ヒーローおすすめアニメランキング 44

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのヒーロー成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番のヒーローおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.0 1 ヒーローアニメランキング1位
SHY(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (117)
320人が棚に入れました
21世紀半ば、地球から戦争が無くなった―― 各国に突如現れた超人的な力を持ち、平和を願う“ヒーロー”によって、世界は大きく変化したのだ。 新たに得られた平和を維持すべく各国のヒーローたちが活躍する世界において、日本の平和を担っていたのは、人前に出るのが超絶苦手な“恥ずかしがり屋”の少女ヒーロー、シャイだった。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あらゆる点で惜しい、中途半端。製作は初めから2クールにしないと結局損しますよ?

 もったいない、惜しい、今一つ、まあまあ、なかなか…面白い要素はあった、テーマもありそうだった、キャラもいいと思う、だけどアニメ作品としては中途半端な印象です。

 ヒーローとしての強さ、心の弱さや闇とか、貧困、子供たちの世界への復讐、そういうテーマの要素はありはしましたけど、メッセージがこっちに来ない感じです。
 ツィベタとスピリッツのエピソードでの母が子供と酒を…というのは色んな意味とか感情が感じられるいい場面だっただけに、その中途半端観がものすごく残念な感じです。

 と思って検索したら、2期の制作発表か…いや、2クール以上で作りなよ…と言いたい。1クールがここまでだとすると満足度、人気という点でものすごく失敗している気がします。

 エイトビットでこのクオリティということは、おそらくは予算か人員かいろいろ苦しいであろう感じでした。その点でも悪くはないけど良い訳じゃないというのも、半端な感じです。
 まあ、逆に言えば苦労は感じられるます。制作陣は大変なのでしょう。ですが、視聴者側からすると、だったらもっと作り溜めて2クールで初めからやったら?と思わなくはないです。
 そこは制作というよりも製作の側がちゃんとお金を出しましょう。結果的にリターンが多いと思います。

 メッセージやテーマ的なことも含め原作のポテンシャルは感じますが、惜しいとしかいいようがない感じです。正直考察や深掘りしようにも、素材が足りなすぎます。

 評価は…ストーリーは深さの片鱗は感じられたので3ではなく3.5にします。2期への期待も込めて。キャラはいいですが1クールの範囲だと使い切れてないので4。作画は頑張ったで賞で3.5。声優さんは早見・東山という私がすごいと思う数少ない声優さんを起用した点で4.5。音楽は3にします。

 平均3.7は盛っている感じもありますが、期待値を込めて。





1話 ヒーロー版「ぼっちざろっく」?なかな面白そうです。

{netabare}  アレ?ヒーローアカデミアの萌え女子版?という感じでスタートします。ヒロインの少女はもちろんシャイで恥ずかしがり屋です。そして、ヒーロー活動時にアクシデントがという感じです。

 まあ、話を見ていくとヒロアカではないことは分かりますし、ヒロインの成長が楽しみになるし、どれくらいサービスがあるんだろうという期待も無くはないです。
 エンタメに振り切っても面白そうですが、題名がSHYですからもちろん恥ずかしさを使命と向き合い遂行することで克服する話でしょう。私はストレス多い話も大好きなのでそれはそれで面白そうです。

 ヒーロー版「ぼっちざろっく」とも言えます。あの話は全然克服してないですけど。

 結構アニメの出来は丁寧です。止め絵とスクロールが多いので作画がすごいというわけではないですが、なかなかの水準に仕上がっていると思います。

 ということで、面白そうです。期待枠の一つかもしれません。ダークホース?なんでしょうか。原作付みたいなので人気作だったらごめんなさい。{/netabare}


2話 世界系がすっ飛ばした「他人を助ける」「他人に助けられる」意味をどこまで問えるか?

{netabare}  助ける方と助けられる方の心の闇を描いていました。感謝というのも本当なら、もっともっと早く全員助けて欲しかったというのも本音でしょう。少年マンガ的な展開ではありますが、分かりやすく描けていたと思います。

 主人公の性格が暗いしちょっとダークな雰囲気はありますが、勧善懲悪から脱していることと、物事は1つの視点だけでは見られないと言う事が、しっかり入っているのはいいと思います。

 としたときにちょっと思うのが、よく経済的には失われた30年とかいいますが、創作の世界で「世界系」が果たした文脈、エヴァ、まどマギの流れが正しかったのか?という気になります。利他の意味が性愛とかパーソナルな感情、つまり「恋愛(友情)」に限定されてしまって、他人とか世間というものをすっ飛ばしてしまった気がします。

 世界系という便利な概念の上でなんとなく相対化、ポストモダン、脱構築のような雰囲気で、創作物が難解っぽくテーマ性があるっぽく作られていた気がします。昭和的価値観へのアンチテーゼだけ示して、やり逃げという感じだった気がしてきました。
 当時はそれも最先端だったかもしれませんが、今となっては創作、特にアニメ界に対しては安易な物語の創作技術に堕してしまい、マイナス影響が大きかった気がします。

 この作品のいいところは、世界系で助けることの葛藤が「恋愛」という便利なツールになってしまった単純な視点からの脱却がはっきりした形で見られます。少年マンガ的な分かりやすく説明が多い進行ですが、読み取れるものはなかなかいいと思います。
 助けること助けられることの表裏と深浅と角度をどこまで描けるか。利他の意味を問う作品になってくれそうな感じで、ちょっと…いや、かなり楽しみです。

 火事で両親によって命をつなぐ…という話は「天使な小生意気」にも「武装錬金」にもありましたね。両方ともゼロ年前後です。皆こういうのを描きたいと思っていたんだと思います。世界系により失った何かを取り戻せる作品になることを期待します。

 なおSHYの尻肉になかなかフェチズムを感じました。{/netabare}

3話 テーマに興味があるし、それ抜きにしても普通に面白い。

{netabare} 黒い指輪の正体で「心」がテーマなのはわかりました。そもそも「SHY」というタイトルから内面の話であることは想像はできますけど、結構直接的な設定でした。

 話の展開は少年マンガ的なリアリティラインですけど、その分テンポ良く進むのがいいです。最近の流行なのか、孤独や心の強さなどがテーマになっているのもも興味があるので継続視聴すると思います。本作の原作者の意図がどこまで計算しているのかわかりませんが、指輪の設定から言って時代を反映する何かがありそうです。
 それを考えなくても、キャラとアニメの出来がなかなかいいので、エンタメとして見ても普通に面白い感じです。

 スターダストがバトルを挑んだ目的が分かってくると、展開も見えてきそうです。 {/netabare}


4話 ベタでテンプレ展開だけど、キャラにテーマがあって熱い作品なのが良い。

{netabare} よくあるヒーローもの覚醒の感じです。ですが、心というテーマが明確にキャラの内面と行動に込められていて、しかも、成長を描こうとしている熱い展開なので面白いです。

 少年マンガ的展開を醒めたような客観的な距離感でやられると見てられないんですけど、隠しきれない熱さが非常にいいです。
 本当いうと、原作はかなりあるみたいですので、1年4クールを日曜朝とかゴールデンでやって小学生~中学生くらいに見てもらいたいですねえ。

 それは決して大人が見て幼稚という意味ではなく、ストレスと挫折と成長がある話は思春期前には必要だし、それを真面目にやるなら大人が見ても面白いと言う意味です。{/netabare}


5話 実験的なカットインの手法。効果的な場面とそうでない場面がありますね。

{netabare} なんか、家の前で変身ポーズと名乗りをしてしまってますが、あんまり身分を隠すことに執着しない世界観なんでしょうか?そもそも腕輪隠してないし。まあ、それはいいでしょう。今回はまあ普通にいい話でした。そしてレディブラックが可愛い話でした。

 アニメの技術的な話なんですけど、本作は不思議なカットインを多用してます。キングゲイナーをちょっと思い出す、画面の一部を図形で差し込んだようなカットインです。10分50秒くらい(dアニメで)から始まる山登りして障害について告白するシーンですね。
 また、もう1種類。学園生活5話の15分11秒(dアニメで)から始まるカットインの連続があります。

 それが効果的かどうかが、本作の演出で問われるところでしょう。予算あるいは人材不足を補うための技法かもしれません。

 画面の一部を差し込むようなカットインは、クローズアップの効果で話の焦点がその人物にフォーカスする、という効果は確かにあります。しかし、例えば背景の絵がなんとなくつまらないというかカットインが効果的に見えるような画面になっていない感じがあります。これはもうちょっと工夫した方がいいかなと思います。

 連続カットインはコミカルな演出だし作画は動いていないですけど、画面に動きと時間経過があるので、止め画の出来が良ければ見苦しくないしダラダラ話をされるよりも見やすいし今のタイパの世の中だといいかもしれません。

 その他、止め画をなんとか面白く見せようという工夫が見られます。工夫次第で止め画を多用しつつバトルなど動かすべき時に動けばいい、という開き直りで新しい演出が生まれればいいと思います。

 それともう1点、この作品は女子のデザインが魅力的な作品ですが、可愛い子のスタンプ絵ではなく、それぞれに個性があるのがいいですね。 {/netabare}


9話 なんとなくどういうモノを描こうとしているかは分かりますが、直接的なアナロジーの割には視点が錯綜してテーマが分かりづらいかも。

 心の闇問題ですね。それは1話の時点で分かっていましたが、子どもに限定するのかと思っていました。母ということは親子関係なんでしょうか?ただ、まあインナースペースのような表現なので、辛い目にあった人が自分の内部に閉じこもる話?だから外部=記憶の問題が出てくるのかな?

 ヒーローショーにおける自分の考えという話と対比して、アマラリルクという自分たち独自の正義感で世界を救う=ネットの適当なインフルエンサー(ひ○ゆき、ホリ○○ン等)に踊らされる小中学生の様にも見えます。自分の言説を持てない歪んだ正義感…というより「はい論破」的正論のことです。

 トラウマなのか、毒親と子供なのか、外部世界が辛いからインナースペースに閉じこもることなのか、ネット社会なのか、子供を取り巻く環境をいろいろ重ねているのか。子供というより未成熟とも取れます。つまり、ネット社会か引きこもっている未成熟な大人の可能性もあります。

 スティグマが持っている錆びた傘が象徴するもの、ですね。ちょっと壊れたトトロのイメージもあります。一見子供の味方に見えますが、何を考えているのかわからない不気味な存在です。その妖怪が考える平和とは?

 また、名前を付ける、意味です。名前とは、つまりこの世に概念あるいは存在として定着させる行為です。つまりアマラリルクというのは、彼らのそれぞれに「辛さ」が定義されているような気がします。

 で、まあそういう含意を描こうという気持ちは買いますが、ちょっと分かりづらいかなあという気がします。まあ、ペペシャの母のパートすら終わってないので何ともいえませんけど。第2話~5話、7話の話とその他が錯綜していて、ちょっと的が絞れていない感じはします。




 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

顔から火が出るヒーローが 凍り付いた心に炎を灯す

恥ずかしがり屋の炎の女子中学生ヒーローが、人見知りな性格と、人前に出て誰かを助けたいとの正義感との間で葛藤したりしながら成長していく同名連載コミック(未読)のアニメ化作品(全12話)

【物語 4.0点】
最終話放送直後に2期制作が発表。元々じっくり行く構想だったのか、特に中盤まではスローペース。
主人公ヒーローが{netabare} 習字{/netabare} で殻を破った時はほっこりしつつも、
これお話進むのか?とちょっと不安にw

最近1クール完走後に分割2クールでしたと明かすアニメが増えていますが、
そういう構想があるならば願わくば放送前に宣言して頂けるとありがたいです。


変身ヒロイン枠?として視聴し始めた私ですが、どちらかと言うとアメコミヒーロー志向。
特にフランスなどヨーロッパ地域での海外原作人気を当て込んでのアニメ化そして強気の2期継続ということでしょうか。

21世紀半ばごろ、突如、世界各国に1人ずつ現れた超人的な力を持つヒーローが頑張って“戦争が無くなった”
との趣旨の冒頭基本設定ナレーションは、
ヒーローはなぜ戦争を解決しないのか?だからと言って戦争撲滅編を描き出すと初期の良さが台無しになる。
というアメコミ積年の課題に対する、新世代コミックとしての解答でもあるとのことで(※)

同時に、上記基本設定は、作品の焦点を現代人が抱える“心の戦争”に当てるという宣言でもあります。
ヒーローと対峙することになる敵集団“アマラリルク”も、現実社会との摩擦で心をすり減らした人間の闇に着目し、
童心の純粋さを歪にデフォルメした悪役(ヴィラン)を生成し送り込んで来る。
勧善懲悪とは違う、心について考えさせられるシナリオでした。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・エイトビット

戦闘アニメーションでは、主人公シャイの炎の能力などエフェクトに見応えあり。
自身を顧みず対峙した人間の心の闇に踏み込んで火を灯しに行く。
恥ずかしがり屋なのは人を思いやれる優しい子だから。
シャイの炎には外面的な派手さだけでなく、凝り固まった心を解きほぐすという
テーマに根ざした内面的な美しさがあり、心を揺さぶられました。


原作コミックから流用した斜線を多用したスタイリッシュな『SHY』のロゴ。
シャイの赤面を表現した頬の斜線も想起させられてくすぐったくもなりますw
そのロゴがピンクに“赤面”するフォント変化するアイキャッチも可愛らしくて印象的。


各国ヒーローのコスチュームも光る本作。
エイトビットと言えば、自分の中では未だに『IS 〈インフィニット・ストラトス〉』の印象が強く、
露出が多い女子が描かれると、恥ずかしながらどうしてもエロ目線になってしまいますw
特に恥ずかしいと言いながらハミ尻するシャイの白短パンにはつい目が行ってしまいますw


【キャラ 4.0点】
序盤、主人公シャイに人命救助に失敗したトラウマを乗り越えさせるために再会させた同級生・小石川惟子(こいしかわいこ)。

中盤、それまで救助が主だったシャイにレジェンドヒーローとして戦う覚悟を問う壁役となったスターダスト。

終盤、ただの酔っ払いロシア人じゃないことが明かされた先輩ヒーロー・スピリッツ。
ツィベタこと(※核心的ネタバレ){netabare} 母・レーニャとの過去と本気の親子喧嘩{/netabare} がエグくて熱い1シーズン目のマイベスト。
お酒は大人だって子供に戻れる魔法の薬。
やめられない酒を正当化する魔法のコトバですw

エピソードごとに骨格となるキャラは確立されており、的は絞れている感。

1クール折り返しの最終話にシャイが惟子との友情を深める心の成長エピソードで静かに締めたのも、
本作らしいテーマを捉えたカップリング。


【声優 4.0点】
主演シャイ役・下地 紫野さんの上ずりがちな高音を、
同級生・惟子役・東山 奈央さんが柔らかく包み込む癒やしの構図が基本線。


敵役(ヴィラン)ではクフフさんを演じた日高 里菜さんがトリッキー。
世界のみんなを笑わせると倫理の壁を無邪気に乗り越えヒーローを苦しめる怪演で、
冷たい大人の世界など忘れ、子供のままでいようと訴えるアマラリルクの狂気を象徴。

ロシアのヒーロー・スピリッツ役の能登 麻美子さん。
個人的に2023年は能登 麻美子さんの年。マイベスト助演女優賞はぶっちぎりでマミさんでした。
『~水星の魔女』にて狂気の母親役の怪演で世を震撼させたかと思えば、
本作では感動的な{netabare} 親子愛{/netabare} を幼少期も含めてカバーし熱演したりする。
二度目の全盛期が来たのでは?と思うほどの能登 麻美子さんの充実ぶりに圧倒された一年。
同じく幼少期~大人まで対応した{netabare} CV.沢城 みゆきさん{/netabare} とのマッチアップが本作のクライマックスでした。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は椿山 日南子氏。
静かなピアノ曲で心情をすくい、バトルシーンでは大火力の金管とストリングスでガツンと来る。
優しさと力強さを併せ持った作曲でシャイのヒーロー像を好アシスト。


OP主題歌はMindaRyn「Shiny Girl」
最近アニメタイアップでも目立つタイ人アーティストが歌うアップテンポナンバー。
斜めに疾走するシャイにスタッフクレジットが並走するOPアニメーションがお気に入りです。

ED主題歌はシャイ / 紅葉山テル&小石川惟子「シリタイキモチ」。
ハードな展開の後でも優しいメロディで締めくくり二人の親睦が深まる。
シャイ、惟子各々がソロ歌唱する特殊ED主題歌もあり。


【参考文献】※コミックナタリー「アニメ「SHY」実樹ぶきみ×安藤正臣 | 女子中学生ヒーローを等身大に描くためのこだわりは?」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

フツーにおも・・・、う~ん。ふつーかなぁ。

確か週刊チャンピオンに連載中の作品のはず(2024.4.26)の作品。
何となく記憶を遡ると、連載開始時に続けて観ていたような記憶があるような・・・。

その後は、確か進行がちょっとスローに感じてしまい、じれったくなってしまったのと、個人的には原作絵に少しクセがあって・・・。
絵柄やデザインが悪いってわけでは無くて、少しごちゃごちゃした感じに見える作風だったんですよねぇ、私の目には。
それでフェードアウトしてほったらかしになって、それ以来って感じだった気がしています。


アニメ(動く絵)になったので、ちょっと見てみようと思っての視聴です。
正直、キャラ絵はほんの少し平成風かもしれませんが、悪くない感じですし、作画もスッキリと見え、色づかいもキライではありませんでした。
見やすかったので、視聴を継続してみました。


内容は、ヒーローをやっている気弱な女の子の成長ストーリー的な・・・。
当人曰く、陰キャではなく、インドア派という事らしいですがw。


まぁ、キャラがハマれば、この手のテンプレがんばろう女子は割と受け入れられることが多い訳で。。。
前述したように、少しバタ臭い、今風ではない雰囲気も醸し出しながらの作風でしたが、それなりに物語を追ってはいけました。


登城する人物のパターンも物語の流れも、そして登場する他のヒーロー、敵方を含めて、まぁまぁ、オーソドックスな装いでした。
それも、味方側の仲間の魅力度が割と高かったことが救いでしたかね。

当初、いろいろありながらも親友的な立ち位置に収まってきた:小石川惟子、先輩ヒーローかつお姉さん的な立ち位置で登場してきたスピリッツ(能登谷さんw)などなど。


物語も、大体の流れを作った後に、スピリッツ関連の過去~現在、親子の物語などを後半のメインに据え、見ごたえはありました。
やっぱり、原作と同じで、ほんの少しスローな印象、もたもたした印象もありましたが、ちょっと、物悲しく、親子の境遇の憐憫を感じさせる物語に仕上がっていました。
割とよく出来ていたんじゃないでしょうか。

それにしても、やはり沢城さん力がある。
うまい、そして「あ、沢城さんだ・・・」と気づいても、こちらの思いが醒めない、物語を止めない。
素晴らしいと思います。


形にはなっていたけれど、続きあるんかなぁ、どうすんのかなぁ、と思ってHPを見たところ、7月に2期を放送予定との事。
へー、最初から決まってたんかなぁ。
で、あれば、少し余裕を持ったつくりもアリなのかなぁ、と感じました。


割とサッパリと観れたので、続く物語も気にはなりますし、多分見るような気がしています。


ああ、OPは割とカラフルな色使いで、曲調も良く割と好きでした。
EDも絵的にも曲的にも好きでした。
なんか、最初の走っている所が意味もなく好きでした。
・・・なんか、他にもこんなようなのが好きだって思った記憶があるなぁ・・・。

・・・なんかの、フェチなのかなぁw。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

68.6 2 ヒーローアニメランキング2位
劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(アニメ映画)

2014年2月8日
★★★★☆ 3.9 (311)
2170人が棚に入れました
一度引退を決意したもののヒーローに復帰したワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹とバーナビー・ブルックス Jr.。復帰から数ヶ月後、2部リーグのヒーローとして活躍する2人は、相変わらず言い合いをしながらも日々、街の事件・事故の解決に取り組んでいた。そんな中バーナビーは、スカイハイ、ブルーローズ、ドラゴンキッド、ファイヤーエンブレム、折紙サイクロン、ロックバイソンらHERO TVで活躍する1部リーグのメンバーを見て、1部に復帰したいとこぼす。虎徹はバーナビーを諭しつつ複雑な思いを抱くのだった。一方、“マーベリック事件”によりオーナー不在となったアポロンメディアは、新たにカリスマ実業家のマーク・シュナイダーを新オーナーに迎え会社の立て直しを図っていた。立て直しの一環として、シュナイダーはバーナビーを1部リーグへ復帰させる。だが、バーナビーの相棒はワイルドタイガーではなく、シュナイダーがスカウトした新ヒーロー、ゴールデンライアン(ライアン・ゴールドスミス)だった。時を同じくしてシュテルンビルトでは奇妙な事件が起こり始める。街に古くから伝わる女神伝説になぞらえた不可解なものだったが、それはシュテルンビルトを揺るがす未曾有の大事件への序章に過ぎなかった…。

声優・キャラクター
平田広明、森田成一、中村悠一、寿美菜子、楠大典、伊瀬茉莉也、津田健次郎、井上剛、岡本信彦、遊佐浩二、小山力也、水樹奈々、麦人、大塚芳忠
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

自分と誰かを比べないこと。みんなそれぞれ違うけど、それでいい。

TIGER&BUNNY(タイガー&バニー)、
略してタイバニの劇場版第二弾♪

テレビシリーズ最終回の
その後の物語が描かれています。

ヒーローたちが帰ってきたよ♪

タイバニを全話見ていなくても、劇場版第一弾さえ見ていれば、
ストーリーをつかむのは問題ないと思います。

100分ほどの作品です。


● ストーリー
超能力を使える能力者・NEXT(ネクスト)が
ヒーローとして市民を守っている近未来の街。

二部リーグのヒーローとして活動中の
ワイルドタイガーこと虎徹(こてつ)&バーナビー。

会社の方針で、
一部リーグに復帰できることに!

だけど復帰できるのはバーナビーだけ。
虎徹の代わりに新しいヒーローがスカウトされていた。

その頃街では、
伝説の女神を模した不気味な事件で大騒ぎだった。


ヒーローをやめた虎徹の姿は
なんとも寂しいものがあって…。

やっぱり彼は、
ヒーローとして動き回っている姿が一番合っている♪

肝心の映画の内容は、うーん…。
なんだか途中で飽きてしまいました。

ストーリーかな、
ストーリーに飽きたのかな。

ヒーローいっけええええ!な見どころも
全体的に少なかったし。

敵もぼんやりとしていて、
ひとつの事件が引き延ばされている感じがしました。


しかし!

抑えるべきポイントは
よくわかっていらっしゃる!

ラストシーンまでに私が見たいと思っていたポイント、
{netabare}
虎徹の見せ場、
タイガーとバーナビーのコンビ復活、
そしてヒーロー総活躍…。 {/netabare}

これらをしっかり見せてくれました!

山場、ラストシーン、そしてEDまでの流れが、
すっごくよかったです!!興奮したわー!


≪ 個性 ≫

今回のヒーローたちは、
何かしら悩みを抱えている様子が描かれます。

それぞれの悩みは違うけれど、たどり着いた結論で共通しているのが
「どんな自分もそれでいいんだ。」という個性に対する受容。

それぞれがこれまでの殻を破った
新しい一面を見せてくれました^^

自分らしさに対する葛藤を受け入れるには、
仲間の存在が欠かせなかった。

「おまえはおまえだ。」的なことをさらっと言える関係、
素敵なライバル関係だなーとかっこよく思ったよ^^

見ている人にも「おまえはおまえだ。だから自信を持て。」と
応援したいメッセージも込められていたのでしょうね。


● キャラクター
新しいバーナビーのパートナーが、
今回のNEWヒーロー・ゴールデンライアン。

嫌な奴だなーと思っていましたが、
だからこそ前パートナーの虎徹のよさが際立つというもの。笑

さらに中村悠一さんの声が好きなので、
嫌いになれませんでしたw


ヒーローたちはみんな相変わらずかっこいいですね♪

私のお気に入りはTVシリーズから変わらず、
ずっと虎徹です^^

今回もかっこいいおじさまだったわ♪


● 音楽
【 OP「ネメシス」/ NOVELS 】

前作に引き続きNOVELSが担当で嬉しい♪

前作のOPの方が個人的には好きですが、
こちらもOPらしい雰囲気の曲で、悪くはなかったと思います^^


【 主題歌「harmonized finale」/ UNISON SQUARE GARDEN 】

きましたよー、神曲ですよ!!

前作の主題歌も大好きなのですが、
この曲はそれを越えてきた。

タイバニきっかけで
ユニゾンの曲が大好きになったのですが、

この曲、私の中のユニゾンの曲ランキングで
トップ5に入ると断言できるほど好きな曲なのですよね♪

曲単体も好きだったのですが、
ラストシーンとこの曲のイントロへの流れがまた素晴らしい…!

なんかもう、
感極まって泣きそうになりました(´;ω;`)笑


● まとめ
これまでのヒーローたちには深みを。
NEWヒーローで新しい風を。

そしてやっぱりヒーローかっこいいな!という満足感を。

完成度の高さを底上げする総合力は
さすがだなと思える劇場版でした♪

完全新作ストーリーですし、
タイバニが好きなら、きっと楽しめると思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

オイラの期待の仕方が悪かったのか?┐(´_`)┌

タイバニシリーズ最新作
ユニゾンさんが歌うEDテーマの歌詞の通りなら
「ずっと続けばいいな けど 終わりが近いづいているのもわかるよ」
とまあたぶん暫くは今作を完結編として位置づけるっぽいです


で、完結編として観ちゃうと至極中途半端です(爆)


前作『The Bigining』とは違い完全にオリジナルストーリー
冒頭に軽く入るテレビシリーズのダイジェストが親切設計
『星空サンライズ』に寄せられたファンの投稿によれば初めてタイバニに触れたお父さんでも楽しめるとのことで、初心者ウェルカム構成はgoodです
この辺はアメコミヒーロー映画をお手本としているだけあって評価すべきところだとオイラ思います
























マーベリック事件の完結後、衰えを隠しきれずも2部リーグのヒーローとして奮闘するワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹
しかし新オーナーの命令で虎徹は解雇され、海外から雇われてきた若者「ゴールデンライアン」がバーナビーの新たなパートナーとして選ばれる


ヒーローを生業とすることの決断を迫られ悩んでいたテレビシリーズまでとは違い、今作では遂に【ヒーロー=サラリーマン】であることを突きつけられ如何ともし難い理由で引退を余儀なくされた虎徹


一方凸凹コンビながらもゴールデンライアンの実力の高さも相まって活躍する新コンビ「ライアン&バーナビー」


しかしシュテルンビルトに伝わる伝説になぞらえた事件を起こす謎のNEXT能力者が現れ、彼らに圧倒されてしまい苦戦強いられるヒーローの面々
さらに犯人逮捕をこじらせるヒーロー達を見かねたダークヒーローのルナティックまでもが動き出す騒ぎ
謎に満ちたNEXT思想犯達の真の目的とは・・・?
虎徹の命運はどうなるのか・・・?
かつては復讐に生きた男バーナビー、己が信念こそが正義だとするルナティック、復讐を成し遂げんとするNEXT思想犯
3つの正義がシュテルンビルトでぶつかり合う
























まず明らかに後付けな今作のキーワード「女神伝説」が全然しっくりこない
それに敵味方共にポッと出の新キャラに美味しいところを持っていかれて翻弄されるヒーロー達ってのが情けなさ過ぎる;
ドラゴンキッドは明らかにテレビシリーズより弱い
本作のエピソードの約1/3を占める「ファイヤーエンブレムの出生」はテレビシリーズで特にその素性が語られていなかったとはいえわざわざこのタイミングでやるのには無理がある
ってか何によりオイラが期待していたのは結局のところテレビシリーズでは決着が着いていない「ウロボロス」の真相
これが一切なんも絡んでこない


『The Bigining』もあったわけですし、せめて新キャラクターや女神伝説の伏線は欲しかったですね
初心者ウェルカムは大変結構ですがシリーズを追いかけてきたファンへのサービス、もっとあっても良かったんじゃないでしょうか?
上記した主題歌が奏でる【卒業感】やさらにパワーアップしたCGのバトルシーンは素晴らしかったです
作画に関してはフルアニメーションを多用したヌルヌル感で欧米アニメを意識してるっぽくこれは好みが分かれそうな部分
楓がちょっと大きくなってたのは微笑ましいところ(笑)


良かった部分が大きいだけあって詰め込み過ぎは「映画」としてよろしくない
その辺は『モーパイ』の方が上手く出来てましたし、個人的にはさとうけいいち監督の次回作の方が楽しみですわ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

PPN さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

がんばれ虎徹おじさん O(`・ω・´)O

2014年完全オリジナルストーリーで公開された
“TIGER&BUNNY”2作目となる劇場版作品。

面白かったアニメ本編、劇場版Beginningと視聴済。
完全新作であるこのRisingはイヤでもハードルが
上がってしまいましたw

ストーリーはアニメ本編のその後。
活躍するのは新キャラを含む他のヒーローたち。
その陰で『ヒーロー』として悩み、必死にもがく
虎徹の姿を上手に描いています。
虎徹おじさんの活躍を期待していた方には
ちょっと残念な展開かも知れませんね^^;
ただ、『見せ場はアクションだけじゃない』という
いかにもタイバニらしい演出がとても良かったと思います。

独特のアメコミ風作画は健在。
アクションシーンはさすがの一言!
迫力満点で格好良かったです(*´∀`*)♪
ブルーローズ可愛かっただす(*´∀`*)♡

それにしても、虎徹役の平田広明はハマってますねw
いつものレギュラーメンバーも好演♪
個人的にはファイヤーエンブレム役の津田健次郎が熱かったです!
中村悠一、大塚芳忠、小山力也、水樹奈々とゲスト声優も豪華。
UNISON SQUARE GARDENが今回も主題歌を担当。
しっかりと世界観に合わせた良い曲になっています♬


期待通りTIGER&BUNNYという作品の世界観が
凝縮された素晴らしい出来だと思いますヾ(≧∇≦)
「まだ視聴してない」という方には
ぜひ、この世界観を味わって頂きたいです!

正直、100分の劇場版では時間が足りませんw
TVアニメ2期希望します♪♪



《キャスト》
ワイルドタイガー/鏑木・T・虎徹(CV.平田 広明)
バーナビー・ブルックスJr.(CV.森田 成一)
ゴールデンライアン/ライアン・ゴールドスミス(CV.中村 悠一)
ブルーローズ/カリーナ・ライル(CV.寿 美菜子)
ロックバイソン/アントニオ・ロペス(CV.楠 大典)
スカイハイ/キース・グッドマン(CV.井上 剛)
ドラゴンキッド/ホァン・パオリン(CV.伊瀬 茉莉也)
折紙サイクロン/イワン・カレリン(CV.岡本 信彦)
ファイヤーエンブレム/ネイサン・シーモア(CV.津田 健次郎)
アニエス・ジュベール(CV.甲斐田 裕子)
鏑木楓(CV.日高 里菜)
ルナティック/ユーリ・ペトロフ(CV.遊佐 浩二)
マーク・シュナイダー(CV.大塚 芳忠)


《主題歌》
『harmonized finale』/UNISON SQUARE GARDEN

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

70.5 3 ヒーローアニメランキング3位
revisions リヴィジョンズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (308)
1130人が棚に入れました
「これは予言よ。あなたたち五人に、いつか大変な危機が訪れるの。そのときみんなを守れるのはあなた」幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂島大介は、幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、不可思議な現象──「渋谷漂流」に巻き込まれる。渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。理由もわからぬまま化け物に蹂躙されていく渋谷を助けようと現れたのは、誘拐事件の大介の恩人と同名で瓜二つの少女・ミロ。彼女は、大介たちだけが操縦できる人形兵器「ストリング・パペット」を提供し、渋谷を守れと促す。誘拐事件の恩人──ミロによる予言「仲間を守る運命」を信じて生きてきた大介は、ついに訪れた危機と手に入れた力に歓喜する。しかし、幼なじみ5人の絆は誘拐事件の影響でバラバラとなっていた。孤立した街。未知の敵。未確定な過去と運命の予言。

声優・キャラクター
内山昂輝、小松未可子、島﨑信長、高橋李依、石見舞菜香、斉藤壮馬、日笠陽子、田村ゆかり、櫻井孝宏、遠藤綾、てらそままさき、飛田展男、寺崎裕香、大塚芳忠
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

堂嶋大介は認められたい

【概要】
 2019年冬。全12話のオリジナルアニメ。3DCGで制作されたSFサバイバルアクション。監督はコードギアスなどで知られる谷口悟朗。

 このアニメの良い所。それは

一、THE ORAL CIGARETTESのOP曲「ワガママで誤魔化さないで」
二、ミロのケツ
三、ルウのケツ

-- 以上 --

 高名な監督が手掛ける作品ということで期待していたんだけどな。まさか「刻越えのデリダ」に匹敵する、時間もの失敗作オリジナルアニメを2クール連続で引くとは思わなかった・・・

【3DCGアニメ】
 revisionsは全編3DCGで制作されている。クオリティは高いと思うのだけど、実は3Dの日本アニメはrevisionsに限らず、逆に海外で人気がない。最近で国外でも好評だった3DCGアニメは「宝石の国」くらいじゃないだろうか。

 どうも海外のアニメファンは日本の伝統的なセルアニメーションの持つテクスチャに魅力を感じているようで、日本以外でも制作されている3DCGのアニメならわざわざ異国の映像作品を観ようとは思わないのかもしれない。+Ultra枠は世界を見据えた作品をラインナップをするという方針だったのだが、前作のINGRESS、そして本作と3DCGアニメはどちらも不評でフジテレビ制作サイドの戦略ミスのように思う。(さすがにまずいと感じたのか次作のキャロル&チューズデイは2Dらしい)

 3DCGは日本のアニメの特色が失われるというやや感傷的な理由だけではなく、最初のモデル作成に手間がかかるため、あまり多くのキャラやセットを用意できないという欠点がある。本作においては渋谷を舞台にしておきながら、実際に画面に映るのは学校、市役所、そして荒野と設定を活かせていないし敵キャラも親玉の3体を除いて量産型で面白味に欠ける。アーヴ側の人間がミロ1人しか登場しないのは3DCGの足枷によるもので、未来人の二大勢力が3人と1人で代表して争うというなんとも寂しいことになっている。設定は壮大なのに小じんまりした映像になってしまったのは残念である。

【SFサバイバル群像劇】
 公式での謳い文句によるとrevisionsはジュブナイル(青春)+パニック(災害)+アンサンブル(群像劇)とのことなのだが、色んな要素を寄せ集めた結果、1クールで処理できず中途半端に終わるというありがちな失敗をしているように感じた。

 {netabare}まずこのアニメは青春群像劇とは言い難い。5人の高校生がメインキャラクターだが視点は随分と偏っており、基本的に主人公の堂嶋大介+他の誰かという組み合わせでしか話は進まない。大介の「ヒーローになりたい」という葛藤が常にお話の中心で、暴走気味の主人公と他のキャラの意見がぶつかる場面が執拗に描かれる。未来の渋谷でどう生き延びるかという状況で、一般人からするとどうでもよい、大介と他の人間との衝突ばっかりやっているのだからうんざりする。視聴者からしてもどうでもいいことだ。

 一見優等生に見える他の4人にも決して欠点がないわけではない。ガイは優秀であるがゆえに人を見下しがち、ガイの双子の妹ルウも同じく優秀だが感情的、マリマリはおっとりした性格だがピンチ場面ではの優柔不断、慶作は典型的な「いい奴」なのだが、彼には悩みがある。慶作はマリマリが好きなのだが、お人良しすぎてマリマリへの恋心を打ち明けないまま大介に譲ろうとしている。マリマリは大介をちょっと意識しているのだ。

 こうしたお話のネタがあるのにも関わらず、全12話を通して5人の関係性はほぼ変化がない。ただ大介が自身のヒーロー願望とどう折り合いをつけて成長するかというだけのお話で、5人のキャラクターの心情が交錯することはあまりなく、大介がルウ兄妹と絆を修復して終わりだ。青春物として単調であまり面白いとは思えなかった。仲直りする場面でMiyuuの歌声が響けば視聴者は感動してくれると思ってないだろうか。挿入歌で誤魔化さないで!

 災害(サバイバル)としてはさらに厳しい。revisionsは未来人の思惑によって渋谷を街ごと未来に転送される、という設定である。渋谷の街の外は見渡す限りの荒野が広がっており、化け物に成り果てた未来人revisions(リビジョンズ)が襲い掛かってくる。ライフラインを絶たれた現代人がいかにして生き延びるのか、という問題は当然力を入れて描写すべき事柄だ。

 ところが、このアニメは人々の生活が全くと言っていいほど描かれないのである。食料も水もどうやって調達しているのか不明。電気は都合よくリビジョンズと敵対関係にある未来人アーヴがモビルスーツ用の電源を供給してくれる。災害時の生活の描写がなければ臨場感に欠けるし、だいいち面白くない。せっかくの面白くなりそうな設定をなぜ活かそうとしないのだろう。しかし次第に人々が不安でイライラしていく様子だけはちゃんと描かれる。何だこの本末転倒な感じは。第6話でムラついた保健室の先生がいきなり主人公を性的に誘惑してくるが、結局何のフラグでもなかった。大人の色気で誤魔化さないで!

 さらに言うとSFとしても褒められたものではない。最初のうちは量子脳という概念を持ち出して渋谷の街を未来に転送した状況を何とか筋道を立てて説明しようとしていたが、最終的にラスボスは時間の概念を超越した存在になり、完全にロジックを放棄してしまう。第一話のミロが5人それぞれに告げた予言も伏線として回収されず、一体あれは何だったの?感が果てしない。ラストバトルはどこで戦っているのかもよく分からない。そして謎の友情パワーで打開。何だ、このジャンプの打ち切り漫画みたいな終わり方は。デウス・エクス・マキナで誤魔化さないで!
{/netabare}

【主人公】
 さて、ここからが本題。本作一番の問題点、それは皆から「うざいうざい」と叩かれる主人公、堂嶋大介のキャラクターである。

{netabare}
 幼い頃、主人公の大介は誘拐事件に合い、不思議な女性・ミロによって助けられる。ミロは大介に「あなたたち5人にいつか大変な危機が訪れる。忘れないで。あなたがみんなを守るのよ」と予言を残して去る。

 その日の出来事が忘れられない大介は俺が皆を守らなければならないという強迫観念に囚われ、問題児になってしまう。独善的な正義感を振りかざし、街のチンピラに絡んで相手に怪我をさせても悪びれる様子はない。仲間からありがた迷惑だと批難されても「だってあの時ミロはみんなを守れって言ったじゃないか!」と逆ギレする。冒頭から印象最悪のキャラだ。

 さて第1話の終盤に話が大きく動く。未来人の力で渋谷転送が起こり、非常事態になると大介は「やっぱり俺が正しかったんだ!」と犠牲者が出ている状況にも関わらずニヤニヤしている。そして未来からやってきたミロからパワードスーツ「ストリングパペット」を受け取ると彼は憧れのヒーローになれたと狂喜乱舞する。しかしパペットはもう2体あり、他の4人も操縦できることが分かると大介は手柄を横取りされてしまうとばかりに露骨に嫌な顔をする。その後も人命よりも自身の功名心を優先する態度を取り、あらゆる人達の反感を買う。

 はっきりいってここまで悪く描かれる主人公は珍しい。だが、周囲の人間が彼を白眼視していることも強調されるため、「大介のヒーロー願望はやがて挫折し、そこから成長して真のヒーローになるお話だろう」とは容易に想像がつく。一応視聴者への目配せはできているのである。が、だからといって温かい目で彼の成長を見守ることができることができるかというと疑問だ。

 不人気主人公・大介クンは、要するにひたすら

 認められたい認められたい認められたい認められたい
 認められたい認められたい認められたい認められたい
 認められたい認められたい認められたい認められたい
 認められたい認められたい認められたい認められたい

と言っている。これは最近よく聞く「承認欲求」というやつである。承認欲求は誰しもが持つ欲望で、例えばレビューにサンキューを押す行為はレビュー自体の評価をするというよりはむしろサンキューを送り合うことで参加者の承認欲求を満たし、SNSを活性化させる意味合いが強い。ご存知の通り他のSNSにも同様のイイネ!機能はだいたい用意されており、このイイネ!(=他者からの承認)を集めることは現代人の関心事になっている。

 ならば彼の「認められたい」という思いはある程度共感できるのではないか?と思うが残念ながらそうは感じなかった。本作の設定はそもそもがおかしいんだよな。堂嶋大介はヒーローになろうとして問題行動を度々起こし、皆の評価を大きく下げている。これは逆で、メサイア・コンプレックスというのは他の何らかの要因で周囲の評価が低くて、すでに固まってしまった自分の評価を一気に挽回しようという思いに駆られ、自分がヒーロー的な活躍をすることに執着するんだよ。要するに一発逆転を狙っているのである。

 大介のようにわざわざ自分で状況を悪くしているだけの人間には違和感しか感じない。大介は無理にヒーローになろうとしなけば何も問題もない高校生だ。大介の設定を再確認すると、虐められているわけでもなく、友達もいるし、貧乏でもなく、隠れ巨乳の幼なじみが好意を抱いているという状況にある。彼がヒーローになりたいと意固地になる理由は何なのか全く伝わらない。(両親がいないのかと思ったらみんなを守りたいからと勝手に親元を離れたらしい。アホか。)

 あのさ、人はみんなコンプレックスを抱えて生きているんだよ。ブサイクだとかデブだとかワキガだとか頭が悪いとかハゲだとか皮膚炎だとか貧乳だとか性にまつわるエトセトラとか。それなのに特にコンプレックスもなく生きている人間が、勝手なヒーロー願望に駆られ、承認欲求を求めて自滅するアニメを観て共感できるわけがない。うざい・うざくない以前に人間として理解できないし、僕ははっきりいってこんな主人公に興味がない。
{/netabare}

 インタビュー記事(※)で谷口監督は「共感できる主人公である必要はない。」と発言していたが、本当にそうなのだろうか。もしかして制作スタッフは承認欲求が悪だと勘違いしてはいないだろうか。「もっと褒めてほしい」「評価されたい」という思いは人の誰しもが持つ基本的な感情であり、モチベーションの源として必要なものだ。問題なのは承認欲求が一向に満たされない状況にあるのであって、そこに説得力がなければいくらドラマチックな展開を先に用意しても心に響かない。大介のヒーローになりたいと渇望する気持ちにもっと共感できればこのアニメの評価は全く違ったような気がする。


※https://jp.ign.com/revisions-anime/31881/interview/revisions-cg

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ワガママで誤魔化さないで

1話感想{netabare}
自分も結構気軽に「なろう系」って言葉使っちゃってるけど、最近はそれの主流も変わってきてるみたいで、さえないクズ主人公がイケメンクラスメートと異世界行って、そこでは主人公が大活躍して、今まで自分を馬鹿にしてたクラスメートをいびり倒すってのが流行ってるらしい。
まぁ、のび太がジャイアンやスネ夫を滅多刺しにして出木杉クンから神のように信奉され靴なめさせてしずかちゃんを犯すのが流行ってるらしい(犯すと「さすが、さすが」と賞賛される)。
そういう系の作品がアニメ化され出したらキツいなぁと思ってたのだけど…あ、先手打ってきた?
この作品、主人公は暫くの間「のび太が調子に乗ってる段階」を続けるんじゃないかな?
途中で挫折なり「これじゃアカンわ」と立ち止まる展開になる…と思うのだけど、そうではなくずっと調子乗りっ放しで行ったら笑える。
1話じゃまだ分からないですけどね、なろうに阿(おもね)るかカウンター決めるか、今後の展開が気になります。
自分はカウンター決めると思うんだけどなぁ。
ただ、こういう作りは“鉄のラインバレル”がそうだったけど、当時ですら「主人公が調子に乗ってる(後でしっぺ返し食らうのがバレバレなのに)」段階で「主人公気に入らない」として見るの辞めた人が続出だったような…。
主人公は子供の頃、あんな状況でそんなこと言われたら「神から啓示を受けたレベル」で陶酔しちゃってもおかしくないかなぁ~とは思うのだが…それでもダメな人はダメなんかな。{/netabare}

3話までの感想{netabare}
やっべニヤニヤが止まらないw
ニヤニヤの根拠は「コイツ鼻っ柱折られるんだろうなぁ」を感じるから…とはいえ本当にそんな展開になってくれるかどうかは未来予知能力の無い私には確証が無い。
と思ったら、これって先にネトフリで全話配信されたやつなのか。
なるべくネタバレは見ないように警戒してるけど、どうやらそこら辺は安心して良いっぽい。
但し吠え面かくハメになるのはずっと先らしい…のだけど、片鱗は早くも3話で見せ始めてるかな?

自分語りしてもしょうがないのだけど別にカッコつける気もないので言っちゃうと、主人公の言動に身に覚えが無いワケではない。
クラスで出し物するってのに練習でクラスの連中はヤル気が無く「コイツらつかえねー」と下に見てたんだけど、いざ本番になったら皆しっかり演技して、練習の時必死こいてた自分を振り返って「あれ、オレなに思い上がってたんだ?」と自己嫌悪したこと、あるあるw
他にはにわか知識をひけらかしてたら、その相手が実はその道の専門家で釈迦に説法してたと後から知って顔から火が出る思いになったり、あるあるww
大抵の人はそういう経験(下だと思ってた人間が自分よりよっぽど上等だと思い知らされる経験)って多かれ少なかれあると思うのだけど、「オレも若かったなぁ」と笑って話せるくらいでないとトラウマ抉ってキツい、のか?
自分はアレだなぁ、逆にそういうのがクセになってそういう作品を好む傾向にあるのかも知れない。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
ああもう主人公が可愛くてキスしたいレベル、性的な意味じゃなくて孫を可愛がるお爺ちゃん的視線でね。
5話、電力はカドだし敵がまさかの…ベタすぎて「まさかそんなありきたりな展開はないだろー」と思ってたハダカデバネズミ展開。
もう何万回使い古されたネタだ?
ちょっと前にやってた“グリッドマン”でも「まさかそんなことはないだろーハハハ」と流されたネタで、ここまで直球なのはむしろ「もうひと捻りなにかありそう」とさえ思える。
なにより6話。
まぁ、こうなるわな。
ってか…う~ん、ここぞとばかりにこの作品を警棒にして他作品を殴るようなマネするのもアレですが、さっき例で出した“グリッドマン”もその意思を感じたのだけど、生温い異世界転生モノに「こりゃちょっとアレじゃね?」と思ってるクリエイターはそれなりに居るんじゃないかな。
元居る世界に帰ろうとも思わない、現地の人はあくまで自分を賞賛するための道具としか思ってない、自分と同じ立場の人間がもし居たとしても自分より劣ってることを望んでる、等々のソレ系。
クリエイターがそういうのを不快に思ってるかどうかまでは知りませんが、最近そういうのが流行ってるのであるならそのカウンター作品を作りたくなるのはある意味健全とも。
まぁ自分は不快でしょうがなかったんですけどね、ここまで直截に「言ってやりたかったこと」を出してくるとはなぁ…ゲシュペンストのメッセージね。
ってかちっと書き出してみたんだけど、ここまで辛辣に書けるのは5chでもそう居ないんじゃない?さすがプロだなーと感心するレベル。
そこまで言っちゃって大丈夫?とさえ思えるんだけど、だ、大丈夫だよね?
しっかしまぁ…これでゲシュペンストの言ってたことは大間違い・ただの精神攻撃だったで終わったらちょっと寂しいかな。
逆に主人公開き直って「ああそうだとも、オレはこの世界で一番偉いんだ、喝采せよ」とか言って終わったら皮肉利きすぎてて笑い死ぬかも知れん。

一方でユミコ先生がコワイ。
極限状態に追い込まれてヘンな宗教に目覚めちゃったみたいな…自分の本性に向き合ってるのか目を逸らしたがってる(正当化したがってる)のか、どっちなんだろうなぁ。{/netabare}

8話までの感想{netabare}
キターーー、遂に鼻っ柱折られる展開に。
散々オレが守るオレが守る言ってたのに守ることができずに意気消沈、ヒャッホウ。
ところで──
あんま言わないようにしてたんだけど、すっごく富野臭くない?
反省房入りしたり、「ボクが一番ガンダムを上手く使えるんだ」みたいなこと言わせたり、目の前で母親殺されたり。
おかげで8話でケイサクの母が殺された時はキターーーと思ってしまったし、その後の激怒パンチではカミューラランバンの仇!と言って欲しいと思ってしまったり(実際のカミューラランバンでは感情露わにしてないけど)。
一方ワザとケイサクを煽ってチハルを始末しようとしたニコラスの謀反だと思うのだけど、この展開はどっちかっつーと戦隊ヒーローモノの方が近い?
折角待ち望んだヒトの体を手に入れた瞬間死亡って…RPGの復活した瞬間勇者に倒される大魔王かな?
実際あそこで死んでくれなかったら人工量子脳によって渋谷が固定されてたんだろうし、復活させてはいけない大魔王的ポジよね。
更にケイサクが消えて腕だけ落ちるところは「アブドゥルー!」と叫びそうになった。
…うん、ご免なさい、既存作品ばかり挙げちゃって非常にヲタ臭くてキモいと思われてそう。
だけど作ってる側はそういうの狙ってるんじゃないかなー?
意図的に「どこかで見たアレ」をブッ込んでるような気配を感じる、ハダカデバネズミもそうだし。
なんかの作品で似たような意図を感じる作品があったんだけど思い出せない、あっちはそれが鼻についたのにこっちはそれがむしろ楽しい。
これの違いは何だろ?と考えると、明らかに知っててワザとやってるのと、知らずに似通ってしまったことの違い…なのかなぁ?
単に自分が富野好きだからか?
よくよく考えるとこれがダメそうな方はイデオンもダメそうだし。{/netabare}

最終回まで見ての感想{netabare}
ネタバレは見ないようにしてはいたのだけどちょろっと見てしまい、そこでは「主人公はダイスケではなくケーサク」みたいなことが書かれてて、「え、そんなこと可能なん?」と、どんな展開ならそうなるのか想像できずに居たのですが──。
ナルホドそういうことか。
あはは、確かにこりゃあ主人公はケーサクだw
こういう話好きですよ、運命の星の元に生まれたワケでもない「馬の骨(ダイスケ)」が世界を救うって話。
ゲームwizardryではワザとボーナス値の低いキャラを育成したもんです。

最初に最終回の感想書いちゃったけど、10・11話くらいでは非常に勿体無いという感情に襲われました。
ダイスケが鼻っ柱折られてやっとマトモになった後の描写や、黒岩が死んで指揮系統が混乱とか、渋谷住民の不安が不満に変わって治安悪くなるとか、単純にサバイバル要素とか、もっとやってくれよ!と。
くそう、2クールあったらそこら辺ねっとりじっくりどんよりやってくれたのかなぁと思うとホント勿体無い。
この感情って前にも経験したことあるなぁと思ったら…ああ、“ID-0”だ。
監督同じじゃーん!
“コードギアス”が有名だけど、1クール作品を作る場合こういったのが持ち味なのか?
「あれ?そのネタ掘り下げればスゲー面白そうなのに流しちゃうの?」って感じの。
ぐぬぬ、なんか悔しいなぁ、この監督には2クール以上の仕事回して欲しいなぁ。

タイムトラベルの話って同期放送で自分が見てる分だけでも“えんどろ~”“デートアライブ3”でも扱ってて「ホント好きねぇ」とちょっと飽きてるキライがあるかも?
それに結局は誰が記憶保持能力者(リーディングシュタイナー持ちって言った方が通じやすそう)かでどうとでもなっちゃうというか。
物語の核になる部分なのに余り興味は沸かなかった。
最後のホウチュウの叫びは「お前ガノンかよ?」って感じだったし、ムキューの本体は“ファンタスティックプラネット”だし、最終回のCパートはもうホラー作品の定番。
わざと既視感を刺激するような作りを狙ったんじゃないか?と思ってるのだけど見当違いかなぁ?
よく言われてるダイスケの性格だけど、やっぱり自分は気にならない。
後で更正されるのは明白だし、周囲のキャラもちゃんとウザがってたし。
それよりも「どう見ても難アリの性格なのに誰も(作者含め)おかしいと気付いてなさそう」って作りの方が個人的には苦手。

同監督が1つ前に手掛けた“ID-0”と比較すると、あっちでは意図的に民衆を画面に映さないようにしてましたが、こっちでは普通に映してましたね。
個人的にはこっちのが良いかなぁ、もっと掘り下げてくれたら更に良かったんだけど…。


総評
2クール以上やってくれぇ!{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

僕と君との我慢比べ

オリジナルアニメ


とりあえず初回を観て、馴染みの渋谷だし、思ったよりCGのカクカク感も薄いし、ロボットは置いといて巻き込まれパニックものとして引き込みも良かったので視聴を決めてます。
後から、監督さんが『コードギアス』作られた方と知った感じ。あらすじは省略。
とにかく主人公がウザいで有名な本作。どんだけウザいか覗いてみよう!と野次馬根性丸出しのきっかけでよろしいかと思います。そして、できるだけ心に余裕のある時期に視聴することを推奨します。


主人公についてはなんかもう書くのも嫌(笑)
そこで、

1.主人公がどうしようもなく魅力のない場合の身の処し方

私の場合こうである。

 A こんな奴でも受け入れるキャパの広い俺氏!をきどるために観る
 B さようなら

このAとBの境界に明確な基準を設けられたら良いのに、たいていは気分だったりします。それと心の余裕。踏ん張りの一つ指標になるのは、主人公のマイナスを他のキャラのプラスで補うことです。
{netabare}しかしながらまりまりがダメでした。1話で同級生殺されてるのに、第6話で「化け物が元人間だから戦えない」と号泣。いやいや手を打たなきゃこちらがやられますから(゜o゜)
そしてそんなどうでもよい理由で揺れるゆかいな仲間たち。どうせギリギリになって覚悟決めるんでしょ?だったら手遅れになる前にやりなさいよ、と。{/netabare}
そんなわけで他のキャラもダメでした。

{netabare}ところが・・・ “ヒーロー気取りのバカw” 落書きの内容が視聴者の声を代弁します。{/netabare}

ここまでのキャラ設定にした意図を勘ぐりたくなってきます。ちょっと様子見しよっかな。マイナス×マイナスがプラスに転じるところを期待しました。


2.見せてもらおうか!この者らの末路を・・・

なんか良いお話で終幕しました。むしろクールアニメ平均点よりちょい上くらいの面白さです。
堂島大介くんとゆかいな仲間たちについても、「これを機会に立派な人生を送ってほしい」とエールを送りたい気分。我ながら見事な掌返しです。
終わりよければなんとやら…という作品に見えますので、「いつこの子が鼻っ柱を折られるんだろう?わくわく」くらい余裕をもって臨まれるとよろしいかと思います。

{netabare}転機は第8話。{/netabare}大介くんへの我慢の臨界点に達する頃合いで転機が訪れます。その後、やられた→反省した→改心した、のありきたりな展開とも少し違っていたのが好感でした。
最初から許容できる方はともかく、

 “主人公のウザさとの我慢比べ”

という新しい価値観を提示してくれる作品ではないでしょうか。
内容ほとんど触れずにごめんなさい。それなりに考察しがいのあるストーリーだよというのだけ触れときます。
自分にとってはキャラアニメでした。退屈ということはなくしばらく心がざわつき続けますので興味本位で手に取って良い佳作だと思います。



※レビューは以上でおしまい。以下長めの余談。

3.あっち系の人への挽歌

谷口悟朗氏の『コードギアス』はあにこれでの評価も高い作品で、とくに違和感なく楽しみました。
一方で、作品設定その他政治臭が強いとの声もあり、右だ左だの意見も散見する作品だったみたいです。そんな付帯情報が頭の隅にあってとうに忘れてたのですが、その記憶を呼び覚ますナイスな人物がおりました。そうなると、あれもこれもと繋がってきて、本作を鑑賞する裏の楽しみにもなってたのでご紹介します。

{netabare}その方は渋谷区長:牟田誠一郎

彼と渋谷警察署長黒岩との対比も興味深いものでした。{/netabare}


※政治色強めのネタなのでつまんないですよ。開陳ご注意!
{netabare}やめるなら今のうちですよ。いいですね?忠告しましたからね?{/netabare}


{netabare}リアルでの渋谷区長もポリコレ傾倒していて、条例で憲法違反の同性婚認めちゃうような方です。あれ知り合いのホモ・レズ・バイも軒並み迷惑がってるからね。頼むから掘っ・・・いや放っといてくれというものらしい。
そしてアニメの渋谷区長牟田誠一郎は小者感が際立つキャラで、さっそく第2話から腐臭をさらしてくれてました。言行録で辿ります。

■「君。本部って付けてよ。」「みなさん。我々災害対策本部はここに渋谷臨時政府の樹立を宣言します!」

小者であるが故に肩書にこだわる。そして権力志向が強い。いつぞやか箔をつけさせる目的で大臣の交代サイクルが異様に速かった3年間が日本にもありました。代議士なら大臣目指すことは悪いと思いませんがGOサイン出す内閣が全く制御できてませんでした。某党の元大臣・元副大臣の多さはもはやギャグのレベルです。
「書いたらもうその社は終わりだから」と踏ん反り返った大臣もいました。これ自〇党の政治家だったら社会的抹殺だけでは済まされなかったことでしょう。“偉ぶりたい”が根っこにある者に権力を渡すとろくなことがありません。


■黒岩「問題は覚悟無き主義者共。人権とか戦争反対とか愛とかそんなものは平和時の祭りに過ぎない。そいつらを黙らせ内部の守りを固めたいですね」
牟田「あ…私リベラルでして…」

あ、自己紹介してくれました。この瞬間、牟田に対しての“実は老獪な人物かも?”のセンが完全に消えます。
天賦人権説は夢想論。枠組み(国家)なきゃ無理でしょう。シリアとかどこぞの半島で同じこと言ってください。黒岩のこのセリフは正しい。
そして゛リベラル”という単語。゛左翼”がネガティブ語になってリベラルと呼び変えるようになって久しい現在。逆側も右翼と言われるのを嫌って保守と言ってます。お互い「パヨク」「ネトウヨ」と罵り合ってる状態です。まあ一般人にはどうでもよいことですね。
最近はリベラルを自称するにも息苦しくなって、立件…いや立憲〇〇党の党首が我こそは保守だと言い出す始末。いやあんたら社〇党からの流れでしょうに。左翼受難の時代です。


■「これは極めて高度な政治判断というものですよ」

と言いつつ何も考えてないですね。これは左右問わずかな?
同義語に「もっと話し合いをもって」があります。何を?がなければ問題外です。


■「これにより全渋谷被災者が元の時代、2017年へ帰還するための交渉のテーブルに着けることになったのです!」

判断材料が乏しい時に敵性勢力から与えられたエサに飛びつくのでは交渉にならない。材料が無いなら無いで出来得る限りの仮説を立てる必要があるものの牟田にはその形跡が皆無。せめて自陣の現有戦力なら把握可能でしょうに。人を使う立場にいてはダメな人物というかもうこれは知性の問題と言ってよろしいかと。


■「ま…待ってください!必ず来ますから!約束通りリストにあった人だけは元の時代に戻してくれるんでしょうね!?私は戻れるんですよね!?」

結局これ。
・根拠なく自分だけは大丈夫、と思ってる。保身第一。
・交渉できない相手との交渉にこだわる{/netabare}


モデルとかはいるんでしょうか?お遍路行ってたあの人かな!?
露骨にあっち系(のとりわけ政治家)をこき下ろしてるため、スラップ訴訟が大好きなあっち系の人から「差別を助長するな」と訴えられないか心配です。
こうやって主人公のウザさの影で、裏の楽しみを堪能してたので飽きることはありませんでした。


{netabare}「いつか来るその時のためだけに過ごしてきた」と猛省するのは牟田ではなく大介です。{/netabare}

{netabare}その時が来て浮かれる気持ちはわからなくもありませんが、高揚感だけで具体的なことは考えてない。彼は手段と目的を取り違えていたのです。ただしその過ちに大介は気づいて行動を変えました。
手段の目的化について現実世界では、ノーアイディアなのに「一度私達に犯らせてください」で「政権後退」してしまった事例がまだ生々しい。
これ以上多くは言いませんが、有権者は学習したのに当人たちがね、1ミリも変わってませんね。長くなったのでこの辺で止めときます。{/netabare}


こうなるとリアルの彼らは大介未満という結論に落ち着きます。そりゃ票は取れません。
事実は『revisions』より奇なり。そんな変態的な捉え方をして遊んでました。繰り返しになりますが、キャラクター以外で特筆すべきものはない作品。


-----
2019.09.01追記
≪配点を修正≫ -0.1

視聴時期:2019年1月~2019年3月地上波放送

もともと地上波に先駆けてNetflixで先行配信してたものらしいです。

ついでにオマケで言っとくと、民〇党系列ど左翼の知人がリアルで県議会議員やってます。話の通じるあっち系の方は大歓迎ですよ。


2019.03.29 初稿
2019.09.01 追記/配点修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 47

68.2 4 ヒーローアニメランキング4位
TIGER & BUNNY 2(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (67)
430人が棚に入れました
都市シュテルンビルトは、様々な人種、民族、そして『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その『NEXT』能力を使って平和を守る『ヒーロー』が存在する街。 ヒーロー達は、スポンサーロゴを背負って、企業のイメージアップとヒーローポイントを獲得するため、事件解決や人命救助に奔走している。その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々“キング・オブ・ヒーロー”を目指し、年間ランキングを争っている。 鏑木・T・虎徹とバーナビー・ブルックス Jr.は、今日も平和のため、そして所属企業「アポロンメディア」のイメージアップのためにヒーロー活動を続けていた。 シュテルンビルト発祥の“ヒーローシステム”は、今や世界各地で導入され、ヒーローも増加傾向にあり、シュテルンビルトにも新たなヒーローが加入。 先輩ヒーローとしての活躍も期待される虎徹とバーナビーだが果たして?!


