当サイトはアリフィエイト広告を利用しています

「日本沈没2020(Webアニメ)」

総合得点
57.1
感想・評価
134
棚に入れた
396
ランキング
6931
★★★☆☆ 2.6 (134)
物語
2.3
作画
2.5
声優
3.0
音楽
2.9
キャラ
2.4

U-NEXTとは?(31日間無料トライアル)

レビューを絞り込む
☆の総合評価
文字数
サンキュー数
視聴状況
表示形式
キーワード
この条件で絞り込む

日本沈没2020の感想・評価はどうでしたか?

GIWEh77880 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.5 キャラ : 1.0 状態:観終わった

あまりにもひどすぎるアニメ

声優の頑張りと作画、音楽を真面目に評価した結果、☆1.9ですが、本当のところ、☆1にしてしまいたいぐらいひどい。

展開が無に等しいのだが、さきに、その作品のコンセプトを問いただしたい。

日本沈没の原作者、小松左京は自身の作品で描く、科学と政治の事細かな描写が、最も素晴らしく、高く評価されていたポイントであった。

しかし、今回の『日本沈没2020』では、それらの描写一切ない。ただの人家族の逃走劇と化している。おそらく、今まで小松氏が描いてきた政治と科学とは一線を置いたものにしたかったのだろう。

だが、そうであるならば、『日本沈没』なんていう名前を付けるな。ただの家族のハプニング逃走劇なんて作るな。

原作では、緻密に政治について学習した作者が描いた、政治工作シーンは圧巻だが、今作では、街宣右翼にヤクザにカルト教団。海外のB級映画に出てくる日本の寄せ集めだ。

しかし、一番腹立たしいのは、小松氏が追求しようとした、「日本沈没後の日本人のアイデンティティ」があまりにも軽率且つ、浅はかに語られていること。

尺の都合上なのだろうが、日本とは思えないほどの外国人率。おそらく人口の三割以上の外国人なのでは、と思わせるほどの外国人の多さ。そして、日本沈没後のアイデンティティを問う作品であるのに、『日本沈没2020』では、日本人に差別された日本に住む外国人を用いて、日本人のアイデンティティを問いているのだ。日本人が持つ日本人のアイデンティティはどうなった?小松氏は、海外で母国を失った日本人が差別され、立ち直る様子を描こうとしたが、それを全く逆の形で描けば、作者の意図にたどり着けると思ったのだろうか?

最終的には、科学があるので日本の現物なんてなくても大丈夫!という風潮を見せ始める。

ちなみに、一切触れなかったが作品内の攻勢も終わっている。重要なネタバレならない範囲で書くが、素手でイノシシを捕まえたり、ずっと同伴していた女性が逆切れして3秒で死んだり、液晶が壊れたゲームを半田付けでなおしたり、大麻カレーを食った少年が母親を思い出すなど、もはやコントである。

もはや大麻とカルト教徒のくだりはホラー映画の『ミッドサマー』のパロディであって、ふざけるにもほどほどにしてほしい。

自衛隊の制服が全く別のものであったり、日本が半分沈没しているのに営業しているガソリンスタンドなどを見て笑いたい人には、ぜひ見てほしいコメディアアニメだ、くそったれ。

投稿 : 2020/08/06
閲覧 : 1769
サンキュー:

3

ネタバレ

雄太 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 2.0 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

原作を完全に無視している。
むしろ、矢口史靖監督の映画「サバイバルファミリー」に似ている(パクリ疑惑?)。
ハーフの女性を主人公にしているところを見ると、日本沈没という危機の中で日本人のアイデンティティや国とは何かという問いかけを描く意図があるのかな、と期待したが、何も深く掘り下げれていないように思えた。
父親のサバイバル能力の異常に高かったり、老いた店主が「ロード・オブ・ザ・リング」のレゴラス並みに弓がうまかったり、天才ユーチューバーが自衛隊の水陸両用車を乗り回したり、地質学者が地下に秘密基地みたいなのを作ってたり、とつぜん海に浮かんだ気球が見つかったり……、無理がありすぎ。
残酷描写が多いのは原作も同様ですが、父親が不発弾の爆発でバラバラになったり、親戚の人が毒ガスで死んだり、船乗りの爺さんが死んでサメに食べられたり……、すごいショッキングなんだけど、主人公は意外と平気な感じで旅を続けていて、こいつ感情がないのか?と思わざるを得なかった。特に、溺死した母親をすぐに海にリリースして「いっぱい泳いでね」と別れを告げるのは「ない!」と思った。
ラストで、パラリンピックの主人公の活躍を描いてハッピーエンドっぽくしている点も、薄っぺらい感じがした。たとえば、東日本震災で生き残った時、「生き残ってヤッター」とは思えなかったし、「友達が死んで悲しい」という単純なものでもなかった。生き残された自分に対する罪悪感や、一瞬で激変してしまう人生の恐ろしさのようなものが、ずーっとトラウマのように残るものだと思う。それを、オリンピックというお祭り騒ぎの中でもみ消すようなエンディングは、現実逃避としか思えない。
作画は、個性の押し付けが強すぎてストーリーに入っていけない。
カレーをスプーンですくうカットや、塀にもたれてる人物の足が宙に浮いてるカットなど、作画ミスを放置してるところがある。この作画ミスを許せるなんて、監督はとてもおおらかな人なんだと思う。

投稿 : 2020/08/06
閲覧 : 213
サンキュー:

3

ぷー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5
物語 : 1.0 作画 : 2.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.5 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

作品沈没

3話で切りました。父親がイノシシと戦っているところから怪しさはあった。
音楽は良いが作品自体が音楽に追いついていない。

投稿 : 2020/08/04
閲覧 : 365
サンキュー:

4

染みゼロ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

なんか笑える

ストーリー展開何到達すぎてわらえてくる

投稿 : 2020/07/27
閲覧 : 505
サンキュー:

2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

それでも人は、前を向く

この作品の原作は未読です。
見た瞬間、「DEVILMAN crybabyに作画が似てるなぁ…」と思いましたが、監督が一緒だったんですね。


沈みゆく日本、
それでも人は、前を向く

2020年、平和な日常が続く日本を襲った突然の大地震。
都内に住むごく普通の一家、武藤家の歩(あゆむ)と剛(ごう)の姉弟は、
大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、
容赦なく彼らを追い詰めていく。

極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。
途方もない現実と向き合う中、歩と剛は、未来を信じ、
件名に生き抜く強さを身につけていく…


