関西弁で漫画原作なおすすめアニメランキング 26

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早速見ていきましょう!

93.9 1 関西弁で漫画原作なアニメランキング1位
ゆるキャン△(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1817)
7200人が棚に入れました
1人でキャンプをするのが好きな女子・リンと、キャンプ初心者・なでしこの出会いからはじまるアウトドアコメディ。本格的なキャンプのノウハウをゆるく楽しげに描く。

声優・キャラクター
花守ゆみり、東山奈央、原紗友里、豊崎愛生、高橋李依、井上麻里奈、大塚明夫
ネタバレ

東アジア親日武装戦線 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

日本の原風景を異国で観ると心に沁みて意味もなく涙腺が…りん曰く「それは斬新な昼ドラry」

☆制作スタッフ
▼原作:まんがタイムきららフォワード
▼原作者:あfろ
▼アニメーション制作:C-Station{netabare}
▼監督:京極義昭(初監督作品)
・実績
(演出参加)
『うさぎドロップ』『黒子のバスケシリーズ』 『ヤマノススメ2期』など
▼シリーズ構成:田中仁
・実績
(シリーズ構成)
『キラキラ☆プリキュアアラモード』『あんハピ♪』など
▼キャラクターデザイン/総作画監督:佐々木睦美
・実績
(キャラクターデザイン)
『Phantom 〜Requiem for the Phantom〜』(共同)『星刻の竜騎士』
▼プロップデザイン/プロップ作画監督:山岡奈保子
▼メカデザイン:遠藤大輔
・実績
(作画監督参加)
『とある科学の超電磁砲』『オオカミさんと七人の仲間たち』『ガールフレンド(仮)』『あんハピ♪』など
▼音楽関係
・制作:MAGES.
・OP曲:「SHINY DAYS」(亜咲花)
・ED曲:「ふゆびより」(佐々木恵梨)
▼CAST
レビュー本文に記載。{/netabare}

※長文注意

原作一部既読
リアルタイム視聴済

【視聴環境に関する特記】
"Yuru Camp"
Crunchyroll(配信元)
With English sub

タイトルのとおり、本作は米国赴任中にプレゼンルームに設置されている220インチWXGAプロジェクターで視聴。
サウンドシステムはBOSE5スピーカーサラウンド。
したがって、他の作品とは視聴環境もろもろが違うので、レビューにも影響している。

【物語・キャラ・声優】
1<きららワールドの構造分析>{netabare}
本作の世界観は、原作が連載されているきららのコンセプト、
①日常+空気感

そしてもはや王道テンプレとなっている
②JK(女子高校生)+Activity(活動性)のオーバーラップである。

①+②で、もうあの名作を思い出すだろう。
そう『けいおん!』だ。
しかし、ここで『けいおん!』の二番煎じだのというレビューを書く気は毛頭ない。
(寧ろ『BanG Dream!』は明確に意識、いや、嫌み的な意味でオマージュだな。)
当時、きららでは窓際作品であった『けいおん!』がなぜアニメで大ヒットし、延いては社会現象まで引き起こした理由を思い起こして欲しいのだ。
その答えは「空気感」という形而上な空間をアニメ媒体でしっかりと表現し、視聴者に今までにはない新鮮なカタルシスを伝えきったことに尽きるし、アニメ化に際し脚本構成を担当した吉田玲子さんの卓越した構成と京アニの演出と作画力の協奏に因るミラクルと言っても過言ではない。
『けいおん!』の大成功後、きららのコンセプトが明示的に「①」となったのは周知の事実である。
『けいおん!』終了後も多数のきらら作品がアニメ化されているが、感覚では掴める「空気感」を左脳に書き換える際にどうしても巧い表現が見つからないままであった。
いや、もっと正確に言えば「空気感」を言語的で認識したきっかけが『けいおん!』で『ひだまりスケッチ』のときから感覚としての把握はしていたのだ。
それを解決に導いてしてくれたのが本作なのであり、きららの記号「空気感(ゆるふあ)」の解とは

《異性関係が外形的なストイックであり、かつ非現実な平和過ぎる人間関係の空間》

である。

この状態を更に的を射る言葉が《ゆるい》である。
例えば、きらら作品では少し異色な『がっこうぐらし! 』で考えてみるが、ゾンビに囲まれた世界観はとてもシリアスであり、個々のキャラには試練が降りかかるが、主人公を取り巻く人間関係はシリアスではない。
これが《ゆるい》の核心であり、かつ《ゆるい》を具現化するストーリーの出口は《非ゼロサムのTrue end》であることが、きらら作品の原理原則なのだ。
他の作品は世界観設定自体が緩いので、これ以上の論証は不要だろう
「非ゼロサム」が解り難ければ「Win-Win」で置き換えても良いし、結果が生じる作品では「予定調和」である。

我々のリアルの日常は仕事、学校での人間関係の葛藤に明け暮れている。
ストレス(精神的疲労)の9割が人間関係という日常であるが、そのようなメンタルで人間関係に波風がない《ゆるい》作品を視聴すると精神的緊張緩和が生じるものだが、この心理状態が「癒し」であり「リラクゼーション」である。
ストレス社会に生きる我々は無意識に《非ゼロサムのTrue end》の「きららワールド」を求めているのであり『のんのんびより』の需要が多いのは分かり易い証左。
逆説的に見れば『はねバド!』のように人間関係が辛辣な作品は必ず賛否両論が生じるし、きららワールド的安全安心のヌースで進行していた『ヤマノススメ3期』でのギスギスに違和感を覚えるのである。

日常で散在味わっている人間関係のストレスを、楽しみや息抜きで観るアニメで態々味わいたくないのは当然の心理であろうし、精神衛生に悪いバッドエンドもまた然りである。
しかし、それゆえの固有のデメリットも生じる。
非ゼロサムのTrue endが約束されているため、安定感があり、賛否偏差振幅が少なく極端なアンチも生じない代償として、物語も平坦であることゆえ佳作にはなるが、絶賛される作品もまた生まれ難いことにある。

きららワールドの安定感に加えて「②」の王道テンプレが本作では加わる。
この点についてはまず、きらら作品を除いて説明しよう。
「②」で成功した最も有名な作品が『ガルパン』だ。
「戦車道」なるフィクションを用いて、部活で戦車戦というぶっ飛んだ設定とそれをJKがやるという異様さが話題となり、戦車戦の派手なアクションとギミックが効いたギャグが相乗し大ヒットしたのは誰しもが認める事実だろう。
『ガルパン』に限らず『よりもい』もまたJKと南極というぶっ飛んだ設定だ。
JKをファンタジー設定とした『亜人ちゃんは語りたい』も変わり種だが、男性教師のハーレムが無ければ、内容的にはきららで連載されていてもおかしくない空気感がある作品だ。
それぞれの作品については、当該作品のレビューで行うが、元来JKとActivity(どんな?)は潜在需要が高く、更に上記三作品のように設定の工夫次第では相当の需要が掘り起こせるのである。

では、きららワールドではどうか。
JS(女子小学生)JC(女子中学生)設定、JK日常、社会人の『NEW GAME!』、異世界の『うらら迷路帖』などの一部の例外を除き「②」である。
つまり、きららワールド+「②」はマーケティング的合理においても一定の読者層や視聴層を満たすことからベーシックであることが分かる。
しかし、前述したように平均点は可能であっても、高みは望めない。
つまり、きらら作品の枠を超えての評価は「②」のJK設定かActivity内容に大きな工夫が必要となる。
しかし、前述した『ガルパン』や『よりもい』ではきららワールドが成立しないジレンマが生じる。

「空気感」の分析は終えたので、世代別設定を考えてみる。
JS以下ではロリ色が強くなりその方面で熱狂的ファンもいるかもしれないが、マクロ的にはロリアンチとの差し引きを考えると赤字ではなかろうか。
きらら作品にはエロ要素は少ないが、所謂「百合」を連想させる作品は多い。
百合はネタとして成立しても、一般的には正常とは言い難い状態であり、かつ、幼女同士でそれを連想させるバックグラウンドに対し、ロリのイメージにネガティブな社会的合意の下ではではどうしても、マーケティング的リスクとなる。

ひとこと、言わせてもらえば『苺ましまろ』はJSの日常コメディであってロリを強調した作品ではないし、アニメ化にあたっては原作では飲酒喫煙JK設定の「伸恵」をJD(女子大学、短大生)設定に改変する批判かわしまでやっているが、妹達JSの設定にいちゃもんとしか思えない批判があったのだ。
その背景には、妹達を性対象とした二次創作の氾濫、児ポの規制を巡り議論が活性化しつつあった当時の社会情勢、一部のファンの常軌を逸脱した行動など種々に絡みあった複合要因がそういうレッテルを作り上げたものである。
社会的合意とは、情報リテラシーの貧困に付け入った感情的煽りも大きくて作用しており、さして厳密な根拠で成り立っているものではないのだが、あくまで否定する者が多数派か否かの相違だが、マーケティングでは決して無視は出来ないのだ。

次にJC設定。
これは、きららでは『ゆるゆり』がそうだし、『この美術部には問題がある!』のように他のレーベルでも中心素材として存在することから社会的には受け容れられてはいると思う。
しかし、創作のキャパシティや世間の認知度から考えると『月がきれい』のように思春期が芽生えるJC世代を描く特殊条件でもない限り、JK設定の方がより設定の範囲を広く出来るメリットがあり汎用性が高い。

最後に、社会人お仕事設定の『NEW GAME!』の成功は、主人公がハイティーンの未成年であることと、原作のポテンシャルを上手に引き出した動画工房の制作スキルに因るところが大きく、きらら作品としては異例と考えるべきだ。

ゆえに、JK設定は最大公約数的に受け容れられるポテンシャルが高いと結論出来る。

よって

《異性関係が外形的なストイック(禁欲)かつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJK-Activityのアコード》

が、きららワールドの基幹的王道となる。{/netabare}

2<きららワールドからステップアップ>{netabare}
本作が基幹的王道を保ちながら、従来のきらら作品の中では卓越した評価を得た理由を2方向に絞り分析をしてみる。
その際に重要な尺度となる作品が『ヤヤマノススメ』である。
折しも、本作の監督は『ヤヤマノススメ2期』で演出を担当している。
ここでは本作と『ヤヤマノススメ』を対比する形式で考察してみる。
①主人公の設定
(1)性格
ブリックス=マイヤーズ分類をファンダメンタルとして考察する。
パラメーターとはキャラ性格と近似する分類の参考併記である。
a.『ヤヤマノススメ』
「あおい」(主人公)パラメーターISTP
性格は内向的ネガティブ指向。対人関心は希薄。コミュニケーションを拒否しているのではなく、コミュニケーション表現に自信が持てず他人との距離感をつめられない。人間関係のスキル不足で他人との距離感の在り方を間違えることがあり不器用である。
女子力は高いし、ここで紹介する4名のキャラの中では最も女の子らしい。
「かえで」や「ここな」とは普通に付き合えることから、コミュ障というよりはコミュ力(りょく)スキル不足と言える。
(ひなたとはお互いの人的距離感の認識違いが摩擦の原因となった。)
傍目では冷静に見えるが、スイッチが入ると危険を顧みず頑張る傾向にある。
(富士山登頂の失敗はあおいの性格に起因する。)

「ひなた」(準主人公)パラメーターESTP
あおいの幼馴染みで親友であるが、時折あおいを弄りの対象としている。
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。行動的で社交的であり、他者とも円滑な人間関係をを築き、観察力も鋭い。反面、負けず嫌いで独占欲が強い。
この作品の1期第1話で、ひなたのことを忘れていたあおいに声をかけている。
おそらく、ひなたはあおいに対しては精神的優越を抱いていると思う。
あおいは自分の性格に起因するコンプレックスから、ひなたに依存しつつも常に自立を目指しているが、ひなたは内心あおいの自立を歓迎していない。あおいへの独占欲が強いのであり、実際はひなたがあおいに依存しているのだ。
これは『よりもい』の「キマリ」をあおいに「めぐみ」をひなたと置き換えるとイメージし易い。
これが、ひなたとあおいに生じていた距離感齟齬の根本原因で、実際はあおい→ひなたの距離感より、ひなた→あおいの距離感の方が近いのである。

b.「a」の総括
「あおい」と「ひなた」は自他共に認める親友であり特別な関係だ。
互いの距離感は他の登場キャラよりも遙かに濃密である。
『ヤヤマノススメ』では「あおい」を主人公、「ひなた」を準主人公とし、お互いの行動や言動がお互いの行動を規定し合う《因果的人間関係》を柱に物語が動く。
確かに2期までは「空気感」が溢れた構成で、きららワールド的雰囲気を醸していたが、きららワールドと、きららワールド【的】は違う。
ゆえに「空気感」に束縛されず、自由自在なシナリオで因果的人間関係をシリアルに描写した展開も可能なのだ。
これ以上書くと『ヤヤマノススメ』にレビューする内容がなくなるので一応シメ。

c.『本作』
「りん」(主人公)パラメーターINTJ
性格は内向的ポジティブ指向。対人関心は希薄。洞察力は鋭い。
彼女の性格を一言でいうならホワイトナルシストだ。
要は、他人との関わりよりも自分のスケジュールを優先するタイプであり、コミュニケーション能力は普通にあるが、それを人間関係の向上に用いるのではなく、自分の行動原理を貫くことに用いる為に、他人に誤解をされ易い。
ソロキャンを好むのは、仲間に振り回されたり、気遣うことなくマイペースでキャンプを満喫する自分スタイルが確立されている為であり、仲間の存在そのものを否定したり排除をしたりする意図ではない。
ただ、人間関係においては遠からず近からずの距離感をキープするのは彼女の「哲学」であり、それを浸食する行為には激しく拒否感を示す。
彼女の数少ない友人「恵那」は彼女の哲学の良き理解者であり、距離感の取り方を心得ているから親密な関係となれたのであろう。
また、彼女と「あおい」の「内向性」における決定的な相違は、自我が自立しているか否かである。
彼女の内向性は「哲学」を通すための必要条件である故にポジティブなのだ。
「あおい」には「理想」はあっても「哲学」はないから、性格の素のままに内向的である。
そして彼女の絶妙なキャラ設定こそが、きららワールドを維持しながら本作をステップアップさせた原動力でもある。

「なでしこ」(主人公)パラメーターESFP
性格は外向的ポジティブ指向。対人関心は高い。他人への配慮が出来る反面、他人の評価を気にするデリケートな面がある。
キャンプ飯では女子力の高さも披露した。
彼女は、今を存分にエンジョイすることに人生意義を感じ、誰とでも分け隔てのないコミュニケーションが取れる長所を生かし、その楽しさ自分のみならず周囲にもワクワクを分けることが出来るパワフルな性格である。
しかし、時としてハイテンションが裏目に出て周囲がついていけず疲労感を与える傾向がある。
洞察力が鋭い「りん」が彼女を避けるのは、この部分を自分にとって一番受け容れ難いことと判断しているのかもしれない。
また、彼女は、「りん」の用意周到で計画的な性格とは真逆の、直感を信じて取り敢えず行動を起こすタイプだ。
しかし、のほほんとしているようだが、実は意外とナイーブなのである。
一見、そのゆるい性格が『けいおん!」の「唯」と似ているようにも見えるが「唯」ほどアリガタク脳天気な性格ではない。
「りん」をグルキャンに何とか引き入れようと試みるが「りん哲学」の厚い壁に阻まれ避けられる挫折感は、元来陽性の性格が実は傷ついている彼女の内面を覆い隠しているに過ぎないのだ。
しかし、彼女と「りん」の心理的駆け引きが本作に奥行きを与えているのもまた反面の事実である。

d.「c」の総括
さて、上記「b」で《因果的人間関係》を説明したが物語初期の「りん」と「なでしこ」は【知人(友人とまでも言えない顔見知り)】ではあるが、お互いの心の内面まで共有する【親友関係】ではない。
つまり二人は《相関的人間関係》であり「りん」に関して何かと付き合いの多い「恵那」を除き「なでしこ」「千明」「あおい」の野クル部員との距離感は全て等しく保っている。
なお、きららワールドでは各キャラクターの距離感は『ヤマノススメ』のような親友設定はほとんどない。
その理由として、一部のキャラに濃密な人間関係を設定し「ゆるふあ」だけで物語を進めて行くと、どうしても視聴者が現実的矛盾を感じてしまい、物語そのものに醒めてしまう二律背反が生じる。
この解決方法の一つが、各キャラ間の人間関係の設定を希釈化させることでシリアス回がなくても物語が進行するトリックを用いている。
『ヤマノススメ』は親友キャラ設定があるので、シリアスシーンを挿入しないといずれは現実的矛盾に突き当たり、物語の進行が八方塞がりになったかもしれない。
よって、あえて3期は現実的矛盾回収期としたのだろうが、今後4期、5期と続けるのならば合理的な判断だった思う。

本作の人間関係はシリアスシーンを回避するきららワールド設定であるから、平坦な物語であり「きらら需要層」向け満足作品であったはずなのだが、従前のきららファンのみならず多くのアニメファンを魅了した。
命題「①主人公の設定」の解は、実は既に「りん」と「なでしこ」の横に記述してある「主人公」。

そう《W主人公》設定にある。
しかし、それだけではなくW主人公を使い熟している。

本作は、二人の主人公が一話で複数の平行ドラマを奏でる重層構造であることにお気付きだろうか。
「なでしこ」と「他のキャラの会話劇」と、「りん」は「モノローグ(独白)劇」の二本立てとし、きららワールドのお約束「相関的人間関係」の設定制約を逆手にとり「因果的人間関係」では実質不可能な主人公の使い分け、物語の進行に平行と交差のミックスアレンジを行うことでシリアス回を回避し、かつ、物語全体に深みとイナミック感を醸し出した。
なお、これを達成し得たのはW主人公の物語構成のみではなく「りん」CV東山さんの演技力、そしてトリックスターとしての「恵那」の絶妙なキャラ設定、このすべて調和したからこそ成し得た偉業である。
「恵那」のキャラが本作のトリックスターであることが明確となったのは10話である。
この話は「恵那」がグルキャンに参加するとのLINEのやり取りで始まる「りん哲学」変節の伏線回だが、物語後半ギリギリまで「恵那」の真の役割を明かさなかったのは本当に見事な構成だ。
更に、10話の伏線を成立させるために、登場キャラによる群像劇と平行して「りん」との距離感を詰める「なでしこ」のボディタッチ効果(心理学用語:他人との心理的距離を徐々に詰める概念や技法。実際にやると牢屋に行くことになるので絶対にやらないこと。)に話数を使い丁寧に描写し10話に至るまでの伏線の伏線とした重層構造が「りん」のグルキャン参加が自然な状況で収束する、Win-Winで終わるドラマチックな"True end"を完成させることが出来たのだ。
まさに、きららワールドの呪縛であった『けいおん!』的展開から、一段高みに導いたお見事の表現に尽きる匠の演出であり、勝利である。{/netabare}

3<きららワールドと成功方程式>{netabare}
既に「1」で
《異性関係が外形的なストイックかつ、非現実な平和過ぎる人間関係の空間とJKActivityのアコード》
が、成功の前提条件であることは論証したが、あくまで成功の確率が上がるという意味であり、成功するには"Activity"の設定にも工夫が必要である。
しかし、意表を突くにしても、きららワールドには《非ゼロサムTrue end》の原則があり『ガルパン』のようなハードバトルや、『シュタゲ』のような伏線回収が複雑な凝ったSF設定をきららワールドを適用するのはあまりにハードルが高すぎるし、苦労の割に結果が伴うとも思えない。
メカはどうだろう?
きらら作品から離れて、JKとサイドカーレースを組み合わせた『つうかあ』で考えると、設定の意外性は確かにあるが、勝負事と非ゼロサムTrue endの整合は難しいし、失敗リスクの方が高い。
メカと勝負のコンビはやはり、きららワールドから離れたシリアス性を出さないと、浮き世離れした中途半端なモノにしかならない。
また、JKとバイクの『ばくおん!!』も意外性があり、ツーリング群像劇のコンセプトは「ゼロサムTrue end」を満たしているが、機械であるメカは冷たいイメージもあり、温もりや優しさが成分の「ゆるさ」とは相性が良くなく、この作品も成功したとは言い難い。
そこから消去法で考えると、魔法や異能力ようなファンタジー、部活やクラスメート同士の日常コメディがどうしてもベーシックスタイルとなるし、また、実際、アニメ化されたきらら作品のほとんどはそうである。

しかし、JKと意外性の組み合わせで成功している作品もある。
本レビューで何度も引き合いに出している『ヤマノススメ』だ。
私が何度も『ヤマノススメ』を引き合いに出しているのは、この作品と本作には共通点が多く存在しているからでもある。
メカは冷たいイメージに対して、自然は優しいイメージである。
そして「意外性」とは、突拍子もない組み合わせのみではなく、所謂「ニッチ(少数派)」も含まれる。
『ヤマノススメ』1期のとき、JKと登山は十分に意表を突いた。
「ニッチ」と「自然」、これこそが、きららワールドにも十分適応する要素であり、事実、きららワールド的な作風であった『ヤマノススメ』特に2期の人気は高い。
本作においても、冬キャンプというニッチ市場とJKの組み合わせは意表を突いており、その意外性だけで、従前のきらら固定ファン層以外も視聴意欲をそそられたと思うし、マーケティング上はまず、話題性こそも成功の諸端なのである。
更に、本作では自然の優しさに加え「2」で分析したように、きらら作品の中でも『けいおん!』以来の秀逸な構成と演出である。

本作の優秀さのロジックは、もう十分に御理解頂けたと思う。{/netabare}

4<部門別評価>{netabare}
①物語
既に説明のとおり、本作はきららワールドという足枷があったにも関わらず、シナリオ、構成、演出、内容のどれをとっても優秀である。
しかし、冬キャンプのロマンを前面に押し出した結果、リスクの説明が殆どなされていないなど、課題点も残している。
製作企画段階で人気が出た場合の「聖地巡礼」対策にはキャンプモラルのみならず、凍傷や最悪の場合は凍死リスクがあることも視聴者に注意喚起すべきである。

ゆえに、
★★★★★★★★★☆4.5
(★は一個0.5点)


物語の評価基準は特に設けていないが、TV版では『エルフェンリート』『魔法少女まどか☆マギカ』が満点レベルの代表作である。
更に、評価では何度でも視聴する気にさせる再現性感覚も付加される。

②キャラ
「りん」「なでしこ」「恵那」は前述の説明のとおり。
「恵那」で特筆するのは、人格を固定したトリックスターの設定は高等技法であることだ。
例を上げれば『シュタゲ』の「桐生萌郁」もトリックスターだが、固定人格を設定していないし、通常、トリックスターはそういう設定をするのだ。
野クル仲間の「千明」と「犬山あおい」(『ヤマノススメ』の「あおい」と混同するので苗字も掲載)は「なでしこ」と「りん」の非対称を示す上で結構重要なキャラであり、二人の主人公の一人「なでしこ」側の物語展開ではしっかりとキャラ設定の役割を果たしているし、物語の緩急をつけるギャグキャラとしても、酒乱がばれて部員達に弄られボケ役を務めた顧問教師「美波」とともに物語の底上げに貢献している。
減点要因としては、きららワールドである故に、各キャラが良い人過ぎる、あまりにも非現実的な設定で苦笑いが生じた点と、「千明」と「犬山あおい」のキャラ立てでキャラの差別化を図るために少し無理をしていること。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0
(★は一個0.5点)

③声優
本項は極めて主観が生じる項目であり、余程のミスキャストがない限り3評価とし、特筆すべき点や、減点するに値する演技があればそれぞれ加減修正している。
「りん」CVの東山奈央さんは「モノローグ」という困難な演技と、性格的に難しいキャラの魅力を最大限に引き出したのは5点評価に値する。
「なでしこ」は性格分類でも述べているが、人懐っこさとその内面に潜むナイーブな感性だがCV花守ゆみりさんは概ね、そつなくこなしたと思う。
しかし「なでしこ」の性格を完全に理解していたかというと疑問がある。
「なでしこ」役になりきるにはハイテンションの中に一瞬垣間見る不安な心理を織り交ぜる程度の技量が必要だ。
「犬山あおい」CVの豊崎愛生は『けいおん!』の主役「唯」役を務めたベテランだが、流石に関西弁はM・A・Oさんや『咲全国編』の愛宕洋榎、『若おかみは小学生!』ウリ坊CV松田颯水さんのようなネイティブと比べると作為的な印象で胡散臭かった。

ゆえに、
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

5<あとがき>{netabare}
きららワールドの構造分析は『けいおん!』以来からの個人的懸案であり、今回、本作の成功と合わせて行った。
その目的達成のため『ヤマノススメ』から数多くの引用をしたが、本レビューにおいての『ヤマノススメ』は比較検討素材の範囲での活用であり、作品の質そのものを比較したものではないことを特記しておく。

今後のきらら原作作品は、本作をベンチマーク、今回の分析を柱にレビューと評価をすることとなる。
きらら原作作品の次回レビュー予定は『はるかなレシーブ』。{/netabare}

【作画】{netabare}
上記【視聴環境に関する特記】記載のとおり、220インチプロジェクターで視聴した作品であるが、これだけの大画面となると作画が余程しっかりしていないと視聴に耐えられない。
正直、本作を制作したC-Stationは元請け作品の実績が殆どなく、私も作画力に対する見識もなかったため、第1話が始まるまで不安であった。
フルHD配信作品でも、ここまで大画面となると通常はカバーされる作画の粗やバースや色彩異常があると誤魔化しが効かず、30インチ程度のテレビで視聴するような訳にはいかないのである。
しかし、本作は220インチプロジェクターでも破綻することは一切なく富士山麓周辺や長野の美しいロケーションを映し出した。
この事実だけで、作画のクオリティーは高いと結論できる。
背景、美術が220インチでも十分に映えたのは、京アニやPAワークスに見られる緻密で写実的な背景画風というより、印象派に近い画風であったことが粗を抑える効果とともに本作特有の世界観をより美しく表現されたものと思う。
我が国の自然、特に本州の自然は雄大さや、ダイナミックさを追うよりも繊細な美麗さがしっかりと表現された方が視覚的印象に近いだろう。
背景を担当した制作会社を調べてみると、プロダクション・アイという背景専門の制作スタジオで、なんと1970年から一貫して多数の作品の背景美術を制作しているのだ。
『科学忍者隊ガッチャマン』以来のベテランの老舗であると同時に『劇場版Fate / stay night』の背景美術も担当している。
我が国アニメの背景美術にありがちな、制作費の都合に因る支那スタジオへの外注ではなく「メイドインジャパン」のクオリティを遺憾なく発揮しており流石であると同時に、制作費も十分確保して高クオリティーを図った作品でもあったのだ。

更に特筆すべきはプロップとメカニカルの精密描写である。
本作は、銃や兵器が登場する作品同様、キャンプ道具などにプロップ、メカデザイン専任のアニメーターを置き、キャラ以外の描写にも拘りを見せている。
背景美術とキャラのブランケット衣装やキャンプ用品プロップなどは、キャラ以上に本作の世界観を演出するとても重要なポジションだ。
『ヤマノススメ』の演技経験がある京極監督は本作が初監督だが、監督を始め制作スタッフが本作制作にあたり実際にキャンプ体験をするなど、プロ意識もさることながら気合いも入っており、そして制作スタッフの実体験は確実に作品に反映した。

また、本作は米国での視聴だったが、米国は我が国よりもアウトドアが盛んである。
220インチ視聴はアニメ好きなアメリカ人や他の外国人スタッフとの共同鑑賞だが、プロップ描写には多くの外国人が絶賛していたことと、富士山周辺の背景美術に魅了され、実際、来日未経験のイスラエルやアルゼンチンの企業から米国に赴任していた当時の同僚が来日して、富士山周辺でキャンプをしている。
それほど、本作の背景美術とキャンプ用品描写は日本人のみならず、外国人のエモーションにも響いたのである。

キャンプはニッチ市場であるゆえに『けいおん!』のような大規模な社会現象に至るまでではないが、それでも本作視聴を契機にアウトドアを始めたインドア層がいるようである。
アニメの影響力は侮れないねw
作画は良し悪しも大切だが、それ以上に視聴者の心に訴えてこそ作品に魂が宿っている「本物」だろうと、本作で実感した次第であるし、アニメの本領「動き」以外の背景美術やプロップ描写でこれだけの評価をした稀有な作品でもある。
無論、キャラ作画においても不安定感はないし「りん」の無表情と「なでしこ」のオーバーな表情演出は二人の性格の相違を視覚的に表現したものであり、先の分析においても十分に納得がいく。
ただし、キャンプ飯の作画の出来は悪くはないが、もう一歩であった。
しかし、本作のコンセプトで料理アニメの『食戟のソーマ』や『異世界居酒屋「のぶ」』並のクオリティを求めるのは流石に酷であろうし、料理描写は及ばなくても、それをフォローする背景美術が秀逸であり、大自然のなかで美味しくいただく雰囲気は良く表現されていたことから、今回は減点の対象とはしない。

ゆえに
★★★★★★★★★☆4.5


作画に関してはプロフ記載のとおり明確な基準を設けている。
『劇場版 響け! ユーフォニアム(シリーズ)』、TV版『進撃の巨人』(2013)劇場版も含むが「5」。左記作品並みか超える高水準でない限り「5」の評価はない。
以下、減点方式。更に、作品の世界観とのマッチングも加点減点の対象とする。{/netabare}

【音楽】{netabare}
まず、特筆するのはED曲の『ふゆびより』である。
本作のゆるさと冬キャンプを巧みに表現した秀逸な歌詞とアコースティック中心のメロディは、音の解像度がシビアなBOSEサラウンドでは、普通に聴くよりもよりクリアに再現されるのだ。十分に合格ラインだろうし、名曲でもある。
OP曲『SHINY DAYS』は逆にBOSEサラウンドと相性が悪いのかインピーダンスが雑に再生されてしまった。
曲自体は冬キャンプへ向かうワクワク感が十分に表現され、OP演出としては良いと思う。
また、この二曲だけでも十分にBGMとして機能しているが、何とも言えない虚無感と郷愁を誘う劇伴も秀逸であることも特筆に値する。

ゆえに
★★★★★★★★☆☆4.0{/netabare}

【結び】
本作は、国外、国内を問わずに多くの方々に勧めることが出来る。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 101
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ここをキャンプ地とする! byふじやん

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトル、「けいきゃん」と悩みました。「けいおん」に似た作風であることと、「軽いキャンプ」をかけたなかなかお気に入りだったのですが、一度、この名言を宣言してみたかったので(笑)

きらら原作らしく、ゆるい日常系の中に微百合があって、かなりの良作でした。キャンプを題材にしただけでなく、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」に注目した点は、個人的にかなり楽しかったです♪

OP、これから何か新しいこと、楽しいことが始まる予感がするようで。作風に合った素晴らしいものでした♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、ゆるい雰囲気の日常系として楽しめました。LINEのやりとりとか、良いよね♪ てかみんな、文章のセンスありすぎですw

成長モノとしては、なでしこの「キャンパーとしての成長」と、リンの「人としての(コミュ力の)成長」が描かれ、非常に爽やかでした。

趣味導入系としては、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」に注目したのが良かったです。これは偏見かもですが、(少なくとも私はそうなんですが)この作品の視聴者層、講読者層には「夏にみんなでワイワイBBQ的なイケてるキャンプ」に苦手意識を持っている方も多いと思います。でも、「一人でしっとり楽しむキャンプ」や「気の合う仲間と貸し切り感覚で楽しむキャンプ」という魅力もあるのだと教えてもらいました。これは、ニーズ(視聴者層)にピタリと合う趣味だったんではないでしょうか? また、経済的な部分にもちゃんと触れている世知辛さ、リアルで好きでした。実際、ああやって苦労して道具を揃えている段階って、一番楽しい時期ですしね♪

ホントに、良いアニメでした! 覇権、、、まではいかずとも、皆さん、上位には入れるのでは? 強いて言えば、「こっちを京アニにやってほしかった」と、思わなくはないけどw 背景とか、作画勝負な作風でもあったと思うので。

あと、個人的に嬉しかったのは、「水曜どうでしょう」のネタが、散りばめられていた、というか、その雰囲気を感じられる作風だったことです。

饅頭大食いとか、パスタとか、温泉とか。最終話の動画再生で、原付きの旅が流れた時は、かなり笑いましたよw
{/netabare}

【余談~ 皆さんは、インドア? アウトドア? ~】
{netabare}
私はインドアです。外、寒いし、夏は虫いるし(笑)

しっかし、いつのまにキャンプは、「手段」から「目的」に変わったんでしょうね。

私も一人旅は好きで、まとまった休みには(車デカいんで)車に布団積んで、色々行ったりしますが、それは「ホテル代がもったいない」からであり、金さえ無限にあるなら、普通に、新幹線+タクシー+ホテルで旅をしたいです。だから、私にとっての車中泊は、目的ではなく手段ですが、彼女らは完全に目的ですよね。巷で流行っているのもそうです。私は古い人間なので、キャンプと野宿の違いが、まだ感覚的にはピンときていないようでした(笑) そこだけ、ちょっと引っ掛かりがありましたが、まあ、個人的な問題ですw

でも、アウトドアに憧れる気持ちはありますね。多分、多くの人がそうなんでしょうが、「キャンプ、楽しいけど、面倒くさい」と思ってしまいます。だから私は、椎名誠さんのエッセイが好きなのです。(基本、脳内で満足できるから)インドアにいながら、ガチアウトドア気分。無敵(笑)

いや、キャンプとかアウトドアも、誘われればたまには行くんですよ。

まず、キャンプの何が嫌いかと言われれば、テント。いや、テントのように閉鎖された空間自体は好き。一人で寝るぶんには快適。でも、いくら仲良いとしても、あの狭いなかに他人と寝るのは嫌。まあ、彼女ならギリで良いが、野郎同士は面白くもなんともない(笑) ちなみに、私のベッドってクイーンサイズなんですよね(部屋が広い岩手の特権w それが家族だろうが彼女だろうが、寝ている時に自分の半径50㎝以内に人がいるのが苦手なんですよね汗 夫婦仲に関係なく、寝室にはベッドを2個置きたい派w)

あとは、片付け。バーベキューは嫌いじゃないけど、(私の場合、飯には酒がつきものなので)散々呑んで食った後に片付けなんかしたくないし、かといって、清々しい朝に洗い物とかしてると、萎える。

好きなのは、焚き火。むしろ、焚き火の為にキャンプやると言っても過言じゃない。飯食って腹も落ち着いた後に、焚き火囲みながらウィスキー呑むのは好き(椎名さん式)。

あと、朝。澄んだ空気は気持ち良いし、珈琲飲むのも定番だけど、好き。

結局、外で焚き火して、(別に惣菜でも良いから)洗い物でない飯食って、酒呑んで、ロッジに泊まるかそれぞれが自分のテントに泊まって、朝、ゆっくり珈琲でも飲んで、帰る。そんな、「軟弱なキャンプ」なら、嫌いじゃないw

でも、このアニメを観てみて、「冬キャンプ」「ソロキャンプ」なら、少しやってみたいって思いました! まあ、岩手で冬キャンプすると、凍死するかもですが(笑)
{/netabare}

【余談2 ~実写ドラマを観てみた~】
{netabare}
まずは、キャストから。

志摩リン→福原 遥
有名な方ですね。容姿はあまり似てないかな? 福原さんはどちらかといえば可愛い感じですが、リンのクールな感じはイマイチ出てなかったかなと。声は頑張って低く出してましたね。あと、監督の指示でしょうけど、変なコメディタッチの演技は、原作のリンのイメージとは違いましたね。

各務原なでしこ→大原 優乃
知らない方でしたが、妖怪体操第一を踊ってた女の子らしいです。大人になりましたね~。声は結構似ていたと思うし、なでしこのアホっぽさも頑張って演技されていたかなと。ただ、鹿児島出身らしく、顔は濃い目の女優さんなので、容姿的にはだいぶ離れていたかな~と思います。

ちなみに、福原さんと大原さんは中学時代から同じ雑誌に所属し、3年A組でも共演されて、プライベートでも仲良しなのだとか。確かに、そういう仲良し感は出ていて良かったかなと思います。

斉藤 恵那→志田 彩良
チア☆ダン とかに出てた方らしいです。容姿、演技とも凄く原作のイメージに近いな~と思いました。斉藤 恵那は、一見、普通に良い子に見えますが、実は結構イタズラ好きで、「いい性格してやがるぜ」ってキャラですが、なんとなくそんな空気が出せていたように感じます。

大垣 千明→ 田辺 桃子
「こんな未来は聞いてない!!」というドラマで主演された方らしいです。容姿は、結構似てるな~と思いましたが、メイクと眼鏡、髪型どかなり寄せているんですね。元々はしっかり美人な方なのに、あえて「あんまり可愛くなく」して、変顔やオーバーな演技を多用し、原作キャラクターをちゃんと表現しようと頑張ってる感じがしました。

犬山 あおい→箭内 夢菜
チア☆ダン や3年A組とかに出ていた方らしいです。容姿は、少し南国系の顔をしているので、犬子のイメージとは大分違うかな?と思いましたし、福島出身の方ということで、関西弁にもやや違和感を感じました。正直、メインキャストのなかでは、一番原作から遠いかなと思いました。かなりアダルティでしたし。

次にドラマとして。

単純に、ドラマとしては結構面白かったんじゃないかと思う。低予算は丸出しだったけど、それが逆に、原作のユルい雰囲気を出していた感じするし。

あと、原作の台詞をあまりいじらず、LINEの演出もほぼそのままで、原作をきちんとリスペクトしていることは分かる。それから、原作漫画がきちんと取材して作っているから、ドラマの舞台もほぼそのまんまなので、アニメ好きにとってみれば、なんちゃって聖地巡礼が出来て良いとも思った。食事シーンは安定して美味しそうでしたし。

難点としては、アニメほどたっぷりした余白を作れなかったこと。少しテンポが早いように感じた。しょうがないけど。

それから、主演されている方が全員20歳以上ということで、ちょっと女子高生設定にはムリを感じた。てか、ほとんどのアニメ→ドラマはそうだよね。ガチ中学生や高校生使うと、人気や演技力の点で問題があり、20代前半の力ある人使うと違和感あるし。アニメの実写がなかなか上手くいかない一因でしょうね。

とはいえ、なんだかんだ最後まで観ちゃったから、やっぱりゆるキャン好きなんだな~と思いました(笑)
{/netabare}

【余談3 ~聖地巡礼してみた①~】
{netabare}
ほったらかし温泉、行ってみました。個人的には、人生で一番好きな温泉になりました!

景色は特に、最高です。眼下に見える甲府盆地。これだけ山に囲まれた土地で、信玄はよく戦ったな~。てか、ちょうど見下ろせる範囲に盆地が収まるので、「この土地に暮らす人々を皆、幸せにしよう」と、自分が殿様だったら思ってしまうな~なんて考えながら、風呂に浸かってました。

ほったらかし温泉には、「あっちの湯」「こっちの湯」の2つがあり、私は日の出を観たかったので、「あっちの湯」に入りました(あっちの湯は、甲府市を見下ろせる大パノラマが魅力で、こっちの湯は、富士山が正面に見えるのが魅力だそうです。あっちの湯からは、右斜め前くらいに、富士山が見えました)。

アニメでは正面に富士山が見えているため、本当は「こっちの湯」なのでしょうが、なぜか「あちらの湯」と表示されてましたね。多分、あっちの湯とこっちの湯の景色の良いとこ取りをしたかったのでしょう。

あくまで男湯ですが、お湯はぬるく、水位が低いの(40cmくらい?)で、普通に座れば半身浴になります。あの水位なら、「胸が丸見えになる」ので、水位に関してもアニメで改変したのかもしれませんね、ちっ(笑)

また、それが魅力でもあるのですが、屋根もないため、雨天時や冬は、寒くてやや満足度は減るかもしれません(内風呂は温度も高いので、そこと交互に入れば、冬もいけそうですが)。もし行く際は、天気予報をみて、できだけ晴れた日に行くことをオススメします。全然違うと思います。

私が行ったのはGW、晴れていたので半身浴でも最高でした。むしろ、2時間くらいずっと湯船に入り続けてました。

風呂上がりは、卵かけご飯朝食が食べられます。私はそれに、ノンアルビールをつけました(笑) 朝食としては満点です!

アニメで食べてた「温たま揚げ」、食べたかったのですが、9時半からということで、まだ2時間近くあったので、断念。まあ、次の楽しみにしておきましょう。

「ここにはきっとまた来るな~」と思いました。岩手からは遠いけど(笑) 次は夕方から夜にかけていき、夕日と夜景が観てみたいですね♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
いきなり知らない、焚き火道具がw OPイイね、「楽しい」が詰まっている感じ。かなり丁寧な作りだね。火起こし面倒くさいとか、悪さもちゃんと見せていく作りなら、好みだな。暗闇の全力ダッシュからのチェーン足払い、は、メッチャ危険(笑) 1500円w このアニメは、普通に面白いな。

2話目
狭い(笑) 窓ガラスのやつ、下手すりゃ死ぬぞ。分かりやすく「けいおん」だけど、面白いからよし! キャンプって、何気に金かかるよね。2匹目の犬、声だして笑ったわw

3話目
朝日は、パワーもらえるよね。私も毎年、初日の出だけは、実家の裏山から見ます(笑) こうやって、自分のテリトリーにズガズガ踏み込んでくる人って、面倒くさくもあり、嬉しくもあり。

4話目
てか、ホームレスだな(苦笑) 大丈夫! ウチの実家も熊出るし(笑) キャンプに憧れる初心者ワイワイキャンパーと、キャンプが好きな中級者ソロキャンパーの対比だね。

5話目
免許とりたてでも大丈夫! 洋ちゃんは初めてで東日本縦断したから(笑) でも、1日150㎞は、ミスターと洋ちゃん以上だ(笑) 余生じゃなく、進路(笑) まあ、ルーで作るカレーは、水分量間違えなければ失敗しないしね。星空と夜景の交換。なんかこう、古風で現代的なやりとり。

6話目
何でもそうだけど、道具を買いそろえてる時期って楽しいよね♪ リンとお姉ちゃんにフラグが(笑) でも、なんか仲良くなれそうな二人だよね♪

7話目
祖父だったをかい(笑) キャンプ飯、旨そうだな♪ コミュ力の違い(笑) リンちゃん、何気にノリがよかったり、女子力高かったり、怖がりだったりで、萌え度アップ(笑)

8話目
アウトドアはリッチな趣味。リアルだけど、なんか本末転倒だよねw バイトの店員が変なアダ名つけるのはアルアルだろうけど、この作品、結構毒があるよねw

9話目
どんどんハードルが上がっていく(笑) 動画見ながらクッキングとか、リアルw 早太郎、メッチャ見てる(笑)

10話目
最後、ソロキャン少女からの成長を画くのかな。

11話目
良い肉を味わうなら、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉の3択だよな。背景、もっと綺麗だったら言うことないんだけどな~。

12話目
CEOのとこで、撫子の妄想だって分かったわw 動画のクダリで最初に映ったの、完全に「水曜どうでしょう」の原付き旅じゃねえか(笑) 声だして笑ったわw やっぱり、意識してたか(笑) まあ、パスタとかまんじゅうとか温泉とか、所々にどうでしょう要素あったしね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 87
ネタバレ

ひろくん☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

単なるファンが思った事をダーっと書いてるだけですよー。

最初はね、コイツはアホの子・・・?

と、思っていたのですが・・・ただの【 超人。】でした。(笑)


第 2 話まで視聴。
{netabare}
各務原なでしこちゃん・・・スゲーな。

南部町から本栖湖までチャリで やって来る根性。( リンちゃんもだけど。)
その冬季 本栖湖畔に於いて、青天井下で夜まで昼寝?して
凍死しないという 驚異的に頑健な身体。( 14時?の時点で気温が 5℃!)

そこで初めて出逢った 志摩リンちゃんに御馳走してもらう事となる
1500えんのカレーめんを

『 15回払いで お願いしまふ。。。』

・・・この やり取りのセンス、ワロてまいましたwww
そして ホントにホントに 美味しそ〜に食べるカレーめん

自分も食べたくなって 買って来ちゃいましたデス。


迎えに来てくれた おねーちゃんに オモくそブチのめされた上
車に叩き込まれる際にも、

『 カレーめん、出るぅ〜!!!』

・・・コリてねーなコイツ(笑)


更に第 2 話でも 窓ガラスに顔面を強打する勢いの良さ。
なんて平和な世界なのでしょう。

中々の私好み、良作鴨知れませんね。
(・・・あ、トランプって普通 54枚セットじゃね?w)
{/netabare}

第 3 話 視聴。

ここまで来ての感想。

ふと気がつくと、志摩リンちゃんの CVって東山奈央ちゃんなんだよね。
東山ちゃん演ずる ローテンションキャラって、思いつかんゾ。
ん〜、、、『さばげぶっ!』の豪徳寺ちゃん位か?

{netabare}
そしてまた 各務原姉妹、めちゃめちゃ仲良しなのですね。

妹に対する ねーちゃんの面倒見の良さがハンパねぇっス。
アホな妹程 可愛いってコトなのかしら?

若くは なでしこちゃんが不治の病を患っており、残された時間が殆ど無いのだとか・・・?
( あの食べっぷりから見て、そんなコトは・・・ねーな。ww)


しっかし、なでしこ特製 餃子鍋・・・2人前で 50個全部入れますか?
( しかも “ シメ ” の 御飯を忘れた…とか。w )
その大半を作った本人が食べちゃった上、ポテチまで行こうとするなんて。(唖然)
{/netabare}

第 4 話 視聴。
{netabare}
リンちゃんが 免許&原チャリを手に入れた。

否・・・待て、何故に皆 このクッソ寒い時季のキャンプに拘泥る!

そう・・・以前、リンちゃんが語っていた その理由は このアタクシの考えと
寸分違わぬモノであって おもクソ苦笑してしまった処では有るのですが。ww
( 私は、行かないからね 冬キャンなぞw )

『 ぶちょー!』

って、まった…げんっきだなぁ・・・なでしこちゃん。
そんで 花守ちゃんの声、めちゃめちゃ合ってるなぁ。

展開としては、思った通りのキャンプネタ How to コントです。
オチは読めるケド楽しそうで何より。
人型シュラフネタ・・・“ ぞい子?” 月面着陸ごっこ、なるほどです。w


国道20号線から霧ヶ峰方面へ原チャで行く リンちゃん。
出発前、リン母から 『 危ない道は通っちゃダメよ。』
と、言われていながら 冬場には充分危険な このルート。ww

マジ路面凍結、転倒注意!!!

その重装備状態でコケると死にたくなる程 凹みますぞ!
( 単独行動なので、慰めてくれる人も居ないんだからね。)

思い切り良く ソフトクリームやボルシチ等々を注文する この娘達。
いやいやー、バイトで貯めた お金を全力で キャンプに?注ぎ込むと言う、
正統派経済活動推進アニメですね、これは。
{/netabare}
うむ、今回も楽しかった・・・めでたしめでたし。
そして この番組のアタクシ的評価は上って行くのであった。

さ、今日も夜食に カレーめん食べよ。ww


第 5 話 視聴。
{netabare}
う〜ん、前回終盤の展開より 今回は入浴シーンからのスタートになるという事は分かっておりましたが、
この作品に “ サービスカット ” って必要? とか思うのは私の考え方が高潔過ぎなのでしょうか?w

リンちゃんの方は冬だと言うのに スキー場が近所に有る様な所へ原チャですよ!
そして当然の如く 温泉は、やってない。

…閉ってるんだろーな。って、思ってたんだよねぇ、先週から・・・。w
( もうちょっと先に行くと 別の温泉があるよ…霧ヶ峰とか言いつつ 塩尻峠んトコだし・・・霧ヶ峰はカフェに寄っただけかぃ。)


この作品って…多分、予定調和的展開( 予想とか期待とかを一切裏切らない所。)を
ツっ込みながら視るのが正しい楽しみ方なのでしょうか?

松ぼっくりに続いて 原チャリくんも

\ つかれた /

とか言ってくれちゃうとこも ナイスです。

・・・この原チャリ、2stエンジンだ。
( 本来、この型の Vinoは4st だけどね。先週、気付かんかった…音が Vespaの様デス。)


焚き火を見ていると落ち着くっていうのは、古来より 火を焚いていれば
野生生物達が寄り付く事は無くなり、安心出来たから・・・ってヤツ?

ジャンケンに破れ 独りテントのなでしこちゃん。ww
スっかす可愛いなぁ。。。
否、“ 萌え ” 的なイミでは無く、“ ペット ” 的な感じ?w
(『ワンコみたいやなぁ。』って イヌ子ちゃんも ゆーてたね。)
{/netabare}

へやキャン△コーナーも おもろいなぁ。

第 6 話 視聴。

もう終りかよ!・・・って、言っちゃいたくなるゾ…楽しくて。
ここでの総合得点もジリジリ上がって来てるし…早く続きを視たくなってしまっています、私。

そして、なんかホント・・・リンちゃんの性格って…アタクシと良く似てやがるゼ。( 苦笑。)
{netabare}
リンちゃんが通販にて焚火グリルなるアイテムを購入。
便利なモノがあるんだねぇ・・・これは キャンプ焼肉やりたくなるよ!
( コラボ企画 -【リンちゃんの焼肉セット】販売開始で即、完売!!!ww)

それを見て 『 メタル賽銭箱?』と訊く斉藤さんww
これは ストライク。・・・夜中に爆笑、出来ないからツラかったで。。。

『 御会計、35000円となります!』『 高けぇ〜よ!(怒)』

この件もオモロ過ぎじゃけwww

基本的に人嫌いなリンちゃん…斉藤さんの帰宅後、なでしこちゃん宛ての
お土産を渡す為に ようやく重い腰を上げますが、否、まだか…って、そこに当人の脚が。

図書室の床に直寝!すっごいなぁ〜この子。自由過ぎる。
とっても フリーダムなヤツと言うか、アホなペット。。。そして このセリフ。

『 ミニ賽銭箱?』…クソ〜ここで “ 天丼 ” ですか〜!www

その週末には すかさずの 2週連続キャンプ・・・ハードだ。。。
否、タフだなぁ…それにしても、ねーちゃんは付き合い良いなぁ。

運転している ねーちゃん。この表情で御機嫌なんだ、
スゴいな・・・“ WORKING!! ” の山田毋とか “ ケロロ軍曹 ” のコゴロー方式なの?w


キャンプ場までの道すがら、スーパーにて お買物。お目当ての食材に 有り付く事が出来ずに沈むリンちゃん。。。
・・・が、別メニューの提案に依り あっさりと復活。ww…かわいい娘達だ。
( ハンバーグって、、、焼き難くね?ww)

レジの店員さんから豊崎ちゃんの声・・・。モブキャラの担当かと思いきや、バイト中のイヌ子ちゃんでした。
うむ、ふんだんに鏤められた 小ネタ的 “ トラップ ” が この作品の肝になっていますね。


そーいえば、リンちゃんのじぃちゃんと思しき お方が あきちゃんと絡んでおりましたが、
乗って来てたバイクは なな、なんと ノートン!・・・幾らすんだよ そのバイク!?
フロント倒立フォークなのにワイヤースポークホイールという凄いマシンだぁ〜!

んで、最っ高ぅーにキャンプ向きで無いモデルだで。どうやってキャンプ道具積んで来たん?ww
{/netabare}

第 7 話 視聴。
{netabare}
じいちゃんのノートン 100パー荷崩れ仕様で積んでますね…このバイク、加速いいのに。
燃料タンクに傷が付くのは絶対にイヤなのでしょう。ww

綺麗なトコだね、四尾連湖。

リンちゃんの一人キャンプは中一の冬からですか。
スゲー根性あるね。女の子だよ。。。
で、今回は、リン&なでしこのイチャイチャ話ですよ。

隣のテントの女・・・キッチンドランカー?

おおっと、リンちゃん 備長炭の点火に梃子摺ってます!

鱈鍋・・・美味いに決まってるよな、いいなぁ。

さっきのキッチンドランカー・・・姉かよ!こぇ〜!!!
うわぁー、、、ガッコの先生でコレ?まじ!?

ここへ来て 超展開!・・・否、伏線だわ。

凄い量の焼肉パーティーは ようやく終了、流石…備長炭は優秀。
思った通り、キッチンドランカーさんが おばけ役でした。めでたしめでたし。

味わってしまった 恐怖から リンちゃんの方が なでしこテントへ移動!www
仲良しネタ・・・よろしいなぁ。

あれ?じいちゃんは イントロのみ??
へやキャン△・・・ネタが雑でした。ww あ、先週の写真が消えてるゼ!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

86.1 2 関西弁で漫画原作なアニメランキング2位
NEW GAME!(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1547)
7664人が棚に入れました
高校を卒業して、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲームを作った制作会社「イーグルジャンプ」へ入社した青葉は、そこでそのゲームのキャラクターデザイナーを務めていた八神コウと出会う。
憧れの人の下で働くことになった青葉は、初めてのお仕事に戸惑いながらも、コウを始め個性的な先輩社員に助けられながら少しずつ成長していく。
ゲーム会社で働く女の子たちの日常を描いたお仕事ガールズコメディが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
高田憂希、日笠陽子、茅野愛衣、山口愛、戸田めぐみ、竹尾歩美、朝日奈丸佳、森永千才、喜多村英梨
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

青葉ちゃんどう見つくろっても中学生が妥当な件なのは置いといて今日も一日頑張るぞい!!ぞいってww

青葉ちゃんの頭の形綺麗でなんかかぶりつきたくなりますよねヽ(´▽`)/

1話{netabare}
中央線ユーザーなのねヽ(*´∀`)ノ
どう見ても青葉ちゃん幼女にしか見えないw
今日も一日がんばるぞい!!
青葉ちゃん、先輩に子供だと思われる(笑)

ADの遠山りんさん…なんだろうこの風格の差
ADはアートディレクターの意w
青葉土下座きれいだな~(笑)

青葉ちゃん頑張るなぁ~いきなりコーヒーブラックとかw
青葉ちゃんの近くには痴女がwwwおパンツだけど美人(笑)
余裕じゃなかったヽ(*´∀`)ノ
青葉ちゃん高校生には見えないヽ(*´∀`)ノ
子供の頃にゲームをやってたがわが作る側に
憧れの人が上司に!!八神コウさん

青葉の周りは濃い人ばっかりw
話しかけたいけど話しかけられないwww
会社に猫が居る会社って( ・∀・) イイネ!

青葉猫の飼い主に可愛がられるw
葉月ディレクター☆ミ
モズクちゃんかわいいな(*´`)
葉月ディレクターは時間にルーズなのねん

ひふみさんそのまま喋るのが苦手なのね
参考書の第一章をやるように言われるが…
ひふみ先輩は直接ではなく社内メールでヽ(*´∀`)ノ
楽しそうwwコウさんwwwwwwwwwww

青葉ちゃんのあたふたする気持ちわかるなー(沙*・ω・)
影響されるのが早いタイプ(笑)青葉(笑)調子乗っちゃうタイプなのね(笑)

チャットって便利ねwww
お昼ご飯に誘う先輩方ヽ(*´∀`)ノ
青葉ちゃんの輝きすごいなwこんな新入社員ほしいw
飯島ゆんと篠田はじめ
後輩って初めてで扱いがわからないのねw
はじめ先輩wムズムズwww
ゆんは慣れてるみたいねwww

社員証ないと何もできないのねwww
青葉ちゃんの社員証の件はコウのせいでしたヽ(´▽`)/
スーツが学生服にしか見えないw
スーツが似合わない童顔でいいなw

ビームサーベルの使い方www
ゆんさん優雅だなw
ひふみのチャット上の声好きだわw

今作ってるゲームは半年後に…
家に帰れなくなるらしい…
コウさんは会社に住んでるらしい

性格はあれらしい(笑)はじめ締められる(笑)
入社気分を今味わうwww休憩
デジャヴwwww社員証に慣れてないあるあるwww

今作ってるゲームは青葉の思い出の作品の三作目☆ミ
キラーン(☆∀☆)はやくがんばるぞいみたいなw
友達はアニメ好きなのねw

友達もいい子だなぁヽ(´▽`)/ねねっち♪
{/netabare}

涼風 青葉(すずかぜ あおば)
好物はおせんべいやようかんなど、和風のお菓子、ハンバーグ
いつも前向き思考な女の子。

2話{netabare}
青葉…小学生と今…あまり変わってな…はい言わない約束ですw
小学生の時から八神さんに憧れを持ってたのね青葉♪

八神さん、めっちゃワイルドおパンツ(*‘ω‘ *)
りん先輩は八神の保護者というか…そっちの…
はじめちゃんはすごいものにお金かけるよな
ゆんはゆんって感じ( ゚Д゚)ステッキが似合うな
ひふみさんはかわいいなカワ(・∀・)イイ!!

もずくちゃんは青葉の膝の上が好み
葉月さん神出鬼没だな~ディレクタ~
ゆんさんの姉御肌感♪

カロリーメイトばっかだと
ひふみんと青葉ちゃんだけだと…なんか初い初い
ソウジロウは彼氏ではなくハリネズミ( ゚Д゚)
ひふみんかわいい(*´▽`*)

ひふみ笑顔見られてお金で解決とかw
照れたひふみんはかわいいなー(*´▽`*)
スマイルは自然にw
休憩をちゃんと取るのも仕事のうち☆彡

青葉がソウジロウの仲間に見えてくる現象w
ひふみん最強かよw

青葉に初仕事キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
フェアリーズストーリーのモブキャラ作りか!!NPC
はじめすごい失敗してたのねw
2年目でも失敗ばっかのはじめである( ゚Д゚)

青葉の新人歓迎会(*´▽`*)奢りだわーい♪
お酒は20歳超えてからなw
青葉には大人の味はまだ早い
八神さんは素直じゃなくナイーブらしい

カボチャもこんな会社憧れ( *´艸`)
りん先輩気が利けるなー

こういうのみ場になったら彼氏とかの話になるよな
仕事ばっかで彼氏ができなくて…強い酒に…
りん先輩に酒を飲ませちゃいけないと思うw
寝てるりんはエロイなw

ひふみんの控えめに強いところカッコいいな
ストレートでとかさすがです( ゚Д゚)
青葉お酒に興味津々w

二次会は3人で♪
青葉はお酒に強くならないでほしいな~
酔っぱらった気分の青葉w
青っち~、ねねっち~
この二人は子供みたいだよな~

ほのぼのMAXかよw
動画工房いい仕事してるよな~
{/netabare}

八神 コウ(やがみ こう)
好きなものはりんの手料理。嫌いなものは人ごみと騒がしい場所。いつでもどこでも眠れるのが特技。青葉の班のリーダーにして憧れの存在。

3話{netabare}
青葉…布団の誘惑には勝てず遅刻だーヽ(´▽`)/
OPの一瞬の歯磨きする青葉かわいいლ(╹◡╹ლ)
まだまだ学生気分が抜けきれないのかな?
そして妄想が甚だしいw

ゆんちゃん先輩も遅刻?そして走っても1分足りないらしい経験者
ゆん仲間見つけて嬉しそうw運動神経悪いつながりの絆は暑い
ゆんの方が体力あってwww
朝からすごい茶番劇www
青葉派手にコケるなぁwそしてひふみんw

コウさんはツンデレなのである(笑)
厳格な態度に慣れてない上司なのであるw
遅刻届けヽ(´▽`)/
ひふみの遅刻の理由wwwwwwwかわいすぎだろwwwwwww

ついに出来た青葉初めてのキャラクター
初めてにしては上出来だけど…まだまだ
ゆんなかなかグロイの作ってるなヽ(´▽`)/
仕事って大変だよね~
モズクちゃんはわがままボディwww

青葉遅くまで残ってリテイク
コウさんは毎日お泊りレベルに頑張ってるのな
一瞬のひふみんの破壊力侮れない

青葉何度でも挑むん
村人キャラでも手の抜けない
ゆん先輩してるなぁ~
青葉、ひふみとの会話の仕方覚えたw

ひふみの作り方は青葉には難しいwww
青葉のお母さんもマイペースだなヽ(´▽`)/
楽しいけど大変な仕事…修正が来るのもはじめてだし

本当はOKなのにOKじゃない
通常のOKラインでは満足して欲しくない…期待大だな

モブでも手を抜いたらバレちゃうもんな
ついつい電話しちゃうよなーw
質実剛健www

青葉とねね仲いいな~
青葉何かに気づいたみたいだね♪

案外きっかけは些細なことからw
コウさんまたおパンツ状態ヽ(´▽`)/
たしかに表情が柔らかくなってるよな

次は3日で
そして最終的には1日1体w
帰れなくなる現象w
{/netabare}

滝本 ひふみ(たきもと ひふみ)
好きなものはお米と日本酒。苦手なものは人全般。
ネット上の方が饒舌。

4話{netabare}
青葉メモしてるのはえらいな~ヽ(´▽`)/
青葉は褒められて伸びる子♪

もずくっておとなしい猫なのな~ヽ(・∀・)ノ
葉月さんはつい撮っちゃう
少しずつ少しずつ青葉は成長してるみたい
パンツで寝るのに怒ってる青葉www
でもコウは憧れであり目標なのな

一人になったら脱ぐコウさんw
そしてあーいうの見られたら恥ずかしいよなw
りんさん彼女になれよwwww

コウは職人気質だなw
りんさんもAD背負ってるんだな
みんな背負ってるものがあるんだな~
青葉が笑っているうちは大丈夫
もっとがつがつしてほしいのな
パソコンフリーズするとオワタwww

りんさんが脱ぐとあれよねw
そして青葉入社www
これ早く見つかればいいね

出たwここで今日も一日頑張るぞいwwwwwwwww
それよりこのシチュの方が気になって入ってこないwwwwww
ぞい…ぞい…ぞい

初給料…早く会社に貢献し評価されれば給料が上がる
ビームセイバーに西洋の剣、はじめの机なんでもあるなw
給料の査定は年に一回なのね~

チームに貢献できたが評価の対象
青葉、はじめがこのブースにいる理由は…まぁ察してwww
青葉初給料は…
フィギュアにブランドの服、
葉月さん何歳なんだよwそしてはじめはさすがwww
20歳からは年齢を数えないらしいwwww
葉月には優秀な右腕がwwww年齢不詳の二十歳w

貯金とか堅実(笑)
りんの初給料はコウと一緒に日帰り温泉にw
思い出忘れられたら怒るタイプwりんさんw

ひふみんはコスプレ衣装に使ったらしい
そして写真は秘密(‘ω’)ノ超みてぇwwwww

青葉いい子かよ( ;∀;)
初給料は両親にケーキ♪

りんちょっと太った疑惑w
そして乙女なのねwww
{/netabare}

遠山 りん(とおやま りん)
好きなものはパスタなどの洋食。軽く方向音痴が玉に瑕。

5話{netabare}
青葉の村人がついにモーション付きに
青葉恥ずかしがってるwww
ゆんちゃん意外といたずら好き☆彡
はじめ褒められると弱いwww

コウ…もいたずら好きよねw
タッチペンを買いに来たはじめと青葉
先輩風ふかしてる~はじめwww

青葉お財布を会社に忘れるが…はじめも…
はじめの場合は落とした(笑)先輩しっかり~(笑)
はじめもまだ21歳やnw10代だよほぼw
はじめの現実逃避wwwwwwwww

幸運の天使青葉ちゃんw
財布持ってきてくれたのねwはじめも忘れてただけw
おっちょこちょいどうしで安心w
はじめはかわいいって言われなれてない感じなのね
そしてかわいいを使いこなせてないwww

はじめ褒められる止まらないのな~(笑)
ほへ~(笑)
最後はゆんにツッコまれてちくしょう~(笑)
ちくしょうはキャラに似合ってるよな(笑)

はじめ回だな5話w
自転車似合うよな~(‘ω’)ノ
5駅を近いというはじめ(‘ω’)ノ
青葉のスーツは学生服www

青葉じろじろ見すぎwはじめ引き締まってるからなぁw
はじめの格好はクーラー冷たいからなぁ
ゆんが長袖の理由は…ぷにぷにだから(笑)かわいい

腕の肉がぷよぷよ(笑)
そして青葉は勘が悪いw
気づいたら太ってるからなぁ~(*‘ω‘ *)
4℃も上げたらもわーってなるだろうにw
はじめとコウさんで空調操作バトルw

ゆんちゃん頑張れ~痩せろ痩せろ~
もずくが死んじゃうよ~(笑)
空調も死んじゃうぞ~(笑)
コウさん家政婦は見た状態w

おっと二次災害ゆんちゃんw
ダイエットのためとは言えんよなw
そしてはじめ自分からばらしたw

この会社の温度は3人の手にw…いやりんさんには敵わないw
やる気100%の青葉選手とかよく自分で言えるなw
青葉、コウの苦労を知るの巻

ひふみは話しかけてこない人が好きなのねw
青葉は話しやすいのねwww
昔のコウは無口でギラギラしてたのねw
彼氏自慢始まったなりんさんw
人付き合いが苦手なコウさんなのであった(*‘ω‘ *)

ひふみイメチェンしたいとかそのままでいてー( ゚Д゚)
青葉空回りしてるな~(笑)

ひふみ、イメチェン真剣に思考中www
照れてるひふみんなんでこんなにかわいいんだろう(*´ω`*)
{/netabare}

篠田 はじめ(しのだ はじめ)
好物はお肉とファーストフード。苦手なものは文字。スポーツ全般が得意。

6話{netabare}
青葉ちゃんのスカートラインエロいな~
お!ついに青葉にキャラデザの仕事がヽ(´▽`)/

設定は決まってるのね~
キャラデザの設定半分青葉w
途中で死んじゃうけいのキーキャラか

キャラデザに手こずる青葉と気になるコウさん
出る杭は打たれるのなー
青葉はコウを倒さないとな…いつかヽ(´▽`)/
楽しい気持ちは大事
結局ゲーム作りは一人ではできない
はじめ頑張れwww

ソフィアちゃん(笑)=青葉
明日は映画に行くのね~青葉ヽ(*´∀`)ノ
青葉しっかりお父さんに似てきた青葉なのであるw

休日は趣味に勤しんだり
はじめは…うんヒーローショーw
ゆん家ではジャージなのねヽ(・∀・)ノ
ゆんの家は姉弟多いのな~
ひふみさんはっぽいなw

もう付き合って結婚しちゃえよコウとりんw
ねねのことバカにしてるwww

ねね張り合ってるwww
ポップコーン見て喜ぶねね可愛いと思うヽ(・∀・)ノ
ねね子どもだからもらえる(笑)青葉も(笑)
二人共まだまだ子どもに見られる(笑)

魔法少女ムーンレンジャーのこと語るとねねはヽ(・∀・)ノ
同じ映画館にいたよwww
どんな女の子でも太ることは気にするのねw

映画面白いと食べる手止めるよねw
案外世界は狭いよねwwwww
こういう時のねねは頼もしい(*゚▽゚*)

ソフィアは豪華に作るのが仕事♪
きっちりなのか適当かw
議事録はパソコンから見れるけど
問題があったら発売中止もありえる

なんてノリのいい人たち( ´艸`)ムププ
キャラ班大忙し
お泊りも休日出勤も青葉楽しんでるなから

青葉の脱ぐシーンは賞賛に値するほど( ・∀・) イイネ!
青葉寝落ちwwwwww
ラフな青葉( ・∀・) イイネ!

