クリスマスおすすめアニメランキング 85

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早速見ていきましょう!

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72.7 1 クリスマスアニメランキング1位
イエスタデイをうたって(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (321)
995人が棚に入れました
大学卒業後、定職には就かずにコンビニでアルバイトをしている"リクオ"。特に目標もないまま、将来に対する焦燥感を抱えながら生きるリクオの前に、ある日、カラスを連れたミステリアスな少女―“ハル"が現れる。彼女の破天荒な振る舞いに戸惑う中、リクオはかつて憧れていた同級生“榀子"が東京に戻ってきたことを知る。

声優・キャラクター
小林親弘、宮本侑芽、花澤香菜、花江夏樹、鈴木達央、坂本真綾、寺島拓篤、洲崎綾、名塚佳織、堀江瞬、小野友樹、喜多村英梨、前川涼子、遠藤大智、大塚明夫、小形満、川島得愛、小林千晃、田中宏樹、西山宏太朗、藤原夏海、本田貴子、諸星すみれ、天海由梨奈、村井美里
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

(音無響子+関口さとみ)÷2

原作未読 18年かけて完結した名作らしい


つくづく携帯電話というツールが青少年の恋愛模様に与えた影響は計り知れないものがあると思う。
コミュニケーションの取り方が今とまるで違う。

 『ポケベルが鳴らなくて』とその主題歌のヒットが93年
 初期費用10万円越えだが携帯電話が小型化したのが94年
 PHSのサービス開始が95年
 それに引きずられて携帯初期費用の下落が起きたのが96年
 契約台数200万台から一気に10倍規模へと拡大した97年
 99年に11桁化へ

私の場合、世の女子はポケベルかピッチ(PHSのこと)かなにも持ってないかみたいな時期に大学入学し卒業年次には皆さんおおかた携帯電話を持ってたかなぁという過渡期に学生生活を送ってます。振り返ってみると移動端末を持ってない女子には独り暮らしでもしてない限りアタックすることは無かったような… 逆もしかりで「携帯持ってない」はひとつの断り文句として通用するようになりもしました。

 “チャンスが失われる”

若者にとっては死活問題。端末が手に入れやすい価格帯になってあっという間に10倍以上の規模となった裏には下心あり。かようにわずかニ、三年で恋愛のルールに大転換が起きたのです。


本作の連載開始が98年1月。構想期間などリアルタイム反映は難しいにしてもすでにNO携帯な恋愛劇はやや時代遅れ感なきにしもあらずなタイミングです。
作者冬目景の生年は1970年。物語の主役が大卒直後のフリーターであって作者とリンクさせるなら92~93年頃と携帯端末勃興前夜の計算になります。原作者が自信をもって世に送り出せる恋愛劇に携帯というガジェットは辞書に載っておりません。単純に消化して落とし込むことができなかったのではないかと思われます。
ディスりではなくて、なんとはなしに肌感覚でNO携帯な恋愛劇を描いた最終世代の作品として貴重なのでは?と思いながらの鑑賞でした。推定'96大卒くらいまでがリアルに感じる恋愛物語と言えましょう。

現在でもやってやれないことはないでしょうが20年も経てば、当時を知る若者は中年/壮年になり恋愛する感覚が追いついていかない部分あるだろうし、リアル若者は取材した上で落とし込む作業が必要なんだろうなあとぼんやり考えてました。
肌感覚でイメージしづらい若人の皆さんでも手っ取り早くどんなものか知る方法はございます。動画とかで『JR東海 X'MAS EXPRESS』のCMをいくつか見てみたらいかがかと。60秒でNO携帯時代の恋愛のクライマックスを垣間見ることができると思います。


時代背景の前フリが長くなりました。作品に戻ります。

 『49%うしろ向き、51%まえ向き』

水前寺○子がニコニコしながら歩いてきそうな大きなテーマがまずはそこにあります。
繰り広げられるのは主要メンバー男2名女2名計4人の恋愛劇で登場人物はこちら↓

魚住陸生(CV小林親弘)
野中晴(CV宮本侑芽)
森ノ目榀子(CV花澤香菜)
早川浪(CV花江夏樹)

主役は大卒フリーター魚住陸生(リクオ)♂。その同級生、新卒で高校教諭の榀子(シナコ)♀。シナコの教え子だったが高校中退した晴(ハル)♀。シナコの実家金沢からの縁、浪(ロウ)♂。で、この狭いコップの中でいろいろやり合うわけでございます。
主役はなんとはなしに“陸に住み生きる魚”よろしく居場所がなく所在もなさげな青年。それでも“野”中や“森”ノ目と陸の上に安住の地を求めてるからなのか苦しんでしまう。そんな印象を受けた序盤です。
{netabare}※早“川”ならラクじゃんと腐女子が鼻血出しそうな展開を想像しかけたがあえてスルーしとく。{/netabare}

作品のキャッチコピーから
主役名からの類推(妄想)から
そして作品タイトル“イエスタディ”から

すっきりせず停滞しそうな物語を約束されたようなものであり、事実そんな感じの全12話でした。12話分を俯瞰するとやや途中の説明不足や強引な終幕を残念に感じる一方で、

{netabare}よくもまぁこの短尺で“恋愛の停滞感”を出せたなぁ…{/netabare}

むしろポジティブに受け止めたい。感心することしきりでした。約束された“停滞”はおそらく原作でも鍵になってるんでしょう。そのへんをアニメスタッフが大事に扱っていることを伺わせるような作り方をされてたと思います。

この褒め言葉としての“停滞”を生んだのは明らかに二点。
7割方は主人公らのパーソナリティ。これはネタバレで各人個別に後述します。こっちがやきもきするような優柔不断な二人が中軸なので話が進みません。
残り3割はツールの不備。先述の携帯端末がないことに起因してます。即時そして直接のやりとりが減るためすれ違いが生じやすくなり、当人らの性格もあいまって話が進みません。


 2%前に進んだ(かもしれない)恋愛群像劇


“即断即決”の2020年代を生き抜く私たちにとって、“すれ違い”や“空白”。行ったと思ったら戻ったりのもどかしさを楽しむタイプの作品です。
現実においてはアニメ作品も放送延期が連発したこの時期。
立ち止まって一呼吸したのは作品や業界だけでなく我々もでした。
奇しくもそんな2020年春クールにて、視覚に頼れず音と想像で空白部分を埋めるラジオという媒体を扱った作品だったり、本作だったりが生き残ったのは偶然ではないのかもしれませんね。
例えば空白部分。画面にも映らなかった会えない時間に彼女らがどんなこと考えてたんだろう?とかを想像しながら、深まってく想いだったり徐々にズレてく想いを堪能できる良作だったと思います。



※ネタバレ所感
以下、当方ゲスモード全開でいきます。
不快な表現があるやもなので純粋レビュー止まりならここでブラウザバックすることを推奨します。


■(音無響子+関口さとみ)÷2

誰のことかすぐ頭に浮かんだあなたは立派な大人です。そう榀子センセですね。

{netabare}想い人を亡くしたことが重しになってこじれちゃってるのが共通項。気立てが良くて恋愛経験少ないのも似てるかしら。めんどくさいけどかわいいのが響子さんで鬱陶しいのがシナコさんです。{/netabare}
{netabare}そのかわいいと鬱陶しいを分かつものは関口さとみ成分の有無でしょう。関口さとみ自体の説明は割愛。どうぞ『東京ラブストーリー』をご覧くださいませ。シナコは天然というか自分に素直なだけなんですが、リクオを完全にキープ扱いしてますよね。外形だけみると地雷女以外の形容詞が浮かばない彼女の特徴は以下↓

・過去を引きずり過ぎ
 ⇒まだなにも始まってない相手への一方的な恋心だぜ?
・浪を甘やかしすぎ
 ⇒自分の居場所確保のために彼に言うべきことを言わない
・リクオを都合よく利用し過ぎ
 ⇒そのくせ「私が甘えてるだけなのよ」と本人に言ったりする
・自分からフッたのに怒る
 ⇒そのくせ「私たちそんな関係じゃないから別に」と言わずにいられない
・自分から告ったのに優柔不断
 ⇒なんだかなぁ{/netabare}

この上なく強烈な印象を残すキャラクターさんとなってしまいました。ロクなもんではありません。
…と言いながらかくいう私だったらホイホイついていくと思います。

{netabare}そして、「そんなつもりじゃないの…」とフラれる未来を想像して打ちひしがれるまでがワンセット。
普通の男…と言っても自分基準ですがなんといいますか口説けそうだと勘違いしてアタックしかけるでしょう。作中でも複数回チャンスありました(キリッ)。そこを全く行動を起こさないリクオだから良かったかと思いきやところがどっこい。断言してもいいですが「冗談、ゴメン忘れて」という態度をこちらが取ることができればリセット可能とふんでます。そしてこのテの方々は“まだ脈はある”と匂わせる行動を繰り返します。理由は

 考えてそうでなにも考えてないから

前後の行動の因果関係や会話で投げかけられた言葉の意味を理解できていません。他者への想像力の不足。これまで言い寄ってきた男もいたでしょうが亡者バリアが発動し見切りをつけられたいていの男は彼女の元を去っていって久しい。そのくせ異性の気配がないのはそれはそれで淋しいというのが露骨であり、その感情を整理なり処理できてるようには見えません。バリアをくぐり抜けた親族ロウと優柔仲間リクオくらいしかストックがない。逆にくぐり抜けさえしてしまえば言葉悪いけどちょろいです。あとは「こんなに思われてるんだからしゃーない」と自分を納得させたいだけでしょう。

要は“一線越えて上書きしてしまえばいーじゃん”という思想です。作中でもシナコ本人が自分で決断する怖さから判断をリクオに委ねる意思表示をしてましたがそこに乗ることのできないリクオというのがまた作品の味となってました。

と、これまでボロクソに言いつつされど惹かれてしまうやっかいな女性だと思われます。原作者の方女性と聞いて納得したのですが、シナコは女性のめんどくさい部分を詰め込んだような人。そこが良く描かれてます。このめんどくささってそのまんまめんどくさいんですけど一方でめんどくさいのが好きな人もいるでしょう。私なんかそのうちの一人ですよ。
そんなめんどくさい女性が好きだっていう某アニメに言わせれば南極向きな性格をしている男性陣はおおいに楽しんだらいいと思います。{/netabare}


■少女漫画に描かれた文脈でしか男を知らない人

誰のことかすぐ頭に浮かんだ人は残念なことに私と思考回路が似通ってるかもしれません。そう晴ちゃんのことですね。

{netabare}まだJK年代だからいいけど早いうちに軌道修正してねという娘さん。カラスを手籠めにしている女性は古今東西、魔女しか私は知りません。{/netabare}
{netabare}家庭環境から妄想する偏見ですけど男女交際のロールモデルを想像できてないんだと思います。自分の“好き”という感情に直面した時に、まがりなりにも次の段階を想像できているのがシナコだとして、ハルにはそれがありません。
それでいて臆病なシナコとは対極的にハルは行動的です。想像してみてください。イメトレなしで試合に臨んだ時の惨状を。もしくはゴールや落としどころを描けずに商談に臨んだらどうなるかを。ハルのやってるのがまんまこれ。下手に行動力のある分ズレたらズレたであさっての方向に行ったまま帰ってこれない怖さがあります。

 一緒にいるだけで幸せ

彼女の好きになった理由が希薄なこともあるかもしれません。高校中退理由もなんだかよくわかりません。シナコに輪をかけてなにも考えてなさそうなのが彼女の危なさです。

と、同じくボロクソに言いつつされどこちらも惹かれてしまうやっかいな女性だと思われます。ただし理由はしょうもないところ。

 {netabare}好意もたれて嫌いになれるわけねーじゃん{/netabare}

ストレートな愛情表現を“素直”であると好意的な勘違いをしかけましたが、彼女の場合、一緒に描く未来が見えません。しかしながら見ため可愛い子に好意もたれたらホイホイついていくスケベ心を私は隠さないですよ。
そんな抗えない下心を是とされる男性陣はおおいに楽しんだらいいと思います。{/netabare}



男二名のめんどくささも書くつもりでしたが息切れしました。野郎二人は中学生です。学校で教師を呼び捨てにしてマウント取ろうなんて高校三年生としては稚拙。黙って○○へ行け! …以上です。

ということでもう一度戻って女子二人。要はヒロインの二人ともめんどくさいのです。
そしてやっかいなことにどっちとも好き。
出来れば両方ともおつきあいしたいとゲスの極みなことを考えているのは私だけでしょうか。皆さんどの子がいいなぁという視点で観てるんでしょうか。その場合誰が人気あるんだろう?
最後に本作で自分だったらこの娘さんが一番いいなぁと思った人と理由をネタバレで挙げときます。
ズバリ当てたらすごいかも(笑)


{netabare}その子はリクオと4か月付き合ったという同級生の子{/netabare}

{netabare}迷わないですね。キタエリさんが声あてしてた娘です。次点はハルのバイト先のお姉さん。理由は↓

・言い寄られると弱いという自分の弱みを理解している
・そしておそらく経験を踏んで対処の仕方も心得ている(はず)
・育ちが良いので本人が遵守してるかはともかく社会常識の判断基準に世間とのズレはなさそう
・職能を理解しなんだかんだ生活するための目途をつけている
・例えばピアノできるのよ、のドヤ感が一切ない。わきまえてる
・居候先にリクオを選んだ選球眼と行動に移せるメンタリティ
・シナコやハルの様子を瞬時に察してフォローにまわれる観察力
・そしておそらく「一線越えてから考えよう」の割り切りの良さに聡明さを感じる


たぶん付き合ってて退屈しないし、結婚したらしたでしっかりするであろうと思われる。{/netabare}



この物語を鑑賞して思ったのは女のめんどくさいはかわいくて男のそれはどうでもいいということ。
次に主役四人組以外の登場人物はわりとまともだったこと。
あと言い忘れてたけど榀子センセなんかの比じゃないくらいこいつはダメだと思ったキャラがおります。さっき最後と言っといてすみません。断トツでした。

{netabare}そいつは早川父。

「いい加減解放してやれよ」

突き放してあげるのも大人の役割です。

携帯電話のない恋愛劇を懐かしむことのできた方々はこの父親と同年代くらいではないでしょうか。
どこかしら欠落した四人組にあーだこーだとマウントを取ろうとする前に、はたして自分がこんな早川父みたいな大人になってはいないか自省してみるのもよいのかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 46
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな by与謝野晶子

[文量→大盛り・内容→(大きな愛ゆえの)酷評系]

【総括】
ジャンルは恋愛。青春群像劇。

レビュータイトルの短歌は、「何となく、君が待っているような気がして出掛けたら、花畑に夕方の月がかかっていました」という意味で、このアニメの魅力を的確に表していると思います。

この短歌のように、すれ違って、もどかしくて、ふるくさくて、でも、美しくて、切ない。それが、「イエスタデイをうたって」です。

私はこのアニメの原作漫画が大好きで(多分10周くら読んでるw)、原作に評価つけるなら☆5。だから、「原作の魅力をきちんと出せれば」アニメの評価も☆5になるわけです。

ただ、、、最終話がねぇ。原作好きの私的には、「12話は存在しない」が、正解です(苦笑) 私、11話までこの作品を、「☆5お気に入り棚」に入れてたんですよ?

よって、今からこのアニメを観る方には、次のような視聴方法をオススメします。

①アニメの1話~11話までを観る。②原作を読んで完結させる(出来れば1巻から観てほしいけど、9巻くらいからでも良いです)。③アニメの最終回は一生観ない。

マジこれ、オススメです(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
大事なことなので最初に言いますが、「私は榀子派」です(笑) 地雷女だ全ての元凶だのメンヘラだの言われようが、私は、メンドクサイ榀子が好きですw

でも、だからといってハルには不幸になって欲しくない。最終回、ハルの恋が叶ったことは素直に嬉しい。あのキスシーン(タバコ臭い)は、漫画史に残したくなる名シーンです。

それはつまり、「とてもレベルの高いダブルヒロインもの」ってことです。榀子もハルも悪くない。そう、悪いのはリクオだけですw

というか、私が榀子派なのは多分、「ハルも榀子も幸せになるためには、リクオと榀子がくっつくしかないんじゃないか」って思うからです。

ハルは多分、リクオじゃなくても大丈夫。それこそ、湊ならハルを幸せに出来ると思う(雨宮には無理)。リクオは、ハルでも榀子でも大丈夫。つか、ハルにも榀子にもフラれても、それなりに生きていける。

でも、榀子にはリクオしかいなんじゃないかって思うんですよね。申し訳ないけど、浪くんじゃあ、力不足です。

個人的には、榀子が浪くんと結ばれる未来は全く想像できない(湧くんのことがあるから、逆に浪くんとだけは絶対に無理だと思ってる)。さりとて、どこかの馬の骨にかっさわれるのも納得できない。

ハルにはリクオとくっついてほしい。榀子には幸せになってほしい。そんな矛盾する願いを叶える、私的な解決策は1つ。

「リクオが榀子と一線越えてから、別れて、ハルと付き合う」

これですな。

ハルの幸せは、=リクオと付き合う、なんですが、榀子の幸せは、=前進する、なんですよね。榀子はハルより年上だけど、精神的には、ハルよりずっと幼い。んで、榀子が子供なのはやっぱり、「男性経験がない」ってのも大きいと思うんですよね。変な幻想があるというか、無駄にびびってるっていうか。

かの北方謙三先生は、「童貞は風俗にいけ」という言葉を残しました。かなり乱暴だけど、一部、真理は突いているとも思ってて、「とりあえず榀子は男とちゃんと付き合え」ですよ。心の枷というか、変なプライドみたいなのを捨てた方が、多分うまくいくと思う(現に榀子は、初めての男女交際をリクオとすることで、最終話、少しだけ前進できた)。

ちなみに、この最終話、かなり不評のようで、それはよく分かります。序盤~中盤をかなり丁寧に描いたことで、明らかに尺不足。原作未読組には厳しかったでしょう。

大体、1巻~6巻までの内容を10.5話くらい使っているのに、7巻~11巻をラストの1.5話くらいに押し込むなんて、無理な構成でしょうに。

本来は、(原作ネタバレ){netabare}就職した後のリクオはもっとミルクホールに通い、ハルとの関係も深めていたし、榀子の拒否り具合や二人がギクシャクする感じも、ちゃんと描かれている。その上で、ハルを狙う雨宮という優しい男がいて、リクオにフラれたハルはちょっと流されそうになる。そんな状態が嫌なハルは、岐阜だったに逃げる。それを追いかけるリクオ。{/netabare}

そういう過程を経ての、ラストの駅のシーンに至るわけですよ。しかも、

(原作ネタバレ){netabare} 浪は浪で、莉緒という年上のモデルと頽廃的な逃避行があり、榀子と付き合うなんてことはないです。榀子に関しては、リクオと別れた後、寂しげに笑うカットがあるだけで、その後は不明です。アニメ最終回のように、浪の家に行くなんてシーンはない。{/netabare}

冒頭書いたように、私は榀子の幸せを心から願いますが、アニメの最終回の展開は、絶対にアリエナイ。あの改変はダメでしょ。冬目さんも、榀子の扱いに困ってた(てか、あんまり榀子を好きじゃない)から、許可とれたのかもしれないし、監督の勝手かもしれない(この監督が原作を愛していて、熱量を持って作ってくれているのは感じてて、だから、四人それぞれに結論をだしたかったのだろう)けど、とにかく、「ないわ~」と思った。

私の評価、1話から順に追っていくと、5→5→5→4→5→5→5→5→5→4→5→1ですよ? 最終回でここまで評価下げる作品なんて、過去で一番かもしれません。

いや、実は原作のラストも、自分的には100点ではないんですよ。でも、アニメのラストよりかなりマシ。

アニメ制作陣の皆様、この度は私の好きな「イエスタデイをうたって」という、すでに完結から4年以上経つ作品をアニメ化して下さり、本当に感謝しています。しかも、美しい作画と、素晴らしく原作のイメージに近い声優陣、何の文句もありませんでした。ただ、最終回。色んな思いや事情の上でしょうが、アレはないです。本当に、「画竜点睛を欠く」惜しいアニメだったと思います。
{/netabare}

【余談~ 原作漫画について ~】
{netabare}
本作、「作画」と「声優」に関しては、満点だと思います。

まず作画は、「動画工房、こんなにすげぇんだ」と思いました。原作の冬目先生は、画集を出すほど絵にはこだわる漫画家。ていうか、漫画家というより、絵描きだから、あの人(笑) それを、きらら系や萌えアニメのイメージが強い動画工房が、ここまで描ききるのかと、かなりビックリしました。


声優陣ですが、「自分の中での」イメージは、

リクオ→もう少し低い感じ。
ハル→大体イメージ通り。
木下さん→めっちゃイメージ通り。
福田→もうちょい高い感じ。
榀子→かなりイメージ通り。
浪→もう少し高いイメージ。
杏子さん→イメージ以上。

てな感じ。私はあまり、原作→アニメっていかないんだけど、先に原作を読んだ作品としては、歴代1位の納得感でした。

ストーリーに関しては、11巻を12話だから、そんなに難易度は高くないと思うけど、「原作の空気感」を大切にしているため、「間」をたっぷりとっていました。その分、「ハル×雨宮」「雨宮×みもり」「浪×莉緒」「木ノ下妹×深町」「滝下×葛原」「杏子×クマ」というサブキャラの恋愛(ていうか存在自体)をカットし、メインキャラ四人の恋愛話にしていた。

これも、12話って尺を考えると、英断だったと思う。

これだけ、「間違えずに、原作を表現してきた」のに、なんで最終回で、あんなに間違ったのかなぁ?

本作、2クールでアニメするような作品ではないけど、1クールにまとめられるような作品でもないと思います。許されるのなら、「ReLIFE」のように、「後編」をつけて、15,6話くらいでアニメ化するか、アニメの11話までを12話で描き、「みもりと雨宮、莉緒が登場するところから最後まで」を劇場版でやれれば、名作になったと思います。勿体ない。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆5
作画、素晴らしいね。声も、概ねハマっている。原作の大ファンなんだけど、めっちゃ良かった。空気感が、原作を上手く表現できてる。ただちょっと、ギャグパートの演出がくどいかな。まあ、原作好きはあの地味で暗く変化の少ない空気感が好きだけど、アニメで入る人にはややハードルが高いから、ちょうど良いのかもしれない。

2話目 ☆5
基本的に、シナコが子供で、ハルが大人だからな。内面的には。

3話目 ☆5
半周遅れのランナー。愛とはなんぞや。印象的な言葉だよか。この回のハル、可愛いよな~。

4話目 ☆4
滝下の声も、概ねイメージ通り。この盛り上がりに欠ける回、原作好き以外は楽しめてるのだろうか?(笑)

5話目 ☆5
リクオのカメラ好きは、ここまでにもう少し推しておいた方が良かったかな。なんか、ちょっと作品のテンポが早くなってきたな、この作品の場合、あまり褒め言葉ではないんだけど。ハル、ビールじゃなくてオレンジジュース飲んでる(笑) エンゲージリングのくだりのハル、可愛いよな(笑) 湊、1話で退場か。結構好きなキャラなんだけどな。

6話目 ☆5
ユズハラ、好きなキャラなんだよな。「文化系の妙な色気」は、結構自分の好みを変えた言葉だな。この回の榀子は可愛いんだよな。この二人、怒り方が対照的なんだよな(笑)

7話目 ☆5
ゆっくり、ゆっくり、皆が進んでいく。この作品の醍醐味。

8話目 ☆5
チャンスをモノにできない男(苦笑) まあこの作品、意図的に携帯を排してるかならな。男は働いて、自信を持つことが大事。ハルの言葉に、魚住の理解度という点で負けていることを悔しく思う榀子。無理してって、リクオはダメだな~。ハル、めっちゃ理解力あって、可哀想。

9話目 ☆5
そう、どうなったって壊れないんだよ。そもそもあの発言が重い女(笑) 京子さんは大人だからな~。ハルサンタ可愛い♪ 鉄壁のシナコ(苦笑)

10話目 ☆4
福田嫁、出来る女だな~。これが本当の女子力(笑) クマさんと京子さんの恋愛話も好きなんだよな~。ムーンストーンは「恋愛成就の石」。石言葉は「純粋な愛」「母性本能」「永遠の愛」で、「恋が叶うまで自分を磨き待つ」という意味ももつ。ぴったりですな。深い意味はないし、何で連絡ないのよ? シナコさん、難しい(笑) いけ、リクオ、チャンスだ! 逃すな(勢いでヤッちまえ)! 、、、って、逃すの知ってるけど(笑) ただこれ、最終話までに、まとまるか?

11話目 ☆5
知らない天井(笑) ハルは本当は、謎料理が得意だけどね(笑) 榀子は、男をダメにするな~。小学生だよな(笑) 荷物を落としそうになって、握り直す描写、好きだな。ハルの本音と正論。完全に榀子が悪者なんだよな(苦笑) まあ、カットされてるけど、リクオも結構ミルクホール行ってたからな~。リクオ、ダメだな~。そういうことじゃない。シナコをちゃんと叱らないと。

12話目 ☆1
いや、やって良い改変と、ダメな改変があるでしょ。
{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 34

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あの頃のあの日々のイエスタデイ(最終回視聴終了につき内容を変更)

視聴終了後の感想は下の方。

 原作マンガ連載開始が1998年。
 あの頃をそのままアニメにしている作品でついつい、追憶の中に引き込まれてしまう。それだけあの頃をリアルに描き出しているアニメです。
 つまり、今の30代中盤から40代もしかしたら50代までクリティカルヒットしてしまうアニメです。これはドラマや映画だともしかしたらこの雰囲気を出すのが無理かもしれない。万引き家族という映画を見て感じた惜しいなという感じ。つまり時代背景をぼかす所までしかできてないよね。ってところ。いや、もしかしたらそのつもりは無かったかもしれないけれど、あの家族を撮る時に過去なの現在なのってところは実は重要に感じたんだけれど、結局現代なんだろうなーってなったところがある。
 そういう惜しさみたいなものが、このアニメには完璧に消されている。バックトトゥーザフューチャーよろしく過去へタイムスリップしたような感覚に陥る。
 これはアニメだからこそ作りこめばそれだけ良いものができるんだぜ、見てるか!って本気を感じずにはいられない。
 じゃあね、どこがそう感じるかって話です。
 細かな、小物もそうテレビはブラウン管、ビデオデッキは3色ケーブル、携帯電話はひょいひょい登場しないし主人公のリクオの家にはダビングができるカセットテープデッキに据え置き電話などなどw
 今回このレビューを書き始めたのが6話を観てからなんですが、この回に唐突に登場したユズハラという女の吸うタバコがちょっとデザインと名前が違うけれど、今はもう売ってない当時のタバコでセーラム・ピアニッシモである。こういう細かい時代背景の作りこみ方がすっごく丁寧であの頃が蘇ってくるわけです。
 私の母の妹が昔セーラムを吸っていたのを思い出したりして懐かしい。
 (タバコは吸わないけど、作品の中に出てくるタバコは好き) 

 いやぁどうですか? このレビュー見てる方で本編見てる方で6話が震えるほど良かったと共感してもらえる方いるかなー居てほしいな。
 ユズハラって女の造形が与えるこの物語へのインパクトは絶大で、今後の展開がマジで楽しみになる。さて今後どういう形でリクオに変化をもたらすのか乞うご期待! ですね。リクオと重なる部分を持ち合わせているものの完全に違う性格である。分かるけど、分からない。必要じゃないけど必要な関係に見える。
 ユズハラとシナコの会話で見せたアニメーションの力に圧倒される。動き回るだけがアニメーションじゃないんだぜ! そして二人の会話の不自然さが自然に出せてるし絵の演出との馴染みがスゴイ。こういう所まで演技できる声優さんはスゴイ。(なんか最近逆のレビューした記憶が…)
 唐突に出てきてこの印象を与える喜多村英梨さんはあれかい? 控えめに言って天才なのかい? 花澤さんもとても好きだけれどね。

 本当に来週が楽しみですぜ。波よ聞いてくれと共に楽しみな作品です。
に与えた影響は! 来週が待ち遠しい。

追記
 8話、私は実写を越えて伝わる作りに感動する。
 リクオの決意、受け止めるハル。そして、何かを決意をしたようなシナコ。
 何を決意し何を受け止めたのかはまぁ見てもらえればいいとして、震えたのはその演出。
 リクオの成長とシナコの成長が重なり合うように見せる脚本の技がスゴイ。この1話切り取っても前半に下地があって中盤でまくり、最後に落とす完璧な構成だよ。それと作画さんマジで良い顔させるね!
 音響も良い、BEASTERSでも割と絶賛したけれどリクオの声優さんも良いし、ハルの役をやってる人も良い、わたくし大絶賛のID:INVADEDで重要な役をやっていたしここ数年でよく聞くようになった気がする。何よりも素晴らしいのが、シナコ役の人ね!初めてこの人を意識したのがシュタゲだか物語シリーズだか忘れたが、あの辺からすると大人で難しい役に対して素晴らしい演技をしてくれる。
 本当にこの作品はしっかり作られていると感じる。最後まで楽しみすぎる。

視聴終了して

 最終話まで視聴終了しました。☆の点数は満点。今まで満点をつけた作品は本当に少ない。でも、点数と内容には若干のズレがあるのでそこまで重要ではない事を伝えておきたい。

 視聴を終了し感じた事は、よくこの内容をアニメで表現できたなというところ。物語は大人と呼べるほど物事をしっかりと割り切れていない、けれど、子供というほど自分の事だけしか考えてない、というわけではない二人の物語が軸になっている。
 この微妙な時期はきっと誰にでも訪れるんだけれど、これをすぐに通過してしまう人と簡単に大人へと切り替えられない人がいる。それで、後者の二人が、友人と恋人の中間でヤキモキする。そんな話。
 大人と子供の間にいる人間の機微を表現するのに、アニメが向いているのかどうかを考えると、正直向いてない。
 じゃあどの表現が向いているのか、それは一長一短ではあるけれど、一番は漫画だろう。文字として、内面を見逃さずに読み解くことが出来るうえ、絵で心象風景だったり、空気感を演出することができる。
 次に小説。同じ理由だけれど、絵の部分を文字で伝える必要があり、これはかなり、書き手の腕によって変わるので、難しい。
 内面を語らせる事には一番向いているけれど、情報の取得にはどうしても書き手と読み手のレベルによって変わってしまう。
 そして、アニメーション。なによりも時間が制限されている。さらに、どこか見逃した場合そのことに気づけないのがつらい。漫画ならコマを読み飛ばしたかどうかなんて分かるし、すぐに見返せる。
 アニメではそうはいかない。どんどん流れていく情報を見逃さないようにしなければならないのだから。
 見逃していても気にならないようなアニメは正直結構ある。それはつまらないという事ではなく、見逃しても気にならない内容のものだったり、ポイントをおさえていたら補完できるものだったりするわけです。
 でも、この作品はそれを許さない。
 見逃せば次の場面でどうしてこうなった! となる。それほどに繊細な内面の描写をする。
 原作があり、脚本がある。この脚本には全くと言って良いほど手抜きは感じない。原作は正直知らないけれど、セリフや仕草、カット割り、かなり作りこまれていると感じる。一本のアニメを見るのにこんなに疲れるのは本当にスゴイ事だよ。

 作画に満点をつけているのですが、このアニメは背景と絵では違うラインの取り方をしてますね。
 というか、原画でのキャラの書き方に特徴がある。線が不安定なのだ。でもちゃんとラインは取れているから、崩れていない。太かったり、細かったり、途切れていたり、また少し揺れていたり、まっすぐだったりしているんだけれど、これも意識的に行ってのことだろう。
 じゃあこれで私がどういう感想を持ったのか。見た人にどんな影響を与えているのかを考えてみたい。
 この軸に置かれている二人。(ハルは違うからね)は前述している通りにかなり微妙なと時期にお互いがいて、不安定なんだ。その不安定な雰囲気をラインどりのやり方まで意識されている。自然と伝わるようになっていると感じた。
 最初の線が活かされたまま動画になっているのも良い。また細かい動きが多く、止め絵でも良いと思う場面も動く。動くことで、ちゃんと表現されているものがあるから、余計でもない。必要だから動かしているんだと分かる。こういう細かさがちゃんとこのキャラクターの内面を描写しているだからこそ、もしなかったら、きっと動機に説得力が欠ける事に繋がる。細かいところまで動かしているから、物語として成り立っているんだ。逆にいうと動かさないと成り立たなくなってしまうか、つまらないものになっていただろう。

 結末は個人的には好みではない。でもだからってこの作品の良し悪しが変わるわけでも無いっていうのが個人的な考え方。

 それにしても、やっぱり声優の演技最高だった。実際、どんなに絵を頑張っても、脚本を頑張っても、声優だけで壊れてしまうことなんて度々起こる。作品の雰囲気を最大限引き出したこの選出は見事。

 背景がスゴイのはもちろん序盤からなのだが最終回の井の頭公園。本物と遜色ない位に美しい、いや本物と違った美しさがそこにあって、それは本物と比べるものでもないのかもしれない。
 世田谷線かな? あれもすごく丁寧な書き込みだった。背景さんスゴすぎます。扉の開き方も作りこまれていてビビった。
 製作会社どこだよ。と思ったら動画工房さんで納得した。
 週末よく井の頭公園に散歩に行くんだけれど、二人が話していた場所も分かるし座って本を読んだこともある。良いところなんだ。行ったことがなければ一度はおいで(だれやねん)。井の頭動物園(井の頭自然文化園)に象の「はな子」はもういなくなってしまったけれど、色々な動物が見れるぞ。

 閑話休題。
 話がそれすぎたので無理やり戻そう。
 物語を楽しむアニメで物語自体が受け付けない場合もあるしそういう見方も正しいと思う。だからこそ自分には合わないって思った人にこそ見てほしい。ちゃんと合わなくても楽しめるだけの作りこみがしてある。
 誰にでもおススメできる素晴らしいアニメでした。ありがとう。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 15

80.3 2 クリスマスアニメランキング2位
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない(アニメ映画)

2019年6月15日
★★★★★ 4.1 (258)
1526人が棚に入れました
空と海が輝く街“藤沢"に暮らす梓川咲太は高校二年生。先輩で恋人の桜島麻衣と過ごす心躍る日常は、初恋の相手、牧ノ原翔子の出現により一変する。何故か翔子は「中学生」と「大人」がふたり存在しているのだ。やむなく翔子と一緒に住むことになった咲太は「大人翔子」に翻弄され、麻衣との関係がぎくしゃくしてしまう。そんな中、「中学生翔子」が重い病気を患っていることが判明し、咲太の傷跡が疼き始める――。

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、水瀬いのり、東山奈央、種﨑敦美、内田真礼、久保ユリカ
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

初日舞台挨拶にも行ってきました

~・~・~・~・~公開記念舞台挨拶に行ってきました~・~・~・~・~

第一希望の上映後舞台挨拶は落ちて
上映前舞台挨拶に行ってきました

上映前ということはつまり
これから見る人に向けたメッセージですから
原則ネタバレ無しということです

本当はネタバレありで面白い裏話をたくさん聞ける
上映後舞台挨拶の方が好きなのですが
まだ観ていない大多数の方にも
ネタバレなしでトークの内容をお伝えできる点は
いいかもしれませんね

原作は現在読んでいる途中で
まだ劇場版相当部分に辿り着いていませんが
映画の内容は原作の6巻と7巻にあたるようです
TVシリーズは
1巻バニーガール先輩
2巻プチデビル後輩
3巻ロジカルウィッチ
4巻シスコンアイドル
5巻おるすばん妹
までを中心に
最終話で6のエピソードを少し添える形で
青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
という題名で放送していましたが

今回の劇場版は
6巻ゆめみる少女
7巻ハツコイ少女
の二つを
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない
というタイトルでアニメ化しています

1~5巻がそれぞれ
麻衣、朋絵、理央、のどか、かえでの話なので
舞台挨拶に行くまではゆめみる少女という題名から
翔子がメインの話だと思っていました
しかし舞台挨拶でこれから見る人たちに向けて監督から出た言葉は
「TVシリーズはそれぞれの女の子達の話でしたが
劇場版は咲太の話です」
というもの
そして実際翔子が重要な役割を担って入るものの
咲太が自身に起きている思春期症候群を解決するため奔走する話であり
TVシリーズで少しずつ蒔いてきた伏線を
がっつり回収する構成になっています

したがってTV版見てないよ!という方は
これを観る前にTV版を見てくるか
原作小説を5巻まで読む必要があります

逆にTV版を観たのであれば
ぜひ劇場版もセットで見るべきだと思います
TV版とは独立したエピソードというよりは
TV版の完結編とでも言うべき作品なので
(原作はそこで完結せずにそのまま続いていますが)
これを見ることでTV版の評価も変わるんじゃないかと思います

一般公開前ということもあり
内容に関してのより突っ込んだ話は控えることにして
一般公開後に原作読了状態で
再び劇場に足を運ぶ予定なので
そのあとでまたレビューしようと思います

おまけ:舞台挨拶雑感(ネタバレ無し)

{netabare}監督:増井壮一

4日前まで今日が何曜日かもわからないような
忙しい生活を続けていた
ふらふらと入ったコンビニで
ちょうど青ブタコラボをやっていて
コラボ商品をぼんやり眺めながら思ったのは
「へぇ・・・青ブタ映画やるんだなぁ」

あんたがボロボロ二なりながら作ってるやつだよ!

