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「orange(TVアニメ動画)」

総合得点
67.3
感想・評価
619
棚に入れた
2901
ランキング
2455
★★★★☆ 3.3 (619)
物語
3.2
作画
3.2
声優
3.5
音楽
3.5
キャラ
3.2

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☆の総合評価
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orangeの感想・評価はどうでしたか?

だんだだん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作を忠実に再現

先に漫画(原作)を読んでから、鑑賞しました。
ほぼ、想像通りの完成度は、原作の少女漫画臭さもしっかり
残したまま、うまく昇華しきっているな、と。
逆にアニメ→漫画、と行っても違和感ないかな。

漫画そのものについては、良くも悪くも佳作。

投稿 : 2017/02/19
閲覧 : 177
サンキュー:

3

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 5.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

良作だが、イライラする描写も。

大好きな時間軸系のアニメ。
書くとネタバレなので時間軸系は詳細はふせますw

表題にも書いたけど、良作です。ぜひ見てほしい。
単純な恋愛ものではなく、【友達】はテーマなのかも。

ただ、ヒロインの菜穂(花澤さん)の気持ち、行動、思考にすごくイライラした。この作品的な事をふまえると 「わかってんだったらさ~」的な事がいくつもある。まあ実際に思ってててもやるってなると難しいんでしょうが。

物語は見始めると止まらなくなるとは思うくらいうまく作られてます。
OPEDはオリジナリティ感じないのでNG

あ、作画が中盤以降 かなり崩壊します。特にアップ絵以外は笑えるカットも多数。もうちょっと良作なんだから頑張ってほしいな。
恋愛アニメじゃなくて、友達アニメ+αに興味あったらぜひどうぞ。

投稿 : 2017/02/11
閲覧 : 191
サンキュー:

1

オカルトマン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

感想

---数話見た感想-------------------
ポニテの子可愛いーなー。タイプやなw

リア充臭が凄いアニメ。

こんな青春おくれなかった、またはおくれてない人がみたら悲しくなるんじゃないだろうか・・・w。

クラス内ヒエラルキートップ集団の話w




---最後まで見た感想-------------------
全然泣けなかった・・・・・。

でもこのサイトでは酷評で、自分も途中で断念するんだろうなと思ってたけど、なんだかんだ最後まで見てしまったw

投稿 : 2017/02/04
閲覧 : 209
サンキュー:

2

ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.5 状態:観終わった

恋愛アニメとしても過去改変アニメとしてもあんまり面白くないのは痛い。

女性が主人公で作風から女性向けの作品ということなのでしょうか
ジャンルは主人公が高校生なので学園ものみたいですね。
ある日、主人公である菜穂のクラスに翔が東京から転校してくる所から
始まるもので開始直後はよくある学園ものかな

そして、謎の手紙が菜穂に送られてきて
その手紙に書かれた通りに物事が進むという出来事があり
どういうことなのだろうか?の開始でした。
ただし、謎の手紙はよく見れば10年後の誰が出したのかが
わかるので意味はわかりましたし1話の時点で誰が出したのかは
明確に判明するので、多くの謎はすぐに判明すものでした。
問題なのは何故送ることが出来たのかがサッパリわからない状態ぐらいですね。

やっていることも謎の手紙に書かれた今から起こることの過去改変を依頼されるもので
いわゆる起こったことが都合が悪いから過去を改変するもので
個人的には好きではないジャンルかな
個人的には一度しかない人生なのだから後悔しないように頑張れるのであって
それを否定してどうするのかと思うし
人生一発勝負でやり直しが不可能だから生きていて面白いと思っている自分なので
自分向けではありませんね。

過去改変するジャンルなのはわかるけど
基本的には女性向けな学園恋愛ものかな、過去改変するアニメと考えなければ
ありきたりなものでした。
ただ、菜穂の相手になる翔は結構難しい性格をしていましたが
アニメなのだから完璧超人でなくてもしょうがないと思うけど
誠意とかはあまりないので
引っかかるかな、人に相談するメモを渡しときながら
答えを聞かずに結論を出したり行動は意味不明なのでよくわからない人だなと思う。
どうも好意的に見れなかったな
しかも、翔には暗い過去があったりでシリアスな内容で
それが絡んでくるので重たさがある感じがしました。
それでも翔に関しては彼の気持ちがわかるシーンがあったり
彼の口から暗い過去を作ってしまった
後悔の念に駆られる部分もみられるので心理描写はそこまでは悪くはなかったと思う。
そんな翔を心配して菜穂がサポートしたりするもの
冷静に考えれば普通かな、翔の暗い過去はネタバレになるので書きませんが
そんなことがあれば心配するのは人として当然だし
違和感とかはなかったです。優しい菜穂は結構好きでした。

恋愛ものとしては女性向け特有の流れかな
翔を巡って菜穂と先輩の女性で争ったりネチネチしたものだったかな
女性向けとしてはありなんだろうけど
人を選ぶでしょうね。
ただ、好きな人には好きなんだろうとは思うので
この手の話に需要があるなら別にいいかなとは思いました。
これを否定してしまうと女性向けアニメは全滅するだろうし・・・
女性向けとして見れば普通の作りかな
翔以外の男の子も菜穂に対して優しい人がいましたが
菜穂は根はいい子だし優しい部分はあったりするので
納得はいきました。

謎の手紙については誰が出したのはわかるけど、過去が変わったはずなのに
変わった世界のこともその人は知っていて意味がわからないよ
神様でない限り変わった世界のことはわからないはずだと思い
タイムパラドックス的な矛盾は最初は感じましたが
一応は無理やりな説明と理由付けはされていたので
ギリギリは納得かな一応は改変されたために謎の手紙通りにはなっていないことも
あるみたいなので全然タイムパラドックス的な矛盾に気を使わないアニメに比べればマシかな
この辺に気を使わないアニメだったらどうなのかな?と思うけど
納得はいきました。

あとストーリーが進んでも過去改変するアニメとしても恋愛アニメとしても
特別に面白い感じはしなかったな
過去改変と言っても過去が変わろうが変わるまいが
別にどうでもいい出来事が多すぎるので
「えっ」としか思えなかったな、設定的にも多少過去が変わっても
急には大きくは変わらない作風みたいなので
過去改変する面白さはなかった気がしました。
改変に成功しても失敗しても意味がないのであればあまり面白くないよね。
ただ、菜穂が過去を変えようと頑張っても過去を変えられずに思い通りにいかない展開は
人間なのだから、そういうこともあるだろうな的な展開は逆に意外性があって良かったと思うし
現実的かなと思いました。
学校のテストがあるから勉強しないとわかっていても中々勉強が出来ないのと同じで
そうそう上手くいかないのはよくあることだとは思うので
それ自体は良かったと思う。
恋愛アニメとしても、対象の翔は暗い過去のせいで
チョット恋愛を出来る状態ではなかったので見ていて辛かったな
彼と同じ立場になって普通にいられる自信は自分にはないので彼の気持ちはわかるけど
素直に楽しめる状況ではなかったと思う。
先輩の女性も後半は存在が空気になるのでネチネチした女性向けアニメ特有の
流れが好きな人向けでもなくなるので、その点はどうなのかなとは思いました。

後半は翔の暗い過去のことで悩んでいることについて
みんなで心のケアをする展開になるので
悪い話ではなかったとは思います。友情ぽい雰囲気とかは良かったです。
終わり方も特に無理することなく小さくまとまってたのは
良かったのではないかと思います。
ただ、謎の手紙を送ることが出来た理由についてはとんでも話かなと思いました。
タイムスリップなんて現実に出来るはずがないのだからといって
あの理由はチョットね。適当に誤魔化した方が良かったのでは?と思ってしまう。

作画についてはキャラクターデザインは女性向けでしたね。
女性向けとしてなら無理のないデザインだったと思います。
作画自体は序盤は普通でした悪くはなかったと思うが
演出は止め絵が多くて気になるケースがありました。
そして、後半はかなり作画は崩れてましたね。
ストーリーの内容よりも作画の乱れが気になるケースは多かったな
作画はもうチョット頑張ってほしかったです。

声優さんについては翔役の山下さんは役としては良かったのではないかと思います。
難しそうな感じがよく出ていて良かったです。
菜穂役の花澤さんは翔を心配したり、色々悩んだりした時の気持ちは
よく伝わってきたのは良かったです。
全体的にも演技力で気になる所はなかったしキャスティングも満足ですね。

無理することなく小さくまとまってたのは良かったとは思うのだけど
恋愛アニメとしても過去改変アニメとしてもあんまり面白くないのは痛いな
悪い話では無かったとは思うのだけどね。
キャラもキャラには罪はないとは思うけど主人公である菜穂以外で
どうも好きになれるキャラはいなかったな
翔の暗い過去に理解してあげる優しい気持ちがあり
友情ぽい話になっているのが好きな人には向くかなと思いました。
個人的には最後まで見て結果は良かったなとは思えたのだけど
全体の内容についてはもうチョット頑張ってほしかったです。

投稿 : 2017/01/23
閲覧 : 298
サンキュー:

13

ナナエ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.0 状態:観終わった

よかった

須和いいやつすぎ
泣ける

投稿 : 2017/01/16
閲覧 : 176
サンキュー:

1

ニャンころ星人 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

おもしろい!