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

原作は、日本の沈没を学術的にとらえた作品の様ですが、本作は武藤家というごく普通の家族を対象に、日本で発生した巨大地震による顛末が描かれています。
物語の纏め方もアニオリのようです。

正直結構な改変をしていると思います。
何故、この様な改変をしたのか…
巷では原作への冒涜か…などとも噂されているようです。

確かに、原作、或いは著者のファンの方なら、あまりの内容の違いに、そう思われても仕方ないのかもしれません。

ですが、私は本作でより地震とその顛末が身近に感じた気がします。
学術的に難しいことを言われてもピンときませんし、地殻変動は止めようがありませんし、何よりこんな地震が起こったら、私たちは逃げることしかできません。

最近、日本のあちこちで地震が多発していますし、南海トラフ地震のようにマグニチュード9クラスの巨大地震や、首都圏直下型地震の発生する可能性だって示唆されています。
この作品は、この様な身近に迫りつつある災害に対する警鐘と受け取ることができると思うんです。

だから、この作品は「どう逃げる?」「どう生きる?」というメッセージを常に発信し続けたんじゃないか…と個人的には思っています。

そしてキャラデザについて…
湯浅監督の描くキャラは格好良い、とか、可愛い、という感じではなく、バランスを多少崩しても伝えたいメッセージを全面に押し出している印象があります。
時には作画が溶けてしまっているような感じさえ受けることがあります。

小松左京さんの執筆した本作は「空前の大ベストセラー」と評される作品です。
私の実家にも原作があったのを覚えていますから…

でも色々考えましたが、結果的に湯浅監督のキャラデザで良かったのかも…
というのが私の結論でした。

可愛い、格好良い…そんなキャラデザは山ほどあります。
でも現実の周りの人はみんな普通の人で、アニメのキャラデザみたいな人は居ないと思います。
それに、カチっとしたキャラデザならしっかり描きこまないと作画が乱れて見えますし、無残なシーンをしっかり描きこんだら余計に心の折れる人が増えてしまうと思うんです。

だからメッセージ性は強調しつつ、細かい部分を少々デフォルメできるキャラデザとなると選択の幅はぐっと狭り、本来着地すべき場所に着地した…これが結論に至った経緯です。
私の個人的私見なので、思いきり間違っているかもしれませんけど^^;

主題歌は、大貫妙子さん & 坂本龍一さんによる「a life」
作詞は大貫さんで作曲は教授だそうです。
ここに教授が出てくるとは思いもしなかったので嬉しいサプライズでした。

1クール全10話の物語でした。
物語の纏め方…アニオリで、構成にはツッコミどころがありそうでしたが、絶望だけで終わるのではなく、ちゃんと希望の光が見えたのは良かったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

投稿 : 2020/07/26
閲覧 : 539
サンキュー:

14

うり さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

「日本ではないかな?」と思わせる作品

原作未読。
作品はイッキに見れたので、まあ面白くないというほどでもないかな。

ただ、観ている途中から「ああ、日本ではないな」と思わせるフシがあり、「ネトフリ作品ってやっぱりそうなんだな」と妙に納得。

災害が多い日本。
いつ同じようなことが起こってもおかしくないし、そこに登場する人物の行動や出来事など、こういったことが起こることもありえるかもしれない。

ただ、うまく言えないけれど、物語全体に流れる考え方というか、クローズアップされる部分、感情の拾い上げなど、「ああ、これを作ったのは日本人ではないんだろうな」と肌で感じるものがある。(監督が日本人かどうか、ということではなく、日本人的な感性や感覚ではない人が作ったのでは?ということ)。これを「日本人の物語」として世界に出すには、日本人を描けてはいない。
(以前、「7SEEDS」でも心情部分を総カットされて怒りを感じたものだったが、総カットした、というよりももしかしたら本当に心情のわからない人たちが作ったのかもしれない、とこの作品を見て思った。)

登場人物も嫌いではないし、異色なユーチューバーもいい味を出していた。
起こる出来事をサヴァイブしていく話、として見ればそれなりに面白いとも言える。

ただ最近の笑えない現実の災害を思うと、海外の人が「日本人って、こんな感じだよね」と外国映画に出てくる「日本人像」を描いたような感覚で描かれた薄っぺらい「日本沈没」に、これに嫌悪する人がいるのもわかるような気もする。

そんなことを思わせる作品でした。

投稿 : 2020/07/25
閲覧 : 326
サンキュー:

8

ネタバレ

にしやまん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9
物語 : 2.5 作画 : 2.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 3.0 状態:観終わった

みんなのレビューほど悪くはないけど

展開が早く観てて飽きないけど、心にささるエピソードもないかな。無いというか、心に訴えかけようとしてるけど、響かない感じ。嫌なエピソードが多い割に、感動しないというなんとも…
サクッと観られるところは良いところです。

投稿 : 2020/07/24
閲覧 : 287
サンキュー:

0

ネタバレ

GMVDY17867 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

色々言いたいことはあるけど、まあ良かったよ

原作、映画未読。最近は原作があるものは放送があると分かった段階でまだ未読なら、敢えて読まないようにしている。原作とのギャップがあるというだけで評価が辛くなり、純粋に作品を楽しめないからだ。
話を戻そう。湯浅監督の作品は作画を楽しむものではないので、そこには言及しない。
•悪かった点
ストーリー展開が唐突という意味で先が読めなかった。途中から何を目的にどこに向かっているのか分からなかった。何のために怪しい宗教団体に逗留しているのか不明だったし、外国へ出る船に関してはそれを目指していたという前置きもなく、これに乗れたら終了なの?(話の展開から乗らなさそうなのは分かっていたが)と何がしたいのか分からなかった。挙句の果てに結局自衛隊らしき人に救助されてよかったよかった…ってだったら最初から東京に留まって救助待ってれば良かったじゃん!
もう一点は家族(仲間)の死が唐突で、それに関する登場人物の心情表現が非常にあっさりしていたところである。父親が不発弾で死んだ際は次の回から何事もなかったかのように(実際はほんの少し反応があったが)話が進んでおり、あれ?前回お父さん死んだよね?とその端折り具合に引いてしまった。
•良かった点
段々人数が減って行くにつれ、悲壮感、世紀末感が増してきて話に引き込まれる感じはあった。母親が死んだ際は父親のときとは違い子供たちのリアルな心理が描かれており、目頭が熱くなるシーンであった。
またみんなでラップを歌う場面(自分的にはここがクライマックス)は仲間が心を許し合った瞬間であり、心温まる非常に印象的なシーンであった。
•総評
脚本としては非常に脈絡がなく唐突感がハンパないため、そこが我慢できなければ最後まで観るのは難しいだろう。一方で非常に共感できるシーンもあり、見る意味の全くない作品ではない。そういったシーンにこそ湯浅監督らしさが出ていると思われる。
余談だが、この作品で1番思ったことは上田麗奈うめーな、ということ。
またラップのシーンが良かった人にはシズマヌキボウのMVもお勧め。
自分は見てまあ良かったよ。

