喧嘩で友情なおすすめアニメランキング 20

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの喧嘩で友情な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月30日の時点で一番の喧嘩で友情なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.2 1 喧嘩で友情なアニメランキング1位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY[シードデスティニー](TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1312)
6548人が棚に入れました
舞台は前作『機動戦士ガンダムSEED』での第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦(コズミック・イラ71年)から2年後。
プラント最高評議会議長 ギルバート・デュランダルとの非公式会見の為、新造艦ミネルバの進水式の準備が進むアーモリーワンを訪れたカガリとアスラン。
だがその最中、ザフト軍が開発した新型MS(モビルスーツ) カオス、ガイア、アビスが何者かに強奪され、周囲は混乱に陥る。これを阻止すべく、ミネルバからも新型機インパルスが出撃。そのパイロットは、プラントに渡り、エリートとしてザフト軍に入隊したシン・アスカであった。
新型機を強奪した謎の部隊を追い、ミネルバは出撃するが混乱の中、安定軌道にあったはずのユニウスセブンが地球に落下し始めたという報せが入る。それはナチュラルへの憎しみを募らせ続けるザフト軍脱走兵達の仕組んだもので、この事件を利用しようとする者達も動き始め、世界は再び混乱と戦火に包まれるのだった…。

チヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

SEEDの続編。賛否両論ある問題作。

SEEDの続編です。前回の主人公だったキラとアスランがサブにまわり、シン・アスカが主人公?になっています。

物語は純粋におもしろい。
というか、SEEDで出来上がったこの世界観や設定がおもしろいので、おもしろくないはずがないって感じです。

でも、行き当たりばったりだったのでしょうか。
なんとも微妙な展開があったり、
後半になるとアレっ?と思うような物語の流れになったり、
賛否両論ある問題作かと。

でもね。普通に見る分には十分おもしろい!
さすがガンダムシリーズ。力の入り方が違います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

オーブ海軍のトダカ一佐が地味に好きです∑(゚ロ゚〃)

■「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」という作品の位置づけってなんでしょうね?(*゚・゚)
「機動戦士ガンダムSEED」の続編に位置づけられている本作品「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(以降DESTINY)は、前作を視聴していないとまったく楽しめない内容になってますね!
かなり酷評の多い本作品なのですけど、視聴者がどう捉えるかによって見方がだいぶ違ってくるような気がします。

たとえば、前作「SEED」と本作品の「DESTINY」を一つの作品の前編・後編と捉えて考えた場合、そんなに出来の悪い作品には思えないのです!
「宇宙世紀シリーズ」を手本にしたようなフローや演出に、キラ・アスラン・シンの3人を主軸のキャラクターとしてキャスティングすることで、必然的に多角的な心理描写や人間関係が展開・構築されるので、宇宙世紀の遺伝子を継承しつつもSEEDとしての個性の確立はなされたんじゃないかなって思ってます。
ただシンについては、「DESTINY」からの登場で一見主人公の様な扱いになってましたけど、最後まで過去に囚われ、自らの意思で戦いの大儀を見出すことが出来ずに、「DESTINY(運命)」に翻弄されてしまったキャラとして描かれていたような印象を受けたので、「SEED」シリーズとして考えた場合「サイドストーリーの中の主人公」でしかなかったような気がします♪

また、「DESTINY」を「SEED」の流れを汲んだ単体の作品と考えるなら、シンの扱いにはやっぱり疑問を抱かずにはいられないですね(/∇≦\)アチャ-!ミテランナイ
やっぱりいつまでも考え方が稚拙で成長のないキャラ設定は見ていて面白くないし、主人公と位置づけるにはちょっと無理がありますよね!
それにアークエンジェルのメンバー達はすでに「SEED」で自らの理念を確立しているので、「SEED」というタイトルを引継いでいるのならばどうしても比較対象としてみてしまうし、前作のキャラが出てくるのは嬉しいのですけど、「DESTINY」からの新キャラの個性を一部打ち消してしまっているようにも感じちゃいました(/□≦、)

■総評
個人的には「SEED」シリーズとして8クール分を一つの作品として捉えてます♪
ガンダムを見たって気持ちになれましたし、感動して(。>0<。)ビェェン ってなったシーンもいくつもあったし、楽しく最後まで観ることが出来ました(*´∇`*)
でも観て良かったなぁって思う反面まったく不満が無かった訳ではないのですよ∑('◇'*)エェッ!?

まず残念だったのは「DESTINY」の制作に対する作品へ注がれる愛情が「SEED」の時と明らかに違っているって作品からも伝わってきました・・・
とある「あにこれ」仲間から監督の福田さんと脚本家の両澤さんは夫婦だって聞いて知ったので色々調べてみると・・・
夫婦でやるのは良いけど、監督の迷言の数々を見てしまったら、ちょっとひどくないですかって思ってしまいましたw

デスティニープランに関する描写がうまく視聴者に伝わらなかったのは、自分が組んだ演出がスタッフやキャストに伝わらなかったから・・・(゚ロ゚;)エェッ!?
それって監督の仕事でしょ・・・(;´Д`)× ダァメ!ダァメ!
それに「劇場版では、TVシリーズのことは忘れてほしい」・・・∑( ̄ロ ̄|||)なんと!?
最終話でもバンク(動画の使いまわし)を多様しないといけないほど多忙で悲惨な現場にも関わらず、夫婦でラジオ番組の観覧って・・・認めちゃってるし・・・(;`O´)oコラー!
両澤さんの体調が悪くて作業が遅れるのは目をつむるとしても、プロとして作品に対する情熱をもっと持って欲しいところですね!
まぁどこまで本当かわからないのですけど、その後2人の仕事の功績がめっきり減ったというよりも殆ど無い所を見ると・・・

回想シーンやバンク技法は他の作品でも多く見受けられるのですけど、ここまで多用されると正直手抜きとしか思えなくなってしまいます。
それとオマージュ!?いやいやパクリでしょ!!って言われてもおかしくない演出の数々 o(*≧д≦)o″ンモォー!!
あっでも、過去の「宇宙世紀」シリーズを知ってる人ならそんな演出を見つけるのも楽しいかもしれませんねw
私もゞ( ̄∇ ̄;)ヲイヲイって突っ込みながら呆れながらも楽しんでたかもしれません(・-・*)ヌフフ♪

また、キャラとして一番残念に思ったのはルナ・マリアでした!
とっても良い立ち位置だった彼女を見事に使いこなせず台無しにしてしまった印象です(>o<")
隠密行動で知ってしまった事実からストーリーをかき回してくれると期待してたのですけどね・・・
それと、ストーリー後半のルナとシンの関係はσ(-_-)ワタシには理解不能でした・・・

とまぁ不満は多いのですけど、のびしろが大きく感じられただけに本当にもったいないなぁって思っちゃうのです♪
SEEDを本気で愛することが出来るスタッフ達だけで本気でリメイクして欲しいなぁって思った作品でした!


2011.12.12・第一の手記

投稿 : 2024/04/27
♥ : 42
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

“愚行の自由”と“パターナリズム”の相克を描いた良作かも?

HDリマスターになって作画が良くなっただけでなく、評判の悪かった一部シナリオが手直しされて見易くなったようです。

◆予(あらかじ)め本作の難点を述べておくと・・・

①ヒロインのひとりカガリ・ユラ・アスハが、
{netabare}一国の指導者であるにも関わらず、ひたす幼稚な感情論ばっかり振り回して、周囲の人たち(とくに自分の国の軍人たち)を無駄に戸惑わせ、犠牲者を次々生み出してしまう{/netabare}、見るに忍びないお馬鹿キャラである。

②キラ&アスランに次く第三のSEED発動者シン・アスカが、
{netabare}度を越した逆ギレ凶暴キャラ{/netabare}で、ときどき見ていて胸糞悪くなる。

・・・という2点がまず挙げられると思います。


◆逆に本作の良い点をいくつか挙げると・・・

①ガンダム・シリーズの中では相対的に敵が好人物で目的も確りしている。

無印ガンダムのジオン公国の指導者を始め、一般にガンダムシリーズの敵役たちは口では何か信念のようなことを唱えても実際のところは只の権勢欲に取りつかれ陰謀に走るクソキャラばっかり・・・という印象がありますが、
本作の敵役{netabare}デュランダル議長{/netabare}は高潔さが目立つ人物であり、むしろ{netabare}彼のその高潔な心情(愚かな人類への憐憫の情)から「ディスティニー・プラン」という、究極の“パターナリズム”が実現され個々の人々の“愚行の自由”が失われてしまう計画が導き出された{/netabare}、という点が本作の一つの見どころとなっています。

②前作『SEED』に引き続き、シナリオがドラマチックで先が気になる展開。

・・・ということで前作『機動戦士ガンダムSEED』が楽しめた方ならば、引き続き視聴をお薦めしたい作品です。


因みに、レビュータイトルに掲げた“パターナリズム”とは
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(WIKIPEDIAよりコピー)
{netabare}パターナリズム(英: paternalism)とは、強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援することをいう。
親が子供のためによかれと思ってすることから来ている。日本語では家族主義、温情主義、父権主義、中国語では家長式領導、溫情主義などと訳される。
語源はパトロンの語源となったラテン語の pater(パテル、父)である。{/netabare}
---------------------------------------------------------------
・・・ということで、こうしたパターナリズムが行き過ぎた社会では、人々の“愚行の自由”が大きく毀損されてしまいます。

そういう社会では、カガリ・ユラ・アスハやシン・アスカが犯したような愚行(※これは極端な例ですが)も起きないでしょうが、それで果たして人々は本当に幸福といえるのか?(多分「言えない」という方がほとんどでしょう)

⇒ポイントは「パターナリズムを行おうとする方も、その心情から言えば全くの善意からだった」ということで、まさに

「地獄への道は善意で舗装されている」
(イギリスの箴言:原文“The road to Hell is paved with good intentions.”)

ということを過不足なく描き出した点で、本作は意外にも個人的に見所のある作品、という感想になりました。
(そのため、本作の個人評価 ★ 4.1 と『SEED』の ☆ 3.7 よりもかなり高めの点数を付けました)。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1話視聴終了時点
ガンダムシリーズ第1話恒例の極秘開発MS(新型ガンダム)強奪イベント回。
・第6話視聴終了時点
ガンダムシリーズ恒例のコロニー落とし&大気圏降下イベント回。またラクス&キラが登場。
・第12話視聴終了時点
母艦ミネルバの大ピンチに際して、シンに初めてSEED発動し無双の活躍をする回であるとともに、シンにインパルスのパイロットとしての適性があると予めデュランダル議長(※政治家になる以前は遺伝子解析の専門家だった)が見越していたことが示される回でもある→終盤のディスティニー計画への伏線。
・第14話視聴終了時点
この回からEDが「Life Goes On」に切り替わり、やっとテンション上がる曲に(さすがの梶浦由記・作曲){/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作          矢立肇、富野由悠季
監督          福田己津央
シリーズ構成      両澤千晶
脚本          両澤千晶、吉野弘幸、高橋ナツコ、大野木寛、兵頭一歩、森田繁、野村祐一
キャラクターデザイン  平井久司
メカニックデザイン   大河原邦男、山根公利
音楽          佐橋俊彦
アニメーション制作   サンライズ{/netabare}


◆パート別評価

(1) 第1~13話(PHASE-01~13) (13話) ★ 4.0
(2) 第14~25話(PHASE-15~25) (12話) ★ 4.0
(3) 第26~37話(PHASE-26~37) (12話) ★ 4.1
(4) 第38~49話(PHASE-38~50) (12話) ★ 4.2
(5) TV未放送話(FINAL PHASE)  (1話) ★ 4.2
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  総合      (計49話+未放送1話) ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 機動戦士ガンダムSEED DESTINY (2004年10月-2005年10月) =========

  - - - - - - - - OP「ignited-イグナイテッド-」、ED「Reason」 - - - - - - - -
{netabare}
第1話(PHASE-1) 怒れる瞳 ★ 地球連合軍のオーブ侵攻戦(シン・アスカの家族喪失)、停戦から2年後の世界、カガリ(オーブ代表)&デュランダル(ザフト議長)会談、ステラとシンの出遭い、新型G強奪事件(生体CPU)、インパルス出撃(シン搭乗)
第2話(PHASE-2) 戦いを呼ぶもの ☆ 続き(兵器工廠プラント・アーモリーワン内のMS戦)、連合軍の仮面の男(ネオ)、ザフト新造G母艦ミネルバ(MV)発進
第3話(PHASE-3) 予兆の砲火 ★ 生体CPU、シンの暴言、MVの不明艦「ボギーワン」追撃
第4話(PHASE-4) 星屑の戦場 ★ 「ボギーワン」vs.MV(タリア艦長)、MV轟沈の危機、アスランの機転、MV脱出 ※バトル回として〇 
第5話(PHASE-5) 癒えぬ傷跡 ☆ 廃棄プラント(ユニウス7)落下開始、ブルーコスモス(BC)の新盟主(ジブリール)、アスラン発進
第6話(PHASE-6) 世界の終わる時 ★ MV&ジュール隊のユニウス7破砕任務、所属不明部隊との戦闘、実行犯の叫び
第7話(PHASE-7) 混迷の大地 ☆ 破片落下・地上の大被害、MV地球到着、ブルーコスモス(BC)&デュランダル双方の謀略始動、シンの詰問
第8話(PHASE-8) ジャンクション ☆ カガリ帰国・MVオーブ入港、セイラン首相父子とカガリの齟齬、アスランの指輪・プラント行き、地球連合の共同声明(プラントへの最後通牒)
第9話(PHASE-9) 驕れる牙 ★ ジブリールの目的、開戦、連合軍の核攻撃失敗、アスラン&ラクス再会? ※大西洋連邦(=軍産複合体ロゴスに操られた米国)との描写あり×
第10話(PHASE-10) 父の呪縛 ★★ デュランダルのアスラン接近、アスランへの新型MS(セイバー)搭乗依頼、「ラクス」(ミーア)の一般市民への呼びかけ(歌姫を使ったプロパガンダ)、ミーラとアスランの晩餐
第11話(PHASE-11) 選びし道 ☆ オーブ中立放棄(大西洋連邦との同盟締結)への圧力、ザフトの「積極的自衛権」行使、アスラン墓参、MV出港、ユウナの結婚要求{/netabare}

  - - - - - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「Result」 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第12話(PHASE-12) 血に染まる海 ★★ MVオーブ領海外追放、連合軍艦隊のMV包囲、シンSEED発動(インパルス無双)、アスランFAITH(特務隊)再任命・セイバー発進
第13話(PHASE-13) よみがえる翼 ★ ザフト特殊部隊のラクス別荘襲撃、フリーダム起動、キラSEED発動・フリーダム無双、ラクス暗殺計画失敗・ザフト兵自決{/netabare}

  - - - - - - - OP「PRIDE」、ED「Life Goes On〜ReMix2013」 - - - - - - -
{netabare}
第14話(PHASE-14) 明日への出航 ★ カガリからキラへの手紙、アークエンジェル(AE)発進、結婚式場のカガリ略奪、AEオーブ離脱
第15話(PHASE-15) 戦場への帰還 ★ アスラン機オーブ入国拒絶・ザフト艦MV着艦、タリアFAITH任命、地球連合第81独立機動群(ファントムペイン)
第16話(PHASE-16) インド洋の死闘 ★★ ファントムペインvs.アスラン&シン、ニーラゴンゴ轟沈、シンの難民キャンプ解放
第17話(PHASE-17) 戦士の条件 ☆ AEスカンジナジア王国潜伏、MVマハムール基地(ペルシャ湾)到着
第18話(PHASE-18) ローエングリンを討て! ☆ MVの地球連合スエズ基地制圧任務、アスランの作戦指揮、シン大戦果
第19話(PHASE-19) 見えない真実 ☆ MV黒海ディオキア・ザフト軍基地入港、ミーア&デュランダル到着 ※「軍産複合体が戦争の元凶」とする場違い感のある話が・・・
第20話(PHASE-20) PAST × シンの回想の形をとったSEED, SEED DESTINY含めた総集編(見なくてよい回) 
第21話(PHASE-21) さまよう眸(ひとみ) ★ トンデモ・ミーア、もう一人のFAITH(ハイネ)MV配属、シンとステラの出遭い(実は再会)、CPU隊との接触
第22話(PHASE-22) 蒼天の剣 ☆ オーブ艦タケミカズチ発進、地球軍の黒海侵攻作戦、MVオーブ艦砲撃寸前のフリーダム(キラ)出現
第23話(PHASE-23) 戦火の蔭 ★ AEの介入、カガリの停戦要求、ユウナの拒絶、混戦、ハイネ戦死 ※脚本ごちゃごちゃし過ぎ(三つ巴バトルが支離滅裂)×
第24話(PHASE-24) すれ違う視線 ☆ アスランとミリアリアの再会、アスランとカガリ・キラの再会、デュランダル議長への疑念、レイの異常{/netabare} 

  - - - - - - - - - - OP「僕たちの行方」、ED(変わらず) - - - - - - - - -
{netabare}
第25話(PHASE-25) 罪の在処 ★ アスランとキラ・カガリのすれ違う思い、ロドニアのラボ(地球軍の秘密発覚)、ステラ単騎突入・シンとの遭遇戦{/netabare} 

  - - - - - - - - OP(変わらず)、ED「I Wanna Go To Place」 - - - - - - -
{netabare}
第26話(PHASE-26) 約束 ★ シンのステラMV搬入(エクステンデット)、ラクス(本物)プラントへ出発
第27話(PHASE-27) 届かぬ想い ☆ クレタ島沖海戦(オーブvs.MV、MV苦戦、ミリアリアのAE復帰、キラ&カガリ発進)
第28話(PHASE-28) 残る命散る命 ★ 続き(再度フリーダムの介入、カガリとオーブ軍の苦悩、アウル戦死、セイバー空中分解、再びシン無双、タケミカズチ轟沈・トダカ艦長戦死) ※カガリ&キラ(AE側)の思考・行動が支離滅裂で現場に無用な混乱を招いているだけにしか見えない点が× ※ED「tears 〜ReMix2013」
第29話(PHASE-29) FATES ☆ デュランダル議長の回想(クルーゼ&レイ、タリアとの関わり等)と自問自答・決意 ※過去シーンの使い回し過多は×
第30話(PHASE-30) 刹那の夢 ★ アマギ副長以下オーブ兵のAE合流、ステラ救命(シンからネオへ、レイの幇助)
第31話(PHASE-31) 明けない夜 ★ シン&レイ営巣送り、地球連合の中欧侵攻(新型巨大MAデストロイ(ステラ再出撃)、ベルリン市街炎上)
第32話(PHASE-32) ステラ ★ 続き(AE&フリーダム介入、シン来援、ネオ機撃墜(キラ)、デストロイ暴走・破壊(キラ)、シンの腕の中でステラ死亡) ※見せ場だが脚本がごちゃごちゃし過ぎな点は×、ED「深海の孤独 〜ReTracks」
第33話(PHASE-33) 示される世界 ★ 最強フリーダム(キラ)への憎悪(シン)、ネオ身柄拘束(AE)、デュランダル議長会見(真の敵=軍産複合体ロゴス撃滅宣言)・世論掌握 ※ネオの正体が無理筋×
第34話(PHASE-34) 悪夢 ★★ ザフトのAE包囲戦(エンジェルダウン作戦)、MV参戦・AEへの降伏勧告、AE降伏拒絶・轟沈の危機、シンの猛攻・フリーダム撃破
第35話(PHASE-35) 混沌の先に ☆ AE脱出、アスランのシンへの怒り、デュランダル議長の策略進行、MVジブラルタル入港・最新鋭機(ディスティニー(シン)、レジェンド)
第36話(PHASE-36) アスラン脱走 ★ 反ロゴス派の議長着参、アスランと議長の決裂、ミーア&メイリンのアスラン逃亡幇助 
第37話(PHASE-37) 雷鳴の闇 ★ アスラン追跡戦(レイ、シン)・アスラン&メイリン機撃墜、ロゴス派連合軍最高司令部(ヘブンズベース(HB))への最後通告{/netabare}