でも絵がいまいちな…

投稿 : 2017/01/13
閲覧 : 220
サンキュー:

1

ネタバレ

mamiko さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 5.0 状態:観終わった

暖かい友達に囲まれて

10年後の未来に翔はいません。翔を救うため菜穂たちは過去の自分に手紙を書きます。『翔を救ってほしい』と。
 高校2年生の菜穂は未来から届いた手紙に疑問を抱きやがて真実だと知ると翔を救うため奮闘します。翔を救うための物語ですが、一番素敵だなと思ったのは菜穂たちを囲む友達です。須和が特にカッコいいです。男らしくて面倒見が良いみんな個性豊かで仲間思いでこんな友達いいなと思いました。

 パラレルワールドと未来は変えられない 萩田が言った台詞が心に残ります。未来は変えることができるのか?須和視点の物語が映画としてあります。それも見てみたいです。この話は菜穂と翔の物語が中心になります。

投稿 : 2016/12/31
閲覧 : 225
サンキュー:

4

わた さんの感想・評価

★★★★★ 5.0
物語 : 5.0 作画 : 5.0 声優 : 5.0 音楽 : 5.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

じんわり暖かい

偶然、自分も主人公たちと同じ26歳。
高校2年って10年前か~と思いながらストーリーにのめり込んだ。

あのときこうしておけば良かった、当時の彼女に正直に言えばよかったなど重なる部分も多々あり、切ない思いをしながらも、しっかり物語の魅力を感じれた。


とてもいい作品だった。

投稿 : 2016/12/26
閲覧 : 176
サンキュー:

2

ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 2.0 状態:観終わった

翔攻略大作戦!

感想

原作未読で視聴
未来の自分から、未来を変えるよう手紙が送られてきたお話。
なかなか面白い設定でした。
ただ、その未来を変える内容が、翔の自殺を未然に防ぐというもの

う~ん
これ、翔ルートと言う名のアドベンチャーゲームのようだなってイメージ。

まぁ~このヒロイン?(翔)の面倒くさいこと!
5人の仲間が一生懸命に尽くしてるのに自虐的すぎる
彼女になった菜穂にもあたって傷つける始末
自分の命を粗末にしちゃいかんよ!
「聲の形」のレビューにも書いたけど、他人に迷惑かけることより自分を大切にしない事の方が罪なんだって、なんで気づかないかなぁ・・・
残された者も辛い事だって、身を持って感じてた筈なのにね。

それと、正直菜穂もウジウジしてて観ててイラっとくることもしばしば。
自分が告白できず、翔が死んでしまった事への後悔を無くしたいがために手紙書いた感もあるし。
ちょっと主人公カプ二人が好感持てないから好評価できないなぁ。
設定は良いんだけどねw

この作品の設定では、未来からの教えで未来を変える行動をとっても手紙が来た未来は変わらず、違う次元へ分岐するだけっていう事で、面白いよね!
でも、それじゃぁ翔のいない未来は意味ないんだけど、もう一つ翔が生きてる世界も存在できたって意味では無意味ではなくなった訳で…
それが良い事なのか良くなかった事なのか、自分には難しいです。
翔がいないことで須和は、好きな菜穂と結婚できて子供まで生まれたんだし・・・

僕の中では、外見も中身もマジ須和イケメン!で、面倒くさい翔よりどうしても須和にカタ入れしちゃいます。
それなのに、菜穂は翔に惹かれる訳で。。。
翔のいない、菜穂と結婚して子供までいる世界の須和は、翔が死なない、菜穂と翔が結ばれる世界の自分の事をどう思うのかなぁ
本当に納得できるのか?できたのか?それが知りたかったですが・・・
でも きっとイケメン須和は、自分の気持ちを押し殺してでも、菜穂と翔の幸せを願ったのかなぁ~って。。。話観てるとそう考えるのが普通かな。
(須和マジ良い奴過ぎる!誰か彼を幸せにしてあげて!)
その辺、その後の映画には描かれてるのかな?
気になるので、映画のがDVDレンタル開始されたら観たいと思います。

何にせよ、未来が分岐する興味心をくすぐられる作品で面白かったです。

投稿 : 2016/11/29
閲覧 : 259
サンキュー:

28

ネタバレ

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 1.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

メンヘラ翔を過保護に助ける作品

結城信輝キャラデザのわりにまつ毛バシバシじゃなく日常物っぽいキャラになってる。結城キャラを期待するならちょっと残念かもだけど、これはこれでって感じ。
年齢層が若者向けで未来の成長した自分たちが不幸とか正直子供がいるのにそれでいいのかと疑問。年齢層高めにはついていけない所が全体的にちらほらあると思う。
最初の数話は面白いかなって思って視聴してたのだが、メンヘラ親子は正直理解できなく。。。大きなびっくり展開もないため徐々に失速してしまう。
そして個人的だが{netabare}翔が亡くなった未来{/netabare}のほうがよかったんじゃないかと思えるほど翔のメンヘラっぷりが若者向けにしあがってる。

後半9話あたりから作画崩壊。せっかくの結城キャラが無残に…
メンヘラ翔を過保護に助ける作品って感想。

100点中62点

投稿 : 2016/11/16
閲覧 : 250
サンキュー:

6

384 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

恋愛青春メンヘラタイムリープアニメ。

あの花4割、アオハライド4割、シュタゲ1割、その他1割…くらいのテイストかな。

言いたいことはいっぱいあるけど、
とりあえず

自殺志願者を許せる人は泣ける、
許せない人はイラつくアニメ。

私は後者だけど退屈はしなかったので、一気に観れたのは良かったかな。

投稿 : 2016/11/16
閲覧 : 267
サンキュー:

4

ネタバレ

runa21 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

期待値が高すぎたせい?と信じたい

初めに実写映画をやっていたせいか、
本屋での取り上げ方が半端なく、
アニメ化も決定ということでものすっごく期待していた作品。


ただ、その期待値を上回るどころか
どん底まで評価を叩き落としてくれた作品。


残念ながら原作は未読なので(実写も未視聴)
そのためこれはアニメのみの評価と思っていただければと思います。

原作が好きな方、
また、アニメが好きだった方、申し訳ないのですが、
自分には合いませんでした。

ここから先は酷評になってしまうので、
好きな方は読まれないことをおすすめします。


{netabare}
この物語のダメだった点は大きく分けて2つあると思う

まず一つ目が
テーマがなぜか二つあること

おそらく一つ目のテーマが
この物語のCMなどでも流れているので、
誰でも思い浮かぶと思うのですが(おそらくこちらがメインテーマ)


【自殺してしまった同級生を救うこと】


26歳の自分から突然手紙が届き、
これから好きになる男の子が、自殺してしまうといった内容だった。
彼を自殺させないように行動するよう指示が出される。



そして二つ目のテーマが
【26歳の自分が今でも後悔していることを無くすこと】

これもまた何回もセリフに上ってきているのでわかっているのだけど、
未来の自分からの手紙にははっきりと
「後悔していることがある」と記載されているし、
その後悔はこんなことで、こういう風に行動してほしい
と懇切丁寧に書かれている。


おそらく、一つ目のテーマのみだったら、
この物語はさぞ素晴らしいものになっていただろうと思う。

ただ、この二つ目のテーマがあまりにもいただけなかった。


後悔していることの大半は
自殺してしまった翔についての事なのだけど、
それだけでないことが、
この物語の不快感を増長させている気がする。



彼らは翔の命を救うことを
最優先に考えようとしているというよりは
菜穂が翔に告白できずに彼が死んでしまったことを
後悔させないように動いていたようにしか見えなかった。

翔の自殺の原因はあくまでも
彼のお母さんとの関係に起因するもので

それは26歳の彼らもはっきりわかっているし、
それゆえに手紙にもそのことが書かれていたはずだ。


でも、途中から、
未来の菜穂は、「もしも翔が生きていたら~」
「もしもあの時告白していたら~」
私の未来は別のものになっていたんじゃなかろうか~
というスケベ心をだし、
過去の自分を叱咤し、翔と付き合うように
指示していたように思えてならない。

そしてそれを仲間全員で応援するという・・・。

こんな感じで、
本来のテーマから外れた内容が繰り広げられたことが
この物語の不快感を増長させていた気がする。


おいおい、
お前らが本来やるべきことはなんだ?
菜穂との間を取り持つことなのか?

