異世界でバトルなおすすめアニメランキング 41

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの異世界でバトルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月04日の時点で一番の異世界でバトルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.4 1 異世界でバトルなアニメランキング1位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2755)
15360人が棚に入れました
広大な地下迷宮、通称「ダンジョン」を中心に栄える迷宮都市オラリオ。

英雄譚にあるような「異性との運命の出会い」にあこがれ、駆け出しの冒険者となった少年ベル・クラネルは、ある日ダンジョンで場違いな強さを持つモンスター「ミノタウロス」に襲われる。

あまりのレベル差になすすべもなく追いつめられたベルは、間一髪のところでトップクラスの冒険者アイズ・ヴァレンシュタインに助けられる。

その瞬間、アイズに一目惚れしてしまったベルは、いつかアイズに釣り合う冒険者になろうと行動を開始する。

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、大西沙織、内田真礼、戸松遥、石上静香、日笠陽子、久保ユリカ、岡本信彦、早見沙織

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

それなりの面白さ

ヘスティアの紐が話題になった作品。
ベルはいつ気付くのだろうか。ヘスティアからの想い。この辺りは非常にもどかしいと思いつつ見ていた。

平凡と見せかけて稀有な才能を見せつける主人公ベルがダンジョン攻略していく物語。しっかり神の寵愛を受けているし、タイトル通り、色々な人と出会っている。出会いを求めて冒険しているわけじゃないだろうが。

これからの主人公の成長と恋模様が気になる作品。
にしても、アイズさん強いなあ。こんな強い女性惚れるけど、リアルじゃ中々相手してもらえないよなあ。そこは主人公補正かな。


OP
Hey World 歌 井口裕香
ED
RIGHT LIGHT RISE 歌 分島花音
挿入歌
REALIZE 〜始まりのとき〜 歌 リリルカ・アーデ(内田真礼)
Hey Worldいいよね。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ! 」「はいっ! 僕は強くなります! 」どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──


1. 冒険者(ベル・クラネル)
迷宮都市オラリオ。その都市の象徴ともいうべき『ダンジョン』にこだまする魔獣の咆哮--新米冒険者・ベル・クラネルは、まさに絶体絶命の危機を迎えていた。少々残念な神・ヘスティアの唯一の眷族となり、はや半月。眼前には、5階層で遭遇するはずのない高レベルモンスター。すくむ足、震える身体……恐怖と絶望に支配されたベルの前に、一人の剣士が舞い降りる……。剣、魔法、魔物、そして神々。オラリオの零細ファミリア所属、ベル・クラネルの冒険譚は、ここから始まった--。

2. 怪物祭(モンスターフィリア)
「僕、強くなりたいです」憧れの『剣姫』アイズ・ヴァレンシュタインのように--純粋なる思いがベルに与えた能力(アビリティ)【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】。それは、懸想(おもい)が続く限り、懸想の丈に従い、少年に著しい成長をもたらすものだった。その能力を、ベルの憧れの対象を知ってしまった神・ヘスティア。彼女は複雑な思いを抱えたまま、神々の宴へと足を運ぶ。たとえ憧れの対象が自分ではなかったとしても、それでもベルの、彼女のたったひとりの眷族の力になりたい、そう決めたから--。

3. 神様の刃(ヘスティア・ナイフ)
「僕はもう、家族を失いたくないです」モンスター・フィリアの喧騒の中、突如、脱走したシルバーバックからの急襲を受けたベルとヘスティア。唯一の家族を護るため、ベルは、たったひとりで格上の魔物と対峙することに--しかし、奮闘むなしく徐々に追い詰められていくベル。一方、不本意な形でベルに逃がされたヘスティアもまた走り続けていた。再びベルに合流するため、彼女にとって唯一の眷族--家族を護るために。

4. 弱者(サポーター)
「突然ですが、サポーターを探していませんか?」急速な成長に伴い、ダンジョンの7階層にまで到達していたベル。装備品も新調し、次なる冒険への準備をしているところにシアンスロープの少女、リリルカ・アーデに声をかけられる。冒険者について回る雑事を一手に引き受けることを生業とするサポーターの彼女と、より冒険に集中し、ダンジョンの更なる深淵を目指すため、ベルは初めてのパーティを結成することになるのだが…。

5. 魔道書(グリモア)
リリの助力を得て、ベルの冒険は、これまでにないほど順風満帆な様相を呈していた。戦闘に専念することで収入も増え、ファミリアの女神ヘスティアにも、ささやかながら恩返しができるほどに。だが、そんな幸運をもたらしてくれたはずの、リリの周囲に漂う不穏な空気。「なにが冒険者様……ですか」 独りつぶやき、薄暗い路地裏で虚空を見つめるサポーターの瞳--そこに映るのは絶望、憎しみ……それとも……。

6. 理由(リリルカ・アーデ)
ひょんなことから手元に舞い込んだ魔導書(グリモア)から、遂に魔法の力を手にするに至ったベル。着々と力をつけていくさなか、明らかになっていくソーマ・ファミリアの実態。それは、奇跡の美酒に呑まれた狂信者たちの悲劇。リリルカ・アーデもまた、そんな狂気の渦に巻き込まれたひとりであった。冒険者を謀ろうと画策するもの、利を掠め取らんとするもの、同胞を護ろうとするもの……そして、愚直なまでに仲間を信じ、その手を取ろうとするもの--その誰しもが足を向ける、暗く深い迷宮(ダンジョン)の深奥へと。

7. 剣姫(アイズ・ヴァレンシュタイン)
ダンジョンでの出来事を経て、晴れてリリルカ・アーデとのパーティを結成したベル。神ヘスティアの承認も受け、山積された難題は全て取りさらわれたかに見えた……。「やっぱり闘おうか」 目の前にはベルが追い求め、未だやむことのない憧れを抱き続ける『剣姫』の姿。神々にすら惜しみなき賛辞を送られる、その華麗で鋭い剣閃がベルに襲いかかる。吐息さえも感じられる、アイズ・ヴァレンシュタインとの夢の様な距離、その間で舞い散る剣戟の火花。延々と放たれ続ける輝きの中、ベル・クラネルは何を感じ、何を得るのか--。

8. 英雄願望(アルゴノゥト)
「あなたは冒険者だ--」冒険者が、その高みを目指すとき、更なる次元に足を踏み入れようとするとき……必要となるものは文字通り『冒険』。かつて冒険者であった先駆者は、そう口にした。アイズ・ヴァレンシュタインとの特訓の日々を通じ、アイズも驚愕するほどの速度で力をつけてきたベル。そのベルが、次第にランクアップに興味を示すようになるのは当然の帰結であった。いつもと同じダンジョン。いつもと同じ冒険者としての日々。だが、静かに、そして確実に近づいていた--ベル・クラネルにとっての本当の『冒険』の刻(とき)が--。

9. 鍛冶師(ヴェルフ・クロッゾ)
史上最速でのランクアップを遂げた世界最速兎(レコードホルダー)--ミノタウロスとの激闘を制し、ベルの名は『リトル・ルーキー』のふたつ名と共にオラリオ中に轟くこととなった。ダンジョン探索も、中層という更なる境地を視野に捉え、ひとつの節目を迎える。これまで以上に苛烈さを増すであろう冒険を前に、着々と準備を進めていくなか、「俺をお前のパーティに入れてくれ」 ヘファイストス・ファミリア所属、ヴェルフ・クロッゾとの新たな出会い。この出会いが次なる冒険の扉を押し開ける--。

10. 怪物進呈(パス・パレード)
ダンジョン中層--浅層とは比較にならぬほどの難所、13層へと足を踏み入れたベルたち。そこは冒険者を困惑、混乱させ、死に至らしめることに長けた、死地と呼ぶに相応しい場所だった。悪意すら感じられる迷宮構造、圧倒されるほどのモンスターの数と質。更に少しの不運、期せず到来する人の悪意……少しずつ、気づかれぬよう密かに、ベルたちは真綿で首を絞められるかの如く追い詰められていく。冒険者という獲物を狩るに十分すぎる状況が整ったとき、迷宮(ダンジョン)は、その研ぎ澄まされた牙を露わにする--。

11. 迷宮の楽園(アンダーリゾート)
ダンジョンで消息を絶ったベルたちを捜索するため、有志の冒険者を伴いダンジョンへと潜ったヘスティア。だが、彼女たちが中層に至ったとき、既にベルの姿はなく、一行は、ベルたちが更に奥へ進んだことを知る。ほんの僅かな希望の光を求め、更なる深奥へ--。それは、ベルたちに残された最後の、限りなく困難かつ無謀とも呼べる選択肢だった。より強大になるモンスター、複雑さを増す迷宮、物資は枯渇し、仲間たちもやがて……そして姿を現す階層王(モンスター・レックス)--生命を賭した冒険は終わらない……。

12. 悪意(ショー)
モンスターが産まれない18階層『迷宮の楽園(アンダー・リゾート)』。命からがら、安全地帯(セーフティ・ポイント)へたどり着いたベルたちは、そこでアイズを始めとするロキ・ファミリアの面々に迎え入れられることに。無事、ヘスティア、リューたちとの再会も果たすことができ、慌ただしくも安息と平安の時間に身を浸し、傷と疲れを癒やすベルたち。しかし彼らは知らずにいた--最短期間で『迷宮の楽園(アンダー・リゾート)』までたどり着いたことが、オラリオ最大級のロキ・ファミリアに厚遇されるということが……どれほど冒険者たちの羨望や嫉妬--そして悪意を呼びこむのかを。

13. 眷族の物語(ファミリア・ミィス)
ヘスティアの力により、冒険者たちとのトラブルは収束したものの、安全地帯(セーフティ・ポイント)であるはずの階層に突如姿を現した階層王(モンスター・レックス)・ゴライアス。その風体、そして強さは、多くの冒険者が知る常識をはるかに凌駕していた。剣を抜き、弓を引き、魔法の詠唱がこだまする--つい先刻までいがみ合っていた冒険者たちもベルに続くように、死力を尽くして階層王に立ち向かう。だが、階層王の力は、彼らの団結をも嘲笑うかのごとく強大であった--。少年が歩み、女神が記す【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】--少年は今、英雄への道を歩み始める。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

暇を持て余した神々の遊び

原作未読 ただし珍しく原作に興味が湧く


{netabare}「神様…僕…強くなりたいです」{/netabare}
神様ヘスティアが安西先生に見えた初回で期待に胸膨らんだ。大きく外すことなく全13話完走です。
タイトルは知っていて地上波再放送を機に手を取った『ダンまち』。タイトルと見た目で視聴優先順位を下げていた過去の自分よ、なんておバカさん。

至極真っ当にRPGしている作品でした。ノリでいえばそこはかとなく『Dungeons & Dragons』や『ウィザードリィ』古典の香りがする佇まい。

ダンジョン潜入

クエストの達成やモンスター戦闘による経験値稼ぎ

ギルドでのクエスト成功報酬受取りや宿に泊まるとステータスやLVアップ
 {netabare}※注 本作ではファミリア元締めの神にナニされるとステータスアップ{/netabare}

{netabare}ダンジョンの存在意義といった根っこの説明は無いです。{/netabare}世界の一部としてダンジョンが存在し、上記ルーティンをこなしていく冒険者の一人、ベル・クラネル(CV松岡禎丞)が本作の主人公です。
転じて、神々の世界。暇を持て余した神々が人間と接触を図り“ファミリア”と呼ばれるパーティを形成するのは本作の特長です。原作は知りませんが、神々の代理戦争といった殺伐した感は無く、神々の特色にあった性格を持つファミリアが複数存在し日夜ダンジョン攻略に励んでおります。
神々のモチーフは各国の神話からの抜粋。ギリシャ・北欧・ヒンズー・そして日本とバラエティに富んでおり、そのうちのギリシャ神話からもじったヘスティア(CV水瀬いのり)がメインヒロイン。ベルくんとヘスティアを中心に神と人間(人外種族も当然おる)けっこうなキャラが登場し物語を構成しております。

そんなややこしそうな設定は観ていればすんなり理解できる親切設計なので物語理解のわかりづらさとは無縁です。そう!分かり易い。
観終わっての感想はいたってシンプル


{netabare}「ベルくん。もうヘスティアでいいじゃないか」{/netabare}


ほら あなたにとって大事な人ほどすぐそばにいるのよ、と思わずにはいられません。
タイトルから色恋沙汰を想像し、蓋を開ければ抑えめで真っ当なRPGをし、いざ終わってみるとやはり看板に偽りは無いんじゃなかろうか、と思える良作です。


1.ナメたタイトルのわりにはまともな内容
ベルくんを軸にしっかり“物語”があるのです。
{netabare}・ヘタレ優男が徐々に地力を付けていった序盤。惚れた弱みだから?眷属だから?駆け出し冒険者のためにヘパイストスに頭を下げるヘスティアの覚悟に感動しました。
・第6話。父母との別離の後、初めて触れたであろう他人からの信頼で救われたリリルカにこれまた感動しました。リリはベルの生命を獲ろうとする程の追い込まれた状況下にいたのです。そしてベルは甘いと思えるやり方を貫き通します。こちらもそういう話なんだと観方を固めました。
・転機となる第8話。第1話と同じケースに直面し…乗り越えました。これがまたベルくんいい顔してるのです。第7話が下地として活きてました。残り5話!
・その後、味方側にいわく有りげな男キャラを配置。最大のピンチ到来。と展開が速くなります。“詰め込み過ぎ”か“怒涛のラストスパート”か受け取り手に任せていて、私は後者寄り。{/netabare}


2.ヘタレな主人公が苦難を乗り越え成長していく
RPGのステータス成長のみに非ず。主人公が殻を破る内面の葛藤も描いた成長物語です。


3.ハーレムは申し訳程度(と感じる)そして俺TUEEEも申し訳程度(と感じる)
ハーレム:ベルくんはモテる要素を潤沢に保持してますので総取りも納得です。なんでコイツが?というキャラのハーレムとは一味違うと一線を引きました。

俺TUEEE:やや力技でした。{netabare}最初から「しあわせのくつ」持ちですしね。ただ、もしかすると死ぬかもしれん、という緊迫感はあったので良しとしてます。{/netabare}


4.緩急つけた魅力的なキャラたち
陰キャ陽キャそれぞれ特徴があったのはもとより、例えばヘスティアにしてもベルくんにデレる(ストレートな愛情表現が◎)ところと、意外と立派に神様してるところなど二面性や緩急をつけてきてました。
{netabare}「罪悪感なんて結局、自分が自分を許せるか許せないかでしかないんだ。君が心を入れ替えたっていうんなら、行動で証明してみせろ。」
※厳しくも温かい。そしてベルくんへの信頼があるからこそ出る言葉でしょう。{/netabare}


主演松岡さんで早々に戸松さんと絡んでるし、階層攻略のゲームっぽいし、モンスターにやられたらきっちり死ぬし、本人は一途ながら出合う女性軒並み好意持たれてるし、と某SAOと類似する点はそれほど気になりませんでした。松岡さんの声のトーンがいつもより高めだったからかもしれません。
既視感はあっても、丁寧に処理されたアニメです。神々と紐づくファミリアの設定は独特で世界観を構成する要素としてきちんと消化できてますし、別個のものとして捉えてます。


気にする気にしないのどっちに転ぶか、どこが刺さるかを言語化できたらラクなんですけどね。上に挙げた4点は魅力というより「マイナス先入観はこうしてプラスに転じました」的な内容。
もう少し掘り下げると、前述4.に絡んで“キャラへの愛着があった”が上乗せされて評価に影響しました。


■祖父の薫陶
人の好いベルくんに脈打つ祖父のDNA。これでだいたい説明がつきます。
{netabare}チートスキル「英雄願望」。ベルくんのモチベというか強さの源泉。女のために体を張る、そして女のために頑張る理由は幼いころ受けた祖父からの薫陶でしょう。{/netabare}
{netabare}「ベル。冒険者ならダンジョンに出会いを求めなくちゃっな」1話
「醜悪な怪物から、か弱い女冒険者を助け、感謝され、いい仲になる」同じく1話
「これぞ冒険の醍醐味ってやつだ!」これまた1話
「ゆけーいベルよ 男なら寝込みを襲え!接吻じゃー」7話
「覗きは男のロマンだぜ!」12話{/netabare}

■ヘスティアの献身
ベルくんは無自覚ですが、ヘスティアのベルくんへの信頼の厚さを端々に感じます。疑いの目を向けられてもヘスティアは動じません。二人の絆の強さを表わす描写に嫌味がなくそこにシビれます。
{netabare}昭和、いや明治の女の凄みを感じます。会ったことないけど。。。旦那を支える覚悟と信じ続けることのできる肝の据わりっぷり。THE内助の功。{/netabare}
{netabare}ヘスティアナイフの時もそうですが、エイナにリリを警戒するよう忠告を受けた時も、生還した後リリを諭す時も、パス・パレード(怪物進呈)を食らったベルくんの捜索隊を出そうとする時も、とむしろベルくんが目の前にいない時の振る舞いに惚れる。{/netabare}
{netabare}“例の紐”も良いですが圧倒的にここが私のツボです。{/netabare}

■長老役リューさん
古くはナウ○カのユパさま。強いです。そして淡々と飄々とさらっと大事なことを主人公に伝える役回り。本作で誰かヒロインを選べと言われたらこのワケあり美女を選びます。
{netabare}一緒の皿洗いでの一言が8話でミノタウルスに対峙するベルくんの背中を押しました。ベルくんをクラネルさんと呼び一歩センを引いている姿勢にも好感です。{/netabare}
リューの雇い主ミア母さんも粋ですね。ラ○ュタのドーラ婆さんと魔女の宅○便のオソノさんを足したような快活おかみさんもいいこと言うんですよ。
{netabare}「冒険者なんて格好つけるだけ無駄な職業さ。最初のうちは、生きることに必死になっていればいい。惨めだろうが笑われようが、生きて帰ってきたやつが勝ち組なのさ。」{/netabare}



難点挙げるならベルくんとヴェルフの名前の音が被ってしまうのはいかんとも。

恐らく原作では言及されていてアニメでは説明不足と感じる部分、アニメ観ただけでは理解しようがない箇所もあったり、未回収は残ります。
続きは外伝(ソード・オラトリア)、そして公開中(2019年3月現在)の劇場版を楽しみましょうか。
さらに2期制作のお知らせが公式サイトより発表されました。


とても見やすいファンタジーの良作。原作まで手を伸ばすかと久々に思える良い作品に出会えました。



視聴時期:2019年1月~3月再放送

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2019.08.11追記

この1期視聴から日をあけてオラトリアを視聴。できれば1期とオラトリアはセットで観たほうが良いかなあ、と体験談。結局オラトリア観てすぐこっちを観返すハメに。
これで2期の予習はバッチリということですな(^^)



2019.03.25 初稿
2019.08.11 追記
2020.03.22 修正
2021.10/10 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 81
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

フレイヤ様の視点=視聴者の視点。ベルに感動せざるを得ない秀逸な構造でした。

「ダンまち」と「とある」「SAO」「魔法科」とアニメとして数期の続編が作られた超ビッグタイトルを並べてみると、震災後の数年に台頭してきたファンタジー要素が強いラノベが非常に多いですね。これ以外ですと「青春ラブコメ」が例外的に恋愛もので、これも長く続きました。
(追記 アニメの人気シリーズとして「化物語」も同時期ですね。私はラノベだとは思っていませんけど)

 多分ですが、作品としての幹の部分、キャラ、設定、テーマなどがしっかりと作りこまれているんでしょうね。数年…10年近くたってもシリーズが継続できる力強さがあります。
 これらの作品の特徴として、女性キャラに萌えることが視聴の理由ではない気がします。作品を見る理由がストーリーの面白さであり、または男性主人公の活躍です(レールガンの御坂は女性ですが同じ理由)。もちろん魅力的な女性キャラがいるので萌えることもありますが、それが視聴理由ではありません。

 古きよき少年マンガやジュブナイルからの系譜で男性の主人公の活躍が面白い作品ですね。話の結末を今はやりの「設定」により解決するのではなく「展開」による解決だということです。つまり俺TUEEEの「設定」で「えいっ」と解決するわけではなく、俺TUEEEを使いながら「ストーリー展開」で解決するということです。
(最近の転生ものが数値化とスキルに頼っている理由であり、無職転生が面白い理由もこの部分でしょう。進撃の巨人は、前半はストーリーが面白かったのに、後半でこの設定での解決に堕したといえばお分かりいただけますかね?)

 最近の作品が好きな人にとっては、舞台や世界観の設定が過多だし、キャラ造形に内面を持たせているので鬱陶しいと感じるのだと思います。それがないとストーリーが展開しないですからね。それにスマホ画面で読んでいる人には伏線や展開ではなく、キャラの設定で解決するほうが分かりやすいのでしょう。
「小説」原作のアニメなのか「なろう」原作のアニメなのかの分水嶺は、この解決の手法だと思います。

 ですので、ここに並べた作品の特徴はアンチが多いことですが、アンチが多いというのはそれだけメジャーだということだし、それだけ人気がある証でしょう。出来が悪いだけの作品なら切られておしまいですからね。

 ダンまちはその中では最後発で、異世界感が非常に強くなっていますが転生ではありません。ファンタジーの舞台設定です。これ以降は「なろう」が台頭し現世→異世界転生になって行きます。


 さて、作品ですがまあ、主人公萌えですよね。ストーリーが面白い理由も同様です。ベルクラネルという無知で無垢な少年が努力と根性で強くなってゆく。
 そのピュアな精神性は一方で事件事故の原因になるわけで、損な立ち回りをしているように見えるけど、結果的にその純粋性を貫き事件を解決する。それが周囲の人間を感動させる。

 神々、特にフレイヤ様の視点ですよね。ベルクラネルの活躍が無感動になった美の女神の心を動かす。そのフレイヤ様の視点が読者の視点になります。その構造になっているのでベルというキャラクターに感動できます。

{netabare}  そう…本作の最大のテーマ、あるいは仕掛けは、物語の初めからフレイヤ=シルですよね。ラノベ版の登場人物紹介のシルのスペルを見るとSYR=FLOVERですから、loverという文字がありますし、SYR=FはフレイヤFREYAのアナグラムではありませんが似た語感になっています。彼女は何のために登場したのかがわかります。

 シルはベルを愛するためのキャラというのは原作の1巻を見ると謎でもなんでもなく、作者は結構大胆に暗示しています。明示と言ってもいいくらいです。アニメの祭りの周辺のカットや演出もキャラデザの髪の形や色もそうでした。(追記 魔導書のところを言い忘れました。あれは露骨にシル=フレイヤと言っていましたね。) {/netabare}

 つまり「ダンまち」とは、構造的にフレイヤ様の視点でベルを見守りながら彼の純粋性が生み出す感動を見守る話です…というのが明確に1巻目、あるいは1クール目からの組み立てになっています。
 だから、ミノタウルス戦が本作のクライマックスだったわけですね。

 ミノタウルス戦…燃えましたね。登場人物たちがベルに感動しますが、それがそのまま視聴者の視点になっていました。

 実はこの構造のせいでヘスティア様がちょっとノイズに…いや、まあ狂言回し、コメディーリリーフとして、あるいはベルの純粋性を表すために必要だったのでしょうけど…

 この様に計算されたストーリーと設定に成り立っているので、非常に面白いです。アニメの脚本も原作に忠実ながらわかりやすく手が入っているし、映像の出来もいいし。

 というわけでいろいろ書きましたが、非常に面白く繰り返し見られる秀作でした。


追記 他のレビュアーさんのご意見でなるほどと思いました。題名の「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」です。
 これは題名が間違ってますね。キャッチ―ですけど物語とズレてます。アイズに憧れる成長物語ですもんね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

75.2 2 異世界でバトルなアニメランキング2位
血界戦線(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1197)
6991人が棚に入れました
異界(ビヨンド)と人界とが交差する変わり果てたニューヨーク、「ヘルサレムズ・ロット」。深い霧に閉ざされ、様々な勢力と様々な種族がせめぎあう危うい均衡の上に浮かぶ街。
クラウス率いる「秘密結社ライブラ」は、いつ破れるとも知れぬ世界の均衡を守るために様々な事件へと挑んでいく。

声優・キャラクター
小山力也、阪口大助、中井和哉、小林ゆう、宮本充、銀河万丈、折笠愛、内田雄馬、大塚明夫、石塚運昇、宮野真守、藤原啓治、緑川光、石田彰、釘宮理恵、水樹奈々、沢城みゆき、各務立基、こおろぎさとみ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

光に向かって一歩でも進もうとしている限り、キミの魂が真に敗北する事など、断じて無い!!

今回は去年(2015年)話題となったアニメ、そして個人的には2015年アニメ内で1番だと思っている作品、『血界戦線』について書いていきたいと思います。
私のつたないレビューで恐縮ですが、読んで下さる心お優しい方はどうぞお付き合い下さい。

まずは簡単なあらすじから
かつてニューヨークと言われた街は、「大崩落」という超常災害によって異界と人界が交差した結果、超常日常・超常犯罪が飛び交う地球上で最も剣呑な緊張地帯、「ヘルサレムズ・ロット」となった。
そんな街でいつ破れるとも知れぬ均衡を守るために秘密裏に活動する者たちがいる。
クラウス・V・ラインヘルツ率いる「秘密結社ライブラ」
彼らはさまざまな能力を駆使し、異界の住人と日夜戦っていた。

主人公、レオナルド=ウォッチは半年前の事件で異界のものに遭遇し、自らの眼をよこせと迫られる。
かろうじて、眼を奪われる難からは逃れたが、結果、妹のミシェーラが対価として視力を失ってしまう
妹を救う術を求めて彼はヘルサレムズ・ロットを訪れた。
ライブラの新人と間違われたことをきっかけに、妹の視力を対価として異界のものから与えられた「神々の義眼」の力で事件を解決し、レオは正式にメンバーの一員として迎えられる。
彼は、クラウスらとともに様々な事件(あるいは異界ならではの日常)へと足を踏み入れていく事になるのだった。

同時期、院内墓地に訪れたレオのもとに自らを幽霊と名乗る少女が現れる。
彼女の名はホワイト
不思議でどこか活発な少女は次第にレオと心を通わせていく事になる。
後にホワイトの兄、ブラックとも出会い、3人は良好な関係を築いていく
そして、少しずつ距離を縮めていくレオとホワイト
しかし、彼女達の背後には自らを絶望王と名乗る少年の姿があった。
彼、彼女の正体、絶望王と名乗る少年の目的、3人の関係、そして彼らが思う真意とは…?
全てが明らかになった時、ヘルサレムズ・ロットに1つの大きな嵐が吹き荒れていく。
主人公レオは大切な人々を救うため、前へと歩き続ける。
血闘で結界を守る、秘密結社ライブラの血界戦線が今、始まろうとしていた…


ここからは私の個人的感想を書いていきたいと思います。
私が全話観終わってまず感じたのは、このアニメはスタッフに愛されて作られた作品だったんだなあという暖かい気持ちです。
随所に作品愛のちりばめられたアニメだったなあと観終えてからは改めて思う事が出来ました。
そもそも、観始めたきっかけといえば、私の好きなバンド2大巨頭、BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENがOPとEDを担当していた事、内藤先生の前作『トライガン』の大ファンだったからという本作の内容とは全く関係のない理由
まあ、『トライガン』の作者だから、一定水準を満たす位には面白いだろうなと舐めて考えていましたが、正直に言います。
シナリオ、キャスト、演出、音楽、作画、どれも他の同時期のアニメと比べて軒並みずば抜けていました。
最終話を観終えてからは感動で彩られた大きな余韻と上手く収まったという気持ちの良いすっきり感、そして、少しの寂寥感を感じた数少ないアニメです。
まさに感無量でした。
初めて観た時のワクワク感、躍動感は今でも忘れられません…
アニメスタッフの皆さん、ホントにありがとうございました!!

さて、私がこの作品を観続けた理由は他にもあります。
一番の理由は主人公、レオナルド=ウォッチの魅力に取りつかれたからです。
このレオという少年、本当に普通な男の子です。
普通に優しくて、普通に明るく、普通におせっかいな少年
人並みに正義感も強く、仲間思いで、誠実な、極めて普通の少年なんです。
作中でも、「普通」という言葉はよく使われていました(主に彼に対してだけ)
しかし、彼のその人間性は「普通」という言葉では片づけられない程、片づけるには失礼すぎる程、高潔で勇敢です(『血界戦線』のキャラもレオに対してそのように考えています)
他のライブラメンバーのように戦闘に役立つ特殊能力は持っていないし、大人びた考えも持ち合わせていない。
性格はすこぶる良いけど、頼るとしたら少し力不足かなと抱く人もいるかもしれません。
しかし、このアニメを最後まで観ると必ず思います。
真にホワイト達を救う事が出来たのはレオナルドしかいなかったな…と。
一気に視聴してみると、なるほど、改めてそうだと思わせるだけの説得力がこの作品にはありました。
また、ホワイト、ブラック、絶望王のオリジナルキャラクターも作品の雰囲気を壊す事無く、むしろ原作に登場してくれないかなと思わせてくれる程です。
実際、最後のシーンでは私もレオと一緒に涙を流してしまいました…
物事に説得力を持たせるのが一番難しいとされるサブカルチャーにおいて、ここまで思わせてくれた『血界戦線』は実は凄い作品ではないかと思います。
主人公、レオが大切な人達を救うため、非力な自分に何ができるか模索しながらも前へ進んでいく最終話の姿は必見です。
最高にクールだぜ、トータスナイト!!
最高に輝いているぜ、トータスヒーロー!!

上記の反応からも分かる通り、このオリジナルストーリー展開は私個人としてはとてつもなく楽しめました。
短編集のようなテイストの中に1つの軸となす長編が隠されている構成のアニメは他にも多く観てきましたが、これも他の作品とご多分に漏れず素晴らしい出来だったと思います。
ミシェーラの光を頼りに元気に生き延びているレオ
誰にも頼れず、闇に支配されながら生きるホワイトとブラック
希望と絶望で比較された2つの対比関係には私も非常に考えさせられました(もしかしたらレオナルド兄妹も一歩間違えれば…?)
勿論、原作通りの話も同様に面白く、ごちゃごちゃでどたばた、異常が日常のヘルサレムズ・ロットの世界、存分に浸れました。
しかし、1つだけ注意点を
このアニメを見る際は絶対に流し見では駄目です。
話が理解できなくなりますから…
まあ、内藤作品では細かいことは考えたらだめですけどね(笑)

さて、以上でレビューを終えたいと思います。
レオという「リトルブレイバー」がもたらした一世一代の頑張り物語、どうかじっくりと堪能してください…
共に最低で最高な日々を過ごしましょう!!


人の歩みを進めるのは、希望ではなく意思
人の歩みを止めるのは、絶望ではなく諦め


PS.
この後、観る方々に1つ、忠告を
これから観るであろう1話をよく覚えておいて下さい。
今後の彼自身を見つめていく上ですごく重要な回なので…
後に最終話と比較する事で、彼の本質をさらに感じられることでしょう…

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハローとグッバイ、音楽と監督についてのメモ書き 【65点】

TRIGUNの内藤泰弘原作、異界と人間界が交差する街を生きる若者と仲間たちの活躍を描くアクションドラマ。


■総評
「ひょうきんだけど熱くて格好いい」漫画を、新進気鋭の松本理恵監督+BONESが「スタイリッシュでカッコイイ」アニメに仕上げた作品。
全体を貫くストーリーはあるものの、短編連作映画的に楽しむのがオススメかも。
正直、各話ごとの満足度の振れ幅は大きいように思えます。
最終2話、{netabare}オリジナルキャラに関するクライマックスも、結末に至る流れはやっぱり分かりづらさが先に立つ印象。
反面、クラウスに救われた少年が今度は双子に希望を見せ手を差し伸べる、という骨格はとても綺麗にまとまりました。
何より、レオとホワイトのコンビに愛着湧いちゃってた身としては、EDの曲名が沁みるぜ……
世界に立派な挨拶を叩き付けた少年が、一方では少女にさよならを言わないといけないの、綺麗な〆だからこそ寂しさが募ります(´・ω・`){/netabare}
物語以外では、良質な音楽と画作りが醸し出す雰囲気は非凡なものがあり、特に中盤5、6、8話あたりはいつまでも、何度観ても浸れる出来。
一点豪華主義的なので、割り切れる方はどうぞ。


■音楽関連、OP・EDとか
{netabare}ぶっちゃけ音楽とOP・ED映像目当てだけで1クール完走できるんじゃってくらい、素晴らしかった。

まず劇伴、ジャジーな曲が中心で徹頭徹尾オシャレ。
演奏はウェストコーストジャズ的な抑制を感じさせつつ、ボーカル曲が多いせいか華やかな印象も強くて。
画面を邪魔せず、かつ意識の底にしっかり音符を刻んで場面を盛り上げてくれる、理想的なバランスだったと思います。
最近無意識に口笛で吹いちゃってたりするのよね。
難しい音楽わかんない人なので、キャッチーなCatch Me If You Canがツボです。

OPは、なんでもありな街・ヘルサレムズロット自体が影の主人公である作品らしく、町の夜明けから始まります。
その街で、当初は雑踏を行くモブ、演劇で言えば観客の一人にすぎなかったレオ。
そんな彼が突如舞台に引っ張り上げられ、周囲の圧倒的個性・強さに臆し、守られながらも、一人画面中央に屹立し、仲間と共に舞台上で優雅かつ茶目っ気たっぷりにお辞儀するまでになる。
まさに、一人の臆病で勇気ある少年のHello, World!を体現したOPでしたね。

そしてなんといってもED、至福の約90秒間。
私の文才じゃ魅力を伝えられないので、内藤先生もツイートしてたあるブログのポストを貼っておきます。
 ub-text.lsxilo.com/diary_log/320150417
とりあえず、5話のEDへの入りはもう、ね、恍惚となったよ。
いつかドライブインシアター、行ってみたいですね。{/netabare}


■松本監督についてメモ
印象論だけど、短編映画は長編よりも監督の色がくっきり出る気がする。
原作からして短編連作っぽさのある本作、アニメは松本理恵監督の個性が大きく発揮された作品になったのでは、と思い、松本監督の特徴と思われる部分をメモ。
と言いつつ、プリキュア観ない人なので松本作品2つ目なんです、と予防線張っとく。
{netabare}
画面構成とか
①ロングショットの多用
 少年漫画だと見開き大ゴマ顔面ドアップで処理しそうな場面もロングで飄々と流し、スタイリッシュな雰囲気に。
②逆光・影の中の光の多用
 光を背負って立ったり、暗い画面全体の中で一部が眩く輝いたり。
 画面全体が金属的光沢を感じさせ、京騒戯画と同じくコントラストは強いですね。
③独特の間やテンポ
 会話、場面転換における、シュールとも間延びとも言い難い、微妙な間の取り方。
 結局は「ヌケ感」の入ったスタイリッシュさに繋がる。
 ただ、前作はもっとリズミカルにアップテンポだった記憶があるので、脚本家さんの色かも。
④浮遊感のあるアクション
 立体的な動きがお好きなんでしょうか、最終話の戦闘は浮遊感+ヌルヌル作画で酔いそうな感覚すら覚えた。

物語とか
①家族
 京騒戯画も一つの街を丸ごと巻き込んだ家族の仲直りの物語でしたね。
 近くにあって遠いもの、でも欠けたら生きてけない、そんな距離感が共通すると思う。
②主人公視点の強い群像劇
 原作はもっと、ライブラ構成員一人一人の活躍を描く連作短編風です。
 アニメは主人公レオにフォーカスした造りで、やはり群像劇だけどコトの印象が強い前作と共通。

ということで、全体的にシンプルかつ強烈な画面構成(と“大人”な音楽)に乗せて、レオの成長物語とホワイト・ブラックの家族の物語をスタイリッシュに描き切ったアニメ。
プロットは軽妙洒脱ながらも画面の情報量が多く(たまに読みづらい^^;)、その勢いがそのまま少年漫画的な熱量、少し泥臭いかっこよさに繋がる群像劇風の漫画。
二つの血界戦線を比べてみるのも、楽しいかもしれませんね。 {/netabare}


【個人的指標】 65点

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

甘くて苦くて目が回りそう…なんです♪

『甘くて苦くて目が回りそうです…♪』

心地よくてカッコイイ!!
気分が上がって何度も聴いてしまう…
そうです、中毒性…あり!ってことです♪

文頭を飾ったこの言葉は私が一気に心を掴まれてしまったED「シュガーソングとビターステップ」のフレーズです♪

これまで例外なく作品の中でアニメソングに出会っていましたが今回は逆になりまして・・・

アニメソングの甘い誘惑に誘われて視聴を決めたのです。
OPとED共に素晴らしい楽曲と映像に仕上がっています。

もしお時間がありましたら是非曲だけでもどうぞ
とオススメしたいのです。
ハイ、こちらです。
ED ;「シュガーソングとビターステップ」
OP;「Hello,world!」

EDではキャラクターが思い思いのダンスを披露していて私も踊りだしたくなるような楽しさが溢れた映像
楽しいリズムとビートに病みつきになりました~!


そして物語ですが私の大好きなジャンルSFです。

舞台は世界で最も危険な都市。

主人公の少年はふとしたきっかけで世界を救う秘密の組織と出会い、そこから物語が動き出します。

アニメだからこそ堪能出来る非日常の光景!
規格外キャラクターたち!(たまにちょとキモチワルイよ)
胸騒ぎが止まらない緊迫感!
華麗なアクションで魅せます…よ!

そう、この世界の均衡を保つために戦う姿がスリリングに描かれていて私を熱狂させるのです。
けれど、それだけではありません。
人びとの苦悩や葛藤を映し出したドラマも折り込まれているのです。

予測出来ない!そんなSFと人間ドラマが絡み合って展開していく作品でした。
{netabare}
個性が抜群のキャラクターが集結
メンバーとのコミカルなかけあいも必見です。
また、クスリと笑いを誘う要因に必ずザップが絡んでいるのは…お約束ですか?

私のお気に入り回は2話あります。

・ネジ君とレオとの友情回
公園のベンチに仲良く肩を並べる二人。頬をピンク色に染めて幸せそうに4個のハンバーガーを均等に食べるネジ君…うん、ホントに可愛すぎです♡

思わぬ事件が起こりお互い記憶が消えたはずなのに、それでもまた二人は出会う…種族の垣根を超えた友情は見ていて心を動かされ、時にホロリとさせられました。

・レオ&ホワイトのデート回♡
世界救済の戦いの行方も気になりますが、
レオとホワイトの関係がどのように進展するのかも興味が尽きないところでしたね。
5話では心の距離が縮まり
身体を寄せてレオの肩を抱き寄せるホワイト
映画のワンシーンのようでとってもロマンティック
エンディング曲が存分に気持ちを盛りあげるように流れ出します。
その一瞬で私の心は取り込まれて曲と共にこの作品で一番お気に入りのシーンとなりました。

エンディングに使われている「シュガーソングとビターステップ」は、あにこれユーザーさんの2015年の曲ベストに多くランクインしているんですよね。
遅まきながら私も曲と出会い。
今回ストーリーに付加されたことで心に何倍も残る曲となりました。

エンディング映像は赤い緞帳にスポットライトがあたり結界キャラクターがダンスのステップを踏み、楽しいステージを作り上げるのです。
中盤にミステリアスなホワイトの憂いを含んだ視線の先に映る映像が印象的でしたね。

また、作品の世界観をピタリと表現したオープニング曲「Hello,world!」に合わせてレオの成長がドラマチックに美しくつづられていきます。
「ハロー どうも 僕はここ」
成長し駆け上ったレオ。メロディと伸びやかな声とが相まって開放感が溢れる大きなスケールで魅せるのです!!
最終話を観た後にこの映像を見返してみると胸が熱くなってしまいました。

~レオの軌跡~
深い絶望を抱えていたレオがこの街でライブラに参加して試練を乗り越えることで希望の光が見えて、同時にメンバーとの間には強固な絆が生まれましたね。

絶望の淵を這い上がり、自信を手に入れたレオがブラックとホワイトの明かされた過去に終止符を打つために後押しをします。
それはレオが成長するために大きな意義のあることでした。

エンディング、私にとって愛着のあるキャラクターになっていたホワイトとの別れには寂しさを感じましたが、皆にとってはこれが良い幕閉めだったのだと信じています。
{/netabare}
原作ではホワイトとブラックは登場しないとのことで、これからチェックしてみようかなと思っています。
感想レビューはいずれ、まんがーれに投稿しますね。

血界戦線の新作アニメ「王様のレストランの王様」も期待値大で視聴しようと思います♪


マーマレード&シュガーソング

ピーナッツ&ビターステップ

甘くて苦くて 目が回りそうです♡

南南西を目指して パーティーを続けよう

世界中を驚かせてしまう 夜になる

I fell 上々 連鎖になってリフレクト♫

投稿 : 2024/05/04
♥ : 60

88.1 3 異世界でバトルなアニメランキング3位
盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1169)
5461人が棚に入れました
図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生
ネタバレ

フィーロたんlove さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

大人向け名作童話 人間臭い主人公の魅力が光る

総評

バトルシーンを除けば大人向けの童話です。
本編「盾の勇者の成り上がり」、外伝「槍の勇者のやり直し」
を通して読むと、「モモ」、「星の王子様」、「百万回生きた猫」
などに通ずるものがあると感じました。

ただ、大人向けです
この作品は忍耐強さ、誠実さ、気高さ、美しさ、愚かさ、醜さなど
人間の有する善悪両面を真っ向から描いています。

ですのでストレス耐性が少なく、理解力が浅く物事を表層的にしか
捉えられない中学生以下(あくまで一般的基準です)の方にはお勧
めしません。

22話感想
{netabare}
ウェポンコピー、転移スキル、武器の強化方法
あと信じてみる事の必要性
ここに来て重要な情報がようやく一部開示されました
ラルク(でしたっけ?)登場でしたね
たぶん小説版から登場したのでよく知らないキャラです
人気が高いキャラのようなので期待しておきます
{/netabare}

21話感想

綺麗に収まったと思います 
これぞアニメ版というとこでしょうか
特に言うべきことはありません

あと先週の声優さんの特番見ました
ねんどろいど可愛いです
フィーロの出来が良ければ買おうかな

番組を見ていて声優さん、スタッフの方、監督さん、
スポンサーさんなど、この作品がたくさんの大人の
心を動かし、このアニメが出来たことが感じられ
ました




20話感想
雑魚ボス戦での無理やりな盛り上げ方が気になりますね
{netabare}
今回のバトルはアニメ版の最大の盛り上げ場所のつもりだった
のでしょう。

これでもかと味方の攻撃が繰り広げられてましたが
なろう版でもコミック版でもなかっただろう攻撃
アクションが多かったように思います

無理やり全員参加型のバトルにして盛り上げようとしたのも
まるでプリキュアをみているような恥ずかしさが感じられて
ちよっとなーという思いでした

一応最後は原作通りナオフミの捨て身のスキルで締めたので
何とかまとまった感はありました
意図はわかるのでまあやむなしというところでしょうか


主人公の魅力について

①精神的なタフさ

 アニメを見てると3バカ勇者のマヌケぶりが目立ちますが
実際自分に置き換えた時どうでしょうか?果たして彼らより
うまく立ちまわれるでしょうか?ネットでググることもでき
ず、知り合いもいない、誰が嘘をついてるかわからない中で
正しい判断ができるでしょうか?

 ナオフミと自分を置き換えた場合も同じです。状況を判断
する情報が不足する中で、不条理に迫害されても下向かず
頑張れますか?自分の決めた方針を貫けますか?

 彼は周囲の冷たい視線の中、いろいろ思うことはあるにせよ
愚直にやるべきことをやり続けて周囲の評価を覆していきます。
近年稀に見るなんとも男臭い、人間臭いヒーローだと思います。

②懐の深さ

アニメ版では見れないでしょうけど、なろう原作ではだいぶ先に
精神的にポンコツな他の3バカ勇者を見事にまっとうな勇者とし
て再生していきます。

この作品が真っ向から描こうとしているテーマの一つは人間の
愚かさ、醜さでしょう。愚かさも醜さも人間臭さの一つです。

そして愚かで醜い人間も努力や他者の助けで立ち直れることも
この作品は示唆しています。

{/netabare}

 

*********
19話感想
尺を合わせるためか残念な展開に
{netabare}
たぶん2クールでカルミラ島までやって終わるつもりなのでしょうか
尺合わせのため後半が間延びしてる感じが否めませんね
マンガでもなろう版でもこんなに長くなかったと思います
どうせなら亀までやって2クール終了にすればいいと思うんですけど。
三勇教との戦いで3回使うとは思いもよらなかったです。
他の勇者とのぐだぐたも相まってちよっと残念な展開になっています。
教皇なんて雑魚ボスなのに3回もつかうとは。
脚本も割と裁量あるみたいなので、すっとばせるところはすっとばして
もいいと思うんですが。
いままでが良かったので、最近の制作サイドの不作為には少し失望し
評価は下げます(とは言ってもすでに最終話まで作っているでしょうが)。

アニメ版の現在の残念な展開はともかく原作は素晴らしいと思っています
原作の素晴らしさの一つに伏線の巻き方と回収の仕方が秀逸ということが
あります。

たいていの小説には読んでいくと穴ぼこというか伏線があります
情報が欠けている、訳がわからない、意味があるとは思えない情報
などの違和感です。違和感が読者の想像力を刺激するわけです。

本作品で言えば、

「情報が欠けている」は例えば波とはそもそも何か?結論を言えば最後
の最後で明らかにされます。読者は違和感を持ちながら展開される物語
から想像を重ねますが、別の「訳が分からない」ことが出てきたりして
簡単に先読みできません。

「訳が分からないこと」は例えば、マイン(第1王女)は何故そこまで盾の
勇者を貶めようとするのか?他の四聖勇者が仲良くなることを邪魔する
のか?これも結論から言えば最後の方まで明らかにされません。

「意味があるとは思えない情報」は例えば3話でナオフミがラフタリアを
始めて食堂に連れて行った時のお子様ランチの旗です。これは度々ラフタ
リアの初心忘れるべからずの決意表明で引用されるアイテムになります。
旗についてはなろう版では記述が無かったのですが、アニメ版15話ではエクレアの父が自分の領地で亜人が自由に暮らすことを保証する象徴で、白骨化したリファナちゃんが最後まで握っていたという設定になっています。恐らくこれは作者か編集者が後で思いついた伏線の回収でしょう。お話の膨らまし方として上手いと思います。

 作者は穴ぼこ(違和感)はできるだけ大き目に空けて後から埋める、伏線
は多めにばらまいて自由に回収するスタイルをとっていると感じます。なので本編でも回収が進んだとは言えず、外伝の「槍の槍なおし」で回収しまくっています。

 先読みが出来て読む気が無くなるようなことはなく、読み続けるほどに、あーなるほどそういうことかと腑に落ちていきます。厳密に言えば論理破綻しているところもありますが、別に法律文書でもなく娯楽小説なのでおもしろければ問題ありません。なお「槍のやりなおし」ではリファナちゃんが活躍するリープ周もあります。

{/netabare}

************************
18話感想
{netabare}
ようやく黒幕登場。高等集団儀式「裁き」すごすぎるだろう
クレーターできちまったじゃないか。
今回はモトヤスの勇者としての一途さ熱さが垣間見れた回じゃ
ないでしょうか。今は騙されておまぬけお馬鹿キャラですが
実は勇者としての資質をちゃんと持ち合わせているんですね。
{/netabare}
かなりWEB(なろう)版と異なるので、コミックス13巻まで
読んでしまいました。読んでわかりましたが、アニメ版は
コミックス版とも若干異なるのですね。脚本演出の方がセリフ
や話をうまくまとめていることがわかりました。
本作品においてバトルはストーリーをうまく転がしていくため
の手段というかつなぎなので、今のようなあっさり目で丁度
よいと思います。あくまで本作品の魅力はストーリーと登場
人物なので。


************************
17話感想
{netabare}
展開的には停滞・一時停止です
いろいろ伏線を撒く回になりましたね 
この先の難敵には勇者が一人でも欠けてはならないこと
何回目かの波の後多くの命が奪われること
人間を救うことと世界を救うことが違うこと
過去の勇者が人間を救おうとしたこと、それが茨の道であること

物語の展開上核心的な部分なのですが
いまいち理解できてなかった部分です アニメ版だとどういう
説明になるんでしょうか まあ今クールではそこまでいかないと
思うので制作サイドもノーアイデアかもしれませんが

「やるだけやってみるさ 期待はしないでくれ」と言って、
ちゃんとやってしまうのが主人公です。期待しています。

予告で太い熱線みたいな魔術攻撃がレンとイツキ一行に降り
注いでました。例の団体の例の術だと思われますが、たぶん
イツキとレンは死なないと思います。これで決定的に理解し
たのだと思うので説得できるでしょう。それともフィトリア
から聖域から出すときに他の勇者のところに下すって言って
いたけど、まさかナオフミ一行が降ってきたのか?かなり
過激な下し方です。違うと思うけどね。問題は現段階では
一番お馬鹿なモトヤスですが、なんとか2クール内に説得できる
ことを祈ります。

フィトリアは昔のご主人様の事を思い出して幸せそうでした。
人間と寿命が違うので仕方がない事ですが 残されたフィトリア
は不憫ですね でもフィーロがいるから 茶飲み友達にはなれ
そうです
たぶん出てこないと思いますけどフィトリアのご主人様の時の
四聖勇者の外伝も見てみたい気はしています
{/netabare}
いろいろ重要な情報が開示された回でした

*************************
16話感想
{netabare}
WEB版とだいぶ内容が変更されているんですね
フィトリアが想像より遥かに大きかったです
可愛いけどでかすぎる そして強すぎる

流れからすると勇者同士の協力が2クール内で
実現しちゃうのかな だいぶ早い気がするんですが
フィトリアは争うのはダメだけじゃなくて理由とか
どうしたら強くなれるのか教えてあげればいいんだけど
何せ鳥頭だから記憶力悪いのはしょうがないか

ナオフミも1国につき勇者一人で波に対抗できるという
ところから、本来この時点で勇者はもっと強くなっている
はず、何かが足りないんだと気づけば....
そういう展開になるんでしょうか?
勇者が目指すべき最終的強さがフィトリアレベルという
のは理解できたとは思うけどどうなんだろう

もうあれだねフィトリア先輩にレベリングしてもらって
後々出てくる〇〇や△△に負けないぐらいの最強になったら
各国に一人ずつ配置すればいいじゃん それで全部解決
フィトリア先輩「今日から私がお前ら四聖を鍛える」
イツキ(弓)「鳥なんかに教わることはありませんよ」
モトヤス(槍)「フィトリアちゃんがデートしてくれるなら」
レン(剣)「群れるのは嫌いだ」
ナオフミ「お前ら」
全員フィトリア先輩にボコられる
四聖「わかりました先輩」
こんな感じかな

{/netabare}
だいぶロリ色が強くなってきて、胃もたれ気味になってきましたが
最後まで視聴します
*********************************

15話感想
{netabare}
今回は神回でした。
リファナちゃんが不憫でなりません。
もしかしたらヒロイン候補だったリファナちゃんの
白骨まで見せられるとは思いませんでしたが
まあ流れからOKです
旗にはそういう過去があったのですね
「違う」「そうじゃない」「お前は間違ってない」
ナオフミは3回言い換えました 誠実さを感じます
やっぱりいい奴だわ 友達になりたい
他の方のコメントにもありましたが音楽がとてもあっていました
{/netabare}

改めて感じた本作品の美点は
①キャラが立ってる 
②伏線の撒き方と回収の仕方が天才的
③亜人、魔物が可愛い 動物好きには高評価
④OP(新しい方)が素晴らしい
  雨の中の物憂げな表情の登場人物達
  この時期のストーリー展開にぴったりです
  特にモトヤスの悲しげな表情にぐっときます
  ところで鎌をもってた人は誰だろう
  楽しみにしておきます
⑤挿入曲がすごくあっている
⑥作画が丁寧で素晴らしい
⑦ストーリー展開演出に手抜きがなくて嬉しい

全体的にスピーディーな展開や爽快感は少ないですが、じわじわ来る
叙述的展開がたまりません。違うと思うんですけど、作者は女性なの
かな。

まあ中二病主人公、お手軽俺最強主人公、暑苦しいまでの絆押し付け主人公の作品や、ハーレム作品、主人公はまあいいけど展開が単調な作品などゴミ作品が多い昨今では、希少な本格的なアニメだと思います。


*******************************************

物語設定、テーマ設定、キャラ設定だけで言えば最高傑作
進撃の巨人などのTOP作品よりも群を抜いていると思います

WEB版を通読した限りでは「モモ」とか「星の王子様」とか
「百万回生きた猫」とか童話、寓話に通じるものがあり一貫性を
感じますアニメ版を見ていまいちと感じる方は是非WEB版を通読し
てみることをお薦めします

主人公が逆境を乗り越えて成長していくというスタイルは程度の
差こそあれそこそこあります。しかしこの作品は迫害という程度の
強いものなのでストレス耐性があまり備わっていない若年層には
物語前半は苦痛になるかもしれませんね。そういう意味では大人
向けアニメかもしれません

アニメでもすでに憤怒の盾が出た時点で勇者の中では一番強くなって
しまったのでこれからは比較的楽に視聴できると思います。

ラフタリアとの関係は、「ゼロから始める異世界生活」のレムを
彷彿とさせますね リゼロも秀作だったと思います

槍のやりなおしを読んで、私もフィーロたんloveになってしまい
ましたですぞ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

最高のリアルが向こうから会いに来ない

4話までの感想{netabare}
盾職が主人公の作品と言うと…“アブソリュートデュオ”と“ドルアーガの塔”くらいしか思い出せないや、それくらい珍しいケースだとは思う。
あとは「盾なのに○○」ではなく「盾だからこその○○」が描かれてたらいいなぁ~って感じで見てます。
ただねぇ、噂で耳に入ってくるのは芳しくない情報が多く、それに惑わされて色眼鏡で見るようなことはしないぞ、と自分に言い聞かせてはいるけどなかなか難しい。
その一方アニメの範囲は「つまらなくなる・馬脚を顕す」前までではなかろうかってのも聞いてて、あ、それだったら大丈夫かな?とも思ってたり。

内容は…まぁいいんじゃない?
主人公が謂われなき不遇に遭うけど、これで不快不快言う人は多分“世界名作劇場”を見れない。
最後いけ好かない連中の鼻をあかす展開になると思うので…もしならなかったらそれはそれで凄いけど。
むしろ主人公がそこまで性格捻くれるほど・味覚障害起こすほどの目に遭ったかなぁ?と思わなくもないけど、これは既に主人公が「異世界転生モノ」の作品を幾つも知ってて勝手に期待していてそれが裏切られたからだろう、と思って納得させてる。
それと召還された勇者が全員日本人って件。
日本人は日本人でも全員パラレル日本で、召還した時の座標が同じだったって思えばそこまで不自然でもないかな?

そんな感じでだらーっと見ながらの4話。
うっわ、分かりにくっ。
実際のラフタリアは大人になってるけど主人公視点では子供のまま。
味覚障害もそうだけど心を閉ざして外部の情報をマトモに受け付けられなくなってた(ラフタリアの説得をなかなか聞こうとしなかったのもそのせいだろう)って表現だと思うのだけど、テキトーに見てると時間が飛んでるかのような錯覚を覚える。
テキトーに見てた自分が悪いですね、ハイ。
とはいえ、剣と弓の勇者が不正を告発して、その件がどうなったかは有耶無耶になってる気がするのでやっぱり時間飛んでる感。
自分を笑ってた貴族は主人公の被害妄想が生んだ幻影?
「実際」と「主人公視点」が混ざり合っててなんかようワカラン。

以上は1回見ただけの感想なので、もう一度見返しての感想追記するかも。


追記
もう一回4話見直して来た。
↑と繰り返しになっちゃうけど「実際に起きてること」と「主人公が認識してること(主人公の視点)」には違いがあり、これを理解しないで見ても意味不明だと思う。
ラフタリアが大人か子供かで見分けは容易だけど、そもそも描き分けがされてることにも気付いてない人居そう、自分も危なかった。
具体的には主人公の認識では奴隷の呪いを解除されたラフタリアはなにか一言言ってプイと後ろを向いて立ち去ってしまったことになってる。
実際は槍の勇者にビンタかましてるんだけどね。
更にその後、裏切られたと思った主人公は「こんな世界は滅んじまえ」と言って「カースシリーズの条件が開放されました」って画面が出る。
その後言い寄るラフタリアを頑なに拒否したのは以前からの認識障害だけでなく、盾の効果も加わってた?
認識障害自体は味覚が無いことで表現されてはいたけど、気付かなかっただけで4話だけじゃなく3話もなにかトリック仕掛けてあったりして?
4話最後ではその認識障害も治ってメデタシメデタシで、今後はこの妙ちくりんな表現は無くなるのかな?
なんなんだろうね、心理表現をどうにかしようとしたらこんなんなっちゃったのかな?良い悪いはなんとも言えん。

ってよりも、ひょっとして…盾の勇者の真価を発揮させるには何個かある「ほにゃららシリーズ」の開放が必要で、そのために王様はワザと追い込む真似をした。
なーんてことは無いよ、ね?まさかね?
もしそうなら決闘の不正が有耶無耶になったのも納得できてしまうのがコワイところ。
あ、噂は聞いてるけど内容は全然知りません、念のため。{/netabare}

19話までの感想{netabare}
なんか4話がピークでそれ以降パっとしない話がダラダラ続いてるだけのような…それだけだったらまだ良いのだけど…。
個人的に「バイバイキ~ン」ないし「ヤなかんじ~」ってノリで空に飛ばされてキラーンってなるのってツラい。
ギャグならまだしも、普通のストーリーものだと「それが出来るならとっ捕まえて吐かせろよ」と思ってしまってホントツラい。
お前あかほりかよと、4クール作品かよと。
結局謎を引っ張るのにお手軽で都合のいいテクなだけで、真面目に話を考えてると思えなくなってしまう…からだと思う。

それでもボケーっと観てたら18話、黒幕と思しき教皇が再登場。
そしてご丁寧にも「ワタシが犯人です」と自供してくれました。
ぐへぇ、このパターンか!
今までダラダラやってきた出来事から証拠を繋ぎ合せて黒幕に到達するんじゃないのか。
こういうのって最近では“シリウス”でもあったけど、聞いてもないのにベラベラ喋るのはやっぱどうしてもう~んと言わざるを得ない。
これが一話完結モノで「その回のウチに陰謀を暴く」ってのならまだ分かるんだけどさ、時代劇でよくある「冥土の土産に教えてやろう」っての。
けど何話も引っ張ってコレってのはなぁ。
こういうパターンな場合は視聴者に伏せて引っ張るよりも、とっとと明かしてキャラクターは知らない体で話運んだ方が良いと思うのだが…。
しかも19話では後から駆けつけてきたレンとイツキがわざわざ敵の斜線上(クレーターの中)に集まる始末。
…。
どうしちゃったんだ?スタッフ力尽きた?原作からこうなの?{/netabare}

21話までの感想{netabare}
奴隷紋便利過ぎ!!
↑で書いた様に教皇が突如自供始めた段階でイヤな予感がして、21話の裁判もまぁ便利能力でお手軽に汚名を晴らせてしまいました。
やっぱ雑に感じるなぁ。
そりゃね、あんな世界だから平民の証言集めても意味が無いのかも知れないけど、個人的には自白剤使わずに証拠を集めて叩きつける展開にして欲しかった。
そうじゃないと5話以降の中身何だったんだよとなってしまう、退屈な話を見た甲斐が無くなってしまう…ってそれも↑で書いたか。
どうしても1話の段階で自白剤使えば良かったんじゃんってなるし、バイバイキ~ンしたのはやっぱり悪手だったということになるし(とっ捕まえて吐かせろよとずっと思ってた)、自白剤投与できるだけの「お膳立て」を揃えてくれたのも王女の鶴の一声にしか思えない。
それまでの主人公の努力が実を結んだって気がしなくてう~んう~ん…。{/netabare}

23話までの感想{netabare}
ん?あれ?
死刑を回避したことでまた厄介ごとが増えるのかと思ったらそうじゃない?
また、「なんで王様がそこまで盾の勇者を嫌ってたのか」の話をするのかと思ったらそれも無いっぽい。
相変わらずビッチは毒盛ったりして関係が改善もしなければ悪化もしない、変化が無いというのはどういうこっちゃ。
ってか情状酌量というか執行猶予というか…とりあえず再犯じゃん。
もう死刑は免れようが無いんじゃね?と思ったらどうもそうでもないっぽい。
…?
結局尚文の取った選択って、あんま言いたくないけど、良い悪いは置いといて戦争を知らない平和ボケした現代日本の価値観から「ギロチンコワイ」となっただけにしか思えない、良い悪いは置いといて(二度目)。
それに対してあの世界の価値観と摩擦を起こすことで問題提起する展開ならまだしも、23話まで見た限りそうじゃないっぽい。
…人が死んでるの沢山見てるんじゃなかったっけ?
どうしても死刑にできないのなら、再犯したら片腕落とすとかビッチは顔焼くくらい当たり前の世界だと思うんだがなぁ、罪人の刺青すら無いのん?
もっと言えば奴隷紋なんていう便利機能があるんだから心を入れ替えるまで鞭打ちとかすればいーじゃん、死ぬまで改心しなかったらそれは仕方ないってことで。
ってか思想警察居ないの?盾の勇者の誤った噂なんかしようものなら死刑でいいじゃん、もう、面倒臭いなぁ。

このアニメを大人向けだと評してるのを目にしたけど、個人的にはむしろキッズ向け、バイキンマン反省しないじゃん?
「人の話を聞かない」で間を持たせるのも1年以上放送するホビー系アニメじゃ日常茶飯事で、深夜アニメしか見てない人には新鮮に映るのかなぁ?と真剣に悩んでしまったり、煽りじゃなくて。

でもって23話、実在してないゲームのレベル上げだのアイテムだのモンスターの経験値だの設定の話をダラダラされても、その…ゲーム実況見たほうがマシな気が。
ってかそれをこのタイミングでやる!?
ここへ来て新キャラ登場もそうだけど、放送あと3年くらい続けるのかな?{/netabare}

25話までの感想{netabare}
なんか「おおおええああええ~」って歌いたくなる設定が飛び出してきて吹いた。
こんな終盤でソレ!?今のボクには理解できない(アニソーンアーニソーン)。
でもって他の勇者達と和解に向けた素振り・ヒント出しすら無いままエンド。
わぁい。
これ言うとどうせ老害とか言われるんだろうけど、こういう話(団結しないといけないのに足踏みが揃わない)って過去にいくらでもあってさぁ…。
えーっとマンガ版の幻魔大戦がこんなんじゃなかったっけかなぁ、超能力戦士が団結しなきゃいけないのにやってることは基本内ゲバ。
そんなの面白いワケもなく打ち切りでね、石森章太郎であっても。
ってかこの設定だったら勇者の一人が別世界のスパイやっててようやくイッパシの物語の体で…原作ではどうなってるか知らないけど、アニメそこまでやってくれないと「一つの作品」として至ってないというか…。
実は王様は向こうの世界の出身でもいいぞ、それくらいやってくれよと。{/netabare}

総評{netabare}
4話がピークでそれ以降は下降線。
“デジモンアドベンチャー02”のデジモンカイザー編だけ見せられた感じ。
話ブツ切りでもせめてカタルシスパート入れてくれよって気持ちだけど、それすら無い。
ってかこれ成り上がりじゃないよね?
本来勇者として相応の地位を与えられるところをなんやかんやで奪われて、それを取り戻しただけのような…。
成り上がりってのは元々無いものをもぎ取ることじゃない?
例えば皇位継承者が一度失脚して、返り咲いて即位したら成り上がりと言うか?というと、う~ん。
どこの馬の骨とも分からんヤツがあの手この手で玉座に就いたら「成り上がり」になるけどさ。
本来勇者に与えられる地位以上のものを手に入れたら成り上がりと言っても良いだろうけど…。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

2019年個人的一番にしとこう←まだ早いだろ

この作品にはものすごく感情移入してしまった。個人的どストライク。不遇な環境の中で誤解され蔑まれても地道に動き続ける奴はかっこいいし、それを認めてくれる信頼できる少数の人間がいるのは非常に有り難いこと。
1話~4話にかけて本当に涙が止まらなかった。4話は傑作中の傑作だったのではないかと思う。{netabare}異世界に勝手に召喚されたうえ、パーティーに加わるふりをしたマインに強姦の罪をでっちあげられ、国王には最初から理不尽な扱いをされて誰からも信用されていない尚文が人間不信になり、味覚がなくなるくらい心が荒んでいたところ、奴隷としてではあるが、ラフタリアと出会い、最初は自分が防御しかできないことから攻撃手段として育成しようくらいしか思っていなかった。そこに元康から決闘を申し込まれマインによる魔法攻撃を食らったために敗北を喫し、勝手にラフタリアの奴隷契約を解除されたシーンが辛さと怒りが半端じゃない。でも、解除されても側にいて抱きしめてくれるラフタリアと安心しきった尚文を見て3話までも泣けたけど、頂点に達した。{/netabare}劇場版ならここがクライマックスで終わりだけど、25話あるからしょうがない。とはいえ、好きです。地道な活動を続けたり、商才を発揮したり。それでも一度着せられた汚名は中々返上できないのが辛かった。主人公の性格が一番最初とは全く違っていて兎に角びっくり。

俺強ええというよりは周囲が弱いっていうのはあった。敵は強いのに盾以外が情けない。槍の勇者元康には特にイライラさせられた。なんで弱いのにそんなに上から目線なんだよ。マインにも早く成敗されてくれと念じながら見ていた。{netabare}やんちゃで教養がないために第一王女なのに第二王女のメルティが王位継承権一位。それを奪うために槍・剣・弓を崇拝し、盾を悪魔と呼ぶ宗教を利用して尚文を陥れ、かつメルティ暗殺を目論むわけだが、教皇の暴走もあって失敗する。そして、父である王とともに処刑されることに。処刑を決めた女王の気持ちは辛かっただろうが、尚文の温情で本名マルティはビッチ、冒険者名マインは阿婆擦れに。王の名前はクズにされる。処刑免れて改名させられたのに堂々としているのは凄いもやもやするけど、最後のほうにようやくすっきりできたかな。{/netabare}

瀬戸麻沙美の声が終始可愛かった。フィーロも可愛かった。あとはなんといっても女王がセクシーだった。安定の井上喜久子ボイス。母と言えば井上喜久子。いつものことだが17歳とは思えない妖艶な声。

{netabare}ラフタリアの故郷の領主となり復興して拠点づくりして{/netabare}俺たちの生活はこれから始まるっていう終わりかたも好きだった。

続きが気になるけど、かなり成り上がったからさらっと流す感じで制作してほしい。


OP
RISE 歌 MADKID
FAITH 歌 MADKID
ED
きみの名前 歌 藤川千愛
Falling Through Starlight 歌 瀬戸麻沙美
あたしが隣にいるうちに 歌 藤川千愛
挿入歌
Cold Illusions 歌 Gyan Greaves
ED好きだった。アニメの内容に合致しているし、頭に残るメロディ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ごく平凡なオタク大学生・岩谷尚文は、図書館で出会った1冊の本に導かれ異世界へと召喚されてしまう。与えられた使命は、剣、槍、弓、盾をまとう四聖勇者の一人「盾の勇者」として、世界に混沌をもたらす災い「波」を振り払うこと。大冒険に胸を膨らませ、仲間とともに旅立った尚文。ところが、出発から数日目にして裏切りに遭い、金も立場もすべて失ってしまう。他人を信じられなくなった尚文は奴隷の少女・ラフタリアを使役し、波に、世界に、立ち向かおうとするが-。果たして、この絶望的状況を打破することはできるのか?すべてを失った男の成り上がりファンタジー、開幕。

1. 盾の勇者
図書館で『四聖武器書』という本を読んでいたところ、突如として異世界へ召喚された大学生・岩谷尚文。伝説の勇者の一人「盾の勇者」として世界を救うことになるが、ある朝、金と装備が盗まれてしまう。

2. 奴隷の少女
奴隷商に案内され、自らの剣となるパートナーを探す尚文。だが、手持ちの少ない尚文が買えるのは、病を患った亜人の少女のみだった。尚文はラフタリアと名乗る生気のない少女に、過酷な戦いを強いる。

3. 災厄の波
様々なスキルと技能を習得し、ラフタリアとの連携も抜群によくなった尚文。迫りくる波に対抗して武器と防具を新調し、波の刻限を示すという龍刻の砂時計へ向かう。すると、そこへ元康たちがやってきて……。

4. 暁の子守唄
波が去ったのも束の間、メルロマルク城での祝宴のさなか尚文は元康から決闘を挑まれてしまう。奴隷を使役するのは勇者にあるまじき行為であり、即刻、ラフタリアを解放せよというのが元康の言い分なのだが……。

5. フィーロ
オルトクレイからなけなしの報酬を渡された尚文は、ラフタリアの要望で再び奴隷紋を入れ直した。数日後、奴隷商から購入した魔物の卵くじも孵化。新たな仲間を加えるが、滞在中のリユート村にマインが現れ……。

6. 新しい仲間
謎の少女の正体はフィーロだった。フィーロは変身能力を持つフィロリアル・クイーンであり、人間の姿にもなれるという。しかし、変身のたびに服が破けるため魔法の服が必要に。尚文は素材を求め、新たな冒険に出発する。

7. 神鳥の聖人
除草剤を必要としている村があると聞き、行商に向かう尚文たち。村は魔物化した植物に飲み込まれ、住民は避難を余儀なくされていた。人間にも寄生するこの植物、どうやら原因を作ったのは元康のようで……。

8. 呪いの盾
疫病に苦しむ東方の村の話を聞き、薬を届けに行く尚文たち。疫病の原因は、1ヶ月前に退治されたドラゴンの死骸が適切に処理されぬまま腐敗してしまったためだった。死骸処理の依頼を受け、尚文たちは山を目指す。

9. メルティ
東方の村で、尚文はメルティと名乗る少女に出会う。フィーロとすぐに打ち解けた彼女は、一緒に王都に行きたいという。どうやら護衛とはぐれてしまったらしい。しぶしぶ同行させるのだが、王都で待っていたのは……!?

