高校野球で野球なおすすめアニメランキング 10

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の高校野球で野球なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

78.8 1 高校野球で野球なアニメランキング1位
おおきく振りかぶって 夏の大会編(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (955)
5264人が棚に入れました
夏の県大会、西浦高校は二回戦で前年度の優勝校である強豪・桐青高校と対戦。先制するも追いつかれて逆転される苦しい展開の中、1点差で迎えた9回に田島の2点タイムリーヒットで逆転勝利を収める。
三回戦に進んだ西浦を待ち受けていたのは、西浦と同じように1年生中心のチームであり投手力と強打者である佐倉を軸に勝ち上がってきた崎玉高校だった…。

声優・キャラクター
代永翼、中村悠一、谷山紀章、下野紘、佐藤雄大、鈴木千尋、保村真、角研一郎、福山潤、木村良平、早水リサ、室園丈裕、福圓美里、私市淳
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「考える野球」の魅力(※作品紹介レビュー)

「◇ジャンル別◇ 夏に見たくなるアニメ10作品」を読んでいただいた方々、本当にありがとうございました。

さて、「夏に見たくなるアニメ」シリーズ第1弾、スポーツ系作品の紹介です。夏といえば甲子園。ついに、各都道府県の代表校が出揃いましたね。高校球児たちの熱い試合を楽しむのに、参考になる(?)内容も書いてあるので、興味のある方は読んでいただけたらと思います。


◆作品情報◆

ジャンル、原作、監督、話数、放送期間、アニメーション制作会社の紹介です。(wiki参照)

{netabare}ジャンル:野球、スポーツ
原作:ひぐちアサさん(漫画、月刊アフタヌーン)
監督:水島努さん
話数:全13話+未放送1話
放送期間:2010年4月~6月
アニメーション制作会社:A-1 Pictures{/netabare}


◆キャラ&声優さん紹介◆

キャラ名、(声優さん名)、二言紹介、で書いてあります。(wiki参照)

{netabare}三橋廉(代永翼さん)・・・抜群のコントロールを持つエースピッチャー。オドキョロかわいい主人公。
阿部隆也(中村悠一さん)・・・しっかりとした配球理論を持つキャッチャー。ちょっと怖い副部長。
田島悠一郎(下野紘さん)・・・天才的な運動神経を持つサード。明るく素直なチームの4番。
花井梓(谷山紀章さん)・・・強健な肩を持つライト。いつも真面目で一生懸命な頼れる部長。
百枝まりあ(早水リサさん)・・・たしかな指導力と説得力を持つ、西浦高校野球部の女監督。{/netabare}


◆あらすじ◆

中学時代、理事長の孫という「ヒイキ」によって、エースを3年間やり続けたピッチャー三橋。しかし試合には勝つことができず、チームメイトから逃げるように西浦高校に進学した。そこで三橋は、配球マニアのキャッチャー阿部との運命的な出会いをする。

(2期は、夏の大会県予選3回戦から始まります。)


◆オススメポイント◆

① 考える野球

この作品の本当の魅力、それは「頭脳戦」ではなくて、「考える野球」だと思います。

私は一時期、プロ野球チームの楽天を「ちょっとだけ」応援していた時期がありまして、その時野村克也元監督の本をいくつか読んでいました。

野村監督といえば「ぼやき」で有名ですが、ヤクルト監督時代は「データ野球」で日本一に導いた、名監督でいらっしゃいます。そんな野村監督が、ある本でこう語っていられます。

『野球は「間」のスポーツである。一球一球、ゲームが切れる。このことは、「そのあいだに考えろ、備えろ」といっているのだ。』 (「野村再生工場-叱り方、褒め方、教え方」より)

技術力や戦力といったものには限界があり、それだけでは試合に勝つことはできない。だから事前にデータを集めて分析し、それをベースに試合の状況をよく観察して考える、そういったことが必要なんだ、というのです。

つまり野村監督は、「野球は体力や根性だけではできない。頭を使って考えなきゃ勝てない。」と仰っているわけです。私も仕事柄、野球をやっている少年たちの話を聞く機会がありますが、けっこういろんなことを考えてプレーしたり、練習したりしているようです。(とても説明はできませんが)

この点に着目して描かれているのが、このおお振りという作品だと思います。

他の作品では、根性などといった精神力で奇跡的に勝ったり、必殺技を使ったバトルもののような試合をしたり、恋愛要素を入れてストーリー性を出しみたり、といったことが多いようです(たぶん)。しかし、この作品では「考える」という野球の要素を取り入れて、リアリティーあふれる心理戦を中心に描いています。

また、登場するほとんどの選手が「ふつう」です。だから、本物の試合を見ているようで面白い。ふつうの選手たちが知恵を絞って戦う、見応えたっぷりの白熱戦。これが、この作品の一番の魅力だと思います。

ちなみに、この作品では西浦高校の阿部や桐青高校の河合などの「キャッチャー」が、フォーカスされています。が、それは、キャッチャーが一番考えながらプレーするからだと思います。例えば、配球とかね。野村監督も「キャッチャーは監督の分身」であると、表現していられます。(野村監督ネタばかりですみません)


② 未熟な少年たちの青空をかける青春

西浦高校の野球部員たちは全員1年生ということもあって、野球の技術的にも精神的にもまだまだ未熟です。だから空回って失敗したり、気持ちがわからなかったり、伝わらなかったり。その一方で、後ろから声をかけて支えてくれる頼もしい、手を取って励ましてくれるあたたかい仲間たちがいます。

そう、自分のプレーだけでなく、「仲間の気持ちも考える」ことが大切なんですね。見ていて歯がゆくてもどかしい。でも同時に、やさしくて微笑ましい。そんな少年たちの青さが詰まっています。

また、この作品にはスポ根アニメ特有の「暑苦しさ」があまりありません。青空がよく似合う、爽やかな青春です。きっと、伸び伸び楽しそうな少年たちの笑顔に、みなさんの心も晴れ渡ることでしょう。


◆注意点◆

① 主人公の三橋くんが好きになれるかが、カギ

主人公の三橋は中学時代の暗い過去があるために、自分に自信が持てず卑屈になっています。そのため、オドオドして思ってることが言えなくて、の極度のコミュ障です。そのため、もしかしたら不快に感じる方もいるかもしれません。ちなみに私は、1期はけっこうイライラしてました。(今作の2期は、そうでもないですが)


◆感想&まとめ◆

普通だったら1期から見ればいいのですが、おお振りの1期は2007年に作られているため、作画が微妙で試合の迫力も2期に劣ります。(しかも2クールで長い。)その点、2期は作画もきれいで1期を見てなくても内容的には十分ついていけるので、お試しにはオススメです。

(ただ、1期を見てないとストーリー上重要となる内容がわからないので、ちゃんと見たい方は1期から見ることをオススメします。)

高校球児の夏を描いた作品は数あれど、これほど現実味のある作品は他にないのではと思います。考えるプレーも仲間との青春も熱い、爽やかな野球アニメです。


~夏空に 白球の先 追いかけて~


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


オススメ度 ★★★★★★★★☆☆

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

理論的な思考のもとにある覚悟や情熱まで描かれているのがすばらしい

とんでも展開がないのにおもしろい、野球漫画って少ないよね。
この作品は原作をほぼ忠実に、適度に省略した野球アニメ。

1期のそのまんま続きなので、1期を見ないとおもしろさ半減。

◆13話+TV未放送1話、全14話
◆1期 → 2期(今作)
◆原作漫画、連載中

1期の感想 → http://www.anikore.jp/review/651730/

※ネタバレ感想

{netabare}
野球漫画で1番好きだが、完結するかだけ心配。

基本、漫画に忠実なのでその良さを述べます。

野球漫画(アニメ?)はまず「ぶっとび系」と「(やや)リアル系」に分かれます。前者はドーム君や・・・(「野球」「重戦車」でググり中)「あきら翔ぶ!!」とかかな。
この作品は後者。ドカベン(読んだことない)とかH2、山田太一の奇跡もギリこっちかな。

リアル系の掘り下げ具合は、
①ポジション・長所や短所で活躍っぷりが違う
②投手の変化球が実在するもので、球速も速くてMAX155kmぐらい、大抵130km台
③配球の読みあい、ピッチャーとキャッチャーのサインのやり取りがある
④守備位置を動かす、監督が指示を出す
⑤選手が疲れる、根性論ではどうしようもないときが多い
⑥トレーニングが理論的、うさぎ跳びとかしない、トレーニングの細かい描写自体ある
⑦メンタルトレーニングもする
⑧理論的思考を根拠づける、選手の個性や感情がある

とかがあるのかな。
①は強打者や小技が利く選手、肩が強い弱い、守備範囲が広い狭い、とかレフトとファーストは守備が微妙な選手とか、まあ色々。

んで、普通のリアル系だと⑤ぐらいまではあるんだけど、それ以降はあったりなかったり、特に⑧がない。・・・⑦もないかw
大抵の漫画の⑧っぽいのは
「次は・・・(外角低めの)ストレートが来る」キリっ
程度。
おお振り(おおきく振りかぶっての略)だと、
「決め球は1打席目はオレの得意コースの外角低めから落とすフォークをゴロ、2打席目は内角を見せた後に外角高めギリギリいっぱいのストレートをフライ、3打席目は内角にシュートでゲッツー、うおーオレ今日全然打ててない。1アウト、ランナー2塁で打ちたくて打ちたくてしょうがない・・・と相手も思っているだろうな。カウントは2ストライク1ボール、今日はまだ見せていないカーブを外角低めに中から外してくる!」
みたいな感じ。ちなみに私はなんちゃって野球ファンなので、細かいところはスルーしてね♪

要するに、掘り下げ具合が半端ない。
その思考もぶっ飛んでない。選手各々個性のある思考まで見せてくれるのは、この作品ぐらいだと思う。

ここまで見せているのに、試合のテンポ自体はそんな悪くない。というか、試合のテンポも中身もひどいと思ったのはルーキーズぐらいだけど。


んで、アニメになって良いところは、
フェアグランドに落ちるボール、走塁している選手の追い方とかカメラワークがメチャクチャいい。

漫画ではかなり詰め込まれている内容も、
さらっと早口の手前の速さでギリギリ脳内会話をしながら展開する。
聞き取れないこともないし、グダグダな感じもしない。

というか、こんだけキャラがいるのにキャラ立ちしているのはすごいと思う。
H2なんか、読んでいた当時でヒロのチームですら3人ぐらいしか名前、覚えていなかったと思う。(ヒロ、キャッチャー、ヤンキー内野手、今は忘れたけどね)

短所は、やはり展開が遅いのは否めない。
高校野球だから甲子園目指すんだけど、1年の春から5回戦(ベスト8決定戦)までで15巻ぐらい出てたのかな。
甲子園行くときには2年の夏で行っても30巻以上は必要。3年の夏なら・・・。

んで確か月刊誌だから、単行本は年に3冊ぐらいしか出ないんだっけな。
むむむ、アニメが無理でも漫画では甲子園に行ってほしいな。ハルナさんの話みたいに脇道に逸れるのはもういいから。

それはともかく、主人公チームが2桁失点して負ける高校野球漫画は今まで読んだことない。実に生々しい。
最後までガンバって欲しいな。

自分としてはこの作品のおもしろさは4.5点☆☆☆☆☆
野球好きには名作、スポーツ好きには秀作の作品だと思う。
何気にテーマ曲もいい♪{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

この作品に惹き付けられる理由って、やっぱりリアリティがあるからですよね?(。・ω・)

1期の続きのお話です☆
どの作品でも結構そうですが、どうしても
「1期の方が良かった」感が否めないですよね?
少なくとも私はそうなんですが…
この作品の1話を観た時、いつものようにそれを感じました。
結局レベル下がっちゃったんかい!!
…と、思いきや、全然そんな事なかったヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
この作品の一番のみどころは、やっぱり「試合」なんですよ!
1話はそれじゃなかったからそう感じただけでした。
もちろん、試合じゃない日常も面白くないわけではないです!
ただ大事な事なので2回言いますが、
「試合が見応えあり過ぎて」他の場面が劣って見えちゃう。それだけです!
まぁ、90%位が試合ですがねww
そして、前回は雨の試合が描かれてましたが、今回は晴天での試合。
それも観てて青空が気持ち良かったです☆
(※雨は雨なりにグラウンドの調子とかで面白いゲームになっててナイスでしたよ!)

2期も丁寧に描かれてる試合は2試合。
相手が強かろうと弱かろうと面白さに変わりありません!
スポーツには付き物のトラブルが起こったりしますが、
それを乗り越えようと更に結束力を高めて行く西浦のみんなが素敵過ぎでした!
まぁ、ここでもオールマイティな田島くんがかっこ良過ぎた(*゚∀゚)=3ハァハァ
他のメンバーにもスポット当てまくりで、目が離せません!
そして、2期は家族との繋がりが印象的でした。
花井くんの双子の妹と、阿部くんの弟(cv.梶裕貴)が可愛過ぎ!!w

この2期では、彼等はまだ高校1年の夏の大会を終えた所。
そこで一つ決意を固め先に進もうとしている三橋レンレン。
本当あったかいチームメイトに出会えて良かったよ(*´ω`)
(本当の最終回に言いたい事ですが、今言っちゃえw)
まだまだ先が気になるし、3期大大大希望な作品です!

今回のOPはGalileo Galileiの「夏空」。
超爽やかな楽曲で、夏の大会編にピッタリなナンバー♪
私は原作読んでないので知らなかった事ですが、
キャッチの方に教えてもらったんですがOPは原作ファンには
たまらない事になっているようです(・∀・)イイ!!


※個人的に語りたい事↓↓
{netabare} 美丞大狭山戦の阿部くんの故障…
あの時、阿部くんがレンレンの腕を色が変わる位強く握った事。
私はあそこで涙が止まりませんでした(´;ω;`)
自分も同じように大事な試合前に故障し、
ベンチで泣きながら応援をしていた事があったからです。
だから阿部くんの辛さや、悔しさはすごく分かった。
だからと言って試合は待ってくれません。
少人数の中、少し動揺しながらも戦う彼等は光輝いていましたね~!
そして、最終バッターの西広くん(cv.木村良平)
君は初心者にも関わらず最高に頑張った!
最後泣き崩れている所を観て、manaも泣き崩れた(´;ω;`)
だから次回は頑張るんだ!
花井キャプテンが成長したり、ナイバッチ水谷の事も語りたいが長くなるのでやめときま~すww
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

83.6 2 高校野球で野球なアニメランキング2位
おおきく振りかぶって(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1584)
8151人が棚に入れました
主人公の三橋廉(みはし れん)は中学時代、祖父の経営する群馬県の三星学園野球部でエース投手だったが、チームメイトからは「『ヒイキ』でエースをやらせてもらっている」と疎まれ続け、極端に卑屈な暗い性格になってしまう。その暗い思い出を拭うために埼玉県の西浦高校へと進学する。西浦高校には発足したての野球部(正確には軟式野球部が硬式野球部になった)があり、部員は新入生ばかり10人、しかも監督は若い女性という部活だった。部員不足の野球部で三橋はまたもエースを任せられるが……。

声優・キャラクター
代永翼、中村悠一、谷山紀章、下野紘、佐藤雄大、鈴木千尋、保村真、角研一郎、福山潤、木村良平、早水リサ、室園丈裕、福圓美里、私市淳
ネタバレ

の ᴗ の さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

挑め!埼玉県立西浦高等学校野球部

甲子園の季節。しかも、今年はオリンピックも重なって、応援が大変だ!笑

ということで、おお振りのことを書いてみる。

主人公の三橋は、自信がなくて、うざいダメピ(ダメピッチャー)!笑

でも、投手をやりたい!そこだけは譲らない子。

そんな最初のつかみにやられて、いつのまにか最後まで見てた。


かと言って、むやみに三橋を持ち上げて、そのまま三橋がピッチャーとして、成長する話ではなくて、理論的な野球が描かれている。

そこが、おお振りのいいところ。

スポーツアニメといえば、熱いスポ根ですませてしまうことが多い。
それも熱くて、好きなんだけど、スポーツというリアルにあるものなら、なぜ強くなったのかが描かれていると、勉強になるし、より入り込みやすいと思う。

西浦の女監督モモカンや野球部の顧問のシガポは、栄養学や運動科学を用いた指導方法や心理学を用いたメンタルトレーニングに基づいた練習方法を行う。

それに、それまでのスポーツアニメ以上に、試合中の戦術の心理描写が多く描かれていて、これも入り込みやすい要因だと思う。

それと、そんな理論的な面もある一方で、キャラはとても人間的でもある。

理論的な部分と、人間的な部分がちょうどいいバランスで、入り混じっているところが、好きなんだと思う。

後、人には相性がある。ってことを、このアニメで学んだ。

相性の合う合わないは、生まれ持った雰囲気や周りの環境もあるだろうし、仕方がない。

ただ、いくらいい素材があっても、それに気づかず、もしくは気付こうとせずいたら、上手いこと行かない。
合わない相手を落とすだけじゃ、なんの生産性もないなって思った。

まぁどうしようもなく無理なら、相性の合う人同士に変えるほうが円満。

合う同士なら上手くピースがハマって、いいチームができる。

いいところを伸ばす。
どうしたらイイか改善できるように、的確な指導をすることも大切だなって。

そして、「勝ち、たい!」という三橋の言葉が本当になって、甲子園に行くんじゃないかと思うくらい可能性のあるチームになっていく様は、本当にその場で応援している感覚で、楽しめる。


ちなみに、これは1期の評価。

2期も楽しかったけど、1期だけ見たほうが、一番キレイに終わって、完璧だったと思った。
3期があって、1、2、3期と一緒にみたら、また2期も違う評価になるかもしれないけど。


【物語】
おお振りの1期は、中学の三橋の話から始まり、高校になって新たに作られた1年のみの野球部に三橋が入るところから描かれる。

{netabare}
中学のころ、主人公の三橋は、急速の遅いヘボい投手として、周りに疎まれていた。三橋は、学校経営者の孫だから、ひいきされていると思われていたから。

そこで、高校からそのチームの仲間とは離れて、三橋は別の高校に行く。
野球はしたいと思っているから、野球部に行くが、中学のことがあって、自信はない。

けれど、周りが三橋のピッチングの正確さに気づき、あれよあれよと、野球部に入ることになり、投手として練習が始まる。

合宿に行ったり、練習試合も行う。
しかも、三橋がもともといた中学のチームの三星との練習試合。

最初は、やっぱり三橋を見下して、手をぬく三星。
けど、三橋の長所を活かして、阿部がサインを出してくれるおかげで、中学のときとは違って、ストライクを連発する。

だんだん三星も三橋が変わってるのに気づいて、盛り返そうとするが、結局西浦が勝つ。
この試合で、三橋だけでなく、他のメンバーもチームとして、少しまとまったのが分かった。

その練習試合の後は、甲子園予選のための練習や応援団結成の話。

で、いよいよ予選。

この夏の大会では、初戦から前年度優勝の桐青と対戦!?