翔の自殺の原因はお母さんとのことなわけで、
菜穂と翔が付き合ったからと言って、
翔が自殺しないなんて言いきれないじゃないかい?


と突っ込み満載だった。



そして
この物語がダメだったもう一つの点は
キャラクターの魅力の無さ

この物語のキャラクターは
良くも悪くも【リアル】なんです。

将来自殺してしまう翔が
あんな風に悩むたちだったであろうことは想像できる。
が、あまりにも悩みすぎて、見ているこちら側としては
イライラしてくる。

そしてヒロインである菜穂もまた
イライラするキャラクターの一人だ。

こういうねちっこい性格であるから、
過去にあったことをこと細かく覚えていて、
「これ、こうすると後悔しちゃうからやめておいた方がいいよ~」
と伝えるんですよね。
それに翔のためと言いながらも、
彼女は終始自分の後悔をなくすためにしか動いてないんですよ。
そこがまたいただけない。


そして隠れヒーローの須和
この物語を最後まで見ることができたのは、
彼の見守る姿勢にとても救われたから(視聴者が)

菜穂が翔に告白できなかったことを後悔している様子から、
過去の自分に二人を応援するように指示をだし、
それを遂行している様子が、本当に素晴らしかった。

また、彼は彼で、
翔がいなかったからこそ菜穂が自分を選んだのではないかという
疑念がどうしてもぬぐいきれず、自信がなく・・・
そんな自分の後悔をなくすためにも
手紙にそういった指示を書いたと推測できる。
そのことから、彼は彼で、
自分の後悔をなくすために行動していたのかな?


そしてあまり出番はなかった
あずさ、貴子、萩田は、意外とよかった。
特に萩田のキャラクターは
暗くなりがちなこの物語のテンポを明るくしてくれました。


といったようにメインの二人に対して、
正直好感が持てなかったのが一番の理由。

そして好感が持てた須和というキャラクターや
あずさ、貴子、萩田が生かされていなかった。

残念でならない。

{/netabare}

宣伝や内容では、面白そうだとは思ったんですけど・・・
コブクロの曲もこの物語にあっていて、
よかったと思うし、それゆえに期待値が高まりすぎてしまったのかも。

投稿 : 2016/11/12
閲覧 : 241
サンキュー:

15

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

長野県松本市に住む女子高校生・高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日、差出人が自分の名前になっている手紙を受け取る。
その手紙には、26歳になった10年後の自分が後悔をしていて、その後悔を16歳の自分には味わってほしくないこと、菜穂に今後起きること、それに対して菜穂にしてほしい行動が書かれていた。
菜穂は、初めは誰かのいたずらと思っていたが、手紙に書かれていた通り、成瀬翔が東京から転校してくる。
手紙には、5月に成瀬翔を好きになること、翔が17歳の冬に事故で亡くなること、その事故は防ぐことが出来たと書かれていた。
10年後の菜穂が手紙を書いた目的が翔を事故から救うことと分かり、16歳の菜穂は「翔がいない未来」を変えるため手紙に書かれているように行動しようと努力する。
手紙に書かれていた通り菜穂は翔を好きになるが、手紙を詳細に読むと、翔は事故死ではなく自殺の可能性があることを示唆していた。
そんなある日、菜穂は須和弘人から「手紙、届いた?」と質問をされ、弘人に届いた10年後の26歳の弘人が書いた手紙を見せられる。
さらに、村坂あずさ・ 茅野貴子・ 萩田朔にも未来の自分自身から翔を救うための手紙が届いていることを知り、5人は協力して「翔がいない未来」を変えていく。
そして手紙に書かれていた翔の自殺の遠因になったと思われる体育祭のリレーが、翔にとっても楽しい思い出に変わり、未来は翔が死なないほうに変わっていくと思われた。
大晦日、初詣のため6人は深志神社に集まるが、そこで菜穂は翔の祖母のことで翔と喧嘩をしてしまう。
冬休みが明けた1月7日、菜穂は翔と再会するが以前のように接せられず、気まずい関係になる。
一方、母親との約束を断ったことが母親の自殺の原因だと思い続け、自身を責め苛んでいた翔は自殺を考えるようになる。
2月14日のバレンタインデー、菜穂は翔にチョコを渡し告白し、付き合うことになる。
そして、翔の事故が起きた2月15日、事故が起きた場所に5人は集まり事故を防ごうとするが翔は現れない。
過去を改変したことで自殺しようとする場所が変わってしまい、5人は翔を探す。翔はトラックに飛び込もうとするが思いとどまった。
5人と翔は10年後の自分たちに向けてタイムカプセルを埋め、物語は幕を閉じる。

投稿 : 2016/11/12
閲覧 : 185
ネタバレ

天地人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

真SFスーパー英雄(?)列伝73

菜穂
「あにこれに参加して2年目となった私には、後悔している事が、沢山あります。」
「何であんな感想を書いたんだろう。」
・・・それって、俺の事じゃないかっ(汗)
いや、ホント過去の自分に手紙を送れるなら、勢いにまかせてあんなしょーもない感想を書き込むんじゃなかった(おいっ)
いやいや、宝くじの番号とかいろいろ書く事が(ゲスですな)
まあ、そんな事は置いといて、原作の評判が良く期待していたアニメなんですが、正直う~んって感じでした。
確かに面白かったんですけど、ラスト、あの後一体どうなるんだっ?翔と結ばれるのか、それとも史実通り須和と結婚するのか気になってしまうじゃないですか。
過去が変わった段階で、須和と結婚した世界とは枝分かれした別の世界が生まれるんでしょうけど、どう考えても翔とは明るい未来があるとは考えられないですね(翔が助かったのは良かったです)
絵はマンガといいんですけど、アニメにするとちょっとくどい感じがして、合わなかった気がします。
あと、何で転校初日に翔を誘ったために母親が死んでしまう事を手紙に書かなかったのか。
最初は、直接結果を書けない何らかの要因(例えば時空列変換に対する制約とか)があってかと思ってたらそうじゃない(え~っ)
しかも、菜穂だけじゃなくてみんな手紙もらってるって、何じゃそりゃ~っ
誰かひとりくらい書けよって思ってしまいました。
それを除けば、菜穂の心の動きとか、翔の絶望感、いいヤツすぎる須和、これまた素晴らしい友人達が織りなす物語は面白かったです。
それだけに、最後のモヤモヤ感がう~んってなってしまうんですよね。
ただ、アニメの続編映画があるみたいなんで、その辺りを解決するのは映画に期待します。

投稿 : 2016/11/08
閲覧 : 279
サンキュー:

14

ネタバレ

あさがお さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 3.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

タイトルなし

結論から言えば、かけるを助けることには成功してハッピーエンド

なので、須和の未来はアンハッピー
女の子たちの目が怖い
なほなんて黄色ベースでキラキラしてるから爬虫類の目にしか見えなかった
イグアナ少女

なほのお友達のあずさとたかこがなほに「うちらに隠していることない?」って、言うシーンがあるんだけどさ
友達だったら好きな人も言わなくちゃいけないわけ?
教えなきゃ友達じゃないの?
そんなの秘密にしたっていいじゃん
女子のいや~な生態だよね、秘密の共有
んで、協力するとか言ってやたらおおっぴらに行動して本人はもとより、クラス全員にバレる
あ~、やだやだ

なほもうじうじしてて、まどろっこしい
でも、女子高生なんてこんなもんなのかな

全体的に暗い話しの回が多かった
見終わるとテンションだだ下がり
疲れる
これを見るなら、気持ちの調子のいい時をおすすめします
もしくは、その後に爆笑できるバラエティーを見るといいね

コブクロが歌うEDがよい曲って言うのだけが救いかな

そうそう
みんな自分に手紙を書いていたんだったら、かけるのお母さんが自殺する日になんで、かけるを誘ったんだい?

