1クールおすすめアニメランキング 8

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの1クール成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2023年06月02日の時点で一番の1クールおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.8 1 1クールアニメランキング1位
もういっぽん!(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (172)
371人が棚に入れました
『週刊少年チャンピオン』にて大人気連載中! かわいくアツい、柔道ガールズ・ダイアリーがTVアニメ化! 柔道はもう卒業(おしまい)! 高校では彼氏作って甘酸っぱい三年間を送るんだ。 日焼けすると道着が擦れて痛いし、寝技で髪の毛抜けまくるし、寒稽古つらいし、鼻血は出るし、骨折するし失神するし、たいして強くなれなかったから、もうやらないって決めたの。 だから……だから思い出させないでよぉ。 この”一本”の、気持ちよさ。

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

じわじわくる良作柔道アニメ

埼玉にある青葉西高校女子柔道部を中心に、柔道を頑張る子たちを描いたお話。原作未読です。

初見ではスポーツものにしては日常多いな、ちょっとテンポ悪い?とか思いながら見てたんですが、中盤あたりから面白く感じてきて、終盤はすごく楽しみな作品のひとつになってました♪

スポーツアニメでよくあるのが主人公か同じチームにすごい人がいて、対戦相手もどんどん強くなっていくみたいな展開が多いイメージがあるんだけど、「もういっぽん!」はちょっと違う感じ。

氷浦という強い子はいるんだけど、それは要素のひとつでこの作品の面白さはそれだけじゃなくて。

勝ち負けもだけど、対戦相手も含めた彼女たちの柔道や試合に対してのそれぞれの想いのぶつかりあいが丁寧に描かれてるところがとても好きでした。負けても清々しいところとかも。

試合に勝てたときの最高に嬉しい気持ち。
負けたときのとても残念で悔しい気持ち。
みんなで励ましあって応援して頑張ったあの雰囲気、あの気持ち・・
部活の合宿は大変だったけど同時にとても楽しかったこととか・・
この作品を見てたらそんなことも思い出したり。

それから、主人公たちの青葉西高校だけじゃなくて、他の高校の選手たちも丁寧に描かれていて、同じように一生懸命頑張って、嬉しくて喜んだり、悔しくて泣いたりして、でも試合後は知り合いになって仲良くなったり・・そんなところもすごく好きでした♡

あと柔道の試合の動きなど、作画もよく動いてたと思うし臨場感あったところも良かったです。

最終話見てから、もう一度ちゃんと見たくて2周目鑑賞してみたんだけど、2周目のほうがこの作品の良さがすごく伝わってくる感じがしました。ほんと、じわじわきますねー。
2周目見ててあらためて感じたのが、この物語って氷浦が実質主人公だなぁって。
おどおどしてた氷浦が柔道と仲間たちと出会って少しずつ変わっていってチームのみんなと心をひとつにして試合を頑張る姿にちょっとうるっときちゃいました。。

もちろん、底抜けに明るいムードメーカーのおかげで彼女に引き寄せられるように柔道部メンバーが揃っていったりと、園田もいいキャラでしたね。

ちょっと残念だったのは1クールで終わったことかな。
すごく面白くなったきたところで終わっちゃって、南雲が試合するところも見たいし、原作も22巻までとストックも十分みたいなので、ぜひぜひ続きやってほしいですね!!

投稿 : 2023/05/27
♥ : 28

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

こういうアニメ大好物なのです。笑

今期のお楽しみ作品第3位(ブルーロック・ダンまち)
4位は弱虫ペダルです。

1クールの中でしっかりと着実に成長して行きました。

あらすじ
中学3年の大会で柔道を終わりにしたつもりの園田未知と親友の滝川早苗。
高校に入ったら中学最後の試合に一本取られた相手(氷浦永遠)と遭遇。
内気な氷浦は負けても元気な園田と柔道がしたいと思って同じ学校に入学していた。(ここだけは無理やり設定かなぁ)
ここから高校1年生3人の柔道部が始まり幼馴染と先輩が絡んで本気で柔道部が動き出し、そして大会へ!
それぞれの思いが純粋で観ていて清々しくてまぶしかった。

自分たちは一生懸命やってきた。
一生懸命やってきたから悔しいのは当然。
自分の試合が終わってもチームの試合は終わっていない。
みんなで進んできたのだから次の人のために応援をしよう。
自分らしくできることをしよう。

こういうアニメ大好物なのです。笑

投稿 : 2023/05/27
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

自分史上最高で十二分に熱い柔道アニメ

蒸し風呂のような夏の暑さに耐え、氷のような畳の上の寒稽古にも耐え、
日焼けした肌が柔道着に擦れる痛みにも耐え、鼻血に骨折も乗り越え……。
稽古を重ねても大して強くなれなかった柔道は中学まででオシマイにして、
高校では彼氏を作って青春するんだ。

一度は競技引退を決意した主人公少女・未知らが、再び柔道に打ち込んでいく。
『少年チャンピオン』連載中の同名コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 4.5点】
世のスポ根物の激しい能力インフレを眺めていると、思考がバグって、
全国制覇、将来プロやオリンピック以外の部活は無価値なのでは?と錯覚してしまいがち。

ですが本作は、もう一度、柔道をやってみたい。
あの娘と一緒に、もういっぽん。
インフレばかりに頼らなくても、自分たちなりに青春すれば部活は十分に熱いことを証明する、
私のような凡俗にも共感性の高い内容。

例えば8話の博多南戦。{netabare} 古豪復活を願い力んで校名を連呼しプレッシャーをかけてくるOBの檄を、
温かい“なっちゃん”コールに変えた五郎丸 冴と未知の一戦。{/netabare}
名門校の伝統継承、規律を叩き込む人間教育以前に、
自己実現の一助となるのが部活動のあるべき姿という一理を感じました。


主人公・未知の柔道もやる、だからと言ってパフェも海も彼氏も諦めないという姿勢も、
この場合は散漫ではなく、青春への貪欲さとして評価できます。
未知の中学時代の先輩たちも彼氏持ちばかりとか、
最近のこの手の女子部活物には珍しい肉食ぶりも一周回って新鮮でした。


構成としては、{netabare} 金鷲旗大会{/netabare} にて、現状の自分史上最高を表現した所で一区切り。
作品の主旨は伝わったので、ここで終わっても良い気もしますが、
私としては{netabare} “大型新人”南雲の試合デビュー{/netabare} は見てみたい気持ちもあります。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・BAKKEN RECORD
タツノコプロが2019年に設立した新興レーベル。

“柔道をちゃんとやる”ことを第一に、試合シーンにソースを集約。
駆け引きの肝になる組手の迫力などの再現性。
回り込みなど多彩なアングルからの撮影による臨場感。
作画の注力が高熱量の柔道描写として結実。

一方で日常シーンはミニキャラの“生首”でしのぐなど、
オンオフの切り替えを統率し、1クールを無事完走。

ただ、率直な感想として、全体的にもう少し枚数があれば尚良かったという欲は残りました。
最後、念願の{netabare} 海水浴{/netabare} にしても止め絵中心で、全力出し切って倒れ込みました~って感じで清々しいような、無念なようなw
今後の戦力充実による底上げに期待したいスタジオです。


【キャラ 4.5点】
主人公の園田 未知。いっぽん“みち”
ワクワク柔道少女ぶりの熱が方々に伝播して、
廃部していた柔道部の復活、強敵(とも)との熱い青春が展開する、
典型的な競技の魅力布教型の部活ヒロイン。