梓川咲太役:石川界人

作品の見どころを聞かれて

「人間の限界を越えようと頑張ったけど
実際には全然できてなかった
あれは山寺宏一さんにしかできないやつだと思う」

簡単に説明するとテンションの違う二人の掛け合いを
一人芝居でこなさなきゃいけないシーンがあるんですね
実際には無理だったということなので
おそらく2度に分けて録ったのだと思います

彼は山ちゃんにしか無理と言っていましたが
君嘘フィナーレにおける朗読劇では花江夏樹が
公生と黒猫の一人芝居を見事に生で演じきっていましたよ?(・x・;

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

水瀬「アフレコがだいたい・・・2月くらいだったと思うんですけど」
瀬戸「あれ?3月じゃなかった」
石川「いや4月だったような気も・・・」
瀬戸「それはないよ!4月じゃ昨日じゃん!」

いや・・・昨日ではないと思うよ?
というかそこはそんなに掘り下げ必要かなw?

牧之原翔子役:水瀬いのり

事前情報の無いサプライズ登壇でした
水瀬「この後でみんながツィッターとかにあげて
私のファンが悔しがるやつですよ(にやにや)」
石川「でも、絶対欠かせない役だし、水瀬さんのイベントスケジュール確認して、サプライズ目当てでここにきてるファンもいるかもしれませんよ?」
水瀬「・・・」
司会「今日水瀬さんが来るのを予想してここに来た人っていますか?」
ぱらぱらと手が上がったのを見て、心の底から嫌そうに
水瀬「怖っ!!」

ファンにそういう態度とってるとまた換金所のババァって言われちゃうよw

思春期症候群の話になって
それぞれどんな思春期を送っていたかという質問になりました

監督:増井壮一

「高校の時は勉強とか全然してなかった
数学の二階建ての公式が覚えられなくて
こんなもの覚えて俺の将来に何の役に立つのか?
と先生に訊いたけど
『とにかく覚えろ!』しか言わないから
それ以来勉強するのをやめた」

まぁ勉強なんかしなくてもほかの手段で食べていけるなら
それはそれでいいと思いますねw

梓川咲太役:石川界人

石川「高校生くらいの頃は・・・周りに誰もいませんでしたね」
司会「それはぼっちというやつでは?」
石川「人の傷をえぐらないでください(悲)」
石川「まぁ・・・人間が嫌いでしたからね・・・」

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

瀬戸「高校に入って知り合いが全然いない環境になったのをきっかけに
いわゆる高校デビューってやつで
クールな一匹狼キャラになろうと思った
そういうのがカッコいいと思ってた
でも入ってすぐにクラスの子に話しかけられて
すぐ仲良くなって部活とかにも入って
全然そういう感じにならなかったw」
石川「( ゚д゚)<・・・」

一匹狼がカッコいいとか言い出した時は
石川君のフォローしてあげるのかな?
とか思ったんですが最終的には
石川君のぼっちぶりが際立つ方向にw

牧之原翔子役:水瀬いのり

水瀬「高校生くらいの頃は
大人のどこがえらいのか?
ちょっと30㎝くらい大きいだけで
なんでそんなに偉そうなのか?
オーデションに行っても
お前ら私を評価するとか何様のつもりだよ!?
って思ってました」
瀬戸「評価してもらうために自分からオーディションにきて
評価されたくないって矛盾してますねw」
水瀬「ほんとその通りですよね
まぁそれでたくさん炎上したりもしました・・・」
瀬戸「自分からほじくり返さないでいいからw」

どうやら炎上の件を多少は気にしている模様w
{/netabare}

~・~・~・~・~公開記念舞台挨拶にも行ってきました~・~・~・~・~

原作をしっかり読んだうえで初日舞台挨拶に行き
その翌日に3回目をあにこれメンバーといってきました

これでもかというくらいぎゅうぎゅうに詰め込んだ作品なので
原作からはいろいろ削られてる部分があったり
地の分の説明が無くなってわかりにくくなっているところがあったり
原作で補完してから見た方がより引き込まれる作品でした

実際初見のときより原作読んでから見た2回目の方が
一人一人の細かい心情まではっきりとわかって倍くらい泣けた
というか上映時間の半分くらい泣いてた気がします(つдT)

おまけ:舞台挨拶雑感(ネタバレ込み)

{netabare}司会(天津向)

どうも!司会のムカイオサムでーす

へー・・・天津の向って下の名前おさむだったんだね
とか思ってたら

梓川咲太役:石川界人

石川「どうも梓川咲太役の向井理です」
向「それさっきダダ滑りだったから!
  傷口に塩塗り込まないで!
  大体やったらバカウケだよって煽ったの君らでしょ!」
石川「いやー・・・面白かったですよね?」

観客に同意を求めるもまばらな拍手

向「義理の拍手すら最低限じゃん!」
瀬戸「そろそろ挨拶してもいいかしら?」
向・石川「…」

初日の映画のヒットの話になって

石川「僕いつもエゴサしてるんですけど・・・」
周りがみんなかわいそうな目で見るのを受けて
石川「エゴサ位したっていいだろぉぉぉ」
周り「・・・」
石川「エゴサして全部のツイート読むようにしてるんですけど
  #青ブタがトレンド入りして
  読んでも読んでも読み切れなくなってる
  嬉しい悲鳴」
水瀬「皆さんこれ終わった後タグ付けてつぶやけば
  もれなく石川さんに読んでもらえますよ!」

たぶん客層的にいのすけに読んでほしいオタクの方が多いと思うんだw

桜島麻衣役:瀬戸麻沙美

「初日舞台挨拶ももう4回目
朝から初日舞台挨拶してきましたが
ようやく初日なんだなぁって実感がわいてきました!」

いやもう夕方だよ!
これ最後の舞台挨拶だよ!
初日の上映終わっちゃうよ!

牧之原翔子役:水瀬いのり

「最初にタイトルを聞いたときに受けたイメージとは全然違ってすごく素敵な話だった
みんなが自分を犠牲にしてでも誰かを救いたいっていう
すごく優しい世界だった」

青ブタは本当にタイトルで損してる作品だと思う・・・

古賀 朋絵役:東山奈央

「キグルミの咲太はどういうつもりで飛び込んだのかすごく気になってます
結果的にはとってもいい結末を迎えたわけだけど
ああいう風になるって事前にはわからなかったわけじゃないですか
私の考えでは咲太はあの時代の咲太を助けて死んで
自分の心臓を翔子ちゃんにあげて
麻衣さん含めた全員を助けるつもりだったんじゃないか?
って思ってます」

なるほど・・・確かにあの結末は結果論で
最悪はねられた方の咲太に収束して
何一つ解決しない可能性もあったわけだなぁ

さすがインテリ声優目の付け所が違う!

双葉理央役:種﨑敦美

(見どころを聞かれて)
「全部が見どころ
見どころが思いつかないんじゃなくて
見どころしかないんです
私もう3回見てるんですけど
見るたびにどんどん序盤の何でもないようなシーンが好きになっていって
後半のいろんなシーンも含めて
全部が見どころだと思ってます」
・・・というようなことを
たどたどしく断片的に
あの独特の話し方でしゃべっていました
しかしそれだけ引っ張っても最後には
「踏切で最後に理央が小声で感情を吐き出すところ」
と無理やり見どころを吐かされていましたw{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 25

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

この映画無くして『青ブタ』は語れない_眠れない_トロイメライ_今作に携わった全ての人達に「ありがとう」「がんばったね」「大好き」を伝えたくて(おまけ追記)

まだ記憶にも新しい2018年秋期に全13話のテレビシリーズが放送された『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』(以下、『青ブタ』)
テレビシリーズの中では紐解かれなかった主人公、梓川咲太の胸の傷の謎と咲太の初恋の相手、牧之原翔子の秘密を軸に描かれるシリーズの完結篇となる89分の劇場作品
「思春期症候群」と呼ばれる不可思議現象を発端に描かれるSF青春ドラマです
基本的にテレビシリーズ全話で張られていた全伏線の全回収でありつつ、尺の都合であらすじ等も全てカットした上で矢継ぎ早に展開が進んでいくのでテレビシリーズを最初から最後まで把握していないとさっぱり着いていけないと思います


3年前、小学4年生の牧之原翔子ちゃんは将来のスケジュールという学校の課題を書けずに思い悩んでいた…
実は翔子ちゃんは心臓移植を受けないと治らない病に侵されており、中学の卒業を待たずしてこの世を去る運命にあるのだという
3年後の12月8日、花楓の人格と記憶が元に戻る騒動が落ち着いた梓川家に来訪者が現れる
それは梓川咲太の初恋の人であり、咲太に心の支えが必要なここぞという時に現れる大人の姿をした牧之原翔子さんだった
無理矢理に梓川家に居候する翔子さんと、それを良しとしない現・彼女の桜島麻衣さんの間で火花が散る
そんな修羅場も落ち着かないまま、咲太は病院で中学生の姿の牧之原翔子ちゃんと出くわす
翔子ちゃんから幼い頃から入退院を繰り返している事や心臓移植に関する話を打ち明けてもらった咲太は、翔子ちゃんと翔子さんが同時に存在するのは翔子ちゃんの未来への不安が起こした「思春期症候群」の一種だとして解決策を模索する
やがて翔子さんは移植手術を成功させた未来からやってきた事、そしてその心臓は咲太の心臓である事が明かされていく
翔子ちゃんを救う為、咲太は自分の命を捧げるべきなのか困惑する…


テレビシリーズのレビュでも書きましたが、このシリーズは【ゼロ年代ヲタク文学の総決算】です
○○の“パクリ”と見下すことは簡単なのですが、その一言では片付けられない高尚な、ヲタク文学への愛とリスペクト、そしてSFへの昇華が込められてる作品だと思うのです
その上で今作では2010年前後に隆盛を極めた作品の要素も補完する方向にシフトしています
具体的にオイラが思い浮かべたのは『Angel Beats!』『CLANNAD』『STEINS;GATE』『アスラクライン』辺りです


また、主題に“生命の選択”や“人は何の為に生きていくのか”という普遍的な内容を孕んでいる為、今後新たに世に出てくるであろう無数の作品達と今作を比較してみるのも面白いと感じました
つい昨日も『響けユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』(「がんばったね」のくだりについて)や『ミュウツーの逆襲』や『トイストーリー4』や『ニノ国』(生命の選択や自己犠牲を美化するか否か)に絡めて『青ブタ』の方が上手く纏められてるのでは?とか、そんな話ばっかをぽ~か~さん達と話してましたw
アニメだと自己犠牲って美談として描かれがちですが、冷静に考えて17歳の少年が自分の命を捧げる、なんて事が良い話なわけがない
クライマックスまで観ていただければお解りの通り、今作は自己犠牲を否定する作品なんです


もちろん本編の全体の出来栄えがとにかく素晴らしい
ざっくり言って“お涙頂戴モノ”ですのでハッキリと苦手な人の方が多い内容だとは思います
でも面白くなかったらオイラだって計11回も劇場に足を運びませんからねw
人生で一番多くリピートした映画になりましたよ
テレビシリーズから順当に考えると今作は“翔子のお当番回”と考えたくなりますが、これまでもヒロイン達を救う為に必死になってきた咲太が、遂には翔子の為に自らの命を捧げなければいけない、とまでに追い詰められます
そしてこの絶体絶命の咲太の助けとなるのがテレビシリーズで咲太に助けられたヒロイン1人1人だというのがアツい
この辺のくだりは涙を誘う展開と熱量を感じる展開が交互に繰り返されて非常に滾るものがあります
そして広い意味で今作をもってしてシリーズ全体の“咲太の物語”に一区切りが着くことに気付くと思います
咲太を演じた石川界人さんは今作を持ってして完結とするのが一番幕引きに相応しいのでは?と、今後続篇があるとは思っていないようです


それにしてもこれほどの内容を89分に纏め上げた横谷さんの脚本力、それをテレビシリーズ終了から僅か5ヶ月弱で実現した増井監督率いるスタッフの手腕、そしてキャストによる渾身の演技、どれも大変素晴らしいです
先日、スタッフトークショーに参加してきましたが89分という尺は予算の都合上の絶対条件だったそうです、本当にお疲れ様でした
逆に濃密に内容が詰まったテンポ感こそ『青ブタ』だと思うのでこの選択は結果的に正解だと思いますb
最近、アニメ映画にタレントキャストは必要なのか?という話題を度々目にしますが、逆に考えればプロ声優の底力を感じる映画こそがこの『青ブタ』なんだとも思いますね
それにテレビシリーズからこんなにも早期に映画化の企画が為されたにも関わらず、キチンとした作品を完成させたことは本当に賞賛されるべきことだと感じます
完成が遅れて延期に次ぐ延期とか、そもそも企画された枠の中に納まらずお蔵入りとか、完成したものが極端に低クオリティ…とかいう作品も蔓延っているのが現代のアニメ業界の現実ですからね


唯一失敗と言える事を強いて挙げるのであれば、テレビシリーズ放送前から映画化が決まってたので作品人気の度合いが計り知れず、ファーストランの上映館が経ったの31館しか稼げなかった事でしょうか
おかげで連日満員、入場特典はおろかパンフすら瞬殺
あんなバズり方をするアニメ映画は至極久々です


ところで『青ブタ』の場合、テレビシリーズから一貫していた内容を短い尺に詰め込むことや、音を減らしてセリフを聴かせる、といった演出類が“映画だから”と奇をてらわずに実行されてるのが褒め称えたい
特にエンドロールでいつも通りのエンディングテーマ『不可思議のカルテ』で締め括るというのが感無量


オイラの一番お気に入りのシーケンスは12月31日の晩、ICUの前で寝てしまう咲太がこれまでの全ての出来事が走馬灯のように振り返えられていくフラッシュバックで時間が巻き戻る様を表現したカットですね
あの場面に合わせて作った、というfox capture planのBGMのピアノリバースがバッチリとハマっているのが気持ち良いです


正直いまは何の映画やアニメを観ても『青ブタ』との対比になってしまうwという我ながらメンドクサイ状態に陥っていますw
それほど今作を心の底から好きになれているのです
とにかくいま言いたいことを要約すると、今作に携わった全ての人達に
「ありがとう」
「がんばったね」
「大好き」
を伝えたい
これに尽きると思います


はなまる頂けましたかな?w


【おまけで追記】
双葉の髪型がポニーテールとナチュラルロングが日によって変わっていることに気付いた方もいると思います
何か法則があるのかと思い、テレビシリーズ含め"双葉の髪型のみ"を注視して鑑賞した結果を報告します
ずばり日付の末尾が奇数か偶数かで交代してることに気付きました!
…なんだそれだけかって?
基本的に日付の末尾が奇数だとナチュラルロング、偶数だとポニーテールになってました
これはテレビシリーズ8話で2人の双葉が融合した後の9月1日以降、両方の双葉がお互いを尊重し合っている、というメタファーなのでは?と受け取ってます
もちろん髪型以外の性格描写には変化は見受けられません
ちなみに映画劇中で咲太が「大人の梅ソーダ」を呑んだ際に一度リセットされ、奇数日がポニーテール、偶数日がナチュラルロングになってます
その後の大晦日から年明けに掛けて再リセットが起こり、ラストシークエンスの1月6日、つまり偶数日にはポニーテールに戻っています
何が言いたいのかって?
どっちも可愛いので両方交互に出て来てお得感凄い!制作スタッフGJ!って話がしたいだけですよw

投稿 : 2020/08/01
♥ : 22
ネタバレ

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

青春ブタ野郎は泣きゲー的奇跡を起こす

【概要】
 「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」は2018年秋クールに放送されたTVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の劇場版作品。原作の6巻と7巻に相当し、TV版(全13話)の完全な続編として制作されています。イメージとしては14話以降が劇場公開になっているという感覚で良いでしょう。したがって、先にTV版を全話見ておくか原作を5巻まで読んでおいてから劇場に向かうべき作品となっております。内容は主人公の初恋の人、牧之原翔子の思春期症候群と主人公の胸の傷に関するお話です。

【劇場版の感想と評価】
{netabare}
 青ブタの長所である心理描写が丁寧さとヒロインズの可愛さは劇場版でも変わらず。ただ人の命が関わっていることがあって、これまで以上に重い話になっています。主人公は自分を殺して心臓を捧げて初恋の人を助けるか、それとも見殺しにするか、という究極の選択を迫られます。咲田は前者を選ぼうとするのですが、自分の命を犠牲にしてまで翔子を救おうとする選択には、少し共感しづらかったですね。

 「お願いだから生きて」と麻衣さんが必死に訴えかけているし、そうそう自分の命を捨てるなんてできないと思うのです。青春ブタ野郎が聖人になりすぎて、ただのブタ野郎のワイには遠い存在になってしまった・・・

 あと気軽にリピートできない劇場アニメとしては少しストーリーが凝り過ぎかなぁ。後半は急展開すぎて、理解が追い付かないところがあって劇場を出てから状況整理してました。原作を読んでいる場合や2周目なら(あるいは状況をスッと理解できる頭脳明晰な方なら)もっと感動できたかもしれません。

 作画はTV同等のクオリティという感じでした。ED曲は不可思議のカルテを全ヒロインがメドレーで歌うという粋な演出。本編でもこれまで登場したヒロインそれぞれにきちんと出番があるので、総じてファンには嬉しい劇場版になっていると思います。原作に魅力を感じた方は観に行って欲しいですね。
{/netabare}

【シリーズを通しての雑感】
{netabare}
 TV放映中から化物語・ハルヒ・俺ガイルなど色々な作品との類似点を指摘されることが多かった作品でして、劇場版もリゼロとかシュタゲとかいった作品名がちらほら挙がっています。ただ全体を通してみると古き良き時代の美少女ゲームの系譜に連なる作品だったかなぁという感想です。

 美少女ゲームで、ヒロインを攻略するにはどうすればよいか?顔を合わせる機会を増やし、話す機会を増やし、一緒に遊ぶ機会を増やし・・・という恋愛ハウツー本のような手順を踏むことはむしろ少なくて、ヒロインが抱えている悩みやトラウマから解放する、これが攻略の鍵になっていることが非常に多いようです。心の悩みから解き放たれた時、ヒロインは主人公に心を許してくれるわけですね。(18禁ゲーなら体も・・・)

 青ブタは各ヒロインの思春期症候群を治癒する、という流れが様式化されている作品です。思春期症候群は心の病。やはりヒロインが抱えている悩みやトラウマを知り、それを解消することが咲田のミッションになっています。ただし本作には桜島麻衣という正ヒロインがいて、早い段階で恋人になる。では以降のヒロイン攻略にはどんな意味があるのか。主人公を成長させるため?それもあるでしょうけど、僕は最後に「奇跡を起こすため」だと思うのです。

 CLANNADという著名なノベルゲーム作品があります。アニメ版も人気ですね。実は「CLANNADはドラゴンボール」という面白い説があるのです。CLANNADには人々の願いが形になった、光の球という概念があります。この光の球は人助けをすることで増えていく。CLANNADで奇跡を起こし、TRUE ENDに物語を導くためには光の球を集めて幻想世界に転送しなければならない。成功すれば、町が主人公の朋也たちを救ってくれる。このCLANNADの世界観は、「ドラゴンボール集め」と似通っていますね。

 さて、青ブタに話を戻しましょう。牧之原翔子は咲田か麻衣、いずれかの犠牲によって心臓を譲り受けて自分が助かる道は選ばず、小学生の咲田と出会わない世界を選ぶことで咲田も麻衣も死なずに済む、という第3の道を選びました。
 
 その結末は、改変後の世界では麻衣がホラー映画ではなく心臓移植の映画に主演し、その反響でドナー登録する人が増え、翔子は助かる。咲田は麻衣と再び出会うことができ、やはり2人は結ばれるというハッピーエンドになりました。めでたしめでたし。しかしどうして改変後の世界で、咲田や麻衣は翔子との記憶が意識の奥に残っていたのかという疑問は残ります。

 この件について既に色々と考察があるようですが、僕はシンプルにこう考えたい。咲田がここまでに何人ものヒロインを苦しみから救ってきたから、彼は奇跡を起こすことができたのだと。
{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 28

87.5 3 クリスマスアニメランキング3位
ギルティクラウン [GUILTY CROWN](TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (6967)
29227人が棚に入れました
「僕にはわからないんだ、みんなと何を話したらいのか。だから内心焦りながら”友達風”のものを増やして、生きてきた。」
 時は2039年。「僕」の名は、天王州第一高校に通う高校二年生桜満集(おおま しゅう)。欝屈した気持ちを抱えながら、どこか世間に覚めた視線を送る彼はクラスメイトたちとも一定の距離を保ち、ただ漠然と、平穏な日々を送っていた。学校の休み時間に交わされる退屈な会話。ヘッドホンから流れる少女の歌声。「…でも、これでいいのかな?」10年前、突如発生した”アポカリプスウィルス”の萬延によって、大混乱に陥った日本。無政府状態となったこの国は、超国家間で結成された”GHQ”の武力介入を受けその統治下に置かれることとなる。のちに「ロスト・クリスマス」と呼ばれるこの事件をきっかけに、日本は独立国家としての体を失い、形だけの自治権を与えられ、そして人々は、カリソメの平和を享受していた。スピードを上げていて走り抜けていく”GHQ”の装甲車。テレビから流れるテロのニュース。「僕にももっと、やれることってないのかな・・・・・・」しかし集の平穏である日常はある日、突然、打ち破られる。放課後、お気に入りの場所で出会った、ひとりの少女。彼女の名は、楪いのり(ゆずりはいのり)といった。集は憧れ、ウェブ上で絶大な影響力を誇る人気の歌姫。そして彼女には、もうひとつの裏の顔があった。”GHQ”からの「日本の解放」を謳い、命をかけて孤独な戦いを続ける

声優・キャラクター
梶裕貴、中村悠一、茅野愛衣、花澤香菜、竹達彩奈、嶋村侑、寿美菜子
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

・・・ずっと側に居ても、いい? (;`O´)oダメーーー!!∑('◇'*)エェッ!?

■「ギルティクラウン」ってどんなアニメなの(⌒^⌒)b
舞台は近未来の日本、突然発生したウィルスのパンデミックにより日本が無政府状態になるほどの危機的状態になったのでした。
そこに武力介入してきたのが、超国家間で組織されている「GHQ」だったのです!
そんな従属国に成り下がった日本でしたが、10年後に新たな戦いが起ころうとしていたのです♪

平穏な日々を送っていた天王洲第一高校2年の少年がある少女と出逢い「ヴォイド」という力を手に入れるのです。
その力とは、「GHQ」のロボット兵器を一刀両断するほどの破壊力だったのです!
また、少女の出逢いが必然的にレジスタンス「葬儀社」との出逢いともなり、彼の運命が大きく変わって行く事となるのです。


■「ギルティクラウン」と出逢った日の日記φ(*'д'* )
作画のクオリティーの高さは劇場版でも見ているような綺麗さと演出で本作品に対するスタッフの意気込みをかなり感じる事ができました♪
キャラデザに関しても、男の子の力強さや女の子の柔らかい肌の質感を丁寧に描写できていて感心するほどの出来栄えです♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
BGMの巧みな手法が秀逸で、シーン毎にメリハリあって他の演出をより際立たせている事も印象的ですね♪
緊迫感を出す場面や会話などでBGMが邪魔にならない様にちゃんと気配りがなされていているのが良くわかりますし、選曲のセンスも良いので好印象です♪

後は2クール枠を余すことなく使った壮大なストーリーがどれだけ見ている人の心に響く物になっているかでしょうね(*^-^)
1話観ただけではまだ全体像がハッキリしないので、なんとも言えませんけこの作品の雰囲気から並々ならぬ力強さを感じるのできっと満足いく結果を見せてくれると信じています♪


■総評
放送前はとっても期待していたノイタミア発ロボットアニメだったんですけど、心にイマイチ響かなかったみたいです(・・∂) アレ?
OP曲/ED曲/BGM/作画についてはかなりの高評価を多くの人から頂けてましたよね♪
もちろんσ(^_^*)アタシも同じように思ってました♪
でも残念なことに一番大切なストーリーの組立がチグハグな部分が目立っていて、押さえておきたいポイント見間違えていたように感じました。
そういった意味ではオリジナルストーリーらしからぬ出来栄えになっていたかもしれませんね。
まず、『友達』とか『背徳感』をキーワードに掲げていましたど、こだわり過ぎで足枷になっていたような気がしたのです。
たとえば、「友達を武器に戦う」キャラの個性をヴォイドの形として表現しているのですけど、ハレちゃんの包帯は良いとして、他の人のヴォイドの形が本当に個性を表現しきれていたのかなぁって思うのです。
どちらかと言えばストーリーに都合の良いように各キャラに当てはめただけのような印象のほうが強かった気がします!
また『背徳感』については、後ろめたい気持ちや罪悪感をどのように描写していくか、どう関連付けしていくかがポイントだったんですけどね(≧▼≦;)
とくに主人公の桜満 集(ouma shuu)の引込み思案で臆病な性格は、罪悪感や後ろめたい気もちを背負わせるにはやりやすいキャラだったと思うのですけど、その殆どが周囲の影響によって背負わされたものだったんです(´;ェ;`)ウゥ・・・
戦争を知らないナイーブな性格な集の心情をリアルに描いていたとは思うのですけど、ワンパターンな表現だったがために主人公としては物足り無さを感じちゃったわけなのです。
せめて終盤くらいは誰の影響も受けず、みずから道を切り開いた上で背負った『背徳感』をみせてほしかったなぁって思いました。
幼い頃の恙神涯(tsutsugami gai)が集のリーダーシップに憧れを抱いていた事や、最期にいのりとすべてを背負おうとした集の行動が、もっと素直に受け入れることが出来たかなぁって思うんです
…c(゚^ ゚ ;)ウーン
きっと最後の最後、誕生日のシーンを見た時にもっとスッキリした清々しい気持ちで見れたような気がするんですよね!

他にも、キャラデザが美麗な反面、見た目が幼く見えてしまうので、行動や言動に重みや深みを与えるべきだったのですけど、心情の変化が描写されていない場面もあって説得力が欠けているシーンが目についちゃいましたね(^▽^;)
「城戸 研二」の凶悪さや才能、「ダリル・ヤン」の不器用な生き方など、どれだけの人が印象に残ってるのでしょうか?
アンドレイ・ローワン大尉の名言{netabare}「生き直せるなら今度はもっと人に優しくしろ、本当はもっといい子だったんだろ、ダリル坊やは」{/netabare}
の場面は名シーンになるはずだったのに…いきなりそんな事言われてもねぇ(∀`*ゞ)

面白い設定や展開があっただけに、なんだかもったいなかったなぁって印象でした(^=^;
期待が大きかったぶん余計にそう思ってしまったんでしょうね♪


■MUSIC♫
OP曲『My Dearest』
 【歌】supercell(こゑだ)
 テンポやリズムに微妙な変化を付けて疾走感の中にギルティクラウンの世界観を表現したナンバー♪
 そんな変幻自在の曲を力強よく見事に表現してたこゑだちゃんって何者w
 
ED曲『Departures ~あなたにおくるアイの歌~』
 【歌】EGOIST(chelly)
 σ(・・*)アタシの中で2011年度バラード部門があったらNo.1ソングです♪
 この曲、簡単そうで難しい、切ない悲しげなバラードなんでよね!
 とくにAメロなんかはほとんどピアノの伴奏しかない中、見事に心憂い表現までも出来ているのです♪
 末恐ろしい17歳ですね・・・♪⌒ヽ(*゚O゚)ノ スゴイッ!!!
 声質は透き通るようなウィスパーボイスで久しぶりに心に響く名曲に出会えました(*^▽^*)

OP曲『The Everlasting Guilty Crown』
 【歌】EGOIST(chelly)
 『Departures ~』とはうってかわってアップテンポのナンバー!
 この子はやっぱりバラード向きかなって、ちょっと思ったりして♪
 
ED曲『告白』
 【歌】supercell
 明るく元気で疾走感溢れるロックチューンなナンバー!
 
挿入歌『エウテルぺ』
 【歌】EGOIST(chelly)
 幻想的で淋しげなバラード♪
 安心して聴ける良質なバラードですね(*^^*)


2011.10.16・第一の手記
2012.05.19・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2020/08/01
♥ : 123
ネタバレ

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

やりたいことをやるとやっぱりそうなるんだよ!きっと!

コードギアスの世界観でヱヴァンゲリヲンみたいな物語をSAOのキリトがやるとこーなった!物語。



パクリとオマージュは別ものですよ。この作品はパクリではない。似ているからそれらの作品に寄ったように「見える」だけだ。ロンギヌスの槍やまどかの弓が出てくるのもきっとオマージュなのだろう。多分。


そもそもオリジナルでも面白くないなら良作とは言えない。コードギアスは作画ゴミでロボットや持ち物のデザイン超絶ダサい。話しにならないレベルであれはロボット系の作品にあってはならんだろ。ついでに設定もガバガハ。
SAOは物語が幼稚かつ短絡的。人間関係作れない人が作ったような作品でまともな物語となる2期のユウキの話しになるまで片手間で見ても長すぎる。バトルシーンも大した工夫を感じないし超退屈。ヱヴァンゲリヲンは物語のベースとなったものが深すぎて俺みたいな考察しない人間にはワケわからん。まどマギは全部が「重い」んです。とにかく重い。

などなど、粗はいくらでもあるもので。でも作った人に関わらず色々な作品から影響を受けるのは至極当然。子は親に似るものです。そしてその作品が何らかの影響を受けていても「良さ」は必ずある。その良さが粗を突き抜ければ必ず良作になるんですよね。突き抜ければ。
コードギアスは物語は面白かった!学園ネタが要らないけど。SAOの世界観は良かった!そう、そこだけ・・・。ヱヴァンゲリヲンはとにかく良いのさ、レジェンドだから。今観てもなんの遜色もない。まどマギは両手離しで誉め称える作品。重さ含めて全部良い。

この作品の良さはやはりデザインだろう。サイコパスでもレビューしているがロボットや小物類のデザインが近未来にしっくり合っている。近未来系作品でまともに見れる作品があまりない。ロボットなんか特にダサいのばっかで。ちなみにSTAR WARSですら苦手です。そんな私でも見れる作品を作ってくれるプロダクションI.Gには興味津々。

シュウのトラウマを活かせないところはキリト以上。ハレが○んでも活かせないのは最後に○○○と心を共にするからだろう。この構成が好きで儚いイノリがとても魅力にあふれ終盤はかなり熱くなり分かりきっていても涙が滲み出る。15話、18話、最終話に見事な山場があるが周回すると他の回がイマイチなんですよね。終盤にしか山場がないからマジで長い。そしてソウタは何度見てもムカつく!
ベースとなっていそうな部分もややこしいですね。ついでにシュウの感情移行が雰囲気で感じとれ!みたいな描写が多く後々セリフで表す暴挙をしちゃってるんです。良い物語なのに構成が若干荒い。

ちょいちょい挟む静止画での描写。あれホンマにマジでなんなん?って感じ。作画はとても良いのに動きがあるべきシーンに静止画って「あんたばかぁ?」なんですけど!チョーもったいない。プロダクションI.Gって人が走る描写苦手?サイコパスでもそうだったが明らかに重心がおかしい。
でもバトルシーンは素晴らしく私にとってはかなりの上物。武器もカッコいいし躍動感も素晴らしくスピード感溢れた作品です。

物語と声優さんの演技も相まってイノリ、ハレ、アヤセ、ツグミがチョーカワイイ。もうキュンキュンですね!茅野さんの色んな声が聞ける作品でもありますがツンデレな花澤様がサイコーです!ツンツンされたいぞー!シバキ倒してもら・・・。

そしてこの作品の至高の産物はやはり「EGOIST」じゃないでしょうか。躍動感溢れたメロディはこの後の作品でも素晴らしいものを残されています。歌詞分かりにくいけどね。supercellのEDは後期の世界に全く合って無かったなぁ。


今さら再視聴したのはパチンコの影響。アニメ系のパチンコやパチスロにハマっちゃって演出が面白くて。必死で演出を見ながら台パンチ(ボタン)をするのがチョー気持ち良い!エウテルペやThe Everlasting Guilty Crownを聴きながらイノリちゃん見ちゃえばムラムラしちゃいます。そんな中毒性のある作品。だけどもう見るの辛いぞぉ!次は何を台パンチしようか迷うなぁ!

満足度評価は若干花澤補正が入ってます!


