料理で漫画原作なTVアニメ動画ランキング 27

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の料理で漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月05日の時点で一番の料理で漫画原作なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.2 1 料理で漫画原作なアニメランキング1位
3月のライオン(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (972)
4855人が棚に入れました
主人公は、東京の下町に1人で暮らす17歳の将棋のプロ棋士・桐山零。深い孤独を抱える彼が、あかり・ひなた・モモの川本3姉妹と過ごす時間や、さまざまな棋士との対戦を経て、失ったものを少しずつ取り戻していく様が描かれる。

声優・キャラクター
河西健吾、茅野愛衣、花澤香菜、久野美咲、岡本信彦、井上麻里奈、細谷佳正、三木眞一郎、杉田智和、木村昴、千葉繁、大川透、櫻井孝宏

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

原作者の思いに見事に応えた、新房監督&シャフトの本領が発揮された渾身の力作

NHKで2クールにわたって放送された、第1シーズン。

☆物語☆

中学生で将棋のプロ棋士となった主人公桐山零が、
棋士として、人間として、周囲の人との出会いと関わりを通じて成長していく過程が描かれる。

1話の中で複数のエピソードを区切って消化していくスタイルながら、
尺的に足りないと感じることはなく、どのエピソードも上手く纏められている。
NHKの枠なので途中にCMを挟まず自由に区切れ、25分間使えるというのも制作側には好都合だったでしょう。

さすがにNHKで放送されるだけあって、内容的には王道路線で、
シリアスな場面が多いものの、反対にコミカルな面や萌え要素までバランス良く取り入れて重すぎないので、
アニメファン以外の幅広い一般層に受け入れられる作品なんじゃないだろうか。
将棋のルールなんかが分からない人向けにも、作品内で解りやすく絡ませてあり、この辺りは親切。

作風や主人公がどうしても似ている、と感じてしまうのはノイタミナで以前放送された「四月は君の嘘」。
これは観た人みんな思ってるでしょうね。
タイトルに「月」が入っているのは単なる偶然なのか。。

正直物語自体はそこまで斬新なものでもないし、スローペースで進むので、
昨今の尺的にゆとりのない目まぐるしい展開が多い作品と比べると、退屈さを感じる人も居るだろうが、
自分としては、この作品で特に感じた魅力はキャラクター達の人間模様や日常、
心情描写の細やかさと、台詞の重みや間の取り方など、数々の優れた演出にあると思っているので、
じっくりと丁寧にやってくれたのは(原作通りなのかは知らないが)本当に有り難い。

作品内での零の語り、零と関わっていくキャラ達の台詞には、時には非常に残酷であったり、
とても温かみがあったり、また思わず自分にも改めて気付きを与えてくれるような、
そんな深みがあったりと、毎話感慨深く大きな余韻を与えてくれた。
台詞の一つ一つを噛みしめる事ができる感受性、間を想像力で補える能力は人によって異なるとは思うが、
この作品におけるキャラ描写とそれを引き立たせる演出が素晴らしいことに疑いの余地はない。

第2シーズンになれば嫌でもストーリーは進んでいくだろうし、今後の展開にも大いに期待したいところだが、
これまでどおり、焦らずじっくりと進めて欲しい。

☆声優☆

さすがにNHK作品の配役に関しては、
デビューして日の浅い新人などを主要なキャラに配したりはせず、
実力、人気共に安定している声優とベテランで構成されていて隙がない。

中でも3姉妹に関しては見事の一言だが、
主人公零に関しても、とても良く考えて選ばれていると実感する。
通常の台詞以外に公園のグラウンドでの叫びなど、感情を顕にする場面などは、
イケボでなく、ちょっとヘタれな感じが性格に凄く合っているなと。

☆キャラ☆

先にも書いた通り、この作品の一番の魅力と感じる部分は優れたキャラ描写&演出にある。

キャラクターの心情がポエム的な独白、
ナレーションによってたびたび観るものに訴えかけるのだが、これが深く心に響いてくる。
これはキャラに共感できなければ、やり過ぎると返って逆効果で退屈さと冗長な点として捉えられる事もあるものの、
(同様にポエム的な「あまんちゅ!」で気になった点)
各キャラそれぞれが抱えている思いが、台詞の良さも相まってとても巧く表現されていた。
各キャラに共感、もしくは同情してしまう「要素」がしっかりと解りやすく提示されているので説得力がある。

時間を掛けて丁寧に描かれていることもあって、
主人公とその周りの主要なキャラに関しては、とても興味深く魅力的に映った。
中でも3姉妹は本当に癒され和む存在だったので、後半に出番が減ったのは少し寂しく思えたが、
逆に言えば前半のエピソードが特に良かったということかもしれない。

また、打って変わって香子のような存在は、女性作家ならではの描写力で、
女の嫌らしさやねちっこさなど、非常に生々しく描かれていて、こちらも同様に素晴らしかった。

☆作画☆

NHK作品はさすがに予算も掛かっているせいか、派手さはなくとも安定感があって全く不満はない。
背景美術に関しては、水彩画のような非常に淡くノスタルジックな雰囲気を醸しだしており、
また、それに合わせるキャラも違和感なく淡い質感で背景に馴染ませていて、とても温かみを感じる。

最大の見所としては、やはりシャフトならではの映像演出。
キャラの心象風景を、独自の解釈で映像化された場面は観ごたえと相性の良さを実感した。
観る人によって、または原作を読んでいる人には多少クドいと思われるかも知れないが、
自分はよりキャラの心情を理解する上で、良い方向に作用したと好意的に受け取っている。
原作者がシャフトでの制作を熱望したというのも納得。

OPやEDのアニメーションは、特に制作会社の個性が出る部分だと思うが、
零の息苦しさ、閉塞感や孤独感、葛藤、もがき苦しみながらも前へ進もうとしている様が、
抜群のセンスで表現されていたと思う。

☆音楽☆

1クール目のOP、EDで起用されたBUMP OF CHICKENの曲、
歌詞、アニメーション共に最高の出来だった。
もともとBUMPが原作のファンで以前にMVでコラボしたりしているので、
そりゃこの作品のために書き下ろした曲が、相性が良いのは言わずもがな。
できれば2クール目も変えないで欲しかったくらいだが、
2クール目のOP,EDも曲自体は悪くないし、最終話で戻してくれたのは心憎い。

作中BGMもやはりキャラの語り、ナレーション場面で使われているものが印象的だったが、
コミカルな場面もなかなか良いチョイスがされていて、曲のバラエティ自体も豊富で申し分無かった。
台詞間に挿入されるBGMが良いからこそ、その間が大きな余韻となる。
音響含めた音楽面での演出も、映像に負けず劣らずこの作品では大きく貢献していたと実感しますね。


こうして改めて一つ一つの要素を振り返ってみてみると、褒める所ばかりで殆ど点数を差し引く部分が無いように思える。
王道ながらもシャフトによる優れた芸術性が加味され、とても高いレベルで纏まっている。
本当につくづく続編が楽しみだ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

才能の残酷さを描くことで、人の内面の弱さを表現しています。

 ハチミツとクローバーで恋愛ドラマの仮面をかぶって、才能の残酷さを見せてくれた羽海野チカ。さすがですね。人の愛憎や執着、孤独や過去などのヒューマンドラマの中に、しっかりと才能というものの恐ろしさを見せつけてくれます。
 ただ、ハチクロよりも進化したと思うのが、義姉ですね。あの義姉のキャラがあるから人の内面描写に深みが出て、才能の残酷さは他人にも劣等感という形でつきつけますが、己を傷つけ孤独にする部分も描かれていました。

 才能があるからこそ、居場所が出来た半面、人の居場所を奪ってしまった。周囲の人を巻き込み歪ませる。義姉の態度のコンプレックスの表現は女性作家ならではの迫真のストーリーですね。おしいことにコミック版ほどの禍々しさの中に見える圧倒的な劣等感の表現には至っていませんが、この義姉がいるからこそ、主人公の居場所の無さが浮き彫りになるし、3姉妹との交流に意味が出てきます。

 一方で将棋という特殊な世界にのめり込む男達の心の交流もありました。島田の研究会もそうだし、何よりあの二海堂くんですね。どう考えても村山聖ですよね。聖の青春という小説にもなった羽生善治の少年時代からのライバルです。ちょっと身体の事も村山をなぞっているので、いろいろ心配してしまいますが、詳しくは小説かWIKIで。
 彼がいたからこそ、将棋に向き合うことができたような気がします。良くいる真っ直ぐなおバカキャラに見えて誰よりも将棋に真摯で、主人公のこと…というより主人公の将棋の才能を純粋に愛していたような気がします。(それから学校の先生もですね)

 なお、羽生善治はタイトル99期、史上初の7冠棋士、永世7冠という圧倒的な将棋の天才でので、二海堂=村山だとしたら、主人公が羽生なのかなあと思ったら違いましたね。宗谷でした。宗谷が目指すべきラスボスっぽかったですね。

 その前に後藤ですか。彼の性格の意味は現段階ではちょっとわかりませんね。素の性格なのか、やっぱり宗谷に対比した時にコンプレックスがあるのか。
 ただ、この後藤の態度を見せることで、初めは憎たらしいだけの義姉に対する気持ちが和らぐから不思議です。うまいですよね。結果的に才能の世界の周辺に生きている人たちの惨めさを上手く表現しています。

 そう、義姉が重箱のお稲荷さんを食べるだけで、このキャラに対する見方が全然変わっていました。ここが少女マンガの凄さですね。直前の3姉妹の敵のように見せていて、胃袋で篭絡されてしまう。これで義姉の人間的な内面が表現されて憎めなくなります。ちょっと男の作家には描けないでしょう。ここが一番本作のすごいところだったのかもしれません。

 そしてこの3姉妹ですね。どうも傷があるようです。母性の塊のような長女の内面が見えてこないことが不気味です。この作者が単なる良いおねえさんキャラを出すとも思えませんが…どうなんでしょう。菩薩…で終わるのか違うのか。以前原作10巻まで読んでますが…無かった気がします。

 で、主人公ですね。この構造って、やっぱり主人公がラスボスと対決するために周囲を顧みず…みたいな話になるのでしょうか。ハチクロを見るとそんな気もしますし、3姉妹との交流でそうにはならないのかもしれません。

 将棋の世界の話だけに限定すると、ストーリー展開はちょっとヒカルの碁っぽい感じがありますが、似たような世界ですからね。

 とにかくきれいごとではない人間の内面、特に劣等感を描かせると、羽海野チカは最高ですね。決して「いい話」ではありませんが、特殊な世界をデフォルメすることでヒューマンドラマとして、人間の本質を見せてくれています。この辺りはハチクロのやり方を踏襲している気がします。


 3月のライオンはどちらかと言えばコミック版の方がコマ割りとかモノローグとか少女マンガらしいテイストが話にあっていました。アニメはその点がちょっと表現できていませんでしたね。



 追記 少女マンガ的表現ができていない、といっても、演出で内面描写、モノローグの時は少女マンガらしいエフェクトをいれて頑張っていました。ただ、少女マンガの文法はやっぱりあの独特のコマ割り=時間の使い方と客観主観のシームレスな切り替え、エフェクト=心の動きじゃないと。ここは媒体の特性もあるのでやむを得ないでしょう。

 追記2 水というモチーフは浮かんでいれば羊水のような心地よさがあります。が、泳いだ時のねばりつく水の抵抗は前にすすむ困難、もぐったときの息苦しさは思考が暴走している感じ、音が無くなるような感覚は棋士の集中力ですね。ハチワンダイバーとかにも通じます。

 それと川ですね。川は流れ、広がりなどで原風景のような心落ち着く光景になります。滔々と流れる広い川は、人の営みのアナロジーでもあるでしょう。それを岸から眺めるという意味ですね。また、街の移り変わりを映すことで表情を変えてゆきます。あるいは自分自身の人生そのものでもあるかもしれません。
 また、川岸ですね。これが不思議な効果をだしていました。漠然とした東京の下町の表現というより、俗世界から切り離された特別な場所として機能していました。
 これが演出というだけではなく、内面の重層的な表現に効果的に機能していいたと思います。ただ、とにかく象徴的・抽象的なので何を表現していたかを考察するのではなく、画面から感じるのが作法だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

少年棋士の心の葛藤と心の成長を描いた作品、作者と制作会社とTV局が一体となった良作

これほど原作が読みたくなった作品は久しぶりのような気がします。終わるまでまとうか、読んでしまおうか、葛藤中です。

シャフトっぽさを消しているようで、ところどころやっぱりシャフトだと思わせるような描写がチョコチョコ見られるのが良いです。特に場面転換で不要じゃね?と思わせるようなカットを入れてきて、それがまた綺麗だったり、インパクトがあったりとするところなんか、シャフトだなと感じてしまいます。ただ、「シャフ度」と言われる首の角度が抑え気味なのはやっぱり寂しいかも(?)

NHKが、しかも総合で流すのですから、力入れているのはよく分かります。まだ前半も途中ですが、引き込まれっぱなしになっています。主人公である零の歩んできた人生の重さ、その重さを少しずつ解放する三姉妹と二海堂との掛け合いの面白い事。

二海堂のモデルは将棋好きの人なら知らない人はいないくらい有名な村山聖なんでしょうね。となると、太っているのは病気のせいであり、あかりが「むっちり」で喜んでいるのはどう解釈したらよいか戸惑いました。このあと二海堂は病気が重くなっていく展開になるんだろうけど、つらいな…

三姉妹は本当にキャラがいい。声も完璧だし、流石としか言いようがありません。話の展開も良く、たぶん、最後まで面白く見ていくことができる作品だろうと思います。すでにお気に入りに入れてもいいように思っています。

【前半を終えて】
結局終わるまで待てず、原作を読んでしまいました…。面白い、何故にこれまでスルーしていたのだろうと思います。前半は零の置かれた状況を表現していた感じです。零が何故に将棋をしているのか、零がどうして三姉妹と関わりを持ったのか、二海堂と零のライバル関係、零と香子の関係等々をシャフト独特の表現でうまく繋いでいた感じです。
とあるコラムニストがシャフトっぽくないのが良いと書いていたのですが、どこを見ているのかと。零の気持ちを表現するときや香子とのシーンはシャフトそのものでしょう。シャフト特有のズルいイメージ(個人的な感想)ふんだんに盛り込んでます。原作のイメージがそのままシャフトっぽいですし、シャフトなら良いと言ったらしい作者の感覚がすばらしいと思います。
三姉妹は癒しそのもの。に対して香子の危うさと言ったら…。香子の声も良いです。老倉育を見て井上さんに決めたらしいのですが、本当にぴったり。

後半はもっと将棋に突っ込んでいくのではないかと思います。また、三姉妹の関わり、零を囲む周りの人々の動きなど、楽しみです。

【後半の中盤】
後半に入り、零の気持ちがどんどん重くなっていきました。そこを救うのが三姉妹であり、先生であり、二海堂であり、島田八段であり…とにかく零は人に恵まれました。回を追うごとにその事が分かります。
将棋に関する話も濃くなってきたのも後半の面白いところです。鍵となる島田八段は飄々としているのに、プロの厳しさを零に伝えてくれます。そしてとうとう出てきた宗谷名人。まさに怪物に相応しい佇まい。アニメになると、その事がいっそう強調された感じです。
零と香子の微妙な関係も相変わらず。が、三姉妹と香子の絡みとか、実は可愛らしい一面もあるところとか見れて良いです。
それから、今の季節に合わせたような進行具合も非常に良いです。これからラストに向けて零がどう成長していくのか楽しみです。

【一期終了】
零のちょっとずつだけど、成長していく感じが見てとれました。
「11年もボッチだったんだ」いう台詞の重みから解放されていく過程を描いたのが一期だったと思います。ゆえに、展開は重く、零の台詞もなにかぱっとしません。耐えられない人はそれでこのアニメはお仕舞です。
零は周りに恵まれました。それは零が成長するための起点になっていきます。二海堂であり、三姉妹であり、林田先生であり、島田八段であり、科学部の面々であり、そういった人々と交わることによって、重く押しかかっていた零の心が開かれて、次のステップへと進んでいきました。見直すと、中盤までの零とは明らかに違う人間になっているのがよくわかります。

この作者は人と人とのつながり、心の葛藤や解放へ向かうまでの描き方が上手だと思います。重くなり過ぎそうなときはわざとデフォルメさせたり、ちゃちゃを入れるような場面を入れてほぐします。これが嫌味に感じないところがまた良いのです。せっかくなので、ハチクロも見てみたのですが、作品は違っても、描き方は同じでした。
それと、ハチクロを見て思ったのが、シャフトで良かったということです。ハチクロも悪いわけではないのですが、ライオンを見た後だと何か足りません。零や香子みたいな人物が多く出演する、心の葛藤を中心とするような作品を作らせたらシャフトは上手です。ちょうど同じ時間帯にAT-Xではefを放送しており、ライオン始まるまでの10分間は視聴していましたが、シャフトの右に出るものはないなとさえ思いました。

二期が決定したので万歳です。二期は{netabare}宗谷とひなが大きくかかわってくる話になると思いますが、この話がどう描かれるのか{/netabare}楽しみでしょうがありません。

少年棋士の心の葛藤と心の成長を描いたこの作品、2クールゆっくりと描かれているので、ドラマ性を求めている人にお勧めです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 53

78.4 2 料理で漫画原作なアニメランキング2位
干物妹!うまるちゃんR(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (717)
3577人が棚に入れました
外では、誰もがうらやむ才色兼備の「美妹」が、
家に帰れば、誰も知らないグータラ三昧の「干物妹」に…!?

グータラを極めた干物妹・うまるが、
コーラとポテイトを片手に、漫画やゲーム、アニメ、ネットサーフィン…、
一緒に暮らす兄・タイヘイを横目に、欲望の赴くままに突き進む!

クラスメイトの海老名、きりえ、シルフィンとの絆も深まり、
うまるの日常はますますにぎやかにっ!!!

うまるの最強で最高な最上の 日常が、再び始まる!

声優・キャラクター
田中あいみ、野島健児、影山灯、白石晴香、古川由利奈、安元洋貴、柿原徹也、小清水亜美
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3期も期待。てか、一生観られる(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
うまる です(笑) 一期と基本は変わらず、でも、いろんな事が少しだけ進展しましたね♪

相変わらず、素晴らしい日常系アニメでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一期とのちがいは、恋愛要素の有無。特に、海老名ちゃんとタイヘー。海老名ちゃんには幸せになってほしいな~。でも、カナウにも幸せになってほしいしな~。

あとは新キャラ、ヒカリ。ここは正直、まだキャラが弱くてイマイチ。今後に期待かな。

あとは、うまる(こまる)と海老名ちゃんとシルフィとキリエ、特にうまるを抜いた他3名の仲が深まったのが素敵でした。

個人的には、シルフィが好きですね。なんか、シルフィが笑顔だと安心します♪

まあその分、こまるのワガママ放題が減ったのはやや残念ですが、マンネリ防止のためにはこの方が良いでしょうね。

最終話のBパートなんか象徴的なんだけど、1期は「うまるとタイヘー2人のアニメ」で、2期は「うまる達4人娘のアニメ」なんですよね。個人的には、「アニメとしては正解だけど、もっとうまるのワガママを観たかった」というのが本音です。が、そこは制作もよく分かっていて、最終話Cパートに「うまるらしい」ゲスいエピソードを入れてきたのは、間違いなく「あえて」ですよね♪ なんかあのCパートのおかげで、制作と心(うまる愛)が繋がっていると思えました(笑)

さて、うまるですが、一部の方には、こまる との二重人格的な部分が受け入れられず、「外面だけ良い」みたいな感じで嫌われてるとも聞きます。実際、原作でもあんまり人気ないみたいですし。

でも、私は違った解釈をしていて、多分、「うまる(外うまる)」が本体(素)で、「こまる(家うまる)」が特別なんじゃかいかと思ってます。(勿論、大前提として、両方あってのうまるですが)

「うまる」は、無理してああいうキャラを演じてるんじゃなくて、本来はああいう(外うまるな)性格なんだけど、タイヘーの前だけではダラしなくなるだけじゃないの?と。多分、タイヘーがいなければ、普通に24時間外うまるで過ごせる気がするんですよね。だって、1期でちょろっと出てきた子供時代のうまるは、「こまる」よりも「うまる」寄りでしたし。(根拠は薄いけど)そう考えれば、なんかワガママ放題も可愛くて許せちゃいませんか?

まあ、とにかく3期に期待です。やってくれないなら、タダをこねますよ(笑)
{/netabare}

【余談 ~2017秋は、1期が神OP(ED)だった作品の2期が多かったよね ~】
{netabare}
例えば、「おそ松さん」の「はなまるぴっぴはよいこだけ」や、「血界戦線」の「シュガーソングとビターステップ」。ある意味、「魔方陣グルグル」の「晴れてハレルヤ」「Wind Climbing ~風にあそばれて~」。そして本作「干物妹!うまるちゃん」の「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」。

1期は名曲だったアニメがズラっと並びます。ここまで揃うのは珍しいと思います。

その中で感じたことは、「やはり、空振りかホームランじゃなくて、ヒットを狙いにいくんだな」ということです。

例えば本作のOPは、明らかに1期を意識したつくりでしたね。もし、「かくしん的☆めたまるふぉ~ぜっ!」の二番ですと言われたら信じるかもしれない(笑)

「おそ松さん」も同様に、「はなまるぴっぴはよいこだけ」の二番と言われれば、うっすらそうかもと思う感じ(似た曲調)でした。

「血界戦線」は、EDは1期を意識したダンスミュージック風にしながらも、UNISON SQUARE GARDENはOPに移籍。うまくかわした感はありました。

「魔方陣グルグル」は、きちんとオリジナル色を出そうと、可愛い系ながらも1期とは違う歌の感じにしていて、そういう意味では好感をもてました。

やはり、1期のOPが「神曲」と言われるくらいヒットしてしまうと、2期は難しいよね(汗) 「うまるR」も「おそ松さん2期」も、ホームランも狙わないかわりに空振りもしないように、コツンと当ててシングルヒット狙いに来た感じでした(笑) 両作品とも、勿論1期の方が好きだし良い曲だったと思いますが、2期も充分に良い曲だし、まあ、制作陣の苦労とプレッシャーを感じ、微笑ましい気分になりました(笑)

そういう意味では、「うまるR」はむしろEDの「うまるん体操」の方が印象深いですね♪ 来店の小中学生の文化祭とかで踊る子供とかいそうな感じw なんか力が抜けていて素敵でした♪

ちなみに、今期(2017秋)で好きだったOPは、

1位 「ポールルームへようこそ」の 「Invisible Sensation」(UNISON SQUARE GARDEN)

2位 「アニメガタリズ」の「アイコトバ」(GARNiDELiA)

3位 「ブレンドS」の「ぼなぺてぃーと♡S」(ブレンド・A)

ってところですかね、まだ録り溜めてるのもあるけど。

まあ、私が基本的にアップテンポの曲が好きだというのもあるけど、OPやEDは、(楽曲単体の良さはもとより)やはり「作品の世界観をうまく表しているか」「映像との繋がり」は、大切だなと。「もってけ!セーラーふく」なんかはこの辺が最高レベルだったなと。

そういう意味では、「Invisible Sensation」は、競技ダンスの激しさ、タタラとチーちゃんぶつかり合いなんかを表現できていて良かったですね。

EDなら、「うまるん体操」が、今期一番でしたね! ダラっとしてるけど可愛らしい、そしてノリも良いという、実にうまるの良さを表現していたな~と。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
1期のナレーションをいきなり否定w まあ、1期からのファンには楽しい演出だけど、2期から入った方は、うまるの変身に?が付かないかな? UMRのこととかもワカランでしょ。OP、明らかに1期を意識したつくり。二番と言われても信じるかもw

2話目
どうでも良いんですが、私は1日1回は耳掻きしないと発狂しそうになります(笑) うまるの漫画、デスノートにシャーマンキング、封神演技って、同世代かな(笑)?

3話目
えびなちゃんは可愛いな~。顔(笑) ただ、ハンバーガー食べる話なのにね、なぜか良いよね。

4話目
タイヘー、早く結婚しろよ(笑) シルフィンが楽しんでると、なんか幸せな気持ちになるんだよね。うまるの葛藤w うまる、どうした? 反省なんてらしくない(笑)

5話目
浜松の聖地? ガヴドロとかかな? なにげに、タイヘーと叶とのペアも良いよね~。応援したくなる。うまるの涙、するいぞw

6話目
絵本うまる、その気になれば30分見られるなw 都大会三位って、普通に凄いよねw 着物凄いのに、デジカメしょぼいw 悪うまるw 扇風機に窓際の天体観測。なんか良いな~。

7話目
キリエのパス、ウケるw キリエ、140ないの? 高校生で? 新キャラ? ということは、ここからあのキャラを掘り下げるの? キリエとアレックスにフラグが? じゃあ、シルフィとボンバかな(笑) どうした? らしくもなく、恋愛要素強めで。

8話目
むしろボンバが可愛いw お? 新たな展開? タイヘー、モテ期(笑)

9話目
ほっこり良い話、二連発。ノスタルジー。

10話目
恋愛バナシはあまり作風に合わないけど、海老名ちゃんには幸せになってほしい♪

11話目
キリエ回。

12話目
あ~、寂しい、、、。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

うまるの最強で最高な最上の日常(パラダイス)が、再び始まる!

この作品は、「干物妹!うまるちゃん」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この作品の登場は結構センセーショナルだったと思います。
頭脳明晰、品行方正、容姿端麗、スポーツ万能という、ありとあらゆる才能に恵まれた亜麻色ロングヘアーの女子高生…
すれ違う人は男女問わず思わず目で追ってしまう、まるで天使のような佇まい…
それが家に帰った途端、キュキュっと真ん丸で珍竹林な生き物に変身してしまうのですから…
そしてどちらのうまるちゃんも可愛いのですから手に負えません。

そんなうまるちゃんが私たちの前に帰ってきてくれました。
続編でもあったので、即視聴を決めた作品です。

今期のうまるちゃんは…登場するメンバーこそ基本的に変わらず、新キャラがちょいちょい登場する程度…
でも1期よりキャラの心情が心に染み渡るのは、しっかりと段階を経てそれぞれのキャラを深掘りしてきた下支えがあってこそです。

時には相手との何気ないやり取りから気付きを促されたり…
そして時には相手の気持ちに寄り添ってそっと背中を押してみたり…

何もかもが初めてのことばかりで、気持ちが一杯で身体が硬直しちゃったり、何でもかんでも上手くいくわけではありません。
むしろ、上手くいかない事の方が大きかったと思います。

それでも自分自身を見つめ、すり減った勇気を蘇らせてまたスタート地点に立とうとする心意気が個人的には大好きでした。

外では常に他人を思いやるものの、家ではいつも自分の事ばっか…だけど気付きに対する著しい成長が感じられるうまるちゃん…
自分のことになると直ぐに目一杯…けれど、相手に対する思いやりと慈しみが群を抜いている海老名ちゃん…
これまでは人見知りの影響で他人との接点が持てませんでした。でも今じゃ将来の夢を共有できるほど自分を表現できるようになった切絵ちゃん…
天然っぽさを前面に押し出しながらも垣間見える思いやりと気遣いが心地よいシルフィンさん…

1期では「お互いを知る」までが精一杯だったと思います。
彼女たちにとってこれまで一緒に過ごしてきた時間は無くてはならないかけがえのない宝物…
本当の自分を知って貰って、素のままで付き合えるってとても素敵なことだと思いますし、その素地はしっかりと作ってきたと思います。
だから1期では自分の事で精一杯だった女の子も、今期では相手の事を思いやれるようになるんです。
これって凄い成長っぷりだと思いませんか?

そんな一皮剥けた4人の前に登場した新キャラは、いのすけ演じる金剛ヒカリちゃん…
まぁ、主にうまるちゃんの前に登場するのですけど…
仲良し4人組の中にはいない異質の性格の持ち主…
でも異質とは言いながらおかしいところは一つもありません。

気持ちを包み隠さないこと…
自分の目標に対して一直線に進み、それを手に出来る強い意志…
ヒカリちゃんの素直で純真な性格が彼女を最短距離で突き動かしています。
うまるちゃんは、彼女に対してはきっと最大限の警戒が必要…
何故なら、これ以上踏み込むには自分の心の整理が必要だから…
笑って、甘えて、誤魔化して…これまで浸かっていたぬるま湯の先にしか、答えがないから…

うまるちゃんと同じように気持ちに整理を付ける必要があるのは、ヒカリちゃんの姉であり、タイヘイの学友だった金剛 叶も一緒ですけれどね…

この先、きっとこれまで以上に自分の気持ちに向き合わなければならない人がいます。
たくさん迷っても良いから…
せめて自分の心に正直に…後悔の無い答えを導き出して欲しいと願っています。
個人的には海老名ちゃん推しなので、彼女が本懐を遂げられるよう精一杯応援したいと思います。

オープニングテーマは、土間うまるの「にめんせい☆ウラオモテライフ!」
エンディングテーマは、妹S(シスターズ)の「うまるん体操」
どちらもこの作品にピッタリの曲です。
個人的にはエンディングテーマに合わせてデフォルメキャラが一生懸命体操している姿が好きでした。

1クール12話の物語でした。
これまで全く気に留めませんでしたが、この作品は30分/話の中に原作4~5作をつぎ込んで制作されているようです。
そうすると、原作の累積消費話数は仮に平均5話/回で12話/期の2期分とすると、これまで120話相当の原作を投入してきたことになります。
これは3期を放送しようとすると原作のストックが無いから「続きは原作で」…というオチじゃありませんよね。
きっと原作の面白さも相当なモノだと思います。
でも、声優さんに命を吹き込まれたキャラで続きが見れることを切望します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

菓子パン好きな妹、降臨!

1期と比べると少し攻撃力低下。心境の変化や友達が出来たり、それで日常系だから仕方ないですね。
ですが動きが少ない分、ストーリーは安定してました。


原作・全巻読破。
スピンオフ・全2巻読破。(海老名ちゃん)
アニメ・全話視聴。


原作の時から今回登場する『新キャラ(妹)』が好きで楽しみでした。私もメロンパン等の菓子パンが好きなのでスゴく親近感が沸きました(笑)

さて、感想を。


こーゆーのは1期と比べられるのは仕方ないと思いますが、少し『干物妹』感が減ったと思います。
その代わりうまるちゃんの変化が見れる仕上がりになってました。
でも変化が大きかったのはその他の妹達ですね。シルフィン≫切絵(ツントゲガール)≫海老名って割合ですかね。
ボンバーやアレックスも絡みが増え、『新キャラ(妹)・新キャラ(兄)』も出てくるので今回はうまるより他キャラを楽しむって感じでした。私は。(叶は…相変わらずだったなぁ…)

しかし、タイヘイは今回も優しいお兄ちゃんでした。草食系で社畜で枯れて…(アレ?)
…コホン…
今回もタイヘイの作る料理は美味しそうで、主夫で、怒るけどそれはうまるの事を想っての事で…
本当に魅力的なキャラですね。…友達になってほしい(笑)
『鬼のタイヘイ』も良かった。

OPやEDはうまるちゃんらしかったですが、勢いやノリは1期のOPの方が好きでしたね。
2期のOPでうまるちゃんの身長が分かるような描写があるのですが、チビうまるの身長が50センチくらいって…『ちっちゃ!』と驚きました!

今回の『新キャラ(妹)』が「お兄ちゃんは◯◯◯のお兄ちゃんです!」はアニメの表現だけでは『?』ってなる人が多いと思います。ま、11話で多少分かるかもしれませんが。
『お兄ちゃん』の種類が違うと言うと分かりやすいかな?例えば知り合いの「お兄ちゃん」。いつも遊んでくれる「お兄ちゃん」と色々あります。
◯◯◯にとってどんな『お兄ちゃん』なんでしょうね。

さて、3期についてですがこれはもう応援と円盤の売上だけですね。実は原作は終わりました。(全12巻)スピンオフの海老名ちゃんも全2巻で終了しました。なので原作ストックは大丈夫です。
売上情報は入ってないのでこれから次第ってとこですね。

今回ちょっと残念だったのは1期では本編後にあった小劇場が今回の2期はなかったこと。アレ、好きだったんですがねぇ…。
けど全体的にまったり観れたのは良かったかな。
日常系、まったりしたい、考えず観たい方にはオススメします。逆に動きがない、刺激が欲しい、日常系が苦手な方にはオススメしません。


原作は終了しましたが作者のサンカクヘッドさんはあとがきに「忘れた頃に『うまるちゃんNEO』とか『うまるちゃん2ndシーズン』とかになってヌルッと戻ってくるかもしれません…(そういうパターンは好きです)」と書いてました。「すでに何か描いているかも…?」とも。
なのでサンカクヘッドさんのこれからの動向に期待しましょう。
兄が好きなうまる・兄がキライな切絵・兄と話せないシルフィン・兄がいなくなった海老名は描いてくれましたが今回の『新キャラ(妹)』はまだ描いてない部分があるので気になります。あ、うまるが何故タイヘイのとこに来たのかもの理由もなかったな。


最後に小ネタを。
サンカクヘッドさんは元々生粋のギャグ作家なのでラブコメは描いた事ないからそこら辺はキツかったらしいです。
それともうひとつ。
作中に出てきた『妹爆』『俺思』のゲーム。実は今回出てくる『新キャラ(妹)』に関係が…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

74.7 3 料理で漫画原作なアニメランキング3位
邪神ちゃんドロップキック(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (456)
1708人が棚に入れました
魔界の悪魔である「邪神ちゃん」は、ある日突然人間界に召喚されてしまう。邪神ちゃんを召喚したのは、ボロアパートで暮らす女子大生「花園ゆりね」。ゆりねは、邪神ちゃんを呼び出したものの魔界に帰す方法がわからない……。仕方なく一緒に暮らし始めた二人だが、邪神ちゃんいわく、「召喚者が死ねば魔界に帰れる」そう。そこで邪神ちゃんがとった行動とは……!?

声優・キャラクター
鈴木愛奈、大森日雅、久保田未夢、小坂井祐莉絵、小見川千明、佐々木李子、飯田里穂、原奈津子、荒浪和沙、寺田御子、山田麻莉奈、山下七海、田中美海、M・A・O、遊佐浩二
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想{netabare}
ドロップアウトかと思ったらむろみさんで、むろみさんかと思ったら違ってた。
なんだっけ、この構図ってなんかあったハズなのに思い出せなくてモヤモヤする。
神だか悪魔だか召喚・使役してコキ使って、召喚された方は常に命を狙ってるんだけど悉く返り討ちに遭うヤツ…“うしおととら”じゃなくてもっとギャグ寄りので。
なんだっけなんだっけ…とアニコレの感想見てみたら同じく思い出せずに困惑されてる方が居て「あ、自分だけじゃないんだ」とひと安心。

内容の方だけど、幸か不幸か馴染みのあるフォーマットなので抵抗は無い。
ここから過去へ話が進むのか、このまんまギャグが続くのか、変なシリアスに傾くのか、1話だけではまだ分からない。
様子見ー。


追記
似た構図の作品、なんだったか必死に思い出そうとしても思い出せない。
ひょっとして「召喚・使役」じゃなくて「封印・使役」だったかも?と記憶を辿る範囲を広げたら西遊記まで行っちゃった…。
まぁ原典を辿ればそれ系ってことなんだろうけど…って思ったら自分が抵抗を感じなかった理由もなんとなく分かったり。{/netabare}

3話までの感想{netabare}
2話で「暑い~」「エアコンが~」言ってたのに予告でクリスマスって出て「ん?」って思って、実際3話見たら季節が冬まですっ飛んでて…あ、これ時系列シャッフルなのかな?
まぁ1話からいきなりキャラが出揃ってる状態からのスタートだったので、「どうやってこいつらが集まったのか」の説明回はあるのかな?とは思ってたので、これでその可能性はちょっとだけ上がった?
無くてもいいけどさ。

それにして、なーんかイマイチだなぁ。
邪神ちゃんは「邪悪だけどアホ」「悪だくみするけど最後は酷い目に遭う」って設定にしては可愛げか無い。
“ドロップアウト”のサターニャは可愛げがあったのに何が違うんだろ?って考えてみたのだけど…声優の力ってのはナシで以下の点かな?

・邪神ちゃんのアホ行動を見てクスクス笑ってる人が居ない、周囲に迷惑かけてるだけ
・計画性が無く直情的、その後どうなるかを考えて無さすぎ(邪悪なことを考えてもそれがどこかマヌケだと笑えるのだが)

この2つだけじゃなくて他にもある気がするが…とりあえず思い付いたのはこんな感じ。
で、1番目に関しては次回婦警さんが出て改善される、のか?
2番目はなぁ…3話を挙げると「しまった、ペコラに見せつけることに夢中になってユリネのカレーまで食べてしまった」って言わせるだけでも全然印象違うと思うのだが。
「後ろがガラ空き」の二連発もちょっといただけない、ってか肉弾戦しか能がない?

なんか文句ばかり書いてしまったけど次の婦警には期待。
ってかそれの扱いによって明暗が分かれそうな…。

追記
あーそっか、↑書いた後に思いついた、「煽てられると調子に乗る」「騙されやすい」ってのも無いんだ、“百錬の覇王”思い返してて気付いた(イヤな例だな)。
いつも問題起こすのは邪神ちゃん発で、これが変化乏しくて3話にしてマンネリ化感じる原因になってるのかも。
発端は邪神ちゃんであっても他の誰かによってエスカレートしちゃうって展開があってもいいんじゃ?
…。
やっぱ婦警なのか?そうなのか?{/netabare}

7話までの感想{netabare}
やまじゅんネタがほんっっっっっと寒くて。
そんなん“キディガーランド(2009年作品)”でやって総スカンだったじゃんって思うと何故今更!?で。
ってか“呂布子ちゃん(2008作品、監督もりやまゆうじ)”でもお寒い反応だったかと…もう10年前じゃねーか。
若い人にはむしろ新鮮に見えるのかねぇ?
もりやまゆうじ自身、今期“七星のスバル”のアクション監修で名前見たけどいかんせん横の繋がりってどうなってるかまでは自分知らん。
「そのネタ止めた方がいいッスよ」って言ってくれる人居なかったのかなぁ。
“音楽少女”に比べるとなんか生っちょろいんだよね。
バゴーンもさることながらABBA(2文字目のBは反転)もそうで。
対立煽りはしたくないのだけど、同期作品の“ちおちゃん~”の監督だったらそこは容赦なくBGM流しただろう、と思うとなんとも物足りない。
といいつつ、もしかしてABBAじゃなくて松任谷由実だったら自分評価違ったかも?と思ったが…いや無いな、タイトルいじってるだけだもの。
ってか↑で期待してた婦警も結局“受け手”で、常にといっていいくらい騒動の発端は邪神ちゃんに頼っててワンパターン。
6話でちょっと頑張った感じだったけど7話でまた戻っちゃった感じ。
パロも寒けりゃ展開もワンパターンってどうすりゃいいんだ。

余談
コミケ当日国際展示場前駅にポスター貼られる作品は糞な法則。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

邪神ちゃんの召喚エピソードからの開始ではなかった第1話。面白かったです。(最終11話目:「必殺のドロップキック」がまったく必殺でない件について…。)

同タイトルのコミック原作は未読で放送された第1話のみ観ましたが、ファーストインプレッションは「かなりグッド」でした。たぶん完走すると思いますが、特に何も書くことがなければレビューの更新は完走後にでも。

とりあえずOPのナレーションと主題歌の歌詞で、ここをきちんと観て聴くことで邪神ちゃんとゆりねのおおよその関係はわかります。

なぜかすき焼きパーティーで始まる第1話でした。

アニメの公式ホームページを見ると追加キャラはいるみたいですが、第1話Aパートのここでメインキャラクター(花園ゆりね、邪神ちゃん、メデューサ、ミノス、ぺこら)が概ね勢ぞろいといった感じでした。

メデューサやミノスという名前も神話としては比較的ポピュラーなギリシャ神話に由来するものでしょうから、メデューサの目を普通の人が直接見たら石化してしまうんじゃなかろうか、とかミノスはたぶんミノタウロスのように力持ちだろうなというのはなんとなく想像できますね。

ゆりねとぺこらがどんな奴なのかというのはストーリーの中でしかわかりませんが、それでも第1話として必要な要素は伝わってきたと思います。

一見ただの人間っぽい(ただし眼帯とかしててゴスロリ服)なゆりねがこのコミュニティの頂点に立てている明確な理由とか、邪神ちゃんの召喚の経緯についてはもしかしたら今後放送されるエピソードで具体的描写があるかもしれません。

とりあえず、邪神ちゃんの不死・再生能力がストーリーの要にあるのは間違いないです。これのおかげでどんなに容赦のない描写でも、ギャグで済ませてしまえる…(笑)。

わりと視聴者を信じた作りというか、合う合わないはけっこうありそうですね。人を選ぶとは思いますが私はとても面白いと思いました。

作画は良い意味で「漫画的」ですね。これも合う合わないがありそう。

2018/7/17追記:
第2話まで視聴。メデューサのポジションが何となくつかめましたね。あと、邪神ちゃんのポンコツ度合いが第1話以上でした。

余談:「医療用の瞬間接着剤」というものが実用化されています。基本的な成分は家庭用のものと同じです。

2018.7.19追記:
原作を一気読みしてしまいました。なるほど、これは1話登場だった各キャラの原作初出回をあえてやらないのは英断かも?

おそらく追加のキャラについては、原作も面白いからエピソードを拾っていくのではないでしょうか。

2018.8.8追記:
第5話まで視聴終了。原作でも作中でパロディー、オマージュネタが多く、アニメでもそれは引き継がれています。5話だと巨大カマキリ(刃牙)とか。

書泉グランデにおいて作中で作品アニメ化の広告が出ているという、メタな開幕でした。これまでも作中では多くの実在店舗が出てきていますし、作中での神保町や秋葉原の街並みの背景もわりと現実準拠ですね。

3話くらいから定常運転に入ったのか、原作をほぼなぞるエピソードが増えてきましたが、各キャラの初登場に関しては婦警の橘芽依や氷ちゃんなど一部のキャラを除いて、ほとんどのメインキャラでは原作改変するつもりのようです。

ただ、原作での設定維持を念頭に置いた改変のようであまり気にはなりません。しばらく前からペルセポネⅡ世、そして5話ではぽぽろんとぴののキャストがEDでクレジットされていましたが作中ではまだ一度も名前が呼ばれていません。これはこれで、面白い(笑)!

2018.8.15追記:
第6話: 邪神ちゃんのオヤジギャグとか駄洒落にはとても親近感が湧きます。今回だとモハメド・アリとか、私も時々言っていますし。

後は、「遊佐未森」と「焼そばBAGOOOON」が個人的には良かったですね。たぶん面白くない人には何も面白くないとは思いますが。

あと、別に面白くはないけど懐かしかったのは、タイガージェット・シン…。

2018.9.18追記:
第11話: 最終回でした。決まっても致命的でない技は、まったく「必殺」ではありません(笑)。回鍋肉の作画、妙に良かった気がします。そして、ムダ(?)に歌がうまい邪神ちゃん…。

アニメ公式ホームページのキャラクター紹介で、ペルセポネ2世が最終回までついにシルエットのままでした。キャラ紹介文もまったくアニメ本編の状態を反映していないのですが、これはOVA製作か2期目を期待しても良いのでしょうか…?
(あるいはBOX下巻に未放送の12話目が入って、そこで合流なのですかね…?)

人を選ぶ作品だったと思いますが、個人的にはとても楽しめました。ただ、ギャグのネタはいちいち古かったりマイナーだったりするものが多かった気がする…。

¡Hasta la vista! Baby!(じゃあな! ベイビー!)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 49

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

少女と悪魔が繰り広げるちょっと危険な同居生活

この作品の原作は未読です。
あにこれでこの作品の画像を見た時、邪神ちゃんしか映っていなかったので「モンスター娘のいる日常」みたいな作品なのかな…と思っていましたが、立ち位置含めて全然違っていましたね^^;

この作品に引っ張られたのはやはり声優さんでしょうか…
主人公の邪神ちゃん役は、ラブライブ!サンシャイン!!の小原鞠莉を演じた鈴木愛奈さん
邪神ちゃんを召喚した花園ゆりね役は、同じ夏アニメ作品「七星のスバル」の空閑旭姫を演じた大森日雅さん
邪神ちゃんの幼馴染にあたるミノス役は、ソウルイーターのマカ、花咲くいろはのみんちを演じた小見川千明さん
それにM・A・Oさんの名前も見かけたので…

物語の方ですが、魔界の悪魔である邪神ちゃんが、神保町でアパート暮らしの女子大生である花園ゆりねに召喚されるところから始まります。
そして、お約束ですがゆりねは魔界への帰し方が分かりません…
邪神ちゃんが魔界に帰る方法は一つ…召喚者が命を落とすこと。
こうしてゆりねの命を狙う邪神ちゃんとゆりねの同居生活の幕が開き、物語が動いていきます。

公式HPのキャラ紹介ではこう書かれていました(抜粋して掲載)。
邪神ちゃん:ゲスでかわいい魔界の悪魔
花園ゆりね:ちょっとブラックな女子大生
メデューサ:天使のような悪魔
ぺこら:天使は家なき子
ミノス:悪魔で隣人ですから!
ぽぽろん:腹黒天使

概ねキャラの紹介文としては正しいと思います。
但し、個人的には邪神ちゃんを除いて…になっちゃいますけど。

ゲス=下衆の意味を調べてみると、「品位が下劣であること」とあります。
「下劣」の意味を調べてみると、「人柄、物の考え方などが、下品でいやしいこと」或いは「人柄や態度が下品で、他人に対して守るべき節度を欠いていること。品性が卑しいこと」とあります。

邪神ちゃんは決して下品ではありません。
そこで下品な部分を取り除くと「人柄、物の考え方などがいやしく、他人に対して守るべき節度を欠いていること。」となります。
「人柄、物の考え方などがいやしい」は、邪神ちゃんそのもの。でも悪魔である彼女の本分なら、きっとこれは誉め言葉…
ですが「他人に対して守るべき節度を欠いていること。」は邪神ちゃんに当てはまるでしょうか?
私が気になったのは「欠いている」の部分です。

「欠いている」というのは、「足りない、手落ちや落ち度がある」という意味です。
つまりベース部分があり、そのベースに届いていない状態を指しているのだと思います。
果たして邪神ちゃんに欠けるべきベースとなる節度が合ったでしょうか…?

邪神ちゃんの節度…限りなくゼロに近かったのではないでしょうか?
特にメデューサに対する仕打ち…邪神ちゃんに甘々のメデューサもどうかと思いますが、散々だったとしか思えません。

だから過半は子供の情操教育上、決して良いとは思えませんでした。
思考もそうですが血もドバドバ出ますし…
でも、ほんの時折なんですけど、それだけじゃなかったのも事実です。
ご飯を作っている邪神ちゃんは素直に可愛かったと思います。

ただ、邪神ちゃんの行う「良い事」は普通の人がごく当たり前に行っていること…
だから普通の人では絶対評価されない範疇なのですが、邪神ちゃんが行うと物凄く良い事に見えるから不思議です。
こういうのをゲインロス効果と言うのでしょうか?
もしかして、邪神ちゃん…狙ってたのかな!?

一方、私が気になっていたのはぺこらの方でした。
分不相応な程の不幸体質の持ち主なんですよね。
そんな風に考えなくても…と思うことも度々ありましたが、根っからの天使だからでしょう。
何だかんだ言いながらホームレス生活と空腹に耐えながら日々を生きているので生命力は強いのかもしれません。
ですが、彼女には真っ当な仕事と暮らしをさせてあげたいです。

他にも個性的なキャラが登場してくる作品です。
序盤は、同じような展開の繰り返しで少し満腹感を感じましたが、中盤以降は持ち直し終盤からは拍車が掛かったような面白さだったと思います。
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、邪神★ガールズの「あの娘にドロップキック」
エンディングテーマは、三浦祐太朗さんの「Home Sweet Home!」

1クール全11話の物語でした。
邪神ちゃんの言動に時折イラッとすることもありますが、頭を空っぽにして視聴できる作品だと思います。
何だかんだ言いながら結果的に楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

79.5 4 料理で漫画原作なアニメランキング4位
食戟のソーマ(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1260)
7481人が棚に入れました
下町の定食屋の息子・幸平創真は、家業を手伝いながら、父・城一郎を越えるべく料理修業に励む日々を過ごしていた。

中学校卒業後は家業を継ごうと考えていたが、城一郎は店を数年閉めると宣言し、海外へ行ってしまう。

そして創真は、城一郎の命により、超名門料理学校「遠月茶寮料理學園」の高等部に入学する。

そこから創真は持ち前の料理のノウハウを駆使して料理人として成長していく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、種田梨沙、高橋未奈美、石上静香、花江夏樹、小野友樹、櫻井孝宏、茅野愛衣、内田真礼、村田太志、小林裕介、大西沙織、中村悠一、能登麻美子、子安武人
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

食彩の創真 ~創造と想像の調理法~ 追って記させて

さ、さ、さいこ~~~~~♪ はっ!?

これはなんなんだ!?
今、全裸の男女が溢れる青春と汗と涙を輝かせながら、
空を舞い、雲を裂き、山は燃え、地は轟き、海は啼き、
そして新たなる一皿が生まれる。

料理の作品を見ているんだよな?
高校生なんだよな!?
・・・女子高生なんだよね??? ムフッ♪ いや、ふむふむ

この作品は調理場と食卓を戦場に命を燃やす、
青春激熱幻想物語。

理解できることで述べれば、
まず演出が熱い。
焦点を合わせた登場人物が一人一人輝いている。



・・・ダメだ、これ以上は丁寧に、外来語を使わずには書ききれない!

こう、心の奥底から、なんか燃え上がるんだ!!!!!

というか、久しぶりに単純にアニメとして優れた作品を観た気がする。
極めるとバカも天才も面白い、と。

ツッコミどころは色んな点で満載満々斎だが、まあそれはネタバレに包んでおこう。
{netabare}
まず「なんちゃってローストポーク」をフォークで持ち上げて型崩れしない、
ていうか、あれ完全に業務妨害とか器物破損、不法侵入とかの犯罪、(※些細なこと)
他人の調理を邪魔したやつが罰せられない、あんだけ神経が研ぎ澄まされた先生が気付かない、(※些細なこと、干渉しないだけかも)
お米のジュース、(※素晴らしい発想)
裸エプロン、
水戸の格好、まあ他もなんだけど、
卒業生もかわええ、
優れた日本人が世界各地に、(※作者は日本人、作品は日本産)
大会では料理冷めちゃう、温かくなっちゃう、(※スルー推奨)
スパゲッティ切るのもメッツァルーナ(半月包丁)、(※慣れてるのが一番)
食卓にスポイト、

ババアが一人しかいない、※もずやのババアがいたが、一瞬!?えーっと??
中学生が客に料理を提供?(外国は分からん)
女子が皆かわいい、
帽子をかぶらない、手ぬぐい・バンダナを巻かない、
女子があの大きさで小さいと認識、
あとエロい、エロくなくてもアホを極めた演出、基本裸、(※些細なこと)
そのエロさの素晴らしさは老若男女を問わないことだ!!!!!
{/netabare}

幸平って名前は「幸平鍋」から取ったのかね?
幸平鍋って超格式高そうな料亭でも使われていて、普通の食卓でも使われている、
スーパー万能プレイヤーなんだよね。

料理のことは「さしすせそ」ぐらいしか分かんないけど、
この作品はよく勉強してるよね。
セクスィー料理人が監修だし。
大会での{netabare}アリス{/netabare}の料理を文字に起こせたら、さらにすごい。

テンポと音が良すぎ、
作中ではある種のワンパターンかも知れないが、
優れて安定しているというのは、それは高品質ということだ。

皿の真ん中を中心にクルクル回す演出や、
食材が宙を舞う、
包丁を初めとする調理の音、
安定しすぎ、心地よすぎ。
あと決め台詞。

そうそう、キャラを外見で分けるのは普通なんだけど、
変な口癖で分けることはない。
抑揚とか口調とか存在のテンションとかでも十分分けられている。
それで分けられているというのは、
本当、制作陣に、声優さんに愛されているってことなんだな。

っくぅ~~~、この作品の良さを語るには、私の脳内にある言葉が~、足りなすぎる。

だから、分かることを語ろう・・・好きなキャラについてだ!!!!
{netabare}
1席 一色さとし先輩
2席 幸平ソーマ 
3席 タクミ・アルディーニ

あ、あれ?
お、オレ、男なんか好きじゃないのに!?
なんで、なんでなの!!

次ぐらいに好きなのは、
いぶさき、まるい・・・あれ、あれれ、おかしいな、
男なんて、ま、まさかぁ・・・

だ、だって・・・女キャラ、は、み、みんな、
ソーマの嫁じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

…じゃないにしても、性別問わずキャラが魅力的に見えるのはステキ♪
オレはりょーこちゃんの陰りがめっちゃツボった。

だから、だからこそ!!!!!女性ランキングを語る!!!!!
{netabare}
一席 田所 ※幸平の嫁
二席 秘書子 ※えりな様の嫁 ※※幸平のツンデレ妻
三席 しおみじゅん ※はやまの嫁

あれ、あれれ、
高校生の時だったら絶対、
1ゆーき、2りょーこ、3たどころ、4くらせ、5えりな※望みなし、6みと、7ひさこ、8ありす※望みなしの極み
という夢ランクが築かれるのに・・・

ひさこ様は大会で惚れた。
しおみ教授はなんか惚れた。・・・ロリコンじゃないんだからね!!
ちっちゃいからかわいいのではなく、かわいい人が小さかっただけだ!!!!!
{/netabare}{/netabare}

そして主題歌もいい。いい。良すぎる。

1期ED、2期ED、1期OP、2期OPの順で素晴らしい。
スパイス、良すぎ。{netabare}回ごとのイキ顔もw{/netabare}
歌詞もいい。
あのオムレツのひっくり返り具合もいい。良すぎる。


・・・そろそろ文字数が多すぎるな。

・・・だけど!!
この作品がこういう妄想であってもイイと思っている!!!
{netabare}
~あらすじ~
修羅と呼ばれたあの男、
料理店を営みながら客を守る。
元は暗殺家業、その刃物の扱いは英知を超える。
そこから生まれた料理。