未知と遭遇する仲間や強敵(とも)もまた、各々が柔の道に挑む個人的な事情や信念を抱えており、回想、モノローグでの解像度アップも良好。
その胸の内をキャラ間では、ひけらかさずに、秘めた感情の一端を試合でぶつけ合うのみ。
多くを語り合わぬまま、未知を中心に輪が広がっていく。
この適度な距離感が心地良かったです。

その観点から私は地味に2話の早苗がお気に入り。
{netabare} 未知とまた柔道やりたいと言い出しっぺの早苗が、実は両親と高校では勉学専念を約束。
早苗が悩みを未知に打ち明けぬまま、自力で両親を説得し、柔道部に入部する。
未知はそのいきさつを何も知らないし、詮索してこないけど、いつも通り笑い合って取っ組み合ってくれた。{/netabare}
この安心感、安定感。
私は柔道苦手だけど、このアニメなら行ける!と確信した回でした。

青葉西柔道部メンバーの中では“秘密兵器先輩”こと姫野紬も印象的。
顧問の夏目と二人三脚で培ってきた引き出しをフル活用して猛者に挑むシーンはグッと来ました。

中学時代のわだかまりを晴らすように、闘志をぶつけ合う氷浦永遠と天音恵梨佳。
未知を{netabare} 「パフェ泥棒」{/netabare} と目の敵にして絡んでくる妹尾。
など学校間のライバル関係も上々。

ただついに終盤、王道スポ根キャラが来たか!と思ったら、
{netabare} 強豪・立川学園顧問・犬威のスパルタ指導は外面で、
素は青西の顧問・夏目先輩を慕う乙女だったという、{/netabare}
まさかの百合事案?にはズッコケそうになりましたがw


【声優 4.0点】
技名連呼して指導を食らうw主人公・園田未知役の伊藤 彩沙さん。
身体能力が高い未知を事あるごとに剣道に引きずり込もうとする南雲安奈役の稗田 寧々さん。
ムードメーカーとなる明るいボイスも作品を彩りましたが、
“ちゃんと柔道をやる”意味で貢献したのが、体力勝負を印象付けた各キャストの荒々しい息遣い。

特に滝川早苗役の安齋 由香里さんのゼェゼェ言いながら、寝技で食い下がる演技は泥臭さがありました。


ライバル役には他作で主役級も務めてきた猛者も数多くキャスティング。
一人挙げたいのが錦山高・堂本恵役のファイルーズあいさん。
78キロ超級の重量級太めボイスもいける芸域の広さを再認識しました。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は成田 旬氏。
王道のピアノやギターなどで表現する青春のキラキラ感。
特にストリングスのフレーズが美しい「青春の記憶」は純度と高揚感を併せ持ったバランスの良さで重宝され作中多用。

OP主題歌はSubway Daydream「Stand By Me」
ゆるいボーカルで漸次前進していくバンドソングが作風にマッチ。
余談ですが本曲も収録されたアルバム「RIDE」を、マイペースで上げて行きたい時に流したりします。
「ケサランパサラン」とかゆ~るゆるで良い感じです。

ED主題歌は青西柔道部メンバーによる「いっぽんみち」
“みち”で韻を踏む前向き青春ソング。
OPよりは前傾姿勢ですが、やはりここも目標設定や進捗を過度に求めず慌てない感じ。



【1話感想】柔道の気持ち良さをアニメーションで伝えようとする意欲を買いたい

長いので折りたたみ。
{netabare}
主人公・園田 未知(みち)……中学では大した結果は出せなかったが、驚異の柔軟性を持ち、ときおり理解を越えた返し技を繰り出す。

氷浦 永遠(ひうら とわ)……未知の中学最後の対戦相手。組み付いたら引き剥がせない握力の強さなど柔道選手としての能力は十分だが、奥手でメンタルに課題がありそう。

滝川 早苗(さなえ)……おっとり三つ編み眼鏡っ娘。未知と中学時代に2人だけの柔道部をやっていた友人。

南雲 安奈……中高共に剣道部。未知の運動神経を見込んで執拗に剣道に誘い込もうとする。


何かキッカケ一つ、指導一つで開花しそうな才能も秘めたキャラ。
加えて廃部同然からの青春という滑り出しと、キャラも設定も変哲のない部活物との印象。

惹き付けられたのは柔道の描写。
組み手にしても、私はゴチャゴチャと袖を掴み合う地味な駆け引きとの印象でしたが、
選手視点で描き込まれた組み手は、ボクシングかよwと軽く恐怖心を覚えるくらいのスピードと迫力。

この緊張感の中で立ち技や寝技をかけたり、返したりする。
そりゃ、玉のような汗かいて、ゼェゼェと息も上がるわと納得。

未知の柔軟性にしても、永遠の怪力にしても、言葉だけでなく、
回り込んで臨場感を出すカメラワークも含めて、
アニメーションでしっかり魅せて伝えてくる姿勢が好感できます。

未知の、柔道の気持ち良さを思い出させないでよ~との実感が、
視聴者も映像体験で共有できるのは大きいです。


一方で、作画は常に高カロリーというわけではなく、止め絵で凌ぐシーンも。
日常会話パートで、ちびキャラ顔の掛け合いでつなぐ演出はチョット苦手です。

1話にしてこれだと、中盤辺りで作画の息が上がる場面もあるかもしれません。


けれど、動かして題材の魅力を伝えてこそのアニメーションと再認識できた上々の初回。
今期アニメの“もういっぽん”としてオススメしたい作品です。{/netabare}

投稿 : 2023/05/27
♥ : 30

62.3 2 1クールアニメランキング2位
この素晴らしい世界に爆焔を!(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (74)
482人が棚に入れました
紅魔の里――そこは、生まれつき魔力と知力が非常に高く、魔法使いとしての高い適性を持つ、紅い瞳をした紅魔族がすまう土地。 そんな紅魔の里には教訓がある。 「上級魔法を習得してこそ一人前。爆裂魔法はネタ魔法」 けれど、“魔法学園レッドプリズン”で学ぶ同級生たちが上級魔法の習得を心待ちにするなか、紅魔族の少女・めぐみんは、ただひとり爆裂魔法の習得のため勉学に励んでいた。 幼い頃に見た、あの光景に、あの人に、追いつくために―― これは、最強の魔法にあこがれた、一人の少女の物語。

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

紅伝説で既におなじみ(1話まで視聴して)。

>1話まで視聴して
原作未読、各種アニメ版は視聴済です。

やっぱ高橋さん素晴らしいです!。
めぐみんはどんな状況にあってもめぐみんですね♪。
すごく生き生きしていて魅力的です^^。

紅魔族のみなさんも、紅伝説で既におなじみになっていたので安心感あります♪。

めぐみんの妹、カワイイですね。
貧乏感すら、かわいらしさを増すテイストに感じてしまいます。

特に心に残ったのが、先生の声の良さ。
ぷっちん:酒巻さん?。全然知りませんでしたが、今後も活躍期待。。

あと、校長の声。あのレジェンドでしたね^^。

作画に関しては、ちょっと崩れてるくらいが
むしろ本作にはピッタリで良き♪(いい意味で)。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 5

66.7 3 1クールアニメランキング3位
機動戦士ガンダム 水星の魔女 Season2(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (54)
382人が棚に入れました
その魔女は、ガンダムを駆る。 A.S.(アド・ステラ)122―― 数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。 モビルスーツ産業最大手「ベネリットグループ」が運営する「アスティカシア高等専門学園」に、辺境の地・水星から一人の少女が編入してきた。 名は、スレッタ・マーキュリー。 無垢なる胸に鮮紅の光を灯し、少女は一歩ずつ、新たな世界を歩んでいく。

