SFで漫画原作なおすすめアニメランキング 20

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのSFで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月14日の時点で一番のSFで漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

89.5 1 SFで漫画原作なアニメランキング1位
彼方のアストラ(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (975)
3817人が棚に入れました
宇宙への往来が当たり前になった近未来で、9名の少年少女たちが惑星キャンプへと旅立つ。宇宙旅行に胸を躍らせながら出発した彼らを待ち受ける、予想外の事態とは……!?

声優・キャラクター
細谷佳正、水瀬いのり、武内駿輔、黒沢ともよ、木野日菜、松田利冴、内山昂輝、早見沙織、島﨑信長
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

私たちは変わることができる、そして人生は続く

アニメーション制作:Lerche
監督:安藤正臣、シリーズ構成:海法紀光
キャラクターデザイン・メイン総作画監督:黒澤桂子、
音楽:横山克、信澤宣明、原作:篠原健太

子供たちだけで惑星キャンプが行われる時代。
ケアード・ハイスクールのB5班は、
無人の惑星で5日間過ごす野外学習に出かけた。
9人の少年少女たちは、惑星マクパで降ろされ、
楽しい日々を過ごすはずだった。
しかし、彼らの前に謎の球体が現れ、事態は急変する。

集英社のウェブコミック配信サイト『ジャンプ+』で
連載された作品。口コミなどで評判が広がり、
『マンガ大賞2019』の大賞を受賞した。
宇宙という舞台、子供たちだけの冒険、
陰謀がうごめく背景、9人全員が抱える事情、
惑星でのサバイバルなど、様々な要素のある
エンターテインメント作品となっている。

原作漫画は完結しているため、
1クール12話、しかも1話と12話を
1時間ずつを使う特別編にすることで、
5巻分を余すところなくアニメ化している。
{netabare}無料開放の漫画を少し読んでみると、
原作に忠実に作られているだけでなく、
宇宙空間に飛ばされたアリエスを
カナタが助けるシーンでは、全員が手をつないで
ふたりを救助するという改変も行っている。
(漫画では、このシーンは残されたワイヤーに
戻り、それを辿って帰還している。
1度ワイヤーを巻き取って、再度、別の誰かが
助けに行けばいいなどの意見もあるだろうが、
ここは全員で手をつなぐという行為に意味があったわけで、
良改変だったと個人的には思う){/netabare}

SFの部分では突っ込みどころが多く、
アニメが終了した後にSNSなどで大論争が巻き起こり、
作者が降臨する事態にまで陥った。
ある意味、SF要素のある人気作の宿命だ。
ただ、この作品はSFを見せようとするものでないことは
明らかで、批判する人の気持ちは分かるが、
そこについて深く突っ込み過ぎるのは違和感がある。
この作品において、SFのリアリティは枝葉の部分に過ぎない。

では、どこを重視しているかというと、
9人の子供たちが抱えている問題と、
その悩みを解消するために、仲間が相手のことを
思いやり、本当に大切なものを得ることについてだ。
9人の子供たちは、それぞれ幼少期から、
大きな喪失感を抱えながら生きてきた。
旅を続けるなかで、一人ひとりが体験してきた背景を
各々が理解しながら、解決していく構成になっている。
9人もいるキャラクター全員の過去について、
しっかり語っているため、彼らが失い続けてきたものに
思いを巡らせることができる。
だから、そこから彼らが何かを獲得する様子に
カタルシスを感じられるのだ。
それがこの作品の最大の見どころだろう。

舞台装置としては、孤島の閉鎖空間での
ミステリーと同様の形を取りながら、
それだけに止まらない群像劇として、
最初から最後までしっかりとまとめられている。
{netabare}特に11話『CONFESSION』での回想から
カナタの怒りにつながる流れは素晴らしい。
カナタ役・細谷佳正の演技は、抜群の説得力がある。
反重力シューズを履いてきて、
ワームホールを飛び越すという展開からの
決着の付け方も完璧だった。
この回は、夏クールの私が観た全話のなかでも
出色の出来だったと思う。{/netabare}

9人の少年少女たちは、数ヵ月の旅の間に、
自分の支えになる原点を獲得することができた。
アストラ号で過ごした日々は、
何事にも代えがたい時間として
今後の人生の支えになるに違いない。

引きこもりや親子断絶などが、
もはや当たり前になった現代において、
子供たちの心に響く物語に思える。
ここではないどこかに行けば変われるかもしれない。
行動すれば誰かとの出会いによって、
人生が動くかもしれない。
親から愛されない境遇にあったとしても、
生きていていいのだ。

そして、人は絶対に変わることができる。
(2019年10月19日初投稿)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 93
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

判別可能なキャラ達と金太郎飴的な惑星群

原作未読

漫画の評判がいいから、が視聴動機。
全12話ただし初回と最終回が1時間枠だったので実質14話分のボリュームです。
序盤はもの珍しい細谷佳正さんのハイテンション演技を堪能することから。SF興味なくともこの一点で “ 買い ” かもしれません。2~3話経過してからはBパートの引きが良く毎話楽しみながらの完走です。

ざっとあらすじ:子供たちだけでどっかの惑星で5日間自活してこよう!スケール大きめの林間学校に意気揚々と出発したらトラブルに巻き込まれて帰ってこられなくなりました的なやつです。

キャストは多め。性格ははっきりとキャラ毎に別れており、キャラ回というよりキャラパートを設けてあまり尺を使わずにさらっと紹介。それでいて不思議と名前は覚えていられました。
{netabare}みんな多かれ少なかれ境遇は一緒だよ、との本作の特徴を活かしこのへんばっさり切りましたね。英断だと思います。{/netabare}


カナタ・ホシジマ(CV細谷佳正):リーダー 十種競技選手 アツい!
アリエス・スプリング(CV水瀬いのり):天然ドジっ子に見えて意外と有能
ザック・ウォーカー(CV武内駿輔):頭脳明晰鉄面皮 キトリーと幼馴染
キトリー・ラファエリ(CV黒沢ともよ):医者の娘 フニシアの姉 基本ガヤ
フニシア・ラファエリ(CV木野日菜):最年少 キトリーの妹 パペットマペット
ルカ・エスポジト(CV松田利冴):政治家の子 僕っ子亜種「オイラっ子」
シャルス・ラクロワ(CV島﨑信長):貴族出身 なんというかムツゴロウさん
ユンファ・ルー(CV(早見沙織):国民的歌手の娘 超内向的隠れ美人
ウルガー・ツヴァイク(CV内山昂輝):教頭の息子 本人はアウトロー志向

ポリーナ・リヴィンスカヤ(CV生天目仁美):ゲスト ポリ姉


途中経過時点ではおおむね今期多かった中間層上位 ( 自分比 ) の作品という見立て。完走は苦にならずそこそこ面白いが一皮むけてないといった「惜しい!」作品の一つ。
ただしそれは物語の全容が明らかになってくるまででした。起承転結の転から加速しきっちりまとめてゴールイン!一気に観るのがいいと思います。

引っ掛かったところ先に述べとくと、全12話のけっこうな部分を占める各惑星描写についてもっとエンタメに振り切って欲しかったな~ということですかね。


※各惑星の簡易説明

{netabare}惑星マクパ:当初目的地
惑星ヴィラヴァース:最初に訪れた惑星。肉食恐竜みたいなのとにょっきーん植物が脅威
惑星シャムーア:脅威のない草食動物。毒胞子まき散らすポールツリーが脅威
惑星アリスペード:リゾート惑星。地震と津波が脅威
惑星イクリス:自転してない過酷な環境。超獰猛な可動性植物が脅威
惑星ガレム:最後の惑星。わりと平和

一覧すると、植物らしきものが脅威だよというパターンが被りヴァリエーションに乏しい。{/netabare}

いきなり遠くの宇宙空間に放り出され、かくかくしかじかで食糧の備蓄量を見据えながら惑星を中継して帰還するという一大作戦決行中の若者たちです。

 未知の惑星にどんなものを持ってくるか?

これがいってみれば想定の範囲内。観てるこちら側の斜め上をいくようなタイプの惑星が登場してたら、

 本当に生還できるのか?

SFサバイブもののドキドキワクワク感はさらに増したことでしょう。
{netabare}そしてサバイバルパートが際立てば際立つほど第9話「全容見えてきました!」回との目線ずらしが奏功してたと思います。サバイバルと見せかけてサスペンスでしたの落差で評価は爆上がりしてたことでしょう。{/netabare}


この引っ掛かり以外は気にならず、中盤までゆるやかに右肩上がりで面白くなっていくストーリーだったと思います。サバイバルという題材と+αの謎{netabare}(「裏切者は誰だ?」){/netabare}を早々に提示してくれたおかげで、なにがなんだかよくわからないまま後半に種明かしみたいな不親切設計でもありませんでした。
起承転結の構成も手堅く、転からの終盤はオチも含めて意外性と納得感のある内容。このへん詳細は本編で!

ジャンプ連載だったわりには、下手に引っ張らず撒いた伏線を回収して短くスッキリと終わらせた構成にも好感を持ちました。良作です。



■物語の構成について ※ネタバレ

{netabare}出来過ぎなくらいハッピーエンドでしたね。それが嫌らしいと感じませんでした。
物語は以下の順で明らかになっていきます。

1.アストラ号メンバーの共通項
2.刺客はこやつ
3.この世界の秘密

序盤から2.は提示されていて視聴者の興味を引っ張る材料になってました。そして2.が明らかになれば当然「どうして?」がでてくるわけで、その説明が1.と思ったわけです。
これで1クールでも充分だったと思いますがおかわりがありました。3.です。期待値の一段上をいってました。{/netabare}


■優しい人たち

これは雑感です。人間の善意を信じようという作者の意図が根底にあったのだと思います。
{netabare}・ユンファのライブ会場に押し入ろうとしたキトリーと警備員とでひと悶着。直後、隣にいたアリエスのとある報告に控えめに拍手を送る警備員さん。さっきまでもめてたのにw
・アリエスの母ちゃんに連絡を取ろうとした時に、だれも疑わなかった。普段ならご都合とか平和ボケみたいに感じたろうにこの時はクルーの絆みたいなのをより強く感じました。不思議なもんだねぇ
・ピンポイントでしか覚えてなさそうなカナタが本を執筆できるわけなかろうもん。きっと隣にいた超絶記憶力の持ち主がサポートしながら書き上げたんだろうね、と妄想。{/netabare}




■(余談)カナタのアストラ

冒頭に戻るわけですがハイテンション細谷佳正さんが個人的にはイチオシです。
アツい!とにかく勢いがあるキャラでした。そして、彼は脳筋一歩手前の絶妙なバランスで好感度を保っていると思しき立ち居振る舞いをします。行動に根拠がある。よって知性も感じる。

モデルは武井壮?と思った人他にいないかしら。

なかやまきんに君でも春日でもないんだよなぁ 
武井壮なんだよなぁ



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2019.09.20 初稿
2020.04.07 修正

投稿 : 2024/05/11
♥ : 78

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ボッスン(スケット・ダンス)の宇宙物語

原作既読でした。
なので物語もわかっていましたが知ってても楽しめる作品でした。
でも、内容を知らない方が格段に楽しめますので、是非ネタバレ情報なしで楽しんでください。この作品、一気見タイプです。

設定は未来の高校生8人と10歳1人の計9人で惑星に行ってキャンプをするようです。
主人公はカナタ・ホシジマ。
運動能力とサバイバル能力に長けています。
どうやら他の高校生達も能力に特徴があるようです。。。


原作者はジャンプでスケットダンスを連載していた篠原先生
本作品もスケットダンスのギャグセンスそのままです。
篠原先生は東日本大震災直後に応援メッセージを作成して被災者に元気を与えたことを記憶しております。
ボッスン、カナタ達が人助けをするのは篠原先生自身の当たり前の気持ちなのでしょうね。

元気を与えてくれる作品。おすすめです。

原作は全5巻と読み易い作品なのでアニメ視聴後に楽しんでください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 72

90.7 2 SFで漫画原作なアニメランキング2位
プラネテス - ΠΛΑΝΗΤΕΣ(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (3115)
15539人が棚に入れました
時代は2070年代(2075年以降)。人類は宇宙開発を進め、月面でのヘリウム3の採掘など、資源開発が商業規模で行われている。火星には実験居住施設もあり、木星・土星への有人探査計画も進んでいる。
毎日、地上と宇宙とを結ぶ高々度旅客機は軌道上と宇宙とを往復し、宇宙ステーションや月面には多くの人たちが生活し、様々な仕事をしている。しかし、長い宇宙開発の歴史の影で生まれたスペースデブリ(宇宙空間のゴミ。廃棄された人工衛星や、ロケットの残骸など)は軌道上にあふれ、実際にたびたび旅客機と衝突事故を起こすなど、社会問題となっていた。
主人公のハチマキは宇宙で働くサラリーマン。主な仕事は宇宙のゴミ「デブリ」の回収作業。いつか自分個人の宇宙船を所有することを夢みている。ゴミ拾いは大事な仕事だと自分を納得させつつ、当初の夢と現実の狭間でこのまま現実を受け入れるか、それとも夢を追い求めるか思い悩む。

声優・キャラクター
田中一成、ゆきのさつき、折笠愛、子安武人、岡田吉弘、後藤哲夫、伊藤舞子、加門良、渡辺久美子、檜山修之、倉田雅世、若本規夫、小林恭治
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

リアルな未来

NHKの本気。

宇宙のゴミ拾い、デブリ課。
みんなにははんぱもの扱いされていますが、縁の下の力持ち。
この仕事がないと世の中が成り立ちません。
そんな職場で働く宇宙サラリーマンの物語です。


すばらしい作品です。
教育現場に取り入れて欲しいくらいですね。
教科で言うと、社会、理科、道徳でしょうか。
楽しみながら見られて、自然に勉強になる、そんな作品。


1話1話に強いメッセージ性があります。

・生と死
・命の重さ
・愛と嫉妬
・夢と決意
・口先と実践
・孤独とつながり
・世界情勢と格差社会
・政治と陰謀

最も大きなものを強いて挙げるなら、{netabare}「愛」{/netabare}ですね。

空に見える星と星は、近くにあるように見えて、実際は遠くにある。
間にあるのは冷たく残酷な空間だけ。
しかし、{netabare}その星々を遠くから見ていくと、星系を作り、銀河を作り、宇宙を作る。
人は孤独であるように見えて、すべて「宇宙の一部分」に過ぎない。
そして、それをつなぎ止めているモノが「愛」。
田名部は口先だけではなく、それを証明しようとした{/netabare}……と。


そして、名言のオンパレードです。
好きなものをいくつか。
{netabare}
・「愛で人が救えるの? じゃいますぐ救って見せてよ!」
・「星々の間には暗くて冷たくて残酷な宇宙が広がっている」
・「船には港が必要だ。いつまでも待ってくれる港が」
・「孤独も苦痛も、もったいないんだよ、テメーなんかにやれるかよ!」
・「愛の反対は無関心」
・「国をあるべき姿に戻すべきなんだ」「国? 習ったよ! 地球ってそういうもので分けられてるんだってね! 私、月生まれの月育ちなの、ここから見える? おじさんの国は?」「確かに……確かに見えないな、そんなものは」
そして、
{netabare}
・しりとりで「『け』『結婚しよう』」「『う』『うん』」「お前の負け!」
{/netabare}
最高の演出でした。
{/netabare}

序盤は1話編成のオムニバス形式でキャラクターの紹介をしていきます。
ギャグを交えつつも後々のテーマや展開につながる伏線をちりばめていきます。

中盤に入って加速。
シリアスな展開が始まり、物語が本格的に動き始めます。
みんなが現実と夢の間で葛藤。

終盤はハラハラドキドキ、そして、感動の展開でした。

終わりに近づくほど盛り上がり、伏線もしっかり回収しています。
場面場面で感動させるのではなく、物語全体を通して心を動かしてくれます。


また、無駄な人物がほぼいません。
1話かぎりのネタキャラだろうと思ったら、あとでちゃんと出てきて活躍してくれます。


そして、なにより宇宙空間での描写がお見事です。

・重力の強さによって、歩き方やモノの散らばり方、移動距離が異なる
・空気のない月面では砂ほこりが風に舞って巻き上がったりしない
・宇宙でモノが衝突しても全く音がしない
・通信をするときに時差の描写がある
・宇宙線や重力差による体への負担もしっかり練り込まれている

JAXA(日本版のNASA)が協力しているので、そういったリアリティが徹底されているんですね。


名作と呼ぶにふさわしい作品だと思います。
キャラデザが苦手な人はいるかもしれないですが、一度は見てほしいアニメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 153

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

近未来の宇宙を彷彿させるヒューマンドラマ。

宇宙開発に伴い発生するデブリと呼称される宇宙に漂うゴミが社会問題となった近未来SF系作品であり
オムニバス形式で進行していく、夢や人生についての一連の人間模様には言葉に出来ないものがある。
手に汗握る見所満載のヒューマンドラマを筆頭に、物語・演出・音楽など総合的に完成度は非常に高い。
滑り出しからグイグイと引き込まれる構成ではないが、原作・アニメを問わず、素晴らしい出来栄えであり
原作コミック・アニメーションとSF界至高の星雲賞をダブル受賞(風の谷のナウシカ以来の快挙)を達成。

環境問題のみならず、格差・人種差別・テロ・国際紛争など、現代社会が内包する問題点を示唆しており
あらゆる角度から喚起している。風刺や皮肉も随所に込められており、深いメッセージ性が読み取れる。
SFのジャンル枠とは、別個に設けられている普遍的な日常や哲学的なニュアンスの挟み方も秀逸であり
少し詰め込み過ぎであるが、消化不良に至らなかったのは脚本と演出の歯車が噛み合った成果である。

宇宙という真空空間を現実的に表現するための無音演出や無重力空間における動作など高次元であり
作風的には地味であるが、派手さがなくとも、徐々に世界観に引き込まれる神秘的な魅力を放っている。
最終話は鳥肌が止まらず、感無量の一言であり、これぞ、超が付く名作であると言っても過言ではない。
各キャラを深く掘り下げる場面や巧妙な伏線等もあり、知らぬ間に夢中にさせるテクニックは絶妙であり
中盤から終盤にかけてのハチマキの「夢」、タナベの「愛」に対する熱い想いは、琴線に触れるであろう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 89

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

リアリティあふれるSFヒューマンドラマ☆名作認定!!!

