喫茶店で女子高生なおすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの喫茶店で女子高生な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の喫茶店で女子高生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

79.5 1 喫茶店で女子高生なアニメランキング1位
ブレンド・S(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (747)
3281人が棚に入れました
ツンデレ・妹などなど、店員さんのいろんな「属性」が楽しめる喫茶店で、新人アルバイトの苺香(まいか)が店長にリクエストされたのはなんと「ドS」キャラ!?
一生懸命働くうちに、意外と「ドS」の才能が開花してしまい…。
踏まれたって全部がご褒美、倒錯的ワーキングコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、鬼頭明里、春野杏、種﨑敦美、徳井青空、前野智昭、鈴木達央
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

色んなキャラクターでお客さんをおもてなし

ドSな苺香、ツンデレの夏帆、妹キャラの麻冬、お姉さんキャラの美雨、アイドルのひでり。キッチンを担当する店長のディーノ、百合好き秋月の7人でスティーレという喫茶店を舞台に繰り広げるお話し。それなりには楽しめたと思う。きらら枠の中では個人的に上位の面白さだった。

きらら枠だから単なる美少女アニメと思いきや、男キャラも出てバランスはよい。{netabare}ひでりはプリティ上等な男の娘だし、麻冬はロリな見た目だけど、大学生、美雨が同人作家、秋月と夏帆がいい雰囲気だとか色々あったし。ディーノの想いが苺香に伝わるといいね。{/netabare}

OPとEDは一枚のシングルに収録されていてお得だった。OPはきらら枠によくある癖になる一曲。

1. はじめてのドS
海外留学を夢見る16歳の桜ノ宮苺香は、資金集めのためにバイトの面接を繰り返すものの、その目つきの悪さのせいでなかなか受からないことに落ち込んでいた。しかし、そんな苺香の前に突如現れた金髪の外国人・ディーノから、自分の喫茶店で働かないかとスカウトされる。初めてのバイトが決まり、喜ぶ苺香だったが…。

2. 仁義なきスイーツ
苺香は自分がドS担当になったことから、ドS接客の練習を始める。思うような接客はできないものの、意外なところで発揮される苺香の天然ドS。一方スティーレでは毎シーズン恒例の新メニュー対決が開催されることに。自分のアイディアメニューで勝利を狙う夏帆、秋月、麻冬らはチームに分かれて作戦会議をはじめるが…。

3. デートのち18禁
深夜アニメの観過ぎで寝不足が続く店長ディーノ。海外のアニメにも興味のある苺香はディーノに、なぜ自分が海外に憧れ、留学の目的が出来たのか、きっかけになった幼い頃の出来事や、家族との思い出を話す。一方、ディーノは苺香ともっと仲良くなろうと、ついに苺香をデートに誘うことに成功する。ところが当日そこに現れたのは…。

4. 後輩はおねえさん(健全)
スティーレに新しいホールスタッフがやってきた。彼女、天野美雨は“お姉さんキャラ”を担当することに。実は美雨には意外な秘密があり、それを聞いたスティーレの皆は驚愕する。バイト開始早々、お姉さん属性を完全にこなし、完璧な接客をする美雨を見て、苺香は自分も見習おうと努力するのだが…。

5. 雨のちカゼ
今日はポニーテールdayで、スタッフ全員がポニーテールになったスティーレ。しかし、夏帆が苺香の三つ編みをほどくと、衝撃の事実が発覚する。一方、終業後にゲームに夢中になりすぎた秋月と夏帆は恐るべき状況に!?そんな中、苺香が風邪をひいてバイトを休んでしまう。お見舞いにやって来たスティーレの面々を出迎えたのは、苺香の家族だったが…。

6. 水辺にまつわるエトセトラ(成人済)
さわやかな風の吹く川べりで、スティーレのスタッフ親睦会が始まった。はしゃぐ苺香をよそに、苦手なアウトドアで居場所をなくすインドア派の夏帆・秋月・美雨。やがて、それぞれが持ち寄った食材で、バーベキューの準備が始まるが、苺香が持ってきた“とある食材”が全員のド肝を抜く。ディーノと苺香は、次は海に行く約束をするが…。

7. バナナにイチゴで、いそがしい
海の日焼け跡が残るスティーレのスタッフたちを見て、 ディーノが思いついた期間限定ジャングル喫茶。特殊なコスプレをした麻冬は最高に輝く接客をする。植物だらけの店内では、夏帆と秋月の間にちょっとしたアクシデントが発生していた。翌日、イチゴの発注を忘れていたディーノは苺香と一緒にスーパーに買い物に出かける。

8. アイドル属性も、ついてます
大繁盛はいいが、すっかり人手が足りなくなってしまったスティーレ。忙しくて手が回らないため、新たにバイトを募集するとさっそく、とある希望者が面接にやってきた。可愛らしい“僕っ子”の登場に苺香や夏帆たちスタッフは盛り上がるが、なぜか店長のディーノだけは即答しない。それもそのはず、そのバイト希望者・神崎ひでりの正体は…。

9. オーナー就任、シスター襲来
出勤前に、大型の捨て犬を拾ってしまった苺香がスティーレに犬を連れてきた。苺香の自宅では飼えないため里親を探さねばならないが、誰も引き取れない。目つきが苺香に似たこの犬は里親が見つかるまで、ディーノの部屋で預かることになり、ディーノは犬の世話に追われる。苺香はお礼にお菓子を作ってディーノに渡すことを思いつく。

10. おしえて、あ・げ・る♡
スティーレのお客に告白された麻冬。身長差はもとより、接客中の自分と素の自分ではギャップが大きすぎると付き合う前からはね付けモードの麻冬だが、幼い弟たちからも「彼氏を作らないのか」と心配されてしまう。一方、赤点続きの夏帆は母親から「追試で平均以下になったらゲーム禁止」を宣言され麻冬が勉強を見ることになるが…。

11. ツンデレ上手、壁ドンは下手
休日、苺香と一緒に犬のオーナーを連れて公園に出かけたディーノ。苺香と夢のような時間を過ごし、オーナーも可愛い犬に恋をする。その頃スティーレでは、誤ってお気に入りのゲームデータを消去してしまった夏帆が最大級に落ち込んでいた。デリカシーのない発言をしてしまった秋月は、なんとか夏帆をなぐさめようとするが…。

12. 大好きですっ!
スキー旅行に来た、おなじみスティーレのメンバー。そこでディーノはついに苺香に告白しようと決意する。だがそんなディーノを、風呂上がりの苺香が突然呼び止め、急展開に!果たしてこれは、苺香の逆告白となるのか…!?ところが翌日、夏帆、美雨、麻冬は苺香から思いもよらない衝撃的な告白を聞くことに――!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

2017年最後のクールに良い4コマアニメをありがとう。(キャラの項目を追加)

【2018.01.04】
採点内のキャラの項目に追記をしました。
まぁ・・・勿体ぶるほどの内容ではないのですが。

原作は連載ペースで既読。
元々は単行本は持っていなかったのですが、
アニメも良かったので購入に踏み切りました。

総評-----
{netabare}
原作から好みのタイトルだったので、
視聴しない選択肢はありませんでした。
(放送あってホント良かった)

そんな期待を全く裏切らない出来だったと思います。
どのくらいの満足度かは、
点数に表せてると思います。

始まった当初は、
製作会社つながりかもしれませんが
『WORKING』に近い雰囲気に仕上がっている
そんな第一印象でしたが・・・3話目迎える頃には、
その印象はすっかり消えていました。

結構なペースで原作を消化してしまっているので、
2期は・・・なかなか難しいかな?と思えるのが
唯一残念なところかな。
{/netabare}

採点-----

●物語●
{netabare}
属性カフェ(レストラン?喫茶?)という
結構濃い目の設定が目立ちそうな雰囲気ですが、
思った以上に
「店長×苺香」
「秋月×夏帆」
「夏帆×麻冬」
などのカップリング?も良いアクセントになっていたかと。
笑いあり、ニヤニヤあり。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
途中の採点の時にも書いたことですが・・・
苺香役の和氣さんには失礼な先入観を持っておりまして。
大変申し訳ございませんでした。
ドSモードだと名残がありましたが、
通常モードでは全く予測もしないボイスで
とても驚かされました。

夏帆役の鬼頭さん。
個人的には『ようこそ実力至上~』の
堀北役で名前を知ったのですが・・・。
こちらも大変可愛くて良かったです。
夏帆にピタリとハマっていたと思います。

麻冬役の春野さん。
素と妹のギャップが素晴らしかったです。
過去の出演作品調べてみましたら、
『うらら迷路帖』のユレール役でビックリです。

美雨さん役の種崎さん。
個人的に一番耳に馴染んでいるのは
『デレマス』の五十嵐響子役なので、
こちらの方向性も良かったと思います。
お姉さんモードと同人活動時の差が・・・。

一括りにしてしまうのは大変失礼ではありますが
店長、秋月、桜ノ宮兄姉、日向母、
劇中アニメの魔法少女、カフェのお客さん等
豪華キャスティングだったと思います。
というか・・・麻冬さんにアタックする青年のボイスが
武内君だったというのも結構な衝撃でした。
{/netabare}

●作画●
{netabare}
このところ結構な確率で
A-1Pictures製のアニメを観るのですが・・・
視聴前に不安だったのはこの項目でした。
タイトルによってスタッフも異なりましょうし、
会社名で判断するのは良くないことですが。

結果としては最後まで丁寧で綺麗な作画で
心配は全くの杞憂でした。
ありがとうございました。

話題転換の際のカットや何気無いシーンに
色々ネタを突っ込んできたりしていてましたね
最大の衝撃は、3話の転換シーン。
きんモザとnew gameから
本気でそのまま持ち込むとは…w
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
劇中で使われていたBGMも良い雰囲気だったと思いますが、
やはり個人的にはOP曲がイチオシ。
ノリの良い明るい、歌詞にもありますように
聴いていて元気になれる楽曲でした。

最終話の『ぼなぺてぃーとS』全員verは
どうすれば聴けるんでしょうか?
やはりサントラの収録でしょうか?
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
・苺香
愛想や笑顔を意識的に出そうとすると、
むしろ裏目にでるタイプなわけですが・・・。
素は柔らかで丁寧な対応で、
コチラが無意識で出るととても良い感じですよね。
怒らせると天然Sな面が見えたりもしますね。
本人が思うほど目つきが悪いわけでもないような・・・?w

・夏帆
ツインテ巨乳ツンデレ属性担当。
個人的にはこの娘を推したいです。
途中褐色っ娘属性を獲得したり、ゲーム大好きだったり。
こんな娘さんが周りにいたら、
色々勘違いする自信がありますねw
オープニングスタッフとして同期の秋月とのやりとりが
また・・・ニヨニヨしてしまいますね。

・麻冬
ビジュアル的には隙の無い、妹属性担当。
素は感情的に平坦気味で、お店のブレーキ役といいますか。
店長に対しての対応は若干手厳しい感。
苺香・夏帆にとっては良い姉ポジションと思えます。
途中でアタックしてきたお客の彼。
これには続きがあるのだが、欲を言えばそこも描いて欲しかった。

・店長
色々暴走気味で、苺香にはとことんヘタレなわけだが・・・
海外出身で、英語も日本語も堪能で、
一店舗とはいえオーナーなわけで。
実際はとても有能&行動派なのでは?

・秋月
キッチンを一人で?切り盛りする苦労人ポジだが
彼自身も結構特殊なキャラしてるわけでw
百合推し&女性耐性低と。
夏帆との絡みが目立つわけだが・・・
何というかベタといいますか、
満更でも無さそうといいますかw

・美雨
お姉さん属性担当なのだが・・・
どちらかといえばエロ担当というか下ネタ担当というかw
もう1つの仕事故の性なのかもしれませんがw
彼女の登場でキャラの絡みに広がりが出たような気がします。

・ひでり
OPでもサラッっと女性キャラと同じスタンスで出てきますがw
バイトに応募してきた理由が・・・結構切実といいますかw
自身のスタンスやトラブルを楽しんでいる側面はあるでしょうが
基本は気が利く良い娘?だとも思います。
アニメという尺のせいか、
美雨と共に原作に比べて登場は早めな感じがします。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キャラを演じるタイプのカフェ版WORKING!!かなぁ

ブレンドS
海外留学を自分で貯めたお金で行きたいため、アルバイトを始めるまいか。
目つきの悪さ?で面接落ちまくってるみたい…

WORKING!!に似た雰囲気のような感じかな?
バイト先のコメディかな
それを期待して見ようかと思いました(゚ω゚)

OP、EDは耳に残るメロディで、すごく好き(*´∇`*)

さて、各話ごとの感想です
1話{netabare}
店長さん、おつきあい前提でうちで雇うって、コラ。
ブレンドSのSはドSのSらしい。笑

というか、最初のお客様、やばいって。やばい(゚ω゚)
お客様がやばい
店長もやばい、あとやばい。

まいかは和風なおうちの人みたい
うまく馴染めてよかった!
かほはなんか、素でツンデレ出てたような…
まふゆさんはギャップがいい!

最後のちゅはかわいすぎ(`・∀・´)

これはラブコメの展開にはなるのかなぁ?
今後が気になります
{/netabare}
あんまり頭を使わずにほのーんと見れていいかも!

2話{netabare}
まいかのキャラが素でドSに…

やっぱ、来る客の層がおかしいよ…
前半はなんか秋月さんの意外な趣味が!
百合好きなのね

店長と話してた外国人の人、この人もダメなタイプの人間や(°_°)

後半は新メニューの考案。
まいかが作ったパフェは、その…うん。

なんか、雰囲気的に Newgame!に似てる気がする!(・ω・)
{/netabare}
3話{netabare}
店長、ブレないね。開始30秒でマイカに踏まれてスタート。(°_°)

店長、マイカちゃん好きすぎでしょ笑
まいかは海外好きすぎ(・ω・)

まいかちゃん、強し。

無意識の恐ろしさ…

店長とまいかの、ラブコメの予感!

最後に赤髪の女の子が同人誌取りに来た!
新しいキャラの登場の予感(・ω・)
{/netabare}
4話{netabare}
お姉さんキャラの天野さん登場
同人誌作家だったり、いろいろぶっ飛んでいたり…
秋月くん大喜び(・ω・)
僕的には、接客モードというより普通にキャラ立ってていいなぁ

ドSキャラ育成って…
ちょっとやりすぎな気が…

この2人が強すぎて、かほとまふゆさんが廃れてる気がする…
{/netabare}
5話{netabare}
あれ、あれれ秋月くんとかほちゃん?あれれ?
ないか。
店長気の毒…

まいかちゃんのお姉さん、お兄さんが登場。
まいかのドSは家ぐるみだったのか…(・ω・)
店長気の毒…
{/netabare}
6話{netabare}
みんなでバーベキュー!
とか、行く機会ないなぁ
行きたいなぁ…

水着を男の人と選びに行くのってどうなんだろ
まいかさん、無防備すぎて心配だ(°_°)
{/netabare}
7話{netabare}
新キャラ登場の匂いを出してきましたね
次くらいでOPで出ている子が出てくるのかな

ちょっと、退屈してきたかも。
{/netabare}
8話{netabare}
ひでりさん、アイドル属性あるんね
しかし、男なのか、男なのか。

こいつ男なのか?っていうキャラはいるけど、自分から女の子っていう男の子ってどうなのかな…
キャラ的には面白いけど(・_・;
店長、女の子じゃないとこんな反応なのね(・ω・)

普段から女の子の格好してるのか…
学校ではどうしてんだろ…

普通に男の子してたら、逆にいいのになぁ笑

…女子トイレ入ろうとしてたし
男子トイレ入るのもどうかと思うけどね
{/netabare}
9話{netabare}
まいか、犬を拾ってくる、の巻

犬めっちゃ可愛い(*´∇`*)

まいかは、素でケーキとか作っちゃうから困るよね…
店長苦労するよ…(・_・;
{/netabare}
10話{netabare}
まふゆさんが告られた(・_・;
断り方が酷…

かほちゃんは頭良くないらしい
秋月くんとかほちゃんはラブコメの予感ありそう!

メイクの怖さがまじまじと見て取れた話でした(・ω・)
{/netabare}
11話{netabare}
店長壁ドン下手すぎ…
てか、まいかピュアすぎ…

なーんか、どっかでうまく噛み合わない店長とまいか。
秋月くんとかほちゃんの距離は縮まりそうで…縮まんないかなぁ(・ω・)
{/netabare}
12話{netabare}
最終話はスキー、いや、スノボ回でした
店長ヘタレ…

告白も失敗だし…
いつのまにか最終話って感じでした
{/netabare}
A-1picturesの安定の作画!(・ω・)
そういえば、WORKING!!もA-1picturesなんだね

途中から少し飽きて来た感じがあるかも。

全体的には結構好きな感じでした(^_^)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

84.5 2 喫茶店で女子高生なアニメランキング2位
ご注文はうさぎですか?(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2388)
11811人が棚に入れました
高校入学を機に木組みの家と石畳の街に引っ越してきたココア。下宿先を探して道に迷う途中、ラビットハウスという名の喫茶店を発見する。その名前からうさぎだらけの喫茶店に違いないと思い店に入ると、そこにはチノという店員の少女と、ティッピーといううさぎがいた。そこで休憩がてら下宿先の場所を尋ねると、なんとこの店こそが探していた自分の下宿先であった。そしてココアは、お世話になる家に奉仕をするという高校の方針により、ラビットハウスの店員として、そしてチノの“自称”姉として働くことになるのであった。

声優・キャラクター
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美、内田真礼、徳井青空、村川梨衣、早見沙織、清川元夢、速水奨

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ご注文はうさぎですか?? 放送開始記念 第12羽「君のためなら寝坊する」視聴。

この春から高校に通うべく新しい街にやってきたココア。
道に迷って偶然に喫茶ラビットハウスに入るが、実はそこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店だった。
ちっちゃくてクールなチノ、軍人気質なリゼ、おっとり和風な千夜、気品あふれる庶民派シャロと全方位的なかわいさの登場人物に、チノの同級生マヤ&メグ、常連客の青山ブルーマウンテン先生も加わって、ラビットハウスは今日もすべてがかわいい!

第1羽「ひと目で尋常でないもふもふだと見抜いたよ」
この春から高校に通うべく新しい街にやってきたココア。
道に迷って偶然に喫茶ラビットハウスに入るが、実はそこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店だった。
ラビットハウスの一人娘・チノ、アルバイトのリゼともすぐに打ち解け、ココアの賑やかな新生活が始まる。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
佐倉綾音、水瀬いのり、種田梨沙

第2羽「小麦を愛した少女と小豆に愛された少女」
新しい学校への登校中にココアは和服の女の子千夜と出会う。
和菓子に奇抜な名前をつける趣味を持っていたり、通う高校が同じだったりする千夜とすぐに打ち解けたココアは、早速休日にチノ、リゼと共にパン作りを始める。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、佐倉綾音、佐藤聡美

第3羽「初めて酔った日の事憶えてる? 自分の家でキャンプファイヤーしようとしたわよね」
カップを買いにきたココアたちは、リゼの学校の後輩で、千夜と幼なじみのシャロと出会う。
そんな中シャロがいかがわしい店で働いているのではないかと心配する千夜のため、ココアたちはシャロのバイト先に潜入することに。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
佐藤聡美、内田真礼、種田梨沙

第4羽「ラッキーアイテムは野菜と罪と罰」
カフェ・ド・マンシーというコーヒー占いを見たココアは、チノにやり方を教えてもらいチノ・リゼ・ティッピーの運勢を占う。
その後なぜかココアの身に次々と不幸な事が起こっていき…。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、佐倉綾音、水瀬いのり

第5羽「ココアと悪意なき殺意」
学校の球技大会のために千夜と練習をするというココアは、なぜか浮かない顔をしながら先にバイトを上がって公園に向かう。
バドミントンの練習のために遅れて公園に行ったチノとリゼは、広場で倒れているココアと千夜を発見する。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
水瀬いのり、種田梨沙、佐藤聡美

第6羽「お話をするお話」
ココアが帰宅するとチノの同級生、マヤとメグがラビットハウスの制服姿で店の手伝いをしていた。
マヤとメグはすぐにココアやリゼとも仲良くなるが、それを見ていたチノはなぜかもやもやする気持ちを抱き始める。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、水瀬いのり、徳井青空、村川梨衣

第7羽「Call Me Sister」
チノの様子が普段と違うことに気付いたリゼ。
ココアに聞いてみると、チノが楽しみにしていたパズルをほぼ完成させてしまったのが原因だった。
姉失格だとショックを受けたココアは店を飛び出してしまい…。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
水瀬いのり、内田真礼、村川梨衣

第8羽「プールに濡れて 雨に濡れて涙に濡れて」
温泉プールに遊びに来たココア達は、シャロがリゼに泳ぎ方を教えたり、息止め勝負をしたりとプールを満喫していた。
そんな中チノと千夜はチェスを始めるが、その勝負の先に待ち受けるものとは!?

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、種田梨沙、内田真礼

第9羽「青山スランプマウンテン」
チノが歩いて帰っていると、公園の方から原稿用紙で作られた紙飛行機が飛んできた。
その紙飛行機は小説家の仕事を辞めたという青山ブルーマウンテンのもので、チノはそんな彼女をラビットハウスに連れてくる。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
佐倉綾音、種田梨沙、早見沙織

第10羽「対お姉ちゃん用決戦部隊、通称チマメ隊」
千夜の家でテスト前の勉強合宿をしているココアがラビットハウスにいないある日、マヤとメグがチノの家にお泊りに来る。
店の手伝いをするチノ・マヤ・メグを見たリゼは3人合わせて「チマメ」と命名する。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、水瀬いのり、徳井青空、村川梨衣

第11羽「少女は赤い外套を纏いウサギを駆りて聖夜の空を行く」
クリスマスマーケットでの買い物中に、ココア達はクリスマスパーティーの計画を立てる。
そしてクリスマス当日、ココア達にマヤ、メグ、青山さんも加わり賑やかなクリスマスパーティーが始まる。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
佐倉綾音、種田梨沙、徳井青空、村川梨衣

第12羽「君のためなら寝坊する」
登校中にココアの異変に気付いたチノ。
ココアは高熱で、リゼや千夜がお見舞いに来てくれたがなかなか熱が下がらなかった。
夜になって切れてしまった風邪薬を求めチノは一人で雪道に出ていく…。

ご注文はオーディオコメンタリーですか?
速水奨、佐倉綾音、佐藤聡美、早見沙織

【アニメキャラの魅力】ラビットハウスの小さなバリスタ「香風智乃」の魅力とは?
ラビットハウスの一人娘「チノ」。本名は「香風智乃」。その由来はカプチーノから。イメージカラーは薄い青色で、髪の色や制服もその色です。作者が幕間で不思議の国のアリスの服を着せたチノを描いているのですが、どのチノもとにかく可愛いくチノファンならずとも必見なのです!普段はアンゴラうさぎのティッピーを頭にのせた、落ち着いていて大人っぽく見えるチノ。しかし、そこはまだまだ中学生の女の子。時々かわいらしい子供っぽさも見せてくれます。

■ちっちゃくても一人前なんです!
『ご注文はうさぎですか?』に登場するメインキャラクターの中でもチノは一番小さいです。幼いその外見から、喫茶店の店員としてはまだまだ・・・と思いきや、一人前のバリスタなのです。サイフォンを使ってコーヒーを淹れるのは朝飯前。香りを確認するだけで、コーヒー豆の品種を当てることもできます。ココアはいくらやっても当てられないのに・・・。さらに“カフェ・ド・マンシー”という占いもできます(カプチーノ限定)。

しかし、そんなチノにもコーヒーに関して弱点があります。なんとブラックコーヒーが飲めません。ブラックコーヒーが苦手な女の子というのは普通かもしれませんが、喫茶店でコーヒーに明るいバリスタとなると話は別です。しかしそのギャップがとっても可愛いのです。ちなみにラテアートも苦手なチノ。見事(?)な画伯ぶりを発揮してくれます。

■年相応に苦手なものも多いチノ
チノはまだ中学生なので、実は苦手なものも多いです。例えばトマトジュース。運動も苦手なようで、自転車も思うように乗れません。スポーツ大会前にバトミントンの練習をする際に「ティッピーが頭に乗っていれば2倍の力をだせる」と子供のような言い訳をしています。ついでに美術関係も苦手な画伯です。

しかも、苦手なことに対して下手な言い訳をしたりするので、普段の落ち着いた様子とのギャップが可愛さを際立たせるのです。

■チノはココアのことが・・・?
チノは意外と素直でない部分もあり、それは特にココアに対して発揮されます。好きな子には冷たく当たってしまうと言いますが、まさにそんな感じでしょうか。それに気づかず、必死にチノの機嫌を取ろうとするココアもまた可愛いですけどね。

ちなみに本人はココアのことが気に入っていることを認めたくない様子。リゼいわく「ただ照れてるだけ」とのこと。ココアのことを意識してしまうあまり、傍からみたら不自然な態度をとってしまうのですね。そんなチノもまた可愛く魅力的です。

チノがココアのことを意識しているのはバレバレで、ココアがチノと同級生のマヤやメグと仲良くしているのを見ると「もやもやする」と言ってしまったり、ココアのいない連休にはオーダーに関係なく“ホットココア”を作りまくってしまうほど。いつかチノがココアに対して素直になれる日はくるのでしょうか?

