ミッションで友情なおすすめアニメランキング 6

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのミッションで友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月09日の時点で一番のミッションで友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.5 1 ミッションで友情なアニメランキング1位
キズナイーバー(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (774)
3695人が棚に入れました
舞台は、埋立地に作られた街・洲籠市。

かつては未来型都市として栄えたこの街に住む高校生・阿形勝平は、なぜか痛みを感じない不思議な身体を持っていた。

夏休み目前となったある日、勝平は謎の少女・園崎法子の手引きにより、痛みを共有する仲間「キズナイーバー」の一人に選ばれてしまう。

そして、同様に「キズナイーバー」として繋がれたクラスメイトたち。

しかし、彼らは本来なら仲良くなることのない別々のグループに属していた。

園崎は言う「これは、争いに満ちた世界を平和に導くための実験なのです。」

その言葉とともに数々の試練が彼らに降りかかる。

互いの傷を背負うことになった、少年少女たちのひと夏の物語がここから始まる!

声優・キャラクター
梶裕貴、寺崎裕香、島﨑信長、久野美咲、山村響、前野智昭、佐藤利奈、西山宏太朗
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キズナコネクト

TRIGGER制作。岡田磨里脚本・構成。
「キズナシステム」により、
お互いの痛みを共有することとなった、
少年少女のひと夏の群像劇。

舞台は洲籠市。
政府が秘密裏に行うキズナ計画の実験都市。
キズナ計画とは、
この争いに満ちた世界を平和に導く為の、
ヒントを見つけるための実験。

珍しく苦味レビューですが、
初期設定が強引で少々きついですね。
物語の入りに難があり、個人的にそこだけは、
最後まで払拭出来ませんでした。

{netabare}少年少女をいきなり「拉致」して外科手術。
理不尽にも「被験者」にされる。
仕組んだ者が同級生であり学校の教師です。
普通に日常パートで会話しています。
みんな反抗しないの?
この理不尽さは「バトルロワイアル」です。
誰もが救われたいからこそ従うのでしょうか。{/netabare}

ただ??マークもつきましたが、
お勧め出来る佳作だとは思っています。

痛覚を分配する。
次第に心の痛みまで分け合い体感する。
痛みを知ることで他者を思いやる。

キャラクターは総じて素晴らしいに尽きますね。
後半は盛り上がりました。
賛否ある作品って好きです。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 58
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

恋人の前では絶対に屁をこかない愛と、恋人の前だから普通に屁をこける愛は、どちらがより深いのだろうか?

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
自分的LEGENDアニメの「花咲くいろは」や「とらドラ」、世間的にも名作の「あの花」「凪あす」のシリーズ構成を務めた岡田磨里さんの手掛けるオリジナルアニメということで、当然、期待は膨らむ。

な~んて、ハードルを上げなければ、なかなか楽しめるアニメ。ただ、「思わないようにしよう」と思うものの、「ココロコネクトの世界観であの花をやってみました」とついつい思ってしまい、たくさんのアニメ観てるのも如何なものかな~と思ってしまう。

レビュー、結果としてなんか酷評っぽくなってしまった(汗) そんなつもりなかったんですけどね(苦笑)

とはいえ、やはり1期尺でここまでたくさんの登場人物を動かし、キチッとストーリーをまとめてくるあたりは流石だな、と。シリアス系で、真っ直ぐな青春に恥ずかしさを感じない方なら楽しめると思います♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
良かった点としては、まずはニコが可愛かった♪ 不思議ちゃんを演じている(時点で)不思議ちゃん、って新しかったと思うし、キャラがバレた時の狼狽っぷりは可愛かった♪ 作風上、シリアスな場面が続くけど、そこが重くなりすぎないのは、間に挟まれるニコのギャグと少しずれた声質のお陰だと思う。ただ、カップリングには不満。天河と普通にくっついて欲しかった。

あとはまあ、やはりテーマ性の真っ直ぐさ。素直に、青春だな~って思う。

う~ん、評価に迷う。

やはり、設定のわりにテーマと終着点に既視感があるからだろうか。なんてったって、作品の主題はすでに、2500年前に孔子が言ってたわけですから(師曰く、己が欲っせざるところ、人に施すことなかれ)w

というか、これは私の個人的な思いなんだけど、「本音をぶつけ合わなければ友達になれない」「友達なら互いに傷つけあってなんぼ」という風潮に、「本当にそうか?」と思ってしまう。

例えば、「妻を愛しているから目の前で屁をこける」と「妻を愛しているから目の前では絶対に屁をこかない」は、多分どちらも成立すると思う。どちらも本当の愛のカタチだと思う。

でもこの「キズナイーバー」は、その一面のみ(屁をこく派)を強調していて、登場人物が揃いも揃って相手の心の傷にずかずかと踏み込んでいく。まるで、そうでもしなければ友達になれないというように(まあ、ミッションだから半強制ですが)。

個人的には、親しき仲にも礼儀あり、という言葉が好きですw

あとはまあ、感情の発露(爆発)から収束までのテンポが早すぎたかな。例えば、「とらドラ!」の{netabare}#21「どうしたって」(スキー回)での、みのりんの感情の発露は、それまでの「前向き良い子天然風」の長き前振りがあってこそ光るし、それに対して対等の位置で正面からぶつかる、あーみんがいてこそ光っていたと思う。{/netabare}

でも、「キズナイーバー」では、話数も少なくキャラが多過ぎて感情移入が難しいのに、感情が瞬間的に沸点まで達するので、おいてけぼりを食らった。しかもそれぞれのトラウマの方向性が様々で、キャラによってその重さも全然違い、誰かのトラウマの解消が他のキャラクターのトラウマに繋がらなかったから、キャラクター間に横糸を張れなかったと思う(このへんが「あの花」との違い。{netabare}あの花はあくまで、キャラクターの心の方向性が、めんまに収束されていたから)。{/netabare}だから、なんだか「1人で叫んでる」という印象を受けた。キャッチボールではなく、皆が好き好きに大遠投しまくってる感じ。

それが最も顕著なのが最終回。彼らは、カメラ(視聴者・私たち)に向かって叫んでいるのであって、仲間に向かって叫んでいるのではない。少なくとも私はそう感じた。それがなんか、「作られた感動」「感動の押し売り」に思われ、私はついていけなかった。(勿論、読み手や視聴者を意識するのは大切ですが、キャラ同士の関係性の深まりに感情移入できなかったから、そう感じたのでしょう)。

ちなみに、(どっちが正しいとかじゃなくて)この作品の価値観と対極の価値観にこんなものがある。小説家、角田光代さんの小説の一節だ。

「一人でいることが恐くなるようなたくさんの友達よりも、一人でいても恐くない何かに出会うことことの方が、うんと大切な気がする」

いずれにしても、彼ら、彼女ら、そしてこの作品は「絆」「繋がる」ということを絶対視、神聖視し過ぎているような気がするんだよな。

私は、「孤独」や「一匹狼」にも対等の価値があり、それならではの美しさもあると思ってるんですよね。

とまあ、天の邪鬼な剣道部の戯言と思ってください。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
ニコの可愛さは良かった。ワンクールのアニオリ作品としては、破綻なくよくまとまっていた。ただ、なんか暑苦しい青春の叫びに、ついていけない部分が。彼らは、私達(視聴者)に叫んでいるのであった、仲間(アニメ内のキャラ)に叫んでいるわけではない、そんな空回り感があった。「絆」や「人との繋がり」は、確かに美しいものかもしれないが、その一面を神聖視し過ぎに感じた。同じように、「孤独」や「一匹狼」も、それならではの美しさがあって、価値があると想うんだよね。
{/netabare}

【各話感想】
{netabare}
1話目
メッセージ性強い系? ん~、ココロコネクト?