声優・キャラクター
鏑木・T・虎徹(ワイルドタイガー):平田広明
バーナビー・ブルックス Jr.:森田成一
カリーナ・ライル(ブルーローズ):寿美菜子
アントニオ・ロペス(ロックバイソン):楠大典
ホァン・パオリン(ドラゴンキッド):伊瀬茉莉也
ネイサン・シーモア(ファイヤーエンブレム):津田健次郎
キース・グッドマン(スカイハイ):井上剛
イワン・カレリン(折紙サイクロン):岡本信彦

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

1は楽しめましたが… どうしようかな

かつて大いに人気を博した作品の続編ですね。
10年くらい経って続編というのも遅い気もしますが、キャストは全員続投できたのなら問題ないでしょう。

で最初に気づいたのはスポンサーロゴが無くなっていること。
なんででしょう。あれが面白かったのに。

何でだろう? と調べたらどうやらNHKだからだそうで… NHKはろくなことしないな。
別にロゴくらい良いじゃないですか。
本当にNHKはあらゆる面で一切企業ロゴをださないんですかね?
野球中継では外壁の企業ロゴが出るのでは? ドラマの町中では看板は映るのでは?
そんなところに拘る意味がよくわかりませんね。

そこは諦めるとして…。
内容の方は新ヒーローが続々登場して、バディシステムとやらで相変わらずヒーローTVが盛り上がっているという感じ。
1話はただの紹介という感じでしょうか。

1期はなかなか楽しめたのですが、終盤はちょっと飽きてきていたので…。
このまま続きを見るかはちょっと考え中です。
完全3Dになった作画はやや微妙かも。

一応優先順位は上の方に。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

sawa さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

残念でならない。

シーズン1とは別物。
批判です。信奉者はスルー推奨。

新キャラはZETMAN等を彷彿とさせる桂キャラのオンパレード。シーズン1と比較してかなり濃度が上がり、そのせいで世界観に歪みを感じる。
ストーリーは定番もいいところのマンネリ展開が目立ち、陳腐で退屈、既視感にまみれていた。どこぞで見たことがあるエピソードに延々と費やされる尺、ラストは致命的で打ち切りエンドを彷彿とさせる。

ファンを楽しませたい、いい作品を作りたいというクリエイターにあるべき思いではなく、全く異質な意図を感じざるを得ない。

私見として、この2期は桂氏や西田氏の過去の栄光や挫折の亡霊であり、それらを成仏させるために作品を利用したと考えれば私は納得した。


とにかく斬新なアイデアが足りない。奥深い設定が物語から消失したのを感じる。これはなぜだろうか。

原案者は誰であったろう。そこに答えがあるのではないか。

とにかく残念でならない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

石ころ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

色々物足りない

西田征史と桂正和が再びタッグを組んだ続編ですが、より桂正和の原画に近づいたというべきでしょうか、1期より桂氏のタッチが強い気がします。
静止画が多い上、見せ場の戦闘シーンが圧倒的に少ない。動画は若干CGのおかげで滑らかでしたが、作画全体でいえばがっかりしました。

1期の出来栄えが脳内にあるため、今作の1クール内でのキャラの薄さ(新ヒーロー、敵)が目立ちます。もっとキャラ立ててを考えて欲しかった。

あとは伏線をもっと回収してできたのでは?と単純に思いました。何より最後の謎の匂わせぶりの終わり方が許せない。ネトフリ独占で3期or劇場版狙えるほどいい出来とは言い難い。

辛口なコメントつらつら書きましたが、気になる方はチェックしてください。感動はできませんでしたが、笑える所は多少あるので、1期と同様にギャグ方面は見どころかもしれません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

68.5 5 ヒーローアニメランキング5位
TIGER & BUNNY 2[タイガーアンドバニー] Part2(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (45)
285人が棚に入れました
職業・ヒーロー(会社員)! 最高なバディヒーローが帰ってくる! 都市シュテルンビルトは、様々な人種、民族、そして『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その『NEXT』能力を使って平和を守る『ヒーロー』が存在する街。 ヒーロー達は、スポンサーロゴを背負って、企業のイメージアップとヒーローポイントを獲得するため、事件解決や人命救助に奔走している。その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々“キング・オブ・ヒーロー”を目指し、年間ランキングを争っている。 鏑木・T・虎徹とバーナビー・ブルックス Jr.は、今日も平和のため、そして所属企業「アポロンメディア」のイメージアップのためにヒーロー活動を続けていた。 シュテルンビルト発祥の“ヒーローシステム”は、今や世界各地で導入され、ヒーローも増加傾向にあり、シュテルンビルトにも新たなヒーローが加入。 先輩ヒーローとしての活躍も期待される虎徹とバーナビーだが果たして?!

hidehide さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

何はともあれ

中身、終わり方、皆さん色々感じる事も多い様ですね。

個人的には、
何はともあれ、『中年の星!』でしたね。

イケメンに若者多数、
マッチョ、美女の中にあって、の、子持ちの中年。

NEXT能力の減退も、
人間(わたくし)の、老い、体力の衰退、を
鑑みている様で…(笑)

それでも、『100% あがいてみる!』

いやぁ…中年よ、まだ伸びしろを探すのか!と
自身も、
もう少し頑張れるかも、と思ってしまいました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

詰め込み過ぎ

詳しいことはpart1の方に書いたので省略、ただこのpart2にはガッカリ。

ストーリーには関係ないけど、虎徹の兄の結婚を詳しく描いて欲しかった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

87.4 6 ヒーローアニメランキング6位
TIGER&BUNNY [タイガーアンドバニー](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (3361)
17265人が棚に入れました
都市シュテルンビルトは、様々な人種・民族・『NEXT』と呼ばれる特殊能力者が共存し、その能力を使って街の平和を守る『ヒーロー』が存在する街。会社に所属するヒーロー達は、日夜会社の為にスポンサーを背負って、ポイントが入る事件解決や人命救助に奔走している。その活躍の模様は人気番組『HERO TV』で中継されており、各々キング・オブ・ヒーローを目指し、年間ランキングを争っている。そんなサラリーマンヒーローの一人、ワイルドタイガー(鏑木・T・虎徹)は、能力発動の5分間はハンドレッドパワーを使える能力者。人気のピークは過ぎているが、ベテランなりに土地勘、経験値を最大限に生かしたパフォーマンスを見せる。会社の命令には従わなければならないのだが、現場判断で目の前の市民の為には器物破損も厭わない、我が道を突き進んでしまうワイルドタイガーは『正義の壊し屋』という不本意な煽り文句が付けられている。そんな虎徹を雇っていた寛大な会社が、突如吸収合併されることに。ヒーロー業一筋の虎徹、このままだと失業に・・・?

声優・キャラクター
平田広明、森田成一、寿美菜子、楠大典、伊瀬茉莉也、津田健次郎、井上剛、岡本信彦、甲斐田裕子、福田信昭、横島亘、宝亀克寿、日高里菜
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

おじさん&バニーちゃん(88点)

全25話。
アニメオリジナル作品。

個人的満足点:88点
アニメ系統:熱いヒーローバトル

製作サンライズ。
キャラクター原案・ヒーローデザインを桂正和氏がつとめた。

ウイングマンから始まり、ビデオガール、DNA2、I'sと
美少女キャラがすばらしい作品が多い桂氏とおっさん世代には胸熱なわけだが、
どうも作品の雰囲気がアメリカンコミック風な感じで
ぱっと見X-MANか?というような設定・世界観を思わせ
どうにも受け付けないそんな第一印象であった本作だが
実際に1話視聴するとそんな考えは吹っ飛んだ。

まずはその斬新な設定。
ヒーロー物に違いはないのだが、そのヒーローが会社に雇われていて
事件を解決する場面をテレビで放送するのだ。

そんなわけでスポンサー企業もありヒーローたちの
着用するスーツにスポンサーロゴがバンバン入っている。

この作品はそのロゴに実際のアニメのスポンサーを
入れるという新しい試みをやってのけている。
このスポンサーがまたいい味になっている。

各キャラに愛着を持たせるのに一役かっている。
ペプシちゃん、牛角さんは特にスポンサーが光っている。

とそんな真新しい部分ばかりに目が行きがちではあるが
この作品の面白さはそんなところではない。
まずは、主人公の2人が非常にいいのである。

タイガー、通称おっさん、おじさん。
このおっさんが昭和を感じさせる、まさにおっさんなのである。
昔のヒーローみたいに人情味があり熱いのだがドジなのである。

バーナビー、通称バニー。
若くてクールで合理主義。
若くしてヒーローとしての才能を見せ付ける。
おっさんとは正反対の性格と立ち位置。

こんな凸凹な2人がコンビ組むことになり事件を解決していくのだが
その過程での2人の掛け合い、気持ちの動きが絶妙。

反発しながらも引き付けあう。
ベタな作りといえばそうなのだが、そこがまたなんともいいのである。
まさに王道の凸凹コンビなのである。

また、ストーリー構成も非常に良かった。
全25話だが、13話までで一区切りがあるためまったく飽きさせない。
ストーリーも単純で分かりやすく、まさに王道の展開を見せながらも
最後の盛り上がり、締め方もよく、清清しい。

そして、このアニメを見るときに注意していただきたいのは
ED曲が終わっても終わりでは無いので見逃さないで欲しい。
ED曲の後少し話しがつづく。
さらには次回予告でのおっさんとバニーの語りが面白い。
是非そこまで味わっていただきたい。

OP曲ED曲もかなりかっこいい。
個人的には前半OPの「オリオンをなぞる」がかなり好きである。
「ミッシングリンク」「星のすみか」「マインドゲーム」
もいい。
まあ全部いいってことでw

少々気になることといえば、謎を残した物が少しあるってこと。
何か2期を匂わせる感じなのだが。
劇場版製作が決定したので、そこに続くのか?
それとも、別に2期でもやるのか?
これからもまだまだタイバニから目が離せない。

個人的春アニメランキングで1話から不動の1位。
タイバニお勧めなので是非見てみてほしい。


と、まあ色々熱く書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

製作関係者の皆様、いいアニメを
「ありがとう!そして、ありがとう\(^O^)/」


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以下、ここまでの各話毎の感想。
ネタバレを含んでいるので、未視聴の方は
スルーを推奨。

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{netabare}
1話視聴。
正直、期待していなかったのだが、見てみたら意外に面白い。
X-Men風(アメコミ風)の作画で主人公は熱いキャラぽい。
アメコミ苦手な人は敬遠するかもしれないが(自分もアメコミは苦手だが)次回も見たいと思わせてくれる内容。
今後に期待したい。

2話視聴。
TIGERの回。
サラリーマンヒーローの会社での立場、
家族とのやり取り等いい感じ。
作画も気にならなくなってきた。
次回はBUNNY回ぽい。
ここから本筋に入っていくのか?
来週も期待。

3話視聴。
お互い気が合わないが
実は最高のコンビといった感じになっていきそう。
なかなか熱い。
(おっさんはマヨラーかよ(笑))

4話視聴。
熱い、熱い、熱い。
おっさんいいよ。
ペプシちゃんもいいね。
歌えるヒーロー。
ファイヤーエンブレムが経営者でおねえには笑った。
キャラがたっていていい。
他のキャラの話にも期待。
(おっさんお風呂で歯を磨く派なんですね)

5話視聴。
ありきたりな展開だったがいい味出してた。
三文芝居に本物がからんで決着後のプレゼント(笑)
完全に先が読める展開だったが唯一
最後の牛角さんが読めなかった(笑)
(バニーは好きな物は最後に食べるのか(俺もだわ))

7話視聴。
バニーの過去が少しわかった。
6話から敵?が強くなってきた。
ネクストどうしの戦いもなかなかよかった。
なによりタイガー大活躍じゃないですか。
かっこよかった。
おっさんいいよ、おっさん。
(バニー同じメガネ5つもってるのかw)

8話視聴。
折紙回。
そんな能力だったのか。
どうやって戦うのだろうか?
おっさんが最近かっこいい。
こういう熱いおっさん大好きだわ。
(間接照明ってw)

9話視聴。
ベタな中国語表現久しぶりに聴いたアルヨwwww
カンフーキッド大活躍&なかなかかわいいね。
おっさんかわいそすぎるwww
バニーにちょっと異変、何かを思い出したようだ。
さてさてどうなるのやら。
(ジュースの氷は食べるって俺もだwww)

10話視聴。
おっさん、あんたの気持ちはよく分かる。
1人娘とか目に入れても痛くないレヴェル。
カエデちゃん、もう少しパパに優しくしてやってくれ。

今回もおっさんにしびれた。
バニーの登場もベタだが、だがそれがいい。
敵さんもいよいよ本格的に出てきて
盛り上がってまいりました。
(ワインはロゼ派なバニーでしたw)

11話視聴。
おっさん、もうかっこよすぎるだろ。
ベタな熱い男にしびれる。
ジェイクいかれすぎてる。
オリガミやばい。
やばすぎる。
どうなる来週。
ワクワクがとまらない。
(ハンバーガーつぶして食べるのかwおっさん)

12話視聴。
おっさーーん
ジェイクやばすぎる。
ジェイクの能力は恐らくあれだね。
バニーはおっさんの戦いから
気づけたのだろうか?
バニー頼む、何とかしてくれ。
しかし牛角のあつかい可哀想w
(俺もティッシュ2枚重ねて使うよ、バニー)

13話視聴。
やっぱりジェイクの能力はあれだったw
ベタな能力だが、だがそこがいい。
我々おっさんにはたまらない。
そして劇中のおっさん、またもかっこいい。
おっさんのかっこよさは視聴者だけが分かればいいのだよw
おっさんかっこいいよおっさん。
いや虎徹さんw
(おっさん深爪wwwwww)

14話視聴。
新章突入だね。
OP曲ED曲ともに一新。
個人的には今までの曲の方が好きだけど。
OP曲ではファイヤーエンブレムの肩の
メイトがキターって感じw

で、本編だが、ウロボロスから8ヶ月たってた。
今回はおっさんのかっこ悪さがw
B.T.Bユニット結成でダンス爆笑www
ペプシちゃんは今回可愛かった。
ツンデレ恋する乙女だった。

そしてついに牛角さんが!!!!!
いいところ持って行きました。
たまには牛角さんにも活躍してもらわないとね。
(バニー寝る前に牛乳飲むのかw)

15話視聴。
スカイハイ回。
前半笑いが止まらないwww
恋愛について盛り上がる
アネサン、キッド、ペプシちゃん
特にアネサンワロスwwww
後半はシリアスモードオン。
スカイハイ・・・・
切ない。そして、切ない。

おっさん・・・
何となく想像はしていたが、
その通りの展開でくるとは。。。
このままでは終わらないだろうが
どうする、おっさん。
(おっさん、靴下は左からか、俺は右からだw)

16話視聴。
ルナティック!
こいつの存在を忘れてたw
しかも今回はルナティックの正体が!
そしてレジェンド!
おっさんどうする。
今回の話はかなり重要なのではないだろうか。
後半の核となりそうだ。
今後が楽しみだ。
(バニー月2回の美容室って行きすぎじゃねえのw)

17話視聴。
おっさんとかえでの話。
分かるぜ、おっさん。
おっさんの気持ちはよくわかる。
そして、おっさんかっこよかった。
おっさんは俺のヒーローでもあるんだぜw
今回はぐっときた。
親子っていいよ。
1人娘は大事にしないとね、おっさん。
(バニー首から洗うとか、俺は手からだわw)

18話視聴。
クリームから新たな衝撃の真実を告げられた。
ここにきて最後の盛り上げが来たか。
そして、ペプシちゃんのツンデレがちょっと可愛いw
おっさんはいつの間にか皆のヒーローになっていた。
この先どうなるんだろう?
おっさんどうするのか?
まだまだ楽しませてくれそう。
(おっさん、夢に出てきた女優好きになるって分かる気がするw)

19話視聴。
黒幕、予想通りの展開だったw
そうこなくては!
すごく盛り上がってきたよ。
バニーピンチ。
おっさんバニーを助けてやってくれ。
やはりおっさんだけが頼りだ。
(電動ハブラシって何か磨いた気がしなくないか?バニー)

20話視聴。
やべえええええ
おっさーーーん
黒幕のやり方がえげつねえ。
どうやってこの窮地を脱出するのか目が離せない。
ルナティックもからんでくるのか?
(ファンレターちゃんと読むおっさん偉い)

21話視聴。
ルナティックの正義から言えばおっさん側になるのは分かる。
ベンさん、あんたがいた。
ちょっとほっとした。
おっさんにも希望は残っていそうだな。
そしてカエデが切り札になる気がしてきた。
ああ、来週が待ち遠しい。
(おっさん、新聞は広告から。分かりますw)

22話視聴。
楓が切り札と予想通りだった。
ペプシちゃんだけはおっさんのこと信じてくれようと
してたのが、嬉しいぜ。
が、ハンサムなぜ肝心なところで。
そして、斉藤さんイカスwwww
後3話で終わりなんて信じられねえ。
バニー回とマーベリック回とルナティック回と数えても
1回ずつしかねえ。
全部終わらそうと思うと尺足りねえ気がしてきた。
綺麗に畳んでくれる事を願わずにはいられない。

23話視聴。
バニーーーーーー。
よかった、ほんとよかった。
ここに来て斉藤さん大活躍wwww
メガホンには吹いたwwwww
そして、マーベリックのクソさに何かムカついた。
まだまだピンチは終わらないが、どう切り抜けるのか。
あと2話で終わりなんて・・・・
(35度7分って平熱低いだろバニーw)

24話視聴。
うわああああああああああああああああああああああああ
おっさーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん
くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」
次週最終回・・・・・・


25話視聴。
バニー早とちりwwwwwww
まあ、そんなベタなことやらかすんじゃないかとは思っていたがw
最後の僕っ子なんか可愛かった。
牛角さんとアネサンwwww
ペプシちゃんなんて本読んでんのw
ハンサムがなんか哀愁ただようわw
ああ、もう皆とお別れなんて寂しすぎる。

一応マーベリックとの決着をつけ綺麗に終わったようには見えるが
最後意味ありげな終わり方しやがった。
ルナティックにウロボロス。
これは、もしかして2期あるんじゃね?
ちょー楽しみなんですが。
2期の製作、是非お願いしたい。

最後EDに「オリオンをなぞる」を流してくる粋な演出よかった。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 85
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

英雄なのにK○DIではないの?

オリジナルアニメ あにこれでの評価も高い


桂正和がキャラ原案なんて『ダグ&キリル』みたいだね
『東京喰種』のニコみたいにおねえ役のツダケンさんハマってるなあ
野原ひろしとしんちゃんの共演は『コトブキ飛行隊』以来だね ひまわりもおるし
『ウマ娘』以降の女人化もついにブルース・リーをネタにするまでになったか
JKが平田のおっさんに惚れるなんて『恋は雨上がりのように』のパクリやん


もちろん話は真逆です。私と同じように最近この業界に参入した者にとっては“あるある”な逆転現象。
既視感の多さは後続への影響が多大だったことをはからずも裏返しで証明しているようなものです。
ごくごく個人的なところで、私『ソードアートオンライン』クライン役が声優平田広明さんを意識した初の作品でした。馬鹿耳なのか当初、平田さんと藤原啓治さん一緒の方だと思ってた時期があり、そんな経緯もあって本作での共演は感慨深いものがありました。飄々としたなかに色気のある声を放つおっさん繋がりということだったんでしょう。


平成23年度(第15回)文化庁メディア芸術祭でアニメーション部門審査委員会推薦作品に選出(wiki)

…これに限らず評判は上々。自分はアメコミ的なノリが苦手でサムネとあらすじ見ても食指はそれほど動かず放置してた作品でした。2期やるみたいで、その番宣的な再放送での視聴での以下感想。


スカイハイの圧倒的な小者感が大好きです。

登場するキャラの一人なんですけどね。
“ヒーロー”たちが町の平和を守っているぞ!な世界ではアクの強い個性的なキャラが映えます。

■ヒーローたち ※注)ヒーロー名
 ワイルドタイガー (CV平田広明)
 バーナビー・ブルックスJr (CV森田成一)
 ブルーローズ (CV寿美菜子)
 ロックバイソン (CV楠大典)
 スカイハイ (CV井上剛)
 ドラゴンキッド (CV伊瀬茉莉也)
 折紙サイクロン (CV岡本信彦)
 ファイヤーエンブレム (CV津田健次郎)


タイガー(虎徹)とバニー(バーナビー)のバディ関係が軸の物語。さらに周囲を固める面々が作品の魅力を底上げしてます。キャラに心地よく引っ張られながら、時おりハマる演出にも心奪われましたね。
スタート直後にデカデカと『softbank』の文字が画面に映ってて度胆抜かれましたもん。ネーミングライツ的ななにかですが詳細は本編を!

 {netabare}HERO(英雄)なのに同業のあちらさんはコンペ負けたんかな?

{netabare}そこらへん孫○義には空気読んでもらいたかったですね。たぶんウケただろうに…{/netabare}{/netabare}


全25話。
ヒーローものらしく対峙すべき悪がきちんと悪役してました。
{netabare}※第1話~13話と第14話~25話。これを大きなブロックと見ての二部仕立て。{/netabare}

もともとキャラには脇役含めて独特の強みがある。構成の妙もあって飽きさせない。
脚本もそつなく自分には好みの結末。おそらくそんな贔屓めを抜きにしても含みを持たせつつもしっかり終わらせた脚本はぶん投げENDとは対極にあるもの。評価の高さに納得できるものがありました。
分類はアメコミの範疇ではあるんでしょうが、終始『HAHAHA』『YEAH!』『BANG』『WOW!』の羅列みたいな底抜けに明るく単純で典型的なものじゃなくて良かったです。少しアメコミ的なものをななめから見て笑いに変えてる面もあったり、苦手な人にも推薦できる良品だと思います。

ただし一点だけ不満ポイントがあって、そこがわりと深刻で評価爆上がりとはいきませんでした。



※ネタバレ所感

■良かったところ

{netabare}ワイルドタイガー・ワンミニッツ

だって続けるんですよ。最高にかっこ悪くて最高にかっこいいじゃないすか。仕事への誇りも人生の哲学もいろんなものをぶっこんだ背中を見ることになる楓(CV日高里菜)はそりゃいい子に育ちますよ。{/netabare}


■ダメだったところ

牛角の文字が躍るとシリアスなシーンが台無し…というとこではありません。
悪役がダメです。これってこのテの作風だと致命傷になりかねないんですけど?

{netabare}なお前半の悪役。元いじめられっ子クリーム(CV根谷美智子)の手で釈放されたジェイク(CV藤原啓治)ではありませんよ。イカれ具合もキャラに焦点当てたサブストーリーも良かった。なにより圧倒的実力差を見せつけた。それでも不屈の闘志で立ち上がる虎徹というアツい展開をしっかり引き立ててました。

{netabare}なにげにこの声優さんの組み合わせ某エウレカのホランド×タルホじゃないですか。第12話はいい感じで夫婦漫才やってて感慨深かったです。{/netabare}{/netabare}


{netabare}というわけで癌はアルバート・マーベリック(CV福田信昭)のこと。これメディア王ルパート・マードックがモデルなんでしょうか。この黒幕の小者感がハンパなくて逆の意味で本人に怒られんか心配です。

犯行動機が弱いです。そしてやってること無茶苦茶です。どういうことか?の疑問5点は以下↓

1.そこ範囲広げます?
20年間バーニー1人の記憶操作だけと細心の注意を払ってきたはずなのに虎徹のみならず一気に対象範囲を広げちゃうのが不自然。これまでの周到さとは真逆の行動ですよね。

2.それに順番違うよね
バーニーはしょうがないとしても、事情を知りかけてる当事者の虎徹を飛び越えて、残りヒーロー6名+スタッフ数名の記憶操作とは斬新すぎ。優先順位が違うよね。

3.時効ではないん?
当初、動機が21年前の殺人事件の隠蔽目的に見えました。バーニーには知られたくない、と。ただこれ時効成立とかでは?新たな殺人のリスク負うほどでないかは不透明。たとえそうでなくとも動機が混沌としてました。“バーニーに知られたくない”が発端だったのにいつのまにかバーニーひっくるめてヒーロー殺す話になってるし、そうでなくてまたみんなの記憶変えればいいじゃんと思うし、一回りしてそもそも戦線拡大したあんたのミスだよねとやはり混沌としてきます。

4.用意した舞台装置が悪趣味
1~3は犯行動機よくわからんというか頭悪くね?って話なんですがこちらはさらに深刻かもしれん。
だってこれ『ヒーローTV』視聴者にとっては殺人犯がワイルドタイガーの名を語ってる図に見えるだけで“脱走殺人犯の捕縛”いつも通りのコンテンツと大差ありません。リスクのわりに合わないのではないかしら。“虎徹の絶望”と“何も知らずに踊るヒーローたち”を観察するのに悦楽を感じるという極めて私的な性癖の発露と理解に努めましたがリスキーすぎる。

5.アンドロイド!?
二重の意味でイミフ。ヒーローからアンドロイドにリプレイスって簡単に言いますけど、ヒーロー個人へついてる固定のファンはもちろんのこと衰えを見せない人気コンテンツを簡単に潰す? 商売人として失格だと思うのだが・・・
で相方の科学者は“NEXT差別主義者”ということになっててアルバート自身はその主義主張よりも技術革新に興味があったというのはわかるんだけど、相方はともかくアルバートにとってヒーローを強制退場させる強烈な動機づけってなかったように思える。ヒーローからアンドロイドへの移行期間があって困ることあったかなぁ。ないよなぁ。


悪役ないしラスボスは憎らしいほど強敵であってほしいです。特にこういう作品ならなおさら。
どうもアルバートが間抜けに見えてしまって興が削がれましたね。{/netabare}


これ以外はホント文句はないのよ。ただこれ単品でデカい不満になっちゃってんのよ。


※余談

■Albert macht frei

なんとなく思い出したドイツ語。原典は『ARBEIT MACHT FREI』訳すと「働けば自由になる」

アルバートみたいなどんでもないのが使役する側だとされる側も悲惨でしょうね。

{netabare}アウシュヴィッツ収容所入口に掲げられてる文字です。{/netabare}



視聴時期:2020年4月~9月 地上波再放送

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2020.09.04 初稿
2021.06.06 タイトル修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

靴下は左から履く方、虎徹です!φ( ̄∇ ̄o)メモメモ

■「TIGER&BUNNY」ってこんなアニメです!!
いつしか『NEXT』という特殊能力を持った人間が生まれてくる、そんな近未来の姿を描いたストーリー。
特殊能力『NEXT』は羨望の対象である反面、嫉妬心をあおる対象でもあったのです!
そんな中、一部の『NEXT』能力者がヒーローとなり、街の平和を守るため日夜活動することで、『NEXT』能力者と一般の人が平和に共存していける世界を目指したのでした。
そんなヒーロー達をドキュメンタリー映像でお届けしちゃう専門チャンネル、その名を「HERO TV」!!
キングオブヒーローの座を争うヒーロー達の活躍の一部始終を是非お見逃しなくd(゚ー゚*)ネッ!


■総評
これほどまでに前評判を大きく覆した作品はそうなかったと思います。
わたしも放送前は正直この作品を見くびってました(*_ _)人ゴメンナサイ
初めて作品のタイトルを見た時なんか「TOM&JERRY」みたいなタイトルだねーなんて言ってみちゃったりしてw…ヾ( ̄o ̄;)トシバレルヨ…
そんでもって内容をチラッとリサーチしてみると、「アメコミ風の作画&ヒーロー物」って事だったので
(〃 ̄ω ̄〃ゞウーン…途中で…切るかも…って思いながら観ることにしたんですよね(^▽^;)
なーんにも期待せずに視聴開始…見事に良い意味で期待を裏切ってくれました(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
なんか観ればみるほど、(・・∂) アレ?ヾ(゚0゚*)ノアレアレー?って。。。いつの間にか「TIGER&BUNNY」の魅力にハマっていったんですよねー(゚∇^*) ♪
でもまぁ放送途中で録画失敗(≧◇≦)エーーー! それで約一年ぶりに再視聴となったわけなのですw

まず最初に興味を惹かれたのは、ヒーローを職業としている設定です。
しかもヒーロー達のコスチュームにスポンサー様のロゴが実名で入ってるではありませんか!!
オオーw(゚o゚*)w
スポンサー企業とタイアップしてCMまでつくっちゃってるなんて、「(ノ´▽`)ノオオオオッ♪これは新しい!」って思っちゃいましたね♪
「もしスポンサー会社が放送中倒産しちゃったらどうなるんだろうね」って、あにこれのお友達と馬鹿話してたのを思い出しちゃいましたw
こういった奇抜な設定がいままでのヒーロー物とは違ってとっても身近に感じさせてくれたような気がします。

ただ、この作品は奇抜な設定だけで人気が出たわけではないと思うのです!
ストーリー自体は王道のアクションヒーロー作品で、さすがサンライズって感じの安定感あるストーリーとなってました☆彡
そこに「おもしろくな~れ~♪・:*:・'★.。・:*:・'☆(● ̄ρ ̄●)*・:*:・'★.。・:*:・'☆」 って魔法が掛けられてたんです♪
どんな魔法かっていうと『親近感』という魔法がこの作品には掛けられていたような気がします! 
ナカマッ(*^ー^)人(゚.゚*)ダレダッケ?
この作品のヒーロー達はみんな人間クチャイ(*´y`*)σ ⌒ ξ~人達ばかりなんですよねw
しかもヒーロー毎に人間味あふれるハートフルなストーリーが用意されているので、みんな愛着が湧いてきちゃうんです(⌒^⌒)b
格好良いヒーローとしての強い部分と一人の人間としての弱い部分をひとつのストーリーとして見事に描いているのが最大の見所ではないのかなぁって思います♪
最初は「冴えないおっさん」だった虎徹おじさんも、ストーリーが進むにつれてだんだん「素敵なオジサマ」格上げされて最終的に…虎徹LOVE★⌒ヾ(^-'*)ブルーローズが虎徹に惚れちゃう気持ちが痛いほどわかりますね♪
劇場版「TIGER&BUNNY」で、またダーリ…いや虎鉄おじさまとその仲間たちに会える日が待ち遠しいです♪

とにかく「TIGER&BUNNY」は年配から若い人まで幅広く楽しめる作品となってますので、是非たくさんの人に楽しんでもらいたい作品ですね♪


■MUSIC♫
OP曲『オリオンをなぞる』(第1話 - 第13話)
 【歌】UNISON SQUARE GARDEN
 折紙サイクロンに負けず劣らずの見切りベーシストを要するスリーピースバンド♪
 ボーカルの透明感ある高音ボイスが印象的なキャッチーで明るいロックナンバーです(*^^)v

OP曲『ミッシングリンク』(第14話 - 第25話)
 【歌】NOVELS
 流麗なメロディラインにトリッキーなベースが効いているかなりお気に入りのナンバーです♪

ED曲『星のすみか』(第1話 - 第13話)
 【作詞】佐々木健太【歌】 藍坊主
 ボーカルのhozzyこと佐々木健太さんのストレートで心に響く歌詞と歌声が特徴ですね♪
 ブルーハーツの影響がちらほら見え隠れするパンクロックなナンバーです(^O^)

ED曲『マインドゲーム』(第14話 - 第25話)
 【歌】珠妃 Tamaki
 彼女のファーストシングル。どうやら今年高校1年生みたいですね♪
 幻想的かつどこか演歌っぽいノスタルジックな曲ですね!


2012.05.16・第一の手記

投稿 : 2024/05/04
♥ : 47

86.0 7 ヒーローアニメランキング7位
ワンパンマン(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (2073)
11549人が棚に入れました
「ワンパンマン」は、強くなりすぎたためにどんな怪人も一撃で倒してしまうヒーロー・サイタマが主人公のアクションもの。

声優・キャラクター
古川慎、石川界人、梶裕貴、悠木碧、山路和弘、津田健次郎、高山みなみ、玄田哲章、安元洋貴、櫻井孝宏、上田燿司、浪川大輔、日野聡、うえだゆうじ、鳥海浩輔、小西克幸、羽多野渉、小野坂昌也、宮野真守、早見沙織、中村悠一
ネタバレ

MbsHL22207 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

戦闘シーンはアニメ史における一種の頂点

あらすじはwikiなりを参照。
全話視聴完了。原作ONE版・村田版 最新まで読破済み。
(原作は全て無料で読めるのでオススメです)

主人公がヒーローとして怪人たちと戦うアニメ。

種類としては、熱いストーリー展開+ギャグという王道鉄板アニメ。
雰囲気が近い作品を上げるなら、初期のグレンラガン、リーダー伝たけし、ドラゴンボール(無印)、ワンピース辺りに近い。

・主人公が余りにも強すぎる。それはギャグとしても映えるし、ちょっと考えさせられたりもする。
・戦闘の作画はここ数年で見ても随一です。あまりに動き過ぎるせいで笑ってしまいました。戦闘シーンは極力外注を使わないという話が真実味を帯びます。また、神掛かったカメラワークは恐らく村田版の原作あってのものでしょう。本当に見せ方が上手い。
・声優さんのチョイスが秀逸です。もちろん腐った方々も楽しめるような人選だと思います。
・ストーリー展開に無駄が無くテンポが良い。監督さんだか、脚本さんだかは分かりませんがとても良い仕事をされていると思います。
・欠点や粗探しをしたんですがほとんど無いです。致命傷となるような物に関しては1つもありません。制作側のものすごい執念を感じます。

 とんでもない化け物アニメです。視聴していない人が万が一いるのであれば早急に観るべきであり「最近のおもしろいアニメ」の中で老若男女に勧められる数少ないアニメです。

オープニングにJAMを起用し、声優陣も豪華にし、作画もとんでもなくがんばっている。「何がなんでも絶対成功させるぞ」という制作陣やスポンサーの熱い想いが伝わってきます、そんなアニメです。
久々に私のお気に入り棚が1つ増えました。

9話まで見終わって{netabare}
ドラゴンボールを連載する中で鳥山明は「悟空をどれだけ苦しめるか、追い詰めるか」を常に考えていたそうです。そしてその逆境に立ち向かい打ち勝つ姿に読者や視聴者は格好良さを感じ、彼のようになりたいと誰も居ないところでかめはめ波の練習を、舞空術の鍛錬を世の小学生たちは一度はやったはずです。
ワンパンマンの主人公もそうです。彼は強すぎるが故に周囲に疑念を抱かれ、インチキだと罵られます。
でもそんなことに屈したりはしない強い信念を持っているのでしょう。
それはとても格好良いと思います。

いつでも地球を滅ぼせるほどの強さを持ちながら、報われず、感謝されず、罵られ、評価されない。そんな中でヒーローを続ける、彼を支えるものは一体何なのか、続きが気になります。
{/netabare}

11話まで見終わって{netabare}
10話~12話までがボロス編のようです。
先に書きますが、ここまで視聴された方は次回の12話は必ず視聴するべきです。
理由は、戦闘がこれまで以上にド派手になると予想されるからです。

{/netabare}

全話視聴を終えて {netabare}
案の定、最終話の作画は良い意味でぶっ飛んでいましたし、とても熱い内容で原作を読んでいたのに完全に見入ってしまいました。
間違いなくアニメ史に残る戦闘シーンです。リアルタイムでこれが観れたことにとても感謝しています。
今後「戦闘シーン良作画動画集」系の動画がyoutubeやニコニコで作られる際に必ずランクインするでしょう。
2015年時点でのアニメ作画の一種の頂点ですよ、これは。

ちなみに・・・・
監督と作画監督がグレンラガンやスペースダンディにスタッフとして名を連ねていました。
ボロスの「崩星咆哮砲」のシーンがどう観てもグレンラガンの手法だったり、瓦礫が崩れる描き方もスペースダンディに通じるものがあったので「もしかして・・・」と思ったらドンピシャでした。

{/netabare}

総評 {netabare}
第一話の地底人(夢)VSサイタマの戦闘演出(BGM、鼓動の音等)は、12話のボロスVSサイタマの対比として描かれています。

血沸き肉躍る程の強者との戦闘こそが両者の求めていた物、似たもの同士であることが伺えます。ボロスは宇宙中を荒らし回った後、更に20年間この日を待ち侘びました。サイタマは正夢が叶うことを願ってヒーローを続けます。

「バカか?お前。退屈な人生に刺激が欲しくて他の星を襲うなんて、OLでも考えねーぞ」というサイタマの発言は、規模は違いますがそのままサイタマに重くのしかかります。

倒れたボロスを背中で賞賛はするものの、正面から見れないサイタマはヒーローを続ける自らの「自己満足」の末路に対して背を向けているのかもしれません。
サイタマはボロスの一方的な攻撃に対し反撃せず、実力を全て見るまでボロスに期待していたのです。
自分の行く末、自らの行いが愚かな自己満足なのかを。

ですが彼はヒーローを続けることにした。
その生き様は素直に格好良いと思いました。
{/netabare}

一言で言い表すと「主人公が格好良いアニメ」それがワンパンマンなのです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ワンパンヒーロー

最初の掴みは、少し説明不足で不十分な感じがした。

1話を観た限り、5分アニメでも良いんじゃないか?という感じだったけど、
今後、どうなっていくのだろう。

EDに森口博子を持ってくるとは…

11-12話
{netabare}
全宇宙の覇者ボロスとの決戦。
周りのS級ヒーローは、いてもいなくてもって感じだった。

予告だけだったかな、フブキとか声優決めているって事は、
2期ありきで作ったのかな?

区切りの良い終わり方だったけど、個性豊かな他キャラクターが、
サイタマ1人かき消された感は勿体無い。
{/netabare}

10話
{netabare}
見た目もオツムも子供っぽいS級2位タツマキと、
他S級ヒーローや「地球がヤバい」災害みたいだし、
これが片付いて終わりかな?

シルバーファングの破門された弟子ガロウや
予告で少し登場したフブキとか出ないで終わるのかな?
もしくは、2クール?や少し空けてからの2期?

なんか中途半端な感じで終わりそう…
{/netabare}

9話
{netabare}
深海王もワンパンだったけど、クズオタクと、
他のヒーローの名誉を守るために、
あえて泥をかぶるサイタマのヒーロー魂良かった!
無免も、ヒーロー魂だけならS級!

しかし、協会のお偉いさんも、サイタマインチキとか
未だに思ってるって、無能だなぁ。
{/netabare}

8話
{netabare}
サイタマがワンパンで倒した深海族が報復に…
A級ヒーロー『スティンガー』をはじめS級のオカマヒーローなど、
沢山のヒーローが倒される中、サイタマとジェノスが、
深海王を倒しに向かうのだけど、サイタマはぐれてる…

無免ライダーに拾われ向かうも、途中で全裸の人(ソニック)を
見つけ、またはぐれるw

次回、サイタマがワンパンで倒すのだろうけど、
登場したヒーローで、無免ライダー以外、
モブ感で勿体無いなぁというのと、怪人の声優陣がなにげに豪華で、
勿体無い感も。
{/netabare}

7話
{netabare}
S級ヒーローも、逃げる?災害がきたのだけど、
サイタマにより最悪は避けられるも、都市に被害甚大となり、
いざこざ的なものがあったけど、

災害レベルに応じたヒーローが選ばれたり、
結果によるランクの上昇などが説明された回だった。
この説明は、もう少し早くして欲しかった感もあった。
{/netabare}

6話
{netabare}
C級ヒーローは、1週間無活動もしくは成果が出ないとクビというのは
中々厳しい条件かなと思ったけど、
サイタマ、規定とか読んでいなさ過ぎだろう…

期限前に慌てて活動を…街でソニックに遭遇し倒した事で、
なんとかなったみたいだけど、それより、Z市(無人地区)に
いろ謎の怪人をA級ヒーローでも負けてしまうのにワンパン勝利とは、
やはりワンパンヒーロー!

あと、新キャラやモモブヒーローぽいのが混在して出てきたけど、
タツマキと取り巻きがいる女はレギュラーで出てくるのかな?

かなりシュールで面白い回だった。
{/netabare}

5話
{netabare}
ヒーローの試験は実技と筆記で、サイタマは実技は圧倒的だけど、
筆記が50点満点中20点とは…ジェノス曰く簡単らしいけど。

ジェノスは、ジーナス博士の秘密基地?を破壊した功績で、
特例でS級ヒーローからに。サイタマはC級。

破壊したのは、ジェノスだけど、壊滅させたのはサイタマ…
ヒーロー協会さん、勘違いだよー
{/netabare}

4話
{netabare}
音速のソニックというヒーロー登場の回
ニートだったハゲの敵とか出てきて、
今までで一番面白かったと思う。

ヒーロー協会に登録して認知度を上げようという
事になり、ジェノスと登録しにいく次回も
面白くなるとよいなー
{/netabare}

3話
{netabare}
マッドサイエンティストみたいのは、ただのモブだった。
エヴァンゲリオン初号機みたいな敵とサイタマが闘ってワンパンで終わり。

ジェノスは意外に弱いのね。
次回は、ジェノス回ぽいけど、
やはりワンパンバトルを楽しみ感じなのかなー
{/netabare}

2話
{netabare}
ジェノスの出会いとモスキート娘や怪人達との戦い回。

Bパートのジェノスの生い立ち長い…声優泣かせな感じ。
2話目で主人公の名前と年齢が分かった。サイタマ25歳。
ジェノス19歳。

マッドサイエンティストみたいのがちらっと出たから、
あれを倒す感じなのかな。
{/netabare}

1話
{netabare}
ドラゴンボールのピッコロの見た目で中の人がフリーザで、
おぉ!と思ったけど、主人公が何故ヒーローになったのかとか、
君の名前は何なんだ?など色々と説明が足りないように感じた。

色々とお金かけていそうだから、2話以降頑張ってほいいなぁと。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

腕立て・スクワット万能説

原作さわりだけ


2期を控えた地上波再放送を機に初視聴。
もともとは某国民的コンテンツをもじった言葉遊びから生まれた代物だったでしょうに、ここまで成長するとはたいしたもんだ。
あらすじは省略。そのまんま名は体を表しております。

 「どうせワンパンで倒しちゃうんでしょ?」

その通りです。
「なんだかんだ結局勝っちゃうよね」 ではなく、勝利が前提の大筋に異論の余地はありません。観てて清々しさを感じるまでに主人公最強に振り切っちゃってる潔さは白眉ものです。
だからこそ、見どころは2つ。

1.事前の煽りにクスクスしよう
2.ワンパンを見逃さない

敵味方関係なくあれやこれやの前フリが面白いのです。そしてワンパン一閃の凝ったバトル作画。
主人公が拳を抜けば全てが決まるため、それまでに敵 (怪人) がどれだけ強いか絵に音に言葉に、と煽りマシマシ詰め込んできます。前座・・・もとい敵とそして対峙する味方もしっかり場を温めます{netabare} (もちろんジェノスのことですよん) 。{/netabare}
そうやってボルテージが上がりまくったところで待ってました!の以下同文。

“大立ち回りの後に格さんが印籠を出す”
“好きなように喋らせた後に金さんが桜吹雪をお披露目する”

諦めようが諦めまいがそこで試合は終了、です。
シンプルにして琴線に触れる構成であるため、馬鹿馬鹿しくもくだらないくらいの豪快なバトル演出だけでも鑑賞に価する作品でしょう。自分も好きです。


ここに物語が絡めば良かったんですけどね。本作の不満足ポイントです。全12話終わってみて物語性には乏しいと感じましたので、よりバトルアニメとしての見方を強めていった私です。

 “ヒーローってなんだろう?”

{netabare}この世に敵なし、となったサイタマの心持ちはシニカルなギャグとして消化できてました。ここはOK!
しかし、無敵だからこそヒーローの再定義をしてほしかった。第1話からわりとはっきりテーマのように提示されてたものには結論が出なかったように思えます。 {/netabare}

 「趣味でヒーローをやっている者だ」

{netabare}バトル系ギャグに隠れて、ヒーロー像を模索してはいました。
・もともとサイタマは皆に憧れられるヒーローになりたかったし
・サイタマは知名度人気度を気にしてたし
・それに合わせて途中からヒーロー協会というランク付け組織が出てきた
・最強=ヒーローではないという描写多数

趣味で・・・なんてサイタマの謙遜というより自信のなさの表れだったんじゃないかと思います。おおっぴらにヒーローを名乗るのは忍びない、、、的ななにか。{/netabare}


■夢と志
端的に、パティシエになりたい(夢)とケーキで人々を笑顔にしたい(志)、ワールドカップで優勝したい(夢)と優勝して勇気を届けたい(志)、との違いでしょうか?よく言われるのは夢は自分のため、志は社会のため。
似て非なるものだったりしますが、サイタマの場合、ヒーローになりたい(夢)が動機付けだったとしても“志”が無いんですよね。しかも本人のヒーロー像が定まってないので迷走する。間違いなく『強い=ヒーロー』のイメージからのスタートだったでしょうから、思ったほどそうでもない現状に悶々とする。

 “ヒーローになってあなたはなにを成すのか?”

サイタマが自覚して行動に移した時、みどころのバトルに加えて胸熱な展開が待ってるかもしれません。
{netabare}2期やるといっても宇宙最強を倒した以上、敵能力のインフレだけではマンネリになるのでは?{/netabare}
2期でもしあればサイタマの葛藤あたりにも注目してみたいです。今からとても楽しみです。



※オマケ
■だったらやってやんよ
{netabare}「腕立て伏せ・上体起こし・スクワット各100回とランニング10kmを体調に異変があっても毎日やる」
「朝はバナナでもいいから毎日三食欠かさず食べる」
「精神を鍛えるため夏冬問わずエアコンの使用厳禁」

なわけないじゃーん!のツッコミ待ちではある。
が、コツコツまじめにやってきたとしても先述の“志”や“目的意識”がないと宝の持ち腐れなんだよということを意味しているのかもしれない(妄想)。{/netabare}



視聴時期:2019年1月~3月(再放送)

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2020.02.02追記

録画映像をスマホにリンクさせての視聴だったのが初。
TVをモニターにしたら当たり前ですけどこっちが良いですね。



2019.03.23 初稿
2019.07.27 修正
2020.02.02 追記/タイトル修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 65

83.5 8 ヒーローアニメランキング8位
ピンポン(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★★ 4.1 (1622)
6592人が棚に入れました
原作:松本大洋(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)、監督:湯浅政明、ペコとスマイルの、片瀬高校卓球部に所属する幼馴染の2人が主人公。ペコは卓球は強いが自分の才能に自惚れているところがあり、先輩に対しても挑発的である。スマイルは、決して笑わないことからペコが「スマイル」と命名した。内気で無口だが卓球は強い。2人は中国人留学生を迎えたと噂になっている辻堂学園高校卓球部の偵察に出かけ、留学生のチャイナと対面する。チャイナと試合をしたペコは1点も獲れずに敗北する。
そのころ片瀬高に、髪も眉毛も剃りあげたスキンヘッドの高校生がスマイルを偵察するため参上する。ドラゴンと呼ばれる海王学園高校卓球部の風間竜一である。片瀬高卓球部顧問の小泉丈(バタフライジョー)にドラゴンは、絶対にインターハイで優勝すると宣言する。

声優・キャラクター
片山福十郎、内山昂輝、咲野俊介、木村昴、文曄星、野沢雅子、屋良有作
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この作品を手がけてくれた全ての人へ『愛してるぜ!』

2014年4月放送。
ノイタミナ枠、全11話。


【前置き】

『心のなかで、3回唱えろ!!

 ヒーロー見参! ヒーロー見参! ヒーロー見参!

 そうすりゃオイラがやってくる! ピンポン星からやってくる!』


こんな明朗闊達な台詞が清々しい本作は、卓球を軸にした人間ドラマを描いた快作です。

原作は、こちらもアニメ映画化された「鉄コン筋クリート」でも有名な「松本大洋さん」で、1996~7年に連載。全5巻。
でもやっぱり、松本大洋さんの代表作といえば、本作『ピンポン』だと個人的に思います。

連載から4年後には窪塚洋介さん主演で実写映画化もされ、当時かなりの話題作となりました。
(実際にメチャ面白かったです、クドカン&窪塚さんだし。ブクロサイコー!)