しっかりしているのになかなかその思いを素直に表せない、典型的な弱点をもつチノ。そんなチノですが、ときどき柔らかな微笑みを浮かべる事があります。なかなかお目にかかれませんが、チノが小さく微笑むシーンは、読者や視聴者をほっこりした気持ちにさせてくれます。まだ知らない、観たことがないなんて方には是非、チノの魅力を作品を通してご堪能頂ければと思います。『ご注文はうさぎですか?』おすすめです。

【アニメキャラの魅力】常識人のツッコミ役!?軍人系美少女「天々座リゼ」の魅力とは?
すごく噛みそうな名前の少女「天々座リゼ」。本人も読みにくいと自覚しているらしく、シャロに向けて「リゼでいい」と言っています。名前の由来はテデザリゼという紅茶から。凄く香りのいい紅茶らしいです。イメージカラーは紫で、お店でも紫色の制服を着用してます。

■あまりにも印象的な初登場
リゼの初登場は、「下着姿」「クローゼットの中に隠れていた状態」「拳銃片手」というもの。その状態で「あやしい奴め」とココアに銃をつきつけますが、ココアには「この状況で怪しいのはどっちだろう?」と冷静に頭の中でツッコミを入れられてしまいます。彼女は可愛い顔をして、頭の中は軍人思考なのです。

■いや、それ銃刀法違反では・・・?
父が軍人で、様々な護身術を身に着けているというリゼ。拳銃やサバイバルナイフを常備しているようです。しかもその拳銃をラビットハウスに置き去りにしたり。シャレになっていません。本人も完全に軍隊系に頭が染まっているようで、潜入や訓練という言葉には敏感に反応します。ラテアートでも戦車を描いていますが、あのラテアートは人間技じゃありません。

■日常のリゼ
軍隊ネタで変わり者っぽく見えるリゼですが、『ご注文はうさぎですか?』の登場キャラの中では、実は一番の常識人です。リゼとシャロ以外の女の子が相当ぶっ飛んでいるという説もありますが・・・。

父親の影響で軍人方面に染まってしまっていることに多少コンプレックスを抱いているところもあるようで、ときどき普通の女の子に憧れる描写があります。特に力持ちと思われるのは嫌な模様。女の子らしくオシャレにも興味があるようで、買った服をすぐに着てしまい、その後に出会ったココアとチノの前であたふたする場面のリゼは、とても普段拳銃を握っている女の子には見えません。

案外リゼも子供っぽいところがある少女なのです。ちょっと褒められると調子にのって張り切ってしまったり、女の子らしい座りかたでジグソーパズルに夢中になってしまったり、歯医者に行くのが苦手で虫歯を我慢したり。ある意味一番普通の可愛さを持つ女の子です。

■貴重なツッコミ
完全に天然ボケなココア。涼しい顔ですっとぼけるチノ。その2人の間でリゼは貴重なツッコミ役です(軍人ネタは除く)。また、千夜とのやりとりは完全にコントで、ひたすらボケる千夜に、リゼが様々なバリエーションでツッコミを入れるのが基本。漫才としては千夜とココアよりも、千夜とリゼの方が相性がよさそう。次々ボケていくキャラの中で、必死にツッコミを入れているリゼに、「お疲れ様です」と敬礼しながら言ってあげたくなります。

リゼは『ご注文はウサギですか?』の中でもっとも感情が顔や行動に出るキャラクターです。普段は軍人思考でキリッとしたところもあるのに、くるくる変わるリゼの様子は、読んでいて「可愛いなぁ」と思える、とっても魅力的なキャラクターなのです。

2015年秋アニメ放送直前! みんなが何を観るかが分かった!
■秋から、「こころぴょんぴょん」再び!
第1位には、もちろん『ご注文はうさぎですか??』! 
ココアやチノたちの日常をまた見られるとあっては、投票しないわけにはいかなかったのでしょうか。

豊作?それとも不作?アニメファンが選ぶ「もっとも期待している2015年秋アニメ作品」
第1位には、2014年4月からアニメ1期が放送され、「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」の流行語を生んだ『ご注文はうさぎですか?』のテレビアニメ第2期にあたる『ご注文はうさぎですか??』が選ばれた。「日常系なので安心してみていられる。癒し。」、「とにかく可愛くて癒されるごちうさ!!おかえりなさい♪」など、とにかくそのほのぼのしたイメージに癒やされたいファン達の思いが、ランキングに反映される形となった。

【速報】『ごちうさ』の第二期タイトルが『ご注文はうさぎですか??』に決定! 放送時期、新ロゴも発表に
2015年6月28日(日)、東京ドームシティホールにて開催された「まんがタイムきららフェスタ2015」にて、『ご注文はうさぎですか?』の第二期となるTVアニメ『ご注文はうさぎですか??』の映像が先行上映された。

映像の中で放送時期が2015年10月であることも発表された。また、映像のラストシーンでは、ココアの姉であるモカらしき人物の姿も確認することができ、ファン達から歓声が起こっていた。

いよいよ放送時期が決定した『ご注文はうさぎですか??』から目が離せなくなりそうだ! さらに、今年のエープリルフールで話題となった『ご注文は魔法少女ですか?』のグッズがコミケ88で発売されることも決定! グッズ内容などの詳細はまだ発表されていないので、続報を心待ちにしよう。なおイベントの詳細は追ってレポートでお届けしていく予定なので、そちらもお見逃しなく。

魔法少女チノ 華麗に爆誕です! アニメ『ご注文は魔法少女ですか?』公式HPが公開中
2015年4月1日(水)に『ご注文は魔法少女ですか?』の公式HPが公開!? HPではココアお手製の衣装に身を包んだチノの特別ボイスが聞けるようになっていて、魔法少女らしい台詞や、「この服、やっぱり恥ずかしいです」と恥じらう様子を堪能できちゃいます。ぜひとも、ご自身の目と耳でお楽しみください!

『ご注文はうさぎですか?』第2期正式発表に橋本監督「やっと言えました!」
アニメ『ご注文はうさぎですか?』の第2期製作決定が、1月30日午前0時正式に発表された。

発表と同時にアニメ公式サイトは「TVアニメ第2期製作決定です」の文字をキャラクターらが持った新ビジュアルに差し替えられ、また公式Twitterアカウント(@usagi_anime)からも「皆さま、大変お待たせいたしました。正式発表をさせていただきます。」という前置きとともに発表が行われた。

そして公式発表から1分後、本作の監督をつとめる橋本裕之氏も自身のTwitterアカウント(@lainnet01)を通じ、「本日情報解禁になりましたのでお知らせします。ご注文はうさぎですか?第二期が決定しました!やっと言えました!(*^^*)」と報告し、つづけてファン達への感謝の気持ちを綴っている。

今回のアニメ2期製作決定については、学研マーケティングの運営する『学研出版サイト』に掲載された、1月30日発売のアニメ美少女キャラクター雑誌『Megami MAGAZINE 3月号』(学研パブリッシング)の表紙情報で先に明らかになっていた。表紙には「ご注文はうさぎですか?第2期制作決定」と書かれており、ファンの間では近日中の正式発表に「あぁ^~こころがぴょんぴょんするんじゃあ^~」と期待の声が高まっていた。

アニソン好きライターが独断で選んだ「2014年ベストアニソン」
『ご注文はうさぎですか?』の『Daydream cafe』

『ご注文はうさぎですか?』の主演声優陣によって結成された女性声優ユニット、Petit Rabbit'sの『Daydream cafe』(正式な表記は、"cafe"の"e"の上にアクセント)は、個人的に2014年でベストな萌えソング。ひたすら愛らしいキャラクター達が穏やかで幸福な日常を過ごすアニメ本編も大人気で、その劇中のエッセンスをギュッと濃縮して音にしたかのようなこの曲の完成度には、ただただ驚愕させられました。

音も良いんですが、何よりもこの曲の魅力は、やはりその歌詞。ネットでも一時期流行した「こころぴょんぴょん」という神憑り的なフレーズを思い付いた時点で、この曲の勝ちは決まっていたのではないか? と思うくらい、歌詞の力が強い曲です。

登場人物たちのキャラクター性をトリミングした愛らしい言葉遣いの数々に、柔和さとリズム感を同時に有した"ぴょんぴょん""つーんつーん""ふわふわ""どきどき"といった擬音語を多用した歌詞世界は、まるで甘いお菓子の如く甘美でハッピーな雰囲気を漂わせており、聴いているだけで幸せなってきます。それを歌う声優さんたちのユニゾンも完璧で、これこそ正に王道の"萌えソング"であり"声ドルソング"。声と言葉の魅力に溢れた楽曲です。

そして、こんな凄い歌詞を書いたのは誰なのか? と作詞家さんのお名前を確認してみれば、そこにクレジットされているのは畑亜貴先生。

リズミカルな言語感覚を駆使して数多くの大ヒットアニソンを生み出してきた畑先生ですが、2014年もこの『ごちうさ』に『ハナヤマタ』オープニングの『花ハ踊レヤいろはにほ』、『のうりん』の主題歌とした使用された田村ゆかりさんの『秘密の扉から会いにきて』、『さばげぶっ!』エンディングの『ぴてぃぱてぃサバイバード』(これも物凄い言語感覚とリズムに満ちた曲!)と多くの優れたアニソン、声ソンをクリエイトされました。

『ごちうさ』でこころぴょんぴょんした方は、是非ともこれらの楽曲もチェックしてみてください。

『アニメ流行語大賞2014』投票結果はこうなった!
今年のノミネートは35コ。今年は第2期の作品も多く、新しいセリフが生まれにくかったように感じました。さて、2500票を超える投票の結果は?

4位:こころぴょんぴょん/あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃ^~(ご注文はうさぎですか?)

マルイで心ぴょんぴょん「ご注文はうさぎですか?」イベントが渋谷で
Koi原作によるTVアニメ「ご注文はうさぎですか?」のグッズ販売や展示を行うイベント「ご注文はOIOIですか? in Shibuya」が、11月14日から25日にかけて、東京のマルイシティ渋谷にて行われた。

本イベントでは「ご注文はうさぎですか?」のラバーストラップや携帯クリーナーといった限定グッズを販売するほか、9月に開催された「Rabbit House Tea Party 2014」にて実際に使用されたステージ衣装を展示。

『ごちうさ』は可愛いだけじゃない?
2014年4月放送中のTVアニメ『ご注文はうさぎですか?』。今年1月に放送された『桜Trick』、そして第二期の放送が決定した『きんいろモザイク』など、近年、このような“日常系”とカテゴライズされるアニメが人気を集めている。

これら“日常系”作品の魅力とはなにか? 過去から現在まで、『ひだまりスケッチ』や『けいおん!』など、人気アニメの原作を排出し、多数のファンを獲得している『まんがタイムきらら』の編集長に日常系の魅力を伺った。

現在放送中の『ご注文はうさぎですか?』の魅力をおしえていただいた。

「コミックスの帯に『すべてがかわいい』と書いてありますが、そのとおりです。
一見西洋風な世界なのに、和服を着た女の子も登場している。それなのに、画面にハレーションを起こさない。それはKoi先生の美学が作品世界の隅々まで徹底されている故です。
またマスターやティッピーという異質な存在もあります。これらのキャラが入るからこそ、女の子たちの魅力がより際立って見えるんです」

なるほど魅力的なキャラとは、絵の上手い下手だけではないのか。人を惹きつける個性とそれを引き立てる世界観がないといけない。

う~む、ますます奥深く思えてきたぞ。“日常系”の世界!!


2014年4月より6月までTOKYO MXほかにて放送された。同誌連載作品でのテレビアニメ化は、『かなめも』、『きんいろモザイク』に続いて3作目。また、koi作品としては初のテレビアニメ化でもあった。

キャッチコピーは「すべてが、かわいい。」「かわいさだけを、ブレンドしました。」。

2015年1月6日からは、BS11において、本放送と同じ時間枠において、エンドカードを刷新した上で再放送が行われている。

2015年1月、メガミマガジン2015年3月号にてテレビアニメ第2期の制作が発表され、その後アニメ公式サイトほか各種メディアでも順次発表された。

『まんがタイムきらら』関連雑誌連載原作作品でテレビアニメの続編が制作されるのは『ひだまりスケッチ』・『けいおん!』・『きんいろモザイク』に続いて4例目となる。

オープニングテーマ
「Daydream café」

エンディングテーマ
「ぽっぴんジャンプ♪」(第1羽 - 第11羽)
「日常デコレーション」(第12羽)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48
ネタバレ

ジョガマヤ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

すべてが現実逃避に最適!

※注意
だんだんと長くなります。
リアルがつまらなくて、一時的でも逃げ出したい人におすすめ。
視聴前は偏見の塊で、見ず嫌いをしていた自分を殴りたい...
一応、基本的な考えを話しておきます。
私は全方位完璧な作品以外「好き」とは言いません。
客観的な視点から見た良さと主観的な立場から見た好みの両方がカンストしないといけません。(面倒な人ですね)
好き、と公言するにはそれなりの責任が伴うのです。

この「ご注文はうさぎですか?」のレビューは主観的面からも、客観的面からもバランス良く見た上で書いています。以下本文

いきなりだが漫画原作者であり創造主でもあるKoi先生の偉大さにはいつも驚かされている。「ご注文はうさぎですか?」はあくまで日常四コマに分類されるので、見かけ上はかわいい女の子たちが平和に過ごしていれば良い。そして大概の人はこの部分に惹かれていき、同時に嫌う者もいる。しかしながら、「ごちうさ」はまるで精巧な機械であり、裏では全てが繋がり、理屈が通っていることがわかる。見かけは1羽完結であって伏線やストーリーは無いように見える。しかし、それはパズルの1ピースであって、ピースを置いていくことで全体像が明らかになっていく。すべての落ちに意味があったことに気付かされる。(詳しく語ると大いなるネタバレになってしまうので、ぜひ個々人で探してほしい)
これをすべてを計画していた、見透かしていたかのようにやり遂げてしまうKoi先生は一体何者なのだろうか。(または先生は創造主という枠を超えた一人の「観測者」であるとも言えそうだ。だれよりも先生自身がごちうさを愛しているのはファンには周知の事実である。)
1期では本質は非常にわかりにくいが、2期、DMS、原作、SFYでは比較的わかりやすいだろう。考察しようと思った者にだけ、深淵を見せてくれる。
1期は設定とキャラの基本性質の露呈、伏線張り、世界観の演出がメインなのでライトな方、いわゆる日常系が好きな方にはウケるだろうが、ここからがこの作品の真髄である。深い。とにかく深い。まさに沼だ。複数本の芯が通っているのだ。本当に「通った」作品である。
そしていわずもがな、すべてがかわいい。(勘違いされがちなのだが、これは前提として、という意味合いなので、かわいい「しかない」というわけではない。それ以上に付加価値が多くあるのだ。)
このように内面も外面も良く、ライトな層にもファンにも楽しめる最強の作品なのであり、これが大人気の理由だと思う。では具体的な話に移る。
あえて日本ではなく、ヨーロッパをかき混ぜたような世界観(フランス、ハンガリー、ドイツなど)にすることで、リアルにあるようでない世界を訪れることが可能。まさに異世界転生や小旅行をしている感覚である。そしてこれが現実でないから良い。3次元から眺める形が一番良い。転生したくはない。あのステキなセカイを崩してしまうのが怖いからである。次は作画について。
背景の木組みの町並みが綺麗すぎる。作画崩壊も皆無(ただ、1期4羽の作画は嫌いな人はいるかもしれない)。1,2期の1,11,12羽は特に素晴らしい。隠れうさぎがいたり、小物にこだわっていたりする。
現実逃避ができるが、それでいてやりすぎるようなこともない。
私は感情移入しすぎてしまうためか、リアルからかけ離れた、現実逃避はできるが、感情が激しく揺れ動いてしまうアニメは見ていると、はっきり言って疲れる。活力を得るためにアニメを見て疲れるのは本末転倒であると思う。
また、原作絵がとてつもなく綺麗で、それを受け継いでいる。
原作絵はキャラだけでなく、周りの小物や背景もかなり丁寧に描いている。
キャラデザも原作に沿っており、癒やしが助長され、嫌なことを忘れられる。
声優さんについては、(演技の上手さだけで判断)名演技が多くあり、キャラクターと相性抜群と言って良い。次は楽曲について。
op,edがポップで可愛いらしく、歌詞も考察しがいのあるものになっている。
もちろん映像と合っているのは当然である。映像と音楽含めてのop,edである。
ごちうさのキャラクターソングの歌詞は考察すればするほど深いものになっていく。特に畑亜貴先生はよくごちうさの世界観、思想を理解しているな、という印象。
劇伴も落ち着いたものが多い割には、印象に残りやすい独特な雰囲気。3拍子が多い感じがする。
加えて、露骨なエロシーンが無いので、安心して見れる。
私は男性向けの巨乳キャラが色気を出すのが好みではないのだ。
みんなの女子力が高いのも魅力。髪型や服装、靴下なんかも結構変わる。
原作絵もとにかくかわいい、綺麗、おしゃれだし、随所に考察ポイントが存在する。アニメから入ったなら絶対に原作も読まないと損である。アニメ、つまり原作のはじめの部分では明らかにはなりにくかった魅力的な本質に、きっと気がつくことができるだろう。(後述)

キャラ(主要10名、ティッピー除く)紹介。いちおう呼び捨てで統一(全員さん付けしたい今日この頃)。
ネタバレタグで囲っておく。
①ココア
{netabare}
出会ってから3秒で友だちになれる(らしい)ほどのコミュニケーション能力の高さ。チノともたった1羽で一緒にお風呂に入ってしまう。年齢も関係なく平等に話せる。笑顔が多いこともポジティブさによる。周囲を動かす行動力を持ちつつも、落ちでは「台無しです」でしまらない。チノへの愛が可愛い。頼りたいし、頼られたいと思わせる欲張りコース。
{/netabare}
②チノ
{netabare}
重たい環境に囲まれていたとき、リゼと出会う。これはチノ父とリゼ父の画策による。さらにココアと出会う。これをきっかけに周囲と打ち解けていき、笑顔も増える。この成長を見守りたいし応援したい護りたい!髪型や服装が頻繁に変わり、女子力が高く、料理上手なのもポイント。ちなみによくチノだけ頭が良くない説が騒がれるが、お嬢様高校も射程圏内だがあえて受験しなかったらしいのでそんなことはない。
{/netabare}
③リゼ
{netabare}
かっこよく、クールだが、可愛いもの好きでギャップあり。ヘタレでもある。
何気にヘアピンや髪型、服装に気を使っていて、オシャレさん。指揮力が高く、面倒見が良い。自分が周囲と浮いていることを気にしている。親しく接してくれるシャロには感謝している。可愛いと言われなれていないために真っ赤になるのも可愛い。護りたいし、護られたい。
{/netabare}
④千夜
{netabare}
シャロとの幼馴染関係がわかり合いつつも、遠慮しちゃう関係で可愛い。
(ご注文はうさぎですか? Wonderful party!に感動、ホカホカエピソードがある)ココアとも完璧なパートナー。メニュー名が面白い。おそらく語彙力の高さがなせる技である。お姉ちゃん、お母さん的面がある。メニュー名は青山と一緒に考えている。基本ボケ担当。会話を回す役割に長けている。あまり表には出さないがおそらく1番の友達思いだと思われる。
{/netabare}
⑤シャロ
{netabare}
真面目で責任感が強く、料理上手。貧乏キャラ設定ではありつつもおしゃれには気を使っている。気を張って頑張りすぎるところがある。(ご注文はうさぎですか? Wonderful Party!(以下WPで表記)参照)コーヒー酔いによるギャップもあり、面倒見が良く、護りたいし、護られたい。千夜の前ではたまにとても素直になることがある。ちなみに、そこまで深刻な金欠ではなく、一人暮らしの仕送りが少なめの大学生程度だと思われる。陶器コレクションにつぎ込んでいるのか?
{/netabare}
⑥マヤ
{netabare}
八重歯、短髪、考えるより先に手が出るタイプとボーイッシュではあるが、髪型などを意外と気にしていたり、相当な友達思いであったり、かなり女の子らしい。褒められると真っ赤になる。ちなみにかなり成績は良い。また、チマメ隊のひっぱり役である。
{/netabare}
⑦メグ
{netabare}
素直でおっとり可愛い。天然タイプで護りたい。マヤとの友情エピソード(バレエ教室にて)が可愛い。心あたたまる。身体的成長は順調だが、精神的成長が順調なチノに若干嫉妬している様子。唯一、ひと目でココアの長所を見抜いた人物。
{/netabare}
⑧青山ブルーマウンテン
{netabare}
何気に小説が映画化、アニメ化している売れっ子作家。お嬢様高校出身で優秀でありつつも、ポンコツさも併せ持つ。性格からか、ココアたちとも敬語なしで仲良く話せている。人見知りだったが、ココアと出会ってから改善されたようだ。シャロ愛がすごい...作家ポジなので、時折物語的視点で私たちと一緒に彼女たちを観察することがある。
{/netabare}
⑨モカ
{netabare}
ココアと似ているところも多いが、違うところも結構ある。ほとんど全員のお姉ちゃんになれるレベルの包容力。泣いてしまうほどの美味しいパン。ぜひ食べてみたい。護られたい。
{/netabare}
⑩タカヒロ
{netabare}
完璧すぎる万能人。ジャズ、経営、吹き矢、交渉などが得意。物語の裏で重要なポジション(サポート役)。というか普通にイケメン。
{/netabare}