他の高校のチームは、きっと1年だけの西浦は負けると思っていた。

けど、西浦が{netabare}見事5対4で勝利 {/netabare}!!という展開。

文字にして、簡潔に書くと、こんな感じだけど、14~24話まで使って、初戦をえがいている。

とても丁寧!これは、見たほうが早い。
話のスパンとしては、とても短い期間の話だけど、とても引き込まれる内容だった。

この初戦では、今までのメントレにも役に立つし、選手それぞれが自分で考え、どうしたら良いかを導き出す場面がたくさんあり、成長したなぁと感じた。

応援団の浜ちゃん達と「ナイバッチー!!!」と、一緒に応援したくなった!


{/netabare}



シガポ講座
{netabare}

・スポーツで重要な脳内ホルモン
チロトロピン・・・きっとやれるとチャレンジする時にでてる
コルチコトロピン・・・目の前のことに集中する時にでてる
ドーパミン・・・過去の幸せを噛みしめる時にでてる
この脳内ホルモンをコントロールできれば、よりメンタルが鍛えられる。
合宿では、それを食事でメントレしていた。

・α波・・・集中して、余計な力は抜く時にでるやつ。いい意味で、リラックスして、野球をするために必要。
人と手をつないで、手が冷たい時はでてない。緊張してる。
逆に、暖かい場合はリラックスしている。この状態をコントロールして、野球に活かすためのトレーニングをしてた。

・条件付け・・・野球のピンチで、リラックスするために、ピンチとリラックスを条件づけるトレーニング。
そして、ピンチだけでなく、チャンスでもある3塁に走者がいる場面を思い浮かべながら、リラックスするようメンタルトレーニングしていた。

{/netabare}


【声優・キャラ】

三橋 廉役は、代永翼さん。
{netabare}おお振りは、初主演作品。
ヘタレの三橋が凄くあっていた。
独特な声で、なんだかんだ主人公タイプの声。
言い回しも凄く独特で、吃音気味の三橋を自然に演じておられた。
最初のほうは、まだキャラが掴めていないので若干低い。
ウィング自身も、いじられキャラという点でもあっていた笑

アニメの最後の方の反省会の話で、アフレコの時に、
「三橋はよく投げた」
「投手はよく頑張ってくれた」
「三橋は途中崩れかけたのによく持った」
「三橋を始めみんなすごかった」
などのセリフを、三橋を代永にセリフを変えて、みんなが言ってくれたらしい。熱い現場!

三橋は球のコントロールが上手い投手。
自信のないキャラで、なかなか自分のことを認めない。
それに、中学のころは周りも認めていなかった。
けど、ちゃんと三橋のいいところを認めて、伸ばしてくれる指導者や仲間がいれば、三橋を活かせる。そして、最後には、みんなに認められて、チームが1つになった感じは本当に良かった!
後、三橋が本当に自分に自信が持てたら、きっと吃音も改善するはず。
三橋、頑張れ!
{/netabare}

阿部 隆也役は、中村悠一さん。
{netabare}
冷静に分析するキャラとあった落ち着いた声!
優しいけど、厳しい感じでよかった。
冷静なつっこみな点では、阿部だなと。
怒号が上手い。そのイメージが残ってて、1話見ると、なんか優しくてイメージと違うし、声が高い? 笑

阿部は、三橋とバッテリーを組むキャッチャー。
先ほど書いた反省会のシーンでもみんな三橋を褒めるのに一人だけ「ギリギリな試合はもうやめたい」という、そういう奴 笑
自信のない三橋には、これくらいでいいのかもしれない 笑
三橋のコントロールを見抜いた人。試合中に出すサインをどうするか、選手を見極めて、考えながら野球をする。
三橋をよろしく!
{/netabare}

田島 悠一郎は、下野紘さん。
{netabare}
元気キャラの田島にとても合う元気ボイス!
元気で、若干KYなとこが、下野さんそのもの笑

田島は、いれば打ってくれると思う頼れる4番。
けど、体はまだ小さい。必ず打ってくれるという安心感のある存在だけど、ホームランは打てないから、田島だけに頼ってばかりではいけない。
野球はチームプレーということを話に加えるいいキャラだと思う。
KYなとこもおもしろい。三橋とは、なぜか仲良し!
田島といえば、「昨日オ◯◯◯するの忘れたっ!」笑
と、「ゲンミツに!」
{/netabare}

花井 梓は、谷山紀章さん。
{netabare}
花井では、いつもより少し若めの声。
まとめ役の主将!って感じの声だった!

花井は、なかなか打てない子 笑
でも、打てば大きい!球を投げると、飛距離もあって、なかなかの強腕。
後、4番の田島をライバル視したりするけど、嫌味はなくて、素直!
西浦の主将!
{/netabare}

栄口 勇人は、鈴木千尋さん。
{netabare}
縁の下の力持ちでいい人キャラの声が、優しい感じで自然でピッタリ!
本当は、主人公キャラの声が合うけど、やっぱ三橋はウィングだし、栄口はちーちゃんだと思う。ちーちゃん最近見ない。。
主人公声というのは、年齢を重ねると、若い人に変わるから、後が大変だな。

栄口は、バント職人!かつ、西浦の良心!いい人キャラ。三橋と一番普通に喋っている気がする笑
{/netabare}

水谷 文貴は、角研一郎さん。
{netabare}
犬みたいな人懐っこいキャラが、合う声。
水谷みたいに、角さんも、影のいじられキャラで、面白った笑
角さん好きだわ。角さんもあまり見ない。というか、おお振り以外あまり声優をしていないっぽい。

水谷といえば、打ち上げられた球をエラーして、阿部に言われた「ク!ソ!レ!フ!ト!」が印象的。 それに対して「ごめ~ん」が可愛い!笑
{/netabare}

巣山 尚治は、保村真さん。
{netabare}
寡黙な高校球児な感じがあっていた。
保村さん自体は自由人。 笑

巣山は、冷静で寡黙な感じ!
巣山といえば、手を握っての「できっぞ!!!」
できる気がする魔法の言葉!
{/netabare}

沖 一利は、佐藤雄大さん。
{netabare}
普通キャラが、自然!
いろんなキャラがいるから、普通のキャラが普通にできる人も大事!

沖は、そこまでスポットが当たらない。普通キャラ。全員目立ってもあれだしね。
{/netabare}

泉 孝介は、福山潤さん。
{netabare}
真面目で冷静な泉に説得力ある声があっていた。
リアル泉だと思う。
三星のバッターの織田裕行の声を当てている。

泉は、冷静でイケメンキャラ。
{/netabare}

西広 辰太郎は、木村良平さん。
{netabare}
ほんわかした西広にピッタリの声だった。
おお振りから、現在までに一番人気が伸びた気がする。

西広は、西浦の先生。西広先生。頭が良い!で、可愛い!
{/netabare}

百枝まりあは、早水リサさん。
{netabare}
モモカンは、早水さんしかいない!
リアルモモカン!
声の幅広くて、器用。

モモカンは、西浦の女監督。
ちゃんと選手の考えを尊重しつつ、どうしたらいいか考えさせる指導法。
野球部のために、バイトしたり、野球も上手かったり、野球大好きな人。
{/netabare}

志賀 剛司は、室園丈裕さん。
{netabare}
シガポは、説得力のある声で教師役にピッタリの声だった。

メンタルトレーニングなどを西浦チームに教えるのがシガポ。
こういう知識を知っておくと、役立つのでいいね!
{/netabare}

篠岡 千代は、福圓美里さん。
{netabare}
千代ちゃんの可愛いらしいキャラに合った声だった。

千代ちゃんは、西浦のマネージャー。野球大好き女子。
一人でも女子がいると、華があるね。
{/netabare}

浜田 良郎は、私市淳さん。
{netabare}
私市さんの声本当好き。
浜ちゃんの明るくて元気な性格をよく表した声だと思う。

浜ちゃんは、応援団を結成した、明るい性格の人!
それに、モモカンから応援団は応援席を盛り上げるために、ポジティブシンキングを身につけて、と言われて西浦のためにいろいろ尽力するキャラ。
三橋が子供のころ、一緒に野球をしてた人で、三橋の野球好きのきっかけ。
実は、留年して1コ上。一人暮らしで、結構苦労してる。
{/netabare}

河合 和己は、花輪英司さん。
{netabare}
落ち着いたキャラの声にとてもあっていた。
花輪さん自体も温和な感じ。

和さんは、高瀬とバッテリーを組む頼れる温和なキャッチャー。
理想のお父さんみたいなキャラ笑
準太と一緒に泣いてるシーンは、まじ泣ける。
「力足んなくってごめんな。お前にもっと投げさせてやりたかった」ってとこ。
引き込まれるシーンだった。
{/netabare}

高瀬 準太は、杉山紀彰さん。
{netabare}
声がかっこよすぎ!
真面目でかっこいい準太に合っていた。

和さんとのバッテリーは、かなりあっていた。
準太は、ピッチャー。
{/netabare}


榛名 元希は、松風雅也さん。
{netabare}
俺様キャラのピッチャーが自然だった。
松風さんも、自由人で面白い人だから、榛名にピッタリ!

榛名は、シニア時代に阿部とバッテリーを組んでいた。絶対80球でマウンドを降りてしまうので、阿部は嫌っているけど、球が速い凄い投手なのは認めている。
{/netabare}

【作画】
{netabare}
漫画原作なんだけど、漫画よりアニメとして書きやすいように少し変えられている気がする。でも、アニメから入ったので、全然気にならず、話に集中できたし、いい感じと思った。

ギャグ調の時の三橋の顔好き!(Φ◇Φ)←こんなの

あんまり作画を作りこんでも、野球の話に集中できないから、そういう意味でもちょうど良かった! {/netabare}

【音楽】
{netabare}
どれも良い!

1クール目のOP曲「ドラマチック」。おお振りが始まった!っていう感じが出てる!ワクワクする!
1クール目のED曲「メダカが見た虹」。三橋のことを歌ってて、いいなと思う。しんみり。落ち込んだ時に、聞くと気持ちが分かる!

2クール目のOP曲「青春ライン」。こちらも青春のキラキラした感じが出てて、良かった!いきものがかり。
2クール目のED曲「ありがとう」。これも三橋の心情を表したいい曲だなと思う。でも、1クール目と比べると前を向いた感じがでてて、いい曲!


BGMもすごく印象的!いろんな場面で流れるけど、聞くだけでおお振りって感じがする。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

健全な部活のあり方

【総合評価:☆☆☆☆】
 スポーツ漫画やアニメでは、しばしば、監督やコーチが強権的な指導を行ったり、抜群の才能を持つヒーローが問答無用の活躍を見せる。「心を一つにして頑張れば何とかなる」といった精神主義が強調されることも少なくない。これに対して、『おおきく振りかぶって』で取り上げられる西浦高校の野球部は、選手の自主性を重んじ、情報に基づいた知的な戦術を活用する。そこには、体育会系のノリとは全く異なる健全な部活のあり方を見て取ることができ、実にすがすがしい。
 重要なのは、西浦野球部の二人の指導者が、部員から絶大な信頼を寄せられていること。在学中に軟式野球部マネージャーだった女性監督の百枝まりあ(「モモカン」という愛称で呼ばれる)は、野球に関する深い見識と、卓越したバットコントロールの技術を有する。1年生部員10人だけという新設野球部の乏しい予算を補うため、部活動のない昼間はガテン系のアルバイトをこなして資金を稼いでおり、実力と情熱でみんなを引っ張る。選手たちも彼女を慕っており、空気を読まない一人がぶしつけに年齢を尋ねて23歳とわかると、思春期の男子全員が「7つ上!それって微妙?微妙か?」と悩み始めるところがカワイイ。
 顧問の教師・志賀は、生理学・心理学の知識があり、食事やマッサージなどの身体面、緊張のほぐし方といったメンタル面で合理的な指導を行う。試合中は体調管理に注意し、選手が転倒すると筋を痛めていないかチェックする。二人への信頼を軸に全員がまとまり、試合中でも、相手選手に関して積極的に情報を交換し、熱中症にならないように水分補給を呼びかけ合うなど、チーム内部での意思伝達が密になった。これが西浦の強みとなる。
 第1期のクライマックスは、夏季大会地方予選緒戦となる西浦と桐青の試合。桐青高校は、 前年に甲子園に出場した強豪校で、西浦との実力差は歴然としていた。しかし、予想を覆して、西浦は桐青に食らいついて善戦する。並の作品ならば、「西浦の選手ががむしゃらに奮闘したから」といった安直な説明で済ませてしまいそうだが、原作漫画の作者・ひぐちアサは合理的な理由付けを行った。野球に関する知識がないと少しわかりにくいことなので、説明しておこう。
{netabare} 西浦は、地元テレビなどで露出度の高い桐青の情報を収集し、対策を練っていた。桐青のエースは技巧派で、決め球となるシンカーとフォークは打ちづらいが、直球とスライダーはそれほどでもない。また、キャッチャーの配球に一定のパターンがあることもわかった。そこで、直球とスライダーに絞ってピッチングマシンで練習を重ね、モモカンが球種を予測しバッターにサインを出すことで、実力のない選手でもある程度は打てるようにした。
 一方、新設チームである西浦の情報を、桐青はほとんど持っていなかった。ピッチャーの三橋は、中学時代に正規の投球練習を受けられなかったせいで、コントロールは良いものの、体重を乗せられず異様に遅いクセ球しか投げられない。球筋を覚えられると、簡単に打ち崩せる。しかし、キャッチャーの阿部がコースを散らしたため、情報がないまま相手を侮って大振りを繰り返す桐青のバッターは、中盤まで打ちあぐねる。その結果、圧倒的な実力差がありながら、西浦が善戦できたのである。
 監督同士の読み合いも面白い。5回表、西浦攻撃でワンナウト1塁3塁の場面。ふつうならスクイズの好機だが、桐青の監督は、3塁ランナーが投手であり、本塁に突入して怪我をすると代わりがいないことから、スクイズと見せかけてボールを投げさせ、満塁にしてタッチプレーを回避すると読む(塁に空きがあるときはタッチしなければならないのでキャッチャーとランナーが交錯するが、満塁ならばベースを踏むだけでアウトにできる)。ところが、モモカンは、中学時代にシニアチームに所属し硬球を恐れずにバンドできる選手がバッターだったことから、相手監督の裏をかこうと策を練って…。 {/netabare}野球の知識があれば、凄まじいまでのサスペンスを味わえるシーンである。
 このような戦術の丹念な描写に加えて、効果を高める仕掛けがいくつもある。特にすばらしいのが音響効果。ランナーがスタートを切る際のスパイクの音や、泥まみれになって滑り込むときの水しぶきの音は、おそらく実際にプレーさせて収録したものであり、迫力満点だ。
 アニメの監督・水島努の演出もうまい。8回裏、緊迫したプレーの後、突然、はるかな高みから球場全体を見下ろす視点となり、雨滴が落下する中を野手がポジションに戻っていくシーン。あるいは、9回裏、「夏祭り」の静かなイントロをBGMに、カメラがバットのゆっくりした動きを追っていた次の瞬間、大音響となって打者の姿が大写しになるシーン。記憶に残る名場面である。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

弑羅魏優夜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最後まで笑顔で見れるアニメ

有名で、前々からずっと観てみたいと思っていたアニメをついに見始めました!!
主人公の二人は幼馴染とかそういうものだろうと考えつつ観始めたのですが、やはりアニメの内容の予想って不可能ですよねw

3話まで視聴↓↓
まず初めに、このアニメを観て一番に思ったことは「予想外すぎる!」でした。
ウジウジピッチャーってどうよw予想できるはずありませんよねぇ。しかも、中学三年間野ひいきで投手やり続けたために球部の仲間たちから嫌われているなんてこと予想できたらエスパーですよね。
で、高校変えてもやっぱり野球諦めきれなくて野球部行ったらそのまま入部になっちゃった。ってこところは王道展開とも言えますが、キャッチャーとそんなに仲がいいわけでもないというのも意外でした(笑)

ピッチャー君の性格は本来なら私の大嫌いな性格の筈なんですが、観ていてイライラしません。
なぜなら、ピッチャー君以外の子が皆苛々してくれているから!!周りのリアクションが新鮮で観ていて逆に爽快なんですよねww

あと、男子高校生なのでそれもまた新鮮でした。
行動とか発言が「あぁ、男の子だなぁ。」って感じで、観ていて微笑ましいです^^

そして最後に今後の予想として、このピッチャー君はこれから化けるだろうなぁと思います。
今が弱弱すぎて、逆に何か期待したくなりました。

見たことない人は是非一度観てみてください!
ちょっとそこら辺のアニメとは違ってリアルな青春(恋愛ではなく)を観ることができますよ!

7話まで視聴↓↓
ここまで見た時点で気づいたことがあります。
それは、このアニメは成長していくのが投手の三橋君だけではないということ。
三橋君や阿部君田島君など、みんながひとりひとり成長していっているということ、そして西浦高校野球部というチームが成長を遂げていっているということです。

感動とか切ないとかそういう場面ではないのに泣けるというのは不思議でした。アニメを観ながら画面の前でずっと子を見る母のような微笑みを浮かべる自分が不思議でした。

青春っていいなぁと感じながら見続けています。

15話まで視聴↓↓
今まで観て一番に思うことは「面白い!!」です^^
1話1話がすごく内容詰まってて面白いです!!
最近は捕手の阿部君が三橋くんのオカンに見えてくるほど、二人のやり取りが面白いですし、試合中の緊迫感が三橋君のプレーによって和んでいます。

更に、皆の保護者が加わることでより面白味がましていますし、それぞれのチームの応援がリアルすぎて、目をつぶれば本物の高校生野球の試合が目に浮かびます。

皆頑張って!!!