そもそも誘わなきゃこんなことにはならなかったんだよね?

投稿 : 2016/11/05
閲覧 : 211
サンキュー:

4

ネタバレ

退会済のユーザー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 5.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

久々に…

悪い評価をつけようと思います。
(以下はこの作品について批判しているコメントです。なので、そういったことで気分を害される方は注意して下さい。)
{netabare}

書きたいことは3つです。

まず、内容です。

序盤はかなり良いと思います。斬新で目新しいです。

ですが、中盤に差し掛かるにあたって、つまらなくなります。

その原因は主に主人公(女)が恋をする男にあります。

言葉が悪くなりますが、見ていてイライラします。かなり不快です。
(個人的な感情かもしれませんが、すでにご覧になった方は私のように思われる方も少なくないと思います。)

次に作画です。

作画に関してはそれほど気にしないようにはしているのですが、終盤では素人目でもわかるほどに崩壊してます。

1つ目で述べたことと合わさり、より見るに耐えない作品となっていきました。

なら観るのをやめればいいと思うかもしれませんが、もうすでに中盤まで観ていましたし、友人からも薦められていた作品でしたので、最後まで観ようと決心していました。

結果、後悔しましたが…


最後に、私が友人から薦められていたのは原作の方です。

ですが、多少の違いはあれどアニメの内容は原作に沿っています。

原作がかなり人気だったので私も期待していた分、ショックがでかいです。

いや…ただ単純に私には合わなかっただけの話かもしれません。友人は面白いと言っていましたから。

※これからこの作品を観ようとしてる方へ
観るなとは言いません。

しかし、中盤辺りでイラッとされるようでしたら視聴を断念した方がいいです。

長々となってしまい申し訳ございません。

ここまで目を通していただきありがとうございます。

このコメントが少しでも参考になれば幸いです。 {/netabare}

投稿 : 2016/11/05
閲覧 : 303
ネタバレ

RFC さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

残り2話での急ハンドル 

原作未読。
一目で女性作家の作品かなと感じました。

【作品概要】
 主人公の菜穂は高校生。いつも男女5人でつるんでいますが、
 そこに翔が転校してくるところから物語が始まります。

 普通の青春ラブコメと違うのは、菜穂のもとに届いた10年後の自分から
 届いた手紙。26歳の菜穂はとても後悔していることがあって、
 その過去を変えるための手紙だということです。

【作品に対する感想】

 ★1話視聴後の感想 
  面白そうな導入だと感じる半面、
  最後を想像すると微妙な気持ちになりました。

{netabare}
  1話の段階での情報をまとめます。
  ・16歳の菜穂は転校生の翔を好きになった。
  ・26歳の菜穂は連れのひとり弘人と結婚し、子供がいる
  ・26歳の菜穂は翔が死んだ?ことを後悔している
  ・その過去を変えるために過去の自分に手紙を描いた

  過去に失った人を助けたい…その思いはいいと思います。
  しかしその両脇の状況が良くありません。
  助けたい人はその時好きだった人。
  そして今の自分は愛すべき家族がいる。
  仮に「独りの菜穂」が「好きな翔」を助けたい、ならいいでしょう。
  仮に「家族を持つ菜穂」が「友達の翔」を助けたい、でもいいでしょう。


  翔を失わないということは、翔と結ばれる可能性を見出すこと。
  すなわち、今愛すべき家族よりも優先順位が高いということになります。
  菜穂は一体どういうつもりで弘人と結婚し、子供まで作ったのでしょうか?
  一体どういうつもりで過去の自分に手紙を書いたのでしょうか?

{/netabare}
  どう転んでも後味の悪い結末しか想像できません。

 ★全話視聴後
  思ったより後味は悪くなくて、ほっとしています。
  しかし正直途中まで翔が鬱陶しくてしょうがなかったです。 
  ただ、最後2話を見て印象が変わりました。
    
  この作品は翔の言動をどう感じるかでバッサリ評価が分かれると思います。
  私は翔の言動はああなっても仕方ないと思いました。
  ちょっとしたタイミングのずれ、勘違い、コミュ不足。
  本当に不幸だったと思います。

1)物語
 1話視聴時のどういうつもりで手紙を送ったんだ?
 というのはとりあえず解消しました。
 決して今を変えようということではなく、パラレルワールドで
 翔には助かってくれということなら、まあよしとしましょう。

 ただ、どうやって過去に手紙を送ったかの説明はトンデモ過ぎて
 唖然としましたが…。物語大幅減点です。

 しかし、ラスト2話での翔の心理描写はものすごく同調出来たので、
 そこは評価したいと思います。
 以下重たい内容なので伏せておきます。
{netabare}
 自分のメールで母親を殺したと自責の念に駆られている翔が
 あのタイミングで母のあのメールを見たら自殺を考えても仕方ないと思います。

 そして自殺を考えるほどになると、あんな感じになります。
 ちょっとしたことでも発想がすぐに死に繋がるようになります。
 通常思考ではありえないほど簡単に死に繋がります。
 そして人の言葉が届かなくなります。
 頭では分かってても、心に響かない。
 自分すら捨てようとしているのだから、人の言葉なんて届きません。
 「どうでもいいか」
 翔のこの一言に尽きます。

 自分のことで手いっぱいの状態なので、人に気を遣ってられません。
 頑張ってる菜穂に翔が冷たかったのは、観ていて辛かったですが、
 あの心理状態では仕方なかったと思います。
 
 あの状態の翔を救うには、菜穂がやったように体当たりでぶつかっていくこと。
 それしかないと思います。
 少なくとも私はそう思います。
 そうしてくれた友達に私は今でも感謝しています。
{/netabare}

 一度絶望してしまった翔はそう簡単に前を向くことは難しいでしょうし、
 最終話のように再び絶望に囚われることも多々あるでしょう。
 でも少しずつ自分を好きになっていってくれたらいいなと思います。
 
2)声優

3)キャラ
 諏訪がいい人すぎて惚れますね。
 一番報われるべきなのに、貧乏くじに徹したのは凄い覚悟と思います。
 ただ、何故そこまで?という疑問は残りました。

 他には男子では萩田が、女子では貴子が好印象でした。
 
 私は菜穂は諏訪とくっついた方が良かったように思えます。
 お互いを上手く補完してる関係に思えるんですよね。
 翔とくっつくと、菜穂は相当苦労すると思います。
 まあ、本人たちがいいと思ってるんで、別にいいですけど。

4)作画
 わざとそうしてるのかわかりませんが、笑顔の引きつり方が
 酷いと思いました。
 絵はどうも好きになれませんでした。

5)音楽
 OP/ED共に秀逸でしたね。
 EDは「泣け」と言わんばかりでちょっとあざとくも感じましたが、
 良い歌であることに変わりはないですね。

投稿 : 2016/11/04
閲覧 : 263
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21

ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

未来情報でメンヘラ男子を「全員で」攻略せよ!(難易度理不尽) 青春の雰囲気(だけは)良かったです。

ヒロインと仲間たちが、未来の自分からの手紙を頼りに、この後自殺する予定の少年を救うべく奮闘する、青春ラブストーリーです。
タイムリープ…ではありませんが、間接的には「やり直す」系譜。
見所は「選択肢」を間違わぬよう苦慮するハラハラ感と、甘酸っぱい青春ラブコメの雰囲気にあり。
少女漫画原作ですが、なんとなく乙女ゲーの攻略を思わせる。

…賛否両論、私の好みには合わなかったです。
まあ、女性向けの男子攻略ゲーム的な面白味はありました(乙女ゲーやった事ないけれど)

{netabare}『物語』
タイムリープ。現実にはあり得ないけれど、物語では「過去をやり直したい!」根強い願望を反映してか、一定の勢力を築いている。
本作はタイムリープではありませんが、「未来を知る自分からの指示」という形で、間接的にやり直しに挑戦していく物語です。
…序盤~前半は、断片的な未来情報を頼りに、翔(かける)君の好感度をどう上げていくか、地雷を踏まないか…
なんだが乙女ゲーの男子攻略パートっぽいなぁ~(やった事ないけど)