話を戻す。萌えアニメはストーリーの起伏が全く無くてなぁなどと言われるが、ごちうさのストーリーにはメリハリがあり、グダグダしない。(昼に盛り上がり、夜でしんみりするパターンが最も多い)イチャイチャはあるが粘着せずに爽やかである。少なくとも他の学園系日常作品とは一線を画している。
それに、チノちゃんを中心にそれぞれの成長を楽しむこともできる。
まさに、ココアさんをきっかけに始まった「魔法のような物語」であり、(手品かも)チノ父、リゼ父、青山先生など大人たちに支えられている物語でもある。
(詳しくはDear My Sister のレビュー参照)
ごちうさのストーリーのテーマとしてあげられるのは他にも、「感謝の輪」「おせっかい」「未知なるセカイの開拓」がある。単なる「ほのぼの」ではない。彼女らなりの葛藤、悩みがあるのだ。勿論仲がとても良いのだが、「遠慮という障壁」が存在して、それらを「おせっかい」でぶち壊す。そしてそれが循環し、「感謝の輪」となる。(これはアニメ化された部分(特に1期)ではわかりにくいので気になる人は原作を読もう!)本気で語ると、長文レビューとなってしまうのでここで止める。(もうすでになっている)
ほんとうの意味(←ココ重要)でのアホキャラがいないのでイライラしない。(私はアホキャラが3人以上登場すると耐えきれなくなります)全員頭が良いと推測できる。(ソース:原作)
また、全員にギャップがあって、それも楽しめる。それ故にそれぞれのキャラを表現するキャラソンが多すぎて、揃えるのが大変である...
ネタについては、デジャブを感じるように仕組んでいるシーンが多くある。これは原作で特に顕著。(「どっちですか」ネタなど...)
もとは4コマであるので頻繁にオチがつく。こんなにしっかりオチを毎回つけるのはかなり難しい。
笑いの質的にはバカ笑いと言うより、じわじわくる感じの笑いである。
1周目はほとんど笑えないが、2周目以降は初見では笑わなかった場面で笑えてくる。しかも、浄化されていくような、誰も傷つかない綺麗な(←ココ重要)笑い...普段の汚い笑いとは全く違う。
友情にじわっとくる話も多数織り込み済み。さらなる友情を求めるならゲーム(WP)をやってみると良い。特に千夜が活躍する。二次創作、妄想も良いだろう。
ありがちな、登場人物は大体同じ学校、年齢でクラスメイトという設定が多くを占める中、学校が全員一緒というわけでもなく、年齢もかなりバラバラな中で築けるあの友情に、敬意を表するべき。素敵と言わざるを得ない。
さらに、時々ヨーロッパ特有の私達のよく知らないものを出してくるので、詳しくなれるというおまけ付きである。
本当に何百周としていても飽きない、見れば見るほど面白い作品だと思う。
考察がまだまだ止まらない。そして、私の人生を救ってくれた作品でもある。
本当にKoi先生には感謝している。ぜひ見ず嫌いせずに、12羽を完走してみてほしい。原作も最新羽まで読むと、よく練り上げられたストーリーや先生のこだわりがわかるはずだ。

1期がいまいち薄かったと思った方が一人でも多くこのレビューたちを見て原作に興味を持ち、驚愕し、ファンになってくれることを心の底から願っている。

とにかく原作を読んでくれ!!それからだ。愛と金と時間を重ねれば、満開の花を咲かす大樹のごとく、太い論理構造の幹をもち、1次創作が互いに影響を与え合い進化し花を咲かせるごちうさの姿を観ることができる。
※私のツイッターアカウント(@blacktea_zygmy)を見て(検索して)いただくと他にも感想考察を読むことが出来ます。イベント前後や原作の更新日などはうるさいです。一通り原作を読み終わった方はどうぞ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

天然サナトリウム温泉♪

∩∩  ∩∩  ∩∩  ∩∩  ∩∩

モーニングだよ!<J>

「「「「「全員集合」」」」」<J♣♡♢♠>

注意事項
・・・え、私が読むんですか?<♡>

がんばれ、気合だ!!!<♠>

は、はいっ!!<♡>

え~っと、
①ラビットハウスはどなたでも歓迎しております♪
※ただし天然さんに限ります
うう、私、天然さんじゃないのに
※若くて美しい女性に限ります
・・・なんでこんなこと言わなくちゃならないんですか
※胸のおおき・・・い人もちっちゃい人も歓迎します
私はまだまだ成長期です!<♡>
こんなのイジメだー!!!!!<♢>

あらあら<♣>

むむむ、続きを読みます
※男子禁制です、ただしスタッフの親類は除く
おとおさんもいますし、ティッピーは・・・ティッピーです
以上です
・・・これだけですか?1番で終わりじゃないですか
あ、あと、
※特定のスタッフ1人を甘やかしすぎないでください
すぐ調子に乗りますから、誰彼かまわずベタベタします<♡>

ごめん、お姉ちゃんが妹に寂しい思いをさせてしまったー!! たくさんモフモフするからー!!!<J>
別に誰のこととは言ってないじゃないですか、ベタベタしないでください、恥ずかしいです・・・<♡>
えへへへ~<J>

∩∩  ∩∩  ∩∩  ∩∩  ∩∩
※何も言わずともJ♣♡♢♠それぞれ異なる心の声が聞こえた方とは友達になれるでしょう。
 言う必要もないと思いますが{netabare}
 Jココア、♣ちや、♡チノ、♢シャロ、♠リゼで、ちなみに「全員集合」のところは、
 Jいつも通り、♣ノリノリで朗らか、♡恥ずかしそうに、♢緊張してちょっと噛む、♠教官チック{/netabare}です。
※土日祝はきっと朝からモーニングを提供している、私はそう信じています。




この作品は喫茶ラビットハウスを真ん中辺とした天然不思議系キャラの日常です。
爆笑できるギャグや百合、あとえっちぃのは期待しないでください。{netabare}
着替えシーンがありますが、あれは水着です。確か、プール回でも似たような柄だったし。
汚れなき眼(まなこ)で見てください。{/netabare}

などと言いつつも、萌えアニメであることは否定できません。
なので自分としては、
天然あるいは不思議系のキャラを満喫するキャラアニメぐらいに思いたいところです。


舞台は日本なんだろうけど、フランスとかスイスみたいな雰囲気の街で、兎と野兎に溢れている。
フルール・ド・ラパンって名前の店あるし?
お店とか、お祭りとか、働きっぷりとか、どこか古めかしく、携帯電話も出てこない。{netabare}
と思っていたら、スマホだらけの回とかあるしwww あるぇ~、携帯電話この回だけじゃね?{/netabare}

ココアが転校するために引っ越すところから話が始まり、
住むところはチノがいて、リゼが働いている喫茶ラビットハウス。
新しい学校には同い年で甘味処「庵兎甘(あまうさあん)」の看板娘ちや、
その幼馴染にハーブ喫茶のフルール・ド・ラパンで働くシャロがいる。
あと、チノの父とモフモフ兎のティッピー。

ただの萌えアニメと感じさせないところは、親類ではあるがチノ父が出て、
セリフは少ないながらもレギュラーで登場するティッピーの存在感の大きさ、
あと青山ブルーマウンテンさんの落ち着き?などがある。ついでにメインキャラ紹介すると、

Jココア 元気、カワイイ物好き、おバカ ☆☆☆☆★(←天然度、☆が1、★が0.5)
♡チノ 自己表現が苦手そう、ちょっとがんばり屋、ちょっと神経質 ☆☆☆
♠リゼ 軍事ファミリー、武器を常備、熱血っぽい、かわいいモノ好き ☆☆☆☆
♣ちや 自覚あったりなかったりするS、たまにすごくボケたり勘違いする ☆☆☆☆☆
♢シャロ プリプリするところがある優等生、リゼに憧れと好意を寄せる ☆☆★
※天然度は勘です

∩∩ ∩∩ ラジオと声優さんについて ∩∩ ∩∩{netabare}
あやねる、いのすけ、ええ☆

俺ガイルから本格的にラジオを聴くようになり、
ぜんら、なのん、などは非常に楽しませてもらいました。

ラジオ聴くと親近感が沸くね。
で、声優さんにあまり興味のなかったオレとしては、
ラジオが、ラジオで面白い人は印象に残ります。

そして、この2人は恋愛ラボのあのキャラとこのキャラ。

あやねる・・・あんな高い声も出るんだ~うぇひひひひひひww
いのすけに関してはかわええ声していると思いましたが、いいね♪
特に相槌が「ハイ」でも「うん」でもなく「ん」がセクシーでそれだけでも聴く価値があるwwwww

あとシュガーさんの声、ええわ~☆

・・・そろそろキモくなったんで普通に、
佐倉さん、水瀬さん、いいね♪

普通に佐倉さんみたいな人、ええわ☆☆☆☆☆


声優のアイドル化が進む中、
ぶっちゃけ写真集と曲の良さを度外視してCDとか買おうとは思わんが、
ラジオはええわ♪♪

タダだし・・・ケチだけど、本当に応援したいと思ったらちゃんと借りるから!!www
∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩ ∩∩{/netabare}


んで、結局面白いのかと言えば、知らん。オレは好きだ。
なぜなら、
放送直後2,3週間の感想で見かけたけど、
「きんモザ好きな人にオススメ」「~楽しめそう」とか書いてあったけど、
あれだよ、オレ、きんモザ嫌いじゃないけど、好きでもないから。


~ 一度やってみたかった、オレの日常系対する好みと傾向とか メッチャロングver. ~
※本当に長いから途中で読むの放棄してね♪ {netabare}

とか言ってあれだけど、オレとしては一緒にしないで欲しい!
ごちうさはものすごく楽しんだし、作品としての完成度がものすごく高いから!!

参考資料
『日常系っぽい作品マイベスト?? ※ネタバレあるかも』
http://www.anikore.jp/anime_rankings/view/33146/

ということで、成分タグ「日常」なかったら「日常系」で上から順にさらっと感想を述べます。
・・・「日常系」にしておきました。
ついでに☆で楽しめた度を5段階評価します。オススメうんぬんではなく、ただ自分が楽しんだかです。

①男子高校生の日常 ☆☆☆☆☆ 完走した 何度も観た、観直せる
ギャグメイン。男だらけだが女の子も出る。非常にええ♪

②けいおん2期 完走したか覚えてない
萌えメイン。OPが好みじゃなかったのと、よく覚えてない。

③けいおん1期 ☆☆☆☆ 完走した、観直せるかも
萌えメイン。放送当時はすごい好きだった気がする。ミオとウイがええ☆

④のんのんびより ☆☆☆☆☆ 完走した!!!!! 何度も観たし、観直したい
れんちょんメイン。ああ、すごくいいね♪

⑤日常 1話で切った
非日常系。全然、日常してなくて切った。

⑥みなみけ1期 ☆☆☆☆☆ 完走したぁあ!!!!! 10回は観た、観直したい。
シュールなコメディ。ラブも微量に含むがそれすらもネタ。最高だ☆☆☆☆☆

⑦ゆるゆり1期 ☆☆☆☆ 完走した 観直せる。
百合とキャラアニメ。好きなキャラ結構多かったので楽しかった。

⑧らきすた ☆☆☆☆ 完走した 放送当時、何度も観てた
萌えメイン。ラッキーチャンネルは微妙だった。観直せるかは分からん。4人の中でつかさが一番ええ☆

⑨みなみけ おかえり 観てない

⑩みなみけ ただいま 観てない

⑪みなみけ おかわり 数話観てしまった・・・

⑫ゆゆ式 観てない

⑬サーバント×サービス 観てない

⑭あっちこっち 観てない

⑮氷菓
・・・日常系として評価不可。

⑯GJ部 ☆☆☆☆☆ 完走した!!!! 何度も観た、観直せるが・・・最終話が物悲しい
不思議空間キャラアニメ。不思議だがはまってしまった。しおんさん、きらら、たまがええ☆☆☆☆☆

⑰映画けいおん 観てない

⑱TARI TARI
日常系として評価不可。

⑲君と僕。 観てない、初めて知った

⑳苺ましまろ 観てない、原作は少し読んだことある

㉑たまゆらTV1期 ☆☆☆☆☆ 何度も観た、観直せる
カメラを軸にキャラとヒューマンアニメ。ああ、イイ作品だ。ま、まおんたんがええ☆☆☆☆☆

㉒たまこまーけっと 観てない

㉓Aチャンネル 一話で切った
バット持ってるチビっ子と、非常に遅く感じるテンポがダメだった

㉔きんいろモザイク ☆☆ 完走した
百合萌えアニメ。赤毛、ヨーコがかわええ。以上。

㉕みなみけ べつばら 観てない・・・みなみけシリーズすげえな

㉖今日の5の2 ☆☆☆☆☆ 完走した、観直せる
シュールコメディ。ロリコン向けでもあるが、普通に面白かった。

㉗ゆるゆり2期 ☆☆☆ 完走した
百合とキャラアニメ。話の内5,6個は楽しかったけど、それ以外は微妙だった。

㉘あいうら ☆☆☆ 完走した、観直せる
日常系ふともも蟹ショートアニメ。日常過ぎたけど、結構楽しかった。

㉙ごちうさ ☆☆☆☆☆ この作品

㉚河合荘 ☆☆☆☆☆ こないだ完走した、観直すかはわからん


そろそろメンドクなったなww
・・・日常系が好きだと思ってたけど、観てなかったり1話切りしてる作品が結構あるなぁ。


㉛位以下で好きな作品(好きな順、あるいは観直したい順)

○帰宅部活動記録 ☆☆☆☆☆ 完走した!!!!!
何度も観たが、最近観直したくて仕方がないが、手元にない…
ネタの幅が広く、ギャグ、ボケとツッコミもメインのアニメ。すごい楽しかった♪
観たい、観たいんだ!!!

○でぃーふらぐ ☆☆☆☆☆ 完走した!!!!! 応援したくて、ドラマCD借りたった~☆
ギャグとツッコミアニメ。割と創造性豊かで、ストレートに楽しめた。ハーレムとか萌えアニメとは違う。
アタルぅ・・・wwwww

○キルミーベイベー ☆☆☆☆☆ 10回は観た!!!!! また観直すかも
激しいボケとバイオレンスツッコミアニメ。やすな・・・君は最高だ!!!!!

○ひだまりシリーズ ☆☆☆☆☆
 シリーズ通して多分3回は観た!!!!! 長いから観直すのに勇気がいる
女子高美術科、アパートで一つ屋根の下系ホームコメディ? 表現力にツボった。
ミヤコが大好きだ!!!!!

○恋愛ラボ ☆☆☆☆☆ 何度も観た!!!!! そのうち観直すかも
中学校生徒会、ギャグコメディ。分かるわ~と思いながら楽しんでた。エノがええ☆☆☆☆☆

○ワーキング1期 ☆☆☆☆☆ ちなみに2期は☆☆ 1期は好きだから何度も観たし、観直せる
バイト系日常アニメ。テンポとキレが良い♪ 小鳥遊くんの変態さを含めてイイよね♯

・・・っていうか、氷菓とかTARI TARIが含まれるなら、ARIAとかも日常系じゃね?
ちなみにARIA大好き♪
{/netabare}

↑こんな好みの人間ですが、分かるわ~って思う人には、ごちうさをオススメします。

ちなみに今期2番目に楽しんだ作品です☆
作品としての完成度は非常に高いと思いますよ~
OPのサビでのメロディとシャロのワンツーパンチで、心とテンションが跳ね上がります♯
センスのええサブタイもお好みでお召し上がりください♪


∩∩
 ・・
  × <おまけ、好きなキャラランキング){netabare}


主要キャラ五人の中で、



一番、ちや!!!!!




二番・・・二番・・・





・・・・・・一番決めといてなんだけど、みんな特別なオンリーワンとかじゃダメですか?
ええダメですともぉ!!!!!{netabare}





二番、{netabare}ココア!!!!! ぐふっ( ´゚Д゚)・;’.、カハッ


三番、{netabare}シャロ!!!!! ごほぁっ( ´Д`)・;’.、カハッ



四番、{netabare}チノ!!!!!  ふごぉぁっ`;:゙`;:゙;`(゚Д゚*)ガハッ




五番、{netabare}リゼ!!!!!                  _:(´ཀ`」∠):_





{netabare}とか何とかいいながら、一番は文句なしで決まってて、
二、三番で多少悩みはしたものの、ほぼ即決、
五番も決まっていたものの、好き度は高かったから五番に置きたくなかっただけ。

というか、回によって2番が変わる。
チノはしょっちゅう上位に浮上してくるし。


チマメ隊のマメもまあまあ好き、メグの方が好きかな。

ティッピーは二番目に入れたいぐらい好きだし、
チノ父はダンディだし、
青山さんはいい味出しているし、

うん、名前のあるキャラはみんな好きだな。










でも一番は、ちや、それは揺るぎないww{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27

82.0 3 喫茶店で女子高生なアニメランキング3位
ふらいんぐうぃっち(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1295)
5957人が棚に入れました
青森の親戚の家で居候をすることになった15歳の魔女・真琴と、彼女を取り巻く少年少女の日常をコミカルに描く物語。

声優・キャラクター
篠田みなみ、鈴木絵理、菅原慎介、葵井歌菜、三上枝織、日野まり、井口裕香、佐倉綾音、茅野愛衣、小澤亜李
ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

日常×魔女アニメ 安定の面白さと、和む、癒される感じ[毎話実況レビュー2作目]

2016年春アニメ
2015年の幸腹グラフィティに引き続き今期の毎話レビュー枠
ということで、更新していきたいと思います。

はいふりか、くまみこか、この作品と、どれ見よう~
って悩んでて、好きな声優のみかしー(三上詩織さん)が出ていたので
それで視聴を決めましたw

日常ものの雰囲気がありますが、主人公の子は魔女なので
何かあるかもしれません。
シュールな笑いが起こるシーンも多く、面白いです。


第一話 6年振りの不思議
{netabare}主人公は魔女の真琴、青森に帰って来たところから話はスタート。
真琴の同級生の圭の声が棒って言われてるけど、何か感じがあっていいと思うけどなぁ。。
顔のデザインは作品にあった優しい感じ(-∀-)

真琴は高校生だったみたいで、学校に通いだします。
始業式、そこで、重大発言。

「東北地方は結構魔女多いんですよ」

何とwww
一話で2個ある見所の一つ目でした。

見所の2つ目はですね、
あの真琴がほうきにまたがって、飛ぶシーン…の、
それを目撃して目が死んでる千夏ちゃん。
1話目イチ笑ったシーンですw
こんなとこで飛んでいると他の人にも
見られてそうですが。。(´・_・

まぁでも
千夏ちゃんのおかげでこの作品が成り立ってると言っても
過言じゃないほど、千夏ちゃんは重要な子です。
冒頭での、真琴を頭イっちゃってるやばい人と勘違いするとこも
笑えますw

とまぁ、20分弱見た感想としては、
静かなようで、賑やかなようで、微妙にジブリ感のする作品でした。

EDはmiwaさんが担当で、アニメでは銀の匙以来の出会いです。

2話以降も期待したいと思います。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



第二話 魔女への訪問者
{netabare}またシュールな絵から始まりましたw(何か降りてきた…)
一話でmiwaさんがED担当だと書きましたが、すみません、
OP担当だったみたいです。

マスコットキャラのたか丸くんが登場。

前半は春の訪れの話で、さっき書いた、何か降りてきた人物が
春を運ぶ運び屋さんだったようです。
……(´・_・`)ちょっと見た目が怖いなぁ
千夏ちゃんが怖がるのも分かる。
悪い人に見えるけど、根はすごくいい人でした。
ウチにも春をありがとうございます_(._.)_ 

後半はふきのとう(ばっけ)を道端で採って、家で揚げて食べる話。
作画陣の作り込みの意欲がにじみ出てました笑
ふきのとうの揚がった姿がすごく美味しそうで、
それを真琴がすごく美味しそうに食べるので、
何か食べたくなる衝動に駆られました

でも、実際は結構苦いらしいし。。
千夏たんも顔で嫌がってましたねw

EDもいい感じで今日も平和に鑑賞しました。
ほのぼの枠に入りそう。
20分見て思いましたが、今回の話のタイトルは
「春の訪れ」の方がしっくりくると思うのです。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第三話 畑講座と魔術講座
{netabare}このアニメは前半と後半に話が分かれるのかな。
今回は新キャラ登場回です。(要必見(・ω・!)

前半は魔女としての格を上げるため、真琴が畑仕事に挑戦します。
草ボーボーの状態から肥料をまいて、耕して……。
平和な時間が流れておりました。
……奴が現れるまでは、、

奴はすばしっこく、挑戦的な視線をふっかけてくる奴です。
とんねるずのみなさんの……でたまに使われるネタ
「こいよ~」
が脳裏を過ぎって一人でウケてました笑
前半のまとめは「みんな似たもの同士」、これに尽きます。

後半は千夏ちゃん「未知との遭遇」第二回!!
ということでターバンぐるぐる巻きの謎の女性が倉本家にやってきます!

あの千夏ちゃんの目が点になる表情が好きなんですよね
今後もそういう場面あるのでしょうか。。

ターバンぐるぐる巻き女の正体は、世界を放浪してる真琴の姉、茜でした。
なんでも、魔女界では有名な御方だそうで、
気さくな感じで千夏たんともすぐに打ち解けてました。
サーヴァント…じゃない、お付きの猫たちの会話も聞けますw

茜は真琴に簡単な魔法を一個教えてすぐに帰ってしまいます。
成長確認と、たまには魔法使えよっ!って言いにきたのでしょうね。
やらないと腕がなまってしまうのは僕達人間と同じみたいです。

と、以上ここまで、3話について書きましたが
今回も相変わらず平和で見ていて和んだ、しかしみかしー要素が
足りない一話となりました。
次回はみかしー(が演じてる子)の出番期待してます{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



第四話 桜の中の占い師
毎回レビューの前にタイトルを書いていて、題名からも平和なアニメだな-って感じが最近しています。
{netabare}と、いうことで。 きました4話!

祭りに圭と千夏ちゃんと真琴の三人で行くシーンから話は始まりますが
今回は祭りがメインじゃないです。
祭りの部分では、圭君の以外な弱点を楽しみましょう?
「(ぐぬぬ…) 圭め……。さらっと真琴の肩に手を……羨ましいッ」

さて、ふらいんぐうぃっちは今までではですね、
1話の中で、一応前半後半の区切りがあったのですが、
今回の4話目は全体で話一話として成り立っています。

真琴の姉茜に因縁?を持つ魔女犬飼との出会いですね。

今回は今まで、というか、今年アニメの中で一笑った回でしたww

ー一年前ー
茜と祭りで飲んだ夜、ひょんなことから人間犬化してしまった犬飼。
果たして彼女は無事、人間の姿に戻ることができるのでしょうか!?

これが主題ですね。
今回は千夏ちゃん「未知との遭遇」!!って感じじゃなかったです(^_^;
あのOPで「何だこのキャラ……?」と思わせられていた
謎が解けてちょっとすっきりしたです。

でも、夜には普通の人間の姿に戻れるんですね。
日中はほぼ黒タイツ状態って……それもそれで酷ですが。。

犬飼さんは超絶美人なので最後まで必見ですよ~!