投稿 : 2020/07/22
閲覧 : 246
サンキュー:

0

ナッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5
物語 : 4.5 作画 : 4.5 声優 : 4.5 音楽 : 4.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

ストーリーを求めるのではなく、キャラクター達の行動、 思惑、考え方を楽しむアニメ。

ストーリーはこんなでも、あらゆる事態に陥った時のキャラの行動に私はこの作品の面白さを感じました。

地震が起きてどうするのか、海に二人だけ残されてどんな会話をするのか、謎の宗教団体があればどんな行動をするのか、様々な悲劇やトラブルが起き主人公たちはどんな対応をし、何を思うのかをこの作品にしかできない形で魅せてきた所にわたしはこの作品の面白さを感じました。

もちろん、この作品の悪い所は山ほどあります。
基本こういうシリアス作品なら多少なら欠点を目をつぶることはあるのですがこれはそんな量ではなく、すこし戸惑いを感じましたw

ですがこういう都合の良すぎる展開でしか起こせない状況を作って主人公たちがどう行動するのかを楽しむ作品だと思います。

なのでこの作品にストーリーを求めるのではなく、キャラクター達の行動、思惑、考え方を楽しむアニメだと思います。

投稿 : 2020/07/22
閲覧 : 315
サンキュー:

3

ネタバレ

稲葉姫子 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:----

世紀(オリンピック級)のヘンテコアニメ・脚本の問題

湯浅政明監督がどうしてこんな謎のアニメを作ったのかずっと考えていましたが、ああただ脚本がヘンテコなだけであったと納得しました。かって映画評論家の故・淀川長治さんは、映画は①脚本②監督③俳優の順で決まると言われたそうです。アニメも同じなのかもしれません。

この日本沈没2020の脚本を書いた吉高寿男さんは初めて見る名前です。ウイキペディアで見ると、アニメ関係の人というよりも、お笑い関係です。ああなるほど、日本沈没2020のご都合主義、脈絡もない展開などの一連のツッコミどころは、「笑い」をとっているのだということでしょう。ここで納得です。

湯浅政明監督のいままでの作品は監督自身が脚本を書くか、ちゃんとした脚本家・シナリオライターが書いていました。たとえば「映像研には手を出すな!」は、「Dr.STONE 」などのシリーズ構成・脚本(全話)をされた木戸雄一郎さんです。でも、今回は笑いの吉高寿男さんです。吉高寿男さんを使ったのは、Netflixの意向か誰の差し金かわかりません。

前振りが長くなりすぎましたが、この作品は第2話トウキョーサヨナラのラストシーンで私の頭が飛んでしまいました。いくら5〜6メートル下からでも見つかることがある不発弾でも、たった1度の山芋掘りでそれを当ててしまうことなんてないでしょう。地震と全く関係ないことですし。ああ、父親を殺したい、間引きしたいというご都合でそうなったでしょうか。

第3話マイオリタキボウでYoutuberが毒ガスの注意発起にどこからともなく突然現れたかと思うと、近所のお姉さんがまた無意味に間引きされます。もう、前回のことがあるので驚きもしませんでした。この麻痺してくる感覚はますますその後に増長されることになります。人の死に何も思わなくなるのです。何が起きても「あり」なんだになります。

全10話見終わった時に、私がいままで培ってきた感覚、アニメに対する想いが破壊されていったように感じました。

ああすごいなあ

私は大好きな「君の膵臓を食べたい」の円盤をひっぱり出して、頭の修繕を行いました。

投稿 : 2020/07/20
閲覧 : 281
サンキュー:

8

ネタバレ

waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 3.0 作画 : 4.0 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

あまめのレビュー。1話が一番良かったなんて言えない。

湯浅監督作品。
一話が一番良かったなんてことにならなければ名作になるだろう。
一話全体を通してBGMが流れているけれど、これが相当効果的に効いている。Netflix見れるなら観ておいて損はないかと。

これから数時間この作品に時間を割こうと思う。

ananを買ったのは攻殻機動隊_2045の草薙素子と目が合ってしまったからなので、神山監督と荒牧監督の対談インタビューが載っていたり、田中敦子さんのインタビュー記事があったから。反射的に買ってしまったので中身をあまり精査せずに持ち帰り、中身を読み進めると、なんと湯浅監督のインタビュー記事もあるじゃないか! と興奮したのを覚えている。
その記事の中で、この作品の事にも触れているのだけれど、その中で印象的だったのが多様性の話だった。まさにこの作品の肝にもなる部分だと私は感じた。なので、この話を最初にしようと決めたのだ。
しかし、ananを買ったのは初めてだった。というかこの雑誌って普段どんな内容の雑誌なのだろうか…もし、攻殻とこの作品に興味があったら購入してみても良いかもしれない。たかが5見開きのためにお金を出そうと思えるならだけれど。

話を戻そう。
多様性というキーワードを使ったのだけれど、主人公の家族構成がそもそも多様性を表している。日本人の父とフィリピン人の母のハーフの長女と長男の4人家族。
最初ここに違和感は感じない。まわりの人間と分け隔てなく存在しているように描写されているからだ。
主要な登場人物には外国人も存在し、物語の中で重要な役割も果たしている。この作品名は「日本沈没2020」となっているこの2020は未来ではなく今、これを読んでいる今日にでも、この大災害が起こった場合を想定していることを示している。
ネットがあり、YOUTUBEがあり、GPS機能、もちろんスマホもある。
マクガフィンとして利用されているものリアルであり、今身近に存在するものだ。これを見ているデバイスもネットに繋がっているだろうし、PCで見ていたとしても手元にはスマホがある人がほとんどだろう。
冒頭で映し出される日常は本当に今を切り取ったままだ。地震が起こったところから独自の物語として導入されていく。
今の日本には外国人はもはや少なくない。これは完全に個人的な主観になってしまうのであまりこういったレビューにはふさわしくないけれど、黒人に対する差別意識はほとんどないだろう。当たり前だけれど、受け入れられているかは別だ。ここを混同してしまう人が差別がどうこう叫んでいると感じる。