彼らは守り人、ボディーガードとして生まれ変わった種族。
陽の当たる姿は料理人、陰の姿は暗殺人、
『空切(くうせつ)の修羅』から生まれた『衣切(いせつ)の朱(あか)』ソーマ、
肉を切らずに服を裂く、
心を断ち殺意を逸らす。
「オレはただ、食べた人が幸せになれる料理を創りたいだけだ」
~~~~~~
{/netabare}
オレの感想がイマイチでもまだ語る!!!!!
インフレした文字数だけではなく、評価で4.5以上を付けまくってる昨今、
・・・本当はオール5を付けたかったんだ。

けどね、けど、まだ続くんだ。
{netabare}この作品を教えてくれたtakaさんに感謝。
本当にありがとう。

料理漫画でエロを初めて感じたのは将太の寿司の人妻。
食欲と性欲、人間の生とは切っても切れない。

あー何か言葉が浮かばん。

あの丼対決は良くある料理対決だよね。
相手の欠点がために勝つ。

この作品はそれが分岐点で終わらせないでくれそう。
けど、あの過去を語らせる演出は好きww
料理に歴史あり。

ちなみに好きな食べっぷりはお茶漬けとドン小西の試食。

思い出したけど、呼び名だけ文句あるわ。
・・・まるい、なんかかっこ悪い呼び方されてたな。
せめて「食の生き字引」とかの方が良かったと思う。
{/netabare}

・・・これ以上語るは食べ過ぎだろう。
食べても食べても、うまいものを食べたい、知らないもっと美味しいものがあるかも知れない。

欲が集まるところの、影の重み。

欲深い。

だから満点は付けない。

突き破った壁の先にある高みを見たいんだ・・・



追記{netabare}

あのイケメン高慢チキしのみやが調理法をいじくったことに文句付けてました。

普通です。

品質保証。
ブランドイメージを保つための当たり前のことです。

美味しい不味いの話じゃない。
店の、会社の品質の話。

美味ければいい、とかそんな問題じゃない。

この作品は、例え演出でも、社会の本当の厳しさを示してくれたことはありがたい。

そして、問題に立ち向かうのは一人である必要はない。
条件にないことであれば。
反則、変則、法の穴を突く、
何か問題ある?

・・・こんなに面白い話もない。{/netabare}





ぃいぃちぃぅぁあわくぁんすぅぉぉおおおおおーーーーー!!!!!{netabare}

2015.04.21 08:20 ★★★★☆ 4.1
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

『しょくさいのそうま! ※読み間違え、あと途中から観始めた感想』

常々思うのですが、
評価項目に「演出」とか「笑い」とかなくて困りますw
なので、物語にぶち込みます。

さて、人はなぜ料理、食道楽ネタを見るのか。
今回は料理アニメとしよう。
画面越しでは食べることはできません。

料理とは、救世主や超必殺技やトップアスリートと比べれば身近なモノ。
手を伸ばせば届きそうなのだが、
少なめに見積もって1年に1度ぐらいしかそうならないだろう。

そこにあるのに食べられない。

こういう作品を楽しむのはドMなのだろうか?

否、美味しいとは誰もが持つ感情の一つ。
好みが違えど、美味いものを食べたときの幸せ、感動。
それはうちにあるのだ。

そう、その幸せっぽさをどれだけ味あわせてくれるかが大事なのだ。

美味そうな食材を、
美味そうに調理し、
美味そうに盛り付け、
美味そうに食べる、

そんな姿を見てなんか幸せになる。

もちろん、いつか、明日か明後日か、
美味いもんを食ってやるという欲求も芽生えるが、それはおいとこ。

つまり、表現力がものを言うのだ。

何を言ってるのかと思うかもしれないが、
要するに物語などオマケなのだ。

中学生がコックさんだったり、
実家の寿司屋が潰れそうだったり?
なんかグズグズのふかひれを何とかして最高のフカヒレにするとか吹いてみたり、
えびせんにマヨネーズを付けてみたり、
米粒を欠けていない同じ大きさのものだけ揃えて炊いてみたり、
水を汲む川が違うだけで臭いが変わるとか、
カレーにインスタントコーヒー入れる罠を張るとか、
後の作品で前の作品の技を全否定するとか、
小手返し一手とか、
なんか叫んでみたりとか、
王なのか将軍なのかよく分からなかったりとか、
オリジナルキャラの女の子がいたりとか、
なんか記憶喪失になったりとか、
2(ツー)が知らぬ間に出てたりとか、
わさびは「の」の字に鮫肌で擦るとか、
日本人の方がインスタントのみそ汁に慣れてたり、
神の包丁と人の包丁とか、
なんか驚いたり、
食べたら食感が変わったりとか、
下や中から香りやら食感とか出てきたりやら、
蕎麦が出てきたりやら、
お酢を入れたら乳化したりとか、
札幌かすすき野か知らんがラーメンの値段が高かったりとか、
せっかく函館に来たのにオムライス食べてみたりとか、

もうとにかく雰囲気とか表現とか隠し味とか、
隠し風味とか、穴があればとりあえず何か突っ込んでみたりとか、
そういうのいいからシンプルなのが一番美味しそうだったりとか、

なんか、そういうのがイイんだよ。


何が言いたいかって?
なんか懐かしいんだよwww

というわけで?そろそろ、作品の話。エロい。
{netabare}美味さを{/netabare}エロさを{netabare}交えて表現している。
仕方ないよね、青少年も性少年も大きな子どもも{/netabare}エロが好きなんです。
{netabare}けどね、仕方ないことなんだよ。
だってもし{/netabare}エロを取り除いたら{netabare}おっちゃんやおばちゃんが恍惚とした表情を画面に晒すことになるんだよ?
そんなの見たい?
オレは王様やら将軍がやたら興奮してる様を見たいと思うけどww
今の時代を生き残るためには仕方ないよ。{/netabare}
エロさって{netabare}食欲に通じるものがあると思うよ。{/netabare}性欲も欲だからね。

と連呼してみたものですが、それも含めて表現だよ。
{netabare}不味いものを食わせたがる主人公親子ってのも{/netabare}珍しいけど。

この作品は変態エロ漫画として多少は知ってたけど、
その、
あれだね、

アリだね☆☆☆☆☆{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

極上の美食バトルがここに開宴!! さぁ…おあがりよヽ((`∀´*)っΩ~

原作コミック 原作未読 全24話(15’春~夏2クール作品)


名だたる名料理人たちを世に数多く輩出している
日本屈指の料理の超一流名門学校 ―”遠月学園”―

卒業すればその道のエリート入りが約束される… が!!
その道は実に険しく、入学した生徒そのほとんどが
篩(ふるい)に落とされるという、超ウルトラ難関エリート学校!!!

そこに通う、幸平創真(ソーマ)たちが巻き起こす
爽快・痛快・迫力満点の高校生熱血フード料理対決バトル!!

その名も…
○`Д´)oノ[ 食 戟 しょ・く・げ・き!! ] ヽo)´Д´;;)

日々鍛錬を積み、磨きあげたその腕をふるい
食した人をとめどない幸福感へと誘う料理人たちの戦い…

食材の魅力を最大限に引き出し、そこに奇想天外、斬新な発想をスパイス✩
和・洋・中、料理のジャンルの枠に囚われぬ、正に夢のようなコラボ♪
そして作る者の心・魂を吹き込んだその料理たちはより一層の輝きを放つ!!

彼らのその美食へのあくなき探究心はもはや我々の常識を遥かに覆す!!
人々の心を”絶頂のエクスタシー♡”へと導く、究極の美食の祭典が今ここに―

さぁ!! おあがりよッヾ(`∀´*)ノ-∵!!!


(o´Д`)Фフゥ 思わずあらすじに力が入り過ぎてw、
柄にもなく長々と乱文…失礼しました(人>ω・*)スマソ


本作の面白さ、その醍醐味はなんといっても
料理のぉいしさ! 料理のあたたかさ…、その題材の魅力をギュッと凝縮し
迫力満点のフードバトルを見応えあるストーリー展開で描き、
さらに様々に趣向を凝らした演出、
そしてそこに魅力的なキャラたちががはじけて*:゚・☆
見応え抜群の面白い作品に仕上がっておりました♪

そしてそして、本作でより力を入れている点、その演出こそが…
料理を食した人の … 「 リアクション!!! 」

美味しいものを美味しいそうに見せる
「画」や「音」の演出はもちのろんのこと
それを食する人のリアクションが実にCongratulations☆(゚∇゚ノノ”!!

満面の笑みで、至福の表情を… ヨダレがじゅるり♪と
なんてハレンチな描写♡ 見ているコチラまでそそられてしまう程…

世の健全な青少年たちの○を鮮やかににかっさらうかの如く
その艶かしく、みだらぁ~な描写のオンパレードに ご、ごちそうしゃまでーす(人´∀♡)♪
JC(ジャンプコミック)のその手の枠ですなコレは(o´艸`)

ぃやぁ~良い感じに刺激… もといスパイスがきいてました(σ´Д♡)σ!!
全てをさらけ出すというわけではなく、ぁくまで妄想を掻き立てる
健全な男子ぃーの夢膨らませる…そーいった演出が実にぉ見事♡

ぁ~s 、食欲が(。´ω`。)Ψ*:・゜♡
ぅう(゚д゚)_。) コレ見ていると、お腹がすくのですよw

そぅ…食欲そそるその香り、匂いにつられついつい舌がジュルリ(*´﹃`*)と
ぐつぐつ♪ ジュワー~パチパチッ♪と、食欲を刺激するわくわく音♫

いざ目の前に振舞われた料理の、その美貌♡
瞳をキラキラ輝かせては、もぉたまらず…パクリ(๑•ʜ •๑)

口に入れた瞬間広がる美味のハーモニー♫♦・*
塩気に加えて、甘みと食材にしみ込んだ旨味が絡まり、
素材の味を活かした優しくも上品✩ それでいてどこか懐かしい味+:。(´ω`*)゜.+:。

そこに、とろとろふわふわ、はずむ弾力♫ 歯ごたえ…舌触りと食感が相まり… 
実に心地よく口の中で踊りはじけては深まる味わいのアンサンブル☆。+


⇒はぅぁぅぅうぅぅぅぁ~ヽ(๑´∀`)ノんw


そして、料理の美味しさが伝わってくるのと同時に… 
それを作った人の心意気が何よりも強く感じらる描写に心奪わます(。゚´Д⊂。キュン

こ、これは見ていて胸が熱くなり、目頭が熱い…
上手い…そして旨い、
い~やそれでいて実に美味い(*ゝ`ω・)b 作りに♪


ぅん♪ コレはただのエロ料理アニメでは…ないのんなぁφ(゚Д゚ )

食う寝る遊ぶの3連コンボ~๑◎∀◎๑)۶♫  ならぬ!
「 作る~食う~エロの3連コンボ~♫ 」 

”美食バトル”に”飯テロ”、そして”エロ”の三国同盟!!
…いや`・ω・´)ノ!!、三権分立!! 三角地帯♡ ぁ!三位一体!!

そぅ言うなれば…
“美食バトル”の星☆三つで~すv(´∀`*v) と

”飯テロ”ビュッフェのフルコース食べ放題やぁヽ(*´∀`)ノ─ッ♪ と

“エロ”の妄想産業革命やぁΣヽ(♡Д○*ノ)

が合わさって・・・・  わ~お!!(゜∀゜ノ)ノ” w




・・・・  ・・・・ 




・・・・  ・・・・




 お粗末ヾ(`∀´*)ノ



お気に入りのキャラ(o*゚∀゚)o

ぃやぁ~みんな魅力的で甲乙つけがたい(。-`ω´-)ムム

でも私は…

乾 日向子せんせ♡が好き(/ω\*)
(遠月OGで元十傑! 現日本料亭の女将)
おっとり、マイペースで、天然でおもしろいの♪
四宮っちにちょっかい出してどつき回されるのとか最高(。→ˇ艸←)プッ w

続いて
⇒肉魅♡⇒田所恵ちゃん⇒アリス⇒えりな⇒悠姫⇒一色先輩wかな〆(・ω・o)


OP、EDはともに前期が好きです♪

前  OP 「希望の唄」 / ウルトラタワー
期  ED 「スパイス」 / 東京カランコロン

後  OP 「ライジングレインボウ」 / ミソッカス
期  ED 「さっちゃんのセクシーカレー」 / 大森靖子

「希望の唄」サビ、カラオケで歌うとめっちゃ気持ち良いです( o´∀`)o¶~~♪



半ば、まだまだコレからといったところで終わってしまいましたが・・・・
続編制作決定!!とのことで、今から続きがとっても楽しみですネヽ(*´∀`)ノ


見るものすら絶頂の幸福感へと誘う”美食”と”エロ”の極上ミルフィーユ♡

さぁ・・・・  おあがりよヾ(`∀´*)ノ!!!!!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 65
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年ジャンプで爆発的なブームを起こした料理格闘漫画が遂にアニメ化!

原作は少年ジャンプの料理格闘漫画

新人が育たず長寿連載と人気作家に
おんぶにだっこ状態の週刊少年ジャンプで
唯一気を吐いている新人の作品がこの漫画

新人と言っても
原作:附田祐斗
作画:佐伯俊
料理監修:森崎友紀
という3人体制
まぁそりゃ料理の薀蓄と魅力的なストーリー
それらに説得力を持たせるだけの作画
料理漫画は1人でやるにはかなりきついジャンルです

この作品は料理漫画の中でも
料理格闘漫画なんて評されるジャンル
美味しそうな料理があふれる料理バトルに
大げさをはるかに通り越した審査員たちのリアクション芸

このジャンルにカテゴライズされるアニメ作品としては
10年ほど前の「焼きたてじゃパン」以来でしょうか?
「焼きたてじゃパン」のリアクション芸は
寒いダジャレを無理やり大げさなリアクションにしていって
元のダジャレのレベルの低さと
リアクション芸のスケールのミスマッチで攻めてきていました

もう少し前に放送されていたのは「中華一番」
料理格闘漫画という言葉を生み出したのはこの作品
強面の審査員が顔中の穴という穴から体液を垂らしながら
恍惚の表情で食事にかぶりつく様子は
原作でもなかなかに強烈でしたが
アニメ版は更に悪乗りして過激にやっていました

もっと歴史をたどっていくと
「中華一番」のさらに10年前
もはや伝説と言っていいこのジャンルの草分け的存在が
「ミスター味っ子」
原作漫画はそこまで過激なリアクションではないのですが
アニメ版の味皇様のぶっ飛んだリアクションが
このジャンルを作り出したと言っても過言ではありません

そしてそんな料理格闘漫画のリアクション芸の世界に革命を起こしたのが
この食戟のソーマという作品
うすら寒いギャグ、濃すぎるおっさん、口からビームを出すじじい
これまでの料理格闘アニメには華が足りなかったのです
この作品は痛々しさを笑いに昇華させるという
リアクション芸の鉄則はそのままに
その痛々しい部分の要素として女の子のお色気シーンを投入しました

その発想は無かった!・・・わけではないです
例えば兄弟誌ヤンジャンで連載していた「華麗なる食卓」なんか
料理勝負+微エロラブコメな感じで売ってました
ただし、料理勝負の部分は全体的にもっと真面目寄りで
食欲を刺激するシーンと性欲を刺激するシーンは
基本的には分けて描写されいました

食戟のソーマはそのふたつをミックスして
食欲と性欲を同時に刺激しようというのがコンセプト
それを新人に厳しい近年の少年ジャンプで展開しようという
その大胆さがまずすごいです
そしてプロの料理研究家をブレインに据えた料理薀蓄
作画専業の漫画家によるクオリティの高い美少女
それらを綺麗にまとめあげつつ少年誌らしい物語を作る原作者
この3人のスペシャリストによるハイクオリティのコラボレーションで
実際に人気漫画にのし上がってしまったのだから脱帽するほかありません

そして今回のアニメ化で
この作品の放送時間は深夜2時~深夜3時台
つまり食欲・性欲だけではなく、そこに睡眠欲が加わり
人間の三大欲求がすべて同時に刺激されてしまう
なんとも恐ろしいアニメとなっております

アニメは2クール使って
秋の選抜の予選終了までを描いています
しかしそのラストがちょっと問題
{netabare}
本選出場枠最後の1人がしっかり描かれていないんですね
アニメだと88点の丸井と伊武崎の同点という形で試合は終わっており
伊武崎が悔しがっているというところから
丸井が勝利したかのような描写になっています

ところが漫画版では叡山先輩の刺客である美作昴という新キャラが登場
91点を出し本選枠を勝ち取っていきます

この美作が丸々削られたことによって
最終回としてはより引き締まって
ひとつの作品としてはいい形になったと思います
アニメはこれでおしまいという事ならば
この締め方は正しいと思います

しかし次への展開を放棄して綺麗に締めるという事は
「これで終わりです」「続編は作れません」
と言っているに等しいです

めだかBOXでさえ3期へ望みを繋ぐため
新キャラ投入という最後っ屁を放って足掻いていたのに
(結局実現しませんでしたが)
ここで美作を出さないという事は
「円盤売れてないし本選は作る気ありませんよ」
ってことですよね

漫画の方はいまだに好調なのだから
このまましばらく人気が持続して
ワンピに変わるようなジャンプの看板になる可能性も0ではない
だとしたら数年後に風向きが変わって続編にGOサインが出るかもしれない
たとえ商業的な都合に実現は厳しかったとしても
スタッフとしては続編を作りたいという意思表示を込めて
続編への布石を打って欲しかったなぁ{/netabare}

無駄に熱いバトル展開と
時々差し込まれる微エロ要素
美味しそうな料理の数々
全体的に悪くない出来のアニメ化だったと思います
それだけにこれで終わってしまうのが残念です

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

94.0 5 料理で漫画原作なアニメランキング5位
ゆるキャン△(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1823)
7224人が棚に入れました
1人でキャンプをするのが好きな女子・リンと、キャンプ初心者・なでしこの出会いからはじまるアウトドアコメディ。本格的なキャンプのノウハウをゆるく楽しげに描く。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、井上麻里奈、大塚明夫
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

日本の原風景を異国で観ると心に沁みて意味もなく涙腺が…りん曰く「それは斬新な昼ドラry」

☆制作スタッフ
▼原作:まんがタイムきららフォワード
▼原作者:あfろ
▼アニメーション制作:C-Station{netabare}
▼監督:京極義昭(初監督作品)
・実績
(演出参加)
『うさぎドロップ』『黒子のバスケシリーズ』 『ヤマノススメ2期』など
▼シリーズ構成:田中仁
・実績
(シリーズ構成)
『キラキラ☆プリキュアアラモード』『あんハピ♪』など
▼キャラクターデザイン/総作画監督:佐々木睦美
・実績
(キャラクターデザイン)
『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』(共同)『星刻の竜騎士』
▼プロップデザイン/プロップ作画監督:山岡奈保子
▼メカデザイン:遠藤大輔
・実績
(作画監督参加)
『とある科学の超電磁砲』『オオカミさんと七人の仲間たち』『ガールフレンド(仮)』『あんハピ♪』など
▼音楽関係
・制作:MAGES.
・OP曲:「SHINY DAYS」(亜咲花)
・ED曲:「ふゆびより」(佐々木恵梨)
▼CAST
レビュー本文に記載。{/netabare}

※長文注意

原作一部既読
リアルタイム視聴済

【視聴環境に関する特記】
"Yuru Camp"
Crunchyroll(配信元)
With English sub

タイトルのとおり、本作は米国赴任中にプレゼンルームに設置されている220インチWXGAプロジェクターで視聴。
サウンドシステムはBOSE5スピーカーサラウンド。
したがって、他の作品とは視聴環境もろもろが違うので、レビューにも影響している。

【物語・キャラ・声優】
1<きららワールドの構造分析>{netabare}
本作の世界観は、原作が連載されているきららのコンセプト、
①日常+空気感

そしてもはや王道テンプレとなっている
②JK(女子高校生)+Activity(活動性)のオーバーラップである。

①+②で、もうあの名作を思い出すだろう。
そう『けいおん!』だ。
しかし、ここで『けいおん!』の二番煎じだのというレビューを書く気は毛頭ない。
(寧ろ『BanG Dream!』は明確に意識、いや、嫌み的な意味でオマージュだな。)
当時、きららでは窓際作品であった『けいおん!』がなぜアニメで大ヒットし、延いては社会現象まで引き起こした理由を思い起こして欲しいのだ。
その答えは「空気感」という形而上な空間をアニメ媒体でしっかりと表現し、視聴者に今までにはない新鮮なカタルシスを伝えきったことに尽きるし、アニメ化に際し脚本構成を担当した吉田玲子さんの卓越した構成と京アニの演出と作画力の協奏に因るミラクルと言っても過言ではない。
『けいおん!』の大成功後、きららのコンセプトが明示的に「①」となったのは周知の事実である。
『けいおん!』終了後も多数のきらら作品がアニメ化されているが、感覚では掴める「空気感」を左脳に書き換える際にどうしても巧い表現が見つからないままであった。
いや、もっと正確に言えば「空気感」を言語的で認識したきっかけが『けいおん!』で『ひだまりスケッチ』のときから感覚としての把握はしていたのだ。
それを解決に導いてしてくれたのが本作なのであり、きららの記号「空気感(ゆるふあ)」の解とは

《異性関係が外形的なストイックであり、かつ非現実な平和過ぎる人間関係の空間》

である。

この状態を更に的を射る言葉が《ゆるい》である。
例えば、きらら作品では少し異色な『がっこうぐらし! 』で考えてみるが、ゾンビに囲まれた世界観はとてもシリアスであり、個々のキャラには試練が降りかかるが、主人公を取り巻く人間関係はシリアスではない。
これが《ゆるい》の核心であり、かつ《ゆるい》を具現化するストーリーの出口は《非ゼロサムのTrue end》であることが、きらら作品の原理原則なのだ。
他の作品は世界観設定自体が緩いので、これ以上の論証は不要だろう
「非ゼロサム」が解り難ければ「Win-Win」で置き換えても良いし、結果が生じる作品では「予定調和」である。

我々のリアルの日常は仕事、学校での人間関係の葛藤に明け暮れている。
ストレス(精神的疲労)の9割が人間関係という日常であるが、そのようなメンタルで人間関係に波風がない《ゆるい》作品を視聴すると精神的緊張緩和が生じるものだが、この心理状態が「癒し」であり「リラクゼーション」である。
ストレス社会に生きる我々は無意識に《非ゼロサムのTrue end》の「きららワールド」を求めているのであり『のんのんびより』の需要が多いのは分かり易い証左。
逆説的に見れば『はねバド!』のように人間関係が辛辣な作品は必ず賛否両論が生じるし、きららワールド的安全安心のヌースで進行していた『ヤマノススメ3期』でのギスギスに違和感を覚えるのである。

日常で散在味わっている人間関係のストレスを、楽しみや息抜きで観るアニメで態々味わいたくないのは当然の心理であろうし、精神衛生に悪いバッドエンドもまた然りである。
しかし、それゆえの固有のデメリットも生じる。
非ゼロサムのTrue endが約束されているため、安定感があり、賛否偏差振幅が少なく極端なアンチも生じない代償として、物語も平坦であることゆえ佳作にはなるが、絶賛される作品もまた生まれ難いことにある。

きららワールドの安定感に加えて「②」の王道テンプレが本作では加わる。
この点についてはまず、きらら作品を除いて説明しよう。
「②」で成功した最も有名な作品が『ガルパン』だ。
「戦車道」なるフィクションを用いて、部活で戦車戦というぶっ飛んだ設定とそれをJKがやるという異様さが話題となり、戦車戦の派手なアクションとギミックが効いたギャグが相乗し大ヒットしたのは誰しもが認める事実だろう。
『ガルパン』に限らず『よりもい』もまたJKと南極というぶっ飛んだ設定だ。
JKをファンタジー設定とした『亜人ちゃんは語りたい』も変わり種だが、男性教師のハーレムが無ければ、内容的にはきららで連載されていてもおかしくない空気感がある作品だ。
それぞれの作品については、当該作品のレビューで行うが、元来JKとActivity(どんな?)は潜在需要が高く、更に上記三作品のように設定の工夫次第では相当の需要が掘り起こせるのである。

では、きららワールドではどうか。
JS(女子小学生)JC(女子中学生)設定、JK日常、社会人の『NEW GAME!』、異世界の『うらら迷路帖』などの一部の例外を除き「②」である。
つまり、きららワールド+「②」はマーケティング的合理においても一定の読者層や視聴層を満たすことからベーシックであることが分かる。
しかし、前述したように平均点は可能であっても、高みは望めない。
つまり、きらら作品の枠を超えての評価は「②」のJK設定かActivity内容に大きな工夫が必要となる。
しかし、前述した『ガルパン』や『よりもい』ではきららワールドが成立しないジレンマが生じる。

「空気感」の分析は終えたので、世代別設定を考えてみる。
JS以下ではロリ色が強くなりその方面で熱狂的ファンもいるかもしれないが、マクロ的にはロリアンチとの差し引きを考えると赤字ではなかろうか。
きらら作品にはエロ要素は少ないが、所謂「百合」を連想させる作品は多い。
百合はネタとして成立しても、一般的には正常とは言い難い状態であり、かつ、幼女同士でそれを連想させるバックグラウンドに対し、ロリのイメージにネガティブな社会的合意の下ではではどうしても、マーケティング的リスクとなる。

ひとこと、言わせてもらえば『苺ましまろ』はJSの日常コメディであってロリを強調した作品ではないし、アニメ化にあたっては原作では飲酒喫煙JK設定の「伸恵」をJD(女子大学、短大生)設定に改変する批判かわしまでやっているが、妹達JSの設定にいちゃもんとしか思えない批判があったのだ。
その背景には、妹達を性対象とした二次創作の氾濫、児ポの規制を巡り議論が活性化しつつあった当時の社会情勢、一部のファンの常軌を逸脱した行動など種々に絡みあった複合要因がそういうレッテルを作り上げたものである。
社会的合意とは、情報リテラシーの貧困に付け入った感情的煽りも大きくて作用しており、さして厳密な根拠で成り立っているものではないのだが、あくまで否定する者が多数派か否かの相違だが、マーケティングでは決して無視は出来ないのだ。

次にJC設定。
これは、きららでは『ゆるゆり』がそうだし、『この美術部には問題がある!』のように他のレーベルでも中心素材として存在することから社会的には受け容れられてはいると思う。
しかし、創作のキャパシティや世間の認知度から考えると『月がきれい』のように思春期が芽生えるJC世代を描く特殊条件でもない限り、JK設定の方がより設定の範囲を広く出来るメリットがあり汎用性が高い。

最後に、社会人お仕事設定の『NEW GAME!』の成功は、主人公がハイティーンの未成年であることと、原作のポテンシャルを上手に引き出した動画工房の制作スキルに因るところが大きく、きらら作品としては異例と考えるべきだ。

ゆえに、JK設定は最大公約数的に受け容れられるポテンシャルが高いと結論出来る。

よって

《異性関係が外形的なストイック(禁欲)かつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJK-Activityのアコード》

が、きららワールドの基幹的王道となる。{/netabare}

2<きららワールドからステップアップ>{netabare}
本作が基幹的王道を保ちながら、従来のきらら作品の中では卓越した評価を得た理由を2方向に絞り分析をしてみる。
その際に重要な尺度となる作品が『ヤヤマノススメ』である。
折しも、本作の監督は『ヤヤマノススメ2期』で演出を担当している。
ここでは本作と『ヤヤマノススメ』を対比する形式で考察してみる。
①主人公の設定
(1)性格
ブリックス=マイヤーズ分類をファンダメンタルとして考察する。
パラメーターとはキャラ性格と近似する分類の参考併記である。
a.『ヤヤマノススメ』
「あおい」(主人公)パラメーターISTP
性格は内向的ネガティブ指向。対人関心は希薄。コミュニケーションを拒否しているのではなく、コミュニケーション表現に自信が持てず他人との距離感をつめられない。人間関係のスキル不足で他人との距離感の在り方を間違えることがあり不器用である。
女子力は高いし、ここで紹介する4名のキャラの中では最も女の子らしい。
「かえで」や「ここな」とは普通に付き合えることから、コミュ障というよりはコミュ力(りょく)スキル不足と言える。
(ひなたとはお互いの人的距離感の認識違いが摩擦の原因となった。)
傍目では冷静に見えるが、スイッチが入ると危険を顧みず頑張る傾向にある。
(富士山登頂の失敗はあおいの性格に起因する。)

「ひなた」(準主人公)パラメーターESTP
あおいの幼馴染みで親友であるが、時折あおいを弄りの対象としている。
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。行動的で社交的であり、他者とも円滑な人間関係をを築き、観察力も鋭い。反面、負けず嫌いで独占欲が強い。
この作品の1期第1話で、ひなたのことを忘れていたあおいに声をかけている。
おそらく、ひなたはあおいに対しては精神的優越を抱いていると思う。
あおいは自分の性格に起因するコンプレックスから、ひなたに依存しつつも常に自立を目指しているが、ひなたは内心あおいの自立を歓迎していない。あおいへの独占欲が強いのであり、実際はひなたがあおいに依存しているのだ。
これは『よりもい』の「キマリ」をあおいに「めぐみ」をひなたと置き換えるとイメージし易い。
これが、ひなたとあおいに生じていた距離感齟齬の根本原因で、実際はあおい→ひなたの距離感より、ひなた→あおいの距離感の方が近いのである。

b.「a」の総括
「あおい」と「ひなた」は自他共に認める親友であり特別な関係だ。
互いの距離感は他の登場キャラよりも遙かに濃密である。
『ヤヤマノススメ』では「あおい」を主人公、「ひなた」を準主人公とし、お互いの行動や言動がお互いの行動を規定し合う《因果的人間関係》を柱に物語が動く。
確かに2期までは「空気感」が溢れた構成で、きららワールド的雰囲気を醸していたが、きららワールドと、きららワールド【的】は違う。
ゆえに「空気感」に束縛されず、自由自在なシナリオで因果的人間関係をシリアルに描写した展開も可能なのだ。
これ以上書くと『ヤヤマノススメ』にレビューする内容がなくなるので一応シメ。

c.『本作』
「りん」(主人公)パラメーターINTJ
性格は内向的ポジティブ指向。対人関心は希薄。洞察力は鋭い。
彼女の性格を一言でいうならホワイトナルシストだ。
要は、他人との関わりよりも自分のスケジュールを優先するタイプであり、コミュニケーション能力は普通にあるが、それを人間関係の向上に用いるのではなく、自分の行動原理を貫くことに用いる為に、他人に誤解をされ易い。
ソロキャンを好むのは、仲間に振り回されたり、気遣うことなくマイペースでキャンプを満喫する自分スタイルが確立されている為であり、仲間の存在そのものを否定したり排除をしたりする意図ではない。
ただ、人間関係においては遠からず近からずの距離感をキープするのは彼女の「哲学」であり、それを浸食する行為には激しく拒否感を示す。
彼女の数少ない友人「恵那」は彼女の哲学の良き理解者であり、距離感の取り方を心得ているから親密な関係となれたのであろう。
また、彼女と「あおい」の「内向性」における決定的な相違は、自我が自立しているか否かである。
彼女の内向性は「哲学」を通すための必要条件である故にポジティブなのだ。
「あおい」には「理想」はあっても「哲学」はないから、性格の素のままに内向的である。
そして彼女の絶妙なキャラ設定こそが、きららワールドを維持しながら本作をステップアップさせた原動力でもある。

「なでしこ」(主人公)パラメーターESFP
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。他人への配慮が出来る反面、他人の評価を気にするデリケートな面がある。
キャンプ飯では女子力の高さも披露した。
彼女は、今を存分にエンジョイすることに人生意義を感じ、誰とでも分け隔てのないコミュニケーションが取れる長所を生かし、その楽しさ自分のみならず周囲にもワクワクを分けることが出来るパワフルな性格である。
しかし、時としてハイテンションが裏目に出て周囲がついていけず疲労感を与える傾向がある。
洞察力が鋭い「りん」が彼女を避けるのは、この部分を自分にとって一番受け容れ難いことと判断しているのかもしれない。
また、彼女は、「りん」の用意周到で計画的な性格とは真逆の、直感を信じて取り敢えず行動を起こすタイプだ。
しかし、のほほんとしているようだが、実は意外とナイーブなのである。
一見、そのゆるい性格が『けいおん!」の「唯」と似ているようにも見えるが「唯」ほどアリガタク脳天気な性格ではない。
「りん」をグルキャンに何とか引き入れようと試みるが「りん哲学」の厚い壁に阻まれ避けられる挫折感は、元来陽性の性格が実は傷ついている彼女の内面を覆い隠しているに過ぎないのだ。
しかし、彼女と「りん」の心理的駆け引きが本作に奥行きを与えているのもまた反面の事実である。

d.「c」の総括
さて、上記「b」で《因果的人間関係》を説明したが物語初期の「りん」と「なでしこ」は【知人(友人とまでも言えない顔見知り)】ではあるが、お互いの心の内面まで共有する【親友関係】ではない。
つまり二人は《相関的人間関係》であり「りん」に関して何かと付き合いの多い「恵那」を除き「なでしこ」「千明」「あおい」の野クル部員との距離感は全て等しく保っている。
なお、きららワールドでは各キャラクターの距離感は『ヤマノススメ』のような親友設定はほとんどない。
その理由として、一部のキャラに濃密な人間関係を設定し「ゆるふあ」だけで物語を進めて行くと、どうしても視聴者が現実的矛盾を感じてしまい、物語そのものに醒めてしまう二律背反が生じる。
この解決方法の一つが、各キャラ間の人間関係の設定を希釈化させることでシリアス回がなくても物語が進行するトリックを用いている。
『ヤマノススメ』は親友キャラ設定があるので、シリアスシーンを挿入しないといずれは現実的矛盾に突き当たり、物語の進行が八方塞がりになったかもしれない。
よって、あえて3期は現実的矛盾回収期としたのだろうが、今後4期、5期と続けるのならば合理的な判断だった思う。

本作の人間関係はシリアスシーンを回避するきららワールド設定であるから、平坦な物語であり「きらら需要層」向け満足作品であったはずなのだが、従前のきららファンのみならず多くのアニメファンを魅了した。
命題「①主人公の設定」の解は、実は既に「りん」と「なでしこ」の横に記述してある「主人公」。

そう《W主人公》設定にある。
しかし、それだけではなくW主人公を使い熟している。

本作は、二人の主人公が一話で複数の平行ドラマを奏でる重層構造であることにお気付きだろうか。
「なでしこ」と「他のキャラの会話劇」と、「りん」は「モノローグ(独白)劇」の二本立てとし、きららワールドのお約束「相関的人間関係」の設定制約を逆手にとり「因果的人間関係」では実質不可能な主人公の使い分け、物語の進行に平行と交差のミックスアレンジを行うことでシリアス回を回避し、かつ、物語全体に深みとイナミック感を醸し出した。
なお、これを達成し得たのはW主人公の物語構成のみではなく「りん」CV東山さんの演技力、そしてトリックスターとしての「恵那」の絶妙なキャラ設定、このすべて調和したからこそ成し得た偉業である。
「恵那」のキャラが本作のトリックスターであることが明確となったのは10話である。
この話は「恵那」がグルキャンに参加するとのLINEのやり取りで始まる「りん哲学」変節の伏線回だが、物語後半ギリギリまで「恵那」の真の役割を明かさなかったのは本当に見事な構成だ。
更に、10話の伏線を成立させるために、登場キャラによる群像劇と平行して「りん」との距離感を詰める「なでしこ」のボディタッチ効果(心理学用語:他人との心理的距離を徐々に詰める概念や技法。実際にやると牢屋に行くことになるので絶対にやらないこと。)に話数を使い丁寧に描写し10話に至るまでの伏線の伏線とした重層構造が「りん」のグルキャン参加が自然な状況で収束する、Win-Winで終わるドラマチックな"True end"を完成させることが出来たのだ。
まさに、きららワールドの呪縛であった『けいおん!』的展開から、一段高みに導いたお見事の表現に尽きる匠の演出であり、勝利である。{/netabare}

3<きららワールドと成功方程式>{netabare}
既に「1」で
《異性関係が外形的なストイックかつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJKActivityのアコード》
が、成功の前提条件であることは論証したが、あくまで成功の確率が上がるという意味であり、成功するには"Activity"の設定にも工夫が必要である。
しかし、意表を突くにしても、きららワールドには《非ゼロサムTrue end》の原則があり『ガルパン』のようなハードバトルや、『シュタゲ』のような伏線回収が複雑な凝ったSF設定をきららワールドを適用するのはあまりにハードルが高すぎるし、苦労の割に結果が伴うとも思えない。
メカはどうだろう?
きらら作品から離れて、JKとサイドカーレースを組み合わせた『つうかあ』で考えると、設定の意外性は確かにあるが、勝負事と非ゼロサムTrue endの整合は難しいし、失敗リスクの方が高い。
メカと勝負のコンビはやはり、きららワールドから離れたシリアス性を出さないと、浮き世離れした中途半端なモノにしかならない。
また、JKとバイクの『ばくおん!!』も意外性があり、ツーリング群像劇のコンセプトは「ゼロサムTrue end」を満たしているが、機械であるメカは冷たいイメージもあり、温もりや優しさが成分の「ゆるさ」とは相性が良くなく、この作品も成功したとは言い難い。
そこから消去法で考えると、魔法や異能力ようなファンタジー、部活やクラスメート同士の日常コメディがどうしてもベーシックスタイルとなるし、また、実際、アニメ化されたきらら作品のほとんどはそうである。

しかし、JKと意外性の組み合わせで成功している作品もある。
本レビューで何度も引き合いに出している『ヤマノススメ』だ。
私が何度も『ヤマノススメ』を引き合いに出しているのは、この作品と本作には共通点が多く存在しているからでもある。
メカは冷たいイメージに対して、自然は優しいイメージである。
そして「意外性」とは、突拍子もない組み合わせのみではなく、所謂「ニッチ(少数派)」も含まれる。
『ヤマノススメ』1期のとき、JKと登山は十分に意表を突いた。
「ニッチ」と「自然」、これこそが、きららワールドにも十分適応する要素であり、事実、きららワールド的な作風であった『ヤマノススメ』特に2期の人気は高い。
本作においても、冬キャンプというニッチ市場とJKの組み合わせは意表を突いており、その意外性だけで、従前のきらら固定ファン層以外も視聴意欲をそそられたと思うし、マーケティング上はまず、話題性こそも成功の諸端なのである。
更に、本作では自然の優しさに加え「2」で分析したように、きらら作品の中でも『けいおん!』以来の秀逸な構成と演出である。

本作の優秀さのロジックは、もう十分に御理解頂けたと思う。{/netabare}

4<部門別評価>{netabare}
①物語
既に説明のとおり、本作はきららワールドという足枷があったにも関わらず、シナリオ、構成、演出、内容のどれをとっても優秀である。
しかし、冬キャンプのロマンを前面に押し出した結果、リスクの説明が殆どなされていないなど、課題点も残している。
製作企画段階で人気が出た場合の「聖地巡礼」対策にはキャンプモラルのみならず、凍傷や最悪の場合は凍死リスクがあることも視聴者に注意喚起すべきである。

ゆえに、
★★★★★★★★★☆4.5
(★は一個0.5点)


物語の評価基準は特に設けていないが、TV版では『エルフェンリート』『魔法少女まどか☆マギカ』が満点レベルの代表作である。
更に、評価では何度でも視聴する気にさせる再現性感覚も付加される。

②キャラ
「りん」「なでしこ」「恵那」は前述の説明のとおり。
「恵那」で特筆するのは、人格を固定したトリックスターの設定は高等技法であることだ。
例を上げれば『シュタゲ』の「桐生萌郁」もトリックスターだが、固定人格を設定していないし、通常、トリックスターはそういう設定をするのだ。
野クル仲間の「千明」と「犬山あおい」(『ヤマノススメ』の「あおい」と混同するので苗字も掲載)は「なでしこ」と「りん」の非対称を示す上で結構重要なキャラであり、二人の主人公の一人「なでしこ」側の物語展開ではしっかりとキャラ設定の役割を果たしているし、物語の緩急をつけるギャグキャラとしても、酒乱がばれて部員達に弄られボケ役を務めた顧問教師「美波」とともに物語の底上げに貢献している。
減点要因としては、きららワールドである故に、各キャラが良い人過ぎる、あまりにも非現実的な設定で苦笑いが生じた点と、「千明」と「犬山あおい」のキャラ立てでキャラの差別化を図るために少し無理をしていること。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0
(★は一個0.5点)

③声優
本項は極めて主観が生じる項目であり、余程のミスキャストがない限り3評価とし、特筆すべき点や、減点するに値する演技があればそれぞれ加減修正している。
「りん」CVの東山奈央さんは「モノローグ」という困難な演技と、性格的に難しいキャラの魅力を最大限に引き出したのは5点評価に値する。
「なでしこ」は性格分類でも述べているが、人懐っこさとその内面に潜むナイーブな感性だがCV花守ゆみりさんは概ね、そつなくこなしたと思う。
しかし「なでしこ」の性格を完全に理解していたかというと疑問がある。
「なでしこ」役になりきるにはハイテンションの中に一瞬垣間見る不安な心理を織り交ぜる程度の技量が必要だ。
「犬山あおい」CVの豊崎愛生は『けいおん!』の主役「唯」役を務めたベテランだが、流石に関西弁はM・A・Oさんや『咲全国編』の愛宕洋榎、『若おかみは小学生!』ウリ坊CV松田颯水さんのようなネイティブと比べると作為的な印象で胡散臭かった。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

5<あとがき>{netabare}
きららワールドの構造分析は『けいおん!』以来からの個人的懸案であり、今回、本作の成功と合わせて行った。
その目的達成のため『ヤマノススメ』から数多くの引用をしたが、本レビューにおいての『ヤマノススメ』は比較検討素材の範囲での活用であり、作品の質そのものを比較したものではないことを特記しておく。

今後のきらら原作作品は、本作をベンチマーク、今回の分析を柱にレビューと評価をすることとなる。
きらら原作作品の次回レビュー予定は『はるかなレシーブ』。{/netabare}

【作画】{netabare}
上記【視聴環境に関する特記】記載のとおり、220インチプロジェクターで視聴した作品であるが、これだけの大画面となると作画が余程しっかりしていないと視聴に耐えられない。
正直、本作を制作したC-Stationは元請け作品の実績が殆どなく、私も作画力に対する見識もなかったため、第1話が始まるまで不安であった。
フルHD配信作品でも、ここまで大画面となると通常はカバーされる作画の粗やバースや色彩異常があると誤魔化しが効かず、30インチ程度のテレビで視聴するような訳にはいかないのである。
しかし、本作は220インチプロジェクターでも破綻することは一切なく富士山麓周辺や長野の美しいロケーションを映し出した。
この事実だけで、作画のクオリティーは高いと結論できる。
背景、美術が220インチでも十分に映えたのは、京アニやPAワークスに見られる緻密で写実的な背景画風というより、印象派に近い画風であったことが粗を抑える効果とともに本作特有の世界観をより美しく表現されたものと思う。
我が国の自然、特に本州の自然は雄大さや、ダイナミックさを追うよりも繊細な美麗さがしっかりと表現された方が視覚的印象に近いだろう。
背景を担当した制作会社を調べてみると、プロダクション・アイという背景専門の制作スタジオで、なんと1970年から一貫して多数の作品の背景美術を制作しているのだ。
『科学忍者隊ガッチャマン』以来のベテランの老舗であると同時に『劇場版Fate / stay night』の背景美術も担当している。
我が国アニメの背景美術にありがちな、制作費の都合に因る支那スタジオへの外注ではなく「メイドインジャパン」のクオリティを遺憾なく発揮しており流石であると同時に、制作費も十分確保して高クオリティーを図った作品でもあったのだ。

更に特筆すべきはプロップとメカニカルの精密描写である。
本作は、銃や兵器が登場する作品同様、キャンプ道具などにプロップ、メカデザイン専任のアニメーターを置き、キャラ以外の描写にも拘りを見せている。
背景美術とキャラのブランケット衣装やキャンプ用品プロップなどは、キャラ以上に本作の世界観を演出するとても重要なポジションだ。
『ヤマノススメ』の演技経験がある京極監督は本作が初監督だが、監督を始め制作スタッフが本作制作にあたり実際にキャンプ体験をするなど、プロ意識もさることながら気合いも入っており、そして制作スタッフの実体験は確実に作品に反映した。

また、本作は米国での視聴だったが、米国は我が国よりもアウトドアが盛んである。
220インチ視聴はアニメ好きなアメリカ人や他の外国人スタッフとの共同鑑賞だが、プロップ描写には多くの外国人が絶賛していたことと、富士山周辺の背景美術に魅了され、実際、来日未経験のイスラエルやアルゼンチンの企業から米国に赴任していた当時の同僚が来日して、富士山周辺でキャンプをしている。
それほど、本作の背景美術とキャンプ用品描写は日本人のみならず、外国人のエモーションにも響いたのである。

キャンプはニッチ市場であるゆえに『けいおん!』のような大規模な社会現象に至るまでではないが、それでも本作視聴を契機にアウトドアを始めたインドア層がいるようである。
アニメの影響力は侮れないねw
作画は良し悪しも大切だが、それ以上に視聴者の心に訴えてこそ作品に魂が宿っている「本物」だろうと、本作で実感した次第であるし、アニメの本領「動き」以外の背景美術やプロップ描写でこれだけの評価をした稀有な作品でもある。
無論、キャラ作画においても不安定感はないし「りん」の無表情と「なでしこ」のオーバーな表情演出は二人の性格の相違を視覚的に表現したものであり、先の分析においても十分に納得がいく。
ただし、キャンプ飯の作画の出来は悪くはないが、もう一歩であった。
しかし、本作のコンセプトで料理アニメの『食戟のソーマ』や『異世界居酒屋「のぶ」』並のクオリティを求めるのは流石に酷であろうし、料理描写は及ばなくても、それをフォローする背景美術が秀逸であり、大自然のなかで美味しくいただく雰囲気は良く表現されていたことから、今回は減点の対象とはしない。

ゆえに
★★★★★★★★★☆4.5


作画に関してはプロフ記載のとおり明確な基準を設けている。
『劇場版 響け! ユーフォニアム(シリーズ)』、TV版『進撃の巨人』(2013)劇場版も含むが「5」。左記作品並みか超える高水準でない限り「5」の評価はない。
以下、減点方式。更に、作品の世界観とのマッチングも加点減点の対象とする。{/netabare}

【音楽】{netabare}
まず、特筆するのはED曲の『ふゆびより』である。
本作のゆるさと冬キャンプを巧みに表現した秀逸な歌詞とアコースティック中心のメロディは、音の解像度がシビアなBOSEサラウンドでは、普通に聴くよりもよりクリアに再現されるのだ。十分に合格ラインだろうし、名曲でもある。
OP曲『SHINY DAYS』は逆にBOSEサラウンドと相性が悪いのかインピーダンスが雑に再生されてしまった。
曲自体は冬キャンプへ向かうワクワク感が十分に表現され、OP演出としては良いと思う。
また、この二曲だけでも十分にBGMとして機能しているが、何とも言えない虚無感と郷愁を誘う劇伴も秀逸であることも特筆に値する。

ゆえに
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

【結び】
本作は、国外、国内を問わずに多くの方々に勧めることが出来る。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 101
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ここをキャンプ地とする! byふじやん

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトル、「けいきゃん」と悩みました。「けいおん」に似た作風であることと、「軽いキャンプ」をかけたなかなかお気に入りだったのですが、一度、この名言を宣言してみたかったので(笑)

きらら原作らしく、ゆるい日常系の中に微百合があって、かなりの良作でした。キャンプを題材にしただけでなく、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」に注目した点は、個人的にかなり楽しかったです♪

OP、これから何か新しいこと、楽しいことが始まる予感がするようで。作風に合った素晴らしいものでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、ゆるい雰囲気の日常系として楽しめました。LINEのやりとりとか、良いよね♪ てかみんな、文章のセンスありすぎですw

成長モノとしては、なでしこの「キャンパーとしての成長」と、リンの「人としての(コミュ力の)成長」が描かれ、非常に爽やかでした。

趣味導入系としては、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」に注目したのが良かったです。これは偏見かもですが、(少なくとも私はそうなんですが)この作品の視聴者層、講読者層には「夏にみんなでワイワイBBQ的なイケてるキャンプ」に苦手意識を持っている方も多いと思います。でも、「一人でしっとり楽しむキャンプ」や「気の合う仲間と貸し切り感覚で楽しむキャンプ」という魅力もあるのだと教えてもらいました。これは、ニーズ(視聴者層)にピタリと合う趣味だったんではないでしょうか? また、経済的な部分にもちゃんと触れている世知辛さ、リアルで好きでした。実際、ああやって苦労して道具を揃えている段階って、一番楽しい時期ですしね♪

ホントに、良いアニメでした! 覇権、、、まではいかずとも、皆さん、上位には入れるのでは? 強いて言えば、「こっちを京アニにやってほしかった」と、思わなくはないけどw 背景とか、作画勝負な作風でもあったと思うので。

あと、個人的に嬉しかったのは、「水曜どうでしょう」のネタが、散りばめられていた、というか、その雰囲気を感じられる作風だったことです。

饅頭大食いとか、パスタとか、温泉とか。最終話の動画再生で、原付きの旅が流れた時は、かなり笑いましたよw
{/netabare}

【余談~ 皆さんは、インドア? アウトドア? ~】
{netabare}
私はインドアです。外、寒いし、夏は虫いるし(笑)

しっかし、いつのまにキャンプは、「手段」から「目的」に変わったんでしょうね。

私も一人旅は好きで、まとまった休みには(車デカいんで)車に布団積んで、色々行ったりしますが、それは「ホテル代がもったいない」からであり、金さえ無限にあるなら、普通に、新幹線+タクシー+ホテルで旅をしたいです。だから、私にとっての車中泊は、目的ではなく手段ですが、彼女らは完全に目的ですよね。巷で流行っているのもそうです。私は古い人間なので、キャンプと野宿の違いが、まだ感覚的にはピンときていないようでした(笑) そこだけ、ちょっと引っ掛かりがありましたが、まあ、個人的な問題ですw

でも、アウトドアに憧れる気持ちはありますね。多分、多くの人がそうなんでしょうが、「キャンプ、楽しいけど、面倒くさい」と思ってしまいます。だから私は、椎名誠さんのエッセイが好きなのです。(基本、脳内で満足できるから)インドアにいながら、ガチアウトドア気分。無敵(笑)

いや、キャンプとかアウトドアも、誘われればたまには行くんですよ。

まず、キャンプの何が嫌いかと言われれば、テント。いや、テントのように閉鎖された空間自体は好き。一人で寝るぶんには快適。でも、いくら仲良いとしても、あの狭いなかに他人と寝るのは嫌。まあ、彼女ならギリで良いが、野郎同士は面白くもなんともない(笑) ちなみに、私のベッドってクイーンサイズなんですよね(部屋が広い岩手の特権w それが家族だろうが彼女だろうが、寝ている時に自分の半径50㎝以内に人がいるのが苦手なんですよね汗 夫婦仲に関係なく、寝室にはベッドを2個置きたい派w)

あとは、片付け。バーベキューは嫌いじゃないけど、(私の場合、飯には酒がつきものなので)散々呑んで食った後に片付けなんかしたくないし、かといって、清々しい朝に洗い物とかしてると、萎える。

好きなのは、焚き火。むしろ、焚き火の為にキャンプやると言っても過言じゃない。飯食って腹も落ち着いた後に、焚き火囲みながらウィスキー呑むのは好き(椎名さん式)。

あと、朝。澄んだ空気は気持ち良いし、珈琲飲むのも定番だけど、好き。

結局、外で焚き火して、(別に惣菜でも良いから)洗い物でない飯食って、酒呑んで、ロッジに泊まるかそれぞれが自分のテントに泊まって、朝、ゆっくり珈琲でも飲んで、帰る。そんな、「軟弱なキャンプ」なら、嫌いじゃないw

でも、このアニメを観てみて、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」なら、少しやってみたいって思いました! まあ、岩手で冬キャンプすると、凍死するかもですが(笑)
{/netabare}

【余談2 ~実写ドラマを観てみた~】
{netabare}
まずは、キャストから。

志摩リン→福原 遥
有名な方ですね。容姿はあまり似てないかな? 福原さんはどちらかといえば可愛い感じですが、リンのクールな感じはイマイチ出てなかったかなと。声は頑張って低く出してましたね。あと、監督の指示でしょうけど、変なコメディタッチの演技は、原作のリンのイメージとは違いましたね。

各務原なでしこ→大原 優乃
知らない方でしたが、妖怪体操第一を踊ってた女の子らしいです。大人になりましたね~。声は結構似ていたと思うし、なでしこのアホっぽさも頑張って演技されていたかなと。ただ、鹿児島出身らしく、顔は濃い目の女優さんなので、容姿的にはだいぶ離れていたかな~と思います。

ちなみに、福原さんと大原さんは中学時代から同じ雑誌に所属し、3年A組でも共演されて、プライベートでも仲良しなのだとか。確かに、そういう仲良し感は出ていて良かったかなと思います。

斉藤 恵那→志田 彩良
チア☆ダン とかに出てた方らしいです。容姿、演技とも凄く原作のイメージに近いな~と思いました。斉藤 恵那は、一見、普通に良い子に見えますが、実は結構イタズラ好きで、「いい性格してやがるぜ」ってキャラですが、なんとなくそんな空気が出せていたように感じます。

大垣 千明→ 田辺 桃子
「こんな未来は聞いてない!!」というドラマで主演された方らしいです。容姿は、結構似てるな~と思いましたが、メイクと眼鏡、髪型どかなり寄せているんですね。元々はしっかり美人な方なのに、あえて「あんまり可愛くなく」して、変顔やオーバーな演技を多用し、原作キャラクターをちゃんと表現しようと頑張ってる感じがしました。

犬山 あおい→箭内 夢菜
チア☆ダン や3年A組とかに出ていた方らしいです。容姿は、少し南国系の顔をしているので、犬子のイメージとは大分違うかな?と思いましたし、福島出身の方ということで、関西弁にもやや違和感を感じました。正直、メインキャストのなかでは、一番原作から遠いかなと思いました。かなりアダルティでしたし。

次にドラマとして。

単純に、ドラマとしては結構面白かったんじゃないかと思う。低予算は丸出しだったけど、それが逆に、原作のユルい雰囲気を出していた感じするし。

あと、原作の台詞をあまりいじらず、LINEの演出もほぼそのままで、原作をきちんとリスペクトしていることは分かる。それから、原作漫画がきちんと取材して作っているから、ドラマの舞台もほぼそのまんまなので、アニメ好きにとってみれば、なんちゃって聖地巡礼が出来て良いとも思った。食事シーンは安定して美味しそうでしたし。

難点としては、アニメほどたっぷりした余白を作れなかったこと。少しテンポが早いように感じた。しょうがないけど。

それから、主演されている方が全員20歳以上ということで、ちょっと女子高生設定にはムリを感じた。てか、ほとんどのアニメ→ドラマはそうだよね。ガチ中学生や高校生使うと、人気や演技力の点で問題があり、20代前半の力ある人使うと違和感あるし。アニメの実写がなかなか上手くいかない一因でしょうね。

とはいえ、なんだかんだ最後まで観ちゃったから、やっぱりゆるキャン好きなんだな~と思いました(笑)
{/netabare}

【余談3 ~聖地巡礼してみた①~】
{netabare}
ほったらかし温泉、行ってみました。個人的には、人生で一番好きな温泉になりました!

景色は特に、最高です。眼下に見える甲府盆地。これだけ山に囲まれた土地で、信玄はよく戦ったな~。てか、ちょうど見下ろせる範囲に盆地が収まるので、「この土地に暮らす人々を皆、幸せにしよう」と、自分が殿様だったら思ってしまうな~なんて考えながら、風呂に浸かってました。

ほったらかし温泉には、「あっちの湯」「こっちの湯」の2つがあり、私は日の出を観たかったので、「あっちの湯」に入りました(あっちの湯は、甲府市を見下ろせる大パノラマが魅力で、こっちの湯は、富士山が正面に見えるのが魅力だそうです。あっちの湯からは、右斜め前くらいに、富士山が見えました)。

アニメでは正面に富士山が見えているため、本当は「こっちの湯」なのでしょうが、なぜか「あちらの湯」と表示されてましたね。多分、あっちの湯とこっちの湯の景色の良いとこ取りをしたかったのでしょう。

あくまで男湯ですが、お湯はぬるく、水位が低いの(40cmくらい?)で、普通に座れば半身浴になります。あの水位なら、「胸が丸見えになる」ので、水位に関してもアニメで改変したのかもしれませんね、ちっ(笑)

また、それが魅力でもあるのですが、屋根もないため、雨天時や冬は、寒くてやや満足度は減るかもしれません(内風呂は温度も高いので、そこと交互に入れば、冬もいけそうですが)。もし行く際は、天気予報をみて、できだけ晴れた日に行くことをオススメします。全然違うと思います。

私が行ったのはGW、晴れていたので半身浴でも最高でした。むしろ、2時間くらいずっと湯船に入り続けてました。

風呂上がりは、卵かけご飯朝食が食べられます。私はそれに、ノンアルビールをつけました(笑) 朝食としては満点です!

アニメで食べてた「温たま揚げ」、食べたかったのですが、9時半からということで、まだ2時間近くあったので、断念。まあ、次の楽しみにしておきましょう。

「ここにはきっとまた来るな~」と思いました。岩手からは遠いけど(笑) 次は夕方から夜にかけていき、夕日と夜景が観てみたいですね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
いきなり知らない、焚き火道具がw OPイイね、「楽しい」が詰まっている感じ。かなり丁寧な作りだね。火起こし面倒くさいとか、悪さもちゃんと見せていく作りなら、好みだな。暗闇の全力ダッシュからのチェーン足払い、は、メッチャ危険(笑) 1500円w このアニメは、普通に面白いな。

2話目
狭い(笑) 窓ガラスのやつ、下手すりゃ死ぬぞ。分かりやすく「けいおん」だけど、面白いからよし! キャンプって、何気に金かかるよね。2匹目の犬、声だして笑ったわw

3話目
朝日は、パワーもらえるよね。私も毎年、初日の出だけは、実家の裏山から見ます(笑) こうやって、自分のテリトリーにズガズガ踏み込んでくる人って、面倒くさくもあり、嬉しくもあり。

4話目
てか、ホームレスだな(苦笑) 大丈夫! ウチの実家も熊出るし(笑) キャンプに憧れる初心者ワイワイキャンパーと、キャンプが好きな中級者ソロキャンパーの対比だね。

5話目
免許とりたてでも大丈夫! 洋ちゃんは初めてで東日本縦断したから(笑) でも、1日150㎞は、ミスターと洋ちゃん以上だ(笑) 余生じゃなく、進路(笑) まあ、ルーで作るカレーは、水分量間違えなければ失敗しないしね。星空と夜景の交換。なんかこう、古風で現代的なやりとり。

6話目
何でもそうだけど、道具を買いそろえてる時期って楽しいよね♪ リンとお姉ちゃんにフラグが(笑) でも、なんか仲良くなれそうな二人だよね♪

7話目
祖父だったをかい(笑) キャンプ飯、旨そうだな♪ コミュ力の違い(笑) リンちゃん、何気にノリがよかったり、女子力高かったり、怖がりだったりで、萌え度アップ(笑)

8話目
アウトドアはリッチな趣味。リアルだけど、なんか本末転倒だよねw バイトの店員が変なアダ名つけるのはアルアルだろうけど、この作品、結構毒があるよねw

9話目
どんどんハードルが上がっていく(笑) 動画見ながらクッキングとか、リアルw 早太郎、メッチャ見てる(笑)

10話目
最後、ソロキャン少女からの成長を画くのかな。

11話目
良い肉を味わうなら、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉の3択だよな。背景、もっと綺麗だったら言うことないんだけどな~。

12話目
CEOのとこで、撫子の妄想だって分かったわw 動画のクダリで最初に映ったの、完全に「水曜どうでしょう」の原付き旅じゃねえか(笑) 声だして笑ったわw やっぱり、意識してたか(笑) まあ、パスタとかまんじゅうとか温泉とか、所々にどうでしょう要素あったしね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 87
ネタバレ

ひろくん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

単なるファンが思った事をダーっと書いてるだけですよー。

最初はね、コイツはアホの子・・・?

と、思っていたのですが・・・ただの【 超人。】でした。(笑)


第 2 話まで視聴。
{netabare}
各務原なでしこちゃん・・・スゲーな。

南部町から本栖湖までチャリで やって来る根性。( リンちゃんもだけど。)
その冬季 本栖湖畔に於いて、青天井下で夜まで昼寝?して
凍死しないという 驚異的に頑健な身体。( 14時?の時点で気温が 5℃!)

そこで初めて出逢った 志摩リンちゃんに御馳走してもらう事となる
1500えんのカレーめんを

『 15回払いで お願いしまふ。。。』

・・・この やり取りのセンス、ワロてまいましたwww
そして ホントにホントに 美味しそ〜に食べるカレーめん

自分も食べたくなって 買って来ちゃいましたデス。


迎えに来てくれた おねーちゃんに オモくそブチのめされた上
車に叩き込まれる際にも、

『 カレーめん、出るぅ〜!!!』

・・・コリてねーなコイツ(笑)


更に第 2 話でも 窓ガラスに顔面を強打する勢いの良さ。
なんて平和な世界なのでしょう。

中々の私好み、良作鴨知れませんね。
(・・・あ、トランプって普通 54枚セットじゃね?w)
{/netabare}

第 3 話 視聴。

ここまで来ての感想。

ふと気がつくと、志摩リンちゃんの CVって東山奈央ちゃんなんだよね。
東山ちゃん演ずる ローテンションキャラって、思いつかんゾ。
ん〜、、、『さばげぶっ!』の豪徳寺ちゃん位か?

{netabare}
そしてまた 各務原姉妹、めちゃめちゃ仲良しなのですね。

妹に対する ねーちゃんの面倒見の良さがハンパねぇっス。
アホな妹程 可愛いってコトなのかしら?

若くは なでしこちゃんが不治の病を患っており、残された時間が殆ど無いのだとか・・・?
( あの食べっぷりから見て、そんなコトは・・・ねーな。ww)


しっかし、なでしこ特製 餃子鍋・・・2人前で 50個全部入れますか?
( しかも “ シメ ” の 御飯を忘れた…とか。w )
その大半を作った本人が食べちゃった上、ポテチまで行こうとするなんて。(唖然)
{/netabare}

第 4 話 視聴。
{netabare}
リンちゃんが 免許&原チャリを手に入れた。

否・・・待て、何故に皆 このクッソ寒い時季のキャンプに拘泥る!

そう・・・以前、リンちゃんが語っていた その理由は このアタクシの考えと
寸分違わぬモノであって おもクソ苦笑してしまった処では有るのですが。ww
( 私は、行かないからね 冬キャンなぞw )

『 ぶちょー!』

って、まった…げんっきだなぁ・・・なでしこちゃん。
そんで 花守ちゃんの声、めちゃめちゃ合ってるなぁ。

展開としては、思った通りのキャンプネタ How to コントです。
オチは読めるケド楽しそうで何より。
人型シュラフネタ・・・“ ぞい子?” 月面着陸ごっこ、なるほどです。w


国道20号線から霧ヶ峰方面へ原チャで行く リンちゃん。
出発前、リン母から 『 危ない道は通っちゃダメよ。』
と、言われていながら 冬場には充分危険な このルート。ww

マジ路面凍結、転倒注意!!!

その重装備状態でコケると死にたくなる程 凹みますぞ!
( 単独行動なので、慰めてくれる人も居ないんだからね。)

思い切り良く ソフトクリームやボルシチ等々を注文する この娘達。
いやいやー、バイトで貯めた お金を全力で キャンプに?注ぎ込むと言う、
正統派経済活動推進アニメですね、これは。
{/netabare}
うむ、今回も楽しかった・・・めでたしめでたし。
そして この番組のアタクシ的評価は上って行くのであった。

さ、今日も夜食に カレーめん食べよ。ww


第 5 話 視聴。
{netabare}
う〜ん、前回終盤の展開より 今回は入浴シーンからのスタートになるという事は分かっておりましたが、
この作品に “ サービスカット ” って必要? とか思うのは私の考え方が高潔過ぎなのでしょうか?w

リンちゃんの方は冬だと言うのに スキー場が近所に有る様な所へ原チャですよ!
そして当然の如く 温泉は、やってない。

…閉ってるんだろーな。って、思ってたんだよねぇ、先週から・・・。w
( もうちょっと先に行くと 別の温泉があるよ…霧ヶ峰とか言いつつ 塩尻峠んトコだし・・・霧ヶ峰はカフェに寄っただけかぃ。)


この作品って…多分、予定調和的展開( 予想とか期待とかを一切裏切らない所。)を
ツっ込みながら視るのが正しい楽しみ方なのでしょうか?

松ぼっくりに続いて 原チャリくんも

\ つかれた /

とか言ってくれちゃうとこも ナイスです。

・・・この原チャリ、2stエンジンだ。
( 本来、この型の Vinoは4st だけどね。先週、気付かんかった…音が Vespaの様デス。)


焚き火を見ていると落ち着くっていうのは、古来より 火を焚いていれば
野生生物達が寄り付く事は無くなり、安心出来たから・・・ってヤツ?

ジャンケンに破れ 独りテントのなでしこちゃん。ww
スっかす可愛いなぁ。。。
否、“ 萌え ” 的なイミでは無く、“ ペット ” 的な感じ?w
(『ワンコみたいやなぁ。』って イヌ子ちゃんも ゆーてたね。)
{/netabare}

へやキャン△コーナーも おもろいなぁ。

第 6 話 視聴。

もう終りかよ!・・・って、言っちゃいたくなるゾ…楽しくて。
ここでの総合得点もジリジリ上がって来てるし…早く続きを視たくなってしまっています、私。

そして、なんかホント・・・リンちゃんの性格って…アタクシと良く似てやがるゼ。( 苦笑。)
{netabare}
リンちゃんが通販にて焚火グリルなるアイテムを購入。
便利なモノがあるんだねぇ・・・これは キャンプ焼肉やりたくなるよ!
( コラボ企画 -【リンちゃんの焼肉セット】販売開始で即、完売!!!ww)

それを見て 『 メタル賽銭箱?』と訊く斉藤さんww
これは ストライク。・・・夜中に爆笑、出来ないからツラかったで。。。

『 御会計、35000円となります!』『 高けぇ〜よ!(怒)』

この件もオモロ過ぎじゃけwww

基本的に人嫌いなリンちゃん…斉藤さんの帰宅後、なでしこちゃん宛ての
お土産を渡す為に ようやく重い腰を上げますが、否、まだか…って、そこに当人の脚が。

図書室の床に直寝!すっごいなぁ〜この子。自由過ぎる。
とっても フリーダムなヤツと言うか、アホなペット。。。そして このセリフ。

『 ミニ賽銭箱?』…クソ〜ここで “ 天丼 ” ですか〜!www

その週末には すかさずの 2週連続キャンプ・・・ハードだ。。。
否、タフだなぁ…それにしても、ねーちゃんは付き合い良いなぁ。

運転している ねーちゃん。この表情で御機嫌なんだ、
スゴいな・・・“ WORKING!! ” の山田毋とか “ ケロロ軍曹 ” のコゴロー方式なの?w


キャンプ場までの道すがら、スーパーにて お買物。お目当ての食材に 有り付く事が出来ずに沈むリンちゃん。。。
