不良おすすめアニメランキング 63

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの不良成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2023年06月03日の時点で一番の不良おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

63.4 1 不良アニメランキング1位
池袋ウエストゲートパーク(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (153)
517人が棚に入れました
東京、池袋の西口公園。通称“池袋ウエストゲートパーク"近くにある果物屋の息子・真島誠(マコト)は、ヤクザ絡みの犯罪やギャングの縄張り争いなど、警察では手出しできない難事件を次々に解決する“池袋のトラブルシューター"と呼ばれていた。有象無象な人間が集まる池袋の中で、組織に属さず、誰にでもフラットに付き合うマコトの元には、常に危険で刺激的な依頼が舞い込む。「誰にでも優しい街、愛と平和の池袋。…そう、池袋は最高だ」今日も池袋の秩序を守っていた彼のもとに、街の平和を揺るがす厄介な事件が持ち込まれる――。

声優・キャラクター
熊谷健太郎、内山昂輝、土田玲央、木村昴、花江夏樹、小林千晃、村瀬歩、新垣樽助、小野賢章、木村良平、諏訪部順一、津田健次郎、櫻井孝宏、檜山修之、甲斐田裕子

waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ブクロの多次元化にあなたはついてこれるか

【First impression】
 うお! スタッフロールに窪塚洋介出てるじゃん! ってなった。さてどの話で出たでしょう。なんてプチクイズしてもドラマのIWGPを観ていた人にしか刺さらないだろう。
 でも、ちょっとアニメで声聞いたのが初めてで戸惑ったし、んん? ってなってスタッフロールを観返さないと確信持てなかったわけだけれど、ちょっと嬉しかったよね。友情出演的な? 大人で出てたからもしかしたらこの話は過去を扱ったものではなく、今の今を扱っているんじゃないかって。そう思ったよね!

【Story synopsis】
 池袋にはキングと呼ばれる人がいる。カラーギャングとして居場所のない少年たちを束ね、まとめ上げるそのカリスマ性からキングと呼ばれるようになった。
 池袋にはまだ大人になり切れていない少年少女が事件に巻き込まれたりする。そんな少年少女たちが最後にたどり着く池袋のもう一つの顔がトラブルシューたーと呼ばれる真島まこと。キングとも仲が良く多くの人間に好かれ、警察とも顔なじみでもある。
 そんな池袋にある日さらにもう一人のカリスマ尾崎キョウイチが登場しレッドエンジェルスというカラーギャングを結成する。
 Gボーイズとレッドエンジェルス二つのカラーギャングは対立こそしないが、一つの場所に二つの勢力が登場することになった。
 池袋という袋小路に迷い込んだ少年たちの物語は様々な事件を巡り、少しづる拗らせていくことになる。

【Staff】
 制作会社       動画工房
 監督         越田知明
 シリーズ構成      志茂文彦
 キャラクターデザイン 谷口淳一郎
 
 動画工房さんはなんかこう日常系なイメージがありました。『月刊少女野崎くん』『未確認で進行形』などのイメージが個人的に強く残っているからだと思われます。だからといって日常系以外をやってないってこともないようでした。
 ちょっとイメージが違いましたが全然問題なかったですね。無難に仕上げたと言っては何ですが、良い作品でした。
 監督は『イエスタディをうたって』で演出を数話担当していた越田知明さん。7話目の演出やっている時点で信頼度は折り紙付きです。あの微妙に変化していく関係を上手く表現していました。
 志茂文彦さんは『フルメタルパニック』『CLANNAD』と京アニで仕事をやっていた頃もありつつ動画工房では『未確認で進行形』で動画工房とも仕事をしていました。こちらも実績を見れば折り紙付き。今期は『無能なナナ』と2作品を担当していますね。脚本を書かせると伏線をそっとでもちゃんとわかるように置いてくるので、分かりやすく的確に内容をりかいさせてくれる印象があります。
 そして最近どこにでも出てきている印象の谷口淳一郎さんがキャラデザでございます。多分好きなんだろうなって感じてきました(笑)。

【Review】
 池袋駅はJRでは山手線、相鉄線、埼京線、川越線、湘南新宿ラインがあり、他にも私鉄で東武鉄道の東上本線。西武鉄道の池袋線、西武秩父線。東京メトロの丸ノ内線、有楽町線、副都心線と多くの路線が入り混じり乗り入れている駅です。多くの人に利用され、賑わっています。
 この駅は行ってみると分かるのですが、駅舎が南北に伸びており、駅舎を境に東西でエリアが分かれています。そして発展にも違いがあり、やや東口の方が商業施設が多く、それだけ人が多いです。
 逆に西口は商業施設もありますが、飲み屋やキャバクラとか風俗街もあり、やや怪しい雰囲気を醸し出しています。どちらかというと、ですが。
 池袋の中華街というのも横浜に次いで有名ではないでしょうか。
 同じ池袋を題材にした『デュラララ!』という作品では、よりいっそう雑多な雰囲気が出ていると思います。様々なものが入り混じった街。都心と地方との境界線、首都圏スプロールのスタート地点。ここはそんな街。ここで起こる事件はいつでも起こるかもしれないし、もう起こっているかもしれない。だから石田衣良はここを題材に取り上げたのかもしれない。まぁただ単純にカラーギャングを題材にするならブクロっしょ! みたいなノリかもしれませんが。
 
 まぁ最初は懐かしさから見始めますよね。お歳がバレてしまいそうですが、まぁ多くの人が当時のドラマを楽しみにしていただろう。ドラマの脚本は宮藤官九郎。このドラマで脚光を浴び一躍時の人になったような記憶があります。ギャグとシリアスの配分と構成、そしてスピード感どれをとっても一級のエンターテイメントでした。原作から離れてまた一つの独立した作品といった方が多分しっくりくるし、小説の方が楽しい! っていう人はマイノリティに属してしまうのではないでしょうか。
 かく言う私も原作も読みましたが、いやぁ実際ドラマの方が面白いです。違った面白さはあり、無理矢理にでも天秤にかけた場合は圧倒的にドラマに傾きます。それだけ面白かった。(懐古厨かもしれん。どっちも昔だけれど)ドラマを観なくなって久しいですが、やっぱり今でもあれ位の面白いドラマってやってるんですかね?

 どちらをアニメ化するのかっていうのは一つの見どころでしたね。結果は小説を意識した作りだったように思われます。
 というか、新しいIWGPを作るぜくらいの感じだったのではないでしょうか。
 ドラマのようにその場の臨場感を前面に出して、あたかも自分もGボーイズになったような巻き込まれたような感覚にさせるよりも。
 小説のようにできごとをそのまま見せる。どちらかと言えば客観的に見せているように感じられました。なので、“今さらIWGPやってもね”みたいな事は全くないです。そんなの1話目の冒頭で語っている。まことは言う『誰もがルールやマナーを守り、道行く人はみんな笑顔で幸せそうだ』そこで歩行者がぶつかられて怒っている顔と迷惑そうにしている顔の通行人たちを映し出す辺り分かりやすい。“真島まことには共感できんぞ、気をつけてみるんだぞ”って。皮肉が効いてて冒頭から笑ってしまいました。
 そして、スポットライトから登場したキングのキャラデザの時点で完全に察する。これはドラマのIWGPではないんだと。

 ここまで書いてきてなんですが、そこまで良質なアニメーションではないのかもしれません。もちろん悪くはない。絵が動くことの面白さという点においては、多くの作品の中に埋もれてしまう事でしょう。
 アニメであることの必要性っていう点ではやや足りないと感じました。フィクションのなかで感じられるリアリティーが欲しい。んで足りないのはフィクションであることが必要かなと、それは撃たれても刺されても死なないとかではなく、表現のなかににじませても良かったのではないかというところ。もちろんこの物語を小説に寄せて書き起こし現代に則して変更点を加えオリジナリティを出したのも素晴らしいと感じます。
 時間のないなかどこまで作品の内部構造を作り込めるかどうか、そして今回はあまりそこに上手くたどり着けなかったのかもしれません。
 答えがないだけに難しいのですが、池袋という街の雑多感を出したドラマの『IWGP』と『デュラララ!』。小説に寄せて制作された(これは個人の感想です)本作の『IWGP』。果たしてどちらが“本当”の池袋を映し出すことができていたのでしょうか。

 まだ未視聴の方は是非、同じ池袋という土地でどう感じることになるかを楽しみにしてみてください。視聴済みの方はどっちだったでしょうか。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 5
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ブクロ再考

原作読んだ気がする ドラマも観たよ

ちなみに自分若かりし頃のホームは渋谷。新宿通り越しての池袋はアウェー感が漂います。

ドラマと比較してどうとか
20年前のものをいまさらとか

これはもうしゃーないですね。なるべく先入観を廃して向き合えるよう努力します。
なにせ9階から落ちても生きてる人を筆頭に迸りまくった才能が集結していた実写作品。相手が悪い。
時代性も考慮しなければいけません。当時の治安の悪さと今の治安の悪さって似てて非なるものですからその温度感も出せるのか。

ドラマの残像が色濃く残っているものの、原作小説は完結せずに続いているのがミソですね。

 原作準拠

つまりドラマのアフターの物語も連綿と続いてるってわけですからスマホが出てくるのは当然だくらいで思っといたほうがよさそうです。
Gボーイズのキングであるタカシの設定は窪塚クンのより原作に寄せてるそうなのでこれを楽しんじゃえばよろしいかと。
ちなみに…なんのこっちゃで原作知らねーよな方もいらっしゃるでしょう。一言で池袋を根城にしてる悪ガキたちのお話です。アンダーグラウンド群像劇。

タカシ(CV内山昂輝):カラーギャング“Gボーイズ”のボス。通称キング。
マコト(CV熊谷健太郎):実家の青果店の手伝い。おせっかい屋。タカシのダチ。

核となる二人だけ覚えといて、そこから広げてってください。ドラマとの違いを楽しむもよし。ちなみに加藤あいや酒井若菜に相当する娘さんは出てこないです。


それでは本編。
正式名称:池袋危険ドラッグ吸引RV暴走死亡事故

なんてのが2014年ありました。キメたDQNが車で突っ込み飲食店店員の中国人女性が亡くなられた痛ましい事故です。それまで脱法ハーブとか脱法ドラッグと言われてたものが“危険ドラッグ”と改称するきっかけにもなりました。

そんなのを彷彿とさせる第1話から物語はスタートします。よりによって池袋というのが不謹慎ながらリアリティを感じさせる立ち上がり。薬物の蔓延といった時代性や中国人という地域性を捉えてます。
とりわけChineseとブクロは切っても切り離せず、描かれ方は置いとくとしても“技能実習生の待遇”〝残留孤児の反社化”“農村戸籍”などに踏み込んでちょっぴり社会派アニメにもなってたりしました。

個性のぶつかり合いが強烈な光を放った実写と分けて考えないとね(2回目)。1話完結型として脚本が練られているのか、タイプの違うエピソードが振り分けられていてこれはこれで良いよって感じです。

ただし期待していた現代風アレンジはボヤけてます。
チーマーの流れからカラーギャング。まさにこの集団をフォーカスしてるんですけど、ここから半グレと入れ替わってその半グレの勢いも削がれてるよね、が今。小道具にスマホなど現代を舞台にしてるように感じるわりにはズレがあります。
あとは見ためがダサい。作画がどうとかではないです。ストリート系のオサレっぽさ、せめて雰囲気でもほしかったのにスーツだったり、普通にチノっぽかったり。スカジャンもやっぱり違う。さらにそこに群がる女性が皆無なのもなんだかなぁ。時代性云々関係なく女っ気ないのが嘘くさい。

隠すけど各話ピックアップ
{netabare}・動画投稿(第3話)
・技能実習生(第5話)
・いわゆるヘイト(第9話){/netabare}
テーマは現代的で各エピソードの流れも自然でよくまとまっているんですが…

 {netabare}縄張り争いしてる若者たち{/netabare}

しっくりきません。今はみかじめもしんどいとこあるみたいですし。シノギが変わってきてる2020年代のリアリティに欠けます。
そんなの無視してエピソードだけみればそれなりに楽しめる全12話のやや短め群像劇です。



※ネタバレ所感

■(余談)リスクの許容

「運があれば毒を盛られても生きのびる。 見放されれば瓦が落ちてきても人は死ぬ。」

{netabare}○tuberのおデブちゃんが落差あるエスカレーターを転げ落ちて平気だった次の回でしょうもない階段で転げて死亡する不良のリーダー。{/netabare}

 {netabare}ゼロか100は無いからどのへんまでリスクを許容するか?

これと向き合った2020年を振り返り。ゼロリスク思考の傾向が強い日本人だからこそきちんと考えたいポイントでした。はい、デブの転倒からそんなこと愚考してました。{/netabare}


■新中華街?

北口では本場の美味い中華にありつけます。が雰囲気は西口東口とはだいぶ違います。Chineseの街。

{netabare}第5話 ドラゴン・ティアーズ
第9話 憎悪のパレード

いずれもChinese絡みの時事的なネタを放り込んできてました。いろいろ言いたいことあるけど止めとく。ただよくぶっこんだと思う。{/netabare}

アンダーグラウンドの話を作ろうと思えば、華僑系列を無視してつくると不自然になってしまう現状がいいんだか悪いんだか。

{netabare}第5話クーちゃん(CV諸星すみれ)のなんて、なんとなくいい話風に終わってますけど現実社会なら日本の福祉にたかる為に親類縁者一族郎党を日本に呼び寄せて保険適用させて手術するのでしょう。

第9話外排会とカウンターなんて、まんま在特会としばき隊の構図だったのでどう反応したらいいのか。…コメントに困る(^_^;) 対外的には勝てる判断と負けない判断とのどちらかが重要なわけでそこ見誤らないようにしましょう。ってとこでしょうか。{/netabare}

移民なんて20年前は今ほど関心は高くなく、むしろお目こぼしするぐらいの寛容さがあったわけです。
それが結局のところ、弱者が騒いでそれに便乗する人たちが増長してしまうと、こちらも断罪するしかなくて寛容さは失われるんですよね。不幸なことですよ。



なお、今更ですがI.W.G.Pは池袋ウェストゲートパーク、西口公園のことです。新日本のベルトじゃないよ…って20年前も言ってたやついるでしょ?
そして駅の反対側には東口公園ならぬ東池袋中央公園がサンシャインシティに隣接してたり。知ってる人も多いでしょうけどサンシャインシティは巣鴨プリズン跡地であり、絞首台跡地が公園となってます。
 
 永久平和を願って

公園に鎮座する碑に刻まれた文言もこれに落ち着くまで二転三転したとか。なんでも碑を建立するって段階で市民団体が反対し違憲訴訟を起こした40年前。


今回観たアニメ作品は20年を経て時代との乖離を感じさせるものだったのに、こういうところの伝統芸は変わらないのよね。


{netabare}※一番高揚したのが第7話特殊EDの『忘却の空』。結局ドラマの呪縛を断ち切れませんでした!{/netabare}


  ブクロ サイコー!?



視聴時期:2020年10月~12月 リアタイ   

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2020.12.27 初稿
2021.09.24 タイトル修正

投稿 : 2023/06/03
♥ : 33
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

オレがIWGP王者だ!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
自分のプロレスを信じていた。オレがIWGP王者だ!、、、いや、それ、武藤敬司と高田延彦の話だから。IWGP違いだから(笑)

い(I)けぶくろウェ(W)ストゲ(G)ートパ(P)ークの原作は1998年に刊行された石田衣良さんの小説。2000年にはドラマ化もされたということで、とても有名なタイトルですね。

描かれるのは、池袋を舞台にしたカラーギャングの抗争。池袋の「王者」を決める戦い。また、様々な人の「悪」「悲しみ」。

私は学生時代を池袋で過ごし、それが大体2003~2007年くらいだったけど、、、「池袋は平和でした」(笑) 池袋に詳しくない人、怖がらないで下さい(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
私は原作も読んでないし、ドラマも観ていないので、そことの関係は分かりません。ただ、観ていてなんとなく思うのは、「現在の池袋」で「池袋ウエストゲートパーク」をやってみたという感じなのかな、と。

YouTuberやらワイヤレスイヤホン、社会問題をみても、これは現在の池袋。

デュラララのように分かりやすいファンタジーでもなく、だからといって、徹底してリアルを追求したわけでもない。謂わば、ふんわりリアリティー。私は池袋愛に溢れてますから観ましたが、池袋に何の興味もない人はどうなんでしょうね? 面白いのかな(苦笑)?

個人的に一番印象に残ったのは、シングルマザーの話。それが正しいか間違っているかは別(各自が考えればいい)として、綺麗事で終わりがちなアニメの中で、児童養護施設に一時預かりという解決策を提示するとは思えなかった。アニメとして新しいと思った。

逆に、足折られた話は綺麗すぎたし、我が子を失った父親の話は世知辛すぎて、あまり好みではなかった。好みが逆の人もいるだろう。それだけ、1話ごとに色が変わった。

本作でやりたいことは、現代社会の抱える問題を、「ガキ」の目線から描きたいんだろうな。そして、最終話にあった、「ガキが自分で結論出そうとしてんだから任せろよ」という、メッセージ。

最後の池袋抗争が、多くの人がイメージする「IWGP」っぽさで、エンタメ作品になってるけど、それまでが社会派アニメになってるから、そこのねじれが気になった。もしかしたら、宮藤官九郎さん脚本のドラマと、石田衣良さん原作の小説なのかもね。よくわらんがw
{/netabare}

【実際の池袋西口公園(2000年代)】
{netabare}
私が大学に通っていた時、毎日のように通っていた池袋。池袋から数駅の所に住んでたからね。

はっきり言って、こんな危険なことはなかったです(当たり前w)。まあ、1回、北口で中国人死んでたけど(本当)。

確か、カラーギャングが流行ったのって、1990年代~2000年代の最初の方くらいでしたっけ?

私が池袋にいたのは、2000年代中盤でした。

朝の西口公園は、本当にのどかで。ホームレスと小学生。ホームレス人達が将棋を指している脇を、私立の制服をばっちり決めた小学生が登校していく。

昼の西口公園は、本当に爽やかで。学生と社会人。立教大が歩いてすぐのところにあるんで、学生達がワチャワチャしてたり、サラリーマンやOLがランチを食べたりしていました。

夜の西口公園は、本当に賑やかで。ストリートミュージシャンとダンサー。毎日、5~6組はストリートミュージシャンがいて、その脇の東京芸術劇場の丸い窓の反射を利用し、ダンスの練習に励む若者。チャラチャラしているというより、結構ストイックに踊ってと印象がある。

深夜の西口公園は、本当に怪しくて。カップルと酔っぱらい。あと、埼玉の家出少女と、それをナンパするチャラ男。多分、この姿が、皆がイメージする西口公園かな。

いくつかのレビューで書いてますが、私は池袋が好きなんですよね。池袋の良さは、「垢抜けてない都会」です。施設は近代的ですが、基本、田舎者集まってますから。渋谷や新宿みたいな本物の都会じゃないんすよ。それが居心地良かった。

あと、「来るもの拒まず」という街の気がします。人を選ばない街、それが池袋。

私にはこっそり夢があって、いつか仕事を辞めて時間が出来たら、また東京で数年暮らしたいな~と思っているんです。そん時の拠点は、池袋と心に決めているんで、あまり池袋を腐女子の街にしないで下さいね(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ウソつけ(笑) 池袋、とりあえず懐かしいな。まあ、今はオタクの街になってるけどな。北口、よく呑みにいったな~。

2話目 ☆3
誰もが自由にしたいことをする、それが池袋、には同感。てか、嫌ならバイト(仕事)辞めれば良い。別の店で働こうぜ、池袋にこだわらず。違約金、めっちゃ違法やん。法に訴えようぜ。西口と東口なら、東口の方が勝ち組だろ、絶対(笑) ちなみに私は、北口派(笑)

3話目 ☆3
YouTuberがいる時代か。少し捻れてる? 私は頭がステレオタイプだから、YouTuberに対してあんまり良いイメージはない。グルかな? カラーギャングのちゃんと怖いところも出していった方が良いよな。

4話目 ☆2
4対1なら負ける世界。正直に言ったか。おっさん
可哀想だな。孫のことは、難しいけど、う~ん、難しい。てか、この話、必要か?

5話目 ☆3
自主制作映画。派閥争い。

6話目 ☆3
まあなんというか、戦争とかシャドウとか、ちょっとリアリティがないんだよな。黒夢。

7話目 ☆4
まあ、実際、キツいだろうな。まさかの千川(笑) 要町にいたから、隣街だw 風俗。DV。若いシングルマザーの苦しみ。子供を捨てるという選択肢。分からんな、難しい。風俗で稼ぐことも手段の1つだとは思うけど、それをどう感じるかは、本人次第か。

8話目 ☆3
政治が絡む話は、あまり好きじゃないな。池袋の変容というのは、確かにだな。元々、吹き溜まりみたいた街ではあったしな。シャドウ超強いな。

9話目 ☆2
目には目を、というのは、ある意味真理だしな~。犯人にも事情が。難しいところだな。被害者にとっては、加害者の事情なんて関係ないしな。修復的手法、ね。でも、例えば自分の肉親が殺されたら、何があっても許せないけどな。

10話目 ☆


11話目 ☆3
池袋抗争。こんなに危なくないけどな(笑) 池袋なんて防犯カメラつきまくりだから、真実は明らかになるのでは? 警察に任すのも、1つの手。

12話目 ☆3
う~む、なんかこう、バタバタっと終わったな。最後、少女が刺すくだり、必要か?
{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 21

64.3 2 不良アニメランキング2位
SHAMAN KINGシャーマンキング(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (110)
440人が棚に入れました
“SHAMAN KING"それは、森羅万象を司る星の王。神や霊と交流できる「シャーマン」と呼ばれる者達が、500年に一度「シャーマンファイト」でその座を争う。そんなシャーマンの一人である少年・麻倉 葉の、シャーマンキングを目指す戦いが、2021年4月、完全新作アニメーションとして今、始まる。

声優・キャラクター
日笠陽子、小西克幸、林原めぐみ、犬山イヌコ、朴璐美、高口公介、田中正彦、高木渉、うえだゆうじ、中島愛、高山みなみ、水樹奈々、宮園拓夢、観世智顕、根谷美智子、櫻井トオル、日高里菜、森田成一
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

最初の数話以外はずっと適当。

人気作なので期待して4.5クール見続けたが...。

{netabare}
1.VS道蓮、シャーマンファイト予選
2.ハオ登場、シャーマンファイト
3.シャーマンファイト辞退以降
4.VSハオ
5.総括

1.
このパートだけがこのアニメの面白かった部分。
この頃は次々と主人公のレベルにあった強敵が現れ、それを主人公が気合などで乗り越えていくという、ジャンプの王道漫画を感じさせられる展開で面白かった。
それぞれのキャラが戦う理由や、持霊の話まで、掘り下げもこの頃はかなり丁寧。
そんな中で特に道蓮という、主人公と競り合ういいライバルもいて、戦闘が熱かった。

2.
予選通過後はかなり微妙。主人公達がちゃんとした過程もなしに急に強くなりすぎていてこの時点で面白みに欠ける。
この辺結構記憶曖昧だけど、確かそんなんで基本的にシャーマンファイトも特に苦戦無く無双していってと言った感じで全く面白くない。
シャーマンファイトに入って以降は道蓮みたいなライバルもおらず...。
ハオは極端に強すぎるせいでライバルと言う感じがしない。
全く面白くない戦闘をgdgd続けていっていただけの印象だった。
基本的にどっちかが圧倒して終わりだから本当に面白くない。

3.
これはもはや何がしたいのか。シャーマンファイトの外での殺し合いも、そのあとのシャーマンファイト辞退も冷める展開でしかない。
主人公もずっと冷めた感じで戦う気がなくて物語の主人公としては最悪。
主人公が不快、というより好きなキャラが一人もいない。
この辺は王道から外したせいでかなりつまらなくなっていた印象。

4.
滅茶苦茶。この頃になってくると主人公側の力関係もいつの間にかよくわからないことになっていたり、なんでこうなった?感がすごい。ハオも主人公も実力差のせいであまりやる気がなく冷めきっていてつまらない。
インフレ漫画と聞いていたけど、ほんとにインフレでここまでつまらなくなってるとは。
そんなんでgdgdして最終決戦に入るけど、最終決戦は一番酷い。
パッチ族と戦っていく、と言う展開自体はいいと思ったが、戦闘がダイジェストすぎる。味方側に蘇生と言う要素があるせいで全く緊迫感もない、っていうか蘇生とか以前に一瞬で倒して終わるし。
で、最後はハオと戦わずに終わり。えぇ...。

5.
終盤になるにつれて持霊の存在感が薄くなり、ライバル的存在は消え、主人公のやる気もなくなっていき、変なキャラは増えていき...とつまらなくなる一方だった。打ち切り漫画と言うのも納得のつまらなさ。ノリ(特に下ネタ)も寒いし、キャラも寒い、好きになれるキャラもいない。主人公側の人たち全員に見せ場があるんだろうなって思ってたけど、基本的に主人公以外に見せ場はなし、特にホロホロ、竜、ファウストはかなり空気。蓮以外全員使い捨てキャラ並みに何もない。ジャンヌとか登場時はすごい空気感だったのにね。
まあ、もっと酷いのは持霊だけど。阿弥陀丸すら終盤完全に空気。

評判に騙されて4クールも見てしまって後悔。最終回後にはなんだかんだ見て良かったなって思えるだろうって思ってたけど、最後までしっかりとつまらなかった。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話
思ったより展開早い

2話 
阿弥陀丸を逃がそうとするところいいし、阿弥陀丸が主人公を庇おうとするところもいい。

3話
テンポめっちゃ速い。パイロンかっこいい。最後のシーン良かったなぁ。

4話 
刀折るのか...あの回想いる...?
最終的に不良仲間が竜を倒すのはいい展開だと思った。
戦闘も展開もくどいな。今回微妙

5話
初代OPいいね。

6話
VSホロホロ主人公苦戦ばっかじゃなくて相手に優勢な時もあるのはいいね。
ピリカかわいい。

7話
VSファウスト8世。
やっぱ展開早すぎてまん太の回想とかもあんまり感動できないな。
ファウストの過去哀しい。かっこいい。

8話
まん太に関わらせないために厳しく言ってるのかな。たまおかわいい。

9話 
シルバのキャラやっぱ好きだな。錬と再戦。
熱血系ばっかだからこういうのは新鮮だ。
試合熱くてよかった。

10話
VS謎バンド。卑怯だなw

11話
おやじつっよ。ノリで消える振りするなw 道順すこ。

12話
意味不明な攻撃をする父。リーゼントいつの間にこんなに仲良く。
結局協力じゃなくて道一人で勝つのか。

13話
コナン声優多い。りりらら退場かぁ...。

14話 ☆3
マウント厨緑髪。1VS2w インフレが...w 探索専門かな。
主人公いつの間にこんな強くなった? いや主人公急成長しすぎだろ。
主人公もなんかイキリだすし ハオって主人公なのかなぁ

15話 ☆5
ハオがラスボスか。千年も生きてるの?アンナつっよ。
アイヌ設定きちんと生かされるのか。熊結局死ぬのかよ。

16話 ☆2
何か滑ってる展開だなぁ。敵の仲間討ち。
こいつ血吸われても大丈夫なのか?? 史実じゃんw 

17話 ☆4
なぜかこのタイミングでリュウの回想。こいつ髪おろせるのかw
第三勢力? 事故でチームメイト21人死んでるのか...w 
いや何で殺すのを阻止しようとしてるんだよ。
主人公がしょうもない。

18話 ☆6
かなり間開いたな。あいつ死んでも無反応かよw
ああ、生きてた あの光が結局何なのかわからん。

19話 ☆5
なんでファウストと普通に話せるようになってんだよ。
捨て枠かよこいつらw

20話 ☆6
過去回結構いいな。けどノリがほんと寒い。
あの能力は無理があるくないか。

21話 ☆7
ゆずかよw リーゼント髪型変わると分かんねえなw
主人公冷めすぎててつまらん。妙に達観してて気持ち悪い。
X-LAWSの子かわいい。けど能力がダサい。

22話 ☆4
ファウスト何で優しくなってんだw この噛ませ感w
ほんと主人公がつまらない。

23話 ☆2
ほんと何でこんなぬるい奴らに。
なろう系無双より見ていてイライラするわこれ。
挑発に乗ってるじゃんかw 意外と冷静とは...