日本沈没というタイトルにして日本人を描いていない点については批判してはいけない。大事なのは監督がどうしてこういう家族構成にしたかを考えることだ、分からないから批判するのでは子供が分からないことに泣いているのと変わらない。
これは日本を表しているのではなく、2020を表していて、現代であることを印象的に見せることに意識が向けられている。
世界へという点も意識されているのかもしれないけれど、それだけじゃないと私は感じた。

各話の構成では露骨な引きに辟易してしまった。
1回や2回くらいなら良いのだけれど、それ以上やられるとツライ。
文章だって体言止めが連発すると読むのに疲れてしまうのと同じように次回の引きに人を殺すのは何度もやっていいものではない。
一週間まってまた視聴とは違って時間があれば一気に見れる配信のやり方とマッチしていないのだ。そこまで含めて考えるべきだったかもしれない。
一週間待ったとしてもちょっとキツイけれど。

またキャラデザを簡略化している点がこの物語とマッチしていない。
この物語は心情の機微をもう少しちゃんと見せるべきだった。脚本の中にはちゃんとあって、父親を亡くした後の話では娘が拗ねるし、その後の和解までを考えると良いプロットだったと言える(間延びしてるけれど)。
内面を出せる演出ができる原画であればもっと良かったのかもしれない。最近のレビューでもあげているけれど『イエスタディをうたって』レベルで演出されていたらかなり違ったものになっただろう。
また、父を亡くし、母との和解までのプロットは良いと書いたけれど、1話にまとめるべきだったと感じた、最低でも2話。
現実逃避に近い大麻を使用しているコミューンに身を置き、安らぎを得る。これは分かる。でも、それと父の喪失と母との和解を織り交ぜるとなると違和感が生まれてしまう。ここで彼女を完全に理解できなくなってしまった。
もしくはそれが狙いなのかもしれない。
つまり、誰かの視点で物語を見るのではなく、状況を見せたいと考えるとまぁ理解できるかな。
それは最終話までみて、もしかしたらそうだったのかもレベルの話で、この時には完全にどの視点で見たらいいのか分からなくなったし、やっぱり感動のシーンに見せようとした所でまったく感動できなかった。

最終話ではちょっと感動してしまったのだけれど、最後の2話がたのしめてしまったからなのだけれど、先輩やカイトの行動は自己犠牲の精神は純粋で尊いように感じた。つまりそこそこの説得力があったということ、自然だったということ。
母親の死はどうしても自分でなければいけない理由付けに失敗している点が気になった。これは自然ではないし、説得力に欠ける。安易に感動する方向へもっていったのだとしたら、失敗だろう。そこに制作側が気づいてないから駄目。もし気づいていたとしてそのままでOK出したのだったらそれはそれで嫌だ。もし他に理由があったり、見落としていたら教えて欲しい。

キャラが死なない方が不自然だ。これは間違いない。激闘を繰り広げて誰一人死なないアニメや漫画もあるが、不自然だ。でもそれが面白くないにつながらないようにしているから楽しまれているのだろうし、そこが気に食わない人には刺さらない作品になってしまう。これも同じで、どこまでが許容できるかは個人差だと思うけれど、私にはこう映ったってだけの話。共感を得られるかも別の話。

次にBGMについてだが、基本的には素晴らしかったと思う。
ここまで全面的に使った作品も中々珍しいのではないかな? 音楽に全く詳しくないから憶測で書かなければならないのがくやしい。とりあえず感じたことを書いてみる。
このBGMだけれど、二つの音楽を合わせたような作りになっていて、ピアノっぽい音とテクノっていうのか電子的な音を組み合わせた音楽をよく使っている。高音がピアノで低音がテクノっぽいのだ。これが場面によって反対になったりすることで高揚感だったり喪失感だったりを表現している。
音楽の良し悪しではなく使われ方が大事だと常々思っているのだけれど、それは見ている人たち全てがそうだと良いなと思っている。
使われ方はスゴイ良いです。これだけBGMを使って物語の邪魔にならないようになっている点はものすごく評価したい。

作画の話をしよう。
キャラデザの話は前述したとおりなのだけれど、作画は良い。
特に走るシーンの作画は美しい。動きをよく表現できている。うごきの表現という点に関しては満点に近いレベルだと私は思うのだけれど、どうなんだろう。ただ、動画として見た時の粗さは確かにあって、動きの滑らかさを出せれていれば…とかわがままを言ってしまいたくなるほど、作画が良いのよね。
これは完全に個人的な部分なのだけれど、こういった簡略化した作キャラデザでなおかつ粗い動画になっていると歌ったり踊ったりといった行動に違和感が半端ない。正直みていて恥ずかしくなってくる。
最近は他の作品でも歌ってるシーンとか不自然に感じなくなて来たのだけれど、久しぶりに不自然だった。
こういう意味でも4話から6話あたりは本当に上手くいってないのが残念で仕方ない。脚本自体が駄目。言ってしまえばアニメを分かってるのか? とか申し訳ないが思ってしまう。歌や音楽で表現する方法がアニメでのやり方に即してないからこうなる。簡単に言えば、寒いんだよなぁ。
前述したクリフハンガーを意識しすぎてこってりしすぎているのもそうだけれどうーん。という感じ。


さて、そこそこレビューとして書けたかと思うので、この辺でまとめておこうかなと。

全体的には良いんだけれど、粗が目立つ作品かなと。テーマが重いだけにこの作品は厳しく評価されて当たり前だと思う。
だがしかし、テーマだけで見るのは間違った見方だと私は思っていて、なんか簡単にこのアニメを投げ捨てるようなレビューをみて悲しくなったので、気合入れてこんなに書いてしまったわけだ。
でも、投げ捨てられてしまう理由もちゃんとわかる。
でもね、この作品は私の中では結構好きな部類なんですよね。良し悪しよりも好きか嫌いか。どうしてかといえば、ちゃんとやりたいことをやろうとしているからなんだ。それが何となく伝わったので良いものでなくても好きになってしまう。今回は脚本がちょっと残念だったのだけれど…。

あー! まとまらないぞ。そうだな、物好きは見ればいいのではないでしょうか? というところに収まってしまう。
思いっきりおススメできないのがツライ所。
最初の1話目は完璧な滑り出しだと思ったのだけれどなぁ。そういう事もあるよねってことで今回はおしまい。

次回はサイコパスの前シーズンまとめを書いてるので、多分それになるかな。時間かかりそうだけれど。

では、乙です。

投稿 : 2020/07/20
閲覧 : 299
サンキュー:

7

あや さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

口コミよりは

口コミよりは面白かったです。

投稿 : 2020/07/19
閲覧 : 373
サンキュー:

0

ネタバレ

Rera さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

ユニバーサルでありボーダレス

原作は読んでいないが、映画2作とドラマはすべて視聴済み。湯浅監督が、原作が書かれて半世紀後の2020年にどのような作品に仕上げたのか非常に興味があった。
感想としては、さすが湯浅監督といったところ。いろいろな意味で見る人を選ぶ作品、評価が割れる作品だと思う。僕は好きだが、いろいろなことを10話の中に詰め込んでいるので、尺の問題、設定が甘いのではと感じられる部分が多く、ご都合主義的な展開も多かった。それでもなかなか見どころは多い。
第1話で家族全員が無事で集まったところからその後の展開に関して嫌な予感がしていた。これは家族がこれからばらばらになっていくのではないかと。第2話でその予感が的中し、そして最後は、その後合流した人を含めて生き残ったのは3人だけであった。登場人物たちはただ死んだのではない。仲間や家族のために率先して働いた人たちばかりだ。それでも死は突然に訪れそして容赦がないというさまを淡々と描いている。人によってはここに違和感を感じている人も多いとは思うが、災害という非日常の中にも日常は存在している。だとすればそこには歌も笑いも苦しみも悲しみも死も同時に存在するはずである。どんな厄災がおきても人間は生き続けねばならないのだ。
人によっては、現在の日本人とはあまりにもかけ離れた描写が多く、日本という国を誤解させるひどい作品だとか「反日アニメ」だという人もいる。災害時にパニックを起こさない日本人は海外からも称賛されることは多いが、日本人がみんなそんなに優秀なわけではない。日本人にもヒステリーを起こす人もいるし、略奪を企てる人がいても何らおかしくはない。
ラップの場面もかなり意見は割れると思うが、あれはかなり象徴的に描かれている。剛は閉鎖的な日本は嫌いだと言った。春生はその結果として日本は美しくてとても好きだと言った。歩は国境など勝手にひかれただけで国や人種などどうでもいいと言った。その前にユーゴ出身のダニエルは僕の国はなくなってしまったと言った。
そういう意味で最終話は興味深かった。小野寺が残していたのは美しい日本の風景であり、再び隆起した日本列島に過去の日本を再現させるために残した映像の数々。国をなくし世界に四散してしまった日本人が再び帰る場所を作るために残したのだ。国家とは国とは何かを深く考えさせられる。
歩と剛の母親はフィリピン人であり、日比混血である。近年の日本国籍のハーフたちスポーツ界における活躍を想起させる。剛はIT先進国であるエストニアに行きたいという。エストニアに関しては災害が多い日本が目指すべき国の在り方を提示している。そして8年後、歩はパラリンピックに出場、そして剛は、eスポーツで世界一となる。剛は彼らしく「エストニア代表でもよかった」とつぶやく。ここには、彼らが歩んでいく未来がきちんと提示されている。
まだまだ書き足りないがそれだけこの作品に関しては語ることが多い語っていないことのほうが多い。見落としもかなりあると思う。それだけ日本沈没2020という作品の中に詰め込まれたものが多いということだろう。
ひとまず筆を置くが、思い出したときにまた書き足したいと思う。

投稿 : 2020/07/18
閲覧 : 211
サンキュー:

3

ネタバレ

aRXnD86464 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

つまらない

イントロスキップや10秒スキップ等を多用して約一時間で見終えた。
はっきり言って全く面白くなかったので、わざわざ時間を割いて見る必要は全く無い作品だった。

作中には、ノーボーダー、フリー○ックス、マリ○ァナパーティー、人類皆穴兄弟、といった具合に、NETFLIX特有の偏った思想性と価値観が露骨なまでに作中へ投じられていた。

そのため、自己抑制が苦手で欲望と快楽に弱いマリファナ中毒者や、分別のない淫乱で不潔なカルチャーに対し抵抗を感じないヒッピーのような人間にしか、本作を楽しみ称賛することはできないだろう。

その一方で、既にNETFLIX脳を有しているような人にとっては、共感できる部分が多い作品となるだろう。
それほどまでに「分かりやすい」作品。

要するに本作は、NETFLIXが掲げる思想と価値観普及のためのプロモーションビデオだ。もちろんプロパガンダとしても機能するだろう。
見る人によっては、すぐに「それ」とわかる露骨な表現や情報で埋め尽くされている。
各企業や各メディアそれぞれ独自の思想や価値観をプロモーションする行為自体をとやかく言うつもりはない。
ただし、本作の場合は、その「やり方」が非常にお粗末だったことを指摘しておきたい。手腕としては全く誉められる部分が無い。
妄言や綺麗事で片付けられてしまうような脆い思想や価値観の重要度を上げたいがために、対比として下衆な状況を山ほど用意するやり方はシンプルに芸がないと思えた。理性的な態度で批判せず、悪質な印象操作を用いることで視聴者を欺こうとする体たらくな姿勢は全く感心できない。
そもそも実際に現場で作っている人々がそうした事に関心があるかは疑問だが。

時勢も踏まえ、本作については、あえて批判的な態度で視聴するべきだと思えた。
なぜなら本作は、何も考えずに見ている人が「本当に日本が無くなった方が良い」と思えてくるように、作品がデザインされているからだ。

投稿 : 2020/07/15
閲覧 : 208
サンキュー:

8

ratingirl さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.2
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 2.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

日本の誇り沈没

この作品は期待が高かった分本当に残念で、日本の誇りをズタズタにされた気分です。
自然災害を何度も経験した日本で国民が支援を通して得ることができた日本の優しさと強さをこのアニメは無視し、日本は自然災害という絶望を真正面から見ようともしない、麻薬や宗教に頼る国と捉えているのです。
残念な理由の一つに、良かった点もあったからです。例えば「水」の例え方。「人間は水から生まれているのに水の中では生きられない」という発言や、プールの中で祈るシーン=水の中で亡くなった人と繋がる場所、など素敵な比喩は確かにあるんです。しかしこの表現は日本でない国でも同じこと。
そして同じ湯浅政明さん監督のデビルマンcrybabyのように現代化するのはリメイクの個性を出せていいと思います。しかし今回の重要点とは日本が舞台ということなのに、日本の良さを伝えるシーンをなぜラップという他の国の文化を持ってこなければならないのか。国によって感情を出すことができる表現は違うので場違いと感じました。
そういった描写や、キャラクターが他人の死や家族までの死を経験しても悲しみに明け暮れるどころか開き直る考え方がどうしても全く共感できないのです。
日本国民が共感できる自然災害というテーマで感情導入すらできないということは、日本という国を正しく表せなかった証拠でしょう。

