ロボットで漫画原作なおすすめアニメランキング 20

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのロボットで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月17日の時点で一番のロボットで漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.9 1 ロボットで漫画原作なアニメランキング1位
ぼくらの(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1883)
9782人が棚に入れました
政財界の権力者たちは、「子供たちの契約を解く鍵を探す」という建前の元に、ジアースの技術を研究して産業や軍事に利用しようとする。子供の親たちは、子供を救う方向に世論を動かす為に、ジアースの情報公開を目指して協力し合う。しかしその企ても権力者の陰謀によりつぶされ、子供たちはこの地球からも孤立してゆく。

声優・キャラクター
皆川純子、阿澄佳奈、野島健児、三瓶由布子、牧野由依、能登麻美子、浅沼晋太郎、比嘉久美子、宮田幸季、高梁碧、織田圭祐、井口裕香、杉田智和、保志総一朗、阪口大助、東地宏樹、石田彰

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

僕たちに、救いなどない。

命とはこんなにも儚いモノか・・。


誰の為だとか、何かの為だとか、そんな事は知った事じゃない。
所詮、他人事は他人事。自分以外は皆他人。
愛だの、仲間だの言ってるやつに限って、肝心な時に逃げ出すんだ。
何が地球の為だ。何が平和の為の犠牲だ。
何故それが自分なんだ?


意味が理解出来ないままの者、取り乱す者、決心が付いてる者、戦いたい者、それぞれがそれぞれの気持ちで戦う。むしろ、戦うしか選択がない。


ほら、次は君の番だ・・。


夏休み。自然学校に集まった15人の子供達。
そこで過ごす時間は彼等にとって素敵な思い出になるに違い無かった。
彼に出逢わなければ・・。
ゲームと称し、ロボットに乗って敵を倒していく。
それを聞いた子供達の好奇心は、夏休みという胸踊る時間に、
最高潮に達し、迷わせる理由など無かった。
大きな代償があるとも知らずに。


1人、2人、3人・・徐々に明かされる、残酷な真実。
まだ中学生だった彼等には、想像を遥かに超えた現実。
何億人といる人類の中のたった15人。
それでもひとり、ひとりがこの瞬間を生きていた。
まだ、夢や希望さえはっきりしない。
そんな子供達に世界は何を願う?



まず、この作品は、確実に万人受けはしないと思いました。
テーマが大き過ぎる。そして、残酷です。
こういった作品が好きな私でさえも途中で観るのをやめたくなる程でした。
何故か?それは、全く希望がないんです。
一体何の為に戦い、その先に何があるのか?
たいした特徴もない、そこ等辺に居るただの子供達に何が出来ると言うのでしょう・・。
それでも、子供達は精一杯の生命力を捧げていた。
その姿に私は、悲しくなるばかりでした。


そして、この作品のジャンルはロボット物なのでしょうか?
私も事前に言われましたが、ロボットに期待はしてはだめです。
まったくもってダサいです!
ダサいという次元の話でさえないかも。


見どころは、各話主人公の子供が変わり
基本その子供中心の話になるところですかね。
まぁ、そうならざるを得ないですが・・
特に後半にかけて面白くなります!(「面白い」と言う言葉は自重したい位ですが、表現が見つからないのであしからず。)


こう思うのは、私だけかもしれませんが、
気軽に観れる作品ではないと思いました。
(決して否定ではありません。作品自体は観れて良かったです。)








投稿 : 2024/05/11
♥ : 38

Smog さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

現実離れした欝展開に何を求めるか。追い詰められた人間の心理を描く作品。

コミック原作。
全24話。
原作未読です。

唐突に現れた未知の敵を倒すために、巨大ロボのパイロットに選ばれた子どもたちの葛藤を描く内容。
最初から最後まで暗くて切ない展開で、追い詰められた人間の心理を描いた作品です。

一番の見所は、欝展開でしょうか。
おあつらえ向きに用意された舞台で、悲劇のヒロイン&ヒーローよろしく子どもたちがどんどん欝展開に巻き込まれていきます。
話が進めば進むほど欝展開と葛藤の度合いが大きくなり、見ていて暗い気分になります。
欝展開は苦手なのですが、あまり欝にさせないようにする演出も意識されていて、暗く切ない展開でも見るに堪えないということはありませんでした。

ストーリーについて、伏線回収の演出が秀逸でした。
少しずつ明らかにされる世界観、設定の描写が視聴者を引きつけます。
次回が気になる構成はお見事でした。

また、特に登場人物の心理描写に力を入れている印象でした。
対価、報い、救いなど、追い詰められた人間が求めるものを登場人物にあわせて描写しています。
ただ、あまりに現実離れしすぎていて、本当にそんな心理になるのかどうか疑わしく、感情移入はしづらかったです。

作画について、戦闘シーンが印象的でした。
メインではありませんが、ロボバトルの要素があります。
躍動感あふれる一般的なロボものとは違い、妙にゆったりとした動きが特徴です。
あえてそうすることで、重い世界観にあわせてある演出だと感じました。

また、OP、ED、アイキャッチの演出も印象的で、暗い雰囲気を盛り上げていました。
これらが本編とさりげなくつながっていく様子の描き方は秀逸です。
欝展開になりすぎないような配慮といい、細かいところにこだわりを感じました。

音楽について、暗くて切ないものが多いです。
OP、ED、アイキャッチも含めて、世界観にあった選曲でした。

声優さんについて、登場人物が多いため、キャストが多いです。
一番印象的だったのは、石田彰さんでしょうか。
憎らしさたっぷりの悪役演技がステキでした。

普段は欝展開のアニメは敬遠していますが、おもしろいと紹介されて視聴を決意しました。
アニメならではの演出で、絶望の中にも救いがあるというメッセージを感じましたが、やはり欝展開は苦手なんだなぁと改めて認識した作品です。

欝展開が好きな方、視聴後に切ない余韻が残るアニメを見たい方におすすめできるアニメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あなたは植林の間引きをしたことがありますか?

この物語は壮大な内容とともに決して救われない物語です。
OPやEDの歌が美しいがために、より一層、残酷さや悲しみが増してきます。

ゲームをしようと誘われて契約をした15人の子供たち。
しかし、そのゲームは、実はゲームではなかった。
私たちが住んでいる地球を救うための戦いでした。
{netabare}
操縦者は戦闘ごとに変わり、
戦いに負けた場合は、即、地球が消滅する。
戦いに勝っても操縦者の命は奪われてしまう。 {/netabare}
何とも救いようがない話です。

しかも、戦う相手は、パラレルワールドである別の地球の選ばれた子供たち。
戦いに勝つということは、戦いの相手が住む地球を消滅させるということ。
勝っても素直に喜べません。

この戦いを企てたのは、高次元宇宙に住む神か悪魔のような人たち。
パラレルワールドの地球が増えすぎたために、植林のように間引きをする。
そうすることで宇宙がより成長していく。そんな単純な動機です。

私たちも、植林の際、間引きをします。
丈夫な木がより良く成長するために。
そのとき、私たちは何の罪悪感も感じません。
この物語の戦いを企てた人たちと同じような気持ちだと思います。
それは、解決しようがないむなしさを考えさせられました。


操縦をする子供たちは、それぞれ心の内に抱えているものがあります。
でも、家族のために歯を食いしばり戦ってゆきます。

その中でも私は、妹や弟を大切にしていたダイチが一番好きでした。
弟や妹との最後の日を一生の思い出にしようと決めていたダイチ。
その最後の日が無残にも砕け散ってゆくのが悔しくて悔しくて…

最終話でダイチの弟や妹が登場します。
ダイチの弟は、兄が突然失踪したので自分たちが捨てられたと思い込み、心が荒んでいました。
{netabare} 唯一生き残った{/netabare}カナが、彼らにダイチの素晴しさを説明するシーンがありますが、
その描写をもっと詳しくしてほしかった。
そうすればもっと感動できたと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

82.0 2 ロボットで漫画原作なアニメランキング2位
シドニアの騎士(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1614)
8002人が棚に入れました
対話不能の異生物・寄居子(ガウナ)に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船・シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。地下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長手(たにかぜながて)が、祖父の死を期に街へ出る。長手は人型巨人大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れ合っていく。長道が初めて異性を意識する女性 ─ 星白閑(ほしじろ しずか)長道の初めての友人となった男でも女でもない人間 ─ 科戸瀬 イザナ(しなとせ いざな)長道に苛立ちを覚える少年 ─ 岐神 海苔夫(くなと のりお)様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、寄居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は何を選択するのか? 人類の存亡をかけた戦いが今、始まる──。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

惹きこまれるSF! シリアス&リアリティーがみそ!

原作:漫画 未読

全12話

ジャンル:SFロボアクション


感想

最初見た時、のっぺりしたキャラデザに、凄い違和感。
特に、女性や中性の顔はみんな同じに見えたよw
4~5話見る頃には慣れましたが^^;

映像はフル3Dで奇麗!
でも、宇宙服等の汚れなんかがリアル過ぎて、逆に目立ってたな~^^;

太陽系がガウナと呼ばれる生命体に滅ぼされてから1000年後で、移民できる星を探し、ガウナと闘いながら旅するシドニア(播種船の一つ)の話。

設定が
人間が光合成することで食糧を週一採るだけで済むとか
戦死する操縦士を、クローンと、人の成長速度を速める技術で補うとか
男性でも女性でもない、相手に合わせて性別が変化する「中性」がいたり
不老不死で、何年も生きる人間がいたり
遠い先の未来の話なんだけど、シリアスでリアリティーを感じれ、とても興味深くて世界観に惹きこまれました。
それに、そんなに凝って無く解りやすいのも魅力的ですね。

ガウナとの戦いでは、戦死者が結構出るので、見てるこっちは緊張感が半端ない!
毎回ドキドキでした。

解りやすく言えば「マクロスフロンティア」を、もっとシリアスにリアリティーあるものにした感じかな?


ロボットは出てきますが、ロボメインではなく、ストーリーや設定に魅力を感じれる作品なので、キャラデザで判断せずに2~3話観て判断する事をおススメします。


自分的には、毎週 面白くて見るのが楽しみで、
春アニメの中でも上位だった作品です。
最終話のラストで、2期の製作が決定した告知を見た時は嬉しかった!
今から楽しみです。




OP:「シドニア」 歌 - angela

ED:「掌 -show-」 歌 - 喜多村英梨


OPは、軍歌の様なリズムがあり、とってもカッコ良かったです。
angelaさんの歌は好きですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 88
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SFアニメの白眉

弐瓶勉×ポリゴンピクチュアズ。

稀に見る傑作でしょう。

緻密な世界設定と背景、脚本、
音響効果、声優の質と量に驚嘆です。
ラブコメも絶妙に配置されてまさに隙なし。
弐瓶作品としては新機軸の娯楽性、
好意的なレビューが多いのも納得の出来です。

食料危機を脱出する為に、
遺伝子改変で人類が光合成する時代、
性別未分化者やクローン生命体が共存する時代。
太陽系外宙域で遭遇した「生命体ガウナ」と、
人型戦闘機「衛人」を扱うシドニア人との、
種の存続を賭けた手に汗握る攻防戦が始まる。

衛人のデザインも格好良く、
これだけの話を緊張感、臨場感とともに、
12話にまとめてみせた構成も素晴らしい。
日常風景や美術も凝りに凝っているので、
世界観を楽しむ、それだけでも好印象です。

{netabare}人は移民できる惑星を求め航海を続ける。
シドニアとはまさにノアの方舟であろう。{/netabare}

これはリアルSFアニメの白眉、
このジャンルでいつ以来の衝撃だろうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 82
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タイトルなし

太陽系を破壊した生命体・ガウナ。
宇宙船で脱出した人類は、100年ぶりにガウナと遭遇し、
激しい戦闘を繰り返すことになる。

サイコーに面白かったです♪
戦闘シーンは緊迫感があって見応えがあったし、
ほどよいラブコメ要素もグッドでした。
星白かわいかったですね~^^

以下ネタバレ↓
{netabare}
序盤の見どころは赤井班。
人類最強のチームでしたが、いろいろな死亡フラグが
たちまくり、物語序盤であえなく退場。
サマリ班や長道と共闘してたら面白かっただろうな~と
悔やまれますが、一気にストーリーが引き締ったので、
無駄死にじゃないですね^^

第4話からは星白とのニヤニヤ展開でしたが、
第6話終盤で、長道たちと出撃した後、まさかの
展開でした。。。戦闘シーンを一気にカットしちゃったのは
すごかったですが、リアルタイムで見ていたら、これは
続きを1週間待ちきれないレベル!

ヘッドフォンつけて見てましたが、音響も
迫力感ありましたね。第11話・12話は映画でも見てるかのようでした。
{/netabare}

4月からの第二期、楽しみです♪^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 77

87.9 3 ロボットで漫画原作なアニメランキング3位
日常(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (4356)
20336人が棚に入れました
妄想がちな女子高生ゆっこの周りには、ロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。時定高校を中心に、シャケが飛んできたり、こけしが飛んできたりと町中に広がる不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まります。

声優・キャラクター
本多真梨子、相沢舞、富樫美鈴、今野宏美、古谷静佳、白石稔、堀川千華、川原慶久、山本和臣、平松広和、小林元子、吉崎亮太、廣坂愛、比上孝浩、玉置陽子、樋口結美、佐土原かおり、山口浩太、小菅真美、稲田徹、水原薫、チョー、中博史、銀河万丈

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

『日常』というタイトルの『“非”日常』

はかせとなのちゃん、阪本さんのくだりは、終始面白かった。

ゆっことみおとまいの件は、当たりはずれがあったかな?かなり、シュールなネタが多かったし・・・。

後半、なのちゃんが加わってからのゆっことみおとまいの件は、がぜん面白くなった。

という事は、個人的には「なのちゃん」中心にこの作品を楽しんでいたのかな?

何度見ても楽しめる作品です!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 75

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

日常の中の非日常的ギャグ

「日常」というタイトルに不似合いな非日常がそこに繰り広げられる。
それが何より面白いし、観ていて楽しかった。

ジャンル的にはシュールギャグアニメ、でいいのかな。

中には、どう笑えばいいのか困るようなエピソードもあったけれど、
ツボにはまったらもうずっと笑い続けて苦しかったくらい笑って。
その落差が大きいのも、この作品の特徴の
ひとつだったような気さえしてくる。

これでもか、というほど奇想天外なアクシデントに見舞われるとか、
なんでそんなに熱くなれるんだと、呆れてしまうほどエキセントリックに
なって結局は空回りしていたり・・という話が多かったように思う。
あのテンションは、ちょっとだけ『男子高校生の日常』の中の
『女子高校生は異常』に近いものを感じた。

また、ゆっこ、みお、まいの3人が並ぶとなんとなく、
『魔法少女まどか☆マギカ』を思い出してしまってたのは僕だけか?

東雲研究所では、なのもかわいかったけれど、
やっぱり・・・はかせの無邪気さは最強だった。

時々、無性に懐かしい曲が流れるEDも、ちょっとツボだったし、
難しく考えすぎずに、ふわ~~っとした気分で眺めるには
最高の作品だったと思う。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 65

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感想らしき何か。

原作は読んだことがありません。

群馬県の、とある町の平和な日常をたんたんと綴る、
オムニバス形式のショートコントアニメ。

この話は群像劇になっていますが、
県立時定高校に通う女子高生3人組。(ゆっこ、みお、麻衣)
東雲研究所に暮らす2人と黒猫。(はかせ、なの、阪本)
計5名と1匹がメインです。

このアニメを初めて知った時は、
京アニもよくこんなもん、アニメ化したなってのが正直なところ。
円盤爆死とダブルピースという認識しかなく、長らく見てませんでした。

改めて見たところ、ムダに作画がいい気がしますね。
特に前期後期両方のOPは、滑らかなズームインを効果的に使っていました。
EDも、前期はファンシーな作りで後期は小学生が喜びそうな感じで結構なお気に入りです。

制作会社によっては1話あたり1000万円の紙芝居で済ませちゃいそうなネタなのに、
ひたすらよく動きます。これが、京アニクオリティと言ったところでしょうか?
動きをダイナミックにすることによってネタを面白く見せようという工夫なんですけどね。

会話劇が主体でボケとツッコミの応酬。
ギャグは、ノリと勢い任せな部分が多かった気がします。
笑えるパートは本当に笑えましたが、ギャグがスベッてる部分も少なからずでした。

個人的には、
なの、はかせ、阪本の平和な1日
ゆっこ、みおの喧嘩
このふたつが好きでした。

ギャグは当たり外れがあるものの実は世界観を気に入っています。

名前は言いませんが別のアニメでつまらないと思ったネタがあるんですよね。
それは、作者によって才色兼備という設定を与えられた女子高生が、
悪ふざけした男子高校生をお仕置きと称して毎度毎度暴力で懲らしめるというもの。
圧倒的強者が、弱いバカを成敗したところで何が面白いのでしょうか?
絶対に傷つかない汚れない立場から若手をいじって、
楽して笑いを取る大御所みたいなつまらなさを感じます。

コメディでは汚れるときは一緒に汚れるのが肝心要だと思っています。
ドリフでは強い立場にある、いかりや長介が、
志村に逆襲されたりタライや水を浴びたりしてましたよね。
んで、オチに出てくる言葉が『駄目だこりゃ』
大事なのは、その精神です。

脱線から戻ります。
『日常』では、学校の成績が悪いゆっこは、みおからよくバカだと言われてマジギレします。
でも、一方的に上から目線でバカにされてるわけでもなく、互いに思いやってるところもあり、
ゆっこにからかわれて、みおがマジギレすることも少なくなく、
からかったら予想外の反応をされて、からかったほうがオロオロすることもあって、
人間関係の妙があったと思います。

おバカだけど気遣いもできる善人な、ゆっこ。
ツッコミ役だけど暴走機関車な、みお。
なにより2人は喧嘩してても親友であり、
キャラ同士の掛け合いのパワーバランスが上手く取れていました。
(トリオですので、何考えてるか解りづらいけど、ゆっこLOVEな麻衣も忘れちゃいけません。)
どっかのキャライジメや芸人イジメとは違いますね。

東雲研究所でも同様です。
はかせ=本当に悪戯好きなしょーもないことをするオコチャマなんですが、
いたずらの対象である、東雲なのが本当に大好きで甘えてるだけなのですよね。
好きなら何をしてもいいわけでもないですが、
2人の間には愛情やら精神的なつながりが存在している、そこには上から目線は存在しない。

笑いを取るために自分は傷つかずに他者を笑いものにする下らない芸風とは無縁ということで、
なんやかんやで、『日常』は安心して見られるアニメかなあと思いました。
NHK教育に輸入されたのも納得ですね!
もともと、『にほんごであそぼ』みたいな空気もありましたし。

殆ど持論めいた内容になってしまいましたが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 61

92.5 4 ロボットで漫画原作なアニメランキング4位
メイドインアビス(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★★ 4.2 (2233)
9209人が棚に入れました
隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。
どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。
「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、冒険へと駆り立てた。
そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。

アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。
そんなある日、リコはアビスを探窟中に、少年の姿をしたロボットを拾い…?

