先輩で女子高生なおすすめアニメランキング 25

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月08日の時点で一番の先輩で女子高生なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.9 1 先輩で女子高生なアニメランキング1位
やがて君になる(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (669)
2467人が棚に入れました
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──。「私、君のこと好きになりそう」

声優・キャラクター
高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣、市川太一、野上翔、寺崎裕香、小原好美、中原麻衣、森なな子、小松未可子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真面目な百合アニメ、、、いや、青春群像劇かな。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
これまで観た百合アニメでは、トップレベルに面白かったです。

私は基本的には「ほら~。女の子同士がいちゃいちゃしてるなんて萌えるだろ~」みたいな百合モノは苦手なんですが、本作は、心理描写がメインであったこともあり、そういう部分で楽しめました。

逆に言えば、ライトなノリの微百合モノや、エロ系の百合モノが好きな方には、あまり合わないかもしれませんね。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
百合というより、同性愛。

それに対して、かなり真面目に描いていると思う。

ただ、そういう「同性愛」という部分とは別の、「闇(病み)」「歪み」がそれぞれのキャラにあって、独特の魅力があった。

侑は「誰も好きになれない」。七海は「誰にも好かれたくない」。槙は「他人の恋路を楽しむ」。紗弥加だけがシンプルに「同性愛の悩み」。

彼ら彼女らは、それぞれが主人公に成り得るだけの魅力が、深みがあるキャラクターだった。だから、本作は青春群像劇なんだと思う。恋愛の悩みの裏にあるのは、アイデンティティの確立。まだ「何者かになりかけている」彼ら彼女らだからこその、輝き。

原作者は百合作品を描く理由として、(Wikiから引用)「{netabare}人を好きになる気持ちがあまりにも当たり前で説明不要なものとして描かれている作品を自然に受け入れられなかったが、同性愛を題材とした恋愛作品には、相手を好きになる理由や葛藤、あるいは理屈をねじ伏せてしまうような強い関係性が描かれていることが多く惹かれていった。{/netabare}」と述べている。

世の中にある大半の作品は、「人は恋愛するもの」「恋愛は正義」という前提に立ち、「どう恋愛するか」「誰と恋愛するか」を中心に描くが、本作は「そもそも恋愛する必要があるのか」という根底部分からの問題提起をしている。この点は特に面白く、本作がただの百合萌えアニメと一線を画している最たる点だろう。

そんな「自分を確立できていない」登場人物達の中でも、アニメで描かれた範囲では七海が魅力的だった。

自分のことが嫌いだから、そんな自分を好きになる相手のことは嫌いになる。でも、自分のことは誰かにさらけ出したい。さらけ出して嫌われたら嫌だし、さらけ出したして好きならたら、それも嫌。

つまり、もし自分のことが好きになれたら、自分を好きになる相手のことも好きになれる。メンドクサイながらも、可愛い女の子。

完璧な姉に憧れ、そんな姉が死に、家族や周囲は沈み、だから姉自身になろうとした。

このあと、七海はどうなるのだろうか? 死者(姉)は成長しない。生者(七海)は成長し続ける。だから、いつか必ず姉に追い付き、追い越さなければならない日がある。その時、初めて七海は「君」になる。つまり、これはある種の「姉殺し」の物語である。

物語は、かなり良いところ(中途半端)で終わる。最後、生徒会劇までやらないのは意外だった。普通なら「放り投げるなよ」と評価を下げたくなるところだけど、本作に関しては「これもアリ」だと思った。

原作連載中のアニメのラストは主に3パターンで、Aアニオリにして完結。B俺達の闘いは続く。Cキリの良いところでキッチリ終わらせる。

Aはうまくいけば好評、下手すれば大バッシング。Bは大抵叩かれる。Cは一番良いが、尺の問題で毎回できる訳じゃない。

本作はBの俺たたエンドだと思うけど、なぜ腹が立たないかというと、①繊細なテーマだけに、下手にいじってほしくない。②最終話までに丁寧に心理描写を重ねてきたから、十分に行間を読める(満足できる)。③最終話の気合いの入った作画や美しい挿入歌といった演出が見事で、単なる日常回にある程度のカタルシスを持たせたアニメスタッフの手腕。 などが、重なったからだと思う。単純に2期を観たいし、2期やらんなら原作読みたい。良いラストだった。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
本作は百合アニメだが、登場人物達は同性愛以外にも悩みを抱えており、同性愛の要素を除いたとしてもなお、魅力があるキャラクター達だった。特に七海はメンドクサイながらも可愛い良ヒロイン。

本作の凄さは「そもそも恋愛ってする必要あるの?」という根底からの問題提起。そして、ある種の「姉殺し」とも言える成長ストーリー。

ラストも深みがある「俺たたエンド」で、2期が楽しみになった。
{/netabare}

【余談~優秀な兄、姉に持つ気持ちの、性差?~】
{netabare}
七海が、「姉になりたい」と言った時、「きっと作者は女性なんだな」と思いました(勿論、他にも女性らしい視点は多々ありましたが)。

私にも優秀な兄がいるので、七海の気持ちは半分理解できます。確かに兄には憧れましたが、どちらかとライバルで、追い越すべき存在でした。これが10歳も違えばただの憧れだけど、1~3歳なら、下手すりゃ勝てるしね。けれど、特に小学生くらいの数年間って、スポーツにしろ勉強にしろ遊びにしろ、絶望的な差があって。周りからは「兄貴と同じ年になったら勝てる」と言われたけど、それじゃあ嫌で。あくまで、「今、対等な条件で」勝ちたかった。それが、男兄弟の一般的な感覚だと思います(多分)。

だから、「姉になりたい(同化)」という欲求は、共感はできないけど、なんか、「女性っぽい」と思いました。女性って、お揃いとか女優が使ってるコスメとか、好きだしね(多分)。

と、ここまで書いて、原作者が男性だったらどうしよう。まあ、だったら「女心が分かる素敵な男性」ということで(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
侑の視点(オウンビュー)が多用されるってことは、侑に感情移入しながら観てほしいってことかな? これは男子君、可哀想だな~。普通にいけるって思っちゃうよな。てか、これでありがとうって、この男子君、人間出来すぎだよな。百合なんだな~。完走できるかな?

2話目 ☆3
沙弥香さん、完全に嫉妬闇落ち要員くさい(笑) ここでキスかあ。意外と展開早いな。侑の性格というか、性根が独特ですね。

3話目 ☆3
アカリの方がちゃんと恋愛っぽい。七海がやけに可愛らしく迫ってくるし、侑の塩対応が男前だな。その演説は、、、悪目立ちしないか(苦笑)

4話目 ☆4
剣道やろうよ(笑) この学校の生徒会役員は、会長の任命なんだな。台本に七海がいたな~。七海はいつも発情してるな~。ソッコーで見られてますやん(笑) 槙くん、実は腹黒い? 槙くん、攻めるな~(笑) 槙くん、サイコパスやな~。

5話目 ☆3
小説で、ひと波瀾? ウチくる? 七海が完全に負けてるな。

6話目 ☆3
ついに、沙弥香の怖さが表に出てきた。なんかこう、難しいな。歪んでる感じだな、お互いに。

7話目 ☆4
沙弥香さんはガチだからな~。現文なんて、やることない、確かに(笑) 歪んでるな~。大人の百合カップルだな~。LGBTのことに、(多分)真面目に踏み込んでいる感じがなんか良いね。

8話目 ☆3
これ、本当に「今」となっては、なんだろうな。紗弥加さんの、怖さよ。七海がまた、怖いな、やっぱり。

9話目 ☆3
喫茶店のお姉さん、素敵だな。あれ? 惚れた?

10話目 ☆3
嫌われない一番の方法は、好かれないことかな。私も遊びでいくつか書いたことあるけど、わりと難しいよね。「なんでもない会話なんでもない笑顔なんでもないからふるさとが好き」って感じかな。

11話目 ☆4
着替えのシーンが、やけにリアル(いや知らんが)w 姉さん、全然タイプ違うんだな。姉になりたい少女が頑張った結果、似てないとか、酷い話だよな。

12話目 ☆4
この脚本、うまく出来すぎだよな(苦笑) かなりすごく甘えちゃう。これ、男と女なら、批判されてるのかな?

13話目 ☆4
水の表現、良いね。お、踏み込んだ。電車の隙間から景色見えるところとか、めちゃリアル。レズビアンやバイセクシャルじゃなく、女性と付き合うという立ち位置なわけね。劇で終わらせず、放り投げたな。原作連載中で、アニオリラストにするより、行間を読めってことか。タイトル、「やがて君になる」じゃないんだ。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 53
ネタバレ

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

それでも、向き合っていくんだ

高校1年生の小糸 侑が、好きという感情に向き合う作品。
{netabare}
本作は百合作品です。それは作品が七海 燈子という人物に、主人公へ告白させたから。
ですが、同時に、本作は百合というジャンルの中にありながら、恋愛対象への「好き」という感情を解き明かしていくことがテーマになっていると感じました。

それは小糸侑という少女が、高校1年生で人を好きになるという感情が「わからない」としたからです。

1話の例を出せば、侑は、卒業式に中学生時代の男子に告白されていた状態から始まります。高校生活が始まっても、彼への返事を出せずにいました。
さて、1話の内容そのまま書いてしまいそうなので、詳細は省きますが、
要は、侑にとって、男性に告白されようが、同性に告白されようが、彼女は好きがわからない、
もしくは、侑いわく、少女マンガやドラマみたいな、きらきらしたものがないと、感じているのです。

彼女にとって、きらきらと、好きと言ってきた相手に感じてしまう心こそが、彼女のイメージしてきた、「好き」なんですが、
現実ではそんな事はなかったことが、彼女の疑問を生むことになります。

また、「好き」というテーマを、燈子という、同性愛の視点から、男女の垣根を越えたテーマとして、扱ってしまっています。
燈子という、「好き」がわかってしまった側の侑へのアプローチによって、侑はどう「好き」を考えていくか?

「好き」を考えることと、燈子を好きになるかは別の事です。
これが好きってことなんだと、燈子の行動をみてわかったと感じるのではなく、
彼女の疑問の初期衝動、好きといわれた人に、その時にきらきらを感じない。その感情を大事にして欲しいなと思い、期待してみさせていただきます。

PS.百合作品はあまり好きではないので、燈子が侑に何かするたび、これは、
友人のやり取りとしてなのか、それとも思い人へのやり取りとして、正しいのか、
困惑しつつ、セーフ、アウト・・・セウトな感じで見ています。

【恋に恋して、人に恋せず】
{netabare}
どこかで侑の気持ちにわかるところがあるなあ、と感じていたんですよね。
彼女、恋に恋してたんですよ(と解釈してみました(我ながらチキンな))。
中学生までの侑は、恋愛に対し、素敵な理想を描いていたのでしょう。
「結婚したいなあ~」という言葉は必要に駆られてる面がありますが、
「恋愛したいなあ~」という言葉は心を満たすものを求めているんじゃないかな。(侑が言ったわけではないので、あしからず)

心が満たされるもの、それって自分の満足感のためにあって、お相手がいない。
恋愛をすれば満たされると思っていた、中学生時代の侑はお相手と関係をつくる事は考えていなかった。

それが、男子に告白されて、恋愛というものが、お相手がいて、自分がお相手をどう思うかがあって、自然とだれかに与えられるものじゃないと気付いた。
そう考えると、かなり身近な事で侑は悩んでいるのかもしれないと思えますね。

{/netabare}



{/netabare}


【2話以降から11話付近までの話】
{netabare}
やはり最初にえ?と来たのは、七海さんによる「好き」の再定義の回からかなあ。
「好き」が暴力的だとしているのに小糸に「好き」を使う七海。つまり、作り手も七海も、暴力的自覚を持ちつつ「好き」を小糸になげかけていること。
作品内での個人の言葉の再定義という、七海の性格の歪みの演出がエグい。そして好きをあえて使う七海がさらにきつい。七海を支配しているのは優しさではなく、暴力的な愛と捉えました。

それに対比するかのように、小糸の七海への感情は優しい。七海が小糸を、優しいと言うのは、ある種
正しいと思います。
七海が嫌がるから、七海に好きと言わない小糸。七海の中では暴力的な言葉で、それを使わない小糸は、確かに暴力的ではないわけです。
その定義を当てはめて見ていくと、小糸は七海を好きになっていくにつれ、暴力的にみえるわけです。
でも、この描写、自分ルールを自分の好きな人、もしくは自分が好きな人におしつけている(特に、小糸が七海の事を軽く好きといっただけで、態度をこわばらせたシーン)ので、七海が自己中、暴力的なことから、好きになれないんですよね。
そういう演出なんだけどね!
そんな暴力的な七海を、小糸が好きになっていくのを見て、小糸が暴力側におちていくようで、見ているのがつらいんですよね。
七海はゆうの優しさを利用しないでよね!プンプン


そして、七海が誰にも譲れないと考えていた、お姉さんになるという思想。この考え方はもう真っ向から嫌いだったのですが、かわいそうともとれます。
七海という人が生徒会活動を通して、どう変わっていくか、それもこの作品の楽しみです。
七海の姉の人物像が揺らぐストーリーが来たとき、やっぱ作り手も全て考えた上だったんだなあと、安堵しました。
{/netabare}


まとめ【12話感想含む】
{netabare}
侑があのスタンスの強い姿を見せることがこの作品のラストであるのは実に良かったと思います。

人物を最終的に整理すると、
見せ掛けの姿が強く、内面が弱い燈子。他人になろうとするのも、好きを侑に言うのも、弱いから。燈子が他人になろうとするという思想を打ち砕く侑という構図にしたことでおのずと作品のメッセージがわかると思います。

好きな人の心の中に自分を置こうとしなかった沙弥香の、性格のささやかな変化。嫉妬心などの醜さを内包しつつ、ささやかな燈子との進展で喜びを感じる描写で少女性をギャップで強調したのかな。

誰も好きになれないと思っていた侑を第三者(槙)的目線で見たときの変化。誰かを好きになることが無い槙君が普通じゃない側の人間として侑がもう好きを知っていると判断した事からも、侑は普通の子であり、侑の好きは普通の恋心を描こうとしていたと思います。
侑と沙弥香で、燈子のすることに対して、否定と肯定によって二人の性格の明確な差別化がされました。また、好きであるから生まれる欲求の差、相手に幸せな方向に代わってほしいと思う侑と、相手のすることを許容し、相手に受け入れられたいと思う沙弥香、燈子が好きであるのは変わらないのに、欲求や行動のベクトルが違う事がはっきりと出ていて、キャラ立ちという意味でよかったと思います。
侑に関しては、最初のきらきらとした恋愛に対する憧れを失っていないような終わり方だったのでそれはよかったと思います。燈子の好きに始まる恋愛に対する考えが、自分を守ったり利益を得るための自分勝手なもので在るとするならば(同時に、相手の変化を許さない事まで含んでいる)、侑の恋愛像はその逆であり、相手に変化を求める最終回はまさに二人の恋愛観が対立しうるものであることを表現していたと感じています。


{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 51
ネタバレ

oneandonly さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

特別への欲求たる青春を百合で描いた作品

世界観:6
ストーリー:8
リアリティ:7
キャラクター:8
情感:7
合計:36

<あらすじ>
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、
中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。
そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。
燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──
「私、君のこと好きになりそう」
(公式サイトより)

今期はシーズン中の作品を、評価が高い噂があるものを積極的に視聴する試みをしており、7話までの時点で引っかかったので視聴を開始した経緯です。
(前情報では百合物(しかもガチなやつ)といったものであり、一般受けはしないだろうに、それでも評価されているようだということで興味がわきました)

先に結論から言うと、とても面白かったです。
私は恋愛物自体あまり得意ではないので、そこにもハードルがあったと思うのですが、それを乗り越えてきました。

{netabare}1話では、主人公の侑が生徒会の手伝いをすることになった経緯で、たまたま、自分と同じく恋愛の感覚がわからないという先輩の燈子に、自分が回答できていない告白の答え(お断り)について相談して、その場で相手に電話することになり、その直後に燈子から「好きになりそう」と告白されるというやや唐突な話で、よくわからない状態のまま、続く2話でキスもしてしまうという展開はとっつきにくく、{/netabare}1話か2話で切ってしまった人もいるのではないかと推測されます。

この、燈子が恋をした理由というのは後ほど説明もできるものとなるのですが、それはそれとして、続く3話あたりまで見ると、この作品の美しさであったりユーモアであったり、私の重視する心情描写やリアリティが結構しっかりしているので継続視聴する気になりました。

キャラデザは正直、そんなに魅力を感じていません(途中、数話で作画崩壊しないか心配になりましたし)。しかし、多くの場面では綺麗に描けていますし、目や表情を多用した心情描写があり、違和感はなくなりました。背景作画は今期の作品の中で上位ではないでしょうか。キャラデザについて、原作者及び原作ファンのために徹したように感じられたのが、(私は原作を知らないので、ネットの画像検索でいくつか見ただけですが)嬉しく思えました。

作画崩壊してしまったりすれば、原作者はもう絶対アニメ化したくない程トラウマになりそうですし、ファンも悲しいですからね。

良かったのは恋愛の機微の部分。{netabare}私は3,6,7,12話を優良回と評価していますが、このあたりは素晴らしかったです。何というか、恋愛の対象は異性である必要があったのだろうかとか、人生のパートナーに選ぶべき、気心が知れて、信頼ができる人物が同性であった場合、その関係を否定するほうが難しいように思いました(もちろん、生物学的に二人の子供ができないという面はありますが)。

学生間の恋愛をテーマとしてリアリティのある綿密なものを作ろうとすると、男性は若すぎてしまうんだろうなとか、精神的な繋がりを求める関係を純化すると、女性カップルというのが自然なんだろうなとか思います。

本作を見て気づいたこととしては、世のアニメの多数は二十にもならない学生を主人公にしていて、その世代の価値観(青春)を描くとすれば、普遍的なテーマのひとつになるのが「特別になること」だと思います(今後、私は「特別欲求」と言おうと思います(笑))。自分が好きな人の特別になること(⇒恋愛)、自分が友達や誰かの特別になること(⇒親友や承認)、自分がなりたい自分になること(⇒自我、自尊心)、自分がやりたいことで自立すること(⇒進路、専門分野での成功)といったように。

6話で燈子が侑の言葉に折れず、「死んでもそんなこと言われたくない」と突っぱねるシーンがあって、個人的に好きなシーンです。燈子には恋愛だけではない、特別欲求があって当然なのです。そして、人物描写としても、燈子はその特別な自分を認められることで、自分を支えている人間だということも見えてきます(人間には、譲れない物があったりします)。

続く7話では、侑と燈子の関係を快く思っていないように見えた沙弥香の回で、彼女の境遇と心情描写が加わることで、大幅に深みが増しました。本作は伏線的なカットや、巧みな心情描写が多く用いられており、このあたりではストーリー評価が9点にまで上がっていました。

情感面。泣ける作品はそれだけでも評価を上げる要素になりますが、化学調味料による泣きではない、なぜ泣いているのか説明がうまくできない涙が流れる作品のほうが好みです。本作は様々な演出が幾重になっていることによるためか、特に泣かせようとしているように見えないシーンでも涙腺を刺激されることがあり、充実感も大きかったです。(これが「尊さ」なのか?)

9話、11話で作画が危うくなって声が浮いているように感じたところがあったり、物語が若干停滞したことで少し評価が下げてしまいましたが、{/netabare}7話時点で今期の覇権だと思ったほど、見応えのある良作でした。

OPも物語の進展につれて良くなり、しばらくはYoutubeで聴いていましたが、その後、デジタル音源を購入しています。

ということで、恋愛物の苦手な私にしては高評価です。百合が苦手な方も、リズ青が好きな人はストライクゾーンに入る可能性が高いと思いますし、3話までは続けて視聴し、判断していただくのが吉かと思います。

<2018.12.30追記>
今期の上位作品を比較してみたところ、やはりこの作品だと思ったので評価を微修正させていただきました。

(参考評価推移:3話4.1→6話4.3→7話4.5→9話4.3→11話4.2→12話4.3→13話4.2→調整4.3)
(視聴2018.10~12)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

73.8 2 先輩で女子高生なアニメランキング2位
マリア様がみてる(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (351)
1886人が棚に入れました
憧れの小笠原祥子に身だしなみを整えてもらった事をきっかけに、福沢祐巳が薔薇の館を訪ねると、学園祭の劇について揉めていた。王子役として花寺学院の生徒会長が来る事を聞き、シンデレラ役の祥子が辞退を望んだ為である。
役から逃げる為に祥子は祐巳を妹にすると言うも、祐巳はその申し出を断る。話し合いの末、学園祭までに妹にできたら降りてもいいが、その代役は祐巳が務める事になる。
祐巳もその時に備えて練習に加わり、周りに溶け込んでいく。王子役の柏木が同性愛者である祥子の婚約者だと知った祐巳は、役を引き受けようとする。
しかし祥子は同情を嫌い、申し出を受けずに役を勤める決心をする。学園祭が終わり、もう祥子と会う事もないと黄昏れる祐巳に、祥子がスールの申し込みをした。そして祐巳は、その申し出を受け入れるのであった…。


声優・キャラクター
植田佳奈、伊藤美紀、池澤春菜、伊藤静、能登麻美子、豊口めぐみ、佐藤利奈、甲斐田裕子、斎藤千和、下屋則子、大原さやか、檜山修之、市来光弘

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

マリみて総論~女性が相手に好意を抱くということについて~

アニメ版は
第1期「マリア様がみてる」(全13話)
第2期「マリア様がみてる~春~」(全13話)
第3期「OVA マリア様がみてる 3rdシーズン」(全5話)*1話約60分。
第4期「マリア様がみてる 4thシーズン」(全13話)

これらを全部まとめてレビューしちゃいますw
とは言ってもネタバレはしません。大仰に言うと「マリみて総論」ですw

原作は今野緒雪先生の少女小説。
アニメ化のみならず、漫画化や実写映画化などのメディアミックスがされた作品で、
百合系アニメの金字塔とも言われている作品です。

さて、みなさんは「百合」と聞いてどんなことを想像しますか?
女性同士でイチャイチャしたり、せせせ・・接吻(キャッ)なんかしたり、
にににに・・・肉体的な関係(キャッ)を伴う
禁断の愛なんてのも想像したりすると思いますが、
百合作品の系統は3つに分けられると言われています。

①少女漫画系統とも言われていますが、
互いが互いを必要とするという、主に精神的な結びつきを強く描いた作品。
きめ細やかな女性の心模様が丁寧に描かれていて、
恋愛感情というよりも、場合によっては、それよりも深い結びつきですかね。

②肉体的接触をメインとした作品
要はガチレズ作品です。レロレロチュパチュパクチュクチュ。←通報!!
こういった作品では、禁断の愛であるが故の罪悪感や葛藤だったり、
一線を超える時の覚悟だったりが取りあげられることが多いですね。

③近年の作品に多く見られる萌え少女たちにライトな百合関係を取り入れた作品。
今更説明不要ですね。動物のような萌え少女たちの戯れを
「あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~」とひたすら愛でるような作品です。

①の要素を含んだ②の作品、②の要素を含んだ③の作品というのも存在しますが、
本作は言うまでもなく①に分類される作品です。
百合作品の大本である
エス(特に戦前の、日本の少女・女学生同士の強い絆を描いた文学、または現実の友好関係)
の系譜を受け継いでいる正統な百合作品であり、肉体的な接触はほぼ皆無です。
形而上的なレベルにまで高められた魂の共鳴こそが本作の眼目なのだと思います。

ちなみにですが私は①、②、③の百合作品全部いけます!(えへへ♪)


本作の舞台である私立リリアン女学園はカトリック系のミッションスクールであり、
多数の名家の令嬢が在籍する超お嬢様学校です。
そんな中、極々平凡なリリアン女学園1年の主人公の福沢祐巳(ふくざわゆみ)は、
ある日2年の小笠原祥子(おがさわらさちこ)と出会います。
小笠原祥子は高等部生徒会(山百合会)の幹部であり、この出会いをきっかけとして
福沢祐巳は山百合会を訪れることになります。

「極々平凡な人生を歩んできた私の前にある日突然王子様が現れて、
夢の様な非日常的なステージに導いてくれる」

こうしたシンデレラ願望は女性の潜在的な欲求として根強く残っていて、
特に少女漫画作品によく見られるフォーマットだと思います。
本作の場合、王子様は同性の女性だったということですねw

と、まぁここまでは有り体なんですけど、
本作において特徴的なのはスールという慣習です。
スールというのはフランス語で「姉妹」という意味です。
通常、上級生が身につけているロザリオを
下級生の首にかけることによってスール関係が成立します。
スール関係を結ぶというのは、その相手は自分にとっての特別な存在であり、
山百合会のメンバーにおいては妹=自分の後継者という意味合いを持ってきます。
山百合会のトップには
紅薔薇(ロサ・キネンシス)、白薔薇(ロサ・ギガンティア)、黄薔薇(ロサ・フェティダ)がいて、
2年生の小笠原祥子はロサ・キネンシスの妹(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)です。
こうした紅薔薇、白薔薇、黄薔薇のスール関係を中心とした群像劇というのが、
本作の概要と言えるでしょう。


さて、ここからは「恋愛感情と言い切れない女性の純粋な好意」について少々語りたいと思います。
これは、本作に限らず様々な百合作品、
特に①の百合作品においては肝となるところなんですけど、
我々は「好意=恋愛感情」と捉えがちです。
あらゆるジャンルから「恋愛の尊さや素晴らしさ」というのは発信されていますし、
ある種の恋愛至上主義に陥ってしまうのは無理からぬところでしょう。
ですが、一口に好意といっても尊敬、保護欲、友情等々、実に多岐に渡ります。
なので、百合作品=同性愛という等式は必ずしも成立するわけではないですし、
少なくとも本作においては成立しないと私は考えています。

女性が相手(男女)に好意を抱くメカニズムを考えていくと、
原始時代、男性は狩猟の為外に出ます。
一方で女性は集落で血族たちに囲まれ家を守るということをします。
そうした名残が現在でもあるのか、
女性のコミュニケーション能力は、男性よりも発達しているように思えます。
相手の僅かな所作の違いも見抜いてきます。
まぁそれで浮気がバレたという男性は数多くいるでしょうけどw
そして、家を守る為の円滑なコミュニケーションを望むということは、
自分や家族に危害が及ばない安全性の確保を強く望んでいるということかもしれません。
それ故に、女性はまず対象相手が
「自分の敵か味方なのか?」を明確に区別しようとする傾向があるように思えます。
男性同士の場合、ほとんどコミュニケーションを取らない相手というのは、
モブのようなもので、そこに敵意を抱くことも抱かれるということも
あまりないのですが、女性相手の場合だとそうでないことが非常に多いですw
こちら側からすれば特に敵意なんてないんですけど、
むこう側からは思いっきり敵意を抱かれてたりすることが往々にしてありますw
従って、これは私の処世術の1つなんですけど、
「私はあなたの敵ではないですよ!味方ですよ!」と強くアピールすることが多いですw
具体的に言うと、とにかく(面倒でも)積極的に話しかけるようにしていますw
ええ、もちろんあにこれでそういうことはしていませんw生粋の面倒くさがり屋なのでw
対象相手を自分の敵ではなく味方だと認識するというのが、
女性が相手に好意を抱く第一段階だと思います。

では次の段階はと言うと、対象相手に「どれだけ心を許せるか」でしょう。
何度かコミュニケーションを繰り返していくうちに徐々に対象相手に心を開いていきます。
これは別に男女共通のことなんですけど、
女性の場合だとこの段階で、相談事を持ちかけてくること多いです。
相談事=単なる愚痴だったりすることが多かったりしますがw
ここでのポイントは相手の言うことをひたすら肯定するってことなんですけど、
今回はその話はいいでしょうw
とにかく、女性が相談事を持ちかけてくるというのは、
その対象相手に心を許し始めている兆候だと私は思っています。
さらにそうしたコミュニケーションを重ねていくことによって、
その対象相手に相談事を聞いてもらうことが日常となり、
ひいては自らの心の平穏を保つ為に必要な行為になってくると、
関係が発展していきやすくなると思います。
ただ、対象相手が男性と仮定して、何のアクションも起こさなければ、
只の相談相手からまったく進展しない可能性も結構高いですw

さて、女性が相手(男女)に好意を抱くメカニズムについていろいろと語ってきましたが、
まず対象相手を敵か味方かに識別し、
味方と認識した対象相手にどれだけ心を許せるかというのを土台として、
そこから友情に発展するのか、愛情に発展するのかということになってくると思いますが、
女性はこの過程を非常に重要視する傾向にあると思っています。
高校時代の友人に一目惚れしやすいA君というのがいました。
A君はろくに話したことすらない相手に告白を繰り返し連戦連敗していましたが、
そりゃ当然のことでしょうw
相手からすれば、いくら容姿端麗でも敵か味方かも認識できない相手と
付き合うなんて無理だと考えるのが普通でしょうw
私の経験則上、女性にモテる男性というのは、とにかくマメな人です。
頻繁にコミュニケーションを繰り返し、
女性から心を許される存在になる為の手順をしっかりと踏んできます。
ちょっと話が逸れましたねw

女性が対象相手に「どれだけ心を許せるか」ということを重要視するならば、
そのことを丁寧に描いた本作は、
むしろ、女性にこそ共感が得られるのではと思います。
そして、女性が相手に好意を抱くメカニズムを意識することによって、
女性が抱く好意=恋愛感情という単純なものでなく、
もっと複合的な要素が絡み合ったものであると認識できると思います。
そうすることによって、百合=同性愛という偏見から解放されるのです。
本作が、女性の繊細な心のやり取りを描いた作品ということに気付くことができるのです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

"スール"が見せてくれたもの

「リリアン」という女子校で静かな物音を立てて起こる群像劇。
主人公には祐美がいて、メインステージは「山百合会」と呼称される生徒会。
けれど派手で華々しいエピソードはなく、ささやかれる物語は常にとても個人的なものごとになる。
それは誰かと誰かのお話。

厳しい校則はなくとも淑女たる振る舞いを保ってきたリリアンの生徒たち。
それは上級生と下級生の結ぶ「スール(姉妹)」という関係が伝統として今も続いているから。
ある上級生は気に入ったある下級生を選び、選ばれた下級生も憧れの先輩の傘の下に入る。
親密な2人の間では当たり前のことを教え、たわいもないおしゃべりをし、また秘密を共有する。
先輩後輩の関係ではなく、友達でもなく、スールである彼女たちの間には誰も入っていけない絆がある。
容姿ゆえか、恋ゆえか、欠点ゆえか。彼女たちは強く、また深く、強烈な花の匂いに惹かれる蜂のように互いを求め合う。
そこには他人が踏み込んではいけない境界線をはっきりと感じ取ることができる。
互いに求め合ったその中に大事なものは隠されている。開けてはいけないパンドラの箱。人差し指を静かに唇にあてる。
スールである彼女たちは、こころの底から理解し合い、相手のために何かしたいと体が熱くなる。
半端ではないその関係にいささか驚かされるほどの愛をみるが、それは柔らかな光に包まれた、とてもあたたかいものだ。
依存のような危険性も、ヤマアラシのジレンマも皆無である。ただただ抱きしめ合うことができる唯一のもの。
それこそがこの物語の提示したい、世界のひとつの仮説である。


リリアン女学園で静かに起こる群像劇の本作「マリア様がみてる」。
目には見えない小さな傷も仄かな輝きも、決して見過ごすことのない彼女たちの真摯な姿勢、また他人に施す優しさと、スールに向ける愛の深さと誠実さはこの作品ならではの特徴である。
作品にはお嬢様学校で女子校という雰囲気もしっかりと出ている。口調や礼節、服装、身振りなど十二分にだ。
笑いをさそうコメディタッチの部分には迷走がみられるがさほど気にはならない。
作画についてももう少し頑張って欲しいという願いもあるが作品が良いだけに我慢して頷く他ない。
自分としてもそのように思うのは珍しいが、そういう部分では簡単に折れてもいいほどに夢中になれるのが本作品なのである。


個人的にこの作品のどこが良いのか、他ではあまり取り上げられないだろうところをピックアップしてみる。
それは、問題と態度にデフレがないことだ。その質は最後まで保たれ続けている。
どういうことかというと、例えば「名探偵コナン」ではFBI捜査官のジョディが出てくる。
しかし彼女はコナンと赤井を際立たせるためか登場のときよりも鈍感になり、簡単なことにさえ気づくことができなくなってしまう。
話を作る側も頭の良い人間のさらに頭の良い人間を作ることに苦労したのか、はたまた限界を感じたのか。
そうしてジョディのレヴェルを下げていくことで、あたかもコナンと赤井が1つ抜けた存在であることを示している。
至極淋しい表現である。

ではこの「マリア様がみてる」ではどうだろうか。
本作には、主人公の祐巳、そしてそのスールでありお姉様と呼ばれる祥子がいて、
祥子が祐巳から学ぶこともしばしばあるが、基本は上級生でもある祥子が祐巳にいろんなことを教える。
もちろん当たり前のことだが、祥子にもお姉様はいたし、作中で学年が上がることで祐巳にも下級生ができてだんだんと妹の存在が仄めかされていく。
しかし、「マリア様がみてる」ではジョディは作られない。
祥子のお姉様や他の生徒会のお姉様方もきちんと祥子に指摘するだけの能力と資格を持っていた。
そしてまた祐巳も下級生である瞳子や可南子にレヴェルを下げることなく、また奇をてらうことなく、祐巳自身の上級生としての自覚ある立場と振る舞いによって彼女たちを正しい方向に導いてあげることができているのだ。
この丁寧に、順番に段階を踏んでいく作りは作品全体にもそれぞれのスールの関係にも言える。
でも特別ここには感心しないわけにはいかない。人の成長をこれだけ素直に頷くことができるかたちに書き上げた物語には感謝の意さえ湧いてくる。救いと光に満ちている。作者の正直で、まっすぐな意志をしっかりと感じる。
だからこそ祐巳の等身大の成長には大きな感動がありました。「100数えなさい」の台詞を僕は忘れることができません。


「百合の火付け」として話題の本作ではあるが、僕はあまりそうは思わない。
なぜならそれ以上に描かれていることが素晴らしいからだ。
マイナージャンルを広めたのは確かなのかもしれないがその色眼鏡は必要ないほどに、百合であることをすっかりと忘れてしまうくらいに、この作品はあまりにも出来過ぎている。
わざわざそんな括りはを必要ともせず、「マリア様がみてる」は一作品として堂々としたアニメーション作品である。
むしろ「百合」という響きがかえって妨げてしまうことにもなりかねないのだ。


脆く、儚く、傷つきやすい十代の少女たちの葛藤と苦悩と幸せは、感じるには重く大きく、語るには恥ずかしく、振り返るとそれは思い出である。
「スール」という関係が生み出したこの作品の伝えたい大切なことは必ずこころに沁みてくるはずです。
誰もはこうはなれないけれど、せめて自分はこうなるように努めたいと、そんなことさえ思ってしまいます。

静謐で、たおやかで、あるときには地獄の火焔に焼き尽くされ、またあるときには頭から水をかけられる。
でもそこにはきっと、必ず手を差し伸べてくれる人がいる。
触れると眠った小さな動物のようにあたたかく、月の光のように私をみてくれる、あなたが。
もう薔薇の棘も痛くなんかない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「私立リリアン女学園。ここは、乙女の園。」

百合作品だとか、名作だとか、
たくさん噂は耳にしていた作品。

4期まであるうちの、
まずは1期を見ました。

最初は、名作だというフィルターがあるから観れるかな…と
思っていましたが、次第にこの作品の空気感に引き込まれていました。

見ていると上品になれる気がしますw

全13話です。


● ストーリー
私立リリアン女学園高等部。
名家の令嬢が集う、正真正銘のお嬢様学校。

ここには“スール”と呼ばれる制度があり、
指導役となる上級生が下級生と姉妹になる。

1年生の福沢祐巳(ふくざわ ゆみ)は、
憧れの先輩・小笠原祥子(おがさわら さちこ)にスールに指名された。

嬉しい気持ちがある反面、
自分が指名されるはずがない…と揺れていた。

大好きな先輩だが、知れば知るほど、
自分から遠い存在であることを実感してしまう。


スールになると、下級生は上級生の事を“お姉さま”と呼び、
そばにいることができる。

ただの先輩後輩以上に親密な関係となります。

さて、本作品を見ていて、今さらながら
「“百合”の定義とは?」と気になったので、調べてみました。

↓↓↓ wikiより引用 ↓↓↓

『百合は、女性の同性愛のこと。
 また、それを題材とした各種作品。

 作品の場合、女性同士の恋愛だけでなく
 恋愛に近い友愛や広く友情を含んだ作品も百合と言うことが多い』


うーん、この作品は間違いなく、百合ですねw

女子校独特の雰囲気だとか、
スール制度によって特定のペアが密接な関係であることだとか、
お嬢様学校特有の「ごきげんよう。」などの言葉遣いだとか、

そういうものが百合らしい雰囲気を作り上げているのではと思いましたが、
後半からは結構がっつり恋愛描写も入ってきましたw

私は特別百合というジャンルに関心はありませんが、
(むしろ、あまりに行き過ぎると苦手です。)

この作品では、
嫌な感じはしませんでした。

なんというか、文学的なんですもの。
だからいやらしさは感じませんw


≪ 恋をすると… ≫

相手の気持ちがわからない時には不安になったり落ち込んだり、
通じ合えた時にはとても嬉しい気持ちになる。

そんな、揺れる恋心がたくさん描かれます。

スール(姉妹)という関係を越え、
まるで恋人同士のようですw

もちろん、
ただの姉妹のようなスールもいるのですけれど。

片思いに悩む生徒がいたりと、
そんな存在がまた、恋の話を盛り上げます。笑



● キャラクター
登場人物や相関図は慣れるまで理解に時間がかかりましたが、
自然とわかってきます。

名称が難しいので最初は苦しいですが、我慢ですw

生徒会である山百合会(やまゆりかい)の幹部、

紅薔薇(ロサ・キネンシス)、
白薔薇(ロサ・ギガンティア)、
黄薔薇(ロサ・フェティダ)の3人とその妹を押さえられれば、

かなり相関図が見えてきますので、
これから見る人は頑張ってください。笑

ちなみに祐巳は
ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン・プティ・スール
(紅薔薇のつぼみの妹)と呼ばれますw長いwww


祥子はロサ・キネンシスの妹であり、
主人公の祐巳は、ロサ・キネンシスの妹の妹にあたります。

お金持ちな家のお嬢様なオーラがプンプンする祥子と、
お嬢様学校の中では庶民に近そうな祐巳。

お似合いとは言い難いですが、
いいコンビだなとは思います♪

ちなみに私のお気に入りは、
1年生の由乃(よしの)です♪

しっかりはっきりしている由乃が、
わかりやすくやきもちを焼くのが可愛かった♪


● 音楽
【 OP「pastel pure」 】
【 ED「Sonata Blue」 】

どちらも音楽のみで、歌はありません。

OPの主旋律はフルートの音色が美しく、
EDの主旋律はサックスかな?

2曲ともとても優雅な気分になれる曲です(*´ω`*)


● まとめ
なんだかんだ、目が離せずに引き込まれました。

これはこの作品でしか味わえない空気ですね。

安全な鳥かごに囲まれた、
幸せな世界のように感じました。笑

真面目でシリアスな雰囲気の本編に対して、
真面目な口調でおふざけしている予告も見どころですよw
パンチがありますw

物語の行く末が気になるというよりも、
この空気にもう少し浸っていたいので、
2期も観ようと思います^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 27

79.0 3 先輩で女子高生なアニメランキング3位
放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (450)
1575人が棚に入れました
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?

声優・キャラクター
高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美
ネタバレ

食前酒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

”ただの”釣りアニメではない

【第十二話】(総評も含みます)
{netabare}最終話でした。Aパート前回のキス釣りから、ヒナだけ疑似餌を使っていたためうまく釣れず今回は知識を蓄えて再挑戦。疑似餌のパッケージの裏に釣り方が書いてあるのにわざわざ自分でネットで調べちゃうおっちょこちょいなヒナですが最後は夏海の助力もあって小さいのを一匹ゲット。変わってBパートは夏海フェルトづくり回想。大量の麦茶の区別の仕方から手芸大好きなヒナがていぼう部に入っ思ったことまで、恐ろしいほどスマートにまとめられたラスト10分。EDの絵までその後のストーリーを描けていたし完璧な終わり方でした。さらに最終話の今回もそうですが背景がめちゃくちゃ綺麗。建物の遠近感や影の付き方、橋や標識のプロップデザインも画面にのめりこんで見入るぐらい丁寧。それでいて釣りの知識の豊富さだったり、その紹介の演出も分かりやすい。もう釣りでも手芸でもボウリングでもキャンプでもインドア、アウトドア何の題材でもアニメにできちゃいそうな勢い(同社制作の「恋する小惑星」でもロケ行って入念に下調べしていたらしい)。なのでこのアニメ何って聞かれたらただの釣りアニメとは答えられないですね。すばらしいアニメだったと思います。{/netabare}

【第一話】
終始のんびりした雰囲気で腰を据えて見られました。ただ釣りはあまり興味がないので5話あたりで一展開ないと中だるみしますね。
【第二話】
早速ガチ釣り教室。作画も申し分ありませんし、OP,EDかわいいです。
【第三話】
今回は本格的に目的の魚を釣る回。当然だけどここまで作画(キャラの顔、背景、釣り具などの小物)ド安定です。ここまで丁寧に作られていたら釣り好きの人はかなり楽しめますよ。
【第四話】
{netabare}約2.3か月の延期を経てようやく再開。Aパート意外と高いアウトドアグッズに驚くお約束展開。確かにジャケットや帽子、靴だけで〇万は中高生には高いですもんね。Bパート装備万端でイカ釣りに挑戦。相変わらず釣りシーンは「へぇ~」の連続です。最後はいか刺しを食して自然の恵みに感謝。今回も中身の詰まった良い回だったと思います。{/netabare}
【第五話】
潮干狩り懐かしい…。陽渚は一発でハマグリゲットしてましたが私はバカガイばっかりとってた覚えがあります(笑)。そして貝のバター焼き最高!ビールと会う!
【第六話】
{netabare}六話まで来て全く衰えを感じないですね。Aパートは先生と一緒にアジゴ釣りに。いつもどおり丁寧な釣り解説があり、今回特に良かったと思ったのは陽渚役の高尾さんのアフレコ。ここまで来てだいぶ慣れてきたのか十代とは思えない演技で高校生らしいはしゃぎっぷりも良かったし、アジゴの内臓取り出すときの息づかいはまさに名演技。もちろんBパート陽渚が一人で釣りに挑戦するのもよかったです。動画工房アニメは作画(背景も含め)、専門知識解説そしてアフレコの一話一話の作り込みでいったらトップクラスですね。今回改めて実感しました。{/netabare}
【第七話】
{netabare}面白い!もう第一話で書いたレビューがお粗末でしかない。Aパートはいつも通りの釣りシーンなのに笑いどころは毎回違う。ヒナと夏海も面白かったけど大野先輩のライフジャケットの件についてもエピソードが語られました。OP、EDでも一人だけライフジャケットをしっかり着けてましたね。ここら辺の細かさはもはやこの制作会社では当たり前なのでしょうか(笑)。妙に納得のAパートからBパートではヒナと夏海のお勉強会。眼鏡姿をヒナに見られて恥ずかしがる夏海可愛い!そしてさり気なくヒナの過去の友達事情を聞く夏海もさらに可愛い…。ただ部屋で勉強しているだけのにワンカットごとに見どころがあるので全く見飽きなかった。もうこの制作は日常系作品の覇権会社ですね。{/netabare}
【第八話】
{netabare}今回はテナガエビを釣るということで釣りに使う道具についてや釣り方などなどいつも通りわかりやすい解説がありました。さらに良かったところとして、河川での漁業権について触れていたところ。おそらく原作でもそのような描写があったんでしょうがアニメ内でもかなり丁寧にわかりやすく教えてくれました。あと、ヒナの表情も多彩で可愛かったし声優さんもうまかった。{/netabare}
【第九話】
{netabare}すごく面白い回でした。ある意味もう深夜アニメじゃないよこれ(笑)。まずAパートは堤防部恒例行事の着衣水泳体験のお話。着衣したままおぼれた時の姿勢やペットボトルやクーラーボックスの浮き輪活用などなど丁寧でわかりやすい解説。そのなかで大野先輩の相変わらずの金槌ぶりの笑いなどもあり面白かったし勉強になりました。Bパートは変わって釣りシーンになるかと思いきやいきなり鳥視点の映像が流れヒナの釣った魚がアオサギに横取りされます。今度は横取りに来るアオサギの対処方の話かと思いきやヒナがアオサギの足に絡まっている釣り糸に気付きます。黒岩先輩によるとアオサギを始め海や河川の周辺を活動領域とする鳥類には良くあることで釣り糸が絡まることによって片足をなくしたり中にはそのまま動けずに命を落とすこともあるとか。アオサギの現状を知ったヒナはなんとか昨日のアオサギを助けたいと思い黒岩先輩に協力を求めるんですがそこで出てきたワードが鳥獣保護法。鳥獣保護法とは野生の鳥類や獣類は無断で捕獲してはいけないというもの。保護のためであっても許可が必要なようでそこをカットせずしっかり話に入れてきたのはさすが動画工房としか言いようがない。そしてヒナがアオサギを助けたいと思った理由が絡まった糸が我慢ならないからという裁縫好きのヒナらしいもので面白かった。その後堤防部の面々でなんとかアオサギに絡まった釣り糸は排除でき一件落着です。今回の一話は是非一般の人にも見てもらいたいし、何なら学校でも教育として見せるのもあり。Aパートは昨今の絶えない海や河川での水難事故を減らせるかもしれないし、Bパートのごみ捨て(海、河川の汚染)や鳥獣捕獲規則なども当たり前のことですが現代社会の重要課題でもあるでしょう。冒頭にも書きましたがこれは深夜アニメのレベルを超えてます。私もただの釣りアニメでこんなに勉強になるとは思っていなかったので驚いてます。素晴らしいアニメです。{/netabare}
【第十話】
Aパートいつも通りの部活風景。釣りの仕方が次から次へと出てきてこのアニメ見るたびに勉強になってます。Bパートは釣ったアジのさばき方だったり先生が持ってきた燻製機で燻製にしたり。Bパートもみてて面白かったです。十話ということでそろそろ終わりが近いですがこのアニメに関しては最後まで今回みたいなゆるーい感じでもいい気がします。
【第十一話】
{netabare}いよいよ終盤も終盤十一話まできてここまで作画や話の内容全体的に見ても一点の曇りなしです。女子高生がただただ釣りをする話。下手したらめちゃくちゃつまらない子守唄アニメになるところですが細部までこだわった演出もあり今回まで一話たりともつまらないと思ったことはありません。今回のBパート。メンバー全員でキス釣りをするもののヒナ一人だけキスが釣れないという状況に。他のメンバーは釣れているのになぜか。自分だけ疑似餌だから?単に運がないから?家に帰ってヒナが自分なりにつれなかった原因をネットで模索してみる。するとなにやら好感触な手段を見つけます。良かったですね。アオサギの回もそうでしたがヒナが自分から海のことや魚のこと、釣りのことを知ろうと励んでいる背中を見るとみてるこっちも自然と前向きな気持ちになります。日々の仕事や生活の中で何か困難なものに立ちふさがれたら一から出直して知識や手段を身につけて再度挑戦してみる。大げさかもしれませんがこのアニメを見ているとそんなふうに思わされます。いろいろハイクオリティな釣りアニメです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「釣る」だけでない、「釣り」の魅力

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
女子高生の釣り部(ていぼう部)を舞台にした、日常系部活モノ。

こういう作品では定番ですが、主人公は(釣り)素人なので、非常に丁寧に釣りの解説をしてくれます。また、釣りの楽しみ、難しさ、怖さ、命の大切さなどを多角的に魅せてくれるので、個人的には、Eテレとかで流してほしい、作風だし、高いクオリティ。

1話見た段階では期待値は低かったのですが、中盤以降どんどんハマっていき、最終的には☆4(高評価)をつけました。レビューでは、本作をベタ誉めしたいと思います(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
スポーツフィッシングというものは、釣りの中の「釣る」ということに特化した釣りなのでしょう。

一方、本作は、「釣り」の魅力を多面的に表現しています。

釣って食べる楽しさ。道具を揃える楽しさ。色々な種類の釣りの楽しさ。友達と一緒に待つ楽しさ。

たからここは、「釣り部」というより、「ていぼう部」。ただ、友達とダベったりったり、潮干狩りを楽しむのもアリなんです。

そして、生き餌のキモさ。海の怖さ。漁業権の必要性。環境を破壊する恐ろしさ。お金の大切さ。命の重さ。

リアルな部分もちゃんと魅せてきます。それがネガティブな印象で終わらないのは、日常系の平和な雰囲気の中で、微百合やギャグを交えながらライトに表現しているから。ホントに丁寧だし上手い。

しかも、ラストは2話またぎで、「釣る」面白さをストレートに表現。陽渚は、自分で釣ろうとすることで1Lv up。ネットで調べることで2Lv up。最後に自分で考えることで3Lv up。日常系作品ながら、主人公の成長を丁寧に描写し、時系列を入れ換えた日常話をBパートにもってくることで読後感を爽やかにする巧みな構成に、最終話は☆5をつけました! 演出100点!

このように、「釣り」のライトな部分の魅力をほぼ完璧に表現しながら、7話では夏海の眼鏡&秀才&照れ屋ねギャップ萌え、素晴らしい百合(てゆうか友情)まで魅せてきて、なんだこれ?天才か?(笑) 主要キャラも4+1に抑えたことで、各キャラクターが立ち、魅力が充分に伝わった。久々にキャラの名前をちゃんと覚えられたアニメ。

コロナのしんどい時期を乗り越え、最後まで丁寧にアニメ化してくれた、制作スタッフに(*’ω’ノノ゙☆パチパチ

私の評価的には、☆5に近い☆4で、かなりの高評価。惜しくも☆5に届かなかったのは、部活系の日常アニメとしては実に王道で、バランスが最高に良かった反面、飛び抜けた(というより目新しい)「何か」が足りなかったこと(これは作風的にはしょうがない)くらい。

2期あったら確実に観ますね。

あと、これはどうでも良いんですが、EDやCMなどに流れるリコーダーのような曲が、「つり球」の挿入歌に似ていると思ったのは、私だけでしょうか?(笑)
{/netabare}

【余談~ 釣りはいつかちゃんとやってみたい ~】
{netabare}
釣り、楽しいですよね(ロケーションによるけど)。少しならやったことあるんですよ。

海釣りを何度か。自分で行くことはまずないけど、誰かが誘ってくれたら、わりと楽しみにして。

ちなみに、1番やったのが小学生の時。うちの実家は、「のんのんびより」に近いくらいの田舎なんですが、家の近くに小川があって、そこで釣りをしていました。

小さな橋の欄干に腰掛け、竿を脇に挟んで、ゲームボーイをしながら待つ(笑) そこはちょうど川の流れが緩やかになるポイントで、一時間も釣糸を垂らしてれば、2、3匹は釣れました。家に持ち帰ると、母親が誉めてくれて、美味しく頂きました。

どうしても釣れない時は、少し上流までチャリをこぎ、沢蟹をつかまえてカラッと唐揚げに♪

自分の中の、元風景のひとつとして、「釣り」があります。

私は、キャッチ&リリースってイマイチ好きじゃなくて、素人考えですが、「釣ったら食うのが礼儀」みたいに思ってます。だから、ていぼう部のスタンスも好きでしたね。

ただ、私はかなり凝り性なので、「ハマったらマズイ」と思って、自分でブレーキをかけているところもあります。だって、釣り好きの人、道具にめっちゃ金かけてるじゃないですか(笑) なんとなく、「老後の楽しみ」かなと、自分では思っているものの1つが、釣りですね~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
フナムシはキモいよな(笑) 釣り部。楽しそうだけど、大会とかあるのな?実際には。

2話目 ☆3
キャスティングくらい、2、3回くらいやったらできるだろ(笑)

3話目 ☆3
再開おめ!

4話目 ☆3
日常回。平日に行くの? こういう専門店って、ワクワクするよね。高1で9000円はキツいよな~。釣りたてのイカ刺は確かに旨いけど、少しおいたやつもねっとりして旨い。これ、どう考えても、墨をかけられるよな(笑) イカは天ぷらが好き。

5話目 ☆3
泥あそび。そして、効果的なパンチラ(笑) 顧問。最後は剣に、ハマグリ食わしたかったけどな。

6話目 ☆4
エラ、ワタ、エラ、ワタ、エラ、ワタ(笑) Bパートのミスとか、知識的なこととか、なんかよかったな。

7話目 ☆5
海怖い、大事。完璧そうに見えて金槌とか、逆に完璧(笑) 眼鏡っ子でギャップ萌♪ 夏海の方が頭良いってのが、良いね。相手の趣味にも歩み寄り。お互いの趣味の交換。良い百合だ(笑)

8話目 ☆4
着衣水泳に、ごみ拾い。環境保全。マナー向上。役所の許可。かなりちゃんとしてるよな。NHKで流そうぜ。

9話目 ☆3
初訛り♪ メッチャ嫌そう(笑)

10話目 ☆
4500円、値段がリアルだな。

11話目 ☆


12話目 ☆5
ここにきて、「釣る」をしっかり魅せるか。自分で考える、成長。すぐには釣らせないし、ちゃんと美味しく食べるし。暑い部屋を開けるとか、麦茶作りとか、リアルで素敵。最後に日常系。この音楽、つり球っぽいよな(笑) ひげ、剃ってきます(笑) 釣りを教わり、縫い物を教える。良い百合だ♪ 釣りにも、ハマっただけなんだよな。まさかの男子手芸部(笑) 先生には、「鮭(さけ=酒)」を作ってやろうぜ(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 40
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生は世界を釣らない

4/15発表 4話以降延期 再開時期未定

3月の時点で放送そのものを見送った数作品を横目に見ながら不穏な空気でスタートした2020年春期。
いざスタートして数話してからの延期決定は私たちに事態の深刻さを実感させるに充分でした。
今なら心から言えます。貫徹ありがとう!

女子高生がただただ釣りするアニメなんですけどね。そんな事情でなんか尊い。

作品が醸し出す雰囲気とCMで流れてる『恋する小惑星』から、てっきりきらら系と思ったらヤングチャンピオンでした。制作会社“動画工房”繋がりということで納得。質感はほぼ芳文社です。

ハウトゥーアニメになるんでしょうか。
キャンプ・天文・ボードゲーム・筋トレと思い当たる節がいろいろある方はその釣り版と言えばイメージしやすいかもしれませんね。
海近くの高校だから釣りを活動内容とする“ていぼう部”があって、ではせっかくだからそこでの部活動をJK使って切り取ってみましょうという内容。

釣りってヴァリエーションあってお金のかけようもピンからキリ。当然キリに近いわけです。船チャーターして300kg超えのマグロを釣り上げたりはしません。アムール川でトラに怯えながらイトウを釣ったり、盟友・梅宮辰ちゃんとアラスカの怪物ヒラメを追ったりもしません。おそらく松方○樹のグラサン代だけで部費は吹っ飛ぶことでしょう。

とどのつまり初心者向け導入アニメです。
けっこう面白く感じたのが上手くいかない描写/苦手なことや弱点の描写が随所に入ってることです。え!?何をいまさらと思うかもしれませんが、運動部やメジャー部活なら常道の手法も、キャンプや筋トレアニメでその印象は希薄なんですよね。新しい趣味の楽しさアピールに終始してた印象です。
そんな釣りトレーニングの中身は初心者とはいえ…いやだからこそ本格的。まじめにハウトゥー入れてるのがこの作品の個性となってますね。英断だったと思います。

実質1エピソード15分の構成はテンポがよく見やすくてまとまりもいいですし、それだけで尺が足りなければ必要に応じて延ばしたり柔軟に対応していて退屈はしませんでした。
なにげない日常の切り取りも巧いと感じる。ここは制作会社の力かもしれませんね。
{netabare}次回予告でプールが映り「水着回?」と思いきや翌週肩透かしくらった諸兄もそんなにがっかりしてないでしょう。{/netabare}繰り広げられる日常だけで充分面白いからです。


釣りに限らず趣味の醍醐味は結果もさることながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせたり試行錯誤をする過程でしょう。初心者だった主人公も全12話終わる頃にはこの領域に足を踏み込みつつあってその成長を微笑ましく感じるかと思います。

確信めいた思いがあって、こういう系統の作品って自分のなかの知的好奇心が満たされたり、実際に行動を起こしてみたりというのもさることながら、他人の趣味への理解が深まることがなによりいいことなんじゃないかと思うのです。
トークの幅が広がるだけでなく、相手方のツボ抑えやすくなりますもんね。なにより目の前で楽しそうに話してくれるのがうれしいもんです。そんな身につくよくつく日常+αアニメでした。



■今日の一言

一回一格言で計十二回。マナーと安全管理しか言ってないんですよね。大事なことです。

{netabare}ていぼうの ルール守って サビキ釣り ヒナ
気を付けよう 後方確認 投げる前 真
釣り場ゴミ 拾う数だけ 海きれい 夏海
マイ帽子 かぶって防ごう 熱中症 ヒナ
大きさと 量ば守って 潮干狩り 悠希 小清水登場
オキアミは 流して帰ろう 忘れずに ヒナ 千葉繁登場
ライジャケで 体も心も 浮かびます 真
河川釣り 釣り券買うのが 基本たい 悠希
生き物を 守るイコール ゴミ拾い ヒナ
三年後 もっかいおまえを 釣ってやる 夏海
砂浜に 置き忘れないで 針と糸 ヒナ

この海を 残していこう いつまでも ていぼう部{/netabare}


■主要メンバー

鶴木 陽渚(CV高尾奏音)1年 主人公・初心者
黒岩 悠希(CV篠原侑)3年 部長・ゴリゴリの熊本弁
帆高 夏海(CV川井田夏海)1年 主人公の相方 
大野 真(CV明坂聡美)2年 職人

1年生コンビの声優さんが新人ですね。部長役の篠原さんはネイティブの熊本人で、先の『神田川JG』での長崎弁に続き方言キャラっす。それにしても『となりの吸血鬼さん』でのハイトーンキャラとうってかわっての低体温ぶり。いつもながら声優さんの振り幅には驚かされます。

{netabare}「せからしか!」ってなんの因果かマッポの手先のヨーヨー娘ではなくて、今はHKTらしいですよ。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.24 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 65

81.7 4 先輩で女子高生なアニメランキング4位
サーバント×サービス(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1743)
9593人が棚に入れました
北海道、某市、某区役所。山神ルーシー…さんがひょんなことから配属されたこの区役所は、ちょっと個性的かもしれない職員達ばかりが働く区役所だった。そんな山神ルーシー…と職員達が元気に秘密に活躍(!?)する“お役所WORK”コメディー!!
※実際の公務員とは、一切関係ありません☆

声優・キャラクター
茅野愛衣、鈴木達央、中原麻衣、豊崎愛生、櫻井孝宏、大久保瑠美、高橋美佳子、日高里菜、柿原徹也
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

役所でワーキング!

役所を舞台とした脱力系日常コメディの様です。

気にしなくても「WORKING!」がどうしても頭をよぎってしまいます。
スタートではそんなに期待値上がりませんでしたが
そんなに飛ばすタイプのアニメではないでしょうし、まぁ気楽に視聴していきます。

※1話感想{netabare}
今回の成分 公務員5:初出社2:復讐1:サボリ1:世間話1

舞台がお役所なので地味ですがこれからの盛り上げに期待ですね。
恋愛とかアフターファイブの出来事とかストーリー性を絡めていかないと
ネタが持たなさそうですけど。

ルーシー(略)さん名前で役所を恨むって飛んだ逆恨みだけどなかなか楽しいやりとりでした。
出生届け受理したた公務員って、長谷部くんの身内(父)の気もするけども。(^_^;)
名前で縁が広がりそのうち感謝に変わる展開になるといいかな。

長谷部くんはちゃらいですね。実際こんな人ではやっていけないだろうけど、
観ている分には困らないし楽しいから良いけどね。
喋り方とか声で「となりの怪物くん」思い出して仕方ないです。

三好さんは人に好かれるタイプみたいですが今の所目立たない存在なので
彼女の活躍が出てくる様になればバランス良くなりそうです。
それにしても出てくるばぁちゃんがみんな可愛いじゃないか!(#^.^#)

三者三様の個性が活きてくれば楽しくなりそうです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 コスプレ5:女子高生2:兄妹2:巨乳1

公務員ネタだけでは厳しそうだと思っていたらバラエティ豊かになってきました。
コスプレと役所マニアな女子高生の登場で騒がしくなりそう。

ルーシーは巨乳でしたか。前回はあまり注目してませんでした。
確かに出オチ感もあるので色々武器が必要かも。

可愛いおばぁちゃんには田中さんって言うお名前が。
また時々出て欲しいです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 アホ毛4:巨乳4:ハイスペック2:ロースペック2:メアド0

ルーシーメインの今回。色々と可愛らしい面が観られて好感度アップしてます。
長谷部君はサボるために陰で努力している様です。
ハイスペックなのに残念系です。
将来的にはルーシーと長谷部君とのLOVEの予感がしてますが
今はメアドすら上手く交換できていない様で前途は多難ですね。
三好さんは今回影薄かったな…。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 告白4:ぬいぐるみ3:セクハラ2:ホテル1

今回は公務員とか役所とか関係なくなってました。
まさか上司がぬいぐるみとはファンシーな。
そしてルーシーと長谷部君が急接近。思ってた以上にハイペース。
何も無かったとは思うけど早くもお泊まり。ひゃー。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 姉4:社内恋愛4:しゃっくり1:クリスマスイブ1

前回のはホテルじゃなかったみたいです。とりあえず一安心!?
それにしても見た目も性格もソックリな姉さんですね。
家族揃って似たものだと恐ろしい気がします。

一宮&千早はお付き合いしてたそうで。
いい歳だし秘密にする事もないのに…一年も経ったら言いづらくなるじゃん。若いのぅ。
公務員というより恋愛アニメになりつつあります。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 ぬいぐるみ5:毒舌4:結婚話1

役所が舞台だけどかなり現実離れしてますよね。
上司がぬいぐるみだったらイヤだなぁ…。
100%あり得ないけど。

今回の三好さんは久々の活躍。
人がいいけどナチュラルな毒舌。
人がいいだけに深く突き刺さりそうです。

長谷部君、田中アレルギーって全国の田中さんに失礼な。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 田中一族4:社内恋愛3:鈍感2:コスプレ1

千早は恋愛で苦労してますね。兄妹揃って鈍いから…先が長そう。
田中アレルギーは伏線でしたね。また個性的なキャラが登場。このアニメ世間がかなり狭いです。
で、本当にBL要素入ってくるの!?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 恋愛6:孫2:外食2:鯖0

本格的に恋愛アニメになってきました。
そしてやっぱりファミレスが良く出てくる。
「孫に私のような名前~」は自分に返ってきそうな伏線だから止めとけルーシ!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 恋愛4:結婚2:純朴2:真面目2

仕事の成分殆どなしですがなかなか楽しいラブコメです。
性格的にもルーシーかなり可愛いですし癒されます。
スマホなのに古い携帯とか言っちゃう長谷部には少しイラッとしましたが。
1クールで結婚まで行くのかな?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 後悔3:鈍感3:彼女2:ぬいぐるみ2

進展しそうで進展しないのはラブコメの王道なので仕方ないですかね。
ただ対象が大人なのでもうちょい対応の仕方があるだろうとも思ってしまいます。
ドロドロして欲しくもないけど少しばかり青々しい感じがします。
学園ラブコメなら引っかかりもしないのですが、こういう所が大人ラブコメの難しい所かも。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
今回の成分 休日5:誘拐3:食事会1:サボリ1

課長ネタは付いていけない所もあるけど、お気の毒でした。
三好さんの毒舌久々に舌好調で楽しめました。
同僚とこれだけバッタリ会うとは…休日でもみんな変わってないですね。
何だかんだで三好さんと田中さん(孫)とも相性良いのかも。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 デート7:服2:コンタクト1

いよいよデート。二人はお似合いでした。
ルーシーはウブで可愛いけど名前に囚われすぎて幸せや楽しみを逃してしまってますね。
もう一歩踏み込めれば良いのですがね…。

そして案の定、出生届を受理した人が長谷部の父と判明。
復讐の行方はどうなるのでしょうか?…まぁ修羅場にはなりそうもないですが。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 告白5:因果2:デレ2:ざまあ1

長谷部くんがルーシーに受理した人が父だと告げる最終回。
最後までドタバタ騒がしいこの作品らしいと言えばらしい締めでした。

それにしてもながーーーいフリでした。
変に予測しない方が楽しめたかもとも思うけど、見え見えだったしな…。
まぁなんだかんだで結構お似合いですしお幸せに!
そしていつもの日常へと続いて行くようです。
2期はあるのかな?
{/netabare}

【総評】
当初、公務員がメインという事で市民の為に働き地域の信頼を得て
コミュニティーを広げていく話なのかな?
とか思っていたのですが内容的には内輪の恋愛コメディー。
「WORKING!」の分家といった印象でした。(個人的には本家の方が上。)

登場人物が大人なのでもう少し大人っぽい恋愛話になるのかと思いましたが
大人の恋愛感を持っているのは千早さんくらいなもの。
ウブで純粋なキャラが多いので学生恋愛物と特に違う所は無かったです。
この、大人なのに学生のような恋愛感を多少青臭く感じてしまう所もありました。

標準的なラブコメなのでこの手のジャンルが好きな人は楽しめそうです。
ルーシーをはじめキャラは可愛かったので多少の癒しにもなるかと思います。
無難に楽しめる範囲という意味では勧められます。
大当たりは期待しないで下さい。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 50
ネタバレ

ココ吉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「ざまぁww」も聞き慣れてきたら励ましの言葉に聞こえなくも…ww

原作未読◆全13話◆

「WORKING!!」でお馴染みの高津カリノさん
原作による作品であにこれユーザーの方に
オススメして頂いた作品。


◆前置き◆

北海道某市の区役所に、新人職員として
山神ルーシー(以下略)、三好紗耶、長谷部豊の
3人が保険福祉課に配属される事になり、
同課で働く一宮先輩に千早さん、奇妙な課長を
加えて始まる区役所コメディ。


◆感想◆

主に区役所が舞台なので急展開などは特に無く
キャラ同士の会話のやり取りと淡いラブコメを
楽しむといった感じといったところでしょうか。

属性てんこ盛りで爆発的魅力を兼ね備えた
キャラというのは残念ながら見受けられない
ものの、キャラ同士の会話の面白さは健在で
キャラそれぞれのスポットの当て方も非常に
上手く、誰もモブ化しないように進める
ストーリー展開は日常系好きの方なら
楽めると思います。

個人的に主人公が働く日常系作品は
ハズレが少ないように思えてならない。

同作者の大ヒット作「WORKING!!」と
作品内容(働く日常系)が似ている事から
比較されがちな作品であります。
かくゆう僕もWORKING!!を先に観ていたので
少しばかり意識してしまいました。

サーバント×サービスはWORKING!!と違い
主要キャラの年齢がほぼ20歳以上の成人設定
の為,ストーリー展開やキャラ設定もどこか
落ち着いた雰囲気に収めてある印象になるのは
仕方がないのかもしれませんね。
(うさぎ課長は別としてw)

1つだけ苦言を呈するとすれば
一宮さんと長谷部君のキャラデザにもう少し
メリハリをつけてほしかった事でしょうか。
二人の顔立ちが似ているので数回戸惑いましたw
髪の色を黒と茶ぐらいには分けてほしかったかな。



そんな中,
この作品でお気に入りのキャラは...

『長谷部 豊』

チャラ男に見えて実は気配り上手で
好きになった相手には一途な憎めないヤツ。
何事もそつなくこなしてしまうデキル男な
面も格好良く、始まりと終わりで印象が
大きくガラッと変わったキャラでした。

これがギャップ萌えと
言うやつですねわかります♪

僕が女性、もしくは男の娘だったら
惚れてしまいそうです、はいw
※もちろんあくまで仮定の話ですよ?


