警察で探偵なTVアニメ動画ランキング 21

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の警察で探偵な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月07日の時点で一番の警察で探偵なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.7 1 警察で探偵なアニメランキング1位
アンデッドガール・マーダーファルス(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (206)
611人が棚に入れました
19世紀末。吸血鬼・人造人間・人狼など、異形な存在がまだ暮らしていた世界。首から下のない不老不死の美少女探偵・輪堂鴉夜が、“鬼殺し”の異名を持つ半人半鬼の真打津軽と、彼女に付き従うメイドの馳井静句と共に、怪物専門の探偵 “鳥籠使い”として数々の事件を解決しながら、鴉夜の奪われた体を探してヨーロッパを巡る―――。
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

究極のグノーシスヒロイン登場!?

●「名前のない怪物」が宿る場所

今回触れるべき話題は「名前のない怪物」が生まれる背景的なことでありますが
この件は究極のネタバレにもなり兼ねませんのでさらりとこなして別件に進むことにいたします。

「バンケット」とは{netabare}「宴会」や「宴」のことでありますが個人的解釈では
「ダークギャザリング」と同じ意味になるのであろうと推測いたします。

「晩餐会」とは「最後の晩餐」を意識しているとも考えられますが
「前夜祭」とも考えられるわけであります。

前夜祭と言えば宗教行事ということになりますが、本作との関係性で考えるならば当然
【呪術文化】に絡む宗教行事になるのでありましょう。

アニメには「裏設定」というものがあるのですが、それと同じように
「裏テーマ」というものもあるようであります。

「メイドインアビス」のプリンセスファプタや成れ果てたちそして
「天国大魔境」のヒルコに共通する裏テーマは「進化」であります。

「キメラ」という人工生命体を作る秘術が【錬金術】というものでありますが
詳しい話は「ライザのアトリエ」の方にでも譲るとして、ざっくり言うなら
【ボアズとヤキン】という2本の柱を掛け合わせて融合するという発想でありまして
女神転生みたいに?新しい生命体が生み出されるわけであります。

これは禁断の秘術でありまして、もしかしたら【カバラ】と一致するのかもしれません。

「バンケット」なる組織は新たなる種族を創造しようと目論んでいるようですが
それが「名前のない怪物」なのか、人類の救いとなるのかは未だ定かではありません。

そんなわけでここからは現実世界の「生首事件」について言及いたします。

事件の詳しいことには触れずこの事件に関わった「被疑者R」についての情報を記載します。

「被疑者R」の趣味とコレクション
・ゴスロリ
・パンク
・仮面
・黒魔術
・髑髏の置物
・ジャックスケルトン

「ゴスロリ」は「ゴシックロリータ」のことであり小学生当時の「R」が好んだ
ファッションでありまして、特に気に入っていたブランドが「h.naoto」ということであります。

「デスノート」のミサミサもこのゴスロリファッションをしておりますが、パンクの要素も
入っているのが偶然にしては出来過ぎと思えるくらいのシンクロ率であります。

ゴスロリと言えば黒色基調のパターンが多いのでありますが、何故黒かと言えば
当方の個人的解釈によればゴスロリが【堕天使】を題材にしているからであるということになります。

「パンク」と言えば「反体制」や「反発」的な意味合いがありますが、【堕天使】とは
神に背く【反逆者】でありますので両者のイメージは一致するわけであります。

「黒魔術」と言えば【フリーメイソン】であり、【ドルイド教】の【ドルイド】が使っていたもの
であるとも言われておりまして、早い話が【オカルト】であります。
【オカルト】と言えば、【バビロン、古代エジプト、ケルト】などの【呪術文化】と
当然繋がるわけであります。

小学校の同級生の証言によりますと「R」の部屋には本物の髑髏の置物があったという話であります。
髑髏と言えば秘密結社【スカル&ボーンズ】であり、【ケルト人】であります。
【オカルティスト】はグロイものを好むようです。

「ジャックスケルトン」は骸骨のアニメキャラでありますが、要するに【スカル&ボーンズ】であり
「ハロウィンパーティー」の【ジャック・オー・ランタン】と関係性があるものと考えられます。

「ハロウィン」の元ネタは【ドルイド教】の【サウィン祭】でありまして
10月31日は「前夜祭」に当たります。

「バンケット」には「宴」や「前夜祭」といった意味がありますが、
これはただの偶然でしょうか?

そしてついに触れてはいけないタブーに該当する「R」のコレクション
「仮面」について触れてみたいと思います。

「仮面」とはタキシード仮面やセーラーV、美少女仮面ポワトリンなどが付けているものであります。
他にもアイドルのミステリーキッスやアザリエも変態仮面仲間であります。

「仮面」のことを【マスカレード】と言いまして【仮面舞踏会】のことも意味します。

【マスカレード】は貴族文化でありまして、発祥が【ヴェネツィア】であるということですので
当然【ヴェネツィアの黒い貴族】が絡んでくるだろうという推測が成り立つわけであります。

「黒い貴族」とは「褐色の肌を持つ貴族」たちのことであり、つまり
【フェニキア人】であったなどと言われています。

彼らの行う【晩餐会】でありますので当然「宗教的な儀式」ということになります。
そんなわけで【マスカレード】とは貴族特有の文化で、それは
【乱交パティー】であったなどという説が生まれるのでありました。

貴族文化である【マスカレード】の秘密を命がけで暴露しようとしたのが
映画界の巨匠「スタンリーキューブリック監督」でありまして、彼の遺作
「アイズ・ワイド・シャット」では秘密の儀式の一部が暴露されております。
https://youtu.be/k1Q7aCzpEuk

この監督が大成功を収めた背景には当然の如く、「出資者」という計り知れない程強大な存在が
いたからでありますが、自分の実力とは関係なく出来レースみたいな感じで結果が決まる映画業界の
在り方について監督本人のプライドがどうにも許容できなかったようで
命がけの暴露でもって一矢報いようとしてこの遺作を作ったとのことであります。

しかしながら貴族文化の闇を完全暴露するはずだったノーカット版は封印され
彼の願いは叶わなかったようであります。

それでも「アイズ・ワイド・シャット」を見れば【マスカレード】が特別な儀式であり
彼らの思想が濃厚に反映された「宴」であることが、なんとなく理解はできるので
それが唯一の救いであると言えるのかもしれません。

【ヴェネツィア】にいたのは【黒い貴族=フェニキア人】ですが「アイズ・ワイド・シャット」の
「仮面舞踏会」が「ハロウィンパーティー」に酷似してるのが少し妙であります。

しかしながら【ヴェネツィア】に伝わる伝統的な祭りでは実際に「ハロウィンパーティー」のような
奇妙な仮面を被るのは事実のようでありますから、【フェニキア人】と【ケルト人】の文化は
予想外に似ていたということなのかもしれません。

・ゴスロリ・パンク・マスカレード・黒魔術・髑髏の置物・ジャックスケルトン
これらは被疑者「R」の趣味嗜好であり、彼女の思想を解明する手がかりであります。

ざっくり言えば「R」は【オカルティズム】に毒されているわけですが、酒鬼薔薇聖斗のように
儀式めいたことをするならば、それはもはや【サタニスト】ということになります。

「名前のない怪物」が心に宿ると人は【オカルティスト】となり
【サタニスト】になるのかもしれません。

「生首を愛でる」価値観や正当化できる理由が「R」とは別にあるとしたら
それが何なのか是非ともお伺いしたいというのが個人的な意見であります。

【マスカレード】は紳士淑女の変態的晩餐会であります。
「生首を愛でる」趣味嗜好にも同じような変態性を感じます。

冷静に考えれば【グノーシス主義】とは倒錯した価値観の表明でしかないのですが
そんな【グノーシス主義】的な本作のヒロインに何か特別な意味があるのでしょうか?{/netabare}

●カリスマ黒魔術師

モリアーティー教授御一行の中に{netabare}切り裂き {/netabare}ジャックなる人物がいますが
その犯人像は「変態的英国紳士」だとも言われています。

英国名物の英国紳士でありますので、当然それに対を成すのは貴婦人でありまして
カーミラなるキャラが登場するわけであります。

{netabare} 吸血鬼カーミラはレズビアン的性癖があるようですが、その元ネタと言えば
もちろん「現実に存在した吸血鬼」=血の伯爵夫人【エリザベート・バートリー】であります。

「血の伯爵夫人」については語るべき要素が多々ありますがここでは単純に
「変態貴婦人」であったことを強調しておきましょう。

紳士と貴婦人の「とある変態プレイ」は貴族文化を象徴的に示すものでありまして
それ自体がタブーでありますが、その変態性思想について本作に相通じるところがある
現実で発生した「とある殺人事件」と関連付けて、ある種の思想性、つまり
【グノーシス主義】についての解析を行おうということでありまして、現実と創作を関連付ける
という行為はある意味最大のタブーとも言えますが、敢えてリスクを冒してでも、
思想の秘密について暴露して参ろうという話であります。

それについては来週の話になるでしょう。

先に言及すべきは現実に存在した【黒魔術師アレイスター・クロウリー】であります。

【黄金の夜明け団】というある意味【フリーメイソン】のような秘密結社に属し
【黒魔術】を研究していたカリスマ的存在でありまして、そっちの界隈では
絶大なる影響力を発揮していました。

「ヒッピー文化」や「ニューエイジ運動」などもこの「カリスマ黒魔術師」の思想的影響を受けたものでありまして、同性愛を是とするヒッピーの価値観も
【クロウリー】自身が「バイセクシャル」であったことに関係すると考えられるわけであります。

LGBTの思想的先駆者であった「カリスマ黒魔術師」、同じように現代のLGBT
推進論のカリスマである【レディー・ガガ】、そして「L」の傾向が見られる
【血の伯爵夫人エリザベート】、この三者に共通する思想性を示すなら
【サタニズム】ということになるでしょう。

「思想的LGBT推進論者」は【サタニスト】であります。

【サタン】とは【反逆者】のことでありまして、
それは「モーセの十戒」に「反逆する者」であり
「創造主ヤハウェ」に「反逆する者」であります。

創造主は、男のアダムのために女のエバを生み出し、
互いを思い、愛し合うことを望んだのでありますが、
【反逆者】は男と女が愛し合うことに反逆して敢えて同性愛を選ぶのであります。

【サタニスト】とは同性愛が是か非かよりも【反逆】自体に重きを置く人種でありまして
ある意味反抗期の子どもみたいなへそ曲がりであると言えます。

【アレイスター・クロウリー】は【チャネリング】が得意でありまして
エジプトのピラミッドの下に眠る【トート神】と【チャネリング】をしたということであります。

【チャネリング】とは【シャーマン】などが使う秘術でありまして、ドラッグを服用し
普段使われていない脳の部分(松果体?)を活性化させ、神秘的幻想体験の中で
神や悪霊と繋がり、啓示を受ける類のものでありまして、神降ろしの儀式とも言われます。

ドラッグと言えば当然の如く「ヒッピー文化」に繋がるわけですが、
「ニューエイジ運動」とも深い関係性があります。

日本では「ニューエイジ運動」というとあまり聞きなれないものでありますが
日本では「スピリチャル系」という名前でかなり広範囲に浸透しておりまして
少し前のことになりますが日本の若者が、「アヤワスカ」なるドラッグがもたらす
神秘体験を求めてわざわざアマゾンの奥地まで赴くということが一部でブームとなった
ことがありまして、この事例により神秘体験に対する関心が異様に強い「スピリチャル系」
なる謎人種が日本にも意外といるということが見えてくるという話であります。

「黒魔術」に「神秘体験」に「スピリチャル」、早い話が全部【オカルト】でありまして
聖書で「やってはいけない」と記される【サタニズム】の行為と【オカルト思想】が見事に
リンクし【ドルイド教】などの「古代宗教」と【オカルト思想】も見事に繋がるわけであります。

6話で生首女が車に轢かれグシャりましたが、何故そのような描写を挿入するのでしょうか?
何故【アレイスター・クロウリー】?
何故【エリザベート・バートリー】?
何故【アンデッド】?
何故【生首】?

「生首」というのはとても重要であるのかもしれません。
「生首」はタブーとも言えますが、【グノーシス主義】的にはそれこそが
肝であると言えるのかもしれません。{/netabare}

果たして、「生首」の思想性とは如何なるものでありましょう?


●英国紳士は変態プレイを好む

真打登場して駄洒落で落とすというバルス展開は悪くもないとも思えますが
{netabare}「吸血鬼」も「鬼」も同じ「鬼」であり【デーモン族】であるのに「鬼」の攻撃力だけ
チート級に高いという設定には微妙なものを感じました。

肉を食らい血を飲むのが「鬼」であり、【ネフィリム】であります。

【ネフィリム】は【堕天使】と人間から生まれた「ハイブリット」の眷属でありまして
早い話が「怪物」でありますが、【巨神族】とほぼ同じの【鬼神】に比べると
「吸血鬼」は体格も小さく人間に近いという解釈もできないこともありませんので、
より【堕天使】の血が濃い【鬼族】の方が攻撃力が高いという発想ももしかしたら
間違っては無いのかもしれません。

しかしながら真打の芸人が証言している通り「人と怪物は共存なんてできませんよ」
というのは真理でありまして、「吸血鬼」も「鬼」も【ネフィリム】であり、
怪物でありますので、ゴダール卿が目指す人類との共存という理想と彼の家族ごっこは
「悲劇」どころか、「喜劇」でしかないというがこの話のオチであります。

伏線回収は相応に巧く「血は水より濃い」という言葉の通り、【ネフィリム】の一族の独特の血統
故に息子が見事に【優生思想】丸出しの思考回路に染まっていまして、
下等な人間族を見下し、人類との融和路線をぶっ潰す暴挙に出るわけであります。

【グノーシス主義】が目指すものは人類との共存ではなく、支配であり飼育でありまして
何故ならば【ネフィリム】の種族の方が力があり優秀だからということであります。

「創造主ヤハウェ」が純血の種族であるユダヤ人に【カナーン人】を聖絶せよ(=滅ぼせ)と
命じたのも血統の性質により両者が共存するのは不可能と判断したからと推測されるわけであります。

鬼族、巨人族、ヴァンパイア、エルフ、ドワーフ、魔法少女、ネクロマンサー、ポケモン等々
これらすべては怪物であり、【ネフィリム】の血統の為人類との共存は根本的に不可能でありまして
そのことについて一番よく知っているのは【優生思想】に毒されている彼ら自身であります。

しかしながら【ネフィリム】の血族は知能が高いため、争いの原因は人間族が
差別的で好戦的であるからであると責任転嫁のフィクションをでっち上げるわけであります。

亜人種などが人間により差別され冷遇される類の話が腐る程蔓延してますが
すべては【グノーシス主義】に毒された確信犯の仕業であります。

「生首女」と「成れ果て鬼」のコンビが出てくる時点で本作も【グノーシス主義】の影響を
受けていることは明白ですが、【優生思想】に毒された典型的というべき貴族を登場させ
それなりに真実を描いているだけ大分マシと言えるような気もします。

黒幕の謎の「M」が英国紳士だとしたら、スパイ映画「007」の「M」ということになるでしょう。

確かに見た目は「モリアーティ教授」ですが、明治維新や明治政府との関係で考えたら
「M」は英国の諜報機関「MI6」であるように思います。

「MI6」や「モサド」、「CIA」の創設にかかわった「陰の実力者」と言えば
【アイゼンベルグ】という名の「ユダヤ人」であったと言われていますが、
ユダヤ教を信じているはずのユダヤ人が世界の黒幕であるとする「ユダヤ人の陰謀論」の類の理屈は
思想的に言えば完全に本来のユダヤ主義と矛盾しており、むしろ反ユダヤ主義的であると言えます
のでユダヤ人と敵対関係にあった【バビロンの種族】の残党であるところの【フェニキア人】が怪しいという結論に至るわけであります。

英国紳士の中でもとりわけ大富豪が鬼畜であった理由としては、切り裂きジャックの件もありますが
やはり何と言っても【英国東印度会社】による悪行の数々が決定的でありまして
その株主、資金提供者は誰なのかと言えば、英国の有名な金融マフィアや同じような
欧州の金融関係者に、莫大な資産を持つ王侯貴族の類ということになるでしょう。

金の亡者どもの資金ルートを追うとすべては繋がるという話でありまして
陰謀機関であれ、秘密結社であれ、何かの組織を作るには莫大な資金がいるという時点で
そのような資金を出せるような陰の実力者に相当するクラスの人物ならば自ずと
的が搾られるわけであります。

「M」は「MI6」の意味もあるでしょうが、【ジャーディン・マセソン商会】の
「マセソン」の「Ⅿ」とも考えられるわけであります。

【ジャーディン・マセソン商会】は【東印度会社】の系統でありまして、この商会の
「長崎代理店」と言うべきものが【トーマス・グラバー】が設立した【グラバー商会】であります。

【トーマス・グラバー】なる商人こそが長崎を拠点に坂本龍馬などを取り込んで
意のままに操り、明治維新という日本の近代化を仕込んだ工作員と言われる人物でありまして
明治維新の立役者と呼ぶべき英国紳士でございます。

【グラバー商会】の背後には【ジャーディン・マセソン商会】があり、それには
【香港上海銀行(HSBC)】が絡んでいたことから、英国の有名な金融マフィアである
【ロスチャイルド家】に繋がるわけであります。

英国紳士は金稼ぎの「鬼」であり、金儲けの為ならば何でもやる潔い生き方を貫く
変態種族でございます。

なぜそれ程までにポリシー貫けるのかと言えば、恐らくは彼らの血統に秘密があるのでしょう。

【ネフィリム】とは【堕天使】と「人間」のハイブリットであり、
「巨人族」であり、「鬼族」であり
そして力ある勇者、名の知れたものであったと言われています。

勇者は【黄金の魂】を持ち、その能力を発揮して「王」となるわけあります。
【黄金の魂】を持つ種族だから【優生思想】に毒されているというのは辻褄が合う話であります。

優れた種族がより劣った種族を支配するという発想自体はとりあえずは理解はできます。
しかしながら「彼ら」との共存はそもそも無理というのが結論であります。{/netabare}



兎にも角にもアニメアンチの知ったかぶりをまずは披露させて頂きますと
本作は「魍魎の匣」のぱくり、いえ、オマージュ作品であります。

如何にも見世物小屋の客引き名物になりそうな感じの「生首女」の元ネタは
「魍魎の匣」に登場する美少女でございます。

魔法少女と言えば聞こえはいいですが、要するに魔女でありまして
{netabare}魔女と言えば醜い老婆であり、早い話がグロであります。

本来ならば見た目がグロの悪役側である、魔女や鬼族やネクロマンサー、吸血鬼、エルフに
魔王、ドラコニアン、進撃の巨人とか、無理やりデフォルメ美化させて、主人公やヒロインなど
主要キャラに抜擢しあべこべな捏造しちゃうような思想傾向を【グノーシス主義】と言います。

ということで本作の生首アンデッドモンスター娘もグノーシス主義ヒロインということに
なりますが、いい加減ネタ切れのようでありまして、「魍魎の匣」のキャラをぱくっ、いえ、
オマージュしたのでありましょう。

まったく面白くないわけでもありませんし、むしろ粋な会話劇などには好印象を抱きますが
コメディ路線の本作が「魍魎の匣」を越えられるかどうかは定かではありません。

敢えて「魍魎の匣」に喧嘩を売ったのならその意気込みは買いたいところですが
如何せん【グノーシス主義】という自己満足傾向がある作品には加点するよりも
減点するバイアスの方が強く働くのは宿命と言うべきかもしれません。

「匣入り娘(=生首)は粋だ!」という感覚こそが【グノーシス主義】の最たるものでありますが
「マイホームヒーロー」の頭蓋骨も含めて、【スカル&ボーンズ】的な悪趣味性には
いい加減自重を要請したいところでございます。

例えば吸血鬼をヒロインにして、人間から差別されるとかいうパターン
そういうのはもううんざりするほど見飽きたので2度とやらないで欲しいというのが
当方の個人的願望といいますか、率直なアレルギー反応の表明であります。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

評価修正。作品の完成度は高いけど3つ目の話以外は物足りないかも。

 本作は3つの話に区切れていましたが、1つめの話のときはスノビズム臭が強くて「本格推理」のトリックのデータベース紹介を、オカルトと合わせて視点のズラしを狙った作品なのかなあと思いました。

 1つめの話は本格推理として、若干アラは感じますがその狙いが上手くいっていて、オカルト設定を絡めながらフェアな本格推理として成立していることに関心しました。が、まあ面白いけど飽きるかなと思いました。

 しかし、2つめの話で突然ロンドンで恥ずかしいくらいの「有名どころ」を集めて活劇を始めました。アレ?と思いましたが、結構引き込まれて行き、結果的にかなり面白いです。ルパンVSホームズ的な作品の中ではかなりレベルが高いと思います。

 話はベタな予告盗難もので、トリックというよりは仕掛けですが、これの仕掛けの大がかりですが説得力がありました。展開もいいです。主要3人のキャラも立ってきて愛着がわき出すのもあるでしょうが、上手くゲスト・サブキャラと絡まっていました。

 そして、3つめ。この活劇のままで行くのかなと思ったら、また視点が変わりました。〇〇モノと書くとそれだけでネタバレになるので書きませんが、舞台設定とキャラの動き、そして肝心な幹になるストーリーが絡まって面白い、迫力がある、考えさせられる話になっていました。

 本作全体が、推理+オカルトという題材でしたが、3つの話でその方法論が違うのに、主要キャラ・サブキャラの動きに違和感がありません。これは原作者が相当優れたストーリーテラーなんだと思います。

 推理スノッブの人でもそうでない人でも楽しめる上に、ラノベ的な痛快さとキャラ萌えを両立できていると言えるでしょう。

 それを支える作画、美術、演出、声優さんの演技、構成などなどすべての要素の水準が高かった思います。OPとBGMの水準も高いと思います。

 テーマというか作品の構造ですが、仮面ライダー的あるいは人魚伝説的な根底にある不幸と、ゲストキャラの素性の悲惨さで、決して軽いだけの作品ではないです。
 ですが、それを覆い隠すエンタメ要素があるので表層ではまず楽しめる。けどやはり感じるもの、考える素材も提供してくれる感じです。1クール作品としての完成度はかなり高いのではないでしょうか。

 あまりこの辺、作品の構造を詳しく書くとネタバレになるのでこれくらいにします。シリーズとしては、主要キャラの目的は達成できていませんが、逆にもっと続いて欲しいと思わせてくれました。

 今期のアニメ、途中で嫌になる作品が多く、あまり完走した作品は多くありませんが、いまのところ作品の出来としては本作がナンバー1かなあという気がします。
 ただ、この作品を面白がれるかどうかは、人を選ぶかもしれません。その要素は…言わないでおきましょう。一つだけ言うと推理小説が好きかどうかは必要条件な気がします。

追記 23年夏のベスト1にあげていましたが訂正です。3番目のエピソードは深みがあって面白かったし完成度は高かった。ここは高く評価していいと思います。
 真ん中のエピソードは活劇として面白かったですが、ドタバタ劇だったかなあ…ここの評価は下げたいですね。
 本格推理のところも、トリックの壮大さとかハッとする感じではなかったかな。ただ、オカルトと本格推理の組み合わせは良かったです。

 評価4.7でしたが、4.3に修正します。夏の中では良かったほうには変わりないですが、ナンバー1ではないですね。



以下、視聴時の感想です。

3話 「その怪物を殺す独特な方法」による殺人を推理する?首だけの意味を出せるか?

{netabare} 1話目を見ると、初め題名にマーダーが入っているし、頭だけの存在=頭脳で勝負するという感じで、探偵ものかな、と思って見ました。
 なんだ、妖怪もの?という感じで、ただ、話の建て付けは、石ノ森章太郎氏的な改造人間の悲哀とか、人魚伝説のような不老不死の物語のような感じでした。

 ところが2話です。やっぱり探偵かい!というツッコミを入れたくなります。急におどろおどろしい感じが無くなって、古き良き探偵ものの始まりです。完全な頭脳だけで勝負の安楽椅子探偵というのがありますが、この作品は首だけでも動き回るのが面白いところですが、その首だけ設定がどこまで生かせるか?

 現状では首だけというのは、画面と設定としての面白さ以外には、あまり効果的ではないです。首だけだからこその探偵というのが描けるかどうかでしょう。あるいは、不死・改造人間問題がありますので、焦点はそこだけなんでしょうか?だとしたら、探偵ものとして描く必要があるか、です。

 Mでシャーロックホームズがいる世界ですから、オールマイティーの悪役である、モリアーティーだとしたら、ちょっと笑ってしまいますが。
 本格の推理作家の人はシャーロックホームズをネタに使い勝ちです。ですが、シャーロックホームズ的な推理はジョークネタとしてはやっても、肝心な部分の推理の組み立ては「君のシャツのエリは…」ではないと思います。

 少なくとも「ノックスの十戒」を守るとは思います。殺人に関する探偵ものとしては、トリックのズラしとして「その妖怪・怪物を殺す特有の方法」がミソっぽいですね。そこ以外は多分フェアにヒントと証拠を入れてくるのでしょう。

 ということで、設定を活かしきれるかどうかという不安はあるものの、結構妖怪殺人の探偵という流れは面白いです。
 なお、メイドはロベルタにしか見えませんでした。

 それと声優の黒沢ともよさん、さすがですねえ。あの生首っぽい声がだせてます。クレジット見るまでわかりませんでした。
 なんで生首が声だせるんだ?空気漏れないの?という疑問はさておいて。{/netabare}


4話 ちゃんとフェアな推理小説の形式になっていると思います。

 本作はやはり本格推理の様式に乗っ取り「その妖怪の特性」を作中で提示することにより、読者(視聴者)も推理可能な証拠を提示していると思います。ただ、吸血鬼編は3点ほど理解できてない部分がありました。

 ネタバレになるので未視聴の方はご注意を。

以下、トリックのネタバレ含みます。気になる点3つ。
{netabare}

1つめ。 氷のナイフによる殺人というのは非常に古典的な方法でつららを凶器にするなど、さまざまなバリエーションがります。
 そもそも、氷の凶器で人を殺せるか問題は議論があるところですが、本作は推理の古典的様式にのっとっているのでそれは不問とします。

 本作の問題は吸血鬼の弱点として「銀の杭なら殺せる」というミスリードが上手いかどうかです。
 というのは、聖水でやけどするのは明示がありましたが「聖水で殺せる」というのが明示されていない気がします。
 アリバイ工作の銀の杭が、唯一の殺せる武器だとも言っていないので、間違いではないのでしょうし血液のトリックが活きる部分ではあります。しかし、単なる杭でも心臓に突き刺せば殺せるのでしょうか?そうすると、普通の氷でもいいんじゃね?という気もします。やはり銀の杭の代替として聖水は機能するという説明は必要だったのでは?
 それと銀の杭の破壊力から言って、傷口が綺麗すぎるというのもあると思います。名探偵なら気が付くと思いますが、どうでしょうか?

2つめ。左側の血液が少ない…と言っているのは血液を採取したからという画でしたが、説得力あるかなあ?。衣服の上を流れる血液をビンで採取したんでしょうか?それにそんな左右で差がでるくらい左から採るという状況が物理的に分かりません。

3つめ。穏やかな笑顔で死んでいた、といいますが、その伏線回収が弱いです。心臓を貫かれて即死にしても、表情は変わるのでは?息子が犯人だから覚悟して穏やかに殺された、とならないと説得力がありません。本格でわざわざ言うからには、そこの説明は必要でしょう。寝てたからで終わりでしょうか?{/netabare}

 もちろん初見ですので、見落としているかもしれませんが、ここは後でフェアだったかどうか考察したいところです。

 と文句もありますが、行き詰ったジャンルとしてのパズル的な本格推理に古典的で知名度が高い妖怪の弱点を組み合わせたのは面白いところです。
 本格推理は「人が描けない」ことも特徴ですので、メインキャラへの感情移入は難しいでしょう。つまり、首だけ=頭脳の役割、鬼は怪異を殺せる以上のキャラ付けではない気もします。

 それと、予告編で今後の登場人物出てましたね。モリアーティまで出てました。これは興をそがれるなあ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大乱闘大衆カルチャーブラザーズ

“怪物一掃”が推し進められる架空の近代世界。
鳥籠の中に佇む主人公の“不死”の生首女探偵・輪堂鴉夜(りんどうあや)
半人半鬼の“鬼殺し”真打津軽(しんうちつがる)
鴉夜(あや)に仕える色々な意味でクールなメイド・馳井静句(はせいしずく)
怪物専門の探偵グループ“鳥籠使い”の3人が、鴉夜の奪われた身体を探し求め、
欧州各地を巡り、怪異事件を解決していく。
同名小説シリーズ(未読)の連続アニメ化作品(全13話)


【物語 4.0点】
一応の基本ジャンルは伝奇ミステリーですが、
ルパンやホームズなど誰もが知っているようなフィクションの登場人物との絡みあり、
真打津軽らとヨーロッパでお馴染みの怪物とのバトルもあり、
五体が不満足どころか皆無な鴉夜が繰り出す自虐ネタのノリは落語の小噺のようでもある。

近代は、教育の普及による庶民の識字率の上昇と共に、
彼らに向けた大衆文学や新聞などのマスメディアが急速に発達した時期でもあります。

本作の近代世界においては“怪物一掃”により、
怪物は人間を襲撃せず共存を誓った「親和派」以外は撲滅される一方。
ですが、実際は近代こそが、怪物だの怪盗だの、
庶民の妄想ワールド(切り裂きジャックにまつわるゴシップなども含む)が急拡大した時代。

ジャンル横断的な展開は闇鍋感たっぷりで、悪く言えば的が絞れていない感じもしますが、
本作は大衆文化のオールスター展開により表現された、
近代空想世界の爆発的なエネルギーを浴びる作品なのだと思います。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・ラパントラック

始まり地・明治日本や欧州各地などの多彩なロケーション。
多種多様な怪物たちやその社会性を反映した建物、小物。
再現すべき要素は多いが無難に対応。

バトルシーンも極上と言うわけではないですが、
広い空間を躍動する人物や怪物のスピード感には時々目をみはる。

表情変化の描写もまずまずですが、
脳裏に焼き付くのは、いつ何時でも変わらない生首探偵・輪堂鴉夜の不敵な笑みw
作中では一度、{netabare} 馬車に轢かれて真っ二つになった後でも微笑み続けた{/netabare} 不気味なことこの上ない不死の生首ですが、
900年以上生きている間に鴉夜様が泣いた夜とかあったのでしょうか?