面白いと思ったのは「菜穂が必ずしも効率的に行動しない」
手紙の指示を必ずしも遂行するとは限らない展開、菜穂ちゃん、なんで一気に手紙読まないんだ!?
といった諸々のもどかしさもまた、悩める等身大の女の子らしくて良かったのでは。
まあ、続き読むのが怖かったり、分かっちゃいても恥ずかしかったり、そういう繊細な機微はむしろ本作の長所。
だって人間だもの。
人生に後悔はつきもの。ましてやまだ若い高校生なら、沢山間違うでしょう。
沢山後悔しつつも、未来の自分からの道標を頼ったり頼らなかったりで進んでいくドラマ自体は引き込まれました。

また、良き仲間たちを交えた青春ドラマの雰囲気も良かった。
菜穂が誰にも打ち明けられず、何度も選択を間違えたり苦悩するけれど、周囲の仲間たちのお陰で青春劇として輝いている。
翔もやや陰があるけれど普通以上に好少年、男女ともに友情が結ばれていくのは心地よかったです。

自殺。死んでしまっては、もう未来はないんです。それは非常に勿体ない。
未来からの手紙で、未来を繋ごうとがんばる。そのコンセプトは正しい。
さてさて、菜穂ちゃん、難易度は高いけどがんばれ~。


…ところが。
中盤、菜穂以外の仲間たちも未来からの手紙受け取っていた事が判明!
ええ~~~!?
本作はここを境に微妙になっていく…。
序盤からそれっぽい伏線や言動行動が見られない等の粗さは、別に構わんです。
お前ら、互いの情報交換しろよ…とか、色々とツッコミ所が増えていきますが、まあそこは良いでしょう。
(私、そういう部分はあえて、いい加減に見るスタンス)
私が気に入らないのは一点のみ
「翔攻略ゲーのプレーヤーが菜穂ちゃんだけではなくなる」
翔はたしかに面倒なメンヘラ男子ですが、難易度高い程萌える面もありますし。
ただし、それは主人公(菜穂)が主体的にプレイしてのもの。
中盤以降は仲間たち、特に須和(理想的な性格イケメン)程の良い男が、翔(内面描写なく視聴者視点では魅力乏しい)ひとりの為に、己の未来含めた全てを犠牲にして行動する…納得いかん。
「非常に歪な翔ハーレム」状態、その翔は内面の魅力を殆ど描かれないまま、ひたすらに面倒くさいときた。
…ここら辺は須和の人柄と、青春劇の雰囲気の良さで幾分は緩和されてはいましたが、見ていて面白くは無かったです。

終盤にいたる、地雷率急上昇でバットエンドか!?とハラハラさせる展開は、正直…結構面白かった。
翔の事情なら無理もないし、誰も悪くはないです。若いんだもの。
すれ違う少年少女のラブコメ、これは悪くなかった。

ラストの締め方も、まあ悪くは無いです。
SF的には?ご都合主義?そこは一切悪いとは思わない、物語だもの。
多世界解釈、未来側の視点から、後悔も今も受け止めていく姿勢は良かった。
…ただ終盤が、分かり難く、誤解を招いている感も。
決して須和と菜穂の未来の形(の一つ)を否定しているワケではないハズなんですが…かなり誤解を招いてしまっているのは、脚本が悪い。


総じて本作の脚本一番の戦犯はずばり
「菜穂以外の全員が手紙読んでいる」に尽きると思う。
これのせいで、歪で気持ちの悪い翔至上主義的な作風になってしまっている。
最後まで菜穂ひとりでメンヘラ男子を攻略、須和は事情知らないけれど菜穂と翔の狭間で苦悩する…
的な流れなら、ドラマ的には終始緊張感が維持出来ただろうし、その過程で翔の(視聴者に対する)好感度も上げる機会があったのでは。
…菜穂だけが未来知っている間はかなり面白かったし、青春劇としては終始良く、落とし所もまずまずなので、脚本に難がある割には、さほど嫌いではない作品です(好きでもないけれど)。


『作画』
キャラデザが好みじゃない。悪くは無いんですが、アニメ的な萌えではなく、実写ドラマ寄りなんですな。
作風には合っているんでしょうけれど、私萌えオタなので…。
それでも水準以上に美男美女揃い、後半やや作画が乱れたものの、気にならないです。

青春劇としての背景描写がかなり良い点は高評価。
過去を後悔する未来から見ての、青春のノスタルジーをしっかり表現していた。
お陰で青春劇としての雰囲気の良さは持続できました。


『声優』
花澤香菜さんが菜穂を好演。後悔と恐れに揺れる少女の心情伝わる、流石です。
山下誠一郎さんも、特に後半~終盤の追い詰められた感が迫真でした。
佐倉綾音さんの憎々しい先輩も中々…サイコパスでは花澤さんの後輩、本作では先輩…どっちも憎まれ役とは…。

『音楽』
中々良い雰囲気なのでは。
アニソンとしては好みから外れますけど。
実写ドラマ向きの楽曲でした。


『キャラ』
翔のメンヘラっぷりが不人気の模様ですが…私は別に嫌いじゃ無いです(現実にいたらともかく、物語の人物としては)
翔がおかれた状況ならば無理も無いし、翔は悪くない。
…彼は「乙女ゲーの攻略キャラ」の典型かも。
主体的な内面が一切見えない、一種のお人形さん。
あくまで攻略対象なんですな。乙女ゲーアニメの主人公(女の子)は結構いますが、男子でこのタイプは何気に珍しい(アニメでは初めて?)

菜穂ちゃんは十分に可愛かった。奥ゆかしい性格が好ましい。
優柔不断で度々チャンスを棒に振る愚かしさも含めて、可愛らしい女の子ですよ。

おそらくは翔よりも断然人気と思われる、須和マジイケメンでした。良い奴過ぎませんか…。
こんないい男、他作品でも中々見ない。
それだけに、自分の幸せを犠牲にする行動が見ていて辛いです。

その他仲間たちは理想的な友人たちでした。
…理想的すぎて若干違和感を感じなくもないですが。
萩田とあずさのラブコメの方が微笑ましかったかも。

上田先輩は典型的な嫌われ役でしたが、彼女孤立無援で菜穂の過保護な仲間たちに阻止される、なんだか気の毒なような。
このポジションにしては大人しかったなぁ…{/netabare}

投稿 : 2016/11/03
閲覧 : 321
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38

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態:観終わった

バタフライエフェクト

 原作漫画がヒットして実写映画化もされていた作品ですが、全く知りませんでした。ホームページのあらすじのみの知識で視聴しました。「STEINS;GATE」の浜崎博嗣さんが監督をされているという点も興味深かったです。

 見ていて最初に頭に浮かんだ作品は「あの花」です。"10年"という区切りはもちろん、"手紙"がキーになるという部分は劇場版でそんな感じの設定がありましたよね(「あの花」劇場版は未見なのであやふやですが)。

 キャラクターでは、村坂あずさと萩田朔の関係性が非常に微笑ましくて大好きでした。個人的には割と理想的なカップル像です。

 コブクロの主題歌も非常にマッチしていて(実写版と同じようです)、各話の最後に流れて視聴者に見事な余韻をもたらしてくれました。

 もう最初の数話で、最終話は絶対泣くと思っていましたが、頑張って耐えました(笑)。




 ただ、作画がたまに厳しいときがあったのがほんの少し残念でした。感動的な場面で声優さんの演技も抜群なシーンでも、作画に気を取られてしまう場面が何度かあったのは本音です・・・頑張れトムス。

投稿 : 2016/11/03
閲覧 : 285
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5

ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

未来からの自分の手紙

タイムトラベルものっぽくてこういうっジャンル好みっす。

手紙を見ろ!と終始突っ込みたいのですが未来を大きく変えるリスクがあるから怖くて見れなかったのかなとか思っちゃいます。主人公の臆病な性格があらわれてるのかな?

両思いってのがバレバレなんだけど終始ドキドキニヤニヤしながら見ることができました。面白かったです。

感想↓
{netabare}
この世界に手紙が届いた理由、なんとも曖昧な感じで、バミューダトライアングルへとか笑ってしまった(苦笑)

ナホたち友人関係はいい人ばっかでいいなぁと思った。

カケルの心の傷は深く、精神科へ行くレベルなのでは?