私はこの実写映画から入り、後に原作も読みこの独特の松本大洋ワールドにのめり込んでいった人間です。
一時の感情に過ぎることなく、今も心に残り続ける程に…。


さて本作は、更にそれから10年余り経ってからのアニメ化。
しかも、予てより松本さんと交流が深い「湯浅政明さん」が監督に就任。
前情報としては、もう「これでどこから文句が出ようか!」と思うレベルでしたね。
発表時の私は、発狂にも似た歓喜の声を上げたものです。

あの独特の絵柄をクールアニメとしてどう描くのかという不安も勿論ありましたけど、何よりシナリオが1クールで描きやすい量なので、原作通り描けばそれだけで十分に面白くなるという確信もあったのです。

……ただ、そのシナリオが新たな味付けで更に魅力を増すとは…、これは嬉しい誤算でした。


では、勢い余って原作や実写映画まで再視聴しちゃったので、それを踏まえて「ピンポン」という作品と、アニメ版の良さを存分に語りたいと思います。



【あらすじ】

片瀬高校1年で、幼少期から一緒に卓球をしていたペコとスマイルが主人公。

卓球は強いがその才能に自惚れていたペコと、ずっとそのペコの後ろにいた内気なスマイル。
ただ、その卓球の才能は静かに、スマイルにも微笑みかけていたのです。

コーチとの試合からインハーハイ予選、これまで試合に消極的だったスマイルが、その才能の片鱗を見せます。
しかしペコは自身の実力を過信し続け、圧倒的に実力差が合った筈の旧友にも敗北をきすのでした。

コーチから見初められ、メキメキと頭角を現すスマイル。

自暴自棄になったペコは再び、スマイルのヒーローとして彼の元へ返り咲けるのか……。



【論じてみる】
{netabare}
さて、本作で徹底されているのは、『才能があるか否か』だと私は思います。
才能がない者は、どれだけ努力して足掻こうが、その才能という壁に阻まれて超えられない。

「友情、努力、勝利」という謳い文句が少年ジャンプではよくありますが、本作においては全く違います。
必要なのは、才能と、それを育む環境。
まさに、「才能、環境、勝利」という感じですね。

実際、本作は高校卓球を舞台にしていることからも、王道的展開では部員同士の助け合いやチームプレーも主軸となると思うのですが、作中ではそういう描写は全くと言って良い程ありません。
孤高の実力を持つ人間を、周囲は最終的には受け入れて、賞賛するしか無いのです。

この徹底したリアリズムが、この卓球という極限の反射神経が求められる世界では、非常に説得力がありました。


ただ、才能を持った人物だけでなく、その才能を得られなかった者達の、歯痒くもその力に渇望し藻掻く様…。
そしてそれでも、自身の才能の限界を感じ納得せざるを得ない様…。
本作『ピンポン』は、そういう描写を生々しく描いていて、ここが非常に胸を揺さぶられます。

勿論それは、才能に恵まれた勝者側の「孤独と苦痛」も、しっかり描かれています。
この生々しさこそ、私が本作を大好きになった要因でした。



作画は、かなり独特な松本大洋さんの原作漫画を、忠実に再現したと言って良いかと思います。
ちなみに絵コンテは、全て湯浅監督自ら手がけたようですね。

同じ原作者の映画「鉄コン筋クリート」も良かったですが、「ピンポン」は更に漫画のコマ割り的に画面を割って見せる演出もされていて、まるで動く漫画を見ているようで、とても見栄えがありました。
パッと見だけで雰囲気が他の作品と違うというのは、やはり大きな強みですね。
まぁ…、大きな賭けでもあると思いますが。

総じて、一枚重視よりも枚数重視の作画のように感じましたね。
スポーツアニメでは、その方が断然合っている気がします。
最終戦の、キャラだけでなく画面全体がグイグイと動くラリーなんて、もぅ最高でした。

ただ、背景ですら基本的に物差しを一切使わない描き方なので、子綺麗なデザインを好む方には向かないかと思います。

加えて(WUGの時もそうでしたが)、タツノコプロ制作の作画が、所々不安定な回があり、シナリオやゲーム展開に100%集中出来なかったことは、大きなマイナスでした。
原作は、パッと見ではヨレヨレに見えても芯の通ったリアリティ重視の作画であったのですが、アニメでは本気で顔や動きがヨレヨレになっているように感じたシーンが幾つかあり、そこは残念に思えました。

オープニング曲の映像が当初は本編映像の使い回しだった点から見ても、スケジュールが十分でなかったのかもしれませんね。



音楽的な面で言うと、オープニングもエンディングも作風を活かしたテイストで好きなのですけど…。
比べるのも少し如何なものかとも思うのですが私は、劇中のサウンドはSUPERCARが担当した実写映画の方が、頭二つ抜けて好きでしたね。

中でも、頂点であるドラゴンとの対決で流れる「Free Your Soul」という曲は、劇中最高の盛り上がりを見せる曲で、実写映画はこの曲だからこそ鳥肌が立つ程の最高のシーンになったと個人的には思った程です。
この試合のシーンにある

「俺の名前はっ!! 星野!! 裕だ~!! そこんとこヨロシク!!!」

の部分も、映画のほうが音楽的にも演出的にも非常に格好良かったです。
SUPERCARは、アニメでも「交響詩篇エウレカセブン」で劇中音楽を担当されていますので、本作もまたSUPERCARだったら…と、どうしても比べて考えてしまいました。



……と、所々惜しい面もあるのですが。
それを補って余りある、原作から非常に上手く味付けをされたシナリオ構成は、本作最大の魅力でした。

味付けされたのは主にサブキャラクターのバックストーリーですが、これは松本大洋さん監修の上で新たに描かれたもので、原作ファンの方も違和感無く受け入れやすい…と言うよりかなり好印象だったのではないでしょうか。
(ドラゴンの彼女や彼の生い立ち、チャイナの母親も登場するクリスマス回、スマイルに跳ばされて海外に翔ぶ江上ww、などがアニメオリジナルです。)

映画版では110分程度でまとめなければいけない故に切り捨てられた部分も非常に多かったのですが、本作では多くのキャラクターが原作以上に描かれており、

「ピンポンを深く知るには、原作だけでなくアニメ版も絶対に欠かせない!!」

と思わせてくれ、総じて作品の満足度を飛躍的に上げてくれました。
{/netabare}


では、ここからはキャラクターについて、好きなシーンを交えて語りたいと思います。
(※全部読むと長くなるので、視聴した方が好きなキャラのトコだけでも見て下されば嬉しいですwww)

【ペコとスマイル】
{netabare}
「ボク…先に行くよ、ペコ。」

これは第2話の終わり、コーチとの試合の後にスマイルがペコに行った台詞でしたが、この台詞は、ただ「先に帰るよ」とは、少し違う気がしますね。
ここからインターハイ以降、プレイスタイルが大きく変化していったスマイルを振り返ってみても、これは、

「先に高みへ登って、ヒーローを待っているよ。」

と言う意味合いだったと解釈出来るかもしれません。

そして、当のペコもこのスマイルの本心を、実は見抜いていた事が後に語られます。


『アイツが笑わんくなったんは、オイラの卓球がしょっぱくなってたから…。

 気が付いてたけど知らん振りしてた、ビビって必至に耳塞いでたさ……!』


「格好悪いペコを見るのは嫌いだ。」「再びヒーローとして自分の前に現れてほしい。」と願うスマイルの願望に、ペコは応えられる自信が無かった。
才能に自惚れていた点も勿論あるのかもしれませんが、そういう要因からもペコは練習をサボりがちだったのかもしれませんね。


そう考えると最終話の、2人の試合直前にスマイルがペコに言った

「遅いよ、ペコ。」

と言うのも、ただ「試合会場に来るのが遅いよ。」とは、違う意味合いに聞こえますね。
それは、ペコの

「そう言ってくれるな、これでもすっ飛ばして来たんよ。」

にも、通じます。
直接言葉にしなくても本心が通じ合う、この2人だからこそ出来た見えない信号を出しあうような会話でしたね。

そんな2人の最終戦。
再びヒーローに出会えたスマイルの、本気で戦った試合で見せた最高の【笑顔(スマイル)】は、本作を最後まで追って良かったと思わせるには十分なシーンでした。
{/netabare}



【佐久間 学(さくま まなぶ)/アクマ】
{netabare}
個人的に作中、一番印象強く心に残った大好きなキャラクターです。

王者海王に属するペコの旧友で、彼もまた…昔ペコに憧れた人間の一人でしたね。
まぁ…そんな素振り、基本的に彼は微塵も見せませんけど。

ただ彼は、才能が大きくものを言う卓球において、高みを目指す資格すら与えられませんでした。
それでも、コーチ曰く

「不器用さを絵に書きゃ、即コンクールで入選するってタイプの男だ。」

「10やれと言えば、100でも1000でも続けるような男だった…。」

と称される男で、コーチに心情的に「好き」とも言わせた、(見た目とは裏腹に)実直なヤツなのでした。
作中で彼は王者の先鋒を任される実力を身につけるワケですが、それは彼の凄まじいまでの努力がさせた結果だったのでしょう。


そんな彼が卓球から足を洗うきっかけとなったスマイルとの試合と後の傷害事件は、見ていて胸が張り裂けるような内容でした。
最後にスマイルが言い放った

「それは、アクマに卓球の才能が無いからだよ。

 単純にそれだけのことだよ、大声で騒ぐほどのことじゃない。」

長い目から見ると、アクマにとっては【現実を見る良い機会】だった。
こうまとめてしまうのは簡単で、正論だとも思います…。
それでも、言葉にするのは胸が苦しくなるものですね…、大好きなキャラクターだけに。


彼の良いところは、ここからただ自暴自棄にならず、卓球を避けていたペコに本音を吐露してエールを送ってくれるところでした。


「俺はオマエの才能が欲しかった!!

 戦型もラケットも…、フォームも全部オマエを真似たっ!!!

 でも、オマエにはなれなかったよっ!!!!

 クラスの皆々…、オマエに憧れてた……、俺らにとってオマエは…

 オマエ誰より卓球好きじゃんよっ!!!」


「続けろ卓球。

 血反吐吐くまで走りこめ、血便出るまで素振りしろ。

 ちったぁ今よかラクになんぜ、ヒーローさんよ。」


これは、アクマが自分を「凡人」だと認めたからこそ、ストレートに言えた台詞でしたね。


最後のインターハイでは、アホっぽい彼女ムー子を連れて観戦者として登場していましたが、エピローグでは3人目の子供が産まれると聞き、彼は彼なりの卓球とは違う新たな幸せな人生を送れたことに、嬉しさ…と言うより救われたような気がしました。
不器用だけど、アクマはとても良いお父さんな気がします。



そういえば、副部長の真田がアクマのことをこう言う台詞がありましたね。

「アレは、盲腸腫らしてんラケット振る男たい。

 奴が部屋に貼っとぅポスターば、ワシは笑えん。」

作中で語られることはありませんでしたが、このアクマの部屋のポスターとは、1960年代に活躍した「円谷幸吉さん」と言う長距離ランナーのことです。
(原作では、「円谷幸吉のポスター」とフルネームで真田が言っています。)

幾度の逆境にも負けずオーバーワークを重ね…、悲痛な最後を遂げた選手なのですが、アクマがこの選手の志を常に胸に刻み努力を続けていたことを考えると、より一層アクマというキャラクターに深みが出ます。
ただ…真田の言う通り、彼の姿勢を見ると全く笑えませんけどね。
{/netabare}



【孔 文革(コン・ウェンガ)/チャイナ】
{netabare}
アニメのオリジナルストーリーのおかげで一番人間味が増したのが、このチャイナな気がしますね。
(チャンピオンの重圧を背に戦うドラゴンのオリジナル展開も良いのですが、個人的にはチャイナ推しです。)

彼は、現卓球王国である中国のエリートから漏れ日本で再起を狙う選手である為、そもそも日本でプレーしていることに大きな不満を抱えており、日本人を見て

「お遊戯みてぇな卓球やりやがって、こんなヤツらと打つとはな。」

と小馬鹿にしていました。

ただ、スマイルとの戦いやドラゴンとの敗北の後、彼は自分を見限り心機一転し、異国の部員とも卓球を通じて絆を深めていくのです。
そのきっかけとなったのは、試合後のこのコーチの言葉でした。


『ウェンガ…、君の人生は始まったばかりだ。今スタートラインに着いたところだよ。

 卓球じゃないよ、人生の話をしてる。

 そしてこれはコーチとしての言葉ではない。

 君をよく知る友人としての意見さ。』


笑って「救われるよ…。」と言ったチャイナ。
実はこの2人が、とても深い信頼関係の上で成り立っているのが見えた名シーンでした。


ここから良い意味で、性格が丸くなったチャイナ。
アニメオリジナル要素でもあるクリスマス回で、チャイナの母親が日本に来たエピソードは、彼の人物像がより掘り下げられ好感が持てる作りになっていたように思えます。

母親の手料理(チャイナの好物のワンタン)を、部員皆で手伝うシーンは微笑ましかったですね。
おまけに部員達にカラオケで浜田省吾まで披露して…、良い声出すなぁ…。


2回目のインターハイ。
彼はコーチに、こう言っていました。

「信じられないかもしれないけど、ウチもけっこう強いチームになってきたんだ。

 それこそ、一から赤子に読み書き教えるみてぇにしてよ。」

去年のインターハイの時の台詞からは、とても考えられない台詞ですね。
卓球から少し足を遠ざけて初めて見えてきた、心から信頼出来るコーチと、いつも自分のことを考えてくれる母親の存在が、彼をこうも変えたのでした。


このチャイナの中国語にしても、アニメだからという手抜き感が全く無くしっかりと中国人を起用して好演をされており、総じて彼の描写に関してはアニメでは大満足の出来でした。


ちなみにエピローグでは、日本に帰化し母国の中国を倒したと報じられているチャイナですが、これはアニメオリジナル要素です。

彼がどういった経緯で日本に帰化して、卓球を続けたのか……。
それは、彼の帰化した名前に入れられた【辻堂】(←高校の名前)を見ると、少し見えてくる気がしますね。
{/netabare}



【オババとバタフライジョー】
{netabare}
さて…選手だけでなく、ペコのコーチを務めた「タムラのオババ」と、スマイルのコーチである「小泉 丈(こいずみ じょう)/バタフライジョー」にも、少しスポットを当てましょう。

バタフライジョーに関しては、高校の指導者としては失格極まりない依怙贔屓を見せていますが、その熱意が向けられたスマイルに対しては好転したように思いますね。
キャラ立ちとしても、あの英語教師ならではのルー大柴ばりの英単語を織り交ぜた会話や、スマイルに対しての危険なまでのラブコールは、個人的に大好きでした。
端から見ると、ホントただの危ないジジィですけどね。

ただ、72歳という高齢でありながらその実力は本物で、第2話でのスマイルとの試合でもペコが

「こりゃ、棺桶に片足突っ込んだジイさんのプレイでねぇぞ。」

と言わせるぐらいの卓球を見せてくれるので、これが中々馬鹿に出来ないジジィなんですよね。


「頂上に立たねば、見えない風景がある。」

そう言える程の、かつてのトッププレイヤーの指導は、とても贅沢なんでしょうね。
環境だけで言えば、王者海王の設備とは比べ物にならないですが、スマイルがそれでも海王の誘いを断り片瀬高校に残った理由の一つには、このバタフライジョーの指導に対しての答を示したような気がしました。

「私の知る限り、君は最高のプレイヤーだよ、Mr.月本。」

こう言えるようになるまで、スマイルを指導出来たこのジイさんは、良い余生を過ごせたことでしょうね。
愛情表現とは言えデートにまで誘い出す辺りを見ると、そろそろ頭のネジがオカシイ頃合いだったのでしょうし。



でも指導者としては、ペコを見つめ続けたオババの方が何枚も上手に見えますね。
環境の面からも、途中からは大学のコーチをしている息子にペコを預けはしましたが、卓球場を開いていたその見る目はジジイ以上。
言葉の節々で挟まれるオババの『愛してるぜ!』も、ペコへの深い愛を感じましたしね。

ドラゴンとの一戦では、ペコが防戦の時は「そうじゃねぇだろ。」と、攻めてからは「そうだ!」「そう!」と、熱い視線を送りながらの応援で、本当にプレイヤー思いの良いオババでした。


声を担当されたのは、超大御所である野沢雅子さん。
悟空のような活発な男キャラを演じることが多い方ですが、渋いバァサンを演じられても、これまた非常に声に厚みがあって格好良いのです。

ペコの足腰を鍛え直す石段の指導の時でも

「うっせぇ、黙れ、喋るな、従え、殴るぞ!!」

「アタシをオマエのハニーだと思って、登ってギュッと抱きしめてくれ!!!」

などは、台詞の良さも勿論ですが、声の力でより痛快に聞こえた気がします。
まぁ、言われた当のペコは吐いてましたけど。
(登るがしんどくて……のハズ。)

総じて、野沢雅子さんだからこそ原作以上に印象値の強いキャラクターになったのではないか…と、個人的に思いました。
{/netabare}



【総評】

原作にも実写映画にも無い、新たな「ピンポン」の魅力を引き出せたアニメとなったのではないでしょうか。

監督と原作者が深い交流であるからこそ、ここまでの仕上がりを見せられたとも言えるでしょうね。


自分の中では、シナリオ構成はアニメ、絵は原作、音楽面は実写映画、と綺麗に票を分けた結果となりました。
先でも述べた通り、こう別のメディアを比べ合うのもおかしな話かもしれませんが。
それでも、他の媒体では出来ないアニメならではの良さを活かした内容だったのは、間違い無いです。


多少の不満はありましたが、それでも大いに3ヶ月間楽しませてもらった感謝の気持ちを込めて、タイトルの通り製作者全ての人に、オババみたく


『『 愛してるぜ! 』』


って言いたくなりました。

絵に抵抗が無い方も、むしろある方も、是非このシナリオを思う存分楽しんでいただきたいと思います。
作中の台詞を引用すると

「真夏にカーテン閉めきって、たかが2.7gの玉の行方を必至に追いかける根暗なスポーツ」

に、大の男達が思いっきり必至に向きあう様を描いたのが、本作です。


ではでは、とても長々としてしまいましたが、読んで下さり本当にありがとうございました。



◆一番好きなキャラクター◆
『佐久間 学/アクマ』声 - 木村昴さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『ムー子』声 - 栗田エリナさん


以降、どーでもいい話なので、〆ます。
{netabare}
レビュー内でも述べましたが本作は、選手だけでなく高齢者のジジババ2人の格好良さも大きな魅力です。


特に野沢雅子さんのオババの格好良さときたら、私に新たな性癖を刻みつけるには十分な程、魅力的なキャラクターでした。

↓本音↓

◇一番可愛いキャラクター◇
『オババ』声 - 野沢雅子さん



一度でいいので、こんな格好良いバァさんから見初められて、作中のように

「愛してるぜ!」

と、言われたいものです…。


「全く、高齢者は最高だぜっ!!!」
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 71
ネタバレ

いおりょぎ  さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

卓球知らなくてもとても楽しめた良い作品でしたv(*'▽^*)-☆ そして、チャイナ・佐久間・モブ・・・サブキャラが深く印象に残りましたよ!(視聴完了再レビュー)

原作未読。
窪塚洋介氏の実写映画視聴済み

湯浅政明監督。
タツノコプロ製作。

全話視聴しました。
当初の期待を裏切らず、最後まで楽しめました(o^-‘)b
そして、アニメというジャンルに拘らず、多くの人にお勧めしたいと思える作品だったと思います。

まずアニメとしては、作画が大きなハードルになりますね。
自分は実写映画視聴していて興味が湧いて見たんですが、アニメから見る方でしたら、キャラデザインに抵抗を感じる人は少なくないと思います。

生理的に受け付けないという方にまでお勧めはしませんが、実写映画では感じられないアニメならではの良さが随所に発揮されていて良かったですよ。

湯浅監督がシリーズ構成、脚本、絵コンテと殆んど手掛けています。

自分はリアルの卓球には殆ど興味ありませんが、その世界観は実に上手く表現されています。上手くは言えませんが、魅せるポイントを良く押さえていて、見る側が「ここっ」って思う場所に力を注いで作られたんじゃないでしょうか。

試合のシーンでは、漫画のようなカット割を使ったところや、CGっぽい感じを完全に排除した崩れた手書き風の作画が効果的でした。

逆に、そうでないところはやや作画崩壊の部分も多々あり、そこはやや残念なところ。
どうも「クレヨンしんちゃん」関連の作品に多く携わっているようで、崩れた画風に妙に納得したりもしました。
でも全体的に自分は好感度は良く、もっと他のジャンルも手掛けてみたらいいんじゃないかと思います。

ストーリーはもちろん原作が良かったんだと思いますが、アニメならではの良さが随所にありました。

実写映画ではどうしても二人の主人公ペコとスマイルの印象ばかりが記憶に残りましたが、本作では、特にチャイナこと孔文革(コン・ウェンガ)とアクマこと佐久間学(さくままなぶ)の印象が強烈に残りました。

以下、今回自分が気になったキャラについてネタバレ感想になります。

孔文革について
{netabare} まずは何といっても孔文革の存在ですね。
卓球大国の中国代表に漏れて、まるで卓球の辺境に地に追いやられたように日本にやってくる。

エリートから転落した脱落感と、全てが生ぬるく見える日本の卓球。
こんな辺境から、すぐにでも這い上がって中国に戻るという強い決意をもっていたが、日本にも壁となる存在があった。

普通の人間なら、ここであきらめてもいいところ、孔文革はそうしなかった。
あきらめずに、辻堂学院の卓球部を育てることを決意し、再び這い上がれる事を目指して努力し続ける。

卓球部のメンバーとの交流を通して、日本という国に徐々に馴染んでいき、メンバーに慕われるようまでなっていきます。
彼の真摯な姿は、国の軋轢を超えて、純粋に心打たれるものがありました。

コーチとの会話が絶妙で、彼の孤独感が次第に溶かれていく脚本も素晴らしかったです。

また、卓球大国である孔文革が試合中に放つ台詞は一言一言がとても重みと説得力があって、「いや」っていう一瞬の台詞でさえ、その試合の持つ意味が深く感じられました。

そして、孔文革を演じた文曄星さんが素晴らしかったです。
詳しい経歴は分かりませんでしたが、是非他のアニメにも出演してほしいですね。

最終回で孔文革が日本に帰化して日本代表になったっていうのは凄く良かったお話。でもアニメオリジナルストーリーだそうです。

ちなみに孔文革のお母さんも、アニメオリジナルのキャラだそうです。{/netabare}

佐久間学について
{netabare} 小さいころからペコの試合相手。

ずっとペコの才能にあこがれていて、スマイルよりも明確にペコに純粋に近づこうと努力してきた。

それが、ペコでなくスマイルに負けて・・・。
まあ架空のお話なんだけど、この時の気持ちは辛いだろうなって思った。

でもその後とった佐久間の行動は本当に格好良かった。
すさまじい程の潔さと、それでもペコを信じる強い信念は、卓球では負けたかもしれないけど、人生の勝負では勝ったんじゃないかな。

最終回で3人目の子供ができたって話は、なんか嬉しい気持ちになった。
才能の無い者が辿る道は、時に険しく困難だけど、そういう経験をした人は、普通の幸せを普通以上に感じることができるんじゃないかなって。{/netabare}

モブのお兄さん江上
{netabare}最初のインターハイ予選でスマイル負けた大鵬高校3年生。

3年間の意地を見せようと気張って臨んだ試合相手がスマイルであっさり負けた。

原作では本当のモブだったみたいだけど、アニメでは随所に彼が登場して、とても楽しませてくれた。

一番一般人に近い彼が言う台詞が結構面白くて、特に最後のペコとスマイルの試合で、「やっぱり俺卓球好きなんだ!」っていう台詞が、いい意味でこのストーリーをまとめてくれたんじゃないかな。{/netabare}

オババ
{netabare}「愛してるぜペコ」
この台詞をこれほど上手く言えるのは流石に野沢雅子さんだなって思った。

登場回数の割に台詞は多くないけど、やっぱり野沢さんの存在感も偉大でした。{/netabare}

総括

とにかく作画抵抗が無ければ見ておいて損はない作品だと思います。

若干ですが、声優陣に不慣れを感じる点があります。

作画や声優さんなど、微妙な点もありますが、それを覆すだけの素晴らしい脚本と演出があります。

ノイタミナもこういう作品が増えれば、存在感が良くなるかもですね。

OP・EDも良かったですよ。
ノイタミナ枠のアニメはOP・EDに力を入れてる気がします。

いつも長文お読み頂きありがとうございます(*^_^*)

以下前回までのレビューになります。
興味がありましたらご覧ください。
《リアル浜田省吾 キタ━━━(゚∀゚)━━━!!! 春だけどクリスマス&中国人の声優さん歌上手いね(o^-')b 佐久間格好良かったぞっ!! (6話まで感想)》
{netabare}6話まで視聴しました。

そろそろ前奏が終わり、本番突入前夜という感じです。

いや~、それにしてもアニメでリアルの浜省が聴けるとは思って無かったです。それだけで、ちょっとした感動でしたね。

あと、中国人の声優さん日本語も日本の歌も上手いですね!!
国としては、色々あるけど、ここは素直に彼の存在感に拍手したいと思います。

作画は、挑戦的なのか、ブレてるのか分かりませんが、結構崩れてきてますね・・・。
これは受け入れられる人と、そうでない人が、更に分かれそうで、ちょっと残念かも。

でもストーリーとしては、これからが本番で、面白くなってきました。
脚本と演出が作画をカバーして、素晴らしいので、これ以上作画を崩さず、もっと面白くなって欲しいです。

それにしても佐久間は格好良すぎたぞ!!{/netabare}

以下初回レビューです。
《可愛い女の子もいないし、作画もすごく特徴があるけど、スポーツアニメ好きなら、これは見ておいた方がいいかもしれない力作です!(2話まで感想)》
{netabare}原作未読。
窪塚洋介氏主演の実写映画視聴済み。

2話まで見ました。

あにこれ始めてから、良い作品が多く褒める形容詞に困るのですが、結構すごい作品が出たなと思いました。

原作未読ですが、漫画家兼イラストレーターの松本大洋氏のヒット漫画で、2002年に窪塚洋介主演で実写映画化されており、そちらは視聴済みです。

実写映画は面白かったので、アニメ放送前から興味があり見たのですが、作画は松本氏の意向を反映しているのか、原作に忠実であるが故にかなり癖のある作画になっています。

主人公ペコこと「星野裕」、同じくスマイルこと「月本誠」のキャラもある意味強烈で、視聴者をより好みするデザインだと思います。
もちろん、可愛い女の子は出てきません。女性といえば、町の卓球場の主のオババがいるくらいで、なかなか上手い誘い文句が出てきません。

が、2話まで見た時点で「アニメの作品」として、かなりのハイレベルな作画技術、演出、がはっきりと現れたため、急いでレビューすることにしました。

製作は言わずと知れたタツノコプロです。直近では「夜桜四重奏」なんか作ってたみたいですが、視聴して無いため、比較ができません。
が、相当な技術力があるのは間違いないです。

気になるストーリーは、実写映画視聴済みのため、いい意味で安心しています。

そしてその面白いストーリーを魅せる演出が素晴らしいです!!

特徴のある原作漫画の画をここまで良く、動く映像に具現化できたものだと、すごく感心しています。

自分はリアルの卓球に興味ないですし、できれば可愛い女の子が出てくるアニメが好きだけど、悔しいですが本作は、脱帽の域にあります。

この作画に抵抗がなく、スポーツもので女の子が出なくても楽しめるという方なら是非お勧めです。

少なくとも1話の後半まで見れば、良さは分かって頂けると思います。

気になってはいたけれど期待はしていなかっただけに、別の意味で注目する作品になりそうです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 62

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

愛してるぜ。

フィギュアスケートの採点方式などのように、最大と最小の点数を除外してその他の得点の合計、もしくは平均でポイントを競う算出方法がありますが、そういう観点から言うと、このレビューは除外対象かもしれません。

未視聴の方の参考にならないくらい、全くもって汎用性のない大絶賛レビューであることをお許しください。


そもそも原作が大好きで、劇場版(実写)はまあまあ好きくらいの状態で期待半分、不安半分の視聴だったわけですが、たぶん、視聴開始1分もしないうちに「これだよこれ!」ってなって、opで心の導火線に火がついて、Aパートで原作の世界観が鮮やかに蘇り、タイトルに鳥肌が立ち、Bパートの頃には「これ‥名作じゃなかろうか‥」edを聴きながら「間違いない‥名作だわこれ‥‥うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」でした。


……解ってます。
まだ1話目です。

どう考えても結論を出すには早すぎる。

でも、この幸福に満ちた原作とアニメの出会いに感動せずにはいられないのです。
作品を作るということは、イメージを形にする作業だと考えます。ですがたぶん、どのクリエーターも100のイメージを100の形にクリエートすることは出来ないだろうと思います。それが大勢の共同作業を必要とする作品作りなら尚更です。
頭に描いた完成のイメージににじり寄る作業。それこそが作品を作るということなのだと思います。そうやってできた作品の完成度は、もしかしたらイメージの70%くらいなのかもしれないし、90%かもしれない。ひょっとしたら30%にも満たないのかもしれない。それは解らない。

ですが、この作品は、自分のイメージを限りなく100%再現してくれている。それだけは自分の中ではっきり感じることができる。

それはつまり、この原作に自分と同じ方向のイメージを持ったクリエーターが、自分の数倍、数十倍のイメージをしたからこそ生まれた作品ということが言えると思う。

大好きな原作を、自分がイメージしていた方向に、自分が思った以上のクオリティーで作ってくれる。そんなクリエーターの手に作品が委ねられたこと。

未視聴のアナタにとってまったく意味がない情報なのは解ってますが、間違いなく、わたしを幸せにしてくれる稀有な出来事でした。



そんな感じで2話、3話と進んでいったんですが、極上の全11話でした。かなり鼻息荒い状態だったから自分の中で「期待しすぎ→酷評」に反転する可能性もあるな‥という不安もあったのでホッと胸を撫でおろしております。名作でした。


作画について。

特徴的な作画は間違いなく人を選ぶと思います。パースの狂いとか落書き風の安定しない線描を受け付けない人もきっと居るでしょう。
このアニメで初めて原作の松本大洋さんのタッチを見た人がどういう印象を持つのかちょっと想像できないんですが、この作画が作品に必要な空気を作っているのは間違いないと思います。
そして、この落書き風のタッチをよく動画にできたな。してくれたな。というのが最初に感じた驚きです。

こうゆう落書きタッチの作画を平面的に捉えた短編アニメとかたまに見ます。この作品でも漫画のコマ割りみたいな表現を結構多用していたし、止め絵に近い手法で原作が持ってるスマイルのスマイルらしさや、ペコのペコらしさを表現したりしてましたが、
些細な動作や仕草を、このテイストのまま完璧にキャラのイメージ通りの動画として再現しているのを目の当たりにして、終始ニヤけたり感嘆したりでした。
卓球という、攻防の速いスポーツの表現方法もリアルさと個性的なデフォルメを巧く使い分けていてとても良かったと思います。


演技について。

正直、ペコという独特のキャラクターの話し方の正解がいつまで経っても解らないんだけど、この感じアリだと思いました。あと、ドラゴンという卓球モンスターの話し方も優しすぎるかな?と思う場面もあったけど、最終的には緩急があってよかったと思いました。

その他のキャラは‥衝撃的なほどの完璧さでした。
片校の先輩大田の単純バカっぽい演技、悪魔、月本、海王の福キャプテン、旅人になるヒッピーロン毛高校生、他もろもろ。みんな完璧に再現されていたんだけど、

この4人の演技には驚きを隠せませんでした。

孔 文革(コン・ウェンガ)とそのコーチの中国コンビ、彼らはほぼ中国語での演技なんだけど、ほんと完璧でした。声優さんはネイティブな中国人だと思いますが、よくこんなぴったりの人を探してきたもんだと思わざるを得ません。

おばばと小泉。この大人組‥てかご老人2人も完璧でした。ほんと何度も同じ事言って申し訳ないけど完っっっ璧でした。大人キャラのクオリティーってわたしが作品を評価する上でけっこう重要事項かもしれません。
こいつ頭大丈夫か?と思われるのを承知で言わせていただくと、わたしの為の企画、演出、キャスティングだったんじゃないかと思ってます。割と本気で。
結構重症です。


物語について。

またまた誤解を承知で言わせていただきますが、
この物語、卓球というスポーツの熱い戦いを描いてますが、「スポーツもの」という分類には属さないと思っています。

徐々に成長しながら、一試合一試合を勝ち上がり、宿命のライバルがしのぎを削るトーナメント。

確かにそういうストーリーだし、ほとんどスポ根の王道メソッドで構成されているのは間違いない。
だけどこの物語は、そういう戦いと併走して起こるそれぞれの感情の方に焦点をあてている。そういう物語だと思います。

全11話ですが、登場人物それぞれに物語があり、それぞれの方向に進んでいて、濃密な個と個の交差が描かれています。卓球も試合も舞台ではあるけど、それ自体が主役ではないのです。
才能と努力、過程と結果、幸福と苦悩が1つのテーブルを挟んで時速140kmで交わり、そして変化する。ときには劇的に。
もしかしたら、通常のスポーツアニメより試合を短く描いてる部分や決勝戦などの描写に違和感をおぼえる方もいらっしゃるかもしれませんが、たぶんそれは、試合のディテールや結果にそれほど意味がないからだと思います。むしろ、試合を描きすぎると感情部分がぼやけてしまいかねない。戦いのカタルシスという甘い誘惑に流されてしまってもおかしくなかったと思うけど、この物語はそうならなかった。最後までぶれずに人間に焦点をあて続け、描ききった。

そういう類の物語です。



スマイル。

心からの笑顔になる瞬間。
勿論勝利の瞬間やいいプレーができたとき心から笑うことができると思います。
ただこの物語では、それ以外の心から笑顔になる瞬間が描かれいます。それがこの物語の本質と言っていいかもしれません。今後視聴する方とその感覚を共感できたらとても嬉しいです。

少し脱線しますが‥‥

卓球と愛とスマイルに関する話を1つ書かせてもらいます。

まあ、卓球の福原愛選手のことなんですがw

実はわたしには彼女の試合で忘れられない印象的なシーンが1つあります。
2008年、北京オリンピックの女子個人戦で当時世界ランク1位の張怡寧(チョウイネイ)選手と対戦したときの一場面です。
その試合、福原選手はかなりいいプレーをしていました。挑戦者として迷いのないプレーで、見ていて技術的にも精神的にもいい状態にあるのがビンビン伝わってきていました。
そんな中で凄まじいラリーをしたのです。愛選手が、通常ならラリーにならないだろう狙い通りの決め球を最高のコースに打ったんだけど、なんと張選手、この球をリターンしてきたのです!でもそこはいい状態の愛選手、この想定外ともいえるリターンにちゃんと反応し、また決め球を最高のコースに打っていったんです、あろうことか張選手、その球にまた反応し難しいコースにリターンを返し、それをまた愛選手が決め球で‥‥

というラリーが何度も続いた末、結局張選手にポイントをとられてしまいました。
かなり悔しい場面ですが、なんと福原選手、このときものすごく嬉しそうに高揚したような笑顔を見せたのです。

この笑顔を見たときわたし、ゾワゾワゾワーーッ!!!ってなりましたね!
たぶん愛選手の中で、ポイントを取られたことより楽しさが勝ったんだと思います。自分の中の最高のショットを、反応速度、読み、技術、経験を駆使してリターンしてくる相手との、今まで経験したこともないようなハイレベルなラリーに。
最終的には試合にも勝てなかったんだけど、このとき、良かったな愛ちゃんって思いましたもん。
だってなかなか経験できないですよ?勝敗を超える喜びなんて。



というわけで、

つまりなにが言いたいかというと、

このピンポンという作品は、そういうスマイルもあるという物語だということです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

82.0 9 ヒーローアニメランキング9位
僕のヒーローアカデミア(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1053)
5892人が棚に入れました
「架空」は「現実」に!
これは、僕が最高のヒーローになるまでの物語だ。

ことの始まりは中国・軽慶市から発信された、「発光する赤児」が生まれたというニュース。
以後各地で「超常」が発見され、原因も判然としないまま時は流れる――。
世界総人口の八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在。生まれ持った超常的な力”個性”を悪用する犯罪者・ヴィランが増加の一途をたどる中、同じく”個性”を持つものたちが”ヒーロー”としてヴィランや災害に立ち向かい、人々を救ける社会が確立されていた。
かつて誰もが空想し憧れた”ヒーロー”。それが現実となった世界で、一人の少年・緑谷出久(みどりやいずく/通称 デク)もヒーローになることを目標に、名立たるヒーローを多く輩出する雄英高校への入学を目指していた。しかし、デクは総人口の二割にあたる、何の特異体質も持たない”無個性”な落ちこぼれだった…。
ある日、デクは自身が憧れてやまないあるヒーローと出会い、それを機に運命を大きく変えていくことになる。友、師匠、ライバル、そしてヴィラン…。さまざまな人物、多くの試練と向き合いながら、デクは最高のヒーローになるべく成長していく。
新世代の熱きヒーローストーリーが、始まる!

声優・キャラクター
山下大輝、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、悠木碧、広橋涼、井上麻里奈、細谷佳正、増田俊樹、畠中祐、梶裕貴、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

君もヒーローになれる!! この一言にぐっときた。イズク、かっこいいぜ!

ヒーロー因子とでもいうべきDNAが発見されて、世界中でいろいろなヒーローが誕生しはじめた世界。

幼少のころからヒーローになることに憧れてきたイズク少年は、自分にヒーロー因子が
ないことが判明してコンプレックスになってしまう。

本当に終わりなのか?!
それでもヒーローになりたい!
ヒーローになる道はあるはずだ!!!!!

怪物退治の途中に出会った憧れのヒーロー、オールマイトからも可能性を否定され落ち込むイズク。
しかし、街中に現れた怪物を前に、無力で非力とわかっていても助け隊一心で飛び込んでいってしまう。

その英雄的な精神、犠牲を厭わない純粋な心をオールマイトに認められて…。
と、ここまでが1話のストーリーです。

見た目に貧弱、気弱で泣き虫な小さなヒーローの成長物語。
ここからどうやってヒーローになるのか、そしてどんなヒーローになるのか?!
ヒーローゆえの苦悩や葛藤が見所になりそうで、少年の大粒の涙が嘘ぽく思えなければ大勝利かもですね。

以下ネタバレで

2話~ 君に勇気をもらった!君はヒーローになれる!
{netabare}
オールマイトからヒーロー願望を否定されて落ち込む主人公のイズク。
遠くに上がる黒煙を見て、また事件がおきたのかと思ったら、
そこにはつい先ほどオールマイトが倒したばかりの怪物の姿が。

無茶をいってオールマイトにしがみついたせいで、
せっかく捕獲した怪物を市中に放ってしまったのだ。
自分の責任を痛感するイズク。
しかも怪物に捕らえられているのはクラスメイトではないか!

なんとかしたい、でも自分はヒーローではない…
葛藤に悩むイズクの体は自然と怪物にむかっていた。

倒せるなんて思わないけどなんとかしたい、悲痛な叫びがオールマイトに届き、
無理を通してオールマイトも変身をして窮地を救うことに成功する。

インタビューに応えるオールマイトの心中はいかに。
長年の戦いで負った傷が原因で、変身可能な時間は限られていたが、その限界をうちやぶれたのは
イズクの熱いハートだったのだ。

そして、オールマイトはイズクにむかい“君もヒーローになれる!”と断言する。

と、ここまでが2話です。
来週の3話が鍵になりそうな感じですね。
イズクがどんなヒーローになるのか?
生身のヒーロータイプ? それとも…。
{/netabare}

4話~ 能力開花! これでミニオールマイトだ!
{netabare}
オールマイトに自己犠牲の精神を認められて後継者に指名されたイズク。
ヒーローになるためには英雄学園への入学が必須条件みたいで、2人の特訓がはじまります。

もやしっこな体つきをキンニクむきむきに改造! てのは言いすぎだけど、それなりに
みっちりしたいい筋肉がついてきましたね。

どうやって能力の受け渡しをするのかと思ったら、それがオールマイトのDNAを摂取すること
なんですが、ここはちょっと安易かなw
これだとヒーローのアイテムコレクターであるとか、かなりの人がヒーローになれてしまう気もするし、
すでに研究されてておかしくない気もするけど…まあ、ご愛嬌か。

そして入学試験当日。
数多くの敵を想定したロボを倒すことでポイントを稼ぐって試験内容なんですが、
オロオロするばかりでまったくポイントの稼げないイズク。
オールマイトから太鼓判を押してはもらえたけど、まだ能力を発揮したことはないし、
それで戦えといわれても怖いですよね。

しかーし、目の前で危機に瀕した女生徒の姿をみて、助けなくちゃの精神で奮い立ったのをはじまりに、
キンニクが異常発達してミニオールマイトに変身! 一撃でロボを倒して見事に入学も許可されます。

ただ、まだ体つきが貧弱だからか、殴った右手も、ジャンプした両の足も複雑骨折してましたけどw
これはしばらくハンデ抱えたままでのバトルになりそうですね。
てか、イズクのキャラで無敵すぎてもつまらないし、ある程度は能力発動は一度限り
ワンパンチの設定でいいかもしれない。
あ、そんなアニメありましたねw

個人的には、イズクのお母さんがコロコロ体型になっているのに驚きましたw
小さいころの回想シーンでは細身でやさしそうな美人だったのに!
10年で変わってしまわれたのか…。
{/netabare}

5話~ オールマイトに言われちゃったけど、カッコいいぜ! イズク!
{netabare}
憧れの雄英高校に入学を果たしたイズクの前にまたもやとんでもない困難が!

入学早々、初日から悪ぶれした幼馴染のかっちゃんと、規律重視な委員長タイプなジェット君が言い合いに。
能力ポイントだけみれば断然断トツの実力で1位で入学した爆炎かっちゃんだけど、
あんまりヒーローらしからぬ所業てのはなぁ。

相撲でいう横綱の品格が一番大事みたいなもんのイメージでいたけど、肝心なときに
誰も助けられないヒーローでは意味がないし、そのあたりのバランスが難しそうですね。
あと、マンガ的にキャラの個性不足になっちゃうだろうしw

イズクにとって最悪だったのは、担任が一癖あるタイプのヒーローだったことか。
入学一日目から体力測定を実施して、総合成績が最低だったものを除籍処分にしちゃうとか!
それも担任の権限の内らしくて、割合教師任せの学校なんですね…。

ともあれ、いまだ能力のワンフォーオールを全力で発揮できるのは一度限り!
それも使えば複雑骨折は逃れられないイズクだけに、複数競技での採点てのは最悪の勝負といえます。
オールマイトからはパワーを調整するコツを聞いたけど、ほとんど意味不明でしたしw

焦る心とは裏腹に競技は進み採点も進む。
このままいけばビリ(それもたぶん最低)は確実?!
そこでイズク少年がとった選択は…。

ここから感想です
どんどんおもしろくなってますね。

いやぁー、毎回毎回、オールマイトに言いたいセリフを全部いわれて悔しい思いをしています。
でも言いましょう。

イズク少年! 君はかっこいい!

たしかに能力のパワーを調整するなんて上等な技能はまだない。
使うか使わないか。100か0か。

使えば使った分だけ身体が持たずに、使ったところの部位の骨は折れて大ピンチになるわけですが、
それを逆手にとった逆転のアイデアに痺れました!

腕が壊れるなら腕先だけを使えばいい。
腕先が壊れるなら指先だけ使えばいい。
たったそれだけだってイズクのもらった力はあの最強ヒーロー、オールマイトの力なんですからね!

さて、担任のイレイザーヘッド先生ですが、とても暗殺教室のコロ先生みたいではなさそうで、
どっからどうみても冷淡な首切り役人キャラ? 
イズクの敵でしかなさそうですが、分かり合える日は来るのか~

てか、相手の個性を消し去ることができるって反則ですよね。
最強のアンチヒーローな気がするのと、その能力では怪物相手には使えないだろうから、
能力を悪用する人間たち向けに活躍したりしたのか? 教師以前のエピソードが気になります。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ヒーローの条件とは・・・?

この作品の原作は未読でしたが、放送枠が日5と知り視聴を決めた作品です。
この日5放送される作品は個人的に名作が多いと思っています。
最近の日5作品だと「七つの大罪」「マギ」「アルスラーン戦記」など、どれも人情に熱く、仲間のためなら何をも厭わない勇気を持っている・・・
そんな作品がこれまでこの枠で放送されてきました。

そのため、この作品にもこれまでの作品同様、熱い血潮が流れているんだろう・・・と思う事自体、この作品のハードルを上げる事になってしまのですが、それはこの枠に選ばれた作品の宿命なんだと思います。

こうして第1話を視聴しましたが・・・これまでの作品とは少し毛色が異なっていた気がします。
人が皆んな超能力という個性を持って生まれる世の中・・・個性を悪用する輩を取り締まるヒーローは皆んなの憧れの存在でした。
この物語の主人公は緑谷 出久・・・彼の周りでは次々と個性が発現し始めている中、自分の個性の出現を信じて疑わなかった少年・・・ですが、検査の結果、極めて稀な「無個性」である事が判明してしまったんです。
彼は幼い頃からヒーロー・・・特にオールマイトという最強のヒーローに憧れていたのですが、無個性であるという事は同じ道を歩く事が絶望的である事・・・ヒーローとしての道が閉ざされた事を意味するモノでした。

決して誰が悪い・・・という事はありません。
ただ、個性と無個性の間には何人たりとも越えられない壁がそびえ立っている・・・という事なんです。
でも出久は決してヒーローを諦めませんでした。
それは「困っている人を助けたいから・・・」とうい純真な気持ちそのもの・・・
だから彼はどんな困難も困難と思いません・・・
全てがヒーローへの道にに繋がるなら・・・

そんな中、友人が個性を悪用する輩に捕まってしまうのです。
それを見た瞬間・・・出久は助けるために飛び出していました。
「何が出来るか」ではなく「どうしたら助けられるか」しか考えていなかったんです。
圧倒的個性の前では無個性は無力です。

でも、なりふり構わず人を助けようとする心が「ヒーローとしての資質として一番大切」である事を最強のヒーローであるオールマイトは自らの経験で身をもって知っていますし、オールマイトが現地に居合わせた事で、出久にヒーローとしての片鱗を見る事ができたのです。

こうしてオールマイトに認められた出久は、猛特訓を積み重ねヒーロー科としては日本最大の国立雄英高校への合格を果たし・・・物語が動いていきます。

出久がここまで来れたのは、ヒーローに対する強い憧れもあるのでしょうけれど、一番は誰に何と罵られても決して折れる事なく積み上げてきた不断の努力だと思います。

こうして憧れの国立雄英高校での授業が始まる訳ですが、ここで出久には嬉しいお知らせが・・・
何とオールマイトが講師として国立雄英高校で教壇に立ってくれる事になったんです。
出久にとって、こんなに頼もしいことはありません。
それは出久だけではなく、ヒーロー科1年の皆んなが同じように抱いていた期待だったと思います。

ところが、物事が順風満帆に進まないのは世の常・・・
今度はオールマイトに向けて刺客が差し向けられたんです。

最強の戦士は孤独・・・そんな事を聞いたことはあります。
そしてオールマイトもまた最強であるが故に孤独でした。
この孤独が何を意味するかが重要なポイントの一つになっています。

出久ら新入生が知るのはそれだけじゃありませんでした。
一人で出来ることは限られているという事・・・
上には上がいるという事・・・
そして誰にでも限界がある事・・・

どれも当たり前の事ばかりです。
個性を発動する事=強くなるは必ずしも合致しないんです。
身体だって、普段から個性の発動に耐えられるよう鍛えておかないと本領を発揮する事が出来ません。

こうして始まったヒーロー科の授業ですが・・・1クールで終わってしまい、物語としては中途半端な状況で終わっているので感想は難しいです。
既に続編の制作が発表されていますが、最初から2クールで放送すれば良いのに・・・と思うばかりです。
直近の日5で1クールで終わった作品って無かったんじゃないでしょうか^^;?
初めから2クールを前提にしていたら、各話の構成や作り込みも変わっていたと思います。

オープニングテーマは、ポルノグラフィティさんの「THE DAY」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「HEROES」
個人的にはオープニングの方が好みでした。
でもこれカラオケで歌うと、声のトーンが高くて頭の血管が切れそうになるんですよね・・・^^;
いつかチャレンジする日が来るのでしょうか^^;?

1クール全13話の作品でした。この作品の感想は続編を見てから改めた方が
自分自身で納得できる答えが出せると思います。
ここまで、物語序盤の出久への蔑み方が個人的にはあまり好きではありませんでしたが、総じて「続きに期待できる作品」だったのではないでしょうか。
続編の放送を楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

みゃあ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

割とすんなり観られるジャンプ作品

30話まで視聴済み、原作は未読。とりあえずここまでの感想

観続けてしばらくしてソウルイーターみたいだなと感じた。同じボンズだからとは思わないが。
・専門学校
・オールマイトのキャラデザ
・特殊能力
・魔(便宜上魔としておく)との対決
・時折絶望
・クラスメイトとの優劣の意識、あるいは共闘、あるいはクラスメイトが主人公
・先生、あるいはプロと主人公たちとの関係、上級生とかの関連性がほぼ無い
・ステインは歪んだミフネみたいだ。
等々、この感じは結構長く続く。

とはいえ、努力、友情、勝利の方程式は健在で、観ていると明らかにジャンプの作品なんだと思わされるところはある。
親と子、憧れと現実、力の限界とそれを超える展開、自身への葛藤と気づきとか少年物の普遍的なテーマを乱れずに描いていて好感度と熱血度が高い良作品と思う。
ジャンプ作品が好きな人のみならず、この作品はキャラクターの多様さと、それぞれが活きていることで一般の方たちにも受けるのではないか。
人を助けるために能力を自在に使えるようになるまでに自らの体の痛みと引き換えになっているのを、わざわざ長々と描くのは、感覚として新しい気がする。
いずれにしても見始めたら止めにくい面白い作品で、用事がなければ、早く続きが観たかったりする。


一方で不満もある。
超能力が「個性」として人類の8割に出現した世界で、その能力を悪に使うことを良しとせず、自らに枷を付けながらも人の為に生きることで「ヒーロー」という役を世に認めさせた時代のはずなのだが、その割にそういう教育が小さい時からなされていない。4歳までに大体「個性」が発現するというのにだ。
主人公は幼少から「無個性であることを馬鹿にされている(笑われている)」。これはおかしい。ヴィランという明らかに能力をいわゆる悪に使う存在があるのであれば「個性」を持つ者はそれを優越感のためのものとしたり、人を貶める考え方をしないようにしなければならない。幼少よりそういう教育が必要だ。道徳教育の方が近いか。
これに正面から取り組み恐怖的に描いたのが「新世界より」だ。{netabare} 人格的に問題がある者はある日忽然といなくなり、それが当たり前となっている。 {/netabare}鬼滅の刃では煉獄杏寿郎は子供の時に母により力を何のために使わねばならないのか教えられた。{netabare}
生まれついて
人よりも多くの才に恵まれた者はその力を世のため人のために使わねばなりません
天から賜りし力で人を傷つけること私腹を肥やすことは許されません
弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です
責任を持って果たさなければならない使命なのです {/netabare}

力の両面を描いたものは過去にいくらでもある。映画で言えばSTARWARSのダークサイドに落ちた者、バットマンのダークナイトのダブルフェイス、七人の侍の野武士たち等はその力の行使において、最終的に他者の迷惑も命も顧みず己の欲望に沿ったものたちだ。

かっちゃん(爆豪)や飯田(委員長)も現時点では大分危ないところにいる。主人公も彼らもまだ子供、学生としてそれを導かれることになるのだろう。
それらのエピソードは楽しみだ。

不満の2は、8割が「個性」持ちの割に一般人が多すぎないか?という疑問がある点。「個性」は多種多様なのだうが観ている限り一般人の方が多いよね?



声優について
轟の声優が梶裕貴さんと気づいたのが割と後になってからで、自分でもちょっと不思議だった。蛙吹の声の悠木碧さん、有能だなあ。八百万の井上麻里奈さんがもっと力を出せる場面が増えるといいなあ。


音楽について
大好きな作曲家の一人、林ゆうきさんで、ここぞという時の視聴者の感情を高ぶらせる流れの曲作りに関しては非常に上手い人だと思う。実際今作でも効果的な音楽だったと思う。
アニメだけでもハイキューやボールルームへようこそ、風が強く吹いている、からくりサーカス、ガンダムビルドファイターズとか音楽に乗せられている部分も結構大きい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

62.8 10 ヒーローアニメランキング10位
サムライフラメンコ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (690)
3556人が棚に入れました
大人になりたくない、“大人たち”へ――

斬新!大胆!スリリングッ!な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義せいぎの味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、この世界で「正義せいぎの味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、
ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く!

声優・キャラクター
増田俊樹、杉田智和、戸松遥、M・A・O、山崎エリイ、小杉十郎太、大川透、中村千絵、三上哲、森久保祥太郎、豊永利行、KENN、田村ゆかり
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

怪人物陳列罪

なんだこれー、会話が面白かった。
ヒーローになりたかったけどなれないと薄々気づいたものの、憧れが大き過ぎて諦めきれずに、みぢかなトコロからヒーローを目指して修行してみる男、を見守る警官との話。
熱いのと淡々なのとの、現実味ある雰囲気。思ってたのとぜんぜん違った。もっとこう、華々しいイケメン話かな、興味ないんだよなーと思ってた。しかし渋い、ちょっとダサい感じ。次回気になる。

「子供たち…!」って感じであつくるしく語りかける正義君、おもしろい。
***********

以下、各話感想。感じたこと垂れ流し状態でどうもスミマセン。
平素のヒーロー話かとワクワクしていたあの頃。
何の前振りもなく超展開が持ち込まれ、戸惑いと憂いを隠せなかったあの頃。もはや「あ、怪人?お茶飲んできなよ」状態で待ち構える今日この頃。それでもまだ観続けてしまうのは……なんでだろ?

2〜11話 {netabare}
2話
今回もいろいろ可笑しい…
仕事中にヒーローソングを頭の中で鳴らし続けるイケメン…
おばちゃんにゴミ出し頼まれるヒーロー…
居酒屋で語りこむヒーロー…
(後藤さんのなだめツッコミが面白い)

傘〜!っていいながら走るヒーロー…
「盗まれていい傘なんかないんだっ!!」名言なのか?!

あと、公式にあるキャスト&スタッフ色紙メッセージが…
倉田英之氏のが… 怖いよ…
後藤さん役の杉田智和氏のが…画伯って感じです。
あと、キャストコメントに「サムライフラメンコを一言で表すと?」という質問で声優さん皆答えてるんだけど、杉田さんはどうも「一文字で」と勘違いしている節が…。

なんかもういろいろ可笑しいよ!!みんな見てみなよ!
オープニングは正義くんの脳内設定なのか、現実になるのか…?