くまさん寝袋wwwwwwwwwwww
青葉会議室占拠事件だなw(沙*・ω・)
{/netabare}

飯島 ゆん(いいじま ゆん)
見た目に反してラーメンが好物。納豆と運動が苦手で泳げない。特技はお裁縫などの家事全般。

7話{netabare}
社会人になったら健康診断はつきものよね
青葉ミスを怒られる…阿波根さんコウさんとなんかあるのか?(笑)

些細なエラーは大きなエラーにつながることも…
阿波根って苗字が嫌なのねwうみこさんww
言いすぎてしまって落ち込む阿波根w

青葉ってペットに連想されるよね~w
うみこコレクションはすごい銃マニアなのな
噂はきちんと煙が立ってから出てくるもの
青葉の笑顔にやられそうな阿波根w
宝物を受け取る青葉…散弾銃の空薬莢
そういうマニアなのねwwwww阿波根wwww

うみこスイッチが入ったw青葉困惑w
気に入られる青葉wwwwww
秘密訓練場に連れていかれる青葉、さらにコウも
完全装備かよwうみこさんw
コウは似合ってるな( *´艸`)青葉は新人さんって感じw

青葉、うみこのガンテクに( *´艸`)
コウと阿波根は仲がいいのか悪いのかwww

ひふみんのおっぱいの上にあるほくろ艶美だなぁ~
健康診断回、若いうちはバリウムないのな
はじめwwwコウは血が苦手www
深呼吸するひふみんかわいい

青葉の相手は新人看護師さんだなw怖いようwww
後ろのはじめとゆん唖然www
健康診断あるあるw新人さん怖いやつw

うみこさんと新人さんは相性悪いな~
阿波根自分で採決しちゃうタイプw

ウエストなどなど
ゆんちゃんお腹へこましてwww
るんるるるん♪はじめのお腹に憧れるゆん( *´艸`)
阿波根さんの下乳(・∀・)イイネ!!

サバゲ―は健康になれるらしい
葉月さん死にそうwwwバリウム飲んでるってことはw
どこでも銃持ってるのな~(笑)

りんさんって乙女よな~( *´艸`)いい嫁になるぞw
アルバイトも入ってくる時期らしい
どんだけ青葉気に入られてwwww

大学生は夏休みの時期
ねね会社で働くことに興味を
{/netabare}

阿波根 うみこ(あはごん うみこ)
カレーなどの辛いものが大好物。苦手なものは虫。特技は射撃。

8話{netabare}
ねね子供みたいだな~(笑)
夏休みキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
だけど…青葉は仕事が…あって夏休みないみたい(笑)
ゲームが完成したら夏休み…
そんなところに広告あるとかww
偶然すげぇwwwwwww

ねね、アルバイトしかも担当うみこw
ねね怒られてるな~www
テストプレイデバック( *´艸`)社外秘絶対w
青葉が心配でここまで来たのねw

ねねと青葉遭遇( *´艸`)www
ねねピンチ(笑)
阿波根スパイっぽいなwww

青葉よりねねの方がわかってる٩( ‘’ω’’ )وめちゃくちゃちやほやされて戸惑ってるコウw
今日はねね回だなー
ねね、青葉の前以外はちょい人見知りw
後輩に見られてるwww
どっちも子供に見えるのは…勘弁してあげてwww

企業スパイってあだ名つけられてるw
葉月さん両手に花ww
ねねお菓子貪りそうだなww

ねね来る日来る日も同じことばっかり(‘ω’)ノ死にそうw
ソフィアちゃん生還ルート発見したw
コウのプリン食べたのは…
青葉も色々と忙しくなって
ねね罪悪感がwww

プリンの盗難事件は大事に(/・ω・)/
ねねちゃん一大事wwwwwwwwwwwwwwww
ねねちゃん会社を知る(‘ω’)ノ
{/netabare}

桜 ねね(さくら ねね)
好きなものはコーラ、ポテチ、甘いもの全般。朝起きることが苦手。

9話{netabare}
ねね…ナイス(・∀・)イイネ!!ww
おパンツ確認は大事なことよねww

葉月さんさすがだわ(‘ω’)ノしょーちらwww
りんさん風邪なのに仕事で大変そう
連れて帰るとかさすが旦那様コウちゃんwww

そしてひふみんが一番上に(/・ω・)/
はじめはしゃいでるなぁwww
惚れてまうやろ~(笑)

はじめとゆんのダンディトークに呑まれるw
そしてねねちゃんまで…www
ひふみん止めないと(´・ω・`)…阿波根さすがwww

ねねにもねねの矜持があるみたい
そして上司に阿波根はなかなか(´・ω・`)
またこれ阿波根落ち込むやつw

風邪の時は弱ってるからなぁw
りんさんかわいいなw

ビル点検で出勤できない(*´▽`*)青葉スケジュール気にすぎ☆彡
ますます厳しいから修正のためお泊り
葉月さんが仕事増やしたのか~(^O^)/

お互い心配してるいい仲なのな~w
実家はかえってご飯とお布団が整ってるのがいいよね(*´▽`*)
ゆんは夜食を気にするけども…チョコはセーフちっちゃいし♪

泊りって案外効率はよくないのね
はじめはどこでも寝れるのな(笑)
癒しの湯が近くにあるとかいいな

深夜料金はどこもお高いらしい(*´ω`*)
身を削ってるなぁはじめwww
お風呂回~(・∀・)イイネ!!
かけられてうれしそうなひふみん
どんだけナイスなんだか(*´▽`*)

ねねっちのアイコンサメなのは…?(笑)
りんもコウも風邪でダウンw

葉月さん餌付けの巻
うみこにお菓子を持ってくねねっち
ねねは期待を裏切らないなw
もうねねに自由はないww
{/netabare}

葉月 しずく(はづき しずく)
チョコレートが大好物。ディレクターさんで神出鬼没。

10話{netabare}
会社は阿佐ヶ谷にあるのか!!
会社は楽しいの…複雑な気持ち…これが大人になるということ…なのか(‘ω’)ノ

ドーナツ全品半額とか
そしてひふみもドーナツ買ってたw
とりあえずドーナツ4箱www
アルバイトは土日まで働かれると高い給料がね…w
青葉意外とS気質w飯テロww

ひふみん、いじわるな小悪魔青葉を警戒w
土曜日でも会社ある…それが仕事
ねねっちは素行以外はいいのにw
阿波根とひふみんがしゃべってるのはじめてみたw

阿波根どんだけミリオタなんだよ(*´ω`*)
青葉かわし方を覚える(笑)
青葉に戸惑うひふみんw
はじめにゆんもドーナツをwww
考えることはみんな一緒wwwww
ドーナツパーティーにせんべえw
あまいしょっぱいの無限ループwwwもずくになっちゃうwww
ひふみん餌付けを決意するw

青葉全然寝れてないのな~
ねね心配してる…青葉追い詰めるなww
阿波根に愚痴聞いてもらってるねねw

青葉は登場するまで時間がかかりますw
もずくうらやましい生活してるなぁ
結構イーグルジャンプ社員いるのな~

青葉、何かあると顔に出ちゃうタイプなのねw
コウはお母さんのことをママと呼んでいるのねw
阿波根さんいい人だな~(^O^)/
青葉を探しにねね東奔西走

青葉の頑張りを知るねねであった(*‘ω‘ *)
ねねのコケるシーンwスローモーションw
まったく似た者同士なんだから~( ^)o(^ )

ねね…オチwww
青葉餌付けにきょどる(笑)
りんさん、どんだけコウさんが心配なんだよw

{/netabare}

もずく
葉月の飼い猫。わがままボディ。

11話{netabare}
フェアリーズストーリーがついにメディアに
青葉、ゆん、はじめで東京ゲーム展にw
ねねはもちろんお留守番
なんだろう見慣れつつある光景だな~
ひふみんは先に行っている模様

フェアリーズOPかっこいいやんw
お!これが今日のOPか(*‘ω‘ *)
ひふみんめっちゃコスプレってるw

なかなか堪能してきて漲る3人なのであったw
ひふみん体験コーナーで体験してたwwしかも最速クリアw
今日の青葉は私服で…私服はお母さんコーデ♪

スーファミ通ww
ソフィアが雑誌に載るチャンス、初披露青葉(*´▽`*)ノ
コウのコーデはりんがwwwwwwwww

りんさんさすが罠を( ゚д゚ )
コウさん自分の女の子さに自信がないけど
りんのコーデならあら変身♪超乙女wwww
コウかわいいの連続に耐えられないw

慣れてないコウかわいい(*´▽`*)ノ
りんさんも堪能してるよなw
明日がマスターアップらしい
スケジュール管理がしっかりしていると…

停止バグが発覚wうみこ取り乱すwww
ねねと青葉で買い出し(*´▽`*)
レシートではなく領収書は別にもらうのうよw
ケロリン大魔王wwwwwwww
うみこのモノマネwwwwwww

ねね今日でバイト最後なのか…
今日のうみこは殺気だってるなw
大魔王の威力w青葉もねねもまだ子供舌w
葉月さんも余裕ないな~(笑)

マスターアップのときは来たり♪
青葉は半年なのによく馴染んだよな~
ケロリンのせいで眠くならないねねと青葉w

ねねも馴染んでるな~(笑)
もう会社入っちゃえよw
お疲れさまだけど寂しいよな~w
保護者wwww

最後は二人で辺境にw
高尾かなw
甲府かなw

{/netabare}

12話{netabare}
青葉にコウさん
フェアリーズの広告を見る…でかいな!!たしかにあつかいいいな!!

発売日なのか(*‘ω‘ *)
結局みんな並んでるww
コウさんは覚えてたり覚えてなかったりw

フェアリーズの販売開始~
どこかで聞いたことのある声
ゲームを売る側は緊張と胃痛w
ねねちゃんとはじめ仲良くなってるな~( ^)o(^ )
店舗ごとに集めてる~(笑)
限定版だからこそ価値があるんですよ(名言)

こんなところでぼろがwwww
最近のSNSは広まるの早いぞ~(笑)
りんの胃痛が(笑)
ねねは情報漏えいしがちw
そしてねねはうみこには逆らえないw

コウさんかわいいフィルターの雑誌が出回ってる~
さすが阿波根wwwないすwww
葉月さんどこでももずく連れてくのな~

打ち上げすごい人数だな~٩( ‘’ω’’ )و
コウさん人前に立つの慣れてないんだな~w
コウさんのクールな感じでよかったぞい

1作目から7年も経ってるのか~Σ(゚Д゚)
ゲーム作りってすごい人が携わってるのな~
声優さんにサインもらいにいくの☆彡
おどおどしてるひふみん可愛すぎだろ~٩( ‘’ω’’ )و

記念品抽選大会とかいいな~
青葉が最初にサインをもらうのは…

コウもついにAD
りんもPに
まぁ進退のことは悩んじゃうよね…

うみこさんから銃のプレゼントw
ねねとうみこ相性いいよな~٩( ‘’ω’’ )و
デバックの募集はもうないのか…ねね落ち込んでるな
うみこさん拾うものは拾うのな

コウはADをやったことあるのか…
でも失敗しちゃったのか…苦い経験…もそりゃあるよな
青葉はやっぱりコウにサインが♪

一つ夢が叶った青葉である٩( ‘’ω’’ )و
最後の最後でいいな~(笑)
これくらい余裕のある終わり方大事w

きらら警察24時wwwwwwww
OVAで詳しくwwwwwww
{/netabare}

いやーキャラがかわいいの一言だぞいw
特にひふみんの破壊力にはグーのねも出ませんよ٩( ''ω'' )و
ただかわいいだけではなくストーリーもしっかりしていて
仕事の厳しさや楽しさも教えてくれる作品だと思います♪

ゆんちゃんのメイン話とかもやってほしいし
きらら警察も気になるしOVAでもいいから早く続き作って動画工房(笑)
2期待ってます(*´▽`*)
野崎君、うまるちゃんみたいに先延ばしにしないで~

13話{netabare}
OVAキタ――(゚∀゚)――!!
青葉スキーに苦戦中って夢オチかいw
もずくも連れてきてるww社員旅行www

コウさん雷苦手みたいw
デビル青葉降臨(‘ω’)ノかわいいw
朝からお菓子食ってゲームしてるねねっちw
りんとコウ絶対できてーるぅ(/・ω・)/

はじめは滑る気まんまん
コウって自分の体調の悪さに気づかないタイプ
そしてりんの女房感w
ひふみさんにパン食べながら話しかけてほしいだけの人生

コウを見守るのはりんの役目
ゲレンデのひふみさんのかわいさな
阿波根は雪上でさばげーやってるwwwwwwwww
ゆんちゃんも滑れなさそう
リフト降りるの緊張するよねw
スキー楽しそうだな~
久しぶりにやりたいなー

サウナでいちゃいちゃすなー(笑)
青葉のサウナボケw青葉ノリノリすぎるだろw
青葉のダークサイドいいよねw
阿波根深夜までサバゲーしてるよww

スキーって2~3日滑るといけるよね
温泉いいよね~(/・ω・)/
ひふみんとお風呂入りたいだけの人生
ゆんちゃんとか後姿に背徳感を感じてしまうわw

お酒に興味津々な青葉である
コウ復活w
写真撮るあたりりんの女子力の高さ
青葉の後ろ姿もアウトだな

青葉やばい人だと思われてるww
ダークサイド青葉楽しそうで何より(。-∀-)
うみごんww

うみごん本領発揮してる
お酒の味はわかる人にしかわからない
早く青葉と一緒に呑みたいひふみ

ねねは案外ナイスボディよねw
女の子の裸を堪能しながら一杯やりたい
眼福拝みたい
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21
ネタバレ

あずき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

きらら×お仕事=?(超長文です)

この作品を一言で表すと、きらら的萌え要素にお仕事物の要素を掛け合わせた作品、である。
問題はその掛け算によってどんなものができあがっているかだが、しかし、いきなりこの二つの結びつき方について話すと少々複雑になるので、まずその片方である、お仕事物としての「NEW GAME!」に焦点を当てたい。

まずお仕事物がどのようなものかについて考えると、それは登場人物たちが体験する社会人特有、あるいはその業界特有の出来事やあるあるを、彼らへの感情移入を通して視聴者も疑似的に体験することができる作品、ということになるだろう。
今作で言うと、主人公の青葉が味わう“社会人”特有の体験は、{netabare} 飲み会や初任給、休日出勤に健康診断{/netabare} などに。そして青葉が味わう“ゲーム業界”特有の体験は、{netabare} 初めてのリテイクや自分の作ったキャラが動く喜び、完成したゲームがファンの前に披露される喜び{/netabare} などにあたるだろう。

そしてここにプラスされるのが萌えアニメの要素である。言い換えると、この作品では社会人、またはゲーム業界のあるあるがすべてきららナイズされているのだ。
具体例として分かりやすいのが、11話での、{netabare} 完成した『フェアリーズストーリー3』のインタビューを受けるために、八神コウが同期の遠山りんに身なりを整えてもらう{/netabare} というくだり。これだけだとただのゲーム業界によくある話だが、普段はガサツな恰好で社内をうろついているコウの、りんにおめかしされた後の豹変ぶり、そして「可愛い」とみんなから言われたときのコウの恥ずかしがり方が、まさしく萌えアニメのそれと言った感じなのである。

本作では上記のような“きららナイズされた社会人生活”、といった趣の映像がほぼ永遠に続く。問題は果たしてそれが面白いのかどうかだが、それはひとえに視聴者各自の心持しだいだ。
もしこの作品を、SHIROBAKOのような本格お仕事物として観た場合、キャラを誰彼かまわず可愛いものとして描く“萌え”という要素は、そのまま作品のリアリティを損なうものとして映るだろう。
具体例としては、3話の{netabare} 青葉が会社に遅刻をして、コウに叱られる{/netabare} というくだり。本来なら青葉はこのシーンにて、遅刻をしたことで初めて上司に怒られるという実に価値のある経験をするはずだったのだが、一緒に遅刻したゆんが「実は青葉ちゃん、会社のビルの前で転んじゃって」とフォローを入れると、コウはあっさり顔をあからめて「なんだ、それなら先に言ってよ…」と青葉に謝る。自分はこのシーン、コウの反応を可愛いと思いつつも、その対応は甘すぎるんじゃないかというひっかかりを持ってしまった
こういうシーンが他にも何か所かあり、また青葉と他の社員とのディスコミュニケーションや、キャラ部と他部署とのぶつかりあいなんてものもちろんないので、この作品をお仕事物としてだけ見るのであれば、かなり物足りなさを感じてしまうことだろう。

ただそうは言っても、この作品を見るのは大概がきららとは何かを知っているオタクだろうから、上記のような観方はむしろ邪道。やはり自分の勤めている会社と比較しながら、またはまだ見ぬ社会人生活に胸をときめかせながら「こんなハートフルな職場があったらいいな」と現実逃避をするために見る、というのがふさわしい鑑賞態度と言えよう。
そういった見方をした場合、この作品はノンストレスで可愛い女の子たちの仕事を頑張る姿を拝め、またゲーム業界をお気軽に体験できる良作となる。
動画工房の作るアニメーションのクオリティはいわずもがな、キャラクターはどのシーンを切り取っても可愛いし、ところどころで入る若干のシリアスパートにて、お仕事物としての面白さもしっかりと感じさせてくれる。
可愛さで言うと、個人的な推しはひふみ先輩。LINEでの文面とリアルでの人見知りっぷりのギャップがたまらない。また11話のゲームイベントでは一人だけコスプレイヤーとして参加していたり、自分で作ったゲームの体験プレイをしてどや顔したりと、唯一のギャグ要員としての優秀さも見せていた。
お仕事ものとしての面白さで言うと、個人的には、三話で青葉が初めてのリテイクを経験して、みんなで一つの作品を作る難しさを実感するところや、六話で自分が過去のコウと比べてまだまだ未熟なことを憂えた青葉に、コウが「悔しいのは好きだからでしょ」と言葉をかけるところが刺さった。

とは言え、この作品がいつも通りのきららアニメとして観れば満点の面白さがあるかと言うと、そんなこともない。文句を言いたい箇所はいくつかある。
一つ目は構成について。この作品、原作が月刊連載の漫画だからというのはもちろんあると思うけど、中盤までの回はだいたいが短編のつなぎ合わせ。それだけなら別にいいのだが、かつそのそれぞれの短編も構成がかなりお粗末。起承転結もオチもないような下りがとても多い。
別にそんなに凝った構成じゃなくても、そのキャラのことを好きになれば、彼女らがなにがしかしているのを見るだけで満足するのではないか。そんな風に思って、一周目が終わって一通りのキャラの良さを分かった上でまた同じ回を観なおしてもみたが、それでもやはりつまらないと思った。個人差はあると思うし、見る時期にもよるだろうが、いくら萌えアニメ、日常系などとは言っても、最低限の起承転結やオチはあってほしいというのが自分の見解である。
ただフォローすると、8話で{netabare} ねねっちが会社に入った{/netabare} あたりから終盤にかけて構成はだんだんと形になってくるので、そこからは自分も素直にキャラ達の可愛さに浸ることができた。そのあたりからはじまるねねっちとうみこの関係はとても魅力的に描かれているし、フェアリーが完成してねねっちのバイトも終わったときには自分でも意外くらいじーんときた。最終回の青葉とコウのストーリーもとても感動的である。

しかし二つ目は、残念ながらその最終回の展開について。あらすじは、{netabare} 実は過去にアートディレクターを経験していて、部下を一人やめさせてしまったというトラウマのあるコウが、青葉に「それでも、今の八神さんは私の尊敬する上司です!」と言われて救われる{/netabare} というものだが、いや、本編では全くそんなシリアスなシーンを映すこともなく、終始ほんわかした映像をお届けしておきながら、「過去には実はこんな大変なことがあったんですよ」と言い出して感動につなげるのはずるくないだろうか。それをやるならその過去のシリアスも正面から描いてほしい。それはきららアニメらしからぬギスギスだから描けない、というのならそもそもそんな過去設定を作るべきではない。
厳しいかもしれないけれど、自分がこれだけ語気をあらくするのは、この作品をけなすためではなく、むしろその逆で、どれだけいつも通りのきららアニメとして観ようとしても、それでもこの作品のシリアスな部分に強烈なポテンシャル、魅力を感じてしまうからなのだ。
例えば10話で青葉とねねっちが喧嘩をするところ。映像上では単にねねっちの心配を青葉が誤解して起こったすれちがいとして描かれていたが、ねねっちの心境にしても青葉の心境にしても、もっとアンビバレンスなものにできたはずなのだ。昔からの親友の間にできた、社会人と大学生というねじれ。ねねっちは自身の能力の不足から、青葉に対して多少なりの嫉妬心を抱いていてもおかしくないし、青葉は仕事の多忙さから、大学生活を思う存分オタ活に当てるねねっちをうらやんだりしてもいい。そうやって、ただ「ねねっちはほんとにいい友達だな」という感想にとどまらないような二人の関係を作り上げていってほしかった。それがたとえきららアニメには求められていないシリアスだったとしても。

一期のようなほんわか展開もいいけれど、二期ではぜひこの作品が抱えるシリアスな部分をもっと掘り下げていってほしい。少なくとも、次回作のゲームでコウがまたアートディレクターになるなら、それに伴う困難は絶対に描いてほしい。そこに過去の、他人に対して攻撃的だったころのコウの姿が見えて、青葉が葛藤するような展開があってほしい。というか、なくちゃいけないとすら思う。その問題から逃げてはいけないと。
長くなったけれど、結論としてこの作品は自分にはあまり楽しめなかった。「きらら×お仕事」という発想自体に問題はないのだが、構成に若干難があると。シリアスを求めるのはお角違いなので作品の評価に加えることはしないが、ただもし二期になってシリアスが加速するようなら、ぜひ継続視聴したいと思う。

こんな長文を読んでくださりありがとうございました。ここに書いたのはあくまで個人の見解ですが、何かしらみなさんのアニメ観の参考になれば幸いです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

青葉ちゃんがどうしても苦手

社会人になったくらいで大人になった気分の高卒1年目青葉ちゃんがどうしても苦手。幼馴染の桜ねねを馬鹿にする感じがさらに。それ以外のキャラクターはみんな可愛いので、良い。八神コウと滝本ひふみが特に好きかな。ちなみに青葉ちゃんは苦手だけど、声優の高田憂希は好き。

ゲーム作りの話。大勢でゲームを作り上げることの達成感は凄い物があるやろうなというのがひしひしと伝わってくる。

OP
SAKURAスキップ 歌 fourfolium この歌に魅かれてこの作品を見ようと思うに至った。メインキャラクター4人で構成されるfourfoliumの元気一杯の歌声が素敵。
祈りの羽 歌 en 劇中ゲームソフト『フェアリーズストーリー3』オープニングテーマという体裁の曲。
ED
Now Loading!!!! 歌 fourfolium 


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. なんだかホントに入社した気分です!
高校を卒業後、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲーム《フェアリーズストーリー》を制作したゲーム会社《イーグルジャンプ》に就職した涼風青葉。新入社員として社会人一日目を迎えた青葉は、朝の満員電車に揺られながら、《イーグルジャンプ》へと出社してくる。会社の前まで来たもののこのまま中に入ってしまっていいのだろうかと躊躇してしまい中々一歩が踏み出せない青葉。そのとき出社してきた先輩社員の一人である遠山りんに声をかけられ、青葉は無事に《イーグルジャンプ》の中へと案内されるのだが……。

2. これが大人の飲み会……
青葉がキャラクターデザイナーを志すきっかけとなったゲームである《フェアリーズストーリー》。その最新作を制作するチームに配属された青葉は、憧れの八神コウがリーダーを務めるキャラ班でグラフィッカーとして働き始める。絵を描くこと以外は経験のない青葉は、勉強としてコウから渡された3Dの参考書を進めていく。勉強は順調に進み、参考書も半ばに差し掛かった頃、ついにコウから初仕事を任されることになった青葉。その内容はNPCの村人をモデリングし、3Dのキャラクターをおこしていくというもので……。

3. 遅刻したらどうなるんだろう
ふとした油断から朝寝坊をしてしまった青葉。急いで家を出たものの間に合うかどうかはわからない。このまま遅刻してしまったらどうなるんだろうと会社に向かう電車の中で青葉は不安を募らせる。そんな青葉に同じように遅れてしまったゆんが声をかける。駅から走ればまだ間に合うかもしれないと言う青葉に対して、過去の経験から私の足では走っても1分足りないと返すゆん。しかし話題はそこから運動神経が良いかどうかの話になり、青葉とゆんの二人は会社まで全力疾走することになるのだが……。

4. 初めてのお給料…!
青葉が《イーグルジャンプ》に入社してからそろそろ一ヶ月。コウから任された村人の制作も3体目が仕上がろうとしていたそんなある日、青葉はりんから給与明細が書かれた紙を手渡される。これまでアルバイトもしたことのない青葉にとっては人生で初めてとなるお給料。嬉しそうに笑顔になる青葉に対して、りんは初めてのお給料を何に使うか決めているのかを尋ねる。使い道をまったく考えていなかった青葉はキャラ班の面々はどうだったのかと聞くと、それぞれが初給料で何を買ったのかを話し始める。

5. そんなに泊まり込むんですか?
青葉が初めて作った村人の3Dモデルに様々なモーションをつけるはじめ。苦労して作った3Dモデルがどんな風に動いているのか気になって仕方のない青葉は仕事に集中することができず、自分にも見せて欲しいと頼む。画面の中でまるで生きているかのように動く3Dモデルに感動する青葉。後輩から仕事を褒められて嬉しいはじめは、青葉に先輩風を吹かせる。そんな二人の様子を見ていたコウは、りんの使っていたタブレットペンの調子が悪くなったと聞き、お使いに行かせることを思いつく。

6. 発売……中止とか?
コウから頼まれていた村人の3Dモデルを全て作り終えた青葉は、完成の余韻に浸る暇もなく1枚の仕様書を手渡される。コウから告げられた次の仕事は仕様書を元にキャラクターを作るキャラクターデザインの仕事だった。1体だけとはいえ、初めてのキャラクターデザインに迷走し、自信を持って描くことのできない青葉。そして同じ年齢の頃にはすでにメインのキャラクターデザイナーとして仕事をしていたコウと自分を比べ落ち込む青葉を見かねたコウは、青葉に村人を作っていたとき楽しかったかどうかを聞く。

7. 新人の教育はしっかりしてください
青葉の作ったNPCの3Dモデルがエラーを起こしていると注意にやってきたプログラムチームのうみこ。些細なエラーが大きなエラーに繋がることもあるのだからと気をつけて欲しいと厳しく接するうみこだったが、怯えた青葉の姿に少し言い過ぎてしまったと後悔する。お詫びに何かできないだろうかと考え、自分が大切にしている宝物の一つを青葉にプレゼントすることに決めたうみこ。手のひらに乗せられたプレゼントを見た青葉はプレゼントされたものが何なのかわからずに戸惑ってしまう。

8. 夏休みだぁああ!!
テストが終わり、大学生になって初めての夏休みを迎えたねねは、さっそく遊びに行こうと青葉に電話をかける。ねねは青葉に夏休みがどのくらいあるのか聞くが、青葉から返ってきたのは開発が終盤に差し掛かっているために忙しく、夏休みが取れるのはゲームが完成してからになりそうというものだった。働きづめになっているのではないかと青葉を心配するねね。そんなときねねは大学の構内の掲示板にイーグルジャンプが募集している夏季アルバイトの求人が貼ってあるのを見つける。

9. 出勤しちゃいけないんですか?
青葉の作った村人の3Dモデルがきちんとパンツを履いているかどうかを確かめていたねね。ゲーム内のカメラがスカートを突き抜け、画面上に映し出されるパンツを見て、問題なしとデバッグを続けるねねに対し、うみこがそもそもパンツが見えることは想定していないのだからバグとして報告してくださいと返す。そこにしずくがやってきて、パンツが見えることは裏の仕様だと告げるが、初耳のうみこ。そんなうみこにしずくは仕様書に書いてしまったらつまらない、偶然見えるパンツにこそ浪漫があるのだと言うのだが。

10. 正社員ってお給料を安くするための法の抜け穴…
ゲームの開発も終盤に差し掛かり、忙しさが増してきたある日の土曜日。休日出勤のために会社に向かっていた青葉は駅前でコウと出会う。駅前にある美味しいと評判のドーナツ屋の本日ドーナツ全品半額中という呼び込みを聞いた二人は、自分たちと同じように休日出勤しているであろうキャラ班のみんなへの差し入れとして、ドーナツを買っていこうと決める。しかし、ひふみを始め、ゆんやはじめも考えることが同じことを考え、みんなで食べようと思ってとそれぞれドーナツを買っていて……。

11. リーク画像が昨日、ネットに出てましたよ!
フェアリーズストーリー3がメディアに対して初お披露目となる東京ゲーム展。業界関係者だけが行ける企業日のチケットを渡された青葉たちはコウからゲーム展に行くことを命じられる。数多くの業界関係者たちで賑わう会場にやってきた青葉たちはフェアリーストーリー3が展示してあるブースへと向かう。ブースのモニタに映る自分たちが作ったキャラクターやモンスターを見て感動する青葉たちは、同じくモニタを見ている来場者たちのゲームへの評価の声を聞き、ついに発売されるんだと実感し始める。

12. ひとつ夢が叶いました!
ついに発売日を迎えたフェリーズストーリー3。店頭での様子を見るために、青葉はキャラ班のみんなと大手ゲームショップのある街へと出掛けていた。街の一角にある大手ショップの前にやってきた青葉たち。しかし先に来ているはずのひふみとはじめの姿が見当たらない。ショップの開店を待つ人々の行列に並んでいる二人を見つけた青葉は、私たちスタッフはゲームソフトをもらえるはずなのになぜ並んでいるのか疑問に思うが、スタッフであっても特典はもらえないことを聞かされ、行列の後ろに並び始める。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

69.5 3 関西弁で漫画原作なアニメランキング3位
競女!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (433)
1940人が棚に入れました
水着姿の美少女たちによるエキサイティングな水上の闘い「競女」!
ルールはシンプル。「ランド」と呼ばれる水上に浮かぶステージの上で、尻や胸を駆使して戦い、最後まで立っていた選手が勝者だ。
鍛え上げた肉体から繰り出される、胸と尻の超絶技! 熱き魂がこもった、荒ぶる尻、激しい胸のぶつかり合いに人々は魅了され、その勝者は富と名声が思いのまま!
そんな競女のトップ選手を目指し、選ばれた美少女アスリートたちが集う、瀬戸内競女養成学校。神無のぞみをはじめとした生徒たちは、みんな各自の得意分野を活かしつつ、自らの尻と胸を磨いてゆく。
競女に青春を捧げる熱き乙女たちの、汗と友情の物語がいま始まる!

声優・キャラクター
Lynn、M・A・O、本渡楓、大西沙織、前田玲奈、山村響、高橋李依
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

尻圧(けつあつ)の高い熱尻(ねっけつ)アニメ!!!!!!!!

キャッキャウフフというナンパな要素はなく「女子で水着」ということでエロ目線で見てたのに以外とバカバカしくも真面目に取り組んでる競技に目が離せなくなりました。

競馬・競輪・競艇といった公営ギャンブルに新たに70年代盛況だったアイドル水泳大会のような競技が誕生。その名は「競女」!ゆえに競技は「レース」と呼ばれてるみたいですね。
水上に浮かぶ「ランド」といわれる小さなフロートに数人の女子が手足を使わず尻相撲で相手を押し出して落水させて最後まで残った者が勝利するというもの。

そんな競女の魅力に惹かれ、賞金女王を目指し一攫千金を狙おうと瀬戸内競女養成学校に入門してきた(大阪系?)関西出身の「神無のぞみ」(何やら意味ありげな名前。神は無くとも望みを持てということか?)
高校時分は新体操をやっていただけにバランス感覚は優れ、関西人らしく人懐っこい少女でムードメーカー的な存在かな。
同期に入った「宮田さやか」は柔道の実力者。その道への周りの期待が大きかったものの本人は「のぞみ」と同じく競女に憧れて入門。プライドが高く優れた運動能力や柔道の反射速度を応用したスピード戦が得意。根が真面目なので「のぞみ」へのツッコミ役もしばしば。しかし貧乳。
ルームメイトの「青葉風音」と「豊口のん」。
「青葉風音」は無口で超人見知り。皆の会話や相談の輪に入りたがらないのだけど、その訳は{netabare}口下手で感情的になると地元方言の広島弁が出てしまう為(じゃけん、それが知られるのが恥ずかしいんじゃ)。{/netabare}しかし右手をかざしてオーダー・・・じゃなくて空間把握能力が優れ、相手の動きの先読みが得意。
人見知りの訳を皆に知られてからスポーツ実況を流暢に解説する分析能力も高そうですね。
「豊口のん」は鹿児島出身。こちらも感情が高まると一般的に解りずらい方言が出ますが気にしてないようです。本人に自覚はありませんが天然で超ドジっ子です。

数々の試練や強敵のエリート先輩達と対戦しプロの競女選手を目指す彼女たちの活躍に期待してます。

作画は熱尻・・・じゃなく熱血モノらしくフェイスアップになると「線」が太くなって雰囲気イイですね。レースの緊迫した接戦シーンのBGMも盛り上がる感じにしてるのでけっこう目が離せません。状況解説の「文字」も立体にして背景の一部になってる演出も面白いと思います。
ローンアグルカットもウイッチーズ並に多いのは嬉しいところ。(静止画で見てスジを見つけると、なお嬉しい)

【スゴイ!カッコイイぞ!!異名が付くほどの必尻技&特技】
第1話「瀬戸内競女養成学校!!!!」{netabare}
・入学試験の模擬レース
【尻(しり)キャノン砲】走っった勢いで加速をつけ、その勢いでヒップアタック。(神無のぞみ)
【尻(しり)ギロチン】空中高く舞い上がり相手の頭部めがけて大股開きで落下。まともに当たれば失神もの(たぶん)。けっこう仮面の「おっぴろげアタック」に近いかも。(河合花火)
【BTB(バストトゥバスト)アタック】自分の胸を相手の胸に押し当てた状態をキープし動きを封じる。あわよくばそのままランド外へ押し出すこととも。応用で乳はさみも可能。(神無のぞみ){/netabare}

第2話「団結のヒップトス!!!!」{netabare}
・基礎体力をつけるためのトレーニングの日々
【尻(しり)ガトリング】ペガサス流星拳のお尻版(宮田さやか){/netabare}

第3話「真空烈尻(しんくうれっけつ)!!!!」{netabare}
・教員相手の模擬戦とさやかの最速トレーニング&のぞみのUTM(氏部・特別・水着)着用による日常生活。(筋肉操作のため)
【真空烈尻(未完成)】無数の回転で加速に勢いをつけ重い一撃のヒップアタックを仕掛けるつもりが偶然腰をひねったときに放った一撃はカマイタチを起こした。しかし慣れない動きをしたせいで激しく腰周りを痛めることに。(神無のぞみ){/netabare}

第4話「最速尻定戦(さいそくけつていせん)!!!!」{netabare}
・クラス替えレース 六堂鈴の最速自慢にあてられて宮田さやかが挑む!
【疾風 三刀撃(しっぷうさんとうげき)】バランスを崩した相手の懐に入り体制を立て直そうとするところへ素早く三連撃のヒップアタック(宮田さやか)
【尻ガトリング・応酬】笑っちゃダメだけど、いや~~~イイ音しますね~~。(宮田さやか・六堂鈴)
【K-acceleration(クイこませアクセラレーション)】水着をクイこませることにより臀部にかかる水着の負荷を無くし通常の数倍の速さで加速した動きができる。しかしその負担も大きく、30秒ほどしかもたない。(宮田さやか)
【金剛尻(こんごうけつ)】鍛えられた臀部に力を込めることで、どんな攻撃も受け付けない鋼鉄の盾になる。(吉田敦子)
【一槍剛尻(いっそうごうけつ)】金剛尻の状態のまま相手にヒップアタック。それはまさに鋼鉄の槍の如し。(吉田敦子)
【軟尻体質(なんけつたいしつ)】攻撃による衝撃を吸収してしまう柔らかなお尻。運がよければ攻撃をそのまま弾き飛ばして返すことも可能(豊口のん) ダイバーダウンか!
【知りつくす右手(スキャニングハンド)】上記の通り右手で読み取る空間認識。空気の流れで相手の動きやクセまでも読み取り、先回りして攻撃することが可能(青葉風音)
【乳催眠】巨乳を揺らし続け相手を催眠状態に陥らせ、動けなくさせる技。当然、動けない相手は簡単に押し出され落水。バカバカしい技とも思えますが対戦競技において異常に高まった集中力の状態でトリッキーな動きに目が追っていく時に使える技のようですね。(日下生美桜){/netabare}

第5話「自動迎撃(フルオート)ケルベロス!!!!」{netabare}
・UTMの成果が試される神無のぞみ。ミストで滑りやすいランドでエリート先輩、藤崎琴音にかてるのか?
【ケルベロス】地獄の番犬でなく猟犬という意味合い。常に相手に背を向け、人より敏感な下半身でランド上の動きを察知。自身とお尻を別意識とし、攻撃時は猟犬の如くオーラを放ちながらどこに逃げようと「尻」が追い詰めてヒップアタック。ちなみにお尻の愛称は「ケルちゃん」。(藤崎琴音)
【バイブリングヒップ】敏感すぎる下半身の相手に対し、尻同士でお互いの動きを押さえた時に小刻みに臀部を振動させることで相手をチョットHな気持ちにさせて脱力させる技。濡れてるのは水しぶきだよね?感じてるからじゃないよね?(神無のぞみ)
【昇龍胸(しょうりゅうパイ)】ストⅡでお馴染み「昇龍拳」のオッパイ版。巨乳だったら「竜巻旋風胸(たつまきせんぷうパイ)」や「波動胸(はどうパイ)」なんか出来そう。
【真空烈尻VS全力ケルベロス】追い詰められたのぞみは、氏部教員から禁止されていた真空烈尻を使うことに。琴音もランド上で回転を加え、全力のケルベロスを放つ。勝者はかろうじてのぞみに軍配が上がった。{/netabare}

第6話「魅惑の京都合宿!!!!」{netabare}
・エリートクラスに昇格したのぞみ達。他のエリートクラス練習生と共に強化合宿へ。やってきたのは京都・嵯峨野の嵐山(たぶん)。待ち受けていたのは現役選手による指導だった。練習場所は桂川?
【対地尻ミサイル】尻キャノン砲のように助走や回転などの加速で勢いをつけず、素の状態からから飛び蹴りのように打ち出すヒップアタック。さらに連撃をこなすとは、さすが現役選手。(白雪京子)
【尻ミサイル五ノ型・カンチョーMISSILE!!】幾つかのバリエーションがあるような尻ミサイル。カンチョーMISSILEは文字通り相手の尻の間にこちらの臀部を突き刺すように打ち出すピンポイント技。これでのぞみは10mほど吹き飛ばされた。(白雪京子){/netabare}

第7話「カブの導く先!!!!」{netabare}
・UTMと真空烈尻により大技に慣れた体になったのぞみは白雪選手から特別特訓を受けることに。
【瞬尻(しゅんけつ)特訓】「瞬発力」ならぬ「瞬尻」。劇中の説明によると、
手ごろな普通のバッグは手軽に振り回せる:通常のヒップアタック(基本的な攻撃)
大きなバッグに大量の荷物は振り回しづらい:真空烈尻(威力は大きいが動きが読まれやすく散漫)
今までパワーバトルで何とかやってきたのぞみにとって今度はデリケートな力加減が必要な特訓が待っていた。それは尻筋(尻力)によるカブ抜き。
京都出身の白雪選手は知り合いの地元農家の協力により、カブの茎と自身の腰にロープを結んで引き抜く特訓をのぞみに指導。しかし力任せで引くばかりで茎切れやチュウボレ(一部地域の表現。土中の野菜を掘り出す時に途中で割れたり折れたりすること)のカブの山が出来てしまうことに。
果たしてのぞみは、うまくカブを引き抜くことができるのか?
(ちなみに京漬物で有名な「千枚漬け」。カブをスライス状にした漬物ですが、使われているのは合宿している右京区ではなく左京区の聖護院カブらしいです。){/netabare}

第8話「波乱必至の東西戦!!!!」{netabare}
・合宿の仕上げは模擬レース。日下生の寵愛をうけるのぞみに対し嫉妬の炎を燃やす「月下うさぎ」。うさぎVSのぞみの勝敗は?
【回転敵兎尻打(スピニングラビットヒップ)】軽量ボディの特性を生かしランドを軽快に飛び跳ね、さらに自信を回転することでトリッキーな尻打をうちだす。(月下うさぎ)
【瞬尻(完成形)】特訓の成果により少ないモーションで鋭いヒップアタックを連続して打てるようになった。(神無のぞみ)
【重力落下尻(メテオヒップ)】瞬尻攻撃によりランドの縁まで追い詰められたうさぎ。隙をついてのぞみの尻下側から逃れようとするも振り上がったのぞみの尻はそのままウサギのボディめがけて急速落下!(神無のぞみ)
・東西戦の為、アウェイの駿河競女養成学校に乗りこんだ瀬戸内競女養成学校の面々。初っ端から波乱の含みの展開に・・・
【謎の(尻)発頸】記者インタビューに応える駿河競女養成学校教官・坂城綾子。瀬戸内側を卑下する暴言に詰め寄ろうとするのぞみの前に立ち塞がった駿河側「坂城真夜」。尻を軽く当てるだけで吹き飛んだのぞみ。その気功技の実力やいかに?(坂城真夜)
【尻巻砂塵(けつまきさじん)】もはやランド上で使う技とは関係なし。尻スイングで巻きあげる砂嵐。{/netabare}

第9話「ジャングルジムの覇者!!!!」{netabare}
・東西戦開幕。ランドの形状は巨大ジャングルジム。駿河側「七瀬奈美」の挑発に乗ってしまうのか宮田さやか?技の応酬がスゴイぞ!
【ゴッドヒップインパクト】吉田敦子と同じくガチムチマッチョタイプの駿河側「花山咲」が繰り出す技。空中高く飛び上がりランドめがけてヒップダウンし足場全体を(揺らして)崩す。(花山咲)
【流星残輝尻(りゅうせいざんこうけつ)】駿河側「冬空星天・叶星」の双子による連携技。叶星が相手の動きを封じ星天が空中回転ヒップアタックをかける。技を受けた者は星空の露光写真を見たという。(冬空星天・叶星)
【瀬戸内式合体技・弾尻三連砲(だんけつさんれんほう)】体躯の大きな花山に対し宮田・藤崎・日下生による三人同時ヒップアタック。
【牙突尻(がとつけつ)】相手のヒップアタックにこちらもヒップアタックで返し、ガチで尻がぶつかる技。(藤崎琴音)
【高貴な食事作法(メルシーセテトレボン)】プレデターのメット越しに見るサーモグラフの如く相手の体の力の入れ加減を「視覚」で捉えることができる特異体質(共感覚?)の駿河側のカウンター「七瀬奈美」。ピンポイントで相手の弱い所を攻撃する技。(七瀬奈美)
【女王様のごほうび(クィーン・オブ・ヒップ)】カワイイ女の子大好き、セクハラ専門の日下生の尻技。冬空姉妹のお尻に尻ビンタ。うけた相手は痛いはずなのに快感に嬌声を上げてしまう事に。(日下生美桜)
【牙突乳(がとつにゅう】牙突尻の胸版。乳房のケルちゃん。(藤崎琴音)
【真ケルベロス】乳×1頭、尻×2頭で真のケルベロスによる攻撃。しかし満身創痍だった為に七瀬には効かず敗れることに。(藤崎琴音)
【K-accelerationフルパージ】水着のクイこませを極限まで引き上げ股間を破ることに。正に「前掛け」状態の水着になったさやか。しかし尻の負担が全く無くなった為、超神速のスピードを手に入れた。だが通常でも使用後の負担が大きいのに、これでは…(宮田さやか)
【愛ある尻振動】日下生のさらなるセクハラ尻技。相手の胸に尻ビンタ。かけられた相手はもう快感でヘロヘロに。(日下生美桜)
【野蛮な食事作法(バルバール・ジュスィ・プレンヌ)】「高貴な食事作法」の暴食版。しぶといさやかに七瀬がラッシュをかける。(七瀬奈美)
【乳首一本背負い】満身創痍の宮田さやか。自分で乳房を揉みしだいて乳首を勃〇させ、右側ブラを引き上げ起った乳首で相手の水着を引っかけ一本背負い。羞恥より勝負に賭ける彼女は美しい。(宮田さやか){/netabare}

第10話「東西戦第二レース!!!!」{netabare}
・ついにスタッフも息が切れたか?作画も画面構成もグレードダウン。それでも始まる第二レース。今度のランドは主翼と尾翼が繋がった2機の飛行艇!
【防御の尻舞(ガードワルツ)】バレエの様に片足を垂直に上げ、リズムよく回転する防御技。(糸枝舞)
【連撃の尻舞(バトルワルツ)】ガードワルツから繰り出す尻の連撃技。(糸枝舞)
【金剛尻・改(こんごうけつ・かい)】技を繰り出す前に九字結界の文言を唱えただけみたい。(吉田敦子)
【精霊尻(せいれいけつ)】中二病気味の黒霧綾瀬が呪文のような自己暗示により尻強度が金剛尻並に。(黒霧綾瀬)
【熱尻(ねっけつ)】相手の尻を合わせた時に素早く摩擦させることにより火を起こす。相手も熱いが自分も熱いのでは?ストⅡのフェイ・ロンみたい。(火口京)
【尻の財宝(ヒップ・オブ・バビロン)】瀬戸内チームの協力により風音のスキャニングハンドで40人分の尻技が使えることに。(青葉風音)
【反鏡尻(はんきょうけつ)】村田マリのコピー技。相手と同じ動きと尻撃を打ち出す。(青葉風音)
【凶蛇連尻(きょうじゃれんけつ)】スピードファイター六堂鈴のコピー技。蛇が一瞬で嚙みつくが如く素早い尻の連撃をを打ち出す。(青葉風音)
【ハンマー・ヒップ】河合花火のコピー技。尻を大きく振りかざして打ち出す重い一撃。(青葉風音)
【即射二連撃(デリンジャーヒップ)】日下生美桜のコピー技。一撃で相手に上下(または左右?)2発も当てる高等そうな技。(青葉風音)
【パイ・パイル・パイパー】「ひねり」が得意な鳳凰院。自身の両乳房をひねり、戻る衝撃波を相手にバストアタックで打ち込む。(鳳凰院早苗)
【1.6キロ乳ナパーム】上方から乳房を叩き落とす技。片方800g?(豊口のん)
【乳ダンク】日下生美桜のコピー技。バスケのダンクシュートの如く上方から乳房を押し込むバストアタック。(青葉風音)
【片(レフト)パイ・パイル・パイパー】のんの落水前にランドにかけた足が鳳凰院のバランスを崩し、右乳のスイッチが外れ左乳で風音と対決することに。(鳳凰院早苗)
勝敗は鳳凰院・風音、同時落水と思われたが鳳凰院の片パイ・パイル・パイパーの余韻が鳳凰院の落水を遅らせ駿河側に軍配が上がった。{/netabare}

第11話 「決戦の城!!!!」{netabare}
・「もう『尻』を描くのはイヤだぁぁぁ!」というスタッフの悲鳴がしそうなほど前回に続き画力ダウン!最終ランドは天守閣だ!のぞみと真夜の対尻(たいけつ)が始まる!
【進撃の巨尻(しんげきのきょじり)】駿河一の巨漢、横杉妙の打ち出すヒップアタックは・・・もう「アレ」ですな。「駆逐してやる!!!」(横杉妙)
【尻発頸(しりはっけい)】ゲームでもお馴染み、気功を尻に集中してノーモーションで相手を吹き飛ばす。(坂城真夜)
【乳発頸(ちちはっけい)】発頸は、お胸でも打ち出せることが可能。(坂城真夜)
【パイ・ザ・フラッシュ】大胸筋に薄っすら塗ったオイルを太陽光で反射させる目眩まし技。雨天じゃ無理だネ。(室町光)
【二人一水着(ヒップップトレイン)】森本緑のビキニパンツに室町光の両足を入れた密着合体形態。スンゴク動きにくそうだが二人分の尻&乳パワーの連撃は伊達じゃない。(森本緑・室町光)
【インビジブルバスト】乳を高速に揺らして見えなくする技。あんまり意味にような気が・・・(室町光)
【乳抜刀(ちちばっとう)】剣術の居合抜刀が得意な紗弥。「抜乳(ばつにゅう)」の掛け声と共にビキニブラの片パイを外し片生乳の瞬速な振り払いで相手を吹き飛ばす。(小刀紗弥)
【弐尻(にけつ)ブリッジ】瀬戸内式合体技。相手の正面、左右同時に仕掛けるヒップアタック(河合花火・六堂鈴)
のぞみの真空烈尻VS真夜の尻発頸。お互い意地とプライドの勝負はほぼ互角。しかし精神的に追い詰められた真夜に何やら「別人格」が現れだして・・・{/netabare}

第12話「熱戦終尻(しゅうけつ)!!!!」(最終話){netabare}
・負けてはいけないという強迫観念のストレスから現れた超・強気の別人格「坂城カヤ」。瀬戸内側三人掛かりでも苦戦する強敵。どうするのぞみ!
【真乳白刃取り(しんにゅうしらはどり)】小刀の乳抜刀を瞬時に自分の両乳房で挟み込みそのまま薙ぎ払った。(坂城カヤ)
【乳万力(ちちまんりき)】六堂鈴の尻ガトリングを両乳房で掴みこんで、そのまま力任せに締め付ける。苦悶の絶叫の鈴にチョット興奮!(坂城カヤ)
【ハートブレイク】ピンポイントで相手の心臓に打ち込む点欠のバストアタック。(河合花火)
【乳凶乱破(にゅうきょうらんぱ)】自分の左乳を手で激しく上下に揺らし、そこへ右乳を打ち込むことによって発生する超音波技。相手はバランス器官(血液・リンパ・三半規管)が揺らされて目眩を起こすことに。(坂城カヤ)
【乳魂(にゅうこん)】花火が満身創痍ののぞみ施術した乳秘孔(乳首の指圧=乳首圧)。するとスーパーサ〇ヤ人みたく超回復!花火さん、私もお願いします!(河合花火)
【双乳咆哮弾(そうにゅうほうこうだん)】相手に突進して打ち出す乳発頸。しかし超回復したのぞみには効かなかった。(坂城カヤ)
【スパイクバスト】のぞみのヒップアタックに対し「気」を乳首に集中してガードしたが、超回復したのぞみに吹き飛ばされた。(坂城カヤ)
【全身全力真空烈尻VS盾胸と矛胸(ヘブンアンドヘル)】ついに最後の全力でぶち当たるのぞみの「尻」と真夜の「胸」。一歩も譲らない競り合いだが真夜の胸がのぞみの尻をさばいた。しかし態勢を変えたのぞみは真空烈尻の回転エネルギーを胸に集中しお互い胸の競り合いに。
のぞみの左乳房が真夜の谷間を押しのけようとするも頑なにガード。「貫け!ウチの乳首!!」のぞみの気合が入った一撃がビキニブラを破り、衝撃波が真夜を吹き飛ばす。東西線はみごと西の瀬戸内が勝利した。
勝利したのぞみ。ビキニの左は破れたのに次のカットでは元に戻ってる?{/netabare}

[視聴終了]
よくこれだけの尻技&乳技が考えられたもんだ。プロになってからの活躍も見たかったけどOADでやるのかな?
ただ惜しむらくは東西戦以降ほとんどのパートが絵・動画・効果・カットアングル・背景が「下手糞なプロ」の方が手掛けたのが残念。
事情はあったのでしょうが、円盤になった時はリテイクしてくれてたらいいいな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

まじめでおばかなスポ根アニメ…視聴者に強烈なインパクトを残した作品

1話…これって面白そう
{netabare}競女、尻で戦う、それはつまり…水着アイドルお尻でドンをスポーツにしたもの。その発想はなかった。
フワッと1話を見たら…けっこうなスポ根かもしれませんね。狙いすぎかと思ったら、意外とキャラも描写もしっかりしている感じです。はまりそうな予感が{/netabare}

2話…基礎練習は大事
{netabare}で、尻八の字?競女スクワット?競女タイヤ転がし?…と思ったら普通の筋トレもあるし。座学もあるのね。尻学に胸学…。
ヒップトス、こちらの青葉ちゃんは大人しいのかと思ったら普通にしゃべるではないか。
そして真空烈尻ですと?なんだそりゃ?
もう、笑ってしまうくらいアホっぽい。でも癖になりそう。{/netabare}

3話…大リーグ養成…じゃない養成ギプス
{netabare}のぞみが発した強烈な技は真空跳び膝蹴り…じゃない、真空烈尻というらしい。超絶な技らしく、選手生命さえ奪いかねない危険な技でもある。のぞみは強くなりたい一心で(賞金女王に)覚悟を決め、元セイレーンの用意した養成ギプスをつける。
一方、さやかも強さを極めようと尻ガトリングを特訓。上位クラス生徒達の混じった対決に挑む。

お馬鹿な設定と展開を真面目にスポ根させているところがスゴい。本当に飽きないわ…{/netabare}

4話…食い込みさせるだけで覚醒
{netabare}りんりん対さやか、スピード対尻は白熱。尻ガトリング対決は互角、なのに追い詰められるさやか。りんりんの特殊能力は肺活量の凄さ。耐えてラスト30秒で放った「アクセラレーション」、さすがに決まった。
次にのんが登場。何と何と!!柔らかすぎる尻でゴツいエリートに勝利。風音は尻さわっただけで相手が何をするか分かる能力持ち。が、相手が悪すぎた、学園一だもの…。そしてのぞみが出てきて次週へ。

相変わらスゴい。技がスゴいし、なんてったって、胸催眠…。今回も笑わせていただきました。{/netabare}

5話…ケルベロスが追ってくるよ~
{netabare}のぞみと対するエリートは親も姉も競女選手というサラブレッドの琴音。この子、実は腐女子。対戦前なのにBLのCDを聞いて、雲の形だけで想像できちゃう本物。
いざ戦って見ると琴音は尻を向けたまま。なんと、尻がフルオートで追ってくる技名「ケルベロス」の持ち主。追い込まれるのぞみだが、そこは身体能力の良さで避けきる。本気を出した琴音にのぞみはついに真空烈尻を解き放つ。ケルベロスと真空烈尻のぶつかり合いはのぞみの勝ち。

一人だけ負けた青葉がガッカリしているなか、309号室全員がエリートクラスへ編成替え。そりゃそうだ、ゴッドハンドの持ち主がくすぶっていてはいけない。

しかしまぁ…ケルベロスときたか。フルオートで尻が接近するって恐ろしいわ。あと、BLのシーン、中の人が無駄に豪華な気がしたんだが…{/netabare}

6話…プロとの差は尻の皮10枚ほど違う
{netabare}309は全員がエリートクラスへ。待ち受けていたのは合宿。なんか修学旅行っぽくなったが、さやかが可愛い。309はみんな仲間だ、それがさやかにはとても新鮮で、嬉しい出来事だったようだ。
さて、合宿は厳しくなるとのこと。待っていたのは京都のプロ。プロから直接指導を受けることになる。のぞみは自らの力を試そうとA級プロの白雪京子に挑むが力の差は歴然で…という内容。

まともな王道スポ根内容だし、ギャグも無いんだが、何故か毎回2、3回は吹き出してしまいます。「尻カンチョー」って…ビール吹き出した。{/netabare}

7話…コツだよ、コツ
{netabare}合宿が始まり、それぞれのところで練習に励む教習生たち。のぞみは白雪の強さがどこから来ているのかを観察するが、それを体験してみてその凄さが改めて分かった。白雪ものぞみの可能性を感じていて、のぞみ専用の特別メニューを用意していた。それは…尻力で蕪を抜き取るというもの。苦戦するのぞみだが、最後にはコツを掴み抜き取ることに成功する。

裸になったり、描写がエロかったりするんですが、相変わらずエロさを感じません。もう展開とキャラの面白さでエロさが無くなるんですよね。改めてとんでもないアニメです。{/netabare}

8話…「認めんぞ!こんな世界!」
{netabare}さやかパパから名言出ました!分かります、認められません、こんなニヤニヤ&爆笑してしまうアニメは!(いい意味で)

合宿最終日に模擬レースが組まれ、のぞみの相手は何故かのぞみに恨みを表す月下うさぎ。小さいのを最大限に生かす戦術にのぞみは苦戦。しかし、カブ特訓を経たのぞみはワンランクも力がアップ。新たに身に付けた技を繰り出し勝利。にしても、ラビットなんとか、メテオなんとか、相変わらずネーミングセンスが昭和を感じます。

合宿から1か月後、東西戦が行われることに。西は東に完敗が続いているという、一時期の美浦と栗東の関係(分かる人は分かる)になっており、瀬戸内養成所を廃止せよと東の先生が言う始末。それに反応したのぞみが怒り言い返す。東西の生徒が一触即発に。東西対抗戦はメンツをかけた戦いへと進むことに。そして始まる…さやかのおっ○い丸出しの攻撃とともに!(なんじゃそりゃ!しかも「乳首が立ってる」って井口に言わすか‼)

もう…バカバカしいったりゃありゃしない(いい意味で)。そりゃさやかの父親が認めんぞと言いたくもなるよ(笑)。{/netabare}

9話…その発想はなかった!
{netabare}フリフラと動揺…同様、感じるアニメです(いろんな意味で)。考えるより、見て感じる、笑うもよし、感動するもよし(するのか?)。とにかくすげぇぇと言いたくなった9話でした。

美桜、藤崎、さやか(もう一人モブ)たちのチームが出陣。相手チームも曲者揃い。いつの間にかチームとして機能している瀬戸内(ほんと、いつのまにだよ)、それでも苦戦。藤崎のケルベロスは効かない。さやかもピンチ。そこでさやかはとうとう柔道技を繰り出す。手が使えないのに何をやらかすかと思ったら、「乳首一本背負い」な、なに~‼なんじゃそりゃ…爆笑と呆れ、驚愕。作った人、天才過ぎる…。
美桜は楽勝、さやかも残り、瀬戸内の勝利。そしてさやかパパも魅了され(パパまでこの世界に引き込まれたか)、さやかの行く先を認めて次回へ。

もうね、なにも言うまい。本当にすげぇよこのアニメ。番組終わったあと、話題のキーワードに軒並み競女の言葉並んでましたし。乳首一本背負いが5位に入っていたの見て吹き出しましたが…。{/netabare}

10話…なんでもアリじゃ
{netabare}第2戦、駿河は一人一人紹介なのに、瀬戸内は登場のアナウンスすらなし(さすがにひでぇ…)。風音、のん、金剛尻、ウサギちゃんのチームはバラバラ戦うが、個々の能力は駿河が圧倒。追い詰められる瀬戸内。しかし、これは事前に決めておいた作戦、バラバラにしておいてバランスを崩して相手を落とす。二人が落水。
それでも残った二人は強者で、金剛尻がやられ、ウサギは道連れで落水。残る一人に風音とのんが頑張るけど、なんと相手は「パイ·パイル·パイパー」なる技を繰り出す。風音はゴッドハンドがパワーアップ。瀬戸内選手、コーチの技をコピーしていた。のんが作ってくれた隙をついて、瀬戸内の総力をあげて挑む風音。同時着水かと思ったら、なんと、パイパーが効いていてわずかに風音が早く落水…

それにしても、毎度毎度凄い技が繰り出されて驚かされる。笑いを堪えるのも必死です。ただ、対抗戦になってから尻より胸にスゴワザが集まっている気がするんだが…{/netabare}

11話…最終決戦もとんでも技のオンパレード
{netabare}1勝1敗で迎えた最終戦。駿河にはクルーゼ面をつけたやつや巨人やいて大変…さらにナンバー2の坂城真夜がいた。一方、瀬戸内はのぞみ、鈴、花火、小刀の4人。真夜とのぞみは互いに意識して一騎打ち。望みの先制パンチ(尻)を簡単に受け止める真夜。何度打っても響かない真夜の謎をのぞみは尻に顔をうずめる真夜いわく「変態!」で理解してしまう(このアニメに変態という言葉が飛び出すとは思わなかった)。気功が関係しているらしい。これで真夜は周りから孤立していたところをコーチに見出されたらしい。
一方、花火と鈴は緑髪と変態仮面マジシャンもどきに苦戦。特に仮面は謎のフラッシュ技を繰り出し、追い込まれる。スピードスターの鈴でも追いつけない。そこを鈴が技の欠点を見抜いて追い込むが、なんと、合体技(二人羽織水着バージョン)で逆に追い込まれる。そこに助太刀したのがモブかと思っていた小刀沙弥。なんと、乳抜刀という強力な技を繰り出し、変態仮面を倒してしまう(最後に来てこんなキャラを登場させるとは)。鈴と花火も緑を飛ばして瀬戸内は優位に立つ。
のぞみと真夜の対決は続き、意地の張り合い。真空烈尻を何度も繰り出すが、未完成らしく倒せない。しかし、真夜が力を使い果たそうとなった瞬間、真夜からもう一人の人格が現れて…で最終回へ

真夜がナンバー2の意味はもう一人の人格がナンバー1なのだからだろう。たぶん、のぞみ以外はあっという間に吹っ飛ばされちゃうんだろうな。
しかしまぁ…真空烈尻が普通の技に見えるほど、頭が麻痺してしまっている。本当におかしいよこのアニメ(悪い意味ではない)。もう最終回か…残念な気がしてしょうがない。{/netabare}

12話(最終回)…私たちの戦いはこれからだ!
{netabare}マヤから出てきたのはもう一人の人格「カヤ」。やはり駿河のナンバー1だった。その強さはデタラメ。味方であるはずの巨人を一撃で追い払い、4対1になってもことごとく瀬戸内メンバーの技を跳ね返し、小刀が落とされ、ピンチに。花火はのぞみに後を託すため乳秘孔で乳魂(もうよく分からん)。覚醒するのぞみ。カヤの技を受けきり、跳ね返す。のぞみはマヤと戦いたいと言い放ち、マヤがそれに答えて再び登場。そして最後の激突。のぞみが繰り出す全身全力真空烈尻は天翔龍閃のごとく二段抜刀術…みたいな感じ。マヤを落水させ、瀬戸内勝利!
戦いの後はノーサイド。全力で戦った者たちにしか味わえないさわやかなもの。そして、養成学校を卒業。生徒たちは次のステージでエンド!