声優・キャラクター
富田美憂、伊瀬茉莉也、井澤詩織、田村睦心、沼倉愛美、塙愛美、村田太志、坂本真綾
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ほのぼのキャラデザとは裏腹なシリアスな物語が絶品

原作未読。最終話まで視聴。

【はじめに】
ジブリ作品を思い起こさせる風景と街並み。
ほのぼのととしたキャラデザ。

1話当たりの視聴体感時間が短く感じる。
面白い作品である証。

最初はその程度の認識で視聴開始。

【物語】
物語が進めば進むほど、シリアス度が増してきますが、毎回、続きが気になる展開は、見事としか言いようがない。

グロい演出は有りますが、私はあまり気になりませんでした。
ほのぼのとしたキャラデザが功を奏したと思います。

最終回はとても良かった。
第2期を予感させる終わり方に、期待が膨らむ。

【作画】
完璧だったと思います。
動きも滑らかで、とても見やすかった。

【最後に】
第10話で{netabare}ナナチが登場するまでは、リコの明るさに和まされていた。
ナナチが登場してからは、(リコが意識を失っていたせいもあるが)ナナチに和まされていた。

最終話のナナチとミーティの話は、涙無くしては見られなかった。

リコのお目覚めがあっさりと描かれていたのはとても高評価。
この演出が、リコのキャラに一番ぴったりだと思った。{/netabare}

続編、期待して待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 152
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

冒険に出よう

1900年前、
南ベオルスカの孤島に巨大な縦穴が発見された。
深さは今でも分かっていない。
特殊な磁場が観測を拒んでいる。
好奇心、冒険心に駆られた冒険者たちが、
次々と挑み散っていく、秘境アビスの呪い。

未知の生物、不思議な遺物、
人類未踏の地、好奇心を刺激されます。
その探求心こそ、私たちの力です。
奈落の果てに眠るものはいったい何だ!?

この壮大な世界観と美しい風景、
音響効果と作画の良さが際立っていますね。
サバイバル料理の数々も、
この作品の楽しみの1つになってきた。
胸躍る冒険活劇であり、特殊な環境に、
身を置いた人々の「業」を描く物語です。

最終話視聴追記。
良質な映画を見た気分です。
{netabare}ミーティとの哀しい別れ、
黎明卿ボンドルドの非人道的実験、
そして深界五層なきがらの海へ。
エンドカードのプルシュカとメイニャが嬉しい。{/netabare}

過去との決別を経て、
それぞれが旅路の果てに何を選び取るのか。
挑戦する心こそが宝物なのです。

伝報船の気球に想いを込めて、前途に幸あれ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 135
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最終話を観て・・・

<2017/9上旬 初投稿>

痛いシーンが見てる方も痛く感じるアニメって好きなんです。

行動が痛いとかそういうのではなくて。
ばっと斬られてばっと血が出て、でも全然痛そうに見えないアニメとかあるじゃないですか。
(そういうのでも面白いものは面白いんですが)

でも、やっぱり血が出たら見てる方も痛く感じてしまうアニメというのは迫力ありますね。

メイドインアビスはまさにそういう感じ。

主人公が考えなし過ぎてイラつくこともあります。
でも、そういう主人公だからこそ物語が進んでいくのも道理なわけで。

ファンシーなキャラと、セピア調のきれいな背景、容赦無く迫ってくる謎に満ち溢れた恐ろしい生き物達。
でも、そんな生き物たちも生存本能に従ってるだけなわけで。

いつの間にか夢中になってます。

<2017/9/21追記>
先々週、ナナチ初登場でしたね。
原作未読だったのでどんなんか興味しんしんでしたが、予想外に男前で笑い和みました。
ところで、なんで追記かというと{netabare}タマウガチに毒の棘で刺されたリコを救うため、レグがリコの腕を叩き切ろうとしたところ。
これ、やっぱり観てられなかった。
ただこれが書きたくて。

胸がぎゅーっと痛くなりました。
痛ましすぎて。{/netabare}

本当に絵柄に騙されちゃいけない、度し難いアニメ

<2017/9/23追記>12話目を観て
最後のナナチのセリフが重たい実写戦争映画みたいになってるんですけど。
なんつー引きだよ。
次回最終回は1時間スペシャルだよのテロップまでもはや、度し難い

<2017/9/31追記>
{netabare}ナナチとミィーティ・・・

リコがレグに
「ナナチ言ってたよ・・・レグ、あたしを助けるあいだ、ずっと泣いてて、一生懸命悩んでた、って。それ見てたらね、『あれはオイラだ』って。思わず助けに出ちゃったんだって」

ここだけ切り取って文字にするとなんでもないような言葉なんだけど、それまでの積み重ねが・・・涙が出てきてしまって。

心に迫ってきて。

映画で観たい。

総集編とかではなく、全13話をそのまま。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 107

75.4 5 ロボットで漫画原作なアニメランキング5位
シドニアの騎士 第九惑星戦役(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (847)
4514人が棚に入れました
太陽系滅亡から千年、地下から現れた少年に、人類の希望が託された。
対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)に太陽系を破壊されて千年。脱出した人類の一部は、巨大な宇宙船シドニアで、繁殖しながら宇宙を旅していた。生まれてから地下でひっそりと暮らしていた少年・谷風長道は、衛人(モリト)と呼ばれる大型兵器の訓練生となり、歴史的名機・継衛(ツグモリ)の操縦士となる。長未知が初めて異性を意識した少女、星白閑。初めて友達となった男でも女でもない人間、科戸瀬イザナ。長道の能力に嫉妬を覚える岐神海苔夫。寮を取り仕切るクマ型の寮母、ヒ山ララァ。宇宙船シドニアにおける”日常”の生活―恋、喧嘩、仲間との会話は明日も続くはずだった。再び奇居子(ガウナ)が現れるまでは…。
100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は、何を選択するのか?
人類の存亡をかけた戦いが今、始まる―。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、佐倉綾音、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、本田貴子、鳥海浩輔、阪脩
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さよならシドニア

弐瓶勉×ポリゴンピクチュアズ。

2期では日常パートを増やし、
キャラの感情や背景に焦点を当てた。
ラブコメ要素が増え、
物語に感情移入がし易くなった。
シリアスな作品だけに、
シュールな笑いが余計に笑える。
音響効果は変わらず凄い。

白羽衣つむぎの登場。
{netabare}人類とエナの融合個体。{/netabare}
旧約聖書の怪物、まるでリヴァイアサンだ。
獅子奮迅の活躍でしょう。
デザインがいい、声もいい。
まさかピンク色の胞手に萌えるなんて。
不思議な体験、やはり愛嬌なのかな。

狂科学者落合の登場。
シドニアを蝕む悪意。
種という概念からの解放。

原作では大シュガフ船(ガウナの母船)との、
激しい戦闘で幕を下ろしましたが、
{netabare}アニメでは因縁ある「紅天蛾」との、
最後を盛り上げる迫真の戦闘がクライマックス。{/netabare}
11話は驚愕、驚くほど動く動く。
{netabare}そしてエナ星白との邂逅。{/netabare}

傑作SFアニメの称号は揺るぎません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 81

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

正妻戦争

『シドニアの騎士』の2期目作品。
人類が住める環境のある惑星を探し続けているシドニアという巨大な宇宙船。
ガウナと呼ばれている謎の生命体と戦い続けながら、航海は続いているのであった。

たしかに戦闘シーンなどは迫力がありますが、それよりも日常生活を描いたシーンが多かったように思えます。
例えば、谷風をめぐる女の戦い。
衛人操縦士のイザナ、司令補の緑川、外見はガウナのようなツムギの3すくみで谷風を奪い合っているような感じでしょうか。
一番分かりやすいシーンとしては谷風の引越し先での生活でしょう。

ツムギと会う事を簡単にするために引越した谷風達。
谷風が引っ越すにあたり1人連れて行っていいという事でイザナ、
始めは嫉妬心かもしれませんが話の流れで谷風達と同居するようになった緑川、
ツムギを含めて 全員、谷風に好意を持っていると考えていいでしょう。
谷風自身が誰を選ぶのかは、まだ先の話。

前作でメインヒロインだった星白がいたら谷風の本命が分かりやすいのですが、
ガウナがエナで再現した星白から作られたツムギでは外見が全く違います。
ただ谷風はツムギに甘いところがあるので、星白の面影をツムギに対して持っているのかもしれません。

ヒロインが触手を使う存在となるのは稀有な事。
他のヒロイン2人も それぞれ魅力的。
戦闘シーンがメインだという人もいると思いますが、自分は船内の日常生活をメインに視聴していました。

人類の未来も気になりますが、誰が谷風とカップルになるのか新しくストーリーに加わりました。
作品の魅力を感じる箇所は人それぞれ。
まだまだガウナやシドニアの人間関係など解明されていない事が多いです。
(千秋郷へ行った目的も自分には分かりませんでした。)
ベニスズメとツムギ&谷風の戦闘シーンは迫力満点。
戦闘シーンや日常生活などでメリハリが付き、色々な楽しみ方ができるようになっている作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

衛り継ぐ愛と 輝け命 果敢に進む我等 シドニアの騎士

タイトルはOPのサビの一部ですが、作画と歌詞が好きだったのでタイトルにしました^^

原作未読 全12話

シドニアの騎士の2期です。1期から観ることをオススメします^^

謎の生命体の奇居子(ガウナ)の脅威に脅かされる人類、地球をガウナに滅ぼされた人類は宇宙船を建造し地球を脱出しました。その脱出した中の1つの船である「シドニア」で、衛人(人型戦闘機)に乗って戦う主人公の谷風 長道(たにかぜ ながて)を中心に、仲間たちとのコミカルな日常やガウナとの戦闘を描いた作品です。

圧倒的なガウナとの戦闘シーンと裏に渦巻く野望と、日常のラブコメの部分がうまく調和していてバランスのとれた作品です。

今回はちょっとラブコメ度の部分が多かった感じがします。長道、相変わらず鈍感過ぎですねw 

凄い新キャラも登場します。{netabare}(白羽衣 つむぎ){/netabare}見た目と違って可愛かったですね~{netabare}(キュキュ小つむぎw){/netabare}

終盤のサブタイトルとなっている第九惑星戦は、通常の宇宙戦とはまた違った攻防があって面白かったですね。

第九惑星戦を1つの区切りとして終わっています。まだまだ伏線は全然回収されていませんので続きを是非観たいです。

ほとんどがCGなので、多少違和感あるかもしれません。でもキャラの表情にも工夫されていたし、バトルもCGならではの迫力のある映像が観れます。

何より魅力的なキャラが多く出ていますね。

上記に書いたようにシリアスとコミカルなところが上手くバランスの取れた作品なので、バトルが嫌いではなければ是非みてくださいね。オススメです^^

OP 1期が軍歌みたいな曲調でしたが、今回は曲のタイトル「騎士行進曲」とおり行進曲みたいな曲調となっていますね。angelaさんが歌ってます。
{netabare}最終話のEDは1期のOP曲と1期・2期の映像が流れていましたが、懐かしさとともに暫くは続きがない(またはアニメ版はこれで終わり)ような寂しさを感じました。{/netabare}

最後に、OPにも使われましたが、掌位(衛人やキャラたちが集まり手をクロスしてつなぐ)のシーンは大好きですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 50

67.9 6 ロボットで漫画原作なアニメランキング6位
あんハピ♪(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (515)
2373人が棚に入れました
不幸を背負った生徒ばかりが集められた高校のクラス・天之御船学園1年7組を舞台に展開されるアンハッピーなスクールコメディ。悲恋のヒバリ、不運のはなこ、不健康のぼたんら不憫な生徒たちが、幸福になるため特殊な高校生活に奮闘する姿を描く。

声優・キャラクター
花守ゆみり、白石晴香、安野希世乃、山村響、吉岡茉祐、原由実、森永千才
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

unhappyでも杏はhappyに感じる♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
一見、典型的な「きらら系日常アニメ」に見えますが、なかなかスパイスの効いてる作風で、私は結構楽しめました♪ 日常系ながらしっかりとしたテーマ性があるので、「頭カラッポ」よりは、「(あくまで)ちょっとだけ何かを考えながら」観てほしいアニメっすね♪

あと、OPの「PUNCH☆MIND☆HAPPINESS」は、これぞ電波系萌えソングって感じで、かなりオススメ。曲だけでも聞いてみて下さい♪ 元気が出ますよ!

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「幸福とは心の状態を言う。物事をどう見るかだ。幸福とは満足しているということだと思っている」
by ウォルト・ディズニー

「幸せだから笑うんじゃないよ。笑うから幸せになるんじゃ」
by ちびまる子ちゃんのおばあちゃん

「幸せを手にいれるんじゃない。幸せを感じることができる心を手にいれるんじゃ」
by 甲本ヒロト

……まあ、つまりはそういうアニメです。

登場人物達はそれぞれに多種多様の「不幸」を抱えています。でも、主人公の杏はケラケラ笑っています。他の皆も、なんのかんの言いながらも楽しそうです。幸せなんて所詮、本人が幸せと思うかどうかで、周りがとやかくいうことではありませんよね。

自分の「不幸」な境遇に苦しんでいる人。ちょっとだけ救われるかもしれません。

百合好きな方、ちょっとだけ満足できるかもしれません。

ただの日常系に飽きた人、意外とテーマ性が強い日常系アニメです。

オススメしますよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 38

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

平々凡々。

アニメーション制作:SILVER LINK.
2016年4月 - 2016年6月に放映された全12話のTVアニメ。

原作は、琴慈による『まんがタイムきららフォワード』にて、連載中の漫画。

【概要】

名門・天之御船学園(てんのみふねがくえん)。

この学校には勉学クラス(1組から3組)とスポーツクラス(4組から6組)があり、
各自の長所を伸ばすという教育理念があります。
そして、どっちでもない生徒(学内ではおちこぼれ?)は、
不幸の業を背負った存在として7組に集められて、
通常の授業とは別に開運を目的としたカリキュラムが組まれています。

そして、今年この学校に入学した5人の女子高生。
花小泉杏、雲雀丘瑠璃、久米川牡丹、萩生響、江古田蓮。
それぞれに不運の属性を背負った彼女たちが幸せを求めるといったころを中心とした日常コメディです。

【感想】

電子書籍サイトで立ち読みしてみたのですが、原作はかなり絵が可愛い感じですね!