尚、作画も闇鍋なので唐突に部位欠損や出血多量が飛び出したりしますが、
主人公が生首でも視聴するような奇特な方なら心の準備はできているでしょう。


【キャラ 4.0点】
津軽による真打とは名ばかりの前座レベルのネタを
鴉夜(あや)に吹っ掛けてはヤレヤレといった感じで流される。
津軽の落ちないネタを、メイドの静句(しずく)の毒舌に痛打される。
灰汁が濃い掛け合いが珍道中の定番。

生首だの鳥籠だの、こんな濃厚な闇鍋メインキャラ要るの?
となりますが、オールスター級の面子を相手に事件に挑むなら、
むしろ、これくらい濃くないとメインがゲストに負けて埋没してしまいます。

某話にて、{netabare} 鳥籠使いの3人が名探偵らと共に、怪盗の挑戦を受ける展開があって、
これは灰汁の濃い闇鍋が出来上がったな。そろそろ灰汁取らないとアブナイな。
と思っていたら、引きでさらに、怪物界隈の“夜宴(バンケット)”の一味が横槍を入れて来まして。
闇鍋にまだゲテモノを放り込むのかと、私は胃もたれしながらも、ブラックな笑いに酔い痴れましたw{/netabare}


鬼の力を持つ津軽だけが“不死”の鴉夜を殺せる。
死を願う鴉夜に、津軽が、肉体の捜索がてら、もう少し人生を楽しんで頂きましょう。
といった感じで始まったこの欧州行脚。

落ちたら旅も人生も終わってしまう。
だから津軽の話は滑ったまま落ちなくて良いのですw


ただ持ち越しとなったシナリオの方は決着して欲しい所。
鍵となる黒幕の夜宴(バンケット)首魁・{netabare} モリアーティ。{/netabare}
不死を求めていると思しきラスボスが、不死に飽きて来ている鴉夜とどう対峙していくのか。
拡大し続ける大衆文化の妄想ワールドの大風呂敷を鮮やかに畳む一手はあるのか。
鴉夜様の本気。是非見てみたいです。


あとはパリの新聞特派員・アニー。
メディア・スクラムを通じてマスコミの発達と弊害が印象付けられる中、
真っ直ぐな14歳記者がどんな取材で食い込んで来るのか。
私が地味に楽しみだった隠し味です。


【声優 4.5点】
鴉夜役の黒沢 ともよさん。
動けない生首でも、探偵は頭脳さえあればできる職業などと鴉夜様は述べられますが、
数分間、人外含む曲者相手に論理的な推理に傾聴させるなど、
口車が回らなければ出来ない芸当でもある。

津軽役の八代 拓さん。
時に落語の演目も拝借しつつ鴉夜や静句や怪物たちに減らず口を叩き続ける。
こちらもスタミナが要るタフな役柄。

メイン2人には噺家の如き長尺のセリフをオーディションの段階から要求し選出。

前期『スキロー』みつみ役で主演を務めた、ともよさんのロスを埋めるように本作を観始めた私ですが、
田舎出のほんわかJKから不敵な生首探偵へ。この落差w
聞く度に毎回ニヤニヤが止まりませんでしたw


【音楽 4.0点】
劇伴担当はyuma yamaguti氏。
ジャズやクラシックを軸に伝奇ミステリーを演出。
民族音楽を想起させるコーラスや、電子音なども幅広く取り入れる大胆なアレンジもまた、
ジャンルをまたぐ作品の志向性を後押し。


OP主題歌はCLASS:y「Crack-Crack-Crackle」
明治日本、近代欧州と来て、主題歌はK-POPともはや何でもアリですがw
トレンディーなダンス音楽が、混沌としたOPアニメーションと割りとマッチしていたのが意外性。

ED主題歌はAnna「reversal」
不気味な電子和音に乗せて生首探偵の矜持を述べる怪作バラード。
いくら常識に囚われた人間が浅はかだからといって、
脳の蜜を吸い取ってしまうのはあんまりなので、
鴉夜様落ち着いて欲しいのですw


【余談】
掛け合いも独特な本作の余韻に浸ろうと。
また、落ちない津軽の講釈ばかり聞いてないで、たまにはちゃんと落ちる話を聞こうとw
先日、落語の寄席に行って参りました。

正真正銘の落語の真打の演目はラスト、少々の感動も伴いながら、見事にストンと落ちました。
俺たたENDとなった本作のモヤっとした気分も晴れて、今はスッキリとした気分。

続編のアニメ化は微妙なラインでしょうが、無心で待ちます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

76.3 2 警察で探偵なアニメランキング2位
ID:INVADED イド:インヴェイデッド(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (416)
1513人が棚に入れました
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。

声優・キャラクター
津田健次郎、細谷佳正、M・A・O、ブリドカットセーラ恵美、村治学、近藤隆、岩瀬周平、榎木淳弥、加藤渉、落合福嗣、西凜太朗、遠藤綾、島袋美由利、平川大輔、宮本侑芽、日笠陽子、蓮岳大、佐倉綾音、小林親弘
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

されど空の青さを知ったカエルちゃん

著名アニメーターのオリジナルアニメ


自分は存じ上げなかったのですが名前を聞けば、な監督と脚本さんとのこと。
そんな予備知識があれば心構えができたものをそうでないとちょっとしたトラップにかかるかも。

まず画が軽いです。主役がツダケンさん。軽い絵と渋い声のマッチングに違和感を覚えます。
次いで第2話まで終わってちんぷんかんぷんです。リアタイでは一挙2話放送でギリ踏みとどまりましたが下手すると離れちゃいますね。
トラップといったのは、 ここまでで"しっかり観よう”という意識が吹っ飛んじゃうかもしれんってこと。流し見ダメ、ゼッタイ!集中しないといかん作品でした。
私も何話か流し見てから、いかんいかんと最初からリピートした口です。

ざっと概要を追うと、
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。
頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。そんなクライムサスペンス。
ミステリと呼ぶにはそこにあまり重きを置いてないような感じがしました。犯人は誰だ?の謎解きもあっさりだし、深層心理にダイブした面々の心の機微がよりこちらの興味をひいてきます。
{netabare}※ジョンウオーカー本人以上に仲間の本堂町小春がぶっ飛んでて良い感じなのです。犯人が魅力的でないキャラ設定なのはわざとじゃないかしら。そこじゃないんだよ!というスタッフのこだわり。{/netabare}


視聴を進めていってなんのこっちゃな部分もおありでしょうが、私も一緒。純粋に視聴に求められる偏差値が高いんだと思います。

それでも推したい作品ではあります。茶目っ気というか遊び心というかクスッとさせる演出ありで、そんなのが見え隠れしてる作品に大外れはない印象。ご多分に漏れず本作もそうでした。例えば設定。

主人公酒井戸が“イド”に入った後、謎解きの重要なモチーフとして必ず死体が用意されています。その名を“カエルちゃん”。別のでも他人のでもイドにダイブすれば必ず会えるという皆勤賞ぶり。そこで誰もが思います。

 {netabare}あー『井の中の蛙(かわず)』ですね、と。{/netabare}

そのうち穴井戸だったり聖井戸だったり井戸尽くしの様相を呈してくる物語。

 {netabare}そんなカエルちゃんは大海を知りませんでした。{/netabare}

 {netabare}ついでにカエルちゃん笑ってくれないんですが胸をさすとげは消えないままだったり。{/netabare}

簡単な連想ゲームにクスッとなります。さらに殺人鬼メーカーのジョンウォーカー。

{netabare}ジョニーウォーカーを連想したのは私だけ?
言わずと知れたウイスキーの銘柄。“ウヰスキー”とも書いたりします。ヰと井。
販元の英ディアジオが韓国に工場を置いたためしばらく日本向けジョニーウォーカーやスミノフはmade in KOREAでした。文大統領が税金上げたもんで撤退みたいなニュースありましたが脱線はこのへんで。
ウイスキーは原酒を寝かせてナンボなわけでしてこちらも熟成熟成また熟成。この殺人鬼も用意周到でしたね。ちょっと類似点があります。{/netabare}

{netabare}それで主人公が“酒”井戸。組織は“蔵”。{/netabare}

{netabare}聖井戸さんだけが持つ“御代”という下のお名前。福井の地酒で「聖乃御代」ってのありましたよね?
脚本の舞城王太郎氏は福井の出身です。ウイスキー関係ないけどなんというかそういったところ。{/netabare}


シナリオとは関係ないところで遊んでみてもけっこう楽しめる。で本編のメインシナリオでも作り手が遊んでるんで素直に楽しかったです。
ホント序盤に軽い画を侮らないで真面目に観続ければいいことがあるんじゃないかと思いますよ。

ネタバレなしはここまで。『マイノリティレポート』『羊たちの沈黙』その他ちょっとでも触れると削がれるタイプの作品です。よろしければ現物を確かめてみてください。
端的に作品から受けた印象を申せば、

{netabare}『大海に出ることの叶わない井の中のカエルちゃんが空の青さを知りえて大海にでることを願う物語』{/netabare}

でございました。



※ネタバレ所感

■声優宮本侑芽のお仕事

飛鳥井木記(あすかいきき)の演者さん。代表作は言わずと知れた『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花役。
覚えてますかね?新条アカネとのやりとり。

{netabare}諦観した時のやや強がりの入った演技がすこぶる良いんです、この方。{/netabare}

これまたどうでもいい脱線。
木記→キキ→kick it ! とくれば、Beastie Boys の 『Fight For Your Right 』しか考えられませんよね。えぇ私が好きなだけです。

 You gotta fight for your right. To party

ききちゃんが心から笑える日が訪れますように!


■殺意で狂う人間模様

印象的なシーンと置き換えてもいいかもしれない。なんか切ないのよね。

1.{netabare}井波七星{/netabare}

{netabare}“墓掘り”の相方の女です。彼女のイド内にて、森の中で夜に円環列車が走るのを上から収めたカットを最後に映すんですよ。
「資料によれば井波七星の母親は七星が14歳の時に走行中の電車に飛び込んで自殺。どうやらこの酒井戸が乗る電車が実際にその時母親を轢き殺したもののようです」
ループしてる彼女の心理はここまでで充分に説明されてるのに敢えてぶち込んでくるの切なかったです。

穴開きで1,2話。海外帰りの爆弾魔で3話。そして墓掘りエピソードで4,5,6話と中盤を締めくくって後半にブーストかける良い流れでした。{/netabare}


2.{netabare}名探偵の条件{/netabare}

{netabare}殺人者であること。そして自殺も殺人とカウントするってのが最初とっつきづらかったかも。
つまり殺人犯を口八丁で自殺に追い込んでく酒井戸のスタイルもれっきとした殺人ですよ、と。羊たちの沈黙でも囚人を自殺に追い込んでくのがありましたけどレスター博士のサイコな感じとは違うんですよね。切ない事情がありました。

別件で、熟練の松岡刑事が本堂町(=聖井戸)を送る時も哀愁を漂わせてました。
「ただ俺はお前を推薦しながら俺と他の同僚を守っただけだ」
渋めのおっさんは刑事モノには必要です。{/netabare}


3.{netabare}鳴瓢(=酒井戸)というよりツダケンさん{/netabare}

{netabare}10話が切ない。耐えられん。{/netabare}

4.{netabare}局長の声{/netabare}

{netabare}これ全然切なくないやつです。何だろう…アニメ的な発声にずっぷり慣れてしまったのだろうか。
声が軽くてラスボス感が全くしない。それに棒なんじゃないかと思うくらいひどかった気がする。これ減点要素です。{/netabare}


■最後に遊び心の話に戻るんだが…

遊びと言いきると不敬とも取られかねないのですがお手柔らかに。

{netabare}「違うだろ…君らがどこかに行ってしまったんだ!」
「現実にいるんだ。君のいない…椋もいない…現実に…」
「椋…今そこで君らと一緒にいられなくて…本当に悔しいよ…」

イド内イドで妻に娘に鳴瓢が振り絞るように吐いたセリフ。どんな場面かは完走した人は分かるはず。
悔しいと吐露する鳴瓢の心中いかばかりか。{/netabare}


そこで思い出したのが以下、


{netabare}「国の為重きつとめを果し得で矢弾尽き果て、散るぞ悲しき」

硫黄島守備隊の指揮官栗林忠道中将閣下の辞世の電報です。大本営に“悲しき”の部分を“口惜し”に変えられて世間に発表された逸話はご存知の方も多いでしょう。現代語訳すれば「悔しいよ…」ですね。
それから半世紀の時が流れて、1995年。{/netabare}

{netabare}「精根を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき」{/netabare}

{netabare}慰霊に硫黄島を訪れた現在の上皇陛下が、この"悲しき”という言葉を使われて御製を詠まれています。{/netabare}


序盤私が申し上げた妄想の類ではなくこちらはれっきとした言葉の繋がりを意識されたものです。
それで「聖乃御代」ってことは…絶対にありませんね。すいませんでした。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.10.10
《配点修正》-0.1 全体バランスを考慮


2020.03.25 初稿
2020.04.29 タイトル修正/修正
2020.10.10 配点修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 51
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ID-0とは関係ない

2話までの感想{netabare}
ID-0よりリヴィジョンズの続き見たいなぁ(チラッチラッ

でもってこっちはサイコダイブモノ。
あにこれじゃない別の場所で意味が分からないって感想を散見するのだけど、どこが分からないのか分からない。
謎の部分は「ハイここは謎でーす」と明確で、分からないってこととは違うような…多分意味が分からなくなるのは後半になってからだと思うw
で、ひょっとしてだけど、視聴者それぞれの価値観は置いといて、この作品世界では「自殺も人殺しの一種として扱ってる」ってのが分からないと意味不明…かも?と思ったり。
それで本道町は自分のイドを作って「穴開き」の居場所の特定に繋がるヒントを渡した…って部分が意味不明なのかな?
違うのかな?
イドを作る・入るには殺人犯じゃないとダメで、酒井戸をダイブさせてそれが視認したものを外部が観測できる、但しダイブする度に酒井戸は記憶を失くすっぽい(ここ面倒くさそう)。
またイドはそれを形成してる人間(犯人)とリアルタイムでリンクしてる模様。
じゃあ酒井戸は殺人犯?っていうとどうやらそれっぽい、娘を殺されて犯人を殺した?
で、凶悪殺人犯のイドを覗くと共通してジョンウォーカーなるものが居て、同じように「かえるちゃん」も居るがかえるは娘じゃなくて娘と重ねてるだけじゃないかな。
殺意がそれほど特殊だと思ってない人間…例えば“ヴィンランドサガ”のバイキングみたいな奴はシビュラシステムに引っかかるのかどうかは不明。
合ってるかどうかは自分も分からんけど、これだけ分かって意味が分からないってことはあるまい。

その件とは別に、追い詰められた犯人が被害者のフリをして逃亡ってよくあるネタだけど、これだけネタとして扱われると「実際そんなことってあるの?」ってのはちょっと気になる。
とりあえずこれ見てふと思ったのが“ナカノヒトゲノム”もこれくらい冒頭で世界設定説明をしてくれたらまだ見れただろうになぁ、ってことだったり。

現段階では面白そうだけど冒頭でも書いた通り、後半本格的にワケ分からない展開になりそうな予感…哲学とか概念の話になって。
この予感外れて欲しいけど、果たしてどうかな~?{/netabare}

3話感想{netabare}
2話段階ではまだ確定じゃないし言うの控えてたけど、どうやら“羊たちの沈黙”の影響強そう。
前回は被害者になりすまして犯人逃亡がそう思わせたのたけど、今回は「監獄で隣になったヤツを言葉だけで自殺に追い込む」が正にソレ。
羊たち~では「レクターは何を囁いたら自殺にまでできるんだ?」と思ったもんだけど、こっちではそれを具体的にやってくれました。
ってことでパクりではなくオマージュって感じ、悪いということではない。
実際心の奥底、無意識の部分を他人に見られるって首根っこ捕まれるようなモンな気はする、そう考えると平然としてる本道町はかなり頭がイカれてる予感。
…ひょっとしてかえるちゃんはメンガタスズメポジション?
いやでもどうだろう、脚本の人はミステリ作家らしいのでレッドヘリングの可能性も捨てきれない?

それよりも、まさか1話完結=犯人逮捕まで行くとは思わなかった。
イドに入るたびにいちいち記憶失くす設定なので、状況確認するのが面倒そうで(「ここは何処だ?オレは誰だ?」ってのを毎回やられてもクドいよね)もっとダラダラ続く系と予想してたのだけど、結構テンポ良いのかも?
1話の中でよく詰め込んだなぁ、と。
ただ「狙撃手が移動してるんじゃない、塔が回転してるんだ」は“賭ケグルイ”でも見たトリックで目新しさはイマイチ。{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
初回2話連続放送で、その段階で「分からない」という意見へ「いやいやまだ分かるっしょ、本格的に分からなくなるのは多分後半」という態度だったのだけど…。
あはは、後半どころか中盤で意味分からなくなっちゃったw

引っかかりを覚えたのは本道町がイカれてるのは元からなのか穴が開いてからなのか分からん所から。
「正義のためなら自分の命なんて関係ねー」って性格なのか「人殺ししたくて警官になりました、凶悪犯居ないかなぁ(ウズウズ」って性格なのか、色々考えてたけどどうでもよくなっちゃった。
次いで5話か、自由落下してるイド。
無重力ってことだったらしいのだけど画面からはそうは感じない、というか見せ方が…意図的なら意地悪、意図的でないなら下手糞。
意図的でないってことはあり得ないと思うので、じゃあなんであんな分かりにくい見せ方したのか、その意図を考え出して…あはは、他のことが頭に入らないw
そして最後、本編で取り上げられてない、「そういうのがあったんだ」と言葉だけでしか説明してない連続殺人事件が他にもあって、それがいきなり本編に絡んで来るのは…どうなんだろう?
これが別媒体に原作が先にあって、アニメ化するに当たり入りきらない・詳しくはそっちを見てネってことなら分かるが、最初から1クールアニメとして作られたものなんだよね?(※)
それが悪いとまでは言わない、もし人気出て続編作ることになったら続きよりもそっちの話やってくれないかな?とさえ思ってる。
けどやっぱり…頭に入ってこないw
真犯人が無意識のウチに7という数字に拘ってたと言われても「ふ~ん」ってだけで「なる程!」には至らなかった。

もう一度最初から見直して、メモ取りながら視聴して理解しながら進めれば面白いのかな?って思わなくもないけど、そこまでの気力は残念ながら起きない。
だって…結局キキは救われないじゃん。
閉め方が良ければもう一回見ようかなとも思うけど、これじゃあちょっと…だったら“pet”をもう一回見るかなぁ、と。
というか単に人に説明するのが下手なだけなんじゃないの?という不信感が…言葉遊びも行き過ぎるとちょっとね。


逆に原作が別媒体で既にあって、それのアニメ化で、原作のほうの情報量が膨大でアニメの話数の中では到底説明し切れなくて、スタッフめっちゃ苦労してそうだと感じるアニメも沢山ありまして。
それに比べりゃ贅沢な立場なのにどうして…とさえ思えたり。

あとキキといったら樹木希林だるるるるぉ!?


追記
穴井戸が死んだのがどうしてか分からんって方が居たので個人的解釈。
イドの中で「名探偵扱いで自分が何者か分かってない状態」は死んでも本体は平気、自分が何者か分かっちゃうと(イドの中で)死ぬと本体は死ぬか昏睡。
記憶を無くして「名探偵扱い」は本体にダメージを与えないようにするガード機能みたいなもんかな?と解釈。
穴井戸は頭の穴のせいでガード機能が働かなかったってことだろう。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

よくは分からないけど、面白い(笑)

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
アニオリのミステリーもの。

監督は『Fate/Zero』『アルドノア・ゼロ』で知られるあおきえい、シリーズ構成と脚本は『ディスコ探偵水曜日』『九十九十九』で知られるミステリ作家の舞城王太郎が務める。

独特なキャラデザ、非常に難解なストーリーと、特に序盤はうまくアニメの世界に入り込めないが、中盤以降はグッと引き込まれると思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、連続殺人犯しか名探偵になれないという設定がユニーク。プロのハッカーが、セキュリティを担当しているみたいな。

鳴瓢秋人も本堂町小春も、基本は善人なんだろうけど、殺人鬼の資質があり、状況が状況ではあったが、殺人を犯した。富久田保津は、基本は悪人なんだろうけど、最後は自らの命を捨ててまで、本堂町小春を助けた。

「善人も悪行を成し、悪人も善行を成す」

どんな聖人君子でも、人には言えない秘密を持っていたり、ちょっとした悪いことはしてきているはず。また、歴史に名を残すような殺人犯であっても、家族には優しかったり、友達には冗談を言って笑わせることもあったかもしれない。

ちょっと仏教的というか、芥川的な世界観だけど、多分それが、人間の本質で、「善と悪は紙一重だ」と言いたいのかもしれない。

なんとなく、鳴瓢秋人≧本堂町小春≧富久田保津 なのかな、善人順に並べると。

この中で特に異常だったのが、本堂町小春。無垢ゆえの怖さいうか、危うさがあって、なかなかに魅力的だった。あと、可愛いし(笑)

ラストも綺麗に決まっていたと思う。

自らの歪んだ正義を貫き、イドの中で生きるために自殺した局長を、イドの中のイドで捕まえ、半永久的に罪を償わせる。

あれだけの悪事を主導したジョン・ウォーカーには相応しい末路。色々モヤモヤするアニメだけど、あれでかなりスッキリしたと思う。

ただ、肝心の推理に関しては、あまりにヒントが少なくて、とてもじゃないけれど自力では解けなかった。だから、推理の面で「1本取られた」みたいなのはあまりなかったかな。

用語も難解で、この作品のネーミングには、色んな意味が込められているのだと思う。例えば、「ミズハノメ」や「ワクムスビ」は、それぞれ、「弥都波能売神(水の神様)」「和久産巣日神(食物の神様)」で、いずれも「イザナミ(伊邪那美命)」が死ぬ時に、その尿から生まれている。とすると、飛鳥井木記を「イザナミ」に見立てたと言える。おそらく、「連続殺人犯を生む、母なる存在」として、飛鳥井木記を捉えたたも、こんなネーミングにしたのだろう。そう考えた時、「カエルちゃん」は、「蛙ちゃん」ではなく、「還るちゃん」なのかもしれない。全ての連続殺人犯が、最後に「還る」場所。

他にも、「イド」がフロイトだったり、「酒井戸」「聖井戸御代」「穴井戸」「裏井戸」の本質を示すものだったりする。また、「ジョン・ウォーカー」といえば、ウィスキーを思い出すけど、「酒井戸」とアルコール繋がりがあり、二人には本質的な共通点があるこあとを示しているのかもしれない。

と、1から10までとにかく難解であり、正直、真剣に考えちゃうと頭から煙出そうなアニメである。ここで、「あまりにも難しい問題に出会うと、考えることを放棄してしまう(テストなんかそうだよねw)」という人間の不思議な機能が発動し、私は途中から細かいことを考えるのをやめた(笑) そしたら、なんか逆に面白くなった。翻弄されている感じがクセになるw

実際、このアニメは、「推理を楽しむ」のではなく、「推理をしている様を楽しむ」のが、正解だと思うし。

そういう意味で、「よくは分からないけど、面白い」というレビュータイトルをつけてみた(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ロケットパンチ(笑) なんか、意味分かるような分からないような。

2話目 ☆3
このイド、ようは動機(深層心理)を探ることで犯人を特定するわけか。ミズハノメ、構造が分からんて、オーパーツ的なものなのか?

3話目 ☆3
すげぇシリアスな設定があるのね。

4話目 ☆3
ん? 新名探偵? どんな話に?

5話目 ☆4
殺意と恋愛感情が乖離している。なるほど。

6話目 ☆4
なんだかちょっと、面白くなってきた。誰が真犯人か。連続殺人犯、、、。なるほど。

7話目 ☆4
よくは分からないけど、面白いな、なぜか(笑)

8話目 ☆4
よくは分からないけど、面白いな、なぜか2(笑)

9話目 ☆4
よくは分からないけど、面白いな、なぜか3(笑) 何が夢で、何が現実なのか。

10話目 ☆5
あれが夢だったら、という希望にすがり付きたい気持ち。辛い現実だよな。幸せの描写が痛い。泣けるな。現実を受け止めたってことかな。核心に迫ってきた。

11話目 ☆3
犯人は局長。推理に穴があるかないかわからないけどね(笑)

12話目 ☆3
動機はなるほど。連続殺人犯じゃなけりゃダメで、ジョンウォーカー(局長)は一人しか殺してないんじゃ? 間接的な殺人も含まれるのか?

花は1つ、が下ネタ? 数字が好きなことを考えれば、英語の概念と結び付くのかな? 英語で、「フラワー」と言うと、「小麦粉」を指すと聞く。日本語の「花」と同じように使いたいなら、「フラワーズ」と複数形で使う。「I like flower」でなく、「I like flowers」。つまり、「私は花が好きです」の場合の花は、ある特定の花を指すのではなく、総体としての花を指すのだから、複数形で言うべきという考え方だ。

富久田は数唱強迫があって、数を数えることに苦しんでいた。「1つ」であるものは、数える必要がない。よって、花は「flower」であって、「flowers」ではない、つまり、「多少の違いがあっても、同じ存在である」という境地に辿り着けば、穴を開けずとも数唱強迫から逃れられる。

そういう気持ちを込めて、「花は1つ」「大事な言葉だよねぇ」「一途だ」と言った。けど、本道町には伝わらず、「花=女性器の隠語」で捉えられたから、「下ネタやめて」になったのかな?

13話目 ☆4
ミズハノメの中では、ジョンウォーカーの夢を挫く。身体は死んでいる。すげぇ復讐だな。かなり綺麗に終わったラスト。最近のアニオリの中ではなかなか良かったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

65.8 3 警察で探偵なアニメランキング3位
鴨乃橋ロンの禁断推理(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (96)
299人が棚に入れました
世界最高峰の探偵養成学校BLUEには、かつて類稀なる才能で将来を有望視された一人の天才がいた――。 BLUE開校以来の天才と囁かれた鴨乃橋ロンは在校中のある事件をきっかけに、探偵として致命的な“欠陥”を抱えたことで、BLUEを追放され「探偵」を禁じられる。 それから5年後。失意と退屈の日々を送るロンの元に警視庁捜査一課の刑事・一色都々丸が連続殺人事件への協力を求め訪ねて来たことで、止まっていたロンの時間が再び動きだす。 ロンの苦悩を知り、親切心からサポートを申し出る“ピュアなマヌケ”一色都々丸。そんな彼をロンは「トト」と呼び、二人での捜査に無限の可能性を感じると、トトをパートナーに指名する。 謎を解くロンと、捜査に動くトト。ちょっとワケありな凸凹探偵コンビが、ミステリアスな事件を華麗に解決していく……!!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

【最終】マトリョーシカ?!推理要素以外の重ね着具合がハンパない

【レビューNo.101】(初回登録:2023/12/27)
コミック原作で2023年作品。全13話。
春の「イセレべ」のような、「ネタ実況」枠のレビューを夏アニメでもやろ
うと思ったのですが、あんまりピンときそうなのがなかったんだよね。
で、今期異世界モノで目をつけていた作品があったのですが、どうもイマイ
チだなっと。異世界モノはまた機会がありそうなので、異世界モノでないの
でやってみたらどうなるのかなあっと、ちょっと試験的にやってみようかとw

(ストーリー)
探偵養成学校BLUEで将来を有望視されながら、自覚なしで犯人を自殺に追い込
むという、探偵として致命的な欠陥を抱え、探偵行為を禁止されていた鴨乃橋
ロン。
しかし、捜査一課の刑事・一色都々丸(トト)と知り合ったロンは、彼とコン
ビを組んで再び推理を再開する。
(wikiより)

(評 価)
・第1話:マトリョーシカ?!推理要素以外の重ね着具合がハンパない
 {netabare}・率直な感想がコレですね。
  通常の推理モノらしく探偵のロン様が、鋭い観察眼と卓越した論理展開で
  推理を組み立てていくという、推理モノとしては王道ですが・・・
  ●ロン様
   ・天才的な推理力で事件解決率は100%。
   ・でも無自覚に犯人を追い込み自殺させてしまうため、犯人検挙率は0%。
   ・そのため探偵業を禁止されていた。でも根っからの推理狂。
    → 事件情報に触れないようにネットやTVといった情報媒体を遮断
      したり、人と接触しないよう昼夜逆転の生活パターンにしたりと
      涙ぐましい努力をしていた。
  ●トト
   ・捜査一課の刑事だが、純粋でお人好しでいろいろ抜けている。
    (犯人の話に騙され3回も逃げられている模様)
  という感じで、それ以外の設定の盛り方がハンパねーなと。
  頭の中では、アニメ「C」のOP「マトリョーシカ」が高らかに鳴り響く
  というwwwいやどんだけ重ね着してんだよっと。
  なんなく推理モノだけでは勝負していく自信がないから、いろいろ外装を
  盛っているのかと、最初は邪推してしまいましたね。

 ・初回のストーリー流れは
  {netabare}・トトの管内で連続不審死事件が発生し、捜査も行き詰まり状態。
  ・総務課のキクさんからロン様を紹介される。
  ・トトがロン様の元を訪ねるも頑なに協力依頼を拒否される。
   → そこへ6人目の被害者が発見されたとトトに連絡が・・・
   → それを聞いてしまったロン様、もう自分を抑えることができない!
     5年ぶりに探偵業を復活!!
  ・死体の状況と(一見なんの共通点もない6人の情報から)推理を展開。
   トトを囮に犯人の検挙に成功。でもそこから持病(?)の「追い込み」
   が発動。その謎の力で犯人がまさにビルから飛び降りようしたところ…
  ・トトが体を張って自殺を阻止!!
   この瞬間連続自殺記録がストップ。そしてロン様はいう。
   「ピュアな間抜けだからこそ、理屈よりも体が先に反応する。
    僕のパートナーに必要なのは、ピュアな間抜けだったんだ!!」{/netabare}
   ここに「ロン様×トト」の迷コンビが誕生。

 ・初回の印象ですが
  ・ジャンルがまだ分からない
   「本格的推理モノ」というよりは「推理モノをベースにしたコメディ」
   って感じなのか?!
  ・推理モノとしてはツッコミどころもあるが、それほど悪くなかった。
   コメディに主軸があるなら、十分楽しめそうなレベル。
  ・ただコメディとしてみると
   トトのツッコミが・・・
   ロン様の常識外れの言動にトトがツッコミを入れるという感じですが、
   力まかせに叫んでいるだけというか、イマイチお笑いとしてはハマって
   るという感じがしなかった。

 ・あと作品情報としては
  ・原作者は天野明で代表作が「家庭教師ヒットマンREBORN!」。
   (大分前に視聴したような気もするが、正直頭に残っていないw)
  ・同氏は「PSYCHO-PASS」のキャラデザ原案も担当。
   そういえばロン様の昔のクールな顔写真とかそういう面影があるわw
  ・またシリーズ構成が「俺ガイル」の渡航らしい。
  
 初回は視聴者をガッツリ掴んだというよりは、「こんな感じの物語です。」
 という作品紹介という色合いの方が強かったという印象ですね。
 個人的には冒頭通り「ネタ実況」枠という感覚なので、予想通り香ばしい作
 品になってくれればよし、「リボーン」天野先生ということで途中で化けて
 もよしという感じで、まずは温かい(?)目で見守っていこうかとw{/netabare}

・第2話:作品のアウトラインは結構提示されたかな
 {netabare}・今回の事件ですが、
  ・捜査一課としては、川辺で発見された撲殺事件の捜査
  ・でもトトだけは捜査一課に何故か紛れ込んできた
   「貯金箱のお金が減っている」(壊さないとお金を取り出せない不可能犯罪)
   を担当させられる。
  ・表立って事件に関与できないロン様は、トトを傀儡として事件に介入する
   と宣言。
   → 不可能犯罪が琴線に触れたので、貯金箱事件の捜査に乗り出すことに。
  ・聞き込みと現場確認の後、この近くで発生していた殺人事件現場に乗り込
   むロン様。
   → 「傀儡」といったそばから堂々と姿を晒してしまうロン様w
    → 案の定、トトの女上司・雨宮は大激怒。
  ・しかし2つの事件は繋がっていて・・・
   ロン様からいろいろ提示されたヒントから、トトが事件の真相を解明。
   → そもそも捜査一課に貯金箱事件がたまたま紛れ込んでくるとかw
     (普通の捜一なら「ふざけるな!!」で事件を突っ返すやろ)
     ここまで堂々と表立っておいて、事件解決の体はトトに任せるんかいw
   まあツッコミどころは満載ですが、まあそういう作品らしいですし、推理
   自体は結構面白かったので笑って許しましょう。
  ・そして、ここからロン様の持病「追い込み」が発動!
   その姿を見て雨宮が
   「何アレ―――かっこいい♡」
   → 今回最大のツッコミどころwいや犯人刺激してるのに止めろよwww
  ・自殺を図ろうとした犯人をトトが体を張って救助。
   まあこれが「お約束」になるんでしょうね。
  ・最後は雨宮、事件介入他に厳重注意しつつもロン様の名前を知って「乙女顔」
   (一応トトは「カモウ」とごまかした模様)
  なるほど、あの女上司をこういう使い方してきましたかw
  まあラブコメ度はさほど高くないと思いますが、アクセントとしては機能しそ
  うですね。日笠さんですしw
  しかし日笠さん
  ・前期は「ワンルーム勇者」「わた婚」をはじめ、数作品
  ・今期も本作以外にも「シャンフロ」他幾つか掛け持ち
  ってどんだけ仕事してんだよ。あまり声優には興味がないので無知なのですが、
  売れてる方はこんな感じなんか?!

 ・そして今回はもうひとつの重要事項「探偵養成学校・BLUE」について語られます。
  ・この世界では、BLUEが与える「探偵免許」はかなり権威がある模様。
  ・ロン様はそこで開校以来の天才として、将来を嘱望されていた。
  ・しかし例の持病のため、探偵免許の取得資格をはく奪され追放。
  そしてBLUEは、ロン様が最近探偵行為を再開したらしいとの情報を入手。
  「人を殺める探偵などあってはならない!」
  日本に調査員を派遣することを決定!!

 やはり「本格派推理モノ」というよりは、エンタメ色の強い作品になりそうですね。
 それに「凸凹コンビの推理モノ」だけでは限界があるとみて、作品の幅を広げる仕
 掛けも講じてきましたし。
 今回作品のアウトラインは結構提示されたかなって感じですね。
 次回は「ロン様 VS BLUEからの刺客」でしょうか。
 BLUEがこの作品においてどういう位置づけになるのか注目ですね。{/netabare}

・第3-4話:少年誌のノリも爽快感が足りていない感じ
 {netabare}・今回の事件ですが
  ・福引で温泉旅行のペアチケットをゲット。トトとロン様は温泉へ。
  ・そこには他のお客とともに、雨宮もやってきた。(同様に福引でゲット)
   → 男湯で裸で鉢合わせw
  ・またBLUE調査員も旅館の従業員として潜り込み、ロン様を監視。
   そんな中おあつらい向きに、温泉で女性の水死体が発見されるという事
   件が発生するのですが・・・
 ・事件の方はロン様がトトにムチャぶり。
  その場をどうにか繕い、アリバイのない雨宮の容疑を晴らすと、地元警察
  が調査している間に打ち合わせたようで、トトが傀儡として事件を解決。
 ・で、今回の最大のツッコミどころ
  → ロン様の持病(犯人を自殺に追い込む)が発症しなかったんだが?!
  傀儡は2話ですでにやって発症してるから、ロン様が直接犯人と対峙しなけ
  ればという条件ではなさそうだし、発症条件は何なんや????
  今回はBLUE調査員がいたから、話の都合上発症するわけにはいかないとい
  うのはわかるのだが、ガバガバ感が拭えませんな。
 ・そしてまさかのどんでん返し。
  BLUE調査員のシュピッツ・ファイアは
  → 家族失踪事件の協力依頼のためにロン様に接触してきたのだった!!
  表向きにはBLUE調査員として、ロン様の動向調査を装い
  ・ロン様の探偵行為なんて見ていません!
  ・今後の捜査には(自分の能力を活かし)協力させていただきます!
  完全にロン様の下僕になっちゃったよw
  1話で「マトリョーシカ」って話をしましたが、どんだけ重ね着するねん?!
  まあ今日のトリックでは、推理モノとしては厳しいかなって感じはあった
  ので、話が面白くなる方向ならOKなんですが。
  こいつも最初の登場と打って変わって、ロン様のおもちゃとしてギャグ要
  員的なキャラになりそうですね。
 
 キャラ造形やらギャグ展開等をみると、少年誌らしく中学生辺りをターゲッ
 トにしてるのかなって感じがしましたね。
 別に面白ければ何でもいいのですが、ただその作りにしては少年誌らしい爽
 快感が足りていない印象ですね。
 シュピッツ・ファイアの寝返り(?)により、今後の展開がわからなくなっ
 たので、とりあえず次回を観てという感じでしょうか。{/netabare} 

・第5話:余計なものを付け足して、逆に面白くなくなってる感じ
 {netabare}>同氏は「PSYCHO-PASS」のキャラデザ原案も担当
 ・今回は「慧眼のカワセミ」こと翡翠刑事が登場。それこそ「PSYCHO-PASS」
  に出演してそうなビジュアルで、ドミネーターでも所持してそうですが、
  彼のアイテムは「ピンセット」。
  「水も漏らさぬ慧眼チェック」からの「針に糸を通すようなピンセット指
  導」なのですが
  ・挨拶がわりのギャグなんでしょうが、正直面白くない
  ・以降ピンセットが出てこないので出オチ感が否めない
  なんで、こんなピンセットみたいな余計なものを持たせちゃうかなっと。
  ・見かけによらず部下思い
  ・「ロン様×トト」のコンビをきちんと認めるなど度量の広さもある
  と、他のキャラ造形はよかっただけに、蛇足感がもったいない。
 ・またトトのツッコミもシンプルにっツッコめばいいところを、無駄に一言
  付け足してツッコむのだが、それが足を引っ張ってスベッちゃってる感じ
  がして、原作者と笑いのセンスが合わないのかなっと感じてしまう。
  あとここ2話のトトですが、
  ・ロン様が持病を発症しないから、それを止める見せ場がない
  ・事前に2人で打ち合わせて、それをしゃべっているだけでトトの個性が
   みられない。(原稿を読むだけの国会答弁みたいなw)
  正直トトの存在価値が「ダメ刑事」と弄られる位しか使いどころがないっ
  て感じで、作品での立ち位置が厳しい状況。
  ロン様のキャラは悪くないのでどうにか観れるって感じですが、コンビの
  トトがこの状況だとこの先は厳しいかも。

 全体的に面白くしようと余計なものを付けるのが、逆にクドさに繋がるなど
 いろいろと裏目に出ている印象。{/netabare}

(最 終)
結局その後も
{netabare}・実はこの事件の裏側には、ロン様より優れた頭脳の持ち主犯罪一族「M家」
 が関与していた。
・ロン様がBLUEから追放される原因となった「血の実習事件」も「M家」の
 企みで、ロン様は嵌められた。
・ロン様の持病「追い込み」も「M家」によるもの。
・そしてロン様は「ホームズとモリアーティーの両方の血を持つ者」。
・で、やたらと黒蜜推しw{/netabare}
といろいろ盛ってきます。まさにマトリョーシカ?!
 