ランキング上位にあり、噂でも良い作品と聞いていたので、期待して見ていました!
結果・・・・期待通りの名作でした!!

キャラクターデザインなど多少好みはあるとは思うのですが、物語というより世界観がとてもリアリティあふれる内容で凄く見入ってしまいました!

SFなのですが、確実に近い未来に問題になるであろうスペースデブリ(宇宙ゴミ)を題材にしていて本当に、未来の世界を見ているかのようでした!

見る前はデブリの話ばかりなのかと思っていたのですが、人類の宇宙への更なる挑戦から、それに阻止しようとする組織の出現など本当に現実感があって、それプラス、ヒロインや仲間達との関係などもアニメらしからぬほどのものでした!!

SFアニメに必要な要素は、「夢と勇気」をご覧になられる方々に与えることと私は思っているのですが、この作品は見事に両方を与えてもらいました♪(ノ´∀`*)

これは数あるSF作品のなかでもかなり上位に入ってくる名作だと私は思います(ノ´∀`*)//

ただ・・・最初の辺りはヒロインを見ていて少しイライラする部分があったかな(^_^;)
でも最終的にはそんなのは全部吹っ飛んでしまいました笑

SF好きでまだ見ていないという方がおられましたら騙されたと思ってご覧になられて下さい!!

この作品はもっと評価されるべきだとも思うな(ヽ'ω`)!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 72

81.9 3 SFで漫画原作なアニメランキング3位
ぼくらの(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1883)
9782人が棚に入れました
政財界の権力者たちは、「子供たちの契約を解く鍵を探す」という建前の元に、ジアースの技術を研究して産業や軍事に利用しようとする。子供の親たちは、子供を救う方向に世論を動かす為に、ジアースの情報公開を目指して協力し合う。しかしその企ても権力者の陰謀によりつぶされ、子供たちはこの地球からも孤立してゆく。

声優・キャラクター
皆川純子、阿澄佳奈、野島健児、三瓶由布子、牧野由依、能登麻美子、浅沼晋太郎、比嘉久美子、宮田幸季、高梁碧、織田圭祐、井口裕香、杉田智和、保志総一朗、阪口大助、東地宏樹、石田彰

★mana★ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

僕たちに、救いなどない。

命とはこんなにも儚いモノか・・。


誰の為だとか、何かの為だとか、そんな事は知った事じゃない。
所詮、他人事は他人事。自分以外は皆他人。
愛だの、仲間だの言ってるやつに限って、肝心な時に逃げ出すんだ。
何が地球の為だ。何が平和の為の犠牲だ。
何故それが自分なんだ?


意味が理解出来ないままの者、取り乱す者、決心が付いてる者、戦いたい者、それぞれがそれぞれの気持ちで戦う。むしろ、戦うしか選択がない。


ほら、次は君の番だ・・。


夏休み。自然学校に集まった15人の子供達。
そこで過ごす時間は彼等にとって素敵な思い出になるに違い無かった。
彼に出逢わなければ・・。
ゲームと称し、ロボットに乗って敵を倒していく。
それを聞いた子供達の好奇心は、夏休みという胸踊る時間に、
最高潮に達し、迷わせる理由など無かった。
大きな代償があるとも知らずに。


1人、2人、3人・・徐々に明かされる、残酷な真実。
まだ中学生だった彼等には、想像を遥かに超えた現実。
何億人といる人類の中のたった15人。
それでもひとり、ひとりがこの瞬間を生きていた。
まだ、夢や希望さえはっきりしない。
そんな子供達に世界は何を願う?



まず、この作品は、確実に万人受けはしないと思いました。
テーマが大き過ぎる。そして、残酷です。
こういった作品が好きな私でさえも途中で観るのをやめたくなる程でした。
何故か?それは、全く希望がないんです。
一体何の為に戦い、その先に何があるのか?
たいした特徴もない、そこ等辺に居るただの子供達に何が出来ると言うのでしょう・・。
それでも、子供達は精一杯の生命力を捧げていた。
その姿に私は、悲しくなるばかりでした。


そして、この作品のジャンルはロボット物なのでしょうか?
私も事前に言われましたが、ロボットに期待はしてはだめです。
まったくもってダサいです!
ダサいという次元の話でさえないかも。


見どころは、各話主人公の子供が変わり
基本その子供中心の話になるところですかね。
まぁ、そうならざるを得ないですが・・
特に後半にかけて面白くなります!(「面白い」と言う言葉は自重したい位ですが、表現が見つからないのであしからず。)


こう思うのは、私だけかもしれませんが、
気軽に観れる作品ではないと思いました。
(決して否定ではありません。作品自体は観れて良かったです。)








投稿 : 2024/05/11
♥ : 38

Smog さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

現実離れした欝展開に何を求めるか。追い詰められた人間の心理を描く作品。

コミック原作。
全24話。
原作未読です。

唐突に現れた未知の敵を倒すために、巨大ロボのパイロットに選ばれた子どもたちの葛藤を描く内容。
最初から最後まで暗くて切ない展開で、追い詰められた人間の心理を描いた作品です。

一番の見所は、欝展開でしょうか。
おあつらえ向きに用意された舞台で、悲劇のヒロイン&ヒーローよろしく子どもたちがどんどん欝展開に巻き込まれていきます。
話が進めば進むほど欝展開と葛藤の度合いが大きくなり、見ていて暗い気分になります。
欝展開は苦手なのですが、あまり欝にさせないようにする演出も意識されていて、暗く切ない展開でも見るに堪えないということはありませんでした。

ストーリーについて、伏線回収の演出が秀逸でした。
少しずつ明らかにされる世界観、設定の描写が視聴者を引きつけます。
次回が気になる構成はお見事でした。

また、特に登場人物の心理描写に力を入れている印象でした。
対価、報い、救いなど、追い詰められた人間が求めるものを登場人物にあわせて描写しています。
ただ、あまりに現実離れしすぎていて、本当にそんな心理になるのかどうか疑わしく、感情移入はしづらかったです。

作画について、戦闘シーンが印象的でした。
メインではありませんが、ロボバトルの要素があります。
躍動感あふれる一般的なロボものとは違い、妙にゆったりとした動きが特徴です。
あえてそうすることで、重い世界観にあわせてある演出だと感じました。

また、OP、ED、アイキャッチの演出も印象的で、暗い雰囲気を盛り上げていました。
これらが本編とさりげなくつながっていく様子の描き方は秀逸です。
欝展開になりすぎないような配慮といい、細かいところにこだわりを感じました。

音楽について、暗くて切ないものが多いです。
OP、ED、アイキャッチも含めて、世界観にあった選曲でした。

声優さんについて、登場人物が多いため、キャストが多いです。
一番印象的だったのは、石田彰さんでしょうか。
憎らしさたっぷりの悪役演技がステキでした。

普段は欝展開のアニメは敬遠していますが、おもしろいと紹介されて視聴を決意しました。
アニメならではの演出で、絶望の中にも救いがあるというメッセージを感じましたが、やはり欝展開は苦手なんだなぁと改めて認識した作品です。

欝展開が好きな方、視聴後に切ない余韻が残るアニメを見たい方におすすめできるアニメです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あなたは植林の間引きをしたことがありますか?

この物語は壮大な内容とともに決して救われない物語です。
OPやEDの歌が美しいがために、より一層、残酷さや悲しみが増してきます。

ゲームをしようと誘われて契約をした15人の子供たち。
しかし、そのゲームは、実はゲームではなかった。
私たちが住んでいる地球を救うための戦いでした。
{netabare}
操縦者は戦闘ごとに変わり、
戦いに負けた場合は、即、地球が消滅する。
戦いに勝っても操縦者の命は奪われてしまう。 {/netabare}
何とも救いようがない話です。

しかも、戦う相手は、パラレルワールドである別の地球の選ばれた子供たち。
戦いに勝つということは、戦いの相手が住む地球を消滅させるということ。
勝っても素直に喜べません。

この戦いを企てたのは、高次元宇宙に住む神か悪魔のような人たち。
パラレルワールドの地球が増えすぎたために、植林のように間引きをする。
そうすることで宇宙がより成長していく。そんな単純な動機です。

私たちも、植林の際、間引きをします。
丈夫な木がより良く成長するために。
そのとき、私たちは何の罪悪感も感じません。
この物語の戦いを企てた人たちと同じような気持ちだと思います。
それは、解決しようがないむなしさを考えさせられました。


操縦をする子供たちは、それぞれ心の内に抱えているものがあります。
でも、家族のために歯を食いしばり戦ってゆきます。

その中でも私は、妹や弟を大切にしていたダイチが一番好きでした。
弟や妹との最後の日を一生の思い出にしようと決めていたダイチ。
その最後の日が無残にも砕け散ってゆくのが悔しくて悔しくて…

最終話でダイチの弟や妹が登場します。
ダイチの弟は、兄が突然失踪したので自分たちが捨てられたと思い込み、心が荒んでいました。
{netabare} 唯一生き残った{/netabare}カナが、彼らにダイチの素晴しさを説明するシーンがありますが、
その描写をもっと詳しくしてほしかった。
そうすればもっと感動できたと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 37

79.3 4 SFで漫画原作なアニメランキング4位
極黒のブリュンヒルデ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1733)
9691人が棚に入れました
子供の頃に事故で死なせてしまった幼なじみの女の子のことが忘れられない高校生・村上良太は、彼女との約束「宇宙人が存在することの証明」を果たすべく、天文部に在籍し毎日夜空を見上げ探し続けていた。ある日、良太の前にその幼なじみと瓜二つの転校生・黒羽寧子が現れる。しかし、彼女は自分を「魔法使い」だと語った…。「魔法使い」は研究所で手術や薬により肉体を改造され、様々な特殊能力を持つが、鎮死剤を毎日1錠飲まなければ死んでしまうという。「研究所」から逃げ出してきたという彼女を回収するため、次々と追跡者が差し向けられる。迫り来る高位の魔法使いと鎮死剤の枯渇、あらゆる死の恐怖が迫る中で彼女と良太が選んだことは・・・。

声優・キャラクター
逢坂良太、種田梨沙、洲崎綾、M・A・O、田所あずさ、東地宏樹、鈴木達央、沼倉愛美、内山夕実、能登麻美子
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

1話目がとても面白かったですね^^
OPがおどろおどろしいところが印象的です。

主人公の声優さんは、「彼女がフラグをおられたら」の
主人公もやっていますが、どっちも1話目から
{netabare}死亡フラグ {/netabare}がいきなり立ったというのが
共通していて、ちょっと笑ってしまいました^^

■第2話
{netabare}
黒羽の状況が大体わかりましたね。
あと、掛け算ができない理由も判明しました^^
「左右」を「ナエナロ」って呼んだのは斬新です(笑)
{/netabare}

■第3話
{netabare}
3話目にしてあっさりと猫が・・・。
「まだ大丈夫だ」ってどういうこと??
{/netabare}

■第4話~第6話
{netabare}
小鳥ちゃんは無実っぽい?
・・・でもまだ伏線は回収してないよね^^;

クスリも尽きかけて泥沼に陥る前に
強力な助っ人登場★これはまた展開が楽しみです♪
{/netabare}

■第7話~第13話
{netabare}
最終話展開早すぎぃ(笑)
でも今期かなり面白かったアニメでした^^

EDでカズミが生きてて、みんな「!?」って感じでしたねwww^^
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 90

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ラストもの凄いスピードで駆け抜けたねε=ε= 三 ;`ロ´)

かなり凄惨なシーンの多い作品になります。
グロが苦手な方は視聴を避けて下され(●`ω´●)ゞ

子供の頃に事故で死なせてしまった
幼なじみを忘れられずにいる主人公・村上 良太。
その彼の前に幼なじみと瓜二つの少女・黒羽寧子が
現れる所から物語はスタートします。
しかし寧子は「魔法使い」と呼ばれる人工的に造られた超能力者。
良太の元にはそんな「魔法使い」たちが集ってきます。

ストーリー、お話はテンポ良く進んでいきます。
魔法使い同士のバトルシーンも多いので
このテンポの良さはとてもプラスになってます。
この手のジャンルでは王道と言ってもいい内容で分かりやすい作品。
張られる伏線もしっかりしたもので、こちらを楽しませてくれます。

寧子と同じ境遇にある「魔法使い」はどのキャラも魅力的(*´∀`)♪
いろいろな属性の「魔法使い」が出てきますよ♪
ちょっとエロもアリですw
まぁ、お決まりと言ってしまえばそれまでですがw

声優陣は逢坂良太、種田梨沙、洲崎綾など若手を起用。
演技は全く問題なくストーリーに入り込んで行けました。

残念なのは終盤の詰め込み過ぎですね。
伏線の回収やそれまでの謎解きが…勿体なく感じました(;´`)
作品は全13話+OVAという構成ですが
もう少し上手くまとめてれば評価はもっと上がったと思います。

グロ注意のダークファンタジー作品ですが
それを除けば十分に楽しめる1本だと思います!
ラブコメ好き、バトル好きの方にオススメです(*・ω・)/″



《キャスト》
村上 良太(CV.逢坂良太)
黒羽 寧子(CV.種田梨沙)
橘 佳奈(CV.洲崎綾)
カズミ=シュリーレンツァウアー(M・A・O)
鷹鳥 小鳥(CV.田所あずさ)
斗光 奈波(CV.沼倉愛美)
若林 初菜(CV.内山夕実)
藤崎 真子(CV.能登麻美子)
柱谷 小五郎(CV.伊藤健太郎)
黒服(CV.鈴木達央)
九 千怜(CV.東地宏樹)



《主題歌》
OP:
『BRYNHILDR IN THE DARKNESS -Ver. EJECTED』(第1話-第9話)
『Virtue and Voice』/Fear, and loathing in Las Vegas(第10話-第13話)
ED:『いちばん星』/黒羽寧子(種田梨沙) 橘佳奈(洲崎綾)
      カズミ・シュリーレンツァウアー(M・A・O) 鷹鳥小鳥(田所あずさ) 

投稿 : 2024/05/11
♥ : 62
ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメはこの作品全体からすると導入部に過ぎない。 【追記2016/5/23】全巻読み終わって。

エンフェルリートの作者「岡本倫」の描く最新作 極黒のブリュンヒルデ
SF要素の濃い作品となっております


ストーリーは巨乳好きの主人公村上良太が幼い頃、
自分のせいで殺してしまったクロネコをことを高校生に
なった今でも思っていて、ある日そのクロネコに似た女の子が
自分の学校に転校してきた。
そしてその夜、天文部に1人いた村上のもとへ突然クロネコ似の彼女が
訪問してきて………
という感じ。


SFでグロも多い作品ですがキャラのデレシーンも多く笑える所もあるので
浮き沈みバランスの取れた作品だと思います。
ダークファンタジーものです

イントロのみのOP、
あのOPは視聴者をブリュンヒルデへの世界へと
上手く引き込んでくれます
(10話からの新OPの方は、アニメに合っているのかは謎ですが映像は曲に合わせようと頑張っている感じでした)


キャラは寧子、カズミ、初菜が好きですがみんなもちろん可愛いです。
アニメの中では寧子のぷにぷに腕、変な歌
カズミの村上への猛烈アタック
寧子「じゃあ、私もその童貞を1つ、、」
のシーンに笑えました(^^;


序盤から中盤にかけてはストーリー進度もよく毎週面白かったですが
新OPからの辺り(10話くらい)から1クールで終わらせるためか
急展開過ぎて怒涛の展開。
原作でいえば4、5巻を2、3話で駆け抜けた感じです(^^;

2クールでの構想なら
原作を万篇なくいい感じにやりきれたかと思いますが
1クールで10巻分はきつかったようです。
そこがこの作品が少し残念な評価になっている点。。


でもなんだかんだでアニメは楽しめました
アニメを見て
ブリュンヒルデについてもうちょっと深く知りたくなったという方は
原作にも手を出してみるといいと思います!