見事なほどのスポ根の終わり方。なにも嫌な感じを残さず、次の戦いが待っている!感を出すエンドでした。作画が大変なことになっているとのことでしたが、最後、水着が破れたり直っていたりが交互に繰り返されていたので、なるほどという感じです。円盤では修正すると思いますが。

終わっちゃった…まじめでおばかなこの作品が大好きでした。{/netabare}

放送コードを意識しているのかどうか分からないが、ぎりぎりなような、大丈夫なような。でも、ちっともエロくないのは内容が内容だったからだと思います。何があっても真剣に技出してしまうから、逆におかしくって。特に後半のめちゃくちゃな技のオンパレードには笑いが止まらなかったです。よくまぁこれだけのものを作ったと拍手送ります。

キャラデザインは自分の好みだったから、みんな可愛く、この秋一番だと感じました。真剣な場面のBGMもかっこよかったのですが、そこで繰り出される技で笑ってしまうという、なんか残念な感じもしますが、まじめに作っているんだからよしです。それにしても、アフレコとか、中の人たち、どんな感じだったんだろう。面白すぎて笑いが止まらなかったのではないかと。

1巻円盤の売り上げが爆死だったとの話。二期はないだろうな…というより、養成学校の戦いでこれだから、プロの話になったらもはや人類の戦いではなくなってしまうか{笑}

見た人を笑顔にする{?}インパクトのあるアニメでした。ただ、内容はいたって普通のスポ根もの。軽く笑えるものを見たいなと思う人にお勧めできます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

21世紀初頭…競馬、競輪、競艇、オートレースに加え新たな公営ギャンブルが誕生した…競女である。

この作品の原作は未読ですが、本渡楓さんが出演した直前特番を見て視聴を決めた作品です。
この特番…物語の中でルームメイトになるLynnさん、M・A・Oさん、本渡楓さん、大西沙織の4人が出演していて競女の魅力を分かりやすく紹介する…という番組だったのですが、思いのほか面白く本編の視聴が楽しみになりました。

でも放送局を知ってこの作品を視聴する門の狭さを実感しました。
地上波で放送したのはTOKYO MXのみであとはBS11とAT-Xとネット配信のみ…
私はAT-Xが視聴できるので問題ありませんが、視聴したくてもできない…こんな人が多い作品だったのではないでしょうか。

確かに分からなくはありません。
水中に浮かぶランドと呼ばれる台の上で、落とし合いをする訳ですから…
それもただの落とし合いではありません。ランドの上で使えるのは胸とお尻だけ…
言葉尻だけ見ると卑猥に感じるかもしれません…

でもこの競女をそんな色眼鏡で見るのは、ランドの上で戦うプレーヤーに対する侮辱でしかありません。
ランドの上での攻防がどれほどエネルギッシュなのか…
そこで技を競い合うために、どれだけ日頃から厳しいトレーニングを積み重ねているのか…
見たらこのスポーツの熱さを感じる事ができると思います。

競女の選手になるには、競女養成学校の入試試験をパスしなければなりません。
日本に競女養成学校はたったの2校だけ…その入試試験でエリートコースと一般コースに篩分けされ、トレーニングが行われることとなります。
プロになって賞金女王にでもなったら巨額のお金が動く事となります。
だから一攫千金を夢見て競女の選手を目指す人も決して少なくないようです。

この物語の主人公である神無のぞみも、元々は体操競技の選手でしたが、家が貧しかった事もあり競女の世界に踏み込む決意をして西の競女養成学校である瀬戸内競女養成学校の門を叩く事になり物語が動いていきます。

のぞみ達が一般クラスに入学した最初のランドでの試合…視聴する前は豪快なおしくらまんじゅうをイメージしていたのですが、始まってすぐそのあまりにトリッキーな動きに呆気にとられてしまいました。
繰り出される一つ一つの技に名前があって…人間技といえる範疇を明らかに凌駕しているんです。

繰り出される技が大技になればなるほど、見ているこっちのテンションも否応なしに上がってくるのです。
技の名前が多すぎてほとんど思えることはできませんでしたが、試合の熱さだけはしっかりと記憶に焼き付いています。

物語の展開のテンポも悪くありませんでした。
最初は一般クラスから…そこでエリートクラスとの格差を実感し、意欲を掻き立てる…
自分の弱点と向き合い、長所を伸ばすための努力を惜しまない…
「千里の道も一歩から」愚直に貫いた作品だと思います。

そして生徒を自然とそういう方向に仕向ける教師陣も優秀だったと思います。
だから東西戦で東側の学校の一言に瀬戸内の生徒がキレるのも当然…
これまで一度も瀬戸内が勝利したことのない東西戦…ゲキアツでした。
中にはホントにこれはスポーツの枠組みに入っていると認識しても良いのだろうか…という戦いが無かった訳ではありません。
でも序盤から競女の技は常軌を遥かに逸したモノばかり…結局は面白ければ良いのだと思います。

個人的に推していたのは、本渡さんが演じた青葉風音…何といっても技の恰好良さが堪りません。
東西戦の時…彼女に英雄王ギルガメッシュの勇姿を重ねたのは、きっと私だけでは無いと思います。
進化を続ける4人のルームメイトとゲキアツな展開が気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、AiRIさんの「DREAM×SCRAMBLE!」
エンディングテーマは、神無のぞみ&宮田さやか青葉風音&豊口のんの「Fantas/HIP Girlfriends!」(第1話 - 第12話)
聞くと気合の入るオープニングが好みです。
カラオケで挑戦もしてみましたが、歌って気持ち良い曲だったと思います。

1クール全12話の物語でした。熱血スポコン系の作品が嫌いじゃなければ楽しめる作品だと思います。
大切なのは先入観だけで物事を判断しない事…だと思います。
私はしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

75.1 4 関西弁で漫画原作なアニメランキング4位
咲-Saki- 全国編(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1183)
6546人が棚に入れました
更なる高みを目指して―。 宮永咲(みやながさき)は高校一年生。奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。二人の天才美少女が全国大会の頂点を目指す。熾烈な闘いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。全国の舞台で待ち受けていたのは同じく頂点を目指す強豪たちだった。果たして咲たちは全国の高みへたどり着くことが出来るのか。高校生雀士の頂点を決める闘いが今、始まる。
ネタバレ

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

咲「決勝まで行かないとお姉ちゃんと戦えない…だから…全 部 倒 す ! !」

ついに始まりましたー!!  全  国  編  !  !
1期をリアルタイムで観ていた人からすれば実に5年ぶり。長かったですね…。
これ終わったら次は何年後…と、また余計な心配をしてしまいますが、放送中はあまり考えないようにしますw
さて、物語の中心となるのは言うまでもなく清澄のいるBブロック2回戦。対戦相手となる永水、姫松、宮守はどこも特徴的で面白いです。

鹿児島の巫女さんたち永水。霧島神鏡の日本神話に基づいた能力とか使います。鹿児島といえば「桜島」で、メンバーの名前は桜にちなんだものばかり。
独特な髪形揃いの姫松。連想させるのは水棲生物!? 何か特別な意味があるのでしょうか。あと本場の関西弁にも注目!
そして宮守は、岩手の「遠野物語」を元ネタにキャラの設定が作り込まれていて、知れば知るほどに魅力が溢れてきました。

自己満足的な感想をだらだらと書き綴っています。
文章長めで読みにくいですが、作品に対する愛がいっぱいということで許してください…。



第1局「上京」

{netabare}初見の人にはちょっとキツい、キャラの初登場ラッシュ。これから戦う全国キャラをとりあえずざーっと紹介した感じですかね。服装や見た目が色々とおかしいキャラばかりでしたが、ツッコミ追いつかないのでそれはまた後ほど。 そしてEDのキャスト欄もとんでもないことにw
公式ページでは毎日一人ずつ声優さんを発表していったくらいだし、キャスティングには相当自信があるのでしょう。阿知賀編での千里山勢のちょっと不自然な関西弁を反省し(?)、関西人キャラには関西の声優さんを起用するなどこだわりも感じられます。

話は基本原作に忠実に作られていましたが、ちょいちょい追加されたシーンがありました。開会式や姫松の県突破シーン、阿知賀編で登場した各校の面々が会場に姿を現すシーンなどなど。
1話目の最初と最後を飾った宮守女子の持ち上げっぷりにもびっくり。とりあえずこの学校に注目―!というスタッフの意図が感じられます。

咲さんが抽選会で道に迷い、穏乃たちとすれ違うシーンは阿知賀編にもありましたが、視点を変えるとあら不思議、こちらでは逆に阿知賀がただならぬオーラを放っていますw
この世界では実力者は自分の知らない内に相手を威圧しているのでしょうか。
なお、穏乃はこのとき咲さんを「私の倒すべき相手」、と手強いライバルと感じとっていたようですが、対する咲さんはただの気のせいと片付けた模様。単に鈍感なのか敵に値するとも思っていないのか。何にせよ大物ですねぇ。{/netabare}



第2局「応援」

{netabare}咲さんの「全部ゴッ倒す」キター!!w
これは実質、決勝進出宣言ですね。かなり強気です。
強敵を前に小動物のように震えていた咲さんも可愛かったけど、最近の咲さんは魔王の如く恐ろしいオーラを放っていますね。でもこれはこれで魅力的だと思います!(結局何でも受け入れますw)
OPは阿知賀編に続き前作からのオマージュな感じですね。永水女子がラスボスポジションかな? …それにしても、麻雀打っているシーンがないw 牌が吹っ飛んでいるシーンはありましたけどw

さて、話は時系列的にちょっと戻って合宿編に突入。今まであまりなかった長野決勝組4校の絡みが見られるのはちょっと嬉しいです。
ところで、むっきーが持っていたプロ麻雀せんべいのカード、阿知賀編の初回版円盤を買えば特典で付いてきますw 小鍛治プロは3巻ですよ~。

全国大会には直接関係ないにしろ、冷やし透華やマホちゃんといった新たな強い打ち手との対局が今後どう活かされていくのか楽しみです。
それと、マホちゃんの中の人が1期から変わってしまったんですね~。代役の小岩井ことりさんは違和感なくこなしていたので不満はありませんが。

さて、予告を見る限り次回も合宿編かな^^;
1クールなのにこのペースでキリのいいところで終われるのかちょっと心配ですが、まだ暖かい目で見守りましょう~。続きは配信で、とかはやめて下さいね。{/netabare}



第3局「始動」

{netabare}のどか回想。
優希との出会い、高遠原中麻雀部入部、マホちゃんとの出会いを描きつつ、さりげに阿知賀編を匂わせるエピソードです。
というのもこの話は本編の番外編としてヤングガンガンビッグに掲載されたもので、阿知賀編連載が発表される半年くらい前だったと思います。決して後付けではありませんよ~。

前回、強敵臭を漂わせたマホちゃん。咲さんを震え上がらせる程とはさすがw そんな相手はもう県内にはいないと思いましたが、まさか中学生の初心者にそれをされるとは。
咲さんには一度全国大会までにヘコまされる展開が欲しいと思っていたので、これで再度気を引き締めていってもらいたいです。

そしてようやく本大会開始!主人公チームが舐められる展開もお約束。
あと原作ではいなかった解説コンビが追加されたので、どんな漫才…いえ解説が繰り広げられるか楽しみです。

EDはおなじみSDキャラによる電波ソング。あれ、清澄は…?
2回戦で当たる3校それぞれのバージョンがあるようですが、少し宮守押しかな?w{/netabare}



第4局「東風」

{netabare}初めから連続和了で飛ばしまくる優希。
長野県大会では相手に鳴かれることで勢いを消される、という弱さも見せていましたが、今回の優希はそれでも自分の力を保ち続け、なかなか頼もしかったと思います。
部長の入れ知恵、というのもあるでしょうが、彼女自身確実にステップアップしているのでしょう。のどかはまだまだ優希が心配のようでしたが。

宮守女子のシロの、迷うと手が高くなる~の元ネタは「遠野物語」のマヨヒガ(迷い家)。
プロや永水による詳しい解説が追加されていたのは嬉しかったです。
欲があっては迷い家に辿りつけない…。狙って高い手を作るのではなく、悩んだ末に自然と高い手を作り上げるという能力(?) いつもダルそうにしていて無欲なシロだからこそ成せる技、ということらしいです。

ちなみに小瀬川白望。名字の由来は、昔岩手にあった「小瀬川村」と、マヨヒガの舞台でもある「白見山」より。

今週の咲さん…。うん、しっかりと優希を応援していましたね!w{/netabare}



第5局 「神鬼」

{netabare}先鋒戦終盤~
姫松先鋒の漫ちゃん、時折見せる爆発力を買われていましたが今回は不発…
彼女も何かしら力を持っているようですが、続きはあるかないか分からない次回以降に期待w

前評判の割に序盤は静かだった神代小蒔は最後に能力を発揮。
彼女の能力を熊倉さんと永水の方々が説明してくれて助かりました。
「九面を降ろし覚醒する」。要するに従えた女神たちの誰かを自らに憑依させて力を発揮するようです。「神代」ってそもそも神の身代わりとかそういう意味だそうで。
前半は弱い神が憑依していた為影が薄く、その後憑依が解けて普通、最後に強い神を降ろした事によって、神鬼の如く本来の強い姿を見せつけていました。
対局中に「つかれて寝ていた」と言っていましたが、疲れてではなく憑かれて、だったということですねw


次鋒戦。
意気揚々と自信満々に卓につく宮守のエイスリン。次鋒戦組の中でも最も注目されている選手でしたが、経験豊富な清澄のまこは相手が悪すぎたようですね。
彼女の危機察知によって能力を発揮しきれず不完全燃焼。
他からは対策を練られ、たとえまこにしてやられていなくとも今回は能力を封じられていたかもしれません。
何となく阿知賀の玄ちゃんを思い出しました。彼女も全国1回戦くらいまではドラ爆能力で無双、2回戦では千里山にその弱点をつかれ散々。
全国大会は中途半端な能力では勝ち抜けない、県レベルくらいのエースでは、まだまだ上には上がいると思い知らされていくのでしょう。
困惑する姿はエイスリン、玄ちゃん共に可愛かったですw

エイスリンがNZ出身として宮守に留学…という設定は、宮守のモデルとなった学校が実際にNZとの交換留学生制度があったから、とか。設定が細かいですね。
そしてエイスリン・ウィッシュアートという名前にも秘密が。「エイスリン」は「夢」という意味で、ウィッシュ(望み)とアート(絵)。もうそのまんまですねw

それにしてもあいかわらず次鋒戦は短いなぁ~w いやそれでも原作10ページくらいの話を、よくここまで引き延ばせたなぁと感心するところでもありますけど。

今週の咲さん…。お疲れ~くらいしか言ってないw 順調に出番減ってますね…。{/netabare}



第6局「萎縮」

{netabare}昼休み
久々に阿知賀サイドもキター!そういえば時系列的に特訓している時期でしたね。
宮守女子。謝るエイスリンをみんながフォローする姿が微笑ましいです。なかでもシロが、ダルそうにしているくせにさらっとカッコイイ事を言ってみせるのが何ともイケメン!

中堅戦
姫松の愛宕ネキのほぼ独壇場。ウザカワ系のキャラながら強いというのがまた憎めないw
デカいこと言っても何かキマらないんですよね~w しまいには宮守の胡桃に叱られていましたし。

鹿倉胡桃の名字の由来は「カクラサマ」より。性格や容姿は遠野物語に出てくる「座敷わらし」の特徴を備えています。
どちらも見た目ちんまいという共通点がありますが、部長が言った「モモちゃんほどではないけどステルス」と評したあの打ち方は特に座敷わらしっぽいですね。

ガラにもなく緊張しまくりで、凡ミスもみせる部長。
その予兆は抽選会のときに少し出ていたんですけどね。
「悪待ち」の部長は逆境に強くとも、現状のような多くの人から応援、後押しされる状況に弱かったりするのかな。
その後勝手に気持ちを切り替えて、何だかいつも通りに戻ってしまうのもまた部長らしいといえるのでしょう。

今週の咲さん…。いつも通りに戻った部長をみてホッとしたときのゆる顔が可愛すぎるw
原作のビクッとする姿がちょっと改変されていたのが残念。{/netabare}



第7局「注目」

{netabare}中堅戦後半~
洋榎決めセリフ→胡桃ツッコミ→洋榎しょぼん(´・ω・`)のパターン再び。
強気な性格で麻雀では敵なし、な洋榎さんですが、すっかり胡桃に対しては苦手意識(?)を植えつけられてしまった様子w あんまり怒られたことがない、とかで胡桃みたいにズバズバ言ってくる人への耐性が弱かったりするのかな。

中堅戦、異能の力で派手に暴れるような打ち手はいませんでしたが、それぞれが持ち味を発揮した見応えのある対局でした。部長も最後は楽しく打てていたようで何より。

副将戦…前のあれこれ。永水のはっちゃんに驚くのどっちが可愛いw あんなお面かぶっていきなり目の前に現れたら誰でもびっくりしますが。さらには姫松の絹ちゃんにエトペンを蹴り飛ばされたりと散々な和。対局シーンの緊迫感からのこのやりとりが、胡桃の言うとおり確かに「バカみたい!」で和まされました。

お堅いイメージが強い和も、デフォルメを多様するようになってだいぶ可愛くなりましたね。エンドカードにも使われたぽかーんとしている表情など、彼女の新たな魅力に気づかされています。

副将戦開始。暴れまくる気満々の永水・はっちゃん。とそれを止める気満々の宮守・塞さん。姫松の絹ちゃんは気合が空回りしかけていたけど、副将戦前のあれこれで多少は落ち着いた様子。そして相変わらずマイペース、いつも通りを追求する清澄・和。
それぞれがどこまで自分の「らしさ」を徹底できるかが対局のポイントとなりそうです。

今週の咲さん…。2回喋りました!w あと和回想中の、優希に抱きつかれている咲さんが可愛らしくてすばらでしたね! {/netabare}



第8局「防塞」

{netabare}天使のどっち、悪石の巫女はっちゃん、防塞の神の塞さん。これぞ咲名物(?)、といった「中二異能バトル」展開がここにきてやってきました!
ロリ顔なのに不気味な雰囲気をまとったはっちゃんもいいですが、チャイナドレスに紙垂のスカートをまとった塞さんの恰好が、やっぱり何度見てもカッコ良すぎて笑ってしまいますw
相手の力を塞ぎこむという能力は相当体力を消耗するようで、火力抜群のはっちゃんを何とか完封しているものの、疲れ切って途中で倒れたりしないか心配です。実際対局後に病院送りになっている選手もいるので。(どこの園城寺さんかは言わないw)
彼女がエースポジションの先鋒や大将でないのは、やはり照や衣といった化物クラスを相手に防塞するのは彼女の身が危険だと、そういうことなのでしょう(?) 麻雀って怖いなぁ~。

臼沢塞。名前の由来はそのまんま「防塞の神」より。悪霊などの侵入を防ぐ石の神様。はっちゃんを縛り付けた岩が、実際に岩手県の三ツ石神社にあるそうです。
ちなみに、三ツ石神社のある名須川町の隣町は「愛宕」町。

はっちゃんが愛用しているあのお面は、鹿児島県にある悪石島、そこで盆の幕引きに現れる「仮面神ボゼ」。ボゼは本来は悪霊を祓ってくれる神様だそうで。

今週の咲さん…。 まさか、と思いましたがやっぱり。EDのキャスト欄から咲さんの名前が消えている! …いやいや、一瞬チラッと映りましたから。次回予告も喋っていましたから!(白目)
まぁ見せ場はこれからですからね。長野決勝ではお昼寝していたくらいだし、まだまだ…{/netabare}



第9局「出撃」

{netabare}はっちゃんが北家で東、北を鳴くたび鳥居が現れて空間が変わる演出は何度見てもワクワクしますw 塞さんと絹ちゃんは警戒しているのに、和は平然と東、北を捨てているからそんなことになる訳で。2人には悪いけど見ている分には面白いですね。

塞さんの片眼鏡は能力者の力に応じて曇ったりするわけですが、はっちゃんが北家のときはもちろん曇り、それ以外では普通になっていて能力発動の状態がとても分かりやすいです。塞さんの能力を無駄使いさせないためには重要なアイテムになっているわけですね。

悪石の巫女、鬼門を開いて役満・小四喜炸裂。凄い演出でしたね。おどろおどろしい空間でドヤ顔を浮かべるはっちゃんと、清澄に振り込ませたいという塞さんの悪人顔がまた何とも。

そしてついに大将戦! 前回出番のなかった咲さんですが、得意のリンシャンも決めたし調子は上々ですよ~。
ただし一度、末原に鳴かれたことでツモる牌をずらされ、カン材を揃えられないという場面が。咲さんがチラッと末原さんを意識する描写があります。

宮守のトヨネ。ただでさえ見た目のインパクトが強いのに「背向のトヨネ」がまた怖すぎるw 末原さんが幽霊にとり憑かれているみたいな演出になっていました。

姉帯豊音、モデルは「遠野物語」の「山女」。
山女の特徴が、美しき女・長き黒髪・白い顔・身のたけ高き女…てこれまたそのまんまトヨネですね。性格もわりと明るめのようで、それに合わせて大人っぽい雰囲気のトヨネが妙に可愛らしい、ということになっています。{/netabare}



第10局「仲間」

{netabare}休憩。普段のトヨネはやっぱり可愛いw 夜景が星空~など乙女チックな発言も。回想シーンでは涙脆い一面も見せ、内田真礼さんの演技もあって、より一層女の子らしい性格が表れていました。

宮守女子麻雀部の結成秘話。
さりげにエイスリンを誘うなどやっぱり優しいシロ。
自分を必要としてくれる友達に出会えて感極まるトヨネ。
その友情劇に魅せられ、みんなの力になりたいと入部を希望するエイスリン。
胡桃と塞も新しい仲間は大歓迎で、インターハイ出場への夢を膨らます。
こんなの見せられたら感情移入もしてしまいますよね。だが回想は負けフ(ry

トヨネが次々繰り出す異能についていけず振り回される末原さん。こちらはこちらで戦犯になりつつある危機。風越や白糸台の淡に似た負けフラグが立ちつつあります…。

熊倉さんが回想でトヨネに「とりあえず赤口で」と言ったセリフと、胡桃の「友引」発言、これまで繰り出した能力の特徴から、トヨネは六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)に関係のある能力を持つ事が判明しているようです。
赤口は回想で熊倉さんが言っているだけでどんな能力か分かりませんが、
   追っかけリーチ → 「先んずれば負ける」 → 先負
   裸単騎 → 「ぼっちじゃないよ~」 → 友を引き連れてくる → 友引
という事らしいです。…まだ3つあるんですよね。 末原さんが「対応しきれるんやろか…」と焦るのは当然ですw

一方咲さん。トヨネが暴れている間は身を潜ませ、じっくり期を待つといった様子でしょうか。焦りは感じないですね。衣と当たったときのような相手を恐れる感じもそこまではないようです。{/netabare}



第11局「脅威」

{netabare}神回。いや魔王回です。ツッコミ所多すぎて楽しい回でしたw

永水・霞さんがいよいよ動き出す。神を降ろして能力を使う、というのは小蒔ちゃんと同じですが、違うのはその神様の種類。「恐ろしいもの」とか「祓ってもらう」という発言から邪神的な、とにかく危険なものの類なのでしょう。
それにしても…何というおもちw 服がはだけて仙女モード発動したとき、服の中で何か目が光ってるし…w 他にも何かいるのでしょうか。

そんな化物たち3人を相手に奮闘する凡人末原さん。まさか霞さんの支配を最初に破るとは。心折れずに立ち向かっていく姿はまさに凡人の鑑。さんざん負けフラグ立てていたようにも思えたけど、ここに来て息を吹き返してきました。

しかし、さらにその上を行くのは咲さん。末原さんを利用し、トヨネの攻撃は受け流し、霞さんの支配は打ち破る。自分はカンしまくりで、リンシャンであがったり、あがらなかったり。完全に舐めプ状態に。
でも上がられたトヨネは何かちょっと嬉しそう…咲さんのファンになっちゃってる?w 
咲さんが本格始動してからの次々に流れる勝利BGMがまた熱いです。
全国編の新曲「脅威」に始まり、「勝利へ-決意-」、「この一手で」、「神の領域」と、音楽もテンションも徐々に盛り上がっていく演出がたまらんですね。
霞さんのおもちは風船の如く宙を舞い、塞さんの片眼鏡は砕け散り…。正直この辺は何が起こっているのか理解できませんw
まがまがしい雰囲気の中、カンして、牌をツモって、リンシャン来るか!?て期待しているとただのツモ切りだったりw ひとつひとつの仕草がもうオーラを放っています。完全に悪役のオーラですけどw

咲さん大暴れ回でした。でもまだまだ本気ではないですよね。{/netabare}



第12局「真実」

{netabare}始まってからずっと怖い表情の咲さん。あとから分かる話だと、相手3人が手強いから自分の得意な打ち方に切り替えて集中しているだけなんですよね。

そして大将戦決着。対局前は清澄と永水が勝ち抜け、と予想していましたが、まさかの清澄と姫松でした。

各校の感想。
清澄。対局終わるとただのドジッ娘に戻る咲さん可愛いw 末原さんに対して恐怖を抱いていたのは意外でした。
宮守女子。個性派ぞろいでとても好きなチームでしたが、あからさまな宮守推しと回想エピソードの多さから敗退は覚悟出来ていました。トヨネの残りの能力は気になるけど、他の人たちはもう出し尽くした感じだし、塞さんのスカウター片眼鏡は割れてしまったし。ここで敗退した方が綺麗に締められるかな。
永水女子。ちょっと消化不良気味でした。神代さんの他の強い神様を降ろしたときの力や、塞がれてないはっちゃんは個人戦で楽しみにしておきます。
姫松。何か残っている伏線といえば漫ちゃんの爆発力、絹ちゃんのサッカーにまつわる能力(?)くらいでしょうか。咲さんが唯一恐れた末原さんの覚醒にも期待。

熊倉さん&赤土さんトーク。
阿知賀編7、8話にもあったエピソードですがさらに詳しく。
熊倉さんの宮守への愛情と、赤土さんの準決に挑む意気込みが語られています。
それにしても、宮守敗退と赤土さんにプロ行き断られてと、熊倉さんには散々な一日になってしまいました。{/netabare}



第13局「旧友」

{netabare}戦い終わってひと段落。

咲さんのフラッシュバック。燃える車椅子、点滴、喪服姿(?)の照。
とりあえずここにきて過去に衝撃的な事件が起こっていたことが発覚。宮永姉妹の確執に直結しているのでしょうが、相変わらず詳細は不明です。

和、優希目線での和と阿知賀勢の再会。
久々の再会の割に結構あっさりなんですよね。穏乃たちにとっては決勝で会える事を目標にしているわけで、ここで会ってもまだ意味はないという事なのかな。
でもこれでお互いの存在を知っただけでなく、相手も自分たちを認識していると知ったわけで。決勝に向けてのモチベーションは上がりまくりですね。

宿舎で昼寝する咲さん。ほんとに寝るの好きだなぁw
再び過去の回想…。
車椅子の子の頭には、咲照にもある特徴的な髪形「宮永ホーン」が…!
間違いなく宮永家の血筋に近い親類関係なのでしょう。従姉妹か、はたまた姉妹か分かりませんが。

プレスルームで取材を受ける和と優希。
この「清澄編」で和が詳しく阿知賀を語るのは初かな? 4年前から全く変わらない穏乃と、成長しすぎて別人な憧は置いておいて…w
赤土さんがまめにブログなんて書いていたのは驚き。教え子好きすぎですね。

和と優希、すばら先輩との再会。
結局新道寺は敗退してしまう訳ですが、後輩たちが差し入れてくれたタコスでチームメイトを励まそうとするすばら先輩。雀力はチーム最弱かもしれないけども、こういう気遣いができるからこそこの人はチームに不可欠な存在なのだと改めて思ってしまいます。

戒能プロとはやりん(予想通りCV:ゆかりんw)のシーン。これは咲本編ではなくスピンオフの「シノハユ」のエピソード! …期待しちゃってもいいんですね?

阿知賀のその後シーン。灼や宥姉もしゃべったw 玄ちゃんも「うわわ」だけじゃなくまたセリフあってよかったw それを言ったら池田は「オス!」の一言で終わりでしたけど。
清澄の準決が始まっても変わらず打ち続ける穏乃。この「仲間を信じて決勝で待つ!」みたいな姿勢が好き。「もし清澄が負けて自分たちのモチベが下がったらイヤ」とか、「怖くて見ていられない」というのは穏乃の中ではないんですよね。なんの確証がなくとも「和なら絶対来る!」と思い込めるメンタルの強さというか、そういうのが穏乃らしくて良いです。

準決勝先鋒戦に入ったところでエンディングに突入。
恒例のジョージさんによるナレと、まさかあると思わなかった宮守&永水の海水浴シーンが! 欲を言えばセリフ付きで見たかった…。
宮守のみんなが笑顔で終われたので満足。楽しい思い出いっぱい作ってほしいですね。

1期OP曲と共に、これからのダイジェスト映像。こんなの見せられたら続きがまた気になってしまうじゃないですかー!
ガイトさん、漫ちゃん、ネリーとそれぞれ気になる能力ですが、有珠山の爽さんの禍々しさといったら…。 後ろで光っているのは巨人の目?w
あと、末原さんには凡人のままでいてほしかったけど目が光っているあたり、能力が覚醒したのでしょうか? 何にしても負けフラグのような…。

ラスト。照さんが咲さんの名前を…! 一応認識はしているようで安心w (ただのタイトルコールってこともありますが)
以前会ったときは相手にされなかったようですが、トーナメントを勝ち続けることで、成長している姿をみせることで、気持ちの変化が起こってきたのかもしれません。
咲さんが信じているように「麻雀を通してなら話せる」未来があることを願っています。
{/netabare}



全国編はこれにて終了。原作もっと溜まってから、準決とまとめて2クールでも良かった気がしますが、話を忘れられないようにとりあえず2回戦をアニメ化したって感じですかね。なんせ5年経ってますから。

1期の長野決勝や、阿知賀編の全国準決勝に比べれば派手さに欠けたともいえる2回戦でしたが、その分奥は深かったです。
永水、宮守の裏設定は全く麻雀に関係ないのだけど、元ネタに忠実な能力をそのまま使っていて、これとあれがぶつかるとこうなるのか~、と、設定を知れば知るほど対局シーンを楽しく観ることが出来ました。全く麻雀に関係ないのだけどw
演出についても、はっちゃんの鬼門を開くシーン、背向のトヨネや咲さんが魔王化したときの威圧感など、原作以上に盛り上げてもらって満足です。
永水と宮守に関する音楽は和楽器を用いた独特な楽曲ばかりで、これまた私のお気に入りです。



続きはまた5年くらい後ですかね…。 でもその前にスピンオフの「シノハユ」や、4コマ漫画の「咲日和」(ショートアニメ枠で!)とかアニメ化してくれると嬉しいです。原作の立先生の壮絶な漫画家人生を描く「立-Ritz-」もぜひ!

いずれまたアニメで咲さんに会える事を信じて、5年でも10年でも待っています!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ありがとうございました! ぺっこりん

力尽きました。
ラスト2話の感想は省略で、全体の感想を書いて終わりにします。

【感想】
正直言って原作との比較ばっかりして視聴してしまった感じです。
この視聴法のなんと面白くないことか。
次の展開に身構え、盛り上がるシーンを冷静に原作と比較し、淡々と視聴する感じ。
何も考えずに視聴できたのはあの回だけですね。
今後はこれを教訓にして、多少比較はしながらも原作は原作、アニメはアニメで楽しもうと思いました。

内容についての感想を述べると、演出、BGM相変わらずイイ!、オカルトチックな演出、BGMグッド!、キャラみんな可愛い!(とくに塞さん)展開は地味(感覚麻痺)ながらもよく考えられてて盛り上げ方が上手い、といった感じでしょうか。
そして一番評価したいのは声優陣!
これだけ多くの声優が出るアニメなんてまずないし、無名に近い声優さんも多い中、しっかり回せていたんじゃないでしょうか。

アニメもたくさん見所があったのですが、少しもったいない視聴法をしてしまったなと反省しています。
今後の展開もあるだけに、アニメ咲をこれからも、これまで以上に期待したいなと思います。
次は10年後くらいかな(笑)


【1話】
{netabare}1話冒頭の登場から始まり、終盤の締めに持ってくるあたり、宮守はすごく優遇されている気がします。
さすが、塞さん!主人公の風格!
まぁこれだけ優遇してもらえるのは、人気の高さと原作で予選の描写がないおかげだとは思いますが。
Vやねん!姫松!姫松は一瞬だけの登場でした。(姫松も予選描写は原作にありません。まぁ抽選会の描写があるだけ宮守が優遇されたのかな)

あと、原作の再現度が凄まじいことになっています。
・風呂場に龍門渕の二人が来た時のタコスの顔
・48校、52校の説明の時のこーこちゃんの顔
原作でも結構独特な表情をしているシーンなんですが、この表情の再現度が凄いです。
あとは抽選会の清澄メンバーの後ろにいるメガネハゲのモブなど、そこまでかよと思わせる再現度。
そして、次回予告で出た原作の迷シーン「全部ゴッ倒す!!」
しっかり全部と倒すの間にSE入れてくれました。
これは今回かなり原作に沿ったストーリー展開、そして原作の名場面の再現を期待できそうです。
第2話、そして今後が本当に楽しみです!


あと、冒頭で出た電車、あれはclannad after storyのお花畑回、夕日シーンでも出ていたのと同じJR東日本キハ100系・110系気動車ですよね。
高校の時練習試合に行って「あ、うちと同じ汽車走ってる」とは思っていましたが、さすが咲の再現度です。
原作、本編と各地の再現度が半端ない咲ですが、岩手に通っている汽車の再現もしっかりやってくれました。
これは岩手出身の人で咲全国編を見ている人たちはさぞや嬉しいんじゃないですかね?
だって私もclannad見た時嬉しかったもん(笑){/netabare}


【2話】
{netabare}ここで合同合宿きましたかー。
原作にもこの話ありますが、合同合宿は回想ではなく、時系列でやってるんですよ。
ですが今回は回想。
全国編なのに合宿かよーと思うかもしれませんが、
・時系列通りにやって第1話合宿
・回想にして2話以降に合宿
どちらで行くべきでしょうか。
まぁ回想がめちゃくちゃ多い咲で、しかも1話で済まずに次回持ち越しとなると、気になる人も絶対出てくると思います。
原作との整合性、展開の仕方、尺など色々問題はありますが、レールガンS同様にやっぱりアニメ作るのって大変なんだなぁと実感します。
冒頭の永水風呂シーンはさすがにやりすぎかと。
風呂シーンは毎回出してもらっても別に構わないけど、さすがに1話多くても2回に留めるべき。
ここで原作にない風呂シーンもってきて原作と合わせて風呂3回はリスク高すぎです。

まぁしゃーない。
咲さん!その不満全部ゴッ倒しちゃって下さい!
私も発・混一色あがってみたいなー。{/netabare}


【3話】
{netabare}原作通り以前に、やはりこの合宿がなければ後々整合性がとれないんですよね。
次回予告で気付きました。
マホの闘牌描写が想像以上にかっこよかった。
これは咲さんの描写も楽しみです。
EDに関しては、こちらも1話同様かなり宮守贔屓な感じです。
宮守押しの私としては嬉しいものはありますが、心配なのは限度を超えてしまうこと。
前回の風呂シーン3回というのもそうですが、やりすぎは良くないと思うし、宮守によって他が埋もれてしまうことは望んでいません。
宮守が好きなこと以上に、咲全てが好きなので、全体を考えた描写を第一に考えてもらいたいと思います。
(追記)
EDは3校別バージョンあるんですね。
その他の描写も均等な感じになってました。
贔屓とかの心配はいあらないみたいですね。

東1局に国士無双とかそんなん考慮しとらんよ~(泣)
私は過去二度同じ相手に同じように国士無双を振り込み、東1局でトバされました{/netabare}


【4話】
{netabare}はっちゃんヤバすぎィ!www
アニメだとカラーになる分肌の色がはっきりするわけですが、アレは流石にやりすぎww
BDでは乳首解禁になるんですかね(すっとぼけ)
逆に上重からダブリー一発直撃した時のタコスはスカートの中みえなすぎ(どんな指摘だよww)
あそこは作中屈指の穿いてないシーン、というか尻全部見えてるんですよね(笑)
流石にダブリーシーン、劇画にはならなかったですね。これはしゃーない。

姉帯さん、純君すれ違いシーン、あそこは姉帯さんのデカイ描写が原作よりも弱いです。
それは体全体を写さずに、上半身から上でしか比較していないから。
まぁ原作だと姉帯さんおよび宮守メンバーはここでようやくお披露目だっただけに、衝撃も大きくなったわけですが。
シロのマヨヒガについては原作では先鋒戦と全く関係のないところで1回出てきただけです。
ほぼアニメオリジナルですが、元々の設定があったために、原作で描写しきれなかったことを補ったイメージです。
シロの描写ははっきり言ってかなり薄かったイメージなので、このアニメ描写は私は結構好きだし、うまく絡めたと思います。
これは次鋒戦にも期待………まぁ次の話を待ちましょう。

ダブリーって結構よくあるイメージなんですよね。
ちなみに私もダブリー一発であがったことがあり、さらにはレンホーもだしたことあります。
四萬、北のシャボ待ちという鬼レンホー。{/netabare}


【5話】
{netabare}まぁある程度は覚悟してました。この回はしゃーないですよ。
咲大好きな私ですが、この回ばっかりはあまりにも原作がひどいです。
ていうか咲は全編通して次鋒戦の扱いが酷いです。
長野県予選は四暗刻以外の描写がほとんどなく、今回に関して言えば、まこしかあがった描写がありません。
阿知賀の準々決勝と肩を並べられるほどの内容の薄さです。
原作はそれどころか、手牌を映すこともなければ、エイスリンの能力描写もなし、まこがメガネはずした次のページで次鋒戦が終了します。
これこそが伝説のキンクリです。最後のエイスリン振り込みなんて原作ないですから。
先鋒戦も結構短いんですが、先鋒戦が原作6話分に対し、次鋒戦は1話!1話ですよ…

アニメでもせっかくつけた実況解説も放置、キウィー対策()、全く見せ場のない巴という感じで…まぁ原作があれなんでしゃーないですけどね。
それよりもアニメで気になったのは、小蒔が寝た理由の解説とエイスリンの描写です。
寝るっていうのもかなり微妙な印象ではありますが、もっと長く一緒に戦いたいという解説が果たして今後のあのセリフと整合性をとれるかどうか。
あとはエイスリン。
和了率全国一位=宮永照よりも上ということなんですが、それはおいておきます。
問題は鳴きに困る描写。
エイスリンが苦戦したのは、まこが危険を察知してエイスリンの思うようにさせないために鳴いたからだと思います。
しかし、あの描写ではただ単に鳴きに弱いという印象になってしまいます。
決定打は巴の鳴き。
こんな何も意図してないような鳴きですら困っているようでは、和了率全国1位は無理ですよ。
ここでこそ由子が対策をとったり、まこの狙いに気付いて合わせ打ちなどをして欲しかった。
だってエイスリンの強さを知っているわけだから。
エイスリンもただ鳴きに困る描写だけでなく、初めて自分の思い通りにいかない敵が現れて戸惑い、力を発揮できなかったとかの描写を入れたほうがまだ良かったと思います。
ベンチ描写は、宮守と永水のおとぎ話解説を追加するよりなら、こういう仲間の心配描写をしてほしかったです。

それでも流石の闘牌シーンだけあって、かなり原作の薄さをカバー出来ていたと思います。
先鋒戦で使わずにとっておいたあのBGMも使って、懐かしさと熱さが込み上げてきて、終わりは結構悪くなかったと思います。
色々あったけど、原作既読者からすれば今回の5話は予想よりは悪くなかったと思います。
とりあえず、全国編の問題回、山場は越えたと思うので、次の回に期待ですね。
中堅戦はいよいよ愛宕洋榎の登場です!
某サイトの人気投票で先全キャラの中から人気1位を獲得したほどのキャラ。
中堅戦、愛宕洋榎とどんな感じに仕上げてくるのか非常に楽しみです。{/netabare}


【6話】
{netabare}良くも悪くもイメージ通りという感じでした。
いや、イメージ通りなら素直に良かったと言っていい回だったかなと。
なんというか、あんまり書きたいことが思い浮かばないです。
愛宕ネキは期待通りの可愛さだった、胡桃も期待通りの可愛さだった、こんな感じの第6話だったかなと。
この2人のやりとりは本当に好きです。
会話に全くなってない、かつボケに対してのツッコミじゃないのにインパクトが残るやりとりをするんですよねー。

ゆーきのダブリー劇画は再現されなかったけど、部長のあの顔(口)は再現されてましたね。{/netabare}


【7話】
{netabare}夜行バスの待ち時間暇なので、スマホで暇つぶしをば。
胡桃の引き立て具合が本当に素晴らしい!
洋夏の人気の影に胡桃の活躍ありですね。
特にアイキャッチ前の「バカみたい」
これは原作には描写が無かったんですが、素晴らしい付け加えだと思います。
つーか思いっきり声に出して笑いました(笑)
そりゃあの一連のやり取り見てたらそう思うわな(笑)

そしてここからは待ちに待った塞さんのターン!
次の回が本当に楽しみです!
そしてはっちゃん。
最後の目www
サイボーグみたいになってんぞwww
まぁそれだけ能力が強大っていうことですよね。
全国初にして咲恒例のシリアスBGMもきましたね。
最後のEDへの入り、カッコよかったなー。
お は よ う のどっち
最早これ咲屈指の名言ですよねwww
のどっちの開幕ハネマンはチートイでしたね。
チートイって結構オカルトなイメージがあるんですよ。
土田システムというチートイ理論を作ってるあのお方のせいで(笑)
まぁそれだけのどっち全開ということなんでしょうね。
塞さんも楽しみですが、なんといっても大将戦が控えてるんですよね。
名言ラッシュ、心待ちにしてます(笑) {/netabare}


【8話】
{netabare}熊倉トシ入浴&塞さん隣に座っているという謎シチュエーション、原作完全再現!
なぜ風呂場なのか、なぜトシさんなのか、なぜ風呂に入ってる隣で制服姿で座っているのか。
謎だらけのシーン。
ここは小林立先生に描いた理由を聞きたい(笑)
おばあちゃん突然倒れた時のためにいるとかでしょうか?

そして、麻雀バトル開幕!
咲のこういう派手なバトル描写、久しぶりな感じですねー。
準々決勝は咲全体でも地味というか、普通っぽいというか…完全に感覚麻痺してますね(笑)
それでも、これだけ点数が拮抗している戦いは珍しいですよ(咲の中では)。

塞さんとシロの二人歩いていくシーン良かったですね。
こういう雰囲気のシーンって咲だとすごく珍しい気がします。
鶴賀や千里山でも似た会話内容のシーンはありましたが、なんか今回のシーンの演出は気合がすごく入ってる印象でした。
ちなみにこのシーンはアニメオリジナル。

はっちゃんボロボロになりましたね(笑)
はっちゃんの目の描写結構好きです。
いかにもオカルトな感じで、今までの目から炎、光という系統に新しいものが加わってきた感じで。{/netabare}


【9話】
{netabare}8話もそうなんですが、のどっちは他に描写する方法無かったのかなぁと疑問に思います。
はっきり言うと、見ていて腹が立ちます。
こんなに塞さんが頑張ってるのに!!!
まぁこれは贔屓意見だとしても、あの描写だと「のどっち空気読め!」「もう振り込めよ!」みたいに思っても仕方がない気がします。

オカルト信じないのどっちのど真ん中直球勝負というのはまぁ分かります。
なら、せっかく尺もあるんだから、追加、補足描写があっても良かったんじゃないかなと。
例えば、絹ちゃんが一枚目の東、北も迂闊にきれずにのどっちに振った時とか、
末原「まずい、清澄が永水を気にせずに手を進める分、手の進みに差が出来てしまう」
とか、周りの声があっても良かった気がしました。
オカルトを信じずに進めた分、有利になった的な描写をもっと強くしてほしかった。
でないと、準主人公的な立場なのに、マイナスなイメージばかりが強く印象に残ってしまう気がしました。

さぁそして大将戦!!
今回はまだジャブですね。
アレは次回のBパートあたりにくるかなー。
ようやく主人公の出番!{/netabare}


【第10話】
{netabare}かなりゆっくり展開したイメージでした。
私としては、宮守の回想長めで嬉しかったし、シロを誘うモブというオリジナル要素も良かったなぁと思います。
それでも、中々咲さんが本領を発揮しないとか、毎回回想多すぎとか色々不満も溜まってしまうかもしれないなーとは思いました。
諦めてください(笑)それが咲という作品だし、回想にも魅力的な話は結構ありますから。
咲の連載スピードに比べれば回想シーンなんて(笑)…

末原さん担当の寿美菜子さん、めっちゃマッチしてて良い感じですね!
全く違和感ないし、苦悩している感じがすごく伝わってきます。
姉帯さん担当の内田真礼さんも中々味が出てていいですね。
原作のイメージでは低い声で、特に追っかけるけど~の所とか、不気味な低い声をイメージしてました。
でも高い声も結構良いし、可愛いですね。

霞さん活躍フラグのところで終わりましたね。
予想の上の上くらいの遅い展開でした。
既に11話見たから言えますけど、ここで10話を終わらせたスタッフ、マジGJです!
神回を作るには、色々と展開を調整しなくちゃいけないんですよね。{/netabare}


【11話】
{netabare}ずるい!
こんな話を後半に持ってこられたら、ほかの話がどれだけ微妙でも最高の作品として記憶に残ってしまう、それだけの力を持ったチート回だったと思います。
次鋒戦キンクリとか、完全に過去の話ですよね…
前回を霞さん能力発揮前で止めたのは大正解!おかげでネタを最大限までつめ、最高の区切りをつけて11話を終わらせれたと思います。
そして、全国編で一番楽しみにしていた末原さんの名言ラッシュ!
全てのセリフが名言になってしまうとか、大将戦一番の魔物は末原さんかもですね。

内容ですが、「やりたい放題」とか言ってる割には長野の3連続カン(2回嶺上開花放棄)よりなら可愛いものだと思います。
それでも、見ていてワクワクすることに変わりはありません。
話の組み立て、見せ方が圧倒的に上手いということですよね。
役満あがったら次はW役満とか、そういう無理やりな展開にしなくても話を盛り上げられる力があるんですよね。
そしてアニメならではの演出、BGM、声優さんの演技。
どれをとっても文句なしでした。
大将戦は原作も凄かったですが、アニメはこれらの要素によって完全に原作越えてますよね。
ここの闘牌シーンは5年で進歩した技術の結晶と言えるシーンでしたね。
すごく鮮やか!めちゃめちゃかっこいい!
特に9ソウカンの和了が圧倒的にかっこよかったです。
そして、カン→ツモ切りにまさかのあのBGM(衣に大明槓責任払いのやつ)を使ってきましたね。
咲さんの見た目とBGMのマッチ感ハンパないwww
泉、高1最強とか3年三人ビビらすくらいせななれへんで。
今回は咲名物BGMのバーゲンセールという感じで、これでもかというくらい盛り上げに来ましたね。
どう見ても神回でした。本当にありがとうございました。

[全盛期の咲第11話伝説]
・ロリ霞さんはっさい(CV.大原さやかさんさんじゅうはっさい)
・恐ろしいものを降ろすために衣服を脱ぎ捨て、魔乳露わに
・のどっち以来のおっ牌返し(原作ではおっぱいで牌が隠れて、2ピンが1ピン、4ピンが2ピンになる模様)
・全体効果系(麻雀用語)
・なんなんやこの卓、予想以上に怪物の見本市
・普通の麻雀させてーな
・大将戦まできて点数が平らとかホンマおもんないわ…
・もうめげたい投げたいつらいつらい
・いやいやメゲたらあかん
・相手が怪物なら凡人に出来ることは「考える」ことや
・思考停止したらホンマの凡人
・サイコロまわして頭もまわすで!
・上8つが一人が一度に発したセリフである。(一切加工、脱字なし)
・永水のおっぱいおばけ(末原命名)
・私が試すのを見てへんかったのか(4回追っかけリーチに振り込み)
・ゴグッ!ゴグッ!ゴグッ!(見た目50,60の婆さんがカップラーメンのスープを飲み干す音)
・カップラーメンのスープを飲み干してからの気合の入った声で宮永咲について解説
・末原さんのあんぐりフェイス&メゲるわ…
・ここまで3度の和了の全てが嶺上開花、これは凄い(小並感)
・今度は“普通に”嶺上開花(感覚麻痺)
・やりたい放題やないか
・怪物二人が2位狙い&清澄への振り込み警戒
・宮永咲の目が完全に人間のものではなくなる
・カンによってモノクル破壊&霞さんのおっぱいを大きく揺らす
・ちょー怖いんだけどー(主人公){/netabare}


【一応恒例リアル麻雀コーナー】
{netabare}麻雀そんな頻繁に打つ訳じゃないんで、今回はさすがにネタ切れ感が否めないです。
一応最近国士あがりましたが、それだけだとあんまりネタになんないですよね。
パンチ力には欠けますが、もう1つの話について少しだけ。

ドラ2ソウ
「カン(1ピン)」
「リーチ」
「カン?ドラ狙いか?」
「いや…狙いはドラやない… ギータはカンでドラを乗せることはほとんどない」
「もう一個カン(2ソウ)」
「!?!?」
新ドラ1ピン
「!?!?!?!?!?!?」
「ツモ」
「リーチ、ツモ、ドラ8、赤1、裏…2!!」

役満、W役満合わせて6回ですが、うち3回が数え役満なんですよねぇ。
私の打ち筋は池田ァ!に近いのかな(笑){/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

デキるオタクはここで判断している?

更なる高みを目指して―。

宮永咲(みやながさき)は高校一年生。
奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。
原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。
二人の天才美少女が全国大会の頂点を目指す。
熾烈な闘いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
全国の舞台で待ち受けていたのは同じく頂点を目指す強豪たちだった。
果たして咲たちは全国の高みへたどり着くことが出来るのか。
高校生雀士の頂点を決める闘いが今、始まる。

咲-Saki- 全国編 第1巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第1巻。
熾烈な戦いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
しかし、全国の舞台で待ち受けていたのは、同じく頂点を目指す強豪たちだった。
高校生雀士の頂点を決める戦いが今始まる。
第1局「上京」と第2局「応援」を収録。
オーディオコメンタリー 第1局「上京」

咲-Saki- 全国編 第2巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第2巻。
熾烈な戦いの末、見事県予選を勝ち抜いた清澄高校麻雀部。
しかし、全国の舞台で待ち受けていたのは、同じく頂点を目指す強豪たちだった。
高校生雀士の頂点を決める戦いが今始まる。
第3局「始動」と第4局「東風」を収録。

咲-Saki- 全国編 第3巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第3巻。
宮守女子・小瀬川白望の跳満ツモを受けながらも、依然順調に先鋒戦を進めていく優希。
しかし、後半戦も佳境に差し掛かった時、永水女子・神代小蒔が遂に力を発揮する。
第5局「神鬼」と第6局「萎縮」を収録。

咲-Saki- 全国編 第4巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第4巻。
調子を取り戻した久だったが、前半に大きくリードした姫松高校・愛宕洋榎には届かず、2位で中堅戦は終了。
副将戦の会場に入った和は、永水女子高校・薄墨初美の衝撃の登場に驚き…。
第7局「注目」と第8局「防塞」を収録。

咲-Saki- 全国編 第5巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第5巻。
宮守女子高校・臼沢塞の力により、完全に封じられてしまった薄墨初美。
しかし、北家のたびに初美を抑えこんでいた塞の体力は限界を迎え、初美は最後の北家で小四喜を上がり切る。
第9局「出撃」と第10局「仲間」を収録。

咲-Saki- 全国編 第6巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第6巻。
守りから攻めへと転じた永水女子高校・石戸霞の攻勢により戦局は一転。
トップから陥落した姫松高校の末原恭子は、絶一門の配牌にとある経験を思い出す。
第11局「脅威」と第12局「真実」を収録。

咲-Saki- 全国編 第7巻
人気アニメ『咲-Saki-』の第3期シリーズ第7巻。
咲の活躍により、準決勝進出を決めた清澄高校。
咲はパンフレットに阿知賀女子の名前を見つけた和に誘われて会場へと向かうが、直前のところで立ち尽くしてしまう。
第13局「旧友」を収録。

【アニメキャラの魅力】「ツモ、嶺上開花」主人公は怖過ぎる?清澄の白い悪魔「宮永咲」とは?
“萌え”と“麻雀”の禁断の融合が生んだ大人気作品『咲-Saki-』。絶大な人気は未だ衰える事を知らず、メディアミックスは勢いを増すばかりです。魅力的な少女達が麻雀卓を彩る中、打牌に込める意思がひと際強い主人公、宮永咲(みやながさき)。相手のメンタルまでへし折る圧倒的な麻雀力にあてられた一部の咲ファンから、畏敬の念こめて”咲さん”とさん付けで呼ばれる彼女。嶺上牌を巧みに操り、麻雀インターハイの決勝を目指す咲さんの可愛くも恐ろしい魅力をご紹介します。

■咲さん可愛い!
モテカワスリムの愛され貧乳っ子の咲さん。麻雀をしていない彼女は、ちょっとドジな読書好きの可愛い女子高生。気弱な性格が災いして、トラブルを招く事もありますが、基本的にとてもいい子です。

インターハイチャンピオンである姉の宮永照(みやながてる)とはなにやら確執があるご様子で、麻雀を通してなら話せる気がする・・・という思いからインターハイ決勝を目指しています。うーんいじらしい。麻雀で強い相手との対戦をワクワクしてしまう反面、いざ相手の能力を垣間みると怯えてしまうなんて事もしばしば。この小さな子供の様な表情の変化に、多くの視聴者がゾクゾクさせられるのです。

■麻雀を通して!
麻雀があまり好きではなかった咲さん。原村和(はらむらのどか)との対局を通して、麻雀を楽しむ心を思い出していきます。その後、心を通わせるに至った原村さんとのやり取りは、スポ根アニメかと見まごう熱いものでした。咲さんカッコいい!

その後も他校の生徒達と友情を育んでいく訳ですが、そのなかで能力も人としても成長していく咲さんの表情は、イキイキとして素敵すぎます。咲さんと一緒に卓を囲む選手達が一緒に高め合っていくのもまたよし。「麻雀って楽しいよね、一緒に楽しもうよ!」の台詞で有名な長野予選決勝大将戦、各校の大将の“自己と手牌との葛藤”は、それはもう見応えがありました。作品中屈指のベストバウトだと個人的に思っています。(ま、我らが咲さんがものすごい上がりで全部もってっちゃうんですけどね!)

■他校の生徒が(勝手に)恐れおののく!
スピンオフ作品の「咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A」での一コマに、咲さんが阿知賀編の主役達、阿知賀女子学院の面々と麻雀インターハイ会場ですれ違うシーンがあります。威風堂々と通路を無表情で闊歩する咲さん。あまりの威圧感と隠しきれない麻雀力に圧倒され足が止まる阿知賀の選手達。鋭い眼光に稲妻を見た阿智賀の大将、高鴨穏乃(たかかもしずの)は、それが自らの倒すべき相手だと確信する・・・。対戦相手の少女達サイドから見ると、咲さんは怪物レベルのラスボスみたいな扱いです。初登場から馬鹿げた能力を連発しまくっていましたし、その変態的な力を増しながら今日に至りますから、まあ納得ですけどね!でもこのシーン、咲さん視点で見るとトイレに行って迷子になってしまい、涙目で会場を徘徊していただけなんですよ・・・。かわいい♪

■謎多き主人公・・・その闇は深そう
咲_Saki_全国編第13局で、断片的ではありますが咲さんの過去にまつわる回想があります。病室、車椅子、炎、そして足の不自由な女の子・・・。見ている人は思ったはずです。「あ、これ思ったより重いヤツだ」と。姉との確執は作品随所でほのめかされていますが、咲さんの過去についてはほとんど明かされていません。ネット上で様々な議論や推察が飛び交っていますが、どれも憶測の域は出ていません。

時々見せる影のある表情にミステリアスな魅力を感じるのは確かですが、その謎が解明そして解決され、咲さんの満面の笑顔を見る日が今から楽しみです!

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【小野学氏】
2015年秋放送:「学戦都市アスタリスク」
過去に関わった作品(例):「咲-Saki-」シリーズ(監)/「魔法科高校の劣等生」(監)/「境界線上のホライゾン」(監)

深夜に放送され、話題になったアニメに多数関わっている監督。監督のセクションはもちろんのこと、絵コンテとして携わっている作品も多い。また、今年はOAD化された「咲日和」の総監督も務めている。

アニメは制作会社で選ぼう!
【Studio五組】
過去の作品(例):咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(2012年)/Aチャンネル(2011年)/きんいろモザイクシリーズ

Studio五組はGONZOスタッフが独立し、2010年に設立。全作品のヒロインたちを自宅に持って帰って愛でたくなるかわいらしさ。

2012年12月にテレビアニメ『咲-Saki-』の続編となる『全国編』の製作がアニメ公式サイトで発表され、2014年1月から4月にかけて放送された。全13話。
前作の別ブロックにあたる阿知賀女子も本編が進行するほど深く関わっていくため、「阿知賀編」のレギュラーキャラもゲストとして第1話から登場している。

咲日和
『ヤングガンガン』2011年13号より掲載されている木吉紗によるパロディ4コマ漫画。麻雀に関連する描写は比較的少なく、登場人物たちの日常におけるやりとりが中心になっている。小林によると「咲日和であったことは本編でもあったことにしている」との説明がある。

当初は本編休載時の読み切りだったが、15号からの3号連続掲載を経て18号より正式に連載開始となった。増刊の『月刊ビッグガンガン』でも2011年Vol.1より『ヤングガンガン』と並行連載を開始、『ヤングガンガン』での連載は2012年17号で終了し以降は『ビッグガンガン』のみでの連載に移行している。

『ビッグガンガン』誌上や『咲-Saki-』本編13巻の帯にて、本編14巻の初回限定特装版(2015年7月発売予定)としてOVA化されることが発表された。

オープニングテーマ
「New SPARKS!」
第1話ではエンディングテーマとして使用。

エンディングテーマ
「TRUE GATE」(第2局、第7局、第9局、第11局)
「この手が奇跡を選んでる 宮守女子高校 ver.」(第3局、第8局)
「この手が奇跡を選んでる 永水女子高校 ver.」(第4局、第6局、第10局)
「この手が奇跡を選んでる 姫松高校 ver.」(第5局、第12局)
「Glossy:MMM」(第13局)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 41

78.1 5 関西弁で漫画原作なアニメランキング5位
弱虫ペダル(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1234)
6621人が棚に入れました
原作:渡辺航(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載) 監督:鍋島修 シリーズ構成:吉田玲子、キャラクターデザイン:吉田隆彦、メカニックデザイン:水村良男、メインアニメーター:堀内博之、美術設定:青木智由紀、美術監督:吉原俊一郎、色彩設計:中尾総子、CG監督:真田竹志、撮影監督:葛山剛士、編集:坂本久美子、音楽:沢田完、音響監督:高寺たけし 山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保 祥太郎、伊藤健太郎、岸尾だいすけ、松岡禎丞、諏訪部順一、諏訪彩花、潘めぐみ

声優・キャラクター
山下大輝、鳥海浩輔、福島潤、安元洋貴、森久保祥太郎、伊藤健太郎、岸尾だいすけ、松岡禎丞、諏訪部順一、諏訪彩花、潘めぐみ、前野智昭、代永翼、柿原徹也、日野聡、吉野裕行、阿部敦、遊佐浩二、野島裕史
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何より異質なキャラクター達が魅力の、熱いロードレースを描いた作品

2013年10月より放送。
全38話(3クール)

第2期は、2014年10月より放送予定。


【前置き】

原作は週刊少年チャンピオンで30巻以上刊行され、今尚大人気連載中のロードレースを題材にした漫画。
読む機会はありませんでしたが、本屋でズラリと並べられている光景は何度も目にしていました。

その中でも特に印象深かったのが、一際異彩を放ったキャラクターの表紙(第16巻)でした。

アニメ化されると聞いた私は、その表紙のキャラクターがどんな奴なのか見たい一心で視聴を開始しました。
予備知識も全くと言っていいほど無いのに、何故こうも惹かれたのかは分かりません。

今思えば、私は彼『御堂筋君』と、心のどこかで繋がっていたのかもしれません(笑)


まぁそれは追々語るとして、とにかく去年10月から終了までの9ヶ月間。
毎週思いっきり楽しんで試聴出来る作品に出会え、私は幸せでした。



【あらすじ】

主人公の「小野田 坂道(おのだ さかみち)」は、アニメやゲームが大好きな高校1年生。

「アキバにタダで行けるから!」

という理由で、小学4年生の頃から片道45キロ以上離れた距離を自転車で通い続け、本人の自覚がないまま相当な自転車のポテンシャルを身につけていた小野田君は、

同級生の今泉や鳴子(なるこ)らにその力を見出され、自転車競技部に入部し、インターハイを目指す。



【論じてみる】
{netabare}
まず、タイトルの「弱虫ペダル」で誤解される方がいらっしゃるかもしれませんが、小野田君はオタクで腰が低い謙虚な少年ではありますが、決して弱虫ではありません。
むしろ、そのペダルのケイデンス(回転力)は、周囲を圧倒するレベルですし、漕いでいる時の顔も弱々しいどころかよく笑っています。

調べると、軽いギアで回転数をあげてクルクル回す乗り方を、作者が「弱虫ペダル」と名付けていたことがタイトルの由来なのだとか。
なるほど…なるほど?

ただ、ひ弱そうな少年が実は一種目においてとんでもない才能を持っていた、という内容から見れば、実に王道なスポーツ少年漫画らしい作品でしたね。


私はロードレースに関しては詳しくないのですが、内容を追うにつれて、この競技は実に物語を描くのに適している題材に感じました。
(勿論、多少は少年漫画的な過剰な演出もあるようですが。)

傾斜や平坦など、それぞれの地形に適した選手がおり、チーム戦に置いては皆が得意分野で、そのチーム全体を風除けの為に引っ張ってゴールを目指す。
ゴールを目指すエースがいれば、そのエースを温存した状態で発射させる為に、ギリギリまで風除けをして引っ張るアシスト役もいる。
こう聞くだけで、もう色々な熱いドラマが見えてきてワクワクさせてくれました。

そして、そのドラマ以上に想像を越えた、個性的な選手達も魅力。
それぞれのキャラクターが、見せ場毎に丁寧に描かれているので、愛着を抱きやすい点も良かったですね。
(ただ、レース中に毎度回想を挟まれるので、何より続きが気になる側からすればクドく感じる節もありましたけど。)


物語的には、

1クール目(小野田君が自転車競技に目覚める)

2クール目(合宿編とライバル高校の紹介、インターハイ開幕)

3クール目(インターハイ1日目~2日目終盤まで)

となり、ここだけ見れば1~2クール目は少し物足りないようにも感じるのですが、どの回でもキャラクター同士の熱いレース展開があり、また毎話ヒキが非常に上手いので、毎週続きが気になる構成力は見事でした。
原作のシナリオも勿論ですが、それを上手く味付けした「吉田玲子さん」(カレイドスター、けいおん!、のんのんびより等を担当)の、シリーズ構成が光ったように思います。

特にメインキャラ「御堂筋君」の初登場に関しては、原作ではインターハイでいきなり登場という意味で衝撃度は上ですが、アニメで後のメインキャラを半分以上全く登場させないのは流石に引っ張り過ぎ感もあったと思うので、合間に登場を挟んで良かったと思いました。


と…中盤も決して悪くはないのですが…、本作の見所と言えば、やはり後半のインターハイ戦。
アニメでは、豊富な原作を湯水のように(1巻分を2~3話で描き切るスピード)出し惜しみなくドンドン描いてくれるので、毎話見応え抜群でした。

ただ、一つクレームを言うなら…最終話のあのヒキですね……。
3ヶ月後に2期があるとはいえ、3日あるインターハイの2日目、最後のゴールを争うシーンに突入して終了とは…。
胸焼けするほど続きが気になるシーンで区切るのは、最早暴力です。

毎週楽しめたからこそのクレームですが、出来れば話数を追加してでも2日目を描き切って、3日目の最終戦を3ヶ月待ちたかったですね。



さて、肝心の3クールに渡っての作画は、中盤でキャラや自転車に多少違和感を感じる節もありましたが、レースに至っては総じて非常に満足のいくもので、魅せるところはしっかり描き切ってくれたように感じます。
作画班の方々、9ヶ月間本当にお疲れ様でした。
鞭を打つような台詞ですが、2期は更なる出来に期待します。

それを彩る音楽に関しても物語に合った非常に熱い曲調のものが多く、主題歌も3クール分で計6曲ありますが、

1クール目のオープニング「リクライム」(ROOKiEZ is PUNK'D)
2クール目のオープニング「弱虫な炎」(DIRTY OLD MEN)

は、中でも疾走感が特に強い格好良い曲で、私は何度も聴きこんでしまいました。
(私事ですが、日課のランニングの際は、いつもこの曲を聴いて走っていました。)

ですが、3クール目の声優さん総出のオープニングとエンディングは、個人的にはちょっといただけませんでしたね。

決して下手くそなワケではないのですが、土俵のアーティストと比べると、どうも声に訴えるものがないというか…。。。
CMを見る限り、キャラクターソングは既に沢山発売されているようでしたので、本編のメイン主題歌にまでキャラソン持ってこなくても…、と少々ゲンナリしちゃいました。

ゲンナリと言えば、本作は女性人気も高いようで、テニスの王子様を彷彿させる
「前売りチケット即日完売!! 舞台 弱虫ペダル」
という謳い文句のCMがキャラソンと交互に毎回流れていましたが、2次キャラをいきなり3次で見させられて、私のような男性ファンは…ちょ~っとゲンナリしてしまいました。
制作費を賄う上でも必要不可欠なCMなのでしょうから、これは私の勝手な我儘ですけど。


…しかし、その(どーでもいい?)不満点がありつつも、私が本作を最後の最後までCMを飛ばさなかった要因が一つ。

それは、次回予告を兼ねたショートムービーや提供広告のシーン、「また見てね」の一枚絵が毎回面白く、それを今か今かと待っていたかったからなのでした。

中でも提供のバックで映る本編回想シーンは、回を追う毎にスタッフの(良い意味での)悪ふざけが横行していき、これが中々クオリティが高くお気に入りでした。

とある回では、インターハイ制覇を目指す部員一同の熱い円陣のシーンが、マネージャーの乳を想像しての熱い円陣に変えられていたり…。
またある回では、部員一同が去年のインターハイ戦のビデオを見ていたシーンが、メガネ委員長♀のビデオに変えられていたり…。
またまたある回では、王者箱根学園の2人が胸ぐらをつかみ合うシーンが、頬を赤らめた┌(┌^o^)┐ホモォ...なシーンに変えられていたり…。。。

「また見てね」の一枚にしても、水着のヒロイン達の絵がドンドン色を変えて最終的に半分透けた水着になったり、ヒロインの背後に各話毎に少しずつ忍び寄る小野田君が現れ、最後は紫色のオーラをまといメガネが怪しく光るなど…。。。

「のんのんびより」でもありましたし、ここ数年でよく見かけるようになった、こういう提供等での遊び演出ですが、本作は中でもブラックジョークが非常に多く、毎週楽しませて頂きました。

……と、余談も挟みましたが。
{/netabare}

本作の魅力は、なんといっても個性的な各校のロードレースプレイヤーの面々です。

主人公の小野田君が所属する、癖の強い面々が多い総北高校。
全員がエースと豪語する王者、箱根学園。
そして、圧倒的強者を得て、部を支配されつつも王者を陥落せんと動き出した京都伏見高校。

ここからは、各校で私が個人的に印象に残ったキャラクター達を、存分に語っていこうと思います。


【キモッ!! キモっ!! キモッ!! な最強のヒール、御堂筋 彰(みどうすじ あきら)君】(※呼び捨て厳禁!!!)
{netabare}
京都伏見高校、自転車部に所属。
私に本作を見るきっかけを与えてくれ、その期待に応えて作中ダントツで好きになったキャラクターこそ、この御堂筋君でした。

この御堂筋君は、1年生ながらその圧倒的な実力(と風貌)で絶対的エースに成り上がることでを部を支配し、上級生を含めた部員達に


『オマエらは僕に尽くせ、貸しづけ、手足のように動けっ!!