・推理モノとしては、そっちよりもトトとのバディモノやコメディがやりた
 いのかなって感じだったので、粗も目立つがまま笑ってる許せるかって感
 じですが、 
・バディモノとしては、トトとのコンビで相乗効果を生み出すことができず、
 (セリフはそれっぽいが)イマイチ薄っぺらい関係性しか感じられず、
・コメディは致命的に私とは合わなかったなと。
前にも書きましたが、少年誌連載の割には痛快感や爽快感が決定的に足りて
いない感じですね。

元々「イセレべ」のような、「ネタ実況」枠のレビューをしようと思ってい
たのですが、「イセレべ」のレビューとの熱量の差が、この作品の評価を如
実に物語っているのかなっと。
2期も決定したようですが「M家」との対決とか、そこまでに楽しみとは思え
ない感じですかね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ゴミのようなトリックで推理モノを作った蛮勇は凄い!キャラ人気が出れば良いという割り切りが潔いです!

 13話まで観ました。2023.12.26

 トリックが駄目だろ〜。畳がどういう物だか知らない人が作ったのかな?

 後、扉にあんな仕掛けがあったら気がつくと思います。また、トリックの固定部分を見せないのは、作画不可能だからなんでしょうが、逃げですねぇ。

 多分、日本人100人に聞いたら、全員そうはならんだろ〜と言うと思います。日本文化を勘違いした漢字好き外国人で「大便」とか、腕に入れ墨してしまうような人物なら、トリックに納得するかも。

 とても悪い組織、M家とか言うのがいるそうです。2期はそいつ等と戦うらしいです。まぁ…頑張って下さいとしか言いようがありません。2期マジでやるの?

 アホで無能なキャラが大好きな人向けです。それ以外の視聴者には、馬鹿にされている印象しか残らないので、あまりオススメ出来ないアニメでした。作画とかはまぁまぁなのにもったいないですね。
……………………………………………………………………… 

 11話まで観ました。2013.12.13

 今回も前回に続き、多少はマシなお話でした。カワセミさん再登場!勿論面白さはありません。ピンセット滑り芸寒いだけやがなぁ〜。

 今回のトリックも、被害者の携帯通話記録とか調べて裏取りしてちょ〜で終了です!

 科学捜査の現代…。現場の推理で云々は時代遅れなんでしょうねぇ…。探偵モノ冬の時代です。

 シャーロックホームズ時代みたいに、科学的分析法が確率しておらず、被害者の嘔吐物を舐めて毒物の種類を鑑定する属人的名人芸に頼っていた時代ではありません。

 キモイ話ですが、砒素や青酸カリとか、判別できる人がいたそうです。舌のピリピリ感で分かるとか…。

 それでもだめなら、被害者の胃液を法廷で猫に注射してどんな症状で死ぬかどうか見て判別したり…。

 閑話休題…。どうも本作品は、ワイドショー的ネタからトリックを考えている感が強いので、推理が野蛮です。世界線が違うのでしょう。

 もう少し、脳内思考している人にトリックを考えてもらった方がよろしいかと思います。体は大人、頭はピグモンみたいな登場人物ばかりでは、放映する意味がございません。

 キャラ萌えアニメにしては、キャラにも魅力が無いという…。どうしたら良いんでしょうね?
………………………………………………………………………

 10話まで観ました。2023.12.05

 いや〜。今回も楽しいお話でした。そうはならんやろ〜!ラテアートのある飲み物に毒薬どうやって入れるの?

 ラテアート崩さずに薬入れるのが一番肝心のトリックやろが!馬鹿にしてんのか!もっと、カップに毒を塗るとかやりようがあるでしょ?

 なんで錠剤?上手く溶けない上に飲んだ被害者にバレるでしょ?ラテアート崩さずにデカい錠剤入れられるか試してみろよタコが!

 今の所、全てのトリックが嘘臭いので、今回の話は少しマシな気がします。ただし、比較の問題で面白くは無いですよ?

………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.11.29

 天文台事件解決です。前中後編の3話も使う話かよ…。いつも通りトリックがガバガバです。

 犯人が実験も無しにまた、ピタゴラスイッチ的ギミックで密室殺人をしますが、ちょっと被害者の立ち位置がズレたら死なんでしょう。簡単に即死するのはまぁお約束ですが…。

 後、犯人が仕掛を回収するんですが、どう考えても出来るわけありません。今回、かなり強力な固定をしないと成立しないトリックのハズが、あっと言う間に片付けてしまいます。

 登場したBlueの教官も単なるアホで、モデルガンと実銃の区別がつきません。いや…分からん奴おらんでしょ?兇器を調べるのは基本でしょ?

 ピタゴラスイッチに気付く前に銃に気付けよ…。Blueでは射撃訓練もしてるとロンが言っていたんですが…。

 素人に遅れを取りますし、教官もアホしか居ないようです。Blueはアホ養成学校なのでしょう。
 
 この世界、本当に無能しかいません。警察なのに死亡確認も出来ないとか、トリック以前だろうが!

 トトが行なった死亡確認も、橈骨動脈(手首の動脈ね!)で脈が触れるかと、瞳孔が散大してるかしか見ません。

 橈骨動脈なんて、ちょっと血圧落ちたら脈は取れません。脇にテニスボール挟む(腋窩の動脈を圧迫する)古典的なトリックで誤魔化せます。ガキの頃やったことがある人もいるでしょう。

 普通は総頸動脈(首の動脈)で脈を調べます。また、瞳孔を薬で開かせても、眼球運動は生きている限りするので、直ぐに分かります。無能なトトが分からんでも、他の警官も調べているのにねぇ…。

 推理モノの最低限のリアルティラインすらわきまえない本作品は、脚本の質としては、アニメ史上でも、最低クラスなのでは?

 失望した!アホなシナリオに失望した!と、言いつつクソアニメとしての評価は高いです。寛容な心の持ち主なら、視聴しても良いかもです。物語の採点に1.0以下をつけられないのが残念です。
……………………………………………………………………

 6話まで観ました。2023.11.9

 鑑識ちゃんと仕事しろ!以上終わり!

 超能力者の虎毛団吉が怪しいけど、トリックが分からない…。って、みんな無能なの?身体検査すれば、トリックもクソも無いんですが…。

 所詮アニメですし…。ただ、トリックが酷い上に登場人物が無能揃いのため天才探偵のロンも、ただのアホにしか見えない訳で…。ライアーライアーの探偵版かな?

……………………………………………………………………… 

 5話まで観ました。2023.10.31

 トトの上司、雨宮のライバル登場!警視総監候補らしいです。
 
 しかしまぁ…、良くこんな酷いエピソード考えられるなぁ…。警察組織を舐めてますね。

 新登場キャラのカワセミさんですが、現実だったら今回の件で出世コースから脱落です。部下の監督不届と犯人逮捕の失態で下手すればヤマネと一緒に懲戒免職です。

 まさに子供騙しです。私、このエピソードに疑問を持たない様な奴とは怖くて一緒に仕事できません。

 成人した社会人の視聴に耐える推理ものではありませんが、殺人不謹慎ギャグとしてはありかもです。

 お嬢と番犬君と同じで、登場人物が人間の思考をしていないのにイライラしなければですが…。

……………………………………………………………………… 

 4話まで観ました。2023.10.24

 ウホッ!酷いトリックでした。作者は殺人ネタをお昼のワイドショーから見つけている感じです。日常に潜む危険的な…。

 疑われた関係者の件は冒頭5分で解決!前回の引きにもなってないです。劇中の人物達が無能なだけですね。

 一つ前提が狂ったら成立しないピタゴラスイッチみたいなトリックで人が殺せるかよ…。若い女がウォームショックで簡単に死ぬ?身体能力が低すぎですね。

 一々突っ込むとネタバレになるので、辞めときます。暇を持て余している神々の黄昏みたいな方なら、観ても良いかもです。

 BLUEの関係者(変人)が登場!ロンに依頼をしてきますが、かなり時間が経った事件のようです。

 もう、コールドケースじゃね?場合によっては時間の感覚まで変そうです。

 全く期待せずに見守っていこうと思います。

………………………………………………………………………

 3話まで観ました。2023.10.19

 ロンと一色の温泉旅行中に殺人事件が!温泉に死体が浮いており、アリバイの無い関係者が!

 ロンの推理やいかに!?ってまた、ガバガバ事件だなぁ…。

 死後硬直の具合で事件の時間を割り出すのですが、温水に浸かっていた死体の正確な死亡時刻なんて直ぐわかるかよ…。

 死後硬直は外気温、被害者の筋肉量、死ぬ前の体温とか複雑な要員で決まってくるので、あくまで目安でしかありません。死体現象舐めんなよ!

 温泉内で殺されたかも不明だし、そもそも解剖もしてないのに殺人かどうかなんて分からなくね?ロン自身が観察して外傷無いと言ってるし、事故の可能性もあるでしょ。

 アリバイ云々以前の話です。次回、謎解き回ですが、きっと碌でもないんでしょうね。

 まぁ、深夜アニメの推理やトリックなんてこんなもんですよで鷹揚な気分で観るアニメですね。面白く無いとは言ってませんよ!?

………………………………………………………………………

 2話観ました。2023.10.10

 いや〜またゴリラが犯人でしたね!一撃で撲殺して死体を離れた河原に捨てるなんて常人には無理ですよ。トリックがヤバいですね。多分、見た目で犯人わかりますよ…。

 見た目は細いのに、ゴリラ並の腕力があるやつがゴロゴロしている世界なんですね。怖い…。ちなみに犯人は頭もゴリラ並に短絡的なので、推理は案外難しいかもです。動機もクソもねぇ〜。

 トリックに腹を立てては駄目ですよ?主人公、刑事課内でいじめられているのも胸くそですね。

……………………………………………………………………… 

 1話観ました。2023.10.03

 連続溺死事件を解決せよ!バカ刑事とトンデモ探偵コンビが大活躍!

 いや〜トリック無理があるでしょ…。劇中程度の容積で男性を失神させるのは無理ですし、失神しても麻痺はしてないので、殺そうとすると結構暴れます。

 後、殺人中に人が来たらどうすんのよ…。死体だって簡単に運べないでしょうよ…。

 まぁ、探偵物にツッコミは野暮ですね。不快でないならそれで良いのです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

名探偵コナンと比べられる不幸

ロンやトトのキャラデザかなり好み、気軽に見れるいいアニメ
ミステリーっていうよりコメディ?
面白かったけど、本格ミステリーを期待するとガッカリする

「探偵はもう、死んでいる」よりだいぶマシだけど、どうしても「名探偵コナン」と比べちゃうから色々と惜しく感じてしまいます
コナンの事件の描き方って凄いんだなーって思った

・何気ない日常のトラブルが殺人になっちゃった的な感じでスケールが小さい
・殺人トリックに確実性がなく、たまたまうまくいったものが多い
・ミスリードみたいなのがなくて、ほとんどトリックと関係ある情報しか出てこないので推理しやすく、推理を当てたい人には面白いかも?
・本当にその人にしかできない犯行なのか、本当にそのトリックで殺せるのかそういった詰めが甘いように思います
・犯行の中にそんなことできないんじゃない?って思うことが多い

毎回何かしら無理なことあるので2話を例にすると
{netabare}
貯金箱のトリックは別の貯金箱にすり替えたのは最初に思ったけど、こんな感じでトリックのヒントが簡単なのですぐわかるのと、頭殴っただけで粉々になるような脆い貯金箱で女性が殴って一撃で人を殺すのは無理だと思うし、自宅で殺した後に女性がどうやって人に見られないようにあんなに見晴らしのいい河原(電車が通る鉄橋や周囲の建物から丸見え)まで人に見られないように大人の男性の死体を運んだのでしょうか?、それが一番のミステリーです
つまり、犯人の女性にはそんなことできないので犯人じゃないんですよ

死体、あのサイズのスーツケースに入らないと思うし、妹がいるのに血まみれの死体運んだスーツケースを玄関に放置して外出なんてするでしょうか?
同じ貯金箱を買うことまでしてるのに、軽くなったってすぐわかるような量しか小銭を入れなかったのはなぜ?
{/netabare}

こんな感じで1つの事件だけでもいろいろおかしな点が出てきます
でもキャラクター良かったし、本格ミステリーを期待しなければいいアニメだと思います

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

75.8 4 警察で探偵なアニメランキング4位
名探偵コナン(TVアニメ動画)

1996年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (752)
4055人が棚に入れました
高校生にして日本屈指の名探偵・工藤新一は、幼馴染みの毛利蘭と遊園地へ遊びに行く。新一はそこで謎の組織の取引現場を目撃するが、組織のもう一人の仲間に気付かず殴り倒されてしまう。新一を殺す為に組織の男が飲ませた毒薬は何故か新一を幼児化させてしまった。小さくなった新一は正体を隠しながら謎の組織を追う為に、周りには新一の親戚、江戸川コナンだと名乗る。コナンは父親、毛利小五郎が探偵をやっている蘭の家へ居候し、謎に包まれた黒の組織を追う為、探偵として事件を解き続ける。

声優・キャラクター
高山みなみ、小山力也、山崎和佳奈、山口勝平、緒方賢一、高木渉、大谷育江、岩居由希子、林原めぐみ、茶風林、湯屋敦子、井上和彦、千葉一伸、堀川りょう、宮村優子、松井菜桜子、田中秀幸、島本須美、高島雅羅、堀之紀、立木文彦
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

好きなことを語る。

コナンの好きなところを語ります。

“高校生探偵工藤新一が、小っちゃくなってコナンになっちゃった!”
ほんとにただそれだけずーっとやってますね。ちょっとおそろしい。

僕は原作よりもアニメの方が好きです。
漫画も嫌いではないけれど、アニメの音楽や登場人物たちが声優さんたちの声とリンクしてしまっているので、
もう声や音楽がないと、どうしてもコナンの世界に入り込みにくいです。
その中でも高山さんの声は他の声優の追随を許さないほど強い声で、とても好きなのも理由のひとつ。
他の作品で彼女の声を聞くと「ん?コナン?」って思ってしまうほどに。主人公を食ってしまうほどに声が強いですw

アニメの方が好きだけれど、アニメオリジナル回はひどいです。
とても殺人事件をネタにしてやるような話ではありませんし、そのトリックの多くもなんだか間に合わせのもののように見えます。
何かを探っているように見せて、ただ時間を浪費しているだけで何も成し得ません。

まあそれはさておき、一番心に残った事件はと聞かれたらやっぱり、『月光』殺人事件です。
他にも宮野明美の回、灰原が初めて同行した教授が殺された事件、新一復活の回、
おっちゃんの車の下に爆弾を仕掛けられた回が好きですが、一番と言われたら『月光』です。
あと平次が出る回は全部好きです。というか平次が好きです。
まあほんとは、正直に言うと好きなのは和葉ちゃんなんだけどw
平次と和葉ちゃんには人魚姫の事件で惚れました。崖のとこです。
工藤の生意気な性格はたまに鼻につくのですが、平次のお調子者なとこはけっこう好感が持てます。
和葉ちゃんは嫉妬も照れも女の子らしくてとっても好きです。ほんとかわいい!
キャラを言うなれば、他には灰原哀が大好きです。
彼女の諭すようにささやく口調が好きです。またいつも世界の縁に立っているようなその存在にも惹かれます。
あれ?コナンくんのこと好き?なんて匂わせる感じもまたいいです。
それは歩美ちゃんの影響も大きいですね。コナンくん大好きな歩美ちゃんは見ていてとても微笑ましいです。
『天国へのカウントダウン』では歩美ちゃんが可愛いのなんのってね!
{netabare} よく覚えているのが1つあります。136話です。
キャンプに行ったはいいけれど、博士がテントを忘れて近くのお屋敷に泊めてもらうことになったお話です。
急にコナンがいなくなって歩美ちゃんが心配してるとこに灰原が大丈夫よ的なことを言った後、

歩美「ねえ、どうしてコナンくんのことがそんなに分かっちゃうの?」
灰原「さあ、どうしてかしら?」
歩美「もしかして、、、好きなの?コナンくんのこと。」
灰原「え?」
―沈黙―
灰原「だったらどうする?」
歩美「え、、、こ、困るよ。」
灰原「安心して。私彼のことそういう対象としてみてないから。」
歩美「良かったあ! ほんとにほんとだねー!」

灰原さんかっこいい!とてもクールでハードボイルド。「だったらどうする?」の返しがすごいです。
歩美ちゃんの純粋な精神が灰原の氷のような心を溶かしていく温かい一面が垣間見えた瞬間でもありました。
このシーンはとっても好きです。 {/netabare}
ちなみに僕が林原さんを好きになったのもエヴァの綾波ではなく、ポケモンのムサシでもなく、灰原でした。
それはどうでもいいか。

だいぶ話はずれてしまいましたが、好きな事件は初期の頃の方が多いです。
どうしてだろう。物語もなかなか進まないということもありますが、具体的に理由を1つあげるならば、
犯人の動機がだんだんと単純になっているからでしょうか。複雑な気持ちがなくなっているのです。
「それじゃあ殺しても仕方ないね」とは口が裂けても言えないけれど、以前はその動機を聞けば、
こちらが閉口してしまうようなことが多々あったのですが、今はふーんってな感じで聞き流せてしまいます。
作画も変わってしまって雰囲気もかなり変わりましたね。
灰原の髪の色も変わってしまったし、無駄に綺麗ですし、横顔が犬みたいですし。
すごい鼻が反ってますよね。おいおい、それで人を刺せるんじゃないか、と思うくらいに。

『コナン』では蘭の心情描写がたくさん出てきますが、新一も同じくらい辛いですよね。
普段の生活を剥ぎ取られ、多くの人から認識されず、大切な人にさえ面と向かって伝えることもできない。
これらの苦しみは想像を絶するものだと思います。体が戻ったと思い、いよいよってところでまたコナンへと小さくなり、
ひとときの幸せすらくれない運命にもめげず、蘭に笑顔を向けるコナンを見るのはやりきれません。
この話ではもちろん推理がメインではありますが、時々それが影になるくらい恋愛描写が素敵な、あるいは切ないときがあります。
それは平次にしろ、高木刑事にしろ、毛利のおっちゃんにしろ。
{netabare} 新一が高級レストランでエレベーターの事件を解いた後(この事件も好きです)、
両親の験をかつぎ、告白しようと思っていたらコナンに戻ってしまい欄に言ったこと。
「死んででも戻ってくる。」
この発言には涙してしまいました。とても重いです。
敵が敵ですし帰ってこられないか、死体だけが運ばれてくる様子が頭をよぎりました。何も伝えられない新一が本当に不憫です。
もちろん蘭も辛いです。
電話しても出ないし、会えないし、会えたと思ったらどっか行っちゃうし。
それでも一途に思い続けるふたりの恋は古典的ながらも心を打つものがあります。
おそらく彼らは出会うべくして出逢ったのでしょう。いいですね。 {/netabare}

コナンはまだまだ終わらないし、話もの中にもおかしな点や個人的な文句は尽きないのだけれど、やっぱりコナンが好きです。
シャーロックホームズにも、またアニメにもハマったのもこれがきっかけでした。
まだまだ続くのであれば、その行く末をできるだけ見届けたいと思います。
つまらない結末だけはやめてほしい。人の価値は死んだときに分かるではないけれど、終わりというのはその全てだから。

読んで頂きありがとうございました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

唯一見てる長期アニメ

国民的アニメで唯一見ているアニメ。
最近、昔に比べると微妙ですがそれでも面白いです。
組織系の話だと赤と黒のクラッシュ、二元ミステリー、ミステリートレイン
通常回だとピアノソナタ、ウェディングイブが好きです。

ミステリー回も含めて毎回楽しくみてますが(トリックが強引なことも多いけどそんなに気にしない)、本筋のことをメインに書きます。
初期~灰原編 面白い
ベルモット編 やはり一番面白い
キール編 面白い
バーボン編(ミステリートレインまで) 面白い
バーボン編(緋色シリーズまで) 普通
ラム編 微妙

{netabare}
初期のころの組織回は味方が少ないので緊迫感があって面白かったです。
黒の組織との再会とか、黒の組織との接触の頃ですかね。
そして、FBIが出てきて本格的になってきてからも面白いです。
最近公式で黒の組織関係の回が沢山挙げられてますがやっぱりベルモット編とキール編はめっちゃ面白い。細かいところに伏線があったり、ベルモットの正体が新出先生という意外性だったり...。
赤と黒のクラッシュ~バーボン編の当たりは考察が盛り上がっていて考察がめっちゃ楽しかった思い出。
細かい伏線とかが沢山あるので、特に赤井秀一が生きてるんじゃないかとか、沖矢昴、安室透、世良真澄、火傷赤井の正体は誰だろうと考察していた時は特に楽しかったです。

ただ、そこ以降がどうも微妙。
ここまでも後付け設定だらけだとは思うんですが、最近はどうも後付け設定が露骨。
領域外の妹とか。ラムが実はライがスパイだとばれたときの老人だったりとか(アニメだとまだだけど)。こう露骨だと萎える。

あと、緋色シリーズは正直ガッカリかな。
最低レベルの見せ方だったんじゃないかと思ってる。
緋色シリーズは人気があるし盛り上がったけど、そりゃ赤井秀一が生き返るから盛り上がるのは当然で、出来は最低レベルだったんじゃないかなと思う。
バーボンが沖矢の家に普通に出向いて推理するというわけのわからない強引な展開も意味不明だし、現状コナン最大の敵と言ってもいいジン、ウォッカ、ベルモットらも絡んでこず、赤井が相手にするのは公安の下っ端。
黒の組織でもないし大物でもない、せっかくの復活シーンでの相手がこんな奴らって。
二元ミステリー、ブラックインパクトでの赤井の登場シーンはめっちゃかっこよかったんだけどなぁ...

ラム編に関してはさらにガッカリ。
上でも書いたけど、もう後付け感が半端ない。
PUT ON MASCARAとかやってた頃はまだマシだったし、考察スレでは叩かれてたもののそこから烏丸という展開は個人的には良かった。
問題はその後。意外性の欠片もないTHE 無難といった感じ。
まさかTime is Moneyを日本語化して並び替えると脇田兼則という考察があってるとは思いませんでしたよ。しょーもなすぎる...。
テレビのヒントも露骨だし。正直ミスリードを期待してた。
あと、この辺から露骨な腐女子向け展開も増える。赤井とか安室自分もかっこいいと思うけどこういうのはやめてほしい。

多分これからラム編の続きをやるかそのまま並行してあの方編をやるんだろうけど、盛り返してほしい。
羽田浩二殺人事件の真相も面白そうだから期待してる。
ここで自分や世間のラム編に対する評価を覆してほしい。
{/netabare}

高評価つけてるわりに最近のコナンの酷評メインになってしまいました。まあそれでもこんなに高評価を付ける程、面白かった/今後に期待してるってことです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
ネタバレ

前田定満 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

長過ぎる

自分の中では未だにコナンというと
未来少年になってしまうのですが、
世間で多く知られているコナンを観てないわけではありません。

名探偵コナンは原作は漫画。作者は青山剛昌さんです。
大変長く少年サンデーに連載されている漫画で
今や1000話を越えております。
アニメも1996年から放送されており、900話を越えております。

長いのでこのアニメを途中から観初めるのは大変です。
私は漆黒の追跡者からこのアニメを観初めたので、
ここまでの経緯が知りたかったのです。
かといって最初から観るのも苦痛です。
なのでキーワードごとに観ることにしました。

そこでまず気になったのが「黒の組織」という存在です。
あの方という謎の人物を筆頭に
世間にも影響を及ぼす危険な組織です。
主人公を子供の姿にした奴らです。
漆黒の追跡者で初めて観たのでテレビアニメでの登場を知りたかったのです。
そこでネットで「黒の組織登場話」を検索し、
その登場話を一つずつ観ていきました。
そしてどうしてこうなったのかの経緯が分かるその前後の話を観ていきました。

次はニコニコ動画で出ていたので、「コナンの正体がバレそうになる話」。
毎回こればバレるだろとツッコミたいシーンが沢山あるので、
このキーワードは興味がありました。
またこれも一つずつ確認していきました。

また「コナンの怖い話一覧」と検索すると、
かなりスリルのある話が見つかります。

こんな感じで興味のあるキーワードごとに観ていき、
やっと追いついていった感じです。

{netabare} 
私が一番好きな話は345話の「黒の組織との真っ向勝負」という話です。
シェリー(灰原哀)を組織の幹部ベルモットが追跡する話です。
不気味な感じでスタートしまたそれを阻止するコナン達の作戦も見事でした。
それまでの謎もいくつか解決する節目となる話です。{/netabare}
その後のコナンでこれを超える名作は存在しないなと感じます。
観てない方はぜひ観ましょう。


私が思う名探偵コナンの最大の魅力は
いろいろな専門知識が増えるということ。
警察、いろいろな組織について、
法律などなど
そういう専門知識を小さい子供に身近に感じてもらうには
素晴らしいと思います。



ただ名探偵コナンは長過ぎて時系列がおかしくなっているのが残念です。
1996年に小さくなって未だお話の中はそんな時間が経っていない。
浦島太郎みたいです。
サザエさんとは違って、
時系列がはっきりとしているので
はやく完結させた方がいいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

67.5 5 警察で探偵なアニメランキング5位
探偵オペラ ミルキィホームズ(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (806)
3561人が棚に入れました
架空の怪盗や探偵が活躍する近未来の世界を舞台としている。この世界では「トイズ」と呼ばれる特殊能力を持つ人間が存在し、トイズの力を振るう「探偵」と「怪盗」が互いに争いあっている。物語は将来探偵になることを目指す4人の少女「シャロ」「ネロ」「エリー」「コーデリア」を中心に展開される。

声優・キャラクター
三森すずこ、徳井青空、佐々木未来、橘田いずみ、明坂聡美、岸尾だいすけ、寺島拓篤、下野紘、南條愛乃、沢城みゆき、新谷良子、田村ゆかり
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

登場人物みんなアホ ネタ満載すぎる狂気のバカアニメ

原作:ゲーム/ギャグ・パロディ/全12話/アニメーション制作:J.C.STAFF

2010年に放映された作品で、その萌え萌えしたキャラデザから敬遠していたが、いまさらになって先日に視聴しハマってしまった『ラブライブ』のキャストが数人出演していることがきっかけで視聴。ただの萌えアニメや声優アニメなんて思っていたらとんでもない。笑いどころ満載の突き抜けた超絶バカアニメでした。

観始めてすぐに思ったのは、萌え系というよりも作風が日朝などで放送されているプリキュアなど幼児向けアニメといった印象。(プリキュアはまともに観た事ないけれど)ただ、こちらの作品はギャグやパロディがとても豊富なので、そこはやっぱり大きいお友達向けというか、パロディの元ネタを知っていれば知っているほど楽しめる側面もあるので、アニメ上級者向けよりにはなっているかもしれません。

この作品は、物語がきちんとあることも間違いないのだけれど、これでもか! ってくらいにギャグやパロディが散りばめられているので、一度や二度観ただけでは到底拾い切れない気づけないネタが満載。視聴後に解説サイトをちら見したけれど、あまりにも多すぎてそっ閉じしてしまったほど。おそらく全てを把握し、しゃぶり尽くそうとしたら、結構な時間を必要とするでしょう。

ただ、あまりにもネタが多すぎるというだけで、初見の視聴だけでも十二分に楽しませてもらいました。全体に渡って幾度爆笑してしまったかとても数え切れないし、なかでも第4話は個人的に神回すぎてやばかった。怒涛の如く押し寄せてくるジブリ作品パロディ群は、言葉どおり笑い転げてしまい、涙で画面が見えなくなり一時停止したほど。おそらくパロディネタにおいて生涯でこれほど笑ったシーンは記憶にありまてん。とりわけ、{netabare}ナウシカで有名な「らんらんらららんらんらん♪」を絶妙な音程で歌う三森さん(シャロ)が、最高すぎることに加え、そこからの「ルールルルールルー♪」コンボに涙腺&腹筋崩壊w{/netabare}

登場するキャラクターもバラエティに富んでおり、メインキャラだけでなく悪役側やサブキャラも含めてすべてが愛すべきキャラだらけ。お気に入りはネロと小衣だったけれど、どのキャラも良キャラすぎてとても語りきれません。もちろん萌え系のキャラデザなので癒し効果も抜群だし、さして面白くないネタでさえも許せてしまう。基本的にほぼすべてのキャラが突き抜けたアホというのが何よりもこの作品の面白いところかもしれない。

漫画やアニメでのパロディネタを面白いと思うことが限りなく少ない私において、この作品はちょっと別格。こんなに面白いパロディもあるんだなあと考えを改めさせられました。萌え系すぎる作画だからと、これまで敬遠して観ていなかったことが大変に悔やまれるってやつで、笑いのツボがあえばアホみたいに楽しめる素敵な一作。シリーズは第4期まで続いているようなので、続編もゆっくりと堪能させてもらおうと思います。


▼キャスト
シャーロック・シェリンフォード:三森すずこ 
譲崎ネロ:徳井青空 
エルキュール・バートン:佐々木未来 
コーデリア・グラウカ:橘田いずみ
アルセーヌ(アンリエット):明坂聡美
トゥエンティ(二十里海):岸尾だいすけ
ストーンリバー(石流漱石):寺島拓篤
ラット(根津次郎):下野紘
明智小衣:南條愛乃
長谷川平乃:新谷良子
遠山咲:田村ゆかり
銭形次子:沢城みゆき

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

オマージュに限りなく近いなにか

-物語----------------------------------------
優等生が超能力が使えなくなり、能力を取り戻すという密度が濃いがプロローグを上手く纏めてる
2話目以降では常軌を逸した作品であることを匂わしており、特に作品が面白いと感じたのは4話と8話
物語がいいとかの次元ではなく、脚本(ネタの使い方)が面白い作品
スタッフの遊び心でコマ毎にネタを散りばめらたりとすべてにおいて凝っている作品だと思いました
-ニコ動との関係----------------------------------------
元がニコニコ動画で主役声優のオーディションをしたり、
無料放送や宣伝を行ったりしているため、ニコ動の色が濃く出た作品
提供がドワンゴなので分からなくもないですね。

内容の半分以上は版権ネタなので評価はこんな感じで分かれそうな気がします。
①ニコ動を利用しておりかつ、重度のニコ厨である。
実際ニコ動をよく使っているとよく聴くパロディネタが多く。大体がニコ動にあるためを共有できる
エンドカードなんか見るとニコ動でよく見かける人が多いのも頷ける

特にこの作品でツボに入った4話ですね。軽く引用すると…
「天空○城ラピュタ」「風の谷○ナウシカ」
「あらいぐまラ○カル」「フラ○ダースの犬」「ルパ○3世 カリオストロの城」

宮○駿に喧嘩を売りたいのか、それとも顰蹙を買いたいのかどっちやねん!と突っ込んでしまった。
実況向けアニメに近く、「おいおい」と突っ込みを入れたい場面がいくつもありました。

②ニコ動を利用していない、パロディネタを知らないなど
殆どがパロディであるため知らない作品のネタを出されても理解できないのも事実
ここら辺がパロディ系ギャグアニメの問題でもあり限界。個人的には大好きなんですけどね。
いい意味で「ターゲットを絞った作品」悪い意味で「評価されずらい作品」

-まとめ----------------------------------------
かなり「コアなアニメファン向け作品」でもあり、上級者向けアニメのタグは納得。
完全にパロディギャグアニメなので好みの問題もあるし、まず知ってるかどうか。
最近あった「生徒会の一存」なんかは角川ネタが多い作品でしたが、こちらは手広く使ってる感じ。
思わぬところで知っているネタがあるとついつい止めて、まとめサイトを探し出す。
4話がこのアニメの根本でもあり、4話の受け方しだいで評価は変わるでしょう。
よく訓練されたオタクならば容易に楽しめる作品


下に個人的に笑ったパロネタを記載有。










-個人的に好きなネタ----------------------------------------
4話 ラ○♪ラ○ララ♪ラ○ラ○ラ○♪
「風の谷○ナウシカ」のクライマックスシーン。
4話 「バ○ス!」
ラピュタ崩壊呪文 どうみても完全に一致です。本当に(ry
4話 「アイリーンちゃんは大切なものを盗んでいきました」「それはわたしたちのこころ…さんです」
絶対このセリフ入れたいがために、キャラ設定入れたんじゃね…
8話 棚にある「老山龍の紅玉」「毒怪鳥の頭」「古龍種の剛翼」
CAPCOMのゲーム「モンスターハンターF」シリーズに登場する素材。
8話 トイズ忍法火の鳥
ガッチャマ○の必殺技「科学忍法火の鳥」
10話 CM明けアイキャッチ
どう見ても、ギャラクシーエ○ジェルです
10話 赤い海と巨大なアルセーヌ
「劇場版エヴァンゲリオン Air/まごころを君に」の最終話にあたる「まごころを君に」のラストシーン

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

≪酷評気味≫ ドタバタ喜劇……ですよぉ。

結論から言うと個人的には好きになれなかった。。


物語について、
「トイズ」というのが物語全体を通してのキーワードで、
端的に言えば「魔法」や「特殊能力」といったイメージです。
以前は優秀な探偵だったメインキャラ4人「ミルキィホームズ」が
とある経緯でトイズを使えなくなってしまい、探偵としてもダメダメに…
3か月の猶予期間中にトイズを復活させることができなければ退学処分、
という状況に追い込まれたミルキィホームズたちが悪戦苦闘します。

探偵もののイメージとはかけ離れているし、
音楽にもほぼ関係ありません。

第一印象として、
回想シーンが多く、テンポを損ねてしまっている感じがしました。
…そうかと思えば、
あるキャラが台詞を発している最中に他のキャラも喋り出して、
お約束のドタバタ展開に。
「間の取り方」が終始メチャクチャです。
好意的に捉えれば変化を持たせて退屈させない演出とも言える
のかもしれませんが、私としては好みではありません。

物語は1話完結ではないけれど、続け方に脈絡が無さすぎる。
時系列的には順番通りになっています。


音楽について、
OPはこの作品にまぁまぁ合ってると思えました。
EDのほうは映像面で動きが無さすぎ、
曲調もこの作品に合ってるか、正直言って微妙です。

OP曲:正解はひとつ!じゃない!!
ED曲:本能のDOUBT


ドタバタがお好きな方にはオススメできるかもしれません。
近年の芸人にありがちな「マシンガントーク」系と似ている印象です。

私は肝心の笑い所でツボから外れてしまっていました。
「マシンガントーク」が発動してる時は(当然)みんな早口になって、
何を喋っているのかも非常に聞き取りづらい。
面白い事を言ってるとしても、聞き取れなくては意味が無い。。