僕もアニメ→原作の流れですが
良いところといえば
絵は漫画の方が可愛い
というところですかね。

アニメではカットされてしまった
スカジ編はこの作品の何箇所かある盛り上がる部分です!
アニメ化されたらよかったのですがね、、
漫画の方はカズミ推しが若干強い感じです。



追記:全巻読み終わって。
(↓以下の文章は僕がブログで書いたもののコピーになります)
{netabare}極黒のブリュンヒルデの17、18巻を読み終え

ついに完結となりました。


このブログで感想記事は書いていなかったですが、

僕が2年前アニメを見て、始めて買った漫画原作であり(いなり、こんこんはアニメ見る前に買ってた)

2年間ずっとおいかけてきた作品なだけに

読み終えた後の喪失感は大きかったです。


印象的だったのは奈波との別れ、良太の正体が分かるシーン。


良太の「見たもの」を忘れない能力ってああいうことだったのね、とか

1巻の崖から落ちて云々の話も合点がいきました。

それにしても世間って狭いものです。


誰かしら見えない所でつながっている。


それは奈波についてもそう。

奈波は見えないけれど常に良太のそばにいた。(それがアフロとして物質化して登場してましたが…)

これからは良太もそんな存在になるのでしょう。

残された初菜、佳奈、初菜のこと好きなあの男をいつでも見守る存在に。


寧子とカズミはいろいろあって良太のもとへ行くのですが

カズミだけ何か子供時代的な見た目に変わってしまっていましたw

多分最後のデッタへのアクセスの時に自分の記憶を残しておいたのでしょう。

ついでに小鳥のも。

(なぜ小鳥が復活していたのかはちょっと分かりませんが。どこか見落としがあるのかな)


良太も一応デッタの中だけの存在になったのでこれからはずっと一緒にいられる。

……でもあの世界、何もなさそうでしたね。何かしら創造できるのでしょうか。

未来日記のアニメのあのシーンを思い出します。


抜かりない彼女ですw


と、いうことで

簡単に思いのままを書きましたが


速報によると

これから新しく「RE:極黒のブリュンヒルデ」が連載されるようです。


とりあえず、この喪失感から救われました。

RE:も追っかけます
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 60

82.0 5 SFで漫画原作なアニメランキング5位
シドニアの騎士(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1614)
8001人が棚に入れました
対話不能の異生物・寄居子(ガウナ)に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船・シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。地下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長手(たにかぜながて)が、祖父の死を期に街へ出る。長手は人型巨人大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れ合っていく。長道が初めて異性を意識する女性 ─ 星白閑(ほしじろ しずか)長道の初めての友人となった男でも女でもない人間 ─ 科戸瀬 イザナ(しなとせ いざな)長道に苛立ちを覚える少年 ─ 岐神 海苔夫(くなと のりお)様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、寄居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は何を選択するのか? 人類の存亡をかけた戦いが今、始まる──。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

惹きこまれるSF! シリアス&リアリティーがみそ!

原作:漫画 未読

全12話

ジャンル:SFロボアクション


感想

最初見た時、のっぺりしたキャラデザに、凄い違和感。
特に、女性や中性の顔はみんな同じに見えたよw
4~5話見る頃には慣れましたが^^;

映像はフル3Dで奇麗!
でも、宇宙服等の汚れなんかがリアル過ぎて、逆に目立ってたな~^^;

太陽系がガウナと呼ばれる生命体に滅ぼされてから1000年後で、移民できる星を探し、ガウナと闘いながら旅するシドニア(播種船の一つ)の話。

設定が
人間が光合成することで食糧を週一採るだけで済むとか
戦死する操縦士を、クローンと、人の成長速度を速める技術で補うとか
男性でも女性でもない、相手に合わせて性別が変化する「中性」がいたり
不老不死で、何年も生きる人間がいたり
遠い先の未来の話なんだけど、シリアスでリアリティーを感じれ、とても興味深くて世界観に惹きこまれました。
それに、そんなに凝って無く解りやすいのも魅力的ですね。

ガウナとの戦いでは、戦死者が結構出るので、見てるこっちは緊張感が半端ない!
毎回ドキドキでした。

解りやすく言えば「マクロスフロンティア」を、もっとシリアスにリアリティーあるものにした感じかな?


ロボットは出てきますが、ロボメインではなく、ストーリーや設定に魅力を感じれる作品なので、キャラデザで判断せずに2~3話観て判断する事をおススメします。


自分的には、毎週 面白くて見るのが楽しみで、
春アニメの中でも上位だった作品です。
最終話のラストで、2期の製作が決定した告知を見た時は嬉しかった!
今から楽しみです。




OP:「シドニア」 歌 - angela

ED:「掌 -show-」 歌 - 喜多村英梨


OPは、軍歌の様なリズムがあり、とってもカッコ良かったです。
angelaさんの歌は好きですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 88
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SFアニメの白眉

弐瓶勉×ポリゴンピクチュアズ。

稀に見る傑作でしょう。

緻密な世界設定と背景、脚本、
音響効果、声優の質と量に驚嘆です。
ラブコメも絶妙に配置されてまさに隙なし。
弐瓶作品としては新機軸の娯楽性、
好意的なレビューが多いのも納得の出来です。

食料危機を脱出する為に、
遺伝子改変で人類が光合成する時代、
性別未分化者やクローン生命体が共存する時代。
太陽系外宙域で遭遇した「生命体ガウナ」と、
人型戦闘機「衛人」を扱うシドニア人との、
種の存続を賭けた手に汗握る攻防戦が始まる。

衛人のデザインも格好良く、
これだけの話を緊張感、臨場感とともに、
12話にまとめてみせた構成も素晴らしい。
日常風景や美術も凝りに凝っているので、
世界観を楽しむ、それだけでも好印象です。

{netabare}人は移民できる惑星を求め航海を続ける。
シドニアとはまさにノアの方舟であろう。{/netabare}

これはリアルSFアニメの白眉、
このジャンルでいつ以来の衝撃だろうか。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 82
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

タイトルなし

太陽系を破壊した生命体・ガウナ。
宇宙船で脱出した人類は、100年ぶりにガウナと遭遇し、
激しい戦闘を繰り返すことになる。

サイコーに面白かったです♪
戦闘シーンは緊迫感があって見応えがあったし、
ほどよいラブコメ要素もグッドでした。
星白かわいかったですね~^^

以下ネタバレ↓
{netabare}
序盤の見どころは赤井班。
人類最強のチームでしたが、いろいろな死亡フラグが
たちまくり、物語序盤であえなく退場。
サマリ班や長道と共闘してたら面白かっただろうな~と
悔やまれますが、一気にストーリーが引き締ったので、
無駄死にじゃないですね^^

第4話からは星白とのニヤニヤ展開でしたが、
第6話終盤で、長道たちと出撃した後、まさかの
展開でした。。。戦闘シーンを一気にカットしちゃったのは
すごかったですが、リアルタイムで見ていたら、これは
続きを1週間待ちきれないレベル!

ヘッドフォンつけて見てましたが、音響も
迫力感ありましたね。第11話・12話は映画でも見てるかのようでした。
{/netabare}

4月からの第二期、楽しみです♪^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 77

78.5 6 SFで漫画原作なアニメランキング6位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1399)
7043人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク! マニアおすすめ!!

原作 漫画(2013年12月現在 既刊8巻) 未読

全12話

ジャンル:SF海洋アクションファンタジー


突如、世界各所に現れた、超兵器を搭載する“霧の艦隊”(正体不明の艦船群)と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失う
“霧の艦隊”と戦えるのは、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗る士官候補生の千早群像のみ。。。

霧の艦は、それぞれ自分の意思を持つ女性の姿(メンタルモデム)をしていて、
イコール艦艇のパーソナリティと言う設定。


“霧の艦隊”は、外観が第二次世界大戦時の艦艇を模しているので、海洋マニアにはたまりません。
だけど、中身は未来型なので現代の通常兵器では全く歯が立たない
そこで主人公が潜水艦のイオナ【イ401】の 艦長として霧と戦うんだけど、単艦で航行していく所が
自分の好きな漫画「沈黙の艦隊」によく似てるな~っと。

でも、あまりマニアックな専門用語が出てこないので、自分にはちょっと物足りなさを感じました。
もっと専門用語出てくれば、マニア心をくすぐられて、もっと良かったのにな~^^
でも、普通の人には、こっちの方がいいんだろうけどね。。。

話が進んでいくと、いろいろと突っ込み入れたくなる設定あったけど、海洋マニアな自分には、十分惹きつめられる魅力がありました。

それに、妙に納得できたのが
霧のメンタルモデルが皆 女性型なのは、「大抵の人類の言語で、艦船を指す場合に女性形で語られるから」って言う説明があったのでw
上手い事言うな~っと^^


キャラでは、ツンデレ タカオが好きかな ^^
一番 愛深き女性に感じました

それと「シャキーン」が可愛い 金髪ツインテール ハルナ

あと、コンゴウ役がユカナさんなんだけど、
「IS」のセシリアや「げんしけん」の大野さんの声のイメージが強いんですが、
コンゴウ役では、今までと全然ちがうキャラ声だったので、ちょっとビックリでした。^^;


映像綺麗だし、CGもそんなに違和感なかったです

OP&ED曲も良かった
特にOP曲、カッコいいですね!

原作がまだ続いていようなので、2期が見たいです!

海洋マニアや、「艦これ」が好きな人にはオススメです!


OP:「SAVIOR OF SONG」(第2話 - 第8話、第11話)
歌 - ナノ feat.MY FIRST STORY

ED:「ブルー・フィールド」(第2話 - 第4話、第6話 - 第8話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Innocent Blue」(第5話、第9話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Our Story」(第12話)
   歌・作詞 - ナノ


PS:面白かったので、原作漫画 購入しようか検討中です ^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 87

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

うれしい~♪♪♪蒼き鋼のアルペジオ、映画化なのです♡♡♡♡♡

今日、お昼休みに何気なくネットを見てたら・・・・
蒼き鋼のアルペジオ、映画化決定のうれしいニュースが!
ヽ(≧▽≦)ノ ワーイ ウレシイナ♡

発表は6月29日とのことで、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれたイベントで発表されたとのことです(イキタカッタナ~)。

映画は2015年に2回上映で、最初がアルス・ノヴァの総集編、2本目が新作とのことでした。でも、こちらは都会じゃないし、近所の映画館ではあまりアニメは上映されませんので、そのときは遠征するしかないですよね。p(*^-^*)q

第1回目の総集編ではオリジナルストーリーも少し入るようですので、とても楽しみです。早く来年、来ないかな~


【2013/12/30】
最初見たときは淡々としていて、後半こんなに盛り上がるとは思いませんでした。

ハルナとキリシマあたりから面白くなって、10話ではタカオが~~~で、涙、涙でした。最終回、コンゴウを説得するイオナ、荒れるコンゴウの場面ではゆかなの演技が圧倒していました。
作品的にもクオリティが高く、2期もぜひ作ってほしいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 76
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

美少女戦艦アニメを体験してみました~!

このアニメ、一隻に一人 女の子が戦艦を操ります!

航行する優美にも見える戦艦の姿。
そしてそこからは想像もつかない強力な砲撃

整った顔つきが目を惹く 見た目麗しい女の子が操る戦艦が容赦なく敵艦隊をブッ飛ばします!!

スピーディーで迫力のある戦艦アクション
その姿は圧巻のひと言です。

物語序盤では よくある正義の名の下に戦うアクションなのかな?と思いながら視聴していましたが

このアルペジオ。それだけではありません。
そう、進撃だけではないということ。

思いがけずに不意打ちを 食らってしまったのはキャラクターが織りなす人間ドラマ

そんなつもりなく観ていた私は
涙がポロポロと止まらなくなってしまいました。

ネタバレなしに ざっくり言うと こんな物語でアクションよりもキャラクターのドラマの部分が面白く見どころ豊富なんです。

ストーリーはというと霧の艦隊イオナと千早群像の出会いから
とってもきれいな水色ストレートロングヘアーにパッチリの瞳の美少女イオナ
見た目はとっても可愛いのですが
話し方に抑揚がなくて無機質で感情のない表情。
第一印象を言うと「あなたは操り人形なの?」
{netabare}
キャラクターに好きという気持ちが生まれて 初めて物語に入り込むことが出来る私にとって
イオナとの出会いは少々の不安を感じながらのスタートとなりました。

人類は「霧の艦隊」という未知の敵の出現によって絶滅の危機を迎えます。

「霧の艦隊」は謎に包まれた存在です。

霧の行動原理は戦うことです。人工知能を持つ人類を殺戮する兵器なのですが揃いに揃って個性的な美少女

人類はこの霧の美少女に勝つことができるのか?

敵に立ち向かうのは主人公の群像。若いのに落ち着きと思慮深さがあります。
非凡な発想から戦闘で圧倒的な才覚を発揮するキレ者です。
やはり自分の中に明確な信念や意志を持つ男性はモテるもの
戦闘後、彼に惹かれ霧の艦隊に反旗を翻す霧の美少女が後を絶ちません
・・気がつけば一大「群像艦隊?」を築いてしまうほど…なんです。
例外として強い女性に支配されたがる変態さんの女性もいて笑えます。

戦闘前は無機質な話し方だった霧の美少女も人類と接することで
まるで本当の人間が成長を遂げるかの様に、感情が芽生えるのです。 

それぞれの表情を見れば一目瞭然です。

キャラクターが思い入れのある存在へと変わり出してからは、物語の世界に吸い込まれていました。

個性的揃いのキャラクターによる軽快な掛け合いも声を出して笑っちゃうほど楽しいのです。
私が特にお気に入りはこの3人
(上からお気に入り順)

・ハルナ
金髪ツインテール。黒の大きなコートに身を包み強気なハルナ、けれどコートを はだけられてしまうと途端に弱気なハルハルなんです。いたずらっ子マキエちゃんとの掛け合いが最高に面白い。
「シャキーーン」にハマりました。

・タカオ
長身でこの物語で一二を争うの抜群のプロポーションの持ち主です。海をイメージしたのか?ブルーの個性があるポニーテール美人。そして恋をしているせいかな?おしゃれ。
群像へのデレがとにかくかわいい♡
10話では群像とイオナへの深い絆を見るも愛を貫く彼女に感動しました。

・ヒュウガ
栗色のロングの巻き髪。一見知的(風)ですが、ちょと、、すごくかな…
イオナねえ様ラブの超かわいい変態さんです。

作品の中でも心の機微が繊細に描かれていた私の心に残るシーンを選んでみました。

・6話。
ハルナ、マキエちゃん、キリシマの熱い友情に涙と優しさが溢れていて
この作品の中で一番 光が当たっていた回だと思います。

・10話。沈む戦艦の中でイオナと群像の絆を目の前に、、けれど愛を貫くタカオ、切ないね。


・12話。コンゴウの戦う理由は兵器であるから。それを第一としています。
しかしイオナとの接近で孤独感を抱く自分に気がつくコンゴウ
本当は助けてもらいたいのに素直になれなくて涙を流しながら戦うシーンは悲しく表現されていました。
一番人間らしい心を持っているのはコンゴウ、あなただよ!

イオナの強い意志、愛のパワーから成長が、はっきり見てとれましたね。
信義を持って接したイオナによって頑なだったコンゴウの心を動かすことが出来たのは、とてもハピーでした。

【LOVE回】
群像と二人の美少女が織りなす恋模様の行方に思いを馳せずにはいられません。
イオナと群像の絆を前に嫉妬をするタカオは本当の人間の様です。
タカオ贔屓な私の心境はかなり複雑ですが、変わらず応援しています♪

戦って、ぶつかって、ときに恋をして、成長していく彼女たちの生きた感情の揺れが痛いほどに伝わってきます。
それは感情が芽生え成長した結果でしたね!

次に観たいポイントは?

・メンタルモデルの存在の意味の解明
・ハルハルの活躍
・タカオの恋の行方
・ヌイグルミ脱却するの?キリシマ
・イオナとコンゴウの絡み
{/netabare}
劇場版 アルペジオ DC→アルペジオ Cadenzaと順に視聴しようと思います。
お友達のオススメ「アルペジオ Cadenza」までもう少し。期待を持って進もうと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 76

80.8 7 SFで漫画原作なアニメランキング7位
AKIRA アキラ(アニメ映画)

1988年7月16日
★★★★☆ 4.0 (1081)
5140人が棚に入れました
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。そして31年―東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に侵入するバイクの一団があった。健康優良不良少年、金田をリ一ダーとする職業訓練高校の生徒達だ。一団は無人のはずの路上で掌に26と記す奇妙な小男と遭遇、先頭を行く島鉄雄は転倒、負傷する。この26号=タカシは、アーミーと対立するゲリラが求める軍事機密=アキラとまちがわれ、軍事基地にあるラボ(研究所)から連れ出され、アーミーに追われていたのだ。あっけにとられる金田達の眼前に突如軍用ヘリが下降、26号と同じようなしわだらけの子供27号=マサルの乗るカプセルと大佐が降りて来て、26号と倒れた鉄雄をへリに収容し、飛び去った。

声優・キャラクター
岩田光央、佐々木望、小山茉美、石田太郎、玄田哲章、鈴木瑞穂、中村龍彦、伊藤福恵、神藤一弘
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

放熱、スピン、衝動

生涯最高得点はこれで決まり。

圧倒的画力で表現されたセルアニメ。
緻密に描かれた摩天楼や廃墟、
モブキャラまで動く凝りに凝った映像、
序盤のバイクシーン、暴徒化した群衆、
そのままアニメ史に残る圧巻のシーンだ。

大友克洋監督が敬愛する、
アメリカンニューシネマと、
サイバーパンクのハイブリッドな映像。

人工物と瓦礫で溢れたネオ東京、
翌年にオリンピック開催を控えている。
{netabare}暴力とドラッグが少年少女を蝕む、
アニメが触れなかった悲しい現実である。{/netabare}
希望もない少年たちの抵抗、放熱、衝動、
生命とは創造的活動として飛躍するものだ。
これはそんな少年たちの物語でしょう。

都市型の宗教、崩壊のカタルシス、
{netabare}途方もない力に翻弄され臨界点が迫る。
巨大な廃墟の緊張は頂点に達し瓦解し、
アキラを巡る壮大な物語は幕を閉じる。{/netabare}

どこまでも色褪せないSFアニメの金字塔。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 67

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

祝!2020年東京オリンピック

世界的にAKIRAって有名ですよね 何度かTVでやってたのを思い出します
主人公の名前がアキラで超能力者と思いきや・・・でもそう思ったの私だけじゃないですよね?