16話まで視聴↓↓
なんだか、今いろいろとフラグが立っているような・・・。
これから色々と問題が起きそうで少し不安です。
でも、それでも三橋君達には勝って欲しい!

26話まで視聴↓↓
試合の決着もつき、後日談的な話も終わり、番外編も終わっておお振り第一期が終わりました。
三橋君たちのお話は1~25話までで、26話は番外編で阿部君と以前組んでいたはるなさんのお話となっています。

本編はすごい燃えました!試合が終わったとき私もアニメのキャラ達と共に叫んじゃいました(笑)
それだけ白熱したいい試合だたんです( *`ω´)b

最初の方と比べると、三橋君と阿部君が随分と仲良くなって微笑ましい限りです。
チーム全体としても皆がどんどん仲良くなっていくのがすごく楽しかったです。
また、試合中はチーム同士が熱く戦う中、監督どうしもお互いの考えを探り合っていて新鮮でした。

三橋君のトラウマがそう簡単に治るものではないということは知っていますが試合中は何度もハラハラしました。
それでも、これから少しずつでもトラウマを克服して、チームのみんなと頑張ってほしいです。

このアニメを観るまで、野球に一切興味がなかった私ですが、これから観る目が変わりそうです^^
今までの私がどれだけ野球のことをわかっていなかったのかがよくわかりました!
そして、野球というスポーツの面白さも凄くよくわかりました!!

最後に、三橋くん、阿部君、モモ監、皆大好きなんですが中でも田島君が大好きになりましたww
頑張ってね!

これから「夏の大会編」を観ていくつもりです!!

このアニメ、観たことない人はぜひ観てみてくださいね!観ないと損ですよ!!
声優は豪華だし、内容も面白いし、作画は個性が出ていて凄くいいし!!
私はこのアニメをオススメします!!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

74.6 3 高校野球で野球なアニメランキング3位
クロスゲーム(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (596)
2821人が棚に入れました
スポーツ用品店の息子、主人公・樹多村光(きたむらこう)は、バッティングセンター&喫茶店「クローバー」の月島四姉妹と幼なじみ。
しっかり者の長女・一葉(いちよう)。光と大の仲良しの次女・若葉(わかば)。光とはウマが合わない三女・青葉(あおば)。そして、元気いっぱいの四女・紅葉(もみじ)。
小5の夏。若葉は、光と夏祭りに行く約束をして、キャンプに出かける。しかし、キャンプ先での事故で若葉はこの世を去ってしまう。二人で行くはずだった夏祭りに、独りで出かける光…。
高校生になった光は、若葉が最後に見た夢「甲子園」を目指して野球部のエースとして奮闘する。そして、青葉も選手として野球部に入部することになり、運命の歯車が動き始める。

声優・キャラクター
入野自由、戸松遥、神田朱未、豊口めぐみ、下屋則子、櫻井孝宏、野沢雅子、平田裕香

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

2009年最高のラブストーリー。 控えめなキャッチコピーだった名作

00年代屈指の名作アニメでありながら
このアニメがマイナーとされてしまう理由は
友情や青春という言葉がダサイとされた
90年代後期~00年代の風潮のせいでしょう。
そして、日朝アニメなんですよね。。この作品

この時代はTVドラマも音楽も流行が目まぐるしく変化し
漫画や、アニメすらファッション化してしまっていました。
汗臭いスポ根や、熱血、青春というジャンルが下火になり
ライトなストーリーで音楽と作画の目新しさが
大切にされた時代だったと思います。
新しいセンスが持て囃されたことは素晴らしいですが
古くからあるものが埋もれてしまいがちだったことは残念です。

レビュータイトルはアニメのキャッチコピーですが
誇大広告だと思いません。
序盤を視聴しただけで、最高のラブストーリーの片鱗を感じることが
必ずできると思います。
感動的なラブストーリーに野球が絡めてあるという物語で
あだち充作品としても、ラブコメ+スポーツ作品としても
完成型といえるでしょうか。


漫画を読まれる方なら、原作者のあだち充先生をご存知だろうし
タッチ、H2などの代表的な野球漫画もご覧になっているでしょう。
じぶんは上の2作よりも、青春恋愛アニメとしてはクロスゲームの方が
完成度が高いとおもっています。

アニメが原作を超えているとは言い切れませんが、漫画の雰囲気を
壊すことなく、丁寧にストーリー進行しますし
キャラクターの魅力も存分に発揮されています


・ストーリー
少女の夢をかなえるために登場人物が動き出す
きっかけは少女の夢です。
彼女の夢は絶対に叶えてあげなきゃいけない
自分の未来さえ見ることができなかった少女の夢

せつない恋心が登場人物たちの原動力でした
少女の夢をかなえることが、自分の夢へと変わっていき
歩む1本道は物語ラストまで逸れることはありません


・キャラクター
主人公、ヒロインだけでなく、脇役まで人物の掘り下げが
しっかりとされています。脇役たちのエピソードが物語に
深みを加え、主人公とヒロインの魅力を引き立てます。


・ヒロイン
この作品は2人の少女がヒロインです。
このうち1人のヒロインは。。ヒーローといってもいいです
寄り添うだけの容姿、性格に恵まれた
ありきたり美少女ではありません
主人公以上に努力し、主人公を導く
惹かれあいながらも、ライバルのような存在なのです。。
ラブコメなのに努力型ヒロインという、ちょっと珍しいタイプ

彼女は誰よりも野球が好きで努力も人一倍
小さい頃からずっと夢を追いかけていますが
高校野球では公式試合に女子は出場できません
それでも諦めない。
前を見つめる目に揺らぎがない


・ラブコメ王道
主人公とヒロインが意識しあっているのに
素直になれない。じれったい奥手な恋
まして恋愛よりもそれぞれの夢に一途
視聴者は見守るだけ。。でも目が離せない

ラストは祝福のハッピーエンドですから
ハッピーエンド至上主義のじぶんとしても申し分ありません
最後まで意地をはっているヒロインがかわいいです

「やっぱり嫌な奴だ・・・・・・世界中で一番・・・・・・嫌な奴だ・・」

こういう甘酸っぱいラブコメ大好きです!


・さいごに
野球を好きでなくても試合シーンは
意地のぶつけ合い、気迫の戦いですので
手に汗にぎります。

人物作画は原作のテイストが出ますので、やや古い感はありますし
止め絵が多めで、動きも少なめです。
しかし、本筋のストーリーとキャラクターの魅力が優れているため
絵は全く気になりません


全50話と長編ですが、時間をとって観る価値のある作品ですので
ご覧いただけましたら幸いです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

らしさの缶詰♪

あだち氏の漫画というと、、

潜在能力最強隠し持つ主人公(概ねエース)、
重要登場人物との別れ(概ね死別)、
ショートヘアとミドルヘアのダブルヒロイン、
△恋愛はヒネ気味(概ねショート)に軍配、
横恋慕型恋のライバル(概ねイケメン)、
勘違い型三枚目と太目の親友(概ねキャッチャー)
まるっこくかわいい無言画に込められた心象、間、
そして、、、、、、甲子園。
あだち氏漫画にらしさ上げれば沢山だけど、
本作には全部詰まってる感じがする、

嬉しいのはあだち漫画読んでる時の感触、
キャラの間とか行間の味みたいなものまで伝わる感じ、
氏のアニメ化作品というと、
みゆき、タッチ、日当たり良好、H2、に本作、
H2が中途半端だった印象もあり本作は、
タッチと並び氏のアニメ化作品としては、
作画含め内容的に私的ベストだと感じる、

あらすじ
{netabare}
主人公はスポーツ用品店・キタムラスポーツの一人息子である樹多村 光(以下「コウ」と記述)。近所のバッティングセンターを営む月島家とは、家族ぐるみの付き合いで、次女で同い年の若葉とは特に親しかったが、その反面三女の青葉とは犬猿の仲だった。
初めは野球に興味がなかったコウだが、三女青葉の投球フォームを見て憧れ、人知れずトレーニングしていた。そして小5の夏、若葉が突然の事故で亡くなる。
中学生になったコウは、野球部にこそ所属していなかったがトレーニングは続けていた。そして高校生になり、小学生の頃から親しかった中西、赤石と共に野球部に入部する、~wikiより抜粋
男子を上回る野球センスの持ち主青葉も、同じく中高野球部に所属するが規定で公式戦には出られない、反目しつつも気付かず主人公に自の夢を重ねる青葉であった、
{/netabare}

アニメでは初回にて {netabare} 若葉との死別が描かれる、
{/netabare}いきなりの鬱ではあるが、
以降49話に渡り図太い支柱一本貫き通し、
各登場人物の心象や記憶織り交ぜながら、
変わらないもの変わってゆくもの其々の、
成長が統一性維持しつつ物語られる、
主人公の事大嫌い?なヒロイン青葉ちゃんは、
大嫌い=意識しまくり、という事で主人公の最大の理解者、
野球センス抜群女子青葉ちゃんの女子野球回も、
アニメオリジナルだけど原作風味失う事無く、
予想外に面白かった、
我が青春のあだち漫画♪一話一話丁寧に描かれてて、
らしさのカンズメ実に楽しい無駄無しの全50話、
おススメです♪

2009年4月より全50話
原作 あだち充氏 監督 関田修氏 シリーズ構成 土屋理敬氏
制作 SynergySP

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35

がおー敦煌 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あだち充の最高傑作。

H2かクロスゲームで悩んだんですが、やはりクロスゲームの方が面白いなって思いました。

あだち充には欠かせない、主要キャラをすぐに殺すっと天丼もちゃんとあり、作者のこだわりもちゃんと書けています。

基本的にはタッチと攻略ルートは同じです。

幼馴染がいて、野球をやっているキャラいて、陰湿な教師がいて、なんとか乗り越え、大会に出場し、ハッピーエンドです。

髪型が今までの主人公と少し違うので見分けはつくと思います。
あだち充の主人公パネルクイズみたいのが昔あったのですが私は全作品みているのに外れました。マジで見分けがつかないのです。

この作品は私個人としてはあだち充の集大成だと思っております。
天丼しかやってないはずなのに面白い。あと絵がかなり見やすくなっているっと言う点でも評価が高いです。

結構長い作品なので内容も充実していますし、ヒロインとサブヒロインの描写も多くあり感情が入りやすいって言う点でも評価できます。

しかしながら思うのがこんな急速、球種、コントロールスタミナがある選手が高校にいたら手が付けれないだろって言うぐらいのチート能力になっています。

例えば上杉達也はストレートを9.5割軸にカーブ0.5割ぐらいの球種で甲子園を制しました。ちなみにコントロールは悪い方です。

しかしこの主人公はパワプロでいうと コントロールAよりのB スタミナA 
ストレート160キロを含む5種持ち、変化球コントロールもなかなかいい。

はっきりいって強すぎる。でも好き。やはり主人公は強くてなんぼのあだち充作品!
ぶっちゃけた話試合は内容は余し面白くいないので日常パートを見るのがいいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

69.7 4 高校野球で野球なアニメランキング4位
ダイヤのA(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (648)
3412人が棚に入れました
もう一度、あのミットに投げ込みたい‥・・。捕手・御幸一也との出会いが、少年の人生を一変させる。沢村栄純15歳。己の力を試すため、仲間に別れを告げ、野球名門校・青道の扉を叩く。そこには己のすべてをかけた誇り高き球児達がいた!

声優・キャラクター
逢坂良太、島﨑信長、花江夏樹、櫻井孝宏、細谷佳正、浅沼晋太郎、小野友樹、浪川大輔、森田成一、岡本信彦、下野紘、羽多野渉、松岡禎丞、檜山修之、内山夕実、東地宏樹、鳥海浩輔、梶裕貴、前野智昭

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

【犬も歩けばアニメに当たる。】野球が好きな人ほど楽しめる高校野球群像アニメ

■新チームの春のセンバツに向けた戦いがスタート
「ダイヤのA」は、「週刊少年マガジン」連載の同名コミックが原作の高校野球アニメ。放送がスタートして1年半、4月からアニメは新シリーズに入る。原作コミック28巻以降にあたる、1、2年生による新チームの秋大会の話に入るはずだ。

主人公は、1年生投手の沢村栄純。サウスポーで、独特のフォームから出るクセ球が武器だ。ひたむきな性格でちょっとおバカという愛嬌者。若干ウザがられながらも、チームの仲間たちに認められている。土壇場での度胸は天下一品だ。

舞台となる青道高校は、過去に甲子園出場の実績がある、西東京三強校のひとつに数えられる名門校だ。主力選手を他の道府県から引っぱってきたり、複数の投手で継投策をとったりするなど、現実の強豪校に近い設定になっている。そのため、選手たちの境遇や心情に、プロ野球選手や高校野球経験者も納得するリアリティがあるのが特徴だ。

当然、投手もチームに1人ではない。ポジション争いをするライバルが、同じチーム内にいる。それも強烈な実力者が。

もう1人の1年生投手、降谷暁は、うなりをあげる豪速球が武器の、正真正銘の“エースの器”だ。中学校までの体験から、人付き合いは少々苦手だったが、青道高校で認められてチームメイトを信頼できるようになり、自信をつけてきた。とぼけたところがかわいくも感じられる天然キャラだ。

名門・青道高校の強さを体現した3年生が引退し、1、2年生のみとなった青道野球部は、秋大会予選が始まったものの問題が山積みだ。チームの新たな中心となる2年生は、まだちぐはぐで一体感がない。また沢村は夏の県大会決勝戦で投げたデッドボールがきっかけとなり、思うように投げられなくなる「イップス」に陥り、これまでにない危機を迎える。

さらに、部員の信頼厚い片岡鉄心監督は、夏大会の責任を取ろうというのか、秋大会で青道高校の監督を辞めると決意している。それを知った部員たちは、ショックを受ける。

「今、自分たちにできることを」と考えた3年生は、1、2年生の現役チームに喝を入れようと、引退試合を行う。プレーを通してぶつけられる先輩たちの熱い思いを受けて、現役チームも発奮したところで、1年半のシリーズはひとまず幕を閉じる。次の新シリーズは、秋大会本選からスタートだ。

■チームの中心となる2年生メンバーの、ここに注目!
引退した3年生たちは、これまでの試合の立役者だった。強かった。個性的だった。カッコよかった!

そんな彼らが試合に出なくなるのは正直寂しい。けれど、新たにチームの中心となる2年生も粒ぞろいで味があるので、主立ったところを紹介しよう。

まず筆頭は、1年生のときからレギュラーだった天才捕手の御幸一也。やることなすこと隙がない、対戦選手も認める“イケメン”だ。3年生が引退して新たな主将に選ばれ、さらに4番打者をまかされることになったが、これは天才御幸にとってもかなりの重圧だ。クセのある投手3人をコントロールしながら、チーム全体を見て、さらに4番として打たなければならない立場になったわけで、本人も悩みつつ試行錯誤している。

皮肉屋で、あえてチームメイトに厳しいことも言う御幸は、黙っていても仲間に慕われる主将というタイプではない。主将になった当初はやりにくそうだった。誰よりもチームの勝利に貪欲な御幸が、今後どんな主将になっていくのかが、ここからのお楽しみのひとつだ。

次に、主人公・沢村と同室の先輩、2年生ショート副主将の倉持洋一。口の悪い兄貴タイプだ。同学年の御幸とは悪友の関係。見かけによらず人間関係の機微に敏感で、なかなかまとまらない新チームで、思いがすれちがう仲間たちを冷静に見つめ、支えようとしている。

憎まれ口は相変わらずだが、倉持は自分たちの代が中心になってから大人っぽい面が前に出てきた。俊足で試合をかき回す展開が増えて、さらに頼れる存在になるので、試合中の見せ場がアニメでカッコよく描かれることに期待したい。

もう1人の副主将である前園健太は、新チームでレギュラー入りした2年生ファーストだ。パワーヒッターらしくいかつい容姿で、性格はやさしくて熱くて不器用。これまで2軍だったので、出番がなく伸び悩む仲間の気持ちがよくわかる分、勝利のために妥協しない御幸とは意見がぶつかりあう。努力家で愚直な選手なので、ぐっと心に来る名ゼリフも期待できる。

寡黙な2年生ライト、白洲健二郎も存在感を増してきた。鍛錬を怠らない縁の下の力持ち。鍛えた身体は細く見えて、実は脱いだらすごいんです!

引退した3年生に比べると2年生の心はまだバラバラで、完全にひとつにはなっていない。ふとした出来事で、亀裂が広がることもある。結構ハラハラさせられるが、気づけばこれが、新チームの持ち味になっているからおもしろい。

■沢村と降谷、チームのエース争いも次のステージへ
秋大会本選で、まず迎えるのは帝東高校戦だ。

帝東のエース向井太陽は、沢村や降谷と同じ1年生投手。プライドが高く、東京出身でない選手に対抗心を燃やしている。

まずは沢村が、現在悩んでいるイップスとどのように向き合い克服するのかが、物語の大きな縦軸だ。それをクリアしなければ、沢村にチームのエースは務まらない。ただでさえ、降谷の存在感に遅れをとっているのに!