  - OP「vestige -ヴェスティージ-」、ED「君は僕に似ている〜ReMix2013」 -
{netabare}
第38話(PHASE-38) 新しき旗 ★ HB攻防戦、AEに救出されていたアスラン&メイリン、シン無双、スティング戦死、ジブリール逃亡、HB降伏
第39話(PHASE-39) 天空のキラ ★ ラクス秘密基地への敵襲、AEのエターナル救出戦、最新鋭機ストライクフリーダム出撃・キラ無双
第40話(PHASE-40) 黄金の意志 ☆ シン&レイFAITH任命、ザフトのオーブ侵攻、アカツキ発進・カガリのオーブ軍掌握、シンFAITH権限で出撃・カガリとの激突 ※脚本やや安直
第41話(PHASE-42) 自由と正義と ★ ラミアスのネオ解放・参戦、キラ機降下、シンvs.キラ再戦、AEvs.MV、最新鋭機インフィニットジャスティス発進(アスランの選択) ※脚本のごちゃごちゃさは×、ED「遠雷 〜遠くにある明かり〜」
第42話(PHASE-43) 反撃の声 ★★ アスランのシン説得失敗、ジブリール再逃亡(月へ)、ザフト軍撤退、ミーア(替え玉歌姫)を利用するデュランダルの情報宣伝戦にラクスの反撃開始
第43話(PHASE-44) 二人のラクス ★ 続き、全方位戦略砲レクイエム発射(ジブリール)・ザフト首都周辺モジュール壊滅、デュランダル議長の目的判明(ディスティニー計画)
第44話(PHASE-45) 変革の序曲 ★ MVの地球連合ダイダロス基地強襲、ジブリール死亡・ロゴス壊滅、AEオーブ出航・月面へ
第45話(PHASE-46) 真実の歌 ★ 月面中立コロニー(コペルニクス)、ミーアからの救助要請、罠、ミーア死亡 ※作画乱れは×
第46話(PHASE-47) ミーア ☆ 日記を通して彼女の心の推移を描き出す回、ラストにデスティニー計画導入・実行宣言(デュランダル議長) ※作画使いまわし過多×
第47話(PHASE-48) 新世界へ ☆ 各国・各人の動揺・困惑、オーブの拒否、レイの真意吐露、連合軍アルザッヘル基地破壊(大量破壊兵器レクイエム)
第48話(PHASE-49) レイ ★ 中継基地(ステーションワン)攻撃(AE&エターナル)、MV隊との対決、フラガ記憶回復、大量破壊兵器ネオジェネシス発射
第49話(PHASE-50) 最後の力 ★ 最終決戦(デュランダルvs.ラクス、AEvs.MV、キラvs,レイ、アスランvs.シン、レイ機&シン機撃墜) ※脚本のごちゃごちゃさは残念×
第50話(FINAL-PHASE) 選ばれた未来 ★ 続き(宇宙要塞メサイア(ザフト本部)陥落、デュランダル/タリア/レイ死亡、停戦)、その後の世界{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)5、★(良回)28、☆(並回)16、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.1

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

80.8 2 喧嘩で友情なアニメランキング2位
AKIRA アキラ(アニメ映画)

1988年7月16日
★★★★☆ 4.0 (1080)
5135人が棚に入れました
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。そして31年―東京湾上に構築されたメガロポリス=ネオ東京は、翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。2019年のある夜、ネオ東京郊外の閉鎖された高速道路に侵入するバイクの一団があった。健康優良不良少年、金田をリ一ダーとする職業訓練高校の生徒達だ。一団は無人のはずの路上で掌に26と記す奇妙な小男と遭遇、先頭を行く島鉄雄は転倒、負傷する。この26号=タカシは、アーミーと対立するゲリラが求める軍事機密=アキラとまちがわれ、軍事基地にあるラボ(研究所)から連れ出され、アーミーに追われていたのだ。あっけにとられる金田達の眼前に突如軍用ヘリが下降、26号と同じようなしわだらけの子供27号=マサルの乗るカプセルと大佐が降りて来て、26号と倒れた鉄雄をへリに収容し、飛び去った。

声優・キャラクター
岩田光央、佐々木望、小山茉美、石田太郎、玄田哲章、鈴木瑞穂、中村龍彦、伊藤福恵、神藤一弘
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

放熱、スピン、衝動

生涯最高得点はこれで決まり。

圧倒的画力で表現されたセルアニメ。
緻密に描かれた摩天楼や廃墟、
モブキャラまで動く凝りに凝った映像、
序盤のバイクシーン、暴徒化した群衆、
そのままアニメ史に残る圧巻のシーンだ。

大友克洋監督が敬愛する、
アメリカンニューシネマと、
サイバーパンクのハイブリッドな映像。

人工物と瓦礫で溢れたネオ東京、
翌年にオリンピック開催を控えている。
{netabare}暴力とドラッグが少年少女を蝕む、
アニメが触れなかった悲しい現実である。{/netabare}
希望もない少年たちの抵抗、放熱、衝動、
生命とは創造的活動として飛躍するものだ。
これはそんな少年たちの物語でしょう。

都市型の宗教、崩壊のカタルシス、
{netabare}途方もない力に翻弄され臨界点が迫る。
巨大な廃墟の緊張は頂点に達し瓦解し、
アキラを巡る壮大な物語は幕を閉じる。{/netabare}

どこまでも色褪せないSFアニメの金字塔。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 67

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

漫画は漫画 アニメはアニメ 両方原作であってる。

日本アニメを世界に知らしめた伝説の作品。世にビックスクーターブームを巻き起こした元凶でもある。
当時大人気連載中だった大友克洋のサイバーパンクのアニメ版。
漫画版は手塚治虫があまりのセンス、うまさにキレて『俺にだってこれくらい描ける!!』といいはなち、賞の審査員をやめたほど。大友さんの類まれな才能と手塚氏の老いても持ち続ける飽くなき探究心を表した有名なエピソード。

当時の資料、絵コンテもちろんコピーを持っているがコンテ、タイムシート等全部原作者の大友氏本人が書いています。
大友克洋監督の肩書きは伊達ではありません。

漫画終了のはるか前にアニメ映画化されたので漫画と差違が非常にありますが話がまとまっていて終止アクションしている映画版のほうが個人的に好き。
なんといっても有名な冒頭のバイクシーン。
ものすごい滑らかなアニメーション。
流れるテールライトの演出は印象的。
『欲しけりゃお前もでかいのぶんどりな』
『やっとモーターのコイルが暖まってきたとこだぜ』
など名言のオンパレード。
漫画と違い最後まであの赤い愛車に乗っているのも好きです。
たいしたことないけど演出で活躍するキーアイテムなんです。
漫画は1巻あたりで壊されて、だいぶたってから2代目がでるんでしたっけ・・

非常にバイオレンス、グロテスクなのでダメな方は視聴をやめましょう。
映像的な意味でセルアニメーション最高傑作といえばこの作品しかないです。
少し前までは一般教養的な作品でしたが・・。
一応知っておかないとに外人さんに知らないの?っていわれちゃいますぜ。
それくらい世界規模の名作。ぶっちゃけ作品単体の人気はジブリの比ではないかもしれん。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

近代アニメの「金字塔」

1980年代。大友克洋と鳥山明は確実に日本の漫画の歴史を「変えた」。

それまでの漫画は、絵のクオリティにリアリティのある「劇画」とポップで誇張され記号化されたデフォルメ中心の「漫画」の両者しかなく、それは多くの場合分断されていた。

劇画は濃くモノトーン調の絵柄しかなく、漫画はライトで明るい記号化された世界感だった。

しかし、大友克洋と鳥山明の登場でそれは一変された。両者の特徴はデフォルメされたキャラクターや背景やメカニックに過度なディティールを詰め込みだしたのである。人間の肌には肌の質感。髪の毛は一本一本描写し、老人には顔皺がある。メカニックには非現実的なデザインであるにも関わらず、内部構造まで描かれて非常に「立体物」として捉えられている。

これは以前にも書いたアメコミやバンドデシネの影響が多く、両者共に世界的な名声を得て近代漫画の金字塔とされる所以である。

既に「AKIRA」でさえ制作から30年経過しているが、現在のアニメや漫画やゲームのほとんどはこの作品をなくしては語れないほど、全てが影響下にある。

実際、漫画だけでなくアニメとしても画期的なプレスコ(先に声優の実際の演技やBGMを決めてから製作にかけるものを指す)撮影をしているのだが、そもそもそんなことができるのは大友克洋が画力に絶大な自信があるからであって、普通の制作体制のアニメ会社だとまず無理な話である。

現に以前、大友克洋のもとで働いていたアニメーターの方にお会いしたことがあるが、その現場は壮絶なものであり細部にこだわるあまり、アニメーターからは毛嫌いされる人物だったそうな。因みに宮崎駿も同列に語られる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32

70.5 3 喧嘩で友情なアニメランキング3位
純潔のマリア(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (864)
4485人が棚に入れました
百年戦争の時代に生きる最強の魔女マリア。戦が嫌いで、強力な魔力で戦場を蹂躙してきた彼女は、実は処女。恋はしたいけどその先はちょっと怖いお年頃。でも女夢魔アルテミスと男夢魔プリアポスをひきつれ大暴れしすぎたせいで“天上の教会”に目をつけられ、大天使ミカエルに裁定を下された。人前で魔法を使わぬこと、そして、純潔が失われたとき、その魔力も失うこと。お目付け役の美少女天使エゼキエルも加わって、マリアの制約つきの大活躍は続く!

声優・キャラクター
金元寿子、日笠陽子、小松未可子、花澤香菜、小野賢章、加隈亜衣、一城みゆ希、小野友樹、島田敏、小島幸子、三宅健太、櫻井孝宏、花江夏樹、能登麻美子、井上喜久子

ぬらかべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

うんまあ、あれですわな

物語序盤、とってもワクワクしておりました。なんせ狼と香辛料を彷彿とさせる百年戦争のヨーロッパの世界ですから、そこに魔法と聞いてこれはもう見るしかないなとおもいました。
さらに、主人公のマリアさんが可愛いですことこの上ない。原作の絵を覗くとがっかりババアでしたが、アニメになって超美少女に!どんどん物語に引き込まれます。
あとは変態くそ神父とクズガルファやらとイライラする敵もおりまして、いうことありません。こういうクソ野郎な敵は面白い王道ものに必須なのです。
終わり方はまあ、うんあれですわな散々戦争は嫌だと言っておりますがマリアもやっぱり女の子ですなって感じの終わり方でした。嫌いじゃないよこうゆうの。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

隠れた逸品です

<2019/11/9 初投稿>
原作はもやしもんの人の漫画。
未読です。

アニメは本放送時に見てました。

時代は100年戦争真っ盛りの中世フランス。
主人公は魔女マリア。
純潔の処女。
なのでタイトルは「純潔のマリア」

人間の戦争を嫌い、強大な魔力で戦争を妨害するマリアは天に目をつけられてしまいます。

魔法少女ものとかではありません。
一神教であるキリスト教に、原始的な自然信仰が駆逐されていくお話でもあります。

マリアの使い魔はサキュバスと童貞インキュバスなのでちょっと生々しくて笑えるシモネタも多数出てきます。
ですがお話は堅実そのもの。

笑いとせつなさと緊迫感と不条理と信仰と人の幸せが入り混じった不思議な物語です。

監督はコードギアスやプラネテス、ガン×ソードで有名な谷口悟朗
シリーズ構成・脚本はオタクのレジェンド(笑)倉田英之

このプロットでこの製作陣。
これで面白くならないわけないじゃないですか

実際、映像と演出は目を瞠るものがあります。
特に感心したのは大事な戦争シーン。
見ていただければ分かりますが異様なまでにリアル。
実際の中世ヨーロッパの戦争はこうだったんだろうと思わせるものです。
リアルな分、派手さとは無縁の絵ヅラでしたが。

原作が全3巻と短いこともあり、地味すぎてあまり評判にはならなかったのが残念ですが、作りのしっかりした良質なアニメを、という方にはお勧めしたい逸品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 40

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

†愛が色々教えてくれるわ†

あらすじ

100年戦争中のヨーロッパが舞台。
戦争や争いごとが嫌いな魔女マリアは
戦争をやめさせるべく戦場に現れる。

下ねた多め。
12話できれいにまとまってる事を考えると
良作だと思う。

何が凄いかって、時代背景かなぁ。
その時代の庶民の服装や暮らしぶり
戦場での弓を射る描写や
手紙を送る際、敬意としてかの羊皮紙
パピルスがあまり普及してなかったのかな
封印蝋は使ってたよね云々

サキュバス、インキュバスなどの
夢魔・淫夢がでてくるけれど
フクロウが可愛い。
フクロウだけではなく、猫や他動物でも可能

見所は宗教部分かも…
キリスト教でも派閥があるし、
魔女マリアが正義としてみなされた場合
敬虔なクリスチャンはどう思いどう考えるか
神様とはなんぞとか
神父さんは良い人であるのか
はたまた教会とはどんな役割や利権を持つのかetc
こんな見方もおもしろいかもですが

処女であるマリアの可愛い恋心。
魔女の前に女の子なのですよ〜
アルテミスはマリアの10年後の姿を模してるらしいですが
…変わり過ぎじゃないのだろうか…

痴女名言も多いし、処女と童貞言い過ぎですが
キャラデザや音楽も良いし楽しみながら見ています。

9話 キリスト教というか宗教に対しての知識が問われるかと。
主に考え方ですが、アリストテレスやカント、ユングやニーチェ、デカルト
この辺と旧約聖書あたりを知ってれば言ってる意味がわかるかと。
別にわからなくてもいいとは思うけど、無神論・神の存在について
神学を学んだ人ならより楽しめるかな。
マリアが本質を言ってしまったが故に混乱が生じたのです。
無駄に賢いとあんな風になるのですね…足に口づけは従順の証。

視聴後の感想

見て良かった。
最終回で良い話だなーで終わって、後味さっぱり爽快です。
見終わった後に緑の風が吹いたような気さえしました。
確か漫画は全3巻だったとおもうのですが
3巻でこれだけ良質のものが作られるのであれば
アニメ化に踏み切ってもいいような作品がもっと沢山あるんではないかと。

ベルナールは残念でしたね。
考えが時代と合わないというか、その時代にあっては困る思想です。
数世紀後だったらなんとか良かったかもしれませんが
教会や神々にとってはなんというか…都合の悪い…ね。
個人的にはあの書物読んでみたかったです。

ジョセフがヨセフにしてあるのかなとか
処女受胎とか聖書をリスペクトしながら作られているのに好感持ちました。
ナザレのヨセフなのかなとか
新約聖書にはマリアが多数出て来るので(;´∀`)

イエス・キリストの母マリア
マルタとラザロの姉妹であるマリア
もう一方のマリア
ヨハネ・マルコの母マリア
ローマのマリア
「マグダレネ」(マグダラ)とも呼ばれるマリア
(「マリア・マグダレネ(マグダラのマリア)

マグダラのマリアはイエスと結婚していたとかって話があるけど
元旦那はジョセフだかヨセフだかだったような(ウロ)
どのマリアなんだろう?と思ってみるとより面白いかもしれませんね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 65

71.4 4 喧嘩で友情なアニメランキング4位
キズナイーバー(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (773)
3691人が棚に入れました
舞台は、埋立地に作られた街・洲籠市。

かつては未来型都市として栄えたこの街に住む高校生・阿形勝平は、なぜか痛みを感じない不思議な身体を持っていた。

夏休み目前となったある日、勝平は謎の少女・園崎法子の手引きにより、痛みを共有する仲間「キズナイーバー」の一人に選ばれてしまう。

そして、同様に「キズナイーバー」として繋がれたクラスメイトたち。

しかし、彼らは本来なら仲良くなることのない別々のグループに属していた。

園崎は言う「これは、争いに満ちた世界を平和に導くための実験なのです。」

その言葉とともに数々の試練が彼らに降りかかる。

互いの傷を背負うことになった、少年少女たちのひと夏の物語がここから始まる!

声優・キャラクター
梶裕貴、寺崎裕香、島﨑信長、久野美咲、山村響、前野智昭、佐藤利奈、西山宏太朗

米麹米子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

よかったよ♪

5/8
全く期待しないでみはじめたんですよ。

脚本:岡田麿里
絵コンテ:小倉陳利
演出:田頭悠郎
作画監督:田村里美、坂本勝

TRIGGER制作と私得だったのです。

OPもJOJOとこれ好きだな
BOOM BOOM SATELLITES
「LAY YOUR HANDS ON ME」
EDもいいな

三月のパンタシア
「はじまりの速度」

4話までまぁ、ぼーっと見ていて
5話で訴えたかったのが見えてきて
これ案外化けそうじゃないかと思い
筆を認めた所存です。

じわじわくるな
さらっと上辺をかすんでくるなと
思いつつ見てたのですが
5話で確信
多分?私好み

キャラもまぁ立っていていいのですが
個人的に感情移入しながら見てるのは
愚鈍こと阿形勝平
10代の頃を思い出すんですよね
ああわかるわってぐらいのミラー的キャラ
今は感情こもりすぎてしょーもない人間なんですけども

ラストに最大の希望を見てるのですが
期待しちゃっていいのかな??
地味に楽しんでる私めです。

10話 いきなり重い話がブッ込んで参りました。
いや、このみだよ。
エグいけど。
でもここから希望を見てる。
感情は難しいよね。

最終回

綺麗な終わりかただった。
これは友達の概念がわかる前に見たかったな。
痛みがないと生きてる実感なんて
わからないからね
だから感情は大事なんだよ
閉じ込めていたらだめなのだと
優しく教えて貰った気がした

投稿 : 2024/04/27
♥ : 35
ネタバレ

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

収納上手

【2周目】
22.2/28感想
5年越しくらいで思い立って2周目視聴してみました。
内容はうっすら覚えてるけどある程度新鮮な気持ちで見直せるくらいには忘れている。

5話時点》音楽、作画、キャラがかなり良い。声優さんも凄く合ってるので☆0.5ずつup。
思ってたよりポテンシャル高くてビックリして感想書き足すわたし。
ランキング的に『ふつう』くらいの位置付けの作品みたいだけど、物語以外の部分が点数を押し上げているタイプの作品と考えると物語に何か問題が…?