5人の女の子が中心 & 微百合 & 日常 と、きらら系アニメのテンプレ設定に、
幸薄い女の子たちの幸せ探しをストーリーの主軸に練り込んだお話でありますが、

不幸の定義ってなんでしょうかね?このアニメに出てくる少女たちは、
日常生活においてTRPGでいうダイス判定的なアンラッキー体質ではありますが、
十分に幸せな日常を送っていると思います。

経済的に恵まれた生活をしており、ぼっちでもなく複数の友だちとキャッキャウフフ出来る関係であり、
人に危害を加える卑しさに満ちた嫌な人間が一人たりとも存在しない安全な世界。
そういう意味では現実社会の一定数の人間よりは、完全に幸福であると言えるのです。

『あんハピ♪』の英語タイトルは“unhappy go lucky!”らしいですが
もうひとつ!“Anne Happy”即ち、主人公・花小泉杏の幸せでもありまして、
日常でアンラッキーに多数見舞われながらも幸せに暮らしている杏、
そして彼女をとりまく4人の少女たちとの友情を見守る物語なのです。

さて、このアニメはちょっとクールな感じのする原作よりも、
作画と演出の効果でほんわかムードなのですが作品として面白いかは微妙ですね。
○○に恋してる女の子ネタとか虚弱少女の自虐ネタとか、
キャラ付けが面白くもなくギャグとして、まったくもって笑えません。
3人組が5人組になってからはキャラの良さが引き出せるようになって、
それなりに良い話もあって時々は笑えるのもあるのですが、
日常アニメを代表するような人気作と比べたら、やはりシナリオの打率は低いです。

この手のアニメは、あずにゃんやチノちゃんみたいな、
諸兄のハートを鷲掴みにするようなキャラがいないと爆発力に欠け、
そういう意味ではエースキャラがいなかったのがきついかも?
主人公の杏は天使みたいな心の持ち主なのですが。

作画もダメってわけじゃないのですが原作の絵に比べると、良いとは言い難いような?
モブの顔がのっぺらぼうなのが印象悪いですね。と思ったら、そこは原作通りなのですね。

“感動”“癒やし”“萌え”“ギャグ”

ヒット作になるべく、これらみたいな何か強力な武器をこれといって持たず、
とにかく地味で平凡な全十二話であったというのが正直な感想ですね。
某マスコットキャラの歌とか結構好きですけどね、作品の平均的なポイントは上がらないです。

2期が無いと出番なさ気な金髪少女・狭山椿は見た目が私好みで可愛いのですが、
このままだと2期決定は相当厳しいのが残念でもありますね。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

天之御船学園1年7組に在籍する不幸を背負った女子高生を幸せに導こうとする物語・・・

この作品の原作は未読ですが、原作が「きらら系」だったので迷わず食いついた作品です。
でも「きらら系」といっても実は細かく雑誌が分かれているようですが、私の中で「きらら」はこれまで十把一絡げでしたので、ちょっとググってみました。

まんがタイムきらら:萌え4コマ専門誌。けいおん、ゆゆ式、三者三葉など。
まんがタイムきららキャラット:かわいさニューウェーブ♪。ひだまりスケッチ、Aチャンネルなど。
まんがタイムきららMAX:ドキドキ★ビジュアル全開マガジン。ごちうさ、きんモザなど。
まんがタイムきららフォワード:ビジュアルストーリーコミック誌。ハナヤマタ、あんハピ♪など。
まんがタイムきららミラク:「女の子の可愛さ」にこだわる。桜Trick。幸腹グラフィティなど。

なるほど・・・一部未視聴の作品を除けば、どれもキャラ萌えする作品ばかりなので雑誌による作風の違いはイマイチ理解できませんでしたが、アニメ化されたきらら系の作品情報については、「まんがタイムきららWeb」をググると良さそうだ・・・という事が分かりました^^;
でも調べてみてビックリした事もありました。人気のある雑誌だとばかり思っていましたが、中には休刊となっている雑誌も複数あるようです。
マンガの世界の厳しさ・・・そしてアニメ化に繋がる門の狭さを改めて感じずにはいられませんでした。

少し話が脱線してしまいました。
この作品は「まんがタイムきららフォワード」で連載されていた作品・・・という事になります。
物語の趣旨はタイトルに記載した通り、不幸を背負った女の子を幸せに導こうとする物語です。
視聴するまでは、これが学校の授業としてカリキュラムに織り込まれている点に突っ込みを入れたくなる気持ちもゼロではありませんでしたが、1話視聴してそんな気持ちは吹っ飛んでしまいました。

この1年7組に入学してきた女の子達・・・とことん運に見放されているんです。
自宅から毎朝学校に通学する事自体に波乱万丈が待ち受けているんです。

そんな1年7組の中でも特に抱えている業の深い女の子が以下の5人です。

花小泉 杏:本作の主人公であらゆる不運を抱えていますが、天真爛漫なのが彼女の救いです。
雲雀丘 瑠璃:優しく世話好きですが、絶対に報われない相手に恋をしちゃってます。
久米川 牡丹:普段はおっとりとしていますが、極度の虚弱体質でケガや体調不良が絶えません。
萩生 響:極度の"方向音痴"で一人で行動すると必ず迷子になります。
江古田 蓮:人間を含めたあらゆる動物のメスを無差別に魅了してしまう困った体質の持ち主。

こうしてみると、気をつけていればそれほど日常生活に影響は無いのでは・・・?
とも思えるのですが、限度を超えると立派な不幸となって本人に降りかかってくるんです。
そこで担任の先生が「幸福クラス」と題して、不幸のどん底から救い出す授業を行ってくるのですが、正直殆ど遊びです・・・

遊びながら幸せになる・・・こんな事が実現するならとても素晴らしい事だと思います。
先生だって奮闘します・・・けれど、一筋縄ではいかない不幸を7組みの生徒は背負ってるんです。
次第に先生もエスカレートしていきます・・・
先生、見た目はとても優しそうですし、言葉遣いだってとても綺麗なのですが、極度の負けず嫌いなんでしょうね^^;
何だかんだ言いながら先生がクラスのテッペンに君臨していますから・・・

彼女達はどんな業を背負っているのか・・・そして不幸から脱却できるのか・・・
気になる方は本編でご確認下さい。
きらら系作品に相応しい展開が待ってくれています。

オープニングテーマは、Happy Cloverの「PUNCH☆MIND☆HAPPINESS」
エンディングテーマは、Happy Cloverの「明日でいいから」
Happy Cloverは、上で紹介した5人が組んだユニット名です。
ドタバタ感溢れるオープニングに、趣向を変えたメロディアスなエンディング・・・
どちらも甲乙付け難い曲だったと思います。

1クール全12話の作品でした。アニメを視聴する上で、癒しや萌えを与えてくれる「きらら系」作品は欠かせません。
次クールの作品を検索するとき、きらら系作品の有無は私の中で結構重要なチェック項目になっています。
ちょっとブッ飛んでいた感もありますが、総じて楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32

69.3 7 ロボットで漫画原作なアニメランキング7位
宇宙戦艦ティラミス(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (215)
787人が棚に入れました
人類が生活領域と欲望を宇宙まで拡大した時代、
自由を求めた人々が宇宙へ流れ住むようになり、彼らの叡智は文明を育み、
いつしか地球を脅かす存在へと変貌していった。

宇宙暦0156年、地球連邦政府が祖母星グランマースから
史上4度目のコンタクト(4th note)を受けたその年、
【メトゥスの民】との抗争は本格化していた。
終わらない戦い、増え続ける犠牲……。

そんな戦況を打開する為、颯爽と一人の青年が戦場に降り立った。
彼の名は、スバル・イチノセ。
宇宙戦艦【ティラミス】の眉目秀麗・成績優秀な若き天才エースパイロットである。

全人類の希望は、彼に託された。

――だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、
いつも専用機デュランダルのコックピットにひきこもってばかりいる青年で……。


声優・キャラクター
石川界人、櫻井孝宏、諏訪部順一、江口拓也、大塚明夫、新井里美、中田譲治、桃井はるこ
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

クソ笑った超絶ギャグアニメ

原作:漫画/放送期間:2018年4月-6月/全13話/制作:GONZO

キービジュアルやタイトルからしてロボ系かと思い込んで敬遠していたけれど、ちょっと調べたらショートアニメ&ギャグ作品ということで視聴したところ、ロボ系苦手とかそんなもんまったく関係なしに楽しめる超絶ギャグアニメでした。

あらすじをちらっと見るには、宇宙戦争やロボ系かと思ってしまうので、私のように端から敬遠されている方も多いと思われますが、約7分ほどのショートアニメなので、とりあえずご覧になって頂きたい。(もちろんギャグには合う合わないがありますが)

視聴開始したらすぐさま毛色が違うことが解かります。正直、第1話は微妙だと思っていたけれど第2話からハマってしまいそのまま一気に観てしまい全13話があっという間に終了。寒いネタのハズレ回もあったけれど私としてはほとんどがツボってしまうアタリ回だらけでした。

ちなみに涙が出るほどクッソ笑ったのは {netabare}「すぐ絶対って言うな」のくだりw くだらなすぎるけど、{/netabare}こういう奴ホントいますわなw

登場するキャラクターも主人公のスバルをはじめ、イカしたキャラばかり。紅一点の爆乳美女・リージュ(声:遠藤綾)も捨てがたいけれど、{netabare}やはりスバルの兄・イスズ・イチノセの残念なイケメンキャラが最高すぎる。{/netabare}

声優さんもナレーションの大塚明夫さんなどそれぞれがいい味を出し作品を盛り上げており、なかでも中田譲治さんと能登麻美子さんがよくこんな役どころを引き受けたものと感服してしまった。

この第一期を逃していたことで先日放映を終えたばかりの続編となる『宇宙戦艦ティラミスⅡ』もノーマークだっただけに遅ればせながら面白い作品に出会えて嬉しい限り。続けて第二期も視聴したいと思っております。


▼キャスト
スバル・イチノセ:石川界人
イスズ・イチノセ:櫻井孝宏
ヴォルガー・ハマー:諏訪部順一
ヴェンチュリー・ルロワ:土師孝也
リージュ・ルロワ:遠藤綾
シゲルコ・ホンダ:新井里美
パッカー(PAC2-AR):桃井はるこ
ナレーション:大塚明夫

▼制作
原作:宮川サトシ/漫画:既刊7巻
作画:伊藤亰
監督:博史池畠
シリーズ構成・脚本:佐藤裕
キャラクターデザイン・総作画監督:横山愛
アニメーション制作:GONZO

▼主題歌
オープニングテーマ「Breakthrough」歌:スバル・イチノセ(石川界人)
エンディングテーマ「DURANDAL」歌:スバル・イチノセ(石川界人)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 27

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

かなり笑える作品でした

原作未読。最終話まで視聴。

宇宙戦艦ティラミスのエースパイロット「スバル・イチノセ」。
今日も専用機「デュランダル」に乗り込み、戦場へと向かう・・・。

主人公・スバルと宇宙戦艦ティラミスの仲間たち、そして敵まで巻き込んだ、”日常系コメディ”。

そう。この作品はあくまでもコメディなんです。(笑)
何気にカッコいいOPやEDがもったいないくらいのコメディ。(笑)
内容とは裏腹に声優陣が豪華なコメディ。

ロボアニメが苦手な私でも楽しめる作品でした。
この作品に関しては、ショートアニメなのも良かったと思います。

2018年10月より第2期とのこと。
楽しみにしています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

地球は青かった。兄弟(ふたり)はアホだった。

この作品の原作は未読です。
公式HPのTOPページを見ると、キャラデザはシリアス系なのですが、二人の男が串カツを持ってソースを漬けようとし、その背後ではキャベツが散乱しているところから、この作品の方向がギャグであることは想像が容易です。

でも、完走してwikiをチラ見するまで、この作品が2016年7月の「このマンガがすごい!WEBオトコ編」の第3位にランクインした作品であることは全く想像できませんでした。

物語の舞台は未来の宇宙…
人類は「地球連邦」と「メトゥスの民」の勢力に分かれて宇宙大戦が繰り広げられています。

この物語の主人公は、地球連邦のエースパイロットであるスバル・イチノセ…
公式HPのTOPで串カツを握っている一人です。

見た目はイケメン…だと思います。
エースパイロットと呼ばれるだけあって、デュランダルという専用機を縦横無尽に操る技術は流石の一言です。

ですが、天は二物を与えず…

彼は神懸った技術を与えられた代わりに、与えられなかったのが協調性だったんです。
チームの中で最年少という立ち位置も不遇の一つだったのかもしれません。

彼が選択したのは「引き籠ること」
彼がどのような引きこもりなったのかは、本編を見てのお楽しみですけれど…

完走して思ったこと…
この作品は短編で良かった…ということです。
別に面白くない訳ではありません。

新井さんのどこの地方か分からない方言は、個人的にかなりツボに入りました。
主人公は石川界人さんですし、能登さんや遠藤綾さんも出演されていますから…
でもなんだろ…全体的にテンションが高いからでしょうか?
フルサイズの作品だったら、途中で息継ぎのできない感じだった気がします。
展開が綺麗じゃなかった…というのも理由かもしれません。
綺麗じゃない作品を敬遠するつもりはありません。
ただ…生理的にあまり綺麗じゃないのは不得意みたいです。

でも、巷での評価は決して低く無いと思います。
何故なら、10月から2期が放送されますので。
まぁ、物語が中途で終わっているので2期も見ますけれどね…

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

64.8 8 ロボットで漫画原作なアニメランキング8位
アトム ザ・ビギニング(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (151)
632人が棚に入れました
これは、まだ誰も知らない”鉄腕アトム”誕生までの物語。

大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」となるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る―。


手塚治虫が描いた永遠のヒーロー・鉄腕アトム。その誕生までの物語を、『機動警察パトレイバー』のゆうきまさみと『RIDEBACK』のカサハラテツローがタッグを組み、まったく新しい構想でコミック化した本作が、ついにTVアニメーションとして始動。アニメ化にあたっては、『踊る大捜査線』『PSYCHO-PASS サイコパス』の本広克行の下、『モーレツ宇宙海賊』の佐藤竜雄が監督を務め、『BLOOD+』の藤咲淳一がシリーズ構成を担当する。
アトムのいる「未来」と私たちの「今」が、『アトム ザ・ビギニング』によって結ばれる !

声優・キャラクター
中村悠一、寺島拓篤、井上雄貴、櫻井孝宏、小松未可子、佐倉綾音、河西健吾、飛田展男、南條愛乃

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さすがのNHKですよ、皆さん!(マンガよりもインパクトあるスタート)

マンガ原作。若き日の天馬博士とお茶の水博士が出てきます。これをアニメ化しようっていうのは、実にNHKらしい。

オリジナルの『鉄腕アトム』作中の歴史とは矛盾があるかもですが、そこは「翻案」ということで。お茶の水博士の妹が出てきます。4/15からの放送が楽しみです。

なお、本作品プロジェクトには作品プロットや考証面で、手塚治虫大先生の実子であるところの手塚眞氏と、漫画家のゆうきまさみ氏が関わっています。

→ ということでいよいよ始まりました。作画も綺麗でしたし、1話目から視聴者をガッチリ掴みにくる良いスタートだったと思います!

とりあえず、注目の本作品をしばらく見守っていきたいです。

2017.8.8追記:
視聴終了後の更新漏れ(笑)。ロボレスを話の区切りに持ってきたのは、1クールと考えると妥当なところなんでしょうね。ベヴストザインの可能性を示しつつも、アニメ中ではDr.ロロが何者は謎のまま終了(原作ではこの後のストーリーで判明しています)しました。

「オレたた」エンドの変形ですけど、原作的にはA107開発やその後がより盛り上がるので、できれば2期目も作って欲しいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 39

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

心やさし ラララ 科学の子

自我を持つ人工知能。
心あるロボット。
そんな作品を夢見て2人の天才は、
ロボット研究に明け暮れる。

大震災から5年。
復興と技術革新は、
私たちの世界にロボットの居場所を提供した。
仕事を忠実にこなすロボットたち。
社会に必要な存在。

初回より抜粋しました。

プロジェクトチームが豪華ですね。
想像してたのと違ってコメディタッチ。
まあこれも終盤を想像するとありなのかも。

「A106」は心を持つのか!?
「PULTO」出て来てくれないかな。

盛り上がってくれるといいですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

心やさしき科学の子

原作未読。最終話まで視聴。

手塚治の鉄腕アトムのスピンオフ作品。
アトムの育ての親「お茶の水博士」と、生みの親「天馬午太郎」の若かりし頃の物語。

前半はコメディー色が強め。
A106の活躍が面白おかしく描かれます。

後半は一転、{netabare}ロボレスという{/netabare}バトル展開に。
このバトル展開が評価の分かれ目かなぁ?