10. 混迷の中で
メルティを拒絶した尚文は、粛々と次の「波」に備える。協力したいという少年兵を条件付きで受け入れ、加えてレベルアップしたラフタリアをクラスアップさせようとするが……そこに王の嫌がらせが待ち受けていた。

11. 災厄、再び
辺境の村で新たな「波」を迎え撃つ尚文。志願兵の協力もあって村人の安全は確保したが、「波」はいつまで経っても収まる気配がない。尚文がほかの勇者の援護に向かうと、そこには巨大な幽霊船が浮かんでいて……。

12. 漆黒の異邦者
ソウルイーターを一撃で仕留めた謎の少女、グラス。「真の波の戦い」を始めると告げ、最初に攻撃を仕掛けた錬、元康、樹を圧倒する。尚文たちの連携技も通用せず、満身創痍の中、尚文は再び憤怒の盾を使おうとする……。

13. 盾の悪魔
メルティへの攻撃を防ぎ、騎士団を追い返した尚文。しかし、メルティ誘拐と騎士殺害の濡れ衣を着せられ、逃避行を余儀なくされる。各地に厳戒態勢が敷かれる中、尚文たちに追い打ちを掛けるような事態が発生する。

14. 消せない記憶
山火事を起こすというマインの暴挙により、麓の村まで逃げてきた尚文。しかし、騎士団の包囲網を突破するのは簡単ではない。メルティは知己の貴族を頼ろうとするが、ラフタリアにとってここは因縁の地域で……。

15. ラフタリア
イドルを追い詰めるラフタリア。その瞳には復讐の炎が灯り、殺意を帯びた切っ先がイドルののど元に突きつけられる。尚文の言葉で一度は怒りを飲み込むが、イドルが再びラフタリアに襲いかかろうしたそのとき……。

16. フィロリアルの女王
衰弱した子どもたちを連れた尚文にタイラントが襲いかかる。フィーロが狙われていると気付いた尚文は、フィーロに乗ってタイラントを街の外へおびき出すが、正面から戦ってもダメージが通らず手詰まりになってしまう。

17. 紡がれる約束
四聖勇者が和解しなければ皆殺しにするというフィトリア。さらにメルティを人質にするという強硬手段に出るが、それでも尚文は和解を拒絶。その想いを汲み取ったフィトリアは、代わりにフィーロとの一騎打ちを提案する。

18. 連なる陰謀
勇者たちと話し合うため、尚文は正面から関所を抜けようとする。しかし、そこには一番話の通じなそうな元康が待ち構えていた。問答無用で襲いかかってくる元康。かつてないほどの殺意が意味するものとは……。

19. 四聖勇者
教皇が有するのは四聖武器の力を備えた究極の武器。その刀身から放たれる「裁き」と強大な魔力障壁を前に、尚文たちは為す術がなかった。窮地に陥る中、偽勇者として裁かれる側となった元康が驚きの行動に出る。

20. 聖邪決戦
教皇の「大聖堂」に囚われながらも、攻撃の手を休めない尚文たち。しかし、神聖な領域において呪いの盾は無効化され、あと一撃が届かない。尚文は新たに解放された呪いの盾を使おうとするが、竜の怒りに心を蝕まれて……。

21. 尚文の凱旋
ミレリアのおかげで一命を取り留めた尚文は、彼女から勇者召喚の真実と盾の勇者が迫害される理由を聞かされる。そして、尚文の冤罪を晴らすというミレリアによって、オルトクレイとマインの弾劾裁判がはじまる。

22. 勇者会議
紆余曲折ありながらもクラスアップを果たした尚文たち。三勇者とともに祝賀会という名の会談に参加し、いわゆる「ボーナスステージ」の存在を知る。一方その頃、ラフタリアは祝賀会場で揉め事を起こしていた。

23. カルミラ島
カルミラ島に向かう船の中で再びラルクに遭遇し、尚文はペースを崩されながらも、気さくな彼と徐々に打ち解けていった。経験値稼ぎに、賑やかな食事。この世界にきて初めてと言えるくらい充実した時間が流れていく。

24. 異世界の守護者
海上で波を迎え撃つため、メルロマルクは大艦隊を編成する。女王自ら指揮を執るが、三勇者は相変わらず役に立たず、尚文たちが孤軍奮闘するばかり。尚文はラルクとテリスの協力を得て波に対抗するのだが……。

25. 盾の勇者の成り上がり
グラスは異世界の勇者を名乗るラルクの仲間だった。尚文は強烈な連携攻撃を耐え凌ぎ、一騎打ちでグラスに肉薄するのだが……。本当にこの世界を守りたいのか、尚文はグラスとの戦いの中で己の覚悟を問われる。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

85.0 4 異世界でバトルなアニメランキング4位
Re:CREATORS(レクリエイターズ)(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1065)
5232人が棚に入れました
自室でアニメ “精霊機想曲フォーゲルシュバリエ” を観ていた水篠颯太の目の前に、画面の向こうに映っていたはずのアニメのキャラクター、セレジア・ユピティリアと、軍服を纏った謎の少女が現れる。
両者の戦いに巻き込まれた颯太は、2人を追って代々木公園へと向かう。そこにPCゲーム “追憶のアヴァルケン” のキャラクターであるメテオラ・エスターライヒまで現れて──

声優・キャラクター
山下大輝、小松未可子、水瀬いのり、日笠陽子、坂本真綾、雨宮天、村川梨衣、鈴村健一、豊崎愛生、小西克幸、金元寿子、杉崎亮、柳田淳一、濱野大輝、寿美菜子、恒松あゆみ
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

クリエイターが伝えたいこと

以下の情報は、放送直前特番や
ネット上で見つけた監督インタビューなどで知った。

今作は、放送開始の4か月前、
2016年12月19日に突如ベールを脱いだ
オリジナルアニメ企画。

<「BLACK LAGOON」の作者、広江礼威氏が
原作・キャラクター原案を務め、監督他複数と共に脚本も担う>

準備期間は不明ながら、
氏が紡いだ原作テキストは25万字に及んだそうな。
相当の力作なよう。

しかも幸運なことに物語の骨格に沿う形で、
始めから過不足のない話数ということで
全22話という尺が決まったらしい。
(公式HPによると特番は、放送直前含め3回予定されているようで
放送枠自体は、まるまる2クール分の25回確保されている模様)

<監督とシリーズ構成は、あおきえい氏>

氏の最近の監督作「アルドノア・ゼロ」が
途中までは非常に面白かったのに終盤で、
かなりがっかりさせられているので過剰な期待は禁物と思っていたが、
その準備の用意周到さとクリエイターの情熱と拘りが
初回から発揮され、非常に掴みが良かったし
引きの強さはも今期No.1だった。

<ながら観にはあまり向かない>

クスッと笑える部分も多々あるし、
キャラが親しみやすく感情移入も容易で
観やすいようであっても...

伏線は、OP映像含め見落とし注意。

時にメテオラの説明台詞が立て板に水で長い、
しかも言い回しが難解ゆえ理解に咀嚼が必要。

<音楽は、アルドノア・ゼロも担当した澤野弘之氏>

ボーカルを活かした劇伴のセンスが好く
スタイリッシュでスリリングに物語に誘ってくれる。

<最終22話まで観て>
{netabare}
もしこれから観るのであれば、事前の心構えが必要に思う。

まず主人公を、常識的に特定の誰か一人と決めつけない方が
本作をより楽しめる気がする。

この作品は、まともな台詞のあるキャラは
たとえ被造物と言えども皆、等身大の人間味が等しく描かれていて
新キャラも後半でも投入され、群像劇の色合いが益々濃厚となった。
回ごとに主人公が変化していくし、それは一人とも限らない。

例えば、15話ではあえて主人公を一人選ぶならアルタイル。
16話~20話は、一人に絞れない。
21話はアルタイルとシマザキセツナ、そして颯太も主人公だった。

また、派手なバトルを期待し過ぎない方がいい。

バトルシーンは、やるときは徹底してやるが地味な展開も多く、
緩急の「緩」がやたら長くて、「急」はかなり溜め込んだ上で訪れる印象。
台詞説明が多く話のテンポが遅く感じやすい。

丁寧に描かれるキャラクターの心情に寄り添えないと
退屈な作品と化すかもしれない。

今までずっと、アルタイルがもたらそうとする大崩潰とやらの影響が
民衆の生活へ現れなかったゆえ脅威が今一つ実感できなかった。

またこの作品、溜めの多すぎた構成上、中弛み感がつき纏っていたし
設定で意味不明な部分もありついていけない部分もある。

しかしキャラの心情は毎回とてもよく伝わる。
とても心に響く台詞で彩られる脚本の魅力が一番の魅力かなと思う。
絶賛は出来ずともやはりいい作品だと21話であらためて感じたのだが...。

最終話で『アルドノア・ゼロ』同様の大風呂敷の雑な畳み感を味わった。

その最たるものは、マガネが都合よく物語から消えていた点。

<総評として、素材はいいのに料理の仕方はいまいち>

原案は斬新で素晴らしかったし、キャラも全員魅力あった。
その点で非常に面白くはあった。
また、それなりにすっきりするいいまとめ方ではあった。

しかし、22話の尺を有効に活かし切れなかったと思う。

・特に4話あたりから目立ち始めたメテオラの長台詞による状況説明がわかりにくかった。

・アルタイルとその一派が特にこの世の人々に何するでもなかったのが緊迫感が削がれた。

・以上と関連して、途中かなり間延びしたのに結局終盤詰め込み過ぎで
全体の構成にかなり疑問。

・最終話では、マガネ不在以外にも、
途中退場してしまったキャラ達にもスポットあてられなかったも不満。
例えば、最後にそれぞれの作品世界での彼らを
台詞付きで少しでも描くなどが欲しかったところ。

以上の不満点により最終話で物語評価を4.0から3.0に下方修正した。
{/netabare}

★ #01「素晴らしき航海"I will remember everything that happened to me."」
{netabare}
導入として申し分ない。

冒頭からいきなりの自殺少女が、
この物語はシリアス路線だということを明確化している。

主人公の高校2年生男子、颯太はあまりに平凡で影が薄い印象。
しかし彼の冒頭のモノローグに謎解きの大きなヒントが隠されていそう。

しかし、女性キャラ3人、
セレジア、メテオラ、軍服の姫君が圧倒的な存在感で現実世界に登場。
声優との相性も抜群と思った。

現実界⇒異世界の召喚作品は
最近多すぎな印象で食傷気味だったが、
アニメやゲームの住人が現実世界に
召喚されてしまうというのは新鮮だった。

そして、昔、ハリウッド映画のシュワルツェネッガー主演の
「ラスト・アクション・ヒーロー」(1993年作)を
観たときのワクワク感を思い出した。

特に今回は、セレジアが颯太に時折見せるお姉さん的な仕草から
優しい人柄が滲みだし、とても印象に残った。

<“軍服の姫君”の豊崎愛生さんに注目したくなった>

監督曰く、キャストは基本的に話の進行の一切を事前に知らせていないが
軍服の姫君は例外で、豊崎さんだけには先の展開を教えた上で
収録に臨んでもらっているそう。

つまりそれだけ重要な役ということらしい。

豊崎さんは、最近いい役に恵まれず
パッとしない印象が個人的にあったが、
今期は「アリスと蔵六」の早苗といい
いい役に恵まれていてると思う。
{/netabare}
★ #08「わたしにできるすべてのこと"I CHOSE this way of life."」
{netabare}
<良くも悪くも、あおきえい監督らしい展開、と思う>

「喰霊-零-」の第一話や「アロノドアゼロ」の前半終了時の演出から
監督は、フェイクによるミスリードが得意な傾向があると思ってはいたが
それは今作にも当てはまっていそう。

キャラを容赦なく、絶望的に叩きのめし
視聴者を最後まで観ないわけにはいかない状況に追い込む。

視聴者の期待と予想の裏切りが
最後まで観た時、吉とでるか凶とでるか。

収録台本以降の話の展開を、
豊崎さん以外一切知らせないようにしいているらしいから、
今作に関してはキャストも視聴者同様、
先のことが気が気でない状況に追い込まれてそう。

まみか、どうなるんだろう?
全話終了時、観たまんまの悲劇になってないことを今は祈るのみ。

<颯太の好感度の下げ方にクリエイターの計算が見え隠れしてるような>

「うじうじ」「ネガティブ」「臆病」「自己中」「保身的」...
視聴者が嫌う「めんどくさい」キャラの要因のオンパレードの颯太。

ここまで不快な点ばかり見せつけられると、かなり意図的なものを感じる。
最後まで観た時、彼への印象はどうなってるんだろうか?

<ED映像の画の意味>

間違ってたらごめんなさいだが、
ここまで観てEDは、
最終話以降の状況を暗示してるんじゃないかと思えてきた。

創造主側の颯太、松原、まりね、中乃鐘と共に
セレジア、メテオラ、鹿屋、弥勒寺の
この世を楽しむスナップショット。

そこにはいないものの、街頭モニターや
アリステリアの物語『緋色のアリステリア』の車内広告、
まみかカレーから顔を覗かせるどや顔まみか。
しかも広告内の「激闘、決着」のキャッチコピー。

しかも最後、颯太の微笑む姿で締めくくられている。

逆に、ここに登場しないキャラの運命は非常に気になる。
しかし、少なくてもここに登場する人物だけは
「悪いようにはしないさ」という
クリエイターのメッセージが仕込まれてると信じたい。
{/netabare}
★ #09「花咲く乙女よ穴を掘れ"The world requires choice and resolution."」
{netabare}
<築城院真鍳(ちくじょういん まがね)恐るべし!>

悪役が魅力的でないと物語はつまらなくなる。
その点、今作はよく出来てると思う。

アルタイル(軍服の姫君)は、
悲劇のヒロインとして同情の余地があるのに対し、
趣味で人を殺し、人心操作で意のままに人を翻弄するマガネ。

彼女の狡賢さは半端なく非常に魅力的なキャラになってる。
人心掌握術に長けた彼女は、饒舌で妙に人懐っこい所もあるので
憎み切れないのもまた魅力。

少なくとも今回まで観た限りでは
救いようのない悪党であり最大の敵はマガネのようだ。
そして彼女が、物語を良くも悪くも牽引していく存在に思えた。

それにしても、
彼女があまりにも都合良く、いろんな重要な場面に
偶然遭遇するのが観てて不自然で仕方ない。

そうしないと話が進まなくなってしまうから
やむを得ない側面があろう。

しかし、自然に見えるよう台詞のフォローは欲しい。
(それともフォローの台詞を聞き逃しただけかも?)

例えば、
「私ってさ、いつもおいしい状況にたまたま遭遇しちゃんだよねー。
私の創造主さんのおかげかなー」の一言でもあればいい。

それだけで「マガネは強い悪運の持ち主で、
自分が楽しむためのネタを自らに引き寄せる能力がある」
というキャラ設定でもあって、
それがこの世にも当てはまるのかと視聴者は納得できよう。

現実を捻じ曲げる『言葉無限欺(ことのはむげんのあざむき)』
という彼女の能力そのままに、
不自然が自然に入れ替わるのに勿体ない。

<今回のマガネと弥勒寺のバトルは、今後いいネタになりそう>

キャストの坂本真綾&鈴村健一さんはご夫婦。

「これっくらいマーヤちゃんなら、平気の平左。どうだろうかね不良中年...」
「笑い袋が調子に乗りやがって」

ネット上、そして鈴村夫妻とその友人たちの周りでは、
レクリバージョンの夫婦喧嘩ごっこでしばらく盛り上がれそうだ。

<マガネが悪魔ならメテオラは天使>

すべての解決の鍵は、メテオラの叡智っぽい。
マガネと対極のメテオラの賢者ぶりもますます重要性を帯びてる。
彼女なくして、解決の道筋はまず得られないと感じるほど。
そして颯太を救い導くという癒しの役割まで担う。
{/netabare}
★ #10「動くな、死ね、甦れ!"We know exactly how you think and how you're fighting !"」
{netabare}
<第1部の締めくくりは、被造者8人によるオールスターキャスト共演&競演の大バトルが見所>

今回は感情移入させてもらうことの多い巧い脚本&演出だった。
松原とセレジアの絆に、一番の胸熱でジーン。
次に必死でアリステリア説得を試みる颯太の勇気に感服。

どん底まで落とせば「陰極まりて陽」となり後は上がる一方。
やはり今までの颯太の欠点の強調は意図的なもので
今回、その効果が存分に活かされたと思う。

こういう展開を待っていたので非常に満足だ。

<セレジアを思う気持ちは親が我が子を想う気持ちと同じ>

一か八かの賭けだったが、ネットにセレジア強化の新設定を拡散させ、
結果、セレジアの能力改変に成功する松原とマリネ。

敵側にいいようにされていた状況を打破、一時撤退させることができた。
しかし、セレジア、メテオラ、弥勒寺は瀕死のボロボロ状態。
まさに危機一髪で完全敗北から免れた。

<この世界を守るために、傷つかないものはいない>

再びマガネの術中に嵌り、切り札の能力までも奪われた弥勒寺。
チートな存在と思えたギガスマキナも思わぬ妨害で何もできなかった鹿屋。
薄々自らの過ちに気付き始めた脳筋で不器用なアリステリア。
アルタイルの底知れぬ能力の脅威。
なぜアルタイルに加担するのか未だに解からぬブリッツ。

キャラ設定がしっかりしてるから、
人間ドラマとしてもなかなかの出来だと思う。

自らの享楽のために場をかき乱し、
直接自ら手を汚さずとも多くの人を傷付けるマガネ。
最凶かつ最狂マガネの無双はいつまで続くのか。

クリエイターたちの知恵の見せ所はこれからが本番。
気になることは山積だ。
{/netabare}
★ #11「軒下のモンスター"We cannot decide where we go but you can."」
{netabare}
<脚本に、クリエイターと呼ばれる人たち全般に対する愛情を感じる>

物話は、再び動から静へ。

バトルものとしてはテンポが悪いと感じる半面、
こういうの嫌いじゃない。否、むしろ好み。

しみじみした今回。
場と雰囲気をかき乱すキャラは一切登場させず
不穏さをあえて封印したと思われる。

22話構成という大枠があり、ゴールが決まってないと
こんなに丁寧なキャラ描写は出来ないと思う。

「煌樹まみかお別れの会」などを企画する余裕ある製作委員会。
もう物語の設計図は完成済であとは推敲し肉付けするだけなのだろう。

<とても優しい人たち>

セレジアと松原、鹿屋と颯太の会話。
颯太の勇気のいる告白を無言で受け止める仲間たち。

以上のシーンで
「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない
- If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive.-」
というレイモンド・チャンドラー著、小説「プレイバック」出典の
超有名な主役フィリップ・マーロウの台詞を思い出した。

強さと優しさの両輪あって初めて魅力的な主役が生まれる。

鹿屋は初登場時の、幼稚な困ったちゃんの印象が強かったから
今回は、やたらカッコ良く見えた。

<今回初めてシマザキ セツナに台詞が与えられた>

とても魅力あるキャラになってて、
故人であることが惜しい、出来れば生きてて欲しいとさえと思えた。

直近の「BanG Dream!」のドラマー、沙綾のイメージが残っていて
大橋彩香さんの声だとは全く気付かなかった。

彼女は実際にドラム叩けるし、実に器用な方。
役になり切っててさすがだ。
{/netabare}
★ #13「いつものより道もどり道"An unpredictable story that no one knows where it's leading to."」
{netabare}
総集編風の「過去のおさらい&設定補足説明の特殊回」だった。

<メテオラ・オン・ステージ>

大人気!もちもち!もっちもっち!!の
「もちもちメテオラクッション」
ホントに商品化されたら買ってしまいそうである。

これは確かにユニーク。
制作陣のユーモアのセンスが素晴らしい。
本編より面白いという視聴者の感想続出なのも納得。

この回が気に入ったなら公式HPに掲載された
メテオラ役の水瀬いのりさんのインタビューも楽しめるはず。

彼女もスタッフから事前にこの回があることを
「いろいろとがんばってもらうことがある」と
遠回しに言われて知っていたらしい。

しかし、内容までは知らないので
きっとシリアス方面で頑張るのかと思いきや、
渡された台本に思わずひとりでクスクス笑ってしまったとのこと。

適度にブラックで適度に聡明。
メテオラは、ホントおいしいところ持ってく。
愛嬌のある乙女と、世の理を鋭く見抜く賢者の役割を
ちゃんと両立させていてかわいいキャラだ。

人にあだ名付けるの上手い。
弥勒寺から気に入らないニックネーム「めっちん」と名づけられたからか、
弥勒寺に対しては一層辛辣なのもまた一興と言えよう。
{/netabare}
★ #14「ぼくらが旅に出る理由"I feel painful and so useless that I want to cry but it's fun nevertheless."」
{netabare}
<新章スタートに相応しく今回でOP,ED共に変更>

OPは、楽曲は以前の方がイントロから盛り上がれて好みだが
画的にアルタイルが表情豊かで新鮮。
今後の彼女にいい変化が起きるだろうか。
被造物の新キャラ、星河ひかゆも登場で
さらなる話の広がりを予感させられた。

しかし、まみかはもういない。
彼女は徐々に忘却の彼方に消えてしまいそうで少し寂しい。

新EDはミニ3頭身キャラと化した被造物たちが
本作のアニメ制作現場に訪れる風。
遊び心があってなかなかユニークで面白い。

<菊地原の姉御>

一大国家プロジェクト始動!
冒頭からの、責任者である菊地原統括調整官の
有能ぶりと逞しさにインパクト大。
大勢のクリエイター達に喝を入れる。
啖呵を切る姿が実に男前。

政府関係者代表とは言え、まさかここまで重要な役どころになるとは...。
初登場時には考えも及ばなかった。

<創造主のそれぞれの想い>

今回は一貫して創造主にスポットがあたった。
被造物の影が薄くなるほどで、メテオラ陣営の登場は最後のみ。
アルタイル側陣営やマガネなどは出番なし。
この構成上の割り切りは実に潔いと思う。

颯太も11,12話の懺悔を経て一皮むけた。
何事も前向き積極的なのはいいこと。
今後は創造主の一人として活躍しそう。
{/netabare}
★ #15「さまよいの果て波は寄せる"This is perfect! She couldn't have been any more perfect!"」
{netabare}
<新キャラ、またも登場>

前回終わりに初登場した星河ひかゆ。

今回で意外なジャンルからの現界で戦闘能力はほぼ皆無と判明。
彼女の創造者も含め場違いも甚だしい。
しかし逆に、和み担当と見せかけて
別ベクトルに化ける可能性もありそうだ。

次に弥勒寺の物語、
漫画『閉鎖区underground-dark night-』の主人公、翔まで現界。

CVは岡本信彦氏で、氏が採用されたのは得意とする
『とある魔術の禁書目録』のアクセレーター系の
狂気をはらんだ演技が必要とされるキャラだかろうか。
これからあるであろう弥勒寺とのバトルは盛り上がりそうだ。

あとは、12話の最後で登場した小野大輔氏演じるキャラが
本作登場の被造物すべてかな。

顔こそは見せなかったものの纏っているもので誰だかバレバレ。
○○○に違いない。
以前のOPと1,2話でヒントがあった。
今回話題のロボット乗りとは彼のことだろう。
ということは、新OP登場の機体も現界が期待できそう。
これで○○○○は本来の強さを発揮できるだろう。

<アルタイル、マガネ、なんと10話以来のお久しぶり!>

なんとも悠長な展開である。

「憎まれっ子世に憚る」とは
当にマガネの事言ってるようなもの。
一体どれほどの時間経過があったかは知らないが
マガネは、どうやら強かな世渡りで
リッチになって高級マンション住まい。

濡れたお札を丸めてポイなどお金を粗末に扱うようでは、
我が世の春もそんなに長くは続かないだろうが...。

自身の娯楽のためなら大量殺戮すら
なんとも思わないキャラじゃなければ
嫌いになれないタイプだ。

マガネに協力を仰ぐアリステリアの不穏な動きが気になる。
悪い方向に向かわなければいいのだが...。
『緋色のアリステリア』の作者、
高良田の活躍で彼女に幸あらんことを祈りたい。

アルタイルは、ブリッツとの今回の絡みで
チートな能力の反面、弱くも儚い存在として魅力アップ。
本作の一番の主人公と思えるようになった。

ブリッツも今回で非情な悲しみを負ったキャラと判明。
悲劇に向かわなければいいのだが...。

こういった人物たちが紡ぐ物語は一体どこに向かうんだろうか。

来週はスケジュール通りの特番で本編はお休み。

本編は残り7話。
再来週からの溜めて溜めての一挙大放出のクライマックスを期待したい。
{/netabare}
★ #19「やさしさに包まれたなら"The story continues,
as long as there is someone out there, who believes in my existence."」
{netabare}
<アリステリアとセレジア退場>

16話の後半以降、ラストに向けて動き始めたが、
今回は、クライマックスに向けてますます盛り上がって来た。

今回の展開は、かなり切なく心に響いた。
鹿屋やセレジア、アリステリアの必死の攻防。
彼らは、ギャラリーに多くの感動を与えたはず。

主人公という言葉が飛び交った今回、
それぞれの作品世界の中で本来は第一の主人公たち、
アリステリア、カロン、翔はどこか不器用。
結局、そんな彼らは作品外に飛び出すと
深慮が足りず人から騙されやすかったりする。

カロンに力では敵わぬセレジアや
翔のライバルポジションの弥勒寺の方が
賢明で器の大きさを感じられたりした。

さすが広江礼威氏、人間の描き方が単純でない。
今回は、善悪だけではキャラの魅力を測れなかった
「BLACK LAGOON」に通じるものを感じた。

<唯と澪がもしも中二病だったら>

ところで、今作には「けいおん!」の放課後ティータイムの
唯、澪、紬の声優がそれぞれ、アルタイル、アリステリア、
そして『code・Babylon』の原作者の駿河となって共演している。

さしずめ今回のアルタイルとアリステリアの絡みは、
「中二病になった唯、澪のバトル」とも思えて
ネタとしてちょっと楽しかった。

また被造物キャラは、設定上いかようにも改変できそうな
この世界観の中にあっては、アルタイルは、
唯のような天然ドジっ子キャラにもなり得るわけで、
キャラ変で180度違う唯の声で演じてくれる展開があったら
面白いのにと妄想。

まあ、アルタイルは、ガチなシリアス担当。
そんな遊びを入れられるキャラではなそうなので
物語の都合上、実際にはそんなことは起こせないだろうけど。
{/netabare}
★ #21「世界は二人のために"I love you too."」
{netabare}
<アルタイルとシマザキセツナ、初めてのコミュニケーション>

当に今回はアルタイルとその創造主の二人のためにあった物語の1ページ。

アルタイルは今まで、被造物には容赦なく危害を加えても
一般人をマガネのように直接危害を与えなかったのは
今回があったからだろうか。

セツナや颯太の存在など知る由もないチャンバーフェスのギャラリーは
何が何だか解らないことが多いのは我ら視聴者以上のはずなのに
不満顔一つ見せず話にのめり込んでるのは不自然など、ツッコミ所は多い。
颯太の想いのこもった台詞なども会場には流れてないだろうし...。

しかし声優の演技力で無理くり作品世界に引き込めた感。
かく言う当方も、豊崎愛生さんと大橋彩香さんの迫真の演技に引き込まれ
感情移入しまくりで冒頭からずっと涙で視野が霞んでしまった。

<アルタイルがもたらしたこの世の危機は今回で終結したものの>

このまま放置はしておけない鬼っ子マガネを最終的にどう描くのか。
退場してしまったキャラは退場したままで終わるのか。
そして全体をどう締めくくるのか、非常に興味深い。
{/netabare}
★ #22(終)「Re:CREATORS」
{netabare}
上手い落としどころだとは思う。
皆、明るい未来に向け前向きに生きていこうとするラストはとてもいい。
おそらく、この決められたラストに向けて始めから物語を紡いでいったのだと思う。

しかし一番やっちゃいけないなと思うのは、
マガネを放置したまま話を終えてしまったこと。

彼女は、話のスパイスとなり
颯太に力を授け転機を与える重要なキャラだったのだが、
見事に最終話で彼女の存在は消えていた。

登場人物の誰の話題にも上らず
あたかも始めから存在してなかったかのようだ。

マガネは、少なくとも2名、
たまたま遭遇した本屋の店主と自分を生み出してた原作者を殺している。
いつまた己が衝動で殺人を犯してもおかしくない。

また、タワーマンションに住み、
リッチにこの世を謳歌している描写もあったが
その富はどうやって得たのか不明で
他にも犯罪を犯している可能性がある。

だだの便利なキャラとしてフェードアウトさせるには
濃すぎるキャラだったのだが、
本筋優先のツケが彼女の放置につながったのか。
これにはかなりがっかりした。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

6話で済む内容

初期の印象から9話までの感想
{netabare}マンガのキャラが飛び出して原作者をブン殴る。
昔はそういうマンガをよく目にした気がするのだが、この作品はそういった懐かしさを感じさせてくれる。
最近そういうネタって見たことがないけど、単に自分が気付いてないだけで今でもどこかで継承されてるのだろうか?
で、そういった古臭い言い方を避けて今風に表現すれば、現実世界にスターシステムが発動した…って感じになるのかな?

元々自分は「創作物が自我を持つ」ってネタは結構好きで…原典を辿ればロボットに意思が宿るとか、もっと古いのでは彫像が動き出すとか。
そもそも日本には八百万の思想があるし恐らく有史以前からあるネタではあると思うのだけど、SF寄りかは絵本風なノリが好みです(感覚的なことなので言葉で説明が難しいのだけど)。
アニメでいえば永久アリス輪舞曲が評価高い、ゲームならmoonか。
ただ、これらの作品はひとつ問題があって…。
永久アリスならルイスキャロルのアリスインワンダーランド、moonならファイナルダンタジーやドラクエ、これら元ネタありきの作りであるということ。
あくまで有名作品のパロ、二次創作でしかない。
で、レクリエイターに目を向けると…一応物語世界から飛び出してきたキャラ達はオリジナルではあるものの、どうしても「どこかで見た感じ」は拭えない。
要は作中作が作中に飛び出すって話なのでいちいち作中作までは個別に紹介してらんない。
漠然と「ああコレ系ね」と分かるものでないとやってらんない(※1)。
つまりはラノベでよく居そうなタイプ、アニメでよく居そうなタイプ、ゲームでよく居そうなタイプ…と絞らないといけないため、結果的に…う~ん、キャラクターに新鮮味は全く感じない、仕方ないことなのだけど。

でもって、なんでそんな分かり切ったことをわざわざ書いたのかと言うと…※1の点。
漠然と「ああコレ系ね」と分かるもの、と書いたけど、分からん人は大丈夫なのだろうか?という余計なお世話かも知れないけど不安が…。
どうしてもパロ的側面は否定できないため、元ネタ(なんとなくでも)が分からない人は楽しめるのかどうかが気になる。
ラノベは原作どころかアニメも一切見たことありませーんって人、魔法少女はアッコちゃんとサリーちゃんしか知りませーんって人ね。
↑はわかりやすくワザと極端に書いたけど、要はターゲット層は狭く設定されてる気がする、企画段階から。
少なくともこの作品は“アニメ上級者向き”だと思います、上級者が偉いってことじゃなくてね。
言い換えれば非常に内向き・閉鎖的。
ロクアカのようなテンプレネタを繰り返す天丼ギャク作品ならまだしも、真面目な内容なんだよね…大丈夫なんかのう?

…と、不安な気持ちで見始めてみたら、あ、どうやら自分が当初思ってたのとは方向性が違うっぽい。
原作者の力ってのは実は大したことではなく、発表された作品が多くの人にどう印象に持たれてるか、ってのが重要らしい。
作者の意図を離れて勝手にキャラが動き出して「どーなってるんだー」ってなるのが主題ではなく、自我を持ってるのはとっくに確定済みで、現界することで「印象を持たれてる状態」からどう変化してくのかってのがテーマ…なのかな?
ラストは多くの人間の認識を変えることでパワーアップして逆転(※2)ってなったりして。

と見てたら、なかなか興味深いシーンが。
マガネ(ギザ歯)が作者を殺したって場面なんだけど、マガネの能力はどうやら言葉を交わして自分のペースに引き込むと発動するっぽい。
要は知恵比べをして勝つと倒せる、みたいな。
んで、賛否はあれど「作者以上に賢いキャラは造れない※3」って説が世の中にはありましてん、メテオラの作者を逝去済みにしたのも主人公チームに「メテオラより賢いヤツは居ない」状況を作るためだと思ってました。
もし作者が生きてたらメテオラ以上に考察考証が進んでしまい物語的につまらなくなるってことかなぁ、と。
※3の説を採用するかどうかは置いといて、この作品では原作者以上に賢いキャラが登場するってことでいいのかな?
もしくは現界した後で得た知識でもって作者の知識を上回ったとか?
へぇ~勿体ないというか思い切ったことするなぁ、マガネvs原作者の対決シーンとか1話丸々かけても面白かったと思うんだが。
“相手の情報”だけなら明らかに原作者の方が圧倒的に有利なはずで、それをどう覆したのかって充分な見所になったような?
(といいうつつ「そんなことありえない」と口を滑らせてアッサリ決着付きそうでもあるけど)
というかですね、マガネの能力自体よく分からん…「ああコレ系ね」とパっと思いつくのとはちょっと外れてる気がするので、それの説明のためにも原作者との対決シーンは欲しかった気が…。

でもって最新9話。
お、おう、もう何をか言わんや。
マミカはどうやって逃げた(何故アルタイルはトドメを刺しそこなった?)から始まり、各被造物の遭遇率やらホウレンソウどうなってるのかとかマガネの語り半分要らないよなぁ?とかとか。
細かいことを言うとマミカは「流血NG作品」で、個人的には切り裂いても血は流れない(せいぜい火薬が爆発するエフェクトが入って痛がる程度)認識だけど、恐らく作中の大多数は流血するもんだと思ってるのだろう。
けど死体が消滅するのはやり過ぎな気が…。
そんなことよりアリスですな、いくらなんでもアホ過ぎるというか。
ひょっとしたら騙されたフリをしてるだけで次回以降にタネ明かしがあるとか…な、ないかな?
マガネは邪悪な存在であることは分かった前提で「嘘は言ってないから正しい」と認識しちゃうのはちょーっと無理がある。
こんなDHMO(※4。詳しくはググってちょ)めいた手法に簡単に騙されるようなキャラが人気キャラというのは…う~ん?

更には公式でマミカのお別れ会(イベント)やるんだそうな。
へ、へぇ…。
ひょっとして、※2のネタをメタで引用するつもりかな?と思ってしまったり。
イベント会場のファンの声援により復活~みたいなの。
似たようなのではKey the metal idolってアニメを思い出す、イベ会場の声援(音声)を作品に使う的な。
そして、けっこう仮面(何バージョンかまでは不明)が各話のけっこう仮面が実はそれぞれ別人でラストで全員登場するってのがあった記憶があるのだけど、そんなのも可能なハズだよね?
なんか、それやりそう…やらんかなぁ?


一応ググってといいつつ※4のDHMOの解説。
大雑把に言うと肝心の物体の全容は伏せ、その物体にまつわる現象の一側面だけを列挙して解釈を意図的に誘導する手法。
ネット上でよく見る“偏向”もこの類で、厄介なのは「嘘は吐いてない」点。
また、これについては同期に放送してる別アニメでも思うところ(2つの作品にまたがって言いたいこと)があるのだけど、果たしてどうやって書いたらいいものが困惑中。
とりあえず推敲そっちのけで書くと、「どんなに不可解なことでも目の前で起きたらそういうものだとして納得する」一方で「不可解なことを理屈だけで説明されても納得はしづらい」。
要は物語の設定を納得させるうえで現象と理屈は可逆の関係ではない。
例えば“稲妻”の語源とかググれば分かると思うけど「空中放電で空気中の窒素が固定されて~」なんて理屈を知らなくても昔の人は雷が多い年はイネがよく稔ったと理解(納得)してたワケで…どんな原理なんだってのは正直どうでもいい。
そういう意味ではメテオラの世界崩壊説も懐疑的に思ってます、作中その前触れ的な現象描かれてないし。{/netabare}

13話までの感想
{netabare}政府主導のイベント…東京国際アニメフェア…アニメジャパン…うっ、頭が。
そのイベントが大失敗したり、アルタイル側がカウンターで別のイベントを開くって展開ならいいのだけど、大成功なんてことになったら…ちょっと…ねぇ?
フタッフ?スポンサー(小学館?)?が和解の手を差し伸べてるラブコールなんじゃなかろうかと穿った考えががが。
ただでさえオリンピックに向けて規制強化が進行しつつある昨今、そんな日和ったことしちゃう…のかなぁ?

なーんてことを考えてしまい、いやいや考えすぎだ、そんなメタなことは無いだろう、作品は作品メタはメタで分けて考えよう。
と自分に言い聞かせてた矢先に総集編ですよ。
…メタネタやん。
なんでそいう不穏な方へ考えが向くようなことをするんだろう?
あーいや、作中のイベントが失敗するってのならいいんだけどさ。

それにしても…マンガが得意ないじめられっ子が「自分ないしその分身を美化し、いじめっ子を情けないやられ役にしたマンガを描いて鬱憤を晴らす」ってのは昔っからあるネタで。
それをやられても「お、おう」としか…。
ってかそういうのって大概「空しいモンだな」って自虐を含んでるもので、メテオラにやらせちゃいますか…へ、へぇ…。
今まで情けない描写しかされてない颯太が美化されて大活躍する~ってならまだしもさ…ってかそれへの伏線なのかねぇ?
とりあえず、1クール目の内容は3話に纏められると思う。{/netabare}

16.5話までの感想
{netabare}特番…については別にいいや。
そんなことより、フォーゲルナントカとか、どう(作中の)視聴者に承認されたのか~とか見せないのね。
チェンバーフェス開催までアルタイル陣営はずっと待っててくれたってことかな?まぁこれは後でまた何かあるかも。
そ ん な こ と よ り 。
ダラダラ会議ばっかりでなっかなか話進まないなぁと思ってるのだけど、そこまでして引っ張ってるチェンバーフェスの内容。
一体どんなのかなぁと想像するワケですが、そこでイヤ~な予想が…。
まさかとは思うのだけど、

リフレクションでI-GUYがやってたこと

じゃあるまいな?
チンタラ引き伸ばしてたら別アニメで先越されたってことになったら目も当てられないぞ。
だ、大丈夫だよね?{/netabare}

18話までの感想
{netabare}↑でフェスのことをチェンバーと書いてしまったけど、正確にはチャンバーでした。
ひょっとして茶番とかけてる?
というかね…その…イベントの内容や、それが一般参加者からどう映ってるのかの描写が少なくない?
チャンバーフェスのストーリー全然分からんのだが…各キャラがどう紹介されて何がどう承認されたかとかサッパリ。
誰かフェスで公開された外伝?のあらすじ教えてくりゃれ。
う~ん、丸々1話使ってフェスの前日譚の作中作を流すかも?と期待したけど、無さそうかな~。
ザリフレクションのアイガイと被るんじゃ?ってのも危惧したもんだけど、その心配は無用だった模様。
しっかしこれだと…後出しし放題じゃん?
まさかそんな技が→実はフェスで承認受けてました、外伝で承認受けてました
全部これで済ませられちゃう。
なにこれツマンネーといって閑古鳥になるのを期待してたのもあるけど…「なんか面白そう」で自主的に集まったんではなく、政府からこういうの作れと強制されて作らされた、ってことの違いとかさぁ。
会場のスクリーンにはメテオラ全然映ってないんじゃなかろうか、突然作者の名前言い出すのはドッチラケではないのか…視聴者ではなく作中の観客にはどう見えてるのん?
観客はイエスマンなのか?創作者の思った通りに承認してくれてますって体で話進めちゃうのは、結局創作者の傲慢さを感じてしまう。

ハンガク飽きたから返す、にズッコケ。
弥勒寺の「嘘ついてなんの得があるんだよ」、いやいや、自分が狙われない・恨まれないって得がありますやん?
「遊びたそうだから相手してやった」ってのは“半年猶予があったのに”翔は知ってなさそうだったし、その理屈は通用しない。
あんま言うとエラソーでイヤなのだけど、サリーアン課題解ける?大丈夫?
“半年猶予があったのに”は翔に限らず全員に当てはまる。
アルタイルがどんなヤツか分かってるハズなのに対抗策がソレ?
ぱっと出のカロンといきなり心中、そりゃあ言葉では時々出てたけど、もっと「コトあるごとにカロンのことを言う」位のことをして積み重ねしてくれんと全然感情移入できない。
主人公?英霊でいいんじゃね?

と、今思いつくだけでも突っ込み所山盛りで、もうどうにもこうにもになってしまったけど…。
それでも期待してるのがあります。
↑でも名前を挙げたことのある“永久アリス輪舞曲”、最後にソウタがあれのオチみたいなことをしてくれたら自分は大絶賛してしまうかも知れない。
単に自分が思いつかないだけなので、もしくはそれに匹敵するオチであればまだ巻き返せるので…頼んますよ~。
正直見るのシンドイっす…。{/netabare}

20話までの感想
{netabare}唐突に登場したシリウスだけど…政府の作ったオリジナル(アルタイルをオリジナルと呼ぶのも変だけど)の模造品…感情無し≒ロボット…くっそwこれスパーXっつ-かメカゴジラだ。
あんま詳しくないけど93辺り?
メカゴジラがゴジラに勝てるワケないやーーん!!
ということで当然のように負けて爆笑。
お約束的に松原達はあんなので勝てると本気で思ってたのか?「あれ、これメカゴジラみたい」と薄々気付いてたんちゃう?
いっそのこと「メカアルタイル」とぶっちゃけた方が潔かった気がする、スーパー付けてもいいぞ。

で、ソウタはソウタで…えーっとこれは“正解するカド”の感想で書いたことがあるな。
作戦会議に行き詰まって大人達が難しい顔をしてる中、バンと乱入してきた子供が核心を言う、ってネタ。
未だに元ネタは分からないままなのだけど(友人からはガメラじゃね?と言われた。岸和田博士でもそのパロあったような…)自分こういうネタ好きでしてん。
ソウタはその少年の役回りか?

ここへ来て妙に特撮のパロが目立ってきた感じ。
↑でパロ的側面は否定できないって書いたけど、いやいや、こっちが指摘したのはキャラ設定であって展開についてではなかった。
今回見た瞬間は爆笑してたけど、冷静に考えるとヒッドイ内容よねぇ。
こんな終盤でそんなことをされても、設定畳みきれなくなって特撮パロでお茶を濁してるような印象。
まさかとは思うが…パロやってないつもりでこの内容になりましたってことじゃないよね?
「こんなこともあろうかとスーパーメカアルタイルの伏線をフェス内に張っておきました」って、いやいやいやいや、真田さんでも「聞いてないよ」とビックリするレベル。
「後出しし放題じゃん」と前回書いたら本当にそれやられて、呆れるを通り越して大丈夫か?と不安さえ覚える。
というか、さ、観客に対し伏線張って承認得てました、とするなら、さ、アルタイルも事前に察してるハズなんじゃ?
なに驚いてんのさ、半年寝てたのか?
これはブリッツの娘もそうだけど、承認を得る=手の内を明かすだと思ったのだが…雑よねぇ、やっぱりサリーアン課題受けた方が良い気がする。
「子供が会議室に乱入して核心を言う」ってのも、あくまで余計な知識無く純真な気持ちで考えると答えが見つかるってだけで、マガネにチート能力授かって~ってことではない。
ただでさえ承認力とやらが都合のいい言い訳臭かったのに、それすら超越しちゃったらソウタにとって観客とはどういう存在なんだか訳分からなくなりそう。
初期の頃から「アルタイルに敵対するぞい」と決意した被造物達立つ瀬無いのう、パっと出のエロゲキャラやついさっき娘見させられて寝返ったオッサンが活躍しても…ねぇ?

白箱やニューゲーム見てないんで…代わりと言っちゃナンだけど、もう古い作品になってしまうのかな?「変身三部作」ってアニメがありまして。
“ヒットを狙え”と“LOVELOVE?”と“超変身コスプレイヤー”の3タイトルが同時進行するって作品で。
内容はイロモノ特撮の企画に関わる制作者の話で、LOVELOVEが原作者視点、ヒットがプロデュユーサー視点、でもってコスプレイヤーが出来上がった作品って体。
お勧めではあるけどお色気増し増しなのであんまり胸張って勧められないという作品なんだけど、どうにもレクリエイターはこれに例えるとコスプレイヤーが全然見えてこない。
まぁ笑えたからいいの…か?


でもって残り話数も少ないし今後の展開予想…ってより願望書いてみる。
セツナ登場に会場大ブーイング→ソウタ「こんな気持ちだったのか」→アルタイル同情→松原達「なんだこの程度か」→プロのクリエイターSUGEEEE
やっぱり会場の観客があんなので納得するのか?ってのが違和感デカいし、なによりクリエイター側に都合良すぎなのがどうにも。
こっちの思った通りに観客の心を操作できないって描写は欲しいぞ。
特にソウタはマガネの力で反則技使ったワケだし、これがもし受け入れられるようだったら…製作者の傲慢を疑う。
っつかね、あると思うんだけどねぇ、スポンサーの意向でどうでもいいキャラ投入しないといけなくて苦労したー、とかさ。
怨嗟の声が聞きたいとまでは言わないけど…もし現場にソウタみたいなヤツが居たら、好きか?喜ばしいか?
で、まだ続きがあって、ソウタの考えた物語はゴミのようにつまらなくて、けどその中でアルタイル始め現界した被造物たちは幸せに暮らしましたとさ、で〆(↑で書いた永久アリスオチ)。
「想像力が創造力に変わる時、終わらない物語を終わらせるための戦いが始まる」Take me to your story~♪で終わったら泣いて喜ぶ、自分は。
逆にこれをやったら激怒するぞ?ってのは…これは書かなくていいか。{/netabare}

21話感想
{netabare}わぁい、前回「これをやったら激怒するぞ」ってのは敢えて書かずに居たけど書かなくて良かった。
殆どそれと同じ内容でした。
実際大正解を引いて本当に激怒するかといえばそんなことはなく、ただただため息が出るばかり。

まず最初に、セツナの死因は別にあるものだと思ってました。
トレス疑惑で自殺に追い込まれるほどの炎上って、聞いたことが無い。
また、それほどの出来事であるなら政府総出で・それなりの第一線のクリエイター複数居て、アルタイルの正体が分からないというのは不自然。
うん…まぁ自殺だったんでしょう、そういうことにしよう。

で、そうすると次の問題。
セツナ現界からアルタイル逃走まで、どこまで予想してた・予定通りだったのか。
他に手段が無くて破れかぶれだったのか、「きっと説得してくれる」と思って現界させたのか、セツナ復活は一時的なものでまた死ぬか消滅するかでアルタイルは連れて別世界へ逃走すると睨んでたのか。
要は…「そうだ、セツナを現界させてもう一度殺そう」と思ったのかどうか。
現界セツナの正体も「自殺にまで追い込まれた人間の振舞いではない」「メガネがソウタのもの」「電車に轢かれたがる」等、現界セツナはソウタの願望・理想のセツナにしか思えない。
そんなのにまんまと騙されるアルタイルも噴飯モノだけど、そいつに赦しの言葉を言わせて赦された気になるソウタは正直…気持ち悪い。
「これで追いつけただろうか」も、クリエイターになるために何か努力してたワケでもないし、現界できたのはマガネの力なんだし…何をどう解釈すればそんな台詞が吐けるのか理解に苦しむ。

そもそも、だ、ソウタはセツナを自殺に追い込んでしまったことを気に病んでた…ハズ。
一方マガネは自分の作者を殺したんだか自殺に追い込んだんだか、それを悪びれる様子は無し。
結局、マガネがソウタに力を貸したのは「ソウタは実はセツナ自殺に責任を感じてない。むしろいいネタ頂き!と喜んでる」と見抜いたから?とさえ思えてしまう。
1クール目終盤「ボクが殺したんだああ」で「はぁ?」となったが、結局これは演技だか自分に酔ってたということだろうか。
「物語ならアリ」?
それを決める観客がイエスマンな中で言いますか。

──で次の問題、っていうか個人的に最大の問題。
「会場の観客があんなので納得するのか?」ってのは前回書いた通り。
なにやら感動してる風なのが違和感ありまくりで気持ち悪い、「お客」が都合良すぎて制作陣の傲慢に見えて仕方ない。
セツナの現界はマガネの力によるズルで承認力は関係ない。
…。
観客は大ブーイングであっても設定的には破綻しないじゃーん?
ならやっぱり、大不評ってことにした方が自然じゃなかろうか。
それに対し知ったことかとふんぞり返ればいいじゃないか、「オレはセツナと違ってこんなんで凹んだりしない」でいいじゃないか。
ろくすっぽ作品作ったでもなくちょっと関わりがあるだけで業界にずっと居座り、ズルをしてプロの舞台を踏み荒らし、その内容も自殺した実在の人物を2度殺しするという倫理に欠くもので「確かに卑怯だけど物語ならアリ」とまで言わせるなら、それくらいやらせりゃいいのに。
…。
観客はセツナなんていきなり出てもポカーンなだけなんじゃ?
正直これ、承認力とか無しにして、人知れず戦いが行われてるってことにした方が良かった気が。
被造物もアルタイルとマガネ以外要らなかったような?
フェス自体も要らなかったような?
解決方法も、何故か線路に飛び込みたがるセツナ救いたくば別世界に飛ぶしかないという人質戦法。
普通に飛び込んで、死んで、アルタイル「セツナを…二度も…二度も殺したな!」(クエイサーネタ)と血涙流させた方が面白かったような?


と、かなり文句を書いてしまったけど、まだだ、まだ挽回のチャンスはある!
なんといってもチャンバーフェスでメテオラは一回も戦闘をしていない、OPであんなアクションやっておきながら。
ずっと管理室?に閉じこもったままで「観客はこんなんでフェス楽しめてるの?」と思う一因にもなってるワケだけど、その代償を払ってでもやりたいとっておきのオチが用意されてるのかも知れない。
そもそも確証も無く世界崩壊言い出したのメテオラだし、フェスまでの期限を決めたのもメテオラ。
動機もあるんだよね、強引な解釈かも知れないけど。
メテオラの作者の死因が実は過労で、そんな過酷な労働環境の業界やそれを許してる世界が気に食わん、ってのは充分な理由にならないかな?
根拠のない世界崩壊や無茶なフェスの締め切り設定したのも、環境改善する最後のチャンスを与えたとか、自分の作者と同じ苦しみを味わえ、って意図であるなら納得できる。
マガネ以外の被造物の存在理由やアリスやセレジアの無意味な死も、それもメテオラの計画通りってことなら意味を成すような?
もうさ、黒メテオラになってさ、更に政府とグルでさ、「ご苦労様、もう用済みだ」と言って残った被造物を射殺とかさ、やってもいいんやで?
ついでにソウタを罵ってくれるとスカっとするんだが。
冗談抜きでバッドエンドで終わらせた方が良い気がする。
いいお話系で〆ようとすると気持ち悪くてどうしようもない終わり方になりそうで。{/netabare}

22話感想
{netabare}ああ、これで終わりか。
言いたいことは↑であらかた書いちゃったな…っていうかもうなにか書く気力も沸かない。
時間を置いて総評書くかも知れないけど、そうじゃないかも知れない。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最終話&総評 印象に残ったのは声優さんの浴衣姿

“アルドノア・ゼロ”のスタッフが集結、みたいな宣伝してたかな。声優さんも同じ人がいたりする。“アルドノア・ゼロ”、あまり高い評価してないけどね。
でも、オリジナルなので、全話レビューすると思う。

放送直前特番
{netabare}
物語のなかからキャラクターが出てきてバトルする話、でいいのかな? さらっと見ただけなので、詳しくは知らない。
印象としては、アメコミヒーロー集結って、感じ。棚に入れている表紙もバットマンみたいだし。
あまり期待しないで見るつもり。そのほうが期待以上になるから。
{/netabare}

第1話 ヒロインのキャラデザはイマイチ、ほかはそこそこ
{netabare}
ニーソやガーターはマンネリ。季節を考えたら、素足だろ。素足にブーツで足がむれるヒロインとかいいと思うんだけど(笑)。ヒロインだけでもリクリエイトしてくれるとうれしい。

ストーリーや設定は、むかしの漫画やアニメを探せば似たものがありそうな印象。だけど、見せ方は“アルドノア・ゼロ”を作ったスタッフだけあって秀逸。

どことなく、Fateに似ている気もした。それぞれのキャラにはクリエイター(創造主)がいて、好き放題できない、とかじゃないかな。その一方で、クリエイターを出し抜こうとも考えているとか。

中二病全開のセリフを聞かされて、セレジアが恥ずかしくなるシーンは面白かった。確かにそうなるよなって感じだった。

主人公の世界からも情報流出(?)してたら面白いな。車が運転できるところもムリクリでなくなるし。
あとは、アニメやラノベから出てきたキャラなら、水着回や温泉回がないと、この設定に説得力がない。
{/netabare}

第2話 創造主はイラストレーターだろ
{netabare}
見てると矛盾点とかありそうで、モヤッとした気持ちになる。面白いことは面白い。OP、ED、挿入歌もいい。このアニメにはもったいないくいらい。

創造主を原作者だけにするのはピンとこない。イラストレーターも含まれるだろう。ゲームだとなおさら。プログラマーでもいい。創造主=原作者という点は、ちょっと懐疑的に見ている。

異世界から情報が流出して、原作者にインスピレーションを与えたという設定も考えられる。ただ、複数の人に情報を与える必要がある。
オールスター集結みたいな、いまの設定のほうが面白いかな。
{/netabare}

第3話 視聴者が疑問に思うことを試した回
{netabare}
セレジアは原作者の手を離れて動いているから、すでに改変しているだろって、突っ込みたくなった。この点にキャラたちが気づかないのは、ちょっと不自然。
セレジアの行動は原作者が決めていたことになる。原作者がストーリーを書かないと、セレジアは動けない存在と言える。だけど動いている。この点から考えても、創造主=原作者はありえないと思う。

逆のパターンとして、もともと異世界が存在して、クリエイターにインスピレーションを与えた可能性もある。ただ、セレジアはラノベにある未来を知らないから、過去からきたことになり、パラレルワールドとタイムスリップの両方をからめた感じになってしまう。これも無理がある。

現時点で考えられるのは、主人公のいる世界そのものが創造したもの。いろんな作品から集めて作った二次創作みたいな感じ。これならどんな矛盾点も解決できる。
{/netabare}

第4話 キャラたちのセリフがウザい
{netabare}
キャラが増えてきて、そのキャラのほとんどが中二病全開のセリフを吐くからウザいな、って思った(笑)。そういう設定だから仕方ないんだけど。

”つじつま合わせ”という言葉を使うからには、セレジアたちが出現した理由もあるはず。メテオラの話から考えると、第1話の冒頭に出てきた少女が大崩潰(大崩壊ではないらしい。HP参考)と関係している気はする。ミスリードの可能性もかなりあるが。

アニメ通りの設定なら、3タイプのキャラが存在すると思う。
1.人類(創造主)
2.ラノベやゲームのキャラ
3.セレジアたちを主人公の世界に送り込んだ存在

3は、軍服の姫君が最有力だが、どのようにしてという問題が残る。アニメでは、人気のある作品ってことで、自然現象のように捉えている。だけど、呼びこんでおいて大崩潰を起こすのも変な気がする。
{/netabare}

第5話 どうやって収束させるのだろうか
{netabare}
主人公の周りだけなら、ファンタジーなオチで済んだのに、なぜ、自衛隊や政府まで出してきたのか。漫画やラノベのキャラが現れたら、政府はどう対応するのか、シミュレーション的で面白い。だけど、セレジアたちが現れた理由にもリアリティを持たせる、物理法則的な説明が必要になってきた。

その一方で、軍服の姫君は、主人公や(最後にちょっと出た)少女と関係があるように見せている。これは精神論的な作用を思わせる。少女に重大な出来事が起きて、それが原因で軍服の姫君が現れたみたいな。

このアニメはリアリティを求めている。”漫画やラノベのキャラが現れてもおかしくない”と、視聴者に思わせる必要がある。だから、結末は相当難しい。量子論を使えばなんとでもなるかな。
{/netabare}

第6話 B級アニメ
{netabare}
便宜上、主人公や創造主をリアルキャラ、ラノベから出てきたキャラを中二病キャラとしておく。

今回はリアルキャラがほとんど出ず、中二病キャラばかりだったので、安っぽく感じた。
理由は、キャラクターに思い入れがないから。実際に放送されたアニメのキャラを使ったら、かなり面白くなると思う。(著作権の問題で無理な話ではある)

アニメのなかでヒットしてても、視聴者にはただの中二病キャラにすぎないので、気持ちが入らない。このアニメの欠点だと思う。この欠点を補うために、人気のある魔法少女や女騎士を出してきているのだが、パクりキャラに見えてしまい、安っぽく感じるのだ。
もっとオリジナリティのあるキャラにすべきだったと思う。

いろいろ書いたけど、面白いことは面白いと、最後に付け加えておく。
{/netabare}

第7話 視聴者の疑問に答えた感じ
{netabare}
人気があれば出現するなら、ほかにもたくさんあるとか、視聴者の疑問に答えた回だった。
キャラが偏っているのは、だれかの趣味、趣向によるものだとか、軍服の姫君はネットで活躍するアマチュアの作品だとか、視聴者が考えることを先回りして答えた感じだった。

漫画やラノベに詳しい者が作った二次創作の世界かな。キャラがシナリオなしでも動けるところを考えると。
軍服の姫君は主人公の知り合いの少女が創作して、ネットで嫌がらせを受けた。そのあたりの事情を主人公は知っている……そんな展開か。
タイムトラベラーのキャラが出てくれば、過去に戻って原因を究明できそうって思った。
{/netabare}

第8話 魔法少女がどうなるのか気になる
{netabare}
話はそれほど進んでない印象。魔法少女がどうなるのか、気になるくらい。元の世界に戻るのか?
彼女と言っているので、軍服の姫君の創造主は予想した少女で確定か。

リアル感を出すと、"二次元"が強調されて、(ラノベやアニメの)キャラたちが薄っぺらくなるなあ、と思った。原因を探ったりせず、ハチャメチャなドタバタ劇でも面白かったかも。

設定さえあれば自由に動き回れるのもご都合主義的。まだ、真相はわからないから何とも言えないけど。
{/netabare}

第9話 音楽がいい
{netabare}
バトルで流れる音楽がいいので、たいしたことなくても、かっこよく見える。
魔法少女はありきたりな消え方だった。退場させるにはちょっともったいない気もした。
あとは、敵対するキャラをできるだけ悪く描いている感じ。たぶん、嘘を逆に利用して倒すんだろうな。cvが坂本真綾さんなのは驚いた。

次回は、メテオラとアリステリアが戦っているとき、主人公が真相を話して止めそう。「きみたちが戦う必要なんてないんだ」みたいな。
{/netabare}

第10話 明らかになってきた
{netabare}
ストーリーはさほど進んでいないけど、中途半端だった事柄が明らかになってきた。

1.創造主による改変が可能
2.現実世界に現れるには、人気が必要
3.だれかの趣味や嗜好に沿ったキャラだけが現れている

人気だけではダメなのは、シンデレラや白雪姫が出てこないことからわかる。(そういえば、童話のキャラが現実世界に現れる映画があったなあ)
{/netabare}

第11話 メガネオチ
{netabare}
すでに視聴者が気づいていることを淡々と説明する回だった。
主人公がセツナからメガネを引き継いだわけではなく、落としたというオチだった。
セツナの声優さんは甘ったるい声ですぐにわかった。大橋彩香さん。

秘密を明らかにしたあと、主人公の役割はどうなるのか。
アルタイルと戦うキャラを創作するのか。共感ないと出てこれないけど。

セレジアたちが現れたのは、主人公が原因なのか。ショックを受けたから漫画からキャラが出てきたというのは、ちょっと無理がある。
{/netabare}

第12話 別の作戦を考えてみた
{netabare}
終盤(第2クールもあるのかな)にきて、ちょっと粗さが目立ってきた印象。ツッコミたくなる点がいくつかあったり、もっと単純な作戦があるだろって思った。

まず、サイトを閉鎖するなり、動画をアップできないようにして、アルタイルの新技阻止。
改変してパワーアップさせたら、中国人に協力してもらってアクセス数を上げる。これで勝てると思う。

政府の情報漏えいの甘さとアニメが海外にも普及しているのを考慮したら、外国人が介入しないのは不自然。
リアルに描いているのだから、「日本で変なこと起きてるぞ」みたいな海外の反応はあったほうがいい。

アルタイルは、アルタイルの存在を世の中に示すのが効果的。面白半分に動画をアップさせる人が増えるから。
あと、弱点も作れるのかなって思ったりした。
{/netabare}

第13話 総集編なので、疑問点を挙げてみた
{netabare}
アルタイルがアニメや漫画のキャラを現実世界に出現(現界)させ、戦わせたりすることで、大崩潰を起こそうとしている……。こんな感じでストーリーは進んでいると思う。
疑問がいくつか出てくる。

・アルタイルを現界させたのはセツナなのか?
キャラに偏りがあるのは、セツナの好みが反映されたからなのか。主人公の颯太が詳しいのは、二人の好みが同じだったから?

・アルタイルが現界させているなら、その能力はだれが作ったのか?
二次創作なので、そういう能力を持っていてもおかしくないが、創作者がいるはず。

・大崩潰が起きるという根拠は?
現時点ではメテオラが言っているだけに過ぎない。

現界のメカニズムが精神的な要因になっているのがしっくりこない。ネットの中傷が原因なら、世の中二次元キャラであふれてしまうぞ。
あと、エンディングで歌っているのはアルタイル、豊崎さんだけど、動画を作ったのはセツナだから大橋さんだろって突っ込んだ。それとも、豊崎さんをcvに雇ったという設定なのか。
{/netabare}

第14話 新キャラはスパイか?
{netabare}
主人公の颯太が創作に関わるのは予想できる展開。秘密をカミングアウトしたあとは役目がないので。アルタイルを倒すキャラよりは、セツナを思い出させるキャラを作ってきそう。名前はベガ。

アルタイル側も勝てるシナリオを作ると思う。そのためには颯太側の情報がほしくなるからスパイを送る。だから、新キャラはスパイだと思った。
最初は颯太側のシナリオで勝って、つぎはアルタイル側のシナリオで勝ち、最終決戦という展開かな。
{/netabare}

第15話 ちょっとお笑い回
{netabare}
ギャルゲーを作る人が変態とは限らないけど、否定はしない。
新キャラの星河ひかゆ(cv: 夏川椎菜)は、スパイキャラと思ったけど、お笑い担当かもしれない。
ギャルゲーキャラなら、主人公とからんでほしい。セレジアはツッコミばかりで、主人公とラブラブになるようなキャラではなさそうなので。

メテオラは以前からだが、アルタイルも、なにを言っているのか、わからなくなってきた。セリフのなかに伏線があったら腹立たしい。

メテオラは別の思惑があると面白いんだけどな。大崩潰を言いだしたのはメテオラだから、意図的に戦いに誘導させていると取れなくもない。
{/netabare}

第16話 温泉回
{netabare}
まず、いつ免許取ったんだ、合宿で短期集中かって、突っ込んだ。

そのあとは、アニメらしく、無理やり入れてきた感じの温泉回。
男は大雑把で、女性キャラはアングルを変えたりと、サービスシーンに力を入れていた。
声優に関しては気になってたけど、声優さんとご対面するようなシーンはなかった。

メテオラが現界できるのは、なぜなんだ?
説明とか設定を見逃していたのか。なんせ、メテオラのセリフは聞き流してるときがあるので。
ネットには改変したから現界できたとかあったけど、承認はいつしたんだって疑問が出てくる。

メテオラあやしいなあって気はするんだよなあ。大崩潰が起こると言いながらも、現界したキャラが世界遺産を壊しまくるような危機的状況でもない。
仕掛け人がメテオラでもアルタイルでも、その仕掛け人を現界させた人物がいるんじゃないか。
颯太も被造物で、颯太の世界も物語じゃないかって思ったりもした。
{/netabare}

第17話 最後のオチはありそうな気がした
{netabare}
娘が登場するのは、やさぐれた姉ちゃんがしゃべっているときにありそうだなって思った。だけど、話を面白くさせるという信念を曲げていることにならないか?
それに、承認を得られる展開とも思えないし、オッサンも喜びはしないんじゃないかな。

バトルシーンは面白かったけど、新技なのか、既存の技なのか、わからない。それぞれのキャラが初期状態でどんな技を持っているのかがわからない。
承認を得られず技が出なくて慌てるみたいなのもほしいと思った。
{/netabare}

第18話 承認されすぎだろ
{netabare}
ご都合主義的な回だったけど、ひかゆは面白かった。
承認されてばかりで、その過程がないのは物足りない。例えば、娘が復活するかどうかの承認を数値で表したら緊迫感も出てきた。あと、メテオラとコラボして復活したなら、そのあとずっとコラボしたままになるのか?

ひかゆは面白かった。ファンディスクがこれなんだろう。ただ、ひかゆ単体はそれほどでもない。周りでまじめに戦っているから、ひかゆが面白く見えるんだと思う。

ラストはセレジア以外は衝撃的ではない。いろいろなキャラが出てきたせいで、各自のエピソードが薄っぺらくなってきている気がする。
{/netabare}

第19話 白だろ
{netabare}
ひかゆが白のパンチラを見せたあと、「白黒きめる」というセリフを言わせたのは、意図的な気がした。ひかゆは面白い。唯一楽しめるキャラかも。
セレジアはひどかった。敵ごと倒せって、古めかしい展開。しかも、無駄に音楽がいい。こんなふうな扱いにされて、セレジアはちょっとかわいそうかな。でも、承認力で復活するかも。

メインヒロイン?だった二人を消滅させたところが、今回の見どころだろう。だけど、まえから指摘しているように、それぞれのキャラが薄っぺらいので、それほど感情移入できない。
薄っぺらい原因は、視聴者にすぐにわからせるため、設定や背景が簡略化されているから。セレジアが出てくるアニメが見たくなる奥深い設定にすべきだった。
{/netabare}

第20話 歴史上の人物も現界できるのか?
{netabare}
第14話のレビューで、"セツナを思い出させるキャラを作ってきそう"と書いたけど、そのものとは思わなかった。アニメに実写が入ったような違和感。

現界されたキャラは二次元に思えるけど、三次元。現界キャラも颯太と同じ人間と見なければいけない。
アニメのなかでアニメのキャラが現れるからわかりづらい。だから、このアニメは実写にすると面白いかも。

セツナは、アルタイルを倒す(というか諭すか)だろう。でも、ラスボス、マガネの作戦じゃないかと思う。
セツナは現界されたまま残るわけにはいかない。颯太が苦しむのをわかってて、マガネは手を貸した。
それに、こんなことができるなら、歴史上の人物も承認されれば復活してしまう。
{/netabare}

第21話 きれいにまとめた感じ
{netabare}
ご都合主義的で突っ込みたくなったが、きれいにまとめているから、視聴者のほとんどは気にしないだろう。

気になったのは二点。
被造物は原作者を知らないのだから、アルタイルもセツナを認識できないはず。特別な存在ってことか?