2話目
体の傷みを共有することで、心の傷みを共有しろってことね。

3話目
ドMが混ざっていたか(笑)

4話目
合宿回? 意外。ここにきてラブコメの波動がw

5話目
ついに心が繋がったか。予想の範囲内。

6話目
勝平と法子のやりとりはなかなか面白いが、やや、化物語っぽい。

7話目
漫画家としての話。ラストの最終回のくだりは好きだった。死者からの手紙って感じ。

8話目
ますますココロコネクトに~。三角だの四角だの。トラウマに対して前向き、って、かなりえぐるような一言だね。

9話目
なんだろう、デッドマン・ワンダーランド? 「抱き締めて」→「抱き締めるなんて酷いよ」→「千鳥が好きで悪いかよ!」→「いらないなら天河君ちょうだいよ」→「友達になんかなっちゃいけない」→全員ノックアウト の流れは良かった。

10話目
ここで伏線回収。廃人多数生み出した実験か。

11話目
勝平が長々と正しいことを。

12話目
ひど~い! ウザくて面倒くさいなんてユタ君がかわいそうだよう!は、笑ったw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 47

らいむぐりーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

物語は、ヒロインに階段から突き落とされて始まる。今シーズンではインパクトある導入の本作。

TRIGGERが送り出してきた本作。
「キルラキル」や「異能バトルは日常系の中で」を手掛けてきたTRIGGERが
今回、どんな仕掛けをしてくるかが気になるとこ。

同クールで「宇宙パトロールルル子」も制作していた点で
スタッフの稼働状況が飽和していたのでは?と思える点もちらほら(´・ω・`)
(まぁ、ルル子はショートアニメやからね)

舞台は未来型都市「洲籠市-スゴモリシ」
不思議と痛みを感じない-不感症系主人公-が阿形勝平くん。
この設定って露骨すぎやしないか??(´・ω・`)
いや、この見え見えなくらいの露骨さがあとでいい味出すんです。
(ドМな様で実は違うみたいですw)


謎の少女・園崎法子が第一話(一目あったその日から、絆の花咲くこともある)で、
七つの大罪について勝平君に説くシーン。
「他者との協調性を重んじる現代に於いて、罪の形は微妙に形を変えています。」
この言葉、グッと来るものがありました|д゚)フカイワー
建前で人と付き合うことが多い現代日本では...特にやね。
この七つの大罪にそれぞれ当てはめた七人のキャラクターが
身体的痛みの同時共有、「キズナシステム」を同意のもと(?)
とあるプロジェクトをを履行していく物語。

素材としては、ココロコネクトに通じるものがあるような、ないような...( 一一)

タイトルにも書いた通り、主人公がヒロイン園崎法子と出会うと
躊躇なく階段から突き落とされて幕を開けます。

....リアルでされたらたまったもんやない!(´Д`)w
でもこのショッキングな演出は、導入として非常に優秀だと感じました。
あるあるな「空から女の子が降ってきた-」とかより十分インパクトありやなw

様々な傷や悩みやトラウマを抱えた7人の「キズナイーバー」
傷を分け合う者たち同士が、成長し、認め合い、確かめ合っていく本作。


声優さんも佐藤利奈さんのツンデレ具合がGJ。
御坂美琴がもっと無表情美人さんになった牧 穂乃香は印象的(*‘∀‘)
物語後半のメインといっても過言じゃない主要キャラなので
ぜひ注目してみましょう(/ω\)

EDのカットで、女性キャラの目元アップの部分は
良作画と認定したい。
センチメンタルな心情を画だけで表現するTRIGGER最高。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 47

71.2 2 ミッションで友情なアニメランキング2位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (988)
5221人が棚に入れました
イリヤは穂群原学園に通うごく普通の女の子。ある日、飛来してきたカレイドステッキの人工天然精霊マジカルルビーによって、強制的に契約を結ばれ、魔法少女プリズマイリヤになる。本来のカレイドステッキの持ち主の魔術師・遠坂凛に命令され、冬木市に眠るというある危険なカードの回収の手伝いをすることになる。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、植田佳奈、伊藤静、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、伊藤美紀、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

初『Fate』( ^ ー ^ )♪

強力な力を持つ“クラスカード”の回収に奮闘する
魔法少女の姿を描いた作品。 全10話。


一般的にも、あにこれでも評価の高い『Fate/stay night』。
そんな人気シリーズのスピンアウトにあたる作品です。
個人的に、これまで『Fate』シリーズには縁がなく
この作品が初めての視聴になりました。

ストーリーは至ってシンプルな王道に近い作品。
難しい専門用語等も少なく解りやすい展開でした。
魔法少女となった主人公の成長や苦悩、友情が
上手く描かれていたと思います。

登場人物も少なくキャラを愛でるにはちょうど良しw
小学生チームがとても可愛らしかったです( ´艸`)
声優陣もイメージにぴったり合った配役でしたね。

「小学生は最高だぜェェェ」って言った人…天才w

コメディとシリアスのバランスがとれていて
全10話の中で上手にまとめられている印象です。
魔法少女もの好きな方、『Fate』シリーズファンには
オススメできる作品だと思います。


『Fate』シリーズを視聴していなくても楽しめますが
登場人物の関係性・今作の世界観などを堪能するには
やはりシリーズを視聴していた方が良いと思います( ^^ )




《キャスト》

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(CV.門脇舞衣)
美遊・エーデルフェルト(CV.名塚佳織)
マジカルルビー(CV.高野直子)
マジカルサファイア(CV.松来未祐)
遠坂 凛(CV.植田佳奈)
ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト(CV.伊藤静)
衛宮 士郎(CV.杉山紀彰)
アイリスフィール・フォン・アインツベルン(CV.大原さやか)
桂 美々(CV.佐藤聡美)
嶽間沢 龍子(CV.加藤英美里)
栗原 雀花(CV.伊藤かな恵)
森山 那奈亀(CV.伊瀬茉莉也)



《主題歌》

OP
『starlog』/ChouCho
ED
『Prism Sympathy』/Stylips


【2017 3/22 レビュー投稿】
【2017 8/10 レビュー加筆】

投稿 : 2024/06/08
♥ : 61

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

『Fate/stay night』を先に見た方が、より楽しめますよ~(*´∀`)

原作 漫画 未読

全10話

魔法少女ものです。

『Fate/stay night』&『Fate/zero』は、視聴済み

『Fate/stay night』のスピンオフ的作品なので、別の世界のお話です。

物語は、主人公のイリヤが、魔法少女になる苦悩と、同じ魔法少女の友達 美遊との友情?を描いてます。


感想
自分はシリーズを観てたので、士郎や、凛、セイバーが出てきたのは嬉しかったです。

それに、クラスカードの英霊達も、キャラを知っているから興味深く観れました。

シリアスが多い展開ですが、たまに笑わせてくれる所もあって、飽きなかったです。

特に、イリヤが可愛いので、楽しさ倍増でした。(●´ω`●)ゞ

イリヤと美遊の声も、可愛くて好きでしたね~。

(最近、小学生のキャラが可愛く感じるようになってきてるw うーん・・(〃 ̄ω ̄〃 いかんな!)

