で映画を上映するイベントです
現在は映画批評家の樋口泰人氏とboidというイベンター企業の手で全国各地を行脚するように運営されています
ライブ用巨大スピーカーが剥き出しでスクリーン下に鎮座し、配線やPA等も雑多に置かれる為に最前列は基本的に閉鎖されていて座れません


肝心の音感ですがやや音圧が高めかな、と思います
正直セリフ等が聴き取りにくくなる傾向にあり、初期の立川シネマシティの極上爆音上映に似てます
やはり機材の品質の差だと思います
低音に関しては極端に効いているわけではなく、この点は好みが分かれそうですが低音を効かせすぎると劇伴が別モノになってしまうので悪くないと思います
ちなみに立川シネマシティ、特に現bスタジオが知る限り一番低音が効いてます


一番音圧を感じるのは意外にも冒頭、コロニー落としの落着の瞬間でした
まさにこの世の終わり、といった破裂音を感じますw
次いでナラティブA装備の初撃、超長距離からのハイメガ砲が飛んでくるカット
それと計2回あるフェネクスのデストロイモードへの変型シークエンスのバスンッ!バスンッ!ってあの音がかなり勢いよく弾けてました


爆音映画祭は基本リバイバル上映にあてがわれるので、今回の様に新作で上映されたのは大変珍しいことなので貴重な体験だったと感じました
(この記事の後にNarra-TALKを含め計10回観ましたw今作は個人的にシリーズで一番好きなガンダムになったと思いますw)


先日のAnimeJapanでの展示で公表されて驚いたことがあったので追記します
80年代のサンライズ作品へのリスペクトを込めた作品にすべく、フェネクスの機動音には『レイズナー』のV-MAXの音が、Ⅱネオジオングの波動の音には『イデオン』のイデオンソードの音をあえて使っているそうですw
またcageからnarrativeへは、当初シームレスに繋がる予定だったそうですが、間に無音のパートを挟んだ方が良いということから尺を合わせる為にわざわざ幼少期のゾルタンとすれ違うカットを追加したそうです
音の演出に合わせて画を増やすって珍しいですね
制作期間も限られていた中で素晴らしい現場の連携だと思いました


11回目の劇場鑑賞をしたので少しだけ追記します
1週間限定で一部の劇場で公開された“パッケージマスター版”つまりブルーレイ用に多少修正が入ったバージョンの劇場公開です
結論から言うとカットが増えたり大幅に作画が修正されたりするわけではありません
一番大きい変化ですがコロニー(メーティス)の3DCGを作り直したそうです
残りは主に撮影のリテイクで画面の明るさ等、観え方に関する部分を直したそうです
音響のダビングやマスタリングも変わっているんじゃないでしょうか?、セリフ類が聴き取り易く感じました
作画の修正点ですが最後に素顔を見せるバナージの瞳にハイライトが入れられていたのは変更点なはずです

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

嘘を付くなんてあまりにも人間的じゃないか

宇宙世紀の歴史を様々な視点から再考する『ガンダムUC』シリーズ。
「ラプラスの箱」を巡る争乱後の地球圏を舞台に、
本編やこれまでの『ガンダム』シリーズとは異なる登場人物を軸に紡がれた本作もまた、
「ニュータイプ」を巡る論争に新たな論点を補強する意欲作でした。

超人的な能力故、都合の良い解釈と悪用に曝され続けて来た「ニュータイプ」
本作では兵器としての「ニュータイプ」だけではなく、
政治に有用な予言者として、肉体を超越した不老不死をもたらす者として、多様な野心家に見出されます。

ついでに、歴代のガンダムパイロットたちは
何故、死に別れたはずの女性たちと会話できるのか?という超設定への疑問も、
不老不死の観点から大真面目に解決w

こうして種々の野望に曝された「ニュータイプ」は、
宇宙に出て進化した人類は肉体と言葉を超越し、みな分かり合えるようになる。
と言う初期の「ニュータイプ」の理想から、どんどん引き離されて行きます。

「ニュータイプ」は邪な野望でその力を求める程、真実から遠ざかって行く……。
そのジレンマの最たる人工的な「ニュータイプ」製造の研究
及び“失敗作”というフェイクの数々。嘘に塗れた狂気の歴史。
その本丸たる悪名高き“ニタ研”の暗部にメスを入れるテーマの掘り下げも果敢。