***********

3話
やはり色々可笑しい。やんわりやんわりと真綿で首を絞められるよーに可笑しい…
石原マネージャーの「嘘ついてたら殺すわよ」の会話のテンポとか
藤原さんの、正義君の声マネとか

バラエティ番組「驚嘆! 動DE ショー」の雰囲気とか
(タイトルロールや出演者の名札の手書きレタリング感。)
(出演者のネーミングセンス…)

要さんの、人の話を身軽に跳び越えてグングン流れを持っていく会話の様子が、また聞き惚れる。
堂々と信念を持ってボケる技術の逞しさにおいては、新人の正義くんも自然とツッコミ役に回ってしまう。レッドアックス!これが愛され続けるヒーローの秘訣なの!?

ダミーフラメンコとして街頭でポーズとる後藤さん。
「やべぇコレ、スゲェ気持ちいい。」
ええー!!
観てる方も全くもって痛快ですが。

あー、面白かった。ごちそうさま…。Joeできだ!←(って決め台詞、要さんのサイン色紙にも書いてある)

EDがシュワーっと炭酸チックに可愛いくて和む。次回はその彼女らが絡んでくるんだね。「アイドル蹂躙」?!なんだ物騒な。パーフェクトブルー?!ブルブル
いや、この作品だし。アイドルが蹂躙されるんじゃなくて、アイドルに・蹂躙されるのかもしれない。誰が?正義くん?!ワクワク



4話
やっぱり、アイドルが蹂躙してた。 …悪者の股間を。
あ、忘れてた〜って戻ってきてまで、えい!えい!えいっ!って、わからんけど大変なんだろうなー。

アックスと正義くんのトレーニング。
師匠!(^∇^)弟子〜!( ̄▽ ̄)師匠!(^∇^)弟子〜!( ̄▽ ̄)師匠ー!(^∇^)弟子〜〜!( ̄▽ ̄)

後藤(~_~;)「この人、名前覚えてないんじゃ…」
覚えてないね!きっと…


5話
本当にあんたら面白い!!
どんどん好きになってくきーみのーことー♪
警官抱き枕もってるの、まりちゃん。

レッドアックス要、サムメンコの在り方について悩む正義君に「サムライフラメンコ」のそもそもの由来について問う。
単に自分大好きなだけのオッサンかと思いきや、いいとこビシッとついてくるじゃん…!と思いきや、「う〜ん、本当にかっこいいなぁオレ」あ、やっぱり…。
そんな師匠を「ウサンクセー」って目で見守る後藤さん。


「構想15年、活動一ヶ月!」
じっちゃんの名にかけて、その遺稿を映像にするプロジェクトになっていくのか?それとも実践派のまま?
しかし次回、
しっかり者の関西娘と「孤独がさみしいですぅ〜」の子までフラガ参戦かっ?!もっとその変な日本語聞きたい。

警官上司のありがちな癖のあるしゃべり方とか、フラガの悪者成敗股間蹂躙を見守る被害者少女の腰の動きとか、展開が早い中に遊びがちょいちょい挟まってて、面白い!!

6話
たいして進展はないのに、何でしょうねこの楽しさ。
モンスターステーショナリー社長、満を時して、登場!!

「これはまるで…ハラキリサンシャイン第八話、『大洗脳!街がまるごと敵の基地!?』と同じじゃないか…!」
何が楽しいって、一般市民やチンピラのモブキャラのセリフ回しと言い方。そう来たか!ってかゆいところに手が届く。

今回は街角でけんかする「たい!」「たい!」の博多弁の人(この人、次回カットにまで…^^;)、
サムメンコ新兵器に驚きつつ「あれは文房具だ!」と解説するチンピラに対して仲間のひとりが「おまえさっきから博識だなっ⁉」と突っ込むとこ(そりゃ言いたくもなるね)、
「イメトレで熊と闘って勝ったゴーリキさんを呼べ‼」とか
聞いた事ある歌を口ずさむ居酒屋のおやじ…

そしてもちろん中心人物も。
まりちゃんが後藤さんにコスプレポリスにさせて迫る上目遣いの攻撃もおかしい。この時の“おまわりさんをテーマにした曲作り”でミネミラの「イヌのポリスメン」が作られたのか〜

なのに後藤さんて…
そのケータイの彼女は、実在するのか?!
「ごっちーん怖い夢みたYO!!

大きなネコに押しつぶされそうになったYO!

そのネコ、
肉球寿司をにぎりはじめたYO!!

ヒラメがおいしかったYO」

て、なんだよ。(-。-;か、かわいいじゃないか。
しかし有事の際のアックス並に、なかなか彼女には会えてないようだが…?

OP曲も、この作品の内容をきちんと踏まえて作った詞だなぁ。
特別凝った画像でもないのに(ゴメン)毎回飛ばせずに聴いているよ。あのバンドの歌い方も、正義くんの演技とよく合っているんじゃないかな。


7話
展開速い中に、正義君の複雑な心境と後藤さんのナイス受け止めがあって、いいシーンで納得してたら…

なーにー?!
その展開は…
今までの現実と擬似ヒーロー活動のせめぎ合いから、一線を超えてきたよ?!「ケモノヅメ」?!
しかもモンスターデザインが冗談みたいなコンセプト付きで、ダサいというにもどうにもこうにも。どういう路線で行くのさ〜
台本読んでるから、映像の仕事で実現させるのかと思った。
両親の死亡事件の新聞記事出てきたから、復讐劇になるのかと思った。
飛び越えてどこ行くんだ〜
次回、撮影でしたってオチはない?

**************
8話
心配ないぜマイフレンド 昨日までのオレは死んだ

まじですか

なんですかあの饒舌なトンビ

なんの前振りもなく大活躍しだす怪人さんたち。元締め・きんぐとぅさん
イリュージョンだと言って…
麻薬捜査の場面から登場したから薬の効果じゃないのか、という希望の声もあったのに…。
ダサいモンスターに唖然なまま
殉職、へんにシリアスさまで入り込んじゃって
闇鍋状態

いつの時も物騒なことには絡まずマイペースな要さん、あなたの生き方はある意味、ブレず正しいのかもしれない…。

あくまでも正義くんはまじめ。
怪人にまじめに付き合って倒し、彼らの命を絶ったことに悩む。彼らも洗脳されていたのではないのか?と。
まってくれ、ついていけないよ!
怪人の小粋なセリフが全然頭に入っていかないよ‼

まてよ、モンスターステーショナリー社長が趣味の文房具武器研究を進めるために、敵方の開発も行って設定していたということに…
ことにしたとしても、なんだってんだよぉぉぉ

今回終わる頃には正義くんがすっかりヒーローとしての仕事を受け入れて充実しちゃってる。

ささやかな日常のヒーロー話を積み重ねても充分いい話が出てきたんじゃないかと思うんですが。
何勝手に飽きて、生まれ変わってるんですか。
みぞれが降り出しました。寒いです。


9話
(O_O)一転してまた一転、展開早い!!読めない!!
ヒーローvs悪の戦いがあたりまえになってしまった「ノルマとなってしまった」世界の違和感を描く。
これはこれで面白いー!
しゃべるねぇ、みんな。ヒーローも悪も語り出す。
意表を突く内容が盛り沢山だった。

後藤さん(`_´)ゞ「勝手なことばかり言いやがって」

中盤までのあの一般世間描写のウィットが生きていて面白い。
髪を枝毛にする怪人てなんだ。ニュース報道の画一的呑気さとか。
しかしキングさんの思想なき思想が今野さんとの対話で丁寧にあぶり出されて、気色悪くなってきたぞ。ほんとケモノヅメっぽくなってきたぞ…
行動と気持ちが上滑りする正義くんの口調が、微妙に今までの演技と違っていてうまいなぁと思った。
マリo(`ω´ )o「なによまさよしのくせに!」

怪人のいた場所から未確認物質が。原口さんの冷静なバックアップが心強いよ。
「僕たち、何と戦っているんでしょう…」
ウン。それがわからないから視聴者は8話で混乱したのだよ…。
行く末が読めない〜!でも持ち直した感じ。

*************

10話

まりちゃん…。海外の反応サイトとかでまりちゃんわりとビッチ呼ばわりで評判悪くて、なんでかなー?と思ってたんだけど、その部分をトーチャーが解明した。 自身に幻滅させる、たいして流血ないのにグロいね…。
思想の美意識のせいか、もえちゃんには急に紳士になって。仮想のヒーローが現実になるならば仮想の悪も現実になる。
正義と「同じものを観て育った」という幼いトーチャーの顔が無邪気でさびしい。

本当のヒーローは一般人の中にいて平和と正義を守ってくれているから、サムライフラメンコは安心しておまえみたいのと戦えるというサムメンコ理論。

できる男・後藤さん、かっこよかったな〜

まりちゃん。傷ついて、震えながらステージに立って。がんばれまりちゃん…。 フラメンコガールはアートだと調子づいていた自分の行動が招いた姿、落とし前つけたのかな。
先がぜんぜん読めないのと、セリフの妙な説得力は相変わらず。

***********

11話
また前振りなしな超展開がてんこ盛りですね。
あまりのアホくさいお遊びのぎゅうぎゅう詰めに、何度も笑わせられてしまったよ…。
はじめのプロモーション的な映像とか。全員レッドとか。
おとなしく合体ロボ用の四角い車が公道走ってくる姿が妙なツボに入った。
死に損ないでポイズンに吸われてた人がシュタゲのオカリンに似てた。(気のせい)
もう一話完結並みに、やってみたいアイデアは全部盛り込むってことでしょうか。
「嘘だ。しかしうつくしい嘘だ。」コレ、スタッフの姿勢?

オープニングの夢で終わるかと思った格闘シーン、あながち夢でなくなってきた。
フラメンコガールは本職に戻って、後藤さんは…?

子どもくささについていけない人はもうすでに視聴を諦めていることだろう。残された我々が戦隊気分で見守るしかないのか。何色でもいいから。おれは無色だ!フラメンシースルー!とか出てきて戦隊内で反乱起きたりして。色彩を持たないおれの攻撃を受けて見ろ〜。名前は多崎とけるで。
{/netabare}
****************

12話〜20話 {netabare}12話
オープニングがすっかり戦隊ものに。
どうしよう怪人にすっかり慣れてきた…
街を歩けば皆に認知されもてはやされてTV取材にひっぱりだこ、なのに後藤さんと駆け出しヒーローごっこしてカレー食べてた時代がどこか懐かしい。視聴者もですよ〜。騒がしさと、がらんどうの空間と。
まりちゃんはそんなとこ引きこもったの。

何だっけコレ、NHKのドキュメンタリー風。
MMM34って

ソレやりたかったんか…

みんなでカレー食べられるようにはなったけども。
エンディング「寂しくはないね」って歌ってるのに何か物寂しいですね。

13話
明日日本の危機だとして。助ける人を選べるか?迷いと重積に締め付けられる正義。

押しかけてるマリちゃんを許す後藤さんの彼女はどんな器のデカさだ。死んでる説も出てますが…。
エンディングの「離ればなれじゃないね 寂しくはないね」は後藤さんの彼女の歌じゃないのか。

スパイが居るなら一番怪しいのは要さんだろう〜

*新しいオチ考えたよ。
正義とおじいさんは事故にあって、正義は意識が戻らないまま眠り続けているんだよ。子供っぽいヒーローものな展開なのは、正義がそういうものを好んでいた時代で時が止まってるんだよ。いつか目覚めるんだよ。
て、夢オチのバリエーション…

14話
ビンタの好きなビビビの総理。要さんにもビンタしてたね。ビンタってかなり直接的で高圧な態度なような。突き飛ばすでもなく、コブシでもなく、なんでビンタなんだろ?

それにしてもフロムビヨンドが何処からやってきているのか全然ワカラナイけども、(ウルトラ怪獣みたいな目玉が出てきた。)
要さんの呼びかけで古参ヒーローたちが大集合!!

ヒーローが実在するなら悪役も実在する→同じものを見て育ったトーチャーが出てきて…
さらに悪役が蔓延するなら→ヒーローも増えて…
正義がいるなら…?
なんと正義と鏡合わせのような人が出てきたよ!?

次回イミテーションジャスティス。正…偽?

エンディングに星の王子様の要素があるのは何か関係あるのかな…?
んー、薔薇。バラだよねサムメンコのシンボルマーク。星の王子様が大事にしていた花。
「大人になりたくない大人たちへ」がサムメンコキャッチフレーズで
「子供心を失った大人たちへ」が星の王子様…
んー⁇


15話
フロムビヨンドメンコの言っている意味がよくわからないけど、正義はどうとでも変わるし、利用されるってことかな…まだ先が読めないってことかな…。
そしてビビビの奴があかんかった。
あっという間に失脚…
額に米、お尻に星のマークの人が助けに来た。
お米の国にはヒーローがワンサカ居そうですね。

16話
前回、声なしで少し出たミネミラ三人が言い争うシーン。その内容が明らかに…
やっぱりあの三人にはポジティブに強気でいて欲しい。そのためには、まりちゃんが負った心のかせを解かないと…そこの解決方がものすごく正攻法でドラマチックだったよね。これだよね、これ。
重ねて正義が立ち寄り難くなっていた後藤さんちへついに帰還。
逆行時代終わった‼って感じですね。
まりちゃんの吐瀉物がキラッキラしていたのはやはりアイドルだからですかな。

17話
うーん、結局また怪人(星人)まみれの展開に…。
黒板消しの武器つけた後藤さんの「なんか懐かしいな?!」にはちょっと笑ったけども。
セーラームーンに出てきてた、見るものをおちょくるような敵たちを思い出しますね。

総理を倒したが、やっぱり事実が裏返ってまだ終わらない…。
見るまで今回はどーなんだろと嫌にハラハラさせられてるんですが。

18話
あつらえたようにサムメンコと対になるように敵が出てきていたワケが、語られた。高次元な目線でまとめられちゃった。
縁側で語り合うヒーローと怪人。
ちゃぶ台で語りあうウルトラ星人が如く。
想いの強さが世界を変える、ってよく聞くことだけれど。
望みが全て叶うならその先は?

迷走した展開に意味があった…
と。それにしても、ここにくるまで、かなり長ーーかった気がするなあ…。大丈夫なの?もう安心していいの?(´・_・`)


19話
やけに平和過ぎるのが気にかかるけれど。落ち着きを取り戻し会話の小粋さも戻ってきてヤッホー!
そして…後藤さんの過去がついに出て来たよ。
夕焼けが似合う回。
尾行する正義&まりちゃん
「君は…世界で最後の悪かもしれないな」

ごめん
(^_−)−☆「もう離さないぞっ!世界で最後の悪が暴れ出さないように見守るのが、正義の務めだからなっ!」
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆「もう(頬っぺたぷう〜)♡まさよしったら!この悪は、て・ご・わ・い・ぞっ?」
って変なベタベタカップルの図が浮かんじゃった…
それはないわ。本当ごめん……

冗談はさておき
「キモい」って口では言ってたけど、後藤さんのこと、簡単に諦めるまりちゃんじゃないと思いたいな。
そしてなにやら不穏なキャラが。

20話
展開が早く、スリリング。
やっぱり悪は要るの?居るの?居ないの?
うーん。いてもおかしくないような…でも、いても誰も気づかない透明な人…
{/netabare}

21話
うおおぉぉぉ すごく真面目なちゃんとした話になって
なんだか猛烈に感動している
石原さーん!!!あなたが居てくれてよかった…
要さんにも見えてたって事で、正義の頭の中だけの妄想疑惑ぐるぐるから脱出できてホッとした。

正義は愛がわからないのか。そんな人にヒーローは勤まるのであろうか。正か悪かの判定なら、むしろわからないほうが勤まるのかもしれない。捨て身にもなれるし。
以前のシェルターに入れる人を選べ、の時に少しは正義は自分にとって必要な人について考えたんじゃないかとも思うけれど。愛の定義がピンとこないんでしょうか。また会いたいなと思ったら愛だよ。
灰司もわからなくて裏返しの執着がサムメンコへ。
灰司は一緒にサムメンコごっこしたいってことかな?
めんどくさいかまってちゃんだな。

予告、ついにあの人とあの人が…って誰!?

22話
しんみりしんみり、後藤さんの過ごした月日が突き刺さる。
ううっ、ごっちーん、となっていたところで
灰司君の薄っぺらい画策に引き戻される。
しかして

「ど…っ、ごとーさんはちがうんですかっ?!」
誰かーーーっ

愛=性愛だけでは ナイ、と正義に教えてっていうか突っ込んでやってくれ…
前回、マネージャー石原さんがいい事言ってたはずなのに…

まぁ、心を裸にっ!て感覚で、裸になったんだろうねっ。
本気でナニしようとしていたのかは…
自称「愛ヲ知ラナイ」正義君がヤル気になったところでナニが出来るのか具体的に知識があるのかどうかも、もうサッパリ私にはわかりません……

いや、笑えました。最終回。

*********************

<総評>
途中の怪人試作品ご試食おしょくじけんちんれつざいみたいな展開が

なーーーがーーーすぎーーーじゃーーーーーー!

主だったキャラクターはみんなとても好きでした。
もう一回観て笑ってもやぶさかじゃないくらいには。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 52

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^(さらに追記あり)。

※2話まで視聴して

1話では正直、全く面白さを感じられず、
なんか押しつけがましい正義感や正論?みたいなものが、なんかウザいかな?って思ってましたが、

惰性でとりあえず見てみた2話では、
その1話でしっかり下げてタメを作ってた分?が、一気に弾き返された感じで、
自分の中では一気にブレイクしました!(いい意味の方ね)。

面白いわコレ^^。

やっぱヒーローをテーマにしたアニメって、
何かしら制作側の独特の信念?みたいなものが色濃く表れていて、
ハッとさせられるし、小気味いいです。

傘を題材にしたのは、すごくわかりやすいし、
みんな何かしら経験あるだろうから、グッとくるものがあったなあ。

Bパートの最後があまりによかったので、
そのままEDもとばせず、ずっと見たらちょこっとだけのCパート?。
こういう構成もいいよね。
最後まで余韻を楽しみつつ、さらにちょこっと楽しみがある。

「次回が気になって仕方ないアニメ」としては今期初の作品ですね。
よかった、これで今期も日々を過ごしていけそうです^^。

--------------------------------------
※6話まで視聴して

まだ6話なのですね。もう10話くらい見てる気になってしまっています。毎回楽しい楽しい♪。

やっぱ最近のアニメって異能の力だったり特殊なファンタジーだったり、そういうのに慣れきっていたせいか、

等身大の人間の力で、ちょっとずつ現実の何かを変えていこうと努力する姿に心うたれます。

ちょっとベタだけど、今回もじ~~んとくるセリフありましたね。

そう、あそこです。”借りを○した彼”が言った言葉です。

他にも、登場キャラ同士の会話のシーンが楽しすぎる!。どのキャラも癖があって愛すべきキャラ達ですね^^。

★の評価かなりかなり上がりました!。(上限まで^^)

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※7話まで視聴して

あれ?。

今回のラストの感想は「・・・・・・・・・・( ̄  ̄;) うーん。。」でした。

雲行きが怪しくなってきたw。

良く言えば”着地点の予想が全くつかない”ですが、

なんかこのまま突き進むと、自分の関心が離れていくかもしれない。

来週変な展開になりませんように・・・(心配すぎる)。

★の評価、微妙に下がりました><。

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※8話まで視聴して

何コレ?。特撮作品をただ単にアニメ化したような作品になってる・・。それも内容の薄っすい・・。

2話~6話が最高だったのに、全く脈絡なしにいきなり非現実な茶番に・・。

夢オチか特撮オチ(作品中での)でした~♪・・ってのを期待してたのですが、

どうやらこのまま突っ走るようですね・・ヘ(_ _ヘ) コケッ。○┼< バタッ。


★の評価、さらに下がりました。

--------------------------------------
※11話まで視聴して

さらにさらに酷くなってますねえ・・。

7話の時にも自分の中で大きな落差で評価が落ちましたが、
11話でさらにさらに大きな落差で評価が落ちました・・。
底なしです・・。←もっと底があるのかも

1~6話は面白くて何回も見返しましたが、
7話以降は未だに1回こっきりしか見ていません。
もう1回見たいと思える回がいつか来るのでしょうか??。。

悪役のデザイン・行動・発言、誰があんなのをわざわざ見たいと思うのでしょうか?。

もしかしたらこの作品は、
このアニメを見てる視聴者を”アニメ離れ”させるための作品なのかもしれないですね。
アニメ作品に期待せず、自分の現実世界で何かを見つけなさいというメッセージなのかも。

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※12話まで視聴して

やっぱ底なしでしたww。
酷くなる一方通行です。

ほんと頼むから「撮影オチでした~♪」で当初の方向性に戻してほしい><。(泣)。

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※12話まで視聴して(その2)
戦隊のブルー、何か存在感ある声だと思ってたら、
P4の陽介じゃないっスか!・・でも、それだけ。。

前回も今回も、後藤さん+まり以外、見どころなしでした><。
もういっそヒーロー展開要素全部排除して、
まりもしくは後藤さんメインのラブコメアニメにしてほしい。

キングボンビーのテーマっぽいBGM♪、やめいw

ストーリーもうどうでもいいのに、なぜ毎週見てしまうんだろう?。

怪人のキャラデザインって、幼稚園児作のデザインとかなの?。


※16話まで視聴して
今話では、まりが最高によかった!。
まり(ミネ★ミラ含む)と後藤さんだけが視聴し続けてる理由ですね。
あとは全部茶番です><。


※18話まで視聴して
やっとこれまでの超常の流れ(茶番)が上手くまとめられましたね。
この回をずっと待っていたんです^^。
以外にすんなり受け入れられました。久しぶりに、2回視聴した回でした。
でもやっぱエンドレスエイトばりに長すぎた感があるのと、
今までの超常の流れ(茶番)の記憶はどこまで(誰が)記憶してるのか?
ってとこが気になりますね。

ひさびさに来週が待ち遠しくなっております。

補足:ミネ★ミラのミニアルバム買いたいけど、
   映像クリップ集とかつけてくれないと割に合わない値段設定感がww。

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※19話まで視聴して

こういうのが見たかったんです♪。最後までこの路線でお願いしますっ。m( __ __ )m

今回の話見たら、急に久々に1話と2話が見たくなって見返しました~^^。、
おお!、今まで見えてなかったいろんな伏線(意味深。。)が見えまくって面白いですね!。
登場キャラも出まくってたんですね、あちらこちらにw。

いやあ、一時期、σ(o・ω・o)の評価がかなり下がってましたが、少し回復してきました。

うまく最後で〆ることができたら、かなりの好作品になる予感・・⇒⇒⇒超期待です!!。

”序盤で本作気に入ったけど、中盤で切ってしまった方”は、帰ってきた方がいいと思いますよん。
(もちろん、ちゃんとがんばって中盤を全部見たうえで)

中盤のアレは、まあアレということでw。←今となってはいい思い出かもです。

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※20話まで視聴して

要さん、そんなに目と耳がいいのなら、○○ッ○にも普通気付くでしょww。

ミネ★ミラのミニアルバム、サイコーです!。
でもやっぱクリップ集つけてほしかったなあ。
ぜひぜひ今後の発売をよろしくお願いします!!。

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※最終話まで視聴して

終わり良かったので全て良し^^。

最終話、大満足させてもらいました!!。
これでもかとグッとさせられてしまったのです。

名残惜しいけれど、もう来週から見れないのですね・゜・(ノД`。)・゜・。

最初あんなに好きにさせられて、中盤であんなにあきれさせられて、
そんでまた終盤にこんなに再度好きにさせられて・・と、
ホント、終わってみればジェットコースターのようなσ(o・ω・o)の感情の起伏でした。

内容的にもこれほどまでの異色作は今後そうそう出てこないでしょう。
迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^。

スタッフさまお疲れ様でしたっ。感謝感謝なのです♪。

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※追記

終わってみれば、
現実と非現実の狭間で正義とは何か、悪とは何かを求め続けた怪作?いや快作だったなー。
現実と非現実の境界線が全く見えないところがこの作品のミソだと思う(褒め言葉)。

リアルタイムな視聴中にはムダに思えた中盤も、
最後まで見終えてからだときっと見え方が全く違ってくると思うし、
やはりあれがあってこそのラストでしたね。
近く、全部とおして見直してみようと思います^^。
絶対に1回見ただけじゃ理解しきれないいろんなメッセージが込められてるんだろうな~。
末長く一生楽しめそうな予感がしています!!。

自分の中では、主人公が3人いましたね。正義と後藤さんとまり。
3人とも最後まである意味一途を貫いていて、そこがたまらなく魅力的でした。
また安易な恋愛展開に頼らない作風に好感が持てた。

ああー、もっともっと続きが見たい作品です!。

ミネ★ミラは現実でも永久に活動を続けて新作出しまくってほしいです!(本気で切望)。。

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※追記2(若干ネタバレありなので、知りたくない方は視聴終えてから見てください)

やっと8話以降も2週目見る気になったので、さっそく見てみました。
1週目と違って安心して見れるので、面白い面白い~♪。
あっという間に2周目見終えました!。

長すぎると感じてた例の中盤ですが、
意外に簡潔に最少ターンで作りこまれていたんだなと認識を改めました。

今になって見ると見どころ満載で、やはりいい意味でぶっ飛んでいた作品でしたね。
若干グロだったトーチャー編のあのシーンは、やはり見ていてつらいけど、
あの、まりのED演出のためには必要でしたね。
ミネ★ミラのミニアルバムのボーナストラックのあの曲、歌い方が大好きなんです^^。

中盤の作画は、かなり粗が目立って雑なとこもあったけど、
あの非日常展開の本質を理解して見れば、そこはある意味納得でした。
視聴者各自が子供だった頃に見ていたヒーロー番組、特撮番組の
記憶を呼び覚ますような子供が抱いたイメージがデザインコンセプトなのでしょうね。

それから、やっぱり最後の4話が胸に響きました。
あの4話がなかったら、もっと酷評に終わっていたハズですが、
自分にとっては最高の〆でした^^。

まりの「あんた○○星人に○○○○○○○されちゃったんじゃないの?」
っていうセリフが超ツボったり、
後藤さんの20話での正義に言ったセリフがグッときました(TдT) 。

正直、正義のことはあんまり好きになれてなかったのですが、
最終話の後藤さんとのやり取りで、心からじ~んときました。。

石原さんは最初から最後まで、陰ながら正義を支えたMVPでしたね!。
終盤でまりが正義に言ったセリフに同意見でした!。○○○○ちゃえばいいのに。

円盤は単体ではさすがに買えないと思うけど、
BD-BOXが出たらきっと買っちゃいます♪。
その際はミネ★ミラの映像特典、クリップ集、ライブ作品なんかもあるとうれしいな。

こんな採算度外視の作品を作ってくれたスタッフ様方、本当にありがとうございます。
これからも採算度外視でも「素晴らしい」「突き抜けた」「見たことのない」
作品をどんどん作り続けてください!。

--------------------------------------
※追記3

待てど暮らせどBD-BOXがいっこうに発売されません・・><。
それどころか制作会社さんであるmanglobeさんが○○してしまうなんて・・。
ひょっとしてもうBD-BOX発売なんて夢のまた夢なのかなあ?。

・・そんな風に思っていた最近、オーディオコメンタリーにハマりだしまして
R.O.D.theTVとかで倉田さん他が出演されていたオーディオコメンタリーを
追っているうちに、サムライフラメンコにもオーディオコメンタリーがついていることを知り
もう我慢できなくなって単品BD買ってしまいましたw。

で、とりあえず様子見で買ってみたBD1巻のコメンタリーの冒頭で、まずは驚かされました!!。
増田さん・杉田さんらが冒頭で自己紹介していくのですが、そこでの杉田さんの第一声が

「読子リードマン役の杉田です」

・・ってwwwwww。

Σ(゚Д゚;エーッ! って思いながらどんどん惹きこまれてしまいました!。
その後もコメンタリー目当てで全巻そろえてしまいました^^。
結果的に、まだそんなに多くの作品のコメンタリーを聞いてきたわけではないのですが
今のところ本作のコメンタリーが一番興味深くて面白かったです!!!。

BDの高画質で改めて観た本編も、とてもスタイリッシュで完成度が高くてさらに好きになってしまい
また、今まで観たことなかった?各話の次回予告とかもたくさん見れてよかったです。
各巻特典も自分にとっては大満足で、自分にとって貴重な貴重なミネミラの音源だったり
本編でしか聞けなかったいろんなサントラ音源やヒーローソングの完全版がよかった。
最もよかったのはイベント映像が2時間くらいおさめられていたことでした。
司会されていた”わっしー”さんがとにかく素晴らしかった。
あと思ったのは
声優さん達の生の姿が、もうそのまんま”リアル実写サムライフラメンコ”だったことです!!。

このサイトではあまり評価が高くない本作ですが
自分はすごくすごく楽しめたし好きになれたので
manglobeさんホント((o・д・)bグッジョブ♪って感じです。
もっといろんな作品を世に送り出してほしかったです・・。

出演声優さん達が選んだ名場面集とかを観てると
ホントいろいろ胸につきささった言葉やシーンがいっぱいで
本作に出会えてホント幸せだったと実感しています。
ずっと大事に今後も見続けていきたい愛着いっぱいの作品です♪。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 51
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

正義の行方

正義の味方に憧れる主人公:羽佐間正義がヒーローを志し現代の悪を地道に斬って行くお話。

正義の熱い心を持っていても『力』が無いとテレビの様に活躍は出来ない。
…っということが分かっている普通の賢明な人々は行動には移さないのですが
この主人公がその常識を打ち破る様を観てみたくなりました。
中学生にやられている時こちらまで悔しい気分になって
早くも感情移入して正義を応援していました。
この活動が徐々に広まり人々の中にくすぶる正義の心に火が灯る事を期待しています。
展開が楽しみです。

※7話感想{netabare}
起承転結の転。物語がコレまでの流れとは異なる方向へ。
(ドラマや夢オチの可能性もありますが)
等身大のヒーロー物からファンタジー路線に突入するのでしょうか?
今までの流れからの化物登場は意外でしたし
正義の両親の事件との絡みも出てきそうで面白くなってきました。

それと後藤さんの彼女が気になります。
もう登場済みな気はするんですけどね…石原Mgとかかなー?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ガッツリ日曜の朝のヒーロー物展開。
調子良くてノリノリでしたが好事魔多し。次回辺り危険な香りがします。
トーチャーって正義の父ちゃん何じゃないか?という疑惑もチラリ。
佳境に向けてどう動くのでしょうか。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ヒーローも一般人も「慣れ」て来て危ないぞーなんて思っていたら案の定…
どうやらトーチャーの予定通りに事が運んでいる模様。
トーチャーとは何者なのか?真の目的は?
ますます目が離せなくなって来ました!
{/netabare}

※10話感想{netabare}
正義とトーチャーって似た者同士なのかなと思いつつ
ここ数話観てましたがやはり同じ物を観てた様です。
傾倒の方向が真逆でしたけどね。

悪による平和の実現…って流石に無理に感じましたが
皆で一つの方向を追い求め個を捨てられるなら諍いは減るのかなとは思わせてくれました。
…まぁどの道、完全平和は無理なのでしょうけどなかなかの悪の花道でした。

まり達は気安い正義の代償が心身共に余りにも痛々しかったですね。
この後、彼女達がどういう方向を目指すのかも興味深いです。

7話で路線変換してどうなるかと思い観ていましたが
前半の『現実』の中、正義を夢見る主人公と悪を理想とする宿敵により
もしも『ヒーロー』と『悪の組織』生まれたら…
というIFの世界観を緊張感を持たせながら提供してくれました。
最後の締めがどうなるのかまだ分かりませんが高評価できるストーリー&演出になりそうです。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
ラスト2話でリアル路線に戻しビシッと決めるのだと思って高評価する気でいたのですが
大丈夫なのか心配になってしまいました…。
(これって2クール物なのかな?)
それにしてもこの流れ不安過ぎます。
せめて「全ては美しい嘘だった」…ってな事には成りませんように!
{/netabare}

※12話感想{netabare}
やはり2クールものでしたね。(^_^;)
ヒーローショー的な部分を短くして現実路線に戻し上手く締めれば
1クールで良作に成れたと思いますがもう少し挑戦する様です。

正義の両親の事件と海外の今野あたりは繋がってきそうですし、
フラメンガールズの動向、後藤さんと謎のその彼女等も気になります。
どう組み合わさって物語が進むのでしょうか。

暫くはヒーローとしての活躍の話で進みそうですが、
7話や10話で『痛み』を見せた効果もあり
いつ急展開が来るのか分からないという緊張感を視聴者に持たせる事に成功しています。
後はいつ仕掛けるのか?それとも裏をかく違った展開が来るのか?
…不安もありますが一端飛ばして後半に期待して観たいと思います。

それにしても後藤さんてば彼女居るのにアイドル泊めちゃって良いんでしょうか?(^_^;)
{/netabare}

※13話感想{netabare}
じわじわと話が怖い方向へ回り出しました。
正義が総攻撃について喋ってしまいましたが
今までの彼の言動からすれば当然の行動。
生粋のヒーローですからやはりそう来たかと言うところです。
後は無茶を承知で立ち向かうだけですが普通に戦っては玉砕しちゃいそう。
どうするんだろうか?

後藤さんの彼女は相変わらず気になります。
今回を見て既に亡くなっている説や黒幕の宇宙人説とかが私の中で生まれて来ています。
それに長官の失踪も意味ありげで次回以降も目が離せません。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
ついにビヨンドの総攻撃開始!
大ピンチでしたが長官が旧ヒーロー達を連れ戦線復帰。
各地で生ヒーローショーが繰り広げられる結果になりました。
そして悪側に正義の弟がついているみたいです。
個人的には実は両親が生きていて裏で手を引いているんじゃないかと
思っていたのですがまさか弟が居たとは。
両親の事件後「正義なんて…」って思ってしまったんでしょうかね。
次回どんな会話がなされるのでしょうか。
{/netabare}

余談「ヒーローの守備範囲」{netabare}
悪の怪人が現れればすぐに駆けつけて戦い倒すヒーローですが、
どれくらいの地域をカバーしているんでしょうかね。

ライダー系だと遠い所にいく場合、途中給油とか高速乗ったり
コンビニに寄ったりするのでしょうか?
四国や九州に怪人現れたとか途中で橋渡るかフェリー乗ったりして結構旅ですよね。
交通費とか工面するのも大変そうです。
途中でサインとか写真とかお願いされたりするんでしょうか。
下手すると若者に絡まれたりして結構大変そうです。

戦隊モノだとレッドは飛行機ですぐ駆けつけられるけど
グリーン辺りはドリル車両とかで遅れて到着しちゃいますよね。
「おまえが遅いから合体できないだろ!?」とか理不尽な叱責されたりしないですかね。
そもそも車検とか「ドリル外さないと通りませんよ!?」とか言われないんでしょうか。

そう考えるとやはり怪人側が気を使ってヒーローの町に来てくれて居るんでしょうね。
夜襲なんかもしないですしヒーロー側と条約とか交わしてるのかな。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
急転回に次ぐ急転回で随分と弄んでくれます。
正義を色々な角度から見せたいのだろうけど迷走している様にも見えます。
多分、ダイヤを始め各個人が正義に目覚める展開になっていくのだと思いますが
上手く纏まりが付く様に頑張って欲しいです。
ビヨンドがやり過ぎてもう現実的な路線には戻れなさそうで
評価したいと思う展開からはかけ離れて行っちゃってますが…。

【予想】{netabare}
ここまで来るともうSFやファンタジーな世界観にしないとバランス取れないと思います。
首相や主要な政治家達は宇宙人や未来人で牛耳られ
正義の両親をサンプルに研究したりクローン作成し
現代人を正義の名の下にコントロールしようとしているのではないでしょうか。
この後は世間の風潮に流されず個人の中に眠る正義に従って行動しなさい
という話になっていくのだろうと予想しています。
「フラメンコを踊らされるな踊りなさい」という感じですかね。
んでラスボスは後藤さんの彼女かな…。
{/netabare}{/netabare}

※16話感想{netabare}
どん底から這い上がろうとする姿がありました。
誘惑に負けず正義を貫いた姿がありました。
情報に踊らされた者が敵になろうとも
実際触れてきた者にとっては未だヒーロー&ヒロインです。
もう一度、いや何度でも正義の輪は広がるはずです。頑張れ正義。
…という気にさせてくれましたし、正義同様に迷走していたこの作品自体も
一発逆転の目が出てきたかも知れません。最後まで期待を捨てず観たいと思います。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
うーん…感動ストーリーへの道は断たれたかも。
やはり、ビヨンドとかやり過ぎでした…
ここまで来ると宇宙人とか登場させないと収集つかないとは思ってましたが
こんなに直接的に登場してくるとは…。
前半で積み重ねた『現実でもあり得そうな世界観』にはダメ押しとなりました。
(10話感想辺りの)私が思い描く着地点とは大分かけ離れ残念な気持ちが強いです。
アニメならではの表現で『ギリギリあり得ない(ギリアウト)な世界観』
を保って欲しかったんですけど、
もう『完全にあり得ない世界観』になってしまいました。
こうなるともうルール無用、何でもありって感じで緊張感が無くなってしまいます。
これなら最初から無茶な設定を見せて飲ませてくれれば
その中で真理を見つけ出せたと思うのですが…。

今回は面白いと言うより滑稽に見え
ストーリーものからコメディに切り替わってしまった気がしました。
後はもうハチャメチャさを楽しむ方向で観るのが正解なのかな。
(一応、総理に力を与えたのは誰なの?とかストーリー的興味はある事はあるけど…)
それとも壊れゆく世界観を楽しむアニメなのかなコレは。
{/netabare}

※18話感想 {netabare}
フラメンコ星人による強制進化は地球人の一歩により躓く結果となりました。
フラメンコ星人の思想は正義や平和の行き着く先かも知れないけど
いきなり結果を突きつけられても理解出来ないですよねそりゃ。
何事も過程を経てこそ結果に意味が出るってものです。
宇宙人編はこれはこれで筋は通っていたと思います。

で、間髪入れずに『大いなる宇宙の意志』様が登場。
全ては時空のハザマの正義の物語だった様です…。
今までの小さな正義から大きな正義に色々な角度から見た正義、
敵も味方も涙も血も痛みも苦しさも勝利も栄光も
全て羽佐間くんの願望とそれに引き寄せられた者が起こした結果でしたとさ。

…ってあれ?なんだか急に結果を突きつけられたような!?
今までの事を一粒にしてくれたけどコレ丸呑みにしていいのかな?
納得して飲むにはもう少し過程(考える時間)が必要そうです。
{/netabare}

※19話感想{netabare}
世界平和達成と後藤さんの彼女の真相が分かることになりました。

今回からリアル世界に戻った筈なのですが、ここは悪のない世界。
現実とは何処かズレていて未だ偽りや不自然さの香りが残っいる感覚があります。

後藤さんの彼女は神隠しに遭い居なくなり
後藤さんは現実を受け入れられないまま過ごし彼女を演じ心を保っていました。
羽佐間くんも主観でしか世の中を捉えていなかった為
そんな後藤さんに気付けなかった様です。
羽佐間くんと後藤さんがきちんと現実を見れて居ないから
ズレたままの世界が現実になったのでしょうか?

それともこの世は揺れては返す波のようにうつろい易い世界で、
世界は誰かの強い意志で塗り変えられているというのを表しているのでしょうか?

最後に現れた少年の「家に帰れ」という言葉は現実に帰れと言う意味にも取れますし、
世界を塗り変える力の中心が羽佐間くんから少年に移り
また世界観が動こうとしているとも取れます。

まぁズレていると思うのは私個人の感覚なので勝手に考えすぎていて、
普通に現実に戻ったけど久々に悪が戻って来ただけかも知れませんし
異次元や過去未来のカードまで提示されていますから予測は困難。
良くも悪くも最後まで着地点が分からず弄んでくれるアニメですね。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
羽佐間くんにしか見えない悪。

どうやら異次元の存在みたいですがこの作品同様に掴み所がないです。
後藤さんの彼女も異次元には存在するのでしょうかね?
もう大詰めですが最後までこんな感じの様です。
{/netabare}

※21,22話感想{netabare}
灰司少年が羽佐間くんの敵となる為に友人達を襲いはじめる。
後藤さんをも人質に取り羽佐間くんを呼び出し後藤さんを怒らせ
目の前で殺されようとするも
ぎこちなくも必死に愛を模索する姿に計画は失敗に終わる。
そして月日が経ち緩やかに日常が戻り始める…という締めくくり。

紆余曲折あった物語も振り出しに戻るかのような終わり方で着地。
しかしここ数話の事(灰司編)をリアル路線で片づけられても
悪のない世界だった事や灰司少年の犯行の手口とか納得できないままです。
後藤さんにしても未だに彼女が居ない事を受け止め切れていないですし
行方不明の真相も謎。
このまま終わって良かったんでしょうか? 
…後藤さん次の恋愛に歩み出さないでいいの?まりちゃんとは?

ついでに言うと羽佐間くんの両親の事件も伏線として絡むと思いきやスルーでした。

強いフィクション織り交ぜている時点で合理的な解釈しようとしても仕方ないかも知れないけど
フワッとしたまま終わりを迎えてしまいました。
{/netabare}

【総評】
序盤はリアルな目線で正義の輪を地道に広げていくストーリーでしたが
中盤以降一気にフイクションの渦に飲み込ませた為方向性が全く掴めなくなりました。
流れる渦に身を任せればクルクルと回る世界観を楽しめたかも知れませんが
どうしても論理的に考えてしまい置いて行かれたり衝突する事もしばしば。
毎話ごとに評価が乱高下しまくってしまいました。

色々な角度や価値観で『正義』にアプローチした姿勢は悪くないんですけど
何でもありに成ってしまったストーリーが残念で勿体なかったです。
やはりビヨンドがやり過ぎてしまったかな。
現実路線と折り合えるポイントはあったと思うんだけど
結局フィクションものとしてしか成立していませんでした。

オススメは出来ないんですが『正義』を良く探求し表現している点には面白味はあると思います。
普通のアニメに飽きて居る人には良い変化球アニメと成るかも知れません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37

81.6 11 ヒーローアニメランキング11位
僕のヒーローアカデミア(第2期)(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (563)
3457人が棚に入れました
ある事件をきっかけにNo.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。出久はオールマイトの厳しい訓練を経て雄英高校に見事入学し、爆豪勝己や麗日お茶子らヒーロー科1年A組のクラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。そんな中、日本全国から注目されるビッグイベント「雄英高校体育祭」の開催が迫る!ただトップだけを見据える爆豪、家族を想って強い意志で挑むお茶子と飯田天哉、そして、ある男を“否定する”ために優勝を狙う轟焦凍。さらにヒーロー科1-Bをはじめとする新たな顔ぶれも…。雄英生徒の全員が闘志を燃やす中、出久も決意を新たにする。「僕も本気で獲りに行く!」最高のヒーローを目指す彼らの“個性”と力、そしてプライドがぶつかり合う戦いが始まる!!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、広橋涼、増田俊樹、井上麻里奈、細谷佳正、畠中祐、諏訪部順一、吉野裕行、小桜エツコ、犬山イヌコ、高戸靖広、稲田徹、三宅健太、桑野晃輔、真堂圭、喜多村英梨、西田雅一、三好晃祐、古島清孝、名塚佳織、奈良徹、内山昂輝、藤原貴弘、大塚明夫、天崎滉平、小笠原早紀、沖野晃司、真坂美帆、桜あず、羽多野渉
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

いつまでも弱者じゃいられない! 生徒達が成長する物語

0話の感想 ★★★ 3.0
1期のまとめ
{netabare}
1期のまとめなんで見なくても良かったんだが、面白いから最後まで見ちゃった!
やっぱ、熱いわこの作品は。
王道が1番!!{/netabare}

1話の感想 ★★★★ 4.0
うららかさんの目標
{netabare}
お金のためであっても、親を楽させるためなら凄く立派だよな
そろそろ出久も強くなっていってほしいな{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
体育祭、開催!!
{netabare}
轟くんが強いね!!
個性も明らかにチート級だしな!
爆豪も昔とは心持ちが違うねー
いやー、既に熱い!!{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
第一種目の行方は…
{netabare}
出久は本当に運がいいね。流石、主人公!
個性を見せないのはアピールとしてはダメだけど。
でも、一応は目立てたからオッケーなのかな?{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
第二種目、開始!
{netabare}
現状、周りのメンバーに助けられてるって感じか。
それにしても、出久は能力全く使わんな〜笑
出し惜しみしすぎじゃない??笑{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
第二種目、決着!!
{netabare}
ようやく出久が個性を使ったね〜
ただ、今回は決着の割には盛り上がりに欠けていて淡々と終わった印象があった。
個人的にはもっともっと熱い展開を期待!{/netabare}

6話の感想 ★★★☆ 3.5
轟くんの背景
{netabare}
轟くんと出久の環境の違いようが凄いな!
轟にくらべれば出久は全てにおいて運がいいな。
そして、開始早々罠に引っかかるなんて。
これで無策ならもう終わりだな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
個性に恵まれなくても…
{netabare}
めっちゃ感動した!!!
心操くんの能力はどう考えても悪役だし、嫌われる能力。だけど、正義のヒーローに憧れる。
雰囲気はクールだけど、心はピュアで熱い!
こういう展開は泣ける!{/netabare}

8話の感想 ★★★☆ 3.5
対戦、対戦、対戦!
{netabare}
今回は対戦がいっぱいだったね。
その中でも、八百万さんは可哀想だった。
推薦で実力者なのに何も出来ずに敗退なんて…
それと、次回の爆轟と麗日さんの試合がワンサイドゲームになりそうで心配…{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
麗日 vs 爆豪
{netabare}
いい試合だった。
爆豪をヒヤッとさせれたお茶子凄いよ!
圧倒的に不利な能力なのに。
父との電話は泣ける。
次は、大本命!
轟くんとの戦いだ!!{/netabare}

10話の感想 ★★★★★ 5.0
緑谷 vs 轟
{netabare}
超かっこよかった!!
どの試合よりも迫力があった。
緑谷、あんなに強くなってたんだな。
轟に右手を使わせれたし、ヒーローって意味では轟に勝ってたな。
轟の能力は本当にチートだよ。{/netabare}

11話の感想 ★★★★ 4.0
準決勝と動き出す闇
{netabare}
爆豪も強いね〜
強い能力に勝つための努力。
強いやつが努力したら、追いつけないよ。
そして、飯田くんのお兄さんがヒーロー殺しにやられた。
ヒーロー殺し、言動から無個性な気がするな。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
轟 vs 爆豪
{netabare}
迫力ある戦いだった。
しかし、轟は悩んでいたせいか全力を出し切れなかった。
だけど、最後にはけじめをつけるために動き出すことが出来た。
また、緑谷も新たな戦い方を模索するきっかけとなった。
2人は凄く良い日になったな。
飯田くんのシーンは泣けたよ…
お兄さん、かっこいいな。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
体育祭後
{netabare}
一躍、ときのひとになっな〜
まぁ、テレビで放送されてたらそうなるか。
勘違いする奴とか出てきそう。
コードネームを決めることになるが、デクって…
オールマイトと比べると、見劣りするしゴロが微妙。
職場体験も決まり、次に進む感じがする。{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
オールマイトの先生
{netabare}
持たざるが故にその力を特別視しちゃってたんだな。
普通は生まれ持った個性だからそこまで特別感がないからな。
でも、緑の閃光を纏ったかっこいい姿に!
飯田くんが少し心配だか、安全に職場体験を終わることができるのか!!
……たぶん無理だよねー{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
次のステップへ
{netabare}
1日でものにするとは、緑谷の成長速度すげー!
これが主人公になれる器か。
次はヴィランとの実戦形式!
東京へと飛ぶつもりが巻き込まれてしまった。
しかし、職場体験2日目でもう事件とは早くない?{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しとの戦い
{netabare}
緑谷、めちゃくちゃ強くなってるやん!
たった少し、コツを教えて貰っただけなのにここまで強くなるのか。
轟くんも変わったな。
吹っ切れたって感じだ。
あとは飯田の目が覚めれば最高なのに。{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しとの決着
{netabare}
飯田くんも復活し、見事に捕まえる事ができた。
出来たんだが…
ヒーロー殺しは純粋な犯罪者というよりも、社会のために行う改革犯だった。
悪者だが惹かれる魅力があった。
1本の芯があった。{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
ヒーロー殺しの影響
{netabare}
確かにカリスマ性はあった。
前回、私も同じことを考えてしまったから。
しかし、それが今後の火種になるとは…
ヴァラン連合のトップは頭いいな。{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
みんなの職場体験
{netabare}
みんなに焦点が当てられた話だった。
メインはフロッピーかな。
1番、ヒーローに近づいたんじゃないか?
おそらく、声がかかるだろうし就職確定か?
{/netabare}

20話の感想 ★★★★ 4.0
ワンフォーオールの成り立ち
{netabare}
そういう過去があったんだな〜
本当のチート野郎はそのオールフォーワンを持つ男か。
そいつ強すぎやろ。
オールマイトは自分のことについて語れなかったがその事を緑谷が気づくのはいつになるだろうか。
そして、次は林間合宿?{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
期末テスト
{netabare}
林間合宿の前、期末テスト!
今回はその中の筆記試験がメインだった。
爆豪、意外と頭いいのな。
努力してるのか元々頭がいいのか。
でも、何とかなったぽいな。
次は実技だ!{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
実技試験
{netabare}
ロボットじゃなかったな。
自分の苦手な相手との戦い。
難しそうだ…
でも、轟くんのチーム、ケロちゃんチーム、飯田くんのチームはやってのけた。
この流れに乗れるのか!!{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
実技試験、後半戦
{netabare}
みんな頑張ってるな〜
意外とクリアしてる人が多い中、落ちた人は凹むだろうな…
次はいよいよ、緑谷の番!{/netabare}

24話の感想 ★★★★ 4.0
オールマイトの試練
{netabare}
仲悪いな〜、2人とも。
幼馴染なんだから、もうちょっと仲良くできないもんかな。
オールマイトはほかのどの先生よりも暴力的というか本気というか…
めちゃくちゃするな〜
怒られてもしゃーないよ。{/netabare}

25(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
林間合宿にむけて
{netabare}
まさかヴィランとデパートで会うとは、ついてないな〜
しかし、緑谷は敵にまたしても塩を送ってしまった。
敵まで救わなくてもいいのに。
今回はこれで終わり!
3期からはヴィランの攻撃が激化しそうだ。
最後に、芦田さん意外とかわいい。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ハンドクラッシャー誕生www

2期は全国から注目を浴びる体育祭から始まります。
ヒーローだけに偏らず、
しっかり学園イベントの方もあっていいですね!
ヒーロー要素を混じえた学園生活なので
イベントもちょっと特殊な内容ではあるけど、
そっかこの子たち高校生なんだよねって実感できます。

{netabare}
1種目目:障害物競走
2種目目:騎馬戦
3種目目:1対1のトーナメント戦

障害物競走で先頭争いをした出久くん轟くんかっちゃん、
1位を勝ち取った出久くんは嬉し泣きの後に
たまたまあった物がたまたま使えただけだと思ってるけど
意図せずあるものを利用するのも1つのセンス‪( ー̀֊ー́ )✧

今まで色々なヒーローの特徴や戦い方を細かく
何冊ものヒーローノートにまとめていた事が
出久くんの咄嗟の判断に密かに役立ってるんだろうな。
{/netabare}

体育祭が終わったあとのステインの件も面白かった!
{netabare}
ただのヒーロー殺しじゃないというところがいい‪( ॑꒳ ॑ )
ステインの中にヒーローとはオールマイトのような人だ
という基準があってそれに当てはまらないヒーローを
殺すか再起不能にしている様子。

委員長・飯田くんのお兄さんであるインゲニウムは
体育祭が行われている裏で再起不能にされる。
それを知った飯田くんは友達に心の内を話さず1人
恨みと復讐心に取り込まれてしまった。
選んだ職業訓練先は兄がステインにやられた地域であり、
見回りの最中にステインがヒーローを襲っている現場を
発見した飯田くんはヒーローを助けるためではなく
恨みを晴らすために勝手な行動で立ち向かってしまう。

ヒーローを助けようとしない飯田くんが
ステインに殺されそうになっていたところに
危険を察知した出久くんが見つけ助けに来てくれる。
出久くんは駆けつける前にクラスメイト達へ
位置情報だけの連絡を送っており、
ステインの個性にやられ全員が動けず危ういところに
轟くんが出久くんの意図を汲み取って駆けつけてくれた!
もうこの辺の展開はアツアツでしたね( ー̀֊ー́ )✧

3人はなんとかステインを捕まえる事に成功したが
飯田くんの左腕は後遺症が残るとのこと。

恨みは視野を狭くしてしまう、仲間を危険にさらした、
今回の件でこれらを反省した飯田くんは戒めとして
手術はまだ行わず後遺症を残したままにする。
出久くんは体育祭の轟との1対1で無理をしたため
手が粉砕骨折で元に戻らずグチャグチャになっており、
飯田くんに僕も同じだから強くなろうと絆を固める。

その2人の姿を隣で見ていた轟くん、、
「俺が関わると手がダメになるみたいな感じがする。呪いか。」
と言いながら考え込んでいるがそれを聞いて爆笑する2人。
ここは個人的に好きなシーンでした。
轟くんクールに見えるけど気にしてたんだねw
時折見せるこういう可愛らしい姿とても大好き‪(*ˊᵕˋ* )

個性は人を殺せる能力でもあるため、
この世界ではプロヒーローじゃない人が個性を使って
人を傷つける行為は禁じられている。
今回は結果オーライでヒーロー殺しを捕まえられたけど
これを世間に発表すると個性の暴力を認める事となり
3人は処分対象となってしまう。

そこで犬のおまわりさんの提案により、
3人の活躍は公表せずに
ステインの火傷跡からエンデヴァーの活躍とした。
{/netabare}

職場体験を通して
みんなが成長した姿を楽しめる演習試験↓
{netabare}
八百万さん×轟くん対相澤先生の試験よかったな。

青山くん×お茶子ちゃんペアでは、
追い込まれてる時に青山くんがお茶子ちゃんに言った
「ねぇ、緑谷出久ならって考えたろ?」という言葉が、
後(2022/09最新話)を知ってると深く刺さります( ⌯'-'⌯)

出久くん×かっちゃんはオールマイトと対決。
オールマイトに追い込まれた結果、
勝利のため出久くんと協力するかっちゃん←ここ素敵
かっちゃんが負傷した出久くんをゲートに投げる時
「死ねぇーーーー!」って叫ぶんだけど、
1期の個性把握テストで行ったボール投げの時も
投げる瞬間同じこと叫んでたんですよねw
そして出久くんも同じ反応をするんですよね、
「死ね?」ってw
嫌な言葉なはずなのに、
この2人だと微笑ましく見えるので不思議です‪(*ˊᵕˋ* )
そして出久くんは、笑ってる時が1番強い!!
{/netabare}

林間合宿の準備でショッピングモールへ。
{netabare}
林間合宿には全員参加が決まり、
みんなでショッピングモールに買い出し!
だけど出久くんが1人になったタイミングで
死柄木弔が直接コンタクトをとってくる。
市民の多い場所では危険なので抵抗することができず
2人で座って話をする事になるが、
途中お茶子ちゃんが探しに来てくれたお陰で
何事もなく出久くんは解放されて良かった!