でも、個人的には現時点まで面白く視聴できている。

【2周目完走後】
今まで使ってこなかったあにこれ的定形文使いますが、
これ、“もっと評価されるべき”ですね。
勿論個人的見解の域ですが、物語もとてもよく出来ていました。

ちょっと脱線しますが、最近私的主要コンテンツであるdアニメで観れないやつ(この作品は観れます。)とかまで観たいという想いから、久しぶりにあにこれチェック始めたのですが、結果、10年代の作品を掘るケースが増えまして、その中でもこの作品は、私の肌感とあにこれ評価とのズレが大きい作品だと思います。5話時点でも触れましたがキャラのデザイン、配置のバランスは最高クラスです。
私の場合鬱展開どっぷりは辛く思っちゃうタイプなので、日染やニコのタイミングの良い立ち回りに感動すら覚えました。

BOOM BOOM SATELLITESのOPであの映像はVJですか?みたいな感じで、謎の実験都市感出てるの良いです。
あと、人物像に突っ込み所がある部分をその人物の一面として描き、無理に美談側に寄せたり言い訳しちゃったりしない感じも好感もてます。
{netabare}
あと、組織も突っ込み所満載ですが、突っ込まれるのは織り込み済みな雰囲気は感じます。感じますが、最後めでたしめでたし♪みたいなのは違うかなとは思います。結構エゲツないことやってるわけですから…。
{/netabare}

あと、5年たっても変わらず感心するのが構成の絶妙さです。キャラ(自己)紹介の上手さ、7つの大罪というギミックを嫌味なく振りとして使うしたたかな感じとか、これだけの情報量、多彩な気持ちの変化を1クールに綺麗に収納した力量とか、結末に向けての絶妙なエピソードの配置の仕方とか、評価できる点をあげたらキリがありません。素晴らしい。

(…感想見返すと、2回目だからなのか、観る時のコンディションなのか、歳とったからなのか判らないですが、多少変化してるようですな。。
ま、それもまた真実です。)

ということで改めましてこの作品、

心より謹んでオススメ申し上げます。

【私的関連作品】
M3-ソノ黑キ鋼- … 絶望
冷たい校舎の時は止まる… 漫画(辻村深月)

【myココ重要ポイント】
設定…89
キャラのカラーイメージと恋愛的相性の相関…85
大人の解決能力…23

【過去感想】↓
2016、7年あたり

{netabare}

面白かったです。
基本シリアスなストーリーだけど個性的なキャラクターや謎、ちょいちょいサラッと入れてくる笑いのおかげで重くなり過ぎずになかなか視やすい展開でした。

が、メインのある登場人物が感情表現皆無なのでちょっとイラッとする部分もあるかもしれません。

内容的には世界系だとか青春ものだとかいろんな展開が可能な立ち上がりで期待感十分。
疑問を解消しつつ新たな疑問が出てくる感じの「引き」もよく機能していたし、ちょっと現実的ではないとんでも設定を絶妙な匙加減で使いこなしていたんではないかと思います。

タイトルから「絆」と「傷」を描いているだろうことが容易に想像できると思いますが、まあその通りだと思って間違いありません。

その中で、絆に関しては所謂「人それぞれ」な部分を割とちゃんと描いていて、安易に同調しない感じがよかったです。人と人の関係性のあり方は多種多様で、各々の答え(のようなもの)を描くと共に、答えに対する各々の受け止め方も丁寧に描かれていて、テイストとしてはどろどろありの「濃い味」に分類されると思います。

そういう意味では、概ねココロコネクトというアニメと同類の匂いがします。

正直言うと絆に対する各々の考え方を十分描くのには全くもって同意なんですが、それによって後半独白めいたやりとりが延々展開されるのがちょっとキツくはあります。ちょっとです。

個人的には
感情は行動で示し、説明は極力少なく。が理想なんですが1クールでこのキャラ数でとなるといたしかたないだろう・・とは思います。
まあ、自己紹介をミッション化するなど上手いことコンパクト化を図っていますし、こういう作品で独白めいたセリフが多くなるのは避けられないのかもしれません。

意外だったのは「傷」に関してです。
傷は絆を掘り下げる為の道具。そういう認識でずっと視聴を続けていたんですが、傷についてもかなり掘り下げていたように感じました。

最後しっくりきた理由の1つは、のりちゃんの傷に対する考え方に(設定ならではの)説得力を感じたからです。

まあ、組織に対する突っ込み所は少なからずあるんですが、個人的には些細な問題の範囲です。もっと精密に組織の設定を構築するに越したことはないですが全然許容範囲内でした。

因みに・・
のりちゃんでDTBのインが脳裏をよぎるわたしですw

結構タイプですww

てか、キャラデは総じて良かったですね。これだけ全員のキャラデに納得なのも珍しいです。

あとOPはサウンド、映像共にかなりのクオリティだったと思いますし、OP自体が作品のテイストを謎化する装置にもなっていた印象です。


最後に・・日染くんが {netabare}ド変態→いい人{/netabare} で終わったのが残念である。
彼は掘ってあげるべき。

{/netabare}


以上です(・∀・)ゞ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

ASKA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キズのキズナでつながれた7人の少年少女たちのひと夏の物語。

制作はTRIGGER、脚本に「あの花」「ここさけ」の岡田磨里さんが書いているということで視聴し始めました。
話的にはあの花、ここさけと同じような感じの青春ものと思っていたのですが、キズナシステムといったSF要素の絡んだ青春ものでした。
途中から恋愛要素も加わってより見ごたえのある作品になりました。
心情描写も見事で、キャラの掘り下げもある程度行われました。
OPがブンブンサテライツ、EDが3月のパンタシアなのですがどちらも絵に合っていて好きです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

76.1 5 喧嘩で友情なアニメランキング5位
サムライチャンプルー 2ndシーズン(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (611)
3590人が棚に入れました
安芸へやってきた三人組。『昔、世話になった』という道場へ向かったジンだったが、昔日の面影今いずこ。そこは剣術ではなく、タギングに夢中になっている恩師の息子達のたまり場になっていた。一方ムゲンは、字が読めないことをフウに指摘され、一念発起!? 文字を習い始めるのだが……。

声優・キャラクター
中井和哉、川澄綾子、佐藤銀平
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ひまわりはオランダが日本に持ち込んだ花

全26話のうち17話までを1期、
18話から26話を2期としている為
この2ndシーズンは18話からのお話。

音楽はHIPHOP中心。
監督は渡辺信一郎氏で、制作はスタジオマングローブ。
綿密に計算されたスタイリッシュなアクションが
テンポよく繰り広げられ、観ていてとても心地良い。

舞台は江戸末期で服装も和服ベースだけど、主人公たちは現代風な着こなし。
「ひまわりの匂いのする侍」を捜し求めている天涯孤独なフウと、
喧嘩早くてめっぽう強いが女には弱いらしいピアス男、ムゲン。
寡黙で冷静沈着、繊細そうな細身のメガネ侍、ジン。
この3人が、ひょんなことで知り合い、フウの人探し旅の用心棒として
旅をしてきて、ようやく壱岐へ辿り着いた。

相変わらず、見事なアクションは健在。
三人の時間を共にした分の絆も感じられ、
何かにつけ言い合いしていた初期が懐かしく感じられたりして。
こちらの2期は全体的にシリアスモードな展開が多かったように思う。

三人それぞれの秘密を打ち明ける焚き火のシーン以降、
24話から26話は映画を2本見たくらいの見応えがあった。
特にカメラワークが秀逸。
緊迫感漂う決闘シーンでの静と動。
水面に映る雲の流れや季節を過ぎてしまった一面のひまわり畑。
目を伏せたくなるような残酷さと、哀しみの中、
フウがようやく逢うことのできた「ひまわりの匂いのする侍」の正体とは・・

やがてすべてが片付いたあとの、メリハリの利いた真夏の空のような、
それぞれの選択が清々しい。いや、清々しすぎるでしょ。
{netabare}
あれだけ命を懸けて守ったフウに対しても、あっけなく、
良き相棒となるかもしれない仲間に、さらりと背を向ける。
まるで、さんざん遊んで満足した子どもが、「じゃあ、また明日な」
とでも言わんばかりの別れ方。
{/netabare}

でも、それがなんともカッコいい。カッコよすぎる。
ベタつくことなく、馴れ合うことなく、だけど確実に
出逢ったばかりの頃よりずっと信じ合えてる。
それがわかるから、納得できた。

なにげないセリフの中に、唸るような教えがあったり、
いろいろ感じ、気づかされ、想うことの多かった作品だった。
こんな素敵な作品に出逢えた事に、感謝です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 50

ジョニー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

後半に入っても、面白さは健在!

ただ、刺客(サラ)の登場回後半の(作画ではなく)キャラデザが変わって前回からそのまま見るととても違和感を感じます。
それ以外は相変わらずの面々が笑いを交えつつも熱いバトルを見せてくれます。
最終回は、物語のメインのである、人探しが完結する話なので、3話構成になり、最強の刺客の登場、どんどん不利になっていく状況、人探しの結末、そしてその中で現れる、旅をする中で気付かぬ内に芽生えていた彼ら3人の絆
最終回に相応しい内容となっています。
ぜひ、1話から視聴してみてください。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

nani-kore さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

心に残る、珠玉のアニメでした(><);

ギャグを織り交ぜつつ、怒涛の結末へと向かう三人の旅。
。。くぅ、感動以外のナニモノも無いよ~;;
2004年度最高のアニメはエルフェンリートか岩窟王かと思ってましたが、このサムライチャンプルーかもしれません。。当たり年だったのかなぁ~?

自分的にスゲェと思ったのは、
1)13~14話「暗夜行路」。ラストがうおぉっ~!て感じ。
11話ではジンに惚れましたが、ココではムゲンに惚れます。
2)21~22話「悲歌慷慨」。ラストがうおぉっ~;て感じ。
母性愛がせつねぇ。。

もちろん、
3)最終話「生死流転」も素晴らしい締めくくりでした。
バラバラだった三人の気持ち、強く強く結びつきます。
安っぽい恋愛とか友情とかじゃなくて、家族に近い仲間として。。そういや、三人とも孤児なんですよね。

ずっと三人で旅を続けられたら良いのに。。
そう思うのはフゥちゃんのみならず、ムゲンとジンも一緒。
そして、最後までサムライチャンプルーを観た私達も、同じ気持ちを抱くんじゃないかなぁ~3

最後まで心に残る、珠玉のアニメでした(><);

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

76.7 6 喧嘩で友情なアニメランキング6位
劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(アニメ映画)

1998年7月18日
★★★★☆ 3.9 (494)
3332人が棚に入れました
幻のポケモン・ミュウのマツゲを元に、悪の組織により戦闘能力などを強化され人工的に作られたポケモン・ミュウツーは、人工的に造られたという不純な生立ちから自身の存在意義を見出せずに答えなき自問自答に苦しんでいた。やがてミュウツーは自分を造った組織を裏切ったことをきっかけに、ポケモンを統制するシステムへの反発や自分を利用するためだけに作り出した人間たちへの憎しみから人類に対する「逆襲」を企てる。
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

歩き続けてどこまで行くの?

ポケモン映画第一作目です。

どんなものでも一作目というのは少し特別です。
作品にもよりますが案外その方が後続の作品より粗削りではあるけれど伝わってくる魅力が強いからです。

ミュウの細胞からより強く作られた最強のポケモン「ミュウツー」。
しかし、彼は自分がいったい何者かわからない。
「生きる」ことに価値が見い出せず思考することを止めて、彼は自分を生み出した人間に逆襲を決め込んだ。
「これは戦争でも攻撃でもない。逆襲だ。」

作品はこどもにとってはえらく重々しく暗い雰囲気を帯びたプロローグから始まります。
この辺は改めて観てみると一度観た作品なのにまったく覚えのない話でした。
小さい頃にここの部分を観てもまったく印象にさえ残らないことが分かります。
その後からの流れは薄っすらと記憶していましたが、
やはり改めて観てみるとその場での言動や立場、行動など「役割」としての意味が物語を鮮やかにし、ひとつの筋が紡がれていきます。
本作の持つ物語の性質はなにも小さい子に限ったことではなく、あらゆる人間に対しなにかを訴えるだけの力を持ったものだと思います。

映像だって今のものに劣っていません。
ポケモンたちはよく動きますし、そこに躊躇いはなくできる限りのリアルが追及されています。
肉迫した戦いの息遣いはすぐそこで聞こえます。
OPのバトルはもちろん良いですし、EDはさらに良いです。個人的にとても好き。
曲といいアニメーションといい最高です。残念ながらアニメ映画のEDでこれを越えるものはいまだにありません。

何度観たって面白さを感じられる少ない作品のひとつです。



{netabare}

こども向けのアニメ映画でよく自己定義について触れました。
僕は高校生2年になるまで考えたこともなかったですw
まあでもあえてテーマを探るならばそれはそこにはなく、
ではどこにあったのかというと、僕は「本物」と「コピー」の戦いが非情にも無意味だということにあると思います。

俯瞰的状況としては
まず初めにミュウツーはトレーナーを呼び込みコピーと対決させて負かすことで
人がポケモンを育てることを否定し、また人につくポケモンも否定しました。
この後ミュウが出てきて「コピーなんかに本物は負けない」なんてアホな啖呵切って大混戦。
もうどちらも後には引けません。
だが、なかなか決着のつかないミュウ、ミュウツーを前に他のポケモン達はだんだんと力尽きていく。
そして最後ミュウとミュウツーの戦いを止めたのがサトシの自己犠牲でした。
なんだかナウシカみたいでした。彼女もまたその体現者ですから。
石化したとはいえ、現実的な死です。死のメタファー。
ポケモンですからさすがに人が死ぬ描写はできません。だからこういうかたちを通してそれを表現したのだと思います。
ここでやっとミュウツーも彼なりの答えを見つけることができ物語は良い方向に導かれ幕を閉じました。

サトシたちは初めから本物もコピーも同じポケモンだと主張していました。
けれどミュウツーにはミュウツーなりの意志がある。
彼は自分の存在と生に悪くも執着してしまったことによりさらに、そのときに多くの人間の悪に触れたために、
出口のない迷路に入り込んでしまい、自分に「逆襲者」という答えしか出せませんでした。
人と人に寄り添うポケモンの全てを否定し、コピーという名の十字架を背負い強く生まれてきた我々こそが本当の存在であると。
だからミュウツーに従うコピー達も戦いました。
傷つき、疲れ果てようが、戦って勝つことでしか報われないから。
一番印象に残っているのはやはりピカチュウです。
泣きながらもビンタを続けるピカチュウ。傷つけることは嫌だとしてもこっちだってやめられない。
にっちもさっちもいかずにはたき続けるピカチュウと黙って受け続けるピカチュウ。観ていてやりきれません。

だってこの戦いはどこまでいっても「戦い」そのものでしかないのです。行き着く先なんてありません。
答えはすでにでています。彼らが今存在していること、そのままが答えなのですから。
それぞれが生きている一匹のポケモンであること。
ミュウツーたちコピーが本物に準じるものではないことに正しく意識を向けることが彼にはできなかった。
サトシのメタフォリカルな死がなければミュウツーはこれに気付くことはできず誰も救われなかったでしょう。

ここをこの映画が映像として表現したのだと僕は思います。
まあそんなものは得てしてあるはわけではありませんが。

最後の締め方はどうだったでしょうか。
「このことはなかった方がいいだろう」とミュウツーは反省しました。
いや反省というより、自分を認めることができたというべきか。
立つ鳥跡を濁さずといったスッキリとした終わり方。これは後々公開されたポケモン映画の大半がそうです。
本編の方に支障がでないようにしているのでしょうか。 少し作為的な臭いもしますw
しかし、やはり意味のある発言であったと認めることの方が意義があったと言えるでしょう。
この台詞は受け取り方によっては深みがありました。
自分がきっかけで起こってしまった今回の一連の出来事。「なかった方がいい」なんて簡単に言えるはずがない。
彼はこうは言いながらも裏ではこのことに関して、自分がすべての罪を背負うことの決意としてみることもできました。
死人が誰かの中で生き続けるように、経験に基づいた記憶は個人の中で反芻されていく。
文字通り何度も思い出すことでそこから大事な栄養得ている。
風化することのないそれは鮮やかなままひとりの人間の宝物として心の奥底でいつまでも火を灯し続ける。
今回の出来事をそれらと同じように人々の記憶に残せばそれは傷であり、苦しめるほか使い道のない記憶なのです。
けれどもひとりの人間の「死」を通してやっと知り得た教訓は決して忘れてはいけないもの。
だったらぜんぶまとめて私が背負おう。そういったミュウツーの決心がここで見られたと思います。

一番印象に残ったのはミュウツーにかけたサトシの最後の一言 「みんなどこに行くの?」
これ聞いた瞬間身震いしました。なんでだろう。
サトシなら「どこ行くんだよー!」とかなのにらしくないほどに優しく訊いていました。
すごく象徴的とも思える一言でした。(『われわれはどこから来たのか。われわれは何者なのか。われわれはどこへいくのか』)


読んで下さった方ありがとうございました。
あ、書き忘れてたけどボイジャーさんかっこよかったです!
「海を知りたきゃ波止場のかもめに訊いてみな。」って声も良いし、台詞もかっこよすぎる!w
この人すごく好きw

海を渡ってるときよくトゲピーは死なずに済んだよなー、なんてw
あでゅー。

{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20
ネタバレ

朝霧麻衣 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本物とコピー

久しぶりにニコ動で劇場版ポケモン主題歌メドレーを聴いて、映画がどんな内容だったかが気になり再視聴しました。1998年製作でしたから、15年以上経過してからの再視聴となりました。

【ストーリー】
一番珍しいポケモンと言われる「ミュウ」、DNAを元に科学者たちは「ミュウツー」を作り出した。しかしミュウツーは自分が何のために作り出されてきたのか分からず、そんな身勝手な人間に復讐をする。

【所感】
まずストーリーの冒頭約15分、小学生の時に見た自分がこの内容を理解していたとは思えませんでした。本物とコピー、どちらのポケモンが強いのか?そんな哲学っぽいテーマを抜きにして、お互い傷つけあうポケモン達を見ていてつらかったです。終盤のテーマに対する答えは至ってシンプルで、良くまとめられていたと思います。冒頭部分でサトシ一行は登場せず、徹底したテーマ作りをしていて、この作品に対する制作陣の熱意を感じます。
{netabare}ピカチュウがサトシに電撃を繰り返し浴びさせるシーンが一番の泣き所でした(T_T){/netabare}
EDで流れる小林幸子さんの歌がポケモンのテーマにマッチしていた上に、あの歌唱力で歌われてしまうとインパクトが大きいです。映画を見る前から「歌しか覚えてないんだけど?」って感じだったので、当時とても印象に残っていたのだと思います。

久しぶりに見ましたが、昔はちゃんと言えたポケモンの名前が結構出てこなくて、時間の流れを感じました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