対照的に、新チームで背番号1番をもらった降谷は、エースとしてめきめき成長しつつある。沢村との差はすでに開いてきた。主人公、かなりヤバイ。

もともと、この作品は「群像劇」だったが、新シリーズからはさらにその傾向が強くなっていくと思われる。対戦相手のチームにも、それぞれ負けられない事情がある。見ているとどちらも応援したくなってくる。その感覚もまた現実に近い。

野球描写がリアルなこの作品では、どんなに選手が成長しても、奇跡的な必殺の魔球などは生まれない。また、どんなに思いのこもった勝負球も、打たれるときは無惨に打たれる。

熱くて苦くてわくわくする、高校野球の魅力がそのまま伝わってくる「ダイヤのA」。まだまだ原作は先が長いので、新シリーズ突入はなんともうれしい。

これまでは日曜朝の放送だったが、放送時間枠が月曜夕方に引越しした。この機会に、まだこの作品を知らない人もぜひ一度見ることをお勧めしたい。

『ダイヤのA』放送延長か?まとめサイトが紹介しネット騒ぎに
テレビアニメ『ダイヤのA 』が放送延長および、4月から放送時間を毎週月曜夕方6時に変更すると、まとめサイト複数が紹介してネット上で騒ぎになっている。

『ダイヤのA』は現在、毎週日曜朝8時半からテレビ東京他で放送されている。

情報源は共通で、日本のアニメ・マンガに関するリーク情報を度々あつかっている、北米のアニメ情報サイト『Anime News Network』の3月2日報道が元。
ここ発信の情報がまとめサイトを通じ日本で紹介されることが最近増えており、発表前にネットで広く知られてしまうことが頻発している。

なお、今回のまとめサイトの紹介をうけ、ネット上では早速ファンから「二期おめでとう」「うれしくて泣ける」「やったー」といった声が多数あがっていた。

弱小チームがずば抜けた能力をもつ主人公を中心に成長して強豪を打ち破っていく野球漫画が多い中で、本作は強豪校への野球留学を肯定的に描き、選手層の厚い野球部の中でチームメイトと切磋琢磨してレギュラー、エース投手を目指す主人公を描いており、他作品との差別化が図られている。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

okome77 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

内容は面白い、でも試合の描写は期待以下

アニメが放送された当時、ハマって原作を集めました。
キャラクターもカッコイイし、話も野球に青春の全てを捧げているというか、でも爽やかな感じではなく、強豪校ならではのレギュラー争いが激しくて泥臭くて、熱い野球漫画という印象でした。

甲子園まであと一歩というところでの敗退やその後の主人公のイップスなど、続きが気になって次々読み進めてしまう展開で、ハラハラしながら原作は楽しませていただきました。

が、初期の頃はあまり気にならなかったのですが、夏の大会が始まったあたり、特に薬師戦あたりから絵が動かない、テンポが悪いなと感じるようになりました。
また、初期に発表された青道や成宮あたりは特に違和感を感じるということはありませんでしたが、最近次々発表されていくキャストについては近年注目を浴びるキャスト揃いで、キャラクターに合っているという人がほとんどいません。
この人だったら、こっちの方が合ってたんじゃないか??って思うことも増えてきました。
今人気の声優陣かつ癖の強い人が多いだけに、オーディションやってるのかさえ怪しいところ。

イメージというものはそれぞれが原作を読む中でこんな声かな??って勝手に膨らませているものでもあると思うので、私のイメージと合わないというだけかもしれませんが、こちらも薬師あたりから予想の斜め上のキャスティングが続いているなという印象です。

試合描写についてはまずスポーツアニメに重要な動きが全く見られない。
投手が投げて、打者が打って、野手が守る
その一つ一つの流れが描かれず、打った時の音とバットを振った後の描写だけがされていることの方が多いです。
守備を終えてベンチに戻る時も基本は静止画ですね。
それと背景が発光している場面が多い。

原作を読み返して気づきましたが、アニメは原作の描き方をほぼまんま描いていることが分かりました。
打った時の打球が飛んでいく場面が光で表現されていたり、発光してる場面も原作で背景が描かれていないシーンだったり。
アニメに忠実だと言ってしまえばそこまでですが、忠実にやりすぎてスポーツアニメとしては期待以下と言わざるをえません。
原作者も最近、アニメの描き方についてボヤいていたらしいですし。

キャラクター、話の内容がいいだけにとても勿体無い。
TVシリーズより原作と同梱で発売されたOVAの方が描き方はいいと思います。

追記
書き忘れていましたが、スポーツアニメって動きが重要ではありますが、全てを動かすのは原画マンにとってはかなり大変です。
なので、スポーツアニメの大半はストップモーションというものを取り入れ、動くシーンと動かないシーンで構成されているらしいです。
また、朝枠は予算も少ないので、動きが少ないのはそのせいもあるのかもしれません。
とはいえ、基本的に紙芝居なのは変わりません。
動くのは俊足ランナーが走るシーンだったり、袖がバタバタしてたり、あと練習のシーンの方が何故か動いていたりします。
なので、動きのある野球アニメを楽しみたいという方にはあまりオススメできない作品ですね。
むしろ原作で読んだ方が面白いと思います。
話の内容やキャラクター重視で、試合シーンはある程度の描写でいいという方には楽しめる作品だと思いますよ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

bekoさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ある高校球児1年生の春から秋の物語

出来るだけリアルに高校球児の物語を作品としての見どころもおさえながら作られた作品です
野球が好きな人、高校野球が好きな人向けの作品
スポーツものや青春ものが好きだけど野球には詳しくない方もOK
振り逃げ、スリーバンド、タッチアップ、ボーク等野球独特のルールで?が出るとは思いますが、ちょっと調べれば問題無しです

主人公の沢村栄純だけでなく、他の選手や他校の選手にもスポットが当たることも多く、各個人の野球にかける思いや甲子園にかける思いなどが描かれています
また、栄純の通う青道高校はとにかく走る、バットを振る、投げる、ノックを受けるといった具合で努力に努力を重ねる非常に泥臭い練習スタイル
監督の采配はいい選手をどんどん起用し、攻めの姿勢を貫きます

そういった一貫した信念でまとまった青道高校のレギュラー争いからはじまり、夏の本選がメインで63話まで
64話から75話までで新体制での秋の大会が始まるまでが描かれます

スポーツものらしく熱い展開が多く、試合のシーンはどの試合も引き込まれて手に汗握って観ていました
ネタバレになるので感想は割愛しますが、稲実戦と明川戦が良かったです

ミスやエラー、四球が失点に繋がったり、スコアが妙にリアルだったと思います
勝手な予想ですが、先にスコアを含めた結果を決め、試合の流れを組み立てて作られたのではないでしょうか
しかし、本モノの野球を観るように観てしまうのはNG
漫画が原作のアニメですので、当然おもしろくなるように要所で凄いプレーが出たりします
投球フォームにちゃんと個性があり、躍動感のある投球が描かれていました

一応マネージャーや同じ中学の女子がチラッと出てきますが、ほとんどセリフも無く恋愛要素は皆無
ガチで野球漬けの高校球児を描いています

以上、長編ですので総集編も挟みますが野球の好きな人にはオススメしたい作品です

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超どうでもいい個人的な話

私の通ってた高校はいわゆる甲子園名門校で、私が高校3年の時に甲子園出場して準優勝していました
甲子園の舞台で同級生が活躍している姿、TVに出てくる同級生、めっちゃ輝いていましたね
スタンドから応援しているとき、1球1球祈るような気持ちで応援していたのを鮮明に憶えています

教室であまり目立っていなかった人がレギュラーだったんですが、その人が試合で大活躍していました
後から知りましたが、やっぱり練習漬けの毎日だったようで自主練習も人一倍やっていたので友達もあまりいなかったんでしょうね
チームは大会No.1左腕投手がエースで4番、全試合完投するという戦い方でした
しかしベスト8からの連戦連投の疲れからか、決勝戦で制球力を乱して失点、3人の投手で継投して力を温存していた相手チームに惜しくも敗れました

っということで、この作品すごくのめり込むことができました
甲子園、いつまでもある球場というわけにはいかないでしょうから、行ったことのない方は是非一度カチワリ買って、帽子被って球場へ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

57.5 5 高校野球で野球なアニメランキング5位
バッテリー(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (331)
1376人が棚に入れました
「原田巧」はピッチャーとして抜群の野球センスをもつ少年。
中学入学を期に移り住んだ山あいの街、新田市で、巧は自分の全力投球を受け止められるキャッチャー、「永倉豪」と出会う。
新田東中学校の野球部に入部した二人は、部員同士の軋轢や、教師たち大人の事情に翻弄され、時には互いに衝突しながら、ピッチャーとキャッチャー、二人一組の「バッテリー」として成長していく。

声優・キャラクター
内山昂輝、畠中祐、小野友樹、木村良平、梅原裕一郎、村瀬歩、石川界人、森嶋秀太、郷田ほづみ、斉藤壮馬、石井マーク、宝亀克寿、生田善子、西村知道、藤巻勇威、乃神亜衣子
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

情念のリアリティ

原作は未読デスと予防線を張りつつ
ベストセラーにもなった同名小説をアニメ化そしてノイタミナ枠での放送という事で
信頼できる仲間たちとのetc骨身を削る猛特訓、そして個性豊かなライバルキャラたちの激闘の末・・・
なんていかにも少年漫画的なノリではなく野球を舞台にした人生の一部分というか淡い青春の
1ページみたいな感じなのかな~と放送前には期待してました。

実際1話は凄い良かったです、デフォルメを抑えたキャラクターデザイン、控えめで静かなBGM
丁寧に再現されている感じの田舎風景、ここから物語が始まる胎動みたいなのが感じられて
ああ、今自分質アニメ見てるな~的な、今後の展開がすごい楽しみな導入でした。


↓以下グダグダ文句言ってるだけです(-_-;)
{netabare}
しかしその後の展開がどーも期待していた方向と違う
まず最初に違和感を感じたのは主人公が弟に野球をやめろと言った時の弟の反応
この年頃の内面なんてぐちゃぐちゃしてると思うし不都合なこと言われたらもっと泣きじゃくったり
もっとわけわからん反応するんじゃないかなーと、その後の弟のプチ家出からの
陽も落ちて暗がりで見つかった時の反応もあっけらかんとしすぎていてずいぶん精神年齢発達してるなーと

これに限らず一事が万事登場人物になんか青春時代というか子供時代の危うい揺らぎみたいなのが感じられず
悩みでさえもそのキャラに与えられた役割のように感じイマイチそのキャラが
世界のどこかに居て思い悩んでるみたいな情念の部分でのリアリティが感じられないんですよね。
それに偏見かもしれませんが女性作家らしいのでドロドロした感情のぶつかり合いみたいな展開にも期待してたんですが
登場人物全員思春期真っただ中なのにやけに大人びてるというか。

そのことを一番強く感じたのが主人公が入った野球部でのリンチ事件
犯人は副キャプテン一味で後にそのことがばれて顧問の先生になぜそんなことをしたのか吐露するんですが
ってオイオイあんた主人公のために用意された書割じゃないんだからそれを本人の口から
それも理路整然となぜそんなことをしたのか動機を言わせちゃダメだろうと。
内申のために運動部に入るなんて少年漫画のスポーツものでは見かけないけどありふれてた理由だと思うし
不本意ながら続けてるうちにそれなりにやりがいを見出した所にわがままいっぱいに振る舞う
大型ルーキーが入部なんてそりゃ気に入らないでしょうしだからこそあんな行動に走った
でもそれはあくまで意識下の話で内心は言葉にできない今書いたような想いがヘドロのように堆積してるはず
自分の気持ちをそんな俯瞰で整理できる人間はそもそもそんな行動に走らないはずだし
キャラ設定自体はすごくいいと思うんですがなぜそんなことをしたかその背景を匂わすなり婉曲表現にすることで
その野球部自体が主人公だけのものでなくいろんな思い抱えてる人間が
野球に取り組んでるのを表現できて物語にグッと奥行が増すと思うんだけどなぁ。

野球部自体も試合はおろか練習の様子もあまりなく希薄な印象で誰が2年生で誰が3年生なのかも
よくわかんなかったし(あの年の1歳差2歳差って運動部だったらすごく大きいように思うのですが)
部活という密閉性の高いコミュニティでのやり取りなんかも京アニのユーフォみたいな
思わずギクリとなってしまうような人間関係でのあやも特になく(そのような描写も期待してましたが)
となると描写の大半はピッチャーである主人公とキャッチャーである永倉のバッテリー2人の
やり取りに焦点が絞られるわけですが全体的に淡々と進み思わせぶりな言葉や演出はあるんですが
どーにも2人の気持ちが伝わってこない、淡々とした中に香る余情というか視聴者に意図を考えさせるような
演出ってストレートに感情を表現する演出より個人的に好きだったりしますが
淡々としてるのと何もないのは違うんじゃないかな・・・自分の読み取り方が下手くそなだけかもしれませんが
漫画原作ならある程度絵で表現されているので土台はできてるが小説だと文字媒体なので
それをまたアニメーションとして変換し直すのは繊細な心理描写が主体だとなおさら大変だろうなーと
無責任に製作者さんたちの労苦に思いを馳せながらもでもはっきりと不満。
だから2人の気持ちが原作ではどうなってるのか気になりました、いい意味ではないですが。



あ~あ気に入らなきゃ見るのやめて黙ってりゃいいだけなのにグチグチグチグチと
我ながらナニヤッテンダロ
でも思わずハッとなってしまうシーンもあって名前は忘れてしまいましたが唯一練習試合をした
強豪校のキャプテンだったかの相棒的ポジションの人物が実はそのキャプテンを嫌っていたという
近くにいるのに、いや近くだからこそ感じてしまう愛憎交じりの羨望だったり
例のリンチ事件が発覚し大会が出場取り消しとなった後引退試合として試合を組んだと顧問の先生から
聞かされた3年生の反応、大会に出れないことを嘆いたり当事者を責めたりする描写は特になかったのに
引退試合ができることは喜ぶ、ああ彼らははじめから全国大会とか優勝とかはあまり狙ってなく
思い出として引退試合ができればいいんだなーと
そりゃそーだよなぁ大半の漫画、アニメでは普通に本気でやることは当たり前の前提条件になってるけど
こうして何となく終わってしまうのも現実では一定数いるよなぁなんて自分の矮小な物差しでの勝手な解釈ですが
野球にかける想いの差というのがさりげないが残酷に描写されて何気に好きなシーンだったりします。
ただそれも強豪校の人間関係もあくまでわき役なのでそのソースを2人の気持ちのやり取りのほうに
割いてほしかったです。

あ、ED両方ともよかったです、両曲ともカバーであとから思い出すタイプの
セピア色がかった青春のイメージというかそんな感じ、できることならその香りを本編でも感じたかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

ヤマザキ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

小さなウソの積み重ねが大きな違和感に(「違和感&鼻につく傲慢感」を改題)

H28.9.24追記

つまんねぇつまんねぇと思いながら、責任を持って最後まで観終えましたよ。自分の責任感に思わず「自分で自分を褒めてあげたくなりました」(by有森裕子)。初回から最終回まで一貫して、さらには隅々までつまらないアニメでした。登場人物の誰一人にも共感できない、さらには設定そのものにすら違和感を感じました。

中学野球を題材にしたお話です。本来なら現実味にあふれる話になるはずです。なのに、違和感ありあり。途中からありえない設定を腹立たしくさえ感じるようになりました。もちろん、アニメはファンタジーでもあります。中には当然とんでもない設定からスタートするアニメもあります。でも、そうしたファンタジーよりもずっとトンデモ設定になってしまったように感じました。
その原因をいろいろと考えてみたのですが、それは小さな設定のウソや間違いが積み重なった結果だろうと思います。

例えば、

・登場する中学生が全て妙に大人ぶっていて、全然中学生感がないのはどうしたこと?
・中学校の野球部が監督等学校関係者を介さないで試合をするなんてありえないでしょ。それじゃただの果たし合いでしょ?
・普通中学3年生はせいぜい夏休みには引退するでしょ。卒業後の春休みに非公式の練習試合にユニフォームを着て、しかも背番号をつけて参加なんて普通ありえない。
・新田東中は秋から冬までの間、まったく練習試合をしないの?その間、このバッテリーはなにしてるの?
・途中のリンチシーン。あれはないでしょ?普段一緒に部活をやっている先輩なんだもの、声を聞けば誰だかわかりますよね?
・校長先生、お爺ちゃんに握手を求める前に普通は自分のこと、どこの誰なんだか名乗るでしょ?礼儀知らずだなぁ、校長先生のくせに。

などなど・・・。

おいおいおい、原作者か脚本家かしらないけれど、ちゃんと調べようよ。こうした微妙なずれの積み重なりが、この物語を変に現実味のない話にしてしまったような気がします。

物語のバランスも悪いですね。特に後半、横手二中の門脇と瑞垣が出て来てから、主役が変わっちゃったのかよ?状態。瑞垣が意味不明かつやたらと遠回しの理屈をペラペラしゃべり通して、それで門脇が怒って・・・、の繰り返し。おいおい、そもそも瑞垣と門脇はバッテリーじゃないんでしょうよ。主役の2人は、「バッテリー」のタイトルは、いったいどこへ行った?

瑞垣の屁理屈にも共感できないし、原田のこだわりにも共感できない。2人とも歪みすぎている。その歪みに歪んだ2人、デザインも似通っていて髪の毛の色くらいしか差異がない。もっとも、ペラペラしゃべるのが瑞垣で、圧倒的に言葉が足らないのが原田っていう違いはあるにはあるけれど・・・。

ついでに言えば原田のピッチャーとしてのすごさもわからなかったな。最後の方はコントロールも乱していたし。それをまた永倉が救うわけでもなく、バッテリーとしてなにも機能しないまま話が終わってしまった。原田の頭髪問題もけっきょくうやむやになって立ち消えしたしなぁ。伏線の回収なんて、いっさいしてないじゃん、というか、最初から回収する気あったの?

とにかくいろいろが穴だらけで観ていて困惑するしかない作品でした。こんなアニメをつくるんだったらそのうち3回分を、最後駆け足で終わってしまった「僕だけがいない街」に回してくれたら良かったのに、と心からそう思います。

最後にもう一つ怒りの一撃。

おい、瑞垣っ!「姫さん」言うのやめろっ、気持ち悪いっ!