1982年に東京は爆弾で?壊滅するも2020年オリンピックに向けて開発が進んでる設定・・・
え!?2020年オリンピックって・・・リアルすぎる!
88年の映画ですけど、すでに東京オリンピックを予言していたのか・・・

超能力バトル系といえばそうだけど、AKIRA君の悲しみというか憤りをもっと出せばいいのに
声優に子役を使った子供役もなんか正直イマイチ・・・

でも見所はたくさんあると思います
革新的なバイクなんか未来を感じさせますよね

皆さんも今一度AKIRAを見てみませんか^^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 55

文葉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

感想

アニマックスで一度視聴するも、残酷なグロシーンが耐えられなくて一度断念
その後、半年くらい空いてから再度気になり視聴

冒頭のバイクシーンが記憶に残ってます あのBGMが頭から離れない・・
作画の書き込み量(背景も半端なく凄い)が凄まじくって動きも滑らかで凄い
海外ウケが良いのも納得です このサイバーパンクな世界観がハマると抜け出せそうにないですね

原作を読んでいないので、ストーリーが理解しづらかったです
友人によると「原作の漫画見たほうがわかりやすい」というので機会があれば読んでみたいですが、やっぱり残酷なグロシーンが多いのでもう一度見るには勇気がいるというか「ピーキーすぎてお前には無理だよ」と、言われてしまいそうです

投稿 : 2024/05/11
♥ : 52

73.6 8 SFで漫画原作なアニメランキング8位
最終兵器彼女(TVアニメ動画)

2002年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (759)
4673人が棚に入れました
北海道の田舎町で暮らすシュウジとちせ。
ちせは以前から興味を持っていたシュウジに度胸試しとして告白、そのぎこちない交際は交換日記から始まった。
そんなある日、謎の敵に札幌市が空襲される。攻撃から逃げるシュウジが見た物、それは腕を巨大な武器に変え、背から鋼鉄の羽根を生やした兵器と化して敵と戦うちせの姿であった。
国籍不明の軍隊との戦争が激化していくにつれちせは兵器としての性能が向上していくが、故障をきっかけに肉体も精神も人間とは程遠いものとなってしまった。
二人のクラスメイトのアツシは、以前から想いを寄せていたアケミを守る為に自衛隊に入隊。戦場へ赴いていた。
TVアニメオリジナルエピソードで、ちせの親友四人組の一人のゆかりは自警団の白人兵狩りに参加。銃を持ってタケの仇を討つ為、山狩りへ向かう。
そんな中、アケミは大地震に巻き込まれて大怪我をし、シュウジの目の前で死んでしまう。歪んでいく日常。シュウジは再度姿を見せたちせを連れて町を出るが…。

声優・キャラクター
石母田史朗、折笠富美子、三木眞一郎、伊藤美紀
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世界スケールの「主観体験」

原作既読。

バトル……ではなく、恋愛ものです。
世界観は地球規模と、とてつもなく大きいです。

それだけスケールの大きな話なのに、わかるのは、自分の恋人のことだけ。
それも断片的なものです。

何か大変なことが起こっているのはわかる。
いつの間にか、どこか遠く、見えないところで変わっていく恋人。
しかし主人公にできるのは、そんな彼女を見守り、声をかけ続けることだけ。

つまり、主人公が見えている世界≒視聴者が見えている世界、主人公ができること≒視聴者ができること、というわけです。

そういう「主観体験」ができるお話です。
そこが最終兵器彼女の最大の魅力だと思っています。


その魅力を引き出す替わりに捨てたのが、世界観の説明や事件の解決。
よく「セカイ系」とカテゴライズされますが、誰にもどうしようもない、ほとんど選択肢のない状況であるため、主人公や身の回りの人間の行動が世界の運命を左右する「セカイ系」とは少し違う気がします。

残された少ない時間の中で、少しずつはぐくんでいく、「純愛ストーリー」として捉えるのがいいのではないでしょうか。

したがって、大きくストーリーを追ったり謎を解明しようとするのではなく、シュウジ≒自分と、ヒロインちせ、サブキャラクターの感情変化に注目して視聴すると楽しめると思います。

正直、サブキャラクターも出さなくてよかった気がするんですが……そこは、視聴者の分身の一部だと考えましょう。

{netabare}
気になる結末。
最終的にどうなったのか、それは視聴者の想像におまかせといったところ……{netabare}と言いたいのですが、実は世界は滅びていないんです。
生き残った人々の話を描いた「スター★チャイルド」という読み切りの漫画が存在します。
「地球はもうだめ」と言い切ったちせは、最後の最後まで、「かわいいけど……ノロい」だったんですね。{/netabare}
{/netabare}

……あ、実写映画版は正直全然違う話なので、原作やアニメと切り離して考えてください。

趣旨をはき違えている気がします。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 59

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

何もかもが曖昧でも 何もかも 正しい

鬱アニメとして
必ずあがるこの作品。


はるか前に、漫画で読んだのですが、

その頃の私は…心が爛れていたのでしょうか?(笑)
特に何も感じなかった…ので

ずっとスルーしてました。


縁あって視聴。

…びっくりしました。


ファンタジー(AI)、戦争、高校生の恋愛、生死観。


異なる要素が
巧く絡み合って、もうひとつの『現実』を見た気がします。

(某、東京大震災のアニメがありますが、この作品の方がよっぽどリアルだと感じました。)



どんどん兵器化していく、ちせちゃん。

その姿に
恐怖を感じてゆく、シュウジ。

その恐怖から逃れたいためか、他の女性に安息を求め、余計に罪悪を感じる、

誰にでもある、現実からの逃避、負の連鎖。



自分に
何ができるのか、何をしたら良いのか、解らず苦悩するシュウジ。


一方、親友のアツシは、『好きな人を護るため』軍に入ることを志願します。


その時
シュウジがアツシに言った言葉は、とても重く、心に残りました。

戦争は
死にに行くのではない、人を殺しにいく事だ…



恥ずかしながら私にはない考えだったので。



戦争で、震災で、最期をむかえる人達
無念を残して 涙を流しながら…



どうも、ひっかかったのは
ちせちゃんの親友の アケミの行動。

彼女はズルい と思う私は、間違ってるのかな?


私は
拗れた(?)女性の気持ちに鈍感なんですよ…



ラストに向かっての流れはとても好きでした。

最愛の人と
二人だけの生活。。憧れます。

ちせちゃんとシュウジの蜜月は
とても短く…切なくて切なくて。




観て本当に良かった。
一人でも多くの方に観て頂きたい作品です。

きっと何かを得られるはずです





観るきっかけをくれた、貴方に、感謝とお礼を。



ありがとう。



後日

原作読み直しました。
素晴らしい、の一言に尽きる!

ぜひ、原作も読んでください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 48
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

兵器となった少女の恋物語

まず、予備知識がない場合、
タイトルに最終兵器とあるとつい戦闘モノかと
勘違いしてしまいそうですが、この作品のジャンルを挙げるなら、
恋愛モノに区別される作品だと思う。
しかも、数々の障害を乗り越えながらの純愛。

最終兵器とされた装備を持つ女子高生、チセ。
彼女から慕われ、つきあい始めてあらためて恋していくシュウジ。

舞台は北海道。現代のお話だが携帯電話は使われず、
公衆電話やポケベルが懐かしい。それに交換日記も。

絶大な力を持つ兵器である彼女に内心、恐怖感を持ちつつも、
なんとか1人の女の子として受け入れようとするシュウジと、
彼の心のうちを察しながらも、兵器として成長していき、
人間であることを維持できなくなっていきながら
戦争に矛盾を感じて苦しむチセ。
そんな2人をあおるかのように、戦火は激しくなっていき、
やがて世界は、二人の行く末は・・・という物語。

繰り返し出てくる彼女の口癖「ごめんね」と、
軍の人間やシュウジが使う「仕方ない」という言葉が
さまざまなことを揶揄しているようで、すごく印象に残った。

しかし、観ながらツッコミ入れてしまう部分は多々あった。
戦闘で必ず破れる学校の制服や私服が、翌日はきれいに直ってるとかね・・

でも最初に書いたように、戦闘モノではないので、
そのあたりのリアリティは追求しない方向で^^;

そして、あえて戦闘シーンも、戦争になった理由も、
戦っている相手国がどこなのか、軍での詳しい背景なども、
ほとんど描かれることはなく、あくまでも2人の恋愛と、
彼らを取りまく周囲の同級生たちを繊細に描いているので、
観るものにすごく想像させる作品といえる。

戦闘シーンを極力抑えることで、
戦闘は決してカッコいいものという位置づけをせず、
シュウジのセリフにもあったが、
{netabare}
「戦争に行くってことは、誰かを守りたいとか綺麗ごとじゃなく
誰かを殺さなきゃなんねぇってことだべ!」と。
{/netabare}
シュウジ視点中心のこの作品では、
このセリフがストレートなテーマだったのかもしれない。

でもチセは、上官のテツに「なぜ戦う、なぜ殺すんだ」と問われ、
{netabare}
「生きたいから。恋をしていれば人間でしょ?」と。{/netabare}

そんな彼女にこの後投げかけるテツのセリフ、
ここでは書けないが、とても共感できるものだった。

男の脆さ、女の弱さ。男と女。
人間の脆さと強さ、そしてその先にある残酷さ。
守るということの意味を考えさせられる。

それでも、ラストは・・・
個人的にはモヤモヤとしたものが残ってしまった。
原作、実写映画、アニメ、それぞれエンディングは違うそうで、
原作を未読だからなのかもしれない。
もう少し納得したかった、というのが正直なところ。

ちなみに、自分としては、主人公の2人よりも、
上官のテツや、シュウジの幼馴染で、彼に長い間片想い
していたアケミへのほうが、とても感情移入できた。

それと、この作品・・・OVAのほうでは
本編で描かれていなかった背景のさまざまなことや、
観ながら感じた謎が解けるので、
こちらを観終えた後、あわせて観るのがおススメ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 43

75.4 9 SFで漫画原作なアニメランキング9位
シドニアの騎士 第九惑星戦役(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (847)
4514人が棚に入れました
太陽系滅亡から千年、地下から現れた少年に、人類の希望が託された。
対話不能の異生物・奇居子(ガウナ)に太陽系を破壊されて千年。脱出した人類の一部は、巨大な宇宙船シドニアで、繁殖しながら宇宙を旅していた。生まれてから地下でひっそりと暮らしていた少年・谷風長道は、衛人(モリト)と呼ばれる大型兵器の訓練生となり、歴史的名機・継衛(ツグモリ)の操縦士となる。長未知が初めて異性を意識した少女、星白閑。初めて友達となった男でも女でもない人間、科戸瀬イザナ。長道の能力に嫉妬を覚える岐神海苔夫。寮を取り仕切るクマ型の寮母、ヒ山ララァ。宇宙船シドニアにおける”日常”の生活―恋、喧嘩、仲間との会話は明日も続くはずだった。再び奇居子(ガウナ)が現れるまでは…。
100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は、何を選択するのか?
人類の存亡をかけた戦いが今、始まる―。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、佐倉綾音、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、本田貴子、鳥海浩輔、阪脩
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

さよならシドニア

弐瓶勉×ポリゴンピクチュアズ。

2期では日常パートを増やし、
キャラの感情や背景に焦点を当てた。
ラブコメ要素が増え、
物語に感情移入がし易くなった。
シリアスな作品だけに、
シュールな笑いが余計に笑える。
音響効果は変わらず凄い。

白羽衣つむぎの登場。
{netabare}人類とエナの融合個体。{/netabare}
旧約聖書の怪物、まるでリヴァイアサンだ。
獅子奮迅の活躍でしょう。
デザインがいい、声もいい。
まさかピンク色の胞手に萌えるなんて。
不思議な体験、やはり愛嬌なのかな。

狂科学者落合の登場。
シドニアを蝕む悪意。
種という概念からの解放。

原作では大シュガフ船(ガウナの母船)との、
激しい戦闘で幕を下ろしましたが、
{netabare}アニメでは因縁ある「紅天蛾」との、
最後を盛り上げる迫真の戦闘がクライマックス。{/netabare}
11話は驚愕、驚くほど動く動く。
{netabare}そしてエナ星白との邂逅。{/netabare}

傑作SFアニメの称号は揺るぎません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 81

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

正妻戦争

『シドニアの騎士』の2期目作品。
人類が住める環境のある惑星を探し続けているシドニアという巨大な宇宙船。
ガウナと呼ばれている謎の生命体と戦い続けながら、航海は続いているのであった。

たしかに戦闘シーンなどは迫力がありますが、それよりも日常生活を描いたシーンが多かったように思えます。
例えば、谷風をめぐる女の戦い。
衛人操縦士のイザナ、司令補の緑川、外見はガウナのようなツムギの3すくみで谷風を奪い合っているような感じでしょうか。
一番分かりやすいシーンとしては谷風の引越し先での生活でしょう。

ツムギと会う事を簡単にするために引越した谷風達。
谷風が引っ越すにあたり1人連れて行っていいという事でイザナ、
始めは嫉妬心かもしれませんが話の流れで谷風達と同居するようになった緑川、
ツムギを含めて 全員、谷風に好意を持っていると考えていいでしょう。
谷風自身が誰を選ぶのかは、まだ先の話。

前作でメインヒロインだった星白がいたら谷風の本命が分かりやすいのですが、
ガウナがエナで再現した星白から作られたツムギでは外見が全く違います。
ただ谷風はツムギに甘いところがあるので、星白の面影をツムギに対して持っているのかもしれません。

ヒロインが触手を使う存在となるのは稀有な事。
他のヒロイン2人も それぞれ魅力的。
戦闘シーンがメインだという人もいると思いますが、自分は船内の日常生活をメインに視聴していました。

人類の未来も気になりますが、誰が谷風とカップルになるのか新しくストーリーに加わりました。
作品の魅力を感じる箇所は人それぞれ。
まだまだガウナやシドニアの人間関係など解明されていない事が多いです。
(千秋郷へ行った目的も自分には分かりませんでした。)
ベニスズメとツムギ&谷風の戦闘シーンは迫力満点。
戦闘シーンや日常生活などでメリハリが付き、色々な楽しみ方ができるようになっている作品でした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 51
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

衛り継ぐ愛と 輝け命 果敢に進む我等 シドニアの騎士

タイトルはOPのサビの一部ですが、作画と歌詞が好きだったのでタイトルにしました^^

原作未読 全12話

シドニアの騎士の2期です。1期から観ることをオススメします^^

謎の生命体の奇居子(ガウナ)の脅威に脅かされる人類、地球をガウナに滅ぼされた人類は宇宙船を建造し地球を脱出しました。その脱出した中の1つの船である「シドニア」で、衛人(人型戦闘機)に乗って戦う主人公の谷風 長道(たにかぜ ながて)を中心に、仲間たちとのコミカルな日常やガウナとの戦闘を描いた作品です。

圧倒的なガウナとの戦闘シーンと裏に渦巻く野望と、日常のラブコメの部分がうまく調和していてバランスのとれた作品です。

今回はちょっとラブコメ度の部分が多かった感じがします。長道、相変わらず鈍感過ぎですねw 

凄い新キャラも登場します。{netabare}(白羽衣 つむぎ){/netabare}見た目と違って可愛かったですね~{netabare}(キュキュ小つむぎw){/netabare}

終盤のサブタイトルとなっている第九惑星戦は、通常の宇宙戦とはまた違った攻防があって面白かったですね。

第九惑星戦を1つの区切りとして終わっています。まだまだ伏線は全然回収されていませんので続きを是非観たいです。

ほとんどがCGなので、多少違和感あるかもしれません。でもキャラの表情にも工夫されていたし、バトルもCGならではの迫力のある映像が観れます。

何より魅力的なキャラが多く出ていますね。

上記に書いたようにシリアスとコミカルなところが上手くバランスの取れた作品なので、バトルが嫌いではなければ是非みてくださいね。オススメです^^

OP 1期が軍歌みたいな曲調でしたが、今回は曲のタイトル「騎士行進曲」とおり行進曲みたいな曲調となっていますね。angelaさんが歌ってます。
{netabare}最終話のEDは1期のOP曲と1期・2期の映像が流れていましたが、懐かしさとともに暫くは続きがない(またはアニメ版はこれで終わり)ような寂しさを感じました。{/netabare}

最後に、OPにも使われましたが、掌位(衛人やキャラたちが集まり手をクロスしてつなぐ)のシーンは大好きですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 50

67.0 10 SFで漫画原作なアニメランキング10位
ワールドトリガー(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (555)
2918人が棚に入れました
異次元からの侵略者「近界民」の脅威にさらされている三門市。そこに住む少し正義感の強い中学生・三雲修は、謎の転校生・空閑遊真と出会う。遊真の行動に振り回される修の運命は!? 最新型SFアクション!