セツナを描いたのは颯太。知りえる情報からセツナの設定を決めたはず。
「颯太に見てもらうためにアルタイルを書いた」というセリフはセツナの口から出てくるはずがない。なぜなら、颯太も初めて聞いたから。下手すれば、颯太がセツナに言わせているみたいになってしまう。セツナがこのセリフを言うための伏線を張っておくべきだった。
{/netabare}

最終話&総評 印象に残ったのは声優さんの浴衣姿
{netabare}
これで終わり……? と思ってしまうラストだった。オチと言えるのは、メテオラが残ることだけ。
フェスが一番盛り上がるところだったか。フェスは通過点で、ラストになにかあると思っていただけに残念。
このアニメのクリエイターは、このストーリーで満足しているのだろうか。

ここからは総評。
物語からキャラクターが出てくるのは、むかしからある設定。珍しくはない。
現界したキャラに思い入れがないため、どのキャラも魅力的に感じない。実際の人気アニメキャラを使っていたら、フェスの観客のように盛り上がれた(著作権の問題でそれは無理だが)。現界されるほど人気が出た理由もあればよかった。

ストーリーが物足りない。キャラを二つに分けてバトルさせ、キャラが消滅すれば補充する。とくにひねりもない行き当たりばったりなストーリーだった

アルタイルがすべての始まりであるのに、アルタイルが現界された理由はサラッと流された気もする。
アルタイルが憎しみの感情から現界されたとしても、セツナがその感情を持っていたとは思えない。その一方、颯太が描いたセツナは贖罪の意味が大きい。この二者が一緒の世界で過ごすというのも違和感があった。

最後まで見続けたのだから、そこそこ面白かったとは思う。ただ、印象に残ったシーンを思い出そうとすると、声優さんの浴衣姿しか脳裏に浮かばない。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

85.7 5 異世界でバトルなアニメランキング5位
ゴブリンスレイヤー(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (1036)
4974人が棚に入れました
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ。」
その辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという……。
冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。
それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった…。

声優・キャラクター
梅原裕一郎、小倉唯、東山奈央、井口裕香、内田真礼、中村悠一、杉田智和、日笠陽子、松岡禎丞
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

小鬼の報酬

【視聴完了して改稿】*末尾に追記


RPGでは「ザコ」扱いのゴブリン専門の「凄腕」冒険者の物語。

小物のゴブリン退治専門でいながら「最強」の主人公は、しかし「主人公最強」という決まり文句で語る気にはなれない。

そもそも、活劇は、その本性上、主人公は必ず勝利しなければ成立しない。
活劇において主人公が戦闘に勝利する=最強でなければ、活劇を物語ることはできない。

ようするに、活劇に対して「主人公最強」と言い放っても、それは何も言っていないのと変わらない。

なぜ「強い」のかを説得的に設定していることが、本作の特徴と言える。
なんとなく懐かしいものをまず感じるのは、80年代のアニメファンの「設定ごっこ」の匂いのせいかもしれない。


かつてアニメファンの間では、架空のアニメの設定を作り上げて楽しむ遊びが流行っていて、有名なところでは『機動警察パトレイバー』が、ゆうきまさみ を中心とした仲間内の「設定ごっこ」から誕生したことが知られている。

そうした「ごっこ」遊びでは「パターン破り」が一つの典型になっていて、よくある展開、お約束の描写などを、殊更にひっくり繰り返すことが、ある種の定番だった。
『パトレイバー』にも数々の「パターン破り」が盛り込まれていたが、さすがに才能あるクリエイターの集団だけあって、単純な「逆張り」の受け狙いにはとどまらず、後続作品の新たな「パターン」ともなる独自性に昇華されていた。

本作の「ゴブリン専門でいながら高い等級の冒険者」は、とりあえず機械的に「パターン」の逆をゆく「設定ごっこ」の「パターン破り」を連想させる。
が、逆パターンを足場にした、それこそ、かつての「設定ごっこ」を思わせる設定の突き詰めが、単なる受け狙いの逆張りではない独自性の発揮にまで至っていて、冒険の背景としての扁平な「世界」ではなく、立体感のある「世界」として異彩を放っている。

同期に放映された、「最弱のスライムが実は最強」の能力を持っている「逆パターン」の別アニメが、「逆パターン」を補強する設定が一切みられないのと比較すると、姿勢の違いは明瞭だろう。

TVアニメとしては暴力的な描写を貫いた第1話は、そうした設定を効果的に表現していた。

RPG風の「異世界」では、冒険者は「ギルド」から受けるクエストをこなすことで経験値と金銭を受け取る。
これが「お約束」だ。
たいていの異世界ものでは、こうしたルーチンは当然の前提として、改めて説明されることはない。

しかし、こうした「異世界」の仕組みを無心に眺めると、どうなるだろう。

クエストの成功に対して支払われる「報酬」はどこからやってくるのか。
依頼と支払いの業務を行う「ギルド」、そうした各所の情報を統合して処理する事務員や拠点の維持の、その費用はどこからやってくるのか。
その「世界」の住人であれば、視聴者のように「お約束」で思考停止しているはずがない。

第1話で能天気にゴブリン退治に向かう新米冒険者パーティ、あるいは背景にたびたび登場する陽気な新米たちは、まさに自分たちの「報酬」がどこから来るのか考えてもいない半人前=ルーキーであり、視聴者の分身として作中へ導入されている。


「報酬」が支払われるなら、金銭を「提供」するものがいるはずだ。
冒険者のクエストに金銭を提供するのは、すなわちモンスターやクリーチャーによって「被害」が発生しているからだろう。
そう、金銭を拠出するのが誰であれ、「報酬」を出してまで退治を依頼するのは、報酬に匹敵するほどの「被害」が発生しているからだ。ほかに理由は考えられない。
直接に「被害」を受ける者か、被害を防ぐ義務を持つ行政官か、いずれにせよ「被害」を回避するために「報酬」の金銭を拠出する。
冒険者の苦労に対する「ご褒美」で賞金が出るわけはない。

もしもモンスターによる「被害」が、平均して年に5人の死亡、といったものであれば、規模の大きな村や町なら、そのまま放置しておくこともあり得るだろう。

放置できないほどの「被害」、「報酬」を出してまで、どうしても解決しなければならない「被害」の実態を示すために、まず第1話の描写が要請された。
ゲーム的異世界への逆張りで、安直な「逆パターン」の新奇性を狙ったわけではない。
逆に、これほどの「被害」も無いのに、お気楽な「ザコ」狩りで、どこからともなく「金銭」の支払いが発生するはずはないだろう、という批評性が込められもている。

新米冒険者の「入門」として「定番」になるほどゴブリン狩りが頻繁に依頼されるものであれば、あの「被害」が果てしなく繰り返されているということだ。
妄執にも似た、主人公ゴブリン・スレイヤーの動機と行動は、こうした設定から説得力を強力に与えられている。
この説得力のために、あの第1話はある。


いったんゲーム的・空想的な「異世界」設定に異を唱えた以上、表現の方もファンタジックな架空性から距離が生じる。
原作小説がどのような文体で綴られているか知らないが、なんとなく本作が大藪春彦ふうに感じられるのは、ゴブリンに対して徹底的に非情な主人公の動機が「復讐」で、ゴブリン狩りのテクニックがまさに「狩猟」に近似しているからのようだ。

狩猟で獲物を仕留めたいなら、獲物の生態について学ばなければならない。
行動圏や生殖生態や行動様式を知り、足跡やマーキングや糞の痕跡を追って、ねぐらや移動ルートを見切って追い詰める。

鉄砲を持てば好き放題に動物を殺しまくれるわけはない。まず銃の射程内まで獲物に接近することができないだろう。

こうしたことを学ばずに山に入っても、空手で引き上げるのが関の山だ。
剣や魔法を備えていても、むなしく返り討ちにあう冒険者パーティのように。

小説では、文体を模写するパスティーシュという技法がある。
文体と、その文体で描かれるものとの間に生じるギャップ=「異化効果」の面白さを狙う技法だが、ゲーム的「冒険」を、「狩猟」のテクニックで描く「異化効果」が、「ダークファンタジー」というよりも大藪春彦=「ハードボイルド」ふうの印象を生み出している。

こうした「パスティーシュ」の雰囲気が、「パロディ」が広く浸透していた80年代「設定ごっこ」の印象につながるのだろうか。


ハードボイルドと言えば、別作品のレビューで、ハードボイルドの本質は「社会の外部から侵入した報道カメラの視線」であると書いたことがある。
大藪春彦の小説が、一般的に了解されている「ハードボイルド」風の様式から外れているのに、なお「ハードボイルド」であると感じられるのは、大藪の小説の主人公が、例外なく社会に溶け込むことを拒絶した「異邦人」であるからだ。
日本社会に侵入した「異邦人」の視線と圧倒的な暴力にさらされることで、見慣れたはずの日本社会が異界化してゆく。

本作の主人公が大藪ヒーローを連想させて、「ハードボイルド」の雰囲気をまとうのは、彼が「人間社会」=作中の用語ではヒュームの世界から逸脱した、「外部」の異端者であるからに他ならない。
「外部」にはじき出す原動力が「復讐」への強い執着であるところも、大藪との共通項だ。

「人間」の冒険者からは軽侮されているのに、他種族の冒険者と良好な関係を結ぶ描写が、互いに「人間」社会の外にいる、主人公の「外部」性を示している。

こうしたところが強力にオッサンのツボを突いて引き付けられるのだが、大藪春彦が亡くなって20年以上、最近では作品の流通も盛んではないので、あまり共感はしてもらえないだろう。

しかし、共感はなくとも、ファンタジー「異世界」の「お約束」的な「調和」の限度を超えて振るわれる主人公の暴力こそが、視聴者を曖昧に拘束している「ゲーム的異世界」の「お約束」性を告発していることを感じ取れるはずだ。
人によって、「告発」の衝撃が暴力描写への単純な不快感だと誤解されるとしても。


主人公の「外部」性は、人間「社会」の外部であるのみならず、この「世界」自体に違和する、「世界」への告発者であるのかと予感させる。

もしも主人公が「外部」性に定義されているとしたならば、浮き彫りになるのは、平和な「世界」に「外部」から侵入するゴブリンという異物を、「内部」の主人公が退治しているという物語などではない、という構図だ。
主人公の「外部」性が敵対する対象である以上、「ゴブリン」は、この「世界」に内在する、「世界」に組み込まれた一要素である以外にありえない。
「外国」から押し寄せる外敵を「国内」の英雄が防ぎとめる、といった類型で了解することはできないだろう。


主人公の視界には、この「世界」はゴブリンによる「被害」を「内包」したものであると見えている。
だからこそ、ゴブリンを「世界」から「追放」したり、「侵入」を防ごうとするのではなく、あくまで世界「内」で殺し尽くそうとする。

そんな主人公にとって、世界のすべてはゴブリンを狩るための「手段」の相関として捉えられているようだ。
各種の「装備」のみならず、カナリヤや粉塵爆発の「知識」から、協力する「冒険者」たちまで。

孤独の印象が強い冒頭から、後半には他人と交わるようになったかのように見える展開だが、しかし、その冒頭から、主人公は他者を拒絶しているわけではく、折々にきちんと感謝や謝罪の言葉を述べる様が描かれている。

問題にするのはゴブリンを狩る「手段」としての有効性であり、有効であれば何ものでも受け入れるのであって、あらかじめ何かを排除する姿勢は最初からない。「他人」もまた同様だ。

本作のキャラクターには固有名詞=個人名が与えられていないが、こうした道具的な「手段」の相関として世界をとらえる主人公の視線を反映しているのかもしれない。

「ゴブリン狩り」という動機によって配置される道具の相関。

しかし、「世界の中のモノや人といった存在者を道具的関連の相関として了解する」とは、ハイデガーが記述したダス・マン=ふつうの人の実存そのものだ。

ようするに、いっけん非情で特異に見える主人公は、(ハイデガーが正しければ)視聴者と同じく、神なき時代の「普通の人間」なのだ。

「普通のオトコノコ」が活躍するアニメが、慎重に主人公を無能力化・無個性化することで視聴者に同化させようとする作為に比べ、「普通の人間」がここまで際立つのは、やはり背景=舞台となる「世界」の設定力が優れていることと、その「世界」の外にはじき出された「外部」性のためだろう。


{netabare}ナレーションによれば、この「世界」は、「秩序」の善神と「混沌」の悪神のせめぎあいで創造されたものだ。
せめぎあいの手段が「サイコロ」である設定が明かすのは、この「世界」が、偶然性によって「出来上がった」ものであり、何ものかの一貫した「設計思想」の下に「構築」されたものではない、ということだ。
「混沌」の神と共に「偶然性」によって創り上げられた、ということは、即ち、この「世界」では「秩序」は部分的なエラーのように点在しているだけ、ということを意味する。

つまり、世界にとって「バグ」にも似た「モンスター」を排除しさえすれば、「本来の」秩序だった美しい「世界」が復活する、という一般的なゲーム的ファンタジー異世界のエンディングは、本作の「世界」には望めない、ということだ。

モンスターもまた、聖者や勇者と同様に、「外部」から「侵入」する異物ではなく、秩序と混沌のモザイクであるこの「世界」に組み込まれた不可欠の組み石であり、恣意的に抜き取ることはできない。
最下級モンスターである「ゴブリン」による「犠牲」もまた。

戦闘の決定的な場面で、主人公が振られる「サイコロ」を幻視するように、アインシュタインの確信に反して、この「世界」の神々はサイコロを振る。
この「世界」の神々は、スカウターによって計測される能力値が大きければ自動的に勝利が「保証」されるような、定められた「秩序」を約束しない。

高等級冒険者であっても、ちょっとした加減で死を迎えるこの「世界」を、もっとも的確に象徴するものとして、本作の「ゴブリン」の設定がある。

単体であれば半素人でも撃退できるザコ。
しかし、群れとなれば一撃で消し去ることはできない。
必然的に撃ち漏らしが発生し、逆襲や逃走を防げない。
逆襲の手数が多くなれば、冒険者は対処しきれず致命傷を負う。

こうした設定によって、「最弱」のゴブリンは、状況次第で、新米が無事にクリア出来たり、ベテランが落命する予測不能の結果を導く。

無事にゴブリン狩りをクリアした新米は、しかし2回目には全滅するかもしれない。
ベテランであれば、5回は成功しても、6回目には死ぬかもしれない。
高等級冒険者でも、100回続けてクリアし続けられる保証はない。

丁半博打でサイコロの出目を永遠に当て続けることはできないように、誰であれ何時かは必ず敗れ去るであろう「ゴブリン」は、こうして「神々のサイコロ」性を象徴している。
勇者であっても敗れて不思議ではない「ドラゴン」や「魔王」では、サイコロ性は明瞭にならない。
容易に狩れつつ根絶は困難な「ゴブリン」こそが、この独特の「世界」を象徴する。

ある意味では現実世界そのものといった身もふたもない「異世界」だが、この現実に似た「世界」が、本来は反現実的な空想の産物である「異世界もの」と比べて独特の印象をもたらすのは皮肉だ。
量産化される数多の「異世界もの」が、いつの間にか制度化した「お約束」によって奔放さを失った類型と化しているのだと暴露する本作の「世界」は、やはりゴブリンを足場にしているからこそだろう。

しかし、勝利が「保証」されないということは、逆に敗北が「運命」づけられてはいない、ということでもある。
「ゴブリン」狩りの道具として「世界」の全てを活用しようと企てる主人公の姿勢は、「サイコロ」の目がどう出ようとも勝利する手段を必ず確保する意志の現れだ。

確率的にいつかは訪れる「ゴブリン」による「死」=「敗北」を絶対に回避する意志。
いわば「神々のサイコロ」=世界の仕組みを越えようとする主人公の意志は、やはり「世界」の「外部」性から生じていることは明らかであるように思う。
サイコロを振る神々の世界で、神なき時代のダス・マンに近似するのは必然なのだろう。


最終エピソードで主人公と共にゴブリンとの野戦に挑む冒険者の群れは、「狩猟」に似た「ゴブリン狩り」とは打って変わり、ファンタジー風のバトルでビジュアル的に楽しい。

多数の冒険者と協調して野戦に挑む描写は、主人公が偏屈さを捨て、他者と親和する「和解」を表現している、わけではない。
そもそも最初から、主人公は他者を拒絶などしていない。

主人公と共に冒険者たちが一つにまとまるのは、むしろ主人公の視界に映る「世界」がどのようなものであるのか、その「外部」の視線に映る「世界」の実相を冒険者たちに共有させるためであるように見える。

社会外から侵入するハードボイルド探偵の「外部」の視線が、その社会の汚れて歪んだグロテスクさを「内部」の人間たちに突きつけるように。

ハードボイルドとは、不愛想なのに時折キメ台詞を口にしたり、マッチョがタフを気取るポーズのことではない。
それらは「内部」を告発する「外部の視線」を表現するための技法であって、本質は視線の「外部」性にこそある。

「サイコロ」に振り回される無秩序を疑問視しせず「世界」を肯定する冒険者たちに、「世界」の実相を垣間見させる野戦は、冒険者たちに自覚があれば「世界」の足元を見極める視線を身に着けさせるだろう。

だが、視線の外部性は、単純に外部に立っているということではない。
否応なく「外部」の視線で見つめてしまう存在でありながら、しかし同時に「内部」に囚われて外側に立つことができない分裂と矛盾が、「ハードボイルド」を駆動する。

はじき出された「外部」の視線で「世界」を見つめつつ、「想い出」の象徴である牛飼娘によって強力に「内部」へと繋ぎ留められる主人公もまた、冒険者たちとの結びつきによって、一層「ハードボイルド」性が強化されるだろう。

同時に、野戦によって主人公の「外部」の視線を垣間見た冒険者たちの中から、いつか「ハードボイルド」な冒険者が誕生するかもしれないと想像させてくる。

それは、今日は雑兵扱いされている、新米冒険者の明日の姿かもしれない。
そう、「たまたま」身に着けた防具で命拾いした新米は、その意味を掴むことができたならば、生き残っていくことが出来るかもしれない。
ハードボイルドに。


アニメやマンガでは、「復讐」は、「虚しい」「何も生まない」と薄っぺらい説教をされることが多い。
が、「何も生まない」とは、第三者が外側から観察して、費用対効果の経済効率を測定しているに過ぎない。
今このときを「復讐」を糧に生きる主体の前に、経済効率が何の意味を持つだろう。

冒険者たちとの野戦を通過し、いつかは「冒険」したいという希望を漏らすに至った主人公は、「復讐」の先へ向けた視線を獲得したと見える。
が、それは経済効率を受け入れたからではない。

復讐を果たしたとき=「ゴブリン」を絶滅させたときに思いを馳せるのは、「世界」の象徴である不可欠の構成要素が除去されたとき=「世界」が決定的に変質したとき、初めて「世界」を肯定して受け入れることができるかもしれないという(半)自覚の芽生えだ。
裏返せば、「世界」がこのままである限り決して肯定はしない/できないという、いま現在の、冒険者たちとの距離感でもある。
と同時に、「新しい世界」に出会う「冒険」は、「世界を変質」させるだろう「ゴブリン狩り」と根底で通じているのだという無自覚の気付きを、主人公の「冒険者」への憧れの芽生えは示している。


「神に抗う」「神に反逆する」と仰々しく看板を掲げるアニメは数多い。
本作の主人公が、世界の命運よりもゴブリン退治を志向するのは、こうした「パターン」の「逆張り」に見える。

しかし、「世界を象徴して」いる「ゴブリン」の退治において、「神々のサイコロ」を拒絶する意志は、すなわち世界を創った「神に抗っ」て「反逆す」ることと等しい。
矮小な小物狩りに特化した主人公は、決して「勇者」を補完する「日常の守護者」ではなく、その突き詰めによって、「世界」の根幹と支配性に挑戦しているのだ。

たった一つの「駒」では「何も変わらないだろう」という神々の傲慢なナレーションは、主人公によって「世界」の足元が掘り崩されていったとき、その無自覚をさらけ出すことだろう。
この「駒」は、多数の冒険者はもとより、必要とあらば「勇者」をも道具に使うに違いないのだから。

狭小な個人的意思が、実は「世界を変える」ことと等しいのだと描く物語は、この設定の突き詰めによって実現している。
「報酬」を発生させる果てしのない「被害」を撲滅する、煉獄にも似た「ゴブリン狩り」の向こうに、「世界」が変質する希望が微かにほの見えるようだ。



こうした物語を追うと、やはり本作は「ダークファンタジー」ではなく「ハードボイルド」の様式で描かれていることが必然のようだ。
ダークファンタジーがあくまで暗黒の世界の「内部」で完結する物語であるのに対して、主人公の「外部」性が「世界」に対立する本作は、やはり「ハードボイルド」だろう。

本作のキャラクターは固有名詞を持たず、名前を呼び合うことはないが、主人公も例外ではない。
主人公の字名すら、ゴブリンスレイヤー=オルクボルグ=小鬼殺し、と固定してはいないのは、ハメットの『コンチネンタル・オプ』に代表されるハードボイルドの「名無しの探偵」の系譜に連なる存在である証のように思われる。

愛想がないのに女性が惹き付けられる主人公だが、本作やアニメに限らず、はぐれ者が女性にもてるのは物語の定番でもある。
ハードボイルド探偵のような、主人公を始めとする「はぐれ者」に女性が惹かれるのは、(ちょっと嫌な言い方だが)建前に反して女性が社会の中心部から排除されている現実の反映なのかもしれない。
「女子供」という言い回しに典型的なように、社会人未満として社会の中枢から遠ざけられる「周辺」性が、はぐれ者の「外部」性と親和するのだろうか。

本作では、殺される寸前で死を垣間見た、日常と冒険の境界に立つ受付、人外の種族、といった「周辺」性や「外部」性が、主人公の外部性と引き合う。
現象面だけ見て「ハーレム」というのは少し表面的に過ぎるようだし、「女性は視聴に注意」などと殊更に本作から女性視聴者を遠ざけるのは、余計なお世話というものだろう。



TV放送されるアニメであれば、放送に当たって様々に制限が付けられる。
第1話は、それでも制限の中で表現の限界を探る意気込みが感じられた。

が、8話では、TV的な制限で作品の雰囲気を損なう描写があり、少し残念な気がする。

奇跡によって蘇生した主人公が起き上がるシーンで下穿きを身に着けているが、設定やストーリーの流れからすると、ここでの主人公は全裸であったほうが自然だろうし、それで問題があるとは思えない。
一目瞭然でワザとらしく不自然な、下着をつけたビジュアルは、TV放送上の制限ではあるのだろうが、「この通り、放送に配慮しております」という宣言のようなもので、「物語への没入」が「放送の視聴」へと引き戻されて、白ける。

つまらないと言えばつまらない言いがかりだが、だからこそ、こんな下らないTV放送配慮が表面化して作品の雰囲気を損ねるのは、それこそ「つまらない」ことだと思う。




友人と呑んだ時に本作の話が出たのだが、友人の評価は低かった。

上記の感想は、「復讐」に憑かれた男が「世界」に敵対している、という視聴から生じたものだが、友人は「ゴブリンスレイヤー」とは「ゴブリンをスレイ」する「職業」名と視聴したらしい。

主人公のゴブリン狩りを「仕事」とみなせば、なるほど、「仕事」への取り組み方や向き合う姿勢、何より受益者である「消費者」の満足といった点で、まったくバランスを欠いた現実味のない「仕事」に見えるのも無理はない。

しかし「仕事」という点から読み返してみると、主人公とギルドの冒険者たちとの違和は、「復讐」としての「狩り」と、経済的な「職業」としての「冒険」の隔たりでもあるのだなと思えてくる。

異種族の冒険者との良好な関係は、彼らの「冒険」が、「好奇心」や「宗教的な修行」といった「仕事」を超えた非・経済的なものであるところに、「復讐」と引き合う根拠があるのだろう。

視点によって、同じ「世界」でも全く違う光景が見えるのだなと、ちょっと面白かった。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

途中で断念したにしとく

6話までの感想{netabare}
世界観がようワカラン。
リアルを追求してるのか放棄してるのか…どっちなん?
ゲームのパロなんてさくまあきらが散々やったし今更やられてもなぁ。
多分スポンサーは分かってて言ってるんだろうけど、これをダークファンタジーと謳ってて「?」。
今期放送されてる別作品で例えると、もし“ユリシーズ”を本格歴史小説って言われてたらモヤっとすると思うんだけど、そんな気分。
ただのゲームのパロディ作品でしょう。
TRPGにしろゲームのシステムってリアルの生活をデフォルメしたもので、それを更にデフォルメ重ねたところでリアルにはならない。
あれだ、藤田咲に初音ミクの物真似させても素の藤田咲とは全く違うものにしかならないって感じ。
だって、ねぇ。
野生動物よりも恐ろしい魔物退治を専門にしてるハズの冒険者が、鉈持ったアイヌより弱そうなんだもの。{/netabare}

総評というかなんというか{netabare}
あんま言いたくないんだよなぁ。
言ったところで「じゃあお前はどうなんだよ」「そんなこといえるくらい立派なのかよ」って言われたら返す言葉もなく言いよどむ事柄でして。
かといってそうやって黙り続けても鬱憤がたまるばかりでして。
なるべく別作品挙げたくないんだけど、共通した「アカン方向」ってのがあって…昔からあるものではあるんだろうけど、ラノベってジャンルに於いては“キノの旅”が奔りかなぁ、と思ってて。

皮肉ると皮肉った対象より偉くなった気になれる、イヤな感情ではあるけどまぁ分かる。
けどね、それが有名な逸話「お菓子を食べればいいじゃない」にしかなってないのはどうなんだろう。
もっと詳細に書くと、貧困にあえいでる人が「パンすらロクに食べられない」と言ってるのを聞いて、「パンが食べられないならお菓子を食べれば良いじゃない。こんなことにすら気付かないなんて大衆(この世界の住人)はナンてバカなんでしょう」とふんぞり返られても「いや、アンタの方がよっぽど…」としか思えない。
要はパンよりも菓子のほうが高価って前提(常識)があるにも関わらずそれを無視し、解決にすらならない解決策を持ってこられても困っちゃう。
世間知らずのバカが知った口利いて「ボクってなんて賢いんだろう」って振舞われても「なんだよコイツ」にしか思えない。
“トネガワ”でネズミ講を「なんて新しいビジネスモデルなんだ」と持て囃してた海老谷と変わらない。
厄介なのはこれはあくまで「パンよりお菓子の方が高価」っていう常識が前提で、もしこれが創作世界で「お菓子の方がパンより安い」って設定なのなら成立はするんだけど、じゃあそれは前もってハッキリと提示しておかなければならない。
この基本設定をボヤかして煙に巻いて賢いつもりになってた(と自分は感じた)のが“キノの旅”で、どうにもこの悪習が綿々と続いてる気がする、“劣等性”とかね。
ヤベーのは「前もって提示しておかなければならなかったこと」が、「説明するまでも無い常識」と「書いてる人が常識知らずで本当に知らなかった」の二者に分かれる中、後者側の人間が前者のつもりになってるのが痛々しくて。

で、話をゴブスレに持ってくると、やってることが既存ゲームに対して「お菓子を食べれば良いじゃない」って言ってるだけにしか見えない。
「そんなことは分かってるよ、ゲームだから端折ってるんだよ」としてた賢い先人に、そんな事情を知らん無能がダメ出しして勝った気になってるだけにしか見えない。
バカほど人の気遣いに気がつかない。

まず1話のレイプシーンだけど、「批判してる人はあのシーンがショッキングだったから拒絶起こしてる」みたいなこと言われるけど別にそれはどうでもいいんだ。
もしあれがダメって言う人は小池一夫の作品読もう。
残酷描写の良し悪しではなく、それをすることで他の部分に与える影響のほうが問題でして。

そうねぇ、最初のギルドの有り様からしておかしい。
ゴブリン退治…だけでなく、モンスターの被害に会ってる村が金を出してギルドに討伐依頼して、ギルドは冒険者に公募かけて名乗り上げた人が退治に向かう、と。
…?
村人からは前取りしてーの冒険者へは後払い?
え…これじゃあ「村滅んでくれたほうが・冒険者死んでくれたほうが儲かる」にならない?
汚職待ったなしだと思うのだがどういうこっちゃ?と思ってちょいと調べてみたら…えっ、作中のギルドって国営?
…??
年貢取って更に依頼料せしめるってこと?
ってか1話では「とても依頼をこなせそうもない冒険者」を村に送ってなかったっけ?
依頼こなせないどころか孕み袋として母体を提供する形になって更に悪化させてなかったっけ?
国営としたら大失態なんじゃ…なんでこんな???
もうこんなの「意図的に使えないやつを送った」って噂立ちそうなもんだが。
競合他社があったら即座にそっちに客取られて潰れるところを、国営として独占してるワケだ。
ってことで国やギルド自体が腐敗してるって話か?と思ったらそうではないっぽい。
改めて言う、

金のみで動く・金額次第で何でもやる・金こそが全て

っていう拝金主義ならそれはそれでいいんだ。
現ナマでしか受け付けないみたいだし、ギルドの隣に高利貸しや悪徳両替屋や人買い屋が当たり前のように併設されてる、それならそれでいい。
受付嬢はクソの権化で国王はアホの極み、それならそれでいいんだ。
けどその後の作中描写はそうでないらしい、むしろ優良企業(組織)みたいな扱いでもう意味が分からん(わかってるけど)。
これは他のこともほぼそうで、最初に印象付けた出来事に対し、その後の描写がそれに背く形になってて、「お前何言いたいの?(わかってるが)」って中身になってる。

あんまダラダラ長く書いてもしょうがないので(といいつつもう充分長いけど)先に言っちゃうと結局これ、なろう系の鉄則「他人に厳しく自分に甘い」の「自分に甘い」の部分をののままに、「他人に厳しい」の部分をより過激にしただけ。
自分に甘いの部分に関してはイセスマなんかと変わりない。
ああ、ここでいう自分ってのは自己投影先のゴブリンスレイヤー並びにそれを賞賛する喜び組ね。
他人ってのはMOBのこと。
わざわざ人前で部下を叱り付ける上司ってのはよく居るけど、叱り付ける部分を殴る蹴る追加しただけ。
上司そのものは社長(神様=作者)に気に入られてて何一つペナルティは無く、他人に厳しいシーンだけを見て「なんて厳しい人なんだ」と騙される人も居るだろうけど、その実「自分には甘々」ってのが透け透け。
話題の1話のレイプシーンだって所詮は他人(MOB)、もしエグさを売りにしたいならもっと主人公(作者や視聴者が投影するキャラ)と親交を深める・充分感情移入させてからやりゃあいいのにそうじゃない、温い。
それでいて他人がゴブリン被害受けたら介錯するクセに自分がやられたら処女同衾で復活だってさ。
それ以外でもやれ改造転移スクロールだの小麦粉粉塵爆発だのセメントだの、前もって先の展開を知ってるとしか思えない準備の良さ(神様に気に入られてるので)。
難局を脱する際、あくまで普段持ち歩いてる特別でもなんでもないもので特殊な使い方をすれば「機転を利かせた」になるけど、ピーキーな道具をピーキーな場面で都合よく準備できてるのはご都合主義でしかない、お前未来予知能力者かよと、アクエリオンの不動指令かよと。
TRPG語るならエンカンブランス気にしよう。
えーっとかつて緊張感やピンチ演出について書いた事がある気がするけどそれではまだ説明足りてなかったなぁ…。
ピンチっていうのは「先の展開知らないで分の悪い賭けに打って出ざるを得ない状況」であって、それこそ運を天に任せてサイコロを振る瞬間であって。
先の展開知ってる限りはどんなに怪我しようがピンチじゃない、どうせ助かるって分かってるんだから…そういう意味では「異常な用意の良さ」はマイナスにしかならない。

他にも結局ゴブリンスレーヤーは誰からも悪し様に扱われない。
イントロダクション見ても「彼は手段を選ばず、手間を惜しまずゴブリンだけを退治していく」と、あたかも他人からどんなに恨まれようがゴブリンさえ倒せればそれでいいって印象を受けるが実際はそんなことは描かれていない。
なんとかゴブリン倒せたけど村人から「殺してやる」と恨まれることはない。
道すがら村人がレイプされてて助けてくれとすがられるけど犯人がゴブリンでないので「あっしには関わりのないことです」と素通りすることもない。
(牧場襲ったのがゴブリンでなかったら見殺しにしてた、くらい言わせればいいのに)
ずっと最弱(と認識されてる)ゴブリンばかり狩る変人扱いかと思えば吟遊詩人に歌われる英雄扱い。
これに関してはひょっとしたらドンキホーテよろしく笑い者として知れ渡ってるのかな?と思ったけど、サンチョのようなツッコミ役ナシでひたすら「ゴブスレのやることは正解」になるのでまぁ気持ち悪い。
「頭おかしい人の頭おかしい行為」ではない、正解引いてるんだから。
世界はゴブスレを賞賛するための道具に過ぎない。

まぁなによりも、だ。
ルールブック読んだだけで、一人でプレイしただけで、TRPGやったことないでしょ?
ってのがモロバレで。
ここら辺なぁ…鼻にかけたくないし、ある意味TRPGやったことある人にもキツいこと言うことになってしまうんだけど、現在廃れてるのは廃れるだけの理由があるワケで。
よく知らない人が昔そんなのが流行ったって噂だけを聞いて、妙に高尚なモンだと勘違いされるのもこれまた困ったモンで…。

TRPGを食った一因(あくまで一因)として格ゲーがあるけど、“ハイスコアガール”を見てもらえれば分かりやすいけど、癇癪起こして台バンする人って当たり前のように居ました。
TRPGだってそういう人が参加することはあるワケで…それでいてゲーセンの店員のような強い強制力を持った人ってのは居ない。
じゃあそういう連中野放しにしたらどうなるの?ってのは火を見るより明らかでしょう。
またそういう人を寄せ付けないようにしたら閉鎖的にならざるを得ないし、まぁ廃れて行くばかり。
高尚な遊びとして高尚な方のみが集う高尚な場(その場合私もお断りされちゃうけど)なんてのはあり得ないワケで…なにより自分が高尚だと思い込んでる人ほど厄介で。

で、だ。
ゴブスレの内容ってさ、そんな「廃れさせた奴ら」の行動まんまソレで。
私は存在は知りつつ最近まで専門用語までは知らなかったのだけど、和マンチとか吟遊GMとか言うらしいね、詳しくはググって。
むしろそういう悪行を悪行と知らずにカッコイイものと認識してるらしく、正に自分は高尚だと勘違いしてる手合いそのもの。
(かといって排斥したところで閉鎖的なのが加速するだけではあるんだけど)
「オレって糞野郎」と思ってるならゴブスレはもっと世界から悪し様に扱われさせるっしょ。

ここら辺は本当なぁ…マトモにやってた人にもプライドはあるワケで、「どうして廃れたのか」を喧伝するには口が重たかったのかなぁ。
現在の認識ではこれが正しいTRPGになっちゃうんですかね?
ちと他の作品でも(古い人から見たら)TRPG分かってない描写があっていい加減不満爆発してめっちゃ長文書いちゃいましたが、結局は「もっと勉強してくれ」に尽きます。
イメージだけでマウント取りに語ってるっていうのが丸分かりでね…所詮他作品キャラを寄せ集めたメアリースーではこれが限界なのかも知れないけど。

長々と書いてしまったけどこれにて、長文失礼。{/netabare}

追記{netabare}
ああん、そういうことそういうこと。
ダラダラ長文なだけで全然主張が見えてこないクソ駄文だと自ら思ってるけど、それに引き換え他の方の感想がやっぱり端的で素晴らしい。

↑で「ググって」って言葉で端折ってしまったけど、“吟遊GM”の件。
実際それってどういうこと?というと、要はGMの操るキャラクターが無双して大活躍して賞賛浴びるのが最大の目的で、参加プレーヤーはその引き立て役に徹する(徹させられる)ってプレイスタイルのことです。
そんなんやろうと思えば容易な話で…だってGMはこの先何があるか知ってるんだもの、この先どんな罠があるか知ってるんだもの、この先何が必要だか知ってるんだもの、敵はどうやれば倒せるか知ってるんだもの。
GMにとって気に食わないヤツ(のキャラクター)はテキトーな理由で悲惨な目にあわせるのが可能なルールなんだもの。
例えば初見では絶対分からない罠にプレーヤーを引っ掛け、どんな罠があるか前もって知ってる(当たり前だが)GM操るキャラクターはそれを颯爽と回避し(これといった理由は無い)、「お前こんな罠も分からないの?バカなの?」といってマント取るの。
「オレ(の操るキャラ)はなんて有能なんでしょう」ってのを見せびらかすのがメインで、プレーヤーはそれのための踏み台、そういう精神に侵された奴がGMを務めるTRPG。
それが更に深化して自キャラを引き立たせるために参加プレーヤー(のキャラクター)には泥水啜れ・肥溜めで溺死しろ・ゴブリンに犯されて死ね、さもなくば賞賛しろってのを強要し出す始末…ゴブスレにはそれしか感じない。
自分はそういうのはGM接待プレイと呼んでましたが…まぁ参加はしたくないですね。
で、GM接待プレイを許容できる人はこれを面白いと言っても差し支えない。
もうそこら辺になってしまうと良い悪いの話では無く許容できるか否かなだけかと。
私は許容できない、それだけ。
ただちょっと怖いのは「え、TRPGってそういうもんでしょ?」って風潮になってるのならそれはどうなんだかなぁ…?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

彼の何に魅かれるのか考えたとき、人間の本質が見えてくる。

2018年12月30日 記載
子供の頃って、自分は何にでもなれると言う万能感で溢れていました。
根拠の無い自信で、無謀すぎる思考に取り巻かれた世界
叶えたい夢があったなら簡単に叶える事が出来て。
信じたい理想があった時、それは確実に成就出来る。
私自身も、本気でそう思っていた節があります。

勿論、そんな事は有り得なくて、在る訳無くて。
役割が伴わなければ、存在を為せないのはサルトルの言う通り
しかし、その期間は人間として1番強い時期でもあります。
無条件に「夢」や「理想」を信じられる。
「何にでも」にはなれなくても「何か」にはなれる。
全ては叶えられなくても、真に目指したい夢には到達出来る。
全ては成し遂げられなくても、信ずるべき理想には到達出来る。
子供の「思い」と言うのは、人間が本来併せ持っている「強さ」であると、私は感じます。

無知故の強靭、無恥故の蛮勇
そんな風に信じている人を馬鹿者と吹聴する大人もいる事でしょう。
しかし、そう考える事の出来る「強き思い」は何物にも変え難い信念です。
そう考える事の出来る「強き思い」は、決して覆せない覚悟となります。
そこに到達した際の役割を全う出来るだけの「覚悟」と「信念」があれば。
「夢」や「理想」なんて、決して幻ではないのです。

そして、そんな強気さえも浮かばなくなっていた今日この頃、私は本作に出会いました。
主人公は「何にでも」にはなれず、「なりたかった何か」にもなれず、「なりたい自分」が分からなくなっていた人間でした。
だからこそ自然、彼に感情移入して物語を楽しめた次第です。
現在の自分とどこか似通った部分を垣間見て、その際に私は、人間の本質を見つけたような気がします。

本日のレビューでは、少しその事についても書き添えると致しましょう。
今回御紹介するのは、喪失を取り戻す男の話
何も無い自分に「意義」を見出した『ゴブリンスレイヤー』の物語です。




【あらすじ】
これは、ある男の物語
英雄ではなく、勇者にもなれない。
ただ、小鬼を殺すだけの男の話

全てが運と知略で繰り広げられるこの世界
そんな盤上で、1人の男は只管ゴブリンを殺す。
そこにあるのは復讐を超えた義務
そこにあるのは後悔を越えた殺戮

武勇伝や英雄譚はお呼びでない。
そんな華々しい世界は、ここにはない。
小鬼を殺し、殺し、殺し、殺し続けた血の道があるだけだ。
「お前に小鬼が殺せるのか?」
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」

これは、そんな彼が織り成す「世界」の話
英雄ではなく、勇者にもなれない。
ただ、小鬼を殺すだけの男が真に成りたかったモノを、見つけるまでの……
「世界」を超えた『世界』の話だ。




{netabare}
1年が終わりました。
艱難辛苦の厄年でした。
個人的事情は抜きにして、昨年のアニメを振り返ってみると、どこぞの細胞やら、どこぞのお兄さんやら、「働く」事をテーマの一要素としたアニメが多く出ていたと感じます。
「労働賛歌」を謳ったり、「働く事の意味」を見つめ直したり、十人十色
「娯楽は時代を反映する」
娯楽に反映される程、労働に苦しむ今の社会って危険なんだろうなと感じた1年でした。

屈指のジャパニメーション国家もとい「労働問題」に辛苦する国、日本
これまで培ってきた産物から社会問題へ言及するのはよくある事
ディズニーやチェコアニメーションなんて観るとよく分かります。
ただ、それはそれとして、昨今の「あからさま」なのは嫌いじゃねえけど観たくねえと思ってしまうのです。
「働く」と名の付いた作品や、明らかに働く事をテーマとしている「勤務地」が舞台のアニメ
「辛い事もあるけど働くのって良いよね!!」みたいなポジティブメッセージを随所に感じてしょうがありませんでした。
そんな短絡的思考で容易に割り切れる問題じゃねえよ。
そう考えた結果、過労死する惨状がこの世界にはあるんだよ。
こういう「前向き」に感化されたら、自分の思考自体がよからぬ方向へマインドコントロールされてしまう。
労働嫌いな私は上記の要素も相俟って、そういった作品は観る事こそあれどあまり嵌れない始末でした。

そして、私のそんな心境は『ゴブリンスレイヤー』において、正に熟考を発揮します。
しかし、それは私のお気に入りの形で。
暗喩的且つ的確なメッセージで以って。
不快にならない程度に、上手く描かれていました。
そう、本作はそんな適度のバランスに保たれた世界で、「働く」と言う事を自然に考えさせてくれる作品なのです。
正確に言えば「労働」を基点とした「人生観」について、と言う所でしょうか。
「働く」事によって「人生」をどのように謳歌するか。
自然に考えさせてくれる描写が非常に多かったと言えましょう。

その大部分はゴブリンスレイヤーと言う人間から。
彼と言う「冒険者」に魅かれた結果、生み出された産物でした。
冒険者としての職業が成立する世界
主人公のスタンスは自分の現在と似通った箇所が多かったです。
「はたらくぞ はたらくぞ 毎日毎日戦場」の世界
誰もが向上心に溢れ、ドラゴンやらオーガやら悪魔やらロックイーターやらを倒して上へ上へと伸し上がろうとする世界
その中で、黙々と最弱モンスターであるゴブリンのみを狩り続ける彼、ゴブリンスレイヤー
成し遂げられるのは小さき事だけ、社会の風潮に溶け込めない逸脱者の自分と重なりました。
この先、ゴブリンを殺せなくなる日が、働けなくなる時がやって来る事に困惑を覚える彼、ゴブリンスレイヤー
「未来」「将来」と言う言葉がずっと迫っている、先なんてさっぱり分からない日々を送っている現状と重なりました。
結局、「先の事」なんてちっとも分からなくて、目の前の事を精一杯やるしか無いんです。
今を生きていくだけで精一杯、生きているだけで丸儲け。
そう考えていく事でしか、自らを保ち続けられない自分を、私は彼から見出しました。
弱き人間の本質を、彼を観ていた自分に見つけたのです。

そしてだからこそ、小鬼の「恐怖」を身を以って痛感しているゴブリンスレイヤーが、社会の「部外者」である彼だけが、その対処の為に彼等だけを狩り続けると言う姿勢に、私は痺れてしまいました。
あくまで自身のスタンスを貫き続け、その結果、他者からどのような目で見られ、蔑まれ、怯えられ、馬鹿にされようとも、その意思を曲げません。
そして、そんな自らの抱いてきた信念が、行動が、少しずつ実を結んでいきます。
偶々助けた女神官から、彼の逸話を聞いて集まった妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶に広がり、剣の乙女との邂逅を経て、最後にはギルド全員と意思の共有をするに至りました。
彼が培ってきた努力の体現には、感極まるより他に無いでしょう。
そして、その過程の変遷が彼の行動をずっと見守り、信じ続けてきた牛飼娘をも救ってしまいます。
牧場と言う、ゴブリンスレイヤーと牛飼娘の「帰る場所」
その「聖域」が元の形を維持し続けられた事で、そこからまた「冒険者」として旅立つ事が出来るのです。
この構成が、もう堪らなく素晴らしかった。
強き人間の本質を、彼女を観ていた彼に見つけたのです。

それは確かに、無駄じゃあなかったんです。
彼がこれまでゴブリンを殺し続けてきた過程は、決して無かった事にはならなかったのです。
目の前の事を精一杯やってきた、現在のみを見据えて生きてきたゴブリンスレイヤーの5年間は、決して無駄ではなかったのです。
私の胸はどうしようもない幸福で胸が張り裂けそうになった次第
そして、辿って来たこれまでの日々は、彼に1つの夢を呼び起こさせます。
子供の頃から、なりたかったもの
自分が叶えたくても、叶えられなかったもの
今でも、まだ叶えたとは思えていないもの

「冒険者」

自覚した彼は「死ぬまで生きていく」人生の中、追い続けるでしょう。
人間の「強さ」を取り戻した彼は、自らの道程を求め続けるでしょう。
「冒険者」になると言う「夢」を。
「冒険者」として生きたいと言う「理想」を。
「部外者」から「冒険者」へと変化した彼の「物語」は今、始まるのでした。
-----------------------------------------
まるで、偉大な物語の中にでも迷い込んだような気分です。
闇や危険が一杯に詰まっていて、その結末を知りたいとは思いません。
幸せに終わる確信がないから。

こんな酷い事ばかり起きた後で、どうやって世界を元通りに戻せるんでしょう?

でも、夜の後で必ず朝が来るように、どんな暗い闇も永遠に続く事はないんです。
新しい日はやって来ます。
太陽は、前にも増して明るく輝くでしょう。

それこそが、人の心に残る偉大な物語です。
子供の時読んで理由が分からなくても。

今ならフロド様、なぜ心に残ったのかよく分かります。
登場人物達は重荷を捨て、引き返す機会はあったのに帰らなかった。
信念を持って道を歩き続けたんです。

(フロド:その信念って何だい?)

この世には、命を懸けて戦うに足る、素晴らしいものがあるんです。

『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』サムワイズ・ギャムジーの言葉より抜粋
-----------------------------------------


振り返ってみると、この『ゴブリンスレイヤー』と言う作品は、全てを喪った者の「再生」を描いた作品だったと感じます。
自分にとっての世界が崩れた時、人は別の何かにまた「世界」を見出します。
彼にとっては、それがゴブリンであり、スレイであり、ゴブリンスレイでした。
「姉」と「過去」に囚われた彼が、「世界」を小鬼殺しと言う殺戮に見出すのも必然と言えましょう。
しかし、その「世界」自体がそもそもにして狂っていた時、脱却する事は容易くありません。
何故なら、そこに彼は生きているから。
そこが、彼にとっての「世界」だから。
世界とは、良くも悪くも、人間にとっての生きる指針なのです。
それは、現実でも盤上でも変わらないでしょう。

しかし、その囚われた「世界」の中でそれを超える『世界』に出会えたなら……
その『世界』の数々が「世界」を生きる彼自身の「再生」を生み出したなら……
彼の「世界」が『世界』に取って代わる日も近いはず。

『世界』
それは、冒険者になると言う「夢」
それは、ゴブリンに捉われない愛すべき「仲間達」との日々
それは、自分の事を信じて待っていてくれる「大切な存在」
それはきっと、彼自身が元来望み、信じ、願っていたモノ
彼がずっと、子供の頃から求めていた「強き思い」なのです。


「行ってきます」
「ただいま」
上記の言葉は、そんな彼にとって、非常に重くて尊い挨拶
「冒険者」として旅立ち、「大切な者」の元へ帰る為の応酬として、非常に重くて尊い挨拶
だから、私は願います。
この『世界』を繋ぐ架け橋が、いつまでも彼の元で生き続ける事を。
この『世界』に満ちている、優しき希望が彼の中に芽生え出る事を。
心の底から、願うのです。
願うより他に無い、視聴後の私に満ちた感傷でした。
-----------------------------------------
Let out your strength from within, from within
力を注げよ 心の底から 心の底から

Then you will begin to appreciate the hope
ならば君は この優しい世界に満ちる希望に

In this graceful world
感謝し始めるのでしょう
-----------------------------------------
Let out your cries from within, from within
叫びを放て 心の底から 心の底から

Remember who you used to be
昔の自分を思い出して

Everyday can be your new beginning
どんな日も 君の新しい始まりになるのでしょう

Mili「Within」歌詞の一節より抜粋
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https://www.youtube.com/watch?v=3UJ_mERvw3A




P.S.
2018年も様々な方面で魅力的なヒロインが多く登場しました。
そして、本作で私は本年度No.1のヒロインを見つけられた次第です。
それは、ゴブリンスレイヤーの幼馴染、牛飼娘
誤解されやすい彼の思いをきちんと汲み取ろうと行動し、読み取っています。
彼と真摯に向き合って、語り合って、受け止めています。
そして、その上で、ありのままの彼を理解しようとしています。
それらの努力が功を奏したからこそ、お互いが相手を「大切」であると言う想いを惜しみ無く披露出来ているのです。
素晴らしき最高のヒロイン、及び主人公との強い関係性でした。
彼女はずっと彼を信じていられる。
彼女は彼にとっての『世界』となれる。
彼にとっての、新しい『世界』になれる。
最終話を観て確信した、生涯忘れられない少女だと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

68.3 6 異世界でバトルなアニメランキング6位
クオリディア・コード(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (654)
3203人が棚に入れました
人類の敵――〈アンノウン〉と戦争を続ける世界。

 数十年前の〈アンノウン〉侵攻時、コールドスリープ施設に避難させられていた子供たち­は、その眠りから目覚めたとき、己の身に超自然的な力――〈世界〉が発現していること­を知る。東京湾ゲートから現れる〈アンノウン〉から国を護るため、少年少女たちは東京­・神奈川・千葉の各防衛都市で戦いを繰り広げるのだった。

東京をさがら総、神奈川を橘公司、千葉を渡 航が担当し、
“QUALIDEA”を作り上げる。

声優・キャラクター
悠木碧、福原綾香、斉藤壮馬、石川由依、内田雄馬、安済知佳
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

結局無難なお話でしたが、観て損というわけではない。

12話{netabare}
大方の予想通り、葵が最後にアンノウン側に寝返り敵となったが、最後
のバトルはあっけなく地球を代表する6人がアンノウンを殲滅に追い込ん
でめでたしめでたし・・・。1クールで無難にまとめた感じがします。
最後はカナリヤの歌が皆に勇気を与えて大逆転勝利っていうシナリオなん
だろうけど、無難で陳腐すぎ・・・尺の関係もあるから仕方ないのかも
しれないが、最後のバトルはもう少し中身のあるバトルにして欲しかった
感じがします。作画は良くなかったけど、そこそこ楽しめたので、この
作品はそれで良しってことにします♪{/netabare}
11話{netabare}
いよいよ戦いは佳境に入りました。千種のお母さんが負傷して、6人は
アンノウンとの戦いに向かう。葵は最後になにかしでかしそうな感じが
漂っているが、コールドスリープの子供達は助けられるのかな?
アンノウンの侵略の事情ももう少し詳しく知れたらよかったが、概要は
つかめた感じで、ストーリーはいいんだよね。作画はいつも通りでした。
これ、DVDで作画直したりしないよな・・・。{/netabare}
10話{netabare}
どうも作画の雑さが際立っていたように感じます。引きの作画は適当
なのか・・・背景もなんらこだわりのない殺風景な感じが目立つし、
アップの作画以外は気になって仕方なかったけど今に始まったこと
でもないから・・・で済まないよなぁ・・・。千種兄妹のお母さん、
ちょっと無駄に明るすぎてうるさい。カナリヤ一人で勘弁して欲しい。
さて、本当の戦いはこれからなのだろうが、日本に残るコールドスリ
ープに入った子供たちの救出は可能だろう。しかし、コードをつけている
仲間達は殺すわけにはいかないよな・・・。面白いストーリーだし、
キャラの個性も好きなんだけど、ほんと作画がね・・・毎回言うけど
もったいないよ。{/netabare}
9話{netabare}
カナリヤが戻ってくるまで、じっくりと作ったね。見えている世界は
偽物で、真実は植物系の何かに浸食されている感じでしたが、アンノ
ウンに見えていたものは、実は本当は人間の姿なのかな?そして、管
理局で視覚を制御されている者は、人間がアンノウンに見えて、侵略
者が人間を操作し滅ぼそうと画策していたってことかな・・・。
いずれにしても、なかなか面白い内容なのに、作画が相変わらずで惜
しいね。{/netabare}
8話{netabare}
この世界が人為的に作られ操作されている世界だとしたら、その理由は
なんだろう。ここにきて話の内容が興味深くなってきました。本当の
世界があるのでしょうか・・・そしてそれはどのようにして掴み取ること
ができるのでしょうか?首の後ろにあるチップが空想?世界の原因だと
思うが、もしかしてアンノウンの方が現実世界からの使者だったりする
とか・・・考えすぎかな?後半になってグッと作品の重みが出てきたね。
見続けて良かったです。{/netabare}
7話{netabare}
ほたるが舞姫の危機を救うが、ラストはどういうことだ?舞姫のコード
板がアンノウンに撃たれてから、姫の力が一気にダウンしたということ
は姫はどうなるのか?本部で管理するための電子的識別コードだけの意
味あいじゃないのかな?ちょっと謎。そもそもQualideaって英語は無い
し、これはいったいどういう意味なのかな?Qualifyって動詞があるけ
ど、名詞・形容詞形は―deaが語尾に付く形はないし・・・なんだろね?
英語じゃないのかな?謎だったため、外国のwikiでも調べたが、タイト
ルは、Kuoridia-code? みたいになってて、ローマ字表記でした。
あまりこだわる必要も無いのかもしれないけど気になります。ちょっと
謎が多いので、最後まで観ますw 結構面白くなってきましたが、これ
で、ほたると舞姫まで消えてしまうとか無いよな・・・。なんか見落と
してたかな?録画を観直している時間がないから、次週注目します。{/netabare}
6話{netabare}
アンノウンの大襲撃の指揮にあたる舞姫の過去のエピソードを挿入した
戦闘シーン。舞姫の正義を貫く熱い血は祖父譲りなんだね。そして、仲
間を信じ仲間の為に戦う熱い気持ちの根底にはほたるとの絆が存在して
いて、それはそれで美しい話だと思った。壱弥はただぶち切れてしまっ
たが、戦っているだけマシだなw 次週はほたるちゃんが加勢して、千
種兄妹が東京に到着して、どうにかなるのか?40分もたせれば大丈夫と
いうことだったが・・・。{/netabare}
5話{netabare}
壱弥のカスっぷりは半端無いな・・・。最初の威勢はどこへやら・・・。
ただ、壱弥が塞ぎこんでるおかげで、千種兄妹の会話が多くなり面白い。
明日葉の『うける』を聞くとちょっと笑っちゃう。姫はいい子だね~。
でも、心に深い傷があるようだ。ところで・・・カナリヤはどうなった
んだ?作画は相変わらず所々手抜きっぽいとこあるな・・・w{/netabare}
4話{netabare}
壱弥の最初の傲慢さの必要性は理解できた。壱弥が仲間の重要性を知り
丸くなる所までの4話ですな。しかしさ、やっぱ舞姫が一番強い感じが
します。だけどさ・・・どうやってやっつけたのさ?肝心のとどめの
一撃が作画されなかった理由が分からんな・・・。止め画で戦闘終了し
いきなり舞姫の勝利宣言って・・・あまりにも手抜きすぎないか?
あと、戦闘に歌が出てくるのは好きじゃないな・・・。なんか調子狂う
よ。千葉の兄妹はいい味出してるよね。いいとこもあるけど、荒削りな
面も多くて・・・、でももう少し見ちゃうかなw。
カナリヤはどうなったんだろうか・・・?{/netabare}
3話{netabare} 
相手の力量も測れないような首席でいいのかな?・・・と思いつつ、カナ
リアの歌が止まると、壱弥の戦闘能力が存分に発揮できないことが露呈し
た。その程度であの自信は過剰だよね。舞姫の方が断然強そうだな。
ただ、壱弥はいいとこある奴だということは分かった。強大なUNKNOWNに
対し、3校でどのように戦うのか、次週注目って感じですね。舞姫だけで
勝てんじゃないのかな?・・・とも思いつつw{/netabare}
2話{netabare}
壱弥が1話ほど強烈でなくなったので見易かった。これくらいの気性の悪さ
なら十分耐えられる。霞の存在が壱弥にマイルド感を与えていい関係に思え
る。ある程度メインキャラの紹介は済んだ感じでしょうか。そこそこ楽しめ
そうなキャラの集まりだということが認識できました。あとはストーリーが
どうなっていくのか・・・。{/netabare}
1話{netabare}
まず壱弥が胸糞悪くて嫌い。とても酷い性格で気分を害する。そういう
性格になった訳もあるんだろうけど、これがメインキャラだと、観る気が
失せそうだ。キャラ画もかなり雑な部分が目立つし、戦闘と爆破の作画に
関してはそこそこ力が入っているようだけど、決して綺麗な画ではない。
話もたいして面白くないし、UNKNOWNとの闘いの中で繰り広げられ
る人間模様に興味をそそられない。
別に視聴継続しなくてもいいかな・・・と思うような1話だった。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

オマージュの果て

【2016.09.30 少し修正整理】

作画が弱いと一目でわかる。それだけに、これさえなければという印象を持ちがちなのだが、本当にそうだろうか。


序盤の設定を見ると、いわゆる「テンプレ」の、異能で世界を守る学生ヒーローもので、主要キャラクターたちも人気のライトノベルからピックアップしてきたような類型性を強く漂わせている。
だが、無自覚に類型をなぞった安直さよりも、妙に自信のありげな、確信犯的な迷いのなさを感じさせるものだ。


{netabare}創作物は先行作の影響の上に誕生してくるものだが、「世界を守る異能力学生(集団)」のテンプレは、おそらく「セカイ系」を源流としている。

社会領域を排除し、キミ/ボクのセカイが世界の存亡という破滅的状況と直接に重なる「セカイ系」は、さらに遡れば『新世紀エヴァンゲリオン』にたどり着くだろう。

正体不明の由来のしれない圧倒的な暴力が理不尽に襲い掛かり、破滅寸前である世界を救うため、基盤も仕組みも分らない「陰謀組織」の得体のしれない権力が、少年少女を意義の不明な死闘へと駆り立てる『エヴァンゲリオン』世界。

ここから、子供の目には理不尽な運命を残酷に押し付ける得体のしれないブラックボックスのような「陰謀組織」に見える「社会」を、すっぱりと整理して消去し、子供の「理不尽なセカイ」と「理不尽に破滅する世界」を二重化する方向へ純化したのが「セカイ系」と言えるだろう。

そして「世界を守る異能力学生(集団)」のテンプレは、「セカイ系」から、キミ/ボクの関係が世界の命運を決定する=ボクの行動がそのまま世界をコントロールしているという、幼児的な「全能感」の快楽だけを抽出して消費する、「セカイ系」の自堕落な頽廃形態を量産するための「テンプレ」として生じているようだ。

本作の設定やキャラクター造形は、明らかに「テンプレ」をなぞっているのに、「セカイ」の造形に「陰謀」的な得体のしれなさを匂わせることで、「セカイ系」の更にその源流の先行作へ向けてオマージュを捧げているような、意図的な作為感を漂わせる。

この印象は、中盤から終盤にかけ、この「世界」が、「学生」の全能感のための「テンプレ」ではなく、学生を支配下に置くための舞台装置であったことが暴露されることにより、やはり先行作品へのオマージュないしは回答であったからだ、と示しているように思う。

「テンプレ」を疑わずに「学生」に感情移入して「世界」の支配感を甘受していた視聴者は、「世界」の最下層を支える部品に過ぎなかったという「真の」設定を前に、衝撃を受けることになる。


このような仕掛けにもかかわらず、本作が退屈で雑な視聴感しか与えないのは、設定やストーリーに注力しているように見える割に、アニメというビジュアル表現に対して意識が不足しているような印象を感じさせるからだ。

それは、作画が乱れている、といった水準の話ではない。

明らかに戦闘に不向きなスクールユニフォーム的な制服で戦闘する。
人間が無造作に空中浮遊し、自在に空を飛ぶ。
掌をかざしたり、剣を振るだけで遠距離の巨大な敵が爆発する。
等々…

セリフがいかに勿体ぶって意味深長であろうと、それを表現するビジュアルがこのように安易で工夫のないものであれば、アニメという映像表現として説得力が激減するだろう。

異能力によって空を飛んだり敵を爆破するのはいいとして、そこに超常的な力が作用しているのだという映像上の表現が無ければ、他人の夢を説明無しに見せられているようなもので、「凄いことが起きている」という作中の状況に対して白けた距離感しか生まれない。

明らかに映像表現として質を高めようという意図の見えないビジュアルは、そもそもこのストーリーをアニメとして表現しようとする意欲があったのかとさえ疑わしく感じさせる。


そのストーリー自体も、ビジュアルが「テンプレ」の約束事に寄りかかって工夫を放棄した安易なものであったように、やはりオリジナルな工夫は無かったのだとラストで暴露される。

キャラクター各人の異能を「せかい」という明らかに不自然で耳障りな用語で表現していたのは、この「セカイ/世界」が、個々人のセカイ=価値観の闘争の場であると示したかったからであるようだ。

だが、価値観の相対的な優劣が「世界」を形作るとは、現実の価値相対主義を単に追認しているだけであって、改めて創作物として世に問うような何らかの「作家的主張」でも新たな「知見」でもない。

しかも、オマージュを捧げた先行作において、理不尽な暴力をもたらす「敵」が本質的に理解不能な「謎」の存在であったのに対し、説明の可能な侵略行為という「理解可能」な「敵」を設定することで、「異次元」の敵との闘争もまた、価値相対主義に回収されてしまう単なる価値観の闘争という現実の物まねに矮小化してしまう。

先行作に対して「説明」という「回答」を返したように見えるものの、先行作が、価値相対主義の現実を「理解不能な敵」を創造することで撃とうとした地点から、完全に後退してしまっている。

その「価値相対主義」も、結局のところ徹底的に闘争されることはなく、「大人」から勝利を「禅譲」されるようなラストが、本作を、安易で自堕落な「全能感」の満足へと着地させる。

大人と若者の間の壁は普遍的で、若者はいつの時代も「壁」を越えようとする。

本作においても、大人の「世界」を打ち破り、「若者」の世界を創造する「進化」を描こうとしたのかもしれないが、ギリギリの最後の最後で「大人」が退いて勝利を譲るような描写は、近年の若者の主張が、大人との闘争を避け、「居場所を「譲って」くれないのはおかしい」、「後進に道を譲って「くれない」のは間違っている」という「要求」である事態を追認しているとしか見えない。

「要求」する若者が「闘争」しようとする若者の足を引っ張る現実に背を向け、消費者根性が染みついた「要求」を描いてしまう本作は、挑戦的な見せかけにもかかわらず、幼児的な「全能感」の満足を企図した「テンプレ」からやはり脱してはいなかったのだと落胆させる。


ストーリーの貧しさに加え、映像表現の貧しさが、単なる娯楽として視聴することも不可能にした。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

清々しいほど分かりやすい

 キャッチしている人のレビューみて気になったので、観はじめたら止まらないで一気に視聴してしまった。
 別にラノベ原作だからとかでスルーしていたのではなく単純に気づいていなかったんだよな。ということで、少しでも認知されるべくレビューを書きたくて仕方のないそんな作品。
 ただし!
 別に素晴らしい作品というわけでもないのがじれったい。
 そして、なんかレビューしたくなる作品だったことをここに記す!

ライトノベルが原作。
 物語は、終末後の世界感で非日常であり、完全なファンタジー路線ではあるものの、学生をメインに持ってくることで、日常を同時に描きつつラノベらしい長ったらしいセリフ回しの会話劇を楽しめると妙な没入感に浸れる。
 この長いセリフ回しを演出で全て回収しているのが化物語っている化け物みたいなすごいアニメもあるけれど、そこまでは期待してはいけない。

 このアニメをレビューするにあたり調べてみたところ、どうやら、ラノベ界では有名人の3人が別々のレーベルから同名の作品を出すという新しい試みから生まれたものらしい。
 作者によって描く主人公が違うという点はまず抑えておきたいポイントだろう。ちなみにこのなかの3人では渡航しか知らなかった。言わずもがな『俺ガイル』の作者だ。

ライトノベルが原作だということは
 ライトノベルの特徴としては、現実逃避感が他の作品よりも色濃く出てる。これは割と謎の現象だとずっと思っている。
 そして、私としては一番ラノベ原作アニメの好きなところでもある。
 ちなみに、現実逃避感=世界観の破綻ではないので誤解のないように。悪い意味のように聞こえるかもしれないけれど良い意味のつもりで書いている。
 だからここが受け入れられない人は世界観が破綻しているように見えるし感じるしつまらないものになってしまうのだろう。
 そもそも、映像作品であれば、どこかに現実逃避したい欲求があるだろうに、なにも隠すことはないと思うのだがな(揶揄)。
 もちろんなかには本当に破綻しているものも少なからずあるから、アレルギー反応的に見ないという層があるのも納得できてしまうのも悲しい。
 しかし、この現実逃避モードに入ってしまい、没入感に浸ってしまうと、最終回にはあーもうこの仲間たちと物語を楽しめるのはこれでお終いかと喪失感が半端ない。
 これをのんのんびより病ともいう(いわない)。
 この作品の最大の魅力はここにあると私は思う。ただし! この没入感へ誘われることができるのは一握りの上級者のみ……(良いか悪いか判断できない)。

キャラ設定のバランスが良い
 強い個性を持ったキャラが登場するのは割とライトノベルらしさの一つで、ここイコールで作品の魅力として読まれているものもあるだろう。面白いかは別にして。
 今回の作品では東京、神奈川、千葉と3つのグループに分かれていて、それぞれがペアのような形で戦闘をおこなったり日常を楽しんでいる。
 このペアリングを紹介しよう。

まずは東京!
 主人公タイプの男で中二病とドジっ子でヒロイン。
 王道ラブ個風。

次に神奈川!
 脳筋元気少女と冷静だが主席の全てを肯定する女。
 百合っぽい。
 
そして千葉!
 ネクラ兄とツンデレ妹。
 どっかでみた兄妹……千葉でヒッキーで妹的にポイント高そう。

 キャラ設定と、ペアリングがある程度考えられているのも見どころであるが、さらに中二とネクラのやり取りはBLへの守備もカバーしているようにも見えなくはない。(ここ試験に出ます)

主人公が変わっていく構造。
 これは新しい試みのためにそうなったと思っているというかそうせざるを得ないのが、主人公は誰? って話。
 それぞれの本で主人公がいてそれを一つの話にまとめるとなると、ブレる。だから最初から序盤は東京、次に神奈川、最後は千葉で、みたいに恐らく決まっている。もしかしたら原作の段階でもそういうプロットになっていたのかもしれない。

 実はすごく難しいけれど、やっぱり作家なのかね、ちゃんとまとめきった感じはある。この構造も話の流れからすると凄くフィットしてるから不自然にならずに普通にやられたって感じだった。
 んな簡単に壊れるかい! ……みたいなツッコミを入れたくもなったけれどね。タイムスケジュール的に難しいだろうというところか。
 でも、「作画が良かったらな」とも不思議と思わない。そんなの抜きで面白かったと言える。

 いつもなら、絵ガー、音ガーとかそんなレビューもするんだけれど、あんまり書きたくないっていうのが正直なところ。
 作画の良い例と悪い例の両方を2:8位の割合で楽しめるのでおススメだ。この対比が良い所を際立たせることに成功している……もうやめよう。
 きっと複数レーベルに渡ってチェックしていたらあれ?? 思ったより時間取られるからちゃんと描く時間ないね。って感じだったことにしよう。

 ちなみに音楽は謎に力を入れていて、OPもEDも12話なのに変わってたような気がする。っていうか全部良いよ。カッコいい。ClariSとGARNiDELiAが一緒に歌うとかちょっとやってくれた感ある。

 さて、ここまで読んでもらえたらきっとこの作品を観たいと思ってくれることだろうと期待してネタバレはなしで書いてみた。見たことない人がここまで読むかという根本的なところもある。

 早く書きたかった理由はここで、作画が駄目だからこの作品はダメだとかラノベ臭が半端ないからダメだという意見に飲まれてほしくないという理由からだった。睡眠時間をちょっとずつ削って二日かけて書いてみました。どうぞこの下にあるハートマークをダブルクリックしてください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

75.0 7 異世界でバトルなアニメランキング7位
ありふれた職業で世界最強(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (664)
2953人が棚に入れました
“いじめられっ子"の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強"異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強"を超える。

声優・キャラクター
深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織、花守ゆみり、加隈亜衣
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

原作と脚本と作画三拍子揃った低品質

原作未読で取り敢えず一話を見てみた

意味が、わからない……
クラス転移の経緯がOPで済まされる百錬形式ってのもさることながら、
「錬成師」ってのがどういう職業なのかも、ありふれてるって部分もよくわからない
ついでにいじめも陰謀も描写が一瞬程度だから主人公が闇落ちする理由も薄い
というか時系列が無意味に行ったり来たりしすぎて何を語りたいのか分からない

あらゆるなろう系のなかでもダントツに説明が不十分だし、ダントツに描写自体つまらない
盾みたいに這い上がるのを楽しむんだろうけど、そもそも虐げられる描写が薄すぎてテンプレをなぞる意志しか感じられない
オマケに「錬成!錬成!」とか叫んでるシーンも滑舌が微妙な上に場所のためか録音のためか反響が酷くて「先生!」連呼してるようにしか聞こえない

面白かった点は主人公が異常なまでに現状解説をし続けてくれるところかな
「左腕を食われた!」なんて言ってる場合かよ失血死するやろ!みたいな
「ナカノヒトゲノム」よりずっと実況のクオリティが高いのは思わず笑ってしまった

2話、3話視聴
{netabare}最終話まで2話以降の感想を書く気が無かったけどあまりにもあんまりなので追記
一言で言えば「センスの無さの見本市」

1話でおざなりだった転移の経緯が2話で軽く回想される
まあそのくらいしてくれないと意味不明なだけだしそこは当然
ただ、シナリオの進行上主人公とその他クラスメイトは別行動をとってるわけで、主人公視点の回想じゃないと意味がないだろうと

ダンジョン突入までの主人公の具体的な境遇はカット、転移直後の混乱や職業差別の描写はカット、メインは担任が萌えキャラめいたデザインだってことだけ
1話に登場してない担任の容姿なんざ誰が興味持つんだと
あのデザインだしOPにもでてるんだしどうせヒロイン紹介なんだろうけど、それならせめて主人公視点で回想して、主人公との繋がりを見せろよと
勇者()の道化ぶりと担任のヒステリーだけは伝わったけど、そこに主人公の思考が入らないから主人公の豹変の説明には全くなっていない

というか女キャラが負傷したわけでもないのに何日も眠り続けるとか最早病気だろうと
心労とかそんなのを考慮しても「ショックで何日も意識を失ってました!」なんて有り得るわけないだろうに
というかせっかく挿入した回想ですらこの女キャラと主人公の接点が描かれないから、何日も寝込むようなショックを受ける理由すらあやふやなまま

あとは主人公の行動
各種武器を作れる理由はもう(どうせ理由もないだろうし)気にしないけど、「裏切られたの!」の一言で全部信用するとか有り得ないだろうと
自分自身が裏切られたから同病あい哀れんでってことだろうけど、急激に性格が変貌するような人間不信なのになんで簡単に言い分を信じるんだ?
あれか?裸で金髪で幼女だからか?そのくらい性欲に正直な方がよほど理屈が通るくらいのチョロさ
オマケに強力な吸血鬼を封じるための枷すら簡単に破壊するわけだけど、能力の汎用性高すぎるだろうと
魔物食べただけでそこまで変貌するならそんな職業どこも「ありふれ」て無いだろうと
性格・行動・能力のどこを見ても滅茶苦茶で、どこぞの賢者の孫の方がまだ理解できるレベル

ついでに触れるとお前の故郷どこだよと
自分の故郷の言葉として「月=ユエ」なんて名を吸血鬼に付けたわけだけど、お前の故郷ってのはCCさくらの漫画の中なのか?
そのまま中国語ってことでも良いけど、その場合お前中国人だったのかよっていう疑問すらある
故郷=地球、人類みな兄弟!みたいなグローバル思想でも持ってんのかもしれないけど、お前それなら帰ってきた先がヨーロッパでも帰郷の実感をもてるのかと
銃に名前を付けるくらいの中二病患者だし、発言の一切が雰囲気だけのものって可能性が一番高いのがなによりアホらしい

あとは3話の戦闘全般
吸血鬼のユエはいくら何百年と封じられていたにしても弱すぎるだろうと
最上級魔法があまりにも弱い
弱点を狙ったとは言え、主人公の銃で一撃で倒せる相手に最上級魔法2発撃ってダメージは殆ど無しって…
強大な力を持っているから封じられたにしては弱体ぶりが酷い
新メンバーの強さを示す格好の機会なのに、そこすら見せ場を主人公に譲って仲間は無能として描かれるのは孫と共通する

あとは寄生植物戦
何簡単に吸血鬼が寄生されてるんだと
さっきも言ったけど、お前あまりの強さに封印されたんじゃなかったのかと
オマケに主人公は「魔物を食べてたから耐性が付いてた!」で寄生を無効化するし…
なにが問題って、寄生植物の能力は「魔物を操る能力」なわけで、操られる側の魔物を食べたところで耐性が付くわけがない
ここも、
「主人公は寄生されるけど、吸血鬼は上位種だから操られることなく主人公を助ける」
とすれば武器の威力で勝る主人公と、種族としての基本スペックで圧倒する吸血鬼って差別化ができただろうに
役割分担が出来ないならキャラを増やすなとしか言えない

ついでに作画が酷い
描きにくいだろう部分はざっくりカットして適当に繋ぐ、ちょっとでも動きを見せないといけないものはCGで誤魔化す、そんなんばっかり
主人公に刺さった杭が、抜けたとたんCGになって落ちたのを見たときはさすがに真顔になった
しかも発泡スチロールみたいな軽い動きで跳ねるし…
止め絵できれいに見せかけて、その実作画枚数を極端に削ることに執心してるのが見て取れる

音楽もセンスがない
いや、正確にはお洒落でセンスのある曲なんだけど、この作品には壊滅的に合わない
なんでイキリ主人公がドヤ顔で戦闘するシーンがムーディな曲なんだと
BEMみたいに世界観自体をお洒落にしようとしてるならともかく、そういう要素が皆無なのに曲だけ力を入れてダダ滑りしてる印象
加えて言えば、全編曲の雰囲気を統一すればいいのに、戦闘が終わる直前になると何故か普通のバトルアニメみたいな曲に変化するのも意味不明

あまりにも酷いから吐き出せるだけ吐き出したけど、要するに
脚本の視聴者への配慮の無さ
原作のシナリオの甘さ
作画の作り込みの甘さ
音楽のセンスの乖離
これら諸々が一通り揃ったような出来映え
こう言ってはアレだけど、このアニメで唯一面白いのは雑さの粋を極めたアイキャッチだけだと思う

こんな適当をやって枠をつぶすくらいなら邪魔にならないようOVAでひっそり作ってひっそり消えろと言いたいレベル
{/netabare}

最終話視聴
{netabare}評価については3話視聴時点と特に変更なし
気持ち悪い展開がより重篤さを増したな、という程度
ウサギの追加以降完全にハーレムアニメにシフトしていったけど、ハーレム展開が始まってからのほうがずっとキツかった

スマホ太郎くらい機械的にハーレムを収集する展開なら「馬鹿だなぁ…」と思いつつもまだスルーできる
そもそもスマホ太郎って、あの世界で生活するために繋がりを作って色々やっているからある意味ハーレムを作ろうが問題ないところがあるし
ただ、この作品の場合最終目標が「故郷(地球)に帰る」なわけで、そんなとこに化け物集団を引き連れるなんて控えめに言ってもアホかと
吸血鬼はまだ見た目に問題がないからともかく、ウサギ人間なんて即通報モノじゃないのかと

というかそういう諸々を全部無視したとしても、あのハーレムの作り方は本当に気持ち悪い
主人公が「好きなやつがいる」って言ったそばから「それでも良いからハーレムに加入する!」で主人公がやれやれ顔するって…
「俺は止めたのに女から寄ってきちゃうよーモテて困るわー」って普通に考えると気持ち悪いし最高にかっこ悪いと思うんだけど
主人公・ヒロインの性格や振る舞いも含めて作者の性癖披露会の場にしかなってない

あと、同級生ヒロインへの義理立てだけが目的で馴れ合うつもりが無いって言うなら義理立てを済ませたあとはサッサと帰れよと
同級生相手にマウントとってイキって悦に浸るためだけに同級生とのんびり帰るって思い切り馴れ合う気満々だろうと
「関わりたくないけど優しいから関わっちゃったーやれやれ強い俺ってば頼られて辛いわー」だけで最終話を終えるとかどういう神経してんだか

主人公の性格があまりにも場面ごとに一致せず、言行に一貫性がなく、そのくせ自尊心ばかり大きいのは純粋に不快
その点話はグチャグチャだけどストレスが溜まることがないだけチート魔術師のが若干マシだった
{/netabare}

そういうえば二期が決まったんだとか
どういう神経していればこれの二期なんかやるんだろうと思ったけど、最終話を見て納得した
これ、戦闘シーンがほぼ動かないから作画枚数殆ど要らないんだわ
基本は止め絵で、動くシーンはキャラが一人でクルクル回る場面くらい
あとはカットの切り替えで動きは全部省略
おかげでお絵かきして色塗りパパっと済ませるだけで寄ってたかって「作画綺麗!」って褒めてもらえる
そういうコストの安さと引き込んだ声優のラインナップで視聴者を釣り上げて、中身がどんな汚物でも評価してもらえるってことなんだと思う

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

いつもの

1話感想{netabare}
なんかおっかなびっくり状態で前情報はなるべく入れずにアニメを視聴。
「ありふれた~」って言うから農家かな?と思ったら全然違ってた。
どこがありふれた職業なんだろう?

まぁそんなことよりもですよ、よしもときんじ+アスリードじゃねーか!
よ し も と き ん じ じゃねーか!!!!(二度目)
うっわこれズルい、「あははこの人じゃしょうがないw」と何やっても許せちゃう監督じゃん。
アームス(アニメスタジオ)はやってるんだかやってないんだか分からん状態だし、アスリードってポストアームスよね、これも文句言いにくいw
ってかそういう文句言われにくいスタッフを選んだ?(言われにくいというか、言い疲れちゃったというか…ISUCAとかsin七つのナントカとか)
あいや、“勇しぶ”は結構マトモだったと思うけどね。
さすがにアニメ業界も手を打ってきてる…のか?
“バルキサス”の流れから考えると適任だったりして。

ってことでカット割りがおかしいのはいつものことです、もう監督の名前見た時点で諦めるしかない。
むしろ乳首出なかった方が異常にすら思えるw今後出るのか?(出ても光ってるけど)
レベルアップってそういうことじゃない…そもそも「経験値ってナニ?」ってとこから説教かましたいけどそれはよしもときんじも分かってるでしょう。
まだ始まったばかりであまり言うことも無いけど、コッソリ梅津泰臣が参加するなんてこと、ないかなー?
…ってかアームスって今どうなってんの?{/netabare}

5.5話までの感想{netabare}
えっ、このタイミングで総集編!?
リアルの事件に配慮してってことではないっぽい。
しかも監督がよしもときんじって…これはどうしても“sin七つの大罪”を浮かべてしまうんだけど…あっちは4話と10話の後に総集編や特番だったか。
そのうち声優にボーリングやビリヤードやらせるのかな?…アートランド…うっ頭が。
いやまぁこういうのって経営?が悪くて監督に責任あるかどうか不明だけどね。
作画崩壊で有名な“いもいも”は監督が制作の社長なので言い逃れできないけど、よしもときんじは経営に首突っ込んでるのかね?
ひょっとして「ヤバい案件」の請負人だったりして?