24話 ☆1
すごく今更だけどOPのルビが面白いな。欺瞞とかいて"きぼう"とか。
舐めプばっかだな。浮力インフレしすぎだろ。
冷めたイキリキャラばっかできつい、きつめのなろう系と同じタイプのきつさだわ。いい奴がこのイキリに殺されるのは不快でしかない。
無敵のバリア(フラグ)

25話 ☆5
EDENS ZEROはだんだん面白くなったのにこれはくそつまらなくなったな。
何で普通に釣りやってんだ。ほんとこの気の抜けた主人公嫌いだわ。
1話と繋がるのか。

26話 ☆7
いや、死ぬだろw インフレしすぎだろ。葉の父VS錬は面白かった。

27話 ☆3
夕方なのに服装エロい これ死ゾ レンが霊になる展開か?
シャーマンファイトの外で殺し合いしまくるのつまらんわ。

28話 ☆2
OPいいな。なるほど、兄を殺したから油断したのか。
けど同一人物なのにあの日のレンはもういない、で済ませるのは違うでしょ。
こいつが悪役風に描かれるのおかしい。ファウストの強キャラ感。
そりゃ死ぬわな。
どういうことだよってむしろ近くにいたのに守れなかったお前のせいだろw
2000ぐらいから5万まで上がるってインフレだろ
25回死にかけて治療すれば最強になれるじゃん
だから死にかけたのお前らの方が責任でかいだろ、何で態度もでかいんだよw
レン死んでるだろ アニソンっぽくないED 

29話 ☆4
ハロウィンにぴったりのオーバーソウルだな。

30話 ☆3
これ過去回か。

31話 ☆3
下ネタほんとつまらん、寒い。不快だわ何もしてないのにビンタしたり

32話 ☆4
いちいち入る下ネタが気持ち悪すぎる。

33話 ☆1
キャラが最悪。暴力ヒロインはゴミ。
このアニメ本気で今期ワースト3レベルでつまらんわ。新ED?
あほくさ、誰が感動するんこれ。さすが打ち切り作品。

34話 ☆1
クソアニメの時間。OPとEDはほんと最高なのに。
滑り芸がほんとに気持ち悪い。唐突すぎる謎戦闘。デザインさっむ。

35話 ☆2
昔の仲間死んだシーンあっさり流しすぎでしょw

36話 ☆1
は? この作品の倫理観どうなってんだよ。
先にやってるほうがやべーだろ。
草、あいつらをポンポン頼るの面白くなさすぎだろw 
こいつ死んでもまったくシリアスになってないのもw
イキリきっつ 深刻な場面で冷めてる。
コナンもイキリきついわ。

37話 ☆0
殺したことを正当化するとかマジでこのアニメどうなってんの?
いや父は普通にここで成仏させてやれよ。マジで意味わからん
今期一見るのが苦行なアニメ。

38話 ☆3
OPは神。なんであいつと一緒に飲んでんだよ。
主人公、助けてもらっといて契約破りとかゴミだろ。Marcoが正論だろ。
いきなり変なノリ挟むなや。クソ展開。インフレしすぎだろ。
Marcoの方が主人公だわ。同類だろ。ちびまる子だけ笑ったわ。
最後ホモ堕ちか?w 

39話 ☆5
結局復帰かよ。

40話 ☆2
53万。インフレしすぎじゃねw
巫力で強さを数値化しているのがつまらない。演技wwさっむw

41話 ☆3
コナンのイキリほんときもい。
死んでもこんなに冷めてるってこいつほんとに人間?
マジで主人公が気持ち悪い。

42話 ☆1
見せ方が下手すぎる。殺されるところギャグかよ。
マルコ死ぬとかこのアニメで好きなキャラがいよいよアイアンメイデンだけになった。
ほんと好きになれるキャラがいない、マジで誰も好感持てない
 
43話 ☆3
コナンがうざすぎる。女には優しい。

44話 ☆1
この冷めっぷりがマジでつまらん。名前さっむ 蘇生術w 

45話 ☆0
主人公きもすぎる 試合中断かよ。主人公土って珍しいな。
いやハオに協力するんかよ。サイコパス集団。

46話 ☆1
おもんね。辞退で草、ほんとに盛り上がらない展開しかないな
このアニメも面白くなることないな。はよ殺せや。マルコ生き返らせれんの?
けどこいつらイキってるわりに序盤のレンに瞬殺されてたよね。
いや、今誰が強くて誰が弱いんだよ。

47話 ☆1
いや死ぬんか。蘇生とかいう糞要素。唐突な告白、ほんと意味わからん。
こいつらマジで印象ないし安定してキャラが気持ち悪いんだよ。
おいおい瞬殺だよ。

48話 ☆1
あっさりすぎる。何このダイジェスト。オパチャとかいうキモいキャラ。
数値化おもんな、ギャグ技おもんな。10で足りるわけないだろw
てか車いす弱いのに何でいるの?

49話 ☆1
草、ガチで死んだんかよ。適当すぎだろw
てかこいつなんか活躍した? は?結局生きかえるの?
おもんね。コナンがゴミすぎる。
そんなん言ったらみんな復活させなきゃじゃんw
こいつもっと動揺しろよ、妹やられたんなら
てか持ち霊の掘り下げとか一切なくなったな。

50話 ☆0
さっむ。まともなバトルすらかけない作品。

51話 ☆0
ダイジェストすぎて草。ほんといつの間にこんな戦力差開いてんだよ
なんだよこれ。相手がここまでインフレしてたら何も面白くないん。
やっぱやるのかじゃねえよ。ゴミ主人公。

52話 ☆0
最終回。は? いや、戦わんのかよ。チョコラブ声が合ってなくて草。

OP1「Soul Salvation」☆7.5
OP2「Get up! Shout」☆8.5
ED1「#ボクノユビサキ」☆8
ED2「Adieu」☆6
ED3「ハヅキ」☆8
33話ED「恐山ル・ヴォワール」4.5/10
ED4「Courage Soul」☆8.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

いや懐古とかじゃなく、あの頃ジャンプは群雄割拠で、その中でも何度も巻頭カラーを勝ち取ったのが本作。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
自分的に黄金期の1つと言える、2002年のジャンプ連載作品。( )内は、完結の巻数。

「こち亀(200巻)」「遊戯王(38巻)」「リーダー世紀末伝たけし(24巻)」「ONE PIECE(98巻~)」「ルーキーズ(24巻)」「HUNTER×HUNTER(36巻~)」「ホイッスル(24巻)」「NARUTO(72巻)」「シャーマンキング(32巻)」「ライジングインパクト(17巻)」「ヒカルの碁(23巻)」「テニスの王子様(42巻)」「ジョジョストーンオーシャン(17巻)」「BLACK CAT(20巻)」「ピューと吹くジャガー(20巻)」「Mr.フルスイング(24巻)」「ボボボーボ・ボーボボ(28巻)」「BLEACH(74巻)」「いちご100%(19巻)」「アイシールド21(37巻)」

って、1冊まるごと読みたい作品ばかりだった。

連載されていた作品の多くが長期連載された作品でしたし、後に、「リーダー伝たけし」の島袋光年さんは「トリコ(43巻)」、「ルーキーズ」(ていうか、ろくでなしBLUESの)森田まさのりさんは「べしゃり暮らし(20巻~)」、「BLACK CAT」の矢吹健太郎さんは「To LOVEる -とらぶる-(18巻)」、「ライジングインパクト」の鈴木央さんは「七つの大罪(41巻)」、「ヒカルの碁」の小畑健さんは「DEATH NOTE(12巻)」「バクマン(20巻)」、「アイシールド21」の稲垣理一郎さんは「Dr.STONE(20巻~)」と活躍されている漫画家も多い。

この連載陣の中で、一時期はエース級の人気を誇り、巻頭カラーを何度も飾った本作。リアルタイムでハマった世代としては、(本誌では)不遇の運命を辿った本作が、こうして再び脚光を浴びているのを、嬉しく思います!

ちなみに、視聴断念した理由は、2クール目から他の観たい新作アニメと放送時間が被ったから(うちのTV1つしか録画できないんw)で、作品自体がつまらなかったわけじゃないです。まあ、とりあえず普通にアニメ化できてるし、原作は全部読んでるしなんで、新作押し退けてまで視聴継続はしないって感じっすね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
とりあえず、懐かしみながら視聴。

原作者の武井さんが、「旧声優陣じゃないとやらない」と言ってただけに、20年ぶりくらいにも関わらず、メインどころは結構な声優さんが続投してましたね。主人公の葉の声優さんが替わっていますが、旧声優の佐藤ゆうこさんが、2014年を最後にテレビアニメの声優をやってらっしゃらないようなので、その辺は仕方がなかったのかもしれませんね。

ただ、私たちのようなオッサンが懐かしむ分には良いんですが、単純なアニメとしては、どうなんでしょうね。少年少女役としては、いささか本格的過ぎる方もいたようには感じました。

個人的なことを言わせてもらえれば、シャーマンキング自体は好きで全巻集めていますが、原作者の武井さんについては、あまり良い印象がありません。

リアルタイムであの「ある意味伝説の最終回(夢オチ)」を読んだ感想は、、、「読者バカにしてんのか(怒)」でした。

確かに、ジャンプ編集部の、功労者(漫画家)に対する扱いは非道だと思うこともあります(他の事例でも)。武井さんが不本意な打ちきりに対して腹を立てたことも分かります。でも、それは読者には関係ないし、プロなんだから、ベストではなくともベターな終わりには出来たはずです。それを、子供の癇癪じゃあるまいし、あんな乱暴に終わらせたこと、子供心にガッカリしました。

まあ結果として、この執念が実り、後に真の完結編を描けたので、武井さんの勝ちと言っても良くて、それだけ漫画に熱い、思いが深い、こだわりが強いという、ある意味アーティストなんだろうけどさ。

本アニメにしてもそうで、(声優のことは)どこか視聴者を置き去りにしているように感じていました。

私は、自分が子供の時に好きだった「シャーマンキング」を、「今の子供達」が好きになってくれるように作って欲しかったんですよね、本当は(そういう意味で、ダイ大は偉いよ)。
{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 12

やまだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

林原無双

林原めぐみのEDがすごい。これに尽きる。

20年ぶりのリメイク。主役の朝倉葉以外のキャストはほぼそのままらしい。暑苦しい熱血主人公像が主流のジャンプらしからぬ、ちょっとスカしたユルさの葉が当時は新鮮ではあったが、現代では特にアピールポイントにはならないでしょう。

今はキャラを鑑賞する見方が主流なのでこれはどうなのか。人気出そうなのはアンナと阿弥陀丸くらい?アンナも今見たらテンプレに映るかも。まん太はウザがられそう。ただでさえこういうザ・解説キャラってアニメにすると浮いちゃうのに。

OPEDはどちらもアンナ役の林原めぐみ。

OPはいかにも少年マンガの主題歌だがあえて今風にしていないようでなんか中途半端。どうせ何をやっても叩くヤツはいるのだから、完全に今の視聴者に寄せて欲しかった。ただ相変わらず彼女の作詞家としてのワードセンスは凄まじい。インパクトのあるパワーワードを使わず、優しい言葉で紡ぐ歌詞の中に感じる力強さ。やっぱりこの人って詩人だよなあ。

EDは最初ボカロにしか聞こえなくてクレジット見てビックリ。今はボカロっぽい歌い手は他にもいるだろうけど、声優アーティストとしての礎を築いてきたレジェンドクラスの大ベテランが本気でやるからこその特別な味わいがある。彼女がボカロっぽく歌う。たったこれだけで下手なアニメ作品よりもドラマがあるし風刺や批評を込めたメッセージが伝わってくる。vivyみたいなSF作品でやって欲しかったけど。

武井先生の作品はメインストリームからちょっとハズした作風だったけど、このアニメはいかにもジャンプっぽい濃ゆい画面の作り。原作読んでた人間からすると葉の声に違和感はある。まあまあ悪くないくらいの評価にはなりそう。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 4

82.2 3 不良アニメランキング3位
ディーふらぐ!(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1878)
10468人が棚に入れました
ある日偶然「ゲーム製作部」に足を踏み入れた校内でも有名な不良の風間堅次は、そこで部長の柴崎芦花を始めとする部員たちの属性攻撃を受け、なかば強引に入部させられてしまう。

気付けば…高尾部長率いる「本物のゲーム製作部」が現れたり、魔の十四楽団に勝負を挑んだり、"袋"をめぐって生徒を巻き込みバトルが勃発しちゃったり!?

風間堅次よ、お前の明日はどっちだ!!?

声優・キャラクター
小西克幸、花澤香菜、伊藤静、斎藤千和、高橋美佳子、小清水亜美、福山潤、豊崎愛生、加藤英美里
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ハイテンション不条理ギャグコメディ

ハチャメチャな内容とキャラの多さで突っ走る。くだらなくも面白いギャグアニメです。

個人的お気に入りキャラは船堀さん。

以下各話感想

1話目感想
{netabare}あまり期待してなかったけど案外面白かった。

ちょっと詰め込みすぎな感じもしたけれどギャグ物はこれくらいのテンポの方が良いのかもね。

勢いで女子更衣室に入って停学くらったシーンには思わず笑ってしまいました(笑)

ハイテンションなノリについて行けるかどうかでかなり評価が分かれそうな作品な気がします。

自分はこの手のギャグアニメが割と好きなタイプなので結構楽しめました。

作画も声優も良い感じで今後に期待出来そうな感じです。

ただED曲は微妙な感じだったかも。そこは少し残念に思えてしまいました。{/netabare}

2話目感想
{netabare}
あの部ってニセの部だったのか(笑)どうりでゲーム制作してないわけだ。

本物のゲーム制作部との文化祭対決で負けたらニセ部を吸収されることになってしまいましたがそうなった方がにぎやかになって楽しそうな気も。

てか一人警察に連行されたけどあの人は大丈夫なのだろうか(笑)

ニセ部はもちろん本物のゲーム制作部にも変な人多かったし、今のところちゃんとしているキャラが風間くらいしかいない気が(笑)


ギャグものですがストーリーも一応あるので結構続きが気になります。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
「この人達はモブです」のしつこさには笑いました(笑)

あの親子、良いキャラだったしまた出てきてもらいたいなぁ(笑)

そして高尾部長は泣き虫すぎる。まぁそれが良いのだけれど(笑)

良い話路線も狙っているのか、ところどころしんみりしたシー
ンもありました。

今の芦花はニセ部の部長。だから芦花の居場所はニセ部にある。うん、割と普通に良い話。

手段はともあれニセ部は存続。よかったよかった。

ただ少し気になったのは山田とか桜ヶ丘みたいなサブキャラに個性が出てる一方で、メインであるニセ部に所属している桜が若干空気気味になっていること。

今後活躍の場面はあるのかね。{/netabare}

4話目感想
{netabare}
風間一派の2人再登場!やっぱこいつらは必要だね。

魔の十四楽団(数人欠席)こいつらも良いキャラしてるなぁ(笑)

このアニメはモブもキャラが立っていて観ていて楽しいです

ハゲ達は何故あんな写真を持ってるんだ?(笑)船堀さんは近々登場するキャラなのかな?

京王線のモバイルラリーにも居るし結構出番あるのかも。

風間の鞄に入っていた芦花のゲームは壊されちゃったけど十四楽団には大盛況だった模様。

桜「気に入った人以外にはじかに触れたくないんだよね♪」

さり気心にくるセリフを言ったなこの子(笑)
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
エロ本を題材にしたゲームをやる女子高生とは一体・・・(笑)

クラス内で昔の思い出話をし始める風間。

途中のゴクリンコ4連続が妙にツボってしまった(笑)

船堀さんはこの作品にしては珍しくいい子で普通の女の子っぽい。

そして何よりショーン・コネコネ先生、渋い!


だんだんとキャラが増えてきて回を重ねる度に面白くなってきている気がします。

今後登場するであろう子王八や風間の妹にも期待。{/netabare}

6話目感想
{netabare}
子王八登場!芦花大好きな変な人でした(笑)いや、たしかに芦花は可愛いけどさぁ・・・(笑)

子王の声優は弱虫ペダルの経験者の人かな?まさか連チャンでこの声を聞くことになるとは。

風間がツッコまない時は代わりに船堀さんがツッコミに回るんですね。

まぁこの子くらいしか他にちゃんとしてるのがいないからそりゃそうか(笑)

そして芦花の袋を巡る大会が開催されることに。

その大会でここぞとばかりにモブ大量投入!

この学校変な奴多過ぎる(笑)24禿夜行とかまだ高校生なのに(笑)

そして何かこのアニメ、モブが目立ってるほうが面白い気が・・・(笑)

中でもテキサスチャーシュー室見が良いキャラしてました。

「チャーシュー薄く切るぞ!(半ギレ」この発言が妙にツボった(笑)


子王の登場やモブ大量投入で一気にハチャメチャ度が増して、終始勢い任せな感じだったけど今まで以上に面白いと思えた回でした。{/netabare}

7話目感想
{netabare}
船堀さんのコスプレ?が可愛かったです(笑)

そして相変わらずモブが濃いなぁ(笑)

モブ親子もまさかの再登場(笑)この2人は出てくるだけで面白い(笑)

袋争奪戦大会は風間と芦花の汚い者同士の闘いとなり、風間の勝利で幕を閉じました。

ただあの勝負、王様ゲームである意味はなかった(笑)
{/netabare}

8話目感想
{netabare}
今週は高尾部長メインの話。

先々週の高尾部長のチャックボーンが学校で問題となってたらしい(笑)

チャックボーンをマネする男子生徒、見栄を張って登校拒否になる生徒など・・・ほんとにロクな生徒がいない(笑)

登戸と戸塚を間違える先生・・・いやそこは間違っちゃダメなところでしょ(笑)

ゲームの列に並んでたモブの人達皆良い人だった(笑)ここまでモブキャラが元気な作品って珍しい気がします。


芦花は地味だったし、船堀さんの出番がなかったのは残念でしたが、その分高尾部長が面白可愛いかったので十分満足できる回でした。{/netabare}

9話目感想
{netabare}
船堀さんは結構天然入ってるのかな。自らギチギチチャンピオンへ(笑)

風間の妹もここで初登場。

風間の髪の硬さとツッコミ気質は遺伝してるのか(笑)之江ちゃんも大変だな(笑)

風間のツッコミもいいけどこの子のツッコミも良かったです(笑)

そして桜の髪が寝癖だったことに驚き。

高尾部長の胸は相変わらず凄かった(笑)弁当箱をあんなにふっ飛ばすなんて(笑)


そして今週最も印象に残ったセリフ

モブ「風間くん!家ではお姉ちゃんだったのか!?」
{/netabare}

10話目感想
{netabare}
ゲロ子先輩・・・これはまた凄いキャラが出てきた・・・。リバースするのがメインのキャラってインパクトありすぎる(笑)

お年玉のタマちゃんって風間達の先輩だったのか・・・。

他にも数人ほどキャラが増えていたりしてましたが、話やギャグの面白さは今までの回と比べると少し劣っていた印象。先週、先々週がとても笑える回だったから余計に・・・。

終盤の無声シーンには思わず笑ってしまいましたが(笑){/netabare}

11話目感想
{netabare}
フィフティフィフティ、十四楽団、ゲーム制作部、風間一派など今まで出てきたキャラが勢ぞろいな回。

ただ前回ものすごいインパクトを残した神泉先輩(ゲロ子)はほぼ出番なし。

長沼先輩は一見地味に思えて実は凄いキャラの濃い人。深夜アニメ全てリアタイで観るのは凄いなぁ(笑)

風間の秘技はまさかの垂直跳び(笑)いや、確かに凄かったけど・・・。

今回は正直笑える部分が少なかったけれどキャラの多さで観れたかな。

バトルだから仕方ないけどもっとくだらないギャグがあった方が個人的には好きだなぁ。

7話目の後半もそうだったけれど風間が真面目モードになると微妙な感じになる気がする。

でも今まで地味だった桜が活躍してたのは嬉しかったです。{/netabare}

12話目(最終話)感想
{netabare}
最終話とは思えない程いつも通りな回。そしてタマ先輩との最終決戦。

バトルシーンもちびキャラを使っていたりとギャグよりで先週よりは面白かったかな。

勝負はゲーム制作部(仮)の勝利で幕を閉じたものの最後は皆が自宅謹慎になる始末(笑)

風間の停学で始まり全員の自宅謹慎で終わる・・・。なんだかんだ上手くまとまってたのかな?
{/netabare}


全話見終えて

2話~9話の間はとても楽しめていたのですが10話からのバトル回になってからは少々微妙な感じでした。

それでも全体通せば十分な程笑わせてもらえたので高評価。

これからは原作を追いかける予定ですがアニメも続編があるならぜひ見てみたいです。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 23
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

水属性にもっと出番をおねがいします!!

自称不良の"風間賢次"はひょんなことからゲーム制作部(仮)に入部することになる
これを機に風間賢次は一癖も二癖もある面々との騒がしい日常を過ごすことになってしまう・・・
主人公なだけあってラブコメ体質も持ってます
羨ましい限りですね( ゚曲゚)キィィィィィ

この作品はとにかくハイテンションです
主要キャラからモブキャラまで皆アホ
可愛い女の子たちも皆アホです
でも女の子のほうが戦闘力は高め
シリアスな場面でもすぐにふざけ出してしまう始末
ボケが多すぎてツッコミが間に合ってないレベル
こんな学校あったらすごい楽しそうだけどねヽ(*´∀`)ノ

このアニメですごいなと思ったところはキャラの濃さ
主要キャラの女の子たちはもちろんのこと
モブキャラまでもが非常に濃いです
いっぱい出てくるから1キャラあたりの出番少ないけども、みんないい味出してます
ショーン・コネコネ先生は圧倒的にかっこいい!

何も考えず楽しめるアニメなのでオススメです

好きなキャラは水上 桜ちゃん
あんなに可愛いのになぜ出番が少ないのか?
ああいう妹が欲しいですね
2期があったらもっと活躍して欲しい!!

以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}風間一派だ!
風間一派と聞くとみなとそ●とゲームが出てくるのだが・・・
とある部屋で火事が!?
ケンちゃんただのいい奴じゃねえか

電気属性のあいつは先生かよ!?
みんなの属性へのこだわり強すぎいいいい
土女って生徒会長なのね
更衣室の件が最高に面白かった!
登場キャラの頭のネジが外れまくってやがる
これは視聴確定ですな{/netabare}

第2話
{netabare}停学明けるの早っ
部長おバカちゃんすぎるな
ケンちゃんが入った方はニセのゲーム制作部だったのか
山田あああああああああ

すぐに文化祭があるのか
やられて泣かされちゃう高尾部長さん可愛い
結局もう一回芦花ちゃんと一緒に部活をしたかっただけなのね
そんなこんなで文化祭で勝負することに
いったい何するの??{/netabare}

第3話
{netabare}正攻法で勝てない→妨害しよう
主人公サイドの考え方じゃねえだろヽ(`Д´)ノ
どっちが多くの客を呼べたかで勝負するらしい

フフ祭開始!
モブが個性的で面白いぞう
制作部(仮)の作戦は読めたぜ(*^^)v
今回の高尾さんが可愛すぎてたまらない
泣き虫属性バンザイ\(^o^)/
あとはもう少しだけ桜ちゃんの出番があればいいなあ・・・{/netabare}

第4話
{netabare}正式名称は「ゲーム制作部(仮)」なのか
魔の十四楽団登場!
二人欠席ですけどね
でも風間くんは捕まってしまったみたい
ゲーム制作部(仮)の面々が助けに・・・行ったのか?

風間くんのカバンに入ってたエロ本ゲームをやろうとする楽団の男たち
リーダーの小田原がハブられたあああああ
船堀さん?誰??可愛いけど!!
そんなところに助けに来てくれた製作部のみんな+高尾さん
ブチギレた芦花ちゃん怖いよおおお・゜・(ノД`)・゜・
しかも裏ボスなのかよ( ゚Д゚) ス、スゲー!{/netabare}

第5話
{netabare}高尾さんこりゃあどう見ても惚れてますわ
エロ本争奪ゲームの進化が早い!
まあ結局開催されないから無駄なんですけどね┐(´д`)┌

風間よ
妹に弁当を作ってもらうとか羨ましすぎるぞ( ゚Д゚)ドルァ!!
少年期からMに目覚めつつある副会長
もうドン引きですわwww
船堀さんが天使過ぎる
ラブコメ展開の開始ですかあ?
そしてショーン・コネコネ先生イケメンすぎいいいいいいい{/netabare}

第6話
{netabare}芦花が大好きな残念イケメン"子王 八"くん登場
反対から読んだら"八王子"ですねえ
勝手に恋の三角関係状態に・・・
そして子王くんはゲーム制作部(仮)の所属なんだね
なぜかわからんが芦花の袋をかけたゲーム勝負が開催されることに
どうしてこうなった・・・

船堀さん人気がすげえ
まあ可愛いもんね
そして高尾部長の高尾山が大変なことにいいいいいい
変なモブキャラが大量に登場www
テキサスチャーシュー室見ってなんだよwwwwww
今回は一段とツッコミに力が入っていましたね{/netabare}

第7話
{netabare}船堀さんが天使のようだ、いや、天使になってる!?
モブキャラの無駄遣いが半端ないですねこの作品www
汚い手、、、じゃなくてルールに則った勝利で、芦花ちゃんと風間が決勝に進出
そして決勝は王様ゲーム
ん?2人で??

2人だからただの運ゲーになってしまった王様ゲーム
すんごい無駄な運のいいアピール
銀のエンゼルとかお金拾ったとかどうでもいいです
結局運とか関係ない勝負に持っていき、大会は風間の勝利で幕を閉じました
袋なんかいらないくせに┐(´д`)┌{/netabare}

第8話
{netabare}風間と高尾部長が呼ばれた理由は、、、チャックボーン事件
チャックボーンが流行りだし、ジャージの耐久性が問題に上がってるみたいです
名前間違えるなよ大沢先生www
週末に奢ってもらう(デートの約束)だと!?

デート当日が大好きなゲームの発売日と被ったああああ
高尾部長ダメダメですね
となりのコスプレおっさんのノリが良すぎる
高尾山であんなことされたら平静を保っていられる自信はないです( ー`дー´)キリッ
高尾母がけっこう面白いぞ{/netabare}

第9話
{netabare}風間のカバンに頭を突っ込みたがる八と中
なんかギッチギチだからいいらしいです、ただのアホです
しかし船堀さんがナイスプレー( ̄ー ̄)bグッ!

風間の妹・之江ちゃん登場!
髪のツンツンは遺伝しちゃってるみたい
ゲーム制作部(仮)のすごいメンツに圧倒されてしまう之江ちゃん
さらにすんごい高尾山に怯えてしまい泣き出す始末
普段は「兄貴」と呼んでるくせに泣くと「お兄ちゃん」と呼んじゃうところとか可愛すぎますね
ラストに風間を狙う怪しい影が!?{/netabare}

第10話
{netabare}山札が多いってレベルじゃねえだろあのポーカー
パシられた風間がまたもや拉致られた!?
どうやら犯人は3年の元生徒会の面々
ゲロ子先輩が強烈すぎて話が入ってこない
なぜわざわざ密閉空間に入るんだろ・・・
案の定リバースするしwww

お年玉のタマちゃんがまさかの元生徒会長
しかも戦闘能力高めなのか!?
またもやゲーム制作部が廃部のピンチに!
廃部を阻止するべくゲームで勝負だ!!
一体何やるんだろ?{/netabare}

第11話
{netabare}審判に50/50が登場
勝負内容は携ドロ←ゲーム詳細は省くぜ
復活の魔の十四楽団VS風間一派
全然名前がわかりません(^_^;)
まさかのバトル展開に驚きを隠せない!

前副会長のオタクレベルがガチ過ぎてワロタwww
秘技"垂直跳び"
これを秘技と言っていいのか!?
あれ、ゲロ子ちゃんの出番はないの?{/netabare}

第12話
{netabare}職員同士のすごいどうでもいい賭けが始まった!?
まさか芦花・千歳・多摩ちゃんの3人の過去にそんな因縁があったとは・・・
これもすごくどうでもいいですね
そして千歳会長の普段とのギャップにドキッとしたのは私です
なんだか話が進まないままAパートが終わってしまったぞww

中シールドが壊された!?
普通に喋ってるけどね
風間が多摩ちゃんにフラグ建てやがったぞヽ(`Д´)ノ
ゲロ子の出番これだけかよ(´;ω;`)
まさかの自宅謹慎オチ
ラストの東京ナナナwwwwww{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 26
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

隙間なく埋め尽くされた最高品質の無駄

ちょ~~~おもしれーーーーーwwwww
主役・準主役以外もこんなにおもしろい作品は、なかなかない。
OPからEDカードまで本気で遊ぼうとする熱意を感じた。

◇漫画原作、全12話

ゲーム?制作部の学園生活。多分、ストーリーのあるギャグコメディ。
主役は風間ケンジ、ロカ、もしかしたらタカオさんも含まれる。

ケンジ、ツッコミ担当、性格の面で器用貧乏な不良オレンジ。
ロカ、部長、ちびっ子パツキン美少女?ちょっとズレてる。
タカオさん、爆乳三つ編み茶髪美女、感情的で無鉄砲だけど情に厚いと思われる。

準主役にあたる(かも知れない)のが、
ちとせ、生徒会長、権力と暴力に溢れた紫ロンゲ、
サクラ、いつもニコニコなピンクショート、頭良さそう、
みなみ先生、顧問で部室に寝に来てる黒ポニテ、
船堀さん、家庭的な黒ミディアムおさげツインテール、
アタル、生徒会副会長、金髪ドM男、
ついでに言えば、ケンジとつるんでるメタボ横島とビッグ長山。

ロカ、ちとせ、サクラ、一応みなみ先生がゲーム?制作部のメンバー。
ケンジがロカに部活の勧誘されて、色々あってタカオさんがちょっかい出してくる。


この作品の良いところは、手抜きなく丁寧に作られていることと、
ところどころ発想がイイ。
ギャグも心温まりそうなエピソードも、心地よいテンポでサクサク進む。
それぞれが面白い。
{netabare}「教師の曇った鏡」「~威嚇」「~リンコ」キャラクター名、技の中身や名前とか。
ちょっと気に入ってるのは、緑色の缶ジュースが山か命か、赤がドクペかどっかで見たことあるヤツ。{/netabare}
あの有名なシーンとかww

けど、一番注目すべきは脇役だ。
キャラに合っているような合ってないようなキャラデザや、ギャップ?wwwww

最初に絡む不良は「魔の十四楽団」ってやつらなんだけど、
14人全員顔が違う。違い過ぎるwwキャラもある程度違う。

普通、こういう作品って脇役やモブって適当に作るのが多いんだろうけど、
逆で一度見たら忘れられないようなインパクトがある。
出番の多さ少なさを問わず。脇役が引き立てるというか盛り上げる。
{netabare}って言うかあの親子はモブとは言えないwww{/netabare}


ラブコメもちょこっとある。
まあ主人公が男だから対象がケンジになってしまいがちなんだけど、
数あるラブコメ(もある)作品と違って男がたくさん出ている上でのモテモテだし、納得の理由がある。
{netabare}ケンジ以外まともな男がいないからwwwww

主人公ってこともありイケメンなのは仕方ないが、
別に最強の戦士じゃない。学問の天才でもないし、何かに長けているわけでもない。
ちょっと授業をサボるし、若干無礼なところがあるが、それでも一番まともな人間である。
男に対して容赦なく殴ることは悪いけど、女は殴らんし、チョイ悪なんて逆に好感度UPじゃん?
困った人は助けるし、基本的に周りの迷惑になりそうなことはしない。
割とイイヤツでイケメンならねえ、モテるでしょ。

けど、この作品は性別すら特徴の一つ、ネタの一つみたいなノリがあって、恋心すらそんな感じ。
そのことと男がたくさん出てることもあって、ハーレム(要素を持つ)アニメとは違う。{/netabare}

音楽も作画もいい。
なんとなくファミコンっぽいメロディもあったり、
OPもEDもアニメ専用で、始まりから終わりまで大体テンション高いように保たれている。
作画は背景とか割と丁寧に作られているし、動きもスムーズ。
デフォルメされたキャラもかわええ。
ちょっと昔っぽい漫画みたいなキャラデザも、とても親しみやすい。
ドット絵の文字やらゲームやらもステキ♪
{netabare}スーパーマリリンとかw 魔導村とかww{/netabare}


男もたくさん出てくるし、萌え萌えしてないし、パンチラもない。{netabare}写真であったかな。{/netabare}
安心して爆笑できる素晴らしい作品。
・・・女の子かわええけどね♯