◆一番笑ったシーン◆

この作品と言えば「ざまぁww」が超有名です。
僕は基本的に未視聴の作品に前知識はあまり
入れない方なのですが,このセリフはかなり
有名なので存じておりました。
でも,どのキャラがどのタイミングで
言い放つかまでは知るよしもなく視聴を
進めていたのですが...

あれれ?
例のセリフが出ないんですけど!?

他作品のセリフと勘違いしていたのかな、と
脳裏に浮かんだ直後の{netabare}
第12話のラストでやっと出ました!

想い人ルーシーの仇、じゅげむ名を
区役所の受付でそのまま受理してしまった
人物が自分の父親だと判明し,途方に暮れる
長谷部君に追い討ちをかける千早さんの一言...


『長谷部さん、一つ宜しいでしょうか?
 ………………………………ざまぁww』


↑この間の取り方は神がかってました!

笑いのツボを心得てますね。
暫くしてからジワジワと笑いの波が押し寄せて
きて、何度もリピートしてしまいましたww
{/netabare}


◆OP曲 『めいあいへるぷゆー?』
歌:山神ルーシー(茅野愛衣)
  三好紗耶(中原麻衣)
  千早恵(豊崎愛生)

「なんか困っちゃてんならぁ~♪」 と,
ついつい口ずさみたくなるような
楽しい気持ちにしてくれたOP曲。
OP画のクレジットも背景に溶け込ますなど
思考を凝らした技が光ります。
A-1Pictures作品のOPは視覚,聴覚ともに
楽しめる曲が多くていつも注目しています♪


◆ED曲 『ハチミツ時間(どき)』

OPとは打ってかわって
シットリとした癒しソング♪
4話ずつの交代でそれぞれのヒロインが
歌を担当しています(※13話では未使用)
同じ曲なのに歌っているヒロインが代わると
また違った印象を受けるから不思議です。



◆最後にアレを検証◆

※ここから先はネタバレを伴ったアレな
話をするので下ネタにご理解を頂けない方と
未視聴の方はスルーして下さいね m(._.)m

{netabare}


アレな話


察しが良い方なら
もうお気づきではないでしょうか?



そう


この作品随一の
巨乳を誇るルーシーのおっぱ…
もとい、お胸様のカップ数についてのお話


第2話の千早さんとルーシーの
会話のやり取りの中で


千早さん『F?』

ルーシー『そんなに小さくみえますか?
     良かったぁ…』


と、ルーシーのカップ数を
聞き出そうと千早さんがかまをかける
ヒトコマがありましたが天然のルーシーが
とんでもない爆弾発言をしちゃってますね。


おやおや?
Fカップは小さいのでしょうか?


ふぅ……(軽く一呼吸)


例を挙げるのならば日本人でEカップの
双丘をお持ちの女性は全体のわずか6%しか
いないと言う検証結果が既に出ています。

これよりカップ数が上がるにつれ
パーセンテージが減るのは最早,円環の理。


さて,ここで本題に入ります。


『ルーシーのお胸様の
カップ数はどれくらいなのか?』

↑↑私、気になります!


直近のGかな?

これでもかなりデカイですね...

僕は出会った事のない未知の領域です。

でも、直近のGはルーシーのFに対しての
「そんなに」という言葉から否定を導く事が
できますね。


はい、では次のHだろうか?


これも否!


断じて否です!!


彼女は困惑しつつも少し安堵した
表情で言い放ちましたよね?


「そんなに」…となっ!!


表面上の言葉だけに踊らされるのではなく
相手の何気ない仕草や感情までをも読み取る
事ができなければ真の変態紳士は名乗れません。


という事でこれも否ですね。
あの場面での「そんなに」の言葉を
決して軽んじてはいけません。


じゃあ、Iだろうか?


むぅ…Iかぁ。


I、I、I、あい、あい、あっ…愛ッ!?


愛という文字には
「愛情」「恋愛」「愛憎」「愛でる」 等
人の感情を司る言葉に多く含まれますね。


ルーシーのご両親がつけた長いじゅげむ名にも
「愛」いう文字を用いた名前が一つ含まれています。


「愛がイッパイ詰まったIカップ」


皆様どうですか?
この辺が妥当で尚且つしっくりくる
ラインではないでしょうか?


様々な人から愛されるように願ったご両親の
願いを考慮しつつ、愛されキャラのルーシーに
ぴったりのカップ数だと思いませんか?


そう言えば過去にこんなキャッチフレーズを
用いたグラドルがいましたねww

元気にしているのかな?


愛がイッパイ詰まったお胸様かぁ...
とっても甘美で殿方を惹きつける
美しい日本語だと思います(*´ω`*)♪


以上が、僕が愛読している
「おっぱい美学全集」から自分なりの
解釈を加え、類推適用した結論となります。


長々と綴った駄文に最後までお付き合いして
頂いた紳士淑女の皆様方に感謝致します♪


ご清聴ありがとうございました。

{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 53

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

普通に面白い、もうちょっと評価されても良い(私見)

・・・個人的にはめちゃくちゃ面白かった。
肌に合うというか、好みと言うだけかもしれないけれども。

どうやら原作は4コマ漫画らしいですね、未読ですが。

サーバント×サービスのタイトル・・・については、
たまたま舞台が区役所だっただけって感じで、どうしても公務員でないとダメって事はなかったんじゃないかな、
お役所あるあるとか、お仕事紹介的な要素とか、特になかったしねぇ。
ただ、主人公の名前絡みでは、かかわりが大きいかなぁ、
ま、クリエイターである作者さんの設定にケチをつけるわけではないんだけれども。


とは言え、とにもかくにも、特段際立ったポイントがあるようには見えないんだけれども、面白かった。
キャラの掛け合いと言うか、絡むタイミング、テンポ、ノリ、物言い、すべてと言ってもいいくらい私のセンスに合った感じ。
各キャラクターもずば抜けて突出したキャラは見受けられないにもかかわらず、どのキャラクターも存在感、絡み方に個性があり、普通に面白い。

物語については、
お役所日常系・・・かなぁ。
しかしながら、そこはそれ、大人な皆さんがキャラクターなので、それぞれに大人な恋愛模様が展開されたりして・・・。
または、恋愛下手なキャラのもやもや具合にニヤニヤしたり・・・。
久しぶりに背中のあたりがくすぐったくなりましたわ。

作画については、普通に十分キレイ。
キャラは大人キャラとは言え、若干、幼い感じはあったかもしれないけれども、アニメなんでね、十分許容範囲でしょう。

声優さんも普通に良かったです。
違和感とか、合わないとか、不快に思う要素は特になかったです。

音楽については、OP・EDともに良かったですね。
と言うかOPはかなり好み、楽しさと言うか「楽しそう」という期待感が高まる勢い、創りです。スタッフの紹介も工夫がされていて、手間がかかっている、センスを感じました。
EDも基本の飲み物が注がれて始まるものでさえ、美しく、やはりセンスを感じるものです、心地よい。
これらは、高く評価しても良いと思います。



キャラクターは・・・どのキャラクターーも「ぶっ飛んだ」と言うほどの個性はないんですが、若干、控えめな個性の発揮っぷりが楽しい。

主人公の山神ルーシー・・・
見た目はどちらかと言うと地味、主人公らしくはない、が
観ていると色々とかわいらしくなってくる。
名前にコンプレックスを持っているため、色々と積極的になれず、恋愛下手なところにニヤニヤしてしまった><。
あとアホ毛が表情豊かw
なんかのアニメ(=帰宅部活動記録)では主人公のアホ毛にあまりにも違和感を感じ(ウザく)て視聴を停止した実績があるのですが、この作品は大丈夫でしたw
観ていて楽しいキャラクターでした。


長谷部豊
主人公の同期、そして・・・。
もし私がこの長谷部のような、能力を持ち、こういう性格だったら人生変わっていたなぁ、と羨ましくなった。
色々問題はあるかもだけれども、この性格は羨ましい。
まずもって、あの軽口で「ルーシー飯食いに行こー」とか「つきあって」とか言ってみてーw
と言いながらも、意外と純情っぽいところや、生真面目なところ、真剣なところなどが垣間見え、なかなかに楽しい。
意外と陰な面も持っているしね。
本質的には、なかなか硬派なのかもね。


三好沙耶
主人公の同期。
意外と地味な容姿、一番普通なイメージだが、やはりただモノではない。
気が弱く、いつも役所に来るおばあちゃんの相手をしているが、
意外と毒舌、切れ味がある。
このばあちゃんの孫と・・・


千早 恵
主人公の先輩さん。
この人もなかなかにユニーク。
終始ジト目でwたまに魂の叫びがwww
女性らしい心の叫びもあり、楽しい。
主人公と他との絡みも、いい感じ。


大体、この4人に注目して観ていました。
その他にも、登場キャラクターはいるのですが(総数は、そう多くはない)。


全13話とのことで、一応、大筋の
・ルーシーの名前問題
・ルーシーと長谷部の恋愛問題
あたりは、大体解決しているのですが、

その他にも、色々と発生したり、残ったりしている案件があるような気がします。
ぜひとも、このキャラクター達のその後を観てみたいのですが、
続編、2期は難しいのでしょうかねぇ。


「WORKING~」の作者さんが原作者さんのようですね。
こちらも観たことはあって、面白かったのですが、
私はサーバント×サービスの方がお好みでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

72.5 5 先輩で女子高生なアニメランキング5位
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(第2作)(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (827)
5513人が棚に入れました
子ども麻雀クラブに通っていた穏乃は、中学に上がってみんながばらばらになり麻雀から離れていた。
しかし、偶然テレビで見た全国中学生麻雀大会で、かつて一緒にクラブに通った原村和が優勝しているところを目にして、再び和と麻雀を打つべく、阿知賀女子高校で仲間を集めてインターハイを目指すことに。
ネタバレ

ほるん吹き さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

「…和!うちら必ず決勝行くから…」 夢の舞台まであと一歩、友達との約束の為に。

13話放送、約半年待ちました。でも咲シリーズで待たされるのは慣れているので、もう気にしません!
いよいよ次鋒戦からの再開です。注目は何といっても白糸台の弘世菫。咲本編からセリフもあったし、照とともに白糸台の顔、という感じだったのでその活躍に注目です。




第13局「混戦」
{netabare}
次鋒戦は主に千里山の泉視点で進んで行きました。菫の能力の的になる可愛そうな役まわりでしたがw 
さらにはここにきて新たなスキル(?)、「3年生補正」の前に他2校の3年生にも全く力及ばず惨敗。実力はあるらしいんですが。

阿知賀の宥姉は落ち着いた打牌でことごとく菫の攻撃をかわし、終始安定。それも赤土さんのアドバイスがあったおかげ。能力を失った玄の回復といい、赤土さんが仕事してる! やっぱり赤土さんはレジェンドでした!

白糸台控室では、淡×照という新たな百合(?)ペアが。あのおっかない照が淡にひっつかれても動じず、ぷに顔まで披露する様子が妙に可愛かったです!
こっそり怜の心配をしていたり、チームメイトから慕われていたりする所をみると、見た目の冷たい印象以上に優しい心の持ち主なのかもしれないとも思います。


中堅戦では、白糸台の渋谷を差し置いてセーラと憧の打ちあい。新道寺の…羊の人は政治が悪いせい(?)で見せ場なし。好景気だと実力を発揮するとかそういう能力でしょうか?w
最後に白糸台の渋谷が能力発動ってトコで今回は終了~。


以上、白糸台の二人の能力発動シーンと、貫禄の3年生の強さが見られた13話でした!
次回は1/29ですか…。うん、半年に比べたらすぐですね! なんもかんも政治が悪いw
{/netabare}


第14局「憧憬」
{netabare}
実は一番白熱していたんじゃないかってほど盛り上がった副将戦メインの回。それぞれに背負うものがあって、どの学校にも感情移入してしまいます。


中堅戦決着。セーラ&憧、対局前は火花散らしていたけど、戦い終わって意気投合していた感じがよかったですね。セーラの積極的なスキンシップに対して憧は若干引き気味でしたけど。 憧がああいうタイプ苦手というのもちょっと意外でした。


そして副将戦。
千里山。船Qいい表情ですね~。悪役にしか見えないw 彼女自慢の分析力による、相手の隙をつくあがりで存在感を放っていました。

白糸台の亦野誠子は…予想に反して大失点。 私的には白糸台は全員絶対的な力を持っていて欲しかったので、ちょっとガッカリ…ですね。

新道寺は新OPの映像から気になっていた部長の白水哩。鎖で縛られていたけど、あれ誰かにそういう技を受けているわけではなく自分でやっているのね…。自己犠牲的な能力?
「リザベーション!!」…はもう色々とツッコミどころが多いのだけど、なんかカッコイイし百合っぽくて私的には満足なので、素直に受け止めます!

阿知賀も部長の鷺森灼。恩師が超えられなかったベスト4の壁へのリベンジに燃え、強敵相手に怯むことなく技を繰り出し、あがり続けます。
他にも部長としての責任、自分たちの背中を押してくれる人たちへの思いなど、さまざまなプレッシャーを抱えてこの準決勝に挑んでいただけに、灼が活躍して歓声が上がる場面にはじーんときてしまいました。

やっぱり阿知賀は主人公チームだなぁと実感。ようやく「阿知賀編」としてのエンジンがかかってきた模様。


本編メンバーから咲、衣、一も登場。一ちゃんのあの過激な服装についてはスルーで…w 
衣の、穏乃の実力に対する意味深な発言により、いまだ能力未知数な主人公の存在感がじわじわと浮かび上がってきました。


そういえば15話放送日ってまだ発表されてないけど、いつになるんでしょう…
{/netabare}


第15局「激化」
{netabare}
副将戦は早々に決着。ついに大将戦に突入します。
白糸台・亦野の大失点で、4校全ての得点がほぼ平らな状態。1度のあがりで順位がひっくりかえるような、緊迫した展開になっています。


白糸台の大星淡。
点差が迫ってきたからと言って緊張感やプレッシャーなどを全く感じることもなく、むしろ余裕もあって純粋に試合を楽しんでいる様子。
支配系の能力者ということもあり、衣に似た雰囲気がありますね。彼女同様、ラスボス的なオーラを放っています。


新道寺の鶴田姫子。
彼女自身は割と普通っぽいんですが、副将白水とのコンビ技のリザベーションはやっぱり強力。
高得点が必ず約束されているというのはなかなかやっかいです。
百合パワーは咲名物だけど、それがあそこまで能力に直結しているのも今までにないですね。


千里山の清水谷竜華。
どう戦っていくか心配でしたが、まさかの「怜ちゃん」召喚でこちらも百合パワー炸裂。 膝枕が伏線だったとはw 
良好な健康状態+怜の未来予知はなかなか危険な能力でしたが、回数制限アリ、新道寺や淡の支配下では力は発揮できない、などの制約も。十分強いですけど。

それにしても怜ちゃん…w 「100巡先」のおバカ発言、ちっちゃくなってせわしなく動き回る姿などネタキャラ化してきましたね。 儚げキャラもよかったけどこれはこれで。


ようやく登場、阿知賀は主人公の高鴨穏乃。
レアな穏乃の制服姿がお披露目されましたが、それ以上に憧のジャージ姿がアブないw お互いサイズが…というツッコミはこの際ナシ。

他校3人が暴れまわる中、静かに戦況を見守る(?)序盤。
最後に淡の能力を打ち破りあがってみせるなど、突然主人公パワーを発揮。「ロン」の声が低すぎてびっくりしました。
相手が強いほど力が上がる能力? 相手の能力を消すことができる能力? あとは赤土さんがサイの目を気にしていたけどそれも関係あるのかな?

衣の発言からもかなり強力な力を持っていると予想されます。というかもし決勝で咲さんと当たるのなら、咲さんを苦しめられる程の強い打ち手であって欲しいというのもあります。
とりあえず最終回までどんな能力か色々妄想しておきます。
{/netabare}


第16局「軌跡」
{netabare}
ついに最終回。さてさて穏乃はいったいどんな力をみせるのか。

相変わらず場を幾度も支配し、ダブリーとカン裏であがり続ける淡。
リザベーションにより高得点で点棒を稼ぐ姫子
怜の能力でそれらの支配の隙をかいくぐる竜華。


そんな「大きな山」3つを前に落ち着いた表情を見せる穏乃。
どうやらこの「山」というのが穏乃の能力のキーワードのようです。
2年半山を駆け回り続けた彼女はそこでの経験を活かし、山の深いところを支配するという力を身に付けたようです(何じゃそりゃw)。
主人公らしい壮大な能力ですね。しかしイメージ映像の、ダイダラボッチのような巨人化穏乃にはちょっと笑ってしまったw

前回淡の支配を打ち破れたのも、淡の能力発動のきっかけとなる「山の最後の角」が深いところにあったからだと船Qが解説しています。
新道寺のリザベーションですら、姫子が哩の気配を見失いかけて危ういところでした。


そしてついに準決勝では初めてトップに立つ阿知賀。一時最下位にまで沈む白糸台。先鋒戦で10万点以上離されていたときには、まさかこんな展開になるとは思いもしませんでした。

最後は淡が1位通過の逆転勝利を確信してあがるも、穏乃の支配を崩すことができず、白糸台は2位止まり。阿知賀はそのまま1位で決勝進出を決める!


意外とあっさりした決着でしたね。
勝ったチームも負けたチームも涙涙涙…。準決勝にかけていた思いはどの学校にも差はありません。美しい涙ですね。



阿知賀は10年越しのリベンジ・決勝進出と、和のいる清澄と戦える舞台に立つという目標を達成したわけで、一安心といったところです。
燃え尽きた感があってちょっと心配ですが、とりあえず咲vs穏乃の主人公対決は楽しみです!

赤土さんも、教え子たちによるリベンジ達成によって自信を取り戻す事ができてよかった。
白糸台生の対策を考えたり、生徒たちの能力を活かした打ち筋を見極めてたり、赤土さんなくしてこれほどの結果を得る事もなかったでしょう。
プロ挑戦もいいけど、指導者としての立場も何らかの形で続けてほしいものです。



このまま黙っていられないのは、屈辱2位通過の白糸台。
照はともかく、他の4人は決勝までに問題点を修正してきてさらに手強くなることでしょう。
淡ももっと本気になって挑んでくるでしょうが、それでも穏乃の能力を打ち破る事ができるのでしょうか。これに咲さんも加わってくるとなると、いったいどんな大将戦になるか見当もつきませんw楽しみです!





阿知賀編はこれにて終了。最初あまりの駆け足っぷりにどうなることかと心配しましたが、全て最後の準決勝のためだったのなら納得できます。

まさかの阿知賀敗退、なんて心配もしていましたが、これで決勝戦がさらに楽しみになってきました。清澄や白糸台を苦しめるダークホース的な存在になってくれることを期待します。

阿知賀の面々も、和と再会してはい終わり、なんて事のないよう、これからもずっと彼女達自身の物語を紡いでいってほしいものです。
彼女らに影響され育った、阿知賀こども麻雀クラブの後輩たちの話とかも見てみたいですね。ギバ子の高校生時代とか凄く気になりますw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

あら?なんか阿知賀編TV未放送分わかれてるヽ(*´∀`)ノハッケーンw

咲-Saki- 阿知賀編 episode of side AのTVにて放送できなかったお話部分?

て、なんで分かれてるの(・∀・)?


阿知賀編のレビューはこのお話の分も含めすでにレビューしたので、

この場をかりて一度やりたかった
【咲-Saki-シリーズ好きなキャラランキング】にさせて頂きたいと思います✩

やっちゃっていいですかね?(・ε・)キニシナイ!!


咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-Aのレビューは別途
【―またみんではしゃごうヽ(*´∀`)ノ全国で―】
というレビューに書きましたのあしからずヽ(・∀・)ノ



..。o○☆○o。..:*゚*:..。o○☆◆主要キャラ部門◆☆○o。..:*゚*:..。o○☆○o。.


♔第❶位♔ 【天江衣】CV:福原香織 

子供、あ、衣w うさ耳、ロリ、可愛すぎるヽ(*´∀`)ノエトペン破けちゃうくだりと、透華たちと東京のファミレスに行くくだりが特にお気に入りです✩ 腕に乗せて歩きたいですネ(n‘∀‘)ηw


♕第❷位♕ 【片岡優希】CV:釘宮理恵

タコス、~だじぇ、~だじょが口癖!釘宮ワールド全開のキャラ♪ とにかく可愛くておもしろい!!京太郎との夫婦漫才も名物♪w 咲-Saki-シリーズのお笑い担当ヽ(´▽`)/ とっても応援したくなりますネ♪


♛第❸位♛ 【松実侑】CV:MAKO

侑姉 極度の寒がりさん✩ 秋先にストーブつけていい?てw 妹の玄ちゃんを励ますシーン『元気ないの?・・・らしくないよ?・・・』の演技がとても好きでした(T ^ T) 幼い頃のエピソードも良いd('∀'*)


第❹位 【新子憧】CV:東山奈央

憧ちゃ~ 幼い頃は誰かさん↑にそっくり♪w 結構、正直者というか気にせず思ったこと言っちゃうけど全然憎めない~それでいて周りから慕われてる♪可愛いからなんでも許せちゃうのよね~(*゚▽゚*)


第❺位 【エイスリン・ウィッシュアート】CV:水野マリコ

エイちゃん 留学生 カタコト日本語ほとんど話せないけどたまに発する一言がとにかく可愛い(ノ∀`) 出だしの『とよね~』でもうやられました♪ あ、出だしは『重いー』でしたヽ(´▽`)/w


第❻位 【大星淡】CV:斎藤千和

髪の毛ゴゴゴゴーてなるコ 麻雀やってる時と日常のギャップが可愛い✩ ほっぺぶにぶにしたくなりますネ(ノ)'ω`(ヾ) て、CV:斎藤千和さんだったんですか|゚Д゚)))ガハラさんじゃないですかーw


第❼位 【竹井久】CV:伊藤静 

清澄の部長にして生徒会長✩ 悪待ち最強!まわりの女子キャラが惚れまくるほどカッコいい(# ゚Д゚) 牌パシューーンとばしてあがるのマジかっこいい(*゚▽゚*) 頼れる部長!!ホントいいキャラしてますヽ(*´∀`)ノ


第❽位 【松実玄】CV:花澤香菜

くろちゃ~ 阿知賀のドラゴンロード ドラ爆体質♪ 「おまかせあれ!!」 照との対局時の「待つのは慣れっこだけど~いったんお別れ!」は涙、涙。゚(゚´Д`゚)゚。


第❾位 【龍門渕透華】CV:茅原実里

お嬢様学校のお嬢様✩ 負けず嫌い 目立ちたがり 「目立ってなんぼ目立ってなんぼですわ~」w ツンデレで衣との絡みが微笑ましいヽ(*´∀`)ノ 髪の毛がピンピンバロメーター✩


第❿位 【花田煌】CV:新井里美

すばら先輩 捨て駒すばら(T▽T) なんにせよすばらです♪


【次点】惜しくもランクインを逃した主要キャラたち
◆滝見春 ◆妹尾香織 ◆姉帯豊音 ◆清水谷竜華 ◆宮永咲

..。o○☆○o。..:*゚*:..。o○☆○o。..。o○☆○o。..:*゚*:..。o○☆○o。


続いて、マニアック、ちょいキャラ、え?誰?知らないよ|゚Д゚)))?

的なサブキャラ部門いっちゃいますー!!


..。o○☆○o。..:*゚*:..。o○☆◆サブキャラ部門◆☆○o。..:*゚*:..。o○☆○o。.

♔第❶位♔ 【池田緋菜・菜沙・城菜】
池田華菜の三つ子の妹たち

♚第❷位♚【ギバート・桜子】
阿知賀子ども麻雀クラブのパイナップ頭ル少女

♛第❸位♛【三尋木咏】
着物に扇子「知らんけど」プロ!

..。o○☆○o。..:*゚*:..。o○☆○o。..。o○☆○o。..:*゚*:..。o○☆○o。


最後に

レビュー欄に勝手にランキングとか始めてしまい申し訳ございませんm(_ _)m

ベスト10コーナーでやると同じ作品ばかりずら~と並べてこのヒト何がしたいのかな( ゚д゚)ポカーン?

的なカンジになってしまうかと思い今回のこのようなカタチにいたりましたヽ(;▽;)ノ

最後までお付き合い頂きありがとうございます✩

ここまで読んで頂いたそこのアナタもきっと咲-Saki-シリーズを愛してやまない方なのではないでしょうかヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ネタの豊富さに加えストーリーも終わってみれば結構面白かったと思います

16話視聴に加え、一挙放送も視聴したので“阿知賀編”の感想を書きたいと思います。

序盤の超ハイペース展開、中盤の千里山編を経て、この第2作でようやく阿知賀編が展開されたという印象です。はっきり言って、ここまで主人公チームを空気にするということは、それなりの理由があってのことだと思います。
その理由と色々述べたいことをいくつか挙げていきます。


阿知賀編の目的
{netabare}和と遊ぶために勝ちあがる、赤土先生の準決勝へのトラウマ解消といったところが今作の表向きなストーリーでしょう。

しかし、本編のサイドストーリーであり、あの展開を見ると他の目的が見えてきます。
それは、ラスボスである宮永照の描写、咲のライバル候補として淡やシズを登場させておくのが裏での目的だと思います。
宮永照の圧倒的な力を見せつけるため、対抗役として園城寺怜が選ばた。結果千里山編を展開することになったというのが中盤の流れだと思います。確かにクロチャーもドラ置き場として役にはたってましたが、申し訳程度の活躍という感じでしたよね。
そして、団体戦の一番の盛り上げどころといえば大将戦ですよね。(そのためにマタンゴは犠牲になったのだ…)本編を盛り上げるためにもライバルの能力をお披露目しておこうという意図も見えたような気がします。てか、順調にいけば決勝戦の大将は3人以上1年生になるんですね。これはもう一人の大将がすごく気になるなぁ。{/netabare}


第2作の見どころ
{netabare}みなさんが気にいったシーンはどこですか?ロン(物理)?最強一年生(笑)?ハーベストタイム?なんもかんも政治(ry?山の化身?枕神トキちゃん?まぁ挙げてったら本当にキリがないですが、これだけネタが詰まっているのもすごいなぁと思います。
私が一番気にいっているのは副将戦です。ここがどの卓よりも全員キャラたっていて、ネタにあふれていると思います。マタンゴww、フナQのゲス顔、リザベーション、ボーリング麻雀などなど咲史上一番のネタ卓じゃないでしょうか。亦野先輩、大将戦のための点数調整本当にお疲れサマサマです!
そして、副将戦はネタだけじゃないですからね。最後の展開、締め方はめっちゃ燃えました。準決勝にかける思い、弟子による10年越しのリベンジ、納得の灼覚醒でした。あと、覚醒灼とシローズさん相手にプラス収支で終えたフナQは相当すごいと思いますよ。点数調整と言ってしまえばそれまでですが。大将戦まできて点数が平らとかホンマおもんねーわ(天の声){/netabare}


赤土晴絵について
{netabare}阿知賀編の主人公って実はこの人なんじゃねと思っています。
・インターハイで麻雀ができないほどのトラウマを背負う
・マージャン教室で子どもたちに教えながら徐々に回復し現役復帰
・その後再び教え子のもとに戻り、インハイを目指して指導(トラウマを克服したいという思い)
・プロ行きを断る、今は自分のことよりも教え子の方が大事
・準決勝突破を決め、誰よりも心からの喜びを感じる
・トラウマを植え付けた本人を目の前にしてプロ行き(一緒の卓で戦うこと)を宣言、教え子を優勝に導いてから
・教え子たちを自分の自信に変え、トラウマを乗り越える

阿知賀編は闘牌シーンを除けば、この赤土晴絵の心情変化の物語といってもいいかなと思います。この人がいなければ“阿知賀編”は成立しなかったでしょう。
和と遊びたい、麻雀での繋がりというのも悪くはないんですが、それだけではパンチ不足だったと思います。それだけに、ストーリー性を比べれば、本編咲よりも良いものを持っているのではないかなと思いました。{/netabare}


まとめのようなもの
はっきり言ってもったいないと思いました。ストーリー性もあって面白いものを持っていたのですが、主人公陣の描写が少なかった、もっと描写があったらさらに面白いものになっていたかもという感想です。
闘牌シーンやネタだけでなく、ストーリーで勝負できるアニメだと最後まで見てそう感じたため、序盤の急ぎ足展開をもう少し詳しくやっておけばなぁと思いました。
ネタの豊富さ、闘牌シーンや点数調整などは相変わらず凄いものがあるなぁと思いました。
キャラも容姿のレベルが半端ないくらい高いうえに魅力的なキャラが多かったと思います。


一応恒例リアル麻雀コーナー
ハイパイ10種宣言して流すか迷っていた友達に3巡で国士無双あがられました。以上!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

71.3 6 先輩で女子高生なアニメランキング6位
アイドルマスター シンデレラガールズ(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1006)
4802人が棚に入れました
歴史ある芸能プロダクション「346プロダクション」には数多くのアイドルが在籍している。
そこで新たにスタートする「CINDERELLA PROJECT(シンデレラ プロジェクト)」!
普通の毎日を送っていた女の子。
アイドルの卵に選ばれた彼女達が、初めて見る世界で紡ぐシンデレラストーリー。
みんなと一緒にお城へと続く階段を登っていく事が出来るのか。

今、魔法がかかり始める――


声優・キャラクター
大橋彩香、福原綾香、原紗友里、黒沢ともよ、上坂すみれ、大空直美、内田真礼、山本希望、青木瑠璃子、洲崎綾、五十嵐裕美、高森奈津美、大坪由佳、松嵜麗、武内駿輔
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

13話まで視聴済。「音楽」に追記。楽曲についてです。(5/10)

アニメに釣られて始めた原作ゲームですが、
何だかんだで毎日ログインしてたりします。

総評は採点を書き直した上で一緒に記述しました。
追記は・・・気づいた点を該当話数内にしたいと思います。
相変わらずの長文になります。ご容赦下さい。

採点&総評について-----
●物語●
{netabare}
前半では
主人公格と思われる『卯月』『凛』『未央』を中心とした
彼女らとプロデューサーの物語(挫折(?)中心かな)を。
後半では
同じプロジェクトに所属する他のメンバーをユニット中心に
キャラ紹介と掘り下げを。
終盤では
前半で描かれた3人の「リスタート」と
プロジェクト内での結束と全員で迎える大舞台を。
ざっくりとそんな感じでした。

個人的には『揚げて落とす』のも『落として揚げる』のも
嫌いな展開ではなかったです。
(恋愛沙汰が絡むと耐性がないので拒否反応がでます。)

2話と4話でキャラ紹介をやったのは
アニマスの反省を生かした結果だと思います。
CDやゲームである程度情報を入れていたとはいえ
かなり助かりました。

分割2クールでまだ半分ですが、
やはり尺不足は否めないように感じます。
(アニマスも最終的にはそう感じてます。)
どれくらいが丁度良いのかはわかりませんが、
もっと丁寧にキャラや人間関係や日常を描けたら
良かったように思えます。

アニメの部分だけでも要所は押さえてあると思いますが、
『NoMake』『マジアワ』『ドラマCDパート』などで
補足されていて、かなり計算された作りだな~と。
聴けるようでしたら、是非お勧めしたいと思います。

若干先に書いた内容と矛盾するかもですが。
アニマスのように長い歴史があるわけでもなく、
原作ゲームには確たるストーリーは存在しない状態から、
山あり谷ありの物語を作り。
極力矛盾を作らず。
キャラを掘り下げつつ。
意外性もあって。
ここまで観て、よく考えて作られていると思います。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
比較の対象が違う気がしますが、
アニマスと比べると技術的な面で時の流れをかんじますね。
そういう面では評価したいですが・・・。

その分作画が安定しない回も目立っていたように感じます。
狙ってやってるのか、そう済まさざるをえなかったのか。
善し悪しの振れ幅が大きかったといいますか。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
アニメと楽曲については、
視聴開始時と比べて評価が変わってきました。
ユニット曲は総じて気に入りましたし、
属性曲などの既出曲も印象的な場面などで使われていて
改めて聴きなおしてみようという気になりました。

が・・・相変わらず楽曲とゲームは上手いこと繋がらないですね。
この辺がソシャゲと家庭用ゲームの差なのでしょうか。

各曲感想を書いてみます。
素人なので、専門的には書けません。

『お願いシンデレラ』
シンデレラガールズの楽曲として初めて触れた曲。
過去に1度聴いてるのですが、
その時は「曲のみ」という印象しか無く(ゲーム未プレイ)。
最初にくる曲がメイン14人verでないというのも
仕掛けとして凄いな~と。
アイドル数が多いメリットと言えるでしょうか。

『Star!!』(OP)
元々OP・EDを飛ばさないのですが、
映像からの情報を得る為に何度か繰り返していたのもあり、
かなりのお気に入りになりました。
13話の全員曲もコレでも良かったのですが・・・w
どこか『READY!!』に通じるところがあるかな?と思います。

『夕映えプレゼント』(ED)
中盤~後半にかけては出番の無かった曲ですが、
使われるエピソードと流れるタイミングが素晴らしかった。
ユニットCDに収録されてるバージョンも各色が出ていて
悪くはないのですが、やはり・・・。
14人verが聴き慣れている分、一番良いと思います。

『メッセージ』
卯月・凛・武内Pの出会いから最後に未央が映るまで、
1話目を印象付けてくれた曲だと思います。
後から調べて、既存曲だと知って驚きました。

『TOKIMEKIエスカレート』
アニメを観始めて急遽追いかけたSCDで聴いてみて、
1発で気に入った曲です。元々こういう感じの音使いが好きなので。
打ち込み系とでも言いますか。
3話でのステージシーンを観て、更に好きになりました。
CPメンバーでは無いのに楽曲が使われてるのって、
美嘉姉だけなんですよね。

『Memories』
同僚と「Winkっぽい」で一致しました(振り付け込みで)。
ユニット曲としては凸と同率で1位です。
使われたシーンがあの時だけに勿体無い印象でしたが、
まさかの13話での「LOVE RANKO」。
本来の姿ではないですが、曲自体に見せ場があって良かったです。

『LEGNE -仇なす剣 光の旋律-』
とりあえず・・・歌詞カード無しでは意味が掴み辛いw
そして・・・歌詞は歌詞でルビ無しでは読めそうにないw
曲調としては予想通りですが、映像も含めてカッコ良かった。
CINDERELLAMASTERの曲とは、若干方向性が違っているかな?と。
(アニメ版蘭子としてのキャラも含めて)
タイトルを打つのに苦労する曲w

『Happy x2 Days』
Cuteユニットということからか前半は可愛らしさが目立ちますが、
サビ前から入る『杏ラップ』で印象がかなり変わりましたw
他の2人のラップverもあるとか無いとかで、ちょっと聴いてみたい。
何処で収録されるのかな?(円盤の特典CDとか?)

『アタシポンコツアンドロイド』
アニメで聴いてから、改めて聴き直した曲。
Cute属性曲ということですが・・・タイトルに色が付いてない。
(歌詞には入ってるようです)
個人的には特に可も無く不可も無く。

『LET'S GO HAPPY!!』
初めて聴いて、電波っぽいなと思ったら・・・
作詞作曲者を見て、納得w
メンバー3人のパワフルさも感じられて、好きな曲です。
運転しながら聴くと・・・テンションがヤバいことに。

『Orange Sapphire』
この曲も、視聴後に追いかけた時から気になっていた曲。
『メリー』に似てますが・・・調べてみたら、当然でしたw
ゲームではクールPなのですが
曲の好みでならパッションPになりそうな感じです。

『ΦωΦver!!』
最初は何て読むのか困りましたが・・・
素直に「Over」で良い模様。
入りの「ニャーニャーコール」を、当初演出と思ってましたが・・・
CD聴いてみたらそのまま入っていて驚きました。力技w

『We're the friends!』
イベントまで2日という状況で、
歌詞作りに励むみく&りーなの姿が印象的な曲でした。
曲自体にはそれ程コメントできないです・・・。

『ススメ☆オトメ』
使われたシーンが良かったのもありますが、
曲自体も好きな方です。
「ST@RER BEST」にこのCPverが収録されていたのは
12話の為だったんだな~と実感しております。

『Nation Blue』
「クール属性曲が流れない」と思っていたら12話EDでした。
劇中で使われたユニットverの属性曲と共に、
何処かで収録して欲しいです。

『できたてEvo!Revo!Generation!』
6話から13話まで、上手く隠し通したな~と思います。
断片的に表に出しつつ、肝心なところは聴かせず。
属性混合ユニットなせいか、尖った要素は無いと思いますが、
素直にノリ易くて聴き易い曲だとも思えます。
改めて聴くと、この曲を6話で流せる訳無いとは思えます。

『GOIN'!!!』
アニメのライブシーンでは観客のコールがあった分、
CDバージョンでは若干の「薄さ」を感じました。
が・・・やはりステージを回想させてくれる印象深い曲かと。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
この項目が書き辛いのも、視聴開始時と変わらず。
一部キャストさまを除きますと、
個人的には普段聴きなれない方々がメインのことが多く。
大変申し訳ないですが・・・あまりちゃんとコメントできません。

アーニャ役・上坂さま。
ロシア語と巻き舌が印象的でした。
僕の視聴歴からメイドさん役が印象的でしたが、
違った声を聴けたと思います。

蘭子役・内田さま。
某中二病のキャラっぽいと当初思いましたが、
蘭子のが先だったんですね。
大変失礼いたしました。

P役・武内さま。
17歳(当時?)とは思えないボイスに驚きました。
制作の意図などもありましょうが、
アニマスの赤羽根Pとは対照的なキャラとマッチしていたと思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
声優の項目とは違った意味で書き辛いのがココかもしれません。
印象的なシーンがあれば併記しつつ、感想を。

『卯月』
やはり1話の凛との会話シーンと
7話の武内Pのお見舞いの件でしょうか。
後半以降は目立ったシーンがなく、当番回も無く。
元々アイドル志望という側面からか、
簡単に折れたり、怯んだりせず。
主人公格の中では一番安定していたとは思います。
正直2クール目が一番怖いキャラだと思っています。
春香ポジションでしょうから、アニマスを参照するとなおさら。

『凛』
6話~7話辺りでは「ここからどうなってしまうのか?」と
心配になってしまいまいましたが、何とか。
13話での「楽しかった・・・と思う」というのが本心ならば、
彼女の物語はようやく始まったところかな?と思います。

『未央』
通常時のテンションと3話途中や6話~7話とのギャップが、
印象的で・・・損な役回りだったかとも思います。
7話でPとの誤解が解けプロジェクトに復帰したわけですが、
それでも彼女なりに囚われていたわけで。
覚悟を決めて臨んだステージ、ファンレターやアンケートで
その呪縛から解かれたのは、本当に良かったと思います。

『みりあ』
4話や当番回の10話を中心に、
明るさや元気さで終始圧倒されました。
「熊本弁」を理解できてるのには笑わせて頂きました。
確かに観直してみると、序盤から理解できてるような描写がw

『アナスタシア』
美波に限らず、メンバーを気遣うことのできる優しさが印象的でした。
やたら巻き舌な「蘭子」等の独特のイントネーションも
彼女らしさを表してたかな~とも思います。
5話で猫耳つけてた時は・・・あざとかったw

『智絵里』
いつも手にしていた四葉のクローバーと、
少々不安になる程の繊細さが何より記憶に残っています。
これといってメインになっていた回が無かったので、
次のクールで何か成長等描かれると良いな~と思います。

『蘭子』
ユニットデビュー企画なのに、ソロというのは・・・と思いましたが。
序盤は独りでいる描写が多かったと思いますが
13話に近づくにつれて、
メンバーと徐々に距離が詰まっていき、
ついには標準語で喋る姿は感動しました。

『莉嘉』
姉である美嘉とは仲が良いのか、悪いのかw
10話や4話5話を中心に、そのパワーに圧倒されてました。
フェスの話拡散するの、早いよw
目標は姉ということですが、
姉妹が同時に競演することになるのでしょうか?
楽しみにしてます。

『りーな』
随分範囲の広い「ロック」だな~とは思いましたが、
彼女が気に入る物が「ロック」なのだと思うと、
少し理解できたような気がします。
ユニット回から出番が増えた気がしますので、
次のクールの活躍を期待します。

『美波』
プロジェクト最年長ということからか、
若干(?)大人っぽい雰囲気はあったと思います。
13話の展開は予想外でしたが、
自らの出番には言及せず、アーニャを心配するシーンは
心に響くものがありました。
パッション衣装姿をもう少し観てみたかったw

『杏』
普段はヤル気皆無なリアクションですが、
やるときはやってくれる頼れるお姉さんな面も。
どちらかといえば現実的な方面からメンバーを抑える役回りだったかと。
(5話とかは・・・フォローできないですがw)

『みく』
5話では暴走がありましたが、基本仕事にストイックな
ある意味メンバー内では一番真面目な立ち位置だったかと。
11話では信念を通しつつ、他人を否定しない。
いろいろな気遣いもできて。
更にはポニテに猫耳が可愛く、結構評価の上がった娘さんかと。
(メガネに制服も良かったw)

『かな子』
中盤までは何かと「食べてる」シーンが多かったように思います。
「おいしいからだいじょうぶだよ~」とか
「智絵里ちゃんは持ってて~」は名言かと。
キュートメンバーの中では
智絵里とほんわかした空気を作ってくれたと思います。

『きらり』
長身と口調が何よりまずインパクトを与えてくれますが、
その実、一番の常識人で繊細なのが彼女でした。
「あんきら」という定番がありながら、
凸レーションということになったわけですが、
元気で可愛い年少2人との組み合わせも、面白かったと思います。
(持ちつ持たれつというのが意外でした)

『武内P』
事務的・無表情・厳つい、口数少な。
そんな状態で中盤までは、
大丈夫なのか?と心配な展開だったわけですが・・・。
NGsの騒動を越えて以降は、きちんとアイドル達に向き合い、
ユニット計画を推し進める姿は頼もしくもありました。
2話では断った写真撮影なのに、13話ではちゃんと納まって・・・。
ちゃんと前に進めているんだな~と感じられて、嬉しかったです。
{/netabare}
●その他●
{netabare}
・CPのエンブレム(王冠とペガサス)は何を意図しているのだろう?
・先輩組として多数のアイドルが登場しているが、美嘉は別格?
・蘭子&アーニャの『Memories』は何に収録されるんだろう。
{/netabare}

13話視聴後(毎度、長文です)-----
{netabare}
346proフェス本番。
ホールとか屋内かと思っていたら、屋外でした。

12話で正式にステージリーダーに指名された美波が、
さまざま取り仕切っている姿からのスタート。
団結も図って、ここから1期クライマックスへ上り詰めるのか?
と思いきや・・・Aパートでまさかの展開に。
提供明けのホワイトボードに書いてあった天気予報からも、
順調にこのイベントが進んでいくのかな?と思ってましたが・・・
山の天気は変わり易く。というか最近の日本の夏は・・・。

天気に先がけて、まず一波乱。
美波が熱でダウン。
何かとメンバーを気にかけて声を掛けていた彼女ですが、
観直してみると・・・オーバーワーク気味かと。
「何かしていないと」みたいなことは自ら口にしてましたが・・・。
Pや他のメンバーが気付けなかったのか?という疑問も出ましょうが、
実際そんな状況下でそれが可能かどうか。
それこそ急に倒れてしまう流れでは、難しいことではないか?と。
唯一アーニャが心配してる描写がありましたが・・・。
いろいろタイミングというか間というか、悪かったとも思います。

といいますか、こんな流れになるとは思ってませんでした。
金曜視聴組の同僚から「前半に波乱有り」とは聞いてました。
が・・・あってもNGs絡みだろうと思ってました。

美波が倒れたことにより影響が。
全員曲だけでなくLLへの影響も・・・。

LLの美波に代役を立てることになりますが・・・
こんな土壇場にきて、各々ユニット曲有って新曲もあって。
順にデビューしてきたとは言え、こんな大舞台は皆初めてでしょう。
そんな中でも「ちょっとはできるけど・・・」と言える、みくに驚きました。
最後発ユニットで余裕なんてなかったでしょう。
(最後だったから、最初のユニットを見てられたのかもしれません。)
そこに立候補したのが蘭子なのですが、
「熊本弁」では無く、普通に心に思った通りに語る。
二重の意味で驚きました。
そして合宿時のチーム分けが、ここにつながるのか~と。
(追記 4/22)
  みく含め、蘭子が代役可能だったのは「寮組」だったから
  なんですね。練習に付き合ってたからと。(NoMakeより)

医務室(?)で横になる美波の所を訪れたのは、美嘉姉。
開幕前にCPメンバーを気にかけたり、
美波をフォローしたり見舞う余裕もある。
さすがは先輩組。
(よく考えると美嘉のが年下なんですよね)
というか何で『美嘉姉』って打つんだろう?w

CPの出番ということで順番は
「蘭子」→「MC(アスタリスク)」→「LL」
これってかなりハードな気が。
MCといっても衣装替えの時間稼ぎでしょうから。
蘭子&アーニャの組み合わせでLLの衣装だと・・・白いw
白いというか淡いというか。
アクセントというのは大切だな~と。
それから蘭子には黒(っぽい)系の衣装が似合うな~と。

次がNGsというタイミングで天気が急変し、ステージは一時中断に。

デビューイベントのリベンジという側面が強い彼女らに、
どういう状況を作り出すのか?と思っていましたが・・・。
中断からのトップバッター。
一度冷めてしまった会場・観客を前に歌わなければならない。
合宿時の「どんなステージでも・・・」というセリフが
こんな形で回収されるとは。

今回は武内Pも現状をきちんと伝えて、
NGsも「自分達が何とかするんだ」という意志持って。
6話とは違って、地に足がついていたように思います。

NGsの曲は今回初めて1コーラス聴けたわけですが・・・。
7話で凛が歌っていた印象と、
断片的に聴いて分から思っていたのと、
だいぶ違う感じのする曲でした。
特にサビに入ってからが意外な程テンポが早かった。
(追記 4/22)
  「CINDERELLA MASTER 031 鷺沢文香」のドラマパート内で
  NGsの曲のアレンジverがBGMとして使われてまして。
  どっちが元になるんだろう?
 
CPユニットが一通り出番を終えて、全体曲へ。
そして美波が復帰、円陣を組むことになりますが・・・。

全体曲が1期ラストにきた(=プロジェクト最初では無い)理由は
ここに繋げる為だったんだな~と。
Pやユニット内外で紆余曲折あって、12話で団結を描いて、
初めて組まれる円陣。と勝手に思っております。
熱で倒れたことでリーダーを辞退したい美波を
横から支える2人が蘭子とアーニャというのも印象的でした。

新曲『GOIN'!!!』。
さすがに1期最終話のクライマックスを飾るシーンだけあって、
よく動き、綺麗な作画だったと思います。
曲自体についてはフルverを聴いてからにしたいと思いますが、
これまでのアイマスの曲を意識した作りのような気がしました。
タイトルについては
①何故省略形(?)なのか
②「!」が3つの理由
など考えてしまいます。

ED『夕映えプレゼント』が流れて・・・
観客の中に善澤さんが。
神谷さんと北条さんが。
そして・・・シルエットの謎の女性が。
敵か味方か。
346の身内なのか、外部の人間なのか。
Pだとするなら、先輩組の担当Pという可能性も?

ラストのステージ上での武内PとCPメンバーのやりとりから、幾つか。
全員裸足なのは、やはり「シンデレラガールズ」だからでしょうか?

ファンレターとアンケート。
「アイドルみたいですね」という卯月を、どう見るべきか。
大舞台の後だからなのか。天然なのか。まだ実感や自覚が無いのか。

観客の姿や声を目にしてようやく、
未央の抱えていた不安やトラウマが解消されたかな?と。
これまでどれだけ元気に明るく振舞っていても、
彼女の心の中に残された、負の部分だった思うので。

「楽しかった・・・と思う」と微笑む凛も、これで
「夢中になれる何か」への一歩を踏み出すことができたと思います。

1話冒頭の「お願いシンデレラ」が流れる部分。
NGsと思われる3人が階段の上でぶつかるシーン。
あれはイメージではなかったんですね。
ということは・・・武内Pは3人を狙い撃ちで
スカウトなりオーディションをしたことになる?

ラストの写真には武内Pも納まっていて、
CPがしっかり前に進んでいるだな~と実感できて
泣けてしまいました。
(その大分前から泣いてますが。)

他のポイントについて。
美嘉姉以外の先輩組も、
短い出番なりに存在感を放っていたと思います。

たぶん・・・いろいろ書き忘れてることが多々あると思います。
また思いついたりしたら、追記したいと思います。
{/netabare}
12話視聴後-----
{netabare}
1stシーズンも、ついにここまで来てしまいました。
次回346proフェス回ということでしょうか。

合宿回というべきか美波回というべきか。
世間一般のアニメの「合宿回」とは
若干ニュアンスが異なっていたような。

舞台が劇場版アイマスと同じ宿だったせいか、
公民館やら宿の庭やら観てると、
色々思い出してしまって、感慨に耽ってしまいました。

間近に迫ったフェスの為の合宿ということで、
劇中では何日か経過してからのスタートだったようです。
新曲ということで、テンションが上がるメンツと下がるメンツに
分かれたわけですが・・・あからさまに嫌そうな杏は、
「らしい」といえば「らしい」な~とw
不労所得の為に歌って踊る道を選んだわけですが、
売れれば尚更仕事は増えていき、売れなきゃお金は入らないわけで。
果たして目標に辿り着くのは何時なのでしょうか?w

『全体曲=Star!!』という認識で良いのでしょうか~。
衣装やラストの立ち位置や振りを見る限り、そんな気がしてます。

「新曲の振り付けが上手く揃わない」
というところから物語が動き出すわけですが・・・
ま~いきなりピタッと揃うわけもなく、
揃えて練習する以前の問題な気がしないでもない。
こんなこと書いてしまうのはアレですが、
体格的にも結構ギャップの激しいメンバーなので・・・。

武内Pに連れられてCPに戻ってきて、
以降他のメンバーとも特に軋轢とか無さそうだった未央ですが、
やはり彼女なりにデビュー時のことは気にしていたわけですね。
「今度こそ」という意味で、気合が入っている模様。

Aパートのポイントは、
各メンバーの新曲に対するスタンスの違いでしょうか。
「面白そう」「頑張りたい」と思う娘。
逆に「本当にできるのか」と能力的・時間的に現実を不安視する娘。
どちらもわかる話かと。
物は考え様。受け取り方次第。難しいですよね。

自分はやってみたい。
けど皆がそう思ってるわけじゃない。
軒先で膝を抱えて悩むきらりが、とても小さく見えた。
申し訳ないけど、可愛くも見えました。
(追記 4/22)
  きらりが座ってるいるのは軒先の窓の向こう側。
  美波に打ち明けているシーンでは窓に隠れている描写も。
  この姿は他のメンバーには見せられない物だったのかもしれない。
  見つけて話しかけたのが美波でなかったら、
  どういう反応をしていたのだろう?

そんなCPの現状をどう打破するのかというのが、
P不在の間まとめ役を任された美波のテーマだったわけで。

彼女の出した答えは「足並・歩調」だったのかな?と。
後に自身が語ってますが、自分は次の一歩を見てみたいという思いで。
新曲に前向きな人もいる、現実的に不安視する人もいる。
どちらかが正しくて、どちらかが間違っているわけじゃない。
そんな中で、まず何から解決していくべきか。

スペシャルメニュー最後(?)の長縄跳びで、
メンバーの歩調が合っていたのがとても印象的でした。
智絵里を気にかける余裕が戻った未央。
どちらかというとネガティブな意見が多かった杏やみく・りーなを
ニュートラルに近づけることが出来たと思います。
若干、こういった展開としては早すぎるような気がしないでもないです。
『ススメ☆オトメ』も印象的な使われ方で良かったです。

EDは『NationBlue』。
ここでCool属性曲が来るとは思いませんでした。

次回で1stシーズンは終了で一区切りなわけですが、
ここまで卯月さんに大きな動きが無かったのが
2ndシーズンでのかなりの不安要素に・・・。
1~7話では大きく物語に絡んでいたように思いますが、
後半は「がんばります!」かくしゃみしてた印象しか・・・w

ということで細かい所へのツッコミのような物。
・アスタリスクの「解散芸」は相変わらずのようでw
・蘭子のレアな標準語セリフ。
・三人四脚・・・凸レーションは大丈夫なのか?(意外にも2着でしたが)
・劇場版で大活躍だった水鉄砲が再びw
 (「NoMake」で同じ物と確認できる)

(追記分 2015.04.11)
当然まだ13話を観てないのですが、
例の如く、ゲームの方で新曲の正体と思われる楽曲が。

アニマスからの流れを踏襲するなら、
仮に劇中で「Star!!」を使うにしても、2期のラストか。
その曲が13話の物なら、見事に騙されたな~とw
本当の答えは、月曜日に13話を見て確認します。

(追記 4/22)
  13話まで見終わってから、戻ってみると・・・
  練習してる曲が『Star!!』でないことはハッキリわかるのに
  なんでそんなこと思ってたんだろう?w

CW曲が
『夕映えプレゼント14人ver』『TOKIMEKIエスカレートLIVE MIX』
というのがズルい。
TOKIMEKI~はコール付のフルverなのかな?
{/netabare}
11話視聴後-----
{netabare}
みく&りーな回。
正直どちらの2人にも特に思い入れが無かったので、
蘭子回や凸レーション回ほど期待値はなかった。
が・・・2人の意外なところが見れたのは、大きな+だったと思います。

この2人を組ませた理由は、
本当のところは何処にあるのでしょうか?
「残った2人」というのは、
これまでのプロジェクトの展開から考えて筋が通らないかと。
仮に扱いに困るとするなら最初から採用しないでしょう。
一斉にデビューさせてない時点で「まずはユニット」の企画だったはず。
とすると武内Pの真意は?
「相性」と言えるかは不明ですが、
方向性などは異なっていますが、
「こだわり」や「情熱」を2人共に持っていると思います。
なのでその辺りに何かPなりの目論見があるのではないか?と。

「ユニットで」と明かした時点で既に曲が作られている辺り、
武内Pは策士だな~とw しかも2人共に気に入られてますし。

「みく&りーな」という組み合わせの真意を確かめるべく
莉嘉とみりあがPの元に向かうわけですが・・・
(Pに気付かせず近寄る辺り、只者ではない?w)
346proフェスの企画書のせいで、結局うやむやにw
本気か冗談か、一応口止めするものの・・・
直後に他メンバーに拡散w
恐らく全員出すつもりのようですから、
NGsの曲の視聴者へのお披露目はこのタイミングかな?と

コンビ不調→どちらかフェスに出られないという流れを察して、
頑張ってみようということになる2人だが・・・
莉嘉の提案により1週間の同棲生活をする羽目にw
(互いに蹴落としてでも何とかしない辺り、良い娘達だな~と)

ヘッドホンやらギターやら要らんでしょと思ったが、
りーなにとっては重要なんですよね。みくの猫耳と同じで。

みくの生活が規則正しいのは・・・ちょっと意外だった。
仕事に対して(も)ストイックな彼女なのだから、
生活もそうであろうことは予測できたはずなのに・・・。

2人共、制服姿がとても新鮮でした。
みくさんの眼鏡も、りーなのセーラーも。

急に舞い込んできた(そしして受けてしまった)仕事の辺り、
また照明が暗い演出になって、とても嫌な感じがしました。
(7話が効いてるんだな~と、自覚しました。)
今後の2人を試す意味で引き受けたようですが、
そこから2日で作詞を何とかしてみせると言える辺り
とてもロックだったと思います。

ステージでの2人は・・・インパクト大でした。
ヘソ出し衣装で2人共にスタイル良いですし。
みくさんの「ポニテに猫耳」も可愛かったです。
(OPの時からそう思ってましたが)

企画書の仮のユニット名が、正式に2人の名前になったわけですが、
他のユニット名は一体誰が?
『NGs』『RE』『*』・・・武内P
『LoveLaika』・・・美波orアーニャ
『CandyIsland』『凸レーション』・・・???

次回は・・・346フェスに向けての合宿回みたいです。
アレ?この風景知ってるんだけど?と思ったら、
どうやらアニマス劇場版で使った民宿のようです。
チョイチョイ、765ネタも入れてきますね~。
{/netabare}
10話視聴後-----
{netabare}
みりあ、きらり、莉嘉のユニット回ということで。
きらりがこの組に入るのは予想外でしたが、
逆に「あんきら」というのも定番になってますし。
そういう意味でもこれで正解だったのかな?とも。
今のところNGs以外は属性が統一されてるので、
それも関係あるのかな?
(残る2人は属性違ってますが)

みりあと莉嘉の無邪気さ・パワフルさ。
きらりの独特なキャラクター・雰囲気。
今回のPは結構ダメージ大だったんじゃないかな?とw
精神的にヤラれる系で無かったのが救いでしょうか・・・。

9話10話と、属性曲(と呼んでいいのかな?)が使用されてました。
・・・やはりCoolは不遇な気がするのですが。
『Orange Sapphire』は
元々何となく気に入っている曲ではありましたが、
今回使われたことで、僕の中での評価が上昇してますw
(何かに似てるとは思ってましたが『メリー』だったんですね)

凸レーションの新曲、
電波系っぽいな~と思ってましたが・・・
作詞作曲を見て納得しました。
CDを待ちたいと思います。

ということで次は物語方向で。
一応CP4組目のユニットということですが、
ブランドとコラボできちゃう辺りが、
346pro故の展開なんだろうな・・・と。
『キャンディーアイランド』のTV出演というのも、
同じ事務所同士とはいえ、346だからこそできる芸当なのかな?

イベント間の移動時に、
クレープを食べようということで、原宿へ。
(東京のことはよくわかりません)
色んな意味で目立ちますよね、この4人w
着ている物、体格、ビジュアル・・・。

そして久々に武内P、不審者扱いw
クレープ屋の辺りから周囲の目が気になっていたでしょうけど・・・
3人から距離をとったらダメでしょうw
むしろ怪しさしか残らないから。
というか警官が使えなさ過ぎる・・・。

Pとはぐれた直後の765proの看板。
劇場版EDのユニット企画、実現してたんですね。

ケータイやスマホの普及で、
何かと連絡が取りやすい時代にはなりました。
ここまで見事なすれ違いっぷりは、なかなですが・・・
微妙なタイミングの悪さというのは日常茶飯事な気がします。

3人が間に合わなかった時の為に呼び出されたのが、美波・凛・蘭子。
揃いも揃って3人共Coolかい、とw
衣装がハマるとは言えない人選(?)でしたが・・・
コレはコレで見てみたかった気がしないでも無いw
蘭子が嬉しそうだったのが、微笑ましかった。

EDの、武内Pを交えて「笑顔の練習」の絵は良かった。
微笑ましくもあり、苦笑いでもあり。

次は・・・ソロ?ユニット?
楽しみにしております。
{/netabare}
9話視聴後-----
{netabare}
ゲームで知らされていたことですが・・・
まさか冒頭から、ユニット予想ハズレ告知でした。

小難しく考えないで気楽に観れる、
楽しい回だったかと思います。
8&9話共に後々思い返すと伏線がバラ撒かれている、
そんなことは無いと今は思っておりますw

・杏大活躍
・徐々に揃うCIの足並み
・幸子さん色々おいしかったかとw 思った以上にポンコツだったw
・十時さんスカート短っ しかもスリット入りw
・川島さんの司会、美味しく頂戴しました

可能な限り働かない為には、本気を出すという感じでしょうか。
あの杏さんが大活躍な回だったと思います。
後日語られるのかもしれませんが、
CandyIsland結成秘話とか観れると嬉しいな~と思います。

次回はもう1組の3人組ユニットの回になるようですね。
恐らくは「きらり」「みりあ」「莉嘉」かと。
更に次回予告からは美嘉姉や武内P、他のCPの姿も見られました。
結構なドタバタになるような気がします。
(「ドタバタ」で済めば良いですが・・・)

続けてユニット曲が特殊EDに、という流れだったわけですが、
そうなるとやはりラブライカの曲が不憫でなりません。
ライブシーンは有ったわけですが、
どうしてもNGsの姿が印象に残っているわけで。
救済措置を求めたいですね・・・。

OPの某カットがユニット分けになるのでは?というコメントを
何処かで見かけた記憶があるのですが・・・
今見ると・・・なるほど。
そんな感じになりそうですね。
{/netabare}
8話視聴後-----
{netabare}
特番挟んで、約2週間振りでの物語展開。
サブタイトルと予告から推察した通りの蘭子回。
ゲームの方ではクール属性がお気に入りになりやすいのですが、
彼女については実はそれほどでも・・・。
某六花さんと印象が被ってましたが、
蘭子のが先なんですね。大変な勘違いをしておりました。

「ユニットでCDデビュー」とのことでしたので、
蘭子が誰と組むのかと思ってましたが・・・。まさかのソロデビュー。
内面はともかく、外面的に組み合わせられそうなのは・・・いないですよね。

次回は3人組ユニット2つ同時期らしい。
今回は7話と併せて、正直に説明分しているようなので、
円滑に進んでいるように思います。
残るは・・・
「かな子」「智絵里」「李衣菜」
「莉嘉」「みりあ」「みく」
「きらり」「杏」
というわけです。
上に書いたようなユニット分けかな?と勝手に想像しております。
(下に追記しましたがハズレでしたw)

(追記分)
9話分も先にゲームでCD情報を知らされてしまいました。
「かな子」「智絵里」「杏」の3人が、次のユニットなようですね。
相変わらず予想の上を行ってくれますね~。
こうなると全く読めない状況になりました。
というか・・・何週連続でSCD出すつもりなの?w
ラブライカ、蘭子、9話分で3週連続ですよ~。

さてはて蘭子の方はと言いますと・・・
どうもPと蘭子の間には認識のズレがあったようで。
言語(?)がアレでは共通認識を持てというのも
無理からぬ話ではありますが・・・。
それでも、「蘭和辞典」とか「蘭学書」とか言われてますが、
武内Pなりに本気で彼女に向き合おうとしてるんだな~と見えたのは
大きな前進だと思います。

前進ついでにもう少し。まずは凛。
蘭子とのコミュニケーションに苦心するPに、
彼女を内側から理解するようにアドバイスしてくれたのが印象的でした。
思ったより時間経過が大きかったのもありますが、
彼女がPを信用できるようになるのに
もう少し時間がかかるかな?と思っていましたので。

それから未央。
『NoMake』の分も含めてですが、
彼女なりの出直しを図っている部分が見えていたかな?と。
それから、やはり彼女の対人スキルは必須だな~と。
いい具合に距離を詰めてくれてると思います。

脱・丁寧口調を目指す武内Pですが・・・
結局この8話内で断念する流れにw
未央が言い出して、未央が却下するとかw
無理してでも何とかしようとするPが、健気で微笑ましかったですw
何事にも一生懸命な姿に好感が持てますね。
かな子と智絵里に挟まれてお茶を頂くPの姿というのも、
7話まででは全く想像できなかったですね。

私物の持ち込みは1人1点までということになりましたが、
それぞれ誰が何を持ってきたのか、わかり易い結果だったかと。
唯一未央が予想外。持って帰って、また違う物を持ってくる流れは、
予想できなかったです(確かにハンバーガー持って帰っている)。

一応ゲームやってますが、
彼女らの暮らしについて詳細を考えたり調べたりすることは無く。
出身とか考えてみれば当たり前のことだったのですが・・・
寮暮らし組もいるんですね。
アーニャの「蘭子」の発音が・・・。
巻きすぎでしょうw

蘭子の持ち込んだ一品というところから、
彼女とのズレが何なのかを気付けて良かった。

自分が描いたものを見せるというのは、
商売などでもない限り、大変な勇気の要ることと思います。
蘭子はそれをPに見せ、Pは真摯にそれを受け止める。
そしてPVのコンセプトへ昇華する。
また1人、プロジェクトが成功したようで何よりです。

ブタミントン・・・懐かしいw

オチのみりあについては・・・。
甚だ意外ではありました。
Pの苦労や努力が微妙に報われてない気がしますが、
面白かったのでアリかとw
見直してみると、確かに8話の最初から
理解してる風ではあったんですよねw

この回からアイドル達からのPの呼称に変化が。
一定の信頼は得られた、ということになるのでしょう。
{/netabare}
7.5話(SpecialProgram)視聴後-----
{netabare}
特番ということで。
武内Pも登場ということで、主にそちらで期待してました。

前半は卯月視点での振り返りでしたが・・・
いくらなんでも圧縮しすぎでしょうw
物語・キャラ・演出等々、
只でさえ情報量の多い作品なのに、
10数分にしちゃったら・・・w
今回のは「卯月ver」とすると、
「凛ver」「未央ver」とかあるのかな?
あと2回くらい特番挟まるのでしょうか?

後半の武内さんは・・・
良い意味で17歳には見えませんでした。
スーツ着てる分もありましょうが、
何よりスーツに違和感が無いw
着慣れてないと「着られてる感」がハンパ無い衣服なのですが。
地声はPの演技より低かったように感じました。
そこも驚きでした。
今後他のキャラとの絡みも増えると思いますが、
彼女らとどう向き合っていくのか、楽しみにしております。
{/netabare}
7話視聴後(今回も長文かな)-----
{netabare}
次回予告から感じた通り、
重苦しい雰囲気でのスタートになりました。
武内PとNGs、ひいてはCPとの関係性はどうなるのでしょうか。

まずは全体的な感想から。
6話まで使った「持ち上げておいて落とす」ギャップに比べて、
良い意味で無難な方向での解決になったと思います。
下手な力技や変化球に頼らず着地できていたかと。

武内Pと卯月、どちらかが鍵になりそうだなと予想してました。
半分正解半分不正解というところでしょうか。

細かい感想を書いていきますと、

みくは凛や未央に厳しくあたるかな?と思っていました。
意外と心配している面が目立っていたかと。
5話ではストライキまで起こしていた娘ですが、
2人を迎えにいくというPを信じて待つ、という姿まで見せてました。
前々回含めて、彼女なりに思うところがあったのかな?と。

口数が少なく。あまり表情に出さず。
メンバー達とも距離をとり。
宣材撮影の時も一緒にフレームに納まらなかったり。
これまでの武内Pの態度というのは、
今回の為の描写だったんだな~と、改めて実感しました。

未央に続き卯月までが!?な展開ですが、
前日のシーンで調子悪そうな描写があったわけですが・・・
独りになってしまう凛としては不安になりますよね。

きらりのジャージ姿、ポニテ姿は良かった。
でも尻尾のおかげで、尚更・・・。

美嘉姉のせいではないです、断じて。
そこまでの影響を考え始めたら、何もできなくなっちゃいます。
何もかもに責任が生じてしまうとも言えますし、
逆に誰も責任を取らずに済んでしまいますから。

卯月を見舞うPですが・・・。
個人的に今回一番輝いていたのは彼女かな?と。
イベントでは自分自身だけで精一杯だった感じでしたが、
それでも一番地に足がついていたのは彼女だったんだなと。
元々アイドル志望という側面はあるのでしょうが、
次を見て進もうとする姿は、胸に来るものがありました。
何より今回、武内Pを始め沢山の視聴者が救われたのは、
彼女の笑顔や前向きさではないかな?と勝手に思っております。

未央を迎えに出る直前にNGs以外のメンバーと話すわけですが、
この時のPの言葉からは確固たる意志が感じられて、良かった。
企業人としてだけでは無く、感情を押し殺してる風でも無く。
彼自身の本心が語られてと実感できました。

ようやく自身の言葉で「成功」を伝えられて、
P的にも未央的にも本当に良かった。
ステージ横(?)から撮っていた写真が、
こんな形で生きてくるとは思いませんでした。
人数だけではなく、その中身も重要であると・・・。

凛の怒りは元々Pに向けられていたんですよね。
アイドルとは何のか?等々の不安を含めて。
なので、公園での彼女の態度はPに対した時の方が、
動きが大きく描かれていたのだろうと思います。
変な話ですが・・・今回のアクシデントは、
凛としてもプラス要素はあった物だと思います。
胸の内に燻っていたモヤモヤをPにぶつけることができましたから。
この時Pが軽々しく約束しなかったのは良かった。
その場を凌ぐ為でなく、それでも「努力します」と。

今回の出来事も一応の解決を見たと思うわけですが、
不安要素が1つ2つ・・・。

まず『NGsはPの過去話を聴いていない』ということ。
具体的にどう不安になるかはわかりませんが・・・。

もう1点は『凛』。
Pに対する不信感というのは幾分払拭されたとは思います。
が・・・いきなり全幅の信頼を寄せられるはずも無く。
更には彼女自身に「明確な目標」が無いわけでして。
(スカウトされた身としては仕方が無いとも思えますが・・・)
かなり武内Pの言動に左右されそうに思えました。

長々と書いてしまいましたが・・・
・卯月さんに救われた
・PもNGsも再び前進できそうで良かった
・他のメンバーの掘り下げ、期待してます
・特番が入るのは既定事項かと思います
というのが簡潔なところでしょうかw
{/netabare}
6話視聴後(長文になります)-----
{netabare}
金曜視聴組の同僚から、何となく波乱な展開であることを聞いてました。
が・・・なるほど。
断片的な情報とこれまでの推測から、概ね予想通りでした

先に6話の感想みたいな物から書いてしまいますが、
誰の責任とも言い難い流れだったな~と。

要因としては幾つか思いつきます。
一点目は「NGsの3人の加入から5話までがあまりに順調過ぎた」こと。
補欠合格や素人からの採用、美嘉のバックへの抜擢など、
色々すっ飛ばした上に、いきなり大成功例を見せられて。
勘違いするなというのが難しいと思います。
一応、武内Pもバックダンサーには当初反対してるんですよね。
部長の意見で出演の方向になってしまった感もあります。
「何の気無しに」した発言が後に影響を及ぼすとするなら、
部長さんも結構責任大だと思わなくもない。
(追記 4/22)
  今思えば、部長さんの発言もPを思っての
  後押しという側面もあるのかな?と思えてます。
  Pの言動を予測した上で多少強引に流れを変えようと。

二点目は一点目からの流れでもありますが、
NGs全体が浮き足立っていたと言いますか。
そもそもが「盛り上がるはず」という幻想は、
本来別のアイドルによってもたらされた物。
自身の立場を考えれば、あの光景が再現できるはずが無く。
ちょっと甘かったかな?という印象は否めません。
人の集まり具合もまずまずで、足を止めて観てくれる人もいました。
そういう意味では『十分な成功』だったと思うのですが・・・。

三点目は武内P。
恐らく事前の根回し・準備については完璧でしょう。
そしてライブ後に未央にかけた言葉も『内容は正しかった』と思います。
しかしチョイスがマズかった・・・。
元々口下手で言葉数も少ない人間として描写されたと思います。
部長さんやちひろさんの言葉の端々から推測するに、
彼にも過去に何かあったのだろうと思えます。
もしかすると今の性格に多大な影響を与えているのかもしれません。
それでもやはり、そこは大人が配慮して言葉を選ぶべきだったかと。
(僕がそうできるか?と訊かれると、自信はありません)

6話の採点は、7話(まだ続くならそれも含め)で描かれるであろう、
解決編を待ってすべきかな?と思います。
個人的には6話単体でも出来の良い回だとは思っています。

しかし・・・7話は大変そうですね。どんな意味でも。
この流れを突破するのは武内Pなのか?
もしくは他のメンバーなのか?