まず、内容以上に長く感じる。
そして、バトル展開の目的がよく分からない。
A106の才能や機能を表現するなら、前半の流れの延長で十分だったのでは?
{netabare}最終的にA106を半壊させるのが目的だったとしか思えない。{/netabare}

そして、終盤のシリアス展開。
お茶の水博士の妹・蘭ちゃんの優しさだけが際立つエピソード。

楽しみにしていたけど、この作品は、蘭ちゃんとA106を愛でるだけの作品だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

62.6 9 ロボットで漫画原作なアニメランキング9位
ライドバック RIDE BACK(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (197)
1035人が棚に入れました
国連の解体や東京大震災などを経て、学生達による反政府運動が再び活発になっている2020年の日本。学生運動の一拠点でもある武蔵野文芸大学に、一人の少女が入学してきた。彼女の名は尾形琳。類い稀なる舞踊の才能を持つ琳は、入学初日に人型二輪車ロボット・ライドバックと出会う。それが、世界を変革するきっかけだとは、誰一人知る由もなかった…。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

安全が一番

ライドバックと呼ばれる人型ロボットバイクで疾走(暴走?)するおはなし
スポ根的な要素はある…けど少しです
政治やら軍事やらが絡むなかなか壮大な物語となっています


率直な感想としては面白かった。です
序盤はぼけーっと観てたのですが、
途中から展開に盛り上がりを見せ始め、
私もバイクが疾駆するが如く、一気に観終えました

ただ、最終回がちょっと。。
最後でスケールダウンした印象を受けてしまいました
それでも、ストーリー全体には緊張感があって見応えありました


作画の評価はしづらいですね
キャラデザは個性的ですし、背景は普通
ライドバックも見た目はちょっと微妙です

ですが、ライドバックの動きはとてもかっこよかったです
通常走行にダッシュにジャンプに、アクションは様々
このアクションはCGによるものです
動きが滑らかでリアリティありましたね
この点は本作の一つの魅力だと思います


キャラの評価は低めにさせてもらいました
主人公とその仲間たち、普通に良い人たちなのですが、
一人だけ許せない人がいました

内田すずりって女の子なのですが…
好きな方ごめんなさい
何が許せないのかは言ってしまうとネタバレになってしまうので控えておきます
しかし、フォローじゃないですが、
物語的に必要な人物だったことは認めたいと思います



OP「RIDEBACK」 歌ーMELL
ED「記憶」 歌ーユンナ feat GOKU

OP素敵
疾走感やばいです
流石、MELLさんとしか。



観て思ったこと、それは安全第一ということです
これを観れば暴走族の皆様も丸くなるのでは?
あぶないのはいけないと思います!

近未来SF作品
世界観、雰囲気ともに好みでけっこう楽しめました

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ロボットアニメへのなり損ない

キャラの絵柄は地道。雰囲気もちょっと大人しい。
ぱっと見、ロボットものだと思われがちですが、実際に視聴してみるとロボットアニメのカテゴリーには微妙に入らないのが理解できます。
オートバイに手足が生えたような車両「RIDE BACK」(ライドバック)。
ひとりの少女が、このメカと出会い、天才的なライダーとしての才能を開化させていくお話。

・・・・だけじゃあない作品でした。


作品タイトルにもなっているライドバックは、基本的にはオートバイの進化系のようなもの。手が出ていたり人型に変形するのは、姿勢制御や移動する場所を選ばないためのバリエーションのような役割です。人間が搭乗し、移動する乗り物であることに変わりはありません。
怪我でバレエダンサーとしての夢敗れた主人公が、偶然このライドバッグに乗って新たな喜びを見つけ、バレエで培ったセンスを活かしたライドで一流に上り詰めていく・・・という、話だと思いました。最初の方は。
颯爽とスカートを翻しながら華麗に踊るような主人公のライディングが素敵です。


ただ、中盤からは、政治やテロやらが絡んできて、ライドバッグ=兵器、のような扱いになってしまいます。
そういう路線、つまりライドバッグをロボットアニメのロボット的な扱いにして、アクションバトルをやるならソレはソレで良かったんですが、いまひとつそういう方向にも突き抜けていない。半端なポジションで納まってしまい魅力半減でした。
こういうメカなら、アクションはカーチェイスやアクロバットで充分でしょうに、普通。
鉄砲撃ったり殴ったりするシーンが多くて「何か違う」って印象でした。

また、不必要に世界を支配する組織がどうのこうのと、大きな風呂敷を広げるもんだから、暗くて血生臭いストーリーになってきます。
レースやメカアクションものの肝であるスカッとする要素が、そのやたらと重苦しい雰囲気ために台無し。爽快感に欠ける展開と進行でした。
そもそも設定に無理がありすぎるんです。
世界情勢を変えるくらいの新機軸って・・・これが? ( ̄△ ̄)


素直に「少女が特殊な愛機とレースする」作品だったら面白かったとおもうんですが、個人的には。
いいギミックなのに、素材の調理方法を間違ったようで残念。
ほんと勿体無い。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

zu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ライドバックいいなー

構造的に有り得ないけど、ライドバックが有ったら乗りてぇ~(笑)

作品的にも、おもしろかったです(^∇^)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

62.8 10 ロボットで漫画原作なアニメランキング10位
健全ロボダイミダラー(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (501)
2403人が棚に入れました
突如として地球に現れた謎の生命体《ペンギン帝国》と対ペンギン専門の秘密組織《美容室プリンス》の戦いが続く中、《美容室プリンス》は《ペンギン帝国》が操る巨大ロボ《ペンギンロボ》に対抗するために開発した対ペンギンの最終決戦兵器《ダイミダラー》のパイロットを探していた。女性が持つ豊かな双丘に夢中な熱血男子高校生・真玉橋孝一は、その身に宿す未知のエネルギー《Hi-ERo粒子》の因子保有者(ファクター)であるが故に、《ダイミダラー》のパイロットに選ばれるのだが……。

声優・キャラクター
島﨑信長、日笠陽子、石上静香、花江夏樹、洲崎綾、大橋彩香、木戸衣吹、田所あずさ、子安武人、堀秀行、村田太志、浅沼晋太郎、伊藤健太郎、保村真、福島潤、小山力也
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

愛すべき「おバカ」作品!

原作:漫画 未読

全12話

ジャンル:学園エロ ロボットバトルファンタジー


感想

はっきり言ってエロいです。

そして、ただただ くっだらない 清々しい程のおバカ作品。
(決して批判じゃないです^^;)

何度「あ、アホや」って言葉をつぶやいた事か・・・

自分はバラエティー番組も好きなので、この くだらなくてエロ枠はツボでした。

なので、くだらない物が駄目な人や、エロに耐性がない人が知らずに観ると、殆ど断念するレベル。
(切った人、多いだろうな~って思う^^;)

主人公が乗るロボットは、昭和のロボット作品の敵ロボットみたいなデザインで、カッコよくないし ^^;

Hな事(おっぱい揉んだり)すると、「Hi-ERo粒子」と言うエネルギーが生まれ、ロボットが強くなる 
ホント くっだらない おバカ設定。

だけど・・・自分はこう言う くっだらないHな作品 好きですよ!

ここから、ちょっちネタバレ感想
{netabare}
第1部の主人公 真玉橋 孝一は、ちょっと熱血入ってて、
ムッツリじゃなく、清々しい程のスケベ漢 
ある意味尊敬に値するw ^^ (女性は受け付けないだろうな~^^;)
孝一とペアを組む 楚南 恭子 は、乳揉まれるのを 嫌嫌言いながら、何だかんだで受け入れてて良い雰囲気。
観ててニヤニヤしちゃったよ ^^

逆に、第2部の主人公 喜友名 霧子 と 天久 将馬 のペアは、人前でディープキスとか平気するハレンチバカップルなので、見せられるこっちは、段々腹が立ってくる。
教官の 又吉 一雄 も言ってたけど、マジウザイ 
「爆ぜろ リア中!」って声が聞こえてきそうです。^^;

なので、第2部からは、ちょっとつまらなかったな・・・

でも、終盤、死んだ筈だった 孝一 が、生きて戻って来た時は、すっごく嬉しかったね!
正に「漲ってキタ━―━―━―(゜∀゜)━―━―━―!!」でしたよw 

あと、終盤で、教官の又吉 一雄が悪者に見えて来て、どっちが人類の敵か?
分かんなくなる所は面白かったねw ^^;

まぁ、こう言うくだらない作品のラストは、ほぼ100%ハッピーエンドなので、安心して見れたのも逆に良かったです。
{/netabare}

何にせよ、ストーリーも設定もくだらないので、割り切って楽しめる人にしかおススメはできないです。

自分的には
ストーリーなんて、はなから期待してなくって、
笑わせてくれれば むしろどうでもいい!!!
キャラデザは結構奇麗で好みだったし、
さっきも書きましたが、こう言うくっだらない「エロおバカ」作品好きですよw
(大事なことなので2回言いました)

毎週楽しませて頂きましたw 面白かったです!   (>Д<)ゝ” 



OP:「健全ロボ ダイミダラー」 歌 - 遠藤会
この曲、結構好きで、車で聴いてましたw
仕事中、ついつい口ずさんじゃてましたよ♪

カラオケでこの曲唄えば、盛り上がること間違いないですw ^^(実証済み)
但し、他のメンバーがこの歌を知っている事が前提ですが^^;

あ!その時は恥じらいを捨て、ノリノリで唄う事と、間奏のセリフもしっかりと言って下さいね!^^



最後に一言
楚南 恭子 役の日笠陽子さん
エロいあえぎ声!  良かったですよ!!  (*´Д`)ハァハァ

頑張ってました!流石です!これぞプロ!尊敬します!
お疲れ様でした。

今度は「ハイスクールDXD」3期で 
またリアス部長のエロい声聴かせて頂きますね!  (@´▽`@)
 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 46
ネタバレ

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くだらないエロアニメだけで終わらせないその工夫

人類の脅威となるペンギン帝国に立ち向かう巨大ロボ「ダイミダラー」。
そのエネルギー源はHi-ERo粒子なるものです。

主人公の真玉橋孝一(まだんばしこういち)が
ペンギン帝国に対抗すべく結成された美容室プリンスの構成員の楚南恭子(そなんきょうこ)に
「よーし、恭子~~!おっぱい揉ませろ~~~!!」と言い
もみもみもみもみもみ・・・・
「あ、あん、あん、ちょっと、孝一君、、あん、あん、あ~~~~ん(CV.日笠陽子さん)」
そしてHi-ERo粒子が発生してダイミダラー活躍→ペンギン帝国のロボット撃退と
こんな感じですw

マジでくだらねーwwwだけどここまで突き抜けていると逆におもしろいwww
と最初はくだらないエロアニメが大好きな私はキャッキャとはしゃいでいたのですが、
当然のことながら3話くらいで新鮮味も薄れ飽きてくるわけです。
5話くらいまで観て切るかと思っていたのですが、このアニメはここで終わらなかった。

私が本作で最も感心した点はズバリ「ストーリー展開の工夫」です。
ストーリーテリングなんて言うと大袈裟かもしれませんが、
視聴者を飽きさせないようにと凝らしたこの工夫には正直唸らされましたw

どういうことか説明していきますが、ここからはネタバレありです。
ここから先は視聴済の方か、もしくは、
たとえストーリー展開に工夫が凝らされてようがこんなアホなエロアニメは
絶対視聴しないよという方はよかったら読んでみてください。

{netabare}まず6話で主人公が交代します!
5話の次回予告で「主人公が代わることくらいたいしたことじゃない」という
アナウンスがあるのですが、いやいやいやいや!と思わずツッコんでしまいましたw
主人公が真玉橋孝一から喜友名霧子(きゆなきりこ)になります。
この喜友名霧子はパートナーの天久将馬(あめくしょうま)と
イチャイチャすることによってHi-ERo粒子を発生させます。
これがまーうざい!!
美容室プリンスの長官である又吉一雄(またよしかずお)が
「こいつらマジでうざい!!(CV.子安武人さん)」と
視聴者の声をたびたび代弁してくれるのが唯一の救いでしたw

そんな中で人間でありながらペンギンさんを心から愛してペンギン帝国の為に
一生懸命戦うリカンツ=シーベリー(Dカップ)を徐々に応援したくなってくると思います。
つまり、実はペンギン帝国こそが正義で美容室プリンスが悪なんじゃね?という
立場の転換を明らかに狙った誘導を巧みにしてくるんですよね。
リカンツ=シーベリーは「ここで戦うと街に被害が出るから場所を変えましょ」という
まるで主人公のようなスタンスなのですが、
一方で美容室プリンスの長官又吉一雄はペンギン帝国を滅ぼすためなら街の1つや2つと
どんどん下衆な一面を押し出してきます。
そして喜友名霧子のパートナーである天久将馬がペンギン化しペンギン帝国の一員にと
本当に先が読めませんでしたw

終盤になると突如真玉橋孝一の復活!
さらには真の敵は「美容室プリンスこそが不健全である」とし、
エロを規制しようとする日本政府というまるでどこぞの有名アニメのような展開で、
最後はペンギン帝国と美容室プリンスが「エロこそが健全である!」と
理念が一致し、共に日本政府に立ち向かうという怒涛の展開でしたw

以上をまとめると
主人公交代→正義(美容室プリンス)と悪(ペンギン帝国)の立場転換
→最初の主人公真玉橋孝一復活そして真の敵は日本政府
→美容室プリンスとペンギン帝国が協力して打倒日本政府、そしてエロ規制
とかなりぶっ飛んでましたw
一見すると特段注視するような展開の工夫ではないのかもしれません。{/netabare}

ただ、こうしたストーリー展開の工夫がなければ私は本作を5話で切っていたでしょう。
くだらないエロアニメと侮っていただけに
その反動で大仰に賞賛しているようにも見えるかもしれませんけど、
別に名作だったなんてことは言いませんw
率直な感想は「なかなかおもしろかった」ですからねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

何が健全なのか分からなくなりましたw

原作未読 全12話 ハイスクールD×D3期製作決定

人類をある目的の為に色々と迷惑かけているペンギン帝国、このペンギン帝国を倒せる唯一の方法が「Hi-Ero粒子」をエネルギーとして動くロボット「ダイミダラー」でした。「Hi-Ero粒子」をエッチな行為をすると発生させる能力をもつ高校生の真玉橋 孝一(まだんばし こういち)をスカウトした美容室プリンセスの構成員である楚南 恭子(そなん きょうこ)をパートナーに「ダイミダラー」に乗り込み、ペンギン帝国と戦うお話です。

敵のペンギンコマンダーの格好や放送コードギリギリの下ネタや(ピーが入らないようにしてましたがw)エロ行為、ハイスクのスタッフが制作しただけあって徹底してますねw

キャラデザも真玉橋 孝一以外はハイスクのキャラにそっくりです。

ハイスクと同様、ここまで突き抜けていると途中から気にならなくなるのが不思議ですね〜

マンネリになってダラダラ感いっぱいになりそうでしたが、中盤からガラリと展開が変わります。

この中盤あたりから新キャラについていけなくなって、{netabare}「こいつら、マジうぜ~!」という{/netabare}長官の心の叫びに妙に納得してしまいましたw

このあたりからペンギン帝国の方が健全なのではないかと思うようになりました。{netabare}(戦場を街を壊さず場所を変えて戦ったり、子供を救ったりしてましたね){/netabare}

最後はきちんとまとめてましたね。

真の健全とは何かを考えさせられる作品かも知れませんw

色々な作品を観てきましたが、地上波でここまでよく放送できたのか感心させられました。

変な方向に熱い作品ですw オススメはしませんが、エロが苦手でなければ観ると楽しい作品になるかもしれませんね。私は楽しく観させてもらいました。

OP 熱い熱い曲です。
ED 美容室プリンセスの構成員女子3名が歌ってます。明るい曲です。

最後に、小山力也さんのこの作品には似合わないw重厚なナレーションや子安武人さんの無茶ぶりで悪者ようなw長官、最近こんな役が多いような気がするwヒロイン楚南 恭子役の日笠陽子さん、ブレイク中の洲崎綾さんなど声優陣は豪華です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 36

71.8 11 ロボットで漫画原作なアニメランキング11位
神様ドォルズ(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1181)
6379人が棚に入れました
故郷の村を後にして、東京で平穏な大学生活を送る匡平は、想いを寄せていた日々乃に告白しようとしていた。だがその日、彼女と2人きりになったところで惨殺された遺体を見つけてしまう。さらに帰宅途中、正体不明のモノに襲われた匡平のもとに、故郷から案山子と呼ばれる奇妙な人形を操る、妹の詩緒が訪ねてきて……。

声優・キャラクター
岡本信彦、福圓美里、茅野愛衣、木村良平、村瀬克輝、小林由美子、沢城みゆき、高垣彩陽、山口理恵、花澤香菜

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょっと暗めなお話だけどオススメです(*´∀`)♪♪

閉鎖的な村の仕来り・掟が起因となり人々の思惑が
絡み始めていくファンタジー色の強い物語。
原作は漫画。 全13話。

主人公・枸雅匡平の生まれ育った空守村には古くから
「神」と崇められる「案山子」とそれを操る資格を持つ
「隻」が存在した。
匡平が「隻」の資格を捨て、村を離れ上京した事をキッカケに
物語が大きく動き出します。

ロボットもの、バトルものにもなるんですかね。
木製でありながら大きく変わった形状の「案山子」同士が
それぞれの思惑の為に激しくぶつかり合います。
通常のロボットアクションとは一味違ったバトルシーンも
なかなか迫力があり面白いものでした。

そんなロボットバトルの多い作品でもありますが
物語の根幹は登場人物の人間模様に重点を置いた
作りになっています。
村の古い仕来りや掟に縛られた人間関係や
それぞれに抱える逃れられない過去などを
伏線を張りながら上手に描いています(*´∀`*)
設定や世界観がとても魅力的ですぐに引き込まれましたw

大きな魅力ポイントはあと2つ。
1つはキャラ。
登場人物個々がとても個性的で作品を盛り上げています。
その中でも、匡平の妹である詩緒とヒロインの史場日々乃が
めっちゃ可愛かったw まさに幼女とおっぱい(≧艸≦)
特に詩緒の可愛さは本当にズバ抜けてましたw