女→男への暴力は、もう常識的に許されている感があるのはともかく、
ネタを1つに絞らない、何でも盛り上がる感じのギャグコメ。
女よりも面白さを重視して見る人にオススメ。
というか、オレにツボってるので誰々向きとか上手く言えないっす♪


ただし弱点もある。
1話完結は痛快だが、連続ものが弱い。
{netabare}船堀さん直々アイロンをかけた袋が景品大会の2話目の後半、
タマちゃん先輩との因縁ラストバトルの1・2話目がテンション低め。{/netabare}


ちなみに一番好きなキャラはアタル、あの真っ直ぐな笑顔がステキw☆☆☆☆☆{netabare}
ついでに生徒会繋がりでちーちゃんについてだが、あいつ結構ええヤツだぞ、人気なさそうだけど。
ロカに頭突きしたタカオさん(椅子に縛り付けられている)を起こしてあげたしな。
・・・ロカが下敷きになってただけかも知れんが。ケンジの弁当食べてないし。
ところどころ仕草とかかわええしw{/netabare}
もっとサクラの出番見たかったなぁ。ツボっぽいキャラなのに。2期があれば主役回あるのかなぁ~

EDアニメーションはときどき変わる。
変化に気付いたとき、お菓子の当たりを引いたようなちょっとしたお得感、幸福感がある☆

それにしても最近の漫画やラノベやアニメって昭和生まれ対象のが多いんじゃね?
同じ作品を観ても、平成生まれの人との感動・感激のツボが違いそう。

最後に、近年の作品にないことをワタル口調で褒めて〆ます。
{netabare}「レギュラーより準レギュラーやゲストの女子の方がかわいいなんて、な、なんてことだ・・・
さ、さ、さいこぅおぉ~~~じゃないかぁ~~~嗚呼、
はぁ、はぁ、はぁ~~~ぁあ、もっと、もっと、もっとぉ~~~~~~~~~~ぉお♡♡♡♡♡」{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 24

74.7 4 不良アニメランキング4位
坂本ですが?(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1140)
5880人が棚に入れました
クール、クーラー、クーレスト高校生の登場! この物語は、とあるクール、いや、クーレストな高校生・坂本の学園生活を綴ったものである──。入学早々、クラスの、いや学校中の注目を集める一人の生徒がいた。その名は坂本(さかもと)。彼にかかれば、ただの反復横跳びは、秘技「レペティションサイドステップ」へと変貌し、上級生からの「パシリ」は、「おもてなし」へとクラスチェンジする。そんな彼のクールな一挙手一投足から、目が離せない。

声優・キャラクター
緑川光、石田彰、杉田智和、武内健、檜山修之、森久保祥太郎、堀江由衣、中原麻衣、田村ゆかり、植田佳奈、生天目仁美、藤田咲、高橋美佳子、前野智昭、鈴木達央、矢部雅史、中田譲治、くじら、稲田徹、遊佐浩二、岩田光央

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

すれ違う視線

はたして視聴者から見て主人公がカッコよいのかは別として、作中ではクールでスタイリッシュに格好良く見えている、という世界として設定されている。

ちょっと表現に迷うような本作の笑いは、この微妙な「カッコよさ」が、作中では全面的にカッコよいと絶賛される「ズレ」に規定されているようだ。
だが、作中の主人公の振る舞いは、「カッコ良い」という称賛を求めてなされる自己演出ではない、と表現されている。


人間の自意識にとって、自分は「悪い」、という認識は受け入れることができない。
「自分は『悪』なのだ」という認識をもって生きることは、自意識の構造上、不可能なのだ。
「悪い」と自称する場合も、実は逆説的に「正しい」とか、やむを得ない事情があるといった言い訳を、必ず「自分に対して」用意している/用意せざるを得ない。

「悪い」は、論理的、倫理的な領域だけの話ではない。
カッコ「悪い」、という場合でも同様の事が言える。

電車内などで、どこからどう見ても見苦しい服装や態度をとる人間を見かけることはまれではないが、本人にとっては「自分はカッコ悪い」とは認識されていない。
少なくとも、自分自身に対して、カッコ「悪い」かもしれないが「仕方がない」のだという何らかの「言い訳」は用意されている。
自分への言い訳だから、他者にとって説得的であるかは全く問題にならない。

だが、カッコ「悪くない」を超えて、カッコ「良い」を指向するとき、他者から見て「カッコ良い」のかどうかという視点が意識化される。
一般的な普通人は、服装や立ち居振る舞いに他者の視線を意識しながら社会生活を送っている。


本作の主人公が特異な点は、他者の評価を求めていないところにある。
珍妙な「クール」のビミョーな「カッコ良さ」は、「自分が」カッコイイと思う事に忠実なだけで、他者から共感や承認を得ることは全く視野に入っていない。
少なくとも「評価」という形での他者の視線は、全く意識されない。
意識されない結果、他者に対して自分の美意識を「解説」することもまたない、ブラックボックスだ。

自分独自の美意識に忠実で他者が視野に入っていないという点では、(単なる例えだが)「バンダナ」や「指ぬきグローブ」や「眼帯」といったアイテムを身につけるのと似たようなものと言えるが、失笑を買うのではなく「称賛」されるところが、シュールな笑いを呼ぶ作品設定上の「仕掛け」となっている。

一方で、主人公を過剰に意識することによって振り回されるクラスメイトや不良達は、他者の評価という「視線」に敏感だ。
他者からの称賛=「カッコ良い」という評価を過剰に意識する彼らは、他者の視線に合致させた美意識をなぞることで「カッコ良い」という承認を集めようとする。

他者の眼差しに沿う形で「カッコつけ」ようとする彼らの意識のベクトルは、最初から他者の視線=評価を意識しない主人公のそれとは全く交わることが無い。
「他者」という評価軸を内面化しなければ「カッコ良さ」を表現できない、「外部からの視線」に依存する彼らには、他者に向けた視線を持たない主人公の行動が、他者に向けた「カッコつけ」ではない、身体化された「スタイリッシュ」だという事態が理解できない。
他者の視線を内面化した価値観に駆動される者には、承認を必要としない行動が、自分たちの行動と原理的に全く異なるのだと想像できないのだ。

この視線のベクトルのすれ違いとせめぎ合いが、作中にドラマを生じさせる原動力となっている。
他者からの「承認」の為の彼らの「努力」が、主人公の「天然」スタイリッシュぶりが称賛されることによって全く無駄な行為であると告げられる、この「設定」の不条理が本作の笑いのダイナミズムを生み出す。


クラス内では「出る杭は打たれる」という話はよく聞くが、むしろ、より広範な環境からの寄せ集めである実社会の方が、この視線のせめぎ合いは強いかもしれない。
自分にとって自然な行動をしているだけの人を、「カッコつけてる」としか捉えられず内面化された他者の視線を相対化することができないのは、むしろ社会的な圧力の強い大人のほうだろう。

学校という場でかろうじて成立される、主人公の珍妙な「クール」が何故か絶賛される不条理な設定の構築が、笑いと同時に、内面化された視線への批評性をも呼び込んでいる。

最後まで「スタイリッシュ」に走り切った本作の笑いの中に入っていけるのかどうかは、それぞれの視聴者がどれだけ他者の視線を内面化しているか、或いは視線を対象化できているのかに拠るのだろう。

とはいえ、もしも主人公の「クール」が本気でカッコよく見えたとしたならば、もう少し他者の視線を意識化した方がいいかもしれない。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 7
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ギャグアニメですがシリアスな話が好きでした

物語
凄すぎる坂本に突っ込みを入れながら観るタイプのアニメ。
作品内では凄すぎる坂本にキャラの多くが見惚れてしまうため突っ込み役が不足している。こちらから突っ込みを入れないと楽しむのは難しいかもしれない。
ギャグは面白かったり、面白く無かったりする。
1話のバレーボールは銀魂っぽくておもしろかったな。
ネタの振りが、新八を入れればまんま銀魂になりそうなので変に銀魂を意識してしまってイメージを払拭するまでに時間がかかった。
序盤より1クール後半のエピソードの方が好きだった。

好きなエピソードは
9話の後半エピソード「一番近くて遠い人」
{netabare}久保田君の様子がおかしいと思っていたら、まさかの坂本に思いを寄せる久保田君のお母さんが熱を出して休んだ久保田に成り代わって登校していた。
家庭科の調理実習で華麗な出汁捌きを行い、ミソムリエの坂本をうならせ、
久保田君の親友ポジションを活かして、坂本に接近するお母さんだったが、自分がお母さんであることを思い出し、家に帰ったのだった。{/netabare}

公式のあらすじにもあえて載せなかったのだろう、
久保田君の様子がおかしいからの展開が見事に想像を裏切って、心温まるエピソードで閉められたこと。
久保田君が登場する話はシリアスな良い話が多いので好きです。

坂本ですが?はシュールなギャグアニメだと思って観始めたので、こういった良い話がそっと差し込まれるとつい感動してしまいます。

10話の前半エピソード「魔王」
{netabare}クリスマスに5平方メートル当たりの人口密度の調整を行っていた坂本は、色んな分野の人が集まって情報交換したり洗練された会話や振る舞いが求められる大人の社交パーティー(合コン)に誘われる。
出向いたカラオケ店でシューベルトの「魔王」をドイツ語で披露する坂本。見事な社交界デビューを果たしたのだった。{/netabare}

歌っている人はウッレ・ペーションさん。音楽の時間に聞いた声と似ていたけど同じ人かな?

10話の後半エピソード「足りないもの」
{netabare}8823先輩が家族のために初めてのフランス料理に挑戦する。料理店での振る舞いに困った8823先輩は坂本に助けを求めることに。しかし、振る舞いなど一朝一夕で身に着くものではないと感じた坂本は、8823先輩二人羽織を提案するのだった。

8823先輩無駄にイケメンで喧嘩が強くて、情に厚い先輩だなあと思っていたけれど、家族が案外普通で驚いた。

8823先輩は金髪青目でフランス人っぽい外見をしているから、料理を食べている様子が様になってかっこいい。

最後に坂本と8823先輩二人で足りないものを補えば良いと言うセリフがあったが、坂本に足りないものはほとんどないから、坂本が付けば基本的に足りないものは全て揃うんじゃないだろうか。

時々見える4本の足が面白くて笑えた。{/netabare}


声優
メインキャラのキャストに大御所や中堅声優がごろり
ただ、坂本は超絶クールだし、脇役は坂本を引き立てるためにあまり主張してこないから、豪華な割に地味だった。
久保田君のキャスティングは以外だった。声幅の広い人だとは思っていたが、石田さんは今まで美少年キャラのイメージが大きかったので、最初はショックだった。


キャラ
最初は坂本あんまりかっこよくないなと思っていた。性格もかなりドライだし、七三分けも微妙。
それが回を追うごとに優しい人間的な面がみれてだんだんとかっこよく思えてくる。
坂本以外のキャラは目立たせるためにモブ臭が凄いけれど、よく見るとみんな個性的で良いキャラしていると思います。

8823先輩と深瀬さんは大物オーラが漂っていましたね。
深瀬さん、三十路近いとか、バツ2とか囁かれていましたが、留年を繰り返しているということは、親の脛をかじって生きているということととらえられますがどうなんでしょうか。
働かなくていいくらいの金持ちとは推測できますが、そこちょっとカッコ悪いですよね。好きですけど。


作画
割と止め絵が多いです。おかげでとても観やすかった。
ダーウィンの進化論走りは良いなと思いました。

それから、OPの演出はかなり面白いと思います。
毎回変わる訳ではないのに、毎回欠かさずみて同じところで笑っていました。坂本君がとてもかっこいいです。

音楽
OP COOLEST
Cool Cooler Coolestの部分が印象的。

挿入歌、BGM10話の「魔王」の時もですが、6話「下校のルール」のときなども妙にインパクトのある曲をここぞと使ってきます。

原作未読ですが、全体的に楽しめた作品でした。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 22
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

I'm a perfect human.

原作コミックは未読。

最初は奇をてらったギャグ漫画原作物かな?と眺めていましたが、
視聴後はむしろ、皆がつまらないと捨て去ってしまった日常に潜む、
面白要素の再発掘アニメだと認識が改まりました。

ヘンテコな設定、斬新なアイデアを思い付く……。
ここまでは凡人でも頭の打ち所が悪ければ思い浮かぶこともあります。
ただ、ギャグ漫画はそこから持続可能な作品、世界観を構築するのが難しい。

地道な創作活動を支える大きな一助となるのが温故知新の精神。
過去の自分や人々は、どんな遊びで人生を豊かにしていたのだろう?
という探究心で培った引き出しを、作者がどれだけ持つことができるかが、
ギャグ漫画継続の鍵だと、改めて思いました。

本作には、例えば {netabare}レセプションサイドステップ(反復横跳び)だの手押し相撲{/netabare}だの
昔、学生時代、ゲームアプリもなく、玩具の持ち込みも禁じらた、
何もない退屈な学校で、いかにして暇をつぶし、面白味を見出していくか、
悪戦苦闘の青春の思い出がたくさん詰まっています。

思えば、近年アニメ化成功までこぎ着けたギャグ漫画。
例えば『侵略!イカ娘』『干物妹!うまるちゃん』何かでも、
ネタが一巡して、踊り場に来ると、作者が子供時代楽しんだ遊びの思い出でが引き出され、
作品を下支えする場面が多々、見られました。

と言うより、童心への回帰、人情への転換。
この辺りは『こち亀』や赤塚不二夫氏のギャグ漫画原作アニメから、
連綿と続く、日本のギャグアニメの伝統芸なのかもしれません。


その他、私の目を引いたのは、不良たちのファッション。

例えば8823先輩なんかは、著しく短い学ランを着用する、
最新の?制服の着こなしを披露していましたw
いや……これ、学ランじゃなくてもはやチョッキでしょう(笑)

思えば、一昔前の不良やヤンキー、暴走族は、
足下まで届かんばかりの、著しく長い上着をたなびかせて、
大人たちに反抗していましたw

ところが、時は流れ、最近、ファッション雑誌なんかをめくると、
ただでさえ短足な日本人の大人たちが、地面すれすれのロングコート何かを身にまとい、
これこそが流行の先端を行くシルエット!などとのたまう始末w
日本はにわかに一億総暴走族の様相を呈していますw

でも、8823先輩始め不良たちはあくまで時代の逆を行くのですねw
常に本流に逆らい、ツッパリ続ける、ツンデレ不良男子たち(笑)
不良って何だか可愛い生き物ですね♪


以下、一話感想時のレビュー。長くなるので折り畳みw
{netabare}
以前、外国の教育関係者が、
「日本の学校はまるで病院みたいだ」
との感想を漏らしたニュースが印象に残った。

刑務所みたいな白無地の壁に囲まれた殺風景な校舎。
そこを冬は黒ずくめ、夏は白ずくめ……。
カルト教団の如き集団が分刻みのスケジュールで、
お経のような師の教えを拝聴する。

つまらないとの風評や外圧を気に病んだのか、
はたまた、面白くなくて荒れ始めた生徒に手を焼いたのか……。
近年は学校も校舎内装が宮殿化したり、
制服も複数パターンのブレザーを用意し、
一週間制服着回しコーデを可能にするなど、
生徒、保護者に媚びる姿勢を見せている。

だが待って欲しい。
そんな外面ばかり変えても学園生活は好転するのだろうか?
学園ドラマに至っては、教師も元ヤンキー、極道、
果ては超破壊生物と人の道から外れていく一方ですがw
結局、学校に集うのは人間。

荒んだ人々を改心させる程の
感動的なスタイリッシュが注入されれば、
まだまだ学園生活は色んな意味で輝きを放つのではないか?

本作はクールないち男子高校生の日常に密着した学園ドラマである。
彼は生徒会の一味でもなければ、部活動組織の先輩幹部でもない。
アレンジなしの制服に身を包んだ、
地位自体は一年生の平凡な生徒に過ぎない。

だが、彼が一度、日直を華麗に決めれば、学園生活に花が咲く(笑)

出過ぎた杭である彼に仕掛けられる罠や攻撃もまた、
学園物におけるテンプレの連続。
それを鮮やかな神対応で返される度に、
クール、クーラー、クーレストと高まっていく奇妙な快感w

その先に、怠惰な日本の学園生活に新たな地平が開ける予感(笑)
私も彼の一挙手一投足に釘付けになって視聴し、感動したいw
クールな学園アニメです♪{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 31

80.1 5 不良アニメランキング5位
モブサイコ100(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (902)
4531人が棚に入れました
自己表現がヘタな超能力少年・影山茂夫、通称・モブ。
普通の生き方にこだわり、超能力を封印しているモブだが、感情が昂り、その数値が100になったとき、彼の身に何かが起こる!
インチキ霊能力者、悪霊、謎の組織……モブを取り巻く様々な人に囲まれて、彼はいったい何を思い、何を選ぶのか?
WEBコミック界のカリスマ=ONE(「ワンパンマン」)の原作を、アニメーションスタジオの最高峰=ボンズがテレビアニメ化!
TOKYO MX他にてテレビアニメ放送中! 2つのONEによる期待値100%超の青春超能力アクション!


声優・キャラクター
伊藤節生、櫻井孝宏、大塚明夫、入野自由、松岡禎丞、細谷佳正、藤村歩、種﨑敦美、佐武宇綺
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

モブ君と霊幻さんの掛け合いが面白い、超能力アクション&心霊ギャグ

モブこと影山茂夫君と、その師匠であり、自称霊能力者、もとい詐欺師?の霊幻新隆(れいげんあらたかと読む)さんの師弟コンビが主役のアニメの様です。

1話冒頭から遺憾なく発揮される、モブ君による色彩豊かな花火の様な超能力表現が取り分け目を引きました。それにしてもお強い。殆ど無敵キャラですね(笑)。

純朴で静かなモブ君と、大口叩きでありながら常にテンパリ気味の霊幻さんの掛け合いは、古典的なギャグと言い切ってしまってもなんら語弊は無いと思われますが、絵柄の面白さも相まってかなり笑かされました。

奇抜なキャラデザなので、背景からキャラが浮いている様に見えてしまう場面もいくつかありましたが、ちらっとだけ心霊スポット探索でもしている様な気分にもなれましたので、この作品の持ち味として概ね受け止められました。(1話トンネル入り口付近の背景が特に。2話以降はキャラが背景に馴染んでました。)

それにしてもモブ君と霊幻さんの関係は謎です。自称霊能力者として、依頼があれば片っ端から危険な場所に足を運ぶであろう霊幻さんが、本物の霊感のあるモブ君と出会うという事も、無きしも有らずと思われますが、なぜに師弟関係? 今後の展開で明らかになるのかも知れません。

あとちょっと心配なのは、霊幻さんの嘘がいずれバレてしまうかも知れないと言う事。(1話から結構際どかったので、あるいはモブ君はもう知ってるかも)それでもモブ君なら涼しい顔で許してくれる気がします。そんなオーラをまとっておられる底知れぬお人です。

以下は各話の感想

~3話~
{netabare}
怪しげな宗教団体「(笑)=かっこわらい」とその教祖エクボ現る。正義感溢れる新聞部女子、米里イチさんも登場。そしてついにモブ君が100%に!?

(笑)の教義とは無理にでも笑い顔を作る事で、形から入って本当に笑える様になるというもの‥。悩みの原因を究明しないで表層だけ取り繕っても何も変わらない事は明白です。お仲間達に守られている間は笑っていられるかも知れませんが、独りぼっちになった時、付け焼刃の幻想はぽっきりと折れてしまう事でしょう。

ジョークの様な話ですが、こんな事を真面目に演説している政治活動家が現実にいたりします。もしかしたら新興宗教団体の中にもこんなのがあるかも知れません。似た感じのはいっぱいあります。何というか‥現実の方がヒド過ぎる‥。モブサイコ作中でもれいによっていんちきでした。

2話、3話と続いて、利己的な思惑があるにせよ、霊幻さんの言う事に説得力が加わってきており、モブ君の事を心から心配しているような節も見受けられました。前回のマッサージの腕前といい、かなりの勉強家の様ですし‥(笑)。これなら超能力が使えない事がモブ君にばれてしまったとしても変わらず師匠って言ってもらえる気がします。
{/netabare}
4話、5話
{netabare}
肉体改造部に入部し、新たな自分を見出そうとするモブ君ですが、塩中と黒酢中の不良同士のケンカに巻き込まれてしまいます。初登場となるモブ君以外の超能力者、花沢輝気(テル)も現れ、ギャグ色が大幅に減り(絵柄とかで笑える所あるけど‥)若干バトル物の様相を呈してきました。

初登場時では画で笑わせる印象の強かった肉体改造部の人たちですが、今回では部員思いの優しくも熱い面を爆発させます。もはや肉体改造というレベルじゃない? まるで暴風雨が吹き荒れた様に、瞬く間に不良たちを平らげてしまいました。

続くクライマックスのモブ君とテルの戦い。能力の優劣を付けんとモブ君に戦いを強要するテルに対して、超能力で人を傷つける事を自身に許さないモブ君は身を守る事にのみ徹します。窮地に立たされながらも、あくまでもテルに対して超能力を行使しないモブ君の姿に私は彼の本物の強さを見ました。相手の土俵には決して上がらず、あくまでも自分の信念を通すモブ君、何者にも屈しない確固たる個性があったのではないでしょうか? 超能力が無くともモブ君は空っぽの人間ではないのです。

競争社会の中で自身の価値を、他者との比較、上下、優劣と言った一方的な価値観でしか見出せずに苦しんでいる全ての人達に観てもらいたいお話と思いました。

より強い力を求む者、力が無ければ何かを守れない? その何かとは何でしょうか? 守っているのは本当は国とか家族とかじゃなくて、本能とか呼び習わされている生物の遺伝的特質、あるいは犬も食わぬ様な卑屈なプライドの塊とか何かではないでしょうか? 私はどちらかと言うと後者だと思います。バトル展開は好きではないですが、物語、キャラの台詞に魅力を見出せる良い回でした。(回想シーンの霊玄さんも‥)

前回から暗い影が差すモブ君の弟の律君の事も気になりますが、次回からはまた初期仕様に戻るとの事、このままバトルものにならないでほっと安堵。霊幻さんの出番が戻ってくる事に期待したいと思います。
{/netabare}
6~8話
{netabare}
前回の次回予告では初期仕様になるとの事でしたが、6、7、8話とかなり違っていました。ギャグ少な目で、あってもビジュアル面とか申し訳程度、霊玄さんの依頼引き受けパート(多分マッサージパートともいう)も取って付けた感じで、同じネタの使い回しもあり、私的にあまり楽しめず、ちょっと残念でした。

お話全体も暗さと暴力性を帯び始め、律君の迷走、不良同士の抗争、悪の組織の登場など、どちらかというとバトルものにありそうな展開が続きます。ゆる~い心霊ものとしての初回の雰囲気からどんどんと離れていってしまいました。

バトルといえば5話のテル回ですが、この時はまだ、モブ君の力の放棄とテルの孤独感が絡み合い感動的なドラマを作り出していましたが、8話はもう、不良漫画とかドラゴンボールみたいな完全なバトルものになってしまっていて、殴ったり蹴ったりの応酬が殆ど。不良を"ガキ"呼ばわりする大人も子供。大人の私にはただただ痛々しい印象が残るだけで、ドラマとしての魅力が全く感じられませんでした。モブ君の超能力で人を傷付けまいとする信念はどこに‥という疑問も‥。律君の為だから仕様が無い気もしますが‥。

8話終幕、モブ君とテルが同盟を結ぶ展開は良かったのですが、これもバトルものではお約束の展開‥‥。それにしてもテルのあの頭、面白いのは分かったから、もう初期仕様に戻しても良いのではなかろうか‥?

次回もバトルが続くようです。
{/netabare}
9話
{netabare}
律君救出のお話。ますますバトルものの様相を帯びてきている気がしてなりません。悪人の性格もみんな似たり寄ったり、暴力で脅して言う事を聞かせるタイプ‥。序盤はギャグとか会話劇が多めのアニメだったのに、一旦バトルものの色に染まってしまうと物語の描き方の安易さからそこから抜け出せないものなのでしょうか?

古くからあるジャンプ漫画のパターンそのままなので、あまりにも進歩が無いなぁと今回も残念な内容でした。
{/netabare}
10話
{netabare}
今回もまたバトル回。特徴的な画風を除けば、古典的なバトルものの展開を辿っている様にしか見えませんでした。戦いのけりが短時間でつくのは、見ていてストレスを感じなくて良いけれど、バトル前には期待させて、"あっさり敗北(もちろん敵が)"のパターンは前回から繰り返しでした。視聴者に爽快感を与えたい為なのか、無意味に敵の数が多い様な気がします。

終幕には長らく出番の無かった霊玄さんの姿が! まさか、ウソでしょ?

続けて視聴してみようと思います。
{/netabare}
11話
{netabare}
颯爽と現れた霊玄さん。自信あり気な態度とお得意の口車で「爪」の構成員たちを懐柔、大いなる張りぼてのカリスマをかざし、アジトの奥へと進みます。

「爪」幹部を目前にしても一歩も引かぬ姿勢、非超能力者でありながら、こすい大人の言動と姑息極まりない戦法で相手との力量の違いをものともせず善戦? 爪の超能力者達を"大人になれなかった子供"と断じ、モブ君を連れ帰ろうとする霊玄さん、堂々たる迫力がありました。6話から脈々と続く、幼稚なバトル過多のエピソード全てを布石と錯覚させる程のインパクトがある展開でした。

‥でも、いくらなんでもご都合過ぎる? 冷静に見たら古典的なギャグ描写満載の陳腐な展開と言わざるを得なかったのかも‥。まぁ、今回の主役は霊玄さんだし仕方ないのかも‥(笑)

そして後半パート、「爪」アジトから脱出を試みるモブ君と律君、テル、霊玄さんの4人。人を傷付ける罪をモブ君に負わせたくない霊玄さん、その決死な行動がモブ君の"何か"を再び目覚めさせてしまいます。

ギャグ、シリアス、存分に入り混じった、久々の充実のお話でした。
{/netabare}
12話
{netabare}
最後は結局モブ君が?と思っていたら意外や意外、今回も霊玄さんのターン!

モブの信頼を経て力を得た霊玄さんの無双振り、非常に痛快でした。「没収」と桜威の武器を奪ったり、「人と話す時はマスクを外しなさい」とばかりに遺志黒のガスマスクを引っぺがしたり、あらゆる超能力を無力化しつつ、最後は説教で止め。これが師匠の実力なのか!?

霊玄さんは自らを"庶民"と称し(ほんとは詐欺師だけど)その庶民の力に及ばない幹部達をも庶民と断定。圧倒的な力の差を持って説き伏せるやり方は強引この上ありませんが、結果的には彼らを無力化してしまいました。口車の上手さはやはり大人?もとい詐欺師? まぁ、それで言い負かされてしまうというのが「爪」という組織のへぼさとか薄っぺらさなのですが‥。

とは言っても、「爪」幹部達の持つそれぞれの個性とか力はやっぱり特別なものなので、そこら辺は認めてやって欲しかった気もします。力の強さがどうのとか、上下の話ではなくて‥。でもそれは彼らが後で冷静に見つめていくべき所なのでしょう。

ボスの遺志黒については自己愛の塊の様な人で、人を見下し認めず、その癖自分は認められたいという、力の上下でしか人を評価する事の出来ない、最も幼稚な思考の持ち主であったという印象を残しました。正体が‥‥であったという事も殊更その印象を際立たせています。人をサルと蔑む一方で、人から認められたいというのは矛盾する考えで、この遺志黒という人、実は自分がつまらない人間であると言う事を内心知っていて、それを認めたくないだけなのかも知れません。最後まで抵抗し続けた悪霊使いの人についても多分同じ様な思考の持ち主なのでしょう。

エピローグ、鬼瓦と生徒会長、律君の問題についてのお話があります。リコーダー事件を経て精神的に成長した鬼瓦の、"自業自得の部分もあった"と事件当時を振り返るさわやかな台詞と共に、かなり非道な事をした生徒会長と律君は快く許されました。人の罪を責めない態度、度量、立派でした。いいやつです。

最後の最後、オマケのツチノコ捜索はかな~り久し振りの日常ギャグ回。1話から先、特に成長していない移り気でイイ加減な霊玄さんと、大きく成長したものの、いつもと変わらぬ穏やかさをもつモブ君の姿が見られました。

ここで終わってしまってもいいかなと思える物語でしたが、バトルものというのは後に控える敵を常に用意しておくもの。まだまだお話は続く様です。

もし2期があったら、初回近くのお話とか上記のオマケみたいな日常パートとかギャグを大目にして欲しいけど、どうなるのでしょうか? 漫画未読なので分かりませんが期待したい所です。
{/netabare}

押切蓮介先生の漫画とかに見られる様な、※幽霊+ギャグという意外(むしろ今や定番?)な組み合わせに面白さを見出せる作品でしたが、途中からバトルものに? 初期仕様に戻って欲しいけど無理なのだろうなぁ‥。

最後まで観終えて。紆余曲折ありましたが、最後は初回の雰囲気に元通り。全編を通してみると、とても楽しい作品でした。

※:でろでろ、プピポーなど、面白おかしな妖怪、幽霊もの。幽霊ものじゃないけれど、押切蓮介先生は時代設定を90年代に据えたゲーム漫画「ハイスコアガール」の作者としても結構有名。諸事情で連載停止状態でしたが再開された様で良かったです。

※作画の過大評価は1話冒頭のモブ君のスゴ過ぎるESP描写によるものです。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 27

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

裏バンの白ティーポイズン

霊幻新隆の圧倒的胡散臭さと文句をそこまで言わずにいいように利用されている感ある茂夫。
茂夫がインチキに気付いているのかどうかはよく分からんが、とりあえず小学生の頃に気持ちが救われた恩返しも兼ねてお手伝い。
でも、嘘から出た実もあるってことで。

裏番長になっているのは草。ニックネームのセンスよ。
肉体改造に励むのも良いことです。

圧倒的な強さとモブな感じの組み合わせが面白くて続きが気になる作品。


OP
99 MOB CHOIR
ED
リフレインボーイ ALL OFF


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
自己表現がヘタな超能力少年・影山茂夫、通称・モブ。普通の生き方にこだわり、超能力を封印しているモブだが、感情が昂り、その数値が100になったとき、彼の身に何かが起こる!インチキ霊能力者、悪霊、謎の組織……モブを取り巻く様々な人に囲まれて、彼はいったい何を思い、何を選ぶのか?