KEN, さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

大人になってから見ると全然違う

初めてこの作品を見たのは小学1年生の時の公民館の上映会でした。

初めてこの作品を見てから実に17年ぶりに視聴しましたが、、
正直この作品はこんなにも深い話だったのかととても驚いてます。

命すらも自分達の思いどうりにしようする人間の醜さ、そしてその犠牲となったミュウツー、しかしそんなミューツーにも唯一心をひらくことができた少女がいたこと。

大人になってから見るとここまで違うのかと非常に驚嘆してます。

この作品を改めて視聴した感想なんですが、子供の頃視聴した時はミュウツーはとても強く、恐い存在に見えたんですが、大人になってから改めてミュウツーを見るととても弱く、そしてとても寂しそうに見えました。

アイツーとの出会いによってやさしく素直な子に育ったミュウツー。
だけど回りのバカな大人達のせいで悪用されてしまい道を誤ってしまったシーンは見ててとても息苦しかったです。

だけど最後にサトシの死に涙するピカチュウを見て本当に大切なことを思い出すことができて本当によかったです。

それにしても、、、この作品の主題歌小林幸子さんだったんですね。
全然知りませんでした(笑)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

75.9 7 喧嘩で友情なアニメランキング7位
Gungrave ガングレイヴ(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (428)
3157人が棚に入れました
権力への野心に心奪われた親友、ハリーの暴走を止めようとするも裏切りの銃弾に倒れたブランドン。皮肉にもハリーの勧めていた秘密研究により巨大な二挺拳銃と、武器を満載した棺桶を携えた人間兵器“ビヨンド・ザ・グレイヴ”として甦る。そしてまたハリーの暴走を止めるべく組織へ、そして親友へ一人戦いを挑む。

声優・キャラクター
関智一、浜田賢二、磯部勉、佐久間紅美、茶風林、子安武人、大友龍三郎、立木文彦、井上喜久子

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

お前を撃つなんて、出来ないよ

うおおおおおおおおおおおお(雄叫び
熱い!熱すぎる!ハードボイルド!!!
男の友情、これより熱く厚いものなんて存在しないでしょう
ガンアクションが売りのゲーム原作でありますが、
むしろゲームの設定が足枷になってるような(ry
隠れた名作、見た後はオサレアニメ症候群に罹るも致し方なし


ストーリー重視型アニメです
構成がなかなか挑戦的な組立になっており
1話が視聴者をその世界に突如としてほっぽりだしたかの如く、何の説明もなくストーリーが始まります
その後、2話からは過去編が、そして17話になると、1話の時系列に戻ってきて、一気に最終章へと駆け上がります
1話の視聴者放置プレイを食らって切ってしまう人は人数いたと思われますが、大いに勿体ない
全体を通しての盛り上がりを演出する一つのファクターであり、事実過去編の中でほどけていく1話との繋がり、それからの展開も含め、満足のいく出来となってます
そして最終回、回想に入ってのあの締め方、もう最高です
ブランドン・・・ハリー・・・

制作はマッドハウス、シリーズ構成は黒田洋介氏
作画は崩れ気味です、映像自体が暗くて見にくいというのもありますが
チンピラ時分、ミレニオン下っ端時分、メガネスーツ時分、そしてスペリオール時分、様々な人物たちとの関わりの中で繰り広げられる時には熾烈な、時には心温まる人間模様
一切シリアス調、迫力ある演出は流石マッドハウス制作とも言うべきでしょうか、巧いものです

声優はハリーの声変わりすぎだろ、とは思いますが
まぁ物語を見れば納得するような、しないような
あとは文治さんスかね、立木文彦をして関智をアニキと呼ぶ作品はこれ以外ないでしょう
ボブコプター役の茶風林さんのビチクソォォォォッや
バラッドバードリー役の子安さんのヨクモデースや
色々すごい台詞がありましたね・・・

音楽について言及するならば、やっぱオサレ走り(ry
ED「茜色が燃えるとき/Scoobie Do」でしょうね、あのオサレ走り(ry
いまに!
OPもかっこいいです、歌はありませんが

ウィッジとゲーリーは良い奴らでした・・・


実写映画化が決定したわけですが、どうなるんでしょう・・・
確かに映像的に映えそうな部分は多々ありますが
実写か・・・

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

ルル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

レジェンド作品

ゲームを元に制作された作品。ゲームは未プレイ。


『スラム街でうだつが上がらないチンピラ生活を送る「無口で不器用なブランドン・ヒート」と「野心家のハリー・マクドゥエル」の親友の2人。喧嘩に明け暮れ自堕落な生活が続いていたある日こと、街に巨大マフォア組織「ミレニオン」のボス、通称「ビッグ・ダディ」が偶然訪れたことをきっかけに2人は「ミレニオン」に加わることになる。こうして名実共にマフォアの一員となった2人は、やがて組織の中で頭角を現し始め上へ上へと出世階段を昇り詰めていく。だが、2人は気づかなかった。固い友情の絆で結ばれていたはずの2人の間に、徐々に不穏な空気が漂い始めていた事を・・そして・・』という全26話の物語。 制作は、「マッドハウス」で、キャラクターデザインと原作は、「血界戦線」の「内藤泰弘さん」です。


実話、私はずっと前からこの作品が名作である事を知っていたんですよ。他の方のレビューも恐ろしいほど軒並み高評価ですしね。ただ、何せ26話もあるので時間が無くて指をくわえて放置していました。しかし今回は思い切って観てみました。で、観終えた率直な感想なんですけど、名作の名にふさわしい名作でしたね。途中からはアニメを観ているという感じが段々と無くなってきて、コッポラやタランティーノやリュック・ベッソンのクライム映画を観ているような感覚になりましたよ。観始めたら止まらない状態になってしまい、「あと1話だけ観てから寝る、あと1話だけ観てから絶対に寝る」の連続。こうして自分に負け続けた結果、とどのつまりの朝の5時。寝不足で死にそうになりましたよ。アホですよね~私は(笑)


この作品は、ざっくり大きく分けて「過去篇」と「現在篇」の2つで構成されています。「過去篇」は2話~16話で、「現在篇」は残り全話です。あっ それから、第1話はとりあえず意味が分からないと思いますが、そこで切らずに我慢して2話を観てみて下さいね。2話からはいよいよ過去篇が始まりますので。そこからが本番なんです。マフォア組織に加わったブランドンとハリーがどんどん成り上がっていく姿は必見ですので心して下さいな兄貴。特に14話は神回ですぜ。


この作品は、2003年~2004年に放送されたのですが、キャラクターデザインにそれほど古さを感じませんでした。


声優陣が重鎮ばかりでキャラの魅力アップに華を添えてくれていました。中には亡くなられた声優さんもいます。私が個人的に好きなのは、哀愁を感じさせる渋い声「ビッグ・ダディ」役の「家弓 家正(かゆみ いえまさ)さん」と、イケボな低音でジンジン響いてくる、ヘッドホンで聴いているとやばい「ベア・ウォーケン」役の「大友 龍三郎さん」ですね。特にウォーケンは良かったなぁ~。ナイスミドルの魅力というやつです(*´⊥`*)ポッ


人を狂わせるものと言えば金・権力・女(男)など、大抵相場は決まっていますが、25話と最終話では何かを犠牲にしてそれら全てを手に入れた者の悲哀が描かれていました。見所満載ですよ。また、過去と現実が入り乱れる演出も見応えがありました。ちなみに私は最終話でブランドンに泣かされちゃいましたよ。つまり見事ブランドンに心を撃ち抜かれたわけです....。←カリオストロ風オチのパクリとか言う突っ込みは一切受け付けません。(笑)


注)徹夜でアニメを観るのはやめた方がいいです。これはホントの話。人に気付かれるくらいのクマを目の下に作る事になります。おまけに何者にもなれません。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 38

waku さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

親友と呼べる存在

このアニメをみて、俺には親友はいないと思ってしまう
それほど大切な存在恋人どころか家族以上

見どころは【友情】これ以外ないでしょう

簡単なあらすじを話すと
ブランドン(主人公)とハリー(主人公)が犯罪が横行する町で生まれ育って
盗みも殺人もあらゆる犯罪が日常化する町である日友達の1人が殺される

守るための力を欲するブランドンとすべてを奪え、与える力を欲したハリー二人はミレニオンというマフィア組織に入り一緒に駆け上がろうと約束する

ミレニオンそこでは仲間をファミリーと呼び そこにはただ一つ鉄の掟があった  それは【裏切らない】唯一にして絶対、裏切れば死

この【裏切らない】も一つのテーマとして作中に何度も登場します。

【守ることは、裏切らないこと】と思うブランドンと
【裏切れば死を与える】と思うハリー

同じ目的なのに考え方の違う二人も見どころ

1話は見ずに2話からみてもいいと思います
全26話 前半は過去編 後半は現代編

少々長いかと思いますが全部が最終話に繋がっていてそれを見た後
あなたの今までみた友情系アニメのベスト3入りにはなると思います

この二人の主人公だけではなくいろんな人との繋がりも全部見逃さず最高の最終話をご覧ください

長文になったがこれでも足りない!!って思うくらい言いたい!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

59.0 8 喧嘩で友情なアニメランキング8位
ガールフレンド(仮)(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (451)
2224人が棚に入れました
体育館で練習をしていた新体操部の椎名心実は、クロエ・ルメールが落とした写真を拾い、彼女に渡そうと学園中を捜し回るが…。

舞台は聖櫻学園。2年生で新体操部、校内のマドンナ的存在の椎名心実を中心に学園のかわいい女の子たちの日常を描く、完全オリジナルストーリー。



声優・キャラクター
佐藤聡美、佐藤利奈、名塚佳織、丹下桜、原田ひとみ、戸松遥、石原夏織、井上喜久子、悠木碧、田村ゆかり、茅原実里、寿美菜子、津田美波、内田真礼、釘宮理恵、加藤英美里、桑島法子、下屋則子、高垣彩陽、茅野愛衣、小倉唯、水橋かおり、早見沙織、新谷良子、豊崎愛生、伊藤かな恵、後藤沙緒里、洲崎綾、日高里菜、竹達彩奈、藤田咲、中原麻衣、佐倉綾音、米澤円、五十嵐裕美、赤﨑千夏、阿澄佳奈、今井麻美、堀江由衣、遠藤綾、小見川千明、田中敦子、福原香織、門脇舞以、金元寿子、荒川美穂、日髙のり子、喜多村英梨、白石涼子、内山夕実、田村睦心、村田知沙、日笠陽子、三上枝織

りょうへい@アロエ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

登場キャラクターの多さは、他の追随を許さない!

Amebaの代表的なスマホゲーム『GF(仮)』。
2014年の正月にお茶の間を震撼させた例のCMで有名な、通称ガルフレ。
「アメーバで検索♪検索♪」というフレーズも、一部で流行りましたね。
自分も空いている時間にちまちまと進めていたゲームなのですが、そいつがアニメ化すると聞いて視聴しました。

制作当時から80名以上の豪華声優陣を採用しているアニメとして話題になりましたね。
今現在、人気のある女性声優さんの殆どが出演なさっているといっても、過言ではありません。
声豚にとってみればこの上なく耳が幸せになるのでおすすめです。

(続き)http://aloe.diary.to/

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

とってなむ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

神アニメ(仮)

仮です
神アニメとは思ってませんが、
テンション120パーくらいで楽しんでる自分がいたこと。
↑は真実です
ちなみにゲームはやってません


評判はあまりよろしくないようで個人的には少々残念な気もしますが、
皆さんの評価も納得せざるを得ない出来だったと思います
ですが、敢えて私はここでマイナスな点は挙げないことにします
どちらかというと、プラスな意見が少なさそうなので。


良いところ
・キャラがみんな可愛い
・OPがツボ
・豪華声優陣
・………。

決して多いとは言えませんが、私は上の2つで十分です


キャラについて。
みんな可愛くて最高です
多すぎて把握しきれませんでしたが、私頑張りました
頑張って覚えましたほぼ全員。
名前と顔が一致するくらいまでは。(フルネームは微妙です)
他のところで頑張れよって感じです

一番のお気に入りは、風町陽歌ちゃん
可愛らしい顔立ちにピンクのカーディガンからのミニスカ。
ふわふわっとした雰囲気、性格。
口を開けばなんとはやみんボイス、素敵なOPのボーカルは彼女
ドストレートです、完璧です、完成型です
先程みんな可愛いと述べましたが、風町陽歌というおなごはダントツです
タイトル間違えたかな… 『神陽歌(本)』なんちゃって



音楽について。
OP「楽しきトキメキ」 歌ーにゅーろん★くりぃむそふと
ED「はれるかなぁ」 歌ー椎名心実(佐藤聡美)

OP気に入ってます
にゅーろん★くりぃむそふとのボーカルが陽歌ちゃん
サビ直前の『位置~についてよ~いっどん♪』のところの
普段とは違った凛々しい表情の彼女がとても魅力的です

特別EDの「進化系Girl」も良い曲ですね
こちらも歌っているのはにゅーろん★くりぃむそふと
一生懸命考えた陽歌ちゃんの作詞が光ってました
さらに気分が盛り上がる楽曲でした



お気に入りの棚に入れるか検討中です
それくらい好きです
ゲームも始めるかも…?

画面のどこを見ても美少女、美少女、美少女…
目のやり場に困るとはこのことですね(違う)、目が足りないです
休憩する暇をくれない、ひどい作品でした

投稿 : 2024/04/27
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作はゲーム、キャッチコピーは「耳で萌える学園恋愛ゲーム」・・・アニメも萌え萌えッスよ♪

原作のゲームは未プレイ、事前情報も殆どありませんでしたが、発表されたキャストを見てあまりのキャストの多さにビックリしました・・・^^;
こんだけキャラが登場すると、きっと録音できないんじゃ・・・などと余計な心配を勝手にしていました^^;

こうして視聴を始めた訳ですが・・・正直オープニングでノックアウトされてしまいました(//∇//)
出だしで椎名心美ちゃんが歌詞に合わせて目線とアングルを変えながらクルっと一回転・・・
わかるッスよ・・・あざといのも、狙っているのも分かってるッス
でも何なの・・・この破壊力は・・・^^;?
それで次に襲ってくるのが、はやみんの「ええと、どうしよう('_'?)」
これって反則・・・もう、こっちが「どうしよう」だよ(//∇//)
振り替えってみると、これが精一杯の抵抗・・・そして、あっさりとこの世界に引きずりこまれてしまいました(//∇//)

引きずりこまれた結果、これまで決して手を出さないように心掛けていたゲームに危うく手を出しかけてしまいましたよ・・・
ゲームの操作方法やバトルシステムが良く分からなかったので断念しましたけれど・・・恐るべしGF(仮)^^;

破壊力抜群のオープニングを経て本編に入ると、物語は極めて平和的・・・
毎回学校生活の日常におけるちょっとしたスパイスが描かれているのですが、改めて感じるのが惜しみ無く投入される声優さんの多さです。

かつて、これだけの声優さんが登場する作品って・・・あ、咲がありましたね^^;
でも、咲は1校5人の団体戦だから話の進展で人数が増えるのはある意味仕方ないと思いますが、この作品は1つの学校に固まってますからね・・・
どの声優さんが、いつ出てくるんだろう・・・というドキドキや楽しみは、この作品ならではの醍醐味なのだと思います。

でも、これだけたくさんの声優さんが出て来ると、正直判別が難しかったです^^;
エンディングのテロップを見て、「あ、この声優さんだったんだぁ・・・^^;」という事が結構ありました。
改めて自分の修行不足を認識させて貰った作品だったように思います。
それでも、一声聞いて分かる声優さんもいました・・・きっと声優さんの個性なのだと思います^^

オープニングテーマ
「楽しきトキメキ」歌 - にゅーろん★くりぃむそふと
エンディングテーマ
「はれるかなぁ」歌 - 椎名心美(佐藤聡美さん)
はやみんの出演しているオープニングにすっかり心酔してしまったのは、先に記載した通りです。
エンディングのしっとりとした感じも良かったですね^^
これらの楽曲が発売されないのが残念です・・・と思っていたら、円盤第1巻の特典になったようですね^^

1クール12話のこの作品・・・構想から2年余りの歳月を経てアニメ化が実現されたそうです(wikiより)。
どの様な視点で視聴するかで作品の評価は色々あるかと思いますが、落ち着いて視聴できるこの作品は大好きでした^^
個人的欲求を強いて言うと・・・もう少しはやみんの出番が欲しかったッス(//∇//)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

61.6 9 喧嘩で友情なアニメランキング9位
輪廻のラグランジェ season2(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (391)
2138人が棚に入れました
青い海の広がる千葉県・鴨川市。明るさと行動力が自慢の京乃まどかは、鴨川女子高校・ジャージ部のたったひとりの部員として、今日も人助けに奔走する。しかし、ランと名のる不思議な美少女から「ロボットに乗れる?」と頼まれた日から、彼女の日常は一変する。鴨川の街と人々を守りたい!――その一心から、宇宙から襲来した敵と一生懸命に戦うまどか。最初は戦いを怖れていたラン、そしてランとは別の目的で地球に潜入していたゆるふわな少女・ムギナミも加わり、彼女たちの乗る3体のロボット"ウォクス"は鴨川の海を守る。激しい戦いの一方、ランもムギナミも鴨女ジャージ部に入部。いつしか、まどか達3人は、立場も性格もこえた不思議な友情で結ばれていくのだった。敵がウォクスを狙う理由とは?そして、"輪廻"とは何か? 数々の謎が渦巻く中、まどか達は愛する鴨川のため、ウォクスで大空へ飛び立つ!


声優・キャラクター
石原夏織、瀬戸麻沙美、茅野愛衣、野島健児、吉野裕行、松岡禎丞、中村悠一、小野大輔、金元寿子、興津和幸、能登麻美子、浜田賢二、井口祐一、保村真、田中理恵、藤村歩、川田紳司、中島愛、山口立花子、三森すずこ

GvwT さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「まるっ!」 「わん」 「かしこまり〜」 やっぱり「わん」が圧倒的に可愛いな

「ウォクス」やら「輪廻」やらの謎に迫った第2期
過去の出来事や星系間の問題、キャラクター同士の関係図を理解するのが大変
横文字は覚えるのが難しいぜ
それらは公式HPで確認したほうがいいと思いますが、多分覚えていなくても問題なく楽しめるかも
細かいことはいいんだよ!と主人公のまどかちゃんが言ってる
気がします

2期は鴨川から飛び出して宇宙に行くことが増えました
地球側は相変わらず鴨川だけだけど・・・
戦闘シーンも増えました
せっかくロボットに乗ってるんだからバチバチやってくれないとね
当たり前だけど、そのかわり日常の話は少し減りました
でもゆるっとした雰囲気は健在です

重たい問題でも勢いで解決してしまうまどかちゃんの手腕には驚きを隠せなかった(゚д゚)!
勢いというか友情パワーはやはり偉大です
終わり方もスッキリしてて( ・∀・) イイネ!
とにかく思い切りの良さが光る作品でした
元気な女子校生に暗い話は合わないもん!

好きなキャラは京乃まどか
自分の中で何があったのかわからないが、好きなキャラがランちゃんから変わっちゃったwww
元気娘もカワ(・∀・)イイ!!ということですな

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5
ネタバレ

もふもふ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ようやく…→3話→4話←イマココ

4話目

本来ならものすごく深刻な話になる回のはずなんですけど、さすがゆるい主人公wこのゆる展開がいいですね~。

ただ、話が急展開です。あの人が、あの人達と会っちゃいました。さてさて、これからどうなるんでしょう…?