ラブライカと同時デビューというのも、
尺の問題や物語の流れからかな?と思っていましたが、
対比の為でもあったのかな?と勝手に推測しています。
インタビューへの対策(心身共に大人な為か色々想定できている)や
仕事への意識の違い。
ミニライブ前の緊張具合。
ミニライブ後の手応え。
どれも対極だったといえると思います。

ちょいと武内P寄りの見方ですが、
ラストの凛の対応は頂けないな~と。
言葉足らずだったとは思いますが、
まだ発言の途中だったとも思うんです。
最後まで聞かず自爆して走り去ってしまっては、
何ともしようが無いとも思えます。

ラブライカについて。
同僚曰く「WINKみたいだった」。納得w
良かったと思います。
純粋に彼女らのパフォーマンスだけで観てみたいと思います。
(放送ではNGsの現状も流れていて落ち着いて観てられなかったので)

まずユニットという形で始まりましたが・・・
NGsの『特色』って何なのでしょう?
何故あの3人なのか?
何となくユニット編成も見えてきたかな?と思っておりますが、
今一つ説得力といいますかセールスポイントといいますか、
その辺りが見えないな~と。
強いて挙げるならば「同期であること」くらいでしょうか。

何故最初は14人揃えてのデビューにしなかったのか、
その編も謎というか、勝手に疑問を抱いている所ではあります。
{/netabare}
5話視聴後-----
{netabare}
前回のユニット2組デビュー発表、からのお話。

「良かったね」「頑張ってね」と思っていても、
やはり同期でもあるわけで、嫉妬などの思いを抱いていても
不思議は無いと思いました。
表面に出していたのは、みく・莉嘉・みりあが中心で、
他の面々は意外と(というのは失礼ですが)大人しかったな、と。

あくまで346proを信用する前提でですが、
事務所の力の大きさ無くして、
展開できるストーリーでは無かったかと。
何の露出も営業もほぼ無い(と思われる)状況で、
新人ユニット(という形であっても)のCDを出すというのは、
簡単にできる物では無いと思えます。
企画段階とは言え、他の9人も順次リリースさせるつもりも有ると。
「デレマス」だからこその流れだったように思えます。

3話で出てきたお偉いさんが、事務所の上の方で、
何か感じたものがあったのでしょうか?

アーニャのカードの「ラブライカ」って何だろう?と思ってましたが、
今回のユニット名なんですね~。
ということは美波さんのカードも来るということでしょうかw

(追記)
ネコミミ美波&アーニャ、あざとい。あざと過ぎるw
というか「LAIKA」は「犬」じゃないのか?w
でも可愛かったので問題無い。

7話観てから観直すと、
凛の表情がイマイチ冴えないのが分かる。
何処かに何か引っかかるのを感じながら進んできてしまった、
そんな感じがする。
{/netabare}
4話視聴後-----
{netabare}
一通り観た上で。
「キャラ紹介回再び」というところでしょうか?
2話で軽く名前と姿は出てましたが、アレだけでは厳しかったので、
4話は楽しめましたし、助かりました。
他の方も言及されてると思いますが、アニマス1話と似た手法ですね。
撮る人物と、その立場が異なりますが。

今回のラストで、早速ユニットでCDデビューという展開ですが、
3話のバックダンサーへの抜擢と合わせ、
「シンデレラストーリー」と呼べる流れになってると思います。
美波&アーニャ、卯月&凛&未央というユニットですが、
個人的には前者が気になりますね~。
メイン3人は既に出番もらってますし。

3話前半のような画の不安定さは感じられず、
通して安心して観てられたと思います。

この4話でかなりこの作品の評価が上がったと思います。

プロジェクトPR用動画ということで・・・
●みく●
耳を付けてなかったからか眠いからか、キャラがw
メイン3人への対抗意識(?)が表に出るタイプの模様。
そもそもこのプロジェクトの目的は?
グループ中心なのか、競争させるスタイルなのか。

●莉嘉&みりあ●
見たところ低年齢コンビでしょうか?
年が近いからか馬が合うからか、既に相当仲が良いですねw
みりあは無邪気さ?素直さ?が印象的でした。
莉嘉は姉への憧れ&尊敬が感じられました。
2人ともどんなアイドルに成長するのでしょうか。
というか・・・子供パワー、凄かったw

●きらり&杏●
きらり自身大柄(失礼)だが、怪獣の着ぐるみてw
ビジュアル的にも存在感的にもインパクト大。
独特のしゃべりに圧倒されますが、杏の面倒を見たりで、
面倒見が良いのか、相性が良いのか。
(この2人、同い年なんですね~)
「働いたら負け」の印象が強い杏ですが・・・
事務所にきてる辺りどうなの?とw 週休8日てw
印税生活にしても・・・何もしないでは成り立ちませんよw

●かな子&智絵里●
何か食べてる印象が濃いかな子さん。
ビジュアル的には「雪歩」、雰囲気は「あずささん」な感じ。
きらりとは異なった方向で和ませてくれそうです。
智絵里は・・・雰囲気が「雪歩」でしょうか。
人見知りといいますか恥ずかしがり屋といいますか。
PR用にカンペ作ってるあたり真面目さもあるのかな?
共に強烈な個性は無いですが落ち着いた雰囲気にしてくれると思います。

●美波&アーニャ●
何だかんだでこの2人、よく一緒に描かれてますね。
というか突然の録画にも慌てず普通に対応できるのが凄いw
未央が思ったようなリアクションにならず、
ラクロスのユニフォーム?とチア衣装で撮影に。
何故ラケット振りながら自己PRに?
アーニャは、個人的には一番謎めいてるかなと思います。
日本語が結構怪しい辺り、中の人には苦労がありそうな気がしますw

●蘭子●
中の人のおかげか、彼女の中二キャラにあまり違和感が無いですね。
だけど・・・通訳くださいw ゲーム始めましたが初心者なのでw
(追記 4/22)
  「らんらん」と呼ばれ始めたのはこの回だったんですね。
   結構自然に受け入れてたのでw

●李衣菜●
事務所に戻ってきた3人に興味無さ気に、音楽を聴いてる振りですが、
チラっと視線を向ける辺りが彼女の素なのかな?
クールでロックなアイドルって何だ?w

とまぁ、一通り撮影が終わったように見えたわけですが・・・。
お約束で卯月・凛・未央の3人は自分たちの分を撮っていないとw
珍しく武内Pが声に出して笑ってましたね。
「今後・・・活用させて頂きます」の間が絶妙でした。
{/netabare}
3話視聴後-----
{netabare}
プロジェクト加入直後に舞い込んだ、
城ヶ崎姉のバックダンサーとしてのお仕事。
(姉妹の名前がまだ覚えられませんw)
終始緊張して見守る回でした。

というか・・・完全素人だったはずの凛が
あそこまでやれるとは思いもしませんでした。
意外と大物なのかもしれませんね~。

未央の緊張っぷりは・・・観ていてハラハラしました。
3人の誰にも失敗する可能性はあるかと思ってましたが、
当日の彼女の固まり具合は・・・。

結果的に、武内Pや先輩アイドル達のフォローもあってか、
ステージも無事に務めることができました。
正直、本番中は観ている自分まで緊張してました。

さて4話はどんな物語になるのでしょう?
そろそろ他のプロジェクトメンバーの出番でしょうか。
(次回予告から内容が推測できないのでw)

プロジェクトメンバーではないですが、
「川島瑞樹」がお気に入りです。
理由は・・・ズバリ「声」ですw

(追記 4/22)
  ED明けのステージシーンは、
  13話のステージ後との対比なのか?
  3話は「夢みたい」で終わってますが、
  13話では「夢じゃ無い」と断言しています。
{/netabare}
2話まで視聴後-----
{netabare}
アニマスとは全く共通点の無さそうなデレマスP(武内Pでいいのかな?)。
あまりしゃべらず表情もみせず、一時は不審者扱いされてましたが、
14人ものアイドルを抱えるプロジェクトを任されるということは、
やはり優秀な方なのでしょうか?
採用基準が「笑顔」というのは本気なのかネタなのかw
1話は彼のおかげで面白かったと言える面もあると思います。

アイドル達については、ビジュアル面は少々見た記憶がある程度で。
2話でいきなり14人(+α)になるので、どうかな?と思いましたが・・・。
1話観た直後にCDを探せるだけ探して、ドラマパートだけでもと、
急いで聴いてみたのは成功かな?と思っております。
ジャケット見てるだけでも、それなりに印象に残りますから。
(肝心の歌については・・・現存のカバー曲が印象に残っています。)
『艦これ』より覚えやすいはずなので、がんばります。

アイドル達が所属する346proは老舗事務所ということで、
765proと比較すると、やはり格差がw
施設とか建物自体の規模とか比べ物にならないですね。
(ゲームではやり込んでいけば大きくなりますが。)
アニマスでは、Pが駆け出しで、アイドルはデビュー済(扱い?)。
今回はアイドルが駆け出しという印象。

2話ラストでいきなりバックダンサーとしての仕事が舞い込みました。
上手く行って流れに乗れる展開になるのか、
真っ先に業界の厳しさを知る展開になるのか・・・。
来週を楽しみにしております。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

うら若き乙女たち、旅の途中

カタッ  カタカタッ   カタッ  トン

  ブゥーン

カタッ

・・・

・・・

・・・ガッシャーン!





分割2クールかいっ!!!!!





さて、
この物語は
歌って踊るアイドルを目指す少女たちの物語。

アイドルは偶像であり、期待されるものだ。
あなたは何を期待しましたか?

ライブ、キャラ・萌え、ストーリー、
何を一番楽しみにしてるかで評価が変わる。

ライブを期待された方は3話を見ましょう。

誰か気に入ったキャラがいて、
その子に出番があればそれなりに楽しめるでしょう。

物語を楽しみにしてる方は楽しめるかどうかよく分かりません。
純粋によくできていると言えるほど出来がイイとは思いません。



私は好きです☆☆☆☆☆



ゲームのアイマス1、ニコ動でMADを楽しんでいたこともあり、
キャラと曲に愛着があった無印。
大半の物語は退屈に感じながらも、思い入れ補正で結構楽しめました♪



この作品の登場人物には愛着もなく、映画で物語に辟易していたので、
ストーリーを求めていた。

始まりはうづきがスカウトされるところから始まる。
彼女はシンデレラガールズのオーディションに応募し、落ち、
欠員補充として採用される。

りんは、{netabare}
P(プロデューサー)ちゃんがアイドルとして一目惚れ、可能性を感じたのか、何度もスカウトするが、
りんは何度も断る。
Pちゃんと来たうづきの話を聞き、Pちゃんの言葉に何かを感じ、
アイドルになることを半ば受動的に決断。

ミオはオーディション合格。


他のメンバーもその3人と似たような流れで採用に至ったのだろう。{/netabare}

だから彼女、彼女らの繋がりはまだ構築されていない。
もちらんPちゃんとも。

人気もない、繋がりもない、信頼もない、実力は発展途上、
そんなただの女の子がアイドルを目指す話。



見どころは「何もない」ところから始まる彼女らの物語、
Pちゃんも含めた登場人物のキャラクター明かし、
そして演出。

この作品は演出として非常に優れたところがある。

特に3話は優れている。
{netabare}
若干ずれたダンス、音とずれた合いの手、
この点を見て、制作側のライブに対する情熱を感じた。

3人の対比もなかなか。
知っている知らない、分かっている分からないに関わらずそれなりに善処しようとするうづき、
分からないなりに覚悟を決めているりん、
分からないどころか何にも考えていなかっただろうミオは、舞台と役割の大きさの雰囲気に飲まれた、
このシーンでりんを好きになりました。

何より、Pちゃんが指示したであろうアイドルから受け取ったアドバイスまでの流れ、
この演出がすごかった。{/netabare}


4話以降、1~3回ぐらいでまとまっている物語、ちょっとしたなになに編は、
ムラはあれど、なかなか楽しかった。{netabare}

勘違いのミオの話を除いて。

あれはひどかった。
あの物語で尺とミオが大きな被害を受けた。

変な話だが、
ミオは物語の被害者だ。

単純で後先考えず雰囲気だけで何とかやっている人間は少なくない。
無知であること、勘違いすることなど数年前まで小学生だった人間なら往々にあるだろう。
大人でもあるんだから。

簡単に言えば「このキャラはバカだ」と伝える、
さらに言えばPちゃんのキャラクター掘り下げ、Pちゃんとの繋がりを深める、
そんな内容はこれである必要はない。

観客がいなくてショックを受けた、勘違いしていた、Pちゃんのサポートがない、
これだけを伝えるなら、
「アイドル辞める」発言なしに、やる気をなくすとかだけでも十分作れたし、
そっちの方が変な悲劇っぽい展開抜きの、
キャラの内面を掘り下げた深い物語ができる。・・・つくるの大変だけど。

この物語で視聴者側からはミオ、りんが被害を受け、
Pちゃんは物語の中で大きな被害を受けた、Pちゃんは仕方ないか。

だから、ミオを悪く思わないで欲しい。
・・・ミオは、多分、悪く、ない?よね??


まあ、汚れ役がいれば物語の展開がつくりやすく、
うざい役がいれば他が際立つってのが一番だろうけど。



最終話でミナミが倒れたことについては、嫌いじゃない。
ただただ幸せな物語にすることもできたが、
道半ば、躓くことも転ぶこともあるだろう。

この短い期間で積み重ねた練習、築かれた信頼、そこにある不確かな実力、
確かなものはこの手にない。
だから共に行く、細くうねったこの道を。

Goin’ Goin’ ゴールはまだ見えない。

{/netabare}

物語には突っ込みどころ、
キャラによって出番の差、つくりての愛の差?による描写の差はあれど、
これだけのキャラクターを出してそれぞれを掘り下げ、
私には面白い物語であったことを、素直に評価したい。
何より随所に散りばめられた愛に満ちた演出、それに気づかせてくれた方々には感謝。

まだ道の半ば、{netabare}雑誌の記事ひとつでトップアイドルとかやめてね♪{/netabare}
彼女、彼女ら、Pちゃんの行く先を見届けたい。

なぜなら、ファンだから!
※ライブには行きません、グッズも買いません、CDはレンタルする可能性はあります





さあ、ここからはMyキャランキングにかまかけた
Hen Time STARted!{netabare}




さあ、いきなりランキング1番から! ジャジャン!!

1位 りんちゃん
・・・と書きたいところですが、彼女には運命が決めた未来の夫がいらっしゃいます。
べ、べつに嫁にしたいとか思っていないんだから、勘違いしないでよね!
ホント、違うんだから!!
 ぴ、Pちゃん、Pさん、いえ、P様、本当に違うので、
その、スーツ越しに銃口を向けるとか、や、やめていただけ、やめていただきたく存じ上げます。

さて、ネタはともかく、ぶれない強い人が好き、
マイペースで言いたいことはちゃんと言えるし、分からないことは分からないと言う、
割とよく見えてて、優しいくせして、ちょっと不器用で、黒髪ロング、最高だ。


2位 うづき
この作品を見た二番目の理由。・・・モモカ様!最近知ったけど、こはるん!!
きっかけは遠くで見かけた彼女。
近くで見ると、頑張り屋で、笑顔がステキで、言葉では表せない温かみを感じました。
今ではこうして私の隣にいます、彼女が30になりましたら籍を入れます。

・・・という夢を見た。
彼女もぶれません。明確な理由はないがアイドルになりたいと強く願う。
ずっと彼女なりに一生懸命がんばってます。
誰かを恨んだり、失敗を恐れる前に、自らを正す。
前へ前へ、がんばっている女の子は美しい。


3’位 Pちゃん
もう、この3人でユニット組んだらええんじゃね?
ユニット名は「ヒットマンと愛妻側室」じゃストレート過ぎるから、
まあそれっぽいので。


3位 みなみ
普通にかわいい女の子、ではありません。
リーダーに選ばれたのも納得です。
自分のことだけで精一杯だろうに、それでも周りに気を配る。
きっと部活動経験が少なかれあるのだろう。

努力を知っている人間は、高みにいる人間がただの偶然でそこにいるとは思わない。
だから前に進むために努力ができる、そのつらさも知っている。
そう、彼女は活発な大和撫子なのだ。

泣きたくなったら胸に飛び込んでおいで、Pちゃんの♪


4位 きらり
身長差なんて気にしません。

最初はおつむの弱い子だと思ったのですが、
いつもニコニコ、みんなと笑顔でいたい、それが幸せなだけなのだろう。
ニコニコ元気で、それだけでみんなを笑顔にできるが、
本当に誰かが困っていて、自分がどうしたらいいか分からないとき、
自分を責めてしまう。
優し過ぎるがための脆さ。抱きしめたい。

泣きたくなったら胸に飛び込んでおいで、Pちゃんの♪ 身長的に合ってるし!!



5位 アーニャ
言葉が通じなくても心は通じる。国際結婚も厭わない。※日本人です

日本語が流暢なわけではないのに、物怖じしているのかも知れないけど、
それでも話す。
その勇気に敬意を表し、夏は東京ドームがいっぱいになるほどの氷を、
冬にはフリースで包んだ東京ドームと石油をプレゼントしたい。

苦しいときは胸に飛び込んでおいで、みなみの!


6位 前川さん
猫耳を捨てよ、さすればトップアイドル。

まあ、猫耳付けてニャーニャー言っててもええ子なんだけどね。
ただ、ただ真っ直ぐに一生懸命、羨ましいものは羨ましい! 時間厳守!!

苦しいときは胸に飛び込んでおいで、Pちゃんの! アイドルになれます!!


7位 らんこ
この恥ずかしがり屋さん♪

中二病だけど、単純にあーいう恰好が好きで恥ずかしがりだから、
あんな風になっただけな気がする。

悲しいときは胸に飛び込んでおいで、アーニャの!


・・・そろそろネタを考えるのが疲れました。


8位 かなこ ぽっちゃりってステキ♪
9位 あんず 稼ぐから自宅警備を頼んだ!きっとスカウトされたのかな?
10位 みりあ 将来有望
11位 りか 将来有望
12位 ちえり 四つ目の葉っぱはPちゃんの♡で♪
13位 りーな この子が一番、中二病じゃね?
14位 ミオ 被害者


どーでもええけど、中二病ってリアルにいるのかね?
りーなっぽいのはいくらでもいるし。

かめはめ波は無理でも武空術ぐらいはできると思ってたし、
アバン先生の技は練習したけど、
それの延長線上ってことでいいのかな?
それとも単純に、そういう表現が好きってこと??
脳内もそうだったらアレだけど、
そういう恰好や言動が好きな人が中二病ってことでいいのかな???


10~13位は特に思い入れないかな。
嫌いじゃないけど、好きでもないみたいな。


この作品の一つの魅力だけど、目のバージョンが豊富。

眉毛、まつ毛、目がそれぞれ何パターンかあるんだろうね。
誰かと誰かが同じ顔であることはあっても、
シンデレラガールズみんなが同じ顔ではない。

そこは素直に評価したい。

ゲームの方でキャラがたくさんいるからそうなったんだろうけど。





この作品を観たのは、
とあるサイトでPちゃんが素晴らしいと誉めていたのが、一番の理由。

今回、この感想をここまで長くしたのは、
半分ぐらいは書きたかったからだろうけど、
もう半分はこの文章の波に負けずにここまで読んだツワモノに、
そのサイトを教えたいから。

URLは、

・・・

・・・

・・・

・・・

・・・7月♪



じゃなくて、下の方のどっかに隠してあるよ♪
こんなにじらしておいて、知ってたらごめんね~☆



{/netabare}

☆1話感想→{netabare}

『べ、べつに、好きとかそういうんじゃないんだからね! ☆1話感想に追記☆』

2015.01.12 23:26 ★★★☆☆ 3.8
物語 : 3.5  作画 : 3.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0


追記{netabare}を以下に。

『影と光』

な、なにこれ。
愛に溢れた方々の感想、というか掲示板をチラ見※ガン見
してきたのですが、そう言われるとそうだなって思います。

影、光


これに注目すると、一話が全然違う。
意図しない限りこうならない。
何、これは、もはや愛なんて言葉では語れない。

ただ、真剣な想いが、支えが創っている。


ってここまで考えたくないけどね~ww

・・・桜の季節に紫陽花は咲かないんじゃね?www{/netabare}

以上。


{netabare}ももか様ぁ~!!!!! ハァハァハァ{/netabare}

決めては完全に記憶とPの評判wwwww
しかも、その記憶はアイマス関係ないし。

さて、1話観ました。

アニコレのサムネ?絵の通りのキャラ数が主役なら挫折ほぼ確実ですね。
7,8人に抑えていただきたいところです。

あるいは、脇役と主役の分類をばっさりやるなら違うかも。

キャラが多いと、雑な展開が多いので、
1,2・・・14人!?とか大人数で全員主役扱いでイイ作品を作るなんて、
20作品ぐらいあってもいい作品1つあるかないかじゃないかな。

アイドルの物語なんていくらでも行く先がある。
何を伝えたいかで変わってくるでしょう。

掴みは悪くないかな。
天然、ツンデレ、天才じゃないにしても、そういう3人の組み合わせにしたいのだろうか。

正直、仲良しクラブより勝者と敗者が出るような展開なら面白そう。
とんとん拍子と仲良しごっこはもういいかな。

★どーでもいいこと→{netabare}

けいおんで軽音楽部にわかが増えたぐらいだから、
アイマスが人気出たら、勧誘詐欺が流行ったり、
ってそんなの今も昔もあるか。

なんてゲスイことはネタバレにでも包んでおこう。

そもそも女の子人気あるのかな?
きっと女子にも男子にも人気ありそうな感じならオレも好きになりそう。



『よくぞここまで辿り着いた』{netabare}

私がデレマスを見たきっかけ、ついでにデレマスって呼ばれていることを教えてくれたのはこちら!

http://blog.livedoor.jp/kaigai_no/archives/cat_1264569.html

知ってたらごめんちょー
海外Pたちすげー{/netabare}{/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

I think getting to work will mean admitting I am a loser (๑´Д`)ノ

原作ソーシャルゲーム 原作未プレイ 全13話(前半)
アイドルマスターシンデレラガールズ = 通称「デレマス」 (以下デレマス)

分割2クール形式で、’15年1月~前半【1stシーズン】 そして来る!!
7月~後半【2ndシーズン】が放送の『THE IDOLM@STER』シリーズ最新作!!


大手の芸能プロダクションである346(みしろ)プロダクションのアイドルプロジェクト
「CINDERELLA PROJECT」にスカウトされた女のコたちの成長と活動の記録を
プロデューサーさんと一緒に、悩み奮闘し輝く様を描いた
ガールズサクセス青春アイドルストーリー♡

「一生懸命に夢の階段を駆け昇る、彼女たちは…
いつかキラキラと輝くシンデレラに…なれるのかな…?…かなぁ|д・)?」


まずはじめに、本作放送開始当時、私は俗にいう「アニマス」もとい、
「無印アイドルマスター」は視聴していなかったので…やっぱり…
先に「」アニマス」観てから~視聴した方が…いいのかなぁ~
とりあえずぅ~「デレマス」は~撮りためておくかなッ((*ノд`*)σ[HD]ピッ♪

と思っておりましたが…とあるあにこれユーザーの方に、
「無印アイマス」と全然お話し関係ないから「デレマス」から観ても
なんら問題ないよヾ(・ω・`) 凛ちゃん可愛いし!! との鞭撻を頂き、|д・)
そんならあたしゃも気にせず観ちゃいましょうか!!と見始めたのが…
これまた功を奏し、この度私の大好きな『杏ちゃん』♡と出会うことができました♪

もちろん「アニマス」から見ていたらもっと違った発見もあったのかもしれませんが
何よりこの数ヶ月を『杏ちゃん』を追いかけ、
『杏ちゃん』一色で過ごせた私は大変幸せな気分を味わうことができました♪

やっぱり、あにこれにて皆さまにお絡み頂くことは大変嬉しく、そして時に
その人の新たな出会いという名の、”アニメ人生”までをも変えてしまう…
とても素晴らしい、繋がり、あらためて喜びを感じる今日この頃…


ん|д・) 余計な前置きはいぃから…はやく『杏ちゃん』を出せ!!! とな…|ºдº)??

ご安心ください(*゚∀゚)*
そんなに慌てたところで、『杏ちゃん』は走って逃げたりわしませんよッツ(*>ω<)b
                                                                      ε“ε”ε“ヾ(๑´Д`)ノ

だって私、本レビューを書く時はぜがひでも、『杏ちゃん』と一緒に♡と心に誓ってきましたの♪


そう何を隠そう私、ダメもとで…この休みのクールの期間を活用し
ぜひ!! 『杏ちゃん』の本レビューへの出演を!!と
プロデューサーさんにはかねてより打診をしてきました…

その結果!!!! …私の熱意が伝わり、なんとかプロデューサーさんから”OK”のサインを
頂くことに成功いたしましたヽ(*´∀`)ノ

はい(。_。(゚д゚( 皆さまありがとうございます!!!

それでわもったいぶらず、早速『杏ちゃん』に登場してもらいましょう!!!

はいッ!!どうぞ-!! 『双葉杏』ちゃんでぇ~す(∩´。>∀<)⊃



…………………



…………………



ん|ω・)!???



…………………



あれ(・ω・≡・ω・)いなくない… !!?


『杏ちゃん』どこぉ~(・ω・。)キョロキョロ(。・ω・)????

はぁ~(;´Д`) 困ったな… もぅコレだからウチのマネージャーは…何をやってるんだか…
あれだけあらかじめ、間に合うようにって、打ち合わせしておいたのに…(*´・ω・`)


あ!! そっか! そーだネ!! ほらぁ~アレだよぉ(o´艸`)

飴ちゃん♪!!  飴ちゃんばらまいちゃうんだからぁ~!!


とうッ!!  .*・゚.*飴・゚.*・゚✩.*飴・゚.*・ヽ(*´∀`)ノ.*・゚.*飴・゚.*・゚✩飴♫


杏๑ノ´д`)ノ-<あめだぁぁ~~~♡!♡!♡!!!

はいッ!! 『杏ちゃん』いましたね~(*゚∀゚)* もぉ~そんなとこに隠れてたなんて|彡゜…w

あッ!! ひょっとしたら杏ちゃんについてあまり詳しくない方もいらっしゃる
かもしれませんので参考までにここにプロフィールをご紹介させて頂きますね✩


『双葉 杏』 CV:五十嵐裕美 ※ ↖のサムネのコ
年齢:17歳 / 誕生日:9月2日 / 星座:花も恥じらう乙女座
血液型:B型 / 身長:139cm / 体重:30kg
B-W-H: ?-?-? / 利き手:右 / 出身地:北海道 / 趣味:なし

「仕事なんてやってられるかぁ~」 「働いたら…負け」

とにかくゴロゴロ寝たり、だらだらするのが好きな脱力系アイドルで、
いつもうさぎのぬいぐるみを持っている。
「アイドルとして成功すれば印税で暮らせる」と考えアイドルの世界に。
不労所得の為なら、労力は割と惜しまない。 (公式サイトより引用)


うん!! 杏ちゃんすばらしッ(*゚∀゚)* それではご紹介が終わったところで
さっそく、本作の感想を『杏ちゃん』との対談形式を用いて
来る2ndシーズ視聴を前に今一度プレイバック♪していきましょう!!!


杏๑´д`)-<{netabare} い、いやだっ!! 杏は働かないぞっ!!{/netabare}


まず始まってすぐ、たくさんのキャラが総出でなんと全部で14人!?
さすがにこ、これには私、てんやわんやで
キャラみんな覚えられるのかな…かなぁ??と心配しておりましたが…

1人”強烈”なインパクトのあるコがいると周りの視界がふぁ~と広がり
1人1人のキャラへ自然と目配りができ、そのコの持つ個性や魅力に
あらためて気づくことができるものですネ~♪

その一際”強烈”なインパクトなるコこそが他ならぬ『杏ちゃん』なのですよ~(・∀・*y)


杏๑´∀`)-< {netabare} あんずはいつでもフリーダムなのだ! ~ハッハッハッ~
だから後は二人に任せて帰るね๑´∀`)ヾ(・ω・`)ナンデヤネン!! {/netabare}



そして、本作では”プロ”のアイドルとしての活動ストーリーが色濃く描かれていて
売れなきゃやっていけない…人気アイドルを目指す”ガチ”な彼女たちの本気の姿勢が
まじまじと、コチラに伝わってきて、中々に手に汗握る展開となります!!!


杏๑´∀`)-<{netabare} あんずぅ~週休8日を希望しまぁ~す♪{/netabare}



今プロジェクトの見所は、個性豊かな、キャラの面々が
どのような形、ユニットとしてアイドルデビューすることになるのか…
はたまた…自分のお気に入りのコがいつデビューの日(当番回)を迎えるのか…
かたずを飲んで見守るカタチになりますネ♪


杏๑´д`)-<{netabare} あ~みんなやりたそうだし~今回~杏はゆずるよ~{/netabare}


そんな訳で私は『杏ちゃん』の当番回だけもう10周以上見てしまいましたが(/ω\*)w

あ!! 私、散々『杏ちゃん』言ってますが、他13人のキャラたちもみな選りどりみどりで
はじめの方、LIVEシーンにて主たる3人が飛び出すシーンはまず胸熱で良いです!!
                           ↑↑飛び出すシーンは何かと熱い!!w

私的には『杏ちゃん』の他にも
『アナスタシア』、『蘭らん』、『みくにゃん』、『ちえりちゃん』、『きらりん✩』なども
オススメしているのですよ…実は(o´艸`)


杏๑´д`)-< {netabare} あー飴なめたい、お家帰りたい。続けるの?コレ。はぁ…だいたいこんなことしても…{/netabare}


あーヽ(;゚д゚)ノ 私の『杏ちゃん』が…
ここは戦略的杏ちゃんフォローをすかさず入れておかねば|д・)
名づけて! ”すべてにおいて『杏ちゃん』はセンターだった♡”大作戦!!

はい今作のOP曲!! Star!! がとッてもいい曲で、何を隠そう、コチラの
OP映像でセンターをつとめてるのが我らがアイドル
『杏ちゃん』であります(*`・ω♡)ゞ

「小さな一歩だけど~君がいるから~ヽ(´∀`✿)ゝ✧♪」のところが

もう!! ♡゚+o。ズ゙キュ―(*゚д゚*)―ン。O+゚♡ でありますぞ(/ω\*)
いやぁ、このまま、2ndシーズンも『杏ちゃん』センターでお願いしますよ!!
プロデューサーさん(^人^)


杏๑´д`)-<{netabare} なんでもいいけど飴なめたい! あんずぅ~アイドル印税生活狙ってます(ドヤッ★){/netabare}


と、まぁ色々と好き勝手述べてきましたが、最終回…
やはり私は、泣いてしまいましたよ。゚(゚´Д`゚)゚。

色んなトラブルや問題を乗り越えて…今やれる精一杯をみんなが一生懸命にやりきる―

杏๑´д`)-<{netabare} 「それでいいんじゃん?? 杏なんてやれることややるだけで精一杯だよ」 {/netabare}

↑この一言に全てが集約されていました✩ みんなが緊張や不安を隠せない
この状況で…みんなを和ませる『杏ちゃん』は全てにおいてハイスペックで魅力的でした♡

2ndシーズンの更なる盛り上がりとみんなの活躍を期待を大にして待ちたいと思いますヽ(*´∀`)ノ

投稿 : 2024/05/04
♥ : 44

71.7 7 先輩で女子高生なアニメランキング7位
ひだまりスケッチ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (775)
4448人が棚に入れました
憧れのやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。
自宅から遠いため、親元を離れ学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」で一人暮らしをすることなった。
隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロ・沙英とともに、やさしくあたたかい仲間に囲まれながらも、4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子、松来未祐

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あんハピ♪でストーリーの所々でキャラクターがSDキャラになる・止め絵のアイキャッチなど本作を意識しているシーンが多い。

憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。
美術家の変わり者が集う事で有名なひだまり荘では、毎日がてんやわんやな出来事ばかり。
しかし、慣れない生活に戸惑いつつも、優しく温かい仲間に囲まれながら、ゆのは今ゆっくりと夢に向かって歩き出す。

ひだまりスケッチ 1(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第1巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、アパート「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女の日常を綴る。
第1話「1月10日 冬のコラージュ」と第2話「8月21日 ニッポンの夏」を収録。

ひだまりスケッチ 2(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第2巻。
デッサンの授業へと向かったゆのは、教室で全身に布を巻いた美術教師・吉野家先生と遭遇。
自らデッサンのモデルになると言い出した先生は…。
第3話「6月17日 またはインド人」と第4話「5月18日 ふかふか日和」を収録。

ひだまりスケッチ 3(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第3巻。
風邪を引き、学校を欠席したゆの。
昼過ぎに目を覚ました彼女は、額の上に濡れタオルが置いてあり、新しいパジャマに着替えていることを不思議に思い…。
第5話「2月13日 こころとからだ」と第6話「7月14日 ひんやり・まったり」を収録。
第3巻映像特典 ゆの役(阿澄佳奈)インタビュー

ひだまりスケッチ 4(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第4巻。
曇天のある日、宮子たちの下校時間にはすっかり風雨が強まっていた。
宮子は自分の部屋に置いてある乾燥剤が雨漏りにより発火することを心配し…。
第7話「10月12日 嵐ノ乾燥剤」と第8話「「3月13日 3%の希望」を収録。
第4巻映像特典 宮子役(水橋かおり)インタビュー

ひだまりスケッチ 5(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第5巻。
宮子と一緒に通学したいたゆのは、道端に落ちていた宝くじを拾う。
落とし主のサラリーマンに渡すと、謝礼としてくじを何枚か貰い…。
第9話「9月4日 裏新宿の狼」と第10話「11月3日 ゆのさま」を収録。
第5巻映像特典 ヒロ役(後藤邑子)インタビュー

ひだまりスケッチ 6(オーディオコメンタリー2話収録)
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した第6巻。
校外学習で動物園を訪れたゆのたち。
お弁当の時間、動物に見立てたおかずを見せ合う一行だったが、宮ちゃんのお弁当にはキャベツが丸ごと入っており…。
第11話「4月28日 まーるキャベツ」と第12話「12月24日 ChristmasEve 12月25日 サヨナラ…うめ先生」を収録。
第6巻映像特典 沙英役(新谷良子)インタビュー

病気療養中の声優・松来未祐さん死去 「ハヤテのごとく!」鷺ノ宮伊澄、「這いよれ! ニャル子さん」クー子など演じる
アニメ「ハヤテのごとく!」の鷺ノ宮伊澄役などで知られる声優の松来未祐(まつきみゆ)さんが27日に死去していたことがわかった。38歳だった。2日、所属事務所の81プロデュースが公式ホームページで発表した。

ホームページでは「病気療養中のところ平成27年10月27日 38歳で永眠致しました。ここに生前中のご厚誼を深謝し、謹んでご報告申し上げます」と松来さんの死去を伝えた。

また松来さんの公式ブログでも死去を発表。葬儀は、遺族の意向により親族のみで執り行われた。

松来さんは今年7月14日に自身のブログで「今年に入って熱が下がらず、病院で検査を繰り返していたのですが、急性の肺炎で検査を重ねたところで、少しでも早く治療に取り組まないといけない病気であることが分かりました」と明かし、病気療養のために当面の活動を中止すると発表していた。

松来さんは1998年にプレイステーション用ゲーム「御神楽少女探偵団」で声優デビュー。アニメ「D・C・~ダ・カーポ~」の鷺澤頼子や「這いよれ!ニャル子さん」クー子、「ひだまりスケッチ」吉野屋先生の声などで知られ、ファンには「まつらいさん」の愛称で親しまれていた。

『魔法少女まどか☆マギカ』から『ひだまりスケッチ』まで秘蔵資料&作品多数! こだわりの“蒼樹うめ展”10月3日より開幕

●内覧会には蒼樹氏も登場! ライブドローイングを披露
マンガ『ひだまりスケッチ』や、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られる蒼樹うめ氏の展覧会“蒼樹うめ展”が、2015年10月3日(土)~12日(月・祝)の期間、東京・上野の森美術館にて開催!オープン前日となる本日10月2日(金)、報道陣向けの内覧会が行われた。

蒼樹氏初の個展となる本展では、マンガ原稿やイラストだけではなく、初公開の設定資料やデザイン画、描き下ろし作品など、貴重な作品・資料が一挙展示! キュートで華やかな“蒼樹うめの世界”を存分に味わうことができる。

そして内覧会には、蒼樹氏ご本人も登場! 報道陣を前に、その場でイラストを描く“ライブドローイング”を披露してくれた。登壇した蒼樹氏は、「最初に個展のお話をいただいたときには、なんと分不相応なと、大変不安でした」と率直な感想を語り、「私なりに、肩肘張らずにリラックスして、ニコニコと観ていただける展覧会ができたらいいなと思い、今日までコツコツと作らせていただきました」と本展をアピール。展示はもちろん、グッズなどの細部に至るまで蒼樹氏の意向が反映されているそうだ。

ライブドローイングでは、本展のメインビジュアルにも登場している『ひだまりスケッチ』のゆのと、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえを生描画。色えんぴつで頭の大きさなどのアタリを取ると、そのまま太さの違う2種のサインペンで直描き! 約20分ほどの間で、ゆの&キュゥべえが描かれていく。ちなみにゆのは蒼樹氏の美大生時代に生まれたキャラクターだというが、キャラクター自体は「私が落ちこぼれていた、予備校生時代の分身」とのこと。本展の作品には蒼樹氏直筆の制作秘話も併せて展示されており、こういった制作秘話を知ることで、より一層作品を楽しむことができそうだ。

さて、ここからは展覧会の模様をちょっとだけご紹介。第1章~第5章の章立てで、幼少期から学生時代、『ひだまりスケッチ』に『魔法少女まどか☆マギカ』、そしてイラスト制作や同人活動などの多岐にわたる創作活動まで、蒼樹氏の歩みを一望することができる。実際に蒼樹氏が使用している機材を展示した“原稿の部屋”も必見だ。

◆第1章“蒼樹うめとは”
蒼樹氏の幼少期の作品や、学生時代のデッサンなどが展示。蒼樹氏手作りの焼きビーフンを再現した食品サンプル(!)の傍には、レシピも!

◆第2章 『ひだまりスケッチ』の世界
4度にわたりテレビアニメ化もされた、蒼樹氏の代表作『ひだまりスケッチ』。各種イラストや原稿のほか、“ひだまり荘”を再現した一角も!?

◆第3章 原稿の部屋
蒼樹氏の仕事場を再現したコーナー。幾多の作品が、すべてこのコーナーと同じ環境で制作されたのだ。

◆第4章 キャラクター原案『魔法少女まどか☆マギカ』
社会現象にもなった『魔法少女まどか☆マギカ』は、蒼樹氏がキャラクター原案を担当。キャラクターたちの魅力を、蒼樹氏みずから解説している。

◆第5章 「蒼樹うめ」の仕事
連載作品やイラスト提供、企業とのコラボなど、さまざまな作品も一挙展示! コミックマーケットのカタログイラストには、蒼樹氏の熱い想いも添えられていた。

本展では作品展示やグッズ販売のほか、蒼樹氏が不定期で来場し行うドローイングイベントやサイン会、蒼樹氏本人や声優の阿澄佳奈さん(『ひだまりスケッチ』ゆの役)、悠木碧さん(『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役)による音声ガイド(700円[税込])など、“蒼樹うめ展”を味わい尽くす仕掛けが盛りだくさん!

蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」 7月3日から前売り券が全国にて発売開始
10月3日~12日に上野の森美術館にて開催される人気イラストレーター・マンガ家の蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」。前売り券が7月3日から発売されることがWebサイトや公式Twitterアカウントにて発表されました。同時にWebサイトもリニューアルされ、「見どころ」「チケット情報」「関連イベント」が新たに公開されています。

2007年1月からTBSほかで第1期全12話が放送された。

内容は原作にほぼ忠実だが、各話の順番はバラバラで、また時系列順でもなくバラバラである。第1期ではゆのは1年生である。

このアニメの大きな特徴として、実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用していることが挙げられる。特に第1期では料理の実写取り込み画像が多用されており、オーディオコメンタリーによれば、スタッフが実際に調理した物を撮影して使用している。

パートの冒頭には映画のフィルム音と併せた5秒前からのカウントダウンが流れ、1期では太陽を見立てたデザインのものが使われている。

蒼樹は「主要登場人物のフルネームは設定しておらず、今後新たに設定するつもりもない」と語っている。

オープニングテーマ
「スケッチスイッチ」

エンディングテーマ
「芽生えドライブ」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 42

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これが本来の日常系なのかも。だが異色に見える。

物語:3.2 作画:4.0 声優:4.6 音楽:3.4 キャラ:4.8 【平均:4.0】                           (67.9)

ジャンル        :学園、美術、日常生活、ギャグ
話数          :12話+特別編2話
原作          :蒼樹うめ(四コマ漫画)
アニメーション製作 :シャフト
総監督         :新房昭之(第1期のみ)
シリーズ構成     :長谷川菜穂子
キャラデザイン    :伊藤良明
音楽          :菊谷知樹
主人公声優      :阿澄佳奈
OP           :「スケッチスイッチ」作詞 - 秋乃零斗 / 作曲 - 前澤寛之 / 編曲 - 安藤高弘
                         / 歌 - 阿澄佳奈、水橋かおり、新谷良子、後藤邑子
ED           :「芽生えドライブ」作詞 - micco / 作曲・編曲 - 菊池達也 / 歌 - marble

参照元         :Wikipedia「ひだまりスケッチ(アニメ)」
公式ページ      :http://www.tbs.co.jp/anime/hidamari/1st/

【あらすじ】
 憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。 ひだまりスケッチ公式「STORY」冒頭

【特徴】
①日常系、ほのぼの
②時系列シャッフル(1年間)
③新房昭之、シャフトらしい演出(一様な柄の背景、平面的に見せる、実写の取り込み、コミカルなSE等)
④時々キャラのデフォルメ化
⑤放送回によって雰囲気が異なる

【特徴の補足】
①ひだまり荘に住む4人の1年間を描く日常系作品。またその他の登場人物として、ゆのと宮子の担任である吉野屋先生と、いつも吉野屋先生を叱る校長などが登場する。
②始めのうちは意味の分からない事もあるが、後の回でその意味が明らかになります。
③上記で挙げた演出以外では、主に口以外の動作の無い体の一部をアップしたカットを多用します。
④手は腕だけ、顔は更に横長に、目は縦棒という具合にキャラを大胆にデフォルメします。これだけ大胆にデフォルメする作品は珍しく、本作の主な特徴になります。 
⑤基本的に温かいエピソードですが、回によってコメディー、ほっこり、ほのぼの等エピソードの主軸が異なります。従っていつも面白おかしい事柄だけでは無く、実際の日常で起きそうなエピソードで構成されています。

【総括】
 終始顔がほころんでしまうような内容の日常系作品でした。しかしその反面強く笑いを誘うオチが少ない気がしました。その為、"ほのぼのエピソード"がメインとなる作品に感じました。また独特な演出を始め、時系列シャッフルや回によって微妙に方向性を変えるなど、その他の制作会社の日常系作品と被らぬよう工夫を凝らしていると感じました。しかし、ローコスト感を強く感じさせてしまうのは玉に瑕で勿体無いとも感じました。
 最後です。どの様な人にお勧め?と問われたら「本当にほのぼのしたい方にオススメ」と答えます。


【思った事・蛇足】

観終えてみるとゆの達のほのぼのとした話より
新房昭之×シャフトの演出について色々と頭に浮かんできてしまって
自分が本当に楽しめているのか疑問に思ってしまいました。
うーん。
これだけインパクトの強い演出だと仕方のないことなのかもしれませんね。



それから
私の感覚ですが
本作はシャフトらしさを色濃く感じました。
だからシャフトの演出がダメと言う方が本作を完走出来た場合
他のシャフト作品も問題なく観ることが出来るのではないかと思いました。



さて
中身についての感想ですが
良くも悪くもフラットになりました。
心が。
含みのある言い方に感じるかもしれませんが
コレが正直な感想です。
ひだまり荘の4人については少し離れた所から
頬杖を突いてニッコリ微笑みながら見守る感覚で観ていました。



それで私が4人のこと以上に面白味を感じていたことは何なのかと言うと
吉野屋先生と校長先生のバカバカしい遣り取りです。
この2人はギャグ担当でした。
吉野屋先生は教員にあるまじき行動をする変わり者でしたが
校長に至っては頭は細長いわ全身が常に震えてるわで
容姿から既にギャグ。
怒った時のリアクションなんかは可笑しくて結構好きでした。



それにしても
4人に対する感想が浮かんできませんが
次期を観ることで何かしらの感想が浮かんでくることを信じます。



因みに「ひだまりスケッチシリーズ」は全4期です。
1期ではゆのと宮子は1年生ですが
シリーズを追う毎に時間が進み、進級し
更にはキャラも増えるようです。
これは仲良しの輪も広がって
面白味の幅も増えるということなのでしょう。



うん。
是非ともシリーズの最後まで観てみたい!



●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※ネタバレ注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-37.html

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
シャフト
【CV】
ゆの - 阿澄佳奈
宮子 - 水橋かおり
ヒロ - 後藤邑子
沙英 - 新谷良子
乃莉 - 原田ひとみ
なずな - 小見川千明
吉野屋先生 - 松来未祐
校長先生 - チョー
大家さん - 沢城みゆき
夏目 - 福圓美里
智花 - 釘宮理恵
うめ先生 - 蒼樹うめ(原作者)
{netabare}
※蒼樹うめ先生による4コマ漫画原作のアニメ。
美術の学校が舞台なのでシャフトの演出が合ってると思う。
時系列をバラバラにしてるのもいい感じ。

関係ないけど、ゆのっちと吉野家先生の会話シーンを(声優が同じだから)
這いニャルのニャル子&クー子に脳内変換してみるのにハマってますw

アニメではカットされてるけど原作1巻のゆのっちが酔って愚痴?を言うシーン、普段では見れない黒い部分が新鮮で好き♪
{/netabare}
ここから先はネタをネタとして見れる人しか開いてはダメかもしれない。
{netabare}
『本当は怖いひだまりスケッチの世界』


その1 【恐怖!101号室に潜む伝説の魔物】

仮にここではHさんとしておこう。Hさんは普段とても大人しい姿をしているのだが、主にひだまり荘の202号室の住人M子さんとの会話中に時折本来の姿を現す。そしてこの生物は、髪の毛があたかも生きている蛇の様に動き出すのだ。オカルトや神話に詳しい方ならピンときたかもしれない。そう、ギリシャ神話の伝説の魔物「メデューサ」そのものではないか。伝説とされている魔物は確かに存在したのだ。しかも「ひだまり荘」というこのアニメの中で一番描かれている場面の多い建物内にだ。筆者はこの事実に気付いた時、あまりの恐ろしさにしばらく震えが止まらなかったのを覚えている。…話を戻そう。この魔物の暴力的かつ残虐的な行動は語るまでもないのだが、その他にもこの個体には顕著な特徴がある。それは「食」に対する異常なまでの執着心。真夏に暖房をガンガンに効かせて鍋を食したり、鍋の締めとして鍋いっぱいのお汁粉を用意したり…と、その異常性は極めて高い。ちなみに余談ではあるが、メデューサの神話は芸術面においても関わりが深い。古代ギリシャやローマでは武具や防具にその首が描かれていたり、子供の悪戯防止と魔除けの意味を込め、竈にメドゥーサの絵を描いていた物も残っている。ひだまりスケッチの舞台となっているのが、やまぶき高校美術科だというのもなにか関係があるのかもしれない。

その2 【驚異!狐が憑いた女】

怪談でしばし語られる中には「呪われた○○」というものがある。いわゆる「いわくつき」というヤツだ。このひだまりスケッチの中にも例外なく登場しているのだ。1期2話をご覧になって欲しい。内容は浴衣を着て夏祭りに出かけるという、一見ごく普通のお話。そして浴衣を持ってなかったM子さんは、Hさんが子供の頃に着ていた魔法少女モノの浴衣を借りる事に。しかし、ここからが本編なのだ。その浴衣は着ると色々と悪い事が起きる「狐が憑いた浴衣」いわゆる「いわく付きな浴衣」だったのである。案の定それを着て夏祭りに出かけたM子さんが取り憑かれるのだが、その顛末は皆さんにアニメを実際に見て確認してほしい。

その3 【怪奇!やまぶき高校に棲む怪異】

「学校の七不思議」というのを聞いた事がある人も多いだろう。怪談では定番となっている物だが、勿論ひだまりスケッチに登場する学校にも存在する。其の中でも最も筆者が恐ろしいと感じたのは、学校の代表とも言える存在「校長先生」がとても人間とは思えない異形の姿をしているように見える…というものだ。一言で言えば「在り得ない程に頭部が長い」のである。この校長は度々出現しているので、これも実際にアニメを見て確認をしてみてほしい。またこの他にも妖怪の類だと思われる「チクリン」の存在や、過去の卒業生が彫った「やまぶき地蔵」にまつわる伝説、学校の目の前に佇んでいる「血溜り荘」(お黙り荘と呼ばれる事もあるらしい)と呼ばれる建物…等々が七不思議には存在する。こちらも検証が済み次第、記事にしていこうと思う。


…え?ひだまりスケッチは癒し系の日常アニメだって?
「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな。」(CV阿澄佳奈@黒ゆの
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

70.2 8 先輩で女子高生なアニメランキング8位
普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (755)
3566人が棚に入れました
地方の小都市・流川市に住む女子高生・宇佐美奈々子は市役所に勤務する叔父に懇願され、町おこしを目的とした動物園でのステージショーに出ることとなった。そこで出会ったのは高校の先輩で、やはりステージに出演するという小日向縁。彼女のアドバイスもあって奈々子は無事にステージをやり遂げた。これをきっかけに奈々子と縁は流川市をPRするローカルアイドル(ロコドル)「流川ガールズ」としてイベントやケーブルテレビへの出演などの活動をこなし、市民の血税から生まれた報酬(時給1000円程度)を得るようになる。

声優・キャラクター
伊藤美来、三澤紗千香、吉岡麻耶、水瀬いのり、下田麻美、井澤詩織、井澤美香子、津田美波、松井恵理子、室園丈裕、飯田利信、M・A・O、今井麻美、黒沢ともよ、新田恵海
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

2014夏クール個人的No.1。追記二弾。オススメ回を追記しました。

原作未読でアニメを完走した上で、コミックス購入~。
ので3巻まで既読です。

「よし総評書くか」と思ってみて改めて、採点しかしていなかったことに気付きました。2014夏クールで一番楽しみにしていた作品なのに、どういうこと?w

採点&総評-----
●物語●
{netabare}
下手にシリアスな展開も無く。
アイドル物にありそうなギスギスしたお話も無く。
税金とか予算とかはちょいちょい出てきましたが、それほど重要なことも無く。
終始明るい展開で、観ていて前向きになれるお話だったと思います。

あくまで「ろこどる」というスタンスを崩さず、ブレずに12話描かれていたのも良かったと思います。

個人的にオススメの話数は
『笑える回』・・・2話、3話、6話、9話、10話、12話
『物語が良かった回』・・・1話、11話、12話
でしょうか。(半分以上該当させてしまっているのは、どうなんだ?とw)
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
ズバ抜けて推したいキャラがいたように思いませんでしたが、メイン4人をはじめ、脇を固めるキャラ達も良い味だしてたように思います。
奈々子と縁のやりとりが、結構なアクセントになっていたように思いますw

奈々子・・・真剣、無難、ドジっ娘(?)、食べ担当、率直
縁・・・お嬢様、アイドル(?)担当、(可愛い?)女の子好き
ゆい・・・脅威の運動能力、ちっちゃいけど18歳(最上級生)、初代魚心くん
みらい・・・人見知り、(意外と)しっかりしてる、もう少し出番をw
叔父さん・・・奈々子をろこどるに引き込んだ張本人、頼れる発起人
沙織・・・かなり有能、所々怪しいが基本頼れるマネージャー
こんな感じで観てました。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
奈々子役・伊藤様。お名前を拝見するのは初めてでした。ミリマス声優さんということで、アイマスMOVIEでは聴いてるはずなのですが・・・すみません。
縁役・三澤様。個人的にはゲーム版SAOでのストレア役で記憶にありました。お嬢様役ということで、印象が変わって聴こえて良かったと思います。

あとは・・・他のろこどるさん達。豪華過ぎるでしょうw アイマスかラブライブか(他にもあるみたいですが)とか、狙って揃えたの?とw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
シャフトとか京アニとか程、飛びぬけて綺麗な作画だったとは思いませんが、終始安定して観やすいアニメだったと思います。

アイキャッチとエンドカードに気合が入っていたな~と。
毎話見る度に「エンドカードの元ネタ何(誰)?」と調べていましたw
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
OPもEDも、今クールのお気に入り楽曲に。
他にツボに入るのが『精霊使いの剣舞ED』『ハナヤマタOP』くらいだったものでして、この作品のおかげで車のHDDが大分にぎやかになりました。

ゆい登場回、みらい登場回でEDのアレンジが変更されていたのはサプライズでした。

最終話まで引っ張った『流川ガールズソング』。良かった~。まさかのフルコーラスで、前半振り付けメインで流し、後半は回想メインで構成する。極端に感動するエピソードがあったわけでもないのに、何故かちょっと泣けてしまいました。
{/netabare}

各話感想-----
気になった、気に入ったポイントを挙げていきたいと思います。
まずは思いついた順に書いて行きます。
また観直して思いついたら追加、という形をとりたいと思います。

12話-----
{netabare}
ろこどるフェスタ本番。最終話。
順番が「大トリ」というのは、お約束ですよね~w

沙織さんも緊張するんだと感心していたのに、主に帰りの列車などのスケジュールですかw 感心して損したw

フェスタのステージが押しているせいで、夏祭りに影響が出てしまったわけですが・・・「オレが何とかしよう」って。オチは知っていますが・・・叔父さんカッコ良かった。

ステージシーンは『流川ガールズソング』、まさかのフルコーラス。
ガッツリとしたアイドル物でもなかなかできることじゃ無いですよね。製作時間とか尺とかありますし。
奈々子も縁も可愛かった。
作画的にも音楽的にも物語的にも、2話引っ張られた分は十二分に良さを感じられたと思います。

結果発表のやりとりは・・・そこだけ見ると、確実に誤解されますよね。AWA2GIRLSが嫌な娘さんに。リーダーのフォローと、場の雰囲気があってこその展開だったかと。流川市ブースを見ていた彼女らの心境が、ここで描かれていて良かったです。

しかし・・・芸能事務所が絡んでいるとなると、このフェスタ自体が出来レースだったのではないか?と勘繰ってしまうのですが。そんな物なのでしょうかね~?

場を繋ぐと言っていた叔父さん。
一体何処からツッコめば?w
暖まってたのか?w
{/netabare}

11話-----
{netabare}
ろこどるフェスタ前夜祭。
地域物産展と他のろこどる達との出会い。
AWA2とグラスキュートの声優さんの豪華さときたらw

直前になって明かされる強行日程ですが、前回10話の時点で沙織さんがそれについて言いかけてるんですよねw 折角の名古屋ですが、観光は諦めて下さいw

前回の3倍のエントリーがあった上で、最終12組に流川ガールズが残っているって・・・沙織さんのコネクションって一体w

サラっとナナちゃん人形がw

実際の「ろこどる」という物がどうなのかは知りませんが、AWA2やグラスキュートのように芸能事務所に所属した上でと言われると、イマイチ地元感が感じられない気がするのは何故でしょう?
自治体と事務所がタッグを組んで、アイドル活動や物販で稼ぐというビジネスは有りそうに感じますし、元からそういう狙いで結果地元が潤うのであれば、問題無いとも思えるのですが・・・。
後々、物産展の結果や各ろこどる達の心境心情は描かれているわけですが。
両者並んで上手く好循環を生み出せて行けたら、と思えてなりません。

1つツッコませてもらうならば、『地域物産展』でブースの看板にデカデカと『ろこどるの名称』を謳っちゃってる時点で、勝負には負けてると思います。

名古屋でビル街に観覧車って、アソコですよね?w

何といいますか・・・奈々子、縁、ゆい、みらい、沙織。皆が頑張ってるのが伝わる、良い回だったと思います。
{/netabare}

10話-----
{netabare}
ろこどるフェスタに向けて、の回。
提案の時点で沙織が何か言いかけてるのが、次回の伏線にw

ステージ用の曲を自分達でって、無茶振りすぎるw
そして約半日で曲と振り付けを完成させてくる2人の有能さw
そしてまさかの『魚心くんソング』の製作者が叔父さんだった件w

血税とか予算とか気にする奈々子に印税の話とかw
しかも例えがミリオン達成時!?w
今時、現実に、どれだけのアーティストが純粋にミリオン売れるか・・・。

やはりと言いますか、新曲の詳細はここでは明かさないですね~。
新曲のお披露目は、小さくても、まずは市民の皆様に。
奈々子らしい真面目さだと思います。
「売れる為のステップの1つ」的な要素が無い分、清々しく観られます。
{/netabare}

9話-----
{netabare}
奈々子が選ばれた(おそらく最大の)理由が「女子力が低い」とか「無難」とか。散々ですね~。フォローとかしてあげて下さいよ~とか思っても、どうオブラートに包んでみても・・・同じ結果なのかもしれませんw
でも、何に対しても真面目で手を抜かない所、ポジティブな所は、彼女の長所なのだと思います。

奈々子と縁のファーストコンタクトや、縁の体調不良のお話でした。
ここまで観てから1話をみると、縁の大袈裟とも思える反応が納得できますね。
{/netabare}

7~8話-----
{netabare}
2代目魚心君、みらいさん登場。

前回の「大運動会」の放送を観て、3人で感想を話し合うはずが・・・各々ドタバタで見られず、結局皆で一緒に視聴することにw
3人らしい(?)微笑ましい一幕でしたw

全国ネットで一躍人気者になった魚心くん。
その為の増員。

しかし・・・中の人の採用条件、厳しすぎでしょうw
何より身体的なポイントの比重が大きすぎです。

7話よりEDが4人バージョンに。
このアレンジも良いと思います。
{/netabare}

5~6話-----
{netabare}
観直してみて気がついたのが、ちょいちょい「みらい」が映り込んでること。1話とか。

全国デビューの目標を立てた途端に『ゆるキャラ大運動会』の話が。
やはりと言うか、さすがと言うか、見事なまでの間の悪さw
魚心くん・運動会仕様とか、本気すぎるぞ流川市政。

この辺りから奈々子の「予算への反応」が過敏になってきたように思います。

魚心くんの由来やスペックが明らかに。
歴史などを背景にした深い設定や、想像以上の重量。
そして本体はオイカワ(背中の魚)w

全国番組でも名前を噛むのは、もはやお約束ですよね。
何も無いけど、あるがまま。目立つパフォーマンスやネタは無いけど、素朴にストレートに我が街をアピールしたところは、ろこどるらしかったと思います。

タマホッシーくん、別物ですよね?w
全然ユルくないw むしろ暑苦しいw
{/netabare}

4話-----
{netabare}
沙織さん登場。
マネージャーという立ち位置で紹介されてましたが・・・。
最後まで観てみるとかなり有能で、メンバーのことを思っている人だと判るのですが・・・所々言動が不審なんですよねw

『流川ガールズ可愛い。私たち一番。市内で一番。』
どんだけ謙虚なの?w
{/netabare}

3話-----
{netabare}
魚心くん&ゆいさん登場。

まさかの18歳。最上級生w
縁の反応を見る限り、可愛い女の子なら結構守備範囲広そう。

いつの間にやらユニット名がついてましたw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28
ネタバレ

めっちょん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「うおうお(^q^)うおうお(^q^)うおごこぉろ~~~♪」 ・・・くん!」笑

ギョギョギョギョ♪笑

裏方である大人たちのしっかりしたサポート体制の元なりたっている物語であることが◎
大人たちに支えられてこの娘たちがのびのびと活躍する。そんな関係が世代を問わず受け入られる良作であることを物語っているとおもいます

頼りがいがあってやさしいやさしい(※ときにやさしすぎて危ういw)おねーさんキャラのゆかりさんと無邪気で元気ドジッ子キャラのなにゃこがどちらの魅力も最大限引き出していて非常に良い関係を作ってるのがすばらしい
次回予告の会話の掛け合いがとっても息が合っていて仲の良さがうかがえる

第1話
{netabare}市民の血税で買った水着w重いよwww
なにゃこはドジばっかりやってるのになんでこんなに明るいんでしょう。見習いたいものです{/netabare}

第2話
{netabare}なにゃことゆかりさんの携帯電話でのやりとりや部屋でのやりとりはまるで付き合ったばかりの恋人同士のよう
この回でのゆかりさんは子供みたいにかわいかった。きゅんきゅんしちゃう笑 {/netabare}

第3話
魚心くん初登場「よろ"じぐおね"がいじま"ずぅ」こわいよ・・・

{netabare}後半、ステージ中に雨が降り出すリアルな展開
お客さんも散って中止か・・・と思ったところでなにゃこがついにはじける
ステージ前にいまいち自信の持てないなにゃこになにゃこの友達ゆかりさんおじさん周りの人達から散々あおられ
溜めて溜めて溜めて溜めて一気にここではじける様は雨の中服を脱ぎ捨てる演出もあいまって非常に爽快
そして逆境を見事アイドルとしての大きな飛躍の場にしてしまったこの演出は見事
なにゃこのお友達がなにゃこのろこどる活動に対する最初の反応からどんどん認識が変わる移り変わりの演出も良かった
{/netabare}
神回。

第4話
{netabare}へんたい、たいへん!へんたい、たいへん!www {/netabare}

第5話
{netabare}全国ネットデビューのネタ二段オチwおもしろかったw

天然でダジャレ&天然でスルーwwwそうそうゆいちゃんわかってるねwww {/netabare}

第6話
{netabare}ゆるキャラ同士は言葉はなくても通じ合える! {/netabare}

第7話
{netabare}満を持して最終兵器チノちゃん登場!笑
声は高めだけど話し方はやっぱりチノちゃんぽいとおもいました
これでキャラクター出揃ったみたいです。EDもこれで完成です

東京から来たお客さんに「なにゃこ」で認識されるももはや自然にスルーw成長したねw {/netabare}

第8話
{netabare}新キャラ最終兵器チノこと名都借みらいちゃんの章
見た感じ無表情で反応が薄くなんやこいつ…と思われそうなキャラ
しかしその心の奥にはゆい先輩に対する尊敬と魚心くんの役割に対する熱い思いが秘められていたのでした
一言でいうと健気。かわいい {/netabare}


第9話
{netabare}ゆかりさん回想回。「ゆかりさんがろこどるをはじめた理由・・・」

ここでなにゃことゆかりさんの馴れ初めが明かされました
ゆかりさんはあの時からろこどる結成が決まったようなものですね。運命って人の思いで決まるそんな事を感じさせる回でした
第1話からのなにゃこに対するゆかりさんの秘められた思い。あぁそうだったのかとジ~ンときちゃいました
クリスマススペシャルのゆかりさん誕生日の伏線もこの回で張られてましたねw {/netabare}
神回。

第10話
{netabare}流川ガールズ新曲のため作詞をまかされるも印税の話を聞いて雑念まみれのなにゃこwなんでおまえはそんなにおもしろいんだwww
それでもみんなの協力のもと良い詞が出来たようです^^
作った詞から曲と振り付けは簡単に出来て凄いなと思ったけどこういうのは最初のイメージを作るのが重要なのでやはりなにゃこ頑張ったよえらい
{/netabare}

第11話
{netabare}いよいよクライマックス『全国ろこどるフェスタ』開催
その前夜祭が今回のお話

ブース紹介ステージでのなにゃこは噛みもせず堂々としていて完璧でした。以前の食レポの経験がこのステージでの自信に満ちた演技につながってるのは明らか
なにゃこはこういった経験を自信と成長の糧にするのは上手いとおもいます
前回の作詞作業ももし今後また作詞を頼まれる事があればきっと経験を活かして立派な作詞が出来るようになってるでしょうね

前回優勝者のAwaAwaガールズ。なんか言うほど大したことなくて地味に映りましたね。むしろ眼鏡っ子チームのほうが可愛くてアイドルっぽく見えました。なんででしょう。単に個人の趣味でしょうか笑 {/netabare}

第12話
{netabare}意外と活躍したのが裏方であるマネージャーさんとおじさん
ろこどるフェスタと地元夏祭りのスケジュールの調整のため奮闘します
「面倒事は大人に任せて」これがろこどるの醍醐味です

本番ステージではやっぱり名前を噛んだなにゃこwもはや無意識にねらってるでしょw上手いな~www
歌と踊りはもはや本物アイドルでしょ。というかなにゃこらしくない!wなにゃこ~w行かないで~wwwいやまぁ可愛かったけどw
とゆうか他のろこどるたちはともかく優勝のAwaAwaガールズぐらいちゃんと歌やってよ。これじゃAwaAwaガールズがどれだけすごいのか優勝した根拠がわからない。優勝したのに最期まで流川ガールズの引き立て役しかしなかったですね。ちょっとかわいそう・・・。そこが唯一の不満点です
最後は遅くに地元に戻って地元民の待つ夏祭りステージで締め。う~んこの構成の素晴らしさよ。完璧 {/netabare}

第13話

{netabare}夏休みも終盤。その後も変わらずゆるゆるな彼女たち。癒されるんじゃ^~
ゆかりさん家に来たー! 我が家にも来て欲しい。一家に一台ゆかりさんが欲しいw

そして前回のAwaAwaガールズさんたちが流川に遊びに来ました
なにゃこ流流川案内
「豊かな水ー!」(水ー!)
「豊かな緑ー!」(緑ー!)
「広い空ー!」(空ー!)
wwwwwwww

う~ん…AwaAwaガールズさんたち反応が冷静過ぎてつまんないなー。あえてそういうキャラにして対比させてるんでしょうかね。
もし続きがあるなら今度はAwaAwaガールズさんたちの魅力も引き出した活躍も観てみたいですね {/netabare}

じつはゆるゆるやってるようでこの子たちホントがんばってるんですね
高校生をやりながらろこどるやるのってすごい大変な事だとおもう
体調の悪い日もあるだろうし自分の時間もとれないだろうとおもうけどそれでもやれるのは持ち前の明るさとやってて楽しいという想いと人のため地域のためというつよい想いと何より一緒に頑張れる大好きな仲間がいるからなんだなとおもいました。

場面が変わる時に入る魚心くんキック!かわえぇwww

EDで地味に新キャラの予告とその後歌と画面に加わっていく演出にも注目


しかしこの作品、タイトルと見た目が地味でかなり損してますね
ローカル色を出そうとしたのが失敗ですね。内容にかかわらずヒットさせる要素としてタイトルと見た目だけでも力入れてインパクト出さないと笑。逆じゃんw
ぼくは最初ろこどるの意味も知らなかったし「~をやってみた」っていかにも素人がちょっと趣味でアニメ作ってみましたみたいな想像してしまいますよね
実際はかなり作画もストーリーもしっかりしててもちろん声優さんも高水準でこれこそ「隠れた名作」というのににぴったりだなとおもいましたね
隠れた名作というより「隠れちゃった迷作」「ついうっかり隠しちゃった迷作」かな笑
でもそんなところもいかにもこの作品のイメージぴったりで好きだったりします笑
まあタイトルは普通に「ろこどる!」でも良かったかと笑そしたら「けいおん!」みたいに大ヒットしたかも笑


というわけで「ろこどる!!」希望(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15
ネタバレ

超しじみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アイドルではなく【ろこどる】。その路線を外れることなく突き進んだ、魅力溢れるアニメ

 最初は、「タイトル切り」をして視聴をしませんでした。ですが、私の兄に勧められ、さらにちょうどその時期にdアニメにて期間限定で全話配信されていたので、一気に視聴しました。本当に視聴して良かったと思っています。
 私はこのアニメを見て、ふるさとに対する愛と、先入観を捨てるという心を得ました。もう本当にお気に入りの作品です!是非、タイトルで判断せずに見てほしいです!