そもそも超越者である「ニュータイプ」能力は「オールドタイプ」に観測可能なのか?
という視点から、認識もできない物から現世利益をもぎ取るために、
切っ先を振り回し、強化人間たちの肉体や人生を傷つけていく……。
狂乱の本質に迫る切れ味も良好です。

そんな中、ある女が真の「ニュータイプ」に抱いた、
死者と再会できる世界、もう嘘を付かなくていい世界という憧憬が悲壮です。
命も肉体も有限だから、人は執着し、嘘を重ねて行く。
ならば魂が解放された「ニュータイプ」の高みに至れば、
自分を押し殺して嘘を重ねなくて済むのだろうか?

野望、悲願、復讐……。
三機目のRX-0・フェネクス。黄金の“不死鳥狩り”に殺到する諸々の思念が、
未曾有の「サイコフィールド」出現という“特異点”へと登り詰めて行くその先に、
待っている君は、嘘を許してくれるのだろうか?それとも……。

真実は、是非劇場に滑り込んで澤野弘之氏の劇伴と共に展開される
迫力の戦闘シーンと共に目撃して欲しい。

私にとっては後年も思索の種として思い返すことも多くなりそうな有意義な『ガンダム』でした。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

フェイルン さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ニュータイプの解釈

まずは視聴条件から。
原作の小説は読んでいません。よって、予習は前売り券に付いてきたマル秘レポートのみのみをさらっと見て、初日に観に行きました。
ほぼ、今までのガンダム作品は把握。ガンダムUCはもとより、初代ガンダム~逆襲のシャア~Vガンダム、ガイアギア、その他ガンダム作品など(以下略

UCから1年後の話で、消息不明となっていたRX-0 ユニコーンガンダム3号機「フェネクス」が、再びその姿を見せ始めた。……といったところから話が始まる。

キャラの作画は希に気になるところがありました。例えば、マーサ・ビスト・カーバインが移動されている場面、わざとかもしれませんが、UCとは別人かと思うくらいに違って見えました。まぁ、栄枯盛衰と言うのか、それだけ落ちぶれたという事を表現していると理解してます。

MSは、CGで綺麗に表現されていました。

キャラクターが各々個性が出ていて良いです。
本作のキーパーソンではありませんが、マーサ・ビスト・カーバインのみならず、UCからのキャラがいますので、UCが好きな人はニヤリとする場面もあり。

人により、UC以降はやり過ぎ感があると聞きますが、「そういう感じ方もあるのかぁ」くらいにしか思いませんでした。原作小説からはカットされている部分もあるようですが、未読なので特に分からず。映画を観た限りでは、テンポ良くまとまっていました。

ニュータイプの可能性といったテーマがあり、本作は過去のガンダム作品に対する今なりの1つの答えであり解釈なのでしょう。

『UC NexT 0100』の第2弾になる、閃光のハサウェイも楽しみです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

67.6 4 人体実験で戦争なアニメランキング4位
ひきこまり吸血姫の悶々(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (151)
521人が棚に入れました
ムルナイト帝国の名門貴族ガンデスブラッド家の令嬢、テラコマリ・ガンデスブラッド。 吸血鬼なのに血が飲めないコマリは、魔法が使えない、運動ができない、背が伸びないという三重苦に悩まされ、3年間の引きこもり生活を送っていた。 しかし、ある日親バカの父がとんでもない就職先を見つけてくる。その名も『七紅天大将軍』! それは本来帝国の猛者しかなれず、3ヶ月に一度のペースで他国に戦争を仕掛け勝利しなければならない超ハードな役職。さらに部下たちは元犯罪者ばかりで将軍に就任したコマリに対して下剋上を狙う気満々......。 絶対に断りたいけど、皇帝直々の任命なので辞めることすら許されない。 本当の実力がバレたら即破滅なこの状況......それでもコマリはハッタリと可愛さを武器に己の任務を遂行する!  「私がこれから為すことはな、単純極まりない覇業だ! すなわち、テラコマリ・ガンデスブラッドは――他の5カ国の大将軍を武力で全員ブチ殺し、ムルナイトの国威を全世界に喧伝してやるのだ!」 最強(!?)吸血姫による歴史に残る快進撃がここに始まる!