・・・が、別メニューの提案に依り あっさりと復活。ww…かわいい娘達だ。
( ハンバーグって、、、焼き難くね?ww)

レジの店員さんから豊崎ちゃんの声・・・。モブキャラの担当かと思いきや、バイト中のイヌ子ちゃんでした。
うむ、ふんだんに鏤められた 小ネタ的 “ トラップ ” が この作品の肝になっていますね。


そーいえば、リンちゃんのじぃちゃんと思しき お方が あきちゃんと絡んでおりましたが、
乗って来てたバイクは なな、なんと ノートン!・・・幾らすんだよ そのバイク!?
フロント倒立フォークなのにワイヤースポークホイールという凄いマシンだぁ〜!

んで、最っ高ぅーにキャンプ向きで無いモデルだで。どうやってキャンプ道具積んで来たん?ww
{/netabare}

第 7 話 視聴。
{netabare}
じいちゃんのノートン 100パー荷崩れ仕様で積んでますね…このバイク、加速いいのに。
燃料タンクに傷が付くのは絶対にイヤなのでしょう。ww

綺麗なトコだね、四尾連湖。

リンちゃんの一人キャンプは中一の冬からですか。
スゲー根性あるね。女の子だよ。。。
で、今回は、リン&なでしこのイチャイチャ話ですよ。

隣のテントの女・・・キッチンドランカー?

おおっと、リンちゃん 備長炭の点火に梃子摺ってます!

鱈鍋・・・美味いに決まってるよな、いいなぁ。

さっきのキッチンドランカー・・・姉かよ!こぇ〜!!!
うわぁー、、、ガッコの先生でコレ?まじ!?

ここへ来て 超展開!・・・否、伏線だわ。

凄い量の焼肉パーティーは ようやく終了、流石…備長炭は優秀。
思った通り、キッチンドランカーさんが おばけ役でした。めでたしめでたし。

味わってしまった 恐怖から リンちゃんの方が なでしこテントへ移動!www
仲良しネタ・・・よろしいなぁ。

あれ?じいちゃんは イントロのみ??
へやキャン△・・・ネタが雑でした。ww あ、先週の写真が消えてるゼ!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

82.0 6 料理で漫画原作なアニメランキング6位
ふらいんぐうぃっち(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1295)
5957人が棚に入れました
青森の親戚の家で居候をすることになった15歳の魔女・真琴と、彼女を取り巻く少年少女の日常をコミカルに描く物語。

声優・キャラクター
篠田みなみ、鈴木絵理、菅原慎介、葵井歌菜、三上枝織、日野まり、井口裕香、佐倉綾音、茅野愛衣、小澤亜李
ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

日常×魔女アニメ 安定の面白さと、和む、癒される感じ[毎話実況レビュー2作目]

2016年春アニメ
2015年の幸腹グラフィティに引き続き今期の毎話レビュー枠
ということで、更新していきたいと思います。

はいふりか、くまみこか、この作品と、どれ見よう~
って悩んでて、好きな声優のみかしー(三上詩織さん)が出ていたので
それで視聴を決めましたw

日常ものの雰囲気がありますが、主人公の子は魔女なので
何かあるかもしれません。
シュールな笑いが起こるシーンも多く、面白いです。


第一話 6年振りの不思議
{netabare}主人公は魔女の真琴、青森に帰って来たところから話はスタート。
真琴の同級生の圭の声が棒って言われてるけど、何か感じがあっていいと思うけどなぁ。。
顔のデザインは作品にあった優しい感じ(-∀-)

真琴は高校生だったみたいで、学校に通いだします。
始業式、そこで、重大発言。

「東北地方は結構魔女多いんですよ」

何とwww
一話で2個ある見所の一つ目でした。

見所の2つ目はですね、
あの真琴がほうきにまたがって、飛ぶシーン…の、
それを目撃して目が死んでる千夏ちゃん。
1話目イチ笑ったシーンですw
こんなとこで飛んでいると他の人にも
見られてそうですが。。(´・_・

まぁでも
千夏ちゃんのおかげでこの作品が成り立ってると言っても
過言じゃないほど、千夏ちゃんは重要な子です。
冒頭での、真琴を頭イっちゃってるやばい人と勘違いするとこも
笑えますw

とまぁ、20分弱見た感想としては、
静かなようで、賑やかなようで、微妙にジブリ感のする作品でした。

EDはmiwaさんが担当で、アニメでは銀の匙以来の出会いです。

2話以降も期待したいと思います。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



第二話 魔女への訪問者
{netabare}またシュールな絵から始まりましたw(何か降りてきた…)
一話でmiwaさんがED担当だと書きましたが、すみません、
OP担当だったみたいです。

マスコットキャラのたか丸くんが登場。

前半は春の訪れの話で、さっき書いた、何か降りてきた人物が
春を運ぶ運び屋さんだったようです。
……(´・_・`)ちょっと見た目が怖いなぁ
千夏ちゃんが怖がるのも分かる。
悪い人に見えるけど、根はすごくいい人でした。
ウチにも春をありがとうございます_(._.)_ 

後半はふきのとう(ばっけ)を道端で採って、家で揚げて食べる話。
作画陣の作り込みの意欲がにじみ出てました笑
ふきのとうの揚がった姿がすごく美味しそうで、
それを真琴がすごく美味しそうに食べるので、
何か食べたくなる衝動に駆られました

でも、実際は結構苦いらしいし。。
千夏たんも顔で嫌がってましたねw

EDもいい感じで今日も平和に鑑賞しました。
ほのぼの枠に入りそう。
20分見て思いましたが、今回の話のタイトルは
「春の訪れ」の方がしっくりくると思うのです。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第三話 畑講座と魔術講座
{netabare}このアニメは前半と後半に話が分かれるのかな。
今回は新キャラ登場回です。(要必見(・ω・!)

前半は魔女としての格を上げるため、真琴が畑仕事に挑戦します。
草ボーボーの状態から肥料をまいて、耕して……。
平和な時間が流れておりました。
……奴が現れるまでは、、

奴はすばしっこく、挑戦的な視線をふっかけてくる奴です。
とんねるずのみなさんの……でたまに使われるネタ
「こいよ~」
が脳裏を過ぎって一人でウケてました笑
前半のまとめは「みんな似たもの同士」、これに尽きます。

後半は千夏ちゃん「未知との遭遇」第二回!!
ということでターバンぐるぐる巻きの謎の女性が倉本家にやってきます!

あの千夏ちゃんの目が点になる表情が好きなんですよね
今後もそういう場面あるのでしょうか。。

ターバンぐるぐる巻き女の正体は、世界を放浪してる真琴の姉、茜でした。
なんでも、魔女界では有名な御方だそうで、
気さくな感じで千夏たんともすぐに打ち解けてました。
サーヴァント…じゃない、お付きの猫たちの会話も聞けますw

茜は真琴に簡単な魔法を一個教えてすぐに帰ってしまいます。
成長確認と、たまには魔法使えよっ!って言いにきたのでしょうね。
やらないと腕がなまってしまうのは僕達人間と同じみたいです。

と、以上ここまで、3話について書きましたが
今回も相変わらず平和で見ていて和んだ、しかしみかしー要素が
足りない一話となりました。
次回はみかしー(が演じてる子)の出番期待してます{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



第四話 桜の中の占い師
毎回レビューの前にタイトルを書いていて、題名からも平和なアニメだな-って感じが最近しています。
{netabare}と、いうことで。 きました4話!

祭りに圭と千夏ちゃんと真琴の三人で行くシーンから話は始まりますが
今回は祭りがメインじゃないです。
祭りの部分では、圭君の以外な弱点を楽しみましょう?
「(ぐぬぬ…) 圭め……。さらっと真琴の肩に手を……羨ましいッ」

さて、ふらいんぐうぃっちは今までではですね、
1話の中で、一応前半後半の区切りがあったのですが、
今回の4話目は全体で話一話として成り立っています。

真琴の姉茜に因縁?を持つ魔女犬飼との出会いですね。

今回は今まで、というか、今年アニメの中で一笑った回でしたww

ー一年前ー
茜と祭りで飲んだ夜、ひょんなことから人間犬化してしまった犬飼。
果たして彼女は無事、人間の姿に戻ることができるのでしょうか!?

これが主題ですね。
今回は千夏ちゃん「未知との遭遇」!!って感じじゃなかったです(^_^;
あのOPで「何だこのキャラ……?」と思わせられていた
謎が解けてちょっとすっきりしたです。

でも、夜には普通の人間の姿に戻れるんですね。
日中はほぼ黒タイツ状態って……それもそれで酷ですが。。

犬飼さんは超絶美人なので最後まで必見ですよ~!

ということで4話の感想は短いですがここまで。

ふらいんぐうぃっち可愛い番付に有力者がエントリーしましたね笑
真琴、千夏ちゃん、茜、そして犬飼(人間ver){/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第五話 使い魔の活用法
{netabare}2クールじゃなければもうすぐ半分になりますね。

というわけで5話です。
使い魔の活用法、とタイトルはなっていますが
今回はタイトル離れというか、内容はものすごく平和でした。

真琴の使い魔の真っ黒ネコの「チト」回です(*^_^*)

前半はチトが散歩しながら街のスポットを探す話、
後半はそれをもとに真琴と散歩する話。

前半はチトのことが気になった千夏ちゃんが
チトを尾行するんですが、どのシーンが後半の伏線になるのか、
見ていただきたいですね。

…………書く事が、、ない。

うん、そんなわけで5話は散歩回でした。
真琴が可愛い回でもありました~{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第六話 おかしなおかし
{netabare}今回の6話は簡単にいうと「千夏ちゃんが魔女の弟子入り」
をする回です。
魔女たちの間で有名な謎のほうきあるあるに始まり
かっこいい、可愛い魔女になりたい!と言い出した千夏。

じゃあ簡単な魔法からやってみようってことで始めたのは
「お菓子に魔法をかけて遊ぶ」って魔法。

これで千夏と真琴が茜の罠にまんまと引っかかるっていう……笑
効果が反対だったら良かったのに。。

と思いつつ見ていた6話でした。
……それにしても圭って魔術に興味ないのかな……
3人が魔法使ってるときも無視してDVD見始めたし。

魔女になってから何をしてもいいってのは平和な設定ですね。{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第七話 喫茶コンクルシオ
{netabare}第七話は喫茶店に行く話がメインかと思ったら
尺的に前半の山菜採りの方がメインっぽいようです。

今回はなお(みかしー)が台詞多くて良かった。
みんなで山菜採り、木々が綺麗で小川のせせらぎが心地よい、
自然を堪能できた回でしたね。

茜昼間からビールと山菜の天ぷらで、もうおっさんですww

喫茶コンクルシオはOPの最後に出てくるアレですね。
もしかしたら現実にもあんな店ありそうなって感じが。
皆さんも廃墟を見つけた際は「二礼二拍一礼」を実戦してみてはどうでしょう。
p.s. 新キャラが登場しました。{/netabare}

満足度:●●●●●●●○○○



第八話 常連の鳴き声
{netabare}今週は新しい子が登場、
椎名杏子ちゃんとそのお母さんです。
杏子ちゃんお母さんとそっくりで可愛い(*´`)
声優は井口裕香さんかなぁと思って見ていたら最後のEDで
井口裕香と書いてあったので「よしッ!」正解でした(^_^;

8話目は喫茶店のおはなしです。
コンクルシオは200年も続くあちらの世界の皆さんの交流の場なんだと。

そんなわけで人間以外にも、いろいろな人がやってきます。

カップルのてんとう虫とか (お母さん虫と会話できるってすごいw)
夜のとばりさんとか (ハンドルネームみたいで笑ったw)
狐……狐。 (こいつが今回のオチをすべて持っていった笑)

そんないろいろなお方が来店する一見カオスそうな店だけど
流れてる雰囲気はまったり。
彼らから代金は頂かす、周りの害虫駆除等をしてもらってるそうです。

今日は一番満足できた回でした。

ED後のCパートは今回はちょっと長く
茜が魔法の実験で面白いことをやっています。

キーワードは「ベトナム」と「水墨画」。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●●



第九話 明日の明日は今にある
{netabare}始まりはお母さんの絵本から。
お母さんはプロの漫画家で千夏ちゃんはその絵本をチェックしています。

お母さん「きつねさんがコンコン……」

千夏「お母さん、きつねはワンって鳴くんだよ」

…千夏ちゃん先週のあれをひきずって・・笑

(追記)
→コメントを頂きました。
先週のアレは犬ではなく、やっぱり狐であって
狐の鳴き声は犬に似ているんだよ、ということを伝えたかった。
そう考えると、僕は狐の鳴き声は知らないので
こんこんじゃなくてワンに近いのかもしれませんね笑
コメントありがとうございました_(._.)_ 

今回のタイトルはなんでしょうね。
繋がりはよく分かりませんが。

犬飼さんが久しぶりに登場して
みんなで占いをしました。

ストーンが落ちる描写が
リアルで良かった

結局、占いはあっけなく当たったというか、
唐突でしたねw{/netabare}

満足度:●●●●●●○○○○



第十話 料理合わずと蜂合わず
{netabare}いつも1週遅れていましたが、これで最新に追いつきました。

前半は圭と真琴となおとで学校の調理実習。
カレーとハンバーグって、、重い。
昼前だったら最高だけど、昼からだと辛そう。
(僕の学校は午前でした。食べてからまた昼飯w)

前半は、ただただ真琴の作った「魔女の指」が衝撃的でした(゚o゚;;
ネットで画像検索したら実際にもあるんですね…
なぜ血が付いているんだろう。。
気持ち悪っ(笑
理由が分かる方がいたらメッセお願いします~_(._.)_

さて、その翌日、後半は
みんなでりんごの蕾取り「摘花」です!

圭の解説がわかりやすく、自然の描写も良かったですね。
真琴の作った魔女の指の効力がまだ続いていましたw

もうあと2話となると、名残惜しくなってきますね。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●○○



第十一話 くじら、空を飛ぶ

すみません、遅くなったので見所だけ。。

くじらが街にやってくる!
魔女の新聞は特別!(見てみたい)
みんなでホットケーキパーティー、
美味しく食べて歴史も学ぼう!
杏子ちゃんかわいい。

では最終回にて。

満足度:●●●●●●●●○○



第十二話 魔女のローブと日々は十人十色
{netabare}ついに最終回となりました。
始まりから、終わりのムードがひしひしと伝わってきます(;_;)

真琴も箒乗りが上手になっていてチトさんからお褒めの言葉が……笑
今回はチトさんがいつになく喋りまくりでしたw

千夏ちゃんにローブを作ってあげて
犬飼さんは占いをしていて、
茜は今日も昼からかんぱーい!…酔ってる…

いつものふらいんぐうぃっちの姿がそこにはあります。

で青森が舞台ですので
最後の締めはやっぱりねぷた!(作中ではねぶただったかな…忘れました。)
(ねぷたとねぶたの違いはググりました。)

作画気合いが入っていましたね。
祭りですので犬飼さんの占いも繁盛、気合が入っています。
もちろん茜の酔っ払いっぷりも。w

みんな浴衣姿も良かった(^_^

そして真琴たちの元に訪れた
金魚たちの幻想的な風景に包まれる中、
作品は無事、幕を閉じました。

12話通して感想を書いてきましたが
1話1話感想を書いていたので、
他の春期アニメに比べると
思い入れも強く、内容もよく覚えています。

このレビューをまた見返した時に
作品のことを思い出して、くすっとなれるような
文章になっていることを祈ります。

では、僕のふらいんぐうぃっちの書き留めは
以上をもって終わりにさせて頂きます_(._.)_ 
3ヶ月の間、お付き合いいただきありがとうございました。{/netabare}

満足度:●●●●●●●●●○



作品全体:●●●●●●●●●●
オススメ:超


終わり、後の楽しみ。

・2期への期待
・サウンドトラック
・原作コミック
・声優のうぉーきんぐ、さーちんぐうぃっち。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ゆっくりとした口調や柔和な言葉遣いに安心します。

田舎での落ち着いた日常を描いた作品の様です。

主人公の真琴が魔女なので、少しだけ不思議な事が起こりますが、それらの出来事が自然に日常に溶け込んでいる所に魅力を感じました。同じ様に田舎での日常を描いたアニメ「のんのんびより」と比べて、キャラの年齢が全体的に高めなので、口調や言葉遣いもさらに柔和で、よりゆったりとした空気を醸し出しているのではないかと思います。

登場する人たちの殆どが、他者の行動に自分の行動を合わせたり、気を使ったりせずマイペースに行動している点は、都会を舞台にした日常アニメのキャラたちが、常にお互いの孤独を補い合い、気を使いあう行動に走りがちなのと比べて、自由であり、予測不能であり、それゆえ面白いと感じました。

1~4話
{netabare}
2話で圭君が道端でフキノトウを見つけた時も、なおはあまり興味を示さなかったらしく、さっさと家に帰ってしまいました(笑)。

この作品で今のところ耳障りなものをただ一つ挙げるとすれば、1話で登場したマンドレイクの叫び声で、片耳を塞いで引っこ抜いた真琴は魔女だからってよく無事だったなあと思います。少し離れた所になおもいたので結構危なかったかも知れない。

4話はこれまでの3話と比べてやや賑やかな回になっていた気がします。(ノロイっぽい顔になってた人もいたし)個人的には最初の3話の方がこの作品の魅力を強く感じられました。それでも取り立てて派手と言う訳でも無く許容内でした。やはり毎週楽しみです。桜並木の描写は非常に美しかった。

演出について、使い魔である猫に安易に人間の言葉を喋らせなかったり、3話のお姉さんが去るシーンでも僅かに煙が立ち昇っただけだったりと、控えめな中にも動きや構図などで魅力を出し、作品の雰囲気を壊さぬよう細心の注意を払っている事が伺えました。後者のシーンを見た時、なぜか私は既視感に近いリアリティを感じました。ああいったシーンで、見栄えはするものの雛形に従った表現しか出来ていないアニメと異なり、日常の中の不思議を文字通り空気の様に描いているアニメは、私の知る限りでは殆ど例が無く(※1古いヨーロッパの映画の何かにこんな描写があったかも)素直に感服させられました。畑を開けるために引っこ抜いた雑草の描写や動物たちの動きについても、地味な中にも目を楽しませるものがあり、見ているだけで幸せな気分になってしまいます^^

※1:ジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」ヤロミル・イレシュ監督の「闇のバイブル 聖少女の詩」にそれっぽい描写が確認できました。前者は英・米共同の、後者はチェコの映画。
{/netabare}
5話~最終話
{netabare}
5話はねこ好き必見のねこ主役回であると共に、登場する人物同士が互いに気兼ねする事無く、各々自由に振舞っていた様で、この作品の雰囲気がこれまで以上に強く出ている印象を受けました。

6話では不動の圭くんが珍しくも呆れ気味に漏らした独り言がありましたが、それとは関係なく、かねてから思っていたのですが、ふらいんぐうぃっちの作風は「長くつしたのピッピ」等で有名なリンドグレーン原作の※2「やかまし荘のこどもたち」にちょっと似てると思いました。

むしろそれよりも落ち着いている空気が有ります。上記の作品でも、子供達がぐらぐらして抜けそうな歯を上手に抜く方法を考えたり、草むしりの最中に変な言葉を発明してみんなで遊んだり、ザリガニ釣りに行ったりと、のどかな日常を描くばかりで、取り立てて事件と呼べる様な挿話がありません。

映画版も製作されているのですが、こちらでは出演している子供達の演技も、演技と言って良いものかどうか迷う程に自然で、ハリウッド映画や日本映画に散見される、子供を大人にとっての都合の良い操り人形として扱っている様な、わざとらしい描写の仕方とはまるで違っていて、安心して視聴出来ます。

ふらいんぐうぃっちを気に入った人なら、アニメ一筋の人でも充分に楽しめる映画だと思いますのでおすすめです。

7話は山菜取りとか、山菜をおつまみにしたお姉ちゃんの昼酒とか、廃屋の魔法喫茶や、可愛い幽霊も登場して、物語の展開的にも、美術的にもふらいんぐうぃっちの魅力が凝縮した素敵な回でした。チトさんもいつも以上にニャゴニャゴ喋ってました^^

7話から引き続いて8話も魔法喫茶を舞台に、とっても落ち着いた会話劇が繰り広げられます。椎名さんとそのお母さんの二人の新キャラが物語に加わりましたが、作品の雰囲気は微動だにしませんでした。※3アザミを食べるてんとう虫って見た事有りませんが、葉っぱの部分にアブラ虫がわんさと付いているのを見た事があるので虫にとっても美味しいんでしょうね…。

生長しきったアザミの"がく"や成長し切った葉のイガイガ部分は人間にとっては食用に適しませんが、若芽や若葉、茎、根っこまで、殆どの部分が食用になります。採る時はくれぐれも棘に気を付けましょう。刺さると細菌感染する恐れがあります。

今回も和みました。

最終回は裁縫回、裁縫好きのブリキ男にとっては楽しい回でした。布地選びから採寸、裁断、縫製など、要所要所丁寧に描写されていました。裁縫の手際の良くない私は、裏地付きの見事なマントをぱっぱと作ってしまう真琴の手腕に驚かされました。熟達している人なら出来そうなので、魔法と言う程ではないですが、とても羨ましく思いました。

※2:ピッピにも似ていると思います。リンドグレーン原作のスウェーデン映画(他の国の製作ものはあまりよろしくない。)は他にも色々有りますが、どれも面白いと思います。

※3:概ね鞘翅につやが無いのが草食、あるのが肉食らしいです。作中描写は肉食のナナホシテントウみたいに見えますが、一応テントウムシもアザミを食べる!
{/netabare}
最期まで大きなドラマも中くらいのドラマも無く、小さな小さなドラマを丁寧に一つづつ積み重ねている印象を残す作品でした。こういったアニメは私は今まで見た事がありません。最終話でもその姿勢は揺らがず、いつも通りやさしい時間が過ぎ去りました。


以下はアニメ本編とはあまり関係なく、どこでも採れそうな野草について
{netabare}
ヨモギ:ばばばあちゃんでお馴染み(もしかしたら知ってる人少ないかも)の万能野菜。天ぷらが美味です。それ以外で使うなら湯掻いて水に晒して灰汁を取る。枯れたと思っても地下茎から芽が出てくるので栽培すれば半永久的に葉を収穫出来ます。

ナガミヒナゲシ:近年よく話題に登りますが、特定外来生物などには指定されていない。花が枯れてから花芯を採取します。素手だと黄色い汁が付いて中々取れませんので、袋(新しいのを使うのはもったいないので油っ気の無い空いた菓子袋などで)ごしに取るなどしましょう。炒めても茹でてもおいしい。芥子の実の一種ですが無害です。ナッツの様なこくがあります。

カラスノエンドウ:ソラマメ属。天ぷらが美味ですが、虫が付いている事があるので気になる人は湯掻いて水で何回かすすぐ。おひたしや炒め物など何でも使えます。

タンポポ・ノゲシ・ブタナ:タンポポは全草食べられます。天ぷら、油炒め以外で食すなら湯掻いて灰汁を取る。

スギナ:天日干しか電子レンジで4~5分乾燥させて、すりこぎ等で砕いて粉末状にする。風味がよく青海苔の代わりとして使える。栄養価が非常に高いらしい。

フキ:八百屋でも見かけますが、日当たりのそれほど良くない所に自生している事があります。良くあく抜きすれば葉も食用になり、豚挽きを練ってこれに巻いて、ロールキャベツの様にしてつゆなどで煮ると非常に美味です。同じ場所に関東では1月下旬~2月下旬にかけてフキノトウが出ます。

ミント:近所で見つけたらラッキーです。耐久性が非常に高いので粗悪な環境でも育ちます。一本だけ引っこ抜いて(根が繋がっているので他の株を傷めない様に途中で切断すべき)土に刺して控え目に水やりすれば脅威の成長力で地下茎を張り巡らせます。冬に枯れても復活し、半永久的に葉を収穫出来ます。

ローズマリー:近所で見つけたら超ラッキーです。柑橘系のさわやかな香りが魚、肉料理にとても良く合い重宝します。小枝を一本失敬して挿し木にすれば、根を広げてプランターなどでも成長します。猛暑には弱いのですが、うまくいけばこちらもまた半永久的に葉を収穫出来ます。

セイタカアワダチソウ:香りは春菊に似て華やか。葉はハーブに、花穂は天ぷらに最適。茎が残りますが、極上の味わいです。晩秋~初冬にかけて繁茂します。

ノゲシ:酷暑に計れてしまいますが、寒さには非常に強く、ほぼ一年中収穫できます。背の高いタンポポといういでたち。葉はロゼット状ではなく互生なので区別出来ます。やや苦味が強いので、基本湯掻いてあく抜きしてから料理に使います。ほうれん草の代わりやそばのお供、炒めものなど色々使えます。天ぷらにするなら洗って水を切るだけで大丈夫です。

ブタナ:茎だけががひょろりと長いタンポポの様な野草。タンポポと同じでロゼット状に葉を付けます。葉は大きく食べでがあり、花も美味。全草食用になります。

ヨメナ…花期は7〜10月ですが、ロゼット状に広がった葉を年中見かけます。葉の形は根元がまっすぐで先端に少し刻みのついたきつねの尻尾型。あくや苦味が少ないので下処理は特に必要ありません。春菊に似た風味も良く、さっと湯掻いたものを薬味として利用したり、おひたし、炒め物、天ぷら、お吸い物にヨメナごはん、何でも使えます。キク科の植物は食せるものが非常に多いです。

田舎住まいでなくとも皆さんの身近に食べられる野草は沢山あると思います。是非お試しあれ。

※1採り過ぎはその種がそこで自生出来なくなる原因になるので控えましょう。

※2必ず火を通しましょう。「のんのんびより」のお兄ちゃんみたいな事をやると稀ですが感染症になる場合もあります。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 81

かさい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

J.Cらしさと良さ

なんとも言えない満足度を得られる素敵なアニメ。
ただの癒やしアニメではなかったことは確か。
J.Cらしい丁寧な作品作りがマッチしたアニメになっていたと思う。

※本レビューはブログ『「ふらいんぐうぃっち」の挑戦と生活実感』に多大な影響を受けております。

【注目スタッフ】
〈メインスタッフ〉
監督:桜美さん
音響監督:岩浪さん
撮影監督:大川内さん
制作:J.C.STAFF

〈演出〉
橋本敏一さん
佐山聖子さん
倉川英揚さん
二瓶勇一さん

【良かった点】
〈演出〉
・カット割り
基本的にテンポは遅い。ゆったり気味のカット割りだが、退屈ではない。
スルスルカットが流れていくシーンもある。ギャグ調の時はテンポを少し変えたり。複数人での会話シーンも多かったが、特段被写体が変わるごとにカットを割るのではなく、キャラ自体に芝居をさせて見せるシーンもあれば、上手くタイミングをとって、頻繁にカットを割るシーンもあった。
被写体を映すタイミングと切る(映し替える)タイミングが絶妙だった。
ふらいんぐうぃっちらしい落ち着く画面もここから来ているのかもしれない。

・被写体の映し方、視線誘導
制作陣の意図したチラリズムが見え隠れしていたのもこの作品の魅力。
なんてこと無いカットでキャラはなんてこと無い体制になりあたかも自然に見える腰や太腿、脚などが目についてしまう。これは確実に狙っているアングルであり、視聴者も自然に視線がそちらがわに移ってしまう。
主人公の真琴に関しては肌の露出度が少ないにもかかわらずそのチラリズムは驚異的である。太腿は完全にタイツでガードされているが、撮影処理によって質感のあるタイツに変わり、人が履いているとい実感がより強く強調されている。
お姉さんのだらしないただ寝っ転がっているポージングにも見え隠れしている胸や太腿に必然的に目が言ってしまう。何より罪なのは、このアニメは正真正銘の日常アニメで彼女達は100%健全だということだ。
制作陣、視聴者はそうではない。

・カメラと被写体との距離感
日常を切り取るには近すぎても遠すぎてもダメなんだなと。
キャラ同士の距離感も近すぎず遠すぎず。
日常を切り取る描写としては、かなり引目のロングショットで背景主体や場面説明などに用いられてもいた。

〈作画〉
・そこまで描くか
新たにカットを割らなければならないシチュエーションでも見せてくる。
徹底された日常描写のなかではこの作品だからこその作画シーンが幾つもあり、一つ一つ上げていきたいくらいだ。
日常の芝居は地味でしかもカロリーが高い。
そのため、一般的なアニメは省略できるカットは省略し、次の動作に上手く繋げていく。しかし、この作品の場合は自ら進んでわざわざ入れなくても成り立ちそうな芝居もカットを足して付け足してくる。
[例]
1,トラックの荷台から降りる千夏ちゃんの手を取るお姉さん
なんてことのない一連だが、お姉さんの大人で自然な気遣いが自然と描写されている。他のアニメも場面によってはある一連。

2,コンセントにプラグを差し込む
これは初めて見た。本当になんてことのないカットを手をアップにしてまで見せてくる。圭くんの料理への意気込みや集中力を感じるカットでもあるが、趣味っぽい気もしなくもない。

3,靴を脱ぐ・靴を手に取る・戸を閉める・立ち上がる
日常で必然的に生じる動作。ここも直前でカットを割らずに作画。
ふらいんぐうぃっちの基本スタンスが伺える。

・大人の子供の芝居の差
はっきりと差別化されている。
大人のキャラの芝居には無駄な動作が殆ど無い。言ってしまえばなんの変哲もないごく自然の芝居。
一方子供の千夏ちゃんは無駄な動作しか無い。身体で大きく芝居をする。
表情もコロコロ変わるし一つ一つの動作も可愛らしく仕上げてきている。どこかの小学生を参考にしたかのようなあるあるな仕草。
大人の芝居をさっぱり目にすることによって、より子供の動きがイキイキ見えてくる。そんな差。

・こだわりの猫
黒のシルエットはロングショットだとCGにしても違和感がない。
手描きパートでも猫らしい、動物らしい仕草などに非常に作り手のこだわりを感じた。歩く、尻尾を振る、回る、あくびをする。そんななんてことのない仕草に胸キュンするのだ。

・細かくはない、丁寧な作画
日常の芝居の描写は細かいが、芝居付け自体は細かくはない。やり過ぎだけどやりすぎてない感じ。これ以上行くと作画アニメになってしまう。
そのバランスも良かった。

〈撮影〉
・服の質感、タイツの質感、髪の質感。
監獄学園のイメージ。質感がやはり違うよなぁ。
ただ適当にグラデ処理がされているのではなく、太腿から踝にかけてだったら、より肌の質感を強める影付けになっていたり、服だったら皺に出来る影が意識されていたり。
タイツの処理は印象的。こだわり加減からスタッフに変態がいる気がしますね。今の段階ではJ.C独自のスタイル。

・撮影処理
バスの窓の水滴とか、川の水の表現とか。
窓の透け具合や反射。

・ピント調整
ボケとピン送りのタイミングも絶妙。演出的な撮影処理。

・玉ねぎアップ
J.Cらしさが詰まってる。玉ねぎここまで描かなくてもええんやで?
グラデ加減がほんと絶妙。玉ねぎにも玉ねぎらしさを忘れない。

〈脚本〉
・セリフ
良い。キャラとキャラの間のやりとりに無理がなく嘘もない。
キャラクターがしっかりしているため、セリフに違和感も感じなかったし、らしいセリフと思わせるセリフも多々あり、キャラ設定や構成の上手さも感じたり。

・会話のスピード、バランス
良い。カット割りや場面転換とも密接関係があると思うが、焦らずゆったり、でも遅くもないキャラのスピードで会話が進む心地よさ。

・聞かされていると感じるセリフが一切ない。
キャラ同士で説明的なセリフのやり取りはあるが、視聴者に向けたセリフと感じるセリフは殆ど無く、彼女達の日常を覗く傍観者に徹することが出来た。

・年相応のセリフ
ここでも差別化。子供は子供らしく、大人は大人らしく。
声優さんの演技も噛んでる。

・会話の流れにも無理がない
安心して聞ける。このあたりは原作力も感じたり。

〈音響〉
・環境音、SE
岩浪さんは派手なアクションSEなイメージがあったが、僕街でかなり印象が変わって、器用な方だと理解した。
田舎の自然で自然なSEが自然に耳に入ってくる。
全体的に抑え気味にしている印象。

・子供の演技、大人の演技
子供は子供らしさ全開に。大人は自然に。
演技指示がなかったとは思えない感じがしますね。
大人の女性陣のサバサバっとした自然な演技が個人的にはかなり好み。

・動物陣、可愛い上手い
猫:茅野愛衣さん
猫:佐倉綾音さん
鼠:小澤亜李さん
まず上手い。
しっかり猫してるし可愛らしさとかも備わっていて、これは実力がないと無理だなと。
嫌がったり嬉しがったり、少し威張ったり、あくびしたり、人間と会話したり、結構色々やってるなと。
難易度高いです。

〈音楽〉
・テンポ感
ゆったり目なシーン、少しスピーディーなシーン。お馴染みなシーン。
場面に合った楽曲。癒やし成分かなり放出している。曲だけ聞いてたら寝てしまいそうな。


・フィルスコ的なBGM
偶然?遊び心も感じる楽曲も少なくない。
雰囲気を第一にした劇伴だったように思う。
ふらいんぐうぃっちの為の楽曲。

〈美術〉
・美術の雰囲気
良い感じ。場面描写も丁寧でした。


〈キャラ〉
・ユニーク
可愛らしかったり少しお馬鹿だったり、長所も短所もバランスよく引き出していて、個性も十分あったと思う。
深い余計な設定がなかったのが大きかった。

・お姉さん相変わらず
エロい。

(OP)
・大畑さん
愛すべきは大畑さんOP。
元気が出ます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

70.8 7 料理で漫画原作なアニメランキング7位
幸腹グラフィティ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (954)
4734人が棚に入れました
一人暮らしをする中学生・町子リョウ。一緒に住んでいた祖母を亡くしたあと、なぜかどんな料理も美味しいと感じられなくなってしまいます。
そんなとき、同い年のはとこ・きりんが泊まりにくることに。
優しいきりんと一緒に食べるご飯は、美味しくて、とてもとてもあたたかくて…。
リョウの友人・椎名も交えて、食事でつながるあたたかな青春が今、はじまります!
寂しい時は、ご飯を食べて一緒にぽかぽかしませんか?

声優・キャラクター
佐藤利奈、大亀あすか、小松未可子、井口裕香、小林ゆう、野中藍
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

9~12話分レビューと総評っぽい物。

原作は一応既読ということになりましょうか。
(1巻は買って読み直しました。)
現在ミラクを買ってない状態ではあります。

採点と総評っぽい物について-----
●物語●
{netabare}
若干百合百合しい雰囲気はありますが、
個人的には問題無し。
テンポも悪くないと思います。
{/netabare}
●声優&キャラ●
{netabare}
う~んコメントし辛いw
4コマ系で佐藤さんというと・・・南さんちの長女?
あとは・・・河合荘のダメ男キャッチャー?w

大亀さんというと・・・
すみません。フォトカノの柚木さんしか。

小松さんは・・・考え中です(本当スンマセン)。

キャラもなかなかコメントできそうにないです。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
3話にも書きましたように、肝心でないところが不安要素に。
円盤で修正されるでしょう、多分。

食事シーンで人物描写が変わるのは「原作から」でしょうね。
作者さんには申し訳ないですが、
アニメになって、かなり見易くなったとは思います。
(原作に思い入れが無いのは多分食事描写のせいかと。)
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
今期の中では、OP・ED共に印象に残っている方だと思います。
それでも更に上を行くのは、次回予告中の歌w
中毒性が高く、キャラも可愛い。
{/netabare}

●総評●
採点内に含めたかったですが、難しそうなのでココに。
観終わっての感想がメインです。
{netabare}
食事シーンはアニメ版の方が好みですね。
明らかにタッチというか描き方が変わるのですが、
色がある分スッキリした印象。
原作だとちょっと見辛くなるんですよね。
ヘタに色気(?)を強調されないきりんの食事シーンが良かったかな。

次回予告テーマ「しあわせグラフィティ」のフルverが
歌謡曲調(デュエット曲調)だったのが意外でした。
そして使われていたのは間奏部分。

食材そのものや調理法にこだわった描写がされていない分、
「料理物(?)」としては目立っていなかったように感じましたが、
「日常物」としてはテンポや雰囲気などは良かったと思います。
凶悪な「日常物」が同期に無かった分、
比較されずに済んだ側面もあるとは思います。

「たべたいな~」「いいな~」と反応する食材が、大抵魚類でしたw
普段から不足気味の生活をしているからでもありましょうが、
やっぱり魚類が好きなんだな~と確認できたと思います。
{/netabare}


12話まで視聴後-----
{netabare}
●9話●
年末年始回。

日頃からできてるとはいえ、
リョウの家事すきるが高すぎるw

椎名家の年越し・・・旧家っぽいので、
お付き合いや行事は多そうですが、「危険」って?w

きりんとの年越しの為のご飯はおでん。
何だかんだと言い訳しながら、次々とつまみ食い(レベル超えてますが)。
一体何に言い訳してるんでしょうか?w

東京への電車。指定席を取っていなかったきりんは、
その混雑っぷりに予定に遅刻するわけですが・・・。
おでん的には味が染みる余地が出来て良かったんでは?とも。

『しあわせグラフィティ』(次回予告のテーマ)が
この回でBGMになってたんですね。
視聴当時は全く気付きもしませんでした。

大掃除・年末・年越し・初詣といろいろありましたが、
今回は「リョウときりんのつながり」の再確認という側面が
強かったように思いました。
一緒に食べるとご飯がおいしい。
みなまでいわなくとも伝わる。そんな間柄。

●10話●
冒頭から、内木さんの異空間w
年も明けて、改めて受験モードへ。
そして次に迎えるであろう新しい環境へ思いを馳せる。
この回で初めて本格的に内木さんとの絡みに。

内木さん、せっかく良いこと考えてるのに
口にしないせいで「謎な人物」に。
更には断片的に発したり表情に出すせいで「変な人」にも・・・w

朝昼晩とピザって・・・味変えてても飽きるでしょw
栄養とか偏ってそうですが、ピザ以外も買ったり作ったりしてるのか心配w

「食べると人格変わる」ということですが、
3週間ピザ続きという時点で「変わった人」ではあると思いますw
というか、あのテンションやリアクション見る限り、
リョウ・きりん・椎名と同じ側の人間です。

内木さんとどこまで絡むのかな?と思いましたが、
12話が合格発表までだったので、ここまでですね。

●11話●
今回も異空間スタート。
ちょいちょい入ってきますね。
「受験生の夜食といえば」がテーマ。

Aパートは即席ラーメン。
毎度リョウの両親からの荷物は・・・どこかズレてる。
即席麺自体はタイムリーですし汎用性高いですけども、
海外から送られてくる日本製のラーメンの新商品て。
どう考えても最先端ではないですよね?w
何よりパッケージが日本語。
両親のお仕事って一体。
町子母がまさかの能登ボイスw

Bパートはカツサンド。
椎名は推薦合格組でしたw
露子さんが作ってくれたのはカツサンド。
受験シーズンになるとコレに限らず、グッズが氾濫しますね~。
椎名の受験中は夜食は大抵コレだったようで、
露子さんにも可愛い?健気?ところがあるな~と。

個人的には夜食という物を食べたことがないので、
定番といわれても、ピンときませんでした。

●12話●
リョウ・きりん共に無事高校に合格!!
椎名も含めて3人とも春から同じ学校に。

ブリ大根に始まり、ブリ大根に戻る。
「おばあちゃんとの思い出」と
「きりんとの思い出」の重なる重要な料理ですね。

おばあちゃんの写真が、場面場面で変わる辺りは
シャフトらしい演出だったかと。
ずっと白黒だったですが、最後はカラーになってましたね。

きりんの引越し先は・・・リョウの部屋。
森野母の野菜炒めはガチで野菜のみでした。
エビカツサンドがあって良かったw
{/netabare}
8話まで視聴後-----
{netabare}
7話。サンマ回。
6話に続き「魚食べたい欲」を大いに刺激してくれましたw

サンマパーティーの準備ということで、
ホームセンターにて材料を買うわけですが・・・。
きりんの持っている炭の量が。
「10人用8kg」の箱を10コ程持ってますw

スーパーお手伝いさん露子さん。
椎名家訪問以来ですが、出番も存在感も大きいです。
ビジュアル的な要素もありましょうが、
椎名母よりお母さんっぽい気がしないでもない。
きりんの師匠という意味でもリョウの母親という意味でも、
結構重要な立ち位置かな~と。
小林さんの演技もインパクト大にしてる要因だと思います。

サンマを焼く、きりんと椎名さんの
真剣な様子が良かったと思います。
「日頃のお返し」という気持ちが、
言葉だけでなく行動や表情から見て取れたように思います。
8話のお弁当回へのつながりを考慮しても、
良いシーンだったと思います。

椎名家の、お皿の生存率が心配です。

8話。きりんが作るお弁当回。
リョウときりんの関係性が深まっている様が、
7話に続きよく見えた回だったと思います。

ここまでこのアニメを観てきて。
改めてこの会社の凄さを感じてます。
相変わらず日常系の作りが絶妙だと思います。
「行間」といいますか「間」といいますか「雰囲気」といいますか。
その辺りの表現でしょうか。
アイキャッチなどで埋めてしまっても構わなさそうな部分を、
独特の演出や構図で繋いでしまう辺りは、他の会社では観られないかと。
この独特さは毒にも薬にもなる物だとは思いますが。
個人的には嫌いではありません。

結論から書けば・・・
料理における最高のスパイスは『愛情』ということでしょうか。
作る側にも食べる側にもそれが存在する関係というのは、
マズいはずが無いわけで。本当に羨ましいことです。
所謂「家庭の味」というのも、
「素材」や「味付け」だけが構成してるわけでもなさそうだ、と改めて。

7話でも散々割れていたお皿ですが・・・未だ成功率4割5分。
うん、半分以下とか勘弁してあげてくださいw
というか・・・5割でも減っていくのかw

おそらく作中は秋なのでしょうが・・・
コンビニの中華まんとか、早く出すようになったな~と。
あと、おでんとかも。
バイトしてた頃は今ほど早く無かったですから。

きりんの実家が予想外に田舎で驚きました。
町子家の家計を支える源は分かりましたが・・・
あの環境だからこその森野家の食べ物事情なのかな?と。
納得できるような(野菜メイン過ぎる)、
できないような(他の食材もありそうですが)。

「私、胃腸弱いから」って、
何気に椎名さん、ひどいですw
まぁ・・・失敗作(?)処分の一環でもあるわけですが。
{/netabare}
6話視聴後-----
{netabare}
開幕風呂シーン&アイスw
そういえばお風呂で何か食べてみようという発想は無かった。
湯船に落とすのはマズいですけど、
それ以外なら流せば良さそうですし、アリかもしれない・・・。
にしても、毎回アバンは唐突な気がします。
前回の「流しそうめん」とか。

アホ毛って・・・可愛いですよね。
アホ毛持ちのキャラもですが、何よりアホ毛そのもの。
特に動きのあるの。

うなぎですか~。最近お高いですよね~。
それにともない、町子家の家計が心配になります。

この6話のおかげで、無性にうなぎが食べたくなってきました。
一応晩御飯食べた後で観てたんですが・・・。
近所で有名なお店ありますが・・・
貧乏人の身としましては、敷居を跨ぐのも憚られますw

今でも真夏、エアコン無しで夜を過ごしてます。
仕事場と車中はともかく、家では何も扇風機のみw

ペッタン娘でも観られるのはダメですw
被害の程度とかの問題では無いのです・・・多分。

この回だけでどんだけ食べてるのかw
夏バテ~うな重~お風呂~アイス~ぜんざい。
そりゃおなか壊しますw
というか、きりんの胃腸はどうなっているの?w
{/netabare}
5話まで視聴後-----
{netabare}
4話。予備校が1週休みになり、リョウは一人で過ごすことに。

謎のコンビニと
某ヒーロー風味な「おにぎり」「からあげ」「シュークリーム」が、
何ともシュールでしたw
「僕らの頭をお食べよ」と引きちぎられるカラアゲは、ちょっと嫌ですw
アバンを観て、ささみさんを思い出しました。

きりんのスマホカバーが何気に面白い。
「牛肉の部位」柄とかw
バッグも肉ですしね。

きりんが泊まりにこないにも関わらず、
無意識で2人分ご飯を準備してしまうあたり、
結構重症なのかな~?とw

資料を探しに出た先で知る、おばあちゃんの真実。
元々料理が苦手だったこと。
勉強した上に、リョウのことを想ってアレンジまでされてたこと。
個人的には、おばあちゃんのコンビニでのチョイスが
「カップ麺」「スナック菓子」「コーラ」という
ジャンクな方向だったことが何より驚きでしたw

というかコンビニの背景描写が細かすぎる・・・。

相手のことを想い、愛情を込めて料理をする。
改めてそれを実感したリョウでしたが、
きっとこれまでも出来ていたことだと思います(主にきりん)。

相変わらず・・・次回予告が、1回目で頭に入らないですw


5話。やってきました、椎名家訪問回。

夏休みらしいイベントということで、
思いつく限りをノートに列挙してたきりんでしたが・・・
総合的には、追い込まれるダメなパターンだったかとw

椎名さん家デカいw
シャフト演出であることを差し引いても大きい。
池もデカい、主もデカいw 泳いだら、きっと喰われる。
ふと『氷菓』の千反田邸を思い出しました。

きりんの足音が家に上がった後は無かったので、
あの音は靴から発せられてる物だと推定。

椎名母、いろいろ衝撃的でした。
シャフト作品で松来さんの声を聴くと、
何故か安心する自分がいますw

露子さんのが椎名さんに似てますよね。
雰囲気というか、ビジュアル的にも。
鉈二刀とか、ゴマをペーストにする(どんだけ・・・)とか、
軟膏とかトゲ抜きとか・・・ハイパーお手伝いさんでしたw

食べるシーンはきりんの独壇場ですね~。
本気で下流にそうめんを流すつもりが無いw

風鈴の描写も細かかったです。
{/netabare}
3話視聴後-----
{netabare}
たけのこご飯とオムライスな回。

EDは今回のが完成版になるのでしょうか?
個人的には2話までのような回想風でもOKです。

椎名さんが本格参戦。
きりんへのアクションは・・・わざとですよね?w

製品版では修正が入るのかな?と思っておりますが、
食事シーン・食べ物への描写に気合が入り過ぎていて、
ひいて撮った人物が不安定で・・・。ちょっと不安になりましたw
{/netabare}
2話視聴後-----
{netabare}
画的な部分については、録画質を高めにしている為もありましょうが、
やはり綺麗&細かいですね。普通、無くて良いと思える所まで
ちゃんと描いてあるのは、さすがはシャフト。

それほど原作を読み込んでいない身としましては、
リョウ・きりん・椎名の3人が、まずメインと思うわけですが、
意外にも椎名の出番が、今のところ・・・短いな~と。
でも確かに1巻読み直してみると、こんなもんだったのかと。

もっと食べることに偏ったアニメになるかな?と思いきや、
1話ではリョウときりん、
2話では2人に椎名(明さんを加えても可)を含めて、
人間関係が構築されていく印象が強かった作品だと思います。

そういう意味で原作に初めて触れた時の記憶と違っていて、
このアニメを継続して観ていこうと思う上で、
プラス方向に作用していると感じます。

2話まで繰り返して。
きりんの足音w
次回予告がw(可愛らしさと歌の中毒性)
2話にきて、あからさまにシャフト演出が増えてきましたね。
(個人的には全然有)

シャフトで佐藤利奈さんというと、個人的には記憶が無いので、
声優さん方面は手探りで聴いていきたいと思います。
大亀さんは思い当たりますが・・・『電波女~』をちゃんと見てないので、
こちらも手探りで。
小松さんは・・・何だかんだで結構聴く頻度が高い方になってきたな~と。
GBFとかモーパイとか俺ガイルとか凪あすとかとか。
{/netabare}
1話視聴後-----
{netabare}
上記の通り、既読組にはなります。
連載開始序盤の絵が記憶に残っているので、
アニメになってキャラデザが結構違うなと、当初は感じました。
が・・・ゲスト回とか単行本読んでみて、こんな感じかな?とも思えてます。

シャフト製ということで、それなりの期待はしていましたが・・・
うん、悪くないと思います。
というか今クールで見直ししたのはこの作品だけです。
個人的には「あ~シャフト製だな~」と感じられる出来かと。
食品や食材、リョウの家の描写(内外共)、カメラワーク(?)等、
結構らしさが出てると思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

すごく温かいアニメな印象を受けて一話で既に幸腹だった。[毎話実況レビュー1作目]

久しぶりにいい一話を見たので何か書きたいと思いました

2015冬アニメ
食事で繋がる温かな出会いのストーリーみたいです
少女アットホームものになるのでしょうか
名言「食事は他人と食べる方がおいしい」



~1品目を見た感想~
{netabare}はじめ急に何かエロい食事シーンから始まったので
家のリビングで見ていたので焦りました。
主人公リョウ(女の子)の所に週に一度、はとこのきりんが
泊まりにくるということらしい。

リョウはすごく美味しそうな料理を作るのが
神的な料理の作画に現れていました。
きりんがうどんを食べているシーンの方がエロティックなリョウの
食べ方よりも美味しそうに見えましたねw

お稲荷さんはうか様にあげること。

これから週に一度、バタバタしそうで
楽しみであります{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●○○○○



~2品目の感想~
{netabare}つやつやのたまご焼きからのスタート♪
やはりいちいち無駄なエロさがw
OPやはり良い曲ですね。

佐藤利奈さんのリョウもお姉さん感があって
すごく家庭的で落ち着きます(  ̄▽ ̄)

今回は二人のお花見回でしたね。
きりん家お手製のおいしそうなサンドイッチ
からの大人のスキンシップ……

「私もー今度 リョウが嬉しくなること提案するから!」
二人の距離が少しずつ近づいていっているようでした。
ここの場面の光の表現素晴らしかったですね
椎名さん(CV凪あすの美海)中々いいキャラしてます
(桜描いて~><)。

夜の桜の花見 やってみたいです。
卵焼きに始まり、卵焼きに終わるほんわかな回でした~{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●○○○



~3品目の感想~
{netabare}学校の成績が芳しくないリョウ
見かねたきりんが椎名を誘って三人で食事をする話。
生物デッサンの筍(たけのこ)をもらって筍ご飯にするとはw
今回は食事シーンの無駄なエロさがちょっと自制されている気がして
まだ見やすかったですw

話は後半一転「オムライスの話題」に

二人はリョウの家に泊まるということで
「オムライスを求めて三千里」とか言う
謎の夕方6時頃に放送していそうな食番組見たいなのを
見た三人がオムライス試食会を行いますw

リョウの優しい親が送ってくれたコシヒカリで
作られたオムライスはもうまさに絶品!
オムライス好きの僕も画面に釘付けでした(>_<)
チーズのドリアン風を食べたいw

そして今回初の謎のカメラ目線演出
リョウ’sキッチンか

今回は作画が安定していました。良かったです。
キリンもみんなも可愛いかった。
小松未可子氏の演じる椎名がまだ凪あすの美海を
想像させてしまうのはどうしてだろう。。{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●○○○○○



~4品目の感想~
{netabare}OPの良さに気付きはじめてきましたw
服装が夏服にッ!(ここ重要)

今日は中華からスタート。
きりんはリョウよりも家族の方を取ってしまって
週末リョウは一人で過ごすことに。

今回は本当にリョウの可愛い成分満載でお腹いっぱい( ´ ▽ ` )
人のために真心込めて作った「愛情のある料理」を食べて
育ったリョウ。
おばあちゃんとの思い出が懐かしまれる回でした♪

コンビニって美味しいものがたくさんあって悩みますよね^^
鮭や赤飯とか、チョコクリームとチップのパンが
僕の定番です笑

やはり食事のシーンのキラキラ☆ミは凄いです
これは原作由来のものなのでしょうか。

名「料理をする上で大切な人を思って作る……
  もしかしたら、それって何よりも大事な
    ことなのかもしれませんね」

料理の大切さ、意義が垣間見れた回でした~{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●○○○



~5品目の感想~
{netabare}壮大な流しそうめんからのスタート

椎名さんの家で夏っぽいイベントを一通り!?
一体どんな家に住んでるのか……

リョウ一人もいいですけど、やっぱりこの3人の
やり取りがいいですね(^^

椎名さん気品があってそして可愛い(*´`)

って椎名さんの家
兼六園か何かですか!
玄関から何か城の雰囲気w
まさかここまでだったとは。。

椎名さんのお母さんは意外の濃いキャラでした。
想像を超えていた椎名宅にびっくりです(゚o゚

今回のメインは始まりに同じく
流しそうめん!(季節感がぁ……ぅぅ)
謎の黄金伝説アングルで軽快に作っていきます
パイパーお手伝いさんの暴走もあり、

流しそうめんはようやく夕方にスタート!
こちらまで涼しい感じがしてきたよ
(って、今冬か……)

花火、七夕、スイカ割りもやって、あとは風鈴と
夏満載の回でしたが、
さすがに現実の季節との違いに悶えましたw
夏だったらもっと良かったですね

というか今回はリョウと椎名さんの服装が
とても可愛かったですね(^O^)
エンドカードもキュート。{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●○○○○



~6品目の感想~
{netabare}風呂でアイスバーからスタート!
いや、溶けてる溶けてるw バニラ風呂になるy

今日のメインはうな重でした。
うなぎの身がトロトロでこちらまでお腹が空いてきますw
飯テロです。

突如、リョウの家のエアコンが壊れましたね。
僕の家と同じ状況です笑

そのせいだったんですね、(エアコン)
風呂アイスの流れは。
僕も一回やってみたいです(*^_^*)(憧)

それにしても
一日で うな重、アイス、ぜんざいとは
中々デンジャラスで季節違いの組み合わせですね。
見ていて面白かったです!
最後の夏演出と椎名さん可愛い。

p。今回は作画のおかしい所が一部気になりました。(一部一部){/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●●○○



~7品目の感想~
{netabare}さて、7話目は最初のシーンで始まる通り
さんまの炭火焼パーティみたいです♪

椎名さんの何気ない凄さがまた発揮されましたねw

今回のツッコミどころは
ズバリ!「きりんのかばん」
今まで出てきたのかは分かりませんでしたが
今回は大きく出ていたので…
ワンピースのような「肉」のかばんでした。
あんなのどこに売ってるんだろう

それはさておき、
リョウに振舞うということで椎名ときりんが焼きさんまを作る。
露子さんのスパルタ教育のもと
さんまは無事完成♪
リョウも満足してくれたようで良かった(*^_^*)

今までリョウに頼りっきりだった二人がリョウに恩返し的に
料理を振舞ったことで
三人の絆がまた、より深まったような気がします。
リョウは面倒見が良すぎな性分なのは仕方ないですがw
これからは三人の共同料理を見たいですね~
(ぜひ、郷土料理を共同で!w)

季節もうすぐ冬になりそうですね
つい先週まで反対だったのにもう追いつかれそうですw

今回はリョウがいつもに増して可愛かった気がしました。{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●○○○



~8品目の感想~
{netabare}体育祭の弁当のお話。
僕は体育祭(中学、高校)はコンビニで済ませているので
特に何もないですが

お弁当の思い出なら小学校の遠足がありますね。

リョウのお弁当リクエスト紙をたまたま見つけた
きりんはリョウのために弁当を作ってあげることを決意

「料理苦手なのにアレンジって♪」
リョウの言葉に笑わされましたw

余った分の処理は椎名さんときりん二人でw。

さつまいもとレモンのあの具材は初めて知りました
有名な具材なんですね
一体どんな味がするんでしょう。

今回は特に書き留めることもない話でした。{/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●○○○○○



~9品目の感想~
{netabare}このアニメもとうとう大晦日になりました。
リョウは食物を使った掃除術で部屋をピカピカに。
10代とは思えない掃除スキル!w

おでんを作るリョウの服装が可愛い。
そういえばこのアニメの感想で時々触れる服装についてですが
もちろんみんな服装可愛いのですが中でも僕は椎名さんの服装がタイプです。
マフラー椎名もGOOD♪

今回はリョウときりんのゆるふわ回ということで
二人の可愛いシーンをたくさん堪能できました
あったかおでんと年越しそばも(綺麗なグラフィックで)美味しそうな
仕上がり
湯気の描写もイイですね。
こっちまで何か臭ってきそうです(@ ̄ρ ̄@)

あけましておめでとうございますm(_ _)m

そして後半は仕事も終わったアキラさんと
近くの神社で初詣へ。
皆さん酒飲んだり、甘酒配ってたりですごくフレンドリーですね
僕のところの神社もやってほしいです(羨)

二人の絆がさらに深まったところで今回はエンドでした

あぁ~椎名さん要素が……ない。。
今回はEDで補強したのでよしとするか
p.s.次回予告に新キャラみたいなボイスが登場。 {/netabare}

幸腹度メーター:●●●●●●●○○○



~10品目の感想~
感想が書けていないです。
もう一度10-12話を見て書くのでよろしくお願いします_(._.)_ 
ピザ回がありますね。






~11品目の感想~
~12品目の感想~


注意書き:アンソロジーコミックについて:



レビュー初の実況レビューです。
毎話レビューよくやっていらっしゃる方がいるので
いつかやってみようと思っていました(^_^;
(回を追うごとに感想が長くなっているのは……
それほどこのアニメのことを思っている証拠…?)


一緒にご飯を食べたりしながら見ると
いい気分になります。
夜に見てはお腹が鳴るので。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

いっぱい食べる君が好き!可愛すぎる「食べる女子」マンガ

ふたしなめ「ふんわり、ゴガガガッ。〜花見弁当・屋台でいろいろ・玉子焼き〜」
提供バックイラスト 原 悠衣

『きんいろモザイク』(kin-iro mosaic)は、原悠衣による日本のストーリー4コマ漫画作品。
2013年7月より9月に放送された作品で日英美少女ゆるふわ学園コメディである。
2015年4月より第2期「ハロー!!きんいろモザイク」が放送予定。
アニメ流行語大賞2013で23位(きん!ぱつ!)、35位(鬼畜こけし)に選ばれた。

他作品TVアニメのエンドカードもしくはバックイラスト。
ひだまりスケッチ×ハニカム 第3話提供バックイラスト
桜Trick 第6話エンドカード
ご注文はうさぎですか? 第1話エンドカード
犬神さんと猫山さん 第6話エンドカード

よんしなめ「じんわり、バリリッ。〜コンビニご飯〜」
提供バックイラスト Koi

『ご注文はうさぎですか?』(ごちゅうもんはうさぎですか、英称:Is the order a rabbit?)は、Koiによる日本のストーリー4コマ漫画作品。
2014年4月より6月に放送された作品でキャッチコピーは「すべてが、かわいい。」「かわいさだけを、ブレンドしました。」。
2015年1月、メガミマガジン2015年3月号にてテレビアニメ第2期の制作が発表され、その後アニメ公式サイトほか各種メディアでも順次発表された。
アニメ流行語大賞2014で4位(こころぴょんぴょん/あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃ^~)に選ばれた。

他作品TVアニメのエンドカードもしくはバックイラスト。
ひだまりスケッチ×ハニカム(第8話提供バック)
ゆゆ式(第6話エンドカード)

じゅうひとしなめ「ジャキジャキ、ずるるっ。~インスタントラーメン~ シャクッ、テリツヤ~。~カツサンド~」
提供バックイラスト 蒼樹 うめ

ひだまりスケッチ
蒼樹うめによる日本のストーリー4コマ漫画『ひだまりスケッチ』を原作とし、TBSほかで放送されたテレビアニメ作品。2007年に第1期が放送され、その後、第4期まで製作・放送された。

アニメイラスト(原作・原案作品以外)
ドージンワーク(第11話予告)
ef - a tale of memories.(第9話予告)
俗・さよなら絶望先生(第12話エンドカード)
かんなぎ(第5話エンディング)
まりあ†ほりっく(第7話エンドカード)
夏のあらし! 〜春夏冬中〜(第9話エンドカード)
俺の妹がこんなに可愛いわけがない(第6話エンディング)
偽物語(第7話提供バック)
パパのいうことを聞きなさい!(第9話エンドカード)
ニセコイ(第14話提供バック)
彼女がフラグをおられたら(第11話エンドカード)

その他
魔法少女まどか☆マギカ(キャラクター原案、第1-2話〈BD/DVD第1巻収録版〉・第9話〈BD/DVD第5巻収録版〉エンディングイラスト、第12話エンドカードイラスト、BD/DVD付属ブックレット4コマ漫画、劇場版キービジュアルイラスト)

どのアニメを視聴するか迷っている方に。今期アニメを制作会社からチェックしてみよう!
まだ単なるアニメ好きだったころ……どれくらい作品自体に惹かれるかで視聴を決定していた若者も多いだろう。しかし、アニメ好き→アニオタへと大人の階段をのぼったとき、気になるのがアニメーション制作会社。今期の「(会社名)の作品はコレか……視聴してみよう!」となっているファンも多いはず。

ひと昔は少々コアなアニオタたちが決める手法ではあったのだが、どうやら最近ではライトなアニメファンにも広がっている様子。筆者の周りのライトなアニメ好きの口から「来期のシャフトは~」といった話が出たときには驚いた。

思い返してみれば2006年あたり、「涼宮ハルヒの憂鬱」を京都アニメーション(通称:京アニ)が制作したあたりから、ライト層にも制作会社で視聴を決定する傾向が強まったように感じられる。

【シャフト】
今期放送中:幸腹グラフィティ
過去の作品(例):物語シリーズ、ひだまりスケッチシリーズ、メカクシティアクターズ(2014)、魔法少女まどか☆マギカ(2011)

独自の「シャフト演出」など、アニメファンの中では何かと話題になるアニメ制作会社。とりあえずシャフトだから観てみるか~といった人も多いだろう。
2015年4月より第2期「ニセコイ:」が放送予定。

魔法少女まどか☆マギカ
魔法少女というモチーフとかけ離れた驚愕のストーリーは話題を呼び、社会現象にまでなった。
「自分が知る限り、これは完璧なアニメ!」と太鼓判を押すのが『魔法少女まどか☆マギカ』。
「ビジュアルは驚くほどクリエイティブで、サントラもパワフルで刺激的。
物語とあらゆる要素が完璧に細工されたオルゴールのように所定の位置に置かれている!」。

ニセコイ
2014年1月より5月に放送され、2014年度代表作品であると思っている。
まずスタッフは、総監督を『ひだまりスケッチシリーズ』、『〈物語〉シリーズ』や『魔法少女まどか☆マギカ』で知られる新房昭之、アニメーション制作をシャフトがそれぞれ担当。
そしてオープニングテーマにClariSと視聴しない理由がなかった。

ClariS
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』オープニングテーマ「Irony」でメジャーデビューした。
その後も『魔法少女まどか☆マギカ』オープニングテーマ「コネクト」、アニメ『偽物語』エンディングテーマ「ナイショの話」、『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』主題歌「カラフル」など、続々とヒット曲を送り出してきた。

いっぱい食べる君が好き!可愛すぎる「食べる女子」マンガ
頬を染めながら物欲しそうな表情を浮かべ、口いっぱいに頬張ると、言葉にできない幸福感たっぷりの笑みを浮かべる……。「よく食べる女性」って、本当に魅力的ですよね。食べてる時の幸せそうな仕草を見ているだけで、こちらもご飯三杯食べられそうです。さらにそれが可愛い子だったら、ご飯一升いけます。

近年では、女性が美味しそうにご飯を食べるだけという「食べる女子」マンガに人気が集まっています! そこで、魅力的な「食べる女子」たちが登場するマンガをご紹介しましょう!

■描きこみ満点の「食べるコマ」に、フェチ心がくすぐられる!
2015年1月にTBS系列でアニメ化され、「食べる女子」ブームを盛り上げたのがこの『幸腹グラフィティ』! 原作は4コマでストーリーが展開していきます。
主人公の町子リョウは、ひとり暮らしの中学生。料理上手だった祖母を亡くして以来、「ご飯が美味しく感じられない」ということに悩んでいました。そんな時、はとこの森野きりんが「週末限定の同居」をすることに。とても美味しそうに食べるきりんとの食卓を囲むうちに、リョウも食事の幸せを思い出していき……。

★ご飯がススム★「食べる女子」ポイント!
やたら色っぽく食べるリョウ、豪快にかきこむきりん、上品な食べ方のクラスメイト・椎名と、まさに1冊で三度おいしい「食べる女子」が満載。毎回10数本の4コマのうち、食べている描写は1~2本ですが、注目はそのコマの描きこみ度! 気合いの入り方が違います!

コラボ電車が京都で1月15日から運行、入場券も販売
川井マコト「幸腹グラフィティ」のキャラクターをあしらったラッピング車両が、1月15日から3月31日にかけて京都の叡山電鉄で運行される。

展望列車・きららにちなみ、「ひだまりスケッチ」をはじめとするまんがタイムきらら(芳文社)系列の作品と多くコラボレートしている叡山電鉄。ラッピング車両の車内やヘッドマークに「幸腹グラフィティ」のキャラクターがデザインされるほか、叡山電鉄とのコラボロゴが登場する。また1月17日からはリョウ・きりん・椎名がプリントされた入場券も販売。発行枚数には限りがあるため、希望者は早めに足を運ぼう。

「幸腹グラフィティ」は美味しい食事を通して温かい関係を築いていく少女たちの物語。マンガはまんがタイムきららミラク(芳文社)にて連載中で、1月からはシャフト制作によるTVアニメも放映されている。

2014年6月にアニメ化が発表され、2015年1月より3月までTBS、MBS、CBC、BS-TBSにて放送された。全12話。「まんがタイムきららミラク」連載作品のアニメ化は『桜Trick』以来1年ぶり通算2作目である。

キャッチフレーズは「さぁ、幸せが動き出す♪」。TBS、MBS、CBCでは字幕放送を実施している。

全編通して話数表記は「ひとしなめ(品目)」、「ふたしなめ」などで統一し、サブタイトルは「ほかほか」や「じゅわっ」などの擬音が用いられている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

71.7 8 料理で漫画原作なアニメランキング8位
ひだまりスケッチ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (775)
4452人が棚に入れました