【以下過去レビュー】
{netabare}
近未来に宿命と戦い背負う「人」の物語。

2クールしっかり使いきりキャラクターの感情がしっかり絡み展開も考えて作り上げられたバランスの良い作品でした。かなり登場人物が多く、黙示録をもとに作られたストーリーは本当に苦手というか訳が分からない。そんなややこしい物語でもスピーディーな展開はあっと言う間に1話が終わり22話の長丁場もいつの間にか終わってます。スピードがある分、序盤は置いてきぼりになりがちですが主人公とメインヒロインから目を話さず物語に沿えば楽しめると思います。
作画も基本的にはよく動いていて安定したもので良い作品と思います。ただ、優れた絵とちょいちょい手抜き感が強いシーンがあったので若干目につき残念でした。キャラクターデザインは私の好みでプラトニックな割には女の子たちはとても魅力的で普段は興味を持たない男性キャラクターも物語に嫌味無く絡んでてなかなかの良作。

ただ、10話の最後にイノリが出てくるシーンと20話のソウタとの絡みはもっときっちり描いて欲しかったですね。重要な局面でもっとイノリの気持ちの表現とシュウの人としての感情を感じたかったです。ちょいちょいある静止画の差込みは萎えますね。アニメは動いてなんぼでしょ。あとは最終話の二人の将来はもう少し見たかったですね。予定より短い終わりを迎えたのかな?
序盤のOPEDはかっちょええです!ってかイノリ役の人が歌ってないんだよね。残念。後半のOPEDは何も感じませんでしたがEDがある話数で心にぶっ刺さっちゃって2周目でも思わずホロホロきちゃいましたね。
超苦手分野であるロボ系作品としてのバランスは優れている作品でコードギアスでトラウマであるSF&ロボ系のジャンルに再度踏み込めるようになりました。数値的には神作に近いのですが重要局面の作りの甘さからその域には達することがなかった作品でした。惜しいなぁ。

花澤さんのシリアスなツンデレ堪りませんなぁぁぁ!ってことで毎度の色眼鏡評価です。{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 24
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kwm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

絶賛と酷評が入り混じった名作、いや迷作

対象の胸元に手を突っ込んで『心』を引っ張り出し、具現化した武器として戦っていくのが特徴の作品。
綺麗な作画と素晴らしい音楽とは対照的に、どうしようもなく残念な脚本が目立っていました。
後に脚本家以外のスタッフを率いて作られた『進撃の巨人』は大ヒット。
『ギルティクラウンは犠牲となったのだ』と茶化すのは簡単ですが、それにはあまりにも惜しい高いポテンシャルを秘めた作品でした。
罪の王冠ギルティクラウンが実在するのなら、是非本作の脚本家に着用して頂きたい。

本作品で最も印象的だったのが、ヒロインの『いのり』がボーカルを務める作中のアーティスト『EGOIST』による曲の数々。
特に一番好きだったのが、いのりが作中において度々口ずさむ事になる『エウテルペ』という挿入歌。
『咲いた野の花よ』という歌詞から始まるこの歌は、流れる度に私の頭の中を空っぽにしていき、すぐに何も考えられなくなった。
カラオケで女の子が歌い始めたらそれだけで好きになってしまいそうな曲。
『歌で世界を表現する』という歌姫の彼女らしさがでていて、本当に設定に合致した最高の曲だった。
EGOISTは後にアニメの世界を飛び出してリアルでも活動する事になるのだけど、それに対してなんら違和感を感じさせないクオリティの高さ。
もちろん一曲だけではなく、オープニングやエンディングも素晴らしかった。

こうした楽曲の美しさや作画の綺麗さが目を引く一方で、ガバガバな設定や心理描写の少ないひどすぎる脚本には溜息しか出てこなかった。
今まで素材の素晴らしさが生かしきれなかった悔やまれる作品として『ラストエグザイル』を挙げてきたけど、それを容易く塗り替える酷さ。
特に序盤に関しては、世界中から集めた選りすぐりの高級食材を元に作った素人料理を見ているかのようでした。
これ以上のガッカリ感は当分無いと思うし、ただただ『どうしてこうなった…』としか言えない。
ちなみにこの作品を最初に視聴した時、3話を終えた後に一旦見るのを辞めていました。
意味不明すぎて見る気が起きなくて、結局ちゃんと見た回数も含めると1-3話を3周もしていた。

以下にその際にメモを取ったガバガバな設定について記しておこうと思う。
本当は登場人物達の意味不明な行動や設定の穴など、他にも書き切れないほど沢山あるのだけれど、キリがないので最も大事な一つとしておきたい。

これは『心を武器にする』という本作の最も大事な設定が序盤に崩壊しているという点。
非常に個性的で、あらすじを読んだ人を惹きつけるであろう大切な部分なのだが、序盤はこの設定がほぼ崩壊している。
未視聴の方でもハードルを下げるという意味でこれを閲覧できるよう、武器の性能など著しいネタバレになりえる情報は伏せてある。
これで少しでも総合得点の高さとの乖離で残念に思う人が少なくなれば良いなと思います。

{netabare}
第1話
主人公は心が具現化した武器『ヴォイド』を取り出せるようになる能力を得る。

第2話
敵から『万華鏡』という名のヴォイドを引き抜く。
万華鏡と叫びながらヴォイドを使用していた為、この時点で事前に何者かに名前と性能を教えられていたか、引き抜くとそれがわかる設定かのいずれかが確定。
しかし事前に主人公に情報を伝えているような描写は一切ないので、ここでは『引き抜くとわかるんだな』としか判断できない。

第3話
特定の形状のヴォイド探しを行う。
通行人など、片っ端から人の胸に手を突っ込みヴォイドを引き抜き、目当ての形状のヴォイドを探していく。
つまり誰がどんな能力のヴォイドを持っているのか、主人公は引き抜いてみないとわからない。
では何故、直前の2話の主人公はヴォイドを引き抜いた直後にその名前も性能も知っていたのだろうか?

第4話
新たに取り出した銃型のヴォイドを見つめながら『銃?』と疑問を持つ。
更に目をつぶりながら試し打ちをし、『なんだこれっ』と驚く。
やはり引き抜いただけではわからないのか?


第5話
仲間から引き抜いたヴォイドを別な仲間に即使用する。
直前のエピソードでは引き抜いた直後にその形状や性能について疑問や驚きを持っていたにもかかわらず、ここでは躊躇無く仲間に対して使用してしまう。
あれれ?引き抜いただけではどんなヴォイドかわからないんじゃなかったかな?
攻撃型だったらどうするつもりだったのだろう?
一体何が正しいのか。
{/netabare}

つまり、エピソードごとに主人公と武器に関する設定がちぐはぐで、整合性が取れていないという事なんです。
ヴォイドの扱いに長けていたかと思えばそうでなかったり、何故そうなのかが一切描写されていないので疑問しか残りません。
このように一人の脚本家が書いたとは思えない支離滅裂な展開が続くので、ストーリーが全く頭に入ってこないし、序盤は主人公への感情移入なんてとてもじゃないけどできませんでした。
説明一切無しで話が画面の中だけで進んでいってしまうこの感じは、アニメ史を塗り替えたとまで言われたあの『魔法戦争』を思い出してしまうレベル。
それでも良い所は他に沢山あったので、魔法戦争のように茶化したおふざけレビューを書く気にはなれなかった。

脚本や設定については酷評しましたが、序盤を3セットしてまで見たくなるほど惹かれるものはありました。
前半と雰囲気が全く違う後半部分についても、私好みな展開だったので飽きずに見れたというは大きかったです。
これについてはあまりにも急激な変わり方をしてしまうので、変化の内容もそうですがそのスピードに対しても驚いてしまう方も多いかもしれません。
2クール目に入った途端に本当に別作品のように変わります。
4クールにでも分けて作っていれば、設定の甘さや速すぎる展開もなかったんじゃないかな…、本当に惜しい。

何にせよ、音楽面の活躍っぷりが凄まじい作品でした。
『神OP』のタグが一位になってしまうのもわかります。
この素晴らしい音楽が無かったら最後まで見ていませんでした。
もしこれから本作を見る人がいたら、素材は凄く良いのでハードルは下げられるだけ下げて見てほしいですね。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 36

70.0 4 クリスマスアニメランキング4位
紅-kurenai-(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (718)
4341人が棚に入れました
世の中は、嘘や矛盾でいっぱいだ。思春期の頃、誰も一度は通るこの言葉を今こそ見直したい。「紅」の魅力の一部はそんなところに秘められている。少年は高校生で揉め事処理屋。暗い生い立ち故に、愛想笑いで身を守り、普通に憧れている。が同時に、そんな自身と葛藤している。信じて埋め込んだ強さの象徴・・・それは本当の力なのか。少女は特異な大財閥の娘。運命を呪うことも、外の世界も知らない少女の瞳は実に真っ直ぐでそれを知らない。素直さ故に表出する彼女なりの正義・・・それは運命への反抗なのか。そして、少年と少女は出会った。
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

紫ちゃんストライク

紫ちゃんかわいい、とにかくかわいい、
ってだけで最後まで観てしまった、、
作品成分何だろう、微ハレム、微強、微ロリ?
どれもちょっと違う気がするのは、
例えば主人公、
強いんだか弱いんだかイマイチはっきりしない、
冒頭から主人公何者?組織って?謎も多いんだけど、、ただ、
こうなのかな~?って、
推理させる、してしまう吸引力この作品に存在した、

原作は電波的彼女の片山憲太郎氏によるライトノベル、未読だけど興味アリ、アニメが原作かなりアレンジしてる様子でアニメ終盤が私的?な事象多い事もある(後ほど記述)、電波的彼女もしっかり見直そうと想った、アニメ制作はブレインズ・ベース、監督&音響松尾衡氏、
{netabare}
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五月雨荘に住む駆け出しの揉め事処理屋・紅真九郎の元へ、恩人であり尊敬する大先輩・柔沢紅香が1人の少女を連れて来た。世界屈指の大財閥の御令嬢、九鳳院紫の護衛を依頼したいと言う。世間知らずだが好奇心旺盛な紫との共同生活に慣れた頃、彼女を狙う人物が2人を襲う。依頼の裏に隠された彼女の真相を知ったとき、真九郎が選んだ行動は……。(wikiより)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
{/netabare}
キャラ紹介等、
通常だと主人公からなんだけど~
紫ちゃん好きだから、九鳳院紫ちゃんから(←イタいレビュアーだ)
{netabare}
日本屈指の大財閥九鳳院のお嬢様なんだけど九鳳院家の妙ちくりんなシキタリのせいで過酷な運命背負ってる、とある事情で主人公高校生の住むボロアパート四畳半に住むことになって世間に疎い少女なお嬢様は~ってな当初お約束的感じなんだけど、{/netabare}心根がすなおでとてもいい子なんだよね、主人公と触れ合う過程で様々な事学び吸収しつつ、一生懸命けなげに頑張る、正義感も抜群、声優さんはマドマギの悠木碧嬢なんだけど、こういう芯の強いかわいい女の子ハマり処で更に言えば造ってないんだよね、幼女役なんだけど地声で勝負しててこれがまたいい、 {netabare}「紫もお母様の事忘れられない、でも死んでしまった人は泣いても泣いても何処にもいない、紫と真九郎が愛した人はもう何処にもいない、紫も真九郎も独りんなった、でも紫は真九郎に出合えた、一緒に居れば二人だ、だからもう寂しくない、」(第九話より){/netabare}


紅真九郎
{netabare}
幼い頃両親を亡くし柔沢紅香(揉め事処理屋)の計らいで崩月家(裏暗殺格闘型家系)へ弟子入り後修行にあけくれ戦鬼となる、右腕に崩月家当主・法泉の角(人知超えた力の源)を移植してるらしい、アニメでは角は意識的に制御できず覚醒すると暴走してしまう為か使うことを嫌い体術のみで勝負しようとして後半等痛い目にあう、{/netabare}見た目普通の男子高校生だが揉め事処理屋を裏の仕事とし柔沢紅香に仕事をもらっている、現在は砲月家から出てボロアパートに一人暮らし、

崩月夕乃
上記崩月家の跡取り娘で真九郎より一つ年上の女子高生、原作では才色兼備学内ファン多数なれど本人真九郎しか興味なく真九郎を崩月家の跡取り婿殿にしようと日夜アプローチという事で紫のライバル、裏格闘家跡取りなので当然強い、

村上銀子
真九郎の幼なじみで同級生、裏社会の情報屋の孫娘で揉め事処理屋稼業で真九郎と組んでる様子、真九郎に恋愛感情あるようでいわいるツンデレ、

柔沢紅香
業界最高クラスの揉め事処理屋。一児の母、真九郎の保護者?上司的女性、九鳳院家に雇われていた過去があって紫の母・蒼樹と知り合い、生前の蒼樹から紫ちゃんの救出を依頼されていた、アニメ上では自身の直観を何より重んじる。

その他にも真九郎と同じアパートに住む二人の妙なおねーさん等ナゾ多き原作上魅力的なのかも?な登場人物も多くこのあたりは原作に忠実とされるオリジナルアニメ収録OVAにて若干補正、電波的彼女とシンクロするキャラも存在する。

という事で紫ちゃんかわいいで8話くらいまで楽しく観てた、
9話くらいからアニメ上終盤にむけ物語は華僑入りなんだけど、

ただ、、、、、{netabare}
紫ちゃん取り戻そうとやって来た九鳳院家の九鳳院竜士やリン・チェンシン(九鳳院近衛隊の幹部の女、無茶強い)にボロアパート襲撃され真九郎フルボッコされ紫ちゃんさらわれてしまう、(緊急事態だろ!?君を絶対守る言いながら何で右腕の角なるもの使わない?)
その後なんだかんだで柔沢紅香らと九鳳院家に乗り込む事になるのだが其処でも散々ボコられる、大方情勢決した最後の最後トチ狂った九鳳院竜士に柔沢紅香が襲われるがこの時やっと角使う(今更かよ遅すぎだろ)、これ以外にも例えば8話以前紫ちゃんと共に乗り合わせた電車で老婆に対し心無い所業行う馬鹿者に紫ちゃん持前正義感で食って掛かるが真九郎馬鹿者に謝るだけで何もしない、地上げヤクザ事務所でも紫ちゃん殴られ気絶、、、してから真九郎大暴れ、(もっと早くヤレよ!)的な私的違和感も多かったが、
とりあえず紫ちゃん自由条件に九鳳院家に残るというラスト含め{/netabare}主人公設定上或いは終盤にむけて私的スッキリ感未熟な内容もあった、

まあこのあたりは主人公強すぎてもつまんないし、
想うように行かないって設定も物語上必要なのかな的、
観方もあるかもしれないけどね、
でも例えば主人公凹られ結局紫ちゃん九鳳院家籠の鶏、
何にもできず終了みたいな物語現実的だとして何が面白い?
主人公の活躍あってそれなりの終わり方前提なら、
右手の怪物に喰われようが俺はこいつを守るって方が遥かに劇的だよ、
主人公最強何が悪い、要は魅せ方だ。

原作ではどうなのかな?

前記したけどこの作品コミック予約特典としてOVAが存在する、
オリジナルストーリー込み30分もの2巻で、
声優さん含め制作上スタッフはアニメと同一、
ただ、キャラデザインや登場人物が原作に沿ったものになってるようで、
リン・チェンシンや崩月夕乃がアニメよりとても面白い人物だったり、
紫ちゃんと真九郎が変わらず仲良く日常過ごしてて、
脳内補完できけっこう面白く観れたし、
紫ちゃんとも仲良くできてる様で少し安心した、
紫ちゃんのキャラデザインのみ、アニメ版の方が良かったかな。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 17
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

登場する大人の女性たちがみんな魅力的

現役高校生であり、駆け出しの揉め事処理屋である主人公・紅真九郎(くれない しんくろう)
彼が住む東京・新宿区大久保にある五月雨荘は、風呂なしトイレ共同の古い木造アパート。
そこへ、恩人であり揉め事処理屋のボスである柔沢紅香(じゅうざわ べにか)が
世界屈指の大財閥の7歳の御令嬢、九鳳院紫(くほういん むらさき)を連れてやってきて
彼女の護衛を依頼。 世間知らずな紫との共同生活にようやく慣れてきた頃、
依頼の裏に隠された彼女の真相を知った真九郎が選んだ行動は?
そして紫の決断は?・・・という物語。

まず、紫の世間離れしたお嬢様っぷりが、大きなギャップのある場所で発揮されるのが面白い。
アパートでの暮らしはもちろんだが、紫が真九郎の通う学校に出かけた時の
野球部員との会話や理科室での慌てぶり、銭湯の番台のおばちゃんとの会話には大いに笑った。
それでも、同じような年頃の女の子同士で遊んでいる時は、子どもならではの無邪気さで、
実家にいるときにはおそらく見せなかったであろう自然な笑顔や明るい笑い声に
ホッとしながら、その裏にある悲劇の欠片を垣間見た気がしていた。

それから五月雨荘の住人・・70年代初めのファッションに身を包むミステリアスな
闇絵(やみえ)の見せる渇いた笑いはなかなかだったし、
いつも水色のジャージを着ている恋多き?女性・環(たまき)は、
自由な恋などできない九鳳院家の女性と対比させる意味で必要なキャラだった。
また、マセラッティを華麗に乗りこなし、エレガントな外見と冷静な物腰ながら、
アクションシーンでは並外れた強さを見せる紅香は最高に魅力的だった。
真九郎の同級生の女の子2人も登場するけれど、彼女たちの姿が霞んでしまうほどに
とにかく大人の女性たちが素敵に描かれていたと思う。

しかし、そんな楽しい日常を描くだけの物語ではなく・・・
九鳳院家に生まれた女性たちが背負う宿命、代々伝わるしきたり、
紫が連れて来られたいきさつが9話あたりで判明すると、一気にシリアスモードへ。
{netabare}頑ななまでに同族にこだわる財閥家の異常な御家事情は、とても不愉快だったが
そういう話を実際、耳にしたこともあるから現実にあるのかもしれない。

広大な敷地に建つ九鳳院家の奥の院の壁に源氏物語絵巻のワンシーンが描かれていたり
紫という名前からも、その宿命からも「源氏物語」に登場する紫の上を連想してしまう。
そして最初と最後に出てくる、紫色のすみれの花の話題。
そのすみれに気づく人と、気づかない人。
見落としてしまいそうな様々なところで、伏線や揶揄が散らばっていた。{/netabare}

でも、真九郎の腕に隠された秘密に関して、強くあるために施したのはわかるものの、
最終手段にしか使ってはいけないのか、どちらかというと能ある爪的な扱いでしかなく、
このアニメ作品の中ではあまり大きな意味を成してなかったように感じた。
でもきっと、原作ではもう少し詳しく描かれているのかもしれない。

何不自由なく育ったはずの不自由。
貧しくても慎ましく楽しく生きる自由。
身の回りのあらゆることを使用人がやってくれることに疑問を持たなかった人の
自分のことは自分でする、できるという喜び。

しあわせって何なのだろう・・と真剣に考えてみる。
家の外を知らなければ、当然のままに受け入れるであろうことが
外を知ってしまったために、たちまち不幸でしかなくなる。という悲劇。
だが見る角度を変えれば、外を知って視野を広げた上で自ら選択できることこそ
しあわせなことなのかもしれない。

互いに母を亡くしている真九郎と紫。
生活ぶりも、言葉遣いも、育った環境も何もかも違う2人が
いろいろと不便なアパートで共に暮らし、影響し合いながら
必要だったものを互いに得ていく様子は微笑ましく。
しかし、現実はそれほど甘いものじゃなく。
ただ、希望の持てる方向で締めくくられていたのはホッとできた。

個人的には珍しく感情移入する場面が少ない作品だったが、
{netabare} 九鳳院家の当主であり紫の実父である九鳳院蓮丈(くほういん れんじょう)が
紫をひざの上で抱きかかえながら、新宿での暮らしを訊ねるシーンで、{/netabare}
彼もまた、実は家のしきたりに一番、がんじがらめにされていたのかもな
と思ったし、父親らしく緩んだその時の表情にちょっと泣けた。

九鳳院の敷地でのアクションはどれも、ハリウッド映画を日本でロケした時みたいな
雰囲気があって面白かったが、銃を容易に使わず、武術で格闘していたのは
真九郎が学んだ崩月流の見せ場にするためだったのだろうね。

それにしても、7歳の少女にあんな大きな決断を迫るというのも酷な話で。
せっかくだから10年後くらいの彼らがどうなってるかも、観てみたかったが
古くて異常なしきたりが、どうか壊滅しているようにと願わずにはいられなかった。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 56
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

揉め事処理屋 紅真九郎と「ねこだ!」と喜ぶかわいい紫の物語

特殊過ぎる環境で育った7才の女の子の紫と、揉め事処理屋というこちらもまた特殊な仕事をしている高校生の真九郎の二人が主役の物語です。

初見から癖のあるキャラデザに戸惑い、沢城みゆきさん演ずる真九郎の女性的な声にも、7才にしては大人っぽい悠木碧さんの紫の声にも、軽くは無い違和感が感じられ、また序盤から結構ハードな暴力描写が見られたので、視聴するのがつらくなりそうでしたが、見ている内にキャラデザにも声にも慣れてきて、むしろ可愛く見え(慣れって恐ろしくも素晴らしい。)暴力描写についても、そういったシーンに割かれる時間がそれ以外のシーンと比べて、相対的に見れば僅かと分かりましたので、最後まで視聴する事が出来ました。全体的に見れば、真九郎と紫を中心とした、五月雨荘(アパートの名前)で暮らす住人たちの日常生活に主眼が置かれているアニメだと言えますが、後半になるにつれてドラマの展開も加速し、ハードな描写も増えて行く様に思いました。

日常の描写については、五月雨荘に住む闇絵さんや環(たまきと読む)が加わる会話の面白さも満点でしたが、やはり主人公の二人、世間知らずでワガママ放題の紫とお父さんの様な立ち位置の真九郎の関係が、アンバランスながらも、互いに相手を思いやったり歩み寄ったりで、見ていて微笑ましく感じました。生い立ちのせいか、7才にしてはあまりにも大人びた言動の目立つ紫ですが、窓の外の手すりを歩いてる猫を見て「ねこだ!」と言って駆け寄ったり、日本庭園の石像の亀を見て微笑みながら「かめだ‥」と言ったりするシーンなどは年相応の行動で、こういった描写を丁寧に描いている点についてはとても好感が持てました。(動物の姿を見ただけで、訳も無く嬉しさで満たされる子供って結構いると思います。)

作中に登場する真九郎以外の登場人物は殆どが女性なので、良くあるハーレムものと勘違いされそうですが、毛色は全く異なり、キャラの半分以上は真九郎に対して特別な感情は抱いていないようです。(それでもモテモテ)真九郎自身はと言うと、恋愛についてはかなり淡白な思考の持ち主で、女性から好意的な言葉を掛けられてもたじろがず、女性の気持ちを察する事もあまり得意ではない様に見えました。(原作を読んだ後では、誰かに愛される人間ではないと自分を卑下する絶望感がその原因の根底にある様に思えました。{netabare}原作ではその後、真九郎は段々と自分の存在意義を見出していき、不器用ではありますが、人を愛する事が出来る人間に成長していきます。{/netabare})

お屋敷の内装や日本庭園、くたびれた五月雨荘に至るまで、背景美術が非常に緻密で、場面によっては息を呑むほどの美しさでした。

オープニングとエンディングについてですが、ポップな映像と音楽は作品の落ち着いた雰囲気にそぐわず、調和が取れていない様に思えました。残念な事ですが、2話以降はいつも飛ばして見てしまいました。

アニメやラノベでは別段珍しい事ではありませんが、登場人物のネーミングセンスが奇抜で思い切りが良過ぎます。(特に紅真九郎。とても強そう!‥ではありますが、やっぱり紅三四郎が由来なのかなと思ったり思わなかったり)

※ラノベは「歪空の姫」まで、コミックスは全巻読了。真九朗君の心の暗部が描かれたラノベ1巻といい、続くギロチン、醜悪祭と、アニメで描き切れなかった点を補完する部分もありつつも、一方でアニメとは異なった人物描写や展開が描かれている部分も少なからずあり、全編に渡り興味深く読ませて頂きました。凄惨な描写が多く、無情な出来事が多いラノベ版が嘘の無い真実の話なのでしょうが、自分は甘い人間なので優しい表現の多い漫画版が一番のお気に入りになってしまいました。リンさんが最後まで登場する点が何よりも嬉しい。

ラノベ、漫画共に、たくさんの人の想いに支えられながらも、ずたずたに引き裂かれた心から一本の糸を紡ぎ出す様に、途切れそうになる命を必死に繋ぎ止めている真九朗君の生き様は、いつかアニメを再視聴する前に読んでおいて良かったと思える内容でした。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 16

75.5 5 クリスマスアニメランキング5位
ハチミツとクローバー(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (565)
3888人が棚に入れました
美大生・竹本祐太はおんぼろアパートの同僚で先輩の森田忍や真山巧らに囲まれ、日々大学生活を楽しんでいた。
ある日、竹本達は大学の教師の花本修司から花本の親戚の花本はぐみを紹介される。人見知りが激しく口数も少ないはぐみだったが、その愛らしさに竹本は自分でも知らぬ間に一目惚れする。そして、変人として知られている先輩の森田も又はぐみを気に入ってしまう。
周囲がもどかしくなるほど分かりやすく不器用な竹本と、難解すぎるアプローチで周囲を戸惑わせる森田。正反対の二人の愛情表現が交錯する。
一方、真山は、自分に対して真っ直ぐな想いを送り続ける同級生・山田の気持ちに気づきながら、交通事故で亡くした夫の影をいつまでも追い求める建築デザイナー・理花への想いを強めていく。
それぞれの気持ちに気づかないまま時は流れていく…。

声優・キャラクター
神谷浩史、工藤晴香、うえだゆうじ、高橋美佳子、杉田智和、大原さやか、藤原啓治
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

脚本・作画・演出の全てに渡って陳腐さが目立つが、最後まで見れば確りした感動のある良作

※1-2期併せた感想・レビューです。

◆総評

本作について、私の視聴経験から一言だけアドバイスするとすれば、

《事前情報から、切ない系「恋愛アニメ」かも?と余り期待しないほうがいい。
よくある「青春アニメ」と考えてダラダラ気楽に見続ければ、終盤に意外な感動が待っている良作》

・・・となるかと思います。

TVアニメ化に留まらず実写映画化やTVドラマ化もされて大人気だったらしい原作マンガの雑誌連載当時、あるいは本アニメ放送当時の感動を実体験されたのかも知れない何人もの方々が、本作品を「切ない片想いラブストーリー」として絶賛しておられるのを見て、私みたいに「そんだけ凄い恋愛アニメなら、一度はチェックしないとな・・・」と考えて視聴を始めると、第1話から「え?何これ?」と、自分の期待していたものと実際のアニメ内容とのギャップに(主にネガティブ(否定的)な意味で)ビックリしてしまうことになりかねません。

私は一昨年からニ・三度も本作に挑戦しては、序盤に感じる違和感についていけずに断念を繰り返して、それでも諦め切れず間隔を置いて再々々挑戦して、昨日ようやく本作を見終えることが出来ました(第1期を乗り越えるのに、かなり根性が必要でした笑)。

それだけ、最近の私たちの見ているアニメ(例えば、ガチ恋愛もの『凪のあすから』、芸術志向の青春もの『さくら荘のペットな彼女』)の質が、恋愛ものや青春ものというジャンルを問わず、技術的に(=単に作画や演出面だけでなく、シナリオ構成や脚本の面も含めて)急激に向上してしまい、本作のようなたった10年ほど前の作品であっても、陳腐化が激しくなってしまっている、というなのだと思います。

ですが、OVA2本を除外して計36話と中途半端に長い本作を、何とか見終えた今の感想を正直に言うと、本作は、

①確かに技術面では陳腐化して最近の作品とは比べるべくもないけれども、
②作品の内容面では、最後まで見切れば、という前提条件つきですが、「本作ならでは」の思いがけない感動が待っている作品

として、やはり頑張って見続けて良かった、と思っています。

これから初めて本作に挑戦しようと考えている人向けに、もう少し詳しく書くと、

<1> 本作の第1期は、終盤の第19話まではハッキリ言って余り面白くなく、視聴には結構な我慢が必要
<2> 第1期の第20話から、やっと少し青春アニメっぽくなってきて、最終回(第24話)で初めて★★(ダブル星評価=優秀回)となって少し満足(初めて積極的に続きを見たい気持ちになる)
<3> 第2期は最初から安定して面白いと感じる(第1話は割りとよく出来た第1期のダイジェストになっている)
<4> そして、ラスト手前の第11話で、今度は、ポジティブ(肯定的)な意味での「え?そう来るの?」という驚きがやって来て(この回だけ★★★(トリプル星評価=凄回)としたいのですが、作画・演出のレベルが低いので残念ながら★★評価に据え置きました)、
<5> 最終回(第12話)で、第1期の第1話にもつながり、そして本作のタイトル『ハチミツとクローバー』にもつながるなかなかに見事なまとめ方で締められて終了した印象

・・・に、私の場合はなりました。


◆内容要約

(1) 本作は、{netabare}美術大学の建築科に在籍する、どちらかというと平凡な大学生・竹本祐太(本作の表の主人公であり、メインの語り手)の、大学1年の終わりから卒業までの約3年間の青春模様と進路選択を、彼の周囲の先輩達・想いを寄せる同級生・彼らを見守る指導教員etc.の恋愛模様や人生選択とリンクさせつつ同時進行的に描き出した{/netabare}、恋愛込みの青春もの、なのですが、

(2) その美術大学の{netabare}油絵科に転入してきた、高い芸術的才能を持つ少女・花本はぐみ(本作の裏の主人公であり、ストーリーのキーとなる人物)の、本当の願いの自覚と進路の選択、そして彼女にひと目惚れしてしまった竹本君を含めた、彼女に想いを寄せる人たちそれぞれの願いと選択、の交差{/netabare}が、本作の最大の見所となっていると思いました。


◆作品情報

放送期間 第1期(2005年)、第2期(2006年)
話数    全38話(第1期:24話、第2期:13話、OVA:2話)
監督    (第1期) カサヰケンイチ (第2期) 長井龍雪
シリーズ構成/脚本 黒田洋介 ※なおアニメ内容は原作マンガにほぼ忠実とのこと
アニメ制作 J.C.STAFF
原作     羽海野チカ氏の同名マンガ

※WIKIPEDIAによれば、原作マンガは、

(1) 宝島社のファッション系少女マンガ雑誌『CUTiE Comic』2000年6月号から連載開始。
(2) 2001年7月号を最後に同誌が休刊となった後、原作者(羽海野チカ氏)が続き原稿を集英社に持ち込み、同社のヤング・レディコミック誌『ヤングユー』2001年11月号より雑誌を移行して連載を再開。
(3) 同誌廃刊後は、同じく集英社の大人の女性向けコミック誌『コーラス』に移行して連載継続。
(4) 2006年9月号で、アニメに少し先行してENDを迎える。
(5) その間、2003年に第27回「講談社漫画賞少女部門」受賞、そして2006年・2007年と連続して宝島社「このマンガがすごい!オンナ編1位」に選ばれる。

・・・ということで、原作マンガ家(羽海野チカ氏)の強い想いの籠もった作品と思います。


◆評価点数

第1期   ☆  並 3.7 (74点相当)
第2期   ★  良 4.4 (88点相当)
---------------------------------------
総合    ★  良 4.1 (82点相当)


※私の場合、

(1) 自分が何がしかの感動を得られた作品については、4.0以上の高評価
(2) 自分が大きく感動させられた作品については、4.6以上の高評価

を付けることに決めており、本作の場合、◆総評に書いたように、(1)-(2)の中間くらいの結構な感動をラスト2話で得ることができたのですが、その一方で、自分の評価点数は、①感動の度合いだけでなく、②作品の技術面での洗練度、も出来るだけ考慮して付けたいと思っており、その点で本作の総合評価を、(1)-(2)の中間よりも若干マイナスして(※第1-2期合わせて)4.1としました。

※因みに、これは技術面では本作よりもずっと洗練度が高い『さくら荘のペットな彼女』と同じ評価点数です(つまり、それだけ本作の内容が、技術面の弱さを補なうくらい良い、ということ)。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============= ハチミツとクローバー (2005年4-9月) =============

{netabare}- - - - - - - - OP「ドラマチック」、ED「ワルツ」 - - - - - - -

第1話「……人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。まいったな……」 ☆ ※作画の古さはともかく、ギャグなどの演出の安直さが気になる
第2話「2つの恋が回り出す」 ☆ ※同上
第3話「あのさ、お前。なんで俺なんだ?」 ☆ ※ただの趣味恋愛(駆け引きの恋・人生の春の楽しい過ごし方)の話?
第4話「ホントはあんま好きじゃない。クリスマス……」 ☆
第5話「……うん………ただいま……」 ★ 竹本の家族のエピソードが良い
第6話「……なあ山田、なんで俺なんか好きになっちまったんだよ」 ☆ (*1)
第7話「はぐ、一緒に行こう」 × 
第8話「ああ……遠いなぁ……」 ☆ (*2)
第9話「彼女は気付いただろうか? なぜオレは教えないんだろうか?」 ☆
第10話「……そんな簡単に放り出していいもんじゃないだろ……」 ★ ※竹本に共感できない
第11話「た……楽しくなかった……」 ☆
第12話「バッカヤロウ。何考えてんだよ!」 ☆ 

- - - - - - - - OP「ドラマチック」、ED「mistake」 - - - - - - -

第13話「……彼女に……僕はいったい、どんな答えを期待していたんだろう」 ☆
第14話「夢の中で、彼女に逢った……」 ☆
第15話「……理花さん。オレをまた原田デザインで使ってもらえますか?」 ★
第16話「3つめの答えを、僕は、口にしない…」 ☆
第17話「オレに無いのは、目的地なんだ……」 ★ (*3)
第18話「森田さんが戻って来たら……彼女は…」 × ※ギャクアニメだったらこれで良いのかもだが・・・
第19話「こうやっていつも、真山は私を見失う」 ★ (*4)
第20話「それをケアすんのがアンタの役目だろう!」 ☆
第21話「……空っぽだ……」 ★
第22話「……トンネルを抜けると、とてもキレイな所に出た……」 ☆
第23話「……そして、僕はもう一度走り出す…」 ★
第24話「……ついた……」 ※ED「ワルツ」 ★★ (*5) {/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)7、☆(並回)14、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.7


============ ハチミツとクローバー Ⅱ (2006年6-9月) ============

{netabare}- - - - - - - - OP「ふがいないや」、ED「スプリット」 - - - - - - -

第1話 ・・・・・・そして、僕たちは再び回り始める・・・・・・ ☆ ※第1期の総集編なので見なくて良い
第2話 言いたくても言えなくて ☆ ※趣味恋愛でシラケる
第3話 キミの涙を見たくない ★
第4話 あなたをどこにも行かせない ★★
第5話 嬉しいのに苦しくて・・・ ★
第6話 僕たちは、海に行くことはなかった。 ☆ 
第7話 前に、光の射す方向に × ※今までとほぼ関係ない話
第8話 僕たちは、なにも知らなかった ☆ 
第9話 自分の無力をかみしめる ★ ※はぐの両親の描き方が適当なのは残念
第10話 小さい頃、一度だけ神さまを見た ★ 
第11話 あなたの人生を、私にください・・・・・・ ★★ ※ギャグで誤魔化す安っぽい演出でマイナス
第12話 ハチミツと、クローバーと・・・・・・ ★★{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)4、☆(並回)4、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.4


OVA1 chapter.L ローマイヤ先輩スペシャル    ※未視聴
OVA2 chapter.F 藤原デザイン事務所スペシャル ※未視聴



◆以下、本作視聴中のとりとめないメモ書き

{netabare}第1期の第1話から、既にギャグシーンの寒さに嫌気が差す。
『WORKING!』のときも感じたことだが、ここまで初っ端から自分に合わないと思った作品は珍しい。
そもそも手書きではなくCGないし実写を使ったっぽいOPの絵柄からして気持ち悪いと感じてしまう。
何と言っても、全般的に演出が安っぽくて、好きになりない。
『WORKING!』に限らず、肝心な場面で、こうした作画までイージーなギャグシーンを多用して話の腰を折ってしまう展開は、『ばらかもん』『フルーツバスケット』『君に届け』『ARIA』『四月は君の嘘』等の何人もの有名女流マンガ家の人気作に共通する特徴なのだろうけど、どうにも自分は好きになれない。