声優・キャラクター
スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽・白石晴香
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉
サリウス・ゼネリ:斧アツシ
ヴィム・ジェターク:金尾哲夫
ニューゲン:勝生真沙子
カル:小宮和枝
ネボラ:沢海陽子
ゴルネリ:斉藤貴美子
ラジャン・ザヒ:花輪英司
ラウダ・ニール:大塚剛央
フェルシー・ロロ:高田憂希
ペトラ・イッタ:広瀬ゆうき
セセリア・ドート:山根綺
ロウジ・チャンテ:佐藤元
プロスペラ:能登麻美子
マルタン・アップモント:榎木淳弥
ヌーノ・カルガン:畠中祐
オジェロ・ギャベル:KENN
ティル・ネイス:天﨑滉平
リリッケ・カドカ・リパティ:稲垣好
アリヤ・マフヴァーシュ:島袋美由利
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

連鎖する【呪い】、そして・・・

●鏡に映るもの

ギリシア神話の【女神】は魔法を使う【魔女】でもあります。
【魔女】の姿は鏡に映る【女神】の真実であります。

{netabare}【魔女】は【魔族】であります。

ということで、【ベル】という名の【魔女】が「ガンダム」に対峙することにより
「真実」が映し出されるのであります。

【魔女】とは本来【魔族】であり、白雪姫に「毒【林檎】」を与え死に至らしめる
【エデンの蛇】に相当する役どころでありました。

鏡に映る真実を捻じ曲げ、【魔女】を「魔法少女」にデフォルメし聖なる存在に改変する
発想こそが【グノーシス主義】であります。

白雪姫の「白」には聖なるものの意味合いが
魔女の「黒装束」には邪なるものの意味合いが、込められていましたが
【グノーシス主義者】の活躍により見事に【逆転】されてしまいました。

【ベル】という名の【魔女】が「ガンダム」に対峙するのは必然であり
故に鏡の真実を見極める必要があるのだと考えるべきでしょう。

【林檎】あるいは「毒【林檎】」は【禁断の果実】であり、禁断のテクノロジーを表します。
【遺伝子操作のテクノロジー】が現実世界でも解禁されることになるでしょう。

スレッダ・マーキュリーはそれの暗示であります。
例えば綾波レイ、「エルゴプラクシー」のビンセント・ロウ。

大阪万博以降に計画は急ピッチで進むことになるでしょう。


学園に通うスぺーシアンはどいつもこいつも糞であり、鬼畜であると推測されます。

学園に通うスぺーシアンの子倅共は例えば「GAFA」のように戦争ビジネスでぼろ儲けした
企業経営者の親の脛をかじってのうのうと生きている特権階級であり
勝ち組には弱者を搾取する権利が当然のようにあると信じる【優生思想】
に毒された独善的な思考回路を持つ種族なのでしょう。

世界最大の軍事大国アメリカ合衆国の本質は「株式会社アメリカ」であります。

独立戦争により英国から独立したように思わせておいて、実質的には財政難により
英国の「金融マフィア」に屈服し、以降【国際金融資本】と呼ばれる株主たちの利益追求
それだけのために活動する株式会社に成り下がりました。

米国最大の公共事業とは戦争でありまして、国費を湯水のようにじゃぶきゃぶ注ぎ込んで
世界各地で戦争を引き起こし、戦争ビジネスで荒稼ぎするということを馬鹿の一つ覚え
みたいに繰り返しているのが株式会社アメリカの実態であります。

日本を含むNATO諸国はウクライナ紛争の責任はロシアにあると断言してますが
そもそもの紛争の原因をCIAなどの工作機関を使って作り出したのは株式会社アメリカであります。

戦争ビジネスで儲けて株主還元するというただそれだけのために戦争は無理やり引き起こされます。

ロシアもこのビジネスのグルと言えばグルですが、より大胆により強引に
国際紛争の火種を生産しているのは株式会社アメリカであります。

国際金融資本が世界的経済システムを確立した以降に起こった近代の戦争は
漏れなくビジネスとしての戦争でありました。

日本の欧米列強に対する自存自衛のためのかつての戦争も目的としては真っ当であるようでも
実質はビジネスに利用されただけの消耗戦であり、ウクライナ支援という名目で経済支援しても
支援金が武器を購入に充てられ武器商人と株主を潤わせるいつものお約束パターンなのであります。

ガンダムシリーズではジオニック社やアナハイム社などの武器商人の存在が描かれますが
戦争ビジネスのより本質的な要素は出資者である株主の存在にあると言えましょう。

株式会社ガンダムの代表ミオリネはガンダムの軍事利用に反対しますが、
例え医療目的であろうが、製薬会社など医療マフィアとその株主を潤すだけで
弱者を搾取して儲ける基本構造に大した違いはありません。

環境維持活動も平和維持活動もこの世界ではすべてが利権となり
弱者から搾取して株主というホルダーに吸収されるシステムがフル活動するのみであります。

ウクライナ紛争が起これば株式会社アメリカも儲かりますが、ロシア&ウクライナにいる
【オリガルヒ】と呼ばれる特権階級貴族も儲かります。

戦争ビジネスは儲かる商売なので人類が死滅するまで終わることは無いでしょう。

戦争反対という名目でロシアやウクライナを非難することほど意味がないことはありません。

我々の真の敵は株主でありまして、その正体は我々の飼い主、ホルダー様であります。

刹那・F・セイエイは戦争の原因=「世界の歪み」について問いますが
正解を導く鍵を握っているのがミオリネなどのスペーシアンであるわけであります。

鏡に映る世界の真実は、どのように見えるでしょうか? {/netabare}


●すべてが「ゼロ」になる

「人類補完計画」は人類に進化をもたらすのであります。
同じように「株式会社ガンダム」も{netabare}人類に進化を促すことを目指すでしょう。

「【ガンド】アーム」を起動させるには【ネクロマンサー】や【魔女】が必要であるのですが
「強化人士」というのもそれに近い発想で開発されたということになるのでしょう。

搭乗者とのシンクロ率は100%が望ましいために、搭乗者改造のテクノロジーも
重要な意味合いがあるということになります。

内閣府のホームページに記載されている【ムーンショット目標】の目玉として「遺伝子操作の技術」がいづれ本格起動するものと予想されますが、本作においても
搭乗者を強化するには遺伝子操作の技術は欠かせないものであるような気がいたします。

シンクロ率100%を達成するならばガンダムと操縦者の垣根が消えるどころか
「ゴースト・イン・ザ・シェル」の状態となり、ガンダム=草薙少佐となります。

人間とサイボーグの垣根もなくなりまして、従いまして「俺がガンダムだ!」という
刹那・F・セイエイの「※願い」が叶うわけであります。

「補完」されると「パシャ」という具合で、人の器の垣根がゼロになります。

目的のためには手段を択ばない父、碇ゲンドウに水星の母魔女、そして
もう一人の鬼畜な母親の影がちらつくわけであります。

果たして娘は【禁断のテクノロジー】を継承するのでしょうか?{/netabare}


●【鬼】畜人種が縋る神

アホ毛のホルダー水星ちゃんの母親は「【鬼】{netabare} 畜」でありますが
同じくアホ毛のホルダーであるミオリネの父親も「【鬼】畜」の類であります。

だとしたら恐らくミオリネの母親も「【鬼】畜」の眷属であるのでしょう。

ミオリネが母から受け継いだ「菜【園】」には「赤い果実」が実っています。
「赤い果実」は【エデンの園】の【禁断の果実】を表しています。

【禁断の果実】は【禁断のテクノロジー】を意味したりもします。

「【ガンド】アーム」の技術を飛躍的に進化させる功績をもたらしたのは
【ベル】と呼ばれる【魔女】であったのかもしれませんが、もしかしたらミオリネの
母親が研究していた理論も「【ガンド】アーム」開発の根幹にかかわるもので重要な意味が
あったのかもしれません。