ということで4話の感想は短いですがここまで。

ふらいんぐうぃっち可愛い番付に有力者がエントリーしましたね笑
真琴、千夏ちゃん、茜、そして犬飼(人間ver){/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第五話 使い魔の活用法
{netabare}2クールじゃなければもうすぐ半分になりますね。

というわけで5話です。
使い魔の活用法、とタイトルはなっていますが
今回はタイトル離れというか、内容はものすごく平和でした。

真琴の使い魔の真っ黒ネコの「チト」回です(*^_^*)

前半はチトが散歩しながら街のスポットを探す話、
後半はそれをもとに真琴と散歩する話。

前半はチトのことが気になった千夏ちゃんが
チトを尾行するんですが、どのシーンが後半の伏線になるのか、
見ていただきたいですね。

…………書く事が、、ない。

うん、そんなわけで5話は散歩回でした。
真琴が可愛い回でもありました~{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第六話 おかしなおかし
{netabare}今回の6話は簡単にいうと「千夏ちゃんが魔女の弟子入り」
をする回です。
魔女たちの間で有名な謎のほうきあるあるに始まり
かっこいい、可愛い魔女になりたい!と言い出した千夏。

じゃあ簡単な魔法からやってみようってことで始めたのは
「お菓子に魔法をかけて遊ぶ」って魔法。

これで千夏と真琴が茜の罠にまんまと引っかかるっていう……笑
効果が反対だったら良かったのに。。

と思いつつ見ていた6話でした。
……それにしても圭って魔術に興味ないのかな……
3人が魔法使ってるときも無視してDVD見始めたし。

魔女になってから何をしてもいいってのは平和な設定ですね。{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第七話 喫茶コンクルシオ
{netabare}第七話は喫茶店に行く話がメインかと思ったら
尺的に前半の山菜採りの方がメインっぽいようです。

今回はなお(みかしー)が台詞多くて良かった。
みんなで山菜採り、木々が綺麗で小川のせせらぎが心地よい、
自然を堪能できた回でしたね。

茜昼間からビールと山菜の天ぷらで、もうおっさんですww

喫茶コンクルシオはOPの最後に出てくるアレですね。
もしかしたら現実にもあんな店ありそうなって感じが。
皆さんも廃墟を見つけた際は「二礼二拍一礼」を実戦してみてはどうでしょう。
p.s. 新キャラが登場しました。{/netabare}

満足度:●●●●●●●○○○



第八話 常連の鳴き声
{netabare}今週は新しい子が登場、
椎名杏子ちゃんとそのお母さんです。
杏子ちゃんお母さんとそっくりで可愛い(*´`)
声優は井口裕香さんかなぁと思って見ていたら最後のEDで
井口裕香と書いてあったので「よしッ!」正解でした(^_^;

8話目は喫茶店のおはなしです。
コンクルシオは200年も続くあちらの世界の皆さんの交流の場なんだと。

そんなわけで人間以外にも、いろいろな人がやってきます。

カップルのてんとう虫とか (お母さん虫と会話できるってすごいw)
夜のとばりさんとか (ハンドルネームみたいで笑ったw)
狐……狐。 (こいつが今回のオチをすべて持っていった笑)

そんないろいろなお方が来店する一見カオスそうな店だけど
流れてる雰囲気はまったり。
彼らから代金は頂かす、周りの害虫駆除等をしてもらってるそうです。

今日は一番満足できた回でした。

ED後のCパートは今回はちょっと長く
茜が魔法の実験で面白いことをやっています。

キーワードは「ベトナム」と「水墨画」。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●●



第九話 明日の明日は今にある
{netabare}始まりはお母さんの絵本から。
お母さんはプロの漫画家で千夏ちゃんはその絵本をチェックしています。

お母さん「きつねさんがコンコン……」

千夏「お母さん、きつねはワンって鳴くんだよ」

…千夏ちゃん先週のあれをひきずって・・笑

(追記)
→コメントを頂きました。
先週のアレは犬ではなく、やっぱり狐であって
狐の鳴き声は犬に似ているんだよ、ということを伝えたかった。
そう考えると、僕は狐の鳴き声は知らないので
こんこんじゃなくてワンに近いのかもしれませんね笑
コメントありがとうございました_(._.)_ 

今回のタイトルはなんでしょうね。
繋がりはよく分かりませんが。

犬飼さんが久しぶりに登場して
みんなで占いをしました。

ストーンが落ちる描写が
リアルで良かった

結局、占いはあっけなく当たったというか、
唐突でしたねw{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第十話 料理合わずと蜂合わず
{netabare}いつも1週遅れていましたが、これで最新に追いつきました。

前半は圭と真琴となおとで学校の調理実習。
カレーとハンバーグって、、重い。
昼前だったら最高だけど、昼からだと辛そう。
(僕の学校は午前でした。食べてからまた昼飯w)

前半は、ただただ真琴の作った「魔女の指」が衝撃的でした(゚o゚;;
ネットで画像検索したら実際にもあるんですね…
なぜ血が付いているんだろう。。
気持ち悪っ(笑
理由が分かる方がいたらメッセお願いします~_(._.)_

さて、その翌日、後半は
みんなでりんごの蕾取り「摘花」です!

圭の解説がわかりやすく、自然の描写も良かったですね。
真琴の作った魔女の指の効力がまだ続いていましたw

もうあと2話となると、名残惜しくなってきますね。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第十一話 くじら、空を飛ぶ

すみません、遅くなったので見所だけ。。

くじらが街にやってくる!
魔女の新聞は特別!(見てみたい)
みんなでホットケーキパーティー、
美味しく食べて歴史も学ぼう!
杏子ちゃんかわいい。

では最終回にて。

満足度:●●●●●●●●○○



第十二話 魔女のローブと日々は十人十色
{netabare}ついに最終回となりました。
始まりから、終わりのムードがひしひしと伝わってきます(;_;)

真琴も箒乗りが上手になっていてチトさんからお褒めの言葉が……笑
今回はチトさんがいつになく喋りまくりでしたw

千夏ちゃんにローブを作ってあげて
犬飼さんは占いをしていて、
茜は今日も昼からかんぱーい!…酔ってる…

いつものふらいんぐうぃっちの姿がそこにはあります。

で青森が舞台ですので
最後の締めはやっぱりねぷた!(作中ではねぶただったかな…忘れました。)
(ねぷたとねぶたの違いはググりました。)

作画気合いが入っていましたね。
祭りですので犬飼さんの占いも繁盛、気合が入っています。
もちろん茜の酔っ払いっぷりも。w

みんな浴衣姿も良かった(^_^

そして真琴たちの元に訪れた
金魚たちの幻想的な風景に包まれる中、
作品は無事、幕を閉じました。

12話通して感想を書いてきましたが
1話1話感想を書いていたので、
他の春期アニメに比べると
思い入れも強く、内容もよく覚えています。

このレビューをまた見返した時に
作品のことを思い出して、くすっとなれるような
文章になっていることを祈ります。

では、僕のふらいんぐうぃっちの書き留めは
以上をもって終わりにさせて頂きます_(._.)_ 
3ヶ月の間、お付き合いいただきありがとうございました。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



作品全体:●●●●●●●●●●
オススメ:超


終わり、後の楽しみ。

・2期への期待
・サウンドトラック
・原作コミック
・声優のうぉーきんぐ、さーちんぐうぃっち。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ゆっくりとした口調や柔和な言葉遣いに安心します。

田舎での落ち着いた日常を描いた作品の様です。

主人公の真琴が魔女なので、少しだけ不思議な事が起こりますが、それらの出来事が自然に日常に溶け込んでいる所に魅力を感じました。同じ様に田舎での日常を描いたアニメ「のんのんびより」と比べて、キャラの年齢が全体的に高めなので、口調や言葉遣いもさらに柔和で、よりゆったりとした空気を醸し出しているのではないかと思います。

登場する人たちの殆どが、他者の行動に自分の行動を合わせたり、気を使ったりせずマイペースに行動している点は、都会を舞台にした日常アニメのキャラたちが、常にお互いの孤独を補い合い、気を使いあう行動に走りがちなのと比べて、自由であり、予測不能であり、それゆえ面白いと感じました。

1~4話
{netabare}
2話で圭君が道端でフキノトウを見つけた時も、なおはあまり興味を示さなかったらしく、さっさと家に帰ってしまいました(笑)。

この作品で今のところ耳障りなものをただ一つ挙げるとすれば、1話で登場したマンドレイクの叫び声で、片耳を塞いで引っこ抜いた真琴は魔女だからってよく無事だったなあと思います。少し離れた所になおもいたので結構危なかったかも知れない。

4話はこれまでの3話と比べてやや賑やかな回になっていた気がします。(ノロイっぽい顔になってた人もいたし)個人的には最初の3話の方がこの作品の魅力を強く感じられました。それでも取り立てて派手と言う訳でも無く許容内でした。やはり毎週楽しみです。桜並木の描写は非常に美しかった。

演出について、使い魔である猫に安易に人間の言葉を喋らせなかったり、3話のお姉さんが去るシーンでも僅かに煙が立ち昇っただけだったりと、控えめな中にも動きや構図などで魅力を出し、作品の雰囲気を壊さぬよう細心の注意を払っている事が伺えました。後者のシーンを見た時、なぜか私は既視感に近いリアリティを感じました。ああいったシーンで、見栄えはするものの雛形に従った表現しか出来ていないアニメと異なり、日常の中の不思議を文字通り空気の様に描いているアニメは、私の知る限りでは殆ど例が無く(※1古いヨーロッパの映画の何かにこんな描写があったかも)素直に感服させられました。畑を開けるために引っこ抜いた雑草の描写や動物たちの動きについても、地味な中にも目を楽しませるものがあり、見ているだけで幸せな気分になってしまいます^^

※1:ジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」ヤロミル・イレシュ監督の「闇のバイブル 聖少女の詩」にそれっぽい描写が確認できました。前者は英・米共同の、後者はチェコの映画。
{/netabare}
5話~最終話
{netabare}
5話はねこ好き必見のねこ主役回であると共に、登場する人物同士が互いに気兼ねする事無く、各々自由に振舞っていた様で、この作品の雰囲気がこれまで以上に強く出ている印象を受けました。

6話では不動の圭くんが珍しくも呆れ気味に漏らした独り言がありましたが、それとは関係なく、かねてから思っていたのですが、ふらいんぐうぃっちの作風は「長くつしたのピッピ」等で有名なリンドグレーン原作の※2「やかまし荘のこどもたち」にちょっと似てると思いました。

むしろそれよりも落ち着いている空気が有ります。上記の作品でも、子供達がぐらぐらして抜けそうな歯を上手に抜く方法を考えたり、草むしりの最中に変な言葉を発明してみんなで遊んだり、ザリガニ釣りに行ったりと、のどかな日常を描くばかりで、取り立てて事件と呼べる様な挿話がありません。

映画版も製作されているのですが、こちらでは出演している子供達の演技も、演技と言って良いものかどうか迷う程に自然で、ハリウッド映画や日本映画に散見される、子供を大人にとっての都合の良い操り人形として扱っている様な、わざとらしい描写の仕方とはまるで違っていて、安心して視聴出来ます。

ふらいんぐうぃっちを気に入った人なら、アニメ一筋の人でも充分に楽しめる映画だと思いますのでおすすめです。

7話は山菜取りとか、山菜をおつまみにしたお姉ちゃんの昼酒とか、廃屋の魔法喫茶や、可愛い幽霊も登場して、物語の展開的にも、美術的にもふらいんぐうぃっちの魅力が凝縮した素敵な回でした。チトさんもいつも以上にニャゴニャゴ喋ってました^^

7話から引き続いて8話も魔法喫茶を舞台に、とっても落ち着いた会話劇が繰り広げられます。椎名さんとそのお母さんの二人の新キャラが物語に加わりましたが、作品の雰囲気は微動だにしませんでした。※3アザミを食べるてんとう虫って見た事有りませんが、葉っぱの部分にアブラ虫がわんさと付いているのを見た事があるので虫にとっても美味しいんでしょうね…。

生長しきったアザミの"がく"や成長し切った葉のイガイガ部分は人間にとっては食用に適しませんが、若芽や若葉、茎、根っこまで、殆どの部分が食用になります。採る時はくれぐれも棘に気を付けましょう。刺さると細菌感染する恐れがあります。

今回も和みました。

最終回は裁縫回、裁縫好きのブリキ男にとっては楽しい回でした。布地選びから採寸、裁断、縫製など、要所要所丁寧に描写されていました。裁縫の手際の良くない私は、裏地付きの見事なマントをぱっぱと作ってしまう真琴の手腕に驚かされました。熟達している人なら出来そうなので、魔法と言う程ではないですが、とても羨ましく思いました。

※2:ピッピにも似ていると思います。リンドグレーン原作のスウェーデン映画(他の国の製作ものはあまりよろしくない。)は他にも色々有りますが、どれも面白いと思います。

※3:概ね鞘翅につやが無いのが草食、あるのが肉食らしいです。作中描写は肉食のナナホシテントウみたいに見えますが、一応テントウムシもアザミを食べる!
{/netabare}
最期まで大きなドラマも中くらいのドラマも無く、小さな小さなドラマを丁寧に一つづつ積み重ねている印象を残す作品でした。こういったアニメは私は今まで見た事がありません。最終話でもその姿勢は揺らがず、いつも通りやさしい時間が過ぎ去りました。


以下はアニメ本編とはあまり関係なく、どこでも採れそうな野草について
{netabare}
ヨモギ:ばばばあちゃんでお馴染み(もしかしたら知ってる人少ないかも)の万能野菜。天ぷらが美味です。それ以外で使うなら湯掻いて水に晒して灰汁を取る。枯れたと思っても地下茎から芽が出てくるので栽培すれば半永久的に葉を収穫出来ます。

ナガミヒナゲシ:近年よく話題に登りますが、特定外来生物などには指定されていない。花が枯れてから花芯を採取します。素手だと黄色い汁が付いて中々取れませんので、袋(新しいのを使うのはもったいないので油っ気の無い空いた菓子袋などで)ごしに取るなどしましょう。炒めても茹でてもおいしい。芥子の実の一種ですが無害です。ナッツの様なこくがあります。

カラスノエンドウ:ソラマメ属。天ぷらが美味ですが、虫が付いている事があるので気になる人は湯掻いて水で何回かすすぐ。おひたしや炒め物など何でも使えます。

タンポポ・ノゲシ・ブタナ:タンポポは全草食べられます。天ぷら、油炒め以外で食すなら湯掻いて灰汁を取る。

スギナ:天日干しか電子レンジで4~5分乾燥させて、すりこぎ等で砕いて粉末状にする。風味がよく青海苔の代わりとして使える。栄養価が非常に高いらしい。

フキ:八百屋でも見かけますが、日当たりのそれほど良くない所に自生している事があります。良くあく抜きすれば葉も食用になり、豚挽きを練ってこれに巻いて、ロールキャベツの様にしてつゆなどで煮ると非常に美味です。同じ場所に関東では1月下旬~2月下旬にかけてフキノトウが出ます。

ミント:近所で見つけたらラッキーです。耐久性が非常に高いので粗悪な環境でも育ちます。一本だけ引っこ抜いて(根が繋がっているので他の株を傷めない様に途中で切断すべき)土に刺して控え目に水やりすれば脅威の成長力で地下茎を張り巡らせます。冬に枯れても復活し、半永久的に葉を収穫出来ます。

ローズマリー:近所で見つけたら超ラッキーです。柑橘系のさわやかな香りが魚、肉料理にとても良く合い重宝します。小枝を一本失敬して挿し木にすれば、根を広げてプランターなどでも成長します。猛暑には弱いのですが、うまくいけばこちらもまた半永久的に葉を収穫出来ます。

セイタカアワダチソウ:香りは春菊に似て華やか。葉はハーブに、花穂は天ぷらに最適。茎が残りますが、極上の味わいです。晩秋~初冬にかけて繁茂します。

ノゲシ:酷暑に計れてしまいますが、寒さには非常に強く、ほぼ一年中収穫できます。背の高いタンポポといういでたち。葉はロゼット状ではなく互生なので区別出来ます。やや苦味が強いので、基本湯掻いてあく抜きしてから料理に使います。ほうれん草の代わりやそばのお供、炒めものなど色々使えます。天ぷらにするなら洗って水を切るだけで大丈夫です。

ブタナ:茎だけががひょろりと長いタンポポの様な野草。タンポポと同じでロゼット状に葉を付けます。葉は大きく食べでがあり、花も美味。全草食用になります。

ヨメナ…花期は7〜10月ですが、ロゼット状に広がった葉を年中見かけます。葉の形は根元がまっすぐで先端に少し刻みのついたきつねの尻尾型。あくや苦味が少ないので下処理は特に必要ありません。春菊に似た風味も良く、さっと湯掻いたものを薬味として利用したり、おひたし、炒め物、天ぷら、お吸い物にヨメナごはん、何でも使えます。キク科の植物は食せるものが非常に多いです。

田舎住まいでなくとも皆さんの身近に食べられる野草は沢山あると思います。是非お試しあれ。

※1採り過ぎはその種がそこで自生出来なくなる原因になるので控えましょう。

※2必ず火を通しましょう。「のんのんびより」のお兄ちゃんみたいな事をやると稀ですが感染症になる場合もあります。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 81

かさい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

J.Cらしさと良さ

なんとも言えない満足度を得られる素敵なアニメ。
ただの癒やしアニメではなかったことは確か。
J.Cらしい丁寧な作品作りがマッチしたアニメになっていたと思う。

※本レビューはブログ『「ふらいんぐうぃっち」の挑戦と生活実感』に多大な影響を受けております。

【注目スタッフ】
〈メインスタッフ〉
監督:桜美さん
音響監督:岩浪さん
撮影監督:大川内さん
制作:J.C.STAFF

〈演出〉
橋本敏一さん
佐山聖子さん
倉川英揚さん
二瓶勇一さん

【良かった点】
〈演出〉
・カット割り
基本的にテンポは遅い。ゆったり気味のカット割りだが、退屈ではない。
スルスルカットが流れていくシーンもある。ギャグ調の時はテンポを少し変えたり。複数人での会話シーンも多かったが、特段被写体が変わるごとにカットを割るのではなく、キャラ自体に芝居をさせて見せるシーンもあれば、上手くタイミングをとって、頻繁にカットを割るシーンもあった。
被写体を映すタイミングと切る(映し替える)タイミングが絶妙だった。
ふらいんぐうぃっちらしい落ち着く画面もここから来ているのかもしれない。

・被写体の映し方、視線誘導
制作陣の意図したチラリズムが見え隠れしていたのもこの作品の魅力。
なんてこと無いカットでキャラはなんてこと無い体制になりあたかも自然に見える腰や太腿、脚などが目についてしまう。これは確実に狙っているアングルであり、視聴者も自然に視線がそちらがわに移ってしまう。
主人公の真琴に関しては肌の露出度が少ないにもかかわらずそのチラリズムは驚異的である。太腿は完全にタイツでガードされているが、撮影処理によって質感のあるタイツに変わり、人が履いているとい実感がより強く強調されている。
お姉さんのだらしないただ寝っ転がっているポージングにも見え隠れしている胸や太腿に必然的に目が言ってしまう。何より罪なのは、このアニメは正真正銘の日常アニメで彼女達は100%健全だということだ。
制作陣、視聴者はそうではない。

・カメラと被写体との距離感
日常を切り取るには近すぎても遠すぎてもダメなんだなと。
キャラ同士の距離感も近すぎず遠すぎず。
日常を切り取る描写としては、かなり引目のロングショットで背景主体や場面説明などに用いられてもいた。

〈作画〉
・そこまで描くか
新たにカットを割らなければならないシチュエーションでも見せてくる。
徹底された日常描写のなかではこの作品だからこその作画シーンが幾つもあり、一つ一つ上げていきたいくらいだ。
日常の芝居は地味でしかもカロリーが高い。
そのため、一般的なアニメは省略できるカットは省略し、次の動作に上手く繋げていく。しかし、この作品の場合は自ら進んでわざわざ入れなくても成り立ちそうな芝居もカットを足して付け足してくる。
[例]
1,トラックの荷台から降りる千夏ちゃんの手を取るお姉さん
なんてことのない一連だが、お姉さんの大人で自然な気遣いが自然と描写されている。他のアニメも場面によってはある一連。

2,コンセントにプラグを差し込む
これは初めて見た。本当になんてことのないカットを手をアップにしてまで見せてくる。圭くんの料理への意気込みや集中力を感じるカットでもあるが、趣味っぽい気もしなくもない。

3,靴を脱ぐ・靴を手に取る・戸を閉める・立ち上がる
日常で必然的に生じる動作。ここも直前でカットを割らずに作画。
ふらいんぐうぃっちの基本スタンスが伺える。

・大人の子供の芝居の差
はっきりと差別化されている。
大人のキャラの芝居には無駄な動作が殆ど無い。言ってしまえばなんの変哲もないごく自然の芝居。
一方子供の千夏ちゃんは無駄な動作しか無い。身体で大きく芝居をする。
表情もコロコロ変わるし一つ一つの動作も可愛らしく仕上げてきている。どこかの小学生を参考にしたかのようなあるあるな仕草。
大人の芝居をさっぱり目にすることによって、より子供の動きがイキイキ見えてくる。そんな差。

・こだわりの猫
黒のシルエットはロングショットだとCGにしても違和感がない。
手描きパートでも猫らしい、動物らしい仕草などに非常に作り手のこだわりを感じた。歩く、尻尾を振る、回る、あくびをする。そんななんてことのない仕草に胸キュンするのだ。

・細かくはない、丁寧な作画
日常の芝居の描写は細かいが、芝居付け自体は細かくはない。やり過ぎだけどやりすぎてない感じ。これ以上行くと作画アニメになってしまう。
そのバランスも良かった。

〈撮影〉
・服の質感、タイツの質感、髪の質感。
監獄学園のイメージ。質感がやはり違うよなぁ。
ただ適当にグラデ処理がされているのではなく、太腿から踝にかけてだったら、より肌の質感を強める影付けになっていたり、服だったら皺に出来る影が意識されていたり。
タイツの処理は印象的。こだわり加減からスタッフに変態がいる気がしますね。今の段階ではJ.C独自のスタイル。

・撮影処理
バスの窓の水滴とか、川の水の表現とか。
窓の透け具合や反射。

・ピント調整
ボケとピン送りのタイミングも絶妙。演出的な撮影処理。

・玉ねぎアップ
J.Cらしさが詰まってる。玉ねぎここまで描かなくてもええんやで?
グラデ加減がほんと絶妙。玉ねぎにも玉ねぎらしさを忘れない。

〈脚本〉
・セリフ
良い。キャラとキャラの間のやりとりに無理がなく嘘もない。
キャラクターがしっかりしているため、セリフに違和感も感じなかったし、らしいセリフと思わせるセリフも多々あり、キャラ設定や構成の上手さも感じたり。

・会話のスピード、バランス
良い。カット割りや場面転換とも密接関係があると思うが、焦らずゆったり、でも遅くもないキャラのスピードで会話が進む心地よさ。

・聞かされていると感じるセリフが一切ない。
キャラ同士で説明的なセリフのやり取りはあるが、視聴者に向けたセリフと感じるセリフは殆ど無く、彼女達の日常を覗く傍観者に徹することが出来た。

・年相応のセリフ
ここでも差別化。子供は子供らしく、大人は大人らしく。
声優さんの演技も噛んでる。

・会話の流れにも無理がない
安心して聞ける。このあたりは原作力も感じたり。

〈音響〉
・環境音、SE
岩浪さんは派手なアクションSEなイメージがあったが、僕街でかなり印象が変わって、器用な方だと理解した。
田舎の自然で自然なSEが自然に耳に入ってくる。
全体的に抑え気味にしている印象。

・子供の演技、大人の演技
子供は子供らしさ全開に。大人は自然に。
演技指示がなかったとは思えない感じがしますね。
大人の女性陣のサバサバっとした自然な演技が個人的にはかなり好み。

・動物陣、可愛い上手い
猫:茅野愛衣さん
猫:佐倉綾音さん
鼠:小澤亜李さん
まず上手い。
しっかり猫してるし可愛らしさとかも備わっていて、これは実力がないと無理だなと。
嫌がったり嬉しがったり、少し威張ったり、あくびしたり、人間と会話したり、結構色々やってるなと。
難易度高いです。

〈音楽〉
・テンポ感
ゆったり目なシーン、少しスピーディーなシーン。お馴染みなシーン。
場面に合った楽曲。癒やし成分かなり放出している。曲だけ聞いてたら寝てしまいそうな。


・フィルスコ的なBGM
偶然?遊び心も感じる楽曲も少なくない。
雰囲気を第一にした劇伴だったように思う。
ふらいんぐうぃっちの為の楽曲。

〈美術〉
・美術の雰囲気
良い感じ。場面描写も丁寧でした。


〈キャラ〉
・ユニーク
可愛らしかったり少しお馬鹿だったり、長所も短所もバランスよく引き出していて、個性も十分あったと思う。
深い余計な設定がなかったのが大きかった。

・お姉さん相変わらず
エロい。

(OP)
・大畑さん
愛すべきは大畑さんOP。
元気が出ます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

77.1 4 喫茶店で女子高生なアニメランキング4位
それでも町は廻っている(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1360)
7104人が棚に入れました
嵐山歩鳥は、丸子商店街の喫茶店「シーサイド」で、ウェイトレスのアルバイトをする女子高校生。ある日、マスターの磯端ウキが、店を繁盛させる秘策を思いつく。それは、話題のメイド喫茶だった。しかし、関係者が誰もメイド喫茶を知らず、ウェイトレスがメイド服を着ればメイド喫茶だろうと「シーサイド」はメイド喫茶として再スタートする。同級生でありウェイトレスの同僚であるトシ子、同じ学校の先輩双葉、歩鳥に思いを寄せる同級生広章など、歩鳥の周囲の日常は流れていく。

声優・キャラクター
小見川千明、悠木碧、櫻井孝宏、入野自由、矢澤りえか、白石涼子、杉田智和、ゆきのさつき、田村睦心、仙台エリ、松来未祐、黒田崇矢、金光宣明、桜井敏治、中博史、千葉繁

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

隠れた怪作

<2018/12/23初投稿>
原作既読。
本放送時に観てました。
原作は割と最近に完結。

架空の街、丸子商店街。
多摩川なんかも出てくるので神奈川県川崎市の新丸子駅周辺でしょうか。
田園調布から中原街道を西に進み、丸子橋を渡った辺り。
地味な下町が舞台です。

そんな丸子商店街の鄙びたメイド喫茶「シーサイド」(なんだそれ?)で繰り広げられる日常コメディというか、なんだろ?