 オマエらのやることは僕の命令に従うことや!!

 せやけど、それさえやっとったら、僕が完全優勝を…やる!!!』


と豪語するような、人格破綻者…と言うよりこの上なく唯我独尊なキャラクターです。
はい…こういうキャラは大好物なのです、見た目通りのキャラで嬉しかったですね。

口癖は、タイトル通りの「キモッ!」です。
いや、アンタの方がよっぽどキm(ry
(ちなみに、上級生といえど彼を呼び捨てにすると頬をグニュとされて注意されますので、本レビューに置いても君付けを絶対遵守して記述しております。)


主人公達や王者である箱根学園がチームプレイを見せる傍らで、御堂筋君は部員達をザク(量産型)と呼んで駒のように使い、いらなくなれば切り捨て、ただただ勝利を貪る。
紳士のスポーツと称されるロードレースにおいて、基本的に実直な姿勢を見せているキャラクターが多い中、この御堂筋君のキャラクター性は客観的に見ても、やはり群を抜いてたように思います。

中でも、彼の勝利への姿勢が垣間見える

「ボクは母親死んだくらいでペダル緩めたりせんよ、あまいずみく~ん♪」

は、個人的にとても印象的な台詞でした。
うぅ~ん、流石…御堂筋君らしい。
このレースを引っ掻き回す御堂筋君がいたからこそ、本作はこれほどの人気作たり得たのだと、私は思っています。


風貌的には、1年生ながら長身で手足も細く、蛇のように伸びる舌、そして真っ黒く斜視を思わせる巨大な目が印象的。
(私は一目見た時から、もう強烈に印象に残りました。)
その自転車も、異様な前傾姿勢のペダリングに対応した仕様で、異彩を放っていましたしね。

しかし何より印象的だったのは、、声を務めた「遊佐浩二さん」の快演(怪演?)ではないでしょうか。
他者を愚弄し嘲弄したり、およそ非人道的な言動の数々を、とても活き活きと演じられていたように思います。
(↑誤解を招く言い方かなww)

肝心の関西弁も全く違和感が無いどころか完璧に近いように感じましたが、調べると、なんとご出身が「京都府京都市伏見区」だそうですね。
これは……、偶然なのでしょうか?
まさに、声を演じられるなら「遊佐浩二さん」という念頭で、作られたキャラクターにようにすら感じました。

声が決まった際は異例のCM発表があり、その存在が特別視されているのが伺え期待も膨らんでおりましたが、予想以上に私の心を良い意味で煮えたぎらせてくれました。

後、このCMや作中でもそうなのですが、彼の登場シーンで流れる、無数のハエがたかっているようなサウンドが、また彼の異様な存在感を際立たせていたように思えますね。
動きも、軟体動物かのようにヌルヌル動き、ヌメヌメッと効果音まで出しますし。
(もう一人だけ、人外キャラがいるイメージですww)

その異様な動きの作画も気合いが入っておりましたし、提供遊びでもよく登場した点から見ても、スタッフ一同からも愛されているキャラクターのように、私は感じました。



さて、御堂筋君が入部するまでは、仲睦まじくも総合9位止まりだった京都伏見高校は、彼の絶対的支配の元で、実際にインターハイで王者箱学すら圧倒する場面を見せていきます。
なにしろ彼は、傾斜でも平坦でも、その場面のエースと互角以上に渡り歩……走るのですから。

そこでは、相手の情報を調べ尽くし精神をエグる言葉を吐きかけるという、彼の風貌らしい手法も見えます。
しかし何より厄介なのは、彼がレース全体を見通した上で、相手を潰すタイミングを見計らい攻撃を仕掛けてくるという、緻密な計算に基づいて行動している点ではないでしょうか。

ヒール的な立場にいながら、そこらの噛ませ犬とは全く違う『圧倒的な実力と頭脳プレイ』、それが御堂筋君の一番の魅力だと、私は思います。


私が彼のレースで一番シビレたシーンは、箱学のエーススプリンターとの1stリザルトを争う激闘の最後の最後で、自転車を前に押し出しゴール線に車体に挿すことで、1位を獲得したところですね。
調べたら、実際にこういう手法もロードレースではあるようですが、なんとも彼らしいトリックプレイでした。

そこから、負けたスプリンターを含めたチーム全員を嘲笑うシーンも、「御堂筋君ここにあり!!」と思わせる名シーンでした。

『トドメは、相手が死んだとおもた後に刺すもんや!』

なんという念の入れよう、どういった星の下で育ったらこんな性格になるのでしょうね。
本当に頭が下がります、ありがとうございました。



1期はまだインターハイ途中までしか描かれていない為、彼が開会式で、去年優勝者の箱学の壇上に不躾に上がって言い放った、

「箱学、ぶっ潰しまーーすっ!

 みんな憶えてといてや~、京都伏見1年生、御堂筋彰君!

 このインターハイを踏み台にして、世界に羽ばたく男で~~す!!」

の結果を見ることは出来ませんでしたが、私は彼のそんなビッグマウスを、応援せずにはいられません。
2期でも、思いっきり

「ぴぎゃあああぁあああぁあああぁぁぁぁあああああああああああああああっっっ!!!!!!!!」

とか言いながら、あの異常なハイケイデンスを見せてほしいものです。

いやぁ、こんなにハマったキャラは久しぶりでした。
まだまだ語り足りませんが、流石に長過ぎるので、ここらで終わります。

はぁ…、彼のザクになりたい。
{/netabare}



【本気で気持ち悪い 王者箱根学園のスプリンター、泉田 塔一郎】
{netabare}
絶対王者である箱根学園で、2年にしてレギュラーを勝ち取った、この泉田君。
彼もまた、強烈なキャラクター性で視聴者を釘付け…というより、困惑させたのではないでしょうか。

彼は、長期的スパンで肉体改造をし、類稀なる洗練された筋肉を手に入れ、

『全身スプリントマシーン』

と呼ばれる男なのですが……。

その本性は、その強靭な大胸筋に「アンディ(右)」「フランク(左)」という名前をつけ対話したり、更には腹筋の意を表す「アブ」という口癖を連呼してレースを繰り広げてしまう、とてつもなく危ないヤツなのでした。


スプリントの最中にも関わらず、胸のジッパーを開けて大胸筋を誇示しニヒルに笑ったり…。
それでなくても、丸刈り頭からの異様に綺麗な瞳とまつ毛という顔も…。

総じて、前述の御堂筋君とはまた違った次元の、

「冗談とか抜きで、本気で気持ち悪い!!」

という印象を、多くの視聴者は持ったのではないでしょうか。
その洗練された筋肉や綺麗な瞳と共に光が煌めく演出も、最早悪ふざけとしか思えません(ちょっとだけ褒め言葉)。


加えて、同チームである箱根学園の面々が、誰一人それに対し突っ込まない(むしろ、受け入れている節すらある)ので、誰も視聴者側の目線に立ってはくれません。
よって、彼に対し「気持ち悪い!!」とブツけることも出来ず、余計に視聴者が彼に対し嫌悪感を持っていったように、私は見ていて感じました。

個性派が好きな私としては、この泉田君もその例に漏れず好きにはなりましたが…。。。
大きな声で好きとは言い辛い…というか、好きですが何度も見たいとは思わないキャラクターでした。

ただ、強烈に印象に残ったという点に置いて、本作での彼の存在価値は、やはり大きいのではないでしょうか。
(彼と御堂筋君との会話は、個人的には作中随一の名シーンだと思っています。)


声を演じられた阿部敦さんは、とあるシリーズでの上条当麻役としても有名ですが、この泉田君のようなキャラも見事な好演でした。
ただ視聴者としては、早くこの泉田君の

「その、ふざけた幻想をぶち壊す!」

ことに専念して欲しい気も、少~しありました。
{/netabare}



【気持ち悪くなんてないよ 総北高校の個性派クライマー、巻島さん】
{netabare}
小野田君が所属する、総北高校3年のエースクライマー、巻島さん。
2014年の原作での人気投票で第1位を獲得したキャラクターでもあるのですが、やはりそれだけの魅力に満ちていたように思います。
総北メンバーでは、私も一番好なキャラクターでした。


この巻島さんは、長い手足を生かした極端に車体を左右に傾ける、独特の走法を身につけています。
入部当初は先輩達にフォームを矯正されましたが、それでも

「自己流で一番速かったら、ソレ最高に…カッコイイっしょ!!」

と、自分の走法を信じ隠れて練習し、今では王者箱学のエースクライマーとも互角に渡り合える実力を身に付けたのです。

同じクライマーである小野田君が、憧れを抱くのも頷けますね。
巻島さん自身も、不器用な性格ながら小野田くんを認めている描写が、また心をくすぐりますし。

しかし、その異様な走法が、作中では(本人曰く)キモイ・コワイと言われているらしいのです……。
いやいやいや、前述の2人の方が、もぅよっっっっぽどですからね。



巻島さん最大の見せ場である、インターハイ1日目の山頂決戦。
王者との、互いを認め合ったクライマー同士のライバル決戦は、清々しいハイタッチから始まり、その内容も作中で一番王道的な熱いレース展開でした。

普段は冷静沈着で、ぶっきら棒な巻島さんが

「息も上がって…足もガチガチになってんのに、身体の奥が熱くなって止まんねぇっしょっ!!!!」

なんて、また言うもんですからね。

独特の走法でグワングワン揺れる巻島さんの作画も含めて、作中屈指の見応えある勝負だったのではないでしょうか。
何より見ていて、なんとも気持ちが良い戦いでしたしね。


あぁ…、でも一つだけ疑問があるとすれば……。

あのグワングワン揺れる走法……、風除けになるの?
{/netabare}



【総評】

私はこの9ヶ月間、あまり中だるみすることも無く、毎週思いっきり楽しんで視聴出来ました。
3クールを跨いでランキングしても、本作は自分の中ではトップクラスでしたね。

ただ、いつも良いヒキで終わるので、毎度毎度続きが気になって精神衛生上は、あまりよくありませんでした。
なので、これから本作を視聴しようかなぁと思われる方は、一挙放送等で全話を待たずに見れるのかと想像すると、私は羨ましくてなりません。

余談ですが、私は本作が終わったら即原作を大人買いして一気見しようと計画しておりましたが、すぐ秋に2期が放送されると聞き、まず100%アニメで楽しみたいと思い我慢することにしました。
1期の終わり方がアレなのでとても辛いのですが…。。。
2期でインターハイを全て描いてくれるのなら……、楽しみに待ちましょう。

秋の放送までに、未視聴の方も、もしご興味があればどうぞ。
私的には、王道スポーツアニメとして自信を持ってオススメ出来る1作です。

次回も、

小野田君の、「恋のヒメヒメぺったんこ」(アニソン)を歌いながらのハイケイデンスや、

レースをかき乱す最強のヒール御堂筋君が世界に羽ばたいていく様に、大いに期待しましょう。

はぁ…、3ヶ月…我慢出来るだろうか…。

それでは、長々と読んでいただきありがとうございました。



◆一番好きなキャラクター◆
『御堂筋 彰』声 - 遊佐浩二さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『御堂筋 彰』声 - 遊佐浩二さん

投稿 : 2024/05/04
♥ : 40
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

弱虫(?)ペダル

アニメオタクの主人公が自転車競技部に入る話。
原作より作画は綺麗。たまに顎が尖がってるのが気になるぐらい。

某動画では妖怪扱いされている主人公・小野田坂道。
初心者でありながら化物染みたスタミナとケイデンスでインターハイまで出場する。
笑いながら追いかける主人公が怖い。

2年の先輩コンビと東堂、真波くんが好き。
もっと先輩コンビの登場増やして…。

OP、EDにはいるけども女の子の出番が凄く少ない。

途中から回想が多い。
インターハイ編はコースが長過ぎに感じる。面白いけども引っ張りすぎ。

Cパートが凄く面白い。
アニオリのだんだんオタクになってく今泉君好き。

主人公達が口ずさむ「恋のヒメヒメぺったんこ」は耳に残る曲。
自転車乗りながら歌う勇気は出ません!


22話までしか観てなかったけど、ニコ動で2期も合わせて一挙放送すると聞いて全話視聴。
23話から初見。

OP
01話~12話 リクライム(ROOKiEZ is PUNK'D)
13話~25話 弱虫な炎(DIRTY OLD MEN)
26話~38話 Be As One(チーム総北)

ED
01話~12話 風を呼べ(アンダーグラフ)
13話~25話 I'm Ready(AUTRIBE feat.DIRTY OLD MEN)
26話~38話 Glory Road(チーム箱根学園)

劇中歌
1話~3話,5話,11話,26話「恋のヒメヒメぺったんこ」

各話感想↓
1話 アキバにタダで行けるから
{netabare}運動部は乱暴。
頑丈な小野田。
謎シンクロ。優しい今泉くん。
45kmの距離がある秋葉原。
並走する今泉くん。
ストーカーみたいな寒咲さん。
Cパートで恋のヒメヒメぺったんこを口ずさむオタ泉くん。{/netabare}

2話 部員をふやすため
{netabare}ママチャリ20kgって重い。
逃げられない勝負。
勝負に観客は付き物。でもこの観客の女子うっとうしい。
秋葉原まで毎週通う小野田。
サドルを上げる寒咲さん。膝を伸ばしてペダルに足がつくぐらいがちょうどいい!勉強になります。
サドルでロスする力は60%。
レースはまだ終わってない!
似た者同士の今泉と小野田。{/netabare}

3話 僕は友達いないから
{netabare}ペダリング!ペダルをまわす事だよ。
立ちこぎできない小野田。
ペダルを回すケイデンス。
笑いながら近づいてくる恐怖。
細工してある自転車。フロントギアを小さくするとスピードが出ない。
追いついた小野田。
必死な今泉。振り子ダンシング!
今泉運悪い。
まぁいいかの言葉で過ごす小野田。勧誘されて嬉しそう。
鳴子登場!
小野田がアニメの布教を始めた。{/netabare}

4話 鳴子章吉
{netabare}ついてきた鳴子。
ママチャリに煙草が…。車を追い掛ける二人。
いつの間にかついてるもう1枚のギア。無断改造。風が弱点。{/netabare}

5話 総北高校自転車競技部
{netabare}購買凄い混みよう。鳴子一人分凄い量。縁起は大事や!
小野田くん運動苦手。
自転車競技部のみんなが走っている。
パンクした小野田。丁度いいところに寒咲さんのお兄さん!
1年対抗welcomeレース!60キロのコース!
全員エースの箱学!
ラブ☆ヒメ。オタ泉くんちゃんと観てる。{/netabare}

6話 ウエルカムレース
{netabare}レース開始!最初の区間は追い越し禁止。
回収車にビビる小野田。
ギアの枚数で劣る。
鳴子の似てないモノマネ。
チェーンが…。落車痛そう。
5分ぎりぎりで再スタート!{/netabare}

7話 追いつきたい!
{netabare}ロードレーサーにいきなり乗れる小野田!ボトル忘れてる。
ケイデンス30上げます!
無口先輩かわいい。
山が苦手な鳴子。
監督!転んだ。ハイテンション怖い。{/netabare}

8話 スプリントクライム!!
{netabare}笑って泣いてる。どっちだよ。追いついた!
監督回収されてた。
障害物にぶつかる小野田。
ドリームっしょ!{/netabare}

9話 全力VS全力
{netabare}鳴子直伝ダンシング!決まる!残り250!接触!
巻ちゃん、やっと素直に。
必勝ソング!ひーめ、ひめ~♪
主将もびっくりの山岳ステージは小野田勝利!ドリームっしょ!ミラクルっしょ!
田所先輩の無茶ぶり。
山岳賞のジャージ!ださい。
鳴子 vs 今泉の対決!
田所っち最近クマ化が進んでるっしょ。ダイエットが必要っしょ。いやいやないっしょ。{/netabare}

10話 ピークスパイダー
{netabare}いろいろなところが筋肉痛の小野田くん。
ポスターの裏の穴…。
個人練習。追い抜いて先に裏門に!3年は速い!
無期限レンタルのロードレーサー。
会話が続かない…。待ってくれる巻ちゃん。
壁を壊した秘話。
金城若い。
箱学!
東堂どんだけかけてるんだ。{/netabare}

11話 肉弾列車!!
{netabare}勝つまでやる気な鳴子。10周走って8敗!
10時からインターハイの予選!
先輩をおっさん呼ばわりする鳴子。肉弾列車!
ひたすらシンクロする鳴子と今泉。
偵察が来ていた。
御堂筋くんだ!キモッ!
真波くん!
ラブ☆ヒメ2回目。もう普通に観てるオタ泉くん。{/netabare}

12話 合宿初日!
{netabare}伊豆に合宿!サイクルスポーツセンター!
車酔い小野田くん。置いていかれる小野田くん。
真波くんと出会う小野田。ポカリでいいかい?話を聞かない真波くん。
2年コンビ好き。
4日で1000km!!!
坂が楽しくない小野田。巻ちゃん優しい。
小野田165km…。いいのか…?{/netabare}

13話 今泉と鳴子の1000km
{netabare}田所特性バーガー。量が多い。
鳴子優しい。
夜のが走りやすい。
そして風呂シーン。鳴子が死にそう。あれ小野田は!?
御堂筋やっぱきもい。
ナルシストな東堂。それでも好き。
遅れて来た真波。{/netabare}

14話 朝霧の再会
{netabare}ドジな小野田。あと610km!
真波と再開。堂々とした偵察。不法侵入。
仲良い今泉と鳴子。
すれ違いの会話。{/netabare}

15話 策略
{netabare}あ、小野田君やー。
インターハイを目指す小野田。
学年順から周回順に!
2年コンビの出番今回多い。無口先輩喋らない。
監督がまるで置物。
あと3周後にティータイム。{/netabare}

16話 一点突破
{netabare}絶望を突き付ける!
2年コンビの過去。無口先輩やっと喋った!!
この回観ると1年より2年応援したくなる。
夜間、追い抜き禁止。
パーマ先輩めっちゃ策士や!
成長していた小野田。
またお風呂。そしてオタ泉くん。{/netabare}

17話 最後尾の小野田
{netabare}足が限界なパーマ先輩。2年コンビほんと好き。
意見が合うの珍しい…?いつも意見合ってる気が…。
4人の勝負態勢。そして小野田の下ハンドル!
5人並ぶ。そして次回へ。{/netabare}

18話 全力の勝負
{netabare}2年コンビはもう足が限界…。肉離れ。涙腺崩壊しました。
4日目は雨。最悪な状況。
金城と田所1000km走破!
雨で滑る小野田。残り160km。
ペダルが壊れた小野田。抱え込む小野田。
パーマ先輩!めっちゃいい先輩。
今泉、鳴子1000km達成。
雨が止んだ!あと1周!{/netabare}

19話 新たなるスタート
{netabare}ロードレーサーで登校。そして歌い出す。
久々の女子。振替補修!
最後の授業は監督。英語の先生だった。あのおっさん名前あったんか!
インターハイのチームジャージ!!!意外性の小野田。
迷う小野田。のしかかる不安。
金城のテクニック凄い。
円陣シーン面白い。
箱根がインターハイの舞台!!
青八木先輩の言葉が分かる手嶋先輩。エスパーや!!{/netabare}

20話 真波山岳
{netabare}真波が言ってた委員長出た。
真波と委員長の過去。委員長の性格キライだから正直この二人はくっついて欲しくない…。
翼が生えた。

豪邸・巻島先輩。
アナログ派田所。箱根駅伝。過酷な道。120人走る道。
金城が巻き込まれて落車…。{/netabare}

21話 石道の蛇
{netabare}去年のインハイ!
福富のメンタルが弱いせいで…落車。これがなければ金城は…。
福富が尋ねてきた。珍しく可愛い東堂。{/netabare}

22話 インターハイ開幕
{netabare}さり気なく混ざる遅刻の真波。
御堂筋がインタビューに。弱泉くん!
ニヤケ笑いがきもい。動きがきもいよぉ。SEが人じゃない気がする。
緊張小野田。他校生優しい。
ファミレスで宿題。{/netabare}

23話 トップスプリンター!!
{netabare}理解されない自転車競技。
緊張しすぎな小野田。
パレードラン!
なんだかんだで仲よし3人。
スタートだ!スプリンターが皆飛び出した!仲悪い鳴子と田所先輩。
そして箱学のスプリンター。なぜ脱ぐ。
デブから筋肉に。
マジシャン金城。{/netabare}

24話 震える泉田
{netabare}単なるまつげやないで!!
福ちゃん下がってきた。
あと1km!強風地点。
過去の泉田。
言葉足らずな福ちゃん。
無口先輩久々に喋ったー。
ロケットマン鳴子やー!!!
肺がでかい田所。肺活量の化物だった。
鳴子が無理してコーヒーを…。{/netabare}

25話 負け
{netabare}ブロックすれば勝てそうな気がする。
田所先輩の過去。
鳴子の過去。ショタ鳴子可愛い。
5年もかかった勝利。
IHではよく喋る無口先輩。
風でコーンが…。
気持ちで勝った!田所先輩が1番!
無口先輩LINEでも無口…エスパー過ぎる。{/netabare}

26話 空が見える
{netabare}新OP!チーム総北のOP!
王者が道を開けた!
鳴子はボトル捨てたから給水できない…。先輩優しい。
喧嘩コンビ。
御堂筋虫食った!?
てっぺん狙うクライマー達!
東堂…知らない人だ!三下だなー。って失礼だな。でもカッコいい。
集団落車。絶望顔こわっ…。チェーンが…。おちつけ小野田。最後尾の小野田。
EDはチーム箱根!
久々のラブヒメ(映画)。メガネ率凄い。そして今泉も手に汗握って観ていた!{/netabare}

27話 山神東堂
{netabare}みんな疲れてる。
モブが何か名乗ってる。
森の忍者、東堂。7勝7敗!
勝負できなくて悔しい巻ちゃん。
いきなりの回想。
前後パンクの巻ちゃん。
勝負できる最後のレース…。
煽られても態勢戻す巻ちゃん。
まだ止まってた小野田。100人抜け!小野田。
伝染した…アブッ!。{/netabare}

28話 100人の関所
{netabare}残り99人!
杉元相変わらずうざい。
集中するほど恋のヒメヒメぺったんこ。
集団の壁!どうする小野田。溝の縁を走る小野田。危ない。
京都のチーム…御堂筋くんとご対面。
プレッシャー半端ない。
並走する御堂筋と小野田。
追いついた!大した初心者だぜ!
クライマーが入って嬉しそうな巻ちゃん。
モノマネ!{/netabare}

29話 山頂
{netabare}辛そうな山神・東堂。ほんとにいたファン。
巻ちゃんかと思ったらモブだった。
東堂 vs 巻ちゃん。嬉しそうな東堂。
館林は眼中になかった。
あと1km!
勝つのはどっちだ…!?{/netabare}

30話 荒北と今泉
{netabare}あと5分で勝負が決まる!
ガラの悪い荒北。
何度目かのいきなりの回想。
ヤンキー荒北。問題児。福富と出会う荒北。
借りた(無断)自転車で走り出す。
金城と福富が飛び出した!!!御堂筋も飛び出した。
猫凄く可愛い。でぶすぎるよ…。{/netabare}

31話 強者3人
{netabare}御堂筋が凄い加速してる。
残り150kmでエースに迫った。金城と福富、加速!!喋る余裕がある二人。
1位は誰だ!?
残り50!30!20!10!3チーム同着。強者の証!
マイクパフォーマンス。
真波は自転車に乗らないとダメなのか。
田所っち…体壊した!?{/netabare}

32話 希望の夜
{netabare}大丈夫かな。田所先輩。
小野田母も旅行に来ていた。よく喋る人だ。
みんな撮影。小野田…誰だ?
3分45秒後にスタートする小野田。
小野田の大役!3人を引っ張る役目。
2日目START!!!!
あれ…?田所先輩は。
委員長登場。差し入れ渡すつもりだった。
スタートできなかった田所先輩。{/netabare}

33話 ヒメなのだ
{netabare}無理して走る田所先輩。いつもの20%しか…。
苦しそうな田所先輩。手嶋と青八木が登って来た。
頂上まで3km…。何キロ押すんですか。反則でした。
他の選手も出発していた。一瞬で集団の後ろに…。待ってた小野田。
布教活動中。田所先輩も歌う。復唱。盛大に面白い。腹筋崩壊。
田所先輩こっそり知ってるじゃないですか。
上がって来たのは京都伏見だった。
無口先輩怖い。手嶋先輩流石。{/netabare}

34話 新開隼人
{netabare}新開 vs 御堂筋
御堂筋ってほんとに人間?
御堂筋抜いた!新開!
また回想。うさぎを轢き殺した…。{/netabare}

35話 勝利する男
{netabare}いつの間にか総北4人揃ってた!
今泉凄く疲れてる…。
ゴリラ扱いされてる熊本。いい情報ありがとう。
エースの金城が引く!
弱虫ペダルの弱虫って今泉の事だったか…?
演技派、御堂筋。なんで知ってる。
左側が抜けない新開。
箱学みんな仲良し。
鬼が出た!キャラ崩壊。
ラブヒメのイベントに参加する小野田と今泉。ついに歌ったオタ泉。{/netabare}

36話 最強最速
{netabare}残り70!謎の動きの御堂筋。
3番手の総北。登りで追いつかないわけないっしょ!
やっと小野田。もう熊本まで追いついていた。登り!キター!!!!!
田所先輩、自分から歌う言い出した!何回歌ったんだ。
男泣きの田所。
チーム総北6人全員が揃った!
また小野田が引く。休憩しないのか。
箱学がばらけている。{/netabare}

37話 王者交代
{netabare}スプリンターを捨てて行く…非情。
黙ってる東堂イケメン。
軍隊になる前は楽しそうだったのに…。
箱学にはお荷物などいない!!
ラブ☆ヒメ2期製作決定!{/netabare}

38話 総北の魂
{netabare}夏にインターハイやるなよ!食べて回復するダメ4番。荒北と新開の絆いいな。
やっと真波の出番!!!箱学揃う!!
来るか総北!
鳴子が支える小野田。支える今泉!やっと今泉の調子が戻った。そして田所の復活!!
ここで終わり!?{/netabare}

2015/08/28ニコ生1~10話一挙放送視聴 ↓アンケート
とても良かった:95.0%/まぁまぁ良かった:3.4%/ふつうだった:0.7%/あまり良くなかった:0.2%/良くなかった:0.7%

2015/08/28ニコ生11~21話一挙放送視聴
とても良かった:93.8%/まぁまぁ良かった:3.4%/ふつうだった:0.9%/あまり良くなかった:0.4%/良くなかった:1.5%

2015/08/29ニコ生22~32話一挙放送視聴
とても良かった:94.8%/まぁまぁ良かった:3.5%/ふつうだった:0.5%/あまり良くなかった:0.3%/良くなかった:0.9%

2015/08/30ニコ生1期 33話~38話 2期 1~4話一挙放送視聴
とても良かった:94.4%/まぁまぁ良かった:3.6%/ふつうだった:0.8%/あまり良くなかった:0.2%/良くなかった:1.0%

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

回せッ!回せッ!死ぬ気でペダルを回せッ!!

1話の感想 ★★★ 3.0
坂道を登るオタク
{netabare}
絵やキャラは少年漫画らしい感じだね。
主人公は今のところかっこよくはないな。
これがどうせいちしていくのか。{/netabare}

2話の感想 ★★★☆ 3.5
坂道対決
{netabare}
サドル1番下とか、かっこ悪いな。
しかし、本当の位置があんな高いところなのか…
私もサドル上げてみようかな。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
まさかのデッドヒート
{netabare}
ママチャリであそこまでやるとは…
小野田は脱いだら凄いタイプのオタクなのか?
結局、自転車競技部に入るのかな?
それとも、アニ研にみんなが入ってくれるのかな?{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
見えない壁
{netabare}
浪速のスピードスターは伊達じゃないってことか。
しかし、車道を走ることに小野田は抵抗があるみたいだが、車道走るの普通じゃね?
これは自転車競技部に入る流れか。{/netabare}

5話の感想 ★★★☆ 3.5
自転車競技部
{netabare}
鳴子は同じ学校だったんだな。
…まぁ、OPで何となく分かってたけど。
新キャラも登場!
ああいうウザイ系のキャラって何やかんや最後まで残るんだよな〜{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
ウェルカムレース
{netabare}
ロードバイクとママチャリとでは、誰がどう考えても追いつけないないだろう。
でも、小野田もマイロードバイクGETか。
あれはどこからお金出てるんだろうか。
それとも、タダで貰えたんだろうか。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
トップとの差
{netabare}
あの監督、引き留めておいて早く行け、とは。
なかなか変なおじさんだ。
小野田は追いつけるのか。
監督のおかげで30〜60秒くらいは時間を作れたと思うが…{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
ついに見えた
{netabare}
今話、そうそうに追いつけてびっくり。
もっと粘るかと思った。
そんで、鳴子がリタイアか…
2人のデッドヒートだ!{/netabare}

9話の感想 ★★★★☆ 4.5
山岳賞はどちらの手に
{netabare}
必殺技で見事、打ち破ったな。
しかし、初めてでロードバイクを乗りこなし、立ち漕ぎも出来るようになるとは…
実は潜在的に運動神経いいだろ?
ゴールしないと山岳賞は貰えないらしいが、今回はその頑張りを讃えておまけしてくれたのかな?{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
先輩とのマンツーマン
{netabare}
巻島先輩、普通にコミュ障だった。
しかし、見た目に寄らず頑張り屋でいい先輩だな。
あんな人を見極められる大人になりたいよ。{/netabare}

11話の感想 ★★★☆ 3.5
インターハイ予選
{netabare}
先輩方から切り捨てられてると思いきや、他チームから情報を取られないようにするため、か。
あんなん言われたら否が応でも燃えるな!
Cパートでの今泉が面白かった。
友達が少ないからか律儀にアニメ見てるし、しかもちょっとハマりそうな雰囲気を醸し出してるやん。{/netabare}

12話の感想 ★★★★ 4.0
合宿スタート
{netabare}
巻島先輩!!
あんた、めちゃくちゃいい人だな!!
見た目だけだと気持ち悪い、もしくは変な敵キャラとでも思ってしまいそうだが、中身は他人思いの超いい人。
ただただ巻島先輩の事が好きになる1話だった。{/netabare}

13話の感想 ★★★★ 4.0
合宿2日目
{netabare}
今泉と鳴子はいいライバルになったな。
そこに、小野田がいないのが少し寂しいが。
山岳が次回、偵察に来るっぽいな。
どうなるのだろうか。
それにしても、山岳はラノベ主人公みたいだな。{/netabare}

14話の感想 ★★★☆ 3.5
真波くんと再開
{netabare}
真波くん、本当に主人公してるな。
坂を楽しいと思うあたりとか、幼馴染の委員長がいる当たりとか。
顔もかっこいいしね。
しかし、小野田は結構凄いんだな。
見た目じゃそう見えないけど。{/netabare}

15話の感想 ★★★☆ 3.5
先輩の策略
{netabare}
先輩、感じ悪!?
確か1000キロを走りきったら、インハイの権利が与えられるんだよな?
なぜ、蹴落とさなければならないんだ??
実は順位も気持ちだけでなく、リアルにも影響するのか??{/netabare}

16話の感想 ★★★★ 4.0
先輩を抜けるか
{netabare}
先輩も苦労したんだな。
しかし、こんな先輩が実際いたら嫌だな。
小野田は成長率がやばいな。
伸び代があるのは羨ましい限りだよ。
Cパートでは、ついに今泉がオタクの片鱗を出したな。{/netabare}

17話の感想 ★★★★☆ 4.5
インハイをかけて
{netabare}
この順位でインハイの切符が決まるんか!
私的には2年に行ってほしいな。
3年の先輩といける最後なんだから。
もしくは、全員で行ってほしい。{/netabare}

18話の感想 ★★★★★ 5.0
完走なるか
{netabare}
前半の先輩たちとの接戦には感動した。
凄く泣けた。
一緒に行きたいと思われる3年の人望もすごいよな。
肉離れとは運が無かったが来年こそは頑張って欲しい。
小野田もシューズとペダルを交換したおかげでギリギリ走破できた。{/netabare}

19話の感想 ★★★☆ 3.5
ユニフォームの重圧
{netabare}
2年を退け手に入れたユニフォーム。
そりゃ責任を感じるだろうな。
しかも、初心者だからな。
それにしても、主将はいい人だな。
スポーツマンって感じでかっこいい。{/netabare}

20話の感想 ★★★☆ 3.5
真波はインハイに出られるか!?
{netabare}
翼が生えるなんて…
流石、真波!
主人公だわ〜
しかし、インハイって変わってるんだな〜
目の前のことを全力で取り組むだけでは勝てないとは…{/netabare}

21話の感想 ★★★★ 4.0
去年のインハイ
{netabare}
箱根学園、セコいな〜
100%の悪意ではないけど、結果としてとんでもないことをしたな。
金城さんができた人じゃなかったら、ボコボコの重症になってもおかしくなかった。
今年こそは優勝して欲しいな。{/netabare}

22話の感想 ★★★★ 4.0
インハイ開幕
{netabare}
人生初試合がインハイとは、小野田は恵まれているな。
しかし、その分緊張や不安も倍だと思うが。
ついに、始まったな。
このインハイがこの作品の要だなからな。
さて、何話インハイにつぎ込むのか。{/netabare}

23話の感想 ★★★★ 4.0
スプリンター
{netabare}
直線距離を爆走か。
スプリンター、かっこいいなー。
花形なだけあるよ。
箱学のスプリンター、ムキムキでキモッ!!
しかも、掛け声アブだし。
アップを変形させたのかな?{/netabare}

24話の感想 ★★★☆ 3.5
泉田の筋肉
{netabare}
凄いストイックだな。
1つの試合のために全てを捨てる。
普通は無理だよな。
しかも、筋トレをし続けるなんて。
筋トレって本当にしんどいからなー。
それに対して、総北の必殺技そんなにかっこよくないな…{/netabare}

25話の感想 ★★★★ 4.0
残り1km
{netabare}
1kmを走るのに1話を使うか…
面白かったからいいけど。
しかし、まさか2人とも体格のせいで負けまくっていたのか。
それを乗り越え、強みに変えた。
さすがだな!{/netabare}

26話の感想 ★★★★ 4.0
この先、山
{netabare}
小野田ァァ!!!!
やってくれたな!!
せっかく託してくれたのに、それを落車とは…
巻き込まれたなら仕方がないが、これだと誰が仲間を引いていくんだ…
しかし、最下位!
小野田の得意分野だ。{/netabare}

27話の感想 ★★★★ 4.0
山神との勝負は…
{netabare}
山神さん、可哀想だな。
しかし、誰よりも悔しいのは巻ちゃんだよな。
よくあそこで踏みとどまれたな。
自分よりもチームを、その精神に敬意を払うよ。{/netabare}

28話の感想 ★★★★ 4.0
100人抜き
{netabare}
よくあの気色の悪い御堂筋くんを抜いたな。
走り方ふざけ過ぎやろ。
巻島さんからあんなにも期待されていたとは、小野田は気づかないだろうな。
小野田のおかげで巻島先輩がバトルできることを知らないだろうな。{/netabare}

29話の感想 ★★★★☆ 4.5
山頂を取るのは
{netabare}
熱い戦いだった。
巻島先輩もいい所まで行ったんだが、追い上げで体力の消耗が激しかったか。
しかし、山神との最高のバトルだった。
本当に小野田はよくやったよ。
もし、このバトルが出来なかったら2人とも後悔してただろうからな。{/netabare}

30話の感想 ★★★★ 4.0
荒巻 vs 今泉
{netabare}
荒巻、グレてたのを救われたんだな。
だから、尊敬してる、と。
やはり主将ってのはすごいな。
どの主将もこんなに凄いもんなのか?
高校時代、どの主将もこんなに立派やった記憶ないぞ?{/netabare}

31話の感想 ★★★★ 4.0
1日目の勝者
{netabare}
3者同着とかありえるか??
センサー部分がコンマ以下も合わないと行けないんだぞ。
でも、御堂筋に負けなくて良かった。
負けるならまだ箱学なら許せる。
田所さん、どうしちゃったんだ。
別に怪我とかはしてないとおもうけど…{/netabare}

32話の感想 ★★★★ 4.0
2日目にむけて
{netabare}
おいおい今泉まで不調とは笑えないぞ。
ただでさえ田所さんがピンチってときに、戦意喪失はないよ。
しかし、小野田、鳴子、金城さんの3人はやる気満々だな。
鳴子、本当に良い奴だよ。
2日目は田所さんが来てないぞ!
どーしたんだ!!{/netabare}

33話の感想 ★★★★★ 5.0
田所さんを切り捨てる?
{netabare}
今回は最高に面白かった。
急に歌い出すとか訳が分からんわ!
しかし、ヒメヒメってw
意外すぎるよ。
この作品って、ヒメをリスペクトしすぎでしょ。
しかし、歌に意識が行ったおかげで田所さんも徐々に走れるようになったな。{/netabare}

34話の感想 ★★★★ 4.0
箱根最速の男
{netabare}
アブよりも強い男がいたのか。
なんかナルシストっぽかったけど、見た目よりもなかなか優しくそして強い男だった。
このスプリント勝負の勝ちが決まったな。{/netabare}

35話の感想 ★★★★ 4.0
弱点を克服できるか
{netabare}
新開くんが好きになった1話だった。
しかし、鬼になった瞬間舌を伸ばすのはどうかと思う。
絵面的に。
御堂筋くんは策略が失敗したが諦めないね。
1番プライドが高そう。{/netabare}

36話の感想 ★★★★ 4.0
スプリント勝負、決着
{netabare}
御堂筋くんは何を背負ってるんだろうか。
意外と優しいもの背負ってそう。
小野田は見事役目を果たしたな。
1人で田所さんを運ぶのは体力を使っただろうに。
やはり主人公!!
やる時はやる男だ。
Cパートのアブがただただ痛いやつだった。
筋肉と会話して、ご褒美がアブって何?w{/netabare}

37話の感想 ★★★★ 4.0
箱根、分裂?
{netabare}
お荷物言っといて、箱根にお荷物はいないってどーゆことや。
激励のつもりなのか?
もしそうなら、どれだけ口下手なんだよ、福ちゃん。
京都伏見と箱根の1体1やな。
{/netabare}

38(最終)話の感想 ★★★★ 4.0
総北の巻き返し
{netabare}
総北って根性のチームだよね。
別に上手い選手が多いわけでなく、ただガッツだけでのし上がるチームだ。
そういうチームの方が燃える!
インハイの残りがすごく楽しみだ。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

76.0 6 関西弁で漫画原作なアニメランキング6位
よんでますよ、アザゼルさん。(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1277)
6840人が棚に入れました
芥辺探偵事務所で働く女子大生・佐隈りん子。彼女は雇い主である芥辺に素質を見出され、助手として依頼をこなしてい くうちに、悪魔探偵」という芥辺の裏の顔を知ることになる。ある日、「夫と浮気相手を別れさせて欲しい」という妻からの依頼を受け、芥辺がグリモアという魔術書を使い魔界から召 喚したのは、とんでもなく下品な悪魔・アザゼル。イケニエと引 き換えに、依頼に向かったアザゼルだったが、事態は思わぬ 方向に…!?役に立ちそうで立たない個性豊かな悪魔たちと佐隈の騒がしい日々は今日も続いて行く…。

声優・キャラクター
小野坂昌也、佐藤利奈、浪川大輔、神谷浩史、中井和哉、小林ゆう、白石涼子、玄田哲章
ネタバレ

スガル72 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

宗教上のアザゼルについての解説でも

【よんでますよ、アザゼルさん。】は15分アニメなのに、毎回とても内容が濃いです。
間のとり方がすごく上手いので、15分で内容が濃いのに詰め込み過ぎの感じがしません。
作画も遊びの部分に気合が入っていて、特にイチゴの魔法少女の劇中劇アニメ【ストロベリーマジック】の出来は格別です。
アニメの制作スタッフにも敬意を評しますが、声優さんにも敬意を表します。
皆照れもせず、最高の演技を見せてくれます。

【よんでますよ、アザゼルさん。】の内容は、過激で下品なブラックユーモアに溢れているのに、主要キャラが魅力的なので嫌悪感を感じませんでした。
この作品は、神も天使も、人類も、悪魔も、等しく冒涜しているので、ある意味非常に平等な物語です。
ただ、その内容ゆえに、熱心なキリスト教国でテレビ放映が行われる可能性はきわめて低いのではないかと思います。
これは【聖☆おにいさん】が、神も天使も、人類も、悪魔も、仏陀も、等しく愛すべき存在として描いているのと対極にあるのではないかと感じます。

{netabare}【よんでますよ、アザゼルさん。】では神が普通にシモネタを披露します。
天使も悪魔も人類も、基本嫌な奴だらけです。{/netabare}
それでもこれは魅力的なアニメ作品でした。


あと私は宗教とか宗教団体には興味ないんですが、若い頃読書は好きだったので、聖書とか、カバラとか、錬金術書とか、仏典とか、道家の書とか、ウパニシャッドとか、有名どころの聖典類も少しは読んでいました。
なので最後に、メジャーなベルゼブブやルシファーに対していまいちマイナーな、宗教上のアザゼルについての解説でも書いてみようと思います。

アザゼルが直接言及される正統的な資料は、旧約聖書のレビ記です。
しかし旧約聖書を全部読んでみたんですが、そこではアザゼルの背景には一切触れられていません。
当時は当然知られていたので、改めて説明する必要がなかったんでしょうね。
旧約聖書レビ記では、神はモーセの兄である祭司アロンに、アロンが契約の箱(後の失われたアーク)に近づいて死なないように、二頭の雄山羊を用意するように命じます。

『アロンは二匹の雄山羊についてくじを引き、一匹を主のもの、他の一匹をアザゼルのものと決める。アロンはくじで主のものに決まった雄山羊を贖罪の献げ物に用いる。くじでアザゼルのものに決まった雄山羊は、生きたまま主の御前に留めておき、贖いの儀式を行い、荒れ野のアザゼルのもとへ追いやるためのものとする(レビ記16.8)』

この贖罪の儀式を記念として、イスラエル民族は毎年第七の月の十日に、アザゼルへの雄山羊を用いた贖いの儀式を行うことになりました。
現在は聖書の正典に含まれていないエノク書(1~2世紀頃成立)では、アザゼルは堕天使=悪魔のリーダーの一人として描かれます。
この堕天使達はエグリゴリと呼ばれ、200人の集団の中に、20人のリーダーがいました。
書名に用いられるエノクとは、アダムの7代目の子孫でノアの四代前の先祖ですが、旧約聖書の創世記では、「エノクが365年生きた後、神が取られた」とだけあるので、生きたまま神に連れて行かれたと信じられていました。
そのエノクのその後を描いたのがエノク書です。
エノク書によればアザゼル達の率いる天使の集団は、人間の女が美しいのを見てそれを妻にするために地上に降り、人類に知識と文明を与えたために、神と敵対して堕天使になったそうです。
このアザゼル達と人間の女との間に生まれたのが、ネフィリムと呼ばれる巨人族でした。
そして神がこのネフィリム達を滅ぼそうとして、ノアの洪水を起こしました。
以上はエノク書の説です。

そしてこのネフィリムの子孫達とユダヤ民族とは、ユダヤ民族のカナン(パレスティナ)侵入のときに敵対することになります。
創世記の中で、アブラハムはヘテ人(ヒッタイト)から、ヘブロンにあったマクペラの洞窟を購入しましたが、このヘブロンは、出エジプト後のヘブライ民族のカナン(パレスティナ)侵入後に、ユダ族(ヘブライ民族の一支族でユダヤの語源)の侵略を受けます。
そのときヘブロンに暮らしヘブライ民族と戦ったのは、創世記のノアの洪水以前に登場する、神の子達と人間の女達との間に生まれた、ネフィリムと呼ばれた英雄たちの子孫でした。

彼らは巨人族で、ヘブロンの土地も元々は、ネフィリムの伝説的英雄アルバの名にちなみ、キルヤト・アルバと呼ばれていました。
この神の子の子孫であり、ヘブライ民族に滅ぼされたネフィリムの子孫の住んでいた土地は、アシュタロト(中東の金星の女神。バビロニアではイシュタルと発音)や、デビルという名で、後に悪魔のことを指す語になりました。
ヘブライ民族に敵対した神の子の子孫ですから。

『サラは、カナン地方のキルヤト・アルバ、すなわちヘブロンで死んだ(創世記23.2)』

『神の子らは、人の娘たちが美しいのを見て、おのおの選んだ者を妻にした。当時もその後も、地上にはネフィリムがいた。これは、神の子らが人の娘たちのところに入って産ませた者であり、大昔の名高い英雄たちであった(創世記6.2-4)』

『我々が見た民は皆、巨人だった。そこで我々が見たのは、ネフィリムなのだ。アナク人はネフィリムの出なのだ(民数記13.32)』

『ヘブロンはかつてキルヤト・アルバと呼ばれていたが、それはアナク人の中で最も偉大な人物アルバの名によるものであった(ヨシュア記14.15)』

『アシュタロトに住むバシャンの王オグ(申命記1.4)』

『バシャンの王オグはレファイム人の生き残りであった。
彼の棺は鉄で出来ており、基準のアンマで長さ九アンマ(4m5㎝)、幅四アンマ(1m80㎝)もあった(申命記3.11)』

『そこにはエミム人が住んでいた。
強力で数も多く、アナク人のように背の高い民であった。
彼らもアナク人同様に、レファイム人と見なされている(申命記2.10)』

『ヨシュアは攻め込んでアナク人を山地、ヘブロン、デビル、アナブから、ユダの山地及びイスラエルの山地から一掃した。
ヨシュアは彼らをその町もろとも滅ぼし尽くしたのである(ヨシュア記11.21)』

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【制作】
Production I.G
【CV】
芥辺 - 浪川大輔
佐隈りん子 - 佐藤利奈
アザゼル篤史 - 小野坂昌也
ベルゼブブ優一 - 神谷浩史
サラマンダー公威 - 中井和哉
アンダイン恵 - 小林ゆう
モロク義伸 - 玄田哲章
{netabare}
※なんつか…ヒドぃ作品。いい意味でねw
1話目から国民的アニメの主人公をパロディ化してみたり、なにと戦ってるんだw
エロ、グロ多し。なのに笑えちゃうのは人間界における悪魔の姿がコミカルになってるからなのかな?
内容的に好き嫌いは分かれちゃうと思うけど、おいらは凄く好きな作品です。

余談だけど最初の依頼で不倫問題の解決策として(ムダに)依頼人を巨乳化した際のやりとり…
アザゼル「だって巨乳は万国共通、男の大好物ですやんか!」
芥辺「残飯にキャビアかけても残飯だろうが!」
…はアニメ史に残すべき名言だと思う。
{/netabare}
こっから先はネタをネタとして受け止められるっちゅう人間、それか悪魔しか読んだらあかんで。(cv小野坂昌也
{netabare}
『アザゼルさんは大阪民国の住人だ!』

※あらかじめ言っておきますが、この項は筆者がアンサイクロペディアの大阪民国(ダイハンミンコク)の項「のみ」を読んで書いた物であり、真実とは違う点が「多少」あるという事を留意して読み進めて下さい。


【言語からの推察】
アザゼル氏が話す言語は日本国における、いわゆる標準語ではない。
筆者が調べた処、「大阪民国語」(通称:大阪語)が最も近いと思われる。
また大阪語を使用する大阪民国の大半(統計によると10人中8.9人)が迷惑な人間であるとされている通り、例外ではなくアザゼル氏もはた迷惑な事この上ない。
【食文化からの推察】
芥辺の生贄「豚足」を最初に「なんやこれ?」と存在を知らなかったようなセリフは、お好み焼きとたこ焼きを主食とする大阪民国の食文化ゆえに仕方ないと思われる。
その後に「嫌いじゃないかも」と食した順応の早さも、大阪民国の特徴である「喰い道楽」の精神にあてはまると考えられる。
【スポーツからの推察】
もっさん(モロク義伸)の消滅の際、号泣した理由は大阪民国のプロ野球チーム「近鉄バッファローズ」(バファローズやない、バッファローズが正式なんやで)のマスコットと重ねてしまったからだと筆者は考える。しかも「近鉄バッファローズ」もプロ野球球団として消滅してしまったという事実も加味すると、あの取り乱し方も納得である。
アザゼル氏の下品な言動は、その球団のファンがとばす「イテコマスゾワレー」に代表される下品な野次と関係あるのかもしれない。

…以上の点からの推察により、アザゼル氏は大阪民国の住人である事は確定的に明らかである。
…で、それがわかったから何なん?というツッコミは間に合っておりますw


『悪魔達の元ネタ』(2014.11.27追記)

このアニメでは人間界の姿はコミカルに描かれてるけど、神話ではどんな感じに描かれてるんだろう?の思いから、元ネタ的な物を調べてみました。


【アザゼル篤史】
アザゼルまたはアザエル(Azael, Azzael)は『第一エノク書』などの黙示文学やラビ文学において堕天使として登場する。(中略)7つの蛇頭、14の顔に6対の翼を持つとされる。(中略)アザゼルが堕天使となった経緯についてはいくつか説があるが、その1つに、神の創り出した人間アダムに仕えるように命じられるも、「天使が人間などに屈すべきにあらず」と頭を下げなかったという伝説がある。このアザゼルの行いは神を否定するに等しい行為で、結果、天界を追放されたとされる。(中略)堕天使としてのアザゼルは人間を監視する役割であるはずが、人間の娘の美しさに魅惑され、妻に娶るという禁を犯す。(ウィキペディア「アザゼル」の項より抜粋)

※あれ?アザゼルさん、元は天使じゃないっすかw
「人間に屈すべきにあらず」って神に反逆したのに、芥辺さんには屈しちゃったんすね。つまり…芥辺さんは神以上の存在だという証拠…ゴクリ。

【ベルゼブブ優一】
悪霊の君主の一名である。(中略)この名はヘブライ語で「ハエの王」(一説には「糞山の王」、「糞の王」)を意味する。(中略)近世ヨーロッパのグリモワールでは(中略)大悪魔で魔神の君主、あるいは魔界の君主とされるようになった。 地獄においてサタンに次いで罪深く、強大なもの。権力と邪悪さでサタンに次ぐと言われ、実力ではサタンを凌ぐとも言われる魔王である。(ウィキペディア「ベルゼブブ」の項より抜粋)

※サタンをも凌ぐ実力者…そんなベルゼブブ優一さんも、蝿なので糞尿の持つ魅力には勝てないんですねわかります。
アニメ内でも貴族キャラ…元ネタでも大悪魔。べーやんかっけー!

【モロク義伸】
モレク(Molech)は古代の中東で崇拝された神の名。男性神。元来はモロク(Moloch)という。(中略)古代のヨルダン東部に住んでいたアモン人達からは、豊作や利益を守る神として崇拝されており、(中略)像の内部には7つの生贄を入れる為の棚も設けられていた。そしてその棚には、供物として捧げられる小麦粉、雉鳩、牝羊、牝山羊、子牛、牡牛、そして人間の新生児が入れられ、生きたままの状態で焼き殺しており、新生児はいずれも、王権を継ぐ者の第一子であったとされる。また、生贄の儀式には、シンバルやトランペット、太鼓による凄まじい音が鳴り響き、これは子供の泣き声をかき消す為のものとされている。(ウィキペディア「モレク」の項より抜粋)

※アニメ内では暴虐の悪魔とされてたもっさんも、元は豊作や利益を守る神だったんすね。
赤子を生贄にしていた事から、暴虐の悪魔って変化したのかな?
そいえば、昔ハマってたMMORPGの魔王の名前もモロクだったな。倒して皮を剥いでたけどさw

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

レッツマゲマゲ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

箸休め的なアニメです~その3~

これは他に評価済みの「むろみさん」や「鬼灯」と並ぶ「箸休め的なアニメ」ですね。

「アザゼルさん」における作品評価は特にしていません。ビジュアルのクオリティが高くないといけないような作品とも思えませんし、作風がちゃんと表現できていれば良い程度に動いて喋って笑わせてくれれば文句の出るアニメじゃないと思います。

ただキャスト凄いですね!特に人間のキャストはベテランさんの起用が目立ちます。(制作側もなんでこんな作品のキャストに力入れてんだか謎だわ!?お陰様で楽しませて頂いていますけど。)

私の場合放送順ではなく見た順で紹介させていただいておりますが。

何故これを見ようと思ったのか?ですが、友人が勧めるので…というのがきっかけでした。それも以前の話だったんですが「ふと」思い出して、なんとなく見始めてみました。

今思うと、あの時友人が「こいつがアザゼルさんを見てないなんておかしい!?」的な感じで迫ってくるので「俺の趣味・趣向」にあった作品なのかな?と、なんの予備知識も無しで、まず漫画から入り最新巻まで読破しました。

そして思った事
「この漫画ゲスい」
「だが気に入った」
「俺の友人は失礼」

そしてわかった事
「原作でのゲスさがアニメだと緩和されてるような気がする場合(実際自主規制が入る部分を差し引いたとしても)。たぶんそう感じた人は見てるだけでよいアニメより、自分のペース・テンポ・間や頭の中でキャラクター像を膨らませ楽しめながら読める漫画において【己からゲスさを倍増させて読むことが出来てる】のではないかと結論に至る。」

多分私はこの作品と相性が良いのだ。「アザゼルさんって何?」みたいな顔してた私に友人が必死こいて勧める理由はなんとなくわかった。

アニメは監督さんの感性に左右されるところも有り、また公共の電波に乗せる分の配慮がなくてはならないのはわかっていたが。きっと私は原作で己で膨らませたゲスさ加減を「そのままアニメにも期待して見た」のでしょう。

すると「思いの外、ゲスいはゲスいが思ったほどじゃなかった。」というところに落ち着き。少しホッとして見ている事も確かだ。

そして私の友人は失礼だ。

私は決してゲスくはない。

ただこんなモン見て、惜しみなく爆笑している人間である事は否定はしない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

67.4 7 関西弁で漫画原作なアニメランキング7位
てーきゅう(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (754)
3278人が棚に入れました
原作は、ルーツ(原作)、Piyo(作画)による同名コミックス。
テニスをほとんどしないテニス漫画。
亀戸高校テニス部、女の子4人の抱腹絶倒の日常を描くハイテンションギャグコメディ。
監督には、「ベン・トー」「迷い猫オーバーラン!」の板垣伸氏。アニメーション制作を「坂道のアポロン」のMAPPAが手掛ける。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

超ハイテンションハイスピードな「日常」みたいな、、、ショートアニメ。

いやいや、声出して笑いました(爆)

このテンポだけでも笑えますね。
一話二分だなんて、それで笑わせようなんて(笑)


あ、レビューのタイトルにある日常はあの京アニのギャグアニメの
日常です。

ほとんどの人に説明はいらないでしょうけど。


一話二分のショートアニメ。
ならもう主題歌いらんやん!

ってその時点で突っ込み入れたくなりますね。

これをdアニメストアで観たら全部つながってるんですよね。

12話が繋がってて、その間に主題歌が入るわけなんだけど、一話が終わるの早すぎて、歌が耳について離れません(笑)

「なんだか優しい~風のよう~♪なんだか美味しい餅のよう~~♪」

って(笑)

あ、一応テニス部のお話です。
テニスなんてほとんど意味ないんだけど。


まじめにレビュー書くのもアホらしい感じがしますけど、この作品が出来が悪いとか面白くないとかくだらない(いやくだらないけど)つまらないとか言うんじゃないです。

めっちゃ面白いですね。

とにかく着いていかなきゃ遅れます。

ギャグとかセリフのテンポがめっちゃ速いです。

声優さんたちも大変だったろうなー苦笑

このテンポでセリフが他のキャラと被ってることが多々あるからもうこれ、アフレコとかめっちゃお祭り騒ぎだったように思います。

で、楽しい気分で終始お仕事されてたんじゃないでしょうか。


やってる人たちが楽しいってのがわかりますもん。

だからこそ観てる側も楽しい。


でもって、これ無駄に声優陣が豪華です(笑)


お話の内容なんて語ることないので、声優さんがどういう人たちなのか紹介しておきますね。

ほとんど、声優さんたちのノリで成り立ってるアニメだと思うので。

{netabare}
押本 ユリ(おしもと ユリ)-渡部優衣さん
15歳の高校一年生で唯一真面目にテニスをしようとする部員なんだけど、まったくもって完全に先輩たちに振り回されてます。
この中ではまともだろうけど、これでも十分におかしい子だと思います笑
cvの渡部優衣さんは、未確認で進行形、プリパラ、ゆるゆり さん☆ハイ!、などにも出てますね。
ほとんどてーきゅうみたいですけど。


新庄 かなえ(しんじょう かなえ)-三森すずこさん
16歳の高校二年生で、おバカな先輩の一人。
いやもう先輩とかどうでもいいんですよね、ただこのテンションと奇抜なキャラ設定が、この作品だからこそ生きてるんですね。
でも三森すずこさんがこういう役っていうのに驚きました。
めっちゃ上手いです。
そのcvの三森すずこさんは、ラブライブ、ゆるゆり、結城友奈は勇者である、など多数で大活躍されています。


板東 まりも(ばんどう まりも)-花澤香菜さん
16歳の二年生で、関西弁を話すぶっ飛んだキャラ。
もう、このキャラはマジでぶっ飛んでます。
百合なのかどうなのかわからない変態で、ボケにボケを重ねるようなそれを無意識でやってるようなおバカな子。
花澤香菜さんってよく方言を使って勢いで演じることがある気がするけど、これも見事にはまってますね。
香菜さんの勢いそのまま乗っちゃってます。
そのcvの花澤香菜さんは、デュラララ!!、ギルティクラウン、僕は友達が少ない、など多数で大活躍されています。


高宮 なすの(たかみや なすの)-鳴海杏子さん
16歳の二年生でお金持ちの娘、いわゆる令嬢。
なにかにつけお金に物を言わせようとする節があり、実際にそうしてる。
あとの二人の二年生同様にボケまくるが、ツッコミもあり。
このキャラがまだ落ち着いてる感じはありますね。
ただ、完全に非常識なあたりは他と同じですけど。
cvの鳴海杏子さんは、ほぼてーきゅうで限られてますね。

{/netabare}

これで思いましたけど、ほんとに花澤香菜さんっていう声優さんは、アニメ界での異彩を放っていて、いなくてはならない救世主のように感じました。
{netabare}
それは前からそう感じたり思ったりしてるので、そういう思い込み補正がかかっていると言われればそれまでですけど、

本当にどういうキャラでもピッタリ合う感じがするんですよね。

清楚なキャラや、可愛いキャラ、萌えキャラに中二キャラ、シリアスなキャラもそうだし、

そしてこのてーきゅうのような勢いでぶっ飛んだキャラも演じられる。

このキャラは「のうりん」に通じるものがありました。

ただ、勢いだけで昇天してるあたりはこっちが上ですけど。
{/netabare}
ちょっと思ったので書きました。

でも三森すずこさんも充分にすごいですけどね^^


さてさて今で7期。

いつまで続くのか知りませんが、このてーきゅうワールドを楽しんでいきたいと思います。


一応一期の主題歌が良かったので書いておきます。

「没落貴族のためのてーきゅう」(第1期)
作詞 - ルーツ / 作曲 - ワタナベハッカイ / 歌 - 渡部優衣


なにも考えずに見られるので、何かの合間にでもどうですか?

おすすめしますよ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

一向にテニスしないじゃん。

とても短いアニメなのに、内容を詰め込みすぎていて、そこが面白い。

テニス部という設定必要なのかは謎。
最初はしていた気もするテニスはほとんどしない。

押本ユリを演じる渡部優衣さんの代表作といって差し支えないのでは?

新庄かなえは三森すずこ、ド変態の板東まりもは花澤香菜と豪華声優。
高宮なすのは鳴海杏子さん。

主題歌
没落貴族のためのてーきゅう 渡部優衣
不思議な楽曲。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 先輩と一期一会
亀井戸高校のテニスコートに立つ、ユリとかなえ。テニス部らしく、ちゃんとテニスの練習をしたいユリとは裏腹に、かなえはおかしな構えや動きを次々繰り出していき…。

2. 先輩とカリビアン
海外に行っていた“なすの”が、日本へ帰ってきた! なすのを交えて、久々に3人で練習することになったテニス部。だが、かなえの暴走で、またも真面目な部活とは程遠い雰囲気に??

第3面 先輩と黄金狂時代
元気でキレイで優しくて、でも変態なテニス部員"まりも"。パンツをかぶっているところをユリに見つかって、一度は反省したかと思いきや、まりもの変態ぷりは更にエスカレートしていき...。

第4面 先輩とグーニーズ
テニス部のメンバーで、かなえの家へ遊びに行くことに。でも、不気味な玄関マットや壁のシミ、そしてクローゼットの中身まで...。この家は、みんなどこか変!?

第5面 先輩とDENGEKI
真面目にテニスの練習をする気配がない先輩たちへ、思わず「ヘタクソ」と言ってしまうユリ。それを聞いたなすのは、ユリにテニス対決を持ちかける。

第6面 先輩とウォーターワールド
亀井戸の街に大型プールが完成し、早速行ってみることにしたテニス部の4人。貸し切り状態のプールで、先輩たちの暴走が今、始まる...。

第7面 先輩とロシアより愛をこめて
テニス部へ新入部員を勧誘するため、"対策会議"が開かれた。見当違いな勧誘プランを提案する先輩たちに、呆れかえるユリ。しかし、そんなユリの胸の内には、ある想いがあった。

8. 先輩と7月4日に生まれて
もうすぐ、なすののお父さんの誕生日!プレゼントに悩むなすのへ、ユリは「手作りのものにしては?」と提案する。かくしてなすのは、お菓子作りへ挑戦することに。

9. 先輩とディナーラッシュ
豚丼屋でアルバイトを始めることになったまりも。仕事を覚えない新人バイトに困りながらも、一生懸命指導する店長。だが、まりもの暴走で、店内は大変な騒ぎに!?

10. 先輩とウハウハザブーン
テニス部なのに、なぜかサッカーの練習を頑張り過ぎたせいで、汗臭くなったかなえたち。まりもの提案で急遽、銭湯へ行くことになり、女の子だけで裸の付き合い

第11面 先輩とナチョ・リブレ
ゆかたを着て、みんなでお祭りへGO! 「輪投げ」や「ヨーヨー釣り」など、露店を堪能するユリとかなえたち。だがそこへ突如、謎の人物が!?