今期の作品、小学生の娘キャラ多いよね~ (*´∇`)

2期が製作決定してるみたいなので、楽しみです。


stay nightを観てなくても、別世界の話なので別段問題ないですが・・・
やっぱり見ていた方が、倍 楽しめると思います。

魔法少女もの、Fateシリーズを見て好きな方ならオススメです。(@´▽`@)ノ


OP:「starlog」 歌 - ChouCho

ED:「Prism Sympathy」(第1話 - 第8話、第10話) 歌 - StylipS
ED:「ツナグキズナ・ツツムコドク」(第9話) 歌 - StylipS

「starlog」は、さすがChouChoさんですね!
良い曲です CD購入。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 50
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

魔法少女はロリっ子に限る!

制作はSILVER LINK.で原作は漫画です。
ジャンルは魔法少女ファンタジー・萌え燃え系です。


Fateに登場するイリヤスフィールを主人公にしたスピンオフ作品。
ごく普通の小学生だったイリヤがカレイドステッキ・マジカルルビーにのせられて魔法少女の契約をする。
彼女は本来のステッキの持ち主である遠坂凛のもと、クラスカードを回収していく。


Fateシリーズは見たことないので初視聴ですね。
初めてがこれって明らかにおかしいような気がしますが、気にしたら負けです。

前半は退屈と言えばまあ退屈な展開ですね。
イリヤがなんだかんだで魔法少女になって、なんだかんだで戦う。
途中でヒロイン?の美遊が加わってうんぬんかんぬん。
バトルもあんまり見ごたえがないし切っても良かったのですがだらだら見ていました。

キャスターとのバトルあたりから派手になってきて面白くなってきました。
6話なんて戦闘シーンが格好良すぎて呆然としましたw
ここら辺はさすがFateって感じがします。


終盤は若干シリアス展開に。
{netabare}戦う意味、命の危険{/netabare}といった内容です。
お決まりなやり方ですが結構盛り上がったので悪くはなかったかなと。
最終回で美遊が{netabare}イリヤに対してベタベタのヤンデレになっていたのが吹きましたw{/netabare}

いろいろと萌え要素は備えていますが小学生なので紳士向けw
イリヤも美遊もなかなかな萌えキャラで見ている分には楽しかったです。
気になる点は、その他の小学生は必要なのかということでしょうか。


総括して、そこそこ面白かったのですが物凄く空気な作品になっていますw
Fateとは全く違うような気がしますが、正統派な魔法少女ものだと思うのでそれが好きならばどうぞ。
二期も決定していますので、放送したら多分見るでしょう。
美遊が{netabare}どこまでイリヤにデレまくるのか{/netabare}期待ですw

投稿 : 2024/06/08
♥ : 45

68.8 3 ミッションで友情なアニメランキング3位
宇宙のステルヴィア(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (306)
1668人が棚に入れました
西暦2167年、地球はみずへび座ベータ星の超新星爆発によって引き起こされた強力な電磁パルスと放射線によって壊滅的な打撃を受けた。だが人類はそこから見違えるほどの復興を遂げた。そして、かつての災厄より189年後に訪れるとわかっていた第2の災厄、すなわち超新星よりの衝撃波の到来に対し、全人類を挙げての防御体制を築き上げていったのである。
そして2356年。遂に衝撃波セカンドウェーブが太陽系に到達しようとしていたその年、人類の生活圏を守る大計画グレート・ミッションのため作られたファウンデーション(宇宙ステーション)の1つ「ステルヴィア」内の宇宙学園に主人公たちが入学するところから本作は始まる。


声優・キャラクター
野中藍、水島大宙、松岡由貴、折笠富美子、田中理恵、斎賀みつき、うえだゆうじ、陶山章央、広橋涼、豊口めぐみ、岸尾だいすけ、檜山修之、進藤尚美、藤原啓治、堀勝之祐、田中正彦、根谷美智子、屋良有作、小杉十郎太、笠原留美、朴璐美

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

宇宙の素敵が味わえる!

過去、超新星爆発により壊滅した地球。
西暦2358年、セカンドウエーブ到達。
人類は189年間準備を重ね、対策は万全。

物語は、地球近傍の宇宙ステーション「ステルヴィア」の宇宙学園へ予科生として入学する志麻(しーぽん)の旅立ちより始まります。

主人公しーぽんは、天才的なプロブラミング技術を持つものの、思い込みが激しく頑固な一面を持つ普通の女の子です。
12話までは、宇宙学園での訓練等、しーぽんとその仲間たちによる日常生活を緩く描いています。

しかし、セカンドウエーブ後、本当の危機が・・・。

しーぽんと恋人光太との心のすれ違いをメインストーリーとしながら、志麻は様々な人とのふれあいの中で大きく成長し、極限状態の中で自発的に困難に打ち勝っていきます。

涙あり、感動あり、笑いあり、友情あり、恋あり、嫉妬ありと、様々はエッセンスがちりばめられたバランスのいいSF作品です。

この作品を見終えた後は、宇宙に行きたくなってしまいました。
そんなふうに思わせてくれる素敵な作品です。

続編への伏線がありますが、制作中断となったことが悔やまれます。
今からでも遅くはありません。
是非、2期を!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 34

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

しーぽんからのあいぽん

未来型SF作品。
その名の通り、宇宙または太陽系を舞台とした作品です。

本作で最も印象に残っているのは、"ジョスト"がワルキューレロマンツェよりも前にアニメ内で登場していたこと。
とはいえ、こちらのジョストは擬似的ですけども。
宇宙で馬が疾走するといったことはありません(笑)
また、他にも宇宙ならではのスポーツ?は見所です。

余談を挟みましたがこの作品、個人的にはなかなか好感触でした。
世界観やあらすじは壮大なので、ごめんなさい私の口からは説明しきれません。
あにこれ等のをご参照願います。


この壮大な世界観のもと、複数の少年少女の成長が描かれるというものです。
主人公の志麻ちゃん(しーぽん)を好きになれるかどうかが楽しめるかどうかの最初の分かれ目な気がします。
と言うのも、このしーぽんはいい意味でもわるい意味でも人間らしい娘だからです。
周囲の状況、自分が置かれた状況に左右されやすく、感傷的にもなりやすい。
なので見ていると、めんどくさい娘に映ってしまいかねない。
実際私も何度か思ってしまいました。
でもそれだけ純粋で可愛らしい主人公でしたし、その彼女の成長を見守るのも悪くないものでした。
しーぽんの親友のアリサがキーマンです。
ほんと良い奴。

第2の関門がしーぽんの級友の光太くん。
彼はしーぽんとは逆で、感情をあまり表には出さない謎めいた少年。
何だか不気味にも思えました。
残念ながら、最後まで私はあまり好きになれませんでしたね。
まぁでもしーぽんやその他の仲間によって、彼の心情が変化していく様は見応えありました。