他愛もない出来事にぼんやりした細かい笑いと、時おりハッとするような一言や出来事。
たまに推理ものになったりSFだったりホラーだったりファンタジーだったりUMAや隠し味程度のラブコメも。

つまり謎作品。

基本一話完結形式です。

主要な登場人物は

・嵐山歩鳥(ほとり)
推理小説が好きで将来は探偵になりたいと本気で思ってる、頭のネジが変な角度で刺さってる女子高生。
色気ゼロだけど「おまんじゅうのような」愛嬌がある。
歩鳥の弟曰く「野球の才能がある人が、バットで書道やってるような人」
シーサイドでバイト中

・辰野トシ子
歩鳥の同級生・友達・バイト仲間。
あだ名は「たっつん」「たっつんつん」
美人で巨乳でなんでもソツなくこなす。
歩鳥の相方兼お守り役その①
つまりツッコミポジション。
左利き。眼鏡。
そういや原作で野球の攻守を「攻めて、受けて」って言ってた。

・紺双葉
歩鳥、たっつんの先輩。
少年のようなクォーターのロッケンロールな美少女。
口が悪く、怖そうだけど実は極度の人見知りで甘えん坊。
歩鳥の相方兼お守り役その②
つまりツッコミポジション。
担当はベース。金髪。

・針原春江
さんま似の、歩鳥とたっつんの同級生。
卓球部。
性格がめちゃくちゃ良くて子供に好かれる。
安定した人格の極めて常識人。
たっつんとは中学時代ライバル関係。
「ピンポン」でこんな人を見たような・・・

・真田広章(ひろゆき)
歩鳥の幼馴染で同級生。
そこそこイケメンなのに自覚はなく、なぜか歩鳥に片想いしてる。
歩鳥へのリアクションが童貞。
いや女性関係のリアクションは悉く思春期の童貞のそれか。

・磯端ウキ
シーサイドの経営者兼マスターでお婆さん。
旦那に先立たれ一人でお店を切り盛りしてた。
趣味はパチンコと麻雀。
子供の頃からよく遊びにくる歩鳥の面倒を見ていた。
お守り役その③。
CVはなんと櫻井孝宏さん。
ババア役もこなすイケボ。

・嵐山猛(タケル)
歩鳥の小学校高学年の弟。
常識的な小学生。
賢く小学生の割には冷静。

・嵐山ユキコ
歩鳥の小学校低学年の妹。
ピーキー。
このまま大人にしてはいけないタイプ

他にもたくさん出てきます。
みなどこにでもいそうだけどちょっとずつ個性的でクセがある。

アニメの出来そのものは良いと思うのですが、シャフト演出が物の見事に滑った作品かなと思ってます。

特に笑いのところ。
原作の笑いはただでさえぼんやりしてるのに、アニメ版は笑いどころで溜めを作りすぎててなんだかなぁ、という感じでした。
あと歩鳥を可愛く見せる必要はなかったのでは。

その分、評価下げました。

あと、これは仕方ないとこなのですが、話数が足らず原作が本当に面白くなるところまでアニメではやれてませんでした。
アニメ放映時はまだ原作も続いてましたしね。

原作は作品掲載順が時系列になっておらずバラバラで一話完結。
なのに話と話が微妙につながっていたり。
読み進めるとどんどん面白くなってきます。
噛めば噛むほどのスルメのよう。

風変わりな作品ですがまだの方には是非観てほしい、そんな作品です。

できれば続編やってほしいけど無理だろなー。

<2019/1/1 追記>
新年初書き込みです。
一言言っておきたくて。

この原作者さん、絵柄はぬぼーっとしてわかりにくいですが実は絵がめちゃくちゃ上手。
デッサン狂うなんてことはなく、人間の体全体を的確に描いてます。
どんなポーズでも自由自在。
ついでにいろんな漫画家さんの絵柄のパロディもしれっと。

きれいな顔描く人や、迫力ある絵を描く人は数いれど、こんだけ正確に書き上げる漫画家さんはそうは見かけない。

つっても私の素人意見ですが。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36
ネタバレ

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

(男+女) ÷ モラル = 0

原作未読で視聴。 制作はシャフトで全12話。監督は新房昭之。


『東京の丸子商店街に住む女子高生の「嵐山 歩鳥 (あらしやま ほとり )」の日常をコミカルに描く物語』。 なお、物語の舞台は、主として歩鳥(ほとり)がアルバイトをする近所の昭和臭のする喫茶店「シーサイド」で展開されます。また、作品のジャンルは日常コメディに分類されるそうです。ですからストーリーのようなものはありませんし、イベントのようなものはありません。あまり期待してはいけません。


序盤、この作品のペースに慣れるのにちょっと時間か掛かるかもしれません。ですが、2話ぐらいから徐々に慣れてくると思います。慣れたかどうかの目安としては、シーサイド店長のお婆ちゃんのメイド服姿に違和感を持たなくなった時です。



私はいつも他の方のレビューなどを参考にして次に観る作品を決定するのですが、今回は、まどマギ、物語シリースを手掛ける監督でお馴染みの「新房昭之」のタグでこの作品に決めました。彼が手掛ける作品は、ハズれが少ないんですよねホント。そして今回の場合ですが、やはり当たりでしたよ。登場人物が見事にアホばかりでとても面白かったです。特に、主人公の天然系のアホの「ほとり」、ちょっと勘違いした自意識過剰なアホの「トシ子」、男勝りなアホの「紺先輩」、この3人が揃うと会話が楽しくてもう最高でした。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉がありますが、あれ嘘ですね。アホが3人集まっても、アホさ3倍増しでした。


制作はシャフトなので、多少の独特な演出があります。苦手な方もいるかとは思いますが、私はこの作品のようなコメディと、シャフトの独特な演出とはマッチしているのではないかと思っています。 ここで私の個人的な好みで申し訳ないのですが、私はシャフトの演出の中で俗に言う「シャフト角度(*1」と呼ばれるものが好きですね。シャフト作品でこの演出のシーンが出て来ると、「来た!シャフト角度!」と心の中で発してしまいます。私の中ではもはや歌舞伎の見得のポーズをみたいな扱いです。ただ、この作品ではあまりそれが見られなかったのでちょっと残念でした。


音楽も良かったです。オープニングの曲は、誰でも一度はどこかで聞いた事がある山下達郎作曲の「Down Town」で、それをちょっとミュージカル風にアレンジしたものでした。お洒落な感じで良かったです。ちなみに歌っていたのは「坂本真綾さん」でした。エンディングの曲は、作品中の文化祭で、ほとり・トシ子・春江・紺先輩が結成したバントの演奏でした。こちらも良かったです。


これほどの良作な作品で2期がないのが不思議です。読みたい原作がまた1つ増えてしまいました。


見ても大丈夫なネタばれです。第8話のコインランドリーのテレビから流れる野球中継。試合の得点は、{netabare}56対2{/netabare}です。無茶苦茶です。勝ってるチーム、勘弁してあげてw。




*1)シャフト角度とは、振り向き越しに顎を天井の方に向け、目線だけを下に向けて相手を見下す極端な上から目線の仕草です。(シャフ度などと言われたりもします) (。-人-。) ゴメンネ ちょっとレビュー長かった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私に媚びすぎだよ!

【あらすじ】
女子高生が知り合いのばあちゃんの喫茶店でバイトを始める。でもその喫茶店、最近メイド喫茶になったらしいよ。

【成分表】
笑い★★★★★ ゆる★★★☆☆
恋愛★☆☆☆☆ 感動★☆☆☆☆
頭脳★☆☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
日常、コメディ、ちょっとファンタジー、ちょっと恋愛、ちょっと感動、ちょっと謎解き

【こういう人におすすめ】
一般人~アニメハマり始めくらいの人。笑いたい人。日常コメディ舐めてる人。

【あにこれ評価(おおよそ)】
74.4点。好評だが☆4くらいであと一歩乗り切れない人が多い。

【個人的評価】
広い分野を網羅する日常コメディの傑作。でも広すぎて器用貧乏に。でも相当好き。
『自分のお気に入り』『おすすめしたい作品』

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}  主人公はアホめな女子高生。しかし舞台は学校というわけでもなく、バイト先というわけでもありません。舞台は町。
 基本的な立ち位置は日常コメディ。日常系ですが、コメディの質も高いです。推理要素やいい話もサラリと紛れ込んでおり、SFのような非日常に発展したりもします。さらにお色気シーンや萌えの要素もあり、恋愛は隠し味程度で進展する気配ゼロ。不毛にスタイリッシュであり、随所に無駄な薀蓄を含み、男性陣がハーレム状態になったりもしない!
 私のためにあるようなアニメです!
 媚びすぎです!
 生まれてくれてありがとう!
 ちょっとこのアニメに関しては欠点を挙げられません。惜しむらくはあまりに広範を網羅しているせいで器用貧乏になり、私の中のアニメ1位を「四畳半神話大系」にとられてしまっている点。

 まだ観てない人には下の謎解きを紹介します。この謎解きが「謎解きとしてすごすぎる」ということではなく、このレベルの謎解きが日常系コメディのなかにさらっと組み込まれているのがすごいんです!

 ↓以下、第3話前半の約3分間のストーリーを文章化。
{netabare} とある2枚の絵が持ち込まれる。
 一枚は普通の老人の自画像であった。主人公はその絵が正方形であることを指摘する。依頼人は絵と作者についてこう紹介した。
「この絵を描いたのは僕の祖父だ。三人兄弟の末っ子で生前は売れない画家だった。祖父は博打打ちで碌に財産も残さなかったが、多くの絵を描きためていた。祖父の死後、その形見の絵を祖父の兄弟と、遺族の我が家とで三等分したという」
 しかし、本当の問題はもう一枚の絵だった。
 それはさきほどとほとんど同じ肖像画であった。
 目が4つあること以外は。
 絵のタイトルは両方とも「目(自画像)」。
 主人公はこの絵が描かれた理由を推理することにした。 {/netabare}

 真相は是非アニメで見てください! {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36

67.0 5 喫茶店で女子高生なアニメランキング5位
青い花(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (381)
1951人が棚に入れました
江ノ電沿線などの鎌倉が舞台。それぞれ別の女子高に通う二人の主人公を軸に、女性同士の恋愛と友情が描かれている。

声優・キャラクター
高部あい、儀武ゆう子、石松千恵美、堀江由衣、井口裕香、矢作紗友里、豊崎愛生、緒乃冬華、川田紳司、浅沼晋太郎、浜田賢二

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

百合に抵抗がないなら、確実に名作です。本当に素晴らしい!

これは漫画が原作のちょっと古い作品になりますね。
でも、作画やキャラデザに古さを感じませんでした。

作画は、背景などとキャラデザを分けているあたりの感じで、最初はジブリを連想しましたけど、それは言いすぎだと怒られるかもしれませんね。
ジブリが全部こういう作画とキャラデザをわけていると言っているわけではありませんし。
水彩画のような色彩と淡い感じ、そしてそれでリアルに江ノ島を描いている感じは、とっても素敵でした。

その江ノ島なんですが、行ったことはないんですけど、あの電車は映像で見たことがあって、とってもきれいに描かれているなって思いました。
ただ、あくまでもアニメなんで、そこにもし住まれている人が見たら、違うよってなるかもしれないのでそこはご了承ください。

で、本題に入る前に一つ気になったんですけど、この江ノ島って
「エルフェンリート」の舞台でもありますよね?
そちらでは電車なんかはスポットが当たってませんでしたけど、一つ!

この作品の主人公たちが立っていた、海が見える階段があるんですけど、
あれはエルフェンリートでも印象的に描かれていた階段なんじゃないかな?
って感じました。

作画の雰囲気こそまったく違いますけど、同じアングルで写されていたのと、階段の感じがとてもよく似ていたということから、やっぱりそうじゃないかなって思います。

もし詳しい人がいたら、教えてください^^


それではこの作品の本題ですけど、


完全にガチ百合作品です。

男性が出ないわけじゃないですけど、男性の存在はほとんど感じられることなく、女性同士の恋愛ストーリーが進んでいきます。


まずはそこで振るいにかけられるんでしょうね。
百合がきらいな人はとてもじゃないけど観れないと思います。


でも、他にもいろいろと百合がありますけど、この作品の描き方は美しいです。

真剣な気持ちを淡い感性で描いてるっていうんでしょうか。

けっしてくどいわけではなく、それでも揺れる心や切ない心ををきちんと描いているし、関係性もはっきりしてます。

もちろん恋愛物なので、多少は気持ちの交錯というか、イライラしてしまったり、それこそ書いててなんですけど、くどいって思う場面もあるかもしれないですけど、それでもなんだか美しいんです。


そして友情という深い絆。
それも女子同士の友情。
それも丁寧に描かれていると思いました。


あとはキャラ紹介でまかないます。


万城目 ふみ(まんじょうめ ふみ)-高部あいさん
本作の主人公で、メガネっ子で泣き虫で気が弱くておとなしい。
それでいて、やることは意外と大胆だったりします。
松岡女子高等学校の生徒。
こういうキャラってある意味でめずらしいのかも?
最近のアニメでこういう性格のキャラを見たことがないような気もします。
cvの高部あいさんは、声優さんってわけじゃなくて、女優さんとして活躍されていたみたいです。僕は知りませんでしたけど。
でも、薬物で逮捕されてしまったみたいです。
声優さんじゃないので、この演技に対しての酷評を見たこともありますけど、僕はこのキャラにとても合っていたと思うし、可愛い声だったので、近年のその事件が残念です。


奥平 あきら(おくだいら あきら)-儀武ゆう子さん
本作のもう一人の主人公で明るくてちょっと抜けてて、お調子者の、ふみの幼なじみ。
ふみとは違う、近くの高校にある藤が谷女学院高等部の生徒。
このキャラを見ているうちに強く感じることがありました。
それは、TARI TARIの主人公、坂井 和奏ちゃんに似てるなってこと。
この明るい感じや、ちょっとしたしぐさがなんだか似てるんです。
まあ、個人的な意見なので猛烈に反対意見がある方もいるかと思いますが、そこはご了承ください。
とにかく、素敵なキャラです。
cvの儀武ゆう子さんは、たまごっち、たまゆら、などで活躍されていますが、あまり主役級というのはないようです。


杉本 恭己(すぎもと やすこ)-石松千恵美さん
本作で重要な役割を持つ人物で、この人もある意味で主人公です。
背はふみよりも高くて、ボーイッシュな髪型や口調、そのすべてにおいて女生徒から憧れを抱かれる、男性的な魅力を持った女性。
松岡女子高等学校の生徒。
cvの石松千恵美さんは多くの作品に出ているわけではなく、ほとんど主役級を務めていないので、あまり知られていないかもしれませんね。


井汲 京子(いくみ きょうこ)-堀江由衣さん
高校入学初日にあきらと隣の席に座ったことで、あきらと友達になった藤が谷女学院高等部の生徒。
この子の感情が描かれることによって、この作品がまた一つ良くなっていたように思います。
ショートカットの女の子で、特にそれが似合ってるってわけじゃない。
でもそれがまたいつしか愛おしいって思えてしまいます。
cvの堀江由衣さんが、この女生徒の役に合ってたかどうかって言うと、少し難しいです。
あの声なら本来はもっと可愛くて女子らしくてっていうキャラを演じたら素敵な気がしますけど、でもこの堀江さんの演技の幅を知っている人なら、納得できると思うし。
その堀江由衣さんは、Kanon、とらドラ!、物語シリーズなど、多数で大活躍されているトップの声優さんですね。


この他にもたくさんのキャラが登場します。

その中に、豊崎愛生さん、井口裕香さん、能登麻美子さん、中原麻衣さん、などがいたのも良かったですね。

あと、音楽も素敵でした。

オープニングテーマ「青い花」
作詞・作曲 - 山崎ゆかり / 編曲・歌 - 空気公団
エンディングテーマ「センティフォリア」
作詞・歌 - Ceui / 作曲 - 小高光太郎、Ceui / 編曲 - 小高光太郎

どちらもオススメです。


いつも思うんですけど、女子校ってやっぱりこういう恋とか芽生えたりするんですかね?
なんか男性目線だと、とっても羨ましくってしょうがないです笑


ただこの作品、よこしまな気持ちで観るよりもきれいな心で観たほうがいいかもです。
でも、原作の展開を描かれないままに二期もないのは残念でしかたないですね。


ということで、個人的にはけっこうな高評価をつけたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

ハト さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

繊細で丁寧、そして誠実な恋物語

久々に再開を果たした幼馴染の女子高に通う2人の高校生と、その交友関係や家族が紡ぎ出す、女性同士の恋愛と友情をメインに描いた、切なくとも温かく、美しい物語。

いわゆる百合物と言ってしまうと稚拙な言い方かもしれません。女性同士の友情やそれ以上の関係を描いますが、とにかく真正面から、またリアリティを持って描いているのがこの作品の特徴だと思います。昨今ではジャンルとしてウケが良いということもあり、いわゆる百合に近しいものをネタにする作品が多くありますが、同性愛を茶化すことなく非常に誠実に描いているのも素晴らしいです。

百合をリアルに描く作品ではありますが、女同士の絡みや性行為など直接的な描写はなく、どちらかというと気持ちの揺れ動きなどの内面を中心に描いています。
登場人物の心情描写はとにかく丁寧でこの作品良さの大きな要因になっている思います。セクシャルマイノリティーである者の辛さや切なさ、また喜びはもちろんのこと、思春期の学生ならではの無邪気さや青さもしっかりと描かれ、それぞれの立場の思考と感情でしっかりキャラクターが動いていますし、そこから生まれる人間関係の距離感の描き方が上手いと感じました。
それらの心情は直接的なセリフで表現するではなく、作画芝居、キャラクターが見る情景、その場面の背景、その場面を彩る音楽などを用いて少ないセリフで伝え、視聴者に行間を読ませるような見せ方で各キャラクターの内面を表現をしています。
また青い花というタイトルだけあり、作中には様々な花が散りばめられ、各重要な場面を彩っていますが、その花言葉はその場面のキャラクターの心情を表していたりとしっかり意味がある重要な物として登場します。
本作はこれらのような要素から、作品全体に繊細で清らかな美しさが滲み出ていると感じました。

百合を描くのに都合良く男性や家族などを排除してしまうのではなく、男性との関係や家族との関係などが普通にある日常の中で、百合を描いていることで、一定のリアリティを持って描かれています。
また男性との関係も描くことによって、幼少期より自覚しているレズビアンだけでなく、報われない異性へ想いから同姓へはしるバイセクシャルタイプ、憧れや好感を恋愛感情と錯覚して異性愛から同性愛へ変わるタイプなど、同性愛の様々な形態が各キャラクターによってしっかり別けられて描いているのも素晴らしかったです。

話は主に学校行事を舞台に、主人公の一人である万城目ふみの人間関係や恋模様を中心に進んでいきますが、もう一人の主人公の奥平あきらは親友としてふみを応援し、話の中で誰とも恋愛関係にならない、いわば外部から客観的に見るような立場になっています。
ふみに感情移入はできるものの、視聴者の大半は同性愛者ではないので、分からない部分というのも少なからず存在するかもしれません。しかし"スタンダードな嗜好を持つもう一人の主人公"のあきらの存在は、ふみに共感し応援したいという視聴者の感情を代弁してくれている存在であり、視聴者が作品を観る上でより登場人物に感情移入ができる助けになっていると思いました。

キャラクターデザインは繊細で泣き虫な性格のふみはとても背が高く大人っぽい風貌、天真爛漫で力強い性格のあきらは背が低く子供っぽい風貌で、ギャップがあって面白いと思いました。そしてそんな彼女等を生き生きと描く作画は非常に綺麗で、水彩画タッチの背景と柔らかいキャラ作画は原作の雰囲気を活かしながら、美しいお話に非常にマッチしています。作画の乱れもほぼ無く、よく動いていると思います。自分はとりわけ髪の毛の作画に目を惹きつけられました。

作中の音楽はピアノ楽曲がメインで、各場面を上手く彩っていると思います。またOPや挿入歌に空気公団を起用したのはずっとファンだった自分として非常に嬉しかったです。空気公団はマイナーではありますが、少し切なくともとても温かみあるゆったりとした曲調の楽曲が多いのですが、その空気公団と、青い花の作風はとてもマッチしていました。またEDのCeuiの楽曲は透明感がある綺麗な音楽で話の余韻を感じることができるEDとして良かったです。

恋愛をしたことの無いあきらは、ふみや周りの人間関係を見ていく中で"恋をするということの良さや辛さ、切なさ"を認識していきます。またセクシャルマイノリティーであるふみは、恋愛を経験する中で、それを支えてくれる存在について"気づいて"いきます。
ラストは多くは語りませんが、エンドロールが出てきた時はそれまでのストーリー展開から切ない感じで終わってしまうかと思っていたのですが、その後の展開はこれまで積み上げてきた11話のお話が集約した強烈なカタルシスと、二人の主人公への感情移入、EDテーマや映像による演出で感極まり、最後の最後で感動で涙が出ました。そしてアニメが終わった後には強烈な余韻が残り、本当にいい作品を観たという満足感が満ち溢れてきました。
他の方も書かれていますが、まさに全ての話はエンドロール後の展開の為にあると思います。

青い花は、一見同性愛、百合を真正面から描く作品ではありますが、最終的には「恋をする切なさや良さ、素晴らしさ」また「大切な親友の尊さ」を丁寧で繊細に描く純粋な恋愛作品だと感じました。
同性愛の作品としては、自分はこれまで、同性愛者の男と結婚した女の奇妙な人間関係を描いた江國香織の小説「きらきらひかる」しか拝見する機会が無かったくらいで、同性愛、百合作品というものをあまり観たことがありませんでしたが、本作は非常に新鮮で満足できました。
しかし今まで同性愛、百合を扱ったこと作品を観たことが無い人にとっては、やはり抵抗があるかもしれませんが、青い花はその作風からとても綺麗で心温まる作品で、抵抗無く観れることを断言できます。普通に優れた恋愛作品として楽しめる非常に良いアニメだと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

レズものではあるが、思ったより普通の少女漫画のフォーマット

『放浪息子』を見て以後、志村貴子ファンであることを自覚したので、見てみた。

【短い感想】
 レズものであることは知っていたが、志村貴子原作なので、もう少しいろいろとアグレッシブな問題意識が入っているのかと思っていたが、予想していたよりも、ベタな少女漫画フォーマットに近い所で物語が進展。
 そこらへんが個人的には、ややツボにはまらなかったが、志村作品ならではの、そこかしこの心理描写の巧みさや、設定のえげつなさは十分おもしろい。
 恋愛系の王道少女漫画の感覚がベースにあるので、それなりに少女漫画的なものが好きで、かつちょっと異質な話とかに興味のある人にはおすすめ。

【短くない感想】
■煮え切らない人たち、をいかに描くか。

 志村貴子作品は、これで三作品ほど接したことになるが、いずれも「煮え切らない人たち」がテーマとなっている作品だと言える。
 ほぼデビュー作に近い『敷居の住人』など、もう煮え切らない話だけが延々と続くし、『放浪息子』もけっこうそう。みんな、生きづらいやっかいなところを抱えた人々であるわりに、何かを割り切れずに生きていて、わかりやすいものになれないでいる。そういう人々の群像劇を、印象的に見せてしまう、ということこそが、志村作品のすごさだ、とわたしは思っている。

 さて、それで本作なのだけれども、本作も主人公たちが煮え切らない人たちである、ということ自体はかわっていない。そして、設定も、レズ問題という、それなりに重い話をかかえている。
 で、『放浪息子』なんかの場合は、社会的な「性」をめぐる問題にどう向き合うか。その問題をめぐって周囲とどのように調和していくか。特殊な性をめぐる欲望をもった自己をどのように肯定していくか、といったことを、インパクトのある事件とともに切り出していく。『放浪息子』では物語の核は、あくまで「事件」である。

■なぜ、異才、志村貴子がオーソドックスを採るのか?