もう1つは主題歌です。
石川智晶の歌うOPとEDは作品の世界観に合った
素晴らしい曲だと思います♬
ぜひ飛ばさずに聴いてほしいですね♬

声優陣は人気のある実力派が揃っています。
詩緒役の福圓美里は本当に好演だと思います!
イメージにぴったりで詩緒の魅力を最大限引き出してます。
木村良平のヒール役もイメージに合った演技でした。


シリアスとコメディのバランスの取れた作品です。
全体的に少し暗めな作品印象をシリアスなシーンの中に
小さいコメディを入れるなどで明るく見せる努力は◎
伏線もある程度は回収していて2期を期待させるような
ラストになっています。

ぜひ続編を期待したい作品になりました♪
男女問わず楽しめる内容だと思います。
沢山の方にオススメしたい1本ですね(´▽`)/″




《キャスト》
枸雅 匡平(CV.岡本信彦)
枸雅 詩緒(CV.福圓美里)
枸雅 阿幾(CV.木村良平)
史場 日々乃(CV.茅野愛衣)
史場 慎吾(CV.斧アツシ)
日向 勾司朗(CV.村瀬克輝)
日向 桐生(CV.小林由美子)
日向 まひる(CV.花澤香菜)
杣木 靄子(CV.高垣彩陽)
空張 久羽子(CV.沢城みゆき)



《主題歌》
OP:『不完全燃焼』/石川智晶
ED:『スイッチが入ったら』/石川智晶
:『夏の庭』/石川智晶(第7話のみ)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

2期がつまらなかったら承知しないんだからね(○`ε´○)

■一気見して正解だったかも(*^-゚)
実は2話まで観て放置してたんですよぉーこの作品・・・(*゚ー゚)>
そんでもって、もう内容忘れてたので・・・(。--)ノ最初から一気に10話迄観たところ、だんだん面白くなってくるではないですか(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
 
ストーリーの方はと言いますと、なんとなく「ひぐらし」の雛見沢村や「GOSICK」の名もなき村を思い出すような設定ですね♪
人里はなれた閉鎖的な故郷・空守村で神と崇められている見た目ロボットな「案山子(カカシ)」とそれを操ることが出来る「隻(セキ)」呼ばれる特別な人間がいるのです。
村人以外には知られていないような特別な村に、日向家と枸雅家の二大名家があるのだけれど、両家の間ではなにやら確執があったみたいですね♪
 
そんな自分の村と「隻」という特別な立場をすてて、普通の生活を望むべく上京した主人公の枸雅 匡平(kuga kyouhei)なのでしたが・・・
ある事件をきっかけに幽閉されていていた筈だった、幼馴染みでもある枸雅 阿幾(kuga aki)と何年ぶりかの再開で、空守村の因縁から逃げられないと気付き物語が動き出していくのです♪
 
 
■途中まで観た印象は(*゚・゚)ンッ?
前半は物語のテーマがなかなか見出せなくって、ただ見てるって感じでしたε-(ーдー)ハァ
「案山子」が神様ってなんなの・・・
動くとなんで歌が聞こえてくるの?オルゴールなの・・・
匡平と阿幾ってなんでいがみ合ってるの・・・等々・・・
とにかく疑問ばっかり浮かんでましね(*'ω'*)?
なので、前半は各キャラクターをよーく観察して後半に備えておく感じでした♪
 
結構キャラの表情は豊かに描写されていて、詩緒(utao)ちゃん見てても可愛いなって思うところがあれば、ちょっと怖いかもって思える表情があったりして喜怒哀楽を丁寧に表現している印象を受けました♪
それは、他のキャラも同様なのでそんなところに注目してもらっても良いかもですね(*^o^*)
 
それと、この作品はロボット・・・じゃなくって神様だから、バトルを楽しむ作品ではないですね!
やっぱり、キャラの心理描写で楽しむタイプの作品って気がします♪
 
中盤に差し掛かってくる頃から、じわじわ物語の全貌も見えてくるので、ストーリーの方も楽しめるようになってきますよ!
後半に来て新キャラ登場とか、最終的にどういう形の結末を用意しているのか解りませんけど、最後まで目が離せなくなって来た感じなのです♪
 
 
■総評
やっぱり後半に入ってからストーリー的に盛り上がってきましたね♪
まだ、空守村にはまだ謎が多いような気がしますけど、概ね主要キャラも出尽くした感じで、だいぶキャラ同士の相関関係が理解できて、面白くなって来た感じなのです。
前半がプロローグだとしたら、後半は起承転結で言えば物語の導入部分あたる「承」ってところではないでしょうか?
なので、多少は盛り上がって来たのですけど、これからが本番っていう印象なんですよ!
そんな状態の中で1クール終了って・・・それでは中途半端って言われてもしょうがないですねw
でも、無理矢理に山場をつくって(゚Д゚) ハア??って言われるよりは良かったのではないでしょうか(>o<")
まぁできれば2クールでしっかり完結してくれるのがベストだったような気がしますけどね(T▽T)
完全にお預け状態になちゃいましたよぉ♪
でも、2期で1期以上の盛り上がりを見せてくれたらちゃんと許してあげるんだからね!!
キョウヘイとアキがきっと私に感動を届けてくれるはずなので首をながーくして待ってますよ♪
o┤*´Д`*├o アァ~2期の前にもう一回復習が必要になりそうな気がします♪
 
 
■MUSIC
OP曲『不完全燃焼』
 歌:石川智晶
 本当に物語は不完全燃焼だったんだからねw
 
ED曲『スイッチが入ったら』
 歌:石川智晶
 本当にスイッチが入ったら1期終了だったんだからねw
 
ED曲『夏の庭』
 歌:石川智晶
 7話の空守村で起こった悲しく切ない事件を思い出すナンバーです♪
 あきぃぃぃぃー!!Σ(T▽T;) って思わず叫びたくなっちゃいますね♪
 
※石川智晶の詩・曲・歌は力強くてストレートに心に響くんですよ(*^o^*)
 
2011.09.08・第一の手記
2011.09.29・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 45
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

不完全燃焼なんだろ?そうなんだろ?そうなんだろ?(70点)

全13話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:70点(75点)
アニメ系統:鬱系ファンタジーバトル

予備知識なしで観始めたんだが
この絵柄からは想像できないような陰鬱な物語。
独特の世界観。
個人的にはかなり好きな部類。

ただ、ちょいと残念なのは、物語の展開スピードが少し遅いこと。
かなり色々謎があるのだが、少々日常パートに時間を使いすぎな感があり、
肝心のストーリーが進まないことがある。
盛り上がってきたのに、また盛り下げる的な印象が少しあった。
この辺りにスピード感があればもっと良かった。

もっと残念だったのはラストだが・・・・
ネタバレになるといけないので控えておく。
そんなわけで70点とした。
個人的な物語の好みから言えば75点なのだが。

キャラデザはいいと思うが、あのロケットおっぱいだけは
どうも受け付けないw
物理法則無視してるだろw
それ以外は作画ともに結構いいと思う。

声優陣も結構豪華。
花澤さん演じる「まひる」がいつもの癒しボイスではなく
いっちまってるキャラだったがこれもなかなか良かった。
茅野さんもがんばってるねえ。
今年、ブレイクだね。
橘勇魚とめんまと続いてロケットおっぱい役。
秋もかなりの作品に出るようだし、益々活躍しそう。

OPED曲は皆大好きな石川智晶さん。
両曲ともにかなりいい。
独特の歌声が作風にマッチしている。

とにかく、総合的にかなりいいと思う。
鬱系が苦手でなければ1度見てみてはいかがだろうか。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

不完全燃焼なんだよ!
仕方ねえ原作買うか。

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以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
これは来たか鬱物。
可愛い絵柄からはそんな展開だとは思わなかった。
好物展開を期待したいものだが、どうなるのだろうか。

作中、色んなものが狂っていそうだが
あのロケットおっぱいは狂いすぎだろうw
物理学的におかしいぞw
偽ニュー隊長としては討伐せねばw

まあ、今後の展開には期待している。
もちろん作品的にだw

2話視聴。
匡平の過去がほんの少しだけ見えた。
これが今後のストーリーに関係してくるのか?
そして、新キャラ久羽子(クウコ)登場。
物語とどうかかわってくるのか?
なかなかシリアスぽいので今後にも期待したい。

3話視聴。
詩緒の日常風景が可愛い。
シリアスな話の中のほっと一息といったところ。
ケーキ食いすぎwww

物語は伏線ばらまきまくり。
一気に新キャラ2人もでてきて、謎だらけ。
先は気になるので継続。

4話視聴。
くうこ、こえええw
沢城さんの演技はんぱねえ
やっぱりこの人すごいわ。
で、物語は相変わらず伏線ばらまき。
何か謎だらけなんですけど。
これ全部回収できるのかね。
先は気になるので継続。

5話視聴。
何か面白くなってきた。
これから少しずつ伏線回収が始まるのか?
段々続きが気になってきた。
来週から楽しみだ。

6話視聴。
ちょっと中休み的感じ。
来週はきょうへいの過去が語られそうだ。
その話にはかなり興味がある。
いよいよ後半に入る。
ここから盛り上げてほしいところ。

7話視聴。
匡平と阿幾の過去が語られた。
これは面白くなってきた。
鬱好きにはたまらない展開に。
折り返し地点からの益々の盛り上げに期待したい。

8話視聴。
ちょっと生き抜き回かな。
一旦仕切りなおしといった感じ。
さて、後半に突入だ。
今後、匡平と阿幾がぐっと絡んでくるのか?
匡平の本性とか出てくるのだろうか?
出てこないと盛り上がらないとは思うが。
今後も楽しみだ。

9話視聴。
今一物語が進まない。
もう少しサクサク進んで欲しいところだが。
新キャラ登場。
まひる=中の人花澤さん!
癒しボイス花澤さん登場で物語りはどう展開するのか?
来週からぐっと動くかな。

10話視聴。
まひる、何かいっちまってるw
そして、まひると匡平と阿幾の3人の過去が少し語られた。
匡平かっこいい。
しかし、今一ゴールが見えない。
原作も終わってないから、中途半端に終わるのかな?
結構面白くなってきたから、うまくまとめて欲しいところ。
後3話注目したい。

11話視聴。
まひるなんかいいねえ。
花澤さんのはげしい性格の役も何かいい。
そして、匡平かっこいい。
しかし、終わりが見えないなあ。
これは2期へって展開かな?
後2話どういう結末を迎えるのか楽しみ。

12話視聴。
禍津妃(マガツヒ)暴走。
匡平ピンチ。
さて、来週どうなるのか?
個人的予想は玖吼理(ククリ)を操るんだろうなと
そんな妄想をいだいて、来週を迎えたい。

13話視聴。
ちょっと待てええええ。
不完全燃焼すぎるだろ。
おい、この終わり方はねえだろ。
続きを見せろ。
いや、見せてください、お願いします。

仕方ねえ原作買うか。。。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 44

62.8 12 ロボットで漫画原作なアニメランキング12位
実は私は(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (495)
2673人が棚に入れました
隠し事が出来ないことから『穴の開いたザル』、通称『アナザル』と呼ばれている高校2年生の黒峰朝陽。
彼には、密かに想いを寄せる相手がいた。ミステリアスなクラスメイト、白神葉子だ。しかし、彼女もまた、ある秘密を抱えていた。
実は彼女は……吸血鬼だったのだ!!しかも、正体がバレたら即退学!!そんな葉子の正体を知ったアナザル朝陽。吸血鬼だとバレてしまった葉子。
2人は秘密を共有し、一緒に高校生活を続けるため『秘密がバレたことを秘密にする』決意をする……が、学校では一筋縄じゃいかないアホカワ・ダメカワ・エロカワなヒロインたちがノンストップで大暴れ!!
朝陽は本当に秘密を守りきれるのか!?“ちょいアホ人外ヒロインラブコメ”の明日はどっちだ!!

声優・キャラクター
花江夏樹、芹澤優、水瀬いのり、上田麗奈、内田彩、M・A・O、新田恵海、平川大輔、羽多野渉、下野紘
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ワケアリ女子たちとラブコメ

原作未読 全13話

隠し事できずにすぐに何でも話してしまう通称「アナザル」と言われいる高校生で主人公の黒峰 朝陽(くろみね あさひ)は、ある日同じクラスの好意をよせいるヒロインの白神 葉子(しらがみ ようこ)のある秘密を知ることになります。この出来事から2人は接近するのですが、それから出てくる他のヒロインたちも色々と秘密を抱えていてそのことによって主人公たちが巻き込まるお話を綴ったラブコメ作品です。

キャチフレーズは、「ちょいアホ人外ヒロインラブコメ」

ハーレムな展開の王道ラブコメですが、主人公は白神一途であり優柔不断な感じがしないので好感が持てますね。

序盤は、各キャラの紹介と何とか秘密を守ろうと必死な主人公の行動がメインでしたが、だんだんキャラが増えてきて各キャラが絡み始めてきてから面白くなってきました。特に校長が出てきてからの展開が面白かったです。{netabare}(8話のあまりにも壮大なお話には笑ってしまいましたw){/netabare}

お約束のパターンも面白かったですね。(委員長の勘違いや校長VS紅本先生の攻防など)

キャラデザは古い感じがしましたが、みなさんかわいい感じで描かれていました。

ヒロイン白神 葉子の関西弁が可愛かったですね。CVの芹澤優さんが可愛く演じられていました。

他にも委員長役のCV水瀬いのりさんは他作品で演じるキャラと声が違ってEDまで分かりませんでしたね。

また校長役のM・A・Oさんもゲスさ加減がいい味を出していましたw

でも主人公の幼なじみのみかんさんは苦手でしたね~

視聴前はあまり期待していませんでしたが、思いのほか面白い作品でした。ラブコメ作品が好きな方にはオススメです。

OP/ED 珍しくどちらも男性が歌ってます。EDの静かなラップ調の曲で好きですね。

最後に、男女問わずみなさんが時折見せる「ねずみ男」みたいな表情に笑ってしまいましたw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

実は私は・・・???なんです。

増田英二による漫画を原作とする作品です。全13話

原作未読


考えていることが顔に出てしまって嘘や隠し事の出来ない

黒峰朝陽はクラスメイトのクールビューティーな白神葉子

に恋をする。そんなある日朝陽は白神葉子に告白するため

に放課後一人でいるであろう教室に向かう。そしてその扉

を開けたとたん・・・


なかなか面白かったラブコメでした。ちょっと一昔前の

雰囲気を醸し出している感じではありましたが。


嘘がつけない朝陽と様々な秘密を隠し持ったヒロインたち

が秘密をめぐってちぐはぐに会話したり、少しずつ変化

していく気持ちに振り回されたり、そもそもこの学園が

そんなわけありの生徒が入学できているのかの根底に潜む

人たちとドタバタを繰り広げたりと毎話楽しかったです。


それに時折挿入歌で流れるBGMがなんとも言えない雰囲気

を作り出していてツボにハマっていました。


あとはキャラデザ特に目の辺りがかなり特徴的で最初は

違和感だらけでしたが慣れればそうでもないという感じで

した。


全体的に飛び抜けて面白かったとかというのはなかったの

ですがBGM、主題歌のコンボがなんとも言えない雰囲気で

作品全体を包み込み安定してそこそこ楽しめたという感じ

でした。

◆個人的点数評価 76.697点

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実は私が・・・

人外ってとこを除くと普通のラブコメかな。
突飛な言動をする女性陣。
主人公が心の声でツッコむことで成立しています。

ふたりの鈍感ヒロインが見どころですね。
{netabare}メインヒロインはハーフ吸血鬼。
素直で八重歯がキュート。
時々羽根なども。
何故か大阪弁で親しみがあります。
一歩引いた立ち位置にサブヒロインの委員長。
小人宇宙人が人型ロボットを操る設定。
頭のネジが搭乗口だけど、これには誰もツッコまない。

かわいい胸が好みの私は、もちろん委員長派です。
小人が突然出てきてドタバタとテンパる。
特におかしいのが目。
表情の豊かさが魅力的です。{/netabare}

実は私が、もっとも心奪われたのはOP映像の1:14の箇所。
青空に緑の平原。
ノスタルジックを感じます。
それに緑の制服に、髪になびく緑の髪。
やっぱり、私は緑が好きです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 40

67.7 13 ロボットで漫画原作なアニメランキング13位
宇宙戦艦ティラミスⅡ(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (124)
461人が棚に入れました
人類が生活領域と欲望を宇宙まで拡大した時代、
自由を求めた人々が宇宙へ流れ住むようになり、彼らの叡智は文明を育み、
いつしか地球を脅かす存在へと変貌していった。

宇宙暦0156年、地球連邦が祖母星グランマースから
史上4度目のコンタクト(4th note)を受けたその年、
【メトゥスの民】との抗争は本格化していた。
終わらない戦い、増え続ける犠牲……。

そんな戦況を打開する為、颯爽と一人の青年が戦場に降り立った。
彼の名は、スバル・イチノセ。
宇宙戦艦【ティラミス】の眉目秀麗・成績優秀な若き天才エースパイロットである。