 本編は、主人公である奈々子が【ろこどる】として活動し、成長していく物語です。そして、物語の舞台である“流川市”の市民や友人、さらには市外の人々とも交流をしながら、【ろこどる】という存在を知っていく内容となっています。
 タイトルにも使われている【ろこどる】とは“ローカルアイドル”の略称で、地元に密着したアイドルのことを言います。アイドルと言っていますが、アイドルではないんです。それは本編を見れば分かると思います。
 この作品の魅力はまさに、舞台である“流川市”です。「いい町、いい人、流川」というキャッチフレーズがあるように、おだやかで居心地の良い町であり、そこに住む人々も温かい人ばかりです。
 流川市の魅力はそれだけでなく、市民に定着した音楽にもあります。その音楽こそ、この作品の魅力を最大限に引き出してくれる『あぁ流川』という楽曲です。この楽曲は、流川市民なら誰でも歌えると言っていいほど市民にとって慣れ親しんだものであり、流川市の象徴ともいえる印象深い楽曲です。一曲で、流川市民の温かさ、素敵な街並みや雰囲気などが感じ取れると思います。この楽曲があるからこそ、この作品には深い印象が残り、引き込まれるのだと思います。

感想は、それぞれの回ごとに載せます!

1話
{netabare} 奈々子が【ろこどる】としてデビューするお話です。
 この1話、後の物語に関わってくるものがたくさん登場します!
 まずはキャラクターです。よく動く人に注目すれば、今後関わってくる人が誰なのか分かると思います。
 次に音楽です。上にも書いた『あぁ流川』が何度も流されて、1話だけでフレーズを覚えられるほど聴こえてきます。ちゃんと私たちの耳に印象に残るように仕組まれていますw それから、ステージで歌うシーンでは、流れるプールが塞き止められるほどお客さんが注目しています。市民にとって印象深い楽曲であることがしっかり表現されています。
 最後に性格です。奈々子の「適当じゃダメ!」や「やるからには、ちゃんとやらなきゃ!」というセリフに表れている性格は、これから【ろこどる】として活動していく上で、とても大切なものとなっています。それは奈々子本人だけでなく、周囲のキャラクターにとってもです。ここは是非、見落とさないでほしいです。
 序盤からのんびりした雰囲気で物語が進んでいきますが、印象付けたいところは何度もシシュエーションを変えて強調してきます。聞き逃したりすることも減るので良いと思います!{/netabare}

2話
{netabare} 前半は【ろこどる】としての仕事、後半は縁の家へ遊びに行くお話です。
 序盤から、奈々子と縁の、リポーターとしての実力の差が浮き彫りになりますw でも、1話よりも奈々子のトーク力が上がっています!それはなんとなく伝わってくると思います。
 食レポのシーンでは、奈々子はカメラを忘れて大胆なリポートをしています。このシーンでは、リポート以外にもうさぎ屋の店主にも注目ですね。店主は「終わったら言ってくれ」と一言だけ残し、一度裏に入ります。ですが、直後にはひっそりと顔を見せています。このシーンからは表情に出さない温かさを感じました!(※追記:このシーンを見返して気付いたのですが、うさぎ屋の店主の優しさが表現されているんですね。最初、奈々子がお店への影響を懸念していることに気付いて、反応をしています。奈々子がお店のことを意識してしまわないように、姿を隠すために裏に入ったのだと思います。奈々子の食レポが成功して一安心したから、最後にひっそりと顔を見せているんですね。)
 縁の家へ遊びに行くシーンでは、縁の意外な一面が見えました。完璧に見える縁の弱いところを知ることで、奈々子たちはさらに友情を深めることができたと思います。
 奈々子たちは【ろこどる】としての活動を通じて、地域への貢献というやりがいを少しずつ感じてきていると思います。それは最後に見せた表情や行動からも伝わってくると思います。
 そして、市民の心もしっかり掴んでいます。うさぎ屋の店主なんか、お礼状や贈呈品のうえに、さらにお店に写真まで飾っています。
 これからの2人の活躍に、目が離せません!
{/netabare}

3話
{netabare} ついに、魚心くんをお披露目するお話です。
 魚心くん、とてもインパクトのある登場シーンでしたw ボイスチェンジャーの不調は想像以上に強い印象を残していますw
 2人のユニット名も決まったみたいですね!「流川ガールズ」、作中では笑われていますが、とてもしっくりくる良いユニット名だと思います!
 クラスメイトの野田ちゃんたちは、最初は奈々子たちの活動に興味を示していましたが、そろそろ飽きてきているみたいですね。2話では出演している番組を見ていましたが、3話ではニュースにもなったという「流川ガールズ」というユニット名を知らないようでした。でも、魚心くんのライブイベントの後に、彼女たちの中で、何かが変わったような印象を受けました。ステージ上での輝かしい姿は、きっと、心を揺さぶるほどの衝撃があったのだと思います。
 ライブイベント後にステージ衣装を回収して届けてくれるシーンでは、流川市民の温かさをまた見ることができました。さりげないですが、市民の人たちを映してくれたおかげで地域とのつながりも感じ取れる一場面でした。
 ユニット名の決定に加えてあいさつするときのポーズも決まり、だんだんとそれらしい姿になってきました。さらに、魚心くんの中の人「ゆい」もメンバーに加わり、より一層にぎやかになりそうです。
{/netabare}

とりあえず、3話まで感想を載せました!続きは少しずつ追加していきます!

 この作品を見たとき、私はちょうど学生で、次の年に就活が待っている時期でした。どのような企業に就職をしようかと迷っていましたが、この作品のおかげで、地域に密着した仕事をしている1社の企業に絞ることができました。そして今年はいよいよ、その就活をする時期です。この作品で得た地元愛をその企業に全力でぶつけて、内定を勝ち取りたいと思います!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

69.4 9 先輩で女子高生なアニメランキング9位
ひだまりスケッチ×ハニカム(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (473)
2471人が棚に入れました
『ひだまりスケッチ×ハニカム』は、「ひだまりスケッチ」の第4期シリーズ。
憧れのやまぶき高校美術科に、見事合格したゆの。
自宅から遠いため、親元を離れ学校の門前にあるアパート「ひだまり荘」で一人暮らしをすることなった。
隣室に住む同級生の宮子、階下に住む上級生のヒロ・沙英とともに、やさしくあたたかい仲間に囲まれながらも、4人が巻き起こす楽しくもにぎやかな日々を描く。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、水橋かおり、後藤邑子、新谷良子、松来未祐、釘宮理恵、福圓美里、沢城みゆき、チョー、蒼樹うめ

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

故・松来未祐さんの病名、慢性活動性EBウイルス感染症だったと明かされる

憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
親元を離れ、学校のまん前にある小さなアパート『ひだまり荘』で一人暮らしをはじめたゆのは、そこで同級生の宮子、先輩の沙英とヒロの三人に出会う。
美術家の変わり者が集う事で有名なひだまり荘では、毎日がてんやわんやな出来事ばかり。
しかし、慣れない生活に戸惑いつつも、優しく温かい仲間に囲まれながら、ゆのは今ゆっくりと夢に向かって歩き出す。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第1巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第1巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女は、優しく温かい仲間に囲まれながら、夢に向かって歩き出す。
第1話「5月6日 - 5月15日 狭い日本 そんなに急いで どこへ行く 5月16日 - 5月18日 どこでもでっかいどう」と第2話「5月18日 - 5月19日 上からゆのさま」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第2巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第2巻。
憧れの私立やまぶき高校美術科に入学したゆの。
「ひだまり荘」でひとり暮らしを始めた彼女は、優しく温かい仲間に囲まれながら、夢に向かって歩き出す。
第3話「8月31日 夏休み最後の来訪者 9月1日 おかしもち」と第4話「9月15日 勝利のシャッターチャンス!! 勝つのは宮子だ!!」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第3巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第3巻。
いきなり明後日両親が遊びに来ることになったなずな。
手料理を食べたいと言われた彼女はゆのさんに相談すると、ヒロさんとふたりで教えてくれることに。
第5話「4月20日 オンナノコのきもち 1月31日 まっすぐな言葉」と第6話「10月15日 空の高さも木立の影も 4月26日 - 4月27日 恋愛上級者」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第4巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第4巻。
コンペでやまぶき祭のパンフレットの表紙絵を描くことに。
表紙になれば校外の人にも見られ、やまぶき高校のホームページにも載ると張り切るゆのだったが…。
第7話「10月5日 - 10月6日 パンフコンペッペ 10月6日 - 10月8日 ひみつのデート」と第8話「10月11日、10月30日 恐怖!やまぶき祭 準備編 11月3日 怪奇!やまぶき祭 当日編」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第5巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第5巻。
大家さんがデパートのクジで当たった人生体験ゲームをもらった沙英は、そのままじゃつまらないと、ひだまり荘版に改造することに。
第9話「11月10日 ほほえみがえし」と第10話「12月2日 学べる雪合戦 12月15日 ひだまり応援団」を収録。

ひだまりスケッチ×ハニカム 第6巻
蒼樹うめ原作の人気4コマ漫画をアニメ化した新シリーズ第6巻。
吉野屋先生の部屋の美術書が増え過ぎたため、一部をやまぶき高校に寄贈することに。
すごい量の本を運ぶのを手伝うことになったゆのたちだったが…。
第11話「12月22日 お姉ちゃんだったのですね 12月21日 - 12月24日 うろおぼえうた」と第12話「12月31日 - 1月1日 ゆく年くる年」を収録。

【アニメキャラの魅力】ミニマム、家庭的、お風呂好き!(たぶん)主人公「ゆの」の魅力に迫る
『ひだまりスケッチ』は、『魔法少女まどか☆マギカ』で一躍有名になった蒼樹うめ氏による漫画作品およびアニメ作品で、やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた物語です。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯などさまざまな場所が舞台。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■ゆのとは
ひだまりスケッチの主人公です(たぶん)。ひだまり荘の201号室に住んでいて、隣人の宮子とはクラスメイトでもあり、親友です。はじめは、自身の芸術への取り組み方について悩んだりもしていましたが、ひだまり荘の住民や周囲の人と交流しながら、少しずつ成長していく様子が描かれています。

身長144cm。今時の小学生高学年の平均身長くらいのミニマム。そして、身長の話題になると暴走状態になってしまいます。そして、声優「阿澄佳奈」さんの声が、さらに彼女の魅力をアップさせています。

■家庭的
ゆのは、ひだまり荘に来たとき、若干ホームシック気味になったことがあります。そのためか、乃莉となずなが来たときには、沙英さんやヒロさんのように後輩の面倒を積極的に見ようと奮闘します。沙英さんとヒロさんとはまた違った、ひだまり荘の家庭的な雰囲気を作り出しているのが彼女といえるでしょう。料理が得意で、おふくろの味の輪切り人参入りきんぴらごぼうは、なかなか他では見られない素敵メニューです。

■努力家
ゆのの登場シーンはとても多いですが、その中でも物事がうまくいかずに悩んでいるシーンが多い気がします。他の登場人物と比較すると、やや地味な感じもしますが、努力して一生懸命に物事に取り組む、そんな姿勢は私たちも見習いたい部分ですね。

■お風呂大好き
ゆのはお風呂が大好きで、アニメではほぼ毎回彼女の入浴シーンがあります。入浴シーンの需要も、きっと(そこそこ?)あるのでしょう。彼女以外の入浴シーンが気になるなら、時々ひだまり荘の住民達で近所の銭湯に行っているようなので、そちらも確認してみてください。ちなみに近所の銭湯は“正の湯(まさのゆ)”で、のれんには「ゆのさま」と表記されています(笑)。作者のセンスに脱帽なのです。ただ、同じ水でもプールは苦手で泳げません。

癒し系ミニマム芸術少女「ゆの」の魅力について語ってみました。まさに『ひだまりスケッチ』の主役にふさわしく、たくさんの長所と短所を持った、とても魅力に溢れる少女ではないでしょうか?

【アニメキャラの魅力】ムードメーカーでトラブルメーカー!ハラペコ貧乏少女「宮子」の魅力
『ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したもの。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた人気作品です。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯など、さまざまな場所を舞台としています。

■宮子嬢ってどんなキャラ?
宮子嬢は、福岡県出身で家族は両親と兄がいます。一言でいうと、既存の価値観にとらわれない自由人でとても感性豊かな女の子です。彼女はひだまり荘の202号室に住んでおり、部屋にはなぜか、親が持たせてくれたというビニールプールが・・・。一方で、水道料金を払い忘れて水が出ないなど、うっかりさんな所も。今回は、そんな宮子嬢の魅力について紹介したいと思います。

■ハラペコ健康少女
家庭状況が作品中で語られることはほとんどないですが、その口調からどうやら貧しかった様子。ひだまり荘でも家賃の一番安い、大家さんが自力でリフォームした部屋に入居しています。作品中でも食べ物にまつわるエピソードには事欠きません。女の子はみんな体重や食事の量を気にするものですが、宮子嬢は逆に“たくさん食べることが幸せ”という考えを持っています。健康的でよく食べる女の子はとっても魅力的ですよね。

■スタイル抜群
同性から見ても魅力的なそのスタイル。身長165cmと、同世代の女子学生より長身でありながら、出るところはしっかり出ています。さらに、日頃はお金が無くてなかなか買えませんが、トリートメントをすると髪質も良くなるなど、ルックス・スタイルともにパーフェクトなのです。いつも植木屋の兄に散髪をしてもらっているのはもったいないですが、お金がないなら仕方ありません。ぜひ宮子嬢にトリートメントを買ってあげたいです。

■文武両道
宮子嬢は推薦入学でやまぶき高校に入学しており、美術だけでなく全体的に成績は優秀なようです。作品中でも、妙なところでマニアックな知識を披露したりも。一方で、屋根に登ったり、ひだまり荘の2階から飛んでも全然平気など、運動神経もかなり高いです。一般的な文武両道なお嬢様とはちょっと違いますが、運動、勉強、芸術的にも優れている宮子嬢はやっぱりパーフェクトなのです。

■仲間思い
宮子は、ムードメーカーで時々トラブルメーカー。ひだまり荘の仲間をとっても大切に思っており、隣人でクラスメイトであるゆのの事はとくに大切にしています。ゆのが体調が悪くなったときには、彼女なりに看病してあげたり、後輩の面倒を見てあげたりしています。宮子嬢に看病してもらえたら一発で復活しますね。

宮子嬢なくしてひだまりスケッチを語ることは出来ません。優しくて優秀で時々ボケ・・・、魅力満載な彼女ですが、やっぱり一番はその自由で天真爛漫なところでしょうか。少しでもご興味を持たれた方は、ぜひ一度ご覧になってみて下さい!

【アニメキャラの魅力】敵はカロリー!?ひだまり荘のお母さん的存在「ヒロ」さんの魅力
『ひだまりスケッチ』は、『魔法少女まどか☆マギカ』で一躍有名になった蒼樹うめ氏による漫画・アニメで、やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた作品。ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯など、さまざまな場所を舞台としています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

「ヒロ」は、やまぶき高校の美術科に通う女の子で、ひだまり荘101号室に住んでいる、ひだまり荘のお母さん的存在。一言で表現するなら「良妻賢母」といったところですね。今回は、そんなヒロ嬢を紹介していきたいと思います。

■料理上手なみんなのお母さん
ひだまり荘の住民は、途中で入居したなずなを除いて、同じやまぶき高校の美術科ですが、ヒロ嬢が作品を作っているシーンはあまりないように思います。その代わり、ひだまり荘の住民みんなを招いて料理をふるまうシーンが多く描かれています。現実には、同じアパートに住む住民が一堂に会して食事をすることなど、あまりないとは思いますが、それを可能にしているのが、ヒロ嬢の「料理力」に間違いありません。

■女の子どうし
ヒロ嬢は沙英とは同級生で、ひだまり荘では隣人にあたります。ヒロ嬢と沙英の関係は、周りから見れば夫婦に見えるらしく、北海道への修学旅行はハネムーンと言われていました。2人の関係は、いわゆる「百合」と呼ばれる関係というより、あくまで友達の延長上にあるライトなイメージで、どこか安心して見ていられますね。卒業した後も2人はずっと仲良しでいて欲しいものです。

■カロリー大敵
ヒロ嬢は、普段は常識人ですが、カロリーや体重の話にはとても敏感。その手の話題が持ち上がると、とたんに暴走してしまいます。体重を気にする当たり、年頃の女の子という感じです。それでも、ついうっかり食べ過ぎて落ち込んでしまうのはご愛嬌。体を壊さないように注意してほしいものです。

料理上手で、ちょっぴり体重の話題に敏感なヒロ嬢の魅力についてお伝えしました。沙英さんと一緒に無事にやまぶき高校を卒業して、新たなる人生のステップに進んだヒロ嬢をこれからも応援していきたいですね。

【アニメキャラの魅力】ひだまり荘に住む文学眼鏡少女「沙英」の魅力とは?
『ひだまりスケッチ』は蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したものです。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちの日常を描いた作品で、ひだまり荘をはじめ、やまぶき高校やプールや銭湯などさまざまな場所を舞台としています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■沙英ってどんなキャラ?
沙英は、ひだまり荘102号室に住んでいる眼鏡文学少女です。家族に妹がいるためか、しっかりもののお姉さんですが、ひだまり荘のポジション的には女の子なのに、まるでお兄さんのような感じです。

身長167cmでスレンダー体型、運動神経抜群。ただ、運動神経を宮子と比較すると、どちらが上かは甲乙つけがたいです。しかし、胸が無いことをいつも気にしており、胸の話になるとちょっと落ち込むことも・・・。一方で、コイバナなどに過剰に反応する乙女な一面もあり、それがとてもカワイイのです。ちなみに声は新谷良子さんがあてています。

■学生だけどプロの小説家
普段は学生生活を送りながら、プロの小説家としての仕事もこなす、2つの顔を持つ沙英。徹夜での執筆などをしながら学校にも通っており、かなりプロ意識が高く、いろいろ悩みも抱えている様子。学生の時からプロの世界で活躍したり、様々な悩みを経験しているので、きっと将来素敵な大人の女性になれますよね。今後が楽しみです。

■女の子どうし
ヒロさんとは同級生で、ひだまり荘では隣人です。沙英とヒロさんの関係は、周りから見れば夫婦のようで、よくネタにもされています(沙英が夫、ヒロさんが妻)。恋愛経験がなく、コイバナに過剰に反応して暴走してしまうことがあり、沙英の弱点の1つともなっています。ヒロさんと一緒にいると沙英も安心するようで、これも一時期流行した「女の子どうしのカップリング」の形の1つ。卒業した後も2人はずっと仲良しでしょう。

■気配り上手
沙英はひだまり荘のメンバーの中では、もっとも気配り上手で、ある意味苦労人ですね。また、妹の智花のことも気にかけていますが、顔を合わせるとなかなか素直に言葉が出てこない、少し不器用な良いお姉さんです。

ひだまり荘のまとめ役で、ある意味ストッパー的な役割を果たしている「沙英」。眼鏡キャラの少ない『ひだまりスケッチ』においては、眼鏡文学少女はかなり希少価値が高いです。無事にやまぶき高校を卒業し、新たなる人生のステップに進んだ「沙英」を、今後もみんなで応援していきたいですね。

【アニメキャラの魅力】作品最大のトラブルメーカー「吉野屋先生」の魅力に迫る!
『ひだまりスケッチ』は、蒼樹うめ氏による漫画作品をアニメ化したものです。やまぶき高校のすぐ目の前にある学生アパート「ひだまり荘」に入居する住民たちや、その周りを取り巻く人達の日常生活を描いた作品となっています。メインはひだまり荘に住むやまぶき高校の生徒ですが、その他にも担任の先生や大家さんなど、個性的なキャラクターが多く登場します。

■吉野屋?牛丼屋?
今回ご紹介する「吉野屋先生」は、やまぶき高校の美術教師で、やまぶき高校の卒業生です。ちなみに、作品中でも牛丼ネタが使われていますが「吉野家」は間違いです。年齢不詳でまだ独身。両親と一緒に暮らしており、既婚の弟がいます。また、透明感のある素敵な声は松来未祐さん。美人なのになかなか結婚できない、そんな吉野屋先生の魅力について語ってみたいと思います。

■作品中最大のトラブルメーカー
宮子をひだまり荘のトラブルメーカーとすれば、吉野屋先生は作品最大のトラブルメーカー。そのおこないの数々は作品中でも伝説となりつつあり、正直現実ではマネできないことも多いです。下手したらクビになるのではないかと心配でなりません。生徒にヌードモデルを募集する先生はなかなかいません・・・。いつも校長先生に怒られていますが、校長先生は吉野屋先生に甘いから大丈夫です。きっと。とりあえず、生徒にセクハラはだめです・・・。

■生徒を大切にする教師の鑑
生徒を大切にする姿勢は、教師として(たまには)尊敬してもよいかな?と思う時もあります。これまでの教え子全員に年賀状や暑中見舞いを送るのはただ単に自分のコスプレ写真を見せたいだけの気もしなくはないですが・・・。授業風景もいいかげんに見えることが多いですが、ごくごくたまに生徒の心に響くような言葉を口にすることもあります。

■コスプレ大好き
美術準備室は吉野屋先生のコスプレ衣装で埋め尽くされています。共用している先生のことも少しは考えてあげてほしいと思いますが・・・無理でしょう。美術の授業のときのコスプレはもはや美術科の風物詩です。また、みんなでお正月に初詣に行くときには、一瞬で着物に着替える早業を披露しています。

吉野屋先生みたいな教師は現実にはなかなかいないでしょうが、こんな先生が居たら、きっと学生生活も楽しいでしょうね。彼女が次にどんな事件を起こしてくれるのか、とても楽しみです。

故・松来未祐さんの病名、慢性活動性EBウイルス感染症だったと明かされる
遺族の意向で病名が明かされました。

声優の松来未祐(まつきみゆ)さんが10月に38歳の若さで亡くなってから1カ月強。12月15日に81プロデューススタッフにより松来さんのブログが更新され、四十九日の法要が終わったことが報告されました。

同エントリでは、これまで伏せられていた松来さんの病名が「慢性活動性EBウイルス感染症」であったことが明かされています。これは、「同じ病気の一人でも多くの人が、早期発見により助かって欲しいので、病名を公表したい」という遺族の意向によるもの。

慢性活動性EBウイルス感染症(CAEBV)は、現在でも有効な治療法が確立されておらず、最終的に多臓器不全や悪性リンパ腫などを発病することで高い致死率を示す疾患。EBウイルス自体は大多数の人が感染を経験しているものの、通常は特に問題にはならず、まれに何らかのきっかけでウイルスが再活性化し、体内での免疫制御が不能となることが知られています。

松来さんは、体調不良が続き検査を重ねていましたが、原因不明のまま6月30日に急性肺炎で緊急入院。9月4日には一時退院が認められましたが、9月18日再入院。10月27日に永眠しました。松来さんの最終的な死因も悪性リンパ腫だったと報告されています。

松来さん自身、いつか手記を出して同じ病気に苦しむ人の支えになりたいと考えていたということで、今回の公表を機に、より多くの方に慢性活動性EBウイルス感染症という病気を知ってもらい、早期発見と治療法の進展につながることを願っていると結ばれています。

ブログでは、松来さんの両親からのメッセージも記され、改めてファンへの感謝が述べられています。

「松来未祐、君はとても素敵です。ずっと大好きです」 声優・後藤邑子が明かした“投薬・治療さえも笑いに変えた日々”
11月2日、芸能事務所・81プロデュースが、所属タレントである声優・松来未祐(まつき・みゆ)さんの訃報を発表。38歳というあまりに短い生涯に、多くのファンや関係者が哀悼の意を表する中、声優・後藤邑子(ごとう・ゆうこ)もまた、自身のブログで想いをつづった。松来さんとの胸に刺さるような追憶のブログに、両ファンからコメントが殺到している。

『ひだまりスケッチ』シリーズや、『さよなら絶望先生』『ハヤテのごとく!』など、多くのアニメで共演してきた松来さんと後藤。自然と仕事先で会うことも多く、親しくはあったようだが、決してプライベートで遊ぶ間柄ではなかったという。その松来さんから、今年6月末に突然連絡が届き、後藤は不思議に思ったのだが、話すうちに合点がいった。

松来さんが、後藤に電話をした理由は病気(病名は不明)。後藤は自己免疫疾患の持病を持っており、中学時代には国指定難病医療費等助成対象疾病である突発性血小板減少性紫斑病による闘病生活を送っていた。当時の主治医が、後藤の両親に死を告知するほど大変な病だったが、医療の進歩により完治には至らないまでも、上手くコントロールしていけるくらいには回復した。しかし2012年、そんな後藤は「全身の臓器に原因不明の炎症が起こる全身性エリテマトーデス」と診断され、無期限休養を発表。同年10月に、松来さんとの共演作品『ひだまりスケッチ×ハニカム』で仕事復帰を果たすも、今現在、あくまで様子を見ながら仕事を続けている状態である。

今月4日に更新した、後藤のオフィシャルブログ「TSUBUYAKI」。“君が好きだと叫びたい!てゆうか何度も叫んだ!”と題したブログで、松来さんからの突然の電話について「最近まで入院治療を経験していた私が、病気の件に関しては話しやすかったんだと思います」と振り返る後藤。その後、一緒に「病気って平等で嫌だなぁー」と泣いたという。

しかし、皮肉にも病気をきっかけに仲良くなった松来さんと後藤は、毎日1時間くらい「LINE」でやり取りするようになった。「愛してる!結婚しよう!」「私も愛してる!だが断る!」「私とあの娘どっちを選ぶの!?」「どうしたキメ(投薬)てんのか!?」「この薬しんどい!!」「今使わずにいつ使うのだ!?」「投薬にそのセリフ使うの今、日本でここだけや!(笑)」など、病状や治療すら笑いに変えた応酬をするうち、後藤はどんなに体がしんどくても毎日何かしら笑わせようとしてくる松来さんがどんどん好きになっていった。

松来さんが一時退院した際は、寂しがる彼女のマンションに訪れ、カツサンドやシュークリーム、ポテチやジャガリコといったスナック類を「私ら男子高校生かよ!?」と言いながら食べたり、「治る。私も信じる。君は強い。優しい。丸い。可愛い。才能がある」と前向きに諭しながら、やはりポテチを食べたりした。また、松来さんと親交が深く、長く闘病生活を支えてきたメンバーで形成される「LINE」のグループに入れてもらったり……。

そのグループからの連絡により、容態が良くないことを知った後藤が、病室に足を運び「あっ……」という小さな言葉を聞いた数日後(先月27日)、松来さんは死去した。享年38歳。

「私が君と個人的に付き合った期間はとても短い。友人と名乗るのも気がひけるほどのたった4カ月間。でもそれがやけに濃くて、しんどくて愛しくて、整理がつきません――最後に発してくれた言葉は勝手に『ありがとう』か『愛してる』だと解釈して何度も反芻して君を忘れずに歩きます。松来未祐、君はとても素敵です。ずっと大好きです」

同ブログを読んだ後藤のファンはもちろんのこと、松来さんのファンからも「このブログを読んで大泣きしました。本当にありがとうございます」「ファンの一人として、松来さんに想いをそそいで頂けた事に感謝いたします」「後藤さん自身もお体に気をつけて“松来魂を持つもの?”としてこれからの活動応援しています」「邑子さん、みゆみゆのことを最後まで支えてくださって、本当に、本当にありがとうございました」「後藤さんと、ここにコメントをいただいた方々に心から感謝します。松来さんの分まで精いっぱい生きましょう」「松来さんは、がんばったんですね。後藤さんに教えていただき、心の整理が出来ました」など、感動&感謝のコメントが溢れている。

後藤は「ブログに書くのも迷いました」とつづっているが、「彼女の虜になった一人として発信」したという。

松来未祐さん、心よりご冥福をお祈りします。

『魔法少女まどか☆マギカ』から『ひだまりスケッチ』まで秘蔵資料&作品多数! こだわりの“蒼樹うめ展”10月3日より開幕

●内覧会には蒼樹氏も登場! ライブドローイングを披露
マンガ『ひだまりスケッチ』や、アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラクター原案などで知られる蒼樹うめ氏の展覧会“蒼樹うめ展”が、2015年10月3日(土)~12日(月・祝)の期間、東京・上野の森美術館にて開催!オープン前日となる本日10月2日(金)、報道陣向けの内覧会が行われた。

蒼樹氏初の個展となる本展では、マンガ原稿やイラストだけではなく、初公開の設定資料やデザイン画、描き下ろし作品など、貴重な作品・資料が一挙展示! キュートで華やかな“蒼樹うめの世界”を存分に味わうことができる。

そして内覧会には、蒼樹氏ご本人も登場! 報道陣を前に、その場でイラストを描く“ライブドローイング”を披露してくれた。登壇した蒼樹氏は、「最初に個展のお話をいただいたときには、なんと分不相応なと、大変不安でした」と率直な感想を語り、「私なりに、肩肘張らずにリラックスして、ニコニコと観ていただける展覧会ができたらいいなと思い、今日までコツコツと作らせていただきました」と本展をアピール。展示はもちろん、グッズなどの細部に至るまで蒼樹氏の意向が反映されているそうだ。

ライブドローイングでは、本展のメインビジュアルにも登場している『ひだまりスケッチ』のゆのと、『魔法少女まどか☆マギカ』キュゥべえを生描画。色えんぴつで頭の大きさなどのアタリを取ると、そのまま太さの違う2種のサインペンで直描き! 約20分ほどの間で、ゆの&キュゥべえが描かれていく。ちなみにゆのは蒼樹氏の美大生時代に生まれたキャラクターだというが、キャラクター自体は「私が落ちこぼれていた、予備校生時代の分身」とのこと。本展の作品には蒼樹氏直筆の制作秘話も併せて展示されており、こういった制作秘話を知ることで、より一層作品を楽しむことができそうだ。

さて、ここからは展覧会の模様をちょっとだけご紹介。第1章~第5章の章立てで、幼少期から学生時代、『ひだまりスケッチ』に『魔法少女まどか☆マギカ』、そしてイラスト制作や同人活動などの多岐にわたる創作活動まで、蒼樹氏の歩みを一望することができる。実際に蒼樹氏が使用している機材を展示した“原稿の部屋”も必見だ。

◆第1章“蒼樹うめとは”
蒼樹氏の幼少期の作品や、学生時代のデッサンなどが展示。蒼樹氏手作りの焼きビーフンを再現した食品サンプル(!)の傍には、レシピも!

◆第2章 『ひだまりスケッチ』の世界
4度にわたりテレビアニメ化もされた、蒼樹氏の代表作『ひだまりスケッチ』。各種イラストや原稿のほか、“ひだまり荘”を再現した一角も!?

◆第3章 原稿の部屋
蒼樹氏の仕事場を再現したコーナー。幾多の作品が、すべてこのコーナーと同じ環境で制作されたのだ。

◆第4章 キャラクター原案『魔法少女まどか☆マギカ』
社会現象にもなった『魔法少女まどか☆マギカ』は、蒼樹氏がキャラクター原案を担当。キャラクターたちの魅力を、蒼樹氏みずから解説している。

◆第5章 「蒼樹うめ」の仕事
連載作品やイラスト提供、企業とのコラボなど、さまざまな作品も一挙展示! コミックマーケットのカタログイラストには、蒼樹氏の熱い想いも添えられていた。

本展では作品展示やグッズ販売のほか、蒼樹氏が不定期で来場し行うドローイングイベントやサイン会、蒼樹氏本人や声優の阿澄佳奈さん(『ひだまりスケッチ』ゆの役)、悠木碧さん(『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか役)による音声ガイド(700円[税込])など、“蒼樹うめ展”を味わい尽くす仕掛けが盛りだくさん!

蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」 7月3日から前売り券が全国にて発売開始
10月3日~12日に上野の森美術館にて開催される人気イラストレーター・マンガ家の蒼樹うめさん初の個展「蒼樹うめ展」。前売り券が7月3日から発売されることがWebサイトや公式Twitterアカウントにて発表されました。同時にWebサイトもリニューアルされ、「見どころ」「チケット情報」「関連イベント」が新たに公開されています。

日常系アニメ
あ、今日は何も考えたくないや、、、
真面目な話というのも疲れるわ、、、
まったりと笑ったり癒やされたい時に。
日常系アニメ は良いですぞ。

ほんわか系日常ストーリー『ひだまりスケッチ』
日常系アニメの殿堂入り作品。「まどマギ」を見た後にこの作品を見ると、「ほんわかしてるけど、こいつら可愛い顔して銃撃戦とか始めたりするんじゃ、、」みたいに思わなくも無いです。非常に作りこまれた作品です。

「TBSアニメフェスタ2011」において第4期シリーズが製作されることが発表され、「アニメ コンテンツ エキスポ 2012」においてタイトルが『ひだまりスケッチ×ハニカム』であることと、2012年10月より放送されることが発表され、同年12月までに全12話が放送された。「TBSアニメフェスタ2012」において2012年5月より病気療養中だったヒロ役の後藤邑子の復帰の目処が立ったことにより、続投することが発表された。
TBSとBS-TBSでは第10話にて副音声で阿澄佳奈と水橋かおりによるオーディオコメンタリーが実施された。

2013年3月3日に行われた「超ひだまつりin日本武道館」において、「沙英ヒロ 卒業編」の制作が決定したことが発表され、同月8日にはアニメ公式サイトで正式な告知とプロモーションビデオが公開された。

内容は原作にほぼ忠実だが、各話の順番はバラバラである。
ゆのは第4期が2年生。

このアニメの大きな特徴として、実写取り込み画像とスクリーントーン状の背景を効果的に使用していることが挙げられる。

パートの冒頭には映画のフィルム音と併せた5秒前からのカウントダウンが流れ、4期ではゆの→宮子→ヒロ→沙英→なずな→乃莉の順に並んで表示されたデフォルメ絵のデザインのものが使われている。

コラボレーション
2012年10月より放送開始となるTVアニメ『ひだまりスケッチ×ハニカム』と10月より公開開始となる『劇場版まどか☆マギカ』。『ひだまりスケッチ』の原作、『まどか☆マギカ』のキャラクター原案として、漫画家の蒼樹うめ氏が深く関わる両作品の初コラボが実現した。
両作品の開幕を祝した今回のコラボでは、平成元年以降、一切の看板掲出などが無かった「芳文社」の壁面に"24年ぶり"となる「大型コラボレーションボード」を掲出。
いずれも蒼樹うめが『魔法少女まどか☆マギカ』ではキャラクター原案を、『ひだまり』では原作を手がけており、芳文社が関連書籍を発行、アニプレックスとシャフトがアニメーション制作に携わり、TBS系列で放送されたという関連性がある。

オープニングテーマ「おーぷん☆きゃんばす」
エンディングテーマ「夢ぐも」

投稿 : 2024/05/04
♥ : 43
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

12話鑑賞済み。総評らしきものも。

原作既読。
アニメ1~3期鑑賞済み。

総評らしきもの。思いつきで追加したいと思います。
{netabare}
・前作までのテンポや雰囲気などを壊さず、良い意味で安定した出来だったと思います。さすがは「新房シャフト」と言ったところでしょうか。
・今期で特に目立って感じたのは、1年生sの躍進でしょうか。贔屓はありましょうが、2年・3年のどちらのお話にも絡んでくれて、お話に幅があったように思います。
・それと夏目さん。ひだまり荘に招かれてみたり、読者だとバレてみたり。すれ違いといいますか、何処か交わっていなかった沙英さんとの関係が、ようやく触れたような気がして、感慨深かったです。
・EDは安定のmarbleさん。彼らの歌を聴くと、問答無用でひだまり荘を思い浮かべます。OPには(僕的には)2012年からよく耳にするようになったZAQさん。「おーぷんきゃんぱす」もノリ・テンポ共に良い、楽しい楽曲だったと思います。
・そんなこんなで、やはり前作を観たことない方々には、そちらを先にオススメしたいです。当然4期もオススメなのですが、キャラ関係とかネタ的な部分もありますので。
{/netabare}

以下各話感想です。
{netabare}
12話鑑賞後----------
大晦日から正月1日にかけてのお話でした。
「武装神姫」とコレが年を跨いでの最終話だったわけですが、内容が内容なだけに、こっちは年内で観ておきたかったな~と。

ひだまりメンバー6人・先生2人・大家さん・夏目さんと出てきて、主要メンバー勢揃いでしたね~。最終話にふさわしい面々だったと思います。

受験前ということでか3年生の出番は控えめで、他の4人がメインだったような感じがします。世代交代と捉えてしまうのは、先走りすぎでしょうが、何となくそんな風にも・・・。

夏目さん、見事なデレっぷりでしたw

7~11話鑑賞後--------
まとめてのレビュー更新になってしまいました。
故に、輪をかけて長文になってしまいますこと、お許しくださいw

7-A 文化祭パンフコンペ
・普段はあまり自己主張をしない大人しい印象ですが、何気に目標意識の高い子だな~と。昔のネタにも思い当たる節があるような気がします。

7-B 秘密のデート
・ゆの&有沢さんの組み合わせと言うともう少し落ち着いた印象だったのですが、今回で「普通」なテンションの会話もできるんだな~と。そして有沢さんのキャラが僕の中で崩れていきます、良い意味でw
・沙英さんやヒロさんとは違った方向性での「先輩」になるんでしょうね、きっと。「友達に近い先輩」とでも言いましょうか。ケータイを忘れてきたことが、こんな風につながっていくのは、素敵なことかと思います。

8-A やまぶき祭準備編
・乃莉がやるなら、ロミオでしょ?w あ~でも、髪を下ろした乃莉も捨てがたい・・・。

8-B やまぶき祭当日編
・うどんを「飲む」宮子を見ていたら、何かデジャヴw ファーストコンタクト時(2期1話)に近いネタがあったな~とw
・おばけやしき前~途中まで、強気そうに振舞う乃莉でしたが・・・やっぱり涙目に。申し訳ないが、ポイントアップでw
・アトラクション最後に最大?の仕掛けをするあたり、凶悪かな?と。

9 ほほえみがえし
・夢の中と思えるシーンで、「雪の中」「顔の赤いゆのっち」「タライトラップ」と来ると・・・。また風邪でも召したんじゃないか?と心配に。
・ボードゲームを改造。お手製のマス目とか各々の個性が出ますね~。紙粘土製?ミニチュアひだまり荘の出来が素晴らし過ぎてw 宮ちゃん相変わらずスペック高いな~と。
・マス目のイベント内容が、ひだまり荘での思い出になっていて感慨深かったです。この回は特に、3期までを観てからの方が楽しめると思います。
・沙英さんの「ニャン」がバカ受け。智花の容赦ないリアクションも良かったです。

10-A 学べる雪合戦
・吉野野先生、コスプレに命懸けすぎです。ま~今回に限ったことではありませんがw

10-B ひだまり応援団
・今期初登場になる智花。声だけはありましたね。
・ヒロさんの将来の夢、沙英さんの志望校、受験というワード。意味するのは3年生sの卒業が近づいているということ。そう思うと、しんみりしてしまいます。2人のいないひだまり荘・・・正直想像できません。
・で結局餃子パーティにw

11-A お姉ちゃんだったのですね
・吉野野先生・・・弟さんいたんですね。てっきり一人っ子か末っ子かと思っていましたよw
・いくら甥っ子にとはいえ・・・妙なことを吹き込まないw

11-B うろおぼえうた
・夏目とひだまりメンバーとのエピソード。
・感想からになってしまいますが、これは泣けました。1期からの沙英と夏目のやりとりや距離感などを見てきていると、これは涙無しには観られません。
・ついに夏目が小説の読者とバレてしまうわけですが・・・良かったね、沙英さん。

6話鑑賞後------------
Aパートは2年生コンビのやりとり。
相変わらず宮ちゃんの発想は面白いですね。
ゆのっちのデッサン(でしたっけ?)もカッコ良かったです。
「普段見ない表情の宮子」がすごく見てみたいw

Bパートはヒロさん回。
3年生ということで、やはりそこまで考えてしまいますよね。さすがの吉野屋先生に見透かされてしまいましたが、その気持ちは分かる気がします。

色々悩むヒロさんや周囲の皆の姿を観ていたら、また泣けてしまいました。
最近涙腺ゆるんできたのかな~?なんてw
・SAOアインクラッド最終話とか
・さくら荘とか etc...

5話まで鑑賞-----------
一応原作既読でアニメも観ているクチなのですが・・・やはり1年生コンビが好きなんですよね。
どの学年の2人も絶妙なバランスなのですが、乃莉&なずなが個人的にツボです。

そんな2人メインの5話は・・・良かったですね~。
どちらかというと乃莉推しなのですが、今回は特になずなさんが可愛かった。
観ている方からすれば両親にバレると分かっていても、苦手な料理にチャレンジする姿とか。失敗しつつも先輩方の助力で何とか乗り切れて一安心なところとか。

ところで・・・なずな両親共にですが。
方言に毒されるの早過ぎでしょうw しかも名古屋弁!?w

辞書は「紙派」は「電子派」か、ですが。
手軽さでは電子に一票ですが、自分の学生時代の経験からか、やはり紙媒体ですかね~。辞書に限らず、小説も漫画も。
電子書籍を手にしたことはないので、単純に比較できてはいないのですが。ゲームソフトとか映像面でも「形」にして持っていったいタイプです。

満足度的に採点してみたところ・・・おや?今クール最高点を付けた模様w

3話まで鑑賞-----------
いや~さすがに4期まで続いてる作品だけありまして、コメントが浮かばないw 良い意味でバツグンの安定感です。

これで一通り主要キャラ再登場ですかね~。強いてまだ出てこないのは智花くらいですか。個人的に彼女と1、2年生とのやりとりが好きなんで、期待していたり。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

輪になれば太陽みたい。ほらほら、手を繋ごう♪

ひだまりスケッチ4期です。

これまでのエピソードを知っている方が
4期をより楽しめると思います。

なので、1期からの視聴をおすすめします♪

全12話。いよいよ卒業の日が近づく…。


● ストーリー
やまぶき高校に通う女子高校生。

2年生・・・ゆの、宮子(みやこ)
3年生・・・ヒロ、沙英(さえ)
1年生・・・なずな、乃莉(のり)

6人は学校の目の前の“ひだまり荘”に住んでいる。

学校やひだまり荘でのほんわか楽しい日常ストーリー。


ひだまりスケッチも、
とうとう4期まできました。

4期は時系列に沿って
エピソードが進んでいきます。

◇1年生2人
・ひだまり荘に馴染んでいく様子。

◇2年生2人
・去年の楽しかった思い出を振り返りながら、
 新しい日々を楽しんでいる。
・先輩として頼りになる存在となっていく。

◇3年生2人
・高校生活の思い出を味わいながら、
 残りの日々を噛みしめている。
・受験に向けてあっという間に過ぎていく日々。
・受験に向けて自分の進路と向き合う様子。

など…。

時間の流れ方は同じはずなのに、
視点が変わると時の流れ方の感じ方も随分違う。

それぞれの視点から感じられるひだまり荘には、
暖かさも、これから迎えるであろう別れの寂しさも、

いろんな感じ方があります。
なので、今までで1番中身の詰まった内容だった気がします。

3年生の卒業を意識して、
最後の時間を噛みしめながら味わう。

それがひまだり4期なのです。

ひだまり荘オリジナル人生ゲームのエピソード(9話)など、
楽しい思い出を作ると同時に、

楽しい日々を振り返る話も多かったです。


● キャラクター
キャラの可愛さは安定♪

それぞれのキャラの良さや可愛さを
今回も存分に味わえました♪

6人いるとにぎやかで楽しくて…
この居心地の良さは手放したくない!

6人でいる時も、
同学年でべったりしている時も、
異学年の珍しい組み合わせも、

組み合わせによって
色がちょっとずつ変わって観飽きない♪

なんだか期を重ねるごとに
ブヒれる度が上がっていっているような…。

これは私がひだまりの世界にどんどん
ハマっていっているからなのかしら?ww


● 音楽
【 OP「おーぷん☆きゃんばす」/ ゆの(阿澄佳奈)、宮子(水橋かおり)、
                ヒロ(後藤邑子)、沙英(新谷良子)、
                乃莉(原田ひとみ)、なずな(小見川千明)】
【 ED「夢ぐも」/ marble 】

OPは今回も楽しい♪

作詞・作曲はZAQ。

初めは強いZAQ感(笑)がやり過ぎな感じで少し苦手でしたが、
聴いているうちにどんどん好きになっていきました^^

ちなみにレビュータイトルは、
OPの2番の歌詞から引用しています^^

そしてEDは安定のmarbleです♪

賑やかなOPに始まり、安らぎのEDで終わる。

このスタイルは4期も変わらずでした^^


● まとめ
1年生コンビもひだまり荘にすっかり馴染み、
とても賑やかで明るく楽しいひだまり荘。

こんなに素敵な居場所、
なかなか手に入らないよ。

ひだまり荘のみんなは幸せ者だなあ。
うらやましい!

この幸せな時間が永遠に続けばいいのに、
現実は止まってはくれない。

なにもう、卒業編とか絶対泣く;;

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

79.7 10 先輩で女子高生なアニメランキング10位
荒ぶる季節の乙女どもよ。(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (603)
2244人が棚に入れました
あなたの“はじめて"を、わたしにください――。高校の文芸部に所属する小野寺和紗たち女子5人。「死ぬ前にしたいこと」という話題で沸いたある日、部員の一人が投じたある一言……。その瞬間から、彼女たちは“性"に振り回され始める。

声優・キャラクター
河野ひより、安済知佳、麻倉もも、黒沢ともよ、上坂すみれ、土屋神葉、福山潤、広瀬裕也、咲野俊介、戸松遥、花江夏樹
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

荒ぶれ、乙女よ

【視聴完了して追記】


性に振り回される思春期少年のコメディは、マンガやアニメだけでなく、小説や映画でも数多く制作されてきた。

本作では、少女の振り回されぶりをコメディとして物語るものだが、主に誰に向けて描こうとしているのかという不安要素が、無いでもない。


かつて少女マンガに吉田秋生の『河よりも長くゆるやかに』が登場したとき、理想化されたヒーローとしての男子を脱皮して、「等身大」の「リアル」な少年が少女マンガで描かれるようになったと評判になった事があった。
が、男子の一人として読んでみると、「リアル」=現実的というよりも、少女に提供される「見世物」であるように感じられた。
少女の興味に奉仕するため、男子の(女子には)知られざる面を見せてみました、という「見世物としての少年」であって、現実の少年が読んで肯けるような「リアル」さは無いと(少年読者には)思えたものだ。

もちろん、少女マンガなのだから、「現実」を描くよりも、少女の興味本位の欲望に奉仕することを優先するのは、悪いことは少しもない。
(付け加えれば、同時代の少女マンガに「現実的」な少年が描かれることは皆無ではなく、私見では、川原由美子の『前略・ミルクハウス』のヒーロー、女装少年の『涼音』くんが、それまでの少女マンガで初めて描かれた現実的に「リアル」な少年と感じられた)

TV放送されるアニメの本作であれば、男子に向けた「女子の実態」といった単なる覗き趣味の提供は越えてくるだろうと期待したくなる。


未経験の性に対する恍惚と不安は、少年も少女も同じく持つことだろう。
ドタバタと、あるいはアタフタとあがきまわる少女たちと共に、男子の方も微笑ましいバカさ加減や、鼻持ちならない下劣さが描写され、両性にとっての「思春期」がうまく描かれているようだ。

ラブコメとしての本作の「コメディ」は、「ラブ」=恋愛の向こうへ「性」を意識するようになった思春期が駆動する。
恋愛の向こうに垣間見える「性」は、官能の予感で挑発するとともに、不安を喚起するものでもある。
それぞれの個性に応じて、「不安」に対処する行動がナナメにずれていく面白さが、本作のコメディのキモだ。

が、「不安」は、「性」が呼び寄せる固有のものではなく、広く「未知のモノ」全てが等しく喚起するものでもあるだろう。

ハイデガーであれば不安の根源は死の可能性というところだが、もっと一般的には「傷つく」かもしれない可能性が、未知への不安を呼び起こすと言える。
少年も少女も、共に慄く「未知の」性への不安は、そこで「傷つけられる」かもしれない可能性への不安なのだろう。

だが、「傷つけられる」ものは、少女と少年では同じものなのだろうか。

少女を主人公とする以上、少年とは異なる、少女に固有の「傷つく」ものを対象化できるかが問われるだろう。

「見世物」としての少女の生態を越えた、固有の不安の根源の摘出を期待してしまう。



{netabare}一般的に言って、「初めて」を前に男子が最も関心をもっているのは、いかに上手にコトを進めるか/スマートに振る舞うことができるか、という情報であるように思える。
要するに、性行為において男子が最も怖れる=「傷つく」のは、うまく振る舞えずに「笑われる」ことだ。

一方、少女においては「男からどう見えるか」という情報が、もっとも関心度が高いように(オッサンには)見える。
言い換えれば、少女が怖れる=「傷つく」のは、相手から受け入れてもらえない=がっかりされる=「拒絶される」ことであるようだ。

少年の「笑われる」怖れ、少女の「拒絶される」怖れは、さらに抽象化すれば「自尊心が傷つけられる」怖れで、両者は同根源だといえるだろう。

最終話で、出来立ての駆け出しカップルたちが、互いの中に自分と同じためらいと同じ悩みを見出して「分かり合う」描写は、この同根源性を表現している。
要するに、男も女も同じことを悩んでいるのだと。

こうした「自尊心の傷つけあい」を乗り越えて、全面的に相手を受け入れあう多幸感こそが、性の官能の秘密であるのだと、このとき少女と少年は気付くのだろう。


だが、自尊心が傷つく恐れ/受け入れあう喜びは、性にかかわる領域に限らない。
人間関係全般について同じことが言えるはずだ。

男女の性行為に限定するならば、そこに固有のものは「肉体」だろう。
そう、少女の「傷つく」怖れは、人格的=精神的な領域においてと、即物的な肉体においてと重層的なものだ。
性行為の現場においては、男がまず勃起しなければ行為が発生しない=成立しない。それゆえ、男=少年が肉体性について「傷つく」、あるいは反省的に改めて意識化されることは無い。

最終話で、幼馴染の少年が少女二人に、それぞれ「精神的」と「肉体的」と別々の志向性を告白する場面は、男子が日常的に二要素を意識していない無自覚ぶりの表現であるだけではない。
それは、女子においては常に(怖れの対象として)「精神性」と「肉体性」がともに対象化されているのだという事と裏表でもある。
「肉体」を志向された少女が、それでも悪い気がしないと語るのは、まさに肉体性において拒絶される=「傷つけられる」怖れを解消された安堵であり、少女において「肉体性」が常に緊張をはらむ固有の「不安」要素であることを、裏側から示している。


肉体が「傷つく」怖れは、何も相手の男から乱暴に扱われるとか、嗜虐的な趣味を押し付けられるとか、あるいはレイプされるといった、即物的で具体的なケースを想定しているわけではないだろう。
未経験の少女であっても、具体的な想像などしないまま、漠然と怖れ=不安を感じているはずだ。

おそらく、この肉体への漠然とした「不安」は、女性とは「妊娠」する性(別)であることに由来するのではないか。

終幕で、文芸部部長の同級生が妊娠を理由に退学したことが明かされたとき、ガヤで生徒たちのざわめきが入れられるシーンで、一言「怖い」というセリフがハッキリと強調されていた。

自立した女性が計画的に妊娠するのは別として、妊娠すれば女性の生活や人生設計は根本的に変わる。悪い言い方をすれば、「捻じ曲げられ」る。
社会的な影響だけではない。
生物としてみるとき、妊娠とは母体とのエネルギーの奪い合いで、生命力や寿命において、個体としての母体に対して完全に敵対的な現象でもある。
医療や栄養供給の発達で、人間に限っては表面化していないだけに過ぎない。

少女が漠然とした怖れを抱く「肉体」が「傷つく」不安は、深層に妊娠の存在があるからではないか。

そんな感想を持ってしまうのは、遠い遠い昔に、初めて女の子と思いがけずに一夜を過ごすことになり、「今日は危ない日なの」と言われて、慌てて避妊具を求めて街を走り回ったカッコ悪い思い出のせいだ。

女の子というのは、常に自分の身体の状態を把握しているものなのかと強力に印象付けられたのだが、同時に、望まない妊娠は「危ない」=「怖い」という怖れが、常に自分の身体をモニターしなければならないと強迫しているのだと、そのとき腹の底まで思い知った気がする。

それ以来、望まない妊娠を回避するのは男の義務と、常に「防具」の用意を怠らないよう心がけてきた。
時には用意が良すぎて「アンタはいつもコレしか考えてないのか」と誤解されたりもしたが、紳士としては眼前の恋人の中に「怖れ」があるものならば、取り除こうと務めるのは当たり前だろう。
いい年した政治家が、アナウンサーとしてキャリアのある女性と「できちゃった結婚しました」とヘラヘラ笑いながら記者会見しているニュースを見ると、お前に紳士の義務感はないのかと複雑な気分にもなるが。

アメリカでは、妊娠した高校生は学業からドロップアウトするだけでなく、社会的経済的にもドロップアウトすることが統計的に圧倒的に多く、一部の女子学生たちの間で、進学し、学業を終了するまでバージンを守ろうとする「純潔の誓い」をかわす運動が広まっているらしい。

作中では、女子生徒の妊娠と退学は「愛を貫く」という肯定性として描かれ、ラストでハッピーな後日談も挿入して後味よく見せてはいるが、作劇上の要請で例外的なケースを描写していることは意識しておきたい。

上記のような事どもを真剣に描写すればいくらでも重苦しく陰鬱なドラマとなるだろうが、視聴者に拒否反応を出さないよう、コメディとして明るく描ける程度にマイルド化しているところは、バランス感覚というものか。

コメディの範疇に収まるようにライト化しつつも、それでも「傷つく」ものとしての少女の「肉体」、その根源としての「妊娠」といった要素を、匂わせる程度であれ挿入してきたことは、少女に固有の「荒ぶる季節」を真剣にとらえている証として、好感できる。


「荒ぶる」季節の表象として、ラストのバリケード立てこもりと団交に重ね合わせてくる描写は、オジサンにはグッとくるものがある。
ストレートに描けば若い世代には拒絶感が出るだろうが、真剣な局面に入りそうになるたびに脱臼させてコメディにしてしまう作劇は、拒絶感の回避のためには避けられないのだろう。
コメディとしての脱臼のために、校長や教頭がリアルではありえない性格設定や描写をされているのは、欠陥ではなく作劇上の要請として認めるべきだ。

この校長たちに限らず、少年少女が「荒ぶる」思春期の物語のために、周囲の大人たちの描写も慎重に配慮されている。

主人公の少女と幼馴染の少年の両親たちは、子供たちの視点からいかにも能天気で、悩みなく描写されている。
が、彼ら親たちもまた、確実に「思春期」を通過してきている。
平和に、楽しく日常を送っているように見える両親たちは、まさに「疾風怒濤」の思春期のさなかで不安にさいなまれる少年や少女が、いずれ平穏に「生活」へと適応していくであろう一つのモデルであるのだ。

この、ある種理想的な大人ぶりが、児童劇団の演出家の気色悪さを、逆の意味で浮かび上がらせる。

「ロリコン」と誹謗される演出家は、社会的には別に非難されるところは1つもない。
自分の性癖を把握し、少女と性的な接触をするわけでもないし、成人女性と欺瞞的な関係を結ぼうとするわけでもない。
「大人」としてしっかりと社会性を保っているように見える。

気色悪さは、子供と性的関係を結ぶわけではないという「大人」の良識を持つと見せながら、少女=子供同士の関係にかかわろうとするところにある。

主人公の両親たちが、思春期のさなかにある子供たちの「荒ぶれ」ぶりにまるで気づかずに、子供の「不安」や「悩み」にまるで配慮しない能天気ぶりで接するのは、親たちは「子供」とは位相の異なる「大人」という、ある意味で別種の存在へと変化を遂げ終えているからだ。
「子供」ではいられない、すでに「大人」となってしまったものには、子供に合わせた発想はできない。

彼ら親たちに比べ、「大人」を演じながら、子供に関わり=同化し=仲間のように振る舞うことが、演出家の気色悪さを感じさせる根源だ。
大人面しながら、子供の「一員」になろうとするなど、まともな大人とは到底言えないだろう。「ロリコン」がどうこうという問題ではない。

その点で、教育者という社会的役割を負う文芸部顧問は、子供との接触と交流において、(半ば振り回されつつも)大人の見識と教育者の役割の間で、うまくバランスの取れた行動をとり続ける。

こうした「大人」たちを慎重に設定し描写した環境に囲まれるからこそ、「荒ぶる」思春期少女たちは物語世界を存分に駆け回れたのだろう。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人生で最もへたくそな時期に捧ぐ

岡田麿里氏が原作から絡んで脚本やって、な作品。原作は未読です。

タイトルからして生々しく、しかも思春期男女(特に女)の心理描写には定評のある岡田氏の作品。

「岡田作品は苦手だけど荒乙は面白い」との推薦を複数いただいてて、楽しみにしてました。


作品自体は思春期の“性”をテーマに、右往左往する文芸部の女子高生5名が各々の答えらしきものを見つけるまでを追った青春群像劇です。

 吾輩は○○である 名前はまだない

整理しきれぬ名付けもできぬ感情は存在し、その多くは経験の蓄積によって落とし所が見つかるもの。

青春群像劇では私たちがかつて通過してきたであろう感情や衝動なりを作品の中に見つけて、自分の思考パターンや嗜好のルーツとなった立ち位置を確認する作業でもあります。
高校を卒業すれば進路はバラバラ。得られる経験も分岐して汎用性に乏しいことが、高校卒業以降を追った作品が少ない理由なのかもしれません。

そして汎用性があるようなないような題材が今回のテーマ。
“性”に対する考え方は個人によって差が相当あるもの。

そんな本人にしかわかり得ぬ感情。いや本人でさえわからない感情について同じようにバラバラだろう相手の感情とを擦り合わせる難儀なことを人生で初めてする作業が思春期世代の恋なんだと思います。

個人差があるのは当然で、ひとつの事象とっても男女で考え方も捉え方も違うことを想像できなかったり、違いはあると自覚しても何がなんなのか袋小路に迷い込んだり。
例えばこの連載は別冊マガジンですが『別マ』と言われて男子は『マガジン』を女子は『マーガレット』を想像し、お互いの前提がずれてる中言葉のキャッチボールを交わしてるうちに悶々としてしまう。
ほんの少し先になれば『マガジン』も『マーガレット』もあるって気づくものです。それがなかなかそうはならないもどかしさを作品で表現することは難儀なことでしょう。


前置き長くなりましたが、つまり、

 これまで数多語られてきたけどまとめられんのかいな?

好きだ惚れたから一層も二層も踏み込んで、本来同じカテゴリーなのにあえて切り離すことで物語を作りやすくしていた“性”なるものに焦点を当てちゃった本作。
個人差が激しいネタについて、きっとそんな時期を通過したであろう私たちにリアルな質感をもって届けてくれるかに着目したわけであります。

結果、文芸部員5名それぞれに異なる立ち位置を与え、かつそれぞれに対となるパートナーをあてがい、パズルのピースをはめていくようなストーリーに仕上がっていました。男はあくまで彼女たちを輝かせるための舞台装置。主役はあくまで乙女たちです。
よくパズル組めたな~。率直な感想です。一覧は以下。当然1対1とは限らないのですが詳細は本編参照。


【文芸部員】
小野寺和紗(CV河野ひより)
菅原新菜(CV安済知佳)
曾根崎り香(CV上坂すみれ)
須藤百々子(CV麻倉もも)
本郷ひと葉(CV黒沢ともよ)

【パートナー(仮)】
典元泉(CV土屋神葉):{netabare}対和沙要員{/netabare}
天城駿(CV広瀬裕也):{netabare}対曾根崎先輩要員{/netabare}
山岸知明(CV福山潤):{netabare}対本郷先輩要員{/netabare}
三枝久(CV 咲野俊介):{netabare}対菅原氏要員{/netabare}
杉本悟(CV花江夏樹):{netabare}対もーちん要員{/netabare}


実のところパズルが組み立てられた時点でおおむね満足しています。いいもの見せてもらいました。
リアルな質感があったかどうかは個人差によるものはあるでしょう。具体的にはこんなところが良かったなぁと私が思ったところは以下、


■OPを飛ばしちゃダメ

曲中に文芸部員たちの独白みたいな合いの手が入るわけですが、全OP一定ではなく変わっていきます。
作品世界をよく表したOPなので飛ばすのももったいないのもありーの、その回冒頭から集中を促す効果がありました。


■結局全員荒ぶる

キャラの掘り下げが全員できてたという意味ではなく、5名ともきちんと荒ぶってました。


■ざわつく

岡田脚本の特色なのか、円満にしときゃいーのにそれ要るかな?ってネタを挟んでおり、またそれがリアルな質感がありました。
安心安全なピュアピュアな恋愛を期待するのも野暮というほどさらりと毒を盛り込んできます。

{netabare}・部長の彼氏がちゃっかり前カノのおっぱい揉んでる事実
 ⇒経験者じゃないと曾根崎先輩を攻略する前に心が折れてたかもしれないという仮説
・あの杉本が女を連れている(最終話ED)
 ⇒地獄へ落ちろ!との視聴者の期待を嘲笑うかのようにしっかりキープ。なんだかんだ動く奴は強い
・本郷ちゃんが報われない
 ⇒いい子なのにね{/netabare}



最初はインパクトのある下ネタという飛び道具を織り交ぜながら、「おいおい大丈夫かよ」とくぎ付けになり、適度に乙女たちが荒ぶりながら最後の最後でぶつかり合ってという青春ど真ん中をいく良作でした。
端的に言えば序盤から終盤{netabare}10話{/netabare}までのわりと緻密な展開と打って変わっての後半の勢い。
慌てて畳んだ感が無くもないと言えますが、ここは『荒ぶる』感が出ていたと好意的に解釈してます。
{netabare}もう2話時点で和沙が自分の気持ちに気づくとか、5話で最も縁遠そうな部長がくっつくとか、その後どうするの?を長めに取る構成は良かったです。{/netabare}

個人差ありまくりの“性”の捉え方に関して、本作でのそれについてはノーコメント。
ただしきっと、登場キャラのうちに「あ、これ私だ!僕だ!」な子だったり言動行動が見つかるのではないか?と思えるほど網羅性は高いように見えますね。
現在進行形の方はがっつり共感して。はるか彼方の御仁は軽くキュン死しながら悶え狂いましょう。私も悶えました。おすすめです。




※ネタバレ所感

■パズルのピースについて
ほうぼう荒ぶっておきながらしっかり着地できたのって、主演女優5名と対になった野郎どもとが似たもの同士だったからではないかと思います。

・和沙VS泉
 {netabare}上半身と下半身が別の生き物同士

最終回でお互い似たもの同士だよねと分かり易く描かれてました。典型的な思春期のアンバランスさを体現した二人で主役にふさわしかったと思います。

{netabare}「泉。私ね。これからも不安になると思う。でも泉と同じ気持ちと同じ言葉、私はちゃんと持ってるんだって!分かったから…不安になっても、それを思い出せば…きっと大丈夫」{/netabare}
このセリフを言えたからこその主役でしょう。不安になると言葉に出せた時に大きな成長を感じました。{/netabare}


・曾根崎先輩VS天城
 {netabare}素直な者同士

お互い耐性ないので基本ちょろいです。考えてるようで実はそうではありません。よく言えば真面目で一途といったところでしょうか。浮気は絶対許しません。{/netabare}


・本郷ちゃんVSミロ
 {netabare}言葉先行で行動に移れない者同士

若さゆえに本郷ちゃん頑張りますが失敗重ねてるうちにそのうち諦観しそう。ミロ(三枝先生)がそのなれの果てかしら。言い訳先行でまたそれがもっともらしく聞こえるタイプ。
そんな本郷ちゃんが最も荒ぶってるように見えるというのが“荒ぶる季節”のアンバランスさを表わしてるようで心地よいです。{/netabare}


・菅原氏VS三枝
 {netabare}持てる者かつ特殊フェチ同士

周囲から羨ましがられてます。周囲からの見られ方と自身の嗜好にギャップがあるのが悩みどころ。医者や高級官僚がSMにハマるみたいな倒錯性を感じます。ちがう?{/netabare}


・もーちんVS杉本
 {netabare}相手が見えてないもの同士

自己中とも言います。杉本は言うに及ばず、もーちんもなかなかの猛者です。「なんで自分の思うとおり動いてくれないんだろう?」が先にあると恨みつらみが積み重なっちゃいますよね。{/netabare}



合ってるかどうかは知りませぬ。それは違うさーというのも笑いながらツッコんでみてください。



最後に、、、
なんだかんだ本郷先輩の今後が気になるところです。

{netabare}「止まらない電車に乗っちゃったんですよ我々は!」
ブルーハーツの伏線回収お疲れ様でした。{/netabare}

{netabare}あと真っ白になったと言い残して燃え尽きてましたが息してますよね?
自分で蒔いて自ら回収とはさすがです。

ぜったい素敵な女性になっておくれよー(^_^)/~{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

-------


2019.09.28 初稿
2020.04.10 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 72
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

栞は、気がついたら勝手に挟まってるんだ。

[2019/09/09 v1]
[2019/09/11 v2 10話まで]
[2019/09/15 v3 11話まで]
[2019/09/21 v4 最終話+ちょいちょい追記]
[2019/09/23 v5 多分最終 *部分追記もしくは修正・構成微修正]

原作知らず。

いわゆる「海外の反応」系のYouTuberで、僕が良く見る方々が矢鱈と誉めていたので試しに視聴。六話まで一気にみてしまった(台風の音で寝られんかったのもあるが)。

この作品に対する好き嫌いや印象は、視聴する方の性別や年齢、異性との交際(あるなし、その仕方、もろもろ)や家族構成等に大きく依存すると思います。多分、僕に娘がいたらこの作品はみられなかったかも、と思います。

* 誰が観ても楽しめる作品ではないと思います。なにより、性と恋愛を扱う作品には、暗黙のうちに自らの物差し=上記のいろいろが合わさってできあがる自分自身の価値基準があてがわれるものだと思います。本作を楽しめるから良い、悪いではなく、もっと根本的なところで「合う・合わない」≒「観たい・観たくない」が発生するテーマだと思います。

僕としては、全体として大変に満足しました。
面白かったとか、楽しめたとかとももちろんそうなのですが、それらとはまた違う、観て良かったと思える作品になりました。*お話し全体を通して、非常に良く作り込まれた印象を受けます。
上述の通り、人によっては躊躇われる可能性がありますが、そうでないなら是非ご覧いただきたい作品です。

====Opening
開幕オープニング曲。
本作のために書かれた曲のように思いますが、曲も歌詞も映像も素晴らしい。オープニングの語りが変わるのもよいですね。

OP曲の歌詞はそのまま本作のサマリー、あらすじとなっています。もーちん{netabare}の視線。そういうことだったのね{/netabare}。

出だしの一節に曰、「親の愛のあいだに生まれた娘は、そろそろ恋のページを綴る頃(主観的意訳)」。そして、荒ぶり、抗う乙女たち。

結びの一節、「栞はいらない」が僕にはぐっさりと刺さりました。立ち止まらない、戻らない、振り返らない。ただただ走り抜けるんだという力強い言葉。15~20ページは、それでいいよね、きっと。

僕という本は栞で一杯です。参考書につけられた付箋紙のごとくです。戻れるものなら、やり直せるものならの栞が。

エンディングもかわいいお曽根さんになってます。台本(なんでしょうかね?)を映しながらの台詞抜粋で構成する次回予告も楽しいです。

==== 第一話:I'm hooked!
第一話のhookは見事でした。舞台・世界観のセットアップから展開まで。完璧だったのではないでしょうか。
{netabare}
TRAIN-TRAINに押し出されるように駆け出すかずさ。嫌らしさも、汚ならしさも剥き出しの世界に。そして曰く「聖者になんてなれないよ」。
{/netabare}
彼女達の全力疾走、純潔の行方を見届けたいと思います。



====11話まで
{netabare}

====10話までみちゃいました
困惑。
なんなのこのお話(ほめてるけど喜べないけどほめてるんだけど・・・・)

====11話まで
いやもう、、、どうまとめるんだか分からないけど、いろいろ荒ぶってます。
いろいろ有り過ぎて僕の頭の中がまとまらないのですが、いきなり11話冒頭で「純潔」が落ちちゃったのには血の気が少し引きました(笑)


*全体を通して、ミロ先生だけはちょっと違和感を感じます。いろいろ都合良すぎな立ち位置と性質かな、と。でも、必要な舞台装置と考えれば、まぁよし、かな。

{/netabare}。


====最終話:It landed!
ぉぉ・・・絶対まとめきれないと思っていたのに、、、
まとめやがった。しかも想像の上のラインで。


=冒頭:校長・教頭・教職員
{netabare} 職務放棄は確かにその通りだが、笑いとともにスムーズに闘いの構図を生徒v.s.学校(教員)から文芸部および各部員自身へと転換した{/netabare}。うまいと思う。

=中盤:文芸部員+泉+天城+ミロ
ま、ここは定石通りかもしれない。互いに伏せられていたいろいろなものの蓋を外し、全員に共有。

=そこからの
==色オニ==
{netabare}正直なところ最初はよく分からなかった。分からなかったと言うより、この最終話で僕が感じた唯一の違和感とともにこの色オニが呈示されてしまったため、呑み込めなかったのだと思う。
違和感=唐突に感じた和紗の「闘いませんか」+それを受けてのやはり唐突かつ強引に感じたミロ先生による方向転換。さらに言えば、なかなか立派にアレな縛られ方をされたミロ先生が格好いいことを言うという状況に虚を突かれてました(ツボってた)。

* ただ、少し落ち着いてから考えると、そもそも「色」を持ってくること自体が唐突にも思います。どこかで引っかけているような気がするのですが、残念ながらどこかは分からず。直前の「色情に駆られる」がリードだ、と言うことはないと思うのですが・・・(ここだけ浅すぎることになる)。分かる方は教えていただけるとありがたいです。

でも、この色オニは実に文芸部員らしい、言葉に魅入られた・捕らわれた彼女たちにしか出来ない自己開示、互いの理解(理解するためのもがき)、そして、自分自身を知る術だった。なかなかに練られた舞台設定だったと思う。

本郷の呈示した「色」はおそらく彼女の心境そのものなんだろう。直後のミロ先生との対話を経て、少し吹っ切れたあとの彼女が呈示する色はどんな色だったのか。是非聴きたい。

モモの桃色を必死に探す菅原氏の描写は良かった。

* 色オニの最後の場面には下地がありました。5話で曾根崎部長が朗読していた本の一節でしたね。「同じものを見て、同じ言葉を紡いだ」和紗と泉、そして、そうなれていたかもしれない菅原氏。この状況を作るための舞台装置として、主観のさらけ出しあいとなる色オニは最適だったのかもしれません。


{/netabare}


====フィナーレ:Ah... so, it fit...