こま さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

12話最終回感想。こまりん引きこもりたいエンド!

ア〇〇、ア〇〇〇で確認済み。

アニメ観る前にマンガ1巻読んでつまらないとか思ってた。

肌色率が…w
ただあの程度なら深夜帯アニメならふつうに流せそうなのだが。
何がと言われたらあの部分が…としか言えない。気になる人は↑

キャラデザはすごい好み。
とにかく女の子が可愛い癒される。そしてエロい!
ストーリーもただの戦争では無かった!のも良い。

アレだけそんな事言ったらそれはそうなるよねw
そしてアレな目にホントに遭わせることが可能なのか?は気になった。

さて一体幾つの下剋上が起きてしまうのか!?

視聴継続。

4話までの感想。
3話は鬱回。まあ死に戻りあるから色々出来ると思ったら…。
最初の方はギャグみたいな展開で死に戻りしてたからこの落差はキツイ人はキツイと思う。
鬼滅とか観れる人なら大丈夫だとは思うけど、その過程がね。
4話はスッキリ回とも言える…けど最後の方だからなぁ。
そういう理由なら仕方ないね。コレ以外に方法があるとは思えないし。
まさか言ってた事があながち間違いでは無かったとはw

ホント4話は良かった!
ここまでが一区切りっぽいので、これから観たいと思ってる人はここまで観て判断かな?

5話感想。
感想前に一言。ヴィルって名前を聞くとヴィル爺思い出すんだがw

前回よりかは見えてはいないが相変わらず光が無い…。
そして相変わらず愛?と嫉妬が凄まじいw歪んでないかこれw
…まあ分からなくはないがw

父親と7紅天の1人を殺したテロリストを探す事になる。
最初に出て来た人物が怪しく見えるのはいつものやつ。
一緒に行動する事になった人物がまあ怪しい。
顔が見えてたしね。犯人は本当にこの人物なのか!?
褒美がそれで良いのか…。大丈夫かコイツらw
果たしてこまりんは犯人をコロ…捕まえる事が出来るのだろうか?

7話までの感想。
どこかの感想欄では色んな人にヤバい人物扱いされてた。
サクナのアレはアイドルオタのやってる事とそこまで違わないと思う。

個人的にヤバい人物と言えるのはストーカーしたり、部屋にカメラを仕掛けてたり、私物(主に履いてた下着とか髪の毛とか)をコレクションしてたり、私のものにならないなら殺す、一緒に死のう?とかみたいな感じかな。あの子の能力考えると他にも考えられるのがいくつかある。
今後こんな展開あるのかな?
戦争が始まるが相変わらず最弱なので逃げ回る展開なのだが…気が付けば戦場が吹き飛んでいた()
最初に死んだのはあの子なのかな?
そして一体何をするつもりなのかが気になる。

8話感想。
私のママになってよ…。
何も着てない所為で分かりやすいが白過ぎて見えないだと!?

元々歪んでたんじゃなくて後から歪まされたタイプだね今のところ。
能力が能力だから狙われた、ただそれだけ。そこに姉こまりんが巻き込まれた。
間違いなく言えるのはこの子は何も悪くないね。

アステリズムの廻天だと!?厨二心をくすぐられるワードだ…。必殺アステリズムの廻天!
サクニャン真の力解放!!相手を追い詰めるが…。
こまりん覚醒第二弾!相手はもう死んでいる!?
その時の状況に左右される感じか?
…なんでこの子ここにいるんだろう…。どうやって見つけたのw

コレで敵さんに本格的に知られちゃったね。
というか敵さん今回のもだけど何を考えてるんだろうね?

そして最後は…ヤサイセイカツ…!!