12. 先輩とシックスセンス
テニスコートを飛び出したボールを追って、旧校舎へ迷い込んだ4人。やがてそこが心霊スポットだと気付くが、ボールを求め、探索を決意する。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

やまだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

9期継続は伊達じゃない。1話2分の亜高速シュールギャグアニメ。

唯一無二の視聴体験。面倒なので全期ここで。
OP合わせて各話2分という超ショートアニメ。
テニス部が舞台だがほぼ部活をしない日常系。

倍速で見てるのかと勘違いするような早口でこれでもかとシュールギャグを畳み掛ける。強引に例えて言うならゆゆ式をシュールにして1.4倍速で見ているような視聴感。高速展開でキャラがひたすらに喋りまくる。1期通して見ても通常作品1話分程度。EDは無くOPはサビのみ。連続視聴すると電波寄りのOP曲を短時間で繰り返し聴かされることもあり、アニメに慣れた方でも唯一無二の視聴体験をもたらしてくれる逸品だと思われる。

本作は実にユニークな作品。全てのセリフを聴き取ろうとするならば結構な集中力が必要となる。それほどに発話と場面展開のスピードが高速。ふと気を抜くとあっという間に場面が変わっている。ボーッと考え事などしようものなら1話2話くらい平気で飛んでる。ただこれはシュールギャグ。ストーリーなど無いようなもの。数秒前のボケやツッコミを見逃したとて、作品を楽しむことには何の支障もないのである。通常ならセリフが聞き取れなかった場合は事後の展開の理解に支障を来たす為、巻き戻して見直す必要があるが本作では無用。数秒前の展開からは何の関連もないボケとツッコミが秒単位で隙間無く縦横無尽に繰り出される。

集中して存分に楽しむも良し。ながら見で楽しむも良し。何ならBGM(BackGroundMovie)にしても良い。本作は人気声優達の怪演を楽しむアニメにもなれば、寂しい時に賑やかし目的でたれ流すだけで真面目に見なくてもいいアニメにもなる。作品の視聴者層の厚さは通常「ストーリーや設定の解釈」や「キャラクターデザインや造形」などに依るのであるが、本作は作品の構造そのもの、使用用途の多彩さでそれを担保するという特殊性が魅力なのである。

いかに面白いコメディ作品と言えど全てのギャグが吹き出すほど面白いというのは不可能。この作品はシュールギャグなのでより一層人を選ぶ傾向にあるが、怒涛の勢いで畳み掛けるギャグの数は普通のコメディ作品の比ではない。通常1つのギャグが展開される時間で本作は平気で4、5つくらいのギャグは既に済ませている為、打率3割程度でも普通に楽しめる計算になる。全てのギャグで笑わなくてはいけないなんてことはない。と言うか「これはつまらん」と思った瞬間にもうすでに次のボケが始まっているのだ。

唯一惜しい点はOPがサビのみだということ。イチオシは4期の「ファッとして桃源郷」

ロリ声電波曲なので受け付けない方は絶対ムリなヤツ。ただ長らくHR/HMばかり聴いてきた初心者の私はこのアニソンならではの自由さという部分にもの凄く惹かれてしまうのです。Aメロから魅力全開な素晴らしい稀代の傑作。音ゲーでも人気みたいですね。原曲、ROCKver、インストの3種をヘビロテ中。

ショートアニメという事を加味しても9期制作という実績。良い出会いでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

84.4 8 関西弁で漫画原作なアニメランキング8位
瀬戸の花嫁(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2400)
13727人が棚に入れました
ごく平凡な中学生、満潮永澄の平穏な毎日は、とある夏の出来事を境に、音を立てて崩れ去っていった。帰省していた瀬戸内のビーチで溺れてしまった永澄を助けたのは、なんと人魚の女の子、瀬戸燦!しかも、人魚の世界は、「渡世の仁義」を重んじる仁侠の世界だった上、人間に姿を見られれば、その人間か自分のどちらかが死ななければならないという掟が存在した。最後に残された回避手段は、「人魚の正体を知った人間が人魚の身内となる」という方法のみ!
「どちらかが死ぬか、人魚の身内となるか」そんな究極の選択を迫られた永澄が出した結論は燦との結婚だった!永澄と燦の2人を中心に、人間、人魚さまざまなキャラクターたちが騒動を巻き起こすドタバタギャグ&ラブコメディ。

声優・キャラクター
桃井はるこ、水島大宙、野川さくら、三宅健太、鍋井まき子、村瀬克輝、桑谷夏子、子安武人、伊丸岡篤、並木のり子、松島栄利子、森永理科、力丸乃りこ、矢部雅史、小野大輔、山﨑バニラ

TimuTimu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「人魚」と書いて「にんきょう」と

読ませます。

1年ぶりに自分のレビュー読んでてなんか変えたくなったので変えます。まあ一番好きな作品だし、僕の出身が香川県の瀬戸内海にあって親近感湧くし、それであって面白いからちょこっと多めに書いてやろうと思っただけです。
一生懸命書きましたが、ボキャ貧なので許してください。

物語は人魚の姿のヒロインを見てしまった主人公はなんかヤバい掟の関係上、結婚することになり、前途多難な人生を歩み、最終的に人間をやめちゃったお話です。

■ジャンル、物語としての感想
 ジャンルはハートフルラブコメバトル人魚アニメ、まあ言わばJUMP系統のジャンルをギャグで捻じ伏せたようなアニメ。話の進め方は〇魂のようにギャグとシリアスを合わせたような展開に近いですが、言うほど暗さや重さという意味でのシリアス要素があるわけでもなく、話数で比較してもギャグ:シリアス=8:2的な感じで仕上がってます。まあこの緩急の良さが僕が楽しんで一番視聴し続けられる理由かも。
 この作品なんでもありのごった煮アニメなんですが、一番面白いのはやはりこの作品の本筋であろうギャグが面白い。人魚ギャグ、ヤ〇ザギャグ、ホ〇ギャグ、超人ギャグ、ギャルゲーギャグ、謙虚さや恥じらいを見せない堂々としたパロディ...etcネタの引き出しが多すぎるギャグが武器と言っても過言ではないですね(ってか逆に引き出しの少ないギャグ漫画はつまらn・・・)。視聴者を置いてけぼりにさせすぎず、かといって身近なものにさせすぎず、と言ったケとハレの絶妙なバランスはフルメタに似ていて、とても好きです。突然ボソッと出るギャグより、オチをしっかりと用意して、それを視聴者の斜め上の結果を出してくるギャグが面白いのもこの作品の強みだと思います。

■声優の感想
 主人公の声優は当時まだそんなに人気が無かった頃の大宙さんだけど、脇役の声優は当時では滅茶苦茶豪華でした。下積みと言っちゃ前作のアニメに失礼だが、大宙さんの演技は多方面なギャグを飛ばしてくるこの作品をカバーできる力があります。政さんや瀬戸さんの母なんて、声優さんの経験あんまりないのに、演技上手いし、滅茶苦茶キャラとマッチしてるところもあって、違和感がありません。他の声優さんたちもベテランの方が結構いるので、安定して笑ったり感動したりできます(普通に芝居するにも、ギャグを芝居するにも、声優さんの力量次第なところもあるから、結構重要なキーパーソンだったりするため)。

■キャラの感想
 これは一人一人に対して感想を書きますと言いたいところだけど、一人ひとり書いてたらキリがないので何人かの感想書きます。
・満潮永澄:ハーレムアニメの主人公特有のナヨナヨした容姿だが、性格は男前+パッション(なところもチョコチョコある)というギャップのある主人公は結構好き。弄られ役担当で度々人間として扱われないギャグが面白い。
・満潮家:息子を生ゴミのように扱うのが面白い。
・瀬戸燦:メインヒロイン。THE任侠。こういう子がいたらなあと思うことがしばしばあった。ヒロイン中ボケとツッコミ両方できるガチ両刀系ヒロイン。
・瀬戸家:親ばか馬鹿オヤジやサイコ鮫や下衆な貝殻や魚3兄弟、常識人風ヤクザとキチ〇イオールスターズな家族。肩書は悪そうだが内容見れば爆笑物です。
・江戸前留奈:サブヒロイン。嫌いでもないけど正直あまり好きじゃない。
・江戸前家:open your mind.
・不知火明乃:サブヒロイン。そのガードがお固く、素直になれない性格(俗に言うツンデレ)に、心底心を打たれていた時期も私にもありました。
・銭形巡:僕にも社会♂のルール教えてください。
・三河海:金に物を言わせたり、とんでもない勘違いで日本中に生き恥を晒す男だが、燦ちゃんをずっと一途なところは結構好き。
・猿飛秀吉:永澄の悪友。憎めない存在。クラスに一人や二人はいるね。
・委員長:名前が思い出せない。

■作画の感想
 常時安定しているのに、ギャグシーンではいきなりヌルヌル動かしてみたり、逆に小学生低学年が描いたかのようなチープな作画(演出としての作画であり、作画崩壊というわけではない)にしてみたりなど、幅広く、緩急のあるアニメーションになっています。
 漫画版もある意味めちゃくちゃ変わりましたしね・・・w
■音楽の感想
 この作品のOP「Romantic summer 」はベンチャーズも驚きの顔を隠せないようなメロディで突っ切るのかと思えば、ED「明日への光」は中学高校の卒業式で流れてもおかしくないお涙頂戴な歌で余韻に浸らせてくれます。それだけに留まらず、キャッチ―なメロディで頭から離れないED2「Dan Dan Dan」やOVA OP1「絶対乙女」やova op2「天使爛漫 Love power」などもあれば、他にもキタリエが熱い歌歌ったり、モモーイがテクノったり歌のジャンルも何でもあり!なところがさすがです。

■最後に
 「この作品は何でもあり」という印象を受けているかもしれませんが、物語やギャグの起承転結が丁寧なので、スッキリしています。フルメタのようなギャグが好きな人には是非見てほしい作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハイテンションなドタバタ、上質ラブコメディ

[文量→大盛り・内容→考察系]

「すもももももも 地上最強の嫁」「うる星やつら」が好きな方は合うかもしれません♪

原作読破済み。これは、アニメが原作を超えている印象♪

【総括】
ラブもコメも高いレベルで両立しています。

コメの部分は、関東芸人さんのようなオシャレな笑いではなく、関西芸人さんのようなコテコテな笑いで積極的に攻めてきます(笑) 主人公のツッコミも負けていません。

ラブの部分は、ダブルヒロインの基本(回ごとにヒロインの好感度が一進一退)をおさえつつ、ポイントでは純愛を貫いていて、かなり萌え度は高いです。

アニメをあまりたくさん観ていない方には特に、導入として観てほしいアニメですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了】
{netabare}
登場人物はいずれも鯉、いや、濃い方ばりです(笑)

個人的に一番印象に残っているのは、ルナパパ(シュワちゃん)とエラ呼吸三兄弟(顔面魚やんw)。このアニメを象徴するような無茶苦茶なキャラです(笑)

本当に見所の多いアニメで、上記のダブルヒロイン以外でも沢山の見所が。例えば、燦の天然っぷりや、人間社会に微妙に溶け込んでいないところの萌え。そんな中、次第に深まっていく女の友情。瀬戸内組の、特にシャーク藤代さんや巻と永澄の命がけの勝負w 政の男気や永澄とのBL展開w 豪三郎の極度の親バカっぷり。明乃の隙のある可愛さ。三河海のやられっぷり(笑) 他にも書けばキリがないです。その中でも個人的に好きだったのは、燦と巡の絡み。任侠である燦が、お巡りさんや猫を怖がっている姿は可愛かったです♪

と、これを観ても分かるよう、「色んなキャラが、色んなキャラと繋がっている」のが、本作の優れた点のひとつです。

ドタバタ系の学園コメディでは、毎話、毎シリーズごとにトラブルメーカーが必要になり、サブキャラが増えていく傾向にありますが、そのサブキャラを使い捨てにせず、(登場回数や濃度の減少はあれど)極力生かしていこうという姿勢に、制作陣(特に原作者)の「愛」を感じます。こういう(サブキャラを大切にする)作品って、名作になり得ますよね。例えば「ハヤテのごとく」や「スクールランブル」にも似た傾向が見られ、やはりどちらも優秀な作品かと思います。

また、本筋である、永澄と燦の恋愛に関しても、「二人がしっかり成長し、歩み寄っている」のが好印象です。

「うる星やつら」から連なる「押し掛け女房モノ」の良さは、1話目からメインヒロインが確定し、色々浮気をしたりハーレム要素(その都度見せるメインヒロインの嫉妬)はありながらも、結局は本妻に落ち着くだろうという安心感にあると思います(諸星あたる なんか、正にそう)。

しかし、一方で、ある意味ゴール地点から第1話が始まるため、ワクワク感やドキドキ感を演出しにくい部分があります。

ここで生きてくるのが、燦の「任侠」という設定。燦が永澄との結婚を決めたのは、「人助けの延長線上にある、任侠としての筋を通すという責任感」がきっかけ。「責任感」だから、婚約はするものの、永澄との恋愛感情がそこまで強くなく、作品を通して徐々に深まる真の恋愛感情を描くことに成功しました。また、押し掛け女房のきっかけが、(よくありがちな)「宿命」のように、「ヒロインが初めは嫌々だった」のではなく、(すもものように)「子作り」という(ある意味)「打算」に起因したものではないことも、本作の爽やかさを支えていると思います(まあ、任侠が爽やかというのも変ですがw)。

一方永澄も、最初はハーレム主人公らしいヘタレで、燦に対しても「命を救ってくれた恩」が優先していましたが、徐々に燦の人間性(人魚性?w)に惹かれ、燦に見合う「侠」になるため、男気を磨いていく過程が描かれていました。ラストのアニオリ展開(バトルモノ)は、(少々力業でしたが)胸熱でした。

このように、「人間界に順応していく、燦」「男気を磨いていく、永澄」「次第に本物に変わっていく、夫婦の間柄」と、キチッと成長を描けていたのは、実に王道でした。

このアニメ、「ギャグが合わない」以外は、きっと楽しめる作りになっています。これほど詰め込んだのにバランスを失わなかった制作陣に、拍手!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

ヒロウミ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

2クールも必要ない!ラブ抜きラブコメ(進展無し)はダレトク作品?

【あにこれランキングTOP300マラソンキャンペーン】
コメディネタの薄さを演者と丁寧な絵でカバー!でも設定活かさずラブコメ活かさず何も活きず2クール!!!
これはネタなのか?


いやー、長すぎ。本当に長すぎ。
物語はほぼ1話簡潔型のギャグコメディ系作品。本来主軸となるべき恋物語の要素は最後の最後までペラッペラでギャグにハマらなければラジオにすらならない作品。
4話ぐらいから17話まですんごい退屈でしたね。長いスパンのものなのにキャラクターの掘り下げも浅く人魚の設定もあって無いような味気無さ。5話ぐらいからTVで流しながらスマホでYouTubeで色々な動画を漁る始末。最終2話も「だろうねー」な展開で特に語るほどのものもない。


絵は丁寧に描かれており終始安定した作画なのだがそれだけ。
声優さんの熱演や声芸は力の入ったもので良かった。特にキタエリ良いやん!でもそれだけ。うん、それだけな作品。
ギャグが寒い。ノリ的には「バカテス」みたいな感じで若年層向けなテンポやネタがまぁ引っ掛かりなさ過ぎてビックリするレベル。視聴しながら虚しくなりましたね。



って事で最近アニメも不作で暇なんです。そんな中、動画コンテンツのトップをひた走るYouTube。売れなくなった芸能人もYouTubeへの転向をし始め今ではお金の臭いに敏感な怪しい大人に溢れています。
更には3DのキャラクターをVRゴーグルやモーションキャプチャーを使用し操作しながら配信するバーチャルYouTuber(以降VTuber)がゴロゴロ溢れています。演者のビジュアル要素が必要なく匿名性を保てるのと生身の人間のもつ「生々しさ」が緩和される傾向が強くこれからも増えるだろう。
そこで最近よく見るVTuberを少しご紹介します。

【キズナアイ】
VTuberの始祖とも言われておりムーブメントのパイオニア。番組登録者数は日本のTOPYouTuberにも肩を並べるがゲーム下手、歌下手、ネタ小並みで面白味に欠けており動画の中味に見応えがなく再生数はすこぶる低い。中の人が声優の割りに声の表情がない(下手)。始祖という以外何も無い。

【輝夜月(カグヤルナ)】
首締めハム太郎の異名を持つ声芸系YouTuber。多彩な声色を持ちネタは豊富で良編集も相まって面白い。短めな動画も多く気軽に見易いが最近調子に乗り始めて動画投稿頻度が下がる。

【ミライアカリ】
オタク用語、下ネタ大好きライトビ◯チ風VTuber。声による演技はそれなりで編集で上手く隠れているがライブ配信では嘘臭さが光る。歌が上手いが動画は当たり外れが大きくある。少し食傷気味感は否めない。

【ヨメミ】
「エイレーン」というゆっくり系YouTuberの正統派後継者。FPS系ゲームが得意で本人の語彙力の無さも相まってアホカワスカッシュみたいな感じ。VTuberなのに「やってみた」系動画も多く、下手な事言わないように頑張ってるがアホなのでまともに表現できない姿が健気で好感を持てる。

【田中ヒメ&鈴木ヒナ】
当初は田中ヒメ単独だったが、少し遅れて鈴木ヒナが合流し「ヒメヒナチャンネル」となった。田中ヒメは声芸に長けており、アホ。鈴木ヒナは冷静沈着なキャラでヒメに突っ込みを入れているがアホ。歌が抜群に上手く歌動画以外も良編集でかなり面白い。最近イチオシのVTuber。

【ポン子】
Weathernewsで7年前から存在するアンドロイド。正式名は「ウェザーロイド Airi」なのだがバグや欠陥が多くファンの間では「ポン子」で周知されている。「中の人」がハッキリ出てしまう放送事故があったのだが未だにしらを切り続けており更にはネタにしている図太さがある。
毎週木曜日は「フル充電」と称し中の人がその他は「省エネモード」と称しゆっくりちゃんでライブ配信をしている。
ウェザーロイドらしく天気ネタは多彩で更に他のネタも工夫が凝らされており思わずクスリとさせられる。毎日見てます。
「10分で分かるポン子」
https://youtu.be/ptqD2mLXUTY

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

63.0 9 関西弁で漫画原作なアニメランキング9位
COPPELION コッペリオン(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (771)
3787人が棚に入れました
西暦2036年、「コッペリオン」と呼ばれる遺伝子操作により生まれた3人の女子高生が無人の東京を歩いていた。彼女達は、お台場原子力発電所で起きたメルトダウンにより、死の街と化した東京から生存者を救援する自衛隊の特殊部隊だった。捜索をする彼女達に、突如銃声が鳴る。そして・・・残留放射能あふれる無人の廃墟であり、緑あふれる野生の王国でもある、異界と化した東京都内が主な舞台となっている。
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

禁未来のサービス精神。なんで争ってたんや〜(全13話)

総評
積極説教応援隊長イバラ先輩のテンションが突っ走って吹っ切れていそうで気弱なときもあり、その抑揚にどこまでのって行けるか試される。opとedの歌にはその感情の激しさがよく表現されていて、特徴のある歌だった。

面白くなりそうな舞台づくりや
皆で工夫をして乗り切ろうと動き出す辺りはドラマチックな部分もあったけれど
人物達の心の動きがだいたい急なテンションで表現されるので突飛な印象を受ける。
そのため、感動に繋げたいんだろうなって所がステレオタイプなドタバタ劇となっていた。感動させるには、もっとズルく綿密にしないといけないんじゃないかな。ある意味、いい人過ぎる話の進め方だった。
あまり深く考えずに自分でいろいろ不毛なツッコミを見つけていれるのは楽しかった。
ラストは、そんなことで仲良くなれるなら争わないでほしいってオチだった。


原発の被害にあわれた方には、どういう要素を足しても引いてもキツイと思う。じゃあ原子力のお話はタブーなのか?というと、はだしのゲンや風が吹くときの例があるよね。
やっぱり、テーマと舞台に対していい人過ぎる軽い進め方だったんじゃないかな。




各話レビュー

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初回
カラーだけどセピアに見える色合い。
BGMが無くて、尚更ジリジリ感が出る。
今の時代、だから生きて来るテーマかな。
関西弁…関西人でなくてもたぶん違和感あるのはわかるけど、気にしないようにしよう。髪型とメガネでしかキャラが見分けられないのも、気にしないようにしよう。
次回気になる。

2話
「万能薬エーテルです!」
1話でも言ってた。なんでもオ○ナイン軟膏つけるおばちゃんみたいな。コレ効くから。ええで。うっときー!{netabare}エーテルやでー、エーテル!ちょっこしチクッとするだけやから、な?うごいたらあかんて、がまんしぃ、うごいたらブスッといくでー?いくでー?、とかなんとか

動物が悪者でなくてよかった…凶悪化した犬の惨事かと思うような、一回めの引きだった。でも違った。
二転三転する状況で、今わかっていることと、信じたいことは、どれ?ってスリリングな捜査だった。

「あたしの18年間を否定しないで…」
そうか…18か。学校の制服着られる期間、ギリギリなんだ。放射能よりも、なんでこんな瓦礫だらけの場所に乗り込むのに膝当てもない無防備な姿なんだと思ったら、そういうことか!!君の気持ち、理解した‼
え、違う?

いや、泣き落としにグッときたよ。そんなに素直に心情を吐露しちゃうんだ…とても「人形」とかには見えない。
与えられた任務を頑張れば、たくさんの人を助けられる、そのために造られて生まれて来たのだから。そう信じてきたのだから。
この先も、現場と想定の差にどう動くか試されるのかな?

人形、コッペリアの説明のときの人形の絵が味わいなさ過ぎて驚いた。目がどこみてるのー。腹話術の人が持つ類い?ネジ外れたコロ助みたいやでー。もっとこう…せめてコピーロボットくらいの奥ゆかしさにしといてやー!{/netabare}

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3話
毎度出るエーテル。ちょっとツボ。
あんたこれメーカーモンやから。つこうときー!
{netabare}防護服にぷすっとしたあとの穴はどうなってるのか、科学の力で、シールでもペタッと貼っとくのかな。

廃墟に残って暮らす人達にせっせと配給し続けていた配達屋さんを保護。

老人ホームに置き去りされたおばあちゃん。嫌な話じゃー
東京を廃墟にいたらしめた施設の開発者曰く「私があんなものを開発したせいで、(おばあちゃんまで)不幸になった…」
非常時に老人をわざと置き去りにするような家族とは、日常時でも幸せだったのだろうか。
不幸にしたのはまた別の話では…

いばら「みんなが必要としたから、開発されたんでしょう!!」
みんな…経済とか商売とか利害とか…みんな?
「わたしは科学が大好きです!!科学が私のお母さんだから!!」
わあっ
そんなすごいザックリと作文的な事を言っちゃうのか。言い切っちゃうのか。
科学が私のお母さん。頭の中でエコーかかるわー。
廃墟の窓辺で見知らぬ故郷の匂いを探したり、数少なそうな生存者に尽くすことに生きがいを見出そうとしたり…。たどたどしい関西弁とハキハキした言い切りが、明るいような健気なような気もするけど、支えになってる希望がなかなか危ういような。

とりあえず落ち込んだ奴は励ます応援団長、いばら先輩。(ついでに自分の心情も発散してヤル気出す)
「泣いたらスッキリした」的な脳内物質がバシバシ出てそう。
エンディングの歌がミュージカルみたいに早口で謳いあげているのは何だろう。いばら先輩のテンションと重なる。{/netabare}

***********

4話
あかん!エーテル品切れやー!?の巻
もう本当、今んとこエーテル頼みな…。
今回もイバラ先輩のテンションが高い。
{netabare}メモ、メモ!ってくらいののイバラ語録、ダダダダっとすごい勢いで。
色々自己肯定してかなきゃやってられない!
あたしは世界をあきらめない!
OPとEDもそんなノリが反映されてるね。

でっかい武器抱えて「(扱いは)体育で習いましたー!」どんな体育^_^;

高濃度廃棄物投棄地を発見。{netabare} どうせ汚れてるから世界からもってくるの?ヤメテー!!××ものだけを世界から。イエローケーキです。ステルス機で来るって相当儲かってる。
漏れたけど雨水で濃度薄まったから大丈夫って海に流してる現実の汚染水処理のニュースがどうにも思い起こされてハラハラ…。…。{/netabare}

2話の脱獄犯や今回の博士、もう疲れてしまっている大人達に檄を飛ばし続けるイバラ先輩。ひとりで背負い込み過ぎないでって仲間の声。
腹ペコキャラの子の、花澤香菜さんのノンビリ声。(時々わたモテのゆうちゃん風)いばらっちのテンションをなだめるのに丁度良い。

それにしても、人間じゃないという前提で教頭たちが彼女らを「彼女たちこそ、人間らしい。」と認識しなおしたり、本人達も引け目を感じたりしているようなんだけど、防護服いらない以外は、まだあんまり非人間的な点は感じないんだけどなぁ。
次回予告、妊婦や不思議なロボが見えた。SF風味が強くなるのかな?{/netabare}

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5話
ついに 今回はエーテル打たなかったん…



気をとりなおせ!
しかし今回は3人娘の表情や動きに差があって、見分けやすかった。
うん、イバラ先輩以外も名前おぼえられた。(え、ようやく?)(ハイ…)
それにしても「荊」「葵」は植物で共通の名づけ価値観を感じるんだが、
「タエ子」って。
どこの昭和な科学のお母さんが名づけたんや!!とイバラ先輩に叫んで欲しい。

{netabare}カメラワークに目を惹きつけるところが色々あったな。
妊婦連れを、攻撃してきた旧自衛隊第一師団から保護。
第一師団の人は、「成長したな」的なことを言ってた…?
コッペリオンに対してなのか、自衛隊全体についてなのか。
第一師団、名前こそ自衛隊を名乗ってるが今は正式連隊ではなく、過去の散々さを知っているドロップアウト愚連隊ってことだよね?
教頭のそばについてる、カジさんみたいな皮肉中年キャラがいい味出してる。声優さんの口調いい。

ちっこい首相。ウルトラマンみたいな防護マスクつけて。
あんなオールドタイプの白髪首相…現代だったら指示されなそうね。この物語の国、人口内の年齢分布が特殊そうだからそんなんなっちゃう?しかしもっとましなお年寄りがいるだろう。

不思議な取り残されたユートピア施設に避難。
「水力だけで安定するもんか…」なにお?!ダムなめんなよ!
まだ何か厄介なもん使ってるんですかー {/netabare}

次回は妊婦イブキさんの手料理とアオイちゃんの食べっぷりがみられるのか?「掃除係」の登場。

*************

6話
アオイちゃんのコミカルさと、ハルトの優雅さがやっぱりコミカルで面白かった。

第一師団に連れ去られたアオイちゃんを奪還すべく、泳がせて誘導作戦に出るが…。
掃除係・ハルトがおいしいとこ持ってったね。
{netabare}
( ̄+ー ̄)「横になって寝ていても構わんよ。寝ている間に身体をくまなく調べさせてもらったんだが…」とか

☆*:.。. ( ´θ`)ノ.。.:*☆「こんなに星が多く美しいのは文明が滅んだから…」とか酔狂なこと言いながら、

射程距離長そうなスコープ付きの銃で狙ってたのに、いきなり飛び出して突っ込んでって、クルッとターンして撃つ、とか…おーまーえ何だ。楽しみになってしまうじゃないか。ピッタリな言葉を思い出した。「キザな奴」。
気障と書いてキザ、イバラ先輩の気に触っちゃうのかな〜ワクワク。

今回はイバラ先輩のウェットな共感浸透テンションが通用せず、ボコられまくり。第一師団、脱ぐとすけきよ。年期入った気のおかしな輩。そんな日もある、不憫なイバラ。

装甲車の中でクロベエ親方が
「救助救助っていうが、今の俺にはわずらわしいしがらみもねェ。ムカシのクソ社会にゃ戻りたくはねェや」てなことをくだまいていたら
源内が「あの子らは、生まれつき重い宿命を背負ってやってきた。その呪縛は、与えられた任務を終えるまで、解けんじゃろう」
時代の負の責務を意識した大人なセリフ。

それにしてもいぶきさんの赤ちゃんは誰の子なんだろう?{/netabare}

***************
7話
今回のハルトは、お留守番役になったので、あんまり面白いことをしてくれませんでした まる
{netabare}
イバラ先輩を人工呼吸するサービスカット?や、第一師団のすけきよへの拷問はしていたか。
サービス…サービスってなんだろうね、この世界にて。
スッカリエーテル打たなくなってしまって。エーテルサービス。
あれやこれやあり得ないシチュエーションでエーテルを打ちまくる話かと思ってたのに!!ある時はウィリアムテル式に。ある時は天井裏から吹き矢で。
イバラ先輩がブルマー?になってるのはサービスの一貫に分類していいのか?
今回、イバラ先輩の顔がかわいかったよ。重箱ツツツ_φ(・_・

第一師団の破滅思考からくる放射性物質の拡散活動を行うにはコッペリオンの体質が必要。それで狙われてた…
それでおにぎりもらって生かされてたんだね。ひきこもり協会入りした葵ちゃん…
ドアから離したところにごはん置いたら出てこないかな…


産気づいた、いぶきさん。
政府からの助けヘリが来ず、旧都市の病院へ行くことに。
おおざっぱでいいから地図を見たい…
どこらへんまで人が住めて機能しているのかイメージがわかない。
{/netabare}
次回へ、なんかまた気のおけない登場人物が出てきましたよ。
シスターズ。

*****************

8話
オズ姉妹は、怪力ギャルとビリビリ高校生。
眉の薄い締まりのない顔が怖いよー
{netabare} コッペリオンは遺伝子操作されたクローン。
犯罪者の遺伝子ご利用は計画的に。
電気うなぎの遺伝子も使っちゃったの。そりゃあ恨みたくもなるかも。マフラーしてカイロ持ってるビリビリは、寒がりなのか。

この不良2人と絡むと、イバラ先輩の優等生ぶりがわかる。
自分の与えられた命と任務に納得と慰めを見出しているイバラに対し、
「あんたは自分が不安だから、言い聞かせようとしてるだけだっ!」吐き捨てるような否定をむき出しにするオズ姉。
「コッペリオンは寿命が短く、いずれ突然死するらしい。使い捨てられるなんて許せない!」と憤るオズ姉に対し
イバラ「動物には、みんな寿命があるでしょう」 {/netabare}

その歳まで生きられない命もある。比べられないけれど。
憤るほどに、欲しているのは?
単に貧乏くじひかされた気分で、全てぶち壊したいだけかな。
「ベッドの中で死ねるわけじゃない」
オズ姉が想像する最期。本当は、どんな人生を欲してるの?
{netabare}
言葉の通じなさそうなオズ妹とイバラ先輩のすったもんだが見せ場ですね。
電柱投げ合ってた…イバラ先輩も、やりますな。戦車乗っ取るの手早いですな。ふとももで乗っ取った。ブルマーこんなとこで役に立った。

また丸腰で優雅に散歩するハルト。そういうの、ほんと似合うね。捕まったらどうするつもりなのか、しかしカナリヤに助けられた。ハルトが一体どうやってオズ姉妹をまとめてたのか(?)気になります。 {/netabare}

***************

9話
取り囲むように危ない濃縮ゾーンの風が迫る。動物たちもバタバタと逃げ出して…
って野生化した動物、いろいろいるのね。

{netabare} あやめ婆さんの保護施設に子供が多少いる。
どれくらい離れたところなんだろう?「ナゴヤのあやめだよ!」→名古屋のこと?名古屋はまだ人の住めるところなのか。
昔取った杵柄でお産の手助けを無線でしてもらうことに。

コロニーはいつまでも持たない。
オズ姉妹を引きつける陽動班と、電車を復旧させて動かす工作班に別れてヘリの着く場所まで脱出の計画。
工作班コジローさん、いやに電圧に詳しく、過去の仕事を聞かれて口ごもる。ダム電力に愚痴ってたし、原子力のお仕事ですか?
ノアの箱舟のように動物たちを乗せて貨物機を準備。
いぶきさん「もう1人助けて欲しい人がいるの」ついに赤ちゃんの父親の存在発覚。
葵ちゃん出てきた。調子取り戻したけどオズ姉妹の名を聞いてへにょへにょ化。いじめられてたのかな。

おまえは味方なのか?とイバラに確かめられて
ハルト「正直なところ、君たちが何故彼らを救うのか、それが何になるのかは分からない。あえていうならば、そうだな…もう少し知りたくなったのかもな。人について。」
宇宙人じみた境地かい…? {/netabare}
ハルト、同じ釜の飯を無理やり食わされてた。まあ、晩餐の席で栄養補助剤チャッとだして d( ̄  ̄)「僕はこれで…」なんてパフォーマンスしてたら突っ込まれるだろう…
「おにぎりは誰が作っても同じ」いやいや、料理漫画「おせん」で違うって言ってたさ!ラップで握っちゃったら同じかもね。

対戦型に改造されたノーセンスは、腕が飛ぶパンチなんかをかましてくれるんでしょうか。

10話
葵ちゃん、あ、やっぱり…^^;
でも今回は葵ちゃんが主役。
{netabare} 陽動部隊としての役割を泣く泣く果たし、能力の片鱗を見せ、白鳥ボートでの逃走劇が楽しい。ノーセンスも期待に応えてくれた。

ハルト面倒見いいな。イバラの考えなしを徹夜で作っといた武器でサポートし、人質になったイバラを助けて電撃を受け…
あれ?イバラさん何してたっけ

いぶきさんのダンナさんをみつけて、なれそめや事情を聞いていた。カウンセリング的保健係になってます。始めからそうだったといえばそうだったね。とにかく励ます‼て人だったね。10話にして初心に帰る。
「なんでイバラが委員長だったのか」と疑問なハルト、それはほれ、まとめるには声の大きい人じゃないと。

やっぱり電力業関連のコジローさんが腕まくりしてくれてるので、きっと電車は動く!のかな。
加えて次回、葵ちゃんの能力がさらに覚醒するのでしょうか?! {/netabare}


11話
葵ちゃんが隠し球っぽく….ビカーン!

{netabare} 第一師団長の言ってることとやってることが今までに増して理解できない。国に絶望した!ので目の前のハルトを撃つ、のはなんでだ??…コッペリオンが国の手先だから気に食わない、かつての自分を思い出させてちゃんちゃらおかしいので目障り、ということ?亡霊だから過去の妄執に囚われてて筋通ってなくてもいいのか…

ハルト〜口の両端から血が垂れてて、初期に出て来たコッペリオンの説明の時の腹話術人形みたいなのは、わざとなのかー
あいつを呼べ…昔流行った腹話術師の名前が…思い出せない…


「イバラ、科学には表と裏の顔がある。おまえはきっと表だ。だからそんな顔をするな。」
いいセリフなのかもよくわからないが…
イバラにキュン…とさせてる?
科学の子的にはロマンチックセリフなのかな。
意訳すると「おまえには明るい未来を目指していて欲しい。おれたちの希望を見出してくれるのは、おまえだ。今、おれがどんなことになっても。」ってこと?科学の子的には「アタシがアイツの未来なんや…」(超訳) {/netabare}


12話
オズ姉妹潰される。うーん。もっと心に迫るやり方あったんじゃないかな…原作はどうかわからないけど、すごく喋るわりには薄い。
{netabare} とくに「痛いのに…なんで終わらないの?」「本当の、痛みが欲しい。」という個人の感覚の苦しみの差を見せる内容は、一言がズンとくる空気感があると思うんだよ。今までギャーギャーつるんでたギャルだけに、こういう時にポツンと静かに感じさせるべきなんじゃないのかな。素人考えだけど。終始ギャーギャー。

タエ子さん頼れる女。きちんと手術の授業受けてたから大丈夫です!てかっこいいぞ。
お産は助産師さんの励ましがすごく心強いからね。よくダンナがそばで励ますとか、邪魔なだけだから。医者は普通分娩だと後からへその緒切りに来るだけだから。しかし帝王切開までしてみせようというタエ子。電車揺れないといいね。

次回最終回。葵ちゃんのビカーンがもう一回みたい。
{/netabare}


13話
ついにこの時が…味わい深いオープニングともオサラバの時がきた。などと書くと感慨深いけども

第一師団同様、オズ姉妹も
そんなことで改心して仲良くなれるならケンカしないで…っていう…

オズ妹がやけにキラキラして目の色素薄くて可愛くなって胸はだけてるしか弱げでお姫様みたいでしたよ。(お姫様ってそんなイメージか?)

ハルトは死亡する意味あったの…?
赤子の描写が繭みたいでオデコ毛が生えとる…父上のことをちゃーん!って呼ぶ子になりそうな。

みんな撤収した後も、コッペリオンは街に残って校外活動。オズ姉妹も加わって。
この後のほうが話が、面白そうな気はするけども。

* 総評は一番上に。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

ラ ム ネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

空の青さを察してください。

 全13話の中途まで、私にとって「COPPELION」の鑑賞時間は作品に対するツッコミtimeであり、展開も台詞も薄く、物語も大雑把で、大切な物事を語らない、世界観からのみ訴えて説く、全てが「惜しい物語」でしかなかったのだ。しかし、(上から目線なのだが)劇終盤に歩みを進めるに連れて「許してしまう」という思いが現れ、遂に最後には感服にまで至っていた。それは本作のテーマ性や、またそれを(一定の人々に批判されようと)描こうとする著者の意欲への脱帽感から来ているのだろう。
 原作漫画本が始まったのは2008年。東日本大震災及び福島第一原発事故をあたかも予言したような物語が話題を呼んだ。舞台は、東京。お台場原発事故の影響で放射性物質が都心を覆い、都民9割が被曝死し、20年間隔離され荒廃した旧都市・東京である。原子力発電は都心ではなく地方に押付けていたが、エネルギー生産は地方自治の道理を持って行うという世論からの推進派と反対派との意見が対峙する中、遂に推進派の意見が勝利し尊重された結果、企業や科学者の「危険性はないし、絶対に安全だから」との言葉を信じて、お台場に原子力発電所が建設された。それでもいつかのように万が一が起きてしまう。
 「コッペリオン」(人形とイオンを合わせた造語。そのまま人形という意味合いを持つ)と呼称される、遺伝子構成変換技術により体細胞に抗放射線能力を持ち生まれた3人の女子高生が、20年分の雲が流れてもなお高濃度汚染のために時間が失われている無人と化した東京を、制服身形で歩いている。自衛隊特別工科学校の教頭・三島鬼兵の指令により保険係の3名・成瀬荊(いばら)深作葵(あおい)野村タエ子は、死の街・東京に少数点在する20年の月日を汚染から逃れた生存者の救助の為、都心にて探索活動を行う。防護服なくとも活動可能な彼女たちの他に、放射線が薄れない荒廃した旧都市にいるのは分厚い防護服を纏った人々や耐性を纏った昆虫・虫や動物だけだ。果のないコンクリートの迷宮。空は限りなく青く透明だが、対照的に地上は腐り果てて醜い。悲しい世界に人が生きている理由さえも不明瞭で未来が見えない。そんな世界を造り上げた人への、コッペリオンを造り出した人へと人名救助することの複雑な疑問。小洒落て言えば、止まった時、失った時間を人々との関わりを通して取り戻していく物語でもあり、またその中で、彼女たちが何の為に生きているのかという一つの問を描いた物語でもあります。※今綴った事をもっと緻密に表現して欲しかった。大雑把過ぎな作中の時間の遣い方。鑑賞者の感情が入るまで尺と言葉を取らず、ずんずん進行。なのでとても「惜しい」一作。

 しかし「惜しい」と言っても、それなりの理由(わけ)もある。本作は2013年秋期にBSでのみ放送されたが、実は2010年夏頃に既にアニメ化の決定が発表されていたのだ。しかし放送予定枠を控えていた頃の2011.3.11に・・・もう解るだろう。現実とフィクションの相似点が生じ、その後アニメ化に関する情報は開示また公表されなくなっていた。放送期間が延長されたのだ。(ここで愚痴るけど、この時アニメ化遅い~とかインターネット上で呟いていた人は島流し) 2013秋のアニメ化に際しては作中の時代背景は「西暦2036年」から「西暦20XX年」へ、舞台設定は「東京」から「旧首都」へ、「放射能汚染」は「汚染」、「お台場原発での炉心溶融」が「事故」へと変更或いは簡略化され意味合いが曖昧となり、上記の現実情勢を考慮としたアレンジが加筆された。実質、「放射能」「原発」の言葉は一語も語られない。加え、13話に物語を纏め上げる為、状況進行模様は原作から大胆に短縮されているとのこと。(第一師団の目的など不明瞭なままに終了) また原作では描かれていた政治、外交、企業への社会風刺の描写も(どうでもいいが、女性陣のお色気描写もまた)極力の限定、或いは控えられている。 以上から、アニメ化は原作を忠実に再現出来ず、+放送枠の縮小化に伴い、小規模な噂程度しか発展しなかった。


な の で、上記の点から本作品の矛盾を若干受け流し。
 コッペリオンが高校の制服を着用し(時に体育用ブルマで戦闘になろうが)、それは腐敗した東京が彼女たちにとって危険のない日常的な情景のためだと判断しておいて。ステルス機とカラスの速度が同じだろうと、ステルス機が「化けガラス」と呼称されるに因んだための飽くまで表現だと判断し、そのステルス機がハンド・アロウ(RPG?)やらなんやらに一撃で墜落に至ろうと、それは委員長の攻撃能力に感心してみよう。第一師団のマスク兵が、漫画家・鳥山明のイメージキャラに思えても、はっきりどうでもいい。陣痛中の妊婦を乗車したトラックが急発進と急停車を繰り返し、最後には建物に激突し壁面に風穴が空くぐらいの衝撃を受けようと、陣痛中の妊婦がまさか走って倒れて銃弾を避け、流産もなく、出産時になぜか双子がふたり同時に産まれても母親は死なず、その後すぐに母親が立ち歩いていたとしても、それは全てまさに「生命の神秘」とでも感じておけばいい。(恐らく原作者は男性だ笑)

 「実はあの子たちは・・」最終回での伏せられていた教頭の発言。原作で言葉が続いていた。「実はあの子たちは、コッペリオンの体細胞には抗放射線能力が備わっているのですが・・生殖細胞にはそれが機能せずやむなく子宮に処置を施しました。つまり、・・あの子らは子どもを産めないのです」
 
 そしてその異様な”生命の神秘”を後にして、物語が一度幕を閉じることも晴々しいじゃないか。授かり産まれた「りく」と「そら」が「生まれてきてよかった」と思わせられる未来を築こうと、悲しみに黄昏た旧都市に誕生した産声色の希望を無くさんと、二人の大人が心を引締める。COPPELIONの彼女たちは、これから自分が知らなかったであろう感動が渦巻きながら、またコンクリートの迷宮へ潜ってゆく。「And their field trip goes on...」


 彩りが腐蝕した旧首都のビル群の間から、虚空の蒼穹が美しい。その碧天が私に必死に訴えようとする。「世界はこんなものか?」 「そうなんです」と率直に答えることに少しばかり悄気てしまう。「だってそうなんです」この世界はけっして慈悲深くはない。身体を仰け反らせ、逆天した見えるだけの世界を仰いでみる。「世界はもうだいぶそちらに傾いてきています」知識を得れば得るほど、この世の醜さに嘔吐する。

 作中で、金と命の選択を間違えた人間。しかし現代人は縄文人じゃない。金をなくして地球は回れど世界は回らぬ。金があれば救える命もある。愛国者達は国を潰すのか栄えさすのか、人を殺すのか救うのか。発展途上の暗雲な国の革命に対し、60年以上戦争を知らない精密な経済大国の先に佇む闇印。またそれが倒れることによる、社会情勢の乱れから投げ出される命もある。平和な日本国民の欲心の強さ。電気は欲しくて、CO2は減らしたくて・・。連結しない、或いは連結部分が存在しない不条理な世界。そういった全てが、悲哀な世界を追い詰める。
 しかし登場人物の深作葵は「世界は気持で変わる」と言う。正論なのだが、言い直す。「大勢の気持が一つに集中し、主張して、世界は変わる」。さて、世界の人口は70億を上回り2年半ほど経過しました(2014.3頃)。服従する権力者は在さず、自由な環境で、人の脳はこれまですくすく発達し、十人十色にございます。一つの国が、他国に連鎖的に一つの方針を巡らせて変えていくとしても、世界が相当な切羽詰った状況でなければ、迎える先戦争ですか。戦争あって資本主義が終わるか、体質量隕石でも落ちてくれれば、人の数は減り絶望的で団結しやすく、良くなるかもしれません。
 では日本は?一国ならまだ変えられる?痛みを受け、良い方向へと船の舵をきった?しかし東日本大震災でも日本は変わらなかった。一部の人はボールを投げ続けているが、国民の心境の変化は一時的なものだった。政府の対応も嫌悪だっだが、政府の対応に全てををなすり付けようとする人も人だ。終いには、政府は学生の教育で「原発の安心の安全性」を説き始めた。正体を現さないアベノミクス。こそこそ裏で、アメリカの戦争に関わる為、法律、憲法まで改正する始末。そしてアメリカに断られ(笑)
 今の日本は羅針盤をどこかに落としたようだ。もしかしたら明治あたりからそれはないのかもしれない。遺失物係に届け手はいない。もしかしたら遺失物係まで大戦までに消えたのかもしれない。西日本も津波に呑まれるか、それこそ作中のように都内に建設されたお台場原発がメルトダウンし、都民9割被曝死など、そんな「痛み」がなければ舵は動かないのかもしれず。 
 様々な分野で博士号を持つある学者が、完全なる社会構成を編み出した。それまで誰にもできなかった事をやってのけた。しかしその学者は、人間という者たちの事だけを学ばなかった。心理に無知だった。そんな完璧な事を人間はやり遂げることができないのだ。問題とは、最初から人間という形態そのものにあるのかもしれない。人は結局、己らが形成した世界に呑まれてゆくのか。
 「世界は気持で変わる」その気持の集中が何よりの難題であり、困難であり、それは果てしない。痛みの犠牲以外での改革の理想図を探し求め、(しかも舵は切りにくく)、図面の入る宝箱を開けてみれば、結局それは大きな犠牲。この世は不条理。世界は絶望と喪失の掃溜めだからこそ、一縷の希望を捨てたくはないし、宗教なんてどうでもよくて、唯一人の人として、多くの人々が一つの主張に向かって祈る世界を、絶望なくして探したい。
 そして「私たちはこの世界をあきらめない」と、タグライトで彼女たちはそう公言している。その言葉を自分にどう宛てるかは己次第。

 しかしその地方へ越した友人は、まだ海から帰らない。それは果てのない絶望に見える。

 作中の虚空な蒼穹が私に、大きな訴えを小声で弁舌している。「どうしたい?」 世界革命への成功の道、なんて誰が知るものか。しかし、語られた主張に一歩近づこうと努力はできる。さあ、まだ進化する人々をどうしたい?私たち人間は、

 泥濘に嵌る人の脚。薄汚く、思っていたよりも深い。そんな楽しむことができなかった物語です。


第二、四段落、Wiki内容情報、参考及び引用。
2014.3.20投稿。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

天使と人形

原発のメルトダウンにより死都と化した東京。
クローン技術と遺伝子操作で生み出された、放射能への耐性を備える
「コッペリオン」と呼ばれる、JKたちの特殊部隊。
汚染下に取り残され、死と隣り合わせの極限状況を生きる人々との出会い・・・

こんな概要を聞かされれば、いかにもクールかつダークな
ディストピア風世界観が想像されるだろうし、あるいは
科学文明への懐疑をテーマにした社会派路線だって期待されるだろう。

ところが、いざ蓋を開けてみて現れたのは、
テーマ性がせいぜい1割で残り9割はエンタメ志向、
アクション・バトル主体の、異能も兵器も取り混ぜたサバイバル活劇。
しかも並行してめっぽう熱い、情味あふれるヒューマンドラマが展開される。
ストーリー、キャラクター、さらに作品全体を包む空気はどことなく懐かしい、
「昭和的」とでも呼べそうなもの。一言でいえば、すごく人間臭い。

素人目には充分過ぎるほどの内実が備わって見えるにもかかわらず、
本作の評価が顕著に低い理由はおそらく、期待外れ、ということではないだろうか。
つまり、題材から予期されるものと実際の内容との乖離。
とめどなく湧き上がる「何でこうなった?」感に応えるべく
以下、しばし小考に入るので、興味のある方のみどうぞ。


{netabare}
原作コミック4巻の巻頭に、作者のこんなコメントが載せられている。

「どんな最悪の情況でも道はきっとあるはず。
 コッペリオンのキャラクターに毎回はげまされながら描いてます。」

うん成程、作者本人がかなり熱い人なのだということがわかる。
キャラクターへの深い思い入れが先行する物語だと見れば
ほぼ納得がいくのだが、作者をこれだけ引っ張るキャラクターというものが
具体的にどんなものかは興味が湧くところ。

兵士、ロボット、産婆・・・やたらに多種多様なキャラが目白押しのなか、
頭抜けて凄いのは何といっても本作の主役、成瀬荊(いばら)。
のっけからCV戸松遥さんのなんちゃって関西弁に度肝を抜かれるが、
そんなの気にしてたら、このぶっ飛んだ激アツキャラにはついていかれない。
例えば、こんなセリフ。

「科学者なら胸張ってください! みんなが欲しがった、
 だから技術者が頑張ってその需要にこたえた、何も間違ってない。
 私は科学が好きです。だって、私のお母さんやもん。」

お母さんって・・・まさに昭和の科学観を地で行くオプティミズム。
彼女もまた「心優しい科学の子」、つまり鉄腕アトムの妹になるわけだ。
さらにこんなことも言う、

「この街であの事故がなければ、うちらはこの世に生まれてなかった。
 だから、こんな所でもうちらには縁のある土地なんです。
 もしかしたらここが私のふるさとなのかも・・・」

驚くことに、彼女は原発事故を自身の存在の根拠として受け容れ、
廃墟となった旧首都を、自らを世界と結びつけるよすがとしているようなのだ。
このセリフこそが多分、本作が選び取った独自の方向性を示すものなのだろう。



最先端の生命工学によって生み出されたコッペリオン。
ともに科学の精髄として、原子力技術ともパラレルな関係にあり、
しかもその存在が原発事故に直接由来しているという紛れもない事実。
ここから、彼女たちの葛藤と苦悩に焦点を当てた一つの心理劇が容易に構想できる。
ところが、作者が描きたかったのはそれとは別の方向性だったのだ。

生存者の救出という、唯一の存在理由となる任務にすべてを賭け、
救出を拒まれれば涙を流して懇願するほどの、異常な情熱を傾ける。
過酷なミッションを屈託もなく「修学旅行」と言ってのけ、
決して人間を憎まず、科学を告発せず、運命を呪わず、
ただ信じ、一切を受け容れてひたすら前に進もうとする荊の鬼気迫る姿。
背負わされた残酷な宿命とか、それへの抵抗とかを定石どおりに描くのが
むしろ平凡なものに思えてくるほどの、比類のないユニークな造型だ。

撤退作戦の捨て石にされた第一師団の兵士たちの怨念。
反逆のコッペリオン、小津姉妹を駆り立ててやまない人間への憎悪。
行く手に立ちはだかる、世界に対する絶望の念が荊の信念と激突する。
バトル展開の必然性は、絶望との闘いという本作の主題からの自然な帰結である。
そして、荊の執念が彼らの中に人間性の回復、あるいは覚醒を生じさせる結果、
救出というミッションは、心の「救済」へと変化していく。

人間によって造られ、使い捨てられるだけの「人形」であるはずだった
その彼女が、人間性の極致とも言うべきものを具現し、
あるいは人間をも凌駕する「天使」へと変容を遂げる。
そのアイロニーこそが、この物語のエッセンスなのではないだろうか。



終盤にかけ、コッペリオンたちの悲劇的な宿命が徐々に明かされてゆく。
それは「生命」への、「生きる」ということへの省察を私たちに促すものだ。

ラストで描かれる、「死」が支配する廃墟の中での新たな生命の誕生。
もちろん、本作が月並な感動エンドで終わるはずもなく、
そこにコッペリオンたちの悲劇が重ねあわされ、深い余韻が醸し出される。
以下のセリフは何かに抵触するらしくミュートされているが、別サイトから補った。

「コッペリオンの体細胞には抗放射線能力が備わっているのですが、
 生殖細胞にはそれが機能せずやむなく子宮に処置を施しました。つまり・・・
 あの子らは子供を産めないのです。」

コッペリオンたちから奪われているものは、実はそれだけではない。
ある日突然、全機能が停止して最期を迎えるという残酷な運命が彼らを待っている。
その突然死がいつ来るかは誰にも予測できない。
つまり彼らの未来は最初から与えられておらず、予め失われている。
だからこそ、荊のようにすべてをこの「今」に集約して生きるしかできないのだ。

「わたし、そういう難しいことがよく分からないんです。
 でも、分かっていることが一つあります。
 それは、今日も空がきれいやってことです。
 だから別に悲しくありません。」

夕空を仰ぎ見ながら荊が、実にさばさばとした調子で語った言葉だ。

今日も空を美しいと感じていられる―、ただそれだけのことが
世界の中にあること、生きていることの最もシンプルな感覚なのかも知れない。
そんなことを考えずにはいられない気持ちにさせられる。

あるいは逆に、ある人の死とは、その人が日々見ていた空と
ずっと慣れ親しんできたその人の周囲の世界が、すべて消え去ってしまうという
取り返しのつかない喪失を意味しているのだと、
そんな厳然たる事実に、あらためて気づかされるのだ。
{/netabare}


キャラクターの一人一人を愛情をこめて丁寧に描こうとする
作者の愛着が、ストーリー進行を停滞させてしまうという皮肉。
前半の4話までが第一部、後半が第二部と、
全13話が二部構成になっている本作の視聴では、
テンポが遅く、退屈に感じられる第一部を乗り切れるかが鍵になりそうだ。

個人的な評価として、キャラクターの他にもう一個の満点を作画、
とりわけ驚くべき創意に富んだ背景美術に贈りたい。
全編を通して舞台となる廃墟の景観を細密に、
さらにテクスチュア風の処理を加えて大胆に再現し、
画面には虹のグラデーションのような滲みやぼかしを用いて
ユニークな色彩処理を施すことにより、リアルでありながら同時に幻想的な
変質した異空間を見事に表現している。

荊たちのプロポーションのデフォルメも凄い。
異様に細長く引き伸ばされた、エル・グレコの宗教画の人物のような姿。
それも、背景を流れ続ける雲と、吹き続ける風の動きが映像に通わせる
野性味を帯びた生気の中で、まるで原野に揺らぎ立つ陽炎のように見え、
いつしかしっくりと風景に馴染んで来る。今もなおどこかで
彼女たちの「修学旅行」が続けられている、そんな気さえしてきそうだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

制作が発表されたのは2010年の秋。
放送開始は2013年10月。この間にあの大震災と事故とが発生している。
このあたりの経緯についてはよく知られているので詳述しないが、
本作の評価の低さに影響を与えていることは間違いないと思われる。
架空の「題材」であったものが、現実の「問題」に変換される、
つまり、現実がフィクションを追い抜いてしまうような事態が生じた時、
本作の内容があまりにも牧歌的なものに感じられるのは自然だろう。

目下のコロナ・パンデミックを引き合いに出すまでもなく、
現実感覚の変容によって、これまで以上にストーリーのリアリティーと
踏み込んだ強烈なメッセージ性とがフィクションに要求される時代になった。
世界についての私たちの常識のパラダイムが大きな転換を余儀なくされる、
そのような混沌の時代に、すでに私たちは足を踏み入れている。

(初投稿 : 2021/07/05)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

64.1 10 関西弁で漫画原作なアニメランキング10位
SUPER LOVERS(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (170)
917人が棚に入れました
あべ美幸による作品。

「母危篤」という知らせに騙されて海外に来るハメになった高校生の海棠晴は、 そこで突然「お前の弟だ!」と零という男の子に引き合わされてしまう。

野性児で誰の言うことも聞かない零を必死で世話する晴だったが、 どうも零には出生について秘密がある模様。

おまけに。ようやく零が自分だけに懐き始めた矢先、ある悲劇が晴を襲う。

───そして5年後、成長した零に再会した晴だったが…?

苦労性長男、超美形双子、野生児末っ子の4兄弟が贈る一筋縄じゃいかないトラブル・ラブ!!

声優・キャラクター
皆川純子、前野智昭、松岡禎丞、寺島拓篤、村瀬歩、福島潤、田中敦子、沢海陽子、白石涼子、斎賀みつき
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

俺だけのアニメ道まっしぐら? でもすごくよい兄弟愛ドラマになりそうですよ

今春アニメではこれが一番のダークホースかもしれないw
家族愛、兄弟愛を描いたっぽいハートフルドラマなアニメです。

学生の主人公が夏休みを利用して、海外で暮らす母親のもとに
遊びにでかけるのですが、そこで出合ったのは異父弟の弟だった。

みればまだ小学生くらいで、DVで心に傷を負っていたところを
母親が引き取ったのだという。

口数も少なく、人を容易に信用しない素振りをみせる弟くんですが、
まずは胃袋をがっちりにがられて早くも降参。
心を許し始め~。

兄貴の自然体な優しさがいいですね。
特別なにか言葉をなげかけるわけでもなく
根掘り葉掘りと事情を聞くわけでもない。

うまいもの食べて笑顔になって
楽しい明日の話をしているだけで
気力はわいてくるものなんですよね。

自分も、愚痴をいうのはいいけど、念がこもるような、
引きずる愚痴なら言わない方がいいと思うんです。

一話の終わりに東京へ来ないかって誘ってましたけど、
できればあの大自然の中での夏休み時間をもっと見たいかな。
東京で兄弟に囲まれて暮らす生活も悪くないけど、
あの非日常感もたまらなくいいと思います。

とりま、来週が待ち遠しい作品なのは間違いない!

以下ネタバレで

2話まで~ 早くも東京編に突入。まさか記憶を無くしてしまうとは!
{netabare}
導入のカナダの自然に囲まれてのシーンに癒し効果もあったのだけど、
アニメは早々に東京に舞台をうつしています。
3人兄弟+新たな末っ子加入が本筋なんですね。

ここでまさかの兄様、帰国の成田で事故にあって
記憶喪失になっていたとかいう衝撃展開に!

なんとか生活はしてるようだけど、ホスト生活しながら
2人の弟の学費を稼ぐ厳しい状況の模様。
そこへカナダから末っ子が来日してまた騒動に~。

東京という見慣れた環境で現実味が増したけど、
2人のやり取りにほだされるシーンもありました。

でも、なんで弟2人には末っ子がいる事実を教えたがらないんだろう。
たしかに受験控えてデリケートな時期なのだろうけど、
見ている限りではそこまで神経質な男の子にも見えなかったけど。

なんであれ、まだテンションは上がっています。
いい感じで気持ちがほっこりできるエピソードに期待です。
今度は末っ子くんの素直な笑顔がみたい。
{/netabare}

3話~ きたきた! 願いは通じたけど、早すぎじゃね?な巻
{netabare}
2人の生活もなじんで零の心も明るくなりかけてきたところで事件は起きてしまう。
クリスマスも近づいたとある日、路上の交通事故現場を目撃してしまい、
記憶喪失していた設定を思い出させることに。

そのとき父親から言われた『お前、寂しいんだろ』の一言が重くのしかかる。
家族になじもうと必死だった自分のこと。
もしかしていまも自分は零を、自分の心にあいた穴を埋める道具にしていないかと。

それは零のためにならないと離れて暮らす決意をするのだが、晴にいれこむ珍客による
暴力沙汰で零が怖い思いをしてしまい、激しく後悔することに。
そして、そんな出来事を重ねる間もひとり零は考えていて、自分がいることが負担に
ならないかと思い、カナダに帰ることを決意する。

それから2年。
零が目覚めると、枕もとには晴がいた! やっぱり家族は一緒でなくちゃねと
カナダでの新しい生活がはじまるのだった!

ここから感想です
いやぁー、1話でこのままカナダにいればいいのにと思ったけど、
まさかもう3話でカナダ編はじまるとかw
ちょっと早すぎでしょw
いいんかw
まぁ、この方が、先行き面白そうだからいいか。

なぜ晴が離れて暮らすことになったのか、零は帰国を思い立ったのか、
動機の部分は弱いしわかりにくいけど、結果よければすべてよしのOKOK

慣れない異国カナダでの生活がはじまれば、今度は零が先生役ですね。
何かしら仕事をしはじめるんでしょうけど、レストラン?それともパン屋とか?
そーいう暮らしに憧れます!
本当、いますぐでもそんな生活に飛び込めるならしてみたいw
{/netabare}

4話~ え? 海外へ飛んでいった話しは??
{netabare}
なぜか舞台は再び日本に。
しかも日本の中学を卒業した零くん登場で戸惑いまくる自分w

なにやらカナダには2年ほどいて帰ってきた様子で、
半年ほど日本の学校に通っていた模様。
えええええw じゃぁもう高校生になるのか? 展開早いなぁー。
オリジナルでも同じなんでしょうかね。

東京で飲食店かなにかのお店をやりたいらしく、
これを機会に兄弟4人での暮らしもはじまるようで、
果たしてケンカ&トラブルおこさずに暮らせるのか~。

まだ納得のいかない亜樹から厳しい意見もいわれてるけど、
零はいつものこと風に受け流してるぽいし、
同じ時間を過ごすことを徐々に絆はできていってるのかな?

今回はもともと住んでいたアパートの大家さんも絡んだ
ほっこり回でしたが、自分がかなり昔に借りてたところも
大家さんの敷地の中にアパートがあって、嫌でも毎日顔あわせてたのを思い出しましたw

女性しか住めない前提のところに割り込ませてもらった感じで、
住み心地はよかったんですが、その分、なにかあると男の自分が疑われるのが面倒だったなぁ~。
花壇が踏み荒らされるけど!とか、バイクが停めたまんまだけど!とかw
まぁ、そんなことはどうでもいいか。

ラスト、大家さんの縁の下にキラリと光る物体が野良のポメラニアンてところに笑いました。
でも、野良のポメラニアンなんているんですかねw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これは、BLですか? 家族愛ですか?

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
BLの中でもわりとハードですが、一方で、ただのBLと捨てきれない魅力もありました。今のところ、ガチBLアニメの中では、一番楽しめたのは、事実。特に1話目なんか、アニメとして普通に素晴らしいと思いました、途中までは(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
表題だけど、結果、ガチのBLだったよ(笑)

ただ、BL一色ではなく、「辛い過去をどう乗り越えるか」「家族愛」などが含まれてるから、ある程度は楽しめたかな。

7話での清華の台詞、「それって、ただの刷り込みじゃない?」は、この作品の核心を突いていると思う。

この作品の(良い意味でも悪い意味でも)違和感は、同性愛について、晴には悩む様子があるのに、(最終話付近まで)零にはそれがないことだ。なんか、「え? 普通でしょ? 別にどっちでも良いじゃん」という零の温度の低さが、逆に怖いのだ。

家族の愛情を知らない孤独な少年、零。彼の少年時代に初めて家族(無償)の愛情をくれた、晴。そんな晴を慕った零。これが家族愛だけで完結するのなら、それは微笑ましい話で終わるんだけど、成長した零は、「同性愛」を当たり前のことのように淡々と語り始める(ただの弟で良いのか?等)。

これが、零の生まれついての性分なら問題ない。晴なんかはそうだろう(先天的なセクシャルマイノリティー)。

個人的には、同性愛も互いがそれで良いなら立派な愛の形だと思っている。多くの(日本)人はそう(同性愛に寛容)だろう。でも、それが後天的なこと、つまりは晴との交流によって生まれたものだとしたらどうだろうか。

零と出会った当時は、おそらく自分がバイセクシャルだということを自覚していなかった晴。でも、自覚はしていないだけで潜在的にその気はあった。であるならば、零と(家族として)過ごした日々に、そういう「下心」が無かったと本当に言えるのだろうか(つまり無償の愛、家族愛なんかではなく、見返りを求めた愛情)。何も断言できない。極端な(かなりキツい)言い方をすれば、

零の性的嗜好は、自ら(晴)の無自覚な性的虐待によるトラウマではないのか?