この2つが突破できれば、それはもうあなたにとって心に残る作品になるでしょう。
ストーリーは本当に秀逸ですから。
多少無理のある設定や展開はみられますが、さほど気にはなりません。(多分)
最近のアニメにはない雰囲気と物語の拡がりを魅せてくれるので、近頃の作風には飽きてきたなーと少しでも感じられたなら、是非一度本作を観てみることをお薦め致します。



OP「明日へのbrilliant road」 歌-angela
ED1「綺麗な夜空」 歌-angela
ED2「The end of the world」 歌-angela

angelaの初アニソンだそう。
ここから数々の名アニソンが生まれていくわけですね。
本作のOPもangelaソングのなかでかなり好きなほうですけど。


――――――――――――――――――――――――――――――――――



そうそう、忘れてはいけないのが声優に関して。
しーぽん役を務めるのはあいぽんこと野中藍さん。
響きが可愛い愛称をお持ちの二人ですね。
制作側の狙い?
と思ったら、あいぽんはしーぽんが由来で付けられた愛称だそうです。
なるほど、自身が演じたキャラの愛称を引き継ぐとは、しーぽんへの愛を感じます。
あいぽんの初主人公ですしね!
声も容姿もあいぽんは無敵じゃぁ~。
活動増やして欲しい・・

投稿 : 2024/06/08
♥ : 23

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ロボットもの?いや、学園もの

宇宙を舞台にしたロボットものっぽいですが、主人公達が所属するのはいわゆる「学校」です。
SFとして、学園ドラマとして、2通りの見方ができるお得な作品。

天文ファンな私としては、初期設定に「アレ?」っと感じる部分もありましたが、2クール目で見事に矛盾を解消してくれました。
設定はしっかりしているんですよね。

あとあと、OPテーマがかっこいいので是非聞いてみて下さいませ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 17

62.1 4 ミッションで友情なアニメランキング4位
ナカノヒトゲノム【実況中】(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (169)
627人が棚に入れました
『ナカノヒトゲノム』。ゲーム実況者たちの間で話題の、謎のフリーゲーム。通称、失踪ゲーム。クリア直前で姿を消すプレイヤーが後を絶たないという。行方不明となったゲーム実況者たちは、外界とは隔離されたとある島に集められていた。そこで彼らに課されたのは、リアルでクリアしなければならない数々のゲームにおいて、再生数一億を達成すること。8人のカリスマ実況者たちによる、帰還を賭けたリアルゲーム『ナカノヒトゲノム』の実況が始まる――

声優・キャラクター
山下大輝、鬼頭明里、佐藤拓也、畠中祐、内山昂輝、石見舞菜香、寺島拓篤、名塚佳織、津田健次郎
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

(僕には評価不能)

[2019/07/08 v1]
[2019/09/23 v2 taijyuさま、勝手に引用すみません!]

原作知らず。

表題に書いたとおり、本作は僕には評価不可能です。各評点はこの稿(v2)を書いている時点での全体平均値に最も近い数値を入れました。

taijyuさんのレビューにあった「若さを感じる作品を、年寄りの感覚で否定したくない」という言葉が僕も気になり、まさに強迫観念に駆られ、一応最後まで観ました。見直し含めて各話平均2.5回分くらい観ました。


結果として、なんにもわからなかったです。

絵を見て、言葉を聞いてはいるものの、その先の理解・解釈やら感情やらが伴ってこないという感じです。頭にあがってこない、と言う言葉がより正しいのかな。

お話しを理解したり、それに対して何らかの印象なり感情なりを抱くためには、その入力(お話し・作品)を受け取ることが出来るセンサーが必要だと思っています。

例えば、恋物語を受け取るためには自分自身に何らかの形で「恋」の概念があり、それがセンサーだったり物差しとなる。自身の持つ概念との近しさから、場合によっては共感を起こしたり、反感を持ったりと言うように。

電磁波を受け取るセンサーとして眼があり、圧の変化を受け取るセンサーとして耳があり、結果、それぞれを光(色)、音として知覚する、と言う関係に置き換えてもいいかもしれません。

で、この作品ですが、、、、なにも知覚できなかったです。

制作者が伝えたいこと、観せたいこと、感じ取らせたいことを受け取る感覚器が僕の中にありませんでした。感覚の老化なのか、あるいは元々持ち合わせていなかったのかは分かりません。いずれにしても、僕の持っているセンサーが何一つ反応しませんでした。

つまらないとか、ダメだとかを言うのとは違うのです。
「つまらない」ってそのお話しの重さを(軽いなりにも)感じ取ったからいえることだと思うのです。僕はその遙か手前にいて、この作品をどの器官で受け取れば良いかすら分からない状態のまま終わってしまいました。だからこそ、評価不可能なのです。善しも悪しもないのです。

物語についても、登場人物についても、どう受け取って、どう解釈すれば良いのか分かりません。もちろん、細かい好き嫌いとか、不合理さなどは感じます。ですが、作品全体としてみた場合、やはりなにも分からなくなります。

本作については、評価の善し悪し含めて皆様のレビューを参考にしたいと思います。





以下、v1時点での投稿内容。
{netabare}
表題:PV獲得を命題とされた登場人物たちのお話し。だが、僕はこの作品自体が数字を稼げるのかが心配だよ。

今期はレビューの早出しはしないつもりですが、この作品は最後まで観られるか不安に思ったので。。。

いきなり連れて行かれた世界に集う「実況者」たち。彼らに課せられたのは「PV1億」の達成。不条理この上ないスタート。なのに、主役はお花畑感満載。なんだかいろいろ不合理で、理解がしんどい。というより、ゲーム等々の実況主という設定が活かされていない感じが初っぱなからしてしまっていて、辛いです。

{netabare}刀振り回していた人物は、「飛ばされた先の世界」の現地人かなと思ったのだがそうではない。その装備、どこから来た&そもそもゲーム実況者がなんで巨大ネズミをやっつけられる&目をつぶせば云々は何故知っている??{/netabare}

{netabare}巨大すぎるパンダさんとの仲良しの件、もはや、実況配信とか関係ない特殊能力ですよね?配信主キャラの形をかりた、異能力系なの?あの、お姉さんキャラの「趣味で○○を研究」とか、モロに「実は凄い人」フラグじゃん。{/netabare}


気が向いたら、続きを観ます。
が、このエントリー、このまま校了となる可能性も高いです。

なんていうか、「視聴数」を稼ぐことをテーマにするこの物語に対して、どのような気持ちで制作に当たっているのか、その本音を聞きたいところです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

俺、ラブコメが好きだけど、だからといってハーレム築ける自信ないよ(笑)?