(*1)インスタントなエピソードと音楽で無理に雰囲気を盛り上げている感あり。山田がなぜ真山を好きになったのか?という部分の説明がほぼない状態で「好き」と涙声で囁かれても見てて全然ぐっと来ないのですが。

(*2)この回の山田の描かれ方に典型的だけど、「自分が哀しい恋をしている」ということに酔ってる感じなんだよね。それじゃ「趣味恋愛」「虚栄恋愛」になるんじゃないの?
→『とらドラ!』の終盤の大河やミノリンと比較してみればよい。あるいは『凪のあすから』のまなかやちさと、美海の恋と比較してみればよい。ここはハッキリいって岡田磨里氏のシナリオに比べて遥かに劣る。

(*3)良い話で★評価なんだけど、これ恋愛の話じゃなくて人情話なんだよね(第5話★も同じ)。つまり本作は、『CLANNAD』等のKey作品と同じく「恋愛」じゃなくて「人間愛」「家族愛」の部分にちょっとした感動がある作品、ということになると思うのだけど。(なぜか「恋愛アニメ」の名作という評価になっているので違和感が半端ない)

(*4)この第19話で、(*2)で私が山田に対して思ったとおりのことが、野宮の口から山田に告げられていてニヤニヤ・・・

(*5)竹本君の成長物語として何とか最後は見れた感じ。ただし続きは気になる。{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 31

シェリングフォード さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ハチクロの好きなところ、そうじゃないところ。個人的なことを交えて。

レビューではありません。
ただの僕個人の回想記です。アニメ関係ありません(笑)

 僕がハチクロと出逢ったのは、またその強烈な魅力に捕らわれたのはちょうど一年くらい前でした。漫画というものに惹かれ始めたのはその少し前。九井諒子さんと市川春子さんの作品がきっかけでした。彼女らの作品は僕の目にとても眩しく映りました。それらは、今まで少年漫画にしか触れてこなかった僕の漫画に対するイメージの崩壊と新地開拓を強制づけ、それまでになかった「ものの見方」に気付かせてくれました。そして今でも僕の中で漫画の持つ可能性とその魅力は地を貪る砂漠の浸食のように貪欲にそのエリアを拡大しつつあります。読むたびに新たな発見がありいつまでも新鮮な感動を提供してくれます。
 九井さんと市川さんの絵にももちろん十分に心を揺さぶられていましたが、その頃はどちらかというと彼女らが作り出す物語やその中で扱われる表現に注目して読んでいました。ですがそんな僕の注視をぶっとばし絵の魅力を嫌と言うほど押し付けてきたのが羽海野チカが描く『ハチミツとクローバー』でした。その前にも短編集『スピカ』を読んでいましたが、その魔法に夢見るこどものようにかかってしまったのは『ハチクロ』を読んだときでした。
 猫がたまたま踏んで鳴らしたピアノの音と、一流のピアニストが弾く音ではまるで違うと言われています。残念ながら僕にはまったくわかりませんが(そもそも音階すら分からない)、でも絵ならなんとなく、ほんとうになんとなくですがその違いが分かる気がします。というより真似して実際に描いてみればその結果は歴然としていました。ペットボトルひとつでさえ僕には彼女の絵は真似できませんでした。
 彼女の絵は大胆に筆を走らせる姿が目に浮かぶ楽しげな雰囲気もあれば、大切に呟かれるシーンでは普段は見ることのできない隠れた繊細さによる一本一本の柔らかな線が登場人物たちをかたどります。描かれる絵は決して線が多くなく必要最低限に、けれど現実に忠実にあることで、僕たちは漫画を手に取りページを広げた瞬間からその世界に容易に入ることができます。
 さらに感傷的なシーンでは少女漫画タッチの雰囲気を醸し出し、余白とコマ割においては漫画家としての実力をこれでもかと魅せる圧倒的センスを発揮したその物語には彼女のたおやかな意志が流れています。これは息をのむほど澄んでいてとても素晴らしい。登場人物たちのその場での気持ちをページに押し込めておくがごとくの表現に加え、会話や告白や自問自答にポエムを挟み込むことでその"もやもや"はそこでは死なず、広がりを内包しつつ、教訓とまだ残された希望がどこかにあることを微かに示唆します。反対に、すこぶるテンションが高いときには様々なデフォルメと、ページいっぱいに書き込まれた字や絵が読み手を楽しませてくれます。本当に好きで描いておられるのがそれを通して感じられます。最上級の愛情表現です。
 もっとも、漫画に詳しい人や実際に描いておられる方に言わせてみればもっと称賛すべきところはあるのでしょうが、僕が感じられることはせいぜいこのくらいです。

 ではストーリーはと言いますと、正直なところ竹本くんの自転車逃避行以外はそんなに好きではありません(逆にこの話は一番好き)。ハチクロの主な内容は、「若さゆえの行動の過ちと青春の終末の予感」だと僕は思っています。後半の方で森田さんが言った言葉。「親が子供に教えなければならないのは『転ばない方法』ではなく、むしろ人間は転んでも何度だって立ち上がれるということじゃないか!?」(7巻)。僕の見解はいささか悲観的ですが、これを敷衍して僕のと混ぜて簡単に言えば、つまり「上手な自分の生き方の模索」ではないかと思います。
 でもちょっと「役」が前に出過ぎていた感じが否めません。どうしたってそうしないわけにはいかないんだ。というよりはむしろ僕には、自ら進んで破滅の道を歩んでしまっていたような気がします。まるでレミングの集団自殺のように。目の前に広がる深い霧の中、まるで横たわるようにある真っ黒な沼にみんながみんな傷を負ったようなフリをして足をつけて体を沈ませていきます。そこには死と恐怖の臭いが立ち込めているのにも関わらず、絶えずより深きを求めます。周りの人がいくら声をかけてもまるで聞く耳を持ちません。手に入れたいのか、感情に流されているのか。行動の起源を模索するにはもう遅すぎた若者たちは痛々しいまでにスポイルされた状態です。
 話や人物描写に多少の好みや首を傾げてしまうところがありますがそれだけで全てを否定するわけではありません。1つの視点だけでものを見るほど愚かなことはありませんから。僕の中には羽海野チカさん独自の表現を交えた中でいくつかの描写は強烈なまでに印象に残っています。折れたシソの枝の比喩、冬のキリン、リカさんのお墓参り、原田が月に向かって泳ごうとしている夢の中の比喩、9巻の幕開けのモノローグ、森田のお兄さんの想像力について、最後の観覧車の比喩などなど。僕にとっては心に留めておきたいほど好きなところもあれば、逆になんだかなあと思ってしまうところも確かにあります。けれど人の内面を絵を通して伝える技術のレヴェルは高く、唯一無二です。作者と描き出す物語を通しての読み手との共振性は高く、多くの人々に感動とほのかな温もりを届けられました。ある人にとっては先を見、ある人にとっては振り返るこの物語には古びない幻想がどこまでも広がっているように思えます。行き場を失くした想いと共に。
 絵に関して言おうとすると、これはほんとうにキリがない。腕や手、足や体全体、服や特に顔の表情はそのひとつひとつが洗練されていて魅力で溢れています。それぞれがそれぞれに拍車をかけ無限の連鎖を繰り返しひとつの総体を成した小宇宙のような途方もない広がりを持っています。それは見た者にしかわからない輝きを内包していて言葉にはとても収まらない"なにか"があります。漫画家としての矜持を持って描かれた、漫画たる漫画が羽海野チカさんの作品であると思います。

 この漫画の中にはよくよく見れば(好きな人にとってはそんなことしなくとも)大切なものがたくさん落ちています。同じように嵐の後の海岸ではたくさんのものが砂を被って漂流しています。僕らは折に触れ天命を他で感じながら、ひとつずつ拾い上げては丁寧に砂を払って大切に自分の中にしまい込みます。そして、それはある日のそのときまでぐっすりと死んだように眠ります。ものごとの見えない糸がつながりを見せ、物語の秘密をあなたが納得するその日まで。
 その場その場で暇を潰すための大衆娯楽漫画とは一線を画した立派な一作。夜中に独りで見上げる月の光のように温かい作品です。




余談

関係のないことを長々と書いてしまいました。
失礼を承知の上ですが僕の感じる魅力が少しでも伝わればと思っています。
漫画の絵に関して言えば他にも好きな方はたくさんいます!
今日マチ子さんや雨隠ギドさんや森薫さんや笠井スイさんや河下水希さんなどなど!

3月のライオンもばっちりチェックしています。
こっちは頭から尻尾まで全部好きです。本当に素晴らしいです。うんうん。
まあそんなこんなで。あでゅー。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 6
ネタバレ

CC さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

エビが・・・

 本作は、美術大学を舞台に、いわゆる「青春群像劇」を、ハイテンションなエピソードや静かな感動シーンを通じてとらえていく。恋愛に不器用な大学生達の報われない恋模様や、自分の才能や生き方について迷う若者達の姿を描いている。

 主要キャラの男性声優陣は、名前を上げれば代表作がすぐに浮かんでくるような方々で、とても豪華に感じました。
 作画は、温かく優しくやわらかい、少し切ない雰囲気も感じさせられる「羽海野先生」ならでは、といった所でしょうか。キャラクターをとって見てもとても可愛く描かれていました。
 本作は、音楽も豪華でJ-popを代表する歌手を複数の起用。OPのYUKIを始めとし、挿入歌にはスピッツ、スガシカオ。EDにはスネオヘアーとノイタミナ一発目ということもあって力入っていますね。感無量です。

 私が本作で感じ取れたテーマは大きく分けて2つ、『恋』と『進化』です。上の文(wikiの引用)でも述べているのですが、本作は『恋愛模様』ではなく『恋模様』を繊細に描いているのですよ。心や感情は揺れ動くばかりで、「心の距離」は縮まらなく時だけが進んでいく、そんな切なさや儚さが繊細に表現されています。2つ目の『進化』とは、人が一皮剥ける姿というか、子供から大人への成長と職を用いて表現している。リアリティのない部分もありましたが、大人になっていく難しさを迷いや放浪、自分自身を見つめる事で足掻きもがく姿を描いていて、私自身、その部分には、とても惹かれました。このテーマは2期の方がより感じられたので、2期のレビューで触れていこうと思います。1期のレビューでは『恋』について、5人のキャラクターに感情移入しながら薄っぺらい言葉を残してみようかな。{netabare}

《竹本祐太》
 5人を家族で例えるなら三男の位置づけの人。彼は「はぐみ」に一目惚れをした訳ですが、一目惚れした人ならわかると思いますが、その気持ちを「恋」と一瞬で自覚してしまうのですよね。それから長い月日がたって告白するのだけど、とても謙虚で良い子ですよね。「森田先輩」と好きな人が一緒というのもまた残酷なのですが、「はぐみ」が「森田先輩」に気があるとわかって恋の戦いを躊躇してしまうヘタレ加減が、なんとも言えないほど切なく感じました。私だったらすぐに諦めますね。ヘタレ乙。

《花本はぐみ》
 5人を家族で例えるなら末っ子の位置づけの人。「はちクロ」と言ったらこの子みたいな感じですが、私は正直「はちクロ」メンバーで一番嫌いな子ですね。年齢に見合わない精神の持ちながら天才であるというリアリティのなさ。母親が亡くなっていて2期の終盤では大ケガをする悲劇のヒロイン。彼女は「森田先輩」に気があります。「森田」の醤油で龍を描いた所から「恋」が始まる訳だけど、創作物を作っている瞬間から「気になる」ってあります?「野球している姿がカッコいい」みたいなノリ?彼女の精神構造が理解できなかった以上、感情移入も共感もできなかったですね。それと、周りが「はぐみ」に対して異常なまでに優しすぎるんですよね。なんやかんや言っても大学生でしょ!? その事に対して無関心ですし、終いに、育ての親で教師の「花本先生」を選ぶわけですから…「はぐみ」は化け物ですよ。

《真山巧》
 5人家族で例えるなら次男の位置づけの人。彼は「りかさん」という年上の女性に想いを寄せている変態さん。情熱的というべきでしょうか。彼女を手に入れる為ならなんでもしますって感じですよね。情熱的尚且つ建設的です。子供の「恋」ではなく大人の「恋」をしている様が描かれていたように思います。感情で突っ走ることが多々ありますが、職に関して、金銭に関してしっかり考えていた所はカッコいいと思いましたよ。ついでに、「真山くん」には一人暮らしをして欲しかったですけどね。私は、年上の想いを抱いた事はないので良く分かりませんが、建設的な部分でいったら、男なら「職」「一人暮らし」「車」は社会に出たら恋人の条件として欲しい所ですよね。「車」欲しいなぁ~。プリウスが欲しいなぁ~。

《山田あゆみ》
 5人家族で例えるなら長女の位置づけの人。彼女は「真山」に想いを寄せる乙女。女性なら一番感情移入してしまうキャラクターと思います。序盤で「真山」にフラれて、それでも好きで居続ける一途な子ですね。私も失恋したことありますが、気持ちって失恋程度では変わりませんよね。嫌いと言われた訳でもないのに距離をとってしまう。そして、終いに冷めていく感じでした。ついでに言うと異性を振った事もあります。元々、仲が良かった異性だったのですが、失恋した時と同様に、振った後には見えない距離ができましたね。振って解った事は振られた方が距離を置く事が多いですね。始めに話しかけたのは「真山」だったとしても、彼女はまた「真山」の前で、笑顔でいれたのに感心しちゃいました。

《森田忍》
 5人家族で例えるなら長男の位置づけの人。彼は「東のエデン」の「滝沢くん」のモデルになった人ですね。彼も「竹本くん」と同様、「はぐみ」に一目惚れしていましたね。落ち着きがなく、「恋」する気持ちを伝える表現が不器用でしたね。彼には「恋」以上に「家庭の事情」の方が優先順位が先にあるようでしたね。彼は海外に行き「恋」途中離脱したかに思えましたが、この現実での距離間が上手いことスパイスになってお互いの気持ちが高まっているように感じました。遠距離恋愛ならぬ遠距離恋ですね。違いは「恋心」を受け止めあっているかどうかって所でしょうか。遠距離恋愛は私にはできそうにありませんが、遠距離恋ならできるかもしれません。

 5人家族で例えましたが、特に意味はありません。「恋」という心を取り除いたら「兄弟」のような関係のように思えたからです。お互いを信頼し合い、助け合い、喜びあう…「兄弟」以上ですね。計画性のない文だこと。最後まで読んでくれた方、どーも。2期レビューでは2つ目のテーマである『進化』と「はちクロ」全体を通しての感想を書こうと思います。 {/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 16

76.3 6 クリスマスアニメランキング6位
干物妹!うまるちゃんR(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (647)
3011人が棚に入れました
外では、誰もがうらやむ才色兼備の「美妹」が、
家に帰れば、誰も知らないグータラ三昧の「干物妹」に…!?

グータラを極めた干物妹・うまるが、
コーラとポテイトを片手に、漫画やゲーム、アニメ、ネットサーフィン…、
一緒に暮らす兄・タイヘイを横目に、欲望の赴くままに突き進む!

クラスメイトの海老名、きりえ、シルフィンとの絆も深まり、
うまるの日常はますますにぎやかにっ!!!

うまるの最強で最高な最上の 日常が、再び始まる!

声優・キャラクター
田中あいみ、野島健児、影山灯、白石晴香、古川由利奈、安元洋貴、柿原徹也、小清水亜美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3期も期待。てか、一生観られる(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
うまる です(笑) 一期と基本は変わらず、でも、いろんな事が少しだけ進展しましたね♪

相変わらず、素晴らしい日常系アニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一期とのちがいは、恋愛要素の有無。特に、海老名ちゃんとタイヘー。海老名ちゃんには幸せになってほしいな~。でも、カナウにも幸せになってほしいしな~。

あとは新キャラ、ヒカリ。ここは正直、まだキャラが弱くてイマイチ。今後に期待かな。

あとは、うまる(こまる)と海老名ちゃんとシルフィとキリエ、特にうまるを抜いた他3名の仲が深まったのが素敵でした。

個人的には、シルフィが好きですね。なんか、シルフィが笑顔だと安心します♪

まあその分、こまるのワガママ放題が減ったのはやや残念ですが、マンネリ防止のためにはこの方が良いでしょうね。

最終話のBパートなんか象徴的なんだけど、1期は「うまるとタイヘー2人のアニメ」で、2期は「うまる達4人娘のアニメ」なんですよね。個人的には、「アニメとしては正解だけど、もっとうまるのワガママを観たかった」というのが本音です。が、そこは制作もよく分かっていて、最終話Cパートに「うまるらしい」ゲスいエピソードを入れてきたのは、間違いなく「あえて」ですよね♪ なんかあのCパートのおかげで、制作と心(うまる愛)が繋がっていると思えました(笑)

さて、うまるですが、一部の方には、こまる との二重人格的な部分が受け入れられず、「外面だけ良い」みたいな感じで嫌われてるとも聞きます。実際、原作でもあんまり人気ないみたいですし。

でも、私は違った解釈をしていて、多分、「うまる(外うまる)」が本体(素)で、「こまる(家うまる)」が特別なんじゃかいかと思ってます。(勿論、大前提として、両方あってのうまるですが)

「うまる」は、無理してああいうキャラを演じてるんじゃなくて、本来はああいう(外うまるな)性格なんだけど、タイヘーの前だけではダラしなくなるだけじゃないの?と。多分、タイヘーがいなければ、普通に24時間外うまるで過ごせる気がするんですよね。だって、1期でちょろっと出てきた子供時代のうまるは、「こまる」よりも「うまる」寄りでしたし。(根拠は薄いけど)そう考えれば、なんかワガママ放題も可愛くて許せちゃいませんか?

まあ、とにかく3期に期待です。やってくれないなら、タダをこねますよ(笑)
{/netabare}

【余談 ~2017秋は、1期が神OP(ED)だった作品の2期が多かったよね ~】
{netabare}
例えば、「おそ松さん」の「はなまるぴっぴはよいこだけ」や、「血界戦線」の「シュガーソングとビターステップ」。ある意味、「魔方陣グルグル」の「晴れてハレルヤ」「Wind Climbing ~風にあそばれて~」。そして本作「干物妹!うまるちゃん」の「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」。

1期は名曲だったアニメがズラっと並びます。ここまで揃うのは珍しいと思います。

その中で感じたことは、「やはり、空振りかホームランじゃなくて、ヒットを狙いにいくんだな」ということです。

例えば本作のOPは、明らかに1期を意識したつくりでしたね。もし、「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」の二番ですと言われたら信じるかもしれない(笑)

「おそ松さん」も同様に、「はなまるぴっぴはよいこだけ」の二番と言われれば、うっすらそうかもと思う感じ(似た曲調)でした。

「血界戦線」は、EDは1期を意識したダンスミュージック風にしながらも、UNISON SQUARE GARDENはOPに移籍。うまくかわした感はありました。

「魔方陣グルグル」は、きちんとオリジナル色を出そうと、可愛い系ながらも1期とは違う歌の感じにしていて、そういう意味では好感をもてました。

やはり、1期のOPが「神曲」と言われるくらいヒットしてしまうと、2期は難しいよね(汗) 「うまるR」も「おそ松さん2期」も、ホームランも狙わないかわりに空振りもしないように、コツンと当ててシングルヒット狙いに来た感じでした(笑) 両作品とも、勿論1期の方が好きだし良い曲だったと思いますが、2期も充分に良い曲だし、まあ、制作陣の苦労とプレッシャーを感じ、微笑ましい気分になりました(笑)

そういう意味では、「うまるR」はむしろEDの「うまるん体操」の方が印象深いですね♪ 来店の小中学生の文化祭とかで踊る子供とかいそうな感じw なんか力が抜けていて素敵でした♪

ちなみに、今期(2017秋)で好きだったOPは、

1位 「ポールルームへようこそ」の 「Invisible Sensation」(UNISON SQUARE GARDEN)

2位 「アニメガタリズ」の「アイコトバ」(GARNiDELiA)

3位 「ブレンドS」の「ぼなぺてぃーと♡S」(ブレンド・A)

ってところですかね、まだ録り溜めてるのもあるけど。

まあ、私が基本的にアップテンポの曲が好きだというのもあるけど、OPやEDは、(楽曲単体の良さはもとより)やはり「作品の世界観をうまく表しているか」「映像との繋がり」は、大切だなと。「もってけ!セーラーふく」なんかはこの辺が最高レベルだったなと。

そういう意味では、「Invisible Sensation」は、競技ダンスの激しさ、タタラとチーちゃんぶつかり合いなんかを表現できていて良かったですね。

EDなら、「うまるん体操」が、今期一番でしたね! ダラっとしてるけど可愛らしい、そしてノリも良いという、実にうまるの良さを表現していたな~と。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
1期のナレーションをいきなり否定w まあ、1期からのファンには楽しい演出だけど、2期から入った方は、うまるの変身に?が付かないかな? UMRのこととかもワカランでしょ。OP、明らかに1期を意識したつくり。二番と言われても信じるかもw

2話目
どうでも良いんですが、私は1日1回は耳掻きしないと発狂しそうになります(笑) うまるの漫画、デスノートにシャーマンキング、封神演技って、同世代かな(笑)?

3話目
えびなちゃんは可愛いな~。顔(笑) ただ、ハンバーガー食べる話なのにね、なぜか良いよね。

4話目
タイヘー、早く結婚しろよ(笑) シルフィンが楽しんでると、なんか幸せな気持ちになるんだよね。うまるの葛藤w うまる、どうした? 反省なんてらしくない(笑)

5話目
浜松の聖地? ガヴドロとかかな? なにげに、タイヘーと叶とのペアも良いよね~。応援したくなる。うまるの涙、するいぞw

6話目
絵本うまる、その気になれば30分見られるなw 都大会三位って、普通に凄いよねw 着物凄いのに、デジカメしょぼいw 悪うまるw 扇風機に窓際の天体観測。なんか良いな~。

7話目
キリエのパス、ウケるw キリエ、140ないの? 高校生で? 新キャラ? ということは、ここからあのキャラを掘り下げるの? キリエとアレックスにフラグが? じゃあ、シルフィとボンバかな(笑) どうした? らしくもなく、恋愛要素強めで。

8話目
むしろボンバが可愛いw お? 新たな展開? タイヘー、モテ期(笑)

9話目
ほっこり良い話、二連発。ノスタルジー。

10話目
恋愛バナシはあまり作風に合わないけど、海老名ちゃんには幸せになってほしい♪

11話目
キリエ回。

12話目
あ~、寂しい、、、。
{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 45
ネタバレ

うざっしー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

人に気を使うことが多くなったうまる。成長の証?

1話
もう安定しすぎ。信頼と実績の太田監督&動画工房は世界が滅びるまで日常アニメを作り続けるといいと思う。
{netabare}相変らずのジャンクフード漬けの偏食っぷり。うまるが乳癌にならないか心配だ。小林麻央さんも偏食だったそうだし…。
うまるは草むしりで海老名ちゃんに対抗心を燃やした?海老名の気持ちが分からないうまる。女子のくせに鈍感だよな。
サッカーで人気者になるシルフィン…うまるは本質的にはぼっち体質のようだ。でも4人で仲良く下校。この4人が仲良くなるの結構時間かかったな。{/netabare}

ただ一つ気になったのが、初見の人に対し冷たすぎるんじゃないかと。{netabare}最初の説明をそういうのいいからと言ってキャンセルしてしまったが、うまるに対し誰がどういう誤解をしているかまでを一通り説明した方がいい。{/netabare}せっかくのサザエ時空日常アニメなのにもったいない。

2話
{netabare}アレックスがうまると接触。登場人物たちはうまるに対してそれぞれ違った誤解をしているのがこの作品の特長なのだが、アレックスはどう誤解するのか。それとも真相を見抜くのか。予告見ると次回でわかりそう。{/netabare}

3話
{netabare}アレックスは切絵のライバルになるのか。
むしょうにハンバーガー食いたくなることあるある。この辺の共感がこの作品の特長だろう。
4人がだんだんJKらしくなっていくのがいいね。
でた、海老名ちゃんのんめな~。{/netabare}
動画工房は相変らず食べ物の作画は良い。

4話
{netabare}海老名ちゃんがタイヘイに話した内容はわからないまま?たぶんアレだろうけど。
うまるは2期になってから色々気を遣うようになってきたよな。
でもストッキングとスカートを脱ぎ散らかしてるのは流石にイラっとした。{/netabare}

この回で感心したのが、{netabare}シルフィンが皆を家に誘うところ。海老名と切絵に話しかけたが、うまるはスルー。次のこたつの座る位置もうまるとシルフィンは対角線で離れた位置に座っている。やはりこの二人は距離があるのである。{/netabare}その辺の心理をしっかり描いているのはさすが原作者がまどかファンなだけはある。太田監督の手腕もあるだろう。ガヴリールでも心理描写は非常に秀逸だった。

5話
{netabare}社長の若い娘が課長とかタイヘイの会社って完全な同族企業だよな。印象悪い。
うまるが嫉妬するのは初めてか。
料理長は明らかに海老名の兄なのになんですぐ聞かないのか。いずれ確認するとかなんでや。でもこれでヒロイン全員が妹ということになった。兄が全員同じグループ企業の社員とかありえねーけどこのアニメにそういう事言ってもしょうがない。
最後の号泣の演技は良かった。あいみ氏は他のレギュラーの仕事がなかなか取れないようだが。{/netabare}

6話
{netabare}切絵の夢は絵本作家。そういや前も絵を描いてたな。
着物の作画いいな。さす動。
シルフィンの母親の年齢はタブー。
切絵は海老名の恋に気づいた。
最後はあれがデネブアルタイルベーガ♪{/netabare}
うまるは人に気を使うことが増えたよな。

7話
{netabare}富士急ハイランドって行ったことないな。豊島園はあるが…。
切絵はパニック障害かw
そしてラスボス?金剛ヒカリ登場。かつてタイヘイと一緒にいたことがあるという謎。でもタイヘイと金剛叶は知り合いだったのだから別におかしくないか。
最後は海老名ちゃんの過去。海老名ちゃんのタイヘイへの想いって、実は恋愛感情ではないのでは。{/netabare}
少しストーリー性が出てきた感じ。

8話
にわかに話が動き出して来た。もはや日常系ではない?
{netabare}切絵が海老名の応援を決意。つーか一緒に風呂入ってもこまるの正体に気付かんとは。
海老名ちゃんがヤンデレみたいな目をしてたが切絵を味方につけて早くもタイヘイへの独占欲が増しているのか。
そしてラスボスヒカリ登場。うまるが家でだらけてるのを知ったのはアレックスの報告をこまるでなくうまるだと誤解したけど、それがたまたま真実だったということだよね?←ややこしい
それともアレックスがすでに小さいうまるがうまるの正体だと気づいていた?
予告を見るとうまるは結局ヒカリには正体をバラしてしまうようだ。{/netabare}
これって原作の最終話まで行くのだろうか?原作知らんけど。

9話
{netabare}レトロデパートいいねー。うちの近くにも大昔あったわ。いかにもな食堂に屋上のゲーセン&ミニ遊園地。ああいう所にまた行きたいものだ。
うまるがついに料理が出来ないことを海老名ちゃんに白状したが海老名ちゃんはそれどころではないようだ。うまるは今まで嘘をついていたことについていずれ清算する時がくるのだろうか。
ヒカリは…このキャラって必要?
ハムスターは動かないから最後に死ぬのかと思った。うまるが命のはかなさを知るオチでも良かった気がする。{/netabare}

10話
{netabare}ゆるゆるモザイクって見てみたい。
うまるはヒカリと対立し続けるとばらされるからそろそろ休戦やな。
相模湖公園という所があるのか。
最後は海老名ちゃんの成長話。{/netabare}
なんかUMRとシルフィンの話はガチ百合っぽくなるな。

11話
{netabare}切絵ちゃん回みたいなもんか。
ヒカリとうまるはだいぶ仲良くなったようだが…でもまだヒカリって必要か?という印象は変わらん。{/netabare}

12話
凄い!{netabare}クリスマスの夜の放送でクリスマス回!さすが太田監督。偶然か?
最初はお好み焼き…すげえ美味そうで見ていて辛かった…飯テロ!
ヒカリは最後まで存在意義がわからなかった。
正月はジャパニーズビューティ―。
最後はこの、ひもうとがーっ!で締め。{/netabare}
まぁこんなもんだよなこのアニメは。

【総評】
元々一期からして出オチアニメだったと思うので、二期はかなり失速した感がある。一期は見てるとコーラとポテイトがむしょうに食べたくなったが、二期はそういうことが無かった。これは二期になって各キャラが過去を振り返ったり足元を見つめ直したりし始めて、全体的に一期よりテンションが低くなったためだろう。うまるも人に気を使うことが増えて一期のような悪行三昧は影を潜めた。10話で宴という言葉が出てきたのが久々に感じた。
後半から入った新キャラの存在意義もさっぱりわからなかった。

ただ、動画工房の日常アニメというだけで作品完成度が+20点くらい加算される印象。深夜アニメにおいて京アニと共にツートップと言っていいと思う。作画の安定度やキャラの表情の豊かさでこの二社が群を抜いている。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

うまるの最強で最高な最上の日常(パラダイス)が、再び始まる!

この作品は、「干物妹!うまるちゃん」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品の登場は結構センセーショナルだったと思います。
頭脳明晰、品行方正、容姿端麗、スポーツ万能という、ありとあらゆる才能に恵まれた亜麻色ロングヘアーの女子高生…
すれ違う人は男女問わず思わず目で追ってしまう、まるで天使のような佇まい…
それが家に帰った途端、キュキュっと真ん丸で珍竹林な生き物に変身してしまうのですから…
そしてどちらのうまるちゃんも可愛いのですから手に負えません。

そんなうまるちゃんが私たちの前に帰ってきてくれました。
続編でもあったので、即視聴を決めた作品です。

今期のうまるちゃんは…登場するメンバーこそ基本的に変わらず、新キャラがちょいちょい登場する程度…
でも1期よりキャラの心情が心に染み渡るのは、しっかりと段階を経てそれぞれのキャラを深掘りしてきた下支えがあってこそです。

時には相手との何気ないやり取りから気付きを促されたり…
そして時には相手の気持ちに寄り添ってそっと背中を押してみたり…

何もかもが初めてのことばかりで、気持ちが一杯で身体が硬直しちゃったり、何でもかんでも上手くいくわけではありません。
むしろ、上手くいかない事の方が大きかったと思います。

それでも自分自身を見つめ、すり減った勇気を蘇らせてまたスタート地点に立とうとする心意気が個人的には大好きでした。

外では常に他人を思いやるものの、家ではいつも自分の事ばっか…だけど気付きに対する著しい成長が感じられるうまるちゃん…
自分のことになると直ぐに目一杯…けれど、相手に対する思いやりと慈しみが群を抜いている海老名ちゃん…
これまでは人見知りの影響で他人との接点が持てませんでした。でも今じゃ将来の夢を共有できるほど自分を表現できるようになった切絵ちゃん…
天然っぽさを前面に押し出しながらも垣間見える思いやりと気遣いが心地よいシルフィンさん…

1期では「お互いを知る」までが精一杯だったと思います。
彼女たちにとってこれまで一緒に過ごしてきた時間は無くてはならないかけがえのない宝物…
本当の自分を知って貰って、素のままで付き合えるってとても素敵なことだと思いますし、その素地はしっかりと作ってきたと思います。
だから1期では自分の事で精一杯だった女の子も、今期では相手の事を思いやれるようになるんです。
これって凄い成長っぷりだと思いませんか?

そんな一皮剥けた4人の前に登場した新キャラは、いのすけ演じる金剛ヒカリちゃん…
まぁ、主にうまるちゃんの前に登場するのですけど…
仲良し4人組の中にはいない異質の性格の持ち主…
でも異質とは言いながらおかしいところは一つもありません。

気持ちを包み隠さないこと…
自分の目標に対して一直線に進み、それを手に出来る強い意志…
ヒカリちゃんの素直で純真な性格が彼女を最短距離で突き動かしています。
うまるちゃんは、彼女に対してはきっと最大限の警戒が必要…
何故なら、これ以上踏み込むには自分の心の整理が必要だから…
笑って、甘えて、誤魔化して…これまで浸かっていたぬるま湯の先にしか、答えがないから…

うまるちゃんと同じように気持ちに整理を付ける必要があるのは、ヒカリちゃんの姉であり、タイヘイの学友だった金剛 叶も一緒ですけれどね…

この先、きっとこれまで以上に自分の気持ちに向き合わなければならない人がいます。
たくさん迷っても良いから…
せめて自分の心に正直に…後悔の無い答えを導き出して欲しいと願っています。
個人的には海老名ちゃん推しなので、彼女が本懐を遂げられるよう精一杯応援したいと思います。

オープニングテーマは、土間うまるの「にめんせい☆ウラオモテライフ!」
エンディングテーマは、妹S(シスターズ)の「うまるん体操」
どちらもこの作品にピッタリの曲です。
個人的にはエンディングテーマに合わせてデフォルメキャラが一生懸命体操している姿が好きでした。

1クール12話の物語でした。
これまで全く気に留めませんでしたが、この作品は30分/話の中に原作4~5作をつぎ込んで制作されているようです。
そうすると、原作の累積消費話数は仮に平均5話/回で12話/期の2期分とすると、これまで120話相当の原作を投入してきたことになります。
これは3期を放送しようとすると原作のストックが無いから「続きは原作で」…というオチじゃありませんよね。
きっと原作の面白さも相当なモノだと思います。
でも、声優さんに命を吹き込まれたキャラで続きが見れることを切望します。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 25

67.4 7 クリスマスアニメランキング7位
フレームアームズ・ガール(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (263)
1099人が棚に入れました
ある日の早朝、普通の女子高生あおの元に届けられた謎の小包。
開けるとそこにはフレームアームズ・ガールと呼ばれる完全自立型の小型ロボット「轟雷」が入っていた。

おもちゃだ!プラモデルだ!

しかし轟雷はただのフレームアームズ・ガールではなかった。

通常の人工知能以上に高度な、人格を有する人口自我、AS(アーティフィシャル・セルフ)を搭載した最新型の試作機だったのだ。
しかも轟雷を起動できたのは世界中であおたった一人。

バトルデータを収集し、感情を学んでいく「フレームアームズ・ガール・轟雷」。
フレームアームズ・ガールの知識0(ゼロ)の「少女・あお」。

かくして、あおと轟雷、少女とフレームアームズ・ガールの奇妙で楽しい、きゃっきゃうふふな日常がスタートする!


主人公「あお」と「轟雷」たちFAガールたちの日常生活と成長する感情のストーリー!