全人類の希望は、彼に託された。

――だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、
いつも専用機デュランダルのコックピットにひきこもってばかりいる青年で……。

声優・キャラクター
石川界人、櫻井孝宏、諏訪部順一、江口拓也、小山力也、土師孝也、遠藤綾、新井里美、桃井はるこ、杉田智和、大塚明夫
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

○○さん、このアニメに出ちゃダメでしょ(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
宇宙戦艦ギャグアニメ。パロディ、ナンセンス系ですね。

ストーリーは進んだものの、ギャグのキレは1期よりも落ちたかなというイメージです。

1期の方をよりオススメするけれど、ショートのギャグアニメとしては、水準以上かなと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
何はともあれ、池田さん、何やってんのさ(笑) だめでしょ、池田さんと古谷さんだけは、このアニメに出たら(苦笑)

ってのが、一番笑えたかなw

あと、生協の人がユニバース感覚者ってのと、まさかの割り勘、膝営業所は笑えたかな(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
とりあえず、笑ったネタだけを。

1話目 ☆3
一蘭コックピットw お土産売り場w

2話目 ☆2
特になし。

3話目 ☆3
生協の人がユニバース感覚者(笑) 話すときに乳首みるw

4話目 ☆3
割り勘(笑) マジックテープの財布w

5話目 ☆3
連邦の踊る死神w

6話目 ☆3
宇宙ゆとりw ババ抜きのルールw

7話目 ☆3
膝営業所w

8話目 ☆2
特になし。

9話目 ☆3
何語だよw

10話目 ☆3
池田さん、何やってるのさ(笑)

11話目 ☆2
合体後w

12話目 ☆
一話とばした。まあ、いいや(笑)

13話目 ☆2
なんか、色々増えてるw まんま、逆シャアだな。コントローラー(笑) もし、逆シャアもこうだったらw
池田さん、この役を受けたことが間違いだったんだよ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

さくっと観れるギャグアニメ

原作:漫画/放送期間:2018年10月-12月/全13話/制作:GONZO

相変わらずギャグ全開となっていたけれど、期待しすぎてしまったこともあり第一期に比べるとパワーダウンしていた印象。人気のロボ系アニメのパロディが多くなったことで登場人物が若干増えたので、主人公・スバルの登場回数が減ったことが要因かも。(ネタギレなのかぼっちネタやあるあるネタが少なくなってしまったのが残念)

それでも笑える箇所はいくつもあり、{netabare}お気に入りのいっくんやビヨンドが輝きを増しており、大いに楽しませてもらいました。終盤ではシリアスな展開に持っていくのかと思いきや、あくまでギャグアニメとしての本文を忘れずにネタを振りまく徹底っぶりは素敵。

また第一期にはなかったエンディングでのほぼ予告になっていない掛け合いギャグも結構面白かったw 第一期のレビューの表題につけようとしていた「ひきこもりの童貞」というフレーズがまんま登場するとはおったまげw

ちなみにガンダムやエヴァ、ギアスなどのパロディだけでなく、戦隊モノ「轟轟戦隊ボウケンジャー」の神回からのパロディネタがあったのがちょっと嬉しかった。

私的にはこの作品によるくだらないネタやギャグがツボで、笑えるギャグアニメとして貴重な一作。第三期があるならば、視聴したいと思えるほどに面白い作品でした。


▼キャスト
スバル・イチノセ:石川界人
イスズ・イチノセ:櫻井孝宏
ヴォルガー・ハマー:諏訪部順一
ビヨンド:江口拓也
ヴェンチュリー・ルロワ:土師孝也
リージュ・ルロワ:遠藤綾
シゲルコ・ホンダ:新井里美
パッカー(PAC2-AR):桃井はるこ
マイバッハ:杉田智和
ソウイチロウ・イチノセ:小山力也
エスカレド・キャデラック:池田秀一
ナレーション:大塚明夫

▼制作
原作:宮川サトシ/漫画:既刊7巻
作画:伊藤亰
監督:博史池畠
シリーズ構成・脚本:佐藤裕
キャラクターデザイン・総作画監督:横山愛
アニメーション制作:GONZO

▼主題歌
オープニングテーマ「Breakthrough」歌:スバル・イチノセ(石川界人)
エンディングテーマ「DURANDAL」歌:スバル・イチノセ(石川界人){/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「俺たちの中で誰が一番アホだと思う?」

2期から公式HPのTOPページが更新されたようです。
1期の時にはキャラデザはシリアス系なのですが、二人の男が串カツを持ってソースを漬けようとし、その背後ではキャベツが散乱していましたから…

作品のノリは相変わらず…
シリアスな作風のギャグアニメです。
でも公式HPのTOPページ同様、主人公であるスバル・イチノセの奇行は間違いなく減った気がします。

1期より登場人物が増え、出てくるキャラがそれぞれ問題を抱えているので、スバル・イチノセの奇行にスポットを当てるほど尺が無かったのでは…?
と思っていました。

もともとコクピット引き籠るのが彼の日常…
確かに、コクピッに籠城できるよう食材も豊富に取り揃えているのですが、その食材と向き合うシーンは激減しました。

だからコクピットの中でのスバル・イチノセの奇行目当てでこの作品を見ると、1期からはパワーダウンした感じは否めないでしょう。
個人的には1期にはあまり綺麗なイメージが無かったので、2期の方が楽しめた気がします。

物語のスケールは1期より大きいです。
これまでは地球連邦とメトゥスの民の小競り合いの様な戦いが展開されてきましたが、今回は地球規模の危機が彼らを待ち受けているんです。

力の圧倒的な暴力としか言えないまでの戦力差…
そんな無謀とも思える相手と対峙しなければならない時、戦士は何を思うのか…?
そして一筋の光は見出せるのか…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Gravity Heart」
エンディングテーマは、「DURANDAL New ver.」
どちらもスバル・イチノセが歌っています。

1クール全13話の物語でした。
10分枠のショート作品なので、サクッと視聴できる作品です。
遠藤綾さんや、小山力也さんなどベテラン声優さんが出演されているので、ギャグアニメのお好きな方には楽しんで頂ける作品だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

66.6 14 ロボットで漫画原作なアニメランキング14位
冥王計画ゼオライマー(OVA)

1988年11月26日
★★★★☆ 3.7 (89)
316人が棚に入れました
大迫力のメカアクションと衝撃的なストーリーテリングで、数多のロボットアニメファンを魅了したOVA。秘密結社・鉄甲龍を率いる少女・幽羅帝は、配下の八卦衆に対し世界征服のための決起を表明した。しかしその前に立ち塞がるは、組織を離反した木原マサキが奪取した八卦ロボ・天のゼオライマー! 現在は普通の少年・秋津マサトによって操られているその機体が秘めた絶大なパワーは、次々に八卦衆の命を奪っていく。気弱なマサトが、ゼオライマー搭乗時に突如豹変するその冷酷さの正体とは? 原作となったのは18禁コミックで、時折挿入されるセクシャルな描写にその名残がある。とはいえ引用したのは部分的な設定のみであり、基本的にはアニメオリジナルといっていい作品となっている。

声優・キャラクター
関俊彦、本多知恵子、田中秀幸、荘真由美、鈴置洋孝、佐久間レイ、佐々木優子、勝生真沙子、玄田哲章、塩沢兼人、速水奨、辻村真人、政宗一成

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

もうちょっと尺が長ければな~・・・。それにしてもゼオライマーが強い!強すぎる!!なんか無敵すぎて物語がどうでも良くなってくるw

他の皆さんがもう書いていますが、私も書かせていただきます。

「ぜオライマー強すぎだろ!!ww」

強いんだろうな~って見る前から思ってたんですが、想像を絶する強さだった。
その強さは力が強いとか、破壊力が凄いとかそんなんじゃなくて、他の敵ロボットと比較してぜオライマーが圧倒的に強いって話です。

初めから敵の中でもずば抜けて強いんだろうな~って思わせる雷のオムザックはあれだけ引っ張っておいて一瞬で敗退。
一応オムザックは核ミサイルなんぞ効きもしないほどの強さなんですけどね~w
それを一瞬で葬り去るゼオライマーはどんだけ~って話ですな。


まぁゼオライマーの強さも、やたらに技術が高いのも(人格をデータとして保存してそれを他の人物に転送するとか)設定としてそうするしかなかったと割り切るべきなんだろう。
昔の作品は意外に技術が高くて理解に困る^^;


実は、ここまでロボットにことに触れてきたが、この作品の主なポイントはロボットではない。
この作品は1987年に放送された「破邪巨星弾劾凰」の合体アクションの陽性な雰囲気とは違うロボットアニメを表現しようと制作された作品だ。

主人公の秋津まさとと木原マサキという第二の人格との葛藤、各ロボットを乗りこなすパイロット達のコンプレックスに焦点を当てて、戦うことの意味や宿命というものの卑劣さを表現している。

まぁ、表現しているつもりなんだが、結局のところゼオライマーが強すぎてキャラたちの葛藤が単純で簡単なものに見えてしまうのも確かだ。


そもそも全4話で構成されている為、物語が超急ピッチで進み視聴者を感動させる前に次の戦いへと引きずり込んでいく。
多分、この作品は尺が長ければなかなか良いデキになっていたと思う。

ついでながら言うと、ロボットのデザインや攻撃の仕方などはかなりカッコイイ。
ちょっと勿体無いな~と思わずにはいられないが、それも全4話では仕方が無い。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

脳髄に直接叩きつけられる衝撃。神と悪魔の如き聖戦。

これは、イクサー1と同じくレモンピープルという雑誌に連載されていた漫画作品(原作者は違います)を平野俊弘(現:俊貴)監督が映像化したアニメです。

こちらもやはり美少女が出てくるし際どい性描写も出てくるのですが、イクサー1のような娯楽要素はなく、むしろ対極のような存在であります。


原作からの改変もなされ(原作読みました)、より『人の業』が感じられる哲学めいたストーリーですね。

敵味方入り乱れる人間関係。
どのキャラも自分の欲望や感情を包み隠さずぶつけ合う、対立の連続。どこまでもドロドロな人の闇が描かれています。

そして愛し憎み合う中で発覚する驚愕の真実・・・!
自分は自分なのか?どこまでが自分でどこまでが他人なのか?
設定の妙によって黒幕の存在意義がますます高まっています。
(これに似た設定を平野監督はロウランでも使ってましたが、ゼオライマーの秀逸さには敵いませんでしたね。)


このアニメで最も揺さぶられるのは『自我』の概念だと思います。
非現実的な設定なのに、登場人物の心情描写が生々しい現実感を帯びているせいで説得力があります。
ここでも幽羅帝(ゆうらてい)を演じる荘真由美さんの好演が素晴らしいです。今回は主人公のマサキを演じる関俊彦さんの鬼気迫る演技も鳥肌ものです!!



僕はスーパーロボット大戦というゲームはやったことがありませんが、どうやらゼオライマーはその性能から有名らしいですね。
スーパーロボット、と呼ぶにふさわしいと思います。ゼオライマーは本編では人の業を裁く神のごとき存在です。搭乗する人間によっては悪鬼に姿を変えます。
どんなときでもゼオライマーを見ているとその異様なオーラに呑まれてしまいます。怖いし、身震いさせられます。



最後までどうか見届けて下さい。最後の晴れやかな三人の表情にこそこのアニメの真髄があります。
時間の都合上話の繋がりに雑な部分があるのは残念でならないですが、とても感銘を受けたロボットアニメです。



すごーーくどうでもいいこと。
{netabare}
駅の改札で他の利用者がICカードで通ろうとして。
そしたら残高不足で『チャージしてください。』って引っ掛かってたんですよね。
そのとたん頭の中に『チャージなどさせるものか!!』ってマサキの声が浮かんできて(笑)
笑いをこらえるの大変でした。


それだけです。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

木原マサキの中にある優しさと世界に抱く業の念

(2012.10/12)
1話30分、全4話の作品

単に冥府の王となるなら感情のないアンドロイドをパイロットにすれば良かったのではないかと思う。

造られた存在に感情を持たせたのはマサキの優しさではないだろうか? 
感情を持たせ、憎しみや恋心・嫉妬を抱えながらゼオライマーと八卦ロボを戦わせ、世界を破滅に導くのならそれこそ究極の「人の業」なのだろうが、そうは思いたくない…

この作品はゼオライマーが勧善懲悪な立ち振る舞いをしていない所が面白いです。

世界の救い方はそれぞれありますが、この作品は破滅によって世界を救うという今までにないロボットアニメでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

76.7 15 ロボットで漫画原作なアニメランキング15位
ローゼンメイデン(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1154)
6799人が棚に入れました
引きこもりの日々を過ごす少年・桜田ジュン。彼はネット通販で買った商品を、期限ギリギリでクーリングオフしてスリルを楽しむという、鬱屈した性格の少年であった。
ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た。
鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン(薔薇乙女)の第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して家来となる事を要求する。
最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わる事により薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていく事になる。

声優・キャラクター
真田アサミ、沢城みゆき、野川さくら、田中理恵、力丸乃りこ、倉田雅世、桑谷夏子
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

少女たちに囲まれてるけど、ハーレムアニメじゃないよ

原作未読。

引きこもり中学生、桜田ジュンの元に、「真紅」という人形が現れる。
ゼンマイを巻くことで、まるで人間のように行動する真紅。
真紅は「ローゼンメイデン」と呼ばれる人形たちの1体だった。
しかし、ジュンはローゼンメイデンの争いに巻き込まれてしまう。
戦いの中、ジュンがドールたちを通して成長していく話。


ローゼンメイデンのドールたちは、自分の力だけでは動くことができません。
誰も見つけてくれなければ、永遠に動かないままカバンの中にいるしかありません。
対して、ジュンは自分の力で動くことが可能なのに、部屋に閉じこもって出てこない。
この対比がストーリーの中核を担っています。


また、本来心をもたない人形がジュンの心を成長させる。
そういう切り口で見ると深いテーマが隠されていそうですが、そこまで立ち入っていません。

あくまで「戦いの中で得る成長」がテーマです。


ただ、ジュンが引きこもるきっかけは弱い気はします。
まあそこはご愛敬。
本編でもちゃんとフォローされていますので良しとしましょう。
{netabare}
真紅「時には雨が降り、嵐が吹き荒れることもある。景色が移り変わり、放っておくと取り返しが付かなくなることもあるの。その度に、アナタは戦い続ければならない。それが……」

ジュン「それが"生きている"ことだから」

このように、
「生きることは戦いである」ということを、今まで何度も戦い続けてきた人形に教えてもらったわけですね。
{/netabare}

今でも色あせないキャラクターデザインと、各キャラの個性の強さ。
また、ギャグとシリアスのバランス、物語のテンポもいいですね!

階段回は大爆笑でした。

ペース配分が絶妙なので、一気に見てしまう勢いがあります。
ドールのネーミングも独特で素敵です。
ただし、人名は……。


老若男女問わずオススメできる作品。
麻生太郎も絶賛です。

↓ローゼン閣下の真相↓
{netabare}
司会:『ローゼンメイデン』を読んだことはありますか?

麻生:「あります」

何でこの話を聞いたかというと、『ローゼンメイデン』っていう本がたまたま羽田の飛行場で売ってたんですよ。で、このローゼンメイデンというのを、「これが、『ローゼンメイデン』って言うのか』って思ってたまたま見てたら、そこに中学生の修学旅行がいて、パシャパシャパシャって(携帯電話で撮られて)。それがあっという間に流れて、「麻生は少女漫画を読む」って話になっちゃったんです。たまたまこれが、と。
だけど、最近みんなこう……どれもこれもやたら目玉が不必要にデカく描いてある漫画が多くて、『ゴルゴ13』みたく目の小さいのってのは本当に少ねぇな。ははははっ。ねぇ、どうしてこんなに大きく目玉が描いてあるんだろう。

司会:あれはたまたまだったんですか?

麻生:『ローゼンメイデン』はそう。ただ、「ローゼンメイデン閣下」(というフレーズ)がいつのまにか何となく(広まって)、とにかく、何だろうね(私に対する)ハンドルネームまで「閣下」みたいな形になってたりしてるでしょ?

http://www.garbagenews.net/archives/1447038.html
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 81

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

だって・・生きることは闘うことでしょ?