1. 自称霊能力者・霊幻新隆~とモブ~
科学では解明できない怪奇現象と戦う「霊能力者」たち。「霊とか相談所」を営む霊幻新隆もまたそのひとり――を自称する、ニセ霊能力者。彼の頼みの綱は、相談所でアルバイトするスーパー地味な中学2年生・影山茂夫、通称「モブ」にほかならなかった……。モブ爆発まで――27%。

2. 青い春の疑問~脳感電波部登場~
部員不足が原因で、生徒会から廃部の通告を突きつけられた脳感電波部。そのメンバーである犬川が目をつけたのは、クラスメイトのモブだった。彼らの執拗な勧誘を一旦、保留するモブだが、そんなとき「霊とか相談所」に聖ハイソ女学園からの依頼が舞い込む。私物の紛失やポルターガイストなど、怪奇現象に悩んでいると話す依頼人たち。さっそく探索を開始したモブは、体育館に悪霊・匂い嗅ぎを追い込むが……。モブ爆発まで――42%。

3. 集いへの誘い~簡単に言うとモテたい~
肉体改造部に入部したはいいものの、川原をランニングしただけで倒れてしまうモブ。彼の願いは筋肉を鍛えて、憧れの幼なじみ・ツボミちゃんと仲良くなることだった……。思い悩むモブにある日、声をかけてきたのは奇妙なマスクをつけた女。彼女に誘われビルの一室を訪ねたモブの前に、満面の笑みを浮かべた男が現れる。彼こそは、笑顔の維持が幸せを維持する条件だと説く怪しい宗教団体「(笑)」の教祖・エクボ様だった。モブ爆発まで――20%。

4. 馬鹿オンリーイベント~同類~
宗教団体「(笑)」騒動のあと、モブはエクボなる悪霊につきまとわれるように。さらには、騒動でモブの力に感づいた新聞部の米里イチが、モブの周囲を嗅ぎまわり始める。そんなある日、肉体改造部をひとりの生徒が訪れる。その生徒とは、塩中で番長を張る鬼瓦天牙。彼は先日、黒酢中に乗り込み、その裏番長・花沢輝気、通称「テル」にコテンパンにされていた。なぜならテルもまた超能力の持ち主だったから……。モブ爆発まで――45%。

5. OCHIMUSHA~超能力と僕~
黒酢中の裏番長である「テル」こと花沢輝気にタイマン勝負を挑まれたモブ。まったく超能力を使おうとしないモブに対し、テルは苛立ちを募らせる。テルによって一瞬にして消し飛ばされるエクボ、破壊される校舎、乱れ飛ぶ包丁と沸き立つ黒雲……。圧倒的な力を振るうテルの姿を前に、モブはかつて、自分と弟の律の身に起きた悲劇を思い出す。「超能力を封印しよう」と思った、あの日のことを……。あとに残された悲しみは――100%。

6. 不調和~成るために~
テルとのタイマン対決もひと段落し、戻ってきた平穏な日常。相も変わらず霊幻は、インチキ降霊術で依頼人を騙くらかし、脳感電派部の暗田トメは、モブを引き連れて超能力者を探しに出掛ける……。そんなある日、モブの弟・律はある男に声をかけられる。男の名は密裏賢治。律を、すっかりモブと勘違いしている密裏は、彼を私設の超能力研究施設・覚醒ラボへと招待するのだった。そして、その施設内には超能力を持つ子供の姿が!?

7. 昂揚~喪失を手に入れた~
塩中の生徒会長・神室が主導する「非行生徒への声かけ運動」により、次々と駆逐される不良たち。一方、黒酢中の裏番・テルを蹴散らしたモブの噂は「白Tポイズン」なる呼び名とともに、ひとり歩きをし始める。我こそは「白Tポイズン」を倒さんと、集まってくる他校の番長たち……。さらには、秘められた超能力を覚醒させた律は、エクボから「兄を越えたいなら、俺と組め」とそそのかされ、自在に力を振るう万能感に酔いしれるが……。

8. 兄ペコ~破壊意思~
他校の番長たちを叩きのめし、万能感に酔いしれる律。そこに現れたのは、ほかでもない兄のモブだった。昔から律が超能力を欲しがっていたことを知り、力の覚醒に「おめでとう」と声をかけるモブ。しかし律は、そんな兄を撥ねつける。さらにそんな兄弟の姿を、遠くから見つめる謎の男・誇山。彼は圧倒的な強さで律の身柄を奪い、どこかへ連れ去ろうとするのだった。弟を救い出そうと、モブは自らの超能力を発動させるのだが……。

9. "爪"~第7支部~
謎の男・誇山によって拉致された律たち。彼らが連行された先は、人類を正しい未来へと導くため、世界征服を目論む秘密組織「爪」の第7支部だった。教育係により洗脳させられそうになるも、一瞬の隙をついて脱出する律たち。一方、モブとテルたちもまた、刺客として彼らの前に現れた「爪」の幹部・寺蛇を捕え、組織の秘密を聞き出す。律を助けるため、第7支部へ向かうモブたちだが、そこには「爪」の幹部たちが待ち構えていて!?

10. 巨悪のオーラ~黒幕~
律を助けるため「爪」の第7支部に潜入したモブとテル。一方の律もまた、脱出の手立てを探していた。行く手に待ち構えるのは、魔津尾、宮蛾輪、無飼、槌屋、嶽内、霧藤ら、「爪」の幹部たちと支部長・遺志黒。壮絶なバトルが繰り広げられるなか、テルは囚われの身となり、エクボも敵の術中に。さらにショウと名乗る不思議な少年が現れ、モブも敵と合い討ちになってしまう……。絶望的な状況下、ついに「爪」の黒幕が姿を見せる!?

11. 師匠~leader~
超能力が一切効かない、通称「封印部屋」に閉じ込められたモブと律、テル。そのとき彼らの前に、思いも寄らぬ人物が現れる。その人物とは、モブの師匠である自称・霊能力者、霊幻。なぜか「爪」のボスと勘違いされた霊幻は、いとも簡単に支部の中心部に足を踏み入れ、モブたちの救出に成功する。しかしそんな彼らの行動を、遺志黒が見逃すはずもない。支部から逃げ出そうとする一同の前に、「爪」の幹部たちが立ちふさがる。

12. モブと霊幻
「爪」の第7支部の幹部たち――桜威・邑機・魔津尾・遺志黒の圧倒的な力を前に、ついに追い詰められてしまうモブ。しかしそのとき、彼が下したのは意外な決断だった。モブはなんと、自分の持つすべてのエネルギーを、霊幻に丸投げしたのだ。モブのエネルギーを借り、さらには得意の口八丁で、霊幻は幹部と支部長の遺志黒をなぎ倒していく……。そうして、ようやく取り戻した平穏な日常。霊幻に電話で呼び出されたモブが向かった先とは……?

投稿 : 2023/06/03
♥ : 9
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いやはやなんとも不思議な作品

詐欺師は大嫌いである。
特に虎の威を借りる狐のような輩は。
主人公の師匠、霊幻は当初、私にとって当にそんな存在だった。
{netabare}
しかし、全話終ってみると
非常に真っ当な常識と身の程わきまえた大人だった。
そして、弟子を愛することのできるいい奴でもある。
想像の斜め上を行く展開で序盤の印象が180度変わった。
ここまでキャラの印象が変わることは滅多にない。

アニメでは最後に非常に魅力的なライバル登場で終わった。
{/netabare}
ぜひ続編観てみたいものだ。

原作者のONE氏の物語構成力の上手さに感心した。
もしかしたら天才かもしれない。
原作見たら画力はあれだったけど・・・

<作画について>
原作リスペクトのキャラデザは残念だが、
いざバトル時となるとキャラの目力は半端無く、
人と人とのぶつかり合いを表現する作画は非常に凝ったもので
アニメの長所を最大限に活かしたものでオリジナリティ豊か。
色彩センスが素晴らしい。
ゆえに作画評価は高め。

以下、視聴中の初投稿時のもの(2016.09.01 09:33)
{netabare}
8話まで観て。

同じ作者の「ワンパンマン」も似たような傾向があった。
ギャグがちっともツボらない。
主人公が最強に至った流れとか
視聴者馬鹿にしてんのかと思うような要素もあった。

でもいつの間にか嵌ってた。

それは、思うに、
バトルシーンの作画が独創的かつ刺激的だった。
主人公などメインキャラは可もなく不可もなくだったが
サブキャラ、ゲストキャラのキャスティングが絶妙で、
意外に魅力あるキャラが複数現れた。

今作では、

インチキ霊能者の霊幻先生など不愉快レベルのキャラもいる。
序盤は、脱力系最強の主人公がワンパンマンのサイタマと被り新鮮味もない。
キャラデザも慣れるまでは辛抱を要する。

でも見続けてる。
多分それは始めに櫻井孝宏氏、大塚明夫氏などの声優の演技力があったから。
そして、毎回引きつけるワンポイントが必ずあるから。

ワンパンマンがだんだん面白くなってきた時と似てる。

ちなみに物語評価を、各話ごとに付けるなら

第1話1.5、第2話2.0、第3話2.5、第4話3.0、第5話3.5、第6話3.5、第7話4.0、第8話4.0
と、回を追うごとに評価UP。ゆえに平均すると8話までは3.0。

たぶん3話も2.0以下だったら、観るの止めてたと思う。

序盤のつまらなさからいってここまで面白くなるとは…

3話以降、エクボ、花沢が登場して
霊幻が脇に追いやられてからが実に面白くなった。

たまたま観たバラエティ「ナカイの窓」にゲスト出演した山寺宏一氏によると
声優のランクによって各キャストのギャラの額は違う。
でも、役数が多いからと言ってギャラが増えるわけではなく
演じるのが主役だろうか脇役だろうが動物の一声だろうが同じ金額。
1本いくらで決まってるという。

つまり、新人が主役でベテラン声優が猫の声だけやったりするような作品もあるけど
ここでのベテラン声優にとっては屈辱ではなくおいしい仕事なんだろう。
製作側は使ったもん勝ちだ。
今作はそのちゃっかりさが頻繁に滲み出てる。
ギャグは相変わらずつまんないけど
兼ね役(ダブリ)祭りの傾向が強いのがちょっと面白い。
ナレーターとエクボ役を兼ねてる大塚氏はもとより
何話だか忘れたが、関俊彦を探せ状態の回があった。
松岡禎丞氏、細谷佳正氏なども何気に兼ね役振られてる。
実力派声優の演技力の幅の広さを楽しめるのは今作の利点。


癖が強いし、ギャグの感性も万人向けとはいかないと思う。
観る人を選ぶ作品なのは間違いないだろう。

3話まで観て、全く面白くないと思ったらリタイアしても仕方ないと思う。
でも、4話、5話の花沢の件は個人的にグッときたのでおススメ。
バトルのシーンはあいた口がふさがらない。

なにより主人公が敵を感化させ成長させる展開がいい。

8話では、毒気も狂気も消え、ナイスガイと化した花沢。
松岡氏の絶妙な演じ分けがさすが。
あの頭なのにあの落ち着いた台詞…中身と外見のギャップで少し笑える。

また、半ば空気のように流されるままだった序盤とはうって変わり、
自らの信念を明確に持ち、障害に立ち向かう主人公、モブは
ヒーロー度が何倍もアップ。
兄弟の愛憎を描くとは意外と深い。

どうしよう…9話以降、どう盛り上げてくれるか。
とても楽しみになってしまった…
{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 23

73.6 6 不良アニメランキング6位
家庭教師ヒットマンREBORN![リボーン](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (765)
4382人が棚に入れました
運動も勉強も苦手で何事もすぐに諦めてしまう、うだつのあがらない少年・沢田綱吉(通称ツナ)の前に家庭教師として現れたのは、ヒットマンを名乗るリボーンという名の赤ん坊。
リボーンの目的はツナをイタリアンマフィア・ボンゴレファミリーのボスとして立派に育て上げるために教育する事。
打たれる直前に後悔した事を死ぬ気で頑張ってしまうという「死ぬ気弾」を使いツナをマフィアのボスに相応しい人間とすべく家庭教師リボーンの「教育」が始まった…。

TABA さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

革命的におもしろいストーリーだった。

一言でいうと、感動と、楽しさをありがとうございました。

軽くあらすじを書くと、
勉強もスポーツも何をやらしてもダメダメのダメ綱こと沢田綱吉のもとに突如やってきた、家庭教師のリボーンと名乗る赤ん坊
正体は、ツナの仲間思いの性格にマフィアのボスの素質があると思い、ツナをボンゴレというマフィアの9代目ボスの後を継ぐくらい強くするという家庭教師でした。
ツナが次々と仲間の為に闘う物語です。

最終話は超絶感動です!!

40話くらいまでは、基本的に仲間集めって感じです。
40話くらいから後は、本格的に戦うバトルアニメです。
でも、僕はこのアニメを見て家庭教師ヒットマンリボーンは普通のバトルアニメではないと思いました。
ボスであるツナが仲間たちを大きく包み込む大空となり
仲間が守護者として
ファミリーのピンチを救う1撃を持つ、細胞を活性化させる力を持つ晴れ
物体を分解する力を持つ嵐
増殖する力を持つ雲
物体を硬化させる雨
幻術で敵を惑わす霧
そして雷
1人のボスと6人の守護者によって成り立たれたメンバー
それだけでもすごく発想の良い物語ですが
それに加えて最強のヒットマンである7人の赤ん坊アルコバレーノ
そしてかつて敵だった奴らも仲間にするツナの器の広さ
とにかく面白いです。
絶対に見るべきです。
もし暇でこのレビューをみたひとがいるなら、ぜひ家庭教師ヒットマンリボーンを見てください。
厄介なことにおわっちゃう悲しさが半端じゃないですけどw

ちなみに僕は、計203話を2週間かけてぶっ通しで見ました。
だからより、終わったことの寂しさがすごいです。
物語もいい、音楽もいい、そしてなにより魅力的なのが、キャラの個性の豊かさです。
キャラの個性が強すぎて、嫌いなキャラも少なくなくなるかもしれませんが、必ずあなたに合った、あなたの好みのキャラがいるはずです。
ちなみに僕は、50話で登場するクローム髑髏という女性キャラにものすごくはまり、それの為に見ていたと言っても過言ではありません(もちろん物語も面白いです)。(髑髏ちゃん大好き!w)
さぁみなさん今まで見たことない世界のアニメを見ようじゃないですか!
きりのいいところでOP変わるところとかもいいですよ。
いい歌ばかりですしw


以上でレビュー・感想は終わりです。
これを書くのに40分くらいかけたので、できれば40話くらいまで見てくれたらありがたいです。
はじめは、ただの茶番ですが、40話当たりから面白くなってきます。

このレビュー見た人で、家庭教師ヒットマンリボーンをしってて、大好きというかたはメッセージください、熱くかたり会いましょう。

そして、僕のレビューを見て、家庭教師ヒットマンリボーンを見るきっかけになって、家庭教師ヒットマンリボーンを見て、面白かったって人は、メッセージください
熱く語り合いましょう!

では、長々と長文失礼しました。

本当に面白いですからひまなかたはぜったいみてください!!

投稿 : 2023/06/03
♥ : 6

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

友情って素晴らしい。なんてゆーと思った?これは「腐腐腐」向けだ

原作既読中(*´Д`)ハァハァ


ダメダメな主人公「ツナ」。
そこに現れたのは、見た目は赤ちゃん。しかし【ヒットマン】だとゆう【リボーン】
リボーンはツナをマフィアのボスに育てる為
【家庭教師】としてやって来た!
これで、題名の意味が分かりましたか?
「私、題名聞いただけだった時、何がなんだかさっぱり分からなかったので、一応簡単に・・」


始めはひたすらギャグアニメですΣ(゚Д゚;マジデ!?
パンツ一丁で走り回ったりwww
キャラの把握程度に観てましたが若干嫌気が差すかもですw
とりあえずそこでリタイアせず観てみて下さい!


バトルが始まりだすと面白くなって来ます!
次々、「腐腐腐」なキャラが登場し、
それぞれ個々の能力があるので、能力を生かしながら
同じ能力者同士のバトルなので面白いです!
可愛い動物の相棒も出てきます(*´ω`)ウリカワユス(ネコ)


そして、「リボーン」が何故赤ちゃん?と思ったそこのあなた!そこに大きな真実が隠されているのです!!
リボーンの様な赤ちゃんは7人居ます、上記に書いた「能力」と共通の意味を持つ7人の「アルコバレーノ」(赤ちゃん)達。(個人的にコロネロが好き(*´Д`)ハァハァ)


リボーンに教育され、バトルなどを繰り返し
徐々に色んな面で成長して行くツナと仲間達。
一応?wマフィアのお話なので、他のマフィアやら
、暗殺部隊(「ヴァリアー」、こいつらカッケー!最高(゚∀゚)ベルトフラン!)
やらいろいろ出てきますが何故かすぐ把握出来ました!
とりあえず、みな腐腐腐ですwww


かなりの話数なので全ての魅力をお伝えするのは難しいですが、
私は面白かったので2週間位で観ましたww
アニメ版は終わっちゃいましたが、
また復活する日を祈っている作品です(*´∀`)





投稿 : 2023/06/03
♥ : 19

だいそん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

死ぬ気の炎

この作品は死ぬ気の炎っていう設定が面白いですよ。
主人公はオデコから炎を出します。
手からも出します。でも、燃えません。
他の人も炎を出します。でも、燃えないんですね。
面白い、とは思いませんかね?

思って貰えていない気がします。

じゃあ、こんなのはどうでしょう。
主人公はダメダメです。
みんなに落ちこぼれ扱いされていて、まともな友達すらいません。
嫌な生活です。
そんな人間の人生が、一人の赤ん坊によって波瀾万丈な、最悪で最高の人生になるんです。
どうですか。面白くないですか?

いや、まだダメですね。

というか、まだダメって言って下さいね。これだとまだ短い気がするので。

少し違う話をしましょう。

ある人は不治の難病にかかっています。
けれど、だからこそ世界一病気に強くなりました。

ある人はキレやすい危険人物です。
だからこそ、いざという時に頼りになります。

ある人はとても弱いです。
だからこそ、弱い人の気持ちが分かります。

今、ちょっと人物紹介しました。
キャラは二面性があると面白いと私は思うんですが、皆さんはどうなんでしょうか。
面白いですよねー。

もう一つくらい言っておきましょう。
なんか、面白さが伝わっていない気がするので。

風紀委員長が一際ヤバい奴なんですよ。
トランプみたいな方です。
刺激的で、急進的で、革新的です。
まさに、独裁の権化。
このキャラは、好きになること間違いなしですね。
世界中から愛されるべきキャラだと思うんですが、どうでしょう。
あー、別にトランプ氏がいいと言っている訳ではないです。
ただ、可愛いです。
可愛いですよね?

しかも、彼は雲雀というんですが、ファミリーのエースですよ。いざというときに活躍するんですね。
まるでトランプの切り札みたいですね。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 2

74.7 7 不良アニメランキング7位
空の境界 第三章 痛覚残留[ツウカクザンリュウ](アニメ映画)

2008年2月9日
★★★★★ 4.1 (725)
4233人が棚に入れました
1998年7月、複数の捻じ切られたような変死体が見つかるという、人間の仕業とは思えない猟奇殺人事件が発生する。そんな中、“伽藍の堂”の所長である蒼崎橙子に一件の依頼が飛び込んできた。依頼内容は事件の犯人の保護、あるいは殺害。犯人の名前は浅上藤乃。殺された被害者たちに陵辱されていた少女だった。式は藤乃の暴走を止めるために行動を始める。

声優・キャラクター
坂本真綾、鈴村健一、本田貴子、藤村歩、能登麻美子
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

自身と似て非なる能力者に式は何を思うのか

「空の境界」は奈須きのこによる、同人誌に掲載された長編伝奇小説である。全7章で構成され、本作は第三章「痛覚残留」が映像化された。「そらのきょうかい」でも「くうのきょうかい」でもなく、「からのきょうかい」なのでお間違えの無い様に。
略称は「らっきょ」。

「空の境界」は奈須きのこの小説だが、奈須きのこと武内崇の所属する同人サークル(現在は有限会社Noteのブランド)「TYPE MOON」の作品に「月姫」、「Fateシリーズ」などがあり、「空の境界」と世界観を共有している。奈須氏によると「微妙にズレた平行世界」とのこと。


劇場版「空の境界」は圧倒的な映像美、迫力満点の戦闘シーンと、難解且つ素晴らしい世界観を、原作小説を忠実に再現し映像化したufotableの力作である。
本作のメインテーマは「境界」である。相反する二つのものに関するメッセージが緻密に組み込まれている。
その各々に対する矛盾もまたテーマの一つだ。
奈須氏の命の重さ、禁忌を主題とした本作の完成度には脱帽するばかりである。
「生」と「死」、「殺人」と「殺戮」などについて考察するわけだが、テーマがこれであるから必然的にグロテスクな描写がある(しかも美しかったり)。
また、難解な言葉(辞書的意味では用いない)や、時系列のシャッフルにより、物語の理解はやや困難である。
しかし、この時系列シャッフルこそが「ミステリ」における叙述トッリクとして作用しているのである。
決して時系列の通りに見てはいけない(2度目からはご自由に)他にも、原作にはなかった「色分け」が行われている点も魅力的だ。式の服の色や、月の色なども見てみると楽しい。
全7章に渡って展開される両義式と黒桐幹也の関係も素晴らしい。
設定はここで説明するとつまらないので、作品を視聴することをお勧めしたい(丸投げであるが(笑))
副題のThe Garden of sinnersは直訳すると「罪人の庭」と言う意味。sinには(宗教・道徳上の)罪という意味があり、guiltの(法律上の)罪とは区別される。
Theの次のGardenが大文字であることから、これはギリシアの人生の目的を心の平静(アタラクシア)に見出した精神快楽主義のエピクロス学派を意味する。よってThe Garden of sinnersは快楽主義に溺れた道徳的罪人という意訳が適切ではないか。



第三章の本作は「空の境界」の時系列で、全7章のうち3番目にあたる作品だ。本作の視聴で第一章での伏線を回収し、第二章のその後を展開する。本章に登場する浅上藤乃は、巫条霧絵や両儀式と同じ能力者であり、彼女も悩みを抱えて生きてきた。彼女の思いや、彼女と両儀式の接触により生じる式の心情の変化、式の信条について知ることが出来る。
第一章俯瞰風景の直前の話であるので、式と幹也の関係を一章と比較してみるのも良い。
本章は一章・二章と比較して話が理解し易く、初めての視聴でも面白く感じられると思う。
本章のメインは浅上藤乃である。彼女の変化に細心の注意を払って観て欲しい。
副題の ever cry never life は直訳すると「いつも叫ぶ、決して命でない」となるが、この場合、「いつも叫んでいる、一度も生きたことは無い」といった訳だろうか。

考察←観る前に見ない様に。
{netabare}

時系列:3/8
1998年7月
両儀式:18歳 職業:高校生(サボりがち)
黒桐幹也:18歳 職業:大学中退 伽藍の堂に勤務

原作との相違:小
原作との尺の比 155P:57min=1:0.53(1分当たり2.72P)
(一番原作との尺の長さの比が合致していると判断される2章の比を基準:1とする)
(原作の頁数は講談社文庫を用いる)


・「無痛症」について
「無痛症」という病気は実際は無く、「先天的無汗症」という病気が之に該当する。
痛み・熱さ・冷たさなどを始めとした触覚全般に関する感覚が存在せず、体温調節が非常に困難である。
「痛覚」の定義として皮膚・粘膜・骨膜・内臓などに生じる感覚とあり、痛覚が無いということは五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)の内、触覚が無いに等しい。
般若心経に「無眼耳鼻舌身意、無色声香味触法」という文言がある。即ち「目・耳・鼻・舌・体・心といった感覚器官は無く、其々の器官に対応する対象[色(=物体)・音・香り・味・触覚・観念]も無い」という意味で、般若心経中では、龍樹(ナーガールジュナ)により完成させられた「空」の思想の説明に用いられている。(般若経自体は龍樹以前から存在する)
注目したいのは、「体が無ければ触覚も無い」という表現である。之即ち「触覚が無ければ体を感じることが出来ない」ということである。
浅上藤乃の場合はデビック症という延髄炎の一種で、感覚の麻痺を起こす病気で、失明の虞さえある。
藤乃は加えて鎮痛剤の一種「インドメタシン」の大量投与により、痛覚を人工的に失った。
彼女は常に自身の体を感じることが出来ず、虚ろな日々を過ごしていた。これは痛覚が「生の実感」を得るのに必要不可欠な要素であり、五感中で最高に重要な感覚であることを証明している。彼女は国語の読解力に欠け、他人の気持ちを「理解」することは出来ても、「実感」することが出来なかった。これも痛覚が無い為である。


・「殺人」と「殺戮」について
「殺人」とは、相手に抱く感情が、自己の容量を超えてしまったとき、それが極端になるとき人を殺してしまうこと。人が互いの尊厳と過去を秤にかけて、どちらかを消去した場合のみ、それは殺人となる。人を殺したという意味も罪も背負う。そして、人を殺すということは自分自身も殺すということである。
また、殺人は殺す側が「人」として相手を殺すことが必要で、死体が肉塊であったり、消し去られてしまったりする場合は、人としての尊厳が無く、「殺人」とは呼べない。
「殺戮」とは、殺された側は人だが、殺した方は人としての尊厳も意味もない。後の意味も罪も無い。自然災害に例えられる。殺戮は殺す相手を特定せず、殺される意味を持たない。
すなわち大義名分の無い殺人と言える。式は彼女の置かれた境遇から人一倍「殺人」に対する意識が強く、殺戮を酷く嫌う。藤乃の五人目以降の殺人は「殺戮」と定義されている。


・「浅上藤乃」について
{netabare}浅上藤乃の起源は「虚無」。荒耶宗蓮は両儀式と相反する能力者をつくる為、彼女の痛覚を復活させ、「死に接触して快楽する存在不適合者」にさせたのだ。
浅神家は混血の大敵である四家系「浅神」「巫浄」「両儀」「七夜」の一つであり、
浅上藤乃は浅神家の没落から母と共に浅上家に引き取られた。
彼女は、両儀式、巫条霧絵と同様に起源に「虚無」を持ち、特別な家系故に、特別な力を発現した。視界内の任意の場所に螺旋を作り、対象の強度に関係なく曲げる(捻る)能力、その名も「歪曲」(要するにサイコキネシス)。
浅神家は両儀家と異なり能力者の発現を忌み嫌う。浅上藤乃は幼少期に能力を発現し、能力の元である「歪曲の魔眼」を封じる為、父親によって強制的に感覚を奪われ、人為的に感覚を喪失してしまう(人工的無痛症)。
彼女は幼い頃「痛覚」を持っており、薬物の過剰投与によって「無痛症」になってしまった。
『第二章殺人考察(前)の考察「式と織」について』で述べた見解として、式は「抑圧」の感情を、織は「解放」の感情を受け持つと記述したが、浅上藤乃の場合は、
「抑圧」の感情により傷を耐え忍び、「解放」することを恐れた。
中学時代に幹也に「傷は耐えるものじゃない。痛みは訴えるものなんだよ」と言われていたが、これを実行出来ていたら、彼女はここまで苦しまずに済んだだろう。能力を取り戻した彼女は「痛み」(ストレス)の「解放」の手段として能力を発動し、他人の痛みを自身の痛みの代償とした。
腹部の虫垂炎が原因で「痛み」が止まず、痛みの発散の為に殺人を繰り替えす。
後に他人を殺すことに快楽を覚え、必要以上の能力の発動を行い、殺戮を始める。精神的苦痛から自身を陵辱した不良に対する復讐を行っていたが、いつの間にか無関係な他人を殺害するようになった。式は彼女が無関係な殺害を始めた時点で、彼女の殺害を決意した。
式に「おまえは血の味を知ったケダモノだ。人殺しを愉しんでいる」と指摘され、
「それは貴女でしょう。わたしは、愉しんでなんか、いない」という言葉は、痛みで思考が麻痺しながらも「まとも」でない自分を認めたくないという心情の表れである。

「太極図」で式が一つの肉体に二つの人格を持つ二重存在者なのに対し、彼女は万物の移り変わりを現す螺旋の方向性を視認出来る存在不適合者である。
荒耶宗蓮による恢復によって、バットで殴られた際の脊髄の炎症は治療され、不定期に痛覚が復活するようになった。
幼少期に封印されていた能力が復活したことに依り、その能力の威力は凄まじく、式を凌駕するものだった。更に後には透視能力(千里眼)をも発動出来るようになった。
彼女も巫条霧絵と同様に荒耶宗蓮の「根源の渦」、『 』への到達という最終目標の為に両儀式と接触する駒となった。
一章では述べなかったが、この似て非なる式・霧絵・藤乃の三者の共通点として、
「虚無」を起源とし、「根源の渦」、『 』への到達の鍵であること。三者とも「生」の実感が得られず、「今」を生きることに全力を注ぎ、快楽への傾倒が何時起きても可笑しくない不安定な存在であること。黒桐幹也という存在に、三者とも一種の憧れを抱いており、自分を受け入れてくれる唯一無二の存在として、彼を欲していることなどが挙げられる。この点に関しては五章矛盾螺旋や終章空の境界で改めて記述する。{/netabare}


・ほんの少し――ほんの少しだけ、おまえよりの殺人衝動――」について
{netabare}第六章「黒桐幹也」についてで述べるが、彼は「どこまでも普通で、誰よりも人を傷つけない」という起源を持っている。中立かつ博愛である彼は誰かを特別視することが出来ない。自分の親類と赤の他人とを同等に扱わなければならない。式が幹也に人殺しについての一般論を期待した(というか幹也には一般論しか言えないのを分かっていた為、自分を否定して欲しかったのである。)のは、この起源に起因する彼の性格によるものである。
社会的に罪を背負うことがなくとも、自責の念だけは残り、それは償うことの出来ない罪の意識として、当人を苦しめることになる。式が罪の意識は常識によるものだから、常識のない自分を野放しにしてよいのかと幹也に問うたとき、彼は「式の罪は、僕が代わりに背負ってやるよ」と回答した。
式の「かわりに一つだけ分かった。自分の生き方、自分が欲しいものが。とてもあやふやで危なっかしい物だけど、今はそれにすがっていくしかない。そのすがっていくものが、自分が思っているほど酷いものじゃなかったんだ。それが少しだけ嬉しい」という台詞は、式が生の実感を得る上で必要不可欠な殺人衝動が、浅上藤乃との戦闘で式の殺人衝動が思ったほど酷くなく、浅上藤乃を許せるものであったことから、一般論を期待していたけれど、人間味のあることを言ってくれた幹也に向けて、幹也の期待に応えられる殺人衝動という意味で言ったものである。式は織の消滅によって空いた伽藍洞の心を幹也で埋めることを決意し、織の幹也と幸せに生きるという夢を叶えるため、幹也と共に生きることを決意し、自分の生の実感を得る手段としての殺人衝動を幹也に認めてもらえるようなものにすることを決意した。因みにこの会話は第三章の最重要場面である。ここでの約束が七章で果たされることになる。
{/netabare}
・「傷跡」について
浅上藤乃をイメージして奈須きのこ監修の下、梶浦由記によって作詞・作曲された。中学時代に浅上藤乃は黒桐幹也と出会い、今回再び助けられた。
「ねえ、生きていると分かるほど抱きしめて」という歌詞や他の歌詞から、彼女の「生の実感」への渇望と、憧れの混じった恋について上手く纏められている。