憧れのやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。
自宅から遠いため、親元を離れ学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」で一人暮らしをすることなった。
隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロ・沙英とともに、やさしくあたたかい仲間に囲まれながらも、4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子、松来未祐

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あんハピ♪でストーリーの所々でキャラクターがSDキャラになる・止め絵のアイキャッチなど本作を意識しているシーンが多い。

憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。
美術家の変わり者が集う事で有名なひだまり荘では、毎日がてんやわんやな出来事ばかり。
しかし、慣れない生活に戸惑いつつも、優しく温かい仲間に囲まれながら、ゆのは今ゆっくりと夢に向かって歩き出す。

ひだまりスケッチ 1(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第1巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、アパート「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女の日常を綴る。
第1話「1月10日 冬のコラージュ」と第2話「8月21日 ニッポンの夏」を収録。

ひだまりスケッチ 2(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第2巻。
デッサンの授業へと向かったゆのは、教室で全身に布を巻いた美術教師・吉野家先生と遭遇。
自らデッサンのモデルになると言い出した先生は…。
第3話「6月17日 またはインド人」と第4話「5月18日 ふかふか日和」を収録。

ひだまりスケッチ 3(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第3巻。
風邪を引き、学校を欠席したゆの。
昼過ぎに目を覚ました彼女は、額の上に濡れタオルが置いてあり、新しいパジャマに着替えていることを不思議に思い…。
第5話「2月13日 こころとからだ」と第6話「7月14日 ひんやり・まったり」を収録。
第3巻映像特典 ゆの役(阿澄佳奈)インタビュー

ひだまりスケッチ 4(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第4巻。
曇天のある日、宮子たちの下校時間にはすっかり風雨が強まっていた。
宮子は自分の部屋に置いてある乾燥剤が雨漏りにより発火することを心配し…。
第7話「10月12日 嵐ノ乾燥剤」と第8話「「3月13日 3%の希望」を収録。
第4巻映像特典 宮子役(水橋かおり)インタビュー

ひだまりスケッチ 5(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第5巻。
宮子と一緒に通学したいたゆのは、道端に落ちていた宝くじを拾う。
落とし主のサラリーマンに渡すと、謝礼としてくじを何枚か貰い…。
第9話「9月4日 裏新宿の狼」と第10話「11月3日 ゆのさま」を収録。
第5巻映像特典 ヒロ役(後藤邑子)インタビュー

ひだまりスケッチ 6(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第6巻。
校外学習で動物園を訪れたゆのたち。
お弁当の時間、動物に見立てたおかずを見せ合う一行だったが、宮ちゃんのお弁当にはキャベツが丸ごと入っており…。
第11話「4月28日 まーるキャベツ」と第12話「12月24日 ChristmasEve 12月25日 サヨナラ…うめ先生」を収録。
第6巻映像特典 沙英役(新谷良子)インタビュー

病気療養中の声優・松来未祐さん死去 「ハヤテのごとく!」鷺ノ宮伊澄、「這いよれ! ニャル子さん」クー子など演じる
アニメ「ハヤテのごとく!」の鷺ノ宮伊澄役などで知られる声優の松来未祐(まつきみゆ)さんが27日に死去していたことがわかった。38歳だった。2日、所属事務所の81プロデュースが公式ホームページで発表した。

ホームページでは「病気療養中のところ平成27年10月27日 38歳で永眠致しました。ここに生前中のご厚誼を深謝し、謹んでご報告申し上げます」と松来さんの死去を伝えた。

また松来さんの公式ブログでも死去を発表。葬儀は、遺族の意向により親族のみで執り行われた。

松来さんは今年7月14日に自身のブログで「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」と明かし、病気療養のために当面の活動を中止すると発表していた。

松来さんは1998年にプレイステーション用ゲーム「御神楽少女探偵団」で声優デビュー。アニメ「D・C・~ダ・カーポ~」の鷺澤頼子や「這いよれ!ニャル子さん」クー子、「ひだまりスケッチ」吉野屋先生の声などで知られ、ファンには「まつらいさん」の愛称で親しまれていた。

『魔法少女まどか☆マギカ』から『ひだまりスケッチ』まで秘蔵資料&作品多数! こだわりの“蒼樹うめ展”10月3日より開幕

●内覧会には蒼樹氏も登場! ライブドローイングを披露
マンガ『ひだまりスケッチ』や、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られる蒼樹うめ氏の展覧会“蒼樹うめ展”が、2015年10月3日(土)~12日(月・祝)の期間、東京・上野の森美術館にて開催!オープン前日となる本日10月2日(金)、報道陣向けの内覧会が行われた。

蒼樹氏初の個展となる本展では、マンガ原稿やイラストだけではなく、初公開の設定資料やデザイン画、描き下ろし作品など、貴重な作品・資料が一挙展示! キュートで華やかな“蒼樹うめの世界”を存分に味わうことができる。

そして内覧会には、蒼樹氏ご本人も登場! 報道陣を前に、その場でイラストを描く“ライブドローイング”を披露してくれた。登壇した蒼樹氏は、「最初に個展のお話をいただいたときには、なんと分不相応なと、大変不安でした」と率直な感想を語り、「私なりに、肩肘張らずにリラックスして、ニコニコと観ていただける展覧会ができたらいいなと思い、今日までコツコツと作らせていただきました」と本展をアピール。展示はもちろん、グッズなどの細部に至るまで蒼樹氏の意向が反映されているそうだ。

ライブドローイングでは、本展のメインビジュアルにも登場している『ひだまりスケッチ』のゆのと、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえを生描画。色えんぴつで頭の大きさなどのアタリを取ると、そのまま太さの違う2種のサインペンで直描き! 約20分ほどの間で、ゆの&キュゥべえが描かれていく。ちなみにゆのは蒼樹氏の美大生時代に生まれたキャラクターだというが、キャラクター自体は「私が落ちこぼれていた、予備校生時代の分身」とのこと。本展の作品には蒼樹氏直筆の制作秘話も併せて展示されており、こういった制作秘話を知ることで、より一層作品を楽しむことができそうだ。

さて、ここからは展覧会の模様をちょっとだけご紹介。第1章~第5章の章立てで、幼少期から学生時代、『ひだまりスケッチ』に『魔法少女まどか☆マギカ』、そしてイラスト制作や同人活動などの多岐にわたる創作活動まで、蒼樹氏の歩みを一望することができる。実際に蒼樹氏が使用している機材を展示した“原稿の部屋”も必見だ。

◆第1章“蒼樹うめとは”
蒼樹氏の幼少期の作品や、学生時代のデッサンなどが展示。蒼樹氏手作りの焼きビーフンを再現した食品サンプル(!)の傍には、レシピも!

◆第2章 『ひだまりスケッチ』の世界
4度にわたりテレビアニメ化もされた、蒼樹氏の代表作『ひだまりスケッチ』。各種イラストや原稿のほか、“ひだまり荘”を再現した一角も!?

◆第3章 原稿の部屋
蒼樹氏の仕事場を再現したコーナー。幾多の作品が、すべてこのコーナーと同じ環境で制作されたのだ。

◆第4章 キャラクター原案『魔法少女まどか☆マギカ』
社会現象にもなった『魔法少女まどか☆マギカ』は、蒼樹氏がキャラクター原案を担当。キャラクターたちの魅力を、蒼樹氏みずから解説している。

◆第5章 「蒼樹うめ」の仕事
連載作品やイラスト提供、企業とのコラボなど、さまざまな作品も一挙展示! コミックマーケットのカタログイラストには、蒼樹氏の熱い想いも添えられていた。

本展では作品展示やグッズ販売のほか、蒼樹氏が不定期で来場し行うドローイングイベントやサイン会、蒼樹氏本人や声優の阿澄佳奈さん(『ひだまりスケッチ』ゆの役)、悠木碧さん(『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役)による音声ガイド(700円[税込])など、“蒼樹うめ展”を味わい尽くす仕掛けが盛りだくさん!

蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」 7月3日から前売り券が全国にて発売開始
10月3日~12日に上野の森美術館にて開催される人気イラストレーター・マンガ家の蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」。前売り券が7月3日から発売されることがWebサイトや公式Twitterアカウントにて発表されました。同時にWebサイトもリニューアルされ、「見どころ」「チケット情報」「関連イベント」が新たに公開されています。

2007年1月からTBSほかで第1期全12話が放送された。

内容は原作にほぼ忠実だが、各話の順番はバラバラで、また時系列順でもなくバラバラである。第1期ではゆのは1年生である。

このアニメの大きな特徴として、実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用していることが挙げられる。特に第1期では料理の実写取り込み画像が多用されており、オーディオコメンタリーによれば、スタッフが実際に調理した物を撮影して使用している。

パートの冒頭には映画のフィルム音と併せた5秒前からのカウントダウンが流れ、1期では太陽を見立てたデザインのものが使われている。

蒼樹は「主要登場人物のフルネームは設定しておらず、今後新たに設定するつもりもない」と語っている。

オープニングテーマ
「スケッチスイッチ」

エンディングテーマ
「芽生えドライブ」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 42

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これが本来の日常系なのかも。だが異色に見える。

物語:3.2 作画:4.0 声優:4.6 音楽:3.4 キャラ:4.8 【平均:4.0】                           (67.9)

ジャンル        :学園、美術、日常生活、ギャグ
話数          :12話+特別編2話
原作          :蒼樹うめ(四コマ漫画)
アニメーション製作 :シャフト
総監督         :新房昭之(第1期のみ)
シリーズ構成     :長谷川菜穂子
キャラデザイン    :伊藤良明
音楽          :菊谷知樹
主人公声優      :阿澄佳奈
OP           :「スケッチスイッチ」作詞 - 秋乃零斗 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 安藤高弘
                         / 歌 - 阿澄佳奈、水橋かおり、新谷良子、後藤邑子
ED           :「芽生えドライブ」作詞 - micco / 作曲・編曲 - 菊池達也 / 歌 - marble

参照元         :Wikipedia「ひだまりスケッチ(アニメ)」
公式ページ      :http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/1st/

【あらすじ】
 憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。 ひだまりスケッチ公式「STORY」冒頭

【特徴】
①日常系、ほのぼの
②時系列シャッフル(1年間)
③新房昭之、シャフトらしい演出(一様な柄の背景、平面的に見せる、実写の取り込み、コミカルなSE等)
④時々キャラのデフォルメ化
⑤放送回によって雰囲気が異なる

【特徴の補足】
①ひだまり荘に住む4人の1年間を描く日常系作品。またその他の登場人物として、ゆのと宮子の担任である吉野屋先生と、いつも吉野屋先生を叱る校長などが登場する。
②始めのうちは意味の分からない事もあるが、後の回でその意味が明らかになります。
③上記で挙げた演出以外では、主に口以外の動作の無い体の一部をアップしたカットを多用します。
④手は腕だけ、顔は更に横長に、目は縦棒という具合にキャラを大胆にデフォルメします。これだけ大胆にデフォルメする作品は珍しく、本作の主な特徴になります。 
⑤基本的に温かいエピソードですが、回によってコメディー、ほっこり、ほのぼの等エピソードの主軸が異なります。従っていつも面白おかしい事柄だけでは無く、実際の日常で起きそうなエピソードで構成されています。

【総括】
 終始顔がほころんでしまうような内容の日常系作品でした。しかしその反面強く笑いを誘うオチが少ない気がしました。その為、"ほのぼのエピソード"がメインとなる作品に感じました。また独特な演出を始め、時系列シャッフルや回によって微妙に方向性を変えるなど、その他の制作会社の日常系作品と被らぬよう工夫を凝らしていると感じました。しかし、ローコスト感を強く感じさせてしまうのは玉に瑕で勿体無いとも感じました。
 最後です。どの様な人にお勧め?と問われたら「本当にほのぼのしたい方にオススメ」と答えます。


【思った事・蛇足】

観終えてみるとゆの達のほのぼのとした話より
新房昭之×シャフトの演出について色々と頭に浮かんできてしまって
自分が本当に楽しめているのか疑問に思ってしまいました。
うーん。
これだけインパクトの強い演出だと仕方のないことなのかもしれませんね。



それから
私の感覚ですが
本作はシャフトらしさを色濃く感じました。
だからシャフトの演出がダメと言う方が本作を完走出来た場合
他のシャフト作品も問題なく観ることが出来るのではないかと思いました。



さて
中身についての感想ですが
良くも悪くもフラットになりました。
心が。
含みのある言い方に感じるかもしれませんが
コレが正直な感想です。
ひだまり荘の4人については少し離れた所から
頬杖を突いてニッコリ微笑みながら見守る感覚で観ていました。



それで私が4人のこと以上に面白味を感じていたことは何なのかと言うと
吉野屋先生と校長先生のバカバカしい遣り取りです。
この2人はギャグ担当でした。
吉野屋先生は教員にあるまじき行動をする変わり者でしたが
校長に至っては頭は細長いわ全身が常に震えてるわで
容姿から既にギャグ。
怒った時のリアクションなんかは可笑しくて結構好きでした。



それにしても
4人に対する感想が浮かんできませんが
次期を観ることで何かしらの感想が浮かんでくることを信じます。



因みに「ひだまりスケッチシリーズ」は全4期です。
1期ではゆのと宮子は1年生ですが
シリーズを追う毎に時間が進み、進級し
更にはキャラも増えるようです。
これは仲良しの輪も広がって
面白味の幅も増えるということなのでしょう。



うん。
是非ともシリーズの最後まで観てみたい!



●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-37.html

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
シャフト
【CV】
ゆの - 阿澄佳奈
宮子 - 水橋かおり
ヒロ - 後藤邑子
沙英 - 新谷良子
乃莉 - 原田ひとみ
なずな - 小見川千明
吉野屋先生 - 松来未祐
校長先生 - チョー
大家さん - 沢城みゆき
夏目 - 福圓美里
智花 - 釘宮理恵
うめ先生 - 蒼樹うめ(原作者)
{netabare}
※蒼樹うめ先生による4コマ漫画原作のアニメ。
美術の学校が舞台なのでシャフトの演出が合ってると思う。
時系列をバラバラにしてるのもいい感じ。

関係ないけど、ゆのっちと吉野家先生の会話シーンを(声優が同じだから)
這いニャルのニャル子&クー子に脳内変換してみるのにハマってますw

アニメではカットされてるけど原作1巻のゆのっちが酔って愚痴?を言うシーン、普段では見れない黒い部分が新鮮で好き♪
{/netabare}
ここから先はネタをネタとして見れる人しか開いてはダメかもしれない。
{netabare}
『本当は怖いひだまりスケッチの世界』


その1 【恐怖!101号室に潜む伝説の魔物】

仮にここではHさんとしておこう。Hさんは普段とても大人しい姿をしているのだが、主にひだまり荘の202号室の住人M子さんとの会話中に時折本来の姿を現す。そしてこの生物は、髪の毛があたかも生きている蛇の様に動き出すのだ。オカルトや神話に詳しい方ならピンときたかもしれない。そう、ギリシャ神話の伝説の魔物「メデューサ」そのものではないか。伝説とされている魔物は確かに存在したのだ。しかも「ひだまり荘」というこのアニメの中で一番描かれている場面の多い建物内にだ。筆者はこの事実に気付いた時、あまりの恐ろしさにしばらく震えが止まらなかったのを覚えている。…話を戻そう。この魔物の暴力的かつ残虐的な行動は語るまでもないのだが、その他にもこの個体には顕著な特徴がある。それは「食」に対する異常なまでの執着心。真夏に暖房をガンガンに効かせて鍋を食したり、鍋の締めとして鍋いっぱいのお汁粉を用意したり…と、その異常性は極めて高い。ちなみに余談ではあるが、メデューサの神話は芸術面においても関わりが深い。古代ギリシャやローマでは武具や防具にその首が描かれていたり、子供の悪戯防止と魔除けの意味を込め、竈にメドゥーサの絵を描いていた物も残っている。ひだまりスケッチの舞台となっているのが、やまぶき高校美術科だというのもなにか関係があるのかもしれない。

その2 【驚異!狐が憑いた女】

怪談でしばし語られる中には「呪われた○○」というものがある。いわゆる「いわくつき」というヤツだ。このひだまりスケッチの中にも例外なく登場しているのだ。1期2話をご覧になって欲しい。内容は浴衣を着て夏祭りに出かけるという、一見ごく普通のお話。そして浴衣を持ってなかったM子さんは、Hさんが子供の頃に着ていた魔法少女モノの浴衣を借りる事に。しかし、ここからが本編なのだ。その浴衣は着ると色々と悪い事が起きる「狐が憑いた浴衣」いわゆる「いわく付きな浴衣」だったのである。案の定それを着て夏祭りに出かけたM子さんが取り憑かれるのだが、その顛末は皆さんにアニメを実際に見て確認してほしい。

その3 【怪奇!やまぶき高校に棲む怪異】

「学校の七不思議」というのを聞いた事がある人も多いだろう。怪談では定番となっている物だが、勿論ひだまりスケッチに登場する学校にも存在する。其の中でも最も筆者が恐ろしいと感じたのは、学校の代表とも言える存在「校長先生」がとても人間とは思えない異形の姿をしているように見える…というものだ。一言で言えば「在り得ない程に頭部が長い」のである。この校長は度々出現しているので、これも実際にアニメを見て確認をしてみてほしい。またこの他にも妖怪の類だと思われる「チクリン」の存在や、過去の卒業生が彫った「やまぶき地蔵」にまつわる伝説、学校の目の前に佇んでいる「血溜り荘」(お黙り荘と呼ばれる事もあるらしい)と呼ばれる建物…等々が七不思議には存在する。こちらも検証が済み次第、記事にしていこうと思う。


…え?ひだまりスケッチは癒し系の日常アニメだって?
「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな。」(CV阿澄佳奈@黒ゆの
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

76.7 9 料理で漫画原作なアニメランキング9位
食戟のソーマ 弐の皿(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (659)
3836人が棚に入れました
実家の下町の定食屋「ゆきひら」を手伝う日々を送っていた幸平創真は、中学校卒業と同時に、ある料理学校への編入を父・城一郎に薦められる。それは日本屈指の料理学校「遠月茶寮料理學園」……卒業到達率10%以下の超エリート校だった。厳しい試験、脱落者続出の地獄の宿泊研修、退学を賭けた食戟。さまざまな試練を乗り越え、料理の腕を磨いていく創真。同じ志を持つ仲間や、同世代の実力者たちと出会い、一人の人間としても確実に成長を続けていた。――そして迎えた秋。一年生の中でも選ばれた者しか出場を許されない遠月伝統「秋の選抜」、その出場切符を創真は手にする。「秋の選抜」予選のお題は“カレー料理"優勝候補でスパイスの使い手、葉山アキラの作るカレーにスパイスの奥深さを知った創真は葉山の宣戦布告を受けて立つべく、スパイスと格闘。予選当日の朝まで試行錯誤して調理に臨み、葉山と同じ“香りの爆弾"という発想に行き着いたが、結果は葉山94点、創真93点と僅差で葉山が一位に。葉山に敗れはしたものの、見事に本選出場を決めた創真。悔しさを滲ませながらも、さらに強くなることを心に誓い、かくして迎える「秋の選抜」本選。トーナメントに肩を並べたのは、創真、恵、タクミ、緋沙子、アリス、黒木場、葉山、美作、の8名。次なる創真の相手は……!? そして、てっぺんを取るのは……!?

声優・キャラクター
松岡禎丞、種田梨沙、高橋未奈美、諏訪部順一、岡本信彦、花江夏樹、大西沙織、赤﨑千夏、安元洋貴
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

今期も十分に楽しめました♪

12~最終話{netabare}
四宮シェフのもとでのスタジエール。1期での四宮シェフの印象から
すると、かつての厳しさの中に優しさが加わってて、田所との料理対
決以降に成長したことが伺えました。ソーマも四宮シェフのもとで
フランス料理を学び、一回り以上成長したことがこの2話で分かり
ます。なんだかんだ言って、四宮シェフとソーマはお互いの力量を
認め合っていることが窺えて、とても良い気分で最終話を終えるこ
とができました。ソーマの考えた料理も、ちょっと改良して『生意
気小僧風』とメニューに記してあった点も四宮シェフの人柄を感じ
させる演出で良かった。参の皿も期待したいですね!!{/netabare}登場人物が
かなり多いので、他の人たちの様子も気になりましたが描ききれな
いで終わってしまったのが残念でした。でも楽しめました!!
11話{netabare}
新戸とソーマのスタジエールが中心だったが、新戸の殻をソーマが
壊してあげて、前向きに再出発させてあげるというのが主たるスト
ーリーで、なかなかいい話でした。恵はえりなと組んでスタジエー
ルだったが、こちらも恵なりの考察で地味ながら活躍していました。
スタジエールの帰りに、えりなとの車中の会話は楽しかった。恵の
心のつぶやきがウケましたw 次回のスタジエールはどのような内
容なのか楽しみです♪{/netabare}
9・10話{netabare}
3人の熾烈な争いは葉山の勝利だったが、拮抗した試合の中でソーマ
は新たなる境地を目指す。負けてからどう進化して行くのか、これ
からのソーマの成長に期待しつつ、新展開かな?{/netabare}
8話{netabare}
サンマの目利きでは黒木場と葉山に勝てそうにないソウマが考えた
サンマの熟成方法は・・・?次週が楽しみです。{/netabare}
7話{netabare}
黒木場と葉山の勝負は互角で引き分けとは・・・勢いでは黒木場かと
おもったが、結局二人とも決勝に持ち上がり、ソウマと3人での決勝
戦となった。お題はサンマということです。
庶民な私は、やっぱり塩焼きが一番じゃないかと思うのですが・・・
大根おろしは必須ですw でもきっと、とっても工夫をこらした
料理が作られることでしょう。{/netabare}
6話{netabare}
美作とソウマの食戟だけど、志の高さからしてソウマの方が上でした。
ただ、料理をやめようとした美作を諭し、真の料理人を目指すように
勧告するソウマの器も大きくなってきてるね。次週は黒木場と葉山の
対決で、今回の食戟対決よりも、こっちの方が興味あるなぁ~。どん
な料理が出てくるのか楽しみです♪{/netabare}
5話{netabare}
ビーフシチューで食戟ということになったが、郁魅とえりなのおかげで、
なにかヒントが得られたソーマは次週どのようなシチューを作るのか楽
しみです。どのような勝ち方をしてくれるのかがポイント。まさか負け
ることはないと思う。一口目から美味しい料理を作るっていうことが
今回のソーマの課題でもあるようですね。定食屋の美味しい料理から
どのように脱却するのか期待です。{/netabare}
4話{netabare}
タクミVS美作。美作がタクミに食戟を仕掛け、タクミは受けて立ったが
が負けてしまう。次戦はソウマVS美作となった。
美作の戦い方は姑息だが、技術や応用能力はある。
美作はソウマに食戟を叩きつける。ソウマは負けたら料理人を止めると告げ、食戟を承諾。
果たしてどうなるのか・・・。個人的には、黒木場と葉山アキラの勝負の
方が興味あるな・・・。{/netabare}
3話{netabare}
田所ちゃん負けたか・・・残念。でもさ、ふんどし脱げてたんだったら、田所ちゃんの勝ちじゃないんかい(笑)。もう一戦は葉山アキラの勝利。確かに見る
からに美味しそうなハンバーガーだったなぁ♪来週はタクミと美作の勝負。
女の子は全員負けってことになりました。{/netabare}
2話{netabare}
田所ちゃんと黒木場のラーメン対決。料理の細かい部分はよく分からんけど
どちらも美味しそうです。決着は来週みたいですが、田所ちゃんに勝って欲
しいなぁ~。彼女独特の温かく優しい心のこもった、そして洗練された料理
がどこまで通用するのかな~?創馬との対決の時はくるのか、ちょっと楽し
みにしているのですが・・・。今期も安定した内容だし、安心して楽しめま
す。 {/netabare}
1話{netabare}  
アリスと創真の弁当対決でした。あまりの豪華さに味の想像はつかないが、
どちらの料理も美味しそうでした。決め手は『心のこもった温かい料理』って
ところですね。アリスは田所ちゃんの次に好きだったキャラなので、ここで
負けたのは残念ですが、いい子でしたね♪リベンジの機会があるのでしょうか?
画も申し分ないし、1期と同様に楽しめそうです。次週は田所ちゃんに勝って
もらいたいけど、どうなるかな・・・。連続で好きなキャラが負けるのは
ちょっとイヤかもw{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

しょ~くぅ~げ~きの・・・すぉおぅむぁあああああーーーーー!!!!!!!!!!

スタジエール編が面白過ぎる。
もしSHINO'sで働いたら3分ともたなそう。

私の仕事で週に何日か、その何十分何時間か神経を張り巡らせるときはある。
しかし彼らはそれ以上の集中力と技術と計算を数時間に渡って常に保たせている。
多分、適度にリラックスした状態で最高の集中力を発揮しているのだろう。
嫌だ、こんな職場環境、ブラック職場ダメ絶対!

と言いたいところだが、実際はどうなんだろうね?
結構イイ店ってディナーしかやってないところも多いし。
けど仕込みとかで昼から、昼前からやるところもあるし、
使える人材は限られているし。
ここまで達すると労働ではなく天才の矜持みたいなもんかね。


さて、2期なのであらすじとかぶっ飛ばしてます。
スタジエールまでやるとは思わなかった。まあ切りがいいっちゃいいかな。
その先ってメッチャ映像化しづらいんだよねw
キャラ増えるし、アニメっぽいのは一瞬で終わっちゃうし。
原作自体が匙加減難しい話になっているので、
投げっぱなしエンドにならずに最後まで描いて欲しい所です。

私の思いはネタに包まれているので、これぐらいで。


※ネタです※
☆あらすじ!!!!!

オッスおらソーマ!
俺たちは民の胃袋を満たし健康を維持し生きる意欲を与えて国の発展に貢献する一方、
食材に感謝するための武道大会で闘う調戦士だ。
この大会ってのは元々は祭りだったけど金持ちが調子に乗ってコロシアムに改造して、
規制されてなるべく死人がでないように参加者の命を「出来る限り」保障するようになったんだって。

そんなこんなで秋の選抜トーナメントに進出!!
薙切見てろよ、オレは十席なんかに興味はない、今すぐ駆け上るぜ、遠月の頂点によぉ!!!


★キャラ紹介!!!!!

ソーマ 伝説の親父、下町の定食屋「ゆきひら」の倅、「客が望む最高の品一秒も待たせず提供するぜ!」
 得意技①目からビーム ②マッパワー(全裸になることで身軽になる) ③ナイフサーフ
 隠し奥義 ①転生 ②覚醒 ③逆境に強いぜ!
田所 秋田小町、「めぐみはみんなの嫁だべっ!」(←おっさんより)※ソーマの妻
 得意技①速攻スマッシュ! ②{netabare}ホタホタホタホタホタホタホタホタ!{/netabare} ③合掌
エリナ様 伝説の味王家の正答後継者「世界一の調戦士なら結婚してあげても構わないわ!」※ソーマの嫁
 得意技①ゴッドタン ②もみあげフック ③嘲笑
秘書子 伝説の漢方と拳法の使い手「エリナ様の夫は私だ!」※オレの嫁
 得意技①四物刀 ②調合 ③葛根刀
アリス様 伝説の味王家の末裔「エリナなんて全然好きでもないんだからね!」※リョウ君の嫁
 得意技①遠心分離斬 ②絶対零度 隠し奥義①ポコポコ×1000
ニクミ 伝説の肉屋の一人娘「たまたま暇でたまたまイイ肉が手元にあっただけだ!」※ソーマの側室
 得意技①一刀両断 ②(^ω^)ペロペロ ③狂戦士(ビキニアーマー)
榊涼子 伝説の酒屋の娘「今夜、発酵しない?」※煙の香りがする!?
 得意技①発酵ダイオード ②酔拳 ③鬼殺し
ユーキ 伝説の狩人の娘「極星流、猪鹿腸詰めウィーーーップ!」※恵応援団
 得意技①ジビエ ②コールワイルダー ③親父狩り
汐見教授 伝説のスパイス研究家「嫁じゃなくて潤、じゃなくて汐見教授って呼びなさい!」※葉山の嫁
 得意技①不老不死 ②血流促進 ③美肌効果

その他、余裕があるときに書くかも
※ネタでした※



○一話感想→{netabare}

2016.07.03 09:44 ★★★☆☆ 3.8
物語 : 3.5  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 3.5  キャラ : 3.5
『よく噛んで冷める前におあがりよ 【1話乾燥】』

焦らずに 大事にしよう 作品を

巧遅は拙速に如かずと言うけど、
早ければイイわけじゃないよね。

このペース、1クールで秋の選抜トーナメントを終わらせるつもりかな。


さて、食戟のソーマも2期なので細かい説明は端折ります。

好きが高じて原作18巻まで読みました。
2期1話であった{netabare}慧先輩の料理学校{/netabare}の話、
あれが1話になると思ってかなり楽しみにしてたのに。

こんなに急いては料理の待ち時間も余韻も楽しめないではないか!!!!!

お、おれは・・・料理とか情熱とかかわええ女の子とか裸エプロン(※男)とか、
そういうのを1期のペースで満喫したかったんだ。

けど、料理は全部提供されて食べるまで分かんないよね。

毎年1クールか2クールぐらいでゆっくりやってくれればいいのにな。
巧遅拙速、商売なら正しいだろうな。
きっと2クール確保するほどの人気がなかったのだろう。

それでも好きです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

秋の選抜の王冠は誰の手に…?

この作品は、「食戟のソーマ」の続編の位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この2期を見越した上での1期だったのでしょう…1期が秋の選抜の途中で終わっていましたから…
この作品では、秋の選抜とその次の試練であるスタジエールまでが描かれています。

秋の選抜は本戦から…Aブロックから葉山、創真、黒木場、美作の4名、そしてBブロクからはアリス、緋沙子、タクミ、恵の4名が予選を突破したメンバーです。
一部名前の聞かない人もいますが、ほとんどが残るべきして残った面子だと思います。

このメンバーがガチでぶつかり合う…これが熱くならない訳がありません。
1話目から凌ぎを削る戦いが繰り広げられます。

殆どが知った顔ですが、視点としては極星寮の創真と恵寄りで見てしまいました。
1期では退学の危機に瀕した恵でしたが、気付けば選抜の本戦入り…彼女が一番成長したのではないでしょうか。
仲間に恵まれた…という事もあると思います。
でも、食べた人の心を癒す心遣いは彼女ならではの武器で、彼女の料理の根底に脈々と流れていると共に、彼女の成長の源になっています。

幸平創真…発想力と粘り強さ…そして「何かやってくれる」という期待してしまう彼の存在感は2期でも健在です。
秋の選抜の頂点に立てるのはたった一人…誰もがその頂点を目指して努力してきましたが、簡単に手の届く場所ではありません。

創真の家は定食屋です。お客さんに美味しい料理を食べてもらうため、日々の研鑽を忘れない…
でもそれだけで頂点が取れる程甘い世界ではなく、長年にわたる様々な積み重ねが大事で、その中には定食屋とは縁遠い分野だって少なくありません。
料理の厳しさを知り…自分らしい料理を目指してきましたが、彼はどんな答えを出すのでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認下さい。
本戦メンバーひとりひとりから「絶対勝ちたい」という思いがヒリヒリと伝わってくるようです。

そして秋の選抜の後はスタジエールが彼らを待っていました。これは実地研修なのですが、ただ淡々と実地研修をしてくる…というありきたりな研修はではありませんでした。
話数的には短い話でしたが、充実した面白い話だったと思います。

そして気になる人物と言えば…薙切 えりなでしょう。このレビューを書くためにwikiをチラ見して知ったのですが、彼女がこの作品のメインヒロインなんだそうです。
言われてみれば…確かに1期の序盤はちょくちょく登場していましたが、これまであまり料理もせず、上から見ている機会の多かった様に思います。
という事は、この物語は未だ序章という事なのでしょうか。

気になると言えば薙切 えりなのCVの種田さんです。
命に別状は無いとの事でしたが突然の療養宣言…
原作のストックも十分にある様ですし、人気もある作品なので当然続編の話も出ている事と思います。
でも、薙切 えりなのCVは種田さん以外は考えられません。
201年にデビューしてから主役級の配役に次々と抜擢されていたので相当の激務だったんだと思います。
今回たった1クールしか無かったので、続編を見たい気持ちは山々ですが続編は種田さんがちゃんと回復してから…という事で個人的には良いと思いますし、治るまでは待ちたいと思います。
種田さんの一日も早い復帰を祈っています。

オープニングテーマは、SCREEN modeさんの「ROUGH DIAMONDS」
エンディングテーマは、nano.RIPEさんの「スノードロップ」
大好きなnano.RIPEさんのエンディング…今回の曲もメロディーが凄く恰好良かったです。
今期のアニソンBEST10にも入ってくるくらいの良曲でした。

1クール全13話の作品でした。1期が2クールだったのでてっきり今回も2クールかと思っていましたが、話の区切り上1クールでちょうど良かったみたいですね。
満を持して発表される3期を楽しみにしています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

67.1 10 料理で漫画原作なアニメランキング10位
結界師(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (394)
2862人が棚に入れました
主人公は、400年続く結界師一族の墨村家に正統継承者として生まれた少年・良守。まっすぐな性格であれど結界師としての腕はまだまだ修行の身。同じく結界師の一族、雪村家に生まれた時音。繊細で周りを思う心を持つ少女。舞台となる烏森の地を治めし烏森家は滅んだけれど、この地に眠る烏森家の塚のため妖怪を呼びよせる力がこの土地に残ってしまった・・・。妖怪巣食う不思議なこの地で人々を危険から守るため、そして己が強くなるために今宵も良守は妖怪たちと戦う!!

声優・キャラクター
吉野裕行、斉藤梨絵、大西健晴、石井正則、多田野曜平、田中真弓、川庄美雪、百々麻子、村治学、和希沙也、宮内敦士、宮下栄治

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメ評価はあとで

マンガ全巻読破。
アニメはまだ見てないので、あとで。

マンガについては、まあ、なるほどサンデーだなぁ、という内容。偉大なるマンネリの匂いを感じさせる。サンデーにしてはすこし大人びた描写もあるかなぁ、という感触はあるが、おおむねこれは、サンデー文法で95%は構成されている。

しかも、印象深いのは、本作が2000年位後の新しいサンデー作家によって描かれたものだということだ。高橋留美子、あだち充、椎名高志、青山剛昌など、偉大なるマンネリ作家たちを抱える週刊少年サンデーにおける「新しい作家」は、こうも、たんたんといかにもサンデーらしい文法の塊のような作品を出してきた。これは、いったいどうしたことか、と思う。

作者の田辺イエロウさんは、もう少し変なものを連載させたかったらしいが、編集者サイドでOKしたものがこういうものにしかならず、田辺氏もおおむねどういうノリが許容されるかを理解しつつ淡々と書き続けた結果がコレ…という、そのこと自体に「小学館サンデー編集部」なる組織のコンテンツ生成のメカニズムはいったいなんなのだろうか、ということを思わせる。

本作には、
「烏森…俺達を縛り続けてきたこの土地…烏森っていったいなんなんだ…!」
みたいなセリフが登場するが、
それをもじって言えば、
「週刊少年サンデー編集部……マンネリを生産しつづけるこの場所……サンデーっていったいなんなんだ!」

みたいな気分。
なので、原作は「あとがき」が一番おもしろかった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

とうみょう さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメの評価の落とし穴

僕が一々言わなくても、
皆さん気がついているでしょうけど、言いますね!

楽しいアニメ、楽しくないアニメ、
好きなアニメ、嫌いなアニメ、

なんて定義は、この世に存在しません(笑)

そもそも、その考え方が間違っているからです

なぜ、いきなりそんな突拍子もないことを
僕が言い出したかというと。

結界師 ←これが一番例えやすかったからですw

アニコレでの総評
物語:3.8 作画:3.5 声優:3.6 音楽:3.5 キャラ:3.8

僕視点の総評
物語:5.0 作画:5.0 声優:5.0 音楽:5.0 キャラ:5.0

↑この違いはなんでしょう?

答えは簡単。僕は塀の中(刑務所)でこのアニメを
観ていたからです・・・m(__)m

皆さんも大体想像つくとは思いますが、
刑務所ってすごくたるいですw

唯一の娯楽といえば、将棋や囲碁や運動・・・
そして、限られた時間のTV視聴くらいなもんです

そんな状況の中でなら、
たとえサザエさんやアンパンマンを
評価してもオール5ってことになります

僕にとって、アンパンマンも塀の中アニメです。

ドキンちゃんにドキンドキンしながら、
画面に釘付けになってましたね(マジで!)


僕が今、結界師を観たら、間違いなく
それほど大したアニメではないと思うでしょう。

状況次第、気分次第で変化する。
それがアニメの評価の本質だと思います!

ドキンちゃんにドッキドキン!!

お疲れ様ですm(__)m

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

時音を守る!妖退治バトルアニメ

原作は少年サンデーの人気漫画。
結界師である主人公が、夜の学校を舞台に『結界術』を使い妖怪を退治していく物語。

なんとなく犬夜叉と被ってるように思われがちだけど
まぁ作風は全然違いますね
主人公「墨村良守」とそのライバルでもありパートナーでもある「雪村時音」
この二人の成長と戦いを描いたアニメ
すれ違いながらも結びつきを深めていく・・・
なかなか手堅い出来で悪くなかったなという印象です

視聴率が低迷して放送時間帯が変更されたりしてしまったのですが
とりあえず区切りの良いところで終わっています(打ち切り臭いけど)
オリジナル展開が多く、終盤のゴタゴタ感はあったものの
総合的にみればまずまずの出来で、そこまで悪くはない
なので、視聴率が低迷してしまったのはちょっと気の毒だなぁという気がします

原作ファンの評判は良くないので、原作との相違が一番の原因でしょうか
まぁ犬夜叉というお化けアニメの存在で、完全に霞んでしまった感もありますがw
犬夜叉はリアルタイムで見る時はとても面白く、その人気は絶大でしたが
それ故にぐだぐだと無駄に長く続いてしましました。(全160話ぐらいw)
結界師は全52話でそこそこの面白さでまとめているので、こちらの方が視聴はしやすいですね

少年誌原作のバトルアニメにしては、悪くない出来なので
興味があれば見てみてください

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

67.0 11 料理で漫画原作なアニメランキング11位
おしえて! ギャル子ちゃん(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (473)
2365人が棚に入れました
見た目はどこからどう見ても金髪ギャルで遊んでそうに見えるけど 、実は純情な女の子。
そんなギャルな外見と素直で優しい内面のギャップが可愛らしいギャル子を中心に、眼鏡で背の小さなオタ子、おっとり天真爛漫なお嬢の三人が、いろんな場所でガールズトークを繰り広げる日常コメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、富田美憂、高橋未奈美、櫻井孝宏、小野大輔、松岡禎丞、木村珠莉、諏訪彩花、石上静香、本渡楓、飯田友子、芳野由奈、加隈亜衣、久保ユリカ、鈴木絵理、古川慎、八代拓、天﨑滉平、熊谷健太郎、小林裕介、村田太志、中村悠一、藤井ゆきよ、大西沙織、千本木彩花、能登麻美子
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

直球の下ネタと能登さんGJ!でも良いお話をぶっこんできてるからすごい

僕は能登麻美子さんが好きです。
ウィスパーボイスで優しくて穏やかで上品で癒し系でちょっと天然の。

でもこの中での能登さん、いつもの能登さんじゃないーーー(号泣)
ってなっちゃうかもですよこれ!

能登さんになんてこと言わせてるんですか!
ストレートすぎるじゃないですか!
嬉しいじゃないですか!


というわけで笑
まあ男子なら素直に喜んでおきましょう!
的なアニメでしたね。


一話8分ほどのショートアニメなのでさくさくっと観れますし、テーマが重いわけでもなく、作画がそれほど悪いわけでもないので、軽い気持ちで観たらいいと思います。
dアニメストアで観たので繋がってましたけどね。


一つ思ったのは、これ無駄に声優さん超豪華じゃん!
ってこと。

いや、無駄って言っちゃうとこの作品をくだらないもののように捉えてるって思われちゃうから誤解を招かないようにしておくけど。

この作品は、短編で一話完結ってもので、それほどストーリー重視のアニメでもないんですよね。
ガールズトークをメインにした他愛もないギャグアニメなんです。
それほどまでに声優さんの質を問うものじゃない気がするんです。

でもすごい人たちが名を連ねてます。
そんなにセリフもないのに。

そこがまた必見です。
ぜひ声の心地よさを堪能してください。


ということで全編を通して、ストレートで小気味の良い下ネタガールズトークと、男子たちのスケベ心を、それあるある!
的なノリで展開させていってます。

そういうラッキースケベを楽しむ程度で観たらいいんだけど、この作品の主人公であるギャル子が、見た目とはまったくのギャップという性格の持ち主で、そこがとっても良いです。



学校に遅刻しても授業中に寝てても気にしないし、「サーセンサーセン」で済ませてしまう、まさにギャルなんだけど。


{netabare}
人のことをバカにしないし、陰口を叩いたりしない。

人が困っていると助けたくなる。

人の気持ちになって考えることが自然にできている。

誰にでも平等に接することが当たり前な性格など。

で、心が温まるエピソードも描かれています。
それがとても高感度が高くて素敵でした。
{/netabare}


ではキャラの紹介を簡単にしておきます。

{netabare}
ギャル子-和氣あず未さん
本作の主人公でギャルの雰囲気満載の女子高生で巨乳。
見た目がチャラチャラした雰囲気があって、取り繕うこともないことから、周りからビッチだとか遊んでるとか言われるんだけど、実は素直で純情な処女です(笑)
cvの和氣あず未さんは、これから活躍が期待される人ですね。
2015年から活動開始されていますから。


オタ子-富田美憂さん
クラスでは本来であれば隅っこでおとなしく過ごすようなオタク趣味のなのだけど、ギャル子と仲良くなってから、いつもギャル子たちと一緒にいるようになった子。
cvの富田美憂さんは、なんと16歳ですね。
経歴なんてあるはずもなく、これからがものすごく楽しみな声優さんです。


お嬢-高橋未奈美さん
ギャル子たちと仲良しの令嬢でいつもガールズトークの聞き手になっている天然でマイペースな女の子。
このキャラがいるからこの作品が下衆いものじゃなくなってる感がありますね。
cvの高橋未奈美さんは、多数でサブキャラとして活躍されています。


その他に
櫻井孝宏さん、小野大輔さん、松岡禎丞さん、中村悠一さん
中原麻衣さん、日笠陽子さん、加隈亜衣さん
など多数が出演されています。
{/netabare}


能登さんのちょっと嬉しそうで淡々としたナレーションで必ず笑えますし、その他にも直球のエロ話で笑えますので、お気軽に過ごしたい時に、
おすすめしますよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

能登さんのナレーションに感じる背徳感はいったい・・・!?

この作品の原作は未読です。ショート枠の作品は大概録り溜めして一気見するのですが、この作品は毎週欠かさず視聴していました。
ジャケットの見た目・・・タイトルの「ギャル子」から、女子高生を題材にした作品というのは理解できるのですが、今回一発で射抜かれたのは能登さんのナレーションでした(//∇//)

能登ボイスを聴けるのは純粋に嬉しいです・・・
何といっても爽やかですから^^
でもその爽やかさとガールズトークの内容が極めてアンマッチなんです^^;
そして能登さんのナレーションは、例えどんな嵐が来ようとも爽やかさが揺るがないんです・・・
それは「これ聴き過ぎると中毒になるんじゃ・・・」と思えるくらい危険な媚薬・・・
ただ作品を視聴しているだけ・・・能登さんのナレーションを聴いているだけなのに感じる背徳感・・・
実は毎回このギャップが堪らなく恋しくなり・・・結果的に毎週欠かさず視聴する作品となりました(//∇//)

この物語はギャル子(CV:和氣あず未さん)、ヲタ子(CV:富田美憂さん)、お嬢(CV:高橋未奈美さん)の3人が繰り広げるガールズトークが中心に描かれています。
まだ高校生のガールズトークなので基本的には可愛い題材ばかり・・・
それに皆んなすぐ赤くなるし・・・^^
そんなガールズトークに関する反応は殆ど変わりませんが、3人の容姿は著しい違いがあるのです。

ギャル子:今時のギャル風で爆乳巨尻なナイスバディの持ち主。一見チャラい感じにも見える彼女ですが、見た目と中身はまるで別人なんです。
料理が得意で親切・・・そして周囲への何気ない気配りができる女の子です。

オタ子:髪の毛はボサボサのショートヘアで小柄なメガネっ娘です。

お嬢:黒髪ロングの正統派美人という見た目ですが、中身は天然がぎっしり詰まったお嬢様です。

この見た目がまるで違う3人が親友同士・・・という設定が良いです。
勉強、スポーツ、ファッション・・・きっかけは無数にあると思いますが、同じ集まるなら同系で固まる事が多いと思います。
それはきっと共通の話題が精神的苦痛を和らげてくれたり、同じ目標を目指す際に取捨選択するレベル感が合っていたり・・・共通項が多ければ多いほど集団になりやすいと思います。

でもこの3人は共通項なんて何一つありません。
それでも3人が親友でいられるのは、本音で付き合っているからだと思うんです。

年齢を重ねれば重ねるほどそういう親友を作るのが難しくなっていきます。
ましてや就職でもしようものなら、そのハードルは更に跳ね上がります。
お互いの生活があり・・・やがて結婚によって軸足は完全に仕事と家庭に向いてしまうので尚更です。
高校生の頃の友人・・・きっと一生モノの大切な存在になると思います。
ギャル子達には是非その3人の関係を大切に育んでいって欲しいと思います。

オープニングテーマは、ギャル子、オタ子、お嬢による「YPMA☆GIRLS」
この作品は購入しなかったのでテレビで流れた分の情報しかありませんが、この歌と能登さんのナレーションが被って始まるのがこの作品のお約束だったので、印象に残っています。

1クール12話の作品でした。現在の女子高生のガールズトークに興味ある方、背徳的な能登さんボイスを堪能されたい方にはお勧めできる作品だと思います。
ショート作品の最大の魅力は、フルタイム作品より少ない時間で完走できる事だと思います。
今後もそのメリットを最大限に享受しながらショート作品の視聴を進めていきたいと思います^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最終話まで視聴しました。どのエピソードまで?と思ってましたが、そこですか~。

視聴開始時点では原作未読でしたが
かなりツボだったので、すぐに買いに走りました。
原作3巻まで既読です。

採点と追記(?)-----

●物語●
{netabare}
女子高生あるあるなのかは謎ですが、
基本はメインキャラ3人を中心に
お下の話題を転がす展開です。
ですが、別段下品でもないですしエロくも無いです。

寧ろ『なるほど~』と思わせてくれる雑学を入れてきたり、
ちょっと良い話を挟んでみたり。

ほぼ原作既読で視聴したのですが、
アニメでどんな描写をしていたのか見直したいですが・・・
地上波無いので録画なんてできるはずもなく。
円盤待ち(レンタル)の状態です。

ショートアニメですが、
同時期の某作品に比べれば尺はあるので
結構味わえてる感覚はあります。
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
メインである「ギャル子」「オタ子」「お嬢」を中心に
脇を固める人物も中々の曲者揃いで。
本名を用いず、あくまで「仇名」で進むので分かり易かったかと。
(名前が使われてそうだったのは先生だけかな?)

仇名とはいえ「肉子」とか
実際に付けてたらイジメと認識されかねないですがw
クラスの雰囲気が全くそういう方向を感じさせないのも凄いです。

原作にはクラスメイト各々の描写もされてるので
気になるキャラがいましたら、そちらもオススメします。

やはりイチオシはギャル子。
見た目からは明らかに・・・なのですが
その実、優しくて純粋で。
男女問わず人気があるのも納得できます。
ビジュアル的にも破壊力大。
そのギャップが良いのでしょうね。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
何というか・・・無駄に豪華w
脇役やチョイ役に有名どころを起用してるのが印象的。
先生やクラスメイト、果てはバフンウニまでw
そして更にはナレーション&SE。

主人公であるギャル子の声優さんは
デレマス早苗さん役の和氣あず未さん。
ほぼ平行時期にデレステイベントで報酬になっていた為、
声聴くとどっちのキャラも思い浮かんでしまいますw
{/netabare}

●作画●
{netabare}
ネット配信を無課金で視聴した為、
作画についてはコメントし辛いです。
ですがそれを考慮に入れても
安定した作画だったのでは?と思います。
心底円盤で視聴してみたいので期待しています。
(近所のレンタル屋さん、入れてくれるよね?)

原作に比べて一般受けしやすい(?)デザインかと。
スタイル的には変更無しだと思いますがw
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
CDを聴いてビックリ。
まさかの、能登さんナレーション付きw
毎回OPのラストにキャラ紹介的に入ってたわけですが、
原作枠外のキャラ紹介文がベースと思われるので
全くのナレーション扱いかと思いきや・・・。
一番オーソドックスなパターンでしょうが収録されてますw

キャラソンも収録されてるのですが・・・
ギャル子のキャラソンが古めのダンスミュージックのようでして。
前述のデレマス「早苗さん」のソロ曲もそんな雰囲気の曲調で
2曲ですが、『和氣さんのイメージなのか?』とw
{/netabare}

●追記●
{netabare}
2016冬クールタイトル内では上位。
ショート部門としても「大家さん」を抑えてトップかと。

まともな画質で視聴し直したい作品なので、
円盤期待してます。ホントお願いします。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

76.8 12 料理で漫画原作なアニメランキング12位
ぼくたちは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (491)
2322人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった学園きっての天才美少女たち! 完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!? 個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走! 勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

女子と勉強とは羨ましいものだな

理系の天才で文系は全然できないのに文系を目指す緒方理珠と文系の天才で理系は全然できないのに理系を目指す古橋文乃、スポーツ得意だが勉強はからきしの武元うるか、さらに真冬先生は医学部目指して浪人中だが、理科が苦手な小美浪あすみとかと主人公唯我成幸がお勉強。

正直言ってこんな状況羨ましすぎる。ということで見始めはかなりイライラしつつも段々このハーレムに慣れてきて完走に至った。やっぱり面白かった。あすみが今のところ推し。やっぱりうるかも捨てがたい。

最初は緒方理珠にイラついてしまったのだが。単純に文系科目苦手なだけなら分からんでもないけど{netabare}人間の感情興味なさそうなのに、心理学を専行したいとはこれ如何に。{/netabare}
その他だと運動出来れば勉強できなくてもいいとかいう風潮は僕嫌いです。両方しっかりできてこそ。というか日本は運動部が無駄に練習しすぎなのが問題だろうけど。
あと苦手な科目があるほうの進路を選びたい気持ちは分からんでもないけど、苦手科目の負担が軽いところ選ぶとかもう少し工夫あるのでは?高校3年生で数学Ⅰ・Aできないのは致命的。理系全振りは文系全振りより人間的に大丈夫か心配になる(偏見)

2期あるらしいので、見るつもり。やっぱりどうなるのか気になる。


OP
セイシュンゼミナール 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)]
ED
Never Give It Up!! 歌 Study[古橋文乃(白石晴香)、緒方理珠(富田美憂)、武元うるか(鈴代紗弓)
OPはこだまさおり作詞で安定してる。主題歌は聞けば聞くほど心地よい。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった 学園きっての天才美少女たち!完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!?個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走!勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

1. 天才と[X]は表裏一体である
一ノ瀬学園には文系の古橋文乃、理系の緒方理珠という2人の天才が存在する。そんな彼女らを後目に「特別VIP推薦」を目指す秀才・唯我成幸。彼は推薦の条件として、文乃と理珠が志望校に合格するための「教育係」を命じられる。教育係となった成幸だが、文乃は理系、理珠は文系という才能と正反対の志望に困惑! さらに彼女らの苦手科目の実力たるや、点数が一桁という散々な状態!! 成幸は進路変更を助言するが…!?

2. 魚心あれば、天才に[X]心あり
成幸の中学の頃からの友人で、将来を期待される水泳の天才・武元うるか。スポーツ推薦を志望する彼女だが、学業がまったく手についておらず推薦自体が危ぶまれる状態! 成幸は学園長に命じられ、うるかの勉強も見ることに。 勉強を嫌がるうるかだが、成幸が教育係と聞いて急に張り切り出す! 実はうるかは中学時代から、自分を認めて助けてくれる成幸に恋していたのだ。文乃たちを意識して、うるかは密かに闘志を燃やす!!

3. 天才は[X]にも心通ずるものと知る
中間テストを前に、成幸の教育係としての成果が試されようとしていた。自分たちの成績が上がらないと教育係が変わってしまう…成幸に続けて欲しい文乃たちは、テスト勉強にさらに意欲を高める!後日、成幸は理珠に頼まれて彼女の家が経営する「緒方うどん」を訪れる。店を離れることができない理珠の勉強を見るためだ。不安な自分を優しく励ましてくれる成幸に、頬が赤らむのを感じる理珠。そして試験当日、予期せぬ問題が理珠を襲う…!?

4. 彼女が天才に望むもの即ち[X]である
ここ最近、急に体重が増えてしまった文乃はダイエットを決意! しかしお菓子を勧めるうるか、うどんを差し入れる理珠など、学校には太る要因がいっぱい。空腹をこらえる姿を心配する成幸に、文乃は「触って確かめて」とお腹を差し出して…!? そんな中、自習中の理珠の前に現れた白衣の女生徒。自称・理珠のライバルの関城紗和子だ。彼女は理珠が文系を志す理由を成幸が好きだからと誤解し、理珠の恋心を試そうとするが…。

5. 林間の天才は[X]に迷走する
一ノ瀬学園名物・2泊3日の学習強化合宿が始まった。山の合宿所で勉強にはげむ成幸たち。そんな中、理珠は成幸が気になって仕方がない。成幸と文乃たちの楽しそうな様子を見て不機嫌になり、ついには一方的にキレて合宿所を飛び出してしまった!夕方、理珠がいないことを紗和子から聞いた成幸は、理珠を探しに外へ。土砂降りの山中を駆け回り、崖の上に理珠を発見!助けよう手を伸ばす成幸だが、理珠は足を滑らせて…。

6. 天才[X]たちは、かくして勉強ができない
元・教育係の桐須真冬先生に呼び出された成幸は、合宿の山中で理珠とキスしていたことを問い詰められる。生徒指導室のドアの前では、心配した文乃が聞き耳を立てていた。聞こえてきた「不純異性交遊」という言葉を頼りに、文乃たちは入れ替わり立ち替わり成幸の弁護をするが…。真冬との面談から数日後。うるかは成幸が誰かとキスをしたことを知る。落ち込んだうるかは「友達の話」として文乃に悩みを打ち明ける。

7. 前任者の秘匿領域は[X]な有様である
校舎裏で成幸と話す中、文乃はバランスを崩して成幸に抱きついてしまった。その背後には険悪な目つきの理珠が!成幸が好きな理珠を怒らせてしまったと慌てる文乃。文乃はさっきのハグをチャラにしようと…?放課後、猫を助けてケガをした真冬を送るため、成幸は彼女の部屋を訪れることに。成幸はそこで真冬の面倒見の良さや、散らかし放題でだらしない私生活など、怖い先生の意外な一面を知ることに。

8. 天才の一挙手一投足は時に[X]を翻弄する
福引でスマホを手に入れた成幸は、辞書やスケジュール管理アプリで勉強に活用しようと大張り切り。さらにお風呂での勉強が効果的であることを知り、さっそく実践することに。邪魔が入らず防水スマホで調べものも楽!お風呂での勉強がすっかり気に入った成幸。しかし操作を間違えて文乃にメッセージを送ったり、理珠に電話をかけたりと大騒ぎ。入浴中のうるかにつながった際は、うるかが間違ってビデオ通話設定にしてしまい…!?

9. 禁断の地にて彼は、[X]が為奮闘する
真冬のマンションの前を通りかかった成幸は、彼女に呼び止められて部屋に招かれる。部屋にゴキブリが出たとのことだ。入ってみると、以前と同様に散らかりまくった酷い惨状…。ゴキブリを駆除するまでと引き留められる成幸だが、そこに出前で理珠が訪れた!成幸と真冬の関係を誤解してか、理珠はふくれっ面で部屋に居座ってしまう。理珠と真冬を仲直りさせようと、成幸は理珠の好きなカードゲームで遊ぼうと提案する。

10. かの新天地にて迷える子羊は[X]と邂逅する
教育係のご褒美として、予備校の夏期講習を受けることになった成幸。自分の成績のために意気込む成幸は、そこで学園OGの浪人生・小美浪あすみと出会う。そして予備校の帰り、道に迷った成幸は店の呼び込みに引っ張られてメイド喫茶に入ってしまう。慌てて出ようとする成幸の前に、人気No.1の「ピクシーメイド・あしゅみぃ」が登場。可愛くポーズを取る小柄なそのメイドは、予備校で出会ったあすみ先輩だった…!?

11. 威厳ある先任者は時に[X]にかしづく
夜の繁華街。真冬はいかがわしい店に入ろうとする成幸を見つけて呼び止める。そこは真冬の元・教え子のあすみがバイトするメイド喫茶だった。店内で成幸を注意する真冬だが、事故で店員にケガをさせてしまった!彼女は代わり働くことを申し出るが…!?。成幸の心配通り、ドジっ娘メイド・真冬は失敗の連続。そんな自分を前向きにフォローする成幸に、真冬は優しさを感じる。そして真冬が彼に告げた言葉とは-。

12. 天才は時に[X]をともに分かち追懐する
うるかと気まずくなった成幸から、「友達の話」として相談を受ける文乃。直後、今度はうるかからも同じ悩みを打ち明けられる。文乃は彼らに、思い切って2人で話し合うよう助言する。後日、湖畔のベンチに並ぶ成幸とうるか。しかし緊張のあまり、会話は早々に途切れてしまう。変装して見守っていた文乃は、2人それぞれにスマホから助言を送る。しかし文乃が提案する話題は、ことごとく場の空気を重くしていき…!?

13. 天才の目に天の光はすべて[X]である
お祭りを訪れた成幸は、会場で出会ったうるかと屋台を回ったり、理珠の出前を手伝ったり、ケガをした真冬をあすみの父の救護テントに連れて行ったりと、相も変わらず世話焼きで大忙し。さらには迷子の子供のために駆けずり回ることに…。結局、人の世話で帰りの終電を逃してしまった成幸。そこに星空を眺めて時間を忘れてしまった文乃が現れた。帰りの手段がなく途方に暮れる2人は、旅館の明かりを前に--。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

TAMA さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

天才 VS 勉強方法! さて、『X(エックス)』の『解』は如何に!?

他社ですが『五等分○花嫁』と設定が似てる部分がありますね。どっちもヒロイン5人…
ま、作者同士が交流あるくらいだし同じジャンルで大体同じくらいの時期に連載になったから『パクリ疑惑』も仕方なかったのかな。

(※2019:7/23追記・ジャンプ本誌で人気投票の間違いを確認。編集部の人に確認。記事は人気投票の結果のとこに記載。)

原作・ジャンプ掲載分全て。
アニメ・全話視聴。(全13話・30分アニメ)


ちょっと物足りなく感じてしまいました。原作の絵の方が好きだったのでアニメの作画は少し合わなかったです。
同社の作品、『ゆらぎ荘の幽奈さん』と比べるとラッキースケベはソフトな作品なので私はこっちの方が合ってました。ラッキースケベが過度だと少々キツいので(汗)


この作品のテーマは『受験』。なので高校3年生から物語が始まる。
主人公『唯我 成幸(ゆいが なりゆき)』が貧しい家族を楽させたいけど大学には行きたい。しかし『成幸』が通う【一ノ瀬学園】には大学進学に掛かる全ての費用を学校側が負担する【特別VIP推薦】の制度がある。その推薦枠を獲得しようと日夜勉学に励んでいたがある天才達に遅れをとっていた。

ある日推薦審査面談の時に条件付きで推薦を許可される。その条件とは『緒方 理珠(おがた りず)』と『古橋 文乃(ふるはし ふみの)』の2名の教育係になり、2人の志望する大学に合格させること。
理系の天才『緒方』、文系の天才『古橋』、何故この2人の教育係に?と思ったら『緒方』は文系の大学へ、『古橋』は理系の大学への進学を希望。
天才達だから少し教えれば…と思った『成幸』だがそうは問屋が卸さない。
両者の天才は進学したい分野は壊滅的な内容。しかも高校3年生で。『緒方』と『古橋』で教え合えば…と助言したがどちらも天性の感覚でやってるので教えれない、何が分からないのかが分からない。

前途多難ではあるが彼女たちの本気でやりたいことを聞いた『成幸』は彼女たちの希望する進路を尊重しようと奮闘する。
ただそこにスポーツ特待生『武元 うるか(たけもと うるか)(勉強全般苦手)』の面倒をみることになったりや、才女2人の無謀な選択を拒否する『桐須 真冬(きりす まふゆ)※酒に弱い』をどう説得するか、予備校で出会った一ノ瀬学園OGの『小美浪 あすみ(こみなみ あすみ)』と出会い何故か彼氏役になったりなど『成幸』はこれからどうなる!?
…と、簡単ですが。


『成幸』は大変ですね。努力型の秀才タイプだけど天才達に勉強を教える事になろうとは。プレッシャーがパない。が、培ってきた勉強法などが教育方法に生き、教える事に関しては天才肌。
『緒方』と『古橋』は天才タイプなので表現も良かったと思います。天才タイプの方って呼吸する様にその科目や競技などが出来るので教えるのは不向き。しかも割り振りがそこに全振りしてるのか!?ってくらいに他が穴!(例・勉強は出来るが運痴など)

『緒方』は天才タイプ+年相応か少し幼いくらいの子供っぽさがよく表現出来てたと思います。変にムキになったり嫉妬したり、てね。面倒くさいとこが合う合わないがあるのでこのキャラの好き嫌いは別れるでしょうね。

『古橋』は天才タイプ+毒が凄い(笑)
流石は文系の天才、人の心の機微を読むことに長けてるからか悪意のない辛辣な物言いが結構笑えました。口に出す毒も笑えるけど心の声の時の毒も結構楽しめました。…ププ、浴衣。

『武本』はスポーツ万能+勉強苦手。
快活でマイペースで憎めないキャラ。料理や歌が得意で『成幸』と居るとたまに乙女になるとことか結構このキャラを好きになる人は多い様に思います。
ま、『武本』って別に勉強が出来ないって訳じゃなく「苦手意識」が強いイメージがありますね。
プールを使った勉強法では覚えも早かったし本当はかなりの天才かも!?


とまぁ、1期は殆どこの3人が主だったのでこんなもんかな。個人的には『桐須』や『小美浪』のエピソードが好きなので2期に期待。
私個人はこの2人のエピソードが綺麗だったのでこの2人推しです。ここは原作をしっかり表現してほしいなぁ。


因みに↓
第1回人気投票

1位・桐須真冬(5233票)

2位・古橋文乃(4194票)

3位・武本うるか(3552票)

4位・緒方理珠(2421票)

5位・小美浪あすみ(2323票)


第2回人気投票(2019:7/13発売号より)

1位・桐須真冬(14598票)

2位・古橋文乃(3259票)

3位・武本うるか(2980票)

4位・緒方理珠(1803票)

5位・小美浪あすみ(1488票)