===

H28.9.3追記

いや~、これはつまんないわ!ビックリするほどつまんないわ!未だかつてこんなにつまらないアニメがあったろうか?・・・いや、ない(反語)。

「いやいや、それは普通ありえないでしょ?」という微妙なところで現実離れしたストーリー。「えっ、その対応なに?」って思わせてばかりの共感できない性格のキャラクター群。作画も特別きれいなわけではなく、また、キャラデザもイマイチで、なかなか顔と名前が一致しない。

それでも原作は有名な作品だし、何かいいところないかと思ってここまで観てきたけれど、原作に沿っているはずのストーリーも含めて本当に何一ついいところを読み取れないアニメになっております。ここで視聴を断念するのが精神衛生上よろしいのかもしれませんが、ここまで来たら最後まで観て、その上で評価を下したいという、半ば意地というか反骨精神というか、そういったものが今の私を支えております。

・・・ああ、最後まで低評価のコメントをガマンできなかった。アタシってミ・ジュ・ク・・・←誰?。

===

原作未読です。

他のコメントにも書いてありますが、我が家には中学1年生の娘がいます。この春までランドセルを背負って小学校まで通っていました。話をしてみるとすぐ露呈しますが、まだまだガキです(たまにマセたことを言って「おおっ」って思いますが)。

で、確かこのアニメの主人公たちも中1ですよね。ほんの数日前までランドセル背負って小学校に行っていたんですよね。掃除の時間になるとホウキとぞうきんで野球をやっちゃう世代ですよね?道ばたに落ちているエ○本とかに心ときめいちゃう、そういう世代ですよね?(・・・偏見?)

ん~~~、大人っぽすぎません?彼ら。

なんかね、高校生か大学生くらいの感じがしちゃうんですよ。会話の落ち着き具合とか、中身とかも。

さらに言うと、主人公の傲慢さがすごく気になります。「すごいピッチャーだ」とは言われていますが、まだ試合はおろか、野球部の練習にも参加していないんですよね。せいぜいキャッチボールくらいしか彼の実力がわからない。そういう裏付けするものがないものだから、なんか「口だけ野郎」みたいな印象が、今の私の中で渦巻いております。

いい意味で裏切られることを期待して、もう少し視聴を続けてみます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

タケ坊 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

中途半端の極み 

原作が累計発行部数1000万部のベストセラーを記録する青春野球小説、
実写ドラマ、映画化もされているということで、
今期結構期待していた作品でしたが...ダメだこりゃ。。

本当に原作がそんなに売れてるのか?と思う出来で、
結論から言うと、つまらなかったです。

何故つまらないのか、それは結局制作側が何を伝えたいのかがこちらに伝わらないから。
本作を観て何を受け取ればいいんでしょうか?


☆物語☆

内容は王道的な青春部活アニメで見られるような、
清々しさとは無縁のネチネチとした陰気で辛気臭いもので、
ピッチャーとキャッチャー(バッテリー)を中心に、関わった人間の内面にフォーカスしたもの。

自分としては王道の青春部活アニメでないのは、
本来ならむしろ歓迎したいところではありますが...
キャラクターが何を考えているかが伝わらないんですよね。
原作は感情や心理描写が優れているらしいですけど。。

思うに小説の場合は各キャラクターの台詞があって、
感情や考えていることがテキストで描かれるので、読み手にキャラクターの心理が伝わるものの、
この作品ではキャラクターの口数も少なければ、
台詞以外の「心の声」、ナレーション的なものもが全く示されないんですよね。

これは同時期に放送された「あまんちゅ!!」が、キャラクターの感情や心の機微を、
詳らかに描写していた(し過ぎくらいに笑)のと比べて正反対で、
ノイタミナ作品ということで、万人向け作品を期待している視聴者にとっては極めて不親切かと。

恐らく制作側が「深み」を出そうとして、失敗している典型ですね。
敢えて言葉で説明しないことで、観る者に想像させ読み取らせるのが「深みのある」作品だとは思うんですが、
この作品はキャラクターが出来事に対して何をもって折り合いをつけたのか?
というのがさっぱり描かれていないので、バッテリー二人、共に何か成長したのか?最後まで解らない。。

ただ、最終話の終わり方を観て、ようやくこの作品のスタンスが理解できたような。。
要するに視聴者が全て想像で補ってくださいね、ということなんでしょう。
最初からそういう観方をすれば、酷評するのも見当違いかも知れませんが...
それでも面白いかと言われれば面白くない。

また、部活内でのイザコザなんかも、うやむやでしたし、坊主のくだりも結局何やねん、と笑
色々疑問符が付いたまま中途半端な印象で、また観返す気にもなれないかな汗
1クールで尺が足りないということも大きな要因でしょうけど、
これは企画、製作段階でハッキリ判ることで、言い訳にはならないと思います。


☆声優☆

ヒロインのセイハが癒やしでした笑
最近続けて起用されてる豪役の声優さんは、声優っぽくない生々しさがあるのは役的に良かったです。
岡山弁とか芸人の「千鳥」くらいしか知らないので何とも言えませんが、
結構新鮮味はありましたね。


☆キャラ☆

よく考えると、そもそも中1なのに妙に大人びた会話で、違和感を覚えますね。
中1なんかまだ〇〇毛も生えてきたばっかりの糞ガキなはずなのに笑

で、軟式のボールで140キロ超えるとか...ちょっと現実離れしすぎで、
まずこの基本設定であり得ないと思ったので、引き込まれませんでした。。
(作品内では具体的な球速が何キロとかは言ってなかったと思いますが)

自分は人物の性格がどうこうは評価の基準にはしないつもりですが、
巧の性格は弟思いなところ以外、アニメの主人公としては正直不快感を覚えますね。
で、肝心な心理面の描写が足りず、何を考えてるか解らないので評価しようがないですね。

豪の方はまだまともなキャラだと思ってましたが...
ボールが受けれる、受けれないで何をネチネチといつまでも腐っとんねん。
受けれるまで巧と一緒に本気で練習すりゃエエだけの話。
で、いつの間にかバッテリー復活...

巧と豪の親も両方共なんだかなぁ。。
特に巧の親、才能があると分かっているのに自分が好きじゃないとか、
弁当作るのだるい、協力したくないから野球やめろ?
全く不愉快ですね。

後半に出てくるライバル校のスラッガー門脇の執着心も異常だけど、
姫さん連呼する瑞垣の門脇に対する思いも異常で、もうただ気持ち悪くて腐臭が漂ってくる。
バッテリー二人より、ライバル校の2人の人間関係(羨望や嫉妬)の方が伝わってきた笑

とにかく出てくる登場人物の殆どに共感も出来ない。。

☆作画☆

背景が淡い色彩で綺麗でしたね。
キャラデザインに関しては個人的に可もなく不可もなく。。
ただ肝心の野球をやってる場面が微妙...折角の見せ場だと思うんですがね。
正直もの凄い豪速球を投げてるようには到底見えない。。


☆音楽☆

作品中の音楽は物語が淡々としていたのもあり、あまり印象に残ってない...ですが、
作品とOPとの相性は非常に良かった。
またED,過去の名曲のカバーも青春を思わせる良い選曲だったと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

66.5 6 高校野球で野球なアニメランキング6位
八月のシンデレラナイン(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (252)
766人が棚に入れました
市立里ヶ浜高校に入学した有原翼は、野球部のないこの学校に「女子硬式野球部」を立ち上げる。そこに集うのは、野球にはじめて触れる少女や、一度はプレーをあきらめた少女、高い壁に挑み続ける少女……。時にぶつかり、競い、支え合って、里高女子野球部は青春を駆け抜ける!世界で一番あつい夏がはじまる――

声優・キャラクター
西田望見、近藤玲奈、南早紀、井上ほの花、花守ゆみり、緑川優美、高木友梨香、山下七海、佐伯伊織、白石晴香、八島さらら、立花理香
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

再度一気見して改めて良い作品と思う。

球詠を見て、もう一度ハチナイが見たくなって改めて全話見た。野球同好会を発足する所から部になるまでの軌跡、選手達のそれぞれの気持ちや取り組み、そして初めての試合でボロ負けしてからのチームとしての成長、全然野球には詳しくないが一生懸命で選手達から慕われる監督。本編には3試合しかなかったが、それぞれの試合に選手一人一人がそれぞれの思いを胸に秘め試合に臨む描写は充分感情移入ができた。
それはハチナイが野球の試合よりも監督も含めてチームの成熟と個々の成長に比重を置いたシナリオだったからに違いない。ゲームでありながらハチナイには立派なエピソードが各選手にある。ゲームだけではなく、読み物としても楽しめるゲーム構成になっていて私は今でも楽しくハチナイを楽しんでおります。
またハチナイはライバルチームのエピソードもしっかりあり、里ヶ浜高校以外のライバルチームのユニフォームもスタイリッシュでキャラも魅力的に設定されています。
つまり、そもそもシナリオとキャラはしっかりしているのです。だからこそ2期を切望しています。最終話に応援に来ていた生徒は全員入部します。野球部員はかなり増えますが、それでも各選手のエピソードがゲーム内にあり、楽しく読むことができます。女子野球アニメはハチナイさえロングランしてもらえれば私は充分です。但し、作画には手を抜かないで欲しい。
よく長い髪をバサバサさせて野球やってることを卑下しているレビューを拝見しますが、何か問題がありますかね?野球少女を魅力的に可愛く魅せることの方がリアリティより楽しめると思っています。そういうのが嫌なら球詠を見ればいいんじゃないですかね?
再度見てもハチナイはやはり楽しかったし感動できたし、里ヶ浜ナインを応援したくなりました。続編がくればいいなぁと思っています。

9話~最終話まで
結局終始いい話でした。とても楽しませてもらいました。引きの画はどうにもいただけなかったけど、後半は画も随分綺麗になった感じがしました。最終話に『これは始まりの物語』と言っていたので続きを作って欲しいな~。ゲームのハチナイに出てくる新メンバーがぞろぞろ最後に入部して来てこれからって感じなのですが・・・。
ただ、続きをやるなら野球描写に長けている方に参加してもらいたい。そうすれば数段良くなる気がする。
掛橋先生はとってもキュートで野球は全然詳しくないのに生徒達の為に一生懸命で寡黙で魅力的な監督でした。OPとED(音痴だったけどw)は内容とマッチしててとってもよかったし、野球部できたての中途半端さがよく表現できていたと思いました。他校にも魅力的なキャラがいたし、これから楽しくなりそうなのに・・・。思った以上にいい話でキャラクターの個性も立っていたし、最終的にとても楽しめた作品でした。
8話
{netabare}掛橋先生が大奮闘してくれたおかげで、野球部となり全国大会に出場ができることになりました。掛橋先生の人柄の良さが滲み出る回でとても良かったです。ハチナイはもう少し作画がしっかりしてて、脚本が整っていればもっといい作品になっただろうなぁ~。ほんとにもったいない。とにかく大会出場も決って、次週からも楽しみです!!{/netabare}
7話
{netabare}ピッチャーとなりそうな舞子が入部。家庭環境の問題を抱えて夜中に街をふらつく気持ちは分かるなぁ。でも、野球部という居場所ができて舞子にとってはいいことだね。チームにとっても強力な戦力となりそうだ。しかし、画はほんとに安定しないな・・・。来週は休止って・・・大丈夫か?もうちょっとスタッフに予算を割いて欲しいなぁ。{/netabare}ロングランしてもいい内容にできる話しだと思うんだけどなぁ・・・。結構楽しみなので、万策尽きないで下さい!!EDの写真は可愛くて良いね!!
6話
{netabare} チームメイトに親友がいたらいけないのかな?確かに翼が智恵に野球を教えたら甘くなりそうだから、智恵の言いたいことは分かるけど、だから親友じゃいられないっていうのは納得し兼ねます。
ただ、そこまで自分を追い込んで野球の技術を高めたいという率直な気持ちは伝わりました。なぜ、そこまで野球がうまくなりたいのか・・・他の人より劣っていることも遠因としてあると思うが、主因は翼と同じレベルで野球を楽しくやりたいからではないのか?それはチームメイトとしてではなく、親友として、翼と野球においても共に語り、向き合えるような存在になりたいということなのではないかと思うのです。いきなり親友をやめるという稚拙な切り口では感動は薄い。もう少し脚本を考えて欲しかった。{/netabare}今回の話は悪くないのだが、もっと智恵の気持ちや胸の内を繊細に描写できたら、泣くレベルの話になったと思う。非常に残念。
5話
{netabare}野球の試合の時の描写はまぁまぁじゃないかな。引きの画は相変わらず乱れるけどね・・・。展開が早いのは1クールだし仕方がないかな。最初から承知で見てるし・・・。さて、試合をして大負けして、これからみんなでどんなチームを作っていくのかが見どころかな。茜が活躍するシーンは欲しいなぁ。茜の帽子は耳付きなんだねw 鈴木さんはチームを強くするためには必要な重要メンバーですね。あとは、翼と龍がどう意識を高めてチームを成熟させていくのか。2~3人以外はほぼ素人集団だから試合に勝つまでどれだけ時間が必要なんだろうか・・・。
 
ウマが合わなそうな茜と龍の慰め合うシーンはいい場面でした。{/netabare}今期は選択失敗でイマイチ作品ばっかり見てるから、すごくいいって訳じゃないけど、真摯に野球だけを題材にしてストーリー展開してくれそうなハチナイが楽しみになってる感じですw
4話
{netabare}
シニアリトルの大会が終わった後、野球を続けていくことをあきらめていた翼に、親友の智恵は気持ちをこめて翼を野球へ誘う。なかなか良いシーンでした!!トライアウトを受けに行った龍を野球同好会全員で応援に行く。翼は前に進もうとしている龍をリスペクトし一生懸命に応援する。この一連のシーンも良かった。テンプレなのかもしれないけど、そういうものを見たくて見てるので、今回の脚本はいいんじゃないかなって思う。
綾香も同好会に加わり、トライアウトで不合格だった龍も加わった。これで9人が揃い、次回は試合・・・?いくらなんでも早すぎるだろ・・・と思うけど、どうなるのかな・・・。〇ヵ月後みたいな感じにするんだろうね。そうじゃなきゃ試合にならないしね・・・。どんな試合になるのか楽しみです。{/netabare}
 
3話
着々とメンバーが加入してきました。{netabare}シニアリトルは私も〇〇年前在籍していましたが、リトルリーグ(硬式ボール使用)の延長で、学校とは全く関係のない外部団体で立ち上げてある硬式野球チームで、全国で優勝といったら、それはたいしたものです。よって、翼の野球の実力はかなりなものだと思います。東雲さんはライバルチームにいた人みたいですが、彼女が入部すれば、かなりの戦力になりそうです・・・でも、どう説得するのかな?{/netabare}
ワンクールじゃ収まらない話だと思いますが、どこまで見せてもらえるのかな?人物画は所々乱れますがそこは頑張ってもらって、これからのストーリーを見守りたいと思います。
 
2話{netabare}
メンバーが一人増えました。5人ですね!グランドも整備すれば使用できる私有地を確保しました。茜はもうしっかり球を投げてグローブで受け取ることができるようになりました。若者の適応力はすごい!本格的な練習もまだできませんね。{/netabare}私はゲームはしないので、この野球部が強かろうが弱かろうがどっちでもいいんです。この作品で何を見せたいのかが気になります。あまり期待はしてないのも事実ですけど・・・。感動できるストーリーをシッカリ作って欲しいです。
 
1話
バトルや特殊能力や妖精やら・・・ちょっとそういうのに飽きてしまっていて、よほどの内容じゃないと見る気はおきない。だけど、 こういうポンコツそうなスポ根ものは定番な内容かもしれないけど、キャラクターの力でどういう感動を与えてくれるのか興味があります。もとはスマホゲームみたいですね。そんな深い話にはなりそうもないけど、ポンコツ野球部をどう成長させるのか、(アニメ制作の)監督の手腕に期待してみます!キャラクターは普通に可愛いです。
EDは『どんなときも』のカヴァーでしたが、ちょっと歌唱力の無さが際立ってました(笑)。選曲はいいんだけどね・・・。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

どんな人に対しても可能性が示されている。(2周目視聴&ソシャゲ版プレイ開始して)

※ゲーム版未プレイです。

>2話まで視聴して
今調べて初めて知ったのですが、ゲーム版は2年前くらいから稼働してたんですね。
・・てっきり、某ウマ娘のようなアニメ先行型かと思ってました。

1話視聴開始時には「ゲーム版のための媚び媚び作品なんじゃないの~?」
って思ってましたが、2話観終えた時点ではそんなに悪くないです。続きが気になります。

ふと「キャプテン」や「FIELD OF DREAMS」思い出しました^^。

気になってるのが、ED。
曲はモチロンあの超有名曲ですが、音域が広い曲なのかな?。
せっかくいい曲なのに、キーが苦しそう・・。下手したら逆効果??。

あと、EDでのあのビジュアルは、未来予想図?。過去?。
なんで登場キャラが○○○○なの?。ちょっと謎で気になってます。


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>8話まで視聴して
世間?某まとめサイト様あたり?当サイトでも?結構酷評されてますねw。
・・でも自分はなぜか本作に好感もってます^^(ソシャゲ?には無関心ですが)。

作画・・は、確かに誉められたものではないですね><。
外注先がどうのこうの・・って記事を見かけることもありますが
状況変化を追ってゆけば、自分は作画はあまり気にならないかな・・。
(スライディング作画とか、逆においしいネタでは?w)

というのも、もっと専門的な本格的な描写もやろうと思えばできたかも??だけど
もともと運動が苦手な人や、内気な人、その他もろもろ全部ひっくるめて
どんな人に対しても、”始めてみる可能性”と
”それらにのめり込める可能性”があることを示してくれている気がして
そこはやっぱ個人的に大きく評価してしまいます!!。
(ED曲「どんなときも」にカブせてる?))

キャラの役割構成は全く異なりますが
作品全体のイメージとしては
やっぱ”女性版キャプテン”
・・といっても、言い過ぎではないのでは?。

某話で、EDの風景が一変しましたね♪。
・・不意にやられてしまいました(誉め言葉)。
歌の聞こえ方も、なんか少しずつ変化してる気さえも(気のせい?)。

その回で追加参入された最後のメンバーキャラ?。
「なんか最近既視感あったな~」って思ってたら
最近やっと視聴終えた「ヲタクに恋は難しい」に中盤~終盤に登場した某キャラと
自分の中でなんかリンクしてカブってしまいました(いい意味で)。
双方ともにいいキャラなので、今後の動向が双方さらに楽しみに^^。


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>12話まで視聴して
自分は本作を高く評価します!。

一部ヘンテコな作画は、自分にとっては”むしろ面白い”んですがww。

技術が進んでしまった現代
CGだとか何だとか
スゴい作画?、高精細?、実写さながら・・?