 一方で、本作の物語の核はあくまで「恋愛」である。誰が誰を好きだとか、忘れられないとか、フッた、フられた、という話だ。それはそれで、大きな話だとは思うし、人気のある話でもある。
 また、物語としてのヤマ・オチなども作りやすく、きちんとした形でお話になるようにはできる。

 そして、実際に、同性愛の話ではあるものの、ごく普通の少女向けの恋愛マンガのようなノリで、鑑賞してしまうことができる。あまりにも、オーソドックスに。

 …しかし、あまりにオーソドックスでありすぎるからこそ、わたしには不満も残った。
 この作品は、おそらくわたしは、想定されている消費者ではない。そのことを自覚するとともに、こんなマス向けのベタベタの作話方法を採用しなくても良かったのに…!と少し残念な気分は残った。志村さんほどの人が描くのだから、もっとアグレッシヴな話を期待したかった。だけれども、今回、志村さんはそういう仕事の仕方はしていない。わたしにはそれが残念だった。別にオーソドックスな恋愛漫画は他の人で間に合ってます…というのがごく個人的で、とても、わがままな感想。ごめんなさい。
 
 でも、そういうわがままな感想を脇におけば、本作はさすがの志村さん。きちんとできているし、賞賛したい気持ちもある。
 昔の志村さんの作品は、今よりももっと「人を選ぶ話」になっていた。だからこそ、志村さんが描きたいことを、志村さんは、いろいろと試行錯誤して、より多くの人に伝わるようなフォーマットを選択したのだろうと思う。たぶん。
 その試行錯誤のプロセスそのものは、痛いほどよくわかるし、こういうものを描いた志村さんの決断は、強く支持したいと思う気持ちがある。
 もちろん、コテコテのフォーマットを選んだことを媚びだという人もいるだろうし、媚びだと言えば、媚びでもある。
 だけれども、マイノリティ向けの作風を続けるのではなく、あえてマジョリティに通じるような表現を選択しようと決断し、努力するこの姿勢は、素直に、偉い。とそう思う。
 だからこそ、わたしにとっては今ひとつだったという感想は、「わがままな」感想だ、とわたしは述べた。

■恋愛系の少女漫画として

 なお、本作はベタな恋愛系の少女漫画――たとえば『君に届け』とか。ああいう作品を基準にすれば、やや異色ではあるだろう。
 そういう作品を好きな人のテイストにうまくあわせてあるし、そういう人が観れば、おそらく楽しめるのではないかと思う。
 主人公の人格設定にせよ、王子さまの人格設定にせよ、ベタな少女マンガとの類似点を挙げていくことができる。

 そういうタイプの人に、うまく届けば、本懐なのではないか、と思う。

 志村さん、おつかれさまでした。
 仕事人としての立ち位置、あらためて尊敬しています。



 それと、どうでもいいけど、志村さん作品の主人公は引っ込み思案なわりに、いざというときに思い切ったことをやる人が多いな…ほんと。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

58.3 6 喫茶店で女子高生なアニメランキング6位
雨色ココア side G(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (33)
142人が棚に入れました
とあるのどかな日。静けさを破り、一人の少女がカフェ『Rainy Color』の扉を蹴破る音が響く。 彼女の名は、天見ヨーコ。このカフェのオーナーである天見浩司の娘です。「約束くらい守れ!このクソオヤジーっ!」そう叫ぶ先にある姿は、騒動の元凶である天見浩司の姿でした。自分達との旅行をすっぽかしただけでなく、自分はハワイ旅行に行こうとしている浩司に、ますます怒りの度合いを強めるヨーコ。ですが、そこに現れた『Rainy Color』のマスコット犬であるレインの姿に、ヨーコが固まってしまう。実はヨーコは、犬が大の苦手だったのです。そして慌てて逃げた先には、浩司が荷物を詰めていたスーツケースが…。ガシャーン!スーツケースに足をひっかけたヨーコが盛大に転び、近くにあった浩司の壺が木っ端みじんに。そしてヨーコは、壺粉砕の罰として夏休みの間、『Rainy Color』の代理店長をする事になってしまうのでした…。ヨーコ達の奮闘とともに、人のために何ができるかを描く、ほっと一息つけるハートフルストーリーが始まります。

声優・キャラクター
松井恵理子、花井美春、山田麻莉奈、小見川千明、大森日雅、原奈津子、鈴木愛奈、堀川りょう

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

謎のアニメ5期目、ガールズsideストーリー

アニメ1期~3期まで視聴済み。
1話2分のショートアニメ。
5期目の今作はsideGということで、主要人物が女の子に変更になっている。

物語は相変わらず唐突に始まり唐突に終わるし、2分の中で起承転結が難しいのは仕方ないとしても、1話を無理して12話に分割したのが分かる荒い構成。

今作品において物語は重視してないからまあいいとして、大きな変化点の女の子版というのは非常に良かったと思う。
見事に萌えアニメへと進化していた。セクシーなメイド服に水着回、そしてお風呂シーンと女の子にする事での花のある見所が増えていた。

声優は相変わらず新人なのか、上手くはないが平均点という感じ。演じる上でのキャラが定まっていない感じがあったのでその点は残念。

最初から期待は全然していませんでしたが、女の子にするだけでこんなに画面映えが違うのかという驚きはありました。
これでアニメ化されている雨色ココアシリーズは全て見終わりましたが、5期の今作が1番良かった気もします。可愛い女の子のパワーって凄いですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

カミヤ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

5期目がやってきた

雨色ココアはこの作品で5期目となりますが、今までに登場していた人物たちはほとんど全員解雇されたのでしょうか。分かりませんが、雨色ココアは多くを語らない作品なので何も言ってはくれません。
今までの作品を大幅に無視してレビューすると、ストーリーも一応あり、ワケのわからない感情も少なめかなと思いました。話の展開の仕方に雨色ココア節を多少感じることもありましたが、今までで一番まともなんじゃないかな?と感じました。それでもツッコミどころは多いですが、もはやツッコんでなんぼな作品な気もしますので、ご愛嬌ですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

話の進みの遅さが致命的…。

カフェを舞台にした話であるはずですが、第1話での「Rainy Color(レイニー・カラー)」休業状態から始まり第4話終了時点にしていまだに開店せず(笑)。

たぶん本日2/5深夜放送の第5話で開店するとは思いますが、1クールだとしたらこの話の進みの遅さは致命的なレベルだと思いますね。残りの話数で何をするのでしょう…?

2019.4.1追記:
全話観ましたが、観終わってみて特に言うこともない感じのアニメです。気が付けばインターナショナル・メディア学院のCMに出てた堀川りょうの顔が思い出されてしまいます。まったくお勧めしません…。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

58.6 7 喫茶店で女子高生なアニメランキング7位
パンでPeace!(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (181)
798人が棚に入れました
みなみちゃんは今日から高校生。朝食に大好きなパンを食べて、最高の一日が始まります☆クラスメイトの「パン友」と一緒に毎日ハッピー! キュートなふわふわパン4コマ!を原作とした作品。

声優・キャラクター
木戸衣吹、山崎エリイ、豊田萌絵、大森日雅
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パン友って何だろう?

登場するパンがどれも美味しそうに描かれています。
女の子たちのゆる~い会話とパンを食べている様子を見て安らかな気持ちになれるアニメです。
{netabare}
1話登場のたまごサンドに苺ジャムという組み合わせは想像だにしなかったので軽い衝撃を受けました。ぐぐってみたら愛媛県南部ではこの食べ方をする事がある様です。そのうち試してみて感想書くかも知れない。(良いジャム手に入ったので近日中に本当に試すかも知れない)

2話の「これは武器」はパン好きな家庭なら必ず誰かがやるギャグですね?のあちゃんがやると非常にかわいい。(ギャグのつもりでは無いらしいけれど)

1話、2話では主に女の子がパンを食べて楽しそうに会話していただけだったので物足りなさを感じましたが、3話ではパン作りのシーンが有り、本編が2分半程度の割には過程が中々上手く描かれていました。もう少し番組枠があれば、細かい所も説明出来たのではと思うと少しだけ残念でした。

4話は購買のパンを買って食べるだけ。見た目コドモにしか見えないのあちゃんですが、チャバタパン(私は食べた事も無いし聴いた事も無かった。)なんて知っていて博識。ただ者じゃない。

5話はゆうちゃんの回。漫画家志望らしい。この回でものあちゃんの妙な知識の片鱗が‥。ゆうちゃんがのあちゃんに頭ナデナデされているシーンは微笑ましかったです。

6話はふゆみ回。ふゆみに付き合って皆でダイエット。運動もそこそこに皆でパン作り。カリふわメロンパン食べてふゆみ大満足。のあちゃんの優しさも空気の様に描かれていてとても良かったと思います。沢山運動して沢山食べると言うダイエットの仕方は、食べ物からせっかく手に入れたカロリーを無駄に消費している様で私は好きではないですが、全然そんな話では無かったので楽しめました。これが本能に負けた人間の顔か‥。

7話は、のあちゃんが風邪でダウンして、チョココルネでお休み。のあちゃんの妹あみちゃんが登場しましたが、この子ものあちゃん萌えでした。

8話では、のあちゃんが新キャラの河合さんに餌付けされかかりピンチ!?ふゆみがそれに対抗します。のあちゃん愛と心配性がお姉ちゃんからお母さんにレベルアップしたふゆみ。「フランスパン担当」という言葉が登場してましたが日常で使う機会はあるのだろうか‥。

9話はメイド喫茶回。やはり今回もみんな(主にふゆみ&まい)で、のあちゃんに萌える回でした。クロワッサンは美味しそうでしたが、初回と比べてパンの存在感がどんどん薄れて行く様な気が‥。

10話ではふゆみとまいの間にパン友の兆しが表れる。めんたいフランスパンは私も食べた事があり、最初見た時は意外な気がしましたが、食べてみると非常に良い組み合わせである事が分かります。たらこ嫌いの人は無理だと思いますが、そうでなければ子供から大人までお勧め出来る、万人受けする様な美味しさを持つパンです。

ふゆみのぐぬぬ顔が似合い過ぎで、かわいくて笑えました。

最後まで見終えて、途中から登場キャラ、および私も、のあちゃんを愛でる事にばかり気をとられつつありましたが、毎回登場するパンはやっぱりみんな美味しそうでした。パンを通して広がる友情、面白かったです。

極めつけはやはり最終回、のあちゃんの深~い台詞で締めくくりましょう。

「ふたりがくれるフランスパン多すぎ。アイテムのとりすぎも状態異常になる。」のあちゃんのそこはかとない優しさと嬉しさの込められた、のあちゃんらしい、面白くて可愛いらしいせりふでした。

{/netabare}
男性視聴者から見れば、のあちゃん萌え要素は当然の様に受け入れられる所ではありますが、女性視点から見た場合はそうでは無いと思われます。どのアニメにも言える事ですが、異性の視点を想像したければ、全キャラクターの性別を逆転してみると良いです。そうすれば何故ボーイズラブが女性に好まれ、百合が男性に好まれるのか概ね理解出来ると思います。

それにしてもパン友なんて言葉初めて聴きましたが、高校生でパン友って実在するのだろうか? とか思ってましたが‥

10話視聴後、初回近くではネタ以上の印象しか抱けなかったパン友について、素直に気持ちを伝える事の出来ない人が、自分の気持ちを相手に伝える為に、用事を口実にして訪ねたり、料理を作ってあげたり、プレゼントをあげたりする、遠回しの好意あるいは照れ隠しの一種だと解釈出来ました。パンでワンクッション置いて、少しずつ相手に気持ちを伝えてゆくのが、パン友のあり方なのかも知れません。

本編2分半程度とかなり短いのですが、噛めば噛むほどに味の出るフランスパンの様に素敵なアニメだと思いました。

おまけ ~いちごジャム+たまごサンド試食の感想~
{netabare}
1話冒頭でみなみが食べていた、いちごジャム+たまごサンドを試食してみました。アニメではレタスらしきものが挟んでありましたがこれは省略。

たまごサンドと言えばゆで卵のみじん切りを想像する方もいるかと思われますが、触感や味が良いので今回は炒りたまごとさせて頂きました。

炒りたまごはジャムと合わせる事を前提としているので、無塩、胡椒無し、バター(今回試したのは普通のバター、無塩バターでも良いと思います。)のみでオムレツ並みの半熟に仕上げます。

予め※トーストしておいた食パンにジャムとほぼ等量のいりたまごを挟めて出来上がり。(簡単です)

味の方はどうだったかというと、一口で言えばスイーツ。さらに言葉を加えれば、いちご風味のシュークリームといった味わいです。ジャムの糖分に、たまごのこくが加わっているので、シューやカスタードクリームの砂糖+たまごの風味を彷彿とさせます。中々においしい組み合わせでした。

はちみつや他の果実のジャムを合わせてみても良いかも知れません。いずれ試してみようと思ふ。食というものはまことに奥の深いものです。


※8枚切り食パンを対角線上に切り、フライパンで両面を焼く。平均的な大きさのフライパンなら一度に大体2枚(4切れ)くらいまで焼けます。両面が焼き上がって硬くなった食パンの断面には簡単にナイフが入ります。三角形の食パンをポケット状に仕上げれば、ハム、カツ、炒り卵、レタスやピクルスなどを挟んで、手をあまり汚さずに食べられるサンドウィッチが出来ます。
{/netabare}
さらにおまけ ~少し珍しいパンの焼き方~
{netabare}
[乳酸菌のみで膨らむパン、超簡単サワードゥ・ブレッドの作り方]

サワードゥ・ブレッドは一般的に、小麦粉にライ麦を混ぜ、生地の中に乳酸菌と酵母の共生関係を作り出し、それらを同時進行で発酵させるものですが、小麦粉と空気中に存在する乳酸菌だけでも作る事は可能です。それでは作り方を以下に‥。

1.しっかりと手を洗いましょう。(結構重要)
2.大体400gの小麦粉に対して二つまみの塩、一つまみの砂糖を加え、水多め、油少々を加え、粉がべとつかずにまとまるまで捏ねます。(手に生地がくっつく様なら粉と油を適当に足す。)
3.生地をボール状にまとめ、蓋付きフライパンなどに入れ、なるべく清潔で、暗く温かい所で6時間~10時間程放置。
4.多分膨らんでいるので、ガスを抜いてもう一回捏ねる。(二次発酵させずそのまま焼いても良い。すると重い食感のパンになる。)3に戻る。3を二度経由しているなら5へ。
5.膨らんだ生地を250℃位に予熱した高温のオーブンに素早く入れ、一気に焼きます。こんがりと表面にきつね色が付いたら頃合です。大体15分弱で焼き上がります。

イーストを使ったパンと比べて膨張率が弱く、またほのかな酸味が有りますが、バター、マーガリン等との相性がとても良く、なかなかに美味なパンです。何よりありあわせの材料で手軽に作れるところが嬉しい。

私はまだ試した事はありませんが、ローラ・インガルス・ワイルダー(ドラマ「大草原の小さな家」とかでも有名)の小説によれば、この生地を使ってビスケットなどのお菓子も焼く事が出来るそうです。いずれ作ってみたいです。
{/netabare}
パンでPeace!、和めるだけでなく、そこかしこに面白い情報が見え隠れするよいアニメでした。

2期あれば是非また観てみたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

パン好き女子高生が集まったら・・・アニメになっちゃいました^^;

この作品の原作は未読ですが、主題歌を悠木碧さんとあやちで構成されたユニット「petit milady」が担当されると知り視聴を決めた作品です。

これまで出演される声優さんで作品の視聴を決める事は多くありましたが、作品の主題歌だけで視聴を決めたのは、恐らくこの作品が初めてだと思います^^;
その位、私の中で悠木さんとあやちは崇高な存在だったという事になります^^

主題歌を歌う声優さんは、その作品に何らかの形で関わる事が多くありますが、この作品は純粋に楽曲の提供だけでした。
こういうのは色んなパターンがあって良いと思いますけれど。

レビューを書くためにwikiをチラ見したところ、気になる単語がありました。

「パン友」

いやいや、何でも「友」を付ければ良いってモノではないでしょう・・・^^;
でも、まさか自分が知らないだけで実は一般用語だった・・・というオチは恥ずかしいので「パン友」でググってみたところ、やはりこの作品による造語だったようです。
同じ「パントモ」という呼び方は歯科用語集の中に「歯列全部を撮影するパノラマ型のレントゲン」としてあるようですが・・・本作とはまるで関係ありませんもんね^^;

思わず「パン友」に突っ込みを入れてしまいましたが、実はこの作品はパンがお題じゃなくても成立するのでは・・・と思っていました。

なぜなら、この作品は女子高生4人組の「ゆるふわ」感が前面に押し出された作品なんです。
「ゆるふわ」感だけでみると、この作品中々の強者・・・ここまで押し出された作品も決して多くはないと思います。
パンはその「ゆるふわ」感の・・・刺身で言うツマ的存在だったように思えるんです。
勿論パンが「ゆるふわ」の代表選手なら細部まで拘った設定・・・という事になりますが、一番印象に残ったパンがフランスパンなのでイメージがちょっと合いませんでした。

特にお題が無くても4人組女子高生の「ゆるふわ」だけで成立する作品・・・だったように思える位の癒しパワーのある作品という印象です。

主題歌はpetit miladyさんの「青春は食べ物です」
前作は温泉幼精ハコネちゃんの「ハコネハコイリムスメ」に「コロコロ甘々温泉まんじゅう」が出てきましたから、食べ物繋がりがありますね^^
これから益々のご活躍を期待しています。

1クール全13話の作品でした。1話5分枠のショート作品なのでサクっと視聴する事のできる作品です。
この作品に感じた「ゆるふわ」感・・・GJだったのではないでしょうか^^?
こういう作品が毎クールに1作はあると心が和みます^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

3分アニメで良かったと思いますwww

原作未読 全13話

あらすじ・・・
パンが大好きな女子高校生たちの日常を描いたお話し


では感想を
1話が3分ぐらいのショートアニメwww

個人的には(内容が薄っ!)って思ってます(〃^∇^)o_彡☆あははははっ
ぶっちゃっけますと・・・
ほのぼの日常&萌え&百合のアニメって感じとしか思えませんでした。

(大家さんは思春期)
(旦那が何を言っているかわからない件)
(わかばガール)
などの類似作品には及ばずって思いました^^;

ツッコミどころも多数あり、15分アニメだったら心が折れていたかもしれないです^^

こうやって書くと出来が悪い作品に見えますが、3分アニメだし、少しほっこりするぐらいの感覚で見ると決して悪い作品ではないです。

まあこの作品を見るなら、類似作品の(大家さん)(旦那が)(わかば)をお勧めしますけどwww

作画崩壊はなかったものの、若干動きの少ない所が気になったりして^^;
キャラは萌えを意識していて可愛いと思いました。
音楽は普通~

ほのぼの日常、萌え、百合の成分が入った作品が好きな人にはお勧めです。 と言うか、その他の成分はありません^^;
気になる方は是非見ちゃってくださいwww


では最後に一言
絶望した~!萌え成分ばかりのアニメに絶望した~!!
やっぱり物語(ストーリー)って重要なんですね~!
(大家さん)(旦那が)の方が断然面白かったです~!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

75.6 8 喫茶店で女子高生なアニメランキング8位
まちカドまぞく 2丁目(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (279)
911人が棚に入れました
大人気ご町内日常ファンタジーが帰ってくる!魔族の力に目覚めて以来、闇の一族の封印を解くためポンコツながらも戦ってきた主人公・シャミ子。ライバルだったはずの魔法少女・桃とは、なぜか協力関係になってしまい、町から姿を消した魔法少女の謎をともに追うことに……!?さらに町に潜む新たな魔族も登場し、シャミ子たちの行く末やいかに──。

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

今期はもう一人の魔法少女に焦点あてていく

シャミ子の声に若干ハム太郎成分を感じてしまう。気のせいだけど。1期のときってこういう声だったっけ?