…と、ここまでマイナス点だらけでしたが、すべてが悪いわけではありません。
キャラの表情が豊かで顔のバリエーションが豊富。
敵サイドのキャラたちも含めて馬鹿さ加減が良い味を出しています。
ドジっ子、露出狂、料理人で剣術遣い…等々、
個性的なキャラがある程度揃っていたと思います。

でも残念ながら、視聴時間に見合う分だけ楽しめたとは思えません;


最終12話の後半だけ
{netabare}真剣(?)バトルがあり、このバトルの衝撃でトイズが消えてしまって
再びトイズを取り戻すべく退学期限は春まで延期{/netabare}
というかたちで2期に繋いでいるようです。
2期は「よほど暇だったら観てみようかなぁ…?」程度です。


物語重視とは言い難い作品のはずなのに、視聴にかなり疲れました;
キャラも覚えにくく、最後まで顔と名前が一致しなかった。
まぁ、合わなかったということで…(-_-;A



以下は観終わった方だけご覧ください。

{netabare}能力を失って粗末な部屋に閉じ込められて、そこから脱出するために
頑張っていくお話だとは知らなかった。
2、3話観た時点で、
みんなが能力を駆使してバトルを何回も繰り広げていく展開をする
期待を持たされてしまっていたので、
後半になる程みじめな思いばかりしながら頑張っていく4人の姿、
応援したくなるというよりも何だか気の毒な感じがしてしまいました。
「ネタ」にしてもあんまりです。残念。。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

66.7 6 警察で探偵なアニメランキング6位
心霊探偵 八雲(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (559)
3307人が棚に入れました
生まれながらの“赤い瞳“で死者の魂を見ることのできる大学生斉藤八雲が、大学の友人小沢晴香や「未解決特殊事件捜査室」の後藤刑事らのもちこむ怪事件をその能力で解決する。

声優・キャラクター
小野大輔、藤村歩、東地宏樹、川島得愛、関俊彦、納谷六朗、高瀬右光、柚木涼香、豊口めぐみ
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

宿命に打ち勝とうとする強さとは

神永学の小説シリーズが原作の、全13話からなるTVアニメ作品。

タイトルに「心霊」とあってもそれほど恐怖をあおるものではなく、
「探偵」とあっても、一般的なイメージの探偵とは違い、、
ただ、片方の赤い瞳で死者の魂を見ることができ、
霊の心情を理解することができるという大学生が主人公。

ある事件の解決以来、彼に付きまとう大学の同級生 晴香や、
彼の能力をあてに難事件を解決をしている刑事、
彼を引き取って息子のように接している叔父の僧侶など中心に、
大抵は1話完結の事件を解決しながら、八雲の生い立ち、両親失踪の謎、
晴香との因縁など、さらにもっと奥深い内容に迫っていく・・というお話。

ハッキリ言って6話までの前半は、さまざまな事件解決をしながら、
周囲の人間との心の距離を縮めていくだけの内容なのだが、
誰にも心を開かなかった八雲が、この前半で徐々に変化していく事実は
最終話までの後半の急展開にすごく必要で。

それと、死者の魂が事件に関わっている者だとしても、
むやみに祓うのではなく、いや・・むしろ八雲は、
霊祓いを金儲けにする霊媒師などを否定しているので、
魂が訴えていることを理解した上で去ってもらう手法を取る
ってところが、なかなか好感持てた。
{netabare}
中盤・・・八雲となぜ名づけられたか、
両目が赤い男が誰なのか、八雲の生い立ちやこれまでのことも含め、
僧侶であり、誰よりも彼の理解者であった彼の叔父によって語られる。
{/netabare}
さまざまな児童虐待をはじめとして、家族、親子、
人の悪意と愛情やエゴイズムというものを
現実と非現実を交錯させながら展開していくので、暗く重い内容だが、
八雲を執拗に追い込んでいく両目とも赤い男の存在と真相が、
大きな鍵となって物語全体を包んでいた。

こういう物語は、好き嫌いがかなりハッキリしそうだけれど、
自分は後半で複雑な思いを抱きながらも、
最後まで観ないと気が済まなかった。

{netabare}最終的にはホッとできるものの、謎を残す終わり方に {/netabare}
2期があるかどうか・・わからないが、
この作品はミステリーホラーやサスペンスタッチで描かれながらも、
本筋としては八雲の心の変化、もっと言ってしまえば
「憎悪」との向き合い方に一番意味があったと思う。

個人的には、八雲の姉を名乗り、両目の赤い男といつも同行している女性、
七瀬美雪の半生と悪魔主義的な異常愛と心情のほうに、
すごく興味がわいたので、
彼女を主人公にした物語を別に作って欲しいくらいだった。


声の出演は・・・

斉藤八雲 - 小野大輔
小沢晴香 - 藤村歩
後藤和利 - 東地宏樹
石井雄太郎 - 川島得愛
斉藤一心 - 関俊彦
斉藤奈緒 - 小清水亜美
畠秀吉 - 納谷六朗
両目の赤い男 - 高瀬右光
七瀬美雪 - 柚木涼香
土方真琴 - 豊口めぐみ
宮川恵理子(原作では宮川英也) - 皆川純子

なお、OP「Key」という曲が、かなり気に入っていて、
最初聴いたとき、デヴィッド・シルヴィアンかと思うような曲調と声に
おぉ~~っと身を乗り出したのだけれど、小野大輔さんでした^^;

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

テーマは好きだけどちょっと地味だったかな

原作未読。予備知識なしの初鑑賞。

八雲くんが霊とお話して
起きている問題をどうにかしていくストーリー。

霊媒師ではなく探偵さんなので
無理やり除霊する系のバチバチしたバトル展開はなく、
頭脳を使って淡々と解決し時の流れもゆっくりです。

{netabare}八雲くんが霊を悪と決めつけず
意思の疎通をとって何とかしようとする
その設定は好きだな〜と思いながら観てたのですが、
両目の赤い男(父親)が絡み始めたくらいから
あまりワクワクしなくなった気がします。

晴香ちゃんが自身の周りの人のトラブルを持ってきて
+‪αで後藤刑事が絡んでる程度の頃が1番楽しかった!

両目の赤い男の真相に迫っていく後半は
これぞ探偵と警察の出番という展開でしたが、
結局この両目の赤い男の正体が
そんなに黒幕という程の大物ではなくてガッカリw

一心さんが戻ってこなかったのも悲しかったな、、
亡くなった一心さんの棺を運ぶ時に
「軽いな」と呟かれたシーンが印象に残ってます。

脳死だった一心さんのドナーカードに
臓器の提供を希望されていた為、
もうほとんどの臓器が残っていない状態の
一心さんの身体は軽いんですよね。

こんなにいい人が最後に殺されて終わるのが嫌だ!
(私のただのわがままw)

だけど残された奈緒ちゃんが
後藤刑事に引き取られるのは良かったのかな。

作品で過去に後藤夫婦が不妊治療をしていたんだな
と分かるシーンがチラッと描かれていて
どうやら今も子供はいないようなので、
奈緒ちゃんは存分に可愛がられることでしょう。

ずっと人を寄せつけないように
1人でツンツンしていた八雲くんが
最後には晴香ちゃんに心を開いている様子で、
人に「ありがとう」と思えるくらいには
ちょっとのデレが出始めていて安心しました(*ˊᵕˋ*){/netabare}

キャラクター達の関係性や人柄は好きでした。
しかしその他の設定やビジュアルが地味に見えました。

キャラクターだけでなくストーリーの方も
最終的な部分はパンチが弱くてこちらも地味かと、、
一つ一つの展開は面白いのでもったいないですね。

ただ13年前の作品と考えると
当時出ていたアニメの中では埋もれることなく
普通に満足できた作品なのではないかと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

あれ、これ八雲のレビューだよね・・・?なんか後半が・・・あれ?w

え〜っと確か、霊感のある主人公が色々問題を解決していく物語だったような・・・。
正直あんまり覚えてません←おい
いや、覚えてないならレビューなんて書くなよ!って話なんですけど、もう一度見直す程デキの良い作品でないことは確かなので、この際良いか!という判断をしました・・・汗

ではあまり覚えていない物語の評価をこれから書かして頂きますw

まず物語。化け物が登場する点、夏目友人帳に似ているのかと聞かれると、そうではありませんでした。
この作品は怪異というより本物の幽霊を描いていました。では怪異と幽霊の違いはなんなのか?と聞かれると明確な答えは出せないものの、複数の相違点は出てきます。
そもそも決定的に違うのが描き方ですよね。ゲゲゲの鬼太郎なんかでも分かるように怪異というのは化け物や物に悪意が乗り移った感じがあります。
幽霊というのはどちらかと言うと人の魂が現世に残った形のよう。証拠にアニメで描かれる幽霊って皆人の姿してますもんね。

逆に、人からその存在が認識できないのがお互いの共通点。その二つの存在はもう一つの「恐怖」という概念で深く繋がっています。
夏目はその根本を逆手に取って、物語を暖かく、そして幸せ色にしているのに対して、今作品は捻るどころか直球で「恐怖」を強調しています(多分)。
そしてもはやスパイスというより必然と言った方が良いかもしれませんが、今作品に加えたもう一つの要素が「憎悪」です。それほどに憎悪と恐怖は関連性が深いトピックですが、それだけに見てる側は特別な興味が出てきませんでした。

そういう意味で夏目(憎悪や恐怖を上手く利用)やanother(明らかな恐怖が存在するのも関わらず、明確な憎悪を象徴する対象がない)は人気がでるのでしょう。
なんか、違う作品のレビューになってきましたが、他の作品と比べて評価するのは重要なこと!←無理からw

ということで上の5段階評価を見ても分かるように特別秀でたところも無く、この作品見るんならそれこそ夏目やanotherを見て貰いたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

63.9 7 警察で探偵なアニメランキング7位
Re:␣ハマトラ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (487)
3185人が棚に入れました
多くの謎と衝撃に包まれた前シリーズの最終回。
横浜の街が大混乱に陥ったあの事件から三か月が経ち、カフェ・ノーウェアの面々にも日常に戻っていた。そんな中、ムラサキは、はじめとコンビを組み、再び探偵を始めていた。
まさかの再登場を遂げたと思えば、旧友のナイスに銃口を向けたアートの真意とは…!?アートとハマトラの関係は、どうなっていくのか…!?
アニメーション制作スタジオにLercheを迎え、ロゴも新たに生まれ変わった「Re:␣ ハマトラ」。
前シリーズで、悩みや葛藤を抱えたキャラクターたちが辿り着く応えリプライ、そして闇に包まれた謎が、遂に明らかになる!
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

B級ご当地異能サスペンス

能力者(ミニマムホルダー)のコンビ探偵、ナイスとムラサキの活躍を追う
異能アクションその2期。


1期はミステリー好きの血が騒ぎ乗り気で観たが
内容作画等どれも落第点でガックリさせられた作品。
せめて散らかった謎が回収されることを望み観る事にする。

楽な気持ちで1話目を観たが滑り出しとしてはまずまず。
作画も少しはマシになっていて横浜の街の再現力はスゴかった。
ただし続くかが問題。
事件としてはまずは顔合わせという感じで仲良くみんなで解決。
ナイス復活もまぁお約束。
コミカルな要素も健在でテンポも良く事件と上手く組み合わさり楽しめた。
1期のグダグダっぷりから考えると成長した気はするがまだ信用はしていない。
次回以降も楽しめればいいのだが…。

【人物メモ】
<ナイス>探偵:ヘッドフォン付けて音速移動
<ムラサキ>探偵:メガネを外すと怪力
<バースディ>便利屋:蓄電すると強力放電
<レシオ>医者:眼帯外すとアナライズ&強化籠手
<はじめ>??:食べ物のことで頭一杯 アメ食べて風(衝撃波)使い
<アート>警視:ハマトラ理解者で事件解決に利用もする存在
<コネコ>仲介屋:メガネ&しっぽの仲介屋さん
<マオ>情報屋:中華街の情報屋さん
<ハニー>ボディガード:トラペロ(チョコ)食べて解析、10分後予知
<スリー>ボディガード:本を読んで獣人化
…あと、しまじろうみたいな奴が出てくるけど謎。

※2話感想{netabare}
ナイスの生還の謎は明かされましたが
アートならあの状況でナイスが死んでない事判りそうですけどね。
手応えも怪しかっただろうし、葬式の意味あったのかな?

モラルがミニマムの力を与える平等を目指したのに対し
アートはミニマムの力を奪う平等を目指しているのでしょうか?
ミニマムホルダーと人間の丁度中間の立場から導き出した結論なのだろうけど
今いるホルダーだけでなく、これから生まれるホルダーに対しても
こうやって自分勝手な正義を押しつけて行くつもりなのでしょうか?
不死だから背負うって事なの?
今まで上手くミニマムホルダーとも人間とも折り合いをつけてきた彼が何故?
アートが変わってしまかに見えますが死の淵で何かあったのか、
それと1期7話のアートに似たもう一人の存在(たぶん弟)もどうなってるのか
色々と気になってきます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
殺人超音波男以来となる、また訳の分からない殺人ミニマムホルダー佐村ゴウっち登場。
せめて「絵を見た人の精神コントロール」にしておかないと酷すぎる。
時々こういうの登場させて下劣な悪を演出するのが好きなようですが
無理矢理が過ぎると観ていて冷めます。

そして2期からナイスのミニマムに5m制限も追加されました。
前期まで遠慮なく動き回っていたのに…後付けじゃないか!
こういうの観るとちゃんとシナリオ練って作られたのかが疑問になります。
ハニーの幼児化も予知封じの強引な都合合わせになりそうな気が…。

前から気になっていたアートの弟もチラッと登場。
幼児化したハニー、盲目になった佐村、そして最恐とも関連して来そうです。(願望)
うまく絡んでミステリーとして楽しませて欲しいですね。
【予想】{netabare}1期で出た「脳標本」が最恐であり彼(アート弟)な気もするんですが
脳として生きていて暗示のミニマムでも掛けてるのかな?
発動条件はミニマム使用か流れる数値や景色を見せる事?
ハニーに憑いてる可能性もあるのかな?

アートは彼を再生させたいのかも。
{/netabare}{/netabare}

※4話感想{netabare}
ハニーの父ちゃんが外道過ぎる。
未来視の可能性なんて幾らでもあるのに
暗殺がベストでしかも娘にやらせるとは頭がイカレてる。
…こんな奴あり得ないだろ。もうハニーとの確執どころじゃないよ。

それとフリーマムの造型ミニマムホルダー。容姿もツッコミたいけどそれよりも
「死の恐怖に歪んだ顔を見る」のが発動条件とか言って…
拷問するでもなし、あの方法じゃ不確定要素満載で表情見られないと思うんですがね。
千里眼のミニマムホルダーがいて見られるって事におけばいいものを。
理不尽さが目に余る無茶な設定&ストーリーに成って来たかも…。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
アートのやりたい事にはゴチャゴチャと条件があるらしいし、
みんなの能力不調や三年前の事故とも絡んで混沌としてきました。
ガスケを死に追いやってまで成すべき事って何だろうか。

「フリーマム」って自由に生きたいミニマムホルダー集団って自称しているけど
殺人や暴力ばかりでまるでギャング。
志を感じないので好きになれない。チユリは何処に惹かれたのかな?
この作品、本当にサブキャラの魅力の描き方が稚拙で嫌になる。
もうチョイどうにかならないものか。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
ムラサキの葛藤…そして死!?

どうも、キャラを死なせれば話が面白くなると思っている節があるが
それなりの理由と描写がないと引き込まれないよ!?
再生のミニマム見せつけられてるのでどう転ぶか判らないけど、
安っぽさが増してきた気がする。
ミニマム能力の衰えもちゃんと理由があるのか疑わしくなってきたしチョット不安かも。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ムラサキが死なずに済んで良かった訳だけど、
このタイミングで思い切りギャグ回にして緊張感ぶった切って良かったのかな?
見てるコッチが戸惑っちゃったけど大丈夫?狙いがあるなら良いんだけどさ。
ムラサキの発射ネタは、AB!の日向の持ちネタじゃないのかな!? コッチも大丈夫?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
8話という折り返し地点で散らばった欠片の回収が始まり概要が見えてきました。

ハジメちゃんはミニマム能力を奪うミニマムの保持者でみんなの能力劣化の原因。
1期の攻撃エフェクトで衝撃波使いだと思わされていたのでまんまと騙されました。
納得する所もあるけど、幼児化や異常行動については曖昧なのでもう少し知りたい所。
子供の頃の暴走でナイスの能力が減退してないのは何故かというのも気になります。
それにしてもファクルターズおっかねぇおっかねぇ。

そして黒幕・最恐の正体は1期で登場のお花屋さんハッカー。
まさかのマイナーキャラだし、アートの弟を気にしたりしていたので
これも予想外でした。
想像以上に「お金」と「権力」持っている御仁。
権力についてはツッコミたい気持ちもあるけど今後明かされるかも知れないなので
静観しておきます。

原因が自分だと悟ったハジメちゃんの今後の言動が気になりますし
アートの望みがまだ判明しておらず、更に弟との絡みもありそうですし
まだまだ底の深いストーリーになって来る…といいな。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ハジメちゃん悩んでるなと思いつつも笑顔が戻って一安心!
…と思ったのも束の間、何処かへ…。
上げては落とすこの作品のパターンなんだけど、やはり心配です。

アートの方は大層な演説してたけど、フリーマムが悪すぎなので響かない。
この作品の悪の描き方が丁寧なら色々思うところはあるんだけど終始チープだからな…。
{/netabare}

※10~12話感想{netabare}
終盤にガッツリ&ギッシリとピースをはめ込み辻褄がシッカリ組み合わさりました。
強引だしツッコミたい所もあるけど、
一応持ち直してちょっとは観られるレベルになってくれた印象。
(どうにか畳めたとは思うけど褒めてるわけでない)

説明足りてないけどどうやらあの時、
ナイスの心臓にアート弟の心臓をモラルが移植して文字通り救ってたわけね。
んでここに来て発動してハジメちゃんのミニマムを再度相殺してめでたしエンドへ。

しかしアートは頭良いように見えてアホな大事件を起こしてしまったよね。
辛いのは判るけど虚無の世界が正しいと言う結論にしてしまうなんて…。
んで、何故か命は取り留めて元の生活を取り戻すみたいな終わりなのだけど
この罪償いきれないような…ガスケさんやら亡くなってるし。
あわよくば続くのかな?
{/netabare}

【総評】
普通に観たら1期で断念していたかも知れないが
ミステリーやサスペンスが好きで地元横浜のアニメという事でどうにか完走しました。
実りがあったかと言えば微妙ですが、
1期の作画のひどさやストーリーのグダグダさから考えると大分成長の跡は見られます。
まぁそれでも敵味方共にキャラが薄っぺらくチープさは拭えなかったですが…。
話としては強引だし付け足した設定とかもあり、言いたい事も少なからずありますが
一応畳んでケリを付けているので作品として形にはなっています。
せめてもう少し主人公達の魅力が伝わってくれば感情移入できて及第点を
あげられたかも知れないのですが、あと一歩と言う評価です。

サスペンス好きなら観られない事もないですが1期ヒドいし引きつけるモノも
薄いので途中でダレちゃうかも。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

2期のキャッチコピーは「小さな奇跡(ミニマム)なんかいらない。」

この作品は、ハマトラの2期に相当する作品です。1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

まさかまさかの超展開で終わりを迎えた1期・・・「TO BE CONTINUED」の文字に気持ちが救われ2期の放送を心待ちにしていました^^

そして2期の放送が始まったのですが・・・正直冒頭からビックリでした^^;
あの1期の終わり方・・・展開としては分からなくはありませんが・・・
でも、これって牛肉の入っていない牛丼・・・メーテルのいないスリーナインみたいじゃんよ^^;
と思いましたけれど・・・結果的にはホッとできて一安心でした^^

そんな2期ですが、今回は1期で言葉数が極端に少なく食べてばかりだったはじめちゃんが大活躍してくれます^^
そして、ミニマムという能力に対しても深掘りされているので、はじめちゃんファンや異能系の作品が好きな方には楽しめる内容になっていると思います。

「ミニマムを持つ者と持たない者」
「ミニマムホルダー同士の能力差」
1期はこのような視点が争いの火種になって物語が進んでいきましたが、2期を視聴するとミニマムという能力に対する認識がだいぶ変わりました・・・

ミニマムは人智を超えた先天性の能力・・・この能力を持つ者は専門機関で養成され、社会的に重要なポストに就いてその能力を発揮する・・・
所謂ミニマムホルダーは「優等生」でミニマムホルダー以外は「劣等生」的な差別はあるのだと思いますが、このミニマムの能力も決して万能ではなく限界は存在するんですよね・・・^^;
これまでミニマムに頼って生きてきた人はその壁に直面した時・・・どうなるのでしょう^^;?
詳しくは本編でご確認下さい^^

一方、今期大活躍だったはじめちゃん・・・1期では無表情な一面ばかりでしたが、2期でははじめちゃんの喜怒哀楽の表情をしっかりと堪能することができます^^
個人的には9話のBパート・・・月灯りのワンシーンではじめちゃんが見せる笑顔が大好きでした(//∇//)

1クール12話の作品でしたが・・・物語は1クールの中でしっかり纏まっていたと思います^^
振り返ってみると、様々な表情を見せてくれたはじめちゃんが一番印象に残りました(//∇//)
漫画の連載はまだ続いているようです・・・でも2014年7月時点で既刊2巻で月一連載のようなので、ストックが貯まるのはまだ時間が掛かりそうですね^^;

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27
ネタバレ

双葉。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

2期なのが勿体無い!あとはじめちゃん可愛いよはじめちゃん!

1期は正直あまり楽しめなかった本作。
でも、終わり方が「ええええええええええ!!!」という感じだったので
とりあえず2期も観てみようかなと思い、視聴決定いたしました。
そしたらですね....何ですかこれは!
1期に比べてクオリティーが格段と上がっていて、予想以上に面白かった!

【物語の感想】
途中で断念した方はもう一度観ることをお勧めします!
終盤からラストにかけてが一番面白いです。
今まで分からなかったことも全て分かったし、
感動もあり笑いもありで、すっきりまとまっていたと思います!
{netabare}そして9話のはじめちゃんがとてつもなく可愛い。
かぐや姫とかもう本当に><///{/netabare}
あとは演出が上手くなった!!
演出が変わるだけでもこんなに面白いんだな、とビックリです。

【声優】
人気声優が勢ぞろい♪
メインキャラは皆さん本当に演技が上手かったです!
特に神谷さんは「アート」という同じキャラを演じつつも、
違う面を沢山見せていらしたので素晴らしかった(´∀`*)

(敬称略)
ナイス:逢坂良太
ムラサキ:羽多野渉
アート:神谷浩史
はじめ:加藤英美里
バースデイ:福山潤
レシオ:中村悠一
ハニー:喜多村英梨
セオ:岡本信彦

【キャラ】
皆さんもう既にお分かりかと思いますが...
はじめちゃんLOVEです。愛してます。
1期では全然しゃべらなかったので、
こんなに可愛い子だとは思ってもいませんでしたw
はじめちゃんパワーで評価は5☆
男子陣は、性格で言えばバースデイとかセオが好きです!

フリーマムの人達の見た目はどうにかならなかったかな...
印象付けるのには良いんですけど、もう少し普通でも良かったです。

【作画】
1期ではナイス達がミニマムを使うときに目がチカチカしてしまったんですが、
それが無くなって見やすかったです。
血も多くなったので苦手な方は注意!

【全体を通して】
なんとなく全部ベタ褒めになってしまいましたw
それくらい1期がよく分からなかったのであって、
良作という訳でもなかったんです(-∀-;)
私的には楽しめたんですけども!
1期はあらすじを読んで、2期から観るのでも良いと思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

60.8 8 警察で探偵なアニメランキング8位
ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (607)
2804人が棚に入れました
2018年、東京
人間と魔術使いが共存する世界。
社会秩序を守るのは警察。
魔術使いの被告を弁護するのは、弁魔士。

これは、最年少弁魔士・須藤セシルと、彼女を取り巻く仲間達の物語である。

声優・キャラクター
田辺留依、真堂圭、東地宏樹、竹達彩奈、荒川美穂、大久保瑠美、恒松あゆみ、高木渉、諏訪部順一、井上麻里奈、若本規夫
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

護られ続けたたセシル

弁魔士セシルが法と魔法で依頼人を救うお話。

繊細な作画と抜群の掴みで普通なら飛び付くのですが、
前期ガリレイドンナが納得行かない萎み方で裏切られましたので懐疑的になっています。
風呂敷広げるのが上手くても畳むの下手では何にもなりませんからね…。

1クールものだとしたら一話目から欲張り過ぎな気がします。
まず登場人物が多過ぎます。弁護士事務所四人位で良いんじゃないでしょうか?
キャラ持て余すこと必至。
あと解決法が「銃」「法」「魔法」と分散していて
広く浅いシナリオ展開になりそうな予感がします。
特に弁護士ものですから「弁」の部分に魂が籠もっていなければ
素晴らしい魔法やアクションがあってもにチープに感じる作品になってしまいます。
この監督さんと声優さんが私が期待する以上の
「弁」を持って来れるかが評価の鍵になりそうです。
この作品では良い意味で裏切って欲しいものです。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※2話感想{netabare}
まずまず期待を裏切らず頑張った2話だと思うけど、ちょっと強引過ぎる気もします。
この監督さん、自分が描きたい作画に合わせてストーリー作ってないですかね。

ここで描かれる魔法使い(ウド)と一般人が共存する世界観が危う過ぎます。
冷静に判断したらこのケース無罪は当然でしょう。危うく死刑って…。
有罪だったとしても検察の死刑求刑は行き過ぎだと思うのですが。
それに事件全容も見えてないし犯人グループも捕まっていない事件で
公判~刑執行が早計過ぎます。
犯人も何バカ正直に召喚されて喋っちゃてるのでしょうか?
あれだけ恨んでたら相手が不利(死刑)になる事を喋っても良い気がするんですがね。

あと上司の弁魔士の「新人の初陣だから勝たせてあげたい」ってノリで
助け船出したのもちょっと軽い気がします。
依頼人の状況を考えたら負けたけど残念では済まないんですけど…。

派手なアクションも良いですけど
心理描写がどうも下手というかズレているというか…もうちょっと頑張って欲しいです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
前回この危うい世界観に一言物申しましたが、思っていた以上に
魔法使い(ウド)にとっては偏見もあり世知辛い世の中に成っている様です。
人権も軽んじられ不公平な裁判に重い求刑がまかり通る世界観や設定の様です。
ここで引っかかると楽しめそうもないのでこの辺りは飲んで上げる事にします。

今回の裁判に関しては情状があってもあれだけ暴れちゃうと銃殺もやむなしでしょうね…。
「復讐とは虚しいもの」と言う事を序盤で意図的に見せて置いたではないでしょうか。

そして、どうやらセシルは魔導書365の予言とやらに深く関わっている様子。
予言が何なのか謎ですが物語全体に関わってきそうで
ヘッドハントの背景なんかもこの点が関わっていそうです。
ハチミツさんが目指す正義の行方も気になりますし少し楽しめる要素が増してきました。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
どう見ても怪しい弟、当てにならない精神鑑定、単独行動が過ぎるセシル、
ウドの人権を守ると言いつつ仕事を選ぶ事務所
「勝ち目のない裁判はしない主義」とか言い出す始末。
(1話では音尾の弁護を引き受け「損得でこの仕事やってない」と言っていたのに…)他
今回もツッコミ所が多かったです。
物語全体としては伏線が撒かれ風呂敷が広がり面白くなってきましたが
設定が統一されて居らず綻びがちらついてますし畳む方の信頼性が低いので心配です…
ほんと頑張って欲しい。
【予想】{netabare}
どうもセシルを泳がせ育てている組織があるようです。
刑事の静夢はこの組織の者で実はウドっぽいです。
バタフライではもよがセシルを監視するスパイで
記憶系の術か何かで紛れ込んでいるいっぽいです。
組織の目的は多分セシルを教祖・象徴としたウドによる人間支配。
一般人>ウドの立場をウド>一般人に転覆させたいのだと思います。
方法は…セシルの力を暴走させて金属だけでなく文明ごと消し去るとかかな?
うーん、強引か。まだ予想しきれないです。母の事件とも絡んでくるはずですし…。
もう少し観進めたらまた予想したいと思います。
{/netabare}{/netabare}

※5話感想{netabare}
おいおい…。何だいこの違和感だらけの事件。

<クジラ>
店長にマナー違反を咎められ殴られ怒るが同僚に止められ一旦矛を収める。
だが後々腹が収まらずレストランで食事後
単身ボーリング場に乗り込み魔術で裸踊りをさせ大笑いして再度レストランに戻る。
ボーリング場を出た直後に店長が殺害される。
<店長>
マナーの悪い客とトラブルになり殴りつける。
踊らされた後、我に返りクジラを追いかけるが殺害される。
<犯人>
ボーリング場のトイレでナイフを使いメッタ刺しにして店長を殺害。

これで起訴した訳で
何処もかしこもオカシイのですけど根本的に事件として成立してないです。
何で外に出たクジラを追った店長が場内のトイレで殺されてるの?
せめてボーリング場とレストランの間の裏路地とか公衆便所にしないとダメでしょ。
それに注目され人を集めたであろう裸踊りの直後、
誰にも目撃されず返り血を浴びる様な殺害方法での犯行にも大きな矛盾があります。
もっと普通にトラブル発生の数日後に惨殺されて
疑われる形で良かったんじゃないのかと思いますけど。

さらに細かく言うと
客に手(っか肘って!)を挙げる店長、時が経ちメシ食っても落ち着かないクジラ、
乗り込むクジラを止めない鮫岡、凶器を捨てるタイミングが悪く動機まで口走る犯人、
仮病でごまかせる裁判、実は二人は強盗犯だった。等々
まだまだ無数にツッコミ所が存在するむちゃくちゃさでした。

相変わらずキャラがどういう心理でどう行動するはずだとか考えない作品ですね。
キャラの設定や思考をキッチリ作り込んで命を与えていれば作品の中で自然に動き発言するので
作り手はそれを感じ取り導くことで物語を紡いだり感情移入させられる筈なのですが、
この作品の作り手は全くそれが出来ていないように思います。
この作品で生まれてしまったキャラが気の毒にすら感じています。

もう既に破綻していて半分バカにしつつ観ている気もしていますが
最後までやんや言いながら観るつもりです。

一応もう少し【予想】{netabare}
今回再登場の最高裁長官麻楠が多分セシルの本当の父親。
雰囲気が似ているので静夢と麻楠は兄弟かも。
セシルの母の事件と絡めてこの世界を恨む立ち位置なのかなと推測しています。
あとセシルは25才過ぎた辺りから急に太り出すタイプ。…って本当にどうでも良いか。
{/netabare}{/netabare}

※6話感想{netabare}
緊張感のない人質事件(裏に目的あったみたいだけどセシル撃っちゃうし)、
コスプレノープラン突入(もうアホとしか)、
殺されても子供たちにスルーされる先生(哀れすぎ)、
静夢の苦しい射殺の言い訳(突入部隊で倒せぬ相手を秒殺)…
辺りが主なツッコミ所でした。(小さいのだと携帯を家に忘れんなよ!とかもあるけど)

ただ静夢に関してはこれでクインが内々に疑う展開になると思われるので
後々に繋がりそうです。
…これでクインが感付いていなければ本当にどうしようもないシナリオです。
静夢に続き、やはりもよの雲行きも怪しくなってきて物語が大きくうねり出しそうです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ボストン行ったついでにカナダに帰るってなかなかアグレシッシブとは思うけど
今までセシルの事を快く思っていなかった夏菜と腹を割って話す機会となりました。
秘密を一つ打ち明けセシルが弁魔士になる動機を聞いた夏菜の心の変化は
今後注目なのですがこの作品の心理描写に一抹の不安も…。

また夏菜の想い人、楓の父、セシルの父といった中年男性の陰は
どうも重なって物語に絡んで来そうで気になっています。

それとウドの裁判は一審制で即刑執行な筈なのに
なぜセシルの母は死刑囚として生きているのが疑問のままなので説明が欲しいです。
このままだと矛盾点として残ってしまいます。
(それとも私が誤解していて1話目冒頭の音尾も死刑囚として生きているのでしょうか?)