9話感想。
水着だからこそ気になってしまうのが水着と体のラインとか色々。

個人的にはエロさが足りないと思ってしまった。特にサクナの。
それでも3人とも水着可愛いエロい、やけにこまりんヴィルの水着のオシリ部分のシワに力入れてるなwとかサクナの血を吸うシーンもエロいとか思ったよw

いくつか気になったのが…。
サクナの後ろ姿の足部分、オシリ(食い込みタイプの水着の可能性もあるから問題無いか?)
胸は良いが前から見た足部分。全体的に可愛さもエロさも感じなかった。
ヴィルの水着上部分が外れるいつものやつなのだけど…無表情で仁王立ちしてたよw

ヴィルとこまりんのコショコショシーンで、こまりんの首紐が消えてたのには笑ったw
そして個人的にちょっと気になったのがヴィルの首紐が大きいリボン型だったのが。
アレはそういう水着で良いのかな?

2人新キャラ登場。接触理由はおそらく前回のこまりんの力を見てだと思うが。
1人目は昔こまりんと会っていて元々力の事を知ってそう。
後ろに黒幕的な人物が。
2人目は見る感じこまりんと似た事情がある感がw
2人からそれぞれ協力を申し込まれるが…。
世界征服と世界平和w

11話感想。
こまりんオムライスで迷う!

前話はキリンが首を回して建物破壊しか書く事がなかったが今回は!
「こまりさんには〇〇〇」を付けてるんです!普段から付けているだと!?
…果たしてヴィルは知っているのだろうか?

話しがシリアスなのに緊張感が無いこまりん!
人為的に烈核解放を獲得する為の人体実験をしている可能性ありと言う話しをしているのだが…

「き〇〇オムライスも良いがハ〇〇〇グオムライスも捨てがたい。」
「決めた!〇の〇オムライスとシ〇〇〇ドオムライスだ!」
2つも食うんかい!

なんと!オムライスで頭がいっぱいで話しを全く聞いていなかった!
アホ毛ぴょこぴょこ可愛い。
サクナも大概だがこのピンクっ子も大丈夫なのか?色んな意味でwおんw…寝てる子も。

「もう朝ですか!?すまないが注文を頼む!」うーんカオス!ダメだコイツら…。

うーん、やはりこの男の顔は気持ち悪かったね!男だけを殺す毒ガス!を男に投げるヴィル!
こまりん大ピンチ!顔が可愛いから◯にしてやるぜ!
助けが来るが助けに来た人達がその後ボロボロに。
そこに誰かが確かにいたんだね…。サクナがすでに◯ていた…。ヒェッ…!

サクナに抱き付くこまりん!ヨダレを垂らすメイド!グヘヘw
なるほどこの子から情報が漏れてたのか。ただ気持ち的には…。
何故か〇〇〇〇だったサクナが来る!?あの場にいた全員かコレ…。
アレは幻覚でも見せられたのか?
そして舐めてピンクっ子覚醒!?この子の血どうなってるんだろう?次回で分かるか。

果たしてこまりん烈核解放孤紅の恤はあるのか!?次回楽しみだなぁ。

12話最終回感想。
ピンクっ子裂核解放!渾身の右ストレート!良いの入ったなぁw
人間のクズ扱いする妹ちゃんw
こまりんの初めては私がいただいた!ヴィルとサクナの反応が分かりやすくて良いね!
私はお姉ちゃんよ!来たー!裂核解放!バターみたいに切れる地面w

こまりん!こまりん!こまりんウォォォォォ!!こまりんブーム到来!

この人達は相変わらずだけど一応助けたこの人はどう思ってるんだろうか?
サルが大量召喚された!
この子は楽しそうだねw

剣を大量召喚するこまりん!裂核解放!解凍金剛?〇〇〇化!…グサッ!なんだと!?
ホント容赦がないw真っ二つでいいのかなw

卑怯とか今更だよなぁ。アレ観てたはずだよね?何で今更驚いてるの?
それとも体験しないと分からない人?
一方的な暴力とはまさにこの事。

月冬姫かな?
毎回抱きついてるなぁwまあ飛べないもんねw前もだったけど移動速度やば過ぎじゃね?
そしてオーバーキル!相手は死んだ…ついでに街もw

おひいさまに怒られる!なるほどね、コレの為に動いてると。なんか思ってたのと違う感じ?
まあ力って使い方、使い手次第だもんね。
ああこの人が例の。怒られた理由も納得。めでたしめでたし。

閣下からの頭なでなで券を巡って味方同士でも殺し合い!
「お喜び下さい。敵がドン引きしております」
どうしてこうなった!
血みどろピンク参上!私の〇〇になってよ…。

髪の毛が口に入ってるのエロい!
〇〇〇「羨ましい…全身を雑巾のように捻って〇〇〇様の血を吸い出してやる…。」
怖w怖いよ〇〇〇!
〇〇〇「この人を殺せば〇〇〇さんの血を飲んだ人がこの世にいなくなる…。」
目がイッテルんですが…。
うんカオス!