ところでどれだけの方が“sin七つの大罪”を全話見たんだろう?
シリ構は別だけどやっぱり似通ってる部分はあって、分かりづらさというか表現のヘンチクリンさはどっこいどっこい。
ここに文章投稿してる方…そうでなく人と会話するだけでも「果たしてこっちの言わんとしてることは相手にちゃんと伝わってるかな?」ってのは気にすると思うのだけど、よしもときんじはどうにもそれが、変。
必要なカットが足りてなくていちいち脳内補完が必要で、それでもsinは「毎回新悪魔の紹介してけばいい」という大雑把な条件をこなして一応サマにはなってた。
が、こっちは…うわぁい。

と、ちょいと気になって更に調べてみたら、監督よしもときんじ作品には鈴木雅詞がシリ構やってる作品が多いみたい。
先のsinもシリ構じゃなくてメインライター名義だけど組んでる、ああ全然気にしてなかった…。
それ誰?というと空鍋で有名な“シャッフル”や“GIFT”の人…“みなみけおかわり”の方が有名?
キャラを闇堕ちさせるのが持ちネタみたいで、以前やってた“ロードオブヴァーミリオン”も作品としてはイマイチだったけど、今改めて思うと「全キャラ初期段階から闇堕ち状態(頭のおかしい不愉快なヤツしか居ない)」ってコンセプトなのだとしたら徹底してたなぁ、と。
この作品にうってつけじゃん!と思うのだけど、よりによって別の人…な、なんでー?
ってことで、鈴木雅詞がシリ構やってたらもうちょい見れたモンになってたんじゃないかなー?と思うとちょっと残念。

あーそうそう内容についてだけど、総集編やったお陰で話が理解できた気分。
最初からこの展開・時系列順で本編やれば良かったのに…と思わなくもない。
逆に時系列ゴチャゴチャいじくってたのはキャラの性格に一貫性がなくて矛盾が生じるのを誤魔化すためだと思うのだけど、総集編をやったせいで暴いてしまったような?
い、いいのかこれ?{/netabare}

6話感想{netabare}
うわぁ、このウサギのノリは…“サムライブライド”のカネツグや“sin七つの大罪”のレヴィアタンだ。
何度か別の作品の感想で書いてるけど「残念キャラ」が自爆かますネタは嫌いじゃないのだけど、それが行き過ぎてキャラいじめになってるアレ。
ウザいを通り越して「なんでそこまで不快に描いちゃうのよ」と、見てるこっちが頭抱えたくなるアレ。
sinに関しては↑で散々挙げてる通りスタッフが一部一緒だし分からんでもないが、サムライブライドは…アームス繋がり?え、ここで!?
なんでこう行き過ぎたキャラいじりをやってしまうんだろう、これに関しちゃ原作関係なくアニメ制作側のやらかしだと思うのだが。{/netabare}

最終回感想・総評{netabare}
いつものよしもときんじ。
絵描き上がりの監督…特にバイオレンス&エロスをメインとした人、梅津やバリの延長線としてはこんなもんかと。
だからといって評価甘くする気も無いのだけど、アームス・TNK・アスリード辺りはもう「こういう作風」として確立してると思った方が気が楽かと。
そうさねぇ、一騎当千とクイーンズブレイドとハイスクールD×Dを全部と、ついでにサムライガールズ・ブライドとsin七つの大罪と閃乱カグラ東京妖魔編も見れば「いつも通りっスね」で殊更に批判するのもバカバカしくなるというか。
(一騎当千に関してはシアの声が浅野真澄に聞こえて仕方無いのも手伝ってるかも?)
1話の意味不明さも“プリズムアーク”(監督:バリ)に比べれば生っちょろいし、説明の下手さも“弁魔師セシル”(監督:梅津)の有罪判決後の扱いの表現に比べれば全然マシ。
むしろ上記の一連の作品群の中ではWHITE FOXの力か作画良い方だったりするもんだから、これまた余計に酷評しづらい。
敢えて言えば「乳首シーン無いじゃん」って方のが気になる、というか評判悪いのは乳首が無いから?とさえ思えて来たり。
いわゆるお色気アニメとしては及第点だけどそこからお色気を抜いた感じで、果たしてそれで何が残るの?と言われるとなんとも言葉に詰まる。
あと同期に“異世界チート”が放送されてたのも大きいかなぁ、あっちは「まともに“アニメーション”を作る気はありません」って態度で、それに比べれば大分マシ。

内容に関してはハイDと良い勝負かと。
おっぱいおっぱい煩かったのを「ふっ」に置き換えて、部長一筋だったのを子猫一筋にした感じ。
但しやっぱりミュウはキモいね、SAOのユイか“盾の勇者”のフィーロと同じ声優使ったら逆にウケたんだがさすがに避けた?
ってかよしもときんじ監督作品だと小倉唯って“機巧少女~”の小紫や“sin七つの~”のバブやってて結構馴染みがある感じ、一方日笠はどこにでも居る感じ。
そうそう、それと同期放送の“コップクラフト”に川村敏江が居てビビったんだけど、こっちでも9話で関わってるらしいのだがそれは驚かななかった。
“ロードオブヴァーミリオン”の鈴木雅詞繋がりか、普通によしもときんじが顔広そうなので。
でもってこれ以上の内容については二期を見てからかな~?
二期決定といっても別にアニメの評判が良くて決定したんじゃなくて最初から決まってたことでしょ、BD発売決定ってのと同じ。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

つまらないけど、一応最後まで見る

虐げられるところとか迷宮から脱出する過程とか割と大事なところをあっさり流しているせいなのか、全体的に構成が微妙で話がよく分からない。つまらない。それでいて、無駄な好奇心から最後まで見てしまう。
むしろ、原作を改悪しているのでは?わざと面白くないように作っている気がする。同じ時期にやってた異世界~も一緒な気がする。
制作側からの挑戦だね。←一体どこに対して?

自宅のエアコンつけたら、ゴキブリが落ちてきて頭からその光景が離れない。そのせいでつまらないと感じたんだろうな。いや、絶対違うな。でも、どこが具体的に面白くなかったか指摘できるほど見てない。割と流し見だったから、フィーリングの問題か。登場人物がごちゃごちゃしているような。そこかなあ。
それでいて、2期決定とはやりますねぇ!!

楽曲と声優は一応評価できる。

OP
FLARE 歌 Void_Chords feat.LIO
ED
ハジメノウタ 歌 DracoVirgo


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい--!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす--。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、開幕!--そして、少年は“最強”を超える。

1. 第1話 奈落の底の化け物
クラスメイトと共に異世界へ召喚された”いじめられっ子”の少年・南雲ハジメはクラスメイトの裏切りにより、迷宮の奈落へ突き落とされてしまう。奈落に潜む魔物に襲われ、必死に逃げるハジメ。しかし、錬成師という地味な能力では太刀打ちできるはずもなく、重傷を負ってしまう。異世界でも最弱の彼は心身共に絶望の淵に立たされ--。

2. 第2話 パンドラの箱
「邪魔するものは誰であろうと必ず殺す」--生きて帰るため、そう誓ったハジメ。変貌を遂げ、強化された能力で錬成した武器・ドンナーを使って、次々と魔物を倒しては喰らい、自らをさらに強化していく。一方、香織はハジメを失った現実を受け入れられないでいた。そして、迷宮を突き進むハジメは、異様な雰囲気を持つ扉を見つける。

3. 第3話 黄金の吸血姫
運命的な出会いを果たしたハジメと吸血鬼の少女・ユエ。突如魔物の強襲を受ける二人だが、ハジメの強化された力とユエの吸血鬼の力を合わせて退ける。お互い”裏切られた”者同士、信頼を築き始める二人。そして、地上への道が迷宮の最深部にある可能性をユエから教えられたハジメは、さらに迷宮の奥へと進んでいく。

4. 第4話 最奥のガーディアン
襲ってくる魔物を倒し、ついにオルクス大迷宮の最深部100階層に到達したハジメとユエ。そこで待ち受けていたのは、六つの頭と長い首を持ち、赤黒い目と鋭い牙を備えた巨大な化け物・ヒュドラだった。二人は錬成した武器と魔法を駆使するも、苦戦を強いられる。そんな中、ハジメはヒュドラの不意を突いた攻撃からユエを庇い--。

5. 第5話 反逆者の住処
ヒュドラとの戦いで気を失ったハジメは、見知らぬ場所で目を覚ます。ユエに尋ねると、戦闘後、「反逆者の住処」と呼ばれる場所への扉が開いたのだという。二人は地上への道を探すため、辺りを散策し始める。一方、訓練を経て強くなった香織たちは、ハジメを失ったオルクス大迷宮65階層に到達し--。

6. 総集編 オルクス大迷宮
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、「錬成師」というこの世界では地味な能力に加え、訓練で向かったオルクス大迷宮であるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落の底に突き落とされてしまう。絶望の淵のなか、ハジメは吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす。

7. 残念なウサギ
オルクス大迷宮からユエと共に地上へ帰還したハジメ。しかし、喜びも束の間、何やらワケありな兎人族の少女・シアと出会い、一族の危機を救ってほしいと依頼される。次の大迷宮攻略のヒントになると考えたハジメたちは彼女の依頼を受けることに。一行はシアの故郷・ハルツィナ樹海へ向かうことになったのだが--。

8. ライセン大迷宮
新たにシアを仲間に加えたハジメたちは、迷宮があると噂されるライセン大峡谷を訪れる。偶然にも迷宮の入り口を発見し、攻略に挑むハジメたち。しかし、かなり曲者な迷宮の主、ミレディ・ライセンが仕掛けたトラップに苦しめられてしまう。数々の罠を潜り抜けた先でハジメたちを待ち受けていたものは--。

9. 過去との再会
ライセン大峡谷の迷宮を攻略したハジメたちは、商業都市フューレンを訪れる。街の冒険者ギルドから、北の山脈地帯で行方不明となった冒険者の捜索を依頼されたハジメ。一行は捜索に向かう途中、湖畔の町・ウルに立ち寄る。そこでハジメはオルクス大迷宮で離ればなれとなったクラスメイトたちと予期せぬ再会を果たす。

10. 黒竜を穿つ者
冒険者捜索のため、クラスメイトや愛子先生と行動を共にすることになったハジメたち。一行は、ギルドの情報をもとに北の山脈地帯に向かう。ハジメたちはそこで魔物による破壊の跡と、かろうじて生き延びていた冒険者ウィルを発見する。話を聞くと、漆黒の竜に襲われたという。その日の夜、ハジメたちの前に巨大な黒竜が現れ--。

11. 女神の剣
美しき竜人族の女性・ティオから、ハジメたちはウルの町が魔物の大群に襲われる危機にあることを知らされる。魔物と戦う準備に取り掛かるハジメは、その仕上げとして、住民たちの前で愛子を豊穣の女神として祀り上げる。戸惑う愛子であったが、住民たちの士気は高まっていく。そして遂に、魔物の群れとの戦いが始まる。

12. 化け物たちの休日
魔物の大群に勝利したハジメたちは、ウィルを送り届けるため、フューレンの街に帰還する。愛子を救ったシアへのお礼も兼ねて、ハジメは二人でフューレンの観光区へデートすることに。デートの途中、地下から人の気配を感知したハジメは、シアと下水道を調べてみることに。そこには薄汚れた海人族の女の子・ミュウがいて

13. 忍び寄る影
ミュウを救ったハジメたちはイルワの手紙を届けるため、宿場町ホルアドのギルドを訪ねる。そこへ、必死な形相をしたクラスメイトの遠藤浩介が現れる。遠藤は迷宮で魔人族に襲われた仲間たちを救うため、助けを呼びに地上へ戻ってきたのだという。ハジメは実力を知った遠藤に、協力を求められるが--。

14. 無能の無双
女魔人族・カトレアに苦戦する香織たちの前に姿を現した白髪眼帯の少年。それはかつて迷宮の奈落に落ちて死んだと思われていたクラスメイト・南雲ハジメだった。それぞれのクラスメイトがさまざまな感情を抱くなか、かつて無能の烙印を押されたハジメが圧倒的な力で魔物たちを蹂躙していく--。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

85.7 8 異世界でバトルなアニメランキング8位
ソードアート・オンライン アリシゼーション(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1006)
5203人が棚に入れました
「ここは……どこだ……?」
気づけばキリトは、なぜか壮大なファンタジーテイストの仮想世界にフルダイブしていた。
ログイン直前の記憶があやふやなまま、手がかりを求めて辺りを彷徨う。

そして、漆黒の巨木《ギガスシダー》のもとにたどり着いた彼は、一人の少年と出会う。
「僕の名前はユージオ。よろしく、キリト君」
少年は、仮想世界の住人――《NPC》にもかかわらず、人間と同じ《感情の豊かさ》を持ち合わせていた。

ユージオと親交を深めながら、この世界からのログアウトを模索するキリト。そんな彼の脳裏に、ある記憶がよみがえる。
それは、幼少期のキリトとユージオが野山を駆け回る想い出――本来、あるはずのない記憶。
更にその想い出には、ユージオともう一人、金色の髪を持つ少女の姿があった。
名前は、アリス。
絶対に忘れてはいけないはずの、大切な名前――。

声優・キャラクター
松岡禎丞、戸松遥、茅野愛衣、島﨑信長、前田佳織里、近藤玲奈、石原夏織、小林沙苗、森川智之、岩瀬周平、木島隆一、潘めぐみ、村田太志
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

次シーズンを待つ

1話~13話がビギニング編。14話~20話がライジング編。21話~24話がユナイティング編。

キリトがあんまり俺つええしてなかった。いつも最強だったら飽きちゃうからね。{netabare}勝手が分かりにくいゲームに勝手にぶち込まれているからっていうのもあるのか?というよりも相手がアドミニストレータだからか。とは言え、やっぱり、キリトは二刀流に走るんだなあ。で、お互いに腕もげる。逃げようとしたアドミニストレータに対して、元老院?のピエロみたいな人がまさかの凌辱プレイ的なことしだす。最後は爆発。あっけない。{/netabare}

アスナの代わりにユージオがパートナー。{netabare}まさか剣になるとは思わなかった。{/netabare}題名的にアリスをパートナーにするかと思ってた。{netabare}記憶を消され、最高司祭アドミニストレータに仕えていたけど、キリトの言葉で目覚め、キリトのパートナーぽくはなってた。眼帯姿も可愛い。{/netabare}

{netabare}蜘蛛さんが死んじゃったの切なかった。{/netabare}

坂本真綾がアドミニストレータ役としてはまってた。

まだまだ、やり残しがあるようなので、気になる。最初のほうに襲ってきた奴に関することもまだ残っている。{netabare}ユージオが死んでしまって悲しむのも束の間で、現実世界ではキリトをゲームに送り込む装置を搭載した船が襲撃されちゃう。アドミニストレータ倒したけど、さらなる敵が待ってる。{/netabare}

OP
ADAMAS LiSA
RESISTER ASCA
ED
アイリス 藍井エイル
forget-me-not ReoNa
挿入歌
虹の彼方に ReoNa
まずは欠かせない2人が歌ってくれて感謝。2クール目ではOP映像に途中変化ありでも、最後のキリトとユージオのグータッチとかハイタッチは変わらず。ASCAはどこにそんなパワーがあるの?と思わされる力強い歌声。


第1話 アンダーワールド
《ルーリッドの村》で育った少年・キリトは、幼馴染のユージオとともに巨大な黒樹・ギガスシダーを倒すという天職を背負っていた。今日も巨木を倒すべく斧を振るっていると、幼馴染のアリスが手作りのパイを差し入れにやってくる。昼食のさなか、3人はおとぎ話にでてきた《果ての山脈》の洞窟へと遠出することを決める。世界の掟である禁忌目録に違反しないか不安がるユージオに、キリトとアリスは大丈夫だと口々に言い、出発の日を迎える。

第2話 悪魔の樹
絶命の危機にあるキリトが目を覚ますと、そこはファンタジーゲームを彷彿とさせる謎の世界の中だった。記憶が曖昧なままログアウトを試すも、現実世界に戻ることはできない。キリトが途方に暮れながら散策していると、やがて巨大な樹の下にたどり着く。そこで一人の少年と出会う。その少年の名は、ユージオといった。キリトはこの世界について話を聞き出そうとするが、ログアウトの方法はわからない。そしてユージオは、かつて自分の幼馴染だったアリスという少女のことについて語りはじめる。

第3話 果ての山脈
《アンダーワールド》人界の中心・央都へ旅立つことを決めたキリト。そのためにはユージオの協力が必要で、彼を天職から解放するためにギガスシダーを倒そうと決意する。交代で斧を振るうキリトとユージオだが、そのさなか、ユージオはかつて北の洞窟で見つけたという青薔薇の剣をキリトに差し出す。この剣なら、ギガスシダーを倒せるかもしれないと考えるキリトだが……。一方、アリスの妹・セルカは、アリスが公理教会に連れ去られて以来笑わなくなってしまったユージオを心配しており、そんな胸の内をキリトへと明かす。

第4話 旅立ち
セルカが《果ての山脈》へひとりで向かったに違いないと考えたキリトとユージオは、彼女のあとを追う。だが洞窟の中で《ダークテリトリー》からやってきたと思しきゴブリンに遭遇、戦うことになる。キリトは剣を構えゴブリンたちと渡り合うが、ユージオは初めて見る《闇の存在》に身体が硬直し、立ちすくむ。果敢に戦うキリト。だがゴブリンの反撃が、彼に仮想世界では想像できない激痛を生み出し、恐怖で起き上がれなくなってしまう。窮地のキリトに、続けざまにゴブリンの刃が振り下ろされたそのとき……。

第5話 オーシャン・タートル
《アンダーワールド》内で央都を目指すキリト。一方、現実世界での桐ケ谷和人は依然意識不明の状態にあった。菊岡の申し出によって設備の整った病院へ転院するも、明日奈と直葉が和人の見舞いに行くと、回復するまでは面会謝絶だと言い渡されてしまう。不審に思った明日奈たちは、和人のアルバイト先であり、《ソウル・トランスレーター》の研究をしている《ラース》に彼がいるのではないかと予測する。明日奈たちは手分けしてラースの調査を始めるが、しかし和人の行方にたどりつくことはできず……。

第6話 アリシゼーション計画
《ラース》の研究施設である《オーシャン・タートル》へと潜入した明日奈は、和人の安否について菊岡を厳しく問い詰める。菊岡は観念したように、和人がこの《オーシャン・タートル》内の《ソウル・トランスレーター》で治療していることを明かす。一安心する明日奈だったが、明日奈と共に潜入した凛子は、何故自分を《オーシャン・タートル》に招いたのかと菊岡に疑問をぶつける。そして、菊岡が語りだした《ソウル・トランスレーター》の開発には、想像を絶するほどの壮大な目的があった。

第7話 剣の学び舎
キリトとユージオが《ルーリッドの村》を出て2年の月日が経っていた。央都セントリアへとたどり着いた二人は、目的であった《北セントリア帝立修剣学院》の入学を果たしていた。修剣士として腕を磨き、整合騎士になり、そしてアリスの行方を捜すべく、修練の日々を送っていた。キリトは学院次席のソルティリーナの《傍付き》として仕えていたが、彼女は稽古を重ねるなかでキリトには隠された本当の強さがあることを見抜いていた。ソルティリーナに頼まれたキリトは、彼女に自分が持っている全てを見せると約束する。

第8話 剣士の矜持
学院の主席であるウォロ・リーバンテインと実剣による手合わせをすることになったキリト。観衆たちの好奇の目にさらされるなか、ソルティリーナからの激励を受けて、キリトとウォロの立ち合いが開始された。ウォロは開始早々から秘奥義の構えを取り……それを見たキリトは、縦斬り四連撃バーチカル・スクエアで対抗する。2人の力は相応に思えたが、ウォロが背負うリーバンテイン家の祖先の戦士たちの《イメージ力》が強い剣圧となってキリトを凌駕する。

第9話 貴族の責務
キリトとともに《上級修剣士》となったユージオだが、自分が強くなるためには剣にどんな《想い》を込めればいいのかわからず、日々悩んでいた。そんなとき、日ごろからあまりいい印象を抱いていない学院の主席ライオスと、次席のウンベールに絡まれたユージオは、2人の強さを確かめようとウンベールからの立ち合いの申し込みを受けることにする。剣を交わす二人。はじめはユージオが優勢だったものの、ウンベールの剣に込められた《巨大な自尊心》の力の前に、次第に押されていき……。

第10話 禁忌目録
キリトとユージオの《傍付き》であるロニエとティーゼの帰りが遅い。2人を捜そうと部屋の窓から外に飛び出すキリト。それと入れ違いでユージオの元にやってきたフレニーカは、自分がウンベールにされた屈辱的な行為と、その行為についてウンベールたちに抗議に行ったティーゼとロニエがいまだに戻らないことを打ち明ける。嫌な予感に駆られたユージオは、急いでウンベールの部屋へと向かうが、そこでは最悪の事態が今まさに始まろうとしていた。

第11話 セントラル・カセドラル
《禁忌目録》に違反し罪人となったキリトとユージオの前に現れたのは、整合騎士のひとりであるアリス・シンセンス・サーティ。彼女は間違いなく、かつて処罰された幼馴染の少女、アリス・ツーベルクであるはずなのだが、キリトとユージオと暮らした時のことは記憶になく、まるで別人のようだった。困惑するキリトとユージオだが、2人は重罪人として《セントラル・カセドラル》の地下牢へと投獄されてしまう。一方、現実世界の《オーシャン・タートル》では、治療を受ける和人を見守る明日奈の前に一台の奇妙なロボットが現れる。

第12話 図書室の賢者
キリトとユージオは、地下牢の脱獄に成功するも、アリスの命令により待ち伏せていたエルドリエ・シンセシス・サーティワンに行く手を阻まれる。戦闘状態になる三人。キリトとユージオは先へ進むため、キリトがエルドリエの操る鞭を防ぎ、その間にユージオが撃ち込むという作戦でエルドリエに挑む。しかし、エルドリエの氷の鞭は蛇のようにうごめき、そして分裂して襲い掛かってくる。難敵に苦戦するキリトとユージオ。だが、ふとユージオは、エルドリエの顔に見覚えがあることに気づく。

第13話 支配者と調停者
《セントラル・カセドラル》の大図書室に隠遁する少女カーディナルに助けられたキリトとユージオ。彼女の正体は仮想世界《アンダーワールド》の秩序の維持を司る自律型プログラムだった。アドミニストレータの過去をはじめ、《公理教会》や《禁忌目録》の成り立ちをキリトに語り始めるカーディナル。驚きを隠せないキリトだが、更なる事実--《アンダーワールド》に迫る恐るべき危機を聞かされる。

第14話 紅蓮の騎士
カーディナルから世界の命運を託され、キリトとユージオは、《セントラル・カセドラル》の最上階を目指す。中途では武具保管庫に置かれた膨大な武器の中から奪われた愛剣を無事に見つけた2人だが、そこに整合騎士デュソルバート・シンセシス・セブンの弓矢が襲い掛かる。彼の操る神器《熾焔弓》から放たれる無数の矢を辛くも弾き切った2人だが、矢を使い切ったはずのデュソルバートの弓にとある変化が起きる。

第15話 烈日の騎士
キリトとユージオが《セントラル・カセドラル》を上り続けていると、リネル、フィゼルと名乗る2人の少女と出会う。なぜ子どもが? といぶかしむキリトとユージオは、とっさの隙をつかれ、整合騎士という素性を隠していたリネルとフィゼルの毒剣による麻痺攻撃を受けてしまう。身動きできないキリトとユージオが連れられた先には、整合騎士副騎士長ファナティオ・シンセシス・ツーが待ち構えていた。

第16話 金木犀の騎士
キリトは満身創痍の中、《武装完全支配術》をどうにか発動し、整合騎士ファナティオとの戦いは決着を迎える。再び《セントラル・カセドラル》の最上階を目指すキリトとユージオは、奇妙な昇降機の前にたどり着く。《昇降係》の少女の案内によって80階《雲上庭園》まで足を踏み入れた2人の前に現れたのは、ユージオが追い求める少女であり、神器《金木犀の剣》を持つ整合騎士アリス・シンセシス・サーティだった。

第17話 休戦協定
《雲上庭園》でキリトの剣とアリスの剣の《武装完全支配術》がぶつかり合った結果、破壊不可能であるはずの《セントラル・カセドラル》の壁が砕け、キリトとアリスは外へと放り出されてしまう。直後、キリトは外壁の隙間に剣を突き立て、落下するアリスも救ってみせる。しかし敵同士の二人は、絶体絶命の状況下でもお互いの信念をぶつけ合う。やがてキリトは、塔の内部に戻るまでの休戦をアリスに提案する。

第18話 伝説の英雄
ユージオは《セントラル・カセドラル》の90階にたどり着く。そこは熱い湯気が沸き立つ大浴場だった。困惑するユージオは、湯の中で長旅の疲れを癒している整合騎士ベルクーリ・シンセシス・ワンと邂逅する。落ち着いた佇まいながらも底知れぬ迫力を持つベルクーリに圧倒されながらも、単身戦いを挑むユージオ。一方、キリトとアリスは《セントラル・カセドラル》の壁を上り続けていた。

第18.5 話 リコレクション
天界から召喚されたはずの自分に妹がいる--。セルカという名前を耳にし、動揺する整合騎士アリス。そして、キリトは覚悟を決めた。彼女の奪われた記憶を取り戻すと。アリス・シンセシス・サーティがアリス・ツーベルクであったことを思い出させるため、そして彼女が整合騎士となった本当の理由を伝えるため、キリトはユージオと共に歩んだこれまでの旅路を語り始める。ただの村人だったユージオが、キリトとの出会いを機に幼馴染のアリスを救いたいと願ったこと。二人で騎士を目指して央都へと旅立ったこと。やがてその旅路は知らず知らずのうちに、この仮想世界《アンダーワールド》に隠された真実へと近づいていったことを……。要するに総集編。

第19話 右目の封印
キリトがふとした会話の中で口にしたセルカという名前。それを聞いたアリスの様子が一変する。その様子を見たキリトは、整合騎士の真実を彼女に告げる。しかし、キリトから語られる言葉を受け入れることができないアリスは激しく動揺する。そのころ、ベルクーリとの死闘の最中に意識を失ったユージオは、元老長・チュデルキンの手によって最上階へと連行されていた。そこでユージオを待っていたのは……。

第20話 シンセサイズ
右目の封印を打ち破ったアリスと共に90階の大浴場にたどり着いたキリト。そこには、チュデルキンの手によって石化された整合騎士長・ベルクーリの姿が--。アリスは師の悲惨なさまに涙するが、意識を取り戻したベルクーリは朦朧とした中で力を振り絞り、2人にユージオの行方を告げる。それを聞いたキリトは捨て置かれた青薔薇の剣を背負い、チュデルキンの後を追う。そして向かった先の元老院で、キリトは驚くべきものを目にする。

第21話 三十二番目の騎士
キリトとアリスの前に立ちふさがったのは、《シンセサイズの秘儀》を受け入れ整合騎士となったユージオだった。動揺するキリトだが、アリスの叱咤を受けてどうにか彼と全力で戦うことを決意する。互いにアインクラッド流の剣技を繰り出しながら、キリトとユージオの斬り合いは激化していく。戦いの中でも、キリトはユージオに懸命に語り掛けるが……。

第22話 剣の巨人
《セントラル・カセドラル》の最上階。キリトとユージオとアリスは、ついにアドミニストレータの許へたどり着く。しかし、神聖術によって巨大なピエロへと姿を変貌させたチュデルキンが三人に襲い掛かる。アリスは《金木犀の剣》でチュデルキンの放つ炎を防ぎ、その隙にキリトとユージオは連携し斬りかかる。そんな様子を、アドミニストレータはつぶさに観察しながら、キリトたちに問いかける。

第23話 アドミニストレータ
数百年にも及ぶ因縁の相手・アドミニストレータと決着をつけるべく《セントラル・カセドラル》の最上階に現れたカーディナル。秩序の維持を司るプログラムである彼女の本懐、アドミニストレータの抹消を果たさんと動き出すが、倒したはずのソードゴーレムが起き上がり行く手を阻む。そしてアドミニストレータの言葉を聞いたカーディナルは、ソードゴーレムに隠された真実に気付き激昂する。

第24話 ぼくの英雄
カーディナル、ユージオ、そしてアリスの想いを身のうちに宿し、キリトは再び立ち上がる。《人界》最強の存在であるアドミニストレータを倒すため、キリトが心意で強くイメージしたのは、かつて《SAO》を攻略したトッププレイヤーである《黒の剣士》の姿だった。この世界で出会ったすべての人の想いを胸に、二本の剣を携えたキリトはアドミニストレータとの一騎打ちに挑む。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

良質なアニメ化作品……ですが、映像作品ならではの表現をもう少し望みたいです。

原作小説はライトノベル版本編を18巻まで購読。

アリシゼーション編は正直、アニメ化、大変だろうな……と思っていたので、
分割4クールでたっぷり枠をとって、映像化してくれていることは嬉しいことで、
この秋から始まる後半戦も楽しみな作品です。

ただ、いざアニメ化が実現して満足してしまうと、
さらに高望みしたくなるのが視聴者の性と言う物でして(苦笑)


私の場合はテーマを伝達するための映像を
もっと活用して欲しいという要望がまず残りました。

原作ラノベ版既読組の私にとっても、
“フラクトライト”などの仮想世界における魂創造に関する基本設定については、
イメージしきれていない部分も多々あって、
アニメ化によって、設定理解を深めるための映像素材などが、
多数、提供される物と秘かに期待してました。

なので、設定説明に関わる会話シーンで、イメージ画像も交えずに、
会話をそのまま喋らせるだけで終わる場面が続いたのには、
プレゼンはプリント棒読みだけじゃなくて、
スライドやパワーポイントも使ってやって下さいよ~。
といった感じで悪い意味で驚かされました。

これ……原作未読組に、現実世界と仮想世界の境界の希薄化、
仮想世界の魂が現実(リアル)の人間に追い付いていく、
といった作品テーマがちゃんと伝わっているのでしょうか?
とチョット心配になります。


シナリオ構成についても、特に、2クール目以降、塔で連戦が続く辺りが、
テーマ理解が追い付いていない視聴者にとっては難所になるかも?
と私は懸念していました。

これもテーマがある程度掴めていれば、連戦が長引く中でも、例えば、
{netabare} 人間が創造した仮想世界の住民が、騎士の矜持やらを語り出す。
ボトムアップ型AIが人に匹敵する、凄い瞬間を目撃している。{/netabare}
といった感じでテーマの深化に手応えも感じながらの視聴になると思うのですが……。

ここは、仮想世界内部での戦いを描く一方で、
適宜、“外部”の現実世界での出来事や襲いかかる陰謀も、
前倒して同時平行して描くことで、
アスナの出番を渇望するファンもなだめつつ、
外部からの俯瞰によるテーマ整理も交えながら視聴者に伝達していく、
と言うラノベ版とは異なる構成も一手なのかな?とも感じながら私は視聴していました。

ただ……これだと、仮想世界への没入度が低下して、
キリトがユージオら仮想世界の住民に入れ込む、
現実世界の常識から見れば酔狂な主人公感情への
共感度も低下する恐れがあるんですよね……。
う~む、難しい。


こうした観点から見て、先日、放送された前半戦総集編「リフレクション」は、
外部の現実世界のアスナ視点も交えて作品内容を補完、再整理するなど、
かなり有用な特番だったと思うのでオススメです。

これくらい内容がある説明を本編のアバンや
17話の振り返り回とかでやっておけば良かったのに……。


私が基本設定のイメージ表現不足に不満を抱く一方、
作品テーマや、仮想世界AIの覚醒を目論む“プロジェクト・アリシゼーション”
が提示するテーゼに対するアンチテーゼについては、
キチガイ揃いの敵やボス役の狂気に託して存分に映像化することで、
気持ち悪いくらいwよく体現できていたと好感します。

1クール目は……{netabare}上級変態貴族ライオス&ウンベールの
蛮行&自我崩壊によって表現してきました。
AIの意志の力を重視したバロメーター補正により
限界突破と自我覚醒を促すプロジェクトの狙いに対して、
AIにだって悪意は生じる。“創造主”(=開発者)はAIの聖性を過大評価している。
といった感じで天に唾を吐くのに十分な気色悪さでしたw{/netabare}

2クール目は……{netabare}≪公理教会≫の≪最高司祭≫アドミニストレータが
システムの隙間を付いてテーマを茶化してきました。

“創造主”(=開発者)は“最終負荷実験”(=≪アンダーワールド大戦≫)により、
AIの自我覚醒という目標達成を加速しようとしているようですが、
最終戦争と言う“負荷”に対抗し得るのは、AIの豊潤な人間性などではなく、
むしろ人間性を放棄したAIによる、剥き出しの本能であり、
個性を滅した機械兵器同然の合理性への奉仕であろう。

そう言わんばかりに、アドミニストレータにより剣と化したAIたちの合一により生まれた
≪ソードゴーレム≫の異形は、まさに“創造主”の意志に対する叛逆の象徴でしょう。

もっとも……私は、作品テーマを吟味しつつ、横目で本能の赴くままに、
アドミニストレータさんのフルヌードを追い掛けるあまり、
顔面がチュデルキンと化していましたがw{/netabare}


今週から再開する物語でも、仮想世界やそれを利用しようとする現実世界の良心を
過信するなと諫めるような、グロテスクな悪意が提示されていくと思われますが、
案外、本作については、テーマを理解しようと眉間に皺を寄せるより、
悪役が体現する反論の逆をイメージした方が、
上手く作品と折り合えるのかもしれません。



以下、視聴前のコメント

【期待】仮想世界に魂を発生させる試み

長いので折りたたみw

{netabare}2期から劇場版を挟んで4年近くの歳月を経て、
今秋映像化される3期「アリシゼーション編」

アニメ化に際しては、そのスケールの大きさ等、様々な困難性が想起されます。
その中でも特に難儀しそうなのが、
仮想現実が現実世界に肉薄する中、示されるシステムを越えた意志の可能性。
シリーズ通じたテーマを集大成するために、
練り上げられたSF要素の視聴者との共有でしょうか。

以下、ごくごく基本的な設定だけをかいつまんでみると……


・人間の記憶や魂を司る領域を、脳細胞の微少管構造内の、≪量子場≫に想定。

・その脳細胞構造内に存在する光子の集合体を≪フラクトライト≫と命名。
≪フラクトライト≫を基本とした脳細胞ネットワークは人間の精神を構築する。

・今回の仮想世界へのフルダイブマシンである≪ソウル・トランスレーター≫(STL)は
≪フラクトライト≫へ直接、情報や記憶の書き込み、コピー、転送する機能を有している。

・脳細胞内の≪フラクトライト≫への直接インストールにより体験する仮想世界は、
脳の認識レベルにおいて、現実世界と変わらない。

・今回の仮想世界で暮らす住人。ノンプレイヤーキャラクター(NPC)は、
≪人工フラクトライト≫から発生させられ、
脳細胞ネットワーク構築の段階から叩き上げられた
“ボトムアップ型”の人工知能(AI)である。

・即ち、今回のNPCは魂の成り立ちのレベルから、人間と同一である。


……私も理解してるようなしていないようなw怪しいもんですが(苦笑)
本作ではこの“土台”の上に、さらにAI研究や時間加速シミュレーター等の要素や、
それらを活用した各陣営の駆け引きやら、
一新された剣と魔法の中二病バトルスキルやらが乗っかって来るわけです。

説明するだけなら、通算100ページは下らないと思われる設定解説会話シーンを、
懸命に羅列すれば良いのでしょうが、
視聴者にイメージとして体験させ、エンタメとして昇華させるまでとなると、
スタッフも相当骨が折れそうです。


件の現実同等の仮想世界と言うのも、
じゃあ、今までのシリーズで描かれて来た仮想ゲーム世界とは結局どう違うの?
という疑問をアニメーションで実感させ振り払う為には、
単に作画兵力を大量投入してリアリティを追求するだけではダメで、
演出力も重要になると思われます。

一番、手っ取り早い方法は痛覚レベルの再現でしょうか?
これまで登場したVRゲームでは娯楽として成立させるため、
痛覚レベルは数分の一に制限されていましたが、
今回の仮想世界は等倍。

先に放送されていた『GGO』では、あれ?脚が取れちゃった♪
でも手足の一本や二本、回復薬刺しとけば、そのうち生えてくるだろう♪
くらいのノリでいけましたがw今回の仮想世界はそういう訳にはいきません。
人間、ちょっと手足に深手を負っただけで痛すぎて動けなくなる。
この辺りから思い知らせていくのが妥当な線かと思われます。

シナリオ面でも、痛覚の壁を突破してでも守り抜く!といった要素も重要になるはずで、
こうした点でも本作は、視聴に意外とグロ耐性が必要なアニメになるのかもしれません。


キャスト面では、私は今回も悪役への期待に胸を膨らませていますw
これまでもイカれた悪役を務める声優さんの熱演により、
何度も茶番転落の危機を救われて来た印象の本シリーズ。
個人的には本作では特に{netabare} ライオス&ウンベールの上級変態貴族ぶりと、
元老長・チュデルキンの内外両面でキモイ言動。{/netabare}
これらをどなたが、どんな風に頭のネジを外して怪演してくれるのか?
ある意味、物語を盛り上げる鍵になると信じていますw


本作がラノベ原作シリーズとしてお手軽にキャラを消化されて終るのか。
それとも広義のSFとして多くの視聴者とテーマを共有して、
心に爪痕を残すことができるのか。

監督変更して迎える3期。シリーズ初の1時間SPで開幕する第一話。
基本設定の伝達も含め、まずは滑り出しがとても重要になると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 40
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

勧誠懲ゲスを主張する作品

世界観:8
ストーリー:6
リアリティ:6
キャラクター:7
情感:6
合計:33

<あらすじ>
《ルーリッドの村》で育った少年・キリトは、幼馴染のユージオとともに巨大な黒樹・ギガスシダーを倒すという天職を背負っていた。今日も巨木を倒すべく斧を振るっていると、幼馴染のアリスが手作りのパイを差し入れにやってくる。昼食のさなか、3人はおとぎ話にでてきた《果ての山脈》の洞窟へと遠出することを決める。世界の掟である禁忌目録に違反しないか不安がるユージオに、キリトとアリスは大丈夫だと口々に言い、出発の日を迎える。
(公式サイトより)

SAOは原作勢によればアリシゼーション編の評価が高い(原作はファントムバレット編まで既読)ようでしたので、制作が決まって嬉しかったのですが、アリシゼーション編は長編のため2クールでは到底収まりきらず、3クールでもきついと言われていて不安もありました。しかし、4クールの1年間と発表され、美しいPVを見て、安堵とともに期待も高まったところです。

通常は全て視聴してからレビューを書くのですが、1年ともなると最後にまとめて書くのは大変で、気づきも忘れてしまうと思いますので、タイミングをみつつ更新していくこととします。

<1話>
初回は1時間スペシャルでした。冒頭から半分までは幼少時代のキリト{netabare}と、その友人であるアリス、ユージオが、氷を求めて洞窟に入って、禁忌目録で禁じられている山の向こう側(暗黒界=ダークテリトリー)に出て、アリスが転んだ拍子にあちら側の地面(紫色)に触れてしまい、その後、整合騎士に連れ去られるまで{/netabare}のファンタジー世界の物語。

{netabare}アリスの金髪が輪郭も薄い色で、少し変わった雰囲気を醸し出しています。洞窟内ではいつモンスターが出てくるのかわからない演出がなされ、氷に囲まれた部屋、死んだ竜、剣、財宝など冒険心をくすぐられます。{/netabare}

後半はGGOから現実世界へ、エギルのお店で前半部の説明がなされます。
新しいフルダイブ機であるソウル・トランスレーター(STL)は、フラクトライト(人間の脳神経細胞内の、その骨格たるマイクロチューブルという管に存在する光量子=人間の心=魂)を読み取ったり、短期的な記憶(ニーモニック・ヴィジュアルデータ)を書き込み体感させることができる。ダイブ中の記憶は現実世界に持ってこれないが、数分間で長時間の仮想世界を体感する機能(フラクトライト・アクセラレーション=FLA)はあり、リアルな夢のようなもの、と、こんなところでしたか。

SAOの面白さは今後拡大・発展していくであろう仮想現実、それに影響を受ける世界のことを考えさせてくれる点にもあります。人間の心のありかがわかれば、それを基に心を作ることが理論上は可能というのも理解できますし。

さらに、{netabare}ファントムバレット編以後のシノンの周辺のこと、サトライザーという強敵がいるということで次回のGGOのBOB大会でチームを組む話、キリトからアスナへの告白、元ラフコフメンバーからの襲撃など、{/netabare}メインのストーリーを進ませつつ他の要素も盛り込んでいて色々と今後が楽しみになる1話だったと思います。

作画は劇場版かと思うくらい力が入っていましたし、ラストに流れたOPも良い感触でした。

SAOは合わない方も多いようですし、自分もアニメ全般を楽しめる人間ではないですが、SAOは幸いにもこれまでかなり楽しめているので、これから1年、少年の心をワクワクさせ、大人の目でツッコミを入れながら視聴していきたいと思います。

※評価は3話終了後、暫定で更新していきます
※原作では9巻の187ページまでを1話(45分程度)で進行(やはりアニメは楽だなぁと)

<2話>
2話も含めて既に3回見ていて、結構はまっています。作画(緑が多くて癒しにもなる)も音楽も良いのでついつい流している状態^^ ひと昔前のアニメとはレベルが違うなと感じます。

それから、TVが見れない所では、OPのLiSAさんの「ADAMAS」はYoutubeのドラムカバー※を視聴したりですね。
※Drumstickさんのとか

ストーリーも、{netabare}青年になったキリトが1話のファンタジー世界に、現実世界の記憶を持ちながら転移したところからスタート。

ユージオお前も覚えていないのか! とか、少しやきもきさせられたり、ソードスキルが使えて、剣士らしく木を一閃したシーンはSAOらしい爽快さが垣間見えたり。

今後の展開が楽しみです。まだ、大きなツッコミポイントはないです。強いて言えば、1話で傘がありながら易々と射程の短い注射器にやられてしまったところでしょうか。{/netabare}

<3~5話>
長丁場なのでポイントのみ。
4話は、{netabare}ゴブリン戦で痛覚がある(左腕が、手まで流血)というピンチのはずが、その後血がなくなり、痛みがどこにいったのかという剣技をしていたところ、セルカの神聖術で容易にユージオが復活したところ、ギガスシダーを切り倒してしまったところにSAOの悪い面のご都合展開を感じたのでマイナスにしました。
一方、5話で現実世界に戻る展開の仕方は良かったです。
{/netabare}

<12話まででの追記>
ここまでで衝撃的な回がありました。
改めて、SAOの悪役はとことん下衆だなと思わされたところですが、ここまでくると、SAOシリーズの物語作りにおける作者の意図があるように思えてきました。

SAOはわかりやすい勧善懲悪ものの側面があると思われますが、{netabare}リーバンテインなど{/netabare}悪とまで言えないキャラもいるので、誠実か不誠実かという観点のほうが適当のように思います。文字にすると、「勧誠懲ゲス」?(笑)

SAOの魅力は「誠」のほうにもあって、ここに青臭さや嘘臭さといった抵抗感を受けずに視聴できる純真さと、士道や正義への共感力の高い方に響くのではないかと思います。

{netabare}キリトが花を育ててプレゼントしたエピソードや、リーナ先輩とのやり取り、ノーブレスオブリージュのくだりを見て、改めてSAOの魅力を感じまして(こういうシーンに「A Tender Feeling」なんかがかかると最高です)、魅力のベクトルに気づかされました。

SF的な視点(自立型AIの兵器利用)、ソードスキルが使えるところ、カーディナルとの出会い、仮想世界の神のような存在となったクィネラ(アドミニストレーター)の登場{/netabare}など、まだまだ見どころが沢山ありますね。

<2019.4.2追記>
本作は24話終了で2クールを終え、後半は10月からの始動となりました。
1クールの途中まではゆったりなテンポながら、内容のあるストーリーとなっていて楽しめましたが、{netabare}塔を登るあたりから何階にボス(整合騎士)がいて、それを倒して上に登る繰り返し。やや単調になり、2クール目は評価を下げる一方となってしまいました。

ゲームが土台となっている作品ですが、ピンチらしいピンチもなく、整合騎士に勝っていく一本道では盛り上がりに欠けます。

しかしながら、最終話で二刀流が見られ(23話でユージオが剣になった時に見られなかったストレスが解放w)、最後にはアスナがアンダーワールドに登場というクリフハンガーで、楽しめました(現実世界では銃撃戦が起きていて、普通なら助からなさそうですが、まあ大丈夫なんでしょう)。

ゲスvs誠実という対比構造について書いていましたが、2クール目にはアドミニストレータとチュデルキンがその役割を見事に演じきっており、そういう面でも満足できたかなと。{/netabare}

後半2クールを楽しみにしています。

<2022.8追記>
ユージオの最期のシーンでうるっときましたが、それ以外に感動シーンを思い出せず、情感を6点に下げました。

(参考評価推移:3話4.1→4話4.0→6話4.1→7話4.0→8話4.1→9話4.3→11話4.2→13話4.1→14話4.0→16話3.9→18話3.8→23話3.9→24話4.1→調整4.0)
(視聴2018.10~2019.3)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41

85.6 9 異世界でバトルなアニメランキング9位
伝説の勇者の伝説(TVアニメ動画)

2010年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3792)
20409人が棚に入れました
ローランド帝国王立特殊学院の学生、ライナ・リュートは、いつも寝てばかりで無気力の劣等生。
昼寝だけして過ごすことを望むが、ある日、敵国のエスタブール王国が戦争をしかけてきたことで、ライナたち学生は戦争に送り込まれ仲間の多くを失ってしまう。戦後シオンと共にローランドのために行動を始めたライナだが大陸を覆う闇はローランドをも蝕み始めていた。

声優・キャラクター
福山潤、高垣彩陽、小野大輔、杉田智和、村田知沙、藤田咲、伊丸岡篤、沢城みゆき、諏訪部順一、日野聡、岡本信彦、小田久史、阿部敦、増谷康紀、入野自由、竹達彩奈、緒乃冬華、高橋美佳子

うっきー星人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

コードギアス1期で打ち切りになったレベル、めちゃくちゃ面白いクセに勿体無いアニメ

先に言っておきますが、実は自分も最初1話で切ってしまっていたうちの一人ですw

この作品、最初見始めたときはパッと見、
「あー、これはよくあるような古臭いファンタジー冒険物で単に女勇者と男魔道士が世界を旅して問題を解決していくだけの話なんだろうな~」
と印象だけで勝手に決め付けて見切ってました
でもかなりの評判だったんでしばらく経って実際に観てみたら全然違ってた
これは冒険じゃなく、主に戦争がメインのお話になってますね
つかメチャクチャ面白すぎてワロタwww

簡単にいうと戦争を背景に勇者、魔法、悪魔などを組み込んだ中世的ファンダジーで、特に心理描写、精神的部分が濃いアニメ
更にこの世界には特殊能力を秘めた武器が存在し、メインの背景が戦争という事でその奪い合いもアツイです

精神的部分においても全体的に心にくる痛々しい世界観、貧困、差別で恵まれない人達までしっかり表現されていて感動しました
また、恋愛、友情、悲しみ、裏切りなど心情描写にもかなりグッっとくるものがありました
そこらへんをたくさん出てくるキャラクターが生かしきれていてすばらしいです!!

戦争アニメにおいて重要な敵各国の状態、状況もうまく描けてると思います
ただ戦時中という設定がありますので若干不幸な人間が多いですが、
ところどころ世界観壊さない程度にやんわり笑わせてくれるギャグもあるのでメチャクチャ暗い話とかでもありません
ギアス的な魔眼覚醒シーンも含め、良い意味で中二的演出のレベルもかなり高くこだわりを感じました

それと戦闘シーンも迫力ありましたねえ、魔法が各国ごとに管理されているという設定も魔法のバーゲンセールみたいなことにならなくて評価できますよ
主人公とか同種のヤツらだけは別ですがw

ただこれから更に物語が進展して面白くなりそうなのに2期絶望的ってのがありえないですね
今まさに自分から行動しようとしているライナ
いろんな感情が芽生えてきてるフェリス
シオンは王として壊れていくのかそれともどんな決断を下していくのか
ライナのために暗躍しているキファの立ち位置
今後一悶着あってもおかしくないシオン側の周りの人間
そしてガスターク側に魔眼の人達に世界の謎に戦争に・・・それとフェリスの兄貴とか!
上げていくほど先が気になってしょうがないwww
なんかね例えるならコードギアスを1期で打ち切りにされたような気分ですwww

という事で内容が濃いので物語も満点与えたい所ですが、やはり作りかけの作品という事も含め4.5で

---以下勝手に反省会-------------------------------------------
あまり売れなかった理由は、おそらくこのアニメがこんな面白いと気づいてる人が少なく、
当時見ている人が少なかった(自分を含めて)
壮大なスケールの物語に対して1話目のインパクトが弱すぎた、ノリが軽すぎた所も視聴者を逃す原因になったんじゃないかと思います
ソードアートオンラインなんかは1話目のインパクトに引き込まれましたが、これはその逆
もっと宣伝にもチカラを入れるべきだったと思いますね、視聴率がもの凄く悪かったみたいです
それと、女性キャラの外面的な魅力が弱い、団子とか(萌え系が好きな人とかオタに対して)
ただし個人的には内面的な魅力はみんなすばらしいと思ってます

このアニメは放送終わって少し経ってから凄いアニメと話題になったという部分が相当あるので、
もっと思い切り宣伝などにもチカラ入れれば2期作っても普通に成功すると思います!
うまくやれば絶対に1期の五倍以上は売れると思うんですがね・・・軽~く5000~6000はいけそう
マジで2期作った方が良いですよ?勿体無さすぎwww

最近はラノベ系アニメ化の乱発(数打ちゃ当たる商法)が目立ちますが、
こういう作りかけの作品達、中途半端で止めてある作品達にもう一度日の光を当ててみるという考えも持たれてみてはいかがでしょうか?
この作品に限らず、意外と再ヒットする作品は沢山眠っていると思います
これほどの作品をこのまま中途半端に投げておくなんて正直何やってるんだよ!という気分で仕方ありませんw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32
ネタバレ

カナタケ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

コードギアス心酔者としては…(まともなレビューではありません)

コードギアスの後に観ると、主人公の声が「福山潤」で【魔眼】保有してるので、ギアスとめっちゃかぶるし、

主人公の暴走状態時の「フハハハハハハ!」が、

コードギアス第二話のテロリストの指揮をして地面を陥没させてブリタニア軍の大部分を壊滅させたシーンの「フハハハハハハ、やれる!やれるじゃないか!」のシーンとかぶってかなりテンションが上がった。

コードギアスファン…いや、ルルーシュ好きにはかなり良いかもしれない。後、スザクの声優「櫻井孝宏」も魔眼保持者として後半でてくる。

ただし、自分のようないちいちコードギアス視点(コードギアスの声優が出てくるといちいちテンション上がる)でアニメを見るようなコアなファンはかなり少ないと思うのでこのレビューは基本的に役立たないと思われる。

ついでに、(あくまでもついでに)

〈伝勇伝を見るにあたって〉に触れておくと、

普段は、原作未読でアニメを見ることを勧めているが正直この作品に限っては・・・先に原作を読む必要があると思う。

なぜなら、作品の中のキャラクターがやたら多くそれぞれが個性的な能力を持っているにもかかわらず、説明をかなり省いているので原作未読者は話しが進むにつれて理解できない部分が多くなり、『なんでこうなるの?』という気持ちが強くなり『つまらない』となってしまうので

予習的な意味合いで、原作を読んでおくと良いかもしれない。

もっとも、そんな【アニメを見るために原作を読まないと理解できない作品】という時点で低評価になる原因ではあるのだが・・

しかし、アニメ放送前から原作を読んで内容を知っていた自分としては、このアニメをみた時に主観的には非常に良くまとまった作品だというのが第一印象だった。

もちろん、内容を知っているために内容の省略に対しての不満はあったが、テンポよく見れたという満足感の方が大きかった。
次の回にどうなるかわからないから面白いと感じる人には受け入れられないやり方ではあるが…

自分は内容についていけなくなるよりは良いと思う。

こっからネタバレ(伝勇伝見終わった方へ)

{netabare}シオンが革命して王になるまでの物語がないのは原作も『真伝勇伝・革命編 堕ちた黒い勇者の伝説』として、『伝勇伝』とは別に存在する。
よって、次に伝勇伝絡みの作品が放送されるのは、
シオンが革命して王になるまでの革命の物語の『真伝勇伝・革命編 堕ちた黒い勇者の伝説』か、伝勇伝の続編の『大伝説の勇者の伝説』になる。しかし、真伝勇伝も大伝勇伝もまだ続いているので放送されるかわからない。{/netabare}


既に周知の事実かもしれないが、一応書いといた。

<ついでに②>
あくまでも、この『伝勇伝』という作品はとても長いプロローグであり、たくさんの伏線を張って、謎をのこしたまま終わるのは続編である『大伝勇伝』の面白さを際立たせるための作品だからです。

よって、原作を知らないで見終わるとさんざん伏線をはっておきながら何も回収されないで終わってしまうので「まとまりが悪い」、「盛り上がんない」というのが印象に残り【消化不良なアニメ】と位置づけられてしまうわけです。

それも当然。原作未読者はプロローグだけを見て終わってしまっているのですから。一番盛り上がる伏線が回収されていく本編である大伝勇伝の内容をしらなければ、一期と同じでつまらないのでは?という心境になり二期を期待している人の気持ちが理解できない人もいるのではないでしょうか?

しかし、大伝勇伝では伝勇伝で張った伏線をどんどん回収していき、展開がもの凄く早く変化が目まぐるしくなります。

原作読者が二期を切望する理由はまさにここにあると思います。
アニメ自体に完結を求めている人は見ない方が良いかもしれないです。

基本的にためにならないレビューだが読んでもらえるとありがたい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

ぽぽたん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

原作ファン以外理解できないであろう壮大な物語の序章。 無念ナリ

ランキング上位の作品ですね。。ゴクリ
やや長くなりますが、お付き合い頂ければ幸いです。

ざっくりとした内容は①ファンタジー②政治劇
2つの側面を描いた戦記物です。。
僭越ながらどんなアニメなのか説明と感想を書いて見ます


・概要
ファンタジー側にいるのが主人公:ライナ
政治側にいるのがライナの親友で国王:シオン
国王を守護する家の出身でメインヒロイン:フェリス

シオンが治める国がローランド帝国です
国王フェリスはライナに伝説の勇者の遺物を探すよう指示します
この遺物が伝説上の魔族や英雄が残したものらしく
偉大なパワーを持っているようです。。
人々は遺物をめぐって争うわけですね


・主人公ライナ
特殊な瞳の持ち主
ローランド帝国王立特殊学院の生徒
この学院の生徒に求められるのは、戦争の道具としての優秀さ。
ライナは無気力な生徒です
楽しみ惰眠を貪ることだけ(中二風に言いましたが昼寝)
しかし、ライナの望みは叶いません。。
彼には特別な瞳の力がありますので
異端とされる瞳を持つ事に戸惑い時に傷つきながら
戦乱の世の中で自分に力をどう使っていくか向かい合っていきます

異端の力と書きましたが
このアニメのキャラは概ね悲しい過去もちです。

主人公の設定を書いて見ましたが、何かピンと来るアニメがありますよね

『ライナCV福山潤』です


・キャラクター
登場人物は非常に多く、能力や思想ハッキリした個性があるようですが
アニメ作中では追いきれません。。
主役3人の描写に尺を割くためには仕方のないことのようです
名前を覚えるだけで精一杯だとおもいます


・構成
アンチヒロイックサーガと銘打ってありますので
普通の物語とは英雄と悪魔のたち位置が違う設定です
ファンタジー世界の戦記物ながら
政治の舞台までしっかり描こうと努力がみれます
物語が骨太で壮大であることは伝わります。。
舞台の大きさは理解できますが
物語の内容に踏み込む前にアニメは終了です。

俺たちの戦いはこれからだENDです
無気力だったライナが旅に出る気になる事はしっかり確認できます


・作画
今のアニメの基準で考えると背景、人物ともに平凡です。
現在のアニメと比較しても平凡と思えるという事は
放送時は丁寧な部類だということです。


・バトル
魔法や剣戟のバトルは迫力ある仕上がりです。
戦闘中の心理描写もメインキャラに限っては伝わります
登場人物が増えるとバトルはインフレ気味になっていくようです
戦術を駆使するといったような感じではありません


・コメディ
ライナがさぼりたがるのをヒロインのフェリスがツッコむ
フェリスがだんごに執着して人格が崩れる等
主人公、ヒロインが中心となる掛け合い型のコメディーです。
フェリスが粗暴な子なのでツッコミがきつめです。。