僕の中では、屈指の「まとめ」となりました。ベスト10、あとで変更しなきゃ。

ミロ先生による「荒ぶってますね」は、最初観たときにはコレジャナイ感を持ったのですが、まぁ、、、、これしかなかったかなとも思います。

部室で寝こける文芸部員たちについたいろいろな色。純潔にして純白の存在は、いろいろな色に染められ汚れていくのか、あるいは、色づいていくのか、それとも、自身が持っている色が白の光に照らされることで露わになるのか。きっとどれも正解なんだろう(加法混色とか減法混色とかは脇に追いやり)。

このシーンの彼女たちの寝顔は、作品全体の中で最も愛らしく見えました。
ただし、本郷を除いて。
本郷さん、あんたそれ、燃え尽きて真っ白になったあのボクサーだろ。
偉い男前の顔しやがって・・・(左右反対だし、違うのかもだけど)
半分涙目で吹き出しちゃったよ。なんだかんだ本郷さん推しだな、僕は。

よくよく観るとなんかいろいろみんないる改札前。
ダメンズワイプ。
*車内に本郷の担当編集までいたのね。。。

そして最後の一言。




=====================
例によって、「海外の反応」とあわせて観ていました。

この作品の場合はギャグアニメに対する「反応」のようにリアクション芸を観て楽しむという形にはなりづらいのですが、そこそこの数、本作に対するAnime Reactionが出ています。その中にかなり厚くコメンタリを入れる方が居るのですが、僕の本作に対する感想も少なからず影響されていると思います。

「it fit」は第一話と最後の最後での「はいった」の英訳です。


* 多分、まだ書き足りないことがたくさんあると思いますが、今の時点で言葉にまとめられるのはこれくらい。しばらく間を置いて、もう一度観直そうと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 48

64.4 11 先輩で女子高生なアニメランキング11位
てーきゅう 第3期(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (370)
1977人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部の普通じゃない女の子4人の抱腹絶倒の日常を描く。
アホな先輩たちに振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった後輩の「押本ユリ」、
テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン2年生の「新庄かなえ」、
予想不可能な関西風ド変態2年生「板東まりも」、
何でもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様2年生「高宮なすの」。
遂に3期突入で、もはや手がつけられなくなったアホ4人のテニスをほとんどしない学園生活。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜、石原夏織、小倉唯、逢坂良太

nk225 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

『高宮なすのです!』と『てーきゅう』第4期、TOKYO MXにて4月6日より放送スタート

亀井戸(かめいど)高校テニス部を舞台にした"ハイテンションフルバーストコメディ"『てーきゅう』のスピンオフ作品『高宮なすのです!』が堂々のアニメ化! このたび、公式サイトがオープン! 放送情報も、TOKYO MXにて4月6日(月)より放送スタートが発表となりました!

今作で主人公を務めるのは、『てーきゅう』の登場人物のひとりで、高宮財閥のご令嬢である高宮なすの。常識からかけ離れたケタ外れにセレブリティな彼女の価値観が大きな魅力(?)となっています。もちろん本作ではとびきりゴージャスな暮らしぶりが『てーきゅう』からさらにパワーアップして描かれてゆく…!
そして『てーきゅう』メンバーの押本ユリの弟で、なすのの執事を務める押本陽太が今作のもう一人の主人公。姉にも劣らぬ切れ味鋭い突っ込みが見ものである。成長性◎。

スタッフは、『てーきゅう』と同じく、監督と脚本、演出を板垣伸氏が担当し、キャラクターデザイン・作画監督を三宅舞子氏が務めます。

また『てーきゅう』4期の公式サイトも更新され、放送情報が更新されました。同じくTOKYO MXにて4月6日より放送となります。

「高宮なすのです!」アニメ化、「てーきゅう」スピンオフのお嬢様コメディ
ルーツ原作・Piyo作画による「てーきゅう」のスピンオフ作品「高宮なすのです!」のアニメ化が決定した。

「高宮なすのです!」は押本ユリの弟・陽太がお嬢様・高宮なすのの執事になり、お金持ちの暮らしぶりにツッコミを入れながら働くコメディ。月刊コミックアース・スター(アース・スター エンターテイメント)に掲載されていたが、同誌の休刊にともないデジタル版へと連載が移行することが決定している。

アニメはミルパンセが制作し、監督・脚本・演出・キャラクターデザインは「てーきゅう」と同じく板垣伸が担当する。放送時期は、2015年春を予定。

『てーきゅう』第4期の制作が決定! 8月31日開催の「アニメロサマーライブ」特設ステージで最速の大発表!
現在、TOKYO MXでベストセレクション好評放送中の”テニスをほとんどしないテニスアニメ”でおなじみ『てーきゅう』。
現在第3期まで制作されている本作ですが、ついに第4期制作が決定しました!
2014年8月31日(日)、さいたまスーパーアリーナで行われたアニメロサマーライブ内の本作特設ステージにて、最速の続編制作発表に会場は大盛り上がり!

同時開催したハイタッチ会では、ファンの方々の「おめでとう!」という祝福の言葉や「待ってたよ!」などの温かい言葉に会場は熱気に包まれていました。
なお、放送日時・放送局などの詳細に関しては、これから随時発表というこのなので、お楽しみに!

◆作品概要
亀戸高校テニス部の女の子4人がテニスをしたりしなかったりする、抱腹絶倒の日常を描いた作品。
アホな先輩に振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった「押本ユリ」、テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン「新庄かなえ」、予想不可能な関西風ド変態「板東まりも」、なんでもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様「高宮なすの」。4人を中心にハチャメチャでテンポの良い展開が人気。
今日も明日も明後日も、4人揃っても揃わなくても、いつでも爆笑必死なテニス(?)アニメです。 

架空の学校である亀井戸高校を舞台とし、公式なジャンルは「スーパーハイテンションギャグコメディ」と称される。
関西進出を記念して、キービジュアルはメインキャラが道頓堀で食べ歩く姿が描かれた。

終了後の12月29日は第2期と同じ方式で特別編が放送された。

主題歌「ぬふっとてーきゅうポトラッチ」
フル収録のCDがコミックマーケット85(2013年冬開催)のYTEブースで先行発売された。オーディオドラマ2本(第43面、第45面)を収録。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

テニス部×テンポとギャグがぶっ飛んでいる女の子達=てーきゅう~その3~

てーきゅう・3期!

てーきゅうは現在(2017年1月)8期まで放送済み。
(スピンオフ除く)

ストーリーがあるわけではないので、
どこから観ても大丈夫だと思います♪

1期、2期と観てきて、さくっと3期も完走。
この意味不明なギャグも3期になるとなんだか安心感に変わるww

1話が2分ほどのショートアニメ。
全12話です。(+TV未放送2話あり)


● ストーリー
亀井戸高校テニス部に所属する4人の、
高速早口な、ぶっ飛びギャグエピソード。
(※テニスは、ほとんど関係ない。)


1話でも観てもらえたら、
すぐにこの作品の魅力がわかると思います。

早口すぎて聞き取れない台詞。

めまぐるしく動きすぎて、
何が起きたのか目が追いきれないことがある作画。

萌えとかけ離れたぶっ飛んだ女の子たちの姿。

そして、この作品に情熱をかけるスタッフの愛を…。笑


今回も美容室に行ったり、初詣や全国大会編など、
いろいろなエピソードが盛り込まれていましたが、

どれもありえない展開だらけ、
ということは強調しておきます。笑

短い時間でたたみかけるように会話が繰り広げられ、
オチまで転げるように展開が進む。

しかしこれがこの作品の持ち味。楽しい!
たぶん普通のテンポだったらここまで笑えない気がする。

このスピードで駆け抜けるからこそ、
ギャグが生きる!むしろギャグの質が向上する!
それがてーきゅうクオリティ!なのです。

時間の中で止まることなく流れていく
ボケとツッコミの応酬。

息つく暇もない時間ギリギリのやり取りは
一種の芸術作品と感じられるほどの領域に達していますww


● キャラクター
◇押本ユリ(おしもと ゆり)
 …主にツッコミ担当。

◇新庄かなえ(しんじょう かなえ)
 …ピンクの髪の毛。

◇高宮なすの(たかみや なすの)
 …金持ち。何事もお金で解決しようとする。

◇板東まりも(ばんどう まりも)
 …パンツをはいていない変態。


かなえ先輩が1番謎ですが、
私のツボに1番ハマっているのも彼女ですww

あ、でも3期はマイケルも好きだったwww


● 音楽
【 主題歌「ぬふっとてーきゅうポトラッチ」/ Naive 】

タイトルから意味不明な曲きたwwと思ったら、
作詞が原作者のルーツ先生じゃないですか…!
蘇る1期の恐怖。笑

本編で使われている部分も
意味わからないけれど(褒め言葉)、

Fullもすごかったよww

「定型文で求愛したなら テーマパーク九州行こうね」のように、
1期とはまた違う角度から
「てーきゅう」をもじった言葉がたくさん並べられています。

やっぱりこの作品の原作者だけあって、
頭の構造が一般人とは違うんだなと尊敬するww


曲はてーきゅうらしくていいと思うのですが、
今回はアニメーションに物申したい。

パンツやおっぱいがやたら強調される今回のアニメーション。

果たして必要性があったのだろうか?
卑猥要素は邪魔でしかないと思うのだけど。

合いの手の台詞も可愛くて面白いだけに、
曲に集中できないのがもったいないよ!


● まとめ
最後まで安定していた、
てーきゅうワールド(笑)

ぶっ飛び具合が衰えない!

短い時間でサクッと観れちゃうから、
忙しい人にも優しい作品。笑

さて、次は4期だ♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夜叉の構え

てーきゅうの第3期
早いものです
でもよく考えたら、今までの話全部観ても2時間かからない
驚きです

特に今までと変わりませんね
まあそんなに変わられても困るけど・・・
安定しているのはとてもいいことだ!
ただ{netabare}テニスの大会に出場{/netabare}したのが意外でした
普通のことだけどもww
4期に「続け」と言ってたので、暫くはなさそうですね
ちょっと残念


好きなキャラは押本ユリ
これは変わりませんな

以下各話感想的なもの
第25面
{netabare}今回のOPはパンチラ祭りですね(//∇//)
(゚Д゚)ハァ?のくだり面白かった!
{/netabare}

第26面
{netabare}
狭い十字路をどうやって曲がるんだよなリムジンが!
サービスなしフェイクのサービス
かなかな波恐るべし・・・{/netabare}

第27面
{netabare}何だあのメンコ軍団
実はいいやつだなww
マグロ食べたい!!{/netabare}

第28面
{netabare}髪が伸びてる!?
まさに髪の女王ですね
あれだけ髪を自在に操れる美容師だったら大繁盛でしょう
いや、あの2人がおかしいだけなのかも・・・{/netabare}

第29面
{netabare}今回は珍しくユリちゃんがボケ側に
これがアルコール(?)の力か
人形を燃やしちゃあきまへんで
めっちゃ怖いもん(><){/netabare}

第30面
{netabare}先輩と握手?
そんなのしたいに決まってるじゃないですか!
あのケーキはキモいです
食べれません・・・
オチがなかなか秀逸ですたww
{/netabare}

第31面
{netabare}合格発表のフォントが違ったらショックだな
まさかの過去回
軽音部の人たちが見たことあるような・・・
そりゃあテニス部員が集まらないわけだよな
ヤミ金部に入ってるwww{/netabare}

第32面
{netabare}おばあちゃんの扱いがひどいよ(;´Д`)
納豆巻きが食べたくなるお話でしたね
ほかのアニメではこんなことないよな
{/netabare}

第33面
{netabare}今回は明るい葬式
自分の葬式の時も明るいほうがいいなあ
坊主がギャル!?(cv.喜多村英梨)
何を言ってるかわからないと思うが、俺にもよくわからないんだ
でも実力は本物でした{/netabare}

第34面
{netabare}ゲームの世界に迷い込んだまりもさん
乳を揉みしだけば目が覚めるとか
女の子の発言じゃありませんよwww
{/netabare}

第35面
{netabare}明日から全国大会!?
というわけで始まった全国大会編!
OPのアニメーションも変わりました
なすの先輩って普通にテニスできたのね
結果は予想通りでしたww
{/netabare}

第36面
{netabare}赤点取ると悪魔にすい臓とられるのか
なんと恐ろしい、、、
マイケルづくめで面白かったなあ
お前が悪魔かいヾ(・・;)ォィォィ{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

67.0 12 先輩で女子高生なアニメランキング12位
青い花(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (381)
1951人が棚に入れました
江ノ電沿線などの鎌倉が舞台。それぞれ別の女子高に通う二人の主人公を軸に、女性同士の恋愛と友情が描かれている。

声優・キャラクター
高部あい、儀武ゆう子、石松千恵美、堀江由衣、井口裕香、矢作紗友里、豊崎愛生、緒乃冬華、川田紳司、浅沼晋太郎、浜田賢二

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

百合に抵抗がないなら、確実に名作です。本当に素晴らしい!

これは漫画が原作のちょっと古い作品になりますね。
でも、作画やキャラデザに古さを感じませんでした。

作画は、背景などとキャラデザを分けているあたりの感じで、最初はジブリを連想しましたけど、それは言いすぎだと怒られるかもしれませんね。
ジブリが全部こういう作画とキャラデザをわけていると言っているわけではありませんし。
水彩画のような色彩と淡い感じ、そしてそれでリアルに江ノ島を描いている感じは、とっても素敵でした。

その江ノ島なんですが、行ったことはないんですけど、あの電車は映像で見たことがあって、とってもきれいに描かれているなって思いました。
ただ、あくまでもアニメなんで、そこにもし住まれている人が見たら、違うよってなるかもしれないのでそこはご了承ください。

で、本題に入る前に一つ気になったんですけど、この江ノ島って
「エルフェンリート」の舞台でもありますよね?
そちらでは電車なんかはスポットが当たってませんでしたけど、一つ!

この作品の主人公たちが立っていた、海が見える階段があるんですけど、
あれはエルフェンリートでも印象的に描かれていた階段なんじゃないかな?
って感じました。

作画の雰囲気こそまったく違いますけど、同じアングルで写されていたのと、階段の感じがとてもよく似ていたということから、やっぱりそうじゃないかなって思います。

もし詳しい人がいたら、教えてください^^


それではこの作品の本題ですけど、


完全にガチ百合作品です。

男性が出ないわけじゃないですけど、男性の存在はほとんど感じられることなく、女性同士の恋愛ストーリーが進んでいきます。


まずはそこで振るいにかけられるんでしょうね。
百合がきらいな人はとてもじゃないけど観れないと思います。


でも、他にもいろいろと百合がありますけど、この作品の描き方は美しいです。

真剣な気持ちを淡い感性で描いてるっていうんでしょうか。

けっしてくどいわけではなく、それでも揺れる心や切ない心ををきちんと描いているし、関係性もはっきりしてます。

もちろん恋愛物なので、多少は気持ちの交錯というか、イライラしてしまったり、それこそ書いててなんですけど、くどいって思う場面もあるかもしれないですけど、それでもなんだか美しいんです。


そして友情という深い絆。
それも女子同士の友情。
それも丁寧に描かれていると思いました。


あとはキャラ紹介でまかないます。


万城目 ふみ(まんじょうめ ふみ)-高部あいさん
本作の主人公で、メガネっ子で泣き虫で気が弱くておとなしい。
それでいて、やることは意外と大胆だったりします。
松岡女子高等学校の生徒。
こういうキャラってある意味でめずらしいのかも?
最近のアニメでこういう性格のキャラを見たことがないような気もします。
cvの高部あいさんは、声優さんってわけじゃなくて、女優さんとして活躍されていたみたいです。僕は知りませんでしたけど。
でも、薬物で逮捕されてしまったみたいです。
声優さんじゃないので、この演技に対しての酷評を見たこともありますけど、僕はこのキャラにとても合っていたと思うし、可愛い声だったので、近年のその事件が残念です。


奥平 あきら(おくだいら あきら)-儀武ゆう子さん
本作のもう一人の主人公で明るくてちょっと抜けてて、お調子者の、ふみの幼なじみ。
ふみとは違う、近くの高校にある藤が谷女学院高等部の生徒。
このキャラを見ているうちに強く感じることがありました。
それは、TARI TARIの主人公、坂井 和奏ちゃんに似てるなってこと。
この明るい感じや、ちょっとしたしぐさがなんだか似てるんです。
まあ、個人的な意見なので猛烈に反対意見がある方もいるかと思いますが、そこはご了承ください。
とにかく、素敵なキャラです。
cvの儀武ゆう子さんは、たまごっち、たまゆら、などで活躍されていますが、あまり主役級というのはないようです。


杉本 恭己(すぎもと やすこ)-石松千恵美さん
本作で重要な役割を持つ人物で、この人もある意味で主人公です。
背はふみよりも高くて、ボーイッシュな髪型や口調、そのすべてにおいて女生徒から憧れを抱かれる、男性的な魅力を持った女性。
松岡女子高等学校の生徒。
cvの石松千恵美さんは多くの作品に出ているわけではなく、ほとんど主役級を務めていないので、あまり知られていないかもしれませんね。


井汲 京子(いくみ きょうこ)-堀江由衣さん
高校入学初日にあきらと隣の席に座ったことで、あきらと友達になった藤が谷女学院高等部の生徒。
この子の感情が描かれることによって、この作品がまた一つ良くなっていたように思います。
ショートカットの女の子で、特にそれが似合ってるってわけじゃない。
でもそれがまたいつしか愛おしいって思えてしまいます。
cvの堀江由衣さんが、この女生徒の役に合ってたかどうかって言うと、少し難しいです。
あの声なら本来はもっと可愛くて女子らしくてっていうキャラを演じたら素敵な気がしますけど、でもこの堀江さんの演技の幅を知っている人なら、納得できると思うし。
その堀江由衣さんは、Kanon、とらドラ!、物語シリーズなど、多数で大活躍されているトップの声優さんですね。


この他にもたくさんのキャラが登場します。

その中に、豊崎愛生さん、井口裕香さん、能登麻美子さん、中原麻衣さん、などがいたのも良かったですね。

あと、音楽も素敵でした。

オープニングテーマ「青い花」
作詞・作曲 - 山崎ゆかり / 編曲・歌 - 空気公団
エンディングテーマ「センティフォリア」
作詞・歌 - Ceui / 作曲 - 小高光太郎、Ceui / 編曲 - 小高光太郎

どちらもオススメです。


いつも思うんですけど、女子校ってやっぱりこういう恋とか芽生えたりするんですかね?
なんか男性目線だと、とっても羨ましくってしょうがないです笑


ただこの作品、よこしまな気持ちで観るよりもきれいな心で観たほうがいいかもです。
でも、原作の展開を描かれないままに二期もないのは残念でしかたないですね。


ということで、個人的にはけっこうな高評価をつけたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

ハト さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

繊細で丁寧、そして誠実な恋物語

久々に再開を果たした幼馴染の女子高に通う2人の高校生と、その交友関係や家族が紡ぎ出す、女性同士の恋愛と友情をメインに描いた、切なくとも温かく、美しい物語。

いわゆる百合物と言ってしまうと稚拙な言い方かもしれません。女性同士の友情やそれ以上の関係を描いますが、とにかく真正面から、またリアリティを持って描いているのがこの作品の特徴だと思います。昨今ではジャンルとしてウケが良いということもあり、いわゆる百合に近しいものをネタにする作品が多くありますが、同性愛を茶化すことなく非常に誠実に描いているのも素晴らしいです。

百合をリアルに描く作品ではありますが、女同士の絡みや性行為など直接的な描写はなく、どちらかというと気持ちの揺れ動きなどの内面を中心に描いています。
登場人物の心情描写はとにかく丁寧でこの作品良さの大きな要因になっている思います。セクシャルマイノリティーである者の辛さや切なさ、また喜びはもちろんのこと、思春期の学生ならではの無邪気さや青さもしっかりと描かれ、それぞれの立場の思考と感情でしっかりキャラクターが動いていますし、そこから生まれる人間関係の距離感の描き方が上手いと感じました。
それらの心情は直接的なセリフで表現するではなく、作画芝居、キャラクターが見る情景、その場面の背景、その場面を彩る音楽などを用いて少ないセリフで伝え、視聴者に行間を読ませるような見せ方で各キャラクターの内面を表現をしています。
また青い花というタイトルだけあり、作中には様々な花が散りばめられ、各重要な場面を彩っていますが、その花言葉はその場面のキャラクターの心情を表していたりとしっかり意味がある重要な物として登場します。
本作はこれらのような要素から、作品全体に繊細で清らかな美しさが滲み出ていると感じました。

百合を描くのに都合良く男性や家族などを排除してしまうのではなく、男性との関係や家族との関係などが普通にある日常の中で、百合を描いていることで、一定のリアリティを持って描かれています。
また男性との関係も描くことによって、幼少期より自覚しているレズビアンだけでなく、報われない異性へ想いから同姓へはしるバイセクシャルタイプ、憧れや好感を恋愛感情と錯覚して異性愛から同性愛へ変わるタイプなど、同性愛の様々な形態が各キャラクターによってしっかり別けられて描いているのも素晴らしかったです。

話は主に学校行事を舞台に、主人公の一人である万城目ふみの人間関係や恋模様を中心に進んでいきますが、もう一人の主人公の奥平あきらは親友としてふみを応援し、話の中で誰とも恋愛関係にならない、いわば外部から客観的に見るような立場になっています。
ふみに感情移入はできるものの、視聴者の大半は同性愛者ではないので、分からない部分というのも少なからず存在するかもしれません。しかし"スタンダードな嗜好を持つもう一人の主人公"のあきらの存在は、ふみに共感し応援したいという視聴者の感情を代弁してくれている存在であり、視聴者が作品を観る上でより登場人物に感情移入ができる助けになっていると思いました。

キャラクターデザインは繊細で泣き虫な性格のふみはとても背が高く大人っぽい風貌、天真爛漫で力強い性格のあきらは背が低く子供っぽい風貌で、ギャップがあって面白いと思いました。そしてそんな彼女等を生き生きと描く作画は非常に綺麗で、水彩画タッチの背景と柔らかいキャラ作画は原作の雰囲気を活かしながら、美しいお話に非常にマッチしています。作画の乱れもほぼ無く、よく動いていると思います。自分はとりわけ髪の毛の作画に目を惹きつけられました。

作中の音楽はピアノ楽曲がメインで、各場面を上手く彩っていると思います。またOPや挿入歌に空気公団を起用したのはずっとファンだった自分として非常に嬉しかったです。空気公団はマイナーではありますが、少し切なくともとても温かみあるゆったりとした曲調の楽曲が多いのですが、その空気公団と、青い花の作風はとてもマッチしていました。またEDのCeuiの楽曲は透明感がある綺麗な音楽で話の余韻を感じることができるEDとして良かったです。

恋愛をしたことの無いあきらは、ふみや周りの人間関係を見ていく中で"恋をするということの良さや辛さ、切なさ"を認識していきます。またセクシャルマイノリティーであるふみは、恋愛を経験する中で、それを支えてくれる存在について"気づいて"いきます。
ラストは多くは語りませんが、エンドロールが出てきた時はそれまでのストーリー展開から切ない感じで終わってしまうかと思っていたのですが、その後の展開はこれまで積み上げてきた11話のお話が集約した強烈なカタルシスと、二人の主人公への感情移入、EDテーマや映像による演出で感極まり、最後の最後で感動で涙が出ました。そしてアニメが終わった後には強烈な余韻が残り、本当にいい作品を観たという満足感が満ち溢れてきました。
他の方も書かれていますが、まさに全ての話はエンドロール後の展開の為にあると思います。

青い花は、一見同性愛、百合を真正面から描く作品ではありますが、最終的には「恋をする切なさや良さ、素晴らしさ」また「大切な親友の尊さ」を丁寧で繊細に描く純粋な恋愛作品だと感じました。
同性愛の作品としては、自分はこれまで、同性愛者の男と結婚した女の奇妙な人間関係を描いた江國香織の小説「きらきらひかる」しか拝見する機会が無かったくらいで、同性愛、百合作品というものをあまり観たことがありませんでしたが、本作は非常に新鮮で満足できました。
しかし今まで同性愛、百合を扱ったこと作品を観たことが無い人にとっては、やはり抵抗があるかもしれませんが、青い花はその作風からとても綺麗で心温まる作品で、抵抗無く観れることを断言できます。普通に優れた恋愛作品として楽しめる非常に良いアニメだと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

レズものではあるが、思ったより普通の少女漫画のフォーマット

『放浪息子』を見て以後、志村貴子ファンであることを自覚したので、見てみた。

【短い感想】
 レズものであることは知っていたが、志村貴子原作なので、もう少しいろいろとアグレッシブな問題意識が入っているのかと思っていたが、予想していたよりも、ベタな少女漫画フォーマットに近い所で物語が進展。
 そこらへんが個人的には、ややツボにはまらなかったが、志村作品ならではの、そこかしこの心理描写の巧みさや、設定のえげつなさは十分おもしろい。
 恋愛系の王道少女漫画の感覚がベースにあるので、それなりに少女漫画的なものが好きで、かつちょっと異質な話とかに興味のある人にはおすすめ。

【短くない感想】
■煮え切らない人たち、をいかに描くか。

 志村貴子作品は、これで三作品ほど接したことになるが、いずれも「煮え切らない人たち」がテーマとなっている作品だと言える。
 ほぼデビュー作に近い『敷居の住人』など、もう煮え切らない話だけが延々と続くし、『放浪息子』もけっこうそう。みんな、生きづらいやっかいなところを抱えた人々であるわりに、何かを割り切れずに生きていて、わかりやすいものになれないでいる。そういう人々の群像劇を、印象的に見せてしまう、ということこそが、志村作品のすごさだ、とわたしは思っている。

 さて、それで本作なのだけれども、本作も主人公たちが煮え切らない人たちである、ということ自体はかわっていない。そして、設定も、レズ問題という、それなりに重い話をかかえている。
 で、『放浪息子』なんかの場合は、社会的な「性」をめぐる問題にどう向き合うか。その問題をめぐって周囲とどのように調和していくか。特殊な性をめぐる欲望をもった自己をどのように肯定していくか、といったことを、インパクトのある事件とともに切り出していく。『放浪息子』では物語の核は、あくまで「事件」である。

■なぜ、異才、志村貴子がオーソドックスを採るのか?

 一方で、本作の物語の核はあくまで「恋愛」である。誰が誰を好きだとか、忘れられないとか、フッた、フられた、という話だ。それはそれで、大きな話だとは思うし、人気のある話でもある。
 また、物語としてのヤマ・オチなども作りやすく、きちんとした形でお話になるようにはできる。

 そして、実際に、同性愛の話ではあるものの、ごく普通の少女向けの恋愛マンガのようなノリで、鑑賞してしまうことができる。あまりにも、オーソドックスに。

 …しかし、あまりにオーソドックスでありすぎるからこそ、わたしには不満も残った。
 この作品は、おそらくわたしは、想定されている消費者ではない。そのことを自覚するとともに、こんなマス向けのベタベタの作話方法を採用しなくても良かったのに…!と少し残念な気分は残った。志村さんほどの人が描くのだから、もっとアグレッシヴな話を期待したかった。だけれども、今回、志村さんはそういう仕事の仕方はしていない。わたしにはそれが残念だった。別にオーソドックスな恋愛漫画は他の人で間に合ってます…というのがごく個人的で、とても、わがままな感想。ごめんなさい。
 
 でも、そういうわがままな感想を脇におけば、本作はさすがの志村さん。きちんとできているし、賞賛したい気持ちもある。
 昔の志村さんの作品は、今よりももっと「人を選ぶ話」になっていた。だからこそ、志村さんが描きたいことを、志村さんは、いろいろと試行錯誤して、より多くの人に伝わるようなフォーマットを選択したのだろうと思う。たぶん。
 その試行錯誤のプロセスそのものは、痛いほどよくわかるし、こういうものを描いた志村さんの決断は、強く支持したいと思う気持ちがある。
 もちろん、コテコテのフォーマットを選んだことを媚びだという人もいるだろうし、媚びだと言えば、媚びでもある。
 だけれども、マイノリティ向けの作風を続けるのではなく、あえてマジョリティに通じるような表現を選択しようと決断し、努力するこの姿勢は、素直に、偉い。とそう思う。
 だからこそ、わたしにとっては今ひとつだったという感想は、「わがままな」感想だ、とわたしは述べた。

■恋愛系の少女漫画として

 なお、本作はベタな恋愛系の少女漫画――たとえば『君に届け』とか。ああいう作品を基準にすれば、やや異色ではあるだろう。
 そういう作品を好きな人のテイストにうまくあわせてあるし、そういう人が観れば、おそらく楽しめるのではないかと思う。
 主人公の人格設定にせよ、王子さまの人格設定にせよ、ベタな少女マンガとの類似点を挙げていくことができる。

 そういうタイプの人に、うまく届けば、本懐なのではないか、と思う。

 志村さん、おつかれさまでした。
 仕事人としての立ち位置、あらためて尊敬しています。



 それと、どうでもいいけど、志村さん作品の主人公は引っ込み思案なわりに、いざというときに思い切ったことをやる人が多いな…ほんと。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

62.2 13 先輩で女子高生なアニメランキング13位
てさぐれ!部活もの(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (426)
1789人が棚に入れました
どこにでもあるような高校、どこにでも居るような部員たち。

「自分らしさ」とは何なのか?

「自分の居場所」とは何なのか?

そんなモヤモヤした疑問から“ありきたりじゃない”高校生活を送るべくてさぐりで奮闘し、少しずつ大人の階段を上っていく少女たちの等身大学園コメディ♪

声優・キャラクター
西明日香、明坂聡美、荻野可鈴、大橋彩香、上田麗奈
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

この中に2人、いらない子がいる・・・っておーい、スタッフーー、スタッフ~~~

「ちょっ、スタッフさん手抜き過ぎ!」
「この設定だと幅が狭過ぎ!!」
「声優さんに頼り過ぎ!!!」
と思ってしまうようなできでした。
ぶっちゃけラジオの方がもうちょい面白かったので、そのCMにも思える。

◇1クール12話、15分(歌とか除いたら10分ぐらいかな)、
 アドリブトーク、オリジナル・・・これをオリジナルと言っていいのだろうか

女子高生4人が
①既存の部のイメージを語り、あるあるネタ、
②それらにオリジナル要素を加えて新しい部を考え、アドリブパート、
③たまに既存の部+αを実践しよう、遊んでみよう、って話。

作品に出なかった部で例えてみると、

剣道部
①臭い、防具重い、面と手ぬぐいを外すと髪がぺちゃんこ、
 防具の隙間の生身に竹刀を受けてしまうとメチャクチャ痛い、
 試合のときはかっこよくても防具を外すと~またその逆もあり

②色んな国の鎧や剣で試合をする、防具なしで攻撃は全部寸止め、
 二本目を突きで一本取るとマネージャーと付き合える、
 試合に勝つと相手を自分のチームに引き入れる権利をもらえる、

③竹刀ではなく身近にある道具を武器にして勝負、危ないのは禁止
 お玉、箒、塵取り、空のペットボトル、しゃもじ・・・

ってな感じになる。
要するに、最初から全くこの世にない新しい部を作る気が全然ない。設定上不可能。
最終回にはそんな部ができるのかと淡く期待していたが、そうではなかった。

となると、実践はともかくガールズトーク①②とアドリブ②で楽しみたいものなのだが、
イメージを話す所①は波がなく、そこそこ面白い。
たまに吹き出すようなこともあるが「あるある」とちょっと面白いと思うだけ。

この作品のメインディッシュのアドリブ②が問題。
1話目は新鮮だったので楽しめたし、実際ちょっと面白かった。
だが目新しさで気を引くことは1クールでは無理がある。となるとその内容が面白いか否かとなる。

残念ながら私の(非常に独特で共感が得られないw)好みとして、
2人、{netabare}3年部長のゆあと新入生のこはるん{/netabare}がことごとくツボを外す。
残りの2人がいつも面白いかと言うと、必ずしもそうではない。
新人のあの子が刹那的に面白い、と思わせてくれるが一瞬で終わり、
毎回ベテランのあの人が笑わせてくれるが、作品を通して楽しかったと思わせるほどのものではない。
その他の時間のつまらなさを2人に背負わせるには重すぎる。

もちろん、微妙な2人もいつもつまらないわけではない。イイと思えるときもある。
それに1話以外では10話も結構おもしろかった。

なんでこんなに物足りないかと言うと、
『gdgd妖精s(グダグダフェアリーズ)』を観てしまったからですwwww
あっちにもこの作品のベテラン声優さんが1人出演しているのだが、マジ面白いwwwww
しかも、1人に頼り切っているのではなく、残りの2人も面白かわええ♪
あの面白さは、設定に幅があり、スタッフさんも準備に力を入れ※、声優さん3人みんなガンバっていたこと。
 ※実際に悪戦苦闘していたのか否かは謎ですwけど、毎回色んなネタを用意してくれました
てさぐれ部は4人がみんな面白いと思える回は…記憶にありません。12話はまあまあかな??

もしこの作品をちょっとでも楽しめたのならgdgdをオススメします。
ただ、あっちはCGがちゃっちいのとぶっ飛び過ぎているwwので、
この作品のCGとあるあるネタが好きならちょっと違うかも。


なんやかんやで辛口コメントしましたが、こんなに熱く語るぐらいなので結構好きな作品ですw
それでも2期が出るのは疑問に思います。採算合うのかな?



♯過去の感想→{netabare}

2013.10.13 22:50
≪「新しい○○部、考えてみよう『ポン♪』」の後の発表がアドリブかぁ、女子トーク ノリ良し元気 聴いてマウ≫
MMDって、MDとかMADDみたいに濃いものを略してたのかと思ってたw
ミクミクダンスだっけな、
アドリブについて粗筋かなんかで説明されてるかと思いてさぐれ部のHP見たとき知った。
結局アドリブについての文章はざっくり見当たらなかった。

若いギャルがラヂオで台本読んだり、アドリブしている感じでええ♪

この作品は本当に低予算なんじゃないかな。
だって既存のシステムを利用してやるって、CG作るよりメッチャ省コストっぽい。

宣伝にもなるし、利用料金タダなんじゃね?


それにしても、おそまつくん3年連続とか、母親が力尽きちゃうよw
2話は1話ほどじゃなかったが、まあそれはファーストインパクトには負けるわな。
なので、ガンバって1話越えできるようなネタを考えて欲しいです。

あと、声優陣もメッチャおもしろい「新しい☆」を頼むわ♪

wwwwwwwwvwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwれびゅわん↓w

≪何この飲み会トーク、何かニコ動で見たことあるCGwwwww≫


このCGってニコ動で見たことある気がするww

雑談ぽくしようとした作品はある気がするけど、
雑談というか、飲み会トークをアニメにした作品は初めてかもwwwww

特典CDで聞いたことある気がする感じのトークwwwww

やばい、今期1番かもwwwww
{netabare}

この作品も帰宅部のように成長する作品になる、っていうかEDで仄めかしてるんだけど、
これって1カ月/1話として進行するアニメじゃないのかな?

勘違いの可能性もあるが、既に4回観ているオレはそう思うww{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

タナボソ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゆとってます!(勝利のポーズ)

>日常系萌え、時々アドリブCGアニメ「てさぐ れ!部活もの」
>2013年10月日本テレビで放送 スタート!


>どこにでもあるような高校、どこにでも居るような部員たち。
>「自分らしさ」とは何なのか? 「自分の居場所」とは何なのか?
>そんなモヤモヤした疑問から“ありきたりじゃない”高校生活を送るべくてさぐりで奮闘し、
>少しずつ大人の階段を上っていく少女たちの等身大学園コメディ。

>ようこそ、“一旦”日常系の我が部へ!


のイントロダクションさえミスリードで、意表をついたCGによる学園ギャグコメディアニメ。
と言うか、アニメ好き向けバラエティ番組か声優ラジオって感じ。
実際ラジオパートもあり。

毎回どんな部活動にするか模索すべく、
一般的な部活動やその漫画やアニメのあるあるトークから、
台本がなくなる中の人のアドリブパートへ。

そのあるあるトークは1話、野球部のお題から-
「挨拶が本気」「厳しそうだよね」
「ツーアウトーって言う時の指が気になる」「影絵のキツネみたいの高々掲げて敵味方構わず見せつける」「えー!?恥ずかしくないですか?」
「あとはなんだろう?坊主頭とか?」「3年生になったらちょっともみあげ伸ばしていいとか角刈りっぽいシルエットにしても許されるとかローカルルールがある」「妙に眉毛のカットに拘り始めたり」

「漫画とかアニメだと普通の髪型で坊主の部員っていない」「普通だったら試合に出られないような髪型のキャラばっかり」
「主人公は大体ピッチャーで、凄い才能を持っているか自分でも気づいていないけど天才ってパターン」
「なぜかライバルチームってストライプのユニフォーム着てることが多い」
「打たれたら負けちゃうって状況であわやホームランって打球は絶対ぎりぎりでファールになる」「お約束ですよねー」
「主人公が一年生の時の夏大会は地区大会の決勝では必ず負ける」「いきなり甲子園行けちゃったら盛り上がらないですよね」
-と、関係各所に積極的に喧嘩を売っていくスタイル。

メタ発言ばりばり。OPからして「タイトルロゴがドーン!」で歌詞が映像の説明。
だからイントロダクションの「日常」を鵜呑みにして、
普通の日常系アニメと思って観るとがっかりしそう。
日常系アニメって、のんびりとして穏やかな作品世界に没入して楽しむ側面があるけど、
このてさぐり部の場合、その世界をぶち壊してdisってるとも取れる発言山盛りなわけで。
没入どころか興醒めしてしまう。
嫌いな人はホント嫌いでしょうねコレ。

アドリブやラジオパートでは中の人がスタッフから無茶ぶりは基本、で追い込まれてる気配。
「こんなアニメ」「この(収録の)地獄から抜け出せる」みたいな発言を引き出させられてる。
腹がぐーと鳴ったり、おかしな発言は積極的に採用。
中の人は楽しんでもいるんだけど、手さぐってる、と言うより手さぐらされてるみたいな。
こちらはスタッフと中の人のバトルを見てるような気分にも。
この自由さと言うかてきとー感と言うか投げやり感を楽しめるかもポイント。


『gdgd妖精s』や『直球表題ロボットアニメ』の制作スタッフと被ってて似た傾向なのだそう。
後者をたまたまTVつけた一瞬見かけた時は、
展開そのものがgdgdに見えてしまい、あまり興味も湧かなかったけど、
このてさぐり部は会話のテンポも良くてサクサクです。

前クール放送されていた
ファンタジスタドール主人公鵜野うずめ役、大橋彩香さんと、
きんいろモザイク主人公大宮忍役、西明日香さんが
メイン4人の一角としてキャスティング。
右脳詰めと鬼畜こけしの共演なんてのもごく個人的に胸熱。

明らかに実況付きニコ生向けアニメですね。
ギャグの一環なのか何なのか判りませんが、
毎週のように1話から前話までの振り返り一挙をラジオパート端折って放送してます。
http://ch.nicovideo.jp/tesabu

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

カメラが下からグイっとパンしてタイトルロゴがドーン!!

15分のショートアニメ
全編CGによる制作
「新しい部活動のあり方を考えるための部活」である"てさぐり部"のお話

登場キャラは主要キャラ(部員)4人とモブ1人

"鈴木 結愛"cv西明日香 3年生部長 生徒会の副会長も務めてるらしい

"佐藤 陽菜"cv明坂聡美 3年生副部長 おっとり巨乳

"高橋 葵"cv荻野可鈴 2年生 テンション高めのドヤ顔マスター

"田中 小春"cv大橋彩香 1年生 いじられることが多い天然娘←中の人のせいかも、、、

"園田 萌舞子" 18人姉妹の長女 なんかもういっぱいいる

の5人でお話は進みます

前半はあるひとつの部活をテーマにしてあるあるネタを言いまくった後、その部活の「新しい活動」をアドリブで考えて発表する
後半は新しい活動を実践する
というのが基本的な流れ
やっぱり注目すべきはアドリブコーナーですね
アドリブマスター明坂さんはもちろんのことですが、大橋さんの天然ぶりが凄まじく面白かったです
あのキャッキャウフフ感がいいですね
先輩たちが卒業しちゃたからこれで終わりか(>_<)
と思ったら続けて2期が放送されるみたい
楽しみだけどどうするんだろ?


好きなキャラは鈴木結愛
なんか一番心惹かれた
理由はよくわからんけども

以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}声優さんのアドリブコーナーがあるではないか!
明坂聡美さんには期待大ですな
なかなか良い野球部ネタでしたww
{/netabare}

第2話
{netabare}今回はサッカー部
なんかひどい言われようだなwww
アドリブコーナーで中の人の名前いいそうになってたよね!?
EDはすこしずつ進化していくのかな{/netabare}

第3話
{netabare}やっぱり毎回1ヶ月進むんだな
まさか将棋部でくると思わなかった
開口一番「地味!」にワロタww
{/netabare}

第4話
{netabare}「他のアニメ作品と一緒だけどね」って発言を許していいものなのかな
こはるんが総受けなのはわかっていますぜ
茶道部ってどう思う→「地味!」が再び
結愛先輩(西明日香)イジリがひどいですねwww
{/netabare}

第5話
{netabare}自転車部ってどう思う→「速い!!」
もはや適当じゃねえか?
自転車って言ったら現在放送中の"弱虫ペダル"しか思いつきませんねえ
今回のアドリブコーナーはカオスすぎww
{/netabare}

第6話
{netabare}吹奏楽のイメージ→お嬢!!!
俺も吹奏楽部に入ってればリア充だったのか?
大橋彩香さんのボケ殺しが炸裂
二人羽織か・・・エロいなww
{/netabare}

第7話
{netabare}頭良さげ!!
なぜ葵先輩はこんなにイラついてるのか・・・
こーない新聞(σ≧Д≦)σドヤァ
保健の先生の覚え方がヤバイwww
{/netabare}

第8話
{netabare}テニス部キタ――(゚∀゚)――!!
お上品チャラい!
俺はテニプリのイメージが強すぎる
西ちゃんが家でクタクタのパンツをはいていることが判明www
そういうこと言っちゃっていいのか?{/netabare}

第9話
{netabare}演劇部はマニアック!
アドリブコーナーの自主規制タイムがよかった
すごい楽しそうですヽ(*´∀`)ノ
ラストのダンスの上達ぶりには目を見張るものがあります{/netabare}

第10話
{netabare}今回は部活じゃないのか
ツッコミが大変そうだあ
アドリブコーナーはこはるんが全て持っていきやがったwww
知らないのかよ神々を・・・
{/netabare}

第11話
{netabare}今回はモブ子が話し合いに参加
天文部は得体が知れないっ!!
織姫と彦星www
ニップレスでツボに入るこはるんにワロタ
次は続けてチアリーディング部
ウザ元気!!
葬式でチアリーディングは面白いね
{/netabare}

第12話
{netabare}結愛先輩・陽菜先輩が卒業
そして感動のお別れ(´;ω;`)
からの新しいてさぐり部を考えてみようか!
ダンスも完璧にΣ(゚д゚lll)
最高の12ヶ月をありがとう
なんか第2期が続けて放送されるようです{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

76.8 14 先輩で女子高生なアニメランキング14位
恋する小惑星(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (418)
1611人が棚に入れました
幼いころ、キャンプ場で出会った男の子と “小惑星を見つける" という約束をした木ノ旗みら。 高校では天文部へ入部しようとしたが、 今年から「天文部」と「地質研究会」が合併して「地学部」に……!? 地学系女子たちと一緒に、いろんなキラキラを探しに行きませんか?

声優・キャラクター
高柳知葉、山口愛、指出毬亜、東山奈央、上坂すみれ
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ジックリと人間観察やキャラ採集も楽しめる地学アニメ

原作未読。

【物語 4.0点】
幼い頃、あの子と約束した小惑星を見つける!
といった一応の目標はあるが、
本作は全力疾走する青春夢物語が暑苦しく牽引するタイプではなく、
そんな夢を抱いたり抱けなかったりする美少女たちと
ゆっくり歩みを共にすることで見えて来る人間模様が醍醐味の日常作品。

水着回に温泉回にメイド服と、きらら日常系の萌え要素は一式用意されており、
ボンヤリ眺めているだけでも癒やされる。

が、やはり本作は、積極的に天文学や地質学に関心を持って、
掴みに行くことでより一層、楽しめる。

そして、その視聴姿勢は、
夢を持って学び行動すれば広がる世界。
天文&地質が合体した部活動を舞台に、
異なる趣味を持った仲間との交流でさらに視野が広がる。
といった登場人物との体験共有という形で報われる。


【作画 3.5点】
天文絡みとあって星空の背景美術等には並々ならぬこだわり。

厳密な作中世界の時季設定に基づいて配置したと言う星座。
より現実に近い暗い夜空をベースに、
許容範囲内で明るさを付加したと言う微調整により、
引き込まれる星空を演出。

かと思えば、リアル志向で描き込んだ建物の壁に、
SNS画面を投影するなどの
大胆さも交えてリズムを生み出して来る。


一方の人物作画。
赤だの青だの相変わらずのカラフルな髪色に、
パワーストーンの如き瞳の輝き。

ただ、色彩のタッチは淡く、萌えの押し売り感は控え目な印象。
ここでも視聴者の側にピントを合わせることを求めるようなデザイン。

安定感の方は、中盤の総集編後に、やや息が上がる場面も……。


この2020冬クール、いや今年は、新型コロナ禍もあってか、
道中、作画やスケジュールが苦しくなる作品が多いなぁ……。


私のツボ:{netabare}「二人分頑張りますから」と、さくら&モンロー先輩に決意表明する
イノ先輩の反復横跳び?な珍プレイ動画。{/netabare}


【キャラ 4.5点】
単体で趣味やこだわりを持ったキャラを人間観察するのも楽しいが、
みら&あお、イノ先輩&さくら先輩、さくら先輩&モンロー先輩
などとカップリングで観察すると、さらに味わいが滲み出てくる。


例えば、{netabare}素直になり切れない、さくら先輩を眺めるイノ先輩とか

モンロー先輩の夢を語る姿を、
目標を見つけられない自身を自嘲しながら眺める、さくら先輩とか。{/netabare}

ずっと、あの人を見つめ続けて来たからこそできる、
あなたって、やっぱりそういう人ですよね。
と言わんばかりの達観した表情を発見した時に、
ボーリング調査級のキャラの深掘り感を覚えるのは、
きっと私が抜け出せない百合の沼に足を突っ込んでるからなのでしょうねw


終盤、新規追加された後輩キャラには唐突感は覚えないが、
深部への掘り下げまでは、まだ行っていない印象。可能性は感じさせる。


これは是非2期やってボーリング調査してもらわねば♪


【声優 4.0点】
みら役・高柳 知葉(ともよ)さんといったメンバーらを、
きらら系のヌシ?(笑)のモンロー役・東山 奈央さんが取り仕切ったという?
たのしーアフレコ現場。


配役はナチュラルさを重視した適材適所。
各種萌え成分等は雰囲気を壊さないように添加。

こうした配慮が、いざ真剣に目標などの想いを語るシーンで生きてくる。


【音楽 4.5点】
音楽制作・フライングドッグ。劇伴は伊賀 拓郎氏。
「Asteroid in Love」などの神秘的なピアノの音色で夜空を演出しつつ、
「地学部活動2 浮き立つ心」何かでは、アコギとバイオリンなどを疾走させ
地学部活動のウキウキ感もアシストする。

OPは東山 奈央さんの「歩いていこう!」。EDが鈴木 みのりさんの「夜空」。
共にピュア成分配合の歌声でしっとりと癒やしつつ、
着実に前に向かって急がず休まず歩んでいく作品世界とシンクロ。

自慢の空模様を多用したED映像は感動的。




【6話迄の感想】知性と感性がもたらす癒し

長くなるので折り畳みw
{netabare}
見上げてごらん夜の星を♪

ほら 足元を見てごらん♪


古今、色んな歌が元気づけようと顔面の上下動を勧めて来るわけですが、
空を見たって、天体について何も知らなければ感動は続きませんし、
地面を見たって、ただの石ころが転がってるだけと思えば、不貞腐れるだけ。


天文部と地質部が合体した‶地学部”の活動を描いた
このきらら系を見ていて、学問とは成功などの現世利益を得たり、
論戦で相手をねじ伏せるだけの物じゃない。

各々が興味を持って探求して身に付いた知識。
仲間の趣味の視点も共有して広がる見識。

それらに育まれた感性のアンテナが夜空や道端にある驚きを感知していく。
きららの萌えキャラから思いがけず学びの本質を諭されつつ、
癒される今日この頃です。


天文学や地質学においては、対象を時間をかけて観測することで見えてくる物がある。
その視点が人物描写にも当てはめられるのが本作の渋くて良いところ。

この後輩はずっと先輩を見てきたからこそ、こういう表情をするんだなとか、
じっくりと観察することで、彼女たちの新たな一面を発見し癒される。


また楽しからずや。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 45
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

変な表現だが、「ちゃんと部活をしている、日常系部活アニメ」(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルは、日常系、学園、微百合。

きらら×動画工房 という安定感ある組み合わせ通り、(爆発力こそありませんでしたが)安定して楽しめるアニメでした。

キャラクターは、全員とても可愛らしく描けていますし、最近のアニメとしては結構、キャラと名前が一致しました(コレ大事)。

あと、EDが良いですね。剣道部的ED大賞2020冬(非公認)受賞w

ちなみに、本作のタイトルは、「こいするアステロイド」と読みます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
キャラデザや設定のわりに、意外と硬派な作品なのかなと。

まず、部活動をちゃんとやってる、文化部なのに(偏見)w

原作者も地学部に在籍していたようですが、「放課後に遊んだりお菓子を食べたりする場所を確保するために、廃部になっていた地学部の部室を乗っ取るという友人の企てに乗っただけで、遊んでばかりいた部活動」という、むしろアニメっぽい生活を送っていたようで(笑)、自身の経験はほとんど生きていないのだとか。

ミラやアオが小惑星発見という夢に向かうのが縦糸になっていますが、モンロー先輩の宇宙飛行士、イノ先輩の国土地理院、スズのパン屋など、登場人物が夢に向かって着実に努力している姿が好印象でした。桜先輩が、明確な夢はなくとも地学が好きで一直線なのも、リアルで良いですしね。

学問がちゃんと結び付いている、夢が繋がっているというのは、本作のメッセージであり、真っ直ぐで素敵でした。

本作、どの話にもずっと☆3をつけていましたが、ずば抜けて良かったのが、9話目「本当の気持ち」。モンロー先輩と桜先輩の卒業回です。

素敵な家族、桜先輩のツンデレ、モンロー先輩と桜先輩の出会い、モンロー先輩の悩み、アオとミラの結婚(笑)

きっと、某資源採掘地帯の司令官も、「あれは、良い百合だ」と言うだろう、素敵な回です(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ド定番の、きらら系の部活動モノ。視点がギャラクティック(笑) 天地人、、、さん(笑) アオとは、もう少し過去での絡みがほしかったかな。いいじゃん、ムラムラしても(笑) すずちゃん、良いキャラだな。二つの部員の友情もテーマの1つか。「ゆるキャン」にどこまで近づけるかな? ED、良いね。

2話目 ☆3
OPも素敵。きららだな~。互いの活動やスキルを交流するの、良いね。詳しくもなるし。生徒会長スキル(笑)

3話目 ☆4
ちゃんと取材して作ったんだな~って感じ。なるほど、あと1年かけて、きら星チャレンジのために、努力していくのか。国土地理院を目指すアニメキャラは、初では?(笑)

4話目 ☆3
水着回? ミネラル商? なんか、聞いたな(笑) 新キャラ、ウザイ(笑)

5話目 ☆3
なんの事件も起きず、ちゃんと繁盛する文化祭も珍しい(笑)

6話目 ☆3


7話目 ☆3
線で結べば星座に、遠くを見ればタイムマシンに。普通に大学落ちるのは、珍しいな。

8話目 ☆3
地質オリンピックに転校。どうするかと思ったら、同居か。さらに、百合が(笑)

9話目 ☆5
二人とも、結婚おめでとう(笑) にしても、どこかの男子ソフトテニス部の親たちにも見せてやりたい話だな(笑) 桜先輩のツンデレと、モンロー先輩の腹黒、イイね♪ 天地人、、、さん(笑) 合コンで困ってる桜先輩、、、観たい(笑) 卒業の切なさ、感動、良い百合回だった!

10話目 ☆3
失恋したからな~。新入生の入り方、ちょっと、ひだまりスケッチを思い出す。バームクーヘン? 東日本大震災がモチーフかな? そのへんが過去のこととして、アニメに登場するんだよな。雨が上がらないと、虹は出ない。環水平アーク、たまに観るよな。一人だけ合格、ね。イノ先輩の不安がな。

11話目 ☆3
無理についてきて、良い感じに進む。お役所仕事をしない大人が素敵。まあ、天文学者って、ロマンチストっぽいしね。そこは、てるてる坊主じゃなく、天気の知識を生かしてアドバイスしてほしかった。

12話目 ☆3
ちゃんと着地しましたね。まあ、ここで小惑星見つかったら、話終わるしね(笑) EDにもきっちり繋がっていましたね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

見たことないもの、見つけにいこう!

この作品の原作は未読ですが、貴重なきらら枠なので視聴を楽しみにしていた作品でした。
それに…恒例になりつつある声優さんの顔ぶれも後押ししてくれていたと思います。
すみぺ、奈央ぼう、麗奈ちゃん、Lynnさん、すみれちゃんにここちゃん…
こうして声優さんの名前を並べてみると改めて凄い作品だったんだなと思います。


幼いころ、キャンプ場で出会った男の子と
"小惑星を見つける"という約束をした木ノ幡みら。

高校では天文部に入部しようとしたが、
今年から「天文部」と「地質研究会」が合併して「地学部」になっていた…!?

地学系女子(ジオジョ)たちと一緒に、いろんなキラキラを探しに行きませんか?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

「可愛らしい」「癒される」が売りのきらら枠ですが、本作品の売りはそれだけじゃありません。
もちろん、そういう成分も多分に含まれているのですが、一番の売りは天文や地学の情報に溢れている作品だということです。
きっと原作者の方は、天文や地学が大好きなんでしょうね。

…と思ってwikiをチラ見したら確かに学生時代は地学部に所属していたようですが、部活動は遊びが主体だったので、実体験が漫画に反映されている部分は少ないとか…
でも、好きじゃなかったらこんなテーマを題材にマンガなんて描けないですよ。

私は学生時代は運動部に所属していたので、文化部のことは正直良く分かりません。
今となっては、地学部や天文学部があったのかも忘れてしまいましたが、こんな活動ができるなら文化部も悪くないなと思いました。

この作品の設定に関して、天文部と地質研究会が合併されていたのは大正解だと思いました。
今どき、少しでも沢山の知識を吸収しようとする、あんなにも素直で純朴な高校生がどれほどいるかは分かりません。
でも、興味を持つきっかけ作りって大切だと思うんです。
地学と天文学が一緒になるのは、突き詰めていくと共通する部分が多いからなのではないでしょうか。
だってガスで出来ている様な特殊な星を除くと、その他の大部分の星にはちゃんと大地があるのですから…

「地質を調べたら歴史が分かる」とこの物語でも言っていましたが、小惑星リュウグウのサンプル採取も同じ目的であることからも、お互いに共通部分があるのは明らかだと思います。

そしてきらら枠として安心・安定して視聴できる最大の魅力はやっぱりキャラですよね。
みらとあおの天文に向ける熱心な姿勢は特に大好きでした。
でもこの二人の話をするなら「きら星チャレンジ」は外せませんね。

お互いが大好き同士でいつも一緒のみらとあおですが、それは自分たちの意志の働く範疇での話です。
自分たちの意志で何とかなる範疇を超えてまで一緒に居れる保証はどこにもありません。
それを痛感したのが、みらとあおが2年生の時に向かえた「きら星チャレンジ」でした。

色々とショックを受けましたが、まさかの逆転ホームランが見れるとは夢にも思いませんでしたよ。
IS1期OVAの冒頭でシャルの放った一撃を彷彿させる台詞と共に現れたのはまさかの超展開…
この一歩を踏み出すのは胸が張り裂けそうなくらい緊張したと思います。
でも、踏み出さなかったらもっと後悔するんです。
何もしないで公開するくらいなら、失敗して後悔した方がずっと良いですから…
こういう学生さんなら心底応援したくなります。
2人がどんな「きら星チャレンジ」を迎えたのか、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、奈央ぼうの「歩いていこう!」
エンディングテーマは、鈴木みのりさんの「夜空」
どちらも良曲で、通勤中のお供にさせて貰っています♪

1クール全12話+総集編1話の物語でした。
ただ癒されるだけじゃなく、天文学や地学に触れることができたのは凄く良かったと思います。
きらら枠ファンの方には絶対視聴して欲しい作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 33

61.7 15 先輩で女子高生なアニメランキング15位
ささめきこと(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (197)
1287人が棚に入れました
優等生の村雨純夏は中学からの友人、風間汐に想いを伝えられず、悶々としていた。\nそんな二人のまわりには、食欲旺盛なブラスバンド部員・鳥追きより、少女ファッション誌読者モデルの朱宮正樹、蓮賀朋絵と当麻みやこの仲良しカップルなど、個性豊かな面々が集まっていく。\nある日「放課後を女の子だけで楽しく過ごす部を作ろう」という話になって…!?

声優・キャラクター
高垣彩陽、高本めぐみ、加藤英美里、清水彩香、原田ひとみ、斎藤千和、牧口真幸
ネタバレ

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

感想/アニメに置ける感情移入のパラドックス/同性結婚に対する社会的概念(オルバーマンのスピーチ)

私のアニメ歴史を塗り替えた作品。
個人的に感情の変化をもっとも繊細に描くのは恋愛物語で、その中でも「とらドラ!」と「青い花」が傑出している。
本音を言うと、この両作を超えることは難しいと思っていたのだが、「ささめきこと」は「青い花」に勝るとも劣らない良作だった。

音楽、声優、作画、キャラクター、そして物語。それら全てが抜群のバランスで「ささめきこと」の世界を構成している。
派手でもなく豪華でもない。しかし、見事に調和された作品内容は無駄を削げ落として、「死」さえも「美」に移し変える日本の伝統芸能にも似ている。

これほど洗練されて一貫性を保った作品も珍しい。

そして何よりも人間感情ドラマとしての表現が秀逸だ。
人間の心の中を表現する方法はいくらでもある。表情、行動、言動。
如何に視聴者に感情移入して貰えるかは以上の方法を駆使して、視聴者のリアルワールドと共鳴することができるかどうかに懸かっている。

「ささめきこと」は繊細な表情で細かい感情の変化を表現することに成功している。視聴者は手に取るようにキャラクターの感情を読み取ることができ、どっぷり「ささめきこと」の世界に浸かれる。

個人的にこの作品を特に引き立てているのが清浦夏実のOP「悲しいほど青く」だ。
歌詞やメロディー、透き通った声も素晴らしいが、OPの映像が気に入った。空を見上げるように上を向くキャラクター達。その姿はとてつもなく自然体で、見ている私を心の底から清らかにしてくれた。

この作品は是非「青い花」とセットで見て貰いたい。きっとあなたの心を純粋な感情で穏やかにしてくれるだろう。

■アニメに置ける感情移入のパラドックス
{netabare}
この作品ではキャラクターが画面の真正面に写ることが少ない。あったとしても、それは視聴者に向けてではなく作品内にいる誰かに向かってだ。

それは「ささめきこと」の世界がアニメ内で完結していることを意味するのと同時に、視聴者という存在の一切の介入を許可しないことも示唆している。

それが「ささめきこと」のキャラクターが自然体に見える秘密だと思う。演技染みていない。一つの現実をアニメという媒体を通して視聴しているような錯覚を覚える。つまり、感情移入し易い。


これがヒロインなどの可愛い笑顔を真正面から写すとどうしても視聴者に訴えかけているように思えてならない。

視聴者に入り込みやすいように、アニメと現実の境界線を暈そうとする行為は、逆にキャラクターが擬似感情を演出しているように思え、感情移入する妨げになることが「ささめきこと」を視聴すれば理解できる。
{/netabare}

■同性結婚に対する社会的概念
{netabare}
さて、この作品は百合の話な訳だが、皆さんは同性愛に対してどのような考えを持っているのだろうか?
アメリカは同性愛に対して寛容だと思われているが、案外そうでもない。今まで大変な戦いを強いられてきた。

私が住んでいるカリフォルニア州では一度同性結婚が法的に違法とされた。
その時、ニュースキャスターであるオルバーマンがしたスピーチは感動的であり、アメリカの人権と自由の歴史を象徴するような素晴らしい内容だ。アメリカの同性愛についてちょっとでも勉強したことがあるなら誰でも一度は聴いた事がある有名スピーチの日本語訳をここに貼りたいと思う。

同性愛に偏見が少しでもある人や同性愛について今まで考えたことの無い人は是非この文章を読んで欲しい。


{netabare}
最後に、お伝えしていたとおり先週カリフォルニアで可決された提案8号のことについて特別コメントをします。同性カップルが結婚する権利を廃棄する、というものです。同性婚問題に関する均衡がこれで揺るがされました。全米で、です。

前置きとしてわたしの基準を言います。これはエールを送っているのでもなく、駆け引きをしようとしているのでもなく、そして本当は単に提案8号のことでもありません。わたしにはこの問題に関して個人的な思い入れもありません。わたしはゲイではないし、自分の家族親族の中にゲイがいるかと考えると、ずいぶんと範囲を広げても考え込んでしまうほどです。近しい友人や同僚たちの中に彼らの暮らしにいまも影を落とすこの偏見と闘っている者がいる、という私的なエピソードもありません。

しかし、そうではあっても、この投票はひどい。ひどすぎる。なぜならこれはエールでも駆け引きでもなく、人間の心の問題だからです。もしこの言い方が陳腐だと言うならば、そう、陳腐で結構。

もしあなたがこのプロポジションに賛成票を投じたのなら、あるいは賛成した人を支持する、あるいはその人たちの表明する意見を支持するのなら、わたしはあなたに訊きたいことがある。なぜなら、ほんとうに、わたしには理解できないからです。どうしてこの問題があなたに関係あるんですか? これはあなたにとって何なんですか? 人と人との関係が長続きもせず一夜で終わってしまうような時代にあって、ここにいるこの人たちはただ、あなたたちが持っていると同じ永続性と幸福のチャンスを欲しいと思っているだけです。彼らはあなたに対し、あなたの関係を否定したいと思っているのじゃない。あなたたちからなにものかを奪い取りたいわけでもない。彼らはあなたの欲しいものと同じものを欲しいと思っているだけです。この世にあって、少しばかりでもさみしくなくいられるようなチャンスを、です。

それをあなたは彼らにこう言う──だめだ。そういう関係では結婚は許されない。ただ、行儀よくしているならば、きっと似たようなものなら。そんなに問題を起こさないなら、あるいは。そう、まったく同じ法的権利をあなたたちは彼らに与えようとさえするんでしょう。すでに彼らが持っていた法的権利を奪い取るのと引き換えに。彼らを取り巻く世界はいまも愛と結婚に重きを置くくせに、しかしあなたたちが言うのは、ダメだ、きみらは結婚できない。もしだれかがあなたは結婚できないと断じる法律を成立させたら、どういう気持ちですか?