ふんぬらばあといえばアイシールド思い出しちゃう。

よりしろ職人の朝は早い。

ミカンはまじで柑橘系祭り
さすがに晩白柚は大きいのでゴミ

新たに魔族の仲間が増えている。彼らもなかなか良いキャラクターである。
拘束からのケツ毛抜きは笑。

魔法少女ってのは面倒な生き物ですな。桃は簡単に闇落ちしてしまう。
今回はミカンに焦点を当てていくけど、取りついているものがよく分からない。
シャミ子の圧倒的な優しさがあってこそという感じ。魔女というか悪の側とは思えない。
そんな優しさにほっこりしてしまう。
折角、凄い杖を手に入れたのに、いまいち使いこなせない残念さよ。


OP
ときめきランデヴー shami momo:吉田優子(小原好美)と千代田桃(鬼頭明里)
ED
宵加減テトラゴン コーロまちカド:シャミ子(小原好美)、桃(鬼頭明里)、リリス(髙橋ミナミ)、ミカン(高柳知葉)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
魔族の力に目覚めて以来、闇の一族の封印を解くためポンコツながらも戦ってきた主人公・シャミ子 ライバルだったはずの魔法少女・桃とは、なぜか協力関係になってしまい、町から姿を消した魔法少女の謎をともに追うことに…!?さらに町に潜む新たなまぞくも登場し、シャミ子たちの行く末やいかに――。


1. 対決ふたたび! 魔法少女の新たなる姿!?
1学期が無事に終わり、明日から夏休み。シャミ子は、桃に決闘を申し込もうと果たし状を出すものの、遊びに誘われたと勘違いした桃と本当に遊びに行くことに。夏休みが始まり、ミカンがシャミ子の隣に引っ越してきた!それを知った桃は…

2. 廃墟捜索! わけありみかんとわくわくまぞく
吉田家のテーブル替わりに使われている段ボールに見覚えのあるミカン。「その箱...... うちの実家の工場で使っている箱とおそろいだわ」父・ヨシュアの手がかりを探すべく、シャミ子たちは廃墟と化したミカンの旧実家を探索することに。そこで深まる父の封印の謎、そしてシャミ子が手にしたものとは―。

3. 闇の魔女ふたたび! 湯けむりフロムヘル!
リリスが2000年もの間閉じ込められていたこと知ったシャミ子と桃は、シャミ子の体で一日外の世界を自由に遊んでもらおうと計画をする。二人に仲良くなってほしいというシャミ子の願いから、リリスと健康ランドで過ごすことになった桃。果たしてシャミ子の願いは二人に届くのか⁉

4. 新種発見! 町の喫茶はまぞくの巣窟!
桃の姉・千代田桜を探すべく、まぞくが集まるとうわさの喫茶店「あすら」に乗り込むことになったシャミ子。しかし聞き込み調査を行うはずだったはずが、何故かアルバイトをすることに⁉労働の尊さを覚えたシャミ子の様子を、桃は心底心配し。

5. かちこめ! 桃色のシャミ子奪還作戦!
シャミ子に謝罪をするために吉田家までやってきた白澤店長とリコ。2人が桜と関わりがあると知ったシャミ子は、何か手がかりが見つかるかもとそのまま「喫茶あすら」でバイトを続けようとするも、桃はなぜか猛反対!「バイトNG‼就労ダメ絶対!!」そんな中、白澤店長から衝撃の事実が語られる。

6. 夕日の誓い! まぞくたちの進む道
10年前、桜のコアと接触していたシャミ子。その記憶を思い出すため、自身の力を使い10年前の記憶を探索することに。そこで窮地に追い込まれたシャミ子を助けたのは,探し続けていた桃の姉、千代田桜だった!果たしてシャミ子は桜と一緒に脱出することができるのか?一方、桃は悪夢からシャミ子を救うべくある行動に出る―。

7. ひと時の休暇!! まぞくの夏祭り
意図せず濃密な夏休みを過ごしてしまったシャミ子。平穏な夏休みを取り戻すべく、お暇を頂くことに。しかし久々に余暇を与えられるもなぜか心から楽しむことができずにいた。そしてシャミ子と桃の宿題の行く末にも暗雲が…。

8. 火花散る!? 光と闇の合同遠足!
桃とミカンと動物園に行く約束をしたシャミ子は、張り切ってお弁当作りを試みるも苦戦する。魔法少女が思わず食べたくなるようなお弁当を作りたいという思いから、とある場所の門を叩く。果たしてシャミ子はお出かけにぴったりのお弁当を完成することができるのか!

9. 黒き感情!! ダークネスピーチ再び!!
突然桃が闇堕ちフォームから戻れなくなってしまった!力の加減すら調節できず、触れたものを次々と破壊していく桃。このままだと魔力を使い果たしてしまい、コア状態になってしまう。なかなか闇堕ちフォームが解けず苦戦していると救世主が現れて…?桃とシャミ子は魔力を取り戻すべく、秘境へと向かう!

10. ごせんぞ道場!? まぞく究極の武器!
ついに手に入れた父より受け継ぎし杖!杖を使いこなすための特訓に励むシャミ子だが、想像力が乏しいせいか、うまく扱えずにいた。杖の使い方をマスターすべく、良子と共にごせんぞの封印空間で修行をすることに。さらに、ミカンの部屋に突如現れたヤツから平和を取り戻すべく、シャミ子たちは戦いに挑む!

11. 新学期! 魔法少女の新たなる役割!
怒涛の夏休みが終わり、ついに新学期。シャミ子たちのクラスにミカンが転入してきた。呪いの体質を受け入れてもらえるか不安だったが、あっという間にクラスに打ち解けていった。超人的身体能力により体育祭に参加できないミカンは、もっとクラスメイトと仲良くなろうと、体育祭委員として裏方で頑張ろうと意気込むが…

12. 闇夜の儀式! まぞく新たなる仲間!!
ミカンに憑いている悪魔、ウガルルと話をつけるため、シャミ子と桃はミカンの心の中に潜入!そこにいたのはドス黒い瘴気を漂わせたミカンだった。ウガルルに説得を試みるも瘴気によって阻止されてしまい、シャミ子は魔力を使い果たしてしまう!後を託された桃はミカンを救うべく、ひとりでウガルルの説得を試みるが…。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ご近所まぞく、ふえました!!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
私的にはココちゃんとキャラとの相性が抜群な作品の一つと認識しています。

「月がきれい」の水野茜役にはじまり、「魔法陣グルグル」のククリ、「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」の藤原千花、「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」のロキシー師匠、現在進行形の放送されている「カッコウの許嫁」の海野幸に匹敵する立ち位置…
もうココちゃん以外が考えられないキャラばかりです。

しかもあかりんとの組み合わせですからね…
これだけで視聴ハードルは十分過ぎるくらい上がってしまいますけれど^^;


大人気ご町内日常ファンタジーが帰ってくる!

魔族の力に目覚めて以来、闇の一族の封印を解くため
ポンコツながらも戦ってきた主人公。シャミ子。

ライバルだったはずの魔法少女・桃とは、なぜか協力関係になってしまい、
街から姿を消した魔法少女の謎をともに追うことに…!?

さらに町に潜む新たなまぞくも登場し、シャミ子たちの行く末やいかに――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

マズレビューを書き始めてビックリしたこと…
シャミ子って、「SYA」まで打ち込むと予測ワードに出てくることです。

普段から使っているならいざ知らず、シャミ子なんてキーボードに打ち込むのは、きっと第1期のレビューを書いた以来だと思います。
それだけ「シャミ子」という単語が世の中に浸透しているってこと…!?

まぞく VS 魔法少女の構図は1期より増して少なくなりました。
もう、ほぼ見られなかったと言っても過言ではありません。

それと、吉田家が超が付くほど貧乏だったという設定も殆ど感じられませんでした。
住んでいるアパートはボロボロで、部屋の中には殆ど何もありませんが、お客さんが来ると、必ず何か振る舞っていましたし、日々の食生活に貧しさを感じませんでしたから…

それじゃ、もうまぞくとか魔法少女の設定そのものが要らないんじゃ、思えてきますよね。
ですが、今回もそれは大切な一線として機能していました。
まぁ、今回の騒動を踏まえた以降、どれだけ重要かは正直分かりませんけれど^^;

そして、シャミ子と桃の距離感ですが、今回の作品を経て大分縮まったのではないでしょうか。
最初は相いれない存在だったはずなのに、気が付くとお互いの中での立ち位置に相当な変化が見て取れました。

正直、桃は世間一杯の「魔法少女」という概念からは少し距離を置いた存在になったと思います。
でも、その距離感となったいきさつを踏まえると十分納得できますし、桃の選択は絶対間違いじゃないと思いました。
それはまぞくであるシャミ子も然り…

時折台詞の端々に出てくる程度の設定に成り下がりましたが、これは結果オーライなんだと思います。
ここまで踏み込んでくれたお陰で、とても大切な繋がりを見せて貰えましたから…

あと、桃の助っ人としてやってきた世話好き魔法少女である陽夏木ミカンを忘れてはいけません。
根っこの部分からとことん優しく思いやりのある女の子…
そんな彼女には、動揺すると「関わった人にささやかな困難が降り注ぐ呪い」が発動してしまうという、本来彼女の持つコミュニケーションの高さに対する足枷に悩まされ続けてきました。
今回の作品ではこの足枷にメスを入れるのですが、ムッチャ良き話だったんです。

第1期の時には、シャミ子の「これで勝ったと思うなよ~」という捨て台詞の展開が好物でしたが、もしかすると、良き話側で本領を発揮する作品なのでは、なんて思ったり…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、シャミ子と桃による「ときめきランデヴー」
エンディングテーマは、シャミ子、桃、リリス、ミカンによる「宵加減テトラゴン」

1クール全12話の物語でした。
やっぱりこの作品は面白い作品でした、というのが率直な印象です。
まぁ、続編はきっとありますよね。
期待して続報を待ちたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

二期も安定して面白かった

{netabare}
春アニメの癒し枠。
基本的にゆるいから何も考えずに見られていいし、会話のテンポもいいので飽きずに見られる。
二期は一期よりも結構テンポに関してはさらに良くなった気がするのと、演出も多くてギャグの切れも良くなっていたような。
まちカドまぞく特有のよくわからない演出というか効果音好き。
2期からの新キャラのリコや店長も相変わらず個性的で、シャミ子たちとの絡みも面白かった。
2期は最初からキャラが多いのもあって更にワチャワチャ感が増していて楽しかった。みかんや小倉さんの出番が増えたのはうれしい。
リリスの出番少なめだったのは少し悲しいけど。

メインストーリーに関しても満足。
暗すぎず明かり過ぎずの絶妙なシリアス感が保てていて作品の雰囲気にあっていたし、そんな中でシャミ子の活躍が見られて良かった。
そういや一期から桃って笑ってないイメージがあったからあのシーンにはグッとくるものがあった。
一期から引っ張られてる桜の謎に関しても、(父の話はまだとはいえ)少し回収されたのかな。
最後のタイトル回収やまちカドタンジェントと言い、萌えアニメだけど、伏線や話の練りこみ具合が感じらる。
桃が闇落ちしてまでシャミ子を助けに来るなど、この話や、それ以前にも一期の最終話付近の展開を通じて、2期ではシャミ子と桃の関係がより近づいている感もあっていい。

それと、桃、リコや店長含め、まちカドまぞくは他の萌えアニメでは見ない感じの声が多いのが結構好き。
ギャグで印象的なのは断トツで最終回の店長、急にこの作品にそぐわない下ネタ的なことやりだすのは不覚にも笑ってしまった。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
一期で見た。ださい。みかんかわいい。確かに箱は不謹慎かもw
桃ちょろすぎるw

2話 ☆9
不吉。シャッフルクイズw 魔法少女なのに。かわいい
かわいい 百合神 生理中 こいついっつもよってんの

3話 ☆9
パリピまぞく きららでこういうの珍しいな。
今時これに騙される奴w グループラインじゃねーんだよw
IDがエロに見えた 物理で殴ればw
ネタバレ厨 リボ払いか?w タトゥー ねこまつり

4話 ☆9
リコかわいい。強そう。やばいもん入ってそう 落ちたな。
はたらいたら負け。残基w やっぱりやばいもん入ってるじゃんw

5話 ☆8
結構シリアスだな。小学生なのにパワポ その猫がコアなのではw
いなりが入ってるやん 何でケガしてたのシャミ子
桃闇抱えすぎやろ。

6話 ☆9
タイトルここで回収されるのか。結局父は...w まるで最終回

7話 ☆8
4期までやるってマジ? 今期アニメラップ多くね? 7つあるぞw
今回ノリおかしくね? 謎の孤児設定。理屈家魔法少女

8話 ☆10
涙で同情を。ほてるやつにしよう。
店長のせいでセリフが頭に入ってこない。外国人が着てそうな服。
店長とリコまじで好き。
複数人でワチャワチャしてる回好きだわ。今回桃冷たかったけど。

9話 ☆8
怖い。闇落ち理由w このヒーラーかな。

10話 ☆9
徘徊じーちゃん 1家にひとつ欲しい結界。詐欺師魔法少女桃。
シャミ子実は最強では。

11話 ☆10
モブが可愛い。リボンにそんな設定あったのかw
テニプリかな? 桃1人でよくね? シャミ子が悪いんだよ…。

12話 ☆9
またラップか。不器用すぎるだろw 左上好き。
もう完全にメインキャラ化した小倉。伏線回収w
唐突な下ネタ。珍しい。要するに解雇。

曲評価(好み)
OP「ときめきランデヴー」☆7
ED「宵加減テトラゴン」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

66.8 9 喫茶店で女子高生なアニメランキング9位
エスタブライフ グレイトエスケープ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (104)
249人が棚に入れました
「生きるのがツライ? なら逃げちゃえばいいんですよ」 ずっと先の未来。人間はそれまでの姿形だけでなく、獣人・サイボーグ・魔族など多様な姿を持つようになった。東京の街は、AIが管理する高い壁に囲まれた数多の地域「クラスタ」となり、自由な行き来をやめ、それぞれが独自の文化・常識を育んだ。人々は、自らが生まれたクラスタの常識を基準に幸せな人生を送る。 しかし、なかには自らのクラスタに適応できない者も現れる──。 そうした人々を、別のクラスタへと「逃がす」ことを生業にする者たちがいる。 「逃げたい人」たちから依頼を受け、あらゆる方法を駆使してAIの裏をかき、本来は不可能であるクラスタ間の移動を成し遂げる者たち──「逃がし屋」。 逃げて、逃げて、逃げまくる!! 逃げたい人をお手伝いする、5人の逃がし屋たちの物語──!
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

8話まで見よう、は酷だよなぁ

8話までの感想{netabare}
前情報一切ナシで視聴。
で、見てみたら原案が谷口悟朗でビックリ、“バックアロウ”が終わってそんなに経ってないと思うんだけど…次の仕事早っ!

そして本編、1話の段階では“アクダマドライブ”もしくは“プリンセスプリンシパル”みたいなモンかな?と思ったが、2話まで見た段階でふと気がついた。
これ…ひょっとして、世界設定は“拡張少女系トライナリー”みたいな感じ?
もうちょい遠くてもいいならゼーガペインなりまどマギ叛逆なり…それこそ“バックアロウ”も含まれると思うけど、一番近いのはそれな気がする。
要は誰かの作った想像世界で、住人は与えられた役割を演じさせられてる系。
あるいはゲーム内世界でも構わないけど…というか、それならそうだと最初から明言してる作品は多々あって、同期でも“骸骨騎士様~”がある訳で。
で、そっち系はそっち系で上手く言葉にできない違和感を覚えてまして、もしこの作品がそれに対するアンチテーゼというかアンサーを見せてくれる…のなら、それは非常に興味がある。
なにより拡張~は全6話という短い話数のせいか設定を消化し切れずに終わったのが残念だったので、こっちでそれの仇を討ってくれるのをつい期待しちゃいます。
しかも脚本が賀東招二、“コップクラフト”では1クール作品として良くまとまった内容(物語の発端となった事件の黒幕が最終話で倒される)になってて評価が高い、き、期待していいのか?

って感じで普通に楽しんで見てて、4話だっかた5話を見終わった頃にようやく公式のHP見たんですよ。
そしたら…あれ?変だぞ?
今まで本編を見て私が解釈してた世界観と、公式に書かれてるイントロダクション(あにこれの「あらすじ」と同じ)の内容が、違う。
何処にも空想世界とか電脳世界とか書かれてない。
「うそ…わたしの解釈間違ってた?」と一気に不安に陥ったんだけど、よくよく読んでみると嘘は書かれていない。
けどなー、この書き方だと現実世界の延長だと解釈しちゃう人多くない?
イントロダクションと本編から受ける印象とで違和感を覚えて──それが狙いなんだろうけど──タネ明かしを待つ前に離れちゃう人が続出しそう。
実際、あにこれの「途中で断念した」って方の感想では「現実世界にしては生っちょろい」みたいな理由で切ったのが多いし…。
最初から「月にある霊子コンピューターでシミュレーションしてるだけだよ」とでも思えば(それが正解かどうかは置いといて)また印象が変わると思うんだけどなー。
あ、一応言っておくけど途中で切った方が悪いって意味ではないよ、イントロダクションの文言がよろしくないってことね。
そんなミスリード狙ったところで今の時代「わぁビックリ!」にはならんと思うのだが…。

──といいつつ、相変わらず私の解釈が合ってるかどうかの確証は無く、「実際はどうなん?」とヒヤヒヤしながら視聴を続けたら…8話でやーっとタネ明かし来たー!
全貌を明かすまでは至らない大ヒント程度ではあるけど、今まで変だなー変だなーと思ってた人も大体これで「あぁなる程」って気持ちにはなれるかと。
ふぅ、こんなヒヤヒヤしながら視聴を続けたのは久々だよ、デカダンス以来?
ってかデカダンスだって4話でタネ明かししたのに8話って…ロストソングが8話でおせーと叩かれたのに、何故同じことを?
作る側からするとそれ位のペースがやりやすいのかなぁ?
谷口&賀東なので、ここから更に「わぁビックリ!」って展開が用意されてるの…か?


余談
後出しジャンケンみたいで気が引けるんだけど、2話で「ひょっとして…?」と思ったのは、ヤクザ親分が逃亡先のクラスタで魔法少女になる件にて。
そこで最初はバ美肉でもやるのかな?(懲役太郎の美少女版なんてやったらスゲー受けそうではある)と思ったが、そもそもバーチャルではなくあの世界の現実空間はアバター変更が可能なのかも?と思ったから。
「親分がどんな見た目になったのか、それはどの空間で撮られたのか」を見せないのはどう考えてもワザとでしょー。
で、そうであるなら、主要キャラが見た目通りの年齢ではないかも知れないし、かつてヒットマンをやってたフェレスが現在女子高生(という役)をしてるのもそんなにおかしくない。
但し、それだったら7話のメモリーはもっと古いメディアにしてても良さそう(“拡張~”ネタ)ではある。
というか、もしかして…“ID-0”の設定(精神を別のモノに移し変えることができる)を引き継いでたりして?
また、現実ではなく電脳世界であるならエクアの未来予知能力も説明がつくけど…まぁ電脳世界説は安直すぎるので違う予感。

で、そうなってくると次に気になるのは、住人達はどこまで自覚してるのか?、またどこまで干渉できるか。
最初はエクアが唯一自覚していてクラスタより上位のルールに干渉できる存在(だから逃がし屋ができる)かと思ったけど、ひょっとしたら違うかも。
なんか皆、この世界はどうなってるか?は知ってるっぽいし。

──と、なかなかに考察が捗ってるんだけど、これもあくまで谷口&賀東で「お粗末な話は作らんだろう」という信頼があるからに尽きる。
でもなー、そうであるなら尚更、イントロダクションの文章は迂闊・視聴者を試しすぎな気がしてならない。
アニメ本編「外」の情報はどこまで勘案すべきかって問題は、ホントもー自分でも分からなくなって来た…。{/netabare}

総評{netabare}
明言はされてないがVR…最近はメタバースって言うのかい?どうにもその世界が舞台っぽい。
空想が現実空間に物理的に干渉できる世界って線も捨て難いが、それにしては危機意識が薄い。
なので「本体はニンゲンの形を留めてるかどうかは知らんがどこか安全な場所に保管されてて、仮想空間内でどんなヤンチャをしたって本体は傷つかない」と考えた方がシックリする気がする。
スライム人間が居ようがオッサンが魔法少女になろうがペンギンが喋ろうが問題は無い。
フェイタルラックのカラクリもログが残るVR世界ならラプラスの悪魔的なものが容易に再現できるだろう。
なにより、最終回でMが逃亡しようかどうか迷ってる時、「生体プリンタで出力した肉体にその人格を移植すれば…(逃げられる)」と言い、ものの数分で人体を生成して人格をそこに移植して…。
あれ?谷口氏が何年か前に手掛けた“ID-0”では「そんな都合のいい肉体はホイホイ用意できない」が物語の肝だったハズ。
作品が違うんだから設定が違ってても構わないのだけど、それにしたって作中の科学技術的にそこだけ飛び抜けてる感じがして…やっぱVR世界って考えるのが妥当な気がする。
また、このテの設定でよく気になる部分として「記憶(人格)をデータ化できるなら複製を大量に作ればいいんじゃね?」という問題があるんだけど、「それはできない」の説明として4話(スラ子が分裂して思考力が低下する話)があったのかなぁ?と思ったり。

しっかし…そんなの引っ張るほどのネタだったんだろうか?

それと、5話がたまたま「あー、こんな世界ネプテューヌにもあったなぁ(18禁島のこと)」と頭の隅で思ってしまったせいか、9話の所長の目的から「今後シェアエネルギー的なモノを巡るストーリーが展開するのかな?」と思ったら…全然関係無いでやんの。
所長がやろうとしてたことは何だったんだ?という疑問ががが。
ついでに、所長は倒された後トータルリコールよろしくパカっと割れて中から美少女が出てくるのかと思ったらそうじゃなかった。
ケメコデラックス?いやいや、スタッフはそう思わせるように仕向けてたでしょーw 
意図的に視聴者を肩透かしさせることがクールだと思ってそう。
7話もそう、記録メディアはもっと古いモノで良かった気がする。
それこそお嬢は本体が存在しない(鼻ホジ)とかいう展開くらいやって良かったと思うんだが…。


ということで、途中までは色々と考えさせるモノはあったものの、結局オチは有耶無耶にしてはぐらかされた印象が強い。
風刺風に見せてるけど浅い、いや、私が谷口+賀東で身構え過ぎてしまったのか?
とりあえず1話で自分には合わんと思ったら切って(逃げて)大丈夫、タネ明かしされる8話まで耐える必要は無い。
強引に好意的解釈をすると、冒頭でメタバースと書いた通り、仮想現実モノは数多あれど概念は微妙に変化し続けてる…のかも?
今でこそ妙ちくりんな価値観も数年後にはシックリ来る様になるかも知れない、そんな時代を先取りしすぎた作品…なのかも?

しっかしアレだね、谷口氏はバックアロウに続き「作り物の世界」が舞台の作品が続きました、何か悩みでもあるんだろうか。


余談{netabare}
各クラスタは各ゲームで、それこそ「寿司を食わないと死ぬクラスタ」なんてのがあっても構わない。
そして「自分には合わないと思ったゲームは無理に続けなくてもいい(別ゲーへ逃げろ)」というメッセージであるなら、翻って「合わないと思ったアニメは無理に視聴を続けなくて逃げていい」とも言い換えられる。
実際義務感でアニメを見てる人って多くない?かくいう私も…ゲフンゲフン
けどなー、苦痛を乗り越えた先に快楽が待ってる作品ってあるじゃん?谷口氏自身そういうの作ってなかったかい?
そういうことを考えると、やっぱりこの作品には軽薄さを覚えてしまう。
文句しか言わず楽しもうとしない一部の視聴者へ向けての皮肉であるなら、それはブーメランかなぁ、と。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

適当なアニメ

{netabare}
この原案者の作品大体取り合えず勢いで突っ切る感じがあって苦手。
これも同じようにうすら寒くて微妙。

国からの脱出が規制された世界で、毎回国外逃亡を願う依頼者が逃し屋に依頼するというもの。
この設定を見る限りだと面白くなりそうと期待してたが、これはなぜかバカアニメを狙ってしっかりさせなければいけない部分を適当にやった感じ。
こんな設定なら、逃亡を希望する理由、逃亡後の姿などをしっかりと描くべきだろうに、その部分があまりに適当。
その辺りの理由などが滅茶苦茶なので、逃し屋と言う設定がアクションにしか活かされてない印象を受けた。
毎回ふざけた世界観を見せて、ふざけたキャラが逃亡を希望してそれで追っ手を払って逃亡するという内容で、真面目さが足りず全く面白くない。
魔法少女になりたい云々だとかパンツがどうこうだとかほんとに何やってんのとしか。
逃し屋云々じゃなくてバカな展開をやりたいだけと言うのが伝わってきて冷めてしまった。
テーマも世界観も行く先々でまばらで雑、話もシリアスなのかギャグなのかはっきりせず一貫性がなく適当。

キャラも寒い、きつい。主人公やピンクは思考がぶっ飛んでて、どこかしら気持ち悪さを感じるし全く好感が持てない。
そもそもキャラの掘り下げ回もロクになくて...。
獣やロボなど色々変わった仲間がいるのに、スライムのよくわからん掘り下げをしただけでそれっきり他の仲間に関しては全く。

こういう取り合えず勢いで突っ走っとけ見たいな作品は大嫌い。
EDだけはめっちゃ好き。


{netabare}
1話 ☆7
よくわからんな。性病w
まあアクションシーンが結構よかったとしか言えんな。
もう少し依頼人の話を掘り下げても良かった。
あともっと硬派な雰囲気で良かったのでは。

2話 ☆5
主人公が人間味ないw あほの子いらんわ。無自覚主人公が寒すぎる。
主人公がきもい。正直滑ってる。そうはならんやろ。
マジで魔法少女やってんのかよw

3話 ☆5
今回ペンギンかよ、ふざけたいだけ?
乱暴はなしとは...。何故外側に鍵w コスるだけとは
ほんとに自由なんですかね。

4話 ☆2
何が始まった? くっそ寒い。半分消えて頭おかしくなった?
意味わからん。何この茶番。話それてるしくそつまらん。
落下速度は一定...。

5話 ☆0
さっむ。気持ち悪い。しょーもないノリやめろ。
パンツ禁止することによって何がるんだよ。さっむ
本当に気持ち悪いだけで何も面白くない。
設定に全く整合性もないし、この気持ち悪い展開をやりたいだけ。
主人公が寒い。寒すぎる。気持ち悪すぎる。
まあそりゃそうだわなって言う理由。
他国に逃げる理由が毎回本当にしょーもない。
見ててイライラするわこれ。
気持ち悪い展開のために意味不明施設。逃げんのかよ。

6話 ☆3
何この演技。さっむ。
逃し屋設定がアクションにしか活きてないんだよね。

7話 ☆4
箸休め回かな。へそくり探しパートつまらん。
主人公側もつまらんけど。ワニ肉ってなんだよw
何で恥ずかしがる。見た目が時限爆弾な熊
謎映像。何の映像だよ。足止めするとこだけ面白かった。
こういうカフェの話みたいな、逃し屋以外の要素このアニメに必要なんか?