です。(残念な事に人気投票欄のとこの『小美浪あすみ』の文字が『小美「波」』と間違っているのはマイナスです!最新号(2019:7/22)でこの事を編集部が何も書いてなかったので2019:7/23にジャンプ編集部に確認したところ間違いであった事を確認。コミックスでは直ると回答を頂きました。)

桐須先生のエピソードやギャップ、文化祭やなぜあの様な教師になったのか、などがこの結果に結びついたのかな?と思います。魅力的な表現もあったし。
しかし第2回は2位と4倍近くの差ってのは凄いな。ちょっとビックリです。


ラブコメ物+ラッキースケベ物としてはソフトタイプなので初心者向けの作品かな?と思います。ラブコメを結構観てる方には物足りなく感じるかなと思います。
あ、CM入る前のアイキャッチは少し笑えます♪

後気になったのは最近では都内や府内の学校等は板書は電子黒板だし検索も出来る。しかも生徒もノートを書かなくなったりデータや黒板を写メするとこが増えてきてます。作品も観た感じ都内の高校ぽかったのでどうかな?って思ったりと。
なのでそこら辺も表現の古さを感じました。


さてさて第2期は10月から。
1期ラストは少々『古橋』がリード?かな。
2期ではサブキャラにも動きがあるので楽しみです!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
あ、そう言えば作中にあった『古橋』のセリフから少し論文の一つを。…これより書くのは無駄話です。暇な方はどうぞ。

甘い物を食べると集中力アップ!とかストレス減少!とかを『シュガー・ラッシュ』って言うんですがこれをイングランドのワーウィック大学が分析・検証したようです。論文が確か31本だったかな?
で、結論から言うと「効果はほぼ無し!」だったそうです。逆に砂糖を摂ると逆効果の結果が出て砂糖を摂った30分後には疲労感増加、眠気、1時間後には集中力低下を確認。(1,300人検証)
糖尿病やメンタル部分は落ち込ませる原因になる可能性も?ともあります。
ま、セロトニン(幸せホルモン)は感じれるでしょうけどね。

意外と昔から言われてた事が全く根拠が無かったと出てくる論文は面白いなと思いました。(作中のキャラ、科学部部長の関城は知っててほしいな。変な発明はよくしてるし(笑))

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

うるかにしてください

お静かに!って意味合いではもちろんございません。
原作は週間少年ジャンプ連載中。いつもながら未読です。

努力型秀才である貧乏男子高校生が、大学進学に係る費用の一切合切を学校に賄ってもらえる “VIP推薦” をエサに同級生女子に勉強を教えるというお話。
主人公男子は貧乏であるにこしたことはありません。トキワ荘以来の伝統芸能です。
同級生女子は二名。得意科目はほぼ満点だが苦手科目はてんでダメというのと、進路希望・将来の夢の観点だと苦手科目を超絶レベルアップさせないと進学もおぼつかないという点が共通する二人です。

 「お勉強」 + 「ラブコメ」

あらすじや第1話からそんな話かなぁという出だしでしたが、これがまた絶妙につまらなかったです。
少し経って{netabare}(第2話){/netabare}からもう一人、武元うるか(CV鈴代紗弓)が投入されて、元からの二人である古橋文乃(CV白石晴香)、緒方理珠(CV富田美憂)の三名体制となり屋台骨が出来たことで好転していきました。

 「ラッキースケベ」 +「ハーレム」 featuring「お勉強」

早々に路線変更です。真面目に言うようなことでもありませんが、、、路線変更です!


実際にお勉強要素の配分が多いまま、まっとうに学力向上を目指す内容でしたら視聴継続はしんどかったでしょう。リアル志向でもエンタメ志向でもなくガバガバの設定でしたので。
・学校側が生徒の学力向上と進路指導の責任を放棄してる時点でOUT!(これ大事)
・文乃と理珠の出来ないっぷり描写にもいろいろ言いたいことはある
設定もそうなんですがいまさら英語の構文や数学の公式にお付き合いするのもなんだかねぇ。

{netabare}「Don't you kiss someone , NARIYUKI?」(6話)
意訳) あんた成り行きでキスまでしたんとちゃう?成幸だけに(嘘)
   {netabare}しかもあんたの名前を音読みしたら・・・きゃーっ(もっと嘘){/netabare} 

これ文法だとanyoneが正解じゃなかったっけ? うるかが必死こいて覚えた構文を頑張って使ってみたけどちょいミスがあってかわいいじゃん、と普通なら思うところなんですが、ここに至るまでに、「この作者(編集含む)は絶対まともに勉強したことなさそうだな」の説得力ない描写が連発してましたので、素直に受け取れません。なお現場ではanyだろうがsomeだろうが通じるっちゃ通じます。{/netabare}


いざラッキースケベハーレムアニメとの立ち位置が固まってしまえば、お作法に則ってすんなり観ることのできる普通の作品でした。
小学校高学年ないし中学入学したての芽生えの時期にお世話になった(かもしれない)少年誌の『お色気マンガ』の佇まいです。

 {netabare}※注)『お色気マンガ』と『エロマンガ』は違うからね。{/netabare}

ヒロインの裸を見たり接触する程度の描写に留まるのが通例で、また、何かしらのトラブルに巻き込まれてサービスカットを披露する「お約束」のアレです。

肉体関係ありの最近のマガジン案件(あれはあれで良い)と違い、こちらジャンプ案件はきちんとお色気止まりにしているのが良いですね。なんとも懐かしい香りがしていて、その雰囲気を楽しむような感覚。
自分の場合このへんのルーツは連載終盤の『やるっきゃ騎士』(※ナイトと読む)でしょうか。
少年の夢と希望とスケベ心が詰まったこういう品は、健全な少年が親に見つからないようにどきどきしながら観てほしいタイプの作品です。


最終話で3か月後の2期放送が発表されました。
私の視聴優先順位としては低いです。少し懐かしい匂いを堪能したところでややお腹いっぱいかしら。自分にとってはそんな位置付けでした。



■オマケ1
どうせなら健全なお色気ものだったらよかったのに。
{netabare}ブラコン妹が登場して、兄のふとんをくんかくんかしてましたが、アニメ向けアレンジでしょうか?
視覚的なお色気どまりだったほうが健全な気がしていて、フェチまで踏み込むと大人向け指数がアップしちゃいます。なんかもったいない。{/netabare}

■オマケ2
球技大会にクレームw
{netabare}自分が高校生の時だったら、和気あいあいの男女混合なんてありえんと思ったでしょう。
勝ちにいきたいのに遠慮が入っちゃうから。クラス対抗ならなおさら負けるわけにはいかないのです。
当方の高校時代は、クラス対抗の雌雄を決するガチ系イベントだったので男女くっきり別れてました。混合だと体力面で劣る女性がやりづらくはなかろうか。イチャコラなんて別途いくらでもできるし。
このアニメに限らずいつも思うのですが、学園ものの校内イベントって文化系の目線で描かれてることが多いですよね。自分が知りえなかった高校生活を疑似体験できるのをもって良しとすればいいのかもしれません。だがしかし、なんとなく腑に落ちないのです。{/netabare}



視聴時期:2019年4月~2019年6月

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2020.02.06 追記

後半2クールめのほうが好み。


2019.07.02 初稿
2020.02.06 追記
2020.07.24 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 59

74.9 13 料理で漫画原作なアニメランキング13位
ラーメン大好き小泉さん(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (569)
2287人が棚に入れました
今日もどこかで、彼女はラーメンを食べているー
クールで無口な美人女子高生の小泉さんは毎日おいしいラーメンを求めて食べ歩く生粋の“ラーメン通”だった。
小泉さんはラーメン以外のことには興味がなく他人と馴れ合わない。ただひたすら求め続けるのは“ラーメン”のみ!
ラーメンあるところに小泉さんあり!ひたすらストイックにラーメンを食べ続けるその姿は見る人すべてを魅了する。
ガツンと本格派ラーメングラフィティ、いざ着丼!

声優・キャラクター
竹達彩奈、佐倉綾音、鬼頭明里、原由実、中村悠一、植田佳奈、豊崎愛生
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

LaLaLa♪ ラーメン大好き剣道部(さん)w

[文量→小盛り・内容→各話感想系(てか食レポ)w]

【総括】
レビュタイ通り、私は無類のラーメン好きです。最後の晩餐はラーメンが良いと公言していますし(笑)だから、かなり楽しめました。が、本来はショートアニメの方が良さそうな作風でしたね。

日常系ラーメンアニメ。まあ、唯一無二の作品として、アニメ(ラーメン)好きなら見る価値はあるかと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
てゆーか若い方は、「ラーメン大好き小池さん」を知らないんじゃないかな? なんて心配をしたり(笑)

これは各話感想が中心なので、そちらに!
{/netabare}

【~ラーメンアレンジレシピ作ってみた~】
テレビとかで紹介するモノを、実際に作った時に追記をしようかと思います。

《ジョブチューン 超超超簡単な大人の塩レモンラーメン ★★★》
{netabare}
先日放送の、第3回アレンジラーメン大会で優勝したレシピ。らぁ麺杉本発案。

①無糖レモンサワー500mlを2分沸騰させ、アルコールを飛ばす。

②サッポロ一番塩ラーメン(1袋)とあさりの水煮缶を汁ごと入れて、3分煮る。

③粉末スープと付属のゴマ、シーチキン(油ごと)を入れる。

以上。簡単ではあるが、1から材料を揃えると、1人前500円程度と、そこまで安くはない。

味は、レモンサワーの酸味と苦味が味に深みをつけ、アサリとカツオの魚介系の旨味がガツンとくる、結構濃厚で、食べごたえのあるラーメン。上手いは上手いし、500円なら、そんじょそこらのラーメン屋よりは上。

ただ、レシピ通り作ると、やや塩味が強い。使うあさり水煮缶やシーチキン缶の種類にもよるが。

個人的には、水煮缶は小さいものか、半分くらいの量にするか、単純に、水とレモン汁で作っても、安くて良いと思った。よって、評価は★3。作って後悔はないが、もう次は作らないかな? という感じ。興味があれば作ってみても良いかなというレベルでした。
{/netabare}


【各話感想(ラーメンレビューw)】
{netabare}
1話目
タイトルだけで、二郎だと分かるよねw 二郎は、7~8回食べたかな(私は池袋の二郎中心)。 あんまり好きじゃない(7,8回も食べといて笑) 二郎って、最初の三口は世界で一番旨い。しかし、中盤になると、う~むとなってきて、終盤は、二郎に来たことを後悔する(笑) でも、2、3ヶ月くらいすると、な~んか食べたくなる。んで、また後悔するw いや、肉ダブル野菜マシはキツイって、よく完食したな(笑) 二郎は、ある意味戦いだよね(笑)

熊本ラーメンといえば、桂花はたまに行ったな。マー油使えば、学食の安いラーメンでもそこそこ旨くなるよね。

天一は、あんまり行かないんだよな~。2、3回くらいかな? でも、京都に一人旅した時に、本店には行った(笑) 最初は京都で「鴨蕎麦」「鰊蕎麦」「茶蕎麦」なんか食べてたけど、コッテリが恋しくなってw

2話目
蒙古かいw 池袋西口店は何度か行ったな。入り口入ってすぐにポケットティッシュが100個くらい積まれてて、最初は何かと思っていたけど、食べて納得。口やら汗やら拭くのに1つ使うんだよねw 北極、1度だけ完食したな。自分は、「味噌タンメン(ちょい辛)」に「プチ麻婆丼」を食べてた、軟弱者です(笑)だって、蒙古のラーメン、ジャリジャリするんだもんw 普通に、味噌タンメンがピリ辛で一番旨いと思うんだけどw

お? 小泉さん、岩手来てくれたの? アザっす♪ レアチーズキムチ納豆、、、柳屋さんかな? まあ、旨いよ。でも、正直、「ラーメン」の旨さとしては、東京の名店の足元にも及んでない。試しに、カップラーメン(味噌か醤油が良いけど、豚骨でも、最悪塩でも良いです)に、納豆とキムチとチーズ入れてみて下さい。そんな味です。いや、勿論店だからカップラよりは旨いしバランスもとってるけど、やっぱり強すぎるからね、発酵トリオが。岩手は推したいけど、ラーメンではウソをつけないな、、、。岩手に来たら普通に、冷麺かじゃじゃ麺を食って下さい(汗)。

パイナップルラーメン。食べたことないけど、多分、不味くない。昔、行きつけだったラーメン屋が、(つけ麺の)隠し味に使ってるって言ってたし。酸味と甘味は、ラーメンと相性良いし。

3話目
ハワイのマックって、そうなってるんかい(笑) 一蘭ね。1回しか行ったことないな。湯気通しを分かっているとは、流石、小泉さんw

最近のインスタントラーメンは、凄いよね。アレンジ楽しいし。今までのラーメンで一番旨そうかもw 音楽の感じは、「孤高のグルメ」を意識してるのかな?

4話目
たいめいけん は1回行ったけど、普通にオムライス食ったな。ラーメンコーナーがあるのも知らんかった。

一風堂ね。自分は赤だな~。世界進出してるんだよね。まあ、ベーシックだしね。個人的には、もっとコッテリが好き。

カップラーメン、レベル高いよね。多少高いヤツなら、ヘタな店より旨いことあるし。まあ、女子高生二人でコンビニでラーメン食ってたら目立つよね。


5話目
トマトラーメン、この店かはわからないけど、昔、東京駅のラーメンストリートで1回食べた記憶が。イマイチだったなw

ミドリムシラーメンは、知らんかったw

無敵屋、池袋を根城とする者にとっては身近な存在。確かに、旨い。しかし、正直「行列ほど旨くない」と、勇気をもって言いたい。歩いて数分の範囲に、あまり並ばずに食べられる、光麺池袋本店、麺屋武蔵二天さんをオススメする。10分程度歩いていいなら、BASSOドリルマン、俺の空池袋店なども良い。無敵屋のすぐ近くに「ばんから」もあって、味的にはまあまあだが、すぐに濃厚系を食べられるし。池袋のラーメン店は、学生時代にガチで全部食ったからな(笑)


6話目
新宿の凪さんですね。ここは有名店だし、行ったことある。クオリティは高かったけど、極煮干し系はあまり好みじゃないんだよね。朝ラーは、私もしますよ。冷やしラーメンって、山形に行った時に食べたけど、正直微妙でした(その店が不味かっただけかもしれないけど)。冷やすという性質上、油が固まって気持ち悪くなるから、どうしてもアッサリ目になる。んで、私はコッテリが好きだから好みじゃない。だったら普通に、冷やし中華とか冷麺、なんなら素麺とか蕎麦の方が旨いと思うんだよね。

ラーメン博物館は楽しいよね♪ 志那そばや は、池袋に店があった時に行った。「まずまず旨いけど、面白くない味」ってのが感想です。素人が普通に作った味のバランスなんですが、単純に最高級のものばかり使ってるから旨く感じるって感じ。まあ、二度目食べたいとは思わなかったかな。

7話目
純粋な日常系としては、やはり面白くないw 浅草シリーズ。食べたことあるのは与ろゐ屋だけかな。シンプルに旨かったな~。

ただ、青森には住んでいた時期もあるので、青森ラーメンには詳しいっす。今回紹介してたのは、現地では津軽ラーメンと呼ばれていて、青森県の西側で食べられているものですね(油使わないやつ)。本当に、蕎麦の汁にラーメン入れたみたいですよw 他にも青森県のご当地ラーメンといえば、「味噌カレー牛乳ラーメン」と「極(ごく)煮干しラーメン」なんかがありますね。「味噌カレー牛乳ラーメン」は、なかなかカオスだけど美味しいよ。試しに、インスタントで良いから、味噌ラーメンにカレー粉と温かい牛乳とバター入れてみて下さい。最近はチーズも入れたりしますw 「極煮干し」は、今は青森では一番メジャーですね。煮干しが滅茶苦茶濃くて、やや苦味やえぐみを感じるレベルですが、それが旨さに繋がるよう、下処理を丁寧にしてるんですよね。私はあまり好きではないのですが。

8話目
袋ラーメンの店、昔にぷっすまかなんかで観たかな? 袋ラーメン、ほぼ知らない(汗) 普通にサッポロ一番とかを豆乳で作ったりはするけど。小泉さんの香りってw

家系は結構好き。吉村家も行ったし、当然、六角家にも行った。ご飯にホウレン草乗っけてノリで巻いて食うと旨いよね。私もそれやります。ラーメンのノリはダシの味変を楽しむんだよ。ラーメンは基本的に、具を動かさず、ノリの周り、チャーシューの周り、ネギの周り、それぞれのスープを楽しむんだよ。私は大抵、1回目は普通に。2回目は濃いめ多目硬めです。まこと家は旨かったな~。


9話目
山でラーメン。経験なしw どちらかといえば、うどんが食いたくなるな。

秋葉の野郎ラーメンは有名店だし、行ったことあります。まあまあだけど、2度行こうとは思わなかったな。二郎の方が旨い。ナンバー86は知らんかった(笑)

背油チャッチャ系は大好きです。ホープ軒も当然いきました。アニメのは国立競技場のとこの? 私は大塚に行くことが多かったかな。野方ホープも行ったし、無鉄砲も行ったな。この中だと、野方ホープが一番旨かった印象。

10話目
あんまりこういう、イロモノ系はいかないな。コワイコワイコワイ(笑)

回転寿司のラーメン、最近レベル高いらしいね。回転寿司自体にあまり行かないからな(普通の寿司屋はよく行くけど)。

神楽坂飯店には行ったことないな。ギャル曽根さん並みに食うな(笑)


11話目
神座さんは、池袋東口店に1回行った。大阪の人気店という触れ込みだったのですが、ちょいがっかりしましたね。不味くはないけど、私はもっとコッテリが好きだし。確かに、すき焼きの後にスープで割ってラーメン入れた感じ。白菜は、もっとシャキシャキが好き。まあ、本店の味は知らないけど。

丈六? 大阪のラーメン屋さん? 大阪、行ったことないしな~。どの店も知らない(汗) 鳥白湯は好きだけどね。まあでも、大都市大阪のラーメンが不味いわけないよね♪ あれ? ラーメンのサイドメニューじゃなく、たこ焼き食うの? 意外。

12話目
名古屋は一回だけ、剣道の大会で行ったな。前泊して、2泊3日で。大抵、どこに行ってもラーメンを食べる剣道部も、流石に名古屋ではラーメンを食わなかったなw 食いたい名古屋飯が多過ぎて(笑)

台湾ラーメンは、東京で食ったな。味仙さん。上手かったけど、ラーメンという感じは薄かったな。でも、辛かった。

さて、ラーメンレビューの〆としては、やはり、「俺のNo.1ラーメン店」を挙げなければならないだろう。。。

これは、正直、ツライ作業。No.1にしたい店が30店舗くらいある。。。

東京で初めて食ったラーメン、「光麺 池袋本店」の衝撃は、今でも忘れられない。「俺の空」はリスペクトしている。「BASSOドリルマン」の油そば超ウマイ。「巣鴨の 蔦」は、流石にミシュランだった。とんこつなら「無鉄砲 中野店」だろうか。

本当に迷うけど、一番「感動した」という観点なら、東十条にある「麺処 ほん田」。ここのつけ麺に感動した。麺は極太で、始めは 「ん?」と思ったが、食べて納得。濃厚なつけ汁をつけると、最初ははバーンとつけ汁の香りが立つけど、噛んでいるうちに、麺の小麦の香りとまざり、絶妙な味を醸し出す。そして、ちょうど噛み終わるタイミングで、つけ汁は気配を消し、最後は小麦粉の豊かな香りだけが鼻から抜ける。

私はここでつけ麺を食った時、初めて、「綿密な計算」を感じて。なんか、どのくらいで客が食い終わるかとか、どう楽しむとか、ちゃんと計算しているんだと感じた。私が、ラーメンにハマるきっかけになった店です。

ということで、私のNo.1ラーメン店は、「東十条 麺処 ほん田」です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 51
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

小泉さんのおかげでラーメン屋に行く頻度が増えました…

ただでさえ体重気にしてるのに……

……じゃなくて、実写ドラマ化もした人気漫画が原作です。木曜飯テロ枠その1ですねw
ちなみに私がこの作品を知ったのは、よく行く近所のバーミヤンのテーブルに「バーミヤンが漫画で紹介されました!」って貼り紙が貼ってあったのがきっかけだったりしますw

基本的には美少女JKの小泉さんがラーメンを食べるだけの話なのですが、それだけに視聴者を飽きさせない工夫が見事でした
ラーメンに合わせた話作りもそうですが、相方(?)の悠と、いかにもJKな美沙と潤の使い分けが良かったですね
特に一話通じて悠が登場しなかった9話からの、続く10話のギャップは凄まじいものがありましたwww
Abemaの最速放送だと前回→最新回と2話連続放送なので、その落差がより際立ったんですよねw

ラーメンの紹介も丁寧で、かつ薀蓄や美味しく食べるポイントなどもしっかり抑えていて好印象でした
特に印象的なのが、小泉さんが他人に「それ美味しいの?」と聞かれた時に必ず言う「私は好きです」という言葉です
作中登場する尖ったラーメンの数々は、人によって好き嫌いが分かれて当然
それを分かった上で「美味しいよ!」「絶対食べてみて!」と言わず「私は好きです」と言える小泉さんに(作者に)、確かなラーメン愛を感じました
あと、つけ麺や汁無し麺に逸れず、ラーメンだけで完走したのも評価したいですね

メイン4人のキャスティングには実は結構こだわりがあって、恐らくオーディションじゃなく指名だったんでしょうね
小泉さん役は声優界の食いしん坊代表・竹達彩奈、悠役は百合が大好きで花澤香菜について語り出すとかなりヤバイあやねる、美沙役はラーメン屋でバイトするほどのラーメン好きの鬼頭明里、そして潤役は声優界きってのラーメン好きとして有名な原由実
食いしん坊やラーメン好きが演技に活かされていたのかはちょっと分かりませんが、あやねるの悠は演技なのか素なのか分からなくて、毎回笑わされましたw
『ゆるキャン』のレビューで「なでしこの『リンちゃ~~~ん!』は何度聞いても幸せな気持ちになれる」と書きましたが、悠の「小泉さあああん!」は何度聞いても笑ってしまいますw
あと麺をすする音、あれどう録ってるんでしょうか
『うまるちゃん』では田中あいみが実際にカップ麺を食べてましたけど、この作品で毎回麺を食べてたら声優の負担が半端ないでしょうし…w

酷い歌詞(褒め言葉)なのにいい歌なOP、EDも好きです
インスタントorカップラーメンのCMパロディと、テレビの変遷を描いたEDも素晴らしかったですね
余談ですが、放送前は「ドラマ同様にOPかEDのどっちかはあの曲のカバーになる」と予想…いや、確信していたんですが、違いましたw


明るく楽しく丁寧で、多種多様なラーメンのように飽きさせない作りで、毎回飯テロされていました
タイトルのとおり、小泉さんのおかげでラーメンの魅力を再確認し、ラーメンの消費量が増えてしまいました……
ダイエットアニメはよ……



~以下、ラーメン好きとしての余談~
実は私、あにこれに来る随分前はアニメじゃなくラーメンのレビューサイトにいたほどのラーメン好きですw
というわけでこの作品に出てきたラーメンについていくつか語っていきます
※アニメ本編にも触れてますが、ほぼ自分語りです
{netabare}
・一杯目「ヤサイマシニンニクカラメ」
言わずと知れた「ラーメン二郎」。このアニメを見て数年ぶりに池袋店に行きましたw
不意打ちを食らった悠がちゃんと完食したのはかなり好印象でした
私は「ヤサイマシカラメニンニク少なめ」でいつも頼んでます。ニンニクあんまり好きじゃなくて
ただ私は、二郎を食べることに全く苦痛を感じないタイプです。最初から最後まで美味しく完食します
ちなみに私の青春だった高田馬場店は私の卒業と時を同じくして閉店し、現在は花屋になっていたり…
その後早稲田通りにできた用心棒にもよく行ったんですが…そこも潰れたんですよね
ジャンクガレッジも潰れちゃいましたし、早稲田~馬場はJ系に厳しい

・一杯目「こってり」
こちらも言わずと知れた「天下一品」。そしてこちらもアニメを見て2年ぶりくらいに食べましたw
サイドメニュー含めてカロリーと味の暴力ですよねw
大学時代たまり場だった友人の家の近くにあったので、私にとって天一は大学時代を思い出す一杯です

・二杯目「北極」
こちらも有名な「蒙古タンメン中本」。放送期間中、EDを歌っている西沢幸奏とコラボしていましたねw
私は辛いのが苦手なので、いつも味噌タンメン野菜増しを頼みます
蒙古タンメンくらいなら完食できるんですけど、翌日の腹と肛門が……

・三杯目「味集中カウンター」
こちらも有名店「一蘭」ですね。ここを選ぶ小泉さんが非情すぎて笑いましたw
味は王道を征く豚骨ラーメンで美味しいと思いますが、福岡県民的には値段が…(後述)

・四杯目「ようしょくてん」
たいめいけんにラーメンがあるのは知っていましたが、あんな裏口みたいな所があったんですね!
オムライスしか食べたことないけどw
ボルシチとコールスローの味と安さは衝撃的でしたね~

・四杯目「赤or白」
「一蘭」と双璧をなす豚骨ラーメンの有名店「一風堂」ですね。
ちゃんとモヤシに触れていたのは素晴らしいですね!モヤシあってこその一風堂です!
ただ一風堂はぶっちゃけそこまで美味しいとは思わないんですよね…そして一風堂も値段がネックで…
福岡のラーメンって400円~600円+替え玉100~150円あたりが相場なので、普通の福岡県民は一蘭や一風堂をはじめ、博多の駅ビルに入ってるような700円超のラーメン屋に入るのは躊躇しちゃうんですよね~

・五杯目「行列」
池袋の「無敵家」!懐かしいな~、行列に引かれて大学入ったばかりの頃よく行きました!
でも無敵家は確かに美味しいんですが、あれだけ並んで食べるほどかと言われるとまた微妙でして…w
池袋には他にもっと美味しい店があると気付いてしまったので、もう何年も行ってないですね~

・七杯目「全国」
「与ろゐ屋」と「伊藤」はラーメン狂時代に行きました!
どっちも浅草らしい、シンプルに出汁と醤油で勝負する素晴らしい味でした
ちなみに放送当時「与ろゐ屋じゃん!」ってツイートしたら、与ろゐ屋の公式アカウントにファボられましたw

・八杯目「家系」
家系は男の味ですよね!男回にしたのほんと分かってるな~!
まあ普段出ないキャラな分、この回だけちょっと台詞回しが下手だったけど…
家系は大好きなんですが、恥ずかしながら吉村家はまだ行ったことがないんですよね~
球界を代表するラーメン通・阪神メッセンジャーが最も愛する吉村家…いつか行ってみたいです

・九杯目「背脂」
同じ背脂でも燕三条系ラーメンは好きなんですが、背脂チャッチャ系はあんまり好きじゃないんですよね…
この回にも出てきた無鉄砲なんかは、一緒に行った友達は絶賛でしたが私は無理でした

・十二杯目「名古屋」
台湾ラーメンは微妙ですが、台湾まぜそばは大好きです!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今は無きTVチャンピオン「ラーメン王選手権」を想う。(登場ラーメン店視聴メモを追加)

第2話までを視聴済みで、これを書いています。有名タイトルである原作マンガですが、未読です。
(→ その後、原作コミックスは既刊分を読みました!)

ある意味「美麗な女子高生の好物がラーメン」という出オチで終わってしまっているという見方もありますが、小泉さんのラーメンを食べる姿勢、態度はたぶんラーメン好きな人のそれであろうと思いますので、好感度は高いです。

ところで二十年以上前から十数年前までの間、テレビ東京系の番組で『TVチャンピオン』という雑学や特技などを決められたテーマで出場者が競う番組がありました。

この番組は現在も特番として放送される『元祖!大食い王決定戦』のご先祖様なのですが、そのTVチャンピオンの競技のひとつとしてラーメン店に関する知識を競うという「ラーメン王選手権」というのがありました。

私自身はラーメンは嗜む程度ですが、過去にこの番組は好きで観ていたので、小泉さんが語るラーメンについての蘊蓄は頷けるところも多々あって面白いです。ちなみに私も小泉さん同様、基本的にラーメンは独りで食べることが多いです。

ということで個人的には小泉さんのように熱心にラーメンを食べまくることはありませんが「ラーメン図鑑」的な興味は引き続き持っているので、おそらく視聴し続けると思います。

あ、「出前一丁」とかは凄くわかりやすいですが、ED主題歌での背景アニメのいろいろなインスタントラーメンやカップラーメンのTV CMのパロディは面白いですね。

ちなみにキャラクターのビジュアル的には、小泉さんよりは大澤悠(おおさわ ゆう)の方が好みです。見方によっては、ただの小泉さんストーカーですけどね…。

おまけ: ところで私の好きな「太陽のトマト麺」はパスタの亜種という見方もできるとは思いますが、小泉さん的に「ラーメン」にカテゴライズされるのでしょうか?(ちなみにこの店の初心者に私がお勧めするのは「太陽のチーズラーメン」Bセット(セット提供がなければ「太陽のチーズラーメン」+「らぁリゾ」)
→ 軽くググってみたところ、原作コミック4巻で取り上げられているようですね。

以上、「どこがアニメのレビューやねん」ということで失礼いたしました。

== [登場ラーメン店視聴メモ] ==
一杯目: 春木屋、ラーメン二郎、天下一品
二杯目: 蒙古タンメン中本、パパパパパイン
三杯目: (ハワイの)マクドナルド、天下一品(喜連瓜破店)、一蘭
四杯目: たいめいけん、一風堂
五杯目: トロケの台所、太陽のトマト麺、山手ラーメン本郷安庵、麺創房無敵家
六杯目: すごい煮干しラーメン凪、ミスタードーナツ、麺ダイニングととこ、支那そばや+無垢ツヴァイテ+YUJI RAMEN(新横浜ラーメン博物館)
七杯目: 浅草名代らーめん与ろゐ屋、自家製麺伊藤、中華そばつし馬、佐賀ラーメン美登里、博多らーめんいのうえ、らーめん弁慶
八杯目: ラーメン甲子園居酒屋さくら、吉村家
九杯目: 野郎ラーメン、ホープ軒
十杯目: 楽食拉麺 菊や(閉店)、スシロー、神楽坂飯店
十一杯目: どうとんぼり神座(かむくら)、麺屋丈六、ぼっこ志、龍棋信RIZE、ラーメンstyle JUNK STORY、麺のようじ、カドヤ食堂、世界一暇なラーメン屋
十二杯目: スガキヤ、味仙(みせん)、藤一番(ふじいちばん)、春木屋

※店舗名はあったりなかったりしますが、気にしないでください…。

※原作を読みました。4巻で出てきた店舗は新宿ミロードにある「太陽のトマト麺 NEXT」っぽいですね。ちなみに「らぁリゾ」(ふりかけのかかったライス:
シメに使う)にはちびリゾ(小ライス)もありますよ。 (2018.1.20追記)

2018.1.25追記:
次回予告からすると「太陽のトマト麺」くるのか!?

2018.2.2追記:
第5話: 来ましたね太陽のトマト麺。店舗は新宿MYLORDにある「太陽のトマト麺NEXT」ですね。小泉さんのチョイスもこの店では鉄板メニューの「太陽のチーズラーメン+らぁリゾ」でした!

2018.2.9追記:
第6話: 小泉さんの言葉の通り、関西で「冷麺」といえばいわゆる「冷やし中華」のことですね。そして小泉さんは浴衣姿で夏のイベント開催中のラー博へ…。

2018.2.16追記:
第7話: 原作エピソードに心当たりがないのでアニメオリジナル回でしょうか。作中では季節は夏のようです。サブタイトルは『全国』ですが、小泉さんは日本中のラーメンをいかにして食べ歩くのか…(笑)?

そして悠は安定のストーカーぶりですね。そして美登里はたぶんもうお店はやっていない…。

2018.2.25追記:
第8話: ご当地ローカルな全国のインスタントラーメンをお店で作ってくれる居酒屋さくらと、家系ラーメン総本山の吉村家。家系だと私は職場の近所にある武蔵家の支店をよく利用していますが、けっこう長いことやっていたトッピングのタイムサービスが無くなった代わりにライスが無料になりました。

2018.3.2追記:
第9話: マルタイ棒ラーメン。そこにラーメンがあるから食べるのだ。小泉さんがガスコンロで野外クッキング。お餅も入れてましたね。

豚野郎ラーメンと背脂チャッチャ系は、個人的にはほぼ見てるだけ…(笑)。

2018.3.12追記:
第10話: 北千住にあった、おかしなメニューばかりの菊やはもうありません。小泉さんとの会話が悠の脳内で、すべて都合よく改竄されている…。

このえぴーソードの後でのアイキャッチでのジングルが、普段とは違う変調されたアレンジバージョン(イ短調?)になっていましたね!

ちなみに私は回転寿司屋で麺類を頼んだことはありません。

2018.3.16追記:
第11話: 悠のラーメン再現力がヤバい(笑)。そして大阪ラーメン食べ歩きがヤバい。新キャラで、原作で潤(委員長)と並んで私が好きな悠の従姉である絢音(あやね)さん登場!

2018.3.23追記:
第12話: エピソード「名古屋」は原作コミック2巻に収録。悠ちゃん、小泉さんとの初メールがそれで良いのか(笑)!?

2018.12.21追記:
新宿ミロードの「太陽のトマト麺 NEXT」の業態が「太陽のトマト麺 with チーズ」に変わっていました。ちなみに竹下通りのお店も12/15から「太陽のトマト麺 with チーズ」の業態で営業するらしいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 84

78.2 14 料理で漫画原作なアニメランキング14位
うちのメイドがウザすぎる!(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (579)
2271人が棚に入れました
ロシアの血を引く小学2年生・高梨ミーシャのもとへ、元自衛官にして筋金入りの幼女好きである鴨居つばめが新人家政婦としてやってきた。元自衛官のポテンシャルを存分に生かしてミーシャに接近しようとするつばめと、徹底抗戦の構えをとるミーシャとのホームコメディが幕を開ける。

声優・キャラクター
白石晴香、沼倉愛美、M・A・O、原田彩楓、井澤詩織、加藤将之
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

欲望剥き出しのいい年した女性

母を亡くし父と二人で暮らす小学生女子・ミーシャ。 そんな父子家庭にやってきた新人家政婦は、やたらマッチョな上に三度の飯より幼女が大好きで・・・!?闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ

眼帯を付け、独眼の鴨居つばめ(28歳)は初潮以降は興味ないと語るロリコンなのに、他のロリコンは許さない。そして、元航空自衛隊で腹筋バッキバキ。あんだけ体脂肪率低かったら、生理止まってるやろうな。だから、ホルモンバランスが崩れておじさんっぽい性格なのかもしれない。筋肉と言えば、陸上自衛隊のイメージだった。航空自衛隊は陸上自衛隊ほど肉体的にハードなものは求められていないイメージ。

ミーシャが大きくなったら興味なくなるのだろうか。そうだったら酷いな。{netabare}ちゃんと初潮を迎えてもお仕えすると名言してた。一安心?{/netabare}あの手この手でミーシャのストーカー。身体能力凄すぎ。コスプレの違和感凄すぎ。小学生だけはさすがに無理ありすぎ。変態なエネルギーが興味のある対象に向いたときは半端ない。家事も運動も何でもこなせて、打たれ強いし、割とパーフェクトヒューマン。僕はつばめはミーシャと結婚するよりも康弘と偽装結婚するほうが、ミーシャとずっと合法的にいられると思うんだけど、ポリシーに反するんやろうな。

6話で登場する鴨居つばめの元同僚みどり(33歳)。ドMの超変態。つばめのことが大好き。{netabare}隊にいたとき犬の訓練をしていたようだが、つばめが来てから、犬に負けじとフリスビー取ったり、餌をもらおうとしたり奇妙な行動は笑えた。{/netabare}つばめがこいつと話すときだけ常識人になってしまうのは少し残念。そうでもないか。人畜無害だからか、ミーシャは割となついている。

11話の終わりと最終12話で {netabare}少ししんみりな展開。ミーシャ家に泊まりに来たわしわしとゆいが夜中トイレに行こうとして間違えて入ってはいけないミーシャ母の部屋に入ってしまうわけだが、つばめが自分が入ったと庇う。腹を立ててミーシャ母の部屋にミーシャは閉じこもるが、実は、部屋に勝手に入られても何も思わなかった自分自身に腹を立てていた。母親を忘れてまま、日々を過ごしていいのか葛藤。つばめは雪の日に庭で遊んでいたミーシャに単純に惚れていたが、幼い頃に大好きだった父を喪った自分と重なるところがあったのか、自らの過去を明かす。幼女好きになったのは人形をねだると可愛いのではなく、むきむきな人形を買ってきたり、筋トレを一緒にしたりする父への反動だとか、母が父は空の上にいると言ったことをきっかけにパイロット候補生になるも、視力を失って自衛隊を辞め、眼帯姿になったこととか。{/netabare}

途中は単調に進行していくが、沼倉愛美さんの演技力が突き抜けてた。見事にキャラクターを表現していた。そのためか、退屈さは感じにくかった。原作はまだ続くだろうし、期待している。

OPはウザウザ☆わおーっす! ハラショー。EDはときめき☆くらいまっくす。EDでメロディーに乗せてミーシャとつばめが掛け合う歌が面白かった。さらに、映像でトレーニングの強さも見物だった。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 「うちのメイドがウザすぎる!」
仕事を探している鴨居つばめは、職業安定所で理想が高すぎる(?)条件を提示し、あっさり断られます。失意の中、去年のお正月に帰省した際に見かけた、ロシア語を話す幼女の家の目の前にやってきました。庭を覗き込むと、以前とは違いすっかり荒れ果てて人の気配がありません。「あの雪の妖精は冬の日の幻だったのか?」とがっかりしていたつばめでしたが、ふと柵の近くに目をやると、そこには「家政婦さん急募!」の文字が・・・!

2. 「うちのメイドにさらわれた」
高梨家の家政婦になったつばめは、夏休みだというのに自宅でゲーム三昧のミーシャに友達がいない事が気がかりな様子。自らが友達になろうと思いあの手この手を使ってみても、ことごとく失敗してしまいます。諦めきれないつばめは、自宅で無意識に筋トレをしている際に、ふとミーシャがプレイしていたゲームを思い出しました。ノートPCを開き、そのゲームをプレイしようとしたつばめでしたが・・・。

3. 「うちのメイドが忍び寄る」
ミーシャのもとへ家政婦として通う事に幸せを感じ、意気揚々と出勤するつばめでしたが、ランドセルを背負う通学中の少女たちを見て、ふとミーシャは学校に通っているのか気になりました。おやつの合間に学校に行かないのかと聞いたつばめに対して、ミーシャは「ロシア人だから学校に行かなくてもいい」というのですが・・・。

4. 「うちのメイドは幼女が尊い」
今日は康弘が家に帰れず、土日は家政婦のつばめもやってこないため、久しぶりの自由を満喫しようとしていたミーシャでしたが、そこに突然つばめが現れます。康弘より、当分休日出勤と泊まり込みが続くので、土日も家政婦の仕事を依頼されていたのでした。つばめのおかげで、至れり尽くせりなものの心が休まらないと嘆いているミーシャは、宿題の作文が気がかりで・・・。

5. 「うちのメイドはどこにでもいる」
朝、教室ではおしゃれ命の女子小学生・森川ゆいが、同級生たちと談笑していました。そこへミーシャが登校してくると、他のクラスメイトは「本物の美少女」に見とれてしまい、ゆいはミーシャに対抗心を燃やします。後日、JSギャルの聖地にやってきたゆいは、ファッション雑誌にスナップ写真を撮られたいと何度も通りを往復していました。足が痛くなってきた頃、ついに声がかかるのですが・・・。

6. 「うちのメイドの昔のオンナ?」
学校帰り、わしわしと別れて帰宅途中のミーシャの前に突然立ちはだかったのは、ゴスロリファッションを纏った背の高い女性。ミーシャをマジマジと見つめ、肌や髪の毛、唇などの特徴をねっとりと語り始めました。ミーシャはすかさず防犯ブザーを鳴らし、やって来た警官に「不審者に声をかけられた」と伝えます。警官に連れて行かれたその女性は・・・。

7. 「うちのメイドがいない家」
みどりを新たに家政婦として雇ったミーシャは、つばめに対して突然クビを宣告しました。ところがつばめはあっさりと受け入れ、振り返りもせず家を出て行ってしまいます。少しの罪悪感に苛まれながらも、ミーシャはみどりに晩御飯を作るようお願いしました。しかし、出てきたのは吐瀉物のような見た目のカレー。ドMのみどりは、料理を美味しく作る事が出来ず・・・。

8. 「うちの元メイドはお嬢様」
しばらくの間、ミーシャの家で家政婦としてつばめと共に働く事になったみどり。仕事を終えて帰ろうとすると、家の者が車で迎えに来るという連絡がありました。みどりの実家は、超豪華なホテルを経営しているホテル王だったのです。それを聞いたミーシャは、みどりの家に泊まりたいと言い出します。康弘を説得し、皆でみどりの家に泊まりに行く事になったのですが・・・。

9. 「うちのメイドとあの日の出会い」
ある日、クマゴローがベッドの上でくつろいでいると、ミーシャから声を掛けられます。嬉しそうに部屋を出たクマゴローですが、ミーシャから「病院に行くぞ」と呼びかけられました。注射が怖いクマゴローは、思い切ってベランダから飛び出し、外に逃げてしまいます。しかし外は寒く、暖かい家に戻ろうかと悩んでいると、そこに現れたのは・・・。

10. 「うちのメイドとヤスヒロと」
ミーシャが家でくつろいでいると、康弘から「連休が取れたので温泉に行こう」と提案されました。「めんどくさい」と素っ気ないミーシャでしたが、テレビでも人気のカピバラと一緒に入れる温泉と聞いて大喜び。しかも康弘と二人きりの為、「久々につばめと離れられる!」とテンションが上がります。しかし下手に情報を漏らすと、つばめは追いかけて来そうです。そこで、わしわしの家に泊まっている事にして旅立ったのですが・。

11. 「うちのメイドと開かずの部屋」
これまで、ゲームやネットで一日を過ごし、好きな時に起きて食べて寝る放蕩三昧の生活を送っていたミーシャ。しかし最近は真面目に学校に通い、友達もできてリア充(?)生活を送るようになりました。そしてとうとう今日は、わしわしとの「お泊り会」の日。ミーシャは部屋でテンションが上がり、何をしようかと考えていると、当然のようにつばめが現れて・・・。

12. 「うちのメイドとこれからも」
入ってはいけないと言われていたミーシャにとって大切な部屋に入ってしまった、わしわしとゆい。誰かが侵入したと知り、激昂したミーシャの前でつばめは「自分が入った」と2人をかばいます。中から鍵をかけ、部屋に閉じこもってしまったミーシャ。そこへ、連絡を受けた康弘が帰ってきました。他人が部屋に入る事をミーシャが拒む理由は・・・。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

変態もドン引きの変態

原作未読/※最終話視聴にあたり総評は最下部に追記

キャッチコピーは『闘うヘンタイ家政婦 VS ロシア系小学生のほっこりしない系?ホームコメディ』。

登場人物はかなり少なめで、小学2年生の主人公・高梨ミーシャ(声:白石晴香)と、もうひとりの主人公でメイドの鴨居つばめ(声:沼倉愛美)のふたりがほぼメインで進行していきます。

第7話まで観た時点では、つばめの度が過ぎた変態っぷりに同じく変態の私でさえちょいちょいドン引きしてしまう場面もあったけれど、概ねミーシャの突っ込みにより笑えるものとはなっております。作品全体としても毎回一回以上は声に出して笑ってしまうシーンもあり、テンポも良いので楽しく見られるものとなっていました。

{netabare}ミーシャが学校へ登校するようになってから登場するクラスメイトのわしわしこと鷲崎みみか(声:原田彩楓)は、個性が強すぎる主人公ふたりに相対した温和なキャラで作品のバランスを取ってくれるので、もうちょっと出番を増やして欲しいかななんて思ったり。

同じくクラスメイトの森川ゆい(声:井澤詩織)はただの面倒くさいウザキャラかと思いきや、つばめを師匠と仰いだりと素直な性格をしているので、今後も期待しています。『ガヴリールドロップアウト』のサターニャを彷彿とさせるキャラなのでわりとお気に入り。

そして、強烈なドMキャラ・鵜飼みどり(声:M・A・O)ですが、そのドM発言をしつこいくらいに繰り出すのであまり笑えなかったけれど、初登場時のミーシャとわしわしからの2連発防犯ベルでは吹いてしまいました。みどりの場合、その行動が面白かったりするので、少しでいいからドM発言を自重して頂きたいw{/netabare}

エンディング『ときめき☆くらいまっくす』はつばめの激しいキャラが前面に押し出されているものとなっており、その中毒性から連続視聴中でも飛ばすことが出来なかったw


▼第8話
{netabare}この作品って細かいとこにも笑いのネタが置かれているというか、1回の視聴じゃ気づきにくいネタがあるので、2回連続で視聴するとより笑えてしまう。たとえば冒頭で、つばめがミーシャの成長を記録したと熱弁するカットではミーシャBDのジャケットなどが映っているんだけれどよく見ると「VOL.102(50GB)」とか、50GB分で102本ってオイw また、寝起きのミーシャを撮影するカメラ画面では地味に5.1chと表記してあったりとw てな感じで、出来るだけ見逃したくない次第。このシーンでのミーシャのセリフ「あんな奇行に走っておいてよく平然とメイドモードに戻れるな」も笑ったなあw

また今回はみどり回だったともいえ、みどりの可愛さや面白さが際立ちまくっており、みどりに対しての評価が爆上げしてしまった。なかでも就寝シーンでの鼻血を垂れ流しながら「いや、大丈夫、イエーイ!!!」はクッソ笑った。ひとつひとつ記しておくことができないほど今回も終始笑いが止まらなかった回でした。また時折挟まれる、不穏なBGMも笑いのタネとして最高でしたw 今期のギャグ枠としては私の中でナンバー1候補筆頭となっております。{/netabare}

▼第9話
{netabare}クマゴロウを持ち帰ったゆいの妹を優しく諭すつばめが微笑ましかった。いつもは変態ながらもこういった素敵な人間性を垣間見せるからやっぱつばめは最高ですw そして、ミーシャちゃん幼女時に雪にはしゃぐ姿はまさかの家族サービスってw みどりはみどりで、ミーシャやご近所さんのために雪かきに勤しむ優しさw ほんとこいつら変態のクセに人間が出来すぎているから困る。さらに今回はわしわしも登場したけれど、こちらもまさかの肥満化w 後半の雪合戦では、ダイエットのために始めたのにも関わらず、わしわしそれ雪玉作りじゃ痩せないから~! ホント、この作品はたった一話のなかに毎回いろいろ詰め込んでくるから面白い。{/netabare}

▼第10話
{netabare}分かってはいたけれど、あの不穏なBGMとともに旅館の仲居として登場したつばめに声を出してクッソ笑わされてしまった。さらに違うアングルから3度繰り返す演出にしばらく笑いが止まりませんでした。そして入浴シーンで、ミーシャちゃんの幼児パンツに目を向けさせといてからの再度、不穏BGM&つばめの登場にまたもや爆笑w いきなり笑いっぱなしで、すこぶる体力をもってかれたかと思えば、後半では格好良すぎるつばめになったりと、振り幅が激しすぎて大変だw{/netabare}

▼第11話
{netabare}今回はわしわし&森川さんとのお泊り回で和み成分大目でした。そして登場からいきなりの笑いを提供してくれたみどりん。初登場時あたりは微妙だなんて記した気もするが、もはや彼女もこの作品にはいなくてはならないほど愛すべきキャラクターだ。ここにきて、つばめの変態っぷりにみどりんまで引かせてしまうとは、やはりつばめ恐るべし。終盤では、シリアス展開で来週への持ち越し。この様子だと次で最終回のようなので、終ってしまうのが寂しい次第である。{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}嗚呼、今季最高に笑わせてくれた「うざメイド」がついに終わってしまった…。最終話は、つばめの過去が語られ、ミーシャがつばめの手を引きつばめを部屋へ招き入れた瞬間に目から水が流れ始めたよ! いままで散々笑わせてくれたギャグアニメでありながら、最終話では感動的な展開に持っていくとは、先週までは思いも寄らなかった。原作はまだ連載中らしいけれど、このアニメ版は綺麗に幕を閉じれたものと思います。

ミーシャやつばめはもちろんのこと、わしわしや森川さん、そしてみどりん。彼女たちにどれだけ笑わされ、癒されたかわかりません。つばめ&みどりんのド変態っぷりにドン引きすることもあったけれど最高に面白い作品でした! 久しぶりに満点をつけさせてもらます。そしていつの日か第二期が観れることを願うばかり。{/netabare}


▼キャスト
高梨ミーシャ:白石晴香
鴨居つばめ:沼倉愛美
鵜飼みどり:M・A・O
鷲崎みみか:原田彩楓
森川ゆい:井澤詩織
高梨康弘:加藤将之

▼制作情報
アニメーション制作:動画工房
原作:中村カンコ/漫画:既刊4巻
監督:太田雅彦
副監督:大隈孝晴
キャラクターデザイン・総作画監督:山崎淳

▼主題歌
オープニングテーマ「ウザウザ☆わおーっす!」歌:高梨ミーシャ(白石晴香)&鴨居つばめ(沼倉愛美)
エンディングテーマ「ときめき☆くらいまっくす」歌 :鴨居つばめ(沼倉愛美)&高梨ミーシャ(白石晴香)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

00年代の良さも感じるような、良作ドタバタホームコメディ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
百合要素があるホームコメディで、監督と構成が「ゆるゆり」「うまる」のコンビとくれば、安心感がありますね。

まあ、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変なモノをかけたみたいなアニメです(笑)

※2018秋ED 剣道部大賞(非公式)受賞w

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビューは酷評くさいけど、☆4、あくまで高評価です。色々惜しかったなと。

特に序盤は面白かったです。鴨井の飛び抜けた変態性も、ミーシャの辛辣なツッコミも。特に3話は秀逸で、+ミーシャの成長も描かれ、学びと深みのあるストーリー。この段階までは、今期の(個人的)覇権かと期待していたのですが。

まあ、ギャグアニメの宿命の、「マンネリ化」ですね。中盤はサブキャラを入れてマンネリを防ぐ意図は感じられましたが、ミドリにしても森川さんにしても、「ウザい」という点で鴨井と被っていたし。ワシワシの毒舌くらいかな、目立って良かったのは。

終盤は、感動路線。路線自体は好きなんだけど、ただのホームドラマをやるには、濃すぎるキャラクター達が邪魔をしていた印象。やはり、本作の場合はギャグと絡んでこその感動なんだけど、そのギャグが焼き直しばかりだからね。

最終話も綺麗にまとめてはいたものの、なんとなくとって付けた感が。鴨井の過去にしても、小出しにしていた情報から想像できる範囲内だったし、視力に関しては、ある意味予想外なほどドラマがなかった。ミーシャが鴨井を部屋に入れるクダリも、やや唐突というか、まだ早いというか(原作最終回でも良いくらい)。

まあ、とはいえずっとそこそこ面白かったけどね。しっかし、ロシアの小さい子とか、本当に可愛いよね(い、いや、変な意味じゃなくて)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
OP、一昔前のアニメみたいだな。ロシアの小さい子とか、ホントに可愛らしいもんな(変な意味ではなく)w 筋肉(笑) 朝っぱらからデリヘル(笑) 初潮過ぎたら興味ない(笑) う~ん、二人ともキャラが強いな(笑) ますますデリヘル(笑) なんとなく、「少年メイド」と「ハヤテのごとく」を足して、変な物をかけたみたいなアニメだな(笑)

2話目 ☆4
何気に、筋トレのフォームが正しい(笑) 恐ろしい世界w 絶対、ガチギレされるやろ(笑) ん? 意外と平和に解決? 地雷ワードを鮮やかに回避したな。料理のクオリティw 設定を小出しに。ミーシャ、楽しかったんだな♪ これは、可愛らしいツンデレ(笑)

3話目 ☆5
色々と、難しいよな。おやおや~w そりゃ、笹を期待するよな(笑) いや~、説得力あるな。変態忍者(笑) 変態プロファイリング(笑) 熊五郎、可愛いな~。繁殖w バラグライダーはやりすぎ(汗) ハムスターのことも、ちゃんと学びがあるし、学級に馴染むきっかけにもなっているし、良いシナリオ。

4話目 ☆3
熊五郎の心意気♪ 婚姻届けw 何気に有能なんだよな。んじゃ、月70万くらい稼いでるのかな。ぼっちスキルw 小2で同性で恥ずかしいもないだろ。

5話目 ☆3
女子の嫉妬。親友になるのかな? メイド、そこにいたんかい(笑) フリルの数だけ攻撃力が増すと思っていた時代(笑) ローアングルおじさん、逮捕w 同調圧力(笑) 親指だけ縛る、プロ仕様(笑) バルログかよ(笑)

6話目 ☆3
防犯ベル連打w なんで要求が上がっていくんだよ(笑) みどり、キャラ強いな(笑) ド、ドMじゃないか(笑) 「知りたくなかった」「小学生になんてことを」「国防とは」「どうでも良いし」wという連続塩ツッコミ(笑) 反面教師(笑) 妄想がサイコパス(笑)

7話目 ☆3
シリアスもなかなかに。まあ、間違いなく、この展開だとは思ったけど。素直なお嬢様は可愛らしい。やはり、Bパートのノリが好きだな。お嬢様人形、怖いな(笑)

8話目 ☆3
ミドリの実家、メチャ金持ちやな。なんか、いつもと違ってギャグが滑ってる感じ。昭和のつまらないギャグアニメみたいな感じ。

9話目 ☆4
ペットいなくなるのは、焦るよな。クマゴローは、マフラーじゃない!って、なんか良かった。なにをこの程度の雪で(笑) ユイちゃん、脊髄だけで生きてる(笑) 雪だるまが通りかかるか(笑) ワシワシ、ダイエットと見せかけて、実は雪の良い思い出を作るのが狙いとか、ニクいな♪

10話目 ☆4
義理の父って設定、はっきり出てたっけ? ストーカー力強すぎるだろ(笑) シリアス風だな。パンダ柄のヒグマ(笑) 娘とサラッとハッキリ言うのが良いね。

11話目 ☆3
血の涙、妄想が変態過ぎる(笑) ワシワシも結構言うよね(笑) 森川さんの顏w 33歳(笑) 風呂で眼鏡。鴨井、優秀だし、本当にお嬢様のことを思いやってるな。まあ、最終回の前フリって感じですね。

12話目 ☆3
妻の部屋って、そんなに溜めるかな? 父は空の上にいるって、そういうことか。怒らせると傷つけるの違い。関西弁、忘れてたw それでもいてほしい。何とも思わないことに、ショック。ミーシャ、潔癖だな。う~ん、光=ミーシャ ってのが、イマイチ結び付かないんだよな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

74.2 15 料理で漫画原作なアニメランキング15位
食戟のソーマ 餐ノ皿(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (390)
2041人が棚に入れました
実家の定食屋「ゆきひら」を手伝いながら料理の腕を磨いてきた幸平創真は、
超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」へと入学する。
創真は学園で様々な料理人たちと出会い、成長を続けるなかで
「自分だけの料理」を模索し始めていた。

実際の料理の現場へ赴き実戦を学ぶ
カリキュラム「実地研修(スタジエール)」で
さらなる経験を積んだ創真は、
“これまでの自分(ゆきひら)”を破ることで、
新たな“「ゆきひら」の料理”へと辿り着く。
実地研修の課題もクリアし、また一つ成長を遂げたのだった。

実地研修を終え、食戟でさらなる研鑽を重ねる日々を送る創真は
「紅葉狩り会」の場で、ついに相見えた
学園の頂点、遠月十傑にも勝負を挑む。

創真が十傑と勝負するために目をつけたのは、
遠月恒例行事である学園祭――その名も「月饗祭」。
毎年50万人が訪れる怪物イベントで、彼は何を起こすのか!?

一方、その裏ではある人物による計画が動き始め――?
創真の新たな戦いが幕を開ける!

声優・キャラクター
松岡禎丞、石田彰、伊藤静、釘宮理恵、花澤香菜、梶裕貴

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ついに相まみえた学園の最高峰、遠月十傑…戦いの舞台は遠月の美食の祭典…月響祭だ。

この作品は、食戟のソーマの3期に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

視聴前は正直色々悩みました。
何故なら、この作品のメインヒロインである薙切 えりなのCVである「たねちゃん」こと種田梨沙さんが病気療養のため活動休止…それに伴い、金元寿子さんが代役を務める事になったからです。
「極星寮」のメンバーより圧倒的に出番の少ないメインヒロイン…だから全然メインヒロインという感じがしませんでしたが、それでも彼女がメインヒロインと位置付けられているのは、これからそうなる展開が待っているから…

もちろん、金元寿子さんは大好きな声優さんの一人です。
2013年に放送された「琴浦さん」の琴浦春香や、今期の秋アニメ作品として放送された「妹さえいればいい。」の可児那由多、金元さんが演じていたからこそ涙が止まらなくなった「クジラの子らは砂上に歌う」のサミなど好きなキャラを挙げたらキリがありません。

それでも、私の中で薙切 えりなのCVは「たねちゃん」で固まっていたので、代役については頭では理解しているつもりでも、正直心が付いていきませんでした。
実際には3期放送前…2期のOVAから代役として金元さんが演じられていたので、OVAを拝見された方は既に頭も心も切り替えが済んでいたことでしょう…
ですが、そのOVAが最も手の出しにくいコミック同胞版…

OVA未視聴のまま3期の放送を迎えてしまったので、うじうじと悩んでいた訳ですが…
結局のところ、私にはこの作品を「視聴しない」という選択肢は無かったので何だかんだ言いながら視聴を始めたんですけどね…

そしたら序盤からえりな様がもう出るわ出るわ…
全然2期までの出方と違うんです。
そして一声聞いたら金元さんと分かる声質…
それが代役が現実だった事を認識する瞬間でもあった訳です…

当たり前ですが、たねちゃんとはやっぱりイメージが違っていました。
でもそれは決して改悪…という訳ではありません。

完走して私の中でハッキリしたこと…
彼女の言動…細やかな仕草や息遣い…全てにおいて金元さんは完全に薙切 えりなという役を作り上げられていた、ということです。
まるで噛めば噛むほど味の出るスルメイカの様に、回を重ねるたびにどんどん金元さん色が馴染んでいくんです。
物語の展開上、えりなお嬢様はこれまでからは想像できない状況にその身を投じることになるという状況も後押ししていたと思います。
金元さんの伝家の宝刀でもある優しい声質が物語の展開にあまりにもハマり過ぎていたので…
正直策略なんじゃないかと思えたくらいです。

私はアニメ視聴歴がそれほど長い訳では無いので、こういう状況に遭遇する機会も滅多に無かった訳ですが、正直「代役」と表現するのは金元さんへの最大の無礼だと思いました。
この3期の放送を通じて、私は心から金元さんを応援しながら視聴する事ができたと思います。

この先どうなるかは分かりません。
このまま金元さんが続けるのか、それともたねちゃんが復帰されるのか…
でもどちらに転んでも受け止めるだけの心構えは出来ているつもりです。
きっとどう転がっても最高の薙切 えりなが見れる事が確信できたので…

レビューの殆どを薙切 えりなのCVで費やしてしまいましたが、私にとってその位大切な事だったので…

一方物語の方では、遠月十傑のお姿を拝見できる上、月響祭での戦いも最高の盛り上がりを見せてくれます。
ところどころに垣間見える薙切 えりなの思いやこだわりも個人的には大好きです。
こうしてみんなで切磋琢磨して、みんなで味の高みを目指して…
私はこんな事を勝手に考えていました。
薙切 薊が出てくるまでは…でしたけど。

でもここから繰り広げられる食戟…目頭が熱くなるほど格好良いです。
身体の芯から痺れるほどの熱い展開に涙が溢れてくるなんて…
別に悲しい訳でもないのに…ただ格好良いだけなのに…
これは私の涙腺が完全に壊れている証なのかもしれません。

波乱に満ちた今期のこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ZAQさんの「BRAVER」
エンディングテーマは、nano.RIPEさんの「虚虚実実」
どうしてこの作品はここまでの最高を身に纏うのだろう…
主題歌も凄すぎてもう溜息しか出ない感じです。
個人的お気に入りはエンディング…もうヤバいくらいに凄いです。
今期のアニソンBEST10の何位にランクインしてくるか、今から楽しみです。

1クール全12話が3期前半戦でした。
そして後期は2018年の春アニメで放送されることが既に決定しています。

後期のサブタイトルは「遠月列車編」
もう告知のPVが公式HPで公開されています。
「戦いの舞台は北へ…」
満天の星空を見上げる幸平 創真と薙切 えりなを乗せた夜行電車…
少し頬を朱らめながら少し遠くを見つめるえりなの瞳からは信頼が感じられる…
これ金元さん「どはまり」の展開なんだろうな…
このPVも格好良過ぎんですけど…
もう春の放送が楽しみ過ぎて仕方ありません…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんだ?音がついた紙芝居か?

4話「若き獅子たちの群れ」

この話で集まるメンバーにはトキメキました…。

集まったのが創真に影響を受け
変わることの出来たメンバーなのですよね。
各人のドラマの蓄積が爆発する回。

食戟のソーマでは脚本のセオリーを用いた組み立てや、
人物のストレートな性格付けをやることが多い。
予測が立ちやすいが、見合うだけの感動や高揚を
与えてくれる心地よさがある。そう考えてます。

少年誌最前線でバトルや恋愛を軸とせず
人間ドラマやジャンル特有のお約束で戦う食戟のソーマが、
シーズン3のような話の筋へ向かった事は納得してます。

惜しむらくはカタルシスへの準備段階が長すぎるのと
群像劇に新キャラクターたちの敵対勢力が出たことで
ゴチャ付いた状態で分割2クール後編へとなった事。
多少の不満はあれど面白いのに変わりはなく、
後半も楽しみにしてました。


“それよりも”気になる部分があって、

一見すると気づきにくい問題が起きていました。

1期の頃はたとえキャラクターデザインや一枚画の
崩れがあろうと動かそうという気概や臨場感があった。
引きの画やバックショットに、細かいカメラワークを用いて
画面を構成する工夫や動きの芝居が見られたのです。

「餐ノ皿」は、比べないと気にならない程度でしょうが、
カットの省略と止め画の多さが目立ってしまいます。

表情を際だたせるために顔をアップにする時、
止めたまま動かさず数秒そのままにしたり。
動きの間を補完するカットを少なくしたり、
固定撮影、バストショットを多用し口パクや
PAN(画面スライド)で誤魔化す部分も2期より多い。

スタッフが殆ど変わらないのに何故かと思いましたが
原画に拘り、丁寧に見せる分のツケなんでしょうか?
分割2クールなのも何か関係があるかもしれませんね。

料理アニメのセオリーと美麗な絵を再現出来てれば
他はいいのだと“味をしめた”ようにも見えます。

料理作画監督なる限定的な役職があるのですけど、
その点に関しては分けてあるだけあって良いです。
というより止めの画は全部綺麗でした。だから分かり難い。

予算組が決まっているので、止めたぶん他で動かしたり、
一枚画でも湯気や飛び散る汗など人物意外の動きを使い
画面を構成するような、工夫だとみられる部分は
TVアニメーションにおいて重要だと思います。
寧ろ感心する部分・・・。でも・・・

客をだます為の演出の放棄で、デザインに拘った末の
“妥協”なんだとしたら少し気になりますね。

よく動くやら動かないの問題では無く、
ドラマの構築で重要な演技を削ぐのはいけない。


なんて言いましたが好きなんで、今期も楽しむぞ!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魅力的なキャラ達が織りなす 料理『バトル』アニメ第3期!

 料理バトルアニメと聞けば、最終回が悪い意味(主観)で印象に残ってしまった「焼きたて!!ジャぱん」が真っ先に思い浮かぶ世代の自分ですが、未だに「ミスター味っ子」が一番有名でしょうか。「飯の時間」を描いた漫画やアニメがトレンドになっている昨今でも、案外料理バトルアニメって多くない気がします…。

 そんな料理バトル作品の中でも、本作「食戟のソーマ」は屈指のレベルの作品と言えそうです。

 飽きさせない変化の富んだ展開、定期的に訪れる熱いシーン、魅力的すぎるキャラクターたち…。絵柄のクオリティーも高く、凝りすぎて味が想像しづらい料理も多いですが、なかなか美味しそうに見えます。料理学校という特性を活かし、スパイスや薫製など、様々なジャンルの料理を描けている点も良いです。

 今後「料理バトル」で、本作を越える作品は出てこないのでは?なんて思えるほどに、レベルの高い作品だと個人的に思っています。最後までこの勢いを保てたら、間違いなく名作と言えるでしょう!
(「焼きたて!!ジャぱん」の失速と投げやりなラストが若干トラウマとして残っています…。)

 特にキャラクターの魅力は随一です!主人公の格好いいシーンも多いし、ヒロイン達も可愛すぎて一人を選べないレベルです。えりな、田所、アリス、緋沙子…誰が人気なんでしょう?
 男性陣だと、一式先輩が特に好きです。声は櫻井さんだし…懐が深くて、どこかミステリアスな感じがあるところが良いです。 
 やはり「料理の出来る男」は格好いいし、「料理の出来る女」は天使ということか…。
 (ただ、リアルだと、出来すぎる人は面倒くさいですけどね…)


 ただ、本作について敢えて苦言を呈すと、料理シーンががっつり入っている回ほど退屈に感じてしまった点が残念と言えば残念。
 結局、戦いまでの熱い展開や、魅力的なキャラ達の掛け合いが楽しい作品なんですよね…。

 ともかく、男女問わず万人にオススメ出来る良作シリーズなので、1期から観てみたら良いと思います!!
 「焼きたて!!ジャぱん」と異なり、最後までぶれずに最終回まで駆け抜けてくれ!(しつこい)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

75.2 16 料理で漫画原作なアニメランキング16位
ドメスティックな彼女(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (471)
2025人が棚に入れました
幼いころに母を亡くした高校生・藤井夏生は、高校の教師・橘陽菜へ密かに想いを寄せていた。叶わぬ想いと心の中へ押し込み、ふと誘われた合コンに参加した夏生は、そこで出会った橘瑠衣と、なりゆきで初体験をしてしまう。そんなとき、父が再婚することに。父の再婚相手と一緒に夏生の目の前に現れたのは、なんと陽菜と瑠衣だった……。ひとつ屋根の下で暮らすことになった3人の、ピュアで禁断過激な三角関係がスタートする。

声優・キャラクター
内田真礼、日笠陽子、八代拓、佳村はるか、小原好美
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

なんとなく観てみただけだったのにとっても面白かった°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

このアニメずっと知らなくて,なんとなく観てみたら凄く面白くて一気見しちゃいました!!
ジャンルとしては「クズの本懐」とか「恋と嘘」と同じ括りにしたいかな。

このアニメで1番好きなのはキャラクターデザインです。
特に,陽菜,瑠衣&ももがほんとに可愛いです。
陽菜先生は文句なく可愛いんだけど,瑠衣のネイビーの髪に赤い瞳(ちょい吊り目)っていうのが可愛いと思いました。
夏生はダメではないけど,普通かな。
整った容姿とのことなのでイケメン設定みたいですけど…。
あとは桐谷先生!!色っぽすぎ!!

次にストーリーです。
正直,このアニメはたまたま観ただけだったので期待とかは全く無い状態で観始めたんです。
なので,最初の無理がある設定も「ハイハイ。アニメでよくあるやつね。」って感じでスルーしてました。
普段からアニメをいっぱい観ている人は耐性がついていてスルースキルもあがっているかとも思うんですが,わたしはというと観終わった今思い返してみると確かに突っ込みドコロ満載だよね(;・∀・)
まぁ,学校の先生に恋してるのは良いとして,お父さんの再婚相手の連れ子がその先生で…いやもうその時点で十分なんですよ。