声優・キャラクター
日笠陽子、佳穂成美、綾瀬有、長江里加、山崎エリイ、山村響、樺山ミナミ
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

かつてプラモ少年(非モデラー)だった人の感想

2話までの感想
{netabare}てっきり武装神姫の新シリーズかと思ったのだけど、関係ないの?
スカイガールズとストパンみたいに紛らわしいことによく顔を出すなぁ、島田フミカネって。
いや、そういいつつ実は世界繋がってました~とかやるんじゃないの?(願望)

内容は…うん、現時点では武装神姫なのでこれといって感想はナシ。{/netabare}

6話までの感想
{netabare}5話まではキャラ紹介って感じだったのかな。
次から次へと新たなフレームアームガールズが加わり、どいつもこいつもなし崩しでアオの家へ居候することになる。
ってことでマトモに話が動くのは6話からかな~と思ったけど、これまで通り日常生活を描くのみでした。
別にそれは良いのだけど…どうしても武装神姫のイメージを引きずったまま見てるせいか、その作品の社会での立ち位置が見えないのはどうもシックリ来ない。
要は武装神姫からの設定を拝借するなら「世間ではフレームアームズが大流行で、オモチャ屋には本体やパーツが並び、ちょくちょく大会も行われてる」…くらいは描いて欲しいなぁ。
そうでないとお買い物の回とか、酢はちゃんと代金を支払えたのかどうか気になって仕方ない。

それと童心に帰ってプラモにハマってた頃のつもりで見てみると、一応そうは描いてるけどまだまだピーキーさが足りないような?
ゴウライは空を飛ぶのを捨てて地上戦用特化なのだから、もっと重量級を意識してもいい気が。
相撲の回とか、空戦用がいくらぶちかましをかけてもビクともしない(場合によってはゴウライ無傷で空戦機体が壊れる)とか、掴むことさえできれば負ける要素が無いとか。
ってかそれくらい差がないと空戦用が圧倒的に強すぎる気が…。
あ、それとパーツ換装ね、他の機体との。
コアファイター挟んでガンタンクダムにしてみたり、エルガイムにバスターランチャー持たせたくて買いたくもないバッシュのプラモ買った人は少なくないハズ。
(さすがにアトールⅤの再現はできませんでした、お小遣いがねぇ…)
古くは変身サイボーグ、現代でもねんどろいどがそういった「楽しみ方」で需要を満たしてるんじゃないのん?
…って、そこら辺ってビルドファイターでやってるんだろうか?自分そっちは全く見てないので。
折角模型屋が原作なんだからもっとそっち寄りの魅力を前面に出しても良い気がするんだがのう。

一方で誉める点。
バーゼラルドがストパンのハルトマンとルッキーニを足したようなキャラで(それがパクりだと非難してるワケではない)、ブレパン見てた時「なんか足んないんだよなぁ」と思ってたのはコレだと気付けました。
トラブルメーカーって言っちゃっていいのかな、それでいてムードメーカー的なキャラの配置は重要だなぁと思った次第。
本作だとどのキャラもトラブルメーカーになりえる感じだけど。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}↑の6話までの感想にて換装してくれないかなーと書いたけど、どうやらアオ宅に居るFAGはどれも特注品らしく、装備も専用のでないといけないらしい。
って設定が明かされてガッカリしたと思ったら…8話で装甲強化したゴウライキター!
更にアーキテクトがフレズヴェルクに化けたシミュレーションなので実戦ではまだどうなるか不明だけど、取っ組み合いをしてパワー勝ちしてるし!
ゴウライはもっと重量級・パワータイプにしてくれんかのうと書いたらホントにそれが実現してしまいました。
雑誌の月間あらすじとか公式予告とか見てないですよ?
いやぁ驚いた。
っていうかさすが模型屋というべきですね、何が望まれてるかちゃんと把握してたのねー。

ってことで評価がドドンと上がったところで話は戻って7話…モ、モグタン!?
ゴンとオリーブも含めればかなり長いこと放送されてたのでマニアックとはいわんけど、3Dを実写パートになぞらえて、工場見学パートをアニメでやる辺りなかなかニクい演出。
できればナレーションは局アナにやって欲しかった…というのは贅沢な望みか。
でもって9話では鬼公園ネタ。
色んな作品のロケ地になってるそうでこれまたマニアックとはいわんけど(普通のご当地ネタかと)あんなにグッズは出てないよね?
ってか昔リアルで何度か通り抜けたことがあるけど、立川周辺はもっと散策すれば良かったなぁ…当分行く用事無いよ。
そして病状を聞いた時の反応で「一回関節外して~」と言ってるので、ああやっぱりそういうことができる設定なのねーと思いつつも多分実際にそうやるシーンは見せないんだろうなぁ。
残酷表現に引っかかってしまうんだろうか、バラバラに分解した姿は見せてくれないんだよなぁ、武装神姫もそうだった。
そこから組み立てなおしてガンタンクダム状態とかやって欲しいんだがのう。{/netabare}

12話までの感想
{netabare}まず11話、あおがフレズベルクに会うべく本社へ…って近所かよw
しかも恐らくアポなし。
「試供品送った客(唯一ゴウライを起動させた重要人物)が突然本社へやって来た」となれば、すわクレームかと社員は色めき立ったと思うのだが、相手があおで助かったな。
あっさりフレズベルクと面談できて「あれ?」と違和感をあまり抱かないのはこれまであおを能天気なアホキャラとして描いてきた功績かと。
でもって最後のフレズベルク暴走シーン…ちょ、ウイルスファージww
「なにかに浸食されてる」ってのを絵で表現するなら、これ以上分かりやすいのは存在しねーだろってくらいの潔さ。
親切心なのかヤケクソなのかもーワカランぞ。

そして12話。
↑でエルガイムのアトールV(ウルトラマンのタイラントの方が通じる?)のことを書いたけど、それが最終回で実現んん!!!
腕外したり首もげたりするのがNGであるなら、恐らく作中の描写が精一杯のキメラモード。
おおお、わかってるねぇ。

こ れ を 見 た か っ た ん だ

もし自分が未だプラモ少年だったら全キット集めて再現目指さずには居られなかったと思います。
または、既にキットを持っててゴチャゴチャ組み替えて遊んでたらそれが本編で実現して大興奮だったかと。
これで更にあの形態が可能なのはパワー自慢のゴウライだけってことなら大歓喜だけど、そこまでは説明されませんでした。
ってか…金ピカ…だと?
金ピカ…メッキ…ハイシャルタット専用ウィンガル…うっ頭が(※)。
とはいえ、CGで金属を表現した時ってあり得ないほどテカテカしてるのをよく見るけど、この作品はかなり自然に描かれてました。
(気付いてないだけで最近のCGはこれ位普通にできてる?)

でもってラストのステージシーン。
実は今まで書かずにいたけど、秘かに期待してたことがありまして…。
それは「実物のキットを使ったコマ撮りシーン」をやってくれないかなー?というもの。
ガンプラでアニメのダンスシーンを再現した動画だったかを見かけたことがあるので、もし踊らすことがあるならあんなのをFAGでやらんかなぁ?と思ってたり。
なので最後のステージシーンがCGだったのはガッカリ…と思ったけど、いや待てよ?
これは…「キミも実際にキットを買って作中のダンスを再現させてみよう」って意図なのかも?
さすがにそこまで動画を追う気力無いけど、居そうじゃない?ってかもう居たりして??
そういう人に向けたメッセージかあれは、と思えばなるほど納得、CD売りたいとか大人の事情もあるんだろうけどうまく作品コンセプト(キット売りたいってのも大人の事情ではあるのだけど、これはもう最初から提示されてるコンセプトかと)に落とし込んだなぁと思います。

それとこれは自分語りになってしまうけど…自分はプラモは動かしてナンボと思ってます。
関節ダルダル接合部カパカパになるまで動かし倒して最後は空気銃の的…がプラモの一生かなぁ、と。
ヤマトのプラモならまだしも、ロボットでわざわざ可動部分があるんだから動かさなきゃ勿体ないというか。
(なのでプラモのコマ撮り動画は究極形態だと思ってます)
で、そのことを友人に話したら、どうやらリアルのFAGは動かそうとするとパーツがポロポロ取れてしまいそういう楽しみ方は困難なんだそうな。
「現実はそんなものかー、残念だなー」と頭の片隅に置きながらアニメを見てたら、ドローンに運ばれるゴウライを追おうとしたフレズベルグが、燃料切れだかで地面に落ちてあっさりとパーツが取れてしまうシーンがあったり。
「ナルホドこうなっちゃうのか」と思うと同時に「え、そこでリアルネタ入れるの?」とビックリ。
現実と空想の匙加減が絶妙というか…さすが原作コトブキヤというべきか、しっかりキットとしての性質を描いてて感服しました。
(ってか友人から実際のFAGのこと聞いてなかったらそのシーン何も感じなかったと思う)
FAGコマ撮り動画で「動く度にパーツが落ちる轟雷」なんてのあったらウケるんじゃないかな?



ガリアンの敵メカ。
全身銀ピカって設定でプラモデルもランナーの状態からメッキ加工済み。
接着剤効かないヤスリかけられない塗装できない、で当時の自分は「こんなの作れるか!」と投げ捨てた苦い記憶が。
自分はただのプラモ少年で“モデラー”に足を踏み入れずに卒業しちゃったのだけど、モデラー的にはメッキ処理って面白いのだろうか?
(百式やナイトオブゴールド見るに){/netabare}

総評
{netabare}「自分が未だプラモ少年だったら~」って視点(つまり玩具の販促アニメ)で見ると、痒いところに手が届くというかよく分かってるじゃんと感心するというか、ニーズをよく理解した出来だったと思います。
モデラーじゃないので断言はできないけど「モデラー心をくすぐる」って表現がシックリ来るかな。
まぁ腕外したり首もげたりして欲しかったってのはあるけど…これは仕方ないか。
スポンサーが作品の内容に口出すとロクな結果にならないことが多い中、これは非常に上手く行った珍しい例かと。
(コトブキヤがどこまで口出ししてるのかは知らないけどね)

一方でバトルモノだったり社会描写モノとして見ると、まー緊張感が無いこと、ワザとだろうけど。
早めに「そういうアニメじゃないですよ」と示してくれれば良かったのだけど、暫く自分は戸惑ってしまいました。
だってさぁ、エンディングでオモチャ屋の売店と思われるシーンあるじゃない?
本編でそれ出るんだろうなーと予想してしまうのは仕方ないと思うんだが…。
そうそう、エンディングで思い出したけどオープニングの方、分身したアーキテクトに囲まれてるシーンを見て「量産機(市販品)相手に多対一の戦闘もあるのかなー?CGだったら楽そうだし」と思ったけどそれもありませんでしたね。
登場したFAGはどれも試作品らしいので、市販品との違いなんてのも見たかったかもー?
もし続編が出るようなことがあれば、そこら辺に期待でしょうか。


余談
バーゼが金髪なんだか銀髪なんだかよーワカラン。
アニメ見るだけだったらプラチナブロンドって解釈でいいんだろうけど、公式のキットの写真見てみると黄色…う~ん?{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 7
ネタバレ

アレク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ダイレクトマーケティングも愛があってこそ

監督が好きなというか個人的に注目してる人だったので視聴、と思いきやフレームアームガールズ達の
柔らかで丸っこいキャラデザ、それ以前にOPにいきなり拝めるパンチラならぬパンもろ
どこかで見たノリだなと思いきやキャラデザは島田フミカネ氏というビッグネームでしかも作中で活躍する
プラモも同氏のデザインで実際販売され詳しい経緯は知らないがその販売元の肝いりで今回のアニメ化まで
こぎつけたらしい。

なのでこのアニメは販促色が濃くアニオタにとってそういうのっていい予感がしないもんなんですが意外や意外
面白いですよこれ。(実写化でもアニメでもムーブメントを作りたいのか原作売りたいのか知らんけど宣伝に
予算をかけて制作陣も下請け的に無感動に作った作品ほど見てて萎えるもんはありませんからね)

{netabare}

愚痴はさておき実際このアニメは販促色が濃い、濃いがだからといってダメなわけでは決してなく
プラモ素人のあおちゃんと一緒にプラモの組み立てからそのプラモが出荷されるまでの様々な工程などを
一緒に学んでいくチュートリアル的機能もある作品。
自分はプラモいじりの趣味はないがオタ知識には無関心でいられなかったし知らなかったからこそ
一昔前に流行ったクイズ番組での工場見学のような知的好奇心がくすぐられる感じもあり(実際に
工場見学パートもあったしね)その道の人には物足りなかったであろうが初心者の自分としては
楽しく学べました。




そして個人的にはこちらの方がより楽しめた最終的にフレズヴェルクも含め8体の主要なプラモが
登場するがその彼女たちが各イベントやハプニングて巻き起こす掛け合いや会話劇。

色んな意味で純真無垢で感情を学ぶという設定にふさわしい轟雷
逆に今時珍しいテンプレートなツンデレでこのメンバーの中ではむしろ常識人の突っ込み役スティレット
一見おバカだが実は頭がいいデレマスでいう杏ポジ、バーゼラルド
変態お色気枠マテリア姉妹
古風だが頑固で融通がきかない実はトラブルメーカー迅雷
ググる枠で優等生なアーキテクト
そして終盤登場し緊張感を与える戦闘狂フレズヴェルク
そして忘れちゃいけないイベント好きで金にがめついのも含めて生活感のあるいい子源内あお
(デフォルメたっぷり属性盛り盛りの子もいいけどAチャンネルのユー子とか最近では天使すぎるきらいがあるが
ガヴドロのヴィネットちゃんとか実際にそんな人は現実にいるのか、いたとしてお近づきになれるかは
いったん置いといてこういった実際にもいそうなデフォルメ控えめないい子っていいよね( ´∀`)b)



そんな今時珍しくはない属性のキャラたちだが少ないシーンでのキャラクターの個性の際立たせ方を心得てる
印象でどのキャラも来てすぐ覚えられたし大爆笑ってわけじゃないが所々クスリとさせるようなギャグセンスは
流石、正直あおちゃん役の日笠陽子以外は新人らしくあまりうまく感じられないんですがキャラが生き生きした
脚本を見ているとそれすら好意的に感じてしまう不思議。
こうなってくるとアイマスのようにいろいろな組み合わせのカップリングやユニットを妄想したくなるが
最終回のライブシーンはその兆候か、それもこれもキャラとしての土台がしっかりしていればこそ。
感情を学んできた轟雷が後半恐れや不安などといったマイナスな感情も出すようになったという
描写が軽いタッチながらも盛り込まれていてそういうとこまで踏み込むのは個人的にポイント高かったり。


しかも舞台は資本元のコトブキヤのお膝元立川市ということで街並みや背景はもちろんのことさりげなく名産品を
作中に入れてみたりご当地アニメの側面から見てもぬかりなく肝心の内容も面白かったしプラモに関する描写も
愛があるかは本人にしかわからないが少なくともしっかり下調べしてから作品におこしている印象で
やらしい話スポンサーの意向にも沿ってるしこれからプラモを始めたい人にとって入口としてふさわしいアニメ
これぞまさにプロの仕事。
(個人的にたまにある百合、またはフェチズムを感じさせる艶めかしい描写も好きでしたヾ(*´∀`*)ノ)



このアニメの監督どこまでが監督の功績かわかりませんが今までクレジットされてる作品をざっと見ても
個性を押し出すタイプじゃないが原作の魅力をよく引き出せてる印象の作品が多く今回の件でますます
好きになりました(∩´∀`)∩



特に印象に残ったのは6話の怪談話は画面越しだが思わずぞっとした
あんなうっかりミスやろうもんなら自己嫌悪でその夜眠れない(((( ;゚д゚)))
プラモに限らずコレクターにとって使い込まれた各用具というものは愛着沸くしコレクションの一部なのです。
高価なものならなおのこと
そんな知識だけじゃなく心理まですくい取ってるところも本作の美点




最後にふとした疑問なんですけど自分はプラモをいじる趣味はないんですが昔いじってる奴眺めてたのと今回の
アニメで気付いたんですが昔は塗装は買い手の裁量に委ねられていてクリエイターと買い手共同の作品という
印象だったんですが今回出てくるプラモはみんな塗装済みで買い手は組み立てるだけなのでクリエイターの作品
というウエイトが大きくなってるのかな?誰か詳しい人いたら絶賛メッセ募集中です(/・ω・)/

{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 24
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今期(2017春)のダークホース ~シガラミの少ない、清々しいまでの販促アニメ~

[文量→小盛り 内容→感想系]

原作が「プラモデル」ってのは変わってるね。まあ、ガンプラを原作にした「ビルドファイターズ」は面白かったし、やりようだよね(自由度はかなり高いはず)。

【総括】
「どうせ、美少女プラモの可愛い仕草を観て、ブヒブヒ言わせるだけのアニメでしょ? 販促目的の低クオリティアニメでしょ?」なんてナメた態度で視聴開始しましたが、いや~、良い意味で予想を裏切られました。

バトルものの側面もありますが、わりと日常ギャグよりで、そのギャグがなかなか面白い。面白いというより、微笑ましい!

これは「食わず嫌いは勿体ない作品」だと思います! 今期(2017春)、一番のダークホース(期待以上に面白かった)でした!

(まあ、元の期待値が低かったというのはあるけどねw)

《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
販促も、飛び抜けると面白い! が、現実はただのプラモな(バトルが出来ない)わけで、本当に販促になってるのかな(笑)? まあ、知名度は上がったか。

バーゼの天然に見せかけたやや黒い性格と、白黒姉妹の漫才、あお の拝金主義(なのにちゃんと優しい)で現実味のある性格が良かった!

個人的には9話(風邪回・夢回)が一番好きだった。プラモ原作の自由度(なんでもアリ)をフル活用していましたね。キャラが良いからできる変化球回。あと、7話の反則的販促回w や、最終話のメチャメチャな感じも好きだった。なんか、制作も楽しんで作っているんだなというのが伝わる、良いアニメでしたがたね♪
{/netabare}

【余談 歴史上No.1のバトル玩具システム】
{netabare}
今まで日本では、様々な玩具が発売されました。その中で「戦い」をメインにしたもので、私が思うNo.1の玩具(システム)は、

「バーコードバトラー」

という玩具です。知ってますか?

これ、市販の(何でも良いので)商品のバーコードを切り取って厚紙とかに貼り、「バーコードバトラー本体」で読み取ると、そのバーコードに応じて「攻撃力」や「防御力」が決まり、カードゲームのように戦えるという商品です(まあ、モンスターファームと同じ理屈です、って、モンスターファームも知らないかw)。

バトル自体にはさほど工夫はなく、そこは面白くなかったです。でも、とにかく面白かったのが、「強いバーコード探し」という遊びでした。まるで、宝探しのような楽しさ(んで、バーコード貼った紙に、自分で絵とか数値を書いて、カードっぽくしてたw)。

この遊びの良さは、とにかく「親の経済力に左右されにくい」という点です。だって、「1万円のラジコンのバーコード」に、「30円の駄菓子のバーコード」が勝つこともザラですから。

だから私たちは、ムリヤリ毎回違うお菓子を買ってもらったし、親が買い物に行ったら、ごみは全部もらったし。たまに旅行に行き、地域限定の商品を買ってもらうときは、2倍の喜びでした。

いや~、あの、新しいバーコードを試す時のワクワク感と、それが弱かった時のガッカリ感、鬼強かった時の喜び、たまらなかったな~。

「ゴミが玩具になる」なんて、すげぇECOな商品で、今の時代に超マッチしてるとも思います(けど、結局、販売元が本体の分しか儲からないから、生産中止になったけどね)。

ただこの「バーコードバトラー」、今、売ってもダメでしょうね(アプリ版もあったようですが)。【バーコードバトラー 最強】とネットでググって、Amazonでポチっとやって、すぐにみんなが最強になれちゃうから……。(まあ、当時も改造バーコードとか流行ってから、つまんなくなりましたね)

あぁぁ、あの「え~! ナニソレ!? そのバーコード超強いんだけど! 何のバーコード? ねぇ、教えてったら、教えてよ!」「うーん、ダメぇ~♪」「ケチ! マジムカつく!」という友達とのやり取り。あの「自分だけが知っているという優越感」。今の子供は経験できないんですねぇ(何事においても)。

調べれば何でも分かる時代。恵まれてるんだか、可哀想なんだか……。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
丁寧なプラモデルの説明ですね。嫌いじゃないです(こういう導入系アニメ)。

2話目
やはりの百合展開。三者三様。キャラがたってきましたね。

3話目
武器庫(笑)? いや、語尾w ヤギに小便かけられるヒロインってw Aパートの伏線を上手く使う展開。

4話目
相撲、シュールw タダ働きに嘆く主人公ってw

5話目
新キャラ&日常回

6話目
なぜかたまにあるサービスシーン。迅雷の頭に落ちるギャグ的重りが100gで、笑ったw

7話目
製造過程をガッツリ見せるなんて、新しい(笑) 個人的には、振り切ってて好きでしたね♪

8話目
ハイブリッドアーマー(笑) みんなの出し物、良いね~。マテリア姉妹の漫才と、あおの手紙は面白かった♪

9話目
なんか、「プラモデル原作」という自由度をフルに使う生かした回でしたね。今まで一番好きかも♪

10話目
鍋回。なかなかよかったです。特に、ホルモン鍋のクダリが(笑)

11話目
ああ、バトルアニメだったんだな、と。

12話目
作画、いつも以上に頑張ってましたね。Bパート、遊び過ぎでしょ(笑) まあ、作品の〆としては、平和で良かったかな、と。
{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 19

66.0 8 クリスマスアニメランキング8位
ガイコツ書店員 本田さん(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (160)
553人が棚に入れました
ガイコツ書店員本田さんがお送りする、爆笑必至のお仕事エッセイコミック、待望のアニメ化!!

本田さんは戦う!! 業務と!! 絶版と!! マンガを愛する人々と!!
コミック売り場がこんなに笑える職場だなんて聞いてない!? とある書店のコミック売り場から、マンガ愛をふんだんにこめた日報をお送りします。



声優・キャラクター
斉藤壮馬、三瓶由布子、喜多村英梨、斉藤貴美子、伊藤静、遠藤綾、山本和臣、安元洋貴、羽多野渉、増田俊樹、西山宏太朗、岡村明美、日笠陽子

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

Q.書店員って、どういうイメージですか?

いやー、書店員の裏側(業界の仕事)が知れて面白かったですね。作者の本田さんが10年間働いた書店で経験した事を面白く表現した!ってとこですね。


原作・未読。(試し読みは有り)
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)


主人公(ガイコツ)役のCV斎藤壮馬さんもビックリしたでしょうね。原作者の『本田さん』は女性の方なのに演じるのが自分で良いのかな?ってね。
ま、インタビューではやる気満々でしたが(笑)

前述で書いた通り書店で経験した事を描いてるこの作品。個人的に作中の情報で場所を予想してみました。多分関東の『紀伊國屋書店』かな?と思います。(ヒントは♯5)
近場にアニメイトがある事と立地条件等の単純なものですが。店名は控えようと思います。

今現在は原作者の『本田さん』は書店員としては働いてないようです。インタビューで「退職しました」と言っていたので。退職理由が「マンガ描くための有給が無くなったから、最低な理由ですよね」だそうです。
いやいや、あんなに忙しい職場なんだから仕方ないよと私は思います。本当にハードな職場ですからね。大手は特に。ヘルニアやる人も居ましたし。


と、ネタ話ばかり書いてしまった。
作品の感想を書こう。


本田さん「ガイコツ、もっとかわいく…」
アザラシ(編集)「あ、良いんです。本田さんにカワイイのは求めてないんです。」

…おい!

と、ツッコミを入れました(笑)
まぁでも漫画化してアニメ化したからええやん。


作品内容は書店の裏側って感じでしたね。11話前半パートはちょっと表現遊んでるけど一応書店のお話にはなってます。
よく行く本屋さんに聞いたんですがやはり「KAD○KAWAはほぼ毎日新刊が出て面倒くさい!」って言ってました。
なので♯10の表現は大笑いしました。これ、分かる人には分かるネタやん!?ってね。
流石『多頭型出版生命集合体』、新刊すぐ出すくせに重版はクッソ遅い会社!そら書店員も必死になるわ。


後はそうですね。レジ締めのお話。
今でもレジ締めって人力でやってるとこが多いと思いますが最近ではセルフ決済(QR決済や電子ペイ・カード決済等)があるとこではレジ締めが楽になったり、無くなってるとこもあります。これは東京の飲食店でもあります。(ここは完全電子決済のみ)
なので近い未来には本田さんの様にレジ締めで緊張しなくて済む日が来るのかな?と。
本編ではあたふたしてる本田さんをお楽しみ下さい。


私もコミケや昔バイトした時に聞かれたんですが『BLとゲイはどう違うの?』『百合とレズの違いは?』『ファンタジーのエロと写真集のエロはどこから表現ダメなの?』『日本のマンガって何でほぼ白黒?』『何でこんなに特典が付いてるの?』等々海外の人に聞かれました。
いやー…、困った(汗)
ま、その時はスマホ翻訳とスペル英語と知り合いの助言で難を逃れましたが本当何なんでしょうね(笑)
この作品でも似たような表現が出てきますので興味がある方はご覧下さい。
え?電子書籍しか読まないから書店員の話を観ても… …えっと…、し、CVを楽しみましょう!
ドタバタ劇としてもオススメします。
ただ重いストーリーを楽しみたい、紙芝居テンポのアニメが苦手等々の方にはオススメしません。


1話目が放送され、2話目で本田さん自らネガキャン。そんだけヤバい職場の書店員!これを観ると書店で働いたことない方はイメージが変わると思いますよ〜(笑)
後OP曲、斎藤壮馬さんが歌ってる『ISBN』なのですが途中の数字が気になりました。『9784』。
調べたらこれって国際標準図書番号なんですね。
13桁で表され冒頭が『9784』の場合、日本の書籍や図書って意味なんですね。知りませんでした。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 1
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

たった2話でも、アニメ化の際の失敗を感じた(汗)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
15分の、低予算お仕事系のギャグアニメって感じですかね。そこまで尖った作風でもなく、普通にダラダラ観られるくらいのレベル(悪くはないの)ですが、他の観たいアニメと放送時間が被ってしまったので、切ります(ウチのテレビ、1つしか録画できないから)w

《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで)】
{netabare}
ギャグのテンポは悪くないし、本田さんのツッコミも頑張っていたとは思います。が、まず本田さんがガイコツである必要性を感じませんでしたし、ギャグもわりと平和というか、個人的にはもっとブラックなネタが好みですね。

てかこのアニメ(2話観ただけですが)、構成や演出が良くないんだと思います。

まず1話目をまるっとギャグ回にして、2話目をキャラ紹介やお仕事回にした構成。本作の魅力はむしろ、2話目の「書店員の裏側」「個性豊かなキャラクター」にあると感じましたが、だったらそこを1話にもってくるべきだと思いました。

毎クール、新作アニメがバカみたいな数作られる現代、特にショートアニメは良くも悪くも敷居が低いので、1話目で視聴者の心を掴めないと、すぐに切られてしまうと思います。まあ、1話Aパートはギャグでも良いんですが、Bパートはお仕事回にした方が、引き強かったように思います(原作通りなのかもしれませんが、1話完結のギャグアニメなんだから、そこはアニメという媒体に合わせて柔軟に)。

あと、ギャグパートとお仕事パートのテンポが変わらない早さなのは、どうなんでしょう? ギャグパートは(ツッコミで笑わすタイプだから)ハイテンポの方が面白くなりそうですが、同じテンポでワチャワチャとお仕事の説明をされるので、内容がよく分からないままに進んでいって、辛さややりがいに共感できず、イマイチ楽しめず。お仕事パートは少しテンポを落とし、もっと分かりやすくした方がより楽しめたと思います。

てな感じで、低予算だからこそ、(作画とかじゃなく)工夫できる部分はしっかり工夫して、原作の魅力をしっかり出すアニメを作ってほしいなと思いました。

まあ、録画が被ってなければ、見続けても良かったんですけどね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
書店員、暇そうというイメージは分かるなw 学校ぐらし じゃん(笑) 18禁を親父に頼むのもな。THE 低予算って感じですね。う~ん、ネタ的には可もなく不可もなく。新たな発見(書店員の知られざる仕事)があるわけでもないし、本田さんがガイコツである意味もよく分からないしね。

2話目
書店員の仕事が観られて良かったけど、なんかハイテンションでハイテンポでワチャワチャ進むので、イマイチ内容をつかみきれない。ギャグパートとお仕事パートはテンポを分ける(お仕事パートはゆっくりしっかり魅せる)べきだと思う。
{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 20
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

りあるあるある

原作:漫画/放送期間:2018年10月-12月/全12話

原作者は、書店のコミック売り場で10年間働いた経歴からそのときの現実に起きた出来事や体験が描かれているという作品。

あにこれでのあらすじには、「爆笑必至」とあったが、さすがにそれは誇張しすぎで爆笑するほどのネタはなかったけれど、ちょいちょい笑えるネタもあったり、テンションの高さとスピーディな展開に加え、1話あたり約10分のショートアニメということもあって、さくさく観られました。

作中で登場するキャラクターたちはガイコツなど現実にありえない者ばかりでしたが、モデルとなる人物が存在するようで顔が分からないように処置しているとのこと。またリアル体験談ということなので、ネタ自体は「書店あるある」となっているようです。

扱っているテーマが本ということもありエッチなものだったりゲイ・BLなどのネタが多めに登場するので観る者を選ぶ可能性がありますが、書店の裏舞台を垣間見れるといった点では観る価値はあると思うので、最後までゆっくりと視聴していこう思います。

ちなみにお気に入りキャラは、ペストマスク先輩(声:日笠陽子)ですが、この作品、作画が大して動かない分、声優さんたちがめちゃくちゃ頑張っているように感じました。そしてびっくりするほど声優陣が豪華w


▼総評
{netabare}酷評になってしまうが、序盤から感じていたことだけれど作中ではこれでもかってくらいに“外人さん登場!”といったシーンが多くみられ、それらが面白ければいいのだけれど、私的には「ああ、またか…」といった感じでいつしか退屈なものとなってしまった。

書店員さんとしては本当にあるあるネタなのだろうけれど、ネタに困ると外人さんに頼っているように思われ、外人さんによるネタは本屋だけの専売特許ということもないので、わざわざアニメで観るほどでもないなと感じてしまった。また「爆笑必至」を謳っているにも関わらず、爆笑できるようなネタがなかったことも残念。

ショートアニメなので低予算と思われ、あまり言ってしまっては酷というものだが、最後まで視聴した感想としても上記に記したように声優さんたちがめちゃくちゃ頑張っているように感じられただけの作品となってしまった。{/netabare}


▼キャスト
本田:斉藤壮馬
ペストマスク:日笠陽子
カミブクロ:三瓶由布子
ホウタイ:喜多村英梨
ランタン:斉藤貴美子
アーマー:岡村明美
オキツネ:伊藤静
コオモテ:遠藤綾
フルフェイス:安元洋貴

▼制作
アニメーション制作:DLE
原作:本田/漫画:既刊3巻
監督:轟おうる
シリーズ構成・脚本:岡嶋心
キャラクターデザイン:柿木直子

▼主題歌
オープニングテーマ「ISBN 〜Inner Sound & Book's Narrative〜」歌:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.本田
エンディングテーマ「Book-end,Happy-end」歌:TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND feat.高野寛

投稿 : 2020/08/01
♥ : 19

85.2 9 クリスマスアニメランキング9位
生徒会役員共(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (3743)
19134人が棚に入れました
舞台は、少子化の影響で女子高から共学となった私立桜才学園高等部。その男女比は28:524。
圧倒的な女子高生天国の中、津田タカトシはひょんなことから生徒会副会長に就任する。彼は作中登場キャラの中でも、ゴクゴク普通な一般・常識人。堅いイメージの生徒会。
だがそこは、想像を遥かに絶するメンバーがいた…。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、日笠陽子、佐藤聡美、矢作紗友里、下田麻美、小林ゆう、小見川千明、新井里美、加藤英美里、田村睦心
ネタバレ

トゥーリータラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

テンポの良さが最高!!!

この作品は下ネタで有名だけれど、僕は一番の武器は「テンポの良さ」だと思うんです。このアニメ見ていると30分があっという間に感じてしまうから不思議です笑

物語
女子高から共学になった女子高生天国の高校に入学した新入生、津田タカトシ。いろいろあって彼はこれまた女子だらけの生徒会に強制的に入れられてしまうのだが・・・。

これだけきくと、ハーレムものも大概にしなさい!!て感じなんですが、なんだか全くそんな感じを受けないんです。
主人公は何気にモテてるし、周りは可愛い子ばっかり笑
なのになぜか全然きゃははうふふな感じにならないw
理由は2つ。
1、周りの女子高生が女子高性w つまり、下ネタのオンパレード。この作品から下ネタシーン削ったら多分半分も残りませんwww  
楽しそうだけれど、羨ましくはならないなぁ。
2、津田君がすごくイイ子。彼の性格がよすぎるんです。具体的には
{netabare}一緒の部屋で女子高生3人と一晩過ごしても(しかも1回じゃない)何も不祥事が起きない!!{/netabare}
それに、ちょっと鈍感だけれどすごく優しい青年なんです笑

テンポの良さについては、4コマ漫画原作の強みだと思います。(まあ、キルミーも4コマなんですけれど・・・

声優
千反田さんがあんなことこんなことを口にするなんて。最初は眩暈がしました笑  だって「卑猥な話」の提案だけであんなにうろたえていたのに・・・。あの純情はどこへやら・・・。
それはともかく、配役はばっちりだったと思います。特に津田君はもう他には考えられませんね笑


キャラ
キャラは凄くたってます。(この文だけで下ネタに持っていくようなキャラ達ですww)
この作品の見どころの一つは津田君のツッコミだと思うんです。
僕はツッコミは新八タイプ(銀魂)と津田タイプに2分できるじゃないかと考えていて・・・。
<新八タイプ>
激しく勢いのあるツッコミ。体全体を使うとてもアグレッシブなツッコミである。このツッコミはツッコム相手に伝えることを目的としている。視聴者の思うツッコミどころを漏れなくすべてツッコムので文は自然と長くなる。
また、ツッコミに伴う笑いも、かなり激しくやってくる。

<津田タイプ>
細やかで、ぼやくようなツッコミ。イントネーションや語調の細かい調整が必要な、デリケートなツッコミである。このツッコミは相手に伝えることよりも、自分と同じ立場であるがツッコめない登場人物(萩村スズ)や、自分自身に対して言い聞かせるようなものが多い。要点を押さえて必要最小限のことを呟くようにツッコムので、割と短い文が多い。聞いているとかなり癖になるツッコミで、大爆笑というよりは思わずクスッとなってしまうようなものである。

この津田タイプのツッコミこそ、生徒会役員共の雰囲気を決めている重要なポイントの1つだと思います。


他にも津田タカトシと同級生、生徒会会計を務める萩村スズ。天才少女。そしてこの作品の数少ない常識人ww
背が低いことがコンプレックスで、作品中でもよくネタにされている。身長の低さを利用した下ネタも数多く・・・ww  
それから「スズヘッド」はこのアニメの名物の一つ笑
{netabare}津田君のことが気になっているけれど、それをはっきり自覚できていない純情さは最高です!{/netabare}

生徒会長の天草シノ。下ネタ大好きな女子高生・・・というと聞こえが悪いが、家事万能、学業明晰、面倒見もよく人望もあるすごい人。  ホント下ネタさえなければ超完璧人間なんだがwww
彼女は胸の大きさをコンプレックスにしていたり、 {netabare}津田君がちょっと気になっていたりと{/netabare}意外と乙女なのです笑
彼女みたいなリーダーがいたら頼もしいだろうなぁ。

そして問題なのが書記、七条アリア。お嬢様でとてもおっとりした性格。
なのに・・・  この作品の危険人物四天王の一人に確実にランクインします笑
お嬢様の口から発せられるディープな下ネタの破壊力は天草シノ以上に強烈! とんでもないことをおっとりとした口調で喋りまくるヤバイ人です笑
さらにこの人だけが生徒会女子3人のなかで {netabare}津田君を異性としてではなく、ペットとして見ていますww{/netabare}
そしてこの人のメイドさんの出島さんが危険人物四天王の2人目。開発系の仕事 {netabare}(学校の門的なところの){/netabare}からメイドになったヤバイ経歴を持つ人。この人と七条さん二人が同じ屋根の下ってのはなんかマズい気がしますww

まだまだ書きたいキャラがたくさんいますが書いてるときりがないのでこんなところで笑  危険人物の後二人は多分見ればすぐわかると思いますw 一人は最終回まで出てこないけれど・・・笑


作画
これが意外ときれいなんです。デフォルメされている絵も多いけれど、それも含めてかなり作画はいいんじゃないかと。


音楽
OP「大和撫子エデュケイション」はトリプルブッキングというアイドルグループが歌ってます。とはいってもこのグループは原作者の氏家さんの書いた「アイドルのすゝめ」という漫画の登場人物たちです。ちなみに中の人は生徒会女子の3人で、結構歌も上手だと思いました。上手下手というより、すごく雰囲気がいい歌です。
ただ問題はOPの絵です。まさかOPでモザイク使うとは・・・。しかもDVDではそのモザイクが一部外されっちゃってました!!これはマズいだろwww
まあこのアニメらしいOPだと思います笑
BGMもテンポのいいこの作品にしっかりとメリハリをつけてくれていたと思います。




実は僕も去年まで生徒会やってて、あながち生徒会の雰囲気は間違っていないなあなんて感じました笑  結構、生徒会なんて仕事がないときはグダグダ喋って、あそこまでではないにせよ下ネタも多々会話に登場するんですwww 
逆に桜才の生徒会はかなり働き者だなあなんて感じちゃいましたww


長く書いたけれど、それだけ多分この作品を気に入っていたんだと思います。下ネタ平気な人には是非おススメします!!
また下ネタ苦手な人。この作品は下ネタが多すぎて、下ネタが下ネタに聞こえなくなってしまうような作品ですw  この作品のテンポの良さを感じる為だけにでも見る価値は十分にある作品じゃないかと思います。

未視聴の人は是非見てみてください!