コメディ色はアニメのタイトルに反して弱いとおもいます
なぜ、こんなタイトルなのか謎です。。
~~~~・サーガ
とかの方がしっくりきます。


・さいごに
壮大な世界観と魅力あるキャラが多数登場して
想像力を刺激される内容ですが、
謎はそのまま放置され、撒かれる伏線で溢れかえっています。
よく紹介してもらえないキャラ達も存在感が凄いです。
稀にみる原作を読んでね。パターンです
原作はさぞかし面白いのでしょう。
広告として素晴らしい出来きのアニメであると思います。

原作ファンの方には満足できるかもしれません
アクションを楽しむ、90年代っぽい萌えを楽しむという
目的で視聴されるのもアリだと思います。


長々とおつきあい頂き誠にありがとうございました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

85.6 10 異世界でバトルなアニメランキング10位
ゼロの使い魔(TVアニメ動画)

2006年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (3279)
18441人が棚に入れました
平凡な高校生・平賀才人はある日突然、異世界ハルケギニアに召喚されてしまう。彼をこの世界に召喚したのは、トリステイン魔法学院の生徒でありながら魔法の才能がまるで無い「ゼロのルイズ」こと、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールだった。失敗とはいえ、召喚の儀式によって呼び出された才人は、「使い魔」としてルイズと契約のキスを交わす。すると、才人の左手には使い魔の証である契約のルーンが浮かび上がった。こうして、ルイズと「犬」扱いされる才人との奇妙な同居生活と冒険が始まった。

声優・キャラクター
釘宮理恵、日野聡、堀江由衣、櫻井孝宏、いのくちゆか、井上奈々子、川澄綾子、高橋美佳子

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

軽度釘宮病患者視点Ⅳ+α

正統な釘宮病患者用作品、同時に「最悪の釘宮ウィルスの発生源」でもある
俗に言われる「釘宮キャラ」を重視した作品の一つ

■釘宮キャラと呼ばれる為の条件は4つ
ツンデレ、貧乳、ロリ、※絶対領域

※絶対領域
スカートとオーバーニーソックスの間の素肌部分、詳しくは検索されたし。
[ミニスカートの丈] : [絶対領域] : [オーバーニーソックスの膝上部分] 
の比率が4:1:2.5 が黄金比とされ、許容範囲は±25%程度という見方が有力。
釘宮キャラ以外でこの領域を持つ有名キャラは初音ミク、戦場ヶ原ひたぎ等

■この作品の中身

対象年齢★★★☆☆ 釘宮以外の不純物★☆☆☆☆ 釘宮成分★★★★★

■この作品への見解

これは自分が釘宮ウィルスに感染した作品で、一言で言えば【最悪の出会い】
という事になる。こんな出会い方はしたくなかった。
自分の他レビューの毒っぷりを見れば分かると思うが、基本的にはドS傾向に
あり、性癖もそっちよりで、にもかかわらず俺のプロフィール欄には

◆萌え仕草、萌えシチュエーション
 知ったかぶり、赤面、寝癖、嫉妬
◆関係性萌え
 飼い主とペット、主人とドレイ

こんな馬鹿な話があって良いのか、どう考えても世界は間違っている。
俺が間違えているのではなくこの世界が間違っている、間違えているのだ。

釘宮を輩出した世界、ゼロの使い魔を排出した世界、自分はその世界を心底
憎まずにはいられない。一体何故、自分の棚には来年1月から放送予定の
「ゼロの使い魔F」が並んでいるのか、誰が何の目的でこんな事をしたのか。
世界が自分を貶めようとしている。この大いなる力に抗う術は無いのか・・。



で、まずは対象年齢についてだが、これは作品の話を理解するだけであれば
対象年齢★☆☆☆☆・・いやむしろ☆☆☆☆☆。多少4属性に絡むゲームでも
やってればいれば内容なんて小学校の高学年~中学校でも把握出来る。
ちなみに、話の内容は原作者が「三銃士が元ネタ」と明言している模様。

釘宮ウィルスへの抗体があった場合こんなしょーもない作品は中々無い。
よって、「釘宮病患者のみなさんに愛されるアニメとしてよろしいので」
については個人的には「間違い無いよ」としか言えない。

ただ、主人公の魅力は一概にそうとも言えないので、それは後で触れる。
小説は読んでないのだが、シリーズ累計450万部の裏には描かれている女達の
魅力の他に、この事が理由の一つにある気がしている。

あとは二期三期では方向性が変わってくるが、一期の場合は男女の距離感の
良さ、かな。それも後で触れるけど、結局は釘宮の功績が一番だと思う。
ルイズが釘宮じゃなかったら自分はこれには然程影響されなかった気がする。


次に移る。
病状が悪化していた時のニコMADの見過ぎで、記憶からの考察では成分量を
見誤る可能性があるので、レビューの為再度悪化を覚悟で最初から見たのだが
やはり「不純物★☆☆☆☆」「釘宮成分★★★★★」で何の問題も無かった。

不純物については、とりあえず1期は堀江のシエスタがやや絡んで来る程度。
程よい巨乳と、堀江の仕事、メイド、垂れ目、主人公との関係により二期以降
は川澄のアンリエッタ姫と共に相当数のファンを獲得する事になるのだが、
まあそれは先の話で、今作品ではやはり★☆☆☆☆程度の扱い

I~Ⅲレビューを読んでいる人なら気づいたと思うが、ストーリーが不純物に
ならない、というよりはルイズ(釘宮)と特殊プレイをするのが作品のメイン。
多分話の元ネタを堂々と明言してるのは、話なんてオマケだから。

だ、か、ら、この作品は危険なんだよ。

主題歌の歌詞に「~略~から始まる二人の恋の~」とあるが、とんでもない
始まるのは特殊なプレイであって恋なんぞ話と一緒でただのオマケに過ぎない。
ここを間違えないように、勘違いしないように。

自分のレビューではキャラ用品という言葉をよく使うが、まず間違いなく原作
そのものがキャラ用品。じゃなければ、脚本家が変態過ぎる。


釘宮成分★★★★★については、これはもう萌えという形を借りた特殊な交尾
に該当するもの。ツンとかデレとかエロとかそういう次元は超越してる。
仲の良過ぎる二人が、特殊なプレイを楽しみながらイチャついている。だけ

対象年齢★★★☆☆としたのは、実際はエロや交尾では無いものの、そういうの
より更に上位・・というよりマニアックな世界なんで、自分の性癖すら理解して
ない若いうちに踏み込むと、釘宮ウィルス抗体の有無によっては非常に危険。
って意味が一つ。18禁どころの騒ぎではない。


あとは特殊プレイに愛だの恋だのを関係させたがる思春期の若造や、すぐガーっ
となってガーっとやるのを求める発情期の動物ではプレイの趣を理解できない。
よって対象年齢★★★☆☆という事になる。んだよ。★5でも良い位

アホな精神学者が萌え=性癖って結び付けてたけど、萌えと性癖は完全に別物で、
相反するものでも成り立つ。一緒の人も多いっぽいですけどね。
このあたりはSとMに関する書物では・・まあいいや、そんな話はしたくない。


深く考えなきゃバカップルが視聴者相手に変態コントをやってる感じ。
ルイズ(釘宮)にネタをやらせる為の、そんな事をしたらどうなるか分かってる
だろwな主人公の行動と、あとはストーリーそのものがルイズに色々と萌え的な
行動をやらせる為に出来てる感じで、当然成分は濃くなる。

言ってしまえばお約束の場面が非常に多いのだが、釘宮の仕事のせいでお約束の
場面がここまで魅力的な作品というのを自分は知らない。
お約束を待ち望んでいる、つまりは既に調教されてしまっている訳だ。

・・以下はネタバレ完全に無しだと難しい気がするので、
まだ作品を見てない状態で読む人は注意。と言っても、ネタバレしても何の問題
も無い話なんで、てか話にはほぼ中身が無いんで、おそらく問題は無い。よ


■お約束部分(可愛い嫉妬&特殊プレイ&仲が良い二人)について

いちいちメソメソされたり、陰謀巡らされたり、ヤンデレられても実際は困るんで、
嫉妬をああいうプレイで解消してもらえると男としては非常に助かる訳でして、
主人公はその気は無くても、というか明らかにその気で「ルイズを怒らせてプレイ
を満喫している」。これは設定上の話じゃなく原作者&アニメ製作側&そういう
目線で見てる視聴者に共通する感覚ね。

あとはこのゼロ魔の影響で「釘宮が男をこの作品のように扱う事が増えた」んで、
そっちを見てれば分かるかな。それの原液。
まー、実際見た方が早い。通して見る気が無いなら2話の最初で状況が分かる。


で、見進めていくうち男女の距離感の良さに気づくんだけど、あんなに仲が良い
男女二人は見た事がない、よ?あれこそが至高のスキンシップってやつだな
よってこのアニメの最後の方はどうでも良くて、二期三期は一期が好きで釘宮が
いるから見たのであって、内容としては評価してない。

あっちは個人的には駄作。一番大事なところを完全に取り違えてる。
それでもFは見るけど・・、いや世界に貶められて見せられるんだけど


■ルイズコピペについて

・・あ、自分の場合は釘宮が好きなのであって、しかも所詮は軽度釘宮病だから
ルイズへの偏愛は無い。けど作品を語るにはあれが良いと思ってね。

ただ、流石にあの変態コピペは張りたく無いんで、


2chスレ【ルイズのコピペを超える気持ち悪いコピペって存在するの?】

4
ぶっちゃけルイズのは感動した
8
他のバカと違って下ネタ一切使ってないから評価できるよなルイズのコピペ
情熱を感じる
16
いわれてみればルイズだけは愛だけで構成されてんのなw
34
ルイズコピぺは気持ち悪くない
大自然を見たときのような感動を覚える
37
ルイズのコピペは全然キモくなんかない
人を好きになる事がどれ程素敵な事かがよく伝わってくる
いかにルイズが好きかを素直な気持ちで文にした物だからむしろカッコいい


作品の趣を理解してる人のはこーゆー人達ね。
他の奴等は二次元と三次元、現実と仮想(アニメ)を混同してたり、思春期の青さ
や動物的な衝動を押さえ切れないお子様。

って話が、例のコピペの内容と逆に聞こえる人は、まだ若い。
あのコピペを書いた奴がド変態なのは間違いないけど、現実との線引きって意味じゃ
キッチリ出来てる。出来てるからこそああいう事を書くんだよ。


何が言いたいかと言うと、あのコピペから「世間のイメージど真ん中のダメオタクを
想像するような人」は現実と仮想の区別が出来ず、アニメに踊らされるタイプ。

言ってしまえばゼロ魔もルイズ(釘宮)も、更には【例のコピペも作品】であって、
つまりはコピペ内容とコピペ書いた奴の現実の状況とはあまり関係が無い。

なんとなくだけど、自分が思い浮かべたのは「服装他にこだわってて、神経質気味で
そこそこモテるエリート会社員、既婚者で一児の父親 (隠れてゼロ魔読んでる変態)」
こいつはただの妄想ね


こーゆーのに嵌り込むのは欲求不満な人間よりも、現実で自分の欲求をある程度
満たした上で、それ以上の欲求を満たそうとして、更に上位の世界をを求める奴等。
普通のプレイでは満足できなくなった人間達の世界、SMクラブみたいなもんだな

で、今から主人公の魅力について書くけど、現実が終わってるダメオタクだと
主人公の性格や行動と正反対になるからあいつに好感を持てないんじゃないかな。と

ルイズはもう実際見た方が良いし、好みや釘宮ウィルス抗体の有無もあるだろうから、
・・強いて言えば見直した時に思ったのが、ルイズも含めた女キャラ全員の体の細さ
あとは指の長さに目がいった。顔が大きい目のロリ風なだけで、体は色っぽい


■主人公(平賀才人)の魅力、台詞のリアリティ

もうどう考えてもマニアックな変態か、人間観察好きか、好奇心あり過ぎな人か、
俺に似てる人しか読んでないはずだから、この作品とこの作品以外の色々な作品の
ネタバレもやや含めて本気で書くね。

- 才人の台詞 -

まずはネタバレ含めない台詞の方からだけど、真剣な台詞、臭い台詞、ネタ台詞
以外の部分、通常会話の才人の台詞が妙にリアル

平凡な高校生って設定っぽいけど、実際現実の平凡な高校生、自分&周囲にいた
連中の言葉遣いに凄く近い。粗暴・・って作中では表現されてるけど実際はそんな
もんじゃん、あの崩れてる言葉遣いがリアル。

才人と声優が同じのシャナの主人公、あの優男みたいなのはいない事はないけど、
リアルかと言えばリアルじゃない。根暗窓際系の少数な生き物


- 才人の行動 -

まずはハルヒのキョンとの比較。キョン君普通っぽいけど、結局受身な事が多くて、
基本的には草食系でガツガツはしてない。思考描写の方ではザ・男子高校生の脳内
軽くしたような内容もあるけど、やっぱり色々と受身。

で、平賀才人、いぬかみの主人公、とある魔術の上条、あらららぎ君、
あとは咄嗟には出てこないな。古いアニメだと割とあるけど、萌えを含むアニメの
主人公でこの手のタイプは少ない。ってのは「女の為に積極的に行動する男」
更にここから、あらららららぎさんと上条君を話から抜こうかな。


いぬかみの主人公と平賀才人は女に慣れてて、かつ女好きでフェミニストで、
才人最初ルイズの着替えで設定上あわわになるけど、その後の対応は慣れてるっしょ
えーと、設定上のあわわじゃなくて、ルイズや他の女との「通常会話の部分」ね。

その上で絶対に譲れない部分、心に芯を持ってて、ハードボイルドダンディの
予備軍とでも言おうか。やる時は激情を持って開き直りきっちりやる、魅せる男
何がハードボイルドでダンディかはよく分からんけど、分かれよ!


男>女ってか「男は女を守る」っていうのが先にあり、プレイとしてはルイズに
あんな事されて喜びながらも、男>女の部分は常に持ってるし、そーゆー事を特に
恥とも思ってない。やる時はやる自信と経験があるんだろうし、だからあーゆー
特殊プレイしてても余裕があるんだよw

話す女によって対応を変えるリアリティもあって、才人女で対応変えるっしょ
ルイズにはやや甘え弱音を吐きつつ怒らせて遊びつつ、シエスタには紳士で、肌黒
巨乳にも相応の対応。女じゃないけど、素敵キャラギーシュへの対応もね。


割と回る頭、行動力、格好のつけ方、最後の方の挫け方、立ち直り方とか、
そのあたりの主人公の内面、行動に同調できる人間が好む作品じゃないか。と
恥ずかしい事や臭い事は言っても男として格好悪い事は言わない、格好をつける。

だからさ、釘宮ばかりじゃなくて才人も見てやれ、良い男だぜ、と俺は言いたい。
ツンデレって意味じゃ才人も十分ルイズにはツンデレ、真の意味でのツンデレね
そして釘宮キャラの相方としては一番良い男、それだけは間違いない。

故に釘宮とあんな特殊プレイをしてても「お前なら良いよ」ってなる訳だ。


- 才人の周囲からの評価、モテ具合が妥当 -

とらドラのあの変な頭の奴なんて、もう物理法則を無視して完全に話の都合でモテて
るんで、その点才人はあれ実際にモテる系で、そーゆー点の違和感が無い。

ルイズ(釘宮)を掴むべくして掴んだ、他の女達からも好かれるべくして好かれた。
このリアリティがあるからこそ見ていておかしな感じが無い。


話の都合で変な男が何故か惚れられるとか、恋愛事に計算は通用しないっつっても
現実のそれは大体が客観的な妥当性ありきで「何故そーなったか」が理屈で理解できる
ものであって、そういうのを無視してるアニメが多過ぎる。

才人は一応特殊な力とそこそこイケメンを設定として与えられてはいるが、
それ以外(思考、決断、行動、性格、女への対応等)によって色々と手にしてるんで、
だから妥当性があるんですわ。内面部も設定と言えば設定なんだけど。


■まとめ

話の本筋、ストーリーは語るに及ばず、特殊プレイは釘宮への抗体があればただの
お馬鹿プレイなんで、他の点に注目するとしたら上記みたいな事になりますかね。



さ、3時間くらいかかったぜ・・。
もうこれ以上長いゼロ魔のレビューは誰も書かないだろ、うよ。

所詮は釘宮患者用品、特殊プレイ用のクソアニメ。


・・物語の評価は2か5のどっちかだな。明らかにストーリーがおまけでキャラ用品、
特殊プレイ用品として書かれてるから5・・なんだけど、ストーリーを評価して5付けた
みたいに思われるのも嫌だな。やはり2か

まあ、ルイズが釘宮じゃなかったら自分があの特殊プレイ部分をどう感じたかは謎。
釘宮のせいだと、・・思いたいね。数少ないエンディング飛ばさないアニメだし。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

第1期は楽しめるが、続編はマンネリ感キツイ『釘宮病』感染源の一角

西暦2000年代後半を席巻し、その主役声優に因(ちな)んで「釘宮病」という言葉まで生まれた ラノベ原作&J.C.STAFF制作のツンデレ・ヒロインものの一角で、本サイトでの評価も悪くない作品・・・ということなので、第1~4期まで視聴してみました。


◆(参考) 釘宮ツンデレ・ヒロイン作品 (J.C.STAFF制作) の個人評価

(1) 『とらドラ!』(2008年)       逢坂大河   ★★ 4.6
(2) 『灼眼のシャナ』(2004・5・11年)  シャナ     ★ 4.3
(3) 『緋弾のアリア』(2011年)      神埼 H.アリア ★ 4.1
(4) 『ゼロの使い魔』(2006・7・8・12年) ルイズ F.V.  ☆ 3.6

※この他に『ハヤテのごとく!!』(2009年制作の第2期)も、J.C.STAFF制作&釘宮ツンデレ・ヒロインの組合せ作品ですが、未視聴。

→以上のとおり、残念ながら同カテゴリーでは、本作の評価が一番低くなってしまいました。


◆(総評) 見所はあるが、マンネリズムを感じざるを得ない作品

(wikipediaより)
----------------------------------------------------------------
マンネリズム (英: mannerism) は、文学・芸術・演技などの表現が型にはまっていることである。形式主義、様式主義。日本ではマンネリとも略し、「マンネリ化」といった使い方もされる。癖・礼儀作法・行儀といった意味の manner(マナー) と同じ語源である。
元は、近世ヨーロッパの美術様式で、日本ではフランス語風にマニエリスムともいう。
現在では否定的な意味合いにとられ「飽きの来る・飽きてきた」、「新鮮味がなく、やる前から結果が見える」、「新たな魅力性が弱いこと」、「毎度同じ単調でつまらない」、「ワンパターン」、「時代遅れ」、「ネタ切れ」などの意味合いを持つ。
----------------------------------------------------------------

→ということで、下記のシリーズ別評価のとおり、第1期こそ設定の面白さに惹かれてなかなか見所のある作品と思って期待値を上げたものの、第2期以降の展開が、いわゆる「マンネリ」で、結局あまり高い評価にはなりませんでした。
(※『とらドラ!』の後半や、『灼眼のシャナ』の第3期が、こちらの期待値を上回る凄い展開で評価が尻上がりに高くなったのと全く逆のパターン)

→結論として、「釘宮理恵」という一世を風靡した大声優の演じるツンデレ・ヒロインものが好きな人なら、そこそこ楽しめる作品と思いますが、これからその手の作品の視聴を始めようと思っている人は、本作の視聴の優先順位や期待値を、予(あらかじ)め落としておいた方が賢明ではないか、と思います。

同じ釘宮ヒロインものでも、

<1> 『とらドラ!』、『灼眼のシャナ』の方は、シナリオ自体に見どころのある作品であるのに対して、
<2> 『緋弾のアリア』、『ゼロの使い魔』の方は、専らキャラクターや世界観の設定の面白さに頼っている作品、

という印象が強く、最初のうちはそうした面白さに惹かれていても、次第にいつまでたっても進展しないシナリオに飽きてきてしまうリスクが高い気がします。


◆シリーズ別評価

第1期(13話)     ★ 4.1
第2期(12話)     ☆ 3.6 
第3期(12話+OVA1話) × 3.3 
第4期(12話)     ☆ 3.6
-------------------------------
総合 (計49+1=50話) ☆ 3.6


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ ゼロの使い魔 (第1期) (2006年7-9月) ==============
{netabare}
第1話 ゼロのルイズ ☆ 異世界ハルケギニア、ルイーズの才人召喚 ※発想が奇抜だが、本当に面白くなるのか疑問
第2話 平民の使い魔 ★ 決闘 ※話は面白いが作画・演出はひと昔前のもの 
第3話 微熱の誘惑 ☆ 剣の購入(デルフリンガー)
第4話 メイドの危機 ★ シエスタ救出作戦
第5話 トリステインの姫君 ☆ アンリエッタ姫来訪、土塊(つちくれ)のフーケ
第6話 盗賊の正体 ★ 破壊の杖(ロケット・ランチャー)、ミス・ロングヴィル、才人の活躍
第7話 ルイズのアルバイト ☆ アンリエッタ姫の依頼、ホモ親父の酒場バイト回 
第8話 タバサの秘密 ★ タバサ(シャルロット)帰国(ガリア王国オリレアン公爵領)、五右衛門風呂、媚薬、勅命
第9話 ルイズの変心 ☆ モンモランシーの水の精霊召喚、精霊との約束
第10話 姫君の依頼 ★ 魔法衛士隊々長ワルド
第11話 ルイズの結婚 ★★ 浮遊大陸アルビオン渡航、ウェールズ王太子、婚礼
第12話 ゼロの秘宝 ★★ タルブの村、龍の羽衣(ゼロ戦)発見、新国家レコンキスタの宣戦布告
第13話 虚無のルイズ ★ レコンキスタとの戦い、虚無の魔法発動{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)6、☆(並回)5、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「First kiss」
ED 「ホントノキモチ」


======== ゼロの使い魔〜双月の騎士〜 (第2期) (2007年7-9月) ========
{netabare}
第1話 女王陛下のゼロ ☆ アンリエッタ女王即位、女王陛下からの依頼、女王誘拐
第2話 風と水の誓い ★ ウェールズ王太子の蘇生(アンドバリの指輪)、アンリエッタの恋心
第3話 聖職者の剣 ☆ ロマリアの神官(転校生ジュリオ・チェザーレ)、シェフィールド執政官の扇動
第4話 ヴァリエールの三姉妹 ★ エレオノール&カトレア両姉、ルイズ邸、湖畔の告白回
第5話 間諜の刻印 ☆ 恋の鞘当て(ルイズvs.シエスタ)、学院長襲撃事件、犯人捜し、王国の闇(ダングルテールの虐殺)
第6話 女王の休日 ★ ホモ親父の酒場回、女王護衛任務、高等法院長リシュモン反逆・誅滅
第7話 地底の秘密文書 ★ 開戦の詔書署名、アニエス銃士隊長の仇(かたき)捜し(極秘公文書館) ※セーラー服回
第8話 魔法学院の危機 ☆ アルビオン傭兵の学院強襲、ダングルテール虐殺の副官
第9話 炎の贖罪 ★ 続き、人質救出作戦、コルベール教師の過去(炎蛇)
第10話 雪嶺の敵 ★ トリステイン軍のアルビオン侵攻、雪中行、ヘンリ・スタッフォードとの出遭い、貴族の名誉
第11話 銀(しろがね)の降臨祭 ★ ホモ店長&シエスタ回、恋の鞘当て2、兵士の突然の反乱  
第12話 さよならの結婚式 × 撤退作戦、ルイズの求婚、殿(しんがり)任務、妖精登場 ※脚本稚拙{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)7、☆(並回)4、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「I SAY YES」
ED 「スキ? キライ!? スキ!!!」


======= ゼロの使い魔〜三美姫の輪舞〜 (第3期) (2008年7-9月) =======
{netabare}
第1話 使い魔の刻印 ☆ 戦争終結後の世界、刻印消滅、シェフィールド来襲 ※シナリオのマンネリ感が強まる
第2話 森の妖精 ☆ ティファニアとの再会、使い魔再召喚、もう一人の虚無の担い手 
第3話 英雄のおかえり ☆ ハーフエルフの魔法、才人シェバリエ(騎士)叙任、再度学院へ ※従兄弟設定は都合良過ぎ×
第4話 噂の編入生 × ティファニア魔法学院へ、砂漠の民、異端審問 ※脚本安直
第5話 魅惑の女子風呂 ☆ ルイズとの痴話喧嘩、お風呂回、人形の舞踏会 ※マンネリ感強いギャグ回×
第6話 禁断の魔法薬 ☆ シエスタ回、惚れ薬、ティファの忘却魔法 ※同上
第7話 スレイプニィルの舞踏会 × シェフィールドの策動 ※コルベール再登場は無理でしょ 
第8話 東方(オストラント)号の追跡 ☆ タバサの不審行動、ビダーシャルのタバサ拉致
第9話 タバサの妹 ☆ イルククゥ登場、タバサ救出差止め、アーハンブラ城の捕囚、韻竜シルフィード
第10話 国境の峠 ☆ タバサ救出&オストラント号奪還二正面作戦
第11話 アーハンブラの虜(とりこ) ☆ ガリア王国潜入、対ビダーシャル戦、タバサ救出
第12話 自由の翼 ☆ 対ヨルムンガンド戦 ※脚本が相変わらず安直×
OVA  誘惑の砂浜 ☆ 真夏の海水浴回{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)11、×(疑問回)2 ※個人評価 × 3.3 

OP 「YOU'RE THE ONE」
ED 「ゴメンネ♥」


================ ゼロの使い魔F (第4期) (2012年1-3月) =============
{netabare}
第1話 聖国のルイズ ☆ ロマリア連合皇国(ブリミル教総本山)、教皇ヴィットーリオ(聖アイジェス32世)、虚無の担い手の集結、ティファの使い魔召喚
第2話 水都市(アクイレイア)の巫女 ☆ 元素の兄弟、ルイズ誘拐、ガリア王ジョゼフのたくらみ
第3話 無能王の乱心 ★ 続き、ジョゼフ王&シェフィールドの最期、教皇への疑義  
第4話 女王陛下の恩賞 ☆ タバサのガリア女王即位決定、領地授与
第5話 ド・オルニエールの乙女たち ★ 領主館の新生活、アンリエッタ・タバサ・ルイズそれぞれの真情 
第6話 波乱の露天風呂 × 温泉回 ※脚本の陳腐化が著しい
第7話 砂漠のエルフ ☆ タバサ出発、元素の兄弟来襲(才人&ティファ拉致)
第8話 逃亡の地下水道 ★ テイファの召喚刻印、脱出行、ルイズとの再会
第9話 タバサの戴冠 ★ ガリア王都、虚無魔法(ワールド・ドア)、新女王即位 ※ルーブスラシル(生命を減らす力の増幅)の追加設定は唐突×
第10話 災厄の目覚め ★ ロマリア教皇からの帰還命令、伝説の古代竜暴走・アクイエリア壊滅、世界の危機、ティファの後悔、デルフの最期、教皇の決断
第11話 ルイズの選択 ★ ワールド・ドア(才人の元世界送り出し)、古代竜復活 
第12話 ゼロの使い魔 ★ 続き、才人帰還、最終攻撃、後日譚 ※色々と都合良過ぎな点は×{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)7、☆(並回)4、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.6

OP 「I'LL BE THERE FOR YOU」
ED 「キスシテ↑アゲナイ↓」


◆視聴メモ

【第1期視聴時の感想】
{netabare}
・登場キャラの描かれ方が表層的でラブコメとしてはイマイチだが、話そのものは意外と波乱に富んでいて面白い。
・魔法の適用範囲がどの規模までなのか?がはっきりしない点は気になる(浮遊大陸まで魔法船が運航している一方で、竜騎兵隊がゼロ戦一機に適わない等いろいろチグハグで中途半端)。{/netabare}

【第2期視聴時の感想】
{netabare}
・シナリオは面白いのだが、ルイズのツンデレ&暴力女設定がいい加減ウザくて邪魔で白けてくる。この設定はむしろ要らなかったのでは?
・第2期第4話(湖畔の恋の告白回)まで視聴した時点での感想として、やはりラブコメないし恋愛ものとしては余り高く評価できない(※吉田玲子氏や岡田磨里氏あたりの女性脚本家の書いたラブコメや恋愛ものと、本作を比べるのはそもそもの間違いとは思うけど)。
・第11話時点で、才人の発想が如何にも「戦後民主主義」的でちょっとなあ・・・と思っていたけど、第12話の彼の行動がそれと矛盾していてかなりチグハグな印象(※多分、原作者の思考のチグハグさが原因→本作全体のシナリオの限界を示唆)
・第12話終盤の才人の唐突な蘇生は前後の脈絡が無さ過ぎて脚本稚拙。{/netabare}

【第3期視聴時の感想】
{netabare}
・流石にここまで来ると、第1期から相変わらずのルイズのツンデレ&暴力女設定のウザさが目に余ってくる(マンネリ感)。
・また第3期で急に才人のハーレム・アニメ化が進行(ルイズ&シエスタに加えて、アンリエッタ女王、ティファ(ハーフエルフ)、タバサ(ガリア王族)まで才人にデレデレ・・・)。
・微エロ要素も強まって、まるで『そらのおとしもの』状態。
※但し、「そらおと」の方が最初は下らない微エロシーンが多く辟易していたところ、シナリオが進むにつれてシリアス展開に変化して楽しめたのに比べると、本作の場合は、最初はシリアス展開が多めだったのに、第3期で急に微エロ押し&ハーレム化してしまい、評価ダダ下がりとなってしまった。{/netabare}

【第4期視聴時の感想】
{netabare}
・第6話(温泉回)までの流れが如何にも陳腐。もはや才人のハーレムアニメになってしまった印象。
・第8話以降はようやく話を動かしてくるが、如何にも取って付けた風な設定後出しで余り感心しない。
・それでも、ルイス&才人それぞれの究極の選択場面は、長編作品にここまで何とか付き合ってきた視聴者には、それなりに感じる所のあるものになっていると思うので、その点は評価してあげたい。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

学園祭上演。演劇部・ファンタジー風ラブコメ

 記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。
個人的見解に過ぎない。言い切っているような台詞も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。
 微妙にネタばれしているが、ばれることが視聴に耐えないほどでないと判断し、敢えてネタばれではない、と仮定した。疑念を抱く方の中で、これから視聴される方は読むのを差し控えていただきたい。

『個人的推論に則った構造解析
 ゼロ魔はリアルなハイファンタジーを目指して始まったわけではない』
 ゼロ魔という要約の仕方を知ったのはあにこれにきてからだ。
 現代日本人の『学生』が『異世界』に飛ばされ、『活躍する』物語である。三つのくくりは非常に大きいファクターだ。

 なぜ『学生』なのか。
 これは何も難しくない。視聴者の投影である。大半の視聴者が塾帰りに夜食などを取りながら見ている、または夜寝静まったころに起き出して、親の居ぬ間にこっそりテレビをつけているからだ。蓋を開けてみると、学生の主人公が多いのはこの理由である。

 次に『異世界』
 これは日常とは違うところに行ってみたいという願望を表している。人は昔から旅行をしたがる生き物だ。別の場所で楽しみたいという欲求があった。ただ、アニメともなると単に観光するのではものたりなくなる。

 最後に『活躍する』
 これもまた単純である。冒険活劇を求めるのは、古くは英雄物語を読んで楽しむような古典的なものからはじまっている。それが他人ではなく視聴者に近い存在のほうが願望を投影できる。
 以上の骨組みをさらい出してみると、宝島のころから人間の精神はあまり変化がない。
 少し前にガンダムのレビューを書いたが、骨組みだけ確認すると、類似というよりほとんど同じであることがわかる。片方はファンタジーであり、片方はSFである。

 最新型のモビルスーツ・ガンダムに、新米パイロットが乗り込む。必ずといっていいほど、とんでもない適正があり、正式パイロットに昇格する。最後にはライバルと戦う。

 新米パイロットを『学生』に当てはめ『異世界』を『受験やテスト・塾に追われている現実の中で、一時的でも気分転換できる世界』に当てはめ『活躍する』というキーワードを投入すればよい。

 ゼロ魔とガンダムは同型の骨格、と前振りの説明もなく言い出せば、そんな訳がないと言い出す人は大勢いるだろう。特に、宇宙世紀ものの、戦争のリアリティや漢のロマンを求める人にとっては、同根だといわれたくないと思う。
 しかし、筆者からすると特に変わりはないのである。

 魔法で召還された学生、というキーワードを主軸にして、後から肉付けしていく思考ルーチンを辿れば、色々と見えてくるものがある。

 基本的にいえばドラゴンクエストとファイナルファンタジーの二大ゲームに影響されたRPG世代の取り込みだ。ゲームの世界に行けたらいいのにと思う人は大勢いただろう。ゼロ魔の視聴者たちが幼いころ、冒険者の一人となって活躍する夢を見たことがあるといっても筆者はまったく嘲笑しないし、夢見がちの人とも思わない。それだけ精神面を浸蝕するほど強い影響力があったのは確かなのだ。

 ゼロ魔にあるギミックはどんなものだったのか。
 海外旅行にでかける上で困ること。言葉が通じないことである。次に、身分として認知がされにくいためパスポートが欠かせないこと。金銭感覚が異なっていること。日本のように安全でないこと……
 とても乱暴な表現でいえば、異世界を海外旅行とくくって見ることで理解できるのだ。
 まず言葉の心配を解消するためにルイズの魔法契約があった。次に身分を証明できない、パスポートもない心配を解消するために魔法召還で呼び出された存在として確定されている。金銭感覚が異なっている。いわばカネの問題をルイズの大金持ち、大貴族として解消している。

 wikiから参照してみよう。
 冒険(ぼうけん)とは、日常とかけ離れた状況の中で、なんらかの目的のために危険に満ちた体験の中に身を置くことである。あるいはその体験の中で、稀有な出来事に遭遇することもいう。

 なぜ異世界にいっておいて追い詰められるような感覚がないのか。中東の紛争地帯のまっただ中で、言葉も通じないまま独りでいるような内容を想像してみてほしい。生き残ることに対して極限状態になってしまうはずだ。製作者はなんちゃって冒険風味を演出したかったのであって、リアリティを求めていたわけではないというのが筆者の見解である。その意図を理解すると、ハイファンタジーと思って視聴することそのものが誤りなのであろう。
 北欧の雄大な世界観に思いを馳せつつ、なぜか学園祭があり体育館でやっている演劇を見てしまう。ファンタジー系ラブコメを見て、

『ハイファンタジーとして失敗だ!』

 と叫んだら、観客たちが一斉に振りかっえて、首を傾げた。とまあ、なぜそういう疑問を投げかけるのかということになってしまう。なので、学園祭上演。演劇部・ファンタジー風ラブコメで、ハリボテがあちこちにあると思って視聴するといいだろう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28

83.2 11 異世界でバトルなアニメランキング11位
問題児たちが異世界から来るそうですよ?(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2783)
16468人が棚に入れました
世界に飽きていた逆廻十六夜は届いた招待状を開けたことで“箱庭”と呼ばれる異世界に飛ばされてしまう。そこにいたのは、猫を連れた無口な少女・春日部耀と高飛車お嬢様の久遠飛鳥、そして彼らを呼んだ黒ウサギ。箱庭世界の説明が始まる前に、十六夜は魔王を倒すことを提案する。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、野水伊織、ブリドカットセーラ恵美、中島愛、五十嵐裕美、三上枝織、新井里美
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

中二系バトルアニメが好きな方にオススメですよ?

全10話
異世界から集められた主人公を含む3人が箱庭の世界でギフトゲームと呼ばれるゲームをし、コミュニティの拡大、再建を目指すお話。

中二系アニメ、キャラ重視の方にオススメです。(レビュータイトルの「?」は特に意味はありませんw)
この作品は10話で終わることもあって単純に何かアニメみたいなって思った時に何も考えずに見れるアニメかと思います。(約4時間20分で見終われると思うとお得かも)


【物語とキャラの感想】
物語としては面白くないというより何も感じませんでした。
バトル一つ取ってもあんまり盛り上がりがなく、淡々と終わる感じです。
印象に残ったことは主人公強すぎ、黒ウサギ可愛い!くらいですかねww
コミュニティ再建していく中で主人公が成長していったり何か大きな困難に立ち向かう感じがあったら良かったのにと思います。
多少はあると思うんですが主人公がチートすぎて台無しにしてるような気がします。(最初からステータス高すぎw)
10話だけあって説明不足があるのもやっぱりダメなのかな。

キャラについては可愛いキャラがたくさん出てきて飽きませんでした。
女性キャラに関してはロリキャラが目立ってるような気もするけど比較的バラエティ豊かなキャラが出ますw
自分は黒ウサギが好きでした!
十六夜と白夜叉のコンビは面白かったですw
キャラを楽しむ分にはオススメの部類に入るアニメですね。

ただ敵キャラにはゲスイキャラも出てきます。(ネタととらえて見ればいいかも)
もしこの手のキャラが苦手なら注意です。
後は主人公をある程度許せるかですねw
この作品の主人公はとにかく強い。
最初から強く最後まで強いw
しかも意味がわからないww
{netabare} 足一つで敵の攻撃弾くところとかw{/netabare}
能力の説明も曖昧で結局どんなギフトなのか分かりませんでした。
序盤は主人公は好きではなかったですが中盤以降も強さはとどまることを知らずもう笑うしかなかったですw
この主人公は心底ゲームを楽しんでるのが伝わってきます。
それが緊張感をなくしていると言えばそれまでですが何故か笑いが・・・w
最強系主人公が好きな人は最初から楽しめそうです。


【曲の紹介】
・「Black † White」 歌 - 野水いおり
この作品のopです。
映像での歌詞字幕と中二臭い歌詞が目立つダサかっこいい曲ですw
これゾンのopと同じく野水いおりさんが歌ってます。
イントロと曲調がかっこよく個人的には好きです。
1、2、3がいいですねw

・「To Be Continued?」 歌 - 佐土原かおり
この作品のedです。
映像の黒ウサギが踊るシーンが可愛くて癒されますw
曲的にも映像とあってて好みです。
ただシリアス展開で繋ぐときにこの曲は少し向かない気がしたのでもう1つ別のedがあっても良かったかもしれませんw

・「ぼくたちの星座」 歌 - 佐土原かおり
第10話だけのed
この曲があったから最終回が綺麗に終わったと思います。
最終回の雰囲気にあってたと思いました。
fullも聞いてみたいと思いました。


【最後に】
いろいろ分からないところもありましたが結構楽しんで見ることが出来ました。
もし2期があるのならまた見てみたいです。
王道的なアニメだと思いました。




【ここから下は各話の感想です】
{netabare}

【1話感想】
{netabare} 今期の中二アニメみたいでしたw
異世界から集められた主人公を含む3人が箱庭の世界というとこでギフトゲームとかいうのをやるみたいです。
特殊な能力をもった主人公達の異能力バトルみたいな感じですかね。
期待はしませんw

主人公の性格があんまり好きではないですが強かったです。
どっかで見たことあるようなアニメでしたw
黒ウサギちゃんは可愛かったです^^
なんかそれしか印象に残らなかったです(^^;)
主人公達は飲み込みが早く物語は結構早い感じで進んでいきますね~
こういうアニメは気がついたら完走してることが多いのであんまり気にしませんw
細かい事は僕は書けません(^^;)
感じたことはこのアニメどうするんだろう?w
くらいですね。
どうなるんだろう?じゃないところがポイントです。
特に続きが気になるわけでもなくかといって簡単に切ってもいいのかなみたいな感じです。
そう言いながら僕は最後までみちゃう人なんですよw
野水いおりさんのed(次回からop)は好きでした^^
かっこいいですね。
2話も見てみます!{/netabare}

【2話感想】
{netabare}レビュータイトルは2話で出てきた新キャラが黒子(超電磁砲)の声優さんだったため「ですの」を使ってるだけで深い意味はありませんw
1話よりはしっかりしてたと思います。
何を目指すのかはっきりした所が良かったです。

黒ウサギ達のコミュニティ、「ノーネーム」は3年前に魔王にギフトゲームに負けて地位や旗を奪われてしまった。
それを取り返すために主人公達は箱庭の世界に呼ばれたみたいでした。
打倒魔王を目指して戦うみたいです。
どっかのアニメは魔王と勇者が協力してるけどこっちは普通みたいですw

敵キャラのガルドはゲスかったです。
久遠さんの能力強すぎww
相手に無理やり喋らせましたね。
どこのギアスw
春日部さんも凄いですね。
動物と会話できるだけじゃないですね。
逆に相手に喧嘩(ギフトゲーム)を吹きかけてしまいましたねw
そこが問題児なのかな?w
新キャラの白夜叉は名前はかっこいいけど見た目は子供でした。
だけど強そうですね~
久しぶりに新井里美さんの声を聞いた気がします。
黒ウサギとの絡みが黒子そっくりでしたw
今回は意外と楽しめました^^
主人公の能力は不明ですね。
今週の黒ウサギも可愛かったですw
来週はいよいよギフトゲームですかね~
タイトルからしてそうは見えないけどw
次回も見てみます。{/netabare}

【3話感想】
{netabare} いよいよギフトゲームが開始されました。
ギフトを使わず指定された武器で相手を倒すというルールがあらかじめ決められてました。
最初はどうなるかと思いましたが飛鳥さん、春日部さんは強すぎる(^^;
ギフトなくても十分やれますね。
春日部さんは負傷しましたけど。
飛鳥さんのギフト能力は判明されましたね!
支配するギフトみたいです。
飛鳥さんはガルドに直接的にギフトは使ってないけど間接的には使ってました。(倒すとき)
ただイマイチ敵に手応えを感じませんでした。
あっさりやられちゃった感が(^^;
主人公が戦わずとも勝っちゃいましたしw
妥当魔王を掲げコミュニティを大きくするのはいいけど主人公は状況を楽しんでいるとしか思えないw
でもそれくらいしないといけない状況ですかね。。
次回の予告タイトルも怪しいw
風呂シーンに対しての感想は無しの方向にしますねw
edの映像は可愛らしいですね~{/netabare}

【4話感想】
{netabare} 元ノーネームの仲間レティシアを連れ戻す(助ける)ためにギフトゲームをやることになりました。
レティシアはノーネームに戻りたいはずですが状況がそうもいかないみたいです。
また敵キャラはゲスですね。。
こういうアニメにはつきものかもしれませんが(^^;
今回も主人公はチートでしたね。
主人公がやれば何とかなってしまいそうな感じがするので見てる側としてはあまり面白くはないですw(ゲームしてる主人公は楽しいかもですがw)
黒ウサギは可愛いだけじゃなくて強そうですね!
ゲームには条件が合わないと参加できないみたいですが。。

主人公がチート、敵キャラがゲスい、主人公ハーレム、この辺は王道のイメージがあるのは僕だけでしょうか?
主人公ハーレムは今の所なさそうですが他の2つは当てはまりますw
王道アニメ、聞こえはいいかもですがマンネリ感とか感じざるおえないです。
主人公が勝つのは別に構いませんがそれまでの過程を工夫して欲しいところ(^^;
次回はギフトゲーム開始ですね。
主人公のチート能力だけで勝たないことを期待したいです。{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回は2回目のギフトゲーム。
飛鳥や春日部も活躍してたので一安心w
春日部さんは体術強かったです。
飛鳥さんはギフトを使いこなしてました。
2人は自分の役割をこなして、チームプレーらしさは出てたので良かったです。(ボス戦除く)

ボス戦はもう笑うしかないw
敵の元魔王様もチートだってけど十六夜はそれを上回るチートで・・・w
視聴者を置いてけぼりのチート展開。
凄く主人公が楽しそうなのが伝わってくるけど最終話までに1回は負けて欲しいw
結局十六夜のギフトは何なのか分かりませんでした。
ヘッドホン毎回つけてるけどアレは関係あるのかな?
取りあえずこのアニメはキャラを楽しむアニメなんだろうと改めて思いましたw
今回も微妙でしたが微妙なら合格点として見ていきたいと思います。
レティシアは戻ってこれて良かったです。{/netabare}

【6話感想】
{netabare} 十六夜達がお祭りに行くために脱走するお話。
十六夜達と黒ウサギの鬼ごっこみたいな感じでしたw
問題児らしさが出てたお話でした。
コメディが多めで意外と楽しめました。

十六夜はあんまり好きじゃないけどついて行ったら面白いことに出会える感じはするw
飛鳥や春日部は十六夜に付いてく理由が分かる気がする。
みんな違う時代から来たけどそれぞれ退屈な日々をおくっていたんだと思いました。
みんな楽しみたいだけ、そんな気がするw

今回は特に飛鳥が可愛かったです!
飛鳥が好きな人は是非w
白夜叉はやっぱり黒子にしか聞こえないw
テレポートもしてた(^^;w
テレポートのレベルが違うけどw

黒ウサギと十六夜のゲームは2人とも早すぎw
十六夜は街まで壊してムチャクチャやってるしw
迷惑とか考えてないなこの人(^^;w
サラマンダーのコミュニティに目つけられた。。
次回に続く!w{/netabare}

【7話感想】
{netabare}ギフトゲームやると思ってけど次回に持ち越しw
どちらかというとサービス回でした。
十六夜達が祭りに呼ばれた理由は魔王がらみでした。
飛鳥が知り合った可愛い生き物はどうやらラッテンフェンガーとかいうコミュニティで魔王はいかみたいでした。
op映像で飛鳥が使ってるディーン(ロボットみたいなやつ)が少し出てきました。
飛鳥の活躍に期待したいです。
レティシアはやっぱり元魔王だけのことはあります。
吸血鬼。。忍を思い出しましたw

前回の同じく飛鳥が可愛い回でした。
温泉とか浴衣とか力が入ってましたw
白夜叉と十六夜は息がぴったりでした。
緊張感の欠片もないおバカ様でしたww
黒ウサギの衣装は変わるのかな~
密かに期待w
春日部にも頑張ってもらいたいです。{/netabare}

【8話感想】
{netabare} 今週はギフトゲームも始まり盛り上がると思ってんですがそこまで。。w
春日部とかぼちゃのギフトゲームはなかなか良かったけど終わり方が中途半端でしたw
かぼちゃは思ったよりいいやつでした。
春日部はこれからですね。

いよいよ魔王が攻めてきました。
白夜叉は手出しできないみたいなので少し残念。。
十六夜は相変わらず突っ込んで行って強すぎるw
十六夜の能力は未だに説明されてないのに。
頭もいいけどどこでそんな知識を得てるのかも分からないw
下手すれば十六夜、一人でも倒せるんじゃないかと思えるぐらいの補正。。
イマイチ盛り上がらない理由の一つかもしれません。
ギフトゲームは次回に続くので来週も観ます。
最後に黒ウサギの足はいいよ!w{/netabare}

【9話感想】
{netabare} ギフトゲームも本格的に始まりました。
魔王サイドは結構強そうです。
十六夜にダメージが通りましたねw

ペストVS黒ウサギ、サンドラ
ヴェーザーVS十六夜
ラッテン、シュトロムVS飛鳥、レティシア
という感じですね。
飛鳥がロボ(ディーン)を仲間にして最後に登場したシーンはかっこよかったです。
盛り上がってきたところですが次回で終わりみたいです。
無事に終わるのか心配ですが飛鳥や黒ウサギの戦闘に期待したいです!
10話完結は少し短いですね(^^;
白夜叉の力はアニメで見れそうにないのかな~
原作は読んでないので少し気になるだけです。
十六夜のギフトも分からずに終わるのかな?
春日部の出番もあるといいです。 {/netabare}

【10話感想】
{netabare} 10話で最終回と短かったですが思ったより綺麗に終わってて良かったです。(ed補正があるけど)
ヴェーザーVS十六夜は十六夜さんが楽しそうで何よりでしたw
結局最後まで不明なギフトでしたがここまでチートだともう何も笑うしかないw(足が万能すぎるww)
飛鳥が使ったディーンは思ったより強かったです。
バトル中のキャラソンみたいなのはフルを聞いてみたいと思いました。
一つ気になるのが敵キャラが負けた時に消滅したんですが何故消滅したのか分かりません。
良くわからないところが他にもあるので今更気にするほどでもないですがw
最終的に魔王を倒して危機はさりました。
10話はやっぱり短いのでもう少し見たかったです。
2期があればまた見たいです。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 66
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

強い主人公が好きなら楽しめるかも。

異能の力を持った3名の問題児が箱庭という世界で大活躍!なストーリー。

何だかうまく開かないみたいなので行数調整します。




※1話感想(批判的){netabare}
最初は中高生が好きそうな主人公最強&ご都合主義アニメがまた来たかと思ったんですが…。

神すら倒す戦闘能力の持ち主
無条件で絶対服従のギアス的なのが使える者
動物と話せ情報収集に長ける者
…と推測できますが

1話の段階でここまで強いと流石に中高生も引くんじゃないでしょうか。
もちろん私には到底ついて行けないでしょう。

まだ異世界から現代に現れるファンタジーなら理解する気になりますが
現代から異世界に行っているので理解不能です。幾ら何でも無茶です。

問題児って事は何かいざこざを起こしバラバラな三人が最後に力を合わせるんでしょうかね。
異世界から来るそうですよ?って事は逆輸入もあるのかな?

幾らストーリーが凝っていたとしても
その世界すら覆せる力を持った主人公がいては紙切れストーリーになりそうで怖い。

黒ウサギって見た目は黒くないんですが腹黒なんですかね?
苦労詐欺と掛けてるのかな?

1話の段階なので推測で好き勝手言ってますが
もう観るとしてもネタ決定アニメでしょう。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
1話感想で現実→異世界と言ってしまいましたが、
異世界→異世界の様なのでハードルは一つ下げます。

それでもムチャクチャ設定なので真剣考察には至らないアニメですけどね。
動物使いの女の子の過去描写や
魔王被害による深刻な背景があるようですが考察スルーします。
2話にして強さのインフレが起こってます。
最後の方どんなになっちゃうのかと言う楽しみはあります。

新井里美さん好きなのでその点はいいです。
次回はギアスの女の子が活躍する回でしょうかね。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
ギアスの女の子活躍回でしたね。
でも強い敵には直接は効かないのかな…
今後、場当たり的に効果の成否が決まるなら良くない傾向かも知れないけど、
コレ以上の強敵には効果が無く、知恵を絞って間接的にやり通すなら評価します。

一応、当主が居て弱きを助け強きを挫くそれらしいストーリーになって来たようです。
でもいつでもストーリーごと
ひっくり返したり、裏技が使える状態の主人公が居るので安心できません。

ヒヤヒヤしながらもとりあえず視聴は続けます。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
なんだか勧善懲悪ものらしくてホント分かりやすい悪、嫌われる悪ですね。
もうちょっと悪の華というか悪の美学を魅せてくれないと
つまらなく、薄っぺらに感じてしまいます。
良い作品は悪に魅力があるもんですが…
ストーリーも単純そうで私の期待に応える作品にはならなそうです。

今回は前回見えた飛鳥の限界が更に浮き彫りになりました。
この先、役立つのか不安がありますね工夫かレベルアップが必要そうです。

逆に底を見せない十六夜。
さっそく裏技っぽく2個の玉をゲットしました。
シナリオを壊しかけてるので違う意味で不安があります。
結局コイツの思うがままか…と思うと緊張感がなくなってしまいます。

次回はアノ嫌なヤツと戦うのかな。
十六夜出しゃばるとツマらないので飛鳥が雪辱を晴らす展開がいいな。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
飛鳥が露払い、春日部が補佐、十六夜がボス狩り。
これがひとつのパターンになりそうです。

十六夜がシナリオを壊しかけていて心配でしたが、
どうやら壊す様が楽しいアニメのようです。
ボス戦も負ける匂いが全く無く、緊張感が湧きませんでした。
結局、十六夜の一人芝居アニメかと思うと…。
元々期待していませんがストーリー重視の私にはやはり残念なアニメです。
十六夜が努力したり必死になる姿が見られるなら感情移入出来たかも知れないですが…。

飛鳥は何となく好きなのでキャラ目当てで一応最後まで観るつもりです。

それと、あまり問題児らしさを感じないのは…私だけ?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
問題児らしくないと言ってたら、今回は問題児らしさが出た回でした。

箱庭ってデカいんですねー。恒星レベルらしく驚きました。
つい悪い癖で重力キツくない?とか思っちゃいました。

今回は変な鬼ごっこをしていました。
壊された建物の所有者が哀れで、
けが人が出ないのが不思議ですが良かったです。
実際やったらフェンシングみたいになりそうですね。

春日部は地道に強くなっていきそうです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
あの猫、丹下ぶってましたね…。

お風呂サービス回みたいなんだけど、
このアニメは服着てた方が可愛いので余計なお世話です。

前回のことは強引な大岡裁きが出てお咎めなしに。
十六夜には都合よくしてやらんでもいいのに。

飛鳥は能力に行き詰まっているけどその苦悩が報われる時が来て欲しいな。

箱庭デカいから1クールで終わらなさそう…打ち切りみたいな嫌な終わり方の予感も。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ありがちで見慣れた王道展開な上に十六夜にも感情移入してないので、
ストーリー物としては楽しめてなく普通なら断念酷評レベルですが、
変に人が死んでないですしコメディとして成立してるかなと思って観ております。

ハラハラもしてないですが一応ピンチっぽくなってます。
飛鳥はがんばってー! 弱っちいと応援してしまう。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
あれ、もう最終回だったんですね。
良い作品風の終わり方でしたがやはり感情移入できてないので
「終わったか」と思う程度でした。
最後の方は名前とか難しくて複雑そうな雰囲気だったのでちょっと疲れました。
すっきり決着という感じではないですし、
まだまだ箱庭は大きそうなので続編があるかもしれません。
{/netabare}

強い主人公が弱い者のために動いていたので内容的には嫌みはなく観る事ができました。
心に残る程の作品ではなかったですが、
一応最後まで観られたのでまずまずだった思います。
個人的には『頑張らない主人公』の時点で評価としては低くなってしまいますが、
強さに憧れられたり、ノーネームのメンバーが好きなら楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

黒ウサギが可愛すぎる。ウサギ耳にはまりそう。そして、何より逆廻十六夜がかっけーですな。何ですか、あのかっこよさ。人間ですか!(惚れ)

ストーリー

この作品の問題児たちの逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀はある特殊な能力ありまして、現実に飽き飽きしていました。ある日、その三人の問題児に謎の手紙が送られて着ました。その手紙を開けると三人は見た事も無い謎の異世界へと飛ばされました。その異世界はさまざまな種族や修羅神仏の集まる箱庭の世界でした。そこで呼び出した張本人の黒ウサギとジン・ラッセル、彼らが所属するコミュニティ“ノーネーム”に出会いました。そして・・・

私の感想。

おもしろいです。
本当におもしろかったです。少しねじれたおもしろさがおもしろかったです。
しかし、結構具体的になるので、具体的に言います。

まず、この作品のキャラクターデザインが最高に面白合ったです。少し似たようなキャラクターデザインは見たことがありましたが、この作品のように激しく動く作品は初めてしてた。とてもキャラクターが生き生きしていると思いました。なんと言いますか、黒ウサギのスカートが一番最高でしたね。フワっとしていて、ぎりぎり見えるようで見えない所が最高でした。次に気に入ったキャラクターは逆廻 十六夜の超最強な所です。彼は最強すぎましたね。すごすぎです。もうあんなに最強なキャラクターは珍しいですよ。って言いますか、普通最強なキャラクターは普通はじめは最強ですが、途中からもっと強いキャラクター出てきてしまい、修行か、新しい能力を得るのですが、このキャラクターははじめから最後まで最強でした。ですので、やられる心配をしなくて良かったので、安心して見れました。

次に世界観でしょうか、なんていいますか、話の内容というのでしょうか。この作品の敵やキャラクターは昔の神や神話を元にしているといいますか、なんと言いますか、パラレルワールドをメインとしているので、世界観がきちんとしていますが、時間線はごちゃごちゃです。そこがこの作品の魅力の一つだと私は信じています。ってか私にとっての魅力です。いろいろな事が混ざっている所が最高でした。

次に好きな所はもちろん。はい。ロリキャラクターが満載な所です。この作品にはとても魅力的なロリ体系キャラクターが結構います。可愛いです。先ほど言いましたようにこの作品のキャラクターデザインが最高にヒロインたちを可愛く引き立てているので、このロリキャラクターたちがかなり可愛く描かれていて、私の心を持っていかれそうでした。ってかもっていかれました。可愛いですよ~本当に。最高です。目が離せません。PCのバックグラウンドにしたくらいでしたらね~ 私が一番気に入っているロリキャラクターは白夜叉です。あの最高なロリ体系でも性格は残念なおっさんのような性格がたまりません。最高です。私、ああいうギャップが最高にすきなんですよね。

最後に私がこの作品で気に入っている所はアホなキャラクターがいない事です。もちろんアホなキャラクターもおもしろくて好きですが、たまにアホすぎたりしてイラっときます。けれどこの作品に出てきます、キャラクターはどのキャラクターも頭の回転が速くて最高に頭が良いとおもいました。そこがこの作品のおもしろさを引き立てていると私は思います。頭の回転が速いっといいますとこの作品は結構話の進み具合が早いです。けれど、その速さは私たち視聴者がわからないような速さではありません。ついていけますが、ゆっくり過ぎて、もっとテンポを上げてほしい! 見たいなシチュエーションがないって事です。最高ですな~

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品のもう一つの魅力はエンディング後の来週の予告にネタバレが一切なく、そしてその時間で行われているトークがとてもおもしろい事です。普段行われているようなトークが見れて最高です。そして、その後の有名なイラストレーターさんが書いてくださるキャラクターたちがどれも独特で最高です。私もそのイラストを壁紙にしたいくらい最高です。是非エンディング後も楽しんでみてください。

オープニング

「Black † White」
最高です。キャラクターの見よくが最高に出ています。そして、この曲とその曲にあわした画像が最高です。きちんと歌詞が入っている所がポイントだと思います。最高です。ネタバレは他所ありましたが、あまり気にするほどありません。そして、一瞬ですので、そのキャラクターやイベントが出てくるまでその事がどういう意味なのかは謎ですので、ご安心を。このオープニングの一番の特徴は脳内侵食度がかなり高い事です。最高です。私なんか一回見ただけで半分くらい脳内を侵食されてしまいました。それくらい最高って事です。是非一度は聞いてみてください。

エンディング

「To Be Continued?」
可愛い曲です。最高です。黒ウサギが最高に可愛いです。もう、このエンディングを見て黒ウサギに萌えなかった人は人間ではありません。もう、「GO! GO! 黒ウサギ」ですよ。かわいいですよ。歌詞も最高に可愛いです。キャラクターがかわいいです。ミニ版になると男性キャラクターもあれほど可愛くなる物なのですね。

「ぼくたちの星座」
最終回いふさわしい曲だと思います。曲は私はあまり気に入っていませんが、最終回でのあの流し方は最高だと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31

84.8 12 異世界でバトルなアニメランキング12位
ログ・ホライズン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1965)
11933人が棚に入れました
ある日突然、老舗オンラインゲーム<エルダー・テイル>に日本人ユーザー3万人が閉じ込められてしまった。ゲーム歴8年の大学院生・シロエも異世界に取り残されてしまう。モンスターとの戦闘、死ぬことのない境遇。何が起きたのかわからず不安に駆られたプレーヤーが街にあふれ、ヤマト地区最大の都市<アキバ>は秩序を失う。一匹狼を自負していたシロエは、旧友・直継、美少女アサシン・アカツキたちとギルド<ログ・ホライズン>を設立。他人と接することが苦手で内気な青年が仲間とともに廃墟アキバから世界を変えようと立ち上がる。

声優・キャラクター
寺島拓篤、加藤英美里、前野智昭、中田譲治、山下大輝、田村奈央、柿原徹也、松井恵理子、原由実、高垣彩陽、久野美咲、逢坂良太、梶川翔平、雨宮天、佐藤奏美、村田太志、高橋未奈美、櫻井孝宏、下野紘、後藤ヒロキ、岡本信彦、日野聡、西田雅一、中村悠一、てらそままさき、白熊寛嗣、チョー、井上麻里奈
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

大絶賛する予定だった作品・・・1クール目は非常に素晴らしいのだが

MMORPGの世界を舞台とした人間の物語、
原作は超おもしろい!!!!!
・・・1クール目を観終えた辺りで原作を全て読んで、追い越してしまったオレが悪かったのかな?

◇ラノベ?ネット上で見られる小説原作、連載中、全25話、2014秋に2期を予定

さて、どう書こうかな、下書きにはみっちり熱い思いが詰めてたからなぁ。


◆あらすじと主役◆
エルダーテイルっていうネトゲがバージョンアップする瞬間00:00にプレイしてた人が突然、
ゲームの世界に入ってしまった?
ゲーム設定は生きていて、そこに少しずつ変化も生じる。
プレイヤーは冒険者。ゲームだけでは済ませられない開拓が始まる。

シロエ 主人公 頭がいいサポート魔法使い
暁(あかつき) 無口なアサシン
直継(なおつぐ) オープンな戦士
◆ざっくりと以上◆

1クール目は最高だった。
ゲームの世界で戦闘をするのは当然なのだが、そこに経済や政治を絡めた、
というより、ゲームには必要がない、ゲームの世界にないが、
人間として生きるために必要な要素を創りあげていく話。

ゲームの中は日本でも外国でもなく、
エルダーテイルそのものの世界なので基本的人権の尊重やら三権分立やら国民の義務とかない、
その世界で生きることになった冒険者には。


さ~て、痛烈な批判をネタバレに包んでするか。
「完走してない人は見ちゃらめぇ!」・・・(苦笑)→{netabare}


まずオレの3大ガッカリ場面は、
①レイネシア姫が戦闘中のクラスティを見て悲しむ、その戦闘も
②ルディ復活、そこまでの流れも
③濡羽(ぬれは)登場

クラスティが戦闘中に返り血でまみれたながらも笑みを浮かべる姿に思いを馳せる①。
重要場面の②、ミノリたちの成長を見せる多勢に無勢の戦い、
最後に格上モンスターたちに追い詰められるのだが。
そして超重要場面の③なのに、予告で顔見せしてるとか・・・。って言うか色々説明不足が過ぎる。

なんでこうなったのか私はすっごく考えました。
NHKの陰謀と言うのは簡単だ。まあ私の結論は「頭の固いNHKの柔軟性の欠如」に至ったのだが。

2クール目が微妙になったと思われる要因は、
Ⅰ体力切れw
Ⅱ固定ED、最後までそれを貫いたこと
Ⅲ2期の有無を含め、2クール目、あるいは2クール目後半の物語が決まってなかった
Ⅳ血が流れない

Ⅰ、やたらと気合の入った1話が溢れる中、最初の方は気合が入っている作品はいくらでもある。
1クールもっただけ良かったとも言えるだろう。
体力がもたなかったんじゃないかな。

この作品の一番のミス、Ⅱ、全ての回であのEDにしてしまった。
歌の良し悪しが問題ではなく、
この歌が物語の演出に組まれていることが演出だけでなく物語の展開をも左右した。
この歌、EDアニメーションを見ることで未来への希望を見出すような感覚がある。
観直してみたが、1話のセララが冒険者に捕まえられそうになっている後にこの歌が流れると、
最初に観た当時に持たなかった違和感を感じた。オレが固定観念を持ったせいだろう。
この演出はミノリがシロエに助けを求めるシーンにもかなりの悪影響を及ぼした。

Ⅲは~、仕方ないかもな。
けど、ペース配分のミスは関係ないな。
イースタル・ゴブリン王編はあの尺を使うなら、地味な交渉回を短くして、
オレがガッカリした場面、①と②、特に②に時間を割いてほしかった。
あるいは1話分ぐらい天秤祭編に回しても良かったと思う。

Ⅳは、まあ、NHKだしね、夕方アニメだし。
原作では血があることで、
戦闘の恐ろしさや傷み、PKの残虐さ、あと①ですごい効果を発揮している。

ぶっちゃけ、EDが2つぐらい用意されているか、
たまにEDが曲なしでスタッフのテロップ写しながら物語を進める、とかあればかなり違ったと思う。
{/netabare}

と、批判したもんだが、
多分、1クール目だけで高すぎる評価をしてしまったからこその負の印象。

1クール目だけで評価していたらきっと、
物語・キャラ 4.5点
作画・声優・音楽 4点
にしてただろうな。

盲目的でバンザイ三唱的な感想はすぐ下に書いてあるから、よかったらそちらもw




-------------------------------- ← LOG HORIZONw

↓1クール観た辺りで書いた、情熱ダダ漏れメモ帳に書いてた感想、抜けている部分も多々
{netabare}

『MMORPGの世界を舞台とした人間の物語』


m(_ _)m
私は、偏見と食わず嫌いを何度繰り返し、何度悔い改めればいいのだろうか。

理性と知性、
その2つの話だからNHKがやってるんだな。
もちろん、愛と勇気と仲間たちの話でもあるが、それが一番ではない。

現実の人間がゲームの世界に閉じ込めた、その環境と状況を正確に描写した名作。
イメージで言えば、
「もしも現実の世界の人間がドラクエの冒険者になったら?」もしドラwに近い。




漫画、アニメとか結構好きな人向けの紹介 → {netabare}

自殺島に似てると思った。クローズドサークルで法のない世界に行くとこうなる。広いし、復活するが。
仲間のでき方とかダイの大冒険、ロト紋に近い匂い。アバン先生・ロトの血繋がりで仲間がいたりね。
人類が衰退しましたの妖精さんの中身が人間だったらこうなるんだろうな。
レベルがカンストしてるのに、1人だと簡単にやられてしまいそうなところとか、
女神転生ぽいかも。MMORPGやったことはないが、エルダーテイルはやってみたいな。

そしてキャラには、もうリカちゃんとしか見えないキャラが♪♪
しかも、ゆりえ様もいる☆☆
はぅはぅはぅ~~~お持ち帰りぃ~~~~~♯♯
けど、二人一緒にいるとレナっぽくも見えるしww

・・・ひぐらしと、かみちゅね。
男キャラはゼロの使い魔のナル男っぽいのもいるし。

ああ、ネタが古い…orz
{/netabare}

にゃん太さ~~~ん♪ ・・・おっと、ついw


最初の印象は「リアルからいきなりゲームの世界に行ったら、こんなんだよな~」って感じ。
主人公たちはかなり冷静な方だけど。

~a la Susie~
いきなりネトゲの『エルダーテイル』の世界に何万人ものプレイヤーが冒険者としてブチ込まれる。
何故この世界に閉じ込められたのか、どうすればいいのかは説明なし。
ゲームの拡張パックが導入される瞬間に、その世界の住人となった。

熟練プレイヤー腹黒メガネ 付与術師エンチャンター シロエ、
古いゲーム仲間で祭男w戦士ガーディアン 直継(ナオツグ)、
知ってはいたが女とは知らなかった生粋のロールプレイヤー 暗殺者アサシン アカツキ、
この3人を中心とした道なき道を進み、ネットゲームの世界で開拓していく物語。
~~~~~~

この作品の良いところは、
主人公以外のキャラがバリバリ立っていることと、
1人ではどうしようもできないゲームシステムがぶれないことだ。

キャラの説明すると論文(売値 金貨0枚)が書けてしまうので、
3人とにゃん太さんを除いて誰か選んでみよう。

{netabare}【デリシャス】
最初のプレイヤーボス。モンスターではない。
武道家の無礼家。傍若無人で猿山のボス。
よくも北の大地を汚してくれやがって、網走送りにしてやる!!{/netabare}

{netabare}【トーヤ】
侍の駆け出し、姉ちゃんがかわええ。
PK(プレイヤーキル)地獄に遭って、心を挫かれた所で変なおっさんのギルドに誘われてしまう。
家畜の如く働かされたあと、現実世界にいた頃、ゲーム内でお世話になったシロエを見かける。
頭は悪いが心はアツい、中学生って感じ。{/netabare}
{netabare}だがな、とあるゲームでは「根性」スキルでHP回復しても、根性だけで得られるものはないんだよ!{/netabare}


うむ、魅力が伝わらないw しかも最初に思いついたのが、別に紹介したくもないキャラだしww
思いついちゃったからね。
とにかく、キャラがええ☆ 小さい子が好きな、大きなダメな男にもぴったり♪

そしてゲームシステムだが、
まず主人公が一人では弱っちいと思われる。
なぜなら、魔法で直接ダメージを与えることができないからだ。サポート専門。
それどころか、何の職業でもソロで無双ができそうにない。
仲間に頼らざるを得ないので、仲間に見せ場があるのが必然。
戦闘システムの縛りもなんかFF4みたいな面倒臭さがある。やっぱメテオよりもフレアって感じw

{netabare}しかも主人公のシロエがイケメンではない!イケメンではないのだ!!
{/netabare}
説明がないのもいい。だって、仮にゲームの世界の住人なら「神の声」は簡単には聞けないからね。
そして、ゲームの世界のNPCだった大地人との関わりもイイ☆☆☆☆☆
そりゃ同じ世界の住人同士なら関わるわな。
キャラデザ、めっちゃ、かわええ♪ 男キャラもええ☆
・・・と、何かとオレ好みの設定で溢れているww


ただし、毎回ビシバシバトる戦隊ものみたいな展開を期待している人には向いていない。
武器を使わない戦闘である政治や交渉、戦闘では派手さより戦略や戦術、連携がメインと思われる。
もちろん攻撃や魔法もカッコよくて魅力的だが、それは数ある魅力の一つ。

格ゲー、RPG、アクション、シューティング派向けではなく、
シミュレーション、ADV、サウンドノベル派向けかな、うん分かりづらいね。

これだけは言っておく、
「もしも自分がゲームのキャラになったら」系のアニメでは断トツ一番だ!!!!!





変態脳内談義w → {netabare}

オレA=エース気取り、 オレB=情熱的な馬鹿、 オレC=ちょっと気弱でするどい

{netabare}A「アカツキ祭だ、このキャラ設定とデザインをした人間は神だ」
B「間違いない」C「そうですね」
A「ロリコン祭だ、最高だ」
B「間違いない」C「ですよね~」



C「・・・だけど、マリ姉やウメコもいるじゃん」
A「なしだ、設定がな。第一、マリ姉は直継の嫁だ、ペットもいる」
B「外見は悪くないのだ、がな、こうグッと来るものがないんだ」
C「そ、そうかな」

A「アカツキが一番で間違いないが、他はどうだ」
B「アカツキレベルに到達できるヤツはなかなかいないな」
C「・・・セララちゃんかわええじゃん、にゃん太さ~ん♪」
A「セララはにゃん太の嫁だ」
B「人妻に手を出そうとはふてーやろうだ、神殿送りにしてやる!」
C「で、でも声かわいいじゃん」
AB「それは間違いない」
C「・・・」

C「人妻がダメならミノリちゃんもダメじゃん、シロエに惚れてるし」
A「ミノリはシロエの側室だが、ありだ」
B「ミノリちゃんはありだ、コスプレがいい、最高だ」
C「じゃあ1番はミノリ?」
AB「アカツキだ!!!!!」


C「えっ、おかしくない?アカツキはシロエの嫁じゃん」
A「馬鹿め、応援するんだよ」
B「人の幸せを祝えないとは、どんだけ擦れてるんだ、マズメシ食ってろ!!」
C「けど、基本フリーのヤツ応援するだろう」
AB「・・・」

C「しかも『ロリコンでもある』であって、大人っぽい方が好みだろ」
A「現実を見ろ!大きかろうが小さかろうが最初っからカップリング出来上がってるだろ!!」
B「おまえ、空気読めよ、おまえの眼は節穴か!?何のためにOPとEDがあると思ってんだ!!」
C「いや、その予習のためではないが、分からんでもないが」

A「五十鈴も悪くないが・・・」
B「放蕩物のお茶会のリーダーに期待しているんだ!!!」
C「・・・期待するだけ無駄じゃないかな」
A「言いたいことは分かる、だけど、夢を見られなくなったら人間はおしまいだ」
B「姫様以外の大地人にも期待しているんだ!!!!」



C「・・・とか言ってもうフリーうんぬんとかどうでもいいぐらい楽しいもんね」
A「そうだな、まあ情熱を向ける方向がたくさんあった方が面白いだろ」
B「現実は最後に見るんだよ、あ~なんか白けちまったぜ」
C「そうか、水をさしてごめん」
A「気にするな、まずは完走だ」B「だな」{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ナントカの地平線で人生を考える

訳すと『○○の地平線』が御ギルドのお名前

♪ずぅーっとー♪ ♪この○ープの匂いも~♫  ED『Your song』なかなか心地いいです。

タイトルの○○には“記録”、歌詞○には“ス”が入ります。それで『ログ・ホライズン』。
北方先生とは全く関係ないだろう『小説家になろう』出身。レビュアーさんからのご紹介。全25話。

老舗のMMORPG『エルダー・テイル』に閉じ込められちゃうお話。
ログアウトできなくなったン万人のうちの一人の古参プレイヤーが主人公です。
閉じ込められちゃった…どうしよう!?から物語はスタートします。明確な目的がわからないまま。そしてここからの人間がこうするだろうな行動がとても納得感のある展開に。
パッと見たところプレイしてたゲームと一緒。そりゃそうですね、だってさっきまでプレイしてたわけですから。ただし少し時間が経ってくると何とはなしにズレを感じる。アレ!?NPCってこういう行動してたっけ?とかとか。これがなかなか不穏で心地よいのです。

そこで一例。

 SAOだけど違う部分もある
 “黒いシロエ”も“白井黒子”もああ見えて腹は据わってるな

とここまで書いていったんストップ。

・ソードアートオンラインをSAOと略すことを知っていて
・そもそもSAOがどういうもんか知っていて
・とある科学の超電磁砲を知っている

まずはこの3つの条件を相手方も共有してないとこのコミュニケーションは成り立ちません。同じあにこれ上でやりとりしてても粒度はまちまち。それでも長年の蓄積で勘所が分かってきてやっとSAOだ!黒子がどうだ!といえる境地に至ったとします。

 その梯子が外される

地味にきつくないですか?
ここからのリカバーに納得感があったので序盤からけっこうのめり込むことができました。なんかのバッタもんかと思いきやなかなかどうしてってやつです。

【パーティ紹介】
シロエ(CV寺島拓篤) 職業:付与術師(エンチャンター)/筆写師 種族:ハーフ・アルヴ
直継(CV前野智昭) 職業:守護戦士(ガーディアン)/辺境巡視 種族:ヒューマン
アカツキ(CV加藤英美里) 職業:暗殺者(アサシン)/追跡者 種族:ヒューマン
{netabare}にゃん太(CV中田譲治) 職業:盗剣士(スワッシュバックラー)/料理人 種族:猫人族
トウヤ(CV 山下大輝) 職業:武士(サムライ)/会計士 種族:ヒューマン
ミノリ(CV 田村奈央) 職業:神祇官(カンナギ)/裁縫師→見習い徒弟 種族:ヒューマン{/netabare}


もう一つ好意的に思えたもの。

 現実世界との接点や関わりに必然がある

例によって現実世界で鬱屈している主人公です。めんどくさいので決めつけますけど、陰キャのダメなところはディスコミュニケーション。ダメでもないか…個性のひとつ。相手方の想定外の反応についていけない。ストレス耐性低い。たまにロジカルお化けがいるけど落としどころを探る発想がないとさらに孤立。なーんて気質は誰しも少しはあるかもですよ。人との関わりをめんどくさいと思うのも当然ある。
そこを踏まえてシロエ君は自分を変えようとするんですね。
{netabare}第6話。人との集まりはきれいごとでは済まないことも出てくることを知りつつギルド結成を決意する。
「ギルドというシステムに腐敗しやすい側面ある。」
「生まれたものはそう(腐敗するという意味)。それを否定することは生の否定。」
ぐっときますね。{/netabare}


わけわかんない世界に取り残されても落ち着いて知恵を絞りながら着実に歩を進め、足りない部分は自身が成長しなければならんと決意し行動する。
このへんのキャラクターの心の動きに無理が無い。予想以上にサクサク話数が進みました。


ファンタジーの屋台骨。世界観描写は細かく破綻が見えません。きっと作者は言いたがり(笑) コインの裏表でくどいくらい説明していただけます。自分にはありがたかったですね。おかげで未踏のMMORPGがどんなもんか雰囲気を掴みつつ、世界観への理解をゆっくりと進めることができました。

転生でも閉じ込められでも純粋ファンタジーでもなんでも、明らかに主人公補正が効いて次々強敵が現れインフレするタイプの作品とはだいぶ趣きが異なってます。
一から政体を整えながら国造りを進めていくことに近いわけで、まるで『シムシティ』『信長の野望』の序盤かのような地道な作業をやってました。
地に足のついたお話を所望であればお勧めです。



※四方山

■たまたまなんだろうか?

{netabare}SAO刊行:2009年4月 1期:2012年夏
ログホラ刊行:2011年3月 1期:2013年秋 2期は2014秋

仮に後追いの突貫工事だったら、準備期間を考えるとここのスタッフ優秀だったと思いますよ。{/netabare}


■生殺与奪の権

良い意味で政治色の強い内容でした。イデオローグに依らず意思決定プロセスが明快。そしてポイントをそれなりにおさえてる。

{netabare}・第7話。味のある食事の提供でブルーオーシャンでいられる期限を見越した2手3手先を打ってある。自力の見極めができてるのと、行動がもたらす効果を最大化できる機を逸してない。
・第9話。金融封鎖をちらつかせたわけですが単一通貨でこれやられると即死です。

それで円卓会議設立へと流れるわけですが、ベースとなる考えが秩序の維持ですもんね。
どんだけ聖人君主なんだよ!と。良い意味です。{/netabare}


■異議申し立て3点

全体通して満足してることは前提で…それでも残る不満について

1.{netabare}アカツキさんの口癖についていけません
 アバター使ってた時のクセなのか「主君…」って。大学生でこれはちょっと無理ですごめんなさい。
なお「ナントカまつり」と「ナントカだにゃ」はセーフ。語尾使いだと気にならないようです。{/netabare}

2.{netabare}化外の地ということで
 京都からみて関東は田舎。白河の関越えたら化外の地。だからってゴブリンの拠点とはひどい(笑){/netabare}

3.{netabare}ラブが蛇足
 後半増えてきましたが、記号的な恋愛描写のとってつけた感がハンパなく見てて恥ずかしい。{/netabare}


■見立て

{netabare}死ぬと記憶が無くなる設定が気にかかります。
一定回数死亡を繰り返すと実はNPC化するなんて恐ろしげな展開もありですよ。知らんけど。

ゲームマスターみたいなの出てきました。なぜこんな事態になってるのか露ほどの手がかりもなさそうです。2期で明るみになるのでしょうか。{/netabare}


キャラ達がこの世界に慣れて正常性バイアスが働き、いつまでもこのまんまみたいな世界を受け入れてダラダラ続くようだとちょっと継続視聴がきつくなるかもしれませんね。

今の状態が異常なわけですから。



視聴時期:2020年11月 

-----

2020.11.11 初稿
2021.09.08 修正
2022.02.13 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 44

kwm さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ネットゲーム系アニメの中では最も良かった

原作未読。ネットゲーム(以下mmo)系異世界ファンタジー物を探していて辿り着きました。
『.hack』や『SAO』のような、ゲーム中の異世界に飛ばされてしまった主人公のシロエ達の活躍を描くお話です。

前述したこのジャンルを代表する二つの作品は、いずれも特別な力を持った選ばれし者の主人公が積極的に前に出て他を引っ張っていきますが、この作品の主人公シロエにはそれができません。
他のプレイヤーと協力する事でその性能が最大限に発揮される『補助魔道士』的な職業に就いおり、自分一人で戦う事のできる攻撃手段を殆ど保持しておらず、敵陣に対して単独で切り込んでいくような事はできないのです。
これはできないというよりも、『最初からやらない』といった方が誤解がないかもしれません。
一人じゃ何もできないただのへたれなのではなく、勝てない相手に突撃していくのが勇気ではなく『ただの無謀』である事を心得ており、勝てない闘いは最初から戦わない、或いは勝てるようになってから戦う、というような非常に賢い立ち回りをするのがこの作品の主人公シロエの特徴です。
ギアスを持たないルルーシュのような、知略で闘うタイプです。

異世界に閉じ込められた段階でのシロエのレベルは上げる事のできる限界まで上がっており、既にエンドコンテンツを楽しむようなレベルです。
プレイヤー歴は8年近く、知識と経験という意味では歴戦の猛者であり、所謂『古参プレイヤー』です。
大規模なレイドコンテンツ(ボス狩り)を過去に多数こなした伝説の集団『放蕩者(ほうとうもの)の茶会』の元メンバーでもあり、他の元メンバーと同様に希少なレアアイテムをいくつか保有しています。
これらのアイテムは著しくゲームバランスを壊してしまうほどの性能はなく、移動手段として空を飛ぶ事ができる程度のもので、強すぎてご都合主義な展開を生み出してしまうようなものではありません。
主人公がLv1から始まっていく他の作品とは決定的に違うこれらの特徴は、ある日突然異世界に閉じ込められてしまうという点では非常にリアリティがありますが、キャラクターの成長という部分が欠けてしまいます。
これは偶然にもゲームの世界に閉じ込められた時に居合せた『新規プレイヤーの小さな子供達』を保護する事でその成長が描かれており、昨日今日始めたばかりの初々しい子供達が仲間とぶつかり合いながらも成長していくその姿は、とても微笑ましく見所の一つになっています。

彼らの成長という部分は主に戦い方の変化から感じとる事ができるのですが、この『戦い』の部分にもこの作品の特徴があり、所謂チャンバラ的なシーンだけでなく、効果や再使用可能時間などを考えながらスキルを使い分けていく姿が描かれています。
これはFFシリーズのようなネットゲームをプレイした事がある人にとってはとても親しみやすい描き方である一方で、テンポが悪いと感じる人もいるであろう、好みがハッキリと分かれる部分です。
特に『SAO』など、単独で突撃してごり押ししていく展開が好きな人の肌には合わない可能性があります。

また、成長というのはなにもプレイヤーだけでなく、彼らの住んでいる都市の事も含まれます。
シロエ達の降り立った都市は、ゲームの世界から脱出する事ができないと悟った者達の絶望感が漂う、非常に活気の無い死んだ都市です。
これを他のプレイヤーとの外交や『腹黒シロエ』らしい奇策を使って少しづつ変えていくという建国シミュレーションのような展開も、この作品の大きな魅力だと思います。

そしてもう一つ、この作品の最大の特徴として述べておかなければならないのが、『NPC』がNPCではないという点です。
何を話しかけても同じ会話しか返してこないNPCは、オフゲのドラクエからお馴染みの光景となっていますが、この作品におけるNPCのその立ち振る舞いはプレイヤーのそれと全く同じです。
他の作品では省略されてしまうか背景と一緒にされてしまう彼らにもきちんとした役割が与えられており、それは物語が進行していく上で非常に重要なウェイトを占めています。
プレイヤーとモンスター以外の第三勢力として登場してくる彼らは、作品を通してプレイヤーと深くかかわっていく事になり、この部分が最大の特徴であり、見所です。
より外交や勢力関係が頭に入りやすいよう、ゲームの世界の地形は『ハーフガイアプロジェクト』とよばれるコンセプトに基づき、実際の地球の大陸をイメージに作られています。
地名も実際の都市を模して作られているので、シロエ達の移動ルートなども容易に想像する事ができ、位置関係も頭に入れやすくて違和感のない親しみやすい設定だなと感じました。

尚、この作品は全体を通してサバイバル感がとても強いです。
これは私がこの作品が大好きな最大の理由でもあるのですが、実際にゲームの世界に閉じ込められた場合に何が起こるかが非常にリアルに描かれています。
閉じ込められた原因を探りながら、立ちはだかる敵をチャンバラで薙ぎ倒して行くだけではないのがとても良いなと思える点で、ギルド等の派閥同士の覇権争いや狩場の取り合いなど、ゲーム経験者であればあるほど親近感が沸く構成だと思います。
しかしそれと同時に、この世界で頑張って生きていこうと必死になったが故に、見る人によってはこの人達は本当にこの世界から脱出したいのだろうかと思えてしまうかもしれません。
私は『サバイバル』をして生き残ってこそ、次の脱出のための手がかり探しがあるのが自然だと思うタイプなので、同じような考え方を持っている方はとても好きなタイプの作品かもしれません。
『この人達は本当に脱出したいのか?』そう思えてしまうのはシロエ達によって絶望感が漂っていた街がより良くなった結果でもあるのですが、危機感が感じられないと感じる人もいるであろう、好みが分かれる部分の一つだと思います。

MMO系異世界ファンタジーの中では、色々な面で差別化がされているのでこのジャンルが好きな方にはぜひ一度見て頂きたい作品です。
ちなみにNHKで放映されていた作品という事もあって露骨な性描写はなく、ヒロインも一般受けする容姿ではないので萌え要素はあまりありません。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

75.7 13 異世界でバトルなアニメランキング13位
はぐれ勇者の鬼畜美学(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (1368)
9501人が棚に入れました
魔王討伐のために異世界に飛ばされた青年が無事任務を果たし、元の世界へと帰還する物語。現実世界から異世界に飛ばされ、そこでの話が舞台になるのではなく、異世界で役割を終えた後日談を描いているのが特徴である。

声優・キャラクター
岡本信彦、日笠陽子、植田佳奈、花澤香菜、井上麻里奈、佐藤利奈、櫻井孝宏、竹達彩奈、日野聡、阿部敦、石川英郎、寺島拓篤、小清水亜美、たかはし智秋
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

10話の感想追加

異世界にて勇者となった主人公が戻ってきてからのお話。
また異世界から戻ってくる人を集めた施設での今後話が進むかんじなのかな?

OP「Realization」 飛蘭(14th Single)
ED「愛のせいで眠れない」 美郷あき(23rd Single)

10話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
「女の涙を見過ごせないのが俺の美学なら
 気にいらねぇヤツは誰だろうと潰すのが俺の流儀だ。」

練環勁氣功の使い勝手万能すぎ強すぎw

美兎の不安を一掃するほどの暁月の口説き文句。
かっこよすぎだろ。
ただ、滝つぼ近辺だから響くってのは分かるが
それはエコーではないだろうw

解毒が…
「いつのまにボクまで解毒される側になっていたのさ」
いやいや、解毒されたと自覚してるんですねwww

そしてまさかの生存。裏があるだと。
{/netabare}
ほんとに暁月はかっこいい。かっこいいんだけど。
それを帳消しになるほどのエロwww
まあ、バランス取れた回かなw

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
生徒会への的確な指示。
しっかりと相手の力量を把握済みって事か。
実力の差がここまでとはね。

まさかの鬼塚登場。すごい熱いやつだったんですね。

「こんな綺麗な月夜の晩に、俺以外の男が女を泣かせてるのは」
ちょっとと突っ込みたいけど、それでも十分かっこいい決め台詞だ。
{/netabare}
今回の話はすごい早く終わった気がする
これぞ本当の勇者だって思えた。

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
美兎の体操服、いい加減にサイズ合わせてやれよw

使用者の精神に反応して戦闘服に・・・
『スケベな深夜アニメ見たり、セクシーな水着を着てみたりと
 ちょっくら性に敏感なお年頃なんだよ』
納得した⊂二二二( ^ω^)二⊃

暁月のチート的な強さは分かるけど、Aクラスの強さが未だわからん。
あの中にさすがにAクラスはいないだろうけど。

温泉、美兎妄想かよwww
暁月の言うとおりやっぱ性に敏感なお年頃だなw

副会長は個人的にほんと動きすぎだよなw
生徒会も凌駕する力・・・その力を打ち消す海堂。

そして・・・やっとここで追撃者登場するか!?
{/netabare}
もうちょい派手な戦闘期待したけど、来週に持ち越しかな。

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
アレイザードの話か。元々そこから帰還してからの話だから
いつか出てくるとは思ったけど、このタイミング。
ちょっとストーリーがマンネリしそうかなと思っていたから
良いいタイミングかなー?

イベントルールおかしい・・・男でも水着取るのはちょっとw

え・・・参加者みんな能力者・・・?!動きおかしいよw

「え・・・うそ」 天の声「事実だ」←腹筋返せバァローwww

幼女のポロり・・・そりゃいろいろと問題だが委員長は幼女と認めてるなw

全力逃亡→女子シャワー室
だが暁には関係ないな。さすが鬼畜紳士・・・

まさか罪人扱いになるとはね・・・まあ、事実だし。
{/netabare}
今回はよくあるサービス回。
このまま学園だけの話で終わるのかと思ったら異世界からの追跡者。
ランキング戦も始まるしちょっと熱くなりそうだ。

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
副会長・・・どうみてもフラグが・・・w

暁月の親父が暁月以上に能力者って事?

「俺達が男だからかな」( ̄ー* ̄)
くっせー。まじくっせーww

って、簡単に乗りこなしてるじゃねーかよ・・・

副会長、フラグ回収乙でありますw
靴下残すとか良く分かってるでござるw

そして何故真上に飛ぶ。わざとだろこれw

おい。。そのまま来たのかよ。この露出狂www

え、どっから現れた暁月よ・・・

そしていつまで露出してるんだこの痴女はw
{/netabare}
おい、、戦闘シーンがちゃっちいぞ(苦笑)
あと本人の鬼畜シーンが皆無ってのは寂しいな・・・

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
え・・・リアル妹いる設定なのか。
てかその下着どっから・・・w

おまっwwwまたなのかこの構図www腹いてぇwww

つ。。ツボ押し・・?え・・??
音が・・・痛そう・・こ、これは・・・こっちのほうが酷くないか。

1つは体の力みをとって。
1つは体の歪みを矯正して。
最後は企業秘密・・・う。うん。。w
いやー。本当に面倒見がいいかっこいいやつだなー良い話だ。

千影「バカなエロ話のはずが、いつの間にか少し泣けるいい話に・・・。」
葛葉「えぇ、いい話ね。ここがランジェリーショップの試着室で大沢さんが下着姿なのはかなりシュールだけど。」
作中で解説されましたw
そして体温でのスケ下着とな・・w

秘儀、下着抜きとりwww免許皆伝すぐるだろwww

一番恥ずかしいのはキミのそのおかしな頭の中だよ☆(ソウダソウダでも愛情感じるw
{/netabare}
変態の上位が鬼畜ってことでいいのかな・・?
だからこいつは鬼畜紳士ってことでおk?w

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
鬼塚じゃなく、田中だったのかー。そしてほんと強いな。
それを瞬殺する会長は更にって事か。

鍛錬で風呂場の天上に張り付くって新しい覗き方だ。声出して笑ったw
そして湯気さん、そっちに仕事してるのかw
良いシーンの後だったから余計にギュップがひどいw
{/netabare}
主人公エロっていうかカッコいいな。
ストーリーが以外としっかりしてるね。
ただ来週はサービス回になりそうやー。ほどほどにw

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
カロリーメイト・・・かっこつけた結果がこれかw

委員長・・・盾になってねーw

1個じゃ具現化できないほど巨大な力って事か。
{/netabare}
今回はエロ要素少なめで見やすかったかな。これくらいが丁度いいね。

2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
ぼ、、僕っ子w

鬼畜学とは・・・やり方が鬼畜って事なのかw

委員長小さいの分かるが・・・バランスおかしいだろw
っておい。発想www鬼畜だなwww
{/netabare}
精神的にエロすぎる。まさに鬼畜という名の外道w
エロに耐性ないとここで脱落する。

1話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
エロっていうか、技が鬼畜すぎないか。
どうやって下着だけ抜き取るんだよ。伝授しろよとw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女の涙から逃げないのが俺の美学でね(`・ω・´)キリッ

鬼畜な美学ってどんなだろ(。-`ω-)ンー?