声優・キャラクター
村中知、梶裕貴、田村奈央、中村悠一、田中秀幸、岡本信彦、福山潤、釘宮理恵、前野智昭、花澤香菜、森田成一、草尾毅、藤原啓治、石川界人、緑川光、佐々木望、小堀友里絵、柳田淳一、古川登志夫、島﨑信長、中博史
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いつかまた続きをやってくれるといいね

☆☆☆視聴開始時レビュー☆☆☆

週刊少年ジャンプ連載中の作品です
原作者の葦原大介はこの作品の前に
「賢い犬リリエンタール」でジャンプに連載を持っていましたが
半年ほどで打ち切りの憂き目にあい商業的にも散々な結果に終わりました
しかしジャンプがメインの購買層としているようなライトな層ではなく
コアな漫画通たちの間ではかなり話題になった作品でもありました
ちょっとファンタジックな世界観ととぼけた登場人物(および犬?)たちが
ドタバタコメディを繰り広げる中で
ときおりドキッとするような深いセリフが出てきたり
「大人も楽しめる子供向け童話」というような感じでした
私も大好きだったんですが応援すると同時に
これはジャンプで人気が出すのは無理なタイプの漫画で
おそらく長くは続けられないだろうなぁと薄々感じていました

ワールドトリガーでもそのどこか達観したような独特の人生観は
セリフの端々などに息づいてはいるのですが
作品自体はこれぞまさに少年ジャンプと言わんばかりの王道異能バトル
一般受けする形にうまく修正してきたとも取れますが
私には持ち味を殺して消費者にすり寄ったようにしか見えません
元々持っていたオンリーワンの一番魅力的な部分が損なわれて
典型的な量産品に成り下がった感じ
それでも十分に面白いとは思うのですが
熱狂的信者がつくような国民的漫画が並ぶ
天下の週刊少年ジャンプにおいてはせいぜい中堅レベルの人気です
それがなぜこんなに早くアニメ化されたのか不思議でなりません

最近TVアニメ化された、あるいは予定されているジャンプ作品をまとめてみました
         TVアニメ開始 原作スタート
ニセコイ     2014年1月  2011年48号
ハイキュー    2014年4月  2012年12号
暗殺教室     2015年1月  2012年31号
食戟のソーマ   2015年4月  2012年52号
ワールドトリガー 2014年10月  2013年11号

どの作品もきれいに2年と少しでアニメ化されている中
ワールドトリガーだけ1年半ほどでアニメ化されています
暗殺教室・食戟のソーマよりも後に開始されたにもかかわらず
その2作品より先にアニメ化を果たしています
爆発的な反響を呼んでジャンプの看板になりつつある暗殺・ソーマに比べると
ワールドトリガーは内容も売り上げもだいぶ地味
それがいったいなぜ先輩を押しのけてアニメ化されたのか?
……だれか知ってる人が居たら教えてください

ちなみに連載の方も読み続けているんですが
ボーダー隊員(あるいはネイバー)が増えすぎて
しかもいまいち少年たちの書き分けが上手くいってないため
顔と名前と能力が覚えきれなくなりつつあります

そんなわけでアニメは復習も兼ねて視聴している程度でして
今後のクオリティ次第ではアニメは切ってしまうかもわからない
でもなんとか時間が取れるなら完走するかもしれない
ワールドトリガーだけにまさにそんな境界(ボーダー)なかんじの作品です

☆☆☆おまけ(2015年10月4日追記)☆☆☆

{netabare}本日放送分からOPが変わり
ラブライブ!西木野真姫役のPileちゃんが歌っています
という事で久しぶりに日曜に早起きしてリアルタイム視聴しましたが
いつもAパート終わりにOP流すワートリですが
BパートどころかCパートが終わるまで引っ張って
最後の最後にOP流して締めやがりました
6:20から待機してたのにOP流れるのが6:55ってwww
話の内容的にも1話完結のオリ回だし
完全にPile様聴きに来た層を一人でも引き込もうという狙いですね
まんまとやられましたよ!{/netabare}

☆☆☆(2016年2月2日追記)☆☆☆

しばらくアニオリやってましたが
ようやく本編との合流を果たしましたので
アニオリ部分に関して雑感を書き留めておこうと思います

シナリオはワールドトリガーとしてみると
大分物足りない部分が多かったと思います
ただし放送時間帯からして完全に子供向けなので
ある程度仕方ないのかなぁという気もします
特にバトルシーンはオリ回以外もあまり面白くないですが
オリ回に間はいつも以上に単調な力押しが多く
爆発シーンでそれを誤魔化すだけの
天啓的な子供だましという感じになってしまっています

ストーリー展開は{netabare}リリスが人型トリオン兵なのを
子供でも分かりやすいようになのか知りませんが
かなり雑にヒントを撒いてバレバレの状態にしつつ
そっちに注意をひきつけておいたことで
その裏でうまくもう一人の人型トリオン兵を隠していたのは
なかなかうまくやっていたなぁと素直に評価できるんですが
そこくらいしか見どころが無かったかなぁ
{/netabare}

オリキャラに関しては{netabare}ゼノとリリスが結局最後まで好きになれませんでした
主人公チームが年齢の割に大人な考え方をする子たちなので
バランスを取る意味でも
子供っぽい思考ルーチンのキャラを増やすのは
間違っていないのかもしれません
でもそれを魅力的に描けるかどうかというのは
また別の問題なんですよね・・・
お子様向けアニメだから幼稚なキャラのほうが受けるだろう
くらいの感覚でやってるなら
ちょっと子供を舐め過ぎだと思います

どちらかというとギーヴとカロンの方が
キャラとしては面白かったように思います
人型トリオンだとネタバレした後のギーヴが
時折見せるトリオン兵らしからぬ人間的な行動と
収支おどけた口調のまま
サポート用の自立トリオン兵から
綺麗にラスボス的位置づけに収まったカロン
二人はその末路まで含めて
なかなか良い描かれ方をしていました{/netabare}

全体的にはパッとしない出来だったんですが
第60話:陽太郎の冒険
はなかなか良いオリ回でした
ぱいちゃんが歌だけでなく声も当ててる!
とかそういう理由ではありません(笑)

陽太郎はワールドトリガーという作品の中で
賢い犬リリエンタールの頃の葦原大介の作風が
もっとも色濃く出ているキャラだと思います
そんな陽太郎の魅力をとてもよく引きだせているのが
あの回だったと思います
あの回が面白いと感じた人は
リリエンタールを読んでみると幸せになれるかも?

☆☆☆最後まで観終って☆☆☆

最終話Cパートが無ければ終わったことに気が付かないくらい
おもいっきりぶつぎりエンドでした・・・

少年ジャンプ連載中の原作に追いつきかけて
場しのぎ的にアニオリを挟んで続けようとするも
アニオリが不評で視聴率が急降下
原作準拠に戻っても長く続かず
そのまま話の決着はつけずに打ち切りとなり
事情なんか知らないメインターゲットの子供たちが絶望した
そんなアニメが大昔にもありました

その名もダイの大冒険・・・

幼かった頃の私が味わったのと同じ悲しみを
今の子供たちが味わっているのかも知れない(--;
上の方でも書いておいたけど
この作品はアニメ化までが異常に短かったから
原作ストックが尽きるまでも短かったように思います

ワートリが終わった枠で別のアニメが始まるなら
しばらくしたらワートリ2期のターンが期待できそうですが
アニメ以外の枠になってしまうようなので
こうなると2期は厳しいかもしれないなぁ・・・

そもそもこのアニメは途中から見ると
人間関係把握するのがスゴイ大変だから
数年経ってから再開しようとしても
1期を見ていた子供たちは
小さい子は既に覚えていないだろうし
大きい子は朝アニメを卒業している可能性が・・・

そんなわけで
2期はすごくやりにくそうな気がしますが
2期やってくれたら引き続き観ていこうと思います

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

原作は、ようやく連載再開ですね・・・

週刊少年ジャンプは40年近い愛読書です(笑)。

この作品も、連載開始当初から楽しく拝見していたのですが・・・。
2016年より、現在休載中。
2018年10月29日発売の48号で連載再開。
5話掲載した後に『ジャンプスクエア』に移籍。 (ええっ!月刊誌か・・・)

まあ、楽しみな反面、少々残念な感じも・・・。(笑)

という訳で、この作品も、少々おかしな終わり方をしています。
これは、原作の都合なので、致し方ないと思います。
できたら、アニオリを挟むのではなく、オリジナルの区切りの良いところで一旦終わって貰いたかったかな?

登場人物が個性豊かで、とてもお気に入りな作品のひとつです。
主人公周りの千佳ちゃん、桐絵ちゃん、栞ちゃんをはじめ、女性陣がとても可愛い作品でもあります。(笑)

アニオリのくだりになってからは、かなり魅力が減速します・・・。
無理に73話もする必要があったのかな?って感じです。

声優さんが豪華な作品でもあります。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 29

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

2015年今のところ最高→2016年も最高

アニメが大規模侵攻始まった段階での評価
原作単行本10巻まで読了

原作が面白いからなんだろうけど2015年一番面白いアニメ。
最初原作読まずに1話見たとき、なんだこれふざけんな!って思った。
作画ひどいし(原作に忠実なだけだった)、話の内容はチープ(実はだんだん良くなっていく)だし。。。

でも惰性で見てたら毎週楽しみになってきてもう止まらない。
きっと大規模侵攻完了時点で一旦終わるんだろう。

73話観終わって
なんだかんだ2015~2016にかけて一番面白かったわ。
原作が面白かったってのもあるけど、漫画よりアニメの方が良かった稀有な例。
最初は何だこのやっつけなアニメは!と思ったが、実は原作もそんな感じだった。
正直主人公が周りに埋もれちゃってるけどそれがまたいい。


オリジナル部分だけが蛇足。


総評:絶対見るべき

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23

71.2 11 SFで漫画原作なアニメランキング11位
トライガン [TRIGUN](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (320)
2267人が棚に入れました
砂だらけの荒涼たる大地、容赦無く照りつける二重恒星からの日差し……ここは5つの月を従えた砂漠の星。人々は荒れた大地にしがみつき、血と汗で大地を湿らせながら細々と生きている。そのささやかな暮らしも、荒くれどもが銃をぶっ放して台無しにすることもある……ここはそんな世界。その過酷な世界に1人、赤いコートにトンガった金髪の、トラブルメーカーがいた。名をヴァッシュ・ザ・スタンピードという。彼は荒涼としたこの世界を放浪しながら、何かを探している。分かっているのは彼が凄腕のガンマンで、とてつもなくタフで、そして、筋金入りの平和主義者だということ。気のいい青年だが余りの傍迷惑ぶりに、付いた渾名が「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」。とうとう局地災害指定を受ける羽目になった彼には、保険会社からお目付け役が派遣される始末。しかし、彼には幾つもの秘密と、胸に秘めた決意があった。

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おおらか晴天活劇

原作・内藤泰弘、監督・西村聡、脚本・黒田洋介

これも楽しいアニメだったなぁ。
ガンアクションだけど主人公がヘラヘラして柔和、お人好しでお調子者で悟られない器用さがあって腕の立つ奴。だけど実は背負ってるものはデカイぜという格好良さげな設定。
人を殺さずも通った街は何故か破壊してしまう「人間台風」ヴァッシュ・ザ・スタンピードの活劇珍道中と、彼を追う保険屋さんの女の子2人組。

女の子がでかいのとちっこいのがいて、ちっこいのが鶴ひろみさんで世話焼きお姉さんぽさがステキ。
でかいのは雪乃五月さんでおっとりマイペースで和ませられます。

全体に漂うB級感がまた応援したい気持ちを促します。
アクションフィギュアのような設定の、ゴテゴテしたギミックの悪者が多く。
90年代テイストで、今観ると荒い…いや当時観ててもザックリした作画やアイキャッチのやっつけ感やエンディングの音階の危うさは何なんだという気持ちはあったっけ。

しかし何というか気性がおおらかで良いんです。
クライマックス部分では少年漫画のような熱さもあり。
「…なら仕切り直せばいいだろ!
未来への切符は、いつも白紙なんだ。」

基本、人の善い話です。
乾いた大地に繰り広げられる人情味あるガンアクション。
晴天ばかりでうらやましい。今の季節特に。

原作は途中からシリアスみが深くなって…そういえば続きの「トライガンマキシマム」最後の方まで読んでいませんでした。
でも心の中にこの作品は住んでるんだ!
うん、原作今更読みたくなってきたぞ(`・_・´)



劇場版は絵がキレイ。
のびのび動くお馴染みのキャラにお馴染みの声。
動きに重心を感じるわ、冒頭の殴られるシーンがちゃんと殴られてるみたいだわ、これがテレビ番から10年後の世界か、と。

ハリウッドアクション映画のようなベタな展開ではありますが

たくさんの人物が入り乱れての、音と動きのアクションの切り替わりが爽快。会話の飄々さも、テレビ版でこなした分上手くなってた気がします。

でも劇場版のキレイなの観た後でも、こちらのテレビ版のザックリした雰囲気も嫌いじゃないです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 32
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

極悪人を許す行為と殺す行為 どちらが正義か悩み葛藤する物語

この物語はガンアクションがありますが、とても温かい内容です。

主人公のヴァッシュ・ザ・スタンピードは、最強と噂される凄腕ガンマンです。
だが彼は平和主義者で、どんな時でも人を殺しません。

不殺の信念を貫く彼は、全身のいたるところに生傷が絶えません。
ときには激しい怒りを感じ、悔しい思いもします。
それでも彼は、自分の信念を捨てることはありません。

私だったら、こんなに体が傷つけられて悔しい思いをするのには耐えられません。
きっと不殺の信念を捨てるでしょう。

ところで、どんな極悪人でも決して殺さない彼の判断は、周りの人をも不幸にしていきます。
なぜならば、彼の行く先で、必ず彼に挑戦し名を上げようとするならず者が現れ、
そのあおりを受けて周りの人が傷ついたり死んだりするためです。

だから彼には「人間台風(ヒューマノイド・タイフーン)」というあだ名がつき、彼が通った場所は局地災害指定となります。
しかも彼には600億$$の賞金がかけられます。


ヴァッシュは、3人の仲間(?)と一緒に旅をします。
一人は小柄な女性のメリル・ストライフ。もう一人は大柄な女性のミリィ・トンプソン。
彼女ら二人は、保険協会の災害調査員です。ヴァッシュが事件に巻き込まれ「災害」が発生した際の査定をします。
もう一人は牧師のニコラス・D・ウルフウッドです。

みんなとても温かく、ヴァッシュは3人を信頼し、仲間だと思っています。
だがウルフウッドの本当の目的は、{netabare}ヴァッシュを葬ることでした。{/netabare}

ウルフウッドは牧師ですが、極悪人を平気で殺します。
そうすることで、多くの人を救える確信を、彼は持っています。
実際に、その判断のおかげで、ヴァッシュたちが救われたこともあります。
ウルフウッドの強烈な魅力に、私は圧倒されました。


ウルフウッドの信念とヴァッシュの信念とが異なるところが見ものです。
どちらが牧師なのか、疑ってしまいます(^_^;)

まだ見られていない人は、この物語を見て、おおいに心を葛藤させてください。
きっと心に残る物語となるでしょう。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

西部劇(ちょっとSF入り)

叩かれ、陥れられ、傷つけられ、不当に濡れ衣を着せられても、やさぐれず己の信じる正義を頑なに貫く主人公。
普段はトボけて優しくお人好し。それでいて、戦闘になるとめっぽう強い主人公というのは手堅い一種のテンプレート。今時は流行らないですが、愛嬌があって感情移入の対象としては抜群です。
そんな主人公を取り巻く、ガンアクション活劇。
SFも入ってます。


メインストーリーは、主人公の過去にまつわる謎解き、そして復讐劇。
十字架を背負わされながらも、人間の善意を信じている主人公ですが、旅から旅への行く先々で、過去のしがらみまつわる事件に関わってしまいます。
大抵、ヒドイ目や悲しい目に遭うのですが、苦笑してその運命を受け容れる。
ひょうきんなキャラクターの裏に漂う哀愁と彼をそうさせる信念の強さが本作の軸。
一見、コメディ風にみえますが、話自体はシリアスで重いです。

90年代の作品なので、キャラデザ、作画の古臭さは否めません。
ガンアクションとしては、多少大げさで荒唐無稽なところはありますがバトルはそれなりに面白い。
SF設定や物語としては、可も無く不可もなく。微妙に恋愛要素もありますが申し訳程度です。
やはり見せ場はヒューマンドラマ部分。
痛々しくもいつか報われる日がくるんじゃないか、と感情移入しながら見るものではないでしょうか?