終盤の強盗犯との遭遇は最早お約束。
ボストンから遠く離れても逃れられません。
散弾で「掠っただけ大丈夫」って台詞はレアですね。
鮫岡さん達との出会いは偶然にしては出来すぎていますから何か裏がありそうです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
色々と考えていましたがセシルの父親はカナダで普通に暮らしてましたね。
旅行したりお気楽な写真家家業なら日本に行って一緒に住んでも良さそうなんだけど…。

楓は親を信じてるなら立派な弁魔士に成って
出所した時に暖かく迎えてあげればいいのに方向間違ってます…。
親子共々犯罪に走ってしまう血なのかな?余り同情出来ませんでした。
それにカナダで故意にヒッチハイクして知り合いになってから襲うってのも不自然。
偶然セシルの内情を知るか
知った上で正体を隠さず堂々と襲うシナリオに出来なかったものですかね。

(命令を受けたと思われる)ダイアナがバタフライの面々を襲う意義が不明です。
邪魔?何が?? セシルの覚醒にも繋がらないし、何かを知られて口封じでも無し。
寧ろセシルがこのまま弁魔士として過ごした方が覚醒に繋がります。
まだ動く時ではないでしょうに…もし倒しちゃってたら困ったんじゃない!?
もうアクションシーンねじ込みたかっただけとしか思えません。

ここに来てなお風呂敷が広がり物語として楽しくもありますが
緻密さに欠けているの所が見えて気になります。

余り材料無いけど、ここらで【予想】{netabare}
箇条書きで細かい理由は省きますが、
・セシルの父親、お気楽写真家に見えるけど麻楠や魔導書関連の事を探っていそう。
・シャークナイトはセシルを付けてますね。父親が護衛の依頼をしているのかも。
・六年前の事件、魔力を使ったのはセシルで母親は庇って死刑囚になっていそう。
・セシルの初恋相手は亡くなっていてもよの弟または本人。
{/netabare}{/netabare}

※9話感想{netabare}
判決後に即刑執行だと思っていたのは勘違いでした。(^_^;)
判決時の映像の派手さと一話目の犯人・音尾のリアクションに
引っかかっちゃいました…お恥ずかしい。
でも、この紛らわしい表現にも改めてツッコみたいですけどね。

物語の方は本格的に現在と六年前の事件が重なってきました。
麻楠の方はもうやる気満々で動き出しましたが
静夢には迷いが生まれている様です。
セシルの護石の渡し方は伏線になっていて
ルシフェルを選ぶのかミカエルを選ぶのかに注目という感じでしょうか。

そしてついに夏菜がデレましたね。
まだ素直になった訳ではないですけど良き理解者になってくれた様子。
7話感想で心理描写への不安を口にしましたが
これに関してはなかなか良かったかなと思います。
{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
麻楠&静夢がセシルを拉致しルシフェル召還を行うが既に現世に降臨していた為に失敗。
麻楠は捕まり静夢は死亡。

もよ=ルシフェルだったとは。正確には乗り移ってるのかな?
詳細は次回へ持ち越し。
しかし人間界で弁魔士やったりしてある意味、働く魔王様?
かなり戯れていた様ですね。(^_^;

この作品ロボットアクション必要なんですかね?
魔法バトルで十分な気がするので蛇足な感じがします。
今回のバトルは上空の冷気で瓦解してましたが
こんな決着ではロボットアクション好きな人でも満足するとは思えないのですけど…。
それなら魔法アクション増やしたり凝ったり、
シナリオ補完に尺使った方が有効なのでは?と思ってしまいます。
まぁ、描きたかったのでしょうから栓なき事かな。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
麻楠の弁魔士を引き受けたセシル。
罠とはいえ弁魔士と検事の役割があべこべになってしまっているし
この裁判長も何時も何時もスグに流され過ぎだしもう勝手で無茶苦茶な審理。
証拠の魔導書も何故か石に隠されていたりと(静夢も複数魔術使えてるのか?)
流石に無理がありすぎに感じてしまいました。
証拠のこと細かく言うと怪しい服装で儀式をしていた信者の生き残りとか死体とかその経歴とか
あれだけ大がかりにやってたら叩けば幾らでもありそうなんですけどね。

ラストで事件解決に役立たさせると思っていたクインも不発で何の為に生き返らせたか不明だし
六年前の事件も何があったのか断片的でちゃんと語られていないし
初恋の男の子が何だったのかとかもよの正体も不明etcで中途半端な終わりで不完全燃焼。
いつも皆に護られているセシルがお母さんを守りきる所まで描いて欲しかったのですけど残念です。
死刑確定してるんだからいつ執行されても知らないよ!
2期やるんでしょうかね?予定無さそうなんですけど…。
{/netabare}

【総評】
やはりストーリーが畳みきれなかった様です。
広げ方や引きつけ方は良いんですけど
綻びや矛盾を強引に押し切ってしまっているので大味でした。
裁判シーンも見応えのある質疑応答もなくストーリーを成立させる為に
強引な結論が用意されていただけの様に映りました。
設定自体もしっかり作り込んでいない感じでブレているキャラもチラホラ。(この辺りの詳細は4話感想他読んでいただければ…。)
作品を通してセシルの成長が観たかったのですが最後まで変わらず護られた存在。
お母さんを守りきる所まで描かないから締まりが悪く感じてしまいました。

自慢の作画は序盤だけなら満点でも良かったんですが徐々に質の低下が見られ最終話は
うーむ…っと首を傾げる場面も。
作画に関してはOPが一番の見所なのかも。これに関しては曲も素晴らしく何度でも観たくなります。

キャラはやはり1クールにしては多すぎた印象。
個人的にはクインがもう少し活躍すると思っていたんですが影が薄かったです。

一話目だけ観ると期待が高まりそうですがまさに竜頭蛇尾に感じた作品。
オススメできる内容ではなかったです。
2期があって色々回収&解決するのなら再評価しますけど…無いだろうな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 47

いおりょぎ  さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

みなさんごめんなさいm(_ _)m 悪い気配がしてきました--;(4話まで感想というか酷評)まだ好きな人は見ないで(> <)

まず、このレビューを見て視聴を決めて頂いた皆様にお詫びします。

あと、まだ楽しみにされたいる方がいたら見ないでください。

本当は全話視聴してから、再レビューしようと思っていたんですが、4話時点で梅津氏の悪い傾向が顕著に現れたので、いてもたってもいられず、途中再レビューします。

期待が高かったため、レビューも厳しくなっています。

悪い傾向は、以下大きく2点あります。

①キャラの心情やストーリーの背景描写が浅すぎて、物語が軽く見える。

②法律を題材にしているにも関わらず、無知すぎる脚本である。

4話時点で、明らかにこの2点がはっきりしました。
この後、どんな凄い展開や、結末があっても少なくとも「すごい」作品には成り得ないと判断しました。

まず、3話(⇒2話でした)での超展開の解決方法には、呆れたというか、悪い意味でビックリしました--;
こんなのありなら、弁魔士いらないじゃんって感じです…。


そして、4話で主人公の放った台詞が決定的でした。
この台詞は、本作の設定土台を揺るがす、大きな矛盾と感じました。
この台詞を言わせるなら、もっと事前のエピソードや、心情の描写があってしかるべきと思いました。
この時点で、ガリレイドンナで感じた違和感が戻って来て、1話での期待がみるみる萎んでしまいました…。

作画も1話の勢いは失われています。
2話までは、なんとかセーフかなと思ってましたが3話以降は、かなり崩れてきましたね。
「攻殻機動隊」と比較してしまって恥ずかしくなりました。
1話で全ての精魂を使い切ってしまったんですかね…。

もうこうなると、「ガリレイドンナ」の二の舞になることが濃厚であろうと思われます。
ガリドンにA1-Pcturesの責任は、全くなかったんでしょう。本当にごめんなさい。


後は愚痴になってしまいますが、梅津氏には監督・脚本をするには早かったか、才能が無いのかもしれません。

本作はもちろんガリレイドンナでも、法律に纏わる題材を扱っていますが、素人目で見ても法律に詳しいとは到底思えません。何故、法律を題材や素材にして原作を構想しているのか、理解に苦しみます。

また、お話を魅せるのが弩下手です--;
作画の力は持っているのに、何故面白く作ることができないんでしょうか…。2話以降、ワクワク感がどんどん萎んできました。こんなにワクワクさせないって、ある意味すごいです…。

梅津氏には、原点に帰って、アニメの面白さを伝える勉強をしてもらいたいです。

当初レビューで大風呂敷を拡げてしまった手前、責任があるので、最後まで視聴して、またレビューするつもりです。

期待させてしまった皆さん、本当にスミマセンでした(> <)

そして、せめて普通に楽しめる作品に落ち着いてくれることを祈ります!!


以下前回までのレビューです。


《おおおおお こ・・・、これはすごいかも!!(1話感想)(追記:期待する理由をガリレイドンナとの違いから)》


ガリレイドンナで心配されている方に期待の理由を追記します。

皆さんもレビューで心配されていますが、私も「ガリレイドンナ」で梅津泰臣監督を酷っています。
それでも期待する理由について、もう他の方がレビューされてるかもしれませんが、「ガリレイドンナ」との違いから本作のウィキペディア記事を参照に以下に簡単に追記します。

理由その①
そもそも企画自体は本作が先行していて「ガリレイドンナ」は後追いの作品だった。
制作はほぼ並行して進められたが、結果的に「ガリレイドンナ」が先行して放送されたが。
本作に注力したため放送が後になったのではないか。
(一部推測^^;)

理由その②
「ガリレイドンナ」では、キャラデザインを足立慎吾氏、制作をA1-picturesに一任し梅津泰臣氏は原案・監督に専念されていたが、本作では原作・監督・シリーズ構成・キャラデザインなど殆んど全てを担っており、本来の梅津泰臣氏の制作スタイルである。(多分^^;)

理由その③
なんと言っても両作品の1話を見れば、気合いの入り方が一目瞭然!!(これははっきりですね^^)

同時期の作品でこれだけ評価が分かれるのもどうかと思いますが、1話を見た限り本作が梅津泰臣氏の本命かと思われます。

後は、本当に「ガリレイドンナ」のような展開にならないよう祈ります。

以上

以下最初のレビューです。

1話感想です。

ガリレイドンナの梅津泰臣さんが原作・監督・キャラデザイン全て手がけています。

まず画の描きこみ具合が、半端ないです(驚)!!

キャラはもちろん、動くもの全てから背景まで劇場版アニメかと思うくらい緻密でキレイ!!
冒頭の雰囲気は「攻殻機動隊」を想像させましたが、それと同等、いやそれ以上かもしれません。
また色彩設定も素晴らしく、アニメとは思えないくらい鮮明な描写が目を惹きます。

また1話で、これでもかというくらい話の密度が高く、本当にこのままで行けるのかと心配になるくらいでした(汗;)

キャラデザインも特徴ありますが、自分的にはおおありでした。

メカも超緻密で圧倒されます。

ストーリーは魔術が使える世界での、法律を題材(説明が難しいです…スミマセン)にしていますが、魔術とかメカとかアニメならではのいいとこ取りで凄いものを創るという梅津泰臣さんの強烈な意志が伝わる1話でした!!

もちろん今後の展開次第ですが、すごい作品になるかもです!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

超絶作画・盛り上がる音楽演出、一話は最高の出来

うおおおおおお作画すっげえ!!!
文句なしの作画、音楽の盛り上げ方も最高でぶっちぎりの掴み。
お話も面白そうで期待感が膨らむ。これは切にガリドンのようにはならないでほしい。
 ↓
はい、やっぱりガリドンの二の舞でした。
二話時点で片鱗は見えはじめていて、だんだん気勢がそがれるのを感じつつも見続けてました。

いやでもほんと、アクションの作画は壮絶クオリティの大迫力。
ふとチャンネル回して、話の流れとか何も知らない人がこのアニメのアクションシーン観たとしたら、
アニメってすげー! って虜にするぐらいにはパワーはあると思います。


ではなにが足りないのか……ありていに言えば「説得力」でしょう。
ファンタジー(現実にないもの)を描くにあたって大事なのは、
その世界がそこにあるんだと感じられるようなリアリティ、つまりお話の説得力ではないでしょうか。
創作のお話なんだから都合良くなんでも有りだよね、と思わせたらだめなわけです。

お話の説得力というのは、舞台設定やキャラの心情に筋道を感じられるかが関わってきます。
そういった点で、この作品は"設定だけ"になってしまっているのではないかと思います。
肩書きばっかりで、背景(過去の出来事)と今の振る舞い(現状のあり方)に一貫性を感じられないのです。

例えばウドは魔禁法によって抑圧されてきた、というような設定があるにも関わらず、
誰も魔法の行使をためらう様子もなく、行き当たりばったりで乱用するところ。
これでは魔術禁制によって虐げられてきたウドの立場や生い立ちといったイメージが湧いてこない。
そもそも法に携わる人間がルールを破るのを良しとするのも主人公サイドとしてどうなのかという問題も。

セシルには弁魔士になった理由、主人公らしい成すべき目的はちゃんとあるのですが、
それに対する真剣さが感じられにくいのも残念なところ。
目的を叶えるために辛酸を嘗めてでも立ち向かうということがなく、服装に始まり、
他者の指摘を受け入れようとはせず、思うがままに行動して我を通す側面が強かったです。
そこにリーダーシップや責任感が感じられるならまだしも、子供の身勝手状態なのは支持しにくい。

裁判描写、敵の描写もわかりやすい悪の作為性を把握させようとするためだとは思うのですが、
小悪党みたいなやつらばかりなので、浅い内容になってしまっています。
そういった点から、この作品自体深い話を描く気はなくて、エンタメ性で押したいんだろうことは
薄々わかるんですが、せっかくの作画でチープな話を描くのはやはり勿体なく感じてしまうところ。

見どころであるアクション作画も、巨大化してロボになると大振りで動きにキレが損なわれるので、
一番の見せ場であるはずのロボット戦が、個人的にはあまり好きになれなかったです。

まぁOPと1話は文句なしの期待感を抱かせる出来なので、これだけ観ても損はないでしょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

64.5 9 警察で探偵なアニメランキング9位
キューティクル探偵因幡(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (455)
2476人が棚に入れました
狼男探偵・因幡洋のもとに警察犬時代の相棒、荻野警部が事件への協力を求めてきた。
事件の首謀者はイタリアンマフィアの首領(ドン)・ヴァレンティーノ。
明らかにヤギにしか見えない首領・ヴァレンティーノの前に、赤毛フェチの因幡とゆかいな仲間たちがグダグダで立ち向かう、“ヤギ大増量毛探偵ギャグ物語”。

声優・キャラクター
諏訪部順一、入野自由、下田麻美、森川智之、大川透、小杉十郎太、日笠陽子、巽悠衣子、鳥海浩輔、深田愛衣、斎賀みつき、杉田智和、瀬戸麻沙美、岡本信彦、志村由美、日高里菜、子安武人、浅沼晋太郎、黒田崇矢、檜山修之、福山潤
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

探偵らしい事をあまりしない+悪役に魅力がある作品

(2013.1/11 1話:偽造通貨印刷事件・因幡洋誘拐事件)
{netabare}真面目な探偵アニメかと思いきや、ギャグアニメなのか?

毛に触れただけで個人を識別する。だからキューティクル探偵なのねwww
子山羊さん、変身後の因幡に恨みを持ってるみたいだね^^;3匹の子豚じゃあるまいし…
ロレンツォ(CV:小杉十郎太さん)なのかww

首領・ヴァレンティーノが主人公より良いキャラしてますね。
と言うか、全然探偵らしい事してないwww{/netabare}

(2013.1/19 2話:機密文書事件・母子ストーカー事件)
{netabare}首領が可愛すぎでしょwww 首領を愛でる為に観るわwww

緒方の犬好きに警察犬がストライキ(その中に因幡もwwwって犬扱いか!?(゚д゚;)){/netabare}

(2013.1/26 3話:チョコレート悩殺事件・狼少女暗殺事件)
{netabare}Aパート、安定のヴァレンティーノ回でした(*´▽`*)

ユータくん、勘が鋭いなwww
ココアと日本庭園のミスマッチ=和洋折衷だな。それにしてもヤギ可愛いであろー、ヤギwww

KEIJI、因幡より強いだろww

Bパートも、安定のヴァレンティーノ回でした( ´ー`)
やめて~ヤギだけは殺さないでくれ… この作品の魅力が無くなるからwww
ベルサイユ宮殿の「ベ」はベニヤ板の「ベ」とかww(。・w・。 ) ププッ

それじゃ、キューティクル探偵因幡の「バ」は「ヴァレンティーノ」の「ヴァ」wwww{/netabare}

(2013.2/2 4話:制服警官襲撃事件・猫バカ洗脳事件)
{netabare}ヤギ、肉と紙(紙幣)食べてるしwwww
日本国民ヤギ好き化計画って紙の消費ハンパなく上がりそうwwww

へぇ~、犬用の爪切りで日本刀って切れるんだー(棒)

遥が持ってたぬいぐるみの中、狼いたよねwww 首領、大丈夫か?{/netabare}

(2013.2/10 5話:天才タッグ結束事件・慰安旅行極楽事件)
{netabare}じゃあ、次はヤギでお願いしますwww
妄想を現実に…それだけ首領の妄想がくだらない事を証明しているんだな(゚д゚;)
ってか刑事、カテキン摂りすぎwww

「あろー、あろー、あろー、であろー」ヤギ、It's Cute!wwww

「そっちのヤギが首領で良いじゃん!」とか言うなよ…orz

そんな怪しい慰安旅行あるか!(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッwwww

「おのれ、デリケートさん!」が何か知らないけどツボwwww

この回が一番面白いwww{/netabare}

(2013.2/16 6話:黒幕”黒い牙“到来事件・オオカミの家)
{netabare}聡明さん:「ウール、ウールwww(面かせや!)」

弥太郎、杉田さんだったんか(゚д゚;) 喋らんから分からなかった^^;
今回、ヤギ成分少なめ?

リアルヤギ恐っ( ̄■ ̄;)!

EDだけが救いでしたwww{/netabare}

(2013.2/23 7話:毛立キューティクル学園入学・バー・ラグドール・キューティクルLIFE 13年前の馬鹿息子&10年前の馬鹿息子・九条組組長暗殺事件)
{netabare}圭くん相変わらずのツッコミ(´▽`) ノ

チャイムがヤギの鳴き声とかないわ~(-_-;)あと、鞄がダンボールに見える…
緒方と山羊が絡んでるシーンで首領が居なかったぞ!(-д-;)ドーイウコト?

ドン可愛いであろー。リアルヤギ、声だけならカッコいいであろー。
ん!?ヴァレンティーノファミリーってこんなに格好良かったっけ?

いつものヤギが良いですwww{/netabare}

(2013.3/2 8話:佐々木優太誘拐事件・因幡親子決裂事件)
{netabare}「あろあろあろあろあろっ」ヤギの扱いがwwww
ヤギ基、首領は非戦闘員というよりマスコットキャラですwww
ヤギは、どうでもいい…だと!?

遥、それを世間ではブラコンと言うのだよ。
しかし、良い所で終わったなぁ~^^;{/netabare}

(2013.3/9 9話:因幡親子誘拐事件(後編)・恋愛フラグ乱立事件)
{netabare}荻さんの前髪大好きなんですね、因幡w
「鬼が金棒2本持ってるよ!(゚д゚;)」wwww
いや、茶髪の特殊能力じゃなくてそれ、茶羽根の通常能力だからwww

あれっ!?今回ヤギの出番は?(-_-;)

ヤギ来たであろーъ( ゚ー^)
その、ドンのぬいぐるみ欲しいww

優太、ジェイソンマスクと太刀持って街中歩くな!ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

なっちゃんの想い、報われるといいな…{/netabare}

(2013.3/16 10話:ヤギ園満事件・首領パワースポット陰謀事件)
{netabare}ヤギは、首領を知って好きになりましたwww ドンみたいなヤギなら触れ合い大歓迎です(´▽`)
「残像だ…」by飛影

捨て駒って、おいっヾ(ーー )ォィ

私にも首領パワー下さいww

ロレンツォ、イケメンwww{/netabare}

(2013.3/24 11話:首領・ヴァレンティーノ脱獄事件)
{netabare}動物愛護団体が黙っちゃいないZE☆
「人成らざる者の刑務所」それは動物園か何かですか?荻さんwww
そんな島、アルカモネ(゚ー゚☆キラッ
まぁ、確かに“無人”島ですね^^;

結構、いい話だったり?


「ハローであろー」の後の照れてるヤギカワイイな(*´▽`*)

今更な感じだけど、秋吉って聡明さんの前の器だったんだな。

今までで一番いい話(゚ーÅ) ホロリ{/netabare}

(2013.3/31 12話:「キューティクル怪盗誕生事件」「悪の組織拡大事件」)
{netabare}さすが、キューティクル探偵www
ダイヤ!?氷かと思ったw ダイヤモンド・ヴァレンティーノ!!カワイ過ぎ(*´▽`*)

毛、バファ○ンかよ!

ヤギ、元気ィィィィィ!wwww
えっ!?何この、急なホラー展開!?

福潤さん!!(ルルーシュ!) 楽しそうですねwwww{/netabare}

2期ありますよね、首領!?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

 BlackCat さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ギャグを貫き通して欲しかった。でも、毎回安定して笑えます^^

原作:漫画
ジャンル:ギャグ
話数:12話

      ~物語のあらすじ~
元・警察犬である因幡がどんどん、犯人を捕まえていく話で、警察の荻野と犯人を追いかけていく話

あらすじを見ただけでは「探偵」「警察」とシリアスな物語かなと思ったりすると思います。 それは誤解です!w
めちゃくちゃギャグですww しかも割とハイテンションで物語が進んでいきます。普通のアニメだったらシリアスな雰囲気なシーンでもギャグに見えて笑ってしまいますw

登場人物も個性豊かなです。
山羊だったりダンボールかぶってたりもやし(笑)だったり。
でも、真面目なキャラも1人だけいましたね^^;
もう登場人物を全体で10とすると
ボケ:ツッコミ=9:1 
もしかすると 10:0 
ってぐらいみんなボケていますw

しかも、どの話も安定して面白かったです。
これといって盛り上がりをみせた話もありませんが
毎回面白かったですw

ただ、途中であった若干シリアスな話はいらなかったと思いますねw ギャグをずっとして欲しかったです。 さらにギャグアニメとして見てるので感じるものはこれぽっちもありませんw 
あと、最終回をどうにかして欲しかったです(^^;
なんだあのニートって感じでしたww 
でも、ギャグアニメとして見ていたおかげでなんとか笑って見終わることが出来ました^^
ただ、落ち込んでいる時や元気がないときに見ると
うるさく感じることもあると思いますが
ギャグアニメを見たい、好きな人にはおすすめしますね!

OPは主人公の因幡さんが歌っていてけっこうかっこいい歌だと思います!
EDはドンバレンティーノが歌っていてかっこよくはないですけどあまり聞かない曲調でしたw 演歌っぽいかな?


  
    【 1~4話の感想 】
1話の感想
{netabare}最初のシーンとは裏腹にギャグ中心でしたねw
木造平屋にマフィアがいるとはwwww
さらに荻野の復活の仕方やなんか最近の文化じゃないような作画、登場したものもありました^^{/netabare}

2話の感想
「機密文書盗難事件」と「母子ストーカー事件」
{netabare}一応圭がツッコミをしてますが、やはりツッコミを心の中でしてしまいますw 機密文書盗難事件なのにすごろくをしてタイムスリップして、母子ストーカー事件なのに犯人であるヴァレンティーノをてなずけたりと、、、もうこの設定で笑えてきますw 内容はもっと面白いです!ww
梓はお父さんより仕事が出来そうですねwwww
いろいろとwww
{/netabare}

3話の感想
「チョコレート悩殺事件」と「狼少女暗殺事件」
{netabare} バレンタインの話ですかね?w
ロレンツォは男の気持ちをよく分かってますねww
ガブリエラの目面白いですねwwww古い感じですね(^^;
あれ?優太の灼熱ジェラシーは・・・ド○ゴ○ボールのあれじゃ?(^^; あの気の高まりと言いw
最後はまさかオヤジギャグで終わるとは・・・意外ですw
ステラは可愛いですね^^ でもやっぱりボケのインパクトが強いですwww ステラの情報収集の仕方がなんか心配です(^^; でも、血じゃなくて本当に良かったです^^
{/netabare}

4話の感想
「制服警官襲撃事件」と「猫バカ洗脳事件」
{netabare}
因幡さんの弟の探し方が無茶すぎますねwwww
あれ?弟らしき人物がドンと話してますねww
いきなり事件に巻き込まれましたねww
因幡さんのホイホイって言動・・・まさかゴキブリホイホイの伏線?ww しかもバカだwww さらに弟発見! 急展開すぎw 鬼ごっこなのにずれてるww しかも弟息切れ早いw そうめいさんもツッコミどころですねw
殺すの!って思ったら旗でしたねwwww

猫好きを犬好きに・・・w ちなみに僕は犬好きですww なぜにヤギ好きになって世界征服wwww 
スフィンクスこええええwwww つっこめええええww
着ぐるみと猫を見間違えるとはw 誰か因幡さんのツッコミじゃあ足りないww 
弟は心が読めるみたいですね(゚д゚lll)琴(ry
洗脳マシンは本格的ですね。 本当に犬好きになったみたいですねw ってか舐められすぎだろw 
まさかのあの電撃で・・・(;_;) と思ったら生きてるねw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

100人乗っても大丈夫!キューティクル探偵因幡物置!!

警察犬(シークレット・ドーベルマン)として働いていた因幡洋(いなば ひろし)は、行方不明になった弟を探すために警察を辞めて探偵となる。
警察時代の同僚だった荻野邦治(おぎの くにはる)の依頼により、首領(ドン)・バレンティーノ一味と関わる事となり、犬猿の仲のような関係の狼山羊の仲(?)になってしまう。

警察・探偵・マフィア(バレンティーノ一味)など、ハードボイルド系の作風になりそうなのですが、探偵物などを期待した方は残念でした。
探偵などの設定をしたコメディー作品と考えたほうが、しっくりときます。


登場する人物は、かなり個性的です。

首領(ドン)・ヴァレンティーノの外見はヤギそのもの。
根っからの悪人という感じではなく、少しとぼけた面もあります。
「シャーシャシャシャ」という笑い声や語尾に付ける「~であろう。」は印象に残ります。

警察時代の因幡と共に行動していた荻野邦治(おぎの くにはる)は、超人的な肉体を持っていて優秀な人物なのかと思いきや、こちらも少し間の抜けた所があります。
ただし娘のことになると性格が変わり、鬼のような形相に・・・

テロリスト集団・野羅(のら)の名目的トップであり、洋の弟である因幡遥(いなば はるか)も登場しますが、虚弱体質のせいか、すぐに倒れたり寝込んでしまいます。
もう少し活躍してもいいのではと心配になります。

ほとんどの登場人物がボケの役割になっていて、ツッコミ役は探偵事務所に勤める野崎圭(のざき けい)しかいないので、ツッコミの重要性が分かります。
(1話だけ、ボケ役に変身してしまいますがw)

その他の登場人物も全て個性的なので、お気に入りのキャラを選んでおくのもいいかもしれません。


個人的には、首領・バレンティーノ(ヤギ)が笑いのツボであろうw
ヤギとオオカミだったらヤギを応援するであろう。
送りオオカミが嫌いなので、日本狼と同じ境遇にしてやるであろう。
と言う訳なので、ヤギ推しであろう。


最終的には、警察&探偵VSヴァレンティーノファミリー&野羅という構図が出来上がりますが、緊迫感がほとんど無く、それぞれのメンバーの個性・設定を活かしたコメディー作品であろう。

探偵事務所でお茶を出されるシーンがありますが、意味が分かったであろうか。
炊飯器にお茶を入れてお茶漬けとなりますが、京都でお茶漬けを出されたら「帰って下さい」という合図になるので、それを狙ったのであろう。


OP曲
「遥か、日常の中で」
歌 因幡洋

ロック調の曲であろう。
アニソンらしい曲なので、因幡役の声優・諏訪部順一さんのファン向けのような気がするであろう。

ED曲
「プリマ・ステラ」
歌 首領・ヴァレンティーノ

所謂、”ムード歌謡”というジャンルであろう。
電波系とは違うと思いますが、聴いているうちにクセになっていくような・・・w


この作品を視聴する事に対して・・・・・

     こ~と~ば~なんて~♪ いらないであ~ろ~う♪♪♪



{netabare}誰にも気づかれずに途中から吾輩がレビューを書いたであろう。この作品を通じてヤギのファンを増やすであろう。シャーシャシャシャ!{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

62.7 10 警察で探偵なアニメランキング10位
スパイラル 推理の絆(TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (193)
1371人が棚に入れました
警視庁で「神の頭脳」と謳われながら、突如姿を消した兄を持つ高校1年生の鳴海歩は、兄にも負けない頭脳を生かし、周囲で起こる事件を解決しながら、失踪した兄の謎を追っていた。
そんな中、「ブレード・チルドレン」と呼ばれる少年少女達と出会い、彼らとの戦いの渦へ巻き込まれる。
しかし、それは兄・鳴海清隆をめぐる謎の序章にすぎなかった…。

声優・キャラクター
鈴村健一、浅野真澄、石田彰、堀江由衣、草尾毅、三石琴乃、井上和彦

カミリス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

当時をふりかえってみる

原作は既読済み

10年前に観たのが最後なので、さすがにほとんど覚えてないけど思い出しながら書いてみる。


リアルタイムで観たのが中学1年の頃。そして、原作が完結したのが確か高校2年か3年の頃。

これね、原作を読んでくれればわかるんだけど、どう考えてもアニメ化のタイミングが早い。そのせいで、物語の核、起承転結でいえ重要な"転結"の部分が無い状況でのアニメ化だったため、後半はオリジナル展開になってた気がする。

そのオリジナル展開も詳しくは覚えてないんだよね。確か、推理とか関係ない銃撃戦だったような。

今思えば、オリジナル展開にしたのはいいけど、後に出てきた原作の続きとストーリー性が離れてしまったことで、続編を作れなくなったんじゃないのだろうか。だってアニメではいまだにいろんなこと放置で、なんも解決してなかった気がするよ…?

あとは、作画だとか声優だとかアニメ版のキャラの魅力とかは、全くと言っていいほど覚えてないので評価がつけられません。なので、評価付けられないという意味での3です。

EDも覚えてないけど、OPはムービーも曲もめちゃめちゃ印象に残ってる。今あのムービー観たらMADみたいだなって思うだろうけどね。それでも当時はオシャレだなぁって思ったんだよ。曲は今でもたまに聞いてます。

まぁ、これに関してはアニメよりも原作をみることをお勧めする。アニメは原作をみた後で十分だろう。


※ここからはチラ裏話

上記にもあるけど、これの最終巻が発売したのが高校生の頃だったのさ。で、その最終巻を学校帰りのバスの中で読んでたら、友達に「うわっ、お前少女マンガ読んでんのかよ。キモイぞ。」と引かれました。

そう思われるくらい、一般人男性には表紙に抵抗があるみたいです。で、弁解のためにそのあと全巻そいつに貸して読ませたら、「面白かったわ、勘違いしてごめんなさいでした」って言われるくらいには面白いです。

いやー、外見だけでの印象って怖いね。どんな勘違いされてるかたまったもんじゃないわ。お願いだから、外見じゃなくて内面見て判断して!

この本は、人にも言えるようなそんな感じの作品です。

なんの話をしてるんだろうね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【祝20周年】ガンガン黄金期を彩る学園推理漫画

漫画連載から20年、アニメ放送から18年経ちますが未だに見返してしまう推理作品です。

【あらすじ】
高校生の鳴海歩がある事件をきっかけにある日突如失踪した歩の兄 鳴海清隆を探す手がかりを掴む。それは特殊な境遇の少年・少女「ブレード・チルドレン」。彼らから兄の行方を探るべく様々な事件と立ち向かう事になるが・・・。

要するにある日突然姿を消したイタチを追いかけるサスケ視点の物語です。

作品の内容は推理戦というより心理戦がしっくりとくる印象。
シンプルな謎解きゲームだからこそ当時小学生だった僕はハマってしまったのかもしれません。

とにかく「ブレード・チルドレン」という中二病的設定やアイズ・ラザフォードという美少年、主人公鳴海歩のポエトリーな台詞が大好きでした。

例:主人公(16)「論理の旋律は必ず真実を奏でる」

かっこいい。。。
実際、BGMの作品名にも使用されていますが、楽曲は冗談抜きでかっこいいです。

また、ブレードチルドレン編で好きだったのはVS理緒戦です。
「ストリキニーネ」
スパイラル好きは必ず覚える単語です。


声優は鈴村健一、井上和彦、三石 琴乃、石田彰、堀江由衣、草尾毅などめちゃくちゃ豪華です。特に堀江由衣と石田彰の声が合ってて幸せな時間を過ごすことができます。

OPは驚異の低予算限界突破「希望峰」
EDは今は亡きヒステリックブルーの「カクテル」
特にカクテルは小学生では理解し難い、大人になってはじめて心に染みる歌詞が好きです。


サスペンス・ミステリーというより事件の発想や心理戦がやや「逆境賭博黙示録カイジ」よりのキャッチーでコミカルな内容なので気軽に楽しみたい方は是非視聴してみてください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

コノハズク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

観るなら、原作を読む前に。読んだら観るな。

…運命は誰にもわからない
でも、希望を捨てずにいれば、いつか必ず運命は変えられる


…つまりはそーゆーことを言いたいんですよね
それを25話かけて説明して、最後の数分でまとめたんです


あぁもう、誰か、謎に答えて~
伏線を回収して~


1話から最終話まで、何も物語の核となる謎に対して答えてくれなかった!

『あと少ししたら何かわかるかも!?』

なんて希望をもちつつ最後まできてしまい、最終回。

『おい、正気か?!まさかこのまま終わらせる気か?!それは物語として許されるのか?!』
と違う意味で展開にハラハラしました(笑)


アニメ制作時に原作が未完だったため、後半からはアニメオリジナルストーリーとなった…からって、

ここまで大風呂敷広げたのに、何一つ回収せずに、最終回、何も終わってないのに、嵐のあとの晴天のような爽やかさでむりくり幕を下げて良いのか?!



…それでもね、ストーリーに難ありとはいえ、各話において、天才的な推理力の主人公が、難問を解いていく様はカッコいいです。
鳴海歩役は鈴村健一さんだし、アイズ役の石田彰さんも素敵でした。
お義姉さん役の三石琴乃さんもピッタリで。
声優陣のお陰で最後まで観たって感じです。


原作の城平京さんの作品は素晴らしいです。

このアニメを観たあとに、原作を読んでモヤモヤをスッキリしよう!

…それができる人だけ観れば良いと思う。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

65.9 11 警察で探偵なアニメランキング11位
探偵はもう、死んでいる。(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (387)
1120人が棚に入れました
「君、私の助手になってよ」巻き込まれ体質の少年・君塚君彦は、上空一万メートルを飛ぶ飛行機の中、探偵を名乗る天使のように美しい少女・シエスタの助手となった。二人は世界の敵と戦うため、三年にもわたって世界中を飛び回り、目も眩むような冒険劇を繰り広げ――やがて死に別れた。激動の日々から一年。高校三年生になった君塚は日常という名のぬるま湯にとっぷり浸かり、ごく普通の学生生活を送っていた。そんな君塚の元に一人の依頼人が現れる。「あんたが名探偵?」同級生の少女、夏凪渚との出会いをきっかけに、過去と現在を繋ぐ壮大な物語が再び始まろうとしていた――。

声優・キャラクター
長井新、宮下早紀、竹達彩奈、高尾奏音、白砂沙帆、松岡禎丞、子安武人
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

ラノベはもう...

放送前からtwitter等でやたら持ち上げられてるラノベということで、絶対につまらないだろうなとは思っていたが、予想をはるかに超えるつまらなさだった。
キミ戦レベルでは楽しめるだろうと思ってたがまさか、おさまけに近いレベルだとは...。

{netabare}
良かった要素は一つもない。
まず、こんなふざけたタイトルにも関わらず推理要素が一切ない。
そして探偵のシエスタも実質死んでない(?)上に、やたらと登場してくるという。
せめてこんなタイトルなら一話以降シエスタ出すなよと。
結局シエスタ出さないと人気でないから無理里出してるようにしか思えない。
シエスタ出てる回の方が多かったしね。

そして、ストーリーはあまりにガバガバで粗末。
書いたらキリがないから書く気が失せる程にガバガバ。
一話毎の感想に結構書いてるけどそれでも書ききれてないレベル。
特に酷かった部分を3つぐらい書く。

まず、一話の序盤から酷い。飛行機に銃を普通に持ち込んでる主人公、2-5-2の座席、ご都合戦闘、一話は良かった? そんなことないです...
4話に申し訳程度の推理(笑)があったのだが、他の可能性も考えられるだろって状況でなぜか相手は義眼だと決めつけたり推理とは呼べない。
丸見えな場所からボウガンで目を狙撃しようとする犯人にも笑った。

そして、11話。まず、乗客がいっぱいいるにも関わらずおかまいなしに、船に放火する警察さん。
ギャグとしか思えなかった、よりによって警察って。
なぜかこれが天才的発想のように描かれるという地獄。
そして原作勢が大絶賛してた二巻の伏線回収()?はもっと酷い。
シエスタの心臓を奪いとり、自分の心臓としたヘルがシエスタに意識を奪われ乗っ取られるという謎展開。
からの記憶消去とか言う謎能力、なんでもありすぎて笑った。
あれで感動できた人いるのか?