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
「ナカノヒトゲノム」という思わせぶりなタイトルは、ただ、思わせぶりなだけですから、あまりハードルを上げないように(苦笑)

一応、デスゲームなんでしょうけど、知的な要素はほぼ見当たらず、雰囲気だけはやや怖く、実際には生ぬるい展開が続きます。完走には、なかなかの体力がいりますね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
前提として、レビュータイトルにした通り、「実況民だからといって、現実にそれが得意とは限らんだろ」といのがありますよね。勿論、アニメ実況(観て、即座に感想を書く能力)とゲーム実況(プレイして、色々と解説できる能力)では意味が違うけど、、、格ゲー世界1の人と、格闘技習ってる一般人が喧嘩したら、圧倒的に格闘技習ってる一般人の方がが強いだろと。

シューティングゲーム得意な奴が飛行機の運転上手いわけじゃない。ウイイレ世界一がサッカーでゴールできるとは限らない。ギャルゲーが得意だからって、落とし神になれるとは、、、いや、それは別のアニメですね(笑)

なんかこう、ゲームが上手いから、自分をスゲーと思っていたり、簡単にeスポーツでプロになるとかいってる、小学生の妄想を具現化したようなアニメでした。

そもそも途中から、実況民スキル、ほぼ関係なくなってるし(苦笑)。

本作は、(生ぬるいけど、一応)デスゲームです。

デスゲームのポイントは、①視聴者の予想を裏切る黒幕の正体。②厳しい状況をどのように乗り越えるか。だと思いますが、そのどちらもダメダメだったのかなと。

①に関しては、大きくはまだ明らかになっていませんが、小さくは、ずっとアルパカが出ているので、予測をする楽しみはあまりない。

②に関しては、とにかく終始、生ぬるい。ゲームのシステムがちゃんと説明されず、抜け道だらけというか、知的な要素はほとんどなく、ノリと勢いだけで乗り越えていく作風。プレイヤーの各キャラの緊迫感のなさも、本作のユルさを悪い意味で加速させます。最終話の最後の選択(ハイ&ロー)で、まさか、「勘(ゲームと何の関係もない日常会話)」で決めるなんて、一周回って度肝を抜かれました。

脱出、ホラー、統治、格闘、ステルス、育成、恋愛、パズル。

それぞれの得意をもっとちゃんと活かさないと。育成ゲームが好きで、なぜ閃光弾? パズルゲームが得意で、なぜ毒薬?

まったくワカラン。てか、「実況民」にした理由は? 「そのゲームのスキル」を生かす場面は(ちょっとは)あったけど、「実況民のスキル」を生かす場面って、あったかな? 「実況民」と「ゲーマー」の違いは? 「ゲーム制作者」との違いは?

まあ、とにかく、終始意味が分からなくて、それこそ、(アニメの)実況民に叩かせて話題作りをするためのアニメなのかと思ってしまいましたよ。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
アニメ好きだけど、実況はしたことないな。いわゆる、デスゲーム系か。苦手なジャンルだな。実況主ってのは、そのゲームやアニメには詳しいんだろうけど、自分の身体を使う場合、これといって秀でた能力があるとは限らないよな。

デスゲームにファンタジー要素入れると、ぶち壊しだよ。リアリティ、説明できる?


2話目 ☆2
何の話だ? よく分からない展開で、よく分からないまま解決し、よく分からないけどハッピーエンドになったぞ?

3話目 ☆3
ちょいと面白かった。アッキーの異常性がよく出てたし、緊迫感もあった。利き腕のところ、1話から見直してみたいが、面倒だからやらない(笑)

4話目 ☆3
鬼のまち。分かりやすい、確かに、RPGだな。

5話目 ☆3


6話目 ☆1
ココロコネクトかな? いや、大事な場面で、謎の挿入歌(笑) なんのギャグ演出ですか(笑)?

7話目 ☆1
ココロコネクトだな。つか、同室に二人以上いるメリット、ゼロだろ。ラストターン以外。てか、部屋に入ってきて見つからないパターンあるんかい。だから、挿入歌がぶっ壊してるし、第4ゲームは完全に運だろ。ご都合、えげつねぇな。

8話目 ☆3
温泉回。もっと楽しくエロく、できたんじゃねぇか?

9話目 ☆2
いやはや、あの脱出路はバレバレでしょ。無人島ね。

10話目 ☆3
良い話。握手のクダリは良かったな。

11話目 ☆2
先にゲーム内容聞くんじゃないの? 育成ゲーム得意な奴が寝てどうする。だから、謎の挿入歌やめろて。

12話目 ☆1
コンビニで売ってますか?(笑) ん? ラスト、日常回? ギャグがな~、笑えないんだよな~。ドラクエやマリオのネタばかり。しかも、最後の最後に、ただの運(上か下か)って、逆にすげぇな、おい。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 20
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

超高校級の実況者の集い

1話感想{netabare}
前情報一切ナシで見たらダンガンロンパの新シリーズかと思ったら全然違っててビックリ。
更に1話見続けてると、メカクシなんとかを思い出した。
あれかな、オサレ感がそう思わせた?
そこから更に殺戮の天ナントカになって…これあれか、そういう系のパロディって感じ?
ツダケンのアルパカもそのうち「ワカリマス」って言いそうで言いそうで…ってか一思いに言ってくれ!!そっちのがモヤモヤ晴れる。
しかも挿入歌とEDが個人的にはどうにもメルヘンメドヘンのイメージが強くても~参った参った。
ナイツマの歌も歌ってるじゃん、とイメージを書き換えようと思ってもレイズナーしか出てこなかった…けなげな!

と、なにかもう既視感の凄い印象だけど、最後主人公が「基本的にハラが立たない」と言ってたのでそれが注目ポイントかな?
つまりは物語の後半でガチ怒りするってことだよね?チェーホフの銃的に。
何が理由で怒ることになるんかのう…友情育んでそれが無残に殺される?
全く共感出来ない部分で怒り出したりして…もしくは本当に最後まで怒らない、これやったら逆にスゲーや。
ってことで顛末の確認のためにも見続けると思います。
途中挫けることが無けりゃいいけど…。{/netabare}

2話感想{netabare}

なにがしたいんだ?
アルパカから課せられるお題に対し「これをどうやったら再生数稼げるか」と知恵を巡らす話…じゃないんだ。
ただミッションクリアしてくだけ?
それにしたってアフロパンダが生まれたのは「対応が不真面目」だから起こったことだよね?
本気でミッションクリア目指してたらあんなパンダ生まれないよね?
ね?
ボイコットしたいのかしたくないのか分からん、そこから分からん。
キャラは深い考えがあって意図的にアフロパンダを誕生させたの?
ま、まぁそこら辺今後突っ込んでくのかも…早い段階でどうしたいのかを明確にしてくれないと着いてくのキツいなぁ。
ってかあの世界のモブとプレーヤーの違いも分からん、これは何か仕掛けがあるんかな?
ってかエンディングが思い切りデュラララなんだけど…。{/netabare}

3話感想{netabare}
ああ、これ由緒正しき本来の意味での「やおい」作品なのね。
ファンロード系って言った方が通じる?LPやHLに流れた自分もあんま詳しくないけどさ。
我ながら察しが悪くて泣ける…だってダンロンみたいなの連想しちゃうじゃーん?と言い訳。
まだこういうの残ってるんだねぇ、ってか商業マンガがweb掲載が主になって地方コミケのノリが進出して来たって感じ?
「チタンがあれば何でも出来る」で力押しした高河ゆんの“悪魔のリドル”をもっと酷くした感じだと思えば飲み込みやすいかも?