という苦悩が、晴にはあったのではないだろうか。

それが、晴の「一歩」を邪魔する。「家族(兄弟)」から「恋人」になる際の枷となっているところは、本作が「ただのBLアニメ」で終わっていない、重要な部分だと考える。

第9話を境に、零も自分の性的な嗜好について悩む場面が描かれるようになった。まあ、それまでは運動で発散していたのが、、、梅雨で走れなくなり、溜まる(抜いてもらう)ってのもどうなんだろう(苦笑)

ラストの10話は、ある意味では肩透かし。春子は、一見破天荒なキャラに見えるけど、その実唯一まともな感覚の持ち主。一番フラットで常識的な視点で晴や零を観ている。そんな春子が「零をスイスに連れて帰る」というところで終わるわけだが、やっぱり何らかの結論は出して欲しかった。二期決定ということだが、これだけ「家族愛」と「BL」の間で視聴者を揺らしてきた本作ならば、最終的(本当の最後)に出す結論と逆の結論を、一期のラストにしても良かったと思う(多分ラストはBLだろうから、ここは家族愛で締めるとか)。そうすれば、作風的に二期へのフリにもなるしね。

まあ、二期は観ます。やはり、ラストをどうしたいかは気になるので。
{/netabare}

【雑談~EDが、、、~】
{netabare}
EDのハピネスYOU&ME、特に入りが、嵐の「Love so sweet」に聞こえるのって、私だけですか? OPも、なんかどっかで聴いたことあるんだよな~。{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目、だいぶストーリーが動いた印象(これは凄いと思った)。序盤はBL<家族愛 って感じで、シリアスなストーリーをこなしつつ、ハートフルな展開でなかなか楽しめた。ただ、キスシーンあたりから……本領発揮って感じでしたね(苦笑)

衝撃の2話目、展開か早いな~と。今のところ、ドラマとしてなかなか観られてます。

3話目。ホストの、ていうか女の恐さ。。。

4話目。そろそろ新展開。まあ、そうですよね。

5話目。このキスのクダリさえなければな~と思いつつ、なければないで人気は出ないのでしょうね。このキス連発、外国人補正では乗り切れないぞw

6話目。BL系にしては沢山の女性が出るアニメだね。晴がホモっていうより、バイだからかな? 晴、一晩でバーボン1本か。私と良い勝負ができそうだ(笑)

7話目
同性愛をちゃかしつつ、正面から考えている……のか? 良く分からなくなってきた。

8話目
うわぁ~、ガチのBLになってきた~。更にロリ要素も入ってきて、なんか複雑さが増してきた(汗) でも最後に家族愛もってきて……やはり、そこ(BLと家族愛)で揺さぶりたいんだね。

9話目
え? 保健室の先生まで男前なのw? 鼻血って、なんかの病気の前振りか(結果、ただの色ボケだった)? おおぅ、零の性の目覚め(苦笑) よくハッキリ描いたな。ガチホモになってきた~。ここでようやく、零の性の悩みか。晴は自分がバイセクシャルだという自覚はあるんだね。

10話目
ここにきてBL一辺倒にならず、家族愛やら生まれの不幸やらを絡めてくるのがこの作品らしいところですね。ん? これで終わり? えらい中途半端なんですね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャラデザの綺麗なボーイズラブ(BL)作品です

この作品の原作は未読です。あにこれでこの作品のジャケットを見た時、何となくですが軽いBL臭を感じました。
これまでBL系は2作品しか視聴をしていませんが、正直まだちょっと苦手です。
そのため、この作品の視聴も少し迷いましたが視聴して判断しようと思い、見てみたらキャラデザが綺麗だったので、気が付いたら何の抵抗も無く完走していた・・・こんな感じです。

作品の主軸となる海堂家の長男は「海棠 晴」という帰国子女・・・優しくて面倒見が良く、その上「超」が付くくらいのイケメンで歌舞伎町の人気ホスト・・・「鬼に金棒」とは、正にこういう人のためにある言葉・・・と思える位、強烈な個性を持ったキャラです。

そんな晴は新しい弟・・・四男にあたる零を母親から紹介されるのです。
ところが、これまで天涯孤独だった零は人に心を開ことを知らない野生児そのもの・・・
でも晴と零の出会いがきっかけとなり・・・この作品は動き出していくのです。

野生児の様な零に散々悩まされる晴・・・
晴にとっても心中は複雑だったと思います。
血の繋がりは無いとはいえ、いきなり弟が増えた訳ですから・・・
でも、零の野生っぷりが晴に考える時間を与えなかったのが二人にとって功を奏したのでしょう・・・
野生の生き物だって、時間と愛情をかければ人になつくんです。
だからそれは零も一緒・・・

でも零が野生児としての本領を発揮するのは、むしろここから・・・
人はいきなりプライベートスペースに入ってこられるのが苦手な生き物だと思います。
なぜなら相手を知ろうとする時、自分の距離を保ちながら少しずつ近づきますよね。
自衛に対する本能と、人としての理性など様々な障壁が相手との間に立ちはだかっているからです。

でも野生動物が持っているのは自衛の本能だけ・・・
そのタガが外れたら・・・相手とはゼロ距離になっちゃうんです。
ワンちゃんが御主人様にお腹をさすってとねだるように、相手を全面的に信頼しちゃうんです。
きっと人がその領域に入るのは、たくさんの時間を共有する必要があるのだと思います。

そして野生児のそれは零も同じだとしたら・・・
零はまるで猫のよう・・・
相手を寄せ付けない時もあると思えば、無防備で懐に飛び込んできたり・・・
晴は零だから・・・気持ちが揺らぐんだと思います。

物語の舞台はカナダから日本に移り・・・零は日常生活の中で理性を学んでいくのですが、これは零の成長に直結していたと思います。
成長するから苦悩する・・・これまで知らなかった感情を知って心がざわつく・・・
零にとっては機能と刺激の連続だったと思います。
そしてそんな零を大きく包み込む晴の存在・・・
少しずつ家族になっていく海棠家の向かう先に何が待っているのか・・・
気になる方は本編をご確認頂ければ・・・と思います。

オープニングテーマは、矢田悠祐さんの「おかえり。」
エンディングテーマは、海棠4兄弟の「ハピネスYOU&ME」

1クール全10話の角川枠作品でした。
10話って短いなぁ…と思っていたら、最終話で続編が発表されました。
中には男性には抵抗あるシーンが無かったといえば嘘になります。
きっとあれもこれも含めて人気のある作品だったのでしょう…
ターゲットは完全に女性層…とうい感じの作品でしたが、続編もきっと視聴すると思います。
BL系作品である事がどうでも良いと思えるくらい、感動する作品に出会えたら…と思っていますが、この作品の続編はどうなんでしょうね^^?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

74.5 11 関西弁で漫画原作なアニメランキング11位
SKET DANCE[スケットダンス](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (834)
5079人が棚に入れました
人助けの部活動にも関わらず依頼がなくグダグダしていたスケット団に、依頼者の山中一郎が現れた。彼曰く、中学のときから付き合っていた『なっちゃん』に突然理由も無く別れを告げられ困っているとのこと。彼から譲られた写真から『なっちゃん』がスイッチと同じクラスの渡辺菜三子であると踏んだ3人は、早速調査に乗り出す。
ネタバレ

もずメ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

追加中。。。

順次追加していきます。。。
止まったら察してください。。。

第一話「学園のSKET達」
☆あらすじ  
  {netabare} 開盟学園高校に転入したばかりの哲平は、クラスメイトのボッスン達から学園生活支援部こと「スケット団」への入部をしつこく迫られている。そんなある日、哲平が謎の男「ペンキ仮面」に襲われた。スケット団はペンキ仮面を探し出し、事件を解決しようとする。
(あらすじはテレビ東京の公式サイトより引用) {/netabare}
☆感想
  {netabare} スケットダンスの第一話。面白い…と実は最初は思わなかったんだな笑
 今見返すと面白いのだけど、ギャグが合わないと思ったんだな。それはそのうちキャラが好きになって笑えるようになったけど。
 葉鶏頭事件のネーミングセンスが最高だ。伊藤先生には悪いけど、笑ってしまう。
 この名前を命名したのは多分スイッチだろうな。。。
 あとちょくちょく入るギャグがじわじわと来る。「あったかいものはそこにあったかい?」とかね。「サムっ」と言いたくなるけど、でもじわじわと来る。
 ヒメコの体内に流れてる酸性の液体とか、ごっつ気になるけど、一番気になったのは序盤のスイッチの口ずさむ音楽だな。哲平くんが押されながら購買部に向かうときに後ろから迫ってくるスイッチの奏でる音楽。どっかで聞いたことがあるような…ん~思い出せん。
 今回はいじめの話だったな。一話目にしたのはやっぱりそれが学園のスケット団っていう感じがするからだろうな。。
 「勇気を出して立ち向かえとか、そんな無茶は言わねぇよ。それがムリだから、ここまでの事をしたんだろ。」
 「だったら、俺に言えばいいだろ。」
 キザすぎるけど、こういう事辛い時に言ってくれるボッスン優しいよ。困っている人は助けてやんよ、俺やってやんよ!のボッスンだなやっぱ。
 地味だし、ジャンプの主人公にしては打たれ弱いけど大好きだ。

視聴日2022年8月1日夜というかほぼ2日だな。

{/netabare}

第二話「ペパーミント侍」
☆あらすじ
  {netabare} 武光振蔵は侍オタクの剣道部員。彼の目下の悩みは主将になってから試合で連敗続きということ。彼は地区大会までに本来の実力を発揮できるようスケット団のもとで修行を行う。そこで振蔵はボッスン達が提案する数々の修行をこなすのだが、どれも効果はいまひとつ。果たして振蔵は本物の侍になれるのか・・・!!
(あにてれより引用) {/netabare}
☆感想
  {netabare} 第二話は振蔵と矢場沢さんの登場回。前半は振蔵で、後半は矢場沢さんです。
 この回からヒメ姉さん御用達のペロキャンこと、ぺロリポップキャンディが登場。お味はレバ刺し味。~これは微妙そうだ。
 やっぱりあれだな。ちょっとボケが力技気味よな。ツッコミもノリノリな感じが凄い。視聴者のテンションと乖離しているな、これは。でもこの感じがいつの間にか心地いいスケット団の雰囲気に変わるというね。
 振蔵の「レ・プ・リ・カ」の癖がね、、、なぜかプとリで目が上を向くんだな。
 そういえばスリングショットもこの回で初お披露目だった。後の回で学園に取材に来た漫画家が言ってたけど、スリングショットって二番手三番手の武器っぽいよな。地味だなボッスン。でもカッコいいぞ。
 なんか全体的に吹き出しが多かったけど、なんでだろう。そのおかげでヒメコが走って、ソフトボール部を爆弾魔イエティの手から救うシーンでは、かなり面白い演出になってた。あれもう一回どこかで見たいな。
 ソフトボール部と言えばまだキャプテン見てないな。あれ、いつから出て来るんだっけ。一話でいじめっ子として悪役に徹した城ケ崎を恋する乙女にまで変えたキャプテンの登場が楽しみだ。
 金城先生のセリフ、ほんの一瞬しか映らなかったけどボッスンの表情が険しくなったの良かった。くっとなってたな。
 “ゆくところのない人間が寄り集まってるだけ”
これこそシャラップや、ねぇヒメ姉さん、ガツンとやったってくださいよ。
 てなわけで二回の感想もこのへんにしておこうかな。感想というか備忘録っぽいけどな。言い忘れてたけど振蔵の試合が勝って終わった時に駆け寄ろうとしたボッスン達が、試合の最後、礼の号令できちんと止まるのカッコいいな。メリハリのある感じだ。
 
視聴日㋇2日
{/netabare}

第三話「伝説の鬼姫」
☆あらすじ
 {netabare} ヒメコはかつて、伝説のヤンキー鬼姫として不良達から恐れられていた。今はすっかり丸くなったのだが、「最近あの鬼姫がまた暴れ回っている」という妙な噂を耳にする。そんなある日、自らを「鬼姫」と名乗るヤンキーがヒメコの前に現れて・・・ {/netabare}

☆感想
  {netabare}キャプテン出て来たな。やっぱりキャプテンがいなきゃスケットダンスじゃないからな。そして次回はついに城ケ崎とマッチアップだな。
 今回の話はパチモンの鬼姫とマジモンの鬼姫とが衝突する話だっだな。ギャグもちょっと少なかった。公園に駆け付けたボッスンとスイッチが打ち合わせのポーズするの、スイッチだけふざけるのフフっとなるな(キッパリ)。
 ヒメコが最後に言ってたように、自分に正直に生きてきたからと言って、後悔しない生き方をしてきたわけじゃない。過去にどう意味を見い出すかで、大きく違ってくるような気もするな。どんなに辛い目に遭っても、そのおかげで今があると思えるならちょっとは増しに捉えられるかもしれないな。そのためには今が良くないといけないんだけどな。
 百香もこれから声優にアイドルに歌手に役者になるとはな。過去がどんなものでも、それを糧に頑張っていきたいな。まぁ、それはそれとして魔法のペテン師 リアリティマジのシニカルステッキが後々伏線として回収されるとはな。こんな初めから出てたんだなこのアニメ。
 よくよく考えると鬼(ヒメコ)が桃太郎(百香)、犬(乾)、猿(去川)、雉(木島)を従えるってかなり危機的状況だな。これは退治しに行って失敗したという世界線だろうな。。。それとも桃太郎が結婚した姫が一番の鬼だったというオチなのか。。。?
 このへんで今日の感想は終わりにしておくよ。ついでにいっておくと今回の話に出てきたペロキャンの味はブルーチーズ味、しおから味、レバ刺し味、さば味噌味、ドリアン味の五種類だ。私だったら店頭で見たら買ってしまうな。。。じゃあ、また次回。
視聴日㋇3日
{/netabare}

第四話「ロマンティック坂の上のファインディングペロリン」
☆あらすじ
 {netabare}漫研部・早乙女ロマンは、帰宅路の坂道で「王子様」に遭遇する。彼にもう一度会いたいロマンはスケット団に王子を探して欲しいと相談する。スケット団は、ロマンの似顔絵を手がかりに王子探しをすることになったのだが漫画家志望とは思えない彼女の画力に捜査は難航するのだった。(あにてれより引用) {/netabare}
☆感想
  {netabare}早乙女浪漫の登場回。かなりメタキャラだと、最初は驚いたのを思い出す。後々彼女自身が言うように主人公を最初に好きになった乙女にも関わらず、あまり登場しないキャラになってしまったな。。楽しむなら今のうちということだな。
 あまり物語に関係ないが、序盤でヒメコが学生向けのファッション誌っぽいのを読んでいるな。たしかにヒメコって部屋が可愛いらしかった記憶があるな。やっぱり関西人の血が強すぎて、女子っぽいイメージを持たれにくいんだろうな。
 今回サラッとだけどスイッチの絵が登場していた。私は彼のキャラの目が必ず寄り目に描かれてしまう所が好きだ。後々ボッスンの絵も描くが、それがあそこまで可愛いとはな。。。
 あとスイッチとヒメコの夫婦ボケ好きだな。あのノリこの後何回か見たけど、もっと見たいぜ。
 ジョー・キサラギがあんなになってしまったな。というか占いに一喜一憂するのは、根が乙女っぽいな。。しかも乙女座らしいしな彼。だからこそキャプテンみたいな凛とした女子に惹かれるんだろうな。
 ただ最終的には白子ポン酢味に敗北するんだけどな。。。
 キャプテンと言えば、彼女の亡くなった母親がペロりんに全く似てないのが面白いな。あれ、、似てないよね?私だけなのかな。そう思ってペロキャンの場面で笑ってたけど、あれれ。
 そして最後にぺろりんッて顔したヒメコかわいかった。
 今日の感想はこのあたりで。感想と言うか、覚書きっぽいけどな。。
 あれ…前にも同じこと言った気がする…。
 ちなみに今回出てきたペロキャンの味は、ナス田楽味、白子ポン酢味、海鼠腸(このわた)味、さば味噌味、カニ味噌味、ぬた味噌味の6種類だ。
 あとペロキャンの㎝らしきもので、レバ刺し、塩辛、卵白、くさや、焼き蛤、リブロ―スも紹介されてたな。。というかあのペロキャンガールは何代目なんだろうな。。
 じゃおやすみ。
視聴日8月5日だったはずが、もう6日になってるな。。 {/netabare}
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0
ネタバレ

puuuusan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

SKET DANCE!! we can do it! 3,2,1 LET'S GO!!

【スケットダンスってこんなの!】
学園生活支援部、人呼んで『スケット団』

パソコンで喋るスイッチ!
ツッコミ担当の紅一点ヒメコ!
赤ツノチリ毛虫のボッスン(笑)

彼ら3人とその仲間たちが送る学園ギャグコメディだ!

個性の強い依頼者やヘンテコな相談にヒメコが突っ込む!
スイッチがかぶせボケする!
……ボッスンは、、集中する!(笑)
といった感じです。
※ボッスンはリーダーです※

全77話と多いですが面白い話が多いので楽しめるはず…

クソゲー回や桃太郎改編話、ガチャガチャ回……
他にもたくさん印象に残ってる話がありますね。

なんのこっちゃって人は見てみてくださいな
わかる!って人は語り合いましょう!

【アニメならではなとこ!】
①何と言ってもあの回
{netabare}カイメイロックフェスでしょう。
アニメ専用にオリジナルスリーピースバンド『The Sketchbook』が作られましたね。
歌う曲もオリジナルソング『道』に変更されていました。かっこいい!
これがそのままOP2となるわけですが…
かっこいいわヌルヌル動くわで感動した覚えがあります。
その後もオープニングエンディング劇中歌と大活躍でした。
{/netabare}

②SEが面白い
アニメとなって音がつくわけですが、SEが面白かったです。
こればっかりは聞かないとわかりませんね。
{netabare}ボッスンが巨大アフロになる回で、トコローション10で伸びた髪を切るときの『パッツン』はいまでも覚えています{/netabare}
他にも{netabare}『見せられないよ☆』とかもありましたよね。てへっ☆ってしてるボッスンでモザイクしてありました。多分ペロキャンで吐いたときです{/netabare}

他にも放送部の八木ちゃんの友達『倉ちゃん』をやたら推してきたり
銀魂コラボの時の声優被りはアニメならではですね。

ギャグはレベル高いと思います。気に入った方はぜひぜひ原作も手にとってみてください♪


ここから先は真面目な話になりそうです。
どうでもいいや♪って方はスルーしてください。
見てくださってありがとうございました!

【アニメ・スケットダンスについて】
アニメについてちょっと苦言を呈します。
{netabare}終盤からお色気シーンが過度になったと思います。雑になっていった気もします…
そんな漫画ではないので残念でした。売り上げの関係もあったのでしょうね…{/netabare}

【スケットダンスという作品】
ここでは2つお話してみたいと思います。
①{netabare}評価の分かれるシリアス回
3人の過去に触れたお話です。
特にスイッチの話はスケットダンスでは段違いに重いと思います。
作者曰く設定は元から決まっていたようで、作者自身もやるかどうか悩んでいたといいます。
スケットダンスという作品を「ギャグ漫画」として認識していた人にとっては受け入れづらかったことと思います。
自分はなんの情報もなく見ていたので身構えずにすみました。
そのせいか気にならなかったどころかこの作品にハマるきっかけにもなりました。

スケットダンスを語る上で欠かせないシリアス回。どうか非難せず見届けてほしいです。
それとこれから見る人にもシリアス回が重いことは内緒にしておいた方がいいかもしれませんね。
すみません、偉そうに語ってしまいました。{/netabare}

②{netabare}銀魂との比較
スケットダンスはよく銀魂と比較されます。
作者さんも「劣化銀魂」と銀魂コラボの時に銀さんに言わせていましたw
同じジャンプ作品でギャグ路線だったので比較されてしまうのでしょうか。
自分は銀魂も大好きなのですが

はっきりいって銀魂には勝てません。

銀魂は偉大すぎるのです。
これはスケットダンスが面白くない!ということではなく、銀魂が大きすぎるってことです。
比較対象が大きすぎて、スケットダンスが霞んでしまうのはちょっと悔しいです。
3人組という設定こそ似ているものの、ギャグの成分は違っていてどちらも素晴らしいです。

『スケットダンス単体で見てほしい!』
これが僕の願いです…

ここまで見てくださった方、どうもありがとうございました!
{/netabare}


【スケットダンスクイズ!】
モブキャラやどうでもいいキャラ、どうでもいい設定が多いスケットダンス。
第二回人気投票では応募キャラ総数が600を超えていました。
まあなかには『ベル坊』『池上彰』とか全然関係ないキャラもあったみたいですけどねw

そこで、ちょっとクイズを出したいと思います。
まずは2問いってみたいと思います!
クイズスタート!
(思いついたら更新するかもしれません)

第一問
ウォン老師発案のクソゲーシリーズ『ヒュペリオン』
男しかハマれないという将棋のようなゲームに登場する切り込み隊長の名前は?
{netabare}ドドンドンドドンでした!まだまだ序の口!{/netabare}

第二問
ボッスンたち3人がガチャガチャの魔力にとりつかれた回。
そこでヒメコが3回連続で当てたキャラの名前は?
{netabare}アンソニー……ですがぁ〜
そいつのTシャツにプリントされていた文字は何?
{netabare}I♡NY
マニアック問題でしたw{/netabare}{/netabare}

お付き合いいただきありがとうございました!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20
ネタバレ

jethro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

主人公たちの過去話を見逃すな!

TVシリーズ全77話及びOVAを完走

最高に愛すべき作品に出会えた感じ

放送当時原作切れのため最後の方が
少々グダグダになってしまっていたのが悔やまれます。

しかしそれを除けばパーフェクト
なので総じて満点を付けています。

本作の最大の魅力
それは独断と偏見を込めて
ヒメコ(鬼塚一姫)というキャラクターの存在にあると断言します。
CV白石涼子さんの関西弁、弾丸突っ込みトークに夢中
セリフを聞いているだけで幸せという中毒状態になります。
あまりのテンポの良さにプレスコ収録したのかと思ってしまうくらい素晴らしい

次点がスイッチ
ご存知CV 杉田智和さんのキョン(ハルヒの憂鬱)を思わせるスーパー解説風セリフ
口の動きに合わせなくても大丈夫なキャラクターゆえに
リミッターが解除されたような勢いで
その表情とは裏腹にメチャメチャ生き生きとしています。

主役が三番手になってしまいましたが
ボッスンのCV 吉野裕行さんも決して引けを取りません
(上記2名がスバ抜け過ぎている)
ヒメコのトークのボケ役は「よくぞここまで」というくらいノリノリ

アニメでこれだけセリフがかぶってかぶりまくる状態が
自然に見られるなんて嘘のようです。
しかし笑いました笑い転げまわりました。
アニメキャラの掛け合いが、これほどまでに面白いとは!!

キャラと笑いの話題が先行してしまいましたが
本作は泣いて笑って感動できるエンタテインメント作品
その「泣き」と「感動」のパートの話が
この手の作品では考えられないくらい超シリアスストーリー

その担い手ともなるのが、スケット団3人の過去の物語
何が彼らを「人助け」という衝動に駆り立てるのか?
まだ青春を走り始めたばかりの彼らにどんな事があったのか
そこには私達が想像し得ない
挫折という言葉が軽すぎると感じるような
あまりにも深い闇が存在します。
その深遠なる闇に彼らの若き魂の炎はフッと吹き消されてしまいます。
跡形もなく粉々に・・・(SF的な意味ではありません)
ヘビーです。
このヘビーさが現在の彼らの活動をまばゆいばかりに輝かせます。
彼らはどのようにして魂を取り戻したのでしょう・・・
取るに足らない小さな善意が、やがてその輪を大きく広げ
希望に満ち溢れたものへと変えていく様に
驚きと共感を得るのではないかと思います。
そして、必ず忘れ得ぬ作品の一つになるはずです。

放送当時、原作は完結しておらず
下記リストの中でも「スイッチ」の話が決着していません
現在では原作も完結しており「スイッチ」に関しても
その話の決着を見ているので
視聴後、原作に触れてみるのも良いかと思います。

全77話のボリュームなので参考として過去話をリストアップしておきます。

【スイッチ】
24話「兄・弟」
25話「スイッチ・オフ」

【ヒメコ】
36話「OGRESS」
37話「薫風」

【ボッスン】
40話「ステイクアウト・ブルース」(基礎知識)
46話「Happy Birthday 前編」
47話「Happy Birthday 後編」
48話「Happy Rebirthday」
51話「会えて嬉しい」

ギャグ中心と思われがちな本作ですが上記 過去話とは別に
「感動」回も少なくありません
独断と偏見のリストを記述しておきます。
ただし、これらはそれなりに前後の人間関係の知識を
必要とするものもありますので注意が必要です。

3話「伝説の鬼姫」
6話「鬼姫の目にも涙」
7話「夏の桜」
16話「カイメイ・ロック・フェスティバル」
17話「スケッチブック」
21話「オタクトオカルト」
22話「ランニングホームラン(改)」
44話「ドロップ」
56話「楽屋に行っていいかい?」
59話「椿と雛菊」
62話「Skip!」
70話「The last day of president」

また本作では「銀魂」とのコラボ回があります。
話がまたがるようなクロスオーバーではないので
特に「銀魂」を見なくても本筋への影響はありませんのでご安心ください
順番としては「銀魂227話」→「スケットダンス26話」の順番です。

ちなみに原作23巻前半(全32巻)くらいまで網羅されている内容ですが
所々端折っている話もあるようなので
23巻まで完全に網羅されてるとは言えないようです。

未見の方には是非見ていただきたい作品です。

{netabare}余談ですが
75話「SOLITUDE」は行き過ぎた表現だと思います。
本作における唯一の残念です。
たとえ過ちとはいえ、拉致監禁はいけません
それが例え悪徳教師としてもです。
処分も2週間の停学レベルではなく
本来的には警察沙汰のハズです。
原作では、事のあらましが配信され続けたことによる
配慮であるとフォローがあり
本作においても、同等あるいはそれ以上のフォローが必要だったと感じます。
キリがツバキに対する考え方を改めるきっかけともなった話なので
はずす事が出来ないエピソードである事情からしても
一般社会「常識」ではなく「良識」に準ずる
考え方を熟考し行使していただきたかった{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

67.4 12 関西弁で漫画原作なアニメランキング12位
GANTZ:O(アニメ映画)

2016年10月14日
★★★★☆ 3.8 (113)
473人が棚に入れました
地下鉄で事件に巻き込まれ、命を落とした高校生の加藤勝。次の瞬間、加藤はマンションの一室にいた。そこで玄野というリーダーを亡くし失意の東京チームと出会う。彼らと共に転送された先は、東京ではなく、火の手があがる大阪の街だった。加藤は命がけのサバイバルゲームに挑むこことなる。曲者揃いの大阪チームとの遭遇。強力な妖怪型の星人軍団=百鬼夜行との戦闘。シングルマザーでありながら戦いに身を投じていた大阪チーム山咲杏との出会い。さまざまな事態に翻弄されつつも、加藤はたった一人の家族である弟のもとへ帰るため、死線を潜り抜けていく。やがて、加藤らの前に大ボス「ぬらりひょん」が立ちはだかる…!

声優・キャラクター
小野大輔、M・A・O、郭智博、早見沙織、池田秀一、津嘉山正種、小野坂昌也、津田健次郎、小川輝晃、梶裕貴
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

タイトルなし

制作のデジタル・フロンティアをご存知ですか?
龍が如くとかバイオハザードのムービー、実写版デスノート、バケモノの子など数多くの有名作品のCGを担当しているのでご存知の方も多いかもしれませんね。
モーションキャプチャースタジオを所有し、個人的には白組(代表作:STAND BY ME ドラえもん)・ポリゴンピクチュアズ(亜人)とデジタル・フロンティアが日本のCGスタジオトップ3だと思っています。

さて、今回視聴に至ったのは、方々から面白いよ!との意見を聞いた為でした。実際それまではGANTZを全く知らなかったし、PVもイマイチ…声優さんの演技や顔のつくりが気になってしまって行こうとは思えなかったのです。

しかし、面白いのであれば…と疑い半分・期待半分で観に行きました。
結論を申しますと、面白くは感じられませんでした。

面白いよと言ってくれた人や私の周りには状況的につまらないと伝えにくく、どうにも消化不良で気持ち悪いのでこちらを吐口に使わせていただきます。
netabareビューの中に詰めさせていただきますので、閲覧は自己責任でお願いいたします。

まずは良かったところから

初心者にもやさしい物語
前述の通り、全くGANTZを知らない状態だったのですが、主人公の加藤君が新しくゲームに参加したところから物語はスタートしますので、初心者でも簡単に物語に入り込むことが出来ました。

緻密で細かい背景
大阪の繁華街が舞台となっておりますが、実写と見分けられぬほどの正確性です。
実写でもいいじゃないか…とは時々思いますがフルCGにしたのは縫合性を第一に考えたからなのでしょう。

岡八郎のロボットがかっこいい。
ロボット登場シーンはこの映画の華でしょうね。パーツの多いボディはさながらハリウッド版トランスフォーマーの様です。こんなのが出てくるとやっぱりテンションが上がります。
大阪チームは雑魚チャラ感の漂うキャラが多くどんなスキンヘッドが出てくるのだろうと期待したら、意外と岡八郎も自身もかっこいいので、これは最強キャラだな。と確信しました。

妖怪の不気味さ満点
敵は百鬼夜行をモチーフとされているので、沢山の妖怪が登場します。
ぬらりひょんや、牛鬼、火車、天狗をはじめ、名の良くわからない妖怪も一つ一つが気持ち悪い良きデザインになっていました。

芸人の演技が上手い
ケンドーコバヤシさんレイザーラモンのお二人が声優として登場されています。ケンコバさんは意外とキャラの声をやっていて、前から上手いと思っていたのですが、レイザーラモンのお二人も違和感をほとんど感じず、EDで知って驚きました。


残念だったところ
{netabare}
序盤のタクシーの中からの視線が、なぜそこから映したのか気になった
車内からの視線は亜人のアニメで実は人がいた!という設定になるほど!と思ったことを覚えていたので、今回は…ただそういうみせ方をしたかっただけなのかな(´・ω・`)と落胆せずにはいられませんでした。
何か心理的効果があるなら教えてください。

通天閣上のぬらりひょんがあまり強そうではなかった
大阪チームの人「あいつら強そうだなあ…」
何処が?って思ってしまいました。
今まで出てきた妖怪がみんな怖いので、違いが良くわかりませんでした。
牛鬼はかなり大きいのですぐにヤバイと思ったのですが…
ぬらりひょんの通常イメージって小さいオッサンなので見た目のインパクトがあんまりないですよね。
→弱そう!と思ったら超強くて見方全滅
→ぬらりひょんの妖怪のイメージをキャラクターが所持していること前提で侮れないぞ!
のどちらかなら納得しました。

キャラの顔が中途半端なリアルさで私の不気味の谷に落ちてしまった
今回あまりキャラの顔が…と言っている人を見ないので、私の感性がずれているのかもしれませんが、どうにも顎が細くて人ともキャラクターとも見分けられないデザインが気持ち悪かったです。
主人公が高校生に見えないし、中学生はもっと見えないし。
キャラの表情も硬めで残念でした。
(デジタル・フロンティアのGANTZ:Oメイキングに加藤の初期モデルから完成画像まで載っていますが、初期モデルの方が好みでした。)

一つ一つの動き・声が演技臭い
よく、アニメでもリアルさを増すために、吹き替え寄り・実演している俳優さんを起用することがありますよね。その重要性を今回良く感じました。
アニメで引っ張りだこの声優さんの方が声に張り・演技がオーバーで違和感があるんです。ナチュラル演技にしてもらうことは出来んかったんやろうか
それから動作もアニメよりと言うか、あざとすぎて怖いわ

もうちょっとキャラのリアル度を下げればアニメとして消化できたと思うのですがね

ここからはほぼ悪口
{netabare}東京チームがへっぴり腰すぎてイライラしたが、さげ○んの大阪ヒロインはそれ以上に終始イライラしていた。
いきなり出てきて、主人公にちょっかいだして、勝手に見放し偽善者呼ばわりとか何様なんですか。
いきなり何の躊躇もなく好きと告白して、私と息子と主人公と主人公の弟で4人暮らししようとか意味わからないんですが。それ嬉しいんですか?
そもそも結婚できる年なんですか?→Wikipediaには高校一年生と書かれていましたが…ダブりかな。
{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

beatle さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

最強!の原則と最高!のCGアニメ、まさかこれ見てない人とか。

いないと思われますが、とりあえずこの作品のウリでも書いておきましょうか。

いやいや。まてまて。この世の中にガンツ知らない奴とか存在しているのだろうか。冷静に考えてみて、まさかガンツの名高い大阪編を知らないとかいう人間の存在が許されるのだろうか。先ほどこちらも三回目の大阪編読了したので、今回はそういったことも踏まえて。

「ガンツ?なにそれ美味しいの?」

「パンツじゃねーんだよ!!」

という方にも理解できるようにガンツの素晴らしさを書いておきましょうか。

とりあえず、エロい。という事はありますよね。かなりマニアックなエロい趣向ではありますが、エロ画像掲示板でラヴァースーツとかピチピチスーツとか巨乳とかの部類でご使用して頂いてる方はとてつもなくお勧めですね。これを視聴せずに死ぬのは、ジャンプっ子がハンターハンターを見てないレベルのスルーであります。

あと、ほどほどのカッコイいとエロいが混合しておりますので、ティーンエイジャーにもお勧めでしょうか。純粋なドスケベエロだけで育っては、健全な青少年育成には遠く及ばないことは自然の摂理。奇跡的な配合率で、熱狂してしまうでしょう。

エロにも様々なエロがございますのは周知の事実ではありますが、かような上質なエロさは極々稀。お父さんお母さんに内緒にしなくてもレンタルしちゃえるし、超お勧めです。


次に残酷さ、予想不可能の展開に次ぐ展開、練られたシナリオ。

多分、ガンツのシナリオは想像できる限り最上のものっぽい気がします。三秒ほど考えた結果なのでおそらく間違いないでしょう。どれぐらいの衝撃度数か、分かりやすく言えば、アニメのクレイモア。映画のダークナイト。いずれも初見さんでの視聴レベルでね。映画もアニメも詳しくない方には、見てると椅子から転げ落ちるレベルの衝撃展開。

次に、絵。絵。絵。マジやばい。これすげーやばいもん(こなみ)書き込みが半端ない漫画を挙げてと言われれば、ガンツが挙がるんじゃないかってぐらいヤバイです。いや。本当に。大阪編もカタストロフィ編もヤバイ。奥ってヤバイ。超ヤバいまじ卍ー。

ガンツ見てると大友てんてーのAKIRAを思い出したぐらいです。あれもヤバイっていうか、あれは地球で一番なので既存の時代と照らし合わせるのもどうかと思いますが、それぐらいヤバイです。

ガンツの一気読みはハンターハンターの一気読みぐらい面白いです。しかも絵の書き込みがされてて漫画のコマにも工夫がされてるから何回も繰り返し読まないと当方には理解ができません。まさにスルメ漫画!



これの日本が今一番頑張った世界に羽ばたかせたフルシージーアニメであります。

近年のアニメのシージーの発展は目を見張るものがありますよね。特にそれはエロの分野に顕著になってる。そう思えてならないのです。

どや?

どやどや??

ヒマやろ?ちょっとは興味でてきたやろ?ガンツとりあえず面白いんじゃねーか?とか思っちゃったりなんちゃりしちゃったりしたやろ?

最後にひとつだけ。

音楽がメッチャ良い。ガチで中学レベルの感想だけど、ドレスコードとかいうバンドの人間ビデオ。これがヤバイ。超やばい。調べてみたけど、セッションに人間椅子がギターやっとるやん!!どことなく洋楽っぽい感じがしたけど、これはいい。ボーカルの一人芝居じゃない音楽はいい。序盤のイントロのギターのアピール。これやっぱり若人には無理だもん。そういうのできるのはやっぱり人間椅子やないとあかんねんな。(突然の似非関西弁)

しかもちょっと調べてみたら、やっぱり歌詞もガンツを意識しているというか、ガンツの曲を作ったという感じか、初めのじゃんじゃんとか漫画の大阪編の道頓堀での星人集団の擬音のそれやん。ようできてておにーさん関心しましたわ!!!

久々のヒットだったわ。やっぱガンツOはぱないの。そう確信した拙僧でございます。


さて。それじゃぁ・・・。




今度は機会を作ってレンタル屋さんで借りようと決意しました。

タイトル通り、これ見てない人、自分であります(伏線回収終了)

とりあえず、近くにレンタル屋があって時間がある香具師ならゴーゴー!期待度マックスであります。やっぱガンツは良いっすよ。マジでね。


見終わりました。最高でした。が。タブレットで見たのは不正解でした。次は映画間でみれるような続編を希望します。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2
ネタバレ

聖剣 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

軽度心的外傷後ストレス障害(Mild PTSD)

すごく好きな作品で
たまに原作を読み返したくなるヤツ
終盤の展開にはネガティブな声が多いってことはもちろん知ってる
でもね、連載開始当初から
荒唐無稽な設定にワクワクさせてもらったじゃんかぁ!
たとえ予定調和だとか主人公補正だとか言われたとしても
個人的には最後までアレで良かったと持っている
むしろ、よくぞ完結してくれたぁ!って感じ
だって、あのまま突き進んだら
胸糞悪いバッドエンドだってあり得たんだからね

まぁ、ソコをあえてツッコむんなら
序盤の日常生活のちょっと不思議ってくらいのスケール感が
宇宙規模のスケールまで膨れ上がったところに違和感があるかな?
あと、主要キャラが漏れなく美男美女
(しかも女性はほぼ巨乳)だらけってのもあるかw

この作品では
原作のまだスケールアウトする直前の山場、通称大阪編
俯瞰で見直すと
すでに歯止めが効かなくなってき始めた感はあるが
連載当時は
そんなことお構いなしの怒涛の展開で、
考える余地を全く与えてくれなかったという印象
辛く激しいミッションをなんとかくぐり抜けても
再び、より凄惨な状況に陥る展開の連続に
なんだか救いのない終末感が漂ってて
後味の悪い終わりがハッキリとイメージできる状況
そんな中
玄野や加藤の放つセリフが、
単なるキレイ事って馬鹿にできなくて
次第に希望のように見えてくるんだよ
あぁ、
これってたぶん軽いPTSDになってたんだなぁw

そんな彼らの行動に感化されて
レイカやおっちゃん等が
少しずつ逞しくなっていくのが嬉しくて
多分叶わないだろうけど、幸せになってほしいと切に願うばかり
そうね
この感覚は進撃三期後半と同じくらい苦しい
もっと正確に言うと「ぐ、ぐる゙じぃい゙い゙」って感じ
胸が締め付けられるような感覚は、あんまり長居するとちょっとヤバい

そんな原作の流れを壊さず
うまく生かした良作品だと思います
それに大阪編は原作GANTZのピークとも言えるので
(実際、自分は大阪編後に購読を一時中断してるしw)
原作未読の人はどう思ったんだろ?
もっと多くの人達のいろんなエピソードを携えて大阪に乗り込んでいるので
本作で加藤のカッコよさや
本来の主人公玄野計に興味が出てきたのなら
是非原作を読んでもらいたいですね
読んだらたぶん{netabare}「なぜメガネくんがいないんだぁ」{/netabare}ってなります

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

69.2 13 関西弁で漫画原作なアニメランキング13位
よんでますよ、アザゼルさん。Z(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (693)
3878人が棚に入れました
芥辺探偵事務所で働く女子大生・佐隈りん子。彼女は雇い主である芥辺に素質を見出され、助手として依頼をこなしていくうちに、「悪魔探偵」という芥辺の裏の顔を知ることになる。
ある日、芥辺がグリモアという魔導書を使い魔界から召喚したのは、とんでもなく下品な悪魔・アザゼル。イケニエと引き換えに、依頼に向かったアザゼルだったが、事態は思わぬ 方向に…!?
役に立ちそうで立たない個性豊かな悪魔たちと佐隈の騒がしい日々は今日も続いて行く…。

声優・キャラクター
小野坂昌也、佐藤利奈、浪川大輔、神谷浩史、中井和哉、小林ゆう、白石涼子、玄田哲章
ネタバレ

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

じーごーくーじーごーくーたーのしい痔ごーくー

先日CDショップに立ち寄りましたところミュージックビデオを流しておりまして、
目に飛び込んできたのが何とアーティスト名『AZAZEL ATSUSHI』!
アザゼルさんまさかのアーティストデビュー!?
目を疑い再度画面に目をやるとそこにはEXILE ATSUSHIとあったのでした…。
紛らわしいんじゃボケが! 改名待ったなし!

と言う訳で、悪魔やドS探偵、ぐうかわ眼鏡女子大生さくちゃん、神様らしき者らが繰り広げる
ひたすらくだらなくて、お下劣お下品極まりないエログロギャグアニメとなっております。
放送枠は15分、本作Zは無印に次ぐ2期。つかOVAもあるんすね。知らなんだ。

一番笑ったのが3、4話。↓※ほぼ出オチにつき未見の方はあんまり見ない方がいいかと
{netabare}痔のおっさんが大塚明夫www
ケツから血を噴射させながら雄叫びを上げる様は、明夫さん仕事選んでー
なんて思う前にこちらの余力は0、腹捩れてました。
さらには、あのマルコメの恋人看護婦役は元妻の沢海陽子さん。とニコ生のコメで知りました。
酷いよ…こんなの…あんまりだよ…。{/netabare}

さすが水島努監督作品。
サルガタナス役の金田朋子さんはキャラに合わせボールギャグを咥えて演じたそうで、
水島監督マジ有能すぎー。

※↓ガチのグロいやつにつき耐性ない方はクリックご遠慮くださいm(_ _)m
{netabare}当時、私は地主でした。

用を足す際出血を伴う程度で痛みもなく、放置していたのですが、
4話を観た辺りで脱肛を発症。用を足した後も何か居座り続けているのです。肛門の辺りに。ヤツが。
あまりにも気持ちが悪いため、ネットで探しうる限りの情報をかき集め、
ありったけの悠木をふり絞って、近所の消化器肛門外科の門を叩いたのでした。

診断は案の定いぼ痔。複数あるのとことでした。
繁忙期前にケリをつけたいと考え手術を即断。数日後施術いたしました。
手術は幹部を切除する比較的大がかりなものではなく、薬物を患部に注射し、
肥大した箇所の縮小と固化を意図したものであるとのこと。
麻酔の注射がかなり痛かったものの、手術は無事成功しました。
以後現在に至るまで用を為す際の出血もない経過を辿っております。

ただ、ネットで得た情報によればその手術に使用した薬剤はアルミニウム系の物質で、
アルツハイマー発症の要因になり得るんじゃ?とか不安要素もあるわけですがw
あと出費が痛かったですね。保険適用外のプロセスがあってけっこう高かった。
入院とかも全くない日帰りで3~4万だったっけ?
借家の更新とか住民税とも重なってほんとキツかった(´=ω=`)回顧ー

痔って誤解を受けやすそうな印象があるので一応書き添えておきます。
痔は別に不潔な病気でも不潔さが要因で疾患する病気でもないのです。
いぼ痔で言うと、いわば血管の病気。
用便や出産の際のいきみなどが重なることにより、
血管の薄い箇所が膨らみ、こぶ状になるのがいぼ痔。
出血は飛び出たこぶが便に触れたりする際に起こると言う訳です。

出産、の例で挙げた通り、女性もかかるリスクがそれなりにある病気です。
もし疾患した際は早めに病院へ行くことをオススメします。
つか出血て消化器のヤバい病気もあるしね。
同じ痔でも痔瘻はすげえキツいって元患者の同僚が言ってた。何日入院したっつってたっけな。
なお、20代ですよ。今もその人。疾患は大学時代とか。

病院へ赴くの特に女性はより恥ずかしく思う方も多いと推察しますが、
ネットで女性の担当医さんがいる病院を予め探して、とかね。
ちなみに私が通院した病院は主治医男性でしたが女性の患者さんもけっこういました。

ってなんだコレw
{/netabare}


そう、で、改名の候補考えたんですよ。
Xが紛らわしくて実にけしからん!とかN入れてみたらどうよ?
と私のゴーストが囁くので。アザゼルさん制作は攻殻と同じProduction I.Gだけにね!
NEGUSOILL ATSUSHI なんてどうですか?

EXILEファンの方ホントすいませんm(_ _)m

(2014/03/26初UP)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヤング版スピードラーニング

ここでは、第1期と第2期のレビューをまとめて書きたいと思う。

事は、本作品の原作コミックが某電子書籍サイトで「1巻立ち読み無料」だったので、何となく冒頭話を読んでみたことから、端を発する。
あまりの衝撃の内容に、「え、これアニメになってなかったっけ…?」と思い出し、視聴を開始。
TVという媒体において、一体どこまで再現可能なのか…これが私がアニメ版を見ようと思った唯一最大のきっかけであった。

-結構、そのままだった。漫画版にかなり忠実に作られている。(少なくとも冒頭数話に関しては)

アニメに限らず、実写のドラマや映画でも言えることだが、「食事時には見ない方がいいジャンル」というのがあると思う。
例えば、暴力的だったり、露骨な性的表現があったり、凄惨なシーンがあったり、下品だったり、汚かったり…と。

はっきり言おう。「よんでますよ、アザゼルさん」は、見事に上記全ての飲食時視聴NG要素を含んでいる。
下衆さにおいて、ここまで突き抜けている作品はそうあるまい。

故にこういったジャンル…まぁ上記の通り色々てんこ盛りだが…が苦手な方、特に女性の視聴は正直言ってお勧めしない。
花も恥じらう年頃は過ぎたとはいえ、そんな私でも耳を疑う言葉(特に女性蔑視的な台詞)や目を覆いたくなるシーンが結構ある。
特に2期の9、10話はさすがにドン引きした。よく放送できたものだ。

キャラデザも酷い(しかし、こちらは褒め言葉として)。
ブサイクな人間を描かせたら、右に出るものの無い程のキモさ。ゲストキャラやモブキャラは9割方見た目のエグみが強烈で、もう悪魔たちが可愛く見えてきてしまう程である。
ただこの作品はストーリーそのものを楽しむというよりは、ブッ飛んだキャラ達が織りなすドタバタかつシュールな世界観を楽しむ類のものだと思うので、そういう意味ではこのキャラの造形は非常に効果的に働いていると思う。

OP曲は1期・2期ともに素晴らしい。歌い手さんの、おどろおどろしたパートとポップなパートの歌い分けが絶妙に上手いので、必聴。

しかし何と言っても、この作品のアニメ化において最も成功しているのは、声優だと思う。
アザゼル役の小野坂さんは、関西弁をしゃべるという設定を抜きにして考えても、他に適任が考えられない程しっくりきている。限りなく素で演じているように感じられて、役作りなど不要だったのではないかと思えるくらいに。

ただ惜しむらくは作品の性質上、早口・ハイテンションでまくしたてる台詞が多く、何を言っているのか聞き取れないことがままあることだ。巻き戻して聞き直したこと何回か。
しかし、小野坂さん神谷さんをもってしてもこの状況に陥るのだから、他のどの役者さんが演じようが同じ結果になっていたであろう。
そんなこんなで何度も繰り返し聞くうちに、2期中盤辺りからは普通に聞き取れるようになっていたのは不思議だ。

とはいえ、正直一発で聞き取れたからとて、全く収穫のある内容ではないのだけれど。
いやむしろ、聞こえなくて正解なくらいに……色々ヒドかった…(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

過激すぎるグロ描写も寒すぎる下ネタギャグもここまで来るとむしろ清々しい

放送の限界に挑戦したいのかと思うくらいに
悪趣味な流血というか噴血シーンや
お下劣、卑猥なシーンも1期同様てんこ盛り
近年まれにみる悪趣味なアニメが帰ってきました

登場人物(?)は人間や悪魔はおろか天使や神様まで
どうしようもないクズぞろいなのも相変わらず
それどころか1期では作品内唯一の良心であったヒロイン佐隈さんも
いつのまにかだいぶ周りのクズっぷりが伝染しており
より収拾がつかなくなっています

1期は30分を変ゼミと分割する形でしたが
今回は波打ち際のむろみさんと折半
しかし一話10分程度でやっていくのなら
前後編2話ずつの構成で一つの話で週をまたいでしまうよりも
隔週でむろみさんと交互に30分使ったほうが良かったんじゃないのかな?
1週にまとめて放送すれば前半は導入で後半で一気に面白くなる展開になるはずが
前半の話が盛り上がる前の導入部分だけを一週分として放送するおかげで
ちっとも面白くない回ができちゃったりしているように思います

また、こういう刺激的な作品は
2期ともなるとどうしても視聴者が刺激に慣れてきてしまいます
同じレベルの刺激を与え続けていると
だんだんとその刺激に対する感覚が麻痺して鈍ってくるんですね
だから過激な描写だけで視聴者のこころを掴み続けるには
刺激をどんどんエスカレートさせていく必要があります
しかし、もともと放送コードのギリギリでチキンレースしてるような作品なので
公共放送というプラットフォームで戦い続けるためには現状維持が精々です
そうすると1期と同程度のものを出しただけでは1期よりも見劣りしてしまいます
そのため冷静に分析してみると1期と変わらないクオリティは維持しているのに
どこか物足りなさを感じてしまうのが2期全体としての感想です

ただし9、10話だけは別格
{netabare}局部を隠すための規制として貼り付けられた
「よんでますよ、アザゼルさん。Z」の題字が
妙に生き生き動くおかげで
表現規制としての意味を全く為していなかったり
変態世界の背景が便所の落書きレベルまで崩してあるものの
明らかにお茶の間に流せるような代物ではなかったり {/netabare}
先ほどのチキンレースに例えるなら
崖っぷちでブレーキをかけずにアクセルを思いっ切り踏み込むような
そんな狂気すら感じるレベルのぶっ飛んだ回でした
1期のレビューでも書きましたが
この完全にやりすぎちゃってる部分こそが
良くも悪くも水島努らしさだと思います
下ネタが苦手な人は全く楽しむ余地がない回ではありますが
個人的には2期のベストだったかと

評価できる部分はあったものの
課題が浮き彫りになった2期でした
もし仮に3期をやるとしたら
ハードルはさらに上がっていると思うので
そろそろ厳しい気もするのですが
水島監督ならさらに無茶をやって
こちらの想像の斜め上を行ってくれるんじゃないか
という期待もちょっぴり持てました

1期レビュー
http://www.anikore.jp/review/568532/

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

64.4 14 関西弁で漫画原作なアニメランキング14位
てーきゅう 第3期(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (370)
1977人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部の普通じゃない女の子4人の抱腹絶倒の日常を描く。
アホな先輩たちに振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった後輩の「押本ユリ」、
テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン2年生の「新庄かなえ」、
予想不可能な関西風ド変態2年生「板東まりも」、
何でもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様2年生「高宮なすの」。
遂に3期突入で、もはや手がつけられなくなったアホ4人のテニスをほとんどしない学園生活。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜、石原夏織、小倉唯、逢坂良太

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

『高宮なすのです!』と『てーきゅう』第4期、TOKYO MXにて4月6日より放送スタート

亀井戸(かめいど)高校テニス部を舞台にした"ハイテンションフルバーストコメディ"『てーきゅう』のスピンオフ作品『高宮なすのです!』が堂々のアニメ化! このたび、公式サイトがオープン! 放送情報も、TOKYO MXにて4月6日(月)より放送スタートが発表となりました!

今作で主人公を務めるのは、『てーきゅう』の登場人物のひとりで、高宮財閥のご令嬢である高宮なすの。常識からかけ離れたケタ外れにセレブリティな彼女の価値観が大きな魅力(?)となっています。もちろん本作ではとびきりゴージャスな暮らしぶりが『てーきゅう』からさらにパワーアップして描かれてゆく…!
そして『てーきゅう』メンバーの押本ユリの弟で、なすのの執事を務める押本陽太が今作のもう一人の主人公。姉にも劣らぬ切れ味鋭い突っ込みが見ものである。成長性◎。

スタッフは、『てーきゅう』と同じく、監督と脚本、演出を板垣伸氏が担当し、キャラクターデザイン・作画監督を三宅舞子氏が務めます。

また『てーきゅう』4期の公式サイトも更新され、放送情報が更新されました。同じくTOKYO MXにて4月6日より放送となります。

「高宮なすのです!」アニメ化、「てーきゅう」スピンオフのお嬢様コメディ
ルーツ原作・Piyo作画による「てーきゅう」のスピンオフ作品「高宮なすのです!」のアニメ化が決定した。

「高宮なすのです!」は押本ユリの弟・陽太がお嬢様・高宮なすのの執事になり、お金持ちの暮らしぶりにツッコミを入れながら働くコメディ。月刊コミックアース・スター(アース・スター エンターテイメント)に掲載されていたが、同誌の休刊にともないデジタル版へと連載が移行することが決定している。

アニメはミルパンセが制作し、監督・脚本・演出・キャラクターデザインは「てーきゅう」と同じく板垣伸が担当する。放送時期は、2015年春を予定。

『てーきゅう』第4期の制作が決定! 8月31日開催の「アニメロサマーライブ」特設ステージで最速の大発表!
現在、TOKYO MXでベストセレクション好評放送中の”テニスをほとんどしないテニスアニメ”でおなじみ『てーきゅう』。
現在第3期まで制作されている本作ですが、ついに第4期制作が決定しました!
2014年8月31日(日)、さいたまスーパーアリーナで行われたアニメロサマーライブ内の本作特設ステージにて、最速の続編制作発表に会場は大盛り上がり!

同時開催したハイタッチ会では、ファンの方々の「おめでとう!」という祝福の言葉や「待ってたよ!」などの温かい言葉に会場は熱気に包まれていました。
なお、放送日時・放送局などの詳細に関しては、これから随時発表というこのなので、お楽しみに!

◆作品概要
亀戸高校テニス部の女の子4人がテニスをしたりしなかったりする、抱腹絶倒の日常を描いた作品。
アホな先輩に振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった「押本ユリ」、テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン「新庄かなえ」、予想不可能な関西風ド変態「板東まりも」、なんでもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様「高宮なすの」。4人を中心にハチャメチャでテンポの良い展開が人気。
今日も明日も明後日も、4人揃っても揃わなくても、いつでも爆笑必死なテニス(?)アニメです。 

架空の学校である亀井戸高校を舞台とし、公式なジャンルは「スーパーハイテンションギャグコメディ」と称される。
関西進出を記念して、キービジュアルはメインキャラが道頓堀で食べ歩く姿が描かれた。

終了後の12月29日は第2期と同じ方式で特別編が放送された。

主題歌「ぬふっとてーきゅうポトラッチ」
フル収録のCDがコミックマーケット85(2013年冬開催)のYTEブースで先行発売された。オーディオドラマ2本(第43面、第45面)を収録。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

テニス部×テンポとギャグがぶっ飛んでいる女の子達=てーきゅう~その3~

てーきゅう・3期!

てーきゅうは現在(2017年1月)8期まで放送済み。
(スピンオフ除く)

ストーリーがあるわけではないので、
どこから観ても大丈夫だと思います♪

1期、2期と観てきて、さくっと3期も完走。
この意味不明なギャグも3期になるとなんだか安心感に変わるww

1話が2分ほどのショートアニメ。
全12話です。(+TV未放送2話あり)


● ストーリー
亀井戸高校テニス部に所属する4人の、
高速早口な、ぶっ飛びギャグエピソード。
(※テニスは、ほとんど関係ない。)


1話でも観てもらえたら、
すぐにこの作品の魅力がわかると思います。

早口すぎて聞き取れない台詞。

めまぐるしく動きすぎて、
何が起きたのか目が追いきれないことがある作画。

萌えとかけ離れたぶっ飛んだ女の子たちの姿。

そして、この作品に情熱をかけるスタッフの愛を…。笑


今回も美容室に行ったり、初詣や全国大会編など、
いろいろなエピソードが盛り込まれていましたが、

どれもありえない展開だらけ、
ということは強調しておきます。笑

短い時間でたたみかけるように会話が繰り広げられ、
オチまで転げるように展開が進む。

しかしこれがこの作品の持ち味。楽しい!
たぶん普通のテンポだったらここまで笑えない気がする。

このスピードで駆け抜けるからこそ、
ギャグが生きる!むしろギャグの質が向上する!
それがてーきゅうクオリティ!なのです。

時間の中で止まることなく流れていく
ボケとツッコミの応酬。

息つく暇もない時間ギリギリのやり取りは
一種の芸術作品と感じられるほどの領域に達していますww


● キャラクター
◇押本ユリ(おしもと ゆり)
 …主にツッコミ担当。

◇新庄かなえ(しんじょう かなえ)
 …ピンクの髪の毛。

◇高宮なすの(たかみや なすの)
 …金持ち。何事もお金で解決しようとする。

◇板東まりも(ばんどう まりも)
 …パンツをはいていない変態。


かなえ先輩が1番謎ですが、
私のツボに1番ハマっているのも彼女ですww

あ、でも3期はマイケルも好きだったwww


● 音楽
【 主題歌「ぬふっとてーきゅうポトラッチ」/ Naive 】

タイトルから意味不明な曲きたwwと思ったら、
作詞が原作者のルーツ先生じゃないですか…!
蘇る1期の恐怖。笑

本編で使われている部分も
意味わからないけれど(褒め言葉)、

Fullもすごかったよww

「定型文で求愛したなら テーマパーク九州行こうね」のように、
1期とはまた違う角度から
「てーきゅう」をもじった言葉がたくさん並べられています。

やっぱりこの作品の原作者だけあって、
頭の構造が一般人とは違うんだなと尊敬するww


曲はてーきゅうらしくていいと思うのですが、
今回はアニメーションに物申したい。

パンツやおっぱいがやたら強調される今回のアニメーション。

果たして必要性があったのだろうか?
卑猥要素は邪魔でしかないと思うのだけど。

合いの手の台詞も可愛くて面白いだけに、
曲に集中できないのがもったいないよ!


● まとめ
最後まで安定していた、
てーきゅうワールド(笑)

ぶっ飛び具合が衰えない!

短い時間でサクッと観れちゃうから、
忙しい人にも優しい作品。笑

さて、次は4期だ♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夜叉の構え

てーきゅうの第3期
早いものです
でもよく考えたら、今までの話全部観ても2時間かからない
驚きです

特に今までと変わりませんね
まあそんなに変わられても困るけど・・・
安定しているのはとてもいいことだ!
ただ{netabare}テニスの大会に出場{/netabare}したのが意外でした
普通のことだけどもww
4期に「続け」と言ってたので、暫くはなさそうですね
ちょっと残念


好きなキャラは押本ユリ
これは変わりませんな

以下各話感想的なもの
第25面
{netabare}今回のOPはパンチラ祭りですね(//∇//)
(゚Д゚)ハァ?のくだり面白かった!
{/netabare}

第26面
{netabare}
狭い十字路をどうやって曲がるんだよなリムジンが!
サービスなしフェイクのサービス
かなかな波恐るべし・・・{/netabare}

第27面
{netabare}何だあのメンコ軍団
実はいいやつだなww
マグロ食べたい!!{/netabare}

第28面
{netabare}髪が伸びてる!?
まさに髪の女王ですね
あれだけ髪を自在に操れる美容師だったら大繁盛でしょう
いや、あの2人がおかしいだけなのかも・・・{/netabare}

第29面
{netabare}今回は珍しくユリちゃんがボケ側に
これがアルコール(?)の力か
人形を燃やしちゃあきまへんで
めっちゃ怖いもん(><){/netabare}

第30面
{netabare}先輩と握手?
そんなのしたいに決まってるじゃないですか!
あのケーキはキモいです
食べれません・・・
オチがなかなか秀逸ですたww
{/netabare}

第31面
{netabare}合格発表のフォントが違ったらショックだな
まさかの過去回
軽音部の人たちが見たことあるような・・・
そりゃあテニス部員が集まらないわけだよな
ヤミ金部に入ってるwww{/netabare}

第32面
{netabare}おばあちゃんの扱いがひどいよ(;´Д`)
納豆巻きが食べたくなるお話でしたね
ほかのアニメではこんなことないよな
{/netabare}

第33面
{netabare}今回は明るい葬式
自分の葬式の時も明るいほうがいいなあ
坊主がギャル!?(cv.喜多村英梨)
何を言ってるかわからないと思うが、俺にもよくわからないんだ
でも実力は本物でした{/netabare}

第34面
{netabare}ゲームの世界に迷い込んだまりもさん
乳を揉みしだけば目が覚めるとか
女の子の発言じゃありませんよwww
{/netabare}

第35面
{netabare}明日から全国大会!?
というわけで始まった全国大会編!
OPのアニメーションも変わりました
なすの先輩って普通にテニスできたのね
結果は予想通りでしたww
{/netabare}

第36面
{netabare}赤点取ると悪魔にすい臓とられるのか
なんと恐ろしい、、、
マイケルづくめで面白かったなあ
お前が悪魔かいヾ(・・;)ォィォィ{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

66.3 15 関西弁で漫画原作なアニメランキング15位
てーきゅう 第8期(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (159)
730人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部の押本ユリ、テニスが出来ないボケマシーン・新庄かなえ、何でもお金で解決するお嬢様・高宮なすの、好物はパンツというド変態・板東まりも。テニス部のはずなのに練習せず、ユリの弟・陽太やライバル校も巻き込むハジけた日常を送る。

声優・キャラクター
渡部優衣、三森すずこ、鳴海杏子、花澤香菜、小倉唯、石原夏織、喜多村英梨、逢坂良太、中島由貴

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

安定感

安定した高速ギャグアニメ。思わず笑ってしまう。
今作では、2つの主題歌があり、交互に聴けてよかった。というか2分アニメでW主題歌て贅沢やな。

主題歌
グルテン哀歌(エレジー) 近藤うどん子(石原夏織)
ニホンゴワカリマセン トマリン(小倉唯)
割と早い段階で登場していたうどん子とトマリンという謎なボケ倒しキャラクターのキャラソン結構持ち味が出ていたんではなかろうか。
ゆいかおりも思い出される。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
早口過ぎる超高速ギャグアニメ「てーきゅう」が帰ってきた!皆様に愛されて「てーきゅう」も、はや8期。今回もお馴染みキャラクターのカオスでハイテンションな日常が繰り広げられます!


85. 「先輩と蝿の王」
「全国新聞部コンテスト」の優勝目指して、ネタを探せ探せぇー!てか、ネタが無いなら自分で大事件起しちゃえーい

86. 「先輩とセブン」
「よしゃ、ラーメン満タンまで入れてこ!」いろんな意味でヤベえラーメン屋に入る4人。そこで繰り広げられるのは、まさに悲喜こもごも喜怒哀楽の壮大な人生劇なり!?

87. 「先輩と28日後」
「海に行くぞー!!」前に海ネタやったけど気にせーへんぞ!!みんなでドライブの車中ツッコミが冴えるユリ。←他メンバーのボケが多い。はたして全員無事に海に辿り着けるのか…!?

88. 「先輩とタイタニック」
「冬の海かよ!!!」しょっぱなから編集点を作ろうとするかなえ。さぁみんなでエギングだ~!!!豪華客船でタイタニック!?

89. 「先輩と戦慄怪奇ファイル コワすぎ!史上最恐の劇場版」
海を満喫し、いかにもで、そのままいわくつきの旅館に宿泊する一同。ミネラル補給、現代アート...戦慄怪奇ファイル!

第90面 先輩とナイトミュージアム
「だるしー、いとだるし」と授業の合間だらける,まりかなコンビ。なすのが最近購入したという美術館に見に行くことに。一体どんな美術館なのだろうか。

91. 「先輩とオブリビオン」
今回の舞台は「はじまりのまち」リマージハ。トナリーの村人Aとのバトルもそこそこにさぁみんなでドラゴン退治に出発だー!

92. 「先輩とフェイス/オフ」
何気ない板東家の朝、準備をしているまりもが急に騒ぎ出し、驚く居候宇宙人トマリン。「ま、まりも先輩の体になってる...!」まりもがユリでユリがユリで!?トマリンダウンジング!助けて樋口さーーん!!って誰だよ!!

93. 「先輩とワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」
むかしむかし、かなえとなすのの出会いのお話。かなえのお父さんも初登場!! 「うそを教えちゃだめだぜ、ガール」(大根)

第94面 先輩とワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ
これまた昔々のお話。テニス部に新入部員!?なすの、かなえの2人が会いに向かうが、どんどんわけのわからない方向に...果たして新たな新入部員とは誰なんだ!?

95. 「先輩とエネミー・オブ・アメリカ」
マラソン大会開始!!スクワット2回で筋肉もりもり!?毎年死者がでるこのレース!!亀井戸高校テニス部の面々は生き残れるのか!?(シリアス)

96. 「先輩とサタデー・ナイト・フィーバー」
コートネットが壊れた!!でも積みたくて、積みたくて部費がない!!みんなでバイトだぜぇーー!!カオスなまま第8期終了です!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

8期まで見て新たなる発見が…

この作品の原作は未読です。本編の中で「聞き取れないところは原作で確認して下さい。」とテロップも流れますが、原作を読んでいる時間は無いのでアニメで何とか聞き取ろうとしています。

この作品ももう8期…1期が放送されたのは2012年の秋アニメなので4年で8期…
この他に「高宮なすのです!」や「うさかめ」もあるので、毎年2期以上制作するペースじゃないと追いつきません。
本編のペースも最速ですが、制作スピードも全くヒケをとっていない作品も珍しいと思います。

今回レビューを書くためにwikiをチラ見して知ったのですが、2期から6期までは未放送分が2話ずつあるんだそうです。
これまで毎期12話ずつ積み上げてきて今回8期…ようやく100話の壁が見えてきたと思ったら、未放送分を踏まえると106話まで積み上がっていたんですね。

この作品…きっとテニスをしないからこれだけ長寿作品になっているんでしょうね。
100話を超える作品…深夜枠では「ジョジョの奇妙な冒険」くらいではないでしょうか…?
でも8期まで続いた作品は他に無いと思います。
私が知らないだけだと思うのですが、ちょっと作品が頭に思い浮かびません。
そういった意味では新たな金字塔を打ち立てる作品…という事になるのでしょうか。

そんな8期ですが気になったキャラが一人…
小倉さん演じるトマリンです。最初登場した時にはこの超高速台詞に小倉さんはついていけるのだろうか…とそんな事ばかり気にしていました。
普段おっとりとした役柄を演じる事が多いので…

だからトマリンをそういう目でしか見てこなかったんです。
ところが、8期のオープニング…ようやくトマリンこと小倉さんに順番が回ってきて、そのオープニングアニメを見た時です。

トマリンは歌詞に合わせてちょっぴり動くだけ…
この作品だから映るのも一瞬です…
でも私にとってはその一瞬で十分でした。

…そう、可愛いんです。
これまでこの作品のキャラをそういう目で見た事がありませんでした。
でもそれに気付いたらもう止まりません…
トマリンと言えば無邪気な笑顔で笑っている姿が印象的ですが、その一挙手一投足全てが可愛く見えてきてしまったんです。

これまで何度も見てきた筈なのに気付かないなんて…
自分の味方の甘さを痛感した作品になりました。
そんなトマリンの可愛らしさの気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
サビの♪宇宙~ 宇宙~ 経歴詐欺~♪にも注目してみて下さいね。

主題歌は、近藤うどん子の「グルテン哀歌(エレジー)」と、トマリンの「ニホンゴワカリマセン」
「僕は国家権力には屈しないぞ!」と決意を叫んだトマリンに軍配です。

1クール全12話の物語でした。
これからもどんどん続けて他のショート作品の牽引的役割を担う作品になる事を期待しています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ユリちゃんのツッコミのレベルが上がるにつれ声のトーンもあがる。そして、10期はまだですか?