だけど何かが始まろうとしていることが
死柄木弔との会話で分かってくる。
2期では、
オールマイトに深手を負わせたオールフォーワン
という危険な存在がいる事とその能力までが分かった。
不穏な空気を漂わせたまま2期終了!!
{/netabare}
3期へ続く→

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

僕らは僕らを超えていく!

シリーズ第2期に位置付けられるこの作品…1期でこの作品の魅力にハマった方にとっては、放送が待ち遠しかったのではないでしょうか。
かく言う私もその一人です。

困った人を颯爽と助け出す平和の象徴とも言われるオールマイトに憧れ続けて、いつか自分もそんなヒーローになるのが幼い頃からの夢…
だけど、人口の8割が保有するヒーローになるための絶対条件である個性が無い事を知って愕然として…
自分は非力で誰かを救うことなんてできないと知っていながら、咄嗟に身体が動いてしまう資質をオールマイトに認められ、ヒーローになるためのスタートラインに立った主人公の緑谷出久…

幼いころから自分の個性と向き合ってきた周りのみんなとは違い、全てが初めてだから何もかもが手探り状態…
でもどんな苦境に立たされても出久の正義に対する滾りは熱さを増すばかり…

数々のピンチを乗り越えて迎えたこの2期…
完走して振り返ってみると、2期も十分過ぎるくらい激アツな展開が目白押しだったと思います。

オールマイトから引き継いだ出久の個性であるワン・フォー・オールを使いこなすには足りないものだらけ…
いえ、足りているのは気持ちだけで、他は何もかもが全然足りていなかった。
最初はうまく使おうとしていたと思います。
そりゃ、個性を使うたびにボロボロになっていたらヒーローにはなれませんから…
でもそんな考えで乗り切れるほど雄英高校は甘くはありません。

だから出久は色々と思い知ることになります。
自分の現界を…そしてそれでも全然足りない事を…
そして限界を突破すること…突破できる事も今回彼は身をもって学んだのではないでしょうか。

こんな書き方をすると、出久がダメダメだとしか思っていないようですが決してそんな事はありません。
入学当時と比べると、きっと格段に強くなっていると思いますし、伸びしろも一番大きいと思います。
何事にも謙虚に向き合い、自分なりに色々考えながら常に何かを吸収しようとし続けている…
こういう人間が伸びない訳がありません。

でも…努力だけで強くなれるなら、きっとオールマイトほどのヒーローがゴロゴロ転がっている事でしょう…
私たちのリアルと一緒…努力は嘘を付きませんが、全ての結果が報われる訳ではないのです。

だから私たちも目標を目指し続ける…
強さって、色々だと思います。
この作品の様に腕っぷしもそう…
だけど、強さってそれだけじゃありません。

むしろ大切なのは心の強さ…なのではないでしょうか。
生きていると決して楽しい事ばかりじゃありません。
辛い事、悲しい事の方が多いかもしれません。
それでも自分を見失わない心…
誰も見ていないから…、みんながやっているからと悪魔の囁きに負けない心…

そう考えると言動って自分の心の強さの鏡写しみたい…
弱さも…自分に負ける事が悪いとは決して思いません。
だって、弱さがあるのは当たり前だし、負けたことがなければ目標を見失ってしまうから…

弱さが頭を覗かせたら、それを押し戻すだけの強さがあればいい…
負けた時に、同じ轍を踏まないよう何か一つでも拾い上げる事ができればそれでいい…
勉強だってきっと同じ…一日に一つ覚えられれば世界は激変すると思います。
だって一日に一つ覚えたら1年間で365個も覚える事ができるんです。
これって凄い事だと思いませんか?

この物語では体育祭や職場体験を通して自分を見つめ気付きを促し、
一皮ずつキチンと向けながらみんなの成長していく姿がしっかりと描かれています。
私たちの努力はこの作品の様に直ぐには形となって表れないものばかり…
若しくは努力が願った通りの形にはならないかもしれない…
でも必ずこの作品の様に自分の糧になる筈だから…

10年前の自分と比べてみたらきっと分かると思います。
その時より色んな事を覚えていますから…
その時より自分でできる事が増えていますから…
登場人物から勇気を貰えるこの作品…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、米津玄師さんの「ピースサイン」とamazarashiさんの「空に歌えば」
エンディングテーマは、Little Glee Monsterさんの「だから、ひとりじゃない」とLiSAさんの「だってアタシのヒーロー。」

2クール全24話で構成された物語でした。
既に3期の放送も発表されています。
これから物語はさらに一層激しさを増してくると思います。
そういう相手が動き始めたから…
出久の…みんなのこれからの益々の雄姿を期待しています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

69.6 12 ヒーローアニメランキング12位
ガッチャマン クラウズ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (697)
3383人が棚に入れました
生命体が持つ精神性特異能力が実体化した物体「NOTE」を力の源とする特殊な強化スーツを装着して戦う戦士の総称。地球のガッチャマンは評議会から派遣 された宇宙人と、潜在能力を見込まれてスカウトされた地球人達で構成されており、評議会の定める保護観察処分に背いて地球に侵入する異星人犯罪者達から地 球の資源と人々の生命を守っている。近年は評議会も正体を把握していない謎の存在「MESS」への対処が主な任務となっている。

声優・キャラクター
内田真礼、逢坂良太、浪川大輔、小岩井ことり、平野綾、細見大輔、村瀬歩、宮野真守、丹下桜、森功至
ネタバレ

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

12話DC版まで見終えて^^。

※2話まで視聴して

恒例の”今期のアニメPV集”を事前にチェックした段階で、
「コレはないでしょ!(ヾノ・ω・`)ナイナイ」の烙印を早々に押してしまった自分ですが・・・、

なんか最近の、アニメ視聴前の自分の”好きになるだろうな予想”は、
うれしいことに、ことごとくハズれまくっていますっ!。


かつての本家「ガッチャマン」はちょこっと数話見たことがあるかないか程度の自分ですが、
コレはアリだと思います!!!。


似ても似つかない本作ですが、なんというか「ガッチャマン」という響きが
本作にあっているような気がして、全部OKになってしまいました^^。


というのも、やはり主人公のキャラですね。

1話では、印象に残るものの「ちょっと、いや、かなり、かなりウザいかな?」くらいだったのが、
2話では、なぜか”心地よいウザカワ”になってますw。

声優の内田さんの魅力にとりつかれたのかもしれません。
なぜか主人公の動向が気になって仕方ないのです^^。


作画は、とてもスタイリッシュに感じます。
色使いが面白いですね。←逆に好みがはっきり分かれるところだと思います。
自分は相性いいようです。ダメな方はダメかもしれませんね><。


ストーリー的にもどんどん出し惜しみせず展開していくような気がするので
とても楽しみです。


若干、タイバニや、鉄腕バーディーや、未来日記等を彷彿させる気がしますが、
(彼はテュートにしか見えんのだがw)
うまくオリジナリティーを出していってくれたらうれしいですね。

味方の親玉がラスボスなんていう安直な構成じゃなくって、
もっと複雑になっていきそうなので楽しみにしています。


いまのところ、今期のアニメで一番、次回が待ち遠しい作品ですね。。

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※3話まで視聴して

個人的に今までとっつきにくかったパイマンが最近気になりだしました。
(最初は「なんだこの安っすいキャラ><」みたいに思ってた。)

パイマンの感情の起伏の過敏さやその時の表情・行動がカワイイ。
最初に部屋のパンダが映ったの見た時フイタw。
直後のやさぐれ酒飲みシーンや「いつもすまないねえ」的な感じもよかった。
純情で直情だったりするこの感情の過敏さは、その種特有のものなのかな?。
・・とか思って気になって公式サイトのキャラ紹介見てたら、担当声優さん知ってびっくりw。

次回は気になってる「クラウド」について話が展開しそうでさらにx2楽しみです♪。

あと、ネットでもガッチャマンクラウズについて熱く楽しく論議されてるみたいで、
なるほどーって思ったり、なんか嬉しくなってワクワクしてます((o(´∀`)o))。

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※4話まで視聴して
★の全体評価、あがりました(MAXですw)

いやー、次回が待ちきれなくて同じ話を何回も見てしまいます。

るいるい(累)って、男なの?女なの?。
いやもうこの際、どっちでもいいですw。
なぜならどっちであっても好きだから^^。

4話での苦悩、特に叫びでがっちりハート掴まれましたっ。
彼の望んだ世界の○ッ○○ー○をぜひとも見届けたいものです。
その理想にガッチャマンが深く関係してくるように思えます。

カッツェのキャラ、得にしゃべりが非常にいいですね!!。
ネット用語の乱用がこれほどハマる設定は、「作り手さん、上手いな!」と思いました(ベタ褒め)。

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※5話まで視聴して

どんどん面白くなっていく!!。
σ(o・ω・o)の満足指数上がりっぱなしです。

日常の中でふと疑問に感じたりもするけど、あまり深く考えず誰かと論議することもなく
なんとなくそのまま流していってしまってるようなことが、
作中でけっこう真剣に描かれているのが非常に好感度高いです。

ある意味、社会派なアニメなのだと思います。

あと、無意味な「毎週お決まり戦闘シーン」みたいなものが皆無なので、
ストーリー展開に重要なシーンがしっかり描かれているのが良いし、
何よりいざという時のアクションシーンへの展開がホント熱すぎます!!!。
ぶるぶる鳥肌きます!。
5話の終わり方は上手いんだけど、上手すぎて来週までの時間が長すぎて困るwww。


余談:「うつうつします」って言葉選びと意味が面白いなあ。愛着わく^^。
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※まだ6話きてないけど待ちきれずw

”浪川大輔・宮野真守の「GATCHAMAN CROWDS Radio」”を初めて知り、聞きはじめました~。
男性2人コンビでのラジオをちゃんと毎回聞きたくなったのは、初めてです!。
(自分の中でひそかな驚きです)。

このサイトでは、相変わらずガッチャマンクラウズのレビュー、あまり上がってきませんね;。
評価してるのが少数派だったり、放送局が限られてるからこの作品自体あまり知られてないのかな?。
ファン心理としてはある意味「自分だけが知っている」的なところですごく満足してしまってるのですが、

せっかくこれだけの素晴らしい作品を作っているスタッフさん達のことを考えると
やっぱもっと知られてほしいとも思いますね^^。
でもあまり人気出ちゃうと、それはそれで複雑な気持ちになっちゃうでしょうけれどw。

あと、他に書くことが多すぎて今まであまりレビューに書いてこなかったけど、音楽の良さもかなりのものです!!。
OP,EDも勿論ですが、
特に本編途中のちょっとした場面のBGMや挿入曲がセンス良く、心地よく昂揚感UPさせられます♪。
「GATCHAMAN CROWDS Radio」のBGMにも使われてて相乗効果出てます。
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※6話まで視聴して

各キャラの一言一言、振る舞いを見て、
また”こう考えてるのかな?”って考えをめぐらせたり、それが実際つながったりしたりで、
鳥肌ぞわぞわしまくりでした!(褒めまくり)。

るいるいと主人公の絡みがホント面白かった。
(待ちわびてた場面だったから、自分の中のハードルがすごく上がってるハズなのに、
 期待以上に満足させてもらいました♪)
今後の展開の転がり具合が楽しみで楽しみでしょうがない^^。

今回は、嵐の前の静けさのように感じる回でしたね(いい意味で)。
(キーになる某主要なキャラが2人、姿を見せなかったし・・)

でも、本編の一瞬一瞬を全く見逃せませんっ。
ふとした瞬間に、すごく重要な要素がチラチラ見え隠れしてることがあるように思います。

キーワードの「ゲーム」もすっごく気になります。
るいるいの理想、目指すべき世界像も「なるほどな~」って思えて納得しました。
だけどきっとこれから、禁断の○○がコントロール不能になっていってしまうのかな?
って上手く不安をかきたてられています。

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※7話待ちきれずww

「ゲーム」っていう言葉の表現だと、
単なる”遊び”、”おふざけ”、”きまぐれ”、”リセット可能なお試し”、
・・みたいな若干悪いイメージを連想してしまうけど、
るいるいが使うこの言葉は、良い意味での言葉なんじゃないかな?って考えたくなります。

現実世界で”良い行い”や”人助け”をする時って、
「大きな決心(きっかけや、未の危険の恐れとか)」が必要だったり、
「大きな労力(肉体的にも精神的にも)」を要すると思うんです。
それに無償のものであると自分で思っていても、
時にまわりから偽善と見られたり、見返り目当てと思われたり、
その他いろんなしがらみが見えず見えずのうちに発生してしまうんじゃないかな?。

これが、そういった全てのしがらみがなく、楽しく(←ココ重要)行えるのだとしたら
ある意味「ゲーム」という表現も悪くないかな?って思えます。
だから”アップデート”っていう言葉の表現も、その辺りからの関連なのかな?って思います。

自分はネトゲは1個だけ何年もずっと続けているのがあるのですが、
実際には全く何も残らないものに時間やお金・労力を使っていますよね><。
(ゲーム中のチャットで話を聞いてもらえたり、
 稀に現実でも友達関係になれたり・・・・・・・は良い点だけど)

るいるいの目指す世界は、現実的な人同志のつながりの進化(アップデート)形として
非常に素晴らしいものなんじゃないかな?って思えます。
(もちろんその1つのシステムだけに依存しちゃう世界ってのはダメと思います。
 (”それ以外のシステムは排除”っていうのは間違ってると思う)
 しくみの1つとして、そういうものがあるのもいいんじゃないかなっていう想い)
・・ただ、道を踏み外してしまっちゃってるのが唯一残念なので、
そこにどうガッチャマンが関与し化学反応が起こるのかが今後最も楽しみです!!。


○れた子供って、いつか成長しちゃったりするんですかねえ・・
成人(鳥)したり、・・・巨人(鳥)になっちゃうなんてことも!??。

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※7話待てず本日2回更新ww

なんか今回の話で「話はいいけど作画がいまいち」みたいな意見が多いようですね。
自分にとってはすごく意外な意見が出てたので、ちと検証。
・・たしかにじっくり見てみると、
シンプルな線画だし、見ようによっては崩れてるともとれる曲線だったりしますが、

自分にとってはそれも”トータルなデザインの中の一つの表現”として、
まったく問題なく受け入れられてるし、
むしろそういった少ない線画でいろいろ感じ取れるデザインや
その他の要素(声優さんの演技やストーリー構成とか)が
作画がどうのこうのって全く感じさせないことがスゴいなって思います^^。

自分は作画のいい作品も好きですが(たとえば進撃の某巨人とかw)、
アニメにとっては作画だけが重要ではないと感じています。

作画はよくってもまったく何も感じたり考えさせたりされないアニメも多々ありますよね><。
(それはそれで良さだったりする作品もありますが・・)

精密に描かなくても伝わる描写って、どこか”憧れにもにた感覚”を覚えます。

精密に描かれてないがゆえに、想像力がかきたてられて、自分で補完する・・・みたいな、
そういう”あえて描かない手法”みたいなものが自分は好きだったりします♪。
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※7話まで視聴して

今週も満足させてくれました。

見どころはやはり”先週不在だったあの方”と”主人公”の問答的な何か?ですね。
この声優さん達でホンっトよかった^^。

あと、やっぱるいるい可愛いです。実は女性なんだと今でも信じていますっ。

ODとパイパイの過去もかなり気になりますね。
以前のメンバーがどうなったのかも含めて。

あとパイパイの見せ場がけっこう自分的にはよかった。あれは有りです!。


余談1:あ、そうそう。現在、日テレオンデマンドにて第1~7話が無料配信中のようですね。
   (8/31 24時までの期間限定で、期間内であれば無制限)
   未見の方はぜひこの機会に見てほしいな。

余談2:この作品で完全に中村健治監督のファンになりました。
    次回が待ちきれなかったここ2週くらいの間で、
    以前断念してた「つり球」を見終えました。
    次は、「C」(これも以前断念してた><)を見たいなって思ってるとこ^^。

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※8話まで視聴して

既に8話を3回も見ちゃいましたw。

ODさんのパイパイへのセリフがよかった。
とても気が利いてて優しくってODさんらしいセリフだなって思えた。

物語が大きく動いてきましたね。
主人公たちももちろんそうですが、
るいるいがどう頑張っていくのか?もとても楽しみです^^。

逆境続きのヒーローって、とても見応えあるなあって感じています。
ホント、カッコ良さなんて全然出させてもらってませんよねw。

物語としては全く”非現実”な話なんだけど、
人間的な部分でとても”現実的”さを感じさせられる作品だと思います。

○○園への展開は全く予想外でしたけど、けっこう重要な要素だったと思います。
自分も社会人になってから”△△の一環”で1日だけ行く機会があったのですが、
とても得る物が多かったですね。いろんなことを思い出させてくれたというか、
大人になるにあたっていかに失っていってしまっているか・・的なことも含めて。


余談:OP曲を歌ってる方って男性だったのですね。
   ずっと女性だとばかり思ってたw。とても素敵な歌声です!。
   このOP曲だったからこそ、この作品を好きになれたとも思っています。

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※サントラ買いました!

サントラ届きました~♪。買ってよかった^^。非常に満足しています!!。
(サントラ買ったのはP4(ゲーム版)、P4ゴールデン(ゲーム版)以来ですね。)

先日のクラウズラジオで作曲担当の方が出演されてるのを聞きましたが、
結構ぶっちゃけてて、そうなんだ~♪って楽しめました。
なんか「ぜんっぜんCD売るないだろ」ってつっこみたくなるトークに好感^^。

内田さんのEDはフルで入ってるから嬉しい!!。
歌声と表現力ともに素晴らしいですね。いやほんとお気に入りです。
歌詞もすごくあってる。
内田さんは主人公としての演技力も突出してるのに、なおかつ歌もこんなに聴かせることができるなんて
正直ビックリ・・いやあ、まいりました^^。
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※9話まで視聴して

はい。もう毎週感想書くのが定例化しています。土曜日が幸せ^^。

今回も面白かったです!!。

多数の登場キャラにどんどん愛着がわいてきている自分です(*´ω`*)。

そんな中、ジョウさんだけがなんか置いてきぼりで寂しいですがw、
こういうところが妙にリアルで現実でもよくある気がする。
(シチェーションは全く違うけど)

本当にネットの利便性・可能性とその真逆の弊害・怖さ・暴走がうまく描かれているなあ。

”この作品の感想が書かれる掲示板”でも書かれてるようなことを、
今回ズバズバと主人公やカッツェさんが声に出してハッキリしゃべってるのを見て痛快でした^^。

まんま某掲示板であったり某動画サイトだったり某つぶやきだったりですよね。
リアルではつい先日某サイトでの個人情報が○○して、匿名でのカキコなどが
全部丸わかりになっちゃったりしたんですかねえ・・(よく理解してない自分)。
今後そういう展開もあったりするのかな?・・と妄想。。

あと、JJさんの最後の表情がちとさみしそうだったかも。
彼は声が出せないわけではないですよね(1話で声だしてた?念話?)。
でも実はコミュ障なのかも・・。
○からノートを○けるという点ではカッツェさんと同等・同種なのかな?。
与えられた○○で似た能力を得たりするのかな?(吸血鬼が吸血鬼を生むような)。
そのあたりの関係性がやはり気になります。


あ、そうそう。祝♪BD-BOX発表です!。これで買える。買えない詐欺でなくてよかった。

あと、スマートフォンで”Xアプリっぽいもの”や”GALAXアプリっぽいもの”を出してほしい!!。
総裁Xのナビゲーションボイスといつも行動できるなんて、なんて魅力的っ。
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※10話まで視聴して

ああ、楽しい時間は「あっ」という間ですね!!。

人(宇宙人含む)の心がつながっていく様子にホロリと涙出そうになりました。

はじめちゃん、うつつちゃん、ともにかわいすぎ~♪。

ジョウさん、憎めないキャラですねえ^^。いいネタだった。

ホント、サブキャラや一般キャラ、敵キャラ含めて、
みんないろんな面を見せてくれて時に変化していくので
すべてのキャラに味があるし、憎めないし、惹かれていきます。

めいいっぱい楽しませてもらってますっ。
-------------------------------------------------

※11話まで視聴して


前半パートでの、各メンバーの○○○は予想外だったけど、すごくよかった。
特にODとジョウさんとうつつちゃんのがよかったな。(みんなよかったけど特に特に)

後半もいいテンポでどんどん急展開していきますね。
やっぱここで見逃せないのは、はじめちゃんとODさんの「例の○○ね」のとこですね。
実はカッツェさん、行動読まれてたんじゃないのかな?って思わされます。
最終話はやっぱODさんにいいとこ持っていってほしいなあ~。
でもXにも活躍してほしいしなあ~。
何気に園児達が活躍しそうな気もしてる^^。

えー、あと1話で終わっちゃうなんてイヤです><。
「続きはWEBで」でもいいし、EVAみたい?にエンドレスに強引に引き延ばしてくれてもいいくらい。
でもやっぱりスパッと短い話数で終わる作品ってのも潔くて気持ちいいもんですよね。
どんな結末になるかまた1週間幸せに待たせてもらいます♪。
-------------------------------------------------

※12話まで視聴して
(★の評価下がりました)
(以下ネタバレあるので未見の方は読まないでください)

{netabare} (ノ∀`)アチャー。

最終話なんですよね、コレ。

残念ながら、正直がっかりです・・。

はじめから12話までと決まっていたなら、それなりの作り方が必要でしょう。

何がガッカリしたかって、あの「おしまい」のテロップです。

あれを入れるということは、何が何でもいったん終わりにしないといけなかったんでしょうね。


”終わり”を作らないといけないというのは、
アニメ作品にとってとても困難なことなんだろうなと本作品でホント実感しました。

ラノベ原作もの等がアニメ化されることが多い中、
1クール終わっても、まだまだこれから話は続いていくよ・・的なことが当たり前になってる中、
明確に最終回が必要と設定されているのであれば、今回のような作り方はやはり納得いかないですね><。

おそらくまとめサイトでも取り上げられていたように、何らかのトラブルがあって、
11話、12話のスケジュールが困難になった・・といったうわさは、けっこう実際そうなんじゃないかな?
・・って思えます。
だって11話のタイトルが「Gamification」なのに、実際そういった内容は、ほとんど12話に描かれているし、
12話のタイトルの「Collage」に関してはまったくさっぱりどこへいったんだ!?状態です><。
⇒11話前半のODさんの手帳がそれにあたるのかなあ?。
 もしくは、12話最後のはじめちゃんとカッツェの状態ことを指してるのかなあ?。はじめちゃんの能力?。

どんな事情かわかりませんが、本来作る予定の作品に仕上がってないのなら、そのことを公表して、
少々形は違っても、時間がかかっても、最後までちゃんとしたものを作ってほしいですね。
とりあえず・・のもので代用してほしくないなあ。


監督の作品の「つり球」を見ても感じましたが、なんかせっかくもりあがってきてるのに
最後の〆で大雑把というか、なんかあれ?っていう感じというか、気持ちよく終わってない作風ですよね><。


最終回で印象や好感度が一気に下がってしまう・・というのは・・やっぱさみしいです。

やっぱいい作品はラストで感動させてこそ!ですよね><。
うーん、やっぱ残念です。。詰めが甘すぎる。。


~では、現在モヤモヤしてることをだらだら書いていきます~
・JJってカッツェをガッチャマンにしたの?。だったらその能力を奪うことはできないの?
 部下(カッツェ)の不始末は上司が責任とらないと・・・って見てるだけ~?><。
 結局種をまいたのってJJさんじゃないの???。
・ODさん無駄死に?。ODさんの成果は、るいるいのノートを奪い返したことのみ?
 うつつちゃん助けてあげてよー(描かれてないだけ?)
・誰でもがクラウズを自由に使えるのは特殊な有事の時だけ(宇宙人襲来とか)にしたらいいのに・・
 常時ゲームばっかりする国民ってどうなの?
・結局カッツェに対してガッチャマン達は、常に単独でのみ対峙?。
 カッツェに対してガッチャマン達が力をあわせることはできなかったのね・・。
 最後みんな完全にバラバラ><。ノートはただの携帯メール機能程度だったのね。。
・さすがに・・、さすがに最終回の作画はひどかった・・・
・11話、12話の別(真)バージョンこない場合はBD-BOX予約取り消そうと考え中っス。

ああー、まだまだモヤモヤ@@@@

{/netabare}

-------------------------------------------------

※12話DC版まで見終えて

予約キャンセルしようか悩んでたBD-BOX、本日届きました^^。
さっそく画面かぶりつきで視聴開始!。

・・あれ?、

・・・あれれ?、

・・・・・・(無言)

・・あんまり変わってないです><。

若干追加シーンがあって、ほんの少しだけ引き込まれましたが、

でもやっぱ肝心のラストの〆は、

ぜんぜん締まりきってないですコレ・・。

放送版12話同様、ラストのとこで時間経過が描写されていましたが、

あまりにも”うやむや感”が増長されるだけで、とても逆効果に感じました!!。

これでは今回の販売方法にも閉口せざるをえません><。
(”12話DC版はBD-BOXで!”という・・)

せめて2期につながる形の1期真END(放送版とは違った)にしてほしかったです。

とても大好きで思い入れのある作品だけに、やはり正直残念でした。。

2期で挽回してくれることを心から願っています。

ひとまず、スタッフ様方、1期終了おつかれさまでしたm( __ __ )m 。

2期の放送を楽しみにしています^^。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ヒーローは究極のボランティア? /二期…だとっ?!

制作苦労話と、二期の予言がこちらのURL先に
http://s.news.mynavi.jp/news/2013/10/27/036/

***********

突っ込みどころはあるけど、なんだかんだ、「次はどうなるんだろ」と、心待ちにしていたアニメ。他の方のレビューで知って、絵が可愛かったので気になって観た。旧ガッチャマンは未体験だよ。

総評。
会話の楽しいアニメから、走り回るアニメに。
はつらつなはじめちゃんに出会って、はじまる・変わる物語。停滞していたヒーローが立ち上がり、一般市民へとその権利が繋がる。
つっこみどころは、ありまくりで風呂敷広げまくりでしたが、賑やかで楽しかったので、もっと登場人物のエピソードを深く見たかったな。途中宮野真守アワーなノリだった。




***********
1話
えーと…この娘はずっと「ッス!」で話すのかな…?
一生分のッスをまとめ買いしてお裾分けされているかのようッス。私のッス保管庫にしまいきれるッスかね。余ったら誰にお裾分けすればいいんスか!

2話
面白いな。
{netabare}
<清音>真っ直ぐで視野の狭い・他者を断罪する・視野の外は関知しない・頭でっかちで遊び下手な・任務遂行優先・正義
(ガルガンティアの初期レドみたい)
対して
<はじめ>柔軟・あらゆる方向の可能性を講じる・楽観・好奇心・心踊る事で人と人を繋げる・境界を超える・信頼

こんな感じの二人を対照的に見せていた。
どちらも、よく働く時とマイナスに働く時はあるような気がするな。
よくしゃべる!会話するアニメ。おもしろい。
生き方を突き付ける雰囲気があるので、説教くさいの面倒くさいと思われる節もあるやもしれない。

地球人類は保護観察処分とのこと。
{/netabare}
3話
牛乳ー。牛乳かー。
{netabare} 腐った牛乳の流通を阻止せよ!という話。
庶民的な線に落とし込んで、SNSの協力がスピーディに役立つところを見せたかった様だけど、牛乳か〜。
清潔好きで世論に流されやすい日本人、いかにも今まで何度も起こって来た似たよな事件もある。
みんなお腹壊さなくてよかったね。
でも悪者の作りがちょっと雑かな。TVのニュースを見て、良い、悪い、と物事の色味を振り分けるような感じ…。

うーん。今回の流れだと、ネットやSNSに乗ってかない世代は融通がきかず、世界が良くなるために邪魔みたいな…。
そんなわけわけはないよーな。
そんな急いでどこへいっちゃうんだろ。
GALAXは万能かと聞かれたはじめちゃんの「電源切れたら繋がらないし、振り回されたらだめっスよ。」って健全なセリフも出たけど。
でも今回は価値観の対照的な見せ方はいまいちッス。
学園のドタバタ感は楽しいね。清音がはじめちゃんのノリに巻き込まれて、自分の壁をちょっと乗り越えちゃった感じ。

うつうつします…は、ドキドキします…なニュアンスの時もあるんだね。
{/netabare}
3話、4話
{netabare} GALAX創始者「僕は世界を加速させるんだ!!」
やっぱり、急いでたんですか。

クラウズって?
社会の重大事件に応じるために実体化できる力、で使えるのはGALAX選りすぐりの一般人ってことかな。ギャラリーX?ルイの認証は要るみたい。
「社会奉仕精神の尊さ・大切なのは自分自身の満足感・金や社会的な評価に意味はあるのか・飾りのリーダーなど要らない」
ルイ、きれいごと説教くさいこと、頑張って語った割に、自分の論理が通らなかったら、即裏で相手と仲間のID消去なんだ…。

クラウズを出現させる力は、ルイが赤い宇宙の人から貰ったらしい。ネットスラングではしゃぐカッツェさんは派手で面白い…のか、そうでもないのか、単に反体制派なのかはまだ保護観察処分。
でもやはり、しゃべりが面白いアニメだね。

うつうつします…は、こんがらがります…なニュアンスのときもあるんだね。
{/netabare}


5話 熱いよ!
「先輩、勝手に身体が動いちゃうことってないッスか。
今ッスよ。それがヒーローッスよ。」{netabare}
トンネル落盤事故のニュースを下敷きにした話。
GALAXの「皆で強力しあって助かろう!」というボランティア気質総動員で閉じ込められた人達を救助、クラウズもルイとともに登場、謎の力で次々に脱出を助ける。しかし車から火の手も上がり急を要する。そこに立ち向かうはじめちゃん、アツアツです。

しかしルイさんよ。
今までツッコミ忘れてたんだけど、この人何故か、外出時は女装(しかもウサ耳付けてたりかなり可愛い)。
さっきまで「クラウズは使っちゃいけないチカラだったんだ…」って荒れた部屋の中で肩を落としてたのに、いざ出動!!となったら、やはりピンクウィッグにヒラヒラスカートでクラウズにまたがってる。女装が戦闘服、なの?{/netabare}



6話 かわいい2人
{netabare}うつつの、命を助ける右手は自分の生命力も削るらしく、見かねた丈さんが自分の分をお裾分け。さりげなくかっこいい。

うつうつします…は、うれしいです…ありがとう…なニュアンスのときもあるんだね。

うつつ、5話くらいからはじめちゃんに懐いたのか、普通に会話出来るようになってる。
はじめちゃん、着ているスカート切ってリボン作ってあげる。
その服、いくらしたんだろ…と気になったら、そういえばこの人の生活費はガッチャマンの給料?なんでしょうか。いきなりガッチャマンションに移住してましたが、親御さんは?
独特の周囲への信頼や思想がある人だから、きっと家族かそれに似た人がしっかり包んで育てたんだろうなとは思う。

ルイに挨拶したら監視カメラに映ってて、世間に顔バレしちゃったはじめちゃん。
「先輩、なんでついてくるんすか」
「ウッ…監視だ!ほっといたら、何するかわかんないからな!」
かわいい。清音、懐柔されとるぜ〜。

マスコミに追われたはじめちゃん達をルイが招待、GALAX達の協力で逃がすんだけど…
「こちらです。あと4秒お待ちください」
ビルの窓の外にヘリでも来るのかな?!ワクワク、と思いきや、窓掃除の昇降機がシュルシュルー。その後も荷物台車に隠れたり、変装したり、徒歩で駅へテクテク…車も乗らないの?!
「依存を生むヒーローは要らない。一般市民全ての意識が変わる様な変革を起したい。ガッチャマンを辞めて我々に協力してくれないか」というルイのヘッドハンティング。
ヒーローを甘やかさないための、足を使う誘導だったのか?
「ルイはがっかりな厚化粧」とのはじめ評。女子の目線は厳しいぜ、ルイさん。{/netabare}



7話 宮野ボイス炸裂。
カッツェさんのセリフは脚本なのかアドリブなのか。
す ん ご い ねーー。
こんなにも嫌らしくヒーローをおちょくる悪役、楽しいのか虚しいのか。はじめちゃんはなにか寂しさを感じたようで。
{netabare}
それにしてもルイさん、やはり電車移動してた。「ちまちま地道に」ってカッツェにも言われ。電車の中で総裁Xと会話…周囲へだだ漏れでないのか。周りをチラチラ伺ってたけど、大勢の中にいる時くらい、入力機能とイヤホン使えばいい気がする。

丈さんの内面て今までわからなかったけど、カッツェが言うように「きっと何者にもなれない俺達に告ぐ」(←違う)みたいなこと考えてたの?出来る公務員でかっこよくお酒呑んでると思ったら、何か持て余していたのだろうか。
清音の中のキラキラした記憶の丈さん。この人たち付き合い長そう。

カッツェナゾナゾ「どんな人間も大好きな、めちゃくちゃ甘くて美味しいもの、なーんだ?」
んー、母乳? いや、皆初めは飲むかなーと。 {/netabare}
8話
回復した丈さん、うつつより鬱々としてる。背中煤けてるぜヒーロー。
{netabare}
ルイさん、遂に乗っ取られちゃった。はじめちゃんの「電源切れたら繋がらないし、振り回されたらだめっスよ」って言葉が思い起こされる。
色々突っ込みどころのある危なっかしい人だったけど、やられっぱなしだなぁ。頼っていた総裁Xとも通信出来ない。生体認証って同時ログイン出来ないんだ?帰れないし、寝泊まりはどうしてるんだろう。
電源切って女装やめて出直して強くなる、新生ルイ誕生、だといいなぁ。一人じゃ難しいよね。
ガッチャマン側に来るのかな。

ガッチャマン、幼稚園訪問。TVに取材させて、世間に認知させて巻き込む作戦。マスコミってうまく利用できるかな?

子供たちが、O.Dの仕切りっぷりを見て「あのひとがいちばん、つよそうだなっ」あながち外れてなさそう。
「お前が翼を拡げたら最期、どうなるかわかっているのか…」ってパイパイに言われてたもんね。トリックスターかしら。
清音はすっかりはじめちゃんのノリに、自然体で乗ってってます。 {/netabare}


今更気付いたんだけど、タイトルが毎回内容を端的に表した英単語だった。
ちなみにこれまで
{netabare}1.avant gard(前衛)
2.asymmetry(不釣合い、非対称) はじめちゃんと清音
3.futurism(未来派)
4.kitsch(通俗的) カッツェのことか
5.collaboration(協力、協働)
6.originality(独創力、創造力) はじめちゃんリボン作ってたね。ルイは「新しい集団意識を創りたい」と。
7.abjection(落ちぶれた、卑劣)
8.genuine(正真正銘、純種)本物だから堂々と!ってことかな。ルイは本物なのに、認知されない。{/netabare}


9話 forgery(偽物、贋造)
{netabare}
ルイがガッチャマン側に来た。うつつが手当してあげて。
今回のうつうつします…は、どういう意味だろ〜?
「甘いもの食べ過ぎたら走ればいいんスよ!」で「うつうつ…」
それは…めんどくさいです…ってことかな。
はじめちゃんに貰ったドーナツを、取り置いてた。太るのイヤだからなのか、かわいいいのもらって取っておきたいのか。

カッツェに乗っ取られたクラウズの都市破壊…
BGMはオペラみたいな歌やジャズな歌がかかって、カッツェの嬉々とした舞いや、TV報道やネットでのルイやガッチャマンへの批判が出て…カオス。
そんな中でアバターいじってるはじめちゃん、なんで?
「本当の敵は悪意だと、カッツェが…」
「見たくなきゃ、電源きっちゃえばいいんスよ」
はじめちゃん、他人に対して身構えないけど、意思強いね。

O.DがTV消した途端、騒がしい音もBGMも消えて、仲間の声だけがクリアに響く。
仲間の団結が、目と目を合わせた会話によって、締められていく。悪意に対抗するには、これですかね。
カッツェに負けて仕事に逃げてる丈さん、どうするんだい。
アバターでカッツェを探してた、はじめちゃん。

ネット動画で真実を主張しお詫びするルイ。
ルイカッツェ見てたけど、総裁Xのデータにはこの内容は収集されないんでしょうか。総裁X、ルイの表情がなんだかこれまでと違う?と問い。気づいて〜。

清音が、指示が出なくても僕らの星は僕らが守る!と主張。
ヒーローっぽい。 {/netabare}


10話 Crowds

脳みそがチャンカチャンカチャンカチャンカ。速い!展開速い。ここぞとばかりにバトルだよ。絵は荒れてるよ〜!

はじめちゃんとカッツェのやり取りで、今回も宮野真守アワーかな?と思いきや、丈さんがかっこいいとこ、かっさらって持ってった‼
{netabare}
うつつの攻撃ってどんな?と思ったら、普段のか細い声と打って変わって「ファイトォー!イッパーツ‼」って感じで気合いで突いてて、驚いた。

パンダなパイパイに説教されてうな垂れてる、我が国の首相に笑えた。一国に一パイ欲しいですね。

パイパイの説教の中の「国」を、「家庭」に「地域」に読み替えて我が身を振り返って見たりして…。
清音から丈さんへのメッセージも。
身近な出来事に通じるメッセージとして聴くと、余計に熱くなれる。
というか、詳しく清音と丈さんの過去が語られずに、勇気を貰った「感覚」を語られるのみなので、勝手に感情移入するしかない。
というか、O.Dとカッツェの確執の過去に関する話は、次回で出てくるんだろうか?
はじめちゃんの生い立ち的な私生活面やルイが女装してる理由も、一切出てこないけど…多分これは出ないんだろうなぁ(´・_・`)絶対、いい話ありそうなのに。
過去は見せず語らない作品。関係はその場で作って上書きしてくもの。ってことなんだろうか。

俄然ヤル気だした丈さん、ブワッと飛んで来てジジュッ!
「フッ、焼き加減…レアにしといたぜ」
うわー さっきまで肉腐らせかけてた人がー、もう格好つけてるよー…

カッツェ……。チャンカチャンカ♪おバカちゃんカチャンカ♪
もーー、フリーダム過ぎて呆然。いち銀河につき、いちカッツェにしておいて欲しいですね。
梅田に「おまえは悪魔か!」とビビられて「俺 は お ま えだよ」
ふむ。はじめちゃんにはカッツェがいつも見えない…のと合わせて考えると、不満を他人への悪意に返還する人…にしか、見えないってことかな?

総裁Xは、夕陽の美しさが分かるのか。
「きれいですね」とルイ似カッツェに話しかけるけど、「この星にダラダラ流す血みたーい♡」と言うふざけた応えに、「…?私はそうは思えません…残念です…」。ルイとは、こういう時、分かち合える感覚があったのかな。パッと思い出せないけど、そういうシーンあったかも。

次回は「gamification」ゲーミフィケーション。wikiペラッ…"ゲームの手法を用いて問題解決や顧客獲得する"
?あにこれのサンキューシステムみたいなものでしょうか。

ルイがXを取り戻す方法について「そうか!」って当てがあるようだったのと、関係あるのかな?{/netabare}


11話 gamification
半分回想。はじめちゃんへのメッセージ。やはり過去は語らず、はじめちゃんと「出会って」始まった変わったことにポイントを置いている物語なのか。
{netabare}
ルイさん、何か原始的パフォーマンスでXに見つけてもらってた。よかったね、夕陽について語り合える心の友よ。(あ!耳にイヤホンついてる。)

非常事態宣言!全市民GALAX入りを目指して、スマホ全員配布運動。うーん。。爺婆たちはどうすれば…立川は高齢化進んでないんか。立川って範囲の劇場に止まっててヨカッタ。
電源要るものに使われるなというニュアンスは何処へ…
と思ってたらカッツェにまたまた悪用されちゃった。ゲームのコマは、ガッチャもカッツェもどちらも使える。{/netabare}
次回でどこまで収拾つくのかなー。
今回の主役は首相だった!



12話 collage

「ヒーローって なんすかねー♪」
規制は終わった。誰でもヒーロー権あり。皆で楽しんで、はみ出たら皆で処理してこう、それすらもゲームにしよう、という。

なんか考えるのは自由‼って感じで、いっぱい走りまわりまくった作品だったな。筋肉痛。
もうちょっと落ち着いて皆のエピソードを聞きたかった。
カッツェはどこ入ったん?
胸ポンポンで語りかけ。
お母さんに「どうなってもわたしはわたしだよ」って連絡したということは、覚悟きめてカッツェと一緒になったということなんだろうか。
はじめちゃんの「デートしよう」はそんなプロポーズだったんかい!?むしろお前を中に取り込んで産み直してやる的な受胎告知か?!
わけわからんが、はじめちゃんらしい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 38
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

オチひっどい(最終話まで

▼関連URL
・番組公式サイト:http://www.ntv.co.jp/GATCHAMAN_Crowds/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/GATCHAMANCrowds
 ハッシュタグ:#GATCHAMANCrowds
・科学忍者隊ガッチャマン - ニコニコチャンネル:ttp://ch.nicovideo.jp/gatchaman
・科学忍者隊ガッチャマンII [最新話無料] - ニコニコチャンネル:http://ch.nicovideo.jp/gatcha-2


●WEBラジオ
浪川大輔・宮野真守の「GATCHAMAN CROWDS RADIO」
<毎週木曜日 18:30~19:00 放送>
文化放送 超!A&G+
http://www.agqr.jp/index.php
<毎週金曜日配信>
響-HiBiKi Radio Station-
http://hibiki-radio.jp/description/gatchaman_crowds
インターネットラジオステーション<音泉>
http://onsen.ag/?title=gatcha


●ガッチャマンQ&A

Q:どこがガッチャマン?
A:名義だけ借りています。

Q:ヒロインは平野ですか?
A:似てますが違います、平野はパンダです。

Q:旧作と何か関係しますか?
A:宇宙人とか出てくるので設定は同じと思えます。

Q:監督の中村健治さんの評判が悪いんですが?
A:アンチが居るようですがスルーしましょう。

Q:こんなのガッチャマンじゃない。
A:ガッチャマンが出ないアニメと認識すると楽しめます。


○総評
基本的にHEROもので社会風刺も絡めつつ物語は進行するがラストのオチがあまりにひどいのでお勧め出来ない。
ちなみに変身した格好がひっどいが内容はそれなりに楽しめると思うけどオチが…
どうしてこうなった/(^o^)\
最近はオチを書かないのが流行りなのか!?何がどうなってんだ…


各話感想
{netabare}1話
事前情報特に無く視聴。
ガッチャマンは名前しか聞いたことがない。
よくある変身ヒーロー物かなんかなのかな?
なんかノリが色々軽いなぁ。
まさか平野が出てるとはw
最近ハサミアニメ多いな。うーん3話位まで見るかな…


2話
主人公の女がうざキャラだなぁ。
まぁ正論だな。誰が疲れてるかなんてわからないわな。
ギャラックス完全にアメピグじゃねぇか。
主人公なかなか良い子なのか…
ノートデコってるw
ソウルジェムみたいなもんなのかな?
うーむやっぱ主人公がうざキャラすぎる。
ん?浮いてる?
ワープしたのかな?
変身後のキャラデザが圧倒的にダサいな。
なんだ?仲良くなったのか?
キスして変身ってwメシウマw
ギャラックスやたら押してくるけどアメピグの間接的宣伝でもしたいのか?
うーんよくわからん。


3話
人間が拐われなくなったと…
ほほう集合意識とな。まるでタチコマだな。
パンダがうざいなぁ…
ギャラックスねぇ。アメピグは完全にネカマの集まりだが。
子供同士で擬似セックスしてるとかいつだか記事になってたなぁ。
ネットでコネクトかぁ。なんだっけネット上で日本を再現してるやつ。あれもリアルマネーが儲かるとかいつだか流行ってたよなぁ。ライフなんとかっての。
牛乳は危険過ぎる。
先輩モップダンスwwバッサリってなんだったんだ。
縦社会の弊害。
あれ?この緑髪の声ってもしかして小岩井ことり?
調べたらやっぱそうだった。クライムエッジでメッチャ声気に入ってたからまた聞けてよかったw
出たwwキスすると化けるやつw
クラウズ?一体何が始まるんです?


4話
アムネジアエフェクト。ネットの実体化?
ニコニコ画面みたいな生物なんなんだ。
ギャラックスに命をか。震災の時ツイッターで助かってた人いたっけそういや。
なんかすげぇのに変身したな。
世界がアップデートされました。これってなんか意味あるんだろうか…
変身する敵強いな。
なんだ途中で戦闘終わらせて帰ってきたのか。
あれ?パンダパイパイって名前なんだっけ。
星を滅ぼしてきた奴だと!?エグい敵だな。
別の星から来てたのかパイパイ達は…
うわーサクで座ってたカップルやっぱ死んだのか…
ことりちゃん見えないんだけど…もっと元気な声聞きたいなぁ…
えっルイルイと宇宙人仲間だったのかよ。
うおっ宇宙人の声やっぱ宮野真守だったのかよwこういうキャラもありだなw
うわうわ人引き放題かよ。
たち悪い宇宙人だなぁ…
僕だと!?ルイルイ男だったのか!?
なにか良いことあったのかい?忍野メメかw


5話
悪いガッチャマンだと!?何がどういうことなんだ。
なんでこそこそしてるんだろうなぁ確かに。
なる程人類に敵視されかねないからか。
NO.26…
「そんなものがもてはやされる世界はまだ未熟です。HEROでもリーダーでも無い、一人ひとりの人間が意識を変えて立ち上がらなければ世界は永遠にアップデート出来ない。」
ここ完全に今の日本へ向けた言葉だな。
まぁ個々の意識が上昇しない限り変わらないよなこの世の中。
知識でも何でも一部がいくら頑張っても同じ数だけ頑張らない人間が生まれてしまうんだよなこの世の中。
世界なんてそうやすやす変えられないのだよ。
なんかバランサーがどっかにいるんじゃないのって位無理だろリアルでも。
宮野真守ウザキャラ似合いすぎw
主人公髪型可愛いなw
トンネルが崩れただと!?なんかシルベスタ・スタローンの映画思い出すな。
この孤立したトンネルでネットが繋がるのか疑問だな。そもそもこんな状況で助けるとか二次災害確定だろ。
っと思ってたら崩れやがった。
おい傷だらけの体で何してんだ主人公。

あれ?気付いたらメッチャハマってた。何これ面白いじゃん。


6話
うつつは回復できる能力があるのか。
あっちゃー監視カメラでガッチャマンの正体バレちゃった。
しばらく休みって休む稼業じゃないだろう。
どう見てもはずみでやってるとしか思えないんだが。
はじめを襲いにきたんじゃないのか?守りにきた?
ロードの招待受けちゃうのか。
ガッチャマンの姫なのか。
ガッチャマンを辞めてくれだと!?
全人類がHEROにだと!?
凄い女というかキチガイというか…


7話
断ったのどうして?ネットに流出した情報消してくれるって提案。怖くない?所詮知らない人っすから~こうすればいいっすよー。
なんともノリが軽すぎる…なんなのこの主人公。
根拠の無い深みの無い主人公って本当にイライラする。
今晩カッツェを排除する。どうやって…
鬱々してんなぁコトリちゃん(´・ω・`)
カッツェと対峙するルイルイ。
ババババババババババッババババババッバッババババ
バードゴウ!だと!?
ガッチャマンに変身したのか?人をのっとったのか…
通りすがりの人間になりすましただけかいつもみたいに。
ルイルイはガッチャマンじゃないから見えないのか。
圧倒的に強すぎる。
ハジメうぜええええ。
ジェージェー様使い物にならないな。
ジョーさん勝てるのか?!我々が束になっても叶わないだと?
決めるのって怖いっすねぇ。決めたらなんか変わるかも知れないっすよ。
あぁもうこの軽いノリがうざすぎる。
クラウズと言う物が呼び出せるようになった…
大いなる力。理想を現実にする力。
あの力はカッツェの力で利用したかったと。
しっかしまぁ宮野真守は悪役ピッタリだなぁw顔がうるさいだけじゃなかったw
FF6のケフカとかやったら似合いそうだ。
まさかのパンダも参戦か!
乗り物になることが出来るのか。便利だな。
うわっジョーさんに化けるとかこれはヤバイ。味方が味方うちしそう…
ジョーさん無理やり引き剥がされてしまった…
カッツェっす。見えないっすか?そうっすか。そうなんすね。
なんかこの真似してる掛け合い面白いww
星が一番きれいな時は?星が滅びる時。そうなんっすか。軽い実に軽い。
どうしてハジメはこんなうざキャラになったんだ…
原作がそういう感じなのかな?
まぁ話自体は面白いけどさすがにうざすぎてちょっとなんだかなぁ…


8話
荒れてんなぁ平野wリーダー失格とかひでぇw
うつつ服着ろよ…
地球滅亡しても驚かない。
「皆の前に出るんっすよー」かっる。キチガイ度がどんどん増していくな。
幼稚園訪問?本当にわけのわからないキャラだな。理由付けがなってない。
「でかいオカマ」子供がオカマわかるわけないだろ。
マスゴミの前で変身とか頭湧いてるだろw
どけよガキンチョってマスゴミがクズすぎるw
おっぱいねぇだろオカマやろうw
カッツェの事公表しちゃうのかい!
どういう方向に持って行きたいのかさっぱり予測できない…
リーダー核である一ノ瀬ハジメさんはってリーダー核になってんのかよw
オカマは宇宙人とのハーフだったのかよ。
「厄介な子供みたいなもんなのかしらね…」
平野演技うまいのに色々持った得ない奴だなぁ…
ギャラックスやってたら倒れちゃっただと?
なんかこの感じだとハジメちゃんのうざったい性格には特に触れずに終わりそうだな…

そういえば実写が爆死したようで。
【映画】関係者ヤキモキ、実写版「ガッチャマン」はなぜ大コケ?
http://anago.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1377837446/
なんでアニメの実写化でウケると思ったのかと小一時間問い詰めたくなる。


9話
ロード君可愛いでしょうって男なんだか女なんだかわけわからんな。
うつつちゃん。回復能力高いな。やっぱ男か。
カッツェにロードの秘密バラされたか。
責任取れんのかブスって口悪いなハジメ。
嫌なら電源切ればいい。これってあれか今のネット社会の悪口やらなんやらとかアンチとかを皮肉ってるのか?
まぁリアル社会なら電源切っただけじゃ収まらないけどな。
じいさん一体何処行ってんだよww
電源切れないっすよじゃねぇーよwノリ軽いな一々w
パパ完全にカッツェに乗っ取られたな。
うわっネット社会だけじゃなくガチで国乗っ取り始めやがった。
警視庁も総理官邸もぶっつぶれてんじゃんw国会議事堂までw
えっ出動しないのか?
クラウズ便利だな。
「ロードはXとノートを取り戻したい」
ガッチャマンアピール大作戦2だと?カッツェノリノリww
いやハジメちゃん可愛くないしうざいんだが…もうスルーするしかねぇなこの性格。
防衛省動かねぇのかよ。
「しってったっくせにーしってったっくせにー」まもwwwノリノリすぎるw
なんだフォローとかリツイートでもしてんのか?
パイマンwwwパイパイじゃないのかよwパイマンって色んな意味でシュールだなw
総理大臣w
JJの存在が意味解らないよなぁそもそも。
ラスボスはJJか!w もしくはパンダも…w


10話
カッツェとハジメの会話のノリうぜぇw
総理大臣カメラハッキングされてるw
クラウズは皆の心なのか。ってか見えるように出来たんかい。
ネットの使用禁止。使わなければいいってもんじゃないだろ。
菅山総理はどんだけ平和ボケしてんだよ。
クラウズは攻撃対象じゃない。誰一人傷つけず18万人避難させるんだとかどんだけイかれてんのこいつ。
まぁ総理を殺そうが何しようが意味は無いからな。
国民が変わらなきゃ意味が無い。大半が関心も無いしなそもそも。
皆個人主義に走ってて結局自分のことしか考えてないからな。
「おまえもいつか、誰かを守れよ」ジョー△!
え?空飛べたの?戦闘機なの?
パイパイ気合入ったなwまた乗り物になるのかな?w
っと思ったらなんかすげぇのに変身してるw
ってかこのアニメ変身した格好がメチャクチャダサいんだよなぁ…
話は面白いんだが残念過ぎるデザインだ。
後2話でどうまとめてくるか楽しみだ。


11話
結局はじめちゃん意味不明な性格のまま終わるのか。
太陽みたいな女の子?いやいやうざキャラだろ。
あれ?なんか総集編みたいになってないか?
皆がハジメのことを話し始めると言う事は死亡フラグか。
しかし長い回想だなこれ。物語シリーズみたいに時間稼ぎか?それとも尺稼ぎか?
まるでドラゴンボール制作スタッフが作ったらMADのガッチャマンみたいだな。
今期で言えば進撃の巨人スタッフが作ったry
所でこの壮絶にダサいキャラデザは何処の層にうけるんだろう…
Aパート全部回想だったwこれはひどいw
総理のニコ生wそんなの始めたら1枠で10万以上は人集まりそうだなw
ポップアップ形式のコメントうざいな。総理マジレスカッコ悪いwwこれはニコ生にうけるタイプw
何故スマホ配ってギャラックス?総理テンションおかしいだろw
現場来ちゃうのかよって思ったらおまっカッツェかよw
あらら絶望しかないなこれじゃ。盛大にAパートまるごと使っての死亡フラグはどうなる事やら。


12話
守はおこなのかwってかハジメちゃんが命を張って超展開ってしか未来しか見えない。
「許可なきゃ発砲できないんだろ!」まさに社会風刺。これ程馬鹿な話は無いと言うより無責任な国民への社会風刺だよね。
「暴力なんかじゃ絶対に変わらないんだ!」はい、無知幻想平和ボケ。九条教は全滅して欲しい。
ハジメちゃん死亡フラグ立てすぎだろw
オカマ強いのかと思ったらってどういうこっちゃ…死んだのか?
wをワラって読むのは確かに間違ってはいないが声に出して読むのは違うだろ…
立川クラウズゲームだと!?
おでん70円均一安い!
皆で自衛しようって流れかな?10億アップデートだと!?なーるほどねぇw
展開的にはうまい流れだ。
総理おいしいとこもってきやがったなwなんで大食い大会してんだよw
カッツェの力が効果無くなったか。
おかあさんに電話とか死亡フラグ立てすぎてわけわからん…逆に死なないパターンなんだろうか…
総理丸くなってるなwん?ハジメちゃん生きてたか。
ええええええええええええええええええ(;´Д`)
わけわかんねえええええwなんじゃこのオチw{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 40

80.4 13 ヒーローアニメランキング13位
ワンパンマン(第2期)(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (620)
3366人が棚に入れました
趣味でヒーローを始めた男、サイタマ。3年間の特訓により無敵のパワーを手に入れ、あらゆる敵を一撃(ワンパン)で倒すヒーローである。ひょんなことから弟子となったジェノスと共にヒーロー協会で正式なヒーロー活動を開始する。 怪人発生率が異常に高くなる中、大預言者シババワが遺した「地球がヤバい」災害の可能性があると対策に乗り出そうとするヒーロー協会。そこに怪人に憧れるガロウが現れる。

声優・キャラクター
古川慎、石川界人、梶裕貴、安元洋貴、早見沙織、緑川光、松風雅也
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

大事ヲ成スニ志ナカリセバ 煩悩ニ澱ミテ 毒林檎食ラフベシ

原作さわりだけ


息子の中学で流行ってたらしく、思春期の息子と一緒にゲラゲラ笑いながら観ることが出来ました。という極めて私的な理由で高得点。シンプルに楽しめる良作です。
OPの作詞が森雪之丞氏だったりJAMだったりで胸アツなのとサイタマ役の古川慎さん歌ウメェ~のEDだったりと主題歌が極めて優秀でございました。

全12話。作中では1期から継続しての13話~24話の扱いです。1期見逃したところで途中からでもついていける仕様だと思います。

肝心の中身は、1期と変わらずというかよくキープできたなという印象。
なぜなら宇宙最強を倒し、パワー系でインフレするなら自ずと限界が訪れると危惧していたからです。
2期ではそうならず、サイタマやジェノス中心だった物語から、別のヒーローたちの各々の立ち位置やお悩みといった視点から見るサイタマ像へと変化を加えてきました。
1人称から3人称への変化とでもいうべきでしょうか。
・ヒーローでもS級A級B級C級といったクラスの違いによる意識の差
・武道家/剣士といった協会所属してない猛者たちの思惑
・怪人を名乗る人間{netabare}。ガロウ(CV緑川光)良かったっす。{/netabare}
これまた個性的な面々で退屈しないのとモブに近いキャラすら一癖あったりでした。中心軸は怪人らで結成された“怪人協会”とヒーローを中心とする人間たち“ヒーロー協会”との闘いです。やや群像劇の装いで、深みといいますか拡がりが出たのではないかと思います。


ただし拡がりは諸刃の剣。あらためて1期の自分のレビューを読み返してどこに着目してたのかおさらいしてみました。見どころは概ね以下2点としてたみたいです。

1.事前の煽りにクスクスしよう
2.ワンパンを見逃さない

世間的には2.で名を馳せた名作と言われています。バトル作画の迫力に魅せられる、ということ。
ややふんわりとした群像劇ならばサイタマの登場機会は減るわけなのであります。それはワンパン数の減少と同義。制作会社の変更の影響は言わずもがな、前作ファンが本作に期待するところとのズレはどうしても生じてしまいます。このへんのさじ加減は本当に難しいことが理解できる2期でした。
さて、世間的には…としたのは自分が重きを置いてたのが1.だったから。思いの外影響は軽微だったのが幸い。
{netabare}前口上は前作以上。前座を務めたゴウケツ(CV乃村健次)戦でのスイリュー(CV松風雅也)。もはやプロ前座といえる大怪蟲ムカデ長老(坂東尚樹)戦でのジェノス(CV石川界人)。今回も楽しませてもらいました。{/netabare}


もう一つ1期レビューからの引用。本作のテーマについて

 “ヒーローってなんだろう?”