このアニメは重要な「なぜ舞台が日本なのか」の答えをくれませんでした。

日本は弱い国だ、と日本やアニメまで下に見ている外国は多いでしょう。でも今この作品こそが、Netflixを通し世界中の人に日本の誇れる礼儀や文化を「アニメ」という幅広い年代へ馴染みやすい形で知ってもらえるチャンスだったんです。

日本は戦後や自然災害を含めたくさんの絶望に直面してきました。そこから復興していくとき国民は「助け合い」という大切な概念を身に染みるほど学んできたのです。しかし残念なことにその大切な日本の在り方を伝えるチャンスをこのアニメは逃し、監督湯浅政明さんが日本人だというのに間違った日本の概念を与える方向へ持って行ってしまったのです。

投稿 : 2020/07/15
閲覧 : 376
サンキュー:

11

yunoyuno さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ひどいでき 原作無視

原作を無視し改悪

民族対立を煽る作品

あとなぜか韓国も沈む

監督は民族対立を煽りたいよう

投稿 : 2020/07/15
閲覧 : 452
サンキュー:

9

ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 3.5 作画 : 2.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.5 キャラ : 2.0 状態:観終わった

日本アニメの評判まで沈没しませんように。。海外向けを意識したのか、作画が気になる話題作

NETFLIXオリジナルアニメ。2020年視聴。

原作は小松左京の小説『日本沈没』(未読)。
アニメーション制作はサイエンスSARU。そう、「映像研には手を出すな」を制作した会社ですね。
キャストは、上田麗奈・・・他

ぶっちゃけ、低予算なのかと勘ぐりたくなる作画だったかと。
背景は綺麗なんだけど、車や人の動きになると、ちょっとアラが目立つ。
正直、映像研を作った会社とは思えない。。
初めて作画崩壊をリアルタイムで目にしたかも。。

サバイバル系は好きなので、それだけで興味を持って観れるんですが、アラが気になって物語にあまり没頭出来ず、残念です。

ストーリーは都市サバイバルとしては鉄板かな。
~{netabare}
都市部を離れ山間部に行き、人や集団と合流し文化的生活を始めるも人間の醜さで問題が起こって災害で崩壊。海上へ逃れて救助。
原作を読んでいないのでどれだけ原作のストーリーが入っているのか不明ですが、期待外れではないけど期待以上ではなかったかな。

色々ツッコミどころはあるけど、特に気になったのは、病院でたまたま出会った寝たきりの小野寺。彼が何者かの説明が浅すぎるし、彼をどうやって介護してるのかとか、彼がなぜ地震予知できたのかとか、謎過ぎでしょや。

また集団生活のくだりは、サバイバルと関係ないようなエピソードが多く、ちょっと長かったのが残念でした。

あ、上田麗奈さんの声は可愛いかったですよw
彼女が温泉シーンで言っていた、日本人はこうだとか外人はこうだとか、枠で考えるのをやめようみたいなメッセージが、この作品で言いたかったから、こういうキャラ設定になったのかも知れませんね。
最終回は、多様性と日本の文化を讃えようとしている風に、自分は思えました。

それを感じてさえもなお、日本人オンリーのスタッフならこの作画クオリティはなかったんじゃないかな。特に泣き顔になると違うキャラにしか見えないし。
視聴に耐えうるプロとしての最低品質はあるかと思います。
{/netabare}~

音楽には力が入っていると感じました。
NETFLIXという事なので、海外ユーザーを意識してのキャラや物語設定だったのかも知れません。エンドロールに出る実に多くの名前が、何かを物語っていそうです。

投稿 : 2020/07/15
閲覧 : 611
サンキュー:

16

人斬り納刀斎 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

おもんな

評判通り、不快な内容。

まあ主題歌が「大貫妙子&坂本龍一」の時点でお察し…。

中韓ロの目線で見る日本人ってこんな感じなのかも。ある意味納得。

投稿 : 2020/07/14
閲覧 : 263
サンキュー:

7

bunnyhunny さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

日本の文化をまるで毒と捉えたアニメ

日本人が認める本物の日本文化などこのアニメに存在しません。
ただただ日本に住んでいる人、震災を経験した人に失礼。そして海外視聴者へ間違った日本人の概念を与える酷すぎるアニメ。
このテーマの作品を作るなと言っているわけではない。これほど重いテーマに「日本」という国を題名に付けるなら現実的な日本住民のありかたを描いて欲しい。誰一人共感できるキャラがいない。
絶望から立ち上がり進化を遂げる場所が日本という国。
それなのにあの開き直りなキャラたち、そして絶望的シーンに流れる意味不明なほど映像と合ってない明るいBGM。
このアニメが教えていることは日本が絶望から乗り越える方法は何かではない。
絶望から学んで変わろうとする気力なんて捨てていい、という毒概念。
道徳に厳しい概念を持ち、薬物に反感が強い人が多く麻薬に囲まれた環境など滅多に存在しない日本で、災害からの現実逃避が麻薬という考え方に至った論理とは?麻薬という存在すら身近で聞き慣れてすらいない人がほとんどなのに。
主人公は緊急サバイバル時に商品を盗むことを「悪」と感じているのになぜマリファナ入りカレーや大麻栽培、それから洗脳カルトのような大麻宗教団体については「日常、善」と感じているのか。まるで日本の文化は宗教団体と大麻栽培と言ってるようなもの。もはや論理沈没。
この重いテーマで間違った日本の概念と表現を生み、たくさんの人のトラウマを掘り起こしただろう震災の描写をこれまで浅く扱い、「助け合い・法律を守る」素晴らしい日本文化をよくも毒に変えくれたな。
本当に震災を経験し、協力してくれる親切な人や、痛みから立ち上がる人々を見てきたのならこのような作品は人として作れない。
さらに、多様性をここまで導入したのにも関わらず日本を貶していたキャラが日本復興を経験して日本の見方が変わるというキャラクター変化と発達一つ表せてない。この災害から色んな人に助けてもらいオリンピックで日本代表となったハーフ選手が、「別に日本国籍じゃなくてエストニアでも良かったんだけどね」と日本を代表する選手として信じられない発言。
多くの外国人が、日本人は「平和ボケ」という捉え方をしている。しかし彼らが知らないのは、日本とは絶望から乗り越えるとき本当の力を発揮する、という原爆復興で証明した事実。そして未だにその美しく希望を象徴する概念は自然災害を受けても日本住民の心に強くあり、絶望から立ち上がり乗り越え続ける。それこそが日本沈没2020を通し世界に伝えて欲しかったこと。
製作側に聞きたい。ここまで日本の文化と日本人の概念を捨てたアニメを‪「日本」沈没と本気で呼べますか?日本でなければいけない理由とは何?それは日本を悪く表現したかったからですか?
本当に日本に思いやりがあり災害の現実を知る者ならこれだけ不名誉で間違った概念を与えるアニメは作らない。