それなのに,その上合コンで出会った娘と初体験をしちゃって,その初体験相手が自分が恋している先生の妹とかもうとっ散らかりすぎですよね,ごちそうさまです(!?)。←お腹いっぱいという意味。
逆に良いなと思ったのは,
アニメでこういう連れ子同士で同居ってなったら,大抵親が新婚旅行で世界一周に行ってくるとか,いきなり海外赴任になって子どもを日本に置いていくっていう超絶無理矢理親を排除する展開になりがちなんですが,そういうのが無かったし,ちゃんと子どもを大切に想ってくれている親なんだなぁって思うところもあって,そこは良いなと思いました。
あたしはアニメとか小説とかに接する時,大体誰かに感情移入してストーリーを進んでいくっていうのがけっこうあるんですが,今回は夏生目線で見ちゃってました。
個人的にはハーレムアニメの主人公が嫌いで,かつわたしは女なのに…って思ったんですが,夏生はとにかく優しいんですよね。
ハーレムアニメの主人公が好きになれないのって,女目線で見ると,大抵どこが良いのか全然理解できないのになぜか可愛い女の子たちにモテまくるのが謎過ぎてイライラを掻き立てるってところにあるんですけど,夏生に関しては優しいから女の子達もまぁ好きになっちゃうのも分かるなって,最初はそう自己分析していました。
でも,優しいハーレムアニメの主人公なんて他にもいるだろうしなぁって思って,よくよく考えてみると彼らとの1番の違いって叶わぬ片思いをしているところなんですよね。
むやみやたらにモテるだけじゃなくて,本当に好きな人には振り向いてもらえていないっていう…。
だから応援したくなっていたんだと思います。
(イケメン設定というのは後で知ったんですが,モテるのにそれなりの理由があったのね。って納得。)
でも,やっぱり好きになれないところもあって,それは流されやすいっていうところ。
陽菜先生や瑠衣に対してはっきりモノが言えないところがどうにもイライラしてしまいました。
陽菜先生に対しては「いや。そこで怯まないでもっとガンガン押せよ!!そうしないとこんな高嶺の花と付き合えないよ!?」って思ったし,
瑠衣に関しては
夏生よ。あなたは先生が好きなのに何で初めて会った女とやっちゃうわけ!?―って思いました。
まず,そんな女の子いないし居たとしても怖すぎるでしょ!!
逆に考えたらさ,瑠衣は誰でも良いから男とやるために合コン来てたのかなって思っちゃいました。
その時点であたしは瑠衣のことがどうしても好きになれなくて,それは最後まで変わらずずっとイライラさせ続けてくれましたね,彼女は。
ただ,先生みたいなロングヘアの優しそうな,それも主人公が恋してる相手って最終的には当て馬的な位置に行っちゃうんですよ。
で,結局ハキハキとものを言うボブの子の方が自分の素を見せれるとか気付いてそっちに行っちゃうパターン。
テンプレですよね。
終始夏生を応援していたわたしは夏生が陽菜先生を好きなこともあるし,もともとロングヘアの優しそうなキャラが好きなのもあって,いつ瑠衣の方に気持ちが傾いていくんだろうって決めてかかって,ずっとハラハラしながら観ていました。
陽菜先生はもう可愛いしきっとお料理とかお裁縫とか得意で女の鑑みたいな人なんだろうなってイメージだったんですが,実はお酒大好きなところとかお笑い芸人さん推しなとことか料理が苦手だったり,あたし的にはそういう等身大のOLさんっぽいところが逆に好感度大でした。
逆に瑠衣は最初凄く淡白でクールなイメージだったのに,常に夏生に付きまとっているというか,彼女面するようになって,そういうところがどんどん嫌いになっていった原因です。
{netabare}特にお風呂に裸で入っていくところとか風邪ひいた時に体拭かせて座薬とか…(^▽^;)
座薬なんて子どもの頃以来使ったことないよ。
飲み薬で吐いちゃうようなら大人しくお医者さんに掛かって点滴だよね,大抵。
それに彼女でもないのにキスをせがむのやめて(>_<)
そして,夏生もなに何度も流されてキスしちゃってんの!?
あと,先生の部屋に行くのに文哉の部屋に行くって嘘ついてた夏生。
いやもう,高校生なんだからさ,親ならともかく一々妹に何処に行くとか言い訳しなくて良いよ!!
「今日メシ要らないから」ってメッセージ送るだけで良いじゃん!!
まじで要領悪いよね。
それもあるし瑠衣に対しては「その嘘を彼女でもないのに一々責めないでくれる!?」って思いました。
あと,彼女は小説読むまで夏生の気持ちに気付いていませんでしたよね。
夏生のことが好きで見てたら普通気付くと思うけどなぁ。
陽菜先生にキスしようとしたのを見た段階で,そこから「もしや!?」って気持ちで夏生の行動とか見るようになると思うけど,わたしならね。
{/netabare}
で,陽菜先生なんですが…
まず,陽菜姉とか呼ばずに居てくれてありがとうと夏生に言いたい。
先生呼び&敬語だと禁断の愛って感じが出て興奮できるけど陽菜姉だともう姉弟になっちゃうからさ。
{netabare}あと,先生に初めてキスしたとき「でかした!!」って思ったのに,そのすぐ後にやり返されちゃいましたよね。
その上,江ノ島にデートに行ったときせっかく告白したのに「付き合うって,こういうことだよ?」って海の中に夏生の手を引っ張って入っていく先生。
この返しが「うわぁ。大人だ。夏生じゃ太刀打ちできない」って思わされて,「こりゃ,先生が振り向いてくれることはないな。切ないなぁ。」って思いながら観てました。
なので,陽菜先生と想いが通じ合ったときは「キタ――(゚∀゚)――!!」ってなって,鍵を貰う件とか終始ニヤニヤしながら観てたと思います(笑)。
いやもう絶対想いは届かないと思っていたし,まずはそう簡単に柊のこと忘れられないよなって思ってました。
特に海で初恋のエピソード聞いてからは,特に。
ただでさえ,初めて柊がどんな人物か分かったときは「あぁ~。こういう奴かぁ。こりゃ離れられないわ。」って思ったんだよね。
陽菜先生,あぁいう人たらしとよく別れたよなって思う。
柊のことまだ好きなのに別れたのもそうだし,夏生の想いの突っぱね方とか,最後何も言わずに独りで行ってしまうってところ,陽菜先生はほんとに強い人だなって思いました。
ただ不倫はダメだけどね,絶対。
(わたしは人を傷つけてまで手に入れる恋愛ってどうなんだろうって思ってて,その考えを覆すほどの恋愛をしたことがないからそう思うだけかもしれないけれど…。)
そしてね,詰めが甘いのよ。
絶対にバレちゃダメなんだからさ。
学校でキスしたり,ましてや修学旅行でイチャイチャしたりはダメでしょ!!
まぁ,夏生目線で見てたわたくしとしましては初Hのときは「キタ――(゚∀゚)――!!」(PartⅡ)ってなったけどね(笑)。
陽菜先生の気が変わらないうちにさっさとやっちゃいなさい!!―って完全に男目線でした(^-^;
恥ずかしがってる陽菜先生ほんとに可愛かった☆
修学旅行は我慢して,帰ってから陽菜先生の部屋で思いっきりイチャつけば良かったのになぁ。
それにしても,部屋暗かったのにあんな写真に写り込むかね!?
窓に花火が反射して部屋の中は見えなそうだよね。
仮に写っちゃってたとしても人影くらいにしか分からないと思うな,実際は。
でも,こういう禁断の関係ってバレちゃうのがテンプレだからね。
仕方ないよね。{/netabare}
で,その禁断の愛についてなんですけど…
賛否両論あるとは思うんですが,こういう創作物の中ではわたしは中学聖日記みたいだなって思って拒否反応起きないどころかむしろきゅんきゅんできました。
現実だといけないことだよなって思うけど,卒業さえしてしまえば良いんじゃないかなって思う。
高校生の時の先生も,奥さんが教え子だったし,大学生の時も友達が中学の時の先生と付き合ってたんだよね。
まぁどちらも卒業してからだと思うけど…。
だから,個人的な考えとしては一概に先生と生徒の恋愛がダメだとか考えたくないのです。
逆に,その想いが本物なら卒業まで待てるでしょ!!とも思うから,在学中にどうにかなるってのはやっぱどうかなって思うのよね。
{netabare}陽菜先生ももう少し夏生に対して「待て」ができれば良かったのに,このままだと瑠衣に取られちゃうと思っちゃったのかなって考えたらそれも仕方ないのかな。。
瑠衣も瑠衣で,お姉ちゃんが居なくなったからって,お姉ちゃんの彼氏横取りするとかナイわ。
ましてや,夏生は瑠衣と会うずっと前から先生のこと好きだったわけだし,もうフラれてんのに往生際が悪い!!{/netabare}
けど,瑠衣役の声優さん。実はあまり声好きじゃないんだけど(透き通るような声じゃなくてまろやかな声),それ以上に演技うますぎません!?
集中して観てるのに時々あまりにリアルに演じるものだからハッとして現実に引き戻されます(笑)。
アオハライドの時もそう思ったのだけど。
おまけとしましては…
桐谷先生がほんとに色っぽくて(キャラもさることながら声も!!),好きでした。
常に生徒に対して丁寧語で話すところとか良いよね(⋈◍>◡<◍)。✧♡
桐谷先生の恋愛…気になる★
なんかお家にお邪魔すると,寝室に毎回違うセクシーな美女が居そうなイメージだけど…(笑)。

アニメ自体のレビューは以上です。
ですが,これ続きが気になって調べてみたら…
{netabare}やっぱり瑠衣とくっつくんだ(´;ω;`)
あんなに陽菜先生のことが好きだったのに,目の前から居なくなると途端にこれか!!
しかも自分のことを守って居なくなったんだよ!!{/netabare}
まじで夏生あり得んヽ(`Д´)ノ
―と思うので,仮に2期やるとしても観ません。
ショック受けるだけだから。
長いレビュー読んでいただきありがとうございました♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

見る度に『不快指数』がドンドン上昇してしまうから困ったもんだ!(苦) あ~~ムカつく!ムカつく!ムカつく!ムカつく!ムカつく!ムカつく~~~!・・・・・・・・・・・・

2019.03.31[初回UP]
2019.04.02[加筆修正]

円盤(BR/DVD)は販売されません。コミック22~25巻特装版についてるQRコードをスマホアプリ「PlayPic」でダウンロード視聴になるようです。 TV未公開映像もあるらしいので、当然放映出来なかった「カラミ」もあることでしょう!
正に「内容」も「販売」もイヤラシイ!!!(まあ、生産在庫になるコストは無いだろうし、新しい試みなのでしょうが・・・ん~~なんか腑に落ちない。)

父子家庭の文学好きな高校生「藤井夏生(ふじい なつお)」。現在、若き女教師「橘陽菜(たちばな ひな)」にディープでゾッコンな片思い。彼女が時折見せる物憂げな表情が気がかりな夏生。
ある日友人とカラオケ合コンに誘われた夏生。場の雰囲気に馴染めず、同じ心境の「橘瑠衣(たちばな るい)」と共に抜け出し誘われるまま彼女の自宅へ。(瑠衣の面影が陽菜に似ていたのもホイホイついていった理由の一つ)
瑠衣の経験の無い若者=子供扱いというコンプレックス(?)を払拭するため、夏生に性交を提案。こうして双方、味気ない初体験(SEX)を済ます。
そんな折、夏生の父・昭人が再婚話を相談。亡き実母に対して特に強い思慕はなく、父の幸せを願って承認する夏生。
そして両家顔合わせの日、父の再婚相手・都樹子の連れ子姉妹を見て、なんとビックリ!
姉は、憧れの先生・陽菜。(^O^)/
妹は、成り行き初体験の相手・瑠衣。(;一_一)
子供たちの事情を知らないバカップルな両親と、それぞれ気まずい思いで一つ屋根の下で新しい家族(家庭)の生活が始まった。
こんなん絶対コジれるに違いない!

原作は未読ですが、少年マガジンで連載中。夏生の「大学編」になっているようです。(こんなんだと読む気もない)
ナントカ視聴完走したものの、直近一か月は物凄くイライラさせられました。主人公たちと近い世代の方々にとっては「他人の不幸な恋愛事情」として楽しめたかもしれませんが、私は鬱憤が溜まるばかりでした。
ラブストーリーの中でもとりわけ『怒ストラクで大嫌い!!』な分野です。
それでも観続けた理由として、汚い大人の私はエロ・シチュエーションはチェックしておきたいのです!(笑)
しかし、やはり二次元メディアは「イイ物・楽しい物」を観たいものです。コレは直球で『嫌な物・愚か者』をさんざん見せられた感じ。



そんなワケで私の(個人的な)『怒り』心境!!
{netabare}{netabare}
[怒り.1]
この手の話はエロ漫画ではよく頻繁にネタにされてます。AVモノと割り切ればそれでいいのですが、一般放送で「中途半端な濡れ場」を見せられると『アレ』をしたくなる衝動が喚起されてホント困ったもんでした。(苦笑)
{netabare}
[怒り.2]
橘陽菜について。
不遇で不憫な女(ひと)です。
「陽」の面としては、顔立ち美形・スタイル抜群。コミュ力高く愛想良し。時たま見せる子供っぽさがチャーミング。基本は「いい人」。しかし、
「陰」の面としては、シッカリしているようで、ダメな大人(の女)。無意識(無自覚)で振り撒く愛想(=ダメな可愛さ)のせいで、異性(男)にとっては数多の誤解を発生させ、チャンカワイで言うところの「惚れてまうやろーーーーー!」を起こさせる存在。 そんな「魅惑の沼」にドップリ嵌ってしまったのが夏生なのですが。(笑)
同性からは男に媚びるように見えていたのか、嫉妬の的(まと)になってたのかもしれませんね。なので、つるむ女友達がいれば嫉妬攻撃の巻き添えを懸念してか誰も近寄らず「ボッチ状態」が続いたのでしょう。
そうなれば孤独に耐えられないような愛に飢えた「か弱い女」なので、思い込んだら周りが見えず(萩原柊との不倫)、推し(押し)迫られたら流されてしまったり(夏生の想い)、と社会的立場の状況を考えないを意思・意識の弱さが残念。
彼女はこの先、一時の幸せはあっても決していい人生を歩めないような気がします。たとえ誰かと結婚しても、不倫・NTR・ストーカーなど、トラブルに遭遇するのがもう目に見えるようです。
余程完璧(パーペキ)な男が現れない限り、幸せになれないでしょう。全ての『元凶』という役回りでしたが、悪い人間では無いだけに可哀想です。{/netabare}
{netabare}
[怒り.3]
藤井夏生について。
同世代にとっては「面白い他人事」かもしれませんが、コイツの考え・行動のすべてが私の黒歴史(数々の恋愛失敗遍歴・若かりし頃の浅はかな考えと行動)を見事に呼び起こされました。
ホント、アホ臭いバカ者・・・いや、青臭すぎる若者です。
挙げれば本当キリが無いですが、
・出だしでいきなり瑠衣との『事後』シーンに羨ましいやら、妬ましいやら(チョット、ドキドキ)。この時は気づかなかったが後で良く考えると「陽菜が好きなのに他の女の子とスる」なんて・・・け、ケシカラン!オマエは想い人より「色事」を優先するんかい!!(まあSEX自体、若者ステータスみたいなとこがあるにしてもだ。)
・片思いである陽菜の秘密の交際相手が既婚者で「不倫」と発覚。相手((萩原柊)を見つけ、夏生・瑠衣・陽菜・萩原の4者面談。萩原に不貞を激しく糾弾する姿勢が「(よくもオレの先生を取りやがって!)」という嫉妬と敵意満々でみっともない。瑠衣とシたお前が問い詰める資格はないぞ!!
むしろ萩原の、落ち着いた「大人の」対応が潔くて好感触。(奥さんとの不仲を考えると気持ちはなんとな~くわかります。)
・柏原ももとは「リスカ跡(リストカット=自殺未遂)」を見て何とか性交を踏みとどまったが、とかく色事に流されやすい優柔不断さに・・・苛っ!
・ことあるごとに幼少からの友人、栗本文哉に相談や泣きつきに行く不甲斐なさ!(はぁ~・・・情けない!)
・萩原と別れ、傷心の陽菜にここぞとばかりにグイグイ攻め込む浅ましさに・・・苛っ!
・陽菜も折れて夏生を受け入れるが立場上秘密の交際が始まる(この時点で夏生のステータスを考えると破局フラグ)。そしてスキあらばイチャイチャ・ベタベタしたがる(キス・ハグ)色欲真っ盛りの態度に・・・苛っ!
など々、
とにかくコイツの青臭い態度や行動、ポヤ~ンとしたニヤけ顔、陽菜にガッつく姿勢を見る度に腹が立ちまくり。「無駄にイケメン」なのも鼻につく。未来展望(将来)や立場の考えの甘さに、苛っ!
未熟すぎるのに無理くり背伸びして『ヤレば何でも出来ると思い込んでる根拠のない自信に満ちた若造』の様子を見るというのは、無様で共感羞恥にさせられてとても嫌な気持ちです。(ああ、みっともない!)

しかしコイツの不運な事に関しては喜々として楽しかったです。
・文芸部で応募した文学賞。部員としてや文芸に関して優位と思っていた夏生の作品が落選。ニワカで部員になった瑠衣が佳作入選という事態に超・落胆する夏生。(ソレ見たことか!)
・陽菜との関係が学校にバレて夏生の将来を憂い、別れを告げず身を引き行方をくらます陽菜。陽菜の置手紙を読み自分が未熟で好きな人も守れず不甲斐なくて、情けなくて、無力なことに気づき、そして夕暮れの公園で大々絶叫することに・・・私は大爆笑!心の底から大笑い!!いや~本来なら憐れむべき事なんでしょうが存分に笑わせていただきました。

そしてかつてないほど落ち込みヒッキーと化した夏生。しかし腐りまくっても「一応主人公位置」の夏生。こんなカスでも友人(文哉)・知人(喫茶「ラマン」のマスター)・家族(瑠衣)の励ましで本格小説執筆に乗り出す救済シチュエーション。
文芸部顧問・桐谷の仲介で見事「新虹社・文藝賞受賞」という功績に。少し見直したのもつかの間。 受賞式から帰宅すると待っていたのは愛しの「陽菜」!むしゃぶりつくように抱きしめる夏生。しかし彼女はウィッグを借りて付けていた瑠衣。せっかくわずかに上がった夏生の好感度が一気にマイナスを突き抜けて急降下!!!

聞くところによると、大学編でも『優柔不断』は健在らしいです。オンリーワン(最愛の一人)が『超・不安定』なようで・・・
いや~、終始本当に情けない奴でした。(笑)

{/netabare}
{netabare}
[怒り.3]
橘瑠衣について。
彼女に関しては気の毒に思うばかり。無愛想で「ツン」だが、普通に正統派ヒロインしてます。しかし普通では面白くないので「姉・陽菜」という楔を打ち込まれました。
経験の無い子供扱いが嫌で成り行き上、夏生とシちやった後、「アレ(夏生が陽菜にベタ惚れ)」を知るまでは家族となり頻繁に一緒に過ごし恋心を順調に育んでいきました。
足をケガをした時や、落ち込んだ時の夏生に献身的に支える姿を見てると本当に苦しかった~。(だって当の夏生は・・・・ねぇ)
彼女の不運は、惚れた相手が「カス」で、想いに気づかれなかったというのが残念。
{/netabare}
{netabare}
[怒り.4]
スキをついて入るSEXイメージ印象誘発シーンの数々。
キスシーン、「事前」のはだけた着衣、「事後」のベッドシーン、エンドカード予告で実写ビキニお姉さんの「部位」アップ、陽菜の〇〇〇ー、など。 上記にも書きましたが、一般放送なのでやはり中途半端。あとから悶々として、いや~困った、困った・・・{/netabare}
{/netabare}{/netabare}

そんなわけで、動画も多少ぎこちないところが気がかりで、OPの「カワキヲアメク(「渇きを叫く」と読むらしい)」は純真な無知と渇望は美しいと賛美してるような印象が嫌に感じますし、
良く言えば「こんな事にならないように気を付けよう」「愛は責任がかかるモノ」ともいえるし、
悪く言えば「調子コイてっと惨めになるんだぜ、バーカっ!」という悪意、もしくは『みっともない奴等を晒しあげる』ような感じでした。(あくまで個人の感想です)


『愛』の重さや責任・覚悟が貫けず、中途半端な行為は「惨めな結果」を生み出し、決して幸せになれないという恋愛教訓劇のようでした。


しばらくは後味の悪さが後遺症になりそう。願わくば、頭のスミから記憶を早く消したいです。



同じ【不】純愛ラブストーリーとして「クズの本懐」は詩情、心象演出に「風格」があって視聴は苦しかったケド、まだ「ドメかの」よりは好感に思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

IよりHが先にくるなんて、アルファベットみたいな奴だね

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
シリアス系の恋愛、というか、90年代「禁断」系のドラマみたいなノリ。ですが、こう、、、「アニメの良さ」をあんまり感じない作品でした。むしろ、実写でやった方が、(90年代とかだったら)ウケたと思います。

なんというか、アニメなんかだと意図的に避けてきたような人物達をたくさん出して、アニメでは避けてきたような展開をさせることで、個性を発揮しているような作品に感じました。

つまり、「刺激的な展開」以外には魅力や個性を感じなかったということ。大体、こういう世知辛いのは現実で間に合ってるんで、アニメでまで苦しみたくないんですけど(苦笑)

シリアスなテーマの(ていうか条令違反的な)恋愛をライトなタッチで描いてるから、若干茶化しているように感じなくもない。そこもマイナスポイント。

ちなみに、ドメスティック=家庭的な・家族内の、であり、バイオレンス(暴力)とは関係なし。と、作者も述べているらしいので、一応。

あと、レビュタイは、確か「学校へ行こう」というテレビ番組で言っていた人がいて、上手いな~と思い、記憶してました。ABCDEFG「H(セックス)」「I(愛)」JK...ってことです、一応(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
先に宣言しておきます。私は、真面目なんです(笑)

登場人物達にひとっっっつも感情移入できなかったというか、「自分とは違う惑星に住んでいる方々の恋愛話」を観させられているようでした。

例えば8話目、ナツオとヒナが付き合うきったけになる大事なシーン。ナツオがヒナに告白し、断られた直後、ナツオとルイがキスしているのを見たヒナが、「ナツオが好きだ」という本当の自分の気持ちに気づく、という流れですが、、、いや、好きになるか? 普通、自分に告った直後に妹に手を出していたら、ドン引きだと思うんだけど。

こんな意味不明なシーンが、多々あったし、総じて、ナツオがこれだけモテる意味が分かりませんでした(ただ右往左往しているだけモテるんだから、秘訣を教えてほしいw)。

また、他の登場人物にもほぼほぼ感情移入が出来ませんでした。

例えば、ヒナ先生は、(まあ元々好きではなかったけど)修学旅行中の様々で完全に嫌いになりました。なんだ、あのワガガマっぷりは? 簡単に別れるぅ~と言ってみたり、妹と仲直り出来て嬉しい♪ってはしゃぐとか(本当にルイが納得してるわけないやん)、生徒の引率もせずにカーテン開けてヤるとか、バカなのか? バカなんだな。なんか、1周回ってあの不倫クソ野郎(萩原柊)が不憫に思えてきたわ。萩原さんも不倫クソ野郎だったが、相手も充分にメンヘラバカ女だったとは。どちらも救えない。

ルイはまあ、可愛さも強さもあるし、キャラとして魅力あったと思いますが、そこまでナツオに執着する意味は分からなかったかな。多分、最終的にはナツオとくっつくのでしょう。どう考えてもメインヒロインの器ですし。

ナツオに関しては、頭狂ってるただの雄猿にしか見えなかった。

作中、唯一共感できたのは、桐谷先生の説教シーン。たった1回のコンクールに失敗した程度でうだうだ言うナツオに対して、「才能とは覚悟」「君は小説が書きたいか、小説家というステータスがほしいか」って、正論過ぎ(この作品らしくなく)て笑えましたw まあ、桐谷先生も、人物全体でみれば、意味不明な人に変わりはないのですが。

人物としては、柏原もも がまだ理解できました。ビッチには変わりないけど、まあこういう人っているよねって感じだし、ナツオを好きになる理由に唯一納得がいきました(序盤の軽い気持ちでの好きも、セックスを断られた後のご飯での本気惚れも、このキャラ設定なら理解できます)。

全体として、本作はシリアスではあるがリアリティは感じません。なんかこう、恋愛に重みや真実味を感じないし、創作物としての美しさも感じないんですよね(元が異世界転成ハーレムラブコメとかなら、はなからリアリティ云々は言いませんが、本作は設定から演出、作画まで、あくまでリアル路線で作られていると思うので)。

(ラブコメではなく)最近の恋愛モノとして面白かったものとして、「やがて君になる」では、(他作品ネタバレ){netabare}同性愛などを通して、「人を好きになるとはなにか」ということを哲学的に追求した{/netabare}が、それに比べると、愛が薄っぺらいというか、熱量がないというか、好きになる根拠が薄いというか。

また、「月がきれい」では(他作品ネタバレ){netabare}見ているこちらが恥ずかしくなるようなあり得ないほどのプラトニックな恋愛を描き、ラストに結婚までもっていくことで純愛を描いた{/netabare}が、それに比べると、中途半端に現実味があり、でも結局御都合主義で、眩しくも羨ましくない作品に感じました。

本作が一番近いのは、「君のいる町」かな、なんとなく。

とにかく、終始不愉快な作品でした。

私の場合、☆1は、「観て損した」。つまり、マイナス。観ない方が良かったと思うもの。ただ、「面白くない」というだけでは☆2までが多く、「不快」が入らないと、なかなか☆1にはしません。

ていうかこれ「週刊少年マガジン」で連載? スゲェなマガジン。少女漫画やレディコミなら分かるけど。少年達はどんな気持ちでこれを、、、って、もはやオッサンがメインの購買層なのかな(苦笑)?

まあ、あれだな、彼ら彼女らに言うことがあるとすれば、、、「学生なら勉強しろ」だな、うん。あと、「扉やカーテンを閉めてヤれ」だな、うん。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
誰一人、理解が出来ない、感情移入が出来ない登場人物達。リアル風に見えてご都合主義の物語。

ナツオはただ右往左往しているだけの雄猿なのに、なぜここまでモテる? ヒナ先生、ただのワガママバカ女(ていうか犯罪者)に見えてきて、1周回ってあの不倫クソ野郎が不憫に思えてきたわ。

自分とは異なる惑星に住む方々の恋愛話でした。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
冒頭、そこで、シーツで隠す人(必要)いるか? 仮に、女子生徒に手を出して処分されたなら、懲戒免職だろ。いや、童貞でコレはちょっとトラウマになるかもな。もしくは、ソッチに走り抜けるか。まあ、初めて会った相手とそのままヤルなんて経験ないから、分からんが(笑)

なんか、ドロドロでトロトロでレロレロ? いや、意識しないでなんて、絶対無理だろ(笑)

最終的には、ルイとくっつくの一択だろ。もしこれで、先生とくっついたら、ある意味スゲェけど。

2話目 ☆2
いや、寝てる人間を片手で引きずるって、かなりの筋力だなw 教室で堂々といちゃつくなや。転校してきていきなり教室で男子といちゃついていたら、ますます嫌われるだろ。まあ、そのミニコントでみんな仲良し、は良いけど、あのクラスのやつら、みんな良い奴すぎだろw てか、いつも思うが、家族と何年一緒に住んでても、風呂を覗くことなんて1度もないけどな。

3話目 ☆2
ウルトラご都合主義展開に、なんかついていけないな。う~ん、やってることはミサトさんに近いんだけど、なんか違うんだよな~。

4話目 ☆1
不倫は文化、、、かな? どこまでいっても、不倫クソ男は、不倫クソ男。少しライトにしたいのは分かるけど、茶化してる感じがして不快ではある。これ、絶対に別れてないでしょ。

5話目 ☆2
モモという爆弾投下? アニメに出ないような人物をたくさん出すという、作戦ですな。なんか、少女漫画的だな。

6話目 ☆2
剣道部は、無しか(笑) 実際には少ないのに、アニメだとなぜか多い、文芸部員w いや、この教師、クビだろ(笑) ヤクザの若頭(笑)

7話目 ☆1
思い出話を、ちょっと昔っぽい話題や雰囲気にしているのは、芸が細かい。てか、あの不倫クソ野郎は、元生徒に手を出している超絶クソ野郎だったのか(苦笑) また、過激なシーンを。

8話目 ☆1
なんだあの外人は。ていうか、みんな、鍵閉めてやれや(苦笑)。なんかこの男、ムカつくな。なぜ、コイツがモテるのか、分からん。自分に告った直後に妹に手を出してるとか、普通はドン引きだと。。。

9話目 ☆1
ん? 付き合ったんだっけ? 一見、良い奴風味だが、だったらもっと早く離婚してれば良かったのに。鍵、置いてくとか、マジか?

10話目 ☆1
どこの風俗だよ? なぜ、ナツオがモテるか、意味がわからない。

11話目 ☆1
だから、なぜそこでキスをしにいくか、受け入れるか、全く理解できないのは、私が悪いのか? いや、もう普通に嫌いになって良いだろ。自己防衛関係なく、ナツオが嫌われるべき人間だろ。だったら、書け書け。才能云々を論じるレベルじゃねぇだろ。

覚悟が才能、その通り。「小説が書きたいか、小説家というステータスがほしいか」。初めてこの作品で共感できたわ(笑)

教師がビキニ着るなや。つうか、あのルイとの仲直り話で、先生の印象がメッチャ悪くなったわ。なんだ、あのワガガマっぷりは? 簡単に別れるとか、妹仲直り出来て嬉しいとはしゃぐとか、バカなのか? バカなんだな。なんか、1周回ってあの不倫クソ野郎が不憫に思えてきたわ。

ていうか、教師なら花火見に行ってる生徒の引率しろ。修学旅行中に未成年(生徒)とヤってるなんて、事案且つ、全国ニュースだろ。

12話目 ☆1
まっっっったく、意味ワカラン。転勤したなら、むしろ付き合いたい放題じゃん。つか、転勤程度で許されることなの? バレたら、管理職が処分やん。刺青入れて、入れる銭湯なの? 作家は確かに、自分の中の闇や苦しみを作品にすることで消化するもんだが、なんだろう、実に安っぽい。文学賞もらって、大喜びするなんて、ひな への思いも安っぽくなるし、その後に、ルイに押し倒されてときめく感じとかも、どうなんだろう? まあ、どうでも良いけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

76.4 17 料理で漫画原作なアニメランキング17位
ソウナンですか?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (542)
2017人が棚に入れました
家もない…。食べ物も、水もない…。女子高生4人組は、どこかもわからない無人島でソウナンしてしまい大ピンチ! …のはずが、けっこう元気です! なんにもないから、なんでも作る! なんでも食べる! 知恵と勇気の無人島サバイバル!

声優・キャラクター
M・A・O、河野ひより、安野希世乃、和氣あず未、大塚明夫
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

括約筋肉少女帯

なんでもかんでもJK出しときゃいいと思ってんと違いますか?

・・・大見得を切って昨今のJK花盛りな風潮を揶揄した自分を殴っていただいて構いません。
えーあのー、、、JKいいね ボソッ

ここ2,3クールの15分ものの中では一番好き。


 タイトル 『ソウナンですか?』

Q なるほど。遭難した時に役立つサバイバル知識満載の教育系アニメですね?
  ↓
A そうなんですけどちょっと違います

Q となるとそのまんま愛でたり鼻の下を伸ばしたりするアニメなんですね?
  ↓
A いやほんとまぁそうなんですけどなんかちょっと違います


 {netabare}恥じらいを捨てた{/netabare}

 {netabare}または恥じらいの皮を一枚ずつ剥がす途上にある{/netabare}

 {netabare}若い娘さんの生命讃歌に目を細めるアニメです{/netabare}


修学旅行中の飛行機事故という絶望的な経験をしたのにクラスメイトや先生の話題なぞどこ吹く風 (笑)
原始的欲求と文明的理性との狭間でユルく葛藤する遭難者4名の観察日誌です。ちなみに原作は未読。


 それでも生きていかざるをえない!


かつてオーケンはダメ人間に向けそう語りかけました。
無人島サバイバルのような原始的環境において、恥じらいや見栄は不要であるとの現実。
昆虫食も尿による水分補給も肯定されちゃうのです。
だって生きていかざるをえないんですもの。

これがもう少し歳を取って分別のある大人になってればエロチシズムを感じたのかもしれませんが、親の庇護下にあるだろう女子高生たちから感じるのは、守られてる身分からの自立の胎動です。
・・・実際はだいぶユルイです。悲壮感がないなどとことさら目くじらを立てるほどではありません。アニメですから。


アイディアの勝利でしょう。
普段なら眉間に皺をよせてしまうデリカシーのない表現は置かれてる状況が免罪符となりました。
突発的なえっちい描写もそうは言ってもしゃーないだろうよと説得されてしまう環境下に生きる彼女たちであります。

 {netabare}とってつけた感がないのです!キリッ{/netabare}

よくあるラッキースケベやお約束水着回などに飽きがきてる方でも許すことが出来ちゃう仕様です。


なおメンツはこちら ↓

 鬼島ほまれ(CV M・A・O)
 鈴森明日香(CV河野ひより)
 天谷睦(CV安野希世乃)
 九条紫音(CV和氣あず未)

ダントツでほまれですね。遭難歴複数回のエキスパートの彼女。心地よいのは行動 / 言動になんら躊躇がないこと。即断即決は頼もしかったりギャップボケを生じさせたり、かといって他の三人に歩調を合わせる柔軟さもある。プランAで同意を得られないならすかさずプランBと次善策を講じます。そのプランBは周りの意見を咀嚼した上での最適解なのでいったんここでアクションに移れます。ズルズルと第3第4の案に流れたり話し合いでループすることもありません。
自称脇役マニアの私には珍しく主役鬼島ほまれが最も魅力的なキャラクターに映りました。


ついでに、回想に出てくるほまれパパ鬼島丈一(CV大塚明夫)とほまれとの掛け合いもじわじわくる。

{netabare}「いいか?ほまれ」で始まる回想 @ どこぞで遭難中
ここから丈一によるほまれへのサバイバルチュートリアルが展開される。例外なく自信満々である。なんというか屈託がない。
対するほまれのリアクションは一定。「うんっ!」その瞳はきらきらと輝いているのである。{/netabare}

手を変え品を変え繰り返される親子の会話シーンも毎週の楽しみでした。
OPEDの印象は薄いかも。サクッと15分の手軽さ。毎度次週が待ち遠しかったです。



※最終回ネタバレ

{netabare}私、何かを失った?
いえ、ちがうわ。
命をつないだだけよ。
うん。
きっとそうよ。
だって{/netabare}

それでも生きていかざるをえない、な満足の全12話でした。
置かれた状況がシビアであればあるほど、そこからの落差でお笑いが映えてくるものなんです。
徹頭徹尾シリアスに振れずギャグで貫き通した点も評価が高い一品です。


{netabare}紫音がひと皮むけて躊躇なくウ〇コハンドクリーム塗ってたらさらに点数上げてましたね、きっと。{/netabare}




■(余談)鬼島ほまれを雇いたい

仕事でも頼れるリーダーとして能力を発揮してくれそうです。
仮に彼女をヘッドハンティングできなくても育てる手というのもある。新人研修にはほまれ父を招聘し1年くらいどっかに放り込むとか。研修コストは飛行機代くらいだし。
雇用なので給与支払義務は生じるとしても帰還後の伸びしろに期待できそうです。
従業員も税法上 “ 非居住 ” 扱いで納税額を減免されますし、手をつけてない1年分の給与所得が口座に振り込まれてるわけですから、それほど悪条件ではないと 勘違いしてくれるかもしれません。
もちろんそんな会社に応募があるかどうかはまた別の話です。



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2019.09.18 初稿
2020.04.06 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

修学旅行…からの〜ソウナンですか!?

ガラケーの使い方ってあーゆー使い方があるんですね。…ま、こんな事が無ければ使わないやり方ですが(笑)


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)


修学旅行の移動で使ってた飛行機が飛行機事故を起こす。放り出され、たまたま同じになった同じ学校の女子高生4人(クラスは別)。救助が来るのを祈り、行き着いた無人島でサバイバル生活が始まる。
…ってとこですね。


微エロ表現だけなら「またこんな系か…」で断念したと思います。が、サバイバル知識が中々面白く、微エロ表現は観てもらう為の1つの動機になってたので全話視聴出来ました。
ちょっとやり過ぎだと思うのもあったけどサバイバル知識で調べると理に叶ってるので「なるほど」と頷けるものばかりでした。
ま、詳しく表現してしまうと尺が足りないだろうな。そこは仕方ない。

『鬼島ほまれ』のサバイバル知識(ほまれパパの教育の賜物)、『天谷睦』の趣味が「読書と料理が得意」と言ってた通り色々な場面で知識が披露されたり料理の時も肉を率先して屠殺(とさつ)したりとこの2人がサバイバルには向いてるタイプ。
『鈴森明日香』は元気娘だが若干アホ娘だが快活な娘。(ゲテモノ苦手)
『九条紫音』は家がお金持ちなのでまんまのお嬢様。なので我儘言いたい放題で「死んだ方がマシよ!」と言い、ちょいちょい困らせる。
しかし意外と手先が器用で他人を思いやるとこもある。
が、後半の2人は物語最初の方「食べ物さえあれば」や「シャワー」など結構我儘放題でサバイバル向きでは無い。

この4人で繰り広げるサバイバル生活なのですがタイプが違う現状の受け取り方をしてて面白かったですね。ま、普通に考えたらいきなり数分後何もないとこでサバイバル生活をしなきゃならない現実が来たら後半2人の様な我儘を言うのも納得はします。
で、現代社会で慣れてるから火さえ起こせない…ってなるんだろうな。


食べられるかのパッチテストはサバイバルやってる人はやりますね。一般人がパッチテストやるとしたら毛染め液とかかな。アレと似たような物です。
アレを容赦なくお尻にって…痒さだけで済めばいいが(苦笑)
二の腕にしてやれよ、『ほまれ』。


6話は結構考えさせられますね。お肉を食べる為に…って感じで。幼虫や昆虫で良質なタンパク質を摂るのも良いですがやはりお肉料理を食べたくなる。『セロトニン』不足から来るストレスなどでね。
そこでお肉の『トリプトファン』という必須アミノ酸を補給しストレス軽減に繋げるって感じです。(お米と一緒に食べるとなおよし)
かなり簡単に書きましたが、詳しくは栄養学へ。

話が逸れました。戻します。
ウサギの命を奪う事、それを捌く事、そして食す事…
最初の2つをやったある人物達は普段生活してるだけならやらない事だから普通に凄いなと観てました。屠殺なんか発狂したくなるだろうな。(食肉の処理方法は搬入から含めると約20工程以上)
そして食した後のあるキャラの「ごちそうさま」はグッと来ました。
因みにウサギ肉は淡白で鶏肉みたいですがやや噛みごたえがあります。調理法で変わりますがね。
フランス料理ではご馳走らしいです。


しかし最終話はちょっとビックリしました。
うん、でもよく考えれば座薬がそうだから…
ハハハ…


OP曲はなんか楽しそう。ソウナンするのに。
ED曲もなんか楽しそう。ソウナンしてるのに。

アイキャッチの「ソウナンですか?」は『こ○すば』や『みな○け』みたいな感じで使い方は良かったです。


サバイバルだけど所々はギャグ、美白や清潔を保つなど女子高生でありたい!ってのもあり、微エロ込みで男性向きな作品だなと感じました。
2期がもしあるなら観てみたいですね。だけど2019/10/29現在、既刊5巻だから無理かなぁ。
でも最終話の終わり方を観ると期待したい。


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6話観て思いだしたのが私も高校生の夏休みの時、ある地方の農家さんのとこでお手伝いした事があって近くに牧場をやってる人にもお世話になりました。そこでなぜか鹿を屠殺するとの事で手伝ったんですが…何回か吐きましたね。
血とか内蔵とか生々しいのは勿論、死んでるけど目が合うと自分の震えが凄い。ナイフが骨に当たったり鹿の体温が…。
もう出来ないだろうなぁ。
なので6話のあるキャラが屠殺して声を上げるのはよく分かります。最後までよくやれたもんだ(汗)
魚だと三枚おろしとか出来るのに不思議ですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

遭難時の心得

アニメーション制作:Ezo'la、
監督:長山延好、シリーズ構成・脚本:待田堂子、
キャラクターデザイン:西尾淳之介、音楽:立山秋航
原作:岡本健太郎、さがら梨々

「なめくじは決して生食してはダメだ」
「ヘラジカの睾丸は生食できる希少な部位だ」
「パパ、タマ臭いよ」
という衝撃的なセリフからスタート。
修学旅行中に飛行機事故で遭難してしまった
女子高生4人が島に辿り着き、
そこでサバイバルする物語。
こう書くとかなりシビアな内容に思えるが、
実際には、遭難したときの豆知識と、
エロ描写&コメディ満載のストーリーとなっている。

トビウオを捕まえてからつぶして
内臓や血などから水分を補給する方法や
海に漂流しているときに見えている水平線は、
せいぜい4~5キロ先までなどということなど、
1話目から色々な豆知識を披露する。
{netabare}水分を分けるために殿様バッタを食べた口から
唾液を口移しで流し込むという笑い満載の展開。
また食べられるものかどうかを判定するために、
実の部分を切って断面を皮膚に押し付けてみるというのは、
万が一のときに役に立つかも。
こういうシーンで尻に実を押し付けるなど、
あざとい描写が色々あるが、観ているうちに
あまり気にならなくなってくる。{/netabare}

ところで、これを観ていて思い出したのだが、
私も子供のころにヤドカリを食べたことがある。
アウトドアに詳しい親戚の叔父さんと海に出かけて、
貝類とともにヤドカリも食えるということで、
浜辺で焼いて食べた。
気持ち悪さだけが記憶に残っていて、
味はあまり覚えていないのだが…
そういえば、私は食べてないのだが、
兄はその同じ親戚の叔父さんとヒトデを
食べたと言っていた。
今では浜辺で貝を焼いて食べていると、
すぐに監視員が飛んできそうだが、
昔はそういうのも大らかな時代だった。
潮干狩りに出かけても今ほど重量に
厳格ではなくて目分量のチェックだった気がする。

子供のころは海にもよく潜って遊んでいたが、
さすがに水深が10メートル以上もあるような場所では、
潜っているうちに恐怖感が強くなる。
しかも私が泳いでいたのは瀬戸内海だったから、
それほど海も綺麗というわけではなく、
ある程度潜ったら、真っ暗で遠い海底が見えて、
底まで行くのには、かなりの勇気が必要だった。
あれは、スキューバダイビングなら、
怖くないのだろうか。
私が暗所恐怖症なのかもしれないが。

動物を捕らえるときのトラップは、
ゴールデンカムイと同じような「くくり罠」が
紹介されていた。輪を針金なようなもので作り、
そこを通った振動によってトリガーが作動し、
吊り上げられるという仕組み。
リスは癖がなくて旨いらしい。
さすがに食べたことはないが…

それとウサギ実食の回では、
動物を仕留めたとしても気温が高い場所だと
1時間くらいで肉が腐敗してしまうことなども
しっかり描いている。
捌くのは普通は難しいが、
名人であるほまれの存在がリアリティを持たせてくれる。
サバイバル系のテレビや映画などで、
狩りの様子などを見たことがあるが、
しっかりとした処理をしていないと、
小さな虫がどんどん寄ってきて
すぐに大変な状態になってしまう。
せっかく食物を確保しても、
虫が湧いたグロテスクな有様を目にして、
生き抜こうとする心が折れてしまうのだ。

そういえば、子供のころにウサギのソーセージを
食べた記憶があるのだが、どんな味だったかは
覚えていない。普通に美味しかった気がする。
7話で登場する海岸に生えている
ハマボウフウという多年草が食べられるという。
漢方薬としても使用されるそうだ。
世界中のどこにでも生えているというのも
また興味深い情報だった。

キャラクターとしては、サバイバルの専門家である
ほまれを中心に、明日香、陸、紫音の性格が
それぞれ個性があって面白い。
特にストーリーが退屈にならないよう
紫音の我儘を上手く使っている。

最終回の衝撃の展開は、
おそらくほとんどの人が驚いただろう。
こういうやり方があるというのは、
知識としてもとても面白い。

ヤンマガでは現在でも連載中。
{netabare}そこでは、未だ遭難生活を続けている。{/netabare}
アニメのラストでほまれの父が
救助に向かっている様子が描かれたのだが、
彼女たちが家に帰れる日は来るのだろうか。
(2019年10月5日初投稿)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 59

74.5 18 料理で漫画原作なアニメランキング18位
世話やきキツネの仙狐さん(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (418)
1711人が棚に入れました
日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。彼女は疲労困憊の中野を、食事、洗濯、特別サービス(?)でめいっぱい“お世話"して、潤してくれるのです。突然始まる、仙狐さんと中野の共同生活。現代社会に疲れた全ての人に届けたい、お世話系甘やかしコメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、諏訪部順一、内田真礼、佐倉綾音、喜多村英梨
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最近和氣あず未活躍してますね

かなりの癒しアニメだったのでは?原作は未読。

あれだけ至れり尽くせりだと仕事の疲れも吹っ飛びそう。疲れているときに見ると良いアニメ。現代人は疲れている人が多いからアニメ化されたのだろう。甘えるのも甘えられるのも癒しになるよなあ。

仕事で疲れ切っている主人公がひたすら癒されるだけではなく、{netabare}長期間生きている故に出会っても悲しい別れを必ず経験する仙狐さんの多少の葛藤もある。{/netabare}それにしても、相手の幸せが自分の幸せっていうのは凄く素敵。

声優好きだなあ。特に和氣あず未の声がぴったり。うゆんとか言うのもなんか好き。癒される。

スーパー仙狐さんタイムでは主人公になり切れる。多分。

OP
今宵mofumofu!! 歌 仙狐(和氣あず未)、シロ(内田真礼)
ED
もっふもふ DE よいのじゃよ 歌 仙狐(和氣あず未)
もふもふが頭から離れない


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 存分に甘やかしてくれよう
ブラックな会社に勤め、疲労困憊の日々を過ごすサラリーマンの中野くん。ある日、残業の末疲れ果てて帰宅すると、何故か消したはずの部屋に明かりが。不思議に思いながら開いた扉の先にいたのは、温かい料理を作る狐耳と尻尾姿の少女でした。「仙狐」と名乗り、自らを800歳の神使の狐と高らかに謳う少女の出現に混乱を隠しきれない中野くん。仙狐さんは中野くんのことをお世話しに来た、と言うのですが……。

2. 恥ずかしがらずともよいよい
翌朝、部屋で仙狐さんの姿を見て、昨晩の出来事が夢ではなかったと理解する中野くん。昨晩遅くに帰宅したにも関わらず、朝食を食べることもなく慌てて出勤していく中野くんの姿を見送った仙狐さんは、帰宅後の彼を存分に甘やかそうと決意します。手始めに一人暮らしですっかり汚れた部屋の掃除に洗濯、料理と、慣れた手付きで家事をこなし始めるのでした。

3. おぬしが幸せならそれでよい
とある休日、仲良くゲームで遊んでいた中野くんと仙狐さん。対戦ゲームで見事勝利した中野くんが、仙狐さんに尻尾をモフモフさせてもらうべく迫っていた瞬間、玄関から女性の怒鳴り声が!そこに立っていたのは隣に住んでいる大学生兼漫画家の高円寺さん。男性の一人暮らしだと思っていた部屋で、幼女に迫(っているように見え)る中野くんの姿を目撃した高円寺さんは……。

4. なぜ休日に仕事をせねばならんのじゃ!?
いつにも増してボロボロな姿で帰宅した中野くん。翌日は日曜日、ゆっくりと休むことをすすめる仙狐さんですが、なんと中野くん、日曜日も働かなければならないと言うではありませんか!いつか倒れてしまうのではと気が気でない仙狐さん、せめて気持ち良く良く目覚められるようにと、翌朝中野くんを起こしてあげると申し出るのですが……。

5. しっぽなら、わらわのがあるじゃろ?
突然始まった仙狐さんとの共同生活という非日常にも、ようやく慣れてきた中野くん。その日も仕事を終えて仙狐さんが待つ家に帰ってくると、そこにはもう一匹、我が家のようにくつろぐ見知らぬ狐娘の姿が…!純白の耳と尻尾を持ち、仙狐さんと同じ神使の狐だというその狐は「シロ」と名乗り、続けて堂々と中野くんに宣言します。「特別にシロの頭を撫でさせてあげるわ!!」

6. もふりたいだけじゃろ、おぬし
さも当然のように、休日の中野くん宅へ颯爽と登場するシロ。以前、中野くんに尻尾をモフられそうになったことも忘れ、どうやら再び甘やかされにやってきたようです。そんなシロに、中野くんは部屋にあるゲームで遊ぶことを勧めます。仙狐さんが苦戦したチュートリアルを難なくこなし次々とクリアしていくシロ、遂には仙狐さんの手作りおはぎを賭けて中野くんにゲーム勝負を挑みます。果たして勝負の行方はいかに…!

7. おぬし、別のキツネの匂いがするのう
仙狐さんとの晩御飯を終え、食器を下げようと立ち上がった中野くんに衝撃が走る!日々の運動不足と会社での慣れない肉体作業によってすっかり腰を痛めてしまった中野くん。そんな彼の体の凝りをほぐさねばと意気込む仙狐さんの、すっと足を差し出しながら放たれた一言に中野くんは我が耳を疑うのでした。「わらわが踏んでやるのじゃ!」

8. わらわが忘れさせてやろう!
季節は夏! しかし中野くんに与えられた夏季休暇はたったの1日だけ…。遠出もできないからと家で休もうとしていた中野くんと仙狐さんの元へ、いつもながらに突如現れるシロ。「さっさと出かける準備をしなさい!」と急かされ、連れてこられた先で中野くんと仙狐さん、そして高円寺さんが目にしたのは…燦々と輝く太陽、晴れ渡る空、そして一面に広がる美しい海でした!

9. こうすれば恥ずかしくないじゃろ
夏も過ぎた頃のとある朝、テレビの料理特集を見てヨダレをすする中野くん。我に返り慌ただしく会社に出かける姿を見送りながら、仙狐さんは中野くんが夢中になっていた料理…グラタンを作ってあげたいと考えます。しかし、和食ならばなんでもお任せの仙狐さんも、洋食にはあまり自信がない模様。そこで隣の高円寺さん(&シロ)と相談して、一緒に料理することに!中野くんのため、美味しいグラタンを作れるでしょうか…?

10. たまには童心に返るのもよいじゃろ?
しんと静まり返った早朝、カーテンを開けるとそこには一面に広がる雪景色が!こんな大雪では会社に行けるわけがない!と止める仙狐さんを尻目に、いつもどおり出勤しようとする中野くん。行く行かせないの押し問答のさなか、やっと会社からお休みの連絡が届きます。するとさっきまで出かけるのを止めていた仙狐さんが中野くんの手を引き、外に連れ出すのでした。「せっかくじゃし、雪遊びでもするかの!」

11. 今夜は少し荒れそうじゃの
仕事から帰った中野くんが自宅の扉を開けると、そこには割烹着姿で三つ指ついて出迎える仙狐さんの姿が! 何事かと驚く彼の目に入ったのは、暖簾に書かれた「居酒屋 仙狐」の文字でした。多種多様に取り揃えられたお酒と旬の素材を肴に堪能し、いつもより酔いが進んだ中野くんから思わず漏れる本音。そんな彼の心を、仙狐さんが優しく解きほぐします。

12. それでも、あやつを……
会社からの連絡で予定を早めに切り上げ、帰省から戻ってきた中野くん。帰ってきた彼を待っていたのは、預けた携帯電話だけを残し仙狐さんがいなくなった、空っぽの部屋でした。「良くないことが起きるかもしれない--」、という夜空の言葉が頭をよぎり、必死に仙狐さんを探す中野くんですが……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

存分に甘やかしてくれよう!

この作品の原作は未読です。
ですが、ヒロイン役を演じるのが和氣さん、それにまややん、あやねる、キタエリという声優陣…
これを知った時点で私に「視聴しない」という選択肢はありませんでした。
完走して思ったこと…きらら枠じゃありませんでしたが、今期一番の癒し枠でした。


日々、自宅とブラック会社を往復する会社員・中野のもとに押しかけてきた
神使のキツネ・仙狐さん(800歳・幼女)。
彼女は疲労困憊の中野を、食事、選択、特別サービス(?)で
めいっぱい”お世話”して、潤してくれるのです。
突然始まる仙狐さんと中野の共同生活。
現代社会に疲れた全ての人に届けたい、
お世話系甘やかしコメディ!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

果たして中野の会社は本当にブラックなんでしょうか…?
確かに帰りはコンスタントに遅いみたいですし、休みも満足に取れていないようなので、厚生労働省の通達は遵守出来ていないのかもしれません。
でもその最たる原因は、同僚にあるんじゃないかと…

中野に泣きを入れてくる同僚…
そしてその頼みを断れない中野と大体パターンは決まっています。
でも不思議なのは中野が遅くまで頑張っている姿は何度も見ましたが、あの泣きついた同僚が夜な夜な必死に仕事している姿って見たことあったかな…?
まさか泣きつくまでか同僚の仕事だったり…?
実はこの会社をブラック企業に仕立て上げている影の立役者だったりして…^^;

そりゃ、いくら性格が優しくてもストレス堪りますよね。
厚生労働省の通達が出る前は、ブラック企業なんて星の数ほどあったのではないでしょうか。
寧ろ、私が新入社員の頃はそれが普通でしたけどね。

確かに仕事はキツかったと思います。
でもそれと同時に、色んな仕事が覚えられたのも事実です。
私らの様な「モノづくり屋」は、常に改善改良を考え実践し続けるのが自身の存在意義です。
そんな仕事を続ける上で、絶対に欠かせないのが知識と経験です。

若い頃、一生懸命叩き込んで貰ったお陰で今があると思うと、逆に感謝しなければなりませんね。
ですが、仕事をする絶対的時間が目減りすると、その分経験値を稼ぐことができなくなります。
日本の将来にとって何が良いのか今は分かりません。
だから、メリハリ…濃淡…軽重をこれまで以上に付ける必要がありますし、時と場合によってはしんどくても踏ん張らないといけない場面に遭遇するのは、きっと一度や二度じゃないと思います。

今、会社の中核として担っている人たちは、誰もがそんな荒波に揉まれながらもここまで頑張ってきました。
それなのに、どうして私のところには仙狐さんが来てくれなかったんだろう…なんて思ってしまいましたよ^^;

公式HPのINTRODUCTIONに「幼女」と記載されるくらいなので、姿かたちは決して大きくはありません。
それでも存在感、安心感、充実感…そういった系統の潤いオーラがホント凄いんですよ。
私も仙狐さんに甘えたいし、癒されたいと思いましたね。

いい年したオッサンが甘えたいとか癒されたいとか気持ち悪いわっ…
なんて声が聞こえてきそうですが、オッサンになると本当に疲れが中々抜けてくれないんですよ。
疲労感が身体に纏わりついている感じが無くならない…とでも言うのでしょうか。
それに、立場の変化によって責任も重くなりますしね…
だから時には甘えたくなったり、癒されたいと思うものなんです。
きっと、その年齢と立場になれば実感できると思いますよ。

しかし、仙狐の尻尾…凄いフワフワでしたね。
これまで、尻尾にはあまり興味はありませんでしたが、あの仙狐さんの尻尾はモフモフしてみたいと思ってしまいました^^;

神使の狐といえば、まややんの演じたシロも可愛かったですね~
公式HPのキャラクター紹介によると、純白の尾は純血の証なんだそうです。
神通力が使えるのも純血だったからみたいです。

でも…やっぱり私は仙狐さん派かな?
公式HPのキャラ紹介欄に書かれた一言は「もっともっと甘えさせてやるからの! 楽しみにしておれ!」には敵いませんよね。
しかし、仙狐さんの「うゆん…!」は、暫く頭にこびり付いて離れないでしょうね。
そんな仙狐さんに甘やかされたい方は、是非本編をご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、仙狐とシロによる「今宵mofumofu!!」
エンディングテーマは、仙狐の「もっふもふ DE よいのじゃよ」
あ、これは甲乙付け難いヤツだ…
曲調はオープニングの方が好みなのですが、エンディングの優しいラップも意外と破壊力高いんですよね。

1クール全12話の物語でした。
今期は癒し系の作品が少なかったので、今期唯一の癒し枠として助けて貰いました。
原作はまだ連載が続いているようです。
もし2期を制作するなら絶対視聴したいと思います。
しっかり堪能させて貰いました!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒しの空気に溢れる作品♪

11話~最終話まで
最後まで癒しの空気を漂わせたまま終わりました。終始ぶれない筋の通った作品は好きです。仙狐さんの一途な想いがとっても温かく優しく響きました。見て良かった作品です。
10話
最後に一波乱何かあるのでしょうか?夜空さんがやってきて曰くのありそうなことを言ってましたが・・・。
9話
終始ブレないほっこりした雰囲気と幸せなひとときの描写で文句ない。穏やかな日常の中に、色々な癒しがあるんだと改めて気がつきます。平凡な日常でも仲良きことは幸せなのです。結婚したら、こうありたいと思いますね。いつも笑顔で終わるお話で好感しかない作品です。
8話
仕事休みに海水浴かぁ~。行ったことないな・・・。海にはぼんやりしによく行ったけどね。仙狐さんのホッコリ感はどこにいても最強です。でも、終わりがくるのでしょうか・・・?なんかフラグらしきものが立ったので、少し心配です。最後まで目が離せません。
7話
日常の疲れをこうまで癒してもらえたら幸せですね~。アニメはこれくらいの理想的日常の方が感情移入しやすいです。仙狐さんとは違う日常で癒してくれるような人に会えるかな~?シロへの貢物を買ったコンビニはfluffy martでした。日本語ではモフモフマートって感じでしょうね。
6話
仙狐さんの穏やかな性格はいつ見てもほっこりします。大正ロマン風メイドの仙狐さんの方がやっぱりシックリくる感じです。いつも通り、のんびりなテンポと穏やかな日常に癒される作品です。仙狐さんは最後までこの感じでいて欲しいです。
5話
シロなる稲荷が現れたが、あっさりと退散w 中野君はモフフェチになった感じですね。内容の濃い話ではないが、癒しの空気感は半端ないね。精神的な幸福を日々与えてくれる仙狐さんはやっぱり神様ですね♪
4話
今日は失敗だらけの一日でしたが、中野君の優しさに救われました。
次週から{netabare}シロなる新キャラが中野君のお世話に来そうな感じです。
どうなることやら・・・w
SSTは玄関にお出迎えから子守歌まで・・・一日の終わりって感じ
でした。{/netabare}
3話
仙狐さんと一緒にいたら遊んじゃいますね。なんか楽しそうで頬がゆるみました。{netabare}ゲームもアニメも一緒に楽しんでくれて、お買い物も一緒に行けて中野くんは幸せですな~。仙狐さんも妻兼母親って言ってくれてるんだし、もうずっと一緒にいればいいと思う。隣人の高円寺さんは、あんまり興味ないので、出番は今回のみにしといて下さい。ちょいと出るくらいならいいけど。お買い物の時、帽子とコートで耳は隠れたけど、しっぽは丸見えでしたねw {/netabare} まぁ~そういうことは気にしないで流しましょう。中野くんが幸せを噛みしめている瞬間はよかったな~。平凡な日常の一幕で幸せな時間を共有できる瞬間が一番幸せじゃないかなって改めて思いました。
 
2話
癒されますね。なんかニヤニヤしながら見てました。仙狐さんが家にいたら、仕事が忙しくて疲れても、元気がでますね。平凡な幸せだけど、限りなく神々しい日常の一幕で、見てるだけで癒されます。
・・・ってことは、自分はそういう環境に無いってことなんですよねw
お隣の女流漫画家?さんはイライラしてたから、仙弧さんの男性版が必要かもしれませんね(笑)。
 
1話
これは、仙狐さんに癒されてほっこり和むお話でしょうか?仙狐さんが作り出す空気感は社会人の心に沁みますね~。これからどんなお話になるのか・・・よりも仙狐さんが、どのように癒してくれるのか楽しみです。なんとなく見てみたらすっかり癒されました♪{netabare} 仙狐さんはしっぽを触られると気持ちいいんですかね?{/netabare}題名通りの内容でよかったです。来週も癒されたいと思います♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

76.7 19 料理で漫画原作なアニメランキング19位
ソマリと森の神様(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (380)
1666人が棚に入れました
森の中で私は"それ"と出会った。それ(人間)は、わたし(ゴーレム)を「おとうさん」と呼んだ----。地上は異類異形の人外たちが支配する世界。人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。そんなある日、森の番人である「ゴーレム」とひとりの人間の少女が出会う。滅びゆく種族「人間」と森の番ゴーレムの父娘の絆を綴った旅の記録・・・

声優・キャラクター
水瀬いのり、小野大輔、七海ひろき、鈴木達央、小野友樹、早見沙織、小林ゆう、速水奨、関智一、茅野愛衣、高垣彩陽、柴田理恵
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「人間がマイノリティである世界」の果てを目指す旅。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
ジャンルはファンタジー、ロードムービー。テーマは、父娘愛、差別、といったところかな。

一番近い作品は、「魔法使いの嫁」かなと。優しい雰囲気に、優しくない展開が。

本作、☆4(高評価)と迷った。全体的には良い作品だと思う。だが、やはり☆3にとどまったのには、ひとつ気になった点があり、、、ということを、レビューに書きたいと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
一番好きだった話は、ハイトラとウゾイの話。カニバリズム、とは少し違うけど、確実に背負ってしまった罪。難しい話だったけど、「生き方」というのを、色々考えさせられた。

また、全体として漂う、優しい雰囲気、ソマリのキャラクターなど、好意的に観られる部分も多い。

この作品は、「ソマリの視点」で観るか、「ゴーレムの視点」で観るかで、感じ方が変わると思う。

「ソマリの視点」であるならば、「人間差別」の面が強く出るし、「ゴーレムの視点」ならば「父娘愛」が強く出るのだろう。

私には子供がいないので、「ゴーレムの視点」で観ることは叶わなかったが、そうできれば、感情移入できて、さらに本作を楽しめたのかもしれない。

私は多分、「ソマリの視点」で観たのだと思う。でも、「人間が差別されて可哀想」とは思わなかった。

この点が、ちょっと心に引っ掛かっている部分。

というのは、「人間は差別されて当然だ」と思っているわけではなく、「人間が差別される理由にピンとこない」から。

ていうか逆に、他の「その他大勢」の種族が気持ち悪いんだよね、みんな仲良すぎて。

この世界は、大変な多種族国家だ。あれだけ容姿(身体というか、器官というか)が違えば、文化や考え方だけでなく、食べる物や、もっと根元的な部分で、「違う」と思う。

例えば、「コアラがユーカリしか食えない」みたいに、ある種族とある種族が「食う・食われる」の関係になっていたら。あるいは、ある種族の体内に普通にある菌が、ある種族にとっては致命的なダメージを与えるとしたら。

もう、生存競争しかないんだよね、どうしようもなく。

ところが、この「超多種族国家」では、皆が同様の、ていうか「人間みたいな」生活を送っていて、仲良さげに暮らしている。

それは理想的で、美しい。もしかしたら、長い歴史の中で、そういう「色々」を乗り越えた後の世界なのかもしれない。

でも、じゃあなぜそこに、人間は仲間に入れなかったのだろう?

これがもし、「マクロス的な感じで、人間族が他の惑星から来た」とかなら、まだ分かるけど、この惑星でずっと一緒に生活してきたんでしょ? 他の種族も、容姿こそ人間と全然違うけど、文化、風習、考え方はほぼ人間。だったら、仲良くできないかなぁ?

本作での人間の立ち位置は、「人間は何も持たない弱い種族であり、だから他の種族を極端に怖がり、戦争を起こし、負けたため、現在は他種族から迫害さ、絶滅危惧種になっている」というものだが、出発点に疑問がある。

そもそも人間は他の種族に比べて、排他的で差別的な生物なのだろうか?

今の我々の世界を見渡した時、他の種族(例えば、犬や猫)を家族のように愛したり、自分とはおおよそ関係のない種族を絶滅から守る努力をしたりすることが、他の種族(色々な動物)に出来るだろうか? 基本的に、「本能」による「弱肉強食」に支配されている種族(動物)に。

確かに、人間は「意図的な差別」をしてしまう種族かもしれない。でもそれは、それだけの「知恵」を得た裏側にあるものであり、もし他の動物が、人間と同レベルの知恵を手に入れたら、同じように、、、ひょっとしたら、人間以上の「差別」や「排斥」を行うかもしれない。

勿論、私の論は、人間を極めて好意的に見ているのだけれど、この作品は逆に、人間の負の側面を、殊更に強めて見せているように思う。

この作品は、「人間」対「その他、全種族」という二元化がされているが、本来は、「人間」は数多の種族の1種にしか過ぎず、「その他、全種族」にも、それぞれに明確な違いがあると思うんだけど、その違いが「容姿以外には示されていない」部分が、本作をやや薄っぺらくしているのだと思う。

同じ世界観の中で、登場する種族をもう少し限定し、それぞれの種族の違いや軋轢、そこにどう折り合いをつけているかまでをきちんと描き、なぜ人間はそうなれなかったかをきちんと示せれば、この作品はグッと深みを増し、伝えたいテーマがよりしっかり伝わったと思う。そういう意味では、勿体なかったなと。

あと、ゴーレムの寿命が近いことが、1話の段階で「CMで」ネタバレしてるのは、どうだろう(そういう作品、結構あるけど)。3話か4話くらいで明かされた方が、より心に染みたと思う。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
世界観の説明はよく分かった。ソマリが良いキャラやな。「それは時と場合による」w

2話目 ☆3
ぬくい、めんこい、もふもふ~w 鬼の二人、良い人だな。時間制限ね、CMでバレてたのがマイナスだな。

3話目 ☆3
今までもジブリだったけど、地下は今までよりジブリだな(苦笑)

4話目 ☆4
美しく、良い話だな。完璧な親なんていない。そこで、ゴメンねが言えることは、大切だな。お金は働けば手にはいるが、ソマリの代わりはいない。メチャ良い話。

5話目 ☆3
人間との出会い。ハイトラ、ウゾイ。1年後の姿かな。

6話目 ☆5
それで良い。殺そうと決意して、殺せるわけじゃないよな、普通。悲しいけど、なくはない世界か。カニバリズム、と少し違うけど、確実に罪を背負う。この話は難しい。どこまでも理知的なゴーレムの味が出ているな。

7話目 ☆4
特になにかかあったわけじゃないが、なんか、染みる話。静かに、染みる話。

8話目 ☆3
魔女は、魔力をもった人間ってわけじゃないんだね。人間がマイノリティな世界。人間が弱いから、排除して、安寧を得る。これは人間が悪いように描かれているけど、人間も虐げられる立場だったわけだし。難しい話だけど、多分、色々なことを互いに忘れた世代でしか、分かり合えないよな。

9話目 ☆3
幸せな時間。歯が抜けるとか抜けないとか、そんな小さなことで、平和だな(笑)

10話目 ☆


11話目 ☆3
人間の、におい。においで分かるなら、もっと早くバレそうだけどね。

12話目 ☆3
ゴーレム、強い(笑) う~ん、結局、なに一つ回収しきれてないじゃんね。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ファンタジーだからこそ心理描写が大事

原作未読


つくづくジブリは偉大だと思う。


『ラピュタ』のロボット兵が『トトロ』のメイちゃんを連れ『千と千尋の神隠し』並に素性を知られてはいけない世界を闊歩する話。


これでこの作品どんなん?の回答となり得るからである。共通認識ができてるんですよね。

完全なファンタジー世界です。先述のロボット兵みたいなのが“ゴーレム”森の番人。メイちゃんみたいなのが“ソマリ”ゴーレムに拾われた人間。