8話 ☆5
世界観が意味不明だ。やってることに一貫性がなさすぎるんだよ。
こういう逃がすことでの影響とかいう話とかを真面目にやってくれるなら高評価なんだが。
唐突に入ってくるファンタジー要素w やっぱ糞アニメだわ。
遠回りすぎるだろ...。普通に事情説明して追い出せやw
ノリが寒すぎる。
真面目な話をやりたいのかしょうもないギャグをやりたいのか全くかみ合ってないんだよ。
唐突に出てきた設定で消えても感動できるわけ。
逃し屋と言う設定を使ってこういう話を作れないものか。

9話 ☆3
主人公人間みがなくて気持ち悪い。もはや設定が意味不明じゃん。
頭おかしい展開ばかりで一貫性がないしキャラに共感し辛い。
バックアロウもそんな感じだったが、この原案者のノリで突っ切る感だ嫌いだわ。何を見せられてんだ。バカアニメにしかなってない。
CGは群青のファンファーレより良くて草。
まあ逃がし屋の立場を優先するのは良かったけど、面白くないな。

10話 ☆4
前回暴れすぎたか? いきなり話動いたな。
このB級臭いノリをわざとやってる感がマジで大嫌い。

11話 ☆3
クソ回線 主人公何者。いきなり魔法少女。ほんとクソアニメだな。
て2話のやつかよ。
ここまでさんざんギャグやっといていきなりシリアスされてもな
この茶番いる? 自分からどっかに行こうとしたんだろ。
かまってちゃんかよ。
大事だから災難から遠ざけたいって普通だと思うが。
演技だけは良かった。

12話 ☆3
ノリが寒すぎる。OPとEDは良かった。
てかキャラの掘り下げも全然なかったな。
スライムの意味不明な回があっただけで。これもAIか。まるで実写。 
じゃあ逃し屋の存在肯定しろ。AIなのにそんなことねーだろw
無能AI。主人公の設定の影の薄さ。
フェイタルラックなんて設定が明かされるまでそんなのあったんだってレベル

曲評価(好み)
OP「ラナ」☆7
ED「0」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

おっしいなぁ、なんか。

最初はレビュータイトルを「なるほど、わからんw」にしようと思っていましたw。

もちろん、本当に解らなかった訳でもないのですが、なんだか、そういうタイトルにしたくなる様な作品でした(もちろん、個人の感想ですw)。

長らくアニメーションを観続けてきまして、いろいろなストーリーやバックボーンを持つ物語を観てきた私は、1話目を観て直感したのですよ。

 曰く、
 なんだか、いきなり始まる唐突な物語、
 世界観やストーリーの流れをあまり説明しない感じ、
 なんとなく、サイバーパンクな雰囲気、
 メインキャラだけが知った風なセリフをバンバン言う感じ、
 全体的な雰囲気、
 そして、退廃的またはガラリと雰囲気の異なる
 悲哀さえ感じるED。

これは・・・あれですな。

「灰羽」的な何か、
または「Key」系の「リトバス」とか、
「エンジェルビーツ」的な・・・、
あるいはヴァーチャル世界的な・・・に違いない!!

と。


この答えについては、ぜひ視聴してご確認くださいませ。


で、私の独りよがりな直感ネタはここまでとし、作品についてなのですが。

まずもってCGがメインの作品となっておりますので、見た目から合う合わないがあるかもしれません。
私的には、最初は多少違和感があったのですが、まぁ、慣れました。
それに、キャラ造形についても、慣れた上で、冷静に視聴しておりますと、まぁ、よく出来ている方なんじゃないかなぁと思いました。ゲームチックな印象はありましたけどね。
それに、キャラクタ自身もメインの女子3人衆は可愛らしかったですしね。
それぞれが個性的で、お互いのカラミもユニークでした。

私的にはマルテースのウザしゃべりが割と楽しかったです。
あとは、エクアのふわふわ、ゆるゆる系なんでもどんとこいという姿勢も。
フェレスはちょっと地味でしたが、対比として存在感が発揮されるタイプかもしれません。

そしてここでも、視聴を続けていくと直感につながる疑惑が・・・、追加曰く、スライム娘、魔族、細胞レベルで年齢不詳、などなど。


ただねぇ、惜しいと言ったのはですねぇ。
世界観はまぁ、いいでしょう、追って解るという事になっているのでしょうから。
そして「逃がし屋」という設定もまぁ悪くはないと思います。

ただ、一個一個のエピソードのバラバラ感がねぇ。
エクアの「必ず逃がしてあげる」という姿勢については一本筋がとおっているのですが、それぞれのバラバラ感がどうにも「なるほど、わからん」感を醸し出しているのですよねぇ。

逃げたい人の「何からにげたいか」というモノが、ばらばらなんですよねぇ、いや、確かに同じエピソードじゃつまらないので、それで当たり前なのですが、いろいろなメタファーを含んでいたり、人間誰でも逃げたくなる時がありますよねぇ的なレベルから、ちょっと哲学的な理由、あるいはストレス、いろいろなのですが、そのそれぞれの「奥~~~の方」になにか世界観とつながっているモノや「こちらの共感を生む普遍的ななにか」とかがあればもう一つスジというかつながりが出来た気がするんですけどねぇ。
って思ってしまいまいした。

そして、最終的には「とある方?」を逃がすことになるのですが、そのお方の立ち位置こそは、確かに集大成的お方ではあるのですが、一個のエピソードとしては、その前に出てきた多数の「逃げたい人」と同列なんですよねぇ。
お話が最後の最後まで、平坦というか、最後の大物感というか、一大作戦的な印象をあまり受けず、その他大勢の内の一人感しかないという・・・。

なので、全体的にフラットなあまり感情が動かない作品になってしまっていると思います。
あ~CGっていう人工的な印象も影響しているのかなぁ。

まぁ、いずれにしても個人の感想・印象なのですが。


音楽はOPはまぁフツーな感じ、好みで言えばあまり得意では無い方でした。
EDは・・・超苦手なタイプでした。なんなら、少し恐怖と嫌悪すら感じてしまいました、大袈裟に言えばですが。




このタイプの作品は、
大変な発想のひらめきと、努力、そして運も必要かもしれませんが、視聴感想に「驚き」や「衝撃」、「あ~~~そういう事かぁ!」的なものを持たせられれば、語り継がれるレベルになることも多いジャンルだと思っています。
そういう意味でも、レビュータイトルの「おっしいなぁ~」が私の感想となります。


ああ、そう言えば、メンバーにイケメンボイスのロボと犬もいたかw
どちらもヤロウなので、ノータッチにしておきますwww。

やや、クセのあるタイプの作品かもしれませんが、
機会があればご覧くださいませ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

65.9 10 喫茶店で女子高生なアニメランキング10位
やくならマグカップも 二番窯(やくも)(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (79)
225人が棚に入れました
みつけたよ!私だけの素敵。伝説の陶芸家である亡き母・姫菜の影響で陶芸に出会った姫乃。美濃焼コンテストに出品し、作品を通して“自分の気持ち”を伝えることができた姫乃は “もっと素敵なもの”を作ると意気込む。一方、コンテストで最優秀賞を逃した十子はめずらしくうわの空で…陶芸が繋いだ新しい仲間との出会い。三華が作った“あの作品”の誕生秘話や、姫乃と直子の絆、そして十子の秘めた願い。たくさんの事を経験する姫乃達は、自分が本当に作りたいものを探し始める。陶芸に魅せられた女子高生たちによる、「昨日よりちょっとだけ胸を張れる」陶芸ストーリー!まだまだ続く、『やくならマグカップも 二番窯』!
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

陶芸を主題に家族関係を描き出した良作(一部改訂)

2021年のTVアニメ。春季に1期、秋季に2期が放送。1期2期を通して評価しています。

岐阜県多治見市を舞台に陶芸部の少女たちを描く作品。
地元IT企業・株式会社プラネットが発行するフリーコミックが原作で、10年続くコンテンツです。
2019年に日本アニメーション側からアニメ化を打診して実現しました。

私は全く違う地方の出身ですが、中学校に陶芸窯がありました。クラブ活動で陶芸もやっていたので興味が湧いて視聴しました。


【物語】
家族や友人との関係と、陶芸の魅力がこの作品の二つの柱。とても上手に繋げて描いていたのが良かったです。
{netabare}
父母の故郷である多治見市に父と共に移住した女子高生・豊川姫乃が高校の陶芸部に入部するお話。
部員同士の友情や家族関係・陶芸を愛する人々の悲喜こもごもを、多治見市を舞台に陶芸に絡めて描きます。

陶芸を始めた時の気持ちを追体験でき、私は共感するところが多かったです。
何より、陶芸の「日用品」「美術品」「伝統工芸品」という3つの側面を劇中でシームレスに描き切ったのが素晴らしい。
全ての民芸品に言えることですが、使いやすさを求めれば日用品になり、美しさや思想を織り込めば美術やアートになり、歴史を備えれば伝統工芸になる。それを台詞や説明なしに描いて見せたのはお見事と言う他ありません。

アニメスタッフが目指したのは陶芸の豆知識をただただひけらかすような作品ではなかったということですね。{/netabare}


【声優・キャラクター】
主演キャラクターが素朴で可愛らしく、あざとすぎない塩梅でとても良かったと思います。声優さん達もとても合っていました。
親世代や年配者の描写も良かったです。流石のベテラン脚本家、年代別の描写が丁寧でした。


【作画】
仕草が細かいのにくどさが無く、陶芸に関わるシーンが丁寧なのが良いですね。この方向性がとても好きです。
特に2期11話の姫乃のろくろシーン、作業中の手の作画が神掛かっていて必見。
東京から越してきた姫乃の視点で美しい風景を沢山見れるのも良いですね。


【音楽・音響】
貫入音やろくろの音など、陶芸に関わる音が演出に使われているのが面白かったです。
OP、EDも合っていましたし、可愛らしく素朴な雰囲気で良かったです。
音楽や音響そのものも違和感がなくて好きでした。


【陶芸を題材にしたアニメとして】
物語が人間関係を軸にしているのと共に、陶芸のアニメとして私が良いなと思った点は以下の4つ。
{netabare}
・芸術作品としての描写
姫菜のオブジェが地域で愛されていたり外国でもファンが生まれている
河童の瀬戸物や地元の子供達が作ったオブジェなど街の背景

・日用品としての描写
喫茶店「ときしろう」や部室で使用されるマグカップや時四郎の茶碗
割れてしまった姫乃の座布団
ヒメナの作った仏様用のミニチュア食器

・伝統工芸品としての描写
陶磁器の歴史や各地の陶芸の紹介、土のお話
十子の祖父や窯元の描写、両親が十子に窯元を継がせたくない気持ち
コンクールに臨む十子の葛藤

・作り手のモチベーションの色々
陶芸が好きという気持ち(全員)
著名な先人への敬意や上手になりたいという向上心(十子、姫乃)
自分の発想を形にする楽しさ(三華、姫菜)
迷いや悩みが作品そのものや陶芸への向き合い方に現れる

・陶芸の知識の描写と作画の丁寧さ
様々な説明の挿入
成形する時の手の作画が細かい
焼成までに行われる各工程が会話シーン等に挿入される
作品の形や釉薬の色の表現の繊細さ

以上の内容以外にも音響など、物語を邪魔しない形でわざとらしくなく描かれるのが良いですね。{/netabare}


【親子の関係性について】
{netabare}姫乃の陶芸に対する心の移り変わりが物語の柱。
姫乃のモチベーションは、「お父さんを感動させたい」から「上手くなりたい」、さらには「賞を取りたい」、そして自分の心に正直に作ることへと変化していきます。

個人的には1期のお父さんのために茶碗を作る展開がちょっと引っ掛かっていたのですが、見直してみると姫乃の願いは「お父さんを喜ばせたい」から「お父さんを感動させたい」へと変化していたのですね。
だからこそ、次の目標が「陶芸がもっとうまくなりたい」なんだと気づいて感心させられました。

多治見に越してくるまでの様子からは父子二人の密接さが感じられます。
最終話でお父さんが見ている幼い姫乃の写真、全てお母さんと同じ髪型なんですよね。良くも悪くも家族内の繋がりが強かった。それは亡くなった母親のことも含めてです。
そして多治見に移住したことで、父も娘も周りの人への関り方が広がっていきます。

母と娘の結晶釉の作品には対比が見られます。
姫菜の結晶釉のオブジェは皆を感動させるけれども特定の誰かの物ではなく、偉大な先人の遺産として長い年月多治見に在ります。

その反対に、姫乃の座布団は「お父さんを感動させる」という願いを叶えながらも、最終的には壊れてしまいます。
父のために作られたはずだったのに、座布団は欠片(ストラップ)となり時四郎ではなく姫乃の手元に戻るのです。

何故かと言えば、それは姫乃自身がステップアップした証だからです。実物が無くなったからこそ、姫乃にとって座布団はゴールではなく通過点となる。
作品を作ることが「父のため」ではなく「自分自身のため」に変化したのです。

2期では時四郎の目線から子供にプレッシャーをかけてしまったのでは、というジレンマを描くのがまた良いですね。
けれど姫乃は母親に対するプレッシャーを自覚した時、母と自分の作品同士を並び立たせることではなく、母が導いた出会いやそれによって誕生した新しい物を、さらに別の誰かに見せる(出会わせる)ことを選んだ。
子供は親の予測を大きく超えて大人になっていた、と描くのが素晴らしい。
子供の成長を子供の視点と親の視点の両方から描くのは大切なことです。{/netabare}
全てを通して観ると、実に練り込まれた良作でした。
ほのぼのや家族関係が好きな人にオススメします。


【おまけ】
{netabare}2期4話でまっどでいえもん(部室の前にある頭に花を植えられたペンギンの瀬戸物)視点のユニークなお話があるんですけど、土の一人称で進むのが面白いし時系列が変更されています。土の説明が目的なのでしょうが、何より楽しくて和む回ですね。
(…実は(それだけ大きいと焼成で割れない??背中にでも穴開けておかなくて良いの!?)とか(植木鉢にするなら底に穴開けました…?)とか思っていたのは秘密…(笑))
公式サイトで調べた所、原作のフリーコミックも時系列順で連載されているわけではないんですね。それもあってアニメの構成でも息抜き回としてこういう順序なのかなって感じます。
原作もいずれ時間を作って読んでみたいと思っています。{/netabare}
(2022.1.1)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

タイトルなし

前期と同じく、前半アニメ。後半は多治見を巡る声優たちの実写

陶芸体験があるわけだが、芹澤優が自分の下半身とかいってちょっと卑猥なもの作っていることに衝撃を受けたのだが
ボーリングは楽しそうで何より

スペインから来た少女などなど一応、人物が増えて母の凄さを実感させられる的な話だったり、改めて陶芸にのめりこんだり。
可もなく不可もなし


OP
夢中の先へ MUG-MO アニメパート
輪廻×レインカーネーション 煌めき☆アンフォレント 実写パート
ED
Canary Yellow 内田彩


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
伝説の陶芸家である亡き母・姫菜の影響で陶芸に出会った姫乃。美濃焼コンテストに出品し、作品を通して“自分の気持ち”を伝えることができた姫乃は“もっと素敵なもの”を作ると意気込む。一方、コンテストで最優秀賞を逃した十子はめずらしくうわの空で…陶芸が繋いだ新しい仲間との出会い。三華が作った“あの作品”の誕生秘話や、姫乃と直子の絆、そして十子の秘めた願い。たくさんの事を経験する姫乃達は、自分が本当に作りたいものを探し始める。陶芸に魅せられた女子高生たちによる、「昨日よりちょっとだけ胸を張れる」陶芸ストーリー!


1. 歩き出そう!焼き物の町へ
【アニメ】美濃焼コンテストを経て、ようやく陶芸の道のスタートラインに立てたような気がする姫乃。陶芸部の仲間たちと次に作るもっと素敵なものについて話していると、台風の様な訪問者が部室にやってきて……【実写】「やくも」の声優4人が再びアニメの舞台、岐阜県多治見市へ。街なかにあふれる「やくも」を探す旅に出発!

2. 私のパラダイス
部屋の片付け中、幼い頃に直子から受け取った年賀状を発見した姫乃。直子本人に年賀状に書かれたメッセージの真意を教えてもらおうとするも、なぜか季節外れの桔梗の花を探しに行くことになり……?

3. お母さんやっぱ凄い!
帰り道、メキシコからやってきたという女性に声をかけられた姫乃、三華、直子の3人。その女性は、とある陶芸作品に衝撃を受け、実際に見るためだけに日本へやってきたという。彼女が探している作品とは……?

4. 土のひとりごと
多治見の暑い夏休み。いつものように部室で陶芸に励む面々の中で、ひときわやる気を見せる三華。部室に残る最後の特別な土・五斗蒔陶土を使い、何度も失敗をしながらも遂に渾身の作品が完成する-

5. どうしたの?十子先輩
織学祭に向けての準備が始まり、いつもと違う雰囲気の中、陶芸部でも展示会の準備が進んでいた。そんな中、浮かない表情を浮かべる十子の様子が気になる姫乃は……。

6. 謎が謎呼ぶ陶芸部
ヒメナが工房で見つけた謎の道具の正体を調べる姫乃達に、陶芸の道具についてクイズ形式で教えていく十子。楽しそうに考える姫乃達の姿を見て、十子は幼い頃の自分の姿を思い出す。

7. てんこもり♡文化祭
織学祭当日。陶芸部での展示販売の傍ら、クラスの出し物を手伝う姫乃の元へ遊びに来た刻四郎と草野。二人は昔を懐かしみながら陶芸部に代々伝わる隠された作品について語り出す。

8. ろくろびより
十子の祖父・十兵衛を訪ねてきたとある昭和の大スター。昔、十兵衛から陶芸を教わったその人物と一緒に、久しぶりに十兵衛の前で轆轤を回すことになる十子だったが……?

9. 澄んだ秋空の向こうに
十兵衛に連れられ数年ぶりに祖父と2人で永保寺を歩く十子。美しい紅葉を見ながらも緊張している十子に十兵衛はずっと言えずにいた本当の気持ちを語り始める。

10. 見つけたよ!
遂に完成したというヒメナの作品を見て帰宅した姫乃。棚に置く物を見つけられずにいた姫乃は、お店に来ていた真美や草野、そして見守ってくれている直子の言葉に背中を押される。

11. 自由・未来・きらめき
ようやく作りたいものを見つけ、吹っ切れたように陶芸に没頭する姫乃。一方、普段と様子の違う姫乃に、自分の提案が娘を悩ませているのではないかと心配する刻四郎だったが……?

12. やくのはマグカップです!
いよいよ窯入れの時を迎え、作品の完成までもう少し。姫乃から棚に置く作品をお披露目出来るかもと聞きドキドキする刻四郎…。待ちに待ったこの瞬間、姫乃が披露した作品とは!?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

楽しいって、たぶん、こんなカタチ

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期は視聴済です。
昔、仕事の都合で東海地方に一時期住んでいたので、親近感を感じたのが視聴のきっかけだったと思います。

TVアニメ第1期の時、完走後にwikiをチラ見して知りましたが、元々の原作はフリーコミックだったそうです。
まさか半年足らずで第2期が放送されるとは思いもよりませんでしたけれど…


伝説の陶芸家である亡き母・姫菜の影響で陶芸に出会った姫乃。

美濃焼コンテストに出品し、作品を通して“自分の気持ち”を伝えることができた姫乃は
“もっと素敵なもの”を作ると意気込む。
一方、コンテストで最優秀賞を逃した十子はめずらしくうわの空で…

陶芸が繋いだ新しい仲間との出会い。
三華が作った“あの作品”の誕生秘話や、姫乃と直子の絆、そして十子の秘めた願い。

たくさんの事を経験する姫乃達は、自分が本当に作りたいものを探し始める。
陶芸に魅せられた女子高生たちによる、「昨日よりちょっとだけ胸を張れる」陶芸ストーリー!


公式HPのあらすじを引用させて頂きました。

思い返してみると第1期が始まった時、多治見に移り住んだばかりの姫乃は、陶芸とは随分縁遠い生活をしてきました。
それが今じゃどうです…どんどん陶芸の魅力に引き込まれていき、気付いたら無心で土に向き合う日々を送るようになっているではありませんか。

それも、伝説の陶芸家だった豊川 姫菜を母に持つDNAの為せる技…
と、一般的なDNAしか受け継いでいない私なんかはそう思ってしまいますが、そのDNAは時として自らに襲い掛かってくる刃になり得ることを、この作品では教えてくれています。

陶芸部の豊川 姫乃の母は幻の陶芸家で、陶芸部部長である青木 十子の祖母は有名な陶芸家と、こんなにも凄い人が身近にいるんです。
当然、周りの人はその血を分けた家族として、当然クオリティの高い作品を作るんだろうと思うでしょうし、その場に私がいたら、きっと同じように思っていることでしょう。

血を分けた当の本人もそれは百も承知…
ですが、これがいつの間にか本人に対する足枷になることもあるんです。
周りの期待に応えたい自分と、本当に自分とのギャップに葛藤することもしばしば…
改めて自分のやりたいことに突き進む難しさを感じてしまいました。
ですが、それと同じくらい、沢山の経験や人との出会いが気付きに繋がっていることも感じさせて貰いました。

色んなモノが繋がっている…
言い換えると、色んなモノから繋がりを感じられる、と言うことになりますが、これって、とっても素敵なことだと思うんです。
きっと、本当に大好きだから気付きに変えられるんでしょうから…

そして、この作品は1話15分とは思えないほど、相手を思いやる表現がとても秀逸でした。
友人との繋がり、家族の繋がり、大切な人に込めた思い…
どれも優しさがしっかりと感じることができました。
終盤は思わず目頭が熱くなるシーンもあったり…!?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

1クール全12話の物語でした。
この作品はアニメパートと実写パートの2部構成になっています。
実写パートでは、主要登場人物である4人を演じる声優さんが、多治見での聖地巡りに加え、焼き物などにもチャレンジする構成になっています。
少し視聴が遅くなりましたが、しっかり完走して良かったと思える作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
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