フツーに考えたらアカツキがいつ入れ替わったのか「タネ明かし」が必要だとアニメスタッフも気付いてると思うんだけど、多分原作の流れをそのまま再現したんだと思う。
作劇上のお約束(セオリーって言った方が良い?)に対し「意図的に外した」と「無知で知らない」の間をフラフラしてる感じ。{/netabare}

4話感想{netabare}
「人の気配が無い」と言っておいて人居るじゃーん!ってのは野暮?祭りに居た客はNPC?
前も書いたけど人間とNPCの違いが分からん、ってかNPCとっ捕まえて尋問することはできないの?
ゲームの世界に入りNPCはNPCだと明確に表現している“二回攻撃母”が同期に放送してるせいか余計に気になってしまう。
そして合間合間に入るギャグが致命的につまらない。
これアレだ、女性作家にありがちの…“魔法使いの嫁”の突如SDになる場面、あれをSDにしないまま突如挿し込んでくる感じ。
そんなところまでやおい風味を再現しなくて良いのに…と思わなくもないが、そうじゃないと間が持たなかったのかな?
次回に引っ張るほどの内容でもないよね、無理やり時間稼ぎしてるようにしか感じなかった。{/netabare}

5話感想{netabare}
ん?
NPCが自我をもってアルパカに反抗する展開…ではないのか。
便宜上NPCと言ってるだけでゲーム世界かどうか知らないし、異世界でそこの住人に蜂起を促す…にはならんのか。
主人公はアルパカじゃなくてNPCに対して勧誘すれば良いのに。
コックリサン相手の時は友人ぶってたクセにこっちでは所詮他人扱い?{/netabare}

6話感想{netabare}
ああ、これは…。
女子で取り囲んで…女子でなくても宗教勧誘とかで複数人で取り囲んでの「ホラ言いなさいよ言いなさいよ」とせっつくアレ。
本心かどうかは関係なく質問者の望んだ回答を言わない限り開放されないアレ。
自白強要でいいのかな?それを思い浮かべてう~ん。
結局コレ「脅迫によって作者のお気に召す回答を強要された」にしか見えない。
なんせ答えが正解かどうか判定する確証が無いんだもの、あの世界では人の深層心理を見抜くテクノロジーでもあるんかいなと。
アンヤも「オレが答えたとして、それを本当か嘘かどうやって見抜くんだ」「結局お前の望む答えを嘘でもいいから言わなきゃダメってことか」くらい即座に言い当てないで人気実況者…だと?
かなり頭の切れる奴でないと「人気」実況者にはなれないと思うんだけど…お安いなぁ。
というか、あんな状態(当人の顔を模したスライムを前に)では本心言いません、自分が特別なのかどうかは不明だけど男だったら言わんって、愛の告白じゃないんだから。
おねだりされてるみたいで気持ち悪いってのが先に来るよ。
少年誌っぽいノリになるけどせめて「本心言わないとアカツキに害が及ぶ(=友人を守る)」って形がギリで、自分の身が危ないのでイヤイヤ言わされた言葉にどれだけの重さがあるのか。
ここら辺ほんっと腐女子脳だなーと感じる。
まぁアカツキを褒めるように誘導して「それがあなたの本心です」と洗脳を仕掛けてる展開なら「おおやるねぇ」となるけど、どどどどうなんかなー?
実際「アカツキって本当にそんなに良い奴か?(いつか裏切るよ)」を匂わせてるような気がしないでもない、気のせいかも知れない。{/netabare}

7話感想{netabare}
えーっと、次回タネ明かしするんだよね?
実はアルパカの出来レースでアカツキはそれに気付き始めてる、とかそんなの。
「運ゲー」って言葉も作術的意図があって強調してたんじゃないかな。
これでタネ明かししないでスルーだったらちょっとスゲー。

もし出来レースだった場合、アルパカの目的は部屋入れ替えをさせてユズの極秘文書?の存在を匂わすって感じか?
元々殺す気が無いことは鬼との一件で明かされてるし。
ただなぁ、そのためにしてはゲームのルールがおざなりというか…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
『実況者はアルパカで、自分の作ったゲームを参加者にプレイさせてそれをアルパカが実況してる体・他人のプレイ動画を実況する体、参加者そのものの実況は期待してない。
そしてアルパカ自身は参加者をハナから殺そうとは思ってない。』
なーんてことかなー、と思ったり。
地下への脱走も知ってて気付かぬフリとか。
原作未読ですけどね、まだ続いてるんだっけ?
アニメがオリジナル展開でオチを付けるか不明だけど、もし付けるのならこんな感じかなぁ、と。
アルパカはそれこそ1話のコックリさんと同じマインド「トモダチホシイ」でじゃれついてるだけとかね。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
最終回終わったら総評として書くと思うので細かいところは割愛。
とりあえず「キャラの幼児化」はやおいのお約束、進撃の幼稚園。
「うわぁこのノリ知ってる」って自分に対して「うわぁ」。{/netabare}

最終回までの感想・総評(↑と重複した部分もあるのでこれだけ見れば良いかも){netabare}
良くも悪くも本来の意味通りの『やおい』、ただそれを商業に出したりオリジナルと言い張るのは…スゴイ(※1)。
天地無用に対するプリティサミーや、とらハに対するリリカルなのはの様に、スピンオフはスピンオフとして話が独立してて大元を知らなくても理解できるような作り「ではなく」、あくまで質の低いパロディ。
但しパロでありながら元ネタは存在してない、あくまであるかのような振る舞い。
“イデオン”や“ダイターン3”の本編が存在してない状態で“アジバ3”をやってるような感じ。
“ダグラム”の本編が存在してない状態で“チョロQダグラム”をやってるような感じ。
“ストライクウィッチーズ”の本編が存在してない状態で“501部隊発進します”をやってるような感じ。
(どれか通じるだろう)
作者(※2)の頭の中には元ネタみたいなモノが漠然とあって、それのキャラクターが好きで好きで好きで好きで動かせればそれで満足、ストーリーなんて知ったことか、そういう作り。
あの島が何なのか、アルパカは何者なのか、なぜ実況者を誘拐したのか、ゲームのクリア報酬がなんで遺伝子だったのか、1億再生されるとどうなるのか等々は元作品(実在しない)の方でやってるんでしょう。
11話の「キャラクターの園児化」なんてパロ作品の最たるものかと(自分は吐き気を催したw)。
中二病真っただ中の女子中高生の描いた地方コミケ作品、それが好きか嫌いかの判断はお任せします。
ただ、これをオリジナル作品だと思って見ると違和感を覚えて辛いかも。

とはいえ、これって実況者が連れ去られて~って話なので、ひょっとしたら…ホントひょっとしたら「興味も無ければやったこともないゲームの実況(解説ではない)を見させられてる気分」を再現してるのかも?
存在しない元ネタがあるかのようなノリは正しく「やったことのないゲーム」そのもの。
実況者の喋りが面白ければまだ見れるけど、ツマラン奴の実況なんて見ても苦痛でしかない。
ゲームの進行を止めてゲームと関係ない東方やボイロによる茶番も苦痛だけど、更にそこにオリキャラ()を投入させた『薄ら寒さ』を再現してるのかも知れない。

もう一つ言うと…つわはす騒動が有名なのかな?
顔出ししてない実況者をファンが想像で似顔絵描いて、それがメチャクチャ美化されてて「うわぁ」となるアレ。
あいや顔出ししてても同じか、アニメの麻原彰晃みたいなのって恒常的に行われてて。
あれの『薄ら寒さ』も再現してるのかも知れない。
アルパカの「ふぃぇぇ」って演技も、いい歳したオッサン実況者がそれやってて気持ち悪くてブラウザバックした実体験を思い起こして鳥肌が立つ。