投稿 : 2020/08/01
♥ : 11

なるいみ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

下ネタじゃねぇか!Σ\( ̄ー ̄;) でも・・・あれ?下ネタはあるんだけどないな・・・。下ネタアニメじゃないけど下ネタアニメ・・・わけが分からん。orz

まず、タイトルがやけに長いこと、この場を借りて謝罪させていただきます。
言い訳を言うとしたら、
こういうギャグアニメのレビューこそ、真剣に書いてみたいので(←明らかに間違ってる)
内容に入れるとどうもバカっぽく書いてしまう危険性があるからです。


最初に・・・
ギャグアニメが嫌い。バトルやら内容の濃いストーリー性のあるアニメを求めるのならば、このアニメはオススメできません。お許しください。m(_ _)m
このアニメはストーリー性があまりなく、淡々と日常を過ごしていく系のアニメです。


ワッショイヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人(・∀・)人( ̄ー ̄)人(´_ゝ`)ノワッショイ


『生徒会』という言葉どおり堅苦しいアニメなのかな?

これは嘘ですのでサラッと流してください。∥wc∥ ヽ( ´ー`)ノ フウッ♪
ついでにトイレも流してください。(もうこの時点で真剣なレビューではない!!)


見る前の心構えとしては、
『生徒会』という言葉に惑わされずに、肩の力を抜いてご視聴ください。
とても世間で言う『生徒会』とは思えませんから。


ワッショイヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人(・∀・)人( ̄ー ̄)人(´_ゝ`)ノワッショイ


このアニメはどんな方に見て欲しいか。(あくまで個人の見解
次の項目に2つ以上当てはまる方は、できれば見て欲しい。
◆下ネタを『話す』のが好きな人
◆鋭い突っ込みが見たい人
◆下ネタの好きなJKを見てみたい人
◆思春期の少し度が過ぎる女の子の心の内を見てみたい人
◆「プッ(゜m゜)」って笑いたい。
◆『すずヘッド』 ←この単語に惹かれた人

私は全ての項目が当てはまります。
なのでこの作品が好きです。(●´ω`●)


このアニメについてのA君とB君の会話見てください。      ※SYD=S_eitokai Y_akuin D_omo

A君『SYDってどんなアニメ?』

B君『下ネタアニメだよ。』

A君『じゃあ子供に見せられないエロ描写とかあるんだろ?俺そういうの嫌いなんだ。』

B君『そんなんじゃないさ。エロアニメじゃないもの。』

A君『お前さっき下ネタアニメだって言ったじゃないか。』

B君『でもエロアニメじゃないよ』

A君『なに言ってんだお前!!』(胸倉を掴む

B君『嘘は言ってねえよ!!』(取っ組み合いが始まる。


~1時間後~


A君『俺の負けだよ・・・好きにしろ・・・』

B君『じゃあSYDを見てもらおう』


~視聴後~


A君『お前・・・本当に嘘はついていなかったんだな・・・いままで信じてやれなくてすまなかった。』

B君『いいんだ。分かってもらえれば。俺の説明不足もあったからな。』

・・・そして二人の間には深い絆が生まれた。


え~・・・
このお話は私の脳内で起こったノンフィクションなのですが、(つまりフィクション)
本当にこの会話のとおりです。見た人なら分かるでしょう。見ていない人にはわからないでしょう。いや、わかっちゃうかな?
とりあえず、『ふ~ん。』くらいに思っていてください。

長くて笑えない茶番を書いてしまい申し訳ありません。
書きたかったので押さえきれませんでした。


ワッショイヽ(´∀`)人(・ω・)人( ゚Д゚)人(・∀・)人( ̄ー ̄)人(´_ゝ`)ノワッショイ


私の思う見所をご紹介
ただの主観です。ほかにもいろいろと思う人はいると思うので、これだけが見所だと決め付けないでください。

◆主人公、(津田)のツッコミのキレとセンス。
⇒これは一流です。少なくとも私はそう思いました。
◆すずヘッド
⇒気になる方はぜひ見てください。
◆ネタの豊富さ
⇒ここまで豊富なネタのあるアニメは見たことがないです。
◆すこ~しの恋愛事情
⇒これは『フッヽ(´_ゝ`)』って笑える感じです。
 鼻で笑っているよう見えるのは気のせいです。

以上が私の思う見所、
あくまで主観ですので、ほかの見所を求める人は、作品を視聴して自分で見つけてください♪

これでこの作品の魅力が少し分かってもらえたら嬉しいです。


さて、ここからは私の好きなところ(ネタバレなし)
『見所≠私の好きなところ』ですのであしからず・・・

◆天然とピュア
⇒視聴済みの人にはわかります。
◆物語が始まる前の。『ドン・ドン・ピッ』
⇒毎回変わるので必見です。
◆スズの可愛さ。
⇒私、ロリコンなので♪(´▽`)
◆スズの不憫さ。
⇒私、ロリコンなので♪(´▽`)
◆男性恐怖症の女の子
⇒某まひるさんほどではないですが、観ていて面白い♪

これくらいです。
スズが好きで申し訳ない。m(_ _)m


結論。

私はこのアニメが好きだが、故意にオススメしようとは思わない。
なぜなら個人の好みが大きく出てくるアニメだと思う。
特に、下ネタ&ストーリーでは必ず好みが分かれる。
私のように、

『日常のひと時、クスッと笑えるアニメが見たい。』という人にはそこそこオススメ。
ですが、最初にも話したとおり、内容が濃いアニメを好む人にはオススメできない。

もし、少し時間に余裕があるのであれば、
1話を見て、自分に合うか合わないかを確かめてください。

長々としたレビューを読んでいただきありがとうございました。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 18
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

清く正しく美しく・・・生き様はちょっとカッコいいかも

せめてR12が望ましいかなww
下の方の思春期が真っ盛りの中学生がそのまんま、おっきくなった感じ。
爽やかで痛快な(言葉責めの)そらのおとしもの、の様な作品とも思えます。

◇漫画原作?、1クール、13話+未放送8話の全21話、2期あるよ

女子高だった桜才(おうさい)学園が共学になって、数少ない男子高校生の一人、1年の津田くんが、
女子3人で構成される生徒会に半ば強制的にスカウトされる、
一見ハーレムな日常?ド下ネタギャグコメディ。

※作品に対抗心を燃やし、童心?に戻って開放的に語ります。下ネタオンパレードかもw


2年会長の天草シノさん微乳、
2年書記の七条アリアさん巨乳、
1年会計の色々小さ過ぎる萩村スズちゃん、
そして1年副会長となった大きい(背以外もきっと色々)津田くんの4人で生徒会役員共。

この作品のすごいところは、
こんなにひどいwwwのに痛快で視聴後なんか爽やか。
実技の描写なく?淡々と進む下ネタの弾丸トーク。

津田くんとスズちゃんはまともな人間なのに、この2人が逆に異常に見えそうなマジック。
スズちゃんなんかIQ180なのに身長が130ぐらいじゃないかな。
長身の津田くんのアレの高さに顔が来るようにするためのチビっこだがらなぁwwwww
もちろんチビっこ、というか本気さが滲む小っちゃいネタも豊富ww

会長はトレジャーを貸与・供給する中学生のエロリーダーみたいな感じで、
七条さんは「童貞とかハズイよな」とか言わないけど、
経験者の臭いだけ撒き散らしそうな高校生のエロリーダーみたいな感じ、
なんだけど、会長は子どもっぽいところがあって、ところどころで純情、
・・・七条さんは、会長の2割ぐらいの純情を持ち合わせてるかも。


津田くんは特にラッキースケベのスキルがあるわけでもなく、
モテモテのウハウハってわけじゃないってのも素晴らしい。ツッコミ専門。
彼は紳士なのだが、変態とかロリコンの紳士じゃないし。{netabare}Mだけど。{/netabare}
新井里美さんのキャラがいるから変態補強は間に合っているしw

女の子に囲まれているのに正直あんま羨ましくないw
言葉責めというか、聞きたくもない過ぎた下ネタを聞かざるを得ない状況だから、
ドMのヤツラが楽しむ環境とは違う。
顧問の女の邪、いや、横島先生が飢えた狼過ぎるし。

環境に慣れてゆき、日に日にツッコミのキレが増していく彼を見ているとなんか、
人の成長って色々あるんだなってしみじみ思う。
OVAまで行くとスズちゃんも含めツッコミが神がかってて、安心感たっぷりで心地ええ♯


キャラデザも不必要にキラキラしてなくて、
物や背景やイメージ、3D、スズがキレる時や先生の変態っぷりとかやたら作画イイし、
なんか清々しいエロス。

っていうか、おっさんのオレでも分からないネタがあるってどういうことw
2,3話に一つぐらい分からない、推測できないネタがあった。

変態ばかりいる中、というか尺として変態の割合が長い中、
主に津田くん、次にスズちゃんのするどいツッコミや悲しいツブヤキの支えがデカい。

あと、忘れてならないのは『適切』な効果音の数々。最高w
ズキューン、バッキューン、コキッ、ドン、ピッ、「(喘ぎ声)」とか色々♪
アイキャッチ?も小技が利いていてイイ、人によって補完イメージも人それぞれになりそうだしw
背景、特に文章もwww


この作品みたいなリアルはないだろうけど、
女子高にやたら変な夢を持っていりゅ輩の妄想をブチ壊すにはイイ作品かも。
女子高→共学になってもハーレムにならないってのはリアルっぽい。
いやだって、ホストクラブじゃなくて学校だし(1対1)×nは分からんでもないが、
1×nはないでしょ。

「ピーッ」が入るエロトークは好きだが、エロいシーンで視聴者を引くのはどうよ?
って人にオススメ。
下ネタに耐性のない人は観ない方がいいです。
オレからすればポロリやパンチラがある作品とか溢れる中、コレはとても健全な作品です♪
とても健全な作品です♪♪
と~~っても健全な作品です♪♪♪

OP好き、なんかいつも見逃せない、特にバナ…会長とスズちゃんが♪
EDは結構好き、たまに全部みりゅw


うーん、上手く下ネタを交えた感想にならなかったなぁ。だって下ネタ入れると、
「津田くんのアレをスズちゃんがアレしてるみたいで、
2年コンビのアレからアレがアレしてるみたいな、普段でも飲み物の話でアレとか平然と出すし…」
となんかアレに適切な言葉入れると、作品ががんばってピーしてる苦労が、ねぇ。

せっかくなんで、オレの中で強く印象に残っていること1つだけ言っとくかぁ。
「・・・く、く、く○ぁ。」

 Q:○に入るひらがな一文字は?
正解:{netabare}ま


え?他になんか入ると思った??だって、クマの人形があんな風になったら忘れられないでしょ。
あと、ラジオがめっちゃおもしろいです♪{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 20

84.7 10 クリスマスアニメランキング10位
となりの怪物くん(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2455)
13056人が棚に入れました
成績にしか興味のなかった冷血女子・水谷雫は、プリントを届けたことがきっかけで問題児・吉田春に気に入られてしまう。そして、それをきっかけに雫の人間関係が著しく変わっていく。

声優・キャラクター
戸松遥、鈴木達央、種﨑敦美、逢坂良太、寺島拓篤、花澤香菜、中村悠一、樋口智透、阿部敦、小野友樹、ささきのぞみ
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

<最終回まで視聴完了> いつもの彼ら いつもの日常

全13話ということで、1クールだったから仕方ないかもだけれど
最終回には最終回らしい感動が欲しかったっていうのが
真っ先に浮かぶ感想ではある。

何度もくっついたり離れたり、心は行ったり来たりだった雫と
思い返せば実は一途だった春の2人が、穏やかに笑えていれば
それで幸せなのかもしれないけれどね。
視聴者的には、もう一歩か二歩踏み込んでも良かった気がするし
なつめちゃんの告白も有耶無耶なままだし、
優山がなぜあれほどまでに春以外の人からも恐れられてたのか
描ききれていなかった。

これで終わってしまうなら、数話前のほうがよほど最終回に
ふさわしい内容だったと思うんだよなぁ・・
でも、これが彼ららしさだと言われれば頷ける部分もあって。
逆に、2期へ期待しちゃってもいいのかな?なんてことも感じたり。
あぁそうか、春と雫がどうなるかを描くのが目的じゃなく
何らかの問題をそれぞれ抱えた高校生たちが関わり合って
少しずつ「本当の友達」になっていく話だったのかもだね。
それならちょっと納得できる。

まぁ何だかんだ言いつつも、共感する想いや、
リアルな自分と現在進行形で重なる部分もあったりで
毎週楽しめたのだから良しとしよう。
-----------------------------------
<9話の感想>

なつめちゃんが、春や雫たちを見てひとりで心配してるのが面白いし可愛い。
方向音痴の秀才ヤマケンは立ち位置的に、ライバルと言うよりは
協力者だと思っていたが、今後の動き方次第では、さらに面白くなりそう。
-------------------------------------
<8話の感想>

文化祭、楽しそうだった。
学校舞台にした作品観ていていつも楽しみなのが文化祭編だったりする。
そんなことは置いておいて(笑)
やっと自分の本当の気持ちに気づけたらしい雫が
戸惑いながらも今後どういう変化を見せてくれるのか楽しみ。
一歩踏み込んだ内容で面白かったけれど、確かに悩むよね。
今まで友だちも彼氏もあえて作ってこなかった彼女なのだし
自分に素直になりたくても怖いから、再び勉強に逃げ込む。
それは彼女にとって、勉強が将来の夢を叶えるためという以前に
心の鎧であり、自分の居場所だからなんだろうね。
でも、今のままじゃ、一途を通してきた春が哀れ。
じれったいけど両者の気持ちが痛いほどわかるので、見守ろう。
----------------------------------------
<7話の感想>

(仕事や勉強)>(恋愛)って決心を孕んだ距離って難しいよね。
このままどうなってもアリっていうのとは全然違うから。
難しいというのは自分だけの想いと決心だけで成り立つわけではなく
相手にも想いや考え方があるからね。
両者とも同じ意見なら問題ないのだけど・・
影響力の強い相手だったり、自分の中に少しでも迷いがあれば
足元をすくわれてしまう。
「こぼれた水は戻らないから大事にする」のか「鉄は熱いうちに溶かせ」か。
{netabare}
答えが決まってるのに期待させるのは良くないって言って
勉強を優先して打ち込む雫にはすごーく共感するものがあるけれど、
進展させなくても、傍にいられる喜びを楽しもうとする春の気持ちも
ものすごーーくわかる(笑)
{/netabare}
で、ここで第1話を思い返してみると、2人とも人との距離感や態度が
随分変化したよねぇ。互いの影響力たるやすごいものがあることは確か。
彼氏彼女の関係にならなくたって、同等の影響は与え合えているのだよね。
------------------------------------
<6話の感想>

原作読んでいないからわからないのだが、
2人が無事相思相愛を認め合って、ちゃんとつきあうっていうのが
ラストではないような気がしているのだけれど違うのかなぁ?
それまでの間に紆余曲折、一進一退を繰り返しつつ、
でもそれだけで終わってしまったら平凡だし。
底が見えそうで見えないラインを保ってる感覚。
純朴通り越して鈍感な2人なのに妙な部分が敏感で、なんだかおかしい。
---------------------------------------
<5話の感想>
{netabare}
春がお兄さんを避ける理由、お兄さんの言い分が判明。
でもまだ何かありそう。
そして前回から登場している新キャラの女の子。
学級委員だったんだね。すごくわかりやすいタイプ。
彼女の気持ちに雫がいち早く気づいた模様。 {/netabare}

次回からしばらく「起承転結」の「転」突入かな?
-------------------------------------

<4話の感想>

春のブレイクが可笑しかった。
可笑しかったけど、人間の印象は笑顔ひとつで変わるんだ
ってことだよね。と、あらためて思った。
雫の家でスイカ割りしてる時、彼女のタンクトップが
グリーンと黒のボーダーで、それはまるでスイカみたいで、
なんとなく、彼女の心をだいぶ開いたのを揶揄してる気がした。
それにしても春の兄弟関係が気になる。何があったんだろう?
-----------------------------------

<3話の感想>

人物が増えて話に奥行きが出てきた。
春も第一印象からすると随分落ち着いてるし
雫の微妙な心の変化もわかりやすく描かれていると思う。
個人的な好みを言ってしまうと、雫のモノローグはもう少し
抑え気味にして、仕草や表情(頬を赤らめる以外で)心理描写を
してくれるともっと好きな作品になる気がするのだけどね。
でもコミカルに描きたいようなので、これはこれでアリかも。

ところで・・・
{netabare}
新しく登場した優山くんって、春にそっくりだったから
たぶん兄弟なのだろうけれど、春になぜあれほど避けられているのか
雫との恋愛の行方なんかより気になった(笑)
しかも声が中村悠一さんではないか~
今後の楽しみが増えたw
{/netabare}
---------------------------------------
1話はさすがにハイテンションで、一時はどうなるかと思ったが
実際あそこまではいかなくても、春や雫に近い人っている。
頭に思い描いたことが即座に行動に出てしまったり、
相手がどう思うかより自分がどう思ってるかだけで物事を進める人も、
頭に何か浮かんでも自分には無関係、と冷静かつ冷淡に遠巻きでいる人も
結局は、人間関係においての距離感をうまくコントロールできずに
心の殻に閉じこもってしまうタイプ。
だけど、そんな人にも理解者とみなせる相手が現れた場合は
自分を変えていけるほどの影響力があるわけで・・・

まだ2話までしか観ていないけれども、この作品はおそらく
そういう部分を友情や恋愛を絡めながら描いていくのじゃないかなぁ?
それに春も雫も本当はすごく優しい子っていうのが観ていて心地良い。
周囲からはいろいろ誤解を受けやすいタイプかもしれなくても、
真剣に怒ったり、純粋な涙をこぼしてみたり、優しく微笑んだり
顔を赤らめ照れてみたり、そんなふうにコロコロ変わる表情が、
とても素直でいいなと思う。

とりあえず、このままベタベタアツアツモードになるのではなく、
乙女な想いを自覚した雫が今後しばらくは
振り回されるのだろうけれど
まだまだ面白く個性豊かなクラスメイトが登場しそうなので
今後も引き続き、楽しみに見守っていこうと思う。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 88
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Q&A リサイタル!の印象強い

不器用な女の子と不良?少年とのラブコメみたいなやつ。時折、ドキドキさせられて面白かったけど、その時は原作が終わってなかったからしょうがないだろうが最終話が個人的に謎すぎていまいち評価しにくい。

{netabare}勉強できて滅茶苦茶けんか強いっていうのは凄い。そんな春のキャラクターをあまり好きにはなれてない。{/netabare}

なんかOPの印象は凄く残っているけれど、内容のインパクトはそこまで強いというわけでもなさそう。

OP
Q&A リサイタル! 歌 戸松遥
ED
White Wishes 歌 9nine


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. となりの吉田くん
となりの席の問題児、吉田春にプリントを届けたことがきっかけで、友達認定をされ懐かれてしまった水谷雫。目標のため、他人に構わず勉強一筋で過ごしてきた雫は、春のペースに巻き込まれたじたじ…。そんな2人の前にヤマケン達が現れる。春のことを友達だと言う彼らの行動に対して、正直に思ったことを口に出した雫だったが、その言葉に春は怒ってしまって……!?

2. 変
ニワトリを拾ってきたり、急に逃げ出したりする春の奇行には慣れてきたものの、露骨なアプローチにどう対応していいか困り果てる雫。しかし、一緒に過ごす中で確実に春を意識していると気付き始めていた。そんなある日、下校途中に同じクラスのあさ子から勉強を教えてほしいと頼まれる。事情を知った春は、あさ子に勉強を教えることになったが、勉強会での2人の様子を見て、雫は思うところがあるようで……。

3. やっかい
正直に自分の気持ちを伝えたのに、春からの思いもよらない返事に戸惑う雫。そんな雫をよそに、春が拾ったニワトリ「名古屋」を学校で飼うことが決まり、あさ子、ササヤンと共に鶏小屋を作ることになった。休日に集まった4人はホームセンターへ向かうが、そこでヤマケン達と再び遭遇。予期せぬ再会に逃げ出す雫だったが、ひょんなことから一緒に鶏小屋を作ることになり……。

4. 夏ブレイク
相変わらずクラスメイトから怯えられている春。しかし、雫からのアドバイスを実行したことにより、女子達の間でまさかの人気急上昇!!そんな状況下でむかえた球技大会当日、春は女生徒が上級生に詰め寄られている現場に遭遇する。割って入ったことにより絡まれてしまい、キレた春は相手に殴りかかるが、気が付くと周囲は距離を置くように春を見ていて……。

5. 吉田くんちの事情
春の中学時代や、実の兄・優山の話を聞いた雫は、その話題になると“詮索するな”と言う春に、どこまで踏み込んでいいのか思いあぐねていた。そんな時、ふたりの前に突如現れた優山は、雫に用事があると言い彼女を連れ出す。一方、一瞬にしてその場から逃げ隠れた春は、偶然居合わせた球技大会の一件で見知った同級生・大島に優山の様子を探らせるが……。

6. 彼女達の憂鬱な日々
優山との話し合い以降、春を失いたくないと自覚した雫。しかし、思わしくない模試の結果や、急浮上した大島の存在に動揺を隠せない。ある時、大島を巻き込んだある作戦会議の場で口ゲンカしてしまう雫と春。それをきっかけにして話し合いを始めたふたりだが、どうにも会話がかみ合わない…。間で聞いていた大島は、その状況にやきもきして、ついにはあらぬ事を咆哮してしまう。

7. 2人の距離
自分の気持ちの整理をつけた雫と、雫への想いを自覚した春。すれ違ってしまった気持ちにへこんでいた春だが、大島との会話やあさ子の喝により、昔ある人に言われた言葉を思い出し、改めて雫に告白する。雫の答えは決まったものでも、気持ちが溢れてしまった春は、いつも以上に雫に付きまとうように…。そんな中、松楊高校では文化祭の準備が着々と進んでいた。

8. おいでませ!松楊祭
雫は文化祭に遊びに来て迷子になっているヤマケンと出会う。彼を案内しようと連れ出すがふたりが一緒にいたことを知った春は不満を隠せない。そのころ、春の知らぬところでは文化祭を満喫している優山と、それに付き合わされている満善の姿があった。

9. 0と1
朝、雫が目覚めるとなぜか自分の部屋に春の姿が…。話しをするうちに、父・隆司の店がまた潰れたと知った雫は、最初こそ驚いていたものの冷静に店の整理をし始める。追い出された春は勉強会に合流。あさ子に聞かれ、雫との現状の関係を報告していた。

10. クリスマス
あさ子企画によるクリスマス会が開催されることになった。買い出しに付き合う雫は、最近、いつも以上に自分の傍で怯えるように周囲を警戒する春に、伝えたいことを言えずにいた。そして、店でヤマケン達とばったり再会する春、雫、あさ子。警戒心むき出しの春はヤマケンにパーティー参加拒否を付きつける。その理由が雫に惚れているからということをみんなの前で言い放ってしまい…!?

11. 山口さんちの賢二くん
ヤマケンこと山口賢二は、自らをエリートと言い切る自信家。予備校の冬期講習に雫と一緒に通うことになり、さりげなくアピールしようとするも、プライドが邪魔して素直に自分の気持ちを表せないでいた。一方、雫はヤマケンからのアドバイスで春に向き合う決心をしたのもつかの間、春はヤマケンの存在を意識しすぎて……。

12. 年は暮れゆく
みっちゃんへの想いを自覚し始めたあさ子は、本人とうまく話せないことをササヤンにこぼすと、“好きだからでしょ”と一刀両断。否定をしつつも、恋心は大きくなるばかり…。冬休みに入り、いつもの様に雫たちに会えない日々が続いていたが、ある電話で寂しさが爆発したあさ子は水谷家にお邪魔することになり!?

13. 春遠からじ
みんなで迎えた騒がしい年明けも終わり、平穏な日々が戻ってきた。雫は元旦以来会っていない春を気にかけていると、突如部屋の窓から春が現れた!異様な格好をしている春は、何か“さがしもの”をしているらしいが……。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 4
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

(2期、3期希望)ジェットコースター感覚の恋愛模様――キャラ配置の妙、美しい作画にまいりました。

あー、続きが観たい。
放映と並行して追いかけてから時間が経過して、さらにその思いが強くなってきました。1クールの限界だったのですね。

わたしにとって、文句をつけようがないほどすばらしい(前半)でした。作画は好みというか、びっくりするほど。主役ふたりのキャラデザ最高。

本作については入れ込みが強すぎるので未だに冷静になれません。よって、断片的に記述していきます。

■冒頭から;自分の中で傑作になりそう。いきなりはまってます。(結果、そうなりました)

恋愛物が好きな方には特におすすめしたいし、ぜひ一度ごらんください。やめるのはいつでもできますから。捻りのある恋の話かな、と。

いい意味でのもどしかさ100%。いらいらします。どきどきさせてくれる序盤エピソードのいくつかで、となり怪物くん「ハル」君のすこし謎めいた生活がすこしづつがあきらかになってくるのです。

油断しているとヒロイン雫とハルの関係性の変化を見逃してしまいます。じっくりご覧になることをおすすめします。微妙な言動を集中することで味わえるかもしれません。

ヒロイン主人公・水谷雫(シズク)は、成績上位を維持することにに関心が強い、{netabare}2番あることには耐えられないほど屈辱を感じるし、全国レベル模試で、上位30位になったとことで満足しない上昇志向の強い女の子である。はっきり言って日本の大学で入れないところはないのだし、現実的にはアメリカの有名大に行けばと突っ込みたくなった。ごめんなさい。

また、勉強などしなくても学年トップの成績をらくらくとってしまうハルには{/netabare}複雑な感情をいだかざるをえない。うまい設定だ。また、この少しだけ不自然な背景設定を乗り越えてしまえ。物語はそれからだ。

そして、{netabare}ヒロインが奪われるいきなりのキッス、これは普通ないですよね。最近では当たり前のストーリーづくりなのかもしれませんがわたしには衝撃でした。物語のラストが冒頭で「解決」と。{/netabare}

その後、友だちと恋人の境界線のはざまでふたりの葛藤、少年期にありがちな心のズレが繰り広げられる。微妙なすれちがい、タイミングの悪さ、いつのまにかふたりを応援する立場になってしまう。

すでに、ここでハルとシズクに目を離せない。相性120%どこにも文句のつけようのない設定。

理想的ともいうべき背景処理のうまさ、パースも狂うことなく時間予算が限られた中で、よくここまでやっているとほんとうに敬服します。キャラクターデザインも同じく好みで、背景との関係や撮影処理、溶けこむように考えられた色彩計画もとてもうまくできています。

■ネタばれではないけど{netabare}散発的に

※はじまり

シズクが、始業式早々、先輩にからまれていた同級生を救うことで停学処分を受けたハルが停学処分あけになっても登校しないために、担任の依頼でプリントを届けることになる。理由は吉田くん隣席であるというだけで、特に必然というわけではなかった。

ハルは、真の友達{netabare}がいないことがを気にしている面が伺える。ハルもシズクをともだちとして気に入る。雫の存在はハルの心を溶かしたのか、しっかりと登校をはじめることになる。この変化を解くのは笑えるほどの{/netabare}ハルの友達願望がある。

物語は続くのだろう。アニメの句切りとしての終わらせ方も悪くありませんでした。最初の数話のもっていかれる感覚はなかった全体でしたが。

※過去を遡るシーン

うさぎの死に対する悲しみもなく、周囲から「ドライアイス」と呼ばれたものの、決して残虐性を持った性格でもないことが観る者には、伺える。彼女はアイスドールではなく、家族の事情などをくみとれるほんとうは優しい女の子なのだ。他の生徒、児童たちとは価値観と行動が異なるだけの話で、実は誠実な生き方をしているといえる。

ドライアイスとたとえられるほど冷徹なキャラクターように見せながら自分の立場がわるくなることを厭わず、ハルの「軽い友人たち」に思い切った反論、意見を伝えることのできる、勇気のある女性でもある。

もともとの彼女であれば、こうした変化は想像できなかったものだ。彼女は、ハルとの関係性の中で変化をはじめたのだろう。{/netabare}

そして、2人の感情に友情以上のものが芽生ことはたしかなのだが、導入話でいきなり{netabare}ハルはシズクにキッスをするなど、恋愛感情をいただいているのはないかとも思える行動に出る。やがてハルはきちんと登校を始め、シズクの助言で、他のクラスメートなどとの関係も変化し、人間関係が大きく変わっていくなかで、恋敵の出没{/netabare}などで、シズクの気持ちは新しいステージへの突入していくのであった。

やっぱり今後もアニメ化希望です。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 53

79.2 11 クリスマスアニメランキング11位
アマガミSS+ plus(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1397)
8110人が棚に入れました
テレビアニメ『アマガミSS』の第2期。
橘純一と絢辻詞はクリスマスに行われた創設祭をきっかけに付き合い始めることになった。1ヶ月後、輝日東高校では期末試験を前に生徒会長選挙が行われ、純一たちのクラスからは詞が立候補することに。選挙には詞の他に3名の立候補者がいる中、副会長候補が発表される。副会長は当選した会長が指名をすることになり、詞は純一を指名する。驚く純一だが、さらにもう一人純一を指名する立候補者が現れた---
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

( ̄∇ ̄+) キラキラキラ~♪ にぃにが変だよ!梅ちゃんのお宝本がぁ ∑('○'*)

■「アマガミSS+plus」って前作からなにが違うの(・・?
前作「アマガミSS」の各ヒロインの後日譚を描いた物語になるようなのでけど、各ヒロイン2話ずつのオムニバス形式ということなので1クール決定かぁーっ・・・ちょっと残念ですねw
それと前作で美也ちゃん編がTV放送されなかったので、「まんま肉まん」いっぱい買うから美也ちゃん編をテレビでやってねってお願いしたいですよね(ノ´∀`*)にししししし~~♪
もちろん前作を観てない方はε≡≡ヘ( ´Д`)ノダッシュで観てからご視聴くださいねw

ところでタイトルが、前作「アマガミSS」に「+plus」が付いてどう変わったのでしょうね♪
まず大きく変わったと言えば・・・監督交代劇!?w
しかも「WORKING!!」に続いてまたまた平池芳正監督が1期から継続しないという・・・∑('◇'*)エェッ!?
1期でしっかり土台を作って続編は任せるスタンスなのでしょうか?w
それで「アマガミSS+plus」の監督さんは、前作で絵コンテ・演出を担当していた小林智樹さんなのです(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ
監督は初ではないですし、アマガミの製作に関わっていたのできっと前作の魅力を損なわずに「アマガミSS+plus」で新しい魅力を見せてくれる事を期待したいですね♪

それと、各ヒロインの登場順もシャッフルされましたね!
PVの順番から言うと・・・
絢辻詞 → 桜井梨穂子 → 七咲 逢 → 棚町 薫 → 中多紗江 → 森島はるか ハッ∑(゚ロ゚〃)
美也ちゃんのPVがないww ブー!('ε'*)
スタッフさん・・・ヒロイン扱いしないと・・・(/=`◇´)/呪うぞ!!