ドキムネです!


<自分用メモ>
アニメだけでは分からない背景について。
(ここから若干ネタバレ含みます)
{netabare}
ランとムギナミはポリヘドロンという星間連邦国家から来た。
同じ連邦国家内だけど、ランは一番強い国家であるレ・ガリテの王女様。お兄さんが、レ・ガリテの国王、ディセルマイン。
ムギナミはデ・メトリオ(?)の惑星ウ・ゴー出身で、ポリヘドロンのレジスタンス「キッス」のメンバー。
「キッス」の頭領はヴィラジュリオだったけど、season2では、デ・メトリオの王になっている。「キッス」のメンバーもデ・メトリオの正規軍になっている。

つまり、この時点で、ポリヘドロンの中でレ・ガリテ対デ・メトリオという構図になっているらしい。
何故そうなったかというと、「ポリヘドロン千年問題」つまり、ポリヘドロンのレ・ガリテとデ・メトリオの軌道が干渉し合い、将来的に二つの星系が崩壊してしまうという問題。
これに対し、ディセルマインが輪廻の力を使ってデ・メトリオを破壊しようとし、ヴィラジュリオがそれを阻止しようとしている。

この背景が分からないと、ちょっと意味分からないと思うの。
(wikipedia等を参考に)
{/netabare}
(ネタバレここまで)


3話目。

話が大分進んできましたね。

そ、そして、えー?
どうして、ここに{netabare}ユリカノさん{/netabare}が??????

ワクワクです~。

--------------------------------------------

ジャージ部魂~ジャージ部魂~ジャージ部魂~♪

ようやく星間戦争の関係が分かってきましたね。で、政治的な話になるのかと思いきや、さすがまどかwwww

このおとぼけ主人公がどこまで突っ走ってくれるかに今後がかかっているような気がします(褒めてます)。

ロボットモノのセオリー破りなところが○!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6
ネタバレ

ぼん@百合人 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

1期は解釈次第、2期はガチか・・・もっとやれw

分割2期、後編です。
0話で1期と2期を繋いでます。

分からない用語等は出てきますが(公式HP参照です)、私はこれ結構好きですね。

だから評価は分かれるかもなあ…。

ロボットアニメというよりは、もうゆりゆり~~ってかんじですね。

1期で、ジャージ部三人の絆を中心に描いた分、2期の方がロボット描写は多いです。それにラン(レ・ガリテ)とムギナミ(デメトリオ)の星間戦争も勃発するかもしれず、シリアスっぽいですね。ロボットの謎も少しずつ解明しそうかな??

ですが…2話でシリアスが一気にぶっとびました。

{netabare}
まさか、公式でまどか×ラン、ラン×ムギナミのちゅー…鼻血もんやで?キマシ。

しかもまどか×ムギナミは未遂だったり、まどか×ランの時の焦りようが、公式GJ。もっとやれ
{/netabare}

次回からは、またまったりした空気が流れそうな予感です。

シリアスもいいけど、ジャージ部はジャージ部らしくがんばる!!

これがこの作品の見どころです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

67.6 10 喧嘩で友情なアニメランキング10位
史上最強の弟子 ケンイチ(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (325)
2107人が棚に入れました
高校1年生の白浜兼一は入学早々空手部に入部するが、そこで上級生のいじめに遭ってしまう。そんなある日、兼一は転校生の風林寺美羽と出会い…。

声優・キャラクター
関智一、川上とも子、有川博、石塚運昇、能登麻美子、石丸博也、二又一成、小杉十郎太

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

まさかの2期が始まったのでおさらいとして

あらすじ

いじめられっ子の主人公白浜兼一が
女性武術家風林寺美羽と出会い、
信念を貫くための強さを手に入れるために
様々な武術を極めた達人が共同生活をしている
道場・梁山泊に入門し、
数々の敵味方との出会いと梁山泊での修練によって
肉体的、精神的成長を遂げてゆく物語という感じ



感想

ずっと期待していたけど諦めていた2期が始まったんで
1期見てない人のために軽いおさらいとして
説明しておこうかと思います


全50話。結構面白い内容でした。
長い話数でしたが特に飽きることなく
見ることができました

軟弱男子がヒロインと出会い、
修行を重ねながら強敵へと向かっていく話です。
こうゆう最初弱い主人公が成長して強くなる話
僕は大好きですね♪

それにエロい要素というか
お色気要素があって
そうゆう意味でも楽しめる作品でした

でも勘違いしてほしくないんですが
決してエロいだけの作品ではなく
あくまで作品を楽しむ上での
一要素でしかないということです

エロが嫌いな人でもちゃんと
バトルがしっかりしてるので
楽しめる作品となっているので安心していいです

面白かったのは、個性のある師匠達とユニークな修行方法。
また、各対戦相手との戦法もいつも違っていて
飽きのこないものとなってました。

日常のほのぼのした話も描かれていて
それとバトルのバランスも良かったと思う
仲間との絆も徐々に築かれていくし、
熱いし心温まる物語だと思う。

バトルシーンも結構よくできていると思う
武術、武道に対する考え方、
用語はかなり的を得ているのに驚きました。


2期期待してるんですが
無理なんでしょうかね?
原作はかなりストック貯まっているはずですし
ここからさらに主人公が強くなって
面白くなるところなので是非2期作ってほしいです

↑と思ってたんですが来ましたねw
予想外でしたが嬉しいです♪
2期本当に楽しみです!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 47

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

爽やかで笑える成長劇。素直に面白い!

最強の師匠たちに武術を教わることになった、いじめられっ子でひ弱な主人公・ケンイチ。
次第に学校のチンピラどもに目をつけられ、噂は広まり、連日戦いを強いられるハメに。
ケンカを通してチンピラたちを改心させながら強くなっていく成長劇。

週刊少年サンデーの人気連載漫画原作。
努力・根性・友情をストレートに描いた単純明快なストーリーです。
絵柄は少年向けで、ワザとらしいキャラデザは分かりやすいというか安っぽい。
女キャラは巨乳ちゃんばかりの、かなり雑で古風な萌え。おっぱいのゴリ押しw
原作譲りのキャラデザはかなーり微妙です。絵の安定感もありません。
ケンカ物語なのに大事な格闘シーンにキレがなく、見せ方も難あり。迫力があるとはいえません。
当時の水準で見ても作画は見劣りするレベルです。

しかし、それでもこの作品にはそれを補ってあり余る魅力があります。
数ある王道系の中でもこれは面白いっ!と贔屓したくなるほどこの作品が好き。
ケンイチの弱っちいながらも健気に努力する姿を見ると勇気が湧いてくるし、元気になれる!
キャラ立てが抜群に上手く出来ており、キャラの言葉がちゃんと心に響いてきます。
成長劇なだけに内容は明るくポジティブ。ギャグも多く、賑やかで笑いが絶えません。
ケンイチの声は関智一さんが演じており、好感の持てるキャラの印象と非常に合っています。
他の声優の配役も良い感じでした。(唯一、能登さんはセリフ少ないキャラなのが残念っ)
スポ根系王道としても勿論、ストレスフリーなので気晴らしアニメにもおススメ。
一期OP主題歌「Be Strong」のアップテンポな曲調、本編と合ってる歌詞の良さは異常。

個人的なお気に入りは、ケンイチの弟子入りした道場・梁山泊(りょうざんぱく)での生活。
外界とは完全に隔離された特殊な環境で師匠たちにもみくちゃにされ、ひたすら努力するケンイチ。
最強であるが故に常識の通用しない、規格外の思考回路を持つ師匠たちの行動・言動がかなりツボりました。「あえて足場の悪いところを通りたがる」ような格闘キャラによくある、中二臭い性質がギャグ視点でよく描かれており、当の本人は真面目にやってることなんだろうけど・・傍から見たら絶対ヘン!という健常者(?)の感覚を絶妙に取り入れている。
身におぼえのある環境と人種だったので、なおさら笑ってしまいました。
ギャグにしていますが、実際あるあるだったりするところがまた恐ろしいw
ケンイチの弱音の意味すら理解できない?彼らの強さに時々学ばされることも。
ためになる話なんかも意外に多い。侮るべからず、です!

でも原作に手を出す気にはなれません。すごく好きなんですけど。
強敵を倒したら更なる強敵が出てきて・・というワンパターン展開がやはりネックです。
良くも悪くも王道といったところでしょうか(笑) 50巻以上ある原作に手を出して幻滅したくないのかも。
だからアニメでお腹いっぱいですw 

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

NOIZUZION さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男(俺)のロマン詰め込みアニメ

個人的に、武術とかあこがれてる僕です(^O^)/
皆さんもそうじゃないかと勝手に思ってますwww

原作を知って、見てみたい!!と思ったんですが
漫画の絵が好みじゃなく・・・(ファンの方すいません)
アニメは絵が少し違う!!と思い視聴しました。

いやー面白かった。
キャラもみんな個性があって良かったです(^◇^)
主人公の性格がいやだと思う人がいるそうですが。僕はそうは思いませんでした。
沢山いる師匠達はみんなかっこよかったです。

史上最強の弟子ケンイチって
史上最強の弟子、ケンイチとも取れますし
史上最強の、弟子ケンイチとも取れますね。
こういうタイトルに工夫してあるのは大好きです!!

やっぱり武術好きとしては、かっこいいアニメですwww
実際にできる技ばかり、(でも見た後に友人に試してはいけませんよwwwマジで怪我しますから)

ストーリも面白かったです。しかし、王道過ぎて先の展開が読めてしまう・・・
あーこうやって出てくるキャラは、確実に黒だなとか、簡単にわかってしまいます
しかし、燃える展開が多かったです王道最高!!(さっきと言ってること違いますね(・.・;))

武術とかに興味あるなら絶対面白い!!
興味無くても、面白い!!・・・・と思うアニメです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

87.5 11 喧嘩で友情なアニメランキング11位
劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~(アニメ映画)

2019年4月19日
★★★★★ 4.3 (403)
1865人が棚に入れました
昨年度の全日本吹奏楽コンクールに出場を果たした北宇治高校吹奏楽部。2年生の黄前久美子は3年生の加部友恵と、4月から新しく入った1年生の指導にあたることになる。全国大会出場校ともあって、多くの1年生が入部するなか、低音パートへやって来たのは4名。一見すると何の問題もなさそうな久石奏。周囲と馴染もうとしない鈴木美玲。そんな美玲と仲良くしたい鈴木さつき。自身のことを語ろうとしない月永求。サンライズフェスティバル、オーディション、そしてコンクール。「全国大会金賞」を目標に掲げる吹奏楽部だけど、問題が次々と勃発して……!?北宇治高校吹奏楽部、波乱の日々がスタート!

声優・キャラクター
黒沢ともよ、朝井彩加、豊田萌絵、安済知佳、石谷春貴、藤村鼓乃美、山岡ゆり、津田健次郎、小堀幸、雨宮天、七瀬彩夏、久野美咲、土屋神葉、寿美菜子、櫻井孝宏
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

京都アニメーションについて

はじめに注意書き

本稿は 劇場版 響け!ユーフォニアム ~誓いのフィナーレ~ の要素をそれほど含みません。予めご留意くださいませ。


-------------

※本作に関する評価は評点にて

実は公開直後の2019年4月に本作品を劇場で鑑賞し、なにかしら書こうと思ってましたが筆が進みませんでした。

 「この続きの物語を早く観たい」

真っ先に沸き上がった感情がこれで、それ以上でも以下でもなかったことが理由です。

鑑賞後の感想が「続編早く観たい」だったので、その後の続編発表はなによりの朗報でした。無名の大学生の小説を発掘し素敵な物語に仕立て、数年かけて育ててきた魅力的なコンテンツ『響け!ユーフォニアム』。拙稿のTV版のレビュータイトルは1期2期を通じて “ モブはいない ” としております。
コンテンツの歩みは仕上げの工房から始まり、地方のハンデを乗り越えながら三十年以上かけて築きあげてきた実績と、一人一人輝きを見せるキャラクターたちは誰一人として欠けてはいけないクリエイター集団としての京都アニメーションという制作会社の実像とイメージを同じくするものでした。



2019年4月。
「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」の公開前後、京都府宇治市にある京アニショップの店頭ボードにはこのようなメッセージが添えられていました。


{netabare} 劇場作品を一本作り上げるには、すべてのスタッフが
一丸となって取り組まなければ乗り越えられません。
 クリエイターが、日々真摯に作品の制作に向き合うの
は勿論、制作を支えるスタッフも、クリエイターが自分たちの
作業に集中できるよう、最適な環境を整えてくれました。
 全てのセクションが毎日細かな情報まで共有し、遠く
離れたスタジオにいるスタッフでも、まるで隣の席にいるか
のように感じることができました。そして、時間との戦い
になっても、一人として諦めることはありませんでした。
 最後は、各スタジオのスタッフが一ヶ所に集まり、この作
品の完成を一心に目指しました。あの時の高揚感は忘
れることができません。一人として欠けては、この作品が
皆様のもとへ届くことはなかったでしょう。

 「劇場版 響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~」には、
京都アニメーションとアニメーションDoの“いま”を余すこと
なく詰め込んでいます。映画を通して、私たちの想いを
感じていただければ幸いです。
 
 そして、ここから続いていく劇場作品もまた、同じように
大切な想いが詰まっていて、『京アニ映画year』はそうし
た想いが寄り集まって始まります。

 私たちの想いが、皆様に響きますように-----。

    京都アニメーション・アニメーションDo一同 ※原文ママ{/netabare}



届きました。響きました。


しかし、ここから続いていったであろう大切な想いが詰まった作品たちは現在足踏みまたはゆっくりと歩を進めている状況です。
「今暫く、時間をください。」「必死に戦っていきます。」公式コメントで誓われてる以上、我々は再起を信じて待つほかありません。


次は自分たちの番だと思ってます。


 『一人でも多くの人に京アニの作品を知ってもらいたい』


“ 夢に向かって一生懸命な人たちのプロの仕事を紹介する ” とのスタンスで普段はアニメを観ない層へ働きかけています。けっこうな方が実際の作品を観て感想を寄せてくれました。

『らき☆すた』『CLANNAD』『涼宮ハルヒの憂鬱』『けいおん!』『氷菓』『中二病でも恋がしたい!』『Free!』『響け!ユーフォニアム』『聾の形』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』etc
アニメに興味のない層はこれらのタイトルを知りませんから、技術的なことや内容よりもクリエイターのモノづくりへの想いに言及することで一般層の琴線に触れる場合が多いと感じております。


あにこれはレビューサイトです。
レビューを書くことは抽象的な映像作品を言語化するというやっかいな作業です。そのやっかいな作業を質量関係なくおこなった経験が皆さんにはおありです。
一介の在野レビュアーごときの世迷い言に少しばかりでも共感してくれて、どこかで思い出して行動に移していただけるのなら望外の喜びです。



願わくば、地上波のゴールデンタイムで京アニ作品が流れるその日まで。



世間の話題に挙がらなくなっても京アニの必死な戦いは続きます。
私たちも決して希望を捨てることなく、また、アニメファン一人びとりがこれからも長く心を寄せ、京アニ再興の道のりを見守り続けていきましょう。


令和元年九月七日 記


※本稿に関するサンキューには御礼メッセージを控えさせていただきます



-------------
2020.03.20追記

○周忌や月命日でもないなんともない日にあらためて更新です。
レンタルなり配信が開始されたのでしょう。レビュー新規投稿なりサンキューをいただく機会が増えました。劇場公開からそろそろ一年。

何かの折にコンテンツに触れられることはありがたいことです。
一方で、消費される宿命にあるのもコンテンツの事実。
忘れない。想い続ける。いざやろうと思っても四六時中というわけにはいきません。


さて、実績報告となります。
事件後、普段アニメを観ることのない4名の知人に京アニ作品を鑑賞していただきました。反応は様々でしたがそれでいいかなと。

引き続き、各々が現実世界で動いていく。
今後更新するかはまったくの未定です。


2019.09.07 初稿
2020.03.20 追記

投稿 : 2024/04/27
♥ : 75

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ただただ感無量

いやー凄く良かったです。
黄前ちゃんをはじめとして、麗奈、葉月、緑輝、などの懐かしい人達に会えることができました。
この短い映画の時間で、よく一年間をまとめられたものだと、製作スタッフの方々に感謝します。

最初に 「響け!ユーフォニアム」が聞こえてきたとき、
胸がジワーとこみ上げてきました。
あの名曲は、あすか先輩から黄前ちゃんに、しっかり受け継がれていました。

この映画では、黄前ちゃんは2年生。彼女はいつも、巻き込まれキャラです。
今回は、一年生の悩みにいろいろと巻き込まれます。

誰も悪い人はいないのに、悩み、涙を流す一年生たち。
そう、みんな一生懸命生きているからこそ、悩むのです。
奏ちゃんやさっちゃん、みっちゃん、それに求。
一人一人の悩みは違います。でも本人にとっては真剣な問題です。

そんなとき、黄前ちゃんみたいに、気軽に相談できる人がいたら、安心します。
話しを聞いてくれるだけでいいのです。それだけで、安心するのです。
自分は一人じゃなかった。そう感じて安心するのです。

でも、黄前ちゃんは、話しを聞いてくれるだけじゃなく、納得できるまで追いかけてきます。決して手を抜きません。
そして、ときには厳しいことを言って叱ります。
一見、人畜無害そうに見える黄前ちゃんに叱られると、誰もが驚いてしまいます。
でも、それは、相手を思いやって叱っていることに、すぐに気付きます。
だから、みんなは黄前ちゃんを好きになるのです。

ところで、今回も立派だと思ったのは、中川夏紀の行動です。
一見怖そうに見える彼女は、本当に立派な副部長です。
自分に不利になると分かっているのに、あえてみんなのために頑張っている。
一年前も彼女はそうでした。彼女の心は、とても清らかです。

こんな人たちがいる吹部は、素敵ですね。

最後に、あすかのお父さんがつくったあの名曲を、後輩の奏ちゃんも受け継いでほしいと思いました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 72
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

行列のできる!?黄前相談所

北宇治高校吹奏楽部二年 黄前 久美子。

前年度、下級生ながら、
心に思ったことが無意識に気だるげボイスとなって零れるマウスを武器に、
時に、よい子ちゃんの皮をペリペリ~っと剥がされる受難に遭いながらも、
数多の修羅場に寄り添い、難事件解決に助力してきた久美子。

新年度になっても、相変わらず複雑な人間関係が絡まり、
実に胃が痛い、面倒くさい、吹奏楽部の日常。

勇者・久美子の伝説が新一年生部員たちの間にも轟いているのだろうか?
それとも、一見、人畜無害と思しき顔立ちから醸し出される人徳なのだろうか?

彼女の元には後輩から様々な本音や相談が寄せられ、
部内では「黄前相談所」と評判になっていると言う。

だが、これも何やら妙な流れだ。
確かに久美子は厄介事にイチイチ首を突っ込んでいく巻き込まれ体質ではあるが、
トラブルや相談の方から積極的に寄ってくるほどの引力まではなかったはずだ。

これは何者かの陰謀?そう考えるのは勘ぐり過ぎだろうか?