ほんとに5分おきぐらいに突っ込みどころが出てくるから書いていたらきりがない。

テーマも滅茶苦茶。
一話から耳から樹木を生やした改造人間が出てくる時点で笑ったのだが、
それ以降、狼男、生物兵器、揚げ句にはロボットが出てくるという...

それと、TwitterやYoutubeで神作画!と言って持ち上げられていたが、作画も全然よくない()
一話の戦闘シーンと3話ぐらいのダンスは良かったが、それ以外はほんとに死んでる。
5話のロボの戦闘シーンは顔アップやスライドばかりで終わってたし、10話の背景とかほんとに酷かった。

キャラもきつい。
原作勢が7話神回と叫び、Youtubeではアンチが手のひら返し!みたいな馬鹿動画が上がっていたが、この回が一番酷かった。
きつすぎる。
知的キャラのはずのシエスタがビッチみたいになってるのは誰得なんだ。
酔いとはいえ、シエスタのキャラを視聴者はそんな風には捉えていないだろうし。
そもそもこれを言ったらいけない風潮あるけど、正直シエスタそんなにかわいくなかったかな。
自分の好みからそれてただけかもしれないが。
会話もきつい。
毎回ラノベ臭い会話が何回もなされて、聞くたびにきっつって感想が出てくる。

それに何よりBGMと効果音が終わってる。
自分、普段はBGMなんてあまり気にしないから感想にBGMのことを書いたことなんて全然ないがさすがにこのアニメは酷い。
戦闘シーンで全く緊張感のないBGMが毎回流れるのも面白いし、銃の効果音がしょぼすぎたりするのも面白い。
ほんとに何もかもが終わってるアニメ。
OPは良かったけど、これが酷すぎたので音楽評価低めです。

声優も良くない。
主人公の声優が下手。

そういや良かった点が一つあった。
9話ぐらいからは実況つきで見るとギャグアニメとしてかなり面白かった。
緋弾のアリアが高評価されてた頃のあにこれなら、もっと評価高かったかもね。
これはあれよりも酷かったが。
これを見るならAngel Heartを見ましょう。

↓一話毎感想
{netabare}
1話 4/10
いきなり助手になってよってw
ほんとに巻き込まれ体質。
声優松岡コウモリに合ってる。
暇だからのっとったとは...。???
死にたくないから推理させた?
どうせ命令に背くのなら普通にハイジャックなんてしなければいいのでは...。
ああ、説明してくれた。
けど不戦敗じゃ嫌だからって理由になってない。
怪物みたいなのが出てきた。推理ものじゃないのか。
助手なんか雇わなければよかったとは。
助手としてもう馴染んでしまってるの違和感。
2-5-2の座席www
ボールペン投げた直後にかなり距離が離れていた敵の後ろに回り込めてるという...。
作画と魅せ方が良くて戦闘シーンがめっちゃ面白い。
なんでそんな回りくどいことしたんだ?
主人公に銃を持たせるというわけわからないことを。
主人公を指名した理由も謎だし。
今後への伏線ならいいんだが。
いきなり主人公の家に住まうヒロイン、いつのラノベだよって言う展開。
緋弾のアリアを思い出した。
あれよりはまだこっちの方が面白さ的にマシだが。
風呂シーンきっつ。
花子さん回想シーンのシエスタ可愛い。
ピザ勝手に頼んでおいて金を払わないという不快でしかない話。
いきなりいちゃいちゃしてる主人公ら。
何やってんだ。コスプレする意味ある?
露骨に写真撮るシーンを入れてきた感。
探偵死んだ後にこの写真見て思い返すってことが簡単に想像できてしまう。
推理要素はまあまあ良かったかな。
ランニングシューズを履いていたことが伏線になってたりとか。
これ次回からどう話を展開していくんだろう。
回想ばっかだったらさすがにあれだけど。
まあ、緋弾のアリアよりはマシとしか。
ラノベ原作における信用ならないワード「原作は面白い」「後半から面白くなる」
ラノベ原作はもう死んでいる 

2話 6/10
初手きつい会話。
依頼内容意味不明じゃねーか。意味不明じゃなかった。
依頼内容は面白いけど「X」とか名付けちゃうの痛い。
これ心臓になんか変なものつけられているとかそんな落ちだったら引く。
記憶転移というワードが出てくるとは。このオチは結構いい。
この心臓まさかシエスタのものだったっていうオチじゃないよな。
ラノベのノリがいらない。
えw 強盗が何で逃げてるんだよw
いやほんとに強盗なのかよw
武器も持ってなかったの?w
あの強盗展開必要ある?
コウモリとは結構仲良くなってるのか。
耳がすごいだけで記憶力がすごいみたいな設定ないだろこいつ。
いやシエスタオチかよしょーもな。
Angel heartww
記憶力に関する疑問点はなくなったけど。まあ会話に伏線が入ってたのはすごいと思った。
ところで、心臓移植なのに綺麗な鎖骨とは?
ここから渚が一流探偵になったりする展開にならないことに祈る。
シエスタと渚に関係はあるのかな。

3話 2/10
白上フブキだっけ?Vtuber意外とうまいじゃん。
Vtuber採用自体には反対だけど。
言い回しが気持ち悪い。ラノベのノリ寒い。
警備員仕事しろw
話が全然進まないな。変な会話ばかりで。
主人公キャラ崩壊してないか。
なんでライブ応援してる。
シリアスかギャグどっちがやりたいんだよ。
あいつの目的はライブに警備員を誘導することなのかな?
てかあいつ何したんだ?
冗談抜きで退屈なアニメ。単純に話が面白くない。

4話 1/10
ダンス思ったよりは動いてる。
主人公の心の声多すぎる。
えぇ...。何で構図把握できてる。
なんでボウガンなんだよwww
なんでさっきまで後部席にいたのに舞台上の斎川を助けるのに成功してるんだ。
サファイアがあの目だって見抜けたんだ?
作者はミステリー作家向いてないよ。
? なんで主人公らが斎川に協力する前提で動いてるんだ?
は? とんでも推理すぎるw
ふらついて歩いてたからならもっと他に想定するはずw
そもそももしずっと片目なら慣れてるだろうし、普通なら「足の調子が悪いのかな」ぐらいの推理になるはず
そこから義眼って推理するってw
それっぽい見せ方で誤魔化そうとしてるけど、誤魔化せてないし違和感しかない
ほんとに死ぬほどつまらないなこれ
てか、あの目も実はシエスタのものでしたみたいなオチじゃないよね?

5話 0/10
作画悪いな。水着回いらな。
てか前回の話あれで終わりなの?
はあ...。ヒロインが知的なキャラに見えるのに無駄に主人公を誘うというラノベ展開。
ラノベ特有のセリフ「理不尽だ」
推理じゃなくて当てずっぽうじゃん。
三大欲求の会話きttttっつ
何だよこの金髪の服ww
狼男じゃん。
ええ...ホテル燃やしてどうするんだよw
??? ガスがあったから臭いが感じられなかった?もう笑えて来るわ。
hellってこいつの方がケルベロス感ある。
意味わからん...。
改造人間、謎能力、変身、謎武器、生物兵器()本当に筋が通ってなくて何がしたいのかわけわからん。
ハルヒかよ。 勘が良くなくても気づくだろ。
おまけにはロボ出てきてくっそ笑ったわww
ホント何がしたいんだよwwww
シエスタもこんなキャラじゃなかったろw
シリアスギャグアニメか? 

6話 1/10
軍が秘密裏に開発していたw
開発の時点で意味不明だがなんで借りられるんだよw
頭おかしいだろこれ。
リゼロで見た設定。おい、作画死んでるぞ。
スライドだし全然全体像出さないじゃん。
なんだこの足音。世界を守るために生まれてるわけないじゃんw
敵の言っていることに全く説得力がない。
おい、ロボ壊れたぞww
軍の秘密兵器じゃないのかよ。
なんだあの鏡。
いやそんなステルス能力あるなら撤退しなくていいだろw
警察に連れて行くのはまとも。
ふくらはぎで推理するとこは良かったのに、その後の性癖云々の会話で台無し。ああ、あの目か。

7話 0/10
ミルキィかな?
こういう会話もあまり楽しめないのは主人公に臭いイメージがついてるからか。
この子から阿吽の呼吸とか言う言葉が得るの不自然に感じる。
シエスタも主人公もイキった話し方するせいで好きになれない。
こういう酔っ払い展開きついわ。
本当にきつい。無理。自分から誘っておいて逆切れかよ。
ふうびが変装してたのにちゃんと理由はあるよね。

8話 1/10
これぐらいの意見の食い違い別にいいだろw
何で子供に指輪はめてるの見てショック受けるんだよw
「健康状態はすでに把握している」きっしょw
しょぼいトリック。もう滅茶苦茶だよ。
主人公ガチでロリコンかよ。
気づいてるくせにロリ庇うとか。
からの二重人格落ちかよ。推理モノで二重人格...?
泣き演技上手いな。
てか、シエスタこんなに出すなよ。
探偵はもう、死んでいるって言うタイトルで。

9話 0/10
こんなタイトルで6話もシエスタ出るってどうなの。
この金髪の服何なんだよw
何で胸元だけ露出させてるの?w
もう世界観がぶっ飛びすぎててな。
急ぐって間に合うのか?
てかなんでそう簡単にこいつの言うこと信じるw
どう見ても煽りっぽいのに。
このクソBGM笑うからやめろ。会話きっつ
しょーもねえ設定だわほんと、こういう二重人格の設定。
「理不尽だ」って聞くたびにラノベ臭くて気持ち悪さを感じる。
てかいつの間にこんなにスペースの根幹までたどり着いてるんだよw
推理じゃなくてただの予想じゃんこれ。
は?なんで防げたの?
草、ほんとにご都合主義にもほどがあるだろw
探偵モノなら理論ぐらいつけとけよw
絆の力はどこに行ったんだ?w
こう簡単に死ぬのかよ。
こいつあの二話の奴なのか?
絆パワーはどこ...?ここ...?
ここで原作勢さんは泣いてるの?
予想通りあの強引な展開で取った写真はこういう風に使われるのな。

10話 3/10
いつの間に夏凪とこんなに仲良くなってるんだ。
結構夏凪と会ってから時間経過してるのか。
BARに探偵がいるってことか?
背景作画が簡易的すぎるな。
推理要素はどこ...?ここ...?
なんで銃持ってんだよw
撃ったら落とされるんじゃないのかよ。ごり押しか?
 
11話 0/10
子安よっわ。ガチカメレオンかよw
ほんと変身って何アニメだよ。言葉遣い痛すぎる。
地獄行の切符とか中二かw
てか子安透明になればいいだろ。
銃の効果音が最悪、そしてこのBGMである。
この金髪のキャラに全く思い入れないよ、全然出てもないしどういう奴かも謎。
おい、放火とか乗客はどうなるんだよw
なんでライターの火がつきっぱになるんだw
は? ギャグアニメかよw
なんで心臓写ったら洗脳できるんだよw
くっそwwww
ここが原作勢大絶賛の泣き所ってマジですか。
2巻の伏線回収がすごい!って原作勢がめっちゃ言ってたけどまさかここじゃないよね?
主人公の記憶消したの何でだよ
いや死体は普通に野原に転がってるんだが、どうやってその体で会いに行くんだよ。
何が探偵はもう死んでいるだよ。
何で目の色変わるんだよw
ヘル=アリシア=夏凪=シエスタってもう滅茶苦茶だよ。

12話 3/10
ここで死ぬ意味ないだろw
死ぬことで何になるんだw
出た、謎BGM。からのきつい会話。
緊迫感もくそもない戦闘だな。
このアルペジオかリゼロみたいな謎空間。
てかアリシアはどこ行った。Cパート何がしたいんだ?
ほんと原作信者が無駄にうるさいラノベってロクなのがないな。 
{/netabare}

曲20段階評価
OP「ここで生きてる」7.5/10
ED「鼓動」6.0/10
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

祝? 2期決定??? いや本当に気にはなっていました。

2期決まりましたね。この作品は結論あってこその作品だと思います。そう思い、まだWIKIも原作も見ていません。

 本作の初回レビューでもいいましたが、シエスタちゃんが復活か再生かわかりませんが、絶対に最後は生き返るはずです。伏線の種まきから言って、それ以外はないだろうと思います。それがあっての作品の価値があると思います。

 どこまでやるかわかりませんが、本作は結末までやって欲しいなあ、と思っていたのでうれしいです。

 決して1期が褒められたできではないですが、1話の作画で1クールやり切って、演出と脚本と構成を工夫してくれれば…全部か。でもポテンシャルは感じます。ずっと気になっている作品でした。祝…ですね。




追記しました。若干本作を擁護します。なぜこうなったのか。

追記 若干本作を擁護します。本作がつまらないという意見に異論はありません。ただ、それは脚本が面白くないのであって、設定は非常にチャレンジングで好感がもてました。

 本作1話で生物兵器的クリーチャー的な敵が出てきて、2話で探偵が死んで、探偵の心臓を持った女子が現れ気持ちを受け継いでるという話でした。あえて「絶対」といいますが、最後は探偵は「絶対」復活するはずです。作劇法というかストーリー論から言ってこれ以外の結末なら逆に見てみたいです。題名の付け方もそれを裏付けています。

 この設定は結構感心します。ただ、原作が良くないのか本作の脚本が良くないのかわかりませんが、伏線の張り方や一つ一つのエピソードが下手なために結果的につまらなくなっています。が、SF的な目でみると結構興味がもてる内容だったと思います。

 シエスタ可愛いで、本作を評価するのもいいですが、私は、異世界転生ものかハーレムラブコメに浸食されたラノベ、アニメ界でこの作品をやろうとした原作者、アニメ制作者の心意気を私は評価したいと思います。

 ただ、原作者の文書やストーリーが稚拙だと思えば編集者はなにをなってたんでしょうか。なろうじゃなくてラノベなんですよね?また、脚本家と監督はストーリーを練ったのでしょうか。そういうシステムのところ、つまりラノベ・アニメ業界の作品を作る仕組みの腐敗が本作のつまらなさにつながったのではないかと思います。作画にしても同じことが言えます。

 ですので「探偵は死んでいる」というコンセプトで作品を作ろうとした人々にはエールを送りたい。ただ、この作品のコンセプトを活かしきれなかったラノベ、アニメ業界には猛省を望みたいと思います。

 ちなみに推理小説で第1作目が「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」という作品とそのシリーズがありました。ネタバレはしませんが、ちょっと思い出しました。全然話は違って普通の推理小説ですが。



以下 視聴時の感想です。

11話で、へーとなって、結局全部見てしまいました。え、スペースの能力をつかって、はいシエスタ復活じゃないんですね。種で人作れるんだから、なんとかできそうですが、そうするとナツナギが死んじゃいますか。
 または主人公が左目をアイドルちゃんから引き継いだらシエスタが脳内に、みたいな。

 まあ、原作があるみたいなので、今後の話でしょうか。改めてみたらやっぱりスペースという宇宙人の描き方が適当なのと、ロボットとか兵器の扱いを何とかしろよというのと、あのアイドルちゃんがどういう意味なのかの結論がないことがつまらない原因でしたが、アリシア→ヘル→ナツナギ→シエスタのつなぎは良かったのでは? 微妙にリボンとかの伏線があったのも、なんとか気が付きましたし。

 面白くないかと言われると、実はちょっと面白いかもと思わなくもない気もします。シエスタ可愛いし。声もいいし。
 作画もひどいときはひどいですが、女の子は可愛いのでまあいいです。ただ、主人公の男の年齢をもうちょっとわかりやすく表現してあると、物語を考察する気になれるのですが。

 皆さん指摘していますが1話の作画クオリティーで、脚本と構成をやり直すのと、もうちょっと丁寧に作ってくれれば、なろうじゃないラノベ原作は結構新鮮でした。意気込みは買います。まあ、これに懲りずにがんばってください。


以下 11話までです。

 ちょっと気になって11話見たら、はーん、という展開なのでちょっと遡って見てみました。

 なるほど。 {netabare}アリシアとヘルが2重人格でイコール。でアリシア=ヘルはシエスタの心臓を持っている。結果11話でシエスタの人格が復活。ナツナギの心臓はシエスタの心臓を移植されていると言っていたので、結果、このアリシア、ヘル、ナツナギが同一でそしてシエスタの人格を持っているということですね。シエスタの心臓がヘルに奪われた場面は、主人公が記憶がなかったから忘れてたと。{/netabare} 私の勘違い?なのでしょうか。でも多分そうですよね。あとは左目のあの子がどうなるかですか。ちょっと面白いかも。内容は。

 小説で読んだら面白いという意見は、分かる気がします。ストーリーを見れば探偵が死んでいるという伏線回収になっていますし。

 ただ、決定的にアニメづくりが下手すぎます。別に絵はいいんですけど、脚本・構成、そしてスペース側のなんと安っぽいこと。キャラもデザインも設定の説明不足もひどいです。だから、つまらないのでしょう。

 それにしてもシエスタは本当に地球人ですか?実はスペース側?という能力でした。

追記 シエスタっていう言葉は「午睡」という意味がありますね。フランス語だと思います(追記 スペイン語でした)。だからシエスタは最後に目覚めるということでしょうか。


以下 5話までのレビュー
{netabare}
 シエスタ、色っぽくねー、可愛くねー、作画ひでー、顔だけはいいですけど。水着回なので見てみましたが、せめてここは何とかしろよ、という感じです。これだけの美少女がビキニ姿でまったく感動が無いとか、かえってすごいです。

 あと、話について行く自信がなくなりました。厨二ですらない、小児?やっぱり休みます。

 
 4話まで視聴。アイドルの女の子の目について、本人は「サファイヤ色」の義眼と言って、主人公は「サファイヤ」と言っているのが気になります。色がシエスタの瞳と同じ色なのは関係ある?ひょっとして、シエスタにまつわる身体のパーツを持つ女の子が集まって、ハーレムになる感じでしょうか。さらに、あの耳の化け物の組織の技術でシエスタがよみがえるとか?

 それにしても、謎解きにも人の言動にも無理がありすぎて辛い。片目で不自由なく動いてたからって透けて見えてるって…。うーん。実際に殺されかけたことをアイドルちゃんはどう思ってるんでしょう?それを救った主人公がいるのに…。
 
 一旦休んで、皆さんのネタバレレビューを読んで、面白そうなら見ましょうかね。


 3話まで視聴。2話目以降は流し見です。
 探偵はなぜ主人公を助手に選んだのかというのが最終話までに語られるか。2話で出てきたヒロインらしき女の子に探偵は自分を託して何がしたいのか。この2つの謎が最終的にカタルシスとともに謎解きされるなら、名作になる可能性はあるでしょう。
 そしてストーリーが「探偵は、もう死んでいる」という題名の伏線を回収する感じで、様々な事件を解決するたびに、探偵の痕跡があってそれが主人公へのメッセ―ジになっていて、最後、主人公に伝えたい内容がわかる、みたいな構成になっているなら、もっといいでしょう。
 さらに、倒置法で最後になぜ飛行機に主人公が乗ることになったのかにつながれば、かなりいいでしょう。

 最悪なのは、変な事件の解決するエピソードが延々と続くことです。で、あのヒロインの女の子が、探偵の残留思念というかゴーストみたいなもののメッセージを受け取る、的な話なら目も当てられないでしょう。

 今のところはなんだこれは?ですが、探偵の死をめぐる謎を追ってゆく奥の深い話の可能性がありますので、構成やストーリーの分かりづらさは今のところ批評すべきではないでしょう。

 羊たちの沈黙のハンニバルレクターのマネが出てました。まあ、日本のクリエーターは彼の事が大好きらしくて、様々なドラマ、映画、アニメ、マンガでマネされていますが、恥を知りましょう。うんざりです。

 アニメに関しては、あの航空機や空港、車両等々のデザイン、というより全般的にデザインが悪すぎます。唯一、探偵のデザインはものすごく可愛いのになあ、という感じです。登場人物のプロフィールや状況、設定の説明の下手さもあって、ものすごく見づらいです。

 中学生が一人でアパートに住んでいる問題とか、セリフや演出が寒すぎてちょっと見てられない問題があって、正直そのあたりがノイズになって、視聴するのが辛いです。そのハードルが一番高いです。

 もし、構成や時系列を使った凝った謎を作るなら、それなりのレベルのアニメを作らないと、単なるわかりづらいだけの出来の悪いアニメになってしまいます。本作はどうなんでしょう。数話流し見してから、ポテンシャルを感じたら最初から見直してみます。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

退屈さの理由

原作未読


シエスタと言えばスペインかどっかの昼休憩または昼寝。
良くも悪くもラテンなノリに生産性上がんねーだろーなーと個人的には思いつつ、そうは言っても昼休憩3時間もあればいい感じでリフレッシュできそうとも思う。要はやってみないとわからない。

で、、、本編ヒロインの名はシエスタ。
ネタバレ抜きで作品の印象をふわっと述べると

 1.3時間の休憩良さげだなー(視聴前からおおむね1話まで)
 2.それ終わったら電池切れたわ やる気出ねー
 3.納期1週間後だしもういいや 飲みに行こー

って流れそのままに気持ちが離れていきましたよっと。出オチ系作品です。
スタートは悪くありません。ハイジャックに巻き込まれた主人公がそこで探偵ヒロインと運命的な出会いをした後、世界中を旅しながら秘密組織との戦いの日々を過ごすがヒロインと死に別れる。それから一年後謎の少女が目の前に現れうんぬんかんぬん…という導入。

一般的に、あらすじやキービジュアル/PV等の事前情報と第1話あたりで私たち視聴者はたぶん××なノリなんだろうなとある程度のマインドセットをします。
多くはその想定通りに進行し
『期待通りで安心したわ』となれば+評価に落ち着きます。
『想定範囲内で退屈したわ』となれば-評価に落ち着きます。
分水嶺はわかりません。視聴者とは勝手なものでこのへん個人差としか言いようがないからこうしたレビューサイトに価値があるのでしょう。
一方でなかには想定を超えるものがときたま登場し
『うわーっ…やられた』と膝を叩けばなれば名作認定がチラついてきます。
『うわーっ…やらかした』と頭を抱えればイラっとくるか呆れるかとなります。

今回はやらかしたケース。第一に事前の想定と乖離があり第二に乖離して戻ってくる気配がない。
こうなるとそっ閉じするか、「シエスタかわいい」その他なにかしら自分を納得させる継続理由を見出してお付き合いするようになるのだと思います。
もしご覧になられるなら、第1話で抱いた印象(想定)を覚えとくと面白いかもしれません。内容そのものには触れません。よくわからなかったです。



※雑感

■自分を納得させる継続理由

1.声優宮下早紀のお仕事

『放課後さいころ俱楽部』にも出演されてましたけど、個人的には『はるかなレシーブ』かなた役以来。新人さん多めのキャスティングで皆さん奮闘されてた印象が残るアニメでした。出演者の中では島袋美由利さんが頭一つ抜け出演機会を増やしてたのでこうして宮下さんと再会できたのは喜びです。
あたかもセルティック移籍後のホームデビュー戦でハットトリック決めた古橋選手みたいに、高校時代は同じ高校の同級生南野拓実の陰に隠れ、プロの引き合いがなくて大学進学し岐阜FCに拾われ、苦労した末ヴィッセルでイニエスタ&ビジャを師匠に花を咲かせたような展開を今後期待してます。
今回のお仕事はさしづめJリーグでも弱小カテゴリー岐阜でチャンスもらったようなもの。

2.弱小カテゴリーと思えば…

新人さん多めのキャスティングですね。J3の試合を楽しむくらいのイメージでちょうど良いのかもしれません。普段EUROやチャンピオンズリーグなんかで目が肥えちゃってる自分の視点を変える。これも先述の「自分を納得させる継続理由を見出す」ことと同義です。


■つまらなさの理由

面白くはないです。冒頭で得た想定からどんどん変ちくりんに乖離してった点が致命的でした。
この点、乖離とみるかどうかは個人の捉え方に依ります。

{netabare}個別具体的にはいろいろありますよ。
・日本の高校生年代で都合3年間も世界中を旅するとはテキトーすぎる初期設定
・異能バトルと職種“探偵”の相性の悪さはいかんともしがたい
・動かないバトルシーン etc…
あるにはありますけど細部どうこうのツッコミはこの際置いときます。いろいろ破綻しとる。{/netabare}


1.釣りタイトル
{netabare}SNS発展が加速させてるのでは?
「○○の××した理由がヤバかった」で動画やニュース開いて、結局のところ理由もヤバくなければ理由すら述べてないみたいな。なんでこのページ開いたか自分でもよくわからないみたいな。

『探偵は、もう死んでいる』本作のタイトルです。
死んでいるので嘘はなくギリセーフ。ただし謎解き要素どこ?な展開はミスリードを誘います。
そしてそんなロングタイトルミスリード系が巷には溢れており、こっちのリテラシーでなんとかなるわけじゃないのでチェックするのが大変。10分程度の動画やテキスト記事ならまだいいとして、アニメだとヘタすりゃ12話×25分ですから勘弁してほしいのです。

 『君の膵臓をたべたい』<『転生したらスライムだった件』

他作品比較で恐縮ですが、タイトルミスリードの観点ならきみすいはギリセーフで転スラはアウトです。最弱スライムじゃないの?と探偵謎解き要素どうなったの?の戸惑いはほぼ一緒。
中身が良ければってのはありますけど、自分はわりとこのへん厳しめに突き放すほうです。

実社会でも報告書の件名が不明瞭なものもしくは嘘だったり、その報告書冒頭のサマリを虚偽記載してたら書き直しを命じるでしょう?これと近しい感覚なのかもしれません。
なおこんな偉そうに言っといて自分のレビューがブーメランになってないことを祈ります。{/netabare}


2.マインドセット

これまでに鑑賞してきた作品のあれやこれやの積み重ねでなんとなく予想とまではいかないバイアスがかかるもの。
経験浅ければシンプルに感動できるし沼に落ちてればわかりみが深かったりします。私のバイアス↓

{netabare}ハイジャック犯が予想外の人外さんでなんとなく人間VS人外さんの構図を認める
タイトルから連想する探偵ものと省エネ高校生主人公からなんとなく『氷菓』が脳裏をかすめる
スタッフに“赤尾でこ”を発見して安心するあるいは不安になる{/netabare}

どんなバイアスがかかるかは人それぞれであることは大前提として、、、結果、

「探偵もんだと思ってたのになにこれ?」

となりました。釣りタイトルにイラっとしたのはマインドセットに失敗したからです。後に引いてしまって寝落ちが常態化するほど退屈しちゃいました。
それは別に照れくささの裏返しなどではなくただただ顔をしかめただけで終わったのです。



※オマケ

■それなら君が名探偵!

{netabare}あまりにも探偵してなかったので、ここのレビューの本文どこかとタイトルに小ネタを仕込んでる?{/netabare}



視聴時期:2021年7月~9月 リアタイ   

------


2021.09.20 初稿

投稿 : 2024/05/04
♥ : 44

64.2 12 警察で探偵なアニメランキング12位
宇宙パトロールルル子(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (242)
951人が棚に入れました
今石洋之監督によるオリジナルTVアニメ。

宇宙パトロールの刑事を父に持つ普通の女子中学生「ルル子」が、成り行きで宇宙パトロールに任命されてしまうところから物語が始まる

声優・キャラクター
M・A・O、榎木淳弥、新谷真弓、稲田徹、岩田光央
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

そうか、だから銃になるんだね

各話感想
{netabare}
1話
うーさーだ
逮捕ー!釈放ー!のリズム感が癖になる
内臓を書いていくスタイルか…結構えぐい…オーバージャスティスがフラッシュ的。忍殺はあまり楽しめなかった身分なのでこれはいかがだろうか。満艦飾マコみたいな可愛い絵柄の女の子が、銃に変身した。ヤバイアニメだ、と困惑と期待が入り混じった。
ジャスティース!!

2話
イケメンキター おっおっ、レンマギでみたぞ!
君の願い事を叶えるには、周りの人間を殺すのが一番手っ取り早いだろ?みたいな思考をするタイプの人だ!ルル子ちゃん、こんなのに惚れたら苦労するぜ

3話
ミドリちゃんwまーじーかー
ミドリちゃんの新谷真弓さんは蛇崩乃音で
オーバージャスティス本部長の稲田徹さんは蟇郡苛
ルル子父の岩田光央さんは袋田隆治なんだ!

4話
ルル子のお母さんのキルラキル臭
宇宙海賊なんだね、
あれ、娘が日アサで海賊してて、お母さんは昔闇の力のしもべ達をお家に返す仕事をして現在は海賊…
血は争えないのか
本部長も依然デカマスターをやってましたね

後半の作画演出20年前の宇宙バトルアニメみたい

5話
母ちゃんの服生命繊維
ついにオーバージャスティスが動いたー
と思ったら荻窪が…

6話
天種繭星まで、このキルラキル推しはどうした?
ルル子父が動いたーだけど元に戻らないのかな…ぐろい

7話
天種繭星の正体は糸巻惑星KLK-X
キルラキルと同時系列の作品ってことなのかも

8話
魔法惑星LWA-∞
今度はリトルウィッチアカデミア
スーシィも出てきた!
アレなのかな、CLAMPワールドのような、ツバサクロニクルのような感じなのかな

9話
先発情報でSex&VIOLENCE with MACHSPEEDと関連があるとのことだったので、観てきた。黄色と白のハイスピードシュコシュコ作品だった

美人惑星SVM-2
挿入歌が使われました!と聞いていたのだが…あれ、依頼人がルル子になっただけでストーリーの主軸が変わってない。
オヤブンの愛人が新規に出てきて、本家の流れを遠巻きに眺めながら裏でこんな会話してしました!という演出が良いね

SEASON 3 EP.FINALってことはコラボはこれで終わりなんだ…
本部長とクリソツなインフェルノコップは無いのか…残念

10話
ノヴァくんがついに裏切った
裏切ったという言葉は語弊があるかも、先にお願いされたから協力したまでのこと。ノヴァくん的には、ルル子側に着こうが、ブラックホール聖人側に着こうがどちらだって構わないはず。目的が達成された今、強く願えばルル子のところに戻ってくるだろう。
欲を言えば、ルル子と一緒に宇宙パトロールの活動をするうち情がほのかに湧いてきていて、ルル子ちゃんが隣りにいないと寂しいんだ。といって、ブラックホール聖人を裏切って戻ってくれば完璧。

11話
心にぽっかり穴が開いて虚(ホロウ)みたい
死んだルル子は"地獄に"うんうん、地獄と言えばこの景色だよ…!!
インフェルノ~ コップ キター!!

インフェルノコップ若干21歳にして、かなり丸くなったなあ…ルル子ちゃんをなだめてあげる優しさはインフェルノコップからは想像出来なかったから以外だった。

12話
残り2話にして、この作品の本テーマを思い出す。
そうだこれは初恋をテーマにした作品だった。
ノヴァ君!あなたを逮捕します!のくだり最高、顔を赤らめたルル子ちゃんすごくかわいいよ。

ノヴァ君、感情が生まれたのは良かったけど、急にただのイケメンになっちゃった…カヲル君みたいなミステリアスさが好きだったのでちょっと残念。
そしてノヴァ君は上半身裸の状態になった訳だけど、ノヴァ君の体が傷だらけなんですね。
ブラックホール星人(以下ブラホ)にあてつけられた痕なのかな、全部持ち主に付けられたものだと考えると、ナッシング星人でなくても、心を閉ざしちゃいそう。
というか、ノヴァ君って本当に心が無い、ナッシング星人なのだろうか。
ときめきジュエルもノヴァ君にしかない色形だし、本当にナッシング星人なら、ときめきジュエルを生み出すことってできないんじゃないかな。
それに、「どっちだっていいよ」が口癖のノヴァ君がブラホには(持ち主だからなのか)従順なのも不思議だし。

ブラホがマインドコントロールする便宜上ナッシング星人としているだけで、実はナッシング星人なんて存在しないのではないか。

左右の肩甲骨の辺りについた縦長の傷をみた瞬間、羽をもぎ取った痕じゃないか!と思いめぐらせてしまった私、ノヴァくん、天使だったら面白いのにな~


13話
TRIGGER設立5周年記念作品に相応しい作品だったと思う。
同社作品コラボのシーズン3を観て、ルル子達が銃になる理由を考えて勘づいてたけど、最後の引き金がTRIGGERの社名ロゴを意識したものになっていたし、ルル子もトリガーちゃんになったし、TRIGGER作品の壮大なデモリールにして、TRIGGER作品架け橋だったんだと理解した。
TRIGGERこれからも次元を超えて面白い作品を生み出し続けてくれるだろう。

次回のLWAのTVシリーズにも期待。
{/netabare}

音楽
OPの「CRYまっくすド平日」が好き
シリーズ毎に歌詞が違うのは、バージョン違いなのかと思っていたが、CD聞いたらまさかの1曲だったぜコケコッコー
ルル子のTVシリーズは何言ってるのか分からないところがあるので、音質の良い円盤はチェックしたくなっちゃうな。
歌詞が聞き取れなくても印象深いメロディだけど、意味がありそうでない勢いのある歌詞も分かると面白い。

挿入歌も良い曲が多いのでチェックしたいなー

ちなみに
一挙上映会に参加しました。
ルル子といえば、「でも続く!」のぶった切り次回予告も楽しみの一つなのですが、次回予告のない、通しバージョンの本編は以外にもつながりが良く、一シリーズが一つの作品として成り立っていて驚きました。

Blu-rayの初限定版にはサントラもイベント総集編もついているのですね、気になっています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

TRIGGERさんの作品だと一目で分かる作風がGood!