・「痛覚残留」という作品について
幼い頃に「歪曲」という能力を発現し、封印されてしまった浅上藤乃。彼女は能力の封印の代償として「痛覚」を失ってしまう。痛覚を失うことで外部からの刺激・自らの身体の感覚を失い、「生の実感」をも失ってしまう。彼女は痛みを知らず、感情の抑揚も乏しく、鮮花に「誰にも憎まれない娘」と評されるほど温和で穏やかな性格となった。
無痛症の為、自身の身体の異常が検地出来ず、外出に厳しい礼園女学院生ながら、主治医に定期的に診て貰う為に外出をしていたところを不良に絡まれ、半年間に亙って性的暴行を受けたが、感覚が無く、感情に乏しい為ほとんど抵抗はしなかった。
しかし、金属バットで背中を強打されたことで脊髄に損傷を受け、不定期に感覚を取り戻すようになる。ある日感覚を取り戻している時間に不良のリーダーに腹部を刺され、自己を防衛する為に「歪曲」により湊啓太以外の4名を殺害してしまう。
実際には腹部を刺されるよりも能力の発動の方が早く、彼女は刺されていなかった。
彼女は腹部に虫垂炎(後に腹膜炎)を患い、その痛みは腹部の傷として彼女に認識される。
彼女は陵辱されたという精神的苦痛から、不良への復讐を行い、湊啓太を捜索する。他人の痛む様子を見ることで「生の実感」を得ることを覚え、他人の痛みで自身の痛みを補完しようとした。しかし、手段と目的が入れ替わり、殺人に快楽を覚えるようになり、殺すことで「生の実感」を得る為、殺戮を始めた。痛むが為に人を傷つけるのではなく、人を傷つける為に痛む傷。傷は人を殺す理由の為に永遠に消えない。
式は能力を発現している時の彼女を酷く嫌い、之を殺すことで排除しようとした。藤乃の能力「歪曲」により左腕を失うが、「直死の魔眼」の力により、「歪曲」の描く螺旋を殺すことに成功し、藤乃に勝った。
しかし、彼女が無痛症に戻ってしまったので式は殺害を止め、彼女に巣食う盲腸を殺すことで幕を閉じた。


・名言(原作より抜粋)

藤乃「――はい。とても・・・・・・とても痛いです。わたし、泣いてしまいそうで――泣いて、いいですか」

藤乃(お腹が痛い。見えない手に、私の中身が鷲摑みにされる不快感が。吐き気がする――いつもはそんなものはしない。めまいがする。――いつもは唐突に意識が落ちる。腕がしびれる。――いつもは目で見て確認する。 とても、痛い。――ああ、生きている。)

藤乃「・・・凶れ」

橙子「黒桐は間に合わなかったか。さて。嵐が来るのが先か、嵐が起こるのが先か。式ひとりでは返り討ちにあうかもしれないぞ。両儀」

幹也「馬鹿だな、君は。いいかい、傷は耐えるものじゃない。痛みは訴えるものなんだよ、藤乃ちゃん」

式「万物には全て綻びがある。人間は言うにおよばず、大気にも意志にも、時間にだってだ。始まりがあるのなら終わりがあるもの当然。オレの目はね、モノの死が視えるんだ。おまえと同じ特別製でさ。だから――生きているのなら、神様だって殺してみせる」

藤乃(やっと手に入れた痛覚なのに、今はこんなにも憎い。でも――ほんとうだ。痛いから――とても痛いから、死にたくないと渇望する。このまま消えるのはイヤ。もっと、生きて何かをしなくちゃいけないんだ。)

藤乃(もっと生きて、いたい。もっと話して、いたい。もっと思って、いたい。 もっと ここに いたい。)

式「痛かったら、痛いっていえばよかったんだ、おまえは」

幹也「・・・罰っていうのは、その人が勝手に背負うものなんだと思うんだ。その人が犯した罪に応じて、その人の価値観が自らに負わせる重荷。それが罰だ。
良識があればあるほど自身にかける罰は重くなる。常識の中に生きれば生きるほど、その罰は重くなる。浅上藤乃の罰はね、彼女が幸福に生きれば生きるほど重くて辛いものになる」

幹也「そっか。じゃあ仕方ない。式の罰は、僕が代わりに背負ってやるよ」

式「もうひとつ白状するとさ。・・・・・・オレも、今回ので罪を背負ったと思う。けど、かわりに一つだけ分かった。自分の生き方、自分が欲しいものが。とてもあやふやで危なっかしい物だけど、今はそれにすがっていくしかない。そのすがっていくものが、自分が思っているほど酷いものじゃなかったんだ。それが少しだけ嬉しい。ほんの少し――ほんの少しだけ、おまえよりの殺人衝動――」
{/netabare}

感想

本作は一章,二章と比較して分かり易い作品で、世界観がだんだんと理解出来てきた中で、式と似た境遇の人間・浅上藤乃と式を絡ませ、両者の違いや、式の信条などを視聴者に刻銘に印象付けさせ、五章矛盾螺旋への繋ぎとしての役割が十分に果たせている。
一章に比肩する式の戦闘シーンや空の境界随一のグロテスクな描写の多さが特徴的だった。
本章は幹也から式への想いの表現が多かったが、式から幹也への想いの表現が少なく、式が何を想っているのか想像することが出来た。もしかしたら藤乃の幹也への想いに嫉妬していたのかもしれない。
「努力してみる」などツンデレ気味の発言も含まれている。
ほんの少し――ほんの少しだけ、おまえよりの殺人衝動――」と言った式の覚醒後初めての笑顔は大変可愛い。
{netabare}
「凶れ(まがれ)」という言葉が式に向けて何度も発せられたが、あれは殺戮が彼女に「生の実感」を与える唯一の痛みへと変貌してしまったことを示しているのと同時に、自分の存在を否定するものの排除という「殺人考察(前)」における式に似た心情であると考える。
藤乃は可哀想な人生を歩んできたが、その中での幹也への恋と、「普通でありたい」と思う心が彼女の心の糧となったと思う。最期に式によって殺されなかったことは、彼女にとっても、式にとっても良いことだった。無痛症は治らないだろうが、盲腸が治って良かった。
最初と最後に出てきた「とても・・・とても痛いです。わたし泣いてしまいそうで――泣いて、いいですか」という言葉が藤乃の本音だろう。
最後に痛覚がある状態で盲腸の痛みを実感し、「痛い」から「死にたくない」と「渇望」する。という強い思いが湧き出てきた。
もっと生きて、いたい。
もっと話して、いたい。
もっと思って、いたい。
もっと ここに いたい。
という「痛い」=「居たい」という強い意志が「痛覚」があることで具現した。
同時に自分が愉しんでいたモノの正体に対する痛み、自分が犯した罪、自分が流した血の意味を「実感」した。
藤乃「痛みは耐えるものじゃなくて。誰かに愛してと訴えるものなんだって、あのひとは教えてくれたんだ」
とあり、「痛み」の正体を知るに至った。
式が言った「痛かったら、痛いっていえばよかったんだ、おまえは」という言葉のとおり、もっとはやく「痛い」と言えていればと思う。
{/netabare}

この三章は、一章,二章を視聴した上で「両儀式」という人物について考えさせる作品だった。
浅上藤乃という式に似た殺人鬼の登場。彼女も特別な家系の生まれで、それ故に不幸な人生を歩んでしまう。本章は藤乃への同情を誘うとともに、式の心の揺らぎが見られる。
一章と二章を繋ぐ三章。そして二章と三章を繋ぐ四章へと話は進んでゆく。

本作は考察のし甲斐があり、非常に面白い。また現代人への処方箋のような役割を果たし、私達にカタルシスを与える。

私は全章視聴後原作を購読したが、読み応えがあって大変面白い。アニメを観た人は補足の為にも、お勧めしたい。
未視聴の方は、是非挑戦していただきたい作品である。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 48
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

強制された抑圧と、境界を越えた解放

原作未読。
全8章からなる物語の3章目。約60分。

「空の境界」全章に共通する項目は、第1章のレビューをご覧ください。
→ http://www.anikore.jp/review/450724/

1章より前、2章より後の話。
ストーリーは比較的独立しており、この話だけ観てもわかりやすい構成になっています。

この回では少し笑いの要素が入ってきます。
また、黒桐幹也の妹、黒桐鮮花の出番があります。
彼女は清涼剤みたいな存在で、話に柔らかみをもたせてくれています。

ただし、残虐性にも拍車がかかっています。
人間の負の面を強く表現している印象です。
残酷な話と軽いテンポの会話、その組み合わせで、他の章との重みのバランスを取っているのでしょう。

映像面の見所は、嵐の中での戦い。
水を切るように動く表現は、実にスタイリッシュです。

EDテーマは「傷跡」。


【3章「痛覚残留」の考察】
{netabare}
過去に、黒桐幹也と浅神藤乃は出会っています。

幹也「いいかい?傷は耐えるものじゃない。痛みは訴えるものなんだよ」

これは、私たちの日常生活にも繋がってくる発言です。
「抑圧」=「傷を耐える」という行為は、周りに危害を加えないと同時に、自分の中にストレスどんどんため込んでしまいます。
そして、たまりにたまったストレスは、ふとしたきっかけで爆発してしまう。
それを防ぐためには、ストレスを定期的に「解放」=「痛みを訴えることを」してやらなければならない。

浅神藤乃は、精神的にはごく普通の人間です。
しかし、痛みを訴える方法が「能力の発動」という特殊なケースだったため、「人工的に感覚を抑える」という方法で、強制的に抑圧され続けてきたわけです。


そして、金属バット殴られた衝撃で、一時的に復活した痛み。
むりやりイスに縛り付けられ、勉強させられ続けてきた人のロープが、ふいにほどけたと考えると分かりやすいと思います。

自分のやりたいようにできない、つまり「生」を実感できない「空っぽの」状態から解放される。
やっとストレスの発散が可能になりました。
ただし藤乃は、痛みを感じている間はストレスの解放が終わっていない、つまり、痛みを訴え続けなければならないと解釈しています。
だから、殺しに対して「私は楽しんでなんかいません!」と藤乃は言ったんでしょう。

しかし、抑圧が解放されることに、徐々に喜びを覚え始めた藤乃。
必要最小限の解放ではなく、必要以上の解放へと、その「境界」をまたいでしまった。
それが、「殺人」という行為を超え、無関係な人々を巻き込む「殺戮」へと移行し、式の怒りを買ってしまうことになったわけですね。

しかも、実際はナイフで刺された痛みではなく、もともと持っていた病気による痛みだった。
そのため、永遠にストレスの発散が終わることがないわけです。

さんざんたまっていた「ストレス」が一気に解放されたわけですから、藤乃はあれだけの力を発揮しました。
そして同時に、余命いくばくもない藤乃。

この状況を打開する方法が、式にしかできない「病気を殺す」という行為だったのでしょう。

この浅神藤乃が、2章のラストで語られた「死に接触して快楽する存在不適合者」に相当します。


【全て見終わった人へ】
{netabare}
4章で分かりますが、痛覚が戻ったのは、バットで殴られたのがきっかけではないんですね。
荒耶宗蓮の仕業だった。


7章でも触れられていますが、

殺人=相手に抱く感情が、自己の容量を超えてしまったとき、それが極端になるとき人を殺す。人が互いの尊厳と過去を秤にかけて、どちらかを消去した場合のみ、それは殺人となる。人を殺したという意味も罪も背負う。そして、人を殺すということは自分自身も殺すということ。
殺戮=殺された側は人だが、殺した方は人としての尊厳も意味もない。自然災害に例えられる。

と区別されています。
この違いを強調しているため、藤乃に危害を及ぼした人以外への殺害行為を「殺戮」と呼んで、式は嫌っていたわけですね。


なお、劇中で橙子が式に渡したカードキーの名義は「荒耶宗蓮」となっています。
橙子「名義は古い知人のものを拝借したがね」
ここで、初めて名前が出てきています。

また、カードキーの色は、蒼、橙、ピンクの3色。
「式、織、両儀式」の着ている3種類の着物の色と被ります。
また、
橙子「式一人では返り討ちに遭うかもしれんぞ、両儀」
すでに橙子は、式の2種類の人格に加え、3つ目の人格に気付いていたんですね。

{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 33
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

おススメできないです。

第三章です。

今回は一章と同じく不可思議な事件を解きます。

痛みを知らない少女、浅上藤乃のお話。

演出や音楽は相変わらずに良かったですのが
とってもとっても嫌な気分になる映画でした。
浅上藤乃は痛みを知らない少女。
また性格も流れに身を任せるような女の子でして
そんな彼女を面白がってひどいことをする不良達がいるわけです。
まあいわば凌辱ですよ。
そのひどい描写があってのストーリー構成なのでしょうが
あれはもう最悪です。本当に観てて嫌だった。
だから二度と観たくないです。
一章から順に二章、さあこれから三章だという人で
こういう描写が苦手なら控えた方がいいかもしれません。
別にこの回を観なくても話は十分に理解できるので大丈夫です。

まあそんなとこかな。



{netabare}

浅上藤乃が意志とは無関係であっても殺戮を好んでしまい
父親から勘当され、1人孤独に痛み苦しむ。
そして、逃れようのなく、無意味な戦いを式と交える。

こうみるととても面白かったように思えます。
戦いが決まって橋で相まみえるまですごくドキドキしました。

式は浅上を生かしましたね。
僕は殺すものだと思っていました。
もう手遅れなはずなのに。
確かに死んでしまってはあまりに救いがないですね。
あのあと浅上はどうなるんだろう。気になります。








以下は非常に個人的なお話です。



けれどあのかわいそうな描写は本当に嫌でした。
弱いものへの暴力は最低です。
一般的にみても、特に男性から女性への力の行使は
どういう場面であれいいものとしては映りませんね。
でも僕はこれに対し賛成の立場でありながら
この先僕は女性に対し絶対に暴力を振るわないと
果たして言い切れるのかということを随分前から自問自答しています。
というよりもし自分が怒りと憎しみから
「ああ、僕はこいつを殴らなければならない」
と向かいあう相手に思わなければならなくなることが怖いです。
きっかけは村上春樹さんがネットで募集した質問に対して
答えるというものでその中に
「彼氏から暴力を振るわれて大変。
 けどもうしないって約束してくれました。信用できますか?」
みたいななんとも欠陥の多い質問だったのですが
それに対し村上さんは
「男性が女性に対して暴力を振るうことは決していけない。
 けれど次振るわれたときには別れなさいと。
 もう彼は今後約束守ることはないでしょう。」
みたいなことを答えていました。
その時に僕もうんうんと思ったのですが
それについて真剣に考えてみると、
もし自分の許容を超えた裏切りやなにかをされたときに、
男としてまた1人の人間として本当に踏みとどまることができるだろうかと。
極端な例ですが朝起きたときに
「あら、おはよう。今日はいい天気よ。
 そうそう、あなたが寝ている間にあなたの右目と左腕売ってしまったの。
 大丈夫、心配しないで。
 あなたはいままで通りに目が見えて、耳が聞こえて、
 その他の五感も正常よ。
 言葉も話せるし、抽象的な思考もできる。
 物も五本の指で掴めるし、足は二本とも残しておいたから
 直立二足歩行の動物としてとても健全だわ。」
なんてことになったら(笑)
でもなんにしても男性が女性に対して
むきになってる姿ほど醜いものはありませんよね。
これは本当にそう思います。


僕は浅上藤乃への暴力的な描写には断固反対です。
これを流してはいけないよ。



{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 9

65.8 8 不良アニメランキング8位
明日のよいち!(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (665)
4061人が棚に入れました
山で父と修業をしていた少年剣士・烏丸与一。ある日、父に「このままでは、お前はこれ以上強くなる事はできぬ!」と言われ都会に出ることを決意する。新たな修業を求めて都会・浅模市(あさみがわし)に出た与一は同じ流派の斑鳩いぶきという少女に出会い、美人4姉妹が暮らす斑鳩道場に居候することになる。

声優・キャラクター
岡本信彦、佐藤利奈、戸松遥、田村ゆかり、花澤香菜、中井和哉、浅沼晋太郎

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

褌だから平気だもん♡

2009年1月-3月TV放送された。全12話。
2006年6月号から連載の漫画を元に制作されたアニメ。
※深夜枠ですが放送コードの関係上パンチラなどは無い。

あらすじ。

山で父と修業をしていた少年剣士"烏丸与一"はある日、父
に「このままでは、お前はこれ以上強くなることはできぬ!」
と言われ都会に出ることを決意する。

新たな修業を求めて都会「浅模川市」に出た与一は同じ流派の
美人4姉妹が暮らす斑鳩道場に居候することになるが・・


感想

先ず主人公が憎めない♡ 1話目で直ぐ分かる通りラキスケ等
常備の超学園ラブコメ風ナンセンス剣術バトルアクション♫

ドタバタギャグ展開も多いので、ハマると何度でも笑える♡
何だかんだで殆ど"いぶき"の勘違いや嫉妬が引き金で問題が
大きいトラブル(ラキスケ展開)になる事も多いが与一が常に
いぶきから理不尽な暴行や不遇を受けるギャグ展開が多い。

キャラデザはラブコメにあってる感じで、各キャラの個性も
可也強く、相対的なバランスも良く親しみやすかった。

鳥谷の2クール後の姿を是非視たいとか妄想もあり・・
「鷲津ビジョン」「つばさビジョン」も何処までいくか・・

各キャラの魅力の補填エピソードが終わる頃には色々と恋が
絡まって可笑しな事になってどうなの?と考える暇を与えず
一区切りの鷺ノ宮の策謀に立ち向かい、勢いがある内に終焉。
原作の状況は不明だけど2クール行けたのでは?と思った。

与一といぶきのやりとりは・・夏奈を相手にキレた春香を
彷彿とさせる雰囲気も・・あったりなかったり・・




烏丸 与一:岡本信彦:高校2年生の17歳。
浮羽神風流の達人。同門流派の斑鳩道場に居候している。
武士道を体現した性格で常に袴を着て木刀を携帯している。
礼節を重んじる。抜群な運動神経とは裏腹にかなづち。
17年間山育ちの為、可也の世間知らずで女性に免疫も皆無。
女性の色香に惑わされやすい。すぐに切腹しようとする。

斑鳩 いぶき:佐藤利奈:高校2年生の17歳。
斑鳩家の長女。流派は浮羽神風流で、斑鳩道場師範代。
ミス翼高に選ばれる等容姿も端麗成績優秀でクラス委員。
両親の都合で斑鳩家の保護者役の家事全般も熟す完璧少女。
責任感が強く明るく優しい性格だが、本当は淋しがり屋。

斑鳩 あやめ:戸松遥:高校1年生の16歳。
斑鳩家の次女。所謂・・素直になれないツンデレ少女。
家事やお化けの類が苦手。胸が小さいことを気にしている。
完璧超人の姉のいぶきに強いコンプレックスを抱いている。
クールを装ったり毒舌気味だが、本当は純情で優しい性格。

斑鳩 ちはや:田村ゆかり:中学3年生。
斑鳩家の三女。芸術家の母の血を濃く受け継いでいる。
中3にしてプロの漫画家で常に漫画の事を考えている。
与一の周辺に起こる女性トラブルを観察して楽しんでいる。
時々あやめやいぶきを煽る事もある。眼鏡っ娘で僕っ娘。

斑鳩 かごめ:花澤香菜:小学4年生。
斑鳩家の四女。泣き虫で運動オンチだが、手先は器用。
所謂ロリ巨乳であやめとは逆に胸が大きい事を気にしてる。
いつも自分を気にかけてくれるマサシのことを慕っている。
口癖は「ふええ」「ふえふえ」与一の事は「お兄ちゃん」と呼ぶ。

鷲津 涼:中井和哉:高校2年生
級友のいぶきに片思い中の元不良で与一をライバル視する。
昔ボクサーを目指していたため、拳を使った格闘が得意。
「鷲津ビジョン」という自分に都合の良い妄想モードを持つ。
「アサミガワ市最強の不良」の異名を持つ。女性に可也純情。

鳥谷 恵太:浅沼晋太郎
鷲津の友人でお調子者の糸目の男子。口癖は「マジ」で。
鷲津の喧嘩を見て彼に惚れこんだ元不良で常に一緒に居る。
初期は鷲津と同程度の体格だが話数毎に小さくなるキャラ。
不良から子供好きの癒し系キャラや小柄の男の娘に変貌。

マサシ:田村睦心
斑鳩道場門下生の1人。かごめの同級生で腕白な少年。

まさゆき:井口裕香/ひろゆき:佐藤聡美/よしお:関山美沙紀
斑鳩道場にいた4人の門下生のうちの3人。

燕 つばさ:牧野由依:高校2年生の17歳。
燕弁天流次期当主。可也高い武術の腕前を持っている。
武術家としての生活にうんざりで普通の生活に憧れてる。
鷲津を少女漫画風妄想をする「つばさビジョン」を持つ。
極度の羞恥を受けると自我崩壊して殺戮マシーン化する。

鷹司 アンジェラ:生天目仁美:16歳?????
燕家侍女。グラマーでクールな女の子。常にチャイナ服。
爪状暗器を爪に装備して攻撃を行う他、隠れ蓑も使える。
非常に容姿がきれいなので芸能界からスカウトされた。
燕弁天流再興の為獅子奮迅するが本来は優しい性格。

鷺ノ宮 右京:小西克幸、幼少期:井口裕香
鷺ノ宮蒼天流当主。浮羽神風流や燕弁天流と異なり資産家。
鷺ノ宮蒼天流扇術奥義は扇で風を自在に操る"飛竜一閃"。
いぶきを許嫁と勘違いしてる。意外と妹想いな優しい性格。
与一をライバル視し、金を駆使して様々な刺客を送る。

鷺ノ宮 左近:矢作紗友里
右京の妹。ブラコン。お香や薬で相手を洗脳、幻惑する。
兄を貶しながらいちゃいちゃする変な愛情表現を見せる。
変装が得意で暗殺時には苦無を使う。兄の面倒見が良い。

鵺爪 刀十郎:山口太郎:鷺ノ宮の刺客。極度の方向音痴。

女子生徒B(叶):井口裕香:いぶきの級友で親友。

女子生徒A(ゆず):佐藤聡美:いぶきの級友で親友。

雛形 唯:たかはし智秋:翼陵高校1年生。
軽音楽部に所属。美少女で男子生徒にとてももてている。
我が侭な性格。鷺ノ宮蒼天流棍術を駆使した武道を嗜む。

羽鳥 沙綾(はどり さあや)
かごめのクラスメイト。お嬢様で鉄棒が得意。

与一の父:斧アツシ
与一の父親で、浮羽神風流当主。かなり子供じみた性格。
次回予告などのナレーションも担当している。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 2

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

理想的なハーレム系作品

モロに私好みの作品で期待した以上に面白かったです。
もっと早く観れば良かったと後悔しました。
私の中ではハーレム系アニメの理想形または完成形と言っても良い出来です。
キャラデザも可愛らしくて万人受けしそうです。

ストーリーはテンプレ展開ですが観ていて安心感があります。
ハーレム系に重い話とかあまり入れて欲しくないですから。
私がハーレム系に求める要素は、可愛いヒロイン、イザという時はバシッと決めてくれる人柄の良い主人公、そしてラッキースケベなど。
この作品は私の求める要素が多すぎず少なすぎずバランスよく含まれていたので、とても楽しくてあっという間に終わってしまった感じです。
まだまだ続きが観たかったですね。

また、CVも私の好きな声優さんばかりでした。
ちょっぴりヤキモチ焼きの長女いぶきを演じた佐藤利奈さん。
ツンデレ次女あやめを演じた戸松遥さん。
メガネ&ボクっ娘の三女ちはやを演じた田村ゆかりさん。
ロリ担当?の四女かごめを演じた花澤香菜さん。
燕弁天流では、普段は天然系ながら武術の腕は超一流のつばさを演じた牧野由依さん。
燕家のクール&ビューティーな侍女、鷹司アンジェラを演じた生天目仁美さん。
男性キャラの方も岡本信彦さん、中井和哉さん、浅沼晋太郎さんなど、そうそうたるメンバーです。
キャラのイメージと声が完璧にハマっていました。
ちなみにヒロインの中で一番のお気に入りは、鷹司アンジェラです。
見た目から既に成人かと思いきや、まだ16歳だったことには驚きました。
二番目が僅差でいぶきです。

主題歌はOPとED、どちらも素敵な曲でしたが、特にmeg rockさんが歌うOP「笑顔の理由」は、お気に入りの一曲になりました。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 6

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

声優さんについてオタクってみました。

山奥からやってきた世間知らずの武士によるドタバタラブコメ。
都会の道場四姉妹といろいろ・・・といったところ。
ありふれた感のあるアニメで、特徴を探すのが四苦八苦です。

個人的注目は、声優さんが豪華なことかな。
2009年冬アニメだからもう7年前。
個性派声優さんの当時の演技が楽しいです。

主人公のよいちは岡本信彦さん。
少しブレーキのかかった声が特徴的。
ブレーク前の貴重な声です。
この後、一方通行や新妻エイジなどの「いっちゃった」声で一世を風靡。
また、碓氷拓海などのイケメン声もこなすなど、多彩な才能を発揮です。

長女のいぶきはサトリナさん。
ちょっと怖いお姉さんを優しく演じられています。
この頃のサトリナさんはブレーク直後。
春香などのやさしいお姉さんはもちろんおてのもの。
美琴もある意味お姉さま、ツンデレ声もお似合です。

次女のあやめは戸松遥さん。
金髪ツンデレを勇ましく演じられています。
彼女の芸歴の初期段階だから、少々不慣れ。
この2年後のあなるが有名ですね。
私は、この3年後のアスナや雫が好きです。

三女のちはやは田村ゆかりさん。
淡々とした役どころをまろやかに演じられています。
この頃はすでに円熟期。
声質の幅は狭いですが、独特なゆかりワールドを構築されています。
我らのゆかり様は永遠に不滅なのです。

四女のかごめは花澤香菜嬢。
幼女の声がかわいいけど、この声は私の好みじゃありません。
高音の可愛さを未だものにできていません。
彼女の黒歴史的な時期なのかな。
今の声優界をしょって立つ、若い頃の彼女の声を楽しむといたしましょう。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 26

67.6 9 不良アニメランキング9位
べるぜバブ(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (531)
3590人が棚に入れました
超不良高校「石矢魔高校」でも特に『アバレオーガ』の異名を取る最強の不良・男鹿辰巳がある日ケンカをしていると、川から大きなオッサンが流れてきた。助けてみるとオッサンが2つに割れ、中から赤ん坊が出てきた。赤ん坊に気に入られる男鹿だったが、実は赤ん坊は人類を滅ぼすため魔界から送られた大魔王の息子、カイゼル・デ・エンペラーナ・ベルゼバブ4世(ベル坊)だった。

声優・キャラクター
小西克幸、沢城みゆき、伊藤静、水島大宙、豊崎愛生、岸尾だいすけ、関智一、杉田智和、荻野晴朗、高木渉、高橋広樹

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

全60話。長い、長すぎる・・・!

どこまで原作を踏襲した内容かは知らないが、ジャンプコミックが原作。

…の割にジャンプっぽくないな、というのが印象。
成分タグでは分かり辛いが、この作品は8割方ギャグアニメだ。

序盤こそ、主人公・男鹿、魔王の赤ん坊「ベル坊」や魔界の人々の設定を把握しやすいストーリーになっていて、ギャグシーンもそこそこ楽しめる内容ではあるのだが・・・

「お約束」が多すぎる。60話中、一体何回ぶっ飛ばされた人が空に飛んでいく様や、真剣バトルではなくしょーもない展開&理由で家屋が半壊・全壊するシーンを見ただろうか。

それ以外にもネタバレになるので書けないが、このキャラには絶対このオチ、というのが多数存在する。

ワンパターンなオチが多すぎて、どちらかというと、それまでのプロセスを楽しむ作品になっている・・・が、それすらも終盤になるとなんとなく先が読めるようになってくる。

だがごくたまに、熱いバトルの回も存在し、「あ、そっかこれジャンプアニメだったわ」と思い出させてくれる。

惜しむらくは、中盤以降主人公たちの影が回を増すごとに薄くなっていったことである。
主人公・男鹿は「人を人とも思わない凶悪な不良」と当初紹介されているが、ごくごく一般的な家庭で育っており、常につるんでいる友人もいて、それなりに分別もある高校生だ。
そしてベル坊は赤ん坊故、「だぁだぁ」「ぶーぶー」としかしゃべれないので、物語に食い込んでいくには少々ハンデがあるように感じる。

対して、他の不良たちの方が、一癖も二癖もあり、キャラが立っているので、結局サブキャラが目立つ回の方が多く、終盤はバトルシーンでの美味しい場面を除いて、主人公たちはやや空気になりがちだった点も残念。

もう少し内容を集約、あるいは途中のキリのいいところでカットして話数を短くすれば、ダレずに見れた作品かもしれない。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 3

CC さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

べるぜバブ

【物語】
川からおっさんがドンブラコ~ドンブラコ~って流れて来たと思ったらパカっと開いて赤ん坊が出てきた。そこに出くわした喧嘩無敗の不良、通称「アバレオーガ」男鹿辰巳(主人公)がその赤ん坊を育てるハメに・・・。その赤ん坊はなんと大魔王の息子!?!?ってな物語。

コメディ色強めの子育て・バトルアニメ。
「金色のガッシュ」と「今日から俺は」を足して「ジャンプ色」を加えたような感じww

【音楽】
EDは全部で5曲あるのだけれど11~23話までのEDと24~35話までのEDのつくりがよかったですねぇ。制作会社が「ホントはこれくらいのクオリティの物は作れるんだぜ」って言ってるような気がしてw

【総評】
原作読んだことあるんですよね。ジャンプで連載前の読み切りを読んだ時、連載しそうだなぁ~って思ってたら、本当に連載しちゃった作品の一つなんですよね。まぁあんまり練り込まれてるストーリーじゃなかったので、六騎聖編あたりで読むのを止めてしまいましたが。最近のアニメは原作知らないものが多いので、『べるぜバブ』少し応援してたんですよね。

アニメに対しての感想と言えばアニメオリジナルストーリーのエピソードが面白かったですね。何話か覚えていませんけど、サブキャラを掘り下げたようなエピソードが多かったですね。「ブリーチ」や「ナルト」もよくそういったサブキャラの日常を描いたエピソードを絡ませてますよね。こういうのアニメならではって感じがしますよね。ジャンプらしいアニメでした◎

投稿 : 2023/06/03
♥ : 4

haws さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

基本的にはギャグ

ヤンキーしかいない超不良高校の、中でも
凶悪無比で最強の不良である男鹿 辰巳(おが たつみ)
がいました・・・

ある日、男鹿が不良を川で洗濯をしているときに
おっさんが流れてきて
そのおっさんを二つに割ると赤ん坊が出てきて
なつかれしまい、育てることになります。
(あとでその赤ん坊が魔界の王子であることを知る。
ベル坊って呼ばれてる)
ベル坊を背負いながらケンカや行動をしているうちに
「子づれ番長」と呼ばれるようになり
一緒に成長していくっていう話です!