大体、ドサクサに恋の悩みとか相談されたらどうするつもりなのだろう?

いや……でも、待てよ……。



TVアニメ2期終了後、原作未読組から既読組になった私。

昨秋、本作が今春へと公開延期と聞いた時、
私はやっぱりな……と思うと同時に、
これはさらに前後編に分割まであるかもしれないと懸念していました。

『リズと青い鳥』にみぞれと希美の懸案を隔離しても尚、
原作小説のシナリオ濃度は相当な物だったのです。

だから残りのエピソードを全て一本にまとめるのは不可能だと分っていましたし、
久美子とその周辺に脚本を絞ったのは正解だったとは思います。

それでも、特にこれは未読組が観ると、展開に納得できない面も出てくるのだろうな……とか、
所々挿入された、スマホ動画撮影で吹部の日常を切り取る演出には、
ダイジェスト感をなだめる苦肉の策?……とか、思ったりもしました。


ただ、そんな諸々を吹き飛ばすくらい演奏シーンが素晴らしかったです。

因みに、気になるコンクール演奏シーンの尺は、自由曲の、
{netabare} 「リズと青い鳥」のフル演奏でした。しかも回想シーン等がほぼ挟まらない。
演奏再現純度100%の直球勝負。
演奏中、意外と多い、自分は楽器を演奏していない部分で、次の出番に向けて、
気持ちを高める部員の描写なんかも多数あって、手に汗を握らされました。{/netabare}
演奏シーンだけで200カットを費やしたと言う、圧巻のコンクール映像でした。
通常、作画カロリー削減のために宛がわれる3D技術も、
本作では多彩なカメラアングルによる会場の臨場感アップに費やされ好感しました。

思えば、本作で初めて、原作小説とアニメのコンクール曲が同一となり、
『リズと青い鳥』では、楽曲内世界が、奏者たちの揺れ動く青春の心ともリンクしてきた今回の自由曲。
しかも原作はその演奏を{netabare}“会場から割れんばかりの拍手の音が降り注いだ”{/netabare}云々と絶賛している。

『ユーフォ』と言うコンテンツは自身に課したハードルで棒高跳びでもするつもりなのかw
笑っちゃうくらい高い要求をスタッフさんたちは良く飛び越えてくれたと感謝致します。

例え、シナリオ等に多少疑問が生じたとしても、この演奏シーンは劇場で体感する価値があると思います。


感謝と言えば、キャスト面。久石 奏のCVに雨宮 天さんを起用して頂きありがとうと言いたいです。
正直、つい最近まで私も、原作読んで内容知ってるし、
公開初日に突撃するのも、流石に前のめり過ぎるだろう。
と言った感じでしたが、奏のキャストを知った瞬間から、にわかに浮き足立ちましたw
天さんなら、優等生の外面に隠しきれない奏の不穏な腹の一物まで繊細に表現してくれるに違いない。
その期待は見事に応えられました。
上品な声に多数の棘が含まれた小悪魔ボイスの数々……どうも、ごちそうさまでした。


そして、何より、新部長&副部長コンビが、楽し過ぎるし、愛おし過ぎます。
この人事を企てた先輩Aはやっぱり特別です。
久美子周辺を重視する構成上、新三年生組については、
部長&副部長より、久美子の近くにいた加部ちゃん先輩に焦点が当たっていて、そちらも良かったけど、
もっと、部長&副部長を観たかった……と言う感想も抱きはしました。
それでも名コンビぶりを映像で満喫できて嬉しかったです。


※尚、今回は、京アニ映画で時々ある、本編前のフォトセッションはありません。
安心してケータイ・スマホの電源を切って、
特に原作未読組にはサプライズになるであろう、冒頭およびエンディング後の衝撃に備えましょう♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 44

61.6 12 喧嘩で友情なアニメランキング12位
一騎当千(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (304)
1770人が棚に入れました
高校生たちが血で血を洗う覇権争いが渦巻く関東。
そこでは、洛陽高校、南陽学院、許昌学院、揚州学園、予州学院、成都学園、涼州高校の7つの実力高校が、天下を我がものにせんがため、覇権を争っていた。
そんな折、南陽高校には三国時代の英雄、江東の小覇王こと孫策の魂を受け継いだ爆乳女子高生・孫策伯符が転校してくる。次々に襲い掛かる闘士たちに立ち向かい撃破していくが、その陰には覇権を狙った陰謀が渦巻いていた。
果たして、孫策伯符の運命はいかに…!?


声優・キャラクター
浅野真澄、甲斐田裕子、日野聡、井上喜久子、森久保祥太郎、渡辺明乃、小林由美子、浪川大輔、飯島肇、上田燿司、三宅健太

友哉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

りんしんさんだけあって絵が素晴しい!

絵がかなり好みだったので見始めました。
それとバトル漫画ではあるが絵目的で見るつもりだったのであんまり期待していなかった戦闘シーンとキャラクターが予想を遥かに超えてよかったので途中からはそれが目的になってしまう程に。

正直もっと早くこの作品を知ってリアルタイムでみてみたかったです!
続きが見たいのであとで原作である単行本も揃えようかと思っています。

お色気+バトル(友情系?)+多少なりとも三国志を知っている方なら楽しめるはず!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

stone0819 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

現代版三国志の格闘アニメ

三国志の登場人物の名前を持ち、彼らの宿命をも背負わされた高校生たち・闘士と呼ばれるものたちの格闘アニメ。
彼ら闘士たちは三国志の英雄達の魂を封じ込められた勾玉を持っており、その色によってランクが決まっている。

喧嘩大好きの女子高生の主人公・孫策伯符(そんさくはくふ)とその幼馴染でありいとこでもある、伯符に恋心を抱いていていつも力になろうと奮闘している周瑜公瑾(しゅうゆこうきん)を中心に進んでいく。
伯符はかなり天然でけんか好き。その為いつも公瑾はその行動にハラハラさせられ苦労している。
この二人のやり取りも面白い。
ちなみに伯符は馬鹿と言われるとすぐ怒るが、一応は自覚しているらしいw

この1期ではやる気はあるがまだ成長途中である伯符が何度も負けながらも、関東を牛耳る董卓の勅で始まった大闘士大会などを経て成長していく様を描いている。

自分たちに課せられた運命を遂行しようとするものと、その運命を変えるべく奮闘するものとの駆け引きなど見所も多い。

物語最後のほうでは伯符が命の危機にさらされたりハラハラする場面もあり目が離せなくなる。
シリアスあり、ギャグあり、ちょっとエロありだけどかなり楽しめる作品。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

71.4 13 喧嘩で友情なアニメランキング13位
ゆらぎ荘の幽奈さん(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (312)
1565人が棚に入れました
肉体派霊能力者・冬空コガラシ。悪霊に取り憑かれて、大借金を背負わされた彼は家賃の安い部屋を求め、いわくつきの温泉宿・ゆらぎ荘へ下宿することに。そこにいたのは成仏できない女子高生地縛霊の幽奈さんをはじめ、常識では考えられない美少女ばかり。女性しかいないゆらぎ荘の住人から、入居を反対されるも、なんとか暮らし始めたコガラシだったが…。

声優・キャラクター
小野友樹、島袋美由利、鈴木絵理、高橋李依、加隈亜衣、小倉唯、原田彩楓、小松未可子、春野杏

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ちょっとHな温泉×幽霊ラブコメディー!

この作品の原作は未読です…って「週刊少年ジャンプ」連載の作品だったんですね。
この程度の露出なら少年誌でも問題ない…ということなんですね。
…と思ったら、その手の論争が起こったとwikiに掲載されていました。
まぁ、色んな事を言う人が居る、ということですね。
でも「規制より教育が重要」という意見は一理あると思いましたけれど…

この物語の主人公は、肉体派霊能力者の冬空コガラシ…
彼は悪霊に取り憑かれて大借金を背負わされていたので、家賃の安い部屋を求めてゆらぎ荘に下宿することになりました。
家賃は食事もついて格安なのですが、下宿する部屋は所謂「いわく付きの部屋」で、湯ノ花 幽奈という女子高生の地縛霊が棲む部屋だったんです。
ゆらぎ荘には他にも個性豊かで常識では考えられない美少ばかり…
こうして冬空コガラシのゆらぎ荘での新たな生活が始まり、物語が動いていきます。

キャラデザは私好み…それに加えて美少女を演じる声優さんも凄いんですよ。

島袋美由利さん(湯ノ花 幽奈):「はねバド!」の荒垣なぎさ、「はるかなレシーブ」の遠井成美
原田彩楓さん(仲居 ちとせ):「月曜日のたわわ」のアイちゃん、「うらら迷路帖」の千矢
くまちゃん(荒覇吐 呑子):「ももくり」の栗原雪、「クロックワーク・プラネット」のリューズ
りえりー(雨野 狭霧):「このすば」のめぐみん、「リゼロ」のエミリア
唯ちゃん(伏黒 夜々):「ロウきゅーぶ!」の袴田ひなた、「ViVid Strike!」のリンネ・ベルリネッタ
大地葉さん(シラタマ):「プリンセス・プリンシパル」のドロシー、「ちおちゃんの通学路」の久志取まどか
春野杏さん(信楽 こゆず):「潔癖男子!青山くん」の後藤もか、「ブレンド・S」の星川麻冬
小松未可子さん(神刀 朧):「K」のネコ、「灰と幻想のグリムガル」のユメ、「にゃんこデイズ」のろー
鈴木絵理さん(宮崎 千紗希):「あまんちゅ!」の小日向光、「ふらいんぐうぃっち」の倉本千夏

作品は私の主観で抜粋していますが、私にとってどれも思い入れのある作品ばかりで、キャラも未だ頭の中に鮮明に残っています。
たまにこうして声優さんのこれまでの配役を振り返ると、作品の共通点が見出せたりするので個人的には楽しんでいます。

でもこんなキャラに囲まれたハーレムって…
全く…冬空 コガラシ…毎朝川に叩き込まれるのは流石に勘弁して欲しいですが、それ以外の日常生活はまさに天国そのものじゃありませんか…
と、思えるくらい登場する女の子たちが可愛いんです。

湯ノ花 幽奈:ゆらぎ荘の女子高校生地縛霊。恥ずかしがるとポルターガイストを発生する。
雨野 狭霧:妖怪を成敗する霊能忍者集団・誅魔忍軍所属。実はかなりの照れ屋。
荒覇吐 呑子:いっつもお酒を呑んでいるセクシーお姉さん。酒呑童子の末裔の鬼。
伏黒 夜々:いつも眠そうな猫系女子。猫神に愛されており猫耳やしっぽがある。
仲居 ちとせ:ゆらぎ荘の管理人で幼い見た目に反して、ゆらぎ荘最古参の座敷童子。
神刀 朧:龍雅家に仕える神刀。龍雅家のためにコガラシとの子作りを目論む。
信楽 こゆず:化け狸の少女。千紗希に憧れて、彼女のおっぱいを研究している。
宮崎 千紗希:コガラシの同級生でアイドル級の美少女。少しHな妄想癖がある。

こんな個性的な女の子たちと冬空コガラシによるバタバタ劇が繰り広げられるんです。
ハーレム系の作品が苦手な方にはお勧めできませんが、嫌いじゃなければポイントの高い作品なのではないでしょうか。
それも冬空コガラシの優しさが相まっての事なんですけどね…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、春奈るなさんの「桃色タイフーン」
エンディングテーマは、湯ノ花幽奈、宮崎千紗希、雨野狭霧による「Happen〜木枯らしに吹かれて〜」

1クール全12話の物語でした。
ラッキースケベ系ハーレム作品としては総じてレベルの高い作品だと思います。
ですが、幽奈が地縛霊になった理由や成仏できない理由など、まだまだ分からない点が多く残っている状況です。
続編、制作して頂けると嬉しいんですけどね…

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

梅村 巳貴 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

一言で言えば、主人公を熱血性格イケメンにした、To LOVEる -とらぶる-ダークネス。

最初観たとき?異様なほどの、To LOVEる -とらぶる-感を感じた。主人公のコガラシがすごく爽やかな好青年だと感じた。オカルト要素のあるラブコメバトルアニメという感じ。ラストが尻切れトンボで無難な展開という感じがしたので、是非、二期を作って欲しい。Blu-ray版では地上波版では規制がかけられていたお色気描写が解禁されている。原作コミックのある巻数の限定版にはオリジナルBlu-rayが同梱されている物があり、キャラデザは違うが、Blu-ray版よりも相当性的なシーンが多く散見されR15的になっている。私的には、原作の方が好み。
作画クオリティーは及第点だが、キャラデザが微エロアニメにしてはちょっと違和感がある。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

郷音 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっとHな温泉×幽霊ラブコメディー!

2018年夏アニメ。

原作漫画は週刊少年ジャンプ連載中。

ネットで「To LOVEるの後を継いだエロ枠」とか言われてたら見ざるを得ないよねw

舞台が温泉宿なので入浴シーンが多かったんですが

謎の光多すぎィ!!

完全版は購入しないとダメか…

アニメ前は狭霧派でしたが、仲居さん派に移行しましたありがとうございます

2期も期待したいけど、原作が今バトル漫画になってるらしいからなぁ…

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

74.3 14 喧嘩で友情なアニメランキング14位
東京リベンジャーズ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (390)
1435人が棚に入れました
人生どん底のダメフリーター花垣武道(タケミチ)。中学時代に付き合っていた人生唯一の恋人・橘日向(ヒナタ)が、最凶最悪の悪党連合"東京卍會"に殺されたことを知る。事件を知った翌日、駅のホームにいたタケミチは何者かに背中を押され線路に転落し死を覚悟したが、目を開けると何故か12年前にタイムリープしていた。人生のピークだった12年前の中学時代にタイムリープし、恋人を救うため、逃げ続けた自分を変えるため、人生のリベンジを開始する!

声優・キャラクター
新祐樹、和氣あず未、逢坂良太、林勇、鈴木達央
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

元ヤン、母校に帰る。

【紹介】
元ヤンがヤンキーやってた中学生時代にタイムリープして未来を変えるため奮闘する話。
暴力や殺人など刺激的なシーンが多いので苦手な方はやめたほうがいいかも。
シナリオはかなり雑で粗が多いけど面白い。
特に主人公の行動の妥当性のなさと、タイムリープの取り扱いの適当さが酷い。
キャラクターの魅力がすべてかもしれない。
バジ君、ドラケン君、ミツヤ君、マイキー君、千冬あたりが特に好きです。

きさきも含めて敵対するキャラにほぼ人間的な魅力がないのが欠点かも。
味方の魅力を描くのは上手でも、敵の魅力を描くのは苦手なのかな?

【タイムリープについて】
{netabare}
タイムリープはかなりご都合主義というか、いい加減ですね。
過去と現在を行き来して過去の出来事が未来に影響及ぼすのはいいのですが、その影響がかなり大雑把ですね。
それに、未来にいってる間のタケミチや過去変えた後未来に行くまでの十数年は当時のタケミチが自分の意思で動いている設定ですが、そのタケミチは大人の記憶がないので、あんな都合よく話が進まないとおもう。
細かいこと気にしないほうがよさそうです。
{/netabare}

【シナリオ】
{netabare}
タイムリープだけじゃなくシナリオも結構いい加減。

最初はヒナを助けるという明確な目的があったけど、その目的がいつの間にか暴走族の仲間を助けることにすり替わっていて、まずはヒナの安全確保という誰でも思いつくような当たり前の安全策をとらずに、ふつうはどうにもできるわけがない不良の抗争をなんとかすることばかり考えていて、都合のいいときだけヒナを助けるために根性で身体はってんだ!みたいな空気出すのがおかしいと思う。

最初からヒナは誰かに命狙われているわけじゃなくて、事故に巻き込まれているだけなんだから、抗争を止める必要なんてないんじゃないの?
タケミチが何度もタイムリープする動機付けのためだけに関係ないのに殺されるから不自然な感じがする。

きっかけはヒナを救うためでもいいけど、とりあえずヒナの安全を確保して、ドラケン君たちを気に入ってしまったから助けたいという風にタイムリープする目的を切り替えれば良かったと思う。

どっちかというと命狙われているのはヒナじゃなくてタケミチなわけで
劇中でもタケミッチ自身も提案していたが
事件の日付と場所だけマサトとヒナに伝えておいて、この日は絶対にここに近づかないようにって言うのが一番確実で安全な方法だと思う。
ふつうはまずこれを試そうとする。

その方法はマサトが、変な奴だと思われて嫌われるだけだからやめとけって言って止めるけど、これがこの作品で一番おかしいところ。
大事な姉の命かかってるのに何言ってるの?って思った。

それにヒナの性格からしてその程度で嫌うような子じゃないでしょうに

{/netabare}


【キャラクター】
{netabare}
こういう世界と全く縁がないので詳しくないですが、これって昔の暴走族ですよね? 
今はあんまりここまでベタな暴走族なかなかいない気がしますね。
登場キャラは多いが重要な人物とモブの書き分けもしっかりしているしキャラづけがしっかりしているので誰これ?ってのがあまりない。
生き方がカッコいいキャラが多くて魅力的。

残念なのはキサキ。
敵だからというのを抜きにしても魅力が低いですね。
やたら脅威感を強調されていますが、そんなに脅威でしょうか?
現状、ただの詐欺師ですよ?