投稿 : 2020/07/13
閲覧 : 483
サンキュー:

12

退会済のユーザー さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:----

歴代最悪のクソアニメ 反日プロパガンダ 

中華出資の中華アニメーション

制作会社:サイエンスSARU
本部: 東京都
代表者: 代表取締役 チェ・ウニョン(韓国出身の女性アニメーター)
創立者: 湯浅 政明、 チェ・ウニョン

・日本人のレイプ未遂の描写がある
・外国人は助けないと日本人が見捨てる描写がある
・大量の大麻を栽培しているシーンがある
・このアニメに描かれる日本人は差別的で人を助けない

投稿 : 2020/07/13
閲覧 : 571

ROM さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 3.0 音楽 : 2.0 キャラ : 1.0 状態:観終わった

ストーリーは良いが、日本人のイメージを著しく貶める作品です!!!

2周しました。1回目は先入観を無くして、2周目はプロパガンダを意識して。

ストーリー自体は非常に良くできていて、ラストシーンは感動できる内容になっていました。
2周観終わって冷静に考えると、日本人への印象操作が酷いと言わざるを得ません。

ストーリーが良いだけにプロパガンダにされやすいというのが問題です。
これを世界配信で放映しているというのが非常にまずいと思う。
抗議して、放映禁止にすべき作品だと思う。

【日本人の印象操作が行われていると思うシーン】
・日本人のレイプ未遂の描写がある
・外国人は助けないと日本人が見捨てる描写がある
・大量の大麻を栽培しているシーンがある
・このアニメに描かれる日本人は差別的で人を助けない

これらは故意に描かなくても良い描写だと思いました。
問題の描写が無ければ、☆4つあげたい作品ではありました。

これ程、巧妙なプロバガンダを良く作れたなと関心します。
海外の人が観たら『作品は良かった、でも日本人は野蛮』と評価するだろう
それが何より恐ろしい。。

投稿 : 2020/07/13
閲覧 : 381
サンキュー:

10

nuxt-ts さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 4.5 音楽 : 5.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

万人受けはしないが、見てよかったと思える人が必ずいる作品

絶望の演出と希望の演出。どちらも素晴らしい。そして2つの演出のギャップがこの作品の独特の雰囲気を作るのに一役買っている。

東京マグニチュード8.0を期待して見はじめた人は、途中に出てくるカルト設定や、登場人物の1人である掴みどころがない性格のYouTuberがノイズに感じるかもしれない。

湯浅監督らしさを期待して見はじめた人は、演出が普通のアニメらしくて期待はずれと感じるかもしれない。

それでも、最終話のあのラストシーンの感動は本物だった。
途中でやめるのはもったいないので、最後まで観てほしいと声を大にして言いたい。

脚本はたしかにツッコミどころ満載だが、映像表現を楽しむ作品と割り切れれば問題なし。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 214
サンキュー:

3

mucci さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0
物語 : 1.0 作画 : 1.0 声優 : 1.0 音楽 : 1.0 キャラ : 1.0 状態:途中で断念した

私情を挟みますが

かなり不快になる反日アニメということで、見るのをやめました。
ちなみに、制作会社の代表は例の反日国の方らしいです。
こういうプロパガンダ的なアニメが無くなる事を祈っております。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 231
サンキュー:

5

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6
物語 : 3.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

国と人種と

湯浅監督で見てみた。

また、、レビューに困るような
感想割れるような作品を、、と苦笑

音楽は大貫妙子と坂本龍一さん
牛尾憲輔さんとか

実写も見た。
原作から大きく改変されると
それだけでも駄目な人っているし
ネトフリの日本アニメ視聴者の8割が海外視聴者
スタッフの大半は海外
ということを踏まえてみてほしい

私は一気みして、実写よりも好みだった。
湯浅ワールド好み分かれるだろうけど
私は好み
ただ、見た状況がわるかったかな
九州凄い大雨で災害酷くて
コロナもだし災害多い日本って本当にもうって感じ

細かいこと気にしないで一気見がおすすめ

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 253
サンキュー:

11

リモコン壊れた さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.5 作画 : 3.5 声優 : 3.5 音楽 : 4.0 キャラ : 4.0 状態:観終わった

個人的には満足。万人には勧められない。

原作は第二章も含め読了済み。映画も視聴済。
今回「2020」ということでそれらどれとも違う現代ならではの要素がふんだんに盛り込まれており、原作や映画当時との差が興味深かったです。
原作とのリンクもありますが、基本的に違う作品として観て問題ないかと思います。

監督は「映像研」「四畳半神話体系」「ピンポン」などの湯浅政明監督。
湯浅監督の作品は大好きで一通り観ています。
日本沈没2020は、作画は違えど淡々と崩壊に向かっていく雰囲気など全体的に同監督の「カイバ」っぽいなと個人的に感じました。
本作品でも、映像・音楽・言葉すべてで静かに訴えかけるようなラストシーンはさすがだと思いました。
あとyoutuberのカイトが格好よかった。

エンタメ作品として観てしまうと、人によっては理解しがたいと思うんじゃないかというような展開もありましたが、その理解しがたさや理不尽さが逆に現実的なんじゃないかと思います。
何が起きるかわからないし突然やってくる、判断を誤ることもある、というのが自然災害や人間なんだと。

ただ、やはりテーマとして重く、楽しい作品ではないので万人受けはしないと思います。心に余裕のある人や湯浅監督好きは是非。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 118
サンキュー:

5

ネタバレ

どんぐりバンザイ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

ビミョー....

感動モノでもない、SFでもない、政治/社会風刺でもない....