母親の死は回避できなかったのかな?(手紙を信じてない、その日その日の部分しかみてない主人公にイライラ)

一番のトラブル発生源は主人公が引っ込み思案のせいもあって彼との関係や周りの人間関係がこじれることがしばしば。

ツッコミどころ満載ですが、そのもどかしい部分もあって物語が膨らんでいくのだろうけどね。

ハギタくん(メガネイケメン)のボケがなんともなごみました。この人いなかったらやばかっただろ。カケルの死を回避させたMVPキャラ。褒めてあげたい。

未来でナホと結婚してた須和くん(いい人MVP)にはぜひ幸せになってもらいたい。この世界ではナホとカケルが結ばれるの応援してたのがなんとも痛々しかった。
{/netabare}

投稿 : 2016/11/02
閲覧 : 225
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9

ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 3.5 作画 : 4.5 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

オレンジって何?電話レンジとの関係は?

亡くなった同級生を助けるため、10年後に手紙を送るっていう話。
学園ラブストーリー&タイムメールアニメです。

もっとも気になった点は、未来から過去へ手紙を送る方法。
{netabare}目を皿のようにしてたけど、結局わからない。
私、何かを見落としたかもしません。
手紙レンジ出てきたかなぁ。
世界線が変わっちゃったよぉ。
なんて思いながら観てました。

いつの世でも、世界線を変えるのは大変です。
このアニメの見どころはそこなんでしょう。
愛と友情は世界線を超える。
といった所でしょうか。{/netabare}

致命的にも、主人公とヒロインには魅力を感じませんでした。
湿っぽいところがNGです。
花澤様の演技もこの役ではパッとしません。
しかしその代わり、脇役である萩田アズコンビが楽しい。
やたらと息が合ってる。
夫婦漫才だよね。

最終回が1時間スペシャル。
でも、ラスト15分が声優さんによる劇場版の宣伝でした。
新作カットを入れた総集編っぽいです。
きっと、滑るんだろうなあ・・・

投稿 : 2016/11/01
閲覧 : 457
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34

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.5 作画 : 3.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

序盤、どっちエンドに転ぶかかわからないですが…。

マンガ原作があるらしいですが、未読です。

主人公の女性が青春時代にしたことのいくつかに強い後悔があって、それがなぜか10年前の当事者だった自分宛の手紙として届くというお話です。

手紙には当時の出来事と、そのときに自分にして欲しいと思っている行動が書かれています。

当時の自分が手紙を書いた主人公と同じ選択をすればそのままの未来を迎え、違う行動を取れば歴史改変が起きるわけです。

どうやらその選択がある人物の死に関わりがあるらしく、主人公の行動の変化がどう影響するか、どの程度歴史が乖離するのかといったあたりが見どころということでしょうか。

→ ということで、最終回まで完走しましたが、翔(かける)くんのメンタルの弱さがいろいろな意味で擁護しづらいレベル。

主人公の菜穂の引っ込み思案ともども、耐久性の低そうな人は視聴を回避した方が良いかもしれません。須和くんは本作の良心(笑)。

投稿 : 2016/10/31
閲覧 : 332
サンキュー:

40

ネタバレ

なる@c さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 2.0 作画 : 1.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

良作−整合性=orange

2016/10/25

主人公・菜穂の元に、未来の自分から手紙が届く。
その内容は、これからの自分に起こることと、過去の自分が起こした行動、そしてその選択に後悔しているかどうか。
今作のメインストーリーは、未来の自分の助言を頼りに黒髪の転校生・翔(かける)を何らかの悲劇から救うことだ。

作中でたびたび未来の菜穂たちが描かれる。まだ1話しか見ていないので全容がわからないが、もし翔が生き続ける未来になったとしたら彼女らは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』よろしく消失してしまうのだろうか。それとも、数多あるパラレルワールドの1つとして生き残るのだろうか。はたまた別の展開を迎えるのだろうか。前者だとして、未来の菜穂がそれを理解しながらも現在の菜穂に助言を与えているとしたら、それは自己犠牲の果ての愛ということになる。
妄想はここら辺でやめておこう。

1話
{netabare}冒頭の会話は学生時代の自分を思い出して少し恥ずかしい気持ちになる。
他人の発言を遮ってしまっても構わず話し続けたり(2話アバンの間違いでした)、オチの無い話を無意味に引っ張ったり。
基本的に1人1人がセリフを話すアニメーションで、2〜3人が同時に話すシーンは珍しく感じた。最近だと『迷家』でよく見られたシーンである
前述の無意味な会話のきっかけにもなったパン屋の娘のあずさは底抜けに明るい印象で好感を持った。女の子らしさを求める方にはウケが悪いかもしれないが、あけすけにも見える彼女の言動は一緒にいる仲間を信頼してのことなのかもしれない。もちろん、底抜けな明るさは表向きの印象で、裏に抱えているものもあるかもしれない。見た目とのギャップは現代アニメのトレンドでもある。なので、キャラクターの掘り下げに期待したい(ありませんでした)。
あ。あと、もう一つ。未来がわかるということは、苦悩の種にもなると思う。ゲームの攻略法を事前に知っている感覚というか。たった一度きりの人生の高校生活、ネタバレされたくないだろう。わかったとしても、自分で決めたい選択肢もある。そこのところを注視していきたい。{/netabare}

2、3話
{netabare}見れば見るほどハイライト強めな背景に青春を感じる。冬の恋愛も良いものだと思うけど、青春というと青と白だ。
それはともかく、この手紙を書いた時の未来菜穂の心境はどのようなものなのか。伝えるべき情報の取捨選択ができないほど頭が回らない子とは思えない。思うに、本当に過去に届くとは思っていなかったのだと思う。自分自身の心にけじめをつけるための儀式的行為かなと。だから情報としてあまりに断片的で、そのためこういう結果になった。後悔しないための手紙のはずが、また新しい後悔を生んだのだ。まあ、そもそも後悔のない完璧な人生というものは現実的でないのでこういうこともあるとは思っていた。
当たり前の話だが、手紙で助言できるのは未来菜穂が選択したルートの内容だけ。未来菜穂と違う選択をして大きく違うルートに入った場合、その後の選択は現在菜穂に委ねられる。その時に現在菜穂が何を思って行動するかが大事なのだと思う。{/netabare}

4話 
{netabare}純粋に翔の生存を願うのであれば、彼女になった上田先輩が彼の心の傷を癒やすことに期待しても良いだろう。しかし、心はシステマチックにできてはいない。それに須和のアドバイスが足され、4話は物語が大きく動く回になった。
「こんなの手紙に書いてない」という現在菜穂のセリフは、主体性の無さを象徴するセリフだ。手紙の通りにしても未来は変わることがある。今まで積み上げてきた関係性のものとも、別の細かい要因が重なったせいとも思える。バタフライエフェクトという言葉は、今となっては有名な言葉だ。今回は良い結果に繋がったとはいえ、どんなに詳細な助言が書いてあっても完全な再現は難しいのだ。{/netabare}

5〜6話 
{netabare}文化祭→祭り
授業はサッと流れる程度のシーンだったのだが、今回の物理(?)の時間、教師はブラックホールの説明をする中で、タイムトラベルにおけるタイムパラドックスの説明をした。やはりパラレルワールドの翔を救う話になるようだ。
印象的なシーンは、翔が過去か未来なら過去に行って後悔を消したいと答えたところ。奇しくも未来菜穂と同じことを思っているのが面白い。
あともう一つ。恋愛を応援してくれる友人は嬉しいけど、そこであまりやる気を出されても当人が引いてしまうものだ。経験則。

行き急ぎ過ぎだ。。。そう思った方も多いだろう。ここで翔の母について聞くことについて。
現在菜穂も、視聴者共々、手紙のお陰である種のカンニング行為ができている。衝撃的な事実も事前に知っていればいくらか飲み込みやすい。しかし彼はどうか。まだ数ヶ月しか経っていないのだ。鮮烈な記憶が焼き付いていて、血も固まっていないような傷を心に負っている。これからどうしていくのか。。。。。{/netabare}

7、8話
{netabare}誕生会→全てを仲間に伝える
と思ったらまさかの真実。須和も同じく未来須和から手紙を受け取っていたのだ。なるほど、サッカー部に誘ったことにも納得。
とても心強い。現在菜穂が取られてしまう嫉妬は後悔に変わってしまうことを彼は知っている。そして、どうしたら良いかをその身で見せた。