ずっと聞いているのは、結婚の「再定義」ということばです。もしこの国が結婚を再定義してこなかったなららば、黒人は白人といまでも結婚できていないはずです。1967年時点で、16の州がそれを違法とする成文法を持っていたんです、1967年に。

この合州国の次期大統領になる人の両親は、彼らの息子がいずれこの国の指導者になろうと成長しているそのときに、この国の3分の1近くの州では結婚できなかったのです。いや、もっとひどいことがある。もしこの国が結婚を「再定義」してこなかったなら、黒人のある人々は他の黒人ともいまも結婚できていなかった。それはほとんどの人々が見逃しがちな、われわれの悲しむべき奴隷制度の歴史の最も冷酷な部分の1つです。なぜなら奴隷は所有物だったから、彼らは法的には夫にも妻にもなれなかった。あるいは母にも子供にもなれなかった。彼らの結婚の誓いは違うものだったのです。「死が汝らを分かつまで」ではなく、「死が、あるいは売り渡される距離が、汝らを分かつまで」だった。奴隷間の結婚は法的には認められていなかったのですから。

そう、ちょうど、カリフォルニアの結婚が今日、もしゲイならば、法的に認められなくなったのと同じです。

われわれの歴史の中で、世間に強いられて異性と結婚したり、偽装結婚や便宜上の結婚や、あるいは自分でもゲイだと気づかないままの結婚をしてきた男女は数知れません。何世紀にもわたって、恥と不幸にまみれて生き、自分自身と他人への嘘の中でほかの人の人生を、その夫や妻や子供たちの人生を傷つけてきた男女がいるのです。それもすべては、男性は他の男性と結婚できないがため、女性が他の女性と結婚できないがためなのです。結婚の神聖さのゆえなのです。

いったいそんな結婚はこれまでいくつあったのでしょうか? それで、そんな結婚がいったいどれほど結婚の「神聖さ」を高めているというのでしょうか? むしろそれは「神聖さ」をかえって無意味なものにしているのではないのか?

これは、あなたにとって何なのですか? だれもあなたに彼らの愛情表現を信奉してくれとは言っていません。しかしその愛を、人間として、あなたは、祝福しなくてよいのですか? 世界はもうじゅうぶんに不毛なのに。

愛は追い込まれています。希望もまた。わたしたちを前進させてくれるあの貴重で数少ない感情が、劣勢にあるのです。あなたたちの結婚は50%の確率でしか続かない。どんなに思っていても、どんなにがんばっても。

そうしてここに、その50%の見込みに、そのがんばりの可能性に、そしてその思いを持てることの希望に大喜びする人たちがいるのです。世界に蔓延する憎悪や無意味な分裂や正当な理由もなくいがみ合う人々を目にしながら、これがあなたの宗教があなたに命じた行為なのですか? これまでの人生やこの世界やそのすべての悲しみを知った上で、これがあなたの良心があなたに命じたことなのですか?

人生というものが、むしろ不幸や憎悪の方を味方して、私たちみんなの拠って生きる平等な機会を何度も何度も揺るがしがちだと知っているくせに、それでもこれが、あなたの心があなたにこうしろと言っていることなのですか? あなたは結婚を聖なるものにしたいのでしょう? あなたはあなたの神を崇め、その神が体現するとあなたの信じる普遍的な愛というものを栄光に包みたいのでしょう? それなら、幸せを広めなさい。このささやかで、象徴的で、意義のある、一粒の幸せを広めてください。そういう幸せを求めるすべての人たちと、それを共有してはどうですか。だれか、あなたの宗教的な師でもいい、然るべき本でもよい、そんな幸せに反対せよとあなたに命じているものがあるとしたらなんでもいい、それをわたしに教えてほしい。そうして、どうしてその教えと、もう1つの教えの、両方をあなたが同時に信じていられるのかを教えてください。「自分が為してほしきものを他人に為せ」という教えです。

あなたはいま、あなたの国によって、そしてたぶんあなたの創造主によって、どちらかの側に立つようにと言われています。あなたは、政治の問題ではなく、宗教の問題でもなく、ゲイとかストレートとかの問題でもなく、どちらかに立つように求められているのです。何に基づいて? 愛の問題によってです。行うべきことはただ立つこと。そうしてそのささやかな愛の燃えさしが自身の定めを全うすことができるようにしてやることです。

べつにそれを手助けする必要はありません。拍手を送る必要もない。そのためにあなたが戦う必要もない。あなたはただ、その火を消さないようにしてほしい。消す必要はないのです。最初はそれは、あなたの知らない2人の人間のあいだの愛のように見えるかもしれない。あなたの理解できない、さらにはきっと知りたくもない2人の人間の愛です。しかしそうすることはあなたの、仲間の人間に対する愛の残り火なのです。なぜなら、私たちにはこの世界しかないのですから。その中でほかの人がそれをこそ頼りにしているのですから。

この10日間で、こともあろうにこのコーナーを、ある殺人犯裁判での弁護人クラレンス・ダローの、慈悲を求めた言葉で閉じるのは2度目です。

しかし彼の言ったことは、この問題の核心にじつにふさわしい。

彼は裁判官に向かってこう言っています。「わたしは昨晩、昔のペルシャの詩人オマル・ハイヤームの強い願いについて読んでいました」と。「それはわたしの想像しうる至高の希求としてわたしに訴えかけてきました。それがわたしの心の中にあったなら、そしてそれがすべての人々の心の中にもあったならと願わざるを得ません。彼はこう書いています;故に、我が名は愛の書物(the Book of Love)の中に刻みたまえ。あの天上の記録(Book above)のことは関知せず。我が名が消されようが、好きに書かれようが、ただしこの愛の書物の中にこそは、我が名を記したまえ」
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

きれいな世界観と美しい曲たち。若干惜しいところはあるけど、良い作品です。

これはずいぶん前に観たものなので、見返してからレビューしようと思っていたのですが、たぶんもう一度観るのは辛いものがあるのでレビュー書いておきます(苦笑)


「ささめきこと」
ってなんか意味深な気がしたので調べてみたところ、古文なのかな?
ささめくこと、ひそひそ話し、ささやくことってありました。

最近のアニメって難しい造語だったり変なタイトル多いですけど、これはきれいな言葉を使ったタイトルですね。
それで高感度アップです^^

「言の葉の庭」とか「ちはやふる」のような美しさを感じます。


たしかに、ひめごと的な要素はありますよね。
今のアニメでこそありきたりな世界観ですけど、百合ってやっぱり受け入れられないのでしょう。
特に女性からは・・・。

男性としては嬉しい世界なんですけど^^;

これを何の予備知識もないままに観る人も少ないと思いますし、逆に百合世界なんかはそれを知ってから観る人が多いと思いますので、伏せないで書いていきます。


さて、冒頭一話からこの作品の肝心の要素が出てきます。

主人公の女の子の友達が、他の友達がいる前でカミングアウトするんですよね、自分は女の子しか好きになれないって。

その子としては特に気負ったものではなく、当たり前の感情表現とか会話としてそれを言っちゃうんですけどね。


でもそこからこの物語がいろんな意味で展開していきます。

ここからは若干のネタばれになっちゃうので興味ある人だけ読んでください。
{netabare}

主人公の女の子、村雨 純夏ちゃんは風間 汐ちゃんっていう、自分が同性しか好きになれないってカミングアウトした少女のことが、実はすきなんですよね。

でもそれを素直に言えない。

自分が告白して、それが実る確立が高いとは言えないって思ってるから、悶々とした気持ちをずっと持ち続けて、汐のことを応援とかしちゃうんですよね。
{/netabare}

こういうそれぞれの気持ちがあった上で、ストーリーは展開していきます。
時にドタバタで騒がしい喜劇であり、でもそのすべてに霧のようにもやがかかっている、切ない気持ち。

その切ない気持ちが痛いほどに伝わってきて、この作品が良いものになっているのだと思います。


まあ、中にはそういうことを感じさせないような一見お気楽で自分の道を行ってる人がいますが。

ではキャラを紹介しておきます。
{netabare}

村雨 純夏(むらさめ すみか)-高垣彩陽さん
本作の主人公で身長が175センチもある大きな女の子。
空手の有段者で性格も男っぽいところがあって不器用。
実は汐のことが好きなのに、それを言い出すことができずに、何かにつけて空回りしてしまうところがあります。
それがまた可愛らしくて切ないんですけど。
cvの高垣彩陽さんは、機動戦士ガンダム00、true tears、デュラララ!!、など多数で活躍されています。
それに歌もものすごくうまいです。
TARI TARIなどで歌っていますね。


風間 汐(かざま うしお)-高本めぐみさん
本作のメインヒロインというべき存在です。
可愛い女の子が好きで、それを公言しています。
本人は純夏に気があって、それを人に話したら気持ち悪いって言われて、それ以来そういうことを口にしないようにしてるんですよね。
おっとりして気が弱い感じの女の子らしいと言われる性格ですね。
cvの高本めぐみさんは、WHITE ALBUM、いつか天魔の黒ウサギ、咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A、などに出演されています。


鳥追 きより(とりおい きより)-加藤英美里さん
主人公たちの友達でムードメーカー。
いつも何かを食べているような子で、はっきりした性格。
本作で重要な役割を占めていたような気はしません。
覚えてないだけかもしれませんが。
cvの加藤英美里さんは、らき☆すた、物語シリーズ、ゆるゆり、など多数で大活躍されています。


朱宮 正樹(あけみや まさき)-清水彩香さん
本作では最もよく出てくる男子生徒。
純夏のことが好きで、女装では女の子よりもきれいな男子。
頼りないところがるんだけど、ここ一番はかっこよかったりします。
cvの清水彩香さんは、ほとんど出ているものがわかりません、すみません。


蓮賀 朋絵(はちすか ともえ)-原田ひとみさん
本作が賑やかになっているのはこの女性に起因するところも多々あるのかもです。
もろ百合で、いつも宝塚の男役のような話し方をし、振る舞いもそういう感じで、みやことは彼女同志。
cvの原田ひとみさんは、ひだまりスケッチ×☆☆☆、バカとテストと召喚獣にっ!、Another、などに出演されています。


当麻 みやこ(たえま みやこ)-斎藤千和さん
本作のヒロインの一人のような存在で背の小さなお嬢風の女の子。
実はお嬢様ではなく、毒を吐く性格の持ち主で朋絵の彼女。
朋絵が男っぽいタイプなのでこちらが彼女というのが正解だと思います。
cvの斎藤千和さんは、物語シリーズ、ゆるゆり、魔法科高校の劣等生、など多数で大活躍されています。
{/netabare}

ここまでが主要な人物ですが、まだ他に魅力的なキャラが登場します。

早見沙織さんや、竹達彩奈も素敵な演技を見せてくれます。


オープニングテーマ「悲しいほど青く」
作詞 - 清浦夏実 / 作曲・編曲 - 窪田ミナ / 歌 - 清浦夏実

エンディングテーマ「虹色ポケット」
作詞・作曲 - 佐々倉有吾 / 編曲 - 山本隆二 / 歌 - 清浦夏実

挿入歌「すぐそこにみえるもの」(第9話)
作詞 - 西直紀 / 作曲・編曲 - 窪田ミナ / 歌 - 清浦夏実

のどれも良い曲でした。


これが美しい作品である要因であることに間違いないです。


この作品は完全に百合の世界で「青い花」に似たところがありました。
「青い花」よりもアップテンポなギャグなどがあったところが違いましたけど。

なので、それを好まない人はまず観ないほうがいいと思います。

そういう世界が好きな人は観て損はないはずです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

面白い。女女の恋愛を描けている。風間の変化が唐突だったか?

 話は面白いです。特にキャラが秀逸で、それぞれのキャラがなぜそこに配置されて、そのエピソードになったのかの意味も読み取りやすくできていました。なにより、恋愛面が1クール通してなかなかのドラマになっていました。

 脚本が倉田英之氏ということで、村雨が「ROD」の読子さんに見えなくはないですが、関係ないですよね?原作がいいのか脚本がいいのかわかりませんが、飽きさせないストーリー展開はさすがでした。若干、ゼロ年代ラノベテイストなのは本作が2009年ですし、仕方がないと思います。

 多分原作者は調べなくてもわかる男ですね。一応調べてその通りでした。理屈先行で感情的な部分が女性原作の内面とは明らかに描写が違います。ですので、男からみて分かりやすいです。

 作中まだブルマが出てましたが、これはまさにラノベ的な時代錯誤ですね。まあ、それがオタクマインドなのでしょう。原作はマンガらしいですし、原作者は男ですので、そこは許してあげましょう。

 で、この主役カップル恋愛ストーリーなんですけど、ここがちょっと唐突感があったかなあという気がしなくはないです。

 なぜ村雨から風間への気持ちが当初伝わらなくて、後々逆に風間から村雨になって行くかですね。やっぱり村雨が蒼井あずさを押し倒してるように見えたところで動きがありましたので、そこなんでしょうね。涙と感情のすれ違いといういままで明るかったキャラが内省的になって行き、あそこで感情が暴走ですからポイントはそこしかないでしょう。

 もともと風間は村雨が好きだけど、村雨がノーマルだから諦めていたとも取れなくはないですが、しかし、それにしては描写は何にも気にしていない気がしました。特にファーストキスの練習とかでヤキモチを妬いているような感じでもなかったです。
 風間側の村雨に対する、何かアンビバレントなものが表現されていたか?と言われると、随分あっけらかんとしていたので、そこが弱かった気がします。
 
 おかしくなったのは、先輩からの仲直り提案と村雨の家でのお泊りですよね。Dアニメのあらすじだとこの場面は、村雨は「友人として求められていることを改めて実感させられる」とあります。どうなんでしょう?
 あの段階で、先輩への興味が無くなり村雨に対する何かの気持ちに気が付き始めているとしないと、話の展開がおかしい気がします。私が何か見落とした、村雨に対する友情が愛情に変わるきっかけになった部分があるのかもしれません。

 それ以外だと、12話がちょっと意味不明ですが、青春時代の時間の使い方を言っていたのかもしれません。無駄もまた貴重な青春です。あるいは行動に移すという暗示なのかもしれませんけど、13話で終わりましたので続きは気になります。あと、同人の子がどう絡むか?もあるんでしょう。

 女装の男子が出てきて、ちょっと男女、女女などが錯綜して行くのかな?と思ったら、そうでもなくストーリーはゴチャゴチャ感はなくスッキリしていました。3連星の「そもそもこんなに可愛い子が女の子のわけはない」は笑いました。

 アニメの作りは情緒的な演出があって、なかなかエモくできていました。初めはドタバタ劇みたいな感じかなと思ってましたが、かなり真剣な内面描写の話でした。BGMはなかなか良かったと思います。

 OPEDのクレジットのフォントが書道風というんでしょうか。今見ないですねえ。曲に関してはそれなりでした。

 ということで、キャラは良かったので4.5。ただ、話が中途半端なのと風間の心の変化が読み取れてないので、ストーリーは4にします。声優はエモい演技が良かったので4、音楽はOPEDは普通ですがBGMが良かったので4、作画は…うーん、アップはいいですが、引き画がちょっとという感じで3.5にします。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

70.3 16 先輩で女子高生なアニメランキング16位
RELEASE THE SPYCE(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (321)
1271人が棚に入れました
ソラサキの高校に通う一人の少女。その裏の顔は、人々を護る正義の私設情報機関<ツキカゲ>の一員だった。ツキカゲ新人であるモモは、師匠である雪に鍛えられ、仲間とともに街の平和の為、今日も張り切る。

声優・キャラクター
安齋由香里、沼倉愛美、藤田茜、洲崎綾、のぐちゆり、内田彩、伊藤静、種田梨沙、鈴木愛奈、早見沙織
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スパイスパイス

[文量→中盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
ゆるゆりの方がキャラデザということで、キャラは可愛いですね。

アクションと萌え(微百合)の組み合わせ。飛び抜けた良さもないけれど、不快感や悪さもない、安定感ある面白さって感じですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、アニオリの中で、12話でキチンと綺麗にストーリーをまとめただけでも、好印象です。

最終回、綺麗でしたね。弟子離れ、師匠離れの為の記憶消去、、、と見せかけ、実は記憶は消されていなかったってのを、表情だけで魅せる演出は素敵でした。

これは妄想ですが、(後日談として)十分に師匠離れしたところで、サポーターとして姿を見せるんでしょうね、「敵を騙すにはまず味方から」とか言って、モモのピンチにユキが現れる展開(劇場版とかOVAで出来そうですね)。

キャラとしては、ゴエが一番良い感じでした。つよいし。あと、最終話のモモのバトルアクションは良かったです。

それから、途中の剣道描写がかなり良かったです。剣道用品の正確さに関しては、これまで観てきたアニメでもトップレベルでした(太鼓判)!

あと、これは多分みんな思うんでしょうが、「スパイス」を「不思議な白い粉」にしたら、とたんに世知辛いアニメになりますよね(笑)
{/netabare}

【余談1~ ツキカゲが食べてるスパイス食べてみたw ~】
{netabare}
私はスパイスにはちとうるさいのでw ちなみに、家にあったんで、さっきスパイスだけで食ってみました(笑)

【モモ&ユキ→シナモン】
{netabare}
ニッキや桂皮とも呼ばれる、木の皮が原料のスパイス。世界最古のスパイスであり、スパイスの王様とも呼ばれます。シナモンロールとかに入ってますね。

生で食っても、まあ食えます(笑) 味がする砂を食ってるみたいですが(うちにはパウダーしか無かったので)。はじめに甘味、その後に苦味がきて、最後は軽い清涼感があります。まあ、3つの中では一番食いやすいかな。
{/netabare}

【フウ&メイ→ローリエ】
{netabare}
月桂樹、ベイリーフとも呼ばれる、木の葉っぱです。カレーとかビーフシチューみたいな、肉の煮込み料理に使いますね。臭み消しのスパイスですから。

う~ん、不味い(笑) 基本的に葉っぱなので、まず苦味と青臭さが来ますね。続いて、歯みがき粉みたいな清涼感。かなり硬い葉っぱなので、筋が残って食感も悪い。3つの中だと一番不味いかなw
{/netabare}

【ゴエ&ハツメ→コリアンダー(多分)】
{netabare}
セリ科の植物の種、、、簡単に言うと、パクチーの種です。インドやタイの料理だと、コリアンダーシードやクミンシードを油で炒めるところから始まるものが多いから、かなりポピュラーな香辛料ですね。ただ、似たような見た目のスパイスは他にもあるし、アニメだとちょっと大きいから違うかもしれないけどね。

コリッとした食感、弾けるカメムシ臭wと、柑橘系の香りと清涼感。まあ、パクチーが好きなら食えるし、嫌いなら吐く味ですw でもまあ、パクチーよりは食いやすい。
{/netabare}

以上、食レポでした(笑) スパイスは料理によく使うからたくさんあるけど、スパイスだけで食べることなんてないから、新鮮でした♪ 不味いからもうやらないけどw ちなみに、私の好きなスパイスは、カルダモンです。スパイスの女王と言われる高貴な香りで、チャイなんかはこの香りが強いよね。

あと、そこまでスパイスにこだわらないけど、料理をちょっと本格的にしたいって人にオススメの三種の神器が、「ガラムマサラ」「マジックソルト」「五香粉(ウーシャンフェン)」です。全てミックススパイスで、ガラムマサラ→カレー、マジックソルト→洋食全般、五香粉→中華全般、に少量をかけるだけで、結構本格的になります。ガラムマサラやマジックソルトは結構家にあるだろうけど、実は一番オススメが五香粉。オイスターソースと五香粉とゴマ油で、適当に肉とか野菜を炒めてみて下さい。激ウマです♪ いずれもスーパーで簡単に手に入るので、お試しあれ♪
{/netabare}

【余談2~剣道通信簿(2話、半蔵門雪の練習)~】
{netabare}
○→武道家の雪は正しいフォームにして、初心者のモモは手を逆にして柄を余らせる素人握りにするのは、芸が細かくて良いです(+2点)。

△→その後の半蔵門の素振り。左手の握りが通常と違いますが、人差し指を余して親指を中指につけるのは、私と同じ握りなので許しますw 左肘が曲がっているのは良くないけどね(±0)。

○→袴のひだの数が正しい。竹刀の上部にちゃんと弦を付け、巻き返しの部分もある。正面から見た先革に×をつけるなど、剣道具の作画に関してはかなり正確(これまで観たアニメでもトップレベル)です(+4)。

評価は5段階で4です♪ 剣道知っている方か、ちゃんと取材した上での作画ですね。素晴らしい♪
{/netabare}


【アニオリのため、1話ごとの感想】
{netabare}
1話目「ゴールデンスピリッツ」 ☆3
{netabare}
とりあえずある程度作画動きますよ、のアピール。日常は女子高生。こういうのって、セーラームーンとかがはしりなのかな? 警察官になりたい女子高生が忍者になるか。これ、色々なアニメをごちゃ混ぜにした感じだな。スパイスを薬物に変えたら、一気に殺伐としたアニメに(笑) モモの成長物語かな。アニオリだし、最後は魍魎倒して分かりやすくハッピーエンドかな。高校卒業して警察になるシーン(警察と書かれた進路希望用紙のアップ)締めとかさ。
{/netabare}

2話目「第1の挑戦」 ☆3
{netabare}
「なぜスパイで忍者が女子高生である必要があるの?」という問いに、「若いうちしかスパイスが効かない」という理由付け。空崎、、、川崎?

「剣道通信簿→半蔵門を正しいフォームにして、初心者のモモは手を逆にして柄を余らせる素人握りにするのは、芸が細かくて良いです。その後の半蔵門の素振り。左手の握りが通常と違いますが、人差し指を余して親指を中指につけるのは、私と同じ握りなので許しますw 左肘が曲がっているのは良くないけどね。袴のひだの数や、竹刀の上部にちゃんと弦を付け、巻き返しの部分もあり、正面から見た先革に×をつけるなど、剣道具の作画に関してはかなり正確(これまで観たアニメでもトップレベル)です。評価は4ですね(5段階で)」

夏服に変えて時間変化を表し、ちゃんと成長を表す。ローリエとシナモン。どうでも良いんですが、私はカルダモンが好きですw 防刃防弾、、、なのに、なぜヘソ出し(笑)? 内通者は、カトリーナかな? 次点で命か雪か。二重スパイの可能性も高いけどね。
{/netabare}

3話目「モウリョウ」☆3
{netabare}
やけに胸を強調。まあ、失敗はあるわな。ソープを即座に理解して恥ずかしがるJKってのもw 誰かに誉めてもらいたくて仕事するのは、確かに違うよな。格闘シーン、わりとまとも。足の砂、結構ちゃんと仕事してる。
{/netabare}

4話目「Never Say Never Together」☆3
{netabare}
歌、なかなか上手いし、良い感じだな~。キャラを深めていく展開にするの? 気を遣ったつもりが、相手を傷付ける。へ、変態さんだぁ(笑) とにかく、歌が素晴らしい回だったな♪ 来週は、五恵×雪 回かな?
{/netabare}

5話目「Phantom・Protocol」☆3
{netabare}
拡散されるぞ?(笑) 色々ツッコミ処のあるバトル。モモ、またこのままダメになると見せといて、少しの成長。
{/netabare}

6話目「友情の報酬」☆2
{netabare}
どうやって空崎高校を突き止めた、、、って、空崎市で暗躍する(大して顔も隠さない)女子高生集団、、、だったら、大抵、見当つくんじゃ? 久々の味覚能力。
{/netabare}

7話目「初芽より愛をこめて」☆4
{netabare}
初芽の怖さが出て、良い感じ。ちょいとスパイっぽい。五右衛門が一番強いのか。アクションシーンはなかなか格好良い。強いだけが取り柄って。作画、魅せ処は押さえているな。
{/netabare}

8話目「N機関情報」☆2
{netabare}
沖縄であの兜は暑そうだな(笑) 光学迷彩があるなら、バイクより凄い機械作れそうだが。いやいやいやいや、もう侵入バレてるやん、絶対に。なんか、安っぽい友情物語に、ザコザコしい敵。
{/netabare}

9話目「ディスティニー・サークル」☆3
{netabare}
前半のデート回は、なかなか。朝から海鮮丼(笑) 過去回想メインでしたが、なかなか楽しめました。いよいよ、ラスボス登場ですね。
{/netabare}

10話目「ソラサキ応答無し」☆3
{netabare}
百合だな~。命か。次点で正解だったか。まあ、ゴエとか殺さないところを見ると、二重スパイですかね。海に落ちるのは生存フラグだし。
{/netabare}

11話目「ゲッカコウ作戦」☆3
{netabare}
このまんま命が本当に裏切り者(悪役)だったら面白いけどな。まあ、二重スパイだろうな。本拠地バレてーるんだから、どっかのホテルとか山中の方が安全だろ?
{/netabare}

12話目「ツキカゲは永遠に」☆4
{netabare}
そりゃあ、二重スパイだよね。ガチスパイの方が面白かったけどな。バトルアクションはなかなか格好良い。アニメの醍醐味。めでたしめでたし、って感じだね。弟子離れ、師匠離れのための、記憶消去。やはり、記憶消去はしていなかったか。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

砂を噛む

2話までの感想{netabare}
どうしても「ゆるゆりのキャラがスパイモノの演劇をやってる」って印象を抱いてしまう。
良くも悪くもヒット作出すと他作品やってもその印象が付きまとう、ってことだろうとなるべく気にしないように努めてるつもりだけど…どうしてもチラついちゃうなぁ。
スパイスってあんたソレ…どこ産?北朝鮮?
ツキカゲのアジト、どんなに資金があろうが人手が無くてはあんなの建造は不可能で…MI6以上に職員居ないとどうにも落ち着かない、なんであんな大掛かりにしちゃったんだろう?
そうでないとQの秘密兵器の説得力に欠くと思った?…ってのは無いよなぁ、かなりファンタジーだし。
ぶっちゃけ敵組織との対決よりもツキカゲのアジト潜入のほうが面白そう。
今後「裏切り者」によってツキカゲが占拠され、奪還する話になったり…しないかな?
とりあえずアジトが火の海になるか、スパイス中毒になって“URAHARA”みたいな展開になってくれたらいーなぁ。

まぁ嫌な予感がちょっとあって…タカヒロって社会派気取りを釣り上げる商売に味を占めたキライがあって、もしかして今回は大麻合法化(にうるさい人)をターゲットにしてたりする?
または“ケムリクサ”が始まる前にそのネタ拝借したとか…。
ただの深読みし過ぎならそれでいいんだけど。{/netabare}

3話感想{netabare}
感想の前に↑の自分の文章読み返してみるとまだモヤっとしてる感じなのでそれのフォローから。
ゴチャゴチャと面倒なことを考えてその結果行き着いた理屈、じゃなくて反射的に漠然と思ったことを文章化しようとするとどうしても見落とし出ちゃいますね。

スパイであるなら所属してる国がある、忍者だったら仕えてる主君が居る、と思うんだ。
国内に国のコントロールを受けない独立した強大な組織があったとしたらまず国そのものが嫌がるんじゃない?
クーデターされたらどうすんの、敵性国に寝返ったらどうすんの等々不安のタネとしての側面がデカすぎる。
下衆な仮定をすると、国ぐるみで隠蔽したいことが起きた時、それを暴くような存在を秘密裏に飼ったりはしないんじゃないかな、あくまで「市民に支持されて(選挙権者へのゴマすり)」って後押しが無い限り。
簡単な例では警察が不祥事起こして隠してて、それをツキカゲが勝手に暴いて国は喜ぶかね?って問題。
似てると言われてる“プリンシパル”ではそういった「お上」の意向を騙し騙し、時にはお上に決断せざるをえない状況に打って出たり(チェンジリング作戦の決行とか)してたワケで…。
他には、海外ドラマでよくあるじゃん?市警察が密売人捕まええたらCIAの潜入捜査官でドヤされるっての。
んで、そんなことをボンヤリ思いながらだとツキカゲのアジトが立派すぎるのに違和感が…ってことで↑の感想はあんなのになったのです。

で、これは文句じゃなくて…なんか仕込んでるんじゃないかな?と思ってたり。
正義の行いだと思って働いてたら実はツキカゲは悪の結社だったとかね、ベタなのでは。
内部に居るらしい裏切り者もそれが理由だったり?そのうちピンクに「あなたも裏切りましょう」とお誘いがかかったりして(ピンク自身が裏切り者の可能性あるけど)。
まぁスパイスの出所も引っかかる部分で…3話では敵側にスパイスが渡ってしまった模様。
じゃあ分析されて複製されてヤバい部分が強化されて…なーんてことにはならんかしらん?
アンセムもといスパイスが安全安心厚生省認可なモノ、ってどうしても思えんのよなぁ…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
スパイってよりも単に二つの組織が人知れず対立してるだけの、どっちかっつーとヤクザの抗争みたいになってるような?
まだ誰かは分からないけど「裏切り者」が一番スパイしてる気が。
↑で書いたのと似たような話をグダグダ語らせてもらうと、“スパイ大作戦”ネタはこの作品でも使われてたけど、やっぱスパイをスパイたらしめてるのは「君もしくは君のメンバーが捕えられあるいは殺されても当局は一切関知しないからそのつもりで」に掛かると思うんだよなぁ。
出所(元ネタ)をソレとする“大江戸捜査網”の「死して屍拾う者なし」の方がピンと来るかな?
上で触れたように命令を下す国なり主君なりが居て、もしそれとの関係が暴かれるようなことになっても「誰それ知らん」とスッ呆けますよ、と、何かあったらすぐに尻尾切りしますよ、と。
この崖っぷち感・退路の無さ感がスパイモノの醍醐味なんじゃ…“プリンシパル”でもヘマしたら口封じで背中から撃たれかねんって描写はあった…よね?

ってことを思いながらの9話、2年前に師匠の師匠が死んだとのこと。
スパイとして死んだので二階級特進どころか墓すら立たない、もし立ってもせいぜい女子高生が事故死しただけか、酷けりゃ家出して行方不明扱いか?
なんでそこら辺触れてくれないんだ…と思ったけど、いや待てよ?
裏切り者の犯行動機はこれだったりして?
命を懸けて町を守ったのに誰も感謝しなくてキレたとか…ってこれはタカヒロ作品の“まじこい”がそうなんだけどさ。
タカヒロお得意のネタと見るか、同じネタはやらんだろうと見るか、果てさて。


余談・園芸ネタ
モウリョウが計画してる作戦名ゲッカコウ、ゲッカコウ=月下香か。
同期に放送されてる別アニメ“RErideD-刻越えのデリダ-”にも月下香が登場してて、しかもこっちは1話からで、まさかのネタ被り。
“プリンシパル”といいツイてないのう…まぁこっちは被ってても問題ない内容だけど。
といいつつ実は自分「月下香」と聞いてもピンと来ず(※)、ググってみたらチューベローズでした。
ああチューベローズなら知ってる、花卉として普通に出回ってるし香水の原料にもなって昔は媚薬の材料だったとか。
リリスパで考えると…興奮作用でもあるのかね?
沖縄に自生ってのはフィクション地域変種ってところか。
8話で描かれたのもまんまチューベローズでした。
ってか8話、8話なぁ…。
本筋としてはモウリョウが何をやろうとしてるかは不明だけど計画に沖縄固有種のゲッカコウが原料に使われてると知り、捜索に向かったけど証拠隠滅で全部燃やされちゃいました。
サンプル手に入れて成分調べれば・どんな効能があるか分かればモウリョウの計画も判明したのに、あと1歩及ばず残念ぐぬぬ。
(また、モウリョウ本部には既に十分な量が届いてて計画失敗や遅延にもならなかった)
ってことだと思うのだけど、いかんせんバイキングが余計でハラハラ感がありゃしない。
ツキカゲみたいなスパイ組織は別の地域にも当たり前のようにあることを見せたかったのかも知れないが、う~ん、本筋に対してノイズにしかなってなかったような。


ってか最初聞いた時は李紅蘭で有名な夜来香(イエライシャン)のことかな?と思ったけどそれとは別、そっちはトンキンカズラって解釈が主流みたい。
一応(歌で歌われてる)イエライシャンはチュ-ベローズだという説も以前はあったらしい、まぁ白い花って言ってるしなぁ。
更には夜香木(ナイトジャスミン)も参戦して紛らわしいことに…ここら辺調べてみると面白いかも?{/netabare}

11話までの感想{netabare}
ビックリするほど盛り上がらない…この空虚感は何だろう?{/netabare}

最終回感想{netabare}
お、おう。
あれかな?ゆゆゆで「神樹こそが悪モノじゃないの?」とか「大赦は悪の枢軸じゃね?」と言われて、「あ、そっか(そのアイデアいただきー!)」としてワルモノに設定し直しただけの安直さを感じる。
大赦=モウリョウ、神樹=市民を洗脳するゲッカコウ
安直過ぎっていうか、寝ながら書いた?
あ、ゆゆゆは見ないで良いです、人生の損です。
ってかさ、「記憶消去」と「洗脳」は別腹みたいな扱いだったけど、実際は限りなく近いモノだぞ?
これを「全然違うものでーす」って言われても承服しかねるというか、そこまで視聴者バカにすんなよ、と。
ってか同時期に“バナナフッシュ”やってて言い逃れ出来ん。
もうなんか色々言う気も無くなった、虚無。
なもりキャラデザでソコソコ売れるだろうけど、買う人は未開封な予感。
評価する人はちゃんとどこが面白かったのか書いてくれ(小学校の感想文みたいに「面白かった」だけってのは…ね)。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

スパイ受難の時代に明快なスパイ娯楽作品は可能なのだろうか?

【三話迄の感想】


長いので折りたたみw


{netabare}
シリーズ構成・タカヒロ氏
「この作品では、政治劇などの重厚なものよりも、
スパイならではのアクション、女の子たちが敵を倒す爽快なシーン、
女の子同士が友情や絆を深めるシーン、
それらを見て思いきり楽しめるような、
エンターテイメント性あふれるスパイモノを心がけて作りました」
(電撃G`sマガジン2018年・11月号より)


物語世界内においてもスパイは相当に悩み多きご職業です。
冷戦中も、東西両陣営の非情な駆け引きの中で、
自らの正義について思い悩んだり、禁断の恋をしてしまったり。

冷戦終結後はさらにスパイそのものの存在意義が揺らぐ中、
大衆向けスパイ映画なんかでも、敵より先にまず自分探しで苦闘する
スパイの悲痛な姿を目にする機会が増えました。
哲学的な問答も繰り返され、
アクションだけでなく心理描写も評価される重厚な作品が数多く生まれました。

が、その一方で私は思うのです。
ちょっと最近のスパイは自分探しをこじらせ過ぎじゃないか?
もっと単純明快に、磨き上げたスキルで暗躍する、
格好いい姿を迷いなく見せ付けて欲しい……。


そんな私にとって、本作は、事前公開されていた
JKスパイのヘソ出し&ヒラヒラ多めのコスチューム
と言うビジュアルからして、
スパイの意義とか自分探しをする意志をまるで感じないw
清々しいまでのエンタメ性を予感し、期待していたオリジナルアニメ。


ただ、一話はやや不安も感じる立ち上がり。
本作はエンタメスパイ作品を志向しながら、萌えワールドに引き籠もらず、
現実社会にJKスパイを実在させようとする意図も感じる作風。

だからと言って、JKがド派手なカーチェイス等をする姿をご近所等に目撃されるのを防止するため、
部外者には女子高生スパイがホログラムで警官に見えると言う
22世紀も真っ青な超設定は流石に無茶w
序盤でリアリストからの突っ込みをブロックしておこうと言う予防的措置なら良いのですが、
今後はホログラム設定の多用より、
爽快アクション展開でリアルを忘れさせる構成で切り抜けて欲しいと願います。

また個人的にタカヒロ氏の手がけた作品には、各登場人物に盛り込まれた、
萌えも含めたキャラ設定やノリが乱発されるとカオス化する傾向も感じていて、
初回はこうした乱調の懸念もありました。

さらに{netabare} 主人公の口と舌で対象人物の嘘や正体を見抜くスキル描写には、
百合の突風による脱線のキケンも感じましたw{/netabare}


反面、二話のスパイ訓練回は楽しめました。

フィジカル、メンタル共に超人的なスパイ能力を体得するために、
奮闘する展開に、スパイ娯楽作のルネサンスを感じて時めきました。

正義のスパイ組織“月影”のカラクリ満載のアジトで
秘密道具を紹介したりする件もベタですが良かったです。
見ていて、往年、Qがボンドに嬉しそうに珍ガジェットの効能を熱弁する姿が思い浮かんで来たりもして、
そうそう!こういうのが見たかったんだよ!と思わず頷きました。


この土台の上に展開した三話の任務では、
私は確かにスパイエンタメ作品としての手応えを感じることができました。

これもベタですが、{netabare}モグラは誰だ?{/netabare}と言う謎要素にも牽引力があって、
私は今後も楽しく視聴できそうです。


序盤を振り返ると、決意表明通りスパイ娯楽作としてシンプルに暗躍すれば良好。
それ以外の萌えやギャグ等に入れ込み過ぎればカオスという印象。
とは言え、人身売買とか意外と手口がエグい犯罪組織との対決も含めて、
深刻になり過ぎれば、自分探しの迷宮入り。
師弟関係も適距離ならば良い絆スパイスですが、接近しすぎれば百合方面へ脱線の気配。

さらに自身の存在意義について思い悩んでこそスパイとの価値観を持つ方にとっては、
こんなのスパイ作品じゃないよ~との感想も十分に有り得るわけで、
師弟間やリアルとの距離の取り方も含めて制作も評価も綱渡りが続きそうです。

私としては、本作に関しては萌えとか百合とか、サービスシーンとか鬱展開とかは最低限で良いので、
とにかくスパイ活動を楽しく集中して描いて欲しいと願います。

私にとっては、露出多めなミニスカJKが
正義のスパイ活動に没頭する姿を眺めるだけで十二分なサービスですのでw{/netabare}


観終わって……


私にとって本作のシリーズ構成・脚本のタカヒロ氏と言えば、
結構どんでん返しも仕込んでくるクリエイターと言うイメージがあって、
いつもは私もそこにも期待しながら挑みます。

けれど古のスパイアクション復興アニメの色彩が強い本作については、
頼むから捻るなよ……、ひっくり返すなよ……、落とし穴を掘るなよ……、
と祈るような心境で視聴していましたw

だって、タカヒロさんなら……
{netabare}信頼していたあの人が闇落ちするとか、所属していた組織こそが悪だったとか、
むしろ主人公が裏切ったとか、主人公が死んでバトンタッチとか、
もう何でもアリそうじゃないですかw

そもそも、本作でも記憶を消去するクスリまで盛って来た時点で、
主人公が“モグラ”まで展開可能なわけでw{/netabare}

ですから、結果として捻りが想定内で、
割とベタにスパイ少女を堪能できた本作は楽しめました。

焦点の……{netabare} “モグラ”は誰か?についても、
私は捻らないと信じて、あまり深読みせずに制作者の掌で素直に踊らされた結果、
無難に三番目に怪しいと思っていた方の裏切りで気持ちよく騙されました。
(実質、候補はほぼ師匠三人なわけで、見事に直感が外れたようなもんですw)
事前のスタッフの宣言通り、悪の組織は最後まで悪で、正義の組織も一貫して正義で揺るがず。{/netabare}
オチも予想通りかつ許容範囲内で何か安心しましたw

原案・『ゆるゆり』のなもりさんキャラデザのヘソ出しスパイ少女が師弟関係だからって、
あまり百合に脱線するなよ……とも祈願していましたが、
そこもせいぜい日常パート、サイドストーリーのスパイスレベルに止まって一安心w

ただどうせスパイスするなら微百合風味な師弟関係よりも、
街との絆を強調する味付けの方がベターだったかも?とも感じました。
特に上の世代の女性たちの街への愛着や思い出と絡めたら、
より良い味が引き出せたのではないか?とも思います。

スパイ少女アクションについては満腹かつ眼福でしたが、
訓練で磨いたスパイスキルを作戦でもっと見たかったという要望は残りました。
例えば誰とでもすぐに仲良くなり情報を引き出す話術とか、
じっくり実践されると、さらにドキドキできたかもですw

シナリオ上、続編も展開は可能なのでしょうが、
捻り技が持てはやされる今の時代に存続できるかは……。
ただ本作のようなベタなスパイスのアクションヒロイン物は、
私の好物でもあるので、今後も定期的に提供してくれたら嬉しいです♪

投稿 : 2024/05/04
♥ : 31

68.3 17 先輩で女子高生なアニメランキング17位
響け!ユーフォニアム 番外編 かけだすモナカ(OVA)

2015年12月16日
★★★★☆ 4.0 (210)
1185人が棚に入れました
TVアニメ『響け!ユーフォニアム』Blu-ray&DVD第7巻に収録される番外編。
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

只今、青春真っ最中(モナカ)♬

♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚♫彡。.:・¤゚

『響け!ユーフォニアム』Blu-ray&DVD第7巻収録
番外編「かけだすモナカ」

春の劇場版公開、そして2期の放送が待ち遠しくて仕方ない
私にとっては今年最後の素敵なプレゼントになりました。

コンクール前のオーディションで落選した10人の部員達。
TVアニメ版ではコンクールに出場する部員達をバックアッ
プ。
コンクール当日の出陣式ではサプライズ「モナカ御守り」
(マカロンに見えましたけど…)を皆んなにプレゼント。

そんなチーム「モナカ」のもう1つのストーリー。

今回コンクールに出場出来なくても腐る事なく自分達も
いつかはあの舞台に立つ事を信じ、頑張ろうと決意。
爽やかで明るいチームワークがとても素敵です。

そして今回のメインヒロインは当作品のサムネにも登場
してますが、久美子でも麗奈でも無くなんと!

「葉月ちゃん」

葉月ちゃんの明るくキラキラと輝く元気一杯なイメージが
背景を含む作画自体にも反映されているみたい。
私的に全体を通してちょっと暗めだったと感じたTVアニメ
版とは対照的な感じで凄く印象的でした。

秀一との関係、久美子との関係。
TVでは見れなかった葉月ちゃんの心情描写が細かく描かれ
ていて痛いくらい気持ちが伝わってきます。

一言で言うならばTVアニメ版では
「Oh, My Kumiko!」
だった気持ちが
「Oh, My Hazuki!」
になっちゃうくらい葉月ちゃんが愛おしく感じれる作品。
そんな感じです。

そしてそしてポニテ先輩こと夏紀先輩ファンの方々。
お待たせしました。
是非見て欲しいです!
めちゃくちゃカッコイイですから‼︎
TVアニメ版でもお話が進むにつれてその好感度の上昇率が
ハンパなかったですけれど、この作品で確信に変わります。
間違いないです!

この作品を見てからもう一度TVアニメ最終話を視聴すると
また一味違う北宇治高吹部のコンクールの姿が見てきます。
ユーフォを好きな方でBlu-ray&DVDを全巻揃えるまでは
いかないけれどやはりメインであるコンクールの裏側で
起きていたドラマを知りたいって方には是非オススメです。
最終話と番外編の収録されているこの第7巻だけ購入しても
良いくらいの質の高い素晴らしい作品になっていると思います。

あっ、そうそうネットでもちょっと話題になっていた
TVアニメ最終話で久美子のタイに付いていた白い物の謎。
作画ミスなのかなんなのか色んな噂になっていましたね。
ここで明らかなになります。
こういう伏線の張り方をする京アニさん、やっぱり尋常で
はないですね。
このリアル以上にリアルな描写や細やかさが他の追随を
許さない京アニたるものの所以なのでしょうか。

そして今回もお約束の「脚芸」も健在です。
カメラアングル、動きの描写がいつにも増して素敵。
そして指先の細やかな動きまで本当に丁寧。

番外編という扱いではなくユーフォ14話と言っても過言
ではないくらいの繊細な仕上がりは流石と言うしかない
です。

京都アニメーションが贈る全く手抜きのない「番外編」
是非、青春の煌めきを感じて下さい。

♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・¤゚♫彡。.:・*゚♫彡。.:・¤゚♫


【mio's café】
視聴済みの方だけ見てね♪
ネタバレだから(*^^*)
{netabare}

冒頭から始まる滝先生の言葉。
優しい口調で落選した10人を諭す様に

「今あなた達の心の中にある悔しさ悲しさを、コンクール
メンバー達は持つことが出来ません。」
「それだけあなた達は既に強くなったと言えます。」
「この経験をあなた達は宝物にして下さい。そして飛躍し
ていって欲しいと思います。」

滝先生の言葉を聞く1人1人の表情を捉えるカメラワークが
凄くいいです。
そして10人の元気な返事。
「はいっ!」
もうなんだか最初から滝先生の言葉にそしてチーム「モナ
カ」の清々しさに嬉しくて胸が熱くなっちゃいました。

負けた者だけが得る事の出来る悔しさ悲しさ。
そしてそこから生まれる大きな飛躍。
私の中では本編第1話での麗奈の大粒の涙がリンクしまし
た。
櫻井孝宏さんの優しい声も相変わらず素敵です。

チーム名を決めるシーンでの会話が1年生が多いという事も
あってが凄く可愛かった。
ちょっと私の頭の中でガルパンの「うさぎさんチーム」と
ダブっちゃったかも。
1人1人の表情も凄く可愛い。
今回もモブ的キャラまで全く手抜きはないですね。
京アニしてます。

まぁ兎にも角にも今回の主役葉月ちゃん。
その表情、動き、声、本当に素敵でした。
秀一とチューバを運ぶシーン、緑輝ちゃんとの会話のシーン
の切なさはもう何と言っていいのかわからないくらい心に
響きました。
葉月ちゃんが明るくてポジティブなキャラだからこそ、
一粒の流れ落ちる涙が何倍もの感情を伝えてくれます。
それにしても葉月ちゃんと緑輝ちゃんのコンビはいつ見て
も良いですね。

ダメダメナックル先輩の忘れたマレットを走って学校に
取りに帰るシーン。
木漏れ日の中を走る作画凄いです。
TVアニメ版の12話での久美子が泣きながら走るシーンを
思い出します。
走る事の意味。

「青春=全力で駆け抜ける」

改めてこの事がこの作品で伝えたいテーマの1つなんだなぁ
って思いました。

そしてそしてお待たせしましたポニテ先輩こと夏紀先輩。
ここでも最強です!男前すぎます!
高校2年ながらあの人生を悟った様な貫禄は何なのでしょ
うか?

特に夕暮れの橋の上での葉月を抱擁するシーン。
「なんかわからないけど、お前が愛おしくなった。」
抱きしめたまま後頭部を撫でながら
「よしよし。」
ですよ!

もうダメです。あんなことされたら…
力抜けちゃいますよね…
TVアニメ版でもそうでしたが夏紀先輩の男前っぷりには
同じ女性でもなんだかときめいちゃいます!もう。

コンクール舞台裏で葉月ちゃんの肩をそっと抱きよせる
夏紀先輩の優しさ。
この番外編を見る事でより一層伝わります。

私的にTVアニメ版の中でも印象に残っている出演待機中の
秀一と久美子のグータッチ。
なんと葉月ちゃん見ていたんですね。
思わず「うわっ」って声が出ちゃいました。
でもその後の葉月ちゃんの優しくて穏やかな表情を見て
安心。
本編とリンクするとても素敵な演出だったと思います。

葉月ちゃんCVの朝井彩加さん、夏紀先輩CVの藤村 鼓乃美
さん。
凄く良かったですね。今回の私の中でのMVPです。
そしてちょっとしか出番は無かったけれど久美子CVの
黒沢ともよさん。
あの上ずったような挙動不審な声。もう久美子の声はこれ
しか無いみたいな貫禄さえ感じました。
やっぱりあの存在感は凄いです。

この作品を視聴してやっぱり春の劇場版、2期まで待て無い
気持ちを抑えられずに、原作1巻から3巻まで買っちゃいま
した。
お正月休みの間に読んでみようかな。楽しみです。


{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 58
ネタバレ

P_CUP さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

映画を1本観たような満足感

今回、葉月視点から、オーディション後~コンクール当日までが描かれているのですが、
見事に本編とリンクしていて、番外編を見たあとは、本編をもう一度見返すことをオススメします。

【演出家・小川太一】
{netabare}
今回の絵コンテ・演出は小川太一さんですね。
まだ若手の演出家ということですが、これまでも氷菓19話や境界6話、たまこ3話などで良い仕事をされています。
カットの繋ぎ方がリズミカルで、横構図→横構図とシンプルな構図を続けた後には、
短く斜め構図を挟むなどして、画面を退屈させない工夫してるのですが、
それを実にサラッとやっていて、如何にも「工夫してまっせ!」とアピってくるような煩さがない。
なので、意識しないうちに、いつの間にか画面に引き込まれれてるような感覚がありますね。

演出も巧みです。秀一とチューバを運びながら階段を降りるシーンを例に挙げますが、
最初、葉月は背にチューバのハードケースを背負っています。
そこに秀一が後ろからケースを持ち、立ち上がって、お互いに正面から向き合います。
そのまま階段とは平行の状態で、それぞれ前を見ながら降りて行きます。視線は合わせません。
重いものを持って階段を降りてるのですから、相手の顔を見てたら足元が危ないわけで、
2人は、ごく当たり前の動きをしているに過ぎません。しかし、当たり前の動きをさせつつも、
「気まずくて顔を合わせられない」「いずれ向き合わないといけない」「けど、まだ真正面からは向き合えない」という、
葉月と秀一の心の揺れを、チューバケースの上にカメラを置いたかのような画作りで、
2人の表情を丁寧に追うことによって描写・表現しており、実に上手いですね。
{/netabare}

【チューバは支えるもの】(※原作バレあり)
{netabare}
秀一に振られた後、葉月は「久美子との恋を応援する」と約束します。
そして今回、失恋の辛さを乗り越え(緑輝の扇動にも乗らずw)その約束を果たします。
この公約、原作では果たされないんですよ。葉月は2人のために特に何かするわけじゃありません。

また、サポートメンバー「チームもなか」としても彼女は頑張り、コンクールメンバーを支えます。
マレットを取りに戻るため、学校への道のりを必死で走る葉月の姿からは、
自分以外の誰かを目立たぬところで「支える者」としての自覚と誇り、そして喜びが垣間見えます。
この辺り、原作葉月とアニメ葉月の描かれ方の大きな違いだと思います。
(まあ原作だとオーディション落ちはB編成としてコンクールに出場しているため、サポートメンバーじゃありませんが)

この「支える者」としての自覚や誇り、そして喜びですが、ほぼアニオリだった6話がじんわり効いてます。
あのとき後藤先輩はチューバ吹きの哲学を何と語ったか?思い出してみてください。
「チューバの良いところは、良いところが無いところだ。
 良いところなんか無いのに一生懸命頑張る。ひたすら頑張る。
 それが良いんだ。その気持ちが分れば、お前も立派なチューバ吹きだ」
あの時はただのギャグだと思ってましたが、今回の葉月の行動は、この哲学を体現してます。
秀一を応援しても久美子との仲を接近させるだけ。コンクールメンバーのために頑張っても晴舞台に立てるわけじゃない。
葉月自身にとっては何も得なんかない。それでも頑張る。それが良いんだ、と。

{/netabare}

【ラストシーンについて】
{netabare}
この番外編、ラストは「はじまる」という葉月のつぶやきに続いて、大きく息を吸うところで閉じられます。
このシーンも13話Aパートラストの久美子との対比になっていたりもするのですが、
それはさておき、「はじまる」という葉月の言葉、いったい何が「はじまる」のでしょうか?
自分の仕込んだメッセージが功を奏して、秀一と久美子が一歩接近したところを見届けたことで、
葉月は秀一への想いに区切りをつけたのではないかと思います。(葉月は笑顔でしたしね)
そこを考えに入れると、この「はじまる」は、単に「コンクールメンバーの演奏がはじまる」という意味ではなく、
葉月にとって「新しい何か」が、今から「はじまる」んだという意味を持たせてるのではないかと思います。
だからこそ、彼女は、まるで今から演奏を始めるかのように、大きく息を吸うのです。

{/netabare}

完全アニオリだった番外編ですが、わずか30分足らずのエピソードなのに、
まるで映画を1本観たかのような、ズッシリとした満足感がありました。
ユーフォ本編のレビューで、主筋以外の部分にもちゃんと物語があるなどと書きましたが
やはり、この作品、誰を主人公に持って来ても成り立つだけの奥行きがあると、改めて思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

加藤葉月と夏紀先輩が3倍好きになる良エピソード

まだ観ていない人は、絶対に観た方が良いです。映像、ストーリー共に本編に劣らない、いや、部分部分では本編以上とも思えるシーンもあります。オススメです!

~以下、視聴済みの方用のネタバレ~
{netabare}
オーディションにより、コンクールメンバー外となってしまった、加藤葉月、中川夏紀ら11人の物語。

「まずは名前を決める」ということで会議をした結果、落選した2年生3人(森田しのぶ・中川夏紀・加部友恵)の頭文字をつなげ、「チームもなか」とすることに(この際、色んな案が出てボツになりましたが、個人的には「二番出汁」が好きでしたw)。

チームもなか の活躍は本編でも「御守り作成」という形で語られていましたが、それ以外にもこんなことをしていたんだな~と、感動しました。

例えば、森田しのぶ(サックスパート。北宇治の女子の中では1番?大柄=ぽっちゃり)が、話し合いから当日の仕切りまでをそつなくこなす様子なんか、「モブだったけど、レギュラーじゃないけど、ちゃんと頼りになる先輩だ」ということが伝わり、かなり印象が良いです。

みんな落選したので、当然落ち込んではいるのですが、あくまで前向きなキャラクター達を応援したくなります。悲壮感のなさは、「チームもなか」に3年生が1人もいなかった(3年生は全員合格)ってことも大きかったかも。まあ、3年生がいて、近畿大会にメンバー入りするってのも胸熱ですが、話が重くなると、葉月と塚本との切ない恋模様を描けなくなるから、これで正解ですね♪

……そう! この話のメインはあくまで「加藤葉月の恋(失恋)」なのです!

例えば、「チームもなか」の練習のため、(クソ重い)チューバを背負い、階段の踊り場でしゃがみこむ葉月。そこに下から上がってくる塚本。目が合う二人。塚本は気まずくて目を逸らすのだけれど、目線の先にはしゃがみこんだ葉月の、少し開いた脚が(あくまで膝頭だけしか見えてませんw)。スッと自然に膝を閉じる葉月。……なんじゃそのさりげないラブコメの波動は! しかも、結局チューバを二人で持つのですが、指と指が触れ合い、すぐに離す二人w

他にも、こんなシーンが。

チームもなか みんなで御守りを作るんだけど、塚本のものをサッと隠して持ち去る葉月。その帰り道、夏紀先輩に「あれ、誰のなの(ニヤニヤ)?」と問い詰められるが、「いや~」と誤魔化す葉月。すると、遠くの方からトロンボーンの音色が。思わず振り返る葉月。しかし、すぐに重なるようにユーフォニアムの音色が。ハッとする葉月は、何事もなかったように(自然風な表情で)、「多分、久美子です」と答えます。すると、いきなり夏紀先輩が葉月を抱きしめます。慌てる葉月。

葉「え? 何です!? 急に!」
夏「なんか分からないけど、お前が愛しくなった」
葉「あ、暑いですよぅ」
夏「よしよし(葉月の頭を優しく撫でる)。まっ、後悔しないようにってことだけかな、私に言えるのは」
葉「先輩! 私やっぱり、低音で良かったです♪」

……なんだ、この良いシーンは! 本編含めても1、2番に好きかも。この間、一言も「塚本」と言わず、仕草や表情だけで見せていくのが、「アニメ」って感じで良かったです!

これ以外にも、とにかく葉月の魅力的なシーンや台詞、エピソードが盛りだくさん(緑とのやりとりや、コンクール当日の身支度、ナックル先輩のせいでの激走とか)。

夏紀先輩じゃないけど、とにかく葉月のことが愛しくなります♪

つか、これ観た視聴者は、塚本は久美子にフラれて葉月と付き合って欲しい……いや、塚本は久美子にフラれて、葉月に告白し、葉月にもスパッとフラれて欲しいと思うはず(笑)

この作品に強いて難点をあげるなら、ちゃんと「チームもなか」で1曲仕上げ、少しでも良いから演奏してほしかった、ということくらいかな。
{/netabare}

とにかく、葉月と夏紀の好感度がグングン上がり、塚本の好感度がガンガン下がる作品でした(笑)

総集編とかいいから、このエピソードとサファイアの家族ネタ(日常系)を軸にして、その他のモブ達の活躍を映画にしてほしかったくらいの、良作です!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 30

63.1 18 先輩で女子高生なアニメランキング18位
スケッチブック full color's(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (207)
1033人が棚に入れました
非常に寡黙で、ほとんどしゃべらない。その上不器用で、かなりのドジな梶原空は。高校に入学してどのクラブに入るか迷っていたが、たまたま見学に行った美術部に、なりゆきで入部してしまった。
個性的な美術部員たちの、時にバタバタ、時にほんわかした日常が描かれる。
ネタバレ

キリン  さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

絵を描いてみよう

忙しい日々をお過ごしの方に
処方箋的な意味で
丁度良いアニメではないでしょうか。

なんと言っても、主人公『空』のテンポがゆっくりで
時間の流れが緩やかに感じます。スローライフです。

美術部ののんびりしたお話ですが
ちょっと個性的な友人や先輩、先生が
話を賑やかにしてくれます。

あと、ノラ猫がちょくちょく登場して
なんなら話を持っていく勢いで
絡んでくるので、猫好きな方にもオススメかも

↓以下、私の美術部エピソード
こっちの方が長くてゴメンナサイ

{netabare}実は私も高校の時は『美術部』だったのですが
私は最初は中学の時から続きで『剣道部』に入部するつもりでした。

しかし私の入学した高校の『普通科 美術・デザインコース』というのは
強制的に『美術部』に入らなければいけなかったのです。

入学してから知りました。

もう少しで、新しい剣道防具を買うところでしたし、
高校でバラバラになった中学の時の同じ剣道部の仲間に
『県大会で会おうぜ』
なんて言ってしまって
大ウソつき野郎になってしまいました。

でも、まあ絵を描くのが好きで入学したので
マジメに美術部をやることになるだろうと
予想していたのですが、
授業でも美術の時間が多いのに加え
『ドラクエ』とか『FF』とか『ロマサガ』とか『聖剣』とか『クロノ』とか
『ストⅡ』『餓狼』『龍虎』『ヴァンパイア』『KOF』や『スパロボ』など
忙しすぎて全く美術部の活動に参加せず3年間が終わってしまいました。


美術部の活動と言っても『授業』で足りない時間を補う形なので
作品が『出来た!』と言ってしまえば終わりなんです。

私は本当は夏休み学校に来てやるはずの『彫塑』(粘土で作る石膏像)
の課題を夏休みに入る前に一時間で終わらせ、
先生に『出来た』と呼びに言ったら
「幼稚園の泥遊びじゃねんじゃーーーーっ!!!」
と怒鳴られました。

確かに、今思い出すと、『キノコ』を粘土で造ったんですが、
『スーパーマリオ』に出てくるようなキノコだったので
先生が怒るのも仕方ありません。

そんな私の進路先はマンガの学校
「俺、石膏像のクロッキーとかデッサンとか、油絵とかじゃなくて
こういうが描きたいんじゃ」←基本が出来てない奴に限ってこういうことを言う

親元を離れ、マンガ家になるべく
マンガの学校に通った私は
またしても『クロッキー帳とスケッチブック』にご対面
(アレ?また、こういう授業あるんだ・・・・)

授業で動物のスケッチがありました。

スケッチブック片手に動物園にやってきた私は
人だかりが出来ているのに気付きました。
正確には人だかりが“出来ていた”ですかね。
大きな怒鳴り声と共に
ちらほら、人がはけて行く最中でした。
何があった?と思い近づいてみると、
おっさんが一人ボロ雑巾のように倒れていました。
どうもケンカがあったらしいです。

「おっちゃん、大丈夫かいな」

私が近寄って声をかけると

「あぁ!大丈夫やっ!」

とうつ伏せの顔を動かさないまま、こもった返事が返ってきました。

「大丈夫ちゃうやろ…救急車呼ぼか?」

「いらんわ!」

私がおっさんを起こそうか迷っていると、
ガクガクしながら、おっさんがゆっくり起き上がってきました。

「(救急車)呼ばんでええぞ」

「血ぃ出てるやん…」

口から出血してたおっさんは、フラフラで立ち上がりましたが
まともに立てる感じでは無かったです。
ホントにフラフラのボロボロでした。

「いや、おっちゃん、やっぱアカンやろ」


ふと、おっさんの着てるTシャツに目をやると
胸の真ん中に



『WIN』



と書いてありました。


いやいやいや!ボロ負けやん!!{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

のどかな風景とのんびりとした気分が味わえる作品

原作未読 全13話

舞台が私の地元の福岡であること、博多弁を話すキャラがいること、ARIAの主要スタッフが参加していること、そして監修に佐藤順一さんが参加していることという点で興味があって観てみました。

お話は、人見知りが激しくマイペースでほとんどしゃべらない{netabare}「うんうん」しか言わない{/netabare}(心の声が多いw)主人公 梶原 空(かじわら そら)を中心に美術部の先輩や同級生の高校の日常を描いた作品です。そしてネコもいっぱい出てきます^^

福岡の地名や乗り物(バスや電車)が出てきますが、福岡の都心を離れた田舎のお話なので、全体的にのんびりしたお話です。
起伏が少なく何度か寝落ちしそうになりましたw

キャラはみなさん個性的ですね~全体的に不思議ちゃんの割合が多い感じがしますw
声優さんは豪華です。主人公の花澤香菜さんを筆頭に牧野由依さん、後藤邑子さん、広橋涼さん、田村ゆかりさん、小清水亜美さん、下野紘さん、日笠陽子さん、大原さやかさん、金田朋子さん、伊藤静さん、中田譲治さんなどなど

博多弁をしゃべるキャラの声優さんは福岡出身ではないようで、イントネーションが微妙でした^^;
出演している田村ゆかりさん(福岡出身)にこの役やってほしかったですね~

福岡福岡といっていますが、放送当時、福岡では放送がなかったみたいですw

学園ものよくある恋愛要素などは特にないので、たまゆらみたいな感じでしょうか。(たまゆらほど感動はあまりありませんが、最終話は良かったですね)
のんびりとした雰囲気が好きな方、ネコが好きな方(ネコが主の回もあるので♪)にはオススメです^^

OP/EDはのんびりふんわりした感じでこの作品に合っている曲ですね~
EDはARIAのOPを歌っている牧野由依さんです。

最後に、放送当時この作品の後番組がARIA The ORIGINATIONなのでARIAのキャラもちょっと出てきましたね~(ほんのちょっとですが^^)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

パーソナルスペース

人間関係ほど面倒なものはない。
近すぎると煩わしく、遠すぎると寂しい。全く身勝手なものである。

そんな中で、それぞれが持つ個性を認め合う空間、程よいパーソナルスペースを形作る美術部員たちの日常が心地よい。
作者である小箱とたん氏(女史?)の経験と真情を基にした作品のようで、昨年、17年の長きに渡る連載が終了したそうだ。

対人関係が苦手でマイペースな性格の持ち主である主人公、“梶原空”の高校美術部に入ってからの一年間が、四季の移ろいと共に、どこまでも緩やかに過ぎてゆく。

基本4コマ漫画の原作を、“空”の独白(モノローグ)を軸に、巧みに落とし込んだ岡田脚本の構成力と、“ARIA”の佐藤順一を師と仰ぐ平池監督が作り出す空気感が素晴らしい。

また、良く言えば個性的な美術部員たちの“変人”ぶりが、主人公の背中をそっと押してくれる、言い換えれば、マイペースであっても、少しずつ歩みを進めることへの安心感を与える存在として描かれ、押しつけがましさの欠片もない世界だ。

音楽がまた良い。ピアノによる語り掛けるようなインストルメンタルが、おおらかな九州の風景にマッチする。
また、何よりもオープニングの「風さがし」に癒される。クラシックギターの響きと清浦夏実さんの澄んだ声に心洗われるのだ。

適度な孤独が許される社会、それが贅沢であることは百も承知ではあるが、自身の心根だけでもそうありたいと願う。

世に名作、傑作は数あれど、それとは別の次元にある“永遠の佳作”と呼ぶべき作品である。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

71.4 19 先輩で女子高生なアニメランキング19位
アサルトリリィ Bouquet(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (285)
1005人が棚に入れました
近未来の地球――人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。全世界が対ヒュージのために団結して作り上げた決戦兵器「CHARM」を用いて、「リリィ」と呼ばれる少女たちは世界の為に戦い続けている。世界各地にはリリィ養成機関である「ガーデン」が設立され、ヒュージに抗い、人々を守る拠点となっていた。 そして、数あるガーデンの中でも、名門と謳われる百合ヶ丘女学院に入学した一柳梨璃は、出会った仲間たちと一柳隊を結成、任務の為に東京へと赴く。これを機に、ルドビコ女学院、エレンスゲ女学園、神庭女子藝術高校、御台場女学校、相模女子高等学館、そして百合ヶ丘女学院の運命が交錯し始める……

声優・キャラクター
赤尾ひかる、夏吉ゆうこ、井澤美香子、西本りみ、紡木吏佐、岩田陽葵、星守紗凪、遠野ひかる、高橋花林、水瀬いのり、高橋李依、洲崎綾、関根明良、七瀬彩夏
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

観終わった

1話感想{netabare}
アバンで「お、アクション頑張ってる?」と思ったらOPで思い切りインテリジェントデバイスが出てちょっと笑っちゃったw
新房→シャフト繋がりで“リリカルなのは”スタッフ引っ張ってきてんのかね?さすがに名前チェックしてないからよくワカランけど。
で、“なのは”っぽいのはいいとして、木谷が係わっててこの世界観って…あれ?“Z/X Code reunion”っぽいような?
いや順序が違うな、“Z/X Code reunion”が前作の“イグニッション”より“なのは”っぽくなって、アサルトリリィが更に本家に近い作りで登場したって感じか。
むしろクオリティの違いからZ/X Code reunionが練習台だったみたいな…まさかそんなね、ハハハ。

しっかしキャラ多いね、前期“ラピスリライツ”で20キャラなんて当然覚え切れなかったけど、それでもユニット別にはなってて大体の把握はできた。
で、こっちは…ぐ、グループ分けはしないの?ってか制服みんな一緒!?戦闘コスチュームとかは無し??
しかもなんだかんだ植物に因んだ名称が出てくるけど、主人公が盛りまくりで目が回るw
柳なんだか梨なんだか百合なんだかクローバー(髪飾り)なんだか、そこに更に髪の色ピンクで「どれやねん!」と、テーマフラワーというか属性が。

ついでに言うと英語圏ではユリやバラの仲間でなくても○○リリーや○○ローズと呼ばれる植物が多い、日本だと○○ランに当たるかな。
ってことでサブタイトル1話はスレイン=ウォーターリリー、2話はスズラン=リリーオブバレーで、ひょっとして○○リリーだけでサブタイトル全部使うつもりだろうか。
そこら辺もちょっと楽しみではあるけど、本編と全然関係無いサブタイ付くことになるかも?いいのかそれは。

とりあえず1話見た限りでは、期待は持てそうだけどいかんせんキャラ覚えるのが…うひぃ。
花の髪飾りでもつけててキャラ名はその植物の名前だったら楽なのだが、そういう気遣いは見られない。
その一方で突っかかってきてた楓がアッサリデレてくれて(視聴者に)優しいなぁって感じで、スタッフの姿勢は優しいんだか厳しいんだかよくわからない。
これが飴とムチってヤツ?{/netabare}

2話感想{netabare}
インテリジェントデバイスやスール制度についての説明回。
デバイスのメーカー違っても術式がミッドチルダで統一されてるのならあんまり必要無いような?
略式契約をした主人公だけ実はベルカ式だったって展開は…あるのだろうか。
一方スール制度は、ユユの過去にナニかあってそれでどうこうって展開の前フリ。
とりあえず「私と組んだことを後悔させてやろう」って気持ちで〆て、次回以降それが改めさせられるってことになるのだろう。
個人的興味はそっちよりもネウロイの正体に踏み込んで欲しいのだが…まだ2話だし別にいいか。