■「アマガミSS+plus」と出逢った日の日記 φ(・・。)ゞ
いよいよ始まりましたねー♪
前作同様に、メインヒロイン以外のキャラがちゃんと顔を出してくれる作りになっていて、チョイ役でもちゃんと個性が出ていてお目当ての女の子が出てなくっても楽しめるようになってますよね♪
梅原くんとか美也ちゃんとかはメインとしてストーリーを作ってあげて欲しいくらいです!!
それと好きな相手にはちょっと変態チックに大胆になっちゃうとことかも見所ですよねw (/▽*\)~♪ イヤァン

「アマガミSS」では付き合う迄のドキドキ感や切なさなど、揺れる恋心をたっぷり楽しませてもらいましたね♪
さて今回も、主人公の橘純一はヒロイン達にどう料理されちゃうのかなぁ (・-・*)ヌフフ♪
純一とあの娘は今頃・・・あんな事やこんな事してるのかなぁって.。o○(妄想)がちょっとだけのぞけちゃうんですよ!
なんだか((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪ですねw (;`O´)oコラー!のぞき見禁止!!
きっとあの子と純一が… ニャン♪ヽ(∇⌒= )( =⌒∇)ノニャン♪ してる、見てて恥ずかし~い恋物語がみれるかもしれませんねw ε-(´o`;Aアチチ


■総評(各話感想付き♡)
『アマガミSS+Plus』を一言で表現するなら、「あいかわらず」って感じかなぁw
ベタな展開とありきたりな設定に、見てて恥ずかしくなるようなニャンニャンシーン♪
前作からのファンであれば、充分満足できる後日譚となってたんじゃないかなぁって思います。
残念だったのは上崎 裡沙編がなかった事くらいでしょうか!
梅原くん、塚原先輩、美也ちゃんなどのサブキャラも、良いアクセントになってて見ていて楽しかったですしね♪
ストーリーは前作(本編)からの流れを汲んでいるので、変に冒険してなくって良かったと思う反面、斬新さという意味では物足りなかったかも知れません (*^_^*)
でもはじめてアマガミSSを観た時のキュンキュンした気持ちを思い出せたので観て良かったです♪

♡魔性の女『絢辻詞』編♡『1回だけでいいの?? …ばかぁ(* v v)。』
{netabare}
つかさ様は純一の事をよーくわかってらっしゃいますね♪
良い所も抜けてる所も変態思考もw
だからこそちょっと頼りない純一でも抜群の信頼を寄せている所が素敵です♪
まぁこれからも主導権はずーとつかさちゃんでしょうけどねー(⋈・◡・){/netabare}

♡幼馴染の女『桜井梨穂子』編♡『これからもずっと一緒…』
{netabare}
そういえばこの二人って…
まだ付き合ってなかったんですよねw ∑('◇'*)っ
幼馴染って兄妹みたいな感覚なのかなぁ?
ちっちゃい頃から純一の頭の中は…脅威(胸囲)的なエロだった見たいですけどw
梨穂子ちゃん見たいな可愛い幼馴染がいたらしょうがないのかもね♪
同性からも可愛がられる茶道部のおっとり系マスコットキャラの梨穂子ちゃんは、ドジっ子的な描写も多いですけど、落ち着いていて気品がある仕草を見せてくれる事もああるんですよねー♪
食後の箸の置き方とか純一や美也ちゃんと違ってキチンと揃えて置かれていたりとか、梨穂子ちゃんの品の良い女性らしさが表現されてましたのが良かったと思います(*^_^*)
そんな梨穂子ちゃんの魅力にやっと気付いた純一w 遅すぎo(≧∀≦。)ノ
まぁでも最期は梨穂子ちゃんよりも先に告白してたのでちょっと見直しちゃいました (^ー^* )フフ♪{/netabare}

♡センチメンタルな女『七咲逢』編♡『先輩と一緒にいられないことがこんなにも寂しいなんて… 』
{netabare}
弟思いでしっかり者の逢ちゃんですけど、今回のストーリーでは普段見られないような表情が描写されてましたね♪
思うように行かない恋の行方にちょっとセンチメンタルな逢ちゃんは可愛かったですよ(*^^*)
いっぽう純一は相変わらず変態的提案をしてきますねw
腹枕って、にゃ~んにゃ~んころりよ~♪にゃんころり~♪なんですね…(^=^;大胆不敵w
とはいっても今回の純一は一味違いました!
合宿抜け出してまで、会いに来ただけじゃなくって、ちゃんとプレゼントを決めていたなんて♪
梅原くんのアシストにも友情を感じましたし、今回は本当に二人とも紳士でしたね (゚∇^d) グッジョブ!!{/netabare}

♡限定品に弱い女『棚町薫』編♡『今回のことで分かった事があるの…』
{netabare}
友達以上恋人未満から抜けられない二人の高校最後の夏休み♪
分相応で高校生らしい車中2泊のバス旅行~ρ(^-^*)ノ イッテミヨー!
ラブラブ旅行になるはずが、まさか・・・途中バスに置いて行かれる事になるなんてね~~~~~(/´□`)/アーン!マッテェー!!
そういえばヒッチハイクしたトラックの運ちゃんがd( ̄  ̄)イイコト!言ってましたね♪
「世の中渡って行くには、お互いに支えあう人情が大切」ってね (o^-')b
でも純一と薫ちゃんには馬耳東風だったみたいです…w
その後もなんやかんやで揉めてた二人でしたけど、純一の「今までのことはこの雨に流そう」って言葉で仲直り!
まぁ「雨降って地固まる」的な二人でしたね♪
なんだかんだで一生忘れられない旅になったので、めでたしめでたしです (*^^)v
周りに流されて自分らしさを見失うくらいなら、バカップルのまんまでもいいよねーo(*^▽^*)o~♪{/netabare}

♡監督♪教官♪と呼ぶ女『中多紗江』編♡『もう少しだけ…』
{netabare}
1期での特訓の成果が見事に発揮されていた2期での紗江ちゃん♪
人見知りもだいぶ改善されて、配膳もキビキビ、笑顔も素敵、創設祭実行委員までこなしてしまうとっても素敵な女性に変身してましたね♪
紗江ちゃんと対照的に情けなさ満点の純一は、変態的妄想と狼狽を繰り返すのでしたww
だいたい好きな子の趣味嗜好がわかってないってどういうことよ! (*`×´) プンプン!!
そんなダメダメな純一でも、そばで見守ってくれるだけで安心できるって、紗江ちゃんにとってはそれだけ特別な人なんですね♪
少女にとって少年は人生を変えてくれた王子様で、少年にとって少女はシンデレラのように美しくなっていくお姫様ってとこかなw
そういえば、ナレーションはfateの言峰綺礼役の中田さんなんですよねー♪
言峰綺礼がナレーター (ーー;).。oO(笑) イメージできないw{/netabare}

♡ラブリーな女『森島はるか』編♡『やめなさい二人とも!!うらやましっ・・・w』
{netabare}
1期で結婚している二人を見ることが出来たわけですけど、やっぱりそこに行き着くまでのafterstoryだったんですね♪
相変わらず突拍子もない事を始める森島先輩とそれに付きあう橘くん&塚原先輩って構図に、金髪緑眼のジェシカが参戦!
塚原&ジェシカコンビにまんまと誘導された純一は一世一代の行動に ∑('◇'*)エェッ!?
アタシσ(゚-^*)ならこんなプロポーズされたら嬉しさよりも恥ずかしさで逃げ出しちゃいそうですw{/netabare}

♡にししししな女『橘美也』編??♡『いっときの努力が大きな差になることも知らないなんてね!』
{netabare}
なんだか禍々しい女の欲望が渦巻いてましたねw 司ちゃんってこんなキャラでしたっけw
こんかいは美也ちゃん編というよりも、全員集合のサービス回って事なんですね (^▽^;)
σ( ̄∇ ̄*)アタシも♨温泉♨行きたくなっちゃいました~♪ いざ若返りの湯へ...((((*・o・)ノ ゴーゴー♪{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『Check my soul』
 【作詞・作曲・歌】azusa
ED曲『告白』
 【作詞・作曲・歌】azasa

 アマガミSSといえば「azusa」さんですよね (*^^*)
 透き通った可愛らしい歌声とストレートな気持ちが歌詞に込めれられていて素敵ですね♪
 パンチはないけど、優しさに溢れた曲で癒されちゃいます(o^-')b グッ!


2012.01.15・第一の手記
2012.01.18・第二の手記(追記:■「アマガミSS+plus」と出逢った日の日記 絢辻詞編)
2012.06.03・第三の手記(追記:■総評(各話感想付き♡)、■MUSIC♫)

投稿 : 2020/08/01
♥ : 57

norimeru さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

帰ってきたアマガミSS  ヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ

アマガミSS+plus 2期が終了しました。
私は結構楽しんで観ましたが、1期に比べてみるとおとなしめだった印象です。

各話2話ずつだったので、どうしてもエピソードを掘り下げきれなかったのでしょう。
後半3人と美也編のレビューを追記します。

多少ネタバレぎみですが・・・・・。


棚町薫編

前作では派手な印象が少なかった薫さん。
(お母さんとのエピソードとかありましたからね。)
今期は初っぱなからハイテンション。

バス旅行ではいちゃついて、こんなキャラでしたっけ。
でもって、サービスエリアでお約束のバス置いてきぼり事件。
トラック野郎とひなびた旅館のおばあちゃんには、助演賞。
(寝間の行灯ライト、ピンク色で演出し過ぎです!。)

ケンカするほど仲がいいとはいいますが、結局薫がいい子なのでしょう。
最後までバカップルぶりを発揮した二人、ハプニングは絆を深めるのです。

今期の薫、私的には明るく元気でポイントアップでした。
お友達の恵子さんにも アシストポイントをつけて、次回へと続く・・・・。


中多紗江編

引っ込み思案の紗江ちゃん、思わず支えてあげたくなる女の子。
何でこんな変態主人公に・・・(そりゃアニメですから)。
創設祭の実行委員長はやはり大役。
普通に考えれば、邪魔なビデオ撮影もプラスに感じる前向きさ。

おとなしげな紗江ちゃんですが、立派に委員長を務めます。
「クリスマスプレゼントにキスをして欲しい」
一撃必殺のおねだりでした。

ヒーローショーで大声で声援を送る、お母さん似の、でも活発そうな女の子。
紗江ちゃんのお腹には、もう一人の新しい命。

願いが叶って、よかったですね。


森島はるか編

相変わらず天然キャラ+マイペースの森島先輩。
主人公を振り回しますが、今回は少し甘えたさん。

高校の卒業式で、プロポーズをされたというおばあちゃんとジェシカ。
それにあこがれるよりは、主人公を振り回す方が「森島はるか」らしいのですが。

主人公は主人公で、いつもほど変態ではありません。
(総じて1期に比べると、そういう傾向でしたけど。)

卒業式当日、「変態ぶり」ではなく「男ぶり」を見せた主人公。
予想通りの結末ですが、盛り上がりを
見せたので良しとしましょう。
(この時の森島先輩の跳躍は、ロンドンでも金メダル!と突っ込み入れておきます。)


橘 美也編

100%のサービス=オールスター女性キャラの温泉入浴回。

今期、上崎裡沙さんの出番が少ないと思っていたら、今回もちょっぴりだけ。
絢辻さんと薫の○乳にはスポット当たってましたが、もう少し出番があってもよかったのに・・・。

印象に残っているのは、美也が紗江ちゃんを触りまくってたことぐらい。
あの兄にしてこの妹あり。
コメントしようがない回でした。


総評としては、すでにみんなくっついてしまった後日談。
安心して観てましたが、もうひとひねりあってもよかったかも。

とは言っても、どのヒロインもみんな可愛いし、いい子だし。
アマガミに対しては評価の甘い私なのでした。

(2012・04・07 追記)
-------------
6話まで視聴しました。


桜井 梨穂子編

天然さんの梨穂子、主人公と茶道部頑張ってます。
残念ながら、なかなか進展しない二人の関係。
高3になって身体検査するなんて、相変わらず主人公変態です。

茶道部の先輩も、やっぱり梨穂子がかわいいんでしょう。
この2人は妙にキャラ立ちしていますね。

同級生にナンパされて、自分の気持ちをはっきり確認した梨穂子。
その場面を見た主人公と、妙にぎくしゃくしてしまいます。

もどかしい二人ですが、雨と花火に助けられ、ようやくお互いの気持ちを確認。
幼なじみの梨穂子編らしい、ほんわりした作りになっていたと思います。

穿った見方をすれば、王道の幼なじみパターンで終わってしまった感ありです。
もうひとひねりあってもよかったと思いますが、尺の関係で精一杯かな。

あと、視聴者目線のお着替えシーン、カーテンを閉める演出は◯でした。

------

七咲 逢編

一押しキャラ(勝手にですが)の七咲 逢編。
ポーカーフェイスでもやるときはやるって感じの七咲さん。
前期は創設祭のあと、山中の露天風呂という超反則技を繰り出しました。

美也公認で毎朝起こしに来ては、布団に引っ張り込まれる。
登校中に、後輩にも冷やかされる。
さすがにしっかり進展している様子です。

保健室でのシーンでは、主人公が変態ぶりを発揮しまくり。
七咲さんサービスし過ぎです。
背中かゆくなっちゃいました。

とても主人公のことを想っている七咲さん。
合宿所に連れ去られ、会えない主人公のことを考えふさぎ込みがちに。
一見クールで強がっていますが、内面は本当に一途な“女の子”。
あの主人公には、もったいなさ過ぎです。

雪の公園でのキスシーン、ああよかったねと思ったら、季節は夏に。
川沿いの下宿、神田川かって突っ込みたくなるのは年のせい。
(全く暗い雰囲気はないですけどね。)
花火を見るのはいいけれど、その時間に「先輩、起きてください」ってどうよ。
前期に負けない演出でございました。

それから、陰のMVPは梅原くん、君の助けは大きかったよ。

(2012.02.13 追加)
---------------
2話まで視聴

各ヒロインの後日談が描かれるというアマガミSS&amp;#43;plus
一人目に絢辻さんが登場です。

さすがに絢辻 詞、シリーズ中最強のツンデレキャラ。
対抗馬の罠に落ちそうになった(完璧に落ちた?)主人公。
主人公を小屋まで引っ張っていくも、言い訳すら必要としない状況把握はさすがです。

でもそのあと、「君としかキスしない」と言われ、はにかんでみたり。
今シリーズは、ツンツンよりもかなりデレ気味であったかと思われます。
ずぶぬれになった主人公をおうちまで引っぱって、お風呂に入らせ、スク水で背中流すのは超反則だよな~。

「黒」絢辻さんが大好きなわたしですが、そんな彼女のちょいデレ展開はありでした。
それにしても今回はキスシーンが印象に残りました。



このあとも、こんな調子で続くのか・・・・・・・。
まあ、梨穂子編でさすがにこの展開はないよね・・どうでしょう??

投稿 : 2020/08/01
♥ : 23
ネタバレ

うざっしー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

成就した恋ほど語るに値しないものは無い?←それ中二病二期でも使った

一期で結ばれたヒロイン達とのその後の話。今回もオムニバスだが1クールなので2話ずつ。
イチャイチャも描かれているが、つき合った後で起こった紆余曲折話の方が多いかな。
ゆるい内容なのは一期と同じだが、結ばれる前の緊張感が無いのでゆるさが増幅されてる気がした。
一期でおなじみのフェチっぽい微エロ変態プレイは今回もやっている。

中多紗江編はナレーションが台無しにしていると言われるが、私は「オオカミさんと七人の仲間たち」で鍛えられたので耐えられた。

作画については一期から思うんだが、背景が良くキャラになじんでいてキャラが浮いてないのがとても良い。色彩を背景とキャラで統一できてるってことなのかな。背景が実写トレスみたいでやけにキラキラしてるアニメも多いしね。さすがはすたじおちゅーりっぷだと思う。

以下は感想。絢辻詞編が一番面白かった。純一は絢辻さんと付き合うのが一番いいと思う。他は退屈に感じる事が多かった。

絢辻詞編
{netabare}黒沢を強く拒絶しない純一がクズすぎる…。
絢辻さんの強さと可愛さは描けてはいると思う。
最後のスク水プレイは風俗にしかみえない…。
絢辻さんは一期のラストを見ると高校卒業後すぐに結婚出産したみたいだけど、この話では卒業後エリートコースを歩む気満々でそうは見えない。ちゃんと一期につなげて欲しかった。できちゃったから結婚することにしたのかもしれないが。{/netabare}

桜井梨穂子編
{netabare}胸囲計測プレイとかマニアックだなぁ。
銚子に水産大学ってあるのか?
告白はひっぱれるだけひっぱったな。{/netabare}

七咲逢編
{netabare}梅原は薫と付き合えばええやん。
どうして純一は七咲が相手だとこんなに積極的なんや。
お腹まくらとかまーた変態プレイしてる…俺としては七咲には枕らしく横になってほしかったのだが。←こだわり
これじゃ股まくらだよ。
なんか離れ離れにするための仕掛けが予備校に拉致されるとか非現実的だな。携帯が無い時代設定を生かした話ではあるけど。
ラブホ入れば面白かったのになあ。ギャルゲーじゃなくてエロゲーになっちゃうけど。クリスマスイブだから満室というオチで。
でもラストシーンでは二人とも下着だったから明らかに事後に見える…。{/netabare}

棚町薫編
{netabare}まーた変態プレイしてる。お絵かきプレイ?
PS1がある時代でもVHSテープか。この頃はまだDVD普及してなかったってことだろうけど。
既にキスしてるからポッキーゲームは緊張感無いでしょ。
20分を思い違いした薫バカすぎ、こんな頭悪い子だったか。やっぱ絢辻さんみたいなパーフェクト超人が彼女じゃないとだめなんや。
普通の青春ストーリーって感じだった。{/netabare}

中多紗江編
{netabare}今回も中田さんのナレーション入るのかw
対人恐怖症を克服したら普通の女の子やん。
ベストカップルに出たのに周りから認められてないのが意味不明。
ナレーションに突っ込むとかオオカミさんと同じだな。
絢辻さんの女帝っぷりが凄い。
また結婚ENDか。こっちも卒業してすぐ結婚出産したことにしてるけどちゃんと辻褄考えてるんだろうか。{/netabare}

森島はるか編
{netabare}はるかが突出して美人には見えないよなあ。萌えアニメあるあるだけど。
結婚プレイはあまり変態じゃないな…。
なぜママだと嫌なんだよ!
この光景、第三者の男として見たら涙を流してしまうな。
ジェシカ出てくるの唐突すぎ。2話しかないからだろうけど。目は緑じゃなかったの?ミスか。声優は同じか。
「やはり覗きに行くのが紳士としての取るべき道なのか…?」これがこの作品のテーマだね。
卒業式の私物化はアウトだろ。最後で台無しやな。ジャンプ力高すぎw
純一はこの後一期ENDの通りに警察学校に行って刑事になったんだろうか?{/netabare}

橘美也編。サービス回。
{netabare}OPが一応美也Verになってる。
室内プールなのに七咲の日焼け跡はおかしくね。
絢辻さんはキャラ崩壊してるだろ。
EDのすき~だよ~はちゃんと美也Verになってた。{/netabare}

EDは一期と違い毎回同じ曲で映像もわずかな違いだけ。EDが全話違っている悪魔のリドルはやはり偉大だと思った。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 8

72.0 12 クリスマスアニメランキング12位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1107)
6730人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

六畳間に集まる侵略者達!?

ヒロイン全員侵略者ではなく宇宙人と地底人が侵略者です。
ラブコメで時々シリアスという感じですかねー、一話は怒濤の展開、三話はマラソン回でしたがマラソンではなく障害物マラソンでした。
詳しく知りたい人はラノベを読む、大まかなな本筋を知りたい人はアニメを観るのがおすすめ。

ラノベの一巻を購入したのでお約束は出来ませんが感想を書くかもしれません。
一巻読んだ感想
大まかな違いを書きます。ここからはネタバレというより、違いを書きますが一応ご注意を。それが大丈夫という方はどうぞ…
{netabare} ゆりかの扱いが酷い(笑)陰の功労者なのですが誰も魔法少女と信じません。アニメ以上に不憫なキャラです。大家さんの掘り下げと桜庭先輩の掘り下げがラノベ版の方が充実しています、特に桜庭先輩は読んでおかないと何故孝太郎に好意を抱いているのか不透明だったのでその疑問が解消されました(されます)
侵略者メンバーで幽霊の早苗は一巻の時点で孝太郎に対する敵意がとあることで薄れています。 {/netabare}
ラノベ版を読むと桜庭先輩と早苗とゆりかの印象が変わります、そのかわりアニメのように展開が早いというわけではありません。アニメ一話がほぼ一巻の内容をざっくりとカットして映像化しているのでご注意。

九話感想
ゆりかが可愛い…だと!?
ラノベ読んだから知ってましたけどね
タイトルの解釈としては『陽だまりと虹』は孝太郎がゆりかに対するイメージであり、ゆりかが孝太郎に対するイメージかなと思いました。
 九話は孝太郎がゆりかをおんぶしているシーンがまさに孝太郎がゆりかにとっての『陽だまり』という感じが出てて良かったと感じました。

十話感想
早苗が孝太郎の身体に入って眠っていましたが、あれは早苗的に『暖かいから入っている』らしいからです。
孝太郎は最早、早苗に対しまったく敵意もなくなおかつ家族感覚なので暖かいみたいです。朝に寝起きの悪い孝太郎を起こしに来るルースはびっくりしています(尺の都合によりここの下りはカット)
ゆりかの馬の役はいじめとかではなく、ゆりかには馬の演技が上手いと評価されてまた馬役をしました。

十一話感想
キリハが左腕に付けていた篭手は雷と炎を操れる代物です。
キリハは障害物競走で完走寸前までいったので運動は得意な方なのでしょう、急進派のリーダーにはスタンガン的な衝撃を与えて昏倒させました。
急進派のリーダー、シジマ・タユマは騒動の後地底にて裁判にかけられます。シジマは所謂武家に当たる家で生まれ武力による侵略を提唱して一定の支持を得ています。地底の技術は確かに地上を圧倒していますが数は断然、地上の人間が多いですし対策も早いでしょう…サンレンジャーはその為の組織です。
今回サンレンジャーが遊園地まで出動しませんでしたが、ラノベ版だと遊園地に出動します。一瞬でやられますが、ゆりかの防御魔法で大事に至りませんでした。
サンレンジャーという組織は全国に居るらしいです(あやふや)あのスーツは一応戦える機能が備わっています。

キリハは可愛いのですが後々にならないと真価が発揮されないもったいないキャラですかね。

キリハの過去については…ラノベを買おう!
ここで言うのは止めておきます。
大家さん貴方は一体何者なんだ…

十二話感想と総評
クリスマス回&演劇回でした。
アニメの尺に合わせて一話並みの再構成がされました、ある意味原作越えをした回でした。
ヒロイン全員が可愛いと感じたのは久々なんじゃないかと感じました。どのヒロインも薄い印象ではなく色濃く記憶出来るアニメだったのはないでしょうか?(一話で切らなければ)
十二話は原作超えたと個人的な感想です。
本当に素晴らしいアレンジ、改変、再構成が光るアニメでした、スタッフの皆さんありがとうございました。

アニメは終わりましたが、ラノベはまだ続いているので気になる人はチェック!

投稿 : 2020/08/01
♥ : 19
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんな可愛すぎんでしょおおおおおおお

 HJ文庫よりライトノベル原作、ハーレム気味ラブコメ作品。
幽霊に魔法少女に地底人に宇宙人に付き人に大家さんに先輩に……節操のないヒロインの種類と多さ。
1話の時点じゃ「あ、これ、がをられ枠か」もしくは「脳コメ枠か」とか感想を抱いても仕方ない。
だって全員一挙登場するんだもの……。

しかしながら1話の雑多感に反して、2話以降から丁寧なキャラクターの掘り下げが進行してゆく。
設定の無茶苦茶さはあるものの、内容は見せ場やメッセージ性がハッキリしてるので意外に観やすい。

1話は顔見せ、2話以降から各キャラが深く関わるエピソードがそれぞれ用意されている、
侵略戦争とは名ばかりで、そんなに駆け引きやバトル対決的な内容ではない、
といった辺りを念頭に置けば、方向性が分からず振り回されることなく、視聴できるかもしれない。
しかし特殊キャラたくさん出してきたのに、最も普通っぽい先輩が一番メインヒロインっぽいという。

■キャラクターを輝かせるエピソードの展開力
{netabare} この作品は実にキャラクターの魅力を引き出すための話作りが上手いと思う。
初めにいいなと思ったのは、第三話の部活対抗障害物マラソンの話。
この話で最も印象に残ったのが桜庭先輩とゆりかふぁいおーの助け合いシーン。
侵略者面々の中で一人抜けたポンコツぷりを発揮してたゆりかだけに、その健気さに胸を打たれる。
先輩の聖人っぷりも拍車をかけて、ゆりかに恵みあれといった気持ちにさせられた。

ハーレムモノで男キャラ不在の中でのキャラ掘り下げというのも新しく、
厳密にはハーレムモノというよりキャラによって別個のドラマがある作品という印象が強まった。
安易なラブコメに走らずに個性を描く方向に重点を置いたことで、結果魅力を高めているのではないか。

そんなこんなで全員それぞれが際立つエピソードが用意されているために、
観ていけば観ていくほどキャラの魅力が深まっていって、みんな可愛い……

早苗ちゃん:人懐っこさが可愛い どんなときでも味方になってくれそうな信頼感
ティア:反応がいちいち可愛い 小っちゃくて度々弄ばれるけど、案外懐が深くて頼もしい
ルースさん:誠実で可愛い 常識人的ポジションだけど最も暴れてた人
ゆりか:ポンコツ可愛い 泣いたり笑ったりオチ担当だったり面白い でも影の功労者だったりする
キリハさん:機転が利く可愛い 最初は読めない人だったけど、真意が明かされて好感を持てた
桜庭先輩:ヒロイン可愛い 完全に惚れちゃってるよね、という行動の端々が破壊力ありすぎる
大家さん:自由人可愛い 一人だけ別格な格闘家やってるあたり笑えつつ、いると安心感ある
ハニワも竹達と悠木碧だと思うと頭がとろけそうだった。

これほど全ヒロイン魅力的な作品もそうないな……。
そして主人公の孝太郎も終始明るい好青年で、いざというときは台詞も格好良くて好感度高かった。{/netabare}

☆総評
 展開自体はチープさもあったのだけど、キャラクターは本当ずば抜けて良い作品だった。
作画も安定感があり表情豊かで、ポーズも特徴的に決まってて良かった。
ちょっとした所作にどきっとさせられることもあり、可愛さがオーバーブレイクする。
1クールでこれらのキャラを一通り描ききっていて、満足感のある内容だと思う。
ただ方向性を掴むまでの出だしがネックか。まぁ総じて予想以上に良作のキャラ萌えアニメだった。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 19

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品は1クールアニメでは魅力が伝わらないタイプだったのではないかと

原作未読です。

最近たまたまこの作品の原作の良い評判を目にしたのですが、それに対して「でも自分はそんなにこのアニメに強い印象はなかったな~。原作はもっと面白いのかな~」と思ったわけで。

ただ、そのように思いを巡らせたことで一つ気付いたことがあるので、自分へのメモがてらレビューにしてみます。



このアニメに対する自分の印象は、
「ファンタジーハーレムときどきバトルで、決してつまらなくはないものの無難だったアニメ」
というものでした。

そこで今回あらためて「なぜ無難と感じたか」を突き詰めてみたのですが、それはアニメ範囲内では「設定が活かされてない」と無意識で感じていたからみたいなのですよね。


つまり、幽霊やら地底人やら宇宙人やら魔法少女やら、いろいろなキャラがいましたけど、それぞれが上手く絡むことなくエピソードがそれぞれが独立していた、というか…。

例えば幽霊早苗ちゃんメインのエピソードで、他のメンツが地底人やら宇宙人やら魔法少女である必然性があまりなかったように思えて、
その必然性のない状態が、全メンバーの人数分だけメインヒロインキャラを変えて繰り返されただけで、起伏のない状態のまま最終回までいってしまった、みたいな…。

なんか言葉が上手くないですね。伝わっていなければゴメンナサイ…(>_<)




ただ、最近目にした原作の良い評判というのは「伏線の回収の仕方が絶妙」というものでした。

それで思い出しました。
あー、言われてみればなんか伏線っぽい展開はあったな~。結局アニメ範囲内で回収されることはなかったから記憶に残ってなかったけど。


この原作って、20巻くらい出てるんですもんね。

もちろん原作者さんが魅力的な話を作り続けられるからそんなに続くのでしょうけど、それはそれとして、そりゃあ20巻も続いていればじっくりゆっくり伏線回収もできて面白いラノベになりますよね。


かたやアニメ。

何巻までアニメ化されたのかは知らないですけど、きっとこの作品って序盤はメインキャラの自己紹介巻が続いて、
序盤だけでの伏線回収とか、アニメ化された際に合わせた序盤の盛り上がり巻とか作らなかったのでは?


いや、ラノベはあくまでラノベですから、アニメ化を見越して12話24話でまとまりそうなポイントに合わせてメリハリのある盛り上がり回を作るというのは本来違うのかもしれないというのは分かるんですよ。

でも、自分は新しい漫画やラノベを積極的に発掘しようとするタイプではなく、アニメ化されたものの中からかなり気に入ったものだけ原作に進むタイプなので、アニメ12話の時点で強い印象がなければその先には行かないというのが事実なわけで。


例によって話が行ったり来たりしてしまいましたが、今回何を言いたかったのかをまとめますと、
そんなに伏線回収が巧みな原作なのだとしたら、それがまったく感じられなかったアニメ12話の構成(原作序盤の構成)はもったいなかったんじゃないかな~
…ということなのでした。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 7

75.5 13 クリスマスアニメランキング13位
ハヤテのごとく!! 第2期(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (890)
6066人が棚に入れました
あなたは知っているだろうか?この日本に想像を絶する金持ちがいる事を。
知っているだろうか?その跡取り娘に、全くの偶然から仕えることになった、借金まみれの少年執事がいる事を…。
少年の名は綾崎ハヤテ。主である三千院ナギの恩義に報いるため、日夜一流の執事となるべく努力しているのだった!!

声優・キャラクター
白石涼子、釘宮理恵、田中理恵、伊藤静、生天目仁美、松来未祐、井上麻里奈、中島沙樹、矢作紗友里、中尾衣里、浅野真澄、高橋美佳子、植田佳奈、堀江由衣
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この頃のハヤテが懐かしい(^^;) キャラ紹介多めw

〈簡単なあらすじや紹介〉
親に約1億5000万の借金を押し付けられヤクザに売り飛ばされた不幸な少年、綾崎ハヤテがクリスマスの夜出会った少女三千院家のお嬢様、三千院ナギを助けた事により彼女の執事として働く事になる!
そんな借金執事の生活を描いたギャグラブコメ(バトルあり)です。1期はギャグ多めですが2期ではどちらかと言うとラブコメ中心となってます!

[キャラの紹介と最新の人気投票ランキングトップ10!]
・第1位 桂 ヒナギク(伊藤静)
本作のヒロインの一人で人気投票では3回連続1位を取ったもっとも人気のキャラ!白凰学院の生徒会長でもありまさに才色兼備です。負けず嫌いであり高所恐怖症でとても可愛いです。
2期ではそんなヒナギクの活躍がたくさん見られるかと思います^^僕の一番好きなキャラです!

・第2位 天王洲 アテネ(川澄綾子)
このキャラは2期ではちょっとだけ映るだけです。
ハヤテの初恋の相手でかつて永遠を誓った少女。
3期が原作どうりだとこのキャラ中心の内容となりますがネタバレになるのでこの辺で終わります。

・第3位 三千院 ナギ(釘宮理恵)
本作のメインヒロインで三千院家のお嬢様です。
趣味は漫画、ゲーム、アニメなどでやや引きこもりで学校にはたまにしかいかないが飛び級のため頭はいい。
性格はツンデレ、声優さんからも分かるとうりですw

・第4位 綾崎 ハヤテ(白石涼子)
本作の主人公でものすごく不幸です!
戦闘能力はガンダムなみ、とある家庭の事情により家事や料理のスキルは一流だが女の子と関わるのがあまり得意ではない。天然で女の子のような見た目からたびたび女装をさせられる。顔で笑い心で泣く少年です!

・第5位 マリア(田中理恵)
三千院家に仕えるメイドで完璧超人の一人。
第1回、2回の人気投票では2位だった人気キャラ。
基本は優しいがやや黒い所もある。
台所に潜む黒い物体が苦手。もと白凰の生徒会長でもある。

・第6位 瀬川 泉(矢作紗友里)
生徒会3人娘の一人(他 朝風 理沙、花菱 美希)
生徒会3人娘の中では唯一トップ10に入っているキャラ!
委員長をやっているが仕事はほとんどヒナギクに任せっきりです。性格は明るくいつも笑顔でニコニコしてます^^
このキャラが好きな人も割と多いのでは?

・第7位 西沢 歩(高橋美佳子)
第1回、2回の人気投票でも7位になっており不動の7位ww
特にとりえがないのが特徴!普通が似合う少女。
ハヤテの前の学校のクラスメイトでハヤテに恋心を抱いている。

・第8位 春風 千桜(藤村歩)
クールでメガネの似合う生徒会の書記。しかし実は影で咲夜の専属メイドとして働いている。メイドの時の名前はハルでメイドの時と普段では全然違います。隠れアニオタでもありゲームセンターに良くよったりする。2期でもメイド姿も出るのでその変わりように注目!

・第9位 愛沢 咲夜(植田佳奈)
お笑い好きでツッコミ役にまわる事が多いキャラ。
ナギや伊澄とは親友であり伊澄のやり取りは面白いですね!

・第10位 鷺ノ宮 伊澄(松来未祐)
天然でおっとりしていていつもオロオロしてます。
方向音痴ですぐ迷子になって気がつけば違う国にいってるなんて事もあります!機械音痴でもあり携帯が使えないなど可愛いキャラです。しかし最強の超能力者であり怒らすと怖いかも~霊感が強く以外と強いです。

・他にもいろんなキャラがいますがここまででトップ10は終わりとさせていただきます^^

[他の主なキャラの簡単な紹介]
・橘 ワタル(井上麻里奈) ランキングは13位
この作品において貴重な男キャラでナギの許婚です。
しかし本人は伊澄に好意を持っています。

・貴嶋 サキ(中島沙樹) ランキングは12位
ワタルに仕えるメガネっ娘メイド。でドジっ子
見た目は有能そうだが実は家事が苦手。
ワタルに恋心を抱いている。

・桂 雪路(生天目仁美) ランキングは19位
ヒナギクの実の姉で年は12歳離れている現在28歳。
白皇学院の世界史担当教師でありハヤテ達の担任の先生。
酒がものすごく好きで金の亡者!基本グータラでダメ人間だで面白いキャラ。

・花菱 美希(中尾衣里) ランキングは14位
生徒会3人娘の一人。
学級副委員長で主にツッコミ担当です。
ヒナギクをいじるのが好きで過去に自分がいじめられていた
時にヒナギクに助けてもらった事があり自分のヒーローのような存在だと思っている。ヒナギクに恋心を抱いているがかなわない思いと胸の奥にしまっている。

・霞 愛歌(加藤英美里) ランキングは15位
 白凰学院の生徒会副会長
基本は優しい人だが本当はサディストでジャプニカ弱点帳を作り人の弱みが書いてあり困らせ甲斐のある人を見つけると容赦なくいじりまくる。
{netabare}2期でジャプニカ弱点帳が出ますよwww{/netabare}

[好きな曲]
1クール目のED [本日、満開ワタシ色!]
歌 桂ヒナギク(伊藤静)生徒会3人娘はバックコーラス
この曲はヒナギクの現状の気持ちを表してる曲ですね。
生徒会3人娘はバックコーラスも良くテンションの上がる曲ですね^^ヒナギク可愛い!

第12話の挿入歌 残酷な天使のテーゼ 桂ヒナギク(伊藤静)
僕は原曲よりも最初にこっちを聞いたのでどうしてもイメージが強いです。原曲とまた違った良さがあっていいですね!
ヒナギクのライブシーンはかっこよかったです!

キャラソン 「Do my best 」 桂ヒナギク (伊藤静)
この曲はどんな時でもbestを尽くすヒナギクぴったりの曲ですね。かっこいい曲です!