西部劇風ガンアクション+哀愁物語。
こういうジャンルがお好きな方にはオススメできます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

64.9 12 SFで漫画原作なアニメランキング12位
鉄腕バーディー DECODE(TVアニメ動画)

2008年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (302)
1705人が棚に入れました
謎の古代兵器「リュンカ」の強奪犯を追って未開の惑星、地球にやってきた連邦警察のアルタ人女性捜査官バーディー・シフォン=アルティラは、犯人を探し出すためグラビアアイドル有田しおんとして活動していた。そしてついに犯人を探し出すが、追いつめる中で誤って地球人の高校生千川つとむを殺してしまう。地球よりも進んだ連邦の技術を使ってつとむの体は修復されることとなるが修復には時間が必要であり、その間の措置としてつとむの意識はバーディーの体に移され、バーディーとつとむは1つの体に2人の意識が存在する「二心同体」となる。その後なんとか犯人を倒したバーディーであったが、その代償として長年のバディ(相棒)であったロボットのテュートを失い、リュンカの手がかりも失う。

声優・キャラクター
千葉紗子、入野自由、伊藤かな恵、藤原啓治、坂本真綾、鈴村健一、名塚佳織、石塚運昇、青山穣、若本規夫

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ざーんねん、私には効かないよ?でも、痛いんだからねっ!

ゆうきまさみ 原作、赤根和樹 監督、りょーちも キャラデザ

やっぱり つよいおなごが観たくて…

全身にシール貼っただけ?みたいな半裸な衣装が、身軽なような落ち着かないような宇宙人のバーディ姐さん。
意に返さないのんきなお姉さん声が素敵です。
普段は地球人として芸能活動。
とあることから、高校生と身体を同居させての、入れ替わり立ち替わりな生活を送ることに。

二人二脚なバーディたちが宇宙人の暗躍する事件を追う一方…
事故で一命をとりとめたクラスメイトの女の子には、ヒタヒタと異変が食い込みつつあった…


バーディは強いけど、マイペースでソフトな感じですね。超速な働きで動けるわりには、性格があんまり生き急いでないというか。
ビール缶差し出されると、ンぐぐ、じゃあ予定あったけどいただいちゃおっかなー、とか、地球の風呂は最高じゃあ〜、と入浴時は必ず身体を交代させたり。
主人公くんもソフトで…
不思議な組み合わせです。
恋愛関係ではなく保護者でもなく、姉弟?より他人行儀で、友達ほど共通項もない、不思議な同居人。
二人揃うとアッサリ草食な感じなので、周りのキャラがワイワイ絡んでいじってくれた方が活気付く。

高校生たちがくんずほぐれつ廃墟探索の合宿に行くところなどワクワクしてしまいます。


バーディたち捜査官、
やたらと人形を並べてなにやら研究している地球人たち、
トリックスターめいた神出鬼没な宇宙人、
和気藹々と冒険を企む高校生たち、
うだつの上がらないジャーナリストのOB、
…各々の立場で追っていたエピソードが、中盤から次第に重なり合っていく様子には、先を観たい欲求を次々刺激されました。
いかにも少年漫画的なオーソドックスな侵略もののお話だとは思うんですが、謎をつま弾くエピソードの配置や、少女に思いを懸ける主人公の様子、バーディが主人公を配慮しようとする心の動きが丁寧で。

アクションシーンは、バーディとマリオネットとの闘いに観入りました。
ゴスロリ服がずるむけになって童女なマネキン素体があらわになったり…髪引きちぎったり背骨から叩きつけたりして、ぎったんぎったんなキャットファイト。


11話にさしかかって、主人公の逃避行が可愛く切なくて、もっと観ていたかったのに…展開が早かったです。
なかなか、あと味ほろ苦爽やかな青春なお話でありました。

バーディの乗る、イルカ型宇宙船の動きと音がキュートでした。


引き続き二期もみてみます。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 31
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

無難に面白い。

内容としては、宇宙捜査官バーディーと地球人の高校生つとむが、
とある事情から、二心同体の共同生活を送る事になるってお話。
SFアクション+恋愛って感じの作品。全13話です。

ストーリーは、複雑な話とか特に無くて分かりやすい内容でした。
まぁ単純で展開読めるけど、手堅い感じで良かったと思いますw

最終話もキレイな終わり方だったし、1クールで結構まとまってましたしね。
全体的にしっかりした感じなので、安心して見れる作品だと思います。

内容的にも軽めで見やすいで、興味のある方は見てみても良いと思いますw

個人的には、1期より2期の方がシリアスな場面が多くて面白かったので、
1期楽しめた人には2期もオススメです!!

{netabare}
ただ、直接的な描写は無いけど、かなり人死んでるんですよね...
人がいっぱい死んでるのに、そこ放置で終わるのかな!?なんのフォローも無いのかな!?
って思ったんですが、2期見るとストーリーにしっかり反映されてるんですね。
なんか少し安心しましたw{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

エロい宇宙人の女性特務官と二心同体 でも萌えよりSF 優等生アニメ

2008年に放送されたゆうきまさみ原作のSFアニメ 2度目のアニメ化となる

1度目はマッドハウス制作川尻義昭監督のOVA全4話で、当時発表されていたゆうきまさみのコミックに準じた内容
今回はA-1Pictures制作 「天空のエスカフローネ」や「ノエイン」の赤根和樹が監督
10年以上の月日が経ったことで、声優をはじめスタッフはすべて変わっている
DECODEのストーリーはアニメオリジナルで、赤根などの制作側が提案し、ゆうきまさみと協議で決定した
このため、アニメは2期制作完結ストーリーとなった

A-1Picturesは2005年に設立した新興アニメ制作会社で、「おおきく振りかぶって」が好評ではあったが、この時点では模索中であり、この鉄腕バーディの制作がその後のありようの決め手になったと思われる

さて、このストーリーであるが女性型宇宙人との二心同体を余儀なくされた、主人公「千川つとむ」が星間規模の事件に巻き込まれていくというもので、エロい女性に変身するのだが、らんま1/2のようなギャグ、または心と性の揺れを期待すると肩透かしを食らう これは普通のSF冒険活劇として認識するべきもの 女性の時は主に宇宙人側の意識
多少は女体化エロ展開もあるが非常にノンケであまり深い意味もない

OVDと比べてもオリジナルストーリーは成功したと言え、宇宙を感じられる良質なSFストーリーとして破たんもなく、男女ともに楽しめる作品になったと思う
A-1の作画技術はこの時点でほぼ完成したと思っている

一期のラストは原作ではありえないような盛り上がりをして相当楽しめると思う 多少のSF知識は必要かもしれないが難解な作品ではない

未見の人はリストにどうぞと言う感じです  

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

71.8 13 SFで漫画原作なアニメランキング13位
ジパング(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (255)
1261人が棚に入れました
西暦200X年の6月。日米新ガイドラインの下で海上自衛隊の自衛艦隊が海外派遣でエクアドルへ向かう途中、その中の最新鋭イージス艦みらいがミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。
その直後からレーダーからの僚艦喪失や故障していないにも関わらず衛星通信が不能になったり、雪が降るなどの不可思議な現象に直面し、さらに戦艦大和以下大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇。ミッドウェー海戦直前の1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップした事に気づく。
そこで帝国海軍通信参謀、草加拓海少佐を救助し、彼に未来世界の情報を公開したことから、みらいは徐々に変化してゆく歴史の流れに巻き込まれてゆく…。

声優・キャラクター
稲田徹、東地宏樹、星野貴紀、うえだゆうじ、屋良有作
ネタバレ

☆★暗落亭-苦来★☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

止められない、止まらない

【おすすめしたい人】
■ ハラドキしたい時に!
■ 歴史物好きな人に。
■ タイムスリップモノが好きな人

【2004年 秋】
【総合得点ランキング】
●第610位 (2013/9)

【オススメ度】星3.8 ★★★★☆

【感想】
絵は苦手、けど物語がヤバかった。
終わりまで終始、続きが見たい×2と止まれなくなる作品です!

【視聴メモ】
{netabare}続編凄い見たい。原作が気になってしょうがない。{/netabare}

【NEXTオススメ】

【対馬丸-さよなら沖縄- 】
【はだしのゲン】
【紺碧の艦隊 】

次に見るのに何か役にたてたら幸い

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

海上自衛隊+タイムスリップの本格派、軍事SFモノ。

講談社『モーニング』連載。かわぐちかいじ原作作品。

旧海軍の戦艦や空母が好きなら一見の価値ありなアニメ。

何度もアニメ等の題材で扱われる戦艦「大和」は勿論のこと、
「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」などの空母も登場します。

このアニメは本当に渋い作りなので、可愛い女子キャラが出てこないと見る気が起こらない人や、恋愛要素、ギャグが
無いと見続けるのが厳しいという方には全くオススメできません。近年でも自衛隊が題材になった作品で陸軍ですが
「GATE ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は、それらすべてを備えた良作なので、そちらをオススメします。

この時代の最新鋭機である艦「みらい」がタイムスリップし、第二次世界大戦中の海域に現れてしまうという展開が
見どころではありますが、それよりも本格的な潜水艦、軍艦、空母、航空機などの海戦が見どころです。逆を言えば
シリアスでリアリティのある人間ドラマもあるのですが、戦闘中の艦内を見たり、衣食住はどのように行われているか
などを楽しめない方は少し飽きが来るかもしれません。

原作が終了していなかった事もあるので、終盤は続きが気になる展開で終わってしまい、そこから先は原作で追う事に
なりますから、もし「ジパング」のストーリーを見たいなら素直に漫画を読んで下さい。名作ですよ。

役者の演技や取材に基づいた丁寧な兵器の描写などを見たい方は、アニメをご覧ください。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

山本五十六といふ男

イージス艦がもしタイムスリップしてしまったら?
という架空戦記。
モーニングを読んでるので原作は既読。

アニメ版でとにかくすごいのが自衛隊監修らしく、描写がかなりちがうんです。セリフの言い回し、細かい兵装からww笑っちゃいます。操舵の方法もちゃんと自衛隊の法にのっとったものだとか。
零戦なんかもちゃんと私が好きな初期のグレーへ変更。かっこいい・・。ニワカでも知ってるようなことをなんで原作間違ってたんだろう・・いやまぁどうでもいいんですけど、そのミリオタくさいこだわりこそがアニメ版の要かなってw


ストーリーはタイムスリップものなのでどういう時間軸になるかってわかっちゃうと後は落とし前をつけるだけ。
原作よんでてても最初しか面白くなくて、あとはグダグダ・・。核兵器を大和に積み込んで『オワフ島沈没』でいいじゃんwって思っちゃう。鳥肌実的?w
『みらい』が横須賀へいくまでの序盤で終了。あとは原作読めな販売促進。続編作るには人気がないよね。


初期の部分を扱っているので山本五十六が出番多し。
このじいさま、とんでもない慧眼をお持ちだったようで、現在の空母主体の戦略をいち早く考えた人物といわれる。
なんせ開戦のはるか前から訓練してたんだから・・赤城の艦長だっけ?当時は艦載機って斥候だったらしいんですよ。
レーダーがありませんから。
でもそれで戦艦を沈められる時代がすぐに来ると・・
その予想は大いにあたり、大戦初期の雷撃の命中率は9割を超えたとか。本作で本人が語るとおり、パイロットが一番大事なんですかね。氏の細かい航空機の運用については賛否あるらしいので・・ジパング山本はそうなってるよと。


真珠湾奇襲を立案した人物とされながら、米国の在外武官だったため頭も柔らかかったそうで・・。
真珠湾の立案を無謀ととるか、それしか道がなかったかどうかはわかりません。
その成否わからぬ逸話の数々からさまざまなアニメでネタ元にされる男。大艦巨砲主義の否定、死んだ部下の名前と人数を全部メモしてるとかねw

ニワカ知識の限りでは
・軍縮会議で当時の主力戦力である戦艦以外に空母の廃止を求めた。
・米国との開戦は避けるべきとした(絶対に負けるから)
・三国同盟に絶対反対
太平洋戦争開戦をかたくなに反対していたのは確実らしく、命を狙われ続けたとかなんとか・・。だから大和なんぞに左遷してもらってるとか言うよね。内地にいたら謀殺される。
戦後の教育でネガなイメージを植えつけられた旧日本軍。
でもこんなじーさんがいたんですよってのは覚えておくべきかと思います。
日本が誇る英雄、名将と評されながら、時代の流れ、国家という大きな力に勝てず翻弄され散っていった、というのが現代の日本人の心にけっこうツボるようで。

映画観たくなってきました・・役所さんじゃなくて三船さんのやトラトラトラが。。


アニメ版で結構意識されてるのが現在の日本の状況。
自衛隊の思想もはっきりと打ち出している。これは自衛隊からの希望なんだろな。日本軍とどっちがいいって話じゃなくておかれた立場も仕事も全然ちがいますと。うちらは軍隊じゃねえよってね。

アニメ版追加のアバンを見る限りでも、戦争反対とか右翼ぶってるとかじゃなくて、なぜ戦争になったのか?というのを強調してる気がします。

本当にそうせざるを得ない時代だったのかどうかはご本人たちにきいてみないと分からないことですから。
ただ現在のように安穏といしてたらあっというまに植民地にされちまうぞってのは間違いなのかな・・。そういったことを知っておくべきだというメッセージを感じました。


エンターテイメントとしては架空戦記、タイムスリップものとしては『戦国自衛隊』が偉大すぎる。
『織田信長は俺だった』みたいな結末 あれには勝てん。
ジパングも山本五十六が俺だったでよかったんじゃ・・。{netabare}
近いエンディングだけどな・・・。マッカーサーが俺だ!だよね。。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 16

62.6 14 SFで漫画原作なアニメランキング14位
ライドバック RIDE BACK(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (197)
1035人が棚に入れました
国連の解体や東京大震災などを経て、学生達による反政府運動が再び活発になっている2020年の日本。学生運動の一拠点でもある武蔵野文芸大学に、一人の少女が入学してきた。彼女の名は尾形琳。類い稀なる舞踊の才能を持つ琳は、入学初日に人型二輪車ロボット・ライドバックと出会う。それが、世界を変革するきっかけだとは、誰一人知る由もなかった…。

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

安全が一番

ライドバックと呼ばれる人型ロボットバイクで疾走(暴走?)するおはなし
スポ根的な要素はある…けど少しです
政治やら軍事やらが絡むなかなか壮大な物語となっています


率直な感想としては面白かった。です
序盤はぼけーっと観てたのですが、
途中から展開に盛り上がりを見せ始め、
私もバイクが疾駆するが如く、一気に観終えました

ただ、最終回がちょっと。。
最後でスケールダウンした印象を受けてしまいました
それでも、ストーリー全体には緊張感があって見応えありました


作画の評価はしづらいですね
キャラデザは個性的ですし、背景は普通
ライドバックも見た目はちょっと微妙です

ですが、ライドバックの動きはとてもかっこよかったです
通常走行にダッシュにジャンプに、アクションは様々
このアクションはCGによるものです
動きが滑らかでリアリティありましたね
この点は本作の一つの魅力だと思います


キャラの評価は低めにさせてもらいました
主人公とその仲間たち、普通に良い人たちなのですが、
一人だけ許せない人がいました

内田すずりって女の子なのですが…
好きな方ごめんなさい
何が許せないのかは言ってしまうとネタバレになってしまうので控えておきます
しかし、フォローじゃないですが、
物語的に必要な人物だったことは認めたいと思います



OP「RIDEBACK」 歌ーMELL
ED「記憶」 歌ーユンナ feat GOKU

OP素敵
疾走感やばいです
流石、MELLさんとしか。



観て思ったこと、それは安全第一ということです
これを観れば暴走族の皆様も丸くなるのでは?
あぶないのはいけないと思います!

近未来SF作品
世界観、雰囲気ともに好みでけっこう楽しめました

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ロボットアニメへのなり損ない

キャラの絵柄は地道。雰囲気もちょっと大人しい。
ぱっと見、ロボットものだと思われがちですが、実際に視聴してみるとロボットアニメのカテゴリーには微妙に入らないのが理解できます。
オートバイに手足が生えたような車両「RIDE BACK」(ライドバック)。
ひとりの少女が、このメカと出会い、天才的なライダーとしての才能を開化させていくお話。

・・・・だけじゃあない作品でした。


作品タイトルにもなっているライドバックは、基本的にはオートバイの進化系のようなもの。手が出ていたり人型に変形するのは、姿勢制御や移動する場所を選ばないためのバリエーションのような役割です。人間が搭乗し、移動する乗り物であることに変わりはありません。
怪我でバレエダンサーとしての夢敗れた主人公が、偶然このライドバッグに乗って新たな喜びを見つけ、バレエで培ったセンスを活かしたライドで一流に上り詰めていく・・・という、話だと思いました。最初の方は。
颯爽とスカートを翻しながら華麗に踊るような主人公のライディングが素敵です。


ただ、中盤からは、政治やテロやらが絡んできて、ライドバッグ=兵器、のような扱いになってしまいます。
そういう路線、つまりライドバッグをロボットアニメのロボット的な扱いにして、アクションバトルをやるならソレはソレで良かったんですが、いまひとつそういう方向にも突き抜けていない。半端なポジションで納まってしまい魅力半減でした。
こういうメカなら、アクションはカーチェイスやアクロバットで充分でしょうに、普通。
鉄砲撃ったり殴ったりするシーンが多くて「何か違う」って印象でした。

また、不必要に世界を支配する組織がどうのこうのと、大きな風呂敷を広げるもんだから、暗くて血生臭いストーリーになってきます。
レースやメカアクションものの肝であるスカッとする要素が、そのやたらと重苦しい雰囲気ために台無し。爽快感に欠ける展開と進行でした。
そもそも設定に無理がありすぎるんです。
世界情勢を変えるくらいの新機軸って・・・これが? ( ̄△ ̄)


素直に「少女が特殊な愛機とレースする」作品だったら面白かったとおもうんですが、個人的には。
いいギミックなのに、素材の調理方法を間違ったようで残念。
ほんと勿体無い。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

zu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ライドバックいいなー

構造的に有り得ないけど、ライドバックが有ったら乗りてぇ~(笑)

作品的にも、おもしろかったです(^∇^)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

69.4 15 SFで漫画原作なアニメランキング15位
MEMORIES(アニメ映画)

1995年12月23日
★★★★☆ 3.8 (217)
1028人が棚に入れました
大友克弘が製作総指揮と総監督を務めた、3話から成る劇場用オムニバス・アニメーション大作。遭難した宇宙船を舞台にした、大友の同名漫画を今敏が脚色したSFドラマ「彼女の想いで」。誤って実験用の薬を飲んだ男が巻き起こす一大パニックを描くブラック・コメディ「最臭兵器」。大砲を撃つための街に暮らす少年の日々を綴る大友監督作「大砲の街」。いずれもセンス・オブ・ワンダーに彩られた奇妙な味わいが特徴となっている。

声優・キャラクター
磯部勉、山寺宏一、高島雅羅、飯塚昭三、堀秀行、羽佐間道夫、大塚周夫、林勇、キートン山田、山本圭子、仲木隆司

自分はなんだったのか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

思い?想い?