と、ここまで書くとなんかすごい否定的に見てるみたいだけど…ちょっと違ってて、そこら辺上手く表現できない自分がもどかしい。
「見てはいけない女子中高生の中二ノートを覗き見した気分」って表現が近いかなぁ?
ドキドキするか幻滅するかの判断は…お任せします。
もしこれ見て面白いと感じた方は地方コミケお勧め、赤ブーブーの小さい所とか。


※1
そうはいっても、なろう系作品の大半が「なろう異世界ツクール」の標準搭載設定を転用してメアリースーを投入してオリジナル面するのに比べれば、転用元がツクールでないだけマシなのかも?
それこそ自分が平行世界へスライドして、元の世界では存在してない大人気作品がそこにはあって、それの二次創作作品だと思うのが寛容かと。

※2
「作者」と書いちゃったけど自分は原作未読だし、厳密には「やおいを再現したスタッフ」と言うべきか。
特に最終回を「やおい=ヤマなし・オチなし・イミなし」の鉄則に則り、オチのない無意味な締め(見て損した気分を味あわせる)で終わらせたのは一種の気概すら感じる。
アニメでは珍しい…のかな?自分そんなに見てないので判断できないけど同人では非常によくある作り。
逆に言えばプロがやるもんじゃないと思うのだけど、「ナニがウケるか分からない」ので実験的にやってみた(ハナから当てる気はない)のかなぁ?と思わなくもない。


追記
ふと思いだしてフフっと笑ってしまったことがあったので。
『戦士症候群』でググってもらうとありがたいんだけど、時代が時代ならあんなのにハマってたんじゃないかな?
作者ないしスタッフの想定してるターゲットは。
所詮当時流行った「前世モノ」のパロでしかないのに自分の前世のオリジナルストーリーを構築して、ハタからは「そんなん知るかよ」ってノリ。
頭の中にあるオリジナルストーリーの説明はおざなり・言わなくても通じるよね?って体で、読者投稿のハガキよろしくキャラの設定だけをドバーっと垂れ流し。
“ナカノヒトゲノム”はそれと同質の匂いを感じて、「今の若者はー」というより「今も昔も変わらんなw」とホっとする側面があったりなかったり。{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 14

66.2 5 ミッションで友情なアニメランキング5位
ブレイブウィッチーズ(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (345)
1569人が棚に入れました
扶桑国佐世保航空予備学校に通う生徒・雁淵ひかり。
エリートウィッチで佐世保の英雄でもある姉・雁淵孝美に少しでも追いつくため、
日々努力を重ねる魔法少女は今日も一人山道を走っていた。
そんなある日、父の務める無線発信所に一報の電信が届く

「今日の午後、第三航空戦隊が入港する」

「三航戦・・・お姉ちゃんだ!」

喜ぶひかりは居ても立ってもいられず、その場を飛び出すのだった。

声優・キャラクター
加隈亜衣、末柄里恵、村川梨衣、高森奈津美、原由実、照井春佳、五十嵐裕美、佐藤利奈、石田嘉代、水谷麻鈴
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

東部戦線異状あり。極寒の地での激熱物語

501部隊が西部戦線で勝利。
そのころ、東部戦線では502部隊によるペテルブルグ攻防戦が行われていた。
扶桑からの帰任中の雁淵中尉はネウロイの急襲により重体。
その代わりに、見習いとして妹のひかりが着任した。

ひかりは、やる気と根性と体力は一人前。
しかし、魔法力は足りず、ウィッチとしては力不足。
とても危険な特技、接触魔眼が唯一の武器です。
彼女の成長がこの作品の見どころといってよいでしょう。

やってみないとわからない!
彼女の無茶な申し出。
{netabare}対立はありつつも、仲間と共闘し次第に認められるひかり。
とくに熱血漢菅野中尉との関係が特筆すべき。
当初はひかりを認めない菅野中尉。
しかし、最終的には相棒に。
最悪な関係からの好転は、ひかりの前向きな明るさによるものでしょう。
{/netabare}全身全力でぶつかるひかり。
学ぶところ大です。

最終決戦は{netabare}激熱。
私、これまでの想いがこみ上げ、目がウルウルです。
極寒の地であの格好。
寒いを通り越して痛いでしょう。
そんなことを忘れるほどの熱い熱い戦いでした。

春3月。
ひかりは温かい日差しの元、502部隊に正式着任。
そして新しい戦いが始まるのです。たぶん・・・{/netabare}

投稿 : 2024/06/08
♥ : 25

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

万策尽きた…(2016年秋1作目?)501部隊よりは好き。(←少数派?)

早めの話数で放送延期がありましたが、話数的にも総集編とはならずに、関連作品のOVAの放送で穴埋めを図りました。

…そう考えると、策は尽きていなかったのか(笑)?

予備日程があったのか、一応2016年内にキリの良いところを迎えて終了(?)。

ストライクウィッチーズが潜在能力高めな宮藤さん無双気味なのに対して、ブレイブウィッチーズは主人公の雁渕ひかりがあまり魔法力に恵まれない設定で、そのあたりをロスマン先生が「魔法力の制御と集中」という方向で育ててた分、本作の方が個人的には好みに合っていました。

あと、「ブレイブ~」の方が「ストライク~」よりも肌の露出は抑え目だったかも。個人的にそこはあまり重視していないので、その点は加点も減点もなしです。

CGの出来が、とか作画が、とかいろいろ言う向きもあるようですがそういうのはSHOW BY ROCK!!のミューモン形態とかユーフォの作画くらい突き抜けてないなら、五十歩百歩であんまり気にはならないです。

まあ、普通に毎話観ようと思う程度には充分面白かったです。

あ、OP曲は好きです!

投稿 : 2024/06/08
♥ : 24

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

努力と根性!

全12話

ストライクウィッチーズと同じ世界、今回は第502統合戦闘航空団ブレイブウィッチーズの活躍を描く作品です。

敵はストライクウィッチーズと同じネウロイですが、進化してますね。巧みな攻撃をしかけてきます。

姉が本来所属するはずだったブレイブウィッチーズに、ある出来事で急遽所属することになった妹の主人公の雁淵ひかり(かりぶち ひかり)の成長するお話にもなっています。

ネウロイと戦う最前線、当然戦闘のエキスパートが必要なので、魔法力も弱く戦闘経験もないひかりは、当初メンバーたちに認められません。

でも、負けず嫌いなところもあって苛酷な試練にも耐えて徐々にみんなに認められていきます。

当初、ストライクウィッチーズの続編と思って期待していたのですが、キャラが全くちがうので少し戸惑いましたw(ちょい役でストライクウィッチーズのキャラも出ていますね)

でも、観ていくとだんだんキャラたちの個性が分かり始めたら面白くなってきましたね。

好きなキャラはニパです。ドジなところもありますが、ひかりと直枝を心配しながらうまく2人の架け橋になっていました^^

最後は凄い戦いでした。切りのいいところで終わっています。でも彼女たちの戦いはまだまだ続くようですね。

OPはストライクウィッチーズと同じ石田燿子さんが歌っています。EDは1980~1990年活躍したLINDBERGのカバー曲となっています。歌はその話で活躍したキャラの中の人が歌っていますね。

最後に、他にも統合戦闘航空団がいっぱいいるようなので、今後もこのシリーズ続いてほしいですね。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 22