園芸ネタ{netabare}
それよりも次回サブタイが勿忘草(フォーゲットミーノット)でした。
早くも「○○リリーで統一するんじゃね?」という推測が外れましたwははは。
ってかちょっと待って?
アニメでの植物の描写はあんまり突っ込まないようにしてるんだけど…OPで物凄くムラサキ科(ワスレナグサもムラサキ科)っぽい花があって、だけどサイズがバカでかいので「別の花なんだろう」と思ってたのだが…。
まさかあれをワスレナグサだと思ってる?
レイヤーの順番間違ってるのかも、奥じゃなくて手前だったら問題無いから。

この際だからOPに出てるの他の花の指摘。
足湯のシーンはアヤメ科のなにか、花束はフリージア、アネモネ、プリムラ、ワスレナグサ、スズラン…スズラン!?
あんまり花数が多いのでアセビかと思ったよ、まぁいいけど。
1話サブタイの睡蓮が見当たらないのが気になるけど、もしかしたらサブタイで使い尽くして半クールでOP変わるかも?という新たな推測を立ててみる。{/netabare}

それはそうと2話エンドカードが藤真拓哉でした。
1話感想で“Z/X Code reunion”っぽいと言ったのが当たってしまった…当たったと言っていいのか?
ってかいいのかよ、藤真こっちに顔出してw
あからさまに“なのは”と関係アリマースってポーズになるし“シグルドリーヴァ”どうした?って突っ込まれそう。
あ、それと主人公の同居人の名前が「いとうしず」で、釣りが好きそうですぐに覚えられた…それこそ主人公よりも早く。
いいのかこれでw{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
前期やってた“ラピスリライツ”同様、前半の1話完結パートは面白かったのだけど中盤以降続きモノになってからはやや失速しちゃった感じ。
失速といってもダメってことではなく、80点が70点になった程度のことで総合的には良作だと思います。
しっかしなんで続きモノになると失速するんだろう?とよくよく考えてみたら、あ、思いついた。
多くの方が指摘されてる「キャラ多すぎ問題」だけど、1話完結だったら「その回限りのゲストキャラ扱い」でいちいち覚える必要も無いが、続きモノになると覚えておかなきゃいけなくなる。
ここら辺がキャラの多い作品ではネックになるんじゃないかなー?と思ったり。

で、もうちょっと内容に踏み込んだ話をすると、テンポは非常に早い。
1話:楓が主人公のリリを快く思っておらず、暫く嫌がらせをする話が続くのかなー?と思ったらその回の内にデレる。
2話:リリがユユとシュッツエンゲルを組むための説得工作が暫く続くのかなー?と思ったらその回の内に許諾される。
3話:「私とシュッツエンゲルを組んだことを後悔させてやる」と思ってたユユからの試練・嫌がらせが暫く続くのかなー?と思ったらその回の内にデレる。
4話:レギオンを結成することとなりメンバー集めの話が暫く続くのかなー?と思ったら、それまで自分に自信が無くて何処にも属してなかったワンユージアに自信を与えて加入させる。
5話:残りのメンバー集めに奔走する話が続くのかなー?と思ったらラムネを絡めてその回の内に必要人数を満たす。
6話:新結成したレギオンの一柳隊による合体技を披露。

──とポンポンと話が進む。
だけど唐突とか展開が急すぎるという感じはしない、むしろ子気味良いくらい。
それはひとえに、その回で起きた問題がその回の内に一応のケリが付く「一話完結モノ」だからじゃないかな?
作品全体にまたがる「大きな問題」とは別に、その回の内に解決できる小問題を提起して解決して、段々と「大きな問題」に迫ってく作りはよく出来てたと思う。
いやホント前半はかなり評価高いんよ。
なのだけど…この展開の早さを7話以降の「続きモノ」に移行しても続けられると、それはさすがに早急すぎるかなぁ、と。
「えっ、それで終わり?」と肩透かしを食らった感じ、もっと溜めれば良いのにと思うことがチラホラ。

まず7話から登場して10話まで続いたユリの件。
『人類を脅かす“謎の敵”が居て、敵のテクノロジーを組み込んだキャラクター(大概が「謎の少女」として登場)が居て、ひょんなことから主人公のところに迷い込んで、“当局”が回収しようとするのを主人公が拒否する』
もう何回見てきただろうってコッテコテのネタなんだけど(最近だったら“新サクラ大戦”か)、だからといって「詳しく説明しなくても分かるでしょ?」とパパっと済ませちゃうのはどうなんだ?w
またこの騒動と平行して百合ヶ丘の連中が世界からどう思われてるのか・どういうバランスの上に立ってるのかについても触れるのだが、やっぱりそこはかとなく「詳しく説明しなくても分かるでしょ?」というノリを感じる。
他の方も指摘してた「類似の作品を見慣れていて、作中のようすに大体の察しがつく人」向けになっちゃってる。
う~ん、なんか惜しい。
ソシャゲ原作ないし展開を狙ってる作品だとキャラを殺しづらい制限があると思うのだけど、そんな中殺したのは「よくやった」と言いたいのだが、アッサリ過ぎて、同じく殺した“刀使ノ巫女”よりもパンチが弱い気が…。
ってか作品によっちゃこのテーマだけで1クールやるぞ?w

ユユのエア友達の川添さんも「なんでエア友になってちょいちょいユユに嫌味めいたことを言うの?」という理由は、個人的には──。
存命時ユユに劣情を抱いていつか手を出しかねない自分がイヤで、心情を打ち明けるも「バッチ来いですわ」と返され「やっぱ今の無し、忘れて」とカリスマのレアスキルで記憶書き換えの術を施してしまう。
で、死んだ後も術は発動したまんまで、術が残ってる→そこに川添の思念も残ってる、としてエア友達化したんじゃないかなー?と解釈してるんだけど、これも「類似の作品を見慣れて~」での補完であって合ってるかどうかは知らない。
亡霊に束縛される話ってのも多いじゃん?
また百合をテーマにしといて肉体関係には否定的とは「百合とはなんぞや」と疑問を投げかけてたのか?と深読み…できなくもない。
で、最後はリリのカリスマで打ち消してようやく開放されたという話だったのかなー?、と。
何回も見返せば分かるのかねぇ?なんか妙にアッサリ話を進めちゃうんだよね。

11話、ヒュージネストから撃たれて地球一周して着弾した3発のヒュージ、これも急展開すぎじゃない?
撃たれて着弾するまでの間をもうちょっと描けばいいのに…“巨神ゴーグ”の核ミサイル着弾前みたいなさ。
「類似の作品を見慣れていて、作中のようすに大体の察しがつく人」向けであるならそこは外しちゃいけないでしょー。

それと、チャームのトップ企業のご令嬢の楓とメカニックの真島ってキャラ配置より「お?後半手を組んで新作チャームを作る展開か?」と期待したのだけどそうはなりませんでした。
これは個人的な嗜好が強いので外れたこと自体は構わないのだけど、変わりに出された協力ネタが、6話とそれを伏線として12話で消化したノインベルト戦術で…ゴレンジャーストーム。
う~ん、それ“スクスト”でもやったんだよなぁ。
大量に登場したキャラクター達がただの置き物(同期放送の“ストパン3期”がそれに近いことになってしまってた)にならない様にするにはコレしか無かったのかなぁ…う~んう~ん…。

しかもそれは作品のクライマックスではなく、クライマックスは取ってつけたかのような“トップをねらえ!”。
序盤の1話完結型サクサク進行と同じペース配分で話を消化していったら、ノインベルト戦術をやっただけでは時間が余ってしまった?
…う~ん?
だったら海上へ戻ってきたら数百年経ってたとかすりゃいいのに…とどうしても思ってしまう、あっソシャゲが続かんかw


ということで総評すると、「一話完結型」の序盤はホント良かった。
だけどそれと同じ消化ペースで「続きモノ」をやると全体のボリューム(エピソード数)はあってもひとつひとつは薄いものに仕上がってしまった、って感じ。
よくあることなんですけどね、先の“ラピスリライツ”もそうだし。
ただ、キャラが良かっただけになんかとっても惜しい。

あ、それと園芸ネタについては気が向いたら書くかも?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

前線に舞う、花びら達の狂詩曲(ラプソディー)。

シャフトさんの久々の作品ということで、視聴を楽しみにしていた作品です。
思い返せば、シャフトさんの作品は2020年の冬アニメで放送された「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」以来なんですよね。
事前情報と言えば、2020年夏アニメで放送された「魔王学院の不適合者」でサーシャ・ネクロン役を演じた夏吉ゆうこさんが出演されることくらい…
まぁ、ほぼ何も知らずに視聴始めましたが、私の中で恐らく今期一番ハマったアニメだったと思います。


近未来の地球――
人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。

全世界が対ヒュージという一事に団結し、
科学と魔法の力<マギ>を結集した決戦兵器「CHARM(チャーム)」の開発に成功、
その使用者となる少女たち「リリィ」を養成する機関「ガーデン」を各地に設立した。

ガーデンの中でも名門と名高い百合ヶ丘女学院に
補欠ながらも合格を果たした一柳梨璃は、
人類存続のために戦うリリィとしての一歩を踏み出す。

かつて、自身の窮地を救ってくれた白井夢結を追ってこの学園を受験した梨璃は
登校初日に邂逅を果たすも、以前の夢結とはどこか違っていて……

儚くも美しく戦う、少女たちの物語が花開く──。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

何故今期一番ハマったアニメになったか…
きっとシャフトさんの作品に飢えていたからだと思います。

キャラデザや作画は柔らかいのですが、シャフトさんらしさの象徴でもあるエッジの効きが息づいていました。
ちょうど、まどマギと物語シリーズの中間くらいの立ち位置だったのではないでしょうか。

そして公式HPのINTRODUCTIONにも記載されていましたが、儚さと美しさが見事なまでに調和した作品だったと思うんです。

人類の存亡を年端のいかない少女に押し付けている世界という設定は個人的にはあまり好きではありません。
それは本来大人の領分だと思うので…
でも、人ならざる力は少女にしか発現せず、それがヒュージを倒す唯一無二…
大人は完全に蚊帳の外なんですよね。
だから不安定ながらも懸命に戦うリリィに何度も心を打たれましたよ。

生身の身体でヒュージと対峙しているのですから、常に危険と隣り合わせ…
だからリリィ同士の繋がりが本当に大切なんですよね。
なので、上級生と下級生が契りを結ぶ、シュッツエンゲル制度なんかは、あって然るべきだと思います。
お互いに慕い合う仲…戦闘においては守り守られる仲なんて最高じゃありませんか…

特に結梨ちゃんの登場以降の展開は個人的にヤバかった…
結梨ちゃんのCVがみっくだったのも拍車をかけているかもしれませんけれど。
違和感が無かった訳ではありません。
結梨ちゃんは9人1組で行われる「ノインヴェルト戦術」を行うレギオンにまさかの10人目の存在になったのですから…
でもすぐにそんなことは霞んでしまいました。
レギオンのみんなから愛され、しっかり一柳隊の一員になっていましたから…
もう見ていて微笑ましいくらいでしたよ。
こんな時間がずっと続けば良いのに…と思ったのがフラグだったんでしょうか。

そんなに頑張らなくても良いと本気で思いましたよ。
そう思えるくらいあの時の結梨ちゃんは凄かった…
残されたのは言葉にならないほどの喪失感でしたけれど。
いえ、喪失感を感じているのは現在進行形か…

個人的に思っているのは、尺が足りていなかったということです。
少なくても一柳隊のメンバーについてもう少し掘り下げて欲しかったと思っています。
個々人にスポットが当たったのは、レギオンの仲間集めの時くらいでしたからね。
それでも圧倒的に足りない…
安藤 鶴紗、吉村・Thi・梅、グロッピことミリアム・ヒルデガルド・v・グロピウスに至っては、ほぼ語られていないと言っても過言ではありません。
でも、それは上記の3人以外の掘り下げが足りているとの同義ではありませんけれど。

儚くも美しく戦う、少女たちの物語…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、RAISE A SUILENさんの「Sacred world」
最初にチュチュ様の合いの手を聴いた時「まさか」と思いましたが、RASが別な作品のオープニングテーマを手掛けているのにビックリです。
こういう可能性は全く想定していなかったので…
ということは、Poppin'PartyやRoseliaも可能性があるってことですよね…
もっと拡大解釈すると、「放課後ティータイム」や「Girls Dead Monster」が出てくる可能性も…?
なんて考えるとテンション爆上がりですね^^;

エンディングテーマは、一柳隊による「Edel Lilie」
恥ずかしながら、最初にエンディングテーマを聞いた時「一柳隊」という歌い手がいるのだとばかり思っていました。
この作品から派生していると分かったのは、物語の進展に伴ってでした。

この作品は特殊エンディングによって様々な楽曲が登場しました。
どれも、良い楽曲ばかりですよ。
第5話エンディングテーマは、一柳梨璃&白井夢結(赤尾ひかるさん&夏吉ゆうこさん)による「Heart+Heart」
第8話エンディングテーマは、一柳隊による「GROWING*」
第9話エンディングテーマは、みっくによる「まばたき」
第12話挿入歌は、「君の手を離さない」
こちらは、一柳隊&ルド女選抜&御台場選抜&相模女子選抜&ヘルヴォル&御前という大所帯で歌っています。
「君の手を離さない」は、もう一つ一柳隊による「君の手を離さない ~BOUQUET Ver.~」もあります。
楽曲の長さが違うので聞き比べてみるのも面白いかもしれませんね。
どの楽曲もAmazon Musicで聴くことができますよ。
放送されたばかりなのに、もう12話の挿入歌が入っていたのには少しビックリしましたけれど…

1クール全12話の物語でした。
一柳隊のことをもっと知りたい…
そう思っているのはきっと私だけではないと思います。
ラスト…ピカッと光りました。
それは続編に繋がる希望の光と受け取って良いんですよね…
これで終わって欲しくない…そう思える作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

waon.n さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

シャフト×美少女×バトル

【First impression】
 もうね、美少女っていうだけでとりあえず観ますよ。学園ものっていうだけでとりあえず観ますよ。バトルものってだけでとりあえず観ますよ。
 って観始めた作品です。内容? そんなの分からんでも、可愛いくて、カッコ良くて、頑張っているなら見守らんといけないという使命が私にはある。まぁ冗談はこの辺にしておいて、戦闘シーンは今期では間違いなくナンバーワン! 8話めっちゃカッコ良かった。バトルシーンの作画監督が誰がやったのか教えて欲しいくらいですわ。さすがシャフトなのかなー。

【Story synopsis】
 人類はヒュージという敵が現れたことで、彼らとの戦闘を余儀なくされます。しかし、これまでの通常兵器では歯が立たず、特殊な能力を持ったリリィと呼ばれる女子学生を訓練し育成し、ヒュージと戦わせることにした。
 リリィい憧れ訓練学校の百合丘女学院へ入学したリリは憧れの先輩ユユに指導をしてもらえることになり、ヒュージとの戦闘へと身を投じていく。

【Staff】
 制作会社        シャフト
 監督/脚本        佐伯昭志
 シリーズ構成      佐伯昭志、東冨耶子
 キャラクターデザイン   細居美恵子
 総作画監督       崎本さゆり、常盤健太郎
 チャームデザイン     秋篠Denforword日和

 今作では3つのスタッフ(役割)をピックアップしたいと思います。
 まずは、キャラクターデザインの細居美恵子さん『昭和元禄落語心中』『灰と幻想のグリムガル』でキャラクターデザインを担当しております。『灰と幻想のグリムガル』ではこの方のデザインがバシッとハマってすっごい好きになりました。ラインが美しい。特に女性のラインが。男のキャラでもカッコいいのですが、グリムガルでも女子を可愛く見せるデザインが凄く良かったように感じました。本作は本当に女子しか出てこないんでなおのこと際立ちましたね。
 総作画監督は作画の最終チェックを行うのかな? まぁそんな認識で大体あっていると思います。んで誰がどこの作画を行ったかは何やら絵を見れば分かる人は分かるらしいのですが、私にはそこまでの能力がなく悔しい限りです。話が少し逸れましたが、とにかく本作は作画が良い。特に戦闘シーンは圧巻です。冒頭にも書いた通り8話のシーンなんかもう驚きです。こんな表現でスピード感出すんですね! っていう一つの感動がありました。カット割りも良くカメラワークがより映像に迫力を与えています。
 そしてチャームデザインの秋篠Denforword日和さんですね。変形武器ってカッコいいよね。あと紋章が浮かび上がるのってカッコいいよね。『ドラゴンクエスト—ダイの大冒険-』とか『YAIBA』とか男の子は好きね。子供の頃好きだったなーって思い出しました。

【Review】
 この作品はスマホのゲームとのメディアミックスが最初から仕組まれていました。その一つにはメインキャストの声優による舞台ですかね。そのため、基本キャストは若手が多くややキャラの内面と絵とセリフの強弱に違和感が出てしまうとかテンションがいつも同じとか、気になるところはそこそこありました。
 また、物語としても、敵対する勢力の総数が全く未知であることや正体が未知であることもあり、なぜ彼女たちが戦わなくてはならないのか、その前にどれほどの犠牲が世界中に起こっているのかなど分からず、なんとなく戦っているのを見せられたり、女の子同士でイチャイチャしているのを見せられたりするので、なんとも内容は既視感が半端ないです。
 この辺りは好みの問題だと思うので、美少女がイチャイチャしているだけでも面白いと感じるのであれば良いと思う。マイノリティだとは思いますが。
 おそらく、細かい設定はあるんでしょうけれど、それを上手く説明できていないように感じるし、説明していたとしても魅せたいものに直結していないように感じます。なので、視聴者(私)の頭の中にあんまり入ってこない。
 結局頭のレベルをいくつか落として、可愛い美少女がカッコ良い武器をもってカッコ良く戦っているという部分にしか意識がいかないんですよね。
 その原因の一つに、キャラの多さです。1話目を観た時から懸念していましたが、まさにその通りで全然掘れていないし内面的な魅力を感じないというのはソシャゲアニメの成功例『プリコネRe:Dive』を見習ってほしいかなという所ですね。 

 なので、この作品はとっても最高の美少女によるバトルシーンを何度も観て楽しむというかなりニッチな人に贈られたような作品なのではないでしょうか。なので、個人的にはぶっ刺さりましたが、それだけ。

 内容に関してはソシャゲでもっと観てねって事なんですかね? 仕方ない、ダウンロードするか……。
 作画が良すぎた分、物語がちょっと弱すぎてしまいました。そのアンバランスも含めて好きになれた気がする。それが最終的な評価という感じです。
 同志がいたらきっと楽しめると思いますので、どうぞ御贔屓にしてあげてください。悪い作品ではないんです。



【以下は最初の数話の感想です】
 シャフトってOPカッコいいのは相変わらず。OPはワクワクさせてくれます。

 冒頭の戦闘で作りの良さに安心感と、キャラの多さに不安感の両方が混在する。
武器の変形とかちょっとカッコいいし、プラス美少女のバトルはとりあえずフォーマットとしては結構人気が出やすいですかね。
 しかし、新しさを出すことが果たしてできるか、期待したいと思います。

 とりあえず、1話目としては面白そうで、視聴してみようと感じる始まりでした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

62.3 20 先輩で女子高生なアニメランキング20位
スクールガールストライカーズ Animation Channel(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (183)
708人が棚に入れました
新生私立女子高・五稜館学園。
この学園には知られざる裏の顔がある――。

時空の歪みから現れる、謎の妖魔「オブリ」。
この人類の的に対抗できるのは、五次元空間を探知できる能力を持った「ストライカー」と呼ばれる少女達のみ。

五稜館学園は素養を持つ少女達をスカウトし、オブリを討伐する戦闘部隊「フィフス・フォース」を育成する機関でもあった。

新たに結成されたチーム「アルタイル・トルテ」に所属する5人の少女達の、戦いと友情の物語が幕を開ける!!

声優・キャラクター
石原夏織、日高里菜、沢城みゆき、花澤香菜、小倉唯、伊瀬茉莉也、野中藍、村川梨衣、Lynn、内山夕実、冨岡美沙子、田野アサミ、小林ゆう、山本希望、もものはるな、木戸衣吹、釘宮理恵、牧野由依、藤野泰子、浅川悠
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

コンセプトの似た作品と比較して楽しむ、ってのはアリ?

2話視聴後の感想
{netabare}1話見終わった段階で「あー、この後先輩チームが闇落ちしてそれを正気に戻してく話になるのかー。軍人姉妹のコント楽しみだなぁ」と思ったのだけど、
2話見てみたらどうやらその方向には行かないっぽい。
おやー?と思ってるウチにエンディングが始まり、「あれ?いつからあいまいみー見てたんだっけー?」と眺めてたらゲームの危ないパロディが…

摩訶摩訶、スーパーモンキー

自社パロや堀井雄二のオホーツクはまだいいとしてスーパーモンキーはヤバいだろー!よくもこんなクソゲーを。
VAP健在だし、それ以前に黒歴史というか、その…プログラマーの気が狂ったんだか隠しメッセージが、ねぇ?
そしてなにより摩訶摩訶!よくもこんなバグゲーを…アニメでいえばチャー研とかカブトボーグみたいなヤツね。
やめろそのパロディはオレに効く。
暫く爆笑してしまいました、もう摩訶摩訶ってだけで星全部5個にしてしまいそうな勢い(さすがにやらんけど)。
ということで自分にはこの作品を冷静に評価できなくなりました。
いやぁツッコミどころ色々あったんだけどね、全部許せる気になってしまった、あはは。
もうこうなったらロマンシアとジャーヴァスも入れてくれ、伝説になれるぞ。

もし今後感想書き足してくことがあっても全て好意的な解釈になります、そう決めた。{/netabare}

5話までの感想
{netabare}とはいったものの、見てるとどうしてもアンジュヴィエルジュが頭をよぎる。
恐らくスポンサーから課された制約はスクストもアンジュも似たようなもんかと。

あくまで個人的な想像での制約
・原作に登場するこれだけのキャラ(数十キャラ)を登場させる、ただ登場させるだけじゃなくて活躍させて能力も披露させる
・そのキャラ達にヘイトを集める行為=「イヤな奴だ」と思われるような行動をとらせてはいけない(※1)、殺してはいけない
・男を出してはいけない
・ゲームにある衣装以外着せてはいけない(※2)
・問題の根本解決(敵との終戦なり和解なり)をしてはいけない
・舞台となる学園以外の住人を出してはいけない…これはちょっと確信が弱い、単なる予算の都合かも?

番外:スポンサー側でなくアニメ制作側で勝手に作った制約
・毎回お風呂orシャワー

他にも色々あるだろうけど、これらの制約下でアニメを作る側も身動きが取れなくて苦しんでる、というのをどうにも感じてしまう。
で、アンジュヴィエルジュだとその問題を「(先輩チームは)洗脳された」とし、それを解くために戦闘する形で、イヤなヤツにしてはいけないと活躍させるという制限を見事クリアしてました。
どんなにイヤな行動させても、悪いのは洗脳でこの子は本当はいい子なんだよ、と弁が立つ。
(改めて思うとアンジュヴィエルジュって結構良くできてた作品なのかも知れない。アニメ単体でってことじゃなくて、決められた制約・ノルマの解消方法って意味で)
ということでスクストも「先輩チームが洗脳されりゃいいのに…」とどうしても思ってしまうんだよねー。

ってな感じでアンジュヴィエルジュと並べて観て、課せられた制約をどうこなしているか見比べるってのが案外楽しいかも知れないと気付いた。
そういう楽しみ方って邪道かのう?
とはいえスクストは放送途中なのでこの先どうなるか不明だし、自分はたまたまアンジュを見てたのでそう思うだけで、他にもっとノルマが似た作品があるのかも知れないけど。
で、現状だとアンジュのほうが軍配上がるかなぁ…軍人姉妹コントを採用した人はかなりセンスがあると思う。

因みに※1部分、どうしてそんな制約があると思ったの?ってのは4話でサトカが二穂に「お前が噂の美少女探偵ね」と言われた後のやりとりから。
普通だったらその後二穂はサトカの言い分をろくすっぽ聞かずにライバル心を燃やしたり探偵対決を始めたりするところだと思うのだけど、それだと二穂がイヤな奴になりかねない。
なので自分的には肩透かしを食らうレベルで「非常に聞き分のがいい」行動を取ってくれて、これじゃあ物語を転がすのもひと苦労だなーと思ってしまったり。

また5話はチーム対抗の話で、まさか「主人公チームに敵対的な感情を抱く子」を出す気か?と思ったけどそれは杞憂に終わりました。
あくまでツンデレでハッパかけてただけってことに留まり、しかもツン状態はその回のうちに解除、回を跨がないようにしてる辺りものすごい気を使ってる感がヒシヒシと…。
逆に言えば「なんだよアイツ、どうしてあんなイヤな態度取るんだよ」ってネタで次回以降の引きに使うことは出来ず、ホントもう制約厳しいっすなぁと思わざるを得ない。

それと※2、これは1話から椿芽はまだ高校に編入してないのに制服を着てたことから。
もし今後正式に高校に通うようになるって話を用意してあるなら、その時初めて制服を着た姿を披露したほうが効果的なのに、それを潰してしまったのは普通に考えれば暴挙かと。
(結局最後まで登校することが無いのかも知れないけど)
それと2話、寮でくつろいでるシーンで椿芽が着てたのは寝間着…これで疑念が強まりました、もしかして私服着せてはいけないってなってる?
アニメ側で勝手にデザインして着させるのは言語道断としても(そうでないとゲームで「アニメのあの衣装実装しろ」とうるさく言われる)、じゃあゲームで既にあるアバターを使えばいいじゃんってなるけどこれも結構面倒そう。
かくいう自分もちょっとネトゲをやったことがあってその広告もよく見たものだけど、その広告画像では「今からゲームを始めてももう手に入らない限定アバ」の使用は避けてました(後期はかなりゆるゆるになっちゃったけどねー)。
そりゃそうだ、広告の衣装が気に入ってゲーム始めたのにもう手に入りませんって言われたらクレームものだもの。
って経験より、いくらゲームで私服データがあろうともアニメで使って良いのと悪いのがあり、しかもそれが(イベント)時期によってマチマチだとしたら…もう面倒なのでスポンサーから特別に「これアニメで着せろ」って言われない限り避けるんじゃないかな?

なんてことを考えたら、ひょっとしてアンジュヴィエルジュが基地ではほぼ風呂シーンだったのは私服が描けないせいだったのでは?と思ったり。
あっちはカードゲーム(だよね?)で衣装の制限はスクスト以上に厳しかったのかも?

まぁいずれにせよ、折角女の子が異世界ではなく現代を舞台に生活してるって話なのに、私服を着れない(見せられない)ってのは勿体無いとは思うんだけどねぇ。
今後アニメ連動の限定コスが控えてるなんて可能性はあるの…かな?
衣装だけでなく、上で書いた制約はあくまで自分が勝手に予想しただけのものなので、できればそれを否定するような展開になって欲しい。
その…ね、ちょーっと息苦しいかなー、と。
ぶっちゃけ、禁則事項を予測してくってだけでも面白いっちゃあ面白いんだけど。{/netabare}

5話感想追記
{netabare}そうそう、5話といえばゴレンジャーストームのパロディが使われてました。
これまたひどいオッサンネタ…ではあるのだけど、この手のものって「○○大図鑑」みたいなシリーズ全部をまとめた紹介ビデオや本なんかがよく出てる印象(あくまで印象、実際現在出てるかまではチェックしてない)で、若い人が知っててもそう驚くものでもない…のかも。
ウルトラマンとか仮面ライダーとか特にね、あとスパロボのある巨大ロボットアニメとか。
また、ゴレンジャーならアカレッドが出るやつ…えーっと殆ど記憶にないけどVSスーパー戦隊だか何だかが数年前にTV放送したかと(ググってみるとVシネっぽい。けどTVで流したはず、見た記憶あるもの)。
そこでゴレンジャーストームが紹介されてたかどうかまでは覚えてないけど、もしされてたのなら悠水はそれを子供の頃に見た可能性が高い?
…と、ど~でもいい考察してみたり。
つか他の連中は模擬戦用の装備では歯が立たなかったオブリ相手に足止めが可能だった辺り、伊緒のスパイクは誇張抜きで本当に150キロだった?

あ、それと具志堅用高(片岡鶴太郎)ネタもあったっけ、これはオッサン向けじゃない…よね?
ついでにこれはパロじゃないけど試合会場で火を焚いてた件、自分うっかり「え?五次元って火があるんだ」と驚いてしまったり。
うん、ウイングマンの影響だね、てっきり五次元では火が無いものだと思い込んでた、なんでじゃろー?

それにしても、もしパロディ勝負に出るのなら今期はアキバズトリップがあるので相手が悪い、勝ち目はないかと。
本編でパロはできそうもないのでせめてもの反抗でEDはああなったんだろうと思ってたのでちょっとビックリしましたよ。
予告タイトルからして次は怪奇大作戦だかスパイ大作戦だかやりそうな予感がするけど、大丈夫なんかのう(まさかポールのミラクル~じゃないよね?もう時間だモシュ…){/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

美少女だらけの学園バトルもの

ソシャゲ原作。

スクストという名前は以前からCM等で耳にしていたのでついにアニメ化まで行ったのかという感じです。

おそらく似たジャンルであろう「アンジュ・ヴィエルジュ」は周りの評価が低くても個人的には好きなアニメだったのでこの作品にも密かに期待してます。

1話目感想
{netabare}
内容に関してはまだ何とも言えませんが
とりあえず作画は好みですし声優も良い感じだったので割と楽しめました。

一応説明等もありましたがゲームを知っている前提のような会話が多かった印象。

これからのストーリー次第では結構楽しめる作品になるかもしれませんが
OPの雰囲気からはあまりシリアスになりそうな気配はあまり感じられず。

良い友情もの、成長物語として面白くなっていくことに期待。
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
特訓回なので仕方がないですが話はほとんど進まず。

相変わらずアクションシーンの作画は良いですが退屈に感じる回でした。

ゲームをやってると印象は変わってくるのかな。
{/netabare}

3話目感想
{netabare}
過去回。椿芽は過去に何かあったのかな。記憶がないのは何故?
少し続きが気になる感じではあるけど今のところ面白くはないかな。
{/netabare}

4話目感想
{netabare}
微妙な味を再現って結構難しそうな気もするけど流石悠水。

ストーリーはともかく

「ちゃんと微妙だったよ」
「そこはまぁ主観なのでご自由に」
「おい美少女!」
とか会話は結構面白かった。

面白いかどうかは別だけど、バトルものなのに日常多めでのんびりした微妙な感じが割と楽しい。
{/netabare}

5話目感想
{netabare}
悠水というかざーさんが面白かった。

作戦説明からの「バカな~!」はテンポが良くて観ていて楽しかった。

生き生きしたざーさんの演技はやっぱり良いですね。

シリアスになりすぎず、ずっとヘンテコな回をやってたほうが楽しめそうな感じになってきた。
{/netabare}


6話目感想
{netabare}
ハチャメチャな感じの良いギャグ回だった。

これぐらい好き勝手やってるほうが面白いなぁ。

しかしCパートの写真が何やら不穏...。

実は椿芽以外は存在してないとかそんな話だったらすごいけど、元がソシャゲだしそんなことはないのかな。

次回はシリアスなのか、それともまたギャグなのか、少し気になる引きだったから次回はちょっと楽しみ。

一方で作画が徐々に微妙な感じになってきているのは残念。
{/netabare}

7話目感想
{netabare}
特訓回やギャグ回が続いていましたが今回でやっと話が進みました。

ギャグ回も好きでしたが本筋も進めないといけませんしね。

仮面女と3人組。どっちも椿芽が関係していそうです。

ストーリーとは関係ないですが、悠水、サトカのボケにもツッコミにもなる感じが個人的には結構好きです。
{/netabare}

8話~12話
{netabare}
三姉妹と仲良くなったり、探検隊ごっこをしたり遊んでいたのは11話まで、12話は今までと変わってかなりシリアス寄りになっていて面白かったです。

椿芽がモルガナ?モルガナとは一体...。

色々分かったようでわからない部分もあるので何とも言えないけど最終回次第では評価が一気に上がるかもしれません。

まさかギャグ回が伏線だったのは。

最終回に期待。
{/netabare}

13話目感想(最終回&総評)
{netabare}
隊長さんが椿芽を救いハッピーエンド?

ラストが急展開すぎてイマイチな印象になってしまいました。

隊長さんについてもっと色んな説明があったら良かったんだけどほとんど説明なかったし、やはりゲームをやってるファン向けの作品なのかなぁ。

面白くなりそうな要素は凄くあったのですが、結局1クールだけでは上手く出来ず、一応は纏まったもののアニメ組の自分としては微妙に感じてしまいました。

ゲームをやってない人はストーリーというよりは中盤までのコントのようなギャグパートを楽しむ感じの作品なのかも。

パロディや声優さんの力もあり、この手のアニメにしては結構印象に残る作品だったと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

なに? このアルタイル・トルテのCV力は…!?

この作品の原作はゲームだったみたいですね。因みに原作ゲームは未プレイです。
この作品に関する事前情報は殆どなく、知っていたのは沢城さんや花澤さんを始めとする超売れっ子声優さんがたくさん出演される事くらい…
でも、視聴を決めるには十分過ぎるくらいの情報でしたけれど…

物語は、とある女子高の裏に潜むもう一つの顔に関する物語…
もう一つの顔とは、この世界とは異次元の世界に現れるオブリと呼ばれるモンスターを倒し、この世界の平和と秩序を守ること…
そのため、選ばれた生徒はフィフス・フォースと呼ばれる五人一組のチームを作り、実践を通して個人のスキルとチームワークを磨いていたのです。

ここまでは割と普通の設定なのですが、主人公的役割を担うアルタイル・トルテのCV力は稀に見る破壊力を誇っていたのです。

アルタイル・トルテのメンバーは以下の5人です。

美山椿芽(CV:石原夏織さん)
夜木沼伊緒(CV:沢城みゆきさん)
沙島悠水(CV:花澤香菜さん)
澄原サトカ(CV:日高里菜さん)
菜森 まな(CV:小倉唯さん)

確かに超売れっ子声優さんがたくさん登場するのは知っていましたが、まさか一つのチームにこれだけの声優さんを盛ってくるとは予想だにしませんでした。

これは凄い…と思い思わずwikiで登場人物をググってみると、他のチームの声優さんも知っている声優さんばかり…
私は声優さんに興味はありますが、知識としてはまだまだ疎いレベルです。
そんな私でも知っているのですから十分有名で実績のある声優さんだと思います。

これだけの声優さんのスケジュールの調整するの大変だったでしょうに…
ゲームの方もよっぽど好調なんでしょうね…
と思わざるを得ません。
気になる方はwikiでもアニメ公式でもどちらでも良いので確認してみて下さい。
世の中決して景気が良い訳じゃないのに…
この業界…いいえ、この作品に関しては追い風上昇ムードを感じまくりです。

こうなると気になるのは、何故アルタイル・トルテが取り上げられたのか…という点です。
原作ゲームの方では、人気キャラ投票が行われていたみたいです。
あくまでも個人的推測ですが、チームとして総合的に人気の高かったところに白羽の矢が立ったのではないでしょうか。
沢城さん演じる夜木沼伊緒はこれまで3回行われた人気投票で全て総合1位だったみたいですし…
アルタイル・トルテがトップ圏外のキャラが唯一いないチームなんですよね。

でもアルタイル・トルテの声優陣を改めて見てみると、そんな結果が出るのも納得できる気がします。
やっぱりこの5人が組んでるって凄い事ですもん…
出演される声優さんにビックリしてしまって、そればかりのレビューになってしまいましたが、原作ゲームの方は、登場するチームも出演される声優さんも輪をかけて凄い事になっているようでした。

一方、物語の方は…やはりアルタイル・トルテのキャラ重視の展開で進んでいきます。
しっかりそれぞれのキャラを深堀して描いているので、好きな声優さんがいる方には堪らない作品だと思います。
この5人以外で存在感を放っていたのは…くぎゅー演じるチビキャラ「モシュネ」でしょうか。
最近、くぎゅーがチビキャラを演じる機会が多い様な気がします。
冬アニメでは、エルドライブのドルーもそうでしたし…遡ればフェアリーテイルのハッピーもそうですし…
そのうち相関関係ができるのでは…なんて事考えています。

オープニングテーマは、アルタイル・トルテの「未来系ストライカーズ」
エンディングテーマは、澄原サトカ & 菜森まなの「きっとワンダフォー!」
エンディングはいかにもヒゲドライバーさんらしい楽曲だったと思います。

1クール13話の物語でした。
旨みを最大限に活かした潔さが逆に良かったと思います。
もっと違う販促方法もあるのかもしれませんが、結果オーライだったと思います。
声優さんの演技だけでも見る価値が十分にある作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13

67.9 21 先輩で女子高生なアニメランキング21位
球詠(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (251)
668人が棚に入れました
埼玉県、新越谷高校。この春入学した武田詠深(たけだ・よみ)は、そこで幼なじみの山崎珠姫(やまざき・たまき)に再会する。中学時代、受け止められるキャッチャーがいないために鋭く変化する「魔球」を投げられず、野球への気持ちをあきらめかけていた詠深。だが、強豪チームで実力を磨いていた珠姫は、詠深の変化球を受け止めることができた。幼い頃の約束を果たし、再びめぐり逢った二人は、クラスメイトの川口姉妹や仲間たちと共に停部中の野球部を復活させる。目指すは全国!新生・新越谷高校野球部の挑戦がここから始まる――。

声優・キャラクター
前田佳織里、天野聡美、野口瑠璃子、橋本鞠衣、永野愛理、北川里奈、富田美憂、宮本侑芽、本泉莉奈、佳村はるか、白城なお
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

背番号10の功罪

原作知らず。昨今の事情により、いろいろ制作にしわ寄せがあったことは容易に想像できますが、それはそれとして(勘案せずに)感想を。


(おそらく)野球が女子のものである世界。プロも甲子園も女子球児のもの、という世界線で展開される、高校球児たちの青春ストーリー。野球を諦めたはずの幼なじみの再開、ある事情により活動停止となっていた野球部の再起動、徐々に集まるメンバー、そして甲子園を目指す戦いを描いています。女のこたちの物語ということで、ときに百合百合しい描写も見られます。

このサイトの評価基準に沿うと評定点が低くならざるを得ないのですが、作品を通しての満足度という観点に立てば、4.0/5.0くらいにはなると思います。誰にでもお奨めできるかと問われれば、No。もう一度見たいかと問われれば、微妙にYes。作品に対して文句はあるかと問われれば、はっきりとYES。

僕にとってそんな作品です。文句の向く先は作画ではなく人物描写ですが・・・


作画面{netabare}に関しては評点を上げる要素が見いだしにくいです。
キャラデザはそこまで悪くないと思っています。ガチでスポーツやる女子は、一部の例外除けばどうしたって丸っこくなるのです。僕は彼女たちのぶっとい太ももに描かれた筋肉の陰影を、スポーツ女子の勲章として評価します。でも、野球やるなら短パンやめろ。せめて試合中は髪の毛まとめよう>#1,4,5。
アニメーションとしは、比較的最近放映された別の女子野球ものよりは遙かに良いと思います。ちゃんとボール投げてる、バット振ってる、走ってる。でも2Dアニメと3Dとのギャップが気になりました。顔がある程度以上の大きさになると、どうしても3Dモデルの表情は厳しいですね。うまく顔を半分くらい隠すような構図をとるとか、背面からにするとか、工夫の余地があったと思います({netabare}この観点からみると、ガルパンは実にうまく2D-3Dのトランジションをこなしていたんだな、と感心すること頻りです{/netabare})。
全体として作画が安定しなかったのが痛かったかな。終盤の極端なコマ数削減も気になりました。
{/netabare}

声の演技{netabare}は、正直今ひとつと思いました。新人の方を大量に採用しているのだと思いますがなんとなく違和感を感じました。
おそらく演出・音響監督さんの領分になるのだと思うのですが、もう少し何とかできなかったのかなと思います。単純な音圧あわせのレベルで雑に感じました。最終話はまとまっていたと思います。

音量・音圧あわせがうまくできていない中で、#10の声が悪目立ちをしていたように感じます。言葉を選ばず言うなら、耳障りでした。中盤あたりまで#10が全台詞の半分近くを持っていたのも、悪い方向に働いたかもしれません(声優さんに対する批判ではなく、音響監督・演出に対する批判です)。{/netabare}

OP{netabare}は、結構好きです。OPの女性ボーカルは、僕にとってものすごく「気になる声」です。歌詞はいろんなことに投影できる前向きな詩と思いました。
12話の最終局面で感じたのですが、スポーツの緊迫した場面でのストリングスって、凄く盛り上げてくれますね。ハイキューとか。{/netabare}

物語と人物描写{netabare}は、王道も王道の野球ものです。

人物配置からして王道と思います。挫折を経験し野球から離れようとしていた主人公たち、過去があるチームと野球を捨てきれない先輩たち、最初はそこまでモチベーションがない選手たち、取っつきにくいエリート、可能性モンスターな初心者たち。。。

ほかの野球漫画・アニメで思い当たるものしかないと思いませんか?Clichéですが、スポーツもの、こと野球ものに関してはこのうえなく「機能する」構成だと思います。

物語としても、12話構成としては十分な展開(おそらくそれなりに上手な取捨選択)がなされていて、いい区切りで最終話を終えていたと思います。物語の主軸となる#1,2、および、#3,10の物語に加え各選手がそれぞれにちょっとずつ見せ場をもつという展開も、まさに王道。#9のホームランは、初登場時点で確約されていたようなものです。それでいいんです。

最終話の展開は、正直うるうるしちゃいました。でもね。でもね。{/netabare}

#10の人物像{netabare}、描かれ方に大きな不満があります。終盤でぶれたことが不満です。

9話まで、#10はデータDrivenに冷静な判断を下しつつ、勝負勘も持ち合わせた指揮官候補生として描かれていたと思います。判断に際しては無感情で、むしろ気味が悪くもある。それがこのキャラの「売り」だと思っていました。

それが9話終盤から12話まで、ただのうじうじキャラへと豹変します。指示は遅れ、出せなくなる。これに加え、ひたすら内なる逡巡を台詞として語り続けます。うざ。あまりにうっとうしく感じたので11話はいったん視聴を止めて数日放置したほどです。

自身の判断に自信が持てなくなることや、判断に対する後悔それ自体はかまわないのです。自信のなさが顔に出ても(ない方がいいけど)、それは仕方ない。最悪、顔真っ赤にして半べそかきながらでもかまわない。でも、指揮官・指示を出す立場のものって「求められたタイミングで指示を出す」ことが全てです。「何も変えずにそのまま」も、ちゃんと指示として出さなければなりません。

なのに、あれだけ無感情系監督候補として描かれた人物が、その場面場面で逡巡し、判断を迷い、遅らせ、あげく逃げる。指揮官としてのあり方からも、キャラぶれの面からも、これは許されないと考えます。これは事前の想定が不十分なだけで、判断を下すものとしての能力不足。#10内面の苦悩を表現する方法はほかにもあったと思います(#6,9あたりや観客に、悪意のない戦術批判をさせる(たらればを言わせる)→うつむく#10とか)。

#3とのやりとりも、ベンチ裏ではなくベンチ内でやってほしかった。求めすぎでしょうかね。でも、序盤の描かれ方からみて、「不安にえづきながらも指示は出す」くらいのキャラかと期待したのです。

#3ホームラン後の、相手ピッチャーの台詞も「?」でした。#10をさして「あれだけ有能な指揮官が・・・」って、この試合で#10完全無能だったのだが・・・

それでも、#3のホームランは凄く良かった。それは認めます。その分、その後が間延びした感じがしました。
{/netabare}

主人公は誰だったんだろう。 {netabare}最終話の盛り上がりは、間違いなく#3と#10の物語に支えられていました。でも、この作品の真の主人公は誰だったのか。
原作の、もっと長い物語の中では問題がなかったのだと思います。ですが、12話構成という「原作の部分抜き取り」の中で#10の立ち位置が相対的に大きくなり過ぎてしまったのでは、と思います。
{/netabare}

#10の功罪、どちらも大きいと思いました。

[2020/06/23 v1:背番号10の功罪]

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

何気に真面目に野球してる(笑)

[文量→中盛り・内容→考察系]

【総括】
ジャンルは、スポーツ(女子野球)・やや百合。

わりとスポ根というか、ちゃんと野球してるな~と。作画は大分怪しいとこもあったけど、なかなか普通に面白かったです。

もし途中で飽きたとしても、最終話までちゃんと観ることをオススメしますね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤は、仲間を集めて野球部を創部する、かなり王道の展開。

中盤は、一人一人の成長にスポットを当てながら、チームの成熟を魅せていく。サブキャラにもきちんと光を当てたのは偉い(そして影森戦で目立った稜、息吹、白菊などが、梁幽館戦では完全に消えているのはバランスが良い)。

終盤の梁幽館戦は、試合を、競技をしっかりと魅せていた。

全体的な構成は非常に王道。野球アニメの中でも、こんなに1つ1つのアウト(ストライク)をちゃんと見せるのはそんなに多くなく、「おおきく振りかぶって」に近い要素が多い。

特に梁幽館戦の希のホームランは熱くて、きちんと伏線が効いていて良かった。思わず単話での☆5をつけてしまった(ちょっと高い評価つけすぎたw)。

ただ、本作は、「果たして女子野球である意味があるのか?」と思ってしまう。

男子の野球と女子の野球の最大の違いは「飛距離(パワー)」だろう。調べてみると、イニングが7回になるだけで、後は男子と同じ球場を使うようだから、ランニングホームランならまだしも、柵越えは多分無理。ピッチャーの球速にしても、女子プロですら、日本人最速は128㎞らしい。

例えば女子サッカーの場合、男子と比べて圧倒的に少ないのが、大きなサイドチェンジ。そこまで飛距離蹴れないからね。あと、意外とロングシュートが多い。キーパーがちっちゃいから、山なりシュートでも結構決まる。

ようは、そういうを「リアル」をしっかり表現するのか、それともその競技の面白さを最大限に描くのか。

本作は後者、つまり、「女子野球アニメ」ではなく、「野球アニメ」を女子にやらせてるだけ、となるわけです。

そこが、マイナスと言えばマイナス。せっかくリアルが売りの作風にしているのだから、女子野球をきちんと取材し、女子野球ならではの戦術や駆け引きを魅せてくれた方が、他の作品との差別化もできて良かったと思う。

もっとも本作は、「女子野球が一般的(メジャー)になった世界」を舞台にしているため、実はファンタジーとも言える。

気になって(全国高等学校女子硬式野球連盟サイト)調べたところ、現実の女子硬式野球部(加盟高校)は、わずかに31校。アニメ内では、埼玉県だけでも、それ以上の高校があったようだった。

そういう点では、「ガールズ&パンツァー」や「咲」に近い設定のアニメともいえるので、「柵越えできる女子」も「ファンタジーの住人」として許容できるねかな?

あと、「初心者なのに上手すぎ」は、もはやお約束なので、言わないこと(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
女子野球。なんか、この間もあったな。1話目から、動かないな~(笑) 初心者系ではなく、経験者系なのは、なかなか好印象。それぞれにツラい時間を過ごし、再会。分かり合える仲間と共に、再び野球を始める。実に王道だな。作画は怪しいけどね。

2話目 ☆3
つか、双子が上手いな、初心者?なのに。綺麗にセンターラインが揃ったな。クラブチームで、というわりと真っ当な感じ。どっちが勝っても野球部入部。あと3人か。この顧問、絶対に裏があるよな(笑)

3話目 ☆3
後ろティーで流し打ちとか、レベル高い練習してるな。ここで「野球上手い」の伏線回収。それは、剣道続けようぜ(笑)

4話目 ☆3
全国で会おう。めっちゃ目が怖い(笑) 剣道部は、やたらバッティング飛ぶよ。引っ張るしかできないけど。全中1位かい。百合特有の、嫉妬?

5話目 ☆3
試合も王道。カットはムズいよ。振り逃げ、ファーストの内側走るなや。

6話目 ☆3
ノクバ使わんのね。控えピッチャー大事。チーム内の練習で毎回エースに投げさせると、壊れるし。女子野球の県ベスト4は、凄いのか? 魔球、デスサイズ(笑) 作画、大分苦しくなってきたな。コマ数が足りない。

7話目 ☆3
なんとなく気になったので、女子硬式野球連盟のホームページ見たら、31校しか加盟してなかったな。アニメだからいいけど、埼玉だけでやたら学校あるな。そりゃ、試合中誰か怪我した時のために、10人目は登録するよな。過去の振り返りは、なかなか良い。

8話目 ☆3
個人的には、剣道は間合いの競技というより、機会(タイミング)の競技だと思ってるけど。白菊がやってたのも、間合いというよりタイミングだし。1話でこんなにちゃんとアウトをとる野球アニメも珍しい(笑)

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆3
満塁からの敬遠。なかなかちゃんと野球していていいね。

12話目 ☆5
ここでのスリーランは、熱いな~。伏線も効いてるし。色んな立場での勝負があって、かなり面白かったな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 29
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

【失敗作の典型例-1】(作画崩壊w)制作ガチャの悲運!→「引き」が良ければ超名作にも成り得た逸材

【レビューNo.28】(初回登録:2023/2/8)
コミック原作の2020年作品。全12話。
もともとの動機は、純粋にスポーツもののレビューもひとつ入れたかったから。
【失敗作の典型例】は今期の某アニメをその方向で下書きしてたのですが、制作ガチャでここまで
評価を下げた作品を今後扱う機会もなさそうなので、栄えある1号にしておこうかと。
(本作を失敗作認定するのは個人的には気が引けるのですが・・・)

(ストーリー)
武田詠深(詠)は鋭い変化球を持つ優れた女子中学生投手だったが、捕手に恵まれずその才能を発揮
できずにいた。高校に進学した詠は、幼き日の野球仲間だった山崎珠姫(珠)と出会う。彼女は強豪
チームで捕手として実力を磨いていた。
「超高校級の変化球投手」と「それを捕球できる実力派捕手」・・・2人の時間が再び動き出す!!

(評 価)
・制作ガチャの悲運!→作画崩壊はネタレベルw
 この作品の問題は本当ここだけなんですよ!「いもいも」「DYNAMIC CHORD」「おさまけ」等と
 同列に語られるほど、ネット民のおもちゃにされている作品のひとつですね。正直脳死じゃない
 と結構話の興を削がれるレベル。だからまともな作画でアニメとして魅力ある演出のできる制作
 会社を引いていたら・・・本当に惜しまれます。

・きららとは思えない!本格派野球作品
 これってきらら作品だったんですね、知らなかったw確認してみたらたしかに珠詠コンビはイチ
 ャイチャしてる感はあるのですが、内容はかなりガチの野球モノですね。{netabare}主役2人は実は高校で
 野球を続けるつもりはなかったのですがその物語だったり、この高校も実は不祥事で活動中止で
 部員がどんどん部を去っていく中、2人の先輩が陰で部を守ってくれていて、そこから部員が集
 まってきてというドラマ性もしっかりしてますし、もちろん真面目に練習もします!しかも練習
 試合は勝ち負けよりも課題の克服優先とかどんだけガチやねんw
 他にも「ここぞ!という場面以外はフォームが崩れるからホームラン狙わない」強打者・中村希
 (博多弁がかわいいw)や珠の試合中の配球など、本当に本格的に野球してるんですよ。
 「男子野球」に比べスピード・パワーといった描写は格段に劣りますが、「女子野球をどう面白
 く魅せるか」原作はかなり考えられてるなという印象を受けます。また1クールという尺の都合
 もありますが、男子野球にありがちな「過剰な引き伸ばし演出」がないのが好印象ですね。{/netabare}

・「川口芳乃」とかという超有能な野球オタw
 この作品を格段に面白くしているのが彼女の存在。
 {netabare}・体を触るだけでどれだけ練習してきたかや選手の特徴を把握できる。
 ・県内の有力選手は全てチェック済み。(珠や先輩のことも知っていた)
 ・もちろん野球に対する造詣も深く、練習メニュー立案や技術・メンタル面のアドバイス、試合
  では作戦等の采配を振るい、ちゃんとノックも上手い。それにオタの真骨頂・データ分析も。
 ・トドメに栄養管理から手際よく雑務まで担当
 ってどんだけ有能やねん!って感じで、彼女を見ているだけでも全然飽きません。
 だって「場面ごとに守備のシフト変更」サイン出すとかwこの娘どんだけ野球好きやねん!!
 上述「本格派野球作品」は彼女の存在によるところ非常に大きいです。{/netabare}

ただ「スポーツアニメはこうあるべき」という固定観念の強い方から見ると、迫力や熱量といったも
のが足りてないという評価になるかも。でもそういうのって絶対「男子野球」に敵わないと思うんで
すよ。だから同じ土俵では戦わず「女子」を活かしたうえで、別角度から野球の魅力を伝えていく。
「何故野球を『女子野球』で描くのか?」
個人的には、この命題にひとつの答えを提示した良作かなっと。
それだけに作画だけでなく、演出面でもこの作品の魅力をもっと引き出しようがあったのでは・・・
「制作ガチャ」が!!!!!!! 本当に勿体ないです。
それ以外はよくできた作品なので、作画耐性がある方には是非観てもらいたい作品ですね。

(追 記)
作画がアレで1クールで終った(多分2期はないでしょう)なので、原作を買うか迷ってる作品です。
正直「娘に引かれるかも?!」ってとこで躊躇してるんですが(笑)
制作ガチャのせいで原作の興味を引いたのなら、ある意味アニメ化は成功といえるのか(皮肉w)
「制作会社を変えて1から作り直して欲しい」こういう作品は誰もが1、2つ持っているのでは。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

67.1 22 先輩で女子高生なアニメランキング22位
いわかける!- Sport Climbing Girls -(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (218)
639人が棚に入れました
――「スポーツクライミング」。それは、頭脳と肉体を駆使し、己の身体一つで壁を登る競技。パズルゲームの天才・笠原好(かさはら・このみ)が偶然出会った、校内名物のクライミングウォール!まるで、色とりどりの「岩のパズル」のように見えた…そんな運命の出会いが、好の人生を一変させる!花宮女子高校クライミング部の仲間と共に頂点を目指して駆け上がれ…アツい本格クライミング・ストーリーが、今始まる!

声優・キャラクター
上坂すみれ、石川由依、鈴木愛奈、富田美憂、小松未可子、國立幸、植田千尋、御堂ダリア、Machico、田村ゆかり
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

基本、岩は駆けない(笑)

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
東京オリンピック正式種目になった、スポーツクライミングを題材にしたアニメ。基本的には、「マイナー競技」×「初心者(天才)主人公」×「スポ根部活モノ」という作品で、その枠からは、良くも悪くもはみ出ていないという印象でした。

レビューでは、クライミングについて感じていたことやアニメについての感想などを。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ところで、日本って世界有数のボルダリング強豪国なんですよね。2019年W杯の国別順位では、ボルダリング1位(6年連続)。リード1位(6年ぶり)。スピードは(何位か正確に分かりませんでしたが)まだまだ世界には及ばないみたいです(ちなみに、世界での花形はリードだそうです)。

んで、なぜ日本人が(というかアジア系の選手が)特にボルダリングに強いかというと、日本人の体型がボルダリング向けだからでそうです(ボルダリングジムが街中にある環境も世界的に見ても恵まれているそうです)。

まず、(欧米人に比べて筋肉量が少ないので)体が軽い。よって、少ない力で壁を登れる。また、柔軟性に優れ、複雑なホールドができる。ここまでは簡単に分かるとして、意外だったのが、「リーチ(手足)が短い」から。斜面がある壁の場合、同じホールドを掴んだ場合でも、リーチが長いと壁と体の間に隙間ができ、より大きな力が必要になるそうです(アニメでは、リーチの短さは絶対的に不利とありましたが、有利な場合もあるのですね)。実際、(ボルダリングに関しては)世界チャンピオンの多くが、170㎝程度だそうです。

まあ、その長所が、スピード競技では短所になるらしいですが。

でもまあ、ヨーロッパ発祥の競技であまり日本人が勝ちすぎると、向こうの協会って恥も外聞もないルール改正してくるからね(スキージャンプなんて有名ですよね。長野オリンピックの後、それまで〈板の長さ=身長+○○㎝〉から、〈板の長さ=身長×○○%〉に変わり、長身選手ほど「浮力の大きい長い板」を使えるようになり、日本は低迷期に)。

閑話休題。

私はスポーツ全般好きで、メジャー競技からマイナー競技まで、結構よく見てます。

んで、その中でもトップレベルに興味がないのが、ボルダリング(スポーツクライミング)。

単純に、楽しみ方が分からない。技術がマニアック過ぎて、何がどう凄いのか、難しいのかが分からない。多分、競技者にしか分からない面白さがあるのだろう。フリークライミングに関しては、頭おかしいよなと思う(半分は誉め言葉)。

あと、なんちゃってオシャレ芸能人達がこぞって趣味にしているのが悪趣味に感じ、敬遠していた部分もある(この辺、カメラにも同じことを感じていたが、「イエスタデイをうたって」や「たまゆら」のお陰でだいぶ好きになった)。

ということで、逆に期待していたアニメだった。このアニメをきっかけに、少しでもボルダリングの良さが分かれば嬉しいと思った。

さて、本作でボルダリングの魅力として打ち出されていたのが、オブザベーション。

そりゃ、「身体能力」を前面に押し出してしまうと、アニメとしては面白味がなくなってしまうので、当たり前だけどね。

ただ、「初めからオブザベーションがほぼ完璧な」笠原好が主人公だと、そのオブザベーションの魅力が分かりにくかったかなと。

それはアニメの中でも描かれていたけど、結局、選択肢(自分に出来ること)が増えると、オブザベーションも変わるわけで。だから、スキル的な部分とかを、もっと丁寧に見たかったなという気はした(例えば、最初はこの課題をこう登っていたけど、このスキルを身につけたらこう登れるようになった、みたいな変化。作中で一回あったね)。

ホールドに関しても、ただの力業じゃなくて、正しい姿勢でホールドすれば、かなり楽なんでしょう(ボルダリングは足で登るみたいなことを聞いたこともありますし)。だから、そういうマニアックな部分をもっと見たかったなと。そうじゃないと、「この壁は難しい」と言っても、「それがなぜ難しいか」「どのくらい難しいか」が伝わらないので、「クリアした達成感」が伝わりにくい。これが、「野球で150㎞を打つ」とかなら分かるが、マイナー競技の難しさですね。

試合中の笠原好の呟きの中に上記の内容は含まれていましたが、あれでは流石に駆け足なので、練習風景などでちゃんと魅せる(良いときと悪いときの差を見せ、成長を示す)演出があればもっと良かったと思います。

これは作中でも述べられていましたが、笠原好の能力は、やはりフリークライミングで最大限生かされそうですよね。レビュータイトルにもしましたが、本作はスポーツクライミングがメインでしたが、(知らないけど)原作である程度連載が続き、マンネリ化してきたら、「第二部 フリークライマー編」ができそうですね(笑)

とはいえ、基本的には普通に楽しめたアニメでしたが、最終話、、、あれは問題でしょう(苦笑) ようやく笠原が来栖に勝てたリードは早送り気味(しかも来栖の自滅)。悲願の団体優勝が文字だけで流され、何の感動も生まないという、逆に凄い演出(苦笑) 最近見たアニメの中でも、1、2番にガッカリした最終回で、「スポーツの大会で全国優勝」を、ここまで感動させないで描けることに逆に驚きました(苦笑) 原作由来かどうかはわかりませんが、もう少しやりようがあったんじゃないかと。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
スポーツクライミング。スポーツ全般好きだけど、トップレベルに興味がない競技かな。やったことないから分からんが、確かにルート探すのは大事だろうけど、基本的な身体能力の方が大事そうな気はするけどな。

2話目 ☆3
クライミング、アニメ向きかと言われれば、ちょい微妙だよな。だから、イロモノキャラで特色を出そうとしているのだろうけど。

3話目 ☆3
肉のお兄さん?(笑) いきなり岩は、かなり危険では? 落ちたらかなり擦りむきそう。

4話目 ☆4
クライミングは、なんかお金かからなそうだな、用具では。まあ、施設利用にかかりそうだけど。

5話目 ☆3
確かにこの競技、ルートを決める人の影響がかなりでかいよな。身長は、どうしようもないしな。

6話目 ☆3
才能と努力。それは言いすぎ。

7話目 ☆3
指の怪我はキツいね。まきどじゅうらい(笑) タイプが違うクライマーがいるのは良いね。根本的に体力がな。休部といっても、休校するわけじゃないんでしょ?

8話目 ☆3


9話目 ☆3
分かりやすい悪役(笑) イップス。内村茜。熱いライバルキャラだな。

10話目 ☆3
スピード強化。確かに、死ぬほど恵まれた環境だよな。先週のリプレイ。殴られて謝る(笑)

11話目 ☆3
パズルゲームの次は、音ゲーね。あんまりゲームに重ねてると、実際にクライミングやる人的にはどうなんでしょう? 分からないけど。のの の、言葉にならない叫び、良いね。エース不在の流れ。菊ちゃん、来年は入学かな?

12話目 ☆1
最終話、、、いや、届かないところを何度も練習て、技術じゃないんかい(苦笑) リード1種目では勝てた、ということか。悲願の団体優勝が文字だけで流され、何の感動も生まないという、逆に凄い演出(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

女子高生が頭脳と肉体を目一杯使って攻略する岩のパズル

スポーツクライミング部に賭ける女子高生たちの青春を描いた
同名Webコミック(未読)のアニメ化作品。

【一話感想】
長くなるので折りたたみw
{netabare}
スポーツクライミングは日本人選手、特に女子が国際大会で無双。
ニュース眺めていて知的な雰囲気も感じていて
個人的に見てみたい!と思っていた競技。

新種目として採用されていた東京五輪2020延期でポッカリ空いた穴に、
本作が入って来たので視聴してみることにしました♪


内容は良くも悪くもスポ根らしい好テンポ&強引な展開w
一話要約すると……{netabare}初心者主人公に対して、経験者ライバルキャラが壁は遊具じゃない。
本気で入部したきゃ私に勝て(一応ハンデ付き)
→じゃあ入部させたげる♪→次回、明日、大会だしよろしく♪{/netabare}
という中々の無茶振りw

そもそもアバンにて、{netabare}高校で競技を始めたばかりの主人公が日本代表になった未来{/netabare}
が宣言されている時点でハイペース必至w

けれど、そこは私と好相性であるらしいシリーズ構成・待田 堂子氏なので、
何とかしがみ付いていけそう。


制作は元請け経験が少ないBLADE。
作画&音楽ともに凡庸だが、肉体描写については拘りを感じます。
そこを死守して、壁を登るために必要な身体部位の動き表現し
説得力を維持できるか否かが、完走の鍵でしょうか。

当面は、初心者だが、筋金入りの元パズルゲーマーでもあった主人公(CV.上坂すみれさん)
が競技の知的要素を掘り下げ、
幼少より努力を積み重ねて来た経験者ライバルキャラ(CV.石川 由依さん)が
フィジカル面を掘り下げる競技紹介&トリビア等が原動力になると思われるので、
私は敢えて原作や競技の予備知識は、これ以上入れずに視聴継続して行きます♪{/netabare}

【全話観終わりレビュー】

【物語 3.5点】
才能→挫折→修行→覚醒のスポ根のサイクルをテンポ良く回して、マイナー競技の面白さを紹介。
「リード」、「ボルダリング」、「スピード」……さらには「外岩」と複数ある種目も
ハイペースな大会消化で披露しながら、どんどん駆け上がる。
(1クールで{netabare}“全一”を争覇する{/netabare}まで行くとはw)

「オブザベ」(観察)、「完登」、「一撃」……と専門用語も、
作中、必ずしも詳説されず乱発されるスパルタぶりだが、
雰囲気に乗れば何となくは理解できる。
(とは言え結局、私は、視聴後、色々調べましたがw)


登場人物及び個別エピソードも、競技の魅力を多角的に表現するために“使われる”ため、
才能が明確になるよう脚本。
実際の高校全国大会には存在しない複合団体戦が開催されるなど、
クライミングがアイドル級の人気を獲得する世界線。
展開、世界観は、やや現実離れ。

リアリストにとっては「フォール」(落下)要因にもなるのでしょうが、
明快な競技まとめアニメを求めていた私にとっては有り難い構成でした。


そんな中、アルアルを感じたのが、
終盤の{netabare}主人公・好(このみ)の挫折シーン。
「スピード」を苦手とする好が、合宿で色んな助言を取り込み過ぎて、
空回りして、かえってタイムを落す件。{/netabare}
どつぼに嵌る時ってこんなもんです。


【作画 3.5点】
クライミング女子たちの割れた腹筋は設定した。
あとはその肉体が壁に挑み、軋み踊る筋肉アニメ動画を追求……
と行きたい所ですが、そこまでの作画カロリーは無かった模様。
(筋肉キャラ・後藤十三(CV.子安 武人さん)も持て余し気味w)


一方、ゾーンに入って瞳をランランと輝かせた好がオブザベした際に、
壁がパズルゲーム画面に、好がノーマルスーツ風?に脳内変換される演出。

壁の“裏側”から競技者の登攀(はん)を描写するための
半透明フィルターを用いた撮影。

などアニメならではの競技愛は溢れる。


また、ジックリ壁に挑むのがクライミングとの先入観を持っていた私にとっては、
「スピード」の動画は刺激的でした。


【キャラ 3.5点】
花宮女子クライミング部の4人

笠原好……1年。競技未経験だが、元・凄腕パズルゲーマー由来のオブザベ力を有し、
しかも{netabare}バレエ経験に{/netabare}よるしなやかな肉体まで持つ天才型主人公。

上原隼……1年。幼少より肉体を鍛え上げて来た努力型。花宮の“スピードスター”

杉浦野々華……2年。低身長、短リーチのハンデを背負いながらも奮闘。

四葉幸与……2年。部長。“リードの姫君”の異名を持つトップ選手。柔和で天然。
だが{netabare}故障を抱えても壁に挑もうとする{/netabare}などハートは熱い。

……と、普通に眺めていて顔と名前が一致するのは、校内メンバーくらいで、
他校の選手までとなると多過ぎて把握困難。
辛うじて覚えたのは「くるくるす~☆」なアイドルポジション(中身腹黒w)の
来栖アンネ(CV.田村 ゆかりさん)くらい。

ただ、蜘蛛みたいな長リーチ、野性味溢れる“ブラックパンサー”、
あとは熊だの、猫だの、デフォルメは珍獣図鑑かwってくらい効いており、
競技宣伝のための人物相関は機能している。

私のツボは何度フォールしてもムクりと起き上がり壁に挑み続ける“ゾンビ新島”w

かつて{netabare}好と同じバレエスクールに所属していた、{/netabare}大場久怜亜(くれあ)も
ベタだが主人公を引き立てるライバルとしては及第点。


【声優 3.5点】
好(このみ)役の上坂 すみれさん&隼(じゅん)役の石川 由依さん等の声優陣。
心の叫びによる根性発揮だけでなく、
“トン!トン!タ、タ、タン♪”だのクライミングのリズムを演出する擬音までフォロー。
お二人は番宣の一環で、クライミング挑戦動画も。お疲れ様でした。

その他、“珍獣”共の“雄叫び”や“シュー、シュー”呻く蛇の声、
eスポーツ専門アナウンサー・平岩 康佑氏の実況と、
自身が設計した変態的なコースの壁を攻略されては狼狽える中田(CV.川田 紳司さん)による解説
など会場は賑やか♪


【音楽 4.0点】
劇伴担当は伊藤 翼氏。ストリングスやピアノをアレンジした王道青春曲を土台に、
競技シーンでは、エレクトロ成分配合のBGMでムードを盛り上げる。
お気に入りは好が「一撃」を決めに行く時などに多用された「Tounament BGM-Electrical-」
(この曲で落ち物パズルとかエンドレスプレイしたくなりますw)

OPは四葉部長役・鈴木 愛奈さんの「もっと高く」
あいにゃはソロでもやっぱりマリーだなって感じの、
上品なビブラートで前を向く青春ソング。

EDは花宮女子クライミング部4人によるキャラソン「LET`S CLIMB↑」
ロープレ風のED映像で引き続き壁を攻略するテクノポップ風。
“Climb to the top!Hello Hello!”の掛け声などに若干の中毒性あり。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

もうちょっと「登る」作画に力を入れて欲しかったけど、結構楽しめました。

開幕直後に登場した選手が誰かわかる程度には、原作の原作をみてます(やれはしない、アレは僕には無理だw)

原作知らず。
ラスト2話を見ていなかったのを今日思い出し、いまさらだけど完走。
元毛玉さんのレビューのせいで、OP曲にニヤッとしてしまう。

五輪競技にも採用されたスポーツクライミングを題材とした、女子高生青春スポーツもの。隠れた才能が競技に出会って花開く系。僕が思っていたのとだいぶ違う方向に人物の「闇」も発生しつつ、それなりに楽しめたと思います。

本作品、東京五輪開催期(あるいは、その直後)を時期的なターゲットとしていたのだろうと思う。その意味で、昨今の情勢は本作にとって残念な方向に働いたと思う。でも、スポーツものとしてそれなりに成立していたので、これを切っ掛けに少しは競技に(ボルダリングだけじゃなく,競技クライミング全体に)目が向けられたら良いなー。

物語:
{netabare}物語としては、先にも書いたとおり、隠れた才能が競技に出会って花開く系の進行。でも、大きな花がいきなり咲き誇りすぎた気もします。結果、主人公・笠原好の「成長」はあまり感じられなかったかな。

終盤のまとめは、正直物足りないです。え、そんなぁwな終わり方でした。{/netabare}

作画:
{netabare}開幕直後の野口選手とその登りに全精力をつぎ込んだのかなぁ・・・あのワンカットは、凄く良かった、そして期待した。。。のだが。OP映像で不安を感じ、第一話の残りは「無難にこなした」という印象。OP映像内の川沿いの道で4人が並ぶカット、歩きと走りとで2回出てきますけど、2回とも屋外でルームランナーかな?ってくらい「動いてない」です。

静止画として中~上。動画として中の上という感じ。でも、大崩れはしなかったと思う。もう少し身体の動きをなめらかに描けていたらなぁ・・・・っていうか、"クライム"の描写が極限まで削られてません?特に中~終盤。

でも、女子高生スポーツものにありがちな萌やエロに走ることのない姿勢はとても良かったと思う。{/netabare}

声優:
{netabare}声優陣は結構豪華(?)。
ちょっと好と隼の演技がしっくりこなかった。好に関しては演技がどうと言うより、録音時の音籠もりっぽく聞こえた。

11話、のの先輩の熱演は、、、かなり響いた。すげぇ泣き声シャウトだったと思う。とても良かったし、なにより驚いた。

田村ゆかりさん、最近「普通の女の子」演じていらっしゃいますか?{/netabare}

音楽:
{netabare}ED曲が好き。ED映像も、結構好き。むしろOP映像よりもOPっぽい気がします。
{/netabare}

キャラ:
{netabare}他校のエース、準エース格に普通の女の子が一切いないというのは、見ていて疲れる気がします。確かにそれなりに爪痕を残してくれましたけどね。

好の演出はちょっとやり過ぎなきもしました。クライミングの原型とどめていないというか・・・

のの先輩、とても良かったです。

結構気に入ったのがルートセッター・中田さん。一歩間違えばただの情緒不安定おじさんですけど(一歩踏み出してた気もするが)、結構すきかも。{/netabare}

思うこと:本作関係ないです:スポーツ中継におけるNHKの底力
{netabare}
競技クライミングは、NHK-BS2で一時期かなり見ていました。NHKの力量のおかげで、本作で語られていた基本的なルールや競技の違いは結構知っていました。

スポーツ見るなら、何をおいてもNHKだと思っています。
逆に民放、特に読売系のチャンネルでは絶対にスポーツを見ないことにしています(そもそもテレビ自体をあまり見ませんが)。

昔から民放は「競技を伝えるのが下手」だと思っています。何かにつけて「裏情報」「人間ドラマ」を展開したがる。最たる例が年始恒例の大学駅伝かと思います。「ドラマ」を話すのに必死なあまり、順位逆転や走者の距離が詰まってきたなどの変化を伝え損ねるという例を何度も見て、嫌になりました。昨今はプロ野球のコンテンツとしての集金力の低下もあって、いよいよスポーツ中継の頻度が下がっています。結果、民放のスポーツアナウンスの能力がさらに下がっていると思います。

一方、NHKではBSまで含めると、競技クライミングをはじめ結構マイナーな競技までカバーしてくれます。NHKの何が良いかというと、競技そのものを伝えてくれることだと思っています。当たり前のように思いますが、それが出来ているのはNHKだけかなと思っています。

NHKの場合、アナウンサーが競技をかなり勉強したうえで仕事しています。そのため、どんなマイナー競技であっても、瞬間瞬間に何が起こったのか、その何がダメだったのか・良かったのかをルールや基本的な戦術まで交えながら伝えてくれます。そして、競技をしっかり勉強しているため、競技の流れを外すことがありません。加えて、NHKアナウンサーは解説者の使い方が実に上手いと思っています。ルール・基本の範疇を超えた瞬間、解説者に話を振る。解説者が無駄なことにまで言及しないような話の振り方、聞き方をするし、そもそも解説者がしっかりした方で構成されます({netabare}アメフト(NFL)中継では、アナウンサーがしっかりしすぎているので解説者が只のファンと化していることも結構ある。それはそれで楽しい。競技の流れを折ることは絶対にないので。{/netabare})。

機会があれば、皆さん自身が経験された競技を民放とNHKとで見比べてみると面白いと思います。僕はバドミントンで嫌と言うほど民放の能力のなさを感じました。また、全く知らない競技をNHKで見てみるのも楽しいと思います。フィールドホッケーの中継とか、感動しましたよ(普通に楽しかった)。{/netabare}
[2021/01/25 v1、v1.1]

投稿 : 2024/05/04
♥ : 23

70.2 23 先輩で女子高生なアニメランキング23位
Do It Yourself!! どぅー・いっと・ゆあせるふ(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (216)
611人が棚に入れました
『ディー‐アイ‐ワイ【DIY】Do it yourself「自分でしなさい」の意、家具などを自分の手で作ったり修理したりすること』――広辞苑より。 「Do It Yourself!!」は、女子高生を主人公に、家具や友情や、ひいては人生までも、考え、工夫し、苦労し、失敗し、それでも諦めずに自分の手で完成させて、未来を切り開いていこうとする少女たちの、その最初の一歩を描く物語です。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

再視聴。シンギュラリティの先にある「喜び」は「体験」である。

 現在3回目再視聴中です。最近、シンギュラリティの先にある人間の喜びは「体験」であるという話を聞きました。あとは喜びの共有ですね。(東浩紀氏です。最近以前より人間に寄り添った意見が増えて共感しやすくなりました。)

 1話のプリンの人間は何もしなくなるというセリフを思い出しました。シンギュラリティで何もしなくてよくなるのはもう少し先の話です。が、今のネットの在り方ですね。書籍のダウンロードなど「情報量」と倍速視聴の「タイパ」というのは「無駄=質量による体験や考える時間」を忘れた貧しさということです。そうなったときの人間の喜びってなんでしょう?