長寿命であるゴーレムは寿命が尽きる日が近いことを自覚し、ソマリのために同種族の人間のもとへ彼女を返すあてのない旅に出ます。種族はいろいろ。人間は捕食対象で絶滅種扱いという世界です。

例によって世界観構築が勝負のファンタジー世界ということでは、概ね成功しているように見えます。
原作連載中の事情もあってか中途半端な終幕ではありましたが、一区切りつけてはいるのでそこは賛否両論というところですね。


ソマリのフード姿。目的のあるあてのない旅。このへんは↓

 {netabare}『銀河鉄道999』のメーテルと星野鉄郎の関係を彷彿させる。{/netabare}

感情のない大人と身寄りのない娘の交流。このへんは↓

 {netabare}『LEON』のレオンとマチルダの関係とも言えなくもない。{/netabare}

いずれも名作の予感を感じさせる立ち上がりではありました。


 {netabare}二人はどうなるのか?{/netabare}


本作のテーマです。
そしてこのテーマにこだわるか否かで作品評価が変わるといえるでしょう。
私はテーマ(と感じたもの)にこだわるとした上で「きちんとした結末から逃げたな」とネガティブな評価をしてます。なぜ逃げたのかな?と考えると原作(未読)のまずさに落ち着きました。このへんは後述。
意見は別れるところで、ファンタジーの世界観、全12話で一区切りと評価すべきポイントもある作品です。1クールだし観て損はない作品だと申し添えておきます。
そして声優“柴田理恵”。これはこれからどしどし仕事来るんじゃないかなというくらいの水準でした。貴重なのでこれ見たさという視点でもお釣りくるかもしれませんよ。


以降に展開するのは、本作品を面白いと感じた方には面白くない内容かもしれませんのでご容赦を。

※ネタバレ所感


■ソマリちゃんごめんよ

水瀬さん良かった!の声が並ぶはずですが、そここそ声が甲高くて苦手でした。周波数高めです。

{netabare}声だけでもないです。お使いにもいけるので5歳以上小学生低学年程度の設定でしょう。教育受けてないからの言い訳も立つし物分り良い必要はないです。だが我慢ならぬ鬱陶しさ。当初は天真爛漫キャラなんだろうなぁくらいで流してましたけど、作品自体の人間種の描き方が雑で、単に人間を描けないのね、という方向に考えが向いていきました。{/netabare}


■種族としての人間(重要)

ゴーレムとソマリの関係が作品のテーマとしたら、人間とその他種族との関係や未来は作品テーマを貫いてる重要な部分です。
この人間の描かれ方に首を捻りまくった私です。さっき後述するとした原作の不味さに繋がる部分。

{netabare}排他的になる理由が薄くないですか?むしろ「理由は無い」といってもいいんじゃないですか?
自分と違うからといって排斥する。そんな人間種の描写が繰り返されました。

・ケモノに襲われた人間の子供を助け、負傷してるその子を抱きかかえ親元を訪ねたら銃殺さる
 →さすがにそれはヒドイんでないかい?
・それまで仲良くやってたのに人間の幼女助けるために空を飛んで身バレしたらアウト!
 →え?目の前で助けてるの見てるのに言い分も聞かないんですか?
 →幼女とだけは理解し合えてた!っていい話にならんよ

“排他的な人間”を描きたいがための結論ありきで深掘りできず無理筋な描写になってます。こっち(異形)は何にも思ってないのにむこうがヒドイからは充分伝わってくるけど。人間があんなん(DQN)なのでこの点は説得力ありましたがなんだかなぁ。{/netabare}

これは嫌な感覚でした。

{netabare}人間だけが排他的でだから滅亡したというのを言いたいのでしょう。
なお、人間以外の異形の種族間での軋轢は一切描かれてません。

異なる種族は始めから仲良しなのです。以前は軋轢があったけど克服したよ的発想が作者になさそう。
人間だけひどい奴らです。そのひどい理由が全く描けてません。差別する奴はただ差別したいから差別するんだ!って浅っ!!そして薄い。杉村太蔵の政治評論ばりに薄口でございました。{/netabare}

この人間とその他種族との関係が納得感のあるものであれば幾分ましだったことでしょう。
巡り巡って異種族間のつなぎ役にもなってたソマリの存在意義が生じてくるからです。
ここも原作者はせいぜい「話せばわかる」くらいの発想なんだろうなぁと気持ちがひいてきました。
さらに巡り巡って連載終わってないのを考慮するとしてもアニメの結末はしょうがないだろうと諦観。きっと{netabare}「シビアなの描けないな」「描いてもつまんなかっただろうな」{/netabare}期待できなかったので、このお茶濁しエンドが限界だったと思えるのです。



あらためまして、、、ジブリは偉大です。
一方で巨匠の限界は主に後期の作品で露呈してました。
戦闘機設計者の意思や奮闘を描きつつ、その熱意の結晶の活躍の場は徹底的にぼかす。そんな作品が彼の最後(一応ね)の作品となってます。

奇しくもそれと同じ感覚が湧いてきた『ソマリと森の神様』。全般的に悪くない雰囲気で流れてくのに「そこ描かなかったら意味ないじゃん」という残念さ。そんなとこまでジブらなくていいのになぁ。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.06 初稿
2020.05.02 タイトル修正/修正
2020.10.11 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 58

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

森の中で、私は"人間(ソレ)"と出会った…

この作品の原作は未読ですが、いのりんとはやみんが出演するのを知り視聴を決めた作品です。
しかも、いのりんが主役…放送の始まる前から嬉しさMAXでした。


地上は異形たちが支配する世界。
人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。

そんなある日、
森の番人である「ゴーレム」と
ひとりの人間の少女が出会う。

滅びゆく種族「人間」と森の番人ゴーレムの
父娘の絆を綴った旅の記録。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

いのりん演じる主人公のソマリは、凡そ5~6歳くらいの好奇心旺盛で天真爛漫な女の子です。
ソマリは森の番人である小野大輔さん演じるゴーレムと一緒に旅をしていました。
森の番人であるゴーレムが森を離れて街から街へと渡り歩くのは、どうしても果たしたい目的があるから…

個人的な推測ですが、ゴーレムは森を離れて生きていける存在では無い様な気がしています。
勿論、森から一歩でも外にでたら即死することは無いんでしょうけれど、番人であるが故に森から恩恵や加護を受けていたでしょうし…
きっと、森の中から出なければ生活に支障をきたすでしょうから、必要最低限の範囲で森から出ることはあったと思いますが、ずっと離れることは恐らくないんだと思います。
ゴーレムにとっても森の中の方がきっと居心地が良いでしょうから…

それなのに、ゴーレムはソマリと旅することを選択しました。
もしかするとゴーレムとしての禁忌を犯しているのかもしれません。
物語の中でゴーレムは色々悩んでいましたが、旅をすると決めた時点で物凄い選択をしたんだと思います。
覚悟が無いと取り得る選択肢じゃきっとないのだから…

それだけゴーレムの中でソマリの存在が大きかったことの裏返しだと思います。
2人の親子関係…最初は形だけだったのかもしれません。
そりゃそうです。実際の親子じゃないんですから…
今で言う「里親制度」の様なモノでしょうか。

それがどうです…?
2人の中でそれぞれの存在がどんどん大きくなっていくのが手に取るように分かるのですから…

小さな女の子とゴーレムが旅を続ける物語…
この物語に魅せられた最大の理由は、いのりんと小野さんの演技にほかなりません。

いのりんに子役を演じさせるのは正直反則なのではないでしょうか…
特にソマリの様な天真爛漫な子はヤバいと今回ハッキリと分かりました。
ソマリの感情の起伏に一喜一憂するだけじゃ済まされませんので…
ラストの池の畔でのシーンは、完全に涙で前が見えなくなりましたよ。
それだけじゃありません。
「流石いのりん^^」と思える場面が沢山ありましたからね。

それはゴーレムを演じる小野さんの演技も然りです。
「みなみけ」で「カレーのうた」を披露した方と同一人物とはとても思えません^^

2人の旅は決して順風満帆ではありません。
それにゴーレムは自身に大きな爆弾を抱えていましたから…
ゴーレムを見ていると、「親として自身との向き合い方を見つめる必要性」というメッセージを感じずにはいられませんでした。
現実でも同じことが言えると思います。
例えばもし自分が重篤な病に罹患してしまったら…家族とどう向き合えばよいのだろう。
家族にどう向き合って欲しいと思うのだろう…

今、新型コロナウイルスに大勢の方が罹患され、多くの方が亡くなっています。
現状で日本は緊急事態宣言を出す状況では無いと首相は言っていますが、右肩上がりで感染者が増加しており、増加のカーブは国外と見比べても遜色が無いことから、いつ何が起こってもおかしくない状況なんだと思います。
家族への向き合い方…考えてみる良い機会なのかもしれません。

オープニングテーマは、森山直太朗さんの「ありがとうはこっちの言葉」
エンディングテーマは、いのりんの「ココロソマリ」
個人的には、いのりんがしっとりと歌いあげているエンディングが大好物でした。

1クール全12話の物語でした。
原作の連載が続いている事からも、無難な纏め方だったのではないでしょうか。
妙なアニオリ回を入れると、世界観や物語を壊してしまいそうな気がするので…
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

76.9 20 料理で漫画原作なアニメランキング20位
ハクメイとミコチ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (398)
1584人が棚に入れました
ハクメイとミコチ。
緑深き森で暮らしている、小さなふたりの女の子。
木の洞(うろ)に家を造ったり、葉っぱを傘にしたり、昆虫や鳥の背に乗ったり……
身長9センチメートルなら、そんな事も出来るのです。
そーっと覗いてみませんか?
穏やかで愉快で、とびきり愛らしいその生活を。

声優・キャラクター
松田利冴、下地紫野、悠木碧、安済知佳、松風雅也
ネタバレ

※アニをた獣医師() さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これいいなぁ♪ 小人たちの日常。

コロボックルの日常なのかな♪
癒しっぽいですね!(がっこうぐらしとかのたぐいではなさそうじゃ!それはそれでいいが。)
ファンタジーの世界。それがいい。

頭空っぽにしてほのぼのできます。ミコチ~かわいい
この不思議な世界観。グロのないメイドインアビスとびんちょうたんを混ぜた感じ(個人的意見)

1話。美しい夜空だ!なんて綺麗な作画だ!しかも満月が水彩画のような味がある!
自然の中で暮らす二人の小人。それはそれは不思議な生活の始まりです!
それにしても良い話じゃの~♪
おいちゃんだいすき。

緒方さんだ!もう良い声だなぁ~♪色気ある大人の美声。それにさすがの演技。


ウィキに、
一話完結の本作は、回によってストーリーの作り方が異なるが、樫木によると一番多く取られる手法は「言葉にできない『面白いこと』を起点とし、それを掘り下げて面白い理由を突き詰める」ということである。 この方法について樫木は、「『面白いこと』を見つけるまで執筆できない上、面白さの本質を見つけてもそのまま伝えられないため、打ち合わせに時間がかかる。だから、とにかく伝わるよう丁寧に書くよう心掛けている」としている。

と書いてあって、なるほどなぁ~♪と思ってしまったよ♪
たしかに語彙力の低下もあるが、言い表せない面白さや暖かさが作品から伝わってきました!

そして驚いたのがハクメイも女の子なんですね!そう思うと僕っ子かわいいですな♪

あれ?原作だとミコチは歌が下手だって…まあいいか
歌がうまいことに越したことはない!良い曲だ!

一言。これしゅきです。

少女終末旅行の後釜には良いですね! {netabare}
(余談。少女終末旅行、終わりましたね。切ないけど、二人の旅は続いていくでしょう。) {/netabare}

2話。曲、この世界観を表すような優しい曲だ。
悠木碧さんだ。歌姫役ですね。コンジュさん。
二人ともきれいな声です!楽しい歌ですね~♪
心暖まる。そういう作品です!

幽霊に弱いミコチ(笑) 研究者さん。どんな研究?
焦る研究者さんかわいい。ハクメイ、君は面白いな!
研究者の名前はセンさんか、どじっ子枠かな?

マスターの過去話。お!九十九神様!
マスターたちが愛して使ったおかげだろうね。
マスターも新しい、自分の道を。

3話。家は爆発した(完)

なんでだよ!(笑) そしてしばらく野宿です!
テントだテント。ハクメイ、さすがだぜ!
ミコチのテンションも上がってます!お料理上手は良いですなぁ♪ 楽しそう~♪ 嫁にしたい~♪
この星空は点数をつけられない(後ろでポン柑がボカン! なにいってんだろ…)
そして家が進化して帰ってきた!(変性してんな)

ハクメイ、仕事モードだとごみを見る目でした(感謝
さすがの腕前。
親方!優しい親方~♪いたちの親方~♪
ハクメイの反省。ミコチはそんな時も優しい。
優しいお話。

湯煎ってなんだっけ? おおっと(笑) 
適材適所ですな~♪うまそうな石鹸だ(なにいってんだろ)

後半は少しシリアス。だけど、ハクメイの暖かさが伝わるよ。そしてミコチも。

5話。ハクメイちゃん、仕事したいばしょがあるんだな
そんな一所懸命な姿がもう。頑張ってほしいという気持ちが強くなっちゃうよ!
そうやって心を動かしていくんだね♪

6話の髪を切ったハクメイかわゆいなぁ~♪
いわし、なんて着こなしだ!かっこいいぜ!
値切れ!値切るんだ(笑) 

と、頭領!こんなとこでも出てくるとは!

町巡り。こんな日常的な休日も良いものです!

小倉唯のむしちゃんコハルとりえりーのラビットミミ
ぐうかわですね♪癒しですよ~♪

8話は少し物騒かな?それでも根がいいやつしかいないのな~♪ 仲がよろしいものな~♪
やっぱり仲良きことは良いことだ!
宴は皆で楽しくだ!

9話。せんとコンジュ。ぎすぎすしてるけど、ハクメイとミコチのお陰でね♪皆で歌うぜ!
ハクメイ~♪かわいいな!みんなで歌うと楽しい~♪

せんの服作り。どんどん仲良くなるってのが見てて癒される♪
皆もかわいいけど、せんは美人さんだ~♪

10話。温泉だぁ~♪そしてセイソウチュウ…
目が死んでおる。そして露天風呂造り。
そこに竹がある。ならば竹風呂!
ハクメイとミコチって何歳なんだろ?
風呂で茎ワカメか~♪なんかいいな♪

あら、ミコチ姉、アユネ。かっこいい御姉様。
大根。2500円?かな? お高いんですな。
素の御姉様いいね♪
ハクメイとミコチの出逢いも気になるな。
ミコチ、そこはかってるのな(笑) 作家の実力。
サウスポー。姉。典型的な天才型。
ミコチ可愛い。おこなミコチ(笑) ハクメイ、さすがだぜ!男勝りの喧嘩止め!
いい姉妹だなぁ…愛だなぁ。

おおお!御姉様。おめでとう!結婚か!知らせに来たのか!そしてミコチに聞きたかったんだね♪作家をやっていくか!愛されてるね。ミコチも。

11話。汽車にのる。いってら~♪
夜汽車で旅へ。あげ山芋…だと…美味しそう!
ハクメイ、よく食べるねぇ♪こういう屋台は楽しそうですね♪

トンネル抜けて雨。釣りは雨でもできます。雨の方がつれたりするんですね♪(どうもり知識)

釣り話。みこちが何もわからなそう(笑)かわいいな♪

でもミコチはハクメイの嬉しそうな顔見てるだけで楽しいんだろうな♪

最終話。それはハクメイの昔の記憶。ハマーン様(リョクビロウ?)の武勇伝。また会えたらと願うハクメイ。
取り出すは、ダイナマイ~ト(ではない)。
優しいアライグマ(タヌキさん?)。
こんな大きなピーナッツ頬張ってみたい!
ハクメイは、マキナタが全ての者が入れるからと思っていた。リョクビロウと一緒にいたかった。

だけど、別れがあるから出逢いがあった。ミコチと出逢い、今がある。

ミコチのゴンドラ到着の何事!?には笑ったよ(笑)
そして猿のおばちゃんにも笑ったっす~♪
ハクメイは楽しくやってるよ。ミコチと一緒に。


この作品、本当に心が暖まります!皆の関係が深いんだなぁ~♪と思える。人間関係の暖かさよ!
最近暖かいしかいってない。尊いとか(笑)

自分はこんな風にやりたいように暮らしていけるかわからない。こんなに楽しそうに暮らせるかも。だけど、そうやって生きていければと、頑張ろうと思える作品でした。ハクメイやミコチみたいに自然の中で、自由に楽しく。そうやってみたいと思ったよ。

2期があれば見るでしょう。このような自然の重要さがわかるアニメは必要だと思います。



Ova ありがたく見させてもらいました~♪
旅館? 魅かれるものがあった~♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

森の小人の日常を描いた日常ほのぼの系

原作未読。最終話まで視聴。

【視聴前に】
原作未読の私には、内容については全く白紙状態。
サムネやCMのキャラデザが気に入って、視聴を決めました。
『メイドインアビス』、『魔法陣グルグル』、『少女終末旅行』・・・
最近、この手のキャラデザに、ハズレが無いからです!
(あくまでも個人の見解です)(笑)

【視聴を終えて】
いわゆる日常ほのぼの系とは少し異なる気がするんだけど、視聴していると、まったり・ほっこりする作品。
人間(?)関係の温かさを感じる作品。
不思議な世界観が魅力の作品。

という訳でお気に入りの棚に直行です。
第2期あるかな?
あると良いな!

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
森の小人の日常を描いた日常ほのぼの系の作品。
作画が、物語が、見ているこちらをまったりとした気分にさせてくれます。
作画良し、声優良し、物語良し。
上々の出だしではないでしょうか!

【第2話】
吟遊詩人のコンジュ役の悠木碧さんと、ミコチ役の下地紫野の歌声が良い。
小骨のマスター役の緒方恵美さんの声が素敵すぎる。

後半はセンの回。
骨に音ランプを繋げて動かすんだそうだ。
不思議な世界観の作品だ。

【第3話】
ハクメイが目立った回。
前半は自宅(とうか、ミコチの家)を爆破。
野宿の際にはミコチを上手にリード。

イワシ親方のもとでの仕事ぶりは、興味深く、面白かった。

【第4話】
{netabare}コンジュが新築祝いにハーブティーを持ってきたら・・・、
実はそのハーブティはミコチが作った物で・・・。

ミコチが作っているハチミツワッフル作りを手伝おうとすると・・・、
コンジュはお料理が大の苦手で・・・。

そんなコンジュは、ラッピングが得意で、ミコチのお手伝い。

コンジュは棚に置いてあった白い四角い塊を発見。
ミコチは石鹸の試作品だというが、飾り気も香りも無い・・・。
そこでコンジュは・・・。{/netabare}

この話が、後半の話に絶妙に繋がっていく。
自然な流れで、ハクメイとミコチ、そしてコンジュの持ち味を生かした良い物語でした。

【第5話】
再びハクメイ回。
第3話ととつながりが面白い、良い物語だったと思います。

石貫會(いわぬきかい)の話。

{netabare}1.会長との話。
ハクメイが「仕事をさせて欲しい」とナライ会長に頼むが断られる。
しかし、ハクメイはイワシ親方の刃物砥ぎとして参加。
仕事ぶりを認められたのか、ハクメイは会長からノミの研ぎを頼まれる。
しかし、ハクメイは「怖い」という理由で断ってしまう。
ところがこのことが、逆に会長に気に入られたハクメイは、ようやく仕事を任せて貰えることに・・・。
会長の「怖いもの知らずは信用ならねぇ」は。経験から得た、良い言葉だと感銘を受けました。

2.崩落事故の話。
ハクメイは、第3話で”あわや大惨事”の事故に遭遇した。
その時はイワシ親方に助けて貰ったのだが、かなり落ち込んでいた。
今回は、作業中に異音に気付いて、崩落事故から周辺の作業者をも救った。{/netabare}
第3話からの絶妙なつながりが魅力の良い話だったと思います。

【第6話】
美容師の話。
とことんマイペースな人だ。
ハクメイ、ショートカットになる。

イワシ親方と町へ行く話。
ハクメイとミコチはもとより、イワシ親方の良い人ぶりが心地良い。

この作品は、とにかく良い人ばかり出てくるので、終始、ニヤニヤワクワクが止まらない。
不思議な魅力あふれる作品。

【第7話】
ミコチの家の上の方が、なんだか賑やかで・・・。
上がってみると、そこには見覚えの無い扉や梯子がたくさん!
どうやらセンの仕業らしい。

後半は、カメラマン・ミミの話。
自然な写真しか撮らなかったミミが、ハクメイ・ミコチと3人でカメラ目線で写真を撮ると・・・。

ほのぼの心が温まる物語。

【第8話】
何でも有りが特徴の蜂蜜館で、古参者と新参者が小競り合い。
そこに余所者のハクメイとミコチが加わってさらにドタバタ・・・。
古参者がコンジュをさらったことで、ハクメイに火が点いて・・・。

この作品は、本当に不思議な魅力に溢れている作品だ。
最後のオチはほっこりする。

【第9話】
センの作った潜水艦(サイモン)で水中探検。
ハクメイとミコチ、コンジュが同行。
音ランプの音源は吟遊詩人のコンジュが担当するが・・・。
吟遊詩人のコンジュ役の悠木碧さんと、ミコチ役の下地紫野の歌声が心地良い。

後半はミコチがセンの服を作る話。
センが喜んでいる様子がとても可愛かった。

【第10話】
最近、肩こりがひどいハクメイ。
湯治のために近場に出来たばかりの温泉宿を訪ねたら、猫の団体客の抜け毛のせいで・・・。

後半は、ミコチの家に突然の来客が・・・。
ミコチの様子が何か変なのだが・・・?
{netabare}ミコチの姉・アユネが初登場。
ミコチとは似ても似つかぬ・・・。
何だかんだ言いながら、ミコチはアユネを、アユネはミコチのことを愛していることが伝わってくる。{/netabare}
ほのぼのほっこりするお話でした。

【第11話】
前半は夜越しの汽車の旅。
確かに、『揚げ山芋』は美味しそうだ!
この作品は、地味に「食べテロ」アニメなんだよね。

後半は旅先での釣りの話。
楽しそうなハクメイに対して、ミコチは・・・。

今回も、ほのぼのほっこりするお話でした。

【第12話】
かつてハクメイが一緒に旅をしていた緑尾老のキャラバンが通りかかるので、二人で見に行く話。

最後までほっこりが止まらないお話でした。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48

雀犬 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ハクミコにファンタジーを求めるのは間違っているのだろうか

■概要
 2018年冬アニメ。原作は「ハルタ」にて連載中のマンガ。森で暮らす身長9センチの小人、ハクメイとミコチの暮らしを描く日常系作品です。どちらも女性なのだけど、ハクメイは男の子にしか見えないのでたぶん戸惑うんじゃないだろうか。そしてこの2人、夫婦にしか見えません。

 「メイドインアビス」「少女終末旅行」が面白かったので、「キャラデザがまんじゅう顔(海外ではポテト顔というらしい)のアニメは神アニメ!!」という全く根拠のない理由で視聴してみました。もっとファンタジー的なものを求めていましたが、最終的にはボチボチ楽しめたという感じです。いわゆる「癒し系」に属する作品ですね。この類のアニメの中でも特にまったりしていて毒っ気は全くなし。昆虫や小動物たちとも仲良く会話する、いたって平和で優しい世界が広がっています。あと、食べ物とお酒(本作はお酒が毎回登場する)がとてもおいしそうな飯テロアニメでもあります。

■作画
 正直作画は全然詳しくないのだけど、このアニメは絵が一番のウリだと思うのでレビューで書いておかないといけないですね。やわらかいテクスチャーの背景美術と手書き感のある人物作画の調和が取れていて、素晴らしい作画だったと思います。おそらくコンセプトは「フルカラー漫画アニメ」なのでしょうね。コマ割を連想させる画面分割で見せたり、集中線や怒りマークといった記号的表現を使ったり、「さわさわ」「ギュッ」といったオノマトペをそのまま文字で描いたりと漫画的な表現がとても多いのが特徴です。描線もペンのかすれを再現するこだわりぶり。あとカメラワークもあえて立体的に見せないことを意識して、縦横のじわPANが基本になっています。原作も絵の評価がとても高い作品なので、ファンには嬉しいアニメ化だったのではないかと思います。

■世界観
 本作はメルヘンチックで優しい世界が特徴なのですが、一方で設定的な粗が非常に目立つ作品です。正直ガバガバw

 やたらとインフラが整っていて森に住んでいても不便さは全くない。動物に乗って移動している場面を描いておきながら、後半のエピソードではなんと汽車が登場する。昆虫や動物とは仲良しなのに鳥や魚とはしゃべれない、そして魚介類はおいしく食べる。その線引きの考え方は不明で、食材として干し肉が登場するのだけど何の肉なのかは全くの謎。このアニメは果物など周りの大きさとの対比で小人の小ささを表現しているのだけど、日常品は全部小人サイズのものが揃っている。そして自然物も頻繁に小人サイズになってしまう場面が見受けられる。さっきでかかったキノコが急に一口サイズに小さくなったりしますw

 サイズが小さければ当然重力の影響も違うのだけど、そのへんの物理法則はほぼ無視されています。絵には随所にこだわりが感じられるのに世界観はこだわりが全くなくて、「優しい世界」と良く言われる本作ですが、だいぶん「都合のいい世界」寄りになってしまっているような感じもあります。何より、このアニメの世界は僕たちの暮らしとの距離感が近すぎて、小人っぽさに欠けているのが残念な点でしょうか。

 ・・・とここまで批判してきましたがレビュータイトルの疑問に至るわけです。これファンタジーとして見ているから駄目なんじゃないかと。つまり、ハクミコにファンタジーを求めるのは間違っている。たぶんカニカマボコに「カニ入ってねーぞ!」と文句を言うくらい間違っている。「カニカマにマヨネーズつけて食べると美味しいよね」みたいな寛大な精神で見るべきなんでしょう。ファンタジーちゃいまっせ。ただの日常アニメでっせこれ。

■日常
 日常系は雰囲気が合わないとけっこう退屈なジャンルで、僕はファンタジー的な要素を期待していただけに、最初はこのアニメをそんなに楽しめていなかったのですが第10話がとても印象に残ったので軽く紹介しておきます。

 第10話「大根とパイプ」は突然ミコチの姉がやってきて、相変わらずマイペースで世話の焼ける姉に飽きれつつも、懐かしい話に花を咲かせる・・・というよくあるストーリーなのだけど、これがとてもよくできているんですね。日常系アニメに対して使うクリシェとして「日常の愛おしさ」があります。この「日常の愛おしさ」を、私達はいつ感じるのでしょうか。

 このエピソードはその答えを示しているように思います。昔と何ら変わらないと思っていた姉との関係。でも別れ際に「ある大きな変化」を見せられた時、2人は別々の暮らしをしていて、お互い少しずつ変わっていることを実感する。同じことを繰り返す毎日で忘れてしまっている、人生は1回きりで時は有限だということ。それを朧げに意識した時、人は何気ない日々の出来事に「愛おしさ」を感じるのだと思います。

 世間的には普通に優良回という扱いでいわゆる神回という感じではないのですが、2018年冬アニメの個人的なベスト回がこの「大根とパイプ」でした。そんなに毎週楽しみにしていた作品でもなかったのでこれには自分でもびっくりですね。

■総論
 本作にセンス・オブ・ワンダーみたいなものは求めない方がよいと思います。あくまで日常系として見れば、とても丁寧に作られた好感度の高い良作です。まったり・のんびりした雰囲気の日常系、癒し系アニメが好きな方には良いんじゃないでしょうか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39

79.1 21 料理で漫画原作なアニメランキング21位
放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (451)
1579人が棚に入れました
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?

声優・キャラクター
高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美
ネタバレ

食前酒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

”ただの”釣りアニメではない

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話でした。Aパート前回のキス釣りから、ヒナだけ疑似餌を使っていたためうまく釣れず今回は知識を蓄えて再挑戦。疑似餌のパッケージの裏に釣り方が書いてあるのにわざわざ自分でネットで調べちゃうおっちょこちょいなヒナですが最後は夏海の助力もあって小さいのを一匹ゲット。変わってBパートは夏海フェルトづくり回想。大量の麦茶の区別の仕方から手芸大好きなヒナがていぼう部に入っ思ったことまで、恐ろしいほどスマートにまとめられたラスト10分。EDの絵までその後のストーリーを描けていたし完璧な終わり方でした。さらに最終話の今回もそうですが背景がめちゃくちゃ綺麗。建物の遠近感や影の付き方、橋や標識のプロップデザインも画面にのめりこんで見入るぐらい丁寧。それでいて釣りの知識の豊富さだったり、その紹介の演出も分かりやすい。もう釣りでも手芸でもボウリングでもキャンプでもインドア、アウトドア何の題材でもアニメにできちゃいそうな勢い(同社制作の「恋する小惑星」でもロケ行って入念に下調べしていたらしい)。なのでこのアニメ何って聞かれたらただの釣りアニメとは答えられないですね。すばらしいアニメだったと思います。{/netabare}

【第一話】
終始のんびりした雰囲気で腰を据えて見られました。ただ釣りはあまり興味がないので5話あたりで一展開ないと中だるみしますね。
【第二話】
早速ガチ釣り教室。作画も申し分ありませんし、OP,EDかわいいです。
【第三話】
今回は本格的に目的の魚を釣る回。当然だけどここまで作画(キャラの顔、背景、釣り具などの小物)ド安定です。ここまで丁寧に作られていたら釣り好きの人はかなり楽しめますよ。
【第四話】
{netabare}約2.3か月の延期を経てようやく再開。Aパート意外と高いアウトドアグッズに驚くお約束展開。確かにジャケットや帽子、靴だけで〇万は中高生には高いですもんね。Bパート装備万端でイカ釣りに挑戦。相変わらず釣りシーンは「へぇ~」の連続です。最後はいか刺しを食して自然の恵みに感謝。今回も中身の詰まった良い回だったと思います。{/netabare}
【第五話】
潮干狩り懐かしい…。陽渚は一発でハマグリゲットしてましたが私はバカガイばっかりとってた覚えがあります(笑)。そして貝のバター焼き最高!ビールと会う!
【第六話】
{netabare}六話まで来て全く衰えを感じないですね。Aパートは先生と一緒にアジゴ釣りに。いつもどおり丁寧な釣り解説があり、今回特に良かったと思ったのは陽渚役の高尾さんのアフレコ。ここまで来てだいぶ慣れてきたのか十代とは思えない演技で高校生らしいはしゃぎっぷりも良かったし、アジゴの内臓取り出すときの息づかいはまさに名演技。もちろんBパート陽渚が一人で釣りに挑戦するのもよかったです。動画工房アニメは作画(背景も含め)、専門知識解説そしてアフレコの一話一話の作り込みでいったらトップクラスですね。今回改めて実感しました。{/netabare}
【第七話】
{netabare}面白い!もう第一話で書いたレビューがお粗末でしかない。Aパートはいつも通りの釣りシーンなのに笑いどころは毎回違う。ヒナと夏海も面白かったけど大野先輩のライフジャケットの件についてもエピソードが語られました。OP、EDでも一人だけライフジャケットをしっかり着けてましたね。ここら辺の細かさはもはやこの制作会社では当たり前なのでしょうか(笑)。妙に納得のAパートからBパートではヒナと夏海のお勉強会。眼鏡姿をヒナに見られて恥ずかしがる夏海可愛い!そしてさり気なくヒナの過去の友達事情を聞く夏海もさらに可愛い…。ただ部屋で勉強しているだけのにワンカットごとに見どころがあるので全く見飽きなかった。もうこの制作は日常系作品の覇権会社ですね。{/netabare}
【第八話】
{netabare}今回はテナガエビを釣るということで釣りに使う道具についてや釣り方などなどいつも通りわかりやすい解説がありました。さらに良かったところとして、河川での漁業権について触れていたところ。おそらく原作でもそのような描写があったんでしょうがアニメ内でもかなり丁寧にわかりやすく教えてくれました。あと、ヒナの表情も多彩で可愛かったし声優さんもうまかった。{/netabare}
【第九話】
{netabare}すごく面白い回でした。ある意味もう深夜アニメじゃないよこれ(笑)。まずAパートは堤防部恒例行事の着衣水泳体験のお話。着衣したままおぼれた時の姿勢やペットボトルやクーラーボックスの浮き輪活用などなど丁寧でわかりやすい解説。そのなかで大野先輩の相変わらずの金槌ぶりの笑いなどもあり面白かったし勉強になりました。Bパートは変わって釣りシーンになるかと思いきやいきなり鳥視点の映像が流れヒナの釣った魚がアオサギに横取りされます。今度は横取りに来るアオサギの対処方の話かと思いきやヒナがアオサギの足に絡まっている釣り糸に気付きます。黒岩先輩によるとアオサギを始め海や河川の周辺を活動領域とする鳥類には良くあることで釣り糸が絡まることによって片足をなくしたり中にはそのまま動けずに命を落とすこともあるとか。アオサギの現状を知ったヒナはなんとか昨日のアオサギを助けたいと思い黒岩先輩に協力を求めるんですがそこで出てきたワードが鳥獣保護法。鳥獣保護法とは野生の鳥類や獣類は無断で捕獲してはいけないというもの。保護のためであっても許可が必要なようでそこをカットせずしっかり話に入れてきたのはさすが動画工房としか言いようがない。そしてヒナがアオサギを助けたいと思った理由が絡まった糸が我慢ならないからという裁縫好きのヒナらしいもので面白かった。その後堤防部の面々でなんとかアオサギに絡まった釣り糸は排除でき一件落着です。今回の一話は是非一般の人にも見てもらいたいし、何なら学校でも教育として見せるのもあり。Aパートは昨今の絶えない海や河川での水難事故を減らせるかもしれないし、Bパートのごみ捨て(海、河川の汚染)や鳥獣捕獲規則なども当たり前のことですが現代社会の重要課題でもあるでしょう。冒頭にも書きましたがこれは深夜アニメのレベルを超えてます。私もただの釣りアニメでこんなに勉強になるとは思っていなかったので驚いてます。素晴らしいアニメです。{/netabare}
【第十話】
Aパートいつも通りの部活風景。釣りの仕方が次から次へと出てきてこのアニメ見るたびに勉強になってます。Bパートは釣ったアジのさばき方だったり先生が持ってきた燻製機で燻製にしたり。Bパートもみてて面白かったです。十話ということでそろそろ終わりが近いですがこのアニメに関しては最後まで今回みたいなゆるーい感じでもいい気がします。
【第十一話】
{netabare}いよいよ終盤も終盤十一話まできてここまで作画や話の内容全体的に見ても一点の曇りなしです。女子高生がただただ釣りをする話。下手したらめちゃくちゃつまらない子守唄アニメになるところですが細部までこだわった演出もあり今回まで一話たりともつまらないと思ったことはありません。今回のBパート。メンバー全員でキス釣りをするもののヒナ一人だけキスが釣れないという状況に。他のメンバーは釣れているのになぜか。自分だけ疑似餌だから?単に運がないから?家に帰ってヒナが自分なりにつれなかった原因をネットで模索してみる。するとなにやら好感触な手段を見つけます。良かったですね。アオサギの回もそうでしたがヒナが自分から海のことや魚のこと、釣りのことを知ろうと励んでいる背中を見るとみてるこっちも自然と前向きな気持ちになります。日々の仕事や生活の中で何か困難なものに立ちふさがれたら一から出直して知識や手段を身につけて再度挑戦してみる。大げさかもしれませんがこのアニメを見ているとそんなふうに思わされます。いろいろハイクオリティな釣りアニメです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「釣る」だけでない、「釣り」の魅力

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
女子高生の釣り部(ていぼう部)を舞台にした、日常系部活モノ。

こういう作品では定番ですが、主人公は(釣り)素人なので、非常に丁寧に釣りの解説をしてくれます。また、釣りの楽しみ、難しさ、怖さ、命の大切さなどを多角的に魅せてくれるので、個人的には、Eテレとかで流してほしい、作風だし、高いクオリティ。

1話見た段階では期待値は低かったのですが、中盤以降どんどんハマっていき、最終的には☆4(高評価)をつけました。レビューでは、本作をベタ誉めしたいと思います(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
スポーツフィッシングというものは、釣りの中の「釣る」ということに特化した釣りなのでしょう。

一方、本作は、「釣り」の魅力を多面的に表現しています。

釣って食べる楽しさ。道具を揃える楽しさ。色々な種類の釣りの楽しさ。友達と一緒に待つ楽しさ。

たからここは、「釣り部」というより、「ていぼう部」。ただ、友達とダベったりったり、潮干狩りを楽しむのもアリなんです。

そして、生き餌のキモさ。海の怖さ。漁業権の必要性。環境を破壊する恐ろしさ。お金の大切さ。命の重さ。

リアルな部分もちゃんと魅せてきます。それがネガティブな印象で終わらないのは、日常系の平和な雰囲気の中で、微百合やギャグを交えながらライトに表現しているから。ホントに丁寧だし上手い。

しかも、ラストは2話またぎで、「釣る」面白さをストレートに表現。陽渚は、自分で釣ろうとすることで1Lv up。ネットで調べることで2Lv up。最後に自分で考えることで3Lv up。日常系作品ながら、主人公の成長を丁寧に描写し、時系列を入れ換えた日常話をBパートにもってくることで読後感を爽やかにする巧みな構成に、最終話は☆5をつけました! 演出100点!

このように、「釣り」のライトな部分の魅力をほぼ完璧に表現しながら、7話では夏海の眼鏡&秀才&照れ屋ねギャップ萌え、素晴らしい百合(てゆうか友情)まで魅せてきて、なんだこれ?天才か?(笑) 主要キャラも4+1に抑えたことで、各キャラクターが立ち、魅力が充分に伝わった。久々にキャラの名前をちゃんと覚えられたアニメ。

コロナのしんどい時期を乗り越え、最後まで丁寧にアニメ化してくれた、制作スタッフに(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

私の評価的には、☆5に近い☆4で、かなりの高評価。惜しくも☆5に届かなかったのは、部活系の日常アニメとしては実に王道で、バランスが最高に良かった反面、飛び抜けた(というより目新しい)「何か」が足りなかったこと(これは作風的にはしょうがない)くらい。

2期あったら確実に観ますね。

あと、これはどうでも良いんですが、EDやCMなどに流れるリコーダーのような曲が、「つり球」の挿入歌に似ていると思ったのは、私だけでしょうか?(笑)
{/netabare}

【余談~ 釣りはいつかちゃんとやってみたい ~】
{netabare}
釣り、楽しいですよね(ロケーションによるけど)。少しならやったことあるんですよ。

海釣りを何度か。自分で行くことはまずないけど、誰かが誘ってくれたら、わりと楽しみにして。

ちなみに、1番やったのが小学生の時。うちの実家は、「のんのんびより」に近いくらいの田舎なんですが、家の近くに小川があって、そこで釣りをしていました。

小さな橋の欄干に腰掛け、竿を脇に挟んで、ゲームボーイをしながら待つ(笑) そこはちょうど川の流れが緩やかになるポイントで、一時間も釣糸を垂らしてれば、2、3匹は釣れました。家に持ち帰ると、母親が誉めてくれて、美味しく頂きました。

どうしても釣れない時は、少し上流までチャリをこぎ、沢蟹をつかまえてカラッと唐揚げに♪

自分の中の、元風景のひとつとして、「釣り」があります。

私は、キャッチ&リリースってイマイチ好きじゃなくて、素人考えですが、「釣ったら食うのが礼儀」みたいに思ってます。だから、ていぼう部のスタンスも好きでしたね。

ただ、私はかなり凝り性なので、「ハマったらマズイ」と思って、自分でブレーキをかけているところもあります。だって、釣り好きの人、道具にめっちゃ金かけてるじゃないですか(笑) なんとなく、「老後の楽しみ」かなと、自分では思っているものの1つが、釣りですね~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
フナムシはキモいよな(笑) 釣り部。楽しそうだけど、大会とかあるのな?実際には。

2話目 ☆3
キャスティングくらい、2、3回くらいやったらできるだろ(笑)

3話目 ☆3
再開おめ!

4話目 ☆3
日常回。平日に行くの? こういう専門店って、ワクワクするよね。高1で9000円はキツいよな~。釣りたてのイカ刺は確かに旨いけど、少しおいたやつもねっとりして旨い。これ、どう考えても、墨をかけられるよな(笑) イカは天ぷらが好き。

5話目 ☆3
泥あそび。そして、効果的なパンチラ(笑) 顧問。最後は剣に、ハマグリ食わしたかったけどな。

6話目 ☆4
エラ、ワタ、エラ、ワタ、エラ、ワタ(笑) Bパートのミスとか、知識的なこととか、なんかよかったな。

7話目 ☆5
海怖い、大事。完璧そうに見えて金槌とか、逆に完璧(笑) 眼鏡っ子でギャップ萌♪ 夏海の方が頭良いってのが、良いね。相手の趣味にも歩み寄り。お互いの趣味の交換。良い百合だ(笑)

8話目 ☆4
着衣水泳に、ごみ拾い。環境保全。マナー向上。役所の許可。かなりちゃんとしてるよな。NHKで流そうぜ。

9話目 ☆3
初訛り♪ メッチャ嫌そう(笑)

10話目 ☆
4500円、値段がリアルだな。

11話目 ☆


12話目 ☆5
ここにきて、「釣る」をしっかり魅せるか。自分で考える、成長。すぐには釣らせないし、ちゃんと美味しく食べるし。暑い部屋を開けるとか、麦茶作りとか、リアルで素敵。最後に日常系。この音楽、つり球っぽいよな(笑) ひげ、剃ってきます(笑) 釣りを教わり、縫い物を教える。良い百合だ♪ 釣りにも、ハマっただけなんだよな。まさかの男子手芸部(笑) 先生には、「鮭(さけ=酒)」を作ってやろうぜ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 40
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生は世界を釣らない

4/15発表 4話以降延期 再開時期未定

3月の時点で放送そのものを見送った数作品を横目に見ながら不穏な空気でスタートした2020年春期。
いざスタートして数話してからの延期決定は私たちに事態の深刻さを実感させるに充分でした。
今なら心から言えます。貫徹ありがとう!

女子高生がただただ釣りするアニメなんですけどね。そんな事情でなんか尊い。

作品が醸し出す雰囲気とCMで流れてる『恋する小惑星』から、てっきりきらら系と思ったらヤングチャンピオンでした。制作会社“動画工房”繋がりということで納得。質感はほぼ芳文社です。

ハウトゥーアニメになるんでしょうか。
キャンプ・天文・ボードゲーム・筋トレと思い当たる節がいろいろある方はその釣り版と言えばイメージしやすいかもしれませんね。
海近くの高校だから釣りを活動内容とする“ていぼう部”があって、ではせっかくだからそこでの部活動をJK使って切り取ってみましょうという内容。

釣りってヴァリエーションあってお金のかけようもピンからキリ。当然キリに近いわけです。船チャーターして300kg超えのマグロを釣り上げたりはしません。アムール川でトラに怯えながらイトウを釣ったり、盟友・梅宮辰ちゃんとアラスカの怪物ヒラメを追ったりもしません。おそらく松方○樹のグラサン代だけで部費は吹っ飛ぶことでしょう。

とどのつまり初心者向け導入アニメです。
けっこう面白く感じたのが上手くいかない描写/苦手なことや弱点の描写が随所に入ってることです。え!?何をいまさらと思うかもしれませんが、運動部やメジャー部活なら常道の手法も、キャンプや筋トレアニメでその印象は希薄なんですよね。新しい趣味の楽しさアピールに終始してた印象です。
そんな釣りトレーニングの中身は初心者とはいえ…いやだからこそ本格的。まじめにハウトゥー入れてるのがこの作品の個性となってますね。英断だったと思います。

実質1エピソード15分の構成はテンポがよく見やすくてまとまりもいいですし、それだけで尺が足りなければ必要に応じて延ばしたり柔軟に対応していて退屈はしませんでした。
なにげない日常の切り取りも巧いと感じる。ここは制作会社の力かもしれませんね。
{netabare}次回予告でプールが映り「水着回?」と思いきや翌週肩透かしくらった諸兄もそんなにがっかりしてないでしょう。{/netabare}繰り広げられる日常だけで充分面白いからです。


釣りに限らず趣味の醍醐味は結果もさることながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせたり試行錯誤をする過程でしょう。初心者だった主人公も全12話終わる頃にはこの領域に足を踏み込みつつあってその成長を微笑ましく感じるかと思います。

確信めいた思いがあって、こういう系統の作品って自分のなかの知的好奇心が満たされたり、実際に行動を起こしてみたりというのもさることながら、他人の趣味への理解が深まることがなによりいいことなんじゃないかと思うのです。
トークの幅が広がるだけでなく、相手方のツボ抑えやすくなりますもんね。なにより目の前で楽しそうに話してくれるのがうれしいもんです。そんな身につくよくつく日常+αアニメでした。



■今日の一言

一回一格言で計十二回。マナーと安全管理しか言ってないんですよね。大事なことです。

{netabare}ていぼうの ルール守って サビキ釣り ヒナ
気を付けよう 後方確認 投げる前 真
釣り場ゴミ 拾う数だけ 海きれい 夏海
マイ帽子 かぶって防ごう 熱中症 ヒナ
大きさと 量ば守って 潮干狩り 悠希 小清水登場
オキアミは 流して帰ろう 忘れずに ヒナ 千葉繁登場
ライジャケで 体も心も 浮かびます 真
河川釣り 釣り券買うのが 基本たい 悠希
生き物を 守るイコール ゴミ拾い ヒナ
三年後 もっかいおまえを 釣ってやる 夏海
砂浜に 置き忘れないで 針と糸 ヒナ

この海を 残していこう いつまでも ていぼう部{/netabare}


■主要メンバー

鶴木 陽渚(CV高尾奏音)1年 主人公・初心者
黒岩 悠希(CV篠原侑)3年 部長・ゴリゴリの熊本弁
帆高 夏海(CV川井田夏海)1年 主人公の相方 
大野 真(CV明坂聡美)2年 職人

1年生コンビの声優さんが新人ですね。部長役の篠原さんはネイティブの熊本人で、先の『神田川JG』での長崎弁に続き方言キャラっす。それにしても『となりの吸血鬼さん』でのハイトーンキャラとうってかわっての低体温ぶり。いつもながら声優さんの振り幅には驚かされます。

{netabare}「せからしか!」ってなんの因果かマッポの手先のヨーヨー娘ではなくて、今はHKTらしいですよ。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.24 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 65

68.3 22 料理で漫画原作なアニメランキング22位
たくのみ。(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (305)
1246人が棚に入れました
転職のため東京にやってきた天月みちる、20歳。
上京したての彼女は、女性専用シェアハウス「ステラハウス春野」に住むことに!
同居人たちとは仕事も年齢もバラバラだけど、美味しいお酒と料理があれば、いつも楽しい!! 
みんなでカンパイ、ほろ酔い“宅呑み”コメディー!!
開封(プシュッ!!)

声優・キャラクター
今村彩夏、安済知佳、小松未可子、内田真礼、安野希世乃
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アアア♪ アルコール大好き♪剣道部(さん)w

[文量→小盛り・内容→各話感想が本論系]

※安くて(スーパーで気軽に買えて)旨い酒を呑んだ日に追記レビュー♪

☆ハイボールの新たな飲み方☆
{netabare}
先日、元SMAPの中居さんの番組で、ハイボールを研究している学生がオススメしていて、やってみたうまい。

それが、「ハイボールに数敵の食塩水」。

甘くなるんだよね、ビックリ。西瓜に塩と同じ理屈らしい。

家だと食塩水面倒臭いから、塩を数粒でも良い。たったそれだけで、確かに味が変わる。飲みやすくなる。塩入れる前と比べてみて!
{/netabare}


ビール「ヱビス フレンチピルス with ジョエル・ロブション」
{netabare}
フルーティーで華やかなビールで、昼から呑みたくなる。

てゆうか、今日、昼から呑んでました(笑)

私の中の究極の贅沢なのですが、日曜日の昼呑み。朝(11時頃?)起きて、最初にビール呑むからね(笑)

このビール、唐揚げとか脂っこいのと合わせるのは、やや無粋。チーズや生ハムなんかが良い。

ということで、昼にスーパーに行って、食料を調達。近所のパン屋で、パニーニを買って、そいつをツマミに呑む。んで、ダラダラと「ゲームセンターCX」を観て、ワインをぐびり。ゴルフの渋野選手を応援しながら昼寝。

う~ん、最高(最低w)の休日(笑) そんなクソみたいな過ごし方しても、こういうウマイ酒が傍らにあると、少し贅沢な休日になる♪ このビール、期間限定らしいんで、ホワイトビールとか好きならどうぞ♪
{/netabare}

ウィスキー「甲州韮崎ザ・プレミアム」(サンフーズ)
{netabare}
このウィスキー、感動するほど旨いわけではないけど、(700ml)2000円以下で買えるものとしては、なかなか良いです。まず、クセがあまりなく、呑みやすい。私は普段、ウィスキーはストレートやロックで呑むのですが、なんとなくハイボールにしてみたら、これがなかなか良い。ウィスキー独特の香りの後、フッとバニラのような甘い香りを感じます。ウィスキーが苦手な人でもわりと呑みやすいかなと。
{/netabare}

ビール「伝説のホップSORACHI1984」(SAPPPORO)。
{netabare}
いや、市販の缶ビールでこのクオリティは、ヤバイ。ここ10年で一番かも。爽やかな香り、程よい切れ味。たくさん呑むビールじゃなく、350缶がベスト。ホワイトビールとか好きなら、呑んでほしい!
{/netabare}

【総括】
私は、酒が好きです。ガチで、月の出費は家賃の次に酒代が高いです(笑)

普段の晩御飯も、「何を食いたいか」は、基本的に考えなくて、「何を呑みたい気分か→だから肴はこれにしよう」と、選んでます。夜は白米食わないで、ツマミだけですしね。

アニメか酒か、どちらかを一生我慢しろと言われたら、血を吐きながら、アニメを我慢しますw

ちなみに、今回のレビューは、私のこれまでのレビューの中で最高級です。といっても、質が良いレビューというわけではなく、全ての酒を、実際に呑みながらレビュー書きたかったので、いちいち買ってたら高くついたってことです(笑)

ということで、本レビューはアニメのレビュー1割、アルコールのレビュー9割です(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まずは1割のアニメの方を(笑)

キャラが良かったのは、緑川香枝。微妙に残念で良かった。最近、アラサーキャラばかり好きになるなw

ストーリー的には、わりとどうでも良かったが、ちゃんと酒に絡めているのは好印象。角瓶のクダリとか好きだった。

私はたまに、「青空満天レストラン」「酒場放浪記」「おんな酒場放浪記」「ふらり旅いい酒いい肴」「孤高のグルメ」とか観ながら、酒を呑んだり晩飯食ったりするけど、このアニメも、「肴」にちょうど良かった(あと、ハクメイとミコチも)w

残りは、各話感想に、酒レビューです(笑)
{/netabare}


【各話感想(酒のレビューw)】
{netabare}
1話目 エビスビール
{netabare}
いかにも高級そうな金色のデザインがイカします。エビスビールは、喉で一気に楽しむビールじゃなく、舌でじっくり楽しむビールです。

炭酸は弱め、泡のキメは細かく、フワッと口の中に入ってくる。アニメにあるように、三度つぎをすると、さらにその個性が際立つ。苦味は強めだけど、しっかりとコクがあり、後味はかなり華やか。ゲップまでウマイビールです(笑)

合わせた肴は「菜の花のおひたし」。アニメでも言ってたけど、炭酸が強いビールではないので、揚げ物よりは和食が合いますよ♪

ちなみに、剣道部が(日本の一般的なビールで)一番好きなのは、「サッポロ黒ラベル」。苦手なのが、「アサヒスーパードライ」。ビールは基本的に、サッポロ派です。

(一昨年の忘年会で、目隠しして利き酒やって、スーパードライ、黒ラベル、一番搾り、プレミアムモルツ、バドワイザーの5種を全部当てたくらいには、違いがわかっているつもりですw)

ちなみに、同じエビスでも、「華みやび」の方が好きですね♪ 去年ハマってましたw
{/netabare}

2話目 焼酎ハイボール
{netabare}
いわゆる、酎ハイですね。

ほぼどんな酒でも呑む剣道部ですが、唯一苦手、というより好んで呑まないのが酎ハイです。

私の好きなアルコールランキングは、1位 日本酒。2位 ビール。3位 芋焼酎。4位 ウィスキー(バーボンなども含む)。 5位 ブランデー。 6位 ワイン。 7位 ラム酒。 8位 泡盛。 9位 梅酒。 10位 麦焼酎。 みたいな感じです。

最大の敵は、「甲類焼酎(大五郎的なやつ)」。あと、「鏡月」やら「トライアングル」やら。頭痛くなるんだよね。だから、必然的に、酎ハイも苦手なわけです(良い日本酒なら一升呑んでも大丈夫だけど、缶酎ハイ500mlを1、2本で気持ち悪くなったりするし)。

でも今回は、飲んでみた。やはり、不味い(笑) わざわざ甲類焼酎買うのも嫌だし、旨い焼酎はチューハイになんかしたくないから、缶チューハイの氷結ストロングレモン。肴はハムカツ。あの油っこさは、チューハイに合うよね。でもやっぱ、気持ち悪くなる(汗)
{/netabare}


3話目 水曜日のネコ
{netabare}
ベルギーの製法で作られたホワイトビール。ホワイトビールは結構好きです(まあ、黒ビールも好きなんだけどw)。

ただ、この「水曜日のネコ」は、好んで呑もうとは思いません。小麦の軽やかさは良いとして、オレンジピールもまあ良いとして、コリアンダーシードが強すぎてちょっと苦手。

いや、コリアンダー自体は好きで、カレーには必ず使いますが、ビールに入ってるのがあまり(汗) ほのかに香るのは好きですが。

口に含んだ瞬間は、オレンジのフルーティーな甘みが来て、喉ごしは滑らか。そこまでは良い。ただ、飲み終わりに鼻から抜ける香りが、コリアンダー(苦笑) おしいw

ちなみに肴は、同じくローソンで買った「豚しゃぶのサラダ」。なかなか合う。でも、このビールはあまりツマミはいらないかもね。チーズくらいが良いかも。昼から呑みたくなるビールですね。
{/netabare}


4話目 氷結
{netabare}
いやもう、2話で氷結のレビュー書いちゃったよ(汗) 予想しておくべきでしたw

味に関しては、チューハイ嫌いだから、参考にならないかな。

でも、あのダイヤモンドカットは良いよね。滑らないで、持ちやすいし(バーベキューやって、クーラーボックスから取り出した時とかね)。

へ~、だから氷結なのか。知らんかった。
{/netabare}

5話目 キティ
{netabare}
いきなり、エロいけど(笑)

このカクテルはやったことないな。存在も知らんかった。赤ワインは好きで、基本的にフルボディが好み。でも、ググったら、キティにはライトな方が合うとあった。

ウチのストックワインはフルボディやミディアムボディばかりだし、そもそも、ジンジャエールで割りたくなんかない酒だし(笑)

ということで、最寄りのコンビニ(ファミマ)へ。なんかないかな~と探してたら、アルパカワインの375mlが335円、安い(笑) 別に割る酒だからこれで良いや。ついでに、割けるチーズも買っていこう♪

まず、ワイン単体を。う~ん、水みたいだ(苦笑) まあ、(ググったらワインも冷やした方が良いってあったから)冷やしたせいもあるけど。口に含んで空気と混ぜると、ようやく良い味がするかな(基本的に、赤ワインは常温です)。

さて、キティとやらを試してみよう。アニメのように、まずは5対5で、、、え? 旨い(笑) なんだこれw 口当たりはまろやか、ブラッドチェリーの深い甘味がグンときて、炭酸のピリピリが、ワインの渋味を消している。後味はワインっぽい華やかさがあって。でも、アルコール度数、6%くらいあるでしょ?これ、女子は騙される系だわw

ちなみに、ワイン対ジンジャエールを、2対1で作ってみたら、かなりワインだったw 元のワインが旨くなければ旨くないだろうし、そもそも、旨いワインならジンジャエールでは割らないw

逆に、ワイン対ジンジャエールを、1対2にしてみると、なかなか美味しいけど、普通に、ジンジャエールの別味って感じ。酒の感じはしない。

やっぱり、1対1が一番バランス良いね♪

ちなみに肴は割けるチーズと、家にあったんで鴨のスモーク。鴨と赤ワインって、ベストマッチだと思ってます。

剣道部的に普段呑むワインは(年によって違うから、どの年が良いかはググってw)「カサーレ ヴェッキオ モンテプルチャーノ ダブルッツォ」「ダークホース ビッグ レッドブレンド」とかだけど、結構知らないワインをジャケ(というより店員のポップ)買いします。ワインは出会いだから(キモい)w 基本は、スペインのワインが好きですね。

千円以下で旨くて買いやすいとなると、やっぱり「イエローテイル シラーズ」かな。あれはコスパが良いワインだと思います♪ 白は呑まないから分かりませんが。
{/netabare}


6話目 獺祭
{netabare}
いや、高けぇよ、たかがアニメの1話レビューの為に呑むのは(汗) (何度か呑んだことはあるけど、味レビューなんかするつもりなく呑んでたしw)

と思ったら、会社の送別会でちょうど差し入れされてた(笑) 一升瓶で、獺祭50(アニメ登場)。720mlで三割九分。流石に二割三分や「その先へ」は無かったけどw

獺祭50は、正直言って微妙です。いや、旨いけど、値段ほどじゃない(同じ値段払えば、もっと旨い日本酒は結構ある)。まあ、プレミアムついちゃったから、しょうがないけど(以前流行った、久保田よりは好み)。口当たりは柔らかく、すっと入ってきます。香りもそこまでは強くないけど、呑み終わった後に鼻から抜ける香りは爽やかで、また次が呑みたくなります。良くも悪くも、「水みたいな日本酒」だなと思います。でも、アニメみたく焼き魚に合わせるなら、50がちょうど良いかもしれませんね。

三割九分は、50の呑みやすさにプラスして、深い甘味と白ワインのような豊かな香りがあります。流石にうまいです。これはツマミなしで呑んでほしい。

二割三分や「その先へ」はまだ呑んだことないので、いつか呑むのが楽しみですね。早くブームが完全終結しないかな(笑)

これまで呑んだなかで、個人的に美味しビックリしたのは、獺祭三割九分スパークリング。女子は絶対に好きだと思うから、日本酒苦手な人に呑んでもらいたい(高いけどw)。

今回(50に)合わせたツマミは、スモークサーモン。まあ、送別会会場にあったからってだけw つか、ウマイ日本酒は、あまり肴はいらない。酒だけと、じっくりと付き合いたい。

もし、オススメ日本酒1位を選べと言われたら、我が故郷、岩手県の名酒、「南部美人」の純米大吟醸。甘めの日本酒であり、丸みがあってフルーティーな味わいが特徴。JALのファーストクラスにも採用されました。これは一万円以上しますが、特別純米酒なら、一升3000円ちょっとで買えますし、2017年のインターナショナルワインチャレンジでチャンピオンをとりました。

もしくは、お隣秋田県の「雪の茅舎」。前日、純米吟醸の生酒(限定)を呑んだけど、メッチャ旨かったです。
{/netabare}

7話目 カルーア
{netabare}
カルーアは普段、まず呑まないかな。コーヒー牛乳だしなw

一応、来客用に家に置いてあるから、久々に呑んでみた。

うん、コーヒー牛乳w まったく酒呑んだ気にならない(でも、度数は結構高いんだよね)。

カルーアミルク以外の飲み方したことないけど、やってみた。カルーアコーラ。う~ん、微妙。そもそも、コーラも苦手だしね(笑)

ちなみに、カルーアはバニラアイスにかけるとなかなかいける(宅呑みで最後にやったりする)。まあ、私はバニラアイスにラム酒かブランデーかけますが(笑) (バニラアイスは、シンプルにスーパーカップが良い。梅酒をかけても旨い。急に高級感が出るよw )
{/netabare}

8話目 角瓶(ウィスキー)
{netabare}
メッチャ良い会社じゃん、羨ましい(笑) ちゃんと、角瓶にもかけてるし。

サントリー角瓶は、良くも悪くも個性のないウィスキーです。個人的には、ウィスキーはロックか常温で呑むので、角はほぼ買いません。ロックならば、もっと銘柄ごとの、モルティだったりウッディだったり、樽の味を味わいたいものです。でも、角瓶は、アニメでも言うとおりに、ハイボールで真価を発揮します。スッキリした味わいに、クセのない香りと甘み、飲み終わりにほのかに薫るウィスキー感。実にバランスが良いです。ただ、やはり物足りなくもなるので、レモンやライムを絞りたくなりますね。そして、その柑橘系が実に合います。

合わした肴は「メンチカツ」。やはりハイボールには、ガッツリ肉系の揚げ物がベストマッチですよ♪

ちなみに、私が普段呑みにしているのが、「フォアローゼスのブラックラベル」。コスパが良いバーボンです。試しに炭酸で割ってみたら、これが不味い不味い(笑) やはり、炭酸で割るなら、角がちょうど良いですね♪
{/netabare}


9話目 男梅サワー
{netabare}
まさかのコラボ(笑) ホタルさん、ここにいたの(笑)?

いやだから、サワー嫌いなんだって(汗) 実はこれ、初めて呑みます。てか、こんな機会でもなければ、一生呑まないし。

さほど、酸っぱくないね。むしろ、甘い。アニメの三種のやつもやってみた。うん、店っぽくはなるかな。でも、塩はいらない。梅干しはまあ、美味しいかな。

これは色々考えたけど、ツマミはなし。なんか、自分で(酒と肴の要素を)完結している酒って感じがしました。多分、もう2度と呑まない(私がサワー苦手なだけで、思っていたよりは不味くなかったよ)とは思いますが。
{/netabare}

10話目 オリオンビール
{netabare}
ビールが好きな剣道部が、好きなクラフトビールのひとつです。

こういう軽いビール、好きなんですよね(バドワイザーとか)♪

オリオンビールのようなスッキリ系は、やはり食事によく合う。今回はチャーシュー丼に合わせてみた(昼にラーメン作ったので、残ったスープで米を炊き、チャーシューにメンマとネギ、半熟卵をかけて完成。こんなかで既製品は、メンマだけw ラーメンスープもチャーシューも手作りです)。

そんな、「なんちゃって沖縄ライフ」を、暖房の効いた岩手で過ごす、この寂しさよ(笑)

オススメするクラフトビールは、やはり岩手県の「銀河高原ビール」。口当たりはなめらかで凄く飲みやすくて、フルーティーなビールです。特に「ヴァイツェン」が好きですね♪ 「ホワイトエール」も旨いよ♪
{/netabare}

11話目 大七生酛
{netabare}
燗といえば、大七ですね。私は基本的に冷酒か常温で呑むので、燗は冬くらいですね。

大七は、キレが良くてクセがない酒です。自分がイメージする福島の酒って、もっと甘いイメージなのですが、大七は凄い爽やかですよね。

熱燗というより、ぬる燗くらいが良い感じでした。素直な味なので、どんな料理にも合いそう。

今回合わせたツマミは、ホッケの塩焼き。理由は簡単で、獺祭の回を思い出し、食いたくなったからですw

ちなみに、ウチには燗を作る為だけの機械がありますよw ケーズデンキで、確か2000円くらいで買ったかな?

冬はたまに、安い日本酒を燗にして、そこに様々な乾物を入れて、なんちゃってヒレ酒風を楽しみます(笑) オススメは、ホタテの貝柱の乾物(入れすぎ注意)。あと、熱燗に柚子とかレモンを軽く絞るのも美味しいですよ♪
{/netabare}

12話目 アサヒスーパードライ
{netabare}
まあ、日本で売り上げ一位だから、取り上げるのは当たり前だけど、スーパードライ、あんまり好きじゃないんだよね。1話で言ったじゃん(笑)

さて、スーパードライですね。このビールの特徴は、なんと言っても「キレの良さ」と「爽快感」。ビールを表す言葉として、「キレ」や「コク」、「爽快感」「華やか」なんてものがありますが、意外と曖昧に遣ってますよね。

私は「キレ=味がいかに早く消えるか=雑味のなさ(甘味が少ない)」「コク=味の複雑さ(苦味や甘味が強い)」「爽快感=ノド越しの良さ=炭酸の強さ」「華やかさ=ホップなどのフルーティーさ」と思っています。

スーパードライは、「爽快」で「キレ」があるビール。つまり、「炭酸が強く、甘味が少ない」ビールです。まさに、「夏にゴクゴク飲んで、ノドで味わうビール」。

お酒が好きで、これまでのレビューを読んで頂ければ、私の好みとは真逆だと分かって頂けるかと。第1話のヱビスビールとは、真逆のビールですね。

今回飲んだのは、「スーパードライの瞬冷辛口」。アニメでも、棚に並んでいましたね。スーパードライのスーパードライらしさを、更に強化したようなビールでした。ここまで突き抜けてくれると、普通スーパードライより、楽しめるかも(個性が際立ち、クラフトっぽさも出る)。

今回合わせたツマミは「生ハム」。刺身に合うってことは、やっぱり合うよね(笑) 揚げ物だと、ちょい負けちゃう印象ですから、繊細な味のおつまみをオススメしますよ♪

ちなみに、私が「サッポロ黒ラベル」を好きな理由は、「バランスの良さ」です。苦味も甘味も雑味も炭酸も、全てが「ちょうど良い」。毎日呑んでも飽きないビールです。

特徴的なビールを呑みたいなら、クラフトビールを呑むしね。「黒ラベル」は、実家みたいなビールなんですよ(笑)

さあ、「こんな夜に合うお酒は何だろう♪」(笑)
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

珍しく各話コメント付きレビュー

原作未読

内容はタイトルのまんまです。
シェアハウスに同居する女性4名が織りなす15分×全12話の自宅飲みバラエティー。
類似品は『お酒は夫婦になってから』とかそのへん。

天月みちる(CV今村彩夏)
桐山直(CV安済知佳)
桐山真(CV内田真礼)
緑川香枝(CV小松未可子)


【時期】
視聴する時期や作品の視聴順によって作品の印象は変わる!ともっともらしいことを言ってみる。
単に自宅で楽しみながら酒を飲む話なのですが、時節柄(2020年5月)、コロナ禍で自宅に押し込まれてる感のあるこの頃では、微妙に受け止め方が変わってきそう。金の使いどころがないのでお取り寄せを工夫してみたり、アプリを使ってオンンライン飲みをしてみたり。

こんな時期だからこの作品を!というTV局側の配慮で再放送しただけだと思うんですけどね。えぇ地上波再放送が視聴きっかけです。


【内容】
EDの歌詞一部「ストイックにデトックス」。女性が自宅で飲むというのはそういうことなんでしょうか?外だと男の目があって気を遣うというのは分かる気がします。
これからの人はタイトルとサブタイトルで視聴するかは決めたらよろし。というわけで↓


【なぜか各話コメント】 ※コメントであり感想ではありません

#1話 エビスビール
{netabare}元祖プレミアムビール。ここ数年、期間限定やらなんやらヴァリエーション増やしたり頑張ってます。ビールグラス買うとたくのみの楽しさは倍増しますね。やっぱり第1話には「とりあえずビール」ということで。{/netabare}

#2話 焼酎ハイボール