◆この作品の内容は・・・
現実世界では30年前から始まった超常現象によって、数千人の少年少女が異世界へ飛ばされ現実世界から姿を消していました。
異世界に飛ばされた人達の中には現実世界に戻ってこれた人達もいるのですが、そんな人達を一堂に保護する場所が国際教育機関『BABEL』です。
そして異世界から戻って来られた人達は異世界で習得した戦闘技能をそのまま使える模様です。
主人公の凰沢暁月もその一人。
彼は異世界で魔王を倒した勇者だったのですが、その魔王は死に際に『貴様に娘を託したい』と暁月に自分の娘を託しました。
そして暁月は魔王の娘である凰沢美兎を連れて現実世界に帰還する所からこの物語は始まります。
2人はさっそく『BABEL』に入学し学園生活を送るのですが・・・。
暁月は魔王から託された美兎の面倒をみて、そして美兎の方は自分の父親を殺した暁月をどんな人間か見定める。
鬼畜なエロとバトルが楽しめる学園セクハラファンタジーアニメです。

◆強くてニューゲームがこの作品の特徴・・・
この手のエロアニメは主人公がヘタレというのが多いですよね。
しかしこのアニメでは、すでに異世界で魔王を倒し現実世界に戻ってきた後の話なので主人公は既に圧倒的な強さと自信を持っています。
いきなり勇者のその後の話として始まるこの設定は中々斬新に感じました。

◆声優陣は・・・
凰沢暁月 : 岡本信彦(とある魔術の禁書目録の一方通行)
凰沢美兎 : 日笠陽子(けいおん!の秋山澪)
五泉千影 : 植田佳奈(Fate/stay nightの遠坂凛)
桐元葛葉 : 花澤香菜(ISのシャルロット・デュノア)
七瀬遥   : 井上麻里奈(みなみけの南夏奈)
氷神京也 : 櫻井孝宏(あの花の松雪集)
他。

◆総評・・・
タイトルの『鬼畜美学』という言葉を見た時には、ただのエロアニメかなと思っておりました。
実際序盤を視聴してみても、主人公は女の子の下着をスリ取ったり、女の子の胸を強調したお色気押しのお下劣な内容。
公式サイトに提供されている『ブラ選びゲーム』とかも┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ・・・でしたし。
しかしエロいけど面白いという評判だったので視聴を続けて見るとなるほど・・・確かに意外に面白い^^
女の子の涙を止める為には鬼畜行為だろうといかなる手段を用いる主人公、まさに女の敵なのですが、その奥にあるものはとっても温かい想いなのです。
これがヘタレな主人公だったら呆れてしまうような内容で終わってしまうのですが、主人公の絶対的な力と鬼畜に対する堂々とした態度が逆に気持ちいい^^;
(まぁ、いかなる手段を用いてもとはいえ2話のあれはやりすぎですけど)
このアニメ、『これを見ないと本当の“紳士=鬼畜”は語れない!!これぞ正しい紳士アニメの最終兵器!!』と謳っていますが、なんとなく納得です^^;
最終回は『今迄の話はまだ序章、これからもっと盛り上がるぞー!』っていうような感じで終わってしまいましたが、いろいろと続編への伏線を張ったような終わり方でしたし、2期が制作される事に期待したいですね♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

設定は面白そうだったんだけど・・・

いろんな世界に飛ばされて冒険をしてきた子供たちが元の世界に戻ってきて、バベルという学校に集められ、それぞれの魔法やら術やらで競い合う・・・という設定

序盤はその設定から、個性的な戦い方をする登場人物と、飛ばされた世界で勇者となった主人公が戦う、異能力バトルものを想像していたのですが・・・違いました(^^;

確かにバトルはするものの、期待していた異能力バトルとは違い、主人公が無双するだけの単純なものでした。
もしかすると原作が小説なので、細かい設定などがあるのかもしれませんが、アニメでは伝わりませんでした
残念です



基本的にこのアニメは主人公が完全無欠
何か苦戦しているような描写もあったけど、それは主人公の無敵ぶりを証明するためでしかありませんでした(普通だったら死んでるとかいう毒を仕込まれても、仮死状態になって乗り越えたり)
何されても基本大丈夫

そしてバトルだけでなく、本来ラノベの主人公なら赤面してしどろもどろになるような女性更衣室に入っても、全く動じない
・・・いやそこは戸惑おうよ
まさに困っている姿が全く描かれていないと言ってもいいくらいでした

むしろ困っている(振り回されている)のは周りの女性陣
どちらかというと、心理描写もヒロインの方が多いので、こっちが主人公と言ってもいいでしょう



結論としては
・異能力バトルものとしては面白くない(というか成立してない)
・基本的にヒロイン目線なので女性向きか?
・作画もそんなにすごくはない
・ヒロインの声が日笠陽子なんだけど、正直今でも別人に聞こえる

こんな感じです
自分には面白いと思える要素は設定だけだったので、それが生かされてないのががっかりでした


以下内容に触れます
そして基本不満です
{netabare}

なんでこの設定なのに異世界から戻ってきた者同士で戦わないんだ?
ようやく終盤戦う雰囲気だったのに、飛ばされた世界から刺客がやってきてその相手をするとか・・・
ヒロインの設定上そういった敵はいてもいいけど、そいつがまたくだらない小悪党だったのはゲンナリ

魔王の娘を倒しに来たんだから、むしろ勇者同士がお互いの正義をぶつけ合う熱い展開にしてくれよ・・・
結局、ゲス野郎を主人公がボコるだけじゃん
なんの感慨も起きない

ただ、主人公の鬼畜っぷりに戸惑うミウは可愛かったなぁ~
・・・でもそれだけじゃな


まぁ、主人公の飛ばされていた世界でのいざこざが終わったから、これから元の世界の話になるんだろうな楽しみ
でもたぶん二期はないだろうな・・・



あとバイクの話いらないでしょ

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

80.1 14 異世界でバトルなアニメランキング14位
ゼロの使い魔F [エフ](TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1380)
9080人が棚に入れました
アーハンブラ城から無事にタバサを救出して魔法学院に戻ってきたルイズと才人たち。 あいかわらず才人はルイズに虐げられながらも健気に使い魔としてルイズのお守りをしている。 急遽、アンリエッタ女王の密命で学院からロマリアへ赴くルイズと才人。ティファニアもルイズたちと一緒に行くことに…。ルイズとティファニアは、ロマリア教皇の就任三周年式典で「巫女」として共に祈りをささげて欲しいと依頼される。 憧れの教皇聖下に謁見し感激するルイズ。一方、自分が虚無の担い手と知ったティファニアは、「才人が自分の使い魔で
あればいいのに」と 急に意識し出すことにより何やら波乱の予感が…。そんな中、ルイズたちに狡猾で邪悪な影が忍び寄るのだった!!
ネタバレ

PeachFly さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あまりにも有り得ない設定^^; でもそれはそれで面白いかも! ^^

4期目のお話です。

ついに4期目、最終話に向かって一直線…と思いきや、またまた別の展開が始まります。

{netabare}
それは、宿敵ジョゼフ(タバサの叔父、ガリア国王)との決着であったり、女王陛下から頂いた領地での話であったり、その領地で温泉が出て温泉パーティーとなるお話であったり(ルイズと才人が裸で抱き合う!)、砂漠に住むエルフに捕まったり、といった展開が続きます。「…これって本当に終わるの?」と思いたくなるようでした。

とろが、それはそれ^^ ゼロの使い魔たる展開で、最後の3話で完結に至る展開となり、あとはバタバタバタ…と終わってしまいます。
また、この完結に至る展開の初め頃に、もう結末の状況が見えるようで、最終回は「あ~、やっぱりね…^^;」という内容でした。
{/netabare}

そして、この手のアニメには突っ込みは考えられない…してはいけない…いわゆるご法度…なのでしょうが、^^; 
…敢えて言わせていただきたい…

{netabare}
<< 才人が現代に帰ってきて、その後簡単に戦闘機を奪えるんですか~!!>>

どうみても才人が自衛隊基地から奪ったのはF-2ですが、そう都合よく自宅の傍に自衛隊の航空基地があるわけがないじゃないですか。
才人は秋葉原によく行っているようでしたが、すると自宅は関東 ? F-2は、青森か、宮城か、福岡か、岐阜か、浜松にしか無いはず… なので、F-2を奪いにヒッチハイクでで航空基地まで行ったと思われます。^^; 
才人はその日のうち自衛隊機地までたどり着いている。 青森、宮城(現在の松島基地は津波の被害で戦闘可能なF-2配備は無いはず)、福岡、岐阜、いずれもヒッチハイクでは遠すぎます。…それにでも、これはどうみても自衛隊の専用滑走路。 …では浜松でしょうか…^^;


<< 才人が現代に帰った直後に都合よく偶然に皆既日食が起こるんですか~!! >>

皆既日食が日本で起こった(起こる)のは2009年、2035年、2042年、2063年、2070年…ですが、「日食が正午前後」に起こるのは残念ながらありません。^^; 放送時期からみて、2012年5月21日の金環食を皆既日食のイメージで題材にしたのかもしれませんが、才人が基地のあるところで既に部分日食が始まっている。しかも、F-2で離陸した直後には皆既になりかけている。…であるなら…やっぱり浜松? 2012年は、浜松基地のほぼ真上で金環食が始まってる。 ^^ 
でも、浜松は訓練用のF-2しかないはず。 ヒッチハイクで朝東京を出発し、昼前に浜松にたどり着くのも不可能^^;
最終話では横田基地あたりをモデルに描かれているような感じですね。


<< フル武装してスクランブル直前の機体がたまたま準備されていたなんてあるんですか~!! >>

才人が強奪した機体には6発のミサイルが搭載されていて、最初に撃ったのは90式空対空誘導弾でしょうか、次いで2回目に4発同時に撃ったのは、93式空対艦誘導弾と思われます。
90式は1発1千500万円、93式は1発1億5千万円、…事後処理どうなるんでしょう…頭が痛いです^^;
でも、まぁ、才人が自衛隊に乗り込んだ際に、「偶然にフル装備」で、しかも「スクランブル直前の機体」が準備されていて、さらに「誰にも気がつかれず」にこっそり戦闘機を強奪できたなんて…^^; こちらの方が「絶対にあり得ない…」設定でしょう。。^^:


<< 結末では才人は日本に帰ってきている。高価な戦闘機を強奪しているのに、才人は指名手配もされていないんですか~!!>

F-2は一機120億はするシロモノ。奪ったらタダでは済まない。それもカミカゼ攻撃で跡形もなくなっている! 事件の後に気楽に自宅に帰って来るなんて…^^;
前にも書いた通り、「運よく」、「こっそり」、「誰にも見つからず」、「監視カメラにも記録が残らず」戦闘機を強奪できていたとしても、ヒッチハイクのドライバーに顔を見られている! 家に帰った時点で何らかのお咎めがあるはず…
また、戦闘機を強奪された基地の職員もタダでは済みません。 才人はハルケギニアを救った英雄になるも、その陰で多くの人の人生を狂わせた犯罪者でもあります。^^;
{/netabare}

どうも、失礼しました^^;

{netabare}
私はちょっと興味があるくらいで、軍オタではありませんが、最後にF-2がかっこよく登場したので◎です。
また、F-2を持ってきたのは、F-2の愛称「バイパーゼロ」と「ゼロの使い魔」をひっかけての演出だと思います。^^
{/netabare}

最終話は「ありえない設定」のオンパレードで、逆に面白かったです。

ひとまず全体を通すと、面白かった場面もあるのですが、どちらかと言えば「やっと終わった~」という感じですね~ ^^;


<<PeachFlyの「また観るかな~」判定>> : 2

0:途中で挫折、
1:もう観ない、
2:もしかしたらもう1回くらい観るかも、
3:たぶんもう1回は観るかな、
4:もう2~3回は観るつもり、
5:ベスト10に入る逸品!。きっとこの後何回も観ることでしょう^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

才人に出逢えて幸せです (ˇ◡ˇ✿)

■『ゼロの使い魔F』を観る前にひとこと c(゚ー゚*)
『三美姫の輪舞』から約4年、随分待たされちゃいましたね♪
今までのシリーズとは違って、原作者「ヤマグチノボル」先生がシリーズ構成を手掛けているが特徴、アニメならではの見せ方を意識したと言うことなので、そんなところも注目ポイントかも知れませんね♪
ヤマグチ先生といえば、2011年に末期癌で闘病生活をしているという発表がありましたけど、作品を手掛ける上でも本当に大変だったんじゃないかなって思います!
そんな中、小説版に先駆けてアニメ版『ゼロの使い魔』の結末を観ることが出来るのは嬉しいことです♪
色んな思いが詰まったゼロの使い魔シリーズ最終章をじっくり楽しみたいと思います(*^_^*)


■総評
まず第一印象は、前作と較べて作画がかなり向上してて映像が綺麗だったこと♪
やっぱり綺麗な映像でルイズの可愛い笑顔や才人達の活躍がまた見れたのは(o^-')b グッ!
それだけで「ゼロの使い魔」ファンとしては満足でした ⊂((〃 ̄ー ̄〃))⊃

ただアニメファンとしての視点から観た場合、ちょっと不満が多かったような…
全然許せる範囲ですけどね (〃∇〃)ノ☆
なぜなら、「ゼロの使い魔」の良い所でも悪いところでもあるからなのです☆彡
ラブコメ要素で例えるなら、3期「三美姫の輪舞」以降その表現スタイルはほとんど変化がなくって、良く言えば「らしさ」として安定感として捉えられますし、悪く言えば「ワンパターン」として真新しさを感じない印象になってしまうんです♪
ルイズと才人だけを見た場合はいつもの掛け合いで終始しているんですけど、周りのキャラの微妙な心情の変化はあるので飽きずに楽しく見れた気がします(^^♪

注目してたシリーズ構成については、σ( ̄∇ ̄*)アタシ的に概ね合格点でした。
ちょっと詰め込みすぎてチグハグな展開が目につきましたけどね (≧▽≦;)
とくに肝となるガリア王ジョゼフとの戦いや、エンシェントドラゴンとの決戦など結構あっけなく感じてしまいました(^.^;
ドラゴンボールみたいに何話もかけてとは言わないですけど…w
お色気シーンに力入れすぎなんじゃないの…って思わずにはいられなかったり…もうちょっと凝った展開をみせてほしかったかなぁって思いました (*´・ω・)(・ω・`*)ネー

でもなんだかんだでこのシーンが見れて本当によかったです♪
最終話のEDのシーン…
{netabare}
日本での楽しげな二人の姿☆彡
そして才人の実家へ挨拶しに行った二人の薬指に、さり気なく指輪がはめられてましたね♪
{/netabare}
このときのルイズと才人の表情は暫く忘れられそうにありません♪
思い入れの強い作品だったこともあってか、時には(゚ーÅ) ホロリと涙しながら最後まで楽しめました
☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!


■「ゼロの使い魔」VS「灼眼のシャナ」
よく「灼眼のシャナ」と比較されるのでσ(o^_^o)も一言だけ…
ストーリーとかどーでもいいけど…
{netabare}
「ゼロの使い魔」の勝ち!
っていうか『才人』の勝ち!!! キャーゞ(^o^ゝ)≡(/^ー^)/"""パチパチ
KYで甲斐性なしの悠二よりも、才人の方が圧倒的に魅力的でみていて清々しい好青年でした♪
ちょっと色香に流されやすいけど、自分の気持ちに素直で誠実な才人はとってもカッコ良かったです
(///∇//)
{/netabare}


■MUSIC♫
OP曲『I'LL BE THERE FOR YOU』
 【歌】ICHIKO
 曲名を見て“Bon Jovi“を思い浮かべたのはσ( ̄∇ ̄*)アタシだけじゃないはずw
 今まで以上にノリノリで気持ちいい、それでいてゼロ魔らしい仕上りのナンバーですね♪ 

ED曲『キスシテ↑アゲナイ↓』
 【歌】ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(くぎゅうぅぅぅ)
 ルイズがいっぱい詰まったラブリーなアニソンですね♪
 4期で確信しました…くぎゅう歌上手くなってるって事をね(^_-)-☆


2012.08.15・第一の手記

投稿 : 2024/05/04
♥ : 47

Kiraz さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あいつはモ◯ハンのラオにしか見えなかった件

まず原作既読です。

詳しくは1期→2期→原作→3期→4期

うん、なんて言うか
1期から4期までの間にどんどんアニメ化による副作用?というべきものなのかわからないが劣化が進んでく

原作読んでなかったらそんなこと全く思わなかったんだろうに…

前半はいつものようにハーレムラブコメでクスクスと笑える感じでよかった。また、原作をある程度再現してたのでよかった

が、

後半は…なんと言えばいいのだろう。
ここからはネタバレになるかも……実況してみるねww

某ゲーム会社が発売したハンティングアクションゲーム通称モ◯ハンシリーズに初代から存在する超大型古龍種もどきが突如出現。その名もラオもといエンシェントドラゴン。
注)フェアリーが入ってないのでシンクロ召喚されて出現したわけではない模様

本作品でラオもどきはモ○ハンではなせなかった進化を遂げた。多くの古龍種は進化の末、翼を手に入れた姿をしていた。が、ラオは巨体故にモ◯ハンでは翼を持つことを成し得なかった。

そのラオの悲願の願いからかラオもどきは本作品によって翼を手にした。
あの巨体を支えるにはいささか物足りないぐらいの大きな翼を手入れた。

そして、翼という力を手にして学院に進行するラオもどきを討伐せんと多くのハンターもとい魔法使いや戦士が集結する。
が、強力なブレスや湧き雑魚モンの邪魔によってなすすべなく防戦一方。

そこに出現、我らが主人公サイト

その主にして本作ヒロインのルイズと共にそのラオもどきの討伐に挑む。

サイトの奪取した現代兵器F-2戦闘機という某ゲームでは絶対にあり得ない武器によって負けフラグびんびんのラオもどき討伐に光が指す。
ミサイルや機体特攻によって固く覆われた外殻を破壊した。部位破壊報酬決定の瞬間だ。
そしてすぐさま外殻破壊によってさらけ出た弱点にルイズの溜め砲撃を打ち込む。

この一発が大きかったのか悠々としたラオもどきは崩れてしまった。討伐を成功させたのだ。

学院の耐久率は10%を切っていたがなんとか時間内に討伐することができた。

が、その引き換えに我らが主人公は討伐と同時に力尽きてしまう。

でも大丈夫b
サイトは2期で1回力尽きているがそれ以来力尽きていなかった、つまり今回で2回目、3回力尽きないと失敗にならないので、一応討伐は成功しているのだ。

が、剥ぎ取りは叶わなかったことは言うまでもない。

今回の討伐はサイトの現代兵器投入が大きかったといえる、さもなければ討伐は叶わなかっただろう。

そもそもロイヤルビッチ以外そんな装備で大丈夫か?と言われそうな武装、回復系アイテムを誰も所持していない時点で無謀な討伐だったといえる。

まあ無謀な討伐だったと言ったが結果的には討伐は成功に終わり。
誰から見てもハッピーエンドだったことは確かなのでよしとするか。


※この作品は某ゲーム会社の手掛けた通称モ◯ハンを宣伝するアニメではないのでご注意ください。
また、上記の表現は僕の視点からお送りしたもので、9割以上僕の誤植による表現が混在します。実際のアニメの表現とは全く違う恐れがありますのでご了承ください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

80.3 15 異世界でバトルなアニメランキング15位
異世界の聖機師物語(OVA)

2009年5月22日
★★★★☆ 3.8 (1360)
8327人が棚に入れました
異世界の聖機師物語 1 [DVD] 「ジェミナー」には地球同様、多くの国々があり、互いに覇権を巡り争いが絶えなかった。当然、兵器にも亜法の技術が使われていたが、その主力は、古代遺跡で発見された「聖機神」と呼ばれる巨人体の複製、「聖機人」である。だが「聖機人」に搭載されている高出力亜法動力炉には、回転時に脳生理機能を阻害する、特殊な振動波を出す大きな欠点があった―――「聖機師」とはこの振動波に高い耐性を示す者の事であり、より高い耐性を示したのは、召還された異世界人であった……。

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なにこの展開!?ぬるま湯シーンがこれほど心地よいと思わなかった

有名なシリーズ作品のスピンオフと知らずに初めてを見ましたが、が!が!
なんすかこのアニメ! 最高じゃないですか!

いきなりバトルからはじまって、そういう作品なんだろうと思ったら
ほぼ中盤までバトルのバの字のかけらもない平和な日常回のオンパレード。

最初はどうしちゃったんだろうと思って戸惑っていたんですが、
主人公ケンシの平和な心&男気&最強の下僕っぷり(最強の戦士でもあるはずなのに)
に何度か大笑いさせてもらっているうちに、この日常回がなんともステキに思えてきました。

そして後半の怒涛のバトルがはじまると、もう戦闘なぞいいから、あの平和だったころに早く戻って! 
と願うようになりましたw

悪い貴族が古代から伝わる最強ロボを発動させて世界征服を企み主人公たちが阻止する
とまぁ単純な話しですが、それをよくぞここまで練りに練ったなぁ~という感じです。

この作品のおもしろさを語る上で大事なのは2点。
物語がわかりやすく、登場するキャラのそれぞれの個性が抜群で素晴らしいこと。

主人公は異世界からやってきた都合上、この世界ではずば抜けた身体能力を持ち合わせていて、
メンタル重視なロボの操作技術にも優れているなど無敵な存在なんですが、本当に無敵なのはその性格。

心優しく気遣い上手、人望も厚くて頼りになるナイスガイ。
その主人公が周囲の引きたて役にまわることで、その他のキャラのエピソードが輝いて
印象にも残りやすく、見ているうちに誰一人欠けてはならない存在になってきます。

そして物語はといえば、これはできるだけシンプルに、そして味付けはひとつでいい。といった感じか。
異世界人たちの間における政争が領土戦争にまで発展しますが、ここに転生者のケンシという
未知の要素が加わるだけなんですよね。
ガンダムでいえば連邦とジオンの戦いにニュータイプというエッセンスを加えただけみたいな。
説明ベタで申し訳ないんですが、わかってもらえるでしょうかw

シナリオが長くなるのならば、本当、これくらいでいいんですよ。
後は個個のキャラのそれぞれが抱えるドラマを増やして、作品を肉厚にしていけばいい。

ただ、このアニメの場合はバトルだなんだというより、ケンシの日常エピソードの方が数倍おもしろくて、
こんな平和なアニメなら100話でも見続けられると思わせたところがスゴイのかもですね。

誰もが認めて感謝する存在とでもいうのかな。
前向きポジティブ、小間使い&下僕としても優秀で、なんでもてきぱきこなす姿は
見ていても想像以上におもしろい。

そんなケンシの姿は、
ある人からみれば無垢な少年であり、
ある人からみれば最強の戦士であり、
ある人からみれば最高の医者でもあり、
ある人からみれば夢の旦那候補であり、
ある人からみれば最大の金づるにもw 思われている。

キャラを評価するというのは、そのキャラに色をつけるということですが、
これは見る人により視点が違えばそれぞれ印象も違うもの。
本来、たくさんのキャラが登場すれば、その分だけ主人公の色もたくさんあっていいはずで、
それがこのアニメは普通に出来ているのがスゴイ。

単に戦闘に強い少年だとか、暗い過去をもつ少年だとか、彼らも人間ならそれだけではない
魅力があるはずでしょってことで。
最近のアニメはそのあたりが強引で、何かひとつ強烈なものを見せておけばいいだろう
くらいに思えて仕方なかったんで、こーいうオーソドックスな作品をみると安心します。

誠実で従順で怒られたときの泣き顔は犬そのものw
穴ほって水晶探しばかりしてるところも犬ぽいし、イメージとしては柴犬か~。

個人的には、ケンシの大好きなところとして野生児の本領発揮な“鼻のよさ”をあげたいですね。
マツタケかトリュフのイメージにも似たとあるキノコが貴重とされているようで、
それはもう珍味すぎて値がつかないほどらしいんですが、それをケンシは鼻をくんくんさせて
さも自然に探し当てちゃうスペシャリストなんです。
で、それを惜しげもなく分け与える気前のよさがこれまた最高。
どんなコワモテキャラでも笑顔にさせてしまう秘策でもあります。

最後のハッピーエンドへのもっていき方もうまく、他の天地無用シリーズも見たくなったしで、
これは文句なしお気に入りですね~。

極力人が死なない平和なバトルアニメだけに、撃退しても同じ相手からしつこく襲撃をうけたり
ちょっと理解できないところもありますが、見せ場はケンシの家事働きと思えばそれも愛嬌。
カゲキな作品になれ過ぎた目線にも優しいアニメで堪能できました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

アリア社長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

異世界ファンタジーと聞いただけでワクワクしちゃうあなたへ

『ロボット・アクション!!×学園ラブコメ!?』をテーマとした異世界ファンタジーアニメ。

45分×全13話の実質2クールアニメ(OVA)
人気アニメ『天地無用!』シリーズの派生作品ですが、天地無用!を知らなくても基本楽しめます。
そもそも舞台が全く別な異世界なので。(自分も知らずに視聴しました)
ただ時々ちょっとした小ネタや会話に???となることはありました。

舞台である異世界の世界観・設定はかなりしっかり練られてます。
アニメではあえて紹介してない裏設定も多そう。
異世界ファンタジー好きとしては、それだけでワクワクしちゃいました。
2度目の視聴で色々と発見もある見応えのあるアニメとなってます。

魅力的なキャラが多い印象。特にヒロイン。自分は4人ほど好みのヒロインに出会いました。ヒット率高し。

主人公は清々しいほど俺TUEEEなハーレム主人公。
基本この手の主人公って苦手なんですが、このアニメに関しては不快感なく、むしろ好感を持って見れました(後述)
ただやはりどんな状況でも毎回最強主人公がなんとかしてくれる展開は見てて緊張感がありませんでした。

作画はさすがOVA。毎話気合入ってます。ロボの戦闘シーンは迫力満点。
ロボの描写に関して、ちょいちょい『新世紀エヴァンゲリオン』を髣髴とさせる描写がありました。
今作は2009年~2010年発表のアニメなのですが、今になってもエヴァの影響力の凄さを垣間見ました。

EDに関して、絵が『バッカーノ!』のイラストレーター「エナミカツミ」さんでびっくり(キャラクターデザイン原案もエナミカツミ)
個人的に好きなイラストレーターさんなので。

『異世界ファンタジー』『迫力あるロボットアクション』『ハーレム』
↑これらのワードにピンと来る方はぜひ見ることをオススメします。

【主人公に関して】
主人公・柾木 剣士(まさき けんし)は完全に俺TUEEEEのハーレム主人公。
自分は基本的に俺TUEEEのハーレム主人公って苦手。
なぜならそういう主人公にあまり魅力を感じないから。
主人公「ヤレヤレだぜ」→ヒロイン「キャーステキー」って流れが馬鹿馬鹿しく見えちゃう。

でもこのアニメはそういう嫌味を感じませんでした。
理由の一つは主人公がホントに心の底から良い奴で、こいつならハーレム築いてもしゃーないと思わせる魅力があるからだと思います。
ただ強いだけじゃないんですね。

もう一つの理由は主人公・剣士の声優を担当している下野紘さんの功績でしょうか。
思い返せば『神のみぞ知るセカイ』『GJ部』など、自分が好きなハーレムアニメの主人公って下野さん率高いです。
あの中性的な声が、角の立つこともなく、嫌味なく聞いてられるのかも。


異世界ファンタジーアニメとしてもハーレムアニメとしても理想的なアニメといった印象。
気楽に見れる作品なので興味持った方はぜひ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

感情移入 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

集大成

1クール13話(1話約45分)のバトルアクションアニメです。

物語――――
主人公、柾木剣士はある目的のため異世界であるジェミナーへ召喚された。
自分の国へ戻るため、ババルン率いる反乱分子につき、ラシャラ皇女を殺そうとするが・・・!?

作画――――
キャラクターデザイン:渡辺はじめ
アニメーション制作:A.I.Cスピリッツ

キャラ画があまり安定はしていませんでしたが、悪くはないと思います。
声優――――
        柾木剣士:下野紘
ラシャラ・アース二十八世:米澤円
    キャイア・フラン:桑谷夏子
    メザイア・フラン:恒松あゆみ
   ダグマイア・メスト:佐藤拓也
  エメババルン・メスト:安元洋貴
    ユライト・メスト:鈴木達央
         ドール:後藤麻衣
     ネイザイ・ワン:恒松あゆみ
ネイザイ・ワン仮面なしの時:阿部彬名
  アウラ・シュリフォン:野田順子
    マリア・ナナダン:斎藤桃子
      ユキネ・メア:園崎未恵
   フローラ・ナナダン:松来未祐
  ワウアンリー・シュメ:中川里江
     ナウア・フラン:高橋研二
         学院長:赤池裕美子
   リチア・ポ・チーナ:大村歌奈
     ラピス・ラーズ:今野宏美
     セレス・タイト:笹田貴之
       コルディネ:阿部幸恵
          ラン:釘宮理恵

音楽――――
OP:Follow Me feat.Sound Around
ED:Destino

個人的にどちらも良曲です!
キャラ―――
物語の設定上、女キャラが多いので、それだけ色々なキャラがいました!

感想――――
見終わってから気づいたのですが、この作品は天地無用シリーズの最新作らしいです。
通りで観ていて少し引っかかる所があるなと思ったのですが、天地無用シリーズを少し調べればなるほど!となりました。
どちらにせよ設定は繋がっていても、ストーリーは全くの別物なので、これだけ見ても、とても楽しめました。
これは恐らく二期?があるのではと睨んでいます・・・。
まだ見てない方は見る事おすすめします!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

71.6 16 異世界でバトルなアニメランキング16位
だから僕は、Hができない。(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (1177)
7441人が棚に入れました
加賀良介はひとよりHへの欲求が強いのが玉に瑕の健全な男子高校生。しかし、なりゆきで契約した死神・リサラによってそのすけべ心(エナジー)は吸い取られ、女の子を見ても張り合いのない日々を暮らしている。雨の日に出会った彼女は強力な霊能力を保有する“特異者”を見つけに人間界へと訪れたのだった。良介はリサラに協力をしているのだが、女の子とひとつ屋根の下に同居するその生活が情熱をエロにかけている良介には耐えられなかった。リサラだけではなくほかの女の子からも迫られ…ては萎むスケベ心。良介は隙を見てはどうにかしてスケベ心を取り戻そうと悶々と過ごすのだった。Hな魂は果たして回復できるのか。

声優・キャラクター
遠藤綾、下野紘、西口杏里沙、石原夏織、福圓美里
ネタバレ

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

9話の感想追加

エロ系は後回しでみてたけど、これは・・・はい。エロいですw
ただ主人公がツボにはまりました。流石です、下野さん。
この作品は主人公が気に入るか気に入らないかで大きく評価が分かれそうです。
ストーリーは今後の展開次第っすね。

OP「Reason why XXX」 佐咲紗花(6th Single)
ED「プラチナ17」 yozuca*(20th Single)

9話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
唐突な妄想シーン…そして何を伝えたいかと。
「知ってるか。女の子の二の腕はおっぱいと同じやわらかさなんだって」
ガルダーブロウグ&私「なにーーー!」
エナジー補充かもしれんがこんな時でもこの発想は…w
{/netabare}
結果的に思惑通りになったって事か…?
イマイチ理解できませぬ(^p^)

8話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
で。。出落ちエロ。キュールの想い結果的に届いたが
こうまでしないと分からない良介はかっこわるすぎる。

なんであんな簡単に脱出口?があった。鍵しめておけよとw

敵相変わらずグロいなw塔への破壊も躊躇しないとか・・・

落下だと。予想はしていたが・・・(むしろ外出て何したかったんだ)
そしてまさかの謎覚醒!?
異常なエナジー放出?それだけの思いを良介に抱いていた?
特異者って事?ならキュールはどうしてそこに気づけずにいたんだ?!

触手プレイかと思ったら、まさかの鞭プレイw

リサラ母・・・指した先w真顔だしなwww
グラムの真の力=良介のエロは揺ぎないと思うが
伝説の秘宝といいつつ、リサラ母はおそらく剣よりも
キングラムを見ていたような気がしてならないw
{/netabare}
好敵胸(ライバル)とはイリアの胸でなく心が揺れる回だった。

7話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
けつだんりょくが大事なんだ・・・尻弾力
え、こんなのも広辞苑のってるの?
流石に調べてもでてこなかったけど、yahoo知恵袋の回答?がまじツボッたw
ほんとまじバカヤロ!だよw

それにしてもいつもならエナジー切れで裸になるのに
今回切れなかったのはなぜだw
{/netabare}
良介に エロパワーがないと 見所が・・・

6話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
リ・・・リサラずれすぎだろ・・・落ち込むならちゃんと考えろw

母親の父親の出会い・・・全く同じかー。
って、行くところまでいっちゃったんだよね。てへ。(・ω<)
テヘじゃねーw 良介と違って押しがあるなw
そしてBGM自重www
だから私は、子供ができた。応援ありがとうございました。
もうほんと終わっていいよw

「俺のエロは正義の為の力だったんだー」(下野節)
ほんと前向きな廚二だなwww

きめェ。携帯?通信機・・・?
着信はもっときめぇwww

エナジー無くなる>着衣解けて無くなる。ハイハイいつものワンパターン。
ポーズw・・・特殊能力インビシブルディクショナリー・・・え、ここまでテンプレになるの?w
涙→グラム覚醒。。。
{/netabare}
あれ・・・展開が・・・何だこれ・・・!?
ちょっと見るのが辛くなってきた^^;

5話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
おい。当たり前のようにどこで拭いてるw

既に縛られてる・・・
既に裸・・・
そして既にエナジー切れ・・・いつも通りだね☆

感じて・・・ね?目でなく、心で感じて・・・。
く、黒の背表紙、金文字、第3版・・・
だ、第3版ってどんだけイメージ出来てるんだよwww

急速エロチャージwww
え、特訓ってこういう事なのかwww
単語だけでここまで妄想できるなんて・・・次元が亜空間すぐるwww

俺の辞書に・・・いや、俺のエロに不可能はなーーーーーい!!
迷言頂きました~

次回紹介自重してくださいwww
{/netabare}
今回わりとストーリーに重要な事が発覚したけど・・・
あれ、内容があると面白さが減るってどういう事・・?w

4話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
綺麗に整列・・・日本人やなー。

お前の妄想力にほんと脱帽やわ・・・師匠とよびたいw
えぇーーーーー
・・・ですとーーぉーーーー
もっぴゃぁーーぐ。。うぅ。。やわらけぇ・・・うっひゅ。

っしょ・・・

おぉ~・・・ はぁ・・・
うっぉぉおおお・・・うっぉぉおおおおおおおお

キングダム覚醒
俺のキングダムがースパークリングだああああああ
って、構図自重しろwwww

キングダム・・・偽物には反応しないってことか・・・w

まさかの八奇衆が・・・ほんと他のメンツが怖いわw

どっどはぁ・・・詳しくは公式サイトでぇ・・えっへぇーー
{/netabare}
この回で悟った。改めて下野さん高音ボイスが神であると。
ストーリーがはいってこねーwww

3話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
学園八奇衆って・・・なんだか怪しい展開に。

ッち・・・w

良介乙女っちっくすぐるw

新しい死神キャラ追加~

勝てない事・・・やっぱそこかwww
解説おかしいだろwww

男って悲しい生き物さ・・・
何かっこつけているんだ。言ってる事ひどいぞwww

黒幕(?)登場・・?
なんか構成がワンパターンなのかなこれ。
なんとなくセーラームーンを思い出した。
早く脱却を切に・・・w

{/netabare}
評価更新:物語。作画評価下げ。音楽上げ。


2話{netabare} ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*
エナジー切れ・・・ウルトラマンより短くないかw

キングダムどんまいwww

パパにも・・・ってもうなんだかw

特異者・・・確かに特異者だろ。こえーよ

エナジー減ると服がなくなっていくのか。

エナジー=キングダムwww
まじですのーw

エナジー=エロで動く(キリッ

次回はもうちょっと内容を頼みます・・・w
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

必殺技、「インビジブルディクショナリー」

ラノベ原作、お決まりのエロ枠。
死神がこっちの世界にきて特異者探すという、ありがちな設定のバトルもの。
序盤は原作どうりですが、途中からアニメオリジナルになっていくストーリーだそうです。
おっぱいの大きくない死神や、おっぱいの大きい死神や、おっぱいの大きい人間や、ロリでおっぱいの大きい死神や・・・色々居て、よくあるハーレムのようですが意外とメインヒロインに軸足を置いています。
主人公がエロい事を感じたり考えたりするパワーが、バトルするうえでのエネルギーとなるという、頭を抱えるようなアホ設定が特徴です。


エロについては、結構頑張っています。
作画は悪くないし、お風呂シーンなどの裸の見せ場もそこそこ多い。
バトルの最中にポロリといく事が多いですが、露出の必然性が設定とストーリーに馴染んでいるので違和感というか、わざとらしさが薄れているのがいいところです。構図の取り方もなかなかツボを心得た手腕。
ただ、光補正が入りまくりなので、エロ目的のご視聴はBD/DVD版のほうがよろしいかと思われます。
(私はニコ動配信の視聴だったので補正だらけでした^^)
補正の入っていない部分でも、EDのカット絵などは実に艶かしくていいですね。
制作スタッフがヨスガノソラと同じだそうで、なるほど納得の造りです。

ラブコメ&ハーレムとしてはイマイチ。
最初からフラグのたっている幼馴染は別としても、ヒロインがデレていく過程がサッパリ理解不能でした。
なんか、いつのまにか好きになっている不自然さ。
こういう場合は、何やら事件やイベントの紆余曲折があって目からウロコで惚れられるのがお約束の流れですが、普通にバトルしてるだけで何故かフラグが立っていきます。
主人公は明るく直球なヤツで好感は持てますが、ツンがデレに転じるだけの魅力の描写が不足しています。
なんでそういう大事なとこ、手ぇ抜くかなぁ?

ストーリーとバトルは残念。
設定も展開も、ありきたりすぎて超つまらない。
秘宝やら主人公の出生の秘密やら定番的な王道になっていますが、何のヒネリも工夫も強調もないので、猛烈にどーでもよくなります。
バトルに緊迫感も皆無。話を進めるため(とエロのため)の作業としての戦闘の要素が強く、見応えもへったくれもありません。
また困ったことに、前半は気楽なバカアニメ風のところを見せておいて、後半に入って一気にシリアス展開。
シリアスといっても特筆するところもなく予定調和な展開で、むしろ序盤でみせていた主人公の明るく前向きな良かった所が完全に無くなるハメに。作風の温度差に戸惑うばかりでした。
ラストはそれなりに綺麗にまとめてあり、全体の構成そのものは悪くないのに、何か大きな娯楽性に欠いてる感じ。何なんでしょうね、これ?キャラ立ちは悪くないと思うのに、本当に記憶に残りそうもないくらい平坦で印象の薄い作品になっています。
やはり、肝心の話自体が面白くないのが最大の難点でしょうか。


結局、面白かったといえるのは、エロパワーを補充するために編み出した主人公の必殺技だけ。
アホな技ですがバリエーションも豊富で、他では真似できないオリジナリティに溢れてました。これは凄くいいw
ただ、その素敵技も出番があんまりなかったのが悔やまれます。

もっとアホバトルが見たかった・・・・
というか、そことエロ要素以外に面白味が見いだせないです、残念な事に^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

コメ、ではないラブ

異世界から現れた美少女と突然同居することになりバトルを繰り広げる、と言ってしまうといかにもありがちな設定に聞こえてしまうが、本作には類似設定の諸作にはない描写があり興味深く観ていたのだが、どうも「失敗したお色気アニメ」という評価が多いようで残念に思う。

{netabare}普通の高校生の日常にバトルが入り込むタイプの作品では、バトルが日常に影響しない設定を持ち込むことが多いが、本作では一応「結界」という設定はあるものの、基本的に主人公の生活は「バトルのある日常」へと移行することになる。

本作品は、異世界の描写として、画面全体に靄のかかったようなエフェクトを施し、クリアであった「現実」との対比で「異世界」を演出しているのだが、物語の中盤、異世界の侵攻を受けた「現実」にも靄のエフェクトがかかり、現実が変質してしまったことをビジュアルで表現している。

そして、このエフェクトは、物語の終幕に至っても、晴れることはない。

すべてのバトルや物語が収束して、以前の日常が同じように復活する、というラストは本作にはない。

事件に決着をつけ、恋人や幼馴染や、あまたの美少女たちとの楽しい(?)「日常」を取り戻した主人公がいるのは、依然として靄に霞んだままの、決定的に変質した現実なのだ。

一応、作中では、新しい世界の始まり、といったセリフがあるのだが、新しい=前向きで良いことを暗黙に含意したような説明は、いかにもとってつけたようでアリバイ作りのように聞こえる。全面にカビの生えたようなエフェクトの印象が表しているのは、単に、変質であると解釈した方が作者の意に沿っているのではないだろうか。

異世界の少女の出会いから始まった主人公の生活と日常の変質は、ついに世界全体の根本的な変質へとたどり着く。

だが、ラノベ的な設定などなくとも、ごく普通の人間であってもこのような変質は誰でも迎えているのではないだろうか。
たとえば恋愛の経験において。

ボーイ・ミーツ・ガール

ごく平凡な人間であっても、恋愛にとらわれた途端、自分や世界の意味が決定的に変化することを経験するだろう。
恋人とともに生きる世界は、かつて自分が知る世界とは全くの別物で、新たな生を受けたかのように感じるはずだ。(たとえ片思いでも同じことだ)

ガール・ミーツ・ボーイ

変質した世界の中で、勝ち取った「日常」を楽しく生きる主人公、良介の姿に、作者は当たり前のラブストーリーをぴったりと重ねて見せたのだ、というのはひねくれすぎた観かただろうか。

オープニングの最初と最後のカットを見ると、そうひねくれているとも思わないのだが{/netabare}

もっと高く評価されていい作品だと思う。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

73.9 17 異世界でバトルなアニメランキング17位
鋼殻のレギオス(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1003)
7308人が棚に入れました
時の果てとも言うべき遠い未来。世界は“汚染物質”に覆われ、大地の実りから見捨てられていた。
人の住めない荒野には“汚染獣”と呼ばれる異形の怪物たちが闊歩し、人類は、それ自体が意識を持ち、歩行する自律型移動都市(レギオス)の中で暮らしていた。
互いの存亡を賭け、《都市》と《都市》の間で繰り広げられる戦い。そして天を覆い、地を埋め尽くす巨大モンスター“汚染獣”の群れ。数ある《移動都市(レギオス)》の1つ 「学園都市ツェルニ」にやってきた少年・レイフォンは、入学式で他生徒の起こしたトラブルに巻き込まれ、ツェルニを守る“第十七小隊”に入隊するはめになる。ところがそこは、とんでもない“落ちこぼれ部隊”だった!

隊長として小隊を率いる猪突猛進少女のニーナ、無口な少女フェリ、やる気のないナンパ男シャーニッドなど、個性的な“第十七小隊”のメンバーに囲まれた、レイフォンの新たなる学園生活。そして過去を語りたがらないレイフォン自身と、《移動都市》に隠された秘密とは……。

声優・キャラクター
岡本信彦、高垣彩陽、中原麻衣、谷山紀章、子安武人、阪口大助、高橋美佳子、大亀あすか、仙台エリ、緒乃冬華、飯島肇、小清水亜美、鳥海浩輔、鹿野優以、諏訪部順一、桐井大介、渡辺明乃
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

物語自体は面白かったぶん、なおさらもう少し説明が欲しかった

■話数
全24話

■ジャンル
ファンタジー、バトル、学園

■感想
◇簡単にまとめると…
主人公・レイフォンが汚染物質が充満した世界で仲間と共に戦い生きていく、お話です。
汚染獣と戦いよりも、レイフォンが所属する第十七小隊の仲間との成長がメインとなってます。


◇物語
全体的に物語と関係がないほのぼの話のようなものはあまりなく、すらすらと物語が進んでいきます。

内容はしっかりしていて面白かったのですが、説明不足な気が否めません。いろいろありますが、その代表例として、作中に出てくる英語の部分ですね。内容と関係がある事は分かるのですが、字幕なしなので、内容が殆ど分からない。英語が分かれば、理解できたのかも知れませんが…

原作が結構長いので、24話にまとめるのがそもそも難しいとは思いますし、また物語の進むリズム重視なのかもしれませんが、原作未読の人の配慮をもう少し欲しかったです。


◇キャラ
レイフォンとフェリの絡みは面白かったです!コメディパートでのフェリの拗ねたときの顔とか凄く好きです!
他のキャラもそれぞれ印象的で覚えやすかったです。


◇作画&声優&音楽
派手なバトルに、岡本さんの演技は相性抜群ですね!
作画は、キャラの顔の線がハッキリとしていますが抵抗はあまりありませんでした。背景も世界観としかっりあっていたと思います。

音楽は凄く良かったです。OP「 Brave your truth」、ED「ヤサシイウソ」「愛のツェルニ」の全て僕の好みでした。特に、EDのボーカルの声は普通にカッコイイのに、そこにヒロインとのデュエットもしてて言うこと無しですね!


↓↓↓各話の感想↓↓↓

{netabare}1話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}学園生活、スタート!

主人公は元々めちゃくちゃ強かったって感じなのかな?
いろいろといきなりだけど、先が分からないのはワクワクする!{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}小隊戦!

やっぱ、レイフォン強いね~
でも、力隠してたらチームメイトからすればあまりいい気はしないだろうね。{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}電子精霊がピンチ!

レイフォンの故郷にいる女の子は何者なのか??
それと、アグレッシブな女王も何者なのか?
気になることが減らないね~{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}フェリのバイト探し

フェリが笑ったけど…
不気味な笑いに感じるんだが…{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}襲撃!!

レイフォン、次元が違う強さだね!
作画もかっこよくていい!{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}レイフォン宛に手紙が…

今回は特に事件らしい事件は起きませんでした。
あえて言うなら、ニイナが悩んでる、ぐらいですかな。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}激闘!

やっと17小隊が一つにまとまったって感じだね。
案外いいチームなんじゃないかな。{/netabare}

8話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}襲われた都市を調査!

レイフォンは過去に何かやらかしたらしい。
恐らく大事な人を守るためなんだろうけど…
{/netabare}

9話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}レイフォンの過去が明らかに!

確かに小隊のメンバーにとって、自分が生きるためには何でもするっていうのは見逃せないよね。
レイフォンはどうなってしまうのか?{/netabare}

10話の感想★★★☆ 3.5
{netabare}謎の黒幕現る。

レイフォンの、多くは語らず、ただ守る、っていう心情って男の理想の生き方だよね。 超かっこいいと思う。 女性からすればただの馬鹿なのかもしれないけど…
あの黒幕と精霊は一体…{/netabare}

11話の感想 ★★★ 3.0
{netabare}プール!!

閑話休題です。
結局、お兄さんのシスコンがあらわになっただけですね笑{/netabare}

12話の感想 ★★★☆3.5
{netabare}謎の剣士現る。

あの剣士はのちのちのキーキャラになるのだろう?? そして、10小隊で起こった出来事とは?{/netabare}

13話の感想 ★★★☆3.5
{netabare}廃貴族の正体がわかる

廃貴族って、あの獣の事だったのか~ てっきり、黒服の方かと思ってたわ。
次回、何かが起こりそう。{/netabare}

14話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}ディンはどうなる??

結局は色恋沙汰がいやだったから、辞めたってことなのかな?
最後はいい感じで終わったけどその辺がよく分からなかったから、イマイチ感動はできなかったなー{/netabare}

15話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}合宿!!

恋愛展開と思いきやあんな事故になるとは…
レイフォンは大丈夫なのか??{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}第1小隊との試合

レイフォンはニーナになんと伝言をしたのか?
そして、故郷であの女の子がレイフォンの元へと動き出す…
あれ?何か予告みたいになっちゃった笑笑{/netabare}

17話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}ニーナに異変が…

レイフォンはただ無謀なだけじゃなく、ちゃんとこれからのことを考えてるみたいだ。
それにしても、ニーナはどうなってしまったんだろうか??{/netabare}

18話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}ニーナの行方は…

フェリの最後の言葉の真意が良く分からない…
あれは、告白なのでしょうか??{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}ニーナは廃貴族を抑えらるのか?

感動の再会ですね。いつから、ニーナが正ヒロインなったのやら。僕的には、フェリ押しなんだけどなー{/netabare}

20話の感想 ★★★☆ 3.5
{netabare}フェリが拉致された!?

ついに、リーリンがゼルニに到着したしたね。 いつ、再開するのか楽しみだ!{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}フェリ、救出に。

レイフォンって、なかなか自分勝手だよな~(;´Д`)
団長の方がカッコよく見えてしまった…
ついに、リーリンと出会いましたね!ここから、修羅場になるのか!?{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}ゼルニ暴走!

最後のってどういうこと?? あの汚染獣とニーナがリンクしているのか??{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
{netabare}ニーナを救出に!

ニーナを救出したと思いきや、またさらわれてしまった… ニーナ、なかなかかわいそうな立場だよな…
リーリンはレイフォンに刀を渡すことができるのか!? てか、なぜ会ったときに渡さなかったんだーー!{/netabare}

24(最終)話の感想 ★★★★☆ 4.5
{netabare}決戦!!!

いい感じに終わったんだけど…
ニーナはどうなったの??? 廃貴族を抜かれちゃったから、廃人になっちゃったの??
また、レイフォンの天剣は取り上げられちゃったけど、リーリンからの刀はどうなったの??一緒に没収??
上手くまとめた様で分からないことが多過ぎ!
これは、「詳しくは原作をcheck!」ってことなのかな~{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

ゆっぴー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

フェリのかわいさにヤラレました!

原作はライトノベル。
原作は完結してます。
アニメは2クール作品で、原作の2部くらいまでのお話です。
原作は未読。
制作はzexcs
作画、背景美術、演出、声優陣は制作された頃では普通だと、思います。
最近はバトルものでも美麗な作品が多いので、それに見慣れている昨今では、ちょっと物足りないかもです。
音楽は浅倉大介氏!サンライズ系にちょくちょく出ていたとおもうのですが、この作品にも音楽を提供していたのは驚きでした。実際、音楽は良かったと思います。

さて、シナリオですが、
初めて観たとき、???になると思います。
それは3話目からなんですが…涙
突然、アメコミ風作画に字幕なしのフルイングリッシュの作品が挿入されます。
原作読んでないので、何がなんだか?でした。
そういったノリが終盤まで続きます。
これが、キツかった涙涙涙。
結局、某有名ゴルファーがCMしている英会話がCD聞いてるだけで上達する教材を聞いているような感じになり(もちろん意味わからず、英会話できるわけではない笑)、なんども切ろうとしました…が、否!
フェリ、いや、へり先輩がいたおかげで、なんとかコンプしました!
しかも、2周!
ヒロインは何人かいるのですが、実際どれが本ヒロインかは最後まで分からなかったのですが、銀髪たれ目のちびっ子ヒロインのへり先輩に心もってかれました。
よくある、ツンデレではなく、鬱系によくいるツンドラヒロインなんですが、いちいち仕草がかわいい。
演出もへり先輩にはよくデフォルメしていたので、制作サイドもよくわかっていらっしゃってましたって感じです。
自分はこの一点があるが故にコメントしたくなり書いている次第です。
きっと、へり先輩の良さがわかっている方が、まだまだたくさんいるはず!と思い、本作品プッシュさせていただきます!

ちなみに、2周みてもアメコミ作画のことがわからず、ウィキしたところ、本作品の前述談で、円盤には特典で和訳字幕あるそうです。
なぜ、オンエアで字幕なかったのかは理解に苦しみますが…。
ライトノベルのよくあるあるですが、最後は「俺たちの戦いはまだまだ続く」路線なのであしからず。
とにかく、へり先輩へり先輩へり先輩です笑
って、へり先輩ばかりでスミマセン。
一応、簡単に紹介すると、人としての心を持たない主人公が、あるきっかけで挫折し、新たな生き方を探しに慣れ親しんだ街をはなれ、別の街に行き、そこで出会った仲間たちと新たな生き方を見つけ、成長するお話です。
バトルものなんですが、敵は汚染獣と呼ばれるクリーチャーどもなんですが、時に敵がライバルであったり、陰謀めいたことで首謀者だったりで、バトルものの基本を抑えたものだと思います。
あと、最後に世界観も特徴的です。
風の⚪のナ⚪⚪カ的な感じかな。
ダンゴ虫的な生物が印象的です(よくでるからですが)。
また、設定が細かく、資料集は膨大だと思われます!

以上、長くなりましたが、
バトル、友情、恋愛、三角関係、ライバル、確執、成長、異世界あと最後に英語?が好きな方
おすすめします!

追記へり先輩は自分のヒロインランキングのトップ3です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

かたらぎ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ちょっとやそこらのクソアニメってレベルじゃない。

物語の核心には触れませんが、多少ストーリーに触れるのでネタバレになるかもしれません、ご注意下さい。







ーーーーーーーーーーーーー
まず、脚本が最悪と言っても過言ではありません。
自分は今まで結構アニメを見て来たという自負がありますが、
その中でも駄作度は上位に食い込みます。

世の中には支離滅裂な作品でもそれが売りになったり、笑いになったりと、意味の分からなさ、無駄な拘りなどが作品の魅力になり得ますが、この作品はそこに愛着など湧きません。
ただ、一言、本当に意味不明です。

一例として、世界観を上げますが
・世界は荒廃し、汚染獣なる生物が生息している。
・大半の人々は汚染獣に対抗できないので移動型都市で生活している。
・大気は汚染物質が蔓延しており、人はマスク無しに5分と活動できない。

という設定が出てきます。
何故、このような世界になったのかは説明がありません。
そして主人公は、ただでさえ人々が対抗できない汚染獣を1人で何百体と瞬殺します。俺TUEEE状態です。

脳内で思うわけです。
あぁ、人類は何かしら(核戦争等)地球を荒野にしてしまってその結果、汚染獣なる生物が出現して、主人公がやたら強いのはまぁ、何かしらと言い聞かせました。

作中、説明はありません。

挙げ句の果てに異次元から刺客らしき者があらわれるわ。
なんか最終的にただの食人生物と思ってた汚染獣も異次元から出現。

異次元って何?となります。正直そのシーンはぽかーんです。

説明はありません。そして汚染獣を倒して終わりぃ!

意味が分かりません。
凄い事に1話から最終話まで意味がわかりません。

ちなみに原作はラノベらしく、wikiで概要を見ました。
世界観の設定に関して言うと全て説明されています。
しかもwikiを読んだだけでももの凄く原作は面白いというのが分かります。
ただwikiを見るととんでもない情報量が詰め込まれてます。

最終的に言うとどう考えても24話で出来る内容では無かったと思うのです。

原作の評価は見た限りは非常に良かったので読んでみたいなと思います。

あと音楽は浅倉大介さんが担当していますが、全く合ってなかった気がします。個人的な意見ですが
ただ、EDが非常に良かったので高評価を出しておこうと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

79.9 18 異世界でバトルなアニメランキング18位
FAIRY TAILフェアリーテイル(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1147)
6868人が棚に入れました
世界中に幾多も存在する魔導士ギルド。そこは、魔導士達に仕事の仲介等をする組合。

立派な魔導士を目指す少女・ルーシィは、ひょんな事から火を食べ、火を吐き、火を纏う滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)ナツと出会い、ナツの所属するギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入する。しかしそこは、ルーシィの想像を超えた荒くれ者が集まるギルドだった。

問題児だらけの「妖精の尻尾」だが、ルーシィとナツは順調に依頼をこなして行き、次第に魔導士としても成長していく。

声優・キャラクター
柿原徹也、平野綾、釘宮理恵、中村悠一、大原さやか、辻親八、小野涼子、岸尾だいすけ、喜多村英梨、伊瀬茉莉也、小西克幸、浪川大輔、柴田秀勝
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

FAIRY TAIL

週刊少年マガジンの看板漫画のアニメ。
ニコ生で1話から175話まで一挙していたのでこの機会に全話視聴。

エドラス編と大魔闘演武編が好き。
1期目は大魔闘演武の途中で終わってしまうのがちょっと残念。

キャラはジェラールとミストガン、ハッピーとロキ、メイビスが好き。
声優が意外と豪華。

冒頭のあらすじが雑な気がする。
予告のナツとハッピーの掛け合いが面白い。
魔方陣が凄く綺麗。

SEの「あーん」「わーお」が多様されてて面白い。
流血描写がないので安心して観れる。

OP,EDは1クール事に変わる。OPの映像はネタバレ多め。

各話感想↓(☆はお気に入り回)
1話 妖精の尻尾 (OP/Snow fairy(FUNKIST) ED/完璧ぐ~のね(渡り廊下走り隊))
{netabare}乗り物酔いの主人公。
ルーシィちょろい。仕事が雑な精霊。
炎を食べるナツ。
街が大変な事に。{/netabare}

2話 火竜と猿と牛
{netabare}ミラちゃん可愛い。
ギルドに入るのって簡単なのね。{/netabare}

3話 潜入せよ!! エバルー屋敷
{netabare}ぷるぷるしてる精霊。
メイドルーシー似合ってる。
美しい…娘? B専だった…。
この屋敷の住人はなぜ床を突き破るのだろうか。{/netabare}

4話 DEAR KABY ~親愛なるカービィへ~
{netabare}床に潜る魔法だった。
キャンサー…強く見えない。
いい話だ。{/netabare}

5話 鎧の魔導士
{netabare}空中に文字を書けるのって羨ましい。
ナツが「アイ」しか言わなくなった!
エルザの荷物多い。
またナツをのせた列車が発車しちゃった。{/netabare}

6話 妖精たちは風の中
{netabare}グレイっていつの間にか服が逃げる魔法でもかかってる?
エルザ強い!変身した!{/netabare}

7話 炎と風
{netabare}ハッピー凄い!!!
エルザの目が凄い事に。{/netabare}

8話 最強チーム!!!
{netabare}ハッピー頭いい。
はだかマフラー…。
笛がモンスターに!
エルザ変身、今回は可愛い。
ギルドマスターって戦わないのかな?
山が1つ2つ消えた。{/netabare}

9話 ナツ、村を食う
{netabare}美味しそうに見えない魚。まずかったんかい!
エルザのお腹の音が凄い。
二人ともきのこ生えた。{/netabare}

10話 ナツ vs. エルザ
{netabare}突然のエルザ逮捕。
入れ替わってたナツ。
ナツの女装が酷い。{/netabare}

11話 呪われた島
{netabare}グレイ追いつくの早い。
おじさんが…消えた。
村長、すっごいもみあげ!
船のおじさん…幽霊!?{/netabare}

12話 月の雫 (OP/S.O.W. センスオブワンダー(アイドリング!!!) ED/追憶メリーゴーランド(onelifecrew))
{netabare}あらすじ改変されてる!
火で溶けない氷。
エルザ!!{/netabare}

13話 ナツ vs. 波動のユウカ
{netabare}調子に乗るルーシィ。
ナツが落とし穴にひっかるのかと思ったら、ほんとに落ちた。
敵がバカだった。
ルーシィピンチ!{/netabare}

14話 勝手にしやがれ!!
{netabare}1話ぶりのアクエリアス。敵も巻き添え。
あら、かわいい戦い。
怖いよエルザ。{/netabare}

15話 永遠の魔法
{netabare}ショタリオンあんま可愛くない。
キタエリグレイ。
脱げば力が手に入る。脱ぎ癖ついた!!
逆恨みだった。{/netabare}

16話 ガルナ島 最終決戦
{netabare}建物元に戻った。
ウルは生きている!
ショタナツ、ロリエルザ可愛い。
封印解ける!{/netabare}

17話 BURST
{netabare}デリオラ復活!弱かった。崩れていく。
村人の謎。
落とし穴に引っかかったエルザ。何事もなかったかのようだ!
今からあの月を破壊する!!{/netabare}

18話 届け あの空に
{netabare}邪気の膜壊れた!!
船のおっさん!て、天使?
エルザの海賊船。
ウルの娘!?
アレって何なんだ!?{/netabare}

☆19話 チェンジリング
{netabare}みんな入れ替わった!声優の本気!
エルザの胸固い。
30分以内に入れ変わらないと!
スク水エルザ!口から炎が!氷が!最弱のチームに!
ナツとエルザたち戻ってない!他の人も入れ替わった!大惨事!
投げっぱなしで終わる!!{/netabare}

20話 ナツとドラゴンの卵
{netabare}大きなタマゴ。
やんちゃなミラさん…。別人すぎる。
リサーナ今何処に…。
産まれる!!
写真じゃなくて絵だった。
成長したリサーナ可愛い。{/netabare}

21話 幽鬼の支配者
{netabare}ギルドが凄い事に。
エルザまで不法侵入。
レビィちゃん…。{/netabare}

22話 ルーシィ・ハートフィリア
{netabare}仲間を踏み台にするナツ。
ただのじいさんになったマスター。
お嬢様ルーシィ{/netabare}

23話 15分
{netabare}ハウルみたいに城が歩いてきた。
金剛の鎧が…。{/netabare}

24話 その涙を見ない為に
{netabare}ひどい戦い。
ミラ、エルフマン、リサーナは兄妹だったのね。
リサーナ…。{/netabare}

25話 雨の中に咲く花 (OP/ft.(FUNKIST) ED/南波志帆)
{netabare}OP変わった!次の敵はこの人たちか。
一目惚れ!キュンキュンしてるジュビア。情緒不安定。{/netabare}

26話 炎の翼
{netabare}あっさり倒した!エルザ強い。{/netabare}

27話 二人の滅竜魔導士
{netabare}ドラゴンスレイヤー同士の戦い!
サジタリウス…変な精霊。
スパルタエルザ。{/netabare}

28話 フェアリーロウ
{netabare}ただの妬みだった。
マスターカッコいい!{/netabare}

29話 あたしの決意
{netabare}ミラの絵は独特。
ルーシィのお嬢様姿!{/netabare}

30話 NEXT GENERATION
{netabare}裁判中に寝るマスター。
孫のラクサス登場。
フェアリーテイルの皆が応援団。
エルザは本番に弱い。
建物壊れた!なぜか好評。{/netabare}

☆31話 空に戻れない星
{netabare}微妙な観光地。
鎧のまま温泉に…。
ロキって精霊だったのね。{/netabare}

☆32話 星霊王
{netabare}ロキの主人だったカレン嫌な女。
精霊王!
エルザ…消えるのか?{/netabare}

33話 楽園の塔
{netabare}エルザのお話かな。
グレイが溶けた!{/netabare}

34話 ジェラール
{netabare}双子だったのか。
ナツが船に乗ってるのに船酔いしてない!
戦うしかない!{/netabare}

35話 闇の声
{netabare}おじいちゃん…。
エルザ覚醒。{/netabare}

36話 楽園ゲーム (OP/R.P.G.~Rockin' Playing Game(SuG) ED/君がいるから(下川みくに))
{netabare}かぶりものなのに表情変わる。
シヨウってヤンデレ…?{/netabare}

37話 心の鎧
{netabare}ユニゾンレイド!
エルザが初めてフェアリーテイルに来た日。
ナツが食べられた!{/netabare}

38話 運命
{netabare}あと7分!
エルザかっこいい!{/netabare}

39話 聖なる光に祈りを
{netabare}エルザ無事だった!
双子かと思ったら一人の人間だった!
やっとナツ登場。{/netabare}

40話 妖精女王、散る
{netabare}壊しまくりなナツ。シモン…。
エーテリオンを食べるナツ。{/netabare}

41話 HOME
{netabare}エルザのお墓…。という夢だった。
立派なフェアリーテイルの城が出来てる!
ジュビアの髪型変わってる。ガジルも新メンバー。
ミラちゃんが歌う!ガジルも歌う!{/netabare}

42話 バトル・オブ・フェアリーテイル
{netabare}ショタラクサスとエルザのゴスロリ可愛い!!
ナツが結界から出られなかった!80歳以上…?{/netabare}

43話 友の為に友を討て
{netabare}ガジルも80歳以上なのか!?
燃やしたら戻る…?エルザが戻った!!{/netabare}

44話 神鳴殿
{netabare}石化とけた!!
レビィさん流石!
レオかっこいい!!{/netabare}

45話 サタン降臨
{netabare}ジュビア…いい子だ。
ガジルはスパイだった。
ミラ覚醒!{/netabare}

46話 激突! カルディア大聖堂
{netabare}聖堂壊れた。という夢を見た。
ミストガンの顔、ジェラール!?そっくり。{/netabare}

47話 トリプル ドラゴン
{netabare}時間増えた?
テレパシーで喧嘩!共闘だ!
3人目のドラゴンスレイヤー!{/netabare}

48話 幻想曲
{netabare}イグニール登場!
ナツがなんて言ってるか分からない。
ガジルの通訳凄い。なんで分かるんですか。
ラクサス丸くなった。
二重スパイだったガジル。
いいパレードだった。{/netabare}

49話 運命の出会いの日(OP/エガオノマホウ(MAGIC PARTY) ED/HOLY SHINE(Daisy×Daisy))
{netabare}ルーシィをとことん無視する記者。{/netabare}

☆ 50話 特別依頼。気になる彼に注意せよ!
{netabare}ルーシィがナツを意識した!ニヤニヤ展開。ルーシィ、ナツを美化しすぎ。
確かに怒りの熱い視線。
マスターは酒、エルザは柱にお熱い視線。{/netabare}

51話 LOVE & LUCKY
{netabare}中身は変わってなかったルーシィ父。
不審な半裸グレイ。
40万の仕事キャンセルしちゃったのか。もったいない。{/netabare}

52話 連合軍、集結!
{netabare}ルーシィがバイト。エルザノリノリ。
リオン久々登場。
ウェンディ現る。{/netabare}

53話 六魔将軍現る!
{netabare}ハッピーがシャルルに一目惚れ。
話を聞いていなかったナツ。
一夜もうやられてた。{/netabare}

54話 天空の巫女
{netabare}ウェンディとハッピーつれていかれた。
ジュラ復活!
ウェンディはドラゴンスレイヤーだった!!
噂に尾ひれがつきすぎ!
ジェラール封印されていた。{/netabare}

55話 少女と亡霊
{netabare}一夜捕まってる。29歳…?
グレイの凍りって乗り物…?{/netabare}

56話 デッドGP
{netabare}頭にアップル。
いきなりレースに。
リオンが…逝った?{/netabare}

57話 闇
{netabare}エルザ治った!{/netabare}

58話 星霊合戦
{netabare}グレイが悪人面に。
アクエリアスの彼氏が…。キャラが変わってる。怖いよアクエリアス。
カレンを始末したのがエンジェルだった。{/netabare}

☆ 59話 追憶のジェラール
{netabare}ナツは未だいかだの上。
ショタミストガ…ジェラール可愛い。
ジェラールは記憶喪失だった。
ペアルック、ナツとルーシィ。
リオン生きてたー!!!{/netabare}

60話 破滅の行進
{netabare}ジェラールの腕を掴んでたエルザ。
エルザとジェラールまるで恋人みたいだ。どぅぇきてる~。{/netabare}

61話 超空中戦! ナツ vs. コブラ (OP/Fiesta(+Plus) ED/-Be As One-(w-inds.))
{netabare}心の中を聞く魔法って凄い。
毒のドラゴンスレイヤーだった。
落ちた瞬間酔うナツ。
耳がいいのも考えもの。{/netabare}

62話 聖十のジュラ
{netabare}ナツが闇ギルドにスカウトされた。
ウェンディー有能。{/netabare}

63話 君の言葉こそ
{netabare}リチャード…罠だった。
杖が喋ってる!!!{/netabare}

64話 ゼロ
{netabare}弱点2つ!
ジェラール食べられた。夢でした。
義眼便利。
醜い争い。{/netabare}

65話 天馬から妖精たちへ
{netabare}一夜さん役に立たない。
魔力の消費激しそう。
ナツの方に!!!!
ジェラールの記憶が戻る?悪い顔してる。{/netabare}

66話 想いの力
{netabare}あらすじ長い。
ナツはとりあえず殴る。敵の前だけどな。
一夜さんどうやって壊すんだろう。{/netabare}

67話 私がついている
{netabare}嘘あらすじ。
タウロスの見せ場!
ナツが取り込まれた!?イグニール!!
ルーシィの星霊勝手に出て来る。
グレイとルーシィはジェラールの顔知らなかったか。
一夜…邪魔するなよ…。閉じ込められた…!{/netabare}

68話 たった一人の為のギルド
{netabare}ルーシィの服可愛い。
400年!?みんな消えるのか…。
いい話だった。{/netabare}

☆ 69話 竜の誘い
{netabare}ルーシィの星霊が3人も増えた!
猫が欲しいガジル。
ミストガンはすぐ消えちゃう。{/netabare}

70話 ナツ vs. グレイ!!
{netabare}脱いだから本物か!?{/netabare}

71話 友は屍を越えて
{netabare}ドラゴン飛んだ!!
村の人と約束していた。
7年ぶりぐらいに約束を果たす。{/netabare}

72話 フェアリーテイルの魔導士
{netabare}グレイが裏切った理由が意味わからない。あの説明で許されちゃうんだ…。
視聴者のグレイ株は下がったまま…。グレイのフォローは…?このアニオリ必要だった?{/netabare}

73話 虹の桜 (OP/Evidence(Daisy×Daisy) ED/ひとりさみしく(ShaNa))
{netabare}虹色の桜ってどういう原理なんだろう。
ルーシィかわいそう。{/netabare}

74話 ウェンディ、初めての大仕事!?
{netabare}あ、あの劇団か…。
謎の組み合わせ。
エルザが壊れた。
フリードは味音痴だった。{/netabare}

☆ 75話 24時間耐久ロードレース
{netabare}ミラさんは参加しないんですか。誰が優勝するのかな。
ナツたち最下位。{/netabare}

76話 ギルダーツ
{netabare}賃貸より寮のが料金高い。ウェンディ金持ち?
街が変形した!!!
最強のギルダーツが100年クエスト失敗。生還しただけで凄いのね。
2年前に死んでたリサーナ。{/netabare}

77話 アースランド
{netabare}猫を探してるガジル。
ミストガンとウェンディが…出会う!{/netabare}

78話 エドラス
{netabare}おなかの音がうるさいハッピー。緊張感なさすぎ!
ハッピーの変装ひどい。
みんなの性格が逆になってる…。
カナ…誰だお前。ヤンキールーシィ。{/netabare}

79話 妖精狩り
{netabare}ミラは変わってない…?エルザはどうなってるんだ。
ウェンディがいる!大人の姿で!?
別人だったか…。
エルザは敵なのか。{/netabare}

80話 希望の鍵
{netabare}大人ウェンディ胸でかい。ツンデレルーシィ。
ガジルの頭は固いまま。
こわいルーシィは役にたつ。
アースランドのルーシィ!
ルーシィの鍵は使える。
このパーティだとアースランドのルーシィが最強なのかな。{/netabare}

☆ 81話 ファイアボール
{netabare}時計の星霊凄い。
トリプルーシィにダブルガジル。
ロキが役にたたない。
ナツ!エドラスのナツは乗り物に乗ると性格変わるのね。{/netabare}

82話 おかえりなさいませ
{netabare}大きなラクリマ。切られてて大丈夫なんですか…。
ナツは学習しない。{/netabare}

83話 エクスタリア
{netabare}砕けば元に戻るんですか…?
シャルルが初めてハッピーの名を!{/netabare}

84話 飛べ! 友のもとに!
{netabare}ハッピーのお母さんかな?
飛んだ!!!{/netabare}

85話 コードETD
{netabare}なんて酷い…。
ハッピーが漢だ!
グレイとエルザ!{/netabare}

86話 エルザ vs. エルザ (OP/The Rock City Boy(JAMIL) ED/Don't think. Feel !!!(アイドリング!!!))
{netabare}どっちのエルザが勝つのだろう。
広場にあったラクリマがエルザとグレイだった。
エルザから逃げてきたナツ。
グレイの扱いが酷いウェンディ。{/netabare}