このMEMORIESは3作品を一つのパッケージにした映画です
よって1作づつ別の物語で監督も違います

「彼女の想いで」は宇宙でのデブリ業チームがあるモノに引き寄せられる物語

「最臭兵器」は製薬会社に務めるサラリーマンがある事から自衛隊や米軍まで巻き込むトラブルメーカーに

「大砲の街」はその名の通り大砲だけを撃つ街に住む一家の日常

それぞれが全く違うカテゴリーで構成されています
全部で2時間、面白さは…私には微妙でした

原作はすべて大友克洋さんです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメへの時代の空気がいまより冷たかった時代。こんな秀作がありました。

3編で構成された劇場アニメだった。大伴克弘は、コミックで好物だったので追いかけていたってのもある。決してこういう作品ばかりのひとでもない。AKIRA、Freedomが有名だろうけど。

なかでも、「彼女の想いで」が私の一番のお気に入り。当時鑑賞したので普通は忘れているのだろうが、今でも覚えている。コミックは今でも手元にあるが読んだのは一度きり。
その独特の空気はいまでも色あせることはないのではないか、と。

SFでしか表現できない舞台を設定したストーリーの流れは、今のSFアニメといわれる作品群とは一線を画する。SFの質が違う。すこし不思議とサイエンスフィクションは別モノなのだから。

とは、いえ、萌えはないし、コメディもない。現在隆盛の作品群のみを中心にみている方にこそ、おもしろくないとしてもお薦めしたい。理由は、偏ったメディアばかりだと狭視野になりがちかも?! おこがましいが、アニコレみててそう思う。

誰にでもお勧めしない。誰にでもおもしろいと思えないだろう。ただ、誰にでも知っておいてほしい一品でもある。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

三者三様、傑作オムニバス

3編のオムニバスから成っている大友克洋監修の映画。
なかなか見ようと思いつつ見ていなかったのですが、想像以上に面白かった。
どれも全く毛色の違う作品ですが、どれも異彩を放つ素晴らしい作品でした。

「彼女の想いで」
最初は「2001年宇宙の旅」っぽいなと思ったのですが、中身は「ソラリス」は似ているでしょうか?
ということで、特にシナリオ面では目新しさというものはないのですが、確かに今敏風味。
ハイクオリティの映像と音楽、幻影が交錯する大いに盛り上がる演出には圧倒されました。
天才同士の才能が巧く融合した鳥肌ものの映像作品。

「最臭兵器」
一人の男が風邪薬と間違えて強烈な臭いを発するカプセルを飲んでしまった、という大パニックコメディ
内容はあまりにもシンプルなコメディですが、馬鹿馬鹿しくて面白い。
バタバタと人が倒れていく様が恐ろしいはずなのに、笑えて面白いという不思議な感覚に。
これまたド迫力の作画で、娯楽作としては申し分ない。見終わったら体臭を気にしてしまう作品。

「大砲の街」
大砲を撃つためだけに作られた街の一日を描いた作品。
エンタメ要素は一番薄く、社会風刺の色彩が濃いのですが・・・
結局何が言いたかったのだろう?と問われると意外と難しいですね。
上記2作がエンタメ要素が強かったので、この作品でガクッとテンション下がってしまったけど
何もかも異質で強烈な印象を残す作品でした。

ストーリーも面白く映像面に圧倒された「彼女の想いで」が一番好きですが
純粋に面白い「最臭兵器」、味のある「大砲の街」も捨てがたい。
ただぶっ続けに見るには少々頭の切り替えが追いつかないので、分けてみた方が良いですね。
総じてクオリティは高いので、どれか一つは気に入るんじゃないかと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

61.9 16 SFで漫画原作なアニメランキング16位
エルドライブ ēlDLIVE(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (161)
779人が棚に入れました
この世界には、地球人の知らない数多くの宇宙人が存在する。宇宙の秩序と平和を守るため、日夜、悪と戦い続ける組織、それが"宇宙警察エルドライブ"である。地球で暮らす少年・九ノ瀬宙太ここのせちゅうたには、物心ついたときから、ほかの誰にも聞こえない不思議な"声"が聞こえていた。そんな宙太がある日突然、宇宙警察エルドライブ・太陽系方面署の署員としてスカウトされる。採用試験を受けることにした宙太は、その最中、初めて"声"の主と対面することになるのだが、その声の主とは、"共生体モニタリアン"といわれる珍しい生命体。宙太はこのモニタリアンと協力して共生技を発動できる特殊な存在だった。採用試験に合格した宙太は、相棒のモニタリアン"ドルー"とともに、太陽系方面署署長レイン・ブリックのもと、同僚の其方美鈴そのかたみすずや仲間たちとともに、エルドライブ署員として働くことになる。

声優・キャラクター
村瀬歩、早見沙織、鈴木達央、釘宮理恵、小林大紀、飯田里穂、Lynn、松岡禎丞

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原作者のキャラがそのまんま動く…!

…と言っても過言ではないくらい、原作者の天野明先生のキャラクターの特徴をとらえたキャラクターデザインになっていると思います。

なにしろ原作知らないのに、アニメキャラの絵を見ただけで原作者がわかりましたから(笑)!

アニメ化のおかげで、「へえ、ジャンプ+でこんなマンガを掲載しているんだ」と知った次第。つまり原作の宣伝にはなっているわけで、その意味では成功なんじゃないでしょうか。

中学生がある日突然宇宙警察の警官として採用されるというお話。もちろんそれには理由があるわけですが…。

面白いかどうかはしばらく観てみないとわかりませんが、2話まで観た限りでは好印象です。

2017.4.3追記:
地球に、宇宙人多すぎだろう(笑)。しかも地球人型がかなりたくさん。エルドライブの世界にもプロトカルチャーがいたんだろうか(笑)。

まあなんとなくなんですが、最終話まで観てしまいました。別に「観ないと損」とかはないと思いますので強くお勧めはしません。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 19

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

垢抜けない雰囲気の子供向けSF警察もの

モニタリアンという生命体が体に共生している少年・九ノ瀬宙太が、宇宙警察・エルドライブの巡査となり、同僚の美少女・其方美鈴(そのかたみすず)たちとともに、宇宙の犯罪者から地球を守る姿を描くSF警察もの。全12話。
少年漫画が原作ということで、作風的には夕方に放送していそうな男子向けアニメといった感じ。最初に観た感じでは、設定やキャラやギャグなどが全体的に洗練されていないというか、垢抜けないというか、ちょっと微妙な印象だったのですが、観続けていると、主人公が成長していく展開など内容自体は王道で、意外と楽しめました。
キャラは、モニタリアンのドルーや、その他たくさん登場する宇宙人などが、あまりカッコ良くなかったり、主人公も、その性格や外見などがヒーローっぽいわけでもなくて、そういうところが逆にこの作品の味になっていたと思います。一方で女性キャラは普通にかわいくて、パンツなどのエロ要素も結構ありました。
声は、早見沙織が演じる其方美鈴の毒舌が心地良かったです。ドルー役の釘宮理恵もキャラに合っていました。
作画、音楽は普通に悪くないです。梅津泰臣が担当したED映像は毎週楽しみに観ていました。
最後まで観終わって、そこそこ楽しめました。基本的に子供向け作品の雰囲気なので観る人を選びそうですが、個人的には意外と悪くない作品だったように思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「Sympathy=共感」を根底に進化を続ける宙太とモニタリアン…

この作品の原作は未読ですが、クギュとはやみんが共演すると知り視聴を楽しみにしていた作品です。
少年・少女漫画やラノベなど幅広いジャンルから作品が選りすぐられてアニメ化されています。
普段少年誌に対しては全く食指が動かないのにアニメになると思わず見てしまい、結構感動したりもするのはきっとアニメだから…

大勢の人が携わり…声優さんが魂を吹き込んで初めて完成するのがアニメの作品…
アニメ化される作品も凄いですが、その画を動かして声を当てるのはその道のプロフェッショナルな方々…
しかも声優さんは相当激しい競争を経て役を掴み取っている、そんな大の大人が生み出す本気の結晶そのものがアニメだと考えると、その様な作品を視聴するのはとても贅沢な事だと思います。

この物語の主人公は中学2年生の九ノ瀬宙太…
彼はまだ年端もいかないのに周りからちょっと変人扱いされていました。
それは誰もいないのに急に話し出したりするから…
でも、実は彼はちゃんと会話をしていたんです。
彼にしか聞こえない声と…
それに彼の人生における決して消える事のない汚点が、事ある毎に宙太の気持ちを浸食するのでだんだん内向的な性格へと変貌していってしまったんです。

ところが、そんな彼にも転機が訪れます。
それは宇宙警察エルドライブにスカウトされるという一大事が…
エルドライブにスカウトされた事でこれまで分からなかった事が色々と分かってきました。
一番は謎の幽霊の様な宙太の会話の相手がドルーというモニアリアンだった事…
同級生のヒロイン…はやみん演じる其方美鈴もエルドライブの一員だった事…
そして宇宙警察が地球上に目を配らなければいけないほど、宇宙犯罪者がやってきている現実を知り、宙太はドルーと一緒にエルドライブの一員となり物語が動いていきます。

この作品の見どころは、何といっても宙太とドルーの絆がどの様に深まっていくのか、宙太が自分の過去とどの様に向き合っていくのか、そして同僚となる其方との関係…といったところだと思います。

宙太とドルーの絆が彼のエルドライブにおける活躍とリンクしているのですが、ドルーは共生型の生き物なので宿主の状態にかなり左右されてしまう上、ドルーが宙太とのSymparhyを感じないと本来の力が発揮できないので、最初は中途半端感が否めませんでした。

でも誰かと繋がっていると実感できた時って、嫌いな人とじゃなければ嬉しさを感じると思います。
それは例え同じヒト同士じゃなかったとしても…

宙太とドルーは小さい事から一つずつ積み上げていきました。
決して順風満帆なんかじゃありませんでした。
でも限界ギリギリの攻防に加え相手を思いやる気持ちが限界値に到達した時、目の前で起こる出来事はきっと奇跡…

最初の頃と比べると、宙太は変わったと思います。
ドルーを認識できて明るくなった…
其方とも何とか話ができるようになった…
でもきっと宙太は気付くと思います。
これから大人の階段を上っていく上で、たくさんの厳しい現実が待っているという事を…
少し前までの宙太だったら逃げ出していたかもしれない…
だけど今なら大丈夫…だって宙太は一人じゃないから…

だから辛い過去にもしっかり向き合って欲しい…
だって過去は消せないし改変もできないのだから…
私たちにできるのは、事実を受け止めそこから未来への糧を引きずり出す事…

嫌な事からずっと逃げ続ける事はできません。
バカが付くくらい真摯に向き合ってみたら、そこから見える景色は自分の思い描いていた風景と違うかもしれませんよ。

宙太を陰日向で支えるはやみん演じる其方…
彼女も魅力溢れる女の子であると同時に、年相応の面が垣間見れたのが良かったと思います。
でも基本可愛いです。

そんな宙太と其方がエルドライブとしてどの様な活躍を見せてくれるのかが楽しみです。

オープニングテーマは、+α/あるふぁきゅん。さんの「Our sympathy」
エンディングテーマは、The Super Ballさんの「キミノコエガ…。」
+α/あるふぁきゅん。さんのオープニングはメチャクチャ恰好良かったと思います。

1クール12話の物語でした。
きっと物語としては全然序盤なんだと思います。
これは続きもアニメで…を希望します。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

71.0 17 SFで漫画原作なアニメランキング17位
スペースコブラ(TVアニメ動画)

1982年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (156)
655人が棚に入れました
戦いの記憶を消し、平凡なサラリーマンに身をやつしていたコブラだったが、アクシデントに巻き込まれたことをきっかけに再び冒険のスリルを求めて宇宙へと旅立つ。折りしも悪の組織ギルドが謎のイレズミを背負った三姉妹捜しに躍起になっていた頃、コブラはそのひとりジェーンと知り合う…。

声優・キャラクター
野沢那智、榊原良子、藤田淑子、小林清志、高島雅羅、加藤精三、内海賢二

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

本気で欲しかったサイコガン

懐かしの作品
当時まず連載時の原作を読んで衝撃を受けました。世界観もさながら、出てくる女性のコスチューム、少年時の私には大人の世界に足を踏み入れるかの様な想いを今も憶えています。
内容は、最終兵器の探索、クリスタルボーイとの死闘、ラグボール、海賊ギルドの首領サラマンダーとの対決、当時食い入る様に観ていました。
歳バレですが、リアタイ視聴時、最終回が小学校の修学旅行とかぶり、クラスの男子半分ぐらいで行かんとこうか?となったのを憶えています。ですが私の家に買ったばかりのビデオデッキがあり、後日毎日のように上映会があり、古き想いでの作品です、当時は飽きもせずに繰り返し繰り返し観ていました(^^)

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

しゃあ・あずなぶる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヒューッ!

左腕にサイコガンを持つ、宇宙海賊コブラの活躍を描くSFアクション。

とにかくコブラがカッコいい。
1982年の作品だが、今見ても充分面白い。
宇宙が舞台になっていても違和感がそんなにないのは、今も昔も思うところはそんな変わらないからかな。

敵味方問わず、魅力的なキャラクターやストーリーを是非堪能して頂きたい。
全31話を見るのに躊躇するなら、取り敢えず1話を見て「ラグ・ボール」編を見る事をお勧め。


それでは、次回「別のレビュー」でまた会おう^ー^

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いわゆる「アメコミ」

少年ジャンプにおける銀魂やシティーハンター、北斗の拳などのいわゆる劇画路線の開祖である。その前にもいろいろ劇画はあるが「アメコミ」や「バンドデシネ」を意識した画面作りは「コブラ」のヒットから始まっている。

バンドデシネ作家のエンキビラル、メビウスやアメコミ,SF作家のフランクフラゼッタ、ボリス・ヴァレホなどの絵と酷似している。。。。だけでなく、ヘビーメタルやロックに詳しい人なら知っていると思うが、70年代から80年代にかけてのバンド系のレコードの表紙は必ずと言っていいほどSFやファンタジーのオタク的なイラストがそのまま使われている。

と、言うのも。。。だいたい有名どころのロックシンガーは実はかなりのSF、ファンタジーファンであり小説やらパルプ雑誌を読みふけりながら葉っぱと酒と女にラリっているというとんでもない人が多い。リア充なんだかオタクなんだかわけわからないが、海外のファンは日本と違ってオープンであり、ギークやナードはどちらかといえば小心者を指す言葉になっている。

そういったカウンターカルチャーと呼ばれる文化は日本にも波及し、80年代を席巻した。音楽にしろ、漫画にしろこの頃の作品はやたらとアメコミ調で、世界は荒廃しており、男は皆モヒカンで世紀末な格好で、女はビキニアーマーを着ている半裸のねーちゃんなのである。

寺沢武一先生は、これに関して「私はバーバレラ(フランスの60年代エロティックSF漫画及び映画)から影響を受けた」と言ってたらしいが、確かにそれは出発点ではあるものの、全体的には当時のフランスSF漫画雑誌メタルユルラン(英題:ヘビーメタル)調であり影響受けてないはずがないのである。北条司や荒木飛呂彦、三浦建太郎、原哲夫。。。挙げたらキリがなくなるくらい影響を受けている。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

64.8 18 SFで漫画原作なアニメランキング18位
アトム ザ・ビギニング(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (151)
632人が棚に入れました
これは、まだ誰も知らない”鉄腕アトム”誕生までの物語。

大災害後の日本に、未来を夢見るふたりの天才がいた。ひとりは天馬午太郎。もうひとりはお茶の水博志。天馬はその手で「神」を作り出すことを、お茶の水はその手で「友」を作り出すことを夢見て、日夜ロボット研究に明け暮れていた。そしてふたりの友情が生み出した1体のロボット、A106(エーテンシックス)。A106は果たして「神」となるのか「友」となるのか。若き天才コンビは、来るべき未来を垣間見る―。


手塚治虫が描いた永遠のヒーロー・鉄腕アトム。その誕生までの物語を、『機動警察パトレイバー』のゆうきまさみと『RIDEBACK』のカサハラテツローがタッグを組み、まったく新しい構想でコミック化した本作が、ついにTVアニメーションとして始動。アニメ化にあたっては、『踊る大捜査線』『PSYCHO-PASS サイコパス』の本広克行の下、『モーレツ宇宙海賊』の佐藤竜雄が監督を務め、『BLOOD+』の藤咲淳一がシリーズ構成を担当する。
アトムのいる「未来」と私たちの「今」が、『アトム ザ・ビギニング』によって結ばれる !