[感想]
{netabare}2期ではヒナ祭りなどヒナギクが活躍するシーンが多いですね!ラブコメとして良かったと思います。相変わらずのギャグも健在ですよ。他にも咲夜の誕生日パーティーとか下田温泉とかいろいろありますね!
曲はヒナギクの曲が好きなので書きましたがELISAさんが歌うopのWonder Windはとても綺麗な歌声ですっと聞ける良い曲ですしKOTOKOさんが歌う2クール目のopのdaily-daily Dr
eamも勢いのある曲です^^
ヒナギクとハヤテのやり取りが見所ですね!他にもキャラ紹介で書いたキャラも活躍しますよ!(アテネ以外)
3期も楽しみです^^{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 23

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

パロネタは程々にしてラブコメ要素を加え、バランスが取れたシリーズ第2期の作品。

アニメ第1期を視聴済み、原作の少年漫画は未読で視聴。
シリーズ第2期に当たる、2クール(全25話)の作品。

パロネタを濫用していた1期と比べてだいぶ観やすくなった印象。
「ピー音」や「見せられないよ!」の表示が出てこないし、
分からないパロネタがあっても普通のギャグだと思いながらスルーできて、
自主規制の方法に少々イライラした1期と比べても好感が持てた。

もうひとつ1期との決定的な違いは、
キャラ同士の絡みが多くなり、ラブコメ要素が格段に強くなっている点。
明らかに狙っているようなシーンが多すぎるとマイナス点になるが、
この作品の場合はぎりぎりのラインを攻めてきた感じ。


作画について、
絵柄は1期と似ているけれど、色使いが鮮やかになった気がする。
どちらのほうが良いとも言えず、好みも多少分かれると思う。

声優はどのキャラも違和感がなく、演技力のある顔ぶれだったと思う。


音楽は前期・後期の曲で使用回数の振り分け方が不思議。
具体的には1曲目が1~17話で全話数の約7割を占め、
2曲目は残りの回でしか流れなかった。

前期(01話~17話)OP曲… Wonder Wind(歌:ELISA)
後期(18話~25話)OP曲… daily-daily Dream(歌:KOTOKO)
前期(01話~17話)ED曲… 本日、満開ワタシ色!(歌:桂ヒナギク 他)
後期(18話~24話)ED曲… カラコイ〜だから少女は恋をする〜(歌:ナギ&ハヤテ)
最終回ED曲… Wonder Wind(歌:ELISA)

EDは前期・後期ともに、ほとんどキャラソンのようなもの。
曲自体にはあまり愛着は持てなかったけれど、映像は面白かった。
また、個人的にはOPもKOTOKOが作詞して歌った後期の曲のほうが元気があって好き。


キャラについて、
相変わらずほとんどの人物が面白おかしい個性的なキャラでとても楽しかった。
主要キャラから背景扱いのキャラまで本当に様々なので、
準主要キャラくらいまで覚えていれば十分だと思う。
その他の人物は「いつだか登場していた気がする」程度の記憶でほとんど問題なかった。

ただひとつ気になったのが、キャラ人気投票の結果を反映させたのだとしても
ヒナギクが相当ひいきされていたように感じる。
私はヒナギクも嫌いなわけではないけれど、
ナギのほうがネタの塊のように面白いキャラだと思っていたので
出番が大きく減ってしまったのは残念。


冒頭にて設定の説明だけはあるけれど、
第1期で出ていたキャラについてはあまり説明されないので、
この作品の前に第1期を観ているのがベストだとは思う。
ところが1期は4クールもある上、
パロネタを濫用していて、ネタが分からない人は容赦なく置いていかれるような
ちょっと困った作品なのがネックかもしれない。

普通に1期から順に観るのも、いきなりこの2期から入るのも、
どこかで予備知識を得て2期から観始めるのも視聴者次第といったところでしょうか。
私は1期から観てきましたが、総じて前よりも楽しめたと思います。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 21

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

けみかけ的「ハヤテ」をラブコメとして楽しむため、グルメなヲタのあなたにオススメする調理方法☆

2期ということはこのアニメには1期があるわけです


1期はハヤテという作品の特徴である「パロディギャグ」を惜しみなく投入しまくり、
日曜朝4クールという長丁場なこともあってか、季節柄に合わせた時系列へ再構成したオリジナルストーリーでした


ようは原作とは違うんですが、このパロディギャグというのが曲者でして
元ネタがわかんない人には最後までわからず仕舞い
版権に関わる部分はいわゆる「ピー音」入れまくり
何がなんだかわかんないままドタバタと話しが進むがナントナク笑える
結果【ハイコンテクスト過ぎる不条理系カオスコメディ】と化していて、原作の方で最も需要たる「恋愛」要素が軽薄になってしまいました
正直好みがあるでしょうが陳腐さを感じましたね


2期ではスタッフが総入れ替えされ、1期からそのまま時間軸を引き継いだものの、
以後の展開に関しては原作通りに路線変更しました


そんな中でもパロディギャグに関しては全体的に控えめにされ、
逆に恋愛に絡むエピソードへの演出には特に気を配っているように伺えます


これは逆に1期からハヤテに入ったファン層を裏切る形となってしまいますが、
オイラとしては「ハヤテの醍醐味は恋愛要素(ラブコメ)にあるでしょ」と思いますのでこちらの方が魅力を感じます


新スタッフには【せんせいのお時間】【瓶詰妖精】で地味ながら堅実な仕事をしてくれた
岩崎良明×白根秀行×J.C.STAFF
(シリーズ構成は黒田洋介と共同)
さらに新キャラデザに【ゼロの使い魔】の藤井昌宏


1期では長丁場ということもあって作画には『安定感』を求められていたが(38,39話は例外)2期ではさらに『高水準』な作画を見せてくれており、全体を通してよく動く
端的にこちらの方がクオリティが高いです


さてさて、前述の通り『1期』を導入としてしまうと『2期』には違和感を感じる方が多いようです
しかしながら2期は「既に導入は終わっている」という前提で話が進んでしまうので、「2期から入る」のは少々難解かもしれないです


そこでけみかけ的に回りくどい提案なのですが・・・
「原作をサクッと5巻まで読んでいただく」
ここまでしていただければ原作6巻以降に相当する2期へそのまますんなりと入っていただけ、ハイクオリティなラブコメを存分に楽しんでいただけると思います


少々めんどくさいですが4クールある1期を見るよりは圧倒的に楽かと思いますので、オススメです


余談ですが2曲あるED曲とEDアニメーションはどちらも素晴らしいですね☆

投稿 : 2020/08/01
♥ : 15

66.5 14 クリスマスアニメランキング14位
デンキ街の本屋さん(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (811)
4187人が棚に入れました
「コミック専門書店 うまのほね」

そこではみんな何かのマニアだったり、コアなファンだったりと濃い目のキャラ多し。

新刊を並べたり、シュリンク掛けたり、女子力の低さに戦慄したり、エロ本大好き人間なのかと問い正したりと、真面目(?)に楽しく働きつつ、あだ名で呼び合う男子と女子の仲も急接近しちゃったり!?

イってるギャグと胸キュンな恋愛模様が止まらない、書店青春ラブコメ!

声優・キャラクター
高森奈津美、津田美波、竹達彩奈、相沢舞、佐藤聡美、小林ゆう、逢坂良太、松岡禎丞、富田貴洋

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

本屋とラブコメ

秋葉原?の本屋で働く従業員と時々、客の話。
従業員同士のラブコメ展開多め。

印象に残ったキャラクターは腐ガールかな。文字通り?でゾンビ好き。腐女子ではない。
エロ本Gメンとソムリエ回も面白かった。

万人受けするかは置いといて、そこそこは楽しめるのではなかろうか。

OP
齧りかけの林檎 歌 竹達彩奈
ED
two-Dimension's Love 歌 denk!girls(高森奈津美、津田美波、竹達彩奈、相沢舞)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. ラブ&エロス フォー オール/ナイトメア ビフォア カルナバル
本屋さんのお仕事、それはもちろん本を売るコト。自分の欲に正直な人々が集まるデンキ街では、エロ本だって大切な商品だ!名作から薄い本まで取り扱う「うまのほね」に、もの凄い速度でエロ本をチェックするエロ本大好き人間…じゃなかった、行き過ぎた表現を取り締まる通称エロ本Gメンが忍び寄る!ラブ&エロス・フォー・オール!エロを必要としない人間なんていない!!

2. Deep Deep Night/デンキ街は燃えているか
やたらと変なイベントが多いデンキ街。そのイベント四天王的な一角「大残暑見舞い大会!」 賞金で欲望を満たすために、燃えるうまのほねの面々。早くしろ貴様ら誰とニャンニャンしてたんだ、このビッチめが…、なにニャンニャンする相手がいないって?やかましいわー。嫁は二次元にいるだろ、いいかげんにしろ!わりとすぐにやってきた水着回!賞金のために小宇宙的なものを燃やすぜ!

3. Party Hard/ひおたんよ家に帰れ/エンドレス・カルナバル
クリスマス会(回)?いやコスプレ回だー!ミニスカサンタにはロマンがある!そしてマニアックなコスにも需要がある!でも「うまのほね」が売るのはギャルゲーだぁぁー!1年の時間を置いて発売された大人気ギャルゲーの続編。恋人と1年振りの再会に目を輝かせるお客さまたち。これはもう純愛といって差し支えない!全年齢版だし!ひおたんもおもわず涙する、メリークリスマスでありますです!

4. キングオブPOP/chocolate panic
バレンタイン!またの名を全国統一女子力テストセンター試験ファイナルアンサー決勝戦!女子力が足らず参加できない女子など、うまのほねにはいない!…いないよね?最大の女子イベントを前にフワフワまたはソワソワもしくはガーンガーン(落ち込む音)するうまのほねのオンナノコたち。恋する乙女の女子力ゲージはフルマックス!魅せろ超必殺テレ顔コンボ!

5. 春にパンチラ/I am Rain/ざわめき
パンツが嫌いな男子なんていません!(名言)もちろん海雄もパンツ大好き!(語弊はありません)そんな海雄に「パンツが見たいか…」と照れながら言う先生ちゃん。いったい二人に何が…? そしてついに「彼女」がやってくる!うまのほねの過去を知るミステリアスな女。そして他の追随を許さない圧倒的な女子力!しかもどんどん上がってるだと…?ちっ、こいつはスカウターの故障だぜ。

6. 宿はなし/Secret Paradise
先生ちゃんのトレードマークでもあるジャージが数日変わっていない…だと…。なぜなら、新人賞に投稿するマンガを描くためにうまのほねに泊まり込み、女子としてあるまじき「毎日同じ服」をやらかしてしまった先生ちゃん。かつてない程のデスマーチを乗り越えるために、うまのほねの面々が全面バックアップする!あと女子力の低下が酷いので、つもりんの女子力アップ大作戦、はっじまっるよー。

7. いざ銭湯へ…/胸がいっぱい
夏コミカ、それは会場内に雲ができるほどに暑いイベント!なので温泉回だー!!汗の流すためだから仕方ないね、温泉必要だね。うまのほねはお江戸温泉物語を応援しています!そして夏のせいなのか浴衣姿にあてられたのか、転がりだすカントク×ひおたん×つもりん×カメ子の複雑な恋模様。ドキドキが止まらない青春の行方は果たして…?って男1人に女子3人かよ!リア充爆発しろ!!!

8. 眠る人/I am Rain 2/ラフさりげなく
初デート…ぐはぁあああああ!!!やめて、先生ちゃんのライフはもうゼロよ!うっかり海雄とデートの約束をしてしまった先生ちゃん(本当にうっかり)何を着ていけば良いのかさえ分からず、ならばいっそラフでいいんじゃないか?…と、SAN値チェックもしないまま迷走してしまう。そんな甘酸っぱい出来事に精神が削られるなか手を差し伸べたのは…?ラフさが欲しいか、欲しいならくれてやる!!!

9. Koijanaino/やあ、調子はどうだい/雪の降る夜
ひおたんが風邪!?バイトを休んだひおたんを心配して看病にやってくるカントク。家に上がって雑炊まで作ったりと、普段とうって変わって優しいカントクにドキマギしてしまうひおたん。しかしラブコメの波動はどこへやら、朦朧としてひおたんが倒れてしまう急展開に!助け出すために扉を蹴破り、ひおたんを抱えて夜の街を走るカントク。そんなカントクに心が揺れるひおたんで…。

10. ワンダフル・チョコレート/chocolate philosophy/飴色の部屋/眠れぬ夜につかまえた
バレンタイン!4話でも同じことを叫んだ気がするよバレンタイン!リベンジとばかりに素人は決して手を出してはいけない超高難易度ミッション「手作りチョコレート」大作戦に挑む先生ちゃんだが、案の定手に負えず倒れる。無茶しやがって…。こんな時はやっぱりつもりんだ!つもりんを出せ!と、いう訳でつもりんのバレンタインデーお菓子教室、はっじまっるよー!?

11. 小さな頃から/暴かれた生活/唇のソレ
子供時代の想い出。それは美しく、儚く、ほろ苦く、そしていつまでも心に残り続ける。そう…、たとえその想い出がエロ本であっても! まさかのGメン幼女時代エピソード!そして突然、急展開を迎えるソムリエ×腐ガールの恋模様!これは応援せざるを得ない! 胸キュンラブコメの急加速が止まらない、てか止める気なんてなかった! がんばれ(ハート)がんばれ(ハート)、萌え尽きる準備はできてるぜ…?

12. 隠者の書庫/桜が咲いたら/Welcoming morning
桜が咲いたから花見をします。風に揺れる花びらのように心を揺らしながら…コスプレ大花見大会だぁぁぁ!! 海雄、先生ちゃん。カントク、ひおたん。ソムリエ、腐ガール、そしてカメ子。もちろんつもりんもGメンも参加だ!! 甘酸っぱい想いが交錯し、青春の日々はこれからも転がり続ける。胸キュン書店員ラブコメのキャッチコピーに偽りなし!デンキ街の本屋さん、大団円です!

投稿 : 2020/08/01
♥ : 2

れのん。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「コミックうまのほね」を舞台とする日常系ギャグ&ラブコメ

 2014年10月 ~ 12月 放送(12話)
 原作 漫画 水あさと 「月刊コミックフラッパー」連載
 監督 佐藤まさふみ   シリーズ構成 ふでやすかずゆき
 制作 シンエイ動画

 原作未読

 知人がおもしろかったと言っていたので、何気なくみはじめました。
 ほんとにおもしろかったです。何回も笑いのツボにはまりました。気軽に観れるアニメです。自分は、漫画やサブカルにあまりくわしくないので、逆に楽しめました。

 秋葉原を連想させる電気街にある漫画専門店「コミックうまのほね」を舞台に、7人の個性的な店員たちの日常を描いた日常系ギャグ&ラブコメ。登場人物たちが、みんなあだ名で呼ばれているので、親しみやすい。

 舞台が舞台なので、えっちな話題&描写がけっこうあります。それがライトでなく直球だったりするので、人によっては難点かな? 苦手な人もいると思います。ただ、そういう話題&描写が、ギャグになっている場合も多く、自分はけっこう笑わせてもらいました。人によって、作品との相性はあると思いますが、男性だけでなく女性も楽しめる作品だと思います。 

 ストーリーがあるような、ないような作品です。設定を1話で把握したあとは、どの回からみても、とばしとばしみても楽しめると思います。日常系色が強いので、同じ回でもAパート・Bパート …… が、たいてい別のエピソードです。

 作中で三つのカップルのラブコメが微笑ましく進行します。ラブコメとしては、だんだんいいかんじにはなってきますが、最終話まで中途半端。しかし、こういう、どろどろのない、雰囲気を楽しむラブコメは、自分は好きですね。
 あと、昔の恋人への思いを捨てきれない つもりん や、ただ一人他のカップルをそっと見守る立場の カメこ の二人について、せつない想いもしっかり描かれていました。ギャグテイストの作品としては、ここらの心理描写はなかなかのもの。


 自分の一押しのキャラは、ひおたん(cv 高森奈津美さん)

 「ひおたん」は、オタクに詳しくないので非オタからきたあだ名。
 純情で、いつもカントクにイジられ、しかも無防備すぎる性格。たとえば、まだつきあってもいないカントクの家で二人きりになっても、まる一日、無邪気にくつろいで遊んでいたりする(3話)。微笑ましいけど、大人の女性としてどうなのよ?
 だいたい、ひおたんは、えっちな会話とか えろ本とかに 激しく赤面する性格なのに、がんばってみんなの会話についていこうとするから、ぶっとんだ発言で自爆しちゃうんですねぇ。


*他の主要キャラ …… わりとピュアな人たちだが、みんな、ちょっとへん、、、、いや、だいぶへん。

 うみお(cv 逢坂良太さん)…… 漫画&ゲームを熱烈に語る主人公。
 カントク(cv 松岡禎丞さん)…… アルバイト店員たちを統率する正社員。好きな子はいじりたくなる。
 せんせいちゃん(cv 津田美波さん)…… 漫画家志望。その超絶的女子力不足が、くりかえしネタになる。
 カメこ(cv 相沢舞さん)…… いつもカメラを持っていて、店員たちの日常を記録している女性店員。
 ソムリエ(cv 富田貴洋さん)…… 驚異的な漫画知識を持つ、無口な男性店員。
 ふガール(cv 竹達彩奈さん)…… ゾンビが大好きな、16歳の女子高校生。

 つもりん(cv 佐藤聡美さん)…… ラノベ作家の元店員。酒癖がおそろしく悪い。

 店員たちはしょっちゅう残業したり、ずいぶんがんばって仕事している。きつい仕事だけど、漫画・サブカルを愛しているからこそ、続けていけるということでしょうね。最近3期が終わった某ファミレスの店員たちより、ずっと仕事しているよヘ(゚∀゚ヘ)

 日本の誇るオタク文化 & ヘンタイ道のどまん中で、一生懸命はたらいている様子が、コメディになっているんでしょうね。


 あとひとつ、作品紹介としては、自分が大事と思ったこと。
 
 全12話のうち、自分には、すごくおもしろかった(笑わせてもらった or 心理描写がすぐれていた)回と、それほどではない回があり、かなり差がありました。自分の好みとしては、2話のデンキ街運動会が、少々ムダに下品すぎたような気がします。しかし、ここで切るのはもったいないかも。

 自分の好みで、特によかったと思う回は、3話、5話、7話、9話、10話。

 12話(最終話)のCパートは、主要キャラの中の人ネタのコスプレ大花見大会と、店長による全店員対象のむちゃくちゃな朝礼。


 op曲の「囓りかけの林檎」(歌 竹達彩奈さん)とop のアニメーション、自分はとても好きです。
 また、作画は丁寧な印象はないかもですが、慣れるとこの作品らしいあじわいがあると思いました。

 とにかくときおり会話が絶妙で、いろいろ、笑わせてもらいました。何回か爆笑して笑いがとまらなくなり、呼吸が苦しくなって困りました。

投稿 : 2020/08/01
♥ : 24
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

何となく学生のバイト先を思い出す、下ネタ多めな日常アニメ

■話数
全12話

■ジャンル
ギャグ、下ネタ、ラブコメ、日常

↓↓↓各話の感想↓↓↓
{netabare}
1話の感想 ★★★☆ 3.5
ソムリエ/先生
{netabare}
前後半に分かれた2本立てのストーリー。
前半はWORKINGのぽぷら先輩みたいなひおたんをからかう話。
ひおたんの役所の人!、と大衆の前で言ったことは不快だった。
天然キャラなのかもしれないがあれは失礼。
後半は先生といい感じで面白かった!{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
腐ガール/夏のイベント
{netabare}
今回は腐ガールの回だったな。
ソムリエは腐ガールのことが好きなのか?
海雄もモテモテでびっくり。
最初のオタクを披露する海雄に対して、信者かの一言で片ずけるあたり同じ匂いを感じたw
後半の話はエロい描写が多かったが、作画が可愛らしい感じなので全くエロさはなかった。
ただ、あの痙攣したかのようなピクピクはダメだろ。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
クリスマス/元旦
{netabare}
カントクとひおたん仲がいいね。
ひおたんと海雄がくっつくと思ってたけど、この感じからカントクとくっつきそう。
海雄と先生、ソムリエと腐ガールの組み合わせかな。
夜景は真夜中じゃ綺麗じゃないんだよ。
なぜなら、みんな寝てるから。
こんなに綺麗だったということはこの辺の人は元旦でも遅くまで起きてるってことだな。{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
自分の棚/バレンタイン
{netabare}
自分が自由に棚を使ってマンガを紹介する。
作るのめんどくさいそうだけど楽しそう。
んで、みんなで競い合う。
こういうことすると、楽しく売上も伸ばすことが出来る。
それに、社員の自身にも繋がる。
カントク、お主なかなかやりおるの〜
バレンタインは腐ガールが乙女だった。{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
パンツ祭り/つもりん
{netabare}
職場の上司と同僚が付き合ってた時の衝撃、パないよな。
何か自分では不可能な事を成してるからかな。
つもりんとカントク確かにお似合い。
カントクって、中学にいた悪ガキだけど何故かモテるって感じのキャラだよね。{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
初めての投稿
{netabare}
先生、あんなに漫画は書いてるのに投稿は初めてとは意外。
私なら先に投稿して、その傍ら、同人制作すると思うな。
間に合って良かったね。
でも、女の子二人きりで一夜を共にして何もなし。
海雄、お前って奴は……{/netabare}

7話の感想 ★★★☆ 3.5
温泉/カントクの好きな人
{netabare}
ラブコメしだしたね〜
しかし、主人公と思われる海雄ではなくカントクだけど。
てか、主人公海雄だよな?
カントクのアレは照れ隠しだったんだな。
それより、カメ子が可哀想すぎる…
確かに人数的に1人余っちゃうけど…
カメ子……{/netabare}

8話の感想 ★★★☆ 3.5
先生退職!?/デートの服装
{netabare}
新人賞、一発目で担当がつくとはいい出だし何じゃないか?
デートの服装とか、正直そんなに気にしたことないな〜
おそらく海雄もその口だろ。
メガネは別だが。
雨の日の映画みたいなのは続くんだなw{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
ひおたんが風邪/2度目のクリスマス
{netabare}
なんで鍵を壊しちゃったんだろうか。
1度、大家さんに合鍵を貰いに行けばよかったのに。
あれか?好きな人が倒れていたから冷静じゃなかった、みたいな?
あと、なんでおんぶ?救急車呼ぼうよ!!
あの場合、読んでも全然いいよ!!
この作品、季節が巡るの早いな〜
またクリスマスだよ。{/netabare}

10話の感想 ★★★☆ 3.5
2度目のバレンタイン/漫喫オールナイト
{netabare}
何であんなにカントクモテるんだろうか。
カメ子もカントクが好きとは。
カメ子の立ち位置好きだわー。
まるで私の写し身だ。悲し。
カントクとひおたんもちょっと大人な青春してるね。{/netabare}

11話の感想 ★★★☆ 3.5
Gメンとソムリエの過去/キス
{netabare}
ソムリエとエロ本Gメンって、昔から知り合いだったんだなー。
それにしても、声に無理がありませんかね?
小学生にしては声が汚い笑
腐ガールは意外と大胆なんだな。
あそこで本当にキスしてるとは。
ソムリエの最後の反応は気づいているってことなのか?{/netabare}

12(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
海雄の家にて/コスプレ花見
{netabare}
女の子がゲェゲェしてたら、どんなに可愛くても、ちょっ…ってなるよねー
そういう意味では、海雄っていい人だよな。
世話やきだし、重度なオタクを除けば凄く出来るひと。
コスプレは中の人のキャラで面白かった。
つもりんはそろそろ酒癖の悪さを治さないと友達減るぞ?
馬の骨のマスコットもめちゃくちゃ出てきたな。最後の最後に店長が出てきたけど、それもギャグアニメの終わり方としては良しかな。{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2020/08/01
♥ : 6

80.1 15 クリスマスアニメランキング15位
カードキャプターさくら さくらカード編(TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (670)
4185人が棚に入れました
木之本桜は友枝小学校5年生の元気だけが取り柄の女の子。そして魔術師クロウ・リードが創ったクロウカードの主である。今日から2学期、さくらのクラスに転校生の少年・エリオルが紹介された。さくらは彼になんとなく懐かしいような印象をもつ。「初めて会った気がしないなぁ」そうつぶやいたとき、「僕もですよ」と言いながらエリオルが現れた。それをイライラしながら見ている小狼と、楽しそうにビデオ撮影している知世。クロウカードが集まって平穏な日常が戻ったかに見えたが・・・。 ある日、友枝町に不思議な雨が降った。さくらはクロウカードでこの雨を静めようとしたが、なぜか封印の鍵が杖に変わらない!
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ぜったい大丈夫だよ、の魔法

ここのところしばらく、少女マンガ原作の長編「変身(魔法)少女」アニメのレビューばかり集中的に上げていましたが、その打ち止めとして、2018年1月から新章-クリアカード編-の放送が始まった本作のレビューを更新しておきます。

・・・って、好きすぎてレビュー書けないな、これ。
仕方ないので、以前書いた「クロウカード編」のレビューを手直しして、各話評価部分だけ更新します。

この機会に、一人でも多くの方が、本作を見始められることを願って。
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◆魔法少女のフォーマットを借りた古典的な初恋ストーリー

プラチナ(第3期OP)を聴くだけで泣けてくる伝説の名作アニメ。
超絶可愛い主人公「木之本桜」の活躍を描くだけではなく、むしろ、さくらとクロウカードを集めるライバルだったはずの「李小狼」君が次第にさくらに惹かれていく過程を細かく描き出している点が、隠れた鑑賞ポイントです。
全3期70話+映画2本(但し李君の実家のある香港に行く映画はストーリーの本筋には関係なし)


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       CLAMP(『なかよし』1996年6月-2000年8月連載)
監督           浅香守生
シリーズ構成      大川七瀬(CLAMP)
キャラクターデザイン CLAMP(原案)、高橋久美子
音楽           根岸貴幸
アニメーション制作  マッドハウス{/netabare}


◆作品別評価

(1) 第1期(クロウカード編Ⅰ) ★★ 4.6 (全35話) 1998年4-12月     
(2) 第2期(クロウカード編Ⅱ) ★★ 4.6 (全11話) 1999年4-6月      
(3) 劇場版(無印)         ★  4.2        1999年8月
(4) 第3期(さくらカード編)   ★★ 4.8 (全24話)  1999年9月-2000年3月
(5) 劇場版(封印されたカード) ★  4.3        2000年7月
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総合                ★★ 4.7 (全70話)+(劇場版2本)

※なお、原作マンガ       ★ 4.4


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
※各話の右端は登場するカード(「*小狼」表記は小狼がGETしたもの)

※なお、アニメに登場するクロウカード(のち、さくらカード)の総数は、トランプと同じ53枚(劇場版第2作に登場する「NOTHING(無)」のカードも含めて)。但し、WAVE(波)・THROUGH(抜)・LIBRA(秤)の3つは名前が呼ばれるだけで実際に使われるシーンはない。

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  ※小学4年の1学期~2学期の出来事

===== カードキャプターさくら(第1期) クロウカード編Ⅰ (1998年4-12月) =====
{netabare}
第1話 さくらと不思議な魔法の本 ★ 桜の季節、カードキャプター誕生 WINDY(風),FLY(翔)
第2話 さくらのすてきなお友達 ★ 一番の親友(知世) SHADOW(影)
第3話 さくらのドキドキ初デート ★  兄の親友・さくらの憧れの人(雪兎) WATERY(水)
第4話 さくらのくたくた日曜日 ☆ お留守番 WOOD(樹),RAIN(雨)
第5話 さくらとパンダとかわいいお店 ☆ 縫い包み店ツインベル JUMP(跳) ※挿入歌「夜の歌」
第6話 さくらとお母さんの思い出 ★ 母の幻と兄・桃矢の秘密 ILLUSION(幻)
第7話 さくらの怪盗初挑戦!? ☆ 美術館、ラストで小狼初登場 SILENT(黙)
第8話 さくらのライバル登場! ★ 香港からの転校生、李家の魔法 THUNDER(雷) 
第9話 さくらとふしぎなブローチ ★★ 大人っぽい同級生(利佳) SWORD(剣)  ※相手の気持ちを察する描写が◎
第10話 さくらと花の運動会 ★★ 知世の母(園美)とさくらの両親(撫子・藤隆)の縁 FLOWER(花)
第11話 さくらと知世の大きな家 ★ 知世の困り事、さくらのブーケ SHIELD(盾) 
第12話 さくらの終わらない一日 ★ ※珍しいループ回 TIME(時)*小狼 
第13話 さくらとゾウの力比べ ★ 動物園見学 ※小狼の意外な一面が描かれる回 POWER(力)
第14話 さくらと桃矢とシンデレラ ★ 星條高校学園祭 ※同上 MIST(霧)
第15話 さくらとケロの大げんか ★ STORM(嵐)*小狼、FLOAT(浮)
第16話 さくらと思い出の虹 ★★★ 夏休み、高原の別荘地での老人との出遭い ※第1期で一番印象的な回
第17話 さくらのこわーいきもだめし ★ 臨海学校 ERASE(消)
第18話 さくらと雪兎と夏祭り ★ 予知夢、月峰神社の蛍 GLOW(灯)
第19話 さくらと夏休みの宿題 ☆ 図書館、小狼宅へ、ラストに苺鈴登場 MOVE(移)
第20話 さくらと闘う転校生 ★ 2学期開始、苺鈴転入 FIGHT(闘)
第21話 さくらのながーいマラソン大会 ★ ※さくら・小狼・苺鈴が友情を深める回 LOOP(輪)
第22話 さくらとやさしいお父さん ★ 父(藤隆)の大学訪問 SLEEP(眠)
第23話 さくらと知世とすてきな歌 ★ 音楽室の謎の歌声 SONG(歌) ※挿入歌「夜の歌」
第24話 さくらの小さな大冒険 ☆ 『アリス』モチーフ回 LITTLE(小)
第25話 さくらともう一人のさくら ★★ カードの災い、ラスト観月先生登場 MIRROR(鏡)
第26話 さくらと不思議な先生 ☆ 観月先生転任 MAZE(迷)
第27話 さくらと思い出の神社 ★ 桃矢と観月の過去 RETURN(戻)*小狼
第28話 さくらとおまじないカード ★ 危険な攻撃カード SHOT(撃)
第29話 さくらのあまーいクッキング ★ 学校でケーキ作り SWEET(甘)
第30話 さくらとケガをしたカード ★★ 6年生の陸上少女、チアリーディング DASH(駆)*小狼
第31話 さくらと名前のない本 ☆ さくらvs.怪獣 BIG(大)、CREATE(創)
第32話 さくらとケロと小狼と ★ 小狼とケロちゃん入替り回 CHANGE(替)
第33話 さくらのさむーいアイススケート ★ FREEZE(凍)*小狼
第34話 さくらと雪兎と昼の月 ★ 友枝町クイズラリー、満月の夜の災い ※挿入歌「ヒトリジメ」
第35話 さくらのすてきなクリスマス ★★ 遊園地デート FIRERY(火){/netabare}
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★★★(神回)1、★★(優秀回)5、★(良回)22、☆(並回)7、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.6

OP 「Catch You Catch Me」
ED 「Groovy!」


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  ※小学5年の1学期の出来事

===== カードキャプターさくら(第2期) クロウカード編Ⅱ (1999年4-6月) ======
{netabare}
第36話 さくらと雪の新学期 ☆ 進級、新担任(観月先生) SNOW(雪)
第37話 さくらと消えた知世の声 ★★ コーラス部発表会 VOICE(声) ※挿入歌「友へ」「しあわせの魔法」「やさしさの種子」
第38話 さくらの楽しいいちご狩り ★ 遠足回 LOCK(錠) ※挿入歌「プリズム」
第39話 さくらのふらふら熱曜日 ★★ さくらの風邪 ※ミラー再登場回 CLOUD(雲)
第40話 さくらと夢の中のさくら ★★★ 4人の休日デート、東京タワーと予知夢 DREAM(夢)*小狼 ※挿入歌「ヒトリジメ」
第41話 さくらと小狼と砂の海 ★ 学芸会稽古 SAND(砂)*小狼
第42話 さくらのまっくら学芸会 ★★ 学芸会当日、さくらの心の中にいたカード DARK(闇)、LIGHT(光)
第43話 さくらのさよなら苺鈴 ★ 苺鈴と小狼の過去、苺鈴香港帰国 TWIN(双)
第44話 さくらとケロと不思議な先生 ☆ 弓道大会、もう一人の守護者(ユエ)、この世の災い? EARTHY(地)
第45話 さくらと最後のクロウカード ★ 最後のカード封印、選定者ケルベロス&審判者ユエ、最後の審判
第46話 さくらと最後の審判 ★ 続き、この世の災い、月の鈴、星の杖、クロウ・リード ※脚本・演出の古さは残念{/netabare}
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★★★(神回)1、★★(優秀回)3、★(良回)5、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.6

OP 「扉をあけて」
ED 「Honey」


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  ※小学4年の冬休み(第1期と第2期の間)の出来事

============ 劇場版カードキャプターさくら (1999年8月) =========

全1話 ★ 4.2 {netabare}香港渡航編 ARROW(矢){/netabare} ※1時間22分

主題歌「遠いこの街で」


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  ※小学5年の2学期~3学期の出来事

=== カードキャプターさくら(第3期) さくらカード編 (1999年9月-2000年3月) ===
{netabare}
第47話 さくらとふしぎな転校生 ★ エリオル君転入、カードの異変
第48話 さくらとめざめた星の鍵 ☆ 続き、星の力、さくらカード FIRERY(火)
第49話 さくらとキケンなピアノ ★ さくらのお見舞い SONG(歌) ※挿入歌「やさしさの種子」
第50話 さくらと小狼とみえない糸 ☆ 縫いぐるみキット購入、エリオルと仲間達 SWORD(剣)
第51話 さくらと大きなぬいぐるみ ★ 手作りくまさんの渡し先 JUNP(跳)、FLY(翔)
第52話 さくらのひつじ注意報?! ★ 知世の新携帯とアドバイス ERASE(消)、POWER(力)
第53話 さくらとパニック自転車 ★ さくらとカードの絆 DASH(駆)他9枚
第54話 さくらと思い出のカレンダー ★ 母の花のプレゼント、父と曽祖父の和解 FLOWER(花)
第55話 さくらと不思議の国のさくら ★ 『アリス』モチーフ回2 BIG(大)、LITTLE(小)
第56話 さくらとケロのお菓子な出会い?? ☆ 友枝小バザー騒動 SLEEP(眠)
第57話 さくらと小狼とエレベーター ★★ テディ・ベア展(4人デート回) FLOAT(浮) ※挿入歌「気になるアイツ」
第58話 さくらと二人の大ピンチ ☆ 仮の姿に戻れない守護者達 BUBBLE(泡)、SHIELD(盾)
第59話 さくらと知世とボールの罠 ★★ エリオル&知世のアドバイス SHADOW(影) ※挿入歌「夜の歌」
第60話 さくらと大切なお友達 ★★ 小狼と苺鈴の約束 FREEZE(凍)
第61話 さくらとカードとプレゼント ★★ カード達への感謝 ※ミラー再々登場回 MIRROR(鏡)、MIST(霧)他4枚
第62話 さくらと不思議なおみくじ ★ 月峰神社(初詣、予知夢) DREAM(夢)
第63話 さくらとプールと大きな波 ☆ 室内プール騒動 WATERY(水)
第64話 さくらと吹雪のスキー教室 ★★ 雪山合宿、エリオル君の苦手なもの TIME(時)
第65話 さくらと雪兎と消えゆく力 ★ 映画撮影、桃矢の献身(ユエ回復)、さくらの決心
第66話 さくらの一番好きな人 ★★★ 星條高校文化祭、さくらの一番の人 MAZE(迷)、ILLUSION(幻)
第67話 さくらと小狼と月峰神社 ★★ 手作りマフラー、月峰神社の夜祭 WOOD(樹)、THUNDER(雷)、GLOW(灯)
第68話 さくらと過去とクロウ・リード ★ 桜の神木(過去遡行)、クロウとの会話、エリオルの正体 SNOW(雪)、RETURN(戻) ※挿入歌「見えない地図」
第69話 さくらと現れたクロウ・リード ★★ 最後の試練、告白 CLOUD(雲)他7枚
第70話 さくらと本当の想い ★★★ エリオルの意図と予想外の出来事、名前のないカード、空港での別れ{/netabare}
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★★★(神回)2、★★(優秀回)7、★(良回)10、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★★ 4.8

OP 「プラチナ」
ED 「FRUITS CANDY」


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  ※小学6年の夏休みの出来事

=== 劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード (2000年7月) ===

全1話 ★ 4.3 {netabare}友枝町なでしこ祭、さくらの返事 NOTHING(無)のカード+名前のないカード=HOPE(希望){/netabare} ※1時間22分

主題歌「明日へのメロディー」

投稿 : 2020/08/01
♥ : 8
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