87話 命だろーが!!!!
{netabare}すぐに壊される遊園地。
アクエリアスが役に立たない…だと。
ガジルよりルーシィのが重い。
ルーシィのコスプレ。{/netabare}

☆ 88話 星の大河は誇りの為に
{netabare}ルーシィの新しい武器可愛い。
たこの敵の声が聞きとりづらい。
グレイの戦闘がギャグにしか見えない。面白い。{/netabare}

89話 終焉の竜鎖砲
{netabare}このエルザは演技派のエルザさんかな。{/netabare}

90話 あの時の少年
{netabare}エクシードの翼が綺麗。
ラクリマが…消えた。
エルザが追いかけてきた!{/netabare}

91話 DRAGON SENSE
{netabare}親子にしてはまったく似てない。{/netabare}

92話 生きる者たちよ
{netabare}デート終わったロキ。
エドラスのフェアリーテイル!!
島を吹き飛ばしたダブルエルザ強い。{/netabare}

93話 オレはここに立っている
{netabare}3つの咆哮!
あのドラゴン飛べるのか。
島が落ちてきた!!{/netabare}

☆ 94話 バイバイ エドラス
{netabare}演技楽しそうな、ナツ。
ミストガン、素手も強い。フェアリーテイルの掟いいな。
エクシードたちもアースランドへ。
ミストガンカッコいい。エドラス編終わったら、もうミストガンが見られなくなるのが悲しい。{/netabare}

☆ 95話 リサーナ
{netabare}シャルルもハッピーも実の親に気付かない。
みんな腕の動きうつってる。
リリーちっちゃ!可愛い。
リサーナ!!エドラスに飛ばされていた。{/netabare}

96話 生命を消す者
{netabare}後日談!か…か弱い?
ギルドに知らない子がいっぱい。
エドラスのあの王様がマスターだったか。
黒髪の人は例のゼレフさんかな。{/netabare}

97話 ベストパートナー
{netabare}今度はカナが不法侵入。
ルーシィがギルドに入ってまだ半年だった。
フェアリーテイルの人多い。
S級昇格試験だった。
ナツ、グレイ、ジュビア、エルフマン、カナ、フリード、レビィ、メスト。
グレイはロキをパートナーに…。なんて勝手な星霊なの!?{/netabare}

98話 運がいいのは誰?
{netabare}グレイ全裸。
フリードの術式チート。
エルザと闘いたい、ナツ。
カナチームはリベンジ戦。
カナとアクエリアスでダブルキタエリ!自演の喧嘩…。
お姉さんがいっぱいで気持ち悪い。まさかの勝利。ただの茶番だった。{/netabare}

99話 ナツvs.ギルダーツ (OP/永久のキズナ(Daisy×Daisy) ED/この手伸ばして(Hi-Fi CAMP))
{netabare}ジュビアがエルザに当たっていた。
エルフマンvsミラ。みんな本気だった。
ナツが粉々に…。増えた。うるさい。
ナツが降参!{/netabare}

100話 メスト
{netabare}メストvsグレイ!
ウェンディの弱点いじめが酷い。可哀想に。
メスト…謎なやつ。
レビィが静ルート。
エルフマン勝ったの…勝ったのか?
結婚ネタでミラの気を引いた。ミラの想像した赤ちゃん怖い。{/netabare}

101話 黒魔導士
{netabare}久々のウルティア。{/netabare}

102話 鉄の魂
{netabare}メストがきもい。
刀も食べられるガジル。
敵の情報を教えてくれる敵。
メスト…敵だった?{/netabare}

103話 進撃のマカロフ
{netabare}評議員だったメスト。
敵のボスがまさかのフェアリーテイル2代目マスター!?{/netabare}

104話 失われた魔法
{netabare}マスターが…。
ゴッドスレイヤー…?{/netabare}

105話 火竜 vs. 炎神
{netabare}ナツが恐怖してる。
龍と神の炎!{/netabare}

106話 大魔法世界
{netabare}時間が…。
ゼレフとウルティア邂逅。{/netabare}

107話 具現のアーク
{netabare}ウルティアヤンデレっぽい。
1割しか魔法持ってなかった。
ウルティアの匂い覚えてた、ナツ。
星霊カプリコーン。美味しそうな名前。{/netabare}

108話 人間の扉
{netabare}ジュビアの妄想が面白い。
融合した人間だったカプリコーン。ロキの顔色が…青く。
中身が出て来た!
みんな生きてた。{/netabare}

109話 ルーシィファイア
{netabare}自分を呪う…。頭悪い敵。
アクエリアスと旅行中だった…。あとが怖い。
なんという偶然のナツとルーシィ。
ルーシィの扱いが酷いナツとハッピー。{/netabare}

110話 絶望の袋小路
{netabare}グレイが1位…?
ウルティアとの因縁がここで…。
ジュビア怖い。ヤンデレの本気。{/netabare}

111話 愛と活力の涙
{netabare}グレイとばっちり…。感情も繋がった。
ルーシィの新服かわいい。
ゼレフさんいつまで寝ているのだろうか。
一人だけずぶ濡れ。{/netabare}

112話 言えなかった一言 (OP/I Wish(Milky Bunny) ED/Boys Be Ambitious!!(Hi-Fi CAMP))
{netabare}ロリカナ。マスターの邪魔が…。
初代って女性!?男だと思ってた…。
ギルダーツ!!{/netabare}

113話 天狼樹
{netabare}まだ話してたグレイとウルティア。
天狼樹が倒れる!
フェアリーテイルの命の加護と魔力増強をしてた天狼樹。{/netabare}

114話 エルザ vs. アズマ
{netabare}誘惑の鎧なぜ買った、エルザ。
久々のジェラール。どぅぇきてる~。{/netabare}

115話 凍える闘志
{netabare}ゼレフの扱いが酷い。
ウルティアはゼレフさえ手に入れればいいのね。
一撃…ウルティア弱い?{/netabare}

116話 生なる力
{netabare}ジュビアがグレイの声で目を覚ます。
足が折れてるからって…怖いよジュビア。
ウルティア幼少期可哀そう。
海に流れたウル…伏線だった。{/netabare}

117話 雷鳴響く
{netabare}リリーは雷が苦手なのね。可愛いよリリー。
ゼレフ起きた。
カッコいいチーム戦!
ウェンディ消えた!?ホロロギウム有能。という事は全裸…。
ラクサス登場!{/netabare}

118話 紋章を刻まぬ男
{netabare}ラクサスカッコいい。
ガジルとルーシィが倒したやつらが…。
フェアリーテイルは呑気。{/netabare}

119話 深淵の領域
{netabare}無能評議員。
敵のタマゴを食うのか。凄いなエルフマン。「食ったら力が~」ってお前もか。
雷炎龍の咆哮!巻き添えが…。
リリー、ガジルに似て来た。{/netabare}

120話 暁の天狼島
{netabare}イグニールのマフラーが…。
猫組優秀。
天狼島が復活!?ウルティアが改心!
いい話だった。
ジュビアの動きがきもい。{/netabare}

121話 愛する資格
{netabare}ウルティアとメルディいいな。
マスター手負いでも強い。
ギルダーツの驚き様が凄い。浮気性でした。
ナツとハッピー号泣。{/netabare}

122話 手をつなごう
{netabare}グレイがジュビアに座った。
これがドラゴン…!!
みんな戻ってきた。誰も撤退しない、いいギルド。
島が消えた!
もう7年。主人公交代か!?{/netabare}

123話 X791年・妖精の尻尾
{netabare}ギルドがボロボロに…。
マカオがマスターに。主力メンバーみんないなくなったから弱小ギルドに…。
初代マスター、メイビス可愛い。島ごと復活!
ナツが埋まって…。
ロメオカッコいい。
みんなー帰って来た!!!!{/netabare}

☆ 124話 空白の7年
{netabare}頼りないマスター…。がっかり感凄い。
ウエンディは胸が欲しいのね。
家賃7年分取られる。解約しない大家さん優しい。
みんなの貯金が無くなった…!金庫がなくなってたナツ。可哀そう。
1ヵ月前に…。もっと少し早かったら…。大家さん優しい。
泣けるシーンなのにナツで台無しに。{/netabare}

125話 魔法舞踏会 (OP/はじまりの空(+Plus) ED/Glitter (Starving Trancer Remix)(Another Infinity feat. Mayumi Morinaga))
{netabare}エルザの踊りが酷い。お前もかリサーナ。
フェアリーテイル、ダンス大会になった。
コピー能力凄い。
犯人プロポーズ。イイハナシカナー?
まだ踊る。{/netabare}

126話 真の悪ケツプリ団
{netabare}ナツの顔が凄い事に。この依頼ナツに向いてないじゃない。
ウェンディの服可愛い。
汚い技。
敵を治してあげるウェンディ優しい。
汚い話から綺麗なEDに。{/netabare}

☆ 127話 透明ルーシィの恐怖!
{netabare}ルーシィ全裸で歩く。
喧嘩そして、エルザに被害が。
服着た。
ルーシィの顔の落書き大会が始まった。
フェアリーテイルの皆が消えた!{/netabare}

128話 父の遺品
{netabare}山賊がきもい。{/netabare}

129話 怒涛の対決!ナツ vs. ラクサス
{netabare}ジュビアの握力凄い。
巻き添えくらいそうな観客。
一撃瞬殺。ラクサス強い。
ガジルが逃げた!{/netabare}

130話 狙われたルーシィ
{netabare}エドラスの敵たちが、アースランドでも敵なのか。
成済まし詐欺。ルーシィが増えた。
エルフマンはムリだろ。
突然出て来るバルゴ。{/netabare}

131話 レギオンの猛威
{netabare}同じ魔法なら食えるんじゃ…。{/netabare}

132話 星空の鍵
{netabare}無能な評議員。
ギルダーツ、カナにデレデレ。キャラ崩壊。
シャルルの預言怖い。
元ルーシィの家が…。
ナツが小人に。{/netabare}

133話 旅の仲間たち
{netabare}ちっちゃいナツ可愛い。
戦力が不安なチームだらけ。
やっと逃げたガジルさん登場。
エルザのピクニック。{/netabare}

☆ 134話 迷宮狂想曲
{netabare}ジュビアちゃん頭いい。
鼻から出て来た…ナツたち。
いきなりのBLっぽい展開。{/netabare}

135話 神話の足跡
{netabare}貴重な遺跡が…。
ハッピーが巨大に!
リリーが質の悪い冗談を…。{/netabare}

136話 真の悪、ふたたび
{netabare}ケツプリ団再登場。{/netabare}

137話 計算をこえるもの
{netabare}紙芝居が始まった。
人魚リサーナ可愛い。{/netabare}

138話 聖戦のゆくえ (OP/「テノヒラ」 (HERO) ED/YELL ~輝くためのもの~ (サーターアンダギー))
{netabare}エルザチームがケツプリ団の格好してる…。
今度はムネプリ団!?{/netabare}

139話 動き始めた刻
{netabare}ハッピーがカッコいい台詞を言ってるのに後ろでギャグやってるせいで耳に入らなかった。
エルザたちも来た!{/netabare}

140話 新生六魔将軍現る!
{netabare}エンジェルとミッドナイト以外忘れた。
無能評議員。{/netabare}

141話 無限時計を追え!
{netabare}キナナがコブラの乗ってたあの蛇だったのか…?
カナの魔法便利だ。{/netabare}

142話 戦いの不協和音
{netabare}7年後のメストさん。見た目随分変わった。
アクエリアスさんデート中だった。
チームワーク悪いナツチーム。
ゾンビみたいできもいシスターだな。{/netabare}

143話 アンチリンク

144話 解き放たれた絶望
{netabare}カナも操られて…!?ナンテコッタ。
スロット壊した!{/netabare}

145話 リアルナイトメア
{netabare}ケツプリ団!
ケツに火がついた!{/netabare}

146話 時のスパイラル
{netabare}ガジルがおじいちゃんに…。仲間がいろいろ変に…。戻った!{/netabare}

147話 無限城へ!
{netabare}敵は髪の毛だった!?
ギルダーツとガジル強制退場。
ミッシェルがヤンデレに。{/netabare}

148話 天使の涙
{netabare}ルーシィ元カノになっていたか…。
エンジェル可愛い。{/netabare}

149話 友の声が聴こえる
{netabare}ルーシィの目が…。
大司教様治った!{/netabare}

150話 ルーシィとミッシェル
{netabare}ミッシェルの人形はずっと置きっ放しに…。
ルーシィパパは気付いていた。
タコが仲間に。{/netabare}

151話 剣咬の虎 (OP/Breakthrough (GOING UNDER GROUND) ED/キミがくれたもの (工藤静香))
{netabare}宴だー!!
新たなドラゴンスレイヤーとエクシード組登場。
EDの初代可愛い。{/netabare}

152話 そしてオレたちは頂上を目指す
{netabare}マックス強くなった。…7年前のマックス覚えてないけど。
ラクサス破門解除。マスター返還されたマカロフ。
ポーリョシカはグランディーネと同じ声と匂い!?エドラスのグランディーネだった。
金のために参加を決めるマカロフ。{/netabare}

153話 星々の歌
{netabare}海合宿!
バルゴが変なとこから出て来た!宴だー!
プルーがいっぱい。
修行がオワタ。ヒゲー時間返せ!!!{/netabare}

☆ 154話 すれ違った時間の分だけ
{netabare}やっとジェラール再登場。登場シーンカッコいい。
ビンタされた後のジェラールの顔がかっこいい。
押し倒した!どぅぅぅえきてるぅぅぅ。
エルザとジェラールには幸せになって欲しいです。なって欲しいです。
ヘタレジェラール可愛い。{/netabare}

155話 花咲く都・クロッカス
{netabare}三か月(5日)の修行終了。
エルザさんめっちゃくつろいでる。
ジュビア可愛い。リオンの乱入。
第三世代のドラゴンスレイヤー。
ウェンディどうなるのか。{/netabare}

156話 空中迷宮
{netabare}メンバー変更できた。
ルーシィの新しい星霊。コンパスの前には役に立たなかった。
エルフマン凄い。
フェアリーテイルのみんな悪い顔してる。
最下位だった。ギリギリ!{/netabare}

157話 新規ギルド
{netabare}エルフマンがでかすぎてウェンディの服が小さく見える。
結局エルフマンの服間に合った。
初代マスター!メイビス可愛い。紋章つけてないと見えないのか。
フェアリーテイルBチーム。勝てる気がしない。{/netabare}

158話 星降ル夜ニ
{netabare}みんなのコピーがいっぱい。
ルーファス強い。
グレイ倒され過ぎ!{/netabare}

159話 ルーシィ vs. フレア
{netabare}人質とるなんて卑怯だ。ナツ有能。
初代が落ち込んだ!
不正だらけだった。{/netabare}

☆ 160話 凶瑞
{netabare}ルーシィのシャワーシーン見たいのか、ナツ。
もじもじしてる初代可愛い。
エドラスのミストガンの魔法コピーしてたジェラール。付け焼刃の魔法だった。
ジェラール隠す気ないよね。
ウルティア酷い。酷いギャグだった。公開処刑やめてあげてよ。
ルーシィやっと立ち直った。{/netabare}

161話 戦車
{netabare}カナが飲み比べで負けた!
ナツ不利すぎる競技。ガジルもか。ドラゴンスレイヤーには不利な勝負だった。
ナツの台詞がカッコいい。
観衆が手の平返ししてきた。{/netabare}

162話 エルフマン vs. バッカス
{netabare}少女誘拐とは…。
エルフマン漢だー!
ウェンディ治った!
また星霊魔道士狙われていた。{/netabare}

☆ 163話 ミラジェーン vs. ジェニー
{netabare}水着対決!どうしてこうなった。
他の人も乱入!初代が水着持ってきていた。
ガジル。なんで出て来た。
ナツとリサーナかと思いきやルーシィ乱入。
お婆ちゃんの水着は誰得なんですかね…。
瞬殺!ミラを怒らせるの恐い。
命がけの対決…。{/netabare}

164話 カグラ vs. ユキノ
{netabare}ユキノも星霊魔道士だった。
カグラさん強い。{/netabare}

165話 怨みは夜の帳に包まれて
{netabare}ジェラール恨まれてる。エルザ辛い。
ナツが殴り込み!{/netabare}

166話 伏魔殿
{netabare}忍者みたいなのが10番以内の強さ…。
ハッピーいつの間にか捕まってた。
今度のゲストは評議員。
泣いてる初代可愛い。
エルザかっこいい!100体倒せるのだろうか。{/netabare}

167話 100対1 (OP/フェアリーテイル ~約束の日~ (米倉千尋) ED/We're the stars (愛美))
{netabare}99体も倒したエルザ強い!
S級ちっちゃ!
カナ飲み過ぎ!!
魔力の数値全員の知りたい。
また貸したフェアリーグリッター。数値はカンストでした。{/netabare}

168話 ラクサス vs. アレクセイ
{netabare}一夜さんの入浴シーン…。
見張るフェアリーテイル軍。
6代目大丈夫か。
幻影だった。反抗期終わったラクサスはカッコいい。{/netabare}

169話 ウェンディ vs. シェリア
{netabare}ラクサス相手だとレイヴンテイルが弱く感じる。
ドジっ子同士、風魔法同士、ツインテール同士の対決。
シェリアはゴッドスレイヤーだった。
自己回復とは厄介だな。{/netabare}

170話 小さな拳
{netabare}ナツさんどっちの応援してるの。
時間切れとかあったのか。
ドランバルトさん邪魔。
見つかったジェラール…。
泣いてる初代可愛い。{/netabare}

171話 海戦
{netabare}エルフマン可哀そうな言われよう。エヴァに惚れた?女だ!
どうなってんだグレイの服。
レヴィが不吉な事言ってる。
海戦…女の子達の戦い!一人男が…。
解説がいろいろ酷い。
ジュビア場外。
ルーシィ vs ミネルバ
痛めつけられるルーシィ。なんて酷い。{/netabare}

172話 君に捧げる香り
{netabare}ポイント低い方に合わせるってなんか酷い。
フェアリーテイル再編成!
ナツ、グレイ、エルザ、ガジル、ラクサス!
いけ…めん?
エクシードのニチヤだった。この酷い回想やだー。{/netabare}

173話 バトル・オブ・ドラゴンスレイヤー
{netabare}ジュビアの妄想が酷い。
初代ドジっ子。
猫だからネズミが好きなのか…?遊ばれてる。
夢のドラゴンスレイヤー対決!{/netabare}

174話 四人の竜
{netabare}火の竜と鉄の竜 vs 白の竜と影の竜かな。
凄まじい破壊力。
味方で喧嘩するなよ。
ガジルが可哀そうな事に!{/netabare}

175話 ナツ vs. 双竜
{netabare}ユニゾンレイドを打ち破るナツ!
いい戦いだった。
ガジルはどうなった?ドラゴンの墓場!??
エクリプス計画は2期かな。
レビィの語りが不穏。
続きが気になる終わり方だった。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

爽快で痛快な、魔導冒険ファンタジー!!!

1「妖精の尻尾(ようせいのしっぽ)」
劇場版2本を経て遂にTVシリーズですが、これが『FAIRY TAIL』か~と非常に楽しく見れました。力任せが気持ちいいナツの豪快ぶりもだけど、ルーシィの天真爛漫・なびかない色気のシーン、ハッピーの役だったか分からないポンコツぶりと、劇場版の倍はもうエキサイトしてました。
王道のバトル漫画を直球で攻める姿勢や、待ち受ける冒険譚へのワクワクが止まらなくて、なるほどこれは人気になるのも納得ですと頷きました。
劇場版の残念ぶりが尚更悔やんでしまいますが、それをナツが火炎と一緒に吹き飛ばしてくれました!ここまで気持ちいいアニメ、触れたの久しぶりだった!!

2「火竜と猿と牛(かりゅうとさるとうし)」
3「潛入せよ!! エバルー屋敷」
4「DEAR KABY 〜親愛なるカービィへ〜」
5「鎧の魔導士」
6「妖精たちは風の中」
7「炎と風」
8「最強チーム!!!」
9「ナツ、村を食う」
10「ナツ vs. エルザ」
11「呪われた島」

12「月の雫(ムーンドリップ)」
13「ナツ vs. 波動のユウカ」
14「勝手にしやがれ!!」
15「永遠の魔法」
16「ガルナ島 最終決戦」
17「BURST」
18「届け あの空に」
19「チェンジリング」
20「ナツとドラゴンの卵」
21「幽鬼の支配者」
22「ルーシィ・ハートフィリア」
23「15分」
24「その涙を見ない為に」

25「雨の中に咲く花」
26「炎の翼」
27「二人の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)」
28「フェアリーロウ」
29「あたしの決意」
30「NEXT GENERATION」
31「空に戻れない星」
32「星霊王」
33「楽園の塔」
34「ジェラール」
35「闇の声」

36「楽園ゲーム」
37「心の鎧」
38「運命(デスティニー)」
39「聖なる光に祈りを」
40「妖精女王(ティターニア)、散る」
41「HOME」
42「バトル・オブ・フェアリーテイル」
43「友の為に友を討て」
44「神鳴殿」
45「サタン降臨」
46「激突! カルディア大聖堂」
47「トリプル ドラゴン」
48「幻想曲(ファンタジア)」

49「運命の出会いの日」
50「特別依頼。気になる彼に注意せよ!」
51「LOVE & LUCKY」
52「連合軍、集結!」
53「六魔将軍(オラシオンセイス)現る!」
54「天空の巫女」
55「少女と亡霊」
56「デッドGP(グランプリ)」
57「闇」
58「星霊合戦」
59「追憶のジェラール」
60「破滅の行進」

61「超空中戦! ナツ vs. コブラ」
62「聖十(せいてん)のジュラ」
63「君の言葉こそ」
64「ゼロ」
65「天馬から妖精たちへ」
66「想いの力」
67「私がついている」
68「たった一人の為のギルド」
69「竜の誘い」
70「ナツ vs. グレイ!!」
71「友は屍を越えて」
72「フェアリーテイルの魔導士」

73「虹の桜」
74「ウェンディ、初めての大仕事!?」
75「24時間耐久ロードレース」
76「ギルダーツ」
77「アースランド」
78「エドラス」
79「妖精狩り」
80「希望の鍵」
81「ファイアボール」
82「おかえりなさいませ」
83「エクスタリア」
84「飛べ! 友のもとに!」
85「コードETD」

86「エルザ vs. エルザ」
87「命だろーが!!!!」
88「星の大河は誇りの為に」
89「終焉の竜鎖砲」
90「あの時の少年」
91「DRAGON SENSE」
92「生きる者たちよ」
93「オレはここに立っている」
94「バイバイ エドラス」
95「リサーナ」
96「生命(いのち)を消す者」
97「ベストパートナー」
98「運がいいのは誰?」

99「ナツ vs. ギルダーツ」
100「メスト」
101「黒魔導士」
102「鉄の魂」
103「進撃のマカロフ」
104「失われた魔法(ロスト・マジック)」
105「火竜 vs. 炎神」
106「大魔法世界」
107「具現のアーク」
108「人間の扉」
109「ルーシィファイア」
110「絶望の袋小路」
111「愛と活力の涙」

112「言えなかった一言」
113「天狼樹(てんろうじゅ)」
114「エルザ vs. アズマ」
115「凍える闘志」
116「生なる力」
117「雷鳴響く」
118「紋章を刻まぬ男」
119「深淵の領域」
120「暁の天狼島」
121「愛する資格」
122「手をつなごう」
123「X791年・妖精の尻尾(フェアリーテイル)」
124「空白の7年」

125「魔法舞踏会」
126「真の悪(ワル)ケツプリ団」
127「透明ルーシィの恐怖!」
128「父の遺品」
129「怒涛の対決!ナツ vs. ラクサス」
130「狙われたルーシィ」
131「レギオンの猛威」
132「星空の鍵」
133「旅の仲間たち」
134「迷宮狂想曲」
135「神話の足跡」
136「真の悪(ワル)、ふたたび」
137「計算をこえるもの」

138「聖戦のゆくえ」
139「動き始めた刻(とき)」
140「新生六魔将軍(オラシオンセイス)現る!」
141「無限時計を追え!」
142「戦いの不協和音」
143「アンチリンク」
144「解き放たれた絶望」
145「リアルナイトメア」
146「時のスパイラル」
147「無限城へ!」
148「天使の涙」
149「友の声が聴こえる」
150「ルーシィとミッシェル」

151「剣咬の虎(セイバートゥース)
152「そしてオレたちは頂上を目指す」
153「星々の歌」
154「すれ違った時間の分だけ」
155「花咲く都・クロッカス」
156「空中迷宮(スカイラビリンス)」
157「新規ギルド」
158「星降ル夜ニ(ホシフルヨルニ)」
159「ルーシィ vs. フレア」
160「凶瑞」
161「戦車(チャリオット)」
162「エルフマン vs. バッカス」

163「ミラジェーン vs. ジェニー」
164「カグラ vs. ユキノ」
165「怨みは夜の帳に包まれて」
166「伏魔殿(パンデモニウム)」
167「100対1」
168「ラクサス vs. アレクセイ」
169「ウェンディ vs. シェリア」
170「小さな拳」
171「海戦(ナバルバトル)」
172「君に捧げる香り(パルファム)」
173「バトル・オブ・ドラゴンスレイヤー」
174「四人の竜(ドラゴン)」
175「ナツ vs. 双竜」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「妖精に尻尾はあるのかないのか? 永遠の謎、故に永遠の冒険」

この作品の名前は前々から知っていました。でも、175話というあまりの話数の多さに完全に腰が引けてしまい、手が出せずにいた作品でした。

ところが、2014年春アニメからこの作品の「新作」が放送される事を知り、「新作だったら、これまでとの関係は無いのかな?」と考え4月を迎えた訳ですが・・・物語の内容が思い切り前作からの続きである事が発覚した瞬間・・・しばし呆然としちゃいました^^;

「よし・・・175話を制覇しよう^^;」
と決意し、視聴の準備を進めゴールデンウィークの全てを掛けて完走しました^^

私は、1話見たら止まらなくなる系の作品をよく一気見する事があります。
でも、175話の一気見はこれまで経験した事がないので、頂上の見えない登山を永遠と続けるような気持ちで恐る恐る視聴を始めましたが、そんな不安は序盤で完全に吹き飛んでしまいました^^


この物語の舞台には、同じ志しを持つ魔道士が集まって結成された「ギルド」という組織があります。
このギルドは、所属している魔道士に仕事を仲介する役目があり、世界中に数多くのギルドが点在しています。

その中の一つに「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」というギルドがあります。
このギルドは、普段皆んなが気軽に集まれる・・・まるで我が家の様なアットホームな雰囲気の空間で、所属している魔道士一人一人が気兼ねする事なく様々な時間を過ごしている・・・そんな場所であると共に、この物語の主人公とその仲間が所属しているギルドでもあります。

ルーシーは、見習い精霊魔道士・・・でも将来は立派な魔道士になる夢を持ち、ギルドを探していた際、火を纏ったり吐いたりする事のできるドラゴンスレイヤーのナツと運命的な出会いを果たします・・・
ナツは、ルーシーの憧れていた「フェアリーテイル」に所属する魔道士でした。
ルーシーのギルドに対する思いを聴いたナツは、ルーシーの手を引いて・・・ここから「壮大」という言葉では表現できない程の冒険物語が始まります。


2009年10月〜2013年3月にかけて175話という膨大な話数が放送された訳ですが・・・これほどの長寿番組になる理由が、物語の序盤で分かります。

ナツやルーシーを始めとするフェアリーテイルには、手を変え品を変え様々な危機や苦難が訪れます・・・
ギルド存続の危機も一度や二度ではありません・・・
でも、危機や苦難を乗り越える度に強くなっている仲間の絆・・・助け合いの心・・・
そして、自分の所属するギルドを絶対の誇りとしていて、ギルドや仲間を守るための一体感が半端無いんです・・・
加えて、一人一人が抱えるこれらの熱い思いを爆発させながら繰り広げられるバトルシーン・・・

絆の強さ・・・仲間を思いやる気持ち・・・これらの熱い気持ちを感じる作品はたくさんあります・・・
でも、こんなにも気持ちの強さを感じられる作品に・・・私は初めて出会ったように思います^^;
そのくらい、衝撃的な作品でした。

そう思う理由も分かっています・・・たくさんの物語が紡がれるのですが、1クール以上を使って一つの物語が描かれているのです・・・物語も、登場人物の心理状態も、しっかりと深掘りされ丁寧に作られています・・・
そのため、垣間見える皆んなの成長ぶりを感じつつ、物語に没頭できるんです・・・
登場人物への思い入れも大きくなるのは、ある意味当然なのだと思います。

最近、宣伝的な意味合いを兼ねて完結しない中途半端な状態の作品があるのが実態ですが・・・
それに反して、腰を据えて制作して頂いているという事は嬉しい限りです^^


話数の分だけたくさんの登場人物が出てきます・・・フェアリーテイルの皆んなはそれぞれ格好良いです^^
でも一番の推しは、やっぱりヒロインのルーシーです(//∇//)
元々持っている彼女の優しさ・・・そしてフェアリーテイルに入って皆んなから学んだ勇気・・・
着実に成長を遂げていく彼女に、色々と持って行かれてしまって・・・今も持って行かれっ放しです(//∇//)
物語の中で、彼女も色々なピンチに遭遇するのですが・・・その度に胸を痛めながら視聴していました^^;
今後の彼女の活躍に期待したいと思います。

175話あるので、完走するには時間が掛かります。
でも、時間を掛けた分だけたくさんの感動が得られました・・・
声優陣も超豪華です・・・完走して今期の176話目に物語が繋がった時にはある種の達成感を感じる事ができました^^
視聴して良かったと思えた作品にまた出会う事ができました♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

72.1 19 異世界でバトルなアニメランキング19位
魔弾の王と戦姫(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1016)
6440人が棚に入れました
中央から遠く離れた辺境の若き領主であるティグルヴルムド=ヴォルンは、
ある日、国王の命によって隣国との戦争に出向く。
敵の総大将は竜より超常の武具を与えられし七戦姫の一人、
エレオノーラ=ヴィルターリア。
弓使いの少年と銀髪の美しき戦姫が出会うとき、
後世まで語り継がれる《英雄》の伝説が幕を開ける!

声優・キャラクター
石川界人、戸松遥、上坂すみれ、井口裕香、伊瀬茉莉也、茅野愛衣、小松未可子、小林ゆう、原田ひとみ、興津和幸、飯島肇、菅生隆之、木村良平、松本大、東地宏樹、小杉十郎太
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

13話まで鑑賞完了。総評らしき物と採点を更新。

コミックスは6巻まで既読。

原作は10巻まで。
つまりは追いついてしまいましたw
ブリューヌは?
ティグルと戦姫・ティッタ達との関係性は?
他の国は?
と気になってしまいまして。

採点と総評-----

●物語●
{netabare}
テンポは悪くないですが、逆に早すぎる印象が強いです。
ティグルと各戦姫やヒロイン候補との関係性は
もっと押し出して良いと思えます。

「登場順的」や「絡み具合」や「今後の出番」等もあるのでしょうが、
結構エレン・リムの扱いが雑だな~と。
カットされていたり、SDキャラ劇場に回されていたりと、
結構不遇な扱いだと思うのですが・・・。

そういう意味で、2クールでやって欲しかったですね。
ラッキースケベ的な意味でも、各キャラの心情を描く意味でも。
{/netabare}
●声優&キャラ●
{netabare}
『ティグルくんとヴァナディーちゅ』のせいで、リムが。
あの井口さんのインパクト大で、申し訳ないですが他の方々が霞んでますw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
さすがに最終話は良かったと思いますが、
10話~11話辺りは少々不安になりました。

地形や地理的なところはともかく、
駒を使った戦場の解説はわかり易かったと思います。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
鈴木このみさんのOPが今クールでは上位かと思います。
{/netabare}

●総評らしき物と追記●
{netabare}
シナリオ面では
『必要最低限を、よく1クールに収めたな』と思いつつも
『やはり2クール使って丁寧に描いて欲しかった』とも思えて
矛盾した感想を持っております。

原作のダイジェスト的な印象が否めない出来だったとも思います。

敵対した人物達の背景・思惑や人間性を描いていたら、
もっと物語に対する理解や思い入れが出来ていたように思えました。

コメディやラノベ的な部分とシリアスな部分のバランスは、
絶妙な加減だったと思います。
配信されていたミニキャラ劇場のネタの中にも、
正直本編でやってほしかったな~という物もありました。
が・・・バランスや尺を考慮すると、大変なことになるのだろうな~とも。

2期があるのか不明ですが、可能なら作って欲しいな~と。
オルガ、エリザヴェータ、サーシャに出番をw
2章で終わられても、モヤモヤしてしまうのは間違いないですが・・・。


実際に原作を読んでみて、とても読み易く面白かったです。
先が気になる内容でダレることなく10巻まで行けました。

新たな人物や環境・展開はありますが、
無理に能力を盛ってみたり、キャラ一辺倒にしたりせず。
あまりに本格的な戦術描写はありませんが、
普通はスルーされる補給や資金的な問題が触れられていたのも新鮮でした。

ハーレム物と言われるのかもしれませんが、
主人公・ヒロイン達にそれぞれ立場がある為に安易な展開にならず。
個人的にはそれほどそう感じなかったです。
というかティグルの人望は男女お構いなしですからw
{/netabare}


12~13話の感想-----
{netabare}
12話-----
バートランが亡くなる回だと知って観ると、
前半後半の落差が結構激しいな~と。
アバンの水浴びシーンから随分と気前の良いサービスでw
ミラさん・ティッタさん・レギンさん・・・あまり気に病む必要は無いですよw
比較してる対象がおかしいだけですからw

相変わらず爆睡中のティグル。
正しい彼の起こし方、第・・・何弾?
というかティッタは普段どれだけ苦労して起こしてるのかw

レギンの身の証を立てる為、街外れの神殿から聖窟宮へ。

・・・他のアニメやゲームにもこういう仕掛けありますけど、
外側に鍵のような仕掛けがあるのは、実際どうなのか?と。
大抵こういう設備って『脱出用』ですよね?
『外側にスイッチ』とか『出口に巨大オブジェ』とか、
内側から動かすには困るような・・・。

エレンvsテナルディエ。凄いのは何なのか?
戦姫&竜具に互角の、テナルディエなのか。
謎の武具を相手に折れもしない彼の剣なのか。
重量や腕力の大差を物ともしないエレンなのか。

原作でも結構ヤバそうな雰囲気出ていたスティードさんですが、
アニメになってみたら、それはそれで怖かった。
ルーリックや流星軍兵を相手にしながらもティグルに迫り、
落盤の最中にでも命を狙いに来る。
結果的には彼を失ったことが、
テナルディエの敗因の1つになったとは思いますが・・・。

スティードの刃から身を挺してティグルを救ったのは、バートラン。
既に原作を読んで展開を知っていたわけですが、
改めてアニメで観て・・・泣きました。
原作読んだ時も、計り知れないショックを受けました。

13話-----
バートランを失い悲しむティグルに語られる、エレンの想い。
あまり長い描写ではありませんでしたが、
彼女の過去が描かれていたのは良かったかな?と。

ボードワンの訪問により、
改めてティグルは自らの正当性と今後を語るわけですが・・・。
『一領主→捕虜→第三勢力総指揮官』と立場を変えてきた彼ですが。
それでもアルサス第一で、自身がエレンの捕虜であることを忘れない、
誠実さは近年光る物があると思います。

まぁ・・・仮にも救国の英雄を捕虜待遇なんてことは、
ティグルの立場的にもエレンの心情的にも無いですよねw

最終決戦においてのレギンの鎧は・・・いろいろ心許無いw
総指揮官なわけで最前線に立つわけでもないですが。

ティグルvsテナルディエ。
テナルディエ自身、「息子の仇」という思いはあるわけですが、
この人の人となりを描かれていたら、
この戦いにもっと意味を持たせられたのでは?と思います。

ブリューヌ内戦も終結して・・・。
ガヌロンの今後の描写があったわけですが、
ここを描かれるとなると、やはり2期を期待してしまいますね。
そして逆にカットされた分が勿体無くも思えてきます。

ティグルの凱旋式。
元王子とは思えない程の、レギンの可愛らしさ。
レギンとティグルのやりとりに、不機嫌なティッタ。
馬車の後ろで行われる、いつもの正妻争いw
(エレン・リム・ミラ・ルーリックの、いつもより畏まった服装が印象的でした。)

正気を取り戻したブリューヌ王。
毒を盛られていただけあって、結構酷いありさま。
子安さんの演技と相まって、衰弱した様子が表現されていたと思います。

ティッタに懐くルーニエは、絵的に貴重かと。
{/netabare}

11話までの感想-----
{netabare}
1話残して年内終了とは・・・生殺し状態ですw

まず気になったのは作画系の粗でしょうか。
最終回に向けての追い込みなのか、締め切りなのか、
他の作品との兼ね合いなのか。
序盤と比べるとやはり・・・丁寧さに欠けるのが見えてtしまいます。
オルメア会戦の「踊るムオジネル兵」とか、あからさま過ぎるかな~と。

現段階で原作最新刊まで読んで、
その後の展開を知った上での視聴なわけですが・・・
テンポが早すぎる感は、やはり否めない。

9話&10話-----
戦姫の中では出番がある方だと思える、エリザヴェータ。
テナルディエかガヌロンの差し金でしょうが・・・やはり少ない。
他の2人と合わせて、2期で出番を差し上げて欲しい。

オルメア会戦では、ミラのカッコ良い所やデレた部分が見れて良かった。
最終的にはエレンと正妻争い(?)をするわけですが・・・
この戦いにおいては彼女の助力は大きかったと思います。
戦の後二人並んで眠ってしまうわけですが、
当初のミラの反応からは想像もできない絵だったように思います。

ティグルの人望というとまず戦姫達が浮かびますが、
ヒゲのオジサン方にも厚かったというのも印象的でした。

サーシャを助けブリューヌに戻ったエレンに、
「たくさんの兵を死なせてしまった」と頭を下げるティグル。
この辺が彼の器を現しているのでしょう。
それに対するエレンの返答も、「為政者」としての彼女なりの物なのかと。
おざなりにし過ぎても、こだわり過ぎても、どちらもダメなわけで。
月夜のこのシーン、化物語の「天文台デート」を連想した人も多いはずw

ムオジネルの指揮官・クレイシュも良いキャラしてましたね。
独特の存在感とでも言いましょうか。
見た目としゃべりは豪快さを良く表していたと思いますが、
その実、軍の運用や引き際など優秀さの見える人物でした。

11話-----
ヴァレンティナさんの出番が~と思ったわけですが・・・
やはり何処からともなく現れて、
寝ぼけたティグルに胸を揉まれて去っていく。
原作以上でも以下でも無いものでしたw

ムオジネルを退け、いよいよテナルディエとの決戦か?と思いきや・・・
そこに現れるのはレギン。
過去に「レグナス」と名乗り王子を演じていた「王女」。

原作読むまで、レグナスの姉妹(生き別れ込みで)と思ってましたが、
まさか性別を偽っていたとは・・・。
「リム並み」どころか「ミラ並み」でも正直無理でしょうw

レギンの身の証を立てる為、ガヌロン領へ進む両軍ですが・・・。
それに手を打つガヌロンのセリフと、テナルディエの竜についた鎖。
この2つを語るならば、やはり2章(とそれに付随する内容)は
あった方が良かったと思えます。
(『弓』という呼称、『デュランダル』の特殊性共々)
2章で綺麗に全てに片がつくわけではない(10巻で2章完)ですが、
2クールくらいで七戦姫、各国の思惑などを描いてしまった方が、
良かったのではないかな~?とも思えます。
(10巻でキリが付けれるか?と訊かれると・・・正直難しい)
{/netabare}

8話まで鑑賞後-----
{netabare}
正体不明とはいえ黒弓の力を得ることになったティグルですが・・・。
またティッタさんが大変なことに。二重の意味でw
巫女の家系ということが、今後重要になってくるのかな~?と。
期待しております。

一応コミックスでの知識はありましたが・・・
ロランさんの出番、やっぱり短い。アニメになって尚更でしょうか。
アニメでは鬼神みたいな強さをあまり描かれていなかったと思えます。
個人的には(コミックス読んだ時)、
ティグルの直接的な力になってくれると思っていたですが・・・。
彼の役目は『デュランダル』をティグルに渡すことにあったのかな?と。
それにしても・・・勿体無いし、退場の描写はかなり端折っていたな~と。

コミックス勢としてはムオジネル戦に入った所で止まってますので、
以降は未知の領域なわけですが・・・。

銀の流星軍のピンチに現れるリュドミラさま、カッコ良かったw
次回予告、可愛い(と思われる)シーンありそうなので期待してます。

そういえばOPにリュドミラとソフィーが加わってましたね~。
{/netabare}

6話まで鑑賞後-----
{netabare}
クールの折り返し地点でロランさんが出てるというのは・・・個人的にはもう少しスローで作って貰えてたらな~と感じますね。

何と言いますか・・・
・戦記物としては押さえるべきところを押さえていると思う
・コミカルやサービスは必要最低限(?)
・1人中ボスが飛ばされてる気が(コミックと比べて)
と、微妙に中途半端な気がしながら観ています。

公式HPで配信されている『ティグルくんとヴァナディーちゅ』でのネタを、本気で本編に入れて作ったら・・・確かにそこだけ浮くとは思います。が・・・熟慮を重ねた上での構成なのでしょうが、そういう部分も含めて「作品」なのだとも思えます。
(個人的には3話がお気に入り。あれはリムじゃなくて井口さんでしょ?w)

ティグルと各戦姫とのやりとりは、もうちょっと描写があっても良いのではないかな?と思います。原作の展開を知らない上でですが、何が無くともまずは「ティグルと戦姫」あってこその物語だと思うのです。
最低限のやりとりはある。でもエレンもミラも、どちらもやりとりが薄味な気がするのです。良くも悪くも、もっと他にもお互いに抱いてることがあるでしょう? 戦姫同士も同様。
{/netabare}

3話鑑賞後-----
{netabare}
前回予想した進み具合はハズレでした。
まさか、ザイアン倒すのに1話(というか2話?)かけてくるとは。
今のところ一番目立ってるのは彼のような気がしますw まぁ「今後」は無いでしょうが。

地竜も飛竜も、倒す際の描写はアッサリしていたと思いますし。
いや本当にティグルとエレンに見せ場をw
『レイ・アドモス』も思ったより地味・・・。
{/netabare}

2話鑑賞後-----
{netabare}
まさかのアルサス戦だけで1話使ってくるとか。
予想してませんでした。
原作小説での比率を知らない身ですのでどうかとも思いますが、漫画版と比較すると・・・1話が1巻丸々、2話が2巻最初から1/3。
ティッタをフィーチャーしたいのか、ザイアンの下種っぷりを描きたかったのか。
これから追々描かれるのかもしれませんが、これならティグルや戦姫様(というかエレン)の人となりを描く時間もあったんではなかろうか?と思えてなりません。
ちょっと緩急付けすぎな配分かな?と思いました。

え~と次は・・・vsドラゴンからですか。
で一度ジスタートへ、というところでしょうかね。
{/netabare}

1話鑑賞後-----
{netabare}
漫画版を読んで原作組を名乗る気は全くありません。
正直、結構期待しているタイトルです。

1話からして、色々削りすぎかな~と。
・ティグルの領地・地理・周囲の人物などの説明が大体無い。
・お約束ながら、用語がセリフにされるだけだと、理解し辛い。
・何故冒頭の戦場シーンになるのかも説明が無い。
・まさか1話でアルサスが攻められる話まで進むとは・・・。

漫画ですら「結構削られてますよ」とのことだったのに、アニメでこれは結構キツいんじゃないか?と心配になってしまう。尺とか時間配分とか苦労はあるのでしょうが・・・。

漫画で読んでみて、ちょいサービス(?)有りの、意外と結構硬派な戦記物だと思えていたのですが・・・それにしては説明・解説が無さ過ぎるかと。

エレンの水浴びシーンまではサービス要素無しで来たのに、そこは書くのかwと。それならティグルや他のキャラを描ける部分があるように思えたました。

専門用語や人物については追々説明があるものと期待してます。
一応最後まで観るでしょうけど、扱いについては今後次第というところでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「魔弾の王と戦姫」というタイトルまでたどり着けなかったのではないでしょうか・・・^^;

この作品の原作は未読ですが、ヒロインを演じるのが戸松遥さんと知り、視聴を楽しみにしていた作品です^^

この物語の主人公は、ティグルヴルムド=ヴォルン伯爵(以下、ティグル)・・・彼はこれまで代々治めてきたブリューヌ王国北部の辺境アルサスの土地と民をとても大切に思っており、領民からも慕われています。

そんなティグルはブリューヌ王国の一員として参加したジスタート王国との戦争に破れ敗走している際、敵の七戦姫の一人でヒロインのエレオノーラ=ヴィルターリア(以下、エレン)に弓の技量を認められ捕虜となってしまうのです。

そんな最中、エレンの留守中にアルサスの土地を焼き払おうとする輩が現れ、物語は大きく動いていきます。

大きな戦争の流れは、正直良く分かりませんでいた^^;
でも、自分の故郷であるアルサスを守ろうと必死に奮闘するティグルは格好良いと思いましたし、それ以外の戦いでも目的をはっきりさせてから戦闘になるので、個々の戦はとても分かりやすかったと思いました。
また、戦の状況を原作を未読の視聴者にも理解して貰おうと、随所に工夫が盛り込んであります^^
そのため、大きな戦争の流れが十分頭に入っていなくても、十分楽しめる構成になっていたと思います。

それ以上に魅力的だったのが個性豊かな登場人物たちです。
特に主人公のティグルと七戦姫の活躍はもっと見ていたかったというのが本音です^^

主人公のティグル・・・何といっても弓の技量は半端ありません^^
正直弓って剣などと比べると動きのバリエーションが少ないので、どうかなぁ・・・と思っていましたが、弓には弓の良さがあるんですね^^
そして人柄は実直で優しく、まるで野心を持っていません・・・
あぁ、ティグルを中心としたハーレム展開になるのかな・・・ともチラッと思いましたが、一人のところに戦姫が全員集合する事も無いでしょうから、戦姫全員を・・・とまではいかないんでしょうけれど、付き人のティッタを含め今後はそっちの方面の戦いへも身を投じていく事になるんでしょうね^^;

そしてエレン・・・銀髪のスタイル抜群な美少女・・・
戸松さんが演じられるという事もあって、SAOのアスナ的キャラを勝手に想像していましたが、戦では自らが先人を切って馬を走らせるなどとても勇猛果敢な彼女でした^^
でも、これはこれで全然有りだと思います^^
一方、ティグル事が自分のお気に入りになっていくのが、見ているこちらにも手に取るように分かります^^
彼女の長所でもあると思うのですが、「好きなものは好き」という性格なんですよね^^
今後ティグルとの付き合いがどの様に発展していくのかが楽しみです^^

そしてリュドミラ=ルリエ(以下、ミラ)・・・真面目で聡明・・・そして義理を重んじる彼女・・・
最初は高慢な態度が気になりましたが、物語を重ねていくうちにどんどん魅力が増したように思います^^
もともと戸松さん目当てで視聴を始めたこの作品・・・終わってみるとミラに色々と持っていかれていました(//∇//)
あの悪戯な瞳と仕草・・・もう堪りません(//∇//)

ここでは2人の戦姫について記載しました・・・物語の中ではもう少し戦期も登場するのですが、出番は少なく、まったく登場しない戦姫もいたように思います。
そもそもタイトルにもなっている「魔弾の王」が誰なのか・・・それすら謎なんですよね^^;
1クール13話を使ってしっかりと物語は描かれていましたが、きっとまだ序章なんでしょうね^^;
原作の連載も続いているようですので、続編の制作を楽しみにしています^^

オープニングテーマ
「銀閃の風」歌 - 鈴木このみさん
エンディングテーマ
「Schwarzer Bogen」歌 - 原田ひとみさん
「竜星鎮魂歌」歌 - 鈴木このみさん
オープニング、エンディングともどっちも格好良い曲だと思います^^
もちろんお気に入りの曲です♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 39

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

大河「真田丸」のコーエー戦略画面ってそれなりに意味あったよな。

原作知らず。
dアニメのおすすめに出てきたのでためしに視聴。2日かけて通し視聴でした。全体としては結構楽しめました。ですが本作、いろんな要素を盛り込みすぎた感じがします。

中世・封建社会ライクなファンタジー世界を舞台にした、少年領主と戦女神たちのハーレム英雄戦記、ってなかんじ。おおよそのモデルとしては13~15世紀くらいのヨーロッパとその周辺、かつ、東西南北を縮小した感じかな(銃はない世界)。

ボーイ・ミーツ・ハーレムものとしては、なかなかの良作だとおもいます。女性陣は「こういう子、必要だよね」っていう子が過不足なく配置されています。いずれも内面・外面ともに魅力的です。青髪ヒロインの対主人公・対ライバルヒロイン戦闘力の高さは本作でも遺憾なく発揮されています。男の子向けサービスシーンもそこそこありますが、やり過ぎのない、ほどよい感じでおさまっていると思います(おおいに主観)。

僕はハーレムものの成否って、ヒロインよりも主人公が占めるウェイトの方が高いと考えているのですが、その点でもよかったと思います。それなり以上に有能で、何よりブレないところはたいへんよかったと思います。決断が早い点もよかった。少なくとも、僕には主人公を強く嫌う要素がありませんでした。
キャスト陣も(いまにしてみれば?)豪華ですし、声の演技もよかったと思います。

英雄譚としてみた本作は、「悪くない」という印象です。上述の通り主人公に特段の問題がないうえに、政権の簒奪を狙う敵を撃つという大枠の流れがつかみやすかったのがよかった点だと思います。また、主人公が作中では評価が低い(なぜか蔑まれる)弓の使い手という立ち位置で、そこからののしあがりというのもお話にいい味を付けてくれています。

他方、戦記ものとしてみた本作は不満の塊でした。これが非常に残念でした。

戦姫や一部将兵、竜などの突出した戦力の存在は確かにお話のバランスを崩していますが、これはそんなに気になりませんでした。三國無双、戦国無双みたいなもんだと呑み込める範囲にあったと思います。

僕にとって戦記ものとして著しく悪かった点は、「戦争の舞台がわからない」という点です。機械化歩兵や航空戦力が無い世界での戦闘では、なおのこと地勢的な要素が大きなウェイトを持つと考えています。が、本作、それが全くわからんのです。主人公の領地が舞台となっている世界全体のどこに位置するのか、国境線と山地・稜線はどこを走っているのか、軍が何処にいてどのようなルートでどこを目指しているのか、などが全くわかりませんでした。
作中、「それっぽい地図」やら「机上戦っぽいもの(チェスっぽいやつ)」が幾度となく提示されますが、それらの説明能力が皆無でした。なんていうか、意識他界系のプレゼンのごとく、雰囲気オンリーです。飾りの強すぎる文字、速すぎるスクロール、短すぎる説明のコンボで、理解するには無理がありすぎました。
これでは、例えば最終話に主人公とメインヒロインとの間で交わされた会話にでてくる「実利」を納得することができません(理解は可能だが、実感湧かず空虚に感じる)。これが本投稿の表題に繋がるわけですが、なんとも惜しいなと思う次第です。いっそ、あんなの出さなければ気にすることもなかったのに。。。

まだまだ先がありそうな終わらせ方でした。興味なくもないというところですが、それほど続きをみたいとも思えないなぁ、というのが正直な感想です。というのも、OPにでてくる(多分)戦姫がまだまだいるのですが、本作ではその一部しかメインストーリーに絡んでないのです。ってことは、です。この先があったとして、さらにハーレム肥大になりそうな気がするのです。個人的にはいまの面子でよい感じがするので、それは遠慮したいなということです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

76.4 20 異世界でバトルなアニメランキング20位
マギ The Kingdom of magic (2期)(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (911)
5824人が棚に入れました
迷宮ザガンを攻略し、シンドリア王国での宴を満喫するアラジンたち。
そこでアラジンはシンドバッドから、『三人のマギ』について聞かされ、シンドリア王国のマギとしてレーム帝国に行くことを持ちかけられる。
アラジンはその言葉に対し、自分はシンドリアのマギではないと微笑む。

宴の中、アラジンはアリババに、この世界を終わらせないことを誓う。
「……でも、僕はこれからどこに向かって進めばいいんだろう?」

声優・キャラクター
石原夏織、梶裕貴、戸松遥、小野大輔、木村良平、櫻井孝宏、細谷佳正、森久保祥太郎、堀江由衣、大久保瑠美、羽多野渉、杉田智和、藤原啓治、水樹奈々、瀬戸麻沙美、花澤香菜、小野賢章、福山潤、森川智之、松岡禎丞、逢坂良太、井上喜久子、チョー、柿原徹也、日野聡、坂本真綾、阿澄佳奈、高垣彩陽、谷山紀章、宮野真守
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

マギの第2期
迷宮ザガン攻略からお話は始まります

第1話
{netabare}いきなりアラジンがすごいことになってる!?
知らない間に話が進んでるかと思ったわ
前作のラスボス的存在がエロ担当とわね
3人一緒で冒険に行くわけではないのか・・・{/netabare}

第2話
{netabare}紅玉ちゃんは相変わらず可愛いなあ
いい感じに魔法バトルでハジケてたな
てかまだ「旅立ち」しないのかい(゚Д゚)ノ
皆が進む道を決めたってことですね{/netabare}

第3話
{netabare}アリババくんはボッチになってしまうのか・・・
ってΣ(゚Д゚ υ) アリャ
結局同じ船に乗ってるやんけ!
最後に海賊が出たぞおおおお
半分禿げてるぞおおおおwww{/netabare}

第4話
{netabare}白龍くんがとても有能ですた
あの根っこには流石に気づくと思うのだが・・・
マドーラおばさんの目がヤバイ
怖い(´д゚`ll)
モルさんマジかwww
{/netabare}

第5話
{netabare}つまりあれだろ
母の愛は偉大ってことですね
あんな怖い母さんは嫌だけど・・・
白龍うううううううう!!!!!
アラジンの”皆”の中にいなかっただけはあるねww{/netabare}

第6話
{netabare}白龍お兄さん見事な暴走ぶりでした
洗脳がとける前もとけた後もね・・・
むしろ後の方がやばかったwww
まさか盛大にマミるとは思ってもみなかった
モルさんを泣かすなんて許さんぞ白龍ううううううううう!!!!!
{/netabare}

第7話
{netabare}顔芸するモルさんは可愛いですねえ
そして3人は別々の道へ・・・
なんか殺し大好きガキンチョが出てきた((((;゚Д゚))))
何人真っ二つにするのさ
次回からはハリポタですか?
{/netabare}

第8話
{netabare}いつの間にか体育会系も真っ青のスポ根アニメに((((;゚Д゚))))
アラジンとスフィントスの絡みがお約束過ぎて面白い
スフィントスがアリパパの師匠にそっくりだけど・・・
ありがとう、教官のおっぱいには吹いたwww
喜久子教官は実はいい人なんだね
アラジン大成長!!
{/netabare}

第9話
{netabare}今回からアリババ回
やはりお笑い担当だけあって面白いですね
ギャグ多めで観てて楽しいです
アリババくんは意外と強いことが判明!
彼はマゴイをうまく扱えるようになるのか!?{/netabare}

第10話
{netabare}シェヘラザードとかいうロリが出てきた!
ロリが一番偉い国はいい国のはずです
アリババ苦戦するも、圧倒的なタフネスで生き残る!
そしてマゴイが融合して覚醒するオプション付きでした
トトも簡単に落とすし流石です
{/netabare}

第11話
{netabare}アリババお兄ちゃん'sが登場
随分丸くなってるデシ
その後モルさんがcv石田彰と遭遇
cvが石田さんだと信用できないのは私だけ?
そろそろ大きな戦争が起こるとかなんとか
煌帝国に視点を移すと・・・
白龍が完全に闇落ちしてました{/netabare}

第12話
{netabare}母親強すぎいいいいいい!!!
しかも怖いし
白龍味方いねええええ
と思ったらジュダルが手を差し伸べてくれるかも?
これって堕天確定じゃんww
年明けからはアラジンのターンかな〜{/netabare}

第13話
{netabare}アラジンが主席じゃない!?
ティトスとかいう性別曖昧野郎が主席だそうです
そんなティトスとの魔法バトルがいきなり始まりました
かなり激しいバトルだった( ゚Д゚) ス、スゲー!
ティトスの腕にもあれが!!!
ロリのしもべだったのね、、、
{/netabare}

第14話
{netabare}OPがチェンジ!
ティトスくんの移り身が早すぎる〜
しかもなんかキャラが変わってる気がするし
スフェントスくんって回復魔法使い
ドラクエで言うと僧侶か
似合わねええええええwwwwww

5等許可区はマゴイ生産場
そこに住んでる人から無理やりマゴイを奪うための場所だった・・・
そこには今にも命を落としそうな幼女が
許さんぞマグノシュタット( ゚Д゚)ドルァ!!
ジジイなら百歩譲ってもいい、だが未来の明るい幼女の命を奪おうなんてこの俺が絶対許さない!!!{/netabare}

第15話
{netabare}一瞬でやられたティトスくん
どうやらマゴイが足りないご様子
マイヤーズ先生が姉さん!?
そして学長は簡単に許してしまったぞ(・□・;)
何か裏があるのか?

学長の過去から学んでいこうのコーナーが始まりました
まあこれだけのことがあったらこういう考えにたどり着くわな魔導師の魔導師による魔導師のための国
でもこの考えはうまくいかないんだろうなあ{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大好きな人たちと笑い合える世界のために、強くなりたい。

マギの2期です。

2期を見る前に1期の視聴は必須です。
1話は何の振り返りもなく始まります。

1期も楽しめましたが、
2期も怒涛の展開でわくわくと楽しめました♪

キリのいいところまで進むために、
だいぶ無理して詰め込んでいる感じもしましたが。笑

2期は全25話です。


● ストーリー
“ダンジョン”と呼ばれる迷宮が突然現れた世界。

ダンジョンを攻略した者には、そのダンジョンの支配者であるジン(魔人)が宿る金属器(きんぞくき)を手に入れることができる。

自分が何者なのかということや世界の謎など、
今までわからなかったことがだんだんわかってきたアラジン(♂)。

アラジンは魔法の勉強をするために、
アリババ(♂)は自分の金属器(きんぞくき)を使いこなすために、
モルジアナ(♀)は故郷に帰るために、

それぞれが新たな目的地への出発を決意する。


1期も面白かったけど、
王道の展開を恐る恐る辿るような少し不安定な印象がありました。

だけど、2期の面白さには安定感がありました。
どんな冒険が待っているのだろう?というわくわくを素直に感じることができました♪

さらに、ジンを宿す金属器や、それを使いこなす金属器使い達がバンバン登場して、バトルも盛り上がる!

強い人たちがどんどん集まってくるわ、戦う相手も強すぎるわで、
途中からちょっとぽかーんとなってしまいましたw

特にラスト2話は展開詰め込み過ぎで、
なんとかギリギリ終わらせましたという感じでしたw

確かにキリのいいところで終わったけれど、
個人的には詰め込まれ過ぎて少し不完全燃焼。

後日談もしくは3期が欲しかったなー。

メインディッシュで終わってしまうより、
最後はデザートでホッとしたかったという感覚です。笑


≪ 並行して進む物語 ≫

7話からは3人がそれぞれの目的地に向かうため、
物語も3つに分かれます。

強大な力を持つ煌(こう)帝国の話も絡んでくるから、
正確には4つぐらいのストーリーが並行して進んでいます。

1つずつでも濃いストーリーになりそうなのに、
ちょっとずつ進めることでいろんな味で飽きずに楽しめる^^

全く交わらないと思うそれぞれの話が、
3人の絆でつながった時、この作品の本領発揮だなあと感じました。

やっぱりこの3人は一緒がいい♪


● キャラクター
これまで登場したキャラ達も安定していますが、
新たなキャラもたくさん♪

たくさん登場するのに、
それぞれにちゃんと魅力があるのがいいね。

今回の私のお気に入りは煌帝国の皇子&皇女たち♪

1期でも登場していた練紅玉(れんこうぎょく)は、
2期になってさらに魅力が増して大好きなキャラに♪

強いし乙女だし純粋だし、
なんて可愛い姫さんだこと^^

登場したものの、君は誰?状態のキャラもいるし、
まだまだ掘り下げてほしいキャラもたくさん。

恋心とアラジンの顔の広さが世界を救うんじゃないかと思うぐらい、アラジンは誰とでも仲間になる天才です♪


● 音楽
【 前半OP「ANNIVERSARY」/ シド 】
【 後半OP「光-HIKARI-」/ ViViD 】

どちらもこの作品と合う前向きな雰囲気の曲です♪

シドの曲とマギは相性いいですね^^

1期同様、曲とアニメーションの合わせ方も好きです。
後半OPのアニメーションはネタバレが多すぎた気がしますがw

最後にはこういう展開になるのねーって、
新しいOP始まった瞬間にわかってしまうのは、どうなのw


【 前半ED「エデン」/ Aqua Timez 】
【 後半ED「With You/With Me」/ 9nine 】

「エデン」は神曲ですね。
今回一番お気に入りなのは、この曲です。

後半EDは、戦いに向かう勇ましさとの相性がよかったです。

本編と一緒にこの曲が流れる展開は盛り上がりました。
テンション上がったー!


● まとめ
内容に関しては大満足です。
私は1期よりも2期の方が好きでした^^

ただ、十分に回収できていない伏線や気になるところも多いのが引っかかるー。
{netabare} モルジアナは何をしていたのか、白竜はどうなっちゃうのか、など。 {/netabare}

まだまだ彼らの冒険が終わる気配がないだけに、
3期がないのが残念(´;ω;`)

それでも十分原作が人気な理由はわかりました。
面白かったです^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大陸全土を巻き込む壮大なストーリー&マギの好きなキャラクターランキング

原作は少年サンデー連載は未読
マギ1期視聴済み


「マギ」という作品は作者曰くアラビアンナイトで知られる「千夜一夜物語」を
ベースにした作品だということです。

登場するキャラクターはアラジン、アリババ、シンドバッドは
アラビアンナイトに登場する人物としてとても有名ですね。とにかく魅力的な
キャラクターが勢揃いしています。

1期から続く2期、1期視聴は必須です。

TVアニメ第1期に続くストーリーの第2期は舞台を魔法使いの国
「マグノシュタット」に変えています。

主人公のアラジンが魔法技術の習得と闇の金属器の謎を解明するため
マギという立場を隠し、マグノシュタット魔法学院の生徒として入学します。

同じ頃アリババも修行をしにレーム帝国の闘技場に来ていた。
お互い別々の場所で順調に道を進んで行こうとしていた。

{netabare}
後半に向けて物語はマグノシュタットとレーム帝国の戦争へと移っていきます。
レーム帝国のシェヘラザードの理想は魔法ではなく人の力で国を発展させること
マグノシュタットのモガメットの理想は少数の魔道士たちの力で国を発展させる
こと。この思想の対立ですね。一般的な正論はシェヘラザードでしょうが
結局ティトスを取り戻すという口実を使いマグノシュタットに侵略する戦争を
始めるのはレーム帝国なんですよね。
どちらの思想も間違いとはいえないので、異文化の者との共存の難しさを
考えさせられました。

ここからの展開が凄い。
レーム帝国からはファナリス兵団も出てきてそれに対抗するため、
アラジンが覚醒したり、アリババが登場したり。更にそこに煌帝国も現れる。

結果堕天したモガメットは暗黒点を呼び出し、練玉艶 (れんぎょくえん)が
アルマ・トランのマギと衝撃の事実が発覚する。

金属器使いたちが一斉に集結し、それぞれが魔装化して依り代に向けて
極大魔法の連射。

これだけの金属器使いたちの総力戦は圧巻です。絶望的な力を持つ依り代に
対し争ってた皆が力を合わせて立ち向かう。

依り代を破壊しようとするが、しかし全く通じない。この絶対絶命の中
駆けつけたのはシンドバッド率いる七海連合。


もうこの男に持っていかれました!七海の覇王登場!
この世界が生んだ 奇跡!!「第一級特異点」シンドバッド!
シンドバッドの「バララークサイカ」巨大な落雷が依り代へ

七海連合の凄まじい力に絶対絶命のピンチを回避することに成功しました。

出番が少なかったモルジアナも到着。アリババを助ける。
またモルジアナにお姫さま抱っこされています。

ただ、金属器使いたちが集結する中、1人だけ戦いに来なかった白龍。
暗黒面に堕ちたのでしょうこの後の展開が気になります。


アラジンとアリババとモルジアナの3人が揃い3人の拳タッチ!
それぞれ自信に満ちた表情ですね。


シェヘラザードが次のマギを自分では無く、ティトスを迷わず指名
したのが素敵でした。また生まれて来れて良かった。
{/netabare}

原作が進んでからまた3期という形で彼らに会えますように。終


●ランキング
マギの魅力的なキャラがこれだけ勢揃いしたので気になる世間のランキングを
いくつかまとめて集計してみました。

【キャラクター人気ランキング】
1 位
アリババ・サルージャ

2 位
ジャーファル

3 位
シンドバッド

4 位
ジュダル

5 位
モルジアナ

6 位
練紅覇

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
練紅玉

10 位
練白龍

アリババさんすごい人気なんですねジュダルちゃんの人気は嬉しいです。

【これは私の好きなキャラクターランキング】
後であにこれbest10に。。
1 位
練紅覇

2 位
シンドバッド

3 位
ジュダル

4 位
練紅玉

5 位
練紅炎

6 位
モルジアナ

7 位
アラジン

8 位
ティトス・アレキウス

9 位
アラジン

10 位
アリババ・サルージャ

魅力的なキャラクターが本当に多いです。ジュダルちゃんはアクセラレータ系で
気に入っています。練紅覇は迷いなく1位です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

65.0 21 異世界でバトルなアニメランキング21位
聖剣使いの禁呪詠唱(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (824)
5380人が棚に入れました
どこからともなく現れる異形の怪物『異端者』を倒すことの出来る者たち<<救世主(セイヴァー)>>の育成のために、前世の記憶を持つ人間が集まる亜鐘学園。ここで二つの前世を持つ少年・灰村諸葉(はいむら もろは)が、前世で出会った少女達と再び出会う。


声優・キャラクター
石川界人、竹達彩奈、悠木碧、小倉唯、内田真礼、上田麗奈、Machico、小見川千明、大森日雅、佐倉綾音、皆口裕子、羽多野渉、中村悠一、小林ゆう、大川透、杉崎亮、石田彰、子安武人、釘宮理恵、緑川光、森沢芙美
ネタバレ

ゆう。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

色々思い出すアニメ

よくあるラノベ原作中二アニメ、今期はそれ系が多いかな。

1話感想
{netabare}
出だしを見ると完全な中二アニメかと思ったけどそうでもないみたいだった。

前世の記憶を持つものだけが通える学校で主人公が前世の記憶を失っている状態だったがあっさり取り戻した、展開があっさりしすぎかな。

1話目でこうもあっさりしてると続きはどうなるのかよく分からない。
{/netabare}

2話感想
{netabare}
1話目であっさり記憶を取り戻したが2話目にてまた記憶の一部を取り戻し戦闘にて技を繰り出した。

この話はこの展開がデフォなのか?

実戦部隊に入ったことによってピンチになることも多いだろうし同じような展開が来るのだろうか?
{/netabare}

3話感想
{netabare}
今回も記憶もを足り戻しましたね、やはりこれが設定なんですね。
今回出てきたシックスヘッドは後々敵対する存在になりそうな予感もします。

なんかここまで来ると若干ギャグのような感じもじてきました。
{/netabare}

4話感想
{netabare}
ストーリーはまあまあなんだけどやはり戦闘シーンがなぁ・・・と、思ってしまう。
よくもまぁあんなに長く詠唱していて攻撃されないなと、シックスヘッド相手だとやはり攻撃されたが記憶を取り戻した時最後の方で詠唱しながらよけましたね。

この調子でどこまで記憶を取り戻すんでしょうか?
{/netabare}

5話感想
{netabare}
今回は完全にギャグ回という印象、兄と組むためにサツキが頑張っていたシーンもあったが副長が全て持って行ってしまった感じ。
副長回といってもいいかもしれないですね。

あれだけセクハラを働きまくる副長だったけど実力の方はどうなんでしょうね?途中で軽く詠唱のようなものを発動させるシーンはありましたが本気の場面を見てみたいところ。
{/netabare}

6話感想
{netabare}
今回は特殊なタイプのメタフィジカルとの戦闘でしたが副長は相変わらずだね。

シックスヘッドが諸葉をSランク認定するか議論してる中実戦部隊が諸葉を中心にしてメタフィジカルを倒すが今回は独特の詠唱はなくただ派手な戦闘シーンといった印象。

今回のメタフィジカルを倒したことにより一応Sランクとは認められたがこれを良く思わない人もいるよう。
今後はメタフィジカルとの戦いもあるが一部のシックスヘッドとの戦闘となるのかな?もしかしたら全員とか?
{/netabare}

7話感想
{netabare}
ロシアからの転校生が来たがロシア支部からのさしがねのようで諸葉を暗殺しようと企んでいたよう。

諸葉の暗殺を企み諸葉の弱点に自らがなろうと諸葉と仲良くなろうとしてはいたが演技というより本当に日本での学園生活を楽しんでいるように見えました。

すぐに感づいていたようだった静乃はレーシャに決闘を申し込んでいましたがレーシャはかなり強かったようです。

見ていて話の内容がギャグメイン、たまにバトルや地味な恋愛のような気がしますね。
{/netabare}

8話感想
{netabare}
レーシャとの間に起きた問題は諸葉があっさり解決、ロシア支部との戦いへという形で終わりました。

色んな意味でやはりギャグアニメなんだなと感じる回でしたね。
{/netabare}

9話感想
{netabare}
ロシア支部ちょろすぎる。

諸葉はどんだけ強くなってるんでしょうか?
あっという間に敵をなぎ倒していってましたね。

今まで1話毎に1人のペースくらいだったのに今回はかなりの早さ。

普通だったらシリアスになると思うのに随分軽い話でした。
{/netabare}

10話感想
{netabare}
いきなりのおっぱい療養・・・
このアニメはこんなシーンが多いな。

ロシア支部との本格的な抗争的な回でしたが諸葉の仲間が駆けつけ、ロシア側のセイバーもこちら側についての雷帝との勝負となりました。

諸葉の能力がチートすぎるため雷帝はあっという間にやられました。

それにしても雷帝随分身勝手だなと思いましたね、自分だけ許しをこうとは。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
なんだ今回もハーレム回か・・・と思いきや。

今回は諸葉の宿敵とも言えるエンシェントドラゴンの登場だった。

諸葉が生まれ変わるたびに大切なものを奪っていく宿敵に諸葉はどう立ち向かうのか?
{/netabare}

12話感想
{netabare}
エンシェントドラゴンど諸葉の戦いの回。

過去に起こったことがまた起こってしまい自分の大切な物が奪われていく。

怒り狂った諸葉は周りへの影響もお構いなしに敵を倒そうとするがそんな中サツキと静乃が思い出して諸葉を止めに入った。

まぁエンシェントドラゴンは倒すことができ無事解決はしたけれどエドワードが最後何か言ってたけどこれって続くの?