声優・キャラクター
中村悠一、寺島拓篤、井上雄貴、櫻井孝宏、小松未可子、佐倉綾音、河西健吾、飛田展男、南條愛乃

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さすがのNHKですよ、皆さん!(マンガよりもインパクトあるスタート)

マンガ原作。若き日の天馬博士とお茶の水博士が出てきます。これをアニメ化しようっていうのは、実にNHKらしい。

オリジナルの『鉄腕アトム』作中の歴史とは矛盾があるかもですが、そこは「翻案」ということで。お茶の水博士の妹が出てきます。4/15からの放送が楽しみです。

なお、本作品プロジェクトには作品プロットや考証面で、手塚治虫大先生の実子であるところの手塚眞氏と、漫画家のゆうきまさみ氏が関わっています。

→ ということでいよいよ始まりました。作画も綺麗でしたし、1話目から視聴者をガッチリ掴みにくる良いスタートだったと思います!

とりあえず、注目の本作品をしばらく見守っていきたいです。

2017.8.8追記:
視聴終了後の更新漏れ(笑)。ロボレスを話の区切りに持ってきたのは、1クールと考えると妥当なところなんでしょうね。ベヴストザインの可能性を示しつつも、アニメ中ではDr.ロロが何者は謎のまま終了(原作ではこの後のストーリーで判明しています)しました。

「オレたた」エンドの変形ですけど、原作的にはA107開発やその後がより盛り上がるので、できれば2期目も作って欲しいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 39

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

心やさし ラララ 科学の子

自我を持つ人工知能。
心あるロボット。
そんな作品を夢見て2人の天才は、
ロボット研究に明け暮れる。

大震災から5年。
復興と技術革新は、
私たちの世界にロボットの居場所を提供した。
仕事を忠実にこなすロボットたち。
社会に必要な存在。

初回より抜粋しました。

プロジェクトチームが豪華ですね。
想像してたのと違ってコメディタッチ。
まあこれも終盤を想像するとありなのかも。

「A106」は心を持つのか!?
「PULTO」出て来てくれないかな。

盛り上がってくれるといいですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 30
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

心やさしき科学の子

原作未読。最終話まで視聴。

手塚治の鉄腕アトムのスピンオフ作品。
アトムの育ての親「お茶の水博士」と、生みの親「天馬午太郎」の若かりし頃の物語。

前半はコメディー色が強め。
A106の活躍が面白おかしく描かれます。

後半は一転、{netabare}ロボレスという{/netabare}バトル展開に。
このバトル展開が評価の分かれ目かなぁ?

まず、内容以上に長く感じる。
そして、バトル展開の目的がよく分からない。
A106の才能や機能を表現するなら、前半の流れの延長で十分だったのでは?
{netabare}最終的にA106を半壊させるのが目的だったとしか思えない。{/netabare}

そして、終盤のシリアス展開。
お茶の水博士の妹・蘭ちゃんの優しさだけが際立つエピソード。

楽しみにしていたけど、この作品は、蘭ちゃんとA106を愛でるだけの作品だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26

67.7 19 SFで漫画原作なアニメランキング19位
宇宙戦艦ティラミスⅡ(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (124)
461人が棚に入れました
人類が生活領域と欲望を宇宙まで拡大した時代、
自由を求めた人々が宇宙へ流れ住むようになり、彼らの叡智は文明を育み、
いつしか地球を脅かす存在へと変貌していった。

宇宙暦0156年、地球連邦が祖母星グランマースから
史上4度目のコンタクト(4th note)を受けたその年、
【メトゥスの民】との抗争は本格化していた。
終わらない戦い、増え続ける犠牲……。

そんな戦況を打開する為、颯爽と一人の青年が戦場に降り立った。
彼の名は、スバル・イチノセ。
宇宙戦艦【ティラミス】の眉目秀麗・成績優秀な若き天才エースパイロットである。

全人類の希望は、彼に託された。

――だが彼の真の姿は、ティラミス艦内の集団生活に馴染めず、
いつも専用機デュランダルのコックピットにひきこもってばかりいる青年で……。

声優・キャラクター
石川界人、櫻井孝宏、諏訪部順一、江口拓也、小山力也、土師孝也、遠藤綾、新井里美、桃井はるこ、杉田智和、大塚明夫
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

○○さん、このアニメに出ちゃダメでしょ(笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
宇宙戦艦ギャグアニメ。パロディ、ナンセンス系ですね。

ストーリーは進んだものの、ギャグのキレは1期よりも落ちたかなというイメージです。

1期の方をよりオススメするけれど、ショートのギャグアニメとしては、水準以上かなと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
何はともあれ、池田さん、何やってんのさ(笑) だめでしょ、池田さんと古谷さんだけは、このアニメに出たら(苦笑)

ってのが、一番笑えたかなw

あと、生協の人がユニバース感覚者ってのと、まさかの割り勘、膝営業所は笑えたかな(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
とりあえず、笑ったネタだけを。

1話目 ☆3
一蘭コックピットw お土産売り場w

2話目 ☆2
特になし。

3話目 ☆3
生協の人がユニバース感覚者(笑) 話すときに乳首みるw

4話目 ☆3
割り勘(笑) マジックテープの財布w

5話目 ☆3
連邦の踊る死神w

6話目 ☆3
宇宙ゆとりw ババ抜きのルールw

7話目 ☆3
膝営業所w

8話目 ☆2
特になし。

9話目 ☆3
何語だよw

10話目 ☆3
池田さん、何やってるのさ(笑)

11話目 ☆2
合体後w

12話目 ☆
一話とばした。まあ、いいや(笑)

13話目 ☆2
なんか、色々増えてるw まんま、逆シャアだな。コントローラー(笑) もし、逆シャアもこうだったらw
池田さん、この役を受けたことが間違いだったんだよ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 23
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

さくっと観れるギャグアニメ

原作:漫画/放送期間:2018年10月-12月/全13話/制作:GONZO

相変わらずギャグ全開となっていたけれど、期待しすぎてしまったこともあり第一期に比べるとパワーダウンしていた印象。人気のロボ系アニメのパロディが多くなったことで登場人物が若干増えたので、主人公・スバルの登場回数が減ったことが要因かも。(ネタギレなのかぼっちネタやあるあるネタが少なくなってしまったのが残念)

それでも笑える箇所はいくつもあり、{netabare}お気に入りのいっくんやビヨンドが輝きを増しており、大いに楽しませてもらいました。終盤ではシリアスな展開に持っていくのかと思いきや、あくまでギャグアニメとしての本文を忘れずにネタを振りまく徹底っぶりは素敵。

また第一期にはなかったエンディングでのほぼ予告になっていない掛け合いギャグも結構面白かったw 第一期のレビューの表題につけようとしていた「ひきこもりの童貞」というフレーズがまんま登場するとはおったまげw

ちなみにガンダムやエヴァ、ギアスなどのパロディだけでなく、戦隊モノ「轟轟戦隊ボウケンジャー」の神回からのパロディネタがあったのがちょっと嬉しかった。

私的にはこの作品によるくだらないネタやギャグがツボで、笑えるギャグアニメとして貴重な一作。第三期があるならば、視聴したいと思えるほどに面白い作品でした。


▼キャスト
スバル・イチノセ:石川界人
イスズ・イチノセ:櫻井孝宏
ヴォルガー・ハマー:諏訪部順一
ビヨンド:江口拓也
ヴェンチュリー・ルロワ:土師孝也
リージュ・ルロワ:遠藤綾
シゲルコ・ホンダ:新井里美
パッカー(PAC2-AR):桃井はるこ
マイバッハ:杉田智和
ソウイチロウ・イチノセ:小山力也
エスカレド・キャデラック:池田秀一
ナレーション:大塚明夫

▼制作
原作:宮川サトシ/漫画:既刊7巻
作画:伊藤亰
監督:博史池畠
シリーズ構成・脚本:佐藤裕
キャラクターデザイン・総作画監督:横山愛
アニメーション制作:GONZO

▼主題歌
オープニングテーマ「Breakthrough」歌:スバル・イチノセ(石川界人)
エンディングテーマ「DURANDAL」歌:スバル・イチノセ(石川界人){/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「俺たちの中で誰が一番アホだと思う?」

2期から公式HPのTOPページが更新されたようです。
1期の時にはキャラデザはシリアス系なのですが、二人の男が串カツを持ってソースを漬けようとし、その背後ではキャベツが散乱していましたから…

作品のノリは相変わらず…
シリアスな作風のギャグアニメです。
でも公式HPのTOPページ同様、主人公であるスバル・イチノセの奇行は間違いなく減った気がします。

1期より登場人物が増え、出てくるキャラがそれぞれ問題を抱えているので、スバル・イチノセの奇行にスポットを当てるほど尺が無かったのでは…?
と思っていました。

もともとコクピット引き籠るのが彼の日常…
確かに、コクピッに籠城できるよう食材も豊富に取り揃えているのですが、その食材と向き合うシーンは激減しました。

だからコクピットの中でのスバル・イチノセの奇行目当てでこの作品を見ると、1期からはパワーダウンした感じは否めないでしょう。
個人的には1期にはあまり綺麗なイメージが無かったので、2期の方が楽しめた気がします。

物語のスケールは1期より大きいです。
これまでは地球連邦とメトゥスの民の小競り合いの様な戦いが展開されてきましたが、今回は地球規模の危機が彼らを待ち受けているんです。

力の圧倒的な暴力としか言えないまでの戦力差…
そんな無謀とも思える相手と対峙しなければならない時、戦士は何を思うのか…?
そして一筋の光は見出せるのか…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「Gravity Heart」
エンディングテーマは、「DURANDAL New ver.」
どちらもスバル・イチノセが歌っています。

1クール全13話の物語でした。
10分枠のショート作品なので、サクッと視聴できる作品です。
遠藤綾さんや、小山力也さんなどベテラン声優さんが出演されているので、ギャグアニメのお好きな方には楽しんで頂ける作品だと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 21

55.1 20 SFで漫画原作なアニメランキング20位
紅殻のパンドラ(アニメ映画)

2015年12月5日
★★★★☆ 3.1 (14)
133人が棚に入れました
サイボーグやロボット技術が発展した近未来が舞台のSF作品。全身が義体の少女・七転福音が、人造のリゾートアイランド・セナンクル島を訪れたことから物語は幕を開ける。親類のもとで新生活を過ごすはずだった彼女を待っていたのは、重武装テロリストや大量破壊兵器に囲まれた暮らし。命の危機と隣り合わせの島で福音は、とある少女と運命的に出会う。

もぐりん。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

士郎正宗さん原案の萌えアニメ(´▽`) 攻殻のイメージを振り払ってご覧下さい♪♪

攻殻機動隊や、アップルシードなどが代表作の士郎正宗さんが原案で
同人作家である六道神士さんが作画を担当する同名コミックのアニメ化
攻殻機動隊の世界よりも前という設定だけど攻殻とは別ストーリー

儀体化した少女ネネが、ある科学者と連れのアンドロイドと出会い
騒動に巻き込まれる近未来アクションコメディ・・・かな?

漫画家である士郎正宗さんがあえて作画をしなかったのは、自分の
絵が今の萌萌えの風潮に合わなかったからだとか・・・

さて、完走後の感想ですが、

設定が人類の脳以外の全てを儀体化したサイボーグ最初期と言う設定
なので、関節をあえてドールのような球体関節にしていたのは
それっぽくて良かったw

ただ首だけは普通で球体関節じゃなかったんだよね、他の関節は球体
なのに、あれだけ複雑に動く首の関節が球体じゃないってのが不自然に
思えたな・・・

そしてこの作品で1番驚いたのはエロい・・・
設定がいちいちエロいぉww

主人公の儀体化少女【七転 福音(ネネ)】の手をメイド服を着た
アンドロイド【クラリオン】がスカートをたくし上げてローライズな
パンツの辺りに手を入れることで情報のやり取りをする
インターフェイスだとはw 赤面しながらのシーンがエロい・・

なぜそこに情報端末を備えなければいけないんだwww

そしてこの作品、終始気になったのは、劇場での視聴でしたが、
あまりよい作画とは言えなかったです、風景もさることながら
衣装やキャラクターにいたるまで劇場品質では無かった・・・
地上波でも低いレベルの作画品質だった、せめてOVA品質なら良かった。

士郎正宗さんの作風を知っていて、攻殻機動隊やアップルシードのような
本格的なサイボーグアクションを期待して視聴すると裏切られますww 
前者のような硬派な、またドミ二オンのようなコミカルな作風とは
うって変わって萌え風味が効いていますww

士郎が原作ってことだからもっと複雑な設定のお話かと思って
構えてたけど、むしろ単純明解、コレがホントに士郎正宗原作なん?
ってくらいに萌えアニメだたぉ(´▽`)

ちょっと意表を突かれた感じでしたがこゆのも結構好きだったりしますw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「MASAMUNE SHIROU」の名前に釣られた海外の反応が楽しみ(笑)想像の斜め上を行く百合エロSFギャグアクションバカHENTAIアニメ!安心して下さい、六道紳士ですよ

『攻殻機動隊』の士郎正宗と『エクセルサーガ』の六道紳士が手を組んだ!
・・・混ぜるな危険とはよく言ったものです(爆)


『攻殻機動隊ARISE』のスピンオフ、、、のつもりだったそうですが紆余曲折あったのちに結果的に独立した作品になったそうな
全身義体の少女、七転福音(ナナコロビネネ)とアンドロイドのクラリオン
二人の出会いが描かれるのが今作
2016年1月からテレビシリーズも始まりましたが今作はテレビシリーズの1~2話に相当するものです
違うのは主題歌の有り無しのみ


美少女2人のバディアクション
さらに『攻殻機動隊』でお馴染みの「義体化」「光学迷彩」「○○コマ」といったキーワードが登場します
この萌え萌えなキャラデに『攻殻』の世界観
コレを笑って許すか否かで賛否がだいぶ分かれそうですね
ちなみに事件に巻き込まれた福音に戦うためのアプリとクラリオンを託すマッドサイエンティストのウザルは田中敦子さんが演じてます
【少佐の無駄遣いはやめろ!】


福音がアプリ、パンドーラ・デバイスを起動させるための手順が【スカートを捲ったクラリオンの下腹部に指先を突っ込む必要がある】というのはもうアホの極み
(当然、クラリオンはアンドロイドなのでパンツこそ履いているもののソコには”ツルツルの‟端子の蓋があるのみです!)


光学迷彩、と称して魔法少女めいた衣装に変身するのもお笑い種
逆に目立ってるし!


この作品、とことんバカってか想像の斜め上を突いてくる感じが凄くツボw
名和宗則監督ですしね
しかし肝心のアクションシークエンスが紙芝居作画だったのが致命的に残念です;
テレビシリーズではもっとクオリティアップしてくれると信じたいもの
こんな【クソアニメ日本代表】みたいな作品ですが(褒め言葉)全部笑って許せる方にはオススメしますb


あー、ちなみに音楽はTECHNOBOYSで本編と違ってめちゃくちゃカッコイイですよ!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

久々に観たこの感じ(酷評)

TVアニメだったらまず1話で視聴を断念しただろう。いや、原作の漫画を知っていたなら視聴候補にも上らないかもしれない。
視聴前の作品情報確認って大切だなあと痛感した作品だった。

何処が気に入らないかって、

①まず少女が自分でスカートの裾を掴んで持ち上げるシーン。
なんで、平然と持ち上げてるの?
なんで、保護者的な大人の女性が少女に対してそれをさせて満足してるの?
なぜ、アクセスポイントが丹田の辺りじゃないといけないの?
持ち上げる位なら最初からはかなければいいのに。

この作品に限ったことじゃないけど見る度に胸糞が悪くなる。


②いじめなんじゃないかってくらいクラリオンばっかり扱いが酷いこと。
保護者的立場の女性は本人は嫌だって言っているのにマスター権限でクラリオンを黙らせて、主人公の女の子に「好きなだけ触って良し!」とか言っているし、
主人公の女の子も女の子でチャンスと言わんばかりに撫でまわしているし、
兵器との戦いの際にクラリオンが傷ついても、挟まって動けなくなっても放って置かれてるし、

彼女を助けてくれる女の子はこの作品には登場しないのたろうか。


絵的なことで言えば
主人公とクラリオンが義体という設定で、関節に稼働式フィギュアのような感じの線かあるのに、立体感が無いせいで、ボディペイントの様にしか見えないのが残念。
動きも止め絵ばっかりだし、最近のテレビアニメでも、下の方に入るクオリティ。
これで1月から始まるTVアニメに期待して下さいなんて、私には無理だ


士郎正宗氏といえば、攻殻機動隊とアップルシードのイメージしか持ち合わせていなかったが、この作品はそれらの雰囲気とは程遠い。



良かったのは、声優で田中敦子さんが出演していた事くらいかな。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9
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