ストーリー

テニスアニメはテニスはしない物。

私の感想

やはりといいますか、この作品が放送していないとなんだか安心できないといいますか、最近では一週間に一回てーきゅうを見るのが週刊になっていて、この作品は自分の周の区切りになっています。ある意味サザ0さんと同じかそれ以上の存在となってます。できればこの作品は永遠に続いてほしいです。

話はとくにつまらない話はなく、落ち着いて永遠と見れます。強いて言うのでしたら、かなゑ先輩の「夜叉の構え」が見れなかったのが心残りがあるので9期に期待しましょう。

そして、これは私の勘違いかもしれませんが、少々失速しているかと思います。もっと所見には厳しく玄人向けの作品らしくもっと話す速度をあげてほしかったです。まあ、それは人それぞれの好みだとおもいますが、8期まできますとそうなかなか所見の人はあまりいないと思うので、それも一ついいと私は思います。

オープニング

「グルテン哀歌(エレジー)」
今回はうどんの曲ですか。とうとうこの作品のオープニングにテニス要素がほぼほぼゼロになりました。前期のオープニングまでテニスラケットくらいはありましたのに、今作からタイトルログのテニスラケットしかありませんよ。テニスやるやる詐欺ですよ。まあ、いまさらか。
このオープニングじたいはかなり好きです。曲の真ん中にいきなりかなえ先輩が白い全身タイツをはいて謎の停止時間があるのもかなりツボりました。個人的にむっちゃ好きです。

「ニホンゴワカリマセン」
今作はオープニングが2つあります。結構出現は半々です。やっぱりトマリンはかわいいですね。この作品での数少ない癒し系のツッコミです。まあ、たまにボケますが。
日本語わかりませんと言っていますが、がっちり日本語で話すので、日本語じゃないと気にしている方は心配ございません、日本語です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

64.8 16 関西弁で漫画原作なアニメランキング16位
てーきゅう 第2期(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (462)
2245人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部に所属する女の子4人が繰り広げるスーパーハイテンションな学園ギャグコメディー。
2期では、保育園に行ったり、卓球したり、新必殺技が炸裂する上に、個性的な新キャラクターも次々登場する。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜、石原夏織、小倉唯

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

テニス部×テンポとギャグがぶっ飛んでいる女の子達=てーきゅう~その2~

ギャグも会話のテンポもぶっ飛んでいるてーきゅう!
その2期です。

どれぐらいぶっ飛んでいるかって?
それは一度観てもらえばすぐにわかるでしょうw

このぶっ飛び具合、
ハマると抜け出せないクセがあります。

中毒症状にご注意を。笑

1話が2分のショートアニメです。
全12話+TV未放送2話です。


● ストーリー
亀井戸高校テニス部の4人をメインキャラとしたギャグアニメ。
(ただし、テニスはほとんどしない。)

合宿に行ったり、
運動会をしたり、
テニスコートをかけて野球部員と勝負をしたり、

2期の内容も盛りだくさんです。

ただ、どれも「普通な内容ではない」ということは
強調しておきましょうw


【 テニス部メンバー 】
押本ユリ(おしもと ゆり)
新庄かなえ(しんじょう かなえ)
高宮なすの(たかみや なすの)
板東まりも(ばんどう まりも)

ただでさえ個性の強いメンバーなのに
毎回さらに個性を強化していくので、
もはやこちらがキャラをつかみきれませんww

特にかなえ&まりも。
この2人がてーきゅうが持つ破壊力の源です。笑

近藤うどん子など、
サブキャラも負けてませんけどね。


≪ ぶっ飛んだテンポの会話 ≫

1期から久しぶりに観てみると
早口に耳がついていかなくて大変でした。

というか1期よりも速くなってない?

思わず「1.5倍速で再生してる?」と
疑ってしまったほどでしたw

聞き取るのが大変ですが、
2分アニメなのでなんとか集中できます。

なぜこんなに早口なのか?
それはきっとOPと本編を2分で収めるためでしょうねww

しかしこのぶっ飛んでいるテンポが
この作品を大きく特徴づけているので、

たとえ今後5分枠をもらえるようになったとしても
このスタイルをなくすのは惜しく感じるでしょう。

というか、早口じゃなくなったらてーきゅうじゃない!

そう言えるほどの大きな特徴です。

早口なのでギャグの半分は聞き取れない&
何をやっているのか状況を把握する前に終わってしまうことも。

普通ならマイナスなそんな要素も、
この作品ならギャグの一種だと思えて笑えてきますww


≪ ぶっ飛んだギャグ ≫

こちらもてーきゅうの大きな特徴の一つ。

2分間の中にどんだけギャグ詰め込むねん!

マシンガンのように繰り出されるぶっ飛んだギャグの数々には
あっけにとられるしかありませんw

この作品に常識とか現実的なものを求めちゃいけない。

むしろ、非現実的な出来事がてーきゅうの世界なら
「日常の出来事としてありえる。」と思えてくれば、
てーきゅうワールドの虜となっているはずです。笑


● 音楽
【 主題歌「メニメニマニマニ」/ 高宮なすの(鳴海杏子) 】

マラカスがぴったりなノリが
とっても楽しくてお気に入りです♪

アニメではサビ部分しか流れませんが、
フルもよかったです♪


● まとめ
ギャグのぶっ飛び具合は1期に引き続き
安定していました。

ギャグとテンポがぶっ飛んでいるのを楽しめる方には
ずーっと飽きずに楽しめる作品だと思います。

わけがわからない独特な色を確立していますw

会話のスピードもさることながら、
作画も速くてごちゃごちゃしているから、
相乗効果で体感速度がさらに加速されているのかも。

なにはともあれ、
3期も楽しみです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

もうめちゃくちゃ(笑)これ早送りじゃないよね?

はい、さっき一期を観たと思ったらもう二期終わりました(笑)

こんなアニメはじめてだ。。。

さて、二期も相変わらずのハイテンションハイスピードでした。

そして相変わらずの声優さんの本気!
これはマジですごいですね。

もう早送りしてるのかと思いました。
それに一期のレビューでも書いたんだけど、本当にセリフが常に被ってるんですよね、キャラ同士のセリフがランダムにです。

こういう会話って基本的に普通の日常じゃ成り立たないですよね。
あったとしても口喧嘩してる時ぐらい?

それを見事にきれいに進行してるんですよね。
もう息もつけないんですよ、視聴者が。

物語シリーズのような言葉遊びもあるけど、これはまた新しい試みって気がしますよね。

お話のエピソードとか別にどうでもいいんだけど(いやそれはそれで面白いですよ)このやり取りに驚かされます。

で、やっぱり笑える。


めっちゃツボでした。
なんだろう、やりっぱなしっていう無責任なギャグが最高です。

本当に無責任で、落とすというよりは勢いで流してる。
オチをキャラのせりふで畳み込んでるんですね。
これはすごいです。


で、この二期もやっぱり豪華な声優さんが登場しました。

メインの四人はそのままで。。。

{netabare}
押本 陽太(おしもと ようた)-逢坂良太さん
なんかよくわからなかったんだけど、野球で勝負を挑んできた連中の中心的人物です。
めっちゃ豪華な声優陣ってことで追記しておきたかったので、記載しておきます。
cvの逢坂良太さんは、お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ、俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる、ストライク・ザ・ブラッド、など多数で大活躍されています。


トマリン-小倉唯さん
まあよくわからない設定で突然あらわれた宇宙人。
可愛いからなんでもいいです。
小倉唯さんもまたよくこのテンポに合わせたものだと感嘆しました。
あの声でこのテンポに着いて行くって難しいように思ったので。
そのcvの小倉唯さんは、神様のメモ帳、咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A、ロウきゅーぶ!、など多数で大活躍されています。
{/netabare}

やっぱり超豪華でした。


一期のレビューで書き忘れたけど、この作品はけこうパロディーも多いので、それも楽しみにして観たらいいんじゃないかと思います。

ジョーのパロディーは、花澤さん、他でやってなかったかな?
違う気もしますけど、ありがちなので。


今回もやっぱり曲が耳につきます(笑)

「メニメニマニマニ」(第2期)
作詞・作曲・編曲 - やしきん / 歌 - 高宮なすの(鳴海杏子)

も良かったですね。


勢いがすさまじいので心して観てください。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

早口

1期よりもパワーアップしてました。面白かったです。
早口で何言ってるかときどき分からんけども。

相変わらずテニスはそこそこにギャグに振り切っている


主題歌
メニメニマニマニ 高宮なすの(鳴海杏子)
兎に角金持ちアピールが凄い楽曲。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
13. 先輩とフルメタルジャケット
保育園に勤めているかなえの従姉から豆まきの手伝いを頼まれた4人。子供に怖がられて悩むまりもは、園長さんからあるアドバイスを受けるのだったが…。

14. 先輩とワンス・アンド・フォーエバー
新聞部の近藤さんから取材の依頼が舞い込んだ。ノリノリの先輩たちは、テニス部の活動をアピールすることができるのか!?

15. 先輩とトランスフォーマー
なすのの提案で合宿に行くことになった4人。しかし、なすのが手配した交通手段や着いた合宿所もやっぱり何故かヘンで…。

16. 先輩とピンポン
合宿所での練習を終え、お風呂で疲れを癒した4人は温泉卓球大会をすることに。次第にエスカレートしていく対決の結末は?

17. 先輩とマーズ・アタック
合宿最終日、管理人さんに教えてもらった観光スポットはなんと銀山!? そして帰りのバスの中で起きる出来事とは・・・?

第18面 先輩とエボリューション
突然「ペットが飼いたい」と言い出したなすのはメンバーとともにペットショップへいくことになったが、そこにいた動物はなんと!

19. 先輩とラン・ローラ・ラン
体育祭の日がやってきた。部活動対抗リレーなるものに出場することになったメンバーは一致団結して優勝を目指すのだったが・・・。

20. 先輩とサイダーハウス・ルール
背が低いことに怒りだしたかなえのために、なすのが連れて来たのはなぜか牧場?牛の乳しぼりで背は伸びるのか!?

第21面 先輩とメジャーリーグ
ある日のこと、テニスコートの使用権を賭けて野球部と対決することになった4人。足らないメンバーにはあのキャラクターたちが登場し、白熱の試合に発展!?

第22面 先輩とフィールド・オブ・ドリームス
1回の裏、二死満塁の大チャンスとなった場面に打席に立ったかなえはあの構えを披露!そして遂に決着が!!

23. 先輩とE.T.
とある日の夜、まりもの家に謎の飛行物体が不時着する。まばゆ過ぎる光の先に現れたのは「トマリン」と名乗る宇宙人だった!

第24面 先輩とおいしいレストラン
近藤さんにもらったクーポン券でうどん屋にいくことになったかなえとユリ。 でもこのうどん屋、ぜんぜん普通じゃない!!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

80.4 17 関西弁で漫画原作なアニメランキング17位
ハヤテのごとく!(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1455)
9459人が棚に入れました
不幸な少年・高校生の綾崎ハヤテは、ギャンブル好きで浪費癖のある両親の生活を支えるため、バイトの日々を送っていた。だが、1億5000万円の借金を作った両親は、その負債をハヤテに押し付けて行方不明に…。取立てに困ったハヤテは、一人の少女を誘拐することで、借金返済を目論んだ。だが、その行動が少女の勘違いを招き、自分への告白と受け取られる。さらに、誘拐されたその少女を救出してしまったことで、少女の恋の炎に火が燈る。その少女・大富豪のお嬢様の三千院ナギは、ハヤテを住み込みの執事として雇うことを決め、発覚したハヤテの1億5000万円の負債を肩代わりするのだった。かくして無利子・無担保の貸付による40年ローンを返済するべく、仕える者として、お嬢様を守る者として、綾崎ハヤテの命を懸けた執事生活が始まる!

声優・キャラクター
白石涼子、釘宮理恵、田中理恵、伊藤静、松来未祐、植田佳奈、井上麻里奈、中島沙樹、生天目仁美、矢作紗友里、高橋美佳子、小杉十郎太、三宅健太、若本規夫
ネタバレ

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

パロネタドタバタアニメ。 ちょっと古い時事ネタを 全52話で存分にご堪能くださいw

原作は少年漫画(未読)。
シリーズ1期に当たるこの作品は2007年度1年間かけて
4クール放送され、全52話と非常に長いです。


主人公・綾崎ハヤテ(高校生)は浪費家の両親から
約1億5000万円の借金だけを残して、捨てられてしまった。
その後、ハヤテは色々あって
大富豪のお嬢様・三千院ナギから執事として雇われることになり、
莫大な額の借金を40年かけて返済することに…
という所から始まるストーリーですが、
正直言って物語なんてどうでもいい作品ですw


回にもよるけれど 全体として時事パロネタが非常に多い。
少年漫画を読んでいない私にとって元ネタが分からず
最大限に楽しむことはできませんでした。(←コレは致命的;)
ただ、ネタが物語に組み込まれている訳ではないので
分からない場合はスルーして適当に楽しむことはできると思います。
(分からないネタが続いた時はさすがに やきもきしたけどw)

所々に自分も分かる ちょっと古いネタがあったり
例えば登場するゲーム機が今より1世代以上前の物だったりと、
何となく懐かしい気分で観ることができました。


作画については今見ても見劣りしませんでしたが、
演出面はさすがに「ちょっと前の作品」という印象。
それでも6年近く前の作品としては良いほうだと思いました。

声優は何と言ってもメインヒロイン・ナギ役の
くぎゅう(釘宮理恵)N型ウィルスが最大の魅力でしょう。
くぎゅう目当てで視聴しても良いくらいのレベルだと思いますw


音楽はOPが前期・後期の2曲、EDはクールごとに変わり4曲あります。

前期(01話~26話)OP … ハヤテのごとく!(歌:KOTOKO)
後期(27話~52話)OP … 七転八起☆至上主義!(歌:KOTOKO)
第1クール(01話~13話)ED … Proof(歌:MELL)
第2クール(14話~26話)ED … Get my way!(歌:川田まみ)
第3クール(27話~39話)ED … Chasse(歌:詩月カオリ)
第4クール(40話~52話)ED … 木の芽風(歌:IKU)

ED映像は季節(クール)に合わせた演出になっています。
どの曲も元気な感じで作品の雰囲気に合っていて良かったと思いますが、
私の中では後期OPと、第3クールEDが特に気に入っています。


キャラも個性的な人物が非常に多く登場します。
これだけのキャラを登場させることができるのは
4クールという尺があってこそだと感じました。
キャラの特徴・設定を上手く使いこなしていたと思います。
これだけ居れば、この先2期以降のネタも作り放題でしょう。


なお、パロネタ発言時の「ピー音」はDVD版で消すことができましたが、
{netabare}「見せられないよ!」{/netabare}はさすがに飽きました。


この1期は6年近く経った今観ると時代遅れ感がかなり強かったので、
もし2期以降も時事ネタ方針で作られてるのだとしたら、
毎回早めに視聴したほうが良さそうです。

逆に、一昔前を懐かしみたい方にはオススメできると思います。

また、釘宮理恵が好きな方にはイチオシの作品です。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

長い事付き合った作品なので特別感があります。面白かったなあ…。

 なんとなく郷愁を感じるというか、ちょっと特別な作品というか…あまりに長い期間付き合ったので…。本作のみで52話。2期も2クール25話。3期12話、4期12話ですからね。コミックも十数年で52巻です。

 当時はヒナギクと西沢さんがお気に入りでした…。一時不思議なくらいのめり込みました。ナギエンドだけは止めてくれってちょっと本気でドキドキしてましたね。原作最終回どうなるかは各自でご確認を。

 主要なサブキャラ達が魅力的でした。キャラ造形が極端なのがよかったのでしょう。執事たちはほとんど異能力者で、女子たちは大金持ちとか天才とかそんなのしか出てきません。オカルトとかロボットとか少年誌らしい滅茶苦茶な感じが良かったですね。こういう感じは最近見ないですね。
 
 不思議なのはたいして女子たちはキャラデザは可愛くない…気がします。語弊がありますが、例えば、先入観無くこの作品内ではなくヒナギクをポンとイラストとして見せられてもそんなに可愛くないという意味です。絵のテイストがそもそもギャグ寄りですから。作品に感情移入して心の目で見るから可愛いのでしょう。ですので、お色気シーンとか言われても全くエロくないです。マリアさんにはちょっと萌えますけど。

 ギャグはアニメ、ゲーム、マンガ、ボカロなどオタク界隈のパロや引用ネタか、執事TUEEEネタ、金持ちネタ、キャラそれぞれのパターンネタばかりでした。原作がケロロ軍曹とほぼ同時期なので時代性なんでしょう。ニヤニヤとかニヤリという笑いですね。これに乗れるかどうかで、かなり本作の評価が変わってくると思います。
「見せられないよ」の「自主規制君」は本作が初出だそうですね。こういう細かいセンスが非常に優れていました。

 ストーリーは一応三千院家の相続とハヤテの借金と家族どうなった?という本筋があるのと、マリアは何者?姫神は誰?みたいな伏線、それぞれのキャラのサイドストーリーがあります。テーマ性はありません。ギャグもいいですが、ラブの出来が良かったと思います。

 ラブコメと言っても、あだち充や高橋留美子とはちょっと違いますね。ギャグ強めだけどラブを結構恥ずかし気もなくやっています。これが堪らないですね。
 3期以降になって若干重いテーマ的なものも出てきますが、それはむしろギャグ漫画のシリアス化現象の範疇です。恋愛の行方が最大の関心事でしょう。

 声優さんは何といっても一世を風靡した「くぎゅう」ですね。そのほかみんなとにかく叫んでましたね。
 音楽は良かったですね。七転八起とか最高でした。その他もEDなどでなかなかいい曲もありました。

 ということで、大変楽しませてもらったアニメです。テーマよりもエンタメ…ですね。ただ、時代性があるので、遡って今見るなら人を選ぶでしょう。
 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

軽度釘宮病患者視点Ⅰ

正統な釘宮病患者用作品、同時に釘宮ウィルスの発生源でもある
俗に言われる「釘宮キャラ」を重視した作品の一つ

■釘宮キャラと呼ばれる為の条件は4つ
ツンデレ、貧乳、ロリ、※絶対領域

※絶対領域
スカートとオーバーニーソックスの間の素肌部分、詳しくは検索されたし。
[ミニスカートの丈] : [絶対領域] : [オーバーニーソックスの膝上部分] 
の比率が4:1:2.5 が黄金比とされ、許容範囲は±25%程度という見方が有力。
釘宮キャラ以外でこの領域を持つ有名キャラは初音ミク、戦場ヶ原ひたぎ等

■この作品の中身

対象年齢★★★★★ 釘宮以外の不純物★★★★★ 釘宮成分★★☆☆☆

■この作品への見解
いつもの釘宮と若本の語りで話が始まるがオープニングまでの僅かな
シーンとオープニングを見ると、アニメ中の雰囲気は大体想像が出来る。
レビューにあった通り中々釘宮出て来ないな。・・あ、出てきた。

完全に資料として見始めたのだが、困った事に自身が患者である為、
強靭な理性が崩壊しそうになってk・・やはり釘宮ならロリはアリだな、
ロリでも全然いける。キャラ設定は釘宮作品の中でも一番幼そうなのに
低めの声と他作品には無い独特の口調、これはこれで良い。というか、
低い方が自分は好きかな、もっと言えば低い上に蔑んだような台詞が・・
落ち着け。若本語りも多いから、独特の釘宮口調と若本を楽しむ作品。
バカと変態の台詞多いな・・最初のサービスかな。

若本語りがある以上は絶対シリアスな展開にはなり得ない、ピーとか
シャアネタも入るから案外これ結構歳いってる上級者向けな気がする。
あー、ついに  が成立してしまった。完全に患者用作品じゃねーか

第三話、だからネタが古いんだよw少し後にやや新しめのも出たけど、
それでも古い。ツンとかデレとかよりも・・純正のアニオタ用、漫画オタ
用の作品だな。何より作中の一部台詞の視点が俺のレビューと全く同じ、
原作者の頭の中身が完全にダメアニオタ、俺の友人達と寸分の狂いも無い。

第四話、作品中のピーのうちいくつ分かるかでダメ人間度が分かる。ね
俺は今のところ全部分かるけど、ダメ人間では無い、無いよ。無いからね。
・これは、釘宮作品の中じゃ一番対象年齢高いな。今まで見てなかったの
は完全に失敗だ。ネタが古い・・wもういい加減にしろよ原作者ww

萌えとかエロを超越して完全にネタに走ってる、アニメは距離を置いて
見ましょうね、所詮ただの設定ですよー視点が気に食わないと楽しめない
おそらくこのサイトじゃあまり人気無いだろうなーこれ

釘宮成分をちょっとしたスパイスとして、若本語りを堪能しつつ、
あとはもう原作者のネタがどこまで分かるか、原作者との戦い・・だなw
このアニメが好きな人間とは良い友達になれる気がする。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

66.2 18 関西弁で漫画原作なアニメランキング18位
絶対可憐チルドレン(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (253)
1986人が棚に入れました
21世紀…
超能力者・エスパーの数は増え続け、いつしか軍事、経済、外交、あらゆる分野でその能力が国際競争力のカギを握るようになっていた。
まだ10歳の少女、明石薫・野上葵・三宮紫穂の3人は、日本国内でも最高のエスパー・レベル7である。
彼女たち3人は、政府特務機関「バベル」に所属し、日々難事件の解決にあたっている。
彼女たちのチーム名は「ザ・チルドレン」。
いささか性格に問題のある彼女たちの教育係にして・若き天才科学者・皆本光一は、果たして3人を正しい方向に導くことができるのか!?
美少女エスパーアクションコメディ―始動!!

声優・キャラクター
平野綾、白石涼子、戸松遥、中村悠一、小杉十郎太、浅野真澄、藤村歩、家中宏、谷山紀章、中尾衣里、佐藤利奈、釘宮理恵、三宅健太、遊佐浩二

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ダイターンな超能力少女たちの冒険活劇

椎名高志が少年サンデーに連載していたコミックのアニメ化

2008年4月~2009年3月の日曜の朝10時に全50話がパンチラ無しで放送された

監督は「月面兎兵器ミーナ」や「もえたん」の川口敬一郎 
のちに「みなみけただいま」を作って「俺なんかまずいことしたか?」っていう迷言もw

平野綾 白石涼子 戸松遥 の主役3人娘による「ゼッタイ!ダイターーン!」って掛け声もあでやかな豪華ロリコンアニメ
語り部となる主人公(一応)の皆本光一(中村悠一/釘宮理恵)は3人の超能力少女のリミッター役として暴走を防ぐほか、マイノリティとしての宿命を負った少女たちの相談役となる(このロリコンめが!)

1年の長丁場を乗り切るための工夫が随所に仕掛けられてとても楽しめる作品になった

超度7の能力をもつ3人の少女をザ・チルドレンと呼び小学生ながら特殊任務にあたらせられている
制服は水色のブレザーにボタンが4つ、白いミニスカートと白いブラウス、頭にはベレー帽、胸元には幅広のリボンという分かっているデザイン

明石薫、野上愛、三宮紫穂、の3人は恐ろしい力を秘めたマイノリティとして押さえつけられていたが、リミッターを扱う皆本光一と出会い、心を開き情感豊かな優しい少女に育っていくというのが本筋か

だが、これは少年向けアクション漫画、強敵登場にチルドレンがドドーンと登場、超能力で大活躍と言うのが見せ場 もちろんだ!
子供向けなのか、大きいお友達向けなのか徹底されなかったため、意外に受けなかった惜しい作品
確かにどっちにすればいいのか難しい

性別不問で大きいお友達にお勧めしたい楽しくも可愛い傑作アニメ
DVDではどうなっているのかは不明だ


主人公の「みなもと光一)に連想されるように、源氏物語からキャラ名を取っている

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

要 塞 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

超能力ジャンルの大御所作品

 THE UNLIMITED -兵部京介-が結構面白い、という情報を聞きつけて
スピンオフらしいからこっちを先に見ておかなければ!
ということで全51話見ることにしました。

 内容は、予想以上、この一言です。
全51話なんてあっという間でした。
個人的には中盤以降の話の展開は「とあるシリーズ」に引けを取らないくらいの
展開力だったと思います。

 エスパーとノーマル(普通の人間)とのすれ違い、
そこから生まれる差別、偏見、憎しみ、心の闇、
それらを乗り越えて成長していく登場人物達に感動しました。
 特にチルドレン達を導く皆本さんの「大人っぷり」には脱帽でした。
責任ある男の姿だと思います。そして彼自身も子供たちとともに
成長していくのです。
{netabare}予知された残酷な未来を捻じ曲げるために{/netabare} 
 (皆本さん嫌いな人多いらしい、なんか悲しい…。)


 子供向けの時間帯に放送されていただけあって、難しいストーリー
という訳ではありませんが、「深い」作品だと思います。
大人でも充分に楽しめます。
 アニメ「ハヤテのごとく!」一期の兄弟みたいな作品で、
コラボ的な演出があってコアなアニメファンも必見です。

 
 ストーリーが難解で、雰囲気だけ出して、スタイリッシュだ、
とか気取っている作品も世の中にはありますがそんな作品よりも
絶対に面白いと思いますよ! 
絶対に面白いですって! 
多分…。

 
ギャグもシリアスもあって大満足でした。
他にも伝えたいことはありますがどうもうまく表現できません。
実際に見て確かめてください。

 さて、次こそはTHE UNLIMITED -兵部京介-をみようかな。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

強くてかわいい小学生エスパー3人組

世界最強レベルの超能力者の小学生女子3人組、特務エスパー「ザ・チルドレン」と、その上司で保護者的存在の皆本の活躍を描いたアクションコメディ?アニメ。
かなり面白かったです。
全体的にギャグが多めの軽い作風なのですが、超能力の使えない一般人から危険視されて、偏見や差別を受けたり、使い捨てに利用される超能力者の悲哀や孤独、それらが原因で起こる一般人と超能力者との対立などを背景にした大きなストーリーも結構しっかりしています。
個人的には少年漫画原作らしい楽しいギャグや、リミッター解禁の決めポーズのシーンのような明るいノリが好きでした。キャラもザ・チルドレンの3人組がかわいいのはもちろん、脇役にもかわいいキャラや面白いキャラがたくさんいて、とても良かったと思います。他の方の感想をいくつか読んだところでは、皆本を好きという人と嫌いという人にかなりはっきり分かれているようですが、自分は良いキャラだと思いました。
声の演技や音楽も全体的に良かったです。特に前半のOP曲は耳に残りました。
朝アニメなので基本的には健全な作品ですが、あまり度が過ぎない程度の下ネタや軽いお色気などもあり、4クール全51話を気楽に楽しめる良い作品だと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

62.6 19 関西弁で漫画原作なアニメランキング19位
まじもじるるも(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (509)
2429人が棚に入れました
可愛くて切なくて、ちょっぴり”死”が身近なマジカル・スラプスティック・コメディ。
学校一のスケベ男として女子から総スカンを食らってる柴木のもとに送られてきた魔法のチケット。
それは、魔女から修業魔に格下げされたるるもの人間界での修行のためのものだった。
るるもの修業(と自分の欲望)のために魔法のチケットをじゃんじゃん使うと宣言した柴木だったが、
実はチケットは彼の寿命そのものだったのである。

声優・キャラクター
三森すずこ、高橋信、福圓美里、遠藤ゆりか、櫻井浩美、長妻樹里、石上静香、白石真梨、高橋未奈美、間島淳司、下野紘、石谷春貴、小林裕介
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

『あの「弱虫ペダル」の渡部航先生が描いた、魔女っ子漫画やて!?』

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

放送の合間に流れていた、レビュータイトルの台詞が流れる本作CMが印象的でした。
実際、意外でしたしね。
ただ、連載開始は「弱虫ペダル」よりも本作の方が先だそうで…。
確かに言われてみれば、キャラデザイン的にはむしろ、こういう作風の方が合っているようにも思いました。

渡部航先生の来歴を見ると、中々人気に恵まれない中で初めてヒットしたのが、本作「まじもじるるも」だったそうです。
先生的には、もしかしたら「弱虫ペダル」以上に、本作のアニメを見た時は感動したのかもしれませんね。



【あらすじ】

『柴木 耕太(しばき こうた)』は、学内で女生徒達から「エロ大王」の称号をつけられている程の高校生。

FHK(不思議発見クラブ)に属する彼は、ある日図書館で偶然見つけた『魔女召還教本』に従い魔女を呼び出します。
願い事は「女の子のパンツ」。
しかし彼は、その願いと引き換えに自分の命を差し出すことを、知る由もありませんでした…。

数日後、パンツを手に入れた耕太の前に、美少女の魔女『るるも』が現れます。
パンツの持ち主が彼女だと聞いた耕太は、その命が尽きる前に一体どうするのでしょうか……。



【語ってみる】
{netabare}
ハッキリ申し上げまして、私はこの手の魔法少女アニメの雰囲気に、知識が疎いのも勿論あるからなのですが…苦手意識がありました。
……そりゃ「カードキャプターさくら」に骨抜きにされた世代ではありますけどね。

テーマとしても、今現在で言う斬新な設定とは全く言えませんし、メインキャラクターにしても個性が際立っていたようにはあまり思えません。
(唯一、主人公のお母さんだけは異様なキャラ立ちをしていて新鮮でしたが。)
加えて、原作漫画のデザインを忠実に再現した結果ではあるのですが、キャラクターの骨格が少年誌らしい角張り方をしていて、アニメで見るには違和感があり、当初は馴染み辛かったです。

………なのに、何故か結果的に、最後まで気楽に楽しめちゃったんですよね、この「るるも」は。
王道もお約束も苦にならない、まるで幼少期とにかくアニメが好きでロクな前知識も無く、なんでもかんでも身漁っていた頃を思い出すかのような感じで…。
当初は受け付けなかったキャラクターデザインも、いつの間にか小学生の頃コロコロコミックを見ていた時のような懐かしさを憶えてしまい、結果的にアリになっていましたね。
全体の作画に関しても、他作品に比べ決して綺麗とは言えませんが、作品を彩るには十分なレベルで終始安定しておりました。

そうそう、あと忘れてはいけないのが、少年誌らしい微エロ要素。
これが、少年の頃に見ていたら興奮していただろうなぁ…っていう中々に絶妙なレベルのえっちぃさで、作風的にも調度良かったのです。
毎話しっかり、それでも変にソレだけを過剰にアピールすることもなく。
私としては、ココも視聴を継続させられた大きなポイントでしたよ。
(特に、青年誌のエロより少年誌のエロの方が希少価値だと思える、私のような偏屈な拘りのある人間には。)


物語としては、終わってみれば節々でしっくりこない点があります。
中でも、物語の核となる主人公の耕太が命を削る代償として使ってきた魔法のチケットの行方が、アニメでは大きな葛藤を描くこともなく曖昧なままで終わってしまった点は残念でしたね。
他にも、耕太が「FHK(不思議発見クラブ)」なぞに身を寄せている理由や、その部長からの信頼に足っている理由もどこか不明瞭。
その部長が、耕太のことを「しばらく」(柴木なので)と呼んでいる点も、ネーミングセンスも含めて、なんだかしっくりこない。
あと、メインキャラであろう るるもの友達「ハルリリ」の登場の少なさ。
オープニングにある、るるも満面の笑顔が作中では描かれなかった…などなど。

ただ、逆を言えば基本的に物語を動かしてヒキを大いに使用することもなく、日常回のみで各話完結を貫いた点は評価して良いのではないでしょうか。
中でも第6話では、こういう作品の定番とも言える「命は魔法で取り繕うことは出来ない」という話を挟むことで、しっかりノリだけでは終わらせない印象値を与えてきましたし。
(でも、動物モノにトコトン弱い私ですがアレは何故か泣けなかったですね…、なんだかあざとく感じて…。)

一昔前にアニメ化が決まっていたら、こんなノリで朝方に1年枠で放送していたのかもしれませんね。
(タルるートくん とかみたいに。)
変に期待するとすぐにハードルを超えてしまうことにもなりかねませんが、しっかり何を見せるかの軸を見失わず完成された良作だと私は思いました。
{/netabare}



【るるもとチロの魅力を共有しましょう(*´Д`)ハァハァ】
{netabare}
本作最大の魅力は、何においても「るるも」と、そのお付きの黒猫「チロ」でしょう。
この2人?にハマることが無ければ、本作はただただ退屈でしかないお話だと思います。

「弱虫ペダル」の時もそう感じたのですが、この作者の描くヒロインは、決して女の子の描き方が上手いとは言えないのですが、少年誌らしい絶妙な可愛さがあるんですよね。
初期の単行本を読んだりすると、流石にオイオイってなったりもしましたが。

この、るるも。
個人的に、このネーミングも妙にしっくりこないのは、まぁ置いておいて…。
無口、無表情、運動音痴のドジっ子、恥ずかしがり屋、素直なので騙されやすい、総じて不器用。
まさに、この手の可愛いを全て網羅した万能キャラクターでしたね。
魔女故に人間世界では世間知らずな為、色んな事に驚く様も見ていて非常に可愛かったです。
私も耕太のように、優しくいろりろと教えてあげたい…。
失礼噛みました…グヘヘ。

見た目は、まるでハルヒの『俺の嫁(長門)』の魔女ルックを彷彿させるデザインで、これまた可愛いかったですね。
(作品の発表で言えばハルヒの方が先ではありますが、オマージュしたかどうかは不明。)
オープニングにある、この服装でチョコチョコ走るシーンは最高でしたね。
そうそう、あのワンピースの短さもまた絶妙でしたし。


性格の可愛さで言えば、なにより恥ずかしがる様は堪らないシーンの目白押しでした。
特に、えっちぃコトに関して恥ずかしがるところが素晴らしい。キリッ
第1話での、羞恥心の薄い無表情キャラと思いきや、あわや牢獄130年の刑になるかもしれない危機的状況でも

「人前でパンツを穿くことは、恥ずかしい………もん。」

と言い赤面したシーンや、第9話でブラが切れてノーブラでいた際、耕太の手が近付くと

「近い…近いぞ…、胸に近い…。

 見えないだろうな…、バレていないだろうな、気づかれていないだろうな…、

 私の胸当てが無いことに……。」

と赤面していたシーンなどなど…。
いやはや、私(わたくし)の大好物でございました。

成長の乏しい体型を気にするところや、その体型に似合った色気のない下着も、最早その手のキャラのデフォルトと言えますが、もしその定まった軸をあえて外してしまっていたなら、るるもの魅力はきっと半減していたことでしょう。
キャラの王道とは、やはり視聴者の欲を具現化して出来た、外してはならないアスペクト比なのだと改めて思いましたね。


そして、そのお付きの黒猫「チロ」の魅力も少し。
パッと見で言えば、NHKの某マスコットキャラクターみたく
「野良猫が、ガリガリじゃねぇか。」
とか言ってしまいそうな風貌で、少々見栄えは悪いのですが…。
(↑とてもマニアックなネタでスミマセン。)
その実、中々に猫らしい仕草をしっかり見せてくれていて、猫の行動のツボを心得たシーンが幾つもありホッコリしました。
柄の悪い目そのままに流暢な関西弁で喋るのも、らしくて良いですしね。

ただ、やはりチロ最大の魅力は、人間に変身した時の、あの『褐色ナイスバディ』からの無邪気な笑顔でしょう。
あの武田久美子を彷彿させる貝殻水着で飛び回る姿なんてホント最高でしたよ。
あぁ…、無邪気ってコワイ…。(にんまり)


…んん?
なんか魅力について話すつもりが、えっちぃことばかり話しちゃってますね。
話を戻します。


……いや、話したいことは以上だったようです。
本当にありがとうございました。
少年誌的エロス万歳。
{/netabare}



【総評】

斬新な設定のアニメとは言えません。
むしろ、古い漫画をそのまま2014年にアニメ化してみたっていう印象がとても強いです。

ただ、だから面白くないとか、そんなことは全く無く…。
むしろ、どこか懐かしさを感じる作風と何よりるるもの可愛さに、毎週存分にホッコリ…、ニヤニヤ…ニンマリ…(*´Д`)ハァハァ………。
とにかく、楽しませてもらいました。
(まぁ、古いと言っても7年前ですしね。)


ただ、もう一度すぐ見返したいかと言われると、もういいかなぁと思います。
一気見に向いた作品でもないので、今度見る機会がある時も、色んなアニメの合間にちょっとずつ見返したいですね。

原作は章毎に休載を入れタイトルを変えつつ、今現在も連載中のようです。
今度ゆっくり読んでいこうと思います。


アニメを制作するに辺り、昨今の人気作を捕まえるにも数の限界がある為、こう昔に発表された作品がクローズアップされアニメ化される傾向が今現在特に強くなっていますね。
個人的には、この流れは非常に嬉しいです。
ただ本作のように、その昔ながらの原作の良さをしっかり理解した上で、アニメを制作してほしいですね。
でないと、新作の不人気さでかつての名作に陰りを与えてしまうことにもなりかねませんので…。
さぁ…、昔の名作漫画「寄生獣」はどうなるのかな…。

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『マジ=モジルカ・ルルモ』声 - 三森すずこさん


◇一番可愛いキャラクター◇
『マジ=モジルカ・ルルモ』声 - 三森すずこさん



ちなみに、もし私がパンツの願いをもとに、るるもを呼び出したとしたら…。
(※閲覧注意※)
{netabare}

紳士な私は、耕太と同じく彼女の為に、そのパンツを返すことでしょう。

ただ、一つ問題点がありますね…。


『今穿いているこのパンツを、彼女の前で脱いで渡すのは、恥ずかしい………もん♡』


御想像された方、本当に申し訳ありませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

パンツへの想いが熱かった

「弱虫ペダル」の渡辺航原作「まじもじるるも」

言葉数が少なめなるるも役で三森すずこが活躍しておる。色んな役できるね。

{netabare}いきなり死ぬとか言われてシリアス展開な予感だったけど、基本的にはおバカなギャグ。最終話でるるもの記憶がみんなから消されていたけど、用事があって一日人間界にいなかったから一時的にそうなっただけで、戻ってきたら、記憶復活。めでたし。嫌味なキャラクター登場と思いきや、実は心配しているだとか、平和。{/netabare}

印象に残るのはパンツについて耕太が熱く語ることかな。パンツに関してはとにかく熱い。母親はエロに厳しいんだけど、{netabare}魔法で燃やされるのを回避するために飛ばした先が自宅だったのは良いオチ。{/netabare}
風紀の人はエロに興味あるけど、無理して封じた反動で厳しくなった感じがする。
FHKの部長はせっかく可愛い娘に好かれているのに行動が勿体ないにもほどがある。

OPは三森すずこでせいいっぱい、つたえたい!EDは遠藤ゆりかでふたりのクロノスタシス。

1. その1「あなたののぞみかなえます」
高校生・柴木耕太は、小学生時代はスカートめくりの名手として、中学時代は充実のエロ本ライブラリを持つことで名を馳せ、そして今、本人にとっては実に不本意であるが、女生徒たちから「エロ大王」の称号までをつけられてしまっていた。FHK(不思議発見クラブ)に属する彼は、ある日図書館で偶然見つけた『魔女召還教本』に従って魔女を呼び出す。願い事は「女の子のパンツ」。しかし、彼は知らなかった。願いを叶えてもらうということは、魔女と契約し引き換えに自分の命を差し出すことを意味していたとは・・・。翌日、パンツを手に入れた耕太の前に、魔女・るるもが現れる。るるもは彼に「お前は2日後死ぬ」と宣言され、衝撃を受けるが、受け取ったパンツが彼女の履いていたものだと知った耕太は・・・。

2. その2「夢の同棲生活」
再び現れたるるもから、彼女の魔法が自由に使える「魔法のチケット」をもらった耕太。チケットを人間に使い切らせることが、格下げされた彼女にとっての修行だった。だが、チケットを使い果たしたとき持ち主が死んでしまうことを、るるもは知らない。そのことをるるものチロから聞かされた耕太は、二度とチケットを使うまいと誓う。ある日、「MJ(未確認人物)の正体を暴く」ために公園に向かった耕太とFHKのメンバーは、テント生活をしていたるるもを発見。彼女の着替え姿を撮影しようとする部員たちを止めるため、耕太は魔法を使ってしまう。修行が終わるまでるるもが魔界に帰れないことを知った耕太は、彼女を自宅に連れ帰ることにしたのだがーーー。

3. その3「魔法少女対決」
記憶改ざん魔法の力により、るるもは耕太の妹として柴木家で暮らすことになった。ひとつ屋根の下で暮らしながらも、「妹」であるため何もできないと悶々とする耕太。一方のるるもは、「浮かれている自分を戒めるため」に耕太たちの高校の学食で働き始めるものの、慣れない仕事に失敗ばかりを繰り返していた。自分の命を失うことに繋がるため、チケットを使うことでるるもの修行に協力するわけにはいかない耕太は、せめてそんな彼女の力になろうとする。その頃、FHKに初の女子入部希望者・鯨井棚子が現れる。棚子は1年生の中でもとくにカワイイと耕太たちが目をつけていた女子だったが、自らを魔法少女だと宣言するのだったが・・・。

4. その4「風紀委員の井上さん」
校内を厳しく取り締まり、違反者には鉄拳制裁をも辞さない西高生徒会直属、風紀委員。その一員である井上澄子は耕太の小学生のときからの幼なじみで、彼のことを「ヘンタイシバキ」と目の敵にしていた。そんな彼女に、全校男子の家に置けないお宝を一括管理し、共有財産として貸し出しするスーパーコレクション「シバライブラリー」が目をつけられる。次々と没収されていくコレクション、迫り来る持ちもの検査。お宝を守るために、耕太は立ち上がる。同じ頃、元気のないるるもの様子を心配したチロが、人間の姿になって学校に潜り込み、騒動を巻き起こす。果たして耕太は、澄子からお宝を守ることができるのだろうか。

5. その5「はじめてのおつかい」
とある夏の日曜日。家の掃除をしようとするもののまたしても失敗ばかりのるるもだったが、祖母の家で農作業を手伝う耕太の忘れ物を届けることになった。耕太の高校の友人・知人に目撃されたり、出くわしたりしながら、電車に乗るための「切手」を買いに郵便局に向かうるるも。道に迷ったり、魔女服のおかげで不審者扱いされたり、切手で改札を抜けようとして駅員とひと悶着があったり、また道に迷ったりと、なかなか耕太の元に辿りつけない。チロともはぐれ、危機に陥ってしまったるるもを助けるため、耕太は・・・。

6. その6「雨の日のジケン」
落ちていたグラビア雑誌を拾おうとしているところを下級生に目撃された耕太。それをごまかそうとしたことがきっかけで、三匹の捨て猫を家に連れて帰ることに。しかし動物嫌いの母親に見つかってしまい、里親が見つかるまでの間、学校で飼うことにする。動物を飼うことに憧れていたという耕太が仔猫たちを可愛がる様子を見て、耕太の優しさに感心するるるも。チロも憎まれ口をたたきながらも、母猫のように甲斐甲斐しく三匹の面倒を見る。チロもまた、捨てられていたところをるるもに拾われた過去があったのだ。夜になり、雨が激しくなり、子猫たちを心配した耕太は、学校から三匹を連れて家に帰るのだが・・・。

7. その7「伝説の水着」
先輩の発案で、海にやってきた耕太たち。そこには風紀委員の3人や巨乳の同級生・真綾、婦警の飯田などの姿もあった。耕太がいくら勧めても、魔女服から水着に着替えようとしないるるもだったが、実は水着を買ってきていないことが判明。耕太はあわてて水着を調達しようとするものの、なかなか見つからない。そんな耕太に、先輩が「水着ならある」と告げる先輩。今回の海水浴の目的は、着ると性格が豹変するという「伝説の水着」を探すためのものだったのだ。そんな水着をるるもが着るハメにならないよう、先回りをして見つけ出そうとする耕太だったが、そこに水着を身に着けたるるもが現れてーーー。

8. その8「第一級魔女ハルリリ降臨」
登校中の耕太の頭上から、傘を差したツインテールの可愛い女の子が舞い降りてきた。第一級魔女のワルラ・ハルリリと名乗る彼女は、耕太に「あなたと契約を結ぶために降りてきた」と告げる。命を取られてはたまらないと逃げる耕太に「特別に、代償は要求しない」と言うハルリリ。彼女は、るるもの魔法学校時代の同級生で、耕太がるるもの契約者だと知って接触してきたのだった。魔女と二重に契約した場合、新規契約が優先される。ハルリリがるるもに嫌がらせをするためにやってきたと思ったチロは、彼女にくってかかるものの、当のるるもは「それは耕太が決めること」と表情を崩さない。ハルリリのこの世界に来た本当の目的は

9. その9「誰にも言えない秘密」
風紀委員長でマジメ女子と呼ばれる下村雅子には、アニメ好きで、コスプレ衣装を自作しているという秘密があった。学校にコスプレアイテムを持ってきた雅子は、それを落としてしまう。それを目撃したのはるるもだった。元々るるもの魔女服をコスプレと勘違いして親近感を持っていた雅子は、自分の趣味をバカにしないるるもに感動し、るるもをコスプレイベントに誘う。るるもは彼女のおススメのアニメを観たり、一緒にコスプレ衣裳を作ったりするようになる。そして、るるもは、その相手が雅子だということを耕太に話してしまう。雅子がそのことを秘密にしていたことも知らずに・・・。

10. その10「混浴旅行in尾々神村」
古くから日本オオカミにまつわる数多くの伝説が残る、山深い尾々神村。FHKのメンバーや耕太とるるも、同級生西野、菅原、桜井、真綾、風紀委員の3人は、電車で尾々神村に向かっていた。さらに人間の姿に変身したチロも、るるもの妹として参加していた。今回の旅行はFHK主宰で、その目的は、狼伝説を暴くことだったが、耕太にとってはそんなことよりもはるかに重要なことがあった。宿泊先の旅館には、混浴露天風呂があるのだ。女子たちとの混浴に浮かれる耕太。しかし、先輩から渡された水を何の気なしに飲んだ彼の体に、思わぬ変化が現れる。一方、旅館内では幻の狼が現れたとの騒ぎが起きていて・・・。

11. その11「結成★ガールズバンド」
文化祭の展示にほとんどお客がこなかったFHK。このままでは部へ昇格することができない。FHKの知名度を上げるため、棚子の発案で「高校生バンド天国」に参加しようということになる。しかし、いざ練習を始めてみるものの、柴木たち、男性部員たちのレベルではお話にならない・・・。そこで棚子がメンバーを集めることに。自らはキーボードを担当するという棚子が連れてきたのは、ギターの真綾、ベースの澄子、ドラムの強子。そしてなんとボーカルはるるもだった。バンドが何かも分からないるるもだったが、とまどいながらも自分の知っている歌をくちずさむと・・・。

12. その12(最終話)「るるものいない日」
季節は冬。もう年末である。男同士の侘しいクリスマスパーティを終えた耕太は、友人の西野、菅原らと一緒に初詣の計画を立てていた。西野のリクエストで、初詣にるるもも誘うことに。そんな中、耕太とるるもは買い物に出掛け、呉服屋のショーウィンドーで振り袖を見かける。釘付けになっていたるるもに、初詣で着物を着せてやりたいと思った耕太は、必死でアルバイトに励む。足りない分は母親から借りて、なんとか着物を調達することに成功した耕太。るるもを驚かそうと大晦日の朝まで秘密にしていたのだが、いざその大晦日の朝。目覚めた耕太は、何か大切なことを思い出すことができなかった--。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

女子のパンツは空より優しいんだぜ・・・

「コスプレ魔女ガール」のお話・・・

ではなく
「魔女」のお話です

あらすじは・・・
あにこれのものを読んでいただければよろしいかと思います

余談ですが
Wikiのほうではかなり詳しく書かれていますが
ネタバレを嫌う方にはオススメしません
ちなみに
私は作品を観終わってから
Wikiのあらすじを読んで思わず“涙”してしまいました^^;


原作は漫画作品
読んでいません

失礼ながら
存在自体もまったく知りませんでした

原作者は「弱虫ペダル」の渡辺航さんです
これも
視聴後にWikiで知ったのですが
確かにキャラデザはそのまんまですね


実は私
弱虫ペダルって途中までしか観てないんです

理由は単純
イケメンくんが出てないから^^

なんか男の子がみんな○ク○屋さんっぽい顔つきでイマイチ好感が持てないし
なによりキャラが顔のイメージそのまんまで怖いんです

まあ
このレビューでくどくど書くのもあれなんでこの程度にしておきますが

この「まじもじるるも」についてもやっぱりイケメンくんが出てこないですね~

一応
主人公の「柴木耕太(しばきこうた)」くんのクラスメイトの
「さくらい」くんが唯一イケメンという設定みたいですが(というよりカワイイ系)

私の少々高めに設定されたイケメン基準は残念ながらクリア出来ませんでした

ただ
そんなイケメン不作状態を補完してもなお余りあるくらい
女の子達がかわいかったので
キャラデザについてはとりあえず及第点って感じです


お話の感想の前に・・・

キャラデザについて酷なことを書いてしまいましたが
この作品を最後まで視聴して一番に思ったのが
キャラの掘り下げが実に巧みなこと

るるもちゃんの無口キャラや
こうたくんの変態キャラは最初から全開モードですが

周りの人物
とくに女の子のキャラクターなんかは
お話が進めば進むほど印象深くなっていくって感じです

かわいい系のキャラデザ
特徴的な大きな目
多種多様なオッパイ(巨乳からちっぱいまでいろいろ)

それらの特徴を生かした数々のエピソード

一番に目を引いたのは
風紀委員の3人ですね

普段はメガネや髪の毛で目が隠れていて
完全にモブキャラ状態なのに
たまに目がみえるシーンがあり
そんなときは一気に注目してしまう存在になります

なかでも
コスプレっ子の「下村雅子(しもむらまさこ)」ちゃんが衝撃的でした

普段の制服メガネ女子姿と
魔法少女コス姿のギャップに
あっけなく撃沈してしまって

思わずるるもちゃんとのツーショットシーンをサムネにしてしまいました^^


さらには
各々のお話がとても秀逸

ギャグ
下ネタ
エロネタ
変態ネタ
おパンツネタ
オッパイネタ
(全体的にHぃお話が多い)
さらに
号泣ネタまで

お話のメインである
るるもちゃんの魔女としてのストーリー

そして
人間界での生活を通して
ほんのわずかながらも
るるもちゃんの表情や心境が変化していくところが見ものです^^


さて
お話についてですが・・・

この作品
「イケメン」くんが出てこないなんて先に書いてしまいましたが

じっくり見てたら
こうたくんって意外とイケメン(?)って思えてくるから不思議

これもキャラ掘り下げの妙なのでしょう

面倒見のいいところや
友達思いのところ
自分の命を危険に晒してまでるるもちゃんを助けようとするところ

H属性にもどことなく気品や哲学が感じられ
エロにまつわる謎の名言もちらほら

{netabare}「女子のパンツは空より優しいんだぜ・・・w」{/netabare}

{netabare}「俺は大きかろうが小さかろうが女子のオッパイの前にひれ伏すぜ・・・
 詰まってる夢は同じ大きさだからな・・・
 違いがあるとすれば
 それは大事にされているかどうか・・・だぜw」{/netabare}

迂闊にも心を動かされてしまいました^^;


そんなこうたくんの隠れた善人属性が如実にあらわれたのが
第6話の子猫ちゃんが出てくるお話なのですが

この子猫ちゃんのお話にはチョー泣かされました

{netabare}道端に落ちていたエロ本を拾おうとしたところ
女の子の視線が気になり
咄嗟に捨てられていた子猫を拾ってしまったのが運のつき・・・{/netabare}

普段の変態男子とは違ったこうたくんの人柄に魅せられます

{netabare}さらにはお話の間に語られる
るるもとるるもの使い魔
黒猫チロとの出会いのエピソード・・・{/netabare}

{netabare}本当はとても優しいヤンデレママさん・・・{/netabare}

等々

あんまり書くと長くなるので
詳しくは本作をご覧ください^^

とにかく
号泣モノです

ギャグやエロネタなんかの軽いノリのお話の中に
突然の涙の回

このお話の結末はとても意外なものでした

みんなで「よかったね~(笑」・・・なんて定石じみた展開は微塵もなく

思いっきり悲しみのどん底に叩き落されての
バッドエンド・・・

わが目を疑ってしまうほどのあっけない幕引きです

でもこれはこれで
最近のギャグ漫画原作アニメ作品の王道というものでしょうか

次のお話ではすぐにいつものノリに戻っている

こういったすっきりした展開が
各話完結エピソードのいいところなんですね


そして最後は

ファンタジー・・・
ラブ・・・
涙・・・
(残念ながらエロはない)

これまでの小気味よい展開をまとめたかのような最終回でした

とりあえず
Wikiのあらすじを読んで流した“涙”は
2期までの(仮)としておきましょう^^


2期に期待してます

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

64.3 20 関西弁で漫画原作なアニメランキング20位
紅殻のパンドラ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (359)
1839人が棚に入れました
先進国では、一部ではあるが、サイボーグや自律ロボットが一般に出回り始め──
戦争や災害をはじめ、世界はあらゆる災厄に覆われ、救いをもとめて人々がさまよっていた時代。
これはそんな時代に──全く関係なく、『彼女が、彼女に出会う物語』

声優・キャラクター
福沙奈恵、沼倉愛美、田中敦子、森田順平、松田颯水、村川梨衣
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

TEXHNOLYZEのカウンター作品 と言えなくも無い(汗)

 思うところ有ってテクノライズを再視聴してて、若干設定面では差異はあるしその視点と未来への展望は対極では有るものの肉体の置き換えという部分に関しては意外と近い作品だなと感慨深いものを感じたので点数見直します。
片や理想郷、片やディストピアの極みですが比較すると結構面白いですw
セナンクル島{netabare}(後のオリュンポス){/netabare}
と流9洲{netabare}(統括第九小地獄){/netabare}とか。
もっとも対比ならば流9洲じゃなくて地上かもですが・・・

島の通信障害による混乱と、流9洲のオベリスクの機能停止とか。

 全身義体(無機質サイボーグ)とシェイプスの表現の差に至っては、作り手のビジョンの違いが明確すよね。
士郎作品は最早人の姿に固執しなくなった時代のサイボーグに関してもブリアレオスや双角等とても愛嬌が有るデザインなのに、シェイプスなんて虫の腹みたいなのがぶら下がった骸骨すもんね。とても不快なグッドデザインだと思う。
(ジェイムスン型サイボーグの阪華精機社長とかも攻殻にゃ居ましたが、葉巻吸う姿がラブリーですしね)

んで福音と違って、ある意味スタンドアローンの極みとも言える櫟士w


 テクノライズは記憶の外部化・自我の境界云々に関しては物語には盛り込まれてないですが、紅殻は電脳化・義体化と言うテクノロジーに対して(戸惑いはありつつの)とても前向きで希望を感じさせる世界観が私は最高に心地良かったんですよね。その点では無二の作品なのは間違い無い。
そこは士郎正宗作品全般の事であって紅殻の特色ではないかもしれませんが、其処を示唆する表現は多分に盛り込まれていた作品であったにも関わらずほぼスルーされちゃってるっぽいのがこの作品の不幸と言うかw
{netabare}
 10歳で肉体を失った少女が元の肉体の動かし方を捨てて「しっぽをふるように」「はねをはばたかせるみたいに」全身義体に対応し、「はじめてものをみるみたいに」システム補助無しで情報の海にダイブしてゆくこの時代では常識を外れた驚異の適応者と言う側面。

「初めて歓迎してもらえたよ」「私は私を(両親以外から)もらったの」
最先端の技術で社会や周囲のおかげで"生かされている"現実と負い目。常にロボットと間違われる疎外感。

 そしてクラりんから問いかけられる"力の行使と持てる者の義務"
未来を作れってのは士郎正宗作品にはよく出てくる言葉ですし、攻殻新劇場版のラストでも引用されてた部分ですが、この作品にもきちんと盛り込まれている。
{/netabare}

 汲み取ろうと言う気さえあれば、哲学的とは言わないけど十分中身の有る作品だと思うんですけどねぇ。まぁこの手の意見は多勢に無勢なのは判ってるつもりですが。
パンドーラデバイスのアクセスのシーンがエロくて気に入らないという事ならば、ドラえもんの四次元ポケットにのび太が手を突っ込んでると置換えて見る事をお勧めします。

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以下、視聴時のレビューです
{netabare}
最終話視聴。
 アニメとしての総合的な質と言う点では、正直駄目な作品とは私も思ってます。お勧めもしません。
ですが個人的には今期一番楽しませてもらった作品でした。本放送中の期間に何度も繰り返し観返した作品は久しぶりですし、原作も何度も読み返しちゃいまして。正直見る気の無かったARISEの円盤買う切欠にもなりましたし。

 設定面も士郎正宗作品に馴染んでいないと"あぁ"とすら気付けない所も多々ある為、攻殻→アップルシードに連なる作品では無く単独の作品として見た場合は面白味の無い話と思われるのも止むを得ないかと。
"光学迷彩では無く熱光学迷彩"とか、クラりんのナイフ夜龍・灰虎の"MADE IN P.I.A"の刻印とか、普通はスルーしちゃうと思います。そもそもクルツの背後にポセイドンが居ると言う点ですら、士郎作品観てなければ「何ソレ?」で終わっちゃうでしょうし

 絵に関しても残念すね。低予算だったでしょうし、名和監督自身がCGを生かしたメカ物作品の経験が無くて色々と相談しながら作ってた旨を公言してますもんね。アクションのスピード感も欠けてるし、かんたんクラりんとは別にマンガ的記号に頼ったとこも多い。
そこは個人的には止むを得ないかなと割り切って観てましたが、それ以上に残念だったのはコメディとしての印象を左右する大事なシーンを再現しきれなかった点が多かった。代表的なのがフィアーの目前での変身シーンの"場違いな面白さ"をクルツの怒りと部下の赤面だけで済ませちゃった点とこですかね。
日常系等で女の子をかわいく見せる点では手練れだったであろう制作側の良改変も有りましたから、痛し痒しのトコは有ると思いますが。猫王子のトコは良かったですね。「耳に触っていいニョ」のトコは声優の沼倉さんが声変えたのもあってバカバカしくて良かったかと。

 原作とのラストの展開の差異の大きさは正直残念でしたが、制作時期的に原作無しの状態だった訳でその点を加味すれば無難に纏めたかなと思います。
距離を置いて見ればアニメとしてのクオリティも高くは無く、中盤の昔の魔法少女モノみたいな部分が無駄回に思えても仕方のない1クール内の構成の悪さから世間的に低評価も止む無しですね。やはりニッチ過ぎたと思います。
本来ここでの評価点を付けるとすれば低くすべき作品とは思いますが、個人的な思いで高い点付けちゃいます。


原作と比較しての不満点ですが

・福音の全身義体故の世間に対する引け目がさほど表現出来ていなかった。
原作もけしてその点に関しては表現は多くないですが、アニメでは誇張すべき要素だった気がします。全身義体の可能性の裏の側面として"高度なメンテが有ってこその体"という社会への感謝と恩返しが福音の社会への貢献と世界平和への願いの根の一つですので、表現が皆無では無いですがもっとアピールすべきだったかなと。

・クラりんの福音に対する認識
原作では事件の終息後に、福音との共同作業が自分の計算上は不可能な事を可能とした事に戸惑い「・・・ありが・・・とう・・・」とやっとデレるんですよね。アルゴリズムでは生まれ得ないノイズとしてゴーストの発生を匂わせている。
アニメのラストも悪くないですが、クラりんのアンドロイドとしての書き方がかなり人寄りかなと。福音も本来彼女たちには目の洗浄液でしかない"涙"を流して泣きますし。
多分、制作側の方々はあまり士郎正宗作品思い入れは無い気がします。
福音達を尾行してたゲルツェコマの光学迷彩を"熱光学迷彩"と言わせた件はweb上でも色々指摘されてましたし。私もアレは台詞のミスだと解釈しました。

・ロバートとの共闘と太鼓の達人・キノコとタケノコを描けなかった。
アニメの制作時期的には原作と併せる事が出来なかったのは止むを得ないんですけど、やはり原作では福音のチート能力の最大の見せ場でしたしロバートが事態収束の当事者の一人としてこそ前段の繋がりが生きたと思います。

福音「これだーーーーーって、私の何かが囁いたんですよーーーー!!」
クラりん・ロバート・クルツ:「お前は一体何を言ってるんだ・・・」

をアニメで見たかったんですよね。福音役の福さんもキャラにマッチしてましたし。
このアニメをコメディとして観るかSFとしてシリアス多めで見たいかは個人差有るかと思いますが、私は終始コメディで通して欲しかったです。


実は今期アニメに関しては、コレにご執心過ぎて他のアニメがかなり印象薄いです。私、かなり趣味が変かもですねw

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10話視聴
 正直、残2話だと原作通りにクルツとの決着迄を消化するのはかなり厳しいような。公式HPにもアニメのオリジナルの展開になる様な事書いて有りましたが・・・
OPから予想すれば目だけ書かれてたランドメイトとの戦闘は要れるでしょうし、当然クラりんへの電子戦闘支援も外さないでしょうから。
描かれていない福音のシステム補助無しでのシステムのハックを削るのだとしたら、一番攻殻らしいシーンだけにガッカリかも。11話のサブタイからすると外さないでしょうが(汗)
 個人的には原作終盤の展開が好きだったもんで、あのヒドいオチも含めて原作に忠実にやって欲しかった気はします。

それにしてもニッチなアニメすね、ホント。好みにカスリもしない層が多いのも止むを得ないというかw
私は今期手をつけたアニメでは、質は別の話として一番好きです。

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8話視聴
 今期の一番のお気に入りですので、何故かマメに書きたくなっちゃうと言うか。今期は他にいい作品いっぱいあるのにコレが一番好きな自分は変わり者だなとは思うんですけどね。恐らく円盤の売り上げも撃沈でしょうから、私は買う事にしましたw

 こういう各話の内容の書くのって個人的には好きじゃないんですが、ちと判り辛い回だった気もするので敢えて。流し見でなければ判る程度の事ですが、この作品の場合真剣に観て貰えてない可能性高そうですし(汗)

・火災の原因はクルツのハックで"くしゃみした"ブエル(大)の荷電粒子砲。
もしかすると敢えて火災とラストのシーンの関連の表現は次回に回したのかもしれませんが、人によっては紐付けできなくて訳ワカメにしか見えないような。
ブリ(ドカーン)のノース君の着ぐるみがなんで突然燃えだしたのも、原作ではこの時点でちゃんと火線が絵に描かれてるんですけど・・・・

・デパートの売り物だった耐火布をクートゥリエのスキルで袋にしてその袋に入って身を守り、周りが見えない袋の中から電動カートと携帯ゲーム機と自らの機能を利用して視覚情報では無く音響情報(エコー)を視覚化する事で移動。

・取り残された子供に、全身義体(サイボーグ)の福音は自らの体内残留分の酸素で人工呼吸。
福音は脳だけ生身ですので、本来必要な酸素は脳の維持分のみで済むため僅かの酸素しか必要でなく1話も含めこのような過酷な状況で1時間程活動が可能。
しかし、そのわずかな量を通常の人間に供給したため急激に残量が減った。
クラりんはアンドロイド(ロボット)なので酸素が無くても活動が可能の筈(1話は海底でタンク背負わず調査活動)
ただアニメでは酸素ボンベで吸引してましたね。原作ではクラりんは吸ってるシーンは無いんですが。多分ミステイクかなと。

・耐火布の袋に風船用のヘリウムガスを貯め、地上にダイブ。
そのまま地上に落下するにはロバートが言ったように速度が出過ぎだったが、議長のリムジンの屋根に着地した事で変形のエネルギーを利用して緩衝した。でも原作ではその前に建物の壁を蹴る事で減速もしてるんですよね。

 通常の人間では無理だがサイボーグである福音とアンドロイドのクラりんだから出来る事(可能性)とは何かがこの作品の総体のキモの一つであり、その意味でわざわざ他の"料理の鉄人""ジャグリング"等の「便利だね~」程度のスキルを前半でやって"人形遣い"とこのエピソードを話の山場のクルツとの対決の直前にこのエピソード持ってきたんだと思いますが。
 けど、流石に1話の短い尺で原作の絵の情報量を全て詰め込むのはこのエピソードに関しては苦しいかも(汗)
ブリ(ドカーン)の突撃インタビューや議長の抱えた"大きな問題"のシーン自体は話の本筋には無駄ですが、彼の政治家としての暗部の表現のシーンでもあるので削れなかったんでしょね。

 クラりんのロジカルで合理性を優先する思考と福音の人間的行動原理の話でもあった回でしたので、ラストのクラりんが自らの判断を誤りだったと認めるシーンを原作より長めにしたのは好印象でしたです。

 初期の原案でも阪神淡路の被災者である体験からか、基本的な緊急救命を盛り込んだ作品にしたいと言う思いは有った作品らしいので、ある意味本作らしい回ではあったのかもですね。
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7話まで視聴
 相変わらずアニメとしてのクオリティはアレだと思いますが、私的には今期のアニメで何度も繰り返し視聴してるのはコレだけでして(汗)
原作も読んじゃったので今後の展開も判っちゃってるんですけどね。
恐らく大半の方が何の面白味も感じないと切ってるんでしょうし、その気持ちも判りますホント。
この作品を脳内変換してでも楽しむ気持ちでいないと、アホらしくなると思います。今期だと小麦ちゃんRに近いかもしれませんねw
この後8話の火災の話以降は結構派手な展開なんですが・・・
もちっと金掛かった作りならばとも思わないでもないんですが。

 この作品のせいで久しぶりに士郎正宗熱が上がっちゃったもんで、14年発売のPIECESGem01買っちゃいまして。
本作に関しても言及されてまして、別にアニメのネタバレには当たらないと思いますが
やっぱりオリュンポスに関連してましたw
初期設定ではオリュンポス形成の初期実験の物語として設計されてたそうでして。もっともマンガの六道氏がそれを使うかは別な話なんでしょうけど。
7話の福音のお勉強のシーンでの講師のお話もよ~く聞くと、士郎正宗ファンなら「やっぱりそういう時期ね」と納得なんですよね。

webで見ましたが日常系が多い名和監督自身は自らこの手のSFは畑違いと思われてたとの事で、実際魔法少女モノ風にアレンジする事も視野に入れてたみたいですが・・・
にしては意外と士郎正宗の原案と言うものを大事にされてるんだなと感心したのと共に、であればこそ士郎正宗のマンガのテイストが感じられるんだなと納得しましたです。もちろんマンガの六道氏が有っての作品だと思いますが、"アニメの攻殻"という商売に染まってないカドカワと制作会社で作られた事の福音なのかもですね。

士郎正宗の読み物なんて攻殻2.0巻読んで以来なんですが、PIECESGem01読んでアニメの攻殻って色んな意味で色々有った作品なの知って「あぁなるほどね」って感じでして。正直、押井版も含めアニメとしての出来は別として"コレ、士郎正宗じゃねぇよね"と言う違和感感じてたのは私だけでは無い筈。
 紅殻のパンドラと言う作品が変化球なのは間違い無いですが、こういう形でもテイストを継承した作品が出てきてくれた事が嬉しく思います。

もっとも、今でも士郎正宗って名だけでときめくなんてのは古い世代だけなのかもですが(汗)
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意外と原作に書かれて無い部分足してたりするんですね。

原作は現時点7巻でフィアーとの戦闘のクライマックスで、これでほぼ一区切りかと思ってたんですが。
OP見てて気付いたんですが、クルツの背後にフィアー以外の目が光ってますよね。ラストに更にもうひと山作るって事なんでしょうか?(汗)

 個人的には今期のアニメで一番好きで観返すのも多いんですよね。
別に賛同求めはしませんがw
アニメの1作品としての出来云々で言えば低評価なのは納得なんですけど、個人的にはこういうのツボなんすよね。

世界でこの時点で10人と居ない適合者の福音が"肉体の代替品"に留まらない全身義体のその可能性をパンドーラデバイスと言う"最高のスキルの取り込み"で更に広げるってプロットが正に士郎正宗というか。電脳化が世界を変える新技術と言う認識は有っても未だ倫理的に抵抗の残る時代と崑崙八仙も劇中で言ってましたし、私は今となっては大昔の本のアップルシード・データブックの年表読み返したりして楽しんでます。
本作の段階では連合・米帝の大戦中の様ですが、ムンマ教国の台頭の時期且つMMによる"日本の奇跡"の前なのかなと思って観てるんですが。劇中の宿題の職場訪問のエピソードで浮遊MM云々なんてセリフも有りましたしね。
セナンクル島って意外とオリュンポスの原型だったりするのかな~とか思ったりして。ガチの士郎正宗ファンの方の見解聞きたいすね。
 んで、そんな士郎正宗の世界の中で繰り広げられるサイボーグの福音とアンドロイドのクラりんのユルい百合とブエル(小)の暴走というギャップが堪らないw
フィアーとの戦闘ですらアレですしね。
 士郎正宗のお膳立てだけで楽しめる人にはナカナカな御馳走だと思うんですが、そうでない人にとっては雑な三流以下でしかないというニッチな作品というかw
 
 別にクラりんのデフォルメで作画リソース節約は私は気にしてないんですが、義体の関節部分を線足しだけで済ましちゃってるのが残念なんすよね。
もうちょっと手間かけて欲しかったとは思います。2ndGIGの素子の少女時代と見比べるとガッカリ。
作画金掛かってたら個人的には円盤迷わず買ったんですが・・・

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 面白そうなんで原作読みはじめましたけど、士郎正宗自身が自分の作品の色では今時はウケないからと六道氏にお任せって感じなんすね。マンガ本編と士郎正宗のあとがきのテイストの違いが変な感じw

部分義体に出来る事の限界と全身義体の可能性の違いとかってアップルシードの頃から書いてたし、スキルの外部記憶化というパンドーラデバイスとの相性の良さなんて要素もとても士郎正宗っぽいすよね。
(そいえば無彩限のファントムワールドでも3話で外部化された記憶・体験の共有ネタやってましたね)
崑崙八仙の傘下の企業の名前もメガテク・セブロとかお馴染の社名出てきたり、マンガの方では福音がヘカトンケイルシステムの実験させられてたりするし。
そういう懐かしさもあって、なんか個人的には好きなんすよね~。

 自称"魔界の哲学者"ブエルも五本目の脚がイイ味出てるし、かわいい全身サイボーグとロボットのコンビでユルい感じってのも個人的には好きなんでその気に入った気持ちを評価に反映します。

まぁ明確に"彼女と彼女の出会いの物語"と深~い話じゃ無い事は明言してますし、客観的にアニメの出来として観れば切る人多発なのは納得ですんで私もお勧めはしないですけどねw
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 個人的にはなんかカオスな出来が楽しい気がするんですよね。お勧めはしないし多分切る人多発だろうけどw

絵も動きも雑だし変なアニメなのは間違い無いんですが、意外とドミニオンのマンガにテイストに近い気はします。コンフリクト編じゃなくて初めの方ね。SFベースのドタバタ劇と言う点で。
まぁ本作品自体の原作は士郎正宗では無い訳ですが、マンガのドミニオン・オリオンが有りの人は別に抵抗無く見れると思いますけどね。

何度もくどいですが、お勧めはしません(汗)

士郎正宗というとアニメの攻殻・アップルシードというイメージの人は耐え難いかも。
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 攻殻以前との話ですので、古い世代の士郎正宗ファンなもんで個人的には期待しちゃうんですけど最近はエロばっかですしねw
全身義体(無機質サイボーグ)の黎明期のお話みたいなので、希望としては攻殻→アップルシードの流れに繋がるミッシングリンクがちょっと埋まる作品だと最高にうれしいんですが・・・多分ふつうに萌えですね(汗)

まぁ別にかわいくて面白ければOKかなと。
1話目の印象は絵は崩れないけど、電車や船等のオブジェクト動きがイマイチすかね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

stodio五組最新作!今回もゆりゆりしてます!でも実は・・・

攻殻機動隊のスピンオフ作品です

・・・と聞いて興味が湧いた人は残念ながら向いていない可能性が高いです
おそらくレビューで呪いの言葉を吐露することになるでしょう

逆に攻殻と聞いて硬派なSFはちょっと・・・
と敬遠しようとする層のほうが
どちらかというとこのアニメに順応しやすいと思うのですが
そういう人たちは0話で切ってたりするんじゃないでしょうかね?