“夢”ではなく“志”の不足が気になってた1期です。「ヒーローになってサイタマはなにを成したいのか?」
今回出番少なめのサイタマは、その答えを探している描写が多かった。そして周辺キャラにも多くを語らせます。志無き者はアダムの林檎{netabare}(怪人細胞){/netabare}を手にしてしまうのです。ここを見逃すともったいない。林檎を手にした者はいってみれば「ヒーローになりたいだけ」の面々でした。

{netabare}志については奇しくも第18話で蛇咬拳スネック(CV三木眞一郎)がスイリューに語りかけます。
「お前のようなたいして志ももってなさそうなやつに!」
・・・巡り巡ってスネックらの志の高さにスイリューも感ずるものがあったようですね。良いシーンでした。{/netabare}


原作も続いているようですしなんとも中途半端な終わり方ではありましたが、私自身の中断は無くなりました。
“サイタマがヒーローになってなにを成したいのか?”を見届けたくなった2期です。



※オマケ
■気になったところ
{netabare}「オ兄チャン 名前ヲ決メテ!」
脳内再生けっこうな量に(笑)
結局キングは『どきどきシスターズ』をプレイできたのだろうか?{/netabare}

{netabare}腹こわしてしまった“音速のソニック”は怪人になり損ねてましたね。こういう小ネタがいちいち面白い。
お仲間の“疾風のウィンド”“業火のフレイム”なにげに里の命名規則を遵守しております。{/netabare}


■兄だけではなく
「S級ヒーローの小学生みたいな人、コナン君の声に似てない?」
と娘からの指摘。その通りだ、わが娘よ。もしかすると声豚属性があるのかもしれない。
そして小学生みたいな人のヒーローネームについては・・・言葉にするのはさすがに憚られました。


視聴時期:2019年4月~6月

-----


2019.07.07 初稿
2019.07.27 修正
2020.02.02 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 51

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ジェノス「先生、俺に足りないものは何だと思いますか?」

サイタマ「え?パワーじゃね?(適当)」
ジェノス「ありがとうございます!!」

キング「(ああ、駄目だよ~!多分サイタマ氏を参考にしちゃあ・・・ジェノス氏~~~~!!)」



2019.07.11
せっかく打込んだコメントフォームが見事キレイさっぱり消えて落ち込んでますが再度挑戦!(泣泣)

ワンパンマン2期目。制作もマッドハウスからJ.C.STAFFに変わり、重箱の隅を突かないかぎり良く出来た方だと思います。
1期から続き。相変わらずサイタマはヒーロー活動において、
・打てば(ワンパンチ)で相手は『爆砕』。ダメージは「全く受け付けない』冗談みたいな体。
・軽くワンパンで済む戦いに、高揚感・充実感・充足感、命の駈け引きの緊張感も無く、ただただ虚しい日々。
・生活はいたって地味なマンション住まい。
・ハゲ頭に覇気の無い虚ろな瞳と態度。ダサいコスチュームという容貌もあり、「最強」でありながらもスグ敵を倒してしまうので目撃者も無く、大衆やヒーロー協会からも認知・認識が無い状態。
・風評、評価を気にすることなくサイタマは今日もヒーローを続ける。

今期はサイタマが出張ると話がスグに終わるので(笑)、彼の周りで起こっている状況・人物たちの群像劇。
正義の大義はどこへやら。ただの「パワータレント」組織の「ヒーロー協会」。数多の所属ヒーローたちは、保身と人気(ランキング)の固執をしてばかり。S級に至っては独善。傲慢・我儘マイペースと協調性無し。
そんな折、人間怪人「ガロウ(格闘家)」が名乗りを挙げ「ヒーロー狩り」を始め出し、被害もままならぬ事態に。
さらに、サイキック怪人・ギョロギョロが仕切る「怪人協会」が同時多発ゲリラ攻撃を仕掛けて街は大混乱。
その頃サイタマは・・・ヒーロー狩りのガロウが格闘家と聞いて武術にチョット興味を示し武闘大会に(ヒマつぶし&チャランコの代理で)出場という呑気ぶり。
なるべくサイタマとラスボス級をマッチングさせないようなストーリー仕立てでした。


特筆すべきはやはり「ガロウ」でしょう。
幼少時の屈辱、
・怪人推しの所為で同年代のクラスメイトからイジメを受ける
・『ヒーロー(正義)勝利>怪人(悪)敗北』という社会認知されてる絶対的常識に、怪人はいくら努力しても「絶対勝てない」という理不尽さに憤慨。
ならば自ら強くなり、怪人として名乗りをあげ、常識を覆そうと奮闘する姿は正にダークヒーロー。
終盤、複数のヒーロー相手に気を失いそうなダメージながらも孤軍奮闘する姿は主人公級。戦国末期の『剣聖(二天一流の)』みたいに思えます。
[どうでもいい余談]
半世紀近く続く「スーパー戦隊」シリーズも水面下では一時期疑問視されたことがあったのではなかろうか?
理念(普通に観て良い面)としては、
・人々を脅かす巨大な「悪」を、一人一人の小さな「正義」が結束して悪を撃ち滅ぼす。
・そして育まれる仲間との友情・絆・愛(優しさ)。
というものですが、スポンサーの為に毎回スーパーチートウエポン&ロボで戦う姿を「捻くれて」観ると、
・複数で単体怪人をボコりまくる。(イジメを助長するサブリミナル?)
・まるで最新装備で害虫駆除(人種迫害)をしているように見えなくはないか?
という見方もできます。
東映企画室の「八手三郎」も波風たたないように気は使ってるかもしれませんが・・・


で、堅物ジェノスも毎度毎度の通りクセーノ博士によりパワーアップしてはズタボロになり、またパワーアップしてはズタボロになり、周りの被害を考えない全力攻撃、でもやっぱりズタボロになる見事な「咬ませ犬」でした。(笑)

キャラ数が多く個別の活躍も多く入り、今期(12話)で収まりきらず、伏線バラまいて中途な終わり方になりました。
・「進化の家」の残党・アーマードゴリラを尾行するS級ヒーロー・ゾンビマン。
・怪人協会に誘拐されたヒーロー協会最高顧問・ナリンキの息子、ワガンマ(クソガキ)の大規模救出作戦。
・怪人化したソニックの同郷忍者、「疾風のウィンド」と「業火のフレイム」。
・怪人・フェニックス男に連れられたガロウの運命は?
・きっとまだ出番はあるぞ、不細工な子供・タレオ(笑)
などなど、続きが気になるトコロ。


3期まで時間がかかりそうですが品質落とさないように願って気長に待ちます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

wp38 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ワンパン、ワンパン

2周目視聴開始。

視聴後に思った事。(感想というよりほぼ推察ですw)
{netabare}ジェノスが追ってる暴走サイボーグ。それって彼本人なんじゃないのかな、と。
あとあの博士にも怪しさを感じる。

全身のほとんどが機械化されてるジェノス。
その処置や修理を行っているのがあの博士。
だから彼の記憶をイジくるくらいは簡単にできると思う。
1期の最後に同じS級在籍のメタルナイトは君の敵だと告げられてた。
彼のヒーロー活動は遠隔操作で動くロボットを使ってる。あれかなり高性能だった。
その正体はあの博士かもしれない。もしくは、博士と同等か彼以上の知識と技術を
持っている昔の研究仲間という可能性も。
劇中では顔の下半分や後ろ姿が少ししか映ってない。
それはある意味、全体を映すとすぐ正体が分かってしまうからだと思う。
博士の髪型はかなり特徴的だから、もし彼だったならあの描写と繋がってくる。

あと、1期で出てきた進化の家と称した実験棟。
あそこでの研究は、生物に改造を施し兵器として利用する為との事。
確か最終的には人体実験までやったって言ってたっけ。
ただ、実験に使った生物を完全にコントロールするまではいかなかったから全て失敗作らしい。
そこの所長の過去シーンには出てきてなかったけど、おそらくどこかのタイミングで
あの博士が関わってる気がする。
最強の生物兵器=サイボーグだから、そのプロトタイプがジェノス。
彼は災害で身寄りを無くした子供だったのか、あるいは本当に瀕死の重傷を負ってて、そこを
たまたま博士が見つけ、いいサンプルが手に入ったと思い救助という名目で彼を実験体とし、
その際、コントロールしやすくする為に人間の感情を残しつつ記憶を改ざんした。
何らかの理由でヒーローというものに対し恨みを抱いていて、報復の機会をうかがってる。

同様に、昔の研究仲間だった場合、ジェノスを作った博士に嫉妬心を抱いてて、彼より
高性能なモノを作る事で自分の方が優れていると証明する為。
S級認定を獲得したのも、宇宙船を解体・回収したのも全てはその為かもしれない。{/netabare}

まぁ原作見てないからあくまで推測で想像の域は出てないしこじつけ感があるのも否めないが、
こういった様な設定はよく見かけるし、自分で言うのもなんなんだけど、あながち全くあり得
ない事でもないのかなぁって思ってる。

あ、そういえば{netabare}サイタマのヒーローネームは1期での予想発言通り”ハゲマント”だったなぁ(笑)
彼が作品タイトルと同じ言葉で呼ばれる日はいつになるのか分からないけど、ただ、いまのヒーロー
制度があるのは、過去彼が協会設立者の子供を助けた事がキッカケみたいだから、もしかしたらその
事実を皆が知るって展開が来るかもしれない。呼ばれるとしたら多分その時だと思った。

最終回エンディング、「♪ワンパアアァ~ン」で始まる1期のOPが流れる。
曲が小さくなり、普段通り買い物して歩いてるサイタマのシーン。
もしかしたら隣にジェノスがいるかもしれない。
部屋に戻ると、TVで怪人が現れたという報道を見る、または協会から報告が入る。
おもむろにヒーロースーツに着替え、「行くか」「はい、先生」といったような会話の後、
ローアングルでサイタマがドアを開けるシーンが流れ画面全体が白くなる。
最後は黒バックに赤文字の作品タイトルがドンッ!って音と共に表示されて完結。
そういったよくみかける王道のような最後が頭に浮かんだ。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

64.6 14 ヒーローアニメランキング14位
夜ノヤッターマン(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (696)
3331人が棚に入れました
辺境の地で、海峡の向こうを見つめる少女がいた。そこはヤッター・キングダム。正義の味方ヤッターマンが支配する、天国のような国だといわれている。

少女は、病気の母を助けてくれるようにヤッターマンに頼もうと、ヤッター・キングダムに上陸しようとするが、追い払われ、母は手の施しようがなく逝った。

ドロンボー。それはかつて存在した大泥棒の一団である。ドクロベエというボスの下、ドロンジョという美女がいた。その美女につかえていたのが、ボヤッキー、トンズラーというふたりの男。ドロンボーはヤッターマンと敵対し、戦いに敗れ、辺境の地へ追放されたのだった。

これは、新たな世代のドロンボー──、ドロンジョ・ボヤッキー・トンズラーと、新たなヤッターマン──、ガンちゃん・アイちゃんの誕生を描く物語である。

作品はヤッターマンを原点にしつつ、「波打ち際のむろみさん」「ガッチャマンクラウズ」などに参加したタツノコプロの若手スタッフが集結し、ヤッターマンの新たな世界観を誕生させるという。

1回30分で全12回の予定。

声優・キャラクター
喜多村英梨、平田広明、三宅健太、ホリ
ネタバレ

とろとろとろろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

自爆した公式二次創作

とりあえずどんなもんかと思って見てみたら・・・・凄いなこれw
何かしらシリーズを知っている人間ならハマる確率大。
(知らない人間にはさしてウケないかも)
今期の大穴アニメになりそうな予感。

・1話目
{netabare}冒頭から超展開、人類への「お仕置き」ヤバイ!
中盤での誕生日のシーンは卑怯過ぎる・・・・(涙)
そしてラストの高揚感スゲーッ!、BGMがとにかくスゲーッ!
そこから続くED(次回からはOP)もいい曲だわw{/netabare}

・2話目
{netabare}ギャグ補正による昭和的展開を無条件で楽しめるか否かかが全て。
お手製メカや三輪車が唐突に出てくるのは当たり前の世界。
そんな技術をあさっての方向にしか使えないのがドロンボーなのだ。

作中に度々挟まれるママ演出は2話目にして既に過剰気味。
逆効果になりかねないので、尺稼ぎにしても今後は控えて欲しい。

今回は量産型ヤッターマンが出て来るシーンでゾクゾクして、
ミサイル発射の「オヴェエエエ!」で不意打ちの爆笑www
泣きながら撤収するドロンジョかわいいな・・・・。
ノスタルジックな鼻歌も好きな演出だ。
ただ、「ポチッとな」はもっと下種い表情にして欲しかったなあ。

最後に盲目の女の子登場で次回に続く!{/netabare}

・3話目
{netabare}初回が神回その1なら今回は神回その2。
なぜドロンボー一味があそこまでかっこいいんだ・・・・。
ラノベ原作の量産型最強スペック主人公など逆立ちしても及ばない。

それにしてもこの作品の脚本は元祖ネタの使い方がとても上手いなぁ。
今回のサイコロ演出もいい感じだったし。

そして炎の中に映る3人の姿・・・・ヤバイ、ヤバ過ぎるわ。
ドロンジョ様からは名言頂きました。
最後はやっぱりギャグ落ちで次回に続く!{/netabare}

・4話目
{netabare}内容的には全く文句は無いんだが・・・・遂に作画は力尽きたかwww

ガッちゃんはまだ未練がましくサイコロ持ってたんだな。
男になったと思ってたんだがイマイチ残念な野郎だ。
トンズラーのバトルシーンは躍動感があってかっこいい。
ボヤッキーの「ポチッとな」も下種くてGood。

しかしあれだ・・・・今回はかなり暗い内容だったな。
太平洋戦争を連想させるかのようなあの万歳はアニメでも重い。{/netabare}

・5話目
{netabare}これはちょっと・・・・。
つーか前回の話は全く引き継がないのね(笑

1クールと短いんだから、今回のようなエピソードは要らないというか。
ギャグも滑りまくりだし作画もあまり安定してないようで。
今後もこういう展開挿むのが多くなるのかな?
どうにも困ったねこりゃw

*追記
監督のツイートから察するに、今回の演出は絵コンテを描いた人に因る
部分が大きいことが分かる。
(ちなみに2話目と今回の絵コンテが同じ人)
元祖ネタを小道具にクスッとさせたりホロッとさせたりする手法は
大歓迎だが、無理やり昭和ギャグをあれこれねじ込んで何とか間を
持たせようとする演出は勘弁願いたい。{/netabare}

・6話目
{netabare}つまらなくはないんだけど、特に書くべきこともないという状況。
ドロンジョが可愛いだけの回だった。

ヤッターメトロポリスに辿り着くまでは、こんな風に特に進展のない
ドタバタが続くんだろうか?
とりあえず、ゴロー将軍絡みのピークをどこに持ってくるかだなぁ。
これ以上引き伸ばすとダレそうだ。
4話目以降の登場メカに面白みが欠けるのも気になる。

5話・6話と期待外れだったので若干★評価ダウン。{/netabare}

・7話目
{netabare}そろそろ脱落する視聴者も多そうだ。
つまんないキャラ出して、つまんないギャグ撒き散らすだけなら当然か。
作画もどんどん怪しくなってきたな。

幾ら元祖をなぞるとはいえ、あの唐突なデレ方はないだろう。
語尾に「ニャー」とか付けるのは萌えサービスか?(笑
このまま右肩下がりなら凡作で終わりそうだ。

今回で更に★評価ダウン。{/netabare}

・8話目
{netabare}1と3話の神回があったからこそ、ヤッターメトロポリスに着いてからの
展開に期待して見続けている。
そうでなければとうに視聴断念しているレベル。

1クールなら残り4話と終盤に入るが、そろそろ何とかして欲しい。{/netabare}

・9話目
{netabare}5話目以降で一番まともだったように思う。
まともだったというだけで、面白いというレベルにはまだまだかな。

ガッちゃんが男になった回。
同じタツノコのマッハGoGoGoを持ち出して来たが、知ってる視聴者は
はたしてどれくらい居ただろうか?

冒頭でいきなり下劣ギャグを見せつけられたけど、そういう部分の演出が
このアニメは本当に下手だな。
全く面白くない上に薄ら寒くなる。
平成ヤッターマンの大失敗から何も学んでないんだろうか?

作画に関してはもう諦めたので、せめてラストに向けて熱くさせてくれよ
タツノコさん・・・・。{/netabare}

・10話目
{netabare}いよいよヤッターメトロポリスに乗り込むドロンジョ御一行。
やっと期待できるような展開に! ・・・・と思ったのだが。

見終えた感想は「あ~もうダメかもなこれ」だった。
さっぱり盛り上がらないし熱くなれないのは俺だけか?
デレるドロンジョとかもういいから。
戦闘シーンも味気ない。
物語終盤で十二神将一斉登場とか、ただの雑魚キャラじゃねーか。

元祖の名セリフ連発も無理やり感がハンパない。
なんかズレてるんだよなあ。

多くの視聴者が予想していたであろうキャラがラスボスと判明した。
それはいい。
そこに至るまでの見せ方がつまらないから愚痴が出る。
実際ここんとこ愚痴しか書いてないしな(笑
後はもうゴロー将軍がキーマンとなって大団円を迎えるのか?

今回の絵コンテには一部とはいえ監督が関わっていた。
(1と3話も監督による絵コンテ)
にも拘らずこの調子じゃあ、残りの回も期待薄というもの。
シーズン終了間際の消化試合を見せられてる気分だ・・・・。{/netabare}

・11話目
{netabare}ドクロベエが今に至るまでの経緯を語りだした。
1話目冒頭の衝撃シーンに繋がるわけだが、大部分の説明は正直どうでも
いいというね。
何よりヤッターマンを倒した時の核心に全く触れられていない。
まあ子孫がいるからには生き延びたんだろうな。

ゴロー将軍はやっと見せ場が来て、ヤッター兵を自爆道連れで退場。
アルに真相が明かされていないままなのはいい展開だ。
でもなぁ・・・・この話は中盤にやっとけよ。
それ以降はヤッター十二神将との対決でいいじゃんと思ったり。
タツノコキャラを強引に引っ張ってきて糞寒いギャグ見せられるよりは
幾らかマシってもんだ。

次回は最終回なんだろうか?
期待感は全くないが頑張ってくれ。{/netabare}

・12話目
{netabare}論外、話にならん。
ここまで我慢して付き合った人達乙、ついでに俺も乙。

どこがどうとかいうレベルじゃないな。
これをアニメ業界の老舗が作ってると思うだけで呆れる。
褒められる部分は音楽だけだ。

もしこれから見ようという人がいたら、4話目以降は最初から無かった
ものと思って手を付けない方がいい。
時間と電力の無駄だから。
どうしても結末が気になるなら、加えて11話と12話を見ればいいだろう。
ゴロー将軍の展開さえ不要だ。

何だかアニメ業界の最悪な面を見せつけられたような気分になる。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

暁のドロンボー!?

辺境の地で不条理な形で母を亡くしたドロンジョの子孫の少女。
果たしてヤッターマンは正義なのか!? 疑問と共に立ち上がる!


懐かしのヤッターマン。
気楽にドロンボー一味の再来を楽しむつもりが意外とシリアス。
不遇な環境の中、一握りの幸せから深い悲しみそして強い決意へと流れる様に
見せ感じさせてくれる素晴らしいスタート。
小さな体の新たなドロンジョの宣誓に心が熱くなってしまいます。
今期開始の新作は期待出来そうなシナリオの物が少ないなと思っていましたが
コレは思わぬ拾い物かも!?
壁の向こうの天国とやらも謎に満ちていて興味津々、期待が高まります。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※2話感想{netabare}
ドロンボー一味はトンネルを使い王国へ潜入。
機械仕掛けのヤッターマンにコテンパンにされ村で救いを求めるが皆怯えるばかり。
こっそり小さな家に潜入し暖を取っていると、ある少女が帰宅し見つかってしまうが…。

懐かしの台詞や仕草、道具が数多く登場!
「やぁ~っておしまい!」等、昔とリンクして可愛さ100倍。
早くもドロンジョファンになってしまいました。
根底にシリアスな物語が横たわりつつも上辺では無茶なノリもちゃんと継承した
暖かみのある微笑ましいシーンが楽しめとてもバランスがいい。

後半で出会った少女「ガッちゃん」とか言ってるし、アイちゃんの子孫…?
(ガンちゃんとアイちゃん結婚してるならアイちゃんの子孫=ガンちゃんの子孫でもあるけど)
どうやら目が悪く、写真を見るとレパードと似た年の子供もいる(いた)ようですが…。
これからどういう展開になるのか興味深いです。
{/netabare}

ここまでの【予想】{netabare}
<ヤッターキングダム>
一話冒頭の描写や「お仕置き」って言ってるので宇宙から再度飛来したドクロベェが
支配している可能性も高いのですが、
それはヤッターキングダム(旧デッカイドウ)以外の地域なのでは?と思っています。
壁に守られたキングダムでは別の進化を果たしていて、
(ガンちゃんがオモチャ屋さんと言う事を考えると)
カラクリロボが支配する秩序の王国になっているのではないでしょうか?
最初は程良く秩序を守るロボ達の活躍で悪が減りましたが
経年繰り返すうちに悪が足りない分、段々と悪の定義が広がり
ちょっとした悪でもお仕置きされる息苦しい世界になっているのではないでしょうか?

『行き過ぎた正義と秩序の国ヤッターキングダム』と
『ドクロベェが再来し悪に染まった他の地域』
と言う世界の構図になっているのではと考えています。

<レパードの父>
隔離されたままどうやって三人別々に血筋を繋いできたのか?
っていう大きなツッコミ所もあるんですが、まぁそこは置いておいて
レパードには正義の血も入ってるんじゃないかな?って気もするんですよね。
ドロンジョとガンちゃん。そういうロマンスがあっても良いんじゃないかな?
{/netabare}

※3話感想{netabare}
ドロンボー一味を匿った罪で窮地に陥ってしまったアルエットとガリナだったが
舞い戻ったドロンボー一味に救われ、意を決し共に旅立つ事に。
果たして本当に天使との出会いになりえるのか…。

何時、どうやってメカ拵えたのか…相変わらずの無茶展開でしたが
大正義ドロンボーのカッコ良さで許せてしまう今日この頃。
「勝てなくてもイイ!今は負けなければイイんだ!」の台詞と共にの自爆は天晴れ。
…それにしても話を聞く限りヤッターマンが悪すぎる。
アルエット達の両親が亡くなったのは真実?それに本当に爆発事故なのか?
色々裏がありそうだけど真相を求め、いざソリャソウサ岬へ!
{/netabare}

※4話感想{netabare}
アルエットとガリナを加え首都ヤッターメトロポリスを目指すドロンボー一味。
旅の途中知り合ったミッちゃん夫婦がヤッターマン達から理不尽な仕打ちを受けているのを見兼ね
必死に救おうとするも力及ばず…悔しさの滲む笑い声が寒空に響く。

とてもとてもとても悔しさが残るお話。
ここまでは負けても何とか成って来ていましたが、
勝てない事で守れない現実にぶち当たってしまいました…。
それでもまだ明日が未来がある限り、挫けず頑張れ小さなドロンジョ様!応援してますよ!

それと今回、ゴロー将軍なる新キャラが登場。
ぱっと見【予想】{netabare}写真にあったアルエットの親らしき人物に思えるけどどうなんでしょうかね?
改造されちゃったのかな? それともミスリード?
まだアルエット達を認識させず引っ張ってるのでモヤモヤと気にかかります。{/netabare}
{/netabare}

※5話感想{netabare}
雪祭りで出会ったタケシくんと共に相撲大会に出る事になったガリナ。
しかしこの大会はヤッターマンによる出来レースであった…。

ストーリーとしての進展は無しかな。
でもヤッターマンに土を付けて人を救えたという事実は大きいかも。
タケシくんも親孝行出来て良かった良かった!
彼やミッちゃん等、旅で出会った人たちが後々助太刀に来てくれたりするのかな?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
ゴロー将軍の攻撃によりはぐれ危機に陥ったドロンジョであったがボヤッキーらの機転で逃避。
正義の心と絆をより深くする。

うーん。どうやらヤッターメトロポリスはドクロべぇが掌握しているようですね。
上空からの外観がドクロっぽい。

ゴロー将軍の方はやはり写真の人物みたいですが記憶が薄いご様子…
思い出す事は出来るのでしょうか?
{/netabare}

※7話あらすじ
亀を助けて竜宮城へ!?
いつもの人助けパターンで進展らしいものも無いので感想割愛だべぇ~!

※8話あらすじ
クッシー親子救出とドロンジョちゃんの淡い恋心が垣間見えたお話。

※9話感想{netabare}
ドロンジョちゃん達を助けるためにガッちゃんカーアクションで大立ち回り。

今回、真のヤッターマンが誕生した気がするお話でした。
ガッちゃんの男の背中に見とれるドロンジョちゃん…ますます惚れてしまったかな?

ストーリーとしては考察する程の物はなく、毎話感想する程の事もないかな。
ラストは【予想】{netabare}助けたみんなが駆けつけてくれて大団円{/netabare}になりそうですしね。
{/netabare}

※10話あらすじ
ヤッターメトロポリスに辿り着いたドロンボー一味だったが捕まり連行されてしまう。
そして、その先でヤッターマンと対面することになるのだが…。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

これは期待!

あらすじは他の方のレビュー等をご参照ください。

 今期で一番期待しているのが、この「夜ノヤッターマン」です。原作(過去作?)はほとんど知らないんですけどね。
 重たくて難しくなりそうなテーマを扱っていますが、作風自体は明るそうですよね。安心して見れそうなのもポイントが高いです。


舞台設定:{netabare}
 この作品の舞台設定はこんな感じです。
 ドロンジョたちは、その罪により、天国であるヤッターキングダムから追い出され、不毛な辺境に落ちてしまった。

 この舞台設定は、失楽園とピッタリ一致しています。
 アダムとイブは、その原罪により、天国であるエデンの園から追い出され、不毛なエデンの東に落ちてしまった。


 ドロンジョたちを祖先に持つレパードたちは、「ご先祖様の罪は本当に罪なのか?」という疑問を持って、ヤッターマンへの反逆を試みようと旅に出ました。
 この疑問は、そのまま「人間の原罪は本当に罪なのか?」に言い換えられてしまいますよね。つまり、この作品のテーマは、人間による神様への反逆や神様からの別離というところまで視野に入れているんだと思います。作中では「天使」や「天国」というセリフが複数回使われていましたし、この設定自体を活用しようという意図は強く感じました。

 ただ、実際にはヤッターマン自体を悪者にするはずはないので、「レパードたちがヤッターマンの子孫と協力して、本当の悪を討つ」みたいな話にスライドするんだとは思います。本物の神様への反逆ではなく、偽物の神様への反逆になるってことですね。

 私が注目しているのは、この設定と絡めて描かれるだろうこの作品のテーマ、「本当の悪」「本当の正義」「天国」をどのように処理するのか、ってところです。
 ドロシーやレパードは旧作の主題歌を口ずさんでいましたから、「本当の悪」を討つために「本当の正義」を実行していくのは確実でしょう。その方向性には注目していきたいですね。
{/netabare}

天国:{netabare}
 第一話で最も充実していた「天国」について。

 ドロシーは、夫(レパードパパ)の墓前において、「(レパードが)ヤッターキングダムで幸せに暮らせますように」と願い、レパードには「(いつかご先祖様の罪が許されてヤッターキングダムで暮らせるその日まで)良い子でいるように」と伝えています。この時点の「天国」は「ヤッターキングダム」であることが分かります。
 ですが、病気で倒れる直前には、「ここが私の(天国)」だと言っていました。レパードこそがドロシーにとっての「天国」であると修正されているのです。そして、その死に際しては、「これから天国へいく」と述べています。この「天国」がヤッターキングダムではないことは明らかです。
 つまり、このドロシーのエピソードによって、神に頼らない「天国」が存在し、かつ、それを見つけることができると説明がされていることになります。神様との別離は可能だと明かされました。

 一方で、レパード。ヤッターキングダムという「天国」も、ドロシーという「天国」も失った状態からのスタートとなってしまいました。今後描かれるレパードにとっての「私の天国」がどのようなものなのか、興味は尽きません。母親にも神様に頼らないレパードだけの「天国」を目指すわけですからね。「天使」による新たな楽園の創造です。
{/netabare}

 「隕石」「女子高生」「壁」など、気になる要素もありますし、結構盛り沢山な作品になりそうです。
 レビューはたぶん更新しません。最終話まで見て書きたいことがあれば書こうかな、くらいです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

62.6 15 ヒーローアニメランキング15位
ZETMAN [ゼットマン](TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (611)
2773人が棚に入れました
プロローグより数年後、ジンは以前に助けた「おばさん」に引き取られ平穏に暮らしていた。放火現場近くを通りかかったジンは、かつて自分の前に現れた殺人鬼とよく似た異形の放火犯との戦いを始める。一方、正義の味方に憧れるアマギの御曹司コウガは、放火犯を捕まえるべく放火現場へと乗り込む。放火現場においてコウガとジンが運命の出会いを果たす。

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハリウッドリメイクなんてどうでしょ~♪

第一話の出だしがとても良かった。
その後、中盤はちょっとゴタゴタとまとまりが悪いような気もしたが、ラストはどっかの映画のリスペクト(つーかパクリ?)っぽくて、ナレーションもカッコ良かった。

一昔前に流行った、線の多い劇画風の作画には、ちょっと抵抗のある視聴者も多かろう。今日びのアニメ、特に萌え系のカワイイ画が好きな人は、ストーリー的によく出来た一話目から敬遠するのではなかろうか。
丁寧に書き込まれたリアルな作画だけに、うへぇと思わせる醜悪な描写はキツい。自分的には虫系プレイヤーとの戦いがキツかった。ゴキが大っ嫌いなので。。。
その分、カッコいいところはため息をつくほどカッコいい。特にこの作品、終始ZETを含む、ジンのカッコよさに固執しているように思える。
ン十年前から萌え系美少女の描写には定評のあった桂氏、最近はタイバニを含めて、女性が萌えるイケメン達を手掛けている感じだ。

主人公のジン、本当にカッコいい。彼だけのために、ゴキにもめげず、最後まで観終えたよーなモンだ。
一見、クールでちょっと悪そうなイケメンだが、心優しく人情厚く、とても純粋な心の持ち主。そして料理が上手いとくれば、女性の心を鷲掴みにするのも道理でろう。ん~、鷲掴みにされたの私だけ??
それだけにコウガのビジュアルは惜しい;
ナンダ、あの変な髪形は!一応美形キャラの設定なんだから、性格に合わせてアホなお坊ちゃん風の超絶美形にして、ジンとの二枚翼イケメンにすれば、もっと視聴率も上がったと思う。そして、二夜にもまたがるゴキとのバトルも消してくれれば;たいていの女子は、ゴキ、大っ嫌いなんだよ!!
ジンしかいないけど、萌えるイケメンキャラをお探しの女子の方々、意外とココに居ますよ~ZETMAN♪

最後まで観終えて思ったのだが、ハリウッドリメイクで実写映画にすれば、ワールドワイドにイケそう。
もともとリアルな劇画風の作画だし、いっそ実写の方がしっくりくるのでは?このアニメ自体も、海外ウケが大変よろしいし。少なくとも、ドラゴン○ールのリメイクよりは、はるかにイケると思うのだが。。。
その際、ジンはもちろんコウガにも超絶美形俳優を起用すれば、女性ウケも確実だ。ジンは東洋系かラテン系、コウガはフワフワパツキンのアホ面イケメン(いっぱいいそう♪)でヨロシク!


ノリのいいOPは何度観ても飽きない。意外にも情念ドロドロの歌手、一青窈が歌っていて、こんなあっ軽~い歌も歌うんだ、と思うと面白い。ジンのジロ目に色気ありで、超クール♪♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

これはどういう層をターゲットにしているんだろう?

古くはウィングマンや電影少女などでヒットを飛ばし
最近ではタイバニのキャラクター原案で話題になった
桂正和の漫画ZETMANのアニメ化です

漫画版は2002年よりヤングジャンプ(以下YJ)で連載中
途中で1年ほど休載して以来連載間隔が不定期に
おかげでずっと読み続けていたはずなのに
古い話はうすぼんやりとしか覚えていません

最近も数週連続で載った後しばらく休載したり
だいたい隔週のペースで連載を続けてみたり
本気で作品を楽しみたい人は単行本を買え
といわんばかりの不定期連載です
これじゃストーリーが頭に入りません

週刊連載が難しいのであれば
完全に月一連載のローゼンメイデンや
ストックがたまったところで一気に連載するLIARGAMEのように
同じYJ連載作品でも工夫して連載している作品はいろいろあるので
そのあたりをしっかり見習ってほしいものです

アニメ版は原作者自ら手を加えて
アニメの尺を意識して設定変更し
アニメオリジナルのラストでしっかりと完結させる
というようにYJの誌上インタビューにて語っていました

実際に出来上がったアニメは
原作の中でも特に印象の強いようなシーンを
設定を簡略化させながら繋げていったような形です
しかし、無理やり尺に合うように放り込んだおかげで
原作ではうまく焦らしながら引っ張ったエピソードも
アニメ版ではあっという間に決着がつくので
原作未読だと目まぐるしいだけでいまいち面白くないのではないでしょうか?

終盤の展開に関しても同様で
花子のシーンなんかかなり驚かされましたが
冷静に考えてみると原作から大きく外れているから驚いただけで
これがオリジナルアニメであれば
別にそれ程目新しいわけでもないんですよね
原作既読であることが前提のサプライズだったわけです

では原作ファンを満足させるための作りになっているかというと
そのあたりもかなり微妙なところ
中田親子・天城夫妻・田中花子・・・
原作から変えてある部分はどれも
高雅がらみのシーンなんですが
高雅が考え抜いて導き出した正義の形というよりは
感情的になって暴走した結果にしか見えないのは
これは演出の問題なんでしょうか?
アニメの高雅はどうも描写不足というか魅力に欠けます

結局のところ既存の原作ファンを楽しませたいのか
ご新規さんの獲得を図っているのか
いまいち判断しづらいアニメになってしまいました

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

半チャー付きのセット麺!

アマギコーポレーションで研究されていた生命体であるZET(ぜっと)やプレイヤー。
主人公の神崎人(かんざき じん)は、手の甲の謎の円状のコブがあるZETであった。
アマギコーポレーションの社長の息子である天城高雅(あまぎ こうが)は、自社の技術力を活かしてアルファスという正義の味方になっていた。
人間を襲うプレイヤーに対抗するために神崎や天城は、それぞれの価値観を貫いて戦う事となる。

原作が桂正和さんの最近の作品と言えば『TIGER&BUNNY』でしょう。
同じ作者の同じヒーロー作品ではありますが、過激な描写などがあるので同系列には扱えません。
勧善懲悪の普通のヒーロー作品とは一線を隔しています。
「タイバニが好きだから観てみよう。」という考え方は甘い気がします。

まず第一話を観てから継続視聴するかどうかを判断したほうがいいでしょう。
人を襲う不気味な生物(プレイヤー)や残虐に襲われる事に対して不快感を持つ人が多い気がします。

中学・高校学生よりも視聴対象年齢が高い作品です。

かなり観る人を選びますが、善と悪の対比や本当の正義とは何か、というメッセージを受け止めて自分なりに解釈できる人であれば楽しめる作品です。

力なき正義は無力であり、正義無き力も悪になります。
(一例ですが、こういう考え方もできるという自分なりの考え方や解釈です。)

単純な娯楽作品ではないので万人受けはしないと思いますが、
自分自身とは何か、何ができるのかという模索中の人には色々と考えるキッカケになるかもしれません。

ただし、自分自身が正義であり正しい行いをしているといった勘違いだけはしてもらいたくないです。


日常生活で1人殺せば犯罪で捕まりますが、戦争時に相手を多く殺害すれば英雄になります。
物事の価値基準は、時代・状況によって変わります。

”本当の正義”とは、誰がどのように決めるのかな?


【補足】
OP曲の歌詞で「~と叫んでる」という箇所がありますが、土佐犬はでませんw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

81.7 16 ヒーローアニメランキング16位
僕のヒーローアカデミア(第3期)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (436)
2658人が棚に入れました
超常能力“個性”を持つ人間が当たり前の世界。No.1ヒーローのオールマイトと出会った“無個性”の少年・緑谷出久、通称「デク」は、その内に秘めるヒーローの資質を見出され、オールマイトから“個性”ワン・フォー・オールを受け継いだ。デクはヒーロー輩出の名門・雄英高校に入学し、クラスメイトたちと互いを高め合う切磋琢磨の毎日を過ごしていた。雄英高の生徒同士が激突するビッグイベント「雄英体育祭」、プロヒーローの下で技を磨く「職場体験」、“ヒーロー殺し”ステインとの死闘、期末テストでのオールマイトとの戦い、そして敵(ヴィラン)連合の死柄木弔との邂逅…。次々と課される試練に対して、デクはヒーローを目指して果敢に立ち向かっていく。一方、死柄木や、オールマイトの宿敵である巨悪オール・フォー・ワンも仲間を増やし、その悪意をふくらませるのだった。デクの、最高のヒーローになるための道と、敵(ヴィラン)たちとの戦いは、ますます加速していく!

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、井上麻里奈、増田俊樹、諏訪部順一、内山昂輝、三宅健太、大塚明夫
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

君が凄い人だから・・・勝ちたいんじゃないか!! 胸熱くする青春ヒーロー好きにはこれでしょ♪

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2018年4月~9月

*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語 
39話~45話 夏の林間合宿編
46話~51話 神野区の悪夢編 

雄英高校に入学してから初めての夏休み
この一学期で心と体は鍛えられた
この林間合宿では”個性”を伸ばす○o。.

どんな困難にも立ち向かい 笑顔で人々を救う
そんな最高のヒーローになるために新たな一歩を踏み出した!

出発する前に謎のプール編あります○o。.。

〇音楽
OP曲は UVERworldが歌う”ODD FUTURE”
夏の季節に合う爽やかな曲です

ED曲はmiwaが歌う”アップデート”
気持ちが落ち着く ED曲にピッタリです。

〇キャラ
合宿は雄英1年ヒーロー科 A組とB組が参加
他にも講師に新たなヒーロー迎えたり生徒たちの家庭訪問あったりで
相変わらずキャラ豊富♪ 
推しのキャラを見つけて応援するのも楽しいです○o。.。

今回特に好きなキャラ

夏の林間合宿編・緑谷出久
神野区の悪夢編・オールマイト

両者 立場は違いますが
絶望の涙を感激の涙へ変える二人 最高!
ヒーローとしてのその姿に胸が熱くなること間違いなしです!

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英高校の警備がザルなのかヴィラン連合が凄いのか・・・
楽しいはずの林間合宿が開闢行動隊(ヴィラン)の登場で悪夢へ

光汰くんを守るデク君カッコいい!

この夏の林間合宿編では
ヒーローとして戦うことを選択した雄英ヒーロー科の面々
それが神野区の悪夢編では戦わずして”かっちゃん”を助ける

戦うだけがヒーローじゃない! ちゃんと成長してるの嬉しかった♪

そして オールマイトとオール・フォー・ワン
心が震えるような戦いでした 

どんな姿になっても平和の象徴として先生として
そしてワン・フォー・オールを受け継ぐものとして戦う姿は
涙無しには観ていられませんでした!

さらに死柄木弔が志村菜奈(7代目ワン・フォー・オール)の孫!
戦いの中でサラッと判明したは驚きでした

それにオールマイトから緑谷出久 
オール・フォー・ワンから死柄木弔へ受け継がれていく内容もあり
大満足!でもスゴイ情報量! 
色々な意味で頭が熱くなりかけました○o。.

最後は雨降って地固まる とても良かった♪。

( でも内通者なんているのかな? 誰だろう? 気になります! )
{/netabare}
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-

◎物語
52話~63話 プロヒーロー仮免試験編
全国各地で行われる試験会場に集まったヒーローの卵たち

その中の国立多古場競技場に到着した
デク君たち総勢1540名 その中から一次合格は100名という
とても狭き門の中 仮免試験が始まる!

58話のみ特別編 ”愛で地球を救え” 犯人探しが楽しいです。

〇音楽
OP曲は Lenny code fictionが歌う”Make my story”
ED曲は 菅田将暉が歌う”ロングホープ・フィリア”

”ロングホープ・フィリア”映画版で流れてました
今回は曲調を変えたTVバージョン また違った感じで素敵です!

熱い歌詞を勝手に紹介します!

{netabare}
歩くほどに靴底が汚れてく そんな風に
僕らの魂も磨り減れば影ってしまうよ
そんな時に思い出して 君が諦められない理由を
救ったはずが救われたっけ 握ったつもりが握られた手

遍く旅路に光あれ 強さや弱さでは語れないぜ
立ち向かうその一歩ずつが 君の勇敢さの勝利だった
叫ぶ為に息を吸うように 高く飛ぶ為に助走があって
笑う為に僕らは泣いた それを敗北とは言わない
ロングホープ・フィリア

時を経ては変わってく 街並みも友達も
大抵は離れて分かる 寄る辺なさは瞭然たる感傷
ましてや自分 僕は僕を離れられぬやましさを背負って
だから友よ見届けてくれ 変わったのじゃなく変えたのだ

遍く挫折に光あれ 成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ トロフィーとしてのハッピーエンド
願わなきゃ傷つかなかった 望まなきゃ失望もしなかった
それでも手を伸ばすからこその その傷跡を称え給え
ロングホープ・フィリア

諦めて疑って塞いで 期待外れって言われたっけ
でも失くしたことが武器になった それがどん底に咲いた花
遠き友よ 今ではもう蒼い星座 少なからず僕ら生きてる
荷物ならばそれで充分だ

遍く命に光あれ 生きる為に理由はいらないぜ
うなだれても踏み留まった そこをスタートラインと呼ぶんだ
今日の君が笑ったことで 敗北も無駄にはならなかった
故に咲くどん底の花 友よ、末永い希望を
ロングホープ・フィリア{/netabare}

〇キャラ
プロヒーロー仮免試験編では
士傑高校・傑物学園・聖愛学院など全国の色々な選手が登場します
この作品って登場人物多いけど 一人一人特徴があるから
見分けが付きやすいなって感じます○o。.。

特に好きなキャラ
・爆豪勝己 

普段強がってる彼が胸の内を明かす場面はグッときました!
今回はⅢ期通しての結果になります○o。.。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって{netabare}
雄英体育祭で全国に顔と個性がバレてるというハンデの中
競い合う雄英生たち こういう展開の中 
青山君が鍵になるなんて とっても意外 
蛙吹さんは寒くなると 冬眠に入るって・・・驚きました。

救助活動では
戦うか守るか 助けるか逃げるか
瞬時に色々な選択を迫られる現場でケンカしてる轟と夜嵐
だから出久の”なにをしてんだよ!!”
モワモワしたわたしの思いを代弁したデクくん 最高かよ!

プロヒーロー仮免試験後
このⅢ期の主役と勝手にわたしが思っている”爆豪勝己”

彼が心に抱え込んでいたものを爆発させる場面
良いライバル関係誕生の瞬間 ますます爆豪くん好きになりました。 
{/netabare} 

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼

〇一言
洋画”アベンジャーズ”と学園青春ものをかきまぜた様な作品です

話数は多いですが 内容はストレートで分かり易く 
割と一気に観れちゃいますのでオススメです♪。

10月からⅣ期が始まりますので今から楽しみ!○o。.

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

1話の感想 ★★★ 3.0
2期の総集編
{netabare}
林間合宿前の水泳!
まぁ、今回は総集編がメインだけど。
こういう所、親切。
今期のOPとEDはUVERworldとmiwaか。
豪華だな〜{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
合宿初日
{netabare}
初日からハードだったな。
楽しんでいられるのも今のうち、って言葉まさにその通りだった。
合宿はこれからだ。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
こうたくん
{netabare}
能力社会が嫌いか…
親が死んじゃってたらそうなるよな。
生きていたら憧れだったのに…
ヴィランが襲撃してきた。
見つからないように少数精鋭にしたのが仇となったな。{/netabare}

4話の感想 ★★★★★ 5.0
僕のヒーロー
{netabare}
ヤバい、緑谷かっけぇえ!!
自分も怖いのに泣きながらも戦うとか…
あの声に表情、必死さがビンビン伝わった!!
これで憧れないやつは男じゃないよ!!
泣けた…
超いい話だった。{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
鉄哲の底力
{netabare}
Bクラスが初めて活躍したな。
あの手の女の子見た目アレだが、強いな。
これで10人中2人は戦闘不能で2人はプロが見ている。
障子くん、片手無かったけど再生するのか?{/netabare}

6話の感想 ★★★★☆ 4.5
かっちゃんを助けに
{netabare}
かっちゃんを助けることが出来たと思ったらまた攫われた!
そして、捕まえたと思ったら敵のど真ん中!
なんて、不運なんだ。
常闇の能力って強いな〜
弱点がでかい代わりに自分の陣地では無双だな。
あのイカレ女は血を集めてた。
もしかして、その血でノームを作る気なのか!?
なんか色々とやばそう。{/netabare}

7話の感想 ★★★★☆ 4.5
あと少し
{netabare}
爆豪を助けることが出来なかった。
あと少しだったのに。
爆豪は最後まで助けてとは言わなかったな。
轟くんもいい人になったな。
あんなクラス思いだったか?
果たして、緑谷はどんな判断をするのか…{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
救出に行くのか?
{netabare}
緑谷の怪我そろそろヤバそうだな。
動かなくなるとか…
でも、無茶は辞めれそうにないよな。
相手が強いんだから。
ヒーローっては1回の失敗で非難される。
決して、非難されるような行いはしてないのに。{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
爆豪、救出
{netabare}
緑谷たちが救出するかと思いきや、オールマイトたちがきっちり制圧してしまった!
なんか呆気ないぞ!!
まぁ、オールフォーワン出てくるよね〜{/netabare}

10話の感想 ★★★★☆ 4.5
オールフォーワン
{netabare}
やっぱり出てきたオールフォーワン。
そして、めちゃくちゃ強い!!
緑谷の作戦で見事、爆豪は救出できたがオールフォーワンを倒しきれなかった。
オールマイトは時間切れ…ヤバくない?{/netabare}

11話の感想 ★★★★★ 5.0
No.1ヒーローの最期
{netabare}
かっこよすぎだろ、オールマイト!
限界を本当に超えて勝ってしまうなんて…
絶対に負けると思ってたよ…
意地を貫き通したかっこいい最期だった。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
師の想いと母の愛
{netabare}
オールマイトは本当に戦えなくなってしまったんだな。
もし雄英が襲われた時、絶対的なヒーローはもういない。
教師一人一人が死にものぐるいで守らなくては。
緑谷の母は臆病で怖がりだけど、凄く優しい息子想いのお母さんだ。
こんなに素晴らしい親だから子も純粋で真っ直ぐに育ったんだろうな。{/netabare}

13話の感想 ★★★☆ 3.5
寮生活、スタート
{netabare}
寮生活が始まった。
んで、今回はほのぼのとした回だった。
前までシリアスが続いたからその反動かな。
梅雨ちゃん、厳しく言ったことで抱え込んでしまってたんだな。
みんな、不安だよな。
みんなのため自分のために、早く強くなれ!{/netabare}

14話の感想 ★★★★ 4.0
必殺技
{netabare}
腕がダメなら脚で。
シンプルだがいいと思う。
コスチュームも少し変わって、これから始まるって感じがするよ!
爆豪はやはりセンスがいいな〜
いろんな技を思いつく。{/netabare}

15話の感想 ★★★★ 4.0
第一次試験、スタート
{netabare}
みんなパワーアップしてんだな〜
コスチュームもかっこよくなってるじゃん!
そして、始まった試験!
5割と言われていたのが、一次試験から1割とは差がすごいな。
雄英からは何人残るかな。{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
狙われる雄英
{netabare}
バラバラにさせてしまったが、何とか緑屋とお茶子、瀬呂くんが合流できた。
士傑高校はどいつも曲者ぞろいだ。
あの痴女が全裸になった時、白色の泥みたいなのが着いていたのかな?
あれのせいで全裸に見えなかった。
そこをどちらかに一致させて欲しかった。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
仮免、結果発表
{netabare}
仮免を見事取得!
良かったな、デク!
そして、ヒーロー名がデクになってた。
本当にそれで良かったのか…
かっちゃんはデクの能力について分かったみたいだな。
オールマイトは隠し通したがデクには無理だったか…
この心の緩みが後々響かないといいが…{/netabare}

特別編 ★★★ 3.0
愛は世界を救う
{netabare}
映画の繋ぎの話。
番外編って感じで特に面白くはなかった。
普通だった。
映画の方はクソ面白かったな!{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

3期は精神的に成長していく姿が多く見られた

プール回からの林間合宿!
{netabare}
かっちゃんのボール投げの時の掛け声が
「しねー!」から「くたばれー!」に変わってて
そこも変化していくんだと面白かったですw
{/netabare}

林間合宿での肝試し中に↓
{netabare}
合宿の疲れを残したまま2人1組での肝試し中に
荼毘率いるヴィラン達が生徒達を狙って襲いかかる。
ヒーロー嫌いの洸太くんを守るため最強の敵と
1人戦った出久くんは勝利するもボロボロに。
自分を命懸けで助けてくれる出久くんを目の当たりにし
洸太くんのヒーローに対する考えが変化していった。

出久くんから報告を受けた相澤先生は
ライセンスのない生徒達にヴィランへの攻撃を許可し、
B組の鉄哲徹鐵はガスを操る敵を何とか倒した。

森の中を駆け回る出久くんを障子くんが抱える。
2人の通るべき目の前の道には常闇くん、
暗闇によりダークシャドウが制御不能となっていたが
かっちゃんと轟くんの所で光を当ててもらい元に戻る。
だけどヴィランの狙いであったかっちゃんは
相手の個性によって捕まり連れ去られてしまう。

連れ去られた先でかっちゃんがまた名言作ってたな、
「寝言は寝て死ね」ってwww なんそれwww
あとかっちゃんのオールマイト愛が一途すぎる!
{/netabare}

ヴィランのアジトへ乗り込む↓
{netabare}
拐われたかっちゃんを救出するために
ルールを破りノームの場所へ向かった出久くん達、
それより先に乗り込んだオールマイト達。
かっちゃんを救助することには成功したけど
オールマイトはオールフォーワンとの死闘の結果
ワンフォーオールの火は消え事実上の引退となった。
49話は涙が止まりませんでした( ᵕ ᵕ̩̩ )
{/netabare}

プロヒーロー仮免試験↓#53〜
{netabare}
試験前に必殺技を編出す訓練を全員が行う中、
林間合宿での戦いで腕に爆弾を抱えた出久くんは
足を基本にした戦いのスタイルに変更した。

1次試験はボール当てで先着100名、
参加者1割以下しか通過できない内容。
雄英高校だけは体育祭のテレビ中継で個性がバレていて
毎年最初に行われる雄英潰しの壁を超えていく。

1次試験を通過した出久くんに
「そんな力があれば当然だ。」
とかっちゃんが言うシーンは、
出久くんを認めたから言ってくれたのか
個性の事を察して言ってるのかハラハラします!

青山くんが途中から仲間を思いやる行動に出たのは
なかなか思わせられるところがありますね。

なにより全員通過おめでとう‪(*ˊᵕˋ* )
相澤先生の生徒たちに抱く感情の変化があって良いな〜

2次試験は救助演習!
ヒーローにもプロがいるように、
救助されるプロがいる設定が面白い‪ところ( ॑꒳ ॑ )
審査は救助される側が直接行う。
しかしただ救助するだけとはいかず
途中からヴィランのテロが発生というシナリオ追加で
ヴィラン役を率いるのはNO.10ヒーロー!!