今期のOPは曲も含めては攻めてる感が凄いですが、EDの方もかなり凄いことになっています。

ED映像の冒頭では「アホ毛」ホルダーの水星ちゃんの頭上に太陽のような天体が輝いていますが
この構図は「チェンソーマン」OP映像で狐先輩の「チョンマゲ」の頭上に映画館の映写機が投射する
光源があるというのと全く同じ位置関係になっています。

これが何を意味するのかの言えば、「アホ毛」「チョンマゲ」が【オベリスク】の役割を
果たしているということでございます。

これと全く同じように【推し✡の子】では「星野アイ(ai)」という【アイドル(偶像)】の頭上の位置
に【✡】が輝くという映像描写が示されております。

【オベリスク】は【星の種族】にとってとても重要な意味合いがあるため
このような表現は何度でも繰り返されるのであります。

【星の種族】とは誰のことでしょうか?
【占星術】に長けていた【海賊】の種族である【フェニキア人】そしてその末裔であります。

【フェニキア人】と「ユダヤ人」の混血である【ヒラム・アビフ】は伝説の【マスターメイソン】
であり、【フリーメイソン】の創始者とも呼ばれるカリスマ的【石工職人】でありました。

【フェニキア人】と「ユダヤ人」は外見が酷似しており、同じ種族のように見えてしまうのですが
特徴的なのは肌の色が「浅黒い」ことであります。

「ララァ・スン」は色黒の肌をしていましたが、ぱっと見はインド人のような雰囲気でありました。
本作の水星ちゃんとその家族はどの民族に該当するのでしょうか?

結論から言えば【フェニキア人】であると推測いたします。
水星ちゃんは「赤色の髪」をしていますが、赤色と言えば【フェニキア文化】では
重要な意味合いがあったりします。

一つには【フェニキア】の聖獣【フェニックス】が「火の鳥」であり、赤色が聖なる「火」を 表すので
赤色には特別な意味があるというものであります。

もう一つには、【フェニキア】の特産品に貝から取れる染料がありまして、その色が
「紫色」もしくは「緋色(スカーレット)」であり、【フェニキア】とはギリシア語でその染料の色を
意味してるということで、例えば「緋色」に特別な意味があるという話になるわけであります。

更に独自の見解を加えますと「赤色の髪」と言えば伝説の?【巨人族】の髪の色がそうであった
らしいのですが【アラム人】や【フェニキア人】や【カナーン人】は純粋なる人間種ではなく、
何か?との混血種であるために純血種であるユダヤ人に与えられた「選民」性がなく、
ユダヤ人によって聖絶=殲滅されるというある意味宗教戦争的な【生存戦略】合戦が行われた
ということで外見上は「ユダヤ人」とそっくりな【アモリ人】や【カナーン人】などの混血種
との血縁の違いを区別するために「赤髪の巨人」の赤色に特別な意味合いを持たせている
のではないかとこのような推測を個人的にする次第であります。

【フェニキア人】、【アモリ人】、【カナーン人】と言えば【古代バビロン】や【古代エジプト】の
文化を継承していることからしても、そして人種的にも野蛮な種族であったと言えるわけでありますが
その最たるものが、【バアル神】=【モレク神】崇拝の宗教であります。

【バアル】は【鬼神】でありまして、この【鬼神】に「※願う」なら、
例えば「豊作」をもたらしてくれます。

豊作ならば当然経済は豊かになりますので人々は、こぞってこの【鬼神】の【偶像(アイドル)】を
作りこの【偶像】を拝み「※願い事」を叶えてもらうわけであります。

しかしながら「※願い事」はただでは叶えられません。
【等価交換の原則】により「※願い」に見合うだけの「対価」を払えと
【鬼神】は取引を持ちかけてきます。

今の日本の神社では賽銭箱に賽銭を入れます。

ヒンズー教のガディマイ祭では大量の動物の【生贄】が捧げられます。
ちなみに2014年には20万もの動物が斬首されるという形で【生贄】に捧げられ、その残虐性から
動物愛護団体などから猛抗議を受け、規模は縮小傾向にあるものの未だ儀式は続いていたりします。

「貪欲な女神」を満足させるには20万もの動物の【生贄】が必要なのですから
当然【鬼神】も途方もない「対価」を要求するわけであります。

【鬼神】が最も好むものは人間の【子供】であるため
「※願い」を叶えて欲しい親は自分の子供を【生贄】として【モレク神】や【バアル神】に
喜んで捧げるのであります。

この人間を【生贄】に捧げる儀式のことを【人身御供】と言いまして、日本でも古くより
この悪しき風習に骨の髄までどっぷり浸かっていたのでありました。

かくして「祇園祭」などでは馬や山車に乗った子供を市中引き回した後に神に捧げるという
伝統の儀式を人形などを代わりに用いて再現しているわけでありまして、賽銭箱に賽銭入れるのも
動物を惨殺するのも【等価交換の原則】が機能するという意味では同じ「ご利益信仰」の【偶像礼拝】
の儀式であるということになります。

【フェニキア人】ではなく【ユダヤ人】にだけ「選民性」が与えられた理由、
それは「モーゼの十戒」にある【偶像礼拝の禁止】にあると言えます。

まるで「貪欲な女神」のように【偶像礼拝】の悪習に囚われる貪欲な人間の種族を淘汰するという
【生存戦略】の使命を与えられたのが「モーゼ」率いるユダヤ人であり、預言通りに
【カナーン人】は「聖絶」され滅んだわけであります。

やがて【フェニキア人】の商業都市国家群も「ローマ帝国」によって崩壊するわけでありますが
それで【フェニキア人】が滅んだのかというと実はしぶとく今も生き残り、むしろ彼らの【生存戦略】
が功を奏したかのようにしてかつての栄光を取り戻すに至るのでありました。

【鬼神信仰】の儀式とそれと密接の関係があるのが【呪術】でありまして
【呪術】は【黒魔術】でありますから、その使い手を【魔女】と呼んだり【巫女】
と呼んだりするのであります。

当然「水星の母魔女」も【等価交換の原則】を熟知していますので復讐を果たすためには
それに見合う「対価の支払い」が必要なのことも当たり前のように知っているわけであります。

「どろろ」に登場する加賀藩領主の父親は領地と領民のためという大義名分のもとに
「王様ランキング」の巨人族の父親は王権維持という大義名分のもと
我が子を【生贄】に捧げます。

このような【偶像礼拝】の儀式に見られる【等価交換の原則】に直結するのが
「【ベル】の法則」でありまして、「貪欲な※願い」に対する「対価の請求」が
確認できるというわけであります。

「パーメットスコア【8】」に達するならば「母魔女」の「※願い」は叶うのでしょう。

ED映像で水星ちゃんが一緒にダンスをするのは母でもなく姉でもありません。
姉は「覚醒し」母の「※願い」を叶えるのでありましょう。

水星ちゃんは家族から取り残され一人寂しく佇むだけなのでしょうか?
恐らく水星ちゃんに寄り添うのは「17歳」の花嫁なのでしょう。

結婚が「融合」を表し、「アホ毛」が【オベリスク】であるならば
「2本の柱」は融合することになるでしょう。

「パーメットスコア【8】」に対抗するためには相応の代償が必要ということになります。
ということで「運命の花嫁」が重要な役を果たすことになりそうな予感がいたします。 {/netabare}