原作士郎正宗とか攻殻機動隊スピンオフとか
そういった情報よりももっと端的にこの作品を表すステータスは
レビュー題の通りです

咲の製作中に母体のGONZOが吸収合併された際に独立
以来Aちゃんねる、きんもざ。ゆゆゆと
ヒットさせたアニメはどれもソフトな百合描写を含むものばかり
今回もその流れを汲む作品で
そこにSFバトル的な味付けが添加されていると思えば
まぁ大体この作品の大雑把な方向性がわかると思います

しかし、主人公の七転福音(ねね、以下福音)は事故の影響で全身義体で
脳核以外は全て機械になっています
ヒロイン(?)のクラリオンはもともとアンドロイドなので
そこに萌を見出すのは
俗にいうピグマリオン・コンプレックスにあたるのでしょうか?
さらにくらりんには猫耳メイドとかいう属性までつけたられており
さすがにいろいろやり過ぎ狙い過ぎに感じる面は否めず
そういう意味でレベルの高いというか適合者を選ぶ作品なのは確かです

しかし二人の機械設定のおかげで
湯煙規制0のシャワーシーンや下着描写
さらには、くらりんの股間に福音が指を挿入するシーンが毎週のように流れたりと
生身の人間だったら絶対NGなレベルのシーンが
堂々と放送されているのにはびっくり
パンツじゃないから(以下略
的な発想ですね
こやつら天才か!

もし仮に誰かがこれに性的過ぎると苦情を入れようものなら
その人は自分がお人形に欲情する変態さんだと宣言しているようなものです
昨今。アニメの肌色が厳しく規制されるなかで
これだけ全裸の女の子を堂々と描くアニメはなかなかありません
よく理解していない人から見れば福音もくらりんも人形かもしれませんが
クラリオンはともかく福音は歴とした人間の女の子ですからね!

いやしかし、よくよく考えてみると福音は本当に全裸と言っていいのでしょうか?
全身義体というのはいわば究極のウェアラブルPC
つまり本来の彼女の全裸は脳核だけの状態であり
全身義体を着ているのだと考えることもできます
だとすると全裸どころか
フルメタルアーマーもびっくりの鉄壁の防御で
彼女の裸はガードされていることになります

はたして義体は彼女そのものなのか?
それとも義体を身に着けているだけなのか?
これは非常に難解で哲学的な命題でもあります
すなわち自分と世界の境界線は何処に線引きされるべきなのか?
はたして自己とは一体何なのか
人類はいまだにこの究極の問いに普遍的な解答を見つけることができていません

古来人類は、精神と物質をはっきりと分離せずに考えていました
万物に魂が宿るとする日本のアニミズムでは特に顕著ですが
それは日本に限ったものではありませんでした
近代科学はその二つを無理やり引きはがすことで
現在の物質文明を築きあげてきましたが
ここにきて精神もまた物質世界の一部としてメスを入れられる時代が到来しつつあります

その一つが脳波入力インターフェイス
つまり心の中で念じるだけでいろいろなデバイスを操作できる装置です
実際に脳波でキーボードを入力したり、ドローンを飛ばしたり
といった実験にはすでに成功しており
一部は実用化されています
しかし、この装置の扱いはなかなか難しく
何も練習せずともすんなり動かせる人もいれば
幾ら練習しても全く動かせない人もいるようです

作品世界に話を戻しましょう
こちらでも似たような話が出てきたのを覚えていますか?
発展途上の技術全身義体
福音は世界でも希少な成功例
適合者(アデプタ)の1人だそうな
幼いころに難病を患い電脳化し
10歳の時事故に巻き込まれ両親を失い全身義体となった彼女
機械の身体を自分の身体と認識し駆動する能力は
生きるため全てを奪われた少女が
生きていくために身に着けた、たった一つの希望です

11話で彼女は {netabare}自己の定義をさらに拡張し
基地のシステムをも自身の一部として取り込んでしまいました

あるけどわからない・・・昔と同じだ

わからない

わたしがあるけどわからない

1からやり直したらいいんじゃないかな?
1番初めの最初の最初から

生まれて初めて体を動かすみたいに
生まれて初めて物を見るみたいに

近くて遠いたくさんのきらきらした何か

なんだろう?一度にたくさん見えてるのに全部わかる
{/netabare}
彼女の世界認識は自他の境界が極めて曖昧
あるいはそもそも存在しない主客未分の状態にあるようで
拓美もそれをどこまで見抜いているのかわかりませんが
「福音ちゃんの世界観は興味深い」
と評しています

このアニメを低俗で悪趣味な萌アニメだと思っている人達がいるようです
悪趣味な萌アニメという部分に関しては何も返す言葉はありませんが
これだけ科学的・哲学的に最先端の話題まで踏み込んだ作品を
低俗の一言で片づけるのは
受け手の見識が低すぎるだけのように思います

実際には作り手サイドにそんな深遠な主張などなく
私の個人的見解というか無理やりなこじつけただけの妄言ではなないか?
と疑っている方もいるかもしれませんので
11話のアレが作品の主題であるという証拠を上げておきましょう

もともとこの作品はGHOST URNの題名で士郎正宗が企画し
攻殻ARISEのキャラを登場させ
ARISEの数年後を舞台にした作品となる予定でしたが
企画そのものがいったん没になり
再始動する際に色々な変更点が加えられ今の形となりました
GHOST URNという単語はこの作品のルーツであり
物語の核心に最も近い部分です
そして11話のサブタイトルが
「心の在処 -ゴーストURN-」であることを考えれば
このアニメが精神と身体の関係をメインテーマにしていることは
だれの目にも一目瞭然ですね

しかし、硬派なアニメファンの大半は
11話までたどり着かづに脱落するか
低俗なクソアニメと決めつけてちゃんと見ていないでしょうし
逆にこの作品をメカっ娘たちの繰り広げるレズレズアニメ
として観ている変態紳士の皆様方は
そんなメッセージ性をそもそも求めていなかったりで
どれだけの人にこのテーマが届いているのか
正直疑問に思うところではありますねw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「世界平和は小さな親切の積み重ね」

この作品の原作は未読ですが、原作が士郎正宗さんである事、「紅殻」と「攻殻」の読みが同じことから何か関連はあるんだろうとは思っていましたが、それ以上突っ込む事はしませんでした。
後から「攻殻機動隊」好きな友人から教えて貰いましたが、この作品は「攻殻機動隊」より時代設定は前なんだそうです。
それでも「全身義体」のキャラは登場しますけれど^^

この物語の主人公は、脳以外の全身を義体化した七転 福音(ナナコロビ ネネ)。
彼女は遠い親戚である崑崙八仙 拓美(コロバセ タクミ)に引き取られてセナンクル島にやってきたところ、ウザルという女性科学者に遭遇し・・・いきなりブエルと呼ばれる巨大兵器の暴走トラブルに巻き込まれてしまいます。

でもそこで福音はウザルが製造した戦闘用アンドロイドであるクラリオンと運命的な出会いを果たし・・・物語が動いていきます。

物語は大きく2つの流れで動いていきます。一つは福音とクラリオンの日常パート・・・もう一つは巨大兵器であるブエルを我が物にしようとする輩が秘密裏に動いていくパートです。

ブエル絡みの展開は、身体の各部を義体化した敵との白熱したバトルやいかにも電脳系・・・という感じで物語が進んでいくので、こちらも息を呑む感じなんですが、個人的に圧倒的な面白さを感じたのは日常パートです。

「夢が世界平和」という福音は自己犠牲も厭わないスタンスで人を助け、それをクラリオンがサポートする・・・一つ一つの出来事は大きいことばかりではありません。中には命の危険を賭して人助けを行ったりする事もありましたが、公園での炊き出しの手伝いなど些細な事でも心が温かくなるような一幕を見る事ができるんです。

でもセナンクル島の住民は決して善人ばかりではありません。
例えばこの時代、アンドロイドは高価なモノとして盗難事件が起こったり・・・
福音とクラリオンは全身義体・・・きっととんでもなく高価なんだと思います。
それでもそんな悪党に屈する二人ではありません。
詳しくは本編で確認頂きたいと思いますが、キーワードはパンドーラデバイスです^^

セナンクル島に住むのは善人ばかりでは無い・・・と先述しましたが、ちゃんと善人も住んでいます。根が素直で正直な福音の周りに集まるのは、心優しい人達ばかり・・・

義体って・・・部分的でも動かすのが難しいんだそうです。
全身が義体化された身体を普通に動かしている福音はきっと過酷な訓練と調整に耐えてきたんだと思います。
皆んなが福音の様に義体を動かせる訳ではありません。
でも、病気やケガで身体の機能の一部を失って・・・これまでと同じ様な生活が送れなくなる・・・
それが義体を使うことで日常が取り戻せるなら・・・頑張りたいと思いますよね^^
福音の分け隔てない優しさも相まって、そういう「これからの人」に対し福音は希望だったと思います。

一方、物語の中で良く分からなかったキャラもいます^^;
一番分からなかったのが、福音の遠い親戚である拓美ちゃんです。
まず彼女の口調・・・これまで様々な口調を聞いてきましたが、語尾に「〜だや」を聞いたのは今回が初めてだと思います^^;
「何故、だやなの・・・?」
正直言いにくいと思います^^;
それに普段の生活において出不精なのかそうじゃないのかが不明ですし・・・^^;
でもクラリオンへの足枷は・・・クラリオンにとっては厳しい条件でしたが福音の事を思う親心なんだろうな・・・と思いました。

色々書きましたが、基本的に福音とクラリオンが普通に可愛いので、愛でながら視聴していると30分なんてあっという間に過ぎてしまう・・・そんな作品だったと思います^^

オープニングテーマは、ZAQさんの「hopeness」
エンディングテーマは、七転福音、クラリオンの「LoSe±CoNtRoL」
EDの制作もZAQさんでした・・・OP、EDともZAQさんらしい曲だったのではないでしょうか^^
リフの曲調がちょっと難しいけれどサビが抜群に格好良い・・・そんな印象です^^
個人的にはEDのサビのメロディが好みでした^^

1クール12話の作品でした。「こうかく」の文字が変わるだけで作品の雰囲気が全く別物になっていましたが、この作品も毎週の視聴が楽しみでした。
「ガール・ミーツ・ガール」の物語・・・良かったと思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

63.1 21 関西弁で漫画原作なアニメランキング21位
うぽって(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (612)
3012人が棚に入れました
青錆学園に赴任してきた、新米教師はいきなり病院送りに…。それもそのはず、彼の生徒達は突撃小銃だったのです!? 個性豊かなてっぽう少女が大暴れする、学園美少女“てっぽう”コメディ♪ただいま、ゆる?りと制作中

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

セーラー服とてっぽう

原作は未読で視聴しました

自動小銃が女の子になったら?というトンデモ設定の作品

最初はまったくついていけませんでした
というより100%理解する自信もなかったのですが
観ているうちに段々と慣れてきたというのが正直なところです
まあ
女の子のキャラデザインがそれほど嫌いな感じではなかったので
最後まで視聴できたというのもあるのですが

女の子と兵器で
思い出される作品として「ガールズ&パンツァー」がありますが
(製作は「うぽって」のほうが先です)
ガルパンは女の子が兵器を操るのに対して
この「うぽって」は銃がそのまんま女の子になったらという感じで
さらに
その銃を女の子本人が使用するというとんでもない設定です

なので
銃の各部分が女の子の体の部位に連動しているという
これもとんでもないことになってます

ある部分がお尻ということで
その部分を触られたら恥ずかしそうに悶えたり

ある部分がお口ということで
その部分の部品が外れたら
「オエェ~」ってなったり

さらに
随所に銃についての説明が入れられていたりして
銃に対する理解を深めてもらおうという工夫が
感じられます

女の子のキャラ設定も本格的(?)で
銃の特徴がそのままキャラ属性になった感じです
たとえば
主人公の「ふんこ」ちゃんですが
モデルになっている銃はベルギー製の「FNC」という名前の自動小銃
だから名前が「ふんこ」
ストック(銃の後ろの部分)がスケルトンなのでパンツがTバック
他の同程度の銃と比べて重量が重いので本人も体重を気にしている
などなど
まんま銃の特性がキャラの特性になってます

まあ
例外的にアメリカ製の「いちろく」ちゃんが
関西弁という
よく分からない設定もありますが

キャラデザについては
登場する女の子はみんな可愛く描かれています
でも
なぜかみんな少しばかり
ぽっちゃりしてます
元が銃なんだったら
もっとスマートなほうがイメージに合うと思うのですが


そして
当然のことながら
兵器がメインのお話なのでバトル(サバゲーっていうの?)も本格的です

自動小銃と生身(?)の女の子ということで派手さはありませんが
戦術がとても凝ってます
各々の銃の特性を生かした戦法
逆に相手の弱点を突く攻撃

さらに
次から次に出てくる
しつこいほどの「説明」(しまいには銃の歴史まで語りだした)
途中で「もういい加減にしてくれ~」ってなっちゃいました
そのためなのか
バトルのシーンはガルパンに比べて少なめです^^

その分
文化祭やら
お買い物やら
日常のお話が結構入っているのですが
随所に銃や兵器の話題が絡んでて
もう気分はミリタリーオタクです


この作品
私のような素人にも分かりやすくする努力は
とてもよく伝わってくるのですが
やっぱり
ミリオタ向けなのかな?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
ネタバレ

papa0080 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

グサっと突き刺さされた

このアニメを見るにあたって、まずは銃の知識が多少はないと始まりません
このせいで大分と敷居が高く感じられるアニメとなっていますが
昨今FPSと呼称される戦争を題材にしたゲームをプレイした人も少なくないでしょう
そのため少しは敷居が低くなっているかも?

登場人物は実在する銃を擬人化しその特徴を生かした設定をされています
例外として1人、新たに赴任した主人公の担任の先生は人間
銃の例として有名なAK47やM16A等、これは主にベトナム戦争において登場した銃です
AK47は非情にお安いお手頃価格で色んな状況で使える頑丈さん
M16Aは初期不良が多かったものの、改良を重ね現在はゴルゴ13も愛用の銃だとか
劇中ではアメリカ産という事もあり?リーダーな位置です

他にもL85という欠陥銃が登場、これは未だに使用されているものの
非情に故障が多く100発撃てばジャムったり(弾づまり)、マガジン(弾が入ってる物)が勝手に抜けたり
この設定のためこの擬人化キャラは特に特徴が出ていて可愛いボケ担当
知識がある人にはとても面白いキャラに出来上がっています

ちなみに軍用銃というのは意外な程安くAK47においてはアフリカでは50$しないという安さ
日本円なら5000円以下で現地では鶏よりも安いとかなんとか

キャラは個人的には結構可愛いし、微エロ有りやらきゃっきゃっうふふでコメディのほほん展開
真剣なシーンもそこそこあるのですが鬱!といった感じもそうありませんし
演習という名目で行われる銃撃戦もなかなか面白い出来になっています
色んな銃が出てくるのでWIKIでどういう特徴でキャラに反映されてるか調べたり楽しめました
アニメ好きでミリタリー好きなら結構いけるアニメじゃないかなと思います

しかし最終話の最後の最後、一気に色々と現実に引き戻されます
キャラ可愛いし銃の擬人化興味あるし見て見ようかな?なんて考えてる人は要注意

{netabare}「私達(擬人化した銃)を作ったのは人間だろうが」といったような言葉
人殺しの道具を望んで作ったのは人間、一瞬で痛い所を突かれました
平和ボケした日本では戦争なんて全く現実感のない事なんですが
紛争地域では少年兵がAK47を持って殺し合っているのを忘れてました

それどころか戦争や殺し合い、死を扱うアニメやゲームを楽しんでる自分
何を考えて気楽にのほほんと楽しんでたんだろうと思わされます
これには本当にまいりました、しばらくはそういった物を楽しめそうにないです

ラスト三分くらいのたった一言で鬱な気分にさせるのを元々考えていたのでしょうか
休日朝からのほほん楽しんでたらこうなるとは思いもよりませんでした
非現実な世界から放たれた現実への言葉の重み、凄いものですね・・・{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

ともか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

萌えで解説する鉄砲アニメ

漫画原作(未読)、 1クール(全10話+TV未放送1話)、 2012年春放送。
TV未放送分は未視聴。


鉄砲を擬人化した、日常パート多めのキャラ萌え系ガンアクション作品。
実在する様々な種類の銃が登場し、
登場人物たちは皆、その銃の性質に合わせたキャラ設定になっています。
(体格、能力、性格など)

内容は かなりマニアックですが、
ある程度の対戦シーンに加えて、日常シーンにはギャグもあり、
私のように全く知識のない素人でも楽しめる内容になっていると思えます。

新キャラ(銃)が追加されたとき、故障したとき、キャラ(銃)同士を比較するとき等々
素人にも図や動く絵を用いて分かるように、その都度解説してくれます。
アニメでこそ出来ることだと思うし、
制作陣のこだわりも 相当なものだったと感じます。

仲間と連携しながら銃撃対戦シーンを切り抜けていく場面が、
この作品の最大の見どころでしょうか。
学内の相手と対戦した後、後半は他校との対戦シーンも出てきました。
緊張感はあまり強くないですが、私にとっては観やすかったです。

あくまでも銃器の擬人化のため、
撃たれても出血したり死んだりせず、ダメージを負って故障するだけ。
修理してすぐに復活するという安心感があります。
グロ要素は全くありません。

各話のサブタイトルを読み上げる時に、
銃声の数がその話数と一致している辺りは、少し珍しい工夫だと思いました。
(たとえば、第2話は銃声2回、第8話は銃声8回、といった具合。)


作画は、雑な絵ではないのですが全体的にもうひとつ。
また、二次元としては太めのキャラ絵も特徴的で、
私は問題なく観ていましたが、受け付けない方も居るかもしれません。
http://www.upotte.jp/ (アニメ うぽって!! 公式サイト)
アニメ作中でも↑この絵柄のイメージでほぼ合っていると思います。

キャラについて、
様々な性格(性質)のキャラ(銃)が揃っていて、敵らしい敵も登場し、
面白さを演出するには足りていましたが、
後まで記憶に残るほどのものはなかったです。
演じている声優陣は、イメージからかけ離れることがなかったので良かったです。

音楽は可もなく不可もなし。
OP曲は疾走感のある曲、ED曲は対照的に少し癒される静かな曲。
OP曲: I.N.G.
ED曲: ひめくり



内容的に万人向けとは言い難く、他人にお勧めするのも難しいです。
視聴前にハードルを下げていたこともあって、個人的には比較的楽しめました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 35

75.5 22 関西弁で漫画原作なアニメランキング22位
ハイキュー!! TO THE TOP(第2クール)(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (229)
1022人が棚に入れました
「ハイキュー!!」は、古舘春一さんが「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載している漫画を原作としたTVアニメ。第4期となる「ハイキュー!! TO THE TOP」第1クールは、2020年1月より放送され、第2クール目の放送が2020年10月に放送となる。監督は佐藤雅子さん、副監督は石川真理子さん、アニメーション制作は:Production I.Gが担当する。

声優・キャラクター
村瀬歩、石川界人、日野聡、入野自由、林勇、細谷佳正、岡本信彦、内山昂輝、斉藤壮馬、増田俊樹、名塚佳織、諸星すみれ、神谷浩史、江川央生、宮野真守、株元英彰、野島健児、笠間淳、島﨑信長、山本匠馬、宮園拓夢、松浦義之、花江夏樹、鳥海浩輔、上村祐翔
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ヒーローたち

制作:Production I.G、
監督:佐藤雅子、副監督:石川真理子、
シリーズ構成:岸本卓、
キャラクターデザイン:岸田隆宏、
総作画監督:小林祐、音楽:林ゆうき、橘麻美、
原作:古舘春一

4期を観て改めて感じたのは、
この作品が絶大な人気を誇った『スラムダンク』の
継承作品なのだろうということだった。
スラダンのファンからは怒られるかもしれないが、
団体スポーツにおけるヒーローたちの「凄み」を
少年漫画らしいロジックで表現していく手法は、
共通点があると思うのだ。
しかし、この2作品の違いは『スラムダンク』が
どちらかと言うと、スター選手(もしくはこれからなる選手)に
特化した描き方なのに対し、『ハイキュー!!』は、
もっと幅広い人物にも焦点を当てている点。
例えば、サーブだけを打つ山口忠や木下久志、
指導者・烏養繋心や武田一鉄、
マネージャー・清水潔子と谷地仁花、
そして、田中冴子をはじめとした応援団までもが
試合に直接関わるような物語の中心になる
エピソードがいくつもある。
つまり、団体スポーツとは、そういうものなのだ。
多くの人の助けがあって、初めて成り立ち、
勝つことができることを表現しているのは、
深い理解力を感じさせる。

この作品が脇役にもスポットを当てるのは、
バレーボールという競技、そのものの特性にも関係している。
というのも、バスケットボールやサッカー、
野球とは決定的に違い、1人では試合を
決めることができないからだ。
もちろん、バスケットボールやサッカーなども
1人では試合はできないが、基本ルールが全く違う。
バレーボールは、サービスエース以外は、
仲間の手を借りなければ、絶対に点数を取れない。
さらにサーブが変わるごとにポジションが
強制的に変えられるローテーション。
守備専門のリベロというポジションもある。
つまり控え選手も含めた全員が機能してこそ、
チームが勝利する可能性が広がるスポーツなのだ。
それがこの作品を考える上での最大のポイントといえる。

だから、スター選手以外の選手にスポットを
当てることも多いし、それぞれのキャラクターが
何を考えているのかという描写も多彩だ。
反面、スター選手の描き方は、削られることになるが、
個人的にはそのバランス感覚が素晴らしいと思う。

今回、そういう脇役的な存在のエピソードで
心に沁みたのは16話「失恋」で描かれた田中龍之介だった。
田中が初対面でマネージャーの清水潔子に
プロポーズしたという逸話を紹介しつつ、
シンプルでどこまでも真っ直ぐな性格を映し出す。
攻撃陣の一角である田中のスパイクが相手側の
ブロックに狙われ、何度も止められるピンチに陥る。
強い存在が目の前に現れたとき、どうするのか。
自分の能力と実際にできること。
田中は選択を迫られる。
その思考、態度が抜群にカッコ良い。
本当の強さとは何か?
自分より強い者と対峙したとき、
ピンチになったとき、ひとりの人間としての
本来の姿が浮かび上がってくる。
自分の与えられた能力とは別の次元で、
強さを示せるのは一握りの人間なのだ。

そんな脇役ではあるがヒーローたちのエピソードとともに、
4期全体の構成も完璧にまとめられている。
全国大会の出場が決まってから、
影山飛雄は、全日本ユース強化合宿に招集され、
月島蛍は、宮城県1年生選抜強化合宿に選抜される。
日向翔陽は、呼ばれてもいないのに合宿に参加して、
球拾いの日々を過ごす。
学校で自分たちの練習をしていた選手たちも含め、
それぞれがレベルアップしていく。

2回戦でぶつかった宮侑・治兄弟率いる
全国準優勝の稲荷崎高校と攻防を繰り広げながら、
合宿中に掴んだ成果を試合で表現していく。
抜群の身体能力と対応力で、
日々成長している翔陽が、個々の選手の動きを
観察する視点を身に付け、試合に活かす。
相手のスパイクと味方のブロックを考慮して
レシーブのポジションを的確に判断してプレーする。
そして「翔陽がもう1度、深くバレーボールにはまった日」を
月島が目撃することになる。
スポーツにおいて、選手の最も高揚するシーンを
登山の足掛かりとなる1本の「ハーケン」に例えて、
ドラマチックに描き出した。
{netabare}また、翔陽は全体の流れを見据えながら、
チームメイトを落ち着かせるための
高さのあるレシーブを選択する。{/netabare}
作者のバレーボールに対する知見と
経験に裏打ちされた表現だった。

守備専門のリベロ・西谷が感じる恐怖。
怖さに囚われたとき、どう克服するのか。
ブロックに期待される月島の心情。
ブロックに飛んでも1対1、1対2ではない。
1対6なのだということ。
自分の能力と仲間の存在。
ヒーローは、試合を決めることだけで
得られる称号ではない。

13話分を使って描いた稲荷崎高校戦。
対戦相手の北伸介、宮兄弟、角名倫太郎たちの
背景やプレーの描き方も見事だった。
次戦は今回でも2話分だけ取り上げた
因縁の音駒戦となる。
全国の舞台で繰り広げられる
鴉と猫によるゴミ捨て場の決戦。
今から気持ちが高ぶって仕方がない。
(2021年1月16日初投稿)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29

waon.n さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

熱量が溢れ、伝わり、涙を流す。

【First impression】
 スポーツを観て興奮する。スポーツアニメでこれほど興奮させてくれる作品はない。というか経験してこなかった。最近では『あひるの空』も良かったけれど、バスケってアニメ向きではないというか作画カロリー高すぎて原作の良さを出し切れない。これはスラムダンクが漫画を越えられないことが証明していると思う。
 この作品はバレーボールでアニメに向いているといえばそうなんだろうと思う。そして原作からスポーツを描くことに誠実で、熱量が半端ない。その熱量をアニメにした時には倍に膨らませて表現できている。
 1期から数えて4期目になるらしいけれど、どんどん良くなるアニメーションは4期目で思わずレビューを書きたくさせてくれた。この物語のラストまで書くつもりは無かったけれど、この熱量にあてられたかたちだ。
 Production I.Gは本当にレベル高い。

【Story synopsis】
 卓越した身体能力を持つ主人公の日向翔陽はテレビであるバレー選手に憧れバレーを始めたが身長が低いことと、中学校では部に恵まれず、高校生になり、念願のバレー部に入る。
 影山飛雄は天才と呼ばれ中学校の頃から周りに期待されるも、自分の能力と周りの能力差の結果孤立していまう。
 そんな二人が烏野高校で出会い春高バレーを目指す。そして春高バレーまで勝ち進み、強敵と対峙する。

【Staff】
 制作会社   Production I.G
 監督     佐藤雅子
 シリーズ構成 岸本 卓
 作画総監督  小林 祐
 監督の佐藤雅子さんは3期OVAを監督した後そのまま4期で監督をしています。それ以前は満仲 勧さんが監督を行っていました。これによりかなり変化したのが、キャラデザの感じですね。原作に寄ったらしいのですが、原作を読んでいない私からするとどちらでもよいです。しかし、これにより恐らく原作で表現したいスポーツへの熱量みたいなものは断然伝わるようになったと感じます。熱量を“真剣さ”“集中”という表現にかえてみても良いかもしれません。
 作画総監督の小林 祐さんというか、この作品は作画監督とアクション作画監督がいてでその上に作画総監督がいるんですよね。アクションってつまりバレーをするシーンの事なのかな? と勝手に思っていますが、そこだけに集中して作れるセクションがあるからカッコいいバレーのシーンを描けているのかなと推測しています。
 岸本 卓さんはシリーズ通じてシリーズ構成を行っていますね。この方は『銀の匙』でもシリーズ構成をしているようです。複数のキャラを活かすことがとても上手い方のように感じますね。他作品はあまり知らないので詳しくはないのですが、そんな印象を今回と『銀の匙』で持ちました。

【Review】
 スポーツアニメは難しい。
 それは動きが多いこと、アクションものみたいにエフェクトで誤魔化せないこと、実際の競技者が観たときに動きがおかしかったら分かってしまうこと、これらがはっきりとしてしまいます。
 顔が上手く書けているとかどうこうが作画の良さではないということがはっきり分かります。簡略化できるポイントがスポーツのシーンではほとんどないのはキツイ。だから難しいのではないかと考えています。
 この問題をまず競技のルールが解決してくれていますね。絶えず動き続けるバスケやサッカー、テニスと違い止まっているシーンが入ることが多いのがバレーボールの特徴かなと思います。
 しかし、それに甘んじて手を抜くなんてことはこのアニメーター集団はしません。むしろワンカット、ワンシーンに全力を込めるような動きを見せてくれます。これが本当に熱量を感じさせるポイントであり実際にスポーツを観ている以上の興奮と感動を感じられるわけですね。
 このスポーツをしているシーンは特に絵コンテが素晴らしいです。ジャンプをするときの下からのカットやアタックをする時のカットをいくつも組み合わせ相手からの視点、打つ者の視点、仲間からの視点などさまざま。それが臨場感を与え、興奮が増し、ドラマをより大きなものにしていきます。
 そして、キャラの視点を通じて視聴者に訴えかけます。この得点はこのキャラの目線で見て欲しい、感じて欲しいんだと制作者がわの意図が感じられますね。
 この4期で一番感動したカットがやっぱり26話“バケモンたちの宴”で最後のポイントが決まった瞬間の瞳に映るボールとライン。なぜ、彼の目線からこのポイントを見せたのか、それはこの試合で原作者が一番見せたかったポンとと符合するからかもしれません。それを読み取り表現する。
 ここに感動せずにはいれれません。このシーンがすごい!ってなってレビューを書きたくなったほどですからね。

 この作品は本当に純粋にバレーボールの魅力を見せ誠実に語ります。高校生という限られた時間の中で無我夢中になる、楽しみや苦しみ、悲しみを伝えます。だからこそスポーツをしたことない人でも楽しめるし、スポーツをしてきた人にはその苦しみや悲しみも胸に刺さる。共感してしまう。そして羨望してしまう。こんな輝けるあの時間を。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

バケモンたちの宴――開幕!!【後半戦】

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版第1期~第3期、劇場版とOVAは視聴済です。
第4期の後半クールである本作は、春高全国大会の2日目に行われた稲荷崎戦が描かれています。
1試合を1クールの全部を使って描くなんて、どれだけ贅沢な尺の使い方をしているんだろうと思いますが、試合の内容はどこをどう切っても激アツでした。

激アツと思える最大の理由は、試合のテンポが良かったからだと思っています。
試合中に回想シーンがちょいちょい入るのはお約束なので仕方無いとして、攻撃に入ってからの心の声や葛藤らしきモノがやたら長くて間延びしちゃっている作品ではありませんでしたから…

この作品から選手の心の声が聞こえて来なかった訳ではありません。
でも、それは相手がサーブを打つまでの数秒であったり、綺麗なレシーブがセッターに上がった時だったりと、バレーボールで確実にできる「間」を使っているから違和感を感じなかったんだと思います。
そりゃ、そうですよね。
攻撃の最中、考えらえることなんて限られると思いますし、第一、あれもこれも考えていたらそれこそ攻撃の機会を逸してしまいますしね^^;

今回の対戦相手である稲荷崎高校は、インターハイ準優勝で今大会の優勝候補の一角と言われている学校です。
全国トップクラスの選手を擁しているので、一筋縄でどうにかなる相手ではありません。
寧ろ、勢い付いている烏野より強豪と言っても過言ではない学校なんです。

そして稲荷崎高校には、超高校級の双子の兄弟がいるのですが、この双子の兄弟をどう評価するかで作品に対する印象がだいぶ変わるのではないかと思いました。
個人的には、この双子の兄弟があまり好きにはなれなかったんですよね…^^;
何故かは今でも良く分からないんですけど…

一方、烏野の選手はそれぞれ自分の殻を破りましたね。
誰もが崖っぷちに追い込まれていて、落ちるのは時間の問題と思えた瞬間もありました。
でもみんなギリギリのところで踏みとどまって荒波を押し返すんです。

でも1クール通して一番印象に残ったのは、最終話の清水さんの笑顔です。
マネージャーとしてベンチ入りして最前線で烏野の試合を見守り続けた清水さん…
彼女もマネージャーとして最前線で戦っていましたから、興奮も緊張もひとしおだったと思います。
そして迎えた最終話…清水さんのあんな楽しそうな笑顔は初めて見たのではないでしょうか。

ベンチに入れず柱の陰から見守っていた谷地さん…
試合直後の涙にこっちも貰い泣きでしたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、SUPER BEAVERさんの「突破口」
エンディングテーマは、SPYAIRさんの「One Day」

1クール全12話の物語でした。
そして試合はいよいよ「ゴミ捨て場の決戦」を迎えることになります。
どんな戦いになるのか、今から楽しみです。
まさか、ここでアニメが途切れるなんてこと、ありませんよね。
続編を楽しみに待っています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

64.6 23 関西弁で漫画原作なアニメランキング23位
GA 芸術科アートデザインクラス(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (351)
1866人が棚に入れました
彩井高等学校の芸術科アートデザインクラス「GA」。
そこに通う女の子たちは、熱血漢のパワフル少女からフシギ優等生、天然系まで揃っている個性派揃い。デッサンひとつでお祭り騒ぎの彼女たちを眺めているだけで、絵画やデザインの専門知識まで身についちゃうかも!?

声優・キャラクター
戸松遥、徳永愛、沢城みゆき、名塚佳織、堀江由衣、神田朱未、小清水亜美、小西克幸、内藤玲、津久井教生、高山みなみ、南央美
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
AICPLUS+
【CV】
山口 如月 - 戸松遥
野田 ミキ - 徳永愛
友兼 - 沢城みゆき
大道 雅 - 名塚佳織
野崎 奈三子 - 堀江由衣
芦原 ちかこ - 神田朱未
水渕 - 小清水亜美
{netabare}
※とても雰囲気が好きで何度も見直している作品。
キャラではノダちゃんとあーさんがお気に入り。あーさんかわいいよあーさん。
美術系の学校が舞台のものでは「ひだまりスケッチ」や「ハチミツとクローバー」(少し違うけど「ご近所物語」とかも?)等があるけど、これはかなり専門色が強い作品に。
そっち系を目指す人には勉強にもなるかもw
EDが同じ曲をアレンジで、各キャラが歌うってのも変わってて面白い。
同じ作者の「棺担ぎのクロ。~懐中旅話~」もアニメ化されないかなー
{/netabare}
ここから先は「GA」生徒、もしくは「美術部部員」以外の立ち入りを禁ず。
わかりにくいネタがあってもクレームには応じかねます。
{netabare}
『私立彩井学園工業大学附属彩井高等学校(通称:彩井高校)学校案内』


特徴:校内の各所に学校の象徴である鳥をモチーフとしたレリーフや像が配置されており(アニメ版では鳥→埴輪に変更)1匹数千万ともいわれる鶏を放し飼いにしているという、なんとも危機管理意識に薄れた…失礼、自由な校風である。

芸術科:県内でもめずらしい、美術全般を扱う芸術科Aクラス(通称GA)がある。ちなみに音楽科はGB(芸術科Bクラス)と呼ばれる。この他に普通科、工業科、衛生看護科がある。筆者が気になって調べてみたのだが、FA(野球科フリーエージェントクラス)やCA(航空科キャビンアテンダントクラス)の存在は確認されていない。

美術部:GAという美術全般を扱う科がある為に常に廃部の危機に晒されている。なお、美術部の部室には「奥部屋」と呼ばれる物置部屋があるが、「未開の魔境」と噂される通り、その先には「エンテ・イスラ」(@はたらく魔王さま!)や「ダイバージェンス1%の向こう側」(@シュタインズ・ゲート)に通じる異次元空間が存在する。また、ネズミに耳を齧られた為に青くなったネコ型のロボットもこのゲートから来たという説がある。なお、古より伝わる謎の呪文「ププッピドゥ…」を唱えると一方的に殴られる、という怪談が存在する。(魚住、羨ましいぞコノヤロウ)

学生食堂:卓上に醤油、ソース、塩、胡椒、ラー油が常備されており、使い放題となっている。それ以外にも、この地方でのみ販売されているという幻の調味料「ひちみ」も用意されている。なお、裏メニューとして「闇鍋」が存在するという噂があるが、真偽の程が定かではない。

自動販売機コーナー:スポーツドリンクや炭酸飲料、お茶、果汁100%ジュース、果汁1万とんで1%ジュース等、かなり充実した商品数を誇る。押しても反応しにくいボタンが存在するが、2014年現在修復の予定はない。

教職員:カフェイン中毒やニコチン依存症の教師が在籍する。GA1年の副担任(俺の嫁。異論は認めない。)においては、自分のスキャンダル写真を生徒に撮られたにもかかわらず、それを自ら大量コピーするという通常では考えられない行動も確認されている。また「うざい」という理由だけで生徒を「部長小屋」と呼ばれる施設に拉致、監禁した過去のある教職員も存在する。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

芸術?何それウマイの?という人は避けた方が無難かも B+

原作一部既読

OVAも含めてのレビューです。

いわゆる日常系のアニメなのですが、主人公たちが高校の芸術科に通っており、専門的な知識や技法が数多く出て来るという点が、他の日常系アニメとは一線を画しています。このため、全く芸術に興味がないという人には、およそ不向きなアニメでしょう。

キャラクターは等身が低めで、目が大きく描かれていますが、いわゆる萌え絵とはちょっと違うコミカルタッチなデザインです。特に、主人公格のキサラギは、大きな丸眼鏡の下縁が輪郭の外にはみ出ているという、非常に大胆なキャラデザです。眼鏡っ娘好きな私でもさすがにこれは・・・と思ったのですが、慣れてくると可愛らしく見えるので不思議なものです。

作風は、キャラクターデザインがそのまんま出ているような感じですね。ほんわかとした日常というよりは、ちょっとドタバタした賑やかな雰囲気です。戦隊モノのパロディーなんかもあって、悪乗りが少し過ぎているような印象を受けます(この手のヤツって、連載末期のネタが尽きた某漫画でやっていた記憶がありますので、余り印象が良くないのです)。

作中に出て来る芸術の知識、技法については、知っている人にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、この方面の芸術に関して無知に等しい私にとっては新鮮なものが多く、非常に興味深かったです。ただ、私は以前、写真をやっていたことがあったので、三原色の話や構図のとり方などのネタには、自然と喰い付いていました。時には、「え?そうなんだ!」と思わずひざを叩いてしいまいたくなることもあったで、いつのまにか制作側の思惑にすっかり乗せられていました。

ただ一つ不満な点を言えば、せっかく芸術をクローズアップしたのに、少しバタバタとやり過ぎていて、焦点が少しぼやけてしまったかなという印象があったことです。ただ、これは多分に個人的な感覚によるものなので、逆に、賑やかな作風は歓迎という人には向いていると思います。

まとめますと、
「ちょっと賑やかな芸術家の卵たちの日常。芸術の知識も身につくよ!」
といったところでしょうかね。


さて、この作品を見る際にどうしても比較せざるをえないのが、「ひだまりスケッチ」です。ひだまりも主人公たちが高校の美術科ですしね。ひだまりの方は多くは語らないけれども見せ方が非常に凝っています。ただ、それはあくまでも視覚的効果であって、芸術を知ってもらうというより感じてもらおうという視点から描かれていると思います。その点、この作品では、文字通り知ってもらうことにも重点を置かれいることから、人によっては授業を聞いているような印象を受けることもあるでしょう。どちらの作品のアプローチが良いのかは判断しかねますが、どうせなら両方とも見てみてはいかがでしょうか。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

なべやるべー

GAと聞くと本作を思い浮かべるか、「ギャラクシーエンジェル」を思い浮かべるかで世代が出るかも分かりませんね。


<物語>
「ひだまりスケッチ」や今だと「NEW GAME」を擁するまんがタイムきららキャラットの作品ですね。
同作者の「棺担ぎのクロ」はきららで連載してましたが、姉妹誌の垣根なんてあってないようなものですからね。
それはともかく、「ひだまり」で勢いに乗ったまんがタイムが好機と捉えて、本作の他に「けいおん」や「かなめも」とアニメ化を連発した活況の2010年は萌え4コマにおける転換期にあったと言えるでしょう。
中でも本作は題材からして「ひだまり」の系統を継ぐ内容で受け入れやすく、より美術に特化した迫り方で差異もあったので、また違った楽しみ方が出来ました。

<作画>
「クロ」もそうなんですが、調和の取れた絵柄と拘り抜かれた構図がとにかく印象的な作風で、苦手意識なくさらりと読めるんですよね。
普段萌え4コマを読まないだろう友人の部屋の本棚に置いてあって、なるほどと思ったことも。
画力の高い原作ではあるのですが、アニメの方は色使いもパステル調の薄味でカット数も削っている分地味目でしたね。

<声優>
如月役にまさかの戸松遥さんなんですよね、戸松さんといえばビッチなキャラのイメージで、かなり無理しているように聞こえました。
ノダちゃん役の徳永愛さんはまさしく天啓のような配役でしたね、最近は全く声を聞かないので寂しいですが。

<音楽>
OPの「お先にシルブプレ」は名曲中の名曲ですね、本編と繋がりを持たせた歌詞が趣深いです。
EDは主役5人がそれぞれ個別に歌っていますね、全員で歌ってるのもありますね。
作中で頻繁に流れてたBGMは"プロテインウォーター"のCMの曲に良く似ていて面白かったです。

<キャラ>
如月のキャラ良いですよね、地味で眼鏡で天然って最強の要素を併せ持って罪深すぎますよ。
とらのあなが無料で配布してた冊子に短編連載してた"GA材置き場"があって、こちらは原作に収録されてないので、いつか発売されるのを待ち望んでるんですが。


遂に原作も最終回を迎えてしまいましたね、悲しい限りです。
何かまた機会があって再燃してくれると嬉しいんですけど。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

61.0 24 関西弁で漫画原作なアニメランキング24位
MAR メルヘヴン(TVアニメ動画)

2005年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (118)
972人が棚に入れました
メルヘンの国に憧れていた普通の中学2年生虎水ギンタは、「門番ピエロ」と呼ばれるARM(アーム)の力で異世界、メルへヴンへ召喚された。この世界では、ARM(アーム)という魔法のアクセサリーが存在し、それを使用することによって、使用者に力を与えることができる。メルへヴンに来たギンタは「バッボ」という生きたARMと出会い、仲間たちと出会い、共に戦闘集団「チェスの兵隊(コマ)」に立ち向かう。

声優・キャラクター
比嘉久美子、銀河万丈、清水愛、保志総一朗、中島沙樹、阪口大助、坂口候一、小杉十郎太

お抹茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

原作と違いすぎる

2005年4月~2007年3月まで放送されたアニメです。

まずこのアニメで評価できるところと言えば、音楽面です。GARNET CROWはとても合っていました。

あと声優の演技も良かったと思います。

ここからはすべて悪い点を書いていきます。個人的な感想なので、受け取り方は人それぞれだと思います。

まずアニメの途中からのオリジナルストーリーと終盤が原作と大きく異なることです。原作自体もそこまで評価できる作品ではなかったのですが、アニメはそれを超える酷さだったと思います。

日曜の朝アニメだったこともあり、流血描写がなく、セリフ自体が変更されています。
しかし、アニメで追加された話では、BL要素や乳揺れなど朝アニメでやっていいのかと思わせる描写がいくつか見られました。正直どの基準で良し悪し決めているかわかりません。

作画に関しても、崩れている回がかなりありました。

原作は絵も綺麗である程度話もまとまっているのでアニメよりも原作をオススメします。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

コック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

感想

メルヘンの国に憧れていた普通の中学2年生虎水ギンタは、「門番ピエロ」と呼ばれるARM(アーム)の力で異世界、メルへヴンへ召喚された。この世界では、ARM(アーム)という魔法のアクセサリーが存在し、それを使用することによって、使用者に力を与えることができる。メルへヴンに来たギンタは「バッボ」という生きたARMと出会い、仲間たちと出会い、共に戦闘集団「チェスの兵隊(コマ)」に立ち向かう。


がうたもともとは、サンデーの漫画です!
曲はガーネットクロウが歌っていてかなりいい曲が多かったかと思います。
戦闘メインなので、バトルものが好きな人にはお勧めです!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

くまきっちん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

原作から

原作を見ていたので見ました

作者さんが烈火の炎などの安西先生ということもあり原作はとても楽しめます

今でこそゲームやファンタジーの世界に行くという設定が当たり前になりましたが個人的にはこの作品後から急激に多くなったなという印象です

高校生が~という設定も視聴者を惹きつけるポイントでキャラも可愛いキャラが多く楽しめます

烈火の炎よりも怖い、痛い、殺し合いというよりは若干柔らかいイメージです

低年齢層でも楽しめる作品です

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

65.2 25 関西弁で漫画原作なアニメランキング25位
機動天使エンジェリックレイヤー(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (92)
546人が棚に入れました
エンジェリックレイヤーとは、「天使」(エンジェル)と呼ばれる人形を卵状の入れ物から孵し、それを自分なりの天使に育てて戦う新感覚の格闘ゲーム。天使は、特殊な回路を利用してプレイヤー・「操縦者」(デウス)のイメージしたものを受け取り、その通りに動く。開発者はいっちゃんこと三原一郎。

主人公の鈴原みさきは、偶然見かけたエンジェリックレイヤーに魅了され、即天使の卵を購入した。生まれた天使に「ヒカル」と名づけ、公式トーナメントに参戦する。

声優・キャラクター
榎本温子、福山潤、ゆきのさつき、白鳥由里、小野坂昌也、保志総一朗、三石琴乃
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

もう一つの「CLAMP×大河内一楼」作品

◆「何故か助けたくなるキャラ」みさきの魅力を堪能する作品

本作はCLAMPの少年誌連載マンガが原作ですが、本サイトの総合アニメ得点ランキングでそれぞれ1位(R2)と4位(R1)を占めている大人気アニメ『コードギアス』(※キャラクターデザイン原案がCLAMP)のストーリー原案・シリーズ構成を担当した大河内一楼氏のシリーズ構成デビュー作でもあります。

内容としては、{netabare}マスター(※本作では「デウス」と呼称されます)同士が自分で育成した身長15センチ程度のフィギュア(※本作では「天使(エンジェル)」と呼称されます)を大会で戦わせて覇を競うバトル&人情劇(親子の愛情&ライバルたちの友情に加えて恋愛要素もあります){/netabare}ですが、ヒロインみさきを取り巻く登場キャラたちの心の動きに色々と見どころがあっただけに、ラスト2話の安直さはかなり残念でした(その一点で個人評価がちょい低めとなってしまいました)。

でも全26話のうち、第24話まではそれなりに楽しめたので、CLAMP作品が好きな人なら見て損はないと思います。

因みに、ヒロインみさきの育成フィギュアは、CLAMPの人気作『魔法騎士レイアース』のヒロイン(獅堂光(しどう ひかる))を模しており、名前も同じ「ヒカル」なので、同作を併せて視聴すると一層楽しめます。


◆視聴メモ
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・第2話視聴終了時点
ふんわりとした絵柄と展開なのにOP/EDとも結構ドラマチックで不穏な雰囲気なのが気になる。
・第5話視聴終了時点
やっぱりCLAMP原作らしく登場キャラたちの人間劇に見どころのある作品・・・という印象が強まる。
・第11話視聴終了時点
「王者の仁」を感じる内容。やっぱりCLAMPは特別か。
・第15話視聴終了時点
作中に挟まれる会話
 「友達の三ヶ条、なぁーんだ?」
 「ひとつ、嬉しいときも悲しいときも、何となーく。そばにいること」
 「ふたつ、たまにはガツンとぶつかって、喧嘩すること」
 「同じだと思うけどな、親子も。三つ目は、迷っている相手の決意を促すこと」
※こういうエピソードが挟まれることも、CLAMP作品の魅力の一つなのかも。
・第16話視聴終了時点
CLAMP大川七瀬氏は「老子」マスターなのか?
・第17話視聴終了時点
楓のセリフ「(みさきの)人徳のおかげですね」←これまでの対戦相手が軒並み「みさき」の関東大会優勝祝いに集まって和気あいあいと交流している点に注目。
・第20話視聴終了時点
風邪で熱を出した鳩子に代わってみさきのセコンドを買って出た三原王二郎「勝たせてやりたかったから」←みさきは「何故か助けたくなるキャラ」
・第25話視聴終了時点
ここで急に安易な人情噺になってしまって残念。原作がまだまだ着地点が明らかになっていない状況で強引にアニメ化を進めて、その結果CLAMP原作のテイストとは懸け離れた詰まらないオリジナル・エンドを迎えてしまった印象(シリーズ構成が大河内氏だっただけに余計に残念)。{/netabare}


◆制作情報
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原作マンガ      CLAMP(『月刊少年エース』1999年2月-2001年11月連載)
監督         錦織博
シリーズ構成      大河内一楼
脚本         大河内一楼、稲荷昭彦、吉田玲子、吉永亜矢、錦織博、葉月九ロウ
キャラクターデザイン CLAMP(原案)、小森高博
メカニックデザイン  石垣純哉
音楽         田中公平
アニメーション制作  ボンズ{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========= 機動天使エンジェリックレイヤー (2001年4-9月) =========

 - - - - - - OP「Be My Angel」、ED「☆the starry sky☆」 - - - - - -
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Battle 1 はじめまして! 私だけのエンジェル ☆ 鈴原みさき上京、天使の卵、「ヒカル」誕生
Battle 2 がんばれヒカル! はじめてのファイト!! ★ みさきエリオル学園中等部入学(虎太郎・鳩子・珠代との出遭い)、初対戦(対シャドーパンサー)
Battle 3 あなたは誰? みさきのドキドキレッスン ☆ 練習の成果、エンジェルカード貸与
Battle 4 天使が舞いおりた日 ☆ 公式大会エントリー、光速の鈴鹿(鳩子A)、対カタリナ戦
Battle 5 負けたくない! ヒカルを信じて… ★ 対破壊神バスケス戦、鳩子の苛立ち
Battle 6 光速の鈴鹿! 鳩子のライバル宣言! ★ みさき8連勝、対鈴鹿戦(デウス同士の戦い)、初めての敗北
Battle 7 ギリギリの戦い… みさきのラストチャンス ★ 対ツバキ戦、関東大会出場決定 ※レイヤーバトルの愉悦を知る
Battle 8 みさきVSミサキ? 危険な同級生 ☆ みさきの母の現状、岬了との練習試合
Battle 9 歌え! みさき デウスはアイドル!? ☆ 関東大会開始、対ランガ戦(瀬戸林子)、虎太郎の声援
Battle 10 いじわる姉妹! 狙われたヒカル ☆ 2回戦、3回戦(対マオ戦)、有栖の不正工作
Battle 11 決着! ヒカルとマオの真剣勝負 ★ 続き、三原王二郎のサポート、ヒカルの弱点
Battle 12 みさきと虎太郎 二人のわくわくデート ★ 弱点探し、空手見学、四角ラブの始まり、新システムの開発
Battle 13 純白のブランシェ 楓のほほえみ ☆ 関東地区決勝大会(四強戦)開始、対ブランシェ戦、ハイパーモ-ド{/netabare}

 - - - - - - - - - OP (変わらず)、 ED「雨あがり」 - - - - - - - -
{netabare}
Battle 14 あきらめない! そして天使は生まれた ★ 続き、鈴原萩子(しゅうこ)の難病(神経断続症候群)と三原一郎のAL開発、エンジェルの声
Battle 15 白姫VS鈴鹿! アイスマシーンの秘密 ★ 準決勝第2試合(城乃内最×鳩子)、一瞬の勝負、友達の三ヶ条 
Battle 16 決勝戦! ヒカルのラストアタック ★ 対白姫戦、みさき関東大会優勝
Battle 17 あなたに決めた! みさきの選んだヒト ★ みさきの優勝祝い、セコンド選び  
Battle 18 強敵がいっぱい! あこがれの全国大会 ☆ 無敗のチャンピオン(シュウ)&アテナ
Battle 19 システムダウン!? 嵐の船上決戦! ☆ 1回戦(対エレーン戦)
Battle 20 敵はいっちゃん? 戸惑いの二回戦! ☆ 対新型エンジェルSI174号戦(セコンド・三原兄弟)
Battle 21 夏の海! 誰かが誰かに恋してる ★ 珠代告白回
Battle 22 突然の二人きり 秘密のダブルデート ★ みさき×王二郎デート、エレベーター停止事件、準決勝(対ウィザード戦)
Battle 23 魔法の壁を破れ! みさきVS王二郎 ★ 続き、王二郎の過去、想いの強い方が勝つ
Battle 24 みさきに届け! この想い虹を越えて ★ 準決勝(アテナvs.白姫)、仮面放棄
Battle 25 運命の再会 涙に濡れたエンジェル ☆ 母子の再会
Battle 26 天使の翼よ! 私とヒカルをいざなって ☆ 決勝戦{/netabare}
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★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)14、☆(並回)12、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.7

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

スガル72 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

竜頭蛇尾で話数が進むほど苦痛になるアニメ

エンジェリックレイヤーとは、プレイヤー同士が互いの人形を闘わせて勝敗を決する玩具のことで、プラレス3四郎の少女版とも言えます。
作中ではエンジェリックレイヤーのユーザーはほとんどが若い女性で、女の子のお人形遊びの延長として認識されています。
稀に存在する男性ユーザーは、(テクニックもルックスも上位の者を除いては)クラスの女子たちから、男のくせにエンジェリックレイヤーなんてやってるといって馬鹿にされます。
作中でこんなセリフがあります。

「女の子は誰でも、子供の頃大切な人形に名前をつけるでしょう? それって、人形じゃなくて友達なの。」
(どうでもいいことですが、1980年代前半頃までのパソコン黎明期、当時のパソコン雑誌を読むと、男の子は誰でも自分のパソコンに名前をつけていました。)

物語の初期は、主人公の少女みさきの声優の演技がすごく合っていて、とても魅力的です。
しかしどういうわけか、物語中盤から声優の演技がそれまでの元気いっぱいの脳天気な感じから、消極的で幼な過ぎる演技に変わり、まるで別人のように魅力がなくなります。
当初みさきには女の子らしい可愛さがあり、それでいて女々しくないので好感が持てますが、みさきには運命を切り開く力はなく、全てはお膳立てされます。
和歌山から東京のおばさんの家に引越して来た日に、エンジェリックレイヤーの生みの親である天才技術者いっちゃんと出会い、東京の学校では良い友人達と出会い、たまたま友人の妹がエンジェリックレイヤーの有名なプレイヤーでした。
初めの頃は、みさきとの絡みにおけるいっちゃんのギャグ等とても面白いのですが、その後みさきがエンジェリックレイヤーの公式大会に出場することになると、物語がとたんにつまらなくなります。

ライバルの大人びた幼稚園児の女の子は、エンジェリックレイヤーに全てを懸けています。
当初本人は高い視点から主人公の未熟さを見下しているつもりですが、とても視野が狭く、彼女が「一日エンジェリックレイヤーのレッスンを休むと、取り返すのに三日かかる」と言って思いつめる様子は、ピアノのレッスンに執着するような人と相通ずる所があるかもしれません。
仮に彼女が大人になり、我が子の命とエンジェリックレイヤーのプレイが出来なくなることを天秤にかけるような状況になった時に、一瞬でも迷うくらいには未熟なんじゃないかと思います。
自分がプライドを懸ける分野で真剣にやっているから、同じ分野に居る相手にも真剣にやってほしいと思い、真剣にやっていない相手を見下し、そして相手が真剣になると相手を認めます。
このような嫌な性格の類型的なライバル達が、主人公との戦いの中であっさりと改心する単純さ、それが結構繰り返されるので、ワンパターンさに見るのが段々苦痛になります。
そもそもエンジェリックレイヤーの試合中のドラマ部分が一番退屈という時点で失敗作です。
それにライバル達のほとんどは、個人的なストレス(親が相手をしてくれなくて寂しいとか、女なのに背が高くて辛いとか)のはけ口を、ただエンジェリックレイヤーのプレイにぶつけているだけのように感じます。
戦闘の駆け引きにも捻りがなく、とても単純な解決方法で敵を倒して行きます。
いっそいっちゃんとみさきがSF的な事故で異世界に飛ばされて、二人でコメディタッチの冒険を繰り広げるスピンオフでも作った方が面白いと思います。

中でも一番見ていて苦痛なのは、みさきの母親が我が子に会わない理由です。
{netabare}いつでも会えるのに、足の不自由な車いすの姿を見られたくないという理由から、幼少のみさきに仕事で会えないと嘘をつき、和歌山の父母にみさきを預けたまま東京で暮らし、以降自分の姉妹とは頻繁に会うのに、我が娘が中学生になって東京に上京してきても、7年も連絡を取っていないにもかかわらず、まだぐずぐすして会いません。
車いすに頼らずに歩けるようになるまで我が子に会いたくないという、それはとても身勝手なエゴで、我が娘が母に会いたいだろう、寂しいだろうという気持ちは完全に無視です。
 いっちゃん「電話くらいしたったらよかったんちゃうか?」
 みさきの母「みさきの声聴いたら挫けちゃうから」
足よりも精神の方がおかしい。{/netabare}

みさきといっちゃんが最初から最後まで関西弁で通すのは、中々斬新で良かったです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

JBさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

かなり悩まされた^^;

これはちょと複雑な心境だなぁ^^;
正直、評価するのが難しい。
全26話で、とてもいい話もあって感動もするし演出もいいけど、
かなり突っ込みたいところもあったりする・・・。
そして、ホビー系アニメとしては、かなりアツイ設定だと思うのだけど
たまに基本設定を忘れてるんじゃないかと突っ込みたくなる場面もあったりで
物語のトータル評価点が付けにくい・・・w
作画も同様にエンジェルの動きにはとても迫力があるし
動きも多彩で人体の動きをよく研究もしていて
製作は大変だったろうなってのは容易にわかるし
演出上、そう見せたかったのだろうなってのも分かるのだけど
突っ込みたい動きや切り替えしもあったりで・・・=w=;
キャラ評価も正直、悩む・・・^^;
アンバランスなキャラもいるし、煮詰め切れていないキャラもいるけど
キャラの性格や性格からくる言動は理解できる。
けどキャラとしての役から考えると、その言動はどうなの・・・と
突っ込みたくなったりもするわけで=w=;
いいアニメなのは確かなのだけど、完成度が高い部分と未熟な部分が
入り混じっている複雑なアニメなんじゃないかと思いました。
評価とか考えずに観るのがいいかもね^^;

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1
12
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