こまりんはおもちゃwキンキラキン!で終了!
月月火水木金金!〇〇〇「醤油煎餅あげますから。」〇〇〇〇「わーい!」

こまりんパンチ!相手は死ぬ!

うん!いい終わり方!マンガ1巻読んだ時は面白くないと思ってすいません!
面白かったです!

終わり。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3
ネタバレ

ナポリタン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タイトルなし

ストーリーふつうのキャラクターを愛でるアニメ
話のテンポがよくて雰囲気もよくてキャラもかわいくてストレスなく見れる
ストーリーが分からないから今後の展開によっては評価があがるかもしれない
こうして俺はコマリストになった

{netabare}
追記、4話まで見た感想
主人公が実はすごい力を秘めている OR 主人公が本当にポンコツで回りは実は気づいている
のどっちかだと思ってたけど予想の範囲を超えない展開でやや消沈
今後もキャラを愛でるためだけのアニメとして見ると思う
評価は据え置き

5話まで見た感想
作画力つきたな
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

Yajue さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

意外と良いアニメ

キャラデザが可愛かったので即視聴決定した。
見初めて見ると思ったよりも面白く戦闘シーンも迫力があった。

ストーリーとしては、魔核というものが放つエネルギーのおかげでその効果が及ぶ範囲では人が死なない世界。
そこで各国が自国の力を誇示すべくプロパガンダ戦争をしており、引きこもっていた王族の主人公は突如将軍になることを命じられる。
なんの能力も持たない主人公はハッタリを用いて自分が最強であると他国に示すべく奮闘する–––

のだが、実は主人公が本当に最強(無自覚)であるというのが見どころ。
一種の俺TUEEE系とも言えるが主人公が可愛く、嫌味がないので大変楽しく見ることができる。

作者のワードセンスも秀逸で、一部のキャラクターしか持たない特殊能力「烈核解放(れっかくかいほう)」や主人公の持つ能力「孤紅の恤(ここうのとむらい)」など素直に格好いいと思える言葉を創出している点は見事と言うほかない。

シナリオ、作画、演技など含め見る価値のある一作。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

76.1 5 人体実験で戦争なアニメランキング5位
BLOOD+ ブラッドプラス(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (980)
6258人が棚に入れました
沖縄県沖縄市コザに住む高校生・音無小夜は一年以上前の記憶を持たないものの、家族である養父宮城ジョージや義兄弟宮城カイ・リク、そして友人に囲まれて平和な日々を過ごしていた。
しかしそんな小夜の日常は、生き血を喰らう獣・翼手に遭遇した事で終わりを告げる。襲い掛かってくる怪物に成す術もない小夜は、辛くもハジと名乗る美貌の青年に助けられる。そしてハジに口移しで彼の血を飲まされるや一変、刀を手にし、たちまち翼手を切り伏せてしまう。そんな自らの能力に困惑する小夜だが、全てを知るハジは多くを語ってはくれなかった…。

らびえぬす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いい作品ですね

ちょっとグロテスクなシーンが多いことや、話が長すぎて中だるみしてしまうところがマイナス評価になる本作品ですが、、、、

血を題材にしているとこから、ある程度はやむを得ないかと思う。

あと、長編すぎるとの批判もあるが、例えると小説のようなストーリーなので、これもOK。 物語には起承転結があって然り。途中のスローな展開があるから全体が引き締まっていると思う。
全編、盛り上がりっぱなしの作品なんて、変化が無くて興醒めする。