この作品はオリジナルアニメ作品だったみたいですね。
独特のテンポとドタバラ感・・・パッと見て制作会社が分かる作品と言っても過言では無いと思います。
ルル子の家での生活を見ていると、「キルラキル」の満艦飾 マコ一家が脳裏をよぎって仕方がありませんでした。

この物語の舞台は銀河指定宇宙移民地区・OGIKUBO・・・主人公であるルル子が住んでいる場所でもあります。
父親と二人暮らしのルル子は平凡な女子中学生でしたが、宇宙パトロール刑事である父が氷漬けにされてしまい、助けを求めるべく父の働く宇宙パトロールOGIKUBO支部に行ったところ、父親の代わりにルル子が宇宙パトロール隊に入る事になり・・・物語が動いていきます。

この物語の作画が綺麗か・・・と問われると回答に困ってしまいますが、TRIGGERさんの作品だと思うと不思議と違和感が無いんですよね。
この作品のポイントは作画では無く、むしろ物語の展開にあると思います。
大筋で行く先は決まっています・・・今回も凍漬けになった父親は何とかしなければいけませんし、宇宙パトロール隊としてOGIKUBOを守らないといけません。
でもこの作品てゴールに辿り着くまでの過程が読めないんですよね。
矢継ぎ早にあらゆる方向から色んなモノが飛んでくるような展開・・・時には華麗に躱し、時には撃沈されたりと大忙しな感じを味わいながら、ルル子ちゃんの中学生としての本分を垣間見る・・・だから展開が突然ブッ飛んでも気にすることなく、それ自体がこの作品の持ち味・・・

そして天真爛漫なルル子ちゃんの明るさも、この作品の持つ混沌さからの救済になっていると思います。

だからこそ、挫折を味わったルル子ちゃんは可哀想で見ていられませんでした。
13歳の女の子に対する仕打ちとしてはちょっと厳しかったかもしれません。
でも、そのままで終わるルル子ちゃん・・・じゃありませんよね^^
それは彼女一人が頑張ったからではなく、周りに支えられたから・・・にほかなりません。

今回の一件で一回り成長したルル子ちゃん・・・
しかもコードネーム「トリガーちゃん」なんて格好良い名前まで襲名して・・・

一度決めた事・・・完遂できるかはだれにも分かりませんが、本人が諦めなければ物事に結末は訪れません。
だからルル子ちゃんが願い続ける限り可能性は広がり続けるんだと思います。
これからも夢の現実の両立に頑張って欲しいと思います。

オープニングテーマは、フジロッ久(仮)さんの「CRYまっくすド平日」
エンディングテーマは、TeddyLoid feat. ボンジュール鈴木さんの「Pipo Password」

1クール全13話の作品でした。1話8分弱のショート作品なのでサクっと視聴する事ができます。
作画については好みが分かれると思いますが、気にならない方はTRIGGERさんらしさを満喫できる作品になっていると思いました。
物語のラストで「続く」とルル子ちゃんが言っていたので、いつか再開できる日が来るんだと思っています。
それまで楽しみに待っています♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

恋する女は綺麗さ~♪ 決してお世辞じゃないぜ~♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ギャグ系のショートアニメ。わりとシュールな作風かつ、ドタバタしている。イメージとしては、「キルラキル」のギャグ面をギュっと濃縮して、3分間休みなく続けた感じ。細かいこと考えずに楽しめます。あと、「リトルウィッチアカデミア」ファンなら、視聴をオススメします。ニヤリとできます♪

それから、実はopが好きでした。大好きな「青春ロック(Hi-STANDARD、175R、太陽族など)」をもっとポップにした感じで、「フジロッ久(仮)」というバンドは知らなかったけれど、他の楽曲も聴いてみたくなりました♪

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ルル子とケイジ(ルル子の父)のやりとりは、「キラルキル」の満艦飾マコと満艦飾薔薇蔵(マコの父)のやりとりを思い出した。まあ、監督やらスタッフやら、一緒やしね。

てか、生命繊維って、普通にある言葉みたく使わないでよ(笑)

終盤はややシリアス展開。(想いを寄せる相手が感情持たないただのイケメン人形だったことが発覚した)ルル子の恋愛に対して、「薄っぺらい、なんて薄っぺらいんだ、フハハハハハ!」って、私らおっさんが見たら「うんうん」ってなるけど、本当の女子中学生があれ見たら、結構「グサッ」とくるのでは? わりと女子中学生の心理の真理をついてるしw

とはいえ、ルル子がノヴァをあそこまで好きになる「理由」はやはり(容姿以外)乏しいとは思うけど、中学生の恋愛ってそんなもんでしょう。「理由」より、「きっかけ」。「コクられたから」「同じ部活だから」とか。いったん好きになれば、あとは恋に恋する理論でブーストがかかり、あれよあれよと言う間に……若いって、良いなぁ~。(あっ、それが悪いとかバカにしてるんでなく、懐かしんでますw)

ショートアニメなのに、設定もユニークだし、コンセプトもしっかりしてるし、ストーリーもちゃんと流れてるし、キャラもたってたし、なかなかの良作だと思いました。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

63.6 13 警察で探偵なアニメランキング13位
探偵学園Q(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (95)
661人が棚に入れました
学校の勉強は苦手だが、推理に関しては稀代の才能を持つキュウは、世界一の探偵を目指すためD.D.S(団探偵学園:Dan Detective School)に入学する。そこで出会った仲間と共に学園のトップクラス「Qクラス」に属し、学園での授業や課題、時には本物の事件解決に取り組み、学園長・団守彦の後継者を目指す。
だが、団らが壊滅まで追い込んだはずの犯罪組織『冥王星』が再び暗躍し始め、彼らが起こす不可解犯罪へ次第に巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
緒方恵美、桑島法子、遠近孝一、川上とも子、石川英郎

あーるわい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

探偵物アニメといえばこれ

探偵学園q、金田一少年、コナン…探偵物でも色々存在してます。

探偵学園qはその中でも出てくるキャラクターのノリはこれぞ少年漫画だなという印象

コナンや金田一だと味わえない物が、伝わる方には伝わるかな?

あらすじとしては主人公が探偵を目指す中で出逢った仲間達と、共に協力し謎を解いていく。
その過程で出てくる龍くんや九頭竜とは誰かを知っていくのがとても面白い。

ただアニメでは何処でとはいえませんが原作とは違う改変が起こってます。話も途中で終わりましたしね。

神隠し村殺人事件という推理漫画好きにも人気のエピソードも有ります。

・推理物を求める
・ストーリーが良い物を求める
どちらにしてもオススメです!

ただアニメと違い全部回収する訳ではないので、どちらも見た方が良いでしょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

ころすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

キンタの謎。

ただ事件を解決するだけじゃなく、探偵になるまでの過程で試験があったりして楽しいですね。
探偵になってからも同業者同士でしのぎを削ったり悪の組織を追う目的があったりと退屈しません。

26話でキンタがメグ邸のドアを蹴破る時に、ほんの一瞬だけ冥王星マークのようなものが大きく映って「まさか・・・キンタは無能なフリして冥王星のスパイ?」と思っていましたが、そんなことはなく。
あとでそのシーンをよく見返してみたら、冥王星ではなく碇のマークでした。
謎のマークなのでとても意味深ですが、なんなんですかね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

優目矢 槙 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

きゅーが可愛い

探偵ものが観たくて最近見始めたんですが昔のアニメなので時代背景を考慮にいれての推理では豆知識みたいで面白かったです。
でも、トリックは出来るものとできないものの両方ありましたね。まぁ、真似されないようギリギリ出来ないようになってるんだと思いますが。

冥王星の存在は若干のファンタジーが混じってるのかな?と思いました。
私的に続きがほしい感じなのですが、あれで終わりなのは少し残念でした。
もう少し、Qクラスの姿を見ていたかったなー

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

69.3 14 警察で探偵なアニメランキング14位
名探偵ホームズ(TVアニメ動画)

1984年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (125)
604人が棚に入れました
『名探偵ホームズ(めいたんていホームズ)』は、小説『シャーロック・ホームズシリーズ』を原作にしたテレビアニメ。日本の東京ムービー新社とイタリアの国営放送局 RAI の合作。日本では、1984年11月6日から1985年5月20日までテレビ朝日系で放送。全26話。最初の6編は宮崎駿が監督・演出などを務め、その大部分の脚本を片渕須直が書いた。

声優・キャラクター
広川太一郎、富田耕生、一龍斎春水、大塚周夫

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ふははは、ホームズ君さらばだっ! 宮崎駿監督のドタバタ活劇

 記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。言い切っているような台詞も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。

 NHKで放送していた名探偵ポアロとマープルのように、推理が中心ではなく、実は元気に動き回るキャラクターたちのドタバタ劇だ。

 『主だった登場人物
 コミカルで愉快な人々をご紹介』
 ホームズそのものはコナン・ドイルが手掛けた原作を金型にしているが、大きく違うところがある。
雰囲気は明るく、子供向けに修正が加えられていること。
おせっかい焼きで、かなり推論でものを言ってしまうし、それがまた外れないというご都合主義の目立つキャラになっている。がしかしこのアニメはリアリティを追及して推理をするのではなく、ドタバタ劇を楽しむ、事の成行きを見てにやつき、次第によっては画面に向かって笑いだしたりするのが目的ではないかと、筆者は思っている。
 事件の核心の部分も途方もない特殊メカで行われたりするので、奇想天外な展開が目白押しだ。いつ用意したんだそんなもの、というのが多い。
 助手であり、医者でもあるワトソンもコミカルかつお調子者で、ホームズがまだ引き受けるといっていないうちから、ホームズと私がついていれば大丈夫です、などといきなり請け負ってしまう。特に美人に弱いキャラクターとして描かれていた。
 モリアーティ教授は片方だけに眼鏡を使い、白いシルクハットとマントにステッキといういでだちで、飽くまで英国紳士を気取りたいのだが、実際はドタバタして憎めない三枚目のキャラクターだ。馬車と最初期の車が並列して使われているロンドンの町で、一際目立つ特殊メカを多用して世間を騒がせる、自称犯罪界のナポレオン、喝采願望と自己顕示欲の塊である。
 この特殊メカも宮崎駿監督独自の面白さを感じた。
 その行動力と発明力を活かしたほうがどう考えても大儲けできると思うのだが、そのあたりは突っ込んではいけない気がしてならない。
 負け続けで貧乏暮らしなのに、特殊メカの機材だけはしっかりと調達してくるあたりも、ご都合主義というより、そういうアニメだと思ってみたほうがいいと思うのである。
 モリアーティの部下、トッドとスマイリーは、海賊の一味という設定で登場する。職にあぶれてモリアーティの部下になった。背の低いトッドとひょろりと背の高いスマイリーはわかりやすい凸凹コンビで、ドジを踏んだり慌てたり、飛んだり跳ねたり、どんどんホームズに負け続けて貧乏になっていく……筆者としては一度くらい勝たせてあげたいと思ってしまうほど、愛嬌と味のある二人組である。最後までモリアーティについていくあたり、実は盗人生活を楽しんでいるのかもしれない。
 スコットランドヤードのレストレード警部は敏腕というより、こわもてと強烈な力押しのキャラクターだ。事件が起きるたびに、とりもなおさず突撃、目がくらむほどの塔の上だろうと、海上だろうとおかまいなしに空中ダイビングして、気球や特殊船に乗って逃走するモリアーティ教授を逮捕しようと躍起になる。このあたりはルパン三世に登場する銭形警部を彷彿とさせるキャラクターだ。逮捕だぁーと、叫びながら多数の部下たちを引き連れて突っ込んでいくのはお約束のパターン。また組み体操をしているのではないかと思えるような警察隊の追撃シーンも際立っていたと思える。
 ホームズが住むベーカー街B221番地の下宿管理人・ミセス・ハドソンは、登場したときには19歳の若さですでに未亡人になっている。おっとりしているかと思えば、ホームズよりも素早い身のこなしで疾走したり、一瞬の判断だけで的確な機転と行動力を垣間見せてくれる、いざというとき活躍するキャラクターだ。
 原作とは異なり若いだけでなく、とても美人で、気建が良く、暖かみを感じた。そして料理と掃除が得意。その魅力にはモリアーティ教授も一味のトッドもたじたじ。スマイリーにいたっては、いつもの気弱な一面ががらりと変わり、奮起触発されて部下と主の立場が逆転、モリアーティにですら命令口調でハドソン未亡人を気遣ったりする。
 魅力的というだけではなく、過去の設定も事件で活躍できるよう、飛行機乗り仲間の紅一点として活躍していたことになっている。
 主だった登場人物紹介のおしまいにひとつ。
 登場人物たちはみんななぜか犬の顔だ。猫は登場しても警察犬などは出てこないのだ。

 

『ちょっとした事件のあらすじ』
 全26話からなる作品群は、依頼人やモブキャラクター以外はほとんど同じメンバーで構成されている。

 1話・彼がうわさの名探偵
 プロトベンツに乗って帰路の途中、周囲を警戒しすぎて挙動不審気味な黒塗りの扉つき馬車が前方に立ちはだかり、ホームズの行く手の邪魔をする。ホームズが馬車の窓を覗いて確認できたのは、若い娘とその父親だった。港からロンドン行きの船にまでたどり着いた矢先、例の親子が馬車のタラップから降りてきていた。たまたま船に乗り合わせた医者のワトソンと知り合いになったホームズは世間話をしつつも、船上にいる親子の様子を盗み見る。その時、甲板で荷物運びが旅行用トランクを誤って不意に落してしまった。トランクの中から出てきた小箱を奪うように父親は引っ掴み、胸の懐に慌ててしまいこんだ。ホームズの鼻孔は、事件の匂いを嗅ぎ取っていた。

2話・悪の天才モリアーティ教授
 舞踏会を催していた銀行家サンプトンの屋敷からマザリンの宝冠が紛失する。連絡を受けて到着したレストレード警部は部屋の間取りを確認したが、宝冠があった部屋には犯人が逃走できそうなところはなかった。窓には鉄格子が填められて出入りはできない。舞踏会に出席していた紳士淑女は徹底的に調査を受けたが手掛かりは発見できず。部屋の鍵のありかはサンプトンと息子のザールしか知っている者はいないことから、ザールは疑われ、動顛して失踪する。ザールの婚約者ミス・シールズは、疑いを晴らすべくホームズに事件の真相を究明するよう依頼するのだった。

3話・小さなマーサの大事件!
 非常に精巧な贋金がロンドン市内に出回っていた。頭を抱えたレストレード警部だが犯人の手掛かりを掴むことができない。一方、新聞で贋金事件を知ったホームズの屋敷に、マーサという女児が一通の手紙を持って訪ねてくる。徹夜明けのホームズへの依頼は野良猫のミセス・ホリーを探してくれとのこと。ワトソンは本気で引き受けるのかというが、寝不足で混濁しつつあるホームズの着目眼はマーサの靴に付着していた泥から、歩いて三時間はかかるイーストエンドから来ていたことを推理していた。マーサの話を聞くと母親は早くに亡くなり父と子二人だけであったのに、前触れもなく外出したまま父親は帰っていないらしい。その父はプレス機の技師だという。まったく音沙汰がなかった父から初めて届いた手紙には、なぜか文字に小さな穴が開けられていた。マーサは日ごろ、父から何かあったらミセス・ホリーに相談しなさいといわれていたことを話す。この二つが結びついたとき、思わぬところから贋金事件の手掛かりが浮かび上がってきたのだ。

 全26話を記載しようと思ったが、長すぎるので割愛することにした。イギリス中を飛び回るホームズの活躍には多大な無茶があるが、理論的なものではなく飽くまで活劇だと思うべき、というのが筆者の見解である。

 筆者個人にとっての宮崎駿アニメの特徴を、本作品ホームズと照らし合わせて考えた。

1. ボーイ・ミーツ・ガールの描き方がうまいこと。
 今回はホームズが主役なので恋の話は依頼人などのサブキャラクターが行っている。恋愛関係にある登場人物たちは結婚できる年齢だ。映画館で視聴を経験しただろう諸人には一風変わった印象を与えるのではないだろうか。

2. 軍隊や警察の大隊が躍動感あふれる描き方をすること。
 スコットランドヤードの警官たちが突撃しまくる。銭形警部率いる警官隊よりさらにコミカルに、さらに派手に、さらに現実離れした動きで縦横に駆け巡る。

3. 軍事だけでなくメカそのものの愛着があり、うまく描けること。
 モリアーティ教授のメカはだんだんエスカレートして、最後のほうになると現代でもそんなメカは作れないとんでもメカまでもが登場する。

4. 空を飛ぶ表現力が高いこと。
 気球に飛行機だけでなく、人間もパラシュートなしで空中ダイビングさせる荒業の数々を繰り出す。宮崎駿と空の関係はとても大きく、夢を描きだす重要なシーンだと筆者は考えている。

5. 女性の描写が独特で魅力的なこと。
 ミセス・ハドソンはもちろん、登場するヒロインキャラは顔つきが犬なはずなのに十分魅力的に描かれていると筆者は感じた。名探偵ホームズ系のヒロインはあとの宮崎駿作品には出てこないタイプなので、新鮮さを感じる人もいるのではないだろうか。

6. 子どもたちが元気で動き回ること。
 これでもかというほど子供たちが元気で表情豊か。それが宮崎駿監督の特徴の一つだろう。子供達の集団がちゃんとホームズの手伝いをしたり、人質にされていた子どもが単独でも活躍したりするシーンがある。
 

 これらの特徴が魅力に直結している、というのが個人的な見解だ。スタジオジブリの名は不動のものになったと思えるが、それ以前の駿監督作品にスポットライトが当たることは少ない。さらには、未来少年コナンの話題が若干出ることはあっても、ホームズの話題はまず出てこないようだ。
 ジブリが好きだけれど、最近の作品はちょっと…という人には適したアニメではないだろうか。隠れた名作なのかもしれない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

saitama さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

イタリアTV局からの下請けだからか、日本人アニメーターの本気が凄い!

Wikiによれば、「イタリアの国営放送局イタリア放送協会(RAI)から日本の東京ムービー新社が下請けとして製作したアニメ」とのこと。

宮崎駿が事実上最後にTV作品監督を引き受けたアニメ(ただし6話分のみ)とのことだが、脚本も絵コンテんも演出も担当した3話小さなマーサの大事件は、まさしく宮崎アニメ。

宮崎駿以外の話数も、とにかく驚くのが背景の描写。とにかく細かい、かつ正確、デフォルメの塩梅が絶妙。建物のパースや、あらゆる背景の描写の細かさは、日本人アニメーターの本気が感じられる。いまのアニメ作品で、これほど背景描写が凄い作品は果たしてどれだけあるか…。年に数本もないかも…。

あと、カット割りというか、画作りが全然違う。立派な映画作品もびっくりなカット割りの素晴らしさ。昔の監督や絵コンテや脚本を書く人々は本当に多くの映画とかを観まくっていたのだろうな…。現代の紙芝居アニメには絶対ない。

しかも、これらは全部セル画なわけで…。エンディングを見ると、関わっているスタッフ数の少なさというか、昔は本当にこれだけの人数で作品つくりしていたのかと二度びっくり。

イタリアのテレビ局や子どもたちが夢中になれる作品を作り上げた日本人アニメーターたちは本当に素晴らしい。仕事にプライドを感じられる。もしTV版マクロスみたいな作画だったら、日本人アニメーターの評判はボロクソだったろうから…。自動車や家電製品だけじゃなく、こういうソフトウェアでも丁寧な仕事ぶりがいまの日本人の評判を作り上げたと思う。

正直、現在の日本のアニメーターたちはもっと昔のアニメを観て、先駆者たちのレベルの高さを目の当たりにした方が良いと思う。ただ、待遇は間違いなく今のほうが不遇なので、そこは今のアニメーターの苦労が忍ばれる。テレビ局や製作委員会やスポンサーはもっとアニメーターたちの待遇を憂慮すべきだろうと思う。

アニメーターたちにまともなギャラも支払えず、アニメとしての質も40年近く昔の作品の足元にも及ばないとか、恥ずかしい限りでしょう。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

Robbie さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

優しい世界観のシャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズは中学生の時に傑作選で有名な話をかじった程度である。
そのためシャーロック・ホームズの大ファンという訳ではなくこの作風が大ファンに受けるのかは分からない。
しかし、1アニメ作品としての出来は優れていると思う。
登場人物は名探偵ホームズというタイトルなだけあってシャーロック・ホームズから名前を借りてる者が多数。
しかし、原作とは異なり皆優しい世界観に合ったギャグ調のキャラになっている。
さらにこの作品、推理ものなのに人が死なないし犯人も基本同じ人物。
これだけ聞くとつまらなそうに見えるがこれが不思議と面白いのだ。
因みに面白いと言っても推理ものとしての面白さではない。
まずは視覚的楽しさだろう。
1984年のTVアニメとは思えない位良く動く作画。
手抜きやミスも全く見受けられず常にクオリティーを維持している。
巨匠の宮崎駿氏も関わっているため彼の他の昨品に通ずる表現も多少見られる。
また、作画だけではなくコメディー調になったキャラやオリジナルキャラも魅力的。
キャラの行動やかけ合いが面白い。
非常に上手く個性付けが出来ていると思う。
音楽面も良好。
劇中BGMの担当は初代マクロスの羽田健太郎さん。
悪目立ちせず世界観や場面に合っていた。
声優陣も有名な方が地味に多いし演技力もしっかりとあったと思う。
内容は古い子供向けアニメのため基本ワンパターンであり1話完結だが各話のテンポが良く全く退屈しなかった。
それにギャグも狙い過ぎずさっぱりとしていたため気持ち良い。
ただ、最終回が他の回と同じような回だったためもう少し最終回らしさが欲しかったというのが正直なところ。
シャーロック・ホームズの大ファン以外には勧められる優れた昨品だった。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

57.7 15 警察で探偵なアニメランキング15位
金田一少年の事件簿R(第2期)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (83)
376人が棚に入れました
「週刊少年マガジン」連載の人気ミステリーコミックのTVアニメ版第2期シリーズ第2弾。
名探偵だった祖父譲りの推理力を持つ高校生・金田一一が、幼馴染みの七瀬美雪や剣持警部、明智警視らと共に難事件に挑む。

声優・キャラクター
松野太紀、中川亜紀子、小杉十郎太、森川智之、小野健一
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

安定の金田一

金田一は各エピソード毎に採点していきます。1期もそのうちまとめようかな。
それにしてもOPの歌なんだアレ、お世辞にもカッコいいとは間違っても言えないぞw
しかし実わたの時も思ったが、何故かダサい歌の方が癖になるんだよなwなんでだろうw

金田一少年の決死行 脚本3.5
{netabare}こんなんありかぁ~?と思っちまう。
18年間体が成長せずそのまんまとか、流石にトンデモ過ぎて理解に苦しむレベルだったけど。
実際にハイランダー症候群って病気があるらしいし、どう受け入れたものか。
鏡を使ったトリック自体は面白かったと思います。
ちと無茶だけど、無茶なトリックは今に始まった事じゃないですしね。{/netabare}

血溜之間殺人事件 脚本3
{netabare}和風な舞台が結構好き。囲碁を扱ったちょっとしたパズラー物。軽く解くにはまずまずの題材だと思います。
それにしても……今回の被害者、ひでえ事する奴だなと思ったw{/netabare}

薔薇十字館殺人事件 脚本4
{netabare}楽しみにしてたのにいきなり初回で萎えさせられちまったよ…。
そういえば血溜之間事件の時にも切断表現に規制入ってたんだよな。
夕方だからって事か…。すべFは大丈夫でしたからね。
枠にこだわらず、切断系の事件は深夜に移動して放映かOVAとかでいいんじゃないっすかねと思いました。

死体出現トリックはひとまずご都合を合わせたと言う事でとりあえず安心しました。
今回の肝は館の構造を利用した密室トリックとアリバイトリック。これがよくできている。
杭をあんな風に使うという発想がまさに目から鱗だし、薔薇のアーチで館の全容を覆い隠していた本当の理由が住人を逃がさないだけでなく、離れの存在を隠す事だったという大掛かりなトリックには驚かされるばかりだ。
犯人を追い詰める過程には多少違和感を感じる所がないでもないが、それ以上にトリックの出来が良くて素晴らしいと言える事件だ。文句なしにお薦めである。
あと、ジゼルちゃんが可愛いのがいいですね! 金田一の犯人の中でも指折りの美女犯人だと思いますよ。
って言うか兄妹揃って殺人犯と言うのが何ともね…wまさに血は争えないという奴ですかw{/netabare}

午前4時40分の銃声 脚本2
{netabare}ハズレ回。あんな事で死んで騒ぎを起こそうとするなんて迷惑すぎるわw
メンヘラ自殺刑事を美化しようとしてるシーンでなんか笑ってしまった。
キバヤシィ!いくらなんでも無理があるぞw{/netabare}

明智警部の事件簿 脚本3
{netabare}今回はヤング明智が主人公。
少年課の人と取っ組み合いしたりしてるところはなかなか。
真相は短絡的なガキの犯行といまひとつな気はしましたけども。
ほっこり話でまあよかったかなとは思いました。{/netabare}

雪鬼伝説殺人事件 脚本4
{netabare}いいっすね。これよこれ。こういう大胆で豪快なトリック大好きよ。
現実的に実現可能とかはともかく、こういう派手な事やりたいってのがよく伝わってきます。
雪夜叉伝説と並んで、雪国でこそ成立し得るトリック。手品ネタも絡んでいて、なかなか鮮やかな作りでした。{/netabare}

女医の奇妙な企み 脚本3.5
{netabare}金田一に軽くあしらわれてたけど、この女医の手口は結構鮮やかだと思いますよ。
BGMとかギャグテイストっぽかったですが、普通に感心できるレベルかと。{/netabare}

消えた金メダルの謎 脚本3
{netabare}ワンアイデアとしてはまあまあです。
でも変装キャラが顔はともかく、肉体まで変化させるみたいな事は勘弁してほしいんですよね。
私、変装自体もあんま好きじゃないんですけど。今回のは特にな~と思ってしまいました。{/netabare}

狐火流し殺人事件 脚本3.5
{netabare}まあまあって感じです。水路を使ったトリックはよかったんですけどね~。
サッカーボールの伏線とか、見立ての意図とか。二人場織で白粉を塗った手が証拠になるのはなかなか面白かったんですけど。
でも複数で歩いていたけど、一人だけ集団から外れて~って部分は流石に無理ありすぎwと思ってしまった。
動機は切ない系で良かったです。やっぱり金田一は動機がいいねって思いますね。{/netabare}

さて、前期と比べてみても全体的にアイデアが豊富なのは流石に金田一だなと思います。
特に薔薇十字館は金田一の中でも5本の指に入るくらい好きなのでおすすめですね。
細部の欠点まで補っていれば脚本4.5にしていたのに少し残念に感じる所ですが…。全体的に楽しめました。とてもいいクールでしたよ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

イツキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最終話が泣ける、大人の方が楽しめるかも

再視聴したため、二回目のレビュー投稿。
前回は、R第32~36話の「薔薇十字館殺人事件」がお気に入りと書いたが、今回は、Rシリーズのラストを飾る「狐火流し殺人事件」(第44~47話)をお勧めしたい。
筆者が思う、金田一シリーズと、同じく探偵モノのコナンシリーズとの決定的な違いは、その人間味の深さにあると思う。コナンは「犯罪は悪」「正義は必ず勝つ」というようなことをモットーとしているところがあり、犯罪の動機もどこか薄っぺらいことが多い(別にこれが悪いと言っているわけではない)。
しかし、金田一の場合、その犯行の動機は誰しも納得してしまうものであることが多く、また、犯罪は許されないことだとわかっていつつも、必ず犯人のそこへ至らざるを得なかった経緯に同情してしまう部分があると思う。
一言でいうならば、金田一は、深く人間というものを考えさせられる、より大人向けの作品だと思う。
「狐火流し殺人事件」も例に漏れずそうだ。
友として、真実にたどり着いた探偵として、友の犯罪を暴き、警察に引き渡さなければならない一(はじめ)。最終話、自首を決めた犯人が、警察署の前で一に別れを告げるシーン、そしてその後の一のモノローグに、涙を禁じ得ない。ぜひ一度観てほしい。



以下、前回のレビュー:
「金田一少年の事件簿R第2期。お馴染み名探偵の孫が事件を解決するミステリーシリーズのテレビアニメ化企画第3弾だ。
今回は数ある金田一アニメの中でも特におすすめしたい一作。注目は何といっても本作のダークヒーロー・「地獄の傀儡師」高遠遙一と主人公・金田一一が協力関係を結ぶ「薔薇十字館殺人事件」(第7~11話)。過去に二人が図らずも協力し合う「露西亜人形殺人事件」(アニメ第1期139~143話)も筆者イチオシのエピソードだが、今回はそれ以上に二人のタッグが冴える。それは本作のヒロイン・七瀬美雪に「ビミョーに似たもの同士?」と言わしめるほど。立場的には敵対する二人だが、事件解決においてはある意味お互いの欠点を補い合える関係は、このエピソードだけに留めておくのは正直もったいないと思わせてくれる。
他にも「金田一少年の決死行」「雪鬼伝説殺人事件」「狐火流し殺人事件」など原作人気エピソードを収録。SPの1時間スペシャル「明智警部の事件簿」も期待を裏切らない出来となっている。」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

hidehide さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

可もなく

金田一、探偵学園…

どうも、江戸川に勝てない、これら作品。

別に、
江戸川が『勝って』いる訳でも、
金田一が『負けて』いる訳ではない。

金儲けの道具になり果てた江戸川よりマシ。
クオリティは、
本作の方が練られている、と思いますし。

とは言え、
可もなく、といった所でしょうか。
もう少し、驚きのトリック、驚きの犯人が出ても
イイのでは、と思います。
どこかで見た、聞いたトリック、予想の犯人ですし。

にしても、
金田一一より、高遠遥一の方が、
頭脳、行動力は、段違いに上なのがイイ、
あと、美雪、
『はじめちゃん、はじめちゃん』うるさい。

実写だった頃の名残か、ジャニの機嫌取りか忖度か…
OP曲は、NEWS やら KAT-TUN…
もの凄く、ショボいアニメが始まるぞ感、がすごい…
どっちのグループも、
犯罪者やそれに近似の者が出ていた様な…

結論としては、
…眠くなりますね、これ。
なぜでしょうか…なんか、見てると、いつも寝てます…

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

59.2 16 警察で探偵なアニメランキング16位
秘密-トップシークレット(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (61)
363人が棚に入れました
青木と薪は、MRI捜査専門の「科学警察研究所 法医第九研究室」の研究員。個人のプライバシーをすべて見る捜査であるため、倫理上の問題があるとの指摘がされており、警察庁の中でも正式な機関としては位置づけされていない。
ただ、検死では解明されない事件が解決できる手段として、捜査員たちは常軌を逸した映像と日々向き合っていた。多くのものが、慣れることも正気を保つことも出来ず辞めていく中、青木は第九に憧れていた。配属された途端、薪に異動を薦められるが、青木はあきらめなかった。
しかし、その仕事はあまりに厳しいものだった…。
ネタバレ

糖尿猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

原作ファンは完全に別物と割り切って見るしかないかも

原作ファンです。


内容を簡単にいうと↓
◆犯罪犠牲者の脳を解析して生前見ていた映像を再現して、それを元に事件を捜査していく【第九】と呼ばれる部署。
そこに配属された新人の青木。
小柄で、女性と間違われるほど美しい容姿の第九の室長、薪さん。(モデルはHYDE。作者談)
そして他の第九のメンバー達が難事件、怪事件を捜査、解決していきます。


全26話。アニメオリジナル回が半分程あったのですが、オリジナル回は序盤の数話以外見ていません。
原作回と比べると第九の仕事にしては内容が薄っぺらく感じたので・・・。

ちなみに原作回はこちら↓
{netabare}
2.3話   アメリカ大統領
5.6話   絹子と盲目の少年と犬
12.13話  貝沼
18~20話  電車バイオテロ(雪子さん登場!!
23.24話  天地

それ以外はオリジナル回だったはず。
{/netabare}


原作回は、『事件内容』は、原作にそっていましたが、捜査の過程、設定などの変更はあって少し残念。

でもそんなことより作画が残念すぎました。
薪さんのタレ目具合がひどい。
薪さんが全然美しくない!女性に間違われる位の美貌のはずなのに!ついでに雪子さんももっと綺麗!
その2人だけではなく、他のキャラ、生前の映像の描写、
様々な場面において原作絵の繊細な雰囲気がありません。

キャラクター達も、第九のメンバーが数人削られ、代わりにアニオリキャラが追加されています。
その追加メンバーによって捜査中の「これじゃない感」もありました。
(小池と今井の出番がほしかった・・・)
また、キャラの設定の変更があり、???と思うことも多々。(天地が青木の先輩とか。青木が姉を好きとか)
そして薪さんの性格がなんだか落ち着いていました。
激怒したり、怯えて震えたり、もっと危うさや脆さなどの描写が欲しかったです。

グロ描写はあれが限界ですかね。

あとこれはただの私の好みの問題ですが、薪さん役の関智一さん。好きな声優さんですが、薪さんとは少しイメージが違いました。

もうなんか・・・どうしても原作と比べてしまって、原作贔屓で見てしまうのでガッカリ感はすごかったです。

原作を知らない方は素直に楽しめる作品かもしれません。

ED曲は内容にあっていたように思いました。素敵でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

ワッキーワッキー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

サイコパスを待っている間にオススメした作品

西暦2060年以降の「科学警察研究所 法医第九研究室」、通称「第九」という組織で行われるMRI捜査を中心にした話。

MRI捜査とは
死後数時間以内に摘出した脳に、特殊な機械を接続する事によって、死の直前の被害者の記憶を映像化して操作する方法
(死の直前以外も観れるが、生きている人間同様に、過去に行けばいくほどあいまいになってしまう)

「第九」
MRI捜査を実験的に取り入れた機関で、その操作方法から非倫理的と外部機関や一般人から敬遠また妨害されている。

と結構昔に観た作品でしたが、設定がとても印象に残っている作品です。

また年代が、2060年となっていますが、MRI以外はほとんど現在と変わらないので、そこまでSFしているわけではないと思います。

さらに、倫理としては何とも言えませんが、この捜査方法が現実に導入されたら、警察の捜査はかなり向上するというリアリティーもあると思います。

残念な点としては、キャラクターデザインが少女マンガ風?であるため、一般受けはしにくいかと思います。

そして、アニメとしては認知度が低いですが、漫画では当時かなりヒットしたらしく、私の最寄のレンタルショップにも置いてありました。

サイコパスや、攻殻機動隊シリーズが好きな方には観ていただきたい近未来警察SFストーリーです。

こういった経過を経て、電脳化していくのかなぁとひそかに思っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6
ネタバレ

弥月 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作直行をオススメします

主人公が所属するのは、科学警察研修所 法医第九研究室。
事件の被害者や死刑囚の脳を取り出し、その記憶を解析することによって事件を解決に導く部署。
サイコパスの世界観に通じるところもあって、設定がとても面白い。

原作は長編のようで、アニメ化できたのは一部のよう。
ちょこちょことその後に繋がりそうな伏線があったので、原作に手を出してみたくなった。

ただ、アニメにはいろいろと残念なところが。
・作画が好きになれない(清水玲子さんの絵は好き)
・BGMが気になる(シーンとのミスマッチ、多用し過ぎ)
・演出(迫力不足、もっと違う構図があっただろう…泣)
・その他「え、それでいいの?」と気になるシーンあり
{netabare}病室(おそらく警察病院)から飛び降り自殺→MRI捜査て、かなりムリが…
セキュリティに関することや証拠品の取り扱い、人物の発言などいろいろ{/netabare}

とはいえ、人の秘密を覗き見る罪悪感や世間からの非難に苛まれながらも、事件解決のために奮闘する仲間たちの物語は熱い。
見た目に騙されず、がっちりと作りこまれた世界を観てほしい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

72.2 17 警察で探偵なアニメランキング17位
文豪ストレイドッグス 第4シーズン(TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (64)
285人が棚に入れました
「君たち探偵社は、国の誇りだ」 ポートマフィアとの共闘のもと《死の家の鼠》が謀る「共喰い」作戦を制してから、およそ一ヶ月。 武装探偵社は、安全貢献の最高勲章たる祓魔梓弓章を授かり、国を挙げて讃えられることとなった。 そこへ舞い込む、政府からの緊急要請。 4件にわたる若手議員の殺害事件は、六道輪廻の最高位たる天人が死の間際に表す5つの兆候に見立てられていた。 武装探偵社は、残る1件を未然に防ぐべく立ち上がる。 「一同全力を挙げ、凶賊の企みを阻止せよ」 だがそれは、たしかに捕らえたはずの狡猾なる〝魔人〟フョードルが仕掛けた罠だった——!! 彼らが掲げる「正義」に疑惑を抱く政府の役人。 牙をむく軍警最強の特殊部隊《猟犬》。 破滅への引導を渡すべく跋扈する《天人五衰》。 栄光から一転、人々から謗られる身となった武装探偵社に次々と襲い掛かる新たな敵、そして、底なしの絶望……。 散り散りになる仲間たち。 果たして中島敦は、この未曾有の危機を乗り越えることができるのだろうか? 光なき、戦いの幕が上がる——。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

物語は「探偵社設立秘話」を経て第4シーズンヘ…

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第3期までは視聴済です。
そう言えばスピンオフ作品である「文豪ストレイドッグス わん!」と、劇場版「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE」も視聴済でした。


探偵社設立秘話

風が吹きつけるその街には、
凄腕の用心棒として名を馳せる銀髪の一匹狼がいた。
男の名は、福沢諭吉。頑とした信念を眉間に刻み、
今日も彼は独り、朴訥と任に当たる。

だが、とある現場で出会ったのは、
そんな福沢を物ともせず、自由勝手に振る舞う
世間知らずな少年・江戸川乱歩。
言いくるめられるがまま、
身寄りのない彼の面倒を見ることになってしまう。

そして2人が警護していた劇場で起こる、
姿なき「天使」による殺人――。
事件の中、福沢は確信するのだった。
乱歩の持つ、未来をも予見する天才的な推理力を……。

これは〝今〟から十余年前。如何なる悪をも断罪し、ヨコハマの平穏を守る
薄暮の異能力集団「武装探偵社」始まりの物語である。


「君たち探偵社は、国の誇りだ」

ポートマフィアとの共闘のもと《死の家の鼠》が謀る
「共喰い」作戦を制してから、およそ一ヶ月。
武装探偵社は、安全貢献の最高勲章たる
祓魔梓弓章を授かり、国を挙げて讃えられることとなった。

そこへ舞い込む、政府からの緊急要請。
若手議員をはじめとする4件の殺害事件は、六道輪廻の最高位たる
天人が死の間際に表す5つの兆候に見立てられていた。
武装探偵社は、残る1件を未然に防ぐべく立ち上がる。

「一同全力を挙げ、凶賊の企みを阻止せよ」

だがそれは、たしかに捕らえたはずの
狡猾なる〝魔人〟フョードルが仕掛けた罠だった――!!