学園、不良、恋、、スポーツ、魔界にいったり、魔力を使って悪魔とバトルとか
いろんな要素をぶっ込んでいますw

まあそんなのはどうでもよくて
腐れ縁の古市や最初は、敵だった人達と仲間になっていき、
それぞれのキャラとの絡みやギャグが
面白いところだとおもいます^^

アニメオリジナルストーリーは別にして、アニメは長くて
子供向けな感じがするんで
見るならテンポがいいマンガをおススメしますb

投稿 : 2023/06/03
♥ : 4

63.0 10 不良アニメランキング10位
11eyes イレブンアイズ(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (573)
3574人が棚に入れました
平凡な生活を送っていた皐月駆だが、ある日幼なじみの水無瀬ゆかと共に、突然不気味な異世界へ迷い込んでしまう事に…。
血の色にも似た不気味に赤く染まる空に、漆黒の巨大な月。そんな『赤い夜』の世界に、呆気にとられる駆とゆか…。
さらに、二人の周りに異形の怪物が現れ、襲いかかる。駆たちの命をかけた戦いが始まる!

声優・キャラクター
小野大輔、後藤麻衣、浅川悠、力丸乃りこ、壱智村小真、森久保祥太郎、萩原えみこ、水橋かおり、たかはし智秋

jethro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヤンデレという愛すべきキャラ

突如 真っ赤に染まった世界に引き込まれた
高校生の少年少女たち
ここはどこなのか? 何なのか?
襲い来る黒騎士たちとの戦いを通して
衝撃の真実が明かされていく
中二病系 学園バトルラブファンタジー

「赤い世界」って何なのか
その存在理由は?
黒騎士って何なの?
時々導入される中世の世界って?
ヴェラートって何者?
リゼットの本当の狙いは?
そもそも、欠片(かけら)って何?
などなど・・・
一応説明されてはいるのですが
物語の設定が順序だって説明されないので
全体把握するのに労を要するかも
というか・・・
物語を構築する上で視聴者に対する説明の仕方が
あまりうまくないですね
バラバラにネタを明かしていく手法は認めますが
10話でのまとめ解説も解りやすいとは言い難いです。

とはいえ一応はきちんとした世界観となっているので
理解できると深みある物語として楽しめます。

好みは分かれると思いますが本作最大の魅力は
ヤンデレ女子へと変貌を遂げる
主人公の幼馴染にしてヒロインゆか にあります。
狂気とまでいかない点や主人公の駆(かける)が
「気持ち悪がったり」「避ける」行為には至らない点から
ヤンデレといっても、相思相愛は継続され
ピュアな恋愛部分が強調されるので
視聴者は同情的な眼差しをもって
受け入れる事が出来るのではないでしょうか
ただし
ヤンデレ要因ともなる主人公の誤解を招く行為が
取って付けたようなイベントシーンなのはマイナス点

本作のテーマは ゆか のような一途な愛
その投影元となるリゼットの恋愛劇こそが本題となります。
本来主人公であっても良いはずのリゼットのヴェラードに対する
死してもなお抗い続ける愛情は、あまりに破滅的ですが
そこから浮き彫りにされるものは純粋無垢な究極の愛です。
封印状態にある白いリゼットは
邪悪なものを引き剥がされた愛
「剥き出しの愛」そのものの姿と言えるのではないでしょうか
それが主軸に置かれなかった本作は
ある意味、的外れな内容になってしまった気がします。

こうやって考察していくと
残念ながら主人公である駆(かける)が
ミスキャストであることを公言しているようなものなんですが
ギャルゲーってこういうものだから・・・しかたないっスね

アニメ作品なんだから・・・なんて言うのは
贅沢な願いかもしれません

投稿 : 2023/06/03
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジャケット・・・やっぱり良かったです(//∇//)

本作品は、『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』というゲームソフトが基になっているそうです・・・ゲームはやらないので知りませんでしたが・・・^^;

この作品との出会いは、あにこれで棚に入れると、「こんな作品もお薦め・・・」と3作品位出てくるレコメンド機能がありますよね・・・あれです^^;
・・・ジャケットのデザインが妙に気になって、なんの気無しに自分の棚に入れたのが始まりです。

視聴済みの方のレビューを少し拝見したので、自分の中で本当は優先順位はもっと後の方だったのですが・・・

私は、視聴済みと未視聴の作品を棚の中で分けているので、棚の整理や次に視聴する作品を探す度にチラチラとジャケットのデザインが目に入って来て・・・そのうち頭から離れなくなりました・・・(//∇//)
(これは、見ない限り続くよね・・・)と思い、思い切って視聴しました・・・^^;

ですが、ジャケットのデザインで作品を選んだ事が無かったので・・・もしかしたら、ジャケットを飾っているヒロインの水奈瀬 ゆか(みなせ ゆか)ちゃんに作品を見てもいないのに惚れ込んでしまったのか・・・ただ単に恥ずかしいだけなのかは正直わかりません(//∇//)・・・そういう経験ってありませんか・・・(//∇//)

・・・という意識があったせいか、私はそこそこ面白い作品だと思いましたよ^^;
突如辺り一面が赤く染まった世界に引き込まれてしまい、そこで自分の力に覚醒し、真実を目指していく・・・という感じです。
人を好きという気持ちを表面に出せる人と内面に秘めてしまう人っていると思います。これまでの生まれや育ってきた環境によっても差が出る人格・性格の描写などは上手に表現されていたと思います。

なので、・・・もし興味のある方はご覧頂いてもいいかも・・・です^^;

投稿 : 2023/06/03
♥ : 23

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

赤いほうの夜

中二アイズ。桃の夜・・ゲホ赤だっけ?

正体不明の現象「赤い夜」に巻き込まれ
赤い夜を生き抜くために仲間とともに
立ち向かう物語。

眼帯の主人公皐月 駆(声小野大輔)の
語り口調等で大まかな世界観等を補足
しつつ展開していくので解り易い。

OP/EDとも重厚な感じで世界観に合う
感じだし挿入歌や効果音の使い方等も
可也インパクト重視で派手目。

世界観等諸設定は可也面白いと思う。
バトル等も臨場感があって効果的に
物語に抑揚をつけている様に感じた。

終始シリアスがメインでミステリーな
雰囲気も学園の日常シーンと良い感じ
のギャップで良い感じで、主人公駆の
心理描写も共感しやすい。

キャラデザは甘過ぎのテンプレ中心。
声優も甘めのギャルゲ的布陣?
服飾デザインも制服など甘め。
敵キャラは小グロ陳腐な雑魚系

くどい気もするけど・・勢いがある内に
全てが終わる感じのスピーディな感じ。


以下は感じたままの描写のイメージ。

駆は姉の謎の自殺以来怠惰で積極的な
交友は無く物静かな性格なため・・
女性陣がパンツ要員として彩り頑張る。

幼馴染の「水奈瀬 ゆか」は更にスペシャル
な癒しパンツ要員として隙あらば魅せる。

緩急?一応・・学園ラブコメ風おぱんつ
展開とシリアスなバトルパンツ展開等で
緩急ある感じかな・・

パンツの謎・・じゃない・・赤い夜の謎
に迫りつつ姉のパンツの色・・じゃない
秘密が徐々に解明され運命的な話になる。


本編と無関係?な番外編13話桃色幻夢譚?
11eyes volume7 OVA Speciaが本編だと思う。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 5

65.0 11 不良アニメランキング11位
セイクリッドセブン(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (561)
3221人が棚に入れました
海に囲まれた半島にある港町。 孤独ながらも穏やかな生活を送る丹童子アルマの前に、執事とメイドを引き連れた少女、藍羽ルリが現れる。アルマに力を貸してほしい、と申し出るルリ。ルリはアルマにセイクリッドセブンの力が宿ることを知っていたのだ。 しかし、その力で人を傷つけた過去を持つアルマは、ルリたちを追い返す。一方、穏やかな町に突如現れる石の魔物「悪石(ルビ:あし)」。 立ち向かえるのは、アルマの持つセイクリッドセブンの力のみ。 ルリはアルマの本当の能力を解放させるため、宝石を練成する。 「私の意思をあなたにあげる。」 ルリの思いを刻み込んだアルマの力が、“悪石(あし)”を撃ち砕く!!

声優・キャラクター
寺島拓篤、中島愛、岡本信彦、入野自由、伊藤かな恵、野水伊織、小西克幸、大川透、山口理恵、赤﨑千夏、田中真奈美、七瀬亜深、中野美穂、戸塚利絵、三上枝織、林沙織、藤田由美子

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ちょっと予習すれば十分楽しめる作品です( `ー´)ノ

■セイクリッドセブンってなんなの(*゚・゚)ンッ?
舞台は江ノ電で有名な鎌倉市が舞台になっているのです!
地球外から降ってきた「セイクリッドセブン」という7つの不思議な石に触れた者は、特殊な能力を手に入れることが出来るのです♪
その能力者の事を「セイクリッドテイカー」と言い、また石によって作られた魔物の事を「悪石」と言うのです。
本作品の主人公の丹童子 アルマ(tandouji -)も「セイクリッドテイカー」なのですが、度々暴走する自分の力を次第に忌み嫌う様になっていくのです。
そんなアルマがある日、悪石と戦う為の施設を持つ「ルリ」と言う女の子と出会い、自分の中の本当の力を見出す事で、彼の人生が大きく変わって行く事となるのでした♪
 
 
■メインキャラと豪華キャストの紹介♪
丹童子 アルマ(tandouji -)
【声】寺島拓篤・・・<代表作>うたプリ(一十木音也)、アクエリオン(アポロ)
 一十木君の声の人なのですよ♪それだけでテンション上がっちゃいます(*^o^*)
 初めはつっけんどんな印象なのですが、実は控えめで照れ屋な面も♪
 本作品の主人公で「セイクリッドテイカー」の一人です♪
 
藍羽 ルリ(aiba -)
【声】中島愛・・・<代表作>マクロスF(ランカ・リー)
 いつ聴いても愛ちゃんの声は可愛いですね♪
 本作品のヒロインで、アルマの力を引き出す力をもつ「セイクリッドテイカー」の1人なのです♪
 
鏡 誠(kagami makoto)
【声】入野自由・・・<代表作>ガンダム00(沙慈・クロスロード)、電波女と青春男(丹羽真)
 ルリの執事で「エンゲージメントスーツ」という変形型ロボットで悪石と懸命に戦うのです♪
 
鬼瓦(onigawara)
【声】大川透・・・<代表作>鋼の錬金術師(ロイ・マスタング)、GOSICK(ブライアン・ロスコー)
 うぅ・・・マスタング大佐が石に∑('◇'*)!?
 最初は奇抜なキャラで気を引こうなんてそうはいきませんのよ!!って思ってたけど・・・
 次第に打ち解けていきましたw
 ちゃんと物語でも良い仕事してましたよ♪
 
伊藤 若菜(itou wakana)
【声】伊藤かな恵・・・<代表作>神のみぞ知るセカイ(エルシィ)、花咲くいろは(松前緒花)
 かな恵ちゃんはいつも・・・はがないの星奈ちゃんを思い浮かべながら聴いてます( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
 鉱石部部長。石をこよなく愛するマイペースな女の子なのですよ♪
 
 
■総評
他の皆さんのレビューにも書いてあるのですけど、この作品を観始めるとデジャブような印象を受けるかもしれませんね(* ̄- ̄)ふ~ん
「コードギアス」「ヱヴァ」「タイバニ」「エウレカ」「スクライド」や、はたまた「ウルトラマン o(o|o)/ 」などのヒーロー物の雰囲気も醸し出していましたΣ(- -ノ)ノ エェ!?
前半は正直に惹かれるものが無くってこれはハズレかなって思っちゃいました!!
アルマの愛車も「モトコンポ」でなんかスピード感もないし、奇抜な鬼瓦も良くわからないし気持ち悪いし、この物語の世界観や設定、特殊用語の「悪石」とか「セイクリッドテイカー」とかの説明が足りない感じでついて行くのが必死だった気がします。
 
しか~し、中盤から後半にかけて不思議とストーリーに惹き込まれているσ(・・*)アタシがいたのです♪
王道の中で個性という色を着けようとしていて、最初は馴染まなかったのが少しずつ馴染んで見事に自分だけの作品に仕上がったって言う印象ですね♪
(ノ´▽`)ノオオオオッサンライズマジック♪
って、かってに叫んでみました(*^-^)
 
ストーリーはバトル物で特に捻りはないのですけど、真実は何なのか、本当の正義とは何なのか、真実に向かって行動を共にする仲間との絆、過去の自分との決別などなど、過去の王道と呼ばれるストーリー展開に心地よさを刻み込まれている私の心を呼び起こさせてくれた様な感覚です♪
最後は気持ちよく完結してくれたので、あぁ~最後まで観て良かったよーってなりました♪
 
よく言えば、懐かしさを感じさせるような安心して観れる作品。
悪く言えば、決して名作にはなれない、無難な良作。
って感じでしょうか(^▽^;)
 
 
■最後の一言
メイド隊って、どの作品でもメチャクチャ強いですね♪
 
 
■MUSIC
OP曲『stone cold』
 歌:FictionJunction(窪田啓子)
 軽快でアップテンポなテクノサウンドは相当かっこ良い曲でお気に入りになりました(゚∇^d) グッ!!
 
ED曲『輝跡 -kiseki-』
 歌:南里侑香
 こちらもアップテンポでバトルアニメらしいかっこ良い曲ですね♪
 
 
2011.09.20・第一の手記

投稿 : 2023/06/03
♥ : 33
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

君の意思(石)は受け取った(70点)

全12話。
サンライズ製作のオリジナルアニメ。
最先端バトルアクション。
テーマは「気持ちよさ」

個人的満足点:70点
アニメ系統:バトル系

個人的にはわりと好きな部類。
気持ちの良いバトルシーンはなかなかの見ごたえ。
キャラの熱さもなかなかいい。

しかし、12話と1クールにしては
物語の進行が安定していない印象。
所々で方向が分からなくなる。

最初からゴールに向けて真っ直ぐ進めば
もう少し深い所まで描けたのではないかと思う。
それだけに少し残念ではある。

キャラデザは好き嫌いが出そうではある。
個人的にはあまり好きなデザインでは無く
特に女の子キャラがあまり好きじゃない。
しかし、見ていると段々ルリが可愛く見えてきたから不思議w

声優陣は意外にもかなり豪華だったりする。
イットキ君とランカとじんたんと奥村燐と高野政宗などw
主役級がごろごろいるw

音楽もまずまず。
OP曲は個人的には結構好き。

全体的に見れば無難な作りだったかなという印象。

2012年にはナイトエディションという総集編が製作されるようだ。
本作ではナイトのことが深く語られていないので
ナイトエディションを見ると深みが増すのかもしれない。


と、まあ色々書いてきたが
つまり何が言いたいかというと

劣化スクライドかな。

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以下、各話の感想。
ネタバレを含んでいることもあるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
なんか熱いバトル物の気配がするw
なかなかいいんじゃないかと思う出だし。
キャラも個性的で○

唯一つっこみを入れさせていただきたいのは
何で皆メイド服なのかとwwww

とりあえず継続視聴する。

2話視聴。
とりあえず、色々分かった回。
これから、本格的になってくるのかな。
かなり早い展開なので、まだまだ何かありそう。
というか無かったら、最後までもたないw

ところで空飛ぶボードでバックトゥザフューチャーを
思い出すのは俺だけだろうかw

3話視聴。
何か伏線ばら撒くだけばら撒いていったぞ。
2話である程度分かったと思ったが
真相は別のところにありそうだ。
どんな展開になるのか結構楽しみだ。

4話視聴。
ちょっと生き抜き回かな。
オペレーションミラーフォース
オチに吹いたw
最後のオチもw

5話視聴。
カガミがかなり活躍。
アルマは最後いいとこどりw
能力便利すぎるだろw
まさかそんな終わり方をするとは思わなかった。
しかし、そろそろ大きな目的に向かって動いて欲しいところ。
このままじゃマンネリしてしまう。

6話視聴。
やっとナイトがからんできた。
バトルシーンはなかなか良かった。
ちょっと設定が無理矢理ぎみな気はしないでもないが。
ここから盛り上がって欲しいところ。

7話視聴。
徐々に盛り上がってきた。
やっぱりそうだよね。
怪しいとは思っていたが、王道の展開。
これは期待できるか。

8話視聴。
今週はちょっとラブコメ展開だった。
何かルリ可愛いんだがw
まったく好みじゃないのに可愛いと思ってしまったじゃないかw
まあ、これでアルマとルリがぐっと近づき
今後の盛り上がりにつながるのかな。
結構楽しみになってきた。
そして、「とりあえず」にこんなこだわりがあったのかとw
タイトルからも「とりあえず」外したw

9話視聴。
何か、横道にそれたw
どうでも良さそうなアシとの戦闘になっちまった。
ナイトとかどうなったんだ?
どうしてこのタイミングで横にそれるのか疑問だが
後3話で綺麗に決着つくのかね。
まあ、来週に期待するとしよう。

10話視聴。
ルリの過去が語られ、いよいよクライマックスへ。
しかし、カガミのおやじかっこよすぎる。
最近のアニメのおやじはかっこいいねえ。
あの爆発でって突っ込みはしないでおこうw
自分もそれぐらいの歳になったってことかね。
ラスト2話、綺麗にたたんで欲しいところ。

11話視聴。
最後の盛り上がり。
いよいよ来週決着。
綺麗に終わりそうだね。

12話視聴。
綺麗に決着。
無難な終わり方だった。
{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 27

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

触れ合う二つの「意思」と「石」

「意思」で動く「石」の力。
それは、この物語の全て。


あの日から、一人は慣れていた。
この力がある限り、守りたいモノまで傷付け、遠ざけてしまうから。
それで辛い想いをするのなら、自分から遠ざかればいい。
目も耳も心も、全てを閉ざしてしまえば・・。そう、地面に転がる石の様に。


主人公「丹童子アルマ」は不思議な力を持っていた。
それは自分では制御出来ない程の強大な力、「セイクリッドセブン」
その力を発動させる者を「悪石-アシ-」、コントロールする者を「善石-ヨシ-」と言う。アルマはその悪石であった。
しかし、ある日アルマの元に、この作品の鍵となる重要な過去を持つ
「藍羽ルリ」が現れる。
ルリによりアルマは力をコントロール出来る様になり
その力で、悪石と戦って欲しいと頼まれる。


まず、一話を観て思った事。
「変身姿恥ずかしーぃ(/∀\*))キャハ♪"」
あくまで変身です。なのでロボットではありません。
赤いスカーフをたなびかせる、仮面ライダーの様なモノですw
もちろん、装備や力は現代アニメなので、あり得ないモノになってます。
そして、その力はルリから石を受け取る事でしか発動出来ない、
一回なら良いけど、毎回そのシーンがあります。


「あなたの記憶を私の中に。私のイシを貴方にあげる」


最初はいいんですけどね、最初は。
毎回ってヒーローとしてどーなの?大変じゃない?
なんて思ったりもしました(´・ω・`)
あと、一つ気になったのが「メイド隊」。
あれのせいで、本格的バトル像が崩れちゃいました。
いる?メイド隊wwやはり、現代に「萌え」は必要?
メイド隊が悪い訳じゃない、ただ戦闘に参加しちゃ駄目だよw


否定的な事ばかり言ってますが、サンライズ作品ですし
話の内容的には好きな感じなので面白かったです!
同じ力をもつ「輝島ナイト」目線の「ナイトエディション」
も制作決定した様で。
そこで、全ての真実が明かされる事を楽しみに、
1期の幕は閉じたいと思います。


これを忘れてはいけない。
OP/ED共に最高でした♪
途中で入れ替えをし、どちらにしても合うヽ(゚∀゚ )ノ
特に「stone cold」は始まる前サイトで観た番宣で聴いてから好きでした♪それ位良い曲になってます!



君に出会って、全てが変わった。
見える景色も、聞こえる音も、感じる心も。
自分の力を、守れるモノに変えてくれたのは、君の意思と石。
だから必ず守る。君を。全てを。
あの日、初めて人の為に力を使った。
それが君との出会いだったのは
きっと、石が繋げた運命だったんだろう。











投稿 : 2023/06/03
♥ : 14

76.3 12 不良アニメランキング12位
徒然チルドレン(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (556)
2608人が棚に入れました
本作は、どこにでもいる様な、ごく普通の高校生たちが、
恋に燃えたり、揺れたり、悩んだり、
笑ったり、泣いたり、傷ついたり、
うまくいったり、いかなかったりしながらも、
かけがえのない青春の日々を過ごしていく様子を描いた、青春群像劇です。
主人公は、登場人物全員。
あなたもきっと、誰かの気持ちに乗っかれるはず。

声優・キャラクター
石川界人、水瀬いのり、前野智昭、小倉唯、小野賢章、佐倉綾音、熊谷健太郎、三宅晴佳、花澤香菜、天崎滉平、戸松遥、浪川大輔
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑えて萌えてニヤけて感動して、リア充爆発しろを楽しむ、幕の内弁当風ラブコメw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
いや~、楽しい! 恋愛系のショートアニメではトップレベルに好き!

ショートアニメなのに、更に分割しているオムニバス形式で、様々なカップルが登場します(15分で4エピソード)。それが、カップルによってラブコメだったり純愛だったり片想いだったりギャグだったりするので、飽きがこないところが良かったです♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これは、好きなキャラではなく、好きなカップルで語るアニメかな~と♪

ということで、個人的に好きなカップルは、


1位 赤木正文×梶亮子
肉食系生徒会長(男)と純情ヤンキー(女)という異色の組み合わせ。見所は梶さんの萌え度の高さ。「だがしかし」の「サヤ師」を思わせます。梶さんは、個人で見ても成長しましたね(テストのくだりとか)。ドSと、実はドMな感じが良かったです!

2位 内村千秋×飯島香奈
一番コメディ色の強い夫婦漫才カップル。4話の「もののけ姫」ネタは笑ったw ジブリに怒られるぞ(笑) 剛田&上根を実況中継してる回も好きだw なんだかんだ、安定感があった。最終話も良かった。こいつら、結婚するなw

3位 古屋純×皆川由紀×古屋ほたる
ドSの由紀にからかわれ続ける兄妹。ここはむしろ、由紀とほたるの掛け合いというか、あしらわれている ほたるが面白いw フレーフレーお兄ちゃん!(相手をフレと、頑張れのダジャレ)は、笑ったw

4位 菅原卓郎×高野千鶴
なんか、一番普通っぽいカップル。高野(ちーちゃん)のイマイチ自分に自信がない感じは良いね。最終話、積極的になる高野に萌え。なんか、応援したくなるカップルでした。

5位 香取慎一×細川数子
No.1ギャグカップル。香取先輩の言動は、ほぼ,NON STYLEの井上さんw イチャラブ系のカップルが多い中での清涼剤的というか、彼らが出てくると、不思議とほっとする(笑)

6位
加賀優樹×七瀬薫
お隣同士の幼馴染カップル。キスシーンの後に、家の用事で訪問するのには萌えたw もっともっと観たかったカップル。

7位
山根隆夫×栗原ちよ
オタク男子と美少女という妄想の産物カップル。二人の恋路よりも、山根と本山の友情、というか本山君の男前さが際立ったw

8位
高瀬春彦×神田沙希
勘違い&すれ違いカップル。アンジャッシュさんのすれ違いコントみたい。心理戦だね。

9位
剛田武×上根綾香
湯川ひでき×笹原さつき
天文部カップル。付き合うきっかけになるシーンは良かった。後輩君との絡み含め、この四人でアニメ1本作れる。もっと観たかった。

10位
No.1いちゃラブカップル。おしとやかそうに見えて積極的な上根と、武骨ながらも優しい剛田にニヤニヤできるか。むしろ、女子らしい女子の上根に萌えられるかがポイント。


原作未読ですが、Wikiなんかを観ると、まだまだカップルはいるみたいですね。正直、全然物足りないですw (もっと観たい!)

色んなカップルの結末までちゃんと観たい。2期があれば、と言わず、4期くらいまで観たいって思いました。ショートだし、この構成なら飽きずに観られそうだし♪ 期待してます!
{/netabare}

【余談~ タイトルを直訳するとw ~】
{netabare}
にしても、「徒然チルドレン」を直訳すると、「やることがなくてヒマな子供達」ですね。ヒマだから恋愛しているという意味ですか(笑)?

いや、勿論「もの思いにふける」「しんみりして寂しい」「なるがままに」という訳もあり、そっちで使っているのは分かりますけどw 「徒然」というと一般的に「徒然草」を思い浮かべるわけで、じゃあ、「やることがなくてヒマな」と訳されちゃってもしょうがないっすよw
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
生徒会長とタバコヤンキーの話は良かったな~。

2話目
妹の、「フレーフレー」は笑ったw

3話目
幼馴染漫才、楽しいw 続いてドツキ漫才w

4話目
ジブリに怒られるぞ(笑)

5話目
なんかエピソードとも純愛ニヤニヤ系だね。幼馴染も登場。

6話目
このカップル好き♪ ヤンキーなのに可愛いw このカップルも好き♪ 夫婦漫才w 本山くん、超格好良いわ(笑) 香取先輩もバカで良いわw

7話目
この三角関係も笑えるよねw んで、一番の純愛カップルか。ここは微妙。すれ違いカップル。

8話目
微笑ましさNo.1のカップルやね。言い換えれば、リア充爆発しろNo.1カップルw ヒーローインタビュー風のいちゃつきw 外した~オチ(笑) マジバカップルw 相変わらずのドS(笑) 香取先輩、No.1ギャグ要員w イチャラブ三連発の後に、落ち着くわ~w

9話目
ドリフのコントかいw この二人はなんとなく、普通だよねw 色々考えすぎのすれ違いカップル。

10話目
本山君、格好良すぎw 実況中継w 酔った勢いでマジ切れ。そりゃそうだ。

11話目
女子会、珍しいパターン。まあ、ビリギャルもいるけど、あれ、あくまで進学校の学内偏差値30なだけで、普通の奴よりずっと頭良い子だしね、もともと。しかも、英語と小論文の2教科入試だから、英語が苦手じゃないなら、短期間でも受かる可能性あるし。

12話目
ファイヤーショット、何歳まで通じるかな(笑) 次はカミソリシュートかw ラストは、まあ良いところに落としたかな、感動系で。
{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 29
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

十組十色の恋模様のエッセンスがぎっしり♡

15分×12話、実質はオープニングを除くと本編11分30秒×12回のショートアニメに、
10組弱のカップルのエピソードがぎっちり詰まった、{netabare}楽しいラブコメ作品です。
放送時にリアタイ視聴してましたけど、あらためてリピートしてみたら、
138分の作品の中で、合計45話のエピソードが目まぐるしく、
でも不思議とスピーディな感じも無く丁寧な感じに展開されています。
こんなにお花畑な高校があったら、きっとその他のモブ系生徒は堪らないよね~ってところも、実はしっかり押さえてたりで、
あらためて視聴してみて、「上手いこと作られているなあ」って感心してしまいました。


ショートアニメって、30分の作品より一格下に見られ勝ちだけど、
声優さんも、石川界人さん、水瀬いのりさん、前野智昭さん、小倉唯さん、小野賢章さん、佐倉綾音さん、花澤香菜さん、戸松遥さん、鬼頭明里さん、浪川大輔さん、下野紘さん、加隈亜衣さんなど、そうそうたる顔ぶれ!
各回、基本4話、たまに3話のエピソードで構成されていて、
最終回の「球技大会」、「夏が始まる」だけは、ほぼオールキャストの特別回だけど、
他の43話には高校生の恋愛事情のエッセンスがたっぷりですw

作品上では高瀬君と神田さん、菅原君と高野さんの2組のカップルがスタンダードで、
仲良し男女が彼氏彼女に、すんなりと、なれるかなれないかのムズムズと、
恋にまだ無自覚、というか未発展な女子とその子に恋しちゃってる男子のムズムズを、
外野から、ニマニマしながらその恋の顛末を楽しむ感じ。
高瀬君と神田さんのエピソードは、1話「告白」、5話「Re:」、7話「アドバイス」、9話「ふりだし」、11話「テスト」で、
菅原君と高野さんのエピソードは、2話「雨」、3話「掃除当番」、4話「君は輝いている」、7話「全部熱のせい」、9話「視線」、12話「夏が始まる」で、
それぞれ、実は意外なほど、丁寧に描かれています。
2組とも、「こんな高校生カップル、あるよねえ」って感じの等身大の感じが親近感♡
それから、剛田君と上根さんのカップル!
恋にすこしずつ慣れて行って、最後はいちゃいちゃしまくりな、運動部で武骨で硬派の剛田君と、おとなしい感じのキャラなのに積極的になっちゃう上根さん。
あるよね~こういうの!