8話では、須和が手紙の指示に対する不安を口にする。未来菜穂の世界で起こらなかった多くのことがこの世界で起こっている。その要因が重なり、手紙が全てではなくなってきたのだ。そして、体育祭のリレーにいつものメンツで立候補することになる。翔に体育祭を楽しんでもらうためだ。アドリブでの立候補だったが、そこに消極的な菜穂はいない。自分から立候補して、手紙に書かれていない未来に導いてみせた。あと早く手を繋いでください。

須和以外の仲間も10年後の自分から手紙をもらっていたとのこと。
なんというか。信じてもらえないと思うのは当たり前だが、もう少し早く団結できなかったかなと。
あと、人狼ゲームで人狼どうしが認識し合うと逆に不自然になってしまうように、これまである程度自然だった女性陣まで不自然になってしまった気がする。当たり前だが5人で話している内は翔が輪に入れないわけで、それもどうかなと思う。
{/netabare}

9、10話
{netabare}体育祭
須和は完全に翔の嫉妬心を引き出そうとしている。ただ、あまりやり過ぎると譲られてしまう可能性があるのでほどほどにした方が良いと思った。
ハッピーな締めだったが、得られるカタルシスは少ない。その理由は言わずもがな、仲間との未来の共有だ。団結力は高まったかもしれないが、緊張感はどうだろうか。もう安心、とまではいかないが、心に余裕ができ過ぎてたるんでしまった感が否めない。ここからどう一波乱が起きるのか。そもそも起こるのか。{/netabare}

11話
{netabare}大晦日
須和は本当にあるはずの未来を諦めていいのか。実際に別世界で夫婦になれているという事実が、余計辛い。
……まあしかし、須和なら自分でけじめをつけられるだろうというのが正直なところだ。
これまでの話で翔と対比した須和の強さが表現され過ぎている。

翔と菜穂の喧嘩は、脚本が喧嘩ありきでセリフを作ってしまったようだ。デリケートな話題で言葉を選ぶべきだということを、祭りで学ばなかったのだろうか。原作のこのシーンはどうなっているのかわからないが、ここで迂闊な発言(おばあちゃんは大丈夫)をするのであれば「消極的な泣き虫」から「迂闊な言動をする泣き虫」になったという印象にしかならない。それなら前者の方がマシではないか。{/netabare}

12話
{netabare}もしもの世界
ルートは、変えることができる。
菜穂1人でもできるし、5人ならリレーで奇跡も起こせる。
しかし、その逆もある。ひょんなことからバッドエンドルートに戻ってしまうこともあるのだ。
というメッセージは果たして視聴者の心に届くことはなかった。
視聴者の頭の中にあるのは、翔はファミレスのような場所でも友人にやすやすと母の死を話すのか、である。

パラレルワールドといっても、翔であることに変わりはない。
精神的に不安定とはいえ、翔はこういうことができてしまう人間なのだ。
このメッセージは多くの人に届いたことだろう。{/netabare}

13話
最終回
近年だと『くまみこ』以来の衝撃でした。


作画
前半は丁寧に作画されている。
それ以降は作画崩壊とはいかないまでも、作画崩れといえるような作画になる。
作画至上主義者ではないので作品全体の評価を極端に下げたりはしないが、正直、あんなにひどいキスシーンは初めてだ。キスに限らず、人の肌と肌が密着するところはきちんと見せるべき。カメラが撮るのと反対の頬にするなど論外だと思った。
また、翔は自分の心を押し殺して笑顔を作るくせがあるのだが、愛想笑いか心からの笑顔か判別がつかないレベルの作画なので、分かりづらかった。


残念だ。
さあ、過ぎたことは忘れて、また中盤までの楽しかった『orange』を見返そう。溜まったアニメを消化して、次のクールに思いを馳せよう。失恋は立ち直りが早いほどダメージが少ないのだ。

投稿 : 2016/10/26
閲覧 : 223
サンキュー:

8

ネタバレ

ウラ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2
物語 : 1.0 作画 : 3.0 声優 : 4.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:----

携帯小説?ちょっとご都合主義が過ぎる

未来の自分から送られてきた手紙を読み、自殺してしまう翔をどうにかこうにか助けようってお話。
主人公の菜穂は翔が気になっていて、自殺を防ぐと同時に恋人を目指すんだけど、未来の旦那もそれに参加してる辺りが救われない。
悲劇の主人公ぶってる翔がいちいち気に触る内容でした。


男性でこの話が良いと思う人はあんまりいないんじゃないかなぁ?
個人的にこのストーリーを面白くする案を考えてみた。
仲間内五人全員が未来の手紙を受け取っていることが分かった時点で、翔を救うフリして実は殺そうとしているメンバーがいる展開。
未来を逆手どったサスペンスへ移行。
諏訪なんか自殺した奴に嫁さんをくれてやろうとしている訳だし動機も十分ある。
で、菜穂はどうにかこうにか未来では自分が諏訪と結婚している事を知り、諏訪に邪魔されてはいけない!と警戒し始める。
さんざん疑いあって傷つけあって、でも結局諏訪は犯人ではなく純粋に翔を救いたかった派。
実は他のメンバー3人がみんな諏訪と菜穂が結ばれる未来を望んでいて、翔が死なないようにはするけど未来での結果を変えさせないスタンスだった。
でも一人くらいは翔を助けるつもりはなく死ねばいいのに、という感じ。
疑ってゴメンネ!菜穂と諏訪くっつく。
翔は豆腐メンタルなので落ち込み切った末に自殺。
フィナーレでは未来で「過去はどうなったかなぁ」みたいな薄っぺらい作り笑い。
犯人が密かに無意味な罪悪感を覚えて感動の終幕。

投稿 : 2016/10/21
閲覧 : 174
サンキュー:

3

しーん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

タイトルなし

2016
1クール
高校生の自分に未来の自分から手紙が届き、その手紙を見て
死んでしまったある少年を救うために動く少年少女達の物語

投稿 : 2016/10/19
閲覧 : 204
サンキュー:

1

ネタバレ

catcher さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 3.5 作画 : 2.5 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

無理矢理な設定には目を瞑れば

原作未読。
実写版の映画もあったし、それなりに話題作だったのだと思います。
この時期は話題作が多く、埋もれてしまった感は否めないですが。

さて、肝心の内容に触れていきましょう。

○未来からの手紙
よくあるタイムリープものですね。
この作品ではパラレルワールドを採用したのでしょう。
①未来からの手紙なんて来ずに翔は死んで須和と菜穂が結婚する世界。
②未来から手紙が届いて翔は死なず菜穂と付き合い始める世界。

普通の話と違い面白い点は①の世界は変わらないという点だと思います。
一見バッドエンドに思える①世界にも価値はあるし、無かったことにしてはいけない。その世界での強い後悔があるからこそ、本編で②の世界に手紙が届くわけです。過去を変えた際に生じる矛盾はこれで解決されています。タイムリープを語る上で厄介なタイムパラドックスの問題を、一番簡単なパラレルワールドで解決しているのは良いと思います。話の趣旨はそこじゃ無いんでしょうから。


○手紙の内容と過去へ送る手段
これは少し強引すぎたと思います。実際に大西洋に行って手紙を流したの?
あとは手紙の内容。菜穂は日記を付けていた様だからまだ分かるが、ほかのメンバーも日記付けていたの?ってくらい内容が鮮明すぎますな。10年前でしょ?さらにもう一つ。5人全員に手紙が届いているのが分かった時点でまず全員分の手紙を全員で確認すべきでしょ。なんで小出しにするのさ。

とまあ、設定に関しては少し強引な所もありました。


○キャラの成長
これが殆ど描かれていないですね。菜穂が少し言いたいことが言えるようになったでしょうか。それだけです。
翔はヒロインなんですね。完全に救われる一方で何一つ成長していない。母親を失って辛い、それを乗り越えるのが物語の趣旨だってのは分かります。でも、それを乗り越える努力をしているのが100%周囲の人間です。はっきり言ってこの程度の人間にあんな良い友達が出来るとか羨まけしからんですな。ああいうキャラでもイケメンなら主役になるのが少女漫画なのだろうか。
ほか4人は最初から最後まで良いキャラだったので成長とは言えないし。


○キャラデザ
ごめんなさい。どうしても好きになれません。しかも終盤崩壊してたし。

○総括
結構文句書きましたけど、決して嫌いだった訳じゃありません。
こういうベタな青春ものも悪くないな~って思わせて貰いました。
劇場版も観ます。

投稿 : 2016/10/17
閲覧 : 187
サンキュー:

5

revlis さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5
物語 : 2.5 作画 : 3.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