20歳前後の頃、球体関節人形の展覧会に行って以来、その魅力の虜になり
人形制作を趣味にするようになった自分としては、
とても興味を惹かれる作品ではあったが、放送当時はまだアニメを
今ほど理解も視聴もしておらず、人形のデザインは可愛く感じたものの
人間達のキャラデザや、雛苺の萌えを意識したような口調に
違和感を覚え、数話観て切ってしまっていた。
今思うと、なんてつまらないことに拘っていたんだろうと思う。

それから数年が経ち、アニメに対しての向き合い方が変わって
もう一度観てみたら、すっかりドツボにはまり、後半9話から最終話までは
胸が苦しくなるほど感動してしまっていた。

まずこの作品はあくまでも、主人公である桜田純の心の成長が
物語のメインであり、ドールたちの日常とバトルはそのための
手助けをする役割として描かれている、ということを言っておきたい。

バトルの理由であるアリスゲームに関しての詳しいことや
第1ドールである水銀燈がなぜ、第5ドール・真紅を目の敵に戦いを挑むのかは
ここではほとんど語られないので、そちらのほうをメインで観た人は
もしかしたら不満を覚えたかもしれない。

でも、不登校でずっと自宅に引きこもり、食事すら自室でしかしなかった純が
人形達と出会い、生活を共にする中で少しずつ変化を見せ
やがては自分の心の奥底と向き合い、さまざまなことに気づき
這い上がっていく様子には何度も涙腺が壊れた。

もちろん、ゴスロリファッションやドールが元々大好きな自分としては
彼女達を見ているだけで幸せだったりもして。
放送当時に観た時、憤慨したはずの口調は逆に可愛く感じるようになっていて
なんだ・・自分もアニメへの向き合い方がかなり変化していたんだなと、
はじめて気づかされた作品でもあった。

コメディパート+バトルパート+日常パートと、テンポも良く飽きないし
それぞれに流れる音楽もとても良かった。
それに、胸に刻みたくなるような良い言葉もたくさんあった。
中でも特に、真紅の語るセリフがいい。

ドール達の中でもひときわ知性と気品にあふれ、
立ち居振る舞いのすべてがエレガントな真紅の魅力は
時々見せる羞恥心も含め、個人的には一番理想のドールだったけれど
翠星石の独特な口調は、意地悪さと優しさが複雑に交じり合った彼女にぴったりで
アニメ的にはこういうのもアリだな・・と思ったし、
雛苺の純真無垢な、幼児のようなキャラもあってこそ、物語を面白くもしていた。
ちなみに翠星石の双子の妹である蒼星石のボーイッシュさと裏腹な性格も
共感する部分がかなりあったりで、ほんと・・バランスが良かったと思う。

なお、水銀燈に関しては、彼女の悪魔的狂気の原動力となっているものが何か
わかってて観るのとそうでないのとでは、印象がだいぶ誓うので
そのあたりを中心に描いたOVA『ローゼンメイデン・オーベルテューレ』
のほうを先に観ることをオススメする。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51

disaruto さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

メリハリの効いた作品。「だって、生きることは戦うことでしょ?」

制作はノーマッドで原作は漫画です。
ジャンルはファンタジーです。


引きこもりの少年桜田ジュンはある日「まきますか、まきませんか」という手紙を受け取り、軽薄に答えてしまう。
その瞬間、部屋の中に箱が出現し、中に綺麗な一体の人形が入っていた。
彼女のねじを巻いてみると、突然動きだして…。


当初の印象だとダークファンタジーで暗い話なのかな?と勝手に思っていたのですが、なかなかのキャラアニメでギャグも多かったですね。
特に5話は突き抜けていて面白かったです。
一期に登場するドールは5体でそれぞれ性格が全然違います。
具体的にはクーデレ、ロリっ子、ツンデレ、ボクっ子、冷徹。
キャラ設定が複合施設状態なので多分気に入るキャラが一人くらいは出てきそうですね。
私は水銀燈がお気に入り。キチっぷりが良い。

ですが、やはり暗めの話ではあります。
日常回を効果的に入れて、だんだんと真紅と水銀燈の戦いに物語が終局していく形はなかなかスマートで美しかったです。
欲を言えば、ラストのようなストーリー上の盛り上がりがもう一つくらいあればよかったかなとは思います。
蒼星石の話は若干インパクトが薄かったような。


このアニメの一つの特徴として、水銀燈一人だけが完全に悪役として描かれている点があげられます。
見ている側も自然と「この畜生が!」となります。

このアニメ全体で描いているものは「戦いの中での成長」でしょうか。
最初の内は主人公にイラつくこと請け合いですが、彼にも複雑な事情があるのです。
誰にでも挫折してしまうことがあります。
そこから立ち直れるかどうかに「人間力」が関わってくるわけです。
だって、生きることは戦うことでしょ?


総括して、若干予想したものとは違いましたが面白かったことに変わりはないです。
とりあえずドールが可愛いねw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51

66.4 16 ロボットで漫画原作なアニメランキング16位
超可動ガール1/6(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (142)
411人が棚に入れました
三次元(現実)の女性に興味が無い硬派なオタク、房伊田春人。ある日、大好きなアニメのヒロイン・ノーナの美少女フィギュアを購入したが、突然フィギュアのはずのノーナが動き出した!一人と一機(?)のドタバタ夫婦的生活、始まる!

声優・キャラクター
羽多野渉、木下鈴奈、千本木彩花、M・A・O、森川智之、河西健吾、松田利冴、徳井青空、深町未紗、篠原侑

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

一応「一言」では済ませられないストーリーがあります!

双葉社から刊行されているマンガ作品が原作のアニメ作品3本がまとめて30分枠に押し込まれて放送された「ふたばにめ!」なる放送枠の一作品(枠内での放送順は1番目)です。

枠の半分の時間を占めた、3作品の中では最も長い時間を与えられていた作品です。

簡単にストーリーを大雑把に説明すると、アニメ、漫画、ゲームなどが好きな房伊田春人(ぼういだ はると)がお気に入りのアニメ作品『少女→惑星探査』の主人公、惑星探査アンドロイド「ノーナ」のフィギュアを購入したところなぜか喋って動き出したというものです。その後、後から購入した他作品のキャラの美少女フィギュアも動き出し友人の冠成次郎(かんむり せいじろう)や妹のミコトなども交えてドタバタと繰り広げられるコメディー作品です。

タイトルに「1/6」とある通りフィギュアの縮尺は1/6と思われますが、だとすると作中でのノーナたちの大きさはちょっと小さすぎる(1/8くらい?)ように見えます。まあ、そこは大きな問題ではないのでスルーできますけど…。

中盤以降はそれぞれの美少女キャラの登場作品絡みのストーリーになっていて、そこそこ楽しいコメディー作品だったとは思います。

ただ「絶対にお勧め!」ってほどじゃないのも確かです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

予想外でしたが、楽しめました。

原作知らず。ショートアニメ×12話。

観終わってみれば、なかなかの良作でした。

人は選ぶと思います。作中で描かれるものに嫌悪感がないなら、観て損はない作品と思います。「得」があるかは保証できません。

絵に描いたようなオタク・房伊田春人の家で、アニメ・ゲームのキャラクター1/6フィギュアたちが何らかの理由で自我と意思を持ち、動き出してしまう。それが「超可動」と呼称されるとのこと。
そんなフィギュアたちと春人との間で繰り広げられるドタバタ劇、と、ラブコメになるのかな?お話しが進むにつれて増えていく超可動ガールたちに囲まれる、羨むべきか否か判断しづらいハーレムものという側面もあります。それほどあまあましくないので、あんまり気にはなりませんが。

作画はほどほどに安っぽさを感じましたし、後半は崩れが目立ちました(特に主人公)。ですが、見るに堪えないレベルまでは落ちなかったと思います。少なくとも、超可動ガールズのデザインは悪くないと思う。

春人の初登場シーンでの口上は、痛々しいことこの上ないです。お話しの所々で、拗らせたオタク・マニアのネタやメタファクターネタが登場します。クスリとできるものもあれば、まったく知らないものもあり、ちょっと勉強になった気もします(なんのだ)。ちょいエロもあり。エロというよりは「スケベ」がぴったりくると感じましたが、そんな微妙な時代のずれも感じました。

全体としては人とフィギュアの間の愛情、友情を描いているのだと解釈しました。全体のお話しとしては、決して凝ったものではなく、言ってみれば良くあるお話しと思います。その全体の流れに沿い、終盤を除き、基本的に1エピソードで完結する短いお話しを繋いでいます。各エピソードは、短い中でも毎回しっかりとお話しをまとめています。「超可動の秘密」のネタ晴らしはちょっと安っぽすぎる気がしますし( {netabare} っていうか何の解決にもなっていない。不思議の理由を別の超不思議サムシングに押しつけただけ。 {/netabare} )、最終盤はやや展開が雑だったように思います。が、短い枠ならではのテンポの良さ、無駄のなさが視聴を推し進めてくれたと思います。

意外と深いテーマ(自己の存在証明、アイデンティティ探求とでも言うものかな)を、それでも明るくあっさりと盛り込んでいます。これ、結構見事な手際だと思うのですが、どうでしょう。

OP曲「それゆけ!恋ゴコロ」、結構好きなテイストの曲です。作品ともあっていて、良かったと思います。はじめはヒロインフィギュアが歌っているのだと思っていました。エフェクトかかった声だし、何となく系統が同じに聞こえたのですが。違うんですね。A応P、、、、アニメや声優さんとは完全に別のユニットということでいいんですよね?

[可動が稼働してたので修正]

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

フィギュアが動き出して恋に落ちちゃう!?

原作未読。最終話まで視聴。

第1話冒頭は、「上手い!」って思いましたね。正直。

自分自身がフィギュアの趣味がないからピンと来ないところもあるけど、こういう場合、恋に落ちちゃうものなのでしょうか?

チョット破天荒なラブコメディ。

「ふたばにめ!」3作品のうち、一番面白かったかな。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

54.2 17 ロボットで漫画原作なアニメランキング17位
京四郎と永遠の空(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (68)
517人が棚に入れました
大崩壊から10年が経ち、復興のシンボルとして作られた巨大学園都市「アカデミア」。そこで学園生活をエンジョイしながらも、どこかなじめない少女「白鳥空」の前に、彼女が夢の中で見た王子様と瓜二つの少年「綾小路京四郎」が現れる。空は、「絶対天使」と呼ばれる人造生命体を巡って人知れず戦いを繰り広げる京四郎と親しくなっていくが、京四郎のパートナーであるせつなとの間の三角関係や、自分自身もまた人間ではなく絶対天使であったという真相に苦悩を深めていく。

声優・キャラクター
矢作紗友里、小西克幸、松岡由貴、川澄綾子、下屋則子、田中敦子、望月久代、岸祐二、間島淳司、緒方恵美、成田剣

とってなむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

私と永遠の空虚

これはキツかった…。
☆の評価の平均値が低いわけです。
私もこれは苦手でした。


ジャンルは恋愛にミステリー的要素を混ぜたもの。
ロボットの成分も含まれています。
ごく普通の女子高生・白鳥空と超イケメン(設定上)の綾小路京四郎の
恋愛と悲劇を描いたものであります。(多分←)


内容が二転三転するので話の流れが掴みにくいです。
それに理由はあれども、途中から『京四郎、お前誰?』
と問いたくなるようなキャラブレが目立ちました。
まぁ序盤の京四郎にはイライラさせられたものです。
それを考えれば、ヒーローらしく成長(キャラブレ)したのは
良かったのかもしれません。

他にも、空の『拝啓、私の王子様~』という台詞。
たまになら全く問題ないんです。
でも多すぎやしませんか。
1話に3,4回もリピートされると、さすがにちょっと…。


非難するだけでは何だかな~なので、
良かった点を挙げたいと思います。

1.物語の展開としては悪くなかった。
正直この作品、1話でこれは相当ヤバいんじゃないか…と思ったものです。
それを考慮すれば、立て直したほうではないかと。
特に盛り上がりを見せたわけではありませんが、
展開にそれなりの起伏を持たせた点は評価したいです。
とは言え…ですが。

2.場面ごとのBGMが雰囲気に合致していた。
言葉通りです。
時には明るく時には寂しく…。
特に最終回の物語の背景に流れる音楽は素敵でした。



OP「クロス*ハート」 歌ーCooRie
ED「微睡みの楽園」 歌ーCeui

うわっこれ私の大好きなアーティストコンビ。
OP,ED共に透き通った綺麗な歌声に癒されました。
観ながら早くED来ないかな…とか思ったり。笑



フォローは一応入れたものの、
やはり私にはちとダメな作品でした。
ロボットを取り入れるならバトルにもう少し迫力を求めたいです。
というかロボットの必要性…。
物語とロボットの混在が上手くいっていないように感じました。
純粋な恋愛ものとして成立させればまだ何とかなったものを、
などと素人目からですが思ってしまいます。

…あまりオススメ出来ませんm(__)m

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

『神無月の巫女』のアナザー的な何かだが・・・

敢えてお薦めはしません。
(※ジャンルは一応、これも「百合×ロボット」ものでいいのかな?)

マンガ原作者&アニメーション制作者が『神無月の巫女』と共通している作品ということで興味を持って視聴してみたのですが・・・シナリオが全然頭の中に入ってこない・・・ここまで訳の分からない作品は久々でした。

《まとめ》
『神無月の巫女』のダブルヒロインの片割れ(姫宮千歌音)そっくりなキャラが出てきて、もう片方のヒロイン(来栖川姫子)に性格が近いキャラも出てくるので、同作のファンの方は最初の数話だけお試し視聴してみると良いかも知れません。

あと、気が向いたら第7話まで頑張って見続けると、ちょっと良いシーンがあるかも?


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      介錯(『月刊ドラゴンエイジ』2005年5月-2007年7月連載)
監督         柳沢テツヤ
シリーズ構成・脚本  植竹須美男
キャラクターデザイン 介錯(原案)、藤井まき
音楽         窪田ミナ
アニメーション制作  ティー・エヌ・ケー{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================== 京四郎と永遠(とわ)の空 (2007年1-3月) ================
{netabare}
第1話 永遠の空(とわのそら) ★ 白鳥空の王子様、綾小路京四郎転入、猫娘の襲撃
第2話 三華月百夜 ☆ 
第3話 舞い踊る螺旋 ☆
第4話 恋蛍 ☆
第5話 くちづけ洗礼 ★ 空の真実(絶対少女)
第6話 ゆめはて十字路 ☆
第7話 彷徨いの哀歌 ★
第8話 刻(とき)の目覚め ☆
第9話 乙女見果てぬ ☆ 
第10話 天使の牢獄(バスティーユ) ☆
第11話 天使回廊 ☆
第12話 永遠の空(えいえんのくう) ☆{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)9、×(疑問回)0 ※個人評価 × 3.4

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

拝啓私の王子様…

恋にこがれる妄想癖のある主人公白鳥空は実は…というのは予想外であったが、神無月の巫女の続きなのか?円盤皇女ワるきゅーレに魔法少女猫たるともミックスされてるよな?
たるろって…中の人まで一緒とは(笑)

柳沢テツヤ監督の見せ方と藤井まきのキャラデザは嫌いではないのでラストまで観れるのだが、なんか頭の中に残らないんだよね。
思うに、このアニメもロボットは必要か?である。

OP、EDは素晴らしい!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

63.5 18 ロボットで漫画原作なアニメランキング18位
マジンガーZ(TVアニメ動画)

1972年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (61)
230人が棚に入れました
地下帝国を支配する狂気の科学者・ドクターヘル。恐るべき機械獣軍団を完成させた彼は、世界征服に乗り出すことを宣言する。だが、野望を阻む邪魔者がいた。日本人の大科学者・兜博士だ。光子力という新エネルギーの抽出に成功した博士は、ドクターヘルの野望と機械獣の秘密を知るただ一人の人間でもあった。そこでドクターヘルは、腹心のあしゅら男爵を呼び寄せ、機械獣を操るバードスの杖を与えて兜博士の抹殺を命令する。海底要塞サルードで日本へ向かったあしゅら男爵は、もくろみ通りに博士が別荘に滞在していることを聞き出す。孫の兜甲児が駆けつけた時は既に遅く、別荘は爆破され、博士は志半ばにして息絶えようとしていた。博士は最後の力を振りしぼり、密かに開発していたマジンガーZを甲児に託す。ドクターヘルの野望を砕くために作られた、光子力で動く巨大ロボットだ。マジンガーZに乗り込んだ甲児は、次々と襲い来る悪の機械獣に敢然と立ち向かってゆく!