53.9 6 ミッションで友情なアニメランキング6位
エンドライド(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (150)
667人が棚に入れました
エンドラと呼ばれる地球の裏側の世界を舞台にしたファンタジー。前向きで明るい普通の中学生・浅永瞬が不思議な水晶の力でエンドラへと迷い込み、エンドラの王子・エミリオと出会ったことから物語は動き出す。

声優・キャラクター
小野賢章、増田俊樹、美山加恋、大橋彩香、高橋広樹、鳥海浩輔、伊藤静、内田雄馬

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

スマホゲームの宣伝アニメ

ゲームの方は良く知りませんが、たぶん「エンドラ」の世界観だけ共有していてストーリーに直接的な関係はないと思います。

エンドラの世界観はいわゆる「地球空洞説」的なものによって設定されているようです。なので我々のことをエンドラの住民は「地上人」と呼ぶようです。

そして生まれつき使えるキャラと使えないキャラがいるようですが「化宝具」と呼ばれる固有武器があるようです。

アニメの主人公である浅永瞬(あさなが しゅん)とW主人公的な感じのエミリオ(エンドラ人の王子)は化宝具が使用できるキャラです。

エンドラは一応世界全体が統一王国で、物語は王族の内紛をベースに進んでいきます。

最初本作が2クール(全24話)あるのを知らずに1クールだと思って観始めて、10話くらいまできたところで「こりゃ1クールじゃ終わらないな、2クールなの?」と思って1クールちょっと観たところでしばらく放置していましたが、最近全話の視聴を終えました。

結論からいうと、別に時間を作って観なくても良いんじゃないかな…。

どうでもよいことと言えばどうでもよいことですが、提供絵が出てくるのにスポンサーがクレジットされないのがシュールでした。

…ちなみに地球空洞説からアクマイザー3を連想した人はかなりの歳です。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 20

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

酷すぎる。酷すぎる

こんなのを2クールもやる必要があっただろうか?いやない(反語)

キャラデザとかOP,ED面子だけ見るとどれだけすごいアニメになるのかと思いきや。。。

なんつーの?全てがうすっぺらっぺら。各キャラの行動に説得力が一切なし。

デメトリオ「俺らの仲間になって一緒に戦ってくれ!」
グラディド「絶対にヤダ!!」
デメトリオ「そこを何とか!!」
グラディド「共に戦おう!」

ズコーwwwww

一事が万事、こんな状態。どうやってストーリーに入っていけと?wwwww

ギャグアニメだったら面白かったのに。


そもそもイグナーツのリーダーデメトリオにまったく魅力が無いwww
何あの帽子wwwwwwwwwwwwwww

ストーリーだけじゃなくてアニメとしての動き作画もひどい。

あと、イベルダ。なんか闇落ちっぽくなったあとの化け物のデザイン。なんですかあれ?小学2年生にお化けの絵を描きましょーって行ったらあんな感じになるんじゃない?ってぐらいやっつけ。


あと、アサナガパパも子供に発砲しておいて後を追わないし、アサナガ子供も自宅で安眠してるしwwwww緊張感なしwwwwwwwww


もうね。何から何まで酷い。
こんな酷いアニメ久しぶりに見たわ。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「思い」の詰まった物語…だったと思います。

この作品はオリジナルアニメだったみたいです。レビューを書くためwikiをチラ見するまで全く知りませんでしたが、初めは何となく視聴を初めて…ヒロインのアリシアの可愛らしさに惹かれて…しばらく視聴していくうちに伊藤静さん、悠木さんも出演されて…振り返ってみると視聴して良かったと思える作品でした。

この物語の主人公は中学3年生の浅永 瞬…両親との3人暮らしで仲の良いごくありふれた家庭で彼は育ってきました。
父親の誕生日を家族で祝うため父親の経営している会社に瞬は迎えにいくのですが、社長室に保管されていた石に触れた途端、全く見覚えのない場所に飛ばされてしまったのです。

そこは暗い洞窟の中の様な場所だったのですが、その中の牢獄に一人の若者が幽閉されていたのです。
その若者の名はエミリオ…この物語のもう一人の主人公でした。
エミリオは投獄されるに値する十分な悪意…現王を憎み復讐するという明確な意志を持っていたのです。
こうして波乱に満ちた幕が上がり…物語が動いていきます。

瞬がエミリオと出会った場所はエンドラという地球の内側に広がる世界でした。
瞬はエンドラで様々な人々と出会います。
エミリオの幼馴染であるヒロインのアリシア…
エミリオの教育係で研究者のパスカル…
革命軍「イグナーツ」を率いるデメトリオとそのメンバーたち…

でも一番びっくりしたのは「ズー族」の存在…
なぜなら彼らにはエンドラの動物の血が混ざっている事が一目で分かる容姿…
確かにパッと見は怖いイメージもあるのですが、実際に話をするとそんな悪いイメージは簡単に払拭できるくらい義と忠に熱い民族でした。

それなのに「ズー族」だからといって蔑められ、過酷な重労働を強いられてきました。
同じエンドラで生きる民なんです…
確かに見た目の違いはありますが、それは彼らに辛く当たる理由にはなりません。
だからこそデメトリオらイグナーツが立ち上がった訳ですが…

でも、地球の裏側に別世界が広がっている…という設定はとても面白いと思います。
昔から「北極には地底に繋がる穴がある」「ナチス・ドイツは地球空洞説を信じていた」
などという話題がありましたから…

中でも個人的に興味を持ったのはアメリカ海軍のリチャード・バード少尉のお話です。
彼は地底の世界で眼下に広がるジャングルを見ただけでなく、写真まで撮ってきていたんです。
その写真には「のどかな田舎の風景」と記されていました。
この世界観…正にこの作品とマッチしているんですよね。

実際に地底に別世界が広がっているかは分かりません。
でも存在の可能性を物語に活かす点が普通のファンタジー作品とは一線を画していて面白いと思いました。

一方で物語の方は結構シビアな展開の連続です。
「復習」「革命」といったキーワードが浮上する時点で決して穏やかではないのですが…
とにかくたくさんの「思い」の溢れている作品でした。
本懐を遂げる事のできた思い…
行き場と一緒に失って…後から想像する事しか出来なかった思い…
本当の事が言えなかった思い…

今は仮初めの状態…でもそれが悪いだけでは無いと思います。
真実を追い求める事だけが幸せじゃない…
だって思いを伝えたら仮初めの状態が終わってしまうかもしれないのだから…
終焉をみんなが望んでいる訳ではないのです…
たくさんの思い…気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、LUNA SEAさんの「Limit」
エンディングテーマは、藤巻亮太さんの「go my way」と中村一義さんの「世界は変わる」
クロムクロでGLAYが出てきた時にはビックリでしたが、正直LUNA SEAの方がよりビックリでした。
確か解散したんじゃ…と思って調べてみたら、2010年から活動を再開させていたんですね。

2クール計24話の作品でした。しっかり腰を据えた物語の構成は良かったと思いますし、終わり方も個人的には好きでした。
レビューではもう少しアリシアの可愛らしさについて触れようと思っていましたが、結局殆ど触れず終いになってしまいました。アリシアのCVは美山加恋さん…この作品がアニメ声優初挑戦との事でしたが、「ももへの手紙」の主人公である宮浦ももを演じられていたみたいですね。
「ももへの手紙」は未視聴の作品なので、今後視聴するのが楽しみになりました。

投稿 : 2024/06/08
♥ : 10
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