試験を終え1-Aは轟くんとかっちゃん以外が仮免合格。
寮に戻ったその晩かっちゃんに呼び出された出久くん、
オールマイトと出久くんの仲について考え続けていた
かっちゃんに出久くんの個性の正体を暴かれる。
オールマイトに憧れヒーローを目指したかっちゃんは
出久くんと戦いを望み出久くんもそれに応えた。

初めて本音でぶつかりあった2人の喧嘩は
最後にオールマイトが止め個性についての秘密を話し、
オールマイトと出久くんの2人の秘密は
かっちゃんを含めた3人の秘密へと変わった。
出久くんとかっちゃんの関係も
お互いに高め合えるライバルへと変化する!(#61)
※出久くんとかっちゃんは謹慎処分w
{/netabare}

後期課程の始まり↓#62~
{netabare}
オールマイトが引退となった今、
ストッパーの外れた悪人たちは増え続け
死柄木たちヴィランも裏で動き続けている。

雄英高校ではインターンの話があり、
ここで初めて通形ミリオ達ビッグスリーが登場する!
3期はミリオくんが1-Aのみんなに実践形式で戦い
インターンについて教えて終わる。
ミリオくんがビリから努力でトップになったこと、
個性が強いわけではなく使い方次第で強くなれることを
知った出久くんは何か大きなヒントを得た様子だった。
{/netabare}

1期の時からナレーションとして
出来事の解説をしている出久くんの声は
いつの頃の出久くんが話してるのか気になる。
「この時の僕達は〜」などの言い方をしているから
未来の出久くんなのは確かなんだろうけど、、
卒業したあと?大人になった出久くん?プロヒーロー?
とても気になります(゚^ ゚ )

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

74.6 17 ヒーローアニメランキング17位
炎炎ノ消防隊(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (499)
2231人が棚に入れました
全人類は怯えていた──。何の変哲もない人が突如燃え出し、炎の怪物“焔ビト"となって、破壊の限りを尽くす“人体発火現象"。炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命。とある理由から“悪魔"と呼ばれる、新入隊員の少年・森羅 日下部(シンラ クサカベ)は、“ヒーロー"を目指し、仲間たちと共に、“?ビト"との戦いの日々に身を投じる!!

声優・キャラクター
梶原岳人、小林裕介、中井和哉、鈴村健一、上條沙恵子、M・A・O、楠大典、興津和幸、日野聡、関智一、悠木碧、小西克幸、Lynn、河西健吾、宮野真守、前野智昭、津田健次郎、阪口大助
ネタバレ

RUSHIKA꙳★* さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

『この世にヒーローがいねぇから!!俺がヒーローになるって言ってんだよ!!』

ヒーローか悪魔か !!

人が突如燃え出し、怪物“焔ビト"となって、
破壊の限りを尽くす“人体発火現象"。
炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、
現象の謎を解明し、人類を救うことが使命。
とある理由から“悪魔"と呼ばれる
新入隊員・森羅 日下部は、
“ヒーロー"を目指し、仲間たちと共に、
戦いの日々に身を投じる!!

原作__大久保篤 少年週刊マガジン


とにかく、筋肉かっこいい。
あとキャラが魅力的。
服装も消防服のデザインが
青の蛍光色が光って綺麗。
ヒロインたちも髪型や性格、
一人一人異なり、全員が好き!
茉希ちゃんの髪型かわええし、
アイリスはシスターの服が似合う!
あと、紅丸!戦いのとき銀時みたいに
片袖だけ脱いでるのセクシーすぎる。
若の筋肉触りたい。
{netabare} 14話の最後、オーバーヒートで森羅にお姫様抱っこされてるの見て
惚れた。(一応、腐ってませんよw)
ババアの死に光りうめぇとか
素直に言えないとこもかわいいから!
何なんもう →テンション爆上げ
{/netabare}

☆主な登場人物☆
森羅 日下部(CV梶原岳人)
アーサー・ボイル(CV小林裕介)
樽 桜備 大隊長(CV中井和哉)
武久 火縄 中隊長(CV鈴村健一)
茉希 尾瀬(CV上條沙恵子)
アイリス(CVM・A・O)
新門紅丸(CV宮野真守)

☆音楽☆
OP : Mrs. GREEN APPLE 「インフェルノ」
ED : 須田景凪 「veil」

15話~
OP : coldrain 「MAYDAY」
(feat. Ryo from Crystal Lake)
ED : Lenny code fiction 「脳内」

OPもEDもかっこよく心地よい。
特にMrs. GREEN APPLE、かっこいい。
知名度も高くなる。歌詞もイントロも魅力的。



映画館のように耳に重低音が響く。
すごい音量です。
面白いと感じても深く心に響く感銘を
受けるものではないです。
少年漫画らしく、熱血、戦闘、正義という
テーマが主です。(笑いも)
気づいたら応援してしまうような
真っ直ぐなキャラクター達です。
年齢層は若い人かな。。
あ、でも、15話あたりから
物語の本題にせまってきて
面白いのでそこからは誰もが楽しめると思う。
少年漫画が好きで、新しい世界観を
堪能したい方にお勧めです。


たぶんきっと原作に忠実だからだと思うけど
首にある横の線気になる。。
ので、作画は4.0にしました。
{netabare}
あ、レビュー関係ないけど
関智一さん、クズだけどかっこいい!!
どうしようもないクズも似合うよ♡(褒め言葉)
鈴村健一さん、沖田総悟もはまり役だったけど
茶髪役もいい!!夫婦共演おめでとう!
てかな、中井和哉さんと組むと、
土方と沖田の再来で感動するわ 泣
宮野真守さん、一瞬マモさんって
分からないくらい声が別人で
プロ根性感じた(震)
14話の鬼退治、主人公 紅丸だと思ったよ…
酒入ると愉快王とかめっちゃ可愛いじゃん
{/netabare}



『兄の 意地』は神回だった。
そこまでに向けての終盤の8話くらいが
良かった。
最初は優しい少年向けの正義ものかぁ
って感じで見てたけど
弟のために何度も立ち上がる姿は
鈍い涙腺にもきた。
ちょっと最初の数話が、
どんな展開を見せるのかっていう
物語の方向性が消防隊の説明が多く、
見えなくて、入り込めなかった
そんな欠点も多分、誌面で読むと
世界観や設定の説明が
丁寧だという印象になり、
楽しめる作品なんだろうな。。
てか、最初の数話見たとき、
我の中ではここまで評価上がるとは
思わんかったぞ
ちょっと感動しちまったじゃないか。
{netabare}
最終回は結局お母さんが、鬼になってたから何やねん、ここからじゃんけと思ったけど、弟の心が戻りそうな兆しが見えたから良しとしよう。
{/netabare}
それにしても 森羅 万 象って
センスありすぎw
あとさりげなく、キャラクターの苗字と名前が全員逆で呼ばれるのがなぜかきになる。

あとさ、何といっても、消防士と宗教組み合わせたのがすごい。
近代宗教の捉え方で描かれていて
宗教という偶像にすがるのではなく
人の為の宗教という考え方。
あくまで宗教は人の成仏のため。
だけど、特殊消防隊という組織自体が
太陽皇という宗教に基づいて出来ている
ため、そこがどうストーリーに影響してくるのか見所だ。
{netabare} 桜備大隊長がドクター に言ったように伝道者と太陽皇の違いが
人を殺すか人のためか なのか
それとも伝道者の目的は他にあるのか
2期が楽しみ。1期では匂わせぶりなことを語っていたので気になる〜 {netabare}

にしても、梶原岳人さん、
ブラッククローバーのアスタ役から
またまた異例の抜擢。
個人的に嫌いではないけど、
声の表情のレパートリーが
まだまだ少ないと感じてしまう。
Googleでも 炎炎ノ消防隊 声優 下手
が検索キーワードに出てきてしまっていて気の毒だが、定評のある主役声優にした方が無難だった。場面に合わない底抜けの明るい声がたまに聞こえて気になった。口の形が変わったキャラなだけに不気味さが少し足りなく少年ぽい青臭さが響く。2期では気にならないといいなぁ。
新門紅丸が出てくると真守さんの声の色彩に引き込まれて存在感が薄れてしまう。森羅、頑張って‼︎‼︎



週刊少年マガジンに載ってるくらいだし、奥深く設定が練り込まれてる予感がする。2クールで放送したことによりいいところでラストを迎えた。
2期に期待。

ラーモス!!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

人体発火現象「焔(ほむら)ビト」による脅威から一般市民を守り、人体発火現象の原因と解決策を究明する「特殊消防隊」の物語…

この作品の原作は未読ですが、碧ちゃん、M・A・Oさん、Lynnさんが出演されると知り視聴を決めた作品です。
週刊少年マガジンで連載しているのもポイントでしたけれど…


全人類は怯えていた―――。

何の変哲もない人が突如燃え出し、炎を操る怪物“焰ビト”となって、
破壊の限りを尽くす“人体発火現象”。
炎の恐怖に立ち向かう特殊消防隊は、現象の謎を解明し、人類を救うことが使命!
とある理由から“悪魔”と呼ばれる、新入隊員の少年・シンラは、
“ヒーロー”を目指し、仲間たちと共に、“焰ビト”との戦いの日々に身を投じる!!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

本作品が決して悪い訳じゃありません。
ですが、7月18日に発生した「京都アニメーション放火殺人事件」があまりにも凄惨な事件だったからでしょう。
7月20日に放送予定であった第3話の放送を見送り、当初の編集・演出を一部変更しての放送となりました。
私はこの作品の作り手の皆さまの英断だったと思います。

原作者はソウルイーターを執筆した大久保篤さん
アニメーション制作は、ジョジョの奇妙な冒険シリーズや、はたらく細胞を手掛けたdavid production
惹かれる組み合わせだと思います。
原作1巻の腰帯には、「ソウルイーター」の登場人物であるマカ、ソウルのイラストも描かれているんだそうです。
ソウルイーターは、2008年~2009年にかけて全51話で放送された作品です。
この作品も「ソウルイーター」同様、腰を据えて制作される作品になると嬉しいです。

そういえば、「ソウルイーター」には「ソウルイーターノット」という外伝がありましたよね。
3人の女の子が活躍するお話でしたが、その中の1人「多々音 めめ」のCVも碧ちゃんでしたっけ。
こういう繋がりに気付けると嬉しかったりするんですよね…^^

すっかり脱線してしまいました^^;

まず、物語の設定が独特です。
突然人間が燃え出す人体発火現象…通称「焔(ほむら)ビト」
「自身の体から発火した者は瞬く間に全身が炎に包まれ、自我を失い命が尽きるまで周囲を焼きつくす」という設定をどうしたら考え出せるんでしょう…
そして更に苦しさを助長するのが、「自我を失う」のには個人差があるということです。
自我を失ったらもう誰も止めることはできません。
その人に待つのは「特殊消防隊」による安らかな死だけです。

でも自我を失うまでは、ちゃんと人としての理性を保ち続けるんです。
全身が炎に包まれているんです。いつパニックを起こしてもおかしくありません。
寧ろ炎に包まれた瞬間にパニックに陥るのが当たり前かも…
当たり前ですが、物凄く熱いし苦しいと思うんです。
でも、自分が動けば炎があちこちに燃え移って周りに…家族に迷惑をかけてしまう。
だから微動だにせず「特殊消防隊」の到着を待つんです。
その先にあるのが安らかな死だけだと知っていても…

だからこんな悲しい連鎖は絶対に止めなきゃいけない…
そのためにも早く原因を究明しなきゃいけない…
そのはずなのに、物語がきな臭い方向に逸れていくんです。

特殊消防隊には全部で8つの部隊が存在し、それぞれの管轄を持っています。
主人公の森羅 日下部が入隊した第8特殊消防隊は、新設されたばかりですが焔ビトの秘密について追うことを目的とした全うな組織です。

第1特殊消防隊は、聖陽教会を母体とし特殊消防隊の中でもエリートと称される部隊。
第2特殊消防隊は、東京皇国軍直属の特殊消防隊。
第3特殊消防隊は、特殊消防隊の装備の開発を担っている灰島重工をバックに持つ消防隊。
第4特殊消防隊は、消防庁が管轄する特殊消防隊。
第5特殊消防隊は、第3同様に灰島重工をバックに持つ特殊消防隊。
第6特殊消防隊は、特殊消防隊で唯一の医療部隊。
第7特殊消防隊は、元々は自警団『浅草火消し』で、浅草地区を管轄する特殊消防隊。

この様に、特殊消防隊は生まれも背景も異なっているんです。
当然中には大人の事情を山ほど抱えている部隊だって存在するでしょうし…
あまり多くは言えませんが、特殊消防隊だからといって所期の目的を愚直に遂行しているとは限らないということです。
この辺りは、物語の進展に伴って明らかになっていきます。

今ハッキリしているのは、森羅が本懐を遂げるためには強さが足りないということ…
それは個人としても然り、組織としても然りです。
それに、これまでは各消防隊が独自に活動を行ってきましたが、どうやらそんな事を言っている場合じゃなくなってきた…ということです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Mrs. GREEN APPLEさんの「インフェルノ」と、coldrainさんの「MAYDAY feat. Ryo from Crystal Lake」
エンディングテーマは、須田景凪さんの「veil」と、Lenny code fictionさんの「脳内」
前半クールの楽曲はオープニング、エンディングともに秀逸です。
特にオープニングアニメとの融合は格好良くて心が震えました。
エンディングのアイリスも魅力的ですけどね。
後半クールはエンディングが印象に残っています。

2クール全24話の物語でした。
そして嬉しいのが続編となる「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」の放送が2020年夏に予定されていることです。
やっぱり腰を据えて作って貰える作品だったんだと思うと、喜びもひとしおです。
物語はだいぶ盛り上がってきています。
この熱を切らさず続編に繋いでいきたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

次シリーズへ持ち越し

7話までの感想{netabare}
原作どっちが先か知らないけど“ブラッククローバー”に凄く似てるような?
ちょいと調べたところ連載開始時期は大体同じ?
主人公の声が一緒だからってことじゃなく…別に珍しい話じゃないので被るのはありがちなんだろうけど、スタッフ狙って声優同じにしたんじゃないだろうなァ?
ブラクロでは主人公がはみ出し者の集まる黒の暴牛団に入った辺りの序盤「今後は国や他の騎士団の不正を暴く方向に行くのかな?」と予想したことはあって、まぁ実際はそっちの方向へは行かなかったけど、アイデアの根幹・出発点は同じにして別の展開に進んだパラレル作品みたいな、そんな感覚を覚える。
け、決して主人公の声が同じだからってことではない(二回目)。
あれだ、ワンピースに対するフェアリーテイルみたいな感じ、あくまで偶然の類似で責める意図は無い。
とはいえ、シスターに一途で周囲からは(筋肉)バカ呼ばわりされてる魔法騎士のアスタ(梶原岳人)が、こっちではシスターを姫に見立てて騎士王を自称するアーサーをバカ呼ばわりしてるのは、なーんか「ふふっ」と来ちゃいますけどね。

それにしてもこっちは展開はええw
第五がアヤシイと睨んで「じゃあ勘付かれない様に証拠集めするのかな?」と思ったらあからさまに敵対するわ殴り込みするわ。
そもそも主人公は新人なのに即戦力すぎるわ。
1話でチームワークが大事と言ってたのに単独で解決しちゃうわ、6話で「中隊長のシゴキに比べればこんな攻撃大したこと無い」と言うが肝心のキツいシゴキとやらのシーンが無いわ。
あくまで話数の少ない深夜アニメとして話を詰め詰めにした結果(ついでにリアルのあの事件の影響)だろうと好意的に見てるけど、やっぱブラクロと比べると…早い早いw
そして7話でようやくインターバル入ったって感じかな?
前回の第五へのカチコミを大ゴトにしないためのアリバイ作りで食事会&次にアヤシイと睨んだ第一連中の紹介。
ふう、やっとひと息つけた感じ。
ブラクロは間延びが果てしないけど、こっちの詰め詰めもなかなか目まぐるしい。{/netabare}

8話感想{netabare}
ドラゴンボールでビーデルがボコボコにされる回を原作で事前に知ってて、3倍じゃなくて標準でビデオ録画待機してアニメ放送に臨んだ人って結構居るんじゃない?
(その回作画大して良くなくてスゲーガッカリしたってオチ付き)
そんな懐かしい記憶を呼び起こす展開だったけど、自分は炎炎の原作知らんが展開早くて「え、この回でもうそれやるの?」ってことにはなってない?大丈夫?
いやぁ~、犯人探しはもっと話数かけると思ってたので「まさかアイツが犯人だったなんて!」ではなく、展開早くてビックリです。
しっかし空飛べるのはアドバンテージでっかいよなぁ。{/netabare}

最終回までの感想(これだけ読めばいいかも){netabare}
別にパクリだなんだいう訳ではなく、なにか“ブラッククローバー”(以下ブラクロ)とリンクしてるような気がしてならないこの作品。
主人公の声がブラクロの主人公と一緒だったり、その役ドコロがブラクロではシスターに惚れてる騎士志望(本編では騎士になったが)の筋肉馬鹿だったのが、こっちではシスターに惚れてる?騎士志望のキャラをバカ呼ばわりしてたり、な~んか関連というか因縁めいたのおを感じてしまって…。
深なる部分に悪魔的なナニカを飼ってそうなところとか…これはよくあるネタなのでわざわざあげつらう程でもない?

で、内容だけど…結局これ、「他の部隊が敵か味方か探りを入れて、敵の正体分かりましたー」ってだけで…あれ?敵そのものは全然やっつけてなくない?
「やっつける」なんていう子供っぽい表現を敢えてしてるけど、清濁噛み締めるビターな話って訳でもあるまい。
内容的には所詮少年誌で、それにしてはエンタメ性がなーんか一歩足りない感じ。
ってか敵がニヤついた奴らばっかり、やっつけられないにしろせめて冷や汗かかせたりぐぬぬくらいはさせてくれないとホント消化不良、炎扱ってるクセに。
作画は頑張ってるんです、だけどイマイチスカっとしない、高笑いのベルクカッツェを捕り逃すガッチャマンを最後まで見せられたみたい。
…。
ま、まぁいいや、次のシリーズで吠え面かかせたりやっつけてくれるんでしょう。
思い切りブツ切りだったり続きはOVAでだったり、あまつさえ打ち切りなんて作品が同期にあったせいかそこら辺は寛容。
だけど次シリーズへの引きが、ホムラビトになった母を人間に戻すとか言い出して…あれ?これもつい最近似た話を見たぞ?
何だっけー何だっけーと必死に思い出したら“アサシンズプライド”だwあっちもランカンスロープを人間に戻すとか言って話を締めてたっけ。
これもよくあるネタとはいえ「原作が続いてて、アニメはひとまずの決着はつけつつも話の引きは残しとく」の部分が被っちゃった感じ、いやぁこの作品ホントよく被るね、別にパクりだなんだいう訳じゃなくて。

総評としては、悪くはないのだけど飛び抜けて面白いという部分も無い。
せめて痛快に敵をやっつけるシーンがあれば良いのだけどそれは次シリーズへお預け、多分。
これで次シリーズも「敵をやっつける」が無いと困っちゃうんだけど…だ、大丈夫だよね?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

65.7 18 ヒーローアニメランキング18位
劇場版 TIGER&BUNNY - The Beginning -(アニメ映画)

2012年9月22日
★★★★☆ 3.7 (354)
2117人が棚に入れました
『TIGER & BUNNY』は、漫画家・桂正和さんがキャラクター原案&ヒーローデザインを、サンライズがアニメーション制作を担当したTVアニメ番組。特殊能力“NEXT(ネクスト)”を駆使して悪と戦う、スーパーヒーローたちの活躍を描いた痛快バディヒーローアクションだ。アニメ本編は9月に最終回を迎えたが、NEXT PROJECT第1弾にあたるイベント“TIGER & BUNNY HERO AWARDS 2011”にて、NEXT PROJECT第2弾として“劇場版の製作”が明らかに。2012年の公開を予定しており、劇場版2作目の制作もすでに決定しているという。イベントでは、メインビジュアルと新作カットが公開された。

声優・キャラクター
平田広明、森田成一、寿美菜子、楠大典、伊瀬茉莉也、津田健次郎、井上剛、岡本信彦、山口勝平

司狼神威 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

劇場つってもアニメの使い回しばかりよ?w

タイトルにもあるように、初期からだねぇw

出会いの場面からw
ほぼ使い回しw

新作ショットがちょっと間、間に入ってる感じだねw


最後の泥棒事件のヤツは完全オリジナルw

あとはもう全部アニメの使い回しだからwwww
最後の30分くらい見ればいい感じwwww

アニメ観てる人は「fmfm」って感じw
観てない人でも楽しめるように作ってあるけど、観てる人からするとめっちゃつまらんwwwwww



あ、一応アニメのやつも紹介w


サンライズによるアニメだっちゃw

全25話+公開済みの映画+2013年公開予定の映画w

ってところですw

種類はヒーロものwしかもバディのw
タイバニの魅力はそこだけでなく、実際登場するヒーロー達には設定上全てスポンサーの援助の元に成り立っているヒーローなので実際に存在する各企業がヒーロー達のスポンサーになっているww


プロダクトプレイスメント以外にも毎回キャラクター達がスポンサーのタイアップCMが製作されたりしているwwwww


実際ヒーローに変身した時に着ている衣装にスポンサー名が表記されていて結構おもろいwww

いいCMになったであろうwwwwww

製作スタッフも実も凄いwww
キャラ原案は桂正和、監督はさとうけいいち、シリーズ構成は西田征史が手掛けているw

アニメーションの製作はサンライズだしw
結構力入れて作り出した作品って伝わるよねぇw


何より西田さんもまたいい仕事したよねぇw
初めて脚本だったんじゃない?

かなりいい仕上がりだったと一応思うよw
最後が・・・まぁ・・・うんアレだけどもw





【あらすじ】

「NEXT」と呼ばれる特殊能力者がこの世に誕生してから45年。とある国の大都市・シュテルンビルトには、スポンサーと契約の下、その能力を駆使して街の平和を守るNEXTによって構成されたスーパーヒーロー達が存在する。彼らの活躍ぶりは専用の特別番組「HERO TV」で中継され、平和を守る傍ら、その年の「キングオブヒーロー」の座を巡るランキング争いを続けていた。

ワイルドタイガーこと鏑木・T・虎徹もその1人であり、デビューしてから10年を過ぎるベテランというより最盛期を過ぎて人気もいまいちだが、地道にヒーローとしての活動を続けていた。しかしある日、所属会社がヒーロー事業部の売却を行ったため、虎徹はヒーロー事業に新規参入を果たしたアポロンメディアに再雇用する。しかしヒーロー界初となるバディ・ヒーローという会社の方針により、自分と全く同じ特殊能力を持ちながらも、まるで正反対の性格を持つスーパールーキー、バーナビー・ブルックスJr.とコンビを組むことに。 (参照)



実際かなりクールにシビアに描かれている部分と面白くユーモア溢れる造りがしっかりあるw

構成が結構しっかり練って作られているねw

なによりヒーロー達の個性がいいわw
結構素敵w
あーゆーヒーローはなんか素敵だよねぇw
新たな部類のヒーロー達なんじゃないかなwwwwww



【声優紹介】 ヒーロー名/本名/能力/声優

Wild Tiger/鏑木・T・虎徹/ハンドレッドパワー/平田広明

Barnaby Brooks Jr/←これ本名/ハンドレッドパワー/森田成一

Blue Rose/Karina Lyle/氷を操る/寿美菜子

Rock Bison/Antonio Lopez/肉体硬化/楠大典

Sky High/Keith Goodman/風を操る/井上剛

Dragon Kid/黄宝鈴/雷を操る/伊瀬茉莉也

折紙Cyclone/Ivan Karelin/擬態/岡本信彦

Fire Emblem/Nathan Seymour/火を操る/津田健次郎


【それぞれの広告】 一応・・・?


Wild Tiger/S.H.Figuarts、SoftBank、FamilyMart

Barnaby/Crusade、BANDAI、amazon.co.jp

Blue Rose/pepsi NEX

Rock Bison/牛角、HYBRID太麺堂々

Sky High/TAMASHII NATIONS

Dragon Kid/Calbee、DMM.com

折紙Cyclone/ANIME、高須クリニック、livedoor、ナムキャラ応援団
Fire Emblem/FMV、animate


ちょっと映画版のはめんどくて打たなかったwスマソw
ところどころスポンサー替わってまぁーすw



【主題歌】

OP

「オリオンをなぞる」(第1話 - 第13話)(25話はED)
歌 - UNISON SQUARE GARDEN

「ミッシングリンク」(第14話 - 第25話)
歌 - NOVELS


ED

「星のすみか」(第1話 - 第13話)
歌 - 藍坊主

「マインドゲーム」(第14話 - 第24話)(25話は挿入歌)
歌 - 珠妃 Tamaki


挿入歌

「GO NEXT!!」(第1話、第2話、第7話、第10話)
歌 -Blue Rose
劇場版『The Beginning』でHERO TVのEDでもあるw

「My Song」(第4話)
歌 -Karina Lyle



結構おもろい仕上がりになっているので皆様ぜひぜひ観てみてくださいなw


でわでわ(●´ω`●)ゞ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ビッグスクリーンの興奮とニューエピソードへの期待とのすり合わせが・・・

タイバニ、初の劇場版はテレビシリーズの1~2話にかなり多量の新規カットを追加した総集編
さらにこの第2話の後日談とも言うべきオリジナルニューエピソードを追加したものとなりました

『アシュラ』の制作に行ってしまったさとうけいいちに代わって、米たにヨシモトに監督が交代
それとヒーロー達に貼り付けられたスポンサーが多少入れ替わったことぐらいが変化でしょうか


まずテレビシリーズの1~2話と言えば各々のヒーロー達が思い思いに活躍した『銀行強盗逮捕劇』、それとワイルドタイガーとバーナビーが初めてコンビを組むこととなった『スティールハンマー像暴走事件』が舞台となります


ここに本作では虎撤が妻と生き別れてしまったことやレジェンドに救われたことをヒーローになるキッカケとしていることを忘れず挟み込んで、ワイルドタイガーという中年男に漂う“哀愁”の魅力を短い時間の中でキチンと提示しているのがグッドでしたb


しかしながら2話ラスト部分にあったということになっている本作のクライマックスにあたる新作エピソード・・・
オリジナルキャラクターを交え新たな事件にヒーロー達が挑むのですが、そのオチに関してはオイラが期待し過ぎてしまったのか、結構拍子抜け;
テレビシリーズのシナリオに干渉しないよう、当たり障りの無い様に作ったつもりなのでしょうけどそりゃもう中途半端なものでしたよ
そもそもあの(物語の時系列上)とても短い時間の中で、大層な事件を起こそうという考え自体に無理があった感が残りますね
あくまでテレビシリーズとポジション変わってませんけど、脇役ヒーロー達の見せ場もソコソコになっているのが実は個人的に悔しいところでもあります
映画化発表から1年近く待たせた割りにコレかぁ・・・という気分になってしまいました(´`)


総集編としては劇場のビックスクリーンで観る価値は十分にあると思います
CGに合わせてマスクの下の表情を作画するの、今改めて観ると大変だろうになー、としみじみ;
それの逆で、作画にCG貼り付けるキャラ(ドラゴンキッド)もいるし
テレビシリーズでは勢いを感じられなかった画面作りにもだいぶ気合が入れ直されていてクオリティの面では申し分なし
コミカルなシークエンスもバッチリ散りばめられてます


それに今作でも池頼広さんのカッコイイBGM、ホント素晴らしいです!
OPテーマにNOVELS、エンドロールにUNISON SQUARE GARDENとテレビシリーズから方向性を変えなかった主題歌面も良かったですね


それとホァンちゃん推しのオイラとしては本作オリジナルのOPアニメーションにて“妙に女の子らしいお洋服のホァンちゃん”が出てきたりで実に俺得w
総評としてはまずまずの出来の映画になったと思います


ちなみに劇場では公式で行われた人気投票を週替わり式でカウントダウンする結果発表がエンドロール後にありますw
5週は観ろって事らしいですw
オイラこーゆー商法は大っ嫌いですよ^q^

『Beginning』で始まって『Rising』で終わるって・・・ダークナイトかよw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「ヒーローは、平和を守れりゃ、それでいいんだよ。ワイルドに吠えるぜ!」

「TIGER&BUNNY」の劇場版1作目。

テレビシリーズも好きだったので、
見てみました♪

テレビシリーズの1話と2話を中心とした構成ですが、
タイバニを見るのは久しぶりなので、問題なく楽しめました^^

90分ほどの作品です。


● ストーリー
超能力者を「NEXT(ネクスト)」と呼ぶ近未来。

スポンサーと契約して「ヒーロー」と呼ばれるNEXTは、
犯罪者を捕まえ、市民の平和を守っていた。

ワイルドタイガーこと、
鏑木・T・虎徹(かぶらぎ・ティー・こてつ)もヒーローの一人。

新しいスポンサーからコンビを組むように命令をされたのは、
生意気なスーパールーキーのバーナビー・ブルックスJr.


特殊能力を持ったヒーローが、
犯罪者を捕まえる。

ただそれだけですが、
相変わらず面白い♪

ヒーローたちの能力の見せ方もうまいし、
いかにして犯人を追いつめるかという展開にもドキドキ。

1話と2話をベースとして、
新規エピソードを加えた劇場版。

タイバニをもう一回見たいなー
という人にもおすすめできるし、

見たことないけどテレビシリーズには手が出しにくくて…
という人へのお試し版としてもおすすめできます♪


● キャラクター
8人のヒーローは、
ヒーローの頂点を目指すライバル。

やり方も性格もバラバラで、
協力する気なんて全然ないのに、

なんかうまくかみ合うんだよね、
この人たちw

おもしろさもあり、
みんな大好きだわ♪

バーナビーはキャラの性質上、
好きになりにくいですが^^;


私のお気に入りは、虎徹です♪
かっこいいおじさま♪

どんくさくて、行き当たりばったりな性格ですが、
ヒーローとしての信条を貫く人。

そんな人情の厚さも好きだし、
おもしろいところも好きw

かっこいいヒーロースーツを着ていても、
どこかどんくさい動きがおもしろくて、そこも好きだわw


● 音楽
【 主題歌「リニアブルーを聴きながら」/ UNISON SQUARE GARDEN 】

ユニゾンを好きになったきっかけがタイバニOP。

タイバニと言えばユニゾンだと思っているので嬉しい♪

テレビシリーズの「オリオンをなぞる」も
すごく好きでしたが、この曲も最高です♪

音楽の評価を高めの★4.5にしたのは、
この曲が大きな理由です。


【 OP「アースダイバー」/ NOVELS 】

主題歌のインパクトに隠れてしまいましたが、
こちらもかっこよくて、タイバニにぴったりの曲だと思います^^


【 挿入歌「約束」/ Rihwa 】

上の二曲と比べるとインパクトは弱いですが、
流れたシーンにぴったりの曲。

切ない(´;ω;`)


● まとめ
総集編と聞いていたので
見なくてもいいかなーと思っていましたが、

久しぶりのタイバニを振り返るにはちょうどいい長さだったし、
期待以上に楽しめました♪

タイバニの面白さを再確認^^

劇場版2作目は完全な新作らしいので、
そちらも楽しみです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

66.2 19 ヒーローアニメランキング19位
天体戦士サンレッド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (265)
1404人が棚に入れました
『天体戦士サンレッド』(てんたいせんし - )は、くぼたまことの漫画作品。
ヴァンプ将軍率いる礼儀正しい悪の組織・フロシャイム(川崎支部)!! 宿敵・サンレッドの命を狙い、怪人たちが闘いを挑む!! なぜか怪人たちを応援したくなる!?

声優・キャラクター
髙木俊、鍋井まき子、山田ルイ53世、ひぐちくん、清水聖、イッキ、間宮くるみ、河西智美、斧アツシ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「これは、神奈川県川崎市で繰り広げられる、善と悪の戦いの物語である。」

2008年放送のアニメ。
当時はテレビ神奈川とニコニコ動画だけで放送されていたそう。

たったそれだけの放送から人気が広がったというのは、すごいですね。
もともと注目度が高かったのかな?

1話が15分程度のショートアニメ。
全26話です。


● ストーリー
神奈川県川崎市。
そこには世界征服を企む悪の組織“フロシャイム”の支部があった。

フロシャイムの幹部である、ヴァンプ将軍。
そしてその部下の怪人たち。

彼らの前には強力な戦士が立ちはだかっていた。
そのヒーローの名は、天体戦士サンレッド。

川崎市では今日も、
正義と悪の戦いが繰り広げられていた。


ヒーローものだけど、
ただのヒーローものじゃないのがこの作品の面白いところ。

あらすじだけ見れば正義と悪の物語ですが、
キャラを見ればどっちが悪でどっちが正義なのかわからないw

正義のヒーロー・レッドは彼女の家でヒモ生活しているダメ男で、
乱雑な言葉遣いに容赦ない暴力という、ガラの悪い男ですw

そしてヴァンプ将軍率いる怪人たちは、
世界征服と打倒レッドを掲げ、今日もボコボコにされるw

レッドに怯え、
戦い以外の時は穏やかな雑魚可愛い怪人たちです。

そんな普通じゃないヒーローと怪人たちが川崎市で繰り広げる、
日常の物語。

バトルはレッドの一撃により一瞬で終わることがほとんどなので、
それよりも普段の日常を楽しむ方がメインになるかな。


5話までは正直何が面白いのか掴めなかったのですが、
最終話に近づくにつれて、気が付けばハマっていました。

一度この作品に足を踏み入れたら、
じわじわと癖になっちゃう系の作品ですね。

15分という長さもちょうどいい。
短いストーリーがいくつも合わさってできる1話。

最初はこの15分でも長く感じていましたが、
気が付けば普通に楽しめているという。

キャラの魅力が大きかったのだと思います。


● キャラクター
主人公の正義のヒーロー、レッド。

ダメ男で乱暴者。
気分で怪人たちを振り回す。

怪人は力でねじ伏せる。ストレス解消程度のノリで。
怪人たちが引くぐらいの輩っぷり、笑う。笑

ヒーローマスクは常につけているけれど、
ヒーロースーツは滅多に着ない。

Tシャツ短パン+サンダルがデフォルト。
怪人との対決はコンビニ行ぐらいの感覚?笑

怪人たちを弱いとは思ってるけど、馬鹿にはしてない。
かみ合わないやり取りに呆れてはいるけど、嫌ってはいない。

むしろ、良好な関係なのよね。
戦いもするし、ボコボコにもしちゃうけど、
一緒にお酒飲んだりご飯食べたり、友達みたいだったりもするw

怪人たちをやっつけた後の説教タイムは、ただのレッドの愚痴。
弱いくせに襲ってくんな!とか、ヒーローのする説教じゃないw

恋人のかよ子には、
どこか頭が上がらないところも人間らしくて好感持てたりする♪

まさか最終話、かよ子とレッドの話で
うるっとさせられるとは思わなかったわ(´;ω;`)笑


世界征服を企むフロシャイムの怪人たち。

レッドが強すぎて弱く見えるけど、
本当は強いらしい。

見た目は怪人だけど、
レッドよりも良識ある気がするw

レッド以外には手を出してないし、
人助けもしてるし、

ヴァンプ将軍はカリスマ主夫で、
ご近所付き合いも良好w

悪の組織の幹部とは信じがたいほど、
ヴァンプ将軍がいい人なのよね~。

面倒見もよくて、いい上司♪

なぜ彼の料理コーナーがあるのかは不思議でしたがw
まあカリスマ主夫だからしょうがない。笑

髭男爵の二人が声優で参加しているのですが、
意外にも上手でキャラにも合ってて、いい仕事してました。

ヴァンプ将軍を山田ルイ53世が、
戦闘員1号をひぐち君が演じています。

私のお気に入りの怪人はウサコッツですね♪
あれは可愛すぎるマスコットww

タレミミ先輩のダンディボイスも好きでしたし、
ウサコッツの可愛すぎる見た目&ボイスに癒されてました(*´ω`)


● 音楽
【 OP「溝ノ口太陽族」/ manzo 】

この曲普通にかっこいいんだがw
戦闘シーンは本編にはない詐欺ですがw

レッドのかっこいい戦闘シーンが見れるのはOPだけ!


【 ED「鶏タンゴ鍋」/ 森野熊八 】

歌っている方は、作中でヴァンプ将軍のお料理コーナーを担当している料理研究家の方だというww(手元だけ実写登場)

後から知って笑いましたww
普通に歌うまいww


● まとめ
レッドは常に暇そうにしてるけど、
かよ子の台詞通り、正義のヒーローが忙しい世の中なんて嫌だもんね♪

だからレッドはこのままダメ男でいいのかもしれない。笑

そしてそんなレッドとの対決を楽しむフロシャイムの怪人たち。

こんな正義のヒーローと悪の組織の関係もよいものだ^^

2期も楽しみたいと思います♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ハニョー♪

怪人とお友達♡

{netabare}本作は、世界征服を企む悪の秘密結社である怪人組織フロシャイムと、彼らの野望を阻もうとする正義の味方サンレッドとの対峙構造を主軸として、ときに行われる戦い、馴れ合い、心温まる友情などを描く、特撮変身ヒーロー物のギャグ漫画である。
神奈川県川崎市(主に溝口などの高津区周辺)という極めて現実的かつ限定的な地域を舞台としており、物語には、マルイファミリー溝口 (cf.) や武蔵溝ノ口駅前周辺、溝の口駅西口商店街、高津市民館といった地元色に富んだ設定とネタがふんだんにちりばめられている。それらは、設定の上で施設名を変えられてはいても、デザイン等の強い相似性から当地域に詳しければ一目で特定できる描かれ方となっている(例えば、物語に登場する「溝の口病院」は、現実世界の帝京大学医学部附属溝口病院がこれに相当する)。
主人公は一応サンレッドとなっているが、物語の中核をなしているのは悪の組織側であり、フロシャイム川崎市支部幹部のヴァンプ将軍を始めとする怪人達が真の主人公であるような描写がされている。
怪人の性格は、良識人であるヴァンプ将軍を筆頭に、総じて人にも地球にも優しい連中である。
彼らは姿形こそ怪人であるが、普通に社会に溶け込んでおり、一般人と面識がある。また、フロシャイムなどの特定組織に所属しない“善良な一般市民の”怪人などもおり、悪の組織に所属しても根は善い怪人という者が多い。
その一方で、正義の味方を謳うサンレッドは粗暴な上、社会的にも非適応型でヒモとして暮らしていたりと、悪と正義の性格が逆転している。サンレッド以外のヒーロー達も素行の悪い者が比較的多く、乱暴者や、軽薄な男などが揃っている。
個々の戦いは基本的に、ヴァンプ将軍が公園などにサンレッドを呼び出して、その回の怪人と戦闘要員2人と共に闘いを挑むというものであるが、サンレッドはヴァンプ将軍を除く敵方の怪人と戦闘員を叩きのめし、虫の居所によってはヴァンプ将軍以下一同に説教を垂れる、無理を押し付ける、使い走りを強要する、などという展開になる。しかし、建前上は敵対しているが、相手が困ったときは助け舟を出したり、ときに友人として付き合うことなどもある間柄でもある。
作者が靴好きということで、怪人の名前などでそれにちなんでいる例が多い。また、同作者の漫画作品『GOGO!ぷりん帝国』とは世界観を共有しており、ぷりん帝国からのキャラクターがゲスト出演している。
なお、神奈川県にゆかりのあるイベントや企画とのコラボレーションを行うこともあり、実際にも地域密着型の作品となっている。例えば、テレビアニメにおける川崎フロンターレとのコラボレーション・アニメの制作や、高津区による区セールス事業などがそれである。他にもアキバプロレスにサンレッドとヴァンプ将軍および戦闘員1号が出場を果たしている(実際に戦ったのはサンレッド)。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

成功した日常パロディ作品。「テロなんてガン無視だよ!。なめちゃ駄目、あの人を」。

 日常パロディー作品はある時期から花盛りとなった。シリアスな作品のスピンオフとして、既存のジャンルの脱構築として。だが、大抵はワンアイディアでやりやすいからくらいの志の低い作品が多く見られる。しかし、本作はギャグとしても、日常作品としても成功している数少ない作品である。


 本作は、最初は脱構築パロディーの出落ち的なスタートであるといえる。ヒーローがチンピラみたいで、悪の組織の方がマトモだったら〜。普通ならしょせんは出落ち的なワンアイディアに過ぎない感じで終わっていただろう。


 しかし、本作の強みはまずキャラの描き方の懐の深さ、単純にキャラ描写力の強さだろう。レッドやヴァンプ様だけじゃなく、他の怪人たちも実に色んな面があり、キャラがちゃんとこいつならこういう行動するだろうと納得させられる上手さがある。ギャップ萌えとかの為のフリに過ぎないような薄さや違和感がない。キャラが実に生きている。だからこそ笑えるし、愛おしい。


 特に、ヒモ状態なレッドの彼女である「かよ子」さんが実に良い!。普通ならこのポジションのキャラなんて扱いがぞんざいになってしまう可能性も多いにある。そこを単なる記号的な良い女ではなく、怒りもイライラもするけど生きている良い女として描いているのが偉い。


 最終回で友達にレッドについて愚痴を最初は言ってたけど、友達があんまり上乗りしてディスるんで思わず言った台詞「でも、そん社会不適合者が世界の平和を守ってるの!」はグッとくるものがあった。レッドもその台詞に相応しい面がちゃんと描かれてるからええ。


 第二に、本作は日常を舞台にすることでギャグとしても、日常系作品としても成功している。ギャグとしては、「孤独のグルメ」に代表されるセコくてしょうもない日常の笑いとして実に上手いし、なによりレパートリーが多い。流石に2期になると少々食傷気味になってきたけど…。


 さらに、日常系作品の肝である「優しい世界」として、小さい所にも幸せがあるというポイントで見てもよく出来ている。しかも、本作は只々「優しい」わけではない。レッドの立場はやっぱりアレだし、悪の組織「フロシャイム」は全然アホウで上手くいかないという優しくない面も描かれるからこそ、「優しさ」が心に染みる。


 正直2期は少しパワーダウンしたかもだが、1期は心からオススメです。山田ルイ53世の一番の仕事は「ルネッサ〜ンス」言うことやなく、ヴァンプ様を演じたことなんや!と主張したい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

60.6 20 ヒーローアニメランキング20位
コンクリート・レボルティオ~超人幻想~(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (272)
1388人が棚に入れました
「もうひとつの日本」を舞台にした、「神化」という架空の年代の物語である。

戦後20余年の高度成長を遂げる日本で、数々の「超人たち」が実在していたらという内容だ。

主人公・人吉爾朗は厚生省の外郭団体「超過人口審議研究所」通称「超人課」のメンバーであり、「超人」を発見・確保・保護し、安全に管理する任務を行い、秩序確保を行う。

声優・キャラクター
石川界人、上坂すみれ、豊崎愛生、中村繪里子、川島得愛、金尾哲夫、鈴村健一、大川透、三木眞一郎
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

昭和ヒーローを取り揃えて、架空の年号を使った高度なメタフィクションアニメ

昭和ヒーロー、魔法少女、オバケ、ロボット刑事、ウルトラマン等それぞれ昭和をモチーフとしたキャラクターを思わせる内容になっていて、該当作品のファンはニヤリとさせられるんじゃないんでしょうか。
ここから考察です。
{netabare}今のところ、各キャラのモチーフはこんな感じに思えます。

人吉爾郎:サイボーグ009、人造人間キカイダー、超人ロック
星野輝子:魔法使いサリー、セーラームーン
風郎太:オバケのQ太郎
鬼野笑美:女鬼太郎?
柴来人:ロボット刑事、エイトマン、004
グロスオーゲン:ウルトラマン

更に、神化という年号がそのまま昭和の出来事とリンクしているような作りになっていて、色々考えさせられます。
例えば1話だと、神化41年を昭和と置き換えると、ジローのモチーフである009の劇場アニメ化、輝子のモチーフであるサリーのアニメ化などが進行されています。
また、その5年後。ジローが超人課を既に抜けているようですが。その頃に仮面ライダー放送がありました。ご存知のように、主人公が組織を抜けて孤独に活動する話です。
メタフィクションは数多くあれど、こんな風に架空の年号を使ってリンクしている作品はかなり珍しいように思えます。{/netabare}

また、ただのごった煮作品ってわけでもなく、話もちゃんとしています。
様々なヒーローが存在する超人課の中で、正義というものの在り方をうまく考えさせられる内容になっていますね。
サブキャラ1キャラごとに焦点を当てて、切ないエピソードを丁寧にまとめ上げながらキャラ紹介をしています。
時系列シャッフルのせいで多少わかりづらいが、結構丁寧に作られていて好感の持てる内容だと思いました。

3話。仕組まれたロボットの愛。
{netabare}今回も色々深い。ジローがギター弾いてるのは名前も含めてキカイダーのパロかなと思いました。全身全霊をもって石ノ森をリスペクトしまくってますね、この主人公。
それにしてもシバ刑事数年で変わったな~外見も思想も。一体何があったし。{/netabare}

4~5話。出現する巨大怪獣とそれを守るヒーローの話。
{netabare}今回も詰め込み過ぎで追っていくのが困難だが、相変わらず見ごたえのある話。
マグマ大使をアトム風にした感じのアースちゃんとか、鉄人28号のモチーフっぽいキャラまで出てきて、OPに登場したヒーローはひと通り出現したって感じですかね。
それにしても超人課連中黒すぎでしょ~、ジローと輝子ちゃんと風郎太以外はほぼ全員真っ黒ですやん。
そりゃジローも出たくなりますわ。
今回、こっそりキスしようとしてた輝子ちゃんが可愛かったです。
妖怪の人はどうでもいいんで輝子ちゃんルートでお願いしますよ!{/netabare}

6話。人を笑わせるバンド超人達の話。
{netabare}もし超人が増えたら、とその先を懸念して超人を管理しようと暗躍する黒い人達と、反対するお笑いバンド達。
シャーロットを思い出す話だった。
シャロは話の方向性としちゃ悪くないんだけど、他人の能力を勝手に奪ってもいいのかという点に結論をつける前に行動していた事が多少腑に落ちなかったんだよな。
この話も思想があっちこっちで何が正しいとも言えないけど、人を笑わせる超人という立ち位置だけはぶれないんだろうなと思います。
あの芸が笑えるかどうかはまた別の問題だけど。
あと、BL団ってアレか。普通の人はBLに反応するだろうけど私はそうはいかんぞ! すべてはビッグL(ご自由に想像ください)のために!{/netabare}

7話。超人ロボットアースちゃんの話。
{netabare}アースちゃんは本当に助けを求める人の声を感じ取れる。
その能力ゆえか、アースちゃんの味方に付いた者が世論を味方につける事になるらしい。
国民的というか地球的アイドルみたいな、普通の超人と比べても数段ランクが上の印象。
でも、完全無欠の存在ってわけでもない。
嘘には敏感なのだが、人には時に嘘をつくのが必要な時もある。
善悪は見分けられても、その嘘は正確に嗅ぎ取れるわけではない。
その彼女が嘘の味を感じ取るエピソード、という感じだった。

1話のエピソードとしてはかなり良くできていると思います。
それにしてもここまで伏線らしきものをやたらと点でバラまいているみたいですが…。
ちゃんと繋がって線になるんでしょうかね。2クールだし先は長そうですが、どうなるか楽しみではありますね。{/netabare}

8話。BF…じゃなかった、BL団。
{netabare}ギガンダー7は多分デザイン的にコンバトラーVが元ネタなのかな。操縦してるのが5人だし。
天弓ナイト関連の謎は色々深そうだし、これはまた後の話に引っ張るんでしょうね。
それにしても、対決~でブツ切りにする終わり方が多すぎw{/netabare}

9話。まさかのサザエさん回。
{netabare}まさかこの家族をネタにしてくるとはねww
しかも星の始まりから終わりまで生き続ける不死身超人という設定ww
まあ確かに永久に老いがないあのアニメは〝サザエさん空間”とまで言われてますしね。
最後、煙の中で蘇った彼らの姿がサザエさんEDのシルエットを象徴してましたね。何と言うか、とんでもない回でございましたよw{/netabare}

10話。ジャガーさん回。
{netabare}ジャガーさんの元ネタはスーパージェッタ―って奴だろうか。
私は知らないけど、多分タイムパトロール系なんだろう。
未来人で、超人課を組織したのもIQを組織したのも飛行船を作ったのもエクウスを作ったのも全部ジャガーさん。
ジャガーさんマジで万能すぎるだろ…。僕程度とか言われても普通に大物にしか見えません。

今回のジャガーさん、ややこしいので未来から来た順番に番号順で割り振ると。
ジャガー1、IQを組織して暗殺に加担
ジャガー2、一週間だけタイムパトロールでやって来る。輝子に捕まる。時計を奪われる。
ジャガー3、超人課を組織。ジャガー1を暗殺。
という感じでしょうか。
タイムトラベル系の話には多世界解釈型と世界収束型がある。
前者はDB等、過去を改変しても未来に全く影響を及ぼさず、未来世界は全くの不変。改変した過去と切り離された未来に分岐する作品。
後者はシュタゲ等、過去改変を行えば未来は世界ごと新たな形に創造し直される作品。このパターンだと歴史の改変時に強制力が生まれる可能性もありますね。
この作品は多分、条件付きで後者のパターンなんだろうな。
親殺しのパラドックスが生まれるとその人物は消滅するけど、歴史の重要人物であればその型に必ずしも当てはまらないと言う事になっている。
今回輝子ちゃんが時計を博士に渡すまでは、ジャガーさんは重要人物じゃないので暗殺時に消える可能性があったって事ですね。
あれだけの短い時間でジャガーさんが消えないように行動した輝子ちゃんのひらめきは、マジで凄いの一言である。{/netabare}

11~12話。ジローちゃん、キレるの巻。
{netabare}怪剣(字はこれであってるのか?)クロードを中心とした騒動の話。
今回はジローが超人課を離反した真相がわかる回なだけあって実に見ごたえのある話だった。
輝子ちゃんの悪堕ちはデビルマンレディー?
クロードの正体は輝子ちゃん既知の人だと言ってましたが、通院していた医者の人か…。もうちょっと驚ける正体の人ならと思ってたんですが…まあそれは私が多少ミステリー贔屓な所があるからかもしれない。
親父との電話で真相がわかる演出はなかなかゾクゾクしましたよ。
自分の父親が憧れの超人を罠にはめて殺してたなんて、流石にキレるに決まってますわ。
でも輝子ちゃんはあの後でも超人課に残ってるんだよな…。何でそうなってるのかは次あたりの話でわかりそうですけど。{/netabare}

13話視聴しました。
{netabare}前半の集大成回って感じで、出てきた超人がほとんど集合してましたね。
暴走初号機みたいになってたジローを止めるという胸厚展開。
クロードの最後はちょっとあっけないかなとも思いましたが、この世界観だと復活する余地もありって感じですかね。
前の回でヘルメットを量産してた描写も意味ありげだし、期待したいところ。
結局ジローは超人課には戻らず、独力で超人を守りたい路線についてるって事なのか。
大鉄君が彼の事をクズって言ってたし、ある程度荒っぽい事もしてる可能性もあるけど。

ほとんどの疑問も氷解してるし、1期の最終回としては十分に面白い回だったと思います。
後わからない事といえば、ライト刑事がグレた理由とかですかね。
ここからは時系列を未来にしてジローと他の超人課連中の戦いに移るって感じですか。うん、楽しみです。

……それはそうと最後のは、わざわざ20年と広島と書いてるって以上はあれのメタファーって感じですか。強大な力の象徴。
ん~、かなり際どいところを狙ってきてますね……。{/netabare}

1期の総評としては、超人の種類も多く勢力は複雑で時系列までいじってるので見る側はかなり集中してないと追いつけないでしょうね。
しかしその反面、見ごたえのある話が多い作品だと思います。
特に昔、昭和ヒーローにはまっていた世代にはどストライクな作品なんじゃないかと。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

昭和幻想史

面白かったですね、それに考えさせるような内容もあって、
興無深く拝見させていただきました。

時代としては昭和の高度経済成長期あたりを参考にして物語が進んでいきます、
実際起こった事件や当時流行ったキャラなどのオマージュも出てくるので
自分は無教養で全部がわかったとはとても言えませんが
その時代に詳しい人ならニヤッとする場面が多々あると思います、
それに実際起こった事件を参考と書きましたがあくまでそれを下敷きにしているだけなので
その事件を知らなければわからないということはなく知らなくてもいいが
知ってたら幾分作品を楽しめるというスタンスで作っていると思うので
設定としてよく消化されその手の作品にありがちな
頭でっかちで設定を理解しなければ何が起こってるかわからない
ということにはなっておらずその点でも好印象でした。
それにアニメならではの表現、わかりやすくモチーフ化された
正義と悪の象徴が「ヒーローと怪獣」という形で示され
そこも面白いと思いました。

それに時系列が入れ替わるのもよかったですね
初めこそ混乱しましたが基本的に軸が2つあり
{netabare}1つはその事件が起こった時間軸で
2つ目は爾朗が離反した後の軸です。
初めに爾朗が離反した後を1話で描き
その後話が進んでいき爾朗がなぜ組織を離れたか
その原因となる時間軸に迫るように作られ{/netabare}
エンタメとしても続きが気になる作りになっていました。

全話見た感想としては少しとっつきにくいけど良かったです
ヒーローが怪獣を倒すという単純な二元論で済んだエネルギーに満ちた
時代と勝手に思ってましたが次代の舵を取るために
様々な思惑が働いていたことを史実からの引用で再確認させられたし
怪獣も軍事利用されそうになったり
政府や世論でその立場はコロコロ変わります。
そんな中で怪獣とヒーローの本質的違いは何なのか・・・

それに各話考えさせられることが多いのですが
演出的にさらっと流すのでそれが重すぎず
もたれることを防いでいると思います
分割2クールということでこれから話は煮詰まって
来ると思いますが続きが楽しみです。

以下自分が特に好きな回を書いていきます。

3話 鉄骨の人
{netabare}柴刑事の初登場です、終戦を知らず取り残された事件は
歴史に疎い自分でもニヤッとしました、
人造人間の二人は合体し大量殺戮兵器となるために
惹かれあう、愛し合うように初めからプログラムされていた、
なら2人が抱いていた感情は偽物なのか
記憶を科学者の戯れによって移植された正義を求める柴刑事
さらに言うと異性に惹かれるのは生物としての
ただの遺伝子によるプログラムなのか、色々考えさせられる内容です。
さらに離反後の爾朗がさらに赤いマフラーを巻き
さらに過激派になったのがわかるのもこの回です。{/netabare}

4~5話 日本「怪獣」史
{netabare} お気に入りの回です、
おとなしい恐竜を旗印にしたデモのコレジャナイ感
暴れる怪獣を見て自身の奥底に眠る衝動に気づき
散った日本怪獣電波社の松本
怪獣やそれに憧れる人の本質を端的に表した良回だと思います。
さらに裏では怪獣を利用しようとする組織の暗躍も見られます。{/netabare}

6話 やつらはいつでも笑ってる
{netabare} 本筋的にはあまり進まない箸休め的回ですが好きな回です、
二流でも熱けりゃいいじゃないか、なんて言葉は
発想の元となったドリフターズが
バンド的には望んだ活躍はできなかったが
今後の活躍を踏まえての言葉と思うと胸が熱くなります。
さらにチョコレートの異物混入も実際あった事件だそうで。{/netabare}


7話 空も星も超えていこう
{netabare} 素晴らしい回だと思います
ジュダスとアースちゃんの対比がよかったです
倫理的にはアースちゃんのほうが正しいが
人間は正しいことだけでは生きていけない
嘘に頼らなければいけない脆い一面もあるという主張を
金平糖=嘘、夢という暗喩的演出に託しそれを
アースちゃんが食べる=受け入れる表現にし
肌で感じれる演出的工夫がみられて
1話としての完成度も大変高く満足でした
またアースちゃんを作った科学者は彼女を
人を不幸を喜ぶように意図して作ったことを匂わされますが
彼女自身の意志によりその生き方を拒否します
ここでも生まれと生き方の相克がさらっと描かれます{/netabare}


9話 果てしなき家族の果て
{netabare} この回の脚本を担当したのは
サザエさんの脚本も手掛けてるそうで
その人の担当回で死なない、死ねない家族が
テーマなのは何とも複雑な思いでした
話自体はよかったです、
それにこの回で爾朗が離反した後すぐに過激派にならず
赤いマフラーもまいてなかったことがわかります。{/netabare}


10話 過去の幻影
{netabare} この回もお気に入りですね
超人課の一員ジャガーにスポットが当たります、
超人課の設立のいきさつが明かされジャガーが過去の自分と対立しますが
爾朗の「悪を全部消し去ればそれで世の中きれいになるのか」
という叫びが印象的でした、
7話でも感じましたが人間でも世の中でも
すべてをきれいに、合理的にはできないしする必要もないのではないか、と
そんなジャガーの考えの変遷が
無駄を排除した飛行船から子供心あふれロマン感じるエクウスへと
目に見える形で感じ取れたのが印象的でした、
さらにこの回はタイムパラドックス的手法を導入していますが
ともすればややこしくなりがちですが
1話でよくまとまっているのも好印象でした。{/netabare}


11話 正義/自由/平和
{netabare}この回から時間軸の飛躍が少なくなり
いよいよ爾朗離反の原因となる時間へ迫っていきます、
政府の超人徴兵制度が進められているのかな?
その件で若者たちに政府に対する不信が高まっています
ビートルズがモチーフのエンジェルスターズが政府のプロパガンダに
利用されてるのが皮肉なところですが
彼女らも守りたい正義があるのでしょう
さらに重大な転機をもたらすきっかけとなる怪剣クロードが登場します
彼の主張する、超人は国家や政府の都合によって左右されてはならず
それぞれ己の信念に拠らねばならない
そしてその信念は時に対立することもある、
今後の展開に大いに関わってきそうな主張です
さらに彼の鉄を操る能力と爾朗の符号
パズルのピースがそろってきました、
さらにこのあたりから主に
アメリカなどの影響による事件が多くなってきます
超人や国家はその圧力にどういう答えを出すのか・・・{/netabare}


12話 八高超人墜落事件
{netabare} ガルボイの言葉は地球は青かったの
オマージュでしょうか
輝子はクロードの主張にシンパシーを感じてるようですね
だから心のどこかで爾朗がクロードであることを願った。
天弓ナイトを踏み台にしての超人化設立
さらに国家による超人軍事利用のための人体実験
爾朗も覚えていない兄弟の正体
秋田課長が宇宙人だということも暴露され
今までの土台が覆るような事実が次々明るみとなり
物語は最終回を迎えます。
あと広告会社の会長のこれからは物ではなく
イメージ、幻想を売るという言葉が印象的でした{/netabare}


13話 新宿掻乱
{netabare}クロードの投げかけた問いかけは彼の思惑を離れ
大きなうねりとなって若者に伝播します
それぞれが想う自分の正義のために互いの自由を侵す
この作品で何度も問われた議題がもう一度中心的に論じられます
これじゃあ笑えないな
オールスターよろしく今まで出てきた超人が全員集合し
シリーズの区切りにふさわしい完成度です。
騒動後爾朗が超人課から離れたのは
笑美との約束を守るためということがわかりますが
超人化設立のいきさつを知った後では遅かれ早かれ
離れたんじゃないかなと思います。{/netabare}


最後に今回の件でクロードは若者を焚き付け利用した形になりましたが
利用されてることがわかっても若者たちは止まらなかったと思います
なぜならクロードの問いかけはきっかけに過ぎず
芽吹いた信念はそれぞれ違うものだと思うからです。
そして譲れない正義、信念があるのは超人課の人たちや柴刑事も
また然りで二期はそこらへん煮詰めていくのかな?
いずれにせよ二期楽しみです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

好きなんですが、アニメで戦後昭和の回顧録をやっちゃうのってアリすか?