で、そのほかのカップルについては、
ちょっとリアルではそんなの無いよねって感じではあるんですが・・・

エピソード1回で完結する、1話の「スピカ」、卒業を控えている天文部の湯川部長と後輩の笹原さんだけは、1話でめでたくハッピーリタイアするのですが、
号泣しながら心を通わせる笹原さんが可愛くて。そのうえ、このカップルはこれっきりなんだけど、新年度に笹原さんが天文部の部長として、
2話&5話に再登場して、アクシデント(笑)で幼なじみの加賀君と七瀬さんのキューピッドになっちゃうのも可笑しくて。

カップル模様としては、西川さんと古屋君。
西川さんが「高木さん」の原型みたいな「からかいキャラ」なんだけど、
「恋」に全振りした「からかい」なんで、
もう観てて楽しくて楽しくて。
こういうキャラを演じるときの花澤さんは、本当ツボにはまります!
今回リピートしてみたのも、実は「久保さんは僕を許さない」視聴の流れでまた観たくなってだったし。
とくに、古屋君の妹「ほたるちゃん」出て来てからの絡み、大爆笑wwww

千秋君と香奈ちゃんの至近距離恋愛カップルも、こんなのないよ~!って思いながら、笑って観ちゃうのは、鬼頭さんのCVあればこそって感じでww
「小僧。怖いのか!」「ならば来い!その首嚙み千切ってくれるわ」とか、たまりませんw

リアルじゃなくても恋は見ていて面白いっていう2組でした。

絶対あり得ない!って感じなのが、
生徒会長と梶さん。
本当はもともと不良な訳じゃないけど、
落ちこぼれて、ヤンキーの振りしちゃって、孤立している女子。
こんな子にとっては、生徒会長との、こういう出会いと進展って、
女の子の思い描く、ちょっとイジワルな理想の王子様像なんじゃないかな?

ただのコメディ要員なはずの香取先輩が、松浦さんや細川さんとギャグやるだけじゃなくて、高瀬君の背中を押したり、生徒会長と絡んだり、意外と活躍しているのも素敵だし。
やはりモブに過ぎないはずの本山君が、自称不細工な山根君と栗原さんに、すごく気遣いと思いやりのある振る舞いしてくれているのが素敵だったり。

こうして思い返すと、ビックリするぐらいゴチャゴチャ(笑)と、
花びら舞いまくる恋模様満載なのに、
観ている時に、きれいにまとまって見えるのが不思議。

きっとシリーズ構成とか、いろいろ考えられて、よく練られての
こういう出来上がりなのかな?

カップル1組あたり、平均では15分もかけられていないのに、
なんだか{/netabare}濃密なラブストーリーを鑑賞したみたいな気分にさせてくれる、
お勧めラブコメ作品です(^^♪

投稿 : 2023/06/03
♥ : 16
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

徒然なるままに 高校生男女のよしなし事を そこはかとなくアニメにすれば 恥ずかしうこそものぐるほしけれ

徒然草風レビュー!
各カップルを発熱順にランキングしてみた。

まず第一位は!「ピュアな想い、それが恋だよ」
<高野と菅原君>
{netabare}感情が平坦な高野は恋愛がわからない。
自信がなく、思い込みも激しい。
そんな高野のことが好きな菅原君。
自分の気持ちが旨く伝わらない。
鈍感な高野、菅原君の気持ちに気づけ!

何度か菅原君と触れ合っていくにつれ、気になる存在に。
なにやらボーっとする高野。
胸が苦しく、風邪と勘違い。
水泳の授業中、互いに目が合う。
ホント、微妙な距離感。
そして、「見てたのは、高野だよ」って。
「えっ」ドキドキの高野。
それが恋って言うんだよ高野!

「菅原君は海に行かないの?」
「菅原君がいないと楽しくないと思う。」
「じゃ、水着買わなくちゃ。」
・・・そして夏が始まる。{/netabare}

次点第二位は・・・「実直男と遠慮女のたどたどしい恋」
<上根と剛田君>
{netabare}硬派実直鈍感の剛田君。
剛田君を陰ながら想う、恥ずかしがり屋の上根。
でも何この展開!
付き合うことに。

付き合ってもぎこちなく。
剛田君の気持ちがわからない上根。
そんな時はスキンシップ。
と突然のキス。
初キスでむせた上根はキスをやり直したい。
再びの公園。
寄りかかる上根。
ついに膝枕。
思わず寝る剛田君。
あやうく・・・
もうどうにでもしてくれ!お幸せに!{/netabare}

第三位はというと、「親友カップルのすれ違い」
<千秋と香奈>
{netabare}友達関係からなかなか脱却できない関係。
つきあっているけど、会話がついついコント。

ある日の千秋の部屋での出来事。
残念!母親が邪魔に入る。
土手でもふざけているうちに変な雰囲気に。
それでもふざけるちあき。
で、またチュー未遂。
サッカーキスにトライ
なかなかゴールにちかづけない。
そして、はずした。
またまた千秋の家。
誰もいない。
酔った勢いで千秋がついにキス。

女心がわからない千秋。
怒る香奈。
スマホポチャッと事件でまたまたすれ違う。
下駄箱で再びの告白。
涙、だー。{/netabare}

第四位の発表。「すべてをお見通し、生徒会長編」
<生徒会長赤木と梶さん>
{netabare}一見真面目な生徒会長、自信満々でグイグイ来る。
不良の梶さんは虚勢を張りつつ純情。
生徒会長に完全に翻弄されている。

生徒会長の確信ボケにツッコム梶さんがかわいい!
けんか腰梶さんの上を行く生徒会長。
すべてお見通しの生徒会長はストレートだ。
勉強するって、キス。
切れる梶さん、正直な生徒会長
「じゃ私のいい所は・・・」
「すべてが好きだよ」
真っ赤っか梶さん。

梶さんの決断は、生徒会長と同じ大学に・・・
勉強する梶さん。
人の優しさが身に染みる梶さん。
感動のラスト・・・{/netabare}

第五位はなんと・・・「すべてをお見通し、皆川さん編」
<皆川さんと古屋君>
{netabare}皆川さんがナチュラルで大胆、好きだとついついからかっちゃうタイプ。
それに翻弄される古屋君はおどおど。

ブラコンほたる登場、そして発狂。
それでも余裕しゃくしゃくの皆川さん。
ああ哀れ古屋兄!

返事をしたい古屋君。
すべてをお見通しの皆川さん、なかなかの策士。
にんまり皆川さんがかわいい!

ほたるライン乗っ取り事件発生。
でも皆川さんはお見通し、ほたるが返り討ちに。
ほたる「そーゆーことかー、うあああああ」
ああ哀れ古屋兄妹!

そんなある日、「好きっ」って皆川さん。
翻弄される古屋君。
そして、キス?
やっぱり翻弄。
小悪魔だぁ!皆川 由紀。{/netabare}

第六位。「メールでの告白はやめましょう。」
<高瀬と神田>
{netabare}メールで告白。
タイミング悪!
えーーーーーー

その後、学校で気まずい雰囲気に
それが1か月も続く。
お互い好きなのに、すれ違う。
やっぱりタイミング悪!{/netabare}

そして、ラスト第七位は「ぶ男物語」
<栗原さんと山根 WITH本山君>
{netabare}助けた栗原さんに誘われデートへ。
テンパル山根、目がまん丸。

ぶ男本山君登場
親友山根に映画の先約を譲る本山君。
本山君の優しさに山根事実を告白。
ぶ男同盟解除も本山君は全力で応援する。
本山君の男気が眩しい!{/netabare}

番外編。「神出鬼没。恋愛マスター香取先輩」
{netabare}香取先輩はめんどくさい性格、そして神出鬼没。
トイレに出現、木の上から登場、あなたは忍者ですか。

気障が代名詞の恋愛マスター香取先輩。
女の子に「子ネコちゃん」って
「ウィー」って、「やけどするよ」って。

傷つき倒れる香取先輩。
追われている?香取先輩。
再び「子ネコちゃん」って、「ふふっ」って。
残像攻撃って?
なんだこのコントは!{/netabare}


恋に落ちると自分ではどうすることもできない。
だからこそ、様々なドラマが生じるのだ。
そして、喜怒哀楽を内に秘め、知らず知らず自分が変わっていく。
好きだなあ、このアニメ。
青春を感じる。
2期よ来い、そして夏よ始まれ! 

投稿 : 2023/06/03
♥ : 31

80.1 13 不良アニメランキング13位
BANANA FISH(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (525)
2352人が棚に入れました
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。


声優・キャラクター
内田雄馬、野島健児、平田広明、石塚運昇、古川慎、細谷佳正、川田紳司、福山潤、森川智之、千葉翔也、斉藤壮馬、上田燿司、小形満、村瀬歩
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

どうせみんなホモになる

自分には珍しい原作既読。{netabare}
とはいえ記憶は殆どなく、印象としては「どうせみんなホモになる」。
アッシュ捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げて捕まって逃げてーの繰り返しで、そうしてる間に「なんでそんなにアッシュ狙われるん?」って思ってたエイジが、狙ってるヤツらはみんなアッシュのケツ目当てで「ああ、そんなに良いものなのか!」と目覚めてエンドだった記憶。
出てくるキャラがみんなホモで原作読んでる最中結構笑った記憶がある。
自分は隠れホモが嫌いなだけで、最初から「ボクホモです」って言ってる分には気にしないので問題無く見れると予想。

って、アニメ見て「あーそうそう、こういう内容だったわ」と思い出せることを期待したけど全然思出せないw
どうせ捕まって逃げるだけだしw
まぁ出てくるヤツはみんなホモ(この世界はホモしか居ない)って思っとけば間違いないので気は楽なんだけど、ちょっと悔しい。

あ、それと原作の段階から大友克洋っぽい部分がちょくちょくあって、これってライブラリあったりするのん?とかちょっと思ったり。
もしあるならアニメ化は結構効率化できるような?{/netabare}

15話までの感想{netabare}
なんでも作中の銃がまるっきりモデルガンなんだそうな。
実銃には無くてモデルガンに施されてるディテールまで絵で再現しちゃってるらしい。
手元にある資料(モデルガン)をこれでもかと精巧に再現しちゃったんだろうね、当然ながら自分は全然気付かなかったけど。
で、一部では笑い者になってるらしいが…個人的には好感度アップ、実直でいいんじゃなーい?
銃がメインの話でもないしなぁ、これがガンスミスキャッツやガンスリンガーガールだったら「おいおい」ってなるけどさ。
そんなん気にしだしたら植物なんて結構アレだし、オタ友の電気屋は背景の建物の配線に「それはない」と突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めると言ってたし…バナナフィッシュに限ったことじゃなくてアニメ全般ね。

と、好意的ではあるとはいえ飛び抜けて面白いってこともなく、ダメってこともなく、だら~んと見続けてるのだけど…15話にしてツッコミどころキター。
色仕掛けで看守の隙を突いて脱獄って、おま…永井豪やすがやみつるの漫画で見た記憶があるが、今の時代にこれって…あるのか?
現代風にリファインした結果がこれ?まぁいいけど。
いや最近もあった気がするが…LOSTSONG…じゃないなぁ、何だっけ?
それよりも色気振りまくのがアッシュで全然嬉しくないw
これ、女性視聴者はキャーと喜ぶところ?それともギャグシーン?
ってか看守はホモだったのか、やっぱりこの世界にはホモしか居ないのか。
もういっそのことポリスアカデミーのブルーオイスターみたいなん出せばいいのに、あそこまでやれば自分もギャグとして楽しめるんだけどなぁ。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
原作読んだハズだけど殆ど記憶が無く、辛うじて残ってる印象は↑で書いた通り「捕まっては逃げ捕まっては逃げ~」。
んでアニメ見てみたら、うっひゃあ、自分の記憶以上に捕まっては逃げ~でした。
病院や刑務所も「捕まって」にカウントすると何回捕まった?数えとけば良かったなぁ。
いっつもアッシュを逃がすためーアッシュを逃がすためー(たまにエイジを逃がすためー)で周囲が右往左往する、いっつもコレで正直飽きる。
フォックスと初顔合わせの時ゲイバーだったけど、やっぱりブルーオイスターほどパンチはなくてう~ん。
またフォックスとの最終対決でお互い鉄パイプ持った時「お、ここでアッシュは棒高飛びのワザ使うか?」と思ったが無かった、まぁいいけど。
そしてラストは…あれ、こんなんだったっけ?全然覚えてないや、ジェットマンオチでした。
ジェットマンオチにしても元ネタあるのでべつにパクりがどうこう言うつもりは無いがなんかやっぱりどこか懐かしい。
あーそれとこれは…何の感想で書いたんだったかな?
その昔“風と木の歌”っていうBLモノの元祖になるのか?っていう少女マンガを読んだことがあって(アニメ化もされてるみたいだがそっちは見てない)、登場キャラが男の筈なんだけど中身がまるっきし女で「こんな男いねーよw」と思った事がありまして。
こっちでもユエルンがソレで、男として見るよりただのヒス女として見た方が理解しやすいと思う。
むしろ「ヒス女」としてはよく描けてて、普通に女性キャラで書けばいいのに…と思わなくもない。

大して面白くもなかったけどこういう系はこういう系で残って欲しいので(ホモは抜きで)、まぁ並ってことで。
とりあえずあれだ、ハードボイルドを謳うのであれば横一列になって滑走路を歩いてくれないとピンと来ないんだ、うん(スゲー偏ってるって自覚はある、あああ~ああああ~んんん~んんんん~※)。

面白くなかったといいつつ評価する点。
例えIQ高かろうが町のチンピラ上がりのアッシュとしては、本場モンのホンモノのフォックスや師匠には手を焼きました。
パワーバランスとしてはこれが正解だよなぁ。
殺し屋養成所出にも関わらず安く買い叩かれ、また実際大して強くなく昨日今日殺し屋になりましたって素人に苦戦する“豚骨ラーメンズ”のアホアホさが際立つ。
それとオチに繋がることだけど、やむを得なかったとはいえショータを殺したことで恨まれ続ける(事情を話そうにもヤバいネタで話せない)ってのは久々に見た気がする。
アンゴルモア?知らんなぁ。
最近は主人公格(作者が投影するキャラ)が悪し様(あしざま:相手を実際よりも悪く、また、いかにも悪いものとして扱うさま)に扱われるのって避けられてる気がするので。
そこら辺も「古い」に組み込まれてしまうのはちょっとイヤかも。

※参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=GfJSNWHuFhY


余談、園芸ネタ
バナナフィッシュの原料としてブルグマンシアが出たけど、原作でもそうだったっけ…覚えてないや。
元はダチュラの一種扱いだったけど近年ブルグマンシアは分けようって扱いを受けてる植物で、そこらで観賞用として園芸植物として普通に出回っている、流通名はエンゼルトランペット。
たまに蕾をオクラと誤食して死亡事故が発生する(ボケ老人がやらかす)けど、それは恐らくダチュラのほう…とはいえブルグマンシアも同等の毒性アリ(と言われてる)。
ブルグマンシアでフリー素材検索するとアニメそっくりな画像が出るのはナイショだ。
またアッシュがアタリをつけてニアピンだったペヨーテはサボテンの一種(ロフォフォラ)、メスカリンを含有してるとされてるけどとても幻覚作用を引き起こせるほど抽出できないので“日本では”栽培を規制されてない。
ってかオレ育ててるし…邪な目的は無いヨ。
草餅みたいなカワイイ植物です。{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 10
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キース・へリングやバスキアが生きた時代

2019.01.03記


原作未読


書店で平積みされてたり、学校で女子が話題に挙げてたような挙げてないような。20年以上前の記憶です。
タイトルだけは知っていて中身がどんなか知らないものの、吉田秋生先生でノイタミナでという話題性に食いついてみました。

全24話2クール作品です。
舞台はアメリカN.Y。若くしてストリートギャングのボスであるアッシュ・リンクス(♂)は容姿端麗・頭脳明晰・殺人スキルも無問題の完璧超人。イラクで消息を絶った兄が残した「BANANA FISH」という単語を追って動き始める。
同じ頃、カメラマン助手として日本からやって来た青年奥村英二がひょんなことからアッシュと出会い、BANANA FISHを巡るいざこざに巻き込まれながら友情を育んでいく物語です。
けっこうハードなクライム・サスペンスで、コルシカマフィア、華僑の闇勢力、ストリートギャング、はたまた国家機関も出張ってきての組んずほぐれつ。諸悪の根源はBANANA FISHということになるんでしょう。

設定が設定だけに人が死ぬのはしょうがないとして、これでもかこれでもかと不運がアッシュに降りかかるのが本作の特色でしょうか。
30年前なら『おしん』、20年前なら『家なき子』、最近だと『東京喰種』の金木研ばりに過酷な試練の連続です。どうしようもない沼に嵌りこんでいるアッシュをもうこれ以上いじめないでください、となります。
このアッシュに共感できるなら作品にすっと入れると思います。
対する英二は平和ボケの権化みたいな向こうの人から見た“Tipical Japanese”を地でいく青年です。私は苦手なタイプですが、なぜか完璧超人アッシュにとっては安らぎを得られる存在。
生い立ちから歩んできた人生からまるで違う二人がなぜ共鳴し合えるか?
この友情物語を紐解くカギとなります。


私はけっこうながら見でした。
英二がまぬけというか、いや普通そんなんやったら死ぬで!の局面でけっこう素っ頓狂な行動を取ったりでイライラが募り、ストーリーに没入するのを邪魔します。
アウトローが自分に無いものを求めて無垢な存在に惹かれるというモチーフはよくあるため、逆側の無垢な存在がどうアウトローにシンパシーを感じるかの部分で弱い気がしました。

『だから二人は惹かれ合うのね』

ここがもっと欲しかったかな。男同士、女同士、男女でもそれは変わらないと思います。
クライム・サスペンスと友情物語がリンクする作風の中で、前者がなかなか面白いのは事実なものの、後者がしっくりこないと早々に“腐”認定してとりわけ男性視聴者が離脱してもおかしくないでしょう。
逆に両者がかちっとはまるとめちゃくちゃ面白く感じそうです。私はその一歩手前でした。

とはいえ完走はできました。佳作の域にはあると思います。

※メモ//石塚運昇氏遺作



■余談 
地味に良かったのがN.Yの雰囲気。
1985~1994年連載の原作でベトナム戦争帰りの設定だったのがアニメではイラクだったり、スマホがあったりと現代に合わせた調整はしょうがないとしても、ベースとなったであろう1980年代前半の超凶悪な街N.Yの雰囲気がよく出てたのは良かったです。
今と違って観光客が地下鉄に乗るなんてご法度もいいところで、昼間でもサウスブロンクスを歩けるわけがなく、例えばタイムズスクエア近辺のホテルから地下鉄でヤンキースの試合を観戦しに行くことは「死にたいの?」という世界。・・・だったらしい。なにぶんこの時期ガキンチョだったので見聞きした話です。
一方でアートやファッションはとても魅力的だったり。キース・へリングやバスキア。元は落書きの“グラフィティ”は画集を買ったこともあるし、ヒップホップも発祥はこの頃のN.Y。自分がはまったのはちょっと後の東と西でドンパチしてた頃ですが、私には興味惹かれる場所なり時代だったりします。

作中でも地下鉄でドンパチ普通にやるし、建設中ビルや廃墟などいたるところで銃声が響きます。このやさぐれ感はたまんなかったです。

リアルのN.Yで初の黒人市長が出て警官増員したのが1989年。ジュリアーニの登場が1994年。治安は急速に改善してきました。
私の初N.Yが2001年だったのでその頃はもう快適に過ごせましたね。

{netabare}超高層にもかかわらずガラス張りではなく屋外に出られるスポットがあるぜ、とN.Y出身知人のススメで訪れたのがワールドトレードセンター。訪問日は2001年8月11日午前。なんというかね。。。{/netabare}


やっぱり、あんな危ないエリアだったりストリートの悪がきがたむろするところを無警戒でほっつき回る英二って“なんだかなぁ”と思う私でした。


■余談2 ※最終回ネタバレ有
国民的愛唱歌『とんぼ』言わずと知れた長渕剛の名曲ですが、元は本人出演ドラマ「とんぼ」の主題歌です。
{netabare}最終回はヤクザ役の剛が腹を刺されて、倒れた剛をカメラが引きのカットでおさめて終了。図書館ではなくこちらは路上でしたが似たようなカット割りです。{/netabare}

{netabare}ヤクザ剛の役名は “英二” 

すまぬ。これ言いたかっただけです。{/netabare}


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2019.06.02追記
《配点を修正》

投稿 : 2023/06/03
♥ : 52

Jacks さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

二人が紡ぐ絆

街の中に紛れ込んだ男。その男の名は誰も知らない。彼は殺しと仲間の為に生き、そして自分の為に戦う。だが、それだけではない。
復讐、償い、親友。これらは彼にとって大きな鍵となっている。特に親友...もう一人の少年は彼を慕っている。二人は互いに強い絆で結ばれた間柄なのだ。
もしその少年と別れてしまったら、彼はどうなると思う?怒りと悲しみ。あらゆる感情に左右され、成すべき事を見失ってしまう。その可能性がある。
出逢いは難しそうで簡単にできるが、別れはすぐにやってくる。死が二人を分かつまで、彼は足掻く。たとえどのような目に遭っても。
彼がその親友と仲間達を大事にする引き金となったのは、彼自身のモットーだ。同時に彼を取り巻く多くの陰謀と黒幕が関与している。
果たして彼は突き付けられた現実を輝かしい未来へと変えることができるのか?それとも、このまま堕ちていくのか...

舞台はアメリカ。本作の主人公であるアッシュ・リンクスはギャングのボス。彼は自らの手を汚してまで今の地位にのし上がってきました。
裏社会という名の犯罪行為は頻繁に起こり、その中でアッシュは生きています。頼れるのは自分の力と仲間達との協同です。特にショーターはアッシュにとってかけがえのない存在。
そして訳あって日本から来た奥村英二(おくむらえいじ)もアッシュの仲間の一人。彼らは次第にお互いを大切に思いやるようになります。
アッシュの本心はこの闘争を一刻も早く終結させ、英二達と一緒に平和で幸せな日々を過ごす事でしょう。それがアッシュにとって非常に望ましいと僕は思っています。
しかし、それを邪魔するのはゴルティネを始めとした極悪非道な連中。アッシュは何度も苦渋を味わい、拷問に近い罰を受け、そして時には利用されることになります。
それでもアッシュは諦めません。何故なら、彼には確固とした信念があります。目の前の敵を躊躇なく殺す。それが強き者の使命であり、宿命です。

本作の魅力は何と言っても非常に作り込まれた登場人物と世界観。MAPPAの美麗で安定的な作画も相まって、鮮明に描かれています。
アッシュは基本的にクールで頭脳明晰。自分が認めた人間を受け入れる寛容さも兼ね備えています。とにかく渋いですね。
英二は世話焼きで心優しい少年。アッシュを友人としても仲間としても意識していて、そこに好感が持てます。
他にも李月龍(リー・ユエルン)という後々のエピソードに登場するキャラもいますが、彼もまた魅力的です。
個人的にシン・スウ・リンも好きですね。声と容姿が僕のタイプだからでしょうか。良い意味で威勢のある好青年です。

僕は原作を読んでいませんが、吉田秋生(よしだあきみ)さんの類まれなエッセンスとストーリーテリングが本作を絶妙に味付けしています。
利口で筋の通った会話の数々、予想の斜め上を行く流れ、スリル満載の怒涛の展開。これでもかというぐらいバラエティに富んでいて、視聴者を飽きさせません。
少女漫画らしからぬハードボイルドな作風が本作の特徴ですが、随所に挟まれる意味深なシーンや柔らかな絵柄が実に優秀です。そこに少女漫画らしさを感じます。
台詞回しも海外ドラマのようなカッコよさですね。現代版ゴッドファーザーと言うべきでしょうか。マフィアものが好きな方はハマること間違いなしです。
比率としては男性キャラが圧倒的に多く、女性キャラは申し訳程度でしか出演しません。そこに好みは分かれるでしょうが、僕は気に入っています。

OPとEDは素晴らしいの一言です。1クール目のOPはこれから壮大な物語が始まる予感を匂わせ、EDはアッシュの葛藤が精巧に描かれています。2クール目も同様です。
Survive Said The Prophetの記念すべき初テレビアニメのタイアップでもあります。歌詞とメロディが本作に合いすぎです。そしてカッコよすぎる。
僕は本作がきっかけで、このバンドのファンになりました。僕の好きな音楽はロックとメタルなので、相性はバッチリですね。
King Gnuも本作のおかげで僕は彼らのファンになりました。ミクスチャーとは思えないほど本作に合った曲調に天晴れです。
声優陣の演技も完璧で、キャラにピッタリです。特にアッシュ!彼の魅力が更に増したのは言うまでもないでしょう。

生々しくて胸が痛くなるようなシーンが多い。これは話の展開上仕方がないかもしれませんが、確実に人を選びます。

人間は窮地に陥っても必ず救いはあります。それを改めて実感させられたアニメがBANANA FISHです。
本作は決して万人向けではありません。遥か彼方の程遠い位置です。それぐらいリアリティがあります。
ですが、僕はこの作品を多くの人々に推したい。理由は単に面白いだけでなく、身近にいる大切な人達のありがたみを再び知ってほしいからです。
僕はアッシュと英二が羨ましいです。二人の関係性は僕と実兄に似ています。それだけ本作に感情移入しています。
原作と同様に後世に語り継がれてほしい名作です。僕は明らかに過小評価だと思っています。もっと観られてもらいたいです。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 1

67.9 14 不良アニメランキング14位
史上最強の弟子 ケンイチ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (323)
2095人が棚に入れました
高校1年生の白浜兼一は入学早々空手部に入部するが、そこで上級生のいじめに遭ってしまう。そんなある日、兼一は転校生の風林寺美羽と出会い…。

声優・キャラクター
関智一、川上とも子、有川博、石塚運昇、能登麻美子、石丸博也、二又一成、小杉十郎太

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

!! いいか兼一!人生にゃ出来るも出来ねーもねえ!!あるのは・・・ 「やるかやらないか」だ!!

ストーリー

中学生になるまで毎日のようにいじめられていた白浜 兼一は道端でどこから見ても悪党共を華麗に叩きのめした女性武術家の風林寺美羽に憧れ、自分の中にある信念を貫くために様々な武術を極めた道場・梁山泊に入門しました。
だが、兼一はまだ知らなかった。地獄よりも地獄な特訓の日々が待っている事を・・
この物語は本当の地獄の特訓の日々とその成果を見せる戦いです。

私の感想。

はじめは何だか主人公が弱くて精神的にも何だかいじめられっこな話だったのですが、修行の成果が出始めてからかなり面白くなりました。 

そして、この物語が進むうちに兼一の強い信念を貫く姿に仲間が増えて姿が非常に面白く感じられました。基本、敵は力や権力でコミュニケーションをとっていましたが、主人公は仲間への信頼と絆でできている所が非常に喜ばしかったです。

私がこの作品で注目している所は兼一の戦い方です。空手、柔術 、中国拳法、ムエタイなどがすべて戦いに含まれている所ですね。普段は一つの戦い方が使われるのが多いので、この作品のようにたくさんの戦い方が入っていると思いますね。     

後、主人公の精神の太くて超根性がある所が本当に面白かったですね。どこかの精神があまり強くない主人公とは違います。まあ、この作品の主人公は物理的に鉄球並に強いですがw                                                                                                                                                                                                      

この作品で注目するべき名言。


ボ・・・ボクは、間違っている事を間違っていると言いたいだけなんです。
でも、それをただ口に出しただけじゃ・・・何も変わらなくて・・・
だから・・・だから自分が正しいと思った事を実際にしようとしたら・・・
力がいるんです!!

力と勇気が!!

ボクにはどちらも、まるでないけれど・・・


Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

注目してほしい所は師匠たちの兼一への愛の鞭・・っと言うか愛のエクスカリバーの数々です。そのトレーニング一つ一つが超苦しいのですが、戦いにその特訓の成果が出ています。まあ、ごく稀ですが。

オープニング

「Be Strong」シンプルイズベストでこの作品のはじめの数話はかなりキャラクター説明に特化しているのでそれをあまり考えなければとても良いオープニングです。特にそれぞれの師匠の説明が本編の師匠たちの戦いのシーンが非常にかっこいいです。

「ヤッホー」
このオープニングは本当によくできていると思うのですが、正直あまり曲がこの作品に合っていないのですよね。このオープニングの曲はかなりさわやかな曲なのですが、この作品のはんぺんの内容はかなり熱血で血が煮つくほど熱い作品なのですが、この曲は聞いているとなんだか夏の日縁側でカキ氷でも食べながら涼んでいる時を頭の中で思い浮かべてしまいます。本当にオープニングの出来上がりは本当に良いのです。これだけ長いストーリーをこのオープニングの1分半で抑えているのですからとてもすごいと思います。ですが、曲が非常に足を引っ張っています。

エンディング

「君がいるから」
何故美羽が超注目されているのかはあまりよく分かりませんが、このエンディングは正直この作品にかなり合っているとおもうのですが、私的にはもっと他のキャラクターも出しでほしいエンディングでしたね。特に師匠たちはあまり戦いで活躍するシーンが少ないので。

「Catch Your Dream☆」
このエンディングはそれぞれのキャラクターの日常が見られる基調なエンディングです。まあ、曲自体はそれほど高い評価を上げられませんが、面白さとしては良いエンディングです。

「Run Over」
正直このエンディングはあまり印象が残りませんでしたね。ルーレット式でキャラクターが出てくるエンディングですが、まあ、面白くなかったです。正直このエンディングはこの作品に合っていませんね。

「心からのメッセージ」
このエンディングのテーマは私が思うに「絆」ですかね。原作の絵図で流れるキャラクターたちは何だかいつもと不意陰気が違い面白いエンディングになっています。

投稿 : 2023/06/03
♥ : 11

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかで笑える成長劇。素直に面白い!