声優・キャラクター
石丸博也、松島みのり、沢田和子、八奈見乗児、柴田秀勝、北浜晴子

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「ロボットアニメ」というジャンルを創った

言わずと知れた超有名作。
男の子が熱狂的に憧れるロボットアニメの礎を築いたエポック作です。
これ以前のロボットが出るアニメといえば、有名なところでは鉄腕アトムと鉄人28号。いずれも名作と呼べるものですが、これらでも成せない偉業をマジンガーZは成し遂げました。
本作はアニメ史において、他に類を見ない程の功績を残しています。

マジンガーZの新しくて凄かったところは「自分で操縦するロボット」であること。

厳密には鉄人28号もリモコン操縦するロボットですが、遠隔操作でレバーを引いて「行け!鉄人」と叫ぶのが主な仕事。操縦とは形式ばかりで、実態は”命令”で動くものです。

ところがマジンガーは主人公が自ら搭乗します。
しかも、操縦技術を習得してちゃんと操作しないと、まともに歩く事すらできません。
ここがイイ! ロボットであると同時に乗り物なんです。
巨大な特殊車両の運転士と言えば古今東西、男の子が将来なりたいものの上位に食い込む人気職。
たちまちガキンチョどものハートを鷲掴みにし、不動の人気を確立してしまいました。

アトムや鉄人は、「僕らを助けてくれる特別なスゴイ存在」ですが、
マジンガーは「僕らが意のままに動かせる特別な機械」なんです。感覚としては戦車や戦闘機に近い。
かくして、当時の男の子達は暴力的欲求を、このスーパーロボットを媒介にして昇華していきます。
自己を投影した戦争ゴッコをするロボットの原初、それがマジンガーZです。


ロボットに乗る
今では至極当たり前になっているスタンダードは、ここから始まっています。
ガンダムもエヴァンゲリオンも、このスタンダードのうえで成り立っているのを考えれば、本作がいかに凄いものであったかが御理解頂けると思います。


余談ですが、
人気大爆発だったため、商業的なスタンダードも多く作り出しました。
 ・人気が衰えないかぎり放映引き延ばし
 ・一定期間がたつと新兵器登場(新しい玩具を売るため)
 ・人気に陰りが出ると、新シリーズへチェンジ(また新しい玩具が発売)

アニヲタなんてのが存在していたかどうかも不明な時代。
ゲームやBDで稼ぐような術もモチロン無いので、番組スポンサーの販売する玩具を売るのがアニメの最優先の命題だった頃のお話です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

天神 羅愚羅 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人の頭脳を加えたときにマジンガーZ 、おまえこそ未来もたらす

スーパーロボットの原点であり、頂点(゜ω゜)

この作品に先駆けて「アストロガンガー」という巨大ロボットアニメが放映されていますが
ガンガーは意思を持つロボットで、操縦者のカンタロー少年はガンガーに乗り込み操縦すると
いうよりは、合体・融合してガンガーとともに戦うため、純粋な形で人が操縦する巨大ロボットは
マジンガーがアニメ史上初でしょうね(゜∀゜)
 
このレビューのタイトルに使った文言は、主に兜甲児が出撃する際に流れていた挿入歌から
引用しましたが、この一節がすべてを物語っていますね(´ω`)
スーパーロボットというジャンルの未来をもたらしました(´ω`)
 
実は、この「Zのテーマ」主題歌として作られたらしいですね(゜ω゜)
OPにはふさわしくないという理由から、挿入歌になったそうです(゜ω゜)

マジンガーについて語りたいことは枚挙に暇がないですが、このプチ情報で終わっときましょう(´∀`)ノ

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

古典的名作

ロボットアニメの走りです。
古典的名作として語りつがれる作品です。

しかし、この作品、声優の演技が素晴らしかった。
それこそ今のアニメにも負けてないほどです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 6

69.5 19 ロボットで漫画原作なアニメランキング19位
シャーマンキング(TVアニメ動画)

2001年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (434)
2949人が棚に入れました
森羅学園中等部に通う少年小山田まん太は、ある日帰宅途中の墓場で幽霊と戯れる少年と出会う。
霊の存在など全く信じていなかったまん太は翌日まで混乱していたが、さらに追い討ちをかける出来事が起こった。その少年が転校生として自分のクラスにやって来たのである。
不思議な少年の名は麻倉葉。あの世とこの世を繋ぎ、霊を自分の体に取り憑かせてその能力を再現する力を持つ「シャーマン」であることを知ったまん太はいくつかのトラブルに巻き込まれるうちに葉を理解し、行動を共にするようになっていく。

声優・キャラクター
佐藤ゆうこ、林原めぐみ、犬山イヌコ、小西克幸、朴璐美、辻親八、田中正彦、高木渉、うえだゆうじ、高山みなみ、水樹奈々、堀内賢雄、子安武人、沢海陽子、くまいもとこ、堀江由衣、高瀬右光、緑川光、根谷美智子、神奈延年、落合るみ、津村まこと、伊東みやこ
ネタバレ

★☆零華☆★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

よみが~え~れ~♫•*¨*•.¸¸♪

週刊少年ジャンプで惜しくも打ち切りになってしまった作品。
コミックスは売れていたのに、アンケートでは人気が低迷して
最終的に打ち切りになったのかな?

ですが、シャーマンキングを打ち切りにした際に苦情が殺到して
それ以降は長く続いた人気作品は、キチンと最後まで描かせるようになったそうです。
例で上げると、『BLEACH』とかかな。


簡単なあらすじ説明
シャーマン=霊媒師みたいな者。
500年に一度行われるシャーマン同士の戦い、シャーマンファイトに参加して優勝し
個々がそれぞれの願いを叶えてもらう為に、シャーマンキングを目指すお話。


オープニング、エンディングを飾るのは全て林原めぐみさん。
林原めぐみさんは、声優アーティストの原点となった声優さんでもあります。
また林原めぐみさん自身も、ヒロインの恐山アンナを演じています。

それに今では有名な大御所の朴ロ美さん(鋼の錬金術師のエドワードなど)や
他にも豪華な声優さん(小西克幸さん、高山みなみさんetc.)がわりといる作品。


内容は週刊少年ジャンプっぽくて一見王道物ですが
{netabare}ラスボスの麻倉ハオが圧倒的な力を持ち過ぎて、最後まで倒すことが出来なかった。
ジャンプ作品にしては非常に珍しい作品。

【ハオがヤヴァい3点ピックアップ】
①125万という圧倒的な巫力値。(主人公の麻倉葉ですら最終段階で10万)

②原水爆・中性子爆弾・X線レーザーなどの大量破壊兵器をも完全に無効化する。

③殺しても、殺しきることが出来ない。(無限に輪廻転生できる為){/netabare}


ちなみに原作とアニメの結末は全然違うので、注意です⚠
私はこのアニメの結末は好きではないので、ストーリーの評価は★2つ分を減らしています。
最後までにいく間のストーリーだけですと、★5です。


余談というかネタなりますが
私の知り合いに、シャーマンキングの最初のOPである『Over Soul』で痛い目にあった方がいます。
その方が何をやらかしたのかと言いますと、親戚の葬式の際に、携帯電話の着信音を『Over Soul』に設定していて
お坊さんが有り難いお経を唱えている最中、電話がかかって来てしまい
「よみが~え~れ~♫•*¨*•.¸¸♪」と音が鳴ってしまいました。
当たり前ですが親戚が蘇ることはなく、その知り合いは酷く怒られたそうです。


『Over Soul』は決して、葬式のときに流してはいけませんよ。笑

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

幽霊や精霊を相棒にして戦います

世界中のシャーマン達がシャーマンキングを目指す王道バトルアニメ

物語が進むにつれて、主人公率いる仲間達が経験値の積み過ぎで最強になっていきます。


いわゆるバトルインフレと呼ばれる現象ですね。
ドラゴンボールの悟空が段々と最強になっていくのと同じパターンです。

そのせいで、原作の方は打ち切りという形で終了しました。
でも後に出た完全版では最後まで書き下ろしてあります。

それなりにまとまっていたので、是非読んでみてください。


アニメの方の終わり方も曖昧な感じですが、最終話らしくって悪くは無かったです。

あと主題歌は林原めぐみさんが歌っていて、めっちゃいい曲なので元気がほしい時こかに聴くと最高です☆

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

Hawaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

いいと思うよ

まぁまぁおもしろかったです。
王道バトルアニメで典型的なジャンプ作品ですね。
アンナちゃんはツンツンしてて可愛いですよw
アイアンメイデンもやっぱ捨てがたいなw
ハオの強さがインフレなのが少し気にはなりましたが
仲間とともに闘う姿はかっこいいですね。
まぁ基本的に少年向けアニメではありますけどね。
OPはあまり知られていませんがかなり良いです!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

57.8 20 ロボットで漫画原作なアニメランキング20位
これが私の御主人様(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (148)
1021人が棚に入れました
本作は平たく言うと「親の遺産を受け継いで一人暮しをしている思春期真っ只中の少年が、世間の目が届かないのをいいことに、広大な屋敷にいたいけな少女を囲って、欲望の赴くままに自分の趣味の世界を作って、奉仕させている」という物語である。
バイト先を求めてさまよっていた家出中の姉妹、沢渡いずみ・沢渡みつきが辿り着いたのは、両親の死により莫大な資産を相続した中学生・中林義貴の屋敷だった。たまたまメイドを募集中だった義貴は、家財を壊した借金のカタをつけるという名目で、沢渡姉妹をメイドにしてしまう。

声優・キャラクター
浅野真澄、皆川純子、清水愛、植田佳奈、遠近孝一、松本大、大原さやか、津久井教生、秋元羊介、木内レイコ、宍戸留美、桑谷夏子、荒井静香、朴璐美、川澄綾子

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

極端な衣装とありがちな内容と

ガンガンで連載の漫画原作。
ちょっとだけ露出の高いドタバタコメディ。
資産家のバカ息子とその屋敷で働くメイド達のお話ですが、事実上の主人公はバカ息子ではなくメイドの方です。
ロリコンで制服マニアで、隠し撮りマニアのギャルゲーマニアなご主人様と、様々な事情でそこに仕えるメイド達で起こす、毎度毎度の騒動を描いたコメディ。
ラブコメっぽい部分がなくもないですが、基本的にはハチャメチャ展開で主人公が酷い目にあってオチるパターンのオーソドックスな形式になっています。
製作は、ガイナックス×シャフト。


やはり特筆すべきは、このメイド服。
こんな素晴らしい衣装デザインはなかなかお目にかかれません。
ちょっと潰れた感じのぷにっとしたキャラ絵にすっごいフィットしていて、二の腕や絶対領域の色気を存分に表現しています。
フリルやリボンの付け方や、靴やタイツの細かいアイテムもよくコーディネートされていて、それが個人的な嗜好にツボだったため、正直このキャラ絵だけで視聴を決めました(〃'▽'〃)


話の内容は、しょーもないコメディ。
資産家の息子が屋敷で一人暮らししてるとか、ワニが2足歩行してるとか、中学生が就労しているとか、突っ込みどころがいっぱいの設定は、まぁマンガだからねぇ・・・で、スルーするとしても、特に笑いのネタに珍しさもないしコメディ展開もありがち。
ぶっちゃけ、どこにでもある古くさくて幼稚なコメディなので面白いと思えるものはほとんどありませんでした。

それよりも気になったのがキャラの魅力のなさ。
絵柄は好み次第なのでビジュアル面では何とも言えませんが、各キャラの性格が極端で好感が持てる要素が非常に少ない。(特に妹の腹グロさには引きます)
エロの入ったドタバタ劇だからイイ子チャンばっかりでも展開に困りますが、
直情的でツン成分がクドい主人公、
ヒネて陰湿な性格のご主人様、
変態行為しか特徴がない友人、
善人ヅラで笑いながら陰で色々騒動の糸を引く妹
・・・・・・この4人が中心ですから良識的なブレーキ役が不在。
別に同情するわけではありませんが、単純バカの主人公を問題だらけの周りキャラがイジメたりイジッったりしてるだけの陵辱エピソードがほとんどなので、観ていて気分のいいものじゃなかったです。

子供用ではないので必ずしも勧善懲悪である必要もありませんが、コメディだから中のキャラは何やってもいいというものでもありません。問題行動するキャラの背景や行動原理にも説明がないため、嫌悪感ばっかり先立って全然楽しくないです。
ドタバタ劇の最後は誰かが犠牲になって締める括るのがお約束ですが、本作は被害者の主人公だけがドツボにハマっていく結末。クソ野郎の御主人や黒幕の妹は涼しい顔してるだけで終わるのが、なんともやるせない。

悪いことすれば酷い目にあうし、懸命に頑張ったら報われる。
そういうオーソドックスな不文律って大事なんだなぁ~・・・と、この作品を反面教師として実感させられました。


エロ成分も期待した程でもなく。
お約束なお色気イベントはいっぱいありますが健全なコメディの範疇をでていないし、前述のとおりキャラに魅力がないのでエロさも気分半減でした。
ほんと、衣装デザインだけだったなぁ(´・ω・`)

オススメはしません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作のジャンル表記は ”萌え” のアニメ化作品。

2005年4月7日 - 6月30日迄TV放送されたTVアニメ全12話
2002年初出の同タイトル漫画を原作にして制作された。

所謂ロリ好き変態趣味のオタク少年の元にストライクな
女の子がメイドとして暮らすという変態萌ギャグアニメ?

原作ジャンルが"萌え"となっている潔い作品のアニメ化。

キャラデザはデフォルメが丸く萌えだけどロリ特化風?
主人公の理想を追求したパーフェクトなヒロインのよう。

メインヒロイン以外は個性が可也強く異常な性癖や妄想
をする・・主人公に負けず劣らずの性格や嗜好を持つ。

基本そういう異常者に翻弄されるヒロインを愛でる感じ。
初見では結構笑えたけど、同系作品を見慣れてしまうと
特に良い所もなく可も不可もないギャグは鮮度が云々・・

なのでキャラ依存度が高い作品かな?ちょっと癖のある
キャラデザに可愛らしい雰囲気を感じるかどうか?

妹みつきや百合安奈や没落元令嬢多可美、義貴の従兄弟
の一郎の絡みでのギャグが笑いのポイントだった。
ポチがトラブルメーカーでドタバタのギャグ展開も多い。
いずみの父母もテンプレのような駄目夫婦っぷりです。

基本ロリメイド萌え&ややコスプレ?僅かにラブコメ?
ですが・・時々主人公に良い部分がちらっとでて結局は
残念過ぎて・・というギャグアニメ。

視た時に笑えたので少し評価高めです。
露出エロよりは明るくて可愛いというより可愛らしい。



中林義貴:声 - 皆川純子
親の遺産を受け継いで一人暮しをする、思春期全開少年。
ロリコン。制服マニア。ギャルゲマニア。盗撮マニア。
その屈折した性格と趣味嗜好でハーレム生活を目論む。

沢渡いずみ:声 - 浅野真澄
ペットのポチを自宅で飼えなくなり妹と家出を決意する。
妹思いの姉。高価なツボや装飾品をポチが破壊したため、
その借金返済の為にメイドとして働くことになる。

沢渡みつき:声 - 清水愛
おっとり系だが行動力のある女子中学生。親衛隊が存在。
姉と違って順応力があり、メイド姿にも抵抗はない。
発育不良気味の自分の需要を理解するクレバーな性格

ポチ:声 - 津久井教生
沢渡姉妹の飼いワニ。本質は義貴と同類である。
ワニとは思えない知能と外観と習性の持ち主。

倉内安奈:声 - 植田佳奈
正統派の美少女。いずみと出逢レズビアンに覚醒した。
いずみと一緒に居たいがために義貴のメイドとなる。
同性結婚が認められているオランダへ居住の野望がある。

久米伸治:声 - 遠近孝一
みつき親衛隊の隊長。通称クメシン。極度のロリコン。

サブキャラクター

沢渡父:声 - 松本大
沢渡姉妹の父。極度に娘を溺愛してる。本質は義貴と同類。

沢渡瑞穂:声 - 大原さやか
沢渡姉妹の母。普段はおっとりしているが腹黒い性格、

沢渡かりん:声 - 宍戸留美
沢渡姉妹の末妹。まだ5歳の幼女。

アリシア:声 - 桑谷夏子
いずみと同じ性癖の持ち主、短くまとめればS。
義貴の思いつきで南国リゾートに行った際に出逢った。

エレン:声 - 荒井静香:アリシアの飼いワニ。

中林誠一郎:声 - 朴璐美
義貴の従兄弟で、亡き両親の遺産を受け継いでいる。
ロリコン。制服マニア。盗撮マニア。ギャルゲーマニア。
義貴とは五十歩百歩だが女装趣味まであるマイスター。

杉田多可美:声 - 川澄綾子
富める家の令嬢で尊大なSだが、家自体がみつきによって
破産に追いやられ、義貴の家でメイド(事実上の債務奴隷)
をしたことがある。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

人間として最悪な息子。 けれど、かなりうらやましい。(これが私の本音。)

ストーリー

バイト先と、住む先を探していた  沢渡いずみ・沢渡みつき たちでしたが、まったく見つかりませんでした。けれど、いきなり見つけたのは両親の死により莫大な資産を相続した中学生・中林義貴の屋敷でした。その屋敷ではメイド募集っと言うポスター(?)が張ってありました。その屋敷に入ってみましたら、物をかなり壊してしまい、借金を作ってしまい、中林義貴の屋敷で住み込みのメイドとなりました。それから、どたばたな日々が始まりました。

私の感想

結構面白かったです。キャラクターがむちゃくちゃな所が多かったですが、そこがこの作品の魅力だと思います。けれど画質が低くて、ワニが気持ち悪い緑色の恐竜に見えたりする所はかなり難点です。私が一番気にいらなかった所はペットのワニです。かなり矛盾点をつくり、この作品を面白くしていませんでした。私的はワニではなく、もっと他の動物にしたほうが良いともいます。

オープニング

「TRUST」

曲はかなり落ち着いていて、そしてリズム感があって良い曲なんですが、この作品とはあまりあっていないと思いました。私的にはもっと画像の方を工夫したほうが良いと思います。そして、ネタバレ要素がかなり多かったので、気をつけてください。

エンディング

「愛情のカタマリ」

ゆったりとした曲で、このエンディングにはぴったりです。しかもこのエンディングに流れている画像もこの作品にぴったりです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4
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