彼らが掲げる「正義」に疑惑を抱く政府の役人。
牙をむく軍警最強の特殊部隊《猟犬》。
破滅への引導を渡すべく跋扈する《天人五衰》。

栄光から一転、人々から謗られる身となった武装探偵社に
次々と襲い掛かる新たな敵、そして、底なしの絶望……。

散り散りになる仲間たち。

果たして中島敦は、
この未曾有の危機を乗り越えることができるのだろうか?

光なき、戦いの幕が上がる――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

物語は、福沢諭吉が江戸川乱歩と出会い探偵社が結成されるまでと、新たな物語が展開される第4期とで構成されています。

この作品に登場する文豪は基本的に異能使いですが、江戸川乱歩の「超推理」だけは異能じゃないんですよね。
パッと見ただけであらゆる事を把握してしまう超推理は、異能にしか見えませんけれど…^^;

そして、この第4期を視聴して思ったのは、長い物語の中でそれぞれの文豪にスポットが当てられた展開になっているということです。
それを強く思ったのが、今回は与謝野晶子に関して深掘りされていたからです。

与謝野晶子はこれまで「怒ると怖い綺麗なお姉さん」という立ち位置のキャラだと私は認識していました。
その見立ては大きく外れてはいないと思うのですが、これまで彼女の過去については殆ど触れられてきませんでした。
ですが、この第4期で彼女の過去が明らかになるんです。

彼女の異能は「君死給勿(きみしにたもうことなかれ)」。
異能の中でも珍しい治癒能力で自他を問わず外傷を跡形もなく完全に治療できる能力なんだとか…。
但し瀕死の人にしか使えないみたいですけれど^^;

治癒能力…普通に考えて喉から手が出るほど欲しい異能だと思います。
例え傷付いても治療して完治できたなら、また前線で活躍できるんです。
…と考えたくなりますが、この考え方はあまりに短絡的でした。

その理由は是非本編を視聴して感じて貰えたらと思いますが、彼女も決して
望んで手に入れた能力ではなんでしょうけれど…

そもそもこんな展開になっているのは、INTRODUCTIONにも記載されている通り全てヒョードルの仕業なんですけどね。
こんな卑怯で姑息…では無いかもしれませんが、こんなことで武装探偵社に揺らいでほしくはありません。
今は徹底的に追い詰められているかもしれません。
でも、まさかこれで終わるなんてこと、ありませんよね^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、SCREEN modeさんによる「TRUE STORY」
エンディングテーマは、ラックライフさんによる「しるし」

1クール全13話の物語でした。
この第4期が放送されたのは、2023年の冬アニメなのでほぼ1年前になります。
随分未視聴の作品を積み上げてしまいました^^;
引き続き第5期を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

乱歩と福沢さんの話

{netabare}
5期まで見終わったので4期の感想は適当に。
4期は探偵社設立の話と、VS天人五衰の話の前半部分。
群像劇形式にいろんなキャラにスポットの当たる文ストだけど、4期は乱歩の話が大半を占める。
探偵社設立編というのもあって5期まで全部見たけど、4期の内容が個人的には一番好き。
前半の探偵モノっぽい話も良くできているし、後半の文ストらしい戦闘は各々のキャラにそれぞれ見せ場があって面白い。
あまり掘り下げられてこなかったキャラの掘り下げも多めで、特に与謝野晶子の過去回想は印象的。
与謝野晶子への乱歩の声掛けのセリフがかっこよくて、乱歩というキャラの印象も上がったかな。

話の方に関しても、VS天人五衰はシリーズの中でも一番絶望感ある状況で、ほぼ周り全員が敵となってしまった状況でどのような立ち回りをするのか、緊張感があって面白かったです。
文ストは単に異能の強さだけの戦闘ではなく、戦術や戦略の方に重きが置かれているので、単なる戦闘アニメとしての面白さに加えてそういった戦略の方でも楽しめる作品だと思います。

私的評価:88点
私的ベスト回:9話

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
このメガネの方が怪しい。1万円札さん。この女がこれまた1番怪しい。
どうせ他の候補者なんて居ない。確かな脅迫では無いな。
なるほど、市警も福沢諭吉もちゃんと疑ってるの賢い。
また俺なんかやっちゃいました? 図星で草。OPもEDもくっそいいな。

2話 ☆9
なろう主人公も聞いとけ。メガネ最強。OPほんといい。
殺されとるやんけ。で、何がしたかったん?こいつら
ただのイカレ野郎だった。縛られてたやつは何? あっ…。
引きが上手い。

3話 ☆10
解説してくれるのありがたい。福沢さん無能。結構都会に拠点あって草。
なお殺人はする模様。福沢さん強い。マジで面白かったかな。
こいつが一番強いのか。


4話 ☆8
完成版OP。確かに原稿に高値が付くな。どうやって上に行ったw
隠滅屋。噛ませ臭が凄い。犯人ならここで殺せやw バレとるやん。

5話 ☆10
隠し場所 ガバガバじゃん。流石に包囲されてること気づけw
殺された奴クズやんけ。虚構推理。子安。
能力持たない上に証拠隠滅されている状況を推理力だけで覆せたのはさすがだな。

6話 ☆10
グロい。こいつら噛ませ臭いな。
政府関係者をも利用してるのが真犯人だよね。異世界おじさん。
整合性のある物語ってどういう事だw
ニコライも本で支配されてる操り人形なのかな?
探偵社を潰すって物理的にではなくそんな頭脳的な方法でか…。
予想出来んわな。

7話 ☆9
この能力あるなら直接探偵社を殺せんのか。暴れまくっとるな。
車の方が自由がきくしな。結局犯罪犯してて草。

8話 ☆8
てか民衆の信頼取り戻すのは難そう。フランシスか。
疑ってかかるのは大事。

9話 ☆10
確かに居場所分かってるなら軍に情報漏らすべきだな。
治癒能力あったらそうなるよな。旧日本海軍の悪口か?w
確かに行動を悔いてることから優しさを見抜いてその声かけができるのはさすが。異能を必要としていない場所か。

10話 ☆9
仲間とよく合流離別するなw こいつかよ。こ
んな状況で真っ先に考えるのが懺悔なのは優しい。

11話 ☆9
ギャグやめろ。ルルーシュ? 坂口安吾への風評被害。盲点だな。
虫太郎と同じ境遇で使ったのか。言うほど希望あるか?

12話 ☆8
案外あっさり教えるな。これ1クールで終わる?
爆破とかしたら問題になるだろ。独り言やめーや。説明ゼリフ多すぎる。
急にカジノの話になった。無敵の人? 猟犬と目的は一致してるのね。

13話 ☆10
ガバガバで草。変装じゃなくてガチババアになってたのかよ。
捕まえた方が良かったのでは。
政府関係者だけど、潜入捜査でマフィアに潜入してたから、改変の穴になりうるのか?

曲評価(好み)
OP「TRUE STORY」☆7.5
ED「しるし」☆8.5
6話IN「」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

Acacia さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

涙を流す事は生きる活力になる。

Blu-ray4期の購入完了。
再視聴を終え5期への期待も込めてレビュー。

1期→2期→劇場版までの盛り上がりから
全体的にパワーダウンしてしまった3期の後に、
4期でまた全体的な品質が蘇った印象です。
今期からアクション作監を役職に置いているのもポイント。

特に小栗虫太郎のエピソードと
与謝野晶子のエピソードは
(文ストは大正文学宜しく、
女性の逞しさが光るのも魅力です。)
声優さんの演技、安定した演出で
充分に原作以上の魅力を引き出せており、2期並みの
原作以上のアニメーション化ができていたと思います。

Blu-rayを何度観返しても涙が溢れるエピソードは
創作物への満足感、生きる活力になります。
正に「生きる事」をテーマにする今作への最大の
アニメ化リスペクトです。

いよいよ5期も放送開始。
「ただ頭空っぽにして、カッコいいキャラを観るだけだった1期」から
「細かな演出を拾い、登場人物の葛藤や自己矛盾に視聴者も頭を回して理解していく物語」
に昇華できていると思いますし、
原作をどこまでアニメ化するのかも期待して、視聴します。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

57.1 18 警察で探偵なアニメランキング18位
素敵探偵ラビリンス(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (22)
212人が棚に入れました
首都機能をすべて新都に移され忘れられた街となった旧都・東京。
一部の人々は今だ住み続けているが、街は荒廃し続け「迷宮~ラビリンス~」と呼ぶに相応しい状況と化していた。そこで「幻夢事件」と呼ばれる怪事件・難事件が次々と起きていた。
その事件の裏には悪しき意思が蠢いていた。その事件に挑むのは不思議な力「神智」を使うことで事件の全容を知る事ができる少年探偵、日向マユキ。

声優・キャラクター
沢城みゆき、諏訪部順一、植田佳奈、柚木涼香、井ノ上奈々、朴璐美、井上麻里奈、佐藤聡美、大原さやか、小西克幸、速水奨、堀江由衣

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

タイトルからギャグアニメぽいが、かなり重く、謎が多い作品

原作漫画。

2010年以前の作品は割とこんな作品でもしっかりと2クールをしていた時代。(遠い目)

タイトルは軽いが、舞台が重い。
近未来東京に大災害があって、一部都心は立ち入り禁止区域になっている状態。
そんな世界で怪事件が発生して、小学高学年の男の子(お金持ち)が難事件を解決していく探偵物。
その男の子は特殊な能力があり、これに絡んで謎の人物がいろいろと暗躍する展開。
なぜそうなるのかはネタの重要なことなので、アニメを見ましょう。

今再アニメ化しても結構面白い話とは思います。
男の子を演じる沢城みゆきさん、いつもながら上手いです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

65.2 19 警察で探偵なアニメランキング19位
名探偵コナン ゼロの日常(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (38)
171人が棚に入れました
ある時は名探偵毛利小五郎の弟子、安室透。ある時は日本を守る公安警察、降谷零。 またある時は、黒ずくめの一員、バーボン。三つの顔(トリプルフェイス)を持つ男のプライベートは誰も知らない……はずだった。 光と影をまとう安室透のなんでもない日常(ティータイム)が今、明かされる
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ファンなら見て損はない

{netabare}
名探偵コナンのスピンオフ。
深夜帯にコナンを見ることになるとは。
明らかに腐女子向けアニメなので絶対楽しめないだろうなと思いつつも、コナンは好きなので一応視聴したけど、思ったよりは面白かった。
やっぱり、たとえ腐女子向けだとしても好きな作品のスピンオフは面白いという。

話は基本あってないようなもので、本当に安室さんの日常を描いた感じ。
まあ、短い尺ながらも、組織、ポアロの店員、警察、一一般人としての立場を各エピソードに分けてバランスよく配分で来ていたと思う。
コナン視点だと時折しか出てこない上に基本的に一話につき一つ、あって二つの立場が重視されるから、安室の日常というものは捉え辛いのに対し、本作は安室視点で複数の立場をこなす姿を描くことで複数の顔を持つ大変さがより伝わってきてスピンオフとしてやっただけの価値があったと思う。
赤井やFBI絡みの話や、本編出のパロ台詞とか、コナンファンに向けたネタも多くて、原作勢ならたぶん楽しめるはず。
あと、安室さんの優しさを表現するためだけの存在であると思っていた猫が、実は安室の過去と重ねられてたというのは良かったかな。
安室とエレーナ、猫と過去の安室を絡みつけて描くのは上手かった。

あと、EDが神。あの歌唱力で歌ってる人13歳ってすごすぎる。今期一好きな曲。
それに、曲自体もいいけど、映像がいいんだよね。
OPは普段の明るく振る舞ってる安室さんなのに対して、EDは本当の心境や孤独さが表現されていて、対比が上手い。
屋上を一人で歩くところや、スコッチが撃たれ階段を駆け上がっていく場面など物悲しさを醸し出すのが上手かった。
ギターを弾いているシーンで画面が一時停止させることであの頃はもう戻ってこないという表現をするのも良き。
最後に太陽の日と反対側を向き、歩むところもまさに安室透の人生が表現できていて、ほんとに細かいところまで作りこまれているEDだなと。
曲も最高、映像も最高、で、歌詞も本編に非常にマッチしていて、EDだけで泣いたという人がいても驚きはしない。

半分曲の感想になってしまった()

↓一話毎メモ(3話は録画ミスってたので視聴出来てません...独占辛い。)
{netabare}
1話 ☆6
開幕腐女子枠ですよって言ってくれてるw
てか深夜なんだな。コナン好きだけどちょいきつい。
なんで工藤新一は腐女子人気なくて安室や赤井、京極は人気あるの? 深夜にコナンを見る違和感。
推理ってほどでもない。梓さんじゃなくてベルモットかコナン君か赤井を出してくれ、そうすればまだ見られるようになる。 
安室って警察に普通に通ってるの絶対組織にばれるよな。ホモみたいなセリフやめろ。名曲ED。映像も神。今期いい曲多すぎない?

2話 ☆7
いつものコンビ。ベルモット流石に声がそろそろきついな。
殴っとるやんけ!w 赤井のこと考えすぎだろ。
これほんとに平和な日常だけなのね。
安室の普段の仕事と言う意味での日常と思っていたけど。
どこで特訓してるんだw 申し訳程度の本編要素。名曲ED

3話
見逃し。

4話 ☆7
沖野ヨーコw SASUKEかな? 犯人さん。自然な流れ。
草、そうはならんやろ。追いかけろや。たらこくちびる。
なんだよこの子w
宮野エレーナにしてもらったように、か。自転車あるある。

5話 ☆9
キャメルすこ。いつ見ても犯人顔。
出ていってくれませんかね、僕のポアロから。
食レポするなw どのみち運転で渋滞無理矢理すり抜けそう。
何だこの道路。本編要素。犬と重ねてるのは上手いな。

6話 ☆7
驚きの黒さ。音痴。前回最終回でもよかったな。

曲評価(好み)
OP「Shooting Star」☆7
ED「Find the truth」☆10
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

たまにはこういうのもいい

色々な顔(ポワロ店員、探偵、黒の組織、公安)を持つ安室の日常を描く。


登場人物は本編と同じだけど安室中心に描かれてるから、安室の周りの人間(梓や風見やベルモット)が多く出てくる。代わりにいつも事件の中心にいるコナンは出てこない。


キャラデザは原作通りだけど、色合いのせいか少しキャラクターの雰囲気が丸くなってる気がする。
安室の日常がメインだから背景はアクション以外簡素なものが多い。


一応『名探偵コナン』だから事件は起きるけど、安室がすぐに解決するからサスペンス要素はない、どちらかというと題名通りの日常生活を中心に描く。おかげでコナンらしからぬオシャレな作品になってるけど、たまにはこういうのも良い。
作中、梓との絡みが増えて段々カップルに見えてきたけど、以前それで公式が理不尽に炎上したから、あまり言わない方が良いのかな?笑

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

名探偵コナンの人気キャラ…らしいですね

名探偵コナンといえば言わずとしれた大人気作なわけですが…
いい加減長すぎてもうサンデーでも流し見になってしまっています。
斜陽のサンデーを唯一支えている屋台骨ですけれどね…

というわけでいつのまにやらこのゼロが大人気になっていまたらしいですが、こちらはまあ、ふーん、という感じにそこまで感心もないです。
そのスピンオフがアニメ化しても…
まあ私は特には。彼のファンには嬉しいのでは無いでしょうか。

声が古めかしく感じましたがアムロの古谷徹さんで、彼の名前の元ネタになった人が演じている、という話を聞いたらほー、とは思いました。

まあ好きな人が楽しめると良いですね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

63.2 20 警察で探偵なアニメランキング20位
アガサ・クリスティーの名探偵ポワロとマープル(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (32)
166人が棚に入れました
舞台は1930年代のイギリス。その首都ロンドンを拠点に活躍する探偵、エルキュール・ポワロ。ベルギー警察で活躍した彼は、引退後、その明晰(めいせき)な頭脳と洞察力を活かし、探偵業をしています。紳士の身だしなみと、自信にあふれたものごしで、難事件を次々と解決します。
もう1人の主人公、ジェーン・マープルは、ロンドン近郊に住む、上品でおしゃべり好きな老婦人。素人探偵ですが、豊富な人生経験と鋭い観察力で、真犯人を突きとめます。名探偵2人をつなぐオリジナルキャラクターの少女、メイベル・ウエスト。ミス・マープルの甥の娘にあたる彼女は、自分の未来を切りひらくため、ペットのアヒル、オリバーと一緒に、ポワロ探偵事務所のドアをたたくのです。

声優・キャラクター
里見浩太朗、八千草薫、折笠富美子、野島裕史、城雅子
ネタバレ

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

このミステリシリーズは面白い

推理小説原作原は推理漫画原作と違ってアニメには向いてないと思いますが、
この作品は面白かった。
声優が俳優が担当している人が多くイマイチという意見については、このNHKアニメの場合、あまり気にならなかった。
というか、むしろ合っていたと言っても過言ではない。
NHKアニメというのはなんだか独特の雰囲気があり、そういうのが許せるという良いという雰囲気がある。
某所で「不思議の海のナディア」と同じ製作スタッフが作っているらしい。確かに雰囲気はなんとなくは似ている。

ただ、気になった部分として、いわゆる黄金期の推理小説なら誰でも知っている事だが、
当時の欧米の量刑基準は正当防衛や精神異常などの例外を除いてほぼ殺人=死刑(イギリスでは絞首刑、アメリカでは電気椅子、フランスではギロチン)だったりする(だから推理小説では話しの締め方として犯人は逮捕されるより自殺するケースが多い)。
ほのぼのとした優しい雰囲気の本作の犯人たちにもそれが当てはまるとなると気が重い。
まあ、パラレルワールドであの世界の量刑基準は現実や原作とは違うのかもしれないが。

ポワロの性格は実は結構、原作に近い、むしろ実写化作品の堂々した紳士で隙のない雰囲気のポワロよりも、
あの、小太りのおっとりとした「食事、食事」と事件の解決より食べる事や日常生活を楽しむ事を優先させる緊張感のない性格はいかにもだ。

逆に原作とはかけ離れているのはミス・マープルで原作では、もっと過激な性格である。
犯人に対する怒りは強く「復讐の女神」という作品の題名はそれを語っている。
「パディントン発4時50分」やこのアニメにはなってないが「ポケットにライ麦を」という作品では最後の方で相当な暴言を吐いている。
そしてポワロは犯人に憐れみを感じた場合は自殺する機会を与えているのに対してマープルは犯人が勝手に自殺する事はあっても、彼女がその機会を意図的に与えるなんて事はない。
もっとも、マープル作品の犯人は邪悪な同情の余地のない奴ばかりだが。
アニメではその辺は改変されてマープルが犯人を気遣ったり、犯人に同情の余地があるようにされている。

また、原作マープル作品は「推理小説とは言えない」という評価もあり、マープルの推理思考も明かされない「直感型探偵」に分類されている。
そもそも、「嘘と邪悪はまるわかり」というキャラで「探偵」とは言いにくい。
あと、メイベルは今作のウリとも言われる可愛い魅力的キャラだが、こういう背景もある。{netabare} 実は原作の短編集『火曜クラブ』所収の「聖ペテロの指のあと」に「メイベル」というマープルの姪が登場するが、既婚者であり、なおかつ殺される被害者役である。また「知的障害がある」という記述もあり、一応、名前と「マープルの姪」という設定だけは借りているにしろ、アニメのメイベルとは別人と見ていい。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

推理物が好きな人なら普通に楽しめそう

ミステリーの女王アガサ・クリスティの2大キャラであるエルキュール・ポワロとミス・マープルのシリーズを原作にした推理アニメ。さすが原作がしっかりしているだけあって普通に面白いです。
原作にはないメイベルという女の子キャラをミス・マープルの親戚でポワロの助手という設定で登場させることで別々のシリーズを1つのアニメシリーズとして繋げています。全39話のうち、およそ3分の2くらいがポワロ回、残りがマープル回といった割合です。1つの事件は長いもので全4話、短いものは1話完結。個人的にはクリスティの熱心なファンというわけではないので(小説は代表作をいくつか読んだことがある程度。このアニメ同様にNHKで放送していたイギリス製作のポワロの実写ドラマは結構好きです)、オリジナルキャラを出すことにも特に違和感や拒否感はありませんでした。アニメの出来自体も手堅い作りで悪くないように思います。名探偵コナンや金田一少年が好きな人なら気に入るかもしれません。
また、ポワロ、マープルといった主要キャラから各回のゲストキャラまで、声の演技に有名俳優を多数起用しているのもこの作品の特徴です。各話でそれらのキャラが最初に登場するときは役名と声を演じている俳優名が画面に表示されるので、この人は声の演技も上手いなあとか、この人は声優は向いてないなあ、などと思いながら観るのもありかと思います。
音楽はBGMは良かったと思いますが、OPとEDは作品の雰囲気にあまり合っていなかったように感じました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

Sin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

メイベル・ウエスト

アガサ・クリスティの原作小説をアニメ化したもの。
ABC殺人事件など有名作がアニメで簡潔にまとめられている。
また、ポワロの助手という形でオリジナルキャラのメイベルが出てくるのも見どころの一つ。
小説を読んだことのない人や、あまり本を読まない人にもオススメ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

66.0 21 警察で探偵なアニメランキング21位
破裏拳[はりけん]ポリマー(TVアニメ動画)

1974年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (23)
98人が棚に入れました
70年代前半、ブルース・リー映画ブームの熱気の中で制作された、タツノコプロのSF格闘アクション。ワシンキョウ市の一角に、私立探偵事務所を構える車錠。彼は国際警察のおこぼれに預かろうという、しがない探偵だ。だがその助手で見た目も凡庸な若者・鎧武士は、実は国際警察・鬼瓦長官の実子で、変身強化服を身にまとう正義の味方ポリマーだった。頑固な父に反発する武士=ポリマーは正体を隠し、今日も世の悪と戦い続ける。
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

青いブーメランパンツが超セクシー!

何やら2017年は漫画・アニメ原作の実写映画がラッシュですね。本作も溝端淳平くんが主演で5月に公開されるとか。世界観はどうやら変えてるようです。監督は坂本浩一さんですが実写「009ノ1」を見てると全然期待できない仕上がりになりそうです。
PV見た限りではガッカリ感がしますが若い人はどう思うのかな?

本作は1974年放映。映画「燃えよドラゴン」のヒットで世間はカンフーブーム(掛け声の怪鳥音「アチャーッ!」がブレイク。でもブルース・リーは前年’73に没)。
ブームに乗ってアニメでも何か出来ないかとして作られたのがタツノコプロの「破裏拳ポリマー」。タツノコ4大等身ヒーロー(ガチャマン・キャシャーン・テッカマン)の一つとして今なお語りぐさになってます。

・ギャグ(おマヌケ演技)
・お色気(パンチラ・乳〇も見える胸チラ)
・メカ&バトルアクション(悪党メカVSポリマーのTPO形態・ムチャクチャな格闘技)
・時代劇ヒーローパターン(登場時の口上“この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ。破裏拳ポリマーここに参上ぉ!”)
と結構てんこ盛りです。
{netabare}
世界観は無国籍。架空都市アメホン国(アメリカ+ニホンの造語)ワシンキョウ市(ワシントン+トウキョウの造語)で日々起こるコスプレ犯罪者集団の悪行に鉄槌を下すポリマーの活躍がみものです。

国際警察の鬼河原虎五郎(おにがわらとらごろう)長官の息子・武士(たけし)は共に正義に熱い想いはあるものの捜査の意見が違い犬猿の仲。
鬼河原長官:捜査・検挙の為ならば犠牲も止むを得ない。
鬼河原武士:人命を優先しない捜査は許されない。
折しもオレガー・スッテル博士(俺が吸ってる?)の新発明・重化合物質「ポリマー」を鬼トカゲ団が悪用の為に奪うという情報を聞きつけ、武士は単身オレガー博士の研究所に向かうが時すでに遅く研究所は炎上。
何とか逃げ出したオレガー博士を見つけた武士だが、博士はもう虫の息。鬼トカゲ団の追手が迫る中、博士は持ち出した発明品「ポリメット」を武士に託し正義の為に使うことを願い息を引きとった。
この単独行動を鬼河原長官に咎められた武士は勘当させらることに。

武士は鎧武士(よろいたけし)と名を変え、国際警察庁本部の向かいにある車探偵事務所に探偵助手として入り普段は使えない三枚目を装い、山場になると正義の超人「ポリマー」に転身して悪党どもをなぎ倒す。しかし正体は誰にも明かさず秘密にしています。
車探偵事務所の面々は、
車錠(くるまじょう):探偵長でハードボイルド気取りのオッチョコチョイのヘボ探偵。肝っ玉も小さくハッタリの拳銃は水鉄砲かライター。いつも国際警察を出し抜いて事件を解決し、名声を取りたがっている。
男爵(だんしゃく):ヤル気のない元警察犬のセントバーナード。視聴者に対してボヤキを呟いてばかり。ポリマーの正体が武士であることを知る唯一のキャラ。でも「犬」なので周りに知らせることができない(ワンワン)
南波テル(なんばテル):車探偵事務所の入ってるビルのオーナー。探偵事務所の家賃滞納に頭を痛めるも冒険好きなので何かと一緒に行動する勝気なアクティブお姉さん。ポリマーの大ファンで「イヤーン」担当。

基本ストーリーパターンは、
国際警察の会議室に武士が盗聴器を仕掛ける→国際警察の会議室で対策会議→探偵事務所で盗み聞き→国際警察を出し抜いていち早く現場に急行する探偵事務所一行(車探偵長・武士・テル)→事件進行→悪党に捕まる車探偵長・テル。こっそり逸れる武士→悪党のアジトで探偵長・テルが処刑寸前に高笑いで現れるポリマー→チートに強いポリマーの勝利→一件落着
というような感じ。

【「ポリマー」ムチャクチャ強ェェぞ】
オレガー博士が発明した高分子重化合物「ポリマー」。ポリマー粒子で作られた「ポリメット」を武士が被り、初期声紋認証で登録された武士の掛け声「転身!ポリマー!」によりポリメットから出る粒子が武士の体全体を被覆しポリマースーツを装着した「破裏拳ポリマー」に変身。
ポリマースーツは防弾・防炎・耐圧は当たり前。人間の筋力を数倍はねあげ、普段から空手の心得のある武士は独自に「破裏拳流」をつくりあげました。
破裏拳流:相手の動きや技の[裏]から打ち[破]る[拳法]らしいですが見ている限りでは[力]のゴリ押しに見えます。あと竜巻現象の一つ「ハリケーン」と語呂を合わせていているところが面白いです。ポリマー1人に複数の悪人が飛び掛かってもボコボコにされて吹き飛ばされていく様を表しているのでしょうね(吞み込まれたら吹き飛ぶ)。
それでも数で力負けしそうな時に出す気合の掛け声「ハァァァァリィキェェェェェェン(胸や手の甲の[P]文字が光る)」は子供心にはこちらも気合が入りそうでした。
そして編み出した必殺技の数々「真空片手独楽(しんくうかたてごま)」「反動三段蹴り(はんどうさんだんげり)」「幻影破裏拳(げんえいはりけん。[質量のある残像だとっ?BY:カロッゾ])」など。
さらに「新造人間キャシャーン」の「フレンダー」の如く5つのマシン形態で突貫体当たり攻撃。これで玩具売上アピールも万全!(でも当時あまり売れなかったように思えますが・・・)
各マシン形態の名前を叫ぶと全身のポリマー粒子が形状変化。
・ポリマーホーク:音速で飛ぶ小型航空機形態。
・ポリマーグランパス:大海原をいく小型潜水艦形態。
・ポリマードリル:地中を潜るドリルタンク形態。
・ポリマーローラー:道路舗装で使うようなロードローラー形態で敵を伸し烏賊に。
・ポリマーマシン:フォーミュラカー形態。あまり出番はなかった。
そんな無敵とも思えるポリマーもいくつか弱点があるわけで、ポリマー粒子が全身を覆っているので皮膚呼吸が全くできず活動限界が46分ほど。電磁フィールドが動力源なので極低温(-50℃)や長時間電流を浴びると変身が解除されてしまうことに。

’93年頃から始まったタツノコ・リメイク祭りの一つとして梅津泰臣キャラ・新房昭之監督(物語シリーズ)で’96、7にOVA化されましたが諸般の事情でリメイクは尻切れトンボの状態で終わっちゃいました(割と面白かったのになぁ){/netabare}

OPは勢いがあっていいですね。ダンダンダンダン、ディンダダーンあたりは未だ歌いにくいですが(後期になるとシメでポリマーが叫んでたような記憶があります)
EDもたまに鼻歌しちゃったりします。

「破裏拳ポリマーここに参上!」

あ~かい正義の、影ぇ~ひーとつー

闇を破って、あらわーれる~

せ~かいに危機~が迫る時ー

うーなる鉄拳、はーりーけんーーまぁ~くぅ~~

のさばる敵をひとひねりー

てんし~ん、てんし~ん、ポリマーマシン~

悪を~~斬るっ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

推理?そんなものより徒手空拳だ! 

普段は車探偵事務所の助手として働く“鎧 武士”
しかしてその実態は・・・破裏拳ポリマー!

街にはびこる怪人たちを正義の使者ポリマーが打ち倒す、
“コメディテイスト”のSFヒーローアクション(公式)
{netabare}
ええ!? コメディアニメだったの?ポリマー!?

確かに、ギャグだけで言うとチャージマン研!に近い
圧倒的にポリマーのほうが面白いですけど。
(チャー研が1974春で、こっちが1974秋なんですね。)

タツノコイズムのカッコイイピッチリスーツに身を包み、
柔道と空手から編み出した自己流の拳法!

「破裏拳流」で悪の組織をなぎ倒す!!

ひと殴りで敵を天井に突き刺すほどのパンチ力を持ち、
特に説明もなく変身!(変形?)あらゆる環境に適応し
陸海空を網羅する。謎に包まれた無敵のヒーローなのだ!!!

なにより“強い”とにかく“強い”

RXがリボルケインを抜いた時のように。初号機が暴走した時のように。
ポリマーが、常に持ち歩く「ポリメット」をかぶったら・・

視聴者はこう思う  「・・勝ったな・・。」

実は本編でいくつか弱点が出てくるんですけど
その弱点は他のヒーローに比べて緩すぎないか?
とツッコミを入れたい(^_^;)

他にも、なんでピッチリスーツで色んな形になれるんだ?
と思ってました。そうか。。科学の力か・・
{/netabare}
天野喜孝キャラに大河原邦男メカデザインの
タツノコ黄金期の名作、破裏拳ポリマー!

『この世に悪のある限り、正義の怒りが俺を呼ぶ!
 破裏拳ポリマー、ここに参上!』

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

タツノコプロ色が強い!

『新造人間キャシャーン』、
『科学忍者隊ガッチャマン』の
系譜を受け継ぐ、タツノコプロ色の強い作品ですね。
ただ、、『キャシャーン』がシリアスだったのに対して
この作品はコメディ路線でした。
ただ、格闘技ものをイメージしていたので
主題歌等はすごい「気合」が入っています。
【これは2つの意味で、、、
1つはささきいさお氏の声が、
もうひとつは空手等の【チェストー!!】の
掛け声的な】
だから、正直本気なのか
ギャグなのか子供には分からない微妙な作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1
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