確かにそういうのも評価基準であってもいいとは思うのですが

いや~、でも自分は
むしろ「え~っ!?wwww」って
いろんな意味で驚かされる作品に惹かれるかもです♪。

今、覚えてる範囲で驚かされた点をあげてみます。
・今まで見たことのない野球シーン描写(ある意味誉め言葉)
・意味不明だった序盤のED絵(誉め言葉)
・モブ的なキャラの方が、作画が良い!??
 (実はゲーム版では全員登場キャラだったりするのかな??)
・まさかの唐突なオ○○○展開w(・・夏だからアリ?)
・悪球○○じゃなかったww(思い込んでたのに・・w)。
・序盤貢献重要キャラの終盤での扱いww


では良かった点。
・ストーリー(自分のレビュータイトルの意味で
       上手く始まり、上手く〆めた作品だったと思う!)    
・キャラの表情や表情変化、目の色や描写
・OP曲、ED曲+挿入歌(選曲込みで♪)、BGM全般ほぼ全て
・”スコアブック+タイトル+格言?+ピアノの音色”
 の組み合わせが、なんか心地良い^^。
・12話ラストで初めて、OP曲で気になってた某キャラの描写と繋がった 
・他にもいろいろ細かいところが工夫して練られている!

・・あれ、気づけばこれ、お気に入り作品なのでは!?。

あー、2期ないかな~?。
ないだろうなあ~。でも、あったらいいなあ♪。

(でもソシャゲはしませんw)

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>2周目視聴&ソシャゲ版プレイ開始して
「しません」って言ってましたが、開始してしまいました、ソシャゲ。
今のところ無課金プレイです。

なかなか面白いです、ソシャゲ版(てのひらw)。
どこがいいかというと、今始めてもストーリーをちゃんと最初から体験できる。

ストーリーを追いたいだけなら、無課金でもそこそこ楽しめるんじゃないかな?。
(まだ序盤なのでなんともいえませんが)
若干P4(ペルソナ4チックな演出・フォント等含めて)彷彿させられる。


ソシャゲ版プレイ開始したうえで本編2周目視聴開始したところ
「ああ、なるほど~」ってさらにいろいろ楽しめました。

ソシャゲ版で、たくさんのキャラ設定+キャラエピソードが作成されている中から
今回のアニメ版として再構成されていたのですね。

ですのでソシャゲ版序盤の進行はアニメ版とも異なっています。

ですが、キャラ固有の性格や、メンバー同士のエピソードや絆等は
ちゃんと共通した世界観になっており、どちらからどちらへ移行しても
そんなに違和感なく楽しめることがわかりました。


本編で気になっていた高クオリティーのモブキャラ?達ですが
ソシャゲ版の主要人物ばかりだったことがわかり、抱いていた疑問が解消されました^^。


男子競技があって女子競技のない?スポーツ。
このテーマも本作があったおかげで考えさせられました。
土俵に女子が上がれない?。(間違ってたらごめんなさい)
甲子園に女子が上がれない?。(間違ってたらごめんなさい)
某動画サイトで、高校野球部のノックが上手い女子マネージャーの動画も見ました。
いろんなことをみんなが疑問に思って、変わっていくきっかけになればいいな。
女子プロ野球リーグがあること、本作見るまでしりませんでした。
地上波でも放送したらいいのにね。
もしかしたら本作を見た少女が将来プロの選手になるきっかけになることもありえるのでは?。


あと、やっぱ本作の制作においては予算や人員が限られていたのかな?。
某まとめサイト様の情報なので、鵜呑みにはできないのですが
アニメ制作における下請けやさらにその下請け、予算・人員・などなど
いろいろ大人の事情はありそうですね・・・><。
でも、限られた状況・環境だから生まれるものもあると思います。

自分は2周目視聴した正直な感想としては
やっぱ途中の話数での作画乱れがひどかったとは思いますが
作品全体通して描かれていたものは素晴らしかったと思います!。
それはアニメ作品は作画がすべてではなく、そのストーリー展開、演出
声優さん方の演技、音楽、ほかにもいろいろ詰まっていると思います!。
できればBD発売するのであれば、できる限り仕上げ切った状態で発売してほしいものです。

野球シーンの作画を比較するうえで
ひさしぶりになつかしの「キャプテン」序盤を観てみましたが
野球描写のシーンについては大差なかったように感じました^^。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

食前酒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

深夜アニメナイズされた野球アニメ

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話です。前回に引き続き全国大会の一回戦。結果的には一回戦は勝ち二回戦で敗れたようです。私は十一話視聴の段階で一回戦で敗れるだろうなと思ってたけど。これまでの各話感想でも批判してきた作画の方ですが正直まだ止まってるのが気になったけど最終回だけに何とか動かそうという気概は伝わってきたので良かったと思います。さて総評ですが私は他の女子野球アニメは見ていないのでこの作品がどれだけのことをやっているのかは分かりかねますが少なくともキャプテンやタッチなんかでは全くないです。そもそも女子野球アニメと並べるのも変かもしれませんが同じ野球が題材なのであえて比べました。ハチナイはあくまでも深夜アニメです。ケモミミフードを被った子や仮装した子が普通にグラウンドに立ってます。部活動ならあって当然の生徒同士のもめ事や親との喧嘩、監督とのやり合い(そもそもこの作品には監督という存在自体出てきません、顧問だけです)もほぼ無い。なので野球アニメと聞いてこのハチナイを見ても先に挙げたようなアニメ作品の展開は全くと言っていいほどない。あえて言うなら深夜アニメナイズされた野球アニメでしょうか。これはハチナイがダメとかを言っているわけではなく、深夜アニメで見せるもう一つの野球アニメの形だと言っているのです。私も茜や翼は終始可愛いなぁ~と思いながら見てましたしスカートのユニフォームに見入ってました。みんなで一から草むしりしてグラウンドを作り上げたり、女の子だけで合宿したり見どころは満載です。ほんとにあと作画さえ良かったら3倍ぐらい締まって見えてたのに惜しいです。なので作画面には目をつむっていただいて、野球や女の子が部活してるところとか見たい人にはおすすめですよ。昔のガッチガチの野球アニメとは全く違う視点で野球が楽しめるかもしれません。{/netabare}

【第一話】
宇喜多茜も噂通りかわいかったけど、主人公有原翼もよかった。話は野球部を作るという王道展開でしたが、キャラが可愛いので見られます。
【第二話】
茜、翼どっちもかわいい。作画もリメイク版だからかわかりませんがよかったです。
【第三話】
野球部室もゲットしてぼちぼちメンバーもそろってきました。野球とは無縁な個性的な子も多く、バッティングセンターでは翼以外まともに打ててる子がいなかったけど果たしてどんなチームになるんでしょうか。今更ですがハチナイの夏服良いですね。私制服フェチなので見てきたアニメの制服全部チェックしてますがかなり好きな部類です。
【第四話】
ようやく9人そろいました。今のところ野球的な面白さは皆無ですが、かといってキャラ関係がそこまで面白いかと言えばそうでもない…。せっかく個性的相なキャラビジュアルしてるんだからもっと性格面の主張激しくてもいいと思いました。
【第五話】
試合中でもケモ耳を貫く茜かわえ〜。チームの強さ=技術力ではないですよね。分かります。
【第六話】
{netabare}親友から戦友へ。ようやく翼と智恵の皮が一枚はがれた感じでよかった。ちょいちょいキャラの動きが気になるところはあったけどまぁ及第点。{/netabare}
【第七話】
今回でいよいよメンバー全員そろったという感じでしょうか。倉敷舞子のチーム参加の経緯はやけに人間ドラマチックですこし違和感を感じましたが九十九さんがうまい感じに誘導したなと思ったのでまぁ良し。EDビジュアルも変化があってよかったと思います。
【第八話】
{netabare}まだ女子野球部ではなく同好会の状態であるがための公式試合出場への弊害。そこで翼が部費のこと言われて「ぶひ~」って(笑)。他にも女子野球部の歴史をシナリオで入れたり、先生のリアルな部活掛け持ち事情など割と面白かった。部を作るために女の子たちの視点だけでなく先生の立場からの難しさや苦悩も表現できたのもグッジョブ。{/netabare}
【第九話】
女子野球部初の合宿。和尚の幽霊落ちとか野崎カレーの件などなど面白かったですよ。全体的にもうちょい細かさや丁寧さ(主に作画)があったらもっと良かったと思います。
【第十話】
{netabare}今更だけど練習シーンや試合、日常パートもそうだけどもう少しぬるぬる動いて欲しい。せっかくのリメイク版なんだからもっと作画に時間かかってそうなものが見たい。Bパートの試合や茜、翼の掛け合いも良いんだけどちょっとカクついてるのがもったいない。あと話の内容も今回はそこまで楽しくない。原因は向月の偉そうにしてたロングツインテール。自分のチームの三軍連れてきてあの態度。いかにも安物アニメみたいなキャラ設定で見てて寒かった。試合前に向月のチームメイト誰一人紹介ない時点でもう勝負が見えてるから試合自体にも面白味がない。茜の掛け合いと最後の翼の笑顔しか今回は褒めるところがなかった。残念。{/netabare}
【第十一話】
{netabare}前話の感想からまた同じように今回も作画は微妙過ぎる。翼たちが試合に出るために山奥のキャンプ場みたいなところにみんなで行く。するとバスで付いたと思ったら次のカットには夜の食事らしきシーンに。何を作ってるのか何をしてるのかもカット割りが遠過ぎて分からない。翼が何故かフランクフルトをもって他校のチームにお裾分け。うん?不思議に思っていたら次の瞬間にはみんなもう就寝…。いや時間飛びすぎカット雑でもう失笑レベル。確かに今回のメインは試合であってキャンプシーンではないかもしれないけどこの雑な時間の飛び方とキャラの動かなさはさすがに鼻につく。キャンプ場で試合前に他校のチームと一緒になって本来ならもっと活気があるものでは。これならもういっそ試合開始シーンから始めればいい。試合のシーンは割と気合入ってたのかもしれないけどやっぱりボールとバットの瞬間移動は気になる。有原翼や鈴木和香、岩城良美とかキャラはシーンごと良い感じに面白さや個性が出てるけど作画の悪さが足を引っ張ってる。そこさえよければもっと評価されてるだろうに。もったいない。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

59.1 7 高校野球で野球なアニメランキング7位
もしドラ(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (550)
2108人が棚に入れました
都立高校の弱小野球部マネージャーとなった川島みなみは経営学の大家・ドラッカーの著書『マネジメント』を手に、そう宣言した。すべては入院してしまった親友・宮田夕紀に感動を与えるために。だがこの野球部は問題が山積みだった。言いたいことが部員に伝わらない監督、レギュラーであることを疑問に思う俊足外野手、キャプテンであることを悩む四番打者、そして監督への不満を抱えたエースピッチャー。みなみの目の前には多くの難題が立ちはだかる。野球部にとっての「顧客」とは? 部員のやる気を引き出すための自己目標管理とは? マーケティング、社会貢献、高校野球へのイノベーション。『マネジメント』に書かれた企業経営や組織論のエッセンスを高校野球に応用し、みなみと野球部員達は甲子園に出場できるのか?

声優・キャラクター
日笠陽子、花澤香菜、柿原徹也、陶山章央、津田健次郎、浅沼晋太郎、仲谷明香、細谷佳正、中西英樹、赤澤涼太、内匠靖明、平田絵里子

おぬごん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

テニスコート野球場!逆ショフト!直角ベーラン!

ベストセラー「もしドラ」こと「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が原作
当時この本がやたら売れてたことを知らない方に内容を簡単に説明すると、経営学・組織管理論の本「マネジメント」の内容を主人公が高校野球に落としこんでいき、とんとん拍子に勝っていく~なんて話です
拍子の萌え絵と内容のギャップ、作者がAKB関係者であることからくる強力なメディアのバックアップなどもあり、当時は本当に本当に売れてたんですよw

そんなわけでNHK総合で放送、製作はProductionI.G.と超強力な体制で作られた本作でしたが、内容はまあ酷いものでした
とにかく「『マネジメント』で野球に勝っていく」という主題にリアリティを感じられなかった点が痛いですね
もちろん主題が主題なのでトントン拍子に勝っていくのはいいんですが、選手たちのレベルの低さや、しょーもないキャラクター付けなどが多分にノイズになっていた印象です
「あんなクソショートで勝てるわけないだろ!」とか「あんな応援したら高野連から出禁食らうわ!」とか、とにかく節々に突っ込まずにはいられませんでしたw
幅広い人気を持つ高校野球を題材にしたのは上手いと思いますが、その分、世の中には高校野球に詳しい人も多いわけです
簡単にボロが出てしまうようでは良くなかったのではないでしょうか

で、そういったリアリティの無さを本来であればカバーすべきなのが作画や演出なんですが、これがまた酷い!
とりあえず「もしドラ テニスコート」でググってみて下さい!
その他にもショート定位置のフライをレフトが華麗にダイビングキャッチする「逆ショフト」や、物理法則を無視して最短距離を駆け抜ける「直角ベーラン」など、製作側が野球知ってんのかというレベルの稚拙な作画を連発
Wikipediaを見るとアニメ化発表が2010年10月、放送が2011年春だったんですが、放送は10日で全10話を集中放送する形式だったんですよね
結構急に決まった企画だったりして、スケジュールが逼迫してたのかもしれませんね…

声優面では「けいおん!」で人気を博した日笠陽子が(多分)初主演でしたが、この頃はまだ主演で色々な演技を見せるには実力不足だったように感じていました
また後輩マネージャー役のAir highこと北条文乃を演じていた、当時AKBの仲谷明香も酷かったですw
これに関しては政治100%なキャスティングですが、彼女は今やAKB卒業組では最も声優として活躍できているわけですし、まあ頭ごなしに否定はできませんかね


※以下この作品の作戦についての長くどうでもいい考察
今でもなんjなどで話題になる本作の作戦に「ノーバント・ノーボール作戦」があります
相手にアウトを与える「バント」、球数を増やしてしまう意図的な「ボール」を完全に排除し、打撃はヒッティングのみ、投球はストライクのみで勝負する、というものです

前者に関してはある程度理に適っていて、実際にデータ野球(セイバーメトリクス)の観点からはバントの有効性はかなり疑問視されていて、長打力のある打者が揃うメジャーリーグでは投手以外がバントをすることは稀となっています
ただ日本人、特に高校球児はメジャーリーガーほどの長打力や技術がないこと、バントに「手堅い」「緻密な野球」「美しき自己犠牲、チームプレー」なんて印象が付き纏っていることから、日本では今でもバントが多用されているわけです
最近では現実でバントをほとんどしない高校が甲子園に出たりもしていますし、アウトを与える~という意味だけではなく、攻撃的で前向きな姿勢をチームに与える意味でも意義のある作戦だと思います

また後者のノーボール作戦も絶対にストライクしか投げないわけではなく「高校生のコントロールじゃ全球ストライク狙いでもどうせボールは混じるから、最初からボール狙いの球は無駄」という考えが前提にあるんですよね
ですのでこれも投手の意識改革という意味ではアリだと思っています

…ただこのノーボール作戦を台無しにしてるのが「常時前進守備作戦」です
「エラーを恐れない前向きな気持ちを持つため前進守備」ってのがまず意味分からないですし、それを練習だけじゃなく試合でもやるのがもっと意味不明
さらにノーボール作戦、つまり相手にしてみればストライクしか来ないと分かってて当然踏み込んで打ちに来る状況でやるのがもっと意味不明
で、結局ショート君とかめっちゃエラーしてるんですよね…何だよそれ…

作者、野球を舐めるな!!!


※見終わったアニメは全て棚に送ったと思っていたけど忘れてたシリーズ第3段

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

マネジメント話をする為ならスポーツマンシップはどうでもいいの?

原作未読。予備知識なしの初鑑賞。

現在全国各地で繰り広げられている高校野球地方大会の
観戦に朝から晩まで勤しんでる私ですが、
そういえば高校時代に"もしドラ"が話題になってたな〜
と思い出したのでこれを機に観てみました。

、、なんでこれあんなにも話題になってたんですかwww

もしかして流行ってたのはアニメじゃなくて
小説の方なんですかね?
もしくは、これを見て話題にしていた方たちは
野球をあまり知らない方なのでしょうか?

もう何度切ろうかと思ったことか、、
でもマネジメントというテーマなので
途中で辞めてしまっては本質が見えてこないと思い
なんとか数回に分けて見終える事ができました。

正直、見る価値ないとまでは言いませんが
野球を知ってる人や愛してる人にはオススメしません。

{netabare}まず野球に関して1番気になった点が、
試合でこちらの投手が不調になり始めた時に
相手攻撃のターンにも関わらず観客席にいる大勢で
投手の好きな曲を大合唱し始めるんですよ。

しかも指揮で先導しているのが
主人公でマネジメントをしている野球部マネージャー。
歌っているのは他のマネージャーと野球部員達。

百歩譲ったとして野球のルールを知らない
一般生徒や親族とかならまだしも、
知らないのかな?じゃ済まされない面々ですね。

マネジメントを成功させるためなら
スポーツマンシップなんて気にするなと?
なんて自分勝手なチームでしょう、、


上記がずば抜けた胸くそシーンであり、
他にもたくさん思うことのある作品でした。


序盤でエラーしたことが原因で
周りが何か言ってきたわけでもなく、
自分から部活に来なくなった子のために
周りが頑張って工夫するのはマネジメントなの?

部員数カツカツなら分かりますが、
他に頑張ってる子達がいるんだから来ない子よりも
今頑張ってる子達の為に頑張ってあげてほしいですね。

おそらく部員の危機という
ストーリーの壁としてこのネタを入れたのでしょうが
戻ってくるまでの流れもなんかイマイチでしたし、
最後までこの子を好きになれるポイントが作られてなく
特段上手いわけじゃないけど周りが構ってあげる形。

これも高い壁という感じではなく、
野球部みんながやる気を出し始めるまでに
苦労が少なすぎてあっさりしていたから
あまりマネジメント凄いってならなかったかな( ´•ᴗ•ก)


またマネジメントが校内で噂になって
「みなみのマネジメントすごいんだぞ!」
を表現したかったのでしょうが、
他の部活を野球部と絡め始めたところは
マネジメントさせる為に無理やりそれっぽく
当てはめてる感じがして違和感ありました。

特に家庭科部の試食会でお菓子食べてレビューする事を
"食事管理"って書いてたのが引っかかりましたねw


そもそも、みなみが野球嫌いなのに
野球部のマネジメントをする原因となった
友達の夕紀(ゆうき)はなぜ入院してたの?