 サブスクもそうですけどね。レンタルDVD屋に行ってを手に取って選ぶ。そこには空間と体験がありました。またちゃんと選択しなければ損をするという条件付けや偶然の出会いの作用がありました。本屋も同じです。
 AI絵師問題もそうです。絵を描く商売や人に見せてイイネの数を競うならAIは大問題ですが、絵を描きたいから書くのが人間の本質だということです。

 本作のテーマそのものですね。自分でやるという無駄、つまり経験・体験=試行錯誤には喜びがある。また体験を共有することで喜びを共有できる。無駄というのは人間に残された人間らしさであり成長の原動力であり貴重なものです。それがDIYだと。せるふが怪我をする意味も分かってきますよね。食事を楽しむシーンもまた体験です。海外の子達との出会いもありました。

 ただ、プリンやジョブ子がやっているITも自分で作っているのでそれはそれで必要だし素晴らしいことです。それを受け取るだけでは駄目ということですね。
 学校が2つ並んでいるのはなぜか?AIとDIYが補完しあう新しい未来が見えます。

 あとせるふとプリンの対比では、ペットです。なぜ最新のOSをインストールしろと言い続けるんでしょうね。新しいOSってなんでしょうか。それって、DIYという体験こそが新しいOSなのではないかと。

 それともう1点。本作の評価が気になってユーチューブのレビューを見ました。想像より評価高かったですね。その中で「DIYは自己表現だ」という説があり、なるほどなあと。それぞれのキャラが作りたいものが違うというのはそういう事ですか…と感心しました。

 また、資材を持っていかれる部分ですが、失敗してもめげずにリトライするという表現だったという意見は、ちょっと目からウロコですね。これに対応するのが、1話で学校の石碑に「和顔愛語」とありました。しんどい時こそ笑顔と優しい言葉という意味らしいですが、いいですね。せるふのキャラそのものです。それで繰り返しを入れたのかあと納得です。

 そして、このDIY…人間の喜びを表現するには流行の萌え絵ではもちろん駄目ですよね。このキャラデザと美術には意味があると思います。

 一見、のんきな日常系ですが、シンギュラリティの先にある人間の「喜び」とはなにか、という非常に最先端のテーマだった気がしました。

 評価上げます。本当に素晴らしい作品です。



以下 1回目レビューです。

 良作でした。DIYは「自立」の意味でしょう。ぷりんがヒロインかな?

 本作はまずアニメの雰囲気とか近未来設定で引き込まれました。作画やキャラデザの味わいも良くて、萌えとは違う独自性のある絵作りが心地良い作品だと思います。

 DIYは楽しさや精神は伝わってきましたが、ノウハウモノでは無かったです。要するに日用大工の意味でなく、自分の手で作る、自分のやりたい事をやる、自分で稼ぐという意味のDIYだったと思います。

 それぞれのキャラの親を見せているところが、多分ポイントなのでしょう。まるで一人で生まれて一人で育ったかのようなキャラしか出てこないアニメが乱立する中で、本作の丁寧な家族描写がなかなか新鮮でした。つまり、テーマは「自立」「独立心」ですね。


 キャラ達はデフォルメが効いてちょっと極端な性格造形ですが、淡々としたストーリー展開なので、それがないと寂しい話になったと思います。

 キャラでは、ぷりん、ジョブ子、せるふの母が素晴らしいキャラ造形だったと思います。ぷりんのツンデレは最高でした。せるふと自立性が逆転しているような描写が面白かったです。
 その一方で、全体的にキャラの整理がついておらず、活かしきれてなかったと思います。部長、たくみ、ぷりんでセルフの指導者、ぷりんとジョブブ子でIT、シーとジョブ子で金持ち・外人などがかぶっていました。匠と部長は深掘りが足りなかったと思います。

 そしてなによりせるふですね。「自立」がテーマだとして、彼女が「一人で出来るようになる」という気持ちのきっかけはわかりましたが、それだけでは弱い気がします。
 もうちょっとぷりんや母との関係で何かエピソードが欲しかったかなあ。青春ものとしてヒロインであるせるふの内面が描き切れていなかったです。

 ただ、視点を変えてぷりんがヒロインと考えるとちょっと面白いですね。自分が世話を焼いていた依存の相手が自立してゆくことに、ヤキモキしているような少女が良く描けていました。ぷりんの自立の物語だと思います。だから、一番濃いキャラのジョブ子が同居するのがぷりんだったのでしょう。


 9話10話の「稼ぐ」というのもまたDIYマインドなんでしょう。ですが、やっぱり繰り返す必要があったのか。その分せるふの何かが欲しかった気がします。

 最後はせるふとぷりんの2人というのは、まあいいですけど、しーの立場は?とちょっと思ったりもします。部活ものとしてちょっと意外なラストでしたが、しかし、自立とDIYをかけていると学校への依存ではなく、自分たちでやって行こうという結論は良かったです。
 他校の生徒が参加しているのも枠組みにとらわれないのがDIYマインドにつながるのかもしれません。

 つまり、9,10,12話に何かをもっと乗せられなかったかなあと思いました。ただ、まだ1回目ですから味わうとまた違うものがあるかもしれません。


 総評すると、世界感、設定、キャラ造形、作画、美術などなどどれをとっても私好みの素晴らしい要素を沢山もった作品だったと思います。

 DIYのノウハウは無かったですけど、独立心、自立というテーマが良く描けていたと思います。ただ、やっぱりせるふをもうちょっと丁寧に、特に後半で描けなかったのかなあ、とそこだけがもったいないなあ、と思いました。





以下 視聴時のレビューです。


3話 優れた作画、自然なキャラ設定。極めて優秀なテンプレ作品。

{netabare} 今3話までなんですけど、冒頭から近未来のスマートハウス、スマートペット、自動運転車、ドローンなどのセンスの良さで、感情を持っていかれました。設定を冒頭からセリフで説明しすぎないのも良かったです。この近未来のテクノロジーの設定とDIYの対比がいいんでしょう。

 そして、作画の美しさ。モーションコミックみたいですけど、表情といい手の動きといい、身体の感情表現といい、素晴らしいです。色合いもいいですし。何気なくよく動きますし、この作画の良さは相当なものだと思います。人間がちゃんと立体に見えるのに動くのはすごいと思います。
 背景美術や演出も高レベルだと思います。構図で視点の移動もいいですね。
 平家物語、ユーレイデコもそうでしたけど、こういう面白い作画の良さがもっと広がるといいですね。

 キャラ造形もいいですね。ヒロインセルフちゃんはADHDの設定なんでしょうか。怪我が多い、自分の世界に入る、相手の立場に立てない。心理学的に裏付けがあるような感じです。
 ぷりんちゃんのツンデレもいいです。表情が最高でした。

 ストーリーは正直テンプレです。ドジっ子ヒロイン、出来る先輩、物分かりのいい先生、金持ち幼女(?)、依存性のあるボッチっ娘。ですけど、キャラ達が自然なので見ていて飽きません。

 ひょっとしたら、ゆるキャンと並ぶ最高峰の親父趣味女子高生部活ものになる可能性を秘めていると思います。{/netabare}


5話まで、見ました。

{netabare}  いいですね。このまま最終回まで見ると思います。ラストのカタルシスは想像できますが、失敗してもそれはそれで青春でしょう。自分でやることの素晴らしさを表現するには、どちらでも良さそうです。

 気付いた点としては、ポリコレ配慮の匂いはありますけど、あまり気になりません。
 ITとの対比がもうちょっとあっても面白いかもしれません。そのためにはぷりんちゃんをどれだけうまく登場させるか、でしょうね。
 電動工具の作業の作画がすごかったので注目ですね。{/netabare}



6話 動きと表情が良すぎて何度も見てしまう。キャラも話も良いです。

{netabare} まだ、スタッフの過去作とか確認してないですけど、ダリフラ+フリクリ+グレンラガンみたいな作画な気がしてきました。簡単に見えて相当高度な事をやっている気がします。私が素人故の勘違いなのかもしれませんが、私は最高だと思います。

 遠近法、俯瞰にあおり。表情や手の動き。ぷりんの風呂上りの素足の時のふくらはぎから足の指の作画でちょっと背筋がブルッと来るくらい感情が動きました。

 脚本やキャラ設定もいいですけど、とにかく作画、キャラデザ、演出、美術が最高です。本当に飽きません。素晴らしい作品だと思います。

 天才・優秀な子の孤独とか、天真爛漫なセルフに救われる感じとか、いいですね。エピソードの一つ一つが面白いのはもちろんなんですけど、ちょっと切ない感じがあります。この切なさがある作品はクリエータが優秀なことが多い気がします。

 少しずつセルフのできることが広がってゆくのもいいし、それを部長が丁寧に辛抱強く教えているのがまたいいです。

 あまり評判になっていないみたいですけど、素晴らしい作品だと思います。 {/netabare}


7話 作画・美術だけでなく、ストーリーもキャラもいい。手作り作品が売れるといいなあ、と応援するくらい入り込んでしまう。

{netabare}  6話まで作画・背景美術・演出等の画面の方をほめていましたが、もちろんストーリーキャラもかなりのレベルだと思います。

 というのは1期完結を目指しているのか、話の密度が高いです。部存続→秘密基地の完成というメインのプロットに、セルフちゃんの成長、金髪ロリ美少女ジョブ子ちゃんが1学期限定という時間制限(部長の退部?もあるかな)、それぞれの友情、それぞれの立場、DIYのノウハウとまではいきませんが楽しい雰囲気がよく描けています。

 で、キャラたちが少々立場や性格はデフォルメされていますが、そのキャラ設定がストーリーとエピソードを動かすのに効果的に生きてきています。ヒロイン、セルフちゃんのキャラ芸が段々薄まって、周囲の人間にスポットライトが当たる時間が長いので、物語の世界観にとても感情移入できます。

 くわえて、設定の面白さがいいですね。未来的AI、ITと手作りの対比、街や家の時代設定、隣り合った学校というちょっと無茶だけど目新しい設定が光ります。

 これらがテーマというとまだわかりませんが「IT」に対する「ものづくり」に対応しているのと同時に、「ぷりん」「ジョブ子」のITチームと手作りチームとの対比と融合によって、今後の人間の価値観の問題への視点が生まれていると思います。最終的にぷりんちゃんの着地が気になりますね。

 無駄がない構成に脚本、優れた画・絵づくり。うーん。レベルが高いなあと改めて思います。
 だからこそ、彼女たちの手作りのDIYが売れるといいなあ、と応援したくなるような感情移入ができるエンタメ的にも優れた作品になっているんだと思います。

 連載物のアニメ化もいいですけど、完成度の高さはやっぱりオリジナルだなあと思います。構成が違います。コミカライズもあるみたいですけど。続けて長く見たいですけど、1期できちんと終わる感動もまた、連載ものではない魅力です。最後までこのまま盛り上がって欲しいです。 {/netabare}



10話 残念。繰り返しで同じことをやって1話分無駄だった?

{netabare}  初めの材料がお金の力で集めて、だったら10話のみんなの協力って意味があると思うんですけど、もともと自分たちで工夫して集めた材料だったじゃん、と思います。

 今回の事故がないと顧問が手を貸さないというのも、流れとしては不自然な気がします。過去の部員に声かけるのは責任を回避するための行為なかんじで、あの過去からのつながりの話に説得力がありませんでした。
 一回、ヒロインが落ち込まないと、ぷりんが参加しないからかなあ、今までいい話だったのに、本当にもったいない1話でした。 {/netabare}


11話 ぷりん可愛すぎ。いい感じだけど、セルフの内面描写が弱いのが本当にもったいない。

{netabare} ぷりんについては、説明しすぎない範囲で同級生になれなかったセルフに対するもどかしさや嫉妬、ツンデレが感じられました。というか今週のぷりん可愛すぎでしょう。最高でした。

 一方でセルフが記号的すぎな気がしました。DIYが上手くなりたい、DIYが楽しいという気持ちはいいですけど、そこに何かのエピソードが欲しかったかなあ。過去の挫折で完成に執着する理由とかコンプレックスとかなんでもいいんですけど。そうするとキャラにグッと近づけるんですけど、今のままだと本当に夢みる頑張るドジっ子でしかないです。

 やっぱり9話10話の薄い感じが本当にもったいなかった。

 なお、ここにきてセルフの母親の凄さにちょっと感動もありました。親は飢えさせない、一緒に食事する、話しかける、危険回避だけ教育する。そして信じて肯定してあげる。価値観を押し付けない。学校を落ちたことを責めない。勉強しろといわない。完璧に実践してますね。こちらの面からみるとセルフの内面の想像はできるかなあ。この親がいかに素晴らしいかは、クローズアップしても良いかもしれません。Do It Yourselfという題名とテーマ性でつながってきます。 {/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

和顔愛語のDIY少女

【物語 3.5点】
ゆったりペースの1クールオリジナルアニメ。

プロットはマイナー部活物の典型。
DIY部存続のための部員集め→みんなで物づくりの流れ。
道中、熱血などの圧迫感は少なく、終始、癒やしを提供。

これを可能にするのが主人公・結愛(ゆあ) せるふ独特のまったり感。
ツンデレな幼馴染・ぷりんに、せるふアレルギーとツンツンされても、
「そっか~~」って感じでマイペースを貫き、急かす気分の調子を崩すw

1クールアニメが主流の近年。とかくすぐに展開を求める風潮が。
ですが、せるふを見ていると、もうこのアニメはゆっくりと付き合う他ないと諦めさせられますw

新入部員も気張って獲得すると言うよりは、
全てをいなす、せるふゾーンに、電動ドライバーでネジが穴に収まっていくが如く、
校内外の少女がスルスル吸い込まれていく感じw
ホントいつの間にか、みんなで「どぅ~いっと~ゆあせるふ~♪」と手を上げて団結している。不思議な感覚ですw


諦めて羽根を伸ばせば、ゆるい日常パターンに取り囲まれる至福が待っています。
結愛家の食卓に並ぶ強引な豚肉料理に震えるペットの豚・ミートw
ドジせるふが続ける負傷→保健室皆勤賞wあと酢昆布。
など序盤で、またここへ帰ってきたいと思えるパターンを構築するのは地味に凄い。

あとはジョブ子の「グッジョ~ブ♪」が決まれば、
D(どんどん)I(いごこち)Y(よくなるよ)w


【作画 4.0点】
アニメーション制作・PINE JAM

基本は水彩タッチの癒し系。

一方で、迫真なのが工作シーン。
監修にDIY系ユーチューバーなどで活動しているスワロ氏を迎える。
一部DIY作品デザインまでカバーしつつ、工具の取り扱い方までリアリティを追求。
良い子は真似しないで下さいなどの注意喚起テロップを敢えて出さないのは自信の現れです。


上空には鳥を飛ばす代わりに、宅配ドローンを飛ばし、
近未来に敢えてカビの生えたDIYをやる意義を見出す世界観を構築。
鳥は絶滅したのか?と思いきや、部室近くの樹木をキツツキが突いていて安心。
このキツツキ終盤{netabare}ツリーハウス建築{/netabare}の際も、部員を導いてくれました。


キャラクターデザインには『ヤマノススメ』などの松尾 祐輔氏。
DIY部員の髪色は平凡。ですが髪の裏側の影に青、緑などを入れツートンカラー風にすることで個性を出す。
ヒロインをピンク髪とかにしなくても見分けが付く。これ結構、使えそう。


せるふの隣の家が幼馴染のぷりん宅。窓から会話。ぷりんのツンデレが捗る。ここまでなら普通。
大胆なのは、せるふが通う平凡な普通科高校“潟女”を取り囲むように立地する、
ぷりんが通うエリート高専“湯専”の構図。
上の湯専から丸見えの潟女のせるふが気になって仕方がないツンデレぷりんw

この立地、何かの条例とかに違反しないのだろうか?
ツッコむ間もなく、{netabare}上からショートカットして部室に降ってくる“忍者”しーw{/netabare}


【キャラ 4.5点】
“潟女”校舎前の石碑に掘られた和顔愛語(仏教用語らしい)を体現するノンビリペースのせるふ。
突っぱねつつも世話焼いてしまう須理出 未来こと、ぷりん。
付かず離れずの間に、中盤から入って、{netabare}ぷりん宅に転がり込み、{/netabare}徐々に動かしていくのが飛び級留学生の12歳ジョブ子。
ジョブ子は最先端AIなどに精通しつつもDIYもイケるロリっ娘で、
2人だけじゃなく未来とDIYも橋渡しするキーマンに。

堅い性格と思われたDIY部長・くれい。
打ち解けていくにつれ、工作は得意だが勉強や菓子作りは苦手などの人間味が現れる。
奥手な三つ編みメガネっ娘・たくみに、少女漫画「ひまわりの少女」(ひましょー)について、
熱く語られた時も、部長も一緒にヒートアップする意外性。
コミック、小説版の違いまで論じる少女漫画愛。今度あにこれに何か投稿してみませんかw


水着回等もありますが、エロ萌え要素は控え目。
そんな中、ぷりん宅にて、しきりに入浴を進言するクラゲ型AIが地味にツボw


【声優 4.5点】
主人公せるふ役の稲垣 好さん。
若手ながら、ゆっく~~り語る落ち着いた口調でムードを緩める。

ぷりん役の市ノ瀬 加那さん。
同時期『水星の魔女』ではツンツンされるヒロインも演じ、ここではツンツンする側をこなす。
中々、器用なお方。今後もエンカウント率は高そうです。

ジョブ子役の大森 日雅さん。
せるふに匹敵する中毒性の高いダミ声。
「グッジョ~ブ」だけじゃなく、ナマイキな日本語から滑らかな英語までカバー。
しー役の高橋 花林さんの高めのダミ声の語尾ニャ~とも共鳴しつつ、リズムを生み出す。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は佐高 陵平氏
バックグラウンドで、ピアノ、アコースティックギターなどの優しい音色のミニマル・ミュージックに徹し、
ゆる~い掛け合いを下支え。

OP主題歌は部員たちによるDIY賛歌「どきどきアイデアをよろしく!」
もうこれ、どこかのホームセンターのテーマ曲でよいのではw

ED主題歌は、せるふ&ぷりん「続く話」
ずっと2人いっしょなバラード曲。
これが序盤から流れている時点で、ぷりんがデレるなど時間の問題でしたw


【余談】
物づくりが盛んな新潟県・三条市が舞台の本作。
私も燕三条のスライサー使ってますが良く切れますね。
で、先日、調子に乗ってキャベツ千切りしていたら誤って指までスライスw
これは、せるふの負傷を笑えませんねw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

女の子にやらせてみた系

{netabare}
流行り(?)の女の子に○○をやらせてみたシリーズ。
オリジナル作品だけど、ジェネリックきららでもあるのかな。
題材はDIY。恥ずかしながらこの作品を見るまでDIYと言う言葉は知らなかった。

DIYの描写に関してはかなりしっかりしていると思う。
ベンチや、アクセサリー、ツリーハウスなどを作るシーンが細かに描かれていて、DIYがどういうものなのかわかりやすかった。
廃棄される予定の資材の再利用や既存のモノを分解しての利用など、DIYだからこその強みが描かれていたのも良かった。
ツリーハウスなどは長々と時間をかけた上での完成で達成感が伝わってきたと同時に、自分で作ることの意義も少し伝わってきた。

この作品は世界観が現代ではなく、IT化が進んだ未来。
IT化/自動化が進んだ中で、手作り製品の良さも見直そうというメッセージ性が込められているのかな。時代の逆行というわけではなく、手作り製品の再評価と言う感じの作品だったので嫌な感じはしなかった。
資材集めの際の地元住民との絡みなど、時代の進歩に連れて薄れた人同士のつながりも意識されている作品だったかな。
DIYの際も、不得意な部分があればその部分は他人に手伝ってもらったり、全員協力で何かを成し遂げたり、全員が支え合って何かを成し遂げようとしているのが良かった。

ぷりんに関しては部活加入が遅すぎるようにも感じたけど、一度否定したものを受け入れるのはプライド的に難しいだろうし、あれぐらいの間が開くのも自然ではある。アニメ的にどうかと言うのは置いといて。
最終的には二人とも打ち解け合って和解。
DIYを通じてお互い先に進んでいく感じが良かった。
ぷりん以外のメンバーに関してもそう。
DIYをやっていく中で、色々協力し合う場面があって、そういった場面を通じて段々と仲良くなっていく感じが良かった。

ストーリーにはこれと言って悪かった点はないけど、特殊な喋らせ方によるキャラ付けが多かったことだけは気になった。
このアニメのキャラの喋り方は正直好きじゃない。
作画は独特な雰囲気があるけど、クオリティは高い方だった。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
そこそこ期待はしてる。謎アニメすぎる。ユーレイデコ?
ようわからん…。なぜ近未来設定にしたw やさぐれさん
これ日常系アニメでいいんだよね?
ちゃんと工作関係で専門的な内容はやるのね。
めっちゃ痛そうで草生えない。食べられるクレヨンとはw
それなりに意味わからんアニメ。部活設定はあるある。
個性的で好き。威圧感がすごい DIYの良さを際立たせるための近未来設定か。

2話 ☆9
やっぱ最先端技術との対比なのね。たくみん引き入れろ。
たくみんの方がセンスありそう。いつか大怪我しそうで心配。落ちたな。

3話 ☆7
この子の喋り方好きじゃない。スコーン部
ヒーラーガールとかもそうだけど、髪色複数のキャラって最近流行りなの?
ギスった。喋り方マジで苦手。
けどバカにしてくるようなやつは追い出して正解だろw

4話 ☆7
学校名ぐらいちゃんと確認しろ。これは今のAI技術でも出来そう。
クールドジ女子 謎の神作画。

5話 ☆7
アニメ変わった? このアニメ会話中もかなりキャラの顔を動かしてるよね。
独特な喋り方のキャラ多いのだけは好きじゃない。
使わんなら放置しとくなw リサイクルの観点からDIYを描いた回?

6話 ☆7
強引な水着回。このキャラデザで水着回やっても仕方ないと思うんだけどw
海なのに水着じゃない。まあ普通着てるよね。普通に可哀想でみてられない。

7話 ☆8
いらない文化。資材くれるの優しすぎん? オタク特有の早口。
やっと本格的なdiy けど何作ってんの?
ものづくり全般が得意なわけではないのね。
見た目悪くないのに不味い言われる展開アニメだと珍しい?

8話 ☆7
果たして励ましなのか。そんなロープウェイみたいなもの自作できるの?
実質ぷりんも加わったようなもんか

9話 ☆7
頭いいのかこの主人公w
あんな何も考えてない性格なのに売れてないこと気にしてるのか。
ぷりんも来るんか。ちょっと…?
王道ながら、各々の別の強みを尊重する流れは全員の仲の良さが感じられて良かった。その後の全員協力での豚小屋作成の流れも、ダメな部分は皆で補うという思考が現れていて。

10話 ☆9
謎シリアス。お宅訪問とか今の時代でも怒られそう。寝てたんじゃないんか。
ぷりん好き。手作りの笹団子とスーパーの加工品が対比されてる?
どちらも等しく置かれてて、双方に良さがあるみたいな見せ方なのはいい。
diy部昔からあったのか。普通に熱い展開だな。

11話 ☆8
ここまで長かったな。フードジョブ子可愛い。木思ったより細くて草。
人一人でも乗ったら折れそう。
危険なことは無理せずにできる人に任せるのはえらい。
先輩たちが作った家が。

12話 ☆8
もう完成してた。キャラの喋り方最後まで好きじゃなかった。
セルフとぷりんの話かと思ったら急にジョブ子の話に。
そんな重い過去がw 結構いいアニメだったんじゃないかな。OPED連続

曲評価(好み)
OP「どきどきアイデアをよろしく!」☆5
ED「続く話」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

62.8 24 先輩で女子高生なアニメランキング24位
やくならマグカップも(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (130)
323人が棚に入れました
脱サラした父親とふたり、幼い頃に亡くなった母の故郷、岐阜県多治見市に引っ越してきた豊川姫乃とよかわひめの。母の母校に通うことになった姫乃はクラスメイトの久々梨三華くくりみかに誘われ、一緒にある場所へ向かうことに。向かった先は陶芸部!そこで初めて母が伝説の陶芸家であったことを知り、姫乃は陶芸の世界に引き込まれていく―。陶芸部のムードメーカー 久々梨三華。いつも部室に入りびたっている個性派女子 成瀬直子。有名な陶芸家の祖父を持つ、陶芸部部長 青木十子。個性豊かな仲間たちと繰り広げる、明るく楽しい陶芸ライフ! 陶芸に魅せられた女子高生たちによる、ゆるかわ陶芸ストーリー!

声優・キャラクター
田中美海、芹澤優、若井友希、本泉莉奈、真山亜子、石川界人、小川真奈

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ひねくれものは見ます

岐阜県多治見市を舞台とする伝統工芸品の美濃焼をテーマとするフリーコミックが原作らしい。略称は「やくも」。北海道好きの自分にとっては八雲町が毎回頭に浮かんでしまうんだけど、多治見なんだよなあ。道外の人はどれだけ八雲町知っているのだろうか?

前半アニメパートはそこそこだけども、不評であった後半実写パートがどんなものか見ようとひねくれものの僕は完走してしまった。一時プリパラおじさんになろうとしたかつ声豚だった僕にとってi☆RISの芹澤優と若井友希、WUGやゾンビランドサガで出演されていた田中美海の話を聞くのは別に苦でもなかった。本泉莉奈は知らんかったけど。
田中美海の父親の話笑えるな。確かに声優に興味あっても聴きたい人は限られるかもしれん。
芹澤優ってナルシストな自覚あったんだなあとしみじみ。
若井友希も岐阜出身で丁度良かったのでは?
やくもの放課後まあ許してあげても良いのでは?僕が声優の番組を数年前は良く見ていたから問題ないだけか。

集中して見る分には辛いかもだが、個人的にはそこまで悪くはないかなという印象。かなり面白いとは言えないまでも、陶芸で座布団作るとかキャラクターの成長とかあって。

次回予告のみ喋るカッパのような焼き物真土泥右衛門の声が内田彩。もっと彼女の声を聴かせておくれ。

第2期である「やくならマグカップも 二番窯」というものも放送するとか。以外とニッチなところに人気が?


アニメパートOP
扉を開けたら 豊川姫乃(田中美海)、久々梨三華(芹澤優)、成瀬直子(若井友希)、青木十子(本泉莉奈)
アニメパートED
Pale Blue 内田彩
実写パートOP
まわる世界に まねきケチャ
主題歌3曲聴けるのは嬉しい。どれも悪くない楽曲。頭に残る。OPはどちらも明るい感じで良いノリ。EDは内田彩の歌声が最高。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
脱サラした父親とふたり、幼い頃に亡くなった母の故郷、岐阜県多治見市に引っ越してきた豊川姫乃。母の母校に通うことになった姫乃はクラスメイトの久々梨三華に誘われ、一緒にある場所へ向かうことに。向かった先は陶芸部!そこで初めて母が伝説の陶芸家であったことを知り、姫乃は陶芸の世界に引き込まれていく-。

1. はじめまして!陶芸部
高校入学当日、亡き母が作ったマグカップを並べ自己紹介する姫乃。すると、母の作品を知っていたクラスメイトの三華に陶芸部に連れて行かれる。知るはずのない土の匂いに心を惹かれた姫乃は、初めての陶芸に挑戦することにー。

2. 陶芸部はとーげんきょう
陶芸部に入部した姫乃は、焼き物が作れるか不安になっていた。初心者の姫乃は、十子と三華に焼き物には色々な種類があって、街中のあちこちにもあることを教えてもらう。焼き物は特別なものではなく、常に身近にあるものなんだ!

3. おさななじみだもん…ね
陶芸に打ち込む姫乃の傍らで直子と騒いで遊んでいた三華は、十子に怒られ部室を飛び出してしまう。十子は三華のいない部室で、自分には無い自由な発想を持っている三華への憧れを話す……。

4. お茶漬けの味
父・刻四郎のお気に入りのお茶漬け用茶碗を割ってしまった姫乃。「お父さんにぴったりなお茶碗を作る!」と決心し、父のための茶碗作りを開始する。十子たちの協力もあって無事に完成したが、姫乃は何故か浮かない表情でー

5. 先生のひみつ☆
模試を終えた姫乃と三華、直子の三人は、駅前で陶芸部顧問の真美を見かけ、軽い気持ちで尾行してみることに。森を抜け、湖を通り過ぎ、ついに山へと入っていく三人。真美が向かった先は一体!?

6. 空と風の庭
美濃焼コンテストへ向けて準備を始める陶芸部のメンバー。一方、何を作るべきか悩む姫乃は、顧問の真美に頼まれて旧校舎へ手伝いに行くことに。途中、風が奏でる不思議な音に導かれた姫乃は、大きな陶器のモニュメントを目にするー。

7. 姫乃のつくるもの
コンテストの課題をどうするか、まだ何も思いつかない姫乃。父・刻四郎に相談すると、「何だか分からないけど、とにかく作りたい!そんな気持ちが大事」というアドバイスをもらい、あるものを思いつく。姫乃が思いついたものとは……?

8. ふしぎの川のククリ
暑い暑い多治見の夏が訪れ、姫乃、三華、直子、十子は川でのうなぎ取りで大はしゃぎ!すると、4人の前に突然河童が現れ、一緒に龍宮城に向かうことに。龍宮城にいたのは女子高校生時代のあの人で……。

9. たたいてのばしてひいてたす
陶器の座布団を思いついたものの、なかなか上手くいかず座布団で頭がいっぱいの姫乃。迫るコンテストの締め切りに焦る中、三華の髪を三つ編みにしている際中に、理想の座布団への突破口を思いつく。果たして、陶器の座布団の仕上がりは……?

10. 姫ちゃんがんばってます♡
陶器の座布団の形が決まり、次は色を決めることになった姫乃。しかし、色の多さに圧倒され、なかなか決めることができずにいた。そんな姫乃を見かねた直子は、姫乃をある場所に連れ出すことに……。

11. 賞がほしくなっちゃった
無事に作品を提出し、ほっとするのも束の間、お茶漬け茶碗のリベンジとして、父・刻四郎を心から喜ばせたい姫乃は、審査結果が気になってしまう。いよいよコンテスト当日。たくさんの独創的な作品に圧倒される中、ついにコンテストの結果発表が近づく……。

12. 明日への笑顔
父・刻四郎を喜ばせる為にも、何かしらの賞を取りたいと願う姫乃。はたして、コンテストの結果は!?後日、コンテストの祝賀会を開く姫乃達。こっそり抜け出した刻四郎が、姫乃が作った陶器の座布団を見て思わず座ってしまい……。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ゆるキャン、放課後ていぼう日誌、にはなれないかな。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
岐阜県多治見市を舞台に、女子高生がゆるく陶芸にハマっていくアニメ。

実質、15分のアニメで、後半15分は声優さん達の多治見市紹介番組。

多治見市に本社がある歯医者さん関係の会社がメインスポンサーになり、地方自治体と協力して作った、町起こしのフリーペーパーが原作だそうで。

その制作背景には好感を持ちますし、応援もしたいのですが、それとアニメの評価は別ですしね(苦笑)

個人的には、陶芸にも多治見市にも興味がなかったので(笑)、少しは詳しくなれて良かったです。

ただ、低予算感は否めず、趣味導入系の作品としては、可もなく不可もなくといったことでしょうか。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
こういう、「趣味導入系」のアニメは好きです。

ゆるキャン(ソロキャン)も、放課後ていぼう日誌(釣り)も、思わず始めようかと思うほどでしたし(でも、始めないw)。

他にも、「ハナヤマタ(よさこい)」や「いわかける(ボルダリング)」、「放課後さいころ倶楽部(ボードゲーム)」、「恋する小惑星(天文学)」「たまゆら(写真)」、「ステラの魔法(ゲーム作り)」「ライフルイズビューティフル(ビームライフル射撃)」等々、類似を挙げていったらキリがありません。

これらのアニメが成功するかは、「真摯さ」と「丁寧さ」だと思っています。

その競技(趣味)のもつ魅力に対し、真摯に向き合い、良さも悪さも全て含め、きちんと丁寧に描写していくこと。

例えば、前クールの「ゆるキャン(2期)」で好きなカットがあって、主人公のリンがバイクで発車する時、しつこいくらいちゃんと後方確認をするんですよね。キャンプの面白さを伝えるのは当然として、そこに付随する危険さとかもちゃんと細やかに描写していく部分に、「真摯さ」「丁寧さ」(視聴者に対する誠実さと言ってもよい)を感じました。

「放課後ていぼう日誌」も、この辺は優れていましたし。

じゃあ本作はどうかというと、やや「美しい側面」を前面に押し出し過ぎかなとは思いました。陶芸にしても、多治見市にしても。

そこにやや、リアリティの欠如を感じ、趣味導入系としては中の中、作画が下で、更に実質ハーフアニメですから、総合評価は下の上って感じかな?

1話~4話くらいまでは、結構ちゃんと面白くて、特に、父親の茶碗のクダリは良かった。父親の反応はリアルであり、陶芸に対して真摯で丁寧だった(☆4つくた)。ああいう、オーダーメイドで作れるのって、「日用品」としての陶芸の良さだよな~と。10話からの展示会も、「芸術作品」としての陶芸の見せ方も良かった。

8話からのワケワカラン、ファンタジー回を作るくらいなら、4話や10話(座布団の試行錯誤)みたく、ちゃんと陶芸を丁寧に魅せて欲しかったし、先輩サイドの「本格的に渋い陶芸」も、より丁寧に魅せてほしかったな。

たまたまですが、先日、「プロフェッショナル仕事の流儀」で、「孤高の陶芸家 辻村史朗」を観たのですが、本作と真逆の作風でした。「美しい側面2割、厳しい側面8割」(笑)

もちろん、「女子高生陶芸家」と「世界的に評価される孤高のプロ」は両極端ですが、そのどっちもがバランスよく描ければ、アニメとしては更に深みが増したように思います。

「陶芸」って面白いジャンルだと思うから、これに懲りず、どっかの制作会社で30分枠でもう一度観てみたいですね。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なかなかシリアスな設定を明るく紹介している。母親の遺作を持っていくにしては、もう少し、大事に梱包しろよ、と思う。

2話目 ☆3
ちょっと説明くさいな。あと、街ブラという、ち報じの「欲」を感じるな(苦笑)

3話目 ☆3
ムダなサービスカット(笑) サンタのマグカップ、アイディアは良いけど、洗いにくそう(笑) 

4話目 ☆4
形あるものは必ず壊れる。これ、大事な考え方だと思う。本来、こういうオーダーメイドできることや、相手のことを思いやる気持ちで作るのが、陶芸の良さだよな。茶碗、かなりダサい(笑) そこで、もっと上手くなりたいってのは良いね。

5話目 ☆3
今回は、多治見市(岐阜県)回というところでしょうか。ホタル。わりと地元にいたから(笑) あの「食べられるモザイクタイル」は、ぜったい、画板になる和菓子(ビスケット的な物)と、接着剤になる和菓子(チューブ状のもの)を1セットで販売し、自分でモザイクアートを作ってから食べられる、「お菓子の家形式」にした方が売れるだろうと思った(すでにあるかもしれないけど)。画板のサイズも大中小にして、モザイクタイルも、基本の「色ミックス」の他に、各色をバラ売りするとか。もしくは、「太陽と海辺の景色セット」みたいに。まあ、レゴの売り方と同じ発想だね。

6話目 ☆3
あんなにデカイ陶器、どうやって焼いたのかな。本当にあれ、あるのかな?

7話目 ☆3
ガンタンク(笑)

8話目 ☆1
水着を見せたいだけ? この作風でファンタジーぶちこむのは愚策でしょ。

9話目 ☆2
陶芸しようぜ。

10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆3
ラスト、これはこれで悪くないけど、先輩の話にもちゃんとケリをつけて欲しかったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

萌え土ラ チャンネル

※ショートものはデフォルトの評点を3.5にしてます。
原作未読


作品には視聴のお作法みたいなのありますけど本作はメイン(の声優さん)を覚えることに尽きます。

 豊川姫乃(CV田中美海)
 久々梨三華(CV芹澤優)
 成瀬直子(CV若井友希)
 青木十子(CV本泉莉奈)

主人公姫乃さんが亡母の地元岐阜県の多治見市に父と移り住み、そこで陶芸に出会うというもの。
女子高生がみんなで○○をやってみた…の陶芸版かと思いきや、まあそんなに離れてはいませんが、それほど知見が深まることはありません。焼き物をモチーフにゆるゆるふわふわ(だけ)する感じ。

 Aパート:アニメ
 Bパート:声優さんたちの多治見探訪

蓋を開けたらとっても斬新な構成。戸惑いはありつつもこれはこれで楽しんじゃいましょう。とりあえず毛色の違うABパートについては以下

■Aパート

チュートリアル要素はあまりなく知的好奇心をくすぐられることはありません。ろくろの回し方・器の成型のコツ・金継ぎなどの修復方法…いっさい触れることはありません。よって退屈。
だがしかし制作会社が“日本アニメーション”というのはレアかもしれません。あの世界名作劇場みたいに土日夕方が主戦場な老舗さんです。なかなかどうして懐かしい匂いがします。


■Bパート

これはどうなん!? こちらアニメ観る気満々だったりするから需要と供給が嚙み合ってないです。
だがしかし皆さんコート着てたり半袖だったりとわりとマメにロケをしてたのねエライわってのがあって、毎回しっかり見届けてました。行くかどうかもわからない岐阜の一地方の地元情報です。



私が観たのはリアタイでなんですけど、これが配信に回ったらBパートってどう扱われるんでしょうね。
それはさておき全くもって物足りない25分なのでおススメはしません。

だがしかし(本日3回め)、日本アニメーションさんプレゼンツな作品だったり、手作り感のある実写パートだったり、が妙に安心するっちゃ安心する感あります。
これは中部日本放送(CBC)と地方局が主管とお聞きし至極納得しました。実家帰った時にご当地番組やご当地CM観てるのと似たような感覚なんだと思われます。
{netabare}地元岩手だったら、柴柳二郎キャスターが原稿読んでたり、やけにパチンコホールのCMが多かったりするみたいなアレです。{/netabare}


キー局のそれなりのクオリティなのを見慣れてると地方局制作ものは見劣りするのは当たり前。
これはこれで楽しみ方があるんでしょう。結局最後まで観ました。

※なお、CBCテレビ公式の『燃えドラch』はめっちゃ面白いです。キー局『報ステ』でまともな解説をしてる川上憲伸氏がめっちゃくだけてるのです。現役時代の野武士みたいなイメージは皆無。地方局の良さってこういうところなんだよなぁ~



視聴時期:2021年4月~2021年6月 リアタイ

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2021.06.22 初稿
2022.05.22 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 36

57.1 25 先輩で女子高生なアニメランキング25位
まえせつ!(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (117)
293人が棚に入れました
お笑い芸人を目指す4人の若き乙女たち19歳(北風ふぶき、凩まふゆ、新谷りん、朝生祇なゆた)は、日夜バイトに明け暮れながらも一生懸命にネタの練習に励んでいる。笑いでみんなを幸せに!みんなの幸せで私たちも幸せになる、というきれいごとを大義名分に頑張るも、なかなか芽が出ない4人だった。そんな4人には「お笑い界の武道館」、なんばグランド花月の舞台に立つ!という目標があった。しかし、とりあえずまずは身近なところからいっとこか、ということで、東京渋谷の無限大ホールのいっちばん最下層、ファームクラスの舞台に立つことを目指して頑張っていくことにした。彼女たちのライバルであり(勝手に彼女たちが思っているだけ)、まふゆの妹のまなつとその幼なじみの金成かなえの高校の先輩でもある現役女子高生芸人「JKクール」を目標に、まなつとかなえの女子高1年生組も芸人を目指し始める!総勢8人、4組による、お笑い日常奮闘記。“牛乳は吹き出す!笑いは隠せない"

声優・キャラクター
大西亜玖璃、大空直美、五十嵐裕美、中村桜、高田憂希、古木のぞみ、相田あすか、清水彩香、富田純基、うぶのハツナ、山本正剛、鮫島一六三、村井理沙子、荻野晴朗、利根健太朗、下田レイ
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

これは「お笑い(ギャグ)アニメ」ではない。「芸人(職業)アニメ」である。だから、笑えなくても良いのである!、、、良いのか?

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
これを「ギャグアニメ」と捉えるとキツいですね。

これは、「芸人アニメ」。

「ゲーム制作アニメ」とか「卓球アニメ」と同じようなくくりで、「芸人という職業を紹介するアニメ」だと思うこと、これが本作を楽しむポイントです。

つまりは、「序盤は笑えないけど、仕方ないよ」ということです(だからといって、終盤に笑えるかは保証しませんw)。

レビューでは、このアニメの構造的な難しさを書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品は、荊の道。この設定(作り方)でヒット作を生み出すのは、メチャクチャ難しいと思った。

以前、「ゴットタン」という番組の中で、キングコングの西野さんが、水口さんという素人と喧嘩。水口さんが、「キングゴングより面白い漫才作れる」と言ったのに激怒。

「梶原連れてこい、漫才バトルしようぜ」「オマエは素人のフィルターがかかっているから笑ってもらえているだけで、プロの現場に出ろ!劇場に出てみろ!」「プロと名乗った瞬間に、お客さんは厳しくなるぞ!出ろ!」

の連打。最終的に、なぜか西野さんが劇団ひとりさんのケツを舐めるこの回は、かなりの名作です(笑)

閑話休題。

まあ、西野さんが面白いかどうかはこの際おいとくとして、西野のさんが言う、「プロのフィルター」ってのは正しいと思う。

YouTuberさんの中でもそういう方はいますが、「素人だから笑える」ということはあって、YouTuberさんがテレビ番組出て、軒並み結果を残せないのを見ていると、ダウンタウンさんとか、やっぱり完全にすげぇよな(別格だ)と思う。

(ちなみに、私が1番好きな芸人さんは、さまぁ~ずさんです。二人の雰囲気が好き。ネタなら、NON STYLEさんとかサンドウィッチマンさん、陣内智則さんなんかはクオリティ高いと思う。フリートークなら、博多大吉さん、有吉弘行さん、麒麟川島さん、オードリー若林さん、くりーむしちゅーさん(2人とも)、バカリズムさんなんかは、凄いと思う)。

本作も、プロ(お笑い芸人)のフィルターがかかっている。だからだろうか、ネタがツマンナイ、笑えない。

日本人は「楽しむのが下手だ」と言われる。マジックとかお笑いもそうだけど、欧米人は「驚こう」「笑おう」と思って観に行くが、日本人の場合、「審査」的な感覚で、「見抜いてやろう」「どう笑わせてくれるかな?」みたいな視点を持ちがち。

新喜劇なんかそうだけど、冷静に考えれば大して面白いことを言っていないと(少なくとも私は)思っている。でも、「あのギャグで笑おう」という積極的な気持ちで観に行くから、笑えるのだと思う。人生、その方が得なんだけどね。

まあ、本作の場合、積極的に笑おうと思っても、笑えないクオリティだってのもあるけど(苦笑)

それから、「お笑い」をアニメとして扱う構造的な難しさを感じたのが、「客の存在」。

ギャグアニメの場合、「客」とは「我々(視聴者)」を指すのだけれど、本作の場合、文字通りの「客」がいる。その「客」が笑えば、「これは面白い(と制作が考えている)ネタ」であり、スベれば、「面白くない(と制作が想定した)ネタ」となる。それが、自分の笑いのツボとピタリとハマるなら良いんだけど、「自分がつまんないのに客が笑った」り、「自分が面白いのに客が笑わなかった(てのはほぼないが)」りすると、どんどん気持ちが離れていく。

一般のバラエティーなどでも同様の演出(客の笑い声)はあるが、あくまで、客の(一応自主的な)声。本作の場合、制作の自作自演なので、殊更にサブい。

あと、ネタの監修が「天心の向さん」てのが。まず、「そんなに売れてない芸人さんがネタの監修しても」とは思うけど、(ネタが面白くて)売れてる芸人さんは、アニメのネタ監修なんて(暇じゃないし、リスキーだから)やるわけない。

それから、吉本所属の芸人さんが、本人役で出ていましたが、正直、アニメの足を引っ張っている。

単に「声優として下手」なだけではない。

「作品の世界(お笑い界)では先輩」であるため、「とこなつ」や「R凸」に対して上からものを言うのだが、「アニメ業界としては声優さんの方が上手い」から、「(声優として)上手い奴が下手な奴に怒られている」というねじれ現象が生まれ、アニメの世界観を壊していた。

このへん、「それが声優」では、本人役で出たのが「野沢雅子さん」や「堀江由衣さん」ですからね、違和感なさすぎた。(当たり前)w

(それにこれ言ったらなんだけど、売れっ子のJkクールも、とこなつやR凸と同じくらいつまんないってのも)

また、本人役で出る芸人さんも、(申し訳ないが)「誰やねん」という方ばかり。これが、普通にテレビで出ている人なら話題にもなるし、声優として下手でも「本人」として違和感なく混ざれる。

少し調べたら、アニメ関連の仕事を手掛けてる芸人さんが多い。つまり、「このアニメをきっかけに仕事を増やそう」としているのではと邪推できてしまう。それは、「アニメのために吉本が協力している」のではなく、「吉本のためにアニメを使っている」だけであり、純粋にアニメを楽しみたいと思っている我々アニメファンにとっては、百害あって一利なし。むしろ、印象が悪くなる。

原作を売りたい、アニメにゲスト出演で知名度を上げたい、歌手として成功したい。そういう狙いはあっても良いし、そういう会社が金を出すからアニメは出来上がるんだけど、全ては「アニメのクオリティ」が大事であることを、いいかげん分かってほしい。鬼滅が良い例じゃん。関わった人、皆が幸せになっている。

もしここに安西先生がいたら、「吉本のために『まえせつ』があるんじゃねぇ、『まえせつ』のために吉本がいるんだ」と激怒しているだろう(笑)

さて、ではそろそろ(少し)誉めるところをw

総括でも書いてるけど、本作は「芸人の成長物語」ですから、9話で「ボケとツッコミを入れ替える」流れがキーになります。オードリーさんやぺこぱさんも、それで売れた。確かに、とこなつは、ずっと違和感あってスベってて、その伏線をここで回収するわけだけから、上手い構成にはなっていたと思う(誉めのここまでw)。

ただ、これが「テニスの前衛と後衛」みたいなら、視聴者も(いつか強くなると)我慢して観るけど、もし本作を「ギャグアニメ」として(笑いたいと期待して)観てしまっていた場合、「ただのつまんない2人」として、前半で切られてもしまう可能性が高いと思いました。

ていうか、「芸人としての成長」を描く以上、「売れていない芸人」を主人公にする必要があり、ということは、ネタが笑えたらダメなわけで。

という、自分で自分の首を絞めるような設定でしたね。結局最後までネタでは笑えなかったので、成長も掴みにくかったですし。1回でも爆笑できれば良かったのですが。

これは蛇足ですが、最終話、NON STYLEさんのゲスト出演には驚いたけど、まず、キャラデザが似てないし、NON STYLEさんクラスの芸人が、こんな若くて可愛いくて実績なくて事務所にも入っていないつまんない芸人に直接声かけにくるって、あわよくばヤろうとしてるんじゃないかと、邪推しかできないラストシーンでした(苦笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
高校の文化祭。しんちゃんモノマネでどんスベり。これ、「笑いのハードル高める」厳しい設定のお笑いアニメだよな。

2話目 ☆2
まずシンプルに、ネタが笑えない。ライブつまんない。

3話目 ☆2
その、「すごい女子高生コンビ(JKクール)」が、大して面白くないってのがね、なんとも。

4話目 ☆3
温泉営業。保険だって、悪くない。こういう営業って、いくら金出るの? ドン滑り。共感性羞恥なので、こういうのキツイ。客イジリから、客に合わせて。こういう部分を魅せるのは良いし、ネタを途中で切るのもアリだと思う。

5話目 ☆2
ちょっとイラッとした。この程度のアニメで、ゆるキャンをガチでパクるなよと。地元ネタをやるのは、確かにウケるから良いと思うけど、それってツカミで使う程度で、本ネタに引っ張っていくべきじゃないかと思うんだけど。まあ、「ウケないなら本ネタ捨てる」というプライドの捨て方も、プロといえばプロなんだろうけど。

6話目 ☆2
う~ん、感動させに来てるけど、感動しない。

7話目 ☆2
なんばグランド花月。行ったことない。てか、大阪もちょっと通ったくらいなんだよな、行ってみたい。スパイク、全然面白くない、ヤバイ。ウーマンラッシュアワーも、ちょっとメジャーでも全く。ティーアップ、ベテランなのにな。

8話目 ☆2


9話目 ☆3
ボケとツッコミを入れ替える流れかな? だよね。

10話目 ☆3
なんだろう、ゆるキャンが「どうでしょう」をネタにした時は嬉しかったのに、この程度のアニメが「どうでしょう」を扱うと、イラッとするな。これ、どうでしょうの「四国八十八カ所」をネタにしてるんだろうね。審査員はいい話なんだ。ダウンタウンの松本さんはじめ、みんな「難しい」「やりたくない」「得がない」って言ってたけどな。

11話目 ☆2
マネー&カネーが、一番売れそうな気がする。いや、そこで常夏のネタカットかい。う~ん、客と自分の笑いがずれて気持ち悪いな。んで、R凸をフルで流すということは、R凸が落ちて、常夏が上がる流れかな。

12話目 ☆2
これ、常夏やR凸がスベるのは良いけど、JKクールが笑えないのはダメだよな。NON STYLEクラスの芸人が、こんな若い可愛いつまらん芸人に直接声かけにくるって、あわよくばヤろうとしてるんじゃないかと、邪推しかできない(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

1話感想{netabare}
ほう、芸能人監修ですか。
ふと“落語天女おゆい”を思い出したけどあれって売れたっけ?
似たような試みの作品は他にもあるだろうけど…最近だと“ポケモン”でオードリーの春日が出演して「バラエティ持ってる作品は強いなぁ」と思ってたらこっちが本確定に切り込んできたって感じか。

いやぁ最近思うことがあってねぇ、アニメしか知らないアニヲタがアニメーターになってアニヲタ向けにアニメを作る縮小再生産?近交弱勢?まぁそういったのが起きてない?っていう問題。
なので畑違いの人を取り込むのは悪いことじゃないと思うのだけど、なーんかどれもぱっとしない印象、結局餅は餅屋なのかなぁ。
ってことでこういった作品は頑張って欲しいトコロなんだけど…う~んどうだろう?

のはらしんのすけ(矢島晶子、小林由美子じゃないよね)のモノマネをする泉こなた(平野綾)のモノマネをする大空直美…ん?平野綾成分あった?
話ちょっと逸れるけど、かつて“装神少女まとい”のネットラジオで「殺意コーナー」というのがありました。
正確には「殺意を覚えるくらいムカつくキャラを演じる」というもので、ゆまちん役の大空直美はそこでひらすたぶりっ子キャラを演じてたのだけど、それが結構“聖痕のクェイサー”のカーチャ(声:平野綾)に似てるなーと思ったことがありまして。
因みに大空直美のぶりっ子演技自体は「ハハ可愛いじゃん」で全然ムカつかない、ってかこれが評価されて“宇崎ちゃん~”が決まったってことは…まさかね?
なーんてことがあっての今作なので、まさか殺意コーナーで「あ、平野綾に似てるじゃん」と思った人が業界に居て採用されたとか…ままままさかね?

で、こういう話を展開するんだったら平野綾だけじゃなくて矢島晶子も出演したりするするもんじゃないのか?もしくは私が見落としてる?
モノマネ芸ってご本人登場が一番盛り上がると思うのだが…それともこのネタ次回以降に引っ張るのかね?

それにしても…物凄くタイミングが悪い。
同期放送の“神様になった日”の方がよっぽどお笑い芸人のコントみたいな掛け合い(悪いと言ってるのではなく)をしてて、こっちの特徴?は全部そっちに持ってかれちゃった印象。
え、コロナでずれ込んだだって?うわぁそれはついてなさ過ぎる、見てるこっちが悔しくてぐぎぎと言いたくなる。
冒頭で書いた通り頑張って欲しい、「アニメスタッフが作ったアニメでは実現できない内容」を期待するのだが…高望みし過ぎかなぁ。{/netabare}

2話感想{netabare}
1話で触れてたクスリ芸?(そんな呼称初めて知った)なるものを2話まで引っ張らなかったのは評価。
1話感想では「まだ1話だしそんな批判的なこと言わなくてもね」と避けてたのだけど、クスリ芸は結構不愉快でして。
「そのネタつまらんから止めればいいのに」というのをずっと見させられるこっちの身にもなってくれよと。
ずっと見てるウチに段々慣れてきて面白くなるって?、それはあくまで出演(観客の目に入る機会)が保証されてる立場の言い分ではないか?とも。
まぁ1話感想ではああ書いといたけど、視聴者(観客)のことなんか無視した、芸人視点の身勝手な主張を聞かされるのかな?という危惧はありました。

ということで2話は、クスリ芸こそ無かったもののやっぱりどこか…な~んか身内ネタというか楽屋オチというか、そんな雰囲気。
漫才での銃の扱いが顕著だったかな。
舞台や芝居では「そこには無いものをあたかもあるものとして見なす」(もしくは黒子のように居るけど居ないものと見なす)ってお約束があるけど、これをそのまんまアニメで再現というのは…う~ん?
1話のエアギターと同じと言えばそうかも知れないけど、な~んか違うような…もうちょっとやり方あったんじゃないかな?と思わなくもない。
漫才とアニメは相性悪いのかねぇ?
ネタそのものがつまらなくても漫才なら「あ、ネタ出しの順番ミスって辻褄合わせに苦慮してるな」とか「相方がネタ合わせの時にはしなかったボケを突然やってアドリブで返してるな」とか、瞬発力というか緊張感が見所だと思うんだ。
何度でも取り直しの可能なアニメでそれをやられても…そりゃあ面白くないっしょ。
「プレスコにして一発撮りでミスってもそのまま使います」とかならまだ面白みもあるだろうけど、スタッフの負担考えるとこのアニメでは無理そう。
というかグダりそう、ネットラジオ聞けばいいじゃんってことになっちゃうかw
それと声優がね…「えっお前レギュラーなの!?」っていう。
“ソマリと森の神様”の柴田理恵は上手いと感じたのに、何が違うんだろう?{/netabare}

5話までの感想{netabare}
4話、美水繋がりでのハルヒネタなんだろうけど、今更お寒いっつーか身内ネタ臭いというか…わざわざオッサンに「ミクル伝説」歌わせるなよ!
美水ファンはここでやったーと喜ぶところなのか?
若手声優って詳しくないけどせめてそいつらに歌わせろよ、せめて!
ということがあった上での5話、エンディングが“秘湯ロマン”のパロ。
だからなんでオッサンが歌うんだよ!大空直美じゃダメだったのか?
ってか下っ手クソで円広志が汚された気分。
この感覚…ペドロアンドカプリシャスの前ボーカルの前野曜子のコブラを後藤邑子が歌った時の感覚を思い出す、それもこれもミクル伝説のせい。
“ゆるキャン”のなでしこが出た時は「なんか似てない(“おちフル”の方がよっぽど…ゲフンゲフン)けど5組が描くとこうなるのか」と好意的に受け取ってたのに、エンディング見てからはなんか汚された気分。
パロられると不名誉に感じるってよっぽどだぞ!?
こりゃもう“D4DJ”で「静かな戦士」のリミックスを期待するしかあるまい、多分無い。

んで本編についてだけど、漫才ってこんなんだっけ?「ネタ集め」ってそういうことだっけ?
見てきたものをヒントに脚色するとか、もしそのまま使うにしても面白おかしく伝えるようにするとかじゃないのか。
なんか見てきたものをただ言っただけのような気が…結局面白かったのは芸人ではなくチョーさんだったのでは…あれ?{/netabare}

6話感想{netabare}
妹が「ハイスクールマンザイ」に応募するも落選してめっちゃ落ち込むという話。

そんなに落ち込むほど気合入れてたっけ?なにか強い思い入れってあったっけ?
JKクールの片割れがムカっと来るくらいフザけた態度で臨んだ…のではないのか。
…。
と、よくよく考えてみると、これはシナリオをしっかりと練った上でなのか、はたまた単なる偶然か。
「なにか勘違いしてしまうような手応えでもあったのだろうか?」に考えが及び、そういえば前の回までで「身内にはウケてた」ってシーンがあったことを思い出した。
これで「受かって当然」と思い違いをしたところで落ちて大ショックって話の流れであるなら、まぁ変でもないかな?
あー勘違いしちゃったかー身内ウケって怖いなーって話だと受け止められる。

この作品自体が身内ウケ臭いんだけどね!

あははw自己批判かコレ?
「アニオリ改変けしからん」と主張しといてそのアニメがアニオリ改変してた“いもいも”を思い出すw

それはそうと途中、高田憂希と古木のぞみの「つんどら」による挿入歌が流れました。
できるんじゃねーか!!!
5話エンディングを差し替えよう。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

"お笑い"でみんなを幸せにしたいっ! 世知辛い世の中だけど、私たちの"お笑い"で少しでもみんなに元気になって欲しい!

この作品の原作は未読ですが、「らき☆すた」を手掛けた美水かがみ先生の作品と知り、視聴を楽しみにしていた作品です。
お笑いを題材にしたアニメってどんなんだろう?
でも、「じょしらく」のような落語を題材にした作品だってアニメ化されているので、漫才でも何とかなると視聴前には思っていました。
まぁ、「じょしらく」は殆ど落語はしていませんでしたけれどね^^;


目指せ!なんばグランド花月!!
お笑い芸人を目指す4人の若き乙女たち19歳(北風ふぶき、凩まふゆ、新谷りん、朝生祇なゆた)は、
日夜バイトに明け暮れながらも一生懸命にネタの練習に励んでいる。

笑いでみんなを幸せに!みんなの幸せで私たちも幸せになる、
というきれいごとを大義名分に頑張るも、なかなか芽が出ない4人だった。

そんな4人には「お笑い界の武道館」、なんばグランド花月の舞台に立つ!という目標があった。
しかし、とりあえずまずは身近なところからいっとこか、ということで、
東京渋谷の無限大ホールのいっちばん最下層、
ファームクラスの舞台に立つことを目指して頑張っていくことにした。

彼女たちのライバルであり(勝手に彼女たちが思っているだけ)、
まふゆの妹のまなつとその幼なじみの金成かなえの高校の先輩でもある
現役女子高生芸人「JKクール」を目標に、まなつとかなえの女子高1年生組も芸人を目指し始める!

総勢8人、4組による、お笑い日常奮闘記。

牛乳は吹き出す!
笑いは隠せない


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

まずはじめに、この作品は漫才を楽しむ作品ではありません。
一流芸人を目指して日々奮闘する漫才コンビの物語です。
だから、この作品に漫才の面白さを求めたら肩透かしを食うことになります。

この作品には、主人公を擁する「とこなつ」と「R凸」という2つのコンビが登場するのですが、練習したネタを本番で披露する姿に、白鳥やチアリーディングを彷彿しました。

白鳥の水面を進んでいる姿は一見優雅ですが、水の中では一生懸命足をばたつかせています。
チアリーディングはみんな笑顔…どんなに苦しくてもその仮面の剥がれることはありません。
「とこなつ」と「R凸」を見て受ける印象は必死であることでした。

もちろん、「とこなつ」と「R凸」以外の漫才コンビも出てきますよ。
ほぼ先輩のコンビばかりですけど…
年期が入っている分、漫才のネタも面白いんですけどね。

きっと、お笑いには才能が左右する局面って絶対あると思いますが、才能だけでやっていける甘い世界では無いと思いました。
私は最近テレビではニュースくらいしか見ないので、お笑いとは疎遠になっていますが、テレビで放送される漫才コンビも「とこなつ」と「R凸」と同じような道を進んできたんでしょうね。

この手の作品の難しさは、漫才と日常のバランスだと思います。
漫才だけでは、下積み時代で藻掻いている様が分かりませんし、日常だけではテーマがぼやけてしまいます。
その点を踏まえると、この作品のバランスは悪くなかったのではないでしょうか。
比較的しっかり漫才もしていましたが漫才一辺倒ではなく、葛藤や高みを目指すための気付きといった日常パートもしっかり描かれていましたから…
漫才と日常の比率は3:7といったところでしょうか。
ちょうど良いバランスだったと思います。

そしてこの作品の特徴は、笑いと涙がある点だと思います。
漫才をしているので笑いがあるのはある意味自然ですが、涙要素だってこの作品にも盛り込まれているんです。
この作品でウルっとするとは私も想定外でしたけれど…
原因は波乱含みの最終話…まさかの展開に私の涙腺は抵抗できませんでした。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「ピッピッピハッピー」
エンディングテーマは、「いかがわしいバイキング」
どちらも「とこなつ」と「R凸」が歌っています。

1クール全12話の物語でした。
この作品は、アニメーション制作会社で作風がガラリと変わるのではないでしょうか。
今回のアニメーション制作会社は、Studio五組さんとAXsiZさんでしたが、例えば「らき☆すた」と同様に京アニさんが作ったら、また一味違った作品になっていたと思うんです。
例え原作に沿っていたとしても演出の違いで、印象はガラリと変わりますから…
私にとってそんなことを考える機会を貰った作品でした。

投稿 : 2024/05/04
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