 BD1巻のオーディオコメンタリーが水島監督と脚本の會川さん、評論家の氷川さんだったんですよね。コメンタリーに評論家入るのって珍しいんではないですかね?
出し惜しみすると"切られる"という認識は有ったようで、あの世界観と前後する年号という見せ方を1話目に盛り込んだみたいで。
んで、それが世間的にはかえって判り辛いと言う感想を知って"判ると思うんだけどな~"なんて話でしてw
結構、視聴者側の反応意識してるんですね。
本編とは別の意味で面白かったです。ガッチャマンクラウズ・インサイトもですけど、製作者のコメンタリーはなんか得した気分でいいですね。
個人的には声優さんのコメンタリーより好き。

おそらく有り上げは大苦戦な作品でしょうけど、2期が決まってて良かった。
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観終えました。
春の2クール目次第で判断したいですが、毎週楽しみにしてた作品ですが全体としてはいささか判り辛い作品だったかと。
宇宙人も含めた超人各々の正義の定義が様々であるとした作品ではありますが、ちと数が多すぎな上に各個の個別回を作っちゃったのが余計に複雑さに拍車をかけて熱心な視聴者しか残らなかった結果に繋がってる様な。

やってる事は大好きな路線なんですが、作品全体としては楽しい類の作品じゃないとは思うんですよね。お膳の上の物語を味わう類の作品では無いし、作り手の考える答えも示されない物語にしかなり得ないでしょうしねぇ。
下手な答えを提示したらボロクソに叩かれる題材だと思うし(汗)
続く2期も気持ちのいい胸の空く展開・麗しい美談が無い事を承知の上で楽しめる方って限られちゃうんじゃないかと思うと、とんでもなくニッチなアニメじゃないかと思うし、ガッチャマンクラウズよりもチャレンジングすよね。
ガッチャマンクラウズ・インサイトは敵が"空気"ですし物語が一つの答えでは無い事を示す為にスマホ投票の結果をほぼイーブン若干サドラを地球に残すが上回ると言う結果として、よく言えばバランスをとり悪く言えば作り手側の思う答えをぼかしてましたし。
BDのコメンタリーでも最後のスマホ投票の結果はスタッフ内で調整したと言ってましたしね。
コレの場合、神化という架空の年号とは言え60年代の日本に紐づいちゃってますし・・・

ラストの締め方次第とは思いますが、こんな作品作ってくれた意気込みは称賛したいなと個人的には思ってます。

1月末に円盤発売ですが、売上やばそうな気がするw

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7話視聴
良かったです。こういう話好き。この作品の方向性が判り易く示されてたと思います。
今期の真面目な路線の作品としては、私もコレかなと。
ただ、すでにチラつく政治色に嫌悪感を感じる方も居るんでしょうね。
この作品の核心は"各々の立ち位置と正義"という柱でしょうから今後の話のもっていき方次第かなとは思います。
バランスを上手く取らないと難しいのは制作側も判ってるでしょうに、チャレンジャーよねw

醒めた目線で見るとこの路線と言うだけで人気作とはなり得ないとは思いますけどね。私はOP・ED、絵も含め好きです。今のところ。

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4話まで視聴
なんかED見てるとウィークエンダー思い出すのはオッサンだけですかねw
OP・ED共にいい感じですし、話の本筋も面白そうで今のところ気に入ってます。
 ただ、原作付きでない以上止むを得ないとは思うんですがキャラ・メカのデザインは昭和40年代的ではないと思う。まぁ本作は違う年号ではあるので別の世界ではあるんでしょうが、ノスタルジーを誘うのが戦略の一つならばもっと当時の作品へのオマージュを強めたほうが良かったような。
もっと色もラインもシンプルっしょ。どちらかというと50年代的だと思う。
けしてデザイン単独で見て嫌いなわけではないんですが。キッコちゃんかわいいしw

そういう点で行けば今川版鉄人28号は横山光輝且つ原作付きだったとは言え、時代を絵と雰囲気で上手く描けていたなと思ったり。
・・・ありゃ暗すぎてウケが悪いわけですがw

この手の路線として直近で血界戦線があった訳ですが、これはアレほどオサレに特化してないだけ評価できると思う。
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賛否ハッキリ分かれてる作品なので迷ってましたが、1話観ました。
私はアリな方でw
確かに昭和世代ホイホイな作品かと。

 男女関係なく近所の子が集まって遊んでた小さな頃の"何々ごっこ"を上手くアニメで見せてくれてる気がします。
自分が好きなモノを各々が勝手に演じて楽しんでた寄せ集め感が素敵と言うか。私も子供の頃、近所の子らとそういう遊びしてましたもんねぇ。
女の子の魔法モノに男の子のヒーロー物が混ざる的なカオスな世界観(汗)
女の子達がどの魔女っ娘だったかは覚えてませんけど、一つ上の近所の兄ちゃんは仮面ライダーかワイルド7の飛葉、私はジャイアントロボかゲッター2もしくはバビル2世のポセイドンでしたねw

今の子はいい意味で理屈っぽそうだから幼くてもそんな遊びしなさそうですが、自分らが子供の頃はそんな遊びばっかりだったなぁ と懐かしさ感じると言うか。個人的にはイイと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

60.9 21 ヒーローアニメランキング21位
美男高校地球防衛部LOVE!(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (201)
1046人が棚に入れました
日本のとある街、眉難市。眉難高校の「地球防衛部」=“何にもしない部"。
部員の鬼怒川熱史(きぬがわあつし)と由布院煙(ゆふいんえん)が 銭湯「黒玉湯」で湯船に浸かりまったりしていると、突然ピンク色のケモノ(ウォンバット)が宙から現れた。
「この星を守りたい…どうか力を貸していただけませんか」
地球を愛の力で救いたいと日本語で話しかけるウォンバットにドン引きする2人。
そこに、銭湯の息子・箱根有基(はこねゆもと)が現れ、ウォンバットを見つけるや「モフモフさせろ~っ! 」と追い回した。
翌日、学校でまたしてもウォンバットに捕まってしまう鬼怒川と由布院、残りの部員・鳴子硫黄(なるこいお)と蔵王立(ざおうりゅう)、そしてウォンバットを追いかけ居合わせた箱根有基の5人はブレスレットをはめられ、地球を守るように命じられる。
「ラブメイキングです! 」 ブレスレットから溢れるまばゆい光が全身を包み……
ブレスレットから溢れるまばゆい光が全身を包み、5人は愛の王位継承者「バトルラヴァーズ」に変身する……

声優・キャラクター
山本和臣、梅原裕一郎、西山宏太朗、白井悠介、増田俊樹、麦人、神谷浩史、福山潤、寺島拓篤、安元洋貴
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

CMのあと重大ニュース・・・

高松信司監督による、オリジナルアニメ作品です。

全12話。


元々学校非公認のサークルの部室を専有していた煙、熱史、

硫黄、立の四人に有基を加えた五人にラブレスレットを付け

愛なきものに愛を与えるバトルラヴァーズになるように

してしまうのだった・・・


今季始まりの中で第2話までは圧倒的インパクトで30分が

最も短く感じた作品でしたw

どう見てもいやな予感しかしないのに第2話まではその他の作品より

圧倒的に見入っていましたw 正直その時の自分はどうかしていた

のではと思うくらいです。まあ監督が「銀魂」や「男子高校生の日常」

なんかを手掛けていた人なので(もちろん視聴し始めた時は全く

知りませんでしたが)それなりに惹きつける魅力を出せていたのかなとも

思います。


まあでも嫌な予感は的中というかPVを見た時に思った印象が

男プリキュアだったので当然自分の中で失速していくだろうなぁとは

思っていました。そんなわけで3話以降はそれまで見入っていたのが

嘘みたいにただ見ているそんな感じでした。

でも切ることができなかったのは5話がちょっと面白かったとか

8話がちょっと良かったみたいに失速してやめようと思っても

その度に割と面白かったりして結局切ることができませんでしたw


途中なんだかんだ思ったりしていましたが、ラストの2話特に11話の

終わり辺から12話は良かったと思います。こういう愛の力で地球を

守る力を与えたのはなんでかとか怪人が出現するのはどうしてかとか

がちゃんと分かって(でも理由はくだらないものでしたがw)愛と友情

パワーでそのいつものようにやっちゃっているのが良かったように

思います。


笑える所が多かったように感じましたので見ていて楽しかった

部分がたくさんあってまあまあ良かったと思います。

◆個人的点数評価 75.044点




余談(視聴時の各話メモ)

いつも一話ごとにメモ帳にメモを取っているのをそのまま載せただけですw

とてもラフに書いてありますので見るのは各自の責任でw

{netabare}














●美男高校地球防衛部LOVE!

第一話視聴

まさかの30分枠でwwwだった。てっきり15分でやるものだと思っていたから驚きだった。でも初回にしては結構面白かった。掴みは完璧と言っていいほどのものではと思います。でも世間的な人気は獲得できないだろうなwww 視聴継続とします。

第二話視聴

爆笑必須でした。見てる人はめっちゃ少なそうですがあまり見たことないジャンルで気が付けば残り5分とかになっているくらい完全に集中して見ることができる作品でした。今回は割り箸ときっちりくんの話みたいだった。たぶんこれ切れないわwwww

第三話視聴

あんまり面白くなかったです。毎回くだらんパターンをしているのですが、今回は尺が余ったのかフルバージョンだったのでああダルイなぁwwwと思ってしまいました。切ったほうが良かったのだろうかwww 面白い話もありそうなのでまだ見続けますwww

第四話視聴

ショタ回だった。それ以上なし!終わりwww

第五話視聴

まじめに見ると面白いかもwww 流し見ではあんまり楽しめない感じがしました。マス研の奴らもなんかありそうな気がします。そして今回のプリキュアゾーンはかなり早送りな感じでしたw

第六話視聴

いやとても面白かったとは言い難いが面白かった方だと思います。今回の変身シーンはフルバージョンだったので内容作るのがめんどくさいのかと思う感じでした。まあでもなんとなく見ていられる感じでした。次回に水着回がくるみたいですが誰得なんでしょうwww

第七話視聴

誰得レベルの感じでした。男乱ビーチwww しかも怪人が出てこないという何がしたいんだこれ。本当にただのテコ入れ回になってしまっているwww

第八話視聴

今回は友情がkeyになる話でした。怪人が姿を見せずに先手を打ってくるパターンはなかったので比較的楽しめました。それからのすれ違いの模様もくだらないことでそんなに深刻になる感じがしないのも良かったです。そしてそれに気づいてからの展開はとても良かったと思います。共同作業ワロタwしかも敵が松岡くんで俺はファフニールやアブソリュートデュオで慰めてもらえよwww とか思っていましたwww

第九話視聴

なぜメロンなのかは???でしたがまあそんなもんかという感じでした。ちょっとつまらない感じの話だったように思います。

第十話視聴

よく分からんかったけどゆもとがへんてこになってしまっている感じでした。

第十一話視聴

何故だかモザイクが取れちゃってるwww そしてまさかのカレー&友人喧嘩からラストバトルになるとか草しか生えないwww しかも尺余りなのかフルで変身シーンをやっていてまた草www
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャラ萌え作品の男子版・・・という立ち位置なのでしょうか?

この作品はオリジナルアニメ作品だったんですね^^
原作も先行して発刊されているようですが未読です^^;

正直2015年冬アニメの中で唯一切ろうか迷ったのがこの作品でした^^;
可愛らしい女の子に萌えを感じる作品・・・の女の子と男の子を入れ替えたら、きっとこの類の作品になるんだと思います^^
可愛らしい男の子に萌えを感じる女性をターゲットにした作品・・・と言うのでしょうか^^;
それでも、一旦見始めるとそれなりに見れてしまうので完走しましたけれど^^;

この物語の舞台は眉難(びなん)高校・・・この学校には地球防衛部という部が存在するのですが、この地球防衛部と生徒会のメンバーがそれぞれ怪し気な生き物を仲間にしており、その怪し気な生き物からの指令に基づき、地球防衛部と生徒会が放つ刺客との戦いが繰り広げられます。

生徒会が刺客として目に付けるのは、嫉妬や妬み・・・といった負の感情をより多く持った生徒です。
毎回支配されている負の感情は異なりますが、内容は大体パターン化しています^^
刺客が暴れる→防衛部が駆けつける→防衛部が勝利する→部活動の後の一風呂
防衛部の必殺技は「ラブアタック」、刺客を元に戻す「ラブシャワー」、そして活動が終わったら「ラブイズオーバー」と振り返ってみると愛に溢れた作品だったようです^^
それと、とにかく男の子の入浴シーンがやたらと多かったです。
各話1回はお風呂に入っていたのではないでしょうか^^;
個人的にはそれが女の子であっても水着やお風呂イベントは無くても良いと思っているので、毎度の入浴攻撃には思わず苦笑いです^^;

そんな地球防衛部は以下5人の王子様で構成されています^^
箱根有基/ キラメキ王子・バトラヴァ・スカーレット(CV:山本和臣さん)
由布院煙/ ヒラメキ王子・バトラヴァ・セルリアン(CV:梅原裕一郎さん)
鬼怒川熱史/ツラヌキ王子・バトラヴァ・エピナール(CV:西山宏太朗さん)
鳴子硫黄/トドロキ王子・バトラヴァ・サルファー(CV:白井悠介さん)
蔵王立/トキメキ王子・バトラヴァ・ヴェスタ(CV:増田俊樹さん)

ゴレンジャーで例えると赤レンジャー的存在の箱根有基の実家が銭湯である事に対する関係性は分かりませんが、キャラの名前は温泉に由来しているそうです(wikiより)。

レビューの冒頭で切ろうと思ったと書きましたが、それでも完走できた最大の要因は、防衛部に敵対する生徒会の生徒会長を演じているのが神谷さんだったからです^^
神谷さんの演技が生徒会長にピッタリなんですよね^^
神谷さんファンなら一見の価値があるのではないでしょうか^^;?

地球防衛部と生徒会・・・そして怪し気な生き物との関係は・・・?
結構スケールの大きな話だあったと思います。
気になる方は是非本編を視聴下さい^^

1クール12話の作品でした。
可愛らしい男の子に萌えを感じたい女性には、お薦めできる作品なのではないでしょうか^^;?
(男の子に萌える・・・という表現が適切なのかが分かりませんけれど・・・^^;)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

地球防衛部※

BL?と敬遠していたら熱いネタアニメでした・・・!
まず地球防衛部ってナイス設定
シリアスなわけないですよねコレ
真の敵は‥‥あの男っ‥‥‥‥会長っ‥‥‥!の怪人がギャグ要員な亡者巣喰う強制労働施設は前期の俺ツインテールになりますを彷彿とさせます
が・・・ 駄目っ・・・!こちらは毎回戦闘でちゃんと見せ場があるからバトル物(ブツ)としてしっかり見応えがどこかわからぬ・・・地中の底の底・・・・・・・
主人公サイドは登場時は決めポーズ
決めクズの常套句、そして戦闘後に敵に説教常軌を逸するふざけるなっ………! おまえらには慈愛などないっ……!でネタ仕込んでますね...!
説教系ヒーローはやってんのか?
バトルラヴァーズってグループ名誉挽回のチャンスをやろうか・・・・・・?なんですけどね5カモがありがとう・・・・・・・・ ありがとうみんな・・・・!キャラ立ってます
敵味方それぞれのボスがしゃべる動物というのは女児アニメもののマスコットのイメージだったのかな?
カピバラ?やハリネズミっ・・・!そして金魚。
しゃべれなかったとしたらシュール過ぎ
それはそれをねじ曲げたら…なにがなにやらわからない…で見たかった。
簡潔にお伝えしたいのは笑えるネタアニメ…!!しキャラはイケメン
性別とわず楽しめる作品ですっ
!声優サプライズありまーす

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

74.4 22 ヒーローアニメランキング22位
僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~(アニメ映画)

2018年8月3日
★★★★☆ 3.9 (172)
1040人が棚に入れました
白熱の期末試験が終わり、夏休みの林間合宿を控えた雄英高校メンバー。デクとオールマイトは、ある人物からの招待を受け、海外に浮かぶ巨大人口移動都市<I・アイランド>を訪れていた。世界中の科学研究者たちの英知が集まったまさにサイエンスハリウッドのような島で個性やヒーローアイテムの研究成果を展示した<I・エキスポ>が開催される中デクは“無個性”の少女・メリッサと出会う。メリッサに、かつて同じ“無個性”だった自分を重ね合わせるデク。その時、突如鉄壁のセキュリティを誇るアイランドの警備システムが敵<ヴィラン>にハッキングされ島内全ての人間が人質に獲られてします! いま、ヒーロー社会の構造を揺るがしかねない【ある計画】が発動する-! その鍵を握るのは、・オールマイト。

声優・キャラクター
山下大輝、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、増田俊樹、井上麻里奈、悠木碧、広橋涼、細谷佳正、畠中祐、桑野晃輔、喜多村英梨、西田雅一、三好晃祐、古島清孝、名塚佳織、奈良徹、永塚拓馬、三宅健太、志田未来、新堂圭、生瀬勝久

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

命懸けで、宿命を超えろ。

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版第1期~第4期は視聴済です。
本作は原作では描かれていないオリジナルストーリーで、時系列的にはTVアニメ版第2期と第3期の間に位置する作品なのだそうです。

オールマイトに憧れ、ヒーローを夢見て…
でも自分にはだれかを助けるための個性が無くて、何度も心が折れそうになりながらも夢を諦めることはできなかったデク…
でも、オールマイトとの出会いが、全てを塗り替えてくれましたよね。
そういうこの作品ならではの起爆剤が序盤からちょいちょい投下されるので、気持ちはあっという間にトップスピードでしたよ…


白熱の期末試験が終わり、夏休みの林間合宿を控えた雄英高校メンバー。

デクとオールマイトは、ある人物からの招待を受け
海外に浮かぶ巨大人口移動都市≪I・アイランド≫を訪れていた。

世界中の科学研究者たちの英知が集まったまさにサイエンスハリウッドのような島で
個性やヒーローアイテムの研究成果を展示した≪I・エキスポ≫が開催される中
デクは"無個性"の少女・メリッサと出会う。
メリッサに、かつて同じ"無個性"だった自分を重ねあわせるデク。

その時、突如
鉄壁のセキュリティを誇るアイランドの警備システムが敵(ヴィラン)にハッキングされ
島内全ての人間が人質に獲られてしまう。

いま、ヒーロー社会の構造を揺るがしかねない【ある計画】が発動する…!

その鍵を握るのは、平和の象徴(ナンバーワンヒーロー)・オールマイト。


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

この作品には若かりし頃、オールマイトがアメリカに滞在していた時の相棒だったデヴィッドと、そのデヴィッドの娘であるメリッサがオリジナルキャラとして登場するのですが、完走して振り返ってみると、メリッサがムッチャ良い仕事をしていた気がします。

メリッサを演じていたのは女優の志田未来さん…
普段なら、もう少し残念なコメントになるのですが、志田さんの声質はメリッサに合っていたと思います。
志田さんは、これまで「借りぐらしのアリエッティ」のアリエッティ役や、「泣きたい私は猫をかぶる」の主人公だったムゲを演じている方なんです。

まぁ、本作品と「泣きたい私は猫をかぶる」の時系列は逆転していますけれど^^;
でも、「泣きたい私は猫をかぶる」では演技に関する違和感は感じられませんでした。

一方、物語の方ですが、最初はデクだけ特別扱いなのかな…と思っていましたが、蓋を開けたらしっかりヒーロー組の「いつものメンツ」は全員集合でしたね。
そして、≪I・アイランド≫でも爆豪はカリカリしていましたし、飯田君は相変わらず生真面目一本…
どこに行っても変わらない通常運転に安心感を覚えたのは、きっと私だけじゃないと思います。

そして、この作品のファンの方なら是非視聴をお勧めしたいと思います。
あそこまで全力全開のオールマイトは、もうきっとこの先お目見えできないでしょうから…
サブタイトルの「2人の英雄」って誰の事だろう…
ずっと考えながら視聴していました。

旧知の友であるオールマイトとデヴィッドという組み合わせだって立派な英雄だと思います。
それに、デクとメリッサだって名コンビを予感させる組み合わせだったのではないでしょうか。
でも…完走したら分かります。
この2人の英雄は誰なのか…そしてどうしてこの2人なのか…

決して抗うことのできない既定路線…
だったらその中でどれだけ高みを目指せるかが後進の目指すべき道だと思います。
見上げる背中は広く遠く、今はどれだけ手を伸ばしても届かない…
でも、歩みを止めず、しっかりと歩き続ける彼らをこれからも見守っていきたいと強く思いました。

もう一つ思ったこと…
メリッサがチョイ役というキャラでは無いのではないでしょうか。
出来ることなら留学とか理由を付けて本編でも活躍してくれるキャラの昇華されることを願っています。
しっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

ひできち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

戦闘シーンがカッコいい映画らしい映画

もしかしたら人によってはネタバレかもです
あまり気にしない人なら大丈夫だと思います

{netabare}
人気漫画のオリジナル映画
アニメ見ていれば原作読んでなくても大丈夫です
原作の内容に沿いながらも原作にあまり干渉しなくてアニメのオリジナル映画らしい映画でした
最近のアニメ映画ですとSAOが一番近い部類ですかね
ただ今後少し干渉してくる場合はあると思いますが、声が普段声優をやってないという点でもなかなかないかと思います、総合して原作との不自然という点では大丈夫でした

次に声優、主題歌
有名な少年漫画ですし放送時間帯も深夜じゃないので、あるあるのテレビにもよく出る俳優などの声
今回は映画の重要キャラに志田未来さん生瀬勝久さんが声を当てましたが、違和感はさほどなかったです、志田さんなんかはアニメが好きとも言ってますしね
その映画オリジナルキャラ達がちゃんと動いていて良かったです、特にヒロインは可愛かったです
また主題歌は菅田将暉さんが歌うロングホープ・フィリア、アニメEDでも歌われていますが、とても合っていていい曲だと思います
ここに関してはアニソン歌手ではありませんが、問題もなにも高評価です

肝心の内容
とても面白かったです
流石に全員とは言わなくても、全体的に主要キャラは出ていました
最初は盛り上がりにかけそうかな?と思っていましたが、一度の盛り上げを最後まで落とさずにもっていったのが凄かったです
もうちょっとダラダラやっても良かったのではという感じ

そしてバトルシーン
今回はなんと言ってもここでしょう
流石BONESと言ったところ
迫力がはんぱない
ずっと動きがある映画でしたのでかなり見どころありました
そしてちゃんと感動を入れてきましたね、盛り上がるアニメには必要不可欠と言ったところ

それら全て抑えていたので、この映画は完成度は物凄く高かったと思います
原作も連載開始時から読んでいてファンなので、贔屓目だとは思いますが、そもそも好きな人が見るでしょうし、好きな人なら満足いく仕上がりだと思います
{/netabare}

長くなりましたが
何作もアニメ見てきた上でこの作品はTVアニメも含めしっかりしていると思うので是非とも見てほしいです

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

師であるオールマイトに軸を置いた作品

舞台は、巨大人口移動都市《I・アイランド》。
時系列的には、アニメ2期 期末試験後のお話。

ストーリー的には、オールマイトの過去の話があるのが新鮮だった。若い頃のオールマイト爽やかヒーロー過ぎるなアメリカで人気出そうだな好感度高いなという印象。オールマイトに主軸を置いたストーリーと思った。
学生も活躍はするけど、これからに託すぞという主軸のアニメ作品への繋ぐ思いが強く出てた作品と思った。

ゲストキャラの声優の、生瀬勝久さんも志田未来さんも、どちらもとても上手で、アニメ映画でよくある、声優下手くそストレスが全然無かった。

個人的に好きなシーンは、キャラクターの正装姿が見れる所と、かっちゃんが相変わらずかっちゃんな所ですかね。
後半のラスボスとの師弟共闘シーンはかなり書き込まれていて、中々に迫力ありました。

各キャラの能力を活かした戦いもあるし、映像の動きもかなりあるし、ゲスト声優も上手いので、初めてヒロアカ見る人でも充分に楽しめる作品と思います。

ヒロアカってキャラに魅力があるから、何見ても面白いね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

61.6 23 ヒーローアニメランキング23位
トワノクオン 第1章 泡沫の花弁(アニメ映画)

2011年6月1日
★★★★☆ 3.6 (154)
834人が棚に入れました
近未来の東京――。ベスティアと呼ばれる特殊能力に目覚めた少年少女が確認されるようになっていた。自らの能力に飲み込まれ、暴走するそんなベスティアたち。そのベスティアを人知れず鎮圧するためのサイボーグ部隊を擁するクーストースが暗躍する。ある夜、ベスティアの少年が追いつめられた時、獣のようなベスティアが現れ、深手を負いながらも、少年を連れ去る。それはインサニアと呼ばれ、クーストースがかねてから狙っている謎のベスティアだった。翌朝、ベスティアの少年――ユーマは目を覚ます。そこはファンタジアム・ガーデン。ベスティアとなった少年少女が集う場所だった。そしてユーマは、クオンという少年と出会う……。

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

能力に目覚めしモノたち

アニメ監督・飯田馬之介とアニメ制作会社・ボンズ

によるオリジナル企画として全六章の劇場アニメ

制作された作品です。これはその第一章です。


異能の力を覚醒させてしまった人たちの

それらを人知れずに排除しようとするものたちと

それらを救おうとする人たちの戦いが描かれて

います。


第一生は能力に目覚めてしまったアトラクターと

呼ばれる存在をすべて救おうとする主人公クオンと

新たに目覚めてしまった少年やキリという少女

が出会う物語です。


まだ第一章ということでどうして能力に目覚めてしまった

人が現れていくのか、現れる理由とは。そして

なぜ排除しようとするものと守るものがいるのか

というようなことはほとんど物語の中には出ていません。

どちらの存在も秘密裏に動いているとのことで

戦いが周りを封鎖した状態にしてから始まり、

その戦いが異能によって体を異形の存在とした

クオンたちとその秘密裏に動く異能に目覚めたもの

を排除しようとする組織のサイボーグととなっています。

あまり異能といっても魔法のような感じではなく

相手もサイボーグということでかなりが肉弾戦と

なっていて派手な演出とかは感じられなかったですが

その肉弾戦の動きは結構よかったと思います。

まだ存在等の理由が明かされていないので

これからそういうことにも焦点が当てられた

彼ら彼女らたちの物語も見ることが出来るのかなと

思うので第二章以降も楽しみです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

りんご さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

劇場放映6分割にした意味が後に生かされればいいですが。

サイボーグ 対 生まれ持った特殊能力を持つ者の戦いのお話。

最初の印象は、攻殻 対 ZETMAN でした。
主人公クオンの能力解放後の姿がZETMAN系だったので、
そういうキャラデザが好みに合わない私としては、
「もしかしてこれが主人公とか言わないよね?」と思ってしまいました。

ところが、変身後の姿は置いておくとして、
クオンはとても可愛いです。
「みんなを守らなくちゃ」とか、
助けたい子に対して「やめるんだ!」と言う場面は、
どうしてもアンパンマンを思い出しましたが、
その強い思いがどんな経験から来ているのか、
彼の過去に興味を引かれます。

クオンを演じる神谷さんの声域が、
個人的に好きなところドンピシャでとても嬉しかったです。
きゅんきゅんしました。本当素敵な お声です。

ストーリー的には、何故6分割45分にしたのか謎です。
これといって引きが特殊、どうしようもなく気になるということはなく、
全編映画館でコンプした人は、ストーリー目当てではないのかな。
いても少ないかな、と思います。
一章ということで、登場人物たちを
とりあえずパズルのピースのように出したところまで、といった感じです。

放映の間隔と値段が気になりました。
まさか2時間映画と同じ値段を取ったとは思いませんが、
一月に45分一章ずつか……。
一章だけ劇場で観て残りはDVDで、という人も多かったのではないでしょうか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

2011年を代表する・・・ってか今年最高のアクション超大作!!!

『08MS小隊』などでお馴染み、飯田馬之介監督の遺作となってしまったオリジナル映画


近未来の東京を舞台に、異能者となってしまい謎の組織から命を狙われる若者達
これを救うべく立ち上がった変身ヒーローの戦いを描くミュータントバトルアクションです


全6章の連続公開モノということで、
この第1章自体は導入的な要素が強く、見終えても映画を一本見たという感じにはならない
空の境界的なものを期待しても無駄です
最近なんか多いですね、こーゆー映画っぽくまとめない映画
普通にハイクオリティなOVAの1話、という感覚


ただこの第1章を少しでも面白いとも思っていただけた方・・・グロ描写に耐性のある方・・・バトルアニメが見たいと思っている方・・・
是非に全6章の完走を目指してください!


乱戦&高速なバトルシーンや圧巻の変身シーンなど、
作画的な見どころは多数あり
今年のアニメ全ての中でも最高の正統派アクションに仕上がっております^q^


豪華声優陣の演技は丁寧だし、キャラクターデザインも可愛い!
後半はロマンスを感じるお話の比率も高くなってきますよ
マジ、スクライドとか見てる場合じゃねーっす!w

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

65.2 24 ヒーローアニメランキング24位
コンクリート・レボルティオ ~超人幻想~ THE LAST SONG(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (137)
831人が棚に入れました
「神化」という架空の年代、高度成長によって発展する戦後20余年の日本が舞台である。これまで数々のフィクションで描かれてきた、数々の超人たちが、もしすべて同時に実在していたとしたら?2015年10月よりTOKYO MXほかにて放送された第1期の続編“THE LAST SONG"が4月より放送開始!!モザイクのように散りばめられた無数の要素が新たに語られる超人や秘匿されてきた歴史の真実と化合してスパークを放つ。「もうひとつの日本」で展開する多彩な超人たちの饗宴はいまクライマックスへと高まる!

声優・キャラクター
石川界人、上坂すみれ、豊崎愛生、中村繪里子、川島得愛、金尾哲夫、鈴村健一、大川透、三木眞一郎
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

自分自身が変わったら再視聴したい

2016年4月~7月放送。分割2クールの2クール目。第14話から第24話までの11話。オリジナルです。
全話見て、頭の中が整理できずしばらくは何を書けば良いのかと思っていました。(ジョーカー・ゲームに浮気もしてましたがw)
癖が強く自分の頭で考えなければならない作品で、最後まで本当に素晴らしかったです。

最終2話が詰め込み気味なのがもったいなかったのと、赤光さんの活躍がなかったのが心残りなのと、南君が姿を消していた間何をしてたかという疑問はありますが、作中で約10年という長いスパンで描かれた要素がほぼ全て結末に集約し、希望のあるラストになりました。
部分的に見ると難解ですが、全体の流れをシンプルに考えればむしろスマートにさえ感じます。

以下大まかな感想と総括です。

【機械超人たちについて】{netabare}
来人はもちろんですが、アースちゃんとメガッシンも随分描写が増えましたね。
彼らの正義と現実に対する向き合い方は人間にも通じています。
来人は自身の正義に対する矛盾を解消できず、極端から極端に走りましたが、矛盾を抱えるのが当たり前の人間の人格をそのまま機械の体に移植したことに無理があるということでしょうか…
来人が生き生きしていたのは第1期ラストで爾朗を助ける時、最終決戦前にメガッシンと一緒に行動していた時ですが、どちらも単純で純粋な正義を他者と共有し行動した時なのかなと思います。
アースちゃんは現実との矛盾に夢を見ること(嘘を体験すること)で折り合いをつけ、外見が変わってからは人間の子どもが成長したかのように頭が柔らかくなっていますし、薫と美枝子は明確な正義と二つの視点(他者の視点)を持つことで多角的に状況判断することが出来ています。

人間たちが葛藤して時に考えることをやめてしまう中で、彼らの姿はむしろ人間的に感じられます。人は逃げ道を探せるけれど、機械はインプットされたものからは逃げられない。だからこそ学習しながらも愚直に正義を追い求めていると感じました。
{/netabare}

【ゲスト脚本家回について】{netabare}
図らずも皆神様回にw
いずれも人ならぬ存在との関係性を三者三様に描きました。
どれも素晴らしく、個性も顕著でしたしきちんと本編にリンクしています。

中島かずきさん回は人間と超人の能力的な垣根の無意味さ、土着の神が人との「繋がり」を望む姿とそれに応える人間を描きました。
個人的に原始信仰に近い神様との距離感の描き方に一日本人として共感しましたし、人ならざる存在が人にとって重要なものであることも再認識させられます。

辻先生回のデビラとデビロは人に干渉しようとせず、なにものにも垣根を認識しない思考の持ち主です。9話は時間的な無限、17話は空間的な無限が印象的でした。
デビラとデビロは、神とデーモンと人間の関係性を冷静に考えられなかった漫画版デビルマンのサタンをオマージュしているのでしょうか?デビロが中性的であることもサタンを思い出しましたが、男性と女性の外見的特徴を全てそぎ落としたようなデザインである点は対照的ですね。

虚渕玄さんの回はストーリーの本筋に組み込む形になっていました。垣根を頑強に作ったことで破滅に向かう米軍の姿は恐ろしいものでした。米軍の正義は古き存在のみならず同じ人間さえ考え方が違えば排除していくのでしょう。{/netabare}


【正義と自由と平和をいかに実現するか】{netabare}
爾朗は正義が見つからなくとも追い求めることに意味があると結論を出しました。
自分の正義を見つけたいという意味でもあり、他者の正義を尊重するという意味でもあり、正義を持たないことを悪いとも思わないという意味でもあるのかなと思います。
これは13話で神が爾朗にぶつけた「僕の自由を守れば平和が乱れる。君の正義を貫けば僕の自由が侵される。たった一つの答えなんてない」という言葉への爾朗なりの回答です。
機械超人たちにも感じたことですが、正義を独りよがりのものにしないためには、他者との共有と柔軟性は必要なのだと思います。

「正義は1つじゃない」と言うと投げやりにも聞こえ、大鉄君が反発するのはよくわかります。
でも実は逆で、正義がいくつもあることは否定されてはいけないんです。超人は無数にいて、普通の人間も超人と呼ばれることもあります。超人にはそれに対する悪が存在すると語られているわけですが、それはつまり正義がいくつあっても許されるということなのでしょう。
それに対して唯一の正義と定義したものを他者に強要し、正義がエゴへと姿を変えた米軍の姿は象徴的です。

笑美が「家族、友人、愛のために戦う時、私たちはもっと強くなれる」と語れば、爾朗はそれが恐いと言います。
特定の何かを守ろうとすれば、つまり誰かを敵と認識すれば、自身が破壊者になる危険性がある事を爾朗はわかっているからです。

里見は超人を否定し消し去ろうとしています。超人「だけ」を消そうとすることは、線引きできないものを線引きしようとしているということです。
13話で秋田課長が改定綺能秘密法案を無理にでも否決に持って行ったのは、法による線引きが超人への攻撃に繋がるとわかっていたからで、里美のしようとしているのはやり方こそ違いますが似たようなものでした。

線引きすることで可能性を奪い取るこのやり方は、爾朗にとっては到底認められないものだったと思います。

しかし、爾朗自身も実は間違えかけていました。
自分を悪に仕立てて超人たちに居場所を作るということは、その時には良くても、その後にはまた同じように敵を見つけ出して争うことになるでしょうから。
そうならなくて良かった…里見さんある意味GJ!w
{/netabare}

【大人になるということ】{netabare}
本作において「大人になる」とは、常に自分の頭で考え、多様性を受け入れ、矛盾とも折り合いをつけて生きて行くこと…だと感じましたが、まだよくわかってないかも知れません。

私個人としては、里見さんの言う「大人」は大人だとはどうしても思えません。人間は多様性を否定して特定の正義を与えられれば思考停止に陥るものです。

超人を信じる子どもの自由な視点はある意味では確かに無知から来るものです。社会に出てさまざまな価値観を学び矛盾を認識すれば、子どものままの価値観ではいられません。
ですが、子どもの視点を否定したからといって大人になれるわけではないはずです。

爾朗にとって良かったのは、超人課に守られ、社会経験を積み自分で考えることが出来たこと。悩みながらも自分から超人課を離れたのは、雛鳥が巣立つのと同じように必然でした。
誰も守ってくれなかった神は悲しい最期を迎え、上から正義を押し付けられた大鉄君は自分で考えることができず、大人ぶっていても心の中では子どものまま泣いている。
新宿の事件で神を助けられず、むしろその場にいた超人たちに救われた爾朗が、最終回では大鉄君を助けることが出来たのは、爾朗自身が成長したことの証明でしょう。

また、爾朗の成長には輝子と風朗太が超人課に入ったことが大きく影響しています。
ずっと変わらない風朗太は純粋でシンプルな視点を思い出させ、輝子は知らぬ間に爾朗を追い抜き、超人課の矛盾をわかっていても超人たちを守るために残留するまでに大人になっている。
二人とも爾朗が人間として成長する上で大きな存在だったと思います。
{/netabare}


13話と最終話は様々な意味で対比されていて特に素晴らしかったです。
特に13話の神化20年のシーンは、元ネタ的に衝撃と不安と悲しみばかりだったのですが、最終話ではこんなにも希望に満ちたものに見えるとは思いませんでした。
何年か経ったら自分の見方も変わっているでしょうから、是非再視聴したいですね。(2016.7.18)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

昭和ヒーロー達は大人になっても戦い続ける。彼らの正義はどこに向かう?

ジローさん、年食っていい感じにやさぐれてますね。
以前は人ん家に上がり込んで飯食って「いいじゃん友達なんだからー」とか絶対言わない性格だったのに。

さてこの作品は1期がそれぞれの正義を描写していたのに対して、2期は時間が経った後各々の正義がどう変化したのかに着目していけそうですね。
みんなカッコよくなってるし、期待できそうです。

14話。芝刑事の回
{netabare}新宿動乱の回で超人の危険さが知れ渡った今、力を持っている事自体が悪で超人は排除される危険な存在となった。
この時点で超人を排除する超人課って存在自体が矛盾してるわけですけど、その矛盾に耐えられなくなった芝刑事の良心回路が熱暴走。
この話は良心回路を与えられたことで苦悩するキカイダーを思い出しましたね。

それにしても相変わらず輝子ちゃんは、ジローに恋心を利用されたばかりなのに大事な人ですって。相変わらずのジロー信者ですね。
時間が経って正義がどうのこうのってさっき言いましたけど、この娘は変わりようがないみたいである意味安心しましたw{/netabare}

16話。スキージャンパーの話。ダメかも
{netabare}締めそのものは爽やかでいいんだけど、スポーツに出場するのに改造手術が必須って…。
これ、ドーピングを公式に認めてやりたい放題ズルしろって事なんですよね。しかも国の為とか…。
いやいや、スポーツマンシップって言葉は一体どこに行ったのかと。
今回はハズレですね。作画が悪いとか、選手の性格が悪いとか色々あったけど話も色々とおかしい。
前期は、機能秘密法で超人の存在は公にされてなかったのにこの話だと超人がやたらと優遇されまくりですし…。このチグハグさは、回ごとに脚本家が違うからって事なんでしょうか。ちょっと残念ですね。{/netabare}

20話。虚淵脚本回
{netabare}今回はベトナム戦争に参加していたアメリカ軍人の話。
期待していた虚淵脚本ですが、残念ながら爆上げという程の印象にも感じず。
今更だけど国を敵に設定してしまった事で主人公が自由に動かせなくなっている印象がありますね。
まあ、下手に主人公を動かせば国が敵なだけに悪のテロリストに認定されるので脚本としてはそれを避けたいんでしょうね。
009や仮面ライダーは悪の組織が敵だったので主人公をヒーローにしやすかったんでしょうが、この作品は下手な政治主張をやりたがっていた脚本家のせいで縛りが発生してしまっている印象です。
1期でジローを離反させて以降、彼と言う人物の主体性がイマイチぼやけてしまっている印象は否めませんね。{/netabare}

21話。やっと本題に入ったみたいですね。遅えよって感じですが。
{netabare}メガッシンと倫子の回。複雑な1期の伏線を結構回収してましたね。
後、ジローの主体性のなさは意図的にやってたのか(笑)
一体何故だ! それは、坊やだからさァってな感じですか。
終盤の爆上げの為に低迷しているジロー株は、この辺で買い時なのだと思いたいですね。

しかし、ストーリーの評価はまだ保留ですね。
里見が何をしたいのかよくわからんので。
EDで日の丸をバックにしてる男なのに「原子爆弾爆発の歴史が正しかったとしたら?」とか
嘘でも言って欲しくないです。まともな日本人の発想とは思えませんね。
むしろテロリストかスパイのどちらかって言われた方が納得します。{/netabare}

最終話見ました。ラスト4話辺りは当初から計算されていた構成なのか、結構濃密な話でしたね。
{netabare}マスターウルティマのあの扱いだけは絶対に納得がいかないけど。
ラストバトルでのメインキャラ達の活躍は、速足ながらもおおむね満足できました。BL団の面々が再会したのも地味に嬉しかったですし、伏線の回収も見事だと思います。

ただアレっすねー。
最後の最後になって、里見がヒーローに倒される怪獣的な都合のいい悪役になってたのが何とも不満ですね。
悪役は悪であってこそ栄えるんですが、ヒーロー達の幼稚さをディスってる割には彼の目的も超人を追い出したいだの、原爆が爆発した時代に改変したいだのどこか薄っぺらい思想で納得はできなかったです。
超人を憎んでるって割に、里見自身が超人な事も棚に上げてるし。
最後は世界改変かと思いきや、並行世界に追い出すオチですか…。
まあ、独立宣言やら宣戦布告までしてたので火種がくすぶる前に処理したって感じではありますが。
ちょっと世界を広げすぎましたかねー。今更な物言いではありますが。

最後のEDは009リスペクトなんすね。神々の戦い的なw
最終回に関しては概ね満足なんですが、やっぱ漂う政治臭の胡散臭さとスリーバードメン回の出来の悪さ、話の取っつきづらさはあると思います。
1期の評価も併せてやや下降修正しましたが、昭和ヒーローものが好きな人には結構おすすめできる作品ではあると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

異能の力を持つ超人や妖怪と人類・・・それぞれが生きるための物語でした。

この作品は、「コンクリート・レボルティオ〜超人幻想〜」の分割後期に相当します。
物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

1期を視聴した感想は、善悪を含めたくさんの超人が登場する中、超人を保護する「超人課」が日々奮闘しているのですが、物語の構成が時系列では無かったので難解な作品・・・でも、主要登場人物のキャラ立ちはしっかりしていたので、展開についていけなくてもそれなりに楽しめた・・・というのが正直な感想です。

そしてタイトルに「THE LAST SONG」が付加された後期が放送されましたが・・・今回も同じくらい難解だったように思います。

まずビックリするのは、超人を取り囲む周囲の状況が一変してしまっていた事です。
確かに善良な超人ばかりではありませんでしたので、人間との間にイザコザが無かった訳ではありません。
ですが、中には人々の希望の象徴とも言える超人達が活躍していたのも事実で、そんな超人がいるから人類と超人との共存の均衡が保たれていたんだと思います。

でも後期では超人は十把一絡げ・・・善良な超人もすっかり影を潜めてしまっているのです。
これからの物語への布石である事は認識しているものの、人類と超人が共存するという、どんなに我々が願っても辿り着けない世界の存在が眩しかっただけに、この展開には少し寂しさを感じちゃいました。

そしてこれらに輪をかけてビックリするのが超人課の皆さんです。
何がどうなっちゃったんだろう・・・と考える余裕も無いくらい次々と色んな事件が起こっていくのですが、その物語の先にあるのは超人課の皆さんに対する違和感でした。

特にビックリだったのが主人公である人吉爾朗の言動です。
彼の根底に根付いているモノ・・・それは何も変わっていないのかもしれません。
でも・・・そうだったらもう少し違う態度が取れたようにも思えるんです。

・・・と、レビューを書いていて思ったんですが、違和感を感じたのは超人課の皆さんの「正義の質」が理由だったのかもしれません。

例えばとある事象で正義を全うした行動を取ったとします。
でも、それは一つの側面から見た正義であって、別の切り口からみた時にその行動が必ずしも正義になるとは限らないんですよね。

極端な例が、悪と称される超人をやっつけたとします。
その超人を悪と称した人達からみたらそれは正義の行動になると思います。
でもその超人を悪と思わない人達からみたら、それは単なる虐殺でありそこに正義は存在しないんです。

超人に対する思い・・・これは超人課の皆さんの根底に流れる思いは変わらないのだと思います。
でも、何を背負うか・・・これが異なれば導き出される答えに違いがあってもおかしくはありません。

きっと最初の差はごく僅かだったんだと思います。
でもその差を埋めないまま歩みを進めてしまった結果、気付いたら離れていた・・・
こんな感じだったのではないでしょうか。

離れてしまったその先に何が待ち受けているのか・・・気になる方は是非本編でご確認願います。
あっと驚く展開が待っていてくれると思います。

そして今回の一推しキャラは・・・前期に引き続き星野輝子ちゃんでした(//∇//)
前期では自分自身にも色々ありましたが、今期はしっかり職責を全うしていたと思います。
一連の騒動の幕が引いた後も変わらない優しさを見せてくれた彼女・・・何より彼女の直向きさと信じる心が私にとってストライクでした^^

オープニングテーマは、前期に引き続きZAQさんの「割レル慟哭」
エンディングテーマは、山本陽介 feat. 玉置成実さんの「ALL-WAYS」
第24話のみ歌い手は同じですが、ZAQさんが楽曲を提供した「THE LAST SONG」でした。
ZAQさんの楽曲は相変わらず凝っていて格好良いです。聞いている分には最高なんですが、カラオケでチャレンジしてみると、ちゃんと歌うのが難しいんです・・・
ZAQさんの曲がカラオケで歌えたらいいのに・・・^^;
エンディングもアニメと合っていて格好良いです。今度カラオケでチャレンジしてみたいと思います。

後期は尺が短いと思ったら11話でした。前期が13話だったので全部で24話の物語になりました。
ラストの展開は衝撃的でしたが、後味は悪くありませんでした。
そして物語の終盤に往年の名作が流れてきましたが・・・まさかタイトルに付けられた「THE LAST SONG」のオチはそれだけじゃないですよね・・・と思いたいです^^;?
でも物語の最後に輝子ちゃんと風郎太が交わしていた会話は、この作品の全てを物語っているように感じました。
難しい作品でしたが、時間を作ってもう一巡してみたいと思えた作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

64.7 25 ヒーローアニメランキング25位
天体戦士サンレッド 第2期(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (147)
807人が棚に入れました
神奈川県川崎市高津区溝の口、首都でもないこの地で、世界征服を狙う悪の組織・フロシャイムの川崎支部の怪人たちと、ご当地のヒーロー・天体戦士サンレッドが繰り広げる戦いの日々!!・・・のはずが、サンレッドはヒーローのくせにヒモでパチンコ好き、そのうえちょっと乱暴もの。
かたやフロシャイム川崎支部を率いるヴァンプ将軍は、「一日のほとんど料理のこと考えてる」というほどのカリスマ主夫にして、組織の中間管理職としては部下たちから「理想の上司」と慕われる人格者。
フロシャイムの怪人たちもそれぞれ、とても世界征服を企んでるとは思えないほどの小市民。そんな魅力的なキャラクターたちの日常を、ときにほのぼの、ときに世知辛く、ときにシュールに描くギャグアニメ。

声優・キャラクター
髙木俊、鍋井まき子、山田ルイ53世、ひぐちくん、清水聖、イッキ、間宮くるみ、斧アツシ

こたろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

至高のバラエティ番組アニメ

神奈川県川崎市で繰り広げられる善と悪との戦いの物語、第2期です。
最初にお断りしておきますが、私、この作品が大のお気に入り♪
ですので、主観と私見が入り混じったレビューになってもご勘弁ください。


内容は1期と変わっていません。相変わらず善と悪との馴れ合いの物語w
強いて変化をあげるなら、内田家とフロシャイムの親密度がよりあがってるのと、レッドのツッコミ技術が格段に向上している事でしょうか。
納税義務を果たし御近所からの評判もいい悪の組織フロシャイム(笑)と、同姓相手の収入で生活するパチンコ屋通いの正義のヒーロー(笑)の、心温まる「日常劇」。
もう、終始ヘラヘラ笑って見ていられます。

他のアニメとは明らかに異質です。
というかアニメというカテゴリーですが、番組としての作り方は、果てしなくバラエティ番組やコント番組に近い。
やってるネタは、毎回同パターンのお約束があったり、会話の掛け合いが笑いの主体である所、ある程度キャラが慣れてからは前の設定を使った変化球的なネタをふんだんに入れてる所、などなど・・・
もう、お笑い番組の定番の構成です。(声優もお笑い芸人だしね)

理屈っぽく無粋な考証をしたり作画とかを気にして見るものじゃありません。
アホ面さげて「わははバカだねぇ~」と、笑い飛ばしながら見るのが正しい楽しみ方です。

むぅ~、なんとなくアニメ好きの方にイマイチ評価されてない理由がわかってきた気がする・・・・


ともかく、見た目はアレですが、出演者全員愛すべきいいキャラです。
ウザい喋り方の怪人や、暴力ヒモ男のレッドも、何だかんだで善人w

コイツらの事が、たまらなく好き。ただそれだけです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2期があるとは思いませんでした

自分はゲオを利用するのですが、天体戦士サンレッドを置いてありました。
特に1期・2期の区別をしていなかったので、1期目のほうにレビューをまとめて書きました。
まさか、1期と2期に分かれているとは……
新しいレビューを書きたいのですが、1期目のほうで書きたいことは全て書いてしまったので、こちらには何も書くことがありません^^;
(同じ事を繰り返して書くのもつまらないですしね)

どうせ見るなら1期・2期の区別をしないで一気観してもらいたいです。
多少、時間はかかりますが、コメディーとしての出来はかなりよく出来ています。

懐かしい一発屋芸人の髭男爵のお二人が声優として参加しているのも珍しいです。
「面白いやないか~い」とワイングラスをぶつけながら見る人はいないでしょうが、懐かしいギャグを思い出してしまいます。

サンレッドとヴァンプ将軍の戦い。
「笑えるやないか~い」と心の中でつぶやきながら見るのも一興です。
万人受けはしませんが、個人的には笑いのツボにハマった作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

はにょ~♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ハニョー♪

アニマルソルジャーが可愛い♡

{netabare} レッド以外にも各地にヒーローが存在する。管轄区域は都道府県単位なのか市町村単位なのかは不明であるが、自ら名乗る場合は都道府県名を言うことが多い。ヒーロー同士の関係は具体的には不明であるが、「ヒーロー協会」なるものが存在し、作中に登場した者では先輩後輩の関係にあたるようである。協会への入社方法は履歴書を提出すれば怪人でもヒーローになれる。
全員が世界征服を目指しているわけではない怪人たちと同じく、ヒーローたちも全員がヒーローをやっているわけではない。例えばウェザースリーのレッド以外は、それぞれ別の職業に就いている。また、怪人たちとは対照的にヒーローたちは問題人物であることが多い(真面目だが超がつくほどにマイペース、凶悪な程に攻撃的かつ好戦的、虚言癖が酷い、怪人への転向を考える、など)。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1
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