最後のシーンといいギャグ要素の強いアニメでしたね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

綴る!「全ては水より始まっ・・・」“ウロボロス!”という禁呪が・・・

あわむら赤光によるライトノベルを原作とする作品です。

全12話、原作未読


異形の怪物「異端者」を倒すことの出来る存在である救世主と呼ばれる

者たちを育成するためにその力を持つことが出来る前世の記憶を持った

者たちが集まる亜鐘学園。自分の前世の事をほとんど覚えていない少年

灰村諸葉はその学園で前世で出会った少女と再び会うことになる・・・


とにかくツッコミ所の多い作品だったように思います。

ですが私個人としてはそれらの部分が特に何も思わず普通に楽しめたと

思います。色々言うとバトルシーン全般で動きがカクカクと妙に違和感

があるとか力尽きてしまったのだろうと安易に予測がつく例のシーンなど

問題だらけで世に送り出していく作品としては不十分な点が多いのだろう

と思います。でも私は様々な作品を毎週1話1話と見ていく中でこの作品

が1週間の中で1番楽しかったです。(大げさかもしれませんが・・・)

どんな名作良作、話が丁寧に作られている作品なんかよりもその見ている

瞬間が濃く感じました。


物語はそんなに面白いわけでもなく展開も飛び飛びで原作をかなり

掻い摘んで端折りながら作られているのだろうなぁと思う感じです。

その分キャラの一挙一動やバトルシーンにどんな形であっても何かアクセント

になるものを織り交ぜていると感じます。それが動かないとか制作が間に合わ

ないとかのような限られた事情の中でクオリティとか物語性とかキャラ立て

とかといった良さとは違う所に別の光を引き込んでいると思います。


OPはアリプロで今まで私が視聴した作品では記憶にはありませんが

癖になる感じで私は好きでした。


最後に私自身はこの作品を大いに楽しんで視聴しましたが、私自身の楽しさ

を感じる部分に当てはまっていたというだけの事であり、物語は私はあまり

面白くなかったと思っています。元々原作を掻い摘んでしか作れないわけで

それならこっちもそれに対応した形式を取るという形にしたまでであるだけ

です。(別にアニメを掻い摘んで見ているわけではありません)

とにかく私は楽しかったと感じたということです。

◆個人的点数評価 81.130点



余談(個人的点数評価について)

{netabare}
プロフにある程度は載せていますがその事を書いたのもだいぶ昔ですし

ちょっとばかり整理をという感じです。

(まあ大半の人はどうでもいいと思っているとは思いますが・・・)


文字通り私個人の感覚による点数評価です。大まかに言うと二つの部分に

分かれていて1つは作品としての出来、もう1つはその時間がどのくらい

良かったのかの二項目でできています。

作品としての出来というのはあにこれの星評価に私なりのアレンジを

加えたものです。いくつかの項目にそれぞれ点数をつけて合算するという

だけです。ただそれぞれの項目には基礎点があってその影響で最終的な

点数は60点は必ず、そして70点ほとんど場合で下回ることはありません。


もう1つはどのくらい良かったかであるがそれは楽しかった面白かった

などのアニメを視聴していた時の様々な感覚を総括して決めます。

これはデフォルトの値があり、そこから上下します。


点数の内部比率は前者が点数への直接的な影響力は後者の方が大きく

なっています。それは私がクオリティ等云々よりも楽しい時間を強く

求める傾向にあるからです。

まあこんなところかなと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「思い…だした!」( (≪●≫) )Д( (≪●≫) )クワッ!

この作品の原作は未読ですが、もともとこの系統の作品が大好きな事もありますが、キャスト発表でより視聴する心が固まりました^^
アヤチ、悠木さん、小倉さん、内田さん・・・こんなに好きな声優さんが一同に介するなんて、これはもう見るしかありません(//∇//)

この物語の主人公は、亜鐘学園に通う15歳の灰村 諸葉(はいむら もろは)
この学校には前世の記憶を持つ者が集められ、どこからともなく現れる異端者(メタフィジカル)と対抗するために日々訓練を受けています。
彼らは前世の自分の技を時代を超越して使うことのできる有能者・・・なのですが、個人差が大きいので能力のレベルがランク制になっています。

この作品は主人公の最強無双っぷりを楽しみつつ、アヤチと悠木さん演じる嵐城サツキと漆原 静乃の攻防を傍観しつつ、小倉さん演じるを四門 摩耶を愛で、内田さん演じる百地 春鹿を応援する・・・という視聴スタイルで見ていましたが、主人公の無双っぷりは、今期の作品でNo.1だったと思います。

タイトル「聖剣使いの禁呪詠唱」に記載の通り、主人公は剣使いなのですが、魔法も詠唱し、魔法の力を剣に乗せたり単独で魔法を放ったり・・・^^
その魔法は高位の魔法ほど詠唱に時間がかかるのですが・・・
そこから繰り出される魔法は大抵とんでもないのが出てきましたね^^;

でも、闘いのたびに「思い…だした!」といって無双になる回数がちと多かったのでは?
などとも思ったりしちゃいました^^;
物語の終盤では嵐城 サツキと漆原 静乃にも伝染していたし・・・^^;
危機的状況に追い込まれないと昔の記憶が蘇らないのから・・・なんだと思いますが、私は逆で、危機的状況を迎えて頭の中が真っ白だったら、思い出す前にパニックになりそうです^^;
むしろ、静かに穏やかな状況の方が色々思い出せそうな気もしましたが、これは個人差なんでしょうね^^;

それでも、そんなツッコミもアヤチと悠木さんの演技の前では霞んでしまいましたけれど^^;
アヤチ演じる嵐城 サツキは、明るく真っ直ぐな性格の持ち主で、コロコロと転がるようなアヤチの声色がピッタリのキャラです^^
そして悠木さん演じる漆原 静乃は少し影のある女の娘・・・それも前世の記憶に起因していて、その少し影があるキャラの雰囲気を悠木さんのトーンを抑えた声色で演じていますのですが、思わず色っぽさを感じてしまいました(//∇//)

そして小倉さん演じる四門 摩耶・・・彼女は一番最後の美味しいところを総ざらいでしたね^^
素直で可愛らしい摩耶ちゃんならではのシーンだったと思います。

一方、物語の方は残念ながら未だ完結していません・・・
この展開はもうお約束なのでしょうか・・・^^;?
主人公の気持ちがどこに向くかも気になりますが、ランクSの方々が全員登場していなかったり、異端者(メタフィジカル)の出現する理由や具体的な対策など、まだまだこれから面白くなりそうなのに残念です^^;

オープニングテーマは、petit miladyさんの「緋ノ糸輪廻ノGEMINI」
エンディングテーマはfortunaさんの「マグナ・イデア」
オープニングの独特の曲調は印象に残りますね^^
エンディングは現在勉強中です^^

1クール全12話の作品でした。最終話は少しバタバタ感がありましたが、それを含めて私にとって楽しめた作品でした^^
お気に入りの声優さんがたくさん登場する作品って・・・見る方も力が入りますよね^^
続編があるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

71.2 22 異世界でバトルなアニメランキング22位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (985)
5217人が棚に入れました
イリヤは穂群原学園に通うごく普通の女の子。ある日、飛来してきたカレイドステッキの人工天然精霊マジカルルビーによって、強制的に契約を結ばれ、魔法少女プリズマイリヤになる。本来のカレイドステッキの持ち主の魔術師・遠坂凛に命令され、冬木市に眠るというある危険なカードの回収の手伝いをすることになる。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、植田佳奈、伊藤静、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、伊藤美紀、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

長期に亘る外伝アニメ化シリーズの礎を築いた偉大な?ロリ作品

『Fate』シリーズのイリヤが魔法少女に!?
外伝漫画シリーズ(未読)のアニメ化作品の第1期目。


【物語 4.0点】
単体で観ると、どぎついロリ成分と、マニアックな萌えに時々むせ返りそうにはなるもののw
『Fate』を魔法少女物の王道に置き換えた、まずまずのスピンアウト。


ですが、その後、4期『~3ドライ!!』+劇場版まで視聴した上で振り返ると、
優秀な1期目だったと評価がアップします。


ロリっ娘コスプレ趣味に訴求した「クラスカード」設定も、
『~3ドライ!!』までにこのシリーズなりの「聖杯戦争」として、
ある程度説明が成され。

美遊の過去も『~雪下の誓い』にて判明。


その上で本作を観ると、
イリヤの弱気で泣き虫という平凡な魔法少女属性についても、
冷徹な魔術理論に基づいた『Fate』の世界観に対して、
理論をひっくり返す奇跡をもたらす魔法少女像が追求されていると分る。

ライバル魔法少女・美遊の、
不器用で、ボッチになりがちだけど寂しがり屋な属性についても、
理由を知った上で再確認すると、いじらしくてニヤニヤできる。

など、この1期は後で壮大な展開を上乗せしても崩れない土台となるよう、
考え抜かれているな~と感心します。


一方で、肝心のイリヤの正体など、謎も多く、
シリーズは未だ底を見せていない。


私のツボ:{netabare}第四話にてイメージだけで空を飛んでしまうイリヤと、
物理法則に基づいて足場を築いて空を“跳ぶ”美遊。
による性格の違いの明確化。{/netabare}


【作画 3.5点】
描き込んだのは、入浴多めなイリヤちゃんの、
透き通った小学生の白肌だけじゃない!

シリーズ通じて、高橋 賢氏をアクション作画監督に据え、
戦闘シーンが熱い『Fate』ブランドに寄与している。


【キャラ 4.0点】
ここは魔境・深夜アニメ。女児に夢と称して玩具を売りつける必要がない。

それを良いことに?視聴者に魔法幼女萌えを煽るロリコン・ルビーさん
&生真面目な毒舌でキャラを貶める・サファイアさん。
両・魔法ステッキが大放言w


その他、“年増ツインテール”こと遠坂凛
VS“高慢ちきな金髪縦ロール”ことルヴィア
のギリギリ魔法少女舌戦。

より“お兄ちゃん”属性に拘束された衛宮士郎。

実は高校より小学校教師の方が似合っている?藤ねえ。

などなど『Fate』キャラを絶妙に壊し、ファンの腹筋を攻撃w


一方、イリヤ同級の小学生たちもやがて、
元気属性は無邪気過ぎてアブナく、
“腐る”女子は朽ち果てて{netabare}BL{/netabare}の沼にハマっていくことになるが、
本格的に壊れるのは2期『~2ツヴァイ!』からで、
1期は種蒔きのクール。

ただ、最後は、{netabare} 魔法少女ペアの濃厚接触
→地球より重た過ぎてドン引きする二人の友情(※一方通行){/netabare}
で締めくくり、波乱の次期に向け助走は十分で、
“大きなお友達”だけに向けて暴走する方向性が確定w


【声優 4.0点】
イリヤ役は本編と同じく門脇 舞以さん。
時に、ロリ特有の気の遠くなるような情けない高音域をかすれさせながら、
平凡な日常をぶち壊す各種ハプニングにツッコむ。

けど、やる時は涙を堪えて、勇気を振り絞るピュアな女の子を熱演。

(この外伝に慣れてしまうと、バーサーカーを引き連れている方のイリヤちゃんは、
一体、どこで道を間違えたのだろう?と悔恨してしまいますw)

美遊役の名塚 佳織さんも寡黙で、時にズレた真面目発言を重ねるなど
周囲がボケ通し、ネタを提供しまくるので、ツッコむイリヤ役の負担は大きいw


その他、本編からのキャラ役も含めキャストはシリーズ通じてほぼ不動。

それだけに、「カレイドステッキ」サファイア役・松来 未祐さんの早逝は、
ポッカリ穴が開いたようで、返す返す惜しまれます。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は加藤 達也氏。明快なメロディーでギャグと魔法戦に無難に対応……。
と行きたい所ですが、問題は曲名。

「少女の日常」に「少女のじゃれ合い」。「少女、絡まる」に「少女よ星になれ」
と全曲名に“少女”を付す執念で、ロリアニメのアイデンティティーを確立w


『Fate』と言えば処刑用BGM「エミヤ」。
数あるバリエーションの中でも実は本作の「少女進化!」が私のお気に入りだったり。


OPはChouChoの「starlog」。他に挿入歌も一曲。
後に4期『~3ドライ!!』のOPも歌う。
『イリヤ』とは『ガルパン』に次ぐ縁の深さ。


EDは声優ユニット・StylipSの「Prism Sympathy」が、
小学生イリヤのキラキラした日常を既成事実化。

(因みに、後に、この曲が再起用された『~3ドライ!!』4巻付属OVAの運動会ダンスは、
ロリコンを即死させる危険な宝具らしいので、該当者は絶対観ないようにw)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

tachibana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

実はFate 全部見てないんですよね~

何がいいか、もちろんopです。w
素晴らしいメロディーのこのopはChouChoさんの『starlog』です。
いや、もう。何と言えば伝わるのか分かりませんが、Chouchoさんには珍しい(?)アップテンポ(?)な曲でテンションがあがりますよね!
このアニメを見始めてopがChouChoさんだと分かった瞬間、視聴が決定しましたww(元々ChouChoさんのファンだったので)
9話の挿入歌「kagami」もこのChouChoさんが歌っており、テンションが上がり、一回転して感動しました。(笑)

ここで、少しChouChoさんの曲のステマ(?)…………もとい紹介をしておきたいと思います
ChouChoさんは
『カワルミライ』(神様のメモ帳op)
『authentic symphony』(ましろ色シンフォニーop)
『ハルモニア』(空の軌跡ed)
『優しさの理由』(氷菓op)
『DreamRiser』(ガールズ&パンツァーop)
『空と君のメッセージ』(翠星のガルガンティアop)
などの曲を歌っていらっしゃいます。(正確には『優しさの理由』より前は「ちょうちょ」という名前)
是非聴いてみて下さい!おすすめです!!
ん?紹介になっているのか、これ?

因みに二番の途中で「彼こそ~~」って言っているように聞こえる部分(笑)は「kaleidoscope」って言ってます。
kaleidoscopeの意味は「万華鏡」です。
どーでもいいですか、そうですか。

edは………………普通の良edです。
StylipSが歌っている『Prism Sympathy』です。コレ聴いて寝るとよく寝られそうな気がします。(適当)
作詞はこだまさおりさんが担当しています。
こだまさおりさんについては『氷菓』のレビューにでも書きたいと思います。

さっきから()とか「」とか『』とか打ちすぎて疲れました。
どーでもいいですか、そうですか。


疲れたので、そろそろ本編のレビューを書きたいと思います。(笑)

最初に言っておきますが、この作品はFate/stay nightや、Fate/Zeroを見なくても全然ついていけます。
まあ、ぶっちゃけギャグアニメみたいなもんなんで、気楽に見ればいいと思います。(笑)
イリヤの性格とかが変わっていても無視です。いやー並行世界って便利っすねー(棒)


さて内容ですが、このアニメのストーリーを表すのにぴったりな二文字があります。
ズバリ!
『王道』
です。これに尽きます。

このアニメはとにかく魔法少女もののテンプレストーリーをそのまんまなぞっています。
なので、「面白くないと思う人もいるんだろうな~」という感じでした。
しかし、友人の言葉を借りると、「王道だから強い」のです。
テンプレというものは言わば完成されているので、ある程度は満足できるんです。そこにないのは意外性だったりするわけですが。(杖が喋ったりするのもな○はさんで見ちゃいましたしねww)
あとこのアニメの特徴はとにかくあざとい!
「あ〜狙ってますね~~~(・。・)」
みたいな構図、シーンが多いこと多いことww
もう少し自重して、もっとやって欲しかったです。(錯乱)
まとめると、
・魔法少女ものが見たい
・Fateのキャラが見たい
・ロリ成分が欲しい
・ChouChoさんのopを聴きたい
なんて人なんかは見るといいのかもしれません。


ここで豆知識なんですが、これでもかっ!というほどあざとかったイリヤちゃんについて。
実はこの作品がやっていた2013年夏期にこのアニメの主人公(イリヤ)の中の人、門脇さんがこの他にもう1作品主人公を務めていました。(幻影ヲ駆ケル太陽の太陽あかり)
当時、私は門脇さん大丈夫かな~って思ってましたね。

知ってるだって?そんなもん関係ねぇ!!
オチ?そんなもんねぇよ!!(`・ω・´)

幻影ヲ駆ケル太陽のopも超良作ですよ~!!
どーでもいいですか。そうですか。

最後に、
今回のレビューは特にグダってましたが、最後まで見ていただき、ありがとうございました。
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

あしすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

自分はB級アニメが好きなのだということをつくづく実感しました(笑)

現在放送中のFateを、1期も含めてハードディスクで寝かせているのですが、それ以前のシリーズを全く見たことがなかったので、ここ数週間で頑張ってFateシリーズを一気見しました。

疲れましたw

実は最新シリーズはまだ見ていないのですが、それはFate/stay nightのルート違い版でしょうから、現時点でFateシリーズの世界観自体はだいたい分かったと言ってしまうことはお許しを(笑)


それで話を戻しますが、自分はFateの中ではこのプリズマイリヤが一番好きでした。

その理由が、タイトルのように自分が「A級アニメ」よりも「B級アニメ」のほうが好きだからです。





以下、例によってプリズマイリヤのレビューではなく、私個人のアニメの趣味嗜好の話題になりますw


まず、私がどのような作品を「B級アニメ」と考えるかですが、結論からいうと
・【物語重視】のアニメがA級、【キャラクター重視】のアニメがB級と考えています。
・つまり、キャラが【あざとい】作品がB級ということです。
・極端なことを言えば、主要キャラをハゲでデブのおっさんと大阪のおばちゃんに置き換えたとしても面白い作品ならA級、そうすると面白くなくなるならB級です(笑)

あ、もちろん、A級B級の基準は人それぞれだと思いますし、そもそもそういう分類をしない人もいるでしょうから、この分類は一般的なものではなくあくまで私の個人的なものと思ってください。

また、A級のほうがB級より優れているということではありません。
アワビやらフカヒレやらの中華料理フルコースと、ラーメン餃子チャーハンセットがあったとして、どっちのほうが料理として優れているというわけではないと思いますし、さらに言えばそもそも比べるものではないでしょう。


で、そんな中で私は、迷うまでもなくB級アニメが好きだという話ですw

Fateシリーズの中では、stay nightとZeroのいわゆる「本編」はA級でプリズマイリヤがB級ですね。

自分にとってのこの作品の一番の魅力は、魔法少女やらバトルではなく、イリヤのツッコミ可愛いところでしたw

なんていうか、イリヤはツッコミの言葉のチョイスが上手いキャラだと感じたのです。

いじられツッコミ型という意味での同タイプキャラとしては、自分がかなり好きなキャラとしてトリニティセブンのリリス先生が思い浮かぶのですが、むしろイリヤのほうがツッコミのバリエーションが豊富だった気がします。

近々作ろうと思っているBEST10の「ツッコミキャラランキング」では、イリヤはかなり上位にランクインしそうな気がしています。(…といっても、それは私のさじ加減ですが 笑)





余談ですが、同タイプ設定の作品ならやっぱり自分はB級のほうが好きかなぁと思います。

結城友奈(まどマギは未視聴)とプリズマイリヤだったら前者はA級、後者はB級だと思っていて、個人的にはイリヤのほうが好きですし、
私がこよなく愛するストブラはB級ですが、アニメ化範囲内では設定が似ているのは事実であろう禁書はA級(B級寄りではあるがA級だと思っています)であり、もちろん個人的にはストブラが神アニメですし(笑)、
最近の話題作品ならSAOはA級(これもB級寄りではあるがA級かな、と)、ダンまちはB級という感じですが、アニメとしてはおそらくSAOのほうが好きかもしれないんですけど、原作に進む可能性が高いのはダンまちのほうという気がしています。


ま、例によって脈略のないレビューでしたが、これは仕様ということでお許しください(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

83.9 23 異世界でバトルなアニメランキング23位
オーバーロードⅢ(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (825)
4404人が棚に入れました
TVアニメ第1期が2015年7月~9月に放送された第1期が「最凶ダークファンタジー」の名にふさわしい圧倒的なスケール感と、クオリティの高い映像に多くのファンを魅了、2017年には劇場版総集編(前編・後編)が公開。TVアニメ第2期「オーバーロードII」が2018年1月~4月にかけて放送された。「オーバーロードIII」は7月より放送開始。

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、東山奈央、五十嵐裕美、小松未可子、沼倉愛美、瀬戸麻沙美、佐倉綾音、真堂圭、東地宏樹、楠見尚己、雨宮天、石井康嗣、安野希世乃、逢坂良太、白熊寛嗣、遊佐浩二、小清水亜美、斉藤貴美子、花守ゆみり、石上静香、富田美憂、嶋村侑、櫻井孝宏、土師孝也
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

児戯

1期2期視聴済み。
1期は確かに面白かったんだけど、2期3期とシリーズ続くごとにあれ?あれれ?と思う方向に。

7話まで{netabare}
なんで自分を偽って虚勢を張り続けなければならないんだろう。
部下を失望させる行動をして「コイツ大したことねーな」って思われたら愛想尽かされるとか寝首掻かれるとか…そういった危険性、無さそうじゃね?
1期の頃はまだ「この世界どうなってんだ、守護者ってどんなんだ」ってのが分かってなかったので慎重だったのは分かるし、「ひょっとして裏切られた?」ってことがヒヤヒヤのワクワクに繋がってたんだが…。
一応二期のくっそツマランかったリザードマン編も、この世界の住人はナザリックの住人も含め、設定された通りのことを繰り返すだけのNPCなのか、自分で考え学習して成長(変化)する自我があるのかどうか(コキュートス含め)測ったってことなんだろうと好意的解釈してましたが…。
もうなんか奇声発しながら全裸で逆立ちしてエロ本読んでても「さすがです」って言われそうじゃん?
変化=関係が変わる、褒め称えてくれなくなる可能性もあるってことね。
で、変化することが分かって相変わらず王様然とした演技を貫いてるって話だと思うのだが、頭の中に「殺せ、殺せ」と語りかけてくるシーンがあるでもなく、それでいて「デミウルゴスの立案したことだしぃ」と言い訳がましいのは何なんだろう。
演技してる(本来の自分を隠してる)ってのは裏を返せば守護者のことは誰一人信用してないってことで、誰にも心を開いてないってことで。
だからこそギルメン探しに躍起だし、それの面影を残す守護者が大事ってのも分かるんだが…分かるんだが、あんま躍起にも見えないし腫れ物触る扱いだし…。
2話のデミウルゴスとの会話見てても「え、どゆこと?」って素直に聞けばいいんじゃ?と思ってしまったり。
腹の探り合いってほど知的な展開でもないし…「ヤベっ、悟られちゃったかも?→いや、大丈夫だ、ふう」みたいなハラハラ無いし。

ってかこれ、なーんかペリーロダンシリーズと被るんだよね、自分は20巻くらいで脱落したけどさ。
終わらせる気が無いっていうか、主人公不在で1巻使うのなんて当たり前的なノリ。
そんなのアニメでやられても困っちゃうんだけど…あれ、また脱線するのか?
畳む気が無い風呂敷はいくら広げられても「壮大な構想だ」なんてことは思えなくてのう。{/netabare}

8話
あーあ、やっちゃったねぇ。
言いたいことが頭の中であれこれと混ざり合って上手く表現できない。
とりあえず頑張って書いてみる、辛口注意。{netabare}
いきなりだけど、喫煙で例えると…
マナーを守って慎ましく喫煙所で吸ってる人が居るその一方で、歩き煙草やポイ捨てしてる人が居て、それを咎めようと喫煙所に居る人を非難しても困るワケで。
また喫煙所の存在知らずに歩き煙草やポイ捨てしてた人間が「喫煙者叩きウゼー」と言っても全く説得力無いワケで。
そして早い段階から「ここは喫煙所です、ダメな方はお引き取り下さい」と明言してたのならまだしも、途中からいきなり「ここ喫煙所だよ?知らなかったの?」みたいな真似をするのも止めてくれよと。

虐殺やリュナ好きな人間はそれがマトモな嗜好じゃないってのは自覚してるので、陰でひっそりこそこそやってる。
オモテで発表する場合は早い段階から「これはそういう作品です」と明かして「そういうのが苦手な人」に警告しとくのが良識ってもんでしょう。
それを騙し討ちするみたいに途中から披露して「これに耐性のない奴は今までそういうのに触れたことのないキッズ」みたいに振舞われるのは非常に腹立たしい。
“ハッピーシュガーライフ”で常時ニヤニヤしたり“殺戮の天使”で「死亡シーン集にしたほうが面白いんじゃね?」って言ってる自分がそっちに耐性無いワケないじゃん。
“ヲタクに恋は難しい”の感想でもちょっと触れたけど、コアな趣味になればなるほど(そうであるほど少数になるし)「そうでない人」への配慮は気にするもので、「それはコアな趣味だ」と自覚してない人間ほど迷惑なものはない。
たまにカン違いして「好きなんだったら人目を憚ることなく堂々としてればいいじゃない」みたいなことをさも当然のように振り回す人が居るけど、それは違いますよ、と。
そういう人は一生“キノ”でも読んでろ。

「ワーカーは不法侵入した悪人だから殺されて当然」みたいな意見どこかで見たんですが、これは同じ週に“バナナフッシュ”で{netabare}ショーターが見世物的に殺される回をやりまして。
「ショーターはチンピラで悪人だから殺されて当然!」「アッシュをまだ生かしてるゴルツィネはなんて慈悲深いんだ」って言ってるのと大差ないなぁ、と思ってしまったり。{/netabare}{/netabare}

9話{netabare}
タカ派のデミウルゴス、ハト派のアインズで、ナザリック運営を自分の目指す方向へ誘導すべく腹の探り合いをするって話ならまだしも、アインズもすっかりタカ派になって、デミウルゴスを従えてる気になって逆にコントロールされてるだけにしか見えない。
もうずっと「そうそう、そういうことを言いたかったんだ」と合わせてばかりですっかり操り人形状態。
お前イエスマンかよ、ってかこういうのを「担がれてる」って言うんだが…しかもノリノリと来たもんだ。
接待受けていい気分になって保証人にサインしちゃうみたいな…それで後悔する展開にはならず、全て上手く行くってのが約束されてるのがこれまた…。
ちっとは(守護者とは反する方向で)自分の意志を貫くシーンがあれば良いのだが。{/netabare}

最終回まで見た感想{netabare}
ああこりゃアカンやつだ。
他の作品の感想でも書いた気がするけど、中井正弘のブラックワイドショーって見たことないかな?
まぁ多くは語らん。
それプラス自作自演、しかも大成功だけ。
これまた古くて恐縮だけど、スパイ大作戦なり…ずっと経ってAチームでもいいか、当初立案した計画はまず破綻する、そして「この計画ではダメだ」って知った後でキャラたちの機転でどう切り抜けて解決するかってのが見所のワケだけど、この作品は当初の計画がただ成功するだけ。
そして作戦はいつも自作自演、ワンパターン。
ワンパターンと言うとどうせ水戸黄門を例に出す人が現れるんだろうけど、あれは「(300年続いたことで証明されてる)江戸幕府は正しい」って前提の下ご正道を正す内容(“ご正道”そのものに疑問を投げかける展開は無い)ですんで、果たしてナザリックは正しいのかどうか不明なこの作品に当てはまるかは疑問。
ナザリックが正しいことを前提で見るのが正解なんだろうけど、それじゃあ物足りない。
ってかローダンですら月からゴビ砂漠に不時着してすぐに宣戦布告したハズだが…。

ってかよく分かった、よーーーく分かった。
何話だったっけ「舌戦」ってサブタイの回、舌戦と言いつつ全然そうでなかったのはもとより、そもそもお前一方的に表情読まれる心配ないじゃん。
ガイコツだからって設定に保護してもらい、更に感情の起伏も防いでくれる安全弁付き。
じゃあ「こっちの真意誰も理解してくれない」ってことで苦労するかといえばそんなことは無く、部下は勝手に斟酌してくれるし、それこそ何かあったら「だって部下が言い出したことだもん」で済む責任の所在を自分に向かせない鉄壁ガード。
こんなに有利な状況を提供してもらって「舌戦」って、何の冗談だ?
ここまで…ここまで介護してもらえないと不安で見てられないってか。
なろうの深淵を覗き込んだ気分、リスク(の可能性)が無いのはほんとツマラン。
要はこれ、相手の目を見て話せないカスが人と向き合うことからひたすら逃げ続け、自分だけの箱庭を作って一人で人形遊びしてるだけにしか見えない。
精神が魔物に侵食される云々?…うん、分かる。
けどそれってR-TYPE知ってると生っちょろくてのう。
ってかさ、だったらギルメンに再会したけど本人には理解不能のまま攻撃されるとかやってくれよと、「見覚えのある場所、見覚えのある仲間達、 だけど…なぜ?」や 「気がつくと私はアンデッドになっていた、それでも私はナザリックに帰りたかった、だけどナザリックの人々はこちらに銃を向ける」をやってくれよと。
そこまでやってようやく「魔物に侵食されてる」って話として成立するもんだと思うかなぁ。
「自分が怪獣になったつもりで積み木やミニカーで築かれた町(時にはそれの設定あれこれ考える)を破壊する遊び」ってのは、そりゃガキの頃やったけどさぁ、そんなんいい年して見させられても…。

追記
これは“妹さえいれば~”の方で書こうと思ったけど文句ばかりになったのでお蔵入りさせた話だけど──
作者はTRPG知ってるみたいだけど、なんか勘違いしてるっぽい。
極端な話、TRPGの醍醐味って番外戦術でして。
そりゃそうでしょう、わざわざ4・5人集まって、コンペでもなけりゃメンバーは気の知れた間柄で、顔つき合わせてやるゲームだぞい?
顔も名前も知らん匿名のヤツ相手にやるのとはワケが違う。
GMやプレーヤーの表情やクセを読み取ったり、目配せしたり、これまた極端だけどケンカっ早い人は気に食わない展開では机蹴飛ばす。
または「あ、コイツこんな側面あるんだ」ってのを発見できたり。
(ここら辺の「リアルファイトに発展」は“ハイスコアガール”がよく描けてる、本当に「当時」そこに身を置いてたんだなーってのが分かる)

そんな中こんな鉄壁ガード…GM知らん奴で終始覆面被りっぱなし・読み上げソフトで声の抑揚もナシなんて真似されたら、ツマランって。
“妹さえ”の作者もそうだけど「一人でやっただけなんじゃねーの?」ってのを凄い感じる。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

『アインズ様!もう我慢しなくても良いですよね!?』

2018.07.16
一見様お断りアニメ。必ず前2作(オーバーロード・オーバーロードⅡ)は見ておきましょう。

さ~て今回のオーバーロードは…
「ど~も~。ルプスレギナ・ベータっす。アインズ様の命令でカルネ村にいるっスよ~。でも正直言うと少し退屈っす。ゲヘナで呼ばれた時は暴れられるかな~と思ったっすけど、ちょっと物足りなかったっす。 ホウレンソウ?ん~~肉の方が好きっすね~。えっ違う?うへあぁ~(反省してない)。
では、今回のオーバーロードは・・・

●攻防、カルネ村!

●ナザリックに侵入者?

●陥落?リ・エスティーゼ王国!?

の予想っす。 それでは、いくっすよ~。じゃーん、けーん、ぽん!!うへあぁ~(反省してない)。」

{netabare}
マッチポンプな作戦『ゲヘナ』も終わり、一息ついたナザリックの面々。普段見れない日常回で楽しかった第一話。
・アインズ様、スライム風呂で上機嫌。骨の体を洗ってたのは三助の「三吉君」?
・やっと出てきた一般メイドの『シクスス・フォアイル・リュミエール』。人間のように見えて実はホムンクルス(人造人間)。{netabare}全員大食漢なのは種族ペナルティーらしいです(人間との差別化?)。{/netabare}一般メイドにとって「プレアデス」は憧れみたいですね。(戦闘力が高い上に、アインズ様の傍に殆ど仕えていられるし) 特にシズは黄色い声が出る程人気があるみたい?
・シズ・デルタは小動物好き? ヌイグルミのような容貌のせいで連れまわされる執事のエクレアが気の毒です(笑)
・サキュバス(淫魔)なのに、実は〇らかな〇〇(処〇)のアルベド(笑) 一方シャルティの方は・・・(笑)
・闘技場で戦闘訓練中のデスナイトとハムスケ。「その調子ですハムスケさん!」ザリュースに続きゼンベルの復活がちょっと嬉しい!
・OPには出なかったけどチョイ出演だったデミウルゴス配下の実験助手・プルチネッラ。イタリアの伝統風刺劇に出てくる道化師がモデルらしいですね。皆の幸せを願う腐れ外道と言われてるようで「幸福」の為に「不幸(犠牲)」が絶対必要というのが信条みたいです。
・アインズ様警護で不可視のボディーガード八肢刀の暗殺蟲(エイトエッジ・アサシン)。数体掛かりでもアルベドの欲情暴走は止められなかった。(笑)

まだまだナザリックの未登場キャラはいますが、OPで0.数秒だけ出た
・アインズ様も目を背ける醜悪な容貌の拷問官『ニューロニスト・ペインキル』。(アルベド&シャルティア並みに『アインズ様LOVE』のオネエ)
・Ⅱで名前は出てましたが、風貌が放送出来るか心配な第二階層「黒棺(ブラック・カプセル)」の領域守護者『恐怖公』(OPでは後ろ姿)。Ⅱのゲヘナ作戦時、(回復魔法で元に戻ったけど)八本指の女幹部・ヒルマがマーレの杖で足をへし折られたあと、恐怖公の眷属たち(ゴ〇ブ〇)に腸(はらわた)を食われる拷問を受けましたね。
それぞれどんな立ち回りをするのか期待です。
{/netabare}

OPの顔見せではMITH&ROIDの「VORACITY」の曲と共に、お馴染みアインズ様と各階層守護者たち。戦闘メイド・プレアデスもセバスが抜けユリ・アルファがリーダー代行。末妹のオーレオール・オメガ(ナザリックの転移門「桜花聖域」の守護者。未だ詳細不詳)が編入され「プレイ‟ア”デス(七連星)」になりました。

リ・エスティーゼ王国からは
・ラナー王女の若き忠臣・クライム
・シャルティアの「爪切り」ブレイン(笑)
・王にも部下にも信頼厚い義勇の戦士長・ガゼフ。

王家からは、
・貴族の派閥が強い為、威厳が頼りない国王・ランポッサIII世
・初登場、脳筋馬鹿の第一王子・バルブロ
・小太りの小物感があるものの心意を見抜く見識が高い第二王子・ザナック
・人当たりの良さと明るい美貌。ザナック同様、洞察・観察力が高いながらも『深い闇』のあるラナー王女

バハルス帝国からは、
・「鮮血帝」の異名を持つ若き君主・ジルクニフ
・その後に付き従う帝国四騎士、バジウッド、ニンブル、レイナース。(ナザミは見切れてます)

ワーカーチーム、3人のリーダー、
※ワーカー:冒険者くずれのこと。裏&汚れ仕事(殺傷・暗殺など)専門の手練れ。冒険者と違いギルドが無いので情報共有や支援など無いのですがギルドによる規制が無い分、案件によって報酬が高いのかもしれません(ハイリスク・ハイリターン?)。
・チーム「ヘビーマッシャー」のリーダー・グリンガム(フルメタルアーマー)
・チーム「グリーンリーフ」のリーダー・パルパトラ(槍使いのおじいちゃん)
・チーム「天武」のリーダー・エルヤー(傲慢な天才剣士)

カルネ村のエンリがアインズに貰った2つの角笛の内、1つ目を吹いて召喚された19人のゴブリンたち、
隊長格のジュゲム・ジュゲームを筆頭に、
兵士(ソルジャー):カイジャリ、クウネル、パイポ、ゴコウ、ウンライ、他7名
弓兵(アーチャー):シューリンガン、グーリンダイ
僧侶(クレリック):コナー
魔法使い(メイジ):紅一点のダイノ
狼騎士(ライダー):キュウメイ、チョウスケ
(ネーミングの由来は落語の『アレ』から。カルネ村での共生生活は面白そう。)

ナザリックから、
ニューロニスト、恐怖公、ぱ~~~んどらず・あくた~~!

カルネ村から
エンリとンフィーレア
ハムスケ(森の賢王)が抜けてパワーバランスが崩れた森で季節限定の薬草採取中に襲われてるのかな?

ナザリック地下闘技場にいるワーカーチーム「フォーサイト」の面々、
・リーダーのヘッケラン(駈け引き示談が裏目に。アインズ様、激オコ!!)
・クレリックのロバーデイク
・ハーフエルフのイミーナ(胸タイラさん)
・女ウイザードのアルシェ(気の毒な身の上の貴族出身)

大草原を護衛と共に大きな馬車に乗って『ある所』に向かうジルクニフと帝国主席魔法使い・フールーダ。

そして対峙するアインズ様とガゼスの意味するところとは?・・・

待ちに待ってた身としては、かなりワクワクさせられました。(笑)

{netabare}
さあ、いよいよ「ナザリック魔導国」の建国が始まろうとしているのでしょうか?

ンフィーレアはエンリと結婚できるのか?
エンリはもう一つのゴブリン召喚の角笛を吹く事態が来るのか?そしてどんどん高まる『指導者』スキル!

仕込み操作でナザリックに侵入したワーカーチームの運命は?{netabare}(全員『悲惨な結果』になるかもしれません){/netabare}

ジルクニフ王の思うところは?代々帝国に仕えたフールーダは、どう転ぶのか?

バルブロ王子の『愚策』とは?

全ての黒幕「スレイン法国」はどう対処するのだろうか?・・・・
{/netabare}

もう期待で、ウズウズしまくって困ってます(笑)



2018.10.04
いやぁ~~、非常に『残念な仕上がり』となりました!
或る程度覚悟はしてたつもりでしたが後半、物凄い勢いで失速した感じ。
原作シチュエーション削られまくって殆どダイジェスト仕様になり、解説不十分で???な状況。

「ジャンプ」人気作のアニメと違い、原作に追いついてオリジナル要素を止む無く入れるわけでもなく、ストックも細かい設定も結構あるのに尺が決まっているので何処を生かそうか考えている内にかなり「混乱」しているみたいで、早く終わらせようと「やっつけ仕事」感も多々あったように見受けられます。なので所々おかしな作画やカットもありました。(作画監督・作画も2期以上に多めで、統一感バラバラ)大量殺生シーンになると「遠景」や「天空」で誤魔化してばかり・・・

モブのCG使用は2期のアンデッド兵においては無機質で面白く思えたのですが、生物系である{netabare}ゴブリン軍団{/netabare}や、王国・帝国兵団などノッペリ感が漂うゲームムービーみたいでかなり残念。
最大の見せ場である{netabare}「ゴブリン軍団五千の出現&反撃」「カッツェ平野の大虐殺」{/netabare}も予想を大きく下回る出来栄え(コレジャナイッ!)・・・
おかげで1期から楽しく視聴していた方々も見事「デスナイト(アンチ)」に変貌し、様々なWEBコメント欄でみっともない稚拙な暴言を吐き出しまくりでとても悲しく思えました。(´;ω;`)
(WEBで流れてたオバロファンによる解説動画はとても参考になりました。本編を見終わった後に原作と比較した丁寧な説明はとても楽しかったです。)

願わくば『リテイク』して欲しいところですが、そんなことには決してならないだろうなぁ・・・
だいぶ先だろうけど原作ストックが溜まれば、また再開するかなぁ。
この世界の伝承となる「13英雄」「6大神」もまだ明かされてないし。{netabare}{netabare}{netabare}{netabare}{netabare}(モモンガ=鈴木悟より先、600年前を始まりとした過去100年ごとに転移した『ユグドラシル』プレーヤー){/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}{/netabare}

2期中盤でオカシクなり始め、3期でさらにオカシクなったのが本当に残念でなりません。ゲーム(コラボ)や「新作・ぷれぷれぷれあです」は続くらしいですが、イイ感じに盛り上がって欲しいものです。(T_T)

And The Story Goes On?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

本格的に世界征服へ?

原作未読。第1期、第2期は視聴済み。最終話まで視聴。

いよいよ、”ナザリックVS人間”の構図で物語が描かれます。
ナザリック(アインズ様)サイドに肩入れすれば、爽快なんですけど・・・。
人間サイドに肩入れしちゃうと、結構グロい作品かも知れないです。
{netabare}対フォーサイト戦や、対ガセフ戦{/netabare}など、少し心が痛みます。

オーバーロードのもう一つの魅力はコメディパート。
第1話の、アインズ様や守護者たちの日常は、かなり面白かったです。
それ以降も、デミウルゴスに対する、アインズ様の知ったかぶりとか、定番ネタも面白かったです。

第4期を期待して待ちたいと思います。



《以下、各話レビュー的何かです》
{netabare}
【第1話】
OP、EDが、いつもながら、とてもカッコいい。
OxTとMYTH&ROID、OPとEDの担当が1期、2期から入れ替わっている。
こういう変化は、ファンには格別の御褒美ですよね。

ナザリックの日常回。
さりげなく、第2期のおさらい。
さりげなく、新キャラ登場。
このさりげなさが、とても良い。

コメディ回であり、サービス回(?)でもある。
しかし、アインズ様の{netabare}入浴シーン{/netabare}って、需要ありますか?

【第2話】
相変わらずデミウルゴスに振り回されるアインズ様。
思わず声が出るほど、ウケた!

カルネ村編。
恐らく本編とは大きく関わらないであろう、カルネ村の日常が丁寧に描かれる。
第2期のリザードマン編とも通じる、丁寧な作風が嬉しい。

【第3話】
カルネ村編のつづき。
エンリの大変な一日。
そして、恐らく、アインズ様にとっても大変な一日(笑)。

いちいち説明がなくとも、エンリの背後でアインズ様が暗躍している様子がうかがえる。

ルプスレギナ。
エンリに絶妙なアドバイスとしたかと思えば・・・。

【第4話】
はい!ルプスレギナちゃん叱られました(笑)。
「ほうれんそう」は組織の基本ではありますけどね(笑)。

アインズ様はアウラを連れて、巨人と魔蛇のもとへ。
しょせん、ハムスケと同レベル。
結果はおのずと・・・。

【第5話】
巨人の群れがカルネ村を襲撃。
前話との繋がりから、アインズ様の指示を受けた魔蛇が、陰で糸を引いていることは容易に想像が出来る。
ルプスレギナちゃんも無事にテストをクリア。

エンリとネム、ンフィは、アインズ様の招待でナザリックへ招かれる。
甘味に目覚めたエンリが可愛い!

【第6話】
捕らわれのデスナイトから始まる、バハルズ帝國編。
皇帝役は櫻井孝宏さん。
パンドラズ・アクター役の宮野真守さんの時も思ったけど、有名声優さんの贅沢使いは人気作ならでは。

デミウルゴスの提案を受け入れ、アインズ様も動く。
冒険者とは異なる組織。ワーカー。
フォーサイト。
この後の話の中心になるんだろうな。

【第7話】
ワーカーたちがナザリック地下大墳墓に、盗掘目的で忍び込む。
いうまでもなく、これはアインズ様たちの企て。
次々と排除されるワーカー。

恐怖公の声優さんは神谷浩史さん。豪華声優の贅沢使い。これも人気作ならではですね。

ガゼフに匹敵するともいわれる天才剣士・エルヤーがハムスケに一蹴される。
三人のエルフの奴隷に見捨てられた末路は惨めでした。

【第8話】
この回は純粋に面白かったですね。

{netabare}アインズの「仲間」というキーワードからフォーサイトのリーダー・ヘッケランが導き出した答え・・・。
『ナザリック地下大墳墓にいるアインズに宜しく』
一見、間違っていない。
しかし、第1期から視聴している視聴者なら分かりますよね?
{netabare}至高の四十一人のメンバーなら「アインズ」ではなく「モモンガ」と呼ぶ。
守護者なら「アインズ様」と呼ぶ。{/netabare}
仲間の名を語った嘘にアインズ様が激怒するのも無理はない。

クレマンティーヌ戦と同様、はじめは戦士として戦うアインズ様。
理由は、{netabare}恐らくあの首輪{/netabare}?

次にマジックキャスターとしての力を見せつけるアインズ様。
アインズ様が魔力探知阻害の指輪を外した途端、アルシェが嘔吐。

『タッチオブアンデス』
超位階魔法保有者のアインズ様にとっては恐らく下位の魔法。
だけど、フォーサイトの面々には目にしたことのない高位の魔法?

イミーナを庇い犠牲になったヘッケラン。
自らの命と引き換えにアルシェを逃がすよう懇願するロバーデイクとイミーナ。
そこでアインズが導き出した答えは・・・。
{netabare}シャルティアに対して『苦痛なく慈悲深く殺せ』と。
「そこのどこに慈悲があるというのですか!」
『教えてやろう。このナザリックにおいて死は、これ以上の苦痛を与えられないという意味で慈悲である』{/netabare}
ひえ~っ!
まあ、実験材料にされたり、拷問を受けたりetc・・・。
そんなナザリックでは、苦痛の伴わない死は慈悲なのかも知れない(笑)。

アルシェとエントマの{netabare}声優さん{/netabare}が同じ理由がここにあったんですね。

Cパート。ドラゴンとともにアウラとマーレが王宮を襲撃。
まず先に相手に手を出させておいて、それを口実に、後から相手の本陣に乗り込んで、相手を屈服させる。{/netabare}

【第9話】
ジルクニフにとっては恐怖の一日だったでしょうね。
{netabare}居城に乗り込んでこられたら、目の前で大量殺戮。
ナザリックに呼びつけられたら、デスナイトの出迎え。
玉座を間を一望しただけで把握できるであろう、圧倒的な財力と武力。{/netabare}

ジルクニフ一同が帰った後の玉座の間のくだりは、とても面白かった。
アインズ様の心の叫びと守護者たちの過大評価!
これぞオーバーロードの真骨頂!

ラストの演出はとても良かった。
アインズ様の圧倒的な魔力を目の当たりにした{netabare}フールーダの{/netabare}声の上ずり方。
興奮と歓喜が否応なしに伝わってくる。
{netabare}フールーダの方を見向きもせずに前を通り過ぎるジルクニフとそれを見送るフールーダ。{/netabare}
言葉が無くても、お互いに察し合ったことが伝わってくる。


【第10話】
王国と帝国の戦争が近づく。

レエブン公は第2期ぶりですね。

第1王子のおバカぶりが笑える。

【第11話】
エンリ将軍が誕生し、第1王子のおバカな行動が、笑えない事態を巻き起こす回。
そもそも、情報収集に行くだけなのに、{netabare}5000人もの{/netabare}兵士を引き連れて行けばどうなるのか?
情報収集すらまともにできないおバカぶり。

数で押し切ろうとしたら、逆に数で押し込まれて、撤退・・・。
おバカ丸出し・・・。

アインズ様が動揺するさまも面白い回でした。

【第12話】
アインズ様の超位階魔法に王国サイドも帝国サイドも圧倒される回。

ところで、アインズ様が言っていた、『3人いや4人の殺してはいけない人』って誰と誰なんですかね?
{netabare}クライムとガゼフは決定でしょうね。
クライムには、ラナー王女から目立つ鎧を身に着けるように指示がありましたからね。
これは、デミウルゴス辺りからの入れ知恵でしょうね。
大勢の中で間違えて殺されないように、目立つ鎧を身に着けろ、と。
ガセフも、この後アインズ様からスカウトされましたからね。
まず間違いないでしょうね。{/netabare}
残りの2人は、今、戦場にいるのか?いないのか?で意見が分かれちゃうかもしれないですね。
今、戦場にいる場合なら{netabare}国王とレエブン公かな?{/netabare}
今、戦場にいないとすれば、{netabare}ラナー王女とザナック第2王子かな?{/netabare}

【第13話】
{netabare}アインズ様を殺せるほどの武器の存在。{/netabare}
シャルティアの精神支配のくだり以来の重要な話となりそう。

パンドラズ・モモン登場(笑)。
{netabare}『トウッ』って・・・。{/netabare}
思わず{netabare}『お前』{/netabare}って言っちゃった、アルベドが可愛い。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 61

63.7 24 異世界でバトルなアニメランキング24位
俺、ツインテールになります。(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (647)
3899人が棚に入れました
少女向けの髪型「ツインテール」をこよなく愛する高校1年生男子・観束総二は、ある日突然、異世界からやって来た美少女・トゥアールからツインテールの幼女戦士「テイルレッド」に変身する力を授けられる。属性力(エレメーラ)を糧とする異世界の怪物・エレメリアンによって世界のツインテールが危機にさらされる。空想装甲(テイルギア)を纏い、彼(?)は地球のツインテールを平和を守るため、幼馴染の津辺愛香が変身するツインテール戦士「テイルブルー」と共に、敵に立ち向かうのだった。

声優・キャラクター
島﨑信長、相坂優歌、赤﨑千夏、内田真礼、上坂すみれ、日笠陽子、五十嵐裕美、M・A・O
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

属性系クソアニメ。「ツインテールが、俺の“文学”だ!!」

制作はプロダクションアイムスで原作はライトノベルです。
ジャンルはバトルアクション・ラブコメ・SFです。


ツインテールを異常に愛する高校生の三束総二。
彼の前に異世界からやってきた美少女・トゥアールが現れて奇妙なブレスレットを託され、ツインテールの危機だと聞かされる。
すると町に“属性力”を奪うことで生存しているアルティメギルたちが襲来し、総二はツインテールを守るために変身して戦うことになる。


「ツインテール」という属性を題材にした作品。
世界観や主要設定はラノベのそれですけれど、ストーリー展開やバトルシーンの熱さはまるで特撮系のコミカライズのよう
ラブコメ要素よりもギャグ要素が強い点も、それを引き立てていますね。
敵のキャラ立ちについては素晴らしいの一言。
「何でこんな外れのない変態キャラを生み出せるのか」と真面目に思いましたw
私のお気に入りはタイトルにもありますけど、“文学属性”のオウルギルティ。
彼の登場回は死ぬほど笑った。
冒頭のアレは反則だろw

{netabare}まあ一番笑ったのは会長の「えろほん」の言い方だったりしますがw
「えろほん」を「え↑ろ↓ふぉん」という、「i phone」風の発音でいうのが笑えるw
赤崎さんはアクの強い役をやらせたら、女性若手No.1でしょう。(男性若手ならば松岡さん)
あと内田さんは純粋なギャグキャラをやらせたら女性若手ではNo.1とも思っているw{/netabare}

味方陣も魅力的なキャラが多かったです。
主人公のツインテールバカっぷりも突き抜けていて良し。
ギャグはやはり突き抜けているのが大事です。
既読組の皆さんから見るとストーリーが高速らしいですが、私は全然気にならなかったけどね。
「のうコメ」みたいなノリで見ていたのでw


本作の感想を書くうえで、作画はやはり触れなければなりません…。
近年にしてはレベルの低いクソ作画w
作画が残念だと成り立たないタイプの作品ではないですが、それでも気になりました。
海外に丸投げした回の作画は、ホントに「うーん」って感じ。
作画もある程度はやはり重要。
加えて中盤は演出も不自然なものが多くあり、結構気になりました。
掛け合いのリズムが明らかに悪くなっていたし。

もう一点触れるべきは男性声優陣の豪華さでしょう。
女性声優が豪華だと思うことはままありますが、男性声優は近年だと珍しい気が。
{netabare}「ツインテール」のCVが池田秀一ですよ?
笑うしかないでしょw {/netabare}


総括して、良いクソアニメというアンビヴァレント。
作画が良ければもっと好評価だったでしょう。
でも十分に笑わせて頂いたので満足していますw


以下私の大まかな属性力(超駄文)。
{netabare}○金髪
“髪”に関する属性だと私はこれです。
オプションで巨乳属性+お姉さん属性になると役満になりますw
「ARIA」アリシアさん、「まどマギ」マミさん、「みなみけ」ハルカ姉さま、「咲」キャップetc。
「ひだまり」宮ちゃんもこれにギリギリ属するか?
単純に金髪なら「IS」シャルも大好きだし…。
あっそうそう、「アイマス」ミキミキも好きだよ?w

○百合
最近はこれについて言及しまくっている気がする。
マジで私、救いようがないほどに百合厨なんですよw
もともと百合漫画が大好きでアニメに入ったのですが、だんだん酷くなってきている…。
日常系萌えアニメばかり見過ぎて、“ソフト百合”にも対応してしまった“ハイブリット百合萌え厨”にw
もともとは“少女漫画系百合厨”だったのですが嗜好がより残念な方向へ進化。
そうそう、百合が苦手って人もかなりいますよね~。
同性愛に嫌悪感抱く人はやっぱり多いと、あにこれ来てから学びましたw
でも私は大好きだと、心から叫びたいですw

○ロリ
「お姉さんが好きでロリも好きってどういうことだよ」って話ですがw
厳密に言うと、私は妹萌えではありません。
年下が好きっていうわけではないのですね。
ロリという神聖さを持つ天使の偶像を崇拝することに意義があるのです。
そもそもロリというものは、内なる純潔さが滲み出ているとい(ry {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

戦隊ヒーローものにあるべき要素が紳士の嗜みと共にしっかり盛り込まれている。

原作知らず。

これは酷い(称賛)。酷すぎる(礼賛)。大満足です。
心に燦めく「属性」をお持ちの紳士淑女すべてにお薦めします。

ヒーローものの皮を被ったおばか全振りのギャグアニメとして、十分楽しめると思います。

少々前にhaigaさんのレビューで存在を知り、いつかは見たいと思っていた作品。Amazonプライムで発見し、ほぼ一気観。アマプラでは修正版とのことで、放送当時問題視された「作画が溶ける」状況は改善しているとのこと。後半、作画面が怪しいところは散見されましたが見るに堪えないということはありませんでした。

困ったことに、戦隊ヒーローものとしてしっかりしています。驚くほどしっかりしています。変身バンクもなかなか格好いい。戦闘シーンは気合いの乗ったアニメーションです。必殺技もかなり格好いい(絵的には)。増えていく仲間、徐々にインフレしていく敵の強さ(設定上、実質的には変化なし)、いいです。土壇場奇跡のパワーアップは胸熱展開の王道です。うっかりしてると格好良さに痺れることも・・・

でも、その全てが乗っかる前提が酷い。結果として格好良さに痺れると同時に爆笑せざるを得ません。エロとは違う、下ネタ寄りの全力お馬鹿。

この世界のヒーロー・敵の行動原理も強さも全て「属性力」に由来する。それは、ツインテだったりうなじだったり、男の娘だったり。。。それぞれが愛してやまないもの。それを愛する想いの強さ、想いの力(たぶん)。敵はその属性力を人類から奪い取るためにやってきた。我らがヒーロー達は自らの属性を守るため属性そのものを武器にかえて敵と戦う。


なんだこりゃ。

終盤の展開は少々疑問なところもあります。後半~終盤にかけての息切れ感もあります。シチュエーションと敵キャラのキャスティング(と、言わせる台詞)で楽しむ作品ということかもしれません。実際面白かったです。敵キャラがやられるときのセリフ(叫び)がまた、心に響くんだなぁ(理解できるとは言っていない)。結果的に主人公を中心としたハーレム構成になります。ですが、それほどドロドロしてないので僕としてはまぁよしです。

個人的に好きなのは{netabare}5話で出てきたザリガニっぽい敵。敵の「属性掛け合わせ」の説明に笑いましたし、なにより、彼の決めぜりふが素敵すぎる「{netabare}うなじを見るためだけにどれだけの研鑽を積んできたと思っているぅー(迫真){/netabare}」。

ヒーロー側では生徒会長・イエローが楽しい。彼女自身の属性(M&露出(?)属性)を体現する技が・・・重装歩兵(アーマーパーツはそれぞれ砲・銃撃武器)のような出で立ちなのに、砲撃のたびにアーマーパージで露出度を上げ、最後はフルパージしたアーマーを合体させて巨大な銃を作り&ぶっ放し、自らにその銃撃を当てることでの加速キック(これが必殺技)。。。わけわからんけど、なんかニヤッとしちゃった。
{/netabare}

[2020/08/24 v1]

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

属性を熱く語るベテラン声優陣が(`・ω・´)b

ツインテールをこよなく愛する主人公が
仲間と共に地球を守る変身アクションもの。
全12話。
ラノベ原作。(未読)


属性をメインに繰り広げられる
正義と悪のバトルが中心のストーリー。
まぁ……バカげた戦いですが
当人たちは至ってマジメですw

リアルでもこんな論争が行われてそうだが(;´∀`)
論争ならまだしも殴り合いなどは止めましょうねw

さて
変身アクションものと書きましたが
最終的にギャグものとして視聴してましたw
アクションも悪くはなかったですが
個性的で充実しているキャラたちの笑いに
引っ張られた感じです( ´艸`)ププ
いや~「属性」って挙げればキリがないですねww

視聴した方には多い意見だと思いますが
中盤より見受けられる作画の崩壊が目に余りました。
美少女を扱う作品としては致命的な欠点に…
ギャグ要素に助けられた感が強いですかね(^^;)

メインキャラを演じている女性声優陣が
自分の好きな『中二病でも恋がしたい!』と
被っていたので期待しつつ注目。
当然ですが、キャラが違えば声も変わるもの。
中二病とは違った演技でキャラの魅力を
引き出していたと思います。
さすがは『声優』と改めて感心しました♪

また、脇・敵キャラを演じる声優陣が豪華です!
大物やら渋いベテラン声優まで多数。
ギャグからバトルまで幅広い演技力はさすがです。

完全な蛇足になりますが
白衣をまとい博士的なポジションの
トゥアールを演じている内田真礼。
彼女は同じような役どころを『アキバレンジャー』
という実写ものでも演じていましたねw
初めて内田真礼を認識した作品、懐かしいですw


2期あるんでしょうか??
色(味方)が増えたりするんですかねw
作画さえしっかりしていれば悪くないと思うので
期待して待ちたいと思います(*´∀`*)ノ






《キャスト》

観束 総二(CV.島﨑信長)
テイルレッド(CV.上坂すみれ)
トゥアール(CV.内田真礼)
津辺愛香/テイルブルー(CV.愛坂優歌)
神堂慧理那/テイルイエロー(CV.赤﨑千夏)
イースナ/テイルブラック(CV.日笠陽子)
観束 未春(CV.五十嵐裕美)
桜川 尊(CV.M・A・O)
神堂 慧夢(CV.井上喜久子)
メガ・ネプチューン=Mk.Ⅱ(CV.田村ゆかり)
ドラグギルディ(CV.稲田徹)
アラクネギルディ(CV.速水奨)



《主題歌》

OP
『ギミー!レボリューション』/内田真礼
ED
『ツインテール・ドリーマー!』/ツインテイルズ
                  テイルレッド(CV.上坂すみれ)
                  テイルブルー(CV.愛坂優歌)
                  テイルイエロー(CV.赤﨑千夏)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 55

66.6 25 異世界でバトルなアニメランキング25位
聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (602)
3860人が棚に入れました
元貴族令嬢で騎士団員のセシリー・キャンベルは、父から受け継いだ古い剣を鍛えてくれる鍛冶屋を探していた所、街中で暴れていた男を剣で撃退する男と出会う。\n

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

なぜ、聖剣の刀鍛冶は「二流の厨二」なのか

女の子の絵がかわいい。主にその点だけが見応え。以上…。
まあ、なんか絵がキレイだなというだけで最後まで見てしまったので、作画チームの仕事は称賛されてしかるべきだろう。

 ただし、本作は、SAOを観た後にみると、「ああ、これは二流の厨二作品だな」という気がしてしまうだろうと思う。原作はもう少し出来がいいのかもしれないが、アニメのほうは脚本チームの仕事が、商業作品として認められるかどうかがギリギリのレベルにきてしまっている。

(下記、聖剣の刀鍛冶というか、「厨二とは何か」論)


 設定そのものは、厨二として、問題ないクオリティではある。
 キレイな中世ファンタジー世界はもちろん。「俺つぇぇえぇぇ!!」主人公。かわいい女の子といちゃいちゃできる世界。なんだかんだでご都合主義。子どもの理屈が通ってしまうあまり複雑でない世界。だけれども、他の人にはわからない(本人的には)複雑な過去をかかえた悲劇の主人公…という…という、とってもとっても「ナルシスト乙」な設定は、厨二世界の設定としては、間違いなく非常に意図的によく構築されたものと言っていいだろうと思う。

 では、何が二流なのか?

 ストレートに言えば、単に作話技術が稚拙。ということに尽きるのだが、この「稚拙さ」は、なかなかに根の深い話だな、と思う。

 繰り返すが、中二病作品というのは、基本的にご都合主義の作品である。『SAO』にせよ、『禁書目録』にせよ、いい年こいた大人がみたら、まあ、「おいおい、そんなわけあるかよ。」という稚拙な脚本に見える。中二病の脚本というのは、一流の中二病だろうが、二流の中二病だろうが、いずれにせよ、稚拙な脚本なのである。ある観点にたてば。

 しかしながら、聖剣の刀鍛冶というのは、中高生にとってすら、ご都合主義にみえるだろうものになっている、ということだ。
 では、ここで言う「ご都合主義」とは何なのか?

 …たとえば、ネタの投入量が1クールなわりに多すぎる(※1)、プロットの構成が雑すぎる(※2)、序盤のツカミが弱い(※3)、ヒキが弱い(※4)などなど…といったポイントだ。

 ただ、難しいのは、繰り返しになるが、中二病シナリオの中では、「ある種のプロットの雑さ、はむしろ許される。あるいは推奨される」ことがある…ということだ。
 たとえば、『SAO』を見てみよう。

・あまり充分な仕込みがなく、主人公ははじめて会った女の子と仲良くなれる
・よくわからない理由で悪役は、ゲスな動機をもっている。
・少し一緒に過ごしただけの人が主人公を慕ってくる

 …等、こういった「ご都合主義」は許されている。ごく正直にいえば、どの部分についても、ちょっと口をあんぐりとしてしまうようなご都合主義だ。

■diegetictime 虚構世界内のもの 対 non-diegetic time虚構世界外の時間

 しかしながら、SAOと、聖剣の刀鍛冶の違いがあるとすれば、一つの大きなポイントは、「視聴者にとっての唐突感」だろうと思う。
 どういうことかというと、誰かと仲良くなりますよ、という描写があるとして

1.アニメの演出上、実時間では2分かけて仲良くなる。
2.アニメの物語世界内では1年かけて仲良くなる 

 という二つの描写は、両立する。なんで、3分が一年か、というと
 要するに、「ちゃらーらー、ちゃらーらー」とかいうBGMが流れてる間に、5秒毎に、画面が切り替わるようなアレだ。「そうして月日は過ぎ去った」的な。

 カタカナで恐縮だけれども、前者はダイエジェティック(diegetic=フィクション世界内の)の時間と言い、後者は、ノン・ダイエジェネティック(non-diegetic フィクション世界外の)時間という言い方になる。

 そして、おそらく、これはわたしのごく勝手な予想だが、
 中高生のオーディエンスというのは、non-diegeticな尺で一定の幅の描写があれば、それで充分に感情移入して見られるのではないだろうか?
 そして、その「一定の時間の幅」は、おそらく3分とか、5分程度の短い時間でOKなんだと思う。どんな下らない動機や、きっかけでも、non-diegeticな少しの描写があれば、それだけで中高生のオーディエンスは、納得してくれるような気がしている。
 たとえば、わたしが全く感情移入のできない『禁書目録』は、物語世界内の時間の経過はかなり短い物語になっている。しかしながら、主人公の上条当麻のお説教はかなり長いし、non-diegeticには、きちんと一定の描写が成立している。

 一方で、ある程度までいい年こいたオーディエンスになると、non-diegeticな描写以上に、diegeticな一貫性のほうを要求する率が高いのではないだろうか。
 たとえば、突如登場した敵役が、「3年前のあの日、ああいう事件があって、その後もずっとおまえは気づかずに、おれにとって…云々」みたいなことを述べれば、敵がなぜ恨みを抱いているのか、というdiegeticな動機の説明にはなる。そのような、diegeticな動機の説明をすっとばしても、non-diegeticに、5分程度の動機が描写されていれば、中高生向けコンテンツの物語というのは成立してしまうように思う。っつーか、『禁書目録』への違和感を説明すると、ぜんぶそこになる。

 わたしの脳内の構図をまとめておくと、


[厨二視聴者への描写]
  ・non-diegeticな描写:3分~5分程度で良い
  ・diegeticな説明:non-diegeticなものと同等で良い。
       あればあったで機能するが、
       あまりなくても問題ない

[いい年こいた視聴者への描写]
  ・non-diegeticな描写:10分~20分は必要。モノによるが
  ・diegeticな説明:必要とされる説明の重たさが、
     厨二視聴者の場合よりもきっちりと必要。
     ここがきちんとしてないと文句がつく。


 という感じ


■中二病という現象の、生理学的説明

 中二病という現象が起こってしまう理由の説明としては、子どものほうが夢見がちだとか、現実の世界のリアリティと仮想の世界のリアリティに区別があまりない時期だからとか、いろいろな理由はある。
 だが、実は、中二病的な描写というのを、diegeticな時間という点から考えてみたときに、上記のわたしの仮説が、ただしいのであれば、
 これは、おそらく、「子どもと、大人の体感時間の長さ」が問題なのではないか、という気がする。

 よく知られているように子どもの体感時間は大人よりも長い。年をとればとるほど、一年の過ぎ去り方ははやくなる。

 …とすれば、子どもは「5分の描写」でも、大人にとっての「15分の描写」に相当する感覚でいる可能性がある。
 また、そもそも描写そのものが「はじめて見るタイプの描写」である可能性が高く、どんな描写でも驚いてくれる可能性が高いし、「人々の合理的な動機の水準」そのものの感覚がいまひとつきちんと成立していない発達段階にある子どもの感覚なので、動機そのものに「十分な動機」「不十分な動機」の区別があまり成立していないのではないだろうか。

 …とすれば、なぜご都合主義でありながらも、『禁書目録』や『SAO』が厨二として成立する最低限の条件を満たしているのか、ということは理解できる。
 

■聖剣の刀鍛冶そのものの話に戻ると、

 さて、なんで、こんなクオリティになってしまったのが謎だが、もっともありそうな裏話としては、まあ(1)制作チームのスケジュールが押してた (2)全体構成の担当者が新人だったため、舵取りの仕方がわからなかった…といったところだろうか。
 とにかく、non-diegeticなレベルの描写すら足りていないのだから、中高生のオーディエンスにすら、ツッコまれるというのは致し方ないだろう。


 あと、しいて いい点を挙げると、ストーリーについては、6話ぐらい?で、ちょっといい部分「も」あったが、ほかの部分は、まあちょっと細かい話はノーコメントで。しても、不毛だろうから。


※1.【ネタの投入量】尺の構成にあったネタ(プロット)の投入数。少なすぎると間延びするが、単に多すぎると破綻する。この作品の場合は、多すぎた印象。

※2.【プロットの構成】一つ一つのプロット内の構成。起承転結でいえば、起承転結のうちの比率がアンバランス。適切なバランスというのがあるわけではないが、【起承】の前半と、【転結】の後半のバランスでいえば、前半が後半よりも少なくなるということは、まずない。要するに、シナリオを展開するための仕込みの部分が少ない。

※3.【序盤のツカミ】序盤のヒキの強さを作る要素が、少ない。設定的なヒキがあるわけでもないので、単に「かわいい」だけの作品として終わってしまっている。

※4.【ヒキの強さ】その他、全体的に準オムニバス形式の構成をとっているため、次回への「ヒキ」が弱い。オムニバス構成として作るにしても、一話ごとの構成のクオリティが全体的に少ないため、やや退屈。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

MF文庫J原作のアニメが自分にとっての「理想」のアニメだなぁと、つくづく思うわけですよ

…などというテーマが大きいレビュータイトルにしましたが、まずはこのアニメ「聖剣の刀鍛冶」についての印象を。


このアニメはこれぞまさにMF文庫J!という印象を受けた作品でした。


自分は最近になってから遡ってこの作品を見たクチなので、最近の同種の作品と比較すると

・単独ヒロイン制(⇔最近はハーレムが主流ですよね)
・いわゆる異能力の設定がわかりやすい(⇔最近は差別化のためか舞台・能力・敵などの設定が凝りすぎている作品も多いですよね)

という点が近年の流行と違うのかなぁとは感じましたが、逆にそれがスッキリした構成という印象で、むしろ見やすいバトルファンタジーアニメでした。





以下は、聖剣の刀鍛冶から離れまして、なぜ自分がMF文庫J原作のアニメが好きかという話題になります。

それをつらつらと書き連ねるだけの自己満足文章になりますので、無理してお読みにならないことをオススメします(笑)


{netabare}タイトルの通り、自分はMF文庫J原作のアニメが好きです。
それを何段階かに分けて文章にしますね。


まず1つ目の大前提として、自分はバトルファンタジーラブコメが一番好きなジャンルというのがあります。

中二病とかオタクとかを表面に出さず、バトルは「カッコよく」やってほしい。
茶化さずに、真剣に中二バトルしてほしい。

これを多くのMF文庫J作品は満たしてくれます。


2つ目として、自分はアニメに感情を揺さぶられたくないというのがあります。

感動して泣きたくない。(→泣かせるアニメは苦手)
切ない気持ちになりたくない。(→同)
嫌な気分になりたくない。(→胸糞悪い性格のキャラや展開は嫌い)

まぁ単純に自分の好みとしてこのような展開は嫌いだから見たくないというだけなんですけどねw

しかし、MF文庫Jはそういう展開にほとんどならないので、アニメを「常に楽しく」見ることができます。


3つ目は、2つ目と逆ベクトルで同じことなのですが、自分はアニメ作品を「好きになりすぎたくない」というのがあります。

好きになりすぎてしまうと、逆に今度は良い意味で感情を揺さぶられすぎてしまうからです。
自分は影響されやすいタイプなんですよね(笑)

本当に好きすぎるアニメを見つけてしまうと、仕事が手につかないとまでは言わないものの、展開が気になりすぎて次回が待ちきれなくなってしまう。

アニメが最終回を迎えると虚無感に襲われてしまう。

漫画かラノベが原作であれば原作に手を出すが、続きが気になりすぎてしまって時間を多少犠牲にしても一気に読んでしまう。

既刊最新刊まで読んでもその先が気になりすぎてしまう。

原作のストーリーが終了に向けて動き出してしまうと切ない。終了してしまうともっと切ない。

原作以外のグッズを買うとかなりお金がかかる。
(幸い自分はフィギュアや同人誌には興味がないんですが、円盤を買おうと思うとそれなりですよね)


…という状況には、自分は基本的になりたくないと思っているわけです。

厳密に言えば、
・原作を読みたいと思うアニメが1クール1作品程度
・円盤に手を出したいと思うまでのアニメが1年に1作品以下
…というのが理想のペースなんですが、そう上手く配分されないものですもんね(笑)


その点、MF文庫Jのアニメは全部好きで、自分の基準では60~80点を平均して叩き出してくれるのですが、90点を超えてくるほど琴線に触れるアニメには今まで出会ってないので、
自分が「アニメ」に求める条件である「好きになりすぎない」という条件を確実に満たしてくれるんです。

(※緋弾のアリアとノーゲーム・ノーライフだけは原作まで進んで楽しく読んでいるのですが、「次刊が楽しみすぎて信者になっている」というほどではないんですよね)


まぁこれに関してはお布施をしていないわけですから、制作者サイドからすると自分は「良いお客さん」ではないのでしょうが、それこそお金は無尽蔵にあるわけじゃないですから、そこらへんは諦めてください(笑)




というわけで、上記3条件を満たしてくれる作品が、自分が「毎週見るアニメ」として好きな作品なわけです。

要は、
【目を見張る出来ではない、テンプレバトルファンタジーラブコメ60点アニメ】
が、自分の求めるアニメだということですw

その上で、似たような作品は漫画原作でもラノベ原作でも最近はいろいろなレーベルのものがありますが、MF文庫Jのアニメが僕にとって一番の確率の良い「視聴アニメ選びガチャ」だなぁ、と感じています。


このレビュー文は、ある意味2015年現在の自分のアニメの好みのメモなので、今後趣味が変わっていくのか、もしくはアニオタ自体をやめるのかw
自分の嗜好の変化が楽しみだったりします(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

刀鍛冶のはずが、ほとんど剣つくらずなのは・・・

刀鍛冶のはずが、ほとんど剣つくらずなのは・・・刀鍛冶としてより剣遣いとしての腕前の方が立派に見えて仕方なく、タイトルに偽りあり?と違和感ありました。まぁ、それにはある種の制限付きの理由があるようなんですが、原作では中盤からの重要なネタバレになるようなので、アニメで物語を追うのをやめる方はwikiなり読んでもらえたらと思います。

てか、12話という尺はあまりにも短かったようで、いろんな伏線やキャラクターがほうりっ放しで終わりました。アニメでは再度登場しない亡命皇女のエピソードに3話使うとか無駄すぎてシリーズ構成の失敗かも。原作に忠実にと思うのもわかるし、二期の可能性を信じたのかもですが、個人的にはフォローできないネタなら切り捨てるか控えめに1話だけでも十分だった気がします。

それと気になったのがタイトルが刀鍛冶なので、鍛冶職人のルークが主役なのかと思ったら、そこはやはりヒロインの女騎士のセシリーがメインだったんですね。意外なところに光をあてた渋い話しを想像しましたが、普通に腕は未熟な半人前の騎士の成長物語に落ち着いていたので拍子抜けでした。

そのセシリーの性格が感情的な発言が多くガミガミ系のうるさ方で、ルークに何度も命を助けられて頼りきりなのに痴呆のように忘れ、感謝の言葉もありがたみがまったく感じられないまま痴話げんかを繰り返し、数話見たところではなにつきはじめました。

普段のルークが無口なキャラだけに2人の絆が見えにくいし、このパターンが続くとげんなりしてきます。最終回にもなってようやく感じ取れてきましたが、これはさすがに遅すぎました。たぶん人気キャラ投票があってもヒロインなのに1位は獲れないタイプでしょう。

原作を読めば2人の関係も進展し、ある意味納得、それが悲劇であっても感動できそうなんですが…12話という制限のあるアニメで輝かせながらまとめる難しさを覚えました。

見終えて思うのは、ほいほい魔剣をつくれてしまうルークの魔剣製造機能は反則だよなぁ~です(ある種制限はつくようですが)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
12
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