最強の師匠たちに武術を教わることになった、いじめられっ子でひ弱な主人公・ケンイチ。
次第に学校のチンピラどもに目をつけられ、噂は広まり、連日戦いを強いられるハメに。
ケンカを通してチンピラたちを改心させながら強くなっていく成長劇。

週刊少年サンデーの人気連載漫画原作。
努力・根性・友情をストレートに描いた単純明快なストーリーです。
絵柄は少年向けで、ワザとらしいキャラデザは分かりやすいというか安っぽい。
女キャラは巨乳ちゃんばかりの、かなり雑で古風な萌え。おっぱいのゴリ押しw
原作譲りのキャラデザはかなーり微妙です。絵の安定感もありません。
ケンカ物語なのに大事な格闘シーンにキレがなく、見せ方も難あり。迫力があるとはいえません。
当時の水準で見ても作画は見劣りするレベルです。

しかし、それでもこの作品にはそれを補ってあり余る魅力があります。
数ある王道系の中でもこれは面白いっ!と贔屓したくなるほどこの作品が好き。
ケンイチの弱っちいながらも健気に努力する姿を見ると勇気が湧いてくるし、元気になれる!
キャラ立てが抜群に上手く出来ており、キャラの言葉がちゃんと心に響いてきます。
成長劇なだけに内容は明るくポジティブ。ギャグも多く、賑やかで笑いが絶えません。
ケンイチの声は関智一さんが演じており、好感の持てるキャラの印象と非常に合っています。
他の声優の配役も良い感じでした。(唯一、能登さんはセリフ少ないキャラなのが残念っ)
スポ根系王道としても勿論、ストレスフリーなので気晴らしアニメにもおススメ。
一期OP主題歌「Be Strong」のアップテンポな曲調、本編と合ってる歌詞の良さは異常。

個人的なお気に入りは、ケンイチの弟子入りした道場・梁山泊(りょうざんぱく)での生活。
外界とは完全に隔離された特殊な環境で師匠たちにもみくちゃにされ、ひたすら努力するケンイチ。
最強であるが故に常識の通用しない、規格外の思考回路を持つ師匠たちの行動・言動がかなりツボりました。「あえて足場の悪いところを通りたがる」ような格闘キャラによくある、中二臭い性質がギャグ視点でよく描かれており、当の本人は真面目にやってることなんだろうけど・・傍から見たら絶対ヘン!という健常者(?)の感覚を絶妙に取り入れている。
身におぼえのある環境と人種だったので、なおさら笑ってしまいました。
ギャグにしていますが、実際あるあるだったりするところがまた恐ろしいw
ケンイチの弱音の意味すら理解できない?彼らの強さに時々学ばされることも。
ためになる話なんかも意外に多い。侮るべからず、です!

でも原作に手を出す気にはなれません。すごく好きなんですけど。
強敵を倒したら更なる強敵が出てきて・・というワンパターン展開がやはりネックです。
良くも悪くも王道といったところでしょうか(笑) 50巻以上ある原作に手を出して幻滅したくないのかも。
だからアニメでお腹いっぱいですw 

投稿 : 2023/06/03
♥ : 12

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まさかの2期が始まったのでおさらいとして

あらすじ

いじめられっ子の主人公白浜兼一が
女性武術家風林寺美羽と出会い、
信念を貫くための強さを手に入れるために
様々な武術を極めた達人が共同生活をしている
道場・梁山泊に入門し、
数々の敵味方との出会いと梁山泊での修練によって
肉体的、精神的成長を遂げてゆく物語という感じ



感想

ずっと期待していたけど諦めていた2期が始まったんで
1期見てない人のために軽いおさらいとして
説明しておこうかと思います


全50話。結構面白い内容でした。
長い話数でしたが特に飽きることなく
見ることができました

軟弱男子がヒロインと出会い、
修行を重ねながら強敵へと向かっていく話です。
こうゆう最初弱い主人公が成長して強くなる話
僕は大好きですね♪

それにエロい要素というか
お色気要素があって
そうゆう意味でも楽しめる作品でした

でも勘違いしてほしくないんですが
決してエロいだけの作品ではなく
あくまで作品を楽しむ上での
一要素でしかないということです

エロが嫌いな人でもちゃんと
バトルがしっかりしてるので
楽しめる作品となっているので安心していいです

面白かったのは、個性のある師匠達とユニークな修行方法。
また、各対戦相手との戦法もいつも違っていて
飽きのこないものとなってました。

日常のほのぼのした話も描かれていて
それとバトルのバランスも良かったと思う
仲間との絆も徐々に築かれていくし、
熱いし心温まる物語だと思う。

バトルシーンも結構よくできていると思う
武術、武道に対する考え方、
用語はかなり的を得ているのに驚きました。


2期期待してるんですが
無理なんでしょうかね?
原作はかなりストック貯まっているはずですし
ここからさらに主人公が強くなって
面白くなるところなので是非2期作ってほしいです

↑と思ってたんですが来ましたねw
予想外でしたが嬉しいです♪
2期本当に楽しみです!

投稿 : 2023/06/03
♥ : 47

58.5 15 不良アニメランキング15位
あいまいみー(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (469)
1899人が棚に入れました
漫画研究部に所属する女の子、愛、麻衣、ミイが「地球に迫る邪悪な侵略者と戦ったり、ライバルとトーナメントで闘ったり、漫画を描いたりはしないかもしれません」という作品。

声優・キャラクター
大坪由佳、内田彩、内田真礼、茅野愛衣、向清太朗
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

上級者向けアニメw 12話感想です!

こちらも3分アニメです。
どうやらギャグアニメみたいですね!
漫研に所属するあい、まい、みーが天才漫画家として呼ばれるまでの奇跡と感動の物語だと・・・ww(多分嘘)
あんまり考えずに見た方が良さそう^^
終わるの早いしw

{netabare} いきなりきゅうりがカッパの頭に当たってパリーンw
きゅうりの質量ww
登場人物の考えてることが残念だw
エンモ竹縄って誰ですか?w
edのドット絵が印象的でした^^ {/netabare}

【2話感想】
作者が子供時代にスーパーファミコンのソフトを容赦なく盗まれた悲しい過去を振りきるため頑張って書いたアニメが映像化されたものらしい(仮)
毎週そういうノリで行くのかもw
あんまり気にしないでww

{netabare} いきなり森の民ヤムートかいう変なのが出てきました。
森の民ヤムートは優しいですね~
おまわりさんに車と間違えれて運ばれて行かれましたw
ちょっとそれ車じゃないでしょww
ヤムートの唯一の出会い悲しすぎるww
ヤムートのセリフ棒読みすぎて面白かったです。{/netabare}
『本編』
{netabare}まいとみーは無理やり壮大な話にしてあいちゃんが漫画書くの邪魔しすぎw
頑張ってる奴が嫌いって最悪だーww
マヨネーズの無駄遣い(^^;)
あいちゃん何とか漫画間に合って良かったですね^^
まいは本当に死んだのかww{/netabare}

今回は何がなんだか分からないうちに終わってました。
理解する方が難しいww
カオスすぎましたね^^w

【3話感想】
今回もまったく意味を理解することが出来ず(^^;)w
いろいろおかしいww

{netabare} まいは死んだと思ったらサイボーグで帰ってきたw
「この先を通りたければ私と漫画勝負しな」って言われたのが原因みたい。
みんな変態だとか言ってたけどそれでサイボーグになったまいの方がおかしいと思うww
画力上げるんじゃなくて火力上がってない?w
迷惑すぎるww
勝負の最中に中西とかいうの来たw
Mなのかw
オチが酷すぎるww
やっぱり理解できん(^^;)w
4話も見よw{/netabare}

【4話感想】
やっぱり上級者向けアニメですね。
ツボる人にはツボでしょうw
僕はどっちかまだ分からないです(^^;)
3分ですし割と楽しんでます^^
今回は割と面白かったですw
{netabare} みーちゃんの度胸試しは真似しちゃダメですよw
最後の手足が何故伸びたのはよくわからなかったですが過程が面白かったのでいいです。
みーちゃんはビビリすぎですw
最初のバットとか殴れとかいう方も悪いけどまいちゃん本当に腕殴っちゃったしw
手加減してあげて折れちゃってるよww{/netabare}

【5話感想】
{netabare}今回、新キャラのほのか先輩が出てきました。
フラッシュメモリー頭にさしたらエラーにww(見てない人は意味が分からない、見てても分からないw)
この人たちはバットは持っちゃいけないと思うww
ほのか先輩のツボは謎でした。
一番謎なのはこのアニメ自体ですがw
ポツダム宣言大好き太郎って売れない芸人みたいな名前w
あいちゃんまだ帰って来ないって・・・w
来週は復帰してること願いましょう。。{/netabare}

【6話感想】
{netabare} 最初のダンスは何なんですかね?(^^;
今回はみいちゃんのお話でした。
みいちゃんはネトゲにハマったみたいですw
動機が不純すぎるww
皆からハブられてました。
ほのか先輩の一言でHPが・・・w
ほのか先輩はまた変なあだ名付けられてましたw
自動販売機で5万稼ぐって・・・w
実際やったら何十年も掛かりそうだけどねw
今回も訳が分からなかったですw
オチが酷いw{/netabare}

【7話感想】
{netabare} 今回はオチが普通で笑いましたw
オチのナレーションの声が個人的にツボw
毎回訳が分からない話でしたが今回は理解できました。
いきなり作家悲しすぎるww
あいちゃんはまた酷い言われよう。(冷血ゲロ人間w)
まいとみいは思考が酷すぎるw
猫みたいだったけど猫じゃないでしょアレはw(見た目)
みいは悪い顔してたからてっきり猫を・・・と思ってたけど狙いはキャットフードかよww
まさか食べるとは思いませんでした(^^;
オチがしっかりしてて不覚にも笑ったw
いつもよりマシなあいまいみーでした。
こっちの作りの方が面白いけどこのアニメはもう少し理解できないのがらしさだと感じましたw{/netabare}

【8話感想】
{netabare} 漫画の原稿についてのお話。
完全に漫画書くアニメだったこと忘れてたww
ぽのか先輩の壺は入場料取られるのかw
みいちゃんは安定のウザさでした。
今回はあいちゃんが珍しく反撃してました。
掃除機で吸い取るのはグロかった(^^;
ぽのか先輩はイカの着ぐるみっぽいの着てましたw
電気棒威力高い。(ぽのか先輩絶対Sキャラw)
みいちゃん炭になっちゃった。。。
今日も原稿は上がりませんでした。(そりゃそうでしょww){/netabare}

【9話感想】
{netabare} 今週は割と普通でしたw
このアニメの普通はちょっと違います(^^;
FXで有り金全部溶かす人ww
実際にそんな人いるのかと思いましたがいました。。
ぽのか先輩は顔も溶けてましたw
本人に聞いたら泡吹いて気絶しちゃいました。
今週はあいちゃんが可愛かったです。{/netabare}

【10話感想】
{netabare} 作者の考えが酷すぎるw
犬で悲しみの連鎖を断ち切るのはいいけどこれはテロみたいになってる(^^;
何か変なの混じってるしww
3日も犬の散歩してるとは・・・散歩って言うのかな?w
何で異国の地まで行ったんですかww

そういえばこの作品のed、ギリギリ最強あいまいみー!を収録したアルバムが発売されましたね。
中二病でも恋がしたい!の立花の声優さんや現在放送中のラブライブの小鳥ちゃんの声優さんが歌ってるキャラソンも収録されてるので興味がある人は聞いてみてもいいかもw{/netabare}

【11話感想】
{netabare}バタートランス仙人とかう昔話のお話でした。
みいはしょうもなかったですw
バターを家全体に塗るって考えがおかしいw
みいはテンションが上がって踊りだしたみたいです。
今週は酷かった。。
全く意味が分からないです。
ポカーンとしてる間に終わりましたw{/netabare}

【12話感想】
{netabare} まいは怪獣が好きみたいです。
土手にドテゴンという怪獣ってダジャレww
みいもまいも食いついてました。
趣味や国籍は怪獣にはないと思うw
ぽのか先輩は久しぶりに出たのに・・・
お腹を満たしたドテゴンは夕日に消えて行った・・・
何かいい話みたいになってるw
みんな全滅しちゃいましたね(^^;
ところでこのアニメは何話でしょう?w{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 24

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

マーティー・フリードマンの黒歴史

将来、漫画家となる愛(あい)・麻衣(まい)・ミイの3人を中心としたコメディー作品。
現在(学生時代)は漫画研究会に所属しているが活動内容は・・・・・

OPまたはアバンという場面なのでしょうか。
作品の最初の方に「この作品は~」という説明が入るのですが、その時の画像は最低です。
顔の特定の場所から出てはいけないものが噴出していたり、謎の生物を舐め回していたり・・・
観る気が失せますね^^;


漫画研究会に所属しているという設定なので、「しっかりと漫画を描きなさい」と愛は麻衣とミイに言っていますが、中々言う事を聞いてもらえません。

3人の真面目度を表そうとすると・・・

愛>>>麻衣>>>>>>>>>ミイ

このような感じでしょうか。


主要登場人物3人の他にもいるのですが、低予算のショートアニメのためにキャラが変わっていても担当する声優さんは変わりません。

愛・・・大坪由佳
麻衣・・・内田彩
ミイ・・・内田真礼
その他1(先輩役を含む)・・・茅野愛衣
その他2(ナレーションを含む)・・・お笑いコンビ・天津の向清太朗(詩吟の人ではなく、オタクの人)

ミイの弾けっぷりには面白い所がありますが、全体的な内容を考えてみるとグダグダ感は否めません。
始めの方は漫画研究会という設定を守っていましたが、徐々に内容は混沌とした状態になってしまいます。
話題に詰まるというよりは、元々変な内容を面白く書きたかったように思います。

1話3分のショートアニメならではの作品と言えますが、逆にショートアニメでなかったら成立していないでしょう。

何も観るものが無くなった、という時に手元に録画が残っていたら視聴するというスタンスが一番良いように思います。


まとめとしては・・・

あまりにも作品の内容の出来が曖昧(あいまい)としか表現できません。
視聴したとしても身(み)に付かない事は確かです!

お後が宜しいようで^^;


【補足1】
自分はGEOを利用しているのですが、2013年4月16日時点でレンタルは開始しています。
各キャラの感情コントローラーなどがおまけの映像特典として収録されていますが、あまり期待しない方がいいです。
(DVDをレンタルした人は語る、ということです^^;)

【補足2】
ED曲なのですが、ギターを弾いているのはマーティー・フリードマンというギタリストです。
メタリカ・メガデス・スレイヤー・アンスラックス、合わせて4つのバンドの事を日本ではスラッシュメタル四天王、欧米ではBIG4と称しています。
マーティーは、有名なメタル系バンドであるメガデスの元メンバーでした。
(マーティー在籍時の有名な曲は『ハンガー18』でしょうか。自分の好きな曲でもあります。)
日本の事が大好きで、もう10年以上経つと思いますが、日本に暮らしています。
少し前に再婚したというニュースがありましたが、お相手は日本人という事でした。
日本語がペラペラで演歌・J-POPが大好きという、異色のメタル系ギタリストです。

ただし、これだけは言わせて下さい。

       日本の事が大好きでも仕事は選びましょう!

投稿 : 2023/06/03
♥ : 16
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

漫研部の酣な日常→私の閑却な時間orz

(2013.1/9 1話:えんもたけなわ)
{netabare}とりあえず、冒頭ででてきた河童が…ね(゚д゚;)
個人的には、そこが一番の「宴も闌」なシーンでしたwww

愛が中二病過ぎる…^^;{/netabare}


(2013.1/11 2話:いきがい)
{netabare}マンガを描く事に生き甲斐を感じてるのは、どうやら愛だけのようですwww
麻衣とミイは愛の邪魔をする事が生き甲斐って…この2人終わってるよwwwヾ( ´ー`)ノ~ばーい

まぁ、ふとした息抜きに観るのが一番だと思います。
ストーリーも有って無いようなものだと思うので…

それにしても、EDのギターがマーティ・フリードマンだなんて…!?(゚〇゚;)マ、マジ...{/netabare}


(2013.1/18 3話:きかいのからだ)
{netabare}麻衣ちゃん、まさかのサイボーグ化(ガンタンク+スカウター+ロックバスター)で登場!

ってか{netabare}中西みたいなMキャラ{/netabare}居なかったらどうなってたんだろう?

今の所、面白いのはED曲だけか…|;-_-|=3 フゥ{/netabare}


(2013.1/25 4話:度胸MAX人間)
{netabare}度胸MAXというより…もうバカだよね^^;

ラーメン屋のメニューにあった「USBおふろ」ってなんだ?
同じ3分アニメでも「ヤマノススメ」とは大違いwww{/netabare}


(2013.2/4 5話:跳躍2.6次元!)
{netabare}ぽのか:ポツダム宣言大好き太郎先輩って、一文字しか合ってないし、女なのに太郎とかwww

愛ちゃん、現実逃避しちゃったよwww

もう何か、お腹いっぱいです…{/netabare}


(2013.2/8 6話:ねとげはいじん)
{netabare}相変わらずの、意味不明っぷり。
自販機パカパカ次郎総帥って、次は三郎ですか!?

確かにこの作品、上級者向けですwww{/netabare}


(2013.2/15 7話:ねこひろい)
{netabare}それぐらいも、分からないのは当然かwww
そこは、○処分じゃないんだ^^;

みんな生きるのに必死なんですwwww{/netabare}


(2013.2/23 8話:原稿邪魔して牢屋行き)
{netabare}壺の入場料800円って、つぼ八かwwww
みい、散々だな^^;{/netabare}


(2013.3/2 9話:FX)
{netabare}ホントにくだらないアニメ、何が面白いんだか…{/netabare}

(2013.3/12 10話:犬型)
{netabare}犬で世界を救う!? 動物好きなら、共感できるかもしれないが私には…

散歩で3日間って、もうちょっとした旅行だよね^^;{/netabare}

(2013.3/17 11話:バタートランス仙人)
{netabare}河童:「よくも1話で、俺の頭の皿割りやがったな!ε-(=`ω´=)凸テメェ!!」

と思ったら、川にコンクリ流されたらそりゃそうなるわな^^;
後半のバターの件は、めちゃめちゃでしたね。{/netabare}

(2013.3/27 12話:大怪獣現る)
{netabare}泣きっ面にファービーって^^; 
ファービー:「Boo(…じゃないよ。)」

もう最終回で良いよね?土手ゴン。{/netabare}


(2013.3/31 13話:それでは皆様、宴も酣では御座いますが。){netabare}ルーカスって誰だよ!ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ
と思ったら声当ててるの芸人さんだったんですね。{/netabare}

正直、つまらない作品でした。まぁ、3分アニメにストーリー性を求めるのが間違ってるのだろうか?

※ヤマノススメは例外でww

テンションを上げてから観ると、面白くなるかも!?

投稿 : 2023/06/03
♥ : 8

64.8 16 不良アニメランキング16位
ラブひな(TVアニメ動画)

2000年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (265)
1828人が棚に入れました
浦島景太郎は東大目指して二浪中、19歳。子供のころ、女の子と約束した「一緒に東大へ行く」という約束を果たすため、日々、勉強に勤しんでいる。ある日、祖母に呼ばれて“ひなた旅館”にやってきた景太郎は、露天風呂でいきなり女の子と遭遇し、チカンに間違われ、女の子3人に建物中追いかけ回されることに。なんと、そこは女子専用寮“ひなた荘”に変わっていたのだ。しかも、祖母は転地療養に出かけ、次の管理人に景太郎を指名したという。「東大生だから、管理人にふさわしいだろう」という理由で・・・。風呂場で会った成瀬川なるだけが強く反対するものの、断われなくなり、“ひなた荘”の管理人を引き受ける景太郎だった。

声優・キャラクター
うえだゆうじ、堀江由衣、倉田雅世、浅川悠、高木礼子、野田順子、林原めぐみ、ゆきのさつき、小林由美子、桑谷夏子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

「元祖・ハーレム漫画」と言われる本作。私はコレで一般人を辞めましたw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
令話の若者には、このネタ分かるまい(笑) つまり、「この漫画がきっかけで、2次元に萌える人間になってしまった」ということです(別に後悔はしていない)w

本作は、東京大学を目指し二浪した主人公が、女子寮の管理人になるところから物語が始まります。女子寮でのハーレム展開だけでなく、主人公の成長も見処。というか、成長したからハーレムを築くので、不快感も少ないと思います。

原作は、第25回講談社漫画賞少年部門を受賞。ぶっちゃけ、アニメはオリジナル要素も強く、古い作品でもありますから、そこまではオススメ出来ないので、是非、原作を読んでほしいっすね(余談にあるけど、無料で読めます)♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本、全キャラ好きなのですが、ランキング形式で魅力を紹介したいと思います。私の萌えの原点なんで、中学生だった当時、好きな順番っすねw

第1位 青山素子
神鳴流の後継者で武士娘。真面目ではなく、生真面目。恋愛に対しても不器用で、大別すればツンデレの部類に入るのだろうけど、一味違うデレ具合に萌えます。武士なのに、エロいことでモンモンとしたり、パニクると関西弁が発動し、幼児化するとことか可愛いかった♪ ツインテール素子の回は何回読み直したことか(笑)

第2位 前原しのぶ
内気だが芯の強さをもつ薄幸少女。なんか、いっつもあわあわとテンパっているw 全キャラクターで一番早く主人公へ好意をもち、それを最後まで一番強く持ち続けたのに報われない、可哀想な感じが可愛い。(色んな意味で)作中、一番の成長が見られる。

第3位 成瀬川なる
元祖ボコデレのメインヒロイン。全国模試トップで美人、正に才色兼備だが、普段はホントにズボラでダメ娘。ギャップ萌え。また、不器用で一途な恋愛模様など、見た目とは異なり、一昔前の「良き日本の美人」です。エヴァのアスカをモデルにしてるのが良く分かります。

第4位 浦島景太郎
不死身の身体と眼鏡をもつ本作の主人公w 数々のラッキースケベで私達を楽しませてくれます(笑)でもただの馬鹿ではなく、挫折してもちゃんと努力し、夢を見つけそれに邁進していく彼の成長は感動的です。はじめは全女性キャラから毛嫌いされていましたが、一人一人と丁寧に絆を深め、正しいハーレムを作り上げました。決めるときには決める男です!

第5位 乙姫むつみ
天然を越えた天然ボケのおっとり巨乳娘。本作一番のボケ要員。一時はメインヒロイン並みの活躍をしますが、途中で空気になっちゃったのが残念。なるに嫉妬を抱かせるのが主な役目でしたね。あのボケが「どこまで本気(わざと)か分からない」という恐さももつ。

第6位 カオラ・スゥ
爆裂飛び蹴りインド娘。オリエンタルな容姿に謎の関西弁、メカに強く変身能力までもつイロモノ。その性質上、コメ要素が強い分、ラブに関われず、萌えポイントも少ない。ただ、観ているだけで元気をもらえる稀有なキャラクター。キス回は笑ったw

第7位 紺野みつね
金と酒を愛する糸目関西娘。他のキャラに比べて少し年上ということもあり、ツッコミと進行が主な役目。恋愛マスターを気取っているが、本当は奥手で恋愛に疎い。攻めてる時は強いが、攻められると弱いのが萌えポイントか。当時(小中学生の時)は全くキツネに魅力を感じなかったが、今は1,2番に好きなキャラ。酒好きな女の人好きだし、明るくも思慮深い彼女は、多分良い奥さんになれるはず♪

第8位 浦島可奈子
主人公の義理の妹で、極度のブラコン&ヤンデレ。作品終盤は他のヒロインを圧倒する登場頻度だが、当て馬感が強い。萌えポイントはそれなりにあるが、私はブラコンもヤンデレも得意ではないので、やや下位に。キャラデザは好きでした♪

第9位 サラ・マクドゥガル
金髪ロリいたずらっ子。性格は、一見がさつでマセガキ風だが、子供らしい一面もある。おしりのパンダの痣を気にするなど可愛らしい面もあるが、流石に子供すぎて萌えられず。

第10位 浦島はるか
主人公の叔母さんで謎の力をもつ、ひなた荘のドン。大人の女性キャラにありがちで、年をいじられると怒ります。瀬田とのキスを、景太郎となるが覗き見するシーンは良かった♪

全体を通し、前半は「景太郎の東大受験」「約束の彼女探し」、後半は「景太郎の夢の実現」という縦軸がしっかりしていて、ストーリー的にもおもしろいです。そんな中、横軸として景太郎と各女性キャラとのエピソードが描かれ、どのキャラクターに対しても愛着をもてました。

アニメ版では、アニオリキャラや展開が数多くあります。漫画版よりも、テンポが落ちるので、コメはイマイチ。

アニメ版最終巻は、まるごと素子回です。赤松先生も、「ラブひなで一番好きなのは素子」と公言されていますので、その影響かと。ファンには嬉しいサービス!

ちなみに、私はこの漫画、中学生の時にハマって、テスト週間中に心が折れた時に読んでました。東大を目指すケータロー達に励まされつつ、漫画が面白くて夢中になり、結局、勉強が手につかないという(笑) あまりにも現実逃避した時は、各キャラが(どんなに小さくても)出ているコマ数を数えて、話数ごとの折れ線グラフにしたりしてましたもん(笑)
{/netabare}

【余談~原作者は、同人活動推進派~】
{netabare}
アニメにオリジナル要素が強いことや、ドリームキャスト版もゲームオリジナルのキャラやストーリーがあることなどは、原作者の赤松健先生の来歴や考え方に理由があると思います。

赤松先生は、元々、同人作家として活躍していたこともあり、二次創作には非常に寛容(むしろ推奨)的な姿勢です。2013年には、「同人マーク」という、「原作者が二次創作を許容する証」を発案し、自らの作品につけました。

2010年11月26日から、原作の赤松さんが社長を務めるJコミで単行本全14巻を無料配信しています。そのために、まだ売れている(重版されている)にも関わらず、講談社に直談判し、絶版にしてもらったそうです。

ラブひな自体は2000年のアニメなので、まだそんな具体的な構想はなかったでしょうが、若い頃から、赤松先生の考え方としては筋が通っていたんだな~と、ファンとして、心にシミルものがありました。
{/netabare}

投稿 : 2023/06/03
♥ : 23

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

当時好きだったかなり思い出深い作品♪

東大合格を目指す浪人生の主人公が
女子寮「ひなた荘」の管理人となり
住人の美少女とドタバタを繰り広げる
ハーレム系ラブコメディです。

あらすじは
主人公である浦島景太郎は幼い頃に女の子と交わした
約束を果たそうと、東京大学の入学を目指す19歳。
しかし、彼はすでに2浪の身。家を追い出され、
祖母が経営する東京近郊の温泉旅館を頼るのだが
そこは彼の知る昔の姿とはまるで違っていた。
唐突に「女子寮」の管理人となってしまった景太郎は、
ドタバタに翻弄されながらも、
東大入学、そして「約束」に近づこうと奮戦していく
という話かな

今から見ると古臭いと思うが
当時の時代から考えると
名作だと思う

ストーリーは基本
ハーレムラブコメの王道といった感じだが
面白く楽しめた

作画というかキャラデザが
好き嫌いわかれる可能性がある
僕は好きだったが無理なら耐えられないかも

キャラはみんな可愛くて好きだったが
個人的には素子が一番好きだった
恋愛の話はもちろん
どたばたしたギャグの部分も好きだった
主人公の景太郎も好きだった
最初はダメなやつだと思ったが
努力して勉強して東大に受かろうとしてたし
なんだかんだいってメインヒロインに一途だったと思うし
どんどんかっこよくなっていったから好きだな
「To LOVEる」のリト並みに
ラッキースケベが多いのも好きw

原作から好きなんだが
ここからの展開もあって
好きだったのだが
尺的にこれからは無理だったようだ
OVAで少しだけ今後が描かれてるが
それでも原作全部ではない

でもきりが良かったので
アニメは仕方ないと思うが
OVAじゃなくて2期として
続きを見たかった

ストーリーは原作に忠実だったし
(前原 しのぶが両親の離婚によって、
 景太郎の管理人就任後にひなた荘に入居する
 という多少の変更はあったが)
声もほとんどのキャラが
イメージどうりで合ってて良かった

OPも好きだし
雰囲気も好きだった
それに当時は知らなかったが
声優も豪華で良かった♪

今でも好きな
思い出深い作品の一つ
OVAの感想なども
今後あげようと思う

投稿 : 2023/06/03
♥ : 42

とってなむ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

作風に合えば。。

主人公は幼少時にある女の子と東大に行くことを約束する
しかし、落ちて落ちての2浪生活
家を追い出され、条件付きで祖母の経営するひなた荘に住むことに
そこには女の子しかいない…?
ハーレム物語の開演です

ちなみにラブひなとは『ラブひなた荘』の略だそうです
不覚にも吹いてしまった


あと、あにこれのサムネはちとおかしいですw
微エロくらいなのでご安心を

っ!!
今、サムネに惹かれて観たんでしょ、とか言った奴出てきなさい!

まぁちょっとえっちなコテコテハーレムラブコメ作品だと思って頂ければ問題ないかと


まずこの作品を観て思ったことですが…
微妙!

その原因はやはりヒロインにアリでしょうか。。
メインのなるさん、暴力的すぎやしませんか
ツンデレな暴力なら別にいいんですが、
この人に限っては理不尽にも程がある
問答無用に主人公を殴る蹴る殴る蹴る。。
これが話のワンパターン化を招いてるのだと思います

しかも暴力ヒロインがもう一人いるという何とも言えない始末
こちらは剣士だそうです
そしてこちらも問答無用な理不尽暴力。。
キャラ被ってる被ってる!

せめて一人にしてほしかったところ
主人公に全く非がないと言えば嘘になりますが、
ほとんどの場合で彼は何もしてません
彼が不憫でした

この問題は話が進むにつれて徐々に改善されていくので
何とか観れました
この点を楽しめるかどうかで評価が分かれそうですね


OP「サクラサク」 歌ー林原めぐみ
ED「君さえいれば」 歌ー林原めぐみ

面白いOPですね~
かなり好みの曲です
作品に合ったアップテンポな曲調で映像も楽しかったです


おそらくですが、古き良き作品なんだと思います
設定やお決まりがやや古いかなと感じました
その雰囲気を懐かしみながら観れる人なら楽しめるかもしれませんが、
私は少し駄目でした

ただ、ラブコメ自体はしっかりやっており、
物語的には悪くなかったと思います

投稿 : 2023/06/03
♥ : 36

62.1 17 不良アニメランキング17位
一騎当千(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (303)
1759人が棚に入れました
高校生たちが血で血を洗う覇権争いが渦巻く関東。
そこでは、洛陽高校、南陽学院、許昌学院、揚州学園、予州学院、成都学園、涼州高校の7つの実力高校が、天下を我がものにせんがため、覇権を争っていた。
そんな折、南陽高校には三国時代の英雄、江東の小覇王こと孫策の魂を受け継いだ爆乳女子高生・孫策伯符が転校してくる。次々に襲い掛かる闘士たちに立ち向かい撃破していくが、その陰には覇権を狙った陰謀が渦巻いていた。
果たして、孫策伯符の運命はいかに…!?


声優・キャラクター
浅野真澄、甲斐田裕子、日野聡、井上喜久子、森久保祥太郎、渡辺明乃、小林由美子、浪川大輔、飯島肇、上田燿司、三宅健太

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★