こういう詐欺師キャラで本人の力が強くない場合って、
たいてい根っこがしょうもない場合が多い。
底がすごく浅そう。

圧倒的な力を持っていて、手が届きそうにない圧倒的な差があるって感じなら良かったんだけど、そうでもなくて
もし演技じゃないのなら、頭もそんなに良くないし、強くもないと思う。
暗躍するのも、そんなにうまくやっている感じもしない

それなのにみんなして、「きさきがこえーんだよ」「とにかくやべーんだよ」ばっかりなのが冷める。
なんでこんな口先だけの詐欺師にビクビクしてるの?
{/netabare}

【バトル】
{netabare}
自分のチームの総長が敵に囲まれて、卑怯な方法で一方的に攻撃されているのに、ぼーっと見ている人多すぎ。助けに行ってあげて。

あと、乱戦中に刃物で刺されるシーン何度かあるけど、刺した人は殺す気で刺していて、刺された人は無警戒で、不意打ちに成功しているのに、なんか変な場所刺しているのが雑だった。

マイキー君の兄は、あの武器の重さと一虎の叩き方からして一撃で即死になるでしょうか? 
ドラケン君はあの出血量だとたぶん死ぬと思うし、バジ君はあの位置刺されてもたぶん死なないと思う。こういうところもよくわかんなかった。


{/netabare}

【音楽】
主題歌はOPもEDもかなりの良曲で作品のテーマにもよくあっている。

【総評】
変なところで終わりますね。
このあとどうなっちゃうんでしょうか?早く続きが見たいです。
細かいことを気にしなければ面白いアニメだと思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヒットするには理由がある!、、、が。

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
リアタイでは、「タイトルがダサ過ぎると思った」ので、視聴をスルーしていた(笑)のですが、流行ったアニメですし、A-TXの一挙放送で観ました。

なる程、面白い。個人的には「鬼滅の刃」よりも好きですね(呪術は未視聴)。

私自身がヤンキー漫画大好き(全部合わせると200冊くらいは読んでるな~w)なこともあり、コンプライアンス的なことは気になりませんでした。リアルヤンキーは嫌いですが、フィクションヤンキーは好きなんですよ(笑)

中盤まではとても面白く、☆5もチラっと考えるくらいだったのですが、終盤で評価がガタ下がり。危うく☆3にするところでした(苦笑)

レビューでは、まず本作を絶賛し、その後に不満に感じた一点の酷評を書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
非常によく作られた作品だと思った。

元々、「新宿スワン」を描いていた人だけに、社会の闇や人の闇的な話は得意。しかし、現代の若者に、潜在的なヤンキーへの憧れはあったとしても、(ヤンキー漫画全盛期の)昔のようにリアリティがあるわけじゃない。

そこで、花垣武道という「弱キャラ」を主人公に据える(まあ、「特攻の拓」だけど)。

彼の、一歩引いた位置からの視点は、視聴者の視点だ。彼は特別な力は持たないし、強くなるための努力もしない。あるのは根性と綺麗事だけ。それなのに、なぜか上手くいく。周りに助けられながら。

ある意味これは、なろうの系譜だ。

もっとも、それを感じさせないところに、作者の力量がある。

というか、サブキャラの魅力に救われたよね、実際。

また、コメディ色の強いところは、近年で言うと、「今日から俺は」のヒットも取り入れているのかもしれない(バイオレンスな作品だけに、Cパートのちびリベは効果的だった。あれはアニメスタッフの手柄だな)。

(まあ、個人的には「湘南純愛組」のノリに近いと思ったけど。)

作画、バトルシーン、キャラデザ、音楽。全部クオリティ高い。

近年トレンドの転生要素と、近年の若者に馴染みの薄いヤンキーものをブレンド。

そこに更にシュタインズゲートをふりかけている。

これは「鬼滅」でもそうだが、「主人公が頑張る、キレイな理由」というのは、今の時代のアニメには大事なんだと思う。昔以上に。

「鬼滅」は、ようは単なる鬼退治なのだが、「妹のため」。本作は、ようは単なるケンカなのだが、「恋人のため」「友達のため」。そういうキレイな理由が暴力を正当化させ、女心や子供心を掴むのかな?(知らんが)

まあ、そういう既視感は低評価の理由にはしないけどね。

同じように面白い要素を混ぜようと、つまらない作品しか作れないことも多々ある。まるパクりしてないならば、この面白さは充分に作者の力量と言って良い範囲だと思う。

そして、散々ヤンキー漫画の名作に触れ、たくさんのアニメを観てきた私達には、色々浅く見えても、今の子供達やアニメに縁遠い人達に受けなければ、アニメの裾野は広がらないのだから、本作のようにヒットするアニメが出るのは、1アニメファンとしては歓迎したい。


と、ここまでは絶賛。

ここからが酷評。


とにかく納得いかなかったのが、場地圭介の「死に様」。死んだことがじゃなくて、「死に様」。

マイキーに一虎を殺させたくない、一虎にマイキーを殺させたくない、東卍を守りたい。だから、瀕死の状態で自決を選んだ。それは分かる。

でもだったら、自分が死ぬ前に稀咲を刺し殺すべきだと思う。もし、それがかなわなかったとしても、死の間際に遺言を託すなら、(千冬はともかく)武道よりマイキーでしょ、絶対に。

「マイキー、一虎を許してやってくれ。あと、稀咲は敵だ。東卍に近付けるな。俺からの、最後の願いだ」

くらいをマイキーに言えば、稀咲は終わりでしょ。何てったって、大好きな場地の命をかけた願いだ。

私は理系ではないので、タイムリープの齟齬的な話はどーでも良いんですよ、結構。

そのかわり、文系だからか、人の心の齟齬的な話には納得いかないんすよね、大分。

あれだけマイキーのことが大好きな場地が、あそこまで動ける状態で、マイキーよりも武道に遺言を残すなんてあり得ないと思った。場地は、もっと賢く、もっと情に厚いキャラクターでしょ。

この一連の流れは、ドラケンが刺されるのと同じような展開だが、そこから変化をつけるため。また、ドラケンは(重要かつ格好良すぎて)殺せないから、「ドラケンみたいに格好良いキャラを作って、代わりに殺した」ように見えてしまった。

また、場地が今後も生きていれば、「ラスボス」の稀咲を活用できないし、場地の遺志を継ぐことで武道を(キャラ的に)強くするという効果を狙ったのだろう(ONE PIECEもキングダムも、強キャラの遺志を継ぐのは定番だよね)。現に武道は出世した。

そういう作為が透けて見えてしまい、せっかくの熱いアニメに、水をさされた気分になってしまった。「作品のために生み出され、殺されたい場地が可哀想に感じた」。それが、本当に残念だった。

せめてもの演出として、動けない場地が大声で叫び、視線を集めて、寝たまま自分の腹を刺す。偶然近くにいた武道と千冬だけが場地の最期の言葉を聞けた。

もしくは、「このことを知れば、マイキーは稀咲を殺す。頼む、マイキーを人殺しにさせないでくれ。お前達の力で、稀咲を東卍から追い出してくれ」と、武道や千冬に頼むか。

くらいなら、ギリギリ納得できたかな。

まあ、気になる終わり方でもあるし、全体としては面白かったので、二期があったら確実に観ますし、ていうか、原作を買いたくなるくらいな好きでした、久しぶりに。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
タイムスリップ+ヤンキー漫画。今のトレンドと昔の焼き直し。

2話目 ☆4
なる程、悪い→良い、のタイムリープじゃなく、良い→悪い、のタイムリープか。まあ、無い→悪い、とも言えるか。

3話目 ☆3
正義の不良系? マイキー、王道キャラだな。難しいな、不良の格好良さ。一般人に迷惑かけたらな。

4話目 ☆4
ナオトと握手(笑) わりといったりきたりするんだね。現代も緩やかに変化と成長をしていく。あっくん。飛び降りのリアルさを出すあたりが、攻めてるよな。

5話目 ☆4
ドラケンの格好良さ。Cパート、笑えるな(笑) 

6話目 ☆3
マイキーとドラケンの出会い。流石にタケミチも、もうちょい活躍しないとな。

7話目 ☆4
ウンコで仲直り(笑) コメディの強さも特徴。まあ、これでは終わらないよな。もうひと波乱あるよな。許してねーぞ(笑) これ、ドラケン死ぬ流れ? もったいないキャラだけどな、死ぬには。そんで、ドラケンの代わりに、タケミチがなっていく話になるのかな。


8話目 ☆4
なるほどね、ここで仲直りの伏線。ケンカ中なら来ないか。

9話目 ☆4
スリーパー。さて、ドラケン、助かるか?

10話目 ☆4
ドラケン、助かるか。そして、違う世界線から、違うトラブルが。いや、左手刺されてんだら、入院だろ(笑)これ、ナオトの方の記憶の在りようが気になるな。どういうシステム?   

11話目 ☆4
ネックレス付けてるのがね。ナオトのイライラ(笑) 変わってない。

12話目 ☆4
まあ、シュタインズゲートに至る道は簡単じゃないよな。

13話目☆3

14話目☆4
場地。敵か味方か。どっちかな。

15話目☆4
虎穴に入らずんば虎児を得ず、だな、まんま(笑) ケンカが正当化される設定だからな。

16番目☆4
マイキー、格好良いな。なるほど、マイキーの兄貴殺したのは、一虎か。

17話目☆4
一番隊副長、千冬。ここにも格好良い男が。武道、次は一番隊隊長になるのかな。

18話目☆4
一虎は、マイキーに殺されたいのかな。場地は、一虎も救いたいし、マイキーも救いたいし。実写映画のメインシーンだよな(笑)

19話目☆3
流石に作画ヘタってきたかな。大事なシーンだけに、枚数が少ないのは残念。

20話目☆3
基本、ドラケンの時と同じ展開。じゃあ、流石に場地は死ぬかな?

21話目☆1
とっとと全員でマイキー取り押さえろよ。場地の行動もワケわからん。それでマイキー止まるか? だったら、稀咲を刺した方が効果的では? それか、死ぬ間際に伝えるべきは、マイキーにでしょ、稀咲が敵だって。

22話目☆2
ここで回想。いや、死んでても救急車だろ。放置して帰るか? ドラケンは(格好良すぎて)殺せないから、ドラケンみたいな奴を殺したとしか思えないな。んで、死んだ後にキャラつけてくのも、あまり好きじゃないな。

23話目☆3
ここで日常系か。さて、どう締める? まあ、中学生だしね(笑)

24話目☆

{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

マイキー キックで Good Enough

原作未読

“ヤンキー”דタイムリープ”ですって。
水と油に見えてなかなかどうして化学反応起こっていい感じで乳化してくれた模様です。
“タイムリープ”要素が牽引役になるんだろうなぁと思いきや意外なことに“ヤンキー”が面白い一品。

(1)ヤンキー
ヤンキーものは苦手です。面白いと感じたことがないですね。そういえばどんなのあるかと人気ヤンキー漫画を挙げてた某サイトから引っ張ってきたのがこちら↓

 1位 東京卍リベンジャーズ
 2位 今日から俺は!!
 3位 クローズ
 4位 ろくでなしBLUES
 5位 ごくせん
 6位 ビー・バップ・ハイスクール
 6位 湘南純愛組!
 8位 ROOKIES
 9位 GTO
 9位 カメレオン
 11位 疾風伝説 特攻の拓
 12位 湘南爆走族

直近の調査だからってのもあって堂々の一位が本作。ちなみに当方まともに読んだのは4位6位くらいです。よくある“強い仲間意識”とかヤンキーものでなくても代替が利くし、“不屈の闘志”“拳の強さ”見るなら格闘漫画でよいのですよ。中高生でやる必要はありません。
一方、長渕剛や北野作品だったりコッポラ監督の一連シリーズはもちろん、あと当方のサムネがそうであるようにヤクザやマフィアもんは好きだったりします。両者の違いはさておき、本作には“本職”の匂いが色濃いのであります。たぶん中高生ものでは無縁なはずだった命のやり取りが描かれててそう感じるのかもしれません。物騒です。
一言で言えば、“男”がかっこいい。非行ものにありがちな荒んだ家庭環境的背景説明は控えめ。筋を通すやつと打算でごまかすやつらのギリギリな人間模様が描かれているのは社会の縮図ですね。


(2)タイムリープ
視聴のトリガーでした。が、けっこうザル設定でところどころ気分が削がれちゃって没入することは無かったと思います。
ただしタイトル“リベンジ”にあるように行動の根っこにあるのが主人公の“後悔”なので、繰り返しを経て濃縮されていくリープもののお約束は踏まえてたような。ちゃんとしたスパイスにはなってます。


全24話。最終話が兼総集編みたいで、これは2期含みといったところでしょうか。
2017年を現在と見立てそこから遡って12年。20代後半に差し掛かったうだつのあがらない主人公花垣武道(CV新祐樹)が過去改変目指してタイムリープ(の亜種!?)する物語。
ヤンキーものというより『仁義なき戦い』『ゴッドファーザー』を学生にやらせてみたら○○だった!な印象です。ヤンキーものは大概強いやつがメイン張りますが、本作では中田小兵二(こへーじ『ろくでなしBLUES』)や兼子信雄(ノブ『ビーバップ』)みたいな雑魚キャラが主役。ダメダメなしゃば僧が覚悟決めたりするわけでして、普段とのギャップにドキッとする仕様なのかと思えます。
ヤンキー特有のイキリ日常が延々と続くわけではないことは私が保障します。



※雑感

■小並感

ちなみにレビューのタイトルが『グーニーズ』からってお気づきだったでしょうか?
主人公マイキーはゲームだとキック専任でした。そんな1980年代。

{netabare}ドラケンは武道を気に入っちゃう。
「“譲れねえもんがある”。今どき女にそれ言うやついねえぞ。昭和だな」
マイキーも河原の土手と限りなく昭和的な場所でこうも言う。
「今って…不良がダセえって言われる時代だろ?」
「だからオレが…不良の時代を創ってやる。…(以下略)」{/netabare}

校内暴力やらヤンキーが跋扈してたピークってたしか80年代とのこと。

{netabare}それからどんどん減っていって、マイキー兄貴が不良やってた10年くらい前(1995年前後!?)までがギリギリ不良がかっこよかった時代だと言われると、『SLAMDUNK』のメインどころが不良設定だったのを思い出し、たしかにそうだと妙に納得する。
そして時は2005年。不肖ぺーが破壊王の訃報を旅先ホテルで知りその足で“知床遊覧船”に乗船した年ですね。そんなんどうでもよいとして、不良関連だと『青春アミーゴ』リリース年だったか。亀梨君や山Pが不良枠だったりでたしかにぬるい。ただの不機嫌そうなイケメンですから。{/netabare}

そんでもって本題。

{netabare}マイキーが理想とした“不良の時代”ってけっして現在(2017年)の東京卍會じゃないんだろうと思われる。
武道と同じく「こんなはずじゃなかった」人という対比も可能。時折マイキーが武道に「お前ほんとに中学生?」と匂わせツッコミするのってマイキーなりのSOSな気がしてくる。ヒナ弟みたいに仕組みを感づいているよないないよな。はたまた実はタイムリーパー仲間だったりしてね。{/netabare}

そんでもって副題。

鈴木達央さんのドラケン良かったよ。余人をもって代えがたしだと思うんだけどなぁ。


続きに期待してます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 25

67.7 15 喧嘩で友情なアニメランキング15位
ViVid Strike!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (240)
1279人が棚に入れました
孤児院で暮らす少女、フーカとリンネは、貧しい暮らしの中でも明るい未来を夢見て暮らしていた。
しかし数年後、リンネと離別して孤児院を出たフーカは苦しい生活の中で荒んだ暮らしを送っていた。
そんなある日、不良との喧嘩で負傷したフーカを救った少女がいた。
少女の名はアインハルト・ストラトス。挌闘競技選手である彼女との出会いが、フーカの運命を変えてゆく。

声優・キャラクター
水瀬いのり、小倉唯、水橋かおり、能登麻美子、上坂すみれ、喜多村英梨、福圓美里、伊藤かな恵、斎藤千和、佐倉綾音、阿澄佳奈

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何ていうか、普通に面白くて次回が気になる。

作中の競技、ストライクアーツで少女たちがガチで殴り合ってます。
とりあえず、経験上わかることは頭を蹴られると痛いです。(痛いだけじゃない、脳震盪で意識飛んだ人も実際に知っています。)

2016年12月19日時点で、特番が残っているようですが一応本編終了のようなので「観終わった」ということにしてレビューを書いています。

まず最初に断っておくと、私はリリカルなのはの他のシリーズ作品を観ておらず本作が最初の視聴となります。

で、まあ本作ですが過去のシリーズの登場人物がたくさん出てきているようではありますが、「本作のメインストーリーを理解する」という上ではそれは特に障害ではなかったと思います。

作中オリジナル競技のストライクアーツについても魔法力的なもので打撃効果を高めたり、謎の安全システムによって危険度が下げられたりはしているようですが基本的には「打撃中心の総合格闘技」という理解で良さそうです。

で、本作なんですがストーリーの作り方は基本的に格闘技系の少年マンガのそれですね。ライバルとの因縁、ちょっとした行きがかりで入門、同門の仲間との練習、師匠の導き、etc.

女の子ばかり出てくるという点を除けば、普通に王道の熱血スポ根ものと言えます。わりと手堅く作られていますが熱めのストーリーでそこそこ楽しめる良作と言えます。本作が魔法少女ものかって聞かれると、違うと思います(笑)。

私的にはブラジルの格闘技であるカポエイラ(蹴りおよび回避が中心)を約10年、ロシアの格闘技であるシステマ(攻撃はなんでもあり+呼吸による早期回復など)を若干経験しているので、彼女たちほどガチガチに痛い思いをする機会はほぼないにしてもなんとなく共感できる部分もあり毎回楽しんで視聴していました。

シリーズの他作品も観ると、また別の楽しみ方もあるのかもしれません。が、とりあえず本作だけでも過去のシリーズ作品でのエピソードの片鱗などもうかがわれてわりと面白かったです。

最後に、作中での「いじめへの報復」について:
行使できる実力があって周囲に止める人間もいなければ、むしろ本作の描写がリアルに近いんじゃないかと思う(やって良いとは言ってない)。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 41

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

悲しみの記憶は勇気の種になる 希望の光 貫いて

2016年放送のテレビアニメ 全12話 OVA3話

原作 都築真紀 監督 西村純二 制作 セブン・アークス・ピクチャーズ

なのはシリーズの第五弾となるようですが、
タイトルからは「魔法少女なのは」は消えて続編ではありますが主人公は変わりました。
シリーズで中心人物だった「なのは」と「フェイト」は登場せず、
前作「魔法少女なのはViVid」の主人公「高町ヴィヴィオ」は準主役級または脇役止まりです。

フーカ・レヴィントン CV水瀬いのり 
リンネ・ベルリネッタ CV小倉唯 

孤児院出身の二人の少女が主人公となる格闘アスリートストーリー。

タイトルから魔法少女が外され、所属も「ナカジマジム」と言うことで、
ほぼ、美少女格闘スポコンアニメになっています。
総合格闘技つまりキックボクシングの進化系ですが、
寝技や投げは少なく、パンチ偏重のようです。
格闘系にはあまり詳しくないので分かりませんが。

孤児院と言うことで虐げられた過去から這い上がる努力と根性物で、
梶原一騎の作品へのリスペクトがこの作品の真髄かとも思います。

「タイガーマスク」「あしたのジョー」「キックの鬼」「空手バカ一代」などですが、
その後のK-1などの総合格闘技とストリートファイターなどの格闘ゲームも、
視野に入り、ネタは十分だと思います。

それを魔法少女風ファッションの10代美少女に行わせるというアイディアは、
そのうちやるだろうと予測していた人も多かったと思います。

この作品は四角いリング内のファイトという選択で、70年代スポコンものの流れです。
少女と言うことでコメディ、お色気、ゆとり、などの可能性があったと思いますが、
梶原一騎風一本に絞ったようで、個人的にはちょっと微妙かなという感じです。

可能性があるジャンルなので、エロゲキャラではなく、現代少女キャラで見たいと言う希望です。

なのは系を期待すると肩透かし、スポコン系として観るとキャラデがかみ合わない、
やっぱり、なのはのスピンアウトとして楽しめればと思いましたが、
「魔法少女なのはViVid」と同様にイマイチ合いませんでした。
レビューを見ると比較的好評のようなので、魔法少女と思わずスポコンと思って観れば楽しめそうです。
ただ、リングの上での魔法少女ファッションは心震わせるものがありました。

わたし個人としては「劇場版魔法少女なのは」に期待と言うことで。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

残された時間を燃焼しろ! そこにお前の命の輝きがあるんだ! ……今から、お前を殴る!!