少女マンガ

少女漫画とはあまり縁がないのですが、タイトルだけ知っていたので観てみました。

主人公の女の子は花澤さんでカワイイです。
奥手なところも私は好きですが、見る方によってはイライラしそうです。
それを楽しめ、且つ細かいことに目を瞑れるのであれば楽しめます。

論理的思考メインな男性の方には受けが悪いでしょう。

投稿 : 2016/10/16
閲覧 : 180
サンキュー:

3

ネタバレ

アルジャーノン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 2.5 声優 : 4.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

ご都合主義の少女漫画

視聴中です。
設定は少女漫画の中でも異色な、ただの恋愛だけではない設定です。
10年後の自分から手紙が届いて、翔が死んだ未来を変えるために主人公とその仲間たちが奮闘する物語です。
青春感たっぷりで、結末が気になる進み方で掴みはオッケーでした。

ただ、少女漫画ということで、しょうがないのかもしれませんが、
上記の大枠をご都合主義で解決していく、、という感じです。
翔を救うためのイベントが多すぎるような。
そしてそれらのイベントが全部違和感ありすぎの内容というか。。
原作未読ですが、いかにも少女漫画にありがちなご都合主義のストーリーです。
壮大な物語にしたいなら、もっと設定や物語を考えないとって思います。

以下にちょっと不満を書いていきます。。。
ここからネタバレ注意です。
<翔について>
{netabare}めっちゃ女々しいイケメンです。
菜穂に毎日お弁当作ってもらって期待させておいて顔の好みの先輩とはあっさりくっつくし、別れた後も菜穂は付き合いそうで付き合わないという生殺し状態だし、気分がコロコロ変わって心配してる菜穂にすぐ当たるし、かまってちゃんな落ち込み方する割には心配してもらっても感謝しないし、自分勝手が過ぎるというか。9話あたりからこいつを救うほど友情や愛情が芽生えてるとは思えません。
あと、物語の根幹である母親のトラウマですが、設定甘すぎませんか?なぜ死ぬ?ばーちゃん他人事のように平然としてますがばーちゃんにとっても娘が自殺してるんですけど・・・。高校生で体育祭に親が来なくてもなんとも思いませんでしたし、高校生って友達で食べませんっけ?自殺したとはいえ、親が来ないことにうじうじしすぎじゃないですか?女の子ならいいですけど男子でこういう子いるんでしょうか?
少女漫画好きな人はこういうの許せるんですかね?私はこんなやつめっためたに叱りつけてやりますよ。こんな女々しいやつはお灸をすえてやった方がよっぽど手っ取り早く救えるんじゃないですか?
とにかく翔以外の5人はすごく性格のいい人たちなのに翔が台無しにしていますね。 {/netabare}


<パラレルワールドについて>
{netabare}私の理解不足だったら申し訳ないのですが、
作品中で過去からいくつもの未来が分岐してそれぞれのパラレルワールドが存在しているというのが、この物語を支える設定のうちのひとつなのですが、
先生がこの話をしたときに、菜穂は過去を変えても未来は変えられないんだ・・・っておちこんでますが、それは手紙を送った10年後の菜穂の世界線での未来(翔が死んだ過去)が変わらないだけで、手紙が届いた菜穂の世界線ではまだ過去の話ではなく未来なのだから、分岐させてあげれば未来は変わるんじゃないのか?と突っ込んでました。でも後からそれは菜穂の認識違いでしたよって感じのシーンがやんわりとありましたが、ちゃんとこの設定はあってて、菜穂の認識違いでしたよって視聴者に伝えないと根幹の設定から覆しちゃう何でもありなストーリーになりますよ?って思います。
まだ最後まで見てないのでこの世界線でも翔が死んだら関係ないですが、というより死んだらこの物語の意義ってなんでしょうか?(原作未読・現時点で最終話未完)
あと、過去に送るためのブラックホールが海にあって、手紙を海に流すだけってのがチープ過ぎて笑えましたw
{/netabare}

<他の4人について>
{netabare}メガネの子(萩田)が一番いい味出してますね。面白いです。萩田とメガネのコンビが物語が暗くならないように重要なポジションに立っています。
須和が一番のイケメンです。いいやつだし。メンヘラ翔よりよっぽど須和がいいと思いますが。
黒髪の子は冷静でかっこいい感じであずさといいタッグを組んでいます。菜穂はどうしてこのグループに入れたんでしょう?
この4人がとても性格いいですが、物語の都合上、菜穂と翔がおいしいとこどりで進みます。 {/netabare}

<作画について>
{netabare}9話からがくんとくずれます。
特に主人公二人は何とか持ちこたえようとしていますが、
菜穂はそこまで気になりませんが、翔はあの性格だし嫌われてるのかって感じでどんどん崩れていきます。
11話でお涙頂戴なシーンがありますが全然入ってきません(ま、崩れてなくても泣かなかっただろうなって思います) {/netabare}


<総括>
{netabare}映画化までされた人気作品ということでとても気合の入ったアニメのようですが、原作なのかアニメなのかわかりませんが、すごくご都合主義で共感できない物語でした。これから最後まで観ますので、感想は少しは変わるかもしれません。

~追記。最終話視聴しました~
パラレルワールドについては最終話で萩田がちゃんと説明責任を果たしてくれました。ただここはそこまでひっぱるものではないなという印象です。
最終話見てもやはり全然感動しなかったです。
主人公二人の恋愛もこのお話では大事ですが、ほかの4人にとっては自分の一度しかない高校生活です。それを犠牲にさせて、この話は酷いことをするなあと思いました。やはりご都合主義で作られた登場人物って感じで、サブキャラがかわいそうです。

{/netabare}

投稿 : 2016/10/15
閲覧 : 269
サンキュー:

15

マルオウ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 1.5 音楽 : 2.0 キャラ : 1.5 状態:途中で断念した

微妙

漫画の方が読みやすかった。
全てにおいて残念。

投稿 : 2016/10/15
閲覧 : 223
サンキュー:

2

kameko さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

過去の自分に手紙を送れるなら

タイムカプセルを掘り返しに来た高校のクラスメイト5人組。その中身は6人ぶん。事故で亡くなった友人の手紙を読み、彼らはその死が事故でないことを知る。
その時、授業で聞いたパラレルワールド(ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界)を思い出し、その存在を信じて過去の自分に手紙を書いて、過去を変えようとする話。

高校生活、好きな人ができて、そのひとつにのために頑張って、傷ついて、色んなことがあるよね、と思いながら視聴。もちろん現実と同じでそう簡単にはうまくいかないし、内容にはすごく引き込まれた。

でもね、やっぱり過去を変えるとなると、誰かが、何かが犠牲になる。最終回を迎えた時、その部分が引っかかって「めでたしめでたし」とは思えなかったな。
ただこれは、パラレルワールドであって、友人を助けたいだけではなくて「そんな世界があってもいいんじゃないか」ということが前提。
そう思うと、まだ納得できる気がする。

投稿 : 2016/10/15
閲覧 : 151
サンキュー:

7

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orangeのストーリー・あらすじ

長野県松本市に住む女子高校生・高宮菜穂は2年生になった4月の始業式の日、差出人が自分の名前になっている手紙を受け取る。その手紙には、26歳になった10年後の自分が後悔をしていて、その後悔を16歳の自分には味わってほしくないこと、菜穂に今後起きること、それに対して菜穂にしてほしい行動が書かれていた。菜穂は、初めは誰かのいたずらと思っていたが、手紙に書かれていた通り、成瀬翔が東京から転校してくる。手紙には、5月に成瀬翔を好きになること、翔が17歳の冬に事故で亡くなること、その事故は防ぐことが出来たと書かれていた。(TVアニメ動画『orange』のwikipedia・公式サイト等参照)

放送時期・公式基本情報

ジャンル
TVアニメ動画
放送時期
2016年夏アニメ
制作会社
テレコム・アニメーションフィルム
主題歌
≪OP≫高橋優『光の破片』≪ED≫コブクロ『未来』

声優・キャラクター

花澤香菜、高森奈津美、衣川里佳、山下誠一郎、古川慎、興津和幸、佐倉綾音

スタッフ

原作:高野苺(双葉社『月刊アクション』連載)、 監督:浜崎博嗣、脚本:柿原優子、キャラクターデザイン:結城信輝、音響監督:長崎行男、音楽:堤博明、制作協力:トムス・エンタテインメント

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