ずっと病室にいた子だったけど登場回数は割とあって、
でも設定がフワフワしてたので終盤の容態悪化から
亡くなるまでの間ずっと深刻な空気だったけど
それが全然伝わってこないもんだからシラケましたし
感動ポルノにしか見えませんでした。

人が亡くなれば感動するだろう泣くだろう
とでも思ってるのでしょうか?

原作の方で夕紀というキャラを
どんなふうに扱ってるかは知りませんが、
少なくともアニメでは感動させる為に殺された少女。

余命3ヶ月だったのをこんなに長く頑張って生きたのよ
もう夕紀を許してあげてという母親の言葉もちょっと。


キャラ自体も誰1人魅力を感じない中、
「え、あ、はい。」の女の子が個人的に1番NGでした。
{/netabare}

全体的にマネジメントと野球どちらも
中途半端な状態で描かれていたように思います。

マネジメントの本が段々と
自己啓発本なんじゃないか?と思えてきて、
自己啓発本の宣伝をしてるようにも見えますねw

NHK向けにアニメ化したせいでこうなったのか
そもそも原作がこんな感じなのか気になるところです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

本作を見る顧客層とテーマがズレているのが皮肉です。課長・係長向け。

 アニメの話の前に。酷評されるケースがありますが私はこの原作を悪く言いたくありません。

 原作については、ドラッカーのマネジメントを日本のサラリーマンに広めた貢献は計り知れません。
 ドラッカーの原本を読めと言ってるわけでなく、要約版のマネジメントですら読めない経営者・中間管理職にラノベ的小説の形で要約版の要約版の形で読みやすくしたのは工夫です。そして普通に読んでいて面白かったし最後ちょっと泣かされた記憶があります。

 日本人男子が好きな女子高生・高校野球・物語性・簡単な文書+表紙のキャッチーなイラストいう形で、日本人が苦手なビジネス書…特に嫌われる翻訳ものを非常に分かりやすい内容で提供した、まさに「マネジメント」の実践を行った本です。この作品以降、軽いビジネス書や新書の表紙に萌え絵が多用されるようになりました。

 で、アニメなんですけど正直それこそ顧客満足を考えましたか?という感想を持ちます。つまり、本作のアニメを見る年齢層は少なくともサラリーマンではないでしょう。2011年。震災直後という不運はありますが、深夜アニメはサブスクもない時代。サラリーマンは今と違い深夜アニメを手あたり次第見たりしません。
 必然的に大学生・フリーターなどが中心になったと思いますが、大学生やフリーターでは経営に関する興味は少なくともわかないでしょう。野球もこれらの年齢では絶対的なメジャースポーツではなくなっています。

 ですので、まず深夜アニメ視聴者層と本作のニーズが完全にズレていたと思われます。これで顧客の定義とか言われてもなあという気はしました。

 ただです。サブスクで見られる現在。そして、サラリーマンでドラッカーのマネジメントもその他ビジネス書で自己啓発をする気が無い人は、本作を見ればいいとは思います。少なくとも基本は抑えています。特に課長や係長くらいの人とかそこを目指している人で読書苦手な人は見ればいいのではないでしょうか。
 作画その他アニメの質は高くないですが、退屈な研修の動画を見せられるよりましでしょう。

 そして、それ以外の人。大学生やフリーター、ニートの方はもちろん、クリエータやブルーカラーの人などが本作を見てつまらないというのは当たり前だと思います。日常で感じる問題ではないでしょう。そもそも本作のテーマであるドラッカーのマネジメントに興味は向かないでしょう。

 本作は野球の女子マネージャーを「マネジメント」を使って上手くやろうという体裁をとっていますが、実際は「マネジメント」をどうやってなるべく興味を持ってもらうように、平易に説明するか、という材料として
女子高生と野球という設定を使っているだけです。特に野球に関しては不自然になります。だから、野球アニメ作品として見れば出来は良くないでしょうね。

 本作の内容そのものは私はいいと思います。思いますが、高校野球に応用できるのはマネジメントよりむしろコーチングでしょうね。そのせいで肝心の冒頭の「顧客」の部分が非常にあいまいな形になりました。それ以降の組織論はいいんですけど。原書の「マネジメント」では顧客と従業員の満足の両方から会社の定義を考えていますが、本作原作は両方が重なってしまいましたね。

 私は最後の小説的な部分で感情が動いたのと、本作のテーマ的内容は決して悪くないと思ってます。ですので3点以上はつけたいかなあ。ただ、客層が違う、と言いたいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

71.4 8 高校野球で野球なアニメランキング8位
MIX(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (172)
583人が棚に入れました
舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」。「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、今、運命の兄弟が物語の扉を開く・・・親の再婚によって、血は繋か?らないが誕生日が同じ、双子?の兄弟となった「立花走一郎」と「立花投馬」は、明青学園・中等部の野球部に所属する 中学2年生。走一郎は捕手、打者として活躍。投馬は「ある理由」から三塁手を務めているが、人並み外れた投手の才能を隠し持っていた。走一郎の実妹て?、投馬とは血の繋か?らない義理の妹「立花音美」も中学に入学し、2人の周囲はなにやら騒か?しい。やか?て高校に進学する2人は、甲子園の土を踏むことが出来るのか・・・

声優・キャラクター
梶裕貴、内田雄馬、内田真礼、花澤香菜、高木渉、井上喜久子

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あの栄光の夏から30年。明青学園野球部が蘇る。

「タッチ」で主人公の上杉達也らが所属していた明青(めいせい)学園野球部。
甲子園優勝から約30年後の明青学園野球部の物語です。

今まであだち充作品はあまり読んだことがなくて、
タッチも読んでいません。あらすじはなんとなく知っていたけど。

主題歌が好きだったので、興味を持って観てみることにしたのですが、
そうでなければこの作品もスルーしていたかも。

きっと「タッチ」を知っている方がもっと楽しめたのかもしれませんが、
「タッチ」を知らない私でも十分楽しめたし、
ストーリー自体は「タッチ」とは関係なかったです。

全24話です。


● ストーリー
かつで一度だけ甲子園優勝を飾った明青学園野球部。
今は低迷が続いていた。

明青学園中等部の野球部に所属する立花投馬(たちばな とうま)と、
立花走一郎(たちばな そういちろう)。

彼らは両親の再婚による義兄弟だったが、
兄弟バッテリーとして活躍することを夢見ていた。

しかし、野球部には監督への圧力により、
今は力のない投手がエースとされていた。


物語は中等部から始まります。
作中で時間は流れ、後に高等部に進学しますが。

投馬たちの家族関係や、野球部に流れる何か訳ありな空気など、
最初は謎だらけです。

それらが徐々に明かされていき、
周りが固められていく。

最初からすべてを語らず、
少しずつ分かるのも面白いなと思いました。


野球部の話がメインですが
前半は試合メインではなく、

妹の音美(おとみ)のことや、野球部での練習などの、
周りの人物との関わりを描くシーンが多いです。

それでも安定して面白かったです。

キャラ同士のやり取りは、
テンポと笑いがいい感じです。

ギャグとまではいかないけど、
微笑ましく笑えるワードセンスがいい^^

後半は試合も増えましたが、
それはそれで展開の読めない戦いを楽しめした。

まだまだチームとしては未完成の明青学園野球部が、
強豪校相手にどこまで、どう戦っていくか、ハラハラドキドキでした。

ラッキーによる部分も多かったですが、
この作品はこれでいい気がしていました。

そんな気楽さが今の明青学園野球部や投馬らしいなと思えたので^^


● キャラクター
メインとなる立花三兄弟が安定しています♪

投馬(cv.梶裕貴)は野球のことしか見えていないマイペースな子。
妹の音美に対する優しさがかっこいい♪妬いちゃうわw

もちろん、投手としての成長からも目が離せません。


走一郎(cv.内田雄馬)はキャッチャーとしてチームを支える大黒柱。
もちろん、投馬を支える妻役も忘れていません。

一番投馬のことを理解している、
キャッチャーとしても兄弟としても完璧なところが魅力的♪

女の子にモテモテで、
デートに忙しいところは投馬とは正反対なところですね。


妹の音美(cv.内田真礼)は学校一の美少女。

本人はそんなことには疎く、
投馬と走一郎の野球に夢中。

兄たちの野球の一番のファンであり、
周りからのやっかみや視線も気にしないマイペースさは、
容姿以上に魅力的でした♪

兄妹として互いを大事に思っているけれど、
音美と投馬にはそれだけで終わらない何かを感じます。

この何とも言えない距離感もまたくすぐったい♪


それぞれの声優さんも役に馴染んでいて、
キャラの魅力が増していたように思います^^

他にも、タッチでのライバルキャラやその息子が登場したりと、
タッチファンなら嬉しい仕掛けもありますよ♪


● 音楽
【 前半OP「イコール」/ sumika 】
【 後半OP「VS」/ ポルノグラフィティ 】

もともとsumikaが大好きで、
主題歌を担当すると聞いたのがこの作品を見ることにしたきっかけでした。

曲はアニメを見る前からずっと聞いていましたが、
アニメと合うとまた違った感じ方ができて、かなりいい感じでした♪

爽やかな曲が、
すごく雰囲気に合っていると思いました^^

しかし後半のOPがまたよくてですねー。

爽やかな前半OPに対して、こちらはかっこよさが加わって、
さらなるMIXの魅力が引き出されている!

同じ作品でも曲を提供する人たちによって、
こう描き方や味が違うというのはおもしろい♪

ポルノグラフィティの曲を久しぶりに聴きましたが、
この曲はかなりのお気に入りとなりました^^


【 前半ED「君に届くまで」/ Little Glee Monster 】
【 後半ED「君に伝えたストーリー」/ Qyoto 】

EDがまた良曲ぞろいで^^

OPも大好きでしたが、
EDもまた大好きなのです。

作品に沿っているかと言われれば、
OPに比べるとそうではないのですが、

曲単体だけでもう魅力的。
幸せです。笑


● まとめ
原作はまだ続いていますが続編を作る気はないようで、
24話できれいに話はまとまりました。

野球部の話だけど、野球の話だけで終わらないところが、
私には合っていたのかもしれません。

途中からは「作中の時はちゃんと流れてますよ~」と示すために野球の試合があるのかと思ったほどでしたからw

タッチを知っている方や、
のんびりと野球ものの作品を楽しみたい方にはおすすめです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

笑いと情熱のあいだ

 【First impression ~ review】

 とある配信で公開されていたので、一気に見てしまった。

 あだち充の作品は学生の頃は好きだったが、社会人になって新しい漫画が出ても買わなくなっていたが、このMIXという作品の名前は知っていたし、タッチの舞台であった明青学園でもう一度という懐かしさからワクワクしてしまう設定ではあるが、様式美のそれはあるとしても、もはや新しさを感じることがないので、漫画を読むかとなるとちょっと躊躇われていたところがあった。

 しかし、アニメを観てみると、再放送で小さい頃に見たタッチへのリスペクトがスゴイ感じられる脚本となっていて、あだち充の作品の良い所を引き出したアニメの演出があって、ただ明青が懐かしいわけではなく、アニメ作品としてもマルっと懐かしさがあるんです。

 タッチのアニメを見て、漫画を中古で買い揃えてみゆき、ラフ、H2、KATSU!とあだち充作品に触れてきたが、久しぶりにその頃を思い出してもう一気に見てしまった。

 さて、一気に見てしまったので、第一印象がそのまま今回のレビューになります。

 ズバリ、どこが良いのかって話をします。

 タイトルにもありますが、スポーツ×ラブコメの代名詞にもなっていると言っても過言ではないあだち充ですが、そのバランス感覚の良さと、どうなるか分からない恋の行方が良いです。

 アニメはまだ続編を乞うご期待という感じなので、まだまだ恋愛の行方がこれからどうなっていくのか分かりません。
 ラブコメの中には恋愛対象が矢印で見えてしまうレベルに分かりやすい作品が少なからずあります。こういった作品は表現が重たくなりすぎるように思う(ズバリ鬱陶しい)。
 好きだと分かっていて、それを成就させるために奮闘する姿を見せる自己投影型の恋愛作品って、観ている側に想像力を使わせない作りなので、全然面白さが分からん・・・。となってしまうんですよね。つまり、共感【してもらわなくては】始まらないので、説明的過ぎたり、分かりやすく演出しすぎたりするきらいがあるんです。自分の経験と重ならないと共感できないって人にはこれしか嵌らない。

 『MIX』では、誰がどう思っているのかを想像しなが視聴できるように、セリフの伝え方や間の取り方、表情、音楽などでキャラの心情をみせてくれます。
 恋愛模様の面白さって誰がどう思っているのか、そしてどうやって変化していくのかの余白を常に残していて、それを想像しながらそれぞれのキャラの気持ちを考えることが共感【する】ことに繋がりそこが面白い。
 例え間違えていても良い、人によって解釈が変わるんだから。
 『それは違うよ』とか観た人同士で話合うことができるそんな作品の方が個人的に楽しいと思うし、このあだち充の作品群はそういった面白さがしっかりある。もちろん今回も。
 脚本、と書いたけれど、原作の良さをそのまま出している脚本であって、原作あってこそだとこの作品については思いました。


 視聴者を意識している作り方。
 これはタッチの頃からそうだったけれど、メタ的なセリフがあったりする。原作も作品の中に作者がちょろっと顔を出したりするけれど、話が重くなりはじめると、しっかりと閑話を入れてくる。
 それを邪魔だと感じる人もいるだろうが、あだち充節に調教されている私やなどにはむしろ心地よく感じてしまい、この緩急のテンポだからこそ、一気にみても全然疲れない。
 視聴者を意識した脚本づくりとなっていると感じる次第です。


 タッチへのリスペクト。
 そもそも作者が同じなんだからリスペクトっていうのはなんか違うようにも感じるのですが、まぁ言葉の綾ですね。
 この30年前の舞台装置がまだ生きていて、少し彼らのドラマに影響を与えています。それが不自然でなく、確かにそうなるかもなと感じてしまう都合の良い頭なのですが、大きく絡めてしまうとそれもご都合主義かよと思ってしまう。
 そこは多分、注意して物語を作っているんじゃないかなって感じます。あくまでも主軸はMIXの主人公たちなのですから。


 ナレーターが南ちゃん!
 永遠のヒロイン南ちゃんの声をあてていた日髙のり子さんがナレーターです。これが良いです。そして南ちゃんをしていないところがまた良いですね。ここにも、前述したように、タッチという舞台装置を都合よく使いすぎている感を出さないようにしつつちょうどいいバランスを保っているように感じました。


 総括
 都合よく捉えている部分は多分多くある。
 こういった良い所を挙げていったけれど、それが逆に鼻につくという人もいるだろう。
 ただ、当時のタッチを好きだった人には須らくおススメであることは間違いない。
 タッチを美化しすぎて、汚されたなんて思わずに、今ある明青野球部をどうか一緒に応援してもらいたいですね。

 では、よしなに~

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

伝説、ふたたび。

この作品の原作は未読ですが、このタイトルを見て心の踊らない訳がありません。
物語の舞台が『タッチ』で「上杉達也」「上杉和也」「浅倉南」らが甲子園を目指したあの明青学園なんですから…

思い返せば、幼馴染って良いなぁ…と思ったのはタッチが初めてだったかもしれません。
家が隣でいつでも気軽に行き来できる間柄…
しかも相手が浅倉南の様な女の子だったら、きっと他には何も望まなかったでしょう。

作品を完走して『タッチ』のwikiを見て初めて知ったことがあります。
和也は事故死してしまいましたが、当時の編集部は大反対だったそうです。
だから原稿を受け取った担当者は、隠れて校了を終わらせて編集部から逃亡したんだそうです。
しかも、アニメで和也が亡くなった際には実際に告別式まで執り行われたんだとか…
鉄道橋の下で電車の通る音にかき消されながらも南が大粒の涙を流していたシーンは、今でも鮮明に覚えています。
当時テレビアニメは全部で101話もあったとか…
いかに偉大な作品だったかが窺えます。


舞台は「タッチ」と同じ「明青学園」

「タッチ」の主人公「上杉達也」の伝説から約30年、
今、運命の兄弟が物語の扉を開く…

親の再婚によって、血は繋がらないが誕生日が同じ、
双子?の兄弟となった
「立花投馬」「立花走一郎」は、
明青学園高等部に進学し、野球部に所属する。

走一郎は捕手、打者として活躍。
投馬は人並み外れた投手の才能を隠し持ち、
1年生エースとしてマウンドに立つ。

走一郎の実妹で、
投馬とは血の繋がらない義理の妹立花音美は
中学3年で人気者。

投馬や走一郎との関係が気になる監督の娘、大山春夏や、音美を追いかける西村拓味、
立花3きょうだいの周囲はなにやら騒がしい。

立花兄弟は、
甲子園の土を踏むことができるのか…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

立花投馬が上杉達也、立花走一郎が上杉和也、そして立花音美が浅倉南と同じような立ち位置と考えて差し支えないと思います。
唯一違いを上げるとするなら、走一郎と音美は実の兄妹なので、音美の二人への当たり方が微妙に違うことくらいでしょうか。

しかも音美役にまややん、春夏役に香菜ちゃんが起用されているんですよ。
こんなの、もう滾るしかないじゃありませんか…
もう期待値MAXで視聴に臨みましたよ。

この作品の魅力は、明青学園が30年振りに甲子園を目指す道筋だけじゃありません。
30年前に上杉達也と同じグラウンドに立っていたメンバーが立花3兄弟の廻りに溢れているんです。
嬉しさ、悔しさ、そして悲しみを共有した当時の仲間の記憶が少しも褪せていないのが、この作品を視聴できる嬉しさを助長します。

私は甲子園には縁遠い存在でしたが、夏の甲子園の優勝校…3,000校の頂点として立つ甲子園のグラウンドの空気はどんななんでしょう。
もちろん、登場する大人が全て甲子園の決勝を経験している訳ではありません。
途中で夢破れて悔しい思いをしたからこそ今がある…そんな人だって当然存在します。

だから戦うのは選手だけじゃないんです。
大人も30年前から蓄積した思いを野球にぶつけ合って戦うんです。
これが燃えないはず…ありませんよね。
あだち充先生の描くキャラは飄々とした人が多いですが、内面は触れる事ができないほど熱く滾っているんです。

強豪ひしめき合う東東京地区…
もちろん、簡単に甲子園に行けるほど甘い地区では無いのは十分分かっているつもりです。
でも、何故か期待しちゃうんですよね。
立花兄弟の外見が上杉兄弟と似ているから…?
音美の言動が南ちゃんを彷彿させるから…?
音美の期待に応えようと二人が全力全開のギアを上げ続けるから…?
実は私にも良く分かっていないんです^^;
でも、いつかみんなの期待に応えられる結果を、二人で導き出して欲しいと思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、sumikaさんの「イコール」と、ポルノグラフィティさんの「VS」
エンディングテーマは、Little Glee Monsterさんの「君に届くまで」と、Qyotoさんの「君に伝えたストーリー」

2クール全24話の物語でした。
これでアニメ化が終わること…ありませんよね。
これまでのあだち充先生の作品同様、最後まで描かれるのを期待しています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

69.9 9 高校野球で野球なアニメランキング9位
ダイヤのA actII(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (91)
441人が棚に入れました
2年生となる沢村栄純(さわむら・えいじゅん)が、ついに春のセンバツ甲子園のデビューを果たす! 目指すは全国の頂点のみ!! 名門復活へ。青道高校野球部の快進撃が始まる!!