本作のタイトルが「水星の魔女」であるというそれだけで、期待値はMAX状態でありましたが
前期のパフォーマンスには正直期待外れなものを感じました。

しかしながら今期「魔女」が遂に「大覚醒」を果たした模様であります。
ここまでの純粋な物語だけの評価ならば「青のオーケストラ」に勝っていると言えるほどに
パフォーマンスは極上でございます。

過去の「ガンダム」のすべてを否定し、これを修正するのが本作の使命であり、
それを見事に達成するであろう勢いを本作に感じます。

「水星の魔女」こそが「俺のガンダムだ!」と刹那・F・セイエイも吠えること
間違いなしの展開が期待できます。

アニメアンチとしては、初期作「機動戦士ガンダム」=「1st」こそがガンダム作品の最高峰であると
妄信しているような老害たちを綺麗さっぱり葬り去るかの如く、ガンダム信者の誇大妄想を
完全粉砕してくれることを本作に望むところでございます。

設定も構成もなかなかに洗練されており、前期の「学園ガンダム」とかぬるいなと思いつつ
本作の実力を甘く見ていた当方はすっかり陽動作戦の罠に嵌められたようであります。

学園生活がぬる過ぎて憤りを感じるくらいなのは設定{netabare}というやつでありまして
温室栽培でぬくぬく育つスペーシアンに対するアーシアンの怒りが募りに募って
遂には炸裂するというお見事な予定調和への誘導であったわけであります。{/netabare}

「フレッシュトマト事件」は、変化の予兆{netabare}を示すフラグであり、これの意味するところを
軽く見ていた当方は、今になってしくじった感いっぱいで苦笑いの状況でございます。

「娘」のネタばらしもあっさりこなして次に向かう怒涛の展開に目が離せないと言うべきでしょう。

前回の繰り返しになりますが、本作においてガンダムの秘密が見事に暴露されました。
「ガンダム」とは「【ガンド】アーム」のことであります。

「【ガンド】アーム」と言われても意味がわからないという人のためにざっくり説明すると
「ニュータイプ専用兵器」ということになります。

これを扱えるのは例えば「ララァ・スン」のような特殊能力持ちに限られ、これはSFファンにはとても
残念な話とも言えますが、普通の凡人パイロットが操縦できる代物ではないという結論になります。

つまり「普通の兵器」とは違うのであります。

そもそも「ガンダム」はロボットではなく「モビルスーツ」であります。
乗って操縦するものではなく肉体の一部であり身体の拡張体でありますから、進撃の巨人のエレンが
巨人化したようなものこそが本来の「ガンダム」のあるべき姿ということになります。

「【ガンド】アーム」の【ガンド】とは何でしょう?
【ガンド】とは「幽遊白書」の浦飯幽助の必殺技である「霊丸(れいがん)」のことであります。

元ネタは【呪術】のカテゴリーに属するもので、手の指で「銃」の形を形成し
指先に「霊力」を込めて目標に向かってその「霊力」を打ち出し飛ばすというものであり
小さい子どもがよくやるような「ピストルごっこ」そのものというべきものであります。

ガンダム=「【ガンド】アーム」でありますから【呪術使い】のようなの能力者以外は
これを操れないという結論になります。

例えば【呪術使い】の【ネクロマンサー】がゾンビを操るのとガンダムの操作は同じということになり
まして、コクピット内の操縦レバーとか足元のペダルとか意味ありませんですよ…という話になります。

【呪術】とは【黒魔術】と同義でありまして、【黒魔術】を扱うのは【魔女】ということになります。
能力者ララァ・スンが操る機体は「エルメス」でありますが、「エルメス」とは
ギリシャ神話の【ヘルメス】のことであり、ローマ神話では【メリクリウス】と言いまして
英語では【マーキュリー】と表示します。

【マーキュリー】は【水星】ですので、合わせて【水星の魔女】となります。

【魔女】自体がかなりやべぇ存在でありますが、これが【ネクロマンサー】と同じ【呪術使い】
となるとどう考えても【オカルティズム】の領域の話になり、従いまして
岡田斗司夫氏が言っていたかつて話題になったという「ガンダムはSFか?」論争の答えが
ガンダムファンの期待を裏切るような形で明確に示されるというオチであります。

つまり「ガンダム」とは(その本質は)【オカルト】であったということであります。

最終的にレビュータイトルは「連鎖する【呪い】と【ムーンショット目標】」とするつもりですが
ここで【ムーンショット目標】に言及すると話がとことん長くなるのでそれは後回しにして
まずは「【ベル】の法則」から話を進めていこうかと思います。

「【ベル】の第1法則」は「死亡フラグ」
「【ベル】の第2法則」は「代償の請求」
「【ベル】の第3法則」は「災いの発動」
このようになります。

一番わかりやすいのは「第1法則」ですが「【ベル】の法則」の本質は「第2法則」にあります。

「ご利益信仰」である【偶像礼拝】を行い「※願い」を例えば「女神」に叶えてもらうのですが
【貪欲な女神】は「※願い事」成就の引き換えに「代償を請求」するという仕組みでありまして
【偶像礼拝】には【等価交換の原則】が付きまとうという話であります。

【魔女】の母は「ガンダム」という力を得るために、「※願い事」を叶えるために
「対価の支払い」を行いました=「我が子を捧げる」という形で・・・

これが世界中で流行した【偶像礼拝】の本質というべきものであります。

手塚治虫原作の「どろろ」そして【巨神族】のボッチが主人公の「王様ランキング」
すべてが繋がる「【呪い】の連鎖」とも言うべき、「人類の黒歴史」の真実が
ガンダムの秘密と共に明らかになるという壮大なスケールの話でございます。

「【ベル】の法則」は「【ベル】の秘密」につながっています。

「アホ毛」とはアニメファンの萌えを誘発するために作られたような
小粋なパーティグッズの類ではありません。

【魔女】の母親が「【鬼】畜」であったことを示すシンボル的な設定を示すものであります。

お次の話題は【魔女】がほくそ笑む【ワルプルギスの夜】にするか?
【禁断のテクノロジー】から【ムーンショット目標】に繋がるネタにするか?は
次の放送を見てから決めようかと考えてます。

そのようなマニアックなネタを披露するよりも本作に絡む「戦争」の話を
先にするべきなのかもしれません。

ある意味「ウクライナ紛争」の本質を見事にバラしてるような本作は過去一危険でありつつ
最も「ガンダム」らしいガンダム作品であると言えるようにも思います。

【呪術】に【禁断のテクノロジー】に、【戦争ビジネス】にまであらゆる角度から
語れるのが「ガンダム」という作品の本質であります。{/netabare}

投稿 : 2023/05/27
♥ : 1

計測不能 4 1クールアニメランキング4位
ストライク・ザ・ブラッドFINAL(OVA)

2022年3月30日
★★★★☆ 3.8 (5)
20人が棚に入れました
「……私は暁先輩の監視役です。これまでも、これからも」

“異境”へと渡ったMAR総帥 シャフリヤル・レンは咎神の遺産である古代の超兵器“眷獣弾頭”を入手し、世界を再び天部の支配下に置こうと目論む。
その圧倒的な武力を前に、獅子王機関と攻魔局は“異境”と現世をつなぐ“門”である絃神島の破壊を極秘裏に決定するのだった……。
上層部から下された無情な任務に思い悩む雪菜。そして大切なものを護るため、絃神島の領主として仲間と共に最後のケンカに臨む古城。

「これから先の行動は、お前が自分で決めろよ。この島をぶっ壊しに行くか、 それともこの島を救うために手を貸すか」

雪菜、浅葱、紗矢華、ラ・フォリア、雫梨……、歴代のヒロイン達も大集合し、『ストライク・ザ・ブラッド』シリーズ“完結篇”――ついに開幕!!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最後までちゃんと監視していますから