要はストーリーが全部纏まっていることが重要だと思う。
本作品の場合、全ては無理なく一点に集約しており、完成度が高い作品と言える。

最後の静かな終わり方も後味が良くていい。 この後がとても気になるが、あえて完全なFINにしていないとろなど、観終わった後も楽しめる作品だと思う。

元ちとせのEDが最高にマッチしていて、最終話は不覚にもちょろっと涙が・・・・

唯一の汚点は、続編?『BLOOD-C』
アレを先に観てしまうと、本作品を観なくなる人が出てくると思う。そういった意味であれは、闇に葬って欲しい。

あ、、、『C』が好みの方にはすみません。 あくまで個人的な感想なので許してください。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これから見る人は覚悟がいるかも

過去に視聴した記憶を掘り起こしながら書いてるので間違いあるかもですけど
ご容赦下さいませ。(なんか違ってたらそれとなくツッコんで頂けると幸いです)

確かSEED DESTINYの後番だったので、そのままの流れで当時視聴しました。
最初は軽い気持ちで見てたんですけど、見ていくうちにどんどん重い話になっていって、色々と考えさせられる作品でした。

敵が強いので戦闘はかなりハラハラします。
中盤の見所である{netabare}小夜の血を分け与えたイレーヌが死んでしまう{/netabare}シーンでは泣きました。
見ていて辛かったです。
{netabare}シフに感情移入すると{/netabare}割と心をへし折りにきます。

当時、自分はちょっとアニメから離れかけてたんですけど、
この作品で色々と思わされて、その後も色んなアニメを大量に視聴を続けてますねw
そういう意味では私の中でターニングポイントのアニメです。

OP/EDも素晴らしいです。4曲ずつ合計8曲あります。
OPは青空のナミダが、EDはThis Loveが好きです。
カラオケで映像有りなので割と入れるんですけど、若い人からは
「このアニメってなんのアニメですか?」って言われるんですよねぇ…悲しい
(思いっきり映像にタイトル名出てんじゃんと心の中で思いながら)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

長い長い歴史の中を旅する2人

2005年から2006年にかけて4クールで放送された全50話。
2000年に劇場公開された『BLOOD THE LAST VAMPIRE』での
「少女が刀を使って翼手(怪物)を斬る」というコンセプトを継続しつつ、
キャラクターもストーリーも一新して製作された作品。

主人公は一年以上前の記憶がないという高校生の女の子・小夜(さや)。
養父や義兄弟とともに沖縄で平和な日々を送っていたところ、
人間の血を栄養源にする翼手という怪物が引き起こす事件に巻き込まれ、
その際に出逢った謎の青年ハジとともに翼手と戦いつつ、
やがては小夜の壮大な背景を含む出生の謎やハジの秘密を追いながら、
世界各国をまわっていくというロードムービー要素もある物語。

沖縄に始まり、ベトナム、ロシア、フランス、イギリス、アメリカと、
長い長い旅の中、史実なども交えたスケールの物語になっている上、
次々現れる登場人物のキャラもそれぞれ立っていて、
リアルタイムで視聴していた当時、毎回グイグイ惹き込まれていた。
子どもの頃からヴァンパイアものは好きでよく観ていたくせに、
ハジが小夜と出逢う回はなかなか強烈で、時間帯的に子どもも観る時間だし
大丈夫なのか?なんて大人になってしまった自分が思っていたのが可笑しかった(笑)

旅の最中では、謎の歌姫ディーヴァを守るシュヴァリエ達や、
太陽の下に出られないシフなど、怪物スタイル以外にも、
美しい人間の姿をした吸血鬼モチーフの魅力あるキャラが登場。
圧倒的な力で戦いを挑む小夜も、その度に大切な諸々を失い疲れ果てていく姿や、
ディーヴァとの因果関係にも、切なさや哀しみなどの心情が細かく描かれ、
単純なバトルものとは違う奥深さがあった。
そして家族や家族愛というものもいろいろ考えさせられた。

また、4回に渡って改変されたOPやEDもさることながら、
ディーヴァの唄う歌が素晴らしく、ハジの弾くチェロも含め、
音楽面でも楽しめた作品だった。がしかし、リアルタイムで観ていても
中盤少々ダレ気味になったので、一気に観ようとするとさらに飽きる恐れはある。

でも、チェロ、オペラ、執事、ゴシック、ヴァンパイアアクションなどの
キーワードがお好きな方にはオススメ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 66
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