声優・キャラクター
逢坂良太、島﨑信長、櫻井孝宏、内田雄馬、浅沼晋太郎、花江夏樹、武内駿輔、山下大輝、村瀬歩、畠中祐

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「どんな状況だろうと俺は俺を全うするっ…!」

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ1~2期まで視聴済です。
第1期:全75話、第2期:全51話、第3期:全52話とすっかり長寿番組の仲間入りとなったこの作品ですが、今期も作品の持つ熱さはヤバいくらい凄いです。

物語はほぼ原作と一緒なんだと思います。
今期は春の選抜甲子園に挑むところから始まり、沢村達の2年目の夏が描かれています。

この作品の最大の魅力は「挫折から始まり、逆境を乗り越えて成長していく沢村と降谷の雄姿」そのものではないでしょうか。
2人の投手は入部した時の立ち位置も目指すべき投手性もまるで違う…
でもチームを勝利に導きたい…勝利に貢献したいという思いが2人とも物凄く純粋なんです。

泥水を啜りながら這い上がったのは、やっぱり沢村栄純でしょう。
入部仕立ての頃は、130㎞/hに満たない球速と酷いクセ球という、投手としては恐らく底辺だったでしょうから…
しかも同期の降谷は150㎞/h前後の剛速球を投げる怪物ピッチャーとして1年の頃からマウンドに上がっているんです。
沢村に焦りが無いと言ったら嘘になると思います。

本気で悔しいと思ったことだってきっと1度や2度じゃ無い筈です。
ですが、沢村が良かったのはクリス先輩の教えを忠実に守り続けたことではないでしょうか。
周りにじっくりと育てて貰ったと言っても過言ではありません。
こうしてじっくり熟成させた沢村が覚醒するのが彼が2年生になってから…
この展開…燃えない筈ありませんよね。

一方降谷は沢村と真逆の野球道を歩んできました。
今でこそ怪物ピッチャーの名を欲しいままにしていますが、途中突然の不調や怪我に悩まされた時期があったのは否めません。

そんな二人を上手にコントロールする御幸 一也は青道の大黒柱的存在です。
彼が時折投手の狙い通りの球に満面の笑みをこぼすことがありますが、その笑顔が実は大好きだったり…
大黒柱的存在でも反応は高校生…この辺りがキチンと描かれているのは流石と思います。

そして青道と言えば、二遊間のコンビを外すことはできません。
遊撃手の倉持洋一と、二塁手の小湊春市の2人です。
俊足堅守の1番打者である倉持が出塁して、2番打者の春市が巧みなバットコントロールでヒットを量産して倉持をかえす超協力打線を担うと共に、春市との二遊間は春市の兄である亮介に勝るとも劣らない鉄壁さを誇っていますから…

今年は1年生も入部してきました。
期待の新人…というより、昨年と明らかに意識レベルの高さの違いを見せつけられた、という感じです。
ベンチ入りできるメンバーには限りがあります。
全員がベンチに入れるほど、青道は甘い学校ではありません。
3年生がこの夏にかける思いは凄まじいモノがありますが、それでも人数を絞らなければならないのは監督の苦渋の判断です。

でも、この作品の凄いのまはここからです。
もし、3年生で自分がレギュラーになれなかったら、どこまで真剣に野球と向き合うことができるでしょうか。
私は心底向き合うことなんてできないと思います。
でも、青道高校野球部の3年生にそんな奴はたったの一人もいませんでした。
自分自身よりチームを優先するんです…

そしてそれはベンチ入りできた1年生も同じ…
「自分がチームのために何ができるか…そればかり考えている」
中学から上がりたての高校生の台詞じゃ無いと思います。
彼らが選択した青道野球部は1年生の意識すら改革してしまう、そんな部だったという事です。
彼らはどこまで切磋琢磨していくのか…どんな高みまで昇りつけることができるのか、楽しみで仕方ありません。

紅一点のマネージャーの存在も忘れちゃいけませんね。
あれ、この声…?
と思ったら、あやねるが3期からマネージャー役を演じていたんですね。
ゆみりんといい充実した面子だと思います。

オープニングテーマは、GLAYさんの「はじまりのうた」と「流星のHowl」
エンディングテーマは、OxTさんの「ゴールデンアフタースクール」と「Everlasting Dream」
まややんの「鼓動エスカレーション」と、みもりんの「チャンス!」

この作品とGLAYさんとの相性は抜群だと思います。
特に、「流星のHowl」はメチャクチャ格好良い楽曲だと思いました。

4クール全53話の物語でした。
第3期までで全178話もあるので、腰を据えて視聴する必要のある作品ですが、気持ちを入れて視聴した分だけ、この作品の熱さが享受できると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
私はしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最高の野球アニメ!

私はスポーツ漫画、スポーツアニメが大好きですが、野球漫画で一番好きなのはこのダイヤのAです
作者自身が名門高校野球部の部員だったという実体験から描かれた名門野球部の実態はとても興味深いですねー!

主人公の沢村は才能はあるけど、まだまだ粗削りで欠点も多い
チームは名門野球部のため、中学時代ではエースでも名門野球部ではベンチ入りすることも難しい
名門野球部は部員が100人くらいいますからねー

この作品は部内に何十人もいる選手一人一人にスポットをあてていて、チームの主力メンバーはもちろんのこと、ベンチとレギュラーを行ったり来たりする人達や、ベンチにすら入れない人、下手だけど一生懸命な人、能力は低くても別の方法でチームに貢献しようとする人、ケガで離脱した人、いろいろな立場の部員一人一人をちゃんと描いているところがすごい
主力はほぼ固定なわけですが、そうじゃない部員もみんな必死でレギュラーになるために努力しているんだってところを描いています

チームメイトとの熾烈なレギュラー争いの末に、勝ち取った背番号だからこそ価値がある。背番号を背負うことの重み
優しい先輩や、ケガをしたライバル、血のにじむような努力をしていても試合に出れないチームメイト達の想いを背負ってマウンドに上がるエース
時には失敗し、ライバルに力の差を見せつけられ、焦り、泣き、もがき、苦しむ
それでも流した汗の量は、裏切らない。
そうやってやっと勝ち取ったレギュラー
でも、今度はライバルチームが立ちはだかります
名門野球部とはいえ、必ず甲子園に出られるわけではない
どこのチームも必死に甲子園目指して練習している
部員とのレギュラー争いの次に待っているのは、他の名門野球部や勢いづいた無名野球部との、たった一枚の甲子園の切符の争奪戦

その地方大会に出てくるライバルチームも、1年夏、秋、春、2年夏と大会ごとにどんどん新チームが出てきて、どこも個性的で一筋縄では勝たせてくれない
1年夏に出てきた強力なライバルチームも、秋の大会では思わぬ伏兵にやられたり、ライバルチーム同士の対戦が描かれたりと、ライバルチームにもドラマがあって必死に甲子園目指している様子が描かれます
どれだけ強いチームでもあっさり負ける時は負ける
入れ替わり立ち代わり現れるライバルチームの存在が、甲子園への道がいかに遠く、困難な道であるのかがわかりますねー

甲子園に出られるチャンスはたった3回しかない、一度負けたらそれで終わり
ただ一回のミスで3年間思い描いてきた夢が潰える圧倒的な緊張感
だからみんな一生懸命練習する
だから熱いドラマが生まれる
そんな高校球児たちの濃密な部活風景を描いた作品!

とてもオススメの作品ですが、なかなか話が進展しないところが嫌がる人もいるかも

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

koaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

二人のエースを目指す姿勢が好き

前に誰かに言われたような気がするのだが
たぶん部活動で、スポ根でライバルで仲間で・・・
っていうのが好きらしい(^◇^;)

ただ、野球はよくわからない。
高校野球は見ない(泣いてしまうから)
団体競技はやったことがないので
どんな感じなのかはわからなかったけど
高校で寮生活っていうのはわかるから見てみた。

予想以上に夢中になってしまった(;^_^A
ライバル二人の成長加減がいい
方や口数少なくオーラーで語り、最初からエースの資質を持っているのに
天狗にならない謙虚で素直な降谷
方や素人臭さが抜けなかったのに、別の意味でエースの器を持ち
テンション高すぎで向上心の塊である沢村
この二人の関係がまた好きなんだなぁ~

まさか続いているとは思わずに見だしてしまって
お預けを喰らう羽目になってしまった・・・
不覚・・・_| ̄|○
まぁ~諦めて続きを待つとして・・・

今シーズンで、慌ててしまったのが28話
東条が、バドミントンのシャトルでバッティング練習してるシーン

∑ヾ(≧□≦*)ノ ウワッ!!
東条ったら、やめてあげてぇ~
中のコルクが砕けますからぁ~(実はやったことがある<(_ _)>)
っていうか、シャトルって、安くないですからぁ~
青道野球部、どんだけ部の予算出てるんだ?

そしてお題にしてしまった件ですが
第39話の西邦高校 1番 センター 中川翔の声優って誰ですか?

他にどんな声をやってるんでしょうか?
あまり声優さんって意識してなかったのですが
「よろしく」と言ってバッターボックスに入って来た声に
ドキっとしてしまいました。
調べても出てこないので、余計に気になるのですが(^◇^;)
誰かしらないですかねぇ~

↑にゃん^^さんに教えていただきました。ありがとう~
浅田と同じ声だったなんて、驚きぃ~
っていうか、声優さんって、やっぱりスゴイですね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

63.8 10 高校野球で野球なアニメランキング10位
ナイン(アニメ映画)

1983年9月16日
★★★★☆ 3.5 (18)
94人が棚に入れました
あだち充の躍進作の一つとなった青春野球漫画の傑作『ナイン』の劇場アニメ版。中学陸上で注目された新見克也、同じく中学柔道界の新星・唐沢進は周囲の期待をよそに、名門・青秀高校の弱小野球部に入部する。その目的は、同野球部監督の娘で美少女・中尾百合の笑顔を見るためだった。部の弱小ぶりを嘆く百合の哀しげな姿に心を痛め、同時に強く魅かれた克也と進は新生・青秀野球部で活躍。不振だった野球部の他の部員も勢いを盛り返していく。だがそんな野球部一同の前に、強力なライバルが出現。それは百合の幼なじみでもある、武南高校の強豪エース・山中健太郎だった!
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あだち充作品の原型

<2021/9/23 初投稿>
 たぶん本放送で見た気がするなー、とWiki調べたら
 1983年にフジテレビで単発のスペシャルで放送されてたんですね。
 1時間強の映画サイズ×全3話で完結。
 本稿ではその3回分をまとめてレビューします。

 もともと小学生の頃から本作の原作漫画(※)が好きで、何度も繰り返し読んでいました。
(※)あだち充作「ナイン」全5巻 1978-1980年に少年サンデー増刊号に掲載

 「ラブコメ×肩の力が抜けた平凡な主人公×高校野球」というあだち充の方程式の嚆矢です。
 それ以前も同氏は高校野球ものを描いていますが雰囲気は当時よくある劇画調熱血でした。
ナイン連載開始の前年に終了した「ああ!青春の甲子園」は(原作者付ではありますが)週刊少女コミック連載なのに熱血メインで肩に力入りまくり。

 肩の力が抜けた「あだち充メソッド」の始まりは間違いなく「ナイン」だと思います。

というわけで物語紹介

青秀高校への入学を控えた5人の男女が春に出会うところから物語は始まります。

登場人物
・新見克也
 主人公。100m走の中学生新記録保持者。
 でもそれ以外は普通。
 普通に優しいし。
 普通に正義感強く。
 普通にヘタレ。
 普通に思春期なので女の子にムラムラもする。
 でも優しさは普通以上かな。
 とある理由から青秀高校では陸上部ではなく野球部に入部。
 漫画復刻版ではかのイチローがあとがきを執筆していたのですが
 「克也の『俊足・粘って出塁するタイプの1番センター』という立ち位置が堪らない」というようなコメントしてました。
 ちなみに最終巻の最終戦では克也くん。
 0-0が続くひりひりするような投手戦の中、死球出塁からなんと{netabare}パーフェクトスチール{/netabare}決めました!
 {netabare}パーフェクトスチールとは二盗、三盗、本盗すべて盗塁で1点取るという離れ業!{/netabare}
 これは普通じゃない!
 そりゃイチローも堪んないでしょう。
 CVはアムロ・レイ、安室透、サボ、星飛雄馬の人

・中尾百合
 ヒロイン。
 青秀高校では野球部のマネージャー。
 監督はお父さん。
 黒髪ロングの美人。
 思いやりもありおしとやかな大和撫子。
 でも話すと案外普通だったり
 ニックネームは「百合ちゃん」「百合っぺ」
 ・・・「百合っぺ」って時代だなぁ
 水ダウで「〇〇っぺというあだ名の人、今はもういない」説とかやって検証してみてほしい。
 というかですよ。
 CV:石原真理子(1話)、倉田まり子(2話)、安田成美(3話)っておかしいでしょこれ 笑。
 本レビューで声優評価高いのはほかの皆さんが凄いから。
 あ、でも確か倉田まり子さんは割とちゃんとしてたような記憶があります。

・安田雪美
 もう一人のヒロイン
 明るいショートカットの女の子。
 青秀高校の陸上部・短距離のエース。
 とにかく明るくて可愛い普通の女の子。
 この子のエピソードは普段明るい分、じんわりきました。
 このキャラ造形はこの数年後に発表され大ヒットするあだち充作品「みゆき」の「妹の方のみゆき」の原型のような印象あります。
 CVは坂本千夏さん

・唐沢進
 克也とは中学時代からの親友。
 中学時代は柔道部で県大会優勝の猛者。
 仲良しだけあってヘタレなところもほどほどに優しいところもむらむらしやすいところも内面は二人よく似ている。
 克也と同じ理由で青秀高校では野球部。
 5番ライト。
 西武ライオンズのおかわりくんポジション。
 おかわりくんより煩悩多そう。
 打率は悪いです。
 美術部の高木さんとのエピソードは秀逸
 CVはヤン・ウェンリー

・倉田進
 中学時代、全国優勝経験もある野球部のエース。
 サウスポー。
 クレバーな頭脳と精緻なコントロール、回転の良いファストボールが武器。
 とにかく沈着冷静で誠実、穏やか。
 でも登場の仕方は最悪。
 青秀高校でも野球部で無事エースになりました。
 よかったよかった。
 CVはマ・クベでブンドルでブラスター・キッドでRの人

 そしてこの5人に後輩や年上のライバルキャラなどが加わって普段はのんびり、時々ちょっと切ないラブコメが野球とともに繰り広げられていきます。

 その後のタッチやみゆきなどのあだち充漫画の原型ともいえる作品ですが、肩の力の抜き方がまだ試行錯誤している感じでたどたどしいです。
でも自分はそのたどたどしさが結構好きでした。

好きなあだち充作品BEST3の一つなんです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

昭和フォーク時代の青春

まだ、私が蒼くてそこまで捻じ曲がっていなかった頃に、
「あだち充」という方のブームがそれなりにきました。
私は根っからのアニメ好き、漫画好きでしたので
ジャンプ、マガジン、サンデー、チャンピオンと手当たり次第に
手を出していましたが、優先順位は上記記載順で
サンデーからのブームは何故か乗り切れませんでした。
その筆頭が高橋留美子女史で、
あだち充氏はそれなりに喰いついた方だと思います。
私が喰いついた順は「ナイン」「陽あたり良好」
「みゆき」「タッチ」だったと思います。
この「ナイン」はあだち氏の初期作品だけに
垢抜けていないというか、
昭和フォーク時代の青春と言うイメージでした。
架空の町で各スポーツにおいて
全国クラスの実力を持った3人の男子が
とある高校に入学するところから物語は始まります。
陸上の中学記録保持者の新見、柔道の中学県優勝の唐沢、
そして中学野球での有名人倉橋の3人です。
3人が入学した高校の野球部は連敗記録を更新しており、
廃部直前の状態でした。
偶然見た野球部の練習試合で、敗戦後に涙を流す美女を見て、
新見は野球部への入部を決めます。
それにつられるように唐沢も入部するのですが、
何故か野球の倉橋だけは入部していなかった!
そんな設定で物語は進んで活きます。
あだち充の作品って男女間の微妙な精神の揺れを軸に進めるのが
通例ですが、設定自体は結構荒唐無稽で、
この話も恋のライバルとして、甲子園の優勝投手が出てきます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
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