この作品の原作は未読ですが、アニメはTVとOVA含めて全作視聴済です。

2013年の秋アニメは過去に類を見ないほど大豊作のクールだったと思います。
1クール作品、若しくは、2クール作品で秋に終了した作品の一部を抜粋します。

・蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-
・機巧少女は傷つかない
・のんのんびより
・WHITE ALBUM2
・<物語シリーズ>セカンドシーズン
・リトルバスターズ! 〜Refrain〜
・境界の彼方

改めてタイトルを見返してみても珠玉の作品ばかりが名を連ねています。
その中で、秋アニメから2クールで放送された4作品…
私の中では今でも2クール最強世代と言っても過言ではないほど名作が揃っています。
以下の作品が全く同じ時期に放送されていたって、ある意味脅威だと思います。

・凪のあすから
・東京レイヴンズ
・ストライク・ザ・ブラッド
・ゴールデンタイム

私の個人的評価になりますが、2クール最強世代の4強の一画を為すのが今でもこの作品だと思っています。
今では、「お気に入りの棚」に入れる作品は1クールに1作あるかどうかですが、この4作品は全部が「お気に入りの棚」に入っていますので…
思い返すと、ずっと続けてアニメ化されたのは、結果的にこの作品だけだったんですよね。
原作のラストまでアニメ化して頂いたことに感謝の気持ちで一杯です。

本作品は結果的に第5期までアニメが制作されたことになります。

TVアニメ:全24話
OVA第1期:全2話
OVA第2期:全8話
OVA第3期:全10話
SP OVA :全1話
OVA第4期:全12話
OVA第5期:全4話

TVアニメの全24話も濃厚でしたが、その後のOVAはTVアニメ版より濃密だったかも…
そのOVA版が結果的に37話も制作されていたんです。
TVアニメ本編と合わせると全61話という1クール12話換算で全5クールと超大作な作品でした。
勿論、見応えも全体を通して半端ありませんでしたよ。


「……私は暁先輩の監視役です。これまでも、これからも」

“異境”へと渡ったMAR総帥 シャフリヤル・レンは
咎神の遺産である古代の超兵器“眷獣弾頭”を入手し、
世界を再び天部の支配下に置こうと目論む。

その圧倒的な武力を前に、獅子王機関と攻魔局は“異境”と現世をつなぐ“門”である
絃神島の破壊を極秘裏に決定するのだった……。

上層部から下された無情な任務に思い悩む雪菜。
そして大切なものを護るため、絃神島の領主として仲間と共に最後のケンカに臨む古城。

「これから先の行動は、お前が自分で決めろよ。
この島をぶっ壊しに行くか、 それともこの島を救うために手を貸すか」

雪菜、浅葱、紗矢華、ラ・フォリア、雫梨……、歴代のヒロイン達も大集合し、
『ストライク・ザ・ブラッド』シリーズ“完結篇”――ついに開幕!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私の中では既に「終わらない作品」ちう位置付けでしたので、完結編の制作と聞いた時には、正直寂しさを感じてしまいました。

思い返してみると、種ちゃんが体調を崩して一時期休業されていましたよね。
この頃の種ちゃんは、何本もの作品に出演していたので代役を余儀なくされた作品も多くありました。
中でも一番ビックリしたのは、「食戟のソーマ」の薙切えりな役がひーちゃんに変わったことです。

そんな中で、この作品は「うたわれるもの」のクオンや、「ご注文はうさぎですか?」のリゼの様に種ちゃんが繋がってくれた貴重な作品の一つという気持ちが加わったのは間違いありません。

こんな気持ちを持ちつつ視聴しましたが…
物語の展開的には悪くはありませんでした。
ですが、物語が完結したかと問われると、答えに窮してしまいます。
何故なら、普通のまだまだ続きがありそうだったから…

なので、いつか普通に続編が始まっても微塵の違和感も抱くことはないと思います。
物語の中で、一度だけ未来人がやってきましたよね。
そこまで延々と描かれなくても良いですが、せめてその未来人に至るプロセスの一端くらいは見せて貰ってもバチは当たらないのでは…
なんて思ってしまいました^^;

全部視聴するのはそれなりに時間を要しますが、時間をかけた分以上の見返りを期待して良い作品だと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、岸田教団&THE明星ロケッツさんによる「暁のカレイドブラッド」
エンディングテーマは、姫柊雪菜(種ちゃん)による「Engagement ~約束~」
オープニングテーマは、第4期から継続ですね。
ストブラっぽい曲なのでウェルカムでした。

OVA全4話の物語でした。
原作は終わっていますが、アニオリでも良いので続きが見たいと思っています。
でも、それが我が儘であることも分かっています。
でも、万が一の可能性を期待しつつ、こっそり待っていたいと思います。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 5

70.5 5 1クールアニメランキング5位
不滅のあなたへ 第2シリーズ(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (111)
457人が棚に入れました
フシ:川島零士
観察者:津田健次郎

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

やっぱり悠久で雄大っすね

<2023/3/17 追記>
原作は未読です。
2期見終えました。

や、面白かったー。
本作、根っこの常識をひっくり返しながら進んでいくわけですがそこを楽しめたり、感慨にふけたりできれば楽しめる作品です。

一方で2期では一人一人のキャラクターとの別れに注目してしまうと肩透かし喰らうかも。
一期のレビューでも書いたのですが「雄大で悠久の物語」なのだと思うので神様になった気分で眺めると吉です。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 14
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

フシに集まる人たち

原作未読 全20話

不滅のあなたへ の2期です。1期から観ることをオススメします。

1期から途方もない年月経ったところから物語は始まります。

キャラも一新されますが、1期のキャラも色々な形で出てきます。

辛く大変な旅が待っていました。
{netabare}
死なないフシを溶鉱炉で固めるという手法は、なるほどと納得したもののフシの苦しみが痛いほど分かるシーンでした。
{/netabare}
そして終盤はある街を守るためのノッカーとの攻防戦。

フシが新たな能力に目覚めましたね。
{netabare}
不死身の人たち、そしてまさかの生き返り、マーチやグーグーなど好きなキャラが復活したので嬉しかったですね。

そしてみんな天寿を全うして、それでもフシは生きていく。どれだけの年月が経ったのか分かりませんが、{/netabare} まだまだフシの活躍が観れそうです。

この2期で一番好きなキャラはボンでしょうね。最初は色物キャラかとw思いましたが(声も子安さんですしw)、全然違いました。

OPは第1シリーズと同じ宇多田ヒカルさん、EDも浜渦正志さん(曲のみ)が歌っています。

最後に、3期制作の発表がありました。{netabare} 最終話のエピローグで現代に生きているフシの姿を描いていましたが、{/netabare} どんな展開になるのか今から楽しみです!

投稿 : 2023/05/27
♥ : 17

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

人智を越える壮大なファンタジーの第2期。1期より出来がいい!