「魔法少女リリカルなのは」シリーズの外伝?みたいなことかな? シリーズを観てないので、よくわからないです(汗)

[2016秋 個人内ランキング 9位]

《以下ネタバレ》

【各話感想】
{netabare}
第1話
なかなかシビアな冒頭。格闘技系のスポ根もの? やたらとオッドアイの人物多いけど、何の意味もなくオッドアイのキャラを出すアニメはあんまり好きくないな。ヴィヴィオの「アクセルスマッシュダブル」は、「はじめの一歩」「ヴォルグ・ザンギエフ」の「ホワイトファング」にしか見えないw

第2話
絵柄があれだけど、微エロには少し萌えたw 腹とかw フーカの1日を淡々と紹介しつつ、各キャラクターに触れていく感じはなかなか良かった。

第3話
リンネのトレーニングシーンは、しっかりと筋肉を見せたいって感じでしたね。第2話の寝ているフーカの腹の描写もそうだけど、制作にはなんらかの特殊なフェチを感じる(笑)

第4話
リンネ過去編。たまたま、「いじめ~いけにえの教室~」を観てレビューを書いた直後の視聴で、不思議とリンクした。ラストのリンネの暴行リベンジで胸がスッとしてしまった私は、いけない人間なのだろうか?

第5話
大分バイオレンスな回でした。魔法少女の要素、必要ですか?

第6話
ミウラに、分かりやすい死亡(負け)フラグがぁ……。バトルシーンの手抜きがヤバイ(笑)

第7話
アインハルトの1回戦、鳩尾への肘打ちからの延髄蹴りとか、リンネよりエグいんじゃ(苦笑) フリッカージャブって、やっぱり「はじめの一歩」に似ている気が(笑)

第8話
今井VS板垣 戦を観ているようだな。二人ともスマッシュ撃ってたな。ヴィヴィオのスイッチスタイルも、ランディー・ボーイ・ジュニアがやってたな。カウンター狙わず、判定勝ち狙えばヴィヴィオは普通に勝てたんじゃ? でもここでヴィヴィオを勝たせるとか、良い展開ですね!

第9話
やはりここでリンネを負けさせるとは、凡百の格闘アニメとは違いますね。もしかしたらリンネは、「格闘技を辞めるために、格闘技を続けていた」のかな? やたら熱血展開だ(笑)

第10話
殴り合いながらの過去を回想。どこの熱血バトルやねん(笑) 熱く、熱く、熱く!

第11話
意識が無くなりかけ、トレーナーの言葉とミットの位置だけが見えるって、やっぱり「はじめの一歩」じゃんw 怪我と才能の無さを努力と理論でカバーしてきたジルが、才能のあるリンネと出会い、新たな夢をみる。「あなたの強靭な体に、私の技術と理論の全てが乗って、あなたの全身の筋肉が完璧に連動した一撃を討てたのなら、その打撃に耐えられる人間なんていません。きっと神様だって倒せます。」という言葉は、胸熱だった。神様=運命、なんだと思う。私もたまに道場で子供の指導をするので、どうしてもジルに感情移入してしまうw 才能ある若者との出会いは、それだけで幸せだよね。

第12話
殴り合って、仲よくなった後の平和な世界。百合百合してたw 太腿のアップとか、やっぱり制作の妙なフェチを感じるw キャラとか知らない人も出てきてるし、前作(シリーズ)ファンへのサービスも兼ねてるのかな? 決勝は、観たい気もするけど、ここまできたらもう蛇足ですよね。コーチ二人の会話とか、深いこと言ってた。
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
愛は奇跡を信じる力よ~♪ 孤独が心~閉じ込めても~♪

……ハッ! 仲良くして頂いている(と思ってる)天地人さんのレビューの入りに似ている(しかも平成生まれの方には伝わらない)w

絵柄と違い、ガチのバトルアニメでした。実はリリカルなのはシリーズは観たことがなく、これが初の視聴ですw 結論としては、かなり面白かったです。ストーリーにも重厚さがあり、意表をつく展開もあり、熱さもあり、悲しさもあり。

個人的には第4話が印象に残っています。人としてどうかとは思いますが、正直に言って、スカッとしてしまいました(汗)

4話以降は、ナカジマジムの面々とリンネを中心した話が多く、サブキャラもよく掘り下げられていると感じました。

一方、フーカは途中から空気になっていましたが、リンネとのラストバトルで面目躍如。この作品の主人公であることを証明してくれました。リンネの目の、心の曇りを晴らすために殴り合う姿は胸熱。ところどころ完璧に「はじめの一歩」だったのはまあ、ご愛敬ということでw

ただ私は、リンネとジルのコンビに一番心を奪われました。才能という壁に夢を阻まれたジルと、才能溢れるリンネとの出会い。ジルの「私の理論とあなたの才能が合えば、神様も倒せる」という言葉、じ~んときました。この場合、神様=運命(人生)、だと思います。ジルは自分の不甲斐ない格闘技人生を、リンネは大好きな祖父の死とその後に起こしていまった事件を、それぞれが呪っています。そんな自分の人生を吹き飛ばすような、強烈なアッパー。第4話以上に胸がスッキリしました。

リンネは強くなりたかったのではない。強くなったと思いたかっただけ。だから、形(ベルト)を欲した、というのは納得の出来る心情です。

リンネはこれまで誰とも試合をしてなかったのですね。だから、勝っても冷たい目をしていました。それは、リンネの戦う相手は常に弱い自分自身、弱い自分自身が起こしてしまった過去の出来事だから。そういう、いつまでも過去に立ち止まっている姿、誰のことも見ていないリンネを、フーカは許せませんでした。だから殴ったのです。涙を流しながら。ジャジャジャン、愛は奇跡を信じる力よ~♪(って、もう良いってw)

そんなリンネが、フーカとの殴り合いを通し、過去を払拭し、自分がどれだけ格闘技が好きなのかを自覚し、最後は青空の中で二人揃って倒れるシーンは、正に名シーン。フーカに勝てなかったからもうベルトには手は届かないのだけど、そんなのどうでも良いんですよね。リンネは自分が本当に欲しかったものを手に入れられたのだから。

最終回は、本当に色んなことに結末をつける、温かいものになっていました。ちょい役のキャラにもちゃんと後日談を用意しているとか、芸が細かい。

リリルカなのはシリーズ(というより外伝的な扱い?)は本作が初めての視聴でしたが、予想以上に楽しめました! 時間ができたら、一作目から全部観てみたいと思えました♪
{/netabare}

【総括】
絵柄とは違う、ガチの格闘アニメ。格闘技を観る、というより、そこに至るまでの経緯や、バトル中の心情の変化を楽しむアニメか。シリーズ未視聴だが、ここから入っても充分に楽しめた。他の作品も観たくなった♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31

53.4 16 喧嘩で友情なアニメランキング16位
DRAMAtical Murder(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (171)
917人が棚に入れました
主人公・蒼葉は、日本列島の南西に位置する碧島で、ジャンクショップでアルバイトをしながら、祖母のタエと2人で暮らしていた。島では肉弾戦での縄張り争いを繰り広げる「リブスティーズ」、仮想空間でバトルを行う電脳オンラインゲーム「ライム」が流行していた。蒼葉はそのどちらにも参加せず、日々を過ごしていたが、ある日、突然に強制的にライムバトルに引きずり込まれてしまうのだった――。

声優・キャラクター
私市淳、高橋広樹、日野聡、松田健一郎、中澤まさとも、竹内良太、高橋研二、間島淳司、樋口智透

Lickington さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

二回見てみると一層面白い!

原作をやっていない事もあって,後半は二回見ないとつらものがあった.
第三話は作画がお釈迦様になっていたが,それでも一通り通してみると詰め込み過ぎな感も無い事は無かったが,スッと見られて原作への興味が引き立てられた.

原作が成人向け女性向けゲームのアニメ化作品はほとんどないみたい
でも面白かったし,こんな感じの作品もぜひ増えてほしいなーと思ってる

最後に..れーーーん......よかったよーーー
割とほろりとした おすすめ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

62.0 17 喧嘩で友情なアニメランキング17位
ナカノヒトゲノム【実況中】(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (168)
627人が棚に入れました
『ナカノヒトゲノム』。ゲーム実況者たちの間で話題の、謎のフリーゲーム。通称、失踪ゲーム。クリア直前で姿を消すプレイヤーが後を絶たないという。行方不明となったゲーム実況者たちは、外界とは隔離されたとある島に集められていた。そこで彼らに課されたのは、リアルでクリアしなければならない数々のゲームにおいて、再生数一億を達成すること。8人のカリスマ実況者たちによる、帰還を賭けたリアルゲーム『ナカノヒトゲノム』の実況が始まる――

声優・キャラクター
山下大輝、鬼頭明里、佐藤拓也、畠中祐、内山昂輝、石見舞菜香、寺島拓篤、名塚佳織、津田健次郎

kameko さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぺらぺらなダンガンロンパ的な感じ?わたしは好き!

評価は低いけれども、個人的には続きが気になって一気見しました(^ω^)
有名実況者8人が突然誘拐され、無人島でデスゲーム?させられるストーリーなのだけど、デスゲームの緊張感は皆無、登場人物はいつも状況を受け入れるのが早い、ギャグばっかり、簡単に解決、でいつもなら「面白くない!」となるところなんだけど、キャラクターが好きなのかな、次の展開が気になって全部視聴。

その結果、なにも解決せずただ各回ゲームをしただけ...着地点というか、黒幕が気になる~!2期ありますように!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

ゆるらりら さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これは見るべし

キャラ一人一人の個性が強いし、テンポもトントン拍子で進んで行くので個人的には好きです。津田さんのアドリブと思われるアナウンスも笑えますし、声優もキャラにあってて良かったです。ですが、じっくりしっかり理解して、なおかつ緊迫感を味わいたい人には不向きかもしれないので好き嫌いがはっきりする作品ですね。原作の方はアニメ勢なので知りませんがアニメはオススメです。一度は見るべき。見なかったら人生の半分は損する位面白いです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

しゅん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルなし

【物語の評価】
連載中とはいえ、話が中途半端に終わった感は否めないかも。
【作画の評価】
【声優の評価】
【音楽の評価】
OPがかっこよく、EDもよかった。
だけど、全部の話に挿入歌が必要だったかと聞かれるとそうでもないのかもしれない。
【キャラの評価】
キャラクターの数も8人で、どれも個性豊かだったので覚えやすかった。
【感想】
原作の連載がストップしているような状況なので、原作者さんには頑張ってほしい。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

61.3 18 喧嘩で友情なアニメランキング18位
喧嘩番長乙女 - Girl Beats Boys -(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (96)
457人が棚に入れました
主人公「中山ひなこ」は、高校の入学式に向かう途中、 とあるキッカケから県下一の不良男子校「獅子吼学園」に通う羽目になる。 "これが獅子吼の入学式"という、壮絶な大乱闘を前に驚くばかりのひなこ。 あわやその渦中に巻き込まれるところに、「箕輪斗々丸」と名乗る少年が現れ―――。

声優・キャラクター
山村響、KENN、蒼井翔太、細谷佳正、柿原徹也、前野智昭、代永翼、近藤隆

ルンチャット さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

暗黒時代

格闘が強い女の子が男子ヤンキー校でトップを目指す話

約8分の短編アニメです!

短編なだけあって内容が濃いとまではいかないのですがキャラクターがかっこ可愛くて個人的には好きです!

ストーリー重視で観たい方にはオススメできないです

プチ逆ハーレム状態!!!


出演声優さん
山村響さん、代永翼さん、細谷佳正さん、KENNさん、前野智昭さん、柿原徹也さん、近藤隆さん、蒼井翔太さん、など...

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

67.5 19 喧嘩で友情なアニメランキング19位
灼熱カバディ(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (126)
435人が棚に入れました
宵越竜哉は『不倒の宵越』と呼ばれるサッカーの名選手だったが、高校入学を機にスポーツと縁を切ってしまう。そんな彼の元へ、とある運動部が勧誘にやってくる。その競技は、仲間と協力し縄張りに侵入する敵を捕らえ 、引きずり倒す事で勝利へと繋げる…言うなれば『走る格闘技』。競技の名は……カバディ!!

声優・キャラクター
内田雄馬、岡本信彦、佐藤元、古川慎
ネタバレ

ぽに さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Q. カバディって面白いでしょ?(最終話のセリフ) A. 間違いなく面白い(個人的な感想)

原作未読。

アニメ化前、原作マンガ一部無料のときに読んで面白いと感じた本作。「ちおちゃんの通学路」などでネタスポーツとして取り上げられたスポーツ競技「カバディ」を真っ正面から描いています。

純粋にカバディの魅力を描くことだけに注力しており、無駄な日常描写やBL要素どころか、女性キャラが一人も登場しない(=BLも含め恋愛要素ゼロ)という徹底ぶりです。カバディのルールを本作で初めて知りましたが、単純故に奥深いことがよく分かりました。

プロットはスポーツもの典型例をなぞっており、目新しさには欠けます。しかし、登場人物がカバディに抱く熱い想いがよく表現出来ているため、目立ったマイナスポイントにはなっていません。

アニメの演出的には、攻撃側のレイダーが防御側をタッチしてポイントを確保することをストラグルと言うそうなのですが、そのときに流れる『STRUGGLE』がスタイリッシュでシブ格好いいです。

欠点としては、他種目をちょっと貶めて描いているのが気になります。主人公はサッカーに嫌気がさして辞めた設定ですし、他の登場キャラでは{netabare}「水泳は一番とったしもういいや」的な発言があり、水泳種目をやっている方々に失礼で不快感を覚えました。まぁ、まだ明かされてないだけで裏事情があるかも知れませんが。{/netabare}マイナースポーツものでは、メジャースポーツが引き立て役になることはよくあること(ちはやふるの真島太一なんかが典型例)ですが、これはちょっと度が過ぎているように感じます。

むさ苦しい野郎どものみ(男の娘っぽいのは一人いるけど)しかいませんので、萌えアニメを嗜むようなオタクにはおすすめできません。一方で、青春ものやスポーツもの、特に「スラムダンク」や「ハイキュー!!」が面白いと思った方にはおすすめできる作品だと感じました。

残念なのは、{netabare}今季は他校との練習試合で終わってしまい、公式戦すら描かれていません。{/netabare}原作ストックは大量にあるので、是非2期に期待したいと思います。

余談ですが、作中でちらっと言及されたアジアの国際大会は、恐らくアジア競技大会でしょう。Wikiによれば、実施された大会全てでカバディ発祥国インドが優勝しているようです。日本は2010年に銅メダル1回が最高成績。この作品で知名度が上がるでしょうし、今後伸びてくるかもしれませんね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

タイトル詐欺ではありません!!

原作漫画は未読ですが、アニメで観て面白そうだと思いました。

競技名や、インド発祥らしいこと、攻撃側が「カバディ」と言い続けている間は敵陣に入ることができるといったことはなんとなく知られているカバディという競技ですが、試合を観戦したりスポーツ中継などの映像で観る機会はなく、結局のところちゃんとしたルールを知らないまま一生を終えてしまいそうな気がします。

ですが、本作を観るとちゃんと競技としてのカバディのルールを教えてくれます。素晴らしい!

そしてカバディがかなり激しい肉体接触型のスポーツであることや、選手にレイダーとアンティという役割があること、具体的な得点方法などが理解できます。

主人公の宵越くんはサッカー選手からの転向ですが、他の選手たちの経歴も様々で、メンバーを揃えてチームを作ることの大変さがしのばれます。

ときおりコミカルな描写を挟みながらも練習や試合内容そのものは熱く、カバディという特殊な競技以外はかなりまともな青春スポ根部活物として楽しめます。スポーツ系のアニメが好きなら、けっこうお勧めかも。


余談: 2021年春クール、かみさんと一緒に観るアニメその2でした。
(ちなみに「その1」は『ゴジラS.P』で、「その3」は『さよなら私のクラマー』。)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

STRUGGLE

タッチをしたピンポイントをストラグルというのだと思っていた。
違った。
ストラグルは始まりの合図なのだ。
自陣に帰るまでもがき続けるからこそストラグルなのだ。

12話を使って、全ての登場人物がもがき、あがき、課題や困難に立ち向かい、抗い続ける。

ただし、まだまだ始まったばかり。
部員も揃い、主人公の眼の色が変わったところで終わってしまった。

是非にも2期をお願いしたいものだ。
漏れ聞こえてくるところでは、地区予選(関東大会)までは原作のストックがあるようなので、面白いやり取りが見られそうである。

マイナースポーツではあるが、それぞれの思いは、確かに受け取った!
必ず応援し続けるぞ!
始めたなら、最後までやり切ってほしい!

STRUGGLE!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 16

67.3 20 喧嘩で友情なアニメランキング20位
湘南爆走族(OVA)

1986年9月10日
★★★★☆ 3.7 (20)
125人が棚に入れました
元祖ヤンキー漫画として人気を博した、吉田聡の描くコミックをOVA化したもの。茅ヶ崎界隈で一目置かれる走り屋集団「湘南爆走族」の二代目リーダー・江口洋助。腕っぷしも強けりゃバイクの腕前も天下一品という大した器量で仲間の信頼も厚いが、一方では通っている高校にて手芸部の部長も務めているというなかなか食えないヤツだ。そんな彼を敵視する、暴走族「地獄の軍団」の総長・権田は解散を目前にした「ハッスルジェット」のメンバーに対し、「湘爆」の名を騙って襲撃をかける。まんまと騙され、激昂した「ハッスルジェット」のリーダー真紫は「湘爆」との抗争に乗り出すが?
 ツッパリがブームとなっていた時期に満を持してのアニメ化を果たし、一般層にもアピールする人気シリーズとなった第一作目。洋助役には横浜銀蝿の翔が起用された。

mknsmn さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

残された走り屋たち

一作目「残された走り屋たち」。

当時中学生だった私は湘南爆走族(湘爆)にハマっていて、この作品を学校に行く前に必ず見て登校していたのを思い出しました。
影響されて自分なりにリーゼントにして行き、「それオールバックやろ」って言われたのが懐かしいです。まあ古い作品なんで湘爆を知らない世代がもういっぱい居るんじゃないでしょうか。
不良ツッパリマンガの中でも彼らは『ロックンローラー』と呼ばれる種族で、もう絶滅危惧種です。。
ロック=音楽?と思いますが、『音楽』の部分を彼らは『バイク』にしています。それが『ロック』なら表現方法なんて何でもあり!「楽しけりゃそれがロックロール」?なのでしょう、だってこのマンガ楽しいし、おもしろいのですから。

30才以上で見たことないって人にはオススメ。
なにか忘れたものを思い出させてくれる、そんな作品。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

湘南爆走族OVA第1弾

暴走族マンガの原点ともいえる『湘南爆走族』のOVA第1弾。
原作マンガは中高生の頃リアルタイムで読んでいたなぁ・・・。(あぁ、年齢がバレてしまう・・・)

湘南爆走族2代目リーダー兼波打際高校第25代目手芸部部長(!!)の江口洋助をはじめとする5人組・湘南爆走族のメンバーと仲間たち、ライバルの暴走族などとの友情や恋愛を描いた作品。
暴走族マンガらしくケンカのシーンも少しはあるけど、原作は、ほぼコメディ。

本作の前半は主要な登場人物の人物紹介。後半は湘南爆走族のライバル・地獄の軍団と横須賀・ハッスルジェットが絡むエピソード。

原作に忠実な本作に感謝!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14
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