{netabare}昔からあったけど、税政策でビールへの課税が度し難くなってきてから勃興してきた飲み物という印象。愚策っすよね。ビール離れが進んじゃいました。{/netabare}
{netabare}物語的には女子飲みのクセに炭酸一本勝負というのが良い。甘いのとかやる前に先制パンチでただの炭酸をもってくるあたりわかってます。{/netabare}

#3話 水曜日のネコ
{netabare}「週の真ん中水曜日」が元ネタであり、それで猫だったとは知らなんだ。関係ないけど、加齢とともに下ネタを放つハードルは上がります。大人しく引き下がるのは簡単だけど、それでも許されるキャラを目指し努力することは男の修行であります。
『水曜日のネコ』はいわゆるベルギーの白ビールがモチーフですね。東京にいくつかある“アントワープ”を冠したベルギービール専門店では直輸入の樽から生ビールを楽しめます。って書いてると行きたくなりますね。{/netabare}
{netabare}物語的にはこれぞたくのみって感じ。ヤッホーブルーイングのシリーズはご褒美コンビニビールの王道でしょう。{/netabare}

#4話 氷結
{netabare}今では種類も増えたチューハイ。たしか2000年初頭。タカラ缶チューハイのみだった市場に大手が参入するぞと日経トレンディかなんかでの比較記事を覚えてます。ひとつはキリンの『氷結果汁』。発売当時はネーミング違ってたんですよ。もうひとつはアサヒの『ゴリッチュ』。もう誰も覚えてないでしょ?ゴリラを模してサラリーマン応援というコンセプトでした。結果は女性層を開拓したキリンの勝利ということで、ありふれた素材でも先入観取っ払って“市場を作る”カッコよさを目の当たりにしましたね。なお『氷結ストロング』など度数けっこうあるやつは気を付けましょう。{/netabare}

#5話 キティ
{netabare}赤ワイン+ジンジャーエールです。とりあえずジンジャーで割ると飲みやすくなる。これ定説。スピリット+ジンジャーは『○○(スピリッツ名)+バック』と呼ばれ愛されてますよね。ジンバックとかテキーラバックとか。ちょっと乱暴ですが、あまりにも王道の組み合わせなんでそのままカクテル名になってるのも。例えば、ビールだと『シャンディガフ』、ウォッカだと『モスコーミュール』とか飲みやすいです。{/netabare}

#6話 獺祭
{netabare}言わずもがなの大ヒット商品。これまで北は日本酒、南は焼酎みたいな常識を覆した山口県発の地酒。いや佐賀『鍋島』とか南にも名酒ありますけどね(;^_^A 温度管理とか徹底すれば杜氏さんに頼らずとも何とかなるかもしれないと思わせしめた逸品です。これまた脱線ですが、この前遠くフランスの地で日本酒づくりに挑戦する若者の特集をテレビで見かけました。伝統と挑戦繰り返しまた新たなステージへと昇っていくんでしょう。{/netabare}

#7話 カルーア
{netabare}「知らない会社と長く務めているカフェとでは作れる表情が全然違うに決まってます」
真のバイト先がカフェで、同時に就職活動ではうまく笑顔がつくれなくて、と。なんかはじめてレビューっぽいこと書きます。コーヒー繋がりでカルーアでおもてなしとはおつなこと。EDでデトックスと言っとるし、ルーティンで飲む私とはちょい違うなぁ。{/netabare}

#8話 角瓶
{netabare}これはちょっと言わせてください。近年、日本のメーカーの長い努力のおかげで海外でも高い評価を得られるようになった日本のウイスキーですが、日本の法律が目先の税収しか考えていない構造ということがあり、粗悪品を量産して市場に流通させる事がまかり通っています。
ウイスキーに醸造用アルコールを90%まで混ぜてもウィスキーを名乗れちゃうなどグダグダなのです。私にいわせりゃ『トップバリ○ウィスキー』なんてただの茶色い甲類焼酎。財務省の考えは第2話で取り上げたビールとは真逆で、ウイスキーについては厳密にちゃんとした定義を設定すると、醸造用アルコールで割りまくった言うなればまがいもので稼いでいるメーカーが割を食って酒税が減るのではないかという懸念もあるようです。{/netabare}

{netabare}アニメと一緒ですよ。海賊版が跋扈すれば先細るのと一緒。ウィスキーは寝かせてナンボの時間がかかるお酒です。今年作り出してすぐ現金化できません。また海外でのジャパニーズウィスキー人気に乗じてChineseの転売屋が買い占めてたりするとかなんかいろいろデジャヴ。{/netabare}

#9話 男梅サワー
{netabare}これが特に好きな知人が近くにおります。梅サワー界の雄ですね。{/netabare}

#10話 オリオンビール 
#11話 大七
特になし

#12話 アサヒスーパードライ
{netabare}「疲労はビールを美味しくするスパイスだからなー」by桐山直{/netabare}
{netabare}異論はそれほどでないでしょう。そういえば日本の委任統治下にあったパラオには日本語の名残りがいくつか。そのうちビールのことをパラオでは{netabare}『ツカレナオース』。{/netabare}かつての兵隊さんも仕事する女性も変わらぬ行動様式ってことですかね。{/netabare}


良き自宅飲みアニメでした。


■オマケ

団塊世代でもある親戚の一人は住友系でした。飲みの席ではアサヒビールという縛りがあったようです。調べてみたら三菱系だとキリンビール!なんてこともあるらしいですね。

そんな話を伺っていた身としては本作は実際の商品が出てるにもかかわらずなんというかユルイのです。一社提供とか流行らないのかな?例えばこんな感じでした。

 サッポロ⇒エビスビール、男梅サワー
 キリン⇒氷結
 サントリー⇒カルーア、角瓶
 アサヒ⇒スーバードライ
 独立系⇒水曜日のネコ、獺祭、オリオンビール、大七

「○○社さんと一緒には…すみません」「競合してるんで…すみません」「こっちのほうに尺をくれ」
もちろん固有の商品を扱うため先方広報のチェックはあったとするにせよその前段階で、よく承認を取り付けられましたね。営業なのかプロデューサーなのか優秀だと思います。



視聴時期:2020年4月~6月 地上波再放送

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2020.05.23 初稿
2020.08.21 タイトル修正
2020.12.15 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41
ネタバレ

四文字屋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

外で飲むのが男のたしなみなら、家で飲むのが女のたのしみか?肴が乾き物になってしまう、という酒飲みの現実に対応した、ひと工夫した酒肴の紹介が意外と重宝かも知れないんで、

この作品は、「アリ」だ。

ビールの注ぎ方薀蓄はここ数年、
大手ビールメーカーが推奨する方法をそのままなぞらえただけなんだけど、
絵解きして貰っているので、
解りやすくていいんじゃないだろうか。

そして魅力的なのが、女性ならではの、酒肴のひと手間の掛け方。
家飲みでの最大の難点が、実はこの「肴」問題で、
これをひと手間掛けられるってのは、
実に恵まれた呑んべ環境だろう。

なによりも、女子4人の、シェアハウス暮らしでの、家飲み三昧。
ぬる~く、ゆったりと楽しめそうです。


実際、酒歴50年近く(※1)、
都心に庭付き一戸建て建てられるぐらいは余裕で飲み倒してきたけど、
家で飲む酒って、それを目的には、オトコはしないんで、
外で飲みそびれちゃった、とか、
飲んで帰ってから、酒が醒めぎみになってしまって、
追い酒したいってときぐらいにしか飲まないので、
正直、肴なんてどうでもいいと思ってしまうところはある。
その酒肴にピンポイントでフォーカスを当ててくれる(※2)作品ならば、
薀蓄モノとして実用性があって重宝だし、
外で飲むのがまだまだハードルの高い、
若い女性には共感要素もありそうで、
これはなかなかいい感じじゃなかろうか。


※1:ほんの15年ほど前までは、高校を卒業したら飲酒はOK、
というのが社会全体の、教育界でも警察でも共通の認識で、
20歳未満の飲酒に厳しくなったのはホントに最近のことです。
我々の若い頃は、高校生が飲酒するのって普通だったし、
私の場合は親父の相伴で中1からガンガン飲んでました。
親父の海外土産のシーバスリーガルを一人で開栓して飲み干して
「高い酒、勝手に飲むな!」と怒られたのが中2のとき。
酒税法の関係で、今じゃ3,000円程度で買えるウィスキーが、
昔は2万とか3万とかしてたんですよ。

(※2)現実問題として、
家の置き酒なんてエマージェンシー用なんだけど、
それでも酒肴が乾き物だけってのは非常にさびしいので、
家で飲むとき用に、チューブ入り練り梅には重宝してます。
(※3)下のたたんだ欄に練り梅の酒肴を紹介。


ここから先は、ますますアニメと関係無い、酒のはなし。
まず、真の酒飲みは、酒ならなんでも飲みます!
というか、店やシチュエーションにあわせて、酒を選択します。
酒飲みであるかどうかの前に、子供じゃないなら、
TPOに合わせて酒も合わせるのが最低限の礼儀です。
もちろん飲めない人がノンアルコールを選択するのはマナー違反じゃありません。
飲めるなら、自分勝手など言わずに、店や酒席に合わせるのが当然です。

{netabare}私と同い年の老舗居酒屋四代目や、
私より一回り若いけど浅草で百年続くおでん屋の若旦那といった酒友と
休日をしめしあわせて飲みまわったりします。
基本的に、好きなのは、みんな、日本酒ですが、
店やシチュエーションに合わせて、酒はなんでも飲みます。
下町4区に行けば元祖ハイを飲むし、
スペインバルに行けばカバで始めてスペインワイン。
ラテンバーでなら、ピニャコラーダとかモヒート。
賀詞交換会とか取引先の記念パーティでは、乾杯ビールを開けてからはなるべく薄いウーロンハイ。

行きつけの都内の店には無理強いしてサッポロ赤星を常備して貰ったし、
自宅近くの飲み屋には天羽酒類の「天羽の梅」を置かせて日本最北(※4)の元祖ハイを飲める店にしちゃいました。

(※4)推定です。元祖ハイが普通にある店は、
都内下町地区に限られるため、
私の知る限り、金町が最北の筈です。
以前は松戸に一軒、元祖ハイを出す居酒屋があったようですが、今はありません。

いちばん好きな日本酒は、
西の横綱・武蔵境「二合半」が20年前、
東の横綱・浅草「松風」が10年前、
南の横綱・横浜「武蔵屋」が5年前、
と、ぬる燗のいい店がどんどん閉まってしまって寂しい限りですが、
まだまだ都内で数店舗は、しっかりぬる燗をつけられる店はあるんで、
かよい続けております。

(※3)
さきほどの練り梅のはなしのつづき。
ホント簡単すぎて、紹介なんて言うのもおこがましいけれど。
練り梅はホントに便利なんで。
これを野菜でも練り物でもチーズでも、
合わせるだけですが、簡単な割りに結構使えます。
例:梅きゅう(胡瓜を切って練り梅つけるだけ)
  梅チクワ(細かく刻んだチクワに練り梅を和える)
   →これでも面倒臭いときは、チクワの穴に練り梅を注入して終わり。
  クリームチーズの梅和え(タイトルそのまんま){/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

71.3 23 料理で漫画原作なアニメランキング23位
食戟のソーマ 神ノ皿(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (251)
1143人が棚に入れました
実家の定食屋「ゆきひら」を手伝いながら料理の腕を磨いてきた幸平創真は、超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」に入学する。学園の内外で、様々な料理人たちと出会い、成長を続ける創真だったが、薙切薊が遠月学園の新総帥の座に就いたことで状況が一変する。なんと新たに発足した中枢美食機関により、自由に料理が作れなくなるという事態に……。中枢美食機関のやり方に異を唱え反発した創真たちだったが、その結果、学園の反逆者とされてしまう。――そして迎えた2年生進級試験。嫌がらせを受けながらも、力を合わせて試験を突破していくが、中枢美食機関の妨害は止まない。ついには仲間たちが退学処分という憂き目に遭ってしまう!追い込まれた創真たちは事態を打開するため、薊政権の新遠月十傑と連隊食戟を行うことを決意する。初戦を圧勝で収めたものの、彼らの運命を決める激戦まだ始まったばかり。迎えた2nd BOUT!果たして創真たちは十傑の座を奪い、仲間たちを救えるのか!

声優・キャラクター
松岡禎丞、金元寿子、高橋未奈美、石田彰、伊藤静、花江夏樹、櫻井孝宏、梶裕貴、楠大典、小西克幸、釘宮理恵、花澤香菜、杉田智和、速水奨、小山力也

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

十傑 vs 十傑! 最強同士の連帯食戟!! 絶体絶命の危機を仲間との"絆"で乗り越えろ!

この作品は「食戟のソーマ」の第4期に相当します。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

タイトルに「神」という文字が使われていますが激しく納得…
これまでは、一般家庭でも料理の大好きな人がちょっと頑張れば再現できそうな料理が登場していましたが、物語の進行に伴い料理の難易度も上がっているのでしょう…
もう一般家庭では再現できる領域を超えてしまった気がします。
まぁ、これまで視聴を続けてきましたし、大好きな声優さんがたくさん出演しているのでラストまで完走するつもりですけどね。


実家の定食屋「ゆきひら」を手伝いながら料理の腕を磨いてきた幸平創真は、
超エリート料理学校「遠月茶寮料理學園」に入学する。
学園の内外で、様々な料理人たちと出会い、成長を続ける創真だったが、
薙切薊が遠月学園の新総帥の座に就いたことで状況が一変する。
なんと新たに発足した中枢美食機関により、自由に料理が作れなくなるという事態に……。
中枢美食機関のやり方に異を唱え反発した創真たちだったが、
その結果、学園の反逆者とされてしまう。

――そして迎えた2年生進級試験。
嫌がらせを受けながらも、力を合わせて試験を突破していくが、中枢美食機関の妨害は止まない。
ついには仲間たちが退学処分という憂き目に遭ってしまう!
追い込まれた創真たちは事態を打開するため、薊政権の新遠月十傑と連隊食戟を行うことを決意する。

初戦を圧勝で収めたものの、彼らの運命を決める激戦まだ始まったばかり。
迎えた2nd BOUT!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そう、今回でいよいよ連帯食戟に決着が付きます。
残るべくして残ったメンバー同士による最終決戦を心ゆくまで堪能すれば良いのですが、今回の食戟も相当熱かったと思います。

個人的なベストバウトは、反逆者サイド:田所 恵 vs 遠月十傑評議会:茜ヶ久保 ももの「リンゴ」対決かなぁ…
元々田所 恵は、退学寸前まで追い込まれていたんですよ。
それが今じゃ反逆者サイドの一角にまで上り詰めたんです。
アニメではそこまで表現されていませんが、どれだけの努力と研鑽を積み重ねてきたことか想像すらできません。
今回も四宮シェフの指導を受け…ちょっと恵の面白い一面を垣間見つつ、戦いに臨むんです。
大切な仲間の進退の懸かった勝負…だから相手が第三席の先輩だからといって決して怯みません。
それどころか、勝利を掴むため真っ向から立ち向かっていくんです。

これまでの恵ならきっとここに立っていなかったと思います。
幸平 創真に出会い、極星寮に入って様々な試練をみんなと一緒に乗り越えてきたから今の恵があるんです。
そんな恵の全力全開の勝負…
きっと見応えの詰まった熱い展開が期待できると思います。

幸平 創真と薙切 えりなの連帯食戟も凄かったですけど…
えりなっちは「神の舌」の持ち主ですから、もう既に人間技じゃないんですよ。
えりなっちが作る皿が勝負の決め手になったから、サブタイトルが「神の皿」だったのかもしれませんね。

薙切薊は一体何がしたかったのでしょうか…?
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、STEREO DIVE FOUNDATIONさんの「Chronos」
エンディングテーマは、nano.RIPEさんの「エンブレム」
どちらも良曲なので、通勤中にヘビロテで聴く1曲になっています。

1クール全13話の物語でした。
「遠月十傑評議会」のメンバーがガラッと変わったのにはビックリしましたが、きっとこれが時代の流れなのでしょう。
原作は今年全36巻で完結したみたいです。
本作までに原作30巻分が使われました。
そして2020年4月より第5期「食戟のソーマ 豪ノ皿」が放送されるそうです。
きっと残り6巻分を最後まで描き切ってくれるものと期待しています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

料理漫画に限らず長期連載の弊害。なんでここで終わらなかったんや?。

 料理バトル漫画は大好きなジャンルなのですが、どれも最後の方になると壊れがちという問題があると思います(「ジャぱん」しかり、「鉄鍋のジャン」しかり)。長期連載におけるインフレ問題は、少年バトルマンガについてまわる問題ですが、料理という現実に近い存在の中で、次々に新たな発想を出さなければいけないこの手のジャンルはより厳しいのだと思います。結果的に作者が追い詰められ過ぎて壊れてしまう…。


 バトルだけじゃない方向性が拓けないと安定した長期連載は難しい。しかし、少年マンガ雑誌でやる以上は、インフレ上等で四天王的な強いキャラが次々に出てくるシステムじゃないと人気を取るのは難しい。このジレンマに本シリーズも絡め囚われてしまったように思います。未だにこの難問を解く作品はなかなか出ていないような…(バトル漫画なら「チェンソーマン」や「モブサイコ」は新たな回答になりえる感じ)。


 本作は、ソーマが若干ウザいというのがあるものの、2期まではかなりバランスが取れていたように思います。同年代のライバルな黒木場や葉山の存在は良かったし、スタジエールの話も興味深かった。少年マンガなワクワクと、料理バトルとしてもまだ地に足がついていた。


 ただ、十傑が本格的に出てきてからは明らかに雑!な展開が目につくようになってきた。良いキャラを雑に大量に処理したり、早送り的な展開も…。なによりキャラを掘り下げるのに「悲しき過去…」システム連発なのが、キャラが増えれば増えるほど明らかに…。


 まぁそれでも、いちおここまでで区切りがついてるし、最終回にはありがちとはいえ「その後…」なみんなの姿が描かれるとなんだかんだいってここまで追いかけてきた感慨が湧いて…と思ったら、なんでここで終わらんかったんや?。


 いくら商売とはいえ自己目的化してしまった長期連載は、肝心な作品のクオリティーに傷をつけるし、なにより作家生命も削ることになる。ジャンプは徐々にそこから抜け出そうとしてると思いますが、「あそこで終わっときゃあ良かったのに…」な悲劇はもうあんまり見たくない…。


 ちなみにこの評価は、ここまでのシリーズ全体の評価です。この後は「私は遠慮させて頂きます」。割りと好きなシリーズだからこその拒否権発動です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

のか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

原作は超えられないのか・・・(ため息)

原作既読(最終巻まで購入済み)  全12話

あらすじは・・・もういりませんよね^^
料理バトルアニメの一言で済みます


では感想を
原作既読組なので感想としては(あ~、うん。はい)ってぐらいですかね。
5期もやるみたいなので視聴するとは思いますけど^^

原作の流れがちょっと改変され、原作にはないカットも多かったのでまあまあ満足って感じです。
違和感はなかったので気にすることはありません。

う~ん、特に感想がないwww
って言うのも原作→アニメだと(おぉ~)とならなかったんですよね。

この前に(この音とまれ)を視聴していますので(苦笑)
あっちの音が凄すぎて、こっちの想像範囲内が物足りない感じです
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ


作画は綺麗な方だと思います。
たま~に、本当にごくたま~に手抜き(らしき)があったかな^^

声優さんはまあ、うん。
ここまで来ると普通としか言えません。

音楽はOPとEDも普通
好みじゃなかったです^^

キャラは・・・多すぎ(笑)
アニメ組の皆さんは名前を覚えられるのでしょうか?


先にも言いましたが原作既読組です
正直、ここで終わっておいた方が良いんじゃないって思います。

アニメとしてはここまでで十分楽しめる作品だと思いますけどね。
次の・・・まあ気になる人はコミックスを読んでちょ

まだ1期すら見ていない人はぜひ視聴してください。
気になるなら4期まではあっという間に視聴できると思います。

これから4期を見る方は過度の期待をしないようにお願いします。
回想→食戟→回想→食戟のループです

原作既読組だと・・・正直飽きますwww
(もういいよ!)とツッコミを入れたくなるかもね
(〃^∇^)o_彡☆あははははっ



では最後に一言
絶望した~!原作の範囲内から飛び出せなかったアニメに絶望した~!
3期までは動く創真君や、えりな様、恵ちゃんに萌えていましたが、4期になると流石に飽きますよ~!
アニメならでは何かが欲しかったです~!
せっかくアニメになって動くし音もあるのですから、原作を越えてほしかったです~
絶望した~!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

68.0 24 料理で漫画原作なアニメランキング24位
放課後さいころ倶楽部(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (285)
918人が棚に入れました
とびっきりの「楽しい」を、キミと!いつもひとりでいること—。人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく—。

声優・キャラクター
宮下早紀、高野麻里佳、富田美憂、M・A・O、黒田崇矢
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

軸足が定まらない感じ

京都を舞台に女の子たちがボードゲームを通して友情を深めていく感じ…なのかな?
取り敢えず1話に関してはかなり微妙、というか有り体に言えば面白くなかった

まず京都弁いる?というのが一点
{netabare}京都が舞台だし京都弁もそりゃあっていいと思うけど、モノローグまで含めて無理に京都弁を話させる意味がない
つーか京都を舞台にしたアニメなのに京都弁を話すのが一人だけなので、むしろ京都弁であることが違和感になってしまっている
これが東京を舞台にして京都出身の転校生が主役になるなら分かるけど、京都が舞台だから逆に据わりの悪さばかり目立つ
{/netabare}

キャラの行動原理もストーリーありきでグチャグチャ
{netabare}内向的でクラスの親睦会すら嫌がる主人公というキャラ付け自体は気にならないけどその設定がマイナスにしか活きてこない
クラスメイト相手にまともに話せないまではともかく、ゲームで負けそうになって身動きが取れなくなるってどうなの?と
その割にほぼ初対面の相手に連れ回されて流れで仲良くなるのはゲーム仲間を作るための無理な展開に見える

そしてこの内向的な主人公を引っ張っていく牽引役のツインテも何から何までおかしい
グイグイ迫ってきて道案内を求める…までは分かるけど、「道案内してよ!→迷子ごっこをしよう!」って意味不明すぎる
結果として案内を求めた主人公を逆に引っ張って歩き回ることになるので言動のおかしさばかり目立つ
というか牽引役としてキャラ付けがされているはずなのに本筋のゲームに関しては素人そのものなので、正直存在意義は皆無と言っていい
前半はストーリーを進行させる役割だったのに、後半はストーリーを乱す場面ばかり出てきて単純な役割としても中途半端
もっと純粋にゲームを楽しむ役割とかでも良かったんじゃないの?

ゲーム屋でバイトする委員長と店長に関しては見るべき点もないので割愛
良くも悪くも普通のゲーム進行役って感じ
強いて言えばコワモテの店長ってキャラ付けが「マジで相手をビビらせる店長」となるのはゲーム進行を乱すだけで不要な設定だってくらい
{/netabare}

Aパートの展開が一つも必要じゃない
{netabare}実際のところは主人公と牽引役のツインテの出会いから仲良くなるまでを描いてるから必要なはずなんだけど、本筋を思うと尺の無駄
そもそも、上でも書いたけど道案内を(強引に)頼まれたそばから唐突に迷子ごっこなんて始められて「すごい!楽しい!」となるかって話
特に主人公は内向的で人と同じ楽しみ方が出来ないだなんだと言ってるわけで、そんな人間が一日振り回されただけで変わるかと言うと…

時間を割いてまで描いた二人の交流に説得力がない上に、本筋となる後半のゲーム描写が薄味になっているのでとにかくマイナス
これなら「学校から出た直後に案内を求められる→案内途中に偶々委員長を見かけてゲームの世界へ」くらいアッサリで十分だった
というか導入をどんなに短くしようと違和感は拭えないし、いっそ出会いのシーンはカットでゲームから初めて良かったんじゃない?とすら
{/netabare}

肝心のボードゲームの描写が全然面白くない
{netabare}ゲームのルール自体はちゃんと説明されているので、何をしたいゲームなのかは理解できる
ただ、初めてやるゲームなのに序盤の手探り感も全てカットしていきなり終盤のピンチだけを描写されても、こちらに緊迫感が伝わらない
ルール説明を終えてから少しでも良いので勝ち負けを気にせずプレイする楽しさを描くことは出来なかったのか?

ここまではまあゲームをオマケに皆が楽しむ様子を見せられるなら問題ないんだけど、プレイヤーが全然楽しんでないから雰囲気も悪い
店長が大人気なく一人勝ちしようとするって展開自体は普通に有りがちだから気にならない
ただ、それに対して青髪の主人公が本気で萎縮してプレイを半ば放棄するのは見ていて単純にイライラした
これが罰ゲームがあるような真剣勝負ならまだしも、今回のコレは店長主催のボードゲームお試し会なわけで……
萎縮する理由も無ければ視聴者にそのジメジメした雰囲気を見せる理由なんかもっと無い
観光案内を強要されたシーンでは唐突に仲良くなる癖に、こういうシーンだけ初期設定に沿った内向的な要素を持ってこられても、という感じ
{/netabare}

委員長が介入して主人公を勝利に導くシーンも爽快感がない
{netabare}結局の所序盤中盤がないままいきなり最後だけ見せられても没入できるわけがない
知らないチーム同士の野球の試合を9回から見ているような気分
そして、介入によって得られた勝利を経て主人公はボードゲームの楽しさを知るわけだけど、そこの説得力が全く無い

アニメ的な話で言えば、委員長が介入して勝たせるのはともかく、プレイ中萎縮させる必要はあったか?
ゲームの魅力を感じて少しずつ心を開く様子があるならともかく、プレイ中特に楽しそうにしている様子はない
そんな主人公と負けそうになって文句を言い出すツインテ、勝ちに拘る店長という三人の様子にゲームを楽しんでいる雰囲気は感じられなかった
ボードゲームって皆でテーブルを囲んでワイワイやるパーティゲームの要素が大きいわけで、ゲームの魅力を描くならまずそこだろうと
序盤中盤を丁寧に描いて少しずつ主人公が笑顔になっていって、最後に負けそうになったところを委員長がアドバイス、のほうが収まりが良い

これでは主人公が楽しみを見出だせた理由がただ勝てたから、というだけになってしまう
そんな曖昧な理由で楽しんだところで今後も継続的にプレイしたい!とはならないだろうと
そもそもボードゲームの魅力をテーマにしたアニメなのに楽しさの中核になるポイントを描けない時点で失敗じゃないか?という感じ
{/netabare}

京都を舞台にしたい、女の子同士の友情を描きたい、ボードゲームの楽しさを描きたい、を整理しないで適当に並べただけの展開
そこに繋がりがないから3要素を並べる意味がないし、無理につなげたことでキャラの動きや感情が不自然になっている
京都弁の違和感だったりツインテの声のキンキン感だったりを抜きにしても躓く箇所が多すぎる印象
2話以降はもっとゲームを通した交流を丁寧に描いて欲しい

2話視聴
{netabare}色々酷い

まず開始のモノローグ
絶対あんな陰気な始まりにする必要なかった
周りを見て「楽しいと思えない」とか語りだすと楽しそうに見えない
もちろん直後にノーパンが声をかけてくる所で転機が訪れたってのを表現するためなんだけど、
それなら最初から主人公を笑顔にすれば良いんじゃないの?
理由もなく周りを下に見たようなモノローグで初めて、結局その直後には同じ穴のムジナじゃねーか!…ってジョークにもならないんだが

で、今回初登場の男キャラ
まあ一言でいうと「要らない」
少なくとも、2話で出すキャラクターではない
メインの3人は前日に一回ボドゲを遊んだばかりで、まだまだ人間関係が固まりきってない状態
まずはこの3人(と店長のおっさん)だけでボドゲを進めていって、気兼ねない関係性が出来上がってから入れればいいだろうに
ボドゲ経験ほぼゼロ、友人関係はこれから、という段階で新たな人間を入れても3人の繋がりが薄い以上会話が広がることもない

肝心のゲーム描写
ここがやっぱり酷かった
「ごきぶりポーカー」というゲーム自体は心理戦が主体で面白い要素もある…はず
ただ、肝心の心理戦を行うのがノーパンvs男の間ばかりで、他二人はチュートリアル解説のキャラに終わっている
心理戦だし、女の子3人がトークをしながら害虫当てをするだけで性格の掘り下げもゲームの和やかな雰囲気を見せることも出来たはずなのに…

心理描写に関わる部分は
男→ノーパン「ノーパンは嘘がつけなそう」
青→男「ノーパンに惚れて接待プレイしてそう」
これだけ
委員長はマジでチュートリアルを語るだけのゲーム進行役でしかない

じゃあゲームの描写はどうかっていうと、委員長のゲーム解説と嘘の混ぜ方の注意を終えたあとはひたすら学校の背景を映すだけ
手札やテーブルの推移も見せること無く、階段だの廊下だのを映す画面に「これはゴキブリです」などの台詞だけが挿入されていく
1話でも書いたけど、ゲームの推移を見せないまま終盤だけ描かれても面白くもなんとも無いんだって……

オマケに最後の勝負は「ノーパンが負けないように接待する」っていうゲームの本筋から外れた部分の駆け引きがメインになってしまっている
もうね、ゲームを見せる気がないならゲームしなくていいよっていう
しかも今までのゲームがずっと顔も手元も見えないままだから、視聴者はノーパンが嘘を付いているか否かを想像することすら出来ない

ただまあここまでならまだ許せた
マラケシュと違って分かりやすいルールだし、接待プレイに徹しつつも自分も負けたくないっていう計算があるため多少のゲーム要素も見えたから

問題は結末の部分
ノーパンは勝負に負けて害虫カードが揃って敗北してしまう
ここで、負けたノーパンがマジで泣いて男キャラに詰め寄ってくるのは本当にキツかった
1話の繰り返しになるけど、ここでプレイしてるのはパーティーゲームなわけ
しかも1話同様初見ルールを覚えるための練習も兼ねたお試しプレイ
負けて悔しいのはともかく、それを理由に泣いて詰め寄る様子を見せられても説得力がないし、何よりゲームの印象が悪くなる

で、そうやって泣いたキャラがシーンが変わった瞬間「楽しかった!もう一回やろう!」と言い出すのはちょっと気味が悪い
そりゃアニメの序盤で友情ブレイクなんか出来るわけないのは分かるけど、そうならそうでもっと穏やかにゲームをしろよと

多分作者がゲームを舞台に話を作ることが出来なくて、適当にキャラを泣かせて無理にドラマを作ろうとしてるんだろうな、と
ならゲームをテーマにした話をそもそも作らなければ良かったんじゃないの?という感想しか浮かばないわけだけど

その後の勘違いネタが云々のラブコメもどきはどうでもいい
話の本筋ではないし、その辺が意味を持ち出すのはもっとあとだろうから
ただ、
「ゲームで泣いて空気を壊した挙げ句、男キャラの好きな相手を勝手な解釈で推測し、根拠のない推測をさも真実のように他人に言いふらす」
こんなキャラのどこに好感を持てる要素があるの?というのを作者はもう少し考えて欲しい

暴走キャラが扱いやすいのは分かるけど、ノーパンは1話から通して人の話を聞かず面倒に巻き込んで癇癪を起こしてばかりの最低な正確になってる
主人公もそうだけど、作者の都合で雑なキャラ付けをした挙げ句フォローが出来ないのは下の下だと思う
次回あたりもっとちゃんとしたキャラ設定に変更していて欲しい{/netabare}

4話視聴
{netabare}3話も大概アレだったけど、半ば諦めてたから感想は書かないようにしてた
4話はちょっと我慢もできないくらいキツかったから書いとく
もしかしたら5話途中辺りで見るの辞めるかもだし

生徒会副会長がピンク髪でピアスしてるってなんなの?キャラデザもうちょっと無かったの?
そして文化祭の会議だけど、そもそもなんで内容を大幅に変えようとしてるの?
というか生徒会長は入院していても会話が普通にできる状態なんだし、大枠の方針を聞くくらいしてないの?
文化祭の企画が例年通りになりそうってだけでなんで大ピンチみたいな空気感出してるの?
というか回想での生徒会長の描写、会議をほったらかしてお喋りって流石に不真面目すぎじゃないの?
そしてそんな会長に対して注意して、「校則を守れ」と副会長が言うわけだけど、自分の髪とピアスは何なの?
資料作成を指示する相手が適切じゃなかった、と会長がフォローを入れてるけどそもそもそれらの指示って会長の仕事じゃないの?
一年生で周りの人間を把握しきれてない副会長に仕事を丸投げして、自分は最後に横槍入れて仕事した気になるってむしろ会長は無能じゃないの?

もうね、アホかと
シーンが切り替わる度に違和感が増えていくって何を考えてるのかと
つーかここに挙げた違和感なんてどうでも良くなるくらい以降の展開がおかしいのって本格的にアホかと

いくらバイト申請の管理を生徒会が行ってるからって個人情報を漁るのが当然みたいな描写はどうなの?
そうしてやってきたバイト先に対して「金稼ぎは大学入ってからでいいじゃん」って、バイトしたこと無いのにその発言はどうなの?
そしてバイトしている理由として将来の目標を語った相手に対して、思い切り夢を馬鹿にする発言を繰り返すってどうなの?
拒否をされたから居座って出ていかない、と言うのはただの営業妨害じゃないの?
そもそも自分一人の我儘で文化祭を変えようとしてるのに、事情も言わず無理矢理協力を求めてる点はどうなってるの?

本当に、ただ単純にイライラした
「皆を笑顔にしたい!」とか言ってるその口で、夢を語って実際にそれに向けて努力をしている人間を馬鹿にするって普通有り得ないシナリオ
そしてこれに対する反論を委員長本人はほとんどしない上に、主人公の青髪は引っ込み思案を見せてろくな反論もできない
ボドゲアニメとかそういう諸々を抜きにしても、こんな展開をわざわざ行う意味がわからない
これが仮に委員長が主人公で、副会長がメインのライバルキャラっていう対立構造で1クール進行するならまだ分かる
ただ、副会長はこの回だけ(後半ででるかもだけど)のゲストキャラで、委員長はメインではあっても主人公キャラではない
何をどうしたら序盤のキャラ紹介レベルの回で脇役のギスギスをメインにすることになるんだろう

Bパートからはゲーム勝負
「勝ったらバイトを続ける、負けたらいいなりになる」ってどこの闇のゲームだよ…
再三になるけど、こっちは「ゲーム内の盛り上がり」を見たいわけで、「ゲームの外のいざこざ」ばっかり見せられても楽しいわけがない
そしてルールを聞いてなお馬鹿にした態度を崩さない副会長

最初に軽く3回分カードを並べるシーンを見せられた
ここで数字の小さなカードの利用法を示したり、不用意なカードの出し方が失敗を招くことを見せてくれたのはプラス
ただ、それ以降は恒例のダイジェスト…

結局中盤終盤の展開は数個の台詞だけで示されての結果発表
「放課後さいころ倶楽部」ってタイトルだし勝つのはそりゃ当然、しかも途中の展開が無いから駆け引きの盛り上がりもないただの予定調和
そして当然ながら副会長がビリ…なのは良いけど、負けた副会長が持っているカードを投げ捨てるのは悪印象にも限度がある

というか序盤からカードの出し方に失敗して、その後も一切挽回できずボロ負けしただけ
にも関わらず「このゲームが面白いのも分かった!」と半ギレ口調で言ってしまう副会長
最初からゲームを馬鹿にして空気を悪くして、いざゲームが始まると序盤から一切挽回できずボロ負け

こんな展開を受けて「面白かった!」なんて言われて誰が信じるの?
負けた腹いせに適当言って逃げてるようにしか見えないんだけど
負けた側に「面白い」と言わせたいなら、ある程度拮抗した勝負のなかでゲームの楽しさを感じさせないと駄目だろうと
今回で言えば駆け引きで相手にカードを押し付けるなり、ブラフで出したカードを騙して安全に置くなりやりようはあったはず
そういう「楽しんでいる副会長」という最低限の要素も描かずに、何をどうすればこのゲームの楽しさを描けると思ったの?
正直ここまでの話数ででてきたゲームはすべて印象が悪くなっているとしか思えない

4話は今までのモヤモヤと違って、ハッキリと酷い内容だった
一応メイン3人の人間関係は一通り描き終わったし、こっからはちゃんと和やかなゲーム風景を描くようにして欲しい
ゲームの外で問題を起こして、その問題とギスギスをゲームの内側に持ち込んで地獄みたいな雰囲気でゲームをする展開はもうウンザリ
もしも5話すらゲーム外でシリアスを描くようならいよいよ視聴を辞める予定{/netabare}

結局6話で断念
{netabare}5話は割と面白かったけど、やっぱりメイン3人の「外側」で起こったトラブルがゲームのきっかけになってたので微妙だった
そして6話冒頭で店長とその知人がやっぱり喧嘩腰になってて、ちょっと見てられなくてそこで断念

この回からボドゲ制作っていう新たな軸がでてくるのは粗筋で知ってたんだけど、そこまで見てられなかった
メインキャラの交流が薄味なのにトラブルだけはやけに豊富、そしてゲーム描写も薄味…
ちょっとこのパターンが多すぎかな、と

話をワンパターンにしないためにサブキャラのトラブルを持ち込んでいるんだろうけど、それが足を引っ張っている
トラブル発生→ゲームダイジェスト→なんかいい話風エンドとむしろワンパターン化を起こす主要因
しかもトラブル描写でAパートを使うせいでメインキャラの掘り下げが不十分
オマケにゲーム描写がBパートだけに追いやられ、一話完結形式のためダイジェスト化が免れない

この辺が解消されないまま、なおも店長が発端でトラブルを起こそうとしているのはあまりにも芸がない
シナリオに工夫がないまま紹介されるゲームのクオリティが下がることだけは確実なため、自作ゲーム云々は見ようと思えない
結局、半分近くを見てもテーマどころか「何をウリにしたいのか」すら伝わらないアニメだった{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ボードゲーム楽しい

ボードゲームを題材にした作品。ボードゲームを通して登場人物たちが仲良くなっていく。
作中でも述べられている通り、日本では電子機器でやるゲームのほうが圧倒的に人気でアナログなボードゲームの人気はない。アナログなやつってコミュニケーションツールとして優秀だからもっと流行してほしいと願っている。平成の最後くらいからちらほらボードゲームカフェが増えているということは少しずつ火がついているということなんだろうけど。この作品がアニメ化したのもそこを受けてかな。

アナログなボードゲームの代表格と言えば麻雀かなという感じあるけど、近年では雀荘も減少しているし、する人自体も減っている。それに僕はルールを覚えるキャパシティーがないので、主にカタンしてる。
カタンは結構、運要素があってビギナーズラック狙いやすいし、ルールも割とシンプルで1ゲームにそこまで時間がかからないから参加しやすい。この作品でも触れてほしかった。有名すぎて触れないんだろうけど。
翠が最後作っていたボードゲームはなんかキングドミノに近いものがある。シンプルで毎回異なる自分だけの作品を作りあげられるところも魅力。

1ゲームするのに5時間かかるようなヘビーなものから10分以内で終わるライトなものまであるし、運要素、チキンレース、完全に実力だけで決まるものまで幅広いボードゲームは楽しい。ただ、ネットでやるのはつまらない。人と対面して表情とか会話があるから盛り上がるし、楽しい。一人ではできないけど、そこが魅力なんです。実際、ボードゲームをやれば割とすぐ仲良くなれる気がする。誘うハードルは高いかもしれんけど。

人とあまり関わりたくない美姫でも人と打ち解けていってわけだし、ボードゲームの効力が発揮されている。友達が増えて、悩みがあって励まされて努力してというあたりを単純に楽しめた作品だった。綾は女の子の感鋭い発言からの猛烈な勘違い。恥ずかし楽しい。
なんだかんだ周囲の人間は優しくて見ていてほっとする。マキにもギャップ萌え。

文化祭の催しの良いアイデアにラップバトルが挙げられていたのは見逃せなかった。ラップバトルは人が死ぬ恐ろしいものだから禁止じゃあ!!


OP
Present Moment 富田美憂
ED
On the Board 武笠美姫(宮下早紀)、高屋敷綾(高野麻里佳)、大野翠(富田美憂)


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
いつもひとりでいること--。人付き合いが苦手で引っ込み思案な武笠美姫にとっては、それが当たり前の日常。そんな美姫が、天真爛漫なクラスメイトの高屋敷綾、クラス委員長の大野翠、ドイツからの転校生エミーリアと出会い、ボードゲームを通して友情を深め、少しずつ前に進んでいく。当たり前だった日常が、特別な毎日に変わっていく-。

1. 知らない世界
いつも引っ込み思案で人付き合いが苦手な武笠美姫は、ある日、天真爛漫なクラスメイト、高屋敷綾に声をかけられ、一緒に知らない場所をさまようことに。そんな奔放な綾に戸惑う美姫だったが、初めて人と一緒にいる温かさを感じる。帰り道、街でクラス委員長の大野翠を見かけ、あとを追ってみると、「さいころ倶楽部」と書かれたいかがわしい店にたどり着く。美姫と綾が恐る恐るドアを開けてみると、そこには見たこともない数々の美しいボードゲームが彼女たち待っていた…。

第2話
人付き合いが苦手な武笠美姫は、ボードゲームを通じて高屋敷綾、大野翠と親しくなることができた。ある日の放課後、3人でボードゲームをしようとしていたところに、翠の幼馴染みで、綾の隣の席の田上翔太が教室の入口に…。「忘れ物を取りに来た」と説明する翔太だが、綾に誘われ、ゲームに参加することに…。張り切ってゲームに参加した翔太だったが、なぜかそわそわと落ち着きがない…。それに気がついた美姫の胸に、ある想いが湧く。「もしかしたら、田上くんて…。」

第3話
ある日の休日、美姫は綾の家で遊ぶことになった。美姫が待ち合わせ場所に向かう途中、神社の境内を歩いていると、猫が軒下に隠れてしまって困っている綾の姉、花と出会う。綾の家に着くと、綾、翠、花と、花の友達の牧京子とボードゲームをすることに。見た目が不良風の京子に戸惑う美姫だったが、彼女は美姫と以前どこかで会ったような気がしていた…。ボードゲームを進める中、美姫は京子との出会いを思い出していく…。

第4話
楽しい時間を一緒に過ごせる仲間ができた美姫にとって、一学期はあっという間に過ぎ、文化祭の季節が近づいてきていた。そのころ、生徒会副会長の渋沢蓮は、文化祭の催しの良いアイデアが浮かばず悶々としていた。蓮は中学のときの後輩だった翠に協力をお願いするのだが、「他にやりたいことがあるから」と断られてしまう。諦め切れない蓮は翠のバイト先のボードゲーム店『さいころ倶楽部』に乗り込み、ボードゲームで決着をつけようと持ちかける…。果たして翠の『やりたいこと』とは…?

第5話
夏休みに金沢の海へ旅行に行くことになった、美姫、綾、翠の3人。美姫の叔母が女将の旅館で、美味しい食事や温泉を満喫する。温泉を出ると能登地方に古くから伝わり、今も遊ばれているゲーム、“ごいた”を見つけて、早速みんなでプレイすることに。叔母は、美姫が幼い頃にもこのゲームをやったことがあると言うが、美姫にその記憶はなかった。翌日、水着に着替えて海に行こうとした美姫たちだったが……。

第6話
翠がバイト先の『さいころ倶楽部』で自作のゲームを店長にテストプレイしてもらっていると、そこへ店長の友人で、有名なゲームデザイナーのジョージ・ペレスフォードが現れる。「俺にもプレイさせろ」と言うジョージだったが、翠は「未完成だから」と断った。すると、ジョージはそんな翠に「残念ながらそのゲームは完成することはない」と断言する。

第7話
喫茶店に一人でいた美姫は、突如現れたマキに半ば強引にツーリングに誘われる。風光明媚な山中で無邪気に川遊びを楽しんだあと、美姫のカバンに入っていた、“もんじろう”で遊ぶことに。ゲームの中で〝お互いに相手の悪口〟を言い合って遊ぶ2人。辛辣なマキの悪口にショックを受けながらも負けじとやり返し、次第に心が解放された美姫は「おおきに」とマキに感謝の言葉を伝える。その言葉の意味をマキもわかっていて……。

第8話
文化祭のボードゲームカフェの参考にするために、学校の近くに新しくできたボードゲームカフェを訊ねた美姫、綾、翠の3人は、そこでドイツから来た転校生、エミーリアと出会う。ゲームを通じてすぐに仲良くなる4人。そして文化祭当日、4人がメイド姿で接客するボードゲームカフェは大繁盛するが、それを快く思わない生徒会副会長の渋沢蓮は……。

第9話
美姫、綾、翠と『さいころ倶楽部』でゲームをしていたエミーは、共にゲームデザイナーになろうと約束した友人をドイツに残してきてしまったことを思い出し、思わず涙する。そんなエミーを見て自分と同じ夢を持っていると知った翠は、急に態度が変わってしまう。だが翠と仲良くなりたいエミーは、みんなで“だるまさんがころんだ”がやりたいと言いだすのだが……。

第10話
カメラマンをしている綾の父親、建司が二年ぶりに帰国した。綾はさぞかし喜んでいると思いきや、建司は仕事仕事でほとんど家に居らず寂しい綾。そこで美姫たちはエミーの家で行うクリスマスパーティーに招待しようと提案する。だが建司はその約束をすっかり忘れて撮影の仕事を入れてしまっていた。綾は、これまでの不満が爆発し、怒って家を飛び出してしまう。

第11話
NYの有名ゲームデザイナー、ジョージ・ベレスフォードが開催するゲームコンペに参加することになった翠は、オリジナルゲームのワンルームを完成させることに必死になるあまり、自分を見失いかける。そこでもう一度原点に戻ろうと思い出の場所を訪れる翠。そして遂に完成したゲームを美姫、綾、エミーと4人でテストプレイすることに。果たしてその出来は……。

第12話
終業式の日。美姫は、綾、翠、エミーと出会えたことでとても楽しい一年間だったと振り返る。だが二年生になればクラスが変わってしまう。それが寂しくてずっとこのままでいたいと思う美姫だったが、翠も綾もエミーも将来の夢に向かって歩み始めていた。立ち止まっているのは自分だけと感じた美姫は一人取り残されたような疎外感に見舞われてしまうのだが……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

コミュニケーション、イマジネーション、タクティクス、ラック

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
ボードゲームを遊ぶ女子高生の日常アニメ。ゲームを通じた、夢や友情が描かれる。

基本的には、ゲームのルールを紹介して、遊んで、各キャラの成長や交流を描く。

わりと変わったテーマに取り組んでいるアニメだから、たくさんのアニメを観てきて、新鮮さを求める方にオススメですかなね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
将棋、囲碁、オセロ、麻雀。

日本人に馴染み深く、代表的なボードゲーム。

その醍醐味は、戦略性と駆け引き。ルールがシンプルで奥深いものだからこそ、広く長く、愛され続けているんだろう。

そして、上記のいずれもが、日本において衰退(競技人口の減少)している(と思います)。

なぜボードゲームが衰退しているかと言うと、多分、「人と面と向かってプレイするのが面倒」だから(なんじゃないのかな?)。

ボードゲームは、演出などの面においては絶対にテレビゲームには勝てないと思う。

どんなボードゲームも、テレビゲーム化できないものはないだろうし、許可さえ出れば、「100以上のボードゲームを詰め込んだテレビゲーム」も簡単に作れる。ネットに繋げばいくらでも相手を探せる。

でも、それでもボードゲームに勝てないのは、「生でのコミュニケーション」だ。

勘違いしている人もいるかもしれないけど、ボードゲームは、「ゲームを楽しんでいる」以上に、「コミュニケーションを楽しんでいる」。少なくとも、私はそうだ。

私は、麻雀が好きだ。世界で一番面白いゲームだと思っている。でも、そこまで上手いわけではない。大体、頻繁にやったのは学生時代くらいだし。

私は麻雀自体も好きだが、麻雀中のダベりの方が好きだった。一人で雀荘に行くような強者ではなく、仲間とだけ卓を囲む、軟弱者。部活終わり、スーパーに寄って食材や酒を買いながら、同期の家に集まる。私は料理が得意なので、買ってきた食材で晩飯やツマミを作る(その代わり、食材代金は免除w)。その間、同期はマリカーやウイイレ、スマブラなんかをやりながら時間を潰す。ある程度のツマミが揃ったら、麻雀&飲み会開始。大体点5、時折点1すらある軟弱麻雀。

それでも、たまらなく楽しかった。

基本的には、悪口の応酬(笑) 酔っぱらってくると、うち間違いも多発するけど、それもまた良し。朝までうって、近くの立ち食い蕎麦屋に行って、〆のソバを食って解散したっけ。たまに、罰ゲームがレートの時もあったな。ドンキで買ったスカートで大学行ったバカもいた(笑)

そういう「全部を含めて」が、私にとっての麻雀である(ガチの方は、もっとストイックな楽しみ方をしているんでしょうが)。

そして、本作も、「ボードゲームの良さ」以上に、「ボードゲームをしている時間、空間の良さ」を押し出していると思う。

本作の特徴は、ルール説明やゲームの内容を最低限に抑えているところ。同じくゲームを題材にした「遊☆戯☆王」(のように、バトルを魅せる作品)なんかとは、真逆のスタイル。

それで作った時間(放送尺)で、彼女らの交流や、心の成長を描いていく。

ボードゲームに必要なのは、レビュタイにした4つな気がするけど、それらを非常にバランスよく配置したアニメ化。原作も良いんだろうけど、これはアニメ化に際しての切り取り方も良かったんだと思う。

きっと、日本人が(ドイツ人などに比べ)ボードゲームにハマりきれないのって、コミュニケーションとイマジネーョンが苦手だからだよな。

ゲームの世界にセルフで入り込むのが苦手だから、昨今のテレビゲームはあんなにも美しい映像をしているのかもしれない(と、少年時代にドット絵のゲームにハマった世代として、思うわけですよ)。

さて、最後にちょっとだけ、アニメそのものの感想を(笑)

メインキャラの四人は、それぞれにキャラが立っていて良かったです。個人的には、ミドリの不器用な感じは好みでした。キャラデザ的にはミキが可愛いけど。ただ、主要キャラが(アヤ以外はw)皆、わりと精神年齢高めというか、落ち着きがあり、常識的で、萌えという要素は少な目だったんじゃないかな~と。

なんか、同じ事を「けいおん」のメンバーで観てみたいなと思った、外伝として(多分、めっちゃヒットする)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
OP的には、低予算くさいが、まあ、あんまり気にしないし。まず、コンビニかどっかでパンツ買えと(笑) 「今日は迷子になろう」って、なかなか素敵なワード。遊ぶことが下手ってのは、分かるな~。

基本的には、ボードゲームを紹介する日常系アニメなんだろうけど、だからこそ、ここでキャラクターを立たせるのは上手いな。

2話目 ☆3
これ、パスするメリットが少ない気がする。高屋敷とのラブコメは意外だな。

3話目 ☆3
あれは、帰る帰らないの駆け引き、つまり、トーク力も大事だな。ボードゲームアニメで、ギャグにしないでストーリー、成長をいれるのは意外。

4話目 ☆3
ドイツでのゲーム文化、へ~だな。「賭ケグルイ」や「アカギ」とかも、どこかで発想のヒントにしてるのかな?

5話目 ☆3
京都から金沢て、女子高生なのに渋い選択だな(笑) そして、一瞬の金沢(笑) 主要キャラを3人した効果を上手く使ってるね。水着はチラ見せで、ボードゲームか。なるほどね、ばっこ、は鷲巣麻雀に近いな。

6話目 ☆4
日本だと、デジタルゲームが強い、が、ボードゲームの良さがあるということには、同感。確かに、たくさんの人に遊んでもらって、ブラッシュアップしていった方が手っ取り早いやな。「めちゃくちゃ怒ったくせに」て(笑)

家具ゲーム。相手を邪魔するか、自分の部屋を作るかだな。ただの点数稼ぎになって、部屋のコーディネートが出来ないのが難点かな。あと、相手を邪魔できないのがな。

未完成のゲーム、作者が自分で考えたの? だとしたら、えらいな。

7話目 ☆2
あのサイコロのヤツは、なにが面白いのか、? 脱出のやつは、もうちょい尺とって細かにやらんと、魅力が伝わらない。

8話目 ☆3
ゲームを紹介するバランスが良いね。吉岡君の小手、何気にディティールが細かい(笑) ボードゲームカフェ、、、一緒に遊ぶ女の子が可愛かったら流行りそう、、、って、すでにあるかな?

9話目 ☆3
今回はボードゲーム少なめ。ダルマさんが転んだを、ちゃんと分析(笑) 非常に正論。タッチされたら1pマイナスとか、助けるか助けないかの選択が出来たら、さらに面白くなるよな。

10話目 ☆4
上手くゲームとドラマを組み合わせたな。こういうのが、作風だよね。

11話目 ☆4
ミドリのゲーム作り。クリエイターと言われる所以。やりらなければならないことと、やりたいこと 。あとはバランスの問題だな。明らかに「この揃え方が良い」というパターンがあれば、ダメなわけだし。

12話目 ☆3
ここでタイトル回収。最後まで、ゲームより人物メインやったな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

70.2 25 料理で漫画原作なアニメランキング25位
群れなせ!シートン学園(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (242)
851人が棚に入れました
ここは様々な動物が共に生活する、動物たちの学園。その名も「私立シートン学園」生徒たちが弱肉強食の精神を育むための神聖なる檻。各々の生存を懸け、絶えず異なる種族間での争いが日々巻き起こる。動物嫌いの"人間"間様 人(マザマ ジン)と独りぼっちの"オオカミ少女"大狼ランカ(オオカミ ランカ)1人と1匹の運命的な出会いによって、ハチャメチャ学園ライフが始まる―!姿形は違っても、ペロペロすれば群れなせる!「ペロペロしたら仲間!私の群れへようこそ!!」

声優・キャラクター
木野日菜、石谷春貴、宮本侑芽、久野美咲、小原好美、徳井青空、青山吉能、杉田智和、玄田哲章、津田健次郎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

動物との濃厚接触はいろいろマズかった

原作未読


翻訳家内山賢次によって『シートン動物記』が日本に紹介されたのは昭和の初期。
その後原作/内山賢次名義でコミカライズされたのですが作画担当誰だと思います?
白土三平ですって。もう歴史の出来事かなんかみたいです。
その“シートン”案件と並び評される内山の代表作が『種の起源』なんだそうで。今期“ダーウィン”と“シートン”のアニメを同時投入し両方とも私が視聴に至るというのも必然だったのかもしれません(適当)。


本題。
ヒトとケモノ達が共存している世界らしく、男女共学のみならず異種族共学という建て付けの“シートン学園”を舞台にした物語。
幼少期のトラウマでケモノをケダモノと呼び忌み嫌うヒト科の♂、間様 人(まざま じん)が主人公の学園コメディ。並び替えると“人間様(ニンゲンサマ)”になります。そんなに嫌いならなんでこんな学校入ったんだ?と言うのは野暮ってやつですね。この清々しいまでの「深く考えたら負け」感は作品の至るところで徹底されてます。
見た目も独特。♂は獣人で動物顔。♀はケモミミ可愛娘ちゃん人間顔で切り分けがなされてます。Cygamesだし『ウマ娘』とごっちゃになりますな。
日々の学園生活の端々で動物の習性を活かしたトピックが挿入され、当然ながら人間の感覚とはギャップがあるんでそのズレを楽しむ作品です。とりあえずケモミミにしましただけな作品ではないので視聴にあたっては区別しといてください。


で、これが難しい。内容を理解することがじゃないですよ。
人間の体と顔を有した娘が唾液まみれのチューしたり、脱いだり、尻尾握られてキャンと鳴いたり、その他もろもろ。動物の習性なので仕方ないと言い訳しつつ家族には絶対見られたくないです。「パパなに見てるの?」と。

そんなわけで普段ならそっ閉じしますが、これが意外とイケてしまう。理由はこんなところ、


1.くだらない(褒め言葉)

やさぐれ熊の笑い方が
「ベアーハハハハハ!」
「グママママママ…残念だったな。ベァーォ!」
なんだろう、このセンス。そしてこんな熊役をツダケンさんが全力投球。


2.ナレーション玄田哲章

是非もなし


3.習性を活かしたセリフ

「君たちも絶滅したいかね」
絶滅経験者“ティラノサウルス”がこのセリフを言う説得力。



家庭内の信用失墜は嫌だけど、家族が寝た後こっそり観てもいいかなという位置付けです。


しかしながらですよ。せっかくの上記3つの利点が回を重ねるごとに消えていきます。台本なのか?それも含めた脚本なのか?セリフや行間が面白くなくなっていく。
これまた理由はこんなとこかしら?

・説明的になった
→唐突に見える行動が増え、哲章さんナレで動物雑学を挿入。手抜き台本みたい。

・萌えに走った
→入浴。その他脱衣。みたいはエロ方向へと展開。
→料理部にどんどこ女子が集まってったよね。


増えていく一方のキャラクターたちを処理しきれなかっただけなのかなと同情しつつ、コメディの台本が雑になっていったのはいただけなかったです。
ただしまあこれが難しいのかもしれませんね。私がマイナスと感じた点は観点を変えればプラスになりますもの。

・動物雑学希望→◎
・愛でる→人それぞれでしょうが成分は増えてった○


難しい顔して観るものでもなく気楽なのはたしか。動物の習性と人間の感性とのズレをゆるく楽しむ。
自分の感性とは徐々に合わなくなってった残念作品でした。合掌!



※余談

■ツンデレを男でやると?

主人公ジンくんみたいになるのかな。
滅びろ! って言ってるわりに動物に詳しいし、ヒロイン相当ランカにもなんだかんだ優しい。

どっかのサイトで、この男主人公がー!…要するに気に食わないみたいなのを見てなるほどね、と。
塩対応の言動セリフ。そこからのユルみ。一連の動きを追うとただのツンデレなんすけどね。性別が違うと受け取られ方も変わるもんだと興味深かったです。


■時節柄

タイミングもよろしくないですね。
野生も含めて動物との距離が近い。そっから動物保有のウィルス伝染ってさらに変異したものが人に伝染ってパンデ○ックの真っ只中です(2020年3月現在)。人対人フェイズに入って2~3カ月経とうとしてるんで皆さんお忘れかもでしょうけど、動物との濃厚接触が強く疑われている事案です。

それに国家にとことん甘やかされてるパンダ娘登場もやや興ざめ。※内容関係ないので閉じとく。
{netabare}パンダは100%レンタル。レンタル以外での出国を当局は許してません。日本国内で出生した子供の所有権を日本は持てない仕組みになってます。いる頭数の分だけ高額なレンタル料を某国に払い続けてます。その金が莫大であればあるほど商売のタネを手離すことはあり得ません。
そしてパンダの生息地は四川省(現在)。…となってますが露骨にいえばチベット人から奪った土地がほぼ全てを占めております。今から人権問題までには飛びませんけど、パンダ見たさで動物園に有り難がって見物しに行く感性は私にはありません。あくまで私はですけど、せめてパンダ見たらチベットを思い出してほしいですね。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.29 初稿
2020.10.11 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 40
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

んばば んばんば めらっさ めらっさ(いや、それはパプワ君)w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
動物と人間が共存する世界、というより、人間も動物の1種として暮らす設定はなかなかユニークで、動物の性質を生かした擬人化(キャラ作り)とギャグに関しては、様々なアニメの中でもかなりレベルが高い。

私はケモノ娘にはほぼ萌えないのだが、そっち方面もカバーしている、なかなかに優秀な作品だと思う。

てか、OPの出だし、完全にパプワ君やんか(笑)
気軽に観られるギャグアニメとしては、結構オススメできるかな。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的に面白かったキャラとしては、パンダのメイメイかな。「パンダは国家ぐるみで甘やかされている」ってのは、その通りだなと(笑)

あと、ナマケモノのミユビ。よく死ぬよく死ぬ(笑) 途中からはマンネリ化したけど、最初は笑ったw

それから何気に、人間のヒトミ。24時間365日、それも何十年も交尾が可能(発情期)=エロいと、周りの獣たちから思われている設定が上手いと思う。

と、このように、「擬人化」が凄く上手いアニメだと思った。キャラデザ的にもよくまとまっていたし、「メスだけ人間の容姿」というのが潔い。視聴者は誰もオスの擬人化なんて望んでないし(笑)

しかも、あの工夫によって、「動物と暮らしている」というのが視覚的にも分かるし、良いことずくめだったように思う。

それから、間に挟まれる「動物雑学」が結構勉強になる。シンプルに笑えるものも多い(残念な生き物図鑑って感じ)。

最も好きな回は、第2話。コアラのユカリ登場回だったが、オチがウンコになる話としては、これまで観てきた全てのアニメでNo.1に綺麗に決まっていたと思う(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
動物キャラ学園モノ。動物を上手くキャラクターに生かしてるな。シマウマ、ロバなのか(笑) ED、なかなか特殊だな。

2話目 ☆5
やっぱり、OPがパプワくんにしか(笑) コアラ。最近、オーストラリアで大変だよな。母は擬人化で、父はコアラなの? ユーカリの毒をスルーしないのは、好印象(笑) 想い出の料理ネタ、「う○こ」がオチになるネタで、今までで一番綺麗に決まったかもしれん(笑) ミスメス、というパワーワード(笑)

3話目 ☆3
裸ネズミ、へ~。うまいキャラ設定だな。短小タテガミ(笑) キング、、、男前やん(笑) 発情期だったら良いんかい(笑) 服にモザイクかけよなや。ガンバw 順番に食べられる(笑)

4話目 ☆3
姉、キャラいまいち。ハイエナのそのネタ、異種族レビュアーズで見たぞ(笑)

5話目 ☆3
体育祭。ナマケモノ、残念な生き物だよな(笑) あ~、良い最終回だった(笑)

6話目 ☆4
パンダは国家ぐるみで甘やかされている(笑) そして、ドMが開花(笑) なんだらう? 共生、を感じる。ドMパンダとツンデレ猫は、相性良いのかも?

7話目 ☆3
キリン、そうなの?(笑) まあ、疑似交尾する動物は結構多いけど。

8話目 ☆3
う~ん、死ぬキャラ被りはな~。まあ、ミユビと仲良くなるなら良いか。ライオンの交尾の話は知ってた。服を着るという、斬新なサービスシーン(笑)

9話目 ☆3


10話目 ☆3
乳房の話は初めて知った(笑) 新キャラ、なんの動物だろうね? アウストラロピテクスとか?

11話目 ☆3
異種族レビュアーズ(笑) キャベツは、手を抜いても頑張りすぎてもダメだから難しいよな(笑) 文化祭で食い放題は、流行るかもな。ウンコの香りだ、の顏よ(笑) スーパーサイヤライオン(笑)

12話目 ☆3
マンモス、小さいんかい(笑) ネアンタール人だったか。共通の敵を作らなくても、仲間になれる。この作品のテーマ。良いものって、水着かい(笑) お前らは、絶滅すんなよ。2期、昆虫か。蟻とか体重の50倍持てたりするからね~。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

喰うか、喰われるか!

この作品の原作は未読です。
そしてこの作品の視聴は声優さんとCygamesが絡んでいることで決めました。
Cygamesといえば、「神撃のバハムート」や「グランブルーファンタジー」の様な重厚なファンタジー作品が頭に浮かびますが、この作品は2016年にリリースされた「サイコミ」に掲載されている点が繋がりなんだそうです。
ググってみると、「ゾンビランドサガ」もサイコミで連載されている作品の様です。

一方、声優さんの方は、物語の序盤に主要人物が集合する「料理部」が出来るのですが、その料理部に所属するオオカミのヒロイン役に木野日菜さん、人間のヒロイン役に宮本侑芽さんとヒロインは2人構成です。
そして料理部に所属する動物役にくのちゃん、ここちゃんこと小原好美さん、徳井青空さんに芹澤優さんという布陣…
滾る布陣だと思うのは、きっと私だけじゃ無い筈です。


ここは様々な動物が共に生活する、動物たちの学園。
その名も「シートン学園」
生徒たちが弱肉強食の精神を育むための神聖なる檻。

各々の生存を懸け、絶えず異なる種族間での争いが日々巻き起こる。
動物嫌いの"人間" 間様 人(マザマ ジン)と
独りぼっちの"オオカミ少女" 大狼ランカ(オオカミ ランカ)
1人と1匹の運命的な出会いによって、ハチャメチャ学園ライフが始まる…!

姿形は違っても、ペロペロすれば群れになる!
「ペロペロしたら仲間! 私の群れへようこそ!!」


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

Cygamesと聞いて少し身構えていましたが、重厚なファンタジーとは真逆の作品でした。
まぁ、気軽に視聴できる作品なんですが、動物に関するうんちく話がいたるところに散りばめられていて、これが結構面白いんです。

例えば、シマウマ…名前に「ウマ」が付いていますが、ウマよりロバの系統に近いんだそうですが、こういう雑学的情報が結構豊富なのが特徴で、これらの情報を面白おかしく物語の中で取り上げているのが面白く感じる理由なんだと思います。

そして取り上げられる動物が多岐に渡るのも、この作品の魅力…
沢山の動物が出るという事は、それだけ色んなうんちく話を知る事が出来るのと同義なので。

こんな妙な学校はシートン学園しかないと思っていました…
ですが、物語の終盤にそれが希望的観測でしかなかった事実が明らかになります。
そう、こういう妙な学校…実はシートン学園だけじゃなかったんです。
学校という枠を超えた新たな火種がどの様にこの物語りに火を付けていくのか…
結構な見どころだと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、料理部のみんなで歌う「学園壮観Zoo」
エンディングテーマは、大狼ランカ(木野日菜さん)による「オオカミブルース」
通勤時に聞いているのは主にエンディングテーマです。

1クール全12話の物語でした。
ラストは結構良い話で纏めたなぁ…と思っていたのですが、最後にとんでもないイタチっ屁を残していくなんて…
喩えるなら「魔王様、リトライ!」のラストテロップ「続けっ…!」くらいのインパクトがあったのではないでしょうか。

公式HPにも特別な記載は何もありません…
でも、続編があるなら絶対見なきゃですね。
それにキングのあの姿を見て、黙って指を咥えている訳にもいきませんしね。
今後の情報を楽しみに待っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
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