不滅のあなたへという作品はアニメの面白さの割には話題になっていない作品だと思いますが、アニメの完成度として見た時にどうかと考えると、話題にならないのもわかるくらいには飛び出るような個性のある作品では無いです。また、キャラクターや環境がどんどん移り変わっていき、視聴者が置いてけぼりになってしまうような展開があったり、結局何がしたい物語なのか、何を示せば解決になるのか、それすらもわからないのがこの作品ですが、それがこの作品の良さであり、意図するところです。
アニメとしては、死んでも生き返る不滅の存在フシが、また様々な人と出会うことで色々な思いや能力、感情や思考を獲得していくことで少しずつ成長していき、その中で自分の存在を奪おうとするノッカーとの戦いが描かれます。また、この作品の趣意はどちらかというとファンタジーというよりも、人間関係に寄るドラマ部分が大きく、どのように考え、どのように行動するのか?というキャラクターの心情が揺れ動き交差していくところが面白いポイントでした。最終的にたどり着く何とも言えない満足感が非常に心地よかったです。
アニメとしては作画面では1期より非常にパワーアップしていて、戦闘シーンや鬼気迫る場面での盛り上がりでの音楽のドキドキ感もとても良かったと思います。ただ、アニメとしてはしょうがないですしマンガもそうなのですがテンポとして割とずっと早く進むので見やすい部分はあるものの、もう少し色々な展開の余地を見たい部分もありました。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 4

73.2 6 1クールアニメランキング6位
かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-(アニメ映画)

2022年12月17日
★★★★☆ 3.9 (105)
326人が棚に入れました
秀知院学園の生徒会で出会った
副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行。
2人の天才は長きにわたる恋愛頭脳戦の末、
お互いの気持ちを伝え合い、“奉心祭”で初めてのキスをした。

しかし未だ明確な告白には至っておらず、
恋人同士になるかと思われた2人の関係性は曖昧なまま、
お互いをより強く意識して、クリスマスを迎えることに。

“完璧でありたい”白銀と、
“完璧じゃない”所こそを求めるかぐや。
これは天才たちによる、いたって“普通な”恋の物語。

ファーストキッスは終わらない。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

揺れ動く乙女心のデフォルメ

クリスマス編(原作未読)のアニメ化作品をTV放送に先駆け劇場上映する企画。

【物語 4.0点】
白銀会長とかぐや副会長。
文化祭でのファーストキッスという決定的な恋のビッグイベントを越えてもモヤモヤした生徒会の2人。
クリスマスの喧騒を前に2人の心を掘り下げることで課題を明示。
さらには恋愛に頭脳を使うことの意義も問い直す。
外面は華やかなクリスマスムービーだが、内容は内面的な恋愛作品。

弱さを隠して高嶺の花と並び立ちたい白銀。
弱さも含めて全部曝け出して欲しいかぐや。
論点は典型的な男女のボタンの掛け違い。
ですがメイン2人の幼少期回想も含めた内面整理は丁寧。
これまで、もどかしいと思っていた“恋愛頭脳戦”泥沼化の深層もクリアになり納得。

過去のシリーズサブタイトル・1期『~天才たちの恋愛頭脳戦~』→2期で打消線。
本作にて仮面(ペルソナ)で本心を隠し合う恋愛頭脳戦そのものが2人の恋愛成就の障害となり得ることが示唆され味わい深さが増しました。

3期『-ウルトラロマンティック-』はカッコいい所を見せたい白銀の究極到達点。
これを受けた本作は素朴で普通のロマンティックを求めるかぐやのカウンター。
対比によりこちらもコクが出て来ました。

そして本作の『-ファーストキッスは終わらない-』も含蓄があります。
(※核心的ネタバレ){netabare}ファーストキッス後のモヤモヤ&ドタバタを締めたセカンドキッス。胸キュンでした。{/netabare}


【作画 4.0点】
自在なデザインでパロディ含めた各種ギャグに対応する多彩さは相変わらず。
それにしても、{netabare}激レアな幼女キャラ・かぐやちゃんがスクリーンに現れた時はどうなることかと思いましたw
身長低すぎて髪の毛とリボンしか見えなかった時は、贅沢な画面の使い方だなと苦笑w{/netabare}

加えて、かぐやのキャラ発現に応じて色彩から変容する背景美術も心情表現を好アシスト。
“氷のかぐや姫”の背景は体感温度も寒かったです。

瞳による心理描写も繊細。
孤独の理由を紐解かれた氷のかぐや姫の赤眼は一段とさみしげに見えました。


【キャラ 4.5点】
ヒロイン・四宮かぐや。
キッスの衝撃を経て、笑撃のかぐやちゃんを始め、“氷のかぐや姫”も乱入および再顕現し、
脳内法廷は紛糾w

こんなん男からみたら混沌とした乙女心にしか見えずに対処に空回りするのは必然。
乙女心のデフォルメが上手すぎてツボにハマります。

対する白銀御行がカッコつけたい理由に
{netabare}母に認められたかった{/netabare}というトラウマが追加されたのも収穫でした。
会長がアホになることが恋愛頭脳戦終結の鍵と感じました。
(いや、もうかぐやちゃんと一緒にアホ化してるかw)


こじれる2人を見兼ねて?{netabare}かつて、かぐやに恋の病を宣告した“ヤブ医者“も再登場。
少年患者にも中々いい意見(オピニオン)出しますね。ナースさんの方も。{/netabare}


同時並行で脈が続く石上&つばめ先輩。
つばめの回答猶予要請についても恋愛経験由来の慎重さであると占われ、
こちらも内面掘り下げによる土台固めは順調。

【声優 4.5点】
今回、特に素晴らしかったのが、四宮かぐや役の古賀 葵さん。
“氷のかぐや姫”の冷酷ボイスから、新アホキャラ・かぐやちゃんの可愛らしい“効果音”までカバーする幅広い芸当。
脳内裁判を繰り広げる原告被告証人裁判官まで一手に引き受けるセリフの物量も圧倒的でスクリーンを制圧。

【音楽 4.0点】
心情曲からパロディ要素まで手広く対応するシリーズBGMは100曲を突破。
今作ではクリスマスムードも付加。
石上会計のシーンで、何かの原住民音楽が鳴り響くのがジワジワ来ますw

OP主題歌「Love is Show」は鈴木 雅之さんが4作連続。
ゲストボーカルに、ももクロ・高城れにさんを侍らせ、キッス以後も続く白銀会長のロマンティックを熱唱。

ED主題歌は鈴木 愛理さんが「heart notes」で3期から連投。
さらに挿入歌として投入されたhalca「ロマンティックマニフェスト」は{netabare}フェイクED演出{/netabare}の役割も果たす。
いずれも、かぐやの心情を汲んだ良曲。

OPの白銀による先制攻撃、EDのかぐやの反撃という歌詞世界の図式。
今回はかぐや側を2段構えにすることにより、3期で仕掛けた白銀への、かぐや様の猛反撃の構図を際立たせる。

【余談】
一応、近年稀に見るくらいS○X連呼する(苦笑)クリスマス恋愛映画ですが、
観客にカップルは1組だけで、あとは私含めて、むさ苦しい男どもばかりw

だが、これでいい。
この作品において浮かれたムードを醸すクリスマスは、
かぐやが望む素朴な恋の障害として敵役となる、白銀のウルトラロマンティックな見栄の暗示にも感じます。
だからこそ(※核心的ネタバレ){netabare}かぐや→白銀への告白もクリスマス後に突発的に行われる。{/netabare}
イブに向けてムードを高めていきたいカップルにはオススメし辛いですw
むしろ{netabare}正月とクリスマスを悪魔合体する藤原家の奇祭{/netabare}でムードぶち壊しまであると懸念しますw
幸せに酔いたいカップルの皆さんはこんなん観てないで、渚&翼を見習って素直にランデブーしましょうw

投稿 : 2023/05/27
♥ : 15

U-yan さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

F・Kは終わらない!けど完結???

原作未読です。これで完結なのかな?ついに終わってしまうのかな?
もうちょっと「早くどっちか告っちゃえよ!」とツッコんでいたかった・・・
好きなアニメの好きなキャラのハッピーエンドって本当は嬉しいはずなんだけど、このアニメだけはまだまだハッピーエンドになって欲しくない!
なぜなら、そこまでの過程がとても面白いから。もっと生徒会のみんなの
ドタバタな生活を覗いていたい!そう思わせてくれる作品って実は少ないかもしれない。全期通して素晴らしいラブコメだと思いました!