自分は、日本沈没というと、草なぎ剛の実写映画を思い浮かべます。あれは良い映画でした。感動モノだったし、SFだったし、社会風刺でもりました。

この作品はなんでしょう?
テーマはもちろん災害、あるいは被災といったところでしょう。主人公は女の子で、弟や母親と沈没する日本から脱出するのが話の主軸です。しかし、これについていけません。現実の震災を意識した描写などはないため、日本沈没という途方もない災害を頭で理解することができません。

感動モノ...というわけでもありません。確かに、キーキャラクター達が、主人公を守るために命を懸けて死んでいきます。しかし、なにせキーキャラクターに感情移入する前に死んでしまうので、いわば、脇役が脇役のまま死んでいきます。キャラクターの死を通じた感動はありません。

SF...でもありません。先程も触れましたが、まず日本沈没についていけません。その上で、日本沈没自体も気がついたら終わってます。気づいたら沈没。しかも富士山以外全部(!)
物語の最後で、日本列島が再び隆起することになっています。沈没は気づいたら終わっているのに、隆起には100年かるといいます。
「ありそ〜」というSF感がありませんでした。

政治/社会風刺か? 確かに、風刺的な要素が沢山出てきます。「日本における外国人」「YouTuber」「寝たきりの人の被災」「民族主義者の団体」「eスポーツ」などなど。といった要素が登場して、ストーリー進行に影響を与えます。しかし、どれも風刺としてはビミョーです。どちらかといえば、2020年っぽさをとりあえず詰め込んでみた、といったところでしょう。
また、物語の最後、隆起することがわかった日本列島を、日本の国家再建のために周辺国が領土を保全することに同意した、と触れられます。現実の周辺国は、竹島、尖閣諸島、北方領土、あるいは沖縄、そういったちっぽけな島を軍事利用することで頭がいっぱいです。政治風刺としても言えないでしょう。

なんだろう、このアニメを見終わって、何も残るものがありませんでした。
まぁ、とはいえ全部観たので、やはり魅力はあったのかもしれませんが....。

投稿 : 2020/07/12
閲覧 : 189
サンキュー:

2

佐藤くん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7
物語 : 2.0 作画 : 2.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.0 キャラ : 2.5 状態:観終わった

謎ラップ何故引き継いだし

 自分は湯浅政明監督のファンと自称するほどなので、本作も当然期待しまくってました。結果としては…まぁ、うん。

 ネットでは作画への批判も多くありましたが、自分はそこまで気になりはしませんでした。いつものサイエンスSARUって感じです。ただ、監督の作画は人の欲望とか感情がそのまま画面に表出している点が特徴的なのに、シナリオが酷いせいで生かし切れていないという印象を受けます。というか、そもそもキャラや世界観が現実準拠なこのアニメ自体湯浅監督に向いてない。なんで湯浅監督が作ったんだ…

 デビルマンでは見事に絶望的な世界終焉を描き上げていた彼ですが、本作は現実的な地震という恐怖と、謎の力とかカルト宗教団体とか意味のわからない登場人物とか、抽象的な事物が駄目な融合を果たしてしまっています。
 そして極め付けは順番に次々死んでいく仲間たち。これが彼らの掘り下げを行った後の退場なら涙の一つも出るものですが、大したバックボーンも語られず、死ぬ間際のモノローグだけで死んでしまいます。おかげで大してまだ好きでもないキャラが都合よく、しかも意味のわからない死に方をして困惑する事になるのです。人の命の儚さを描くにしたって、不発弾のシーンなんて思わず「えぇ・・・」って言ってしまいました。

あとは謎ラップ。デビルマンで唯一不評だったラップを何故引き継いだんですかねぇ。気に入ってるのかな…全然良いと思えないけど…

正直残念です。湯浅さんSARU辞めるって言ってるしこのあとどうするのかなぁ

投稿 : 2020/07/11
閲覧 : 242
サンキュー:

5

タイガーバーム さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:----

つまらない

本当に最低の出来栄え。
そもそもフィリピン一家の時点で感情移入も応援も出来ず残念。
なぜフィリピンにしたのか最悪すぎる

投稿 : 2020/07/11
閲覧 : 241
サンキュー:

1

511 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5
物語 : 1.5 作画 : 1.5 声優 : 1.5 音楽 : 1.5 キャラ : 1.5 状態:観終わった

クソすぎてびっくりした

原作知らんけど話の展開があまりにもお粗末。
おもんなすぎてびっくりした。
所々入る英語とかもうざい。
同じジャンルなら東京マグニチュードとか映画2012のほうが10倍くらい面白い。

投稿 : 2020/07/11
閲覧 : 231
サンキュー:

1

次の30件を表示

日本沈没2020のレビュー・感想/評価は、ユーザーの主観的なご意見・ご感想です。 あくまでも一つの参考としてご活用ください。 詳しくはこちら
日本沈没2020のレビュー・感想/評価に関する疑問点、ご質問などがございましたら こちらのフォーム よりお問い合わせください。

日本沈没2020のストーリー・あらすじ

2020年、東京オリンピックという大きな国家事業を終えたばかりの日本を襲った突然の大地震。都内に住むごく普通の家族、武藤家の歩(あゆむ)と剛(ごう)の姉弟は、大混乱の中、家族4人で東京からの脱出を始めるが、刻々と沈みゆく日本列島は、容赦なく武藤家の面々を追い詰めていく。極限状態で突きつけられる、生と死、出会いと別れの選択。途方もない現実と向き合う中、武藤家の姉弟、歩と剛は、未来を信じ、懸命に生き抜く強さを身につけていく…(Webアニメ『日本沈没2020』のwikipedia・公式サイト等参照)

ティザー映像・PVも公開中!

放送時期・公式基本情報

ジャンル
Webアニメ
放送時期
2020年7月1日
制作会社
サイエンスSARU
公式サイト
japansinks2020.com/
主題歌
大貫妙子&坂本龍一『a life』

声優・キャラクター

上田麗奈、村中知、佐々木優子、てらそままさき、吉野裕行、森なな子、小野賢章、佐々木梅治、塩田朋子、濱野大輝、ジョージ・カックル、武田太一

スタッフ

原作:小松左京『日本沈没』
監督:湯浅政明、アニメーションプロデューサー:Eunyoung Choi、シリーズディレクター:許平康、キャラクターデザイン:和田直也、フラッシュアニメーションチーフ:Abel Gongora、美術監督:赤井文尚/伊東広道、色彩設計:橋本賢、撮影監督:久野利和、編集:廣瀬清志、音響監督:木村絵理子、音楽:牛尾憲輔、脚本:吉高寿男

このアニメの類似作品

この頃(2020年7月1日)の他の作品

ページの先頭へ