投稿 : 2023/05/27
♥ : 6
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

KP~~~!!ま~た、大型新人!

TVSP全4話構成。

3期の後の話。
力を入れているアニメは面白いよね!!

4期早く来ないかなー

{netabare}
つばめ先輩のクリスマスパーティーは、省略され、
例のシーンが一瞬EDで映った程度なので、4期でこの辺り、
詳しくやって欲しい。

もしくは、「伊井野ミコは告らせたい」の連載を。
作者さんは原案しか暫くやらないらしいけど、作画別でも。
{/netabare}

投稿 : 2023/05/27
♥ : 2

64.8 7 1クールアニメランキング7位
シュガーアップル・フェアリーテイル(Webアニメ)

2023年1月6日
★★★★☆ 3.3 (82)
192人が棚に入れました
人間が妖精を使役し、砂糖菓子が幸運をもたらすと信じられている世界――。 そこで聖なる砂糖菓子を作る特別な砂糖菓子職人は、“銀砂糖師”と呼ばれていた。 一流の銀砂糖師だった母を亡くした少女・アンは、跡を継いで、自らも銀砂糖師になることを決意する。 そのためには、年に一度開催される王都の品評会で、職人としての腕前を認められなくてはならない。 王都へ向かう途中、アンは護衛として戦士妖精のシャルを雇う。 シャルは戦士としての腕は確かだが、口が悪く、人間を信用しないせいで、アンとの喧嘩が絶えない。 けれど、そんなシャルと旅をするうちに、友達になりたいと願いはじめるアン。 種族や立場の違い、そして、困難な状況を乗り越えながら人間のアンと妖精のシャルが、ともに紡いでいく未来とは――?

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

夢追う少女と黒いアルテ

見ていてかわいそうになってくる苦しいストーリーだけど、わたしはとても好きです!
アニメでいうと「アルテ」ゲームでいうと「アトリエシリーズ」をドス黒くした感じ

可愛いキャラデザに美しい作画で夢がいっぱい詰まったファンタジーな世界観が素敵ですね!
特に砂糖菓子やシャルの羽の美しさには思わず見とれてしまいます!
それからシャルがカッコ良すぎ!

わたしがこの作品が好きな理由

現実で醜くて理不尽なことっていっぱいあるんですよね
ただ純粋に一生懸命頑張ってるだけなのに、「女だから」「年下だから」っていう安い差別で握りつぶされる理不尽
ただ純粋に信頼できる人と仲良くしてるだけなのに、「媚を売ってる」「どうしてあの子ばっかり」っていう嫉妬される理不尽
一生懸命頑張ってやっとうまくいったと思ったら「ズル」や「陰謀」で横から成果をかっさらわれる理不尽

そんな現実世界であふれているような理不尽にさらされても健気に頑張るアンと、頑張りを見ててくれるシャル達の関係性の尊さでえぐられた気持ちが癒されるけど
とにかく理不尽が過ぎる話で、アンに感情移入すればするほどきっつい
でもそんなえげつない世界で純粋に生きるアンに自分を重ねて応援したくなっちゃいます
恋愛描写もそういうことに疎いアンはコロッと騙されそうなものだけど、上っ面だけで中身のない好意の押し付けに簡単に騙されないところあって、何故だか恋愛面だけは人を見る目があるところがツゴウガイイけど好き
人の醜さが大きい話だから、軽薄な男に次々と騙されそうなものだけどね

世界は醜くて汚いけど、砂糖菓子のように、シャルの羽のように美しいものを美しいと言えるアンならきっと、醜く黒い世界を光で照らしてくれると信じて2期を待ちます!

投稿 : 2023/05/27
♥ : 21

猫好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

王道少女漫画的ファンタジー

今時こんな素敵なアニメないわね

思った通り男の人たちからはあまりいい評価出てないけど、美形ぞろいの美しいアニメ。毎回クオリティが高い素敵な絵を見てるだけでもほっとします

そして何よりファンタジーなんだけど、女子が生きていく上で必ず直面する問題、「女だから」って理由で理不尽に自分を踏みつけられていくことで遭遇する問題をきっちりと描いている点

男どもが理解できなくても、私は好きよ、この作品

投稿 : 2023/05/27
♥ : 4

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

クリエイターとしての制作論と恋愛脳がせめぎあうファンタジー

コミカライズはBook☆Walkerの漫画読み放題で連載誌の『ヤングエース』が読めるので読んではいるのですが、アニメの方が先に進んでいます。原作は角川ビーンズ文庫ですが、こちらは未読です。

ということで冒頭についてはストーリーも知っていましたが、後半はアニメが初見という状態で観ていました。

本作は分割2クールということのようで、後半クールは2023年7月からの放送が予定されています。

世界観的には人間と妖精がいるハイファンタジーで、別に転生者とかはいません。かつて人間と妖精は対等でしたが、主人公アンの時代では妖精は差別され、あるいは羽を奪われて人間に隷属させられています。

そんな中で妖精を対等な存在と考えるアンは周囲との様々な摩擦を起こしてしまいます。

一方で「妖精が好む」とされる砂糖菓子が尊重され、優れた砂糖菓子職人は「銀砂糖師」としての栄誉を得るという社会でもあります。

本作における「砂糖菓子」は一種のオブジェであり、砂糖菓子職人は芸術家としての側面を持っています。本作の良いところとして、作中で「良い作品」とされる物がちゃんとヴィジュアル的に美しく描かれていることです。

これにより作中での品評の描写には極めて高い説得力があると思います。

亡くなった母の後を追い銀砂糖師を目指すアン、そしてそんなアンと出逢い護衛となった戦闘妖精シャル、アンと関わる様々な砂糖菓子職人達、そして王族や貴族などが織り成す美しい物語の世界へあなたも是非!

余談: 本作視聴者の間では、アンと同郷のジョナスに妙な人気があったような気がします。みんな大好き、ジョナス…(笑)?

投稿 : 2023/05/27
♥ : 16

67.4 8 1クールアニメランキング8位
弱虫ペダル LIMIT BREAK(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (44)
178人が棚に入れました
1年目のインターハイで見事、総北高校を総合優勝へと導いた小野田坂道。 今泉や鳴子と共に2年生へと進級し、キャプテン・手嶋たちと新チームで連覇を目指す! そして迎えた夏のインターハイ。 昨年の雪辱に燃える王者・箱根学園は、新キャプテン泉田を中心に次々とリザルトを獲得し、快進撃を見せる。王者の風格を取り戻した箱根学園を前に、総北は再び挑戦者となり、苦境に立たされる。 そんな中、遂にレース最終日がスタート! 2日目のゴールを制した京都伏見・御堂筋も新たなフェイズへと動き出す……。 各チームが闘志を燃やす中、坂道は仲間と繋いてきた絆を信じ、栄光のゴールを掴み取れるのか――!?
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

回想の曲を聴くともう涙が出てくるようになりました。

ラララ ラ~ ラッラッラッラッ ラ~ララ~
もう勝手に涙が出てきます。
回想ストーリーが一杯あります。
ありすぎて判らないくらいありますが、特にLIMIT BREAK後半の回想は今までの集大成なので見応えがあります。

ネタバレというかお判りと思いますが 最後は  {netabare}小野田坂道 真波山岳の対決。 {/netabare}ここまでのお膳立ては最高の仕上がりです。
総北全員の為に走る小野田坂道「小野田!!まかせた!!」
常勝箱根学園のプライドを託された真波山岳「行け!!真波!!」

沢山の想いの詰まった自転車レースをご堪能あれ。

投稿 